他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報R
更新
検索
全部
最新50
【モバマスSS】モバP「ねちねち」
Check
Tweet
24 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/09(日) 23:38:40.36 ID:59Q6wWYh0
二三日内の更新と言ったな?あれは嘘だ。ここからである。
ということで文香編投下します
25 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/09(日) 23:40:00.42 ID:59Q6wWYh0
それは、魔が差したと言いましょうか。
「ふっ……んぅ……」
夕日の差す事務所の中、一週間何も変わらないままの机を見て、寂しくなってしまったのです。
「P、さん……」
もう何日も出張と営業で事務所を空けているプロデューサーさんの机は、掃除の主すら所用に取られてしまって少しだけ埃がかかっていました。
ぐちゅり
「はぁ……っ、は……」
いつもなら埃はおろか、文字通り何もないくらい綺麗にされているはずの机が、あなたの不在を示していて。
ぐい
「少し……強くしてもいいでしょう、か」
それは、同じく会えない時間がそれだけあったということで。
「Pさん……」
切なく、なってしまったのです。
「P、さん……」
P「呼んだ?」
文香「ふみっ!?!?!?!?!?!?!?!?!?」シュババァ!
文香(割と簡単に会えました)
26 :
◆3xQXQ8weeA
:2019/06/09(日) 23:40:43.29 ID:59Q6wWYh0
文香(ではなくて!)
文香「ああ、あっ、あっあっあっ」
P「どうしたそんな喘ぎ声みたいな」
文香「ふみぃ……!」
文香(見られました……)
文香(P、Pさんの机で……致してるところを……)
文香(見られてしまいました!!!!!!)
27 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/09(日) 23:41:15.46 ID:59Q6wWYh0
P「ところで何してるの?」
文香「あの、これは、ちがくて」フルフル
P「何もしてないってことはないでしょ。何か用があったんじゃない?」
文香「あの、その、」フルエル
P「一体机で何してたの?」
文香「……」
文香「弁明、させてください……」ナミダメ
P「OK聞こうじゃないか」
28 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/09(日) 23:42:16.58 ID:59Q6wWYh0
文香「その、私は、別に何もしていません」
P「え?じゃあこの机のねばねばは?」ニチャア
机「よごされちゃった」///
文香「」
29 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/09(日) 23:43:37.76 ID:59Q6wWYh0
文香「ち、違うんですプロデューサーさん!」
P「何が違うの」
文香「これは、その、私ではなくて」
P「文香じゃなくて?」
文香(どうしましょう……誤魔化せそうな言い訳は……)
文香「!」ピコーン
文香「響子さんが
P「今地方ロケだな」
文香「」
30 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/09(日) 23:44:17.93 ID:59Q6wWYh0
文香(そうでした……響子さんは数日前から地方ロケに出ているんでした……!)
P「これは文香のだよな?」ニチャニチャ
文香「そう思うなら見せつけながら遊ばないでください……!」オカオマッカ
P「で、何してたの?」
文香「ふみぃ……」フルフル
文香(だめです、言い訳が思いつきません……!)
P「というかこれなんだろうなー、わかんないなー、匂いを嗅いでみ
文香「やめてください」
P「えでも
文香「お願いします」
P「そ
文香「後生ですから」ナミダメ
P「お、おう」
文香(なんでこんなことになっているんでしょうか)
31 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/09(日) 23:45:47.03 ID:59Q6wWYh0
P「でも、これ文香のじゃん?何してだんだ?」
文香「……察しているのなら、言わせないでくださいませんか」ウツムク
P「説明はできない、と?」
文香「……」
こくり、と。
P「じゃあ、説明はしなくていいよ」
文香「!」
P「うん、問い詰めるのもあれだしなぁ」
32 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/09(日) 23:46:16.68 ID:59Q6wWYh0
文香(これは、助かったのかもしれません。いえ、被害は甚大ではありますが……)
文香(ともあれ、この後は勢いでごまかしてしまえば、どうにかなりそうです。あとはこの場をどうやって流すかですが)
P「文香ー?文香ー?ふみふみー?」
文香「……なん、でしょうか?」
P「説明は無しでいいって言ったじゃん?」
文香「……まさか、反故にするのですか?」フルエル
P「いや、涙目で真っ赤になって震える女の子をいたぶる趣味はないから」
文香「……」ジィィ
P「嘘じゃないから。本当に説明はいいから」
文香「では、なんでしょう……?」
P「うん、説明はいらないから」
P「目の前でやってもらおうかなって」
文香「」
33 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/09(日) 23:46:47.56 ID:59Q6wWYh0
P「で、どこをどこに当ててたの?」
文香「プロデューサーさんの机に、私の股間を当てていました」///
文香(どうしてこうなってしまったのでしょう)
文香(少なくともPさんはいじわる、です)
P「で、机に股間を当てて、それだけ?」
文香「……」(手で顔を覆う)
P「文香ー?」
文香「ひゅいっ!?」
文香(胸に、Pさんの手が?!)
