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ピカチュウ「昔はよかった・・・」 Part8 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 : ◆Ec95DXH7wk :2010/09/12(日) 09:47:06.46 ID:P7eql.wo
ポケモンの二次創作スレです

◆過去ログ

ピカチュウ「昔はよかった・・・」 Part7+
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1266679023/
ピカチュウ「昔は良よかった…」inパー速7
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1266590357/
ピカチュウ「昔はよかった・・・」inパー速6
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1250167193/
ピカチュウ「昔はよかった・・・」inパー速5
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1244450943/
ピカチュウ「昔はよかった・・・」避難所4
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1240465152/
ピカチュウ「昔はよかった・・・」避難所3
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1232964116/
ピカチュウ「昔はよかった・・・」避難所2
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1225681079/
ピカチュウ「昔はよかった・・・」避難所
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1223300056/

◆本スレまとめ

まとめwiki
http://www19.atwiki.jp/wktkwktk/
別府ログ様まとめ
http://yeisu.hp.infoseek.co.jp/matome/pikachu/pikachu.html
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【クリスマス・年末・年始】連休暇ならアニソン聴こうぜ・・・【避難所】 @ 2024/04/30(火) 10:03:32.45 ID:GvIXvHlao
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1714439011/

VIPでガンダムVSシリーズ避難所【マキオン】 @ 2024/04/30(火) 07:03:33.32 ID:jpWgxnqGo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1714428212/

今日も人々に祝福 @ 2024/04/29(月) 23:42:06.06 ID:cZ/b8n+v0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1714401725/

ポケモンSS 安価とコンマで目指せポケモンマスター part12 @ 2024/04/29(月) 20:01:59.10 ID:OQox+0Ag0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714388519/

私が書いた文だ 一度読んでみて @ 2024/04/29(月) 13:03:50.96 ID:zomKow9K0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714363430/

私が書いた文はどう? @ 2024/04/29(月) 12:48:33.59 ID:6mJNXBCE0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714362513/

感情から生まれたものたちとの物語【安価】 @ 2024/04/29(月) 10:45:54.36 ID:0XsgiyN10
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714355153/

【安価】タイトルからあらすじを想像して架空の1クールアニメを作る 2024春 @ 2024/04/28(日) 16:37:54.07 ID:PHuiugtM0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714289873/

2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 09:49:01.81 ID:P7eql.wo
庭から二人の姿が消える。
ピジョットは場所を変えた。通りに面した玄関前が映る。
ちょうどカスミとピカチュウが家に入っていくところで、
そのあとに精悍な顔つきの男と、見るからに悪戯好きそうな少年が続く。
シゲルと、シゲルの息子に違いなかった。

シゲル――お前も父親になっていたんだな。

俺がもしもカスミと一緒に暮らしていたら、
あの談笑の輪の中で、お前と育児の苦労でも愚痴りあっていたのだろうか。
玄関の戸がしまる。ピジョットは動かなかった。
だから俺も感覚共有を解かずに、ぼんやりと実家を眺めていた。

これで見納めだと思った。
カスミとヒナタはマサラタウンでの平穏な生活を、
母親は二人を援助する形で寂しさとは無縁の生活を、
ピカチュウも外見の若々しさはそのままに『普通』のポケモンとしての生活を送っている。

血に塗れ、別の家庭を築いた俺に、みんなに合わせる顔はない。
できるのはせめてこの平和が壊されないように、組織に献身することだけだ。
これまでどうりに。俺が死ぬまで、ずっと。
長い休暇が取れなくなったことを、サヤは悲しむだろう。
だが、会えないわけではないのだ。
サヤとアヤへの裏切りは、五年間放置し続けたカスミやヒナタへの罪悪感の前では、小事だった。
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 09:55:37.90 ID:997ivlIo
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 10:51:16.48 ID:LFKSebc0
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 11:11:57.50 ID:leShQlso
いちょつ
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 11:24:52.91 ID:qZjw6GQo
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/12(日) 12:16:08.89 ID:lPnTfB.o

8 : ◆Ec95DXH7wk [sage]:2010/09/12(日) 12:21:14.11 ID:P7eql.wo
どれくらいの時間が経っただろう。
玄関の戸が開く。
二つの小さな人影が、通りを忍び足で歩き出す。
ヒナタと、シゲルの息子だった。
ピジョットは空高く舞い上がり、二人の足取りを追う。
久闊を叙す大人たちに辟易して、子供は子供で遊ぼうと考えたに違いない。
家から離れたあたりで二人は駆け足になった。
普段家にこもりがちらしいヒナタと、マサラの地に明るくないあの少年が、
大人の随伴なく出かけることは、世間一般の常識で考えるほど危険ではない。
なんといっても、ここはマサラタウンなのだ。
家の近くには、俺が昔よく遊んだ公園が今も残っている。
二人は適当に遊び場を見つけて、そこで疲れるまで遊んだあと、家に帰るだろう。
カスミたちが探しにきて、叱られるのが先かもしれないが……。

しかし俺の予想に反し、二人は公園や河川敷には目もくれず、街路をかけていく。
足取りを追って数分、俺はようやく二人がどこを目指していたのか分かった。
フレンドリーショップだ。
少年の顔は大人びている。加えて店員の年齢確認もいい加減だったのだろう。
店から出てきた二人の手には、一つずつ真新しいモンスターボールが握られていた。
モンスターボールの感触に、ヒナタは興味津々の様子で、少年は興奮し浮き足立っていた。

――モンスターボールを得た子供が次に起こす行動とは何か。

児童心理学に頼るまでもない。
二人は道もわからずに、ただ森の方角を目指す。
街路は隘路に変わり、やがて居住区と草むらの境が見え始める。
二人は俺の嫌な予感を見事に準え、森に足を踏み入れた。
五月。樹々は芽吹かせた新緑を陽光にさらそうと枝を高く広く伸ばし、自然の天蓋を作っていた。
ピジョットの大きな体は、森の中で飛ぶには支障が大きすぎる。
障害物を蹴散らしながら進めば、確実に正体を知らしめてしまう。

言い訳めいた理由をつぶやき、俺はリザードンを召喚していた。
ポケモンセンターの屋上から飛び立つ。二人のだいたいの居所は把握できていた。
人目に留まらぬよう、一息に高度を上げる。
やがて見えてきた西の森に、俺はポケモンのざわめきを聞き取った。
縄張りを侵されたポケモンの――複数のポケモンの怒り。
奇しくも直前に行った分布調査から、居住区近くの森に生息しているのは、
キャタピーやビードル程度のポケモンであることが分かっている。
しかしポケモンを持たない、空のモンスターボールしか持たない少年少女にとって、
ポケモンの住処はそこに住まうポケモンの種族を問わず、恐ろしい場所となる。
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 12:37:24.67 ID:hkuDi.SO
うわああああ
ついにくるのか・・・
10 : ◆Ec95DXH7wk :2010/09/12(日) 12:43:55.07 ID:P7eql.wo
野生ポケモンのざわめきが一層大きくなる。
能力の有効範囲内に入り、俺は一匹の野生ポケモンの五感を拾い上げる。
ヒナタとシゲルの息子は、キャタピーの群れに襲われていた。
視界に、大木を背にしゃがみ込むヒナタと、木の棒切れを手に白い糸の包囲網を突破しようとしている少年の姿が映る。
ヒナタの近くの地面には、口を開いたモンスターボールが転がっていた。
おそらくヒナタがキャタピーの注意を惹きつけようとして、投げつけたのだろう。
虚しい抵抗だった。自力で脱出できる見込みは、ない。
なのに俺はリザードンに滞空を命じたまま、動けずにいた。
リザードンが俺を振り返り、小さく炎のブレスを吐く。

――なぜ助けに行かない?

思考を共有せずとも、目がそう訴えていた。
少年が叫んだ。

「助けて下さい! 誰でもいいから、ヒナタを助けてください!」

ヒナタの前に姿を見せる資格が俺にあるのかどうか、とか、
カスミたちに何らかの方法でこの状況を伝えるべきなのではないか、とか。
そんな思考は、どこかに消えていた。
高度を落とす。

「"火の粉"」

一帯を囲っていた白い粘性の糸を、火の礫が断ち切っていく。
大木の前に着陸し、リザードンは延焼しない程度の炎を地面に吐き出した。
炎の壁が消えたとき、キャタピーの群れは散り散りになっていた。
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 12:51:08.17 ID:997ivlIo
さすがリザードン△
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 13:25:59.88 ID:BamyIBwo
ピジョットはダメだけどリザードンなら大丈夫なのか
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 13:49:57.82 ID:aQOmyRg0
wktk
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/12(日) 13:59:27.68 ID:P7eql.wo
リザードンの背を降りる。
少年が脇のリザードンに絶え間ない警戒を送りながら、こちらの様子を伺っていた。

「君はこの子の友達かな」

あくまで通りすがりのトレーナーを装い、言う。
少年は何も言わなかった。

「すぐに大人を呼んでくるといい。
 その間、私がこの子を見ているから」
「ヒナタは大丈夫なんですか!?」

恐怖で口が利けなくなっているわけではなかった。
ヒナタの安否を気にしていたのだ。

「気絶しているだけだ。余程怖い思いをしていたんだろうね

少年はそれを聞くと、全速力でここまで来た道を引き返していった。
もしも少年の頭が冷静に回っていれば、俺がリザードンでみんなを居住区まで運ばなかった理由を不思議に思っただろう。
大木にもたれるようにして、ヒナタは気を失っていた。
無意識に、ヒナタの手を握っていた。伝わる温もりに安堵した。
俺の、娘。父親を知らない、もう一人の娘。
木漏れ日がヒナタの顔に明暗を作る。
そよ風にヒナタの髪がそよぐ。
葉擦れの音さえ静寂の一部だった。
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/12(日) 14:01:38.17 ID:P7eql.wo
「ん……」

ゆっくりと、蛹が孵るような速さで、ヒナタの目が開く。
円な瞳が俺を認める。小さな胸を上下させて、ヒナタはか細い声を出した。

「おじさんは、だれ?」
「ここを通りかかった、ポケモントレーナーだよ。
 君たちが襲われているのを知って、助けにきたんだ」

ヒナタは俺の背後にたつリザードンを認めて、はっと息を飲んだ。

「おじさんの、ポケモン?」

頷く。

「こわくない?」
「ちっとも怖くなんかないさ」

リザードンは繊細な動作で手を差し伸べる。
ヒナタは恐る恐る両手でリザードンの手をはさみ、立ち上がった。

「ヒナタをたすけてくれたの?」

鼻を鳴らすリザードン。ヒナタはそれをイエスと受け取ったらしい。

「あの……あのね……たすけてくれて、ありがとうっ」

勇気を振り絞って言ったに違いない言葉に、リザードンは頭をかいて応える。
年齢を重ねるごとに頑固になっていく俺の相棒は、
昔から面と向かってお礼を言われることに慣れていないのだ。苦手にすらなりつつある。
不意に、ヒナタの顔が、焦燥の色を帯びた。

「タイチくんは?タイチくんはどこにいるの?」
「大人を呼びに行っているだけだよ。しばらくしたら、戻ってくる」
「よかったぁ……」
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 14:20:12.79 ID:KoEbJOUo
リザードン可愛いなww
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/13(月) 01:34:45.06 ID:aU8wAwSO
ヒナタかわいすぎる
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/13(月) 02:44:21.61 ID:lsodLHko
はぁリザードン萌え
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/13(月) 08:51:10.94 ID:QCcmM4so
おじさん・・・
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/13(月) 09:48:19.28 ID:NV55mcw0
サトシまだ二十歳くらいだよな
シゲルおじさまのノリか・・・
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/13(月) 11:16:26.47 ID:hq55SYAO
髪白いからじゃね?
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/13(月) 16:17:17.84 ID:82YEVTso
年齢より老けて見えるって書いてあったはず
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/13(月) 17:00:03.24 ID:G2068cDO
白髪になった理由とか出てたっけ?
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/13(月) 18:18:19.34 ID:d96u/2DO
心労だろ?
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/14(火) 07:11:52.54 ID:dnujvEU0
過労じゃない?
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/14(火) 18:16:43.17 ID:2ZfAbkoo
徒労だな
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/15(水) 00:41:17.14 ID:uqgRaQDO
苦労したんだな
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/15(水) 04:17:07.97 ID:n4jYhWE0
一郎涙目だおww
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/15(水) 04:20:23.45 ID:ImgbmZ2o
え?
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/15(水) 16:27:38.23 ID:2BkkkYIo
なんかデジャヴ
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/16(木) 22:25:57.20 ID:e0mLZUg0
↑クー・クラックス・クラン乙
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/17(金) 18:15:14.65 ID:ZB5WfL.o
そういやサトシの父親は妻子をマサラにおいて行方不明
そしてサトシも妻子をマサラにおいて姿を消してる
血だな…
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/17(金) 21:55:25.25 ID:Bm7HH0.0
サトシの父親はオーキド説
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/17(金) 22:28:17.42 ID:CR/s22AO
>>33
グランパなら分かる
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/17(金) 22:57:25.80 ID:OeaOuZIo
それシゲルとサトシがはとこってことじゃ
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/17(金) 23:18:31.25 ID:hW6vmnko
近親相姦!?
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/18(土) 01:45:25.65 ID:sNaoczA0
ピカチョウは遺伝子改造されてるしサトシもコーディネイターかもな
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/18(土) 08:50:20.81 ID:NGqN5lE0
人間がポケモンに勝てるよう何十年にもわたって
マサラの人々を実験台にしてたからチャンピオンが出やすい
だったら嫌だな・・・
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/18(土) 21:43:03.61 ID:zwKYAcwo
ピカチョウて
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/18(土) 23:54:05.37 ID:sAWA2UAO
新種の鳥ポケです
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 08:33:49.81 ID:R197jrM0
そういやポケモン白黒明日発売かwwktkしてきた
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 09:04:20.05 ID:pOf78jco
もう発売してるよ・・・
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 09:05:56.69 ID:xQWpFqco
センター試験でこんな感じのコピペあったな
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 09:10:37.47 ID:HNfr3Bko
   . . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄
昨日だよ
次回作こそはがんばってよ
発売開始からこんなことになるなんて
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 11:21:39.97 ID:VXfZeYAo
わろたwwww
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 16:12:55.63 ID:oAqhlQso
別に発売日にゲットしなくてもいいだろww
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 20:45:19.88 ID:MFL0F5E0
ポケモンBWネタバレ注意






白黒にエリートトレーナーのサヤ発見
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 20:48:52.04 ID:YJwe.Ygo
スーパーどうでもいい
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 22:03:18.47 ID:/B2TZxE0
白黒のポケモンが斬新過ぎて訳分からん
しかもクリアしたら全国図鑑解禁で650匹近くになるんだよな・・・
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 00:56:29.49 ID:t9kQ5rco
覚える必要がない。ブースターさえ居ればそれでいいのです
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 02:15:44.52 ID:sHJfJBQo
って来期も普通にサトシ主人公なのか
目の色と服が変になるだけか
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 09:38:20.32 ID:P9MAYoSO
降板説は何だったんだ?
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 09:41:28.90 ID:yI3vZkSO
>>51
目の色が違うのはクローンだからだよ
オリジナルはマサラタウンで寝てるよ
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 11:07:20.16 ID:K/bEitY0
規制で2chに書き込みできない、誰かドテッコツの通信進化手伝ってくれないか
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 11:39:12.44 ID:8jL6Bnk0
>>54
おk
3653 6098 5126
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 11:57:06.41 ID:K/bEitY0
>>55
ありがとう
0990 7214 1919
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 12:01:01.76 ID:KpXe7p.o
便利な時代になったな
58 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 12:03:21.19 ID:8jL6Bnk0
>>56
潜ったよ
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/20(月) 12:04:38.95 ID:K/bEitY0
今もぐります
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 12:10:41.14 ID:K/bEitY0
見えないんですけど、コード合ってますか?
61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 12:14:32.89 ID:8jL6Bnk0
コードは合ってる
62 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 12:15:55.05 ID:K/bEitY0
ポケセンの真ん中で良いんですよね?
63 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 12:17:43.50 ID:8jL6Bnk0
念のためそっちもコード確認してくれ
64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 12:19:33.75 ID:K/bEitY0
0990 7214 1919
3653 6098 5126
65 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 12:24:38.61 ID:K/bEitY0
そっちも俺の姿見えてないですか?
66 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 12:27:04.39 ID:8jL6Bnk0
今いた
けどエラーになった
67 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 12:28:07.11 ID:K/bEitY0
こっちは見えてないから相性悪いのかな?
68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 12:31:47.45 ID:MZxlR6Ao
他所でやれよ鬱陶しい
69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 12:38:45.70 ID:p4KDNdco
なんでここでやるんだよどっかいけ
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 12:41:57.00 ID:K/bEitY0
進化手伝いありがとうございました
なんか長時間掛かってすみませんでした 
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 12:42:20.40 ID:8jL6Bnk0
>>68.69
すまん
迷惑をかけた
72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 12:43:16.92 ID:K/bEitY0
>>68
>>69
スレ汚しすみませんでした
73 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 14:33:32.66 ID:P9wPqYDO
投下があったと思ってきてみたら…


しかもネタバレかよ
74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 14:41:16.20 ID:PCgNNMDO
規制されたならシベリア行ったらいいのでは
シベリアにもBWスレあるだろたぶん
75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 14:45:07.18 ID:t9kQ5rco
そうだな
76 : ◆Ec95DXH7wk :2010/09/20(月) 17:53:36.48 ID:jybDRNso
ホッと息をつくヒナタ。
後で母親――カスミ――にたっぷり叱られるであろうこの子に、
俺が今、ポケモンを持たずに森に入る危険性を諭す必要はないだろう。
それに俺はこの子にとって、偶然通りかかったトレーナーであり、他人なのだ。
父親のように振舞って、自分を慰めて、何になる……。

「おじさん?」

気がつけば、ヒナタは微かに怯えた目で俺を見上げていた。

「どうして怖いかおしてるの?もしかして、まだやせいのポケモンが近くにいるの?」
「なんでもないんだ。この近くには、野生のポケモンは一匹もいないよ」
「どうして分かるの?」

五歳といえば好奇心の塊だ。

「おじさんはね、近くにいるポケモンの気持ちが分かるんだ。
 今のところ、気持ちが分かるポケモンはこのリザードンだけだ。
 だから、心配しなくていいんだよ」
「すごぉい……じゃあね、じゃあね、リザードンはいまなにを考えてるの?」

俺は相棒を見た。相棒も俺を見た。
ポケモンの思考を完全に言語化するのは不可能だ。
複雑なイメージを抽象化し大意を理解する、いわゆる『意訳』に近い。
そのときリザードンは、グレン島に残したサヤとアヤと、目の前のヒナタを比較し、俺の性格を鑑みた上で警告を発していた。
分かりやすく言い換えるなら、「情を移しすぎるな」と言っていた。
もちろんそんなことをヒナタに教えられるはずもなく、

「君がすごく可愛い女の子だと思っている」
「ほ、ほんとうっ?」

リザードンはそっぽを向く。
まったく、アドリブの利かない奴だ。

「恥ずかしがり屋なんだ」

ヒナタははにかみながら微笑み、
しかしすぐに目線の高さにあった俺のベルトを見て、

「ボールがたくさん……!」

目を輝かせる。
77 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/20(月) 18:00:37.54 ID:jybDRNso
俺も昔はこうだったのだろうか。
ポケモンの所持が許されない子供にとって、
フル装備のベルトはある意味一人前のトレーナーの証であり、羨望の的だった。

「もしかしたらおじさんはねぇ、えっと、えっと……ぱーふぇくとふぉるだーなのぉ?」
「そうだよ」

正しくは、パーフェクトホルダー。
ある地方のジムすべてを制覇した者がそう呼ばれている。

「それにしても、難しい言葉を知っているんだね」
「えへへ……ママにおしえてもらったの!」
「君は、将来はポケモントレーナーになりたいのかい」
「うんっ!」

元気な即答に、俺はこの子の本質を見たような気がした。
自分で設けていた境界を乗り越え、俺は訊いていた。

「どうしてポケモントレーナーになりたいと思ったんだい?」
「ヒナタはねえ、ママのポケモンといっしょに住んでてねえ、
 ピカチュウとか、スターミーとか、かわいくてねえ、それで、いっしょにぼうけんしたいなぁって……」
「ポケモンが好きなんだね」
「うんっ。ヒナタ、ポケモンのことが、だいすきだよぉ」
「でも、ただポケモンが好きなだけなら、ブリーダーでもいいんじゃないかな。
 ジムを巡る旅はとても大変で、特に女の子の一人旅は危険だよ」
「………」

