このスレッドは950レスを超えています。そろそろ次スレを建てないと書き込みができなくなりますよ。

穂乃果「えっ…此処、何処なの…?」『5』【せいぞん・たんさく・げぇむ】【R-18】

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941 :>>1です [sage]:2016/11/30(水) 01:51:50.13 ID:BLOHtTv60
不意打ちで連続埋めです
942 :>>1です [sage]:2016/11/30(水) 01:52:24.95 ID:BLOHtTv60
更に埋めです

>>939昆布おにぎり
943 :>>1です [sage]:2016/11/30(水) 01:52:50.14 ID:BLOHtTv60
おまけでもういっちょ埋めです
944 :>>1です [sage]:2016/11/30(水) 01:53:24.07 ID:BLOHtTv60
怒涛の埋めラッシュ
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:01:26.90 ID:yEQWc5st0
豚細切れピカタの梅肉ソースがけです
946 :>>1です [sage]:2016/11/30(水) 02:02:27.32 ID:BLOHtTv60
牛タン味噌漬け
947 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:09:42.53 ID:mNbiIBJZ0
ピーマンの肉詰め肉抜き
948 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:12:09.78 ID:yEQWc5st0
仕掛け人藤枝梅安の晦日蕎麦です


穂乃果「えっ…此処、何処なの…?」【せいぞん・たんさく・げぇむ】【R-18】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461687780/

穂乃果「えっ…此処、何処なの…?」『2』【せいぞん・たんさく・げぇむ】【R-18】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1465141250/

穂乃果「えっ…此処、何処なの…?」『3』【せいぞん・たんさく・げぇむ】【R-18】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1468347675/

穂乃果「えっ…此処、何処なの…?」『4』【せいぞん・たんさく・げぇむ】【R-18】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1471800402/

穂乃果「えっ…此処、何処なの…?」『5』【せいぞん・たんさく・げぇむ】【R-18】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1475594336/

穂乃果「えっ…此処、何処なの…?」『6』【せいぞん・たんさく・げぇむ】【R-18】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1480435750/


にこ・絵里・真姫「「「夏、終わらないで」」」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1453215557/

マリオ「最近、テニスやパーティーにゴルフばかりで…何かを忘れているような」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396172501/
949 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:13:36.61 ID:ZFN7lWBSO
凛「うみみゃあ!」
950 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:14:03.35 ID:ZFN7lWBSO
凛「うみみゃあ!」
951 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:14:29.40 ID:ZFN7lWBSO
凛「うみみゃあ!」
952 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:14:55.41 ID:ZFN7lWBSO
凛「うみみゃあ!」
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:15:35.00 ID:ZFN7lWBSO
凛「うみみゃあ!」
954 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:16:07.50 ID:ZFN7lWBSO
凛「うみみゃあ!」

あなたは死んだ。
遺言は?
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:16:28.28 ID:yEQWc5st0
4 6つ溜ったら残機が一つ増える券 (5/6)を
956 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:16:46.71 ID:lrNuAdR80
4 券
957 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:17:34.41 ID:ZFN7lWBSO
凛「うみみゃあ!」
958 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:18:25.97 ID:ZFN7lWBSO
凛「うみみゃあ!」
959 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:19:45.37 ID:ZFN7lWBSO
凛「うみみゃあ!」
960 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/30(水) 02:20:15.30 ID:BLOHtTv60
凛ちゃん「」ダイイング・メッセージ



うみ みゃぁ…
961 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:20:15.39 ID:ZFN7lWBSO
凛「うみみゃあ!」
962 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:21:01.49 ID:ZFN7lWBSO
梅茶漬け
963 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:21:36.16 ID:ZFN7lWBSO
シソ梅
964 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:22:03.16 ID:ZFN7lWBSO
凛「うみみゃあ!」
965 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:23:08.16 ID:ZFN7lWBSO
q!!!!!!!!!!!
966 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [!red_res]:2016/11/30(水) 02:24:24.57 ID:ZFN7lWBSO
凛「うみみゃあ!」
967 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/11/30(水) 02:25:05.27 ID:ZFN7lWBSO
凛「うみみゃあ!」

