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【安価】愛玩奴隷を買うことにした
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505 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/02/10(土) 20:47:32.54 ID:1T4zPh7U0
テスト
506 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/02/10(土) 20:49:34.80 ID:fWLWbRg90
エマン
507 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/02/10(土) 20:51:22.26 ID:mO9J8iYDO
テスト
508 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/02/10(土) 21:01:53.77 ID:UCl96Ijb0
順番の問題なんで、最終的にはどっちも書きます
509 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/02/10(土) 21:10:52.31 ID:aQTIY1a50
テスト
510 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/02/10(土) 21:48:52.45 ID:CdjTMrhRo
テスト
511 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/02/16(金) 21:57:06.30 ID:FNvhxsZ/0
ああ、テストの話からだな。
それは、丁度今の家に落ち着いた頃のことだ。
…
「…ん」
ふかふかのベッドの上で、俺は目を覚ました。いやあ、金があるってのは良いものだ。田舎なら比較的安くで家も買えるから、家具にもこだわれる。特に、寝床は大事だ。折角物騒な仕事から離れて、好きなだけ寝てられるんだ。良い布団でゆっくり過ごしたいからな。
…それにしても、今朝は冷える。どうやら、寝ている間にシーツを足元まで蹴ってしまったようだ。どれ、布団を掛けなおしてもう一眠り…
「…」
「…うおっ!?」
いつの間にか、テストが俺の上に跨っていた。布団がどかされていたのはこいつのせいか。と言うか、服着てないし、俺の服まで全部脱がされてるし…
「あ、起きました?」
ケロッとした顔で宣うテスト。
「大丈夫ですよ、畑の草むしりはやっておきましたから。ていうか、起きるの遅いですよ。もう日が上っちゃいましたよ」
「いや…」
俺は頭を抱えた。
「どうした? 何か、嫌なことでもあったか?」
すると、テストの眉がピクリと動いた。口元を歪めて、無理矢理笑顔を作ると、言った。
「…別に。ただ、今日はそういう気分なので。今日一日は、ずっと私を抱いてください」
「ああ……ん?」
今日一日は、だと?
「…とりあえず、朝飯食ってもいいかん゛っ!?」
いきなり、テストが俺の口に噛み付いてきた。
「ん゛ーっ! ん゛ーっ?!」
キスと言うよりは口移しに近い勢いで舌を動かし、唾液を流し込んでくる。
しばらくして口を離すと、彼女は言った。
「唾とかならありますけど」
「げほっ、げほっ……クソッ、そういうことか。今日は意地でもベッド上から放さねえと…」
「聞き分けが良くて助かります。…」
そこまで言うと、不意に口を閉ざす。それから目を細めてこちらをじっと見ると、やがてぽつりと言った。
「…それとも、食べたいなら、良いですけど」
それからいきなり、自分の指を口に咥えた。それから歯を立てて
「っ!!?」
慌てて、俺はその腕を掴んで引き離した。
「おい馬鹿、やめろ」
「良いんですよ。尻尾も耳も、生きるために捨てたんですから。今更指くらい」
512 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/02/16(金) 21:57:58.44 ID:FNvhxsZ/0