ヒナタは表情を硬くする。
俺は我に返り、それまでの言動を恥ずかしく思った。
馬鹿か俺は。夢見る五歳の子供に、現実を話してどうする。
ヒナタは顔を伏せて呟いた。

「ヒナタは、ポケモンがすきだから、ポケモントレーナーになりたいわけじゃないもん……」
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 18:50:52.14 ID:Q8CD0QSO
流れにうわあ…と思ってたら投下キテター
ヒナタ無邪気で可愛い
79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/20(月) 23:52:13.75 ID:jScUBEYo
サトシ全く無自覚に娘を心配する父親しててワロタ
80 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/21(火) 00:19:52.64 ID:cwRjG.SO
サトシカッコ良すぎもうアニメ見れない
81 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/21(火) 00:43:27.92 ID:ekaHfUDO
なんだかだんだんサトシの感情の振り幅が大きくなってきてるように見えるけど、
それは地の文があるからで、これでもきっと大人サトシはずっと無表情なんだろうな。
想像してなんかわろたww
82 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/21(火) 06:30:59.90 ID:lvt6QL.0
なぜかずっと無表情で書き込みしてる作者想像しとワロタwwww
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/21(火) 06:47:29.11 ID:BqEGRQDO
馬鹿な、「行くよ、なのは」「うん、フェイトちゃん」とか思いながら投下してるよタブンネ
84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/21(火) 11:58:12.89 ID:THjLGq.0
二人とも今俺の横で寝てるけど…
85 : ◆Ec95DXH7wk [sage]:2010/09/21(火) 16:53:01.80 ID:DlzeEYIo
>>84
絶対に許さない
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/21(火) 18:03:42.85 ID:IOb6Y/Qo
許してやれ
87 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/21(火) 19:31:28.61 ID:4CGb4ISO
作者wwwwww
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/21(火) 20:01:15.32 ID:zbFb1A6o
俺はユーノ君を頂きます
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [age]:2010/09/22(水) 09:46:50.13 ID:vRPI4so0
保守
90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/23(木) 01:15:38.08 ID:ur1qZSI0
>>84-85わろたww
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/23(木) 13:09:12.16 ID:blHbBZo0
>>85さっさとつずき書け
92 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/23(木) 13:15:11.73 ID:QEP5FYso
>>91
日本語でおk
93 : ◆Ec95DXH7wk :2010/09/23(木) 22:31:44.74 ID:8hAKyTEo
ゆっくりペースで本当にごめんなさい
ここのところは忙しさを言い訳にして、書くのをサボっている自分がいます

―――

「え……」
「ヒナタは……ヒナタはパパをさがすために、たびにでるんだもん……!」
「パパを、探すために?」

反射的に、オウム返しに問いかけていた。
ヒナタは両手の指を胸の前で絡ませながら、

「ヒナタねぇ、おうちにパパがいないの。
 ヒナタがうまれるよりもまえに、どこかにいっちゃったって、ママがいってたの。
 だからねぇ、ヒナタがパパをみつけたら、
 ママ、よろこぶかなぁって……ヒナタもうれしいなぁって……そうおもったの」

視界の縁が、霞む。

「きみのママは、パパのことを怒っていないのかい?」
「どうしてママがおこるのぉ?
 ママはねぇ、パパのことをはなすときは、いっつもわらってるよぉ!
 でもねぇ、ヒナタがもっとおしえてっていっても、あんまりパパのこと、おしえてくれないの……」
「きみは、きみのパパに会って、どうするつもりなんだい」
「どうっていわれても……ただあって、おはなししたいだけだよぉ。
 ヒナタのパパはねぇ、とってもやさしくて、とってもつよいポケモントレーナーなんだぁ。
 だからねぇ、もしもヒナタがパパにあえたら、ポケモンバトルのこと、いっぱいいっぱいおしえてもらうの!
 それでねぇ、ママのところにパパをつれていってねぇ、またいっしょにねぇ、……おじさん?」
「…………」
「ねえ、おじさん、どうしてないてるのぉ?」
94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/23(木) 22:42:42.04 ID:UrMh5gDO
サトシ…
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/23(木) 22:59:32.80 ID:8hAKyTEo

言葉が出なかった。熱い塊が喉を塞いでた。
こんな境遇にヒナタをおいたのは誰だ。
こんな夢をヒナタに持たせたのは誰だ。
こんな悲しい告白をヒナタにさせているのは誰だ。
――全部、俺じゃないか。

「もしかして、どこかいいたいの?ヒナタがみてあげよっか?
 あのね、ヒナタねぇ、いたいのがなるなる、ひみつのおまじないしってるんだよぉ」
「いいんだ。おじさんはだいじょうぶだから。おじさんは……」

そのとき、待機していたピジョットが、あの少年が家に到着したことを教えてくれた。
折り返しここにやってくるまで、時間はほとんどないだろう。
シゲルはウィンディを連れているのだ。
頬を伝う涙を拭い、俺は精一杯の笑顔をつくって、ラプラスを召喚した。

「これはなんていうポケモンなのぉ?」

無邪気な質問に、嘘で答える。

「ラプラスというポケモンだよ。この子はね、目をみた相手の未来を見ることができるんだ」
「すごぉい。じゃあね、じゃあねえ、ヒナタのみらいもみえるの?」
「ああ、見えるさ。ヒナタがパパに会えるかどうかも、きっと分かるよ」

ラプラスの黒く艶のある瞳が、ヒナタを一瞥し、俺を睥睨する。
『本当にいいのか?』
非難を含んだ問いかけに、俺は頷いた。
PK能力における最高技能のひとつに『記憶操作』がある。
資質に恵まれたトレーナーは、同じく優秀なポケモンのPKを通じて、
他者の記憶を閲覧、改竄、消去、入手することができる。
特に一定期間の記憶を抽出し、他の媒体に出力する『転写』は至難を極め、長い時間、術者やポケモンに負担を強いるそうだ。
そして、資質に乏しい俺と、PKが専門でないラプラスが短時間でできることなど、精々、『記憶消去』くらいのものだった。
ヒナタに出会ってから今まで、というように細かく期間を指定することもできない。
よければ一日、悪ければ二、三日の記憶をヒナタは失うことになる。

「それじゃあ、しっかりとラプラスの目を見てね」
「うんっ!」

ラプラスは首を伸ばし、ヒナタと真正面から見つめ合う。
『ごめんなさい』と彼女は謝り、期待に輝くヒナタの双眸を経て記憶を司る脳の一部に侵入、そして――。

「…………」

力の抜けたヒナタの体を、そっと抱えて、少し離れたところにあった、倒木の影に下ろす。
フシギバナを召喚し、リザードンが荒らした森の補修を任せた。
"寄生木の種"は灰を土の下に隠し、その上に新しい命を芽吹かせる。
96 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/23(木) 23:08:05.89 ID:Q2ZjMsAO
>>93

ゆっくりでも、来て書き続けてくれるだけで嬉しいんだぜ
97 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/23(木) 23:09:46.60 ID:d7dctrYo
いやゆっくりとかではないと思うけどなー
98 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/23(木) 23:20:07.15 ID:ESvBnLw0
最初は過去の遺物扱いではなかったんだな
それにしてもタイチの悲劇がサトシのせいだったとは・・・
99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/23(木) 23:25:26.04 ID:y4BTXy6o
いかにポケモンがチートかっていうのがよくわかるなぁこういうきちんとした描写見てると
タイチ乙
100 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/23(木) 23:47:44.90 ID:4JyCEqco
ほんとここのポケモンの重厚さぱないれす(^p^)
101 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 00:35:17.97 ID:vavRYOY0
あのね、ヒナタねぇ、いたいのがなるなる、ひみつのおまじないしってるんだよぉ」

あのね、ヒナタねぇ、いたいのがなくなる、ひみつのおまじないしってるんだよぉ」

こうじゃね?
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 01:14:48.82 ID:Z6IFt0Qo
良く気づいたな
103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/24(金) 01:34:19.59 ID:5T/MyUYo
101見ても気づくのに10秒くらいかかったわ
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 01:35:37.13 ID:nrl8BASO
聞かなくてもわかるでしょう
そんなこと自分で考えなさい
105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 02:10:08.43 ID:xbgGf6DO
これはこれで可愛いからおkと普通に流してたよ
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 02:13:22.82 ID:TMeDnFco
わざとじゃね?
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 02:21:35.94 ID:41MlOPMo
なるなる!
108 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/24(金) 08:10:46.45 ID:gzaq/820
ラブプラスはエスパータイプじゃないwwwwwwwwwwwwwwww
記憶消去は明らかに夢喰いクラスのエスパー技だろwwwwwwwwwwwwwwww
ラブプラスは水氷だから無理だwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 
109 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 08:11:34.45 ID:Z6IFt0Qo
こまけぇこたぁいいんだよ!
110 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 08:47:11.42 ID:srbVXSAo
サトシに少し感情移入してるせいで辛い
111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/24(金) 10:19:45.82 ID:gzaq/820
みんなエスパーラプラススルーしてるwwwwwwwwwwww
普通は突っ込むだろwwwwwwwwwwww
設定に矛盾出てきて信者涙目wwwwwwwwwwwwww
112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 10:26:21.18 ID:quijpIDO
ラプラスはサイコキネシスもゆめくいも覚えるよ
113 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 10:40:00.53 ID:T1S8BsDO
>>111
ラプラスを調べてから書き込みなよ
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 11:47:47.58 ID:TfTF8gDO
>>111-113
この流れに
なんかワロタww
115 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 11:57:02.14 ID:gzaq/820
いや釣りだよwwwwwwwwwwwwww
なにマジレスしてんだよwwwwwwwwwwww
116 : ◆Ec95DXH7wk :2010/09/24(金) 13:05:00.84 ID:dVwK.Nko
すべてが終わったことを見届けて、ラプラスとフシギバナを格納した。
ヒナタは深い寝息を立てている。
発見されてからも、しばらく目を覚まさないだろう。
傍にいたリザードンが姿勢を低くし、『早く乗れ』と言いたげに鼻を鳴らす。

「分かってる」

カスミやヒナタと一緒に暮すことはできない。
俺はあまりに多くの大切なものを失い、あまりに多くの大切なものを得てしまった。
見守ること……それだけが俺に許された贖罪の形だった。
ヒナタが組織上層の目にとまり、カスミの元から引き離されることだけは絶対に避けなければならない。
しかし母さん、カスミ、ヒナタ、そしてピカチュウが平穏に暮らせるようにするには、組織の力を借りなければならない。
世間の目を欺いているのは、組織の途方も無い組織力による徹底された情報封鎖だ。
そして組織の力を借りる以上、俺はすべてを犠牲にして、組織に尽くさなければならない。
願わくば、この子が元気で真っ直ぐな女の子に育ちますように。
俺はヒナタの目にかかった髪を指でわけ、可愛らしい寝顔を目に焼き付けて、翼竜の背に跨った。
次に目を覚ましたとき、ヒナタは俺のことを忘れているだろう。
そしてこれまでと同じ様に、優しい母と祖母、ピカチュウを含めたポケモンたちと、幸福な毎日を過ごす。
小学校に入学したら、新しい友達をつくるのに苦労するかもしれない。
でもきっと大丈夫だろう。大人しそうに見えて、実は芯のある強い子だ。
トレーナー免許は俺と同じ様に、取れるようになったらすぐに取りに行くだろうか。
ポケモントレーナーとして旅に出発するだろうか。
大人になるにつれて、父親への執着心は希薄になっていくはずだ。
もし旅に出るとしても、純粋にポケモンマスターになるためだろう……。
キャンバスの余白は限りなく、想像の絵筆は乾くことを知らない。

「飛べ」

リザードンは躊躇いなく森を飛び立った。
マサラタウンはぐんぐん小さくなり、やがて水平線の彼方に消えた。
やがて待機していたピジョットが、シゲルたちの到着を告げる。
ヒナタは無事に発見されたようだ。


「さよなら、ヒナタ」


清涼感にも似た寂寥感が、空っぽの胸を吹きすぎていった。
117 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/24(金) 13:50:57.62 ID:gzaq/820
×ウィンディwwwwwwwwwwwwwwwwww
○ウインディですよwwwwwwwwwwwwwwwwww
ウヒョヒョwwww間違えてるwwwwwwww
118 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 15:06:57.58 ID:2iX1SUSO
泣いた

外伝ってそろそろ終わるのかな
終わりが見たいけど、終わってほしくない
119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 16:10:49.71 ID:k55shUko
清涼感にも似た寂寥感
なんか鼻につくが、それでも面白くて切ない表現だな
120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 16:31:21.12 ID:FrM8NMko
>キャンバスの余白は限りなく、想像の絵筆は乾くことを知らない。
この一文いいわ。たまらん
121 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 17:15:20.21 ID:Z6IFt0Qo
さすがやで
122 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 22:24:29.73 ID:TMeDnFco
続きが気になるが終わりが始まるのが悲しい
123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 23:44:22.83 ID:VB16viMo
終わりかぁ・・・。
ED後のサトシについてが気になる・・・。
124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/24(金) 23:59:44.14 ID:sDNr72DO
なんでサトシはこんなに優しいのに、アヤにまであんな冷たくなっちゃったんだろうか…
125 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 00:10:51.69 ID:EMW1Gyko
優しくとも、一度はカスミに中田氏して捨てた
それを忘れてはならない
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 00:13:39.60 ID:RzT3wEIo
だよな、一体何が原因で…… ピカチュウから見てもマジでつめたかったみたいだし
127 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 00:54:12.50 ID:U2NoUoDO
いやゴムつけてても100%避妊できるわけじゃないから、そっちなのかなと信じたい
ピカチュウに冷たくした理由はもうわかってるだろ

それはそうと
ベストウィッシュのサトシはカラコンでもしてるのか
ちらっと見ただけだが違和感がひどかった
それともサトシの子孫とか先祖とかなの?
128 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 01:00:35.33 ID:VOsVVJgo
ピカチュウの電撃翌浴びてもピンピンしてられるのは1人しかいないだろ
アニメのサトシは超人だからな
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 01:00:53.61 ID:F9UXSaAo
>>124
サウザー状態じゃない?
「愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!!ならば愛などいらぬ!」
130 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 02:46:25.45 ID:/h7lRi20
そろそろ外伝終わっちゃうとおもうと胸熱
131 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 03:21:58.28 ID:wbt4ufg0
>ED後のサトシ
もう奴の下半身は終わっていたのか…
132 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 03:27:48.74 ID:4xPoVeUo
おいやめろ
133 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 07:14:47.17 ID:Gu0k8x.o
>>127
無印の頃から目の色は茶色だったよ
省略されて黒になることが多かったけど
134 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/25(土) 10:56:38.86 ID:c8gKxFo0
代々サトシの血筋が能力にたけていてサトシの父親もサトシと同じように能力者だとすると、
息子たちの平穏な日常のためにシステムに利用され
同じような状況におかれていたから家にいなかったとも思えるな

つまりシステムが壊滅させられなかったら将来ヒナタが子どもを残してシステムに貢献し、
タイチがマサラタウンに残って一人子育てすることになっていたのかな
135 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/25(土) 11:04:51.83 ID:2lF5fc.0
>>124
サヤが死んだ後のなんやかんやで冷たくなったんじゃないかタブンネ
136 : ◆Ec95DXH7wk :2010/09/25(土) 13:44:25.70 ID:lRJq9Pko
グレン島のそばを飛ぶときは、風上を選ばなければならない。
もしも風上を選ばずに、最悪、風下を通ることになれば、希釈化された火山ガスを浴びることになる。
死ぬことはないが、体調を崩すおそれがあるし、なにより臭いが酷い。
元気よく噴気活動を続けるグレン島の象徴を眺めながら、
火山の麓から少し離れた町の、それなりに賑わいのあるオープンカフェで、俺は義姉にあたる人物を待っていた。

「…………!」

微かなどよめき。人波を割って現れたその人――カレン――を見て俺は納得する。
ざっくりと胸元が開いた桜色のニットチュニックに、黒のスキニージーンズ。
装飾品は細身の腕時計のみだが、逆にそれが素材の良さを強調している。
グレン島、いや、本土をくまなく探しても、カレンほどモデルに見合った体型の女はなかなか見当たらないだろう。

「待たせたようだな」
「いや……ついさっき来たところだ」
「そうか」

社交辞令を済ませたところで、カレンは深く椅子に腰掛け、コーヒーを一杯注文する。
自分から呼び出しておいて、何も語らない義姉の態度を非難してはいけない。
今日は完全な休暇で、時間はたっぷりある。
俺が気長に緘黙と付き合う覚悟を決めたころ、脇の雑踏で声が上がった。
耳を澄ませると、どうやらポケモンバトルが始まったらしい。
カフェの客が次々と席を立ち、見物しに行く。
数分前の半分以下ほどに人口密度が下がった頃、カレンは口を開いた。

「なぜ、できもしない絵空事をサヤに言ったんだ」
「本当に長い休みがとれるはずだった。
 それが、急に入った半継続的な長期任務のせいで、無理になったんだ。
 俺にはどうしようもできなかった」

無念の共感を誘ったところで、所詮は苦しい彌縫の嘘、
無垢な妹に通じた言葉も、世慣れた姉には形無しで、

「クライアントには優先順位があるはずだ。
 組織の懐刀たるお前に、急な長期の任務などありえん」
137 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 13:47:25.84 ID:Gu0k8x.o
作者キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
138 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 16:29:38.80 ID:RzT3wEIo
小姑怖いww
139 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 17:52:14.20 ID:rxrqP3Uo
いまさらだけど、登場人物全員堅っ苦しい言葉遣いだよな
140 : ◆Ec95DXH7wk [sage]:2010/09/25(土) 20:21:05.18 ID:lRJq9Pko
>>139
仕様です というか俺の技量不足です
まだまだ地の文と会話文の書き分けができてないんですよね


――――

「何がお前の決心を鈍らせた?」
「…………」

返す言葉がない。

「心変わりか?」

それはまるで、回答に窮した教え子を追い詰める教師のように、

「他に女ができたか?」

甘く、冷えた声音だった。
真実を明かすわけにはいかない。
サヤと出会う前に愛し合っていた女が、実は子を産み、育てていた。
彼女らの平穏を守るためには、身を粉にして組織に貢献するしかない。
そんなことを言えば、俺は今すぐカレンに絞殺されてもおかしくない。

「違う」

と言うのが精一杯だった。
俺がそれきり黙っていると、カレンはコーヒを啜り、足を組み替えながら、

「お前の不貞を疑ったのは、冗談だ」

能面で笑えない冗談を言うのはやめてくれ。
141 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/25(土) 22:33:23.52 ID:RIq1a5Y0
カレンwwww
142 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:03:03.90 ID:J1D37X.o
冗談って態度じゃね―ぞ
143 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/26(日) 01:46:40.69 ID:vshMzUso
もしカスミの事を話してたら灰になってたかも知れんね
144 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/26(日) 10:36:59.76 ID:Y8zjnt.o
男の嘘は女に通じないとは言うが
世慣れしてることだし、ただ見過ごされてるだけだったりしてな
145 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/26(日) 15:14:55.35 ID:JINWak.0
今となると夢精の名前も思い出せないなぁ‥‥
146 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/26(日) 19:37:52.49 ID:C0eW4NMo
タクロウだよ忘れんな馬鹿
147 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/26(日) 19:42:37.92 ID:JINWak.0
思い出した勝又だ
148 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/26(日) 20:32:11.60 ID:CSPP5owo
>>147
それ違う人wwwwww
149 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/26(日) 21:45:42.62 ID:c2ZkWkSO
何というニビシティジムwwwwwwwwwwww
150 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/27(月) 01:29:52.63 ID:7pfAWeAo
勝又はマジで過去の人だなwwwwwwwwww
151 : ◆Ec95DXH7wk :2010/09/27(月) 14:01:37.23 ID:sPlXGGwo
「だが、お前がサヤの夫として、アヤの父親として、不出来な男であることは確かだ」
「自覚はしてるさ」
「自覚しているなら、なおのこと、良き夫、父親になれるよう努力しろ。
 サヤは笑ってお前が傍にいない生活を受け入れているが、
 あれが本当はどう思っているのか、分からないお前ではないだろう」

カレンに諭されるまでもなく、そんなことは痛いほどに分かっている。
でも、俺にはどうすることもできない。これまでどおり、組織の便利な駒の一つとして生きていくしかない。
カレンに指摘されたように、カスミに心変わりした、ということはない。
ポケモンマスターを目指していたあの頃の記憶は薄れ、カスミに募らせていた情熱は失われてしまった。
もしもマサラタウンで見たのが母親の姿だけなら、俺はきっと、穏やかな気持ちで"最後の"任務を終えていた。
だが、あの町にはカスミと、もう一人の娘――ヒナタ――がいた。幸せそうに暮らしていた。
その平穏を壊すことなんて、俺にはできない。
たとえその罪滅しが、組織への献身が、サヤとアヤを等閑にする原因になるとしても。

