高森藍子が一人前の水先案内人を目指すシリーズ【ARIA×モバマス】
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◆jsQIWWnULI
2020/08/08(土) 18:41:04.95 ID:b+VIQ/E60
私はアリア社長から布を受け取ると、その布を広げてみた。
「わぁ……!」
アリア社長が渡してきた布は、ARIA1カンパニーの制服だった。
「かわいい……」
私はその制服をベッドに広げて、全体を見渡す。スリットの入ったセットアップで、セーラーカラーで真ん中に大きな青いリボンタイ。真ん中に大きなマークが描かれている。そしてARIAカンパニーの名前が入ったセーラー帽。さらに、青地に黄色い施しがされている手袋とぷっくりしたかわいらしいフォルムのハイカットブーツが一組。
「これ、制服ですか?」
私はアリア社長に尋ねた。
「ぶいにゅ」
アリア社長は首を縦に振りながらそう答えた。
「さっそく来ちゃいましょうっ!」
「にゅ!」
「あ、なんだか恥ずかしいからアリア社長は部屋の外で待っていてもらえますか?」
「にゅ〜〜〜!」
アリア社長が部屋から出ていくのを確認すると、私はパジャマを脱いで制服を着始めた。
「ぷはっ」
首の部分から頭を出すと、新しい服の匂いがした。それは、なんだか不思議に心をワクワクさせて、心踊る気分にさせた。姿見の前でしっかりと着れているかを確認する。最後に、いつものお団子ヘアーの上に帽子をかぶせる。
「えへへ」
自然とこぼれだす笑み。ニヤニヤが止まらない。毎秒ごとに実感する。私はもう、水先案内人なんだと。
「って、まだまだ見習いだけど……あ、そうだ」
私は起きてからずっとベッドに放置してあったカメラを取り、胸の高さまで持ってくると、鏡に向かってシャッターを切った。
パシャリ
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