「…」
そう言うテストの目は、完全に据わっている。俺は、こいつの行動の趣旨を雑に理解した。理解したところで、俺は彼女の肩を掴んでごろりと寝返った。
「きゃっ」
さっきまでと一転、下に組み敷かれたテスト。その両脚をぐいと広げると、濡れてもいない穴に朝勃ちのイチモツを乱暴に突っ込んだ。
「痛っ…何するんですか」
「こういうのは、質より量だ。いいからさっさと股濡らせ」
言いながら、ゆっくりと抽迭を始めた。乾いた肉壁が擦れると、テストは呻き声を上げた。
「あ゛っ…いだっ…」
「股を、濡らせ」
腰を動かしつつ、片手で陰核をつまむ。
「んんんんっ……♡」
「温まってきたな…」
滑りが良くなって、腰の動きも速くなってきた。朝一なのもあり、俺は早くも一発、出したくなってきた。
___いや、やろうと思えば我慢はできるぜ?
「んっ♡ んっ♡ あっ、んんっ」
「おい」
「はっ、んっ♡ んん……なん、ですかっ」
「朝飯まだだろ」
「えっ、ええっ…」
俺は、腰を引いてイチモツを抜き、テストの鼻先に突きつけた。
テストは何も言わず、頭を持ち上げてそれを深く咥え込んだ。
「残さず飲めよ……っ」
起きがけ一発目の精液を、舌でねちゃねちゃとこねくり回しながら飲み込むテスト。全部腹に収めて口を離そうとするのを、両手で押さえつけた。
「んー、んー?」
「ついでに、便所にも行ってねえからな」
「!」
さっと、女の顔が青褪める。両手で俺の腰を掴んで、もぞもぞと揺する。嫌と言うわけではなさそうだが、どうにも踏ん切りがつかないようだ。
まあ、そんなことはどうだって良い。
「貴重な水分だぞ。こぼすなよ。……」
「まっへ、まら、ここーおんーいあ……あ゛っ!? お゛っ…ん゛っ…ん゛ぐっ…」
513 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/02/16(金) 22:13:47.56 ID:FNvhxsZ/0
ようやく解放されたテストは、もういつもの顔に戻っていた。
やれやれ。どさくさに紛れてベッドから降りようとすると、肩を掴まれた。
「…おい、もう満足したろ」
「何言ってるんですか。今日一日はベッドから出ないって言ったでしょ」
「マジで?」
「マジで」
じっと目を見る。もうあのキチガイじみた目はしていない。してはいないが…
俺は、溜め息を吐いた。それからテストの脚の間に体を移し、股ぐらに顔を突っ込んだ。
「こ、今度は何ですか。早く、おちんちんくださいよ」
「馬鹿、お前ばっかり腹満たしてんじゃねえ。俺にも飲ませろ」
そう言うと、両手でマンコのヒダを広げた。とてつもない昔のことに思えるが、『互助会』なんてつい数日前の話だ。丹念に剃った肌には、まだ少しばかり毛先が覗いているだけだ。
「ええ…おしっこで良いですか?」
「他に何か出せるのかよ」
それだけ言って、俺はぱっくり開いた穴に口を付けた。さっきのセックスの余韻で、膣穴はまだじとじとに湿っている。その周りを舌先で探ると、ひくひく動く小さな別の穴に当たった。じわり、塩辛い液体が染み出した。
「ほ、ほんとに良いんですね? いきますよ……っ」
小さく息むと、熱い汁がその穴から勢い良く噴き出した。
朝一の小便は、味も臭いも濃い。おまけに勢いも強いから、俺は飲み下すだけで精一杯で、とても味わうどころではなかった。
「んっ……んっ♡」
軽く吸ってやると、テストの口から色っぽい声が漏れた。飲みきれずこぼれたやつの他に、熱い液体が顎に垂れた。
「んっ、あっ……はぁ」
どうやら、全部出し切ったようだ。放尿が止まると、テストはくたっとベッドに倒れた。
「躊躇なくいきましたね…」
「慣れてるからな」
テストは、呆れたように喉の奥で笑った。
「どんな人生送ってきたんですか」
「何でも口に入れたよ。ゲロも、小便も、ウンコもな。お陰で飢え死にせずに生きてる」
「はいはい、参りました」
514 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/02/16(金) 22:14:17.44 ID:FNvhxsZ/0
今夜はここまで
515 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/02/16(金) 22:15:28.61 ID:brdH6Mbx0
乙
このあとの展開が気になりますね
516 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/02/16(金) 22:33:04.04 ID:usRd4vAJ0
乙乙
517 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/03(土) 22:30:45.61 ID:WBkX+FOm0
…
「んっ♡ あんっ♡ んっ」
「勝手にトんでんじゃねえっ、ほらっ、出すぞっ!」
「あっ、ああっ、あっ…あぁんっ♡♡」
3回目の膣内射精。もうテストの子宮はキャパオーバーで、出した側から溢れてくる。それでも、腹の中でヌルく渦巻く液体を、テストは満足げに受け取った。
「はぁ…はぁ」
流石に疲れ果てて、俺は彼女の上に倒れ込んだ。丁度目の前に来た乳首を咥え、ちゅぱちゅぱとしゃぶってみる。当然、乳なんて出ない。腹が減った…
テストは、くすぐったそうに笑った。
「吸っても出ませんよ」
「出せよー…腹が減ったよぉ…」
「出ませんってば。赤ちゃんもできてないのに」
「じゃあ孕めよ…」
何気なく言った瞬間、顎の下でテストの身体が強張った。顔を上げると、彼女はよく分からない顔で俺を見ていた。
「…何だよ」
「ワーウルフは、人間と交われませんよ」
「知ってるよ」
偉い学者先生によると、人間はサルから進化したらしい。狼から進化したワーウルフ相手では、そりゃ子どもなんてできないだろう。
テストは、目を細めた。
「…分かってるなら、良いです」
「欲しいのか?」
「…」
518 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/03(土) 22:31:36.47 ID:WBkX+FOm0
彼女は、黙ったまま少し考えて…やがて、首を横に振った。
「もう、諦めてますよ」
「俺から離れる気は無いんだな」
「それもですけど。ワーウルフの寿命って、長くて50年位なんですよね。おまけに、尻尾を切ったら10年、耳を切ったら5年ずつ、寿命が縮むそうです」
「おいおいおい…」
俺は身体を起こした。
「じゃあ何だ、あと残りの人生10年無いってのか」
「だから、自分のことで精一杯ですよ」
そう言ってテストは、淋しげに笑った。
「あ、安心してくださいね。寿命は短いですけど、見た目はあんまり変わらないので。死ぬ時までこの顔のままですよ」
「…」
相変わらず薄らぼんやりだが…さっきよりは、少しはこいつの行動原理が分かった気がした。今日、いきなりこんな行動に及んだ理由も。
「…そうかい」
