【けものフレンズ】俺「アライさん・・・ゆるさねぇ・・・絶対に!!」

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31 :araiaraiarai [sage saga]:2017/06/28(水) 18:56:53.74 ID:HF9pO7cx0
俺「大人しくしていろ」ザシュッ

俺は野アライさんの目から指を引き抜いた
野アライさんの顔面は眼球がなくなり、両目の部分にポッカリと黒い穴が空き、そこから血がダラダラと流れ出ている
不気味な人形のようになってしまった野アライさんは、弱ってしまったのか木にもたれかかっている


野アライさん「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」


通常の生き物ならばここまですればもう助かることは無いだろう
だが、こいつは厄介なもので、致命傷からでも回復する可能性を秘めている
息の根を止めるまで油断は出来ない

俺「いま終わらせてやる・・・・・・・おらぁぁ!!」

ベキッ! グチャッ!
野アライさんの胸部に正拳突きを叩き込む
肋骨が折れ、心臓に突き刺さった

野アライさん「おぶっ・・・・・」ブシャッ!

野アライさんは盛大に血を吹いて倒れた

野アライさん「っ!! っ!!! っ!!!」ビクンッビクンッビクンッ

表情がなくなり、体を丸めて定期的に痙攣を繰り返す
心臓を確認すると、原型を留めないくらいにつぶれている
どうやら筋肉の痙攣のようだ


俺「・・・・・・・きたねぇ死に様だな」

こんな死体の状態でも動くとは・・・・
本当に嫌悪感を与える害獣だ

見るに耐え難いので、害獣の死体を袋にしまいこんだ
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 19:48:22.85 ID:DLBdXA61o
ほう
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 21:09:59.39 ID:DzHtj6MB0
もうちょっとスマートにやらないと反撃されたりしてあぶねえだろwwwwww
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 21:31:54.64 ID:7jXfj+zK0
背後から一撃で仕留めちゃうとアライさんを苦しめることができなくなるからしょうがないね
俺さんはきっと俺らを楽しませるためにあえてリスクを背負ってるのさ
35 :araiaraiarai [sage saga]:2017/06/30(金) 00:34:19.24 ID:waFpo3Fs0
お疲れ様です

ちょっとですが続けます
36 :araiaraiarai [sage saga]:2017/06/30(金) 00:34:56.02 ID:waFpo3Fs0
俺「さて、巣の中から死体を・・・・・・・」

依頼人「どうですか? 作業は順調ですか?」

俺「ええ、今巣の中を調べて死体を回収したら終了です」

依頼人「それはよかった・・・・・・・ん?」


子アライさん6「のだぁ」スリスリ


足元を見ると、幼いアライさんが俺の足に頬ずりしていた

俺「まだいやがったのか・・・・・」

依頼人「ほお、子供が居ましたか。 どれどれ、こっちにおいで〜」


ゲシッ!
子アライさん6「のあっ・・・・のあぁぁ!!」

俺は足にまとわりつく幼いアライさんを蹴とばし、振り払った
幼いアライさんはべそをかいている

依頼人「ああ・・・・・ないちゃいましたよ」
37 :araiaraiarai [sage saga]:2017/06/30(金) 00:35:53.84 ID:waFpo3Fs0
グチャッ!
子アライさん6「おっ・・・・・ごあ・・・・」ピク・・・ピク

奴が泣いて動けない状態を狙って踏みつける

依頼人「そんな、ふみつけなくても・・・・・」


ゴキッ!
子アライさん6「」ビクンッ・・・・・・パタッ

まだ生きているようなので、頭蓋骨を踏み潰し、砕き、絶命させる
頭部を砕かれ脳みそを垂れ流し、害獣の幼体は沈黙した


依頼人「殺さなくても・・・・」

俺「見苦しいものを見せてしまいましたね」

俺「ですが、よく考えて下さい。 駆除は行わなければなりません」

依頼人「しかし・・・・・」

俺(ショックな現場を見せてしまったが、奴らはこういうものなのだと)
俺(奴らに慈悲を与えてはいけないのだと、分かって頂かなければいけない)

俺「奴らは危険なのです、だから駆除を依頼されたのですよね」

依頼人「そうです・・・・・」
38 :araiaraiarai [sage saga]:2017/06/30(金) 00:36:48.69 ID:waFpo3Fs0
俺「失礼を承知で申し上げます。 大多数の人間は奴らへの考え方が甘いのです」

俺「奴らは危険な生物なのですよ? こいつを逃がせばまた増える、そして被害も大きくなる」

依頼人「確かにおっしゃるとおりです。 ですが、このようなやり方では・・・・」

俺「そういった考えが甘さを呼ぶのです」

俺「今から実際に起きた被害についてお話します・・・・」


俺は数年前の新聞の切り抜きを取り出し依頼人に説明する
それは、俺が幼少のときに犯した罪の痕跡だった・・・・・
俺はあのときのことを彼に語った


依頼人「そんな・・・・・そんなことが・・・・」

俺「奴はまだ幼体でした・・・・・」

俺「ですが、俺の家族にもたらした傷は大きかったのです」

俺「だからいつでも殺る覚悟を持っていなければいけません」

俺「大切なものを守るためにはね」
39 :araiaraiarai [sage saga]:2017/06/30(金) 00:37:45.38 ID:waFpo3Fs0
依頼人「どうやら、想像を超えて危険な状況のようだ・・・・・・こんな奴らが蔓延っているなんて」

依頼人「初めて奴らを怖いと思いました・・・・・お願いです、奴らをこの地域から根絶やしにして下さい!!」

依頼人「うちにはまだ小さい息子がいるんです・・・・・もし山とかで襲われでもしたら・・・・」

俺「脅かすようなことを言ってしまい、申し訳ございません」

俺「ですが、今後は認識を改めて奴らに備えてください」

依頼人「わかりました」


依頼人は納得してくれたようだ

こういった意識改革も奴らの被害縮小につながっていく

確かに世の中にはまだ認識の甘い人々がいる
だが、年々増える『凶悪な被害』に意識を変えざるを得ない人々も増えてきている

奴らの被害を食い止めるために俺は日々戦い続けるしかない
40 :araiaraiarai [sage saga]:2017/06/30(金) 00:38:24.57 ID:waFpo3Fs0
閲覧ありがとうございました

俺の戦いはこれからも続くはずです
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/06/30(金) 00:38:53.48 ID:3MO9azSTo
もっと
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/06/30(金) 00:52:49.03 ID:S7f//Dd10
おつ
アライさんは動物としての枠を超えて暴れ過ぎたんだな
駆除されても当然か
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/06/30(金) 01:22:13.67 ID:tHEsDp7B0
これで終わり?今までと比べるとずいぶんあっさりだな…
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/06/30(金) 02:15:01.61 ID:IDbEfHay0
確かにあっさりしてるな.てっきり第二部の終わりにつながっているんだと思ってたわ
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/06/30(金) 09:39:52.63 ID:66Zb4IfjO

