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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その6 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/03(木) 10:12:47.03 ID:rAdGRfUo
〜前回までのあらすじ〜

コカトリスをクリト…と間違えて呼んでしまったダメ召喚士は、
パーティー仲間の頼れる戦士、どうみても処女な魔道士(戦士談)
スタイルいいが無口な盗賊(戦士談)と力を合わせ、数々の出会い、
そして別れを経験し困難を乗り越えて行く。盗賊の故郷である東方を
訪れた四人は、東方の危機に直面し、事態は佳境を迎えるのであった

7xまとめ様(いつもありがとうございます)
http://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/summoner_ike_Cockatrice.html

キャラクター人気投票所(コメがあると嬉しいらしい)
http://vote3.ziyu.net/html/cocka.html

前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1258977379/

過去ログ
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1256864948/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1257265640/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1257266712/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1258207232/
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【進撃の巨人】俺「安価で巨人を駆逐する」 @ 2024/04/27(土) 14:14:26.69 ID:Wh98iXQp0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714194866/

諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/03(木) 10:30:49.36 ID:AWJZ.WEo
>>1乙でっす
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/03(木) 10:34:47.13 ID:1SXa/sDO
>>1
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/03(木) 10:37:09.64 ID:iRYk6ISO
>>1
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/03(木) 12:24:51.58 ID:h8U4esDO
>>1
あらすじが秀逸だな
乙!
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/03(木) 13:44:57.36 ID:yrpq6.SO
いちょーつ!
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/03(木) 13:53:10.29 ID:CAP/IlUo
いちおつww
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/03(木) 13:56:59.29 ID:C4kdj6k0
>>1
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/03(木) 15:48:56.26 ID:FJl7mgDO
>>1
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/03(木) 16:31:07.69 ID:8SkA/gSO
乙!
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/03(木) 16:46:39.92 ID:5lQQJOEo
魔導師、絶対おっぱいデカイって。
12 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/03(木) 17:17:52.50 ID:rAdGRfUo
スタッ…

小鬼「…?にん…げん!?」

盗賊「…」

突然空から舞い降りる盗賊に呆気を取られる小鬼。

その刹那、背後に着地した水忍により、小鬼の首が飛ぶ。

餓鬼「…!?人間だ!!」

戸惑う妖怪達を横目に、二人は刀を構え駆け抜ける。

シュバッ!!…タタッ…ザシュッ…ザンッ!!…タッ…

盗賊「……次っ」

二人の素早い動きと、突然の出来事に付いていけず、

妖怪の群れは次々と倒れていく。

水忍「…むっ!?」

盗賊の後方より迫る飛来物を、水忍は刀で払い落とす。

盗賊「…何者!?」

二人が振り向くと、城への通路から一匹の鬼が現れる。
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/03(木) 17:19:51.42 ID:onGiV2AO
リアルタイムktkr
14 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/03(木) 17:30:07.00 ID:rAdGRfUo
水鬼「…侵入者…か?」

水忍「先程までの雑魚達とは…様子が違いますね」

盗賊「…あぁ」

水鬼「たかが二匹?クッハハ…!ナメられたもんだ!」

ザッ…

水忍「姫…お下がり下さい…」

水鬼「クハハッ!カッコイイねぇ…色男!」

水忍「おや…妖怪にも分かりますか」

水鬼「…バカにしてんだよ、バーカ」

水忍「そりゃどうも…」

水鬼「……!!」

激昂した水鬼が、金棒を振りかぶり、突撃してくる。

ブンッ…ドゴォッ!!

水忍は金棒の乱撃をいとも容易くかわす。

ブォッ…フッ…タタンッ…
15 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/03(木) 17:44:39.90 ID:rAdGRfUo
水忍「……この程度か?」

水忍が金棒を掻い潜り、水鬼の横っ腹を斬り付ける。

水鬼「…なぜ『スイキ』と呼ばれてるか教えてやるよ!」

そう言うと、水鬼は左手を水忍に向けて振りかぶる。

水忍「……!?」

バッ!!……バシュッ…

水忍後転し身をかわすが、飛来物が左肩をかすめ、血が地面に滴る。

水忍「…何だ?何か持っていたか…!?いや…っ」

水鬼「クハハッ!な〜にビビってやがる!ほらっ、来いよ色男!」

再び左手を上げ、水鬼は無数の飛来物を飛ばす。

水忍「ちっ…!!」

水忍は刀を垂直に構え、飛来物の軌道を確かめ、弾き落とす。

水忍「…こ、これは!?」

盗賊「……水滴!?」

その瞬間、水鬼が間合いを詰め、金棒を振り下ろす。
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/03(木) 17:50:21.28 ID:pMms0nUo
サムスピか
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/03(木) 17:51:55.87 ID:pFQz6QDO
水鬼をみずきと読んで歌ったり漫画描いたりしそうと思ったのは俺だけでいい
18 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/03(木) 18:02:45.32 ID:rAdGRfUo
ブオンッ!!……ギキィィンッ!!

水忍「…っ!!」

水鬼の一撃により水忍の刀が折れ、刀身が宙を舞い、地に刺さる。

水鬼「よく防いだな…と言いたいが、終わりだな」

水忍「あぁ…参った。見逃してくれるか…?」

水忍は立ち上がり折れた件を鞘に収め、呟く。

水鬼「何か隠してやがるな…?バレバレなんだよ」

水忍「そうか…?近づいてみろよ…」

水鬼「近づけば、罠張ってるって言ってるようなもんじゃねぇか!」

水忍「…やれやれ」

水鬼「クッハハハ!とっておきで殺してやるよ!」

水鬼は金棒を投げ捨て、両手を前に構える。

水鬼「…近づかなくても…これで余裕だっ!」

水鬼が叫ぶと、宙から大量の水が降り注がれる。

ドドドドド…ドゴゴゴオォォ…!!
19 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/03(木) 18:09:30.78 ID:rAdGRfUo
盗賊「水!!空だっ!!」

水忍「姫っ!!屋根へっ!!」

水忍の声と共に、二人は城壁の屋根に飛ぶ。

しかし水鬼は降り注ぐ水を水忍の足に絡ませる。

水忍「なにっ!?…しまっ…」

ドドオォォォン…バシャッ…

水鬼「さぁ、まずはお前から溺死しろ!クハハァッ」

大量の水は津波と渦を起こし、城壁までもを押し曲げる。

盗賊「…くっ!!」

水鬼「大人しくしてろ!次はお前だ…たっぷりいたぶってやるぜ!」

盗賊「……水っ」

水鬼「色男が心配かい?…ま、あの世で仲良く…」

盗賊「…心配は…しておらぬ」

水鬼「…強がるなって!クハハッ!!」

そう語る水鬼の前に水しぶきが激しく上がった。
20 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/03(木) 18:15:35.76 ID:rAdGRfUo
戦士「…何だっ!?」

巫女「出丸の方ですね…!」

戦士「ヤバイか…?しかし動いていいものか…」

巫女「……」

戦士「仕方ねぇ…!動くか!!」

巫女「…はい!」

タッタッタッタッタ…

水鬼「…何だ…!?」

ザバァッ…チャポッ…ポタッポタッ…

水鬼「……な、何なんだ!?」

盗賊「……」

水鬼「何で…水の上に…?浮いてやがる!?」

水鬼の前に水忍が現れ、水上に腕を組み立ちはだかる。

水忍「……あぁ、私も名乗るべきだったな」

水鬼「!?

水忍「私は水忍…五行の水遁を司りし、忍だ」
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/03(木) 18:24:19.35 ID:a0a9QmI0
なぜかKYO思い出した
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/03(木) 18:28:06.95 ID:7QYiAlYo
水忍かっこいい
23 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/03(木) 18:30:10.03 ID:rAdGRfUo
水鬼「…水…忍!?」

その刹那、水忍が両手で印を結び水鬼を睨む。

水忍「…はぁっ!!」

ドドオォォォ…ズザアァァ…!!

出丸を埋める水が集まり、水鬼の周辺に集まる。

水鬼「…ま、待て…っ」

周囲の水は一点に固まり、水柱となり、水鬼を飲み込む。

水忍「溺死しろ!…だったかな」

水柱に取り込まれた水鬼はもがきくるしむが抜け出せない。

水鬼(くっそ……くっそぉ…!!)

水忍「もがけばそれだけ死が早まるぞ…?」

水忍は一言残し、そのばを立ち去る。

水鬼(……バカがっ!!)

水柱の中から水鬼が水滴を飛ばす。

バシャァッ…!!……ドズッ…

鋭利に尖った水滴が、水忍の背を貫いた。
24 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/03(木) 18:38:56.68 ID:rAdGRfUo
水鬼(クハッ…クハハッ!!バカがっ!!)

盗賊「!?」

水鬼(…な、何だ…?なぜ水柱が解けない!?)

背を貫かれた水忍の身体が弾け、水滴と化し地面に落ちる。

水鬼(!?…な、なにが起き…)

シュバッ…

水忍「水遁…霧隠れの術…」

水鬼の背後に水忍の姿が現れる。

水鬼(…霧…?何だ…!?)

水忍「水面の反射に己を映し出し実像を隠す…」

語りながらゆっくりと歩み、鞘から刀を取り出す。

水鬼(…くっそぉ…!背後で何が起きてやがるっ!?)

下段に構える折れた刀に、水の刀身が作り上げられる。

水忍「水と言えど、凝縮すれば絶大な切れ味を誇る…」

盗賊「…」

水忍「ま、お前はよく分かってるか…」

ザシュウゥッ…

水忍の一撃は水柱ごと水鬼の身体を真っ二つに切り裂いた…。
25 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/03(木) 18:44:09.21 ID:rAdGRfUo
ブシュッ…ドシャアァァ…

崩れ落ちる水鬼と共に、水柱が雨となり降り注ぐ。

タッタッタッタッタ

戦士「盗賊っ!?」

盗賊「戦士っ…!」

巫女「だ、大丈夫ですかっ!?」

盗賊「…いま、終わった…開錠する」

盗賊は屋根を降り、中から出丸の門を開錠する。

ギギ…ギイィィィッ…

戦士「…!?水…?」

盗賊「…あぁ」

戦士「魔物は…もういねぇみたいだな」

盗賊「…水忍がほとんど…片付けた」

戦士「…流石ですね!!」

水忍は刀を鞘に収め、口元の布を外し、肩の傷口を止血する。

水忍「水も滴る……て奴かな…。ふふっ」
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/03(木) 18:47:31.10 ID:rAdGRfUo
帰りまする!水忍なんぞでこんなにレス消費しちまったorz
女性の皆様、彼の活躍を称え清き一票を!
…てか投票所がカオスすぎる!長文と>>1がイミフw
そしてゴルリンはもう許して下さい…そのうちキングベヒンもスも出るよ〜
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/03(木) 19:02:02.50 ID:yrpq6.SO
>>1乙!気をつけて帰れよ!
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/03(木) 19:04:59.46 ID:MEEWQHIo
某スレの作者みたいに事故に巻き込まれるなよ!
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/03(木) 20:10:17.88 ID:Xr9NQwAO
新スレ乙
今まで見た長編SSで一番面白いわ。
最後まで支援するから頑張れー!
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/03(木) 20:10:45.43 ID:kpLnXMAO
水忍かっこよすぎ勃起した
今日も面白いよ>>1乙〜
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/03(木) 22:24:27.11 ID:u2e7wkSO
なぜか水忍をずっと女だと思ってた…
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/03(木) 22:29:46.64 ID:B2D6K6ko
>>31
忍び装束着たら口調が変わる女性がいたよね
水忍も男装の麗人に脳内変換すればいいじゃんw
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/03(木) 22:33:04.70 ID:MEEWQHIo
>>32
侍女・・・・
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/03(木) 22:33:10.63 ID:VmqPGGoo
つまりくのいちの術もマスターしてると…
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/03(木) 22:36:20.46 ID:rfS32ywo
山田風太郎的な
36 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/03(木) 23:12:36.04 ID:oJC1m0Mo
戦士「…この先がいよいよ本城か」

盗賊「……だな」

水忍「今の騒ぎで増援も来るでしょう。早めに…」

戦士「…だな」

巫女「この先は一本道です。行きましょう」

タッタッタッタッタ…

〜北の城、三の丸〜

中央に牛の顔をした巨大な妖怪が立ちそびえる。

水忍「あれは…牛頭…!!」

牛頭「…ん?人間か?」

戦士「……いやなツラを思い出させるぜ」

牛頭「さっきの物音はテメェらか…水鬼の雑魚が情けねぇ…」

盗賊「……」

牛頭「まぁいい、相手にするのも面倒だ…ヴオォォォー!」

牛頭の雄叫びにより、無数の魑魅魍魎が姿を現した。
37 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/03(木) 23:21:01.92 ID:oJC1m0Mo
戦士(……いたっ!!)

鬼は両手を上げ、合図する。

戦士(バッカやろう…!目立つだろっ!)

牛頭「さて…この数を相手にどこまでやれるか…」

盗賊「……やるさ!」

先陣を切って、盗賊と水忍が駆ける。

群がる魑魅魍魎をクナイで迎撃し、左右から背後に回り込む。

戦士「さぁ…行くぜぇっ!!」

すかさず戦士が雷切を構え、正面から群れを斬り伏せる。

轟く雷鳴と共に数匹の妖怪が無抵抗に吹き飛ばされる。

牛頭「……ほぉ」

空中から戦士めがけ、飛びつく魍魎達へは、

後衛より巫女が布の式神により、地面にはじき落とされる。

ザシュウゥッ!!ガカアァァッ!!…

戦士「牛の化け物…、かかってこいよ!!」
38 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/03(木) 23:30:57.89 ID:oJC1m0Mo
ズシンッ…ズシンッ…

牛頭「いい度胸だ…!」

戦士「態度までソックリだ…笑えねぇ…!」

戦士は勢い良く走り、牛頭の足元から雷切を振り上げる。

ヒュオッ…ギキイィィンッ!!

牛頭はサーベルのような巨大な刀を盾に、雷切を防ぐ。

牛頭「このまま圧しきってくれるわっ!!」

牛頭は徐々に力を込め、戦士を押し潰す。

ググッ…ベキッ…ビキ…

戦士「…ぬぅ…!……ぐっ!!」

牛頭の怪力により、足元の床に亀裂が入る。

盗賊「…!…戦士っ!」

牛頭「……ぬぅんっ!……っ!!」

戦士は力の限り押し返すが、若干体制を戻すのみに留まる。

牛頭は刀を一度外すと、左拳で戦士を殴り飛ばした。
39 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/03(木) 23:45:39.85 ID:oJC1m0Mo
巫女「!!…いけないっ!!」

巫女は素早く布を伸ばし、戦士の身体を包む。

ザシャアァァ…

戦士「…っう…!」

タッタッタ

巫女「大丈夫ですかっ!?」

戦士「あ…あぁ、コイツおお陰で軽減出来た…っ」

一反木綿「良かったのぅ…感謝せぇよ」

戦士「…!?しゃ、喋れたのか…!」

巫女「あ、し…式神の一反木綿です…」

一反木綿「よろしゅう」

戦士「…あ、あぁ

牛頭「…何をベラベラと喋ってやがるっ…!」

ズシンズシン……シュバッ…ドシュッ!!

盗賊「…こっちだ!」

盗賊の飛ばしたクナイが牛頭の左手の甲に突き刺さる。
40 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/03(木) 23:54:27.85 ID:oJC1m0Mo
牛頭「…うるせぇ蝿だなぁ!!」

牛頭は刀を振りかぶり、盗賊を狙う。

しかし、牛頭の背後には水忍が飛びかかり、隙を狙う。

牛頭「もう一匹いたかぁ!!」

ザシュウッ

牛頭の一閃した先に、水しぶきが飛び散る。

水忍「水遁…霧隠れの術…」

盗賊の前に立ちはだかり、水忍は牛頭の右すねを水の刀で斬る。

バシュウッ!!

牛頭「…こ…のっ!!」

ドズウゥン!!

巨大な刀を振り下ろすが、二人の忍びは左右に分かれ、飛び散った。

牛頭「癇に障る蠅共だ…っ!!」

牛頭は天井めがけて雄叫びを上げ、戦士を見る。

牛頭「ヴオオォアアァァァッ!!」

その直後、口から巨大な炎を、戦士に向けて吐きだした。
41 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 00:00:12.73 ID:PlpTBWso
ドドォンッ!!ゴアオォォォ…!!

水忍び「…っ!!」

牛頭の放つ炎に気づいた水忍びは、素早く印を結び、

手元から龍のようにうねる水しぶきを放つ。

ドドオォ……バシュウゥゥッ!!

炎と水が激しくぶつかり合い、三の丸は瞬く間に、

水蒸気に包まれ、あたりは濃霧のように視界を閉ざす。

戦士「…今だっ!!」

ダンッ!!

戦士が水蒸気の中を走り、牛頭の影を捉える。

牛頭「…くっ!!だがっ…!!」

牛頭も同様、戦士に気づき、刀を振りかぶる。

しかし、右腕には布が巻きつき、その動きは制限される。

牛頭「なっ!?」

戦士「うおりゃあぁっ!!」

ザシュウゥゥゥッ…ガカアァァッ!!
42 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 00:07:48.45 ID:PlpTBWso
戦士の一撃は牛頭の首を吹き飛ばし、電撃を帯びた

牛の頭は、地面に叩きつけられ転がる。

巫女「…や、やった…!」

水忍び「…お見事」

スタッ

戦士「はぁ…はぁ…!!」

牛頭が倒される姿を見て、魑魅魍魎は上階へ逃げ出す。

ドゴォ!!…ベキッ!!…ゴシャァッ…

鬼「グハハハッ!!逃がすかよっ!!」

魍魎「!?」

突然の出来事に魑魅魍魎は一瞬たじろぐが、

お構いなしと言わんばかりに、鬼の棍棒が蹂躙する。

鬼「さぁっ!まとめてブチ殺してやらぁ!!」

ほとんどの魑魅魍魎は鬼の攻撃に息絶え力尽き、

残る妖怪達も必死に上へと逃げ帰って行った…。
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/04(金) 00:14:02.23 ID:PlpTBWso
なんかバタバタで全然進まなかったですね。すいません!
では寝ます。おやすみなさい!ノシ
ついに投票で>>1がトップになりました!ってなんでやねん!

