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【安価】女冒険者メイカー【R-18】
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1 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/13(水) 22:05:48.27 ID:6PTnK74y0
ガタガタガタガタ___
軋む車輪の音を聞きながら、少女は沈鬱な気分で荷台に縮こまっていた。
彼女を載せた馬車は、夜の街道をのんびり進んでいた。目指すは北東、この国で一番の港町。鞭を弄る御者の男が鼻歌を歌うのは、『仕事』の後の酒のことでも考えているからであろう。無論、少女にそのような楽しみは無い。彼女は今まさに、『出荷』されているところだからだ。
彼女は、内陸にある小さな貴族の生まれであった。幼い頃から自然に親しみ、農民の子らと遊び、時には綺麗な服を着てダンスを踊った。上に兄がいたため家のしがらみも少なく、いずれは似たような境遇の男と結婚するのかと、漠然と考えながらも満ち足りた日々を過ごしていた。
ことの始まりは、父の不倫が発覚したことだった。彼は、大して多くもない財産に多額の借金までして、ある粉挽きの娘に貢いでいた。おまけにそれが明るみに出た後で、目減りした財産の補填のために税を上げようとしたものだから、領民は怒り狂った。
昼夜に及ぶ運動の末、結局父は家督を息子に譲って隠居。無論税はそのままで、借金のカタに娘を娼館に売ることになった。
その『娘』が、彼女である。
2 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/13(水) 22:06:34.16 ID:6PTnK74y0
「…」
そっと、両手を目の前に掲げた。幌の隙間から差し込む月明かりに、木でできた手枷が照らし出される。脚の方にも枷があって、そちらは重たい鉄球に鎖で繋がっていた。
↓1 筋力判定
↓2 技術判定
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 22:06:48.83 ID:zYAR+sm20
とう
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 22:06:58.03 ID:R07v4iYe0
は
5 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/13(水) 22:12:20.75 ID:6PTnK74y0
筋力…3 貴族の娘らしい、か弱い腕
技術…3 衣服の脱ぎ着は従者任せ
「っ、くぅっ…」
ぐいぐい引っ張ってみるが、枷はびくともしない。当然である。貴族の娘とした生まれ育った彼女に、頑丈な枷を破壊する程の力があるはずがない。目立つ位置に鍵穴が見えるが、それを外す術も彼女は知らない。鍵穴は鍵で開けるものに決まっていた。
「うっ、はぁ…」
諦めて、がっくりうなだれる。
外からは、相変わらず車輪の音が聞こえてくる。彼女は、自然に耳を澄ましていた…
↓1 知覚判定
↓2 知恵判定
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 22:12:41.65 ID:5jwU5y5KO
はい
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 22:15:26.63 ID:88Gv4Ip5O
あ
8 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/13(水) 22:23:47.16 ID:6PTnK74y0
知覚…5 人並みの知覚
知恵…3 お勉強は苦手
___コト コト コト
「…?」
車輪の音に混じって、似たような音が後ろの方から聞こえてくる。
「!」
幌の隙間から覗くと、後ろの方から黒い馬に曳かれた馬車が、足早に近づいていた。
お世辞にも知恵が回るとは言い難い彼女は、考えるよりも前に叫んでいた。
「助けてー!」
「!?」
後ろの馬車の御者が、ぎょっとしてこちらを見た。
「お願い、助けて!!」
「何騒いでやがる!」
「ひっ…」
自分の乗る馬車の男に怒鳴られて、彼女は竦み上がった。
一方、追いかける馬車はずんずん距離を縮め、いよいよこちらに追いついてきた。
「こっちだ!」
「えっ…」
若い男の声に再び顔を出すと、御者台の男がこちらに向かって手を伸ばしていた。
「…っ、えーい!!」
肩で幌を押し開くと、彼女はなりふり構わず荷台を飛び出した!