「すまない」

しおらしい声がした。

「……カレン?」
「わたしの悪い癖だ。
 どうもお前を目の前にしていると、責め立てたくなるのだ。
 お前にもお前の苦労があるだろうにな」

よほど俺が落ち込んでいるように見えたのだろうか。
カレンは励ますような微笑を浮かべて、

「わたしはね、サトシ、お前に嫉妬しているんだ。
 サヤは今では、わたしよりもお前に心を開いている。
 この前も心なしかサヤの元気がないように見えて、悩みでもあるのかと尋ねてみたが、冗談ではぐらかされてしまった。
 昔はね、あんな風に自分の気持を誤魔化す子ではなかったんだ。
 お前が訊けば、サヤは思いの丈をそのまま話すだろう。
 なのにお前はサヤから距離を置き、あれの機微に触れるのを、面倒がっている……。
 まったく、そんな風に考えてしまう自分が嫌になる」
152 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/27(月) 19:40:40.18 ID:o9ThQHw0
博士はヒナタも組織の駒として考えていたんじゃないかな
アヤが何かあった時の保険として。そうでなくても、優秀なトレーナーや適格者になる可能性はあるから、もしそうなった時はサトシを餌にして組織に引き入れるとか考えてた気もせんでならんな
ヒナタもサトシも甘すぎるからな、博士にとっては使いやすい駒になるだろうし
長文すまん

153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/27(月) 20:39:15.05 ID:amsThZQo
なにこいつ
154 : ◆Ec95DXH7wk :2010/09/27(月) 20:51:03.52 ID:sPlXGGwo
「らしくないことを言わないでくれ」
「ショボくれた顔をしているお前が悪い。
 お前は何事にも絶対の自信を持っているように見えていたんだがな……?」

カレンの慧眼が俺を射止める。
俺は持てる演技力を総動員して言った。

「疲れているだけさ。
 それよりも、サヤの元気がないというのは?」
「それはお前が、自分で確かめればいいだろう。
 サヤはお前の前では、極力弱みを見せないようにしているようだが、
 どちらかがどちらかに我慢を強いる関係が、正しいとは到底思えん。
 勘違いするなよ。わたしははお前があまりサヤの傍にいないことについて、責めているのではない。
 お前がサヤの傍にいる限られた時間の中で、どれだけサヤの機微に気づいてやれているのか、という話だ」
「肝に銘じておくよ」

有言実行という言葉を知っているな、お前の口約束は信用ならん、
などの追い打ちをかけてくるかに思えたカレンは、
しかしコーヒーの最後の一口を飲み干すと、ふむう、と満足気に息をつき、立ち上がった。
それとときを同じくして、脇の群集が割れ、鋭い悲鳴が複数箇所から上がった。
野良ポケモンバトルの決着がつき、しかし敗北したポケモンの、苦し紛れの反撃が観客側に飛んだ。

「と、いうことらしい」

カレンのこめかみにあと数センチのところで静止した鋭利な石礫をつまみ、放る。
足元に擦り寄ってくるエーフィの頭を撫でると、カレンは下手人に怒りをあらわにすることも忘れ、

「優秀なエーフィなのだな。
 サヤやアヤと一緒に育てているというから、愛玩用だとばかり思っていた」

ベルトのボールに手をかける。

「どうだ、ここはひとつ手合わせを――」
「遠慮するよ。もうこんな時間だ。俺がサヤとアヤを待たせるのは、カレンにとっても望むところではないだろう?」
「まあ、それはそうだが……」

好戦的な義姉は、こうして対話の場を設けるたびに俺にポケモンバトルを持ちかけてくる。
が、閉塞的なバトルフィールドとカレンの炎ポケモンの相性は最悪で、
前回、どうしてもと迫られたときに近隣家屋の壁面を半焼させたことは未だ記憶に新しい。
155 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/27(月) 21:00:55.97 ID:9C7.FqUo
近隣住民涙目ェ
156 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/27(月) 21:08:11.45 ID:GHYDx3k0
アリアドスとデンチュラみたいな蜘蛛ポケは市街地戦だとかなりかっこいいよな
157 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/27(月) 22:05:10.58 ID:GHYDx3k0
誤爆
158 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/28(火) 12:12:01.61 ID:LrY8qF.o
言わなければ分からない
159 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/28(火) 16:34:08.91 ID:FJB1NPU0
みんなゼクラムとレシロムの厳選どうしてる?
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/28(火) 16:55:18.26 ID:m64518Mo
ここで聞くようなことじゃねーだろ
161 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/28(火) 22:08:59.99 ID:ncJX8UAO
住民はいい迷惑だなwwww
壁面半焼て
162 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/28(火) 23:59:44.96 ID:PxkCJZg0
激戦の爪痕ばかりだと世界は荒廃の一途を辿りそうだな・・・
この話だと、ポケモンバトルでの物損修復はもちろん被害者の怪我回復に
目撃者のトラウマ抹消まで万事システムがやってそうだが
アニメやゲームは誰がやってるんだろうか・・・
163 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 00:10:51.54 ID:5ylJosDO
ポンポコガンで治してます
164 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 01:47:16.40 ID:6bvhswSO
そりゃまぁ町から一歩外に出たら一般人は命の危険って何気にすごいことだよな
165 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 01:49:13.78 ID:W4bGpgQo
ポケモンセンター出たら破壊光線直撃とか怖い
でもよく考えたらはかいこうせん食らっても吹っ飛ぶだけなんだよな
166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 02:39:47.38 ID:MDDtWcDO
>>162
>万事システムが

BWだと最初のバトルでしっちゃかめっちゃかになった主人公の部屋を掃除するのかーちゃんなんだが、そうなるとかーちゃんシステムの人か……
167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 13:36:27.95 ID:jiZ0iO.o
一般人は危ないって言っても幼児さえポケモン持ってるんだから
なんだかんだ問題ない、技直撃したくらいじゃ死なないしね
168 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 18:08:31.87 ID:6bvhswSO
一般人が受けたら火の粉あたりでも危険なキガス
街中でも水辺のポケモンは襲ってくるし
169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/29(水) 20:39:28.72 ID:XEdRkx60
>>165
ワタルさんww
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 23:59:46.93 ID:p2hKwQ60
大爆発 地割れ 噴火 マグマストーム 滅びの歌
やばすぎだろwwwwwwww
 
171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/30(木) 07:35:06.73 ID:nVAcPkSO
絶対零度が点攻撃とは思えない件
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/30(木) 19:11:23.27 ID:aVZT1Lg0
毒ガスが一気に危険技に
173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/30(木) 19:57:32.80 ID:2WIRD2Ao
船で対戦とかもう気が狂ってるとしか
174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/30(木) 20:09:04.65 ID:0dALS0ko
>>173
「行けっ!ディグダ!」
175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/30(木) 20:49:47.02 ID:mpL.bcAO
>>174
ディグダの あなをほるこうげき!
176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/30(木) 21:57:27.64 ID:Oh9Bva20
>>173>>174>>175
ポケモンの4コマ漫画思い出した
177 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/01(金) 02:54:59.46 ID:6mcm7IDO
ギャグ4コマか、懐かしいな
178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/01(金) 04:46:13.09 ID:yYmibSg0
ポケモンでそんなこと考えるのはナンセンスってのが常識だったのに
ポケモンBWの始めでぶっ壊しちまったからなぁ
179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/01(金) 09:26:42.78 ID:o77gX/Ao
たいあたり連発してるだけで部屋があんな風になっちゃうからな…
180 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/01(金) 11:06:09.09 ID:2yt2TADO
ベルのかわいさは部屋がちらかるくらいどうでもいいレベル
もう少し短いスカートを履いてくれたらもっと好きだけど
181 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/01(金) 17:15:01.00 ID:nVuTE/Ao
ベルかわいい
182 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/01(金) 17:41:33.80 ID:c/3NpRo0
>>180
ロングだから良いんだろ




183 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/02(土) 19:58:53.78 ID:TVcRK760
ついさっきブラッククリアしたけどハンサム△
184 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/03(日) 05:13:17.51 ID:d1mKp2AO
ハンサム登場してからいなくなるまで、終始ニヤニヤしてたわ俺
185 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/03(日) 12:25:23.24 ID:PB2HdXAo
ハンサムうざいだけだったわ
186 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/03(日) 12:58:14.38 ID:ac1E0gIo
カスミ達の事は今も大切に思ってても、もう昔の女って認識
なんであそこまで冷たくなったんだろう、サヤの死か
187 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/03(日) 13:01:13.38 ID:pRvRXQ.0
死んだのはアヤだろ
188 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/03(日) 13:40:30.78 ID:yydmIvQ0
サヤだよ。
アヤはサヤの形見のドレスを着てるんだし。
189 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/03(日) 16:01:02.99 ID:Dah10ck0
スプーだよ。
しょうこおねいさんはスプーの肖像権をぶち壊したんだし。
190 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/03(日) 16:31:56.21 ID:Id5TT6DO
レベルが高すぎて何言ってるか理解できない
191 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [s]:2010/10/03(日) 16:51:18.52 ID:pRvRXQ.0
左様
192 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/04(月) 06:27:21.48 ID:GAsb25Q0
おかあさんといっしょ前例なきスプーの大惨事か…w

そういえばスプーを見て「カイリュー?」と一瞬思ったことある^^;
ま、あまり脱線しないようにしようね。
193 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/04(月) 12:50:50.34 ID:j8RWD.E0
>>192
kwskk
194 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/04(月) 13:03:50.69 ID:loAvTMDO
>>193
ggrks
195 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/04(月) 14:05:37.94 ID:j8RWD.E0
>>194
orz
196 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/04(月) 17:44:29.44 ID:MhJyAISO
>>195
pgr
197 : ◆Ec95DXH7wk :2010/10/04(月) 21:00:22.73 ID:l7VPQUEo
ここはカレンが勝負に拘る前に、話題を変えるのが吉だ。

「カレンは一緒にこないのか」
「所用があってな。サヤとアヤ……によろしく伝えてくれ」

不自然な言葉の空白に、埋まる言葉は一つしかない。

「博士にも伝えておくよ」
「余計な気を使うな、馬鹿」

俺がサヤと結ばれたことで和解したカレンと博士は、
それでも互いに優しい気持ちを表現するのが未だ苦手らしく、
意志の疎通には第三者の介在が必要不可欠だ。
俺は積極的にその役を買ってでているのだが、悲しいかな、カレンには余計なお世話としか思われていない。
198 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/04(月) 21:06:21.71 ID:I381z2so
作者キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
199 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/04(月) 21:48:55.91 ID:c.GkcJAo
作者ktkr
200 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/05(火) 12:05:07.68 ID:PtqkA.DO
アヤ(ちゃん)とかだと思いました。
201 :トゥ萌 ◆ZPtomoeAuQ [sage]:2010/10/06(水) 01:22:51.14 ID:82DqfQSO
二年
202 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/06(水) 11:35:29.53 ID:AmuONoDO
えっもうそんなに経つ!?
203 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/06(水) 23:33:23.47 ID:.QR1LgAO
昔はよかった・・・
204 : ◆Ec95DXH7wk :2010/10/08(金) 01:06:49.45 ID:khkI9goo

アヤの存在が、カレンを軟化させる材料になってくれればいいのだが……。
颯爽と立ち去る義姉の後ろ姿を見送り、俺はふたり分の代金を置いて席を立った。

――――
―――
――

「もう、いつまで眺めてるの」
「………」
「サトシ」
「……ん」

振り返ると、すぐ近くにまでやってきていたサヤと目があった。
視線は重なったまま、再びベビーベッドで眠るアヤに落ちる。
この世の穢れを知らない、天使の寝顔だった。
ベビーベッドを揺らせば、大きな声を出せば、
すぐにでも機嫌を損ね泣き出してしまう――そんな儚く無防備な寝顔が、愛しかった。

「わたしたちも、もう、寝ましょう?」

優しい声に、頷く。
ベッドに入り、ナイトランプを消すと、サヤは遠慮がちに身を寄せてきた。

「今日は、大丈夫だから。本当よ」

あご先をくすぐる髪や、お腹のあたりにあたる柔らかい胸の膨らみ。
それらに反応しそうになる本能を鎮めて、サヤの手を握った。

「こうしているだけでいい」

妊娠と出産を機に、疲れやすく、また些細な病に罹りやすくなったサヤを、性欲に任せて消耗させたくなかった。

「ごめんなさい」
「……何が?」
「わたし、サトシの妻として、失格だわ」
「サヤはアヤを健康に産んだじゃないか。どこが失格なんだ」
「だって、わたしの体が弱くなったせいで、その、サトシに遠慮させてるじゃない……?」
「俺は、サヤと体を寄せ合って、手をつないでいるだけで十分幸せだ」

サヤの額に、口付ける。
サヤはそれから逃げるように、俺の胸に顔を押し付けた。華奢な体を抱きしめる。
お互いの体温が融け合うような感覚が、眠気を誘う。
目を瞑ると、まるで画面の焼けつきのように、カスミとヒナタの姿が暗闇に浮かび上がった。
消したくても消せない肖像が、無言で俺を責めている。
『サトシが帰ってくるのを、わたしはずっとマサラタウンで待ってるから』
やめろ。
『ヒナタの夢はねえ、パパとママとおばあちゃんの四人でくらすことなの』
やめてくれ。
幻聴が俺を苛む。
205 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/08(金) 01:09:41.26 ID:lPkOuxgo
きっついな
206 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/08(金) 01:24:59.11 ID:pl4O/bQ0
一歩間違えれば、点と線展開になってもおかしくない
207 : ◆Ec95DXH7wk :2010/10/08(金) 18:03:20.34 ID:khkI9goo
「サトシ……?
 どうしたのよ、手が痛いわ」

自分でも気がつかないうちに、俺は強くサヤの手を握り締めていたようだ。
うまく理由を説明できないでいると、

「怖い夢でもみたの」

と笑われた。
実はそうなんだ、と笑い返す俺の表情のどうしようもない強張りを、サヤはこの暗闇の中で見抜いただろうか。
サヤの目に宿る小さな光を頼りに視線を結ぶ。
お互いの息遣いと、アヤが寝返りを打つ音以外に、何も聞こえない静寂の時がしばらく続いた。
窓から差す月明かりが雲に遮られ、部屋が頻闇に満ちたそのとき、サヤは言った。

「サトシは……サトシはね、わたしたちが初めて会った日のことを、覚えてる?」
「ああ。忘れるわけがない」

二年前のあの日、俺はオーキド博士に会うため、白銀山からその足でカツラ博士の私室に赴いた。
カツラ博士は、俺にサヤを紹介し、サヤに俺を紹介した。
黒犬と戯れていた赤毛の美女は、俺を一瞥してこう言った。

「"こんな人はいや。穢らわしい。二度とわたしの前に姿を見せないで"――だったか」
「どうして一字一句きちんと憶えてるのよ」
「それだけ印象に残ったんだ。
 確かにあのときの俺は、身なりがボロボロだった。
 でも、あんなに酷い言葉を浴びせかけられるとは思っていなかった」
「あれは別に、サトシの外見は関係なかったのよ。
 もしもサトシがもっと綺麗な服を着ていたとしても、きっと同じことを言っていたと思うわ。
 ねえ……まだあのときのことを怒ってる?」
「いいんだ、分かってる。怒ってないよ」

あのときは憤りと戸惑いが心のほとんどを占めていた。
が、それからしばらくして、サヤの拒絶は至極当然のものだと受け入れることができた。
何も知らされていなかった俺とは違い、サヤは最初から、
顔合わせが持つ本当の意味を、カツラ博士から聞かされていたのだから。

「サトシに、その、ね……、命令があったのはいつ?」
「サヤに初めてポケモンバトルを教えた日の、前の日に博士に言われた」
208 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/08(金) 18:09:04.47 ID:NKvaG420
しえんぬ
209 : ◆Ec95DXH7wk :2010/10/08(金) 23:02:32.82 ID:khkI9goo
ポケモンの能力を向上させる、ポケモンを容易に使役する、ポケモンの弱点を見抜く――。
多岐に渡る能力に共通する唯一の事項、それは、発現する能力に同一のものは存在しない、ということだ。
代替可能な能力、他の能力と類似性が高い能力なら、使い捨てにされる。
だが稀少性の高い能力は、組織にとって"管理"と"保存"の対象になる。
適格者の遺伝子は複製できない。
単なるクローンでは能力を継承できない。
そもそも、なぜ何千、何万人に一人という確率でポケモンを扱う能力に長けた人間が発生するのか、
その能力が何に起因するのか、何も分かっていないのだ。
組織の研究員の一人は、これが人の進化であると推測する。
人類は未だ進化の途上にあり、長いポケモンとの共生史のどこかで、
人がポケモンを使役する上で有用な能力を発現するのは何も不思議なことではない、と。
それは真実かもしれないし、的外れな仮定に過ぎないかもしれない。
とにもかくにも、俺とサヤは、天文学的確率で発生した一級適格者であり、
人がいつ死ぬとも限らないひ弱な生き物である以上、
組織上層がリスク回避、すなわち能力を受け継ぐ者を望むのは当然の帰結だった。

「最初は、はっきり断ったんだ。
 俺は器用な人間じゃないし、どんな結末になるにせよ、サヤを傷つけることになると思った」
「でも、サトシはとてもうまくやったじゃない?」
「偶然の成り行きに任せていただけさ」

オーキド博士は理解を示すような優しい声で、形だけでもこの任を受けてほしいと言った。
組織の過激な思想を持つ幹部らの、気勢を削ぐために、どうか頼まれてくれないか、と。
210 : ◆Ec95DXH7wk :2010/10/08(金) 23:35:37.97 ID:khkI9goo
俺がオーキド博士にサヤとの距離を狭めるよう言いつけられているように、
サヤもカツラ博士に俺との距離を縮めるよう言いつけられている。
それが確信に変わったのは、サヤが不自然に俺の過去を探るような素振りを見せてからだった。
くすり、とそれまで俺の独白に耳を傾けていたサヤが笑う。

「あなたは勘違いしているわ、サトシ。
 好きな人の過去を知りたがるのは、そんなに不自然で、打算的なことかしら?」
 わたしがサトシに会うことを義務と感じていたのは、
 一番最初に、サトシにポケモンバトルでこてんぱんにされたあの時まで。
 それからはずっと、サトシに会うのが本当に楽しみだったんだから」
「そうだったのか……」

談話室で、サヤが勝手に上着のポケットに入れていた写真を見たとき、
俺は過去の古傷を抉られたような気になって、有無を言わせず写真を取り戻し、サヤを泣かせた。
あのときサヤは、純粋な好奇心と興味で俺の過去を知りたがっていただけだった。
愚かな俺は、オーキド博士の『形だけの任務』という言葉に甘え、
サヤとの繋がりを断ち切るつもりで、主要な任務に没頭した。
そうして俺は、サヤの実姉、カレンと出会う。
カレンが俺を殺そうとした理由は、サヤに近づく男、すなわち俺が組織の人間だったからではない。
俺とサヤが結ばれるよう作為が働き、それがどんな結果をもたらすか、既に知っていたからだ。
カレンは組織の非合法的制裁及び研究について一定の理解を示していた。
だが自分の妹が、ポケモンを扱う能力を持ちつつも戦闘適正を持たず、
やがて他の稀有な適格者と性交渉を持たされ、組織のための子供を産まされると知ったとき、
彼女の怒りは爆発し、その矛先はすべてを知ってなおその決定に異を唱えなかった父親に向かった。
それがカレンの、父親殺害未遂の真実だった。

「カレンに、サヤが俺に会いたがっていると聞かされて、すごく安心したことを覚えている。
 俺はそれまで不安だったんだ。サヤの笑顔のどこまでが本当で、どこからが演技なのか……」
211 : ◆Ec95DXH7wk :2010/10/09(土) 00:02:40.66 ID:/7tFdSso
「わたしだって、サトシがまた会いに来てくれるまで、ずっと不安だったんだから。
 それまでのわたしは、すこし驕っていたの。
 サトシは少なからずわたしに惹かれていて、待っていたらそのうちまた会いに来ると思ってた。
 でも、サトシはなかなかやってこなくて、わたしの自信も萎んでいって、
 我慢できなくなって、手紙を書いて、それで……。
 ごめんなさい。あのときのことを考えたら、今でもすごく悲しくなるの。」

言葉が途切れる。サヤは小さく鼻をすすり、

「わたし、ずっと考えてたわ。
 サトシがこれまでわたしに構ってくれていたのは、純粋に任務のためで、
 サトシを怒らせたわたしは、本気で縁を切られちゃったんだって」
「でも、会いに来た。
 オーキド博士に命令されたからでも、カツラ博士に頼まれたからでも、カレンに促されたからでもない。
 俺がサヤに会いたくなったから」