あなたはミンチになった。
968 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:25:43.03 ID:ZFN7lWBSO
弟を照らす楽しさ
969 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:26:04.99 ID:BLOHtTv60
り、りんちゃーーーーんっ!!
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:26:48.03 ID:ZFN7lWBSO
凛「うみみゃあ!」
971 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:31:30.19 ID:yEQWc5st0
もうだめよ……何もかもこのスレも>>1ですら壊れてしまったの わたしには諦めて埋めることしか出来ない……


0愚者・1魔術師・2女教皇・3女帝・4皇帝・5教皇・6恋人・7戦車・8 力・9隠者・10運命の輪
11正義・12吊された男・13死神・14節制・15悪魔・16塔・17星・18月・19太陽・20審判・21世界
以上の一般的なアルカナのうち判明しているのは

・3女帝(The Empress)【F-5】【巨万の富を持つ"女帝"の屋敷】  ・4 -皇帝(The Emperor)【O-14】【孤独なる王の墓標】
・5司祭長(The Hierophant)【G-8】【司祭亡き教会】 ・6恋人たち(The Lovers)【I-8】【 恋人通り<ラヴァーズ・ストリート> 】
・7戦車(The Chariot)【K-7】【古戦場<チャリオッツ・ホール>】 ・8力(Strengeth)【K-8】【 力に溺れた鍛冶屋 】
・10運命の輪(Wheel of Fortune)【永遠に廻り続ける存在】 ・12吊された男(THE HANGED MAN)【P-9】【逆さ吊りの収容所】
・13死神【R-7】<断頭台の森> ・14節制(Temperance)【H-11】【 昼夜を見据える節制の天使像 】 ・15悪魔(The Devil)【L-11】【 悪魔像の祠 】
・16塔(THE TOWER) 【R-14】【世界へと続く"バベル"の塔】 ・17星【C-3】 北西部の世界最高峰『杖の風エネルギー補充率最適場』
・18月【C-10】西部、月見ゆる山頂 『杖の土エネルギー補充率最適場』 ・19? 海、海岸線の見える小島 『杖の水エネルギー補充率最適場』
・21世界【V-14】【焔<ホムラ>の城】 

影も形も分からないのが
・1魔術師・2女教皇・9隠者・20審判

ある程度場所のヒントが与えられてるのは
・0愚者 『禁忌なる総合病院<命が始まり 終わる場所> 』雪山より南西:陸路を使うか、海路を行くか 『この世界の重大情報あり』
『仕立て屋』 湖の中央にあるらしい"裁判所"
魔物娘 奥義修得施設のうち1つは 極東のJ番 正義? もうひとつはC番
・19太陽? 海、海岸線の見える小島 『杖の水エネルギー補充率最適場』

魔物の所在・住処
花陽:【Q-13】  凛:【Y-16】より北の砂漠  にこ:【N-3】の熱帯雨林
『2大勢力A 屋敷の女:絵里・真姫』 【F-5】3番 …【巨万の富を持つ"女帝"の屋敷】
『2大勢力B 雪山の根城:2大勢力魔狼』 住所 雪山のどっか
『仕立て屋』 湖の中央にあるらしい"裁判所"
『???』 森を転々としてる 5-843やはり決まったルートで動いているようだ、恐らく時計回りなのだろう

ボルカノ火山の山頂は【T-3】『杖の火エネルギー補充率最適場』
972 :>>1です [sage]:2016/11/30(水) 02:39:35.46 ID:BLOHtTv60
>>971 まとめの方…感謝いたします