だから、俺はもう何も考えないことにした。
一息ついて、少し体力が戻った。萎びたチンコをテストの腹にこすりつけると、すぐに硬くなってきた。漏れ出た精液のこびりついた膣口に先端を押し当てると、彼女は身を震わせた。
「んっ、あぁぁ…」
519 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/03(土) 22:32:04.55 ID:WBkX+FOm0
「オボコだったのが、嘘みたいだな」
「所長が、上手なのがいけないんですよぉ……あんっ♡」
ずるり、根本まで滑り込む。そのまま、ゆっくりと腰を振る。
「ふとくてぇ…かたくて…あっつくてぇ…っ♡」
「お前、俺以外じゃ…あのクソガキの、皮被りしか、知らねえだろ」
「んふ、バレちゃいましたぁ…んっ♡」
腰の動きが、少しずつ速くなっていく。
「んっ、あっ…わっ、私が、死ぬ時も…こうして、んっ、抱いてて…くださいね…あっ♡」
「何だよ…それっ!」
強く突き込むと、彼女の腰が跳ねた。
「ふわふわって…んっ…気持ちよくって…そのまま…」
「何だよっ…馬鹿かよっ…」
熱く火照った肉が、ビクビクと震えてきた。膣内がうねって、俺のモノをしごく。
「ばかだからぁっ! ばかでいいからぁっ♡ あんっ♡ あっ、あっ、いっ」
ずん。
突き刺した肉棒に、女の膣内がぎゅっと竦み上がった。
「んああぁっっ…♡♡♡」
「うっ…」
たまらず、俺も射精した。
520 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/03(土) 22:32:42.06 ID:WBkX+FOm0
互いに股ぐらが脈打つのを感じながら、俺は溜め息を吐いた。
「馬鹿が…忘れてるだろうが、お前は俺に買われた奴隷だからな…」
「何言ってるんですか」
テストが、ふふんと不敵に笑んだ。
「『俺の女』って、言ってたくせに」
「! 聞いてやがったのかよ…」
腰を引くと、臭い精液と一緒にへろへろのイチモツが抜けた。もう向こう1ヶ月は勃つまい。
「…はっ、言っとくがお前と違ってエマンは俺の奴隷じゃねえからな。美人だし、身体も良いし、教え甲斐がある。お前とヤるのも、これで最後かもな」
「それは駄目ですよ…」
言いながら、テストはむくりと身を起こした。俺の腕を引っ張って仰向けにすると、その上に跨った。締まりきらないマンコから、ぼたぼたと汁が俺の腹に垂れている。
その入り口を、両手で更に押し広げた。
「少なくとも、私の目が黒いうちは…」
俺の顔をじっと見下ろしながら、不意にふっと息んだ。
「んっ……あぁ」
___ぷしゅっ じょろろろろ……
「はぁ…私の、ものですからね…」
おっぴろげた股ぐらから、俺の顔めがけて『マーキング』するテスト。熱くて塩辛いそいつを、俺は瞬きもせずに受け止めた。
521 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/03(土) 22:33:11.12 ID:WBkX+FOm0
テスト編はここまで
522 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/03/04(日) 02:20:47.67 ID:703eluNMo
いい…
523 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/04(日) 02:53:03.80 ID:sKjM7leO0
最高だぁ…
524 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/04(日) 09:14:56.97 ID:+mdziuwno
乙
寿命10年縮むの承知の上で切り落とした奴隷商がいるらしい
525 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/06(火) 23:53:49.98 ID:oX5me+4u0
…
……
………
「___やれやれ。今回のことは、私どもにとっては手痛い教訓となりました。やはり、良いものは高く仕入れて、より高く売るに限ります。仕入れ値をケチるべきではありませんでしたね。お陰で、折角のエルフの安定供給ルートを逃してしまいました」
「ど…どこから入ってきた、奴隷商人!?」
不貞寝から起きた姿勢のまま、ソーヤはこの侵入者に向かって叫んだ。
それを意にも介さず、奴隷商人は独り言のように続けた。
「専売権も失い、一転して私は国賊です。やれやれ、ここも離れなければなりませんね。……その前に」
ここで、男は初めて気付いたように、ソーヤの方を見た。
「……ええ。私どもの商売は、信用が大事です。お客様の期待に応えることは必要ですが、こちらの立場を守ることも必要です。ええ、有り体に言えば……」
突然、男の声が低くなった。
「……ナメられちゃ、お終いなんだよ」
「ひっ」
竦み上がる少年。次の瞬間、その目が、男の背後に釘付けになった。男と同様に、突然この密室に現れたのは
「エ…エマン、帰ってきたのか」
「ソーヤ様…」
美しいエルフの女は、悲しげな目でかつての主を見つめる。
「あんなに、優しかったのに…私を奴隷扱いせずに、大切にしてくださったのに…」
「私どもの敷地で、私どもの『商品』に傷を付けられては困ります」
「あ、あれはもう、あの私立探偵の」
526 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/06(火) 23:54:18.04 ID:oX5me+4u0
「一緒だろうがよぉ!!」
突然、男が大声で怒鳴った。
「ひ…ぁ…」
ベッドから転げ落ちるソーヤ。そちらへ、男とエマンはゆっくりと近付いていく。
「人のモノを壊しちゃいけません、って、パパから習わなかったのか、えぇ? 王子だろうがなんだろうがルールは守れよ! 他人の奴隷に血を流させてはいけないって、テメエの子守に言っただろうがよぉ!!」
「ゆ…許して」
「ソーヤ様」
今度はエマンが口を開いた。
「私は…悲しいです。貴方の言葉が嘘であったなら、私はもう、奴隷に戻るしかない。エルフ族の誇りは、とうに取り戻す機会を失った。しかし、もう死ぬ勇気すら残されていない…」
言いながら、おもむろに懐から鋼の短剣を抜いた。
「な…何を」
「いっそ汚れるなら…貴方の血で」
「や、やめろ!」
後じさるソーヤに、エマンが迫る。
やがて、少年は壁際に追い詰められた。
「この部屋で朽ちるばかりの貴方を、今ここで解き放つ罪を…私は、背負おう」
「やめろ! やめろやめろやめろ!」
立ち上がろうともがくが、腰が抜けてしまったようだ。じたばたと足掻くソーヤは、奴隷商人を見た。
「どっ、奴隷商人! お前の所の女だろうが! 止めさせろ!」
「テスト」
「…?」