34 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/09(日) 23:47:36.29 ID:59Q6wWYh0
文香「プロデューサー、さん? なぜ私の胸に手を?」フルフル
P「答えないから?」
文香「あの、私にも恥じらいはあるので、少しの時間くらいはいただけませんか?」(震声)
P「……いちゃつく理由なのでだめです」
文香「……なら、しようがない、ですよね……」(震)
文香(……まだ、支えてるだけ、だから。大丈夫)
P「それで、そのあとどうしたの?」
文香「……Pさんの机に、股間を擦り付けて、いました」
P「気持ちよかった?」
文香「……はい」
P「じゃあ、何を考えてた?」
文香「……!?」
35 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/09(日) 23:48:22.88 ID:59Q6wWYh0
P「何を考えて、擦り付けてた?」
文香「……手加減、してくれませんか?」
P「知りたいな」
文香「……恥ずかしいので一度だけです」
文香「Pさんが、居なくて寂しかった、です」
P「……」
文香「……」テレテレ
P「……想像の中の私は、何か言っていたかな?」
文香「……愛してる、と」
P「どんなふうに?」
文香「……私を、抱きしめながら、耳元で」
P「……」スッ
文香(あ……今、手が離れて)
36 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/09(日) 23:48:57.17 ID:59Q6wWYh0
P「愛してる」
文香「……」
P「……」
文香「…………」
P「…………」
P「……点数的には?」
文香「……まだ、続いてますから」
P「……そっか。じゃあ、そのあとはどんなふうになる予定だったの?」
文香「……そのまま、私の、秘所を触れながら」
P「触れながら?」
文香「……体に触ってくれて」
文香「……抱きしめたまま果てさせてくれる、予定でした」
P「……じゃあやらないとだめだな」
文香「……してくれなきゃ嫌です」
37 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/09(日) 23:49:28.41 ID:59Q6wWYh0
文香「ん……っ、ふ」
ぐちゃり
P「もうパンツはだめになっちゃったな」
文香「んあ……れろっ……」
P「ほら、もっと腰を動かして。その間ずっとやめないから」
文香「んぅ……!」
P「指に舌絡めるの好きだもんな。引っ張り出されたり」
じゅるる
P「首筋、どうしよっか。キスマークつけると大変かもしれない」
文香「……」
38 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/09(日) 23:49:54.75 ID:59Q6wWYh0
ごくり
P「……明日の撮影が終わったらつけてあげるからな」
文香「……今日は、だめ、ですか?」
P「だめだ」
文香「……明日はどれくらいしてくれますか?」
P「明日から3日くらいは休みだよ」
文香「……なら、その間?」
P「文香が望むのなら」
文香「……P、さん」
39 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/09(日) 23:50:47.14 ID:59Q6wWYh0
それは、魔が差したと言いましょうか。
主のいない机に劣情を催したのではなく。
ただ寂しかっただけで。
未だに名前を呼ぶのも、勇気が必要な私には打ち明けることもまだ高い壁の時。
あなたは私の望む全てになったのです。
全て差し出したのなら欠片ほどでも手に取ってくれれば幸せだと思ってしまっただけなのです。
これは本当に、ただ寂しかっただけの話。
40 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/09(日) 23:51:23.65 ID:59Q6wWYh0
P「ところで明日水着撮影なんだけど終わったら衣装着たまましたいな」
文香「……ふみぃ」
41 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/09(日) 23:52:43.50 ID:59Q6wWYh0
文香編 fin
42 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/09(日) 23:58:47.65 ID:59Q6wWYh0
次回予告
原稿のせいで荒れた生活を送る比奈先生
髪ぼっさぼさだし部屋は松屋の牛丼カップで溢れてるしゴミだしてねぇしなのでPがお世話する話。
でもえっちなことをするつもりはないんだぜ!(本当)