殺伐とした任務の連続に、俺は癒しを求めていたのかもしれない。
サヤと過ごす一時は、それが予定調和の芝居であると自分に言い聞かせながら、
その実、何よりも得難い安息の時間になっていた。
自分が組織の人間であることを偽らなくてもいい。
一人の人間として、男として、俺はサヤとと同じ目線で話すことができた。
212 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/09(土) 00:17:56.74 ID:I.w5Shoo
支援
213 : ◆Ec95DXH7wk :2010/10/09(土) 12:45:03.22 ID:/7tFdSso
俺は急速にサヤに惹かれていった。
タマムシシティに遠出したとき、帰りの途上で、サヤは禁句を口にした。
『今からほんの少しの時間だけでいいから、組織のことや、お互いの立場を忘れて』
微妙な駆け引きなんかいらない。
俺はオーキド博士の命令を、サヤはカツラ博士からの言いつけを忘れて、正直に感情を吐き出す。
俺とサヤは同じことを望んでいた。
そうして、俺たちは初めての口づけを交わした。

「あれは、ちょっとした冒険だったわ……。
 どうしてもサトシの気持ちが確かめたくて、気がついたら口に出てたの」
「俺がそこでも演技をするかもしれないとは考えなかったのか」
「サトシが不器用なことはよく分かっていたもの。
 ねえ、気づいてた?
 サトシはマイナスの表情を装うのは得意だけど、プラスの表情を作るのはすごく下手くそなのよ。
 だからあなたが笑ったり、嬉しそうな顔をしたら、それは紛れもない本物なの」

以来、俺がサヤの傍にいる理由は、もはやオーキド博士の命令とは無関係になっていた。
博士の、延いては組織の思惑通りになっていることなど、どうでもよかった。
サヤとずっと一緒にいたいという気持ちが募る一方で、俺は二の足を進められずにいた。
もしもこのままサヤと結ばれれば、俺は結果的に、サヤに女としての機能を組織に捧げさせることになる。
生まれた子は高度な教育とポケモン使役に関する教導を受け、やがて組織の私兵となる。
俺の感覚共有能力と、サヤの絶対服従能力、両方の可能性を持つ最強の適格者として。
214 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/09(土) 14:14:12.79 ID:hOdoiQUo
今日もお疲れ様です
215 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/09(土) 14:24:06.41 ID:OZl62qso
オーキドに頼まれてるのも予想外ならサヤがカツラに頼まれてるのも予想外だった(エロシーン読み飛ばしたからかもしらんが)
結構打算的な物の上に成り立つ恋愛だったんだなぁ……

なんだか>>209がちょっと分かりにくいな?
216 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/09(土) 14:54:47.53 ID:VLc3zOI0
ゆとり教育ってすげー
217 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/09(土) 15:09:08.99 ID:u4zC6Cc0
競馬新聞を読むべし
218 : ◆Ec95DXH7wk :2010/10/09(土) 18:45:03.66 ID:/7tFdSso
最後の一線を超えさせたのは、やはり、金髪の一件だろう。
あの事件を切欠に、俺は俺のすべてを、サヤに曝け出した。
ポケモンを、人を、数えきれないくらい殺めていること。
それを知ってなおサヤは、無条件で俺という存在を肯定してくれた。

「前にも言ったと思うけど、サトシがお仕事でどんなことをしているかは、薄々気がついていたのよ。
 でも同時に、サトシがそれを苦痛に感じていることにも、気づいていたわ」

錫の塔の天辺で、サヤは言った。
『一人で背負うのは、もう、やめて。
 もしもサトシのポケモンが死んだら、一緒にお墓をつくるの。
 もしも仕事で辛いことがあったら、もし我慢できたとしても、わたしに話すの。
 わたしは、ずっとサトシの傍にいるから。
 わたしが、サトシの拠り所になってあげるから。
 だから、サトシも、わたしの拠り所になりなさい……。
 勝手に、離れようとしたら、許さないんだから』
その言葉に俺がどれだけ救われたか、どれだけ言葉にしたところで、すべてを伝えることはできない。
あのとき、俺は心の底から、サヤが欲しいと思った。
たとえ組織の掌の上で踊らされていようと、サヤに子を手放す苦しみを与えることになろうと、
サヤを自分のものにしたいと思った。
219 : ◆Ec95DXH7wk :2010/10/09(土) 20:46:56.89 ID:/7tFdSso
「それで、わたしはサトシの拠り所になれているのかしら?」

サヤは悪戯っぽく首を傾げて、俺を見た。

「当たり前じゃないか。
 サヤとアヤがいるから、俺はいつでも自分を見失わずに生きていける」

俺は時折、自分が凪の大海に放り出された一隻の小舟になったような気分に陥る。
雷雨が死者の断末魔の叫びなら、暴雨はこれまでに流した血。
永遠に晴れない暗雲の下、転覆し水底に沈んでしまいたい欲求に駆られたそのとき、
決まって澄んだ光明が、俺を陸地に導いてくれる。
いうなれば二人は、俺にとっての拠り所であり、灯台だった。

「サヤはこの生き方に、後悔したことはないのか?」
「ないわ。たくさん悩んで、その上で決めたことだもの。
 わたしの場合は、悩むというより、自分を納得させる、と言ったほうが正しいけれど。
 わたしがどんな風に能力に目覚めたか、サトシに言ったことがあったかしら?」

いつか、サヤが先天性・後天性どちらの適格者か尋ねたときに、
同時にサヤが能力を発現した経緯を訊いたことがあった。
あのとき、たしかサヤはそれを口にすることをあからさまに避けていた。

「わたしの能力が発現したのは……、たぶん、初潮が来た日。
 気分が重くて、わたしは気晴らしに召使のポケモンと遊ぶことにしたの。
 そのうちの一匹、誰にも懐かないと言われていたガーディが、わたしが触れた瞬間に、お腹を見せたわ。
 わたしはそれをお父様に話して、それからいくつかの簡単な実験があって、わたしはたくさんの大人に誉められた。
 自分が他の人にはない能力を授かったと知ったときは、とても嬉しかった。
 わたしはいつもお姉さまに負けてばかりで、初めてお姉さまに勝てる、自分だけの長所が見つかったと思ったの」
「兄弟姉妹の間の劣等感は、サヤやカレンには無縁だと思っていた」
「そんなこと、ない。
 ある日、お姉さまとお父様が大喧嘩して、お姉さまは家を出たわ。
 そのとき、お姉さまにわたしも一緒に家を出るように言われたけれど、わたしはそれを拒んだ。
 発現以来、お父様や、お父様の研究所の人たちからちやほやされて育ってきたわたしは、
 いくらポケモンの扱いが優秀でも構ってもらえないお姉さまが、わたしに嫉妬していると勝手に想像していたの」
 
220 : ◆Ec95DXH7wk :2010/10/09(土) 21:27:19.96 ID:/7tFdSso
サヤは微かに両目を湿らせながら、

「わたしは子供だった。何も知らない子供だったの。
 お姉さまのポケモンで怪我をしたお父様に、わたしは、どうしてお姉さまと喧嘩したのか尋ねたわ。
 お父様は笑うばかりで、肝心なことは何も教えてくれなかった。
 大人になったら分かると言って、最後に、なぜかわたしに謝った。
 お姉さまが家を出たときのお姉さまの年齢に追いついた頃、
 わたしは能力でポケモンを服従させることができても、
 絶望的にポケモンの扱い方が下手な自分に、何が求められているのか理解したわ。
 お父様を恨む気持ちはなかった。
 ただ、逃げ出したかった。でも、どこに逃げればいいのかわからなかった。
 そのときになってやっと、お姉さまがどんな思いでわたしを家出に誘ったのか理解できたの」

組織の手は大きく、広い。
カレンとサヤの逃避行は、いかなる紆余曲折を経ようとも、いずれは悲しい結末を迎えていただろう。
それを知りながら、それを推察するだけの洞察力を持ちながら、
幼いカレンはサヤを能力ゆえの呪縛から開放しようと、行動せずにはいられなかった。
221 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/09(土) 21:33:08.35 ID:I.w5Shoo
Shi-en
222 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/09(土) 22:35:39.39 ID:DwNQsUk0
〜タマムシ周辺のベンチ〜
             ___
            _■_■◎■■ ◣
          ../(●) (●)  \ 
         /  (__人__)    \    
          |    ノ ノ      |    
         ヽ、 _`⌒'´  .._ /
    ____/⌒``ヽ ,,ー‐,,   "⌒ヽ____
   |____し'⌒/ .    .   /"⌒し′__|::|
   |____(        /_______|::|
    |____/⌒ ヽ、     /______|::|
    |____しイ"i  ゛`   ,,/._______|::|
l二二二二二二 l |二二二二二二二二l__:|
 | |::|   | |::|  し′        | |::|  | |::|
 |_|;;|   |_|;;|            |_|;;|  |_|;;|
223 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/10(日) 10:17:12.50 ID:KnuKnYAO
>>219

凪って波が穏やかなんじゃないの? 文脈的におかしい気がする
俺の読解力不足なだけか
224 : ◆Ec95DXH7wk :2010/10/10(日) 10:39:34.23 ID:lB71W/Ao
「16歳の誕生日を境に、わたしは色々な男の人と会わされたわ。
 約束の日が来るたびに、屋敷のどこかに隠れた。
 使用人に見つかって、席に引きずりだされても、わざと無愛想にしてた。
 わたしのところに来る男は、こぞって自分のトレーナーとしての優秀さを自慢してきたわ。
 わたしにとってはそんなことは、どうでもよかったのに」

タマムシシティで、行き交う同世代の男女を、
物憂げな眼差しで見つめていたサヤ。
その普遍的な人生への憧憬は、推して量れるものではない。

「逃げ続けるわたしを、お父様は咎めたりしなかったわ。
 組織がわたしに対して、強硬手段に出なかったのは、ひとえにお父様の後ろ盾があったからよ」

強硬手段――排卵誘発による採卵か。
組織ならやりかねない。

「お父様はわたしに、選択する自由をくれた。
 けれど、いくらお父様が組織にとっての要人でも、言える我侭には限度があった。
 二年前、サトシに会う少し前に、わたしはお父様に、次に会う人が最後だと言われたの。
 それで、諦めがついた。つけたつもりだった」
225 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/10(日) 10:40:39.98 ID:lB71W/Ao
>>223
すみません 凪→時化 でした
ついでに訂正するなら 雷雨→雷鳴 でした
226 : ◆Ec95DXH7wk :2010/10/10(日) 11:37:10.33 ID:lB71W/Ao
そして話は、俺とサヤが初めて出会った日に繋がる。
サヤの失礼極まりない罵倒は、事情を知ってみれば、何も不思議なことじゃない。
これで最後と諦観しつつも、いざ当人が目の前に現れると、
この先待ち受けている未来に、それを受け入れようとしている自分に、我慢ができなくなったのだろう。

「もしも最後の人がサトシじゃなかったら、わたしは破談にしていたはずよ。
 あなただから……あなただったからこそ……決心できた。
 わたしはどんどんあなたを好きになっていったわ。
 好きな気持ちが、尽くしたい気持ちに変わって、尽くしたい気持ちが、
 自然に、本当に自然にね、あなたとの子供が欲しいって気持ちに変わったの」

サヤは目を閉じ、囁くように言った。

「何度でも言うわ。
 あなたと結ばれて、サヤを授かって、わたしは幸せよ。
 サトシが想像しているよりもずっとずっと幸せなの」

瞼の端から、透明な雫が滲み出す。
どうして泣くんだ、と尋ねる俺の声も、不自然に掠れて上手く言葉にならなかった。
前触れなく訪れた睡魔が、視界に闇の帳をおろした。
カスミとヒナタの幻影は、今度は現れなかった。
227 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/10(日) 11:43:19.92 ID:lB71W/Ao
活字を見るのが辛い
自分の書いた文章を校正しているときでさえ眠気が襲ってくる
228 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/10(日) 13:17:05.21 ID:IAnBiAk0
頑張れ、無責任な言葉だけどこれしか言えない
これが終わってこの先、書き続けるにしても、諦めるにしても誰も何も言わないよ
ただ、自分を救えるのは自分だけ。自分の出番を待ってるのは、結局自分だけだぞ
それによ。あなたの「好き」はこんなものかよ、て周りから思われていいのかよ。
違うだろ、違うはずだ。だから、頑張って下さい。お願いします。

て、無駄に熱くなってごめんなさい。
229 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/10(日) 13:20:55.17 ID:MUlP0dco
別に1カ月ぐらい休んでもいいのよ
230 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/10(日) 13:33:06.65 ID:sA1jtK.o
俺と一緒だな・・・活字を10分も見てると眠くなってしまう
ちゃんと息してないんじゃないか?
231 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/10(日) 14:54:34.13 ID:QGu0w1Qo
あとサヤがサヤを産んでることになってるぞ
最後のセリフのとこ
232 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/10(日) 15:25:01.05 ID:KnuKnYAO
>>227

訂正ありがとう、すまんね

外伝なんだし、書きたいところまでを好きなときに好きなように書けば、それでいいと思うな
続きを少しずつ書いてくれるのも嬉しいけど、
俺たちのために、って無理に続けなくてもいいんだぜ
233 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/10(日) 17:06:51.70 ID:vQtqoQSO
休んでも大丈夫だよ
俺はこのSSが好きだし作者のためなら休息期間が長くても待てるから
投下毎回たのしみですお疲れさまです
234 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/10(日) 18:58:35.97 ID:mp2aWvw0
休みたいときに休むべき
それがたとえ何ヶ月に及んでもおれは気長にずっと待ってます。
それだけ面白い作品だしね。
235 : ◆Ec95DXH7wk :2010/10/10(日) 23:31:39.49 ID:lB71W/Ao
――――――
――――
――

屋敷の裏庭、ラウンドテーブルの対面に座したカレンが言った。
視線は背の低い芝の上でエーフィと遊ぶアヤと、それを傍で見守るサヤを追っている。

「杞憂、だったか」
「少なくとも俺には、サヤに元気がないようには見えない。
 昨日の夜も話したが、何かに悩んでいるようにも感じなかったよ。
 そんなことより、どうだ、混ざりにいかないか」

カレンは視線を逸らし、

「わたしは別に……」
「アヤと一緒に遊ぶのも、叔母さんの義務だ」
「お前、今わたしのことをおばさんと、」
「ご、誤解だ」
「おとーたま!  おばしゃま! こっち!」

アヤが舌足らずな声で俺達を呼んでいる。
初夏の太陽もかくやの眩しくあどけない笑顔で、
退屈そうに――アヤにはそう見えているに違いない――している二人を、
遊び仲間に加え入れようと企んでいる。
236 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/13(水) 16:15:56.58 ID:pPD9vos0
アヤがワニノコみたいになってるNE☆
237 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/20(水) 21:21:46.25 ID:KtvfiAs0
ずっとページ開けなかったんだが
238 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/20(水) 21:28:23.87 ID:QjUy/hco
落ちてたからな
239 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/20(水) 22:39:24.44 ID:MUWs7EAO
アヤ可愛いなあ
240 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/21(木) 17:13:05.94 ID:hyHhveg0
昔は良かった・・・
241 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/21(木) 20:26:58.43 ID:8sm4OaY0
ポケモンのゲームがまさに「昔はよかった・・・」状況だ
白黒クリアしたが全国図鑑完成が遠過ぎて殿堂入りする気すら起きん・・・
242 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/22(金) 01:04:40.02 ID:PLiHRWQo
ポケモンだけ見たらDPよりはポケモンらしいと思ったな。だがワルビアル、お前はダメだ
243 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/22(金) 01:16:03.77 ID:LsvUFNc0
キリキザン&ギギギアル「ワルビアルは駄目だなwwww」
244 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/22(金) 20:00:23.40 ID:j8bbBAMo
>>241
初代・金銀は今じゃ不可能だろ
その理論はおかしい
245 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/23(土) 00:09:30.67 ID:Cm5XkIY0
日本語でOK牧場
246 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/23(土) 14:52:25.32 ID:fXyeVwAO
HGでフシギダネからアルセウスまでボックスに並べて集めてた俺に隙はなかった

まあいないポケモンもちょっとはいるけどさ
247 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/23(土) 20:15:07.57 ID:lnJ6QoAO
ダイパで色違いを出すためだけにヒンバスを13ボックス分量産した俺は隙だらけだった

てかまだ出ない海外版メタモン使って出ないとか鬼畜助けて
248 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/23(土) 22:23:07.71 ID:omHiGQSO
国際孵化でも確率は1/2048だからな
たかが390匹で甘ったれたこと言うんじゃない
249 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/23(土) 22:46:17.32 ID:lnJ6QoAO
ゴメス
250 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/24(日) 21:21:54.66 ID:eJqOnGYo
朝倉涼子の陰謀
乙記念カキコ
251 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/24(日) 22:05:34.83 ID:0hG2pM2o
すげーびっくりしたww
252 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/24(日) 22:55:06.09 ID:aTut.r2o
俺も朝倉読んでたww
253 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/24(日) 23:23:00.11 ID:8yz4RlMo
何々なんかやってたの?
254 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/24(日) 23:24:28.79 ID:IIiGgJwo
なんかvipで>>1が朝倉SS書いてたみたい
255 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/25(月) 00:55:55.93 ID:U/admHUo
朝倉ってなに?
256 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/25(月) 01:30:09.18 ID:jsrzkToo
俺の苗字
257 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/25(月) 01:53:21.49 ID:U/admHUo
なんだそうか
258 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/25(月) 21:19:15.61 ID:920gepw0
このスレほったらかしにして他のSS書くとか…
作者は読者馬鹿にしてんの?
259 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/25(月) 21:20:08.67 ID:qR/2EG6o
せやな
260 : ◆Ec95DXH7wk [sage]:2010/10/25(月) 21:40:22.65 ID:aen8Y8Ao
>>258
本当にごめんなさい
外伝の方が軽いスランプで書けなくなっていたときに
単発SSスレを見つけてしまい
気分転換にと書き始めたら随分長くかかってしまいました

こっちを楽しみにしてくれていた方には本当に申し訳なく思っています
外伝ももうすぐ終わりなので、それまでお付き合い頂ければ幸いです
261 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/25(月) 21:41:21.03 ID:qR/2EG6o
262 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/25(月) 21:51:15.45 ID:6H1vWa.o
別に作者が謝る必要ないと思うけどな
>>258みたいな読者様(笑)はなんなんだ
263 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/25(月) 22:08:23.50 ID:SMyz9uMo
しょせん1掲示板の1スレなんだから気楽にやりゃいいんだよ
プロ読者様はお金払ってから言いなさい
264 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/25(月) 22:17:43.84 ID:.hD7r.DO
客気取りなやつはほっとけほっとけ


でも
外伝終わるのかと思ったら
なんか寂しいな
265 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/25(月) 22:42:58.32 ID:dRI65cSO
趣味なんだから楽しくなきゃ意味ない
書けないときは気分転換も大事だと思う
気長に待ってるよ

外伝終わるの寂しいけど、そう思える作品に会えてよかったです
266 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/25(月) 22:46:56.87 ID:qR/2EG6o
あー10月2日で丸2年だったのか……もうちょっと後かと思ってたけど
しかも2日のレスが一つしか無いのなwwww
267 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/25(月) 22:49:56.04 ID:jsrzkToo
>>258と同じことを俺も思ったけど
俺や他の読者がそう思った事に関して、作者は自責の念などを感じる必要は一切ない
スランプならなおさら

続き待ってます
268 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/25(月) 23:12:42.27 ID:wVQwLESO
とにかく面白い作品が読めればそれでいいや
269 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/25(月) 23:19:19.31 ID:tH/su.s0
このSSまだ続いてたのか…
ポケモンBWやっててふともう一度読みたくなって検索したら
伸びてて驚いた
270 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/25(月) 23:36:27.92 ID:UbiJB7Y0
作者も他の奴らも釣られすぎだろ

けどvipの頃の作者のスルースキルを知ってる身としては
結構なスランプ気味ってことなんだろうな…

ともあれ、流されず自分のペースでやってくれることを願ってるよ
271 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/26(火) 00:16:25.90 ID:POPFJk6o
うむ、タイチの頃の初々しさが懐かしいな
272 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/26(火) 00:45:43.68 ID:GF4IzYoo
タイチが出るのを予想されて焦る作者は可愛かったです
273 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/26(火) 00:54:04.70 ID:ilN6wyQo
スレ民「昔はよかった・・・」
274 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/26(火) 01:41:26.68 ID:ajw2tNI0
最初はリザードンが土管にうんぬんのスレだったな
275 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/26(火) 12:27:29.73 ID:.AkOwdA0
タイチとヒナタの婚約の報告の際に「お姉さまを取られたくない」みたいな感じで拗ねるアヤを妄想した
なかよし姉妹っていいなあ。フヒヒ
276 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/26(火) 17:53:28.31 ID:Tb0d8kDO
お前は俺か
277 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/26(火) 18:37:54.56 ID:i0Ce35Qo
俺もいるぜ
278 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/26(火) 18:40:57.91 ID:6OmMAjso
タイチにツンツンするアヤ可愛い
279 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/26(火) 19:00:10.15 ID:ilN6wyQo
なんでカエデ空気なん?
280 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/26(火) 19:03:40.51 ID:SG9bC5oo
カエデなら俺の隣で寝てるよ?
281 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/26(火) 19:24:27.57 ID:mwZ/S1Eo
そいつはカエデじゃなくてキクコだ
282 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/26(火) 19:29:40.94 ID:Wk4WHb2o
キクコなら俺の隣で寝てるよ?
283 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/26(火) 22:46:51.73 ID:pVNGJQSO
じゃあ俺の隣で寝てるキクコは……?
284 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/26(火) 22:47:31.32 ID:mwZ/S1Eo
そいつはルージュラだ
285 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/26(火) 22:57:21.30 ID:.xZwDkDO
ではチコリータを持つサヤのメイドは頂いていきますね
286 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/27(水) 01:29:33.38 ID:HaI0kFw0
気持ち悪い流れでスレを埋めるなよ


































マグマ団の下っ端♀は頂いていきますね
287 : ◆Ec95DXH7wk :2010/10/27(水) 01:34:56.14 ID:bvPHf3so
躊躇していたカレンも、アヤの度重なる呼びかけを無視することはできなかった。
それから俺たちは庭の中央に場所を移し、
サヤ、カレン、アヤ、俺、エーフィの四人+一匹で等しく遊べるボール投げをする運びとなった。

「ほうら、アヤ、投げるぞ」

いざ遊び始めてみれば、カレンは喜色満面でアヤに接している。
姪ということもあるだろうが、本質的に子供が好きなのではないか、と思う。
もちろん、結婚して自分の子供を作ればいい、とは間違っても言ったりはしないが……。
ほとんど目を瞑ってボールを待ち構えるアヤの手の中に、
限りなく衝撃が殺されたボールがぴたりと収まる。
不可視の力が働いていることは一目瞭然だった。

「とれたぁ!」

アヤは快哉を叫び、方向も力加減も滅茶苦茶に、ボールをエーフィに放り投げる。
誰もいない場所に落ちるはずだったボールは、
ふわりと揚力に持ち上げられて、エーフィの頭上に引き寄せられたあと、サヤの手元に送り届けられた。
エーフィ、お前は本当によくやってくれているよ。

「行くわよ、サトシ」

おっとりしたフォームで投擲されたボールは見る間に失速し――地面に落ちる前に、なんとかキャッチする。
相変わらず運動音痴だな、サヤは。
そう言ってからかうつもりが、

「すごい。ね、お父さんがボール取るところ、見た?」
「みた!おとーたま、すごぉい!」

俺は少し気恥ずかしくなって、カレンにボールを回した。
カレンはこともなげにキャッチし、超高速で投げ返してきた。
視界いっぱいにボールの赤が広がり、額に衝撃が突き抜ける。

「な、なんで俺に投げ返すんだ?」
「逆回りだ」

勝手に決めないでくれ。
それにアヤと俺へのボールの威力に歴然とした差があるのは気のせいか?

