【安価】愛玩奴隷を買うことにした

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405 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 21:39:17.90 ID:TVSR5Oev0
どうなるかがになる
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 23:59:49.35 ID:Kp9qI8epo
乙ー
続きが気になる
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 00:06:44.56 ID:4bDf9BEno

スレ初Rはグロだったという
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/01/12(金) 07:17:28.54 ID:c+diwMn/o
犬耳ナデナデしたい
しっぽもあるならモフモフしたい
409 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/13(土) 00:00:25.84 ID:jVWlFSm10
「所長…前に、『流されるな』って言いましたよね」

「今は何も言ってねえだろ。お前が知りたいなら、好きにしろってだけだ。何なら、力づくで吐かせてもいいんだぜ」

「そんなの絶対無理でしょ! …」

 テストは数分の間、あっちを見たりこっちを見たり、もじもじと足踏みしたりしていたが、やがて肚を括ったのか、椅子に座る俺の脚の間に膝を突いた。

「わ、分かりましたよ、やれば良いんでしょ…」

 ぶつぶつ呟きながら、震える手でズボンのホックを外す。それから、ごくりと唾を呑むと…ぐいと引きずり下ろした。

「ひっ…!?」

「優しくしてくれよ。大事な『商売道具』だからな」

 ニヤニヤしながら声をかける。テストはおそらく初めて目にする『ソレ』を呆然と見ていたが、やがて恐る恐る両手で握った。

「わっ…うわ…」

 思いの外物怖じしないのは、酒が回っているからか。臨戦態勢にないソレを、握っては緩めたり、引っ張ったり振ったりした。集中しているのか、頭の上の耳も真っ直ぐに俺の股間を向いている。

「そうじゃないだろ。片手で根本を押さえて、もう片方の手で輪っかを作って…」

「む…」

「そうそう。力加減に気をつけろよ。それから上下に、最初はゆっくりと……お前、マジで何にも知らねえのな」

「悪かったですね! …ワーウルフは、身体の大きな雌がモテるんですよ。子供を沢山産めるから」

「ハハッ、じゃあお前は余り物ってわけだだだっっ!?」

 玉袋を抓られて悲鳴を上げた俺を、テストはジトッと睨んでいた。が、不意に大きく口を開けると

「…んむっ」

 勃ちかけていたソレを、口に咥えた。

「んーっ! んーっ!?」
410 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/13(土) 00:13:46.59 ID:jVWlFSm10
「ったく……度胸は買ってやろう。言う通りにしろよ」

「ん…」

 タコみたく口を窄めたまま、鼻から深呼吸。ようやく落ち着くと、彼女は俺のチンコを咥えたまま頷いた。

「まずは一旦吐き出せ。人によるが、大体先の方が一番感じやすい。そこを舌で軽〜く……そう…お前、舌ザラザラしてんな」

「ん…え…」

「そうやって、ペロペロ舐めてみろよ。得意だろ?」

「…」

 ざらついた舌で、亀頭や雁首を舐め回す。中々悪くない感触だ。手管が揃えば、化けるかもしれない。
 ようやく、俺のムスコは臨戦態勢になった。

「…じゃあ咥えろ。歯ぁ立てたらぶっ殺すからな」

「ふぁ…む」

「舌だけ動かして、竿の辺りを舐めてみろ。巻きつけるようにな……」

 囁くようにアドバイスしながら、見下ろすテストの頭に片手を置いた。そのまま、耳の付け根を撫でる。

「……権力が勝手に集まってくる職種、ってのがある」

「!」

「休むな。手と口を動かしながら、耳だけ傾けろ」

「…」

 上目遣いに俺を見ながら、ちゅぱちゅぱと肉棒をしゃぶるテスト。

「酒屋、金貸し、奴隷商人……人や金が集まる仕事か、国から専売権を得てるのがそれだな」

 静かな事務所内に、粘ついた水音が響く。教えてもいないのに、テストは肉棒を唇で扱くように、優しく吸いながら頭を前後に動かしている。
411 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/13(土) 00:55:08.47 ID:jVWlFSm10
「…おい、フェラはもう良いぞ。口離せ」

「…っぷぁ」

 すっかり硬くなったイチモツを吐き出すと、テストは俺の前に立った。そうして、ゆっくりとブラウスのボタンを外し始めた。

「一個一個、見せつけるようにな。その色気もクソもないシャツを脱がすために、男は何だって喋っちまうんだぜ」

「…」

 一つ。二つ。三つ。小麦色の肌が露わになっていく。サスペンダーを外すと、ズボンがずるりと落ちた。

「この辺りで、相手を脱がせろ」

「…はい」

 半裸のまま、俺の服に手をかける。既に下半身は裸なので、上着を脱がし、下のシャツに指を這わせた。

「焦るな。焦らせ。ゆっくりだ。そう…」

 焦れったいほどの時間をかけて、俺は丸裸にされた。お世辞にも綺麗とは言い難い身体に、テストが息を呑む。

「二階に上る前に、お前も脱げ。そこが一番肝心だ。乳輪が見え始めたら、さっさと乳首まで出せ。その間は焦らしたってしょうがない」

 ブラウスをはだけようとする手を、掴んで止める。

「待て。何のためにおっぱい2個も付いてると思ってやがる。片方を自分から見せて、もう片方を相手に脱がせるためだろうが」

「はあ…?」

「だから」

 俺は手を伸ばして、ブラウスの片方を捲くった。

「っ!」

 身を竦ませるテスト。露わになった乳房に、指を滑らせた。

「…はぁっ」

 ほんのり顔を上気させながら、彼女はもう片方の乳房を曝け出した。

「…まあ、初めてにしては良いだろう。上に行こうか」
412 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/13(土) 00:55:57.08 ID:jVWlFSm10
今夜はここまで
413 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/14(日) 21:54:15.82 ID:FUFALpQU0


「…ふぅーっ…ふぅーっ」

 自室のベッドの上にて。仰向けに寝転がった俺の腰に跨って、テストは深呼吸している。

「お前、毛深いな」

「よ、余計なお世話ですよっ!」

「股の毛は薄い方が受けるぜ。人によるがな」

「…剃っておきます」

 ペースを乱されて逆に緊張が緩んだのか、テストはふっと息を吐くと、上を向いた肉棒にもっさりと茂った自分の股ぐらをあてがった。

「挿れる穴間違えんなよ」

「分かってますよ。じゃあ、いきますよ…」

 くちゅり。亀頭が、ぬるりと濡れたものに触れた。と、いきなり彼女は腰をすとんと落とした。

「い゛っ!?」

「ばっ、急に挿れる奴があるかっ!?」

 処女だった穴に、チンコを突っ込んだまま悶絶するテスト。動揺そのまま中がめちゃめちゃにうねっているのが、地味に気持ちいい。

「ひぐっ…痛ぁい…」

 よろよろと俺の胸に両手を置いて、腰を持ち上げようとする。

「いだっ! おまんこ、裂けちゃいましたぁ…」

 繋がったところを指でなぞり、その指を俺の前に突き出す。

「ほら、血が」

「膜ぶち抜いただけだよ。落ち着いたなら動け」

「はあっ…」
414 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/14(日) 21:55:05.88 ID:FUFALpQU0
 ゆっくりと腰を上げ…下ろす。肉棒が穴を擦るたび、テストは色気もクソもない呻き声を上げる。

「くうっ…うっ…ふっ…」

「…じゃあ続きだ。腰振りながら聞けよ」

「…んっ、んぅっ…」

「お前、鳥肉は食ったことあるか?」

「へっ? …あ、あんまり」

「休むな、腰を振れ。…牛や豚と違って、鳥は囲っても飼えねえ。かと言って屋根付きの小屋で飛べなくなった鳥の肉は、ふにゃふにゃで食えたもんじゃねえ。だから鳥の肉は貴重だ。あの肉屋は、それを大量に扱ってる」

「…んっ、あんっ」

「良い声が出てきたな。で、どこまで話したか…そう。飛ぶ鳥を捕まえるのは至難の業だ。今までは魔術師の弟子どもが、魔法の訓練で撃ち落としたのを食う、一種の特権になってた。異国ではよくしなる木で空飛ぶ槍が作れるらしいんだが、この辺の木は曲げたってへし折れるのばかりだ。…おい、相槌くらいは打てよ」

「はぁっ、んっ…そ、それでぇ…っ?」

「ところが、最近事情が変わってきた。あのオヤジが持ってた筒。俺も実際に見たのは初めてだが…あれは爆発の力を使って鉄のつぶてを物凄い速さで飛ばす道具だ。はるか空を飛ぶ鳥だって撃ち殺せるぜ」

「! …」

「奴はそれを買うか作るかしたんだろう。そうして、貴重な鳥肉の専売権にも等しい力を手に入れたってわけだ」
415 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/14(日) 21:56:44.04 ID:FUFALpQU0
 そこまで言うと、俺は相変わらずぎこちなく腰を動かすテストの腕を掴んで引き寄せた。

