【グリモア】イヴ「捨てノエル?」【私立グリモワール魔法学園】

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1 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/13(金) 00:46:59.63 ID:E1djr8T90
このスレはAndroid/IOSアプリ【グリモア〜私立グリモワール魔法学園〜】のssです。
今回は以下の要素を含みます。
・キャラ崩壊注意
・卯衣は天使
・紗妃は脳ピン
・ノエルはツッコまない
・秋穂はまとも
・ありすありあり(合言葉)


過去作はこちら(上から新しい順)↓
【グリモア】皇絢香「結局どうしよう」【私立グリモワール魔法学園】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1507734476/

【グリモア】エミリア「ドーナツこわい」【私立グリモワール魔法学園】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1507649595

【グリモア】霧塚萌木「やっぱり一番は」【私立グリモワール魔法学園】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1507562486/

【グリモア】水瀬薫子「絶対にやりません」【私立グリモワール魔法学園】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1507466605/

【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」結希「完成よ、転校生くん」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492357132/

【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」卯衣「約束を果たしましょう」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1482596025/

【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」智花「今は5歳です!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475338315/

【グリモア】風子「新しい転校生・・・6歳?」【私立グリモワール魔法学園】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470317511/

【グリモア】如月天「いや、そういうやつじゃないから」【私立グリモワール魔法学園】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470227466/

【グリモア】瑠璃川秋穂「みんなで遊びたいね」【私立グリモワール魔法学園】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470144800/

【グリモア】南条恋「じゃから違うといっておろうに」【私立グリモワール魔法学園】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470058509/

【グリモア】神凪怜「よくわからないが」【私立グリモワール魔法学園】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469972268/

【グリモア】越水ソフィア「ノーサンキューです」【私立グリモワール魔法学園】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469881366/

【グリモア】冬樹ノエル「いい子なんだけどなぁ」【私立グリモワール魔法学園】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469796630/

【グリモア】守谷月詠「転校生をギャフンと言わせてやるんだから!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469708811/

【グリモア】氷川紗妃「転校生さんが記憶喪失!?」【私立グリモワール魔法学園】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1467606239/

結希「出来たわ、転校生君」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1467123430/

【グリモア】立華卯衣「転校生くんと同棲する」【私立グリモワール魔法学園】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1466350149/

【グリモア】南智花「転校生さん!」【私立グリモワール魔法学園】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461492750/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1507823219
2 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/13(金) 00:48:44.61 ID:E1djr8T90
―ある日のこと―

ノエル「よ、よーし・・・・・・今日こそはちゃんと話しかけるんだから・・・」

ノエル「・・・この位置から、逃げられないように・・・・・・」

ノエル「お姉ちゃーーん!!!」ダッシュ!

イヴ「何奴!」ガシッ

ノエル「へっ」

イヴ「はっ!」ポイッ

ノエル「うわあああああああーーーっ!」

イヴ「・・・・・・はっ、つい巴投げを・・・・・・今の、ノエル?」

イヴ「・・・・・・えっ?あれ?もしかして、窓の外に落ちていった?」

・・・

焔「ちっ、美術の宿題とか、なに描きゃいいかわかんねーよ」

焔「・・・でも、ちゃんと出るって決めたしな」

ウワアアアアアアア

焔「・・・?何の声d」

ノエル「焔ちゃん、避けて避けてーーーー!!!!」

焔「はっ?」
3 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/13(金) 00:49:29.66 ID:E1djr8T90
ノエル「あいたたたたたた・・・」

焔「ってててて・・・・・・なにやってんだよ!」

ノエル「なにって、なに、って・・・・・・」

ノエル「ぐすっ・・・ぐすっ・・・」

ノエル「うわあああああああん!!」

焔「お、おい、なんだよ、そんなに痛むのか?保健委員呼ぶか?」

ノエル「おねえちゃんにすてられたあああああああ!!!!!!」

焔「はあ?」

ノエル「あたしはいらない子なんだあああああああ!!!!びえええええええええん!!!!」

焔「ああ、もう・・・・・・転校生ーーーー!!!!!」
4 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/13(金) 00:50:45.21 ID:E1djr8T90
ありす「てん、こ・・・さ・・・・・・ちょっと、ねむぃ・・・・・・ぇす・・・」

クレプリ「このポカポカ陽気じゃ眠くなるのもしかたないさねー」

クレプリ「少年もちょっと眠そうだし、一緒に昼寝するか?」

ありす「ぃぃ、ぇすか・・・?ぁりがと、ござぃ・・・す・・・」

クレプリ「少年もまーた目の下に隈作ってるし。ここらで一休みさね」

ありす「・・・・・・♪」
5 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/13(金) 00:52:33.04 ID:E1djr8T90
ノエル「ぐすっ・・・ぐすっ・・・」

焔「やっと落ち着いた・・・なんでこういう時にあいつはこねーんだよ!」

焔「んで、何があったんだよ」

ノエル「ぐすっ・・・あのね、お姉ちゃんを見かけたから、声かけようとしたらね」

焔「うん」

ノエル「そのままガッとつかまれて、ポイッて窓の外に・・・」

焔「はあっ?」

ノエル「お姉ちゃんに捨てられたんだ・・・ノエルちゃんはいらない子になったんだ・・・」グスグス

焔「あっ、おい、こら、やめろ!泣くな、おい!手離せ、おい、頼むから」

ノエル「うわあああああああん!!」

焔「あああ!!!至近距離だから耳がああああああ!!!!!」
6 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/13(金) 00:53:36.84 ID:E1djr8T90
―その日の夜―

ノエル「あたしはお姉ちゃんに捨てられた・・・・・・」

ノエル「もうこれは、捨てノエルちゃんになるしかない!」

ノエル「そうと決まれば、えっと、ダンボールダンボール・・・」

ノエル「うーん、あんまり朝早くからやると迷惑だし・・・」

ノエル「7時ぐらいでいいかな」

ノエル「えっと、ペンあったっけ?あったあった、ぶっといの!」

ノエル「前の歓迎会で使ったやつだ〜・・・・・・はぁ」

ノエル「歓迎会、か・・・・・・」

ノエル「どうして、こうなっちゃったんだろう・・・」
7 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/13(金) 00:54:57.02 ID:E1djr8T90
イヴ「・・・さすがに気付かなかったとはいえ、窓の外に投げるのはやりすぎたかしら」

イヴ「いえ、でも今更態度を変えるのも・・・」

イヴ「・・・・・・」

イヴ「怪我をしてないか様子だけ見ようかしら」

イヴ「明日は校門当番を代わってもらいましょう。えっと、誰だったかしら?」

イヴ「・・・もしもし、夜分遅くにすみません。氷川さんですか?」

イヴ「ちょっと朝の当番を代わって欲しくて。え、あ、はい。そうですね。一緒にやれば・・・」

イヴ「わかりました。時間は7時半からですよね」

イヴ「はい、よろしくおねがいします。・・・・・・これでよしと」
8 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/13(金) 00:55:52.29 ID:E1djr8T90
―翌朝―

〜校門前〜

兎ノ助「・・・・・・」

ノエル「・・・・・・」

兎ノ助「なあ、ノエル。何してるんだ?」

ノエル「うのっち。あのね、アタシ・・・お姉ちゃんに捨てられちゃったの」

ノエル「だから、だから・・・!」

[拾ってください]ノエル「ノエルちゃんは、捨てノエルちゃんになったの!」

兎ノ助「いや、わけわかんねーよ」

ノエル「だって、だって!お姉ちゃんに捨てられちゃったアタシには、もうこれしか・・・!」

兎ノ助「いや、ほら、一回落ち着け、な?イヴだって本気でおまえのことを捨てるわけ・・・」

ノエル「いいんだよ、うのっち。慰めてもらわなくても。アタシのことは、アタシが一番よくわかってる」

兎ノ助「いや、だからな・・・・・・あっ、転校生。なんとか言ってくれ」

ノエル「お兄さん、おはよー」

兎ノ助「・・・・・・いや、やっぱこういう反応だよな」

ノエル「お兄さん。あのね、アタシ、お姉ちゃんに捨てられちゃったの。だから捨てノエルちゃんになったの」

兎ノ助「・・・なんでわかるんだよ!」

ノエル「えっ、お兄さん、アタシを拾ってくれるの!?」

兎ノ助「えっ、あー・・・風紀委員案件じゃないよな?」
9 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/13(金) 00:56:38.60 ID:E1djr8T90
兎ノ助「ってか、拾うって言ったって、どうするんだ?」

ノエル「・・・執行部とかにかけあってくれるの?」

兎ノ助「ガチじゃねーか」

ノエル「お兄さん・・・・・・ありがとう!アタシ、立派なお兄さんのペットになるね!」

兎ノ助「ううむ、特に他意はないんだよ・・・な?」

ノエル「目指せ、シローとインティ!」

兎ノ助「あっ、他意はないわ」

ノエル「それじゃあ、一回ダンボールから出るから・・・わわっ、そ、そのまま持ち上げられちゃった!」

兎ノ助「おおう、お前力あるな・・・」

ノエル「えへへ〜、お兄さんに拾ってもらっちゃった。秋穂ちゃんに自慢しちゃおっと」

兎ノ助「なにも起こらないことを祈るが・・・」
10 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/13(金) 00:57:40.46 ID:E1djr8T90
イヴ「おはようございます」

紗妃「おはようございます、冬樹さん、兎ノ助さん」

兎ノ助「おう、おはよう、イヴ、紗妃・・・・・・あっ、そうそう」

紗妃「どうしたんですか?」

兎ノ助「イヴ、なんかお前の妹が大変なことになってるぞ」

イヴ「えっ?」

兎ノ助「7時ぐらいだったかな、ここに来て拾ってくださいって書いた段ボールに入って・・・」

イヴ「えっ?」

兎ノ助「捨てノエルになったっつって転校生に拾われていった」

イヴ「はい?」

紗妃「な、な・・・」

兎ノ助「んで、転校生がペットの許可を取りに執行部に殴り込みしに行った」

イヴ「うん?」

兎ノ助「なんか、お姉ちゃんに捨てられたーって」

イヴ「捨てられた?」

紗妃「なにやってるんですか!!!冬樹さん、ここをお願いします!私は転校生さんを探してきます!」

イヴ「えっ、私もノエルのことを・・・・・・」

イヴ「・・・・・・行ってしまったわ」

兎ノ助「まあ、がんばれ」
11 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/13(金) 00:59:33.13 ID:E1djr8T90
ノエル「お兄さんすごいね!簡単に許可が降りちゃった!」

ノエル「生徒会と風紀委員にも説明してたし、これで今日からお兄さんのペットになれるね!」

ノエル「あ、それだと首輪とかリードとかいるかな?」

ノエル「だいじょーぶ!自分のものは自分で買うから!ノエルちゃんだってその辺りはわきまえているのだ!」

ノエル「・・・・・・えっ?いや、確かに自分でお金を出すペットはいないけど・・・」

ノエル「ええっ!?本当に全部買ってくれるの!?」

ノエル「あ、あわわ、お兄さん太っ腹だ・・・」

ノエル「あ、そ、そうだ!これからは、お兄さんじゃなくてご主人様って呼ばなきゃ!」

ノエル「だって、飼い主だもんね」

ノエル「え、最初に欲しいもの?うーんと・・・」

ノエル「ごはん!」
12 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/13(金) 01:00:22.00 ID:E1djr8T90
紗妃「いました、転校生さん!」

ノエル「あ、氷川さん」

紗妃「ああっ、ノエルさん・・・本当だったんですね」

ノエル「あっ、もしかしてうのっちから聞いたの?」

紗妃「転校生さんが幼気で無知な少女を自身のペットにして色んな意味で可愛がろうとしているという話は!」

ノエル「え、何の話?」

紗妃「今日という今日は見過ごせません!しっかりお説教を・・・え?」

紗妃「風紀委員会に許可はとっている?そ、そんなこと、委員長が許すわけ・・・」

紗妃「わ、わかりました。確認します」
13 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/13(金) 01:01:38.94 ID:E1djr8T90
紗妃「えっと、本当だったんですね・・・」

紗妃「ごめんなさい、私先走っちゃって・・・」

ノエル「まーまー、そんなこともあるって」

紗妃「あ、でもわかってると思いますけど、ちゃんと健全な生活を送ってくださいよ!」

紗妃「信じてますからね!」

ノエル「ってことで、それじゃあ購買部にしゅっぱーつ!」

紗妃「・・・本当に大丈夫でしょうか」
14 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/13(金) 01:05:48.35 ID:E1djr8T90
イヴ「・・・あれは、転校生さんとノエル?」

イヴ「・・・やっぱり、いつも通りじゃない。なにも心配することなんか・・・」

イヴ「・・・・・・えっ!?く、首輪!?」

イヴ「り、リードまで!しかも転校生さんが握って・・・」

イヴ「あ、もあっと・・・・・・風紀委員公認!?」

イヴ「執行部も、生徒会も、教務部も・・・・・・」

イヴ「転校生さん、いったいどうやったんですか・・・・・・!」

・・・

ノエル「えっと、授業はちゃんと受ける」

ノエル「お部屋はおにいさ・・・ご主人様の部屋で寝る」

ノエル「ごはんはご主人様が用意してくれる」

ノエル「・・・こんな感じ?他に何かした方がいいことない?」

ノエル「いや、ないならいいんだけど」

ノエル「うーん、なんか至れり尽くせり・・・ペットってそういうものかな?」

ノエル「まあいいや。それはこれから考えていこうっと」

ノエル「というわけで!今日からノエルちゃんはご主人様のペットだから、末永くよろしくね?」
15 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/13(金) 01:07:06.30 ID:E1djr8T90
おまけ

秋穂「ええっ!?」

さら「どうしたんですかぁ?」

秋穂「の、ノエルちゃんが、先輩のペットになったって!」

さら「転校生さんのペット?」

シロー「わう?」

秋穂「こ、これって、つまり、その、あわわわ・・・」

秋穂「で、でもノエルちゃん、そんな素振りは・・・あ、わたしが気付いてなかっただけなのかな・・・」

さら「転校生さんのペットですかぁ。わたしもなれるんでしょうか?」

シロー「わんわんっ!」

さら「そうですねぇ。シローのお仲間ですねぇ」

秋穂「でも、ノエルちゃんはノエルちゃんのお姉ちゃんに捨てられたから捨てノエルちゃんになって先輩のペットになったって言ってるから・・・」

秋穂「わ、わたしをおねえちゃんに捨ててもらうの?」

秋穂「・・・・・・」

春乃「・・・・・・」ドキドキ

秋穂「そんなのムリだよ〜っ!」

春乃「秋穂ーっ!」

秋穂「お、おねえちゃん!」

春乃「大丈夫よ!お姉ちゃんが秋穂を捨てるなんて絶対にないから!むしろ未来永劫面倒見るから!」

秋穂「おねえちゃん・・・・・・うん、そうだよね!おねえちゃん、だいすき!」

春乃「ああっ!ラブリーマイエンジェルあきほーーーっ!おねえちゃんも大好きよーーーーっ!」

さら「・・・・・・」

さら「たつきさーーーん!」トテトテ

To be continued・・・
16 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/13(金) 01:14:53.86 ID:E1djr8T90
今日はここまで!まだイヴは壊れてない。まだイヴはまとも。大丈夫、今回こそイヴは普通の生徒になるはず。
次回は3日以内に更新します。できれば毎回3日以内に。
ふーちゃんのときは毎日やってたけど、あれはさすがにちょっとキツイと思ったんで勘弁してくだしぃ。
喋らない転校生を書くのはいつ振りだろう。最後に書いたのはおそらく紗妃の安価スレのときだったから・・・
今回の秋穂は割とツッコミしてます。ボケないです。ボケないです。
ありすありあり(合言葉)
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 02:41:17.56 ID:LUxu7chto
ありすありあり
そりゃいつもツッコミ役だったキャラがああなればボケ倒しになるからなぁ
18 : ◆GiMcqKsVbQ [sage saga]:2017/10/15(日) 00:11:05.76 ID:RMuxiUZT0
ノエルが転校生のペットになってから、1週間が過ぎた

みちる「ノエルちゃん、転校生君、おっはよー」

ノエル「おっはよー!」

みちる「いやー、もうこの光景も見慣れたもんだよねー」

ノエル「そう?」

みちる「うんうん。最初は転校生君が血迷ったのかって思ったけど・・・」

みちる「まあ慣れたらどうってことないよね」

ノエル「だよねー。人間なにごとも慣れだよ。ね、ご主人様」

みちる「それじゃ、私朝練あるから」

ノエル「はーい、がんばってねー!」
19 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 00:13:41.05 ID:RMuxiUZT0
〜教室〜

初音「なーなー、実際、転校生のペットってどんな感じなんだ?」

ノエル「んっとねー、なんていうか・・・」

ノエル「三食昼寝付き遊び付きの民宿みたいな?」

初音「へー。んで、お前はなにやってんだ?」

ノエル「もちろん、ノエルちゃんのラブリーでチャーミーな愛らしさを振りまいてお兄さ・・・ご主人様を癒してる!」

初音「ガチペットじゃねーか。みんなのサポ役はどこにいったんだよ」

ノエル「だってだって〜、ご主人様、なにもやらせてくれないんだもん!」

明鈴「つまり、僕も転校生のペットになればごはんたくさん食べれるアル?」

ノエル「うん。たぶんね」

梓「いやーいいッスねー、そんな生活。ちょっと憧れるッス」

ヤヨイ「寝てるだけでごはんが出てくるんだっけ?そういうの」

小蓮「それはただのニートネ!」

ノエル「に、ニート・・・いやいやいや、アタシちゃんと学校来てるし!」

ヤヨイ「そういえば、今兄さんと同じ部屋に寝泊まりしてるんだよね。ベッドとかどうしてるの?」

ノエル「即席ベッド(すごく快適)を作ってくれたよ」

ヤヨイ「すごい!」

初音「マジで転校生JGJに来てくれねーかなー。あいつ営業も人事も開発も全部行けると思うんだけどなぁ」

ノエル「よくわかんないけどなんか有能そう!」
20 : ◆GiMcqKsVbQ [sage saga]:2017/10/15(日) 00:15:12.03 ID:RMuxiUZT0
イヴ「・・・・・・・・・・・・」ムスーッ

怜「なあ、氷川。なんだか冬樹の機嫌が悪くないか?」ヒソヒソ

紗妃「そうですね、やはり妹のノエルさんが転校生さんに拾われたことと関係があるかと・・・」ヒソヒソ

イヴ「あの子は関係ありません!!」

風子「はいはい、落ち着いてくだせー」

風子「別に追及しよーってわけじゃねーんです。ただですね」

風子「もし、今回の件について何か知りたかったら・・・」

・・・

イヴ「他人に聞いてみるのもあり、ですか」

イヴ「誰か、いろいろと知ってそうな人・・・」

イヴ「転校生さん・・・は渦中の人物だし、まさかあの子に聞くわけにもいかないし・・・」

イヴ「・・・・・・事情通といったら、やっぱり遊佐鳴子かしら?」

イヴ「いえ、彼女に貸しを作るのは嫌ね。やはりここは・・・」
21 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 00:16:48.91 ID:RMuxiUZT0
萌木「はい?ノエルちゃんのことですか?」

イヴ「ええ。転校生さんがわざわざ執行部や教務部、生徒会や風紀委員にまでかけあったこの事態」

イヴ「情報共有が全然されていないの」

イヴ「それで、もしかしたら何か知ってるかも、と・・・」

萌木「そう、ですね・・・ごめんなさい。私も詳しく知らないんです」

萌木「私が知ってるのは、転校生さんが【犬の気持ち】【猫の気持ち】【はじめてのペット飼育】っていう本を借りたことぐらいしか」

イヴ「あの人は何を考えているのやら・・・」

里菜「おーっす、萌木!それと冬樹!なんか大変だなー!」

萌木「り、里奈ちゃん、図書室では静かに・・・」

イヴ「いえ、私は大変ではありませんので」

里菜「そうなのか?なんか昨日精鋭部隊の・・・えっと、来栖!が冬樹の妹を慰めてるとこ見たけど・・・」

里菜「なんか、おねえちゃんになんとかとかって言ってたような・・・」

イヴ「・・・私?」

イヴ「それに、来栖さん・・・いずれにせよ、有益な情報をありがとうございます」

里菜「おう!なんかわからんがよかったのだ!」

萌木「里奈ちゃん、もうちょっと声を小さくして〜・・・」
22 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 00:20:27.64 ID:RMuxiUZT0
ノエル「あ、ご主人様ご主人様ー!」

ノエル「どこ行くの?どこ行くの?一緒に行く!」

ノエル「・・・えっ?なんか本格的にイヌっぽくなってきたって?」

ノエル「うーん、今のノエルちゃんはお兄さんに飼われてる飼い犬ならぬ飼いノエルちゃんだから・・・」

ノエル「そうなるのもしかたないかもね!」

ノエル「それでそれで、どこ行くの?」

ノエル「生徒会のお手伝い・・・おっけー!」

ノエル「みんなのサポ役、ノエルちゃんの本領発揮のときだ!」

ノエル「ノエルちゃんが生徒会のお手伝いをするご主人様をサポートするからね!」

ノエル「ご主人様が生徒会をサポートして、アタシがご主人様を・・・」

ノエル「あれ?」
23 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 00:21:47.34 ID:RMuxiUZT0
ノエル「ってことでお手伝いします!なんでもどんとこいやぁ!」

虎千代「はっはっは!元気があっていいな!よし、じゃあ・・・何か簡単な仕事はあるか?」

薫子「そうですね・・・どうしましょう?」

聖奈「流石に専門的なことは任せられませんし・・・」

チトセ「結構機密事項もあるしね、ここ」

ノエル「えー、じゃあなんにもないんですか?」

チトセ「・・・いや、そろそろ」

寧々「虎千代ちゃーん!あーそーぼー!」

虎千代「学園長、アタシは今から仕事を・・・・・・おっ、そうだ。冬樹」

ノエル「はいはーい!学園長、今日はアタシが生徒会のサポート役だから・・・」

ノエル「つまり、学園長のサポート役!」

寧々「おおっ!」

ノエル「ってことで一緒に遊ぼ〜」

寧々「わーい!」
24 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 00:23:46.17 ID:RMuxiUZT0
寧々「ねーねー、冬樹ちゃん」

ノエル「ノエルでいいよー」

寧々「じゃあノエルちゃん。なんでお兄ちゃんのペットになったの?」

ノエル「それには、とても深くて悲しい事情があったのです・・・」

寧々「じゃあいいや」

ノエル「ええっ!?こっから壮大なストーリーがはじまるのに!」

寧々「それでね。ネネ、お外に遊びに行きたいの。最近ずーっとお部屋の中にいたから」

ノエル「おっけー!あ、ちょっとまってね、確かメモを渡されたから・・・」

ノエル「えっと、『学園長と外に行くときの注意事項』」

寧々「なにそれ?」

ノエル「『1.そとで買うお菓子は500円までとする。2.夕飯までに帰ってくること。3.風飛の外に出ない事。4.夕飯が食べれなくなるようなことはしない事』」

ノエル「だってさ」

寧々「はーい!」

ノエル「それじゃあ、街までレッツゴー!」

寧々「ゴー!」
25 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 00:26:14.13 ID:RMuxiUZT0
ノエル「ってことでいっぱい遊んできたよ!」

ノエル「寧々ちゃんも大変だよねー。あの年で学園長ってさ、いっぱい遊びたいだろうに・・・」

ノエル「え?・・・うん、そうだね。これからも、ちょくちょく遊びに行こうかな」

ノエル「あ、でもでも、ご主人様が優先だよ!」

ノエル「だってご主人様、気が付いたらクエストいったりお仕事したりしてるんだもん!」

ノエル「今週だってもう3回クエスト行ってるでしょ?んで図書委員と飼育委員と生徒会のお手伝いしたでしょ?」

ノエル「ご主人様はもっと遊んだ方がいいって!てか休んだ方がいいって!」

ノエル「だから、その・・・今度、遊びに行こ?」

ノエル「え?どこにって、えっと・・・・・・」

ノエル「ぺ、ペットショップとか!」
26 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 00:35:33.16 ID:RMuxiUZT0
ゆかり「こんにちは、転校生君とノエルちゃん。今からお出かけ?」

ノエル「うん!おに・・・ご主人様と街に!」

ゆかり「うんうん、そうなんだ。ちなみに、どこにいくの?」

ノエル「ペットショップ!」

ゆかり「なるほどね〜。・・・え?」

ノエル「それじゃ、いってきまーす!」

ゆかり「う、うん。いってらっしゃい・・・?」

ゆかり「えー・・・」
27 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 00:36:23.40 ID:RMuxiUZT0
イヴ「椎名さん、いますか」

ゆかり「あ、冬樹さん。どうしたの?」

イヴ「先ほど資料を整理していた時に、紙で指を切ってしまったので、絆創膏をもらおうかと」

ゆかり「はいはい、ちょっと待ってね・・・あ、そうそう」

ゆかり「さっきノエルちゃんと会ったんだけど・・・」

イヴ「・・・あの子が、どうかしましたか?」

ゆかり「なんか、ペットショップに行くって言ってたんだよね」

イヴ「え?」

ゆかり「あと、なぜか首輪にリードが繋がってて、なぜか自分で持ってたわね」

イヴ「えっ?えっ?」
28 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 00:38:28.19 ID:RMuxiUZT0
ノエル「たっだいまー!」

ノエル「いやー、もうこのお部屋に帰ってくるのも慣れに慣れて馴れ馴れしいよね〜」

ノエル「え?使い方が違う?」

ノエル「細かいことは気にしない!」

ノエル「今日もご主人様がおいしいごはん食べさせてくれたし」

ノエル「もうノエルちゃん一生このままでいいや〜」

ノエル「・・・・・・」

ノエル「あっ、お風呂!」

ノエル「ってことで一回女子寮戻って入ってくるね!」

ノエル「それじゃあ、またあとで!」
29 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 00:45:23.11 ID:RMuxiUZT0
〜女子寮・浴室〜

秋穂「流石に一緒にお風呂には入ってないんだね」

ノエル「いやーさすがにそこまでお世話になるわけには行かないよー」

ノエル「アタシはできるペットだから!」

さら「さすがですぅ!」

秋穂「ええっと、そもそも女の子と男の子だから・・・ね?」

ノエル「でも、ペットと飼い主だよ?」

秋穂「ええっと、そうだね・・・」

さら「あ、そうだ!今度みんなで転校生さんのお部屋でおとまりしましょお!」

秋穂「えっ?」

ノエル「それいいね!ちょっと聞いてみる!」

秋穂「えっ、えっと・・・」

秋穂「よ、よろしくね!」←誘惑に負けた

春乃(男子寮に秋穂がお泊り・・・だって?そんな危険なことさせるわけにはいかない!)

春乃「秋穂、ごめんね。お姉ちゃん、ちょっと用事を思い出したから先にあがるわ」

秋穂「え?うん」
30 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 00:47:47.53 ID:RMuxiUZT0
―翌日―

〜男子寮〜

ノエル「・・・・・・」

秋穂「・・・・・・」

さら「静かですねぇ」

秋穂「先輩は?」

春乃「グリモア男子会するから兎ノ助もつれてカラオケに行ってるみたいよ」

ノエル「学校から帰って楽しみにしてたのに・・・」

秋穂「先輩とお泊り・・・」

さら「・・・誰もいない寮って、なんだかわくわくしますね!」

ノエル「!」

秋穂「!」

シロー「わんっ!」

さら「シロー!たんさくかいしですぅ!おたからをみつけましょお!」

シロー「わふっ!」

ノエル「あっ、アタシもやるー!」

秋穂「あ、待ってー!」
31 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 00:48:54.96 ID:RMuxiUZT0
さら「おたからはっけん!」

ノエル「いかにもな宝箱だ!」

秋穂「あ、開けていいのかな?あ、鍵がかかってる・・・」

春乃「さっき拾ったわよ」

ノエル「ないすぅ!それじゃあ、秋穂ちゃん!やっちゃって!」

秋穂「う、うん!・・・・・・あっ!これは!」

ノエル「おおー、おいしそうなマカロン」

さら「あっ、お手紙が入ってますぅ!えっと、『仲良く食べてね 転校生より』」

ノエル「お兄さん・・・」ジーン

秋穂「先輩・・・」ウキウキ

さら「転校生さん・・・」ワクワク

春乃(ちょっとアクティブすぎでしょ。でも、ま・・・)

さら「えへへ、おいしいですね!」

秋穂「うん!」

ノエル「お兄さ・・・ご主人様の手作りだからね!」

春乃(秋穂が喜んでいるからよし!)

秋穂「あ、おねえちゃん。はい、あーん」

春乃「あーん!」

春乃「・・・・・・おいしいじゃない」

ノエル「でしょ?」
32 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 00:49:28.73 ID:RMuxiUZT0
おまけ

ありす「・・・・・・」プクーッ

クレプリ「ありす、ほっぺがおもちみたいになってるさね」

ありす「・・・・・・」プクーッ

クレプリ「最近少年が構ってくれなくて寂しいのはわかるけどよぅ、ちょっとは機嫌直して・・・な?」

ありす「・・・ぁたしも転校生さんの、ペットに、なりたい・・・」

クレプリ「いやぁ、それは無理だろ。だって捨てられる相手がいねーもん」

ありす「・・・・・・!」

クレプリ「え、どうしたんだ?・・・お、おい、まさか、オレっちにありすを捨てろとかそんなこと言わねーよな?」

ありす「ちがぅ、よ。・・・ぁたし、転校生さんの、ぉにんぎょうに・・・」

クレプリ「えっ?」

ありす「ぉにんぎょうさ・・・ぃっしょに、考えて」

クレプリ「えっ?えっ?えっ?」

ありす「ぉね、がぃ」

クレプリ「ううっ、そう頼み込まれちゃしかたないけどよぅ・・・・・・どうすりゃいいんだ、これ・・・」

To be continued・・・
33 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 00:53:24.36 ID:RMuxiUZT0
ここまで!里菜が、焔がノエルを慰めてるのを見たのはペットとして飼われ始めてからまた泣き出したのを慰めてたってことで。
さて、諸君。本日10月15日が何の日か知っているかね?
そう。我らがありすの誕生日だ。
私はここに宣言しよう。今日この日、私はありすへの愛を全力で捧げると。ありすへの愛を叫ぶと!
それでは諸君。合言葉は ありすありあり だ。
ありすありあり(合言葉)
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 07:26:23.09 ID:eGadiqA3o
ありすありあり
だからといって 能力上げるためにミニありすに大量の餅を持たせるとか僕にはできない
35 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 23:40:20.99 ID:RMuxiUZT0
番外編 お人形ありす

〜転校生の部屋〜

プレゼントボックス「・・・・・・」

プレゼントボックス「・・・・・・・・・」

プレゼントボックス「・・・・・・・・・・・・」

パカッ

クレプリ「やい、少年!なんで空けて中身を見ないんさね!」

クレプリ「・・・いや、確かにいきなり部屋にどでかいプレゼントボックスがあったら警戒するだろうけど・・・」

クレプリ「それでも、こう、な!察しろよ!ありすはずっとここで待ってたんさね!な、ありす?」

ありす「・・・・・・」プルプル

クレプリ「ありす?」

ありす「ぁぁ・・・・・・ぇと・・・・・・ぁぅ・・・」

クレプリ「え、ど、どうしたんさね?・・・・・・えっ、少年?おい、どこ行くんだ!ちょっと、おい!」

ありす「!」

タタタタタ

クレプリ「あ、急いでトイレに・・・・・・だから入る前にちゃんと行っとけって言ったのに!」
36 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 23:42:19.68 ID:RMuxiUZT0
クレプリ「ってことで改めて、少年!」

ありす「・・・!」

クレプリ「今ここにあるのはありす人形さね!」

クレプリ「つまり、めちゃくちゃ精巧すぎて本物と区別がつかないありすの人形さね!」

ありす「ぇす」

クレプリ「つまり少年はここにありすを・・・じゃなかった、ありす人形を置いといても何の問題もないんだ!」

ありす「・・・ぁ、ちがぃ、す・・・・・・ぁたし、ぉにんぎょ・・・ぇす・・・」

ありす「・・・ちがぃぁす・・・ぁりすじゃ、なぃ・・・ぇす・・・」

ありす「・・・ちがぃ・・・す・・・楠木・・・じゃ、なぃ、ぇす・・・」

ありす「ぃえ・・・橘でもなぃ、ぇす」

クレプリ「先に言っておくとマーガトロイドでもキャロルでも島田でもリデルでもないさね」

クレプリ「・・・いや、ここでネタ潰ししとかないと終わらないかと思って」

クレプリ「そ、そんなに怒るなよぅ」
37 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 23:43:55.31 ID:RMuxiUZT0
クレプリ「で、少年はちゃんとこの人形を部屋に置いてくれるのか?」

クレプリ「え、オレっち?オレっちは・・・どうしようかな」

クレプリ「まあ一応少年がありすからのプレゼントをぞんざいに扱わないかどうか見張っておくさね!」

ありす「ょろしく、ぉねがぃ・・・ぁす」

クレプリ「あ、じゃあちゃんと引き取ってくれるんだな?」

クレプリ「よかったな、ありす!・・・あ、これはオレっちに内蔵されている無線機で伝えてるんさね」

クレプリ「決してこの人形に向かって言ったわけじゃないからな!」

ありす「ぇす」

クレプリ「・・・その合いの手気に入ったのか?」

ありす「ぇす」
38 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 23:45:30.23 ID:RMuxiUZT0
ありす「きゃっ!」

クレプリ「お、おい少年、ありすを・・・じゃなかった、人形を持ち上げてどうする気さね!」

ありす「・・・・・・」ドキドキ

クレプリ「ま、真昼間からヤバいことはするんじゃねーぞ!ここ全年齢板だからな!」

クレプリ「あ、いやそんなの関係なしにオレっちが許さないさね!保護者として!」

ポスッ

ありす「・・・・・・?」

クレプリ「・・・ああ〜、なるほど。確かにお人形と言えばベッドの側が定番さね」

クレプリ「・・・・・・少年ってほんとノリいいよな」
39 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 23:47:21.06 ID:RMuxiUZT0
ノエル「たっだいまー!・・・・・・あれ!?」

ノエル「あ、ありすちゃんがいるっ!?」

クレプリ「おっす。これはありすじゃなくて超精巧なありす型人形さね」

ありす「ぇす」

ノエル「そ、そうなの?おにいさ・・・じゃなかった、ご主人様、どうなの?」

ノエル「ほ、ほんとなんだ・・・JGJと科研とIMFとJRAの技術を駆使して作り上げた超高性人形なんだ」

クレプリ(JRAは競馬さね)

ノエル「ええっ!?MGSとJOC、JAの協力もあるの!?なんかよくわからないけどすごい!」

クレプリ(MGSはメタルギアだしJOCは日本オリンピック委員会さね。JAは農協)
40 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 23:48:28.19 ID:RMuxiUZT0
ノエル「それにしても・・・へぇ〜」ジロジロ

ありす「ぅ・・・」

ノエル「良く出来てるなぁ〜。スカートの中とかは?」

ありす「ぁ、だ、だめ・・・」

バサッ

ノエル「・・・・・・ふぇぇっ!?」

ノエル「ご、ご主人様!?なんでアタシのスカートめくったの!?」

ノエル「え・・・『スカートをめくっていいのはめくられる覚悟があるものだけだ』?」

ノエル「・・・か、かっこいい!」

クレプリ「ギアスじゃねーか」

ノエル「そっか・・・アタシ、めくられる側の気持ちを考えてなかった。ごめんね、お人形さん」

ありす「ぁぃ、だぃじょぶ・・・ぇす」

ノエル「ってことでめくらせろおらー!」

バサッ

ノエル「きゃー!」

クレプリ「こうすれば止まるんだな。覚えたさね」
41 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 23:49:37.94 ID:RMuxiUZT0
グゥー

ノエル「あ・・・ご主人様。ノエルちゃん、お腹ぺっこりんだよ」

ノエル「ごはん!」

ノエル「うん、待ってる!」

クレプリ「え、少年が用意するのか?」

ノエル「そうだよ!お兄さんの・・・じゃなかった、ご主人様の手作り!」

ありす「て、てんこ・・・さ・・・の、てづくぃ・・・!?」

ノエル「ってことで大人しく待ってるね!」

・・・

ノエル「おおー、相変わらず豪華・・・」

クレプリ「流石少年さね。基本万能」

ありす「ぉぃしそ・・・ぇす」

クレプリ「・・・でも、2人分だよな?」

ノエル「だね。いつも通り」

クレプリ「え?お人形はご飯を食べないだろって?」

ありす「!!!」ガーン

ノエル「あっ、そっか」

クレプリ「お、おい、少年、わ、わかってんだろ?わかってんだよな?」

ありす「てんこ・・・さ・・・」ウルウル

クレプリ「冗談・・・だよな?冗談に決まってるよな?」

ありす「ぅぅ・・・・・・」

ノエル「でも、お人形にごはん食べさせるのも・・・」

クレプリ「こっちは本気だから厄介さね」
42 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 23:54:58.74 ID:RMuxiUZT0
ありす「・・・・・・ごめ・・・なさぃ」

ありす「ぁたし、ぉにんぎょじぅじゃ、なぃ・・・ぇす」

クレプリ「そこで折れるのか!?」

ありす「でも・・・ごあん、ぉぃしそ・・・だし・・・」

ノエル「ええっ!?嘘だったの!?」

ありす「ぁ・・・・・・」

ありす「食べて・・・ぃ・・・ぇすか?」

ありす「でも、転校生さんの・・・が・・・」

クレプリ「ああ、なんだ、持って来てるのか・・・」

クレプリ「っておい、今どっから出した。なんでオレっちたちが持ってきたプレゼントボックスから出てきたんさね」

ノエル「なるほど、これがメンタリズム!」

クレプリ「いや、違うだろ」

ありす「すごぃ、ぇす・・・!」

クレプリ「ありすは素直だなぁ!うん、それでいいさね!」
43 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 23:55:25.49 ID:RMuxiUZT0
〜ありすの部屋〜

クレプリ「はぁ・・・失敗しちゃったな」

ありす「でも・・・ごはん、おぃし、かった」

クレプリ「うーん、ありすがそれでいいならいいんだけど・・・」

クレプリ「もっと、こう・・・な?」

ありす「も・・・いぃょ・・・」

クレプリ「そうか・・・・・・」

ありす「ぉにんぎょ・・・じゃ、だめ・・・ぁから・・・」

クレプリ「?」
44 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 23:55:55.85 ID:RMuxiUZT0
〜翌朝〜

[拾ってください]ありす「・・・・・・」

兎ノ助「・・・・・・」

クレプリ「おう、うの字。なんか文句でも?」

兎ノ助「い、いや、なんていうか、その・・・」

兎ノ助「二番煎じってどうかな〜って」

クレプリ「うるさいさね!かわいけりゃいいんだよ!」

ありす「ぁ・・・・・・てんこ・・・さ・・・」

兎ノ助「おっす、転校生、おはよう。なんとかしてくれ」

クレプリ「少年、ありすはオレっちが捨てた!だから今は捨てありすだ!拾ってやってくれ!」

兎ノ助「自作自演じゃねーか・・・ん?」

ありす「そぇ・・・なんぇすか?」

クレプリ「犬耳カチューシャ?」

ありす「ぇ?ぇっと・・・・・・ゎ、わん・・・ぅぅ・・・」

クレプリ「っしゃ!」

兎ノ助「っしゃ!・・・ガッツポーズしてんじゃねーよ」

クレプリ「うの字もな」

ありす「・・・・・・ぇ・・・あぁ、そ・・・なこと・・・・・・ゎかりました・・・」

ありす「ぁぃ・・・ぃつも・・・ど・・・りに・・・・・・ます・・・」

兎ノ助「おお、なんか説得終わってる。なんて言ったんだ?」

兎ノ助「・・・こんどペット禁止のお店に遊びに行こう?」

クレプリ「それで説得する方も納得する方もどうかと思うさね」
45 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 23:56:25.96 ID:RMuxiUZT0
ノエル「それで、今日からクエスト行ってついでに泊まってくるから帰ってこないんだって」

怜「なるほど。それで、どうして私の部屋に?」

ノエル「これ、ご主人様から」

怜「手紙・・・?」

転校生『3日ぐらい戻らないので、ノエルの世話をよろしく 転校生』

怜「・・・・・・3日?」

ノエル「なんか、折角だから里帰りするって」

怜「楠木を連れて?」

ノエル「うん」

怜「・・・・・・何を考えているんだ、あいつは」
46 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 23:57:31.18 ID:RMuxiUZT0
〜USJ〜

クレプリ「しっかし、待ち時間長いなー」

ありす「ぉっき・・・・・・とこ、だから・・・」

クレプリ「しっかし、よかったのか?少年。忙しいのにわざわざ3日も空けて・・・」

クレプリ「・・・え?もともとこっちの友達と行く予定だったけど、直前でキャンセルされた?」

クレプリ「だけど前売りチケットをもう買っていたから、どうすればいいか途方に暮れてた・・・」

クレプリ「・・・なんか、どんまい」

ありす「・・・・ぃぃこ、ぃぃこ・・・」

クレプリ「うわっ、泣くなよ!大の高校生、それも筋肉ムキムキの男が女児に撫でられて泣いてる姿なんてSNSで拡散されちまうさね!」

ありす「・・・・・・・・・♪」

・・・

ノエル「あっ、初音ちゃんからもあっとだ」

ノエル「・・・・・・えっ?」

怜「どうしたんだ?」

ノエル「・・・なんか、ご主人様がありすちゃんに撫でられて泣いてる画像が」

怜「本当に何が起こっているんだ」

ノエル「・・・あれ?クエストは?」
47 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 23:59:21.43 ID:RMuxiUZT0
兎ノ助「で、クエストのついでとはいえ、楽しかったか?」

ありす「はぃ」

兎ノ助「そうか、それならよかった」

クレプリ「・・・ところで、少年を朝から見てないんさね」

兎ノ助「流石に3日も女の子とふたりっきりてのがダメだったみたいで風紀委員にお説教喰らってる」

ありす「ふたり・・・きりじゃ、な・・・」

兎ノ助「え?」

クレプリ「うの字。そもそも、少年が何しに行ったのか知らねーのか?」

兎ノ助「え、確かクエストついでに里帰・・・り・・・・・・」

兎ノ助「・・・実家、行ったの?」

ありす「ぇす」

クレプリ「なんかいろいろと気に入られたよなー」

兎ノ助「お、おう・・・・・・まあ、なんというか・・・」

兎ノ助「転校生も隅に置けないなー・・・」
48 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/15(日) 23:59:47.30 ID:RMuxiUZT0
ここまで!間に合ったっ!
ありすありあり(合言葉)
49 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/18(水) 01:16:57.67 ID:PhzqRRtY0
ノエル「ご主人様ーーーー!!!あっさだよーーーー!!!」

ノエル「起きて起きてーーーー!!!」

ノエル「朝だよーーーーー!!!」

ノエル「うりゃうりゃーーー!!!起きろーーーー!!!」

・・・

ノエル「あ、はい。うるさくしてごめんなさい」

ノエル「はい。もうしません。はい」
50 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/18(水) 01:17:28.08 ID:PhzqRRtY0
ノエル「管理人さんに怒られちゃった・・・」

ノエル「んー、どうやってご主人様を起こそうかな」

ノエル「・・・・・・」

ノエル「おふとんひっぺがしこうげきーーー!!!」

ノエル「かーらーのー!!!」

ノエル「ノエルちゃんダーイブ!!!」
51 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/18(水) 01:17:59.46 ID:PhzqRRtY0
ノエル「はい・・・ごめんなさい・・・」

ノエル「ちゃんと自分の体重考えます・・・頑張って痩せます・・・」

ノエル「え、そういうことじゃないって・・・」

ノエル「じゃあじゃあ、アタシはどうしたらいいの!?」

ノエル「だって、朝からご主人様と遊びたいし・・・」

ノエル「早起きは三文の徳って言うし・・・」

ノエル「・・・え、う、うん!わかった!すぐに着替えるから!」

ノエル「待ってて!」
52 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/18(水) 01:19:34.99 ID:PhzqRRtY0
香ノ葉「はぁ・・・」

兎ノ助「・・・・・・・・・・・・」

香ノ葉「いいなぁ、ノエルちゃん・・・うちもダーリンのお部屋でお泊りしたいんよ」

香ノ葉「おはようからおやすみまでダーリンの側で・・・」

香ノ葉「そして最後にはダーリンと・・・・・・きゃー!」

兎ノ助「香ノ葉ー、全部声に出てるぞー」

香ノ葉「え、ほんま?やーん、うちのダーリンへの愛は抑えきられへんのやね」

兎ノ助「ポジティブだなぁ・・・しかし、確かに俺もペットになりたい」

香ノ葉「え?」

兎ノ助「俺もかわいい女の子のペットになって、毎日ブラッシングしてもらったり抱きしめてもらったりしてもらいたいっ!」

兎ノ助「そして毎日いっしょのおふとんで眠りたいっ!」

香ノ葉「うわぁ・・・」

兎ノ助「引くなよ!」

香ノ葉「だって・・・なぁ?」

風子「あんたさんら、同じ穴の狢ですからね?」

風子「ちょっと公共の場で話すような内容じゃねーみたいですんで、二人とも風紀委員室まで来てもらえますか?」

香ノ葉「あ、はい」

兎ノ助「ごめんなさい」
53 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/18(水) 01:20:18.87 ID:PhzqRRtY0
〜玉淀湖〜

ノエル「おお〜、おっきい湖〜」

ノエル「それでそれで、ここで何するの?」

ノエル「へー、カナディアンカヌー」

ノエル「小学生のころやったことあるよ!こう、こうやって、こうやって、漕ぐんだよね!」

ノエル「・・・よしっ!イメトレはばっちり!いつでもいけるよ!」

・・・

ノエル「そういや、どうしてここまで来たの?」

ノエル「へぇ〜、ここペット同乗OKなんだ」

ノエル「・・・・・・・・・・・・」

ノエル「今更だけど、ご主人様ってアタシのこと本気でペット扱いしてるよね」

ノエル「いや確かにそうしてって言ったのはアタシだけどさ〜」

ノエル「こう、なんだろう・・・」

ノエル「ペットはペットでも、一応人間だから、なんていうか・・・」

ノエル「か、カップル向けのところとかでも・・・いいんだよ?」

ノエル「ま、待ってっ!今のなし!忘れて忘れて!」

ノエル「ほ、ほら!順番きたよ、乗ろ乗ろっ!」
54 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/18(水) 01:20:51.85 ID:PhzqRRtY0
イヴ「・・・・・・あら、今日は転校生さんとノエルを見ないわね」

イヴ「まあいいわ。それよりも・・・」

イヴ「・・・・・・来栖さんは、いないわね」

イヴ「訓練所かしら」

メアリー「来栖に何か用事か?」

イヴ「うみゃあっ!?」

メアリー「おわっ!?」

イヴ「い、いきなり話しかけないでください!」

メアリー「オメーが詰所覗いてたんだろうが。んで、来栖なら今はいねーぞ」

イヴ「そうでしたか。では私はこれで」

メアリー「おいおい、待てよ。ここにはいねーけど、どこにいるかは知っている」

イヴ「・・・私に何をさせる気ですか」

メアリー「そうだな、どうしてやろうか・・・くっくっく」

イヴ「嫌な予感がするのでやめておきます。自分で探しますので」

メアリー「まあまあ、無茶なことは言わねーよ」

イヴ(まずい時に来てしまったわね・・・今は止める人もいないみたいだし・・・)
55 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/18(水) 01:21:42.27 ID:PhzqRRtY0
ノエル「やっ!はっ!ほっ!」