できれば二三日内に出したいけど難しそうなので一応一週間くらい見ておいてください。
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/10(月) 00:48:44.73 ID:WwDsiFP0o
おつおつ
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/10(月) 04:49:23.47 ID:/v8EdgGDO
乙
では比奈が、何故に松屋派なのかを5Pにわたって説明するのも必要ですね
45 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/18(火) 01:09:49.42 ID:AvD9OK6A0
予告:水曜日にラストの更新予定
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/18(火) 07:17:08.40 ID:EUMJH3/Po
やったぜ
47 :
◆3xQXQ8weeA
:2019/06/19(水) 22:08:56.11 ID:5ycxEdfT0
更新の時間だオラァ! 多分最後あたりに何で思いついたかのメモとか当初の予定とかそれっぽいの載せるかもしれません。
48 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:09:58.33 ID:5ycxEdfT0
P(……比奈から一切連絡がない)エレベーターオリ
P(オフだからまぁ別にいい、はずなんだけど。 でも前科があるおかげで全く信用できない)
P(というか電話にすら出ないって嫌な予感ひしひしするんだけど、大丈夫なんだろうか。ちゃんとご飯とか食べてるかな)ピンポーン
P(一応食材は買ってきたし、明日まではオフだから今日は無理したあと倒れ込んでもいい)シーン
P(……俺のオフも潰れるけど心配だしなぁ)シィーン……
P「……」
P(出てこない?)
P(電話には出ないし。居ない、のか?)ガチャ
P(……お説教、かなぁ)オープンセサミ
49 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:11:53.47 ID:5ycxEdfT0
P「比奈ー。鍵閉めてないとかどういう……事……」
部屋「ゴミまみれや」
P「……」
P「……奥か」
P「泣かす」
50 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:13:52.36 ID:5ycxEdfT0
/ ̄ ̄\ ←P
/ノ( _ノ \
| ⌒(( ●)(●)
.| (__人__) /⌒l
| ` ⌒´ノ |`'''|
/ ⌒ヽ } | |
/ へ \ }__/ / 扉→ / ̄ ̄\
/ / | ノ ノ / ●)) ((●\’, ・
( _ ノ | \´ _ ( (_人_)’∴ ), ’
| \_,, -‐ ''"  ̄ ゙̄''―---└'´ ̄`ヽ て
.| ______ ノ (
ヽ _,, -‐ ''" ノ ヽ r'" ̄
\ , '´ し/.. >>@ | J
\ ( / |
\ \ し- '^`-J
51 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:14:23.69 ID:5ycxEdfT0
比奈「!?!?!?!?」
P「清潔チェックの時間だオラァ!!」
52 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:15:09.17 ID:5ycxEdfT0
比奈「ちょ、プロデューサーさん!? なに人の家に入ってきてんスか!?」
P「一ォつ!! なんで鍵しめてねンだよ泣かすぞ!?」
比奈「え、あ、おとといコンビニいったときっスかね」アタフタ
P「二ァつ!!! 部屋にゴミため過ぎだろオフ前のやつまであるなオラァ!!」
比奈「人のゴミみないでくださいよお願いしまスから!」
P「三つ!!!! 言ったよな?私生活きちんとしないなら監視するっつったよなァ!?」
比奈「あ、あー……それは、その、今回は新刊4冊だったといいまスか」
P「私生活犠牲にして新刊出すとかお前ナッツなの?スカスカなの?バターにするよ?油分足して砂糖ねじ込むよ?」
比奈「ひぃぃぃスンマセンマジスンマセンっス!」
53 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:15:39.85 ID:5ycxEdfT0
P「つーかお前なんでブラだけなんだよ! 服着ろよ服を!」
比奈「洗濯忘れてて着る物なくなりました!スミマセン!」
P「うるせぇそこにころがってるジャージ着とけやそもそも相手もいねーのになんで自分にコンドームつっこんでんだヤることやるまえにやる事やれや!!!」