   お気持ちは嬉しいのですが…できる事ならばれんあいげぇむProjectと関係の無いスレは控えて欲しいのです…

   いつもありがとうございます…
973 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:49:23.03 ID:yEQWc5st0
そうでしたか毎回すみませんでした 逆に住人のG耐性その他の方向から考えて恋愛の方を紹介するの避けておりました
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 03:09:03.41 ID:yEQWc5st0
状態異常について >>687 >>692 >>706 >>718
また3-740より

【魔封じ】

簡単に行っちゃうとFFやDQで言う"沈黙"

凛の爪による斬撃や『白妙の魔物』の切り裂き魔の執念等、物理系の攻撃アーツを除いた
<アーツ>が封印される、魔術師タイプにとって最も敵に回したくない状態異常

4ターン継続

回復方法はアイテムか状態異常治癒アーツか、人間の血肉を啜るかである






【幻惑】

攻撃のミス判定が増える

アーツの失敗判定(回避される)コンマが増えるし、通常攻撃でのミスがものすごく増える

重ね掛け可能だから最大3回まで掛けられれば、ほぼ戦力にならない


※敵に掛ければ、敵も攻撃をミスしやすくなったりする





【凶化】


全身の血を暴走させて攻撃性を上げる状態

これは一概に状態異常とも言い切れない、むしろ強化に部類されるかもしれない


魔物によっては攻撃翌力の強化、一時的にまだ未収得のアーツが使えるなどメリットもある

が…ターン経過毎に身体の細胞がボロボロになったり全身の血が溢れたりとスプラッターな状態


…以前、収容所でそんな状態の凛を見たような気もする


※この状態だとぷれいやぁのコマンド入力をコンマ00だと一切受け付けない



【洗脳】

一部の魔物には催眠系等のアーツを使うモノが居る

使われれば、当然操られて味方を攻撃する

要は混乱ってこと



『見切り』

強化ステ

物理系アーツor通常攻撃を100%の確率で回避
 しかも、ただ回避するだけでなくカウンターを敵に当てる

物理系じゃないアーツは10%で回避可能
3回まで重ね掛け可能
975 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 05:08:20.54 ID:yEQWc5st0
>>489『J-8』現在札付きの家を拠点にしつつ 
>>558恋人で一般家庭的な物件(一軒家 電気ガス、水道付き お風呂あり)に外泊中『8時30分』check in→【(次の日の)8時30分】まで利用可能

このスレで手に入ったもの
>>352 闘技場の悪趣味なデザインのトロフィー >>399『何処かのカギ』
>>411『聖杯:♡』…【満ち征く時の涙を授かる聖杯<くろのすのなみだ>】詳しくは>>432 >>433 >>735-737
>>488「絵の具」この面子で魔法陣を描ける者はいない
>>527 地図の切れ端  >>535知識値+300 >>576『防寒着入手! 雪山地帯での体力消耗が少し楽になる』
>>611『小さ目の南瓜 (8%回復)』

その他引継ぎ事項
3-566で『持ち物枠を埋めなくて済む水筒』入手
3-659で夢見枕使用(ほのほの) 4-950で夢見枕もうひとつ追加(未使用)
4-25最初に出会った魔物が花陽じゃなかったらIF →5-91魔物にしては珍しい、変人 の真姫ちゃん
引き籠りのマッドサイエンティスト→イベSR妖怪編 覚醒後風の服装