バーテン「……お前」

占い師「…い、いいのよっ!ああいうのは若い子達に任せて…」

バーテン「……飲めよ。俺からのオゴリだ」

占い師「……ありがとう」

カラン…グイッ…ゴクッコクッ…

場末のバーは夜に染まっていった…・。
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 00:28:04.46 ID:DXgjHxgo
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/04(金) 00:29:17.40 ID:TFLXvIAO
おつ!

占い師はいらない子みたいなので私がもらっておきますね
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 01:07:20.49 ID:VsC2cAAO


バタバタでも投下する>>1
なんだいったい皆勤賞でも狙ってるのか?賞金なんて出ないぞ?

だから、




私の愛をかわりに受け取って♪
このユニコーンの角よりも立派なチンコーンをぶち込んでやろう
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 01:11:11.48 ID:6.ohW36o

続き楽しみにしてるよ

>>46
なら俺は鬼の金棒ならぬ淫棒を……
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/04(金) 01:52:16.01 ID:XgH22gAO
今夜も>>1を守るための寝ずの番か…












寝てる隙にあんな事やこんな事をグフフ...ん?くっ、目にゴミが
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 02:03:25.99 ID:k1qK.Ico
ゴシュッ
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/04(金) 07:55:07.80 ID:ZUuuWkAO
投票wwww人減った?
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 09:32:26.60 ID:jlZg59.o
いちさんへ

いつもかいしゃでうんこするときにはいけんしています。おかげでうんこのじかんがながいとぶかにいじられますがめげずにきょうもげんきはつらつうんこたいむです。これからもがんばれいちさん!

小さな会社の業務部長 39歳
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage sage]:2009/12/04(金) 09:49:10.08 ID:ItltnD.o
牛頭とミノタンの違いをkwwsk
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/04(金) 10:23:40.33 ID:Eg/nMwSO
>>52
ミノ…迷宮でぼっち
牛頭…馬頭って相方がいる
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 10:34:02.20 ID:fpiV2A.o
>>53
ミノ 洋物
牛頭 和物
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 10:48:52.60 ID:qEgBv0Qo
ミノ

ふりおろす
ふりまわす
火を吹く

牛頭

…牛鬼だった
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 11:15:14.35 ID:F/WL5rUo
 
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/04(金) 11:19:37.43 ID:NIutBbQo
夜組の皆様、ご支援感謝!朝組の皆様、おはようございまする!

>>46-48
朝起きたらお尻が痛いです。何故ですかね…?

>>51
部長、専ブラあるならそっちでいいじゃないですか!

>>52-55
ミノはGカプー、牛頭はうしちちです。嘘です

今日は仕事暇だといいな…まだAMと油断してるうちに続き↓
58 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 11:21:19.96 ID:NIutBbQo
鬼「ちぇっ…!少し逃がしちまったわ」

戦士「構わねぇよ…放っておきな」

ザッザッザ

戦士「しかし…死んでも倒れねぇとは…大したもんだな」

鬼「ぐはは!コイツは俺の次ぐれぇに強いからな!」

戦士「じゃあ、ここの奴らも大した事ねぇな…」

鬼「な、なにぃ!?ふざけんじゃねぇ!!」

水忍「…姫、この牛頭の首ですが…」

タッタッタ

盗賊「…ん」

その時、牛頭の目が見開き、大きな口を開く。

水忍「何っ…!?」

盗賊「くっ!!」

牛頭「グオアハハハッ!!」

牛頭の首が二人めがけて飛び掛かる。
59 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 11:30:18.37 ID:NIutBbQo
水忍「ちぃっ!!」

水忍は右に飛びかわしつつ、印を結ぶ。

牛頭「喰ろうてやるわ!グハハッ!」

飛びつく牛頭の首を盗賊は蜘蛛切でいなす。

牛頭はそのまま蜘蛛切へ噛り付き、攻撃を防ぐ。

戦士「盗賊っ!!」

鬼「…うおっ!!」

首のない牛頭の体が両手で巨大な刀を振り下ろす。

シュバッ!!……ドズウゥゥン!!

戦士と鬼は素早く身をかわし、次の攻撃に備えるが、

牛頭の放った一撃は床を突き破り、激しい亀裂が走る。

バキッ…ベキベキィ…バゴオォォンッ!!

戦士「ぐあっ…!?」

鬼「うおぉっ!?」

巫女「戦士さんっ!!」
60 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 11:37:34.08 ID:NIutBbQo
巫女は素早く一旦木綿を伸ばすが間に合わず、

二人と牛頭の体は、下階の闇へ消えて行く。

巫女「…っ!!」

ガチガチッ…ギリッ…

盗賊「……んっ!!」

盗賊と牛頭の首が睨み合い、その後ろで水忍が隙を窺う。

その時、出丸側の通路よりクナイが放たれ、牛頭の頬を直撃する。

水忍「!?…姫っ…離れて下され!!」

盗賊「…うむ!」

タンッ!!

水忍「今度はこちらがたっぷり喰らわせてやる!」

水忍の印が完了すると同時に、牛頭の首下から、

尖った針のような水が現れ、牛の頭を串刺しにする。

ドドォォ…ザシュウゥゥ…!!

牛頭「…がはぁっ…ぁ!!」

牛頭の首はそのまま動きを止めた…。
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 11:57:32.12 ID:zNCM3IAO
牛頭しつこ!
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 12:10:22.68 ID:H8vGCIDO
牛頭ってごずってよむんだよな…思い出すまでうしあたまって読んでたorz
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 12:12:51.07 ID:iUuPvESO
そろそろ俺の亀頭の出番か?
64 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 12:20:13.22 ID:NIutBbQo
盗賊「…誰…だ?」

水忍「……」

テクテク

盗賊「…侍女!?」

侍女「姫っ!水も無事ですか!?」

盗賊「…ん?…あ、あぁ」

水忍「どうしてお前が…」

侍女「えぇ…!御館様の命で姫を守れと」

盗賊「……父上」

侍女「それに…姫が困った時は私の出番っ!ねぇ?姫!」

盗賊「……そうだな」

水忍「……」

侍女「さぁ…お友達を助けに行きましょう!」

盗賊「…水」

水忍「はい、そうですね…」
65 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 12:37:39.62 ID:NIutBbQo
ドスッ…

言い終えると水忍は刀を侍女へ突き刺した。

侍女「……!?」

水忍「……」

侍女「…な、な…ぜ」

水忍「普段はそうですけど…任務中は…」

盗賊「…そのように…喋らぬ」

侍女「……っ!」

侍女に化けた影は、あえなく力尽きた…。

チャキッ…

水忍「一匹とは限りませんな…」

盗賊「…あぁ」

水忍「…巫女殿、なるべく我らから離れぬよう」

巫女「は、はいっ!」

タッタッタッタッ…
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/04(金) 12:47:04.65 ID:c7lbjG20
>>63
誰馬www
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 14:04:50.18 ID:ORxf/.DO
>>63
亀頭をカメアタマって読んでたんだけどホウケイって読むんだな
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 14:06:26.36 ID:tQVzOqQo
じゃあ、乳頭は?
69 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 14:10:34.46 ID:NIutBbQo
〜北の城、門外〜

ドドッ・・・ドドッ・・・ドドッ・・・

武士「見えて来たっ!北の城でござる!」

召喚士「…門が開いている…!?」

武士「開いている…というより…壊れて…!?」

魔道士「も、門の中に人がっ!」

ドドッ…ザザァ…

門内には倒れている女性と老人の姿がある。

召喚士達は下馬し、二人に近づく。

召喚士「ど、どうしました…?」

老人「ほっほ…いや何、城へ来てみれば何やら人が倒れておってな…」

武士「……巫女殿!?」

武士は巫女を抱え起こす。

巫女「…っう……ん」

武士「巫女殿…!しっかり!!」
70 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 14:19:44.68 ID:NIutBbQo
老人「知り合いかね…?」

巫女「…っ!!」

武士「気付いたか…!良かった」

巫女「武士…様!?…そ、それにお爺さんも…!?」

召喚士「…!?」

武士「何があった!?聞かせて下されっ!」

巫女「…は、はいっ」

巫女はこれまでの経緯を召喚士達に話す。

召喚士「なるほど…戦士がその鬼と…」

武士「そして…御庭の姫君が…!」

召喚士「黙っていて…すみません」

武士「いえっ、お気にせず。話せない事もあるでしょう…」

召喚士「それで…巫女さんは名代さんの…?」

巫女「はい。間者として使わされ…途中で戦士さん達と…」

武士「…そうであったか」

巫女「お爺さんは…何故!?」

老人「この城に用があって、訪れたらお主が倒れておったのじゃよ」

巫女「無事で良かったです…」

召喚士「戦士…無事であってくれよ…!」
71 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 14:50:56.83 ID:NIutBbQo
テクテク

召喚士「戦士は…この下か」

巫女「はい…助けたかったんですが…」

魔道士「戦士さん…」

テコテコ

座敷「おー!木綿〜!」

一旦木綿「なんじゃ、座敷か…!」

座敷「元気そうで何よりだなっ!」

武士「巫女殿…!地下への道は…?」

巫女「いいえ…地下なんて聞いた事も…」

召喚士「飛び降りるしか…ないか」

武士「皆で…行くか…」

魔道士「盗賊さん達も心配ですね…」

召喚士「魔道士さんと武士さんは先へ…!」

武士「大丈夫で…ござるか…?」

召喚士「はい。盗賊さん達を助けてあげて下さい!」
72 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 14:55:24.86 ID:NIutBbQo
巫女「私も戦士を助けに…行きます!」

召喚士「いやっ…!でも…」

巫女は一旦木綿を、ロープのように床穴に垂らす。

巫女「これに掴まって降りれば大丈夫です!」

武士「…分かり申した。それでは先を急ぎまする!」

魔道士「召喚士さんっ、気を付けて下さい!」

召喚士「ありがとうございます!」

タッタッタッタッタ

召喚士「お爺さんは…、早く城を…」

老人「ワシも行くよ…何、安心せい…ほっほっほ」

召喚士「……」

巫女「このお爺さんは険しい山道も苦としないんですよ」

召喚士「お爺さん…何が目的なんです?」

老人「大名に招かれとったんじゃが…これでは無駄骨やも知れぬの」

召喚士「……危険だと思ったら、すぐに退いて下さい」
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/04(金) 14:56:37.40 ID:NIutBbQo
>>72
おいこら巫女、いつから呼び捨ての仲になったんだゴラァ

×巫女「私も戦士を助けに…行きます!」
○巫女「私も戦士さんを助けに…行きます!」
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 15:13:58.03 ID:pQWcbxwo
支援
75 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 15:21:38.69 ID:NIutBbQo
〜地下〜

戦士「っく!……いってぇ…!!」

鬼「まさか、床が抜けるとはなぁ」

戦士「…暗くて何も見えねぇ」

ザッザッザ…

戦士「牛頭のヤロウには気を付けねぇとな…」

鬼「あぁ、それなら任せろ」

戦士「あん?」

鬼「妖怪なら妖気で察知出来るぜ!」

戦士「ほー…頼もしいな」

鬼「任せとけや、相棒!」

戦士「誰が相棒だっ!馴れ馴れしい!!」

ザッザッザ

戦士達の前にうっすらと灯りが見えてくる。

戦士「松明…?誰だ…!?」
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/04(金) 15:25:46.96 ID:UUXuLGYo
松明…ほほう、こう書くのか。
一つ勉強になった。
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/04(金) 15:28:59.51 ID:TFLXvIAO
占い師の言ってた老人はこっちなのか…?
78 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 15:30:59.78 ID:NIutBbQo
鬼「!?」

戦士「…し、召喚士!?」

召喚士「…!?」

戦士「待ってたぜ!この野郎〜!」

召喚士「戦士!?無事で良かった…!」

ザッザッ

召喚士「…はっ!?」

戦士「…ん?あぁ、コイツは魔物だが味方…」

シュバッ…ドゴオォォ…!!

戦士が言い終える前に、鬼の棍棒が召喚士を叩き潰す。

戦士「…!!バカヤロウッ!味方だ!」

鬼「……けっ!」

召喚士「……う…うぅ」

戦士「人間には手を出すなと言ったろ!大丈夫か!?召喚士!」

鬼「あぁ!約束したぜ…!」
79 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 15:43:11.15 ID:NIutBbQo
戦士「…はぁ?」

鬼「さっき言ったろ、妖気で分かるって…」

戦士「…まさか・・・この召喚士…!?」

鬼「クセェ妖気がプンプン漂ってやがるぜ!」

戦士「クセェってお前もそうだろ…」

鬼「おらっ、正体現せ!」

鬼は倒れる召喚士を蹴飛ばす。

バキィッ…ドスンッ…ドッ…ボゥン!!

煙と共に召喚士の姿が猫のような妖怪へ姿を変えた。

鬼「コイツは化猫、人間をマネて襲うのが得意な卑怯モンだ」

化猫「…なんで…おま…」

ガスッ!!

鬼「な…?人間は殺さねぇって言ったろ?」

戦士「……す、すまねぇ」

鬼「妖怪は人を騙すのが大好きだ。だがな、鬼は絶対に嘘をつかねぇ!」
80 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 15:47:50.73 ID:NIutBbQo
召喚士「行けっ!サラマンダー!!」

シュイィィン

サラマンダー「なんやねん…」

召喚士「あ、結界を…」

サラマンダー「んなモンシルフにでも頼みぃー」

召喚士「いやいや!サラマンダーさんの結界がいいなぁって…」

ピクッ

サラマンダー「ほ、ほぉ…?」

召喚士「お願い出来ませんかね…?」

サラマンダー「ええわ、やったる!ようやっと分かってきたな、お前!」

召喚士「お、恐れ入ります…じゃあ、とりあえず降りましょう!」

サラマンダー「おっしゃあ!いくでぇ!」

召喚士「で、では先に降ります…」

シュルシュル…シュルッ……

召喚士に続いて、巫女と老人も地下へ降りて行く。
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/04(金) 15:51:11.24 ID:XgH22gAO
>>79
俺の中で鬼銘柄が急成長してる件
82 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 15:55:37.23 ID:NIutBbQo
スタッ

巫女「暗くて何にも見えない…」

サラマンダー「嬢ちゃん!ワシが照らしたるわ!」

召喚士「さっすがサラマンダーさん!!」

座敷「さっすがさらまんだーさんっ!」

サラマンダー「そやろ!?ワハハハハ!おっと…」

召喚士「!?」

サラマンダー「…結界張ろか」

召喚士「!?…あ、結界はまだ…大丈夫かなぁ…」

サラマンダー「そか?」

召喚士「とりあえず…待機してましょう、待機!」

サラマンダー「?…まぁええわ。今日は気分がえぇ。一緒に居てやるわ!」

ザッザッザッザッザ

戦士「…灯り?召喚士!?」

召喚士「戦士!?…と、だ…誰…?魔物!?」

鬼「……んーコイツは人間だな!グハハッ!」
83 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 16:01:36.55 ID:NIutBbQo
戦士「コイツは鬼。魔物だが、まぁ…仲間…かな」

鬼「よろしくな!俺はコイツの相棒だ!グハハッ!」

戦士「いい加減にしろ!」

召喚士「な、仲良さそうだね…はは」

戦士「なんか…んっ!?…巫女さん!」

巫女「戦士さん!ご無事でしたか…!」

戦士「あぁ…すまねぇ。盗賊と水忍さんは?」

巫女「私が気を失ってる時には…もう。おそらく先へ進んだかと…」

戦士「そっか…そりゃ仕方ね……!!」

老人「ほっほっほ」

戦士「ジーサン!アンタまで何で!?」

巫女「気を失っていたところを助けてくれたようで…」

召喚士「大名に呼ばれたそうだ」

戦士「ふーん…そうか」

鬼「んー…皆、人間みてぇだな」
84 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 16:07:59.70 ID:NIutBbQo
戦士「んで、サラマンダーと一緒のチビッコは?」

召喚士「ん?あぁ…実は…」



戦士「なるほど…名代さんか…」

巫女「私の主です」

戦士「なかなか色モノパーティーになってきたな!ハハハッ!」

鬼「全くだわ!!グハハッ!」

戦士「お前が言うなっ!」

召喚士「ふふっ…あははっ…!」

鬼「お前何モンだ?嗅いだ事ないな…」

サラマンダー「あん?召喚獣ナメてるといてまうぞ?コラ!」

座敷「式神もだぞ、こらーっ!!」

鬼「式神みてーなモンか?ま、俺とは真逆の存在だわな」

座敷「おう!鬼ー、ヨロシクなー!」

老人「ほっほっほ…不思議な連中じゃ」
85 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 16:18:08.40 ID:NIutBbQo
鬼「…!来やがった!!」

戦士「…まさか」

鬼「正真正銘…人を食い散らかした、臭せぇ妖気だ!」

召喚士「…っ!!」

戦士と召喚士が前に立ち、巫女は老人と後方へ移動する。

ドズン…ドズン…

鬼「…一匹じゃねぇな!」

戦士「…まずは…牛頭を叩く」

戦士は松明を拾い上げ、雷切りを右手に持つ。

召喚士「サラマンダーさん!」

サラマンダー「任しとき!」

サラマンダーが召喚士達の上に移動し、辺りを照らす。

ドズゥン…ドズゥン…

戦士「…来やがった」

パーティーの前に首のない牛頭が、再び立ちはだかる。
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 16:24:33.46 ID:oJ4sWMAO
ちょwwwwww
ランキングにクリトリス入っとるwwwwwwwwww
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 16:42:35.60 ID:UzDvpOgo
 
88 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 16:53:39.23 ID:NIutBbQo
召喚士「く、首がないのに…生きてる!?」

戦士「どういう仕組みになってんだよ…アレ」

鬼「知らねぇ。俺もそうなのかもな!グハハハ!」

巫女「座敷っ!おいで」

座敷「はいよーっ!」

鬼「牛頭の後ろにもう一匹。んで、あと一匹いるな…どこだ?」

牛頭の背後から地鳴りのような声が響き渡る。

金鬼「ヌワハハハ!鬼と人間が手を組んでおるのか!?」

戦士「…これまた厄介そうなのが来たな」

鬼「アイツは金鬼、頑丈で刀を受け付けねぇぞ」

召喚士「それなら…俺の出番だな」

戦士「頼んだ。牛頭は俺とコイツで倒す!」

召喚士「…頼む!」

鬼「さーて…俺もようやく暴れられるぜ!!」

ダッ!!