比奈「みないでくださいよ! せめて目をそらしてなかったことにしてくださいよ! デリカシーというか最後の配慮くらいかけてくださいよ!」マタカクス
P「そこらへんにコンドーム転がってんじゃねーか! つか俺も見たくなかったわ!女性用コンドームつっこみながらエロ絵書いてるとことか赤裸々すぎてドン引きだわ!」
比奈「ギャー!?人のゴミみるなー!?」
P「なんなら部屋がゴミ屋敷じゃあ!」
比奈「乙女!乙女の部屋!」
P「つーか洗濯どうこうってオナってたときの言い訳だろ! 乙女がオナってたときの言い訳を簡単に思いつくか!」
比奈「思いつきまスよ! 好きな人の前なんでスから!」
P「お、おう……」テレテレ
比奈「なんでアタシより乙女な反応してるんスか! まるでアタシ喪女じゃないっスか! 訴訟!」
P「なんで俺訴え起こされてんの?」
P「……とりあえずジャージ着て。目に毒だから。いや毒じゃないけど。やり場にこまるから」
比奈「……ウス」
54 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:16:28.05 ID:5ycxEdfT0
P「で、あと原稿は?」
比奈「あと5Pくらいっスね。冊数は多いスけど、一冊一冊はそれなりに薄いので……」
P「手伝うからさっさとやろうぜ」
比奈「ホントっスか!?」
P「終わったら部屋の掃除して一回寝て明日お説教な」
比奈「……わーい」
55 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:16:59.42 ID:5ycxEdfT0
比奈「終わった〜〜〜!!!」
P「おう、おつかれ」
比奈「マジで感謝しかないっス。おかげで想定よりも早くおわりました」
P「おわりましたじゃねーよ。なんで仕上げたはずの部分までトーン貼りやらされてんの?」
比奈「あはは……つい」
P「……とりあえず、寝床つくろうぜ。ゴミばっかじゃん。松屋のカップ地味にかびてんじゃん」
比奈「うぇっ!?マジっすか?!」
P「マジマジ。Gがでないように祈れ」
比奈「うぇぇ……」
P「終わったら飯食ってねるぞ。ほらさっさとやる」
比奈「はいっス……」
比奈「あのー……一緒に、寝ないんスか?」
P「ごめん無理」
比奈「うぅ……」
56 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:17:27.80 ID:5ycxEdfT0
翌日
P「と、いうわけで。お風呂に入ろうか」
比奈「昨日は描いて食って寝るだけでしたからねぇ……」
P「というかたとえ比奈でもあの匂いはちょっと許せないってゆーか?」
比奈「ちょ、理由ぼかした意味!意味!」
P「うるせぇ過去に経験のない匂いだったわ! この際だからぶっちゃけるけど風呂はアイドルじゃなくて人間に必要最低限の行為だからな?!」
比奈「うぅ……言い返す言葉もないっス」
P「というわけで先に風呂どうにかするから入ってこいよ?」
比奈「は……え?」
P「掃除した後一緒にお風呂しよーなー」
比奈「うえぇぇええ!? ちょ、なんで一緒に入る前提なんスか!?」
P「え? 一緒に入らないの?」
比奈「む、無理っす! 言ってたじゃないっスか! 頭臭いって言ってたじゃないっスか!?」
P「だから洗おうねって話でね?」
比奈「で、でも一緒に入る必要性は」
P「洗いたいじゃん?」
比奈「うぅ……いいっスけど、その」
P「お説教ばっかだったしいちゃつきたいじゃん?」
比奈「……み、水着は」
P「ダメです。じゃあ風呂掃除したら呼ぶぞー」
比奈「……はい」
57 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:18:12.11 ID:5ycxEdfT0
肌は、素手で擦るといいらしい。
彼はそんなことを言いながら、私の背に触れてきた。
すでにお湯をかぶってそれなりに摩擦は減っているのに触り方はいつもどおりだ。
垢が出るなんていいながらいつものように優しい触り方。事実、垢はでているのかもしれないけど、多分洗うのが目的なんじゃなくて。
「あの、Pサン?」
「どうした?」
「前、どうするんでスか?」
「洗うけど?」
やっぱりだ。いちゃつきたいと言っていたから予想はしていたけど、でもいざとなると恥ずかしい。
そもそも自分に自信があるかというと少しむずかしい。できる限り準備はさせてほしい。こういう不意打ちみたいにやってきて準備すらできないとなると、なんだかんだで少し不安になってしまう。
それに、臭うって言われてしまったし。
「比奈。流すから少し前」
「はいっス」
58 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:18:48.93 ID:5ycxEdfT0