>>172 戦闘での消滅とは
>>228 複数攻撃(絵里などの通常攻撃)で戦闘不能になるとどうなるか
>>326 此処までの冒険をセーブします!
>>237 『吸精』『吸生』について
>>506 『白妙の魔物』への種族<ルーツ>当てが威力減 →『白妙の魔物』弱体化が一つ消え去ってしまった
>>591-596  "『海』の水が何かで干上がった"
>>672   【μ'sメンバー8人の中に種族<ルーツ>『九尾のキツネ』は"居ない"】
>>711  水属性の上級魔物が持つ能力 【目には目を、刃には刃を】
>>718  土属性の上級魔物が持つ能力 【聖句箱】
>>728-730  『♤ 風属性:剣』…『現像と事像と空間をも切り裂く剣<かんそくしゃのつるぎ>』について
>>925 屋敷内での相談コマンドについて
976 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 07:19:11.35 ID:ZFN7lWBSO
凛「うみみゃあ!」
977 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 07:19:41.25 ID:ZFN7lWBSO
凛「うみみゃあ!」
978 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/12/01(木) 22:10:01.15 ID:E680/H0SO
諸君の愛した凛ちゃんは死んだ!なぜだ!
979 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/12/02(金) 15:55:57.96 ID:ZUd7dwdn0
かしこし、可愛い、凛ちゃんだからさ…!
980 :夢見枕 穂乃果×影穂乃果 [sage saga]:2017/01/24(火) 15:33:23.79 ID:cTwoBNCM0
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―――
――




 かつてはこの闘技場の観客席にも人の賑わいがあったのかもしれない
中心で繰り広げられる"見物"に熱を上げ、声を荒げて獲物が狩られた様を愉しむ





 異界からの来訪者と子猫、仕事屋、そして農民の少女4人が古い石畳を歩んだのは
月が没し、有明の刻が訪れんとする数時間前の事であった

施設到達後に入場口から入って中心部を目指す、そこまでは何の変哲も無かった





だが…問題は一列になって廊下を歩いてすぐだった




気が付けば後ろに居た筈の子が居ないのだ




殿を務めていた筈の子が消えた事に気づき、最後尾となった少女が前二人に声を掛ける
 当然ながら前方に居た二人は振り返る




   "大変!凛ちゃんが居ないの!"そう叫んで後ろを指さす、そして絶句する



前方の二人が振り返った、その瞬間、ほんの僅かな間、瞬き程にも満たない刹那の一時…!




退路を振り返り、新たに最後尾となった仕事屋が"消えた"


仲間内で最も闘いに長け、冷静に対処できる筈の彼女が先頭に立っていた
しかし、そんな彼女が音も無く、言葉通り消えた



残ったのは農民と来訪者の少女、お互いに顔を合せた


暗がりで手元の頼りない灯りだけでよく確認もできなかったが青ざめていたかもしれない
そして、ふっと風が一陣吹いた








            灯りが消えた…





             花陽『うっ……ぐっ!』




呻き声を最後に忽然と農民も消えた
981 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/01/24(火) 15:45:56.82 ID:cTwoBNCM0



少女はがむしゃらに脚を前へ進ませた、それは恐怖心が煽らせた結果か
はたまた、不条理な世界に放り込まれてから支え合ってきた仲間を助けたい勇気からか


何れにせよ彼女は退かなかった、施設の中央を目指した










      穂乃果『にこちゃんっ!!凛ちゃん!!…花陽ちゃん!!返事をして!』




















返って来たのは静寂だった


気味が悪いくらいの静寂




この世界で何度も目にしてきた光景

薄ら寒くて「自分はこの世界でたった独りっきりになってしまったんじゃないか…」

「怖い、誰でも良いから傍に居て欲しい、声を掛けて寄り添ってほしい」




胸の奥にぽっかりと穴を空けるような【空虚な景色】…





















        「あはっ♥ 怖い?寂しい?誰かに抱きしめて欲しいよねぇ〜♪」




沈黙を破ったのは不釣り合いな明るい声だった
982 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/01/24(火) 16:10:15.33 ID:cTwoBNCM0


 彷徨うように瞳を動かした、何処かにきっと皆が居るはずだ!、と
ずっしりと重みのある金貨袋を抱えながら古戦場の中を歩いていた少女はその声に
思わず脚を止めた、いや…身体全体が硬直した





