高森藍子が一人前の水先案内人を目指すシリーズ【ARIA×モバマス】
1- 20
84: ◆jsQIWWnULI
2020/11/29(日) 18:59:59.07 ID:RCe5Jm+v0
「これは?」

「これは見ての通りじゃがばたよ。おじさんは、じゃがばた屋さんだかんな。看板にも書いてあるだろう?」

言われて私は屋台の看板を見ると、確かにそこには「じゃがばた」の文字があった。
以下略 AAS



85: ◆jsQIWWnULI
2020/11/29(日) 19:02:24.68 ID:RCe5Jm+v0
今回はこれでおしまいです。前回の更新から気が付いたら二カ月たっていました。
今度はそんなに期間を開けないようにしたいです。よろしくお願いします。


86: ◆jsQIWWnULI
2020/12/12(土) 20:12:08.50 ID:frt3HOpI0
高森藍子「今年の夏を、海に還す」

前略

今日は夜光鈴を海に還す日です。これが終われば、本格的な秋がこのネオ・ヴェネツィアに訪れます。


87: ◆jsQIWWnULI
2020/12/12(土) 20:13:23.55 ID:frt3HOpI0
しゃぼしゃぼ

桃井あずきちゃんの漕ぐオールの音が響く。

しゃぼしゃぼ
以下略 AAS



88: ◆jsQIWWnULI
2020/12/12(土) 20:14:40.43 ID:frt3HOpI0
「もうそろそろ、この前三人で買った夜光鈴の夜光石が落ちてしまう時期になりつつあるんですよ。確か夜光鈴市が開催されたのがあの日だから……うん。今日、明日あたり、夜光石を還しに行かなくてはなりませんね」

「夜光石を……還す?」

「はい。夜光鈴の夜光石は発光するたびに小さくなっていく話はこの前したと思います」
以下略 AAS



89: ◆jsQIWWnULI
2020/12/12(土) 20:17:12.36 ID:frt3HOpI0
その後もあずきちゃんは意気消沈したままだった。いつもの練習を終えた私たちは、今夜一緒に夜光石を海に還しに行く約束をした。そして、その約束の時。

あずきちゃんが来るかどうか、少し不安だったけれど、それは杞憂だった。あずきちゃんはあやめちゃんと一緒にいつもの集合場所にやって来た。あずきちゃんの目が赤いところを察するに、部屋でひとしきり泣いてきたんだと思う。そういうところがあずきちゃんらしくて、良いなと思った。

「それじゃあ、行こうか」
以下略 AAS



90: ◆jsQIWWnULI
2020/12/12(土) 20:19:51.06 ID:frt3HOpI0
「あっつぅううい……」

ゴンドラを漕ぐ腕にじっとりと汗が噴き出しているのがわかる。夜光石を見送った次の日、私たちはまた朝から合同練習をしていた。

「夜光石が落ちていっても、気温は落ちていかないですね……」
以下略 AAS



91: ◆jsQIWWnULI
2020/12/12(土) 20:21:11.23 ID:frt3HOpI0
ようやく夏が終わりました。秋はすぐ去り、早めの冬が訪れるでしょう。
また今度。


92:名無しNIPPER[sage]
2020/12/12(土) 21:55:23.53 ID:BmkCmbVbo
読んでるぞ乙


93: ◆jsQIWWnULI
2021/03/03(水) 22:56:42.98 ID:el0a9pqn0
明日更新する



94:名無しNIPPER[sage]
2021/03/04(木) 03:39:35.24 ID:Zhrpagc3O
いきわれ


95: ◆jsQIWWnULI
2021/03/04(木) 20:04:13.62 ID:+fCS+15r0
高森藍子「金木犀の庭」

前略

あれだけ暑かった夏が、まるで夢だったかと思うほど日々が涼しくなってきました。ネオ・ヴェネツィアには今、秋が到来しています。


96: ◆jsQIWWnULI
2021/03/04(木) 20:06:04.59 ID:+fCS+15r0
「すっかり涼しくなってきたね」

アイさんが朝食のハムエッグをお皿に盛りつけながら言う。

「そうですね。これから秋が来るんですね」
以下略 AAS



97: ◆jsQIWWnULI
2021/03/04(木) 20:06:57.98 ID:+fCS+15r0
昨日の晩。いつもの通り仕事から帰ってきたアイさんと晩御飯を準備した後、今日どんなことがあったのかをご飯を食べながら報告した。

「……それで、いつものルートを使って三人で練習していたんですけど、その時、凄く甘い香りがしたんです」

「いつものルートってことは、外回りができるルートだね?」
以下略 AAS



98: ◆jsQIWWnULI
2021/03/04(木) 20:08:50.61 ID:+fCS+15r0
「さあ、お弁当も準備はばっちり!アリア社長の準備も?」

「ぷいちゅ〜!」

アイさんに尋ねられて、アリア社長が元気に返事をする。
以下略 AAS



99: ◆jsQIWWnULI
2021/03/04(木) 20:15:44.57 ID:+fCS+15r0
「あ、藍子ちゃん。ここの水路を左に曲がってくれる?」

しばらく練習用コースを進んだ後、アイさんがそう言った。甘い香りがした場所は、ここからそう遠くはなかった。

「あ、はい」
以下略 AAS



100: ◆jsQIWWnULI
2021/03/04(木) 20:59:42.34 ID:+fCS+15r0
少し離れたところにある中庭に着くと、アイさんはアリア社長にせかされながらお弁当を広げた。

「キンモクセイの香りが強いから、今日はそれに負けないくらい味を濃くしてみたんだ」

今日のお弁当は、ナスの揚げびたしにきのこのスープ、おにぎりだった。アリア社長はいの一番におにぎりに手を出すと、はぐはぐと美味しそうに頬張った。
以下略 AAS



101: ◆jsQIWWnULI
2021/03/05(金) 02:48:20.27 ID:POOKzrsD0
あ、今日はこれでおしまいです。次回はもっと早く更新したいです。


102:名無しNIPPER
2021/04/14(水) 16:31:16.21 ID:o4S43zXA0
保守


103:名無しNIPPER
2021/05/29(土) 19:37:38.01 ID:NlRqKLJJ0
保守


104:名無しNIPPER
2021/07/17(土) 19:55:31.32 ID:8oeExMUl0
保守


104Res/136.99 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice