提督「臆病で愚図」

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574 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2016/10/17(月) 19:41:39.63 ID:jiS9ShcL0

神通「いかかでしょうか」


神通はコンドームにはない自分の優位性を一気にまくし立て、荒い息遣いで私に問いかけた。

色々と本末転倒だが、だからといってそれを指摘するのは逆効果だろう。かといって同意するわけにもいかない。


明石「まあまあ、落ち着いてください、神通さん」


さらに混迷を極めるこの状況で、明石が動いた。嫌な予感しかしない。

私と神通の間に割って入り、悪どい薄笑いを浮かべながら神通を宥め始める。


明石「神通さんもそうでしょうけど、提督はまだコンドームを使ったことがないんです。コンドーム童貞なんですよ」

神通「童貞……提督の、貞操……」


神通、喉を鳴らすな。明石が言っているのは飽くまで使ったことが無いって意味合いだからな? というかなんでそんな言い方をした。


明石「そんな状態でどっちか選べなんて言われたら、困惑するのも当然ですって」

神通「でしたら、どうすれば……」

明石「簡単なことです、使ってみれば良いんですよ」


迷う神通に対し、明石が一筋の光明を見せる。

揉め事をとりなす町奉行のように、それはもういい笑顔で。


明石「神通さんとコンドーム、どっちのほうが良いか。提督に着け比べてもらえばいかかですか?」

神通「明石さん、あなたという方は……」

明石「神通さん」


あれだけ自分の優位性を公言したのにも関わらず、それが理解されていなかったことに腹を立てたのか、神通は明石をきつく睨むと手を振りかぶり、そして━━━━━

━━━━━ガシィッ!!!

と二人の手が互いを称え合うように強くに握られた。なにこれ。


神通「その提案、乗りました。共に戦いましょう」

明石「ええ!」


何と?


金剛「美しい友情ネー、テートク?」

神通「さあ提督、参りましょう」


状況がうまく飲み込めない中、金剛と神通が私の両腕をガッチリと掴む。


明石「ささ、医務室が空いていますからそちらへ……とりあえず今日は店仕舞いですね」

金剛「Let’s SEX!」


そしてそのままズリズリと店の外へと引きずられる。


提督「おい、ちょっと待てお前ら、私は執務室に戻らないと、おい……」


なんとか引き留めようと話しかけるが駄目でした。うん、わかっていた……

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