「あれは哀れな女でした。故郷で帰りを待っていただけなのに、兵士に捕らえられ、尾を切り落とされて。『互助会』で見かけた時、彼女の目が輝いているのに驚きました。きっと、あの私立探偵が良き主となってくれたのでしょう。……そうと思えば、それが物言わぬ骸のように、彼の腕に抱かれていた」
短剣を振り上げるエマン。それを、男が静止した。
「…今、ここで謝罪を口にすれば、この国を去る前に、私が彼らにその言葉を伝えましょう」
「!」
少年の目に、希望の光が灯った。
「す…済まなかったと…今の余には、もはや如何ともしがたいが…心の底から詫びたいと…」
「良かった」
初めて、奴隷商人が笑った。
気が抜けたように、ソーヤも笑った。
「その言葉が欲しかった。それさえあれば、私も貴方を許すことができる」
「そ、そうか……ははっ」
それから…不意に男は目を細めた。
527 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/06(火) 23:55:53.50 ID:oX5me+4u0
「……では、死ね」
528 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/06(火) 23:56:49.27 ID:oX5me+4u0
「え?」
間抜けな顔で聞き返す少年。
その肩に、刃が突き刺さった。
「あ…」
「来世に活かしてください。貴方の生涯は、今日で終わりですので。……クラリス」
女が、剣に力を込めた。
「い、あ、あ…ああああああっっっ!!!!」
529 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/06(火) 23:57:21.07 ID:oX5me+4u0
今夜はここまで
530 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/03/10(土) 01:02:30.80 ID:bUxwQEl6o
おつ
531 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/11(日) 09:33:10.66 ID:vGl/XDEro
乙
532 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/11(日) 17:22:26.68 ID:Dl2CVOlg0
………
……
…
「……くっ」
胸に走った鋭い痛みに、エマンは目を覚ました。
「ソーヤ、様…」
彼女は、直感した。かつての主の絶命を。
エルフ族の者は、他の生命の機微に敏感だという。人間が木々や獣を害する時、共に痛みを感じるというのは、他ならぬ彼女自身の弁だ。
今、彼女は自らの主…今は囚われて、幽閉されているはずのソーヤの死を感じていた。
それと同時に、未だ己に、エルフ族としての力が失われていないことも実感していた。
「私…は」
高貴でもない男の下で、密かに暮らす日々。それは良い。人間の貴賤など、エルフには関係がない。慎ましい生活も、寧ろ望ましいものだ。
だが…この、整いすぎた住居は、エルフには贅沢に過ぎる。そして何より、気まぐれに交わされる男との情交。思い出すだけで、生きているのが恥ずかしいほどの屈辱を受けた、はずなのに…
「……やり直せる、だろうか」
口に出して、呟いた。ベッドから降りると、木の葉を編んだ服を身に纏った。これが、エルフとしての最後の矜持だった。
別の部屋で眠る、あの男のことを一瞬、思い浮かべる。それから彼女は、そっと家を抜け出した。
…
「おい、エマンを見なかったか」
収穫したジャガイモを石臼で挽きながら、俺は尋ねた。挽く前の芋を水とタワシで洗っていたテストは、首をひねった。
「知りませんよ。夕べは『寝て』ないんですか?」
「いんや、独りだった。…」
朝飯前の、これから日が昇ろうという時間のことだ。当然、台所で顔を合わせることもないが、エマンはいつも、誰より早起きして畑に出ては、雑草を抜いたり虫を追い払ったりしている。
「…ま、いいか」
俺は鼻を鳴らすと、細かく挽き潰した芋を枠に張った帆の上に広げた。こいつを天日干しにして更に細かく挽くと、ジャガイモの粉末になる。海に面した三角州に建てられた王都なんかでは農業ができないので、こいつは貴重な栄養源になる。要は、それなりの値で売れるのだ。
「気が向いたら、勝手に帰ってくるだろ」
「なら良いんですけど…」
533 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/11(日) 17:22:53.47 ID:Dl2CVOlg0
…
その日の夜。欠伸をしながら玄関先に座っていると、背後から声が飛んできた。
「やっぱり起きてたんですね」
「テスト…良いのかよ、寝てなくて」
「ええ、最近は具合が良いので」
言いながら、テストは俺の隣に腰を下ろした。
「…やっぱり、何だかんだ優しいですよね」
「誰がだよ」
質問に、彼女がふふっ、と笑う。俺は、溜め息を吐いた。
「知るかよ」
「素直じゃないんだから。……エマンさんのこと、そんなに気になりますか」
「そりゃそうさ。あれだけの上玉だ、粗末にしちゃ罰が当たるぜ」
「そうですね。…一体、どこに行ったんでしょう」
「さあな。ホームシックにでもなったかな」
そんなことを言いながら、夜通し玄関先で待っていたが、結局エマンは戻らなかった。
534 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/12(月) 20:27:02.14 ID:zhneMeuO0
…
「しょうがねえ、文鳥でも逃したと思うしかねえな」
昨日の芋の乾かしたのをまた石臼で挽いていると、近所に住む農家の子供がこっちに向かって走ってきた。
「あっ、おっ、おじさん!」
「どうしたよ」
朝っぱらから外で元気よく遊んでいたと見えるその少年は、おどおどと言った。
「う、裏の林のところに、お姉さんが倒れてて…たぶん、おじさんのとこに住んでた人だと」
「!!」
俺は弾かれたように立ち上がった。
「どこだ。案内しろ」
「う、うんっ」
「テスト! 鳥に食われねえよう見てろ!」
「ええっ!? な、何が」
向こうで麻袋を用意していたテストを残して、俺は庭を飛び出した。
…
木立が丁度切れるところに、エマンは倒れていた。目立った傷は無さそうだが、服はボロボロだし髪の毛には泥が貼り付いている。遠くから走ってきたのだろうか。
「ありがとな、坊主。取り敢えず家に連れて帰るから、礼は後でな」
「う、うん」
顔を赤くしながら、もぞもぞと答える少年。一体何に照れているのか首をひねっていたが、ぐったりしているエマンを抱き上げて察した。
木の葉でできた服があまりに傷んでいて、色んな所が見えていた。これは教育上よろしくない。俺は隠れるように、そそくさと家に帰った。
535 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/14(水) 12:05:24.60 ID:CcjnbCKY0