「わっ」

「いいか、他の奴とする時は、チンコしゃぶった後はすぐ口を洗えよ」

「えっ、まさか所長、私のこと」

「馬鹿か。チンコ咥えた口でキスするなってことだよ」

 そう言うと俺は、首を引き寄せて唇を奪った。そのまま無遠慮に舌を突っ込み、口の中を掻き回す。

「んっ…んんん…ぐ、んっ…♡」

 口を離すころには、すっかり蕩けた顔になっていた。

「情報を聞き出すためにヤッてるのに、手前が感じてちゃ世話ねえ。お前には我慢を覚えてもらおうか」

 彼女の身体を抱え、ぐるりと寝返ると、たちまち上下が入れ替わった。

「…えっ、何を」

 怯えた目のテストに、俺は意地悪い笑みを向けた。

「具体的には、俺以外では感じなくしてやる」

 そう言うと、俺は思い切り肉棒を突き入れた。



「や゛ら゛っ♡ や゛らっ♡ もうイ゛ぎたくないっ♡♡」

「おらっ、もう少しだ、出すぞっ」

「らしてっ♡ はやくっ! もうあたし、しぬ、あっ、あっ…あああっっ♡♡♡」

「出るっ」

 キツく締まった膣内に、精液をぶちまけた。
416 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/14(日) 21:57:39.79 ID:FUFALpQU0


「…ぐすっ」

「…」

 夜更けの自室にて。行為のままベッドに二人で横たわる。テストが俺に背を向けて、ベッドの縁ギリギリまで遠ざかるので、こちらは遠慮なく真ん中で大の字にシーツを占領した。

「もう、お嫁に行けません…」

「はっ、奴隷が何ほざいてやがる」

 俺は鼻を鳴らした。

「……ええ。私…奴隷、なんですよね」

「ああそうさ。それも社会の裏表で死線を潜る、とんだ貧乏くじさ。どっかの金持ちの家でセックス人形でもやってたほうが、よっぽど幸せだろうよ」

 するとテストは少しの間黙り込み…やがて、ぽつりと言った。

「…いえ、こっちの方が良いです」

「ほざけ。絶対に後悔するぜ」

「本当です。だって…生きてるって、実感できるから」

「…ふん」

 俺は黙って鼻を鳴らすと、こちらを向いた尻に手を伸ばした。毛布に隠れた尻たぶを掴むと、彼女は大袈裟に身じろぎした。まだ火照ったその肉を揉みながら、問う。

「お前、尻尾はどうした」

「…兵士に捕まった時に切り落とされました。『戦利品』の数を数えるためだとか」

「ふぅん…」

 気の抜けた相槌と共に指で腰のラインをなぞると、確かに尻の上に、骨が剥き出しになったところがある。

「ちょっと、そこまだ痛いんですけど」

「変装の手間が省けて便利じゃねえか」

 テストはわざとらしく溜め息を吐いた。

「同情して欲しいのかよ、え?」

「いいえ、ちっとも」
417 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/14(日) 22:01:13.99 ID:FUFALpQU0
テスト

親愛度☆
服従度☆☆☆

※服従度☆☆☆☆以上で『裏案件』に協力させることができます



今夜はここまで
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 22:02:56.41 ID:1/pWl6too
乙ー
尻尾は切られてたのか
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 22:03:19.44 ID:m43+1/fNO

なんか楽しくなってきた
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/01/14(日) 23:53:39.30 ID:wRGCPHcjo
骨むき出しって…そこから感染症起こさないんか…
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/16(火) 23:49:31.64 ID:IS6b1a4SO
ラップでも貼ってたんじゃね
422 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/19(金) 21:04:01.12 ID:4XPyX7VG0


 俺は、裏案件ノートのあるページを眺めていた。テストは、別の仕事で外に出ている。1ヶ月も経つと、もう一人で軽い案件ならこなせるようになっていた。
 もう、いっそ表の仕事は彼女に任せて、俺はヤバい案件に専念するか…?

 さて、話をノートに戻そう。
 これは、元々表の仕事として請けたものだ。内容は簡単、王国兵団のとある分隊長に引き合わせて欲しいというものだ。団長とか将軍ならともかく、分隊長レベルならそこまで畏れ多い存在でも無いだろうから、直接行ったらどうだと思ったし、実際そう提案したのだが、依頼人はどうしても大っぴらに会いに行くわけにはいかないという。その時点では大した仕事ではないと思い、まあ報酬が貰えるならと引き受けたのだが、何となく依頼人の身元を探ってみた結果、この案件は裏案件ノート行きとなった。
 と言うのもその依頼人、駆け出しの奴隷商人だったのだ。
 この国の奴隷市場は、主にテストのいた所が覇権を握っている。王国兵団から払い下げられた『戦利品』の専売権を持っているからだ。だが当然、その権利を狙うものは多い。そいつはその中の一人というわけだ。つまり、現場の指揮官に顔を売り、『戦利品』を横流ししてもらおうという魂胆なのだ。

 とりあえず前金と報酬金にゼロを1個ずつ足したところで、俺は頭を抱えた。何しろその分隊長、分隊長の癖にやたらガードが堅い。出陣以外で殆ど王城の外に出ないし、会おうとしても毎回変わる秘書で止まってしまう。とりあえずカタギでないことを確信したところで進捗はストップ。以来、既に半年が経とうとしている。
423 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/19(金) 21:04:28.30 ID:4XPyX7VG0
「ただいま戻りましたー」

 丁度そこへ、テストが帰ってきた。

「よう。何か面白いもんでもあったか」

「それほどでも。親御さんは心配されてましたが、娘さんはお友達と、本当に勉強会を開いていただけでしたよ」

「行きと帰りで、本の厚さは変わらなかったか?」

「えっ?」

 首を傾げるテストに、俺はとんとんと鼻を叩いた。

「窓に近寄って匂いは嗅いだか? お前、鼻が利くんだろ?」

「や、その、勉強道具を持って友達の家に入ったところまでしか…」

「奴隷商人に返品するぞ」

「すぐに確かめてきますっ!」

 テストは慌てて事務所を飛び出した。
 やれやれ、あいつもまだまだだな。そう思っていると、また事務所の扉が勢い良く開き、たった今出ていったはずのテストが駆け込んできた。

「郵便受けにお手紙が入ってたので、置いておきますね! では行ってきます!」

 応対用のテーブルに白い封筒を置くと、すぐに飛び出していった。
424 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/19(金) 21:05:25.24 ID:4XPyX7VG0
 彼女が今やっているのは、さる娘の素行調査である。定期的に家に帰ってこない娘の様子に不審を抱いた母親が、俺たちの事務所に調査を依頼したのだ。本人曰く友達と勉強会をしているとこのとだが、その割に勉学が実になった感じがしない。おまけに、面接をした本人の目が虚ろなのが気にかかる。おそらく勉強会というのは嘘で、どこかで隠れてハッパでも吸ってるというのが俺の見立てだ。
 と言うのも、麻薬を練り込んだ紙というのが最近流行っていて……いや、それよりも。

 俺は、テストが置いていった封筒を手に取った。宛名は書いてあるが、差出人が書いてない。匂いを嗅いで毒の類が無さそうなことを確認すると、封を切った。



『お客様へ 

 いつも商会をご贔屓にしていただき、誠にありがとうございます。 
 このお手紙は、初めて私どもの商会から愛玩奴隷を購入された全ての方にお送りしております。 
 お気に入りの奴隷で、お楽しみの頃と思われます。しかし、快楽とは慣れるもの。新たな刺激がほしいと思われる方も多いのでは? 

 そこで、私どもからの提案です。 
 現在、愛玩奴隷所有者様による互助会を開催いたしております。 
 他のお客様が、どのような楽しみ方をされているのか。また、どのような奴隷がいるのか。そういった、表立って言えないような事情を互いに共有する場となっております。 
 つきましては、同封の招待券に詳細を___』 



「…なるほど」

 つまりは乱交パーティか。あの勤勉そうな男がこんな会を主催しているというのは意外だが、確かにビジネスとしては理に適っている。隣の芝生は青い理論で客の射幸心を煽り、更なる購買に繋げようということだろう。寧ろ今まで思いつかなかったのが不思議なくらいだ。
 このところ、件のを除いて面倒な依頼も無いし、気分転換に覗いてみるか…?



↓1〜3で多数決

@行く

A行かない
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 21:07:11.59 ID:NyhukRKM0
前回と色々違うし1
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 21:12:34.81 ID:nC7tRJpf0
1
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 21:17:22.23 ID:/Ohk5dCQ0
1
428 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/19(金) 21:40:01.92 ID:4XPyX7VG0


「…はぁ」

 来客用のソファにへばりついて、テストは溜め息を吐いている。
 見立ては当たっていた。娘は教科書に偽装した紙状の麻薬を友人宅に持ち込んで、窓を閉めた部屋で危ない遊びに耽っていた。友人の中には男もいたから、内容はお察しというものだ。
 当然、結果は親に伝えた。手心を加えられると困るので、この時は俺が行った。帰りがけに娘が橋から投げ棄てた、焼け焦げた紙を見せた時の母親の顔と言ったら。きっと、娘は明日の日を拝むことはできまい。

「何で全部言っちゃったんですか…?」

「何を」

「あの娘さんのこと。お母さんには秘密にした上で、あんなこと止めるように、こちらから言えば良かったと思うんですけど」

「俺たちがやってるのは、慈善事業じゃねえんだよ」

 肘掛け椅子に腰掛け、デスクに足を放り出す。

「依頼人が知りたいのは真実だ。だったら、それに応えるのが仕事だろうが」

「それは、そうですけど…」

「それに」

 顎の無精髭を指で引っ張りながら、続けた。

「お前がそう考えるのは、お前だけが秘密を握っていたからだ。そしてそれは、俺たち探偵にとって一番厄介な宿命だ」

「…?」

 ぷち。抜けた髭を吹き飛ばす。テストは俺の方を見ながら、眉をひそめている。

「…お前はあの母親に先んじて、娘の知られたくない秘密を握った。そしてお前はそいつを使って、娘を更生させようとした。だが、逆に強請ることもできるんだぜ。『母親に黙っている代わりに、自分に代わってあのクソ所長の夜の相手を務めろ』とでもな」

