サイタマ「先公は引っ込んでろよ」ぬ〜べ〜「生憎、仲間を見捨てては置けなくてな」
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13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/31(木) 21:56:39.94 ID:IyzTPP2HO
「ぐっ!」
「鵺野先生!」
「アンタたちも大人しくしてなさい」

いとも簡単に雪女と妖狐の動きを封じる。
ただの金縛りならばともかく、全身を押し潰されそうな重圧の中で、ぬ〜べ〜は足掻いた。

「ゆ、ゆきめ! 玉藻! ぬおおおおおっ!」
「へえ、まだやる気? ま、逃がさないケド」

ビキビキと、校舎の屋上がひび割れる。
力は拮抗せず、鵺野鳴介は逃れられない。
その間にも、仲間たちの危機が迫っている。

「んじゃ、あばよ。怪人共」
「ま、待て!」

ハゲマントの拳が振り上がる。
ぬ〜べ〜の悲鳴が屋上に響き渡る。
拳を振り下ろす直前、サイタマは察知した。

「てめえ、自分から枷を外しやがったな?」
「ぐおおおおおおおおおおおおおおおっ!」

ぬ〜べ〜の姿がみるみる変貌していく。
左手から侵食が広がり、鬼の角が額に生える。
もはや人間とは呼べない姿となって荒れ狂う。

「ちょっ!? こんなの聞いてないわよ!?」
「タツマキ!」
「お姉ちゃん!?」

ついに超能力の呪縛から解き放たれた正真正銘の"鬼"がタツマキに迫る。フブキが庇う。
サイタマは1歩、間に合わない。やられる。

「がぁああああああああああああっ!?!!」
「へ?」

しかし、結局、鬼はその爪を振るわなかった。


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