↓1 敏捷判定
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 22:24:09.37 ID:BFZ6qKUj0
あ
10 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/13(水) 22:31:58.86 ID:6PTnK74y0
敏捷…7 領内でも指折りの俊足
「うおっとお!?」
四肢を拘束されているにも関わらず、彼女は恐るべき跳躍を見せた。腕力こそ人に劣る彼女であるが、脚力だけは誰にも負けない自身があった。
男は夢中で突き出された少女の手を掴むと、ぐいと引き寄せた。そうして、初めて鉄球の存在に気がついた。
「うわあっ!?」
「きゃああっ!?」
少女の体は御者台に上がりきらず、走りながら足を引きずる形になってしまった。異常に気付いた黒馬が、嘶きながら走行を止めた。
「あ、ああぁ…」
見ると、今しがた逃げてきた馬車も前進を止め、降りてきた御者の男が怒りに顔を歪めながら歩いてくるところであった。
↓1 魅力判定
↓2 幸運判定
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 22:32:16.24 ID:DltD9/wJO
あ
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 22:33:14.36 ID:B7eKBp7/0
あ
13 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/13(水) 22:52:54.91 ID:6PTnK74y0
魅力…4 普通より僅かに下
幸運…6 神は見てくれている
「おいこら、何勝手に逃げようとしやがる…」
肩を怒らせて歩いてくる御者の男。少女は震えながら、自らを救おうとした男の顔を見た。それは間近に見ると、意外に若い青年であった。
「た、たたた、助け、て…」
「大丈夫だ」
青年の言葉に、彼女はほっと息をついた。
「おい、坊主。そのガキを返しな」
「断る。少女の助けには応じるものだ」
「ハッ、ふざけやがって。こちとら、ちゃんとした手続きを踏んで運んでるんだ。仕事なんだよ」
「…どうなんだ?」
青年に目を向けられ、少女は必死に首を横に振った。
「嫌! 娼館送りなんて…」
「! 貴様、女衒か! だったら尚更、返すわけにはいかない!」
「人攫いと一緒にするんじゃねえ! その娘は血統書付きの貴族の子だ。金に困った親に売り飛ばされたんだよ。よくある話じゃねえか」
「…」
青年はしばし、黙って男の顔を見つめていた。少女は、何もできず震えてた。上に立つものの気魄やカリスマが少しでもあれば、自身に有利なように口を挟むこともできようが…
「…よし、分かった」
「! 嫌…」
「この娘は、いくらで売られた」
「…大金貨30枚」
「いいだろう」
彼は懐から一枚の羊皮紙と墨片を出すと、呆然と見守る少女の前で何かを書き留めた。それから中指に嵌った指輪を外すと、羊皮紙と一緒に男に差し出した。
「? ……!!」
怪訝な目で内容を読んだ男の顔色が、にわかに変わった。次の瞬間、彼は羊皮紙を握りしめ、なんとその場にひれ伏した。
「帝都騎士団の、百人隊長様でございましたか! そうと知らず、ご無礼を…」
「指輪と一緒に、その証文を銀行に出すと良い。娼館の主と、お前への迷惑料も含めておいた。だが」
キッと男を睨み、言い放った。
「今後一切、この娘に手出ししないと誓え。破ったならば、その生命は無いと思うことだ」
14 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/13(水) 23:04:35.82 ID:6PTnK74y0
…
「あ、ありがとうございました!」
翌朝。港町に着いた彼女は、青年に頭を下げた。手枷も足枷も、今は綺麗に外されている。
「何、礼には及ばないさ。私も、久々の休暇で母の顔を見に来たんだ。そのついでだと思えば…」
と、ここで少女の表情が曇ったのに気付いて、口をつぐんだ。
「…済まない」
「いえ、良いんです…それより、わたしはどうしたら」
「船着き場の北に、君のような寄るあての無い人を保護してくれる施設がある。そこへ行くといい。帝都騎士団百人隊長、キースの紹介と伝えてくれれば、早く進む筈だ」
「は、はい! その…本当に、ありがとうございました!」
再び頭を下げてから、彼女は思い出したように付け加えた。
「あっ、その…わたしは____」
↓2 少女の名前、種族、年齢(人間以外なら見た目年齢も)
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 23:05:56.21 ID:zYAR+sm20
↓
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 23:07:28.78 ID:BFZ6qKUj0
名前アリア
種族獣人(兎)
年齢17さいくらい
17 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/13(水) 23:23:06.13 ID:6PTnK74y0
「あっ、その…わたしは、アリアって言います! この御恩は、いつか必ずお返ししますので…」
…
目当ての建物は、簡単に見つかった。半ば熱に浮かされた状態で、その門をくぐる。
受付では、中年の女がにこやかに挨拶してきた。
「ごきげんよう。国立互助会は、悩める全ての人の味方です」
「あの…わたし、キース様という方に教えていただいて来たんですけど…」
すると、女の眉がピクリと動いた。『またか』とでも言いたげな顔である。