「っ!!? そっ、そんなことしませんよ!」

 顔を真っ赤にして反論するテスト。

「誰だってそう言うし、そう思うんだよ。だが、実際にその立場になったら…例えば、小遣い稼ぎにもならねえマセガキなんかじゃなく、地位も名誉もある金持ちの、それこそ命に関わる秘密を握った時…」

 ジロリ。真顔で見返す。

「……我慢できると、誰が言える?」

「…」

 テストは黙って、俯いてしまった。
429 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/19(金) 22:03:50.96 ID:4XPyX7VG0
「そうシケた面すんな」

 言いながら俺は、抽斗から件の手紙を取り出すと、彼女に向かって投げつけた。

「わっ。…あ、これ、今朝の」

「読んでみろ」

 言われるまま中身を読み始めたテスト。その顔が、にわかに険しくなった。

「奴隷商人…」

「楽しそうだろ」

「…行くんですか」

 俺は、頷いた。
 テストは、静かに目を閉じた。

「…嫌、とは言えないんですよね」

「当然だ。お前は奴隷だからな。……何か知ってるのか?」

「いいえ」

 首を横に振る。

「月に一度、私たちのいたテントで何か催し物をやっていたのは知ってます。ですが、その日だけは愛玩奴隷も別のテントに移されて、何をやっているのかは見られませんでした」

 ただ、と彼女は付け加える。

「テントに入っていく人たちは皆、綺麗な服を着ていました。召使いの代わりに、奴隷を連れて」

「なるほど」

 どうやら、思ったより格調高い集まりなのか。下手な格好で行くと、悪目立ちするどころか追い返されそうだ。身なりには気をつけよう。
 それから、こいつも。

「…」

 硬い顔で手紙と俺を交互に見る、俺の愛玩奴隷。こいつには、どんな格好をさせたものか…



↓ 23:00まででコンマ最大 テストに着せる服について
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:09:17.04 ID:+AsaNFMFo
思いっきりおめかしさせてやろう
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:10:04.67 ID:nC7tRJpf0
紺色のワンピースドレスにシンプルなシルバーネックレス
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:14:49.41 ID:3KgA8RPXO
派手で露出の多いエロい踊り子みたいな服
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:18:30.07 ID:9Yaq1p4R0
グレーのレディーススーツ
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:48:15.06 ID:sG4c+jq10
赤を基調としたドレス
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:50:35.44 ID:JRjaiNxxO
男装させて最後まで演じきれたらおうちでごほうびとか面白そう
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/01/19(金) 22:53:45.93 ID:zxMiCohWO
>>435
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:57:28.58 ID:zxMiCohWO
>>436はなしでお願いします
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:59:04.99 ID:/xItufPSo
セクシーな感じのドレス
439 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 00:00:30.13 ID:eW5cmO/w0


 じょり

「ひんっ」

 じょり、じょり、じょり

「んっ……ふっ…」

「動くなよ。股の裂け目が一個増えるぞ」

 椅子に座り、大股を広げるテスト。その脚の間にしゃがみこんで、俺は剃刀を動かしていた。

「はっ…早くしてください…恥ずかしい…」

「うるせえ」

 手で油を擦り込み、細く茶色い毛を剃っていく。既に大方剃り終わっていて、白い陰部が殆ど露わになっている。
 テストとはもう何度かセックスしたが、こうして挿れる所をじっくり見るのは初めてだ。

「…こんなもんだな」

「! ではこの辺で」

 椅子から立ち上がろうとするテストの脚を、掴んだ。そのままぐいと持ち上げると、膣だけでなく肛門までおっ広げになった。

「きゃああっ!?」

「まだだよ。お前、ケツの穴まで毛むくじゃらなんだから」

 そう言うと、反論する前に剃刀を尻に当てた。途端にテストが大人しくなる。
 そのまま、肛門の周りを剃毛し始めた。

「毛がはみ出たら嫌だからな。綺麗にしとかないと」

「…」

 テストが涙目を向けたのは、壁に掛かった一着のドレス。『互助会』のために俺が用意した衣装だ。
 色は深い紅色。身体の線が出る細い仕立てで、胸元は開いているし、両太腿のかなり上の方からスリットが入っている。蠱惑的で、あちこちに銀のビーズが縫い付けられた華やかなデザインだ。まさか、これを着ているのが奴隷だとは誰も思うまい。

「よし、これで終わりだ」

 剃刀を置くと、つるつるになった彼女の肛門からクリトリスにかけてをぺろりと舌で舐め上げた。

「んんんんっ…♡」

「エロい声出しやがって。向こうに着いたら、思う存分ヤろうぜ」

「べっ、別に…」
440 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 00:01:38.50 ID:eW5cmO/w0
今夜はここまで
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 00:08:26.58 ID:tg7ATfvs0
乙ー
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 00:34:10.42 ID:ajmTO3XJ0
前回と違って主人公が畜生だから色々できるな
3回目あったらどんな職業がいいかな?
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 09:54:19.16 ID:MTQv5bsSO
>>438
滑り込みセーフ草
444 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 23:08:36.11 ID:eW5cmO/w0


「招待券を拝見」

「どうぞ」

 差し出された券に、受付の男が頷く。

「ごゆっくり、お楽しみくださいませ」

「どうも」

 軽く頭を下げ、テントの中に足を踏み入れた。

 緊張した顔で俺の半歩後ろを歩くのは、例のドレスを着たテスト。今日は化粧もしている。俺も髭を剃り、髪を撫で付けて余所行きの礼服を着ている。

 薄暗いテントの中は、前に見た衝立が取り払われて一つの大広間になっていた。広間の中にはグラスの並べられた小さなテーブルや、簡素だがデカい寝台、薄い布に囲まれたあずまやが点々と用意されていた。真ん中には何と、タイル張りのプールまで設置されている。
 既に10人弱の客が来ていて、広間を歩き回ったり談笑したりしていた。主人と思しき男の方は概ね俺と同じような正装をしているが、その隣に控える愛玩奴隷たちは…もう、色々だ。テストのようなドレスもいれば給仕服もいるし、逆に下着姿や、素っ裸までいる。
 俺は、ヒュッと小さく口笛を吹いた。

「凄えな」

「うわ…うわぁ…」

 テストは目を丸くして驚いている。

「あの中に知り合いはいるか?」

「な、何人か」

「他人の振りしてろ」

 そう言うと俺は、会話する集団に向かって歩き始めた。

「あっ、しょ…ご、ご主人様っ」
445 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 23:09:06.63 ID:eW5cmO/w0
 慌てて追ってくるテストを無視して、俺は一人の男に話しかけた。連れている女は黒いドレス姿の、おそらく人間。歳は二十前後か。

「恐れながら、初めましてどうも」

 へりくだって挨拶する。この男を選んだのは、奴隷に着せる服からして俺と考えが近く、会話しやすいと踏んだからだ。

「おお、これはどうも」

 男は笑顔で応えた。恰幅の良い、老年の紳士だ。人畜無害そうなシルエットとは裏腹に、目は若々しくぎらついている。

「見かけぬ顔ですな」

「ええ、恥ずかしながら初めてお邪魔しました。何でも、奴隷を買った方々との交流だとか」

「その通り」

 彼は親しげに俺の肩に腕を回した。上等な葉巻の匂いに混じって、古い紙の匂いがした。

「折角の高い買い物だ。自分で愛でるのも良いが、他人と共有する歓びもまた、何者にも代えがたいものだよ。手始めに、私の奴隷を見てくれないか」

 そう言って、黒ドレスの女を指差す。女は黙って頭を下げた。

「本当に、高い買い物だった。だが、その価値はあったよ。この指を見たまえ。美しいだろう」

「ええ、まさに絹のような肌で…」

 適当に相槌を打ちながら、男の奴隷自慢に耳を傾ける。話が一段落したところで、俺は一つ尋ねてみた。

「ご主人、ここには何度も?」

「ああ、年甲斐もなくね。こんなところに来ているとバレたら、私は頭取から引きずり降ろされてしまうだろうな」

 ……おい、この男、今何と言った?

「だが、それはここにいる歴々にも言えることだ。人は皆、誰にも言えない顔を持っている、ということだよ」

「し、失礼ながら、お仕事は…」

 背中に冷や汗が伝うのを感じながら、質問する。
 男は、事も無げに言った。

「王立銀行の、ね」

 それから、少し離れたところにいる一団を示しながら

「向こうにいる、背が高いのは警察兵団長だな。彼と話しているのは…おや珍しい。何年か前に引退した舞台俳優じゃないか」

 俺は、卒倒しかかった。
 なんてこった。このパーティ…ただの色ボケの集まりじゃない。コネクションの宝庫…いや、巨大なダイヤモンド鉱脈じゃないか!
446 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 23:46:18.86 ID:eW5cmO/w0
「い、いやはや…驚きました。それに引き換え、私などはしがない自営業で」

「何、誰も気にするまい。ここでは誰もが、美しいものを愛でる一人の人間だ」

 それから不意に、小声で囁く。

「…だが、あまり仕事の話を聞くのは好まれんよ」

「き、肝に銘じます」

 男から離れると、俺はふらふらと一つのテーブルの近くに寄った。天板にもたれるように立つと、深呼吸する。

「…所長、大丈夫ですか?」

「ご主人様と呼べっつったろ。……死ぬかと思ったぜ。この会場、やべえぞ」

「偉い人がいっぱいいるんですよね」

「ああ。本当なら、今すぐあちこち回ってコネを作っておくんだが…」

 男の忠告を思い起こす。
 ここにいる、その事実自体が、表の人間にとっては恥ずべきことだ。ならば、むやみやたらに表の話をするべきではない。相手の不興を買えば、あっという間にこちらの命が消える。