…
「…んっ」
「気が付いたか」
ゆっくりと目を開けたエマンは、俺に気付くと瞬時に起き上がった。
「こ、ここは」
「帰ってきたぜ」
「そうか…」
そう言うと彼女は、深い溜め息を吐いた。震える目の端から、涙が落ちた。
「帰って、きたのか…」
「エマンさん」
そこへ、盆を持ったテストが入ってきた。載っているのは、芋の粥だ。こっちに越してきてからは、どうにも芋ばっかり食っている気がする。
エマンはそれを受け取ると、ゆっくり匙を動かして口に入れた。
「一体、どこに行ってたんですか?」
テストが尋ねた。エマンは、匙を止めると、黙って考え込んで、それからぽつりと言った。
「……故郷に」
「エルフの?」
エマンは頷いた。
「食ってからでいいからな」
「いや、大丈夫だ。…魔が差したのだ。このまま、ここにいて良いのか…エルフとして、また暮らせないかと。それで、黙って家を抜け出してしまった。……済まなかった」
「薄々そんな気がしてたよ。で、戻れず帰ってきたってか」
「駄目だった。元いた森に辿り着けはしたが…私には既に、肉と、鉄の臭いが染み付いていたそうだ。今ここで命を断つか、立ち去って二度と…エルフの地に、足を踏み入れるなと、言われて…」
涙の交じる声で、ぽつりぽつりと続ける。
「…ここに、逃げてきた。エルフとして命を断つ…勇気すら、私には無かった…私はもう」
「上出来だ」
俺は、その肩に腕を回した。
「よく帰ってきた」
「あ…う…」
とうとうエマンは声を上げて泣き出した。
「すまない…本当に、すまない…」
「…」
ちらりと後ろを見ると、テストは小さく頷いて部屋を出ようとした。
「あ、ちょっと待て」
「はい?」
「お前の古着、何着か持ってきてくれ。明日は街に行くぞ」
「何をするんです?」
「すぐに分かるよ」
その日の昼、庭先で火を焚いた。そいつで肉を焼いて例の子供に食わせてやったのだが、それはいい。大事なのは、何を燃やしたか、だ。
___最後までエマンが身に着けていた、木の葉を編んで作った服は、跡形もなく灰になった。
536 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/14(水) 12:06:04.16 ID:CcjnbCKY0
ここで一旦次の話に移ろうと思います
537 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/14(水) 12:27:15.20 ID:f6LvMk0Y0
乙でしたー
538 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/14(水) 12:30:55.04 ID:UeQhxtzMo
おつおつ
良かった
539 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/16(金) 22:28:03.27 ID:JVAHio610
「……えっ、私の目的ですか? それはもう、お客様の幸せで…何、御託はいいと? そうですね…正直に申しまして、深く考えたことはありません。私も、食べなければ生きていけませんから。ただ、自分が食べるために他者を積極的に害するというのは、違うように思います。私が特をしたからと言って、貴方が損をするわけではない。
___ええ。取引が成れば、私どもは潤います。それでも必ずや、お客様にとっても良い取引になると約束しますよ」
↓1〜3でコンマ最大 主人公の職業
540 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/16(金) 22:29:08.33 ID:mqqi+RTT0
王子
541 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/16(金) 22:30:45.76 ID:0TfSrkbxo
株のブローカー
542 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/16(金) 22:32:59.42 ID:T9VVfK4DO
錬金術士
543 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/16(金) 22:33:07.48 ID:qYVl64+w0
異端審問官
544 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/16(金) 22:44:14.11 ID:JVAHio610
「そうですか」
私は表面上だけ笑顔で応えた。
何だ、具体的な話が聞けるかと思ったのに。つまらない。
「ええ、ええ。きっとお客様は、お金に困ってはおられないでしょうが。それでも、やはり手にしたものは良い使い方をしたいものです」
「…」
別に、興味はない。
男の言う通り、金はある。あるどころか、資産で言えば国でも五本の指に入るだろう。株の仲買人というのはそういうものだ。ギャンブルは、必ず胴元が勝つようにできているのだから。
「…どうやら世間話はお好きでないと見える。早速本題に入りましょう」
「そうですね」
↓1〜3でコンマ最大 奴隷を買う目的
@愛妾
Aその他、要記述
545 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/16(金) 22:46:20.39 ID:mqqi+RTT0
1
546 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/16(金) 22:47:20.70 ID:Dxzq/W0c0
1
547 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/16(金) 22:49:33.19 ID:T9VVfK4DO
2暇潰し用の玩具
548 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/16(金) 22:55:25.89 ID:JVAHio610
ここで売られている奴隷は器量が良いらしく、愛玩奴隷でも仕事を任せることができるらしい。だが、奴隷に仕事を任せるほど私は落ちぶれてはいない。単純に、私が愉しむために買うのだ。
「では、お客様の希望をどうぞ。できるだけ当てはまるものを、3人ほど見繕って参りましょう」
「ええ」
男の言うままに、私は希望する特徴を挙げていった。
↓ 0:00まで 奴隷の特徴を一人一つ
549 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/16(金) 22:57:00.03 ID:mqqi+RTT0
病的なまでに他人に尽くす