ノエル「どうどう!?うまいでしょ!小学校の時のレースでも一位になったんだよ!」

ノエル「いやー、こういうのは得意なんだけどねー。運動会とかも大活躍だったし!」

ノエル「でも普段のテストは・・・まあ、うん。おに・・・ご主人様の知っての通りだよ」

ノエル「で、でも最近は勉強教えてもらって、赤点回避できるようになってるんだよ!ギリギリ!」

ノエル「う、うん。おにい・・・ご主人様のおかげで・・・」

ノエル「・・・・・・はっ!アタシ、ご主人様にいろいろしてもらってるのに全然返せてない!」

ノエル「ど、どうしよう・・・」
56 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/18(水) 01:22:14.15 ID:PhzqRRtY0
〜コロシアム〜

イヴ「ふぅっ・・・」

メアリー「なかなかやるじゃねーか」

イヴ「これでも訓練は欠かしていませんので」

メアリー「んで、来栖だな?ちょうど戻ってきてる時間だから、詰所に待機しとくように言っといた」

イヴ「そうですか。ありがとうございます」

メアリー「おう、今度いろいろ聞かせてもらうぜ?噂の妹の事とかな」

イヴ「・・・あの子は関係ありません」
57 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/18(水) 01:22:58.20 ID:PhzqRRtY0
〜夜〜

ノエル「あわわわわ、な、なんかおしゃれなお店だ!」

ノエル「こ、こういうのって、なんかドレスコードとかあるんだよね?」

ノエル「だ、だって初音ちゃんがそんな感じのことを・・・」

ノエル「・・・そ、そっか。大丈夫なんだね、うん」

ノエル「・・・うん?」

ノエル「あ、そうなんだ。ペット同伴可のお店なんだ。へー。ふーん。そう」

ノエル「・・・・・・なんか、徹底してるよね、ご主人様」

ノエル「あっ、ごはんきた・・・・・・なんか高そう!あわわわわ・・・」
58 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/18(水) 01:23:30.63 ID:PhzqRRtY0
イヴ「・・・私が、ノエルを捨てた?」

焔「そう言ってたけど」

イヴ「そういうことですか。理由はわかりましたので、ありがとうございます」

焔「物理的に捨てられたって言ってたな」

イヴ「えっ?」

焔「どんくらい前だったかな、ちょうどアタシが美術の課題をやってる時に上から落ちてきたんだ」

イヴ「・・・・・・あっ」

焔「まあ、大方自分で突っ走ってずっこけて窓から落ちた・・・とかそんなんだろうけど」

イヴ「わ、私・・・の、ノエルを捨ててたの・・・?」

焔「え?」

イヴ「確かにあれは、そう思われてもおかしくない、むしろそうとしか思えない・・・」

イヴ「・・・すいません。用事を思い出しましたので、これで失礼します」

焔「え、あ、うん」
59 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/18(水) 01:24:53.21 ID:PhzqRRtY0
ノエル「ご主人様には拾ってもらった恩もあるから、ちゃんと返さないといけない」

ノエル「でも、アタシお金とかそこまでいっぱいあるわけじゃないし・・・手先も器用な方じゃ・・・」

ノエル「・・・どうしよ」

ノエル「こういうときは・・・・・・」

・・・

ノエル「力を貸して、マイフレンズ!」

さら「はいぃ!」

秋穂「う、うん!」

ありす「が・・・ばり、ぁす」

クレプリ「オレっちが言うのもなんだけど、もっと知識人的なのを頼った方がよかったんじゃねえか?」

ノエル「だって、こんなこと相談するの、恥ずかしいし・・・」モジモジ

クレプリ「乙女か!てかペットは恥ずかしくないのかよ!」
60 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/18(水) 01:25:26.81 ID:PhzqRRtY0
ノエル「やっぱりね、ノエルちゃんの得意なことと言えば盛り上げることと運動だと思うんだ」

ノエル「つまり、受けた恩は体で返していこうって!」

秋穂「か、体で!?」

さら「いいですねぇ!」

秋穂「ええっ!?」

ありす「ぃ・・・と、ぉもい・・・す・・・」

秋穂「ノエルちゃん!?さらちゃん!?ありすちゃん!?みんなそれでいいのっ!?」

さら「え、ダメなんですかぁ?」

シロー「わう?」

秋穂「だ、だって、身体で返すって、そ、その、つまり、えっちなことを・・・」

ノエル「・・・へ?ち、ちがうちがうちがう!そうじゃなくて!」

さら「体で返すって、おにもつを持ったりとか、そんなことじゃないんですか?」

秋穂「えっ?」

ありす「てんこぅせいさ・・・の、ぉてつだ・・・・・・」

クレプリ「クエストのサポートとか、普段の学園での生活のサポートとかな」

ノエル「あ、秋穂ちゃん・・・・・・」

秋穂「ち、ちがうからっ!別にわたしが変なこと考えていたわけじゃないからっ!」

ノエル「でも、秋穂ちゃんがえっちなことって言ったよね?」

クレプリ「ハレンチさね」

秋穂「ちーがーいーまーすーっ!!!ほらっ、いいから何するか考えよ?ね?」
61 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/18(水) 01:25:55.15 ID:PhzqRRtY0
イヴ「・・・・・・」

イヴ「やっぱり、私がノエルを巴投げして窓の外に捨てたのが原因・・・よね?」

イヴ「あれは、さすがに私の落ち度だと思うし・・・」

イヴ「・・・いつまでも転校生さんの元にいさせるわけにもいかないし」

イヴ「あくまで、風紀委員として、この事態を収拾させるために」

イヴ「きちんと話をする。ええ、そうするの」

イヴ「そうと決まれば、明日に備えて早く寝ないと」

イヴ「・・・・・・転校生さんに場をセッティングしてもらったほうがいいかしら」
62 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/18(水) 01:26:25.70 ID:PhzqRRtY0
おまけ

卯衣「転校生君」

卯衣「あなたは、ペットであれば誰でも拾うの?」

卯衣「・・・そう、出来る限りは、ね」

卯衣「具体的に言うと、何人ぐらいなら飼えるのかしら?」

卯衣「・・・・収入と部屋のスペース的に、あと2,3人・・・わかったわ」

卯衣「いえ、聞きたいことはそれだけなの。ありがとう、転校生君」

卯衣「・・・・・・マスターならダンボールを持ってるかしら」

To be continued・・・
63 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2017/10/18(水) 01:31:36.99 ID:PhzqRRtY0
ここまで!秋穂は耳年増なイメージ。ノエルはちゃんと知識としては持っているイメージ。さらちゃんはかわいい。
ダンボールさんがまさかの続投の可能性あり。はたして例のチートダンボールは登場するのだろうか。
ジェンニちゃんを登場させたいのにまだ喋り方とか呼称とかがはっきりしてないから書けない件。
卒業するとか言ってたし、転校生に懐いたっぽいし、カード化してくれたら嬉しいなぁ。
卯衣(半分)を買いました。かわいい。魔力で作ったコピーって言ってたから、量産可能・・・?
一家に一台、立華卯衣(但し魔力補給が必要になります)
ありすありあり(合言葉)
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