「…程々に、だな」

 そこへ、給仕服の男がテーブルのグラスに飲み物を注いで回った。見ると、真ん中のプールの前に、この前の奴隷商人が立っていた。
447 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 23:48:18.37 ID:eW5cmO/w0
「本日は、当商会の互助会にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。私どものところから購入された奴隷について語り合うもよし、愛で合うもよし。お客様がたにとって、素晴らしい時間となりますことを、私ども一同、心から願っております」

 一通りの挨拶を述べると、酒の入ったグラスを掲げる。
 俺も、近くにあったグラスを掲げた。

「では、乾杯」

 あちこちで、乾いた音が響いた。

「かんぱ〜い」

 とりあえずテストと乾杯して、グラスに口をつける。中身は桃の果実酒のようだ。
 遠巻きに眺めていると、一人の男が奴隷を連れてベッドに上った。それから他の客が見ている前で服を脱ぎ、おっ始めた。

「ひえぇ…」

「ま、こうなるわな」

 だが、思ったほど派手な会では無さそうだ。ちらほらまぐわっている奴もいるが、殆どは会話したり、飲み物や菓子を味わったりしている。
 さて、俺たちはどうしたものか。



↓1〜3でコンマ最大 どこに行く?

@中央のプール周辺

A散在するあずまや

Bとりあえずテストを抱く

Cその他、要記述
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 23:51:13.98 ID:ZwC7foFzO
3かなー。いちゃラブ派なんで。
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 23:53:32.96 ID:yv4nBnlS0
3
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 23:54:18.32 ID:ajmTO3XJ0
3
451 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 23:58:42.08 ID:eW5cmO/w0
じゃあ今夜はここまで

がっこ忙しくて平日は無理そうです…
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 01:38:33.60 ID:DMot61YeO
し、失礼ながら、お仕事は…
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 02:47:04.36 ID:v1kP1g3r0
あまり仕事の話を聞くのは好まれんよ
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 06:48:14.00 ID:yjs7SqVq0
「何、誰も気にするまい。ここでは誰もが、美しいものを愛でる一人の人間だ」
455 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/21(日) 13:12:32.69 ID:bjItqnLZ0
うわ、>>378の後が抜けてるのに今気付いた。
これが入ります


 テストは黙って俯いた。尖った耳がぺたんと寝ている。
 俺は、胸から手を離すと……彼女の頭を軽くチョップした。

「あ痛っ」

「…こういう時に流されるなってことだよ」

 そのまま彼女に背を向け、階段を登った。

「えっ…えっ、あっ」

 そんな俺の後を、彼女は慌ててついてきた。
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 14:31:49.24 ID:sFfeQ2FbO
24歳の学生だっているんですよ
457 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/26(金) 21:48:11.50 ID:PAQqq3Ba0
「…」

 おろおろと周囲を見回しているテストの腕を掴むと、近くにあった空きベッドにずいずい歩いた。

「やっ、ちょっ、何を」

 そのまま彼女をベッドの上に放り投げると、俺も靴を脱いでベッドに上った。
 タイを解きながら嗤う。

「ま、本題から入ろうぜ。…思う存分ヤるって約束したしな」

「しょちょ、ご、ご主人様…?」

 きょろきょろと周りを見て、言う。

「あの、ここ、周りから丸見えで」

「いつもより燃えるだろ」

 それだけ言うと、俺はテストの唇を吸った。

「んっ……♡」

 舌で歯列を嬲りながら、ドレスのスリットに指を差し入れる。陰毛と一緒に毛を剃り落とした肌をするするとなぞると、テストの体がビクビクと震えた。

「ふぁっ、あっ、ぁ…」

「すっかり良い声で鳴くじゃねえか…」

 ショーツの紐を解き、スリットから抜き取る。ドレスに合わせて買った、超際どい、白い絹のショーツだ。脱がせて改めて見てみると、殆ど紐だ。
458 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/26(金) 21:48:37.84 ID:PAQqq3Ba0
 そいつをポケットに仕舞うと、脚を開かせた。スカートを捲り上げ、剥き出しの股間に顔を寄せる。

「うーん、マン毛剃って見ると、また違った趣だな」

 大陰唇を広げ、膣穴の中を覗く。

「まだ経験の浅い、薄紅色のヒダだな。ああ、このまだ綺麗な穴が、これからここにいる男たちの嬲りものになるとは」

「解説しないでくださいっ! って、男たちの、えっ?」

「どれ、今の内に味を」

 ぱっくり広げた穴に、舌を突っ込む。

「ひゃあぁっ♡♡」

 中のヒダヒダをくすぐり、尿道をつつき、クリトリスに前歯を立てた。

「ふぁあっ♡ んあっ♡ あっ、あっ…ひいぃっっ♡♡」

 顎まで汁が垂れてきたところで、口を離した。
 ベッドの周りには、既に数人のギャラリーができていた。

「おいテスト、見てみろよ」

「ふぇ…? ……っっっ!!?」

 既に紅潮していた顔が、更に真っ赤になる。両手で顔を隠すが、耳がせわしなく動いている。

「失礼。この奴隷、主人を愉しませるより自分が愉しんでばかりですね。私の教育不足です」

 愛想笑いを浮かべながら言うと、ギャラリーの一人が首を横に振った。

「いや…とても『手入れ』が行き届いている」

「ありがとうございます」

 一礼すると、ズボンを下ろしてイチモツを取り出し…

「ほら、自慢の鳴き声を、聞かせろよ…」

 トロトロに蕩けた穴に、ゆっくりずぶずぶと挿し込んだ。
459 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/26(金) 21:49:34.54 ID:PAQqq3Ba0
「あっ、あっ、ああぁ…♡♡♡」

 亀頭が膣の壁を擦ると、熱く火照った肉がビクビクと震えた。奥をとんと突くと、テストは肩を強張らせた。

「んあっ♡」

「ほら、顔隠すんじゃねえ。失礼だろうが」

 顔を覆う腕を掴み、ぐいと引っ張った。一緒に引っ張られた腰が、更に俺の肉棒に押し付けられる。

「ひあぁっ…♡」

「ほら、皆さんに」

 腰を引いて

「ご挨拶しろっ!」

 突き出す。

「んあぁっ♡ やらっ、みないれぇ…♡」

「いやぁお恥ずかしい。この通り、礼儀がなってないもので」

「何をおっしゃる。これ程のよがり方は見たことがない。何者にも勝る、主人孝行というものだ」

 いつの間にかギャラリーも増え、ベッドの周囲をぐるりと取り囲んでいた。その中の一人が、奴隷を連れてベッドの横に上がってきた。

「お前もこのワーウルフを見習いなさい」

「は、はい…」

「あんっ、ああっ♡ やあっ♡ もう…」

 抽迭を速めると、膣がだんだんと締まってきた。

「じゃあ、一発目っ」

 どんっ、どんっ、どんっ。強めに奥を突く。

「あああっ♡ ああっ♡♡ あ゛あ゛ぁっっっ♡♡♡」

「イくぞっ」

「イくぅ…っっっ♡♡♡」

 ガクガクと痙攣するテストの膣内に、精液を吐き出した。
460 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/26(金) 21:52:32.12 ID:PAQqq3Ba0
「…ふぅ。まずはこんなもんだな」

 呟きながら周りを見ると、ぱらぱらと拍手が起こった。何だか妙な気分だ。隣では、先程の男が自分の奴隷と性交していた。力任せの腰つきに、奴隷はぎこちない嬌声を上げている。
 そこへ、どこからともなく給仕服の青年がやって来て、俺に濡れタオルを渡した。

「こちら、ベッドの下とあずまや、それからプール周辺にご用意致しております。お体を拭き清めるのにご利用くださいませ」

「そりゃどうも」

 短く応えて、それをテストに投げつけた。

「だが、俺にはまだ必要ねえな」

 腰を引くと、どろりと白濁した汁と一緒に萎びたチンコが抜けた。
 ひっくり返ってぐったりしているテストの腕を掴んで引き起こすと、そいつをテストの鼻先に突きつけて、命じる。

「ほら、綺麗にしろ。お前の仕事だろ」

「はぁっ…はぁ…」

 息を切らしながら、テストは舌を伸ばしてソレをペロペロと舐め始めた。

「おお…何と淫らな」

「是非、私も抱いてみたい!」

「いや、ご主人。それよりうちの女を調教してくれないか」

 周りから投げかけられる言葉を聞き流しながら、俺はこれからどうするかぼんやりと考えた。



↓1〜3でコンマ最大 これからどうする

@乱交開始

A2回戦開始

Bあずまやに避難

Cその他、要記述
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/26(金) 21:55:18.38 ID:e6Z3ZM0Jo
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/26(金) 21:55:44.72 ID:18apaNHDO
3
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/26(金) 21:56:35.81 ID:V4YY7RX4O
3
464 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/27(土) 00:05:16.91 ID:Nu71aHVf0
「…んっ、れろっ」