「気のせいだろう」

平然と言い放つカレン。
明らかにおかしいよな、と同意を求めて視線を転じると、
アヤとサヤは顔を見合わせて笑っている。
エーフィさえ主の受難などどうでもいいという風に、二股の尻尾の毛繕いをしていた。
288 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/27(水) 01:42:39.21 ID:LuUz4sUo
エーフィかわゆすううぅぅ!
しかしなんというほのぼの展開……それだけに続きが怖いな
289 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/27(水) 01:54:11.47 ID:vBpipvIo
やめろいうな
今は幸せをかみしめとこう
290 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/27(水) 03:31:44.91 ID:W2aPQ6SO
陰謀ぷん太にのったな
291 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/27(水) 04:44:16.20 ID:AzH5eUw0
今が幸せなだけにあとが怖い・・・

てか作者は最初のほうの文章見直してどう感じるのかな
おれ1年前に書いたSSみたいなの読み返したら恥ずかしくて悶絶したんだがwwww
292 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/27(水) 07:56:12.43 ID:tPuAusDO
陰謀色んなところでまとめられてて
ピカチュウのwwikiのアクセス数がえらいことになってる
293 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/27(水) 17:28:40.58 ID:B15WQlEo
数年も書けばすんごいことになるもんだなぁ
294 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/27(水) 18:59:02.85 ID:lTLaAkDO
陰謀、どっかで読んだような文体だと思ったらこの作者だったのかww
295 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/27(水) 19:06:32.13 ID:zubFLwSO
ずっと応援していた身としてこの作品を読む人が増えるのは嬉しいな
296 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/28(木) 01:58:47.66 ID:ZADH1cDO
変なのもいっぱい呼び込みそうでちと怖い
297 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/28(木) 03:11:05.84 ID:tgeOlVk0
徐に口を開くってなんて読むの?
298 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/28(木) 03:13:51.61 ID:HwTaVYSO
「徐」は「おもむろ」と読むよ
ニホンゴムツカシイネ〜
299 : ◆Ec95DXH7wk [sage]:2010/10/28(木) 19:16:42.09 ID:.fzrPuoo
やれやれ。
視線を転じ、ボールを探す。

「探し物はこれかね?」

いつからそこにいたのだろう、草莽の陰からボールを拾い上げたカツラ博士は、
それを俺に投げ返しつつ、

「ワシも仲間に入れてくれんか」
「お父様!どうしてここに?」
「娘二人に娘婿に孫が家に揃っておるんだ。顔を見せないわけにはいかんじゃろ?」
「でも、お仕事は?」

カツラ博士はサングラス越しにでも分かる満面の笑みで言った。

「サボってきた」
「もう……お父様ったら」

サヤが苦笑し、アヤはとてとてと覚束ない歩みでお爺ちゃんの足許を目指す。

「おじいちゃま!」
「おお、アヤ。しっかり歩けるようになってきたじゃないか。すごいぞ」

カツラ博士の手が、アヤを顔の高さまで持ち上げる。
アヤはきゃっきゃっと愉快げに笑い、カツラ博士の禿頭を太鼓のように叩き始めた。

「はっはっは」
「こら、アヤ。やめなさい。おじいちゃんが困ってるでしょ?」
「いや、いいんだよ。アヤはワシの頭がお気に入りなんだ。なあ?」
「アヤ、おじいちゃまのあたま、好き!」
300 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/28(木) 19:29:46.62 ID:wIqpUngo
きたこれ
301 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/28(木) 23:37:20.05 ID:gMxxkNQo
「坊、千のこと、好き!」
302 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/28(木) 23:47:32.98 ID:QKORCN20
泣けてきた
303 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/29(金) 00:58:38.78 ID:WPlXf760
あれ?もしかしてハッピーエンドになるんじゃね?
304 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/29(金) 01:04:52.84 ID:JTrk3rso
儚い夢だった
305 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/30(土) 00:01:34.12 ID:IMugeZUo
首藤さんが亡くなってしまった・・・
306 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/30(土) 00:05:34.31 ID:FBZ.s6Eo
結局ダメだったのか
307 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/30(土) 00:06:36.63 ID:7amkm9Yo
ご冥福を
308 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/30(土) 00:09:01.47 ID:vFXBm1I0
まとめサイトを見てたんだけど、外伝9でサトシが、見えてるポケモンは9体で、感じられるポケモンは10って言ってるけどおかしくない?
ケーシィ、カメックス、リザードン、カビゴン、ラプラス、ウィンディ、ブースター、バシャーモの8体な気がする。
メタモンとカクレオンを入れて、感じられるポケモンが10ってのは正しいと思うんだけど。

俺の読み間違いですか?それともスレでは修正されてるんでしょうか。
309 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 00:46:27.71 ID:DtMK1DI0
作者批判するつもりなら読むな
310 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/30(土) 00:52:19.52 ID:mECubkSO
批判じゃなくて指摘だろうと釣られてみる
311 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/30(土) 00:58:32.88 ID:7amkm9Yo
触らないのが一番良かった
312 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/30(土) 01:30:23.79 ID:PYTjc6Yo
>>308
最初からサトシには9体ポケモンが見えてるじゃないか
でもその時点では多くの読者は8体としか認識してないってだけだ
読み間違いというより読解力不足だと思う

勘の良い人はその文で9体目の正体と、何処でどうしてるかに気づいたんじゃないかな
俺は読み進めるまでわからんかったww
313 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/30(土) 02:17:33.17 ID:Q2yTnASO
ネタバレを回避しつつ気づかせてあげるだなんて、優しいんだな////
314 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/30(土) 15:07:39.81 ID:RRylPC60
アニメでは無印が一番好きだった…合掌
315 : ◆Ec95DXH7wk [saga]:2010/10/30(土) 20:12:25.80 ID:I/qKGwco
孫娘と触れあう老翁を、渋面で見つめる女が一人。
カツラ博士はアヤを地面に下ろしながら、

「アヤと遊んでいたら、お前も子供が欲しくなったんじゃないか、カレン?」

さらりと禁句を口にした。
ぴくり、とカレンの形のいい眉が傾ぐ。

「別に。アヤが可愛いのは認めるが、
 いざ育てるとなれば子供など面倒の種でしか――」
「おぉ、すまんすまん」

強がる娘の主張を遮り、カツラ博士はトドメの一言を放った。

「カレンには一緒に子作りする相手がおらんかったな。はっはっは」

カレンの嫋やかな指が腰のハイパーボールに触れる。
形相には鬼気迫るものがあった。

「――殺す」

これは……かなりマズイ。
が、一度殺されかけた身のカツラ博士には殺気が通用しないようで、

「やるか?やるのか?
 まだまだワシも現役じゃ!来るなら来いっ。遠慮はいらんぞ!」

両手を広げ、華麗にサイドステップを刻んでいる。
この人、完全に娘をからかって遊んでいる。
316 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/30(土) 21:24:10.35 ID:IX.SLo6o
やめろ、もうやめてくれ
これ以上幸せな光景を見てると心が折れる
317 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/30(土) 23:01:44.95 ID:uw3tRgSO
カツラ喧嘩売りすぎワロタ
318 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 23:49:34.65 ID:AGbG8PE0
まとめ二日で一気に読んでしまったぜ
319 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/31(日) 00:30:04.04 ID:qgNsy8wo
ここまでしてもカツラに全く死亡フラグが見えないなwwww
320 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/31(日) 17:22:39.28 ID:rfdSm2.0
カレンさん子作りなら俺が相手を!
321 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/31(日) 17:25:59.53 ID:w3qEerco
数日後、燃え滓になった>>320の姿が!
322 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/31(日) 20:32:57.67 ID:jLMJYcDO
カレン、子供の名前なににしようか?
323 : ◆Ec95DXH7wk :2010/11/01(月) 00:01:51.97 ID:m6f5bj.o
一触即発(主にカレンが)の雰囲気を破ったのはアヤだった。
それまでカレンとカツラ博士を交互に眺めていたアヤが、急に泣き出したのだ。

「あらあら」

サヤがゆったりと歩み寄り、地面にぺたんとお尻をつけて泣きじゃくるアヤを抱き上げる。

「どうしたんだ?転んだのか?」

サヤは首を横に振り、

「分からないわ。でも、たぶん……お姉様、お父様?」
「な、なんだ、サヤ?」
「ワ、ワシは悪くないぞ」

アヤが生まれてから丸くなったとはいえ、サヤの根っこの部分は変わっていない。

「この子の前で喧嘩はやめて。
 お父様はお姉様に謝って。
 お姉様も、それでお父様を許してあげて?」

泣き声を響かせるアヤと、久しぶりに怒気を露わにしたサヤを前に、
しゅんと竦むカツラ博士と、毒気を抜かれた様子のカレン。
カツラ博士は姿勢を正し、わざとらしい咳払いをして、

「ワシが悪かった。お前は母さんに似て……いや、母さん以上にアレだから……
 伴侶探しにはそれはもう……途轍もない苦労が……伴うじゃろう。、
 しかしそのうち……まぁいつになるかは分からんが……きっと良い男が……
 包容力に富み被虐趣味の気がある男が……見つかるじゃろうて。はっはっは」
「言いたいことはそれだけか?」
「まだある。行き遅れても心配するな。
 結婚だけが幸せの形ではないぞ」
「……やはり[ピーーー]」

二人の視線が、サヤの腕の中のアヤに一瞬注がれる。
それで『ポケモンはなし』という協約が結ばれたようだ。
カツラ博士が脱兎の如く逃げだし、カレンがその後を獅子の如く追い詰める。

「もう、お父様ったら……あら」

サヤに視線を転じると、アヤはすっかり泣き止んでいて、

「おいかけっこ!」

屋敷のほうへ遠ざかる二つの影を指さし、笑う。
324 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/01(月) 01:05:19.38 ID:jRdCscoo
アヤ可愛いなwwwwww……
325 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/01(月) 01:33:17.90 ID:Icxrxbgo
カwwwwツwwwwwwラwwwwwwwwwwww

>>324
おい馬鹿三点リーダやめろ
326 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/01(月) 03:53:34.04 ID:X2Ot20U0
結果論だがサトシはサヤよりカレンと結婚した合ってたかもな
327 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/01(月) 04:18:19.31 ID:OlAK0js0
サヤと上手くいってるじゃん
どう見ても幸せ家族だろ
328 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/01(月) 10:43:45.63 ID:l2RmaL.0
さすが炎使い、火に油を注ぐ術は心得てるなww
329 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/01(月) 14:11:30.12 ID:lVtuuXI0
まとめが酷いことになってるんだけど
どうすれば配色直せるんだ・・・
330 : ◆Ec95DXH7wk :2010/11/01(月) 19:39:22.30 ID:m6f5bj.o
まさか、偶然だとは思うが……。

「嘘泣きだったのか?」

柔らかいほっぺたをくすぐってやると、アヤは身を捩らせて「きゃっきゃっ」と笑った。
自然と俺の頬も緩んだ。
この子に限らず、子供の笑顔には周りの誰かを無条件で笑顔にする力がある。
屋敷へと続く道すがら、サヤが言った。

「みんなが揃うなんて、本当に久しぶり」
「カレンは今日は屋敷に泊まるのか?」
「たぶん、そうすると思うわ。
 さっきの喧嘩で、考えを改めていなければの話だけど」
「はは、確かにな……カツラ博士は?」
「夕食は一緒に食べられるんじゃないかしら?
 その後はたぶん、研究所に戻ると思う。
 お父様、口では適当に「サボってきた」なんて言っているけど、
 本当はかなり無理してることが多いから」
「そうか。夕食の席では、また一悶着ありそうだな」
「大丈夫よ。アヤの前で喧嘩はさせないし、
 それに、二人とも本気で嫌い合っているわけじゃないもの」

サヤはアヤの小さな手を握りながら、慈しみに満ちた微笑みを浮かべる。
二人の過激な"コミュニケーション"を、
もしものときには俺が仲裁役を買ってでなければならないと考えつつも、
どこか安心して見ていられるのは、サヤの言うとおり、
二人が本心から啀み合っているのではないと理解しているからだ。
331 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/01(月) 21:33:29.16 ID:mqDIiqAo
ジェットコースターは登っている時が一番好きだ
332 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/01(月) 23:23:58.98 ID:CcgF7ygo
頼むから何も考えずにこの団欒を楽しませてくれよ
悲しくなるだろ
333 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/02(火) 00:10:15.52 ID:ENx.eQSO
カツラはサトシの義父さんか……
ちゃんとおとうさんって呼んでるんだろうか
334 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/02(火) 00:30:59.85 ID:5JrioyU0
SATOSI の実の父はオーキドだっけ?
335 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/02(火) 00:59:31.30 ID:MjRP1wDO
まとめWikiの厨二配色好きだったんだがお米に戻ったな
あとトップ絵でミュウスリーの絵が出てきて感激したけど転載じゃないよね

336 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/02(火) 15:06:04.87 ID:qnPuebYo
オーキドが黒幕と知ったシゲルがどういう反応したのか気になるな
アニメではおじい様とかオーキド博士とか呼んでたし一番尊敬する人物だったはず
337 : ◆Ec95DXH7wk :2010/11/03(水) 01:21:00.38 ID:H/Olf3Ao
抜けるような快晴のもと、俺たちの他に誰もいない裏庭で、
アヤを抱くサヤはそのまま一枚の絵になるくらいに、色めいた光景だった。
絵心のない俺はその代わりに、記憶のアルバムの一ページに、目の前の風景を焼き付ける。

「どうしたの?」
「いや、なんでもない」

恥ずかしくて、言えるはずがない。
だからこの幸福感を、充足感を、俺は別の形で伝えることにする。

「サヤ」
「え……」

不意をついて、キスをする。
柔らかい唇を介してサヤの体温が伝わってくる。
顔を離すと、サヤは頬を仄かに赤らめて、

「もう、アヤが見てるじゃない」
「見られたら何か問題があるのか?」
「そんなことはないけど……いきなりだったから、びっくりしたの」
「急に、したくなったんだ」
「おかしなサトシ」

サヤは笑って顔を逸らし、片耳に髪をかけて目を瞑る。
サヤは背伸びし、俺は身を屈め、お互いに少しずつ顔の高さを合わせて、
俺たちは二度目の、長いキスを交わした。

幸せだった。
充足していた。
何一つ欠けていなかった。

俺は盲信していた。
こんな時間がいつまでも続くと信じて疑わなかった。

永遠の幸福など存在しない。
四季が巡るのと同じだ。
春の後には夏が、夏の後には秋が、秋の後には―――冬が来る。

もしもこの日、サヤの言動と表情のささやかな不一致に気づけていたら。
『みんなが揃うなんて、本当に久しぶり』という台詞に隠された本意を慮ることができていたら。
未来は変わっていたかもしれない。
あの日の"悲劇"を回避できていたかもしれない。
338 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 01:23:33.82 ID:JTG.cCso
遂に動くか……
339 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 02:03:20.43 ID:W/e3RAwo
やめてくれ…
340 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 04:53:44.11 ID:W3wCTs20
別府ログ様まとめ
ttp://yeisu.hp.infoseek.co.jp/matome/pikachu/pikachu.html

お亡くなりになりました・・・
341 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 09:34:15.02 ID:JTG.cCso
あらま
342 : ◆Ec95DXH7wk [sage]:2010/11/03(水) 10:41:12.70 ID:H/Olf3Ao
それから、平穏な数ヶ月が続いた。
長期の任務を二回、短期の任務を六回こなし、
実質、屋敷に戻れたのは全部合わせても二週間足らずだが、
限られた時間の中で、俺は出来るかぎりサヤとアヤと共に過ごすよう努めた。

それだけの猶予を与えられていながら、俺は結局最後まで、兆候に気づくことができなかった。

とある晩秋の朝。

俺は酷い頭痛で目が覚めた。
この痛み方は、飲み過ぎによるものだ。
そういえば、昨日の晩は屋敷の住人が一同に会したこともあり、
料理長以下すべての部門料理人が腕によりをかけて、
豪勢な夕食と高価なワインを振る舞ってくれたのだった。
酒は人間関係の潤滑油、とはよくいったもので、
酒が入ったカツラ博士とカレンは不気味なほどに仲が良くなり、
あまり酒に耐性のないサヤは早々に乱れ――。

「サヤ?」

隣で寝ているはずのサヤが、いない。
左手でシーツの上を撫でてみれば、俺のものとは違う、体温の名残があった。
もう起きたのかもしれない。
俺があんまりよく眠っていたから、声をかけずにベッドを出て行ったのだろう。
蒼白く染まったカーテンは、曇天を予感させた。
薄ら寒さを覚えて、厚手の上着を羽織る。
343 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/03(水) 11:24:00.44 ID:H/Olf3Ao
ベビーベッドで眠るアヤを起こさないように、そっと部屋を出た。
こやみない小鳥の囀りが聞こえるほどに、廊下はしんと静まり返っていた。
三階の東端に位置する俺とサヤの寝室には、
何か特別な用事でも無い限り、使用人はやってこない。
階段を降りていく。

二階。
喧噪の気配がした。
誰かが急ぎ足で階段を上ってくる音がする。

一階。
踊り場で出会った年若いメイドは、
可哀想なほどに青い顔をしていた。

「あ、ああ……あの……!」

何か高価な調度でも壊してしまったのだろうか。
メイドは口を押さえ、肩をぶるぶると震わせながら、

「サヤ様が……サヤ様が火傷を負われて……それでわたし……お伝えしなければと……!」

その瞬間、脳裏を過ぎった思考は、あまりに楽観的なものだった。
調理場を借りて朝食を作っていて、そのときに油が跳ねでもしたのだろう。
あるいは目覚ましの熱いコーヒーを呑んでいる途中、手元に零してしまったとか……。

「…………」

うまく呼吸ができない。
まるでの喉のどこかに、酸素を食らう寄生虫が巣くっているような錯覚がした。
些細な火傷で、メイドがここまで狼狽えるわけがない。
恐らく火傷の深度は、相当に酷い。