何故なら聴こえて来たのは自分と全く声質の同じモノだったから



油の切れた機械人形のようにゆっくりと顔を動かして声の主を見た…






 黒い革靴、フリル付きの巻きスカート、中世の貴族を思わせる外套
リボンタイや耳元で光るトルコ石をあしらった耳飾り、白い八重歯…etc




服装や若干の違いを除き、そこには鏡映しのようなもう一人の自分が居た






 「こんばんは…!お嬢ちゃん」



自分と同じ顔をした背丈も声も何もかもが瓜二つの少女からお嬢ちゃんと
呼ばれた穂乃果は1歩後ずさり、すぐさま袋を構える




穂乃果『う、動かないで!…貴女、誰なの!?』



左手は袋を抱え、右手はすぐにでも相手に向けた袋口の皮紐を解けるように添える




「あらら…そんなに警戒されると悲しいかなー…でも良いの?私ばかり見てて?」






「後ろの子に喰べられちゃうよ…ふふっ!」





穂乃果『っ!』バッ!




  「わぉーん♪」ガバッ



穂乃果『きゃっ!』



  「わふぅー!つっかまえた♪…なんちゃって!」

 
983 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/01/24(火) 16:23:33.53 ID:cTwoBNCM0


"何もできなかった…!"


羽交い締めにされ、そのまま地べたに身体を押し付けられた穂乃果は思った







「もうっ!そう怖い顔しないでよ!…別にこっわ〜い事なんて何にもしないよ?
  ただ気持ちイイコトするだけだよっ!」



「そうそう、何も怖がる必要は何処にも無いよ、貴女は私
  私は貴女なんだから」



目の前の黒外套の穂乃果は落ち着きを払ったように
身体を押し付けて来る子(これも穂乃果と全く同じ声…)が底抜けに明るく囁く





「…あっ」

「んー?どったの〜」


「…戦力分散であの3人だけを飛ばしたけど…」

「あぁ…もしかしてこっちが押され気味っぽい?」

「回復<アーツ>が使える子に化けてる影が居るから早々負けないとは思ってたけど…
  うん、私が加勢してくるよ」





  「本当!じゃあじゃあ!―――」




  「うん、私が戻ってくるまで貴女が好きなだけ"私"を堕として良いよ」




  「やったーーっ!愛してるばんざーい!」







未だ地に人外の力でねじ伏せられた穂乃果はこの寸劇を見せつけられて混乱していた

あの3人…? にこ達の事か?目の前の穂乃果に似たナニカが加勢に行く?







…私を堕として良い?




 その意味をすぐに理解することは叶わなかったけど、直感的なモノなのだろう
ぞわり、と背筋に悪寒が走った

984 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/01/24(火) 16:36:04.49 ID:cTwoBNCM0



「じゃあ行ってくるね!…っとその前に」スッ


穂乃果『……?』



黒外套が身体を屈ませ、穂乃果の顔を覗き込むように見つめた


澄んだ空…もしくは美しい海のような蒼の眼差しが同じく蒼と交差する












           「…うふふっ!」キュイィィン
         穂乃果『!?』





しかして蒼は色を変えた、まるで…鮮血のような鮮やかな赤、赤から紅へ、紅から朱へ





穂乃果(…ぅ…なに、これ…頭くらくらして い、たい…)




「ちょっとだけ頭の中を弄ってあげたから、私が帰って来た時の分も残しててね?」

「わーっ!さっすがぁ!太っ腹!あっ、でもさオマケで―――」

「―――…良いよ!じゃあ―――」



頭がぼんやりする、元の世界で大事な学園祭ライブでひどく熱を出して寝込んでいた時とは
また違った感覚で頭がくらくらする





「たーっぷり躾けてあげるね!」




そんな穂乃果が見たのは飛び去って行く黒外套の自分とようやくお目に掛かれた
自分の身を拘束していた少女の姿だった


自分と瓜二つ、それも着ている服まで音ノ木坂学院の制服…違いがあるとすれば





人間の身体にはついていないふさふさとした尻尾と耳があったことくらいである




―――
――

985 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/01/24(火) 16:58:37.60 ID:cTwoBNCM0