550 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/16(金) 22:57:21.03 ID:Dxzq/W0c0
清楚感がある
551 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/16(金) 22:58:18.36 ID:48nV/tARO
体つきがよい(分かりやすく言えばグラマー)
552 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/16(金) 23:00:32.27 ID:UTmuFNJI0
頭がいい人
553 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/16(金) 23:03:14.26 ID:rjlTgEfKO
年齢は十代後半〜二十代前半
554 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/16(金) 23:06:08.84 ID:T9VVfK4DO
人を楽しませるような特技を持っている
555 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/16(金) 23:12:11.80 ID:BJXDbPRV0
謙虚
556 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/16(金) 23:13:06.20 ID:jVy8JvuD0
かなりの電波
557 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/16(金) 23:18:31.99 ID:36S+0WToO
家庭的
558 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/16(金) 23:37:56.53 ID:pojk1eRe0
気弱な小動物系
559 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/16(金) 23:41:56.30 ID:JVAHio610
ところで処女にこだわる?
560 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/16(金) 23:51:05.33 ID:UTmuFNJI0
既に投下してるが『こだわる』で
561 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/16(金) 23:55:53.97 ID:T9VVfK4DO
こだわる
562 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/17(土) 23:12:13.76 ID:qla7nU0Y0
…
十数分後。男が3人の女を連れて戻ってきた。
「全て、とはいきませんが、できるだけご希望に添えるよう見繕って参りました」
そう言うと、男は横に並んだ女たちの内、一番左を指した。
「良い身体でしょう。芸能人にも中々いないレベルの容姿であると思います。
見た目もですが、彼女は中身も良い。性格は清らかだし、言葉も美しい。そして何より、お客様のためなら、彼女はあらゆる行為に応えるでしょう。ただ従うだけの女ではありません。ユーモアも解しますから、彼女はあらゆる面において、お客様を決して退屈させないでしょう」
紹介された女が頭を下げた。見たところ、成人はしているようだ。白い質素なワンピースの上からでも、豊満な乳房と尻が分かる。
男が今度は、真ん中の女を示した。
「こちらも、容姿については申し分ないと思います。胸囲で言えば、彼女が3人の中で一番ですよ。
彼女は少し気が小さいです。それがまた可愛らしい。駒鳥や栗鼠のように、見ているだけで貴方を癒やしてくれるでしょう。もちろん、貴方には決して逆らいません。また、彼女は料理も得意です。
唯一欠点があるとすれば、貴方の求めるような知能には、少々足りないかもしれません」
「こ、こんにちは」
女がおどおどと会釈した。確かに、巨乳だ。顔つきからして一人目と同じ年代か、少し下のようだ。
「最後に、こちらが」
男は右端の女に歩み寄ると、後ろからその両方を掴んだ。女がくすくすと笑う。
「……こういうのも面白いかな、と連れてきてみました。
見ての通り、この娘には色々と『足り』ません。足りませんが…」
「兎、兎、兎。んふふふっ」
引き笑いしながら、女が呟いた。
「…おじさんは、鼠だわ。ルーレットは回すだけ」
「このように、色々と楽しませてくれる。良いでしょう」
私は眉をひそめた。
見てくれは一番幼い。体つきも貧相だ。加えて、きょろきょろと落ち着かない目は気狂いのそれだ。一体何を考えているのか…
563 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/17(土) 23:13:46.72 ID:qla7nU0Y0
「以上、私どもからご提案させていただきました。何か質問等ございましたら、どうぞ」
↓ 0:00まで、奴隷商人への質問
564 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/17(土) 23:16:13.57 ID:xAE9McCbo
ここで私が買わなかった娘はどうなるかと、それをこの子達は知っているかどうか
565 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/17(土) 23:19:23.37 ID:+zfE2mAg0
それぞれの娘の入手経路
566 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/17(土) 23:28:25.76 ID:UiVG/vJf0
それぞれの名前と経歴
567 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/17(土) 23:28:37.67 ID:Dk2EmuLl0
好きなことは何か。
全員へ
568 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/18(日) 00:19:55.69 ID:rSWnadre0
「それぞれに訊いておきたいのですが」
私は、3人を順に眺めた。
「名前と、ここに来た経緯。それから、一応好きなものも訊いておきたい」
「良いでしょう」
男は頷くと、一人目の後ろに立った。
「お買上げ頂いた後は、名前は自由に変えていただいて構いませんので、あくまで参考までに。
この娘は涼島恵(すずしま めぐみ)と言いました。生まれは悪くないのですが、不幸にも親が事件に巻き込まれまして。多額の借金を負わされ、返す宛てもないため、泣く泣く娘を下取りに出したというわけでございます」