「…詳しい事情は、後ほど伺います。きっと、長旅でお疲れでしょうから、上の階で休んでくださいな。大部屋しかありませんが、よろしいですか?」
「は、はい。ありがとうございます…」
女の目を見ないようにしながら、こそこそと階段を登る。踊り場のところに、誰かが寄贈したらしい大きな鏡が置かれていた。そこで、しばらくぶりに彼女は自分の姿をまじまじと見た。
↓1〜3でコンマ最大
アリアの容姿 体型など
そして今夜はここまで。超絶不定期で、緩やかな安価進行でいこうと思ってます。
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 23:24:35.94 ID:B7eKBp7/0
痩せ気味の体 ピンクの髪 オッドアイ
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 23:25:32.59 ID:pQTghSefo
小柄な体躯 緑髪のロングストレート
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 23:25:51.32 ID:eg4upc37O
貴族の娘だし容姿は美人が良いな
兎獣人なら白髪長髪に赤目で貧乳
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 23:30:00.38 ID:LWj+pUf0O
遅いと思うけどウサギの脚力が足の長さとお尻の大きさに反映されてる設定つけたい
22 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/13(水) 23:33:10.66 ID:6PTnK74y0
【名前】アリア
【種族】ワーラビット
【職業】無し
【容姿】痩せ気味の体 ピンク色のロングヘアー 赤と黒のバイアイ
【能力】筋力3 敏捷7 技術3 知覚5 知恵3 魅力4 幸運6
こんなところでしょうか。ちなみに、能力はそこまで厳密なものじゃないです。
次は今後の行動指針を決めますので、うすらぼんやり考えておいてくださるとスムーズにいくと思います
もちろん、R板らしい感じになる予定です
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 23:51:51.42 ID:wIikHA4go
おつ
きたい
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 23:53:36.48 ID:eg4upc37O
ところで兎の獣人ってのがウサ耳・尻尾がついているだけなのか全身モフモフなのかそこは聞いておきたい
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 00:20:35.19 ID:Y5oes2KLO
それも安価できまりそう
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 00:21:42.66 ID:+siPqeIP0
個人的には全身モフモフよりバストや腰回りにビキニ状に毛がモフってる方が好き
まあその辺の判断はイッチに任せます
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 10:06:48.23 ID:na+BtwjMO
きたい
28 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/14(木) 18:59:46.49 ID:0e6ggDMP0
この世界は、人間だけのものではない。ワーキャットやゴブリンなど、様々な生物が人間に混じって生活している。そして、彼女も。
鏡に映るのは、桃色の長い髪、痩せた身体、そして頭から突き出た、2本の長い耳。飾り気のない白いワンピースから覗く脚は、すらりと長いながらもしっかりした筋肉に覆われてる。何より、彼女は踵を地面に付けずに歩いていた。
彼女は、兎から進化したワーラビットであった。なればこそ、やんごとなき生まれながら健脚を見せたのも、頷けるというものである。
さて、鏡の前から離れると、彼女は階段を登り上の階へ辿り着いた。突き当たりにある大きな扉を開けると、刺激臭が彼女の鼻を突いた。
「うっ…」
香水の匂いだ。だが、彼女やその家族が用いるものよりもずっと強いし、何より何種類も混ざり合っていかにも下品な臭気を放っていた。
改めて見回すと、広い部屋はいくつものカーテンや衝立に仕切られていた。一番入り口に近いカーテンをめくると、白いベッドが目に入った。その暖かそうなシーツを目にした途端、今まで感じなかった疲労感がどっとアリアの体を襲った。
「…ふぁ」
あくびを一つ。ふらふらとベッドに倒れ込むと、毛布も掛けずに彼女は眠りに落ちた…
…
「ちょっと」
「すぅ…すぅ…」
「ちょっとあんた!」
いきなり肩を掴まれて、彼女ははっと目を覚ました。
「ごっ、ごめんなさいお母様! わたしったら、また寝坊して……?」
ところが、目の前にあるのは母親ではなく、白粉で塗り固めたような顔をした女だった。彼女はあからさまに不機嫌な顔で、アリアをベッドから引きずり下ろした。
「きゃっ」
「ここはあたしのテリトリーよ。あんた、新入り? だったら、ルールぐらい守りなさいよ」
「…ごめんなさい」
憮然としながらも、彼女は立ち上がった。いつの間にか女の他にも、この部屋で寝泊まりしていると思しき女たちが、ぞろぞろと入ってきていた。揃いも揃って、品の無い装飾品を身に着けて、むせ返るほどに香水を振りかけている。
やり切れなくなって、彼女は部屋を出た。後ろの方で、ひそひそ話が聞こえる。