鬼は牛頭の元へ一気に走り出し、戦士がその後に続く。
89 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 17:00:17.49 ID:NIutBbQo


水忍「地下への通路はありませんね…」

盗賊「…あぁ」

水忍「…先へ…行かれますか?」

盗賊「…奴らもヤワではない…大丈夫だろう」

水忍「…御意に」

シュバッ!!…タッタッタッタッタ…

〜北の城、二の丸〜

盗賊「!?」

水忍「!!」

タタタッ…ザッ

風鬼「我が名は風鬼…!」

馬頭「何をしておるのだ…下階の奴らは…」

盗賊「…強いな」

水忍「馬頭と牛頭は対なる妖怪。同等と見て宜しいかと」

馬頭は巨大な薙刀を振り回し、身構える。
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 17:23:06.07 ID:zNCM3IAO
???巫女は…どっちが…?
91 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 17:26:22.58 ID:NIutBbQo
水忍「さて…どうしたものか」

風鬼「たった三人で…人間にしちゃ頑張ったな!」

水忍「姫…水遁は覚えておられますか?」

盗賊「…あぁ」

水忍「巫女殿はお下がりくだされ…」

巫女「は、はい…!」

シュバッ…タタッ

水忍「姫っ!同印をっ…!!」

盗賊「承知した!」

風鬼と馬頭の周りを駆けながら、盗賊は水忍の印を追い、

自分もまた同じ印を両手で結ぶ。

馬頭「…?」

盗賊「…いけるぞ!」

水忍「水遁…大渦潮!!」

ドドォン!!…ドドドゴオォォォ…!!

両者の後方から現れた、津波のぶつかり合いにより、

巨大な渦が出来上がり、風鬼と馬頭は飲み込まれていく。
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 17:35:06.55 ID:joQrwkDO
東方編→忍者出現→今日の1のIDナルト

この1できる!!
93 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 17:36:42.18 ID:NIutBbQo
巫女「…!」

風鬼「はぁっ!!」

風鬼の一喝により、渦の中心より竜巻が起こる。

渦潮は上空と四方へ吹き飛ばされ、霧となって降り注ぐ。

盗賊「…!?」

水忍「風か…相性が悪いな…」

ズダァンッ!!

竜巻の中より、馬頭が飛び出し、宙より水忍を狙う。

馬頭「ふんっ!!」

水忍「…むっ!?」

ドゴアァッ!!…ガラガラッ…ドシャァ…

間一髪左へよけ、再び印を結ぶ。

しかし馬頭の脇より、風鬼が再び竜巻を放つ。

ビュオォォ…!!…バシイィ…!!

竜巻に巻き上げられ、水忍は後方へ吹き飛ばされる。

水忍「…くぅっ!……ごほっ!!」
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/04(金) 17:38:51.14 ID:NIutBbQo
>>92
NINJA大活躍だってばよ!
むしろIDがNEETBBQみたいで縁起が悪いです
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 17:40:51.49 ID:KIT7w7ko
忍術とか式神とかややこしくなってきたな
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 17:46:26.20 ID:caLVlEEo
毎度おなじみ、式神交換でございます。
97 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 17:49:30.94 ID:NIutBbQo
盗賊「水っ!!」

水忍「…構わず!」

盗賊は水忍の一言により、走る向きを風鬼に変える。

風鬼「さぁ、お前も吹き飛ぶがいいわっ!!」

風鬼の放つ竜巻が盗賊に迫る。

だが盗賊は容易くかわし、更に間合いを詰める。

盗賊「…やっ!」

盗賊が斬りかかる瞬間、もう一つの竜巻が直撃する。

風鬼「おいおい…このぐらい考えろよな!ギャハハッ!」

ゴオォォッ…バシュゥ…バシャッ…

竜巻に飲み込まれた盗賊が弾け、水となり…散る。

風忍「なにぃ!?」

盗賊「…水遁…霧隠れ」

水忍「……お見事!」

盗賊の蜘蛛切が風鬼を、背後から一刀の下に切り伏せた…。
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/04(金) 17:50:53.20 ID:NIutBbQo
>>95
すいません…多分東方終わったら激減しますので…
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 17:55:09.21 ID:w/rUD1w0
盗賊 「螺◯玉!」
こうですね、分かります
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 17:55:46.57 ID:YpYdXVwo
>>98
いいと思うけど、うまいこと関連性など風呂敷を綺麗に畳めたら尚いいね
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 17:59:34.95 ID:QnsWFQgo
>>100
なんで高層ビルから見下ろしてるような発言なんだ
一体何様だよw
102 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 17:59:53.61 ID:NIutBbQo
ドシャアァッ

盗賊「…次っ!」

馬頭「……いい腕だ」

ヒュバッ!!

馬頭が薙ぎ払うが、盗賊はしゃがみ、攻撃をかわす。

続けて馬頭は、薙刀を頭上から振り下ろす。

ドズウゥン…

馬頭「!?」

盗賊は、振り下ろした薙刀の柄に乗り、馬頭めがけて走る。

タタタッ…ザシュッ…ドシュゥ

盗賊「…やはり浅いか」

馬頭「速さはあるが…非力だな」

ブォン!!…ギキィン…キィン…ガキィィンッ…キィン…

盗賊と馬頭は激しい火花を散らしながら、刀身を打ち合う。

水忍「……姫…っ」
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/04(金) 18:00:14.26 ID:cVCyvnI0
あまりこういうことは言いたくないが…

盗賊は 何 故 いままで術使わなかったのか
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/04(金) 18:02:00.49 ID:NIutBbQo
>>103
盗賊は奥義書ないから、覚えてても使えなかったのです
今は水だけ拝借したから水遁は使えます
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 18:02:21.03 ID:caLVlEEo
おっぱいに忍術分の栄養を取られたのだよ。

って言うのは冗談で藤倉の家を飛び出したもんだから
極力忍術は使いたくなかったんじゃないか?
悟られないように。
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 18:03:11.66 ID:YpYdXVwo
>>101
いや、希望を言っただけなんだけどそんなに上から目線だったか?
そう見えてたらすまん、ほんとに謝る
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 18:03:41.15 ID:iUuPvESO
>>96俺の式神:カセイホウケイを式神:ズルムケカリダカと交換してください
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/04(金) 18:06:41.78 ID:NIutBbQo
>>105
おぉ、それもあるかもしれませんなw

>>106
お気にせず!見事キレイに回収したらカッコイイだろうなぁorz

>>107
魔道士「ふふっ…この式神、カワイイですねー!」
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 18:09:06.59 ID:YpYdXVwo
>>103
藤蔵が後付け設定だから
110 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 18:12:30.92 ID:NIutBbQo
盗賊「…くっ!……ふっ!」

馬頭「…押されておるぞ…?どうした?」

水忍「巫女殿…!」

巫女「…は、はいっ!」

水忍「……?い、いやっ…もっと後方へ!」

巫女「あ、は…はいっ」

水忍は馬頭の横へ回り込むと、印を結び、

両手から無数の手裏剣を飛ばす。

水忍「水遁…水手裏剣!」

馬頭「…むっ!!」

盗賊「今だっ!」

タンッ…

馬頭が一瞬目を離した隙に、盗賊が懐から斬り上げる。

だが、馬頭は笑いながら目もくれず盗賊に呟く。

馬頭「かかったな…バカがっ!!」

馬頭から放たれた落雷が、盗賊の頭上に降り注いだ…。
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 18:23:11.11 ID:RLS8Wn.o
>>97の下から4行目風"忍"は誤字かな?
112 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 18:26:10.03 ID:NIutBbQo
盗賊「うあぁぁぁっ!!」

水忍「ひ、姫っ…!!」

ドサッ…

馬頭「愚かなな奴だ…クックク…!」

馬頭は左手で盗賊を吊り上げる。

盗賊「ぐぅっ…!」

馬頭「さて、楽に首を斬り落とすか…それとも…」

ザシュッ……チンッ…ドサッドサァ…

馬頭の左腕と盗賊が地面に落ちる。

水忍「姫っ!!」

タタッ

水忍は盗賊を素早く抱え上げると、後方へ離脱する。

馬頭「…!?な…何が…っ!?」

ザッザッザ…

武士「…拙者が相手を致す。掛かって参れ…!」
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/04(金) 18:28:46.03 ID:NIutBbQo
>>111
余裕の誤字です…よくぞ気付いた。ジュースを奢ってやろう
すいませんでした!またやっちゃった…アチャー
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 18:29:01.28 ID:caLVlEEo
奥義書はCOMPで知識はヒロエモンやデビルアナライザーのようなモノだったのか・・・。
というわからない人にはわからないネタ。

>>107
それだけを交換するとなると式神:ズルムケカリダカは無理ですね・・・。
式神:フタナリダカラを足すと式神:コンギョクフグリをおまけして交換してあげましょう。
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/04(金) 18:32:13.79 ID:NIutBbQo
そういえばこの前、女神転生SJがセーブ中フリーズして、
電源入れなおしたらデータが吹っ飛んだヤシがいるので、
メガテンの話題を避けるといいって式神が言ってた
116 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 18:41:24.97 ID:NIutBbQo
馬頭「…くっ、こ…のっ…!」

武士「大丈夫でござるか…!?」

水忍「姫っ…!息はあるっ!」

馬頭「貴様ァ……ゆ、許さんぞ!」

武士「…こちらの台詞だ」

武士はゆっくりと正面を向くと、鞘に手をかける。

チャキッ…

水忍「…居合いか…!?」

馬頭「片腕だろうがなぁ…この程度ぉぉ!!」

馬頭は右腕で薙刀を振り回し、武士に迫る。

武士「……」

馬頭「喰らえぇっ!!」

キィン…ザシュウゥゥ…

馬頭「……なん…で…」

国綱を鞘に収める武士の背後に、馬頭の首が転げ落ちた…。
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/04(金) 18:45:12.40 ID:NIutBbQo
さて、では失礼致します!ノシ
夜は予定がアレなんですが、来るようにしたいです
本日も多大なるご支援、ありがとうございました!
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 18:49:09.37 ID:caLVlEEo
おつかれさま!武士いいとこ取りww

トラウマ呼び起こさせてごめんなさい。
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 18:50:32.78 ID:1L4myYco
おつかれおつかれー
武士さんまじカッケー!濡れた!
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/04(金) 20:50:20.55 ID:5/dMkkSO
東方編は登場キャラが全員かっこよすぎだろ……
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/04(金) 21:03:02.07 ID:vQrPx.AO
東方編は間違いなくペニス物語の黄金期
いや、これからも期待してるけど面白すぎるよ東方編
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/04(金) 21:25:28.26 ID:XgH22gAO
武士が格好良過ぎて俺の周りに沼が出来た
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 21:49:18.32 ID:F04nucDO
今更だけど奥義書と術ってFF9の装備品とスキル(?)の関係みたいだな
スキルのゲージ貯まるまで極めないと
その装備なしでスキル使うってことが出来ない感じ

9ってそんな感じじゃなかったっけ?
何となく王道な感じの9が好きだけどやったの何年も前だからな……
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/04(金) 21:51:18.55 ID:AuDr5AAO
鬼と武士がいい味出しすぎててファンになった
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage sage]:2009/12/04(金) 22:26:26.10 ID:ItltnD.o
西国編と人気が違いすぎわろす
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 22:27:55.34 ID:0ZqR6S.o
ヒント:王子
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 23:09:51.26 ID:caLVlEE0
>>123 それもあるけど、FF6の魔石のほうがしっくりこない?
まぁ、あのシリーズといわずともいろいろな所でも使ってそうなシステムではあるけれど・・・。
FF9はドワーフに驚いた。ドワーフっていうよりゴブリンっぽさに。
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/04(金) 23:41:10.63 ID:LykUPCco
武士つえぇな・・・。

戦士と同等の強さじゃないか。
129 :超長い補足(読まなくてもおkな内容です) [sage saga]:2009/12/04(金) 23:51:43.21 ID:PlpTBWso
藤蔵の忍術については五行に基づき、

それぞれの五行の書が存在致します

五行を冠する5人の忍は、それぞれの免許を皆伝し、

奥義書を持たなくてもほとんどの術が使えます

ほとんどであって、超必殺技みたいのは奥義書がないと出せません。

奥義書があっても超必殺はゲージ消費が大きいので、

1日1発が限度とか、そんなレベルです

奥義書自体には各々のチャクラを発動させるための

増幅装置のような役目があります

水遁の書であれば、霊山の湧水に、歴代皆伝者のチャクラ、

そういった物が練り込まれ、持っているだけで印さえ結べれば、

水遁の術を発動できます。当然、印は門外不出です

盗賊は藤蔵の姫なので五行全ての印を把握しています

でもご存じの通り、五行には火と水は相容れない、などの

組み合わせがあるので、全ての行を覚えてしまうと皆伝は不可です

てか、一系統しか皆伝は出来ません。当主系統は基本全行覚えるのが

前提の為、忍術を使うには奥義書が必須となります
130 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 23:52:57.62 ID:PlpTBWso
…チンッ

水忍「……一撃…か」

巫女「…」

武士「気配が……おる」

武士は振り向き、その場を立ち去る。

タッタッタッタ…

魔道士「武士さん…っ!」

武士「魔道士殿…大丈夫でござるか?」

魔道士「武士さん早いから…遅くなりました!」

武士「いやっ、拙者は特に…」

水忍「お主っ!まだ終わりでは…っ!」

直後の馬頭の身体が薙刀を振り下ろす。

ザシュウッ!!……ドズゥン…

後ろ向きに放った国綱の一撃が、馬頭の胴を二つに裂いた。

武士「気配が残っておる…と、言わなかったか?」
131 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 23:54:41.45 ID:PlpTBWso
魔道士「武士さん…!」

水忍「いやっ、まだだっ!まだ首がっ!!」

途端に馬頭の目が見開き、魔道士に襲いかかる。

武士が脇から覆い被さるように、魔道士を庇った…。

シュバッ…バ゙グゥッ!!…ブシュウッ!!…

魔道士「…っ!!」

武士「…はっ…はぁっ…!」

水忍「…お、お主……!?」

魔道士「い…いやあぁぁっ!!」

ザシュッ…チンッ!!

馬頭「……ざま…み…ろ…!」

ドサッ…ドサドサッ

魔道士「武士さんっ!武士さん!!」

武士「…だ、大丈夫。左腕を…持っていかれただけ…!」

水忍「すぐに止血をっ!!」
132 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 23:55:57.50 ID:PlpTBWso
ダッ!!

武士「…命に…別条はない!」

魔道士「でもっ…!」

シュルッ…シュバ…キュッ…グッ

水忍「あくまで応急処置だ…これ以上は…」

武士「いや、まだやれるでござるよ」

水忍「!!…お主な…」

武士「まだ…やれる!!」

水忍「相分かった…。もう何も言うまい」

魔道士「と、盗賊さんはっ!?」

水忍「気を失っている…。命には別条ない」

ダッ

魔道士「盗賊さん!盗賊さんっ!?」

盗賊「…っ!?」

魔道士「盗賊さんっ!!」
133 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 23:56:49.94 ID:PlpTBWso
盗賊「…ぁ…!ま、魔道士…!?」

魔道士「盗賊さん…!よ、良かったぁ!」

盗賊「…ふふ…すまぬ」

盗賊は起き上がり、魔道士の頭を撫でる。

武士「…!?み、巫女殿っ!?」

巫女「…!?」

水忍「……知り合いか!?」

魔道士「あ…あれ!?巫女さん…さっき…」

水忍「…ほぅ、やはり。…何かあると思うたが」

巫女「…え、え!?」

四人が巫女を囲み、警戒態勢に入る。

水忍「巫女殿…出して頂こうか」

魔道士「…?」

盗賊「…そうだな…さぁ!」

巫女「……っ!!」
134 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 23:57:41.42 ID:PlpTBWso
シュバッ

水忍「逃がすかっ!!」

水忍は屋根へ逃げる巫女に、素早くクナイを放つ。

ガスッ!!…ボンッ!!

水忍「変わり身!?」

盗賊「…逃がしたか!」

魔道士「い…今のは!?」

武士「…影、でござるな?