作者さんが書くべきことは十分書いたというのなら、ここで終わるのもまーしゃーない

二部主人公のアライさん、あの後は淡々と駆除されたのか、それともひと悶着あってなんとか逃げ延びたのかはそりゃ気になるけどね
46 :araiaraiarai [sage saga]:2017/06/30(金) 10:23:21.42 ID:waFpo3Fs0
ごめんなさい
一回やってみたかっただけです
まだまだ続きます

帰ってきてから続きを書きます
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/06/30(金) 10:27:55.76 ID:vGg8fjATo
よかった
48 :araiaraiarai [sage saga]:2017/06/30(金) 23:23:20.14 ID:waFpo3Fs0
ごめんなさいね

俺達の戦いはこれからだ!!
みたいなやつをやってみたかったんです
49 :araiaraiarai [sage saga]:2017/06/30(金) 23:27:01.81 ID:waFpo3Fs0
この職業も忙しいもので、次の日には新たな依頼が入った

〜廃屋

俺「こんにちは、害獣駆除の依頼を受けてきました」

依頼者「どーも、ご苦労様です」

俺「現場はあの廃屋ですか・・・・」

依頼者「そうなんです、通行人があの廃屋からアライさんの鳴き声が聞こえたって言うんですよ」

俺「なるほど・・・・・それはいつ頃からですか?」

依頼者「3ヶ月くらい前かな・・・・」

俺「恐らく、あの廃屋内で繁殖してますね」

依頼者「え! 増えてるんですか!?」

俺「その可能性は高いですね。 早速調査をさせて下さい」


俺は怪しまれないように廃屋の周囲から調査を始める

俺「家の裏手には足跡が無い・・・・・・正面の屋根に空いている穴から屋根裏に侵入しているな」


侵入経路がわかったので、廃屋の中を探索していく
廃屋の中には屋根裏への出入り口はなさそうだ
50 :araiaraiarai [sage saga]:2017/06/30(金) 23:28:54.26 ID:waFpo3Fs0
俺「やはり正面の穴か・・・」

俺はアライさん達が逃げられないように出入り口を封鎖した


なんなのだ
くらいのだ
のだー
のだー


何かが聞こえてくるような気がしたが、屋内に移動し作業に移る
アライさんが居るであろう場所の真下に陣取り、燻煙材を用意する
そして天井に穴を開けようと棒でつつく


ひっ
びっくりしたのだ
のあー
のあー


奴らの鳴き声がする
ここに居るようだ
天井に穴を開け、燻煙材を焚き穴へ煙を流し込んでいく
51 :araiaraiarai [sage saga]:2017/06/30(金) 23:30:16.86 ID:waFpo3Fs0
なんなのだ?
の・・・のあぁ

異常事態に奴らも恐怖しているのだろう、不安な声が聞こえてくる


ご・・・ごほっごほっ
の・・・のぁ!
くちゅん!
いけないのだ! このままだとアライさんたちは・・・・


天井裏はドッタンバッタンと暴れている
もう少し弱らせてやろう


脱出するのだ! ・・・・・・・あれ? 入り口がないのだぁ
の・・・のだ! のだぁ!
げほっげほっ!
うぅ・・・・・


そろそろ弱った頃だろう
別の場所にもう一つ穴を開ける


あ! あそこに出口があるのだぁ!! やったのだ!! みんな早く逃げるのだぁ
なのだー!
のだぁ!!


穴の先で待ち構えていると小さいアライさんたちが落ちてきた


ボトッ! ボトッ! ボテ!
アライちゃん1「の・・・・のだ」プルプル
アライちゃん2「のだあ」プルプル
アライちゃん3「なのだー」


落下の時にぶつけたのかアライちゃんたちは頭を抑えて小刻みに震えている
とても痛そうだ
そして俺がいることに気がつくと、蜘蛛の子を散らすようにヨチヨチと逃げ出した
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/01(土) 00:15:53.00 ID:NXU03Shz0
アライちゃんは本当に気持ち悪いなあ
うじゃうじゃ虫みたいにいて、あの気持ち悪い語尾でわめきたててるなんて
53 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/01(土) 00:19:23.32 ID:ys/Dxa5M0
アライちゃん1「べぶっ・・・」ベシャ
アライちゃん2「ぷげ・・・・」グチャ
アライちゃん3「の!・・・あ・・・」ゴキッ

アライちゃん達は痙攣して沈黙している
まだ親のアライさんが出てきていない
人間の存在に気づいて警戒して出てこれないのか・・・・
いや、子供たちのこの姿を見ればすぐに出てくるだろう
ん?


屋アライさん「・・・・・・」じー

穴から親のアライさんがこちらを見ている
俺は屋アライさんに踏み潰したアライちゃんを掴み上げ、見せつけてやる

屋アライさん「!!!」

屋アライさん「大変なのだ!! 子供たちの危機なのだぁ!」

害獣が何か喚いている

屋アライさん「ぐぬぬぬ・・・・・すぐに離すのだぁ!!」ダンッ

突如屋アライさんが飛びかかってきた
見の危険を感じた俺は、屋アライさんの顔面に拳を叩き込み迎撃する

屋アライさん「ごぶっ!!!」バキッ!

威力が乗ったカウンターに屋アライさんはその場に崩れ落ち、顔を抑えてうずくまる

屋アライさん「うぅ・・・・・痛いのだ、痛いのだ」
54 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/01(土) 00:22:07.45 ID:ys/Dxa5M0
>>53
投下ミスりました
正しくは>>54です
55 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/01(土) 00:22:40.36 ID:ys/Dxa5M0
失礼
>>56
56 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/01(土) 00:23:09.68 ID:ys/Dxa5M0
アライちゃん1「のだー」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「なのだー」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチヨチヨチ


ここで逃がすとまずい、幼体だというのに煙を喰らってまだこれだけ動けるというのか
流石は害獣と言われるだけのことはある、凄まじいタフさだ
俺は逃すまいと、アライちゃんたちを踏みつけていった

アライちゃん1「べぶっ・・・」ベシャ
アライちゃん2「ぷげ・・・・」グチャ
アライちゃん3「の!・・・あ・・・」ゴキッ

アライちゃん達は痙攣して沈黙している
まだ親のアライさんが出てきていない
人間の存在に気づいて警戒して出てこれないのか・・・・
いや、子供たちのこの姿を見ればすぐに出てくるだろう
ん?


屋アライさん「・・・・・・」じー

穴から親のアライさんがこちらを見ている
俺はアライさんに潰されたアライちゃんを掴み上げ、見せつけてやる

屋アライさん「!!!」

屋アライさん「大変なのだ!! 子供たちの危機なのだぁ!」

害獣が何かほざいている

屋アライさん「ぐぬぬぬ・・・・・すぐに離すのだぁ!!」ダンッ

突如屋アライさんが飛びかかってきた
見の危険を感じた俺は、屋アライさんの顔面に拳を叩き込み迎撃する

屋アライさん「ごぶっ!!!」バキッ!