「おい、もう良いぞ」

 俺はテストを押し退けると、イチモツを仕舞った。それから彼女の手を引き、ベッドから降りた。

「ああっ、どちらへ」

「いや、新参者が出過ぎた真似をしてしまいました。一度、頭を冷やして参りますよ」

 そう言うと、返事を待たずにずんずん歩き出した。
 目指すは、目についたあずまやだ。



「ご主人様っ、もうっ、また自分勝手に」

「勝手もクソもあるかよ。奴隷の言うこと聞く主人がどこに…」

 藍色の天幕を持ち上げ、中に入る。
 そこには、既に3人の先客がいた。

「おっとしつれ」

 立ち去ろうとして、ふとその中の一人の顔が目に入った。
 そいつが誰なのか理解した瞬間、俺は退去を止めて中に入った。

「…いや、気が変わりました。ご一緒しても?」

「…」

 俺が目をつけた、向かって左端の男は、真ん中に座る青年…と言うよりは、少年? に何やら耳打ちした。少年が頷いたり、首を傾げたりしている。
 その間、俺は残る一人…あずまやの隅に座って、じっと黙り込んでいる女を見ていた。

「綺麗…」

 風流のカケラもなさそうなテストでさえ、思わず溜め息を吐く程に、女は美しかった。木の葉を編んで作った服から覗く肌は白く、細く長い指には小さな竪琴が握られている。白い顔に物憂げな瞳をしていて、その耳は細長く尖っていた。女は、エルフだった。

「お許しが出たぞ」

 密談を終えた男が、低い声で告げた。

「はっ、では失礼して」

 俺はその場に胡座をかくと、男に愛想笑いを向けた。対して、男は仏頂面を返す。

「あちらのエルフは、貴方の奴隷で?」

「この方のだ」

 少年を指す。俺は、いかにも驚いた風に言った。

「何と。では、貴方は御自分の奴隷をお連れでない」
465 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/27(土) 00:06:56.72 ID:Nu71aHVf0
「とぼけるなよ、私立探偵」

 突然、男が凄んだ。しかも、折角伏せておいた俺の職業をピタリと言い当てるときた。俺の後ろに座るテストなんて、もうビクビク震えてるぞ。

「貴様のことは、既に聞いている。城下町でケチな秘密の売り買いをしていると。そして、それを隠れ蓑に」

「おっと。その先は結構だ」

 男の話を遮る。そうして、歯を剥き出して言った。

「…王国兵団第17分隊隊長、オルセル。王城嗅ぎ回っても出てこないと思ったら、こんなところにいやがったのかよ」

 そう。この男こそ、例の新米奴隷商人がコネを作りたがっていた分隊長、その人である。今はゆったりしたローブを着ているが、それでも強靭な体のラインがくっきりと見えた。少なくとも、殴り合いは止したほうが良さそうだ。

「この際、そこにおられる若君の正体については触れないでおこう。それに、あんたが誰だろうが俺には関係ない。俺は単に、気晴らしに自分の奴隷連れて遊びに来ただけだからな」

「…ふん」

 鼻を鳴らすオルセル。こいつが王国兵と聞いて、テストは青い顔をしている。そりゃそうだ。故郷を滅ぼし、自分たちを奴隷として売り飛ばした張本人だからな。
 緊迫する空気を感じてか否か、少年が奴隷のエルフに一言、命じた。

「おい、エマン。余は歌が聞きたいぞ」

「かしこまりました」

 エマンと呼ばれたエルフは頷くと、手にした竪琴を爪弾き、透き通った声で歌い始めた。

「…」

 静まり返るあずまやに、美しい歌声が響く。
 エルフという連中は、どうも絶滅願望でもあるらしいというのが、俺の意見だ。だって、別に住処を侵したわけでもないのに『自然を大切にしろ』とか言って、定期的に喧嘩を吹っかけてくるんだぜ。おまけに何のこだわりか知らないが、鉄の道具は頑なに使わない。木の葉を編んで作った服を身に纏い、石を削った槍や剣で戦いを挑んでくる。で、当然負ける。
 奴らにとって幸いだったのは、エルフは揃いも揃って美男美女で、愛玩奴隷として高い需要があるということだ。だから、出来る限り殺さず生け捕りにするのだが、こいつらの厄介なのは尊厳の危機になると、簡単に自害してしまうところだ。どうも上手い舌の噛み方でも教わっているらしく、猿ぐつわを噛ませないとあっという間に舌を噛み切って死んでしまう。余計に値段が上がるわけだ。
 このエマンというのは、すっかり人生を諦めたのか、或いはエルフには珍しい現実主義者なのか…
466 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/27(土) 00:08:15.68 ID:Nu71aHVf0
今夜はここまで
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/27(土) 00:15:24.86 ID:w8j3KIIhO
ほう…エルフですか
468 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/28(日) 22:10:02.25 ID:fApmMpGr0
 歌が終わった。俺は拍手をした。

「素晴らしい歌声だ。主の品性が窺われるというものだな」

「オルセルが余のために見繕ってくれたのだ」

 少年は胸を張った。エマンは黙って頭を下げた。

「貴様のそれは、前の遠征で捕らえたものだな」

 オルセルが、テストを指して言う。てっきり見下した目をするかと思ったが、寧ろ憐れむような目をしているのに、俺は密かに驚いた。

「ああ、その通りだ。こいつについても聞いてるのか?」

「猟犬の真似事をしている、とな」

 俺はくっくっと喉の奥で嗤った。

「よせやい。そんな機敏じゃねえよ。良いとこウチの看板犬ってとこだな」

「物凄い声を上げていたな」

 少年が、さも可笑しそうに口を挟んだ。

「ここまで聞こえてきたぞ」

「うぅ…」

 恥ずかしそうに顔を赤らめ、俯くテスト。そんな彼女に、少年は不意に言った。

「近う寄れ」

「へっ? …あっ、はい」

 慌てて立ち上がると、おずおずと少年の前に歩み寄る。そんな彼女に、少年は続けて命じる。

「座れ」

「は、はい」

「乳を出せ」
469 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/28(日) 22:10:38.92 ID:fApmMpGr0
「はいっ……はっ?!」

 仰天するテスト。俺はニヤニヤ笑いながら「おい、言う通りにしろ」と野次る。

「はっ…はぁ…」

 彼女は少年を見て、オルセルを見て、エマンを見て、最後に俺を見て……逆らえないと悟ると、ゴクリと唾を呑み、震える手をドレスの肩紐に掛けた。
 しゅるり。片方の肩紐が滑り落ちると、ドレスの胸元が捲れて片方の乳房が露わになった。

「…」

 目の前に座るマセガキは、ガキらしからぬ下卑た笑みを浮かべながら、テストの乳に手を伸ばした。

「もう片方もだ」

 大きくも小さくもない乳房を片手で揉む少年。その空いた手を、テストが両手で掴んだ。そのまま、もう片方の肩紐に導く。彼女の意図を察してか、少年の顔が僅かに上気した。
 少年の手で、もう片方の乳房が晒された。彼は興奮した顔つきで黙りこくったまま、テストの両方の乳を両手で揉み続けた。

「んっ…ふぁ…」

「…」

 静かなあずまやに響く、微かな喘ぎ声。マセガキの鼻息が混じってさえなければ、エマンの歌声に勝るとも劣らないBGMだったんだが。
 ひとしきりテストの胸を堪能した少年は、次の命令を下す。

「女陰を見せろ」

「はぁっ…」

 脚を投げ出して大股を開くと、ゆっくりとスカートをたくし上げた。ショーツはさっき脱がせて俺のポケットの中なので、すぐに剃りたてのつるつるマンコが少年の目の前に供された。

「広げて、中をよく見せろ」

 両手の指を縁に添え、くぱぁと音がしそうなほど穴を広げた。もう顔は茹でダコみたく真っ赤だし、耳は剥製のように固まっている。
 このガキ、年の割に手慣れてるな。そう思いながら横目でヤツの『持ち物』を覗き見ると、女は気まずそうに自分の主から目を逸らしていた。

「おい、中から白いものが零れてきたぞ。どういうことだ」

「身体を拭かせる前にここに避難してきたからな。恐れながら、俺のだ」

「そうか」
470 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/28(日) 22:11:52.05 ID:fApmMpGr0
 ぶっきらぼうに返しながら、彼は自分の着衣を脱ぎ捨てた。いっちょ前におっ勃ててるが、先っちょまで皮被りの可愛らしいイチモツだ。これなら、テストも余裕で相手できるだろう。

「では、二番目は余が貰うぞ。良いな」

「っ!」

「どうぞどうぞ。私の他に男を知らぬ不束者だが、どうぞ可愛がってくんな」

 息を呑むテストに、愛想笑いでゴーサイン。そんな俺に、少年はふと思いついたように言った。

「…そうだ。代わりにエマンを貸してやろう」

「!!」

 不意に飛んできた流れ弾に、エルフの肩が跳ね上がった。はっと顔を上げ、主を俺を交互に見る。

「良いのかよ?」

「余は寛大だ」

「へへっ、ありがたき幸せ」

 俺は立ち上げると、ガタガタと震え始めたエマンのもとへ近寄った。



↓1

@この場で始める

A場所を変える
471 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/28(日) 22:13:34.39 ID:fApmMpGr0
今夜はここまで

安価下
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/28(日) 22:17:17.41 ID:rIOIKfqMO
2
473 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/02/02(金) 22:23:17.65 ID:pyncTX5R0
「…という訳で、お手を失礼」