穂乃果「……」


□ 頭がぼーっとする…身体に力が入らない…

□ 私を押さえつけてた子が今は身体から離れてて、逃げようと思えばできるのに、足に力が入らないよ…




ほのか「どう?貴女と同じ顔の女の子が前に居るって?」ニコニコ

穂乃果「…すごく、変な感じだよ」





気怠るそうに彼女は率直な意見を述べた、対照的にこれでもかという程
明るく彼女は「へー!そうなんだぁ!!」と笑う



ほのか「キュウちゃんが戻るまで貴女の事好きにしていいよって許可貰っちゃったんだよねぇ!」

ほのか「だ・か・ら…ふふっ!しちゃおう?」



穂乃果「…する?何を?」


心ここに非ず、ぼんやりと質問を投げる、少し考えればわかりそうなことを…




ほのか「こういうことだよっ!」チュッ!


穂乃果「!!!」




自分同士での接吻に目を見開く、そしてさっきまで靄が掛かっていた思考が瞬時に研ぎ澄まされて
クリアになっていく



穂乃果「ゃ、やめて!!!」バッ!

ほのか「わわっ!」





ほのか「あたた…ん〜…気持ちイイコトしてる間だけ
      正常に戻るようにってお願いしたけど失敗だったかな」ポリポリ



ほのか「でもちょっとくらい抵抗された方が愉しめそうだから良いんだけどねぇ」ニィ


穂乃果は恐ろしいモノを見た気になった、自分と同じ顔が笑ったのだ
 嗜虐的に、弱いモノを嬲る事に快感を覚えるようなサディズムの顔…
                         見たことの無い自分の顔に慄いた!!



ほのか「んーっと!ならこうしよっと!」スッ ガシッ!


穂乃果「な、何を――!」


986 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/01/24(火) 17:16:52.17 ID:cTwoBNCM0


背後に回り込まれ、再び羽交い締めにされる



ほのか「この体勢結構好きかな…あまーい匂いも嗅げるし」スンスン

穂乃果「か、嗅がないでよぉ…」


鼻先が耳元に触れそうになるくすぐったい感覚、地べたには座り込んだまま
だけど力の入らない脚と圧倒的すぎる力量差で押さえつけられる両肩、穂乃果に抵抗はできなかった



ほのか「それより前を見てごらんよ?キュウちゃんにお願いして置いてもらったモノがあるんだ」

穂乃果「…ぇ」





――――― 宙に水の塊が浮いていた…


最初はボールのような球体のそれが次第に平べったく伸びて行き
CD程の薄さになるまで水平に伸びて行ったそれは突如として垂直に向きを変えた




ほのか「あの子『水』属性だからこんな器用な事できるんだ、ほら?
     水面が鏡みたいでしょ?私達二人の姿が目の前に映ってるの」





鏡の中には高坂穂乃果と鏡映しのように瓜二つの少女が身体を抱きしめているのが映る




ほのか「ふふっ…!」シュルッ


穂乃果「や、やだ!脱がさないでよ!!」


ほのか「えー!それこそヤダよ!こんなに可愛いんだよ?
            もっと"自分"に自信を持ったら?ふふっ!」






  - "鏡映しの少女"が何処か艶やかな笑みで鏡の中で困惑の顔の自分に告げた -





ほのか「じゃじゃんっ!パンツとブラだけ状態の完成っ!」

穂乃果「〜っ!」カァ///



ほのか「これからが本番だね」ニヤニヤ

穂乃果「何がっ!」キッ!



花陽や凛相手には決して見せない、"自分"だからこそ向けることのできる恨みがましい目線を
穂乃果は後ろの自分に向けた


  ほのか「べっつにー、大したことじゃないよ?ただね?
        こうして身体全体がすっぽり収まる大きな鏡があるんだよ?」
987 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/24(火) 17:20:24.15 ID:cTwoBNCM0













































          ほのか「――—穂乃果ちゃん、"鏡"の前で
                           "おなにー"してよ♥」クスクス



          穂乃果「――おなっ!?な、な、なぁぁぁぁぁっ///」



















何言ってるんだこの人?


