18: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:45:30.82 ID:mVZBQuHy0
える「二人乗りですね! 少し、やってみたかったんです」
奉太郎(なんにでも好奇心があるのか、こいつは)
千反田を後ろに乗せ、家に向かう。
19: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:45:58.53 ID:mVZBQuHy0
第一話終わりです。
続いて第二話、投下します。
20: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:46:42.64 ID:mVZBQuHy0
第二話
どうにも寝心地が悪く、目が覚めた。
時計に目をやると、時刻は5時。
21: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:47:08.92 ID:mVZBQuHy0
奉太郎「千反田か」
千反田はどうやら、少し驚いた様子。
無論、俺も多少驚いた。
22: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:47:38.86 ID:mVZBQuHy0
と言って千反田に紅茶を渡すと、千反田は熱そうにそれを両手で往復させていた。
える「ええっと、お礼……というのは?」
奉太郎「昨日のお守り、飲み物一本で釣り合うとは思えんがな」
23: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:48:04.26 ID:mVZBQuHy0
〜バス〜
そんなこんなで、今はバスに揺られている。
横で里志が、外に見える景色について様々な雑学を披露しているのを聞き、目を瞑る。
24: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:48:31.75 ID:mVZBQuHy0
奉太郎「気になるなら乗ればいいだろう」
里志「はは、確かにそうだね、じゃあ最初に行こうか?」
摩耶花「私はちょっと怖いけど……いいよ、賛成」
25: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:49:02.94 ID:mVZBQuHy0
奉太郎「……すまん、少し休ませてくれ」
える「折木さん、大丈夫ですか?」
摩耶花「もー、しょうがないわね」
26: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:49:29.37 ID:mVZBQuHy0
俺が「もう大丈夫だ」と千反田に言うと、何故か千反田は幸せそうに笑った。
起き上がり、礼を言う。
える「いえいえ、とんでもないです」
27: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:50:09.06 ID:mVZBQuHy0
える「折木さん、次はあそこに行きましょう!」
ま、別にいいか。
ただ、二人でコーヒーカップに乗ったときは、かなり恥ずかしかった。
28: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:50:40.68 ID:mVZBQuHy0
と思いつつ後ろに視線を向けると、何やら見慣れた後頭部。
そしてその、後頭部を持った人物の向かいに座っている奴が声をあげた。
摩耶花「あれ? 折木?」
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