「…そんなことより、キース様! 一瞬ちらっと見えたわ!」
「私なって、目の前を横切ってくださいましたよ!」
「甘いわね。あたしは落としたハンカチを…」
29 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/14(木) 19:00:25.31 ID:0e6ggDMP0
…
1階に降りると、受付にいた女が彼女に気付いた。
「おや、まだ1刻も経っていませんよ? もう少しお休みになっても」
「いえ、大丈夫です…」
「そうですか。では、今からお話を伺っても?」
アリアが頷くと、女は立ち上がって手招きした。
「どうぞ。奥の部屋へ参りましょう」
…
「あの…キース様って、有名人なんですね」
奥まったところにある応接間にて。湯気を立てる紅茶のカップを見つめながら、アリアがぼそっと言った。
すると、女が溜め息を吐いた。
「……ええ。あのお方は、騎士道精神を体現したような方です。身寄りのない、困窮した方々を拾っては、『良かれと思って』ここに連れていらっしゃる」
「じゃあ、上にいたのは」
女が頷く。
「お会いになったなら話が早い。ええ、あの方々もキース様に拾われてここに来ました。ですが、それ故にと言いますか、その一部がキース様に入れ込んでしまいまして…稼ぎを全て装飾品につぎ込んで、一向に独り立ちせず、今日のようにキース様が町にいらっしゃるとなれば、仕事を放り出してうろつき回る始末」
「はぁ…」
「どうか」
ぐいと身を乗り出し、小声で囁く。
「あんな風には、ならないでくださいね」
「も、もちろんですっ」
アリアの返答に、彼女は安心したように息を吐いた。そうして再び穏やかな笑みを浮かべると、本題に戻った。
「失礼しました。では、お聞きしますが……貴女は、どういった経緯でこちらに?」
30 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/14(木) 19:04:22.84 ID:0e6ggDMP0
…
「なるほど、針葉樹林地帯のご出身ですか。そちらに戻られるご予定は?」
「分かりません…でも、多分戻れないと思います」
「そうですか。では…当面の仕事はこちらで斡旋します」
「働かないと、ダメですよね…」
がっくりうなだれるアリアに、女は優しく言葉をかけた。
「気に病むことはありませんよ。元が貴族だとしても、貴女が心から取り組めばすぐに馴染めます。それに、兎人らしく足が早いそうですね。それなら、丁度いい仕事があるでしょう」
「はぁ…」
沈んだ調子の彼女に、ふと女が真顔になって問うた。
「ところで……しばらくはこちらでお世話もしますが、ゆくゆくはご自分で自立していただく必要があります。そのための施設ですから。そこで、お聞きしますが…アリアさん、将来的に何をなさるか、考えておられますか?」
「…」
女の質問に、アリアは黙って考え込んだ。
「私は___」
↓ 21:00に最も近い書き込み
アリアの目的、長期的目標(店を開きたい、旅に出る、自分を捨てた家族に復讐 etc)
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 19:19:36.92 ID:70pjt6BeO
兄や一緒に遊んだ農民の子の様子が気になる
故郷には戻れないとしてもそれぞれの状況を確かめるだけはしたい(知ってどうなるものでもないが)
そのためにある程度は自力で動けるよう知識や技術を得たい
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 19:33:01.24 ID:nrqPYfl/o
急に言われても今は思いつかない
売られる寸前で助かった以上、多くは望まない
働きながら将来のことを考えて、やりたいことを見つけたい
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 19:48:01.39 ID:PlS371qM0
自分の力で生きれるように自立、世の中をみてまわりたい
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 19:48:25.76 ID:BDRKqLlOO
21:00とはまた遠いな
それまで書けない用事でもあるのか
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 21:00:02.09 ID:hLvtRxDKo
男漁り(部族の掟で婿を探さないといけないから)
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 21:00:25.66 ID:bX+k/sQqO
世界中を旅して生きる目的を見つけたい
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 21:02:42.55 ID:YyDQEcbvO
うーんこの
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 21:05:37.79 ID:WaXfUBgOo
まともそうなSSに限って糞安価が飛んでくる
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 21:13:38.27 ID:1/meIFaiO
部族じゃなくて貴族だし、そもそも売られてやってきたのに掟も糞もないだろ
せめて読んでから安価とれよ
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 21:15:06.02 ID:PlS371qM0
21時前だとおもってたけど違うの?