水忍「あぁ、そのようだ…」

水忍と盗賊は胸元から絵馬を取り出す。

水忍「我らは本物の証として、同様の絵馬を持っている」

盗賊「…これがなければ…偽物」

魔道士「じゃあ、今のは影が変装した…!?」

水忍「左様。偽物の巫女殿でござる」

武士「本物はおそらく、召喚士殿達と行動を共にしておるはずだ」

盗賊「……?」

魔道士「…あ、つまりですね…」
135 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/04(金) 23:58:34.17 ID:PlpTBWso


水忍「なるほど…つまり牛頭を倒した時点で…」

盗賊「…侍女だけでなく…巫女も」

武士「偽物だった…という事でござるな」

盗賊「…しかし、老人は…どうも」

水忍「私も姫に話を聞いた時に引っ掛かっていたのです…」

魔道士「な、何者なんでしょうね…?」

水忍び「まさか…妖怪の類か…?」

盗賊「……」

魔道士「で、でも…もう帰ったと思いますし…」

武士「うむ…。この先警戒すべきは…」

水忍「妖怪…そして影…」

武士「……先を進もう」

盗賊「…大丈夫か?」

武士「えぇ…」

魔道士「召喚士さんが来るまでの辛抱です!」
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/05(土) 00:09:36.41 ID:f98HRqIo
すいません…本日の投下はこれまでにて!
週末でなんとか東方編を完結したいと思います!ノシ
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 00:40:28.52 ID:2I24R6DO
おつかりー
いつも楽しく読んでるよー。
召喚士が一番可愛いよー
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/05(土) 00:55:01.79 ID:IzNSuBY0
乙です。
毎日楽しみなんだぜ。
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 01:29:22.57 ID:MIxjcsDO
乙!
毎日楽しませてもらってるけど、あんまり無理しないでね
連日投下とかすごすぎるwwww
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/05(土) 01:32:20.39 ID:0Ds.xwDO

鬼好きだぁ
死亡フラグ立ってるけど殺さないで欲しいな
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 02:36:04.25 ID:nN54Rz2o
武士の片腕もって行かれたのか・・・
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 03:04:46.84 ID:IHpMQMAO
>>1

武士は馬頭に左腕を食べさせたみたいだけどさ、
俺なら馬並を魔導師ちゃんに食べさせてあげるわ
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/05(土) 06:59:02.71 ID:xhpWaESO
>>142
でっていう
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 10:52:41.20 ID:EUAZ.ASO
>>142
王子「あははっ!僕のより小さいって、恥ずかしくないのかなー^^」
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 11:46:26.79 ID:58FzD8Eo
          ◎
       ○     ○ ピゥンピゥンピゥンピゥン…
 ぶいー      ◎
__◎_○_>>142__○_◎______
___________________|
          ◎
       ○     ○
          ◎
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 13:12:22.42 ID:DnhnZ.AO
ティウンティウンじゃないのか
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 14:11:45.19 ID:CUxixYko
投下中はレスしないでほしい
テンポが悪くなってる気がする
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 14:15:25.52 ID:pWVQt8Io
自治厨乙
専ブラ使ってIDなり酉なり抽出しろよ
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/05(土) 14:15:36.25 ID:Ayoos5Qo
>>147
わがままだなぁ。
おまえ、末っ子だろ?
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 14:39:43.77 ID:OOIYcQEo
>>149
構ってちゃんだろ
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/05(土) 14:56:41.57 ID:aUq8f1U0
>>149
末っ子の俺に謝れ
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/05(土) 15:03:24.45 ID:0Un1Wv.0
>>149
俺にも謝れ
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 15:04:29.67 ID:1Ox7u/wo
>>149が俺にも謝ってくれると聞いて
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 15:13:20.37 ID:8bHp0.Uo
僕長男ですから(キリッ
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/05(土) 15:14:41.84 ID:tX6QwXw0
末っ子多すぎフイタww
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 15:20:58.50 ID:0Xi3.MUo
長男ですが王様のような暮らしがしてみたいです。
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 15:24:42.95 ID:/lyMw7ko
ここが末っ子スレか
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/05(土) 15:42:17.96 ID:Ayoos5Qo
おまえらwwwwwwww
末っ子はわがままだ。
学校から帰ってきたら、ほとんどのオヤツが末っ子によって食い荒らされてる。
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 15:44:44.95 ID:TnuQ8Sco
>>158
こっちが食べると超不機嫌になるんだよ…
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 16:10:34.39 ID:BumOutIo
遠慮し続けてきた俺という名の末っ子の存在をおまえらは知らない
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/05(土) 16:52:14.67 ID:Jcm5b.SO
兄貴に虐げられてきた俺という末っ子をお前らは知らない
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/05(土) 16:54:16.37 ID:f98HRqIo
末っ子ではないけどお邪魔します
寒いですね…。皆さんお身体には気を付けて下さいね!
163 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 16:56:21.61 ID:f98HRqIo
〜北の城、地下〜

鬼「うおりゃあぁーっ!!」

バギイィンッ!!

鬼の一撃で牛頭の身体は、後方へ吹き飛ばされた。

戦士「しかしすげぇ力だな…!」

鬼「固ってぇな…!棍棒にヒビ入っちまったぜ…」

牛頭は再び起き上がり、ゆっくりと近づいてくる。

金鬼「さぁ…こちらも始めようか!!」

召喚士「!!」

金鬼「我が身は牛頭よりも固いぞ!ヌワハハッ!」

召喚士「そうか……」

金鬼「恐れおったか?ヌワハハ!さぁどこからでも…」

召喚士「行けっ!コカトリス!!」

シュイィィン

金鬼「…?式神…か!?」
164 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 16:57:37.90 ID:f98HRqIo
召喚士「もっと固くなるといいさ!」

召喚士はポツリと呟き、石化の息が金鬼を飲み込む。

金鬼「…ばっ…!?」

一瞬の内に金鬼は鬼の石像と化し、沈黙した…。

老人「……!?」

巫女「お、おじいさん!?」

タンッ!!

座敷「…どーした?」

巫女「おじいさんが…どこっ!?」

座敷「暗くて見えぬー。あれ、でも魔物の気配…」

キィン!!ガキィン!!…チュイン

巫女「な…何?何が起きてるの…!?」

キィン…チッ…ザシュッ…ザクゥッ…

戦士「おいっ!くるぞ!!」

鬼「わーってるって!」
165 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 16:59:08.80 ID:f98HRqIo
牛頭は刀を振りかぶり、鬼へ向けて振り下ろす。

ガキィィン!!…ボゴォッ!!

鬼「…くっそ…っ!!」

鬼は棍棒で刀を防いだが、棍棒は無常にも粉々に砕け散る。

戦士「ちっ!!」

戦士は雷切を斬り上げ、牛頭の右手を斬り落とす。

ザシュッ!!

牛頭は右腕を強引に引き、戦士を肘で殴り付ける。

ギィィン!!

鈍い音と共に防いだ雷切が稲光を上げる。

鬼「ガラ空きだっ!おらぁっ!!」

鬼は大きく振りかぶり、牛頭の腹部へ右拳で殴り付ける。

バキバキィッ!!…ドドォッ…

鬼の一撃により、牛頭は大の字で床に倒れこむ。

戦士「もう一丁!!」
166 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 17:00:30.93 ID:f98HRqIo
ダンッ!!

戦士が大きく飛び上がり、牛頭の胸へ雷切を突き刺す。

と同時に、激しい雷撃が牛頭の全身に行き渡り、牛頭はついに力尽きた…。

鬼「おぉっしゃあ!!」

戦士「……ふーっ…ふー…」

戦士は雷切を鞘に納め、鬼の元へ歩き近づく。

戦士「……」

戦士は右手を頭上にあげ、鬼を見据える。

鬼「…お、おぉっ!!」

バシイィン!!

戦士「いってぇっ!か、加減しろ!バカっ!!」

鬼「グハハハッ!!」

ハイタッチを済ませた二人は、召喚士の元へ歩き始めた。

召喚士「…こっちも大丈夫だ!」

鬼「おー、立派な鬼の石像だ!グハハッ」
167 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 17:01:51.71 ID:f98HRqIo
戦士「さて…」

鬼「しかし、気配はもう一匹あったんだけどな…」

召喚士「!?」

戦士「…まさか!?」

タタタッ…

二人は巫女と老人の元へ駆け寄る。

召喚士「…座敷!?二人は…!?」

座敷「んー?そこら辺に…あれ?」

サラマンダー「おい、コイツ魔物ちゃうか?」

サラマンダーが足元を照らす。

そこには一匹の鬼が血を流し、息絶えている。

鬼「ん…?コイツ、隠形鬼だな」

戦士「オンギョウキ…?」

鬼「コソコソ隠れて人間を狙うのが好きなヤローだ」

召喚士「…しかし誰が…?」
168 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 17:02:46.78 ID:f98HRqIo
戦士「……」

召喚士「どうした…?」

戦士「細見の刀で無数の斬り跡…」

召喚士「力はないが…剣の腕は一流のようだ」

戦士「……」

召喚士「とにかく、あたりを探してみよう!」

戦士「お、おう…!」



召喚士「ダメだ…この部屋にはいないみたいだ…」

座敷「こっちもいないぞー」

戦士「一反木綿ってのも消えてるな」

鬼「おう、とにかくこっから出ねぇか?」

戦士「出口知ってんのか?」

鬼「んーと…こっちだ、ただし上には繋がってねぇ」

召喚士「…?」
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 17:25:54.41 ID:ZBZUzOko
鬼がすごい強さのお助けユニットみたいな感じだなww
170 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 17:57:06.32 ID:f98HRqIo
鬼「このまま本丸行きだ」

戦士「……仕方ねぇか」

召喚士「おそらくはみんなも…向かってるはずだ…!」

戦士「そうだな…」

座敷「よし、行こうーっ!」

鬼「おうっ!グハハッ」

〜二の丸〜

武士「はぁ…はぁっ…!」

盗賊「…大丈夫か…!?」

武士「す、すまぬ…気になされるな」

魔道士「でも…凄い血が…!?」

武士「もうすぐ…もうすぐでござる…」

水忍「……」

武士「さぁ…東方の…安寧の為に…!」

盗賊「……あぁ!」
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 17:57:34.13 ID:EUAZ.ASO
鬼が良い味出し過ぎてる件wwww
172 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 18:06:28.10 ID:f98HRqIo
召喚士「…はっ…っ…」

タッタッタッタッタ

戦士「ちくしょう…長げぇ道だな…」

鬼「もうすぐ本丸だ」

タッタッタ…

〜本丸〜

水忍「……着いたっ」

魔道士「…はぁ…あ、あれっ!!」

盗賊「戦士っ!…召喚士も…!」

武士「…はぁ…っ、巫女殿も無事であったか…!」

召喚士「皆さん!」

戦士「無事みたいだな!」

巫女「良かった…!」

盗賊「……待てっ!?」

水忍「……戦士殿…腰の絵馬はいかがした…?」
173 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 18:15:39.23 ID:f98HRqIo
戦士「!?」

召喚士「…くっ…ふっふっ!!」

魔道士「えっ!?」

召喚士「そんなもの付けておったか…」

戦士「…申し訳、ありませぬ」

召喚士「まぁよいわ…手負いの者ぞ、相手にもならんじゃろ…」

水忍「やはりな…姿を現せ!影っ!!」

三人の偽物は衣装を剥ぎ、黒装束へと姿を変える。

魔道士「お…おじいさん!?」

盗賊「…貴様…やはり!」

老人「ほっほ…挨拶が遅れたの…影の副頭領、と申す」

水忍「!!…只者ではないわけだ」

老人「さて、ここは素直に退いてくれんかの…」

魔道士「な…何で…おじいさんが!?」

武士「……影め!」
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 18:17:56.94 ID:ZBZUzOko
偽者が多すぎてちょっと把握できない
各人の状況を纏められないかね
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/05(土) 18:18:58.15 ID:xhpWaESO
>>174
各自自分でやってることだ
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/05(土) 18:20:04.03 ID:Ayoos5Qo
>>174
さては、おまえ…末っ子だな?
177 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 18:25:14.48 ID:f98HRqIo
老人「別にお主らの命が欲しいわけはないのじゃ」

盗賊「…?」

老人「そうじゃろ?殺したくばとうの昔に殺しとるわ…」

武士「……」

老人「ワシは変装すらしとらんぞ…?ほっほっほ」

水忍「なめられたものだ…」

老人「ただ、この先は天守閣じゃ…」

魔道士「天守閣…」

老人「天主には御大将がおられる…お主らを進ませるわけには…」

盗賊「…よけろっ!」

老人「いかぬのじゃっ!」

老人は言い終えると同時に、多数の手裏剣を投げ飛ばす。

武士「くっ!!」

魔道士「きゃっ!!」

老人と影達は三方へ散り、静かに短剣を構える。
178 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 18:33:32.83 ID:f98HRqIo
盗賊「魔道士!!」

魔道士「はいっ!」

魔道士は詠唱を始め、その前に武士が立ちはだかる。

水忍「お主!!」

武士「右腕があれば…充分!」

武士は国綱を抜き、右手で構える。

盗賊「…しっ!」

影「!?」

キィンッ…ギキィン…ガキッ…ギッギッ

盗賊と一人の影が激しく刀を打ち合う。

その脇で水忍と老人が間合いを取りあい、睨みあう。

老人「…ほぅ。水の印か…!」

水忍「…!?」

老人「何を驚いておる。御庭の生温い術などお見通しじゃよ」

水忍「……ちっ」
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 18:40:33.54 ID:/lyMw7ko
末っ子の多いインターネッツですね
180 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 18:40:57.27 ID:f98HRqIo
武士「うおぉっ!」

ギキィィンッ!!

影「…こいつ!?」

武士は影に斬りかかり、力任せに押し続ける。

影「…怪我人の…分際でっ!」

ボゥン!!

魔道士「!?」

武士「煙玉!?」

影の投げる玉により、武士の周辺が煙幕に包まれる。

シュバッ!!ドスドスッ…!!

武士「…ぐぅっ…!」

遠方から手裏剣が飛ばされ、武士の脇腹と肩に刺さる。

影「ふははっ!近づかなければ済む事よっ!」

魔道士「武士さんっ!!」

その時、脇の通路より、聞き慣れた声が響き渡った。

召喚士「行けっ!ユニコーン!!」
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/05(土) 18:42:12.50 ID:f98HRqIo
>>174
すいません…後で補足入れましょうかね
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 18:45:06.09 ID:oqw0iBUo
読者も惑わす陰パネェ
183 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 18:47:12.16 ID:f98HRqIo
シュイィィン

召喚されたユニコーンが煙幕の中へ突入する。

影「な…なんだっ!?」

魔道士「…あ…あぁ…っ!!」

老人「…ん!?」

盗賊「……ふっ!」

ザッ!!

召喚士「…お待たせしました!」

戦士「…ジーサン!?やっぱり…!」

水忍「…本物かどうか、確認する必要はなさそうだな」

水忍は戦士の腰に下げられた絵馬を見て微笑む。

魔道士「皆さんっ!!」

鬼「おや?初めまして!なんつってな!グハハッ!」

戦士「さぁ…こっからが本番だ!!」

召喚士「あぁ……行くぞっ!」
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/05(土) 18:59:02.76 ID:hlU5aLQo
召喚士の安定感は異常
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/05(土) 18:59:17.26 ID:xhpWaESO
武士「…左腕が!!」
ユニコーン「サービスだ…」

だったらユニコーンに掘られてもいい
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/05(土) 19:08:29.16 ID:uOERYEAO
武士「…左腕が!」

ユニコーン「(童貞には)サービスだ。」


だろ。
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 19:09:36.01 ID:wTgYklso
女将と寝てるにきまってるだろう
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 19:12:26.35 ID:EUAZ.ASO
>>178
>老人「…ほぅ。水の印か…!」

>水忍「…!?」

老人「何を驚いておる。額に思いッきり“水”って書いてあるじゃないかww」
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/05(土) 19:16:28.28 ID:xhpWaESO
>>188
シンケンブルーかよwwwwwwwwww
190 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 20:01:26.72 ID:f98HRqIo
影「何だ…!?いや、それより何か…」

突然の出来事に戸惑う影の隙に、煙幕より刀が伸びる。

ザスッ…!!

影「…な…にぃ…!?」

影の左肩から刀身を抜き出し、煙幕の中から武士が姿を現す。

武士「傷が…!?…す、素晴らしい」

影「ば…馬鹿なっ!?」

ザンッ……ドッ…

武士は間髪入れず、影を一刀の下に斬り伏せた…。

召喚士「武士さん…!う、腕を…!?」

武士「大丈夫でござる!助かった!」

タッ!!

戦士「ジジイ!巫女さんをどうしたっ!」

老人「ちっ…多勢に無勢じゃの」

水忍「逃がすかっ!」
191 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 20:12:48.10 ID:f98HRqIo
水忍は印を結び、老人に斬りかかる。

老人「…霧隠れじゃろ、見破っとるよ…!」

唐人は素早く反転し、背後の水忍を短剣で突き刺す。

シュイン…ザクゥッ!!

戦士「水忍さんっ!!」

しかしその瞬間、水忍の身体が水しぶきとなり弾ける。

老人「なにぃっ!?」

ザクゥッ!!

水忍が正面より老人を突き刺す。しかし老人は腰を捻り、

水忍の短剣をかすめるだけに留め、地面に着地する。

水忍「読まれている事ぐらい…分かっている」

老人「霧隠れを囮に使うとは…」

盗賊「戦士!!」

戦士「任せろっ!」

ダッ!!

盗賊は影の相手を戦士と鬼に任せ、水忍の下へ駆け寄る。
192 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 20:13:41.29 ID:f98HRqIo
水忍は印を結び、老人に斬りかかる。

老人「…霧隠れじゃろ、見破っとるよ…!」

老人は素早く反転し、背後の水忍を短剣で突き刺す。

シュイン…ザクゥッ!!