 細い手を掴んで立たせる。それからあずまやを出ようとしたところで、ふとオルセルと目が合った。何故か彼は、酷く狼狽した顔をしていた。



 少し離れた別のあずまやに入ると、俺はエマンの手を離した。手が離れると、彼女はすぐにその場に座り込んだ。

「…」

「こんなことになるなんて、って顔だな」

 エマンは、キッと俺を睨んだ。

「私の心と身体は、ソーヤ様のものだ」

「じゃあ、俺が無理矢理お前を抱いたら、お前は舌噛んで死ぬのかよ? 他のエルフみたいに」

「…そうだ」

「あ、そう。好きにしな。だが…」

 女の目の前に、膝を突く。

「その時は、俺も一緒だぜ」

「何を…っっっ!!?」

 言いかけたその口に、噛み付くように唇を付けた。抵抗される前に、深く舌を差し入れる。

「んっ! んーっ!?」

「…」

 『噛め』。喉の奥で、唸る。エマンは華奢な腕で俺の頬を殴り、肩を揺すり、唇を離そうとする。俺は彼女の首に両手を回し、強く引き寄せた。
474 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/02/02(金) 22:23:45.41 ID:pyncTX5R0
 やがて…女が抵抗を諦め、両腕を下ろした頃、ようやく俺は口を離した。

「どういう…ことだ」

 顔を真っ赤な怒りに染め、エマンが呟く。

「舌を噛み切るなら、俺の舌を食いちぎってからにしろ」

「正気か…?」

「ああ。あんたと心中できるなら、俺は本望だぜ」

 エルフは、困惑の目でしばらく俺を見ていたが、やがて合点がいったのか、軽蔑したように言った。

「人間には、エルフという種族は美しく見えるらしいな」

「だが、あんたはその中でも格別だ」

「馬鹿を言え。この期に及んで命にしがみつく私など、エルフの風上にも」

「良いじゃねえか。あんたは未来の幸福のために、今の名誉を棄てられる女だ」

「! …」

 未来の幸福、という言葉に、エマンの眉がピクリと動いた。口の中で「ソーヤ様…」と呟いている。

「俺は、あんたに惚れたよ」

 そう言うや、俺は彼女の服に手を伸ばした。

「!」

 身を強張らせるが、エマンは抵抗しない。
 木の葉で編まれた前開きのシャツ。その紐を解くと、形の良い乳房がまろび出た。片手でそれを撫でながら俺は彼女の背中に回ると、後ろから細い体を抱きすくめた。これまた木の葉でできたスカートの中に手を入れると、ショーツの代わりに熱く湿った肌に触れた。エルフには下着の概念が無いのか、或いはあのマセガキの趣味か。
 薄く毛の生えた秘部に、そっと指を挿し込んだ。

「んっ」

 微かな嬌声。指先で粘膜をなぞりながら、もう片方の手で乳房を愛撫する。

「ん…あっ、んっ…」
475 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/02/02(金) 22:24:34.63 ID:pyncTX5R0
「あんたのご主人は、今頃俺の奴隷とヨロシクやってるぜ」

「…」

 乳首を指で転がしながら、耳元で囁く。

「いつも、あんななのか? ここには、よく来てるのか?」

「…」

 俯いたまま、黙り込むエマン。

「初めてなんだろう? 主があんたを他人に貸し出すなんて、今まで無かったんだろう?」

「…っ」

 女は、黙って唇を噛んだ。
 俺は、膣に挿れた指で壁を強く擦った。

「んあっ……♡」

「やっと感じてきたか。あの若君は、褥の作法をまだご存知ないと見える。勿体無いことだ…」

「だっ、黙れっ! …あぁっ♡」

 乳首を抓ると、一際大きな声を上げた。

「お、お前の手で、快感など…っ」

「それなら、それでも良いさ。本当に嫌な時でも、女の股ぐらは濡れちまうんだ。こんな風にな」

 膣から抜いた手を、彼女の目の前にかざす。蝋燭の灯りを受けて、愛液がきらきらと糸を落とした。

「…そろそろヤろうぜ」
476 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/02/02(金) 22:25:29.59 ID:pyncTX5R0
「…」

 下の衣服を脱ぎ、女の身体をくるりとこちらに向ける。腰を掴んで持ち上げ、上を向いたイチモツの先端をあてがった。
 ゆっくりと、腰を下ろす。

「んっ…あ…あっ…」

 奥まで挿入ると、裸の背中に腕を回した。それにしてもこの女、背が高い。抱き合って座ると、俺の顔が相手の胸の辺りに来る。
 ___まあ、丁度良いや。
 目の前でぷるぷると揺れている桃色の乳首を、唇で挟んだ。

「はぁっ…あぁっ…♡」

 舌先で突っつくと、その度に膣穴が竦むように締まった。
 乳首を離し、その周りを舌でくるくると舐め回しながら、背を抱く手を片方外して、空いた乳房を弄る。

「ん、くっ…んぁっ♡」

 いつの間にかエマンは、両腕を俺の頭に回し、自分の胸に押し付けていた。密着した腰を、物欲しげに揺らす。

 ___おいおい、これが誇り高きエルフかよ? …いや、けなしてるんじゃないぜ。
 折角この世に生まれたんだ。簡単に死んだりしないで、愉しまなくちゃ損だろう。それこそ、こんな風にな。

「はあっ♡ はあっ♡ はっ」

 目と口元を蕩けさせて、エマンは喘ぐ。では、そろそろ期待に応えるとしよう。
 俺は彼女の引き締まった尻を両手で掴むと、ぐいと自分の腰に押し付けた。チンコの先端で、肉穴の奥をぐりぐり穿る。エマンが喉の奥で低い嬌声を上げ、膣壁をうねらせた。
 その腰をおもむろに持ち上げると、すとんと落とした。

「んあぁっっ♡♡」

 がくんと、女の肩が跳ねた。きゅっと締まったマンコの穴に、挿して、抜いて、挿して、抜いて、挿す。

「んあっ、まっ、待ってっ♡」

 切羽詰まった声を出しながら、エマンが俺の肩を掴んだ。引き離そうとするその手を掴まえて、俺は彼女を下に組み敷いた。
 怯えた目と、目が合った。

「や…もう、じゅうぶんあぁっっっ♡♡♡」

 どんと腰を突き出すと、エルフの身体ががくがくと震えた。どうやらイったようだ。
 なだめるようにゆったり腰を動かしながら、話しかけた。
477 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/02/02(金) 22:26:08.51 ID:pyncTX5R0
「主より先にイくのは初めてか? ……それとも、男にイかされるのも初めてか?」

「あぁっ♡ んっ♡ んんぅ…」

「いい気持ちだろう。息して動いてる奴らは、みんなこうするために生まれたんだぜ」

「うっ、あぁ…♡ はぁ、んっ…」

「あんたにも、考えがあるんだろう。好きにしろよ。果たすも、迷うも…」

「…っ、ひっ…ぐすっ…ううぅ…」

 いつの間にかエマンは、両手で顔を覆って咽び泣いていた。

「……ああ、好きにしろよ。ほら泣くな。泣く前に質問に答えろ」

「…ふぅーっ…」

 長い息を吐くと、手をどけて俺を見る。

「いい娘だ。…尻の穴でヤったことはあるか?」

「っ!」

 白い顔が、にわかに朱く染まる。経験アリってことだな。

「じゃあ、小便の穴は?」

「えっ?」

 今度はきょとんとする。

「良いだろう。教えてやる」

「教えるって、何を…ま、まさか……! やっ、やめっ、あっ、あ、ああっ!!」



 俯いたままちょこちょこ歩くエマンを連れて、元のあずまやに戻ってきた。

「よう、ただいま帰った」

 入り口の布をめくって、俺は凍りついた。
 そこにいたのは、部屋の隅に疲れ果てた顔で座るオルセルと、真ん中に座してにやにや嗤う若君と、その前に血塗れでうつ伏せに倒れて、動かないテストであった。
478 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/02/02(金) 22:48:15.40 ID:pyncTX5R0
 エマンの顔に、先程とは比べ物にならない恐怖が浮かんだ。

「ああ、帰ったか。エマンの肢体はどうだった」

「…」

 俺は何も言わず、テストの側に近寄った。

「…そいつがあまりに可愛らしい声で鳴くのでな。柄にもなく余も滾ってしまった。許せよ」

「おい、生きてるか」

「…ぅ」

 呼びかけに、テストの耳がピクリと動いた。右耳の先端が食いちぎられている。折角買ったドレスはズタズタで、服の体を成していない。
 俺は溜め息を吐くと、ぐったりしている彼女の体を抱き上げた。

「おお? 奴隷相手に、随分と優しいのだな?」

「ウチの犬ころが、粗相をしたようで」

 素っ気なく言うと、俺は若君に背を向けた。すぐ後ろに立っていたエマンは、呆然と自分の主を見ていた。

「では、これにて」

 あずまやから立ち去る俺たちを、オルセルは凄まじい形相で睨んでいた。
479 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/02/02(金) 22:49:15.05 ID:pyncTX5R0
今夜はここまで
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/02(金) 22:50:46.97 ID:SJoxCNX4O
>>471の選択肢が1立った場合はどうなったか気になる
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/02(金) 23:08:46.35 ID:O2WLvz700
乙ー
テスト一命は助かったっぽいが…
482 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/02/04(日) 20:25:33.93 ID:U2ZAcKJ60






「そんな…」

 ボロ布に身を包んだ背の高い女が、焼け落ちた建物の前で呆然と立ち尽くしている。中から出てきた数人の警察兵が、指揮官と思しき男に向かって首を振った。

「駄目です。中の方が酷かったです」

「台所に黒焦げの骨が…多分、二人分」

 彼らの会話に耳を傾けながら、密かに手の中の紙切れを広げて見た。もう何度も読んだ、この建物を示す住所だ。この親指ほどの大きさの羊皮紙を、男はあろうことか、細く撚って彼女の尿道にねじこんだ。そうして一人になってから、抜き出して広げて読むように言ったのであった。