威力が乗ったカウンターに屋アライさんはその場に崩れ落ち、顔を抑えてうずくまる

屋アライさん「うぅ・・・・・痛いのだ、痛いのだ」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/01(土) 08:23:00.92 ID:I+g2Xw0OO

それにしてもこの話のアライさんは弱いな
彫刻刀を相手に刺すことにためらいのない小学生みたいな、弱いけど気を抜くと危ない害獣なのか
58 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/01(土) 09:08:32.01 ID:XSrrH4jJ0
屋アライさんが動けないでいる間にアライちゃん達を袋に詰めていく

アライちゃん1「の・・・・だ」ノダー
アライちゃん2「のだ・・ぁ」
アライちゃん3「」ピクピク

アライちゃん達は虫の息だがまだ生きているようだ、さすがは特定害獣、しぶとい
ここまで勢力圏を広げてきただけのことはある、ここで処分せねばなるまい

害獣駆除の際に発見した害虫を追い払うための殺虫剤も用意してあるので
殺虫剤の針をアライちゃんに突き刺し噴射する


ブスッ!
アライちゃん1「のだ!!」ビクッ

ブシュー!
アライちゃん1「! のだぁ!! のだぁ!! のだぁ!!!」バタバタ

アライちゃん1「のっ!! のだ!! の・・・・おぷっ!!」ビクッビクンビクン

アライちゃん1「」

一匹片付いた、次の害獣も駆除をする


ブスッ!

アライちゃん2「のあぁ!!」ビクンッ

ブシュー!
アライちゃん2「のあぁっ!! のおっ!! ひぎぃ!! ひぎぃ!!」バタバタ

アライちゃん2「ひぎー!! ヒギー!! ・・・・・・・っ!!」ビクンッ・・・・パタ

アライちゃん2「」


最後の一匹は・・・・

アライちゃん3「」

最後に残ったアライちゃんは目を見開いて、口を半開きにしたまま動かなくなっている
59 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/01(土) 09:16:19.23 ID:XSrrH4jJ0
>>57
例のアライさんは偶然ひどい目にあうだけだったり、相手にしたのが素人だったり、
危ない目にあっても偶然邪魔が入ってやられないと言った理由でしぶとく行きています。

今回のアライさんたちが弱く見えるのはプロの駆除屋の『俺』が確実な手段で殺しにかかっているからですね
60 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/01(土) 10:50:27.22 ID:XSrrH4jJ0
屋アライさん「痛いのだ、痛いのだ、うぅ・・・・・・」

自分のことで精一杯なのか子供の悲鳴が聞こえていないようで、まだうずくまっている

屋アライさん「アライさんが可哀想なのだ・・・・・・酷いのだぁ」

俺「おい・・・・・起きろ」

屋アライさん「痛いのだぁ」

俺「起きろと言っているんだ」ゲシッ

屋アライさんの尻を蹴り飛ばす

屋アライさん「痛っ!! なにをするのだ」

こちらを向いた屋アライさんの目に飛び込んできたものは、ぐったりとしているアライちゃん達だった

屋アライさん「!!! そ、そんな・・・・ひ、ひどいのだ」

屋アライさん「アライさんの・・・・アライさんの・・・・」

屋アライさん「酷いのだ!! アライさんが可哀想なのだ!!」

屋アライさんは俺を恨めしそうな目で睨みつけてくる。 今にもこちらに飛びかかってきそうな勢いだ
俺は護身用に持っていたナタを抜き放ち屋アライさんに向ける

屋アライさん「そ、それはだめなのだ・・・・・アライさんにそれを向けないでほしいのだ」
61 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/01(土) 10:52:18.79 ID:XSrrH4jJ0
俺「これが何か分かっているようだな? 他のハンターに追いかけられでもしたか?」

屋アライさん「ぐぬぬぬ・・・・・」

俺「来ないならこちらから行くぞ」ブン

ナタの腹で屋アライさんの顔面を引っ叩く

屋アライさん「ぐ・・・・・痛いのだ」

屋アライさんは引っ叩かれた衝撃でその場に倒れ込み、汚い尻をこちらへ向けている
すかさず俺はナタを振り下ろし、屋アライさんの尻尾を切断した

屋アライさん「あ・・・・・・いだい! いだいのだぁー!!」


通常フレンズの耳と尻尾はけものプラズム(強)で構成されており、それらは動物としての機能をフレンズの人体に付属するものである
人体器官としては繋がりはないとの見解だが、野生化しているアライさんにとっては自然界で生き抜くための必須な部位であるためか、
驚くべきことにすでに感覚や肉体的な繋がりも発生しているようである


屋アライさん「痛い!! 痛いのだぁ!!!」

俺「驚いたな・・・・・血まででている」

ここで仕留めておこう、俺はもう一度ナタを振り上げる

屋アライさん「ひっ!! 怖いのだ!! 逃げるのだぁ」
62 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/01(土) 15:04:36.95 ID:XSrrH4jJ0
もうすでに子供のことなど忘れて逃げ出そうとしている
次の機会に繁殖できればいいと思っているのだろう
繁殖力の高い害獣ならではの発想なのかもしれない

屋アライさん「アライさんの危機なのだぁ!!」ダッ

屋アライさんは逃げようと駆け出したが、俺はヤツの頭にナタを振り下ろした

ブンッ!
屋アライさん「おっ!・・・・・・・」バカッ

屋アライさん「」ドシャッ

頭を真っ二つにされ、屋アライさんはその場で絶命した

俺「これで終わりか・・・・・・」

アライさんたちの死体を袋に収納し、他のアライさんが居ないか廃屋の中を調査する
屋根裏も含め廃屋内は調べ尽くしたが、もう他には居ないようだ



俺「駆除が完了しました」

依頼者「お疲れ様です」

俺「廃屋に居たのはこれで全部でした」

依頼者「4匹ですか・・・・・やはり子供もいましたね」

俺「ええ、取り逃がしたらまずいところでした」

依頼者「いやー助かりました、今日はありがとうございました」

俺「ご利用ありがとうございました、では今日はこれで」


こうして今日の依頼を無事に終えることが出来た
毎日毎日害獣駆除の依頼が入ってくる、数年前では考えられなかったことだ
そう言えば明日は銭湯のボイラー室を見てほしいって言われてたな
その次は工事現場か・・・・・
63 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/01(土) 15:06:38.89 ID:XSrrH4jJ0

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〜1ヶ月前(銭湯)

ゴソ・・・・・ゴソ


野アライさん「わっせっわっせ」

野アライさん「ふー、やっと入れたのだ」

野アライさん「ここは暖かいのだ、ここをアライさんのおうちにするのだ」

野生のアライさんは銭湯のボイラー室に目をつけた
お湯を沸かす熱に惹かれてやってきたのだろう

野アライさん「ふははははー、ここはかいてきなのだ。 早速アライさんの寝床をつくるのだー」

思い立ったらすぐにボイラー室の壁を剥がしたり、断熱材を引きちぎっていく

野アライさん「わっせっわっせ」

部屋の中を荒らしたい放題荒した結果、一時間後には立派なアライさん専用ベッドが出来上がっていた

野アライさん「気持ちいいのだぁ〜お昼寝するのだ」


〜数時間後


野アライさん「う〜寝ていたら寒くなってきたのだ」

野アライさん「もっと暖かいところに移動するのだ・・・・・・あっ! あそこが暖かそうなのだ」

野アライさんは蒸気輸送のパイプに目をつけた

野アライさん「ここなら暖かいのだ、早速ここにすわってぇ・・・・」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/01(土) 17:28:49.78 ID:U0P9sM+CO
どうやって繁殖してるんだ?
工場の時は人に犯されて人間との間にこどもの国出来てたけど男のアライさんもいるのかな?
65 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/01(土) 17:30:00.44 ID:XSrrH4jJ0
今まさに野アライさんがまたがって座ろうとしているパイプは超高熱の蒸気輸送パイプだった
そんなことは知らない野アライさんはくつろごうとパイプにまたがった