41 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/14(木) 21:15:51.53 ID:0e6ggDMP0
「まだお決まりでないなら、無理には…」
「いえ」
アリアは、首を横に振った。それから、おずおずと切り出した。
「その……これは、わたしたちワーラビット特有の話になるんですけど」
「構いませんよ?」
「兎って、一度繁殖期を迎えると、死ぬまで発情しっぱなしなんです」
「らしいですね」
「それは、わたしたちも同じと言いますか…いえ、今がそうというわけではなくて…その」
「アリアさん」
口ごもるアリアに、女は静かに言う。
「ここは、絶対に安全です。誰も聞き耳を立てることはありません。ですから、どうか正直に」
「……はい」
覚悟を決めて、アリアは言った。
「…つまり、一度性交渉を持つと、発情期が始まってしまうんです。だからこそ、わたしたちの種族では『初めて』がとても大事ということで……その」
「早く身を固めたいと?」
「そう、そうです!」
我が意を得たりと、アリアは話し出す。
「獣と違って、理性を重んじるワーラビットだからこそ、貞操には厳しいんです。このまま身寄りの無いまま暮らして、もし悪い人に捕まってしまうことがあれば…」
故郷や家族との別れ。縛られた自分を馬車に乗せた男の、嫌らしい笑み。彼女は思い出して、身震いした。
「分かりました」
女は頷いた。
「では、貴女がご自分に相応しい配偶者を得るまで、私たちもお手伝いいたします。それまでは、ここで暮らしても構いませんから、ご自分で仕事をこなして生活してくださいね」
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 21:16:00.27 ID:hLvtRxDKo
すまんな
>>1
が書きづらいなら再安価してください
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 21:18:38.18 ID:BDRKqLlOO
>>41
うまく捌いたな
良い設定だわ
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 21:19:36.06 ID:1QWhLgDkO
イッチの巧みな安価捌きで、カリカリしてた処女厨もニッコリ
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 21:21:41.08 ID:NgJwGcnOo
この
>>1
、できる……!
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 21:22:07.87 ID:I/nF5QfTO
このなんj語ひょっとして艦これのスレにID変えて糞安価で全取りしたあいつか
47 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/14(木) 21:24:29.50 ID:0e6ggDMP0
…
「今日から、よろしくお願いします!」
翌日。施設の職員に連れられて彼女がやってきたのは、町の郵便局であった。
「よろしくね、ええと…アリアちゃん?」
「は、はい…」
恰幅の良い、温和そうな郵便局長に呼ばれて、アリアは縮こまった。
「局長、彼女の私情については、できるだけ伏せたいと思っておりますが、この通り市井の暮らしに慣れない方で」
「いえ、良いんです。わたしも、生まれ変わった気持ちで頑張ります!」
「いい返事だ。じゃあ、早速仕事を教えよう。なあに心配するな。しばらくは先輩と一緒に行動してもらうから…」
48 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/14(木) 21:31:56.64 ID:0e6ggDMP0
短期目標『郵便配達で食い扶持を稼ぐ』
中長期目標『処女を守りながら結婚相手探し』
【名前】アリア
【種族】ワーラビット
【職業】郵便配達員見習い
【容姿】痩せ気味の体 ピンク色のロングヘアー 赤と黒のバイアイ
【能力】筋力3 敏捷7 技術3 知覚5 知恵3 魅力4 幸運6
【装備】
『配達員の制服』通気性と堅牢性を両立した動きやすい作業着。港町らしい爽やかな青色。
では役者を増やしていこう
↓1〜3でコンマ最大 郵便配達の先輩について(性別、種族、年齢、その他)
↓1 アリアの働きぶり 敏捷+知覚+知能+(コンマ一桁)≧16で成功 ≧30で大成功
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 21:35:51.39 ID:1QWhLgDkO
男
人間
30歳
筋肉質、さわやか
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 21:37:18.58 ID:BDRKqLlOO
名前:リーエ
種族:ハーピー
年齢:23
鳥の翼と鳥足をもつ鳥人
ハーピーであるが故の飛行能力で配達員を天職だと信じている。ハーピー族の中でも早く飛べる部類
面倒見の良いお姉さんであり、包容力がある
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 21:37:22.53 ID:ID0Khw9DO
男
人間
18
小柄で華奢
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 21:38:01.31 ID:J1a5VY+cO
はい
53 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/14(木) 21:38:06.98 ID:0e6ggDMP0
しまった
名前もお願いします
安価下