「サヤは今どこにいる?」
「ひっ……えっと……あのっ……」
「どこにいるかと聞いてるんだ!」
「う、裏庭です!」
344 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 11:46:41.98 ID:pXfdseoo
続きがきたのは嬉しいがついにこの時が着てしまったかという葛藤。。。
345 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/03(水) 12:09:05.13 ID:H/Olf3Ao
走った。
靴を履くのももどかしく直走った。

サヤ。サヤ。サヤ――。

朝露に濡れた草を踏み分け、
白く霞みがかった裏庭の中央に、屋敷の人間が蝟集しているのを見つける。
一人が俺を認め、脇に体をどけた。また一人、また一人と、脇にそれて道を作ってくれる。
誰もが暗い顔をしていた。
泣いている者もいた。
何かの間違いであってくれればいい。
一縷の望みは、人だかりの中央に横たわるサヤの姿を見た瞬間に断ち切られた。
体には毛布が掛けられている。顔は色を失っていた。
そんな、まさか。

「サ……トシ……?そこに、……いるの……?」
「サヤ!」

跪き、毛布の端から出た左手を握りしめる。

「すぐに病院に行こう。俺が連れて行く」

サヤはほとんど囁くように言った。

「いいの……」
「何を言ってるんだ。すぐに治療すれば、火傷なんて、」
「だめなの……だってこの火傷は……」

サヤの視線が力なく泳ぎ、傍らに転がったハイパーボールに止まる。
346 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 12:12:50.04 ID:rJffERco
あのワン公・・・・
347 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 12:16:56.87 ID:DtPAIUDO
やめろ…やめてくれ……
348 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/03(水) 12:32:57.55 ID:H/Olf3Ao
「ヘルガーが?ヘルガーがやったのか?」

なぜだ?
『ポケモンが危ない? あなた、頭大丈夫?
 私がポケモンに危害を加えられることなんて、天地がひっくり返ってもありえないわ』
出会い立ての頃、サヤは自信満々にそう言って見せたじゃないか。
腹の底から、どす黒い感情が沸き上がってくる。

「やめて。ヘルガーは悪くないわ……悪いのはぜんぶ、わたし……」

手に、微かな握力が込められる。
もしもサヤに止められなければ、
俺は激情に身を任せ、ハイパーボールを叩きつぶしていただろう。
そうだ、サヤがヘルガーに襲われた理由なんて、今はどうでもいい。

「離れろ」

取り巻きが一歩下がったのを確認し、リザードンを召還する。
サヤの体を毛布にくるんだまま抱えあげる。

「病院に行くぞ」
「……無駄よ」

リザードンに跨がると、行く先を告げるまでもなく、リザードンは空に舞い上がり、街の方角に飛び始めた。
349 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/03(水) 14:02:56.07 ID:H/Olf3Ao
身を切るような寒風に晒されながらも、
サヤの額にはうっすらと汗が滲んでいた。
吐息は熱く、ともすれば途切れてしまいそうなほどに弱々しい。
サヤのかさかさに乾いた唇が動く。

「サトシ……わたしね……」
「喋るな。消耗する」
「ダメ……今、言っておかなくちゃ……。
 わたしね、実はサトシに……みんなに黙っていたことが、あるの……。
 アヤが生まれたときから、わたしの能力は……だんだん……弱くなってきて……
 このままじゃヘルガーを制御できなくなるって……本当は、分かってた……」

なぜ、気づいてやれなかった。
後天性の適格者は、先天性の適格者と比較して格段に発展性が高い一方で、
何かを切欠に能力を消失してしまう可能性も孕んでいる。
サヤは初潮を境に能力を発現した。
そして出産を契機に、能力を消失した。

「どうして黙っていたんだ」
「ごめなさい……言ったら、きっとヘルガーは処分されていたでしょ……。
 それにね……おかしな話だけど……わたしは、怖くなったの……。
 能力を失うことで……それを告白することで……。
 わたしの価値も一緒に……無くなってしまう気がして……」
350 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/03(水) 14:27:56.92 ID:H/Olf3Ao
「サヤはサヤだ。
 能力が無くなっても、ただの人になっても、サヤはサヤじゃないか……」
「サトシなら……そう言ってくれると思った……」

サヤは微笑む。
ああ、こんなに儚い笑顔を、俺は今までに見たことがない。

「ねえ、聞いて……昔……わたしはサトシにこう言ったわよね……。
 どんなにわたしがヘルガーに尽くしたところで、本当の信頼関係が築けるはずない、って……。
 そんなこと、なかった……。だってね……。
 わたしの能力が弱くなってきてから……一年以上も、ずっと……。
 ヘルガーはわたしの能力なんて関係なしに……"わたしのポケモン"でいてくれたんだから……」

自責の念で気が触れそうになる。
生理現象として小さな危険を周囲に及ぼすポケモンは赤子の近くに置かないのが常識だ。
定期的に電気袋から放電するピカチュウ然り、たまに吐息に炎が混じるヘルガー然り。
俺はサヤがアヤのことを思って、ヘルガーを極力ボールの中に置いているのだと思っていた。
しかし実際は違った。
サヤは自分の能力が衰えてきていることが、
ヘルガーの凶暴性が抑えられないことが露悪するのを怖れていたのだ。
そして能力に因らないヘルガーとサヤの主従関係の糸は、
時を経るにつれて、ゆっくりと、しかし確実にほつれていった。
351 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 14:35:12.71 ID:rBBpurIo
確かにボールに閉じ込められてたらイライラ来るだろうが
なんというか救いようがないな
352 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/03(水) 15:09:53.09 ID:H/Olf3Ao
組織の研究部署で薬漬けにされ、
挙げ句凶暴性の高さから『廃棄』の烙印を押されたポケモンが、
能力の行使も鎮静剤の投与もなしに、一年以上暴走せずに大人しくしていた。
それだけで奇跡と呼ぶべきなんだろう。

「今朝も、わたしはいつものように……、食事をさせてあげるつもりだった……。
 でも、もう限界だったみたい……急にあの子の様子がおかしくなって……。
 サトシ……、最後のお願いを聞いてくれる……?」
「最後なんて言うな」
「だって、もう、痛みを感じないの……。
 ヘルガーの火が……どれほどの毒性を持つか……。
 わたしは……、よく知ってるわ……」

毛布の端から出た左手の、手首の辺りに視線を落とす。
サヤの白磁のような肌は、今まさに、赤黒い火傷に浸食されていた。
ポケモンに比べて絶望的に生命力が劣る人間にとって、この種の火傷への対処法はあまりに少ない。
[ピザ]リードマン処置及び外用抗菌剤の塗布、あるいは負傷箇所の切除。
前者は優れた設備と医師に不足しない大病院に行く必要があり、
後者は負傷箇所が狭い範囲の場合に限られる。
そしてサヤの場合は、ヘルガーの炎を浴びてから、あまりに時間が経ちすぎていた。
それが分かっていたからこそ、
屋敷の人間も、応急処置を施しただけで、病院に運ぼうとしなかったのだ。
手遅れだと、分かっていたから……。
353 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/11/03(水) 15:15:12.38 ID:HQyQINo0
ああああ!

ここでピザかよぉぉぉ!
354 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 15:16:30.58 ID:rJffERco
あれほどsagaと・・・
355 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 15:28:15.32 ID:gNHp3iEo
sayaaaaaaaaaaauwaaaaaaaaa!!!!!!!11
356 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/11/03(水) 15:39:15.12 ID:H/Olf3Ao
サヤは掠れた声で言った。

「ヘルガーのことを、守ってあげて……」
「それはできない。
 ヘルガーは、罪を償うべきだ」

サヤをこんな風にしたヘルガーを、許せるものか。

「お願いよ……。
 ヘルガーはね……可哀想なポケモンなの……。
 悪いのは、ヘルガーを凶暴にした人間よ……。
 いつか、アヤが……アヤがわたしと同じ能力に目覚めたら……。
 そのときは、アヤにヘルガーを託して……。
 それでね……もしもアヤに好きな人ができて……。
 その人との間に子供が生まれて……アヤが能力を失った、そのときは……。
 もしもそのとき、まだヘルガーが生きていたら……。
 きっとアヤは嫌がるだろうけど……サトシの手で、ヘルガーを楽にしてあげて欲しいの」

サヤは確信している。
自分がそうしたように、アヤがヘルガーに情を移し、
能力を失った後もヘルガーのトレーナーでいようとすることを。

「…………」
「返事をして……?」
「……分かった。約束する」
357 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 15:54:27.06 ID:i42IciE0
アヤあぁぁぁぁぁぁぁ
358 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 15:59:28.42 ID:bOCtpq20
流れぶった切って悪いけど

>>349
「ごめなさい……言ったら、きっとヘルガーは処分されていたでしょ……。
 それにね……おかしな話だけど……わたしは、怖くなったの……。
 能力を失うことで……それを告白することで……。
 わたしの価値も一緒に……無くなってしまう気がして……」

「ごめんなさい……言ったら、きっとヘルガーは処分されていたでしょ……。
 それにね……おかしな話だけど……わたしは、怖くなったの……。
 能力を失うことで……それを告白することで……。
 わたしの価値も一緒に……無くなってしまう気がして……」

だよな?
359 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/11/03(水) 16:13:47.58 ID:H/Olf3Ao
サヤを安心させるために、口先だけで交わした約束が、
後々、俺を縛ることを、このときの俺は知る由もなかった。

「よかった……これで……安心ね……。
 サトシ、サヤのことをお願い……。
 きっと……あの子にはまだ……、
 わたしが死んだことが理解できないでしょうけど……それで、いいのかもしれない。
 ああ、あの子が成長して……元気な女の子になるところが、見たかった」
「サヤは死なない。弱気になるな。
 アヤにも、俺にも、サヤが必要なんだ」
「お父様やお姉様に伝えて……お別れの言葉が言えなくて、ごめんなさいって……。
 今まで、ありがとうって……」
「やめろ、サヤ」
「愛してるわ、サトシ。
 わたしが死んでも……、この体が消えても……、この思いは消えない。
 わたしはずっと……サトシを愛し続ける……。
 重荷とは思わないでね……わたしの望みは……サトシが幸せでいることだから……。
 アヤが物心ついたら、そのときは……」

ほう、とサヤは小さな息を吐く。
痛みが無いというのは本当のようで、サヤは安らかな表情で、目を瞑った。
やがて、山を挟んで屋敷の裏側に位置する、グレン島で一番大きな病院が見えてくる。

「もうすぐ着くぞ。あと少しの辛抱だ」
「…………」
「サヤ?」
「…………」

朱金色の朝日が、火山を、大地を、海原を、遍く紅に染め上げる。
遙か高くの綿雲を泳ぐチルタリスが、透き通った歌声を響かせる。
それを弔歌と捉えるのは、都合が良すぎるだろうか。

とある晩秋の朝。

サヤはまるで眠るように、静かに息を引き取った。
360 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 17:02:37.10 ID:JTG.cCso
oh...
361 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 17:07:26.28 ID:pXfdseoo
ついに・・・;;
362 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 18:01:10.39 ID:ruRo/jw0
えっ?
363 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 19:06:47.94 ID:M0Ba/sSO
あぁ、
364 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/11/03(水) 19:39:31.33 ID:H/Olf3Ao
――――――
――――
――

それからのことを、手短に話そう。
葬儀は身内だけで、しめやかに執り行われた。
サヤの死は残された者の人生に暗い影を落とした。
カレンは屋敷を訪れなくなり、カツラ博士は前にも増して研究所にこもるようになった。
ヘルガーはサヤの希望通り、本土にある組織の研究所で、
鎮静剤を投与されながら、辛うじて生を繋いでいる。
アヤは、死の概念を知らぬ幼いアヤは……、
今もまだ、いつか母親が戻ってくると信じている。
そして俺は、カツラ博士と同じように、仕事に没頭することで、
サヤを失った悲しみから、意識を逸らそうとしていた。
邪魔な野生ポケモンを排除し、敵対勢力を撃滅し、要人を護衛する。
場数を踏むごとに、任務は単純作業になっていく。
任務が終われば、その足で新しい任務に就いた。
アヤの世話は乳母に任せきりで、自然と、屋敷に戻る頻度は減っていった。
アヤの成長を見守るのは、喜びであると同時に、苦痛だった。
身近な人間の死は、自分の死を強く意識させる。
人は脆い。ポケモンの攻撃を受ければ簡単に死ぬ。
組織は俺という一級適格者を失わないよう、細心の注意を払っているが、
それでも熾烈を極める任務の中で、死を覚悟したことは一度や二度どころではない。
もしも俺が死んだら……?
思考の虚をついて、そんな恐怖が心の隙間に流れ込んでくるようになった。
金髪の言葉を思い出した。"死"恐怖症、別名、タナトフォビア。
俺が怖れているのは、死そのものじゃない。
俺が死ぬことによって、残されたアヤがどうなるのか、
アヤがどうその事実を受け止めるのか、ということだ。
365 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 19:41:05.92 ID:JTG.cCso
難しい話だな
366 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/11/03(水) 20:37:55.75 ID:H/Olf3Ao
現状、アヤは俺に危ういほど懐いてくれている。
サヤがいなくなってからは、さらにその傾向が強くなった。
では、アヤに物心がつき、人の死を理解できるようになり、最も多感な時期に、俺が死んだら?
俺がこれまで感じてきた安穏は、平均台を目を瞑ったまま歩くことで得ていた紛い物に過ぎない。
ゆくゆくアヤは組織指定の教導員の指導のもとで、
最高のポケモン使いとなるべく、ポケモンの扱い方、戦わせ方を学習させられる。
構成員に年齢は関係ない。才能が全てだ。
素質が認められ、能力が発現した暁には、すぐにでも組織の即戦力に数えられる。
そうすれば俺とアヤの接点は、ほとんど失われてしまうだろう。
半月に一度、酷ければ一ヶ月に一度の頻度でしか顔を合わせないアヤに、愛情を注ぐのが怖かった。
アヤを連れて組織から逃げ出すことを、本気で考えたこともある。
しかし実行に移せば、オーキド博士は容赦なくマサラタウンの親子を社会的に抹殺するだろう。
それは俺にとって、何よりも耐え難い責め苦のひとつだった。
思考は堂々巡りする。結局俺は、同じ場所に立ち帰る。

そして、風化してはいけないものが風化し、
忘れるべきものが忘れられないまま――サヤの夭逝から数えて十年の歳月が流れた。
367 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 21:39:36.17 ID:ZS13RISO
一気に締めにかかってるな
368 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/11/03(水) 21:48:50.88 ID:H/Olf3Ao
――――――
――――
――

火山の麓から少し離れた町の、それなりに賑わいのあるオープンカフェ。
その一角で義姉とコーヒーを飲み交わし、
近況を報告しあうのは、二ヶ月に一度の恒例行事と化していた。

「仕事は順調か?」
「どうしてなかなか、わたしの性に合っているみたいだよ。
 独立も考えているが、それはまだ当分先の話になりそうだ」

カレンはマグカップを両手で包み込み、その温もりに微笑を作る。
素材の良さは何にも勝る。
化粧気がほとんど無いにもかかわらず、カレンの美貌は周囲の女の中でも群を抜いていた。
実年齢が三十代の手前でも、容姿は二十代の手前で通るだろう。
カレンは数年前から、ポケモンスクールの講師をしている。
子供から大人まで、全てのトレーナーを対象に、
ポケモンの扱い方、ポケモンバトルのテクニックを教えている。
アメとムチの加減が絶妙で、今では人気No1の講師だそうだ。
369 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/11/03(水) 22:07:53.58 ID:H/Olf3Ao
「仕事に一生懸命になるのはいいが、
 入れ込みすぎると、いくらカレンが美人でも男が寄ってこないぞ。
 女は少し隙があるくらいが、丁度いい」

カレンはむっと眉根を寄せて、

「余計なお世話だ。
 わざと弱い女を演じるくらいなら、わたしは一生独身でも構わん」

こんな冗談交じりの会話も、昔では考えられなかったな、と思う。
十年前、サヤの葬儀の後で、カレンは俺に罵詈雑言を吐き散らした後、
俺の肩に寄りかかり、まるで幼気な少女のように、声を上げて泣いた。
思えば、それはカレンが初めて見せた"弱み"だった。
カレンの俺に対する態度が目に見えて軟化したのは、それからだ。

「アヤには、もう会ったのか?」
「グレンには昨日から帰ってきている。
 時々――いや、時間をおいて会う度に――アヤが、サヤの生まれ変わりのような気分になるよ」
「ふふ、お前でそうなのだから、
 子供の頃のサヤを知っているわたしが、どれほど同じことを感じていると思う?」
370 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/03(水) 22:32:55.14 ID:21nWHiwo
アヤへの愛情が深くなるのがいやだったから
アヤにあんなに冷たかったのか

わかっちゃいるけど、どうして仲間に助けを求めなかったんだ
371 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/04(木) 01:13:55.23 ID:3WqwCQc0
>>370
ジムリーダーは基本的に反システムだろ
しかもカスミとも仲が良い奴多いだろうし
372 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/04(木) 08:21:00.79 ID:tMhX/6DO
巻き込みたくなかったんじゃね
みんな大人で家庭持ってるしな
373 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/04(木) 21:09:03.89 ID:laa772w0
アヤ・・
374 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/05(金) 00:40:24.35 ID:UFE86rAo
>>371
いや、システムに反旗を翻せばよかったのにって
本気でアヤを守りたかったら、それが一番いい気がしてな

確実かもしれんけど、システムにいればいつアヤが死ぬか分かったもんじゃないし
375 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/05(金) 00:50:23.87 ID:F8F5CEMo
そのためのカスミ達なんだろ
376 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/05(金) 01:35:47.08 ID:HlgnQ0k0
全部クロキドが悪いんや 
377 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/05(金) 17:06:31.69 ID:5oqZBWM0
なんとも言えない悲しさと虚しさが...
378 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/06(土) 02:41:15.41 ID:q6zc9w.0
ここのサトシはアナキン=スカイウォーカーに似てる
オビ=ワン役 はいないけど
379 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/06(土) 02:49:32.33 ID:BHqk5LQ0
番外編でマサキが活躍すると思ったけど、そんなことなかったぜ!
380 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/06(土) 02:50:33.23 ID:BR17ZbAo
今までの仲間に助けを求めたいといっても、一番の仲間はタケシやシゲル。そしてカスミ。
カスミを捨てちゃった手前、死んでも助けてほしいなんて言えないだろ。
たすけて貰えるとも限らんし。
381 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/06(土) 20:00:44.81 ID:TUOPYRg0
クロキドがにくい
382 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/07(日) 01:23:24.56 ID:HwOnxdw0
ピカチュウがいれば…
383 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/08(月) 00:11:51.11 ID:zzoK6V60
いマサラだけどメタモンでピカチュウに変身すれば最強モード使い放題じゃね?
384 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/08(月) 23:01:26.10 ID:IIhHEXgo
メタモンが変身したからって
能力を使いこなせないだろ

お前がプロスポーツ選手の能力だけ持ったとしても
完璧に使いこなせはしないんだよ
385 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/09(火) 04:15:23.23 ID:rTGFrWo0
つまり使いこなしたら最強ってことか?
サトシならやれるだろ
386 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/09(火) 05:52:15.41 ID:81km0cAO
変身してるメタモンが出来ないだろ

最高のF-1マシンと最高の指導者が揃っても、乗るやつがシューマッハの皮被ったお前じゃ一位は取れない
387 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/09(火) 08:24:08.23 ID:ZWK3B0g0
シュークリームの皮に見えたごめんなさい
388 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/09(火) 09:27:18.39 ID:meVIlOAo
皮被ったお前だけ読んだ
389 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/09(火) 16:06:06.84 ID:q8smAGc0
それ以前にピカチュウのクローンを創れば良いだけでは?
倫理的な問題はあるだろうが、1個体を数年、長くても10年程度で使い捨てて
量産した別の元気な個体に入れ替えれば、半永久的に最強モード使い放題・・・
390 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/09(火) 17:19:52.68 ID:R0nFtQAO
でも記憶とかは引き継がれないんだよな?サトシがそれでいいと思うのかどうか…
391 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/09(火) 20:52:56.20 ID:/FoQog.0
クローンとかじゃ駄目じゃないかな、気持ち的に
ただ一体しかいない、その「ピカチュウ」がサトシのピカチュウだ
392 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/09(火) 20:53:36.97 ID:pjw9Hqko
クローンとかトルーパーだけで十分
ガキの発想で物語を語るなよ少年
393 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/09(火) 21:37:00.59 ID:WxNvkJko
この世界でのクローン技術がどんなものか知らないけど、寿命が短いとかだったら使い物にならないんじゃないか?
394 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/09(火) 23:46:29.93 ID:ez.3ycDO
システムはミュウスリーよりもピカチュウの完全なコピークローンを研究すべきだった
395 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/10(水) 02:25:39.29 ID:701x8zY0
>>386の理屈だとサトシのピカチューはHPもかなり高いの?
メタモンはHPとPP以外はすべてオリジナル同様に戦えるはずだよね
396 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/10(水) 03:58:45.79 ID:WOuaXwg0
更新待ってる間に読み返しては泣いてを繰り返してる
397 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/10(水) 16:25:24.54 ID:aYHS52go
>>395
メタモンがどう変身するかは知らんけど
ピカチュウの姿を見て一般的なピカチュウを模倣しようとしたら終わりだし
仮にピカチュウが特別であることに気づきそう変身しようとしても、改造された頬袋の構造を外見から見抜けるメタモンって凄すぎじゃね?どんなメタモンだよ
398 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/10(水) 18:10:24.65 ID:TPjMiAAO
ただ変身するだけで電気を放ったり炎を吐いたりできる時点で凄すぎる
399 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/11(木) 07:16:16.16 ID:KIv4arE0
>>397
君メタモンで戦ったことないでしょ
見た目以外にもステータスと技と体重まで変わるんだからね
400 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/11(木) 09:00:39.32 ID:ahmlIUg0
やっぱりアヤはヒナタのおっぱいを見てSUGEEEEEEEと思うと同時に
父親が同じなんだから自分にも可能性はあるはずとか思っているのだろうか
ラストからエピローグまでの間に一緒に風呂に入ったり寝たりするイベントがあったと信じてる

