過去ログ - 魔王子「僕が美しすぎて世界征服とかどうでもいい」
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1: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/06(日) 18:08:59.19 ID:G/XGonwb0
姫「…」

少ない乗客を乗せた馬車は揺れていた。
車内は会話もなく、ただ重々しい空気が流れている。

姫(もう国境は抜けた…どんどん近づいているんだ…)

姫(人間の敵。魔物の王がいる、魔王城が…)

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2: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/06(日) 18:09:19.68 ID:G/XGonwb0
>魔王城



魔王子「僕は何て美しいんだ」
以下略



3: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/06(日) 18:09:47.20 ID:G/XGonwb0
魔物A「魔王子様、側近様」

側近「お、どうした」

魔物A「人間の小国の使いが魔王様にお会いしたいと」
以下略



4: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/06(日) 18:10:17.25 ID:G/XGonwb0
側近「待たせたな」

小国の使い「急な訪問で申し訳ありません。…えぇと、魔王様は」

魔王子「僕が代理の魔王子だ」
以下略



5: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/06(日) 18:10:52.39 ID:G/XGonwb0
魔王子「ところで小国と言えば、宝石等の鉱物の産地だったな」

小国の使い「はい。実は本日、2品程魔王様に献上したいものが御座います。1つは我が国の鉱石から作ったこのダイヤで…」

側近「おぉ、これは見事な…」
以下略



6: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/06(日) 18:11:25.83 ID:G/XGonwb0
>魔王の寝室



魔王子「パパ〜ン、こういう(省略)ことがあったんだけど、このお姫様どうしよう?」
以下略



7: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/06(日) 18:11:54.97 ID:G/XGonwb0
側近「して…この姫君をどうされましょうか魔王様」ヒソヒソ

魔王「フン…小国の魂胆に乗るのは癪だな」

側近「では魔王様…」
以下略



8: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/06(日) 18:12:35.01 ID:G/XGonwb0
魔王「一体何を企んでいる魔王子。この姫君をどうする気だ」

魔王子「パパンは黙っていてよ」

魔王「む…」
以下略



9: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/06(日) 18:13:05.15 ID:G/XGonwb0
>夜、魔王子の寝室前



姫「…」ドキドキ
以下略



10: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/06(日) 18:13:32.37 ID:G/XGonwb0
姫(だ、だめ怯んじゃ…。私がここに来た理由は、これの為でしょっ…)

魔王子「むぅ、こんなポーズも良いな」

姫(魔王子は鏡に見惚れている。今なら…)
以下略



11: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/06(日) 18:14:36.17 ID:G/XGonwb0
今日はここまで。
久々のスレ立てに緊張(´・ω・`)


12:名無しNIPPER[sage]
2015/09/06(日) 18:15:42.50 ID:7BRKU+70o
花輪君とまる子ちゃんかな?


13:名無しNIPPER[sage]
2015/09/06(日) 18:16:31.03 ID:wqS5oYt90
乙でした、面白そう。


14:名無しNIPPER[sage]
2015/09/06(日) 18:37:41.75 ID:BYITVCLlo
乙ー


15: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/07(月) 20:06:45.96 ID:PaFmWOtd0
>翌日



姫「あ、あのう…」
以下略



16: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/07(月) 20:07:13.39 ID:PaFmWOtd0
魔王子「この森は魔力が流れている。僕と居るから危険はないだろうが、たまに意地悪をしてくることもあってね。万が一の時の為に、これを君に預けておこう」

姫「これは…宝剣?」

魔王子「君のような非力な姫君でも扱いやすいだろう。それにその宝剣は――」
以下略



17: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/07(月) 20:07:43.51 ID:PaFmWOtd0
姫(魔力が流れる森かぁ…何だか、魔物の国ならではって感じ)

姫「…」チラッ

魔王子「…」
以下略



18: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/07(月) 20:08:09.65 ID:PaFmWOtd0
完全に彼女を見失った姫は途方に暮れていた。
だが同時に気付いたことが1つ。

姫「はっ」

以下略



19: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/07(月) 20:08:36.58 ID:PaFmWOtd0
そこに現れた「彼」――いや、容姿からは男なのかどうかも判別できない。

顔貌は獣のようでありながらも、知性的な眼差しは人らしくもある。流れ落ちるような銀色の髪の毛は、陽の射さない森の中でも輝いて見えた。その美しい毛を掻き分けるようにしてそびえ立つ2本の大きなツノが頭を装飾し、彼の威圧感を際立たせていた。


以下略



20: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/07(月) 20:09:21.48 ID:PaFmWOtd0
魔神「ところで、何故人間がたった1人でここにいる」

姫「その…魔王子様に連れてきて頂いたのですが、はぐれてしまって…」

魔神「魔王子が…そうか」
以下略



21: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/07(月) 20:09:52.53 ID:PaFmWOtd0
魔神「争いにおいては力や戦略ばかりが重視されるが、容姿も案外影響力の大きいものだ」

姫「…容姿……」

否定も肯定もできない言葉だった。
以下略



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