「…」

 フードの下に隠された顔は、唇から顎にかけてが赤く染まっている。舌を噛んだわけではない。赤い果物を潰した汁に、指を小さく切って垂らした血を混ぜたものを塗りつけたのだ。その格好でベッドの上に横たわっていたところ、呼びに来た主の部下が仰天して、医者を呼びに走っていった。部屋の鍵を掛けることも忘れて。

 しかし、こうして抜け出してはみたものの、目当ての相手は焼け死んだ。一度脱走した以上、帰っても生きていられるかどうか。『互助会』から帰った後、彼女は狭い部屋に幽閉された。そうして主が求めたときだけ、監視役の兵とともに部屋を出ることを許されたのであった。
 本当なら、自分は既に死んでいるはずだった。エルフとして生きていることを許されないだけの屈辱を、もう数え切れないほど受けた。しかし、こうしてここに忍んできたのは、あの日初めて目にした、主の隠された残忍さに、今までの忠誠への疑問が生まれたのと……そして、どういうわけか、もう一度あの男に会わずにいられない、そんな気がしたからだ。
483 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/02/04(日) 20:45:51.95 ID:U2ZAcKJ60
「まあ、火の不始末だろうなぁ。気の毒に」

 焼け跡に背を向けた。もう、ここにいる意味はない。逃げよう。そうして、誰もいない場所で…

「もしもし」

「っ!?」

 突然、目の前から声が飛んできた。はっと顔を上げると、白いブラウスに茶色いズボンをサスペンダーで吊り、ぶかぶかの帽子を目深に被った小柄な女が、こちらを見ていた。

「あ、あなたは…」

「そろそろ来る頃だと思ってましたよ」

 女は、帽子のつばを小さく持ち上げ、僅かに顔を晒した。

「!」

「さあ、行きましょう。所長が待ってますよ」

 そう言って、女は…ワーウルフのテストは、屈託のない笑みを向けた。
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/04(日) 20:48:57.17 ID:mRGovjDk0
遂に「偽装屋」として動き出したか
485 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/02/04(日) 21:37:50.97 ID:U2ZAcKJ60


「なあ、本当に仕事を果たしたんだろうな…?」

「うるせえな、静かに待ってろよ」

 広げた羊皮紙に書き物をしながら、俺は悪態をついた。
 ここは、例の肉屋の2階だ。そして向かいに座ってそわそわしているのは、俺にオルセルとのコネを作るよう依頼していた新米奴隷商人だ。
 書き物に一段落つけたところで、下から声が聞こえてきた。

「旦那、お嬢さんたちが帰ってきたぜ!」

「おう、こっちに上げてくれ」

 しばらくして2階に上がってきたのは、いつもの服装のテストと

「…!」

 ボロ布を体に巻き付けたこの間のエルフ、エマンだった。

 ___さて、ネタバラシといこうか。
 エマンの主、ソーヤとヤりながら、テストは覚えたての商売魂を発揮してしまった。付け焼き刃の手練手管でもあのがきんちょには効いたようで、彼女はとんでもない秘密を聞き出してしまった。慌てたのはオルセルだ。後で述べるが、聞かれるとマズい秘密を聞かれてしまった奴は、テストの口を封じようとした。だが、すんでのところで思い留まった。何しろ、そこは奴隷市場。そこで人を殺せば、あの奴隷商人が何と言うか分かったものじゃない。そこで、あえて半殺しに留めて、せめてテストから俺に情報が渡らないように図った。
 …ここまでが、帰り道でテストが俺に語ったところ。これを聞いた俺は、すぐに帰宅を止め、代わりにこの前知り合った肉屋に押しかけた。そうして肉屋のオヤジに事の次第を話すと、テストを2階に寝かせて自分はゴミ捨て場から豚の骨を漁り、それを持って一人で事務所に帰った。そこから先はお察しの通り。台所に骨を、できるだけ人間の形っぽく並べ、かまどに油をぶちまけて火を放った。
 多分、早くてあの夜には、暗殺者が事務所に来ていただろう。ただの女なら拷問で十分だろうが、腐っても探偵の助手だ。情報に関する考え方は、素人とは違う。オルセルが俺たちを見逃すとは思えなかった。

 テストはエマンを空いている椅子に座らせると、自分は靴を脱ぎ、部屋の隅のベッドに倒れ込んだ。こうして働いていたが、まだ彼女の怪我は治っていない。すぐに寝息を立て始めた彼女の頭から帽子が外れて、床に落ちた。その下に現れた茶髪の頭には、耳が無かった。齧られた犬の耳なんて目立ってしょうがないと考え、肉屋に頼んで切り落としたのだ。ちなみに、オルセルが勘違いすればいいと思い、耳は骨と一緒に事務所に置いてきた。
486 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/02/04(日) 21:38:36.20 ID:U2ZAcKJ60
「こ、この女は…?」

「先に、金だ」

 俺は、男の前に請求書を置いた。それを見た彼の顔色が変わった。

「ど、どういうことだ!? 桁がまた上がってるじゃないか!」

「良いか。正直に言うが、分隊長とのコネクションは諦めろ」

「なっ!? それじゃあ契約は」

「だが!」

 机をどんと叩くと、男は竦み上がった。

「…それ以上のネタを用意した。上手くやれば、お前は王国から奴隷の専売権を得られるどころか、爵位すら貰えるだろう。しくじれば…」

 男。テスト。エマン。交互に見て、続ける。

「…ここにいる、全員が縛り首だ」

「…っ」

 ごくり、生唾を呑む音。俺は、エマンの肩に手を置いた。

「!」

「この女は、オルセルが奴隷商人から買った奴隷だ」

 そう言って、頭を覆う布を外す。男は息を呑んだ。

「…エマン」

 エルフの蒼い目を、じっと見た。

「ここに来るには、相当骨を折っただろう。だが、それでもあんたは来た。……『そういう』ことで、良いんだな?」

 俺の問いかけに、エマンはしばし逡巡して…やがて、小さく頷いた。

「オルセルは、自分のために奴隷を買ったんじゃない。このエルフは、王国の第9王子ソーヤへの贈り物だ。……近い内に自分が起こす、謀反の旗印を引き受けさせるためのな」
487 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/02/04(日) 21:39:22.40 ID:U2ZAcKJ60
「なっ、なんだと!?」

「よし、これでお前は俺たちと一蓮托生だ。…9番目の子なんて、王位からあまりに遠い。そして一介の分隊長が、荒れてもない国をひっくり返そうったって、誰にも支持される訳がない。だからオルセルは、手前の謀反の大義名分をソーヤに求めたんだ。代わりに王位を約束し、美しい性奴隷まで与えた。お先真っ暗だった齢13のガキは、そりゃもう有頂天だったろうよ」

 ここでエマンを見る。彼女は俯いて、唇を噛み締めていた。

「だが、分からねえ。…エマン。誇り高きエルフが、なぜあんな奴に忠誠を誓っていた?」

 後ろに立って、両手を肩に置く。エマンの身体から震えが引くと、彼女はすっと顔を上げた。

「…人間が、森を拓く時。木を切り倒す時。動物の肌に、鉄の刃を立てる時。我々エルフは、共に痛みを感じていた。全ての生けるものは、みな一つだからだ」

「…」

 胡散臭げにエルフを見る、依頼人。構わずエルフは続ける。

「命を繋ぐためならば仕方ない。だが、明らかにやりすぎだ。だから、我々は反逆するのだ。だが、どれだけ血を流そうと…どれほどの同胞が、土に還っても、人間はそれを理解しない!」

 血糊で汚れた白い肌を、涙が伝った。噛み締めた唇からも、血が流れている。

「…ソーヤ様は。あの方は、それを心から理解された。そうして、人と自然が、真に共存する世界を作ると、そうおっしゃってくださった。だからこそ、一度は奴隷の屈辱に甘んじようと、あの方に尽くして…いずれ妻となり、共に…とも、に……」

 そこまで言って、エマンは泣き崩れた。
 気の毒に。信じた主は、権力が欲しいただの下種野郎だったってわけだ。それも、モノの理屈を呑み込む前の子供の時点でこれだ。よく子供の悪事は大目に見ろ、改心するからと宣うやつがいるが、度が過ぎればそれは生まれながらの悪だ。

「分かったか」
488 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/02/04(日) 21:43:23.77 ID:U2ZAcKJ60
「…」

 おずおずと、男は頷いた。

「これは」

 先程書いた書類を、男の前に差し出した。

「オルセルが奴隷商人から、剣奴を大量に仕入れたことを示す決定的な書類だ」

「えっ? それは今ここで書いた」

「どうせ似たようなのをどっちかが持ってんだよ。誰が書こうが一緒だ。こいつが偽物であることを証明するには、『本物』を出すしかねえんだ」

「む、無茶だ!」

「無茶だと思うかよ?」

 ニヤニヤ笑いながら、俺はその横に一枚の手紙を置いた。
 それは、この間届いた『互助会』の通知であった。比べて読んでいく内に、男の息が荒くなってきた。

「う…嘘だろ…ひ、筆跡が」

「よく似てるだろ。ちゃあんと『研究』してるんだぜ。後は」

 書類の最後に、一つの署名。今度は、泣き止んだエマンが驚く番だった。

「! ソーヤ様の」

「あいつ、相当独占欲が強いんだな。ご丁寧にテストのケツに、ナイフの先で落書きしやがった」

 インクが乾くのを待って、丸めて男に差し出す。

「いいか、告発の対称はソーヤ王子だ。オルセルは口が堅いだろうが、あのガキなら親父にどやされればすぐにゲロる。それまでは王族を告発するお前の命も危なかろうが、首謀者がオルセルと分かれば話は別だ。オルセルは処刑、ソーヤは…いいとこ幽閉だろうな。そしてお前さんは、国を救った英雄として感謝されるって寸法だ」
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/02/04(日) 21:49:53.37 ID:vPafhU19o
獣耳っ娘の耳の分の罪は重い
490 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/02/04(日) 22:03:47.43 ID:U2ZAcKJ60
「だ、だが…何で、俺のために」