戦士「水忍さんっ!!」

しかしその瞬間、水忍の身体が水しぶきとなり弾ける。

老人「なにぃっ!?」

ザクゥッ!!

水忍が正面より老人を突き刺す。しかし老人は腰を捻り、

水忍の短剣をかすめるだけに留め、地面に着地する。

水忍「読まれている事ぐらい…分かっている」

老人「霧隠れを囮に使うとは…」

盗賊「戦士!!」

戦士「任せろっ!」

ダッ!!

盗賊は影の相手を戦士と鬼に任せ、水忍の下へ駆け寄る。
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 20:15:59.21 ID:mWKABCQo
どっちの書き込みが霧隠れですか?w
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/05(土) 20:16:10.39 ID:f98HRqIo
修正したのに投下されてる…orz
×>>191>>192で!ご飯食べてきます…(´;ω;`)
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/05(土) 20:20:01.48 ID:aUq8f1U0
ちょwwwwpc永久規制wwwwwww
うひゃぁwwwwwwwやべぇwwwwwww       
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 20:42:30.35 ID:0Xi3.MU0
>>1,>>195 どんまいける。
197 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 22:18:56.61 ID:f98HRqIo
戦士「さぁ…今度は俺が相手だ…!」

影「…はっ!」

ダンッ!!

盗賊「水っ!行くぞ!」

水忍「……承知っ!!」

盗賊の合図で二人が印を結ぶ。

老人「…!!大渦潮…じゃと!?」

盗賊「はぁっ!」

水忍「水遁…大渦潮!!」

ドドンッ!!…ゴオォォォッ!!

激しい水柱と共に、渦潮が老人を飲み込む。

老人「先読みしておれば…何と言う事はない!」

老人は素早く印を結び始める。

老人「火遁…」

盗賊「魔道士っ…!」

魔道士「はいっ!撃ちますっ!!」
198 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 22:25:54.67 ID:f98HRqIo
魔道士は右手を上げて、落雷を放つ。

老人「…何じゃとっ!?」

ドドンッ!!ガカァァッ…!!

落雷は水を通し、老人の全身を駆け巡る。

老人「ぐあぁぁぁっ!!」

バシャアァァッ…ドッ

老人は脱力し、その場に倒れこんだ…。

老人「…ぐほっ!……っ!」

水忍「殺しても…良かったものを…」

盗賊「…彼女には…酷だ」

盗賊は再び水しぶきを、影めがけて放つ。

ビシャッ!!

影「?…この程度で…」

戦士は右から回り込み、影を斜めに切り上げる。

影「!?」
199 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 22:34:03.85 ID:f98HRqIo
雷切が影に触れた刹那、刀身から雷を放つ。

魔道士「やあぁっ!」

更に魔道士が左手を上げ、雷切に向けて雷を落とす。

魔道士「更に…倍ですっ!」

ズバシュウゥッ…ガカアァァッ!!…ドオォォン…

影「………」

ドサッ

影は手に持つ短剣をその場に落とし、うつ伏せに倒れた…。

戦士「みね打ち…になってねぇか…」

老人「……ぐくっ…!!」

ググッ…ザッ…シュバッ!!

召喚士「さぁ…その身体ではもう戦えない!退けっ!」」

老人「ほっほ…。こ、此処から先へは行…」

声「もうよい、貴様は下がるがよい」

老人の背後に見える天守への階段から、声が響く…。
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 22:38:02.52 ID:EWeq4c20
魔導士 「倍プッシュだ」
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/05(土) 22:38:07.89 ID:Jcm5b.SO
ここでまさかの王子登場か?!
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 22:43:08.16 ID:Pk5bvMko
お前らどんだけ王子嫌いなんだよ
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 22:44:49.84 ID:0Xi3.MUo
王子が男の娘になってたら許す。
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 22:46:55.56 ID:OOIYcQEo
     ∧_∧              
    (´Д`)   r-っ おい王子ちょっと表に出ろ          
    /⌒ヽ/  / _)
   | \\//
   |  \/
   |  ∧二つ
   |  \
   / /\ \
   / /  > )
  / ノ  / /
 / /   / /
`/ /   ( ヽ
(_)   \_つ
205 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 22:47:15.60 ID:f98HRqIo
ザッザッザッザッザ…

老人「お…御大将…!!」

階段から二人の男が降りてくる。

水忍「ろ…老中様!?」

武士「…陰陽…頭!!」

老中と陰陽頭は、ゆっくりと周辺を歩き、周りを見渡す。

陰陽頭「貴様は…確か、旗本の倅か」

老中「よくもここまで…しつこい奴らよ…」

老人「面目ございませぬ…ここは…」

陰陽頭「貴様はもうよい。上の小娘を連れ、北へ去れ」

老人「し、しかし…っ!」

陰陽頭「…聞こえなかったのか?」

老人「…は、ははっ!」

水忍「ここは私がっ…!!」

天守へ退く老人を、水忍が素早く追って行く。
206 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/05(土) 22:53:33.42 ID:f98HRqIo
召喚士「陰陽頭…あの人が?…やはり…」

武士「我が父は…やはり裏切ってなどいなかった!」

陰陽頭「旗本…?とうの昔に死んだわ」

武士「!!」

魔道士「…そ、そんな…!」

老中「さて、ワシは戦えぬ…頼むぞ」

陰陽頭「無論…さて烏合の衆よ。どう料理するかな」

戦士「ふざけやがって…!」

盗賊「……」

鬼「コイツは…強えぇぞ」

陰陽頭「ん?何だ貴様は…?寝返ったのか?」

鬼「ハナから人間なんぞにコキ使われてねぇよ!」

武士「…問答無用!」

陰陽頭「ふはははっ!さぁ、来るがいい!」

召喚士「行けっ!コカトリス!!」
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/05(土) 22:55:57.03 ID:/tMOCbMo
>>1先生の次回作にご期待ください。
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/05(土) 23:01:41.09 ID:f98HRqIo
>>207
人気投票にて大×組にランクインの為、まさかの打ち切りですねw

お風呂入って来ます!帰って来なかったら落ちてるかも…すいません!ノシ
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 23:08:09.52 ID:JijHT4go
影踏みの術!
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 23:14:13.64 ID:0Xi3.MUo
回り込み・・・構えて・・・撃て!!千年殺し!!!
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/05(土) 23:24:56.84 ID:QlSNqJ2o
だめだ、いつも王子の流れで噴出してしまう・・・
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/05(土) 23:26:01.32 ID:0Un1Wv.0
回り込み・・・構えて・・・撃て!!貫菊!!!
213 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 00:03:26.89 ID:1OW6cvso
シュイィィン

コカトリス「………」

陰陽頭「これは…式神!?」

コカトリスは羽ばたき、間合いを計る。

戦士「行くぞっ!」

鬼「おうよ!!」

ダンッ!!

魔道士「詠唱しますっ!」

盗賊「頼む!」

タタッ

武士を前衛の中心に据え、両脇に戦士と鬼、

そして後方に魔道士と盗賊が身構える。

陰陽頭「さて…」

陰陽頭は両手に一枚ずつ札を出し、投げつける。

陰陽頭「ゆけぃ…!風神!雷神!!」
214 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 00:13:26.18 ID:1OW6cvso
シュイィィン…ドズン!!…ドズウゥンッ…!!

陰陽頭の両脇に風神、雷神と呼ばれる、

二体の巨大な式神が姿を現す。

戦士「何だ…?コイツらはっ!?」

鬼「でけぇな……!」

陰陽頭「さぁ、死ぬがいいっ!!」

陰陽頭の合図と共に、風神、雷神が突撃する。

召喚士「来るぞっ!」

コカトリスが急降下し、石化の吐息を吹きつける。

ゴオォォォッ!!

風神「ふんっ!!」

風神はくちから突風を吐きだし、石化の息を跳ね返す。

コカトリス「…!」

コカトリスは身を捻り旋回し、己の息を避ける。

石化の息は、木造の天井屋根を石へと変えた。
215 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 00:20:20.89 ID:1OW6cvso
ズシンッ…

鬼「お前の斧、なかなかいいカンジだな!」

戦士「大切な斧だ、ぶっ壊すなよ!」

左右より戦士と鬼が雷神めがけて走り込む。

戦士「りゃぁっ!!」

戦士の雷切が雷神の右足を捉える。

バシュッ!!…ガカアァッ!!

雷神「……かぁっ!」

雷神は帯電した雷をそのまま戦士へ反射する。

戦士「ぐあぁっ…!」

鬼「うおらぁっ!!」

ブンッ…ドゴォッ!!

鬼「…!固ってぇな、オイ!」

鬼の一撃を無傷に、雷神は拳を振り下ろす。

ヒュオッ…ガゴオォンッ!!
216 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 00:27:06.42 ID:1OW6cvso
鬼「…ぐぅっ!!…すっげぇな…おい!」

雷神の巨大な拳を、鬼は斧で受け止める。

武士「……はぁっ!」

ヒュンッ…ザシュウゥ!!

武士の振りぬいた一撃が、雷神の右足を捉える。

陰陽頭「ほぅ、傷を付けるとは。その刀…天下五剣の国綱か…!」

チャッ

武士「…まだまだっ!」

魔道士「詠唱完了です!」

盗賊「行くぞっ!」

盗賊が走りながら、風神へクナイを数本飛ばす。

風神「ふんっ!」

しかしクナイは風神の突風により、四散する。

盗賊「…はぁ!」

その隙に、間合いを詰めた盗賊が風神に飛び掛かる。
217 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 00:44:58.49 ID:1OW6cvso
風神「ふんっ!!」

風神の右拳が盗賊を捉え、直撃する。

ヒュオッ…パアァアンッ!!

風神「!?」

盗賊「…水遁…霧隠れの術」

魔道士「いけぇっ!!」

魔道士の放つ雷が蜘蛛切の刀身に放たれ、一気に風神を斬り上げる。

ザシュッ…!!…ガカアァァッ!!

脇腹を斬りぬかれた風神が、片膝を地に着く。

座敷「こいつら強いのぉー!」

召喚士「コカトリス!」

コカトリス「…分かっておる!こっちだ!」

コカトリスは方向を変え、雷神めがけてはばたく。

武士「戦士殿!大丈夫でござるか!?」

戦士「…つっ!…すまねぇ!今、行くっ」」
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 00:50:47.84 ID:CHS0kEAO
戦闘が熱い!
もっとやれ!
219 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 01:20:31.17 ID:1OW6cvso
〜天守閣〜

老人「…・・はぁ…はぁ」

タタッ

水忍「…巫女殿を離して貰おうか」

老人「くうぅっ!しつこい奴じゃのぅ…!」

老人は巫女を抱え、天守より、屋根伝いに飛び去る。

シュバッ!!

水忍「ちっ…!!」

水忍も更に後を追いかけて行く。

〜本丸〜

陰陽頭「ありったけの我が神通力を込めた二匹だ!」

戦士「…う…りゃあっ!!」

陰陽頭「そう簡単に…やられはせんぞ!ははははっ!」

召喚士「もう少し…もう少し魔力を…!」

戦士が起き上がり、再び雷神に斬りかかる。
220 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 01:25:32.97 ID:1OW6cvso
鬼「斬れねぇってんなら…!」

鬼が飛びあがり、雷神の頭上に斧を振り下ろす。

ドッゴオォッ!!

雷神「…!?」

戦士「もう一丁だっ!!」

よろける雷神の腹部に、雷切の一撃が入る。

雷神は体制を崩し、後方へ倒れる。

武士「はぁっ!」

倒れた雷神へ武士が国綱で斬りかかる。

雷神も左拳を出し、武士を空中で迎撃する。

ガ゙キィィィンッ!!

激しい音と共に、口綱が弾かれ、武士は後方に飛ばされる。

だが、その頭上に獰猛な召喚獣の影がそびえる。

コカトリス「…喰らうがいいっ!!」

ゴオォォォッ!!

雷神の左腕が、一瞬の内に石と化した。
221 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 01:33:11.26 ID:1OW6cvso
武士「今だっ!!」

戦士「おう!!」

武士の声に反応し、両脇より戦士と鬼が走り寄る。

鬼「いっくぜぇ!相棒っ!」

ビュオォッ!!……バゴオォォォンッ!!

戦士と鬼の一撃が、挟むように雷神の石化した左腕を襲う。

両撃により、雷神の左腕は粉々に砕け散った…。

スタッ

戦士「こんだけ苦労して…ようやく…腕一本か」

武士「上出来っ!さぁ、もうひと辛抱でござる!!」

盗賊「…仕方ない!」

盗賊が一瞬、召喚士に目で合図し、風神めがけ走る。

召喚士「盗賊さん…?ま、まさかっ!」

タタタッ…!!

召喚士「くっ!…行けっ!ユニコーン!!」
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 01:39:10.11 ID:RgQR4EAO
スフィンクスはまだかよ
223 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 01:42:36.61 ID:1OW6cvso
盗賊は印を結びながら、風神の目の前で宙へ飛ぶ。

迫りくる盗賊へむけ、風神は片膝を着いたまま、右手で払い落す。

ブンッ…バキィッ!!

盗賊「うぐっ…!!」

その刹那、盗賊は津波を放ち、地面に叩きつけられる。

津波は突風を巻き起こす前に風神を襲い、そのまま飲み込まれた。

召喚士「魔道士さん!今ですっ!!」

魔道士「やあぁっ!!」

魔道士は両手でありったけの魔力を込めた雷を風神へ撃つ。

ドドォンッ!!ガカアァァァッ!!

水中の風神は全身へ電撃を受け、宙に投げ出された…。

傷付き倒れる盗賊の下へユニコーンが駆け、治療を始める。

陰陽頭「捨て身で己を囮にするとは…!なんという…」

召喚士「ふーっ…、行けっ!スフィンクスーッ!!」

シュイィィン…ドドドドオォォッ…
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/06(日) 01:43:28.39 ID:1OW6cvso
>>222
預言者の方ですね。分かります
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 01:48:02.72 ID:8AsL3oAO
ていうか魔翌力1番使うのスフィンクスだろうしねww
226 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 01:49:31.71 ID:1OW6cvso
激しい地響きとと共に、本丸の屋根が吹き飛び、

巨大なスフィンクスの姿が上空に現れる。

陰陽頭「なんだコイツはっ!?」

スフィンクス「いっくぞぉー!!」

スフィンクスの巨大な両拳が、宙に浮く風神に直撃する。

ボオォッ…ドッゴオォォォンッ!!

風神は雷神めがけ叩きつられ、二匹の式神は勢いよく後方へ吹き飛ぶ。

ドカァッ!!…ゴシャッ…ドゴッ…ドズウゥン…

戦士「うぉっ!」

鬼「あっぶねぇ!」

召喚士「はぁ…はぁっ…ど、どうだ…!?」

陰陽頭「くっ!…な、なんという…!」

武士「す…凄まじい力だ…!」

魔道士「盗賊さんっ!?」

盗賊「…大丈夫!ありがとう…ユニコーン!」
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 01:54:46.05 ID:.4Pb5wAO
だめだ
いつもスフィンクスのいっくぞぉーで吹くwwwwwwwwwwwwww
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 01:57:18.21 ID:5RKGXmwo
敵が強いと補助にも回らないといけないから
攻撃系のスフィンクスなんかはなかなか呼べないんだろう
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 01:59:15.98 ID:.4Pb5wAO
スフィンクス「朝に一回、昼は我慢、夜に三回、なーんだ?」
230 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 02:02:05.39 ID:1OW6cvso
陰陽頭「ここまでやるとは…正直甘く見ておったわ…」

戦士「さぁ、残るはお前だけだな!」

鬼「よし!人間を殺すのは俺に任せろ!」

陰陽頭「まさか禁呪まで使う事になろうとは…」

召喚士「…!?」

陰陽頭は一枚の黒い札を重なり倒れる風神雷神めがけ投げる。

ブシュウゥゥ…シュイィィン

辺りが黒い霧に包まれ、一つの巨大な影が姿を現す。

武士「な…なんだ!?…この化け物は…!?」

陰陽頭「式神、酒呑童子!!」

風神雷神は、角が5本、目が15個と偉業の式神へと姿を変えた。

陰陽頭「これで終わりだ、気様らっ!はっははははぁっ!」

召喚士「まだ…来るのか…!?くそっ…!」

テッテッテ…

座敷「よーし、そろそろあたしの出番だのぉー!」
231 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 02:15:34.20 ID:1OW6cvso
召喚士「…座敷!?」

座敷「あたしの能力を今こそみせてやろー!」

テッテッテッテッテ

戦士「バ、バカ!危なっ…!!」

座敷わらしは酒呑童子の前で高く飛び上がった。

座敷「名代殿ー、交代じゃー!」

座敷わらしはいとも容易く酒呑童子に手で払われる。

召喚士「座敷っ!!」

バシィッ…ボゥンッ!!

その瞬間、座敷わらしが札に戻り、空中に煙が舞う。

陰陽頭「…煙幕…か?」

その瞬間、煙の中より人の姿と呟く声が聞こえてくる。

…「オン・バザラダトバン・オン・アミリタ・テイゼイ

カラウン・ノウボウ・アカーシャキャリバヤ・オン・アリキャ

マリボリ・ソワカ・オン・アラハシャノウ・オン・サンマヤ・サトバン

オン・バザラ・タラマ・キリク・オン・サンザンサク・ソワカ・ノウマク

サマンダ・バザラダン・センダマカロシャダ・ソワタヤ・ウンタラタ・カンマン!」
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 02:17:04.59 ID:7YGwlKso
酒呑童子ってことは安綱さんの出番が?
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 02:21:25.94 ID:4PSF8cAO
酒呑童子とは流石のチョイス
234 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 02:25:03.21 ID:1OW6cvso
魔道士「み…名代さんっ!!」

名代「…あれはっ、酒呑童子!?ならば…!!」

名代は宙で素早く札に何かを記し、地に投げつける。

シュイィィン…ドドォン!!

