高森藍子が一人前の水先案内人を目指すシリーズ【ARIA×モバマス】
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◆jsQIWWnULI
2020/08/08(土) 19:17:50.38 ID:b+VIQ/E60
「支店長は頭が固いよ!」
あれから、あずきちゃんは制服を渋々元に戻した。
「もうちょっと自由に着たって良いじゃんねぇ」
あずきちゃんは唇を尖らせながらそういう。
「……そういえば、さっき支店長さんに亜子さんに報告しておくようにって言われてなかった?」
「あ、そうだった!」
私があずきちゃんにそう言うと、あずきちゃんはベッドから跳ね上がった。
「今から報告に行こう」
あずきちゃんの部屋を出て、一階へと戻る。階段を降りてすぐのところに扉があり、あずきちゃんはそれをノックする。
「失礼しま〜す」
「どうぞ〜」
中から声がすると同時にあずきちゃんは中へ入っていった。私もそれに続く。
「あずきちゃんやんか、珍しい。どないしたん?」
声の主はあずきちゃんの姿を見てそう言った後、私を見て口を閉ざした。
「亜子さん、今日私の友達の藍子ちゃんが私の部屋に泊まるから」
「あ、あずきちゃん。まだ泊まるって決まったわけじゃあ……」
あずきちゃんの言葉を聞いて、私は慌ててあずきちゃんに言った。
「でも、当分雨やみそうにないよ?」
「……アイさんに何も連絡してないし……」
「じゃあ、私のケータイ貸してあげる」
あずきちゃんが携帯を渡してきた。私はアイさんに電話をかける。
「……はい、わかりました。はい、ありがとうございます。おやすみなさい」
「どうだった?」
「アイさん、良いって」
「やった!」
私が電話を切ると、あずきちゃんは急いで訪ねてきたのでそう返した。すると、あずきちゃんは嬉しそうに飛び跳ねた。
「ちょい待ちちょい待ち」
そこに、亜子さんと呼ばれていた人の声が入ってくる。
「あずきちゃん。まだウチ、何も聞いてないんやけど?」
「あ、そうだ。だからね、藍子ちゃんが私の部屋にお泊りするの」
「それ、支店長には許可取ってあるん?」
亜子さんはあずきちゃんにそう尋ねる。
「うん。もちろん!」
「ホンマかいなぁ……まあ、一応報告は受けたということにしておくわ」
「嘘じゃないもん!藍子ちゃん、ご飯食べに行こ!」
あずきちゃんはそう言うと、さっさと部屋を出て行ってしまった。
「あ、あずきちゃん!」
私もあずきちゃんの後を追おうとした。すると、亜子さんから呼び止められた。
「あ、ちょい待ち」
「は、はい」
亜子さんは私に手招きする。私はそれに従って亜子さんのそばに行った。
「あの子と、仲良くしたってな」
「……はい!」
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