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 21:39:02.46 ID:2aQ3zfGmO
女
24歳
ワーウルフ
グラマラス
アルカイックスマイルが特長
気さくだがどこかミステリアスな性格
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 21:40:20.17 ID:nrqPYfl/o
リタ
女
人間
20
人懐こい笑顔で、男女分け隔てなく友人が多い
明るくポジティブ
56 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/14(木) 21:49:46.44 ID:0e6ggDMP0
…
紹介されたのは、背の高い若い女だった。袖なしの制服からは腕の代わりに灰色の翼が飛び出し、下半身は茶色い羽毛に覆われていて、鋭い爪の生えた鳥の足を持っていた。半人半鳥の、いわゆるハーピーという種族であった。
「リーエだよ。これからよろしくね。困ったことがあったら、何でもお姉さんに言ってね!」
「はい、よろしくお願いします…」
「よし、じゃあまずは、この町の地形を身体で覚えてもらおうかな。お姉さんに付いてきてっ!」
「ふぇっ!? ま、待ってくださ〜い!!」
いきなり飛翔したリーエに、アリアは必死に追いすがる。
「アハハっ、ごめんね、意地悪して…ん?」
すぐに切り返して、気付く。
「あの娘……アタシに結構付いてきてる…これは見どころあるかも」
…
果たして、リーエの見立ては正しかった。
数週間後、一人での配達を任されるようになったアリアに、リーエは自信満々に言った。
「大丈夫、キミならできるよ。こんなに飲み込みが早い子は初めてさ。お姉さんほどじゃないけど、この仕事、向いてるんじゃない?」
57 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/14(木) 21:51:51.76 ID:0e6ggDMP0
7+5+3+9≧16 成功!
9が出たためクリティカルです! 判定に使用した敏捷、知覚、知能の内、どれか一つを1上げることができます。
↓1 どれを上げるか
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 21:53:49.91 ID:PlS371qM0
知能
59 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/14(木) 22:00:05.43 ID:0e6ggDMP0
短期目標『郵便配達で食い扶持を稼ぐ』
中長期目標『処女を守りながら結婚相手探し』
【名前】アリア
【種族】ワーラビット
【職業】郵便配達員
【容姿】痩せ気味の体 ピンク色のロングヘアー 赤と黒のバイアイ
【能力】筋力3 敏捷7 技術3 知覚5 知恵4 魅力4 幸運6
【装備】
『配達員の制服』通気性と堅牢性を両立した動きやすい作業着。港町らしい爽やかな青色。
「お仕事は何とか軌道に乗ってきましたが…肝心のお婿さん探しは、どうしましょう…」
↓1〜3でコンマ最大 結婚相手探しをどうしよう
@先輩(リーエ)に相談だ
A休みの日に街に出てみよう
B……キース様…
Cその他、要記述
↓1 アリアの働きぶり 敏捷+知覚+知能+(コンマ一桁)≧16で成功 ≧30で大成功
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 22:01:14.70 ID:NaCvxzKso
2
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 22:01:38.81 ID:ID0Khw9DO
1
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 22:02:33.97 ID:+siPqeIP0
2
63 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/14(木) 22:11:40.24 ID:0e6ggDMP0
7+5+4≧16 成功
しかし0が出たためファンブルです…
という訳で今夜はここまで。
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 22:13:31.53 ID:1QWhLgDkO
おつ
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 22:14:15.48 ID:KGqtyeuHO
乙
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 22:14:43.21 ID:BDRKqLlOO
ファンブルか…配達物を無くしたり取り返しの付かないミスになったりしてなきゃいいけど
乙でした
67 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/14(木) 22:17:44.05 ID:0e6ggDMP0
ペナルティどうしよう
クリティカルみたいに成功とは分けて扱いたいし、単純に能力ダウンで良いものか…
ちなみに大成功だとお給料が増えてやれることが増えます
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 22:19:07.73 ID:KGqtyeuHO
手酷い失敗のせいで一時的な能力低下とか
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 22:22:53.07 ID:BDRKqLlOO
上司に怒られて凹むとか
仕事ミスした罰としてサービス残業(郵便局だし切手整理とか)を命じられるとか