スタッ

名代「式神、毘沙門天…!」

陰陽頭「毘沙門天だとっ!?今生に使い手がおるとは…」

名代の放った巨大な式神が酒呑童子の前に立ちはだかる。

名代「叔父上…!貴様やはり…!」

陰陽頭「私の知らぬ奇妙な式神を使いおって…」

名代「貴方が失踪した後も、陰陽道は続いているのです!」

陰陽頭「…小生意気な…!」

召喚士「名代さん…!」

武士「…やはり来たか…っ!」

名代「将軍家に対する反逆の罪により…貴様を成敗致す!覚悟っ!」
235 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 02:38:09.79 ID:1OW6cvso
戦士「おいっ!下がるぞ!」

鬼「あ…あぁっ!」

ダッ!!

魔道士「武士さんっ!?また…血が…っ!」

武士「痛みはない…大丈夫でござるよ」

タタッ

戦士「召喚士っ、大丈夫か!?」

召喚士「えっ…?」

戦士「召喚獣三体同時だ、少し休めっ!」

召喚士「あ、あぁ…すまない…っ」

シュイィィン

戦士「盗賊はっ!?」

盗賊「…問題…ない」

戦士「ちっ…。みんな揃って限界って感じだな…」

召喚士「名代さん…た、頼みます…!」
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/06(日) 02:41:03.91 ID:1OW6cvso
オラも限界って感じ…なので寝ます!
起きたら何とか終わらせたいと思います!
多数のご支援、まことに感謝!では…!ノシ
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 02:41:59.39 ID:4/isnVgo

238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 02:43:39.11 ID:opuZykDO
乙!!
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 02:50:06.32 ID:njbCN5Qo
乙 おやすみ
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 02:57:24.40 ID:JcjlYwSO
乙!

今更だし見落としてるレスあったらごめんだけど
占い師の言ってた 老人と子供に注意 って
スフィンクスにも老人と子供がいるって事だったのか?
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 02:59:21.67 ID:bND7UcDO
>>231
ここのカタカナにダンカンがはいってるようにみえる

242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 03:07:32.56 ID:v9MyXVgo
>>240
見落としてるというかまず読んだのか・・・?
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 03:13:29.72 ID:iHgt5MAO
>>240
え?
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/06(日) 03:25:51.61 ID:zButHUAO
>>240
言ってる意味が良く分からないが…

占い師が言ってたのは子供(王子)と老人(今戦ってた老人)で、スフィンクスは子供口調の一体しか居ないぜ
神官のスフィンクスが居た気がするが、そもそも気をつける必要が無いし占いとは関係ないと思われ
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 03:31:26.99 ID:C75.7GU0
読んでなかったらかなりのネタバレ
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 03:43:09.00 ID:qSs2UA.o
これだからもしもしはと言われても文句言えないレベル
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 07:25:52.89 ID:/E23mISO
とうさんも、同じもしもしとして恥ずかしい
(´・ω・`)
クリティカル的外れ 乙

248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 07:38:56.44 ID:D6CtEMSO
召喚士が自分で気付いてない疲労限界を瞬時に気付いて制御させる戦士はいいね
俺男だけど抱かれてもよいよ
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 07:47:05.25 ID:8AsL3oAO
>>242-247
JCだからしょうがないんだよ
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 07:47:33.40 ID:X5AFXEso
老人はノームの爺さんかと思ってた
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 11:44:37.23 ID:/QXDrYSO
>>229 オナニー
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 11:45:55.14 ID:MkWS/noo
>>251
え?セクロスじゃないの?
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 13:06:41.58 ID:.4Pb5wAO
>>252
きさまっ…………!!!
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 13:08:54.63 ID:y0GEjjIo
>>252
まさきかっ………!
255 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 13:45:43.23 ID:1OW6cvso
名代「…お任せを!」

名代は後ろに下がり、毘沙門天に合図する。

名代(そうは言ったが…某も全力を毘沙門天につぎ込んだ・・・)

ドズゥン!!

名代(これで駄目なら…いや、やれるはずだっ!)

召喚士「今のうちに…魔力を・・・ふーっ」

戦士「・・・無茶はするなよ」

戦士が雷切を構え直し、ゆっくりと前進する。

召喚士「・・・戦士、君も」

戦士「あぁ。俺達じゃまだ・・・終われねぇ!」

名代の前に戦士と鬼が立ち、武器を構える。

鬼「毘沙門天様を援護してやろうぜ・・・!」

戦士「あぁ。行くぜ…・・・相棒!」

鬼「・・・!グハハッ!!やってやるかぁ!」

ダダッ!!
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 13:51:23.49 ID:n5PwjuMo
みっちー?みっちーなの?
257 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 13:54:01.74 ID:1OW6cvso
陰陽頭「味わうがいいっ!」

酒呑童子は口から赤黒い炎を吐きだす。

しかし、毘沙門天の手にする宝塔が光り、炎をはじき返す。

ゴガオォォッ!!・・・・・・キイィィンッ!!

陰陽頭「・・・!?」

弾かれた炎は、酒呑童子飲み込み、陰陽頭は咄嗟に横へかわす。

盗賊「・・・魔道士・・・まだいけるか?」

魔道士「モチロンですっ!」

盗賊「・・・氷を!」

魔道士「・・・はいっ!詠唱します」

毘沙門天はそのまま正面は突進する。

ドズゥン!!・・・・・・ガシィッ!!

酒呑童子も迎え撃ち、互いに腕を掴み、隙を窺う。

戦士「行くぞ!」

鬼「おうよっ!!」
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 14:02:34.41 ID:HmC19f60
鬼『所詮俺はお前らとは一緒になれない運命…あばよ…』

鬼ぃぃぃいいい!!!


こうですか?わかりません(> <)
259 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 14:02:45.65 ID:1OW6cvso
〜外壁〜

老人「・・・ちぃ!…なんという奴じゃ!」

タタンッ

水忍「ここまでだな…!」

しかしその時、両者の間に横から筒が放り込まれる。

……カカァッ!!

水忍「!?…しまった!…閃光か!?」

水忍は咄嗟に顔を背けるが、再び目を向けると、老人の姿は消えていた。

水忍「・・くっ!……こっちか!?」

タンッ!!

〜出丸〜

水忍「…見つけたっ…!」

シュタッ

老人「…じゃな。んっ…!!…もう来おったか」

水忍「さて…そろそろ終わりとしようか…!」
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 14:03:44.72 ID:VpSx.kDO
死ぬなよ鬼
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 14:12:09.45 ID:ks/I9kDO
僕は魔道士ちゃ…鬼さん!
262 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 14:12:18.37 ID:1OW6cvso
老人「はぁ…参ったわ…ワシの負けじゃ」

水忍「…!?」

老人「ほれっ…娘は返してやる」

ヒュッ……ドサァッ

老人は巫女を放り投げ、通路へ向かい走る。

水忍「巫女殿っ!?」

タッ

水忍は地面に倒れる巫女に向かい、走る。…だが、

巫女は回転し起き上がり、懐へ忍ばせた短刀で、水忍を突いた…。

ドスッ……

水忍「!?……くっ!!」

水忍はは巫女に斬りかかるが、後転し、影へと姿を変える。

水忍「先程の閃光は…貴様か」

影「副頭領…今の内に!」

老人「ほっほ!本物はこっちじゃよ…!」
263 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 14:18:19.31 ID:1OW6cvso
水忍「ま、待てっ!…うぐっ!!」

影「・・貴様の相手は私だ…!死ねっ!」

片膝を着く水忍に影が両手で短刀を振りかぶり、飛びかかる。

シュバッ…ギキィン!!

影「…何奴!?」

水忍「…お、お前!?」

ザッ!!

侍女「…遅くなった…すまない!」

侍女は傷薬を水忍へ投げ渡す。

水忍「すまぬ。はっ…!?な、なんと…!」

ジャリッ…

御館様「影、刀を取れ」

水忍「お…御館様っ!!」

影「!?……く、くぅっ!!」

影は刀を拾い上げ、御館様と対峙する。
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 14:21:15.14 ID:8AsL3oAO
父様キター
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 14:25:49.97 ID:MHMiWkDO
前回の戦士とのハイタッチの辺りでいいなぁと思っていたけれど、
今回戦士から相棒って呼ばれた時の反応もいいな!
ちょっとビックリしてから素直に受け入れるもんな

鬼は基本真っ直ぐで素直なんだろうな…
266 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 14:26:19.64 ID:1OW6cvso
影「…ぐ…ぬぅ…!いやぁっ!!」

ザシュゥッ!!

影は斬りかかる前に、御館様に一刀され力尽きた…。

水忍「面目…御座いませぬ」

御館様「構わぬ…それより追うぞ。立て」

水忍「…ははっ!」

タタッ!!

〜本丸〜

ググッ…ガシッ…

酒呑童子は対峙する毘沙門天へ向け、炎を吐く。

しかし、毘沙門天は顔を下げ、炎を回避する。

ドドォッ!!…ゴガオォォッ!!

戦士「今だっ!」

戦士は雷切りを大きく振りかぶり、酒呑童子の右膝に突き刺す。

刺さると同時に、雷切りから激しい雷が酒呑童子の右足に放たれた。
267 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 14:35:54.11 ID:1OW6cvso
ドスゥ…ガアアァァッ!!…グラァッ…

酒呑童子がよろめき、両者の間合いが離れる。

戦士「これで動きは半減…」

着地する戦士へ、酒呑童子の右手が振り払われる。

その刹那、毘沙門天の宝塔が光り、戦士の周りを保護する。

バシィ!!…ゴシャッ…ドシャァッ…ガラガラッ…

酒呑童子が繰り出す渾身の一振りで、戦士は後方へ激しく飛ばされた。

鬼「お、おいっ…!」

ダッ!!

戦士「…くぅっ…!!」

鬼「大丈夫か…?」

戦士「あぁ…お、思った程ダメージはねぇ!それより…」

鬼「…?」

戦士「武士さんを…助けてやってくれ」

武士が国綱を構え、毘沙門天の脇をゆっくりと進んだ。
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 14:41:06.02 ID:QND9bQSO
相変わらず、鬼の好感度上がり具合が半端ねぇww
某スレの銀ちゃんみたいだ(´;ω;`)
269 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 14:51:57.48 ID:1OW6cvso
鬼「…分かった!任しとけ…」

鬼は立ち上がり、斧を肩に担ぎ、武士の後を歩く。

戦士「…ちっ…こりゃアバラ…イッてんな。……くそっ!」

武士「名代殿……」

名代「…五秒」

武士「…畏まった」

ダッ

武士は酒呑童子の足元へ駆ける。

酒呑童子は左足を上げ、武士めがけて踏み潰す。

盗賊「水遁っ…水柱!!」

魔道士「やぁーっ!!」

背後から、盗賊と魔道士の声が響き渡り、

酒呑童子の左足が水柱に包まれ、魔道士の追撃で氷結する。

ドドォォン…ビキッ…キキィィン…!!

酒呑童子「!?」
270 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 15:01:04.42 ID:1OW6cvso
盗賊「…動きは…ふ、封じたぞ」

武士は酒呑童子の右足に飛び移り、更に高く飛ぶ。

酒呑童子は迫りくる武士めがけて、右腕を振りかぶる。

召喚士「行けっ!コカトリスーッ!!」

シュイィィン

コカトリス「…はあぁぁっ!!」

コカトリスの一撃が酒呑童子の右腕を、

背後の壁と共に石と化し、動きを封じる。

召喚士「これが…精一杯です…!」

武士「…いやあぁぁっ!!」

武士は酒呑童子の顔めがけて跳びかかる。

振りかぶった口綱が、酒呑童子の眉間に突き刺さった。

酒呑童子「グギャアァァァァッッ!!」

武士「…ぐっ!!」

国綱を抜き、体制を崩す武士を、酒呑童子の左腕が捉えた…。
271 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 15:17:28.12 ID:1OW6cvso
ガスゥッ

武士「…うぐっ!!」

武士は身を捻るが、酒呑童子の左手は腹部を捉える。

ドシャァッ…

魔道士「ぶ…武士さんっ!?」

召喚士「くっ…!い、行けっ!ユニコーン!!」

シュイィィン

毘沙門天の持つ宝塔が大刀へと形を変える。

名代「…これで…終わりだ!!」

陰陽頭「や、やめろぉーっ!」

陰陽頭は刀を手に、名代へと走りよる。

鬼「おっとぉ…。お前の相手はこの俺だっ!」

毘沙門天は、身動きが取れない酒呑童子を一刀両断する。

ズバシュウゥゥゥッ!!

酒呑童子「…グギャアアァァーッ!!」

酒呑童子は真っ二つとなり、その場に崩れ落ちた。
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 15:21:06.86 ID:gqQPaSQo
コカトリスーツに見えた
273 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 15:23:12.86 ID:1OW6cvso
〜三の丸〜

老人「はぁはぁ…はぁ…!」

シュタッ!!

老人「…!!」

侍女「…逃げ道は…ない!」

御館様「貴様…己を恥じよ…!」

老人「なん…じゃと!?我ら影の気も知らぬくせによくも…」

その時、老人の首めがけ、刀の一閃が走る。

老人「!?…と、頭領…!」

シャキンッ……ドサッ…コロコロッ…

老人はその場で息絶え、地に伏せた…。

御館様「……!?」

影忍「……手間をかけた」

水忍「…一刀で…!?今のはっ!?」

影忍「私の知らぬ所でコソコソと…下衆が」

影忍は老人の首を蹴り飛ばし、刀を背に収めた…。
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 15:25:09.80 ID:eFl3jg2o
こいつ頭領だったのかwwwwww
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 15:30:26.76 ID:NybIzPwo
一瞬、基本精霊の特殊能力で式神何とかできそうな気がした…
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 15:31:26.64 ID:TOB/xMko
人物相関がわけわかめ
やっぱ日が開いちゃうとダメだな
読み直そう
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 15:36:33.03 ID:QND9bQSO
【ネタバレ】影忍は盗賊のンギモヂイィ!!
278 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 15:37:01.42 ID:1OW6cvso
侍女「影の…頭領…?」

影忍「………何だ?」

侍女「あ…い、いえっ…!」

御館様「………」

影忍「……」

水忍「み、巫女殿…!?」

水忍は倒れている巫女を抱え上げる。

影忍「……ふん」

シュバッ・・・

水忍「御館様・・・今の刀捌き・・・」

御館様「戻るぞ。水、その娘を頼む」

水忍「…は、ははっ!」

侍女「…姫は…宜しいので?」

御館様「我らは火の取り逃しを始末する事が目的ぞ」

侍女「……御尤も」

御館様「それに、奴は一介の盗賊…何度も言わせるな。たわけが」
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 15:40:17.86 ID:Ny0vRwAO
頭領だったのか
そりゃつええわけだ
280 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 15:45:47.99 ID:1OW6cvso
侍女「…では」

水忍「すまぬ…助かった」

御館様「それと…その娘」

水忍「…はっ」

御館様「影が命を取らず連れ回したのだ…」

水忍「…?」

御館様「何かあると見てよいだろう…備えよ」

水忍「ははっ…御意に!」

シュバッ…タタッ…

〜本丸〜

陰陽頭「ば…かな!?…あり得ぬ…っ!」

ザシュッ!!

驚き戸惑う陰陽頭の首を、鬼の一撃が斬り落とす。

陰陽頭の身体は、そのまま倒れ、力尽きた…。

名代「…武士殿…っ!!」
281 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 15:57:13.94 ID:1OW6cvso
武士の下へユニコーンが駆け寄り、角から光を発する。

パアァァァ…

武士「…痛みが…!?」

鬼「残るは…てめぇだけだが…」

老中「…ひ、ひぃっ…!!」

鬼「お前…人間じゃねぇな!」

ドシュッ

鬼が老中へ斧を振り下ろす。

老中「ぐぎゃっ!!」

ボゥン!!