野アライさん「ふー」ぽすっ・・・・じゅ〜

野アライさん「!!!!」ジュー

野アライさん「!!!! 熱いのだ!!! 熱いのだぁ!!!」

素早く飛び退こうとする野アライさんだが、皮膚が焼けてパイプに張り付いてしまっている

野アライさん「あつっ!!! のだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

今まで味わったことのない熱が野アライさんの尻を焼いていく
その様はまるで拷問のようだった

野アライさん「の!!! のだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ブチブチブチ

尻の皮を引きちぎり、どうにか脱出することに成功した

野アライさん「はぁ・・・・はぁ・・・・・痛いのだ」

野アライさんの尻は焼けただれ血が出て真っ赤になっている、特に肛門は溶接されたように張り付いてしまいひどい状態だ

野アライさん「うぅ・・・・・休むのだ・・・・・寝床へ戻るのだ」

傷ついた体を癒やすために野アライさんは寝床へと向かった
66 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/01(土) 17:31:31.07 ID:XSrrH4jJ0
>>64
それに関してはあとで出てくるかもです
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/01(土) 17:32:27.83 ID:rXYBy27yo
>>64
フレンズに男は存在しない公式設定がある
68 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/01(土) 17:33:09.98 ID:XSrrH4jJ0

〜翌日


野アライさん「よく寝たから治ってきたのだ、アライさんは強いのだ」

そう、昨日の火傷もだいぶ良くなっている、これはアライさんのフレンズとしての能力に他ならない

野アライさん「起きたことだし、早速おといれするのだ」

野アライさん「うううん〜っ!! う〜ん・・・・・・・・」

おかしい、どんなに頑張っても肛門から排泄物が出てこない
いつも通り便意を催しているというのに

野アライさん「あれ・・・・・でないのだ」

野アライさん「お便秘さんなのだ?」

そう・・・・出ないのも当然である
昨日のパイプにまたがった時、肛門を焼き、肛門付近の大腸も収縮し閉じてしまっていた
どんなに頑張っても排泄口は閉じてしまっているので、排泄することは出来ない

野アライさん「昨日いっぱい食べたからうんちしたいのだ」

野アライさん「でも出ないのだぁ!!!」

何時までたっても出ない排泄物に、この場は諦めるしかなかった

野アライさん「仕方がないのだ、ご飯にするのだ」

そう言って野アライさんはいつも通り、畑を荒らしに行くのだった
69 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/01(土) 17:34:59.13 ID:XSrrH4jJ0
〜数時間後

野アライさん「美味しいのだ!! 美味しいのだ!!」ガツガツ

野アライさん「今日は畑でもいっぱい食べたし、蓄えも持ってきたのだ」


〜数日後

野アライさん「お腹が大きくなってきたのだ・・・・・・また赤ちゃんが出来てしまったのだ」

野アライさん「あんまり食べる気がしないけど、赤ちゃんのために食べるのだぁ」

野アライさんのお腹が大きくなっているのは妊娠しているからではない
それに気付かずに野アライさんは食べ物を食べ続けていく


〜1週間後

野アライさん「またお腹が大きくなったのだ、アライさんが頑張って食べたおかげなのだ」

野アライさん「でもなんだか苦しいのだ」



〜数週間後

野アライさん「はぁ・・・・・・はぁ」

お腹がパンパンに膨れ上がった野アライさんは苦しそうに息をしている

野アライさん「苦しいのだ・・・・・もうすぐ産まれるのだ?・・・・」

これは妊娠などではなく、どう考えても体調不良である
それもそのはず、あれだけ食べて数週間もの間排便をしていないのだから
今頃体内では毒素が回っている頃だろう

野アライさん「の・・・・・・だ・・・・・」ハァハァ

野アライさん「あたまが・・・・・痛いのだ・・・・」ハァハァ
70 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/01(土) 17:36:10.36 ID:XSrrH4jJ0

〜1ヶ月後


野アライさん「の・・・・・・だぁ」

もうすでに野アライさんは虫の息だった

野アライさん「はぁ・・・・はぁ・・・・・の・・・・だぁ」



ガチャ

俺「ここがご依頼の現場ですね」

依頼主「そうなんです、この前従業員が不審な音と鳴き声がするって言ってまして」

俺「そうですか、早速調査をさせて下さい」

俺「それにしても暑いですね」

依頼主「ボイラー室ですからね」

俺「それに何か変な匂いがしますね」

依頼主「ん? 確かに変な匂いが・・・・」

俺「!!!」



野アライさん「・・・・・・・・・」ハァハァ



俺「こ、これは」
71 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/01(土) 17:37:38.09 ID:XSrrH4jJ0
目を向けるとボイラー室の端っこに苦しそうに横たわっているアライさんがいた
お腹が異常に膨れ上がり、便臭のようなものを感じた

依頼主「あれが・・・・・犯人か」

依頼主「お腹が大きい、もしかして子供がいるのか?」


野アライさん「・・・・・・・」

横たわっているアライさんはこちらの声に反応しない
相当弱っているようだ

俺「妊娠しているにしてはお腹の膨らみがおかしい、こんなに弱っているのも何かあるな」

俺「おい、こんなところで寝ているがどうした?」

野アライさん「・・・・・・・苦しいのだ・・・・・・うんち・・・・でないのだ」

依頼主「こんな所で糞をしようとしていたのか」

俺「? 便秘か? 野生のアライさんはとても丈夫であらゆる環境に対応できるはずだが・・・・」

この仕事はアライさん駆除が主な活動だが、同時にアライさんの生態調査も行っている
野アライさんの不調の原因を調べるため、俺は野アライさんの毛皮(服)を剥ぎ取り、肛門の辺りを観察する

俺「なんだこれは・・・・・肛門が塞がっている」
72 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/01(土) 17:40:28.74 ID:XSrrH4jJ0
これでは排泄は出来ないはずだ、よく観察すると肛門や臀部周辺に火傷の後らしきものが伺える

俺「恐らく、何らかの状況で肛門にひどい火傷を負い、溶接されたように張り付いてしまっているのだろう」

これは興味深い現象だ。通常致命傷を負った状態からでもフレンズとしての特殊能力から回復をするはずだが、
肛門が張り付いている状態では傷だけ塞がっており、元には戻らないようだ