お湯、あたたかい。
タイルをみれば灰色の塊が流されていた。一応、休みの前日にはお風呂したはずではあるんだけど。
「毎日洗わないとダメだぞー」
「ほんとごめんなさい。原稿も少し考えマス……」
「いや、出したいなら言ってくれれば手伝うし」
「え、でも」
「諦めさせるのは嫌だからなぁ。ほら、好きでやってることを諦めさせることになるし」
「……いいんスか?」
「前科二犯してんだから飛びついとけよ」
「うぅ……めんぼくない」
「……会えないと俺も寂しいぞ?」
それは、ずるい。
原稿を描いてるときに、原稿のことばかり考えているのかと言われればウソになる。
事実、自分の体を慰めていたくらいだ。女性用のコンドームを見られたのは誤算ではあったけど。
59 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:19:17.55 ID:5ycxEdfT0
「……じゃあ、今度は頼りマス」
「おう頼れ。代金は体で支払って貰おう」
「うわー。現実で言われると寒い上にクソっスね」
「おま。なんて言い草」
「実際体で支払うとかオヤジっぽいですし」
「オヤジ……」
「あ、でもPサンそろそろアラサーだったような」
「う、うるせぇ!まだオッサンとかオヤジじゃねーから!」
「あははは、自覚でてるじゃないっスか」
「うぇ、うぇーいってやってればいいんだろ!うぇーいって!」
「えぇー?」
手はいつの間にか脇腹に移っていた。もう少し上に、もう少し前に触れれば、もう合図になってしまう。そういう雰囲気にできてしまう。
そういう雰囲気になってほしい、とも思う。
60 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:19:46.79 ID:5ycxEdfT0
「あの」
「んー?」
「前、洗うんですか?」
「そうだけど?」
「……心の準備的な時間は」
「ないなー」
「そスか。今からしときまス」
「しとけしとけ」
61 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:20:17.62 ID:5ycxEdfT0
まず触られたのはお腹だった。垢を出すためにじっとりと擦られて、おへそもくりくりといじられる。
次は下乳。ここも、同じように。
揉まれるようなことはなかった。普通に洗ってるんだなーって感じで触れられていた。
期待、してしまう。
多分、そういう雰囲気になるって、望んでしまう。
次は、どこだろう?どういう風に触られるのだろう?そして、どういう風に
「乳首洗うぞ」
「うぇっ!?段階は!?」
「いいから見とけよ」
下乳を擦っていた手が、私の乳首を捉えた。
62 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:21:35.28 ID:5ycxEdfT0
「いっ、あのっ、案外強い!」
「ほれみてみ、ここからも垢でるぞ」
「いやえっマジでこんなでるの!?」
「マジマジ大マジ。いやふつーにでるわ。やべーわ」
「うわぁ。って強いっス!なんか普通に愛撫になってるっス!」
「諦めろ。こうしないと出てこないから」
「あっ、やっ、せめてムードとか」
「固くなってきたな。洗いやすくなって大変よろしい」
「え!?せめて興奮してくださいよ!?」
「でも体洗ってるだけだし?」
「か、体は正直」
盗み見ようとした。無理だった。ちょっと首の回る角度が足りない。
なのでお尻をちょっとだけ動かして、密着、を
63 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:22:28.49 ID:5ycxEdfT0
「なんで勃ってないんでスか!?」
「担当アイドルからちんこ勃たせろとか初めて言われた」
「これまで言う必要なかったっスからね! というか人の肌とか胸とか乳首とか触っておいて興奮すらしてないって何事でスか! 結婚してたら離婚協議モノっスよ!?」
「でも乳首から垢でてくるじゃん?」
「でますよ! 人間ですから! でもせめてちょっとだけチンピクだけでもしてくれないっスかねぇ!?」
64 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:23:15.29 ID:5ycxEdfT0
「今の比奈を女としては見てないから。というかヤり始めたら洗うどころの騒ぎじゃないから湯船つかるまで待ってくれ頼むから」
「うわーん! 乙女に喧嘩うってくるー!」
「乙女は毎日お風呂入りますゥー!」
「原稿のときだけっスからぁ!」
「そもそも乙女はエロ同人の糊付けとか頼まないしィー!」
「ふぇぇん!」
あんまりだった。仕方がないかもしれないけどせめて、ちょっとくらい。
「あはんあはんあはんあはんあはんあはんあはんあはんあはんあはんあはんあはん」