老中は菅田を化猫へと変え、その場で力尽きた…。

召喚士「…お、終わった…!」

魔道士「…や、やりましたね」

盗賊「……あぁ」

一同が中央へ歩み寄り、集った…。
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 15:59:02.82 ID:Ny0vRwAO
盗賊たんは頭領って気づいてたのかな…
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 16:00:06.77 ID:4ay7Ee2o
まだ菅田が残っているじゃないか!
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 16:01:02.57 ID:eFl3jg2o
この頭領もう一個裏ありそうだな
285 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 16:03:54.08 ID:1OW6cvso
召喚士「しかし…老中はどこへ…?」

盗賊「…戦士…?お前!?」

戦士「問題ねぇ…ちょっとアバラをやられたみてぇだ」

魔道士「ユ、ユニコーンさんをっ!」

戦士「…すまねぇ」

名代「武士殿…!!」

武士「…見ての通り、はらわたを…抉られた」

召喚士「!?」

武士「まぁこの傷では…一刻と持たぬであろうなぁ」

名代「……っ」

武士「不思議なものだ…痛みはないのにな…ははっ」

召喚士「そ…そんな!?間に合わ…」

武士「良いのだ召喚士殿…。拙者は幸せ者にござるよ」

盗賊「……」

武士「いくさ場で死ねる…侍にとってこれ程幸せな事があろうか」
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 16:03:57.19 ID:QND9bQSO
戦士「おい!鬼っ!」
鬼「ん?なんだぁ?今更この前の続きでも、やんのか…やm」
戦士「正直惚れたッ!お友達から宜しくお願いします!」ガバッ
盗賊・巫女「ブーーーーッ!!!?」
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/06(日) 16:09:08.72 ID:1OW6cvso
>>283
ホントだw老中の名前が菅田典膳と申しまする(無理矢理)
ほんとすいません…
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 16:12:08.53 ID:FKe0Ty2o
おい…武士…
289 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 16:17:03.86 ID:1OW6cvso
召喚士「そ、そんなっ!?」

武士「一度は地に落ちた拙者が…こうして上様の為に命をかけられた…」

魔道士「…!!」

武士「父上の汚名を晴らす事も出来た…」

名代「…うむ」

武士「最早、悔いに残すとすれば…」

盗賊「……」

武士「皆に頂戴した借りを返せぬ事か…はははっ」

戦士「何…言って…っ」

武士「…戦士殿!」

戦士「…!!」

武士「この中で剣の腕は…お主が達者でござる」

戦士「……?」

名代「……」

武士「では………介錯を頼む」
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 16:22:23.05 ID:5Jgmg4Yo
やめてえええええええ!
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 16:24:25.94 ID:Ny0vRwAO
しかし、武士のカウンターが発動した!
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 16:27:18.79 ID:FKe0Ty2o
>>291
戦士いいいいいいいいいいいい
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 16:27:57.29 ID:MkWS/noo
>>291
ワロタwwwww
294 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 16:27:59.18 ID:1OW6cvso
戦士「!?」

召喚士「…ダ、ダメだっ…!」

名代「召喚士殿…察してくれ。武士とはこうある者なのだ…」

魔道士「で、でもっ!!」

武士「どうせ持たぬのなら…楽にさせて頂きたい」

盗賊「……」

武士「妖怪の手ではなく…人の手で…な」

鬼「…そういうモンか。人間は不思議だな」

武士「名代殿…」

武士は名代に袈裟と口綱を手渡し、短刀を受け取る。

バッ

武士「……では、戦士殿」

戦士「……わ、分かった…っ」

名代「…お主、先におなごを連れて行ってくれないか?」

鬼「ん?…あぁ、分かった」

鬼は盗賊、魔道士と共に、本丸を後にする。
295 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 16:34:16.80 ID:1OW6cvso
名代「……辞世の句を」

武士「ははっ…拙者はただの浪人でござる。無用」

名代「そうはいかぬ…!!」

名代は筆と紙を武士へ手渡す。

武士「ははっ…拙者、こういうものは苦手でなぁ…」

召喚士「……ぐっ!……うぅ」

武士「泣かれるな召喚士殿、笑って逝かせて下され」

武士は筆を取り、紙に句を記す。

名代「…では、預かる」

武士「頼む」

武士は上着を脱ぎ、短刀に紙を巻く。

戦士「……くっ!」

武士「皆様方…まことに感謝いたす…御免っ!!」

ドスッ

戦士「……すまんっ!!」

ザシュッ……―――
296 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 16:45:55.33 ID:1OW6cvso
―――

男「聞いてくれっ!…俺は将軍家を解雇されて…」

店主「知るかっ!そんな事食い逃げと関係ねぇだろ!」

男「そりゃそうだが…!俺に非もなく…」

店主「やかましい!お上に裁いて貰え!死罪だ死罪!」

―――

男「拙者、武士…と申します」

召喚士「武士さん…ですね。俺は召喚士、こっちが…」

魔道士「魔道士です」

―――

門番壱「先日は…!!し、失礼しました!」

門番弐「やはり武士様であられたとは…!」

武士「良い良い、拙者はもう将軍家の者ではない。ただの浪人だ」

門番壱「しかしっ…!!」

武士「さぁ、頭を上げて立ってくれ…二人とも」

―――
297 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 16:50:14.69 ID:1OW6cvso
―――

魔道士「武士さんっ!武士さん!!」

武士「…だ、大丈夫。左腕を…持っていかれただけ…!」

水忍「すぐに止血をっ!!」

―――

魔道士「あの二人…まだ召喚の話してますよー」

武士「男とはそういうものでござるよ」

魔道士「そうなんですかぁ…?」

武士「己が夢中になれる事に全力で挑み…」

魔道士「……」

武士「己が朽ちようとも弱き者を助ける…それが男でござる」

魔道士「……武士さん」

―――

名代は辞世の句をその場で読み上げる…。

――もののふの 誇り戻りし わが身にて 弱気を助け 夢叶いけり――
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 16:55:32.47 ID:kdxxB2AO
ブリーチの作者とどっちがいい出来かな
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 16:56:40.24 ID:MkWS/noo
オサレ師匠のは別次元だから……
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 17:00:29.42 ID:QND9bQSO
名代「ザオリク。」
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 17:02:29.25 ID:IYTwcMDO
影忍の頭領が誰だったかがようわからん。
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 17:06:39.13 ID:jsTtLnAo
>>301
俺もようワカランから誰か説明してくれ。


弱気を助けたのか・・・?ww
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 17:12:44.13 ID:eFl3jg2o
東方に来る前あたりから読みなおせ
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 17:15:58.42 ID:EqzCD6AO
この王道展開!
嫌いではないぞぉぉぉぉぉ!
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 17:19:25.46 ID:jsTtLnAo
>>303
思い出した!
ありがとう
306 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 17:32:15.98 ID:1OW6cvso


名代は武士の首を大事に包み、荷をまとめる。

召喚士「……」

戦士「これで、いいですか?」

戦士は周辺の木材で作り上げた箱を名代へ手渡す。

名代「うむ。ありがとうございます」

布を木箱へ入れて立ち上がり、一枚の札を手に取る。

名代「オン・サンザンサク・ソワカ!」

シュイィンン

名代が札を投げると、猫又が菅田を表す。

名代「……火葬を…頼むぞ」



戦士「…さて、行こうか」

召喚士「……あぁ」

名代「もののふの 誇り猛りし その身にて 弱きを助け 夢となりけり…」

三人は武士を弔い、本丸を後にした…。
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 17:35:44.80 ID:4nZyyIw0
菅田ww
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 17:42:52.00 ID:4ay7Ee2o
老中生きてたのか
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 17:44:59.50 ID:MgZMOoSO
菅田自重wwwwwwwwww
310 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 17:45:36.62 ID:1OW6cvso
〜三の丸〜

ザッザッザ…

魔道士「ひぐっ…!うぅっ…!!」

鬼「おいおい小娘…もう泣くなって」

盗賊「……水っ!」

水忍「姫!?……闘いは…?」

盗賊「…終わった」



水忍「そう…でしたか」

盗賊「……」

魔道士「み、巫女さんは…無事なんですか?」

水忍「…まだ意識は戻らぬが」

魔道士「そうですか…」

鬼「おっ、来たぜ…!」

名代「お待たせ致した…」

召喚士「……」
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/06(日) 17:49:25.38 ID:1OW6cvso
なんか「姿」の変換が絶不調ですな…クソIME
と思ったら、不調はスペースキーの方でしたorz
変換キー使いますwそして休憩してきまっす!ノシ
312 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 18:18:51.51 ID:1OW6cvso
名代「さぁ…参ろうか」

召喚士「老中は…いいんですか?」

水忍「…おそらく此処にはおらぬ」

盗賊「…?」

水忍「陰陽頭が北へと…申しておった」

戦士「すると…更に北へ逃げた?」

名代「例え居たところで…一人では何も出来ぬ」

召喚士「……なるほど」

戦士「コイツは…どうすんだ?」

鬼「?…俺は適当にプラプラと…」

名代は武士の袈裟を、鬼に手渡す。

名代「…着るが良い」

鬼は袈裟を受け取り、身につける。

鬼「ちょっと小せぇが…つーか角が出ちまうよ!」

名代「その程度は…まぁ、何とかなるだろう」
313 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 18:24:04.03 ID:1OW6cvso
〜名代の屋敷〜

小姓「お帰りなさいませ」

名代「巫女を頼む」

鬼「お邪魔しまーす!」

戦士「呑気なヤローだな…」

水忍「では…私はこれにて…」

名代「感謝致す。御館様にも宜しくお伝え下され」

水忍「…御意に」

盗賊「…わ、私からも…そのっ」

水忍「……お伝え致しまする」

水忍は少し微笑み、屋敷を後にした。

魔道士「皆さん…ボロボロですね…」

召喚士「えぇ…相変わらず情けないです…」

魔道士「そんな事ないですよ!元気出しましょう」

召喚士「ですね……ありがとうございます…」
314 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 18:32:26.08 ID:1OW6cvso
〜道場、夜〜

召喚士「名代さん…」

名代「…召喚士殿?」

召喚士「東方の戦士は…誇り高いんですね…」

名代「武士殿は、旗本であった…」

召喚士「…ええ」

名代「彼にとって上様をお守りする事は人生なのだ…」

召喚士「…なるほど」

名代「あれほどの侍はもう…おらぬかもしれんな」

召喚士「…はい」

名代「だが…文字通り、夢となった…」

召喚士「…夢」

名代「左様。武士殿の活躍がこの先、伝承され…」

召喚士「……」

名代「子供らが憧れる、夢…となったのだ…」
315 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 18:40:17.38 ID:1OW6cvso


召喚士「ところで老中はなぜ、北へ…?」

名代「最北は未開の地、某も分からぬ…」

召喚士「そうですか…」

名代「だが、異国とて同様であろうが、北方は…」

召喚士「そうか…!魔王軍の地!」

名代「北の城は妖怪と結託しておった。おそらくはそういう事だ」

召喚士「何か…手を打たなくては」

名代「此度の事とて、数年かけての出来事…」

召喚士「…?」

名代「おそらくすぐに事は起こるまい。時間は…ある!」

召喚士「そう…ですよね」

名代「だが都も、今以上に妖怪への警戒をせねばならぬな…」

召喚士「…それが…武士さんの」

名代「夢でもあり、願いでもある…」
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 18:47:21.13 ID:jsTtLnAo
やべぇ、泣いた
317 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 18:48:30.44 ID:1OW6cvso
〜次の日〜

召喚士「よしっ、出来た」

スッ…パタンッ……テクテク

魔道士「あ、召喚士さん!おはようございますー!」

召喚士「おはようございます!よく眠れましたか…?」

魔道士「あ、い…いえ。実はあんまり…」

召喚士「そうですよね…」

魔道士「どこか行くんですか…?」

召喚士「はい。ちょっとワークショップまで」

魔道士「ワークショップ…ですか?」

召喚士「ええ、一緒に行きますか?」

魔道士「はいっ!エヘヘ!」

召喚士「じゃあ…行きましょうか」

魔道士「はいっ!!」

テクテクテク…
318 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 18:53:35.86 ID:1OW6cvso
〜都〜

魔道士「ワークショップで何かお仕事ですか?」

召喚士「いえ、逆です。依頼を…」

魔道士「依頼を…するんですか!?」

召喚士「はい。ちょっと手紙を届けて貰おうかと思って…」

魔道士「お手紙…?」

召喚士「召喚術と陰陽道の詳細をまとめたので…」

魔道士「…?」

召喚士「…詳しい人に、見て貰う為です」

〜ワークショップ〜

店娘「ではこちらを、西端のサモナー様へお届け…ですね」

召喚士「お願いします。時期はいつでも構いません」

魔道士「そういう事だったんですねぇー」

召喚士「まだまだ謎の部分が多いですから…」

魔道士「調べる人は多い方が良いですもんねっ!」
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 18:56:06.11 ID:/QXDrYSO
もう東方編も終わりかぁ
精神的にも皆成長したなぁ
いただきマンコが懐かしい
320 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 18:57:51.16 ID:1OW6cvso
〜名代の屋敷〜

名代「おぉ、こちらにおったか」

戦士「名代さん」

名代「鬼…お主に頼みがある…」

鬼「俺?なんだ…?誰か殺すのか?」

名代「そうではない。お主、此処で暮さぬか?」

戦士「本当ですか!?良かったな!おいっ!」

鬼「そりゃまた何で…?」

名代「今後は都にも、更なる妖怪が現れるだろう…」

戦士「なるほど…目には目をってか!」

名代「お主、妖怪か人間か臭いで分かるのだろう?」

鬼「ほほー、妖怪退治しろって事だな!?」

名代「無論…人間もやって貰う可能性は…ある」

鬼「俺はどっちも構わんぜ!グハハハッ!!」

名代「夜ならその袈裟を着ておれば、遠目には妖怪と分かるまい」
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 18:59:38.55 ID:MgZMOoSO
>>320
鬼「化けられるぜ?」


とかは無し?
しかも幼女に
322 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 19:03:04.18 ID:1OW6cvso
戦士「まぁ、とにかく良かったな!」

名代「お主、名は…?」

鬼「名前?んなモンねぇよ。ただの鬼だ」

戦士「でもこれからはそうもいかねぇよなぁ…」

名代「…鬼丸、と名乗るが良い」

鬼「鬼丸?人間みてぇな名前だな!」

戦士「バッカ!人間として暮すんだ。当たり前だろ!」

鬼丸「ふーん…まぁ何でもいいや。でもよぉ、メシは…?」

名代「……罪人でも斬って、食らうがよい」

戦士「あんまり…人間は殺すなよ?」

鬼「わーったよ!妖怪でも食うかぁ…マズイけどな!グハハ!」

テクテクテク…

召喚士「あれ?皆さんお揃いで…?」

戦士「ん?お前らこそデートか…?はははっ!」

魔道士「ちっ、違いますよぅ!もうっ!!///」
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 19:06:24.27 ID:2rPl6Kco
魔道士「 計 画 通 り 」
324 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 19:07:25.18 ID:1OW6cvso
〜数日後〜

名代「もう行かれるのか…?」

戦士「傷もだいぶ良くなりましたし…!」

召喚士「いつまでも長居するわけには…」

名代「左様か…」

魔道士「また必ず来ます!」

鬼丸「おーっ!大歓迎だぜ!グハハハ!」

戦士「お前はなぁ…!」

盗賊「…危機には…再び」

名代「情けない話だが…声を掛けさせて頂くよ」

召喚士「いつでも!!」

戦士「すっ飛んできますよ!ははっ!」

名代「そうだ戦士殿、これを…」

名代は国綱を戦士に手渡す。

戦士「これは……受け取れねぇ」
325 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 19:13:57.17 ID:1OW6cvso
名代「!?」

戦士「俺には既に2本ばかし…大切な刀と斧がありましてね」

召喚士「戦士…」

戦士「それにコイツは…俺にはまだ重すぎますよ…」

名代「…左様か」

戦士「ん…!?そうだ、おいっ鬼丸!」

鬼丸「…?」

戦士「お前武器ないだろ?ほらっ!」

戦士は国綱を鬼丸に手渡す。

戦士「武士さんと共に、都を守ってやってくれ!」

魔道士「……戦士さん」

名代「そうだな…武士殿も旗本として、都を離れたくはないか…」

盗賊「……」

名代「ならば、刀を……鬼丸国綱と改めよ」

戦士「へっ…!いい名前じゃねぇか!頼んだぜ、鬼丸!」

鬼丸「グハハハッ!相棒の頼みじゃ断れねーわな!!」
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 19:15:52.85 ID:MgZMOoSO
風神の玉は?
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 19:21:03.95 ID:yhq/BMSO
鬼と言うと隠忍を思い出すぜ…流転はまだか
328 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 19:22:18.83 ID:1OW6cvso
召喚士「では…お世話になりました!」

名代「こちらこそ…そうだ、召喚士殿」

召喚士「はい…?」

名代「何かの役に立つやもしれぬ…持って行かれよ」

名代は数枚の札と使役の為の術を記した紙を手渡す。

召喚士「あ、ありがとうございます!」

名代「こちらも調査は進める故、ご安心なされよ」

戦士「じゃあな、鬼丸!」

鬼丸「おうっ!相棒もな!グハハハッ!!」

魔道士「なんか…兄弟みたい。ふふっ!」

盗賊「……ふふっ!」

召喚士「では、失礼します!」

名代「まことに感謝致す!また…必ず!」

名代と鬼丸が門の外まで見送る。

立ち去る4人の背中に、名代はいつまでも頭を下げた…。
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 19:25:31.28 ID:MgZMOoSO
名代「そろそろ…まだいた」ササッ
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 19:27:10.96 ID:TOB/xMko
>>329
やめろwwwwww
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 19:31:12.56 ID:c9YEDEDO
>>329
吹いたwwwwww
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/06(日) 20:08:03.84 ID:1OW6cvso
>>329
鬼丸「ぶははっ!ダセェッ!!」
333 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 20:18:14.52 ID:1OW6cvso
〜山道〜

ザッザッザッザッザ…

魔道士「あっ、この道って…」

戦士「行ってみっか…!」

四人は山の頂上付近に立つ、廃屋へと足を進める。

盗賊「……」

盗賊は蜘蛛切を見つめている。

召喚士「せっかくだし、行ってみましょうか…!」

ザッザッザ…

魔道士「あ、あそこですね!…わぁっ!!」

戦士「すげぇな…!!」

召喚士「綺麗ですね…!」

盗賊「…うむ」

土蜘蛛の巣であった洞窟には虹がかかり、

スフィンクスの空けたから大量の水が溢れ、滝を形成していた…。
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 20:20:50.14 ID:M8AGakco
穴がぬけてるよ穴が
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 20:23:00.91 ID:MkWS/noo
穴だけに虫食いなのか
336 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 20:25:26.72 ID:1OW6cvso
〜東方、本島〜