俺「ふむ、あとで研究所に連絡して解剖してもらおう」

周辺に他のアライさんがいないか確認し、清掃、侵入経路の補強をし、
野アライさんを運び出して今日の仕事を終了する


依頼主「本日はありがとうございました」

俺「ありがとうございました。 また何かあればよろしくお願いします」

依頼を完了し、野アライさんを研究所に引き渡して帰途についた

俺「明日は工事現場か・・・・・」

次の現場もまたろくでもないことが起きることだろう
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/01(土) 18:32:12.27 ID:Xpn3cjx/0

しかし気づけば2ちゃん系のけもフレSSでは屈指の長編になっとるな
人間社会に紛れ込んだ害獣アライさんの標準的な仕様がこのSSで後々まで固まりそうだわ
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/01(土) 19:25:25.62 ID:BLlOyvsXO
アライちゃん周りの設定が特に面白い
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/02(日) 01:31:01.44 ID:djbG1oK3o
だが待ってほしい
死んだらまた増やせばいいというのは多産系動物の基本であってアライさん特有の思考ではないとは考えれられる
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/02(日) 06:26:29.57 ID:iyglNkN40
>>75
アライさんはツリ目が酷かったり髪の毛の色がおかしかったりするけど、基本的には人間に似た容姿の生き物じゃん
それが多産系動物と同じ考え方をして行動してたら、それって凄く気持ち悪くない?
それこそ普通の害獣より嫌われて、積極的に駆除しようと思うくらいには
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/02(日) 08:00:58.10 ID:dfOZa1Jqo
作中そんな嫌われ方はしてないけどな
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/02(日) 10:21:01.56 ID:LRFCbhYQ0
作中でどうとか言ったら、容姿はめっちゃかわいくて風俗嬢として人気がある
写真見るだけではしゃぎだす若い男もいるし、ほだされて可愛がりたくなる年配の人も多い
しかしその姿はひどく醜く見てると生理的嫌悪感が沸き立つという謎の存在だぞ
深く考えてもしょうがねーよ
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/02(日) 11:07:56.66 ID:iyglNkN40
風俗エアプなんだけど、安いところなんて穴さえあればいいみたいな感じって聞いたことがある
80 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/02(日) 17:14:45.98 ID:fyz0OsdP0
人が結構いますね

続けます
81 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/02(日) 17:15:47.56 ID:fyz0OsdP0

〜そのころ工事現場


作業者「親方ぁ!! 今日発破かけちまいましょうよ」

親方「そうだなー、明日この近辺に駆除屋が来るからな」

作業者「駆除屋? 何のです?」

親方「お前には言ってなかったけ? 最近工事現場の仮設物置にアライさんが出るって噂でな、駆除のプロに来てもらうことにしたんだよ」

作業者「アライさんて最近テレビでやってるあれですか?」

親方「そうそう、それそれ」

作業者「それって、あの可愛いやつでしょ? なんで駆除なんか・・・・・」

親方「お前ニュースみてねぇのか? しょっちゅう被害報告出てんだろうが」

作業者「ああ、何か農作物荒らしたりするやつでしょ」

親方「それだけじゃねえ、ウチも天井裏に住み着かれてな。駆除してもらったんだよ」

親方「アライさんの糞尿で天井板が腐っちまって張り替えたよ・・・・とんだ損害だぜ」

作業者「家破壊されるのは怖いっすね、さっさとやっちまいましょう」

親方「ああ、ちなみに今回頼んだのはウチの駆除を担当してもらった人だ、完璧にアライさんを駆除してくれるって評判だ」
82 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/02(日) 17:17:11.79 ID:fyz0OsdP0
作業者「そうなんですか・・・・・あっ、そろそろ作業しましょうか」

親方「よーし、ダイナマイトはセットしたな?」

作業者「オッケーです、周囲の安全確認もしました」

親方「よーし、始めるぞ」

親方「5ー、4−」



ボコッ

子アライさん「なのだー」ヒョコ

野アライさん「食べ物探すのだ」

親方が爆破のカウントをしていると、地面から野生のアライさんとその脇に抱えられた子供のアライさんが現れた


親方「3−」


野アライさん「岩のところに何か香ばしい匂いがするのだぁ」
83 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/02(日) 17:18:25.86 ID:fyz0OsdP0
そう言うと野アライさんは設置してあるダイナマイトに向かっていく


親方「2ー」

作業者「!!! 親方! まずいですよ何かあそこにいます」


野アライさん「これはきっとヒトの食べ物なのだぁ、いい匂いがするのだぁ」

野アライさん「ちび、これを食べるのだ!」

子アライさん「ふはははは、たべうのだぁ」カプッ


ダイナマイトを食べ物と勘違いした野アライさんは自分の子供にダイナマイトをくわえさせる


作業者「あれ、アライさんだな」

親方「1ー」

親方「ん? なんか言ったか?」

カチッ!

ドガーーーーーン!!

野アライさん「」ベチャ
アライちゃん「」グチャ
84 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/02(日) 17:20:09.71 ID:fyz0OsdP0
作業者「親方・・・・・・あれ」

親方「なんだ? ・・・・・・あれは」


親方の視線の先にはダイナマイトで吹き飛び、岩に潰されたアライさん達の死体があった

作業者「アライさんですね、ダイナマイト直撃で吹っ飛んだみたいですよ」

親方「マジか・・・・お前片付けとけ」

作業者「えー」


--------------------------


〜翌朝

俺「お早うございます、本日害獣駆除の件で来ました」

親方「おう! 今日は頼むぜ!」

親方「現場に行く前にちょっとした報告だが」

俺「?」

親方「昨日アライさんを殺しちまったみたいなんだよ」

俺「アライさんをですか・・・・・ちなみに死体は?」

親方「昨日部下に片付けさせたよ」

俺「確認ですが、確実に死んだんですよね?」

親方「ああ、発破の直前になんかダイナマイト咥えてそのまま爆破しちまった」

親方「2匹いたが、死体も断片的にしか残ってねえし、2匹とも頭が吹き飛んでたな」
85 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/02(日) 17:31:48.30 ID:fyz0OsdP0
俺「そうですか、それならよかった」

俺「死体はこちらで預かっておきますね。 では現場に向かいましょう」



〜物置

俺「あれが現場ですね」

親方「ああ、あそこに住み着いているって話らしい」

俺「わかりました、作業が終わりましたら連絡いたします」

親方「よろしくー」


いつも通り現場の周辺から調査を始める、周辺には他にアライさんが住める場所はないようだ
今回怪しい場所はここだけだな
物置の中に入り、捜索を始める

俺「・・・・・・何かいそうだな」

物置に入ると長い間掃除していないのかホコリが舞う
室内は全体的にホコリが積もっているようだった
しかし不自然にホコリがない部分がある、これは何かが通った後に違いない
何者かの通り道らしきものを辿っていくと


アライちゃん1「すぅー・・・・すぅー」スゥースゥー
アライちゃん2「のぁ・・・・・のだー」スゥースゥー
86 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/02(日) 17:37:46.94 ID:fyz0OsdP0
ダンボールで作られた巣の中に、小さなアライさんが2匹眠っていた
ここにはこいつらだけだろうか、周囲を捜索する
どうやらこいつらだけのようだ