「どうも、恵です。好きなこと、と言うか……ここに来る前は、ヴァイオリンを弾いていました」
改めて自己紹介する、涼島恵。何と言うか、何事にも卒がない。愛想笑いにも慣れている様子だ。
「次の娘は、木下さらと言います。
この娘には父親がおりませんで。娼婦の母親に虐待されながら生きておりましたが、ある日母親が急死し独り身となりました。引き取ったのは親の職場。そこで親と同じ道を辿りそうになったのですが、その直前に色々あって店が潰れ、この娘は宙ぶらりん。警察に保護される寸前に、どさくさに紛れて私どもで引き取ってしまいました」
「な、何でもします。文句も言いません」
ぷるぷる震えながら訴える、木下さら。
最後に男は薄く笑うと、最後の一人、気狂い娘を指した。
「この娘には、誰も名前を付けてくれませんでした。
生まれたのは、都内の駅の女子トイレです。どうやら不本意な出産だったようで、産み捨てるつもりだったのでしょうが、逆子だったことが幸いして溺れ死なずに済みました。母親は死にましたがね。
偶然居合わせた医師によって救命されたは良いものの、身寄りがいない。孤児院に預けられましたが、成長した彼女には人と違う世界が見えていたようです。忌み嫌った院長が、私どもに売却してこちらに来たわけです。……ほら、挨拶しなさい」
「鼠さんの嫁入りね! 南瓜の馬車にだって、お給料は必要だわ」
異様なまでに目を輝かせる少女。相変わらず支離滅裂な発言だが、その裏で何か、真実を言い当てているような気がして、私は小さく身震いした。
恐らく、この娘が一番頭が回る。
569 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/18(日) 00:22:16.48 ID:rSWnadre0
動揺を隠しながら、私は尋ねた。
「ここで私が買わなければ……彼女らはどうなります?」
「どうもなりませんよ?」
事も無げに、男は答えた。
「また別の方が買われるまで、ここで暮らすだけです。無論、彼女らも承知の上です。
___さて、お決まりになりましたか」
↓ 2:00まで多数決 誰を選ぶか
570 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/18(日) 00:22:58.46 ID:rSWnadre0
そして今夜はここまで
満を持して、舞台は現代の日本。今より少しだけ未来のつもりです
571 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 00:24:12.77 ID:HkUPsFWz0
恵
572 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 00:25:01.75 ID:KGy1ptiM0
恵
573 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 00:25:13.16 ID:8rWISjKG0
木下さら
574 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 00:25:52.91 ID:NWgG0PxDO
さら
575 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 00:28:11.55 ID:68kt+OBGo
さいごのこ
576 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 00:36:41.02 ID:xpwSJDKU0
さら
577 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 00:46:12.69 ID:B2DVJYrA0
3人目
578 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 00:46:15.00 ID:1GYrQIG9O
恵
579 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 00:51:56.41 ID:zuBMYMVT0
さら
580 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 00:56:00.10 ID:fkZGh92/o
気狂い
581 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 01:34:22.19 ID:1Uamk7AKo
恵
582 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 01:48:19.63 ID:Fp9Vb3W9o
三人目
583 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 01:51:21.11 ID:RZE0xRO/o
恵
584 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 02:02:10.14 ID:B2DVJYrA0
恵ちゃんになったか
キャラの組み合わせ的にスレタイ回収できそう
585 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 02:12:47.48 ID:68kt+OBGo
毎回どの娘も魅力的過ぎる(三回目)
586 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 06:45:27.96 ID:NWgG0PxDO
つらい…
587 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 15:38:53.97 ID:cTQ8T0xf0
3人目見たかったけどなんか前回と同じようなキャラがえらばれたなぁ
お前らの好み分かりやすいな
588 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 16:07:43.05 ID:pTbDwX23O
一応安価スレなので、3だと色々暴れそうだなと。
ここの1なら面白い話にはするんだろうけど、安牌を選んでしまうのは人の性だね。
589 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 17:53:02.81 ID:vcKJ98Qs0
なんだかんだで結構均等に3人に票が入っているからよりもったいなく感じる
ふと思ったけど過去の奴隷含めて選ばれなかった奴隷がのちの話で選択対象になることはあるの?