「お前のためじゃねえよ」

 俺は、鼻を鳴らした。

「これは、調査の途中でたまたま掴んじまった秘密だ。こいつで商売しようとした時点で、俺は探偵失格なんだよ」

「じゃあ、何で」

「ムカついたからだよ」

 ベッドにうつ伏せに倒れ、死んだように眠るテストに、視線を向ける。

「…何が『滾ってしまった』だ。拷問は拷問だろうが、半分はテメエの趣味じゃねえか。『俺の』女を、キズモノにしやがって」

 溜め息を吐き、視線を戻す。

「だから、これが最後の仕事だ。俺たちは廃業して、今日にも田舎に引っ込むとするぜ」

 ここでふと、エマンの方を見る。

「…ついてくるよな?」
491 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/02/04(日) 22:13:42.48 ID:U2ZAcKJ60


「いやー、面倒事に付き合わせたってのに、何から何まで済まねえな」

「良いってことよ」

 幌馬車の荷台から声をかけると、御者台に座る大男が応えた。

「俺も、旦那には色々世話になってるからな。できるなら力になりてえんだ」

 と、長い息を吐く。

「……本当は、俺は静かに肉屋がやりてえだけなんだ。銃を発明したのも、ガキの頃に食った鳥の味が忘れられなくてよ。だが、遮二無二頑張ってたら、いつの間にかおかしな事になっちまってた。旦那が助けてくれなきゃ、いつ店仕舞いになってもおかしくなかった」

「…」

「ま、旦那が引退しちまうのが寂しいが、しょうがねえわな。美味い肉が食いたくなったら、いつでも言ってくれよ。飛んで行くぜ」

「ああ、ありがとな」

「…所長?」

 隣で小さくなっているテストが、声をかけた。

「もう所長じゃねえよ。…お前も気の毒にな。尻尾の次は、耳までなくしちまった。…おい、聞こえるか?」

「聞こえますよ。と言っても、遠くの音は殆ど聞こえなくなっちゃいましたけど」

「ああ、可哀想なワーウルフ。彼女の真の姿は、もはや彼女の心の中だけ…」

「もう。…命には代えられませんからね。お肉屋さんが上手に切ってくれたお陰で、あんまり痛くないです」

 俺はひゅっと口笛を吹いた。よく考えたら、出会ってまだ数ヶ月しか経っていないというのに、もうすっかり図太くなったものだ。元々の性質なのだろうか。
 反対側で、今にも吐きそうな顔をしているエマンに顔を向ける。

「…大丈夫か」

「だ、大丈夫、だ……ぅぷ」

「あらら、流石に生肉を運ぶ馬車はキツかったですかね」

「もはや、エルフとしては生きていけぬ身…こ、このくらい、耐えねうっ」

「駄目そうだな。おいテスト、何か袋は……無いよな。仕方ねえ」

「どうするつもりですか?」

 不安げに俺を見るテスト。俺は、ニッと口角を吊り上げた。

「もう大体分かってるだろうが、俺はアンダーグラウンド育ちだ。…ドブネズミ流のゲロの始末方法ってのがあってな。そこでは、食い物が貴重で、どんな形であれ粗末にできなかった。だから、人の食い物も…もう『食った』物も…」

「ま、まさか…」

 青褪めるテスト。俺達の会話が聞こえてか否か、エマンはいよいよ息が荒くなる。

「おい、吐くときは言えよ。俺が飲んでやる」

「! 馬鹿か!? そんなこと、させられっ、うっ、あ゛っ…」

 咄嗟に両手で口を押さえる。その手を引き剥がす。固く閉ざされた口を、口で覆う。テストが目を逸らす。そして_____

………

……



 
492 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/02/04(日) 22:37:04.37 ID:U2ZAcKJ60


 オルセルは処刑された。刃物で命を奪われるのは戦士の名誉なので、斬首ではなく溺刑となった。これは縄で身体を縛り、そうして城の前の堀に、首だけがぎりぎり浸かる高さで吊って放置するというものだ。体力のあるうちは身体を曲げて水から逃れられるが、やがて疲れると頭が沈んで溺れ死ぬ。その間、民衆からは石を投げられる。見せしめも兼ねているのだ。
 見立て通り、ソーヤは処刑を免れた。腐っても王族なのと、あくまで看板に過ぎなかったこともある。結局奴は、それまでエマンを閉じ込めていた部屋に死ぬまで監禁されることとなった。

 最も、これはだいぶ後で知ったことだ。ことが進む間、俺達がしていたことと言えば…

「んっ♡ んっ♡ ほらっ、もっと♡ もっと突いてっ♡」

「はっ、おいっ、ちょっ、ちょっとは、休ませろっ」

 半分くらいしか勃っていない肉棒に跨って、テストは激しく腰を揺する。

「もうっ…『ヒトの精子でワーウルフを孕ませられるか試す』って、そっちが言ってたんでしょっ…♡」

「だが、もう2回は出して…っ、サカリのついた犬かよ……犬だったッ!」
493 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/02/04(日) 22:37:33.15 ID:U2ZAcKJ60
 その時、寝室のドアが勢い良く開いた。

「おい、うるさいぞ!」

 顔を真っ赤にしたエマンが、ドスドスと割り込んでくる。

「ああ、丁度良かった。このバカ元犬を何とかして」

「エマンさぁん…」

 突然、テストが媚びるような声を発した。

「な、何だ」

「エルフとヒトって、子供を作れるんですかねぇ…?」

「っ!」

 ビクリと、エマンの肩が震える。俺は、嫌な予感がした。

「…試してみません?」

「……そう、だな」

 重々しく頷くと…エマンは、木の葉でできた服をするすると脱ぎ始めた。
 ……ちくしょう。いつ見ても、素晴らしいおっぱいだぜ…

「…あっ、おっきくなった」

「そ、そうか…疲れていても、私の身体で欲情するか…ふ、ふふ」

「ちぇ、悔しいなぁ。…エマンさん、しっかり濡らしましょうね。今ならこの人の口が空いてますから」

「では遠慮なく。……ったく、尿の穴に物を突っ込みおって。お陰であれ以来、花を摘むたびに、身体がうず…な、何でもないっ!」

 くそっ、これじゃあどっちが奴隷かわかりゃしねえ。

「……でも、ま、いいか」

 危ないが実入りの良かった探偵は辞めて、地味な農業生活になっちまったが。こうして女を抱きながら、呑気に暮らすのも悪くない…
 俺は密かに笑いながら、鼻先に突きつけられたエマンの膣穴をぺろりと舐めた。
494 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/02/04(日) 22:38:45.23 ID:U2ZAcKJ60
今夜はここまで

次の主人公に移るのと、もうしばらくこの世界線で短編を書くの、どっちが良いですかね?
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/04(日) 22:50:16.48 ID:C6Tytv0G0

もう少しテストとエマンとの生活が見たい
短編1回やって次の主人公がいいな
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/04(日) 22:58:01.56 ID:Z2vCD7BV0

もうちょっとだけ短編希望
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/04(日) 22:59:54.52 ID:GKNPfEyNO

同じく短編希望
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/04(日) 23:01:22.39 ID:2zLWkkuxo
お乙
たがもう少しこの周の余韻に浸りたい
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/02/04(日) 23:08:07.54 ID:vPafhU19o
まだテスト達を見たい
ただ幸せなものに限るけど
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/06(火) 10:36:32.80 ID:O4KvZ2ypO
移るとしても先に主人公の案を出してから皆んなで決めたりしたい
次はあまり殺伐としてないのを希望
501 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/02/10(土) 20:38:48.61 ID:bJZE/S4oO


 しばらく一緒に暮らして、分かったことがある。
 まず、これは既に分かっていたことだが、テストはかなり図太い性格をしている。故郷を失い、家族を失い、尻尾に加えて耳まで失ってもなお、コイツはケロッとして生活している。買ってきた時の気弱そうな態度が嘘のようだ。
 そんなテストが、一度だけ豹変したことがある。まあ、聞きたいなら詳しく話そう。

 それから、エマン。初めて抱いた時からやけに聞き分けが良いなとは思っていたが、少し見ていて確信した。コイツはそもそもエルフに向いてない。
 前にも言ったが、エルフと言う生き物は破滅願望でもあるのかってくらい命の扱いが軽い。それよりも遥かに、種族としての誇りを大事にする。ところがコイツは、確かに誇りを大事にしようとは思っているのだろうが、それ以上に快楽に弱い。恐らく、あのガキんちょにケツ穴穿られた上で生きていられるのは、エルフではコイツくらいのものだろう。
 ただ、本人もそれは気にしているようだ。ある日、エマンが何も言わず1日家を空けたことがある。後で聞いた所によると、エルフの住処に戻ろうとしたらしい。


↓ 22:00まで多数決 どっちから見たい?
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/02/10(土) 20:42:33.03 ID:gH/5oRsH0
エマン
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/02/10(土) 20:43:33.43 ID:BE2OU8Zeo
テスト
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/02/10(土) 20:45:20.98 ID:gH/5oRsH0
これって同票だったらどっちも見れたりしないだろうか……
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