召喚士「南東を経由して帰るなら、離島まで出ないといけないけど…」

戦士「直で大陸へ行くならこっからでも行けるな…」

魔道士「行き先はどこですか…?」

召喚士「……本国です」

盗賊「……」

戦士「青龍先生…行くか?」

召喚士「戦士は鍛冶屋、いいのか?」

戦士「んー…まぁ場所は分かってるし、逃げるわけでもないしな」

召喚士「そうか…じゃあ、まずは本国へ向かおうか」

魔道士「賛成ですー!」

盗賊「…構わぬ」

戦士「よしっ!そうしようぜ!目指すは…ん?」

…バサッバサッ…バサッ…

四人の上空に一匹の鷹が舞い、近づいてくる。
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/06(日) 20:26:55.58 ID:1OW6cvso
>>334-335
あ、ホントだ…文章直したら消えてました.。すいません!
穴があったら入りたい…orz
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 20:27:07.61 ID:gUH0.360
>>329
お前wwwwwwwwww
やめてくれwwwwwwwwwwww
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 20:27:24.53 ID:XMvCqZUo
でももう鍛冶屋殺されたんだよな・・・
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 20:30:32.56 ID:jsTtLnAo
>>337
残念ですが穴はありません
341 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 20:35:26.03 ID:1OW6cvso
戦士「あれって…藤蔵の!?」

盗賊「…だな…何だろう?」

盗賊は肩に鷹を止め、首の筒を手に取る。

筒を外すと、鷹は再び大空へ羽ばたいて行く。

召喚士「何か…あったのかな?」

盗賊「…にしては…急だな」

カサッ

―――旅人よ、また立ち寄るが良い。

娘に会ったら、父が宜しくと伝言されたし―――

盗賊「…ち、父上…!」

戦士「……さぁ、先に行ってるぜ」

召喚士「だな…」

魔道士「今のうち、お弁当買ってきましょうかね…ふふっ」

テクテクテク…

盗賊「…ふぐっ…!ひぐ…っ…!」

盗賊は手紙を大事に抱え、うつむいて泣いた…。
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 20:39:36.58 ID:FKe0Ty2o
いつまで他人ごっこやってんだよいい加減素直になれよおっさん
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 20:43:57.16 ID:Ny0vRwAO
海原雄山みたいな父ちゃんだよな
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 20:47:19.57 ID:jsTtLnAo
これがツンデレ親父の精一杯のデレだろ
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 20:54:30.11 ID:ks/I9kDO
馬鹿野郎これがいいんじゃないか
346 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 21:10:24.19 ID:1OW6cvso


戦士「お、船が来たぜ!」

魔道士「じゃあ行きましょうかっ!」

盗賊「…うむ!」

召喚士「東方でも…色々あったなぁ…」

盗賊「…あぁ」

魔道士「また…来ましょうねっ!エヘヘッ!」

戦士「さらばっ、東方ってか!!」

四人は船に乗り込み、東方を後にした…。

〜藤蔵家〜

火忍「結局姫には会えず…かぁ。ちっくしょお…」

土忍「…まぁ、諦めろ」

水忍「あ…宜しく伝えるの忘れてたわ…」

火忍「何だと、てめぇっ!頼んだじゃねぇか!」

風忍「火と水は相容れぬ…か。相変わらずだな!はははっ!」
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 21:12:58.34 ID:QND9bQSO
ガラッ
御館様「なんだこの衣は!?
何々?軽くて丈夫で風通しも良く、魔法も反射するとな。
…ふん、このような女々しい織物なぞ、我がお庭番衆には不要だ。
そうだ!あ、あの盗賊とやらの下に、送りつけてやるがいいわ!」
火忍(わざわざ離れの宝物庫に来たと思ったら…またコレかよ、勘弁してくれよ。)
348 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 21:21:32.19 ID:1OW6cvso
侍女「もう…御館様も頑固なんだからっ」

女中「父親と主君…難しい立場ですからね…」

侍女「そうかしら…?ただの性格だと思うけど…」

〜御館様の部屋〜

御館様「……」

コトッ

御館様(影……そして…北、か…)

〜最北の砦、地下〜

ザッザッザ…

老中「所詮は陰陽師か…役立たずめ!くそっ!」

ギイィィィ…

老中「…!!…ネ、ネクロマンサー様!?」

ネクロマンサー「やぁ、役立たずの奏者クン…」

老中「ひぃぃっ!ど、どうかお許…」

ザシュゥッ!!…ドサッ

ネクロマンサー「仕方ないね。魔王復活は…魔王軍でやるか」

〜第七部、完〜
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 21:30:34.54 ID:/QXDrYSO
7部も終わったか!!>>1乙!!
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 21:31:06.30 ID:XMvCqZUo
ネクロフィリアたんが糸を引いていたのか・・・
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 21:34:34.19 ID:/iQDAV.o
屍姦かよ!
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 21:34:58.32 ID:/QXDrYSO
あああああ!!途中で……
本当、毎日楽しみにしてるよ!身体に気をつけてな!!
俺も毎日携帯弄ってて嫁に浮気を疑われてるが>>1の為なら気にしない!!
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 21:39:58.46 ID:FKe0Ty2o
>>1
これで東方編おわりか…
魅力あるキャラのオンパレードだったな
主要キャラはレベル10ぐらいあがった感がある

>>352
嫁にこのスレ見せて安心させたれww
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 21:41:06.29 ID:Ny0vRwAO
ネクロマンサーが裏にいたとなると、影忍は果たして白か黒か…
とりあえず>>1
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/06(日) 22:08:36.47 ID:1OW6cvso
なんとかコッチもアッチも終わらせる事が出来ました!
長かったぁー!ご支援ありがとうございました!

青龍先生「最終回じゃないのぞよ。もうちょっとだけ続くんじゃ」
356 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 22:12:15.02 ID:1OW6cvso
ひと段落したし、ちょっと休ませて頂こうかしら…
半日くらい。すいません…!(´・ω・)y-~

あ、補足とか分かり辛いところあったらレスします!

>>352
いざとなったら嫁に見せて下さい!逆に怒られるか…w
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 22:13:48.48 ID:/QXDrYSO
>>1乙!!
最終回はちょっとじゃなくて、まだまだ先だろ?
あと993スレ残って……クドイなww
>>1が書き続ける限り応援してるからな!これからも頑張れ!!
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 23:10:36.00 ID:QND9bQSO
>>1乙ー!!
だけど「もうちょっと続く」とか寂しい事を言わずに
某海賊漫画作者のように
「予定なら佳境に入る所なんだけど…実はまだ中盤戦!」ドンッ
ってくらいの方が、俺は嬉しいんだがww
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 23:14:39.63 ID:MrHMyRUo
>>358
予定ならこれから魔王倒しに行くところなんだけど・・・実はまだ序盤の序盤!ドンッ


こうですかわかりません><
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 23:14:58.35 ID:Z1t2mZQ0
ふぅ…金曜の分からやっと読み終えた…
それにしても影の頭領は…!ま、まさkうわ!なにをする!?やm
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 23:16:41.77 ID:/iQDAV.o
ネコマタはメスだよな・・・。
顔は猫でも体は人間なんだよな・・・。ゴクリ
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 23:18:14.71 ID:4ay7Ee2o
ネタバレ

黒幕は菅田
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 23:20:17.59 ID:.4Pb5wAO
>>1

結局魔導師ちゃんは召還死と仕事を依頼しにワークショップへデートか
でも俺なら愛のワークショップで魔導師ちゃんへ仕事の依頼をしちゃうね。俺の子を産むって言う仕事をな!!!
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 23:20:48.55 ID:/QXDrYSO
>>362 シーーーッ!!
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/06(日) 23:22:03.80 ID:1OW6cvso
ありがとうございます!物語はまだプロローグ。嘘です
布石は打ちまくった気もするので残3スレで終わらす事も出来るし、
100スレくらい伸ばす事も出来なくはない感じがします

>>361
化猫は猫顔ですが、猫又は猫耳のオニャノコです(名代談)
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/06(日) 23:23:03.56 ID:MHMiWkDO
巫女さんは無事に名代の家に帰れたのかな?
367 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/06(日) 23:29:43.69 ID:1OW6cvso
>>362
菅田はネクロマンサーに首刎ねられて死にマスタ
猫又の菅田は、イタズラで化けてました。後でゲンコツしました(名代談)

>>366
最後空気すぎた為描写はありませんが、無事です
>>313で小姓が寝室へ連れて行き、寝かせています
小姓はシンジくんみたいな事はしてません
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 23:32:50.21 ID:8h33sMDO
なんで召喚士の偽物が出てきたんですか?どこで見たの
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/06(日) 23:35:11.12 ID:Ny0vRwAO
伏線張りまくりみたいだし、まだまだ最終回は先だといいな
「ハッハッハ………なにィー!!?」系の敵が多い中、オレは密かに魔剣士に期待している
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/06(日) 23:53:33.12 ID:1OW6cvso
>>368
>>173で召喚士に化けていたのは老人です

では、そろそろ失礼します!おやすみなさい!ノシ

多分八部の冒頭は、船上での思い出話だと思うので、
細かい補足入れつつ進行する予定です!

■次回予告〜第八部〜
召喚士達が東方での戦いを繰り広げている頃、
大陸では魔王軍との大規模戦闘が始まろうとしていた…!?
次回、第47話「我ら、国軍の為に!」お楽しみに!!
※内容は予告なく変更となる場合がございます。予め(ry
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 00:01:21.60 ID:6vev.fQo
このスレには昔のVIPの空気を感じる
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/07(月) 00:08:37.74 ID:HSK9pIDO
そっちじゃなくて化猫のほう
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/07(月) 00:44:24.75 ID:guw8z2SO
今追い付いたがこのワクワク感を最初からずっと維持させてるのはすごいな!
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 01:51:43.93 ID:t9rQt3c0
巫女の秘密に関しては今後明かされるのかな?
後半空気すぎてもう二度と出てこないとかないよね!
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/07(月) 04:24:58.81 ID:LC0oTt20
>>1
お話の息抜きにサイドストーリーを書いてみるというのはどうだ?

召喚師と魔道士の2828とか
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 06:49:21.19 ID:/Yd0mUDO
誰にもつっこんで貰えない口綱…
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 06:55:09.24 ID:7.HlP6DO
>>339

>でももう鍛冶屋殺されたんだよな・・・
殺されたのは情報をくれた鍛冶屋じゃないの?
ドワーフのことでもないだろうし
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 07:20:29.90 ID:URe/3oSO
7部完乙!
盗賊のバックグラウンドも紹介されてボリュームあったし面白かったんだぜ
これで4人のなかで過去明らかになってないのは魔導師ちゃんか…

鬼のキャラ見ててモモタロス思い出したのは俺だけでいい
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/07(月) 09:06:56.15 ID:/WcP3UAO
>>376
国の略字は口だからおk
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 09:22:06.77 ID:mlwO/kwo
鬼が3位か・・・
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/07(月) 10:22:38.16 ID:ej4SLQSO
>>378
鬼丸「俺、参上!!」
鬼丸「行くぜ行くぜ行くぜー!!!!」
鬼丸「これじゃ中途半端だろ!!戻ってこいよ!!お願い!!お願いお願いー!!」
鬼丸「カニが飛ぶなぁ!!!!」





うるさすぎる
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 11:28:19.19 ID:zR976ewo
>>1
東方編おもしろかった
風神、雷神、酒呑童子
新桃太郎伝説を思い出した
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/07(月) 11:58:36.67 ID:Vt6SxIAO
色々な人の色々な思い出をそっと開いてくれるスレがあると聞いて
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 12:38:55.27 ID:c29UJy6o
てっきり鬼瀕死で式神になって身方化かと思ったけど予想以上ですごかった!
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 13:52:44.31 ID:GxnCAMDO
もう一度最初から見直してみた
魔道士ちゃんは俺の嫁、ってことでおk?
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/07(月) 13:55:41.61 ID:kgdsK2ko
          ◎
       ○     ○ ピゥンピゥンピゥンピゥン…
 ぶいー      ◎
__◎_○_>>385__○_◎________
__________________NG|
          ◎
       ○     ○
          ◎
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 14:14:42.34 ID:oI2.9sDO
>>385
もう一度最初から読み直すことをお勧めする

どこにも魔導士ちゃんが君の嫁という記述はなされてない
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 14:40:12.53 ID:GxnCAMDO
>>387
え…?なんで!?
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/07(月) 15:44:22.73 ID:TeWATUwo
>>388
魔道士ちゃんは俺の嫁だからだ。
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/07(月) 15:51:56.86 ID:dzFRQYoo
>>389
いやいや、ここは俺が…!

しかし昨日の誤字はヒドイですね。菅田といい…
口綱は何発出してんだよwバーカバーカ…orz

気を取り直して七部エピローグ、八部プロローグです↓
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/07(月) 15:57:28.56 ID:Z8t9zUgo
良し、期待している!
392 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 15:57:37.05 ID:dzFRQYoo
船上からは東方が彼方に見える。

戦士「……」

デッキより外を眺める戦士の後ろから、召喚士が近づく。

隣に並び、戦士に酒の入った瓶を手渡す。

召喚士「…はい」

戦士「ん…サンキュ」

召喚士「……大変だったね」

戦士「あぁ…」

召喚士「アバラ…平気かい?」

戦士「ん、ユニコーンのお陰で痛みもないし…」

召喚士「…」

戦士「日も結構、経ったからな…!」

召喚士「そっか……」

戦士「盗賊の里帰りだったんだけどなぁ」

召喚士「最初はね…」
393 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 15:58:53.82 ID:dzFRQYoo
戦士「これで…終わりってワケじゃないよな?」

召喚士「もちろん…!」

戦士「…良かった」

召喚士「今は…動けない…」

戦士「…?」

召喚士「老中って人、北へ逃げたって言ってた…」

戦士「…ああ」

召喚士「つまり北には、今回以上の脅威がある…」

戦士「可能性は…高いな」

召喚士「俺達じゃ、まだまだ力不足だ…」

戦士「身に染みてるよ…最後、俺らはみんな役立たずだった」

召喚士「……うん」

戦士「力があれば…武士さんも救えたかもな…」

召喚士「…幸い時間はある」

戦士「…?」
394 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:00:48.23 ID:dzFRQYoo
召喚士「魔王軍だって、立て直すには相当の時間がかかるハズだ」

戦士「そうか…?」

召喚士「それに奴らは本気で攻めてはこない気がする…」

戦士「…つまり?」

召喚士「他の地域もそうなんだ。もし本気なら…」

戦士「!?…そうだな…確かにそうだ…!」

召喚士「うん。西方も北も大陸も…魔王軍に侵攻されているはずだ」

戦士「ヤツら…、本気じゃない…!?」

召喚士「うん。待てよ…、何かを…待ってるのか…?」

戦士「何を待ってるんだ…?」

召喚士「何だろう…?でも、何か引っ掛かるな…」

戦士「まぁとにかく、東方への侵攻は可能性として低い…!」

召喚士「数年かけた計画が、全て崩れたしね…」

戦士「次は1年後か数年後か…はたまた数十年後か…」

召喚士「魔王軍が攻めてくる。その事実は変わらないよ…」

戦士「だな…!」
395 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:02:12.18 ID:dzFRQYoo
船上からはいつの間にか、東方がなくなり、水平線が広がる。

戦士「なんか…謎ばっかりだなぁ」

召喚士「うん…」

戦士「あのジーサン、影だったんだよな?」

召喚士「みたいだね」

戦士「なんで俺達を殺さなかったんだろう…」

召喚士「…?」

戦士「だってよ、ずっと一緒に行動してたんだぜ?」

召喚士「…確かに」

戦士「殺そうと思えばいつでも……!」

召喚士「殺す気はなかった…」

戦士「あれ…?でも地下で……」

召喚士「あっ!なんだっけ…ナントカ鬼ってのを…」

戦士「アイツやったのジーサンだよな!?」

召喚士(己の身を守った…?いや、巫女殿を…?)
396 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:04:35.10 ID:dzFRQYoo
戦士「ジーサンから仕掛けたのか、はたまた…」

召喚士「攻撃されての防衛か…ダメだ、分からなくなってきた…」

戦士「巫女さんも無事だといいな…」

召喚士「うん…。早く意識が戻ると良いけど…」

戦士「…そうだな」

デッキの二人に冷たい風が吹き抜ける。

戦士「…うぅ、冷えてきたな…!」

召喚士「うん。戻ろうか…」

戦士「本国まで三日…。ゆっくり休もうぜ!」

召喚士「そうだね…ふあぁ〜…」

戦士「俺も眠いわー…酒入ったら余計に…」

召喚士「少し寝よう…先は長いよ」

戦士「そうすっか…」

船は本国へ向けて、ゆっくりとさざ波を進み、

パーティーは船上で、しばしの休息を楽しんだ…。
397 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:08:12.95 ID:dzFRQYoo
〜数日後、都〜

大通りは夜を迎え、灯りと賑わいに溢れている。

トクトクトクッ…

女将「珍しいわね。一人で来られるなんて…」

名代「ちょっと飲みたい気分だったのでな…」

女将「…武士様。…残念でしたわね」

名代「…敬語でなくて…いいよ」

女将「この前…久々に来てくれたのよ」

名代「……そうか」

女将「辛いわね…」

名代「……あぁ」

名代はお猪口の酒を一気に口へと放る。

障子の向こうからは、町の明かりがぼんやりと照らし出されている。

女将「…どうぞ」

女将が促すと、名代はお猪口を突き出し、再び酒で満たされていった。
398 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:09:11.71 ID:dzFRQYoo
〜城〜

帝「雷、居るのであろう…?」

帝は床の間で書物を閉じ、呟く。

帝「構わぬ。傍へ」

シュタッ

雷忍「カカカッ!さすが上様っ」

帝「よい。…なぁ、雷?」

雷忍「…?」

帝「私は…なんと無力なのだろうな」

雷忍「……」

帝「傀儡となり…ろくな意見も述べられず…」

雷忍「…」

帝「またも優秀な家臣を…失ってしまった」

雷忍「それが、家臣の務めで…」

帝「務めも何もあるかっ…!