590 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/18(日) 22:19:28.95 ID:rSWnadre0
…
白い、花嫁めいたドレスと、造花の冠で『包装』された女が立っている。彼女は何も言わず、用意された椅子に座った。男がリモコンを操作すると、モーター音と共に座面が上がった。それが目線の高さまで達すると、上昇が止まった。
そこで女は、おもむろに脚を大きく広げ、ドレスの裾を胸元までたくし上げた。
「どうぞ」
男が差し出した手袋を嵌めると、私は彼女の脚の間に近付いた。下着は付けておらず、陰毛に覆われた秘部が剥き出しだ。
「…」
ちらりと見上げると、女は無表情にこちらを見下ろしていた。ドレスの裾を握る手が、微かに震えている。
私は視線を戻すと、手袋をした手でその秘裂に触れた。
「んっ…」
指で陰唇を広げ、処女膜が破れていないことを確認する。
「いかがでしたか」
「確かに」
私は男の方に向き直ると、手袋を外した。女が服を直し、脚を閉じると、また椅子が下がってきた。
「では支払いを。現金のみでしたね?」
「恐れながら」
支払いを済ませると、女が男の側から私の方へ歩いてきた。そうして、音もなく私の背後に立った。どうやら、これで私の『モノ』になったらしい。
「ありがとうございました。またのご愛顧を」
深々とお辞儀する男を残して、私は店を去った。
591 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/18(日) 22:25:04.28 ID:rSWnadre0
…
深夜の山道を走る車の中で、私は買ったばかりの女を横目に見た。涼島恵と呼ばれていた女は固く口を結んだまま、じっと前を見ている。
この女には、戸籍が無い。従って正式な名前も無ければ、人権も無い。私という個人の所有権に縋って生きるしか無い存在だ。
それでも、生物学的には人間だ。衣食住が必要だし、呼び名が無ければ不便だ。さて、どうしたものか。
↓2 名前について
@涼島恵のまま
A付け直す
592 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 22:25:49.21 ID:l9SpaXlm0
1
593 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 22:26:23.41 ID:e8pwUTzso
1
594 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 22:26:25.22 ID:K3730Mm+0
1
595 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/18(日) 22:33:39.87 ID:rSWnadre0
「恵」
「! はい、何でしょう」
呼びかけると、恵は弾かれたようにこちらを向いた。
「名前はそのままで良いな」
「分かりました」
暗い車内で、彼女の表情はよく見えない。だが、思慮に値するものではないだろう。
「これから、君の住処に連れて行く」
「はい」
下り坂が終わり、より整備された道路に出た。整列する街路灯の向こうに、光り輝く摩天楼の群れが見えた。
↓2 どこに住ませるか
@自宅
Aオフィスの自室
B奴隷用に借りた部屋
596 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 22:34:09.24 ID:K3730Mm+0
1
597 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 22:36:29.27 ID:HkUPsFWz0
1
598 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/18(日) 22:55:48.02 ID:rSWnadre0
…
日付が変わる頃、車は都内のとある一軒家に着いた。ガレージに車を停め、玄関を潜る。
「…何をしている?」
「ここは…」
「私の家だが?」
恵は緊張した顔で、家に入ってきた。さっさと靴を脱ぐ私の後ろでサムターン錠が勝手に回るのに、彼女はビクリと震えた。
「あ、あの、靴はどうしたら」
「その辺に置いておけ」
リビングの電気を付けると、給湯器の電源を入れた。確か、昨日の湯はまだ捨ててなかった筈だ。
ワインセラーからロゼのボトルを出すと、テーブルの上に置きっぱなしのグラスの横に置いた。テレビを点け、ソファに沈み、グラスと一緒に放り出されていた栓抜きをワインのコルクに突き立てながら、私はぼんやりと、後ろでじっと私の指示を待つ奴隷をどう扱うか、考え始めた。
↓ 次の更新まで
奴隷についての基本方針(外出は認めるか、金は持たせるか、仕事場に連れて行くか、など)
意見を総合して最終的に
>>1
が判断します
599 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2018/03/18(日) 23:00:39.87 ID:rSWnadre0
そして今夜はここまで
見た目含めて殆ど全部の要素を前2人で分け合って、見た目以外の全要素を3人目にぶっこむって感じでキャラメイクしてます
3人目が毎回尖ってるのはそのせいですね
選ばれなかったのは
>>528
みたいにゲスト出演することはあっても選択肢には出てこないです
選べなくても安価次第で抱くことはできるかも。具体的には、毎回恒例の『アレ』で
600 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 23:01:41.34 ID:K3730Mm+0
家事全般やらせるし、誰か来客が来たら家政婦として対応させる
買い物も認めるが必ず居場所がわかるGPSなどは持たせる
601 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 23:09:58.06 ID:l9SpaXlm0
乙でしたー
仕事場には連れて行かず当面は家周辺で活動するようにさせ
自分の仕事を手伝えるようにする為の勉強をしてもらう
602 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/03/19(月) 00:51:38.91 ID:KL0PLSURo
主に家事回りを完璧にできるように教育して本職には殆ど関わらせない
603 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/19(月) 16:11:47.46 ID:dv/+W+l9O
仕事場には関わらせず家でメイドをさせる
小遣いを持たせる
メイド業さえ終わらせれば自由で外出も許可
可能なら本人には自覚がないけど性に貪欲な設定も欲しい
604 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/19(月) 17:25:06.81 ID:7zGFmzzOO
基本は家で家事全般を任せる
炊事もやるため小遣い込みでそれなりにカネも持たせるし小遣いは基本彼女の好きに使わせる
ただし最低限妙なマネはしないようGPSと盗聴器はつけてもらう
あと主人公タバコ吸ってたりしたらこれを機にやめてみよう
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