サイタマ「先公は引っ込んでろよ」ぬ〜べ〜「生憎、仲間を見捨てては置けなくてな」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/31(木) 21:43:33.63 ID:IyzTPP2HO
「貴様、その薄汚い手を離せッ!!」
「へへっ……捕まえた」

フブキへの攻撃を防いだと同時に玉藻の動きを封じたサイタマが腰溜めに拳を構えた、刹那。

「ッ……!?」
「マジ、殴りっ!」

ボッ!!

刺又を手放した玉藻が狐の脚力で後方に飛び退くのと同時にマジ殴りが炸裂。大気が震えた。
咄嗟の判断で致命傷は避けたものの、圧縮された空気の塊が掠めた玉藻の腹は焼け焦げており、せっかくの艶の良い毛並みが台無しだ。

「ふふっ。良いザマね、狐さん」
「黙れ。あの人間、只者ではないぞ」
「ええ、人間だと思わないほうが身のためね」

妖狐と雪女。それぞれ冷や汗を流す。
2人の妖怪が思わず怖気づく拳の威力。
それはもはや、人外の域に達していた。

「サイタマ! まずは狐からやるわよ!」
「いや、そうはいかねえみたいだ」

フブキは堅実に各個撃破を提案したが、サイタマは強者の直感でその介入を察知していた。

「俺の職場でこれ以上暴れることは許さん」

騒ぎを聞きつけた鵺野鳴介がその姿を現した。


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