アライちゃん1「の・・・・・だ?」パチッ

1匹が目を覚ました

アライちゃん1「おはよーなのだ」

なんと俺に向かって挨拶してきた

アライちゃん1「おなかしゅいたのだ」ヨチヨチ

そのままのんきに俺の方に向かって4足歩行で歩いてくる
俺はアライちゃんを掴み上げた

アライちゃん1「のだ? のだー」

状況が分かっていないようで、とても楽しそうだ

アライちゃん1「あぐあぐ」ノダー

俺の指をしゃぶったり甘噛したりしている
なぜか俺になついているようである

アライちゃん1「あうーうんちしちゃいのだ」ブルッ


どうやら便意を催したらしい
とりあえず肛門に瞬間接着剤を塗り排泄させないようにする
作業現場の衛生管理も仕事のうちだ

ヌリヌリ
アライちゃん1「の//// のだっ//// ぬるぬるなのだ///」
87 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/02(日) 17:40:00.39 ID:fyz0OsdP0
そう思っているのもつかの間

アライちゃん1「!!! のだ!! あちゅいのだ!! のだぁぁぁ!!」ヒリヒリ


瞬間接着剤を誤って手につけてしまったヒトは経験があるだろう
つけた瞬間にじわじわと熱さがこみ上げて、皮膚を固めていくあの感覚を

アライちゃん1「のだ!! のだぁ!! ・・・・・・のだぁ」


接着剤が固まり、落ち着いたようだ
大便に加え小便までされては困るので、接着剤を排泄口に差し込み排泄を阻害する

ぬぷっ
アライちゃん1「のぁ!!」ビクンッ

ここで差し込む穴を間違えた、尿道ではなく膣穴に差し込んでしまった


アライちゃん1「////のあっ /////のだぁ」ヌプヌプ スコスコ


以外にスムーズに入った。こんなに小さくても体は繁殖に備えるため、成長しているようだ
もともと繁殖力の高い生物である故なのだろうか

小さいアライさんは性の喜びを感じ、自分から腰を動かしている

俺「・・・・・・」

害獣の性処理に付き合わされている暇はない、今度こそ接着剤を尿道に差し込み注入する

アライちゃん1「のだっ!!! いたいのだぁ!!」
88 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/02(日) 17:41:29.37 ID:fyz0OsdP0
これで排泄することはない、現場を汚さず処理できる
今度は小さいアライさんの体に接着剤を塗り、巣であるダンボールに貼り付け動けなくする


アライちゃん1「のだー」ポー


唐突な出来事に小さいアライさんは放心状態になっている
もう一匹の小さいアライさんに手を伸ばそうとすると、放心状態だった小さいアライさんが話しかけてきた


アライちゃん1「ヒトしゃん・・・・アライちゃんのおまたじんじんするのだ」

アライちゃん1「さっきのきもちいいのもっかいしてほしいのだ////」


俺はその言葉に嫌悪感を覚えた
無視してもう一匹の処理に当たる

アライちゃん2「のだー・・・・のだー」スピー

同じように処理を施したが、のんきに眠っている
小さいアライさん達を残し、現場を離れる

俺「さて、あとは親が来るのを待つだけだ」
89 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/02(日) 17:55:20.04 ID:fyz0OsdP0
ちょっと書き溜めます

ちなみに『俺』のやり方は現実的に正しい駆除の方法ではないかと思われます
あくまで知的生命体アライさんに対するやり方です
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/02(日) 18:18:26.04 ID:T57arUlXO
おつなのだあ
91 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/02(日) 18:51:21.67 ID:fyz0OsdP0
>>89
日本語がおかしかったですね
『俺』のやり方は、正しい駆除の方法ではないと思います
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/07/02(日) 23:44:52.37 ID:HOHv4ORF0
俺さんの忍耐力すごいな、自分ならアライちゃん1が言葉を発し終えた時点であまりのおぞましさに踏み潰してるわ
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/02(日) 23:48:44.94 ID:5xqKycXVo
(ゆっくりじゃ)いかんのか?
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 02:10:04.44 ID:N6OfumkWO
ゆっくりは空想
アライは害獣
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 10:21:00.74 ID:cRtSO6geO
アライさんはけもフレでは唯一無二のウザキャラだからな
虐待欲が出るのはある意味当然
96 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/03(月) 23:57:47.44 ID:CpIDP+x40
お疲れ様です
お待たせしました
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 23:58:47.30 ID:qs+2cYyFo
お待ちしておりました!
98 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/04(火) 00:00:26.32 ID:gyvhHJgh0
子供のアライさんたちを餌に罠を仕掛け、親のアライさんが現れるのを待った
だが、何時までたっても現れる気配はない
今日は切り上げさせてもらって次の日に来ることにした


--------------------------


〜物置の中

アライちゃん1「ヒトしゃんいなくなったのだ、退屈なのだ」

アライちゃん2「う、うーん・・・・・・のだぁ」パチッ

アライちゃん1「起きたのだ? アライちゃんと遊ぶのだ、でも動けないのだ」

アライちゃん2「おかしいのだ、アライちゃんも動けないのだ」

アライちゃん1「とりあえずごはんたべるのだ、ヒトしゃんがおいてったのだ」

アライちゃん2「のだー」


ガツガツ
アライちゃん1「美味しいのだぁ」ムシャムシャ

アライちゃん2「美味しいのだぁ」ガツガツ

アライちゃん1「いつもよりたくさんたべてしまったのだぁ」

アライちゃん2「のだー」

アライちゃん2「うんちしたくなったのだ・・・・・・・あれ、でないのだ」

アライちゃん1「アライちゃんもうんちしたいのだ・・・・・・・でないのだ」

アライちゃん2「おしっこでるのだー・・・・・・・あれ、でないのだ」

アライちゃん1「アライちゃんもおしっこでるのだ・・・・・・・・・でないのだ」

アライちゃん2「もっとふんばるのだ・・・・・・んんん〜」ミチミチメリメリ

アライちゃん2「!!!!」

アライちゃん2「いたいのだぁ!!」

接着剤で固めた肛門を強引にこじ開けて排泄しようとすればそうなる

アライちゃん2「おしっこも・・・・・・!!!」

アライちゃん2「いたいのだぁ!!」

何をしてもだめである
99 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/04(火) 00:01:50.88 ID:gyvhHJgh0
〜翌日


俺「さて、今日はかかってるかな?」

いつも通り周囲の調査から始め、異常がないことを確認し物置の中に入る


アライちゃん1「うぅ・・・・きのうからうんちでないのだ」

アライちゃん2「おしっこでないのだ・・・・・痛いのだ」


排泄ができない小さなアライさん達は苦しそうにしていた

俺「ガキどもだけで、親はいないのか?」

どうやら親はまだ戻ってきていないようだ

俺「まさか一昨日の爆破に巻き込まれたやつか・・・・」

状況を確かめるためにアライちゃん達に聞いてみた

俺「おい、お前らの家族は何匹居る」

アライちゃん1「うぅ・・・・・ヒトしゃん・・・・おはよーなのだ」

アライちゃん2「ヒトしゃんなのだ」

俺「挨拶はいい、答えろ」

アライちゃん1「アライちゃんのむれはアライちゃんたちのほかに2匹いるのだ」

アライちゃん2「いまはどこかにいっちゃったのだ」
100 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/04(火) 00:03:32.65 ID:gyvhHJgh0
俺「お前らの親と姉妹か?」