「うわぁめんどくせぇぐずり方しやがった」
「だってぇ! おちんちん勃ってないからぁ!」
「んなことされると余計勃たねぇわ!」
「うわぁあああ恋人が右手に浮気したぁあああああ!」
自分でもめちゃくちゃなこと言ってると思う。
65 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:23:45.27 ID:5ycxEdfT0
「ガチ泣き!?いやそのまって、せめてモード切り替えくらい」
「魅力とかないじゃないっスか! せめて半勃ちくらい! 乙女のハートに罅! ガラスハートなんスから!」
「言いたいこと支離滅裂になりつつあるから落ち着こうぜ! 頼むから!」
「でもぉ!」
「あーもうこっち向け!」
「なんスか!」
「キスするぞ!」
「大丈夫なんスか! 勃つんスか!」
「うるせぇこうなったら朝までやってやらぁ!」
「ちょ朝までとか体力がんちゅっ」
Pさんの舌が、私の唇を割った。
ねじ込まれた舌がなんども私の中を這いずりまわって、唾液が落ちてきた。
胃が、お腹が熱い。飲み込んだ唾液が灼けた鉄のようになにかを燃やす。
66 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:24:27.15 ID:5ycxEdfT0
「……あの、勃ちましたか」
「……洗ってからにしたかったんだけどなぁ」
「……洗うの、明日で良くないですか?」
「明日も朝までになっちゃうな」
「……自信、つくので。ダメな私じゃないって、思わせてください」
「ああ。多分止まらないから」
67 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:24:54.71 ID:5ycxEdfT0
この後恋人つなぎでめちゃくちゃセックスした。
68 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:25:20.75 ID:5ycxEdfT0
荒木比奈編 fin
69 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:30:17.03 ID:5ycxEdfT0
蛇足編
当初の簡単な方針みたいなの
本来はもう3人くらい書く予定だったんですがその三人なんかキャラつかめないし……
高森藍子 乳首舐め。抱きしめて逃げられないようにした上で
日野茜 拘束クンニ+アナルなめwith目隠し
古澤頼子 裸のまま抱き合って指絡めてキスばっか。多分頼子さんから誘惑してる
橘ありす 乱れ牡丹状態で真上からキス+パンツの上からクリ責
鷺沢文香 Pの机を使っての角オナ解説withPのいたずら
渋谷凛 首輪をつけて局所に触らない接触。焦らそう
荒木比奈 お風呂で比奈の体洗う。乳首とか
今回登場しなかった三人については今の所書く予定はありません。妄想してネ!
大体SMグッズ見てたら思いつきました。アナルプラグに手首と足首つなぐのは神だと思いました()
70 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:34:22.73 ID:5ycxEdfT0
また今回意図的にいろいろ書き方を変えてます
大体
藍子、茜
文香
比奈
で変えてます。このスレ自体は落としてもらうのでどの書き方が良かったとかツイッターで教えてもらえるとありがたいです
作者のツイッター→@2F6WqdOwZ6Cwee6
71 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/19(水) 22:37:34.47 ID:5ycxEdfT0
次回予告
R18じゃないやつ→シャニでほのぼのっぽいの
R18→未亡人夏葉さんの話
モバに関して→忍ちゃんで一本。あと今北海道組から順番に一人ひとりをメインにしてSS練ってます
ではhtml依頼だしてきます。次回はなるはや。なるはや!
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/06/20(木) 00:18:51.58 ID:SRlLvlDwo
乙 宣言通りのニッチっぷりだった
個人的に比奈のお風呂のやつが読んでて一番面白かった
73 :
◆3xQXQ8weeA
[sage saga]:2019/06/20(木) 22:16:30.92 ID:qZSmN8Cf0
実際比奈が書いてて一番楽しかった(ボソリ)
41.38 KB
Speed:0
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報R
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)