赤面して口ぱくぱくと、言葉にならない言葉を紡ぐ

988 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/24(火) 17:38:41.57 ID:cTwoBNCM0

ほのか「?あれ…えっと分かんないの?おなにーだよ?おなにー」

ほのか「自分を慰める事でえーっと…自慰だっけ?…あっ!そうそうこう言えば良いんだね!
     ひとりえっちするこt「わあああああああああぁぁぁ!!!」

穂乃果「何言ってんの!?何言ってんの!!!」


卑猥な単語を連発する自分にどうしようもない怒りを覚える
 ワナワナと肩を震わせて頭を叩きたい衝動に駆られる、友人知人でなく他ならぬ
自分の顔だからこそ容赦無くできそうな感情




ほのか「えー、鏡の前でやってくれないの?」

穂乃果「うぅ〜っ!」



困った顔の鏡映しと犬のように唸る穂乃果…そんなコミカルな光景であったとか





ほのか「はぁ…じゃあいいよ」スッ

穂乃果「ひゃっ!?」



羽交い締めしていた手で器用に少女の下乳に指を鎮める鏡映し…





       ほのか「私が貴女の"おなにー"手伝ってあげるからさぁ…♥」ニタァ

       穂乃果「ひっ!?」ビクッ




ほのか「"自分"で自分を気持ち良くすることなんだもん…ならこれだって立派なソレだよね」モミモミ

穂乃果「も、揉まないで‥」

ほのか「あれれ?さっきまで強気だったのにどうしちゃったの?
      "私"はそんなにオドオドした子だったかな〜?」


中指と人差し指をパステルカラーのブラと乳肉の間に【鏡映し】は器用に滑らせる

穂乃果「んんっ!?ひぅ…」ピクッ




ほのか「…どうして"貴女"は我慢してるの?恥ずかしい声を聴かれたくないから?
      えっちなトコロを誰かに見られるのが恥ずかしいの?」

穂乃果「それ…は…!」




           ほのか「視てるのは…"自分"なんだよ?」
           ほのか「我慢する必要なんてない、だから――」


          ほのか「何もかも忘れて本当の自分を曝け出しても良いんだよ?」クスクス


        穂乃果「……ほん、とう、のわたし?」


…人間の、穂乃果の蒼い目が少しだけ真紅の瞳に変わった気がした



□ ……あたまが また ぼーっとしてきた …いやだよ だれか たすけt
989 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/02/08(水) 17:13:22.87 ID:ksun7y8Q0



ほのか「だいじょうぶ…私に任せて?ね?私の身体なんだから誰よりも貴女を知ってる」




 【鏡映し】が耳元で囁く、熱っぽさを纏わせた吐息のこそばゆさ
横目で見た少女ではない"女"の顔をした自分…


"自分"が言っている

 そう思えてしまったからか…気が付けば肩の力が抜けていて、身を委ねだしていた
彼女の掌が自分の手の甲に触れる、重ね合わせられたようなそれを丁重に【鏡映し】は下腹部へと滑らせる


ぴと、可愛らしいショーツの布地にそっと触れるようにあてがわれる"自分の手"