アライちゃん1「そうなのだ」

アライちゃん2「おとといからままがかえってこないのだ」

俺「そうか・・・」

ここで確信した、こいつらの親兄弟は昨日の爆破に巻き込まれて死んでいる
だが、一応確認しておかなければならない
俺は昨日親方から受け取った、2匹のアライさんの死体が入った袋を取り出す

アライちゃん1「ままの匂いがするのだぁ」

アライちゃん2「かえってきたのだ? ごはんがたべたいのだ」

なるほど、どうやら本当にこいつらの親兄弟のようだ
これで確認は取れた、もうこいつらには用はない

俺はアライちゃん1を掴み、ダンボールから引き剥がす

アライちゃん1「せなかにくっついちゃったのだ」

べりべりべり
アライちゃん1「いたいのだぁ!!」

アライちゃん1「うぅ・・・・・せなかのけがわはがれちゃったのだ」

ヒョイ
アライちゃん1「だっこしてくれるのだ?」

アライちゃん1「あぐあぐ」カプカプ

前と同じようにアライちゃん1は俺の指をしゃぶったり、甘噛してくる
こちらが駆除しようとしているとは知らずに
101 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/04(火) 00:06:04.64 ID:gyvhHJgh0
俺はアライちゃん1がしゃぶっているお気に入りの指を喉の奥まで突き刺した

グサッ
アライちゃん1「っ!!! ーっ!! ーーーっ!!」バタバタ

俺「よおく味わえ、お前が大好きな指だぞ」

アライちゃん1「〜〜〜〜〜!!!」バタバタビクンビクン

アライちゃん1「っ!!・・・・・・」ダラーン

アライちゃんは動かなくなった
あとで復活すると危険なので、首の骨を折っておく

グキッ!ベキッ!
アライちゃん1「」

アライちゃん1の首が一回転したところで
もう一匹に手を伸ばす

アライちゃん2「やめうのだ・・・・・アライちゃんがかわいそうなのだ」

俺「安心しろ、すぐに同じところに送ってやる」

接着剤で固定されているアライちゃん2を引き剥がす

べりべり
アライちゃん2「っーーーーー!! いたいのだぁ!! けがわはがれちゃうのだぁ」
102 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/04(火) 00:07:14.59 ID:gyvhHJgh0
俺はアライちゃんを掴み上げ、首に手をかけた

アライちゃん2「やめうのだ! やめうのだ!!」バタバタ

アライちゃん2「やめてほし・・・・・・・」グキッ

俺は躊躇なくアライちゃんの首を折った
アライちゃんは鼻血を流し、そのまま動かなくなった

袋に死体を詰め、作業を終了する


--------------------------


俺「作業完了しました、こいつらが捉えた害獣です」

俺はアライさん達の死体が入った袋を見せる

親方「ほう、合計4匹か・・・・・・やっぱり物置にいたんだな」

俺「ええ、物置には2匹。 先日爆破した奴らの家族だったようです」

親方「とりあえず完了だな!!」

俺「はい、ありがとうございました」

親方「ありがとよ」


この現場を終えたらまた次の依頼だ・・・・・
と言いたいところだが、今回は依頼はない
なので、以前公園で駆除したアライさんのおうちとやらへ行ってみるとしよう
103 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/04(火) 00:19:10.45 ID:gyvhHJgh0
〜翌日(山)


今回の活動は以前公園で駆除したアライさんが言っていたおうちがある山での活動だ
ここで気をつけなければいけないのは、民家や人工物のような狭い場所では中々見られない『群れ』の存在だ
通常奴らは基本的には群れを作らない、だが家族単位での群れは作る。今までと違い成体のアライさん家族に出くわすかもしれない
奴らが群れとして活動するならば、襲われる可能性もあるし、捕獲も困難になる

細心の注意を払い、森の中を進んでいく

俺「以前アライさんが言っていたおうちはこの辺にあるはずだ」

目的地へ向かって歩いていると早速アライさんに遭遇した


山アライさん1「!!! ヒトなのだ!!」

警戒しているようだ
逃げられないように毒団子を取り出し、注意を引く

俺「そこの穴はお前の巣か?」

山アライさん1「・・・・・・・・そうなのだ」

食べ物が気になるようでこちらを伺っている

俺「そうか、この食べ物をやるから少し教えて欲しい」

山アライさん1「なんなのだ?」

俺「このあたりに大きい木が生えている場所はあるか? それからこの辺にはアライさんが多いのか?」

山アライさん1「あっちにあるのだ、あとこの辺はアライさんの仲間がいーっぱいいるのだぁ」

なるほど、警戒しなければな
104 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/04(火) 00:21:33.33 ID:gyvhHJgh0
大して投下できなくてすみません
閲覧ありがとうございました

今日はここまで
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/04(火) 00:24:59.02 ID:W9+YJAQUo
お疲れ〜
終わり宣言はホント助かる
頑張って
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/04(火) 02:15:46.44 ID:ciVZy3gU0
お疲れ様です
次も楽しみにしてます
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/04(火) 03:01:08.57 ID:lw2KrVyPO
乙なのだ
たのしみに、してるのだ
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/04(火) 05:15:14.04 ID:9XNzgzmWo

不用意に拷問したりせず、淡々と駆除するのがリアリティーあっていいね
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/04(火) 10:43:05.97 ID:zzeBvhlSO
うずくまってスキ見せてるのをわざわざ蹴って起こしてナタの腹で引っ叩いてから処分とか割りと無駄に苦しめてる気もするが、俺さんの動機は私怨だししゃーないか
110 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/04(火) 19:13:00.36 ID:OXo85jAY0
お疲れ様です
閲覧ありがとう御座います

>>108 >>109
駆除のプロなんでなるべく淡々と駆除するようにしています
ただ、私怨も入ってますので苦しめることもあります

すこし投下して
また23時ごろ来ます
111 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/04(火) 19:14:47.52 ID:OXo85jAY0
俺「礼だ、食べ物をやる。 巣に戻って食べるがいい」ポイ

巣穴の中に団子を放り込む

山アライさん1「ごはんなのだー!」

団子につられて巣の中に飛び込んだ

はぐはぐ!!
美味しいのだ!! ・・・・うっ
あ・・・ぁ

うめき声のようなものが聞こえてきた、くたばっただろう
俺も巣の中に入り込み、確認する


山アライさん1「」

どうやらくたばったようだ
まだまだ先はありそうなので、死体の回収はあとにしよう

アライさんの死体に刺激性の毒液をかけ、他のアライさんの餌にならないようにする
あわよくば、毒がかかった死体を食べてついでに他のアライさんもくたばればいい
毒は毒キノコや唐辛子などを配合した自然由来のものだ