フヒヒ
401 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/11(木) 14:18:36.52 ID:K1CeQFwo
サヤはきっとCカップだから問題ない
402 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/11(木) 18:41:40.43 ID:64i8EIDO
いやイメージではスレンダー美人だから、AAか、良くてBだな
403 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/11(木) 18:42:56.93 ID:64i8EIDO
いやイメージではスレンダー美人だから、AAか、良くてBだな
そしてアヤは見事にサヤの体型を受け継ぐ
完璧な容姿を持つ子の唯一のコンプレックス…フヒヒ
404 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/11(木) 18:44:22.55 ID:D4YdMSco
ド変態だー
405 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/11(木) 20:45:14.18 ID:8Zgs6yQ0
ヒナタに抱きしめられたときに感じる柔らかさと温もり、心拍音に
朧気な、母に抱かれた遠い記憶を思い出すアヤ

いいねいいね。なかよし姉妹いいねフヒヒ
406 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/11(木) 21:20:08.45 ID:XUSrb7Eo
仮に変態だったとしても
それは変態という名の紳士だよ
407 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/11(木) 21:27:50.18 ID:kAPU6zco
うるさいよ皮被り
408 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/11(木) 21:30:01.84 ID:KSRentYo
か、かか被ってません
409 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/11(木) 22:01:45.11 ID:NRqgC5wo
>>399
この作品世界がゲームシステム全て再現してるわけではないのは分かってるんだよな?
410 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/11(木) 23:01:51.37 ID:9lyUzgSO
>>394
ピカ様が勝てたのは経験の差でしょ
ミュウスリーがピカ並に熟練してたら勝てる奴いないよ
411 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/12(金) 01:03:52.19 ID:69giC46o
健康的なふくらみっていってたからやっぱりCだよ
美乳だよ間違いないよ

そういや過去編やったら簡潔なんだろうか
412 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/12(金) 03:01:50.20 ID:zI8VBj2o
>>410
そうでもないように思えるけど・・・・
確かに自我奪われてるけど、ピカチュウだって第六感封印してるし
このピカチュウなら互角あるいは圧倒的そうだが
413 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/12(金) 03:02:24.10 ID:zI8VBj2o
誤字
的そう×
できそう○
414 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/12(金) 07:05:46.18 ID:xGN9EEgo
ポケモンの世界があんな簡単にデフォルメされてるわけないだろwww
ゲーム用の設定信じてる情弱乙wwwwwww
415 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/12(金) 08:08:02.42 ID:n7mYH9I0
アヤと婚約するために今からサトシに挨拶してくるわ
416 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/12(金) 16:46:59.66 ID:MtLxxwSO
カレンが立ちふさがる悪寒
417 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/12(金) 17:42:44.09 ID:NEvCg3Qo
そこには消し炭になった>>415の姿が!
418 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/12(金) 21:17:12.74 ID:VVe7c6DO
そこには良純になった>>415の姿が!
419 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/12(金) 21:24:46.81 ID:K.7Q4l6o
それは困る
420 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/13(土) 01:10:45.81 ID:rLaFgNo0
ラプラスがエスパータイプだと思ってる奴情弱すぎだろwwwwww
421 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/13(土) 08:19:57.88 ID:cW0cUAgo
誤爆?
422 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/14(日) 02:48:55.88 ID:8y8mMhg0
>>420
たしか初期設定では水/エスパーになる予定だったらしいよ
423 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/14(日) 08:58:45.25 ID:T/MLzwSO
全力でソース
424 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 01:51:11.59 ID:o5d/ZQY0
ググレカス
425 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/16(火) 19:44:51.25 ID:jXoU/B.0
サトシのラプラスはメスだったのか・・ずっとオスだとおもってた
426 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/17(水) 04:15:22.45 ID:aR93HDc0
ポケモンに性別あるのか?
427 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/17(水) 04:15:52.22 ID:aR93HDc0
ポケモンに性別あるのか?
428 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/17(水) 09:53:59.64 ID:Bk7YJgSO
ニドランすら知らないのになんでこのスレ見てんの
429 : ◆Ec95DXH7wk [sage]:2010/11/17(水) 17:44:19.63 ID:mFjzXqYo
日増しに母親の面影を帯びていくアヤに、
複雑な感情を抱いていたのは、俺だけではない。
それでも今ではこうして、サヤの名前を笑って口にすることができる。
カレンは談笑の余韻はそのままに、

「初仕事は上々だったようだな」
「アヤに直接聞いたのか?」
「聞かなくても、教えてくれたよ」
「…………」

溜息が出た。機密性が重視される任務ではなく、
また話した相手が身内だったから許される話だ。

「怒ってやるなよ。初任務を上手くこなせて、アヤは大層喜んでいたぞ。
 ここ最近はずっと、お前に会って誉められるのを楽しみにしていた」
「それとこれとは話が別だ」

アヤが初めて与えられた任務で、考え得る限り最高の結果を残したことは、
監督役のハギノと本人から聞かされて知っている。
ミッション・オブジェクティブはニビシティ北西部に位置する寒村を襲い、
八名の死傷者を出した野生のガルーラの殺処分、可能であれば捕獲。
アヤは手持ちのポケモンでガルーラの動きを封じ、
直接手で触れ、"屈服"させた後で捕獲した――らしい。
430 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/17(水) 18:09:59.87 ID:BmHBldIo
きた!
431 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/17(水) 18:10:33.42 ID:FC47DqYo
アヤちゃん流石
432 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/17(水) 18:55:22.08 ID:aR93HDc0
ガルーラは子供いるからメスかな?
433 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/17(水) 20:25:23.04 ID:mFjzXqYo
カレンは雰囲気を変えるようにぽんと手を打って、

「わたしは午後から仕事が休みだ。
 それでだ……アヤとサトシとわたしの三人で、本土に遊びに行かないか?」
「悪い。どうしても外せない用事があるんだ」
「そうなのか?ではアヤを借りるぞ?」

俺は首を横に振った。

「アヤは貸せないよ」
「む……親子水入らずの時間が欲しいのだな?
 なるほど、わたしは邪魔者というわけか」

カレンは拗ねたような目で、俺を弱く睨み付ける。

「違うんだ。実は……」

言えば義姉が深い悲しみに包まれると知りながら、俺は口を開いた。




丁寧に刈り揃えられた青芝の上を、深紅のドレスが翻る。
雪のような白い肌。
燃えるような赤髪。
長い睫に縁取られた大人びた双眸。
幼気の残る唇が動く。

「お父様!どこに行っていたんですか?」
「カレンおばさんに会ってきた」
「わたしも会いたかったです……」
「大人の話をしていた」
「そう、ですか……」

アヤは微かに頬を膨らませ、寂しげな顔をする。
その些細な仕草のひとつひとつが、サヤの生き写しだった。
434 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/17(水) 21:19:34.44 ID:ZZNZrKQ0
きたー
435 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/17(水) 21:33:55.75 ID:avD5E02o
ババアかわいいな
436 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/17(水) 21:35:04.27 ID:mFjzXqYo
俺が植え込みの方に向かうと、アヤは子犬のように着いてきた。
歩調を落としてやると、嬉しそうに上目遣いで見上げてくる。
満開のラザレア――アヤの誕生花――が見えてきた辺りで、俺は歩みを止めた。

「能力が発現してから、もうどれくらいになる?」
「三ヶ月とちょっと、です」
「どんなポケモンでも従えられる自信はあるか?」

ここで少しでも迷う素振りをするようなら、先延ばしにするつもりだった。
しかしアヤはぱっと顔を輝かせ、誇らしげに、

「はいっ」
「サヤが……アヤのお母さんがどうして死んだかは、教えたな。
 お母さんを殺したポケモンは、普通のトレーナーには絶対に懐かない。
 他のポケモンよりも強い力を手に入れた代わりに、心が壊れてしまったからだ。
 それでも、アヤ、お前ならきっとそのポケモンを従えられる」
「お母様を殺したポケモンを……わたしが………?」

ヘルガーをアヤに託すことが、サヤの遺言であるとは明かさなかった。
上手く制御できなければ、母親と同じ命運を辿ることになる。
そのリスクを冒すか否かは、あくまでアヤが決めることだ。

「お父様」
「なんだ?」
「そのポケモンは、わたしのキュウコンよりも強いのですか?」
「最高レベルのポケモンだ。純粋な強さで評価するならな」

最高、という単語を耳にした瞬間に、アヤの目に浮かんだ暗い興奮を俺は見逃さなかった。
アヤには能力が発現したその翌日に、一匹のポケモンが与えられた。
先天的な能力値と戦闘適正に秀でた選りすぐりの個体で、
薬物によって精神に支障をきたさない程度に調整が施された、九尾の狐ポケモン。
その強さは折り紙付きだ。――が、やはりヘルガーの前では霞む。
今育てているよりも強いポケモンが現れれば、そちらに意識が移るのは当然の心理で、
しかしポケモンのレベルが高ければ高いほど、一から心を通じ合わせるのには途方もない時間を要する。
だがそれはあくまで、一般的なポケモントレーナーにとっての話だ。
幼い第一級適格者は自信に充ち満ちた口調で、

「そのポケモンを、見せてください」
「怖くないのか」
「わたしは、お母様の娘です。
 お母様にできたことが、このわたしにできないはず、ありません」
437 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/17(水) 21:49:13.45 ID:44twdaMo
高慢なエリート思想がむくむくと来てるな、興奮する調教したい
しかしそれにしても何故サトシはこれをほっておいたんだろう
438 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/11/17(水) 23:22:19.77 ID:mFjzXqYo
「分かった。裏庭に行こう」

アヤを伴って、いつかサヤにポケモンバトルを教えたバトルフィールドに移動し、
数人の庭師や、影で見守っていたアヤの付き人に、しばらく離れているように伝える。
野生のポケモンが紛れ込んでいないことを確認してから、
腰のホルダーから二つのハイパーボールを外し、出来る限り遠くに放り投げる。
閃光。
先に落ちたボールから現れたのは、黒い大型犬に似たポケモンだった。

「あれが……?」
「ヘルガーだ」

狂気を孕んだ菱形の目を忙しなく動かしている。得物を探しているのだろう。
吠え声と共に吐き出された紫色の炎は、近くの芝を灰に一瞬で灰に変えた。
やがてその興味は、牙も爪も持たない、ひ弱な生物に向けられる。

「ひっ」

本能的に恐怖を感じたのだろう、
人殺しを覚えたガルーラを前に動じなかったというアヤが、
恐らく無意識に、俺の服のすそを掴む。

「心配するな」

ヘルガーが背中を弓形に反らす。"火炎放射"の体勢だ。
しかし死に至る炎が吐き出された刹那、カメックスは水の刃の鯉口を切った。
高圧水流は炎を消し飛ばし、ヘルガーの鼻先に小さな擦り傷を負わせる。
動揺し動きが鈍ったところを見逃さず、カメックスがヘルガーの首根を押さえつける。
439 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 19:24:05.64 ID:ZB0dGYSO
そんなヘルガーでもサトシのカメックスに歯が立たないのか……
440 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 20:11:31.64 ID:hcO8NWAo
サトシさんマジインチキ
441 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 21:12:30.83 ID:qONHJ5go
Level5は言ってん ゴゴゴ
442 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 01:06:30.24 ID:kNs9QDM0
サングラス掛けた力メックス…
443 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 01:10:55.81 ID:gtKZPX2o
カメガー!
444 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 02:50:43.44 ID:5Pq85HMo
シゲル「俺のカメックスのほうが強いし」
445 : ◆Ec95DXH7wk :2010/11/19(金) 19:43:21.37 ID:GHQtXFko
「行こう」

歩き出すと、裾に感じていた抵抗が消えた。
振り返ると、アヤは揺れる瞳で俺を見上げていた。

「気持ちが変わったのか」

ふるふると首を横に振るものの、両膝が微かに笑っている。
手を差し出すと、アヤはおずおずと指先を握りしめてきた。
カメックスとヘルガーに近づいていく。
牙の隙間から漏れる唾液と苦しげな呻き声。
組み合った二匹は微動だにしないが、強大な力同士が拮抗していることは明白だった。
あと数歩進めば触れられる位置で、手を解く。

「お父様……」
「どうした」
「もしもアヤがヘルガーを従えたら……アヤを誉めてくれますか?」

俺が頷くと、それまでの怖じ気が嘘のように滑らかな足取りで、アヤはヘルガーに近づいていった。
ヘルガーの思考は、読めたものではなかった。
人の言葉に翻訳することも憚られるほどの憎悪と殺意が渦巻いていた。
しかしアヤがヘルガーの額に触れた瞬間、
砂漠のような心象風景に吹き荒んでいた黒い颶風が、ぴたりと止んだ。
カメックスがヘルガーの首根を解放する。
アヤは静かに命じた。

「――伏せ」

ヘルガーは平伏する。
まるで、幼子の頃から服従を誓ったトレーナーに対するそれのように。

「ふふっ……あははっ……」

緊張の糸が切れたのと同時に、喜悦が込み上げてきたのだろう。
アヤは両腕で自分の肩を抱き、ぶるっと身を震わせて、

「やっぱり、わたしの言うことを聞かないポケモンなんて、いないんです……。
 ああ……最強のポケモンが……こんなに簡単に、わたしのものに……」
446 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 21:23:15.26 ID:dU2cccDO
アヤの能力ってゴーストタイプには効かないのかね?
447 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 21:38:23.97 ID:i0qF4PM0
マグマッグとかベトベトンとかはどうやって従えるんだろうな
448 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 22:57:56.83 ID:.H8jtWEo
マグマッグはともかくとして
ベトベトンというとサトシにデレデレなあのベトベトンが思い浮かぶ
449 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 02:38:58.02 ID:40KOsVoo
危険な兆候に、気づいていなかったわけではない。
適格者の多くが罹患する病――自惚れ、慢心。
サヤの正統を継ぐアヤが、他の一般的なトレーナーを蔑視し、
ポケモンはただの道具という愚かしい認識を持つことは必然と言えた。
しかし慢心に溺れて失敗するのは、二流、三流の適格者の役目で、
一級適格者のほとんどは、挫折の味を知らずにその能力を進化させていく。
またポケモンに対する正しい認識を持たないことは、
幼き組織の私兵たるアヤにとっては、逆に良いことのように思えた。
任務の過程で、ポケモンは傷つき、死ぬ。あっさりと。
一匹を愛せば、その情の深さだけ、その一匹の死を長く引きずることになる。
アヤの能力の一番のアドバンテージは、
能力を限界まで引き出されたポケモンを、
何の調教も訓練もなしに、すぐさま実戦投入できることだ。
アヤには新しく支給されたポケモンを機械的に服従させ、使役する冷徹さが求められる。
計らずともアヤの思想は、組織が求める私兵像に合致していた。

アヤはボールにヘルガーを格納した後も、
恍惚とした表情でボールを眺めていたが、
俄にこちらに走り寄ってきて、

「お父様っ!わたし、できました!」

腰の辺りに抱きついてくる。

「よくやったな、アヤ」

豊かな赤髪を撫でると、アヤは顔を上げて呟く。

「ん……アヤは、お父様に頭を撫でてもらうのが大好きです……」

いくらでも撫でてやりたい気持ちを抑えて身を離し、
アヤのベルトに装着された、ヘルガーのボールを見つめる。
命拾いしたな、と心の中で言う。
もしもアヤが継承を断れば、継承に失敗すれば、そのときは即座に[ピーーー]つもりだった。
ヘルガーに理性が存在せず、サヤの命を奪ったのは致し方ないことだったと、理屈では分かっている。
それでもあの日の感情は、十年以上経ってなお、ヘルガーの死を渇望している。
450 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 04:18:06.76 ID:pvnUH/ko
>一匹を愛せば、その情の深さだけ、その一匹の死を長く引きずることになる。

自分のことですね分かります
451 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 04:57:19.92 ID:KMEmJlUo
ピカチュウウウウウウ!!!!!11
452 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 13:34:20.25 ID:40KOsVoo
「……ひとつだけ、約束してほしいことがある」
「なんですか、お父様?」
「もしもヘルガーが、アヤの言うことを聞かなくなるような兆候が見えたら、
 そのときはすぐにボールに戻して、俺にそのことを知らせる。いいな?」
「わかりました、お父様」

アヤは従順に、しかしどこか可笑しそうに頷く。
わたしがポケモンを隷従さえられなくなる未来なんてありえない、か。
あの頃のサヤとそっくりだ。しかし、それは無理もない。
アヤは自分の母親がなぜ能力を失うことになったのか、知らない。知らされていない。
踵を返し、リザードンを召還する。

「お父様……?どこに行くんですか?」
「セキエイ高原だ」
「そんな……グレンには、もう……?」

返事をしないでいると、

「ま、待ってください。
 わたし、お父様とポケモンバトルがしたい。ダメ、ですか?」
「…………」
「わたしがどれだけキュウコンを使いこなせるようになったか、見てください。お願いです」
「アヤの監督は、ハギノの役目だ」
「あの人、キライです。わたし、本当は、お父様に監督されたい」
「我が儘を言うな」

アヤはぴくりと肩を震わせ、俯く。
453 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 13:48:16.65 ID:L6r25QEo
きてるー
454 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 13:58:21.03 ID:40KOsVoo
「……ないと……じゃないですか」
「……?」
「我が儘を言わないと……お父様はわたしを見てくれないじゃないですか……!」

裾を掴まれる。

「いい加減にしろ」
「イヤですっ」

アヤは面を上げる。
鳶色の瞳は潤み、今にも大粒の涙を零しそうになっていた。
俺は溜息を吐き、アヤの真っ白な頬に手を添えて言った。

「今度だ」
「ぇ………」
「次に帰ってきたときに、アヤがどれだけ成長したか見てやる」

アヤはぱっと笑顔を咲かせ、小指を差し出した。

「じゃあ……指切りしてください」

仕方ない。指を絡め、上下に振る。
恐ろしい罰の内容を、あどけないソプラノが歌い上げた。

「お父様?」
「なんだ」
「できるだけ早く……アヤのところに帰ってきてくださいね」
455 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 13:59:22.96 ID:pvnUH/ko
アヤェ……
456 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 14:16:55.79 ID:5N3UuY2o
♪嘘ついたらハリーセン飲ますっ
457 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 15:16:24.30 ID:QpWTdfQo
ハリーセンもかわいそうだ
458 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 15:36:53.08 ID:eN0rf6Eo
まだ危ういが幸せしか見えない、どうなってんだ
459 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 15:41:27.44 ID:40KOsVoo
本土の上空を飛んでいると、時々、
自然の原色に紛れ込んだ灰色の基地局が目につく。
その大半が未完成で、建設も遅々として捗っていないのが現状だが、
数年後にも本稼働し、通信の中継が可能になれば、
誰もが自分の携帯通信端末を持ち、気軽に遠く離れた誰かと連絡を取り合えるようになるだろう。
ポケモンの住処に基地局のような人工物を建造しようとすれば、野生ポケモンの抵抗は必至だ。
その問題をどう解決すべきか――誰もが『駆逐』という答えを知っている。
しかし誰もが公の場では、中庸的かつ平和的で、おおよそ実現不可能な方法を口にする。
その矛盾を一手に引き受けるのが、組織の役割だ。
公式には『たまたま基地局の建造予定地の野生ポケモンが減少した』という結果が残り、
都合の良い不自然は幸運の産物として歓迎される。