穂乃果「んッ」

ほのか「焦らない焦らない…まだ何もしてないよ?」クスクス

ほのか「ほら?自分のおまたを見るよりも前を見て?」



穂乃果「…ぁ」









水鏡には確かに自分が映っていた、肌蹴させたワイシャツから見える健康的な白さ…
 程好く発育した果実の果肉を愉しむもう一人の自分

 もう一人ではない、自分人身はといえば…潤んだ瞳、そして桃の色に染まった頬を――

 これから自分がどうなってしまうのか、そんな不安とも恐怖とも………期待に近い高揚感を覗かせていて
 情痴に溺れんとする少女がそこには映る





   ほのか「ね?私は…本当はえっちな事がだーい好きな変態さんなんだよ♪」

   穂乃果「ゃ、いやっ!ちがうよ…わたし、そんなんじゃ!!」



―――スッ



   ほのか「嘘つかないでよ、鏡を見て…貴女、おっぱいを弄られて…
           パンツの上から女の子の大事な所に手を当てられて…あんな顔してるんだよ?」


    ほのか「ほら?見てごらんよ、あんなにドキドキしてる♥
             …心の底で早くエッチがしたいなぁって、そうなんでしょ?」スリスリ…


   穂乃果「んんんっ!!」ピクンッ!


 ショーツ越しに感じる恥丘を撫でる、撫でさせているのは鏡映し、撫でているのは自分の手
左右に動く、ぐるりと円を描くような"じれったい"愛撫…


   ほのか「あははっ!まだ本番じゃないのにね!…こういうこと感じやすい身体してるから仕方ないよね」


   穂乃果「や、やめて!本当にこんな―――っんゅ!?」


 うるさいお口は閉じちゃえ、唇を唇で塞いだ自分の眼がそう言っているように穂乃果には見えた
990 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/02/08(水) 18:20:10.28 ID:ksun7y8Q0

ほのか「――ちゅくっ…んふふっ♪じゅるっ」


貪るようなディープキス、ざらついた舌の感触が自分のそれと絡みあう
 深く、深く…そのまま強く相手の全てを吸い尽してしまおうと言うのか…
口内の水分を吸うように強く求められる



  穂乃果(こんな…自分と同じ顔の子なのに…なんで、こんな…っ)



   キュン…♡



 小さく胸が締め付けらるような想いが募る…朝起きて、寝ぐせを直して髪を結ったりする時だって
いつだって自分の顔は見る…


まだどこかあどけなさの残る女の子らしい顔

…もしかしたら本当の意味で間近で見た事が無かったかもしれない自分の顔

整った顔立ち、落ち着いた時の悩まし気なまつ毛、漂わせる雰囲気、それは自分が憧れる絵里や真姫と
同じ空気を纏わせる


余裕、どこまでも余裕、常に主導権を握るのは自分だ、と底の見えない凛と澄ました心持




 穂乃果(…わたし、こういう顔もできたんだね…)



自分の顔は自分じゃ気がつけない、第三者だからこそわかる視点がある
それこそ『Snow halation』や『もぎゅっと“love”で接近中!』で偶に見れる彼女の一面のように…


ほのか「ちゅるっ…ちゅっ!」


穂乃果「〜〜〜♥」ビクビク!


吸われる度に肩を震わせる穂乃果…横目で見る鏡には、"女"を愉しむ事に慣れた獣が
身を委ねる事で"女"になっていく自分が居る



ほのか「んン…ぷぁっ、自分にキスされて感じちゃうなんて
         もしかしてナルシストさんの気があるんじゃない?」ニヤニヤ


穂乃果「そんなこと…ないもん…」ハァ‥ハァ…



ほのか「ふぅん…そうなんだ…」スリスリ… グッ、グッ!

穂乃果「ぁ ふっ、ふ、くっ、…ぅう!」


先程までショーツ越しに撫でまわしていた恥丘の動きに変化が訪れる


膣口を親指でぐりぐりと押され始めた、それは自分の手じゃない重ね合わせた手の甲にある
もう一人の自分の手、その親指だ


じれったい戯れ<フラート>がいつまでも続く、そんな焦らしから少しづつ
入口へ近づいていく…少しの膨らみから割れ目へ…そんな手淫…




  ほのか「そろそろ、さ?パンツ脱ぎたくなってきたんじゃないの?
             布の上からなんかより直に触りたいと思わない」ボソッ

  穂乃果「そん、なの……っ!」
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