高森藍子が一人前の水先案内人を目指すシリーズ【ARIA×モバマス】
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◆jsQIWWnULI
2020/08/08(土) 19:13:16.88 ID:b+VIQ/E60
「あ、ここ、水路が近いから、気を付けてね」
「わかった」
あずきちゃんを先頭に、ズンズント進んでいく。水先案内人の制服は足首の長さまで布があるので、片手で裾が濡れないように布をたくし上げながら、もう片方の手でアリア社長の乗るミニゴンドラの紐を引く。
「そういえば、あずきちゃんの制服、短くなあい?」
ふとあずきちゃんの制服に目をやると、制服がやけに短く、あずきちゃんは両手が空の状態のまま歩いていたので聞いてみた。
「ああ、これはねぇ……」
あずきちゃんは私の方向へクルっと身体を向けると、得意げな顔で言った。
「私がアクア・アルタ用に制服を改造したんだ〜。といっても、ピンでとめてるだけなんだけど……ほら、ここ」
あずきちゃんは腰あたりを指さしながら言った。
「裾の方を内側に織り込んでいってね、それをなるべく目立たないように安全ピンでとめてるの」
「へぇ〜、すごいね」
「でしょでしょ!?動きやすいし、ミニっぽくなっててセクシーだし、結構気に入ってるんだぁ」
あずきちゃんは嬉しそうに言う。
「……あ、ここの道を曲がったらすぐだよ!」
あずきちゃんは急に走り出す。
「あ、待って、あずきちゃん!」
私は水路に落ちないように慎重に、あずきちゃんについていった。
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