俺「ここには子供はいなかったようだな」

巣を後にし、他のアライさん達の駆除へ向かう
道中何回かアライさんに遭遇した
112 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/04(火) 20:25:43.77 ID:OXo85jAY0

〜翌日


猟師「よかった、今日は天気がいいぞ」

キタキツネ「うん・・・・・・帰っちゃうの?」

猟師はここで迷った、天気もいいし帰ることは可能だろう
だが、宿を提供してくれたキタキツネの友人はまだ見つかってない

キタキツネ「帰るなら・・・・・・吹雪かないうちがいいよ」

キタキツネもこう言ってくれている
しかし猟師は

猟師「いや、まだ君の友人を見つけていない。 一緒に探そう」

キタキツネ「ありがとう・・・・・///」

とりあえずギンギツネが行きそうな場所を当たってみる

キタキツネ「この辺はよく来る狩場なんだ」

猟師「へぇここが・・・・・」

猟師(帰ったら猟師仲間に注意しておこう、キタキツネ達が怪我をしないようにな)

猟師「ちなみに匂いはたどれない?」

キタキツネ「昨日の吹雪で消えちゃっててわからない」
113 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/04(火) 20:27:21.02 ID:OXo85jAY0
>>112
すみません間違えました
書いてる最中の別のSSを投下しました

無視して下さい
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/04(火) 22:09:10.10 ID:6L/eo3v70
他のフレンズを襲って人間から駆除されるアライさんとか面白そうだと思いました
人間と楽しく暮らすフレンズと、人間を憎み憎まれるアライさんで対比ができそう
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/07/04(火) 22:50:21.90 ID:nhWVB3su0
112はエキノコックスを撒き散らす狐どもは許さねえかな?
116 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/04(火) 23:40:28.08 ID:OXo85jAY0
誤爆が多くてすみません
112のことは気にしないでください
117 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/04(火) 23:44:09.48 ID:OXo85jAY0
そのたびに駆除をしていく
だがおかしい、この山に来てから子持ちのアライさんを見かけない
疑問に思っていると

山アライさん2「ヒトがいるのだ」
アライグマ「キーキー」

アライグマを脇に抱えたアライさんに遭遇した

俺「・・・・・」


初めて見る光景だった
謎の事態に油断していたのか

アライグマ「キーキー」バッ

山アライさん2「あっ!!! まつのだー」

逃げられてしまった
アライさんに逃げられるとは、何時以来だろう


--------------------------


目印の大きな木とやらを探していると

俺「あったぞ」

根本にアライさんが入り込めるような穴がある木にたどり着いた

周囲を警戒する
どうやら周囲にはいないようだ

俺「巣の中に気配を感じるな、別のアライさんが住み着いたようだな」

巣の中をのぞくと


アライグマ「キーキー」パンパンパン

山アライさん3「気持ちいいのだ・・・・・気持ちいいのだぁ///」パンパングチャグチャ

アライグマ「キーキー」パンパンパン

山アライさん3「はぁ・・・・・あっ・・・・・ん・・・・・」パンパンパン

アライグマ「キーキッ・・・・・・キー」ビクン

山アライさん3「あっ・・・・・・・・」

ビュルッ!ビュルルル!ドプドプ

アライグマ「・・・・・・・・」ヌプッ

山アライさん3「はぁ・・・・・はぁ・・・・」ドロォ


驚いたことにアライさんが後尾をしていた
人間による繁殖以外の方法は確認されていなかったはずだ

なるほど先程遭遇した奴はそういうことだったのか
118 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/04(火) 23:45:36.65 ID:OXo85jAY0
アライグマ「キッ!」

アライグマがこちらに気づいたようだ

アライグマ「キー」ダッ

アライグマは逃げ出してしまった
どうやらこの巣穴は反対側が吹き抜けになっており、そちらから逃げてしまったようだ
しっかりとした装備、罠を備えていなかったから仕方がない

俺の専門はアライさんだ、やつの方が優先順位が高い


山アライさん3「どこへいくのだ・・・・はぁ・・・はぁ」

山アライさん3「また仲間が増えるのだ・・・・・・えへへへ」

交尾後のアライさんは幸せそうにしている
こちらが観察していると

山アライさん3「? ・・・・・!!」

山アライさん3「ヒトなのだ! また来たのだ!! アライさんの子供をまた奪いに来たのだ」

何のことを言っているのかわからないが、威嚇されているようだ

山アライさん3「アライさん達の子供を返すのだ!!!」

事情がわからないので駆除する前に聞いておこう

俺「何の話だ? 俺はここに来るのは初めてだが」

山アライさん3「アライさん達の子供を取られたのだぁ!!」

俺「まあいい、聞かせてみろ。 何かできるかもしれん」
119 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/04(火) 23:51:01.64 ID:OXo85jAY0
山アライさん3「はぁはぁ・・・・・・アライさんは何も悪いことしてないのだ」

山アライさん3「アライさん達は山の木の実や動物をとってごはんにしたり、畑から食べ物をもらったりして静かに暮らしていたのだ」

俺(・・・・・・・盗んでるじゃねぇか!)

山アライさん3「子供を作って仲間を増やしたり、いっぱいいっぱい仲間が増えたのだ」

俺「・・・・・・・」

山アライさん3「そんなある日のことだったのだ」


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ガサガサ

ハンター1『へへへ、ここならたくさん生息してるらしいぜ』

ハンター2『そろそろ奴らの生活圏だな』

ハンター3『おっ! あったぞ巣穴だ』
120 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/04(火) 23:54:01.40 ID:OXo85jAY0
少ないですが今日はここまででご勘弁を

ネタはたくさん考えてあるのですが、文章にするのが時間かかりそうで・・・・
こっから先はちょっとゲスい内容になってくるかもしれないので、苦手な人はご注意を
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/04(火) 23:58:54.43 ID:9XNzgzmWo
乙なのだ
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/04(火) 23:59:33.52 ID:AU71e/Rro
今まではゲスくなかった…?
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/05(水) 00:47:34.76 ID:g5HFnxpm0
乙ん
子バエがもっとひどい目に合うとこがもっと見たい
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/05(水) 04:45:45.66 ID:GZ0J+EMqo
やっぱり交渉の余地のない害獣なんだな
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/05(水) 06:46:05.69 ID:3My0FQLX0
畑からもらったりで笑った
アライさんはやっぱりゴミクズなのだ
126 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/05(水) 18:26:48.39 ID:vTwjbO2A0
ただいま戻りました
ちょっと忙しいので今日の更新は出来ないかもしれません
127 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/05(水) 20:44:36.34 ID:vTwjbO2A0
みなさん気づいてるかな・・・・
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/05(水) 22:11:13.77 ID:8FNZBBKpo
おっけー
まぁマイペースで大丈夫だから頑張って下さい
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/05(水) 22:59:21.63 ID:3My0FQLX0
待つわ
130 :araiaraiarai [sage saga]:2017/07/05(水) 23:26:24.04 ID:vTwjbO2A0
ありがとうございます

今日は更新できませんので
お知らせです

気づいている人は得はしませんが
気づいていない人は一つ前のスレに戻ってみるといいかもしれません
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