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 22:27:09.61 ID:+siPqeIP0
面倒な客に絡まれるとか
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/14(木) 22:29:29.57 ID:IfnLhGwWO
オーソドックスに微エロエピソード挟むのでもいいような
72 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/14(木) 22:33:40.79 ID:0e6ggDMP0
>>71
それいいね 採用
という訳で、以降ファンブルが出たら主人公がちょっとエッチな目に遭います
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/15(金) 09:44:59.87 ID:qT/IJo/PO
乙
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/15(金) 18:25:59.75 ID:5KWXKNSHO
乙
75 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/15(金) 21:36:48.26 ID:kXtE5kUZ0
一人で配達するようになって、4日になる。地図もすっかり頭に入って、難なく配達をこなせるようになってきた。
そんな彼女は今、薄暗い路地の入り口で逡巡していた。
「ほ、本当にここを通るんですか…?」
記憶した地図と、周りの地形を照らし合わせると、確かに目的の住所にはこの道を通らないと行けないらしい。覗き込むと、塀に挟まれた狭い通りには人の気配はない。思い切って、アリアは路地に足を踏み入れた。
76 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/15(金) 21:37:32.79 ID:kXtE5kUZ0
…
「ふぅ、何とか届けられました」
ほっと安心して、帰路につく。と
「…!」
今まで誰もいなかった路地に、一人の男が座り込んでいた。汚れた服装がいかにも物乞いらしい。こういうのは無視するに限る。ところが…
「あの…」
売られたとは言え、彼女は貴族であった。支配階級の一員として、彼女は当然のように財布から銅貨を数枚取り出し、男に差し出した。
「少ないですけど、これで」
その手を、いきなり男が掴んだ。
「ひっ!?」
「優しいんだね、お嬢さん」
振り払おうとするが、思いの外力が強い。
「もののついでに、哀れな乞食の『こっち』にもお情けをくれないかい」
言いながら男は、やおら片手を自分の股間に伸ばした。それから下履きを器用にずらすと、膨れ上がった己のイチモツをさらけ出した。
「いやあぁっ!? し、仕舞ってっ!」
「おや、見るのも初めてかい。じゃあお勉強だ。その綺麗なオッドアイで、よーく見てるんだな」
「兎だからバイアイですっ! いいから離して!」
男はニタニタ嗤いながら、肉棒を扱く。
「嫌、嫌ぁ、やめてください…」
「あぁ、イくっ、イくぞ……っっ!?」
ごっ。
妙な音がした。
「えっ…?」
次の瞬間、男は路地の奥の方へ吹き飛んでいった。
いつの間にかアリアの目の前には、片脚を大きく振り上げて肩を怒らせたリーエが立っていた。
「…あの奥は、アタシみたいな飛べる職員が担当する決まりなんだ。仕分けの人が分配を間違えちゃったみたいだね」
「あ、あの、あの人…首が変な方向に」
「放っときな。どうせ警吏も相手にしない人種さ。まして裁判を起こす金もない」
翼でアリアの肩を抱き、路地から足早に抜け出す。前方を睨み据えたまま、リーエは小さく吐き捨てた。
「……人の優しさにつけ込む奴なんて、死んじまえば良いんだ」
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/15(金) 21:42:18.36 ID:FgHZMAy90
続きキタ
78 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/15(金) 21:51:49.75 ID:kXtE5kUZ0
…
「…」
郵便職員用の宿舎に戻ってきた。あんなことがあったせいですっかり忘れていたが、自分はできるだけ早く結婚相手を探す必要があった。
外は既に、真っ暗だ。今から外に出るのは止めたほうが良いだろう。まして、ついさっきひどい目に遭ったばかりなのだ。
「明日…ですね」
明日は週に一度の休暇の日だ。ひとまず明日、何かしらの行動を起こそう。
そう決めると、少し気が楽になった。未だに早鐘を打つ心臓を何とか鎮めながら、彼女は眠りについた。
…
「ふぁぁ…」
あくびをしながら、ベッドから這い出した。そうして、今日が仕事の無い日だということを思い出した。
「……じゃあ、取り敢えず外に」
配達員の制服ではなく、唯一の私服である白いワンピースに着替えた。そうして、不意に昨日の出来事が頭をよぎった。
↓1 選択
@一人で行くのは怖い。誰かを誘って一緒に行こう
A思い切って一人で行こう
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/15(金) 21:52:11.77 ID:1Wx8KCEPO
2
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/15(金) 21:52:27.16 ID:aB7mIxXko
1
81 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/15(金) 21:57:05.59 ID:kXtE5kUZ0
「…ううん、これはわたし一人の問題だからっ」
覚悟を決めて、彼女は一人で街に繰り出した。
↓1〜3でコンマ最大 午前中に行く場所(自由記述 服屋、公園、美術館 etc...)