俺が十年以上前から使っている通信端末について、一度博士に尋ねたことがあった。
一般的な通信中継を必要としないこの端末の仕組みについて、博士は
『サトシよ。地球の周りを回っておるのは、月だけではないのじゃ』
と言い、俺が意味がわからないでいると、笑ってこう付け加えた。
『お前は、ただそれを壊さないよう注意しておればよい』
460 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 19:59:10.03 ID:WMu4qYSO
ロケットはあって人工衛星はないのか?
461 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/20(土) 20:29:20.18 ID:40KOsVoo
黄昏時。
銀白色の壁は、淡い宵闇に包まれてなお、神秘的な輝きを放っている。
春に大会が終わったばかりのポケモンリーグに活気はなく、
場内を野生ポケモンに荒らされないよう、組織肝いりのランカークラストレーナーが数人、巡回しているのみ。
ここを頻繁に、非公式に出入りしている俺にとっては皆顔見知りで、着陸を咎められることはない。
四天王の間に通じる正面ゲートの西、白亜の壁に取り付けられた小さなコンソールを操作すると、
壁が奥にスライドし、セキエイ最奥に通ずる隠し階段が出現する。
暗い階段を降り、長い一本道を歩きながら、
俺はつい最近偶然知った、組織の人事部の"不審な動き"について思惑を巡らせていた。

最奥の間、聖跡に足を踏み入れる。
白衣を纏った痩身の老人は、巨大なコンピュータと向き合い、入力コンソールを叩いていた。
その光景は喩えるなら、教会の神父が、巨大なパイプオルガンを演奏している様に似ている。

「博士」
「なんじゃ」
「お体の具合はどうですか」

博士はふんっと鼻を鳴らし、

「すこぶる不調じゃ」
「たまには休まれてはいかがです」
「休めじゃと?とんでもない。今は一分一秒が惜しい。
 安心してシステムを任せられる、有能な後継者がいるなら話は別じゃがな」

今日はあまり機嫌がよろしくない様子だ。
が、わざわざここまで足を運び、直談判しに来たのにはそれなりの訳がある。

「前置きはいい。サトシよ、言いたいことがあるなら、手短に済ませるのじゃ」
「最近、興味深い噂を耳にしました。
 人事部の一部の人間が、未発現の一級適格者の誘引計画を立てているという噂です。
 俺なりに調べてみましたが、その適格者の卵がマサラタウンに住む、
 普通に生活し、普通にポケモンと慣れ親しむ少女であるということ"しか"知ることができませんでした。
 博士はこの件に関して、何かご存じですか?」
「………寝耳に水じゃ」
462 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 20:55:47.86 ID:40KOsVoo
博士は嘆息し、こちらに向き直って言った。

「しかし推理するなら、十中八九、その少女とはお前のもう一人の娘のことじゃろう。
 お前の血統を継ぐ者がいるという情報が、諜報部から人事部の人間に漏れ伝わった結果じゃろうて」
「つまりこれは、組織上層の決定によるものではなく、人事部単独の仕業だと……?」

博士は鷹揚に頷いてみせる。
こういう出方をされれば、追求できなくなることは分かっていた。
だから俺はせめてもと、老獪な管理者に釘を刺しておく。

「ひとつだけ言っておきます。
 カスミやヒナタを守るためなら、ピカチュウを創ったような機関を撲滅するためなら、俺は喜んで組織の犬になる。
 でも、もしもあの子を守るべき組織が、あの子から平穏な生活を奪うようなら、そのときは全力で組織を潰す。
 博士、俺はあなたと違って、組織の内情に疎い。
 もしも組織の中で、博士の"目の届かない"部分があるなら、"目を届かせて"下さい。
 こんな噂は、もう二度と聞かなくてすむように」
463 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/20(土) 21:44:14.26 ID:Tz92krMo
サトシ△
464 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 01:47:46.94 ID:NK0OvYSO
サト□
465 : ◆Ec95DXH7wk [sage]:2010/11/21(日) 16:33:54.59 ID:E9tKoWYo
セキエイを発つと、俺はしばし、行く当てを失った。
タマムシシティ近郊での任務は明日からで、もう一度グレン島と本土を往復する気にもなれない。
相棒は何も言わずに、ゆったりと進路を南南東に変えた。
俺はときどき、俺がポケモンの思考を読めるように、
ポケモンも人の思考を読めるのではないかという気になる。
西の空が菫色に、地上が藍色の帳に包まれた頃、リザードンはマサラタウンの上空に差し掛かった。
家々の窓から漏れるオレンジ色の灯りが、人の温もりを感じさせる。
上空で待機していたピジョットが高度を落とし、広汎に渡る視野を活かす。
見つかる日もあれば、当然、見つからない日もあった。
しかし約二ヶ月ぶりの機会に、幸運の女神は慈悲をかけてくれたようだ。
瞼を閉じた右目の眼窩に、三人の少女が並んで歩いているのが映し出された。
純白のブラウスに赤いリボン、オリーブ色をした膝丈のスカート。
スクールからの帰りと思しきその三人の右端、
指定鞄を両手で前に持ち、長い亜麻色の髪の合間に、眩しい笑顔を覗かせる少女の名は……。

「……ヒナタ」

今年で恐らく、十四歳になる。
トレーナー免許は十一歳のときに取得しているが、旅に出る様子はなく、
カスミやピカチュウと一緒に暮らしている。
祖母にあたる俺の母親は、二年前に他界した。
466 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 17:53:10.93 ID:oZIyy1Ao
ママ…
467 : ◆Ec95DXH7wk [sage]:2010/11/21(日) 19:12:39.94 ID:E9tKoWYo
その死に目に会えなかったことや、葬儀の喪主を務められなかった後悔は、また別の話だ。
岐路。友達と別れ、夕闇の中一人きりになったヒナタに、直接会うのは簡単なことのように思えた。
別に正体を明かす必要はない。他人を装ってすれ違うだけでもいい。
そんな、甘い誘惑から目を逸らす。
家まであと少しといったところで、小さい何かが、ヒナタに近づいていった。
ヒナタは破顔し、黄色いポケモンを抱き上げる。
声は聞こえない。それでも、何を言っているのか容易に推測できた。

『ただいま、ピカチュウ』

玄関ではエプロン姿のカスミが待っていた。
ピカチュウを肩に乗せた娘の姿を認めると、
少し帰りが遅いことを気にしていたのだろう、ほっとしたように頬を緩める。
この家にとっては当たり前の、しかし俺には決して立ち入ることのできない温かな光景。
右目を開けて、俺は言った。

「タマムシに飛べ」

リザードンは北東に進路を変え、大きく羽ばたいた。
やがてピジョットが追いつき、遙か高みを先行する。

永遠に交錯することのない人生だと、理解していた。
日陰に生きる俺に、ヒナタの父親を名乗る資格は無い。あるのは見守る責務だけ。
ヒナタはその名のとおり、「日向」で生きるべき女の子なのだ。

『ヒナタは、ポケモンがすきだから、ポケモントレーナーになりたいわけじゃないもん。
 ヒナタは……ヒナタはパパをさがすために、たびにでるんだもん……!』

幼いヒナタが語った夢が、二年後、現実のものになると、誰に想像できただろう。


運命の歯車は動き出していた。
――静かに、俺の与り知らぬところで。




外伝 了
468 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 19:16:55.80 ID:GuIsShUo
>>467が見えない
469 : ◆Ec95DXH7wk :2010/11/21(日) 19:34:31.72 ID:E9tKoWYo
これにて外伝は完結です

長々と続けやがって、という読者の方もいれば
まだ補完すべき部分があんだろ、という読者の方もいると思いますが
俺としては書きたいことは全て書けたと思っています
本当はもっと短くするつもりだったんですが……
蓋を開けてみると本編の半分くらいの長さになってしまいました

本編後、ヒナタがポケモンリーグ制覇するまでの話や、
ヒナタとアヤが仲良くなる話、本編中のジムリーダーvs四天王などなど
書きたいサイドストーリーはいくらでもありますが
あとは読者の方々の想像にお任せして、この話は外伝も含めて完結にしたいと思います
これからはオリジナルの創作で、今まで培った実力を、客観的に計ってもらおうと考えています
具体的には新人賞か何かに応募してみるつもりです

ここまで辛抱強く読んで下さった皆様には、本当に感謝しています
一人の書き手として、至らなかった部分は多々あると思いますが、
皆様のレスは本当に励みになり、物語を考え、文章に起こす力になりました

最後にもう一度、読者の皆様、本当にありがとうございました
またVIPの単発SSスレか、億に一つの確率で、出版物のあとがきで会いましょう(^0^)/~
470 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 19:34:45.99 ID:Zn7pEEAo
見える
471 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 19:35:58.95 ID:NbFxHhQo
乙、本当におつ
472 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 19:36:35.60 ID:Zn7pEEAo
え?終わり?マジか……
とりあえず乙、最初のスレから読んでたけど最後までつきあえて良かったわ
このスレが落ちるまでになんか進展あったら教えてくだし
473 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 19:37:00.84 ID:nlAQCPYo
おお……終わったぁ
お疲れ様です
素晴らしい作品でした、この作品のお陰でポケモン熱が復興したと言っても過言ではないくらい
ペンネームとかタイトルとかに分かるように目印かなんかお願いしますね
474 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 19:54:23.13 ID:Of9TrGYo
長い間楽しせてくれてありがとう
本当にお疲れ様
475 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 20:02:38.23 ID:oZIyy1Ao
最初から最後までリアルタイムで楽しめて本当に良かった。
今まで読んだ二次創作の中でもトップクラスの面白さだったよ。
乙!!!!!!1
476 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 20:04:09.60 ID:Y9oZ0lso
終わったのか……
乙!2年間楽しかったよ
またどこかで会えるといいな
477 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 20:06:02.96 ID:ZHf5f7g0
乙!!!
478 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 20:13:00.92 ID:A3AoYxIo

乗っ取りからの2年間楽しく読まさせてもらいました
次回作も期待してる
479 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 20:23:40.77 ID:BPyu52Eo
乙!
出来ればその残りの部分も書いて欲しかったな…
480 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 20:39:16.20 ID:H8H52Jgo
乙!
最初のスレで見たときは続くとは思ってなかったが楽しませてもらったよ
481 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 20:46:57.55 ID:BcTFjIUo
482 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 21:41:20.88 ID:tD65jqco
まさかこんなに長く続くとはな〜
楽しかったしいいものを読ませてもらいました
乙!
483 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 21:45:29.52 ID:/p9FdLU0

ぜひ次回作も読みたい
484 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 21:52:41.56 ID:iOOIrUSO
乙でした
毎回、展開にドキドキさせてもらった
こんなに楽しくて、人に勧めたくなる小説は初めてだったよ
これからの活躍期待してます
485 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 22:48:24.11 ID:DuLO/Bs0
おおおお乙
486 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 23:04:02.23 ID:8tV6MRMo
乙でした!
本編の真ん中あたりから読み始めたけど
リアルタイムでスレに投下されるたび展開にわくわくさせてもらってました
ありがとうございました、今後の活動応援してます
487 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 23:14:50.44 ID:zC1Cfqc0
朝倉さんで存在を知った超新参です
短い間だったけど楽しませてくれてありがとう
488 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 23:18:42.05 ID:/DYO.GY0
1週間前に読み始めて昨日リアルタイムに続いていたと知り、
そして今日終了の瞬間に立ち会えて光栄です。
暇つぶしが日課になり、日課が好奇心に変わっていきました。
お疲れ様でした。ありがとう!!
489 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/21(日) 23:35:13.26 ID:kAm5Ch.0
すごく楽しませて貰いました!
既存のキャラも、オリジナルのキャラもすごく魅力的でぐいぐいストーリーに引き込まれました
ヒナタやアヤのあれこれを妄想するだけで幸せですフヒヒ
ときめきをありがとうごさいます。お疲れ様でした
490 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 23:40:10.37 ID:siOHe6DO
長かったな、乙
本編終わってしばらくしてスレ覗いたら外伝書いててビビったぜ
最後の「日向」のとこゾクッとしたわ
ほんと乙
491 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 00:02:30.19 ID:vEF2JZEo
ついに終わっちゃったか。お疲れ様でした
ポケモンのリクエスト通ったときは自分も話に関わってる気がしてうれしかったよ!
心にぽっかり穴が開くってこういうことなんだろうなあ・・・
492 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 00:06:52.33 ID:EedOQ4I0
完結おめでとうございます
能力がなくなったサヤがヘルガー信じようとエサをやり続けた所が俺は好きです
493 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 00:32:45.66 ID:wlzNOESO
乙です
1スレ目からいられて良かったよ
494 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 00:35:49.10 ID:7hFs7J20
本当に乙でした。
毎日の楽しみがなくなってしまうのは寂しいな。
これからの作品楽しみにしてます。
495 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 00:49:57.04 ID:d73v1hgo
乙。
よくやってくれた・・・。
本当にありがとう・・・。
最高だったよ。心からの乙を送る。
496 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 00:54:49.03 ID:TKIuVPIo
リアル胸熱
497 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 00:59:57.32 ID:xXuJNAAO
ヒナタのエロ書いてくれるって言ったじゃないですかー!

2年間乙。またどこかで
498 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 01:14:58.35 ID:gYtEjO.o
なにがあったんだ、アヤとサトシに

何はともあれ乙
2年もやってたのか、長くて短かったな
まさか、あのほのぼの系?が乗っ取られてこんな大作になるとわ
499 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 01:22:21.09 ID:wnSn1iko
乙なんだぜ
500 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 01:22:23.16 ID:kZdlkoDO
ポリゴン乙
501 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 01:36:21.27 ID:/tlU4NEo
乙。
また気が向いたときにでもショートストーリーでもいい。書いてほしいと思う。
502 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 01:47:28.10 ID:vcJ/7kAO
乙です。完結おめでとう。
なんか作者らしいさっぱりとした終わりかたでいいわ〜。
2年間楽しませてもらいました。本当にありがとう。
今後の活躍も期待してます。
503 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 01:59:44.04 ID:haVW4OYo
読者の潜伏数すげえなww
504 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 02:02:43.49 ID:FIRULvg0
乙!
作者はわしが育てた
505 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 03:00:33.52 ID:iejnekAO
終わっちゃったか…2chで最初にハマったSSだったよ。
また後二回くらいは読み返すと思うww
お疲れさまでした!
506 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 04:56:19.44 ID:wJ6bIgDO
長い間乙。
読んでて楽しかったし、まだまだ読みたい。正直名残惜しい。
読めてよかったよ。ありがとう。
507 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 04:59:17.49 ID:vnKdqroo
もう2年も経ってたのか・・・
508 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 07:22:43.96 ID:jL/t7USO
VIPで毎日たってるから気になって読んでみたらまさか二年も続く大作になるとは思っていなかった
とにかくこの作品が大好きでした!!
ありがとう!作者乙!!
509 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 08:51:00.49 ID:oQeYcYDO
作者ぺろぺろー
510 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 09:06:11.40 ID:.1R.Sn6o
ほんとに乙
ときどき本編よんでは泣いてる俺きめぇwwwwwwwwww
お前なら新人賞とれるよ
511 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 12:10:14.10 ID:T.aK05g0
年月経るのは早いな・・・
今後は数年以内に出るであろう新人賞作品を楽しみに待つか
512 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 13:01:12.24 ID:ZKrqoSso
ホント乙
新人賞とれるように頑張れよ
513 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 14:44:40.72 ID:TKIuVPIo
応援スレになるな。これがVIPヌクモリティか
514 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 16:24:09.75 ID:wcDS/sI0
4649
515 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 17:15:34.21 ID:uyZ04NMo
取ったら報告しに来いよ
売り上げには協力するぜ
心から乙
516 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 18:05:59.04 ID:Ke13sYAO


途中参加だったが、本当に面白かった
お疲れさま、ありがとう

このスレが1000にいく前に何か賞とって、報告してくれよなww
517 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 18:57:04.86 ID:D1m27IAO
>>513
ちゃう!製作ヌクモリティや!!
518 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 19:58:15.60 ID:RQ38zwSO
お疲れした!!
ホント、あんなノープランスレがこんな超大作になるとは。
519 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/22(月) 20:03:37.52 ID:GpjXQ/Y0
乙!
520 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 20:44:37.11 ID:GBmcE1Q0
お疲れ!!
521 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/22(月) 22:29:20.19 ID:HDvonCA0
まとめでずっと見てたけど
今までお疲れ様!
522 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 15:35:23.39 ID:bk2tNWY0
乙でした!
523 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/23(火) 15:46:56.30 ID:oxORChI0
乙!良かった!!
524 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 17:26:26.85 ID:gb6XBIAO
>>471-523乙の嵐wwww

乙です!!
525 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 17:53:39.00 ID:u2lIDYDO
乙でした
全部あわせてどれほどの分量なんだろう……
526 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/23(火) 23:03:47.12 ID:wKDBkYY0
本気になれば1000まで乙の嵐うんぬん
乙でした
527 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 07:26:58.75 ID:Reo.8EDO
乙!!おもしろかった!感動をありがとう!
一年半くらい?毎日小説の更新をチェックしてたのに、もうしなくていいなんて寂しいなぁ
終了してから、しばらくはショックで書き込めなかった…
今はハートゴールドで、ヒナタパーティ育ててチャンピオンリーグ目指してる
結構強いなww

あなたのIDや書くクセ、性格とか覚えとくから、いつかまた書店で会いましょう
くじけんなよ!でもちゃんと勉強しろよww!
528 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 08:16:02.75 ID:dD2KRDEo
>>527
気持ちはわかるが
最後らへんは気持ち悪いぜ
529 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 10:53:54.00 ID:18SvQMDO
本編終了後に比べれば可愛いものよ
530 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 14:45:07.68 ID:zhs2gYDO
本当にお疲れ様
まさかあんなスレがこんなことになるとは……
531 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 16:36:02.10 ID:u3bAOADO
スレ追い始めたのが外伝からだからなあ
くやしいのう
532 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 20:19:46.60 ID:QJvc.aUo
挙がってる
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1290160456/
533 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 20:33:38.96 ID:PLQQXvUo
こんなとこに上がっても全然嬉しくねーな
534 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/24(水) 20:36:37.83 ID:X2PlqKgo
今年じゃないし
535 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/24(水) 23:34:44.77 ID:QqPWiNo0
良SSじゃなくて神SS だから
536 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/25(木) 12:09:15.41 ID:RBvI.oDO
乙!
ありがとう
出会えてよかったよ!


個人的にこれを書籍化してほしいわ
537 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 01:24:13.64 ID:J8z6dwSO
サヤの能力で思い出したが
ナナミさんにはどんな凶暴なポケモンも大人しくさせるスキルがあるらしい
まさか彼女も…
538 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 02:40:36.61 ID:vL6op7Mo
何日かぶりにきたら終わってたでござる
とりあえず乙
1スレ目から見てたがこんなに続くとは思わなんだwwww
539 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 19:12:08.64 ID:64Tjcnk0
ちょっと遅れたけど、本当に乙でした。
540 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/30(火) 14:24:13.89 ID:y0yRyoAO
おお…完結してたのか
本当に乙です、本編読んで何度泣いたことか
541 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/01(水) 23:59:19.47 ID:I2CcGmk0
お疲れ様でした
また気が向いたら短編でも何でも書いて欲しいな
542 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/04(土) 11:13:15.66 ID:Hd7duis0
おつかれ!
543 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/12(日) 01:30:28.46 ID:IY5ksIDO
うわぁぁあ!
お疲れ様でした!(号泣

このSSに出会えてホントによかったです。
絶対にこの物語を忘れません。
544 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/12(日) 01:46:51.84 ID:Opa.Lxc0
久しぶり思い出して来たら終わってたでござるの巻
長い間乙でした
545 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/12(日) 09:49:48.13 ID:Zh9B1Zk0
サヤかあいいよぉハァハァ
お疲れさまでした
546 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 12:10:56.18 ID:1odI/9w0
この作者がけいおんSSを書いたのを見た記憶があるのだが
だれか詳細を知らんか
547 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 23:05:37.53 ID:xk63V0Eo
乙!!
548 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage]:2010/12/25(クリスマス) 02:05:17.63 ID:DAhLqsAO
完結してからだいぶ経ってしまったが、今読み終えた
>>1
プロが趣味で書いてんのかとオモタよ
感動をありがとう
549 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) :2010/12/25(クリスマス) 15:26:56.97 ID:F4Z/rAo0
お疲れ様でした。
完結したことを知らずにココを覗き込んでちょっとびっくりしました。
長い間楽しませてくれてありがとう御座いました。
550 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 11:12:20.60 ID:7g4rNyI0
>>546
亀だけど過去スレ見直せばあると思うの
551 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 23:41:27.49 ID:9qPPKp8IO
完結してたのか

>>1乙です
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

552 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/21(金) 22:01:04.75 ID:cxT9S7JO0
たまにあげ
553 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/31(月) 01:07:56.95 ID:fdon94kao
説明会に行ったら参加者12名で、ブラック臭しかしない雰囲気だった。
554 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 02:40:14.72 ID:94HXh7u2o
魔神竜かもん
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