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/15(金) 21:59:13.67 ID:DUuFFbmh0
冒険者ギルド
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/15(金) 22:00:49.64 ID:DAw4RErho
本屋
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/15(金) 22:04:44.23 ID:ZinVcYPDO
教会
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/15(金) 22:05:15.73 ID:FgHZMAy90
公園
86 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/15(金) 22:18:09.42 ID:kXtE5kUZ0
…
気の向くままに街を歩く。落ち着いて見る港町の風景は、内陸で生まれ育った彼女にとって何もかもが新鮮なものだった。生まれて初めて屋台で買った、ニシンの塩漬けの挟まったサンドイッチの味を、彼女はいたく気に入った。
「…?」
歩いていると、見慣れない建物に辿り着いた。最初に世話になった保護施設は港の近くにあるが、この建物は街の入口に建っている。遠巻きに眺めていると、冒険者らしい装備を固めた人々が出入りしていた。
看板には、『冒険者ギルド 港町支部』と書かれている。どうやら、アリアのような人々とは違った意味で決まった住処を持たない人は、こういった施設を利用するらしい。
↓1 幸運判定
幸運+(コンマ一桁)が
0〜4 「おう、お嬢ちゃん。一人かい?」
5〜12 特に何も起こらない
13〜17 あの人は…?
18 あ、あなたは!?
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/15(金) 22:18:28.59 ID:X9GWei3lo
あ
88 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/15(金) 22:23:24.04 ID:kXtE5kUZ0
6+9=15
9…クリティカル! 幸運+1
↓1 コンマ判定
00〜30 見知らぬワーラビット
31〜70 郵便職員の誰か
71〜85 誰だか知らないけどビビッとくるような男
86〜89 リーエ
90〜99 キース
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/15(金) 22:24:37.19 ID:8MFmxuskO
どうかな
90 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/15(金) 22:30:47.03 ID:kXtE5kUZ0
しばらく見ていて、突然アリアはドキッとした。
ギルドに入っていく一団の中に、自分と同じワーラビットの姿を認めたからだ。
「あ、あの人…もしかして、お知り合いでしょうか…?」
領主が兎人なだけあって、アリアの一族の治める地には人間以外の住民が多かった。当然、その中には同じワーラビットも多く含まれていたし、その中の一人にここで出くわす可能性も無いわけではなかった。
「でも…同じ種族なら少しは話しやすいし、わたしの事情も分かってもらえるかも」
そこで彼女は、そのまま件のワーラビットが出てくるのを待つことにした。
…
果たして、数刻の後、そのワーラビットがギルドから出てきた。パーティを解散したのか、今は一人きりだ。
「あ、あのっ!」
物陰を飛び出し、呼びかけると、相手はぎょっとしてこちらを見た。
↓1〜3でコンマ最大 出会ったワーラビットについて(名前、年齢、職業、その他)
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/15(金) 22:35:01.99 ID:DUuFFbmh0
名前 クシナ
年齢 19
職業 ギルド所属の盗賊職
その他 性格が快活で馴れ馴れしい
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/15(金) 22:35:06.28 ID:aB7mIxXko
ラビ
14
後方支援的な冒険者
タレ耳ショタ
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/15(金) 22:35:15.41 ID:I6Elyc+E0
ユースティ
25歳 女性
魔法剣士
実力は高いが内気
巨乳
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/15(金) 22:36:10.01 ID:DAw4RErho
アルセナ
17
白魔術師
内気で引っ込み思案な性格 緑色のセミロングの巨乳
95 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/15(金) 22:37:23.77 ID:kXtE5kUZ0
ごめん、性別聞くの忘れてた
>>91
は女性っぽい名前だけど…
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/09/15(金) 22:42:42.55 ID:DUuFFbmh0
女性
97 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2017/09/15(金) 23:02:47.84 ID:kXtE5kUZ0
…
「く、クシナさん、ですね」
「ああ、そうさ。しっかし胸糞悪い話だな!」
麦酒のマグを、テーブルに叩きつける。
「ムラっと来ちまうのは仕方ないにしても、何で金まで注ぎ込んじまうんだか。お陰でお前が酷い目に遭ったってのに」
「…」
アリアは俯いて、細切りの人参を齧った。
「…まあ、そっちの事情は分かったよ。難儀な身体だよな」
「クシナさんは、どうしてるんですか?」
ふと、アリアが尋ねた。
「パーティには、男の人もいるんじゃないんですか? そういう時は、どうしてるんです?」
「アタイかい? アタイは…」
↓1 コンマ判定
00〜10 女所帯だし…
11〜30 そういうのは大切に取っとくもんだろ
31〜80 パーティに相手がいる
81〜 パーティの男は全員喰ったぜ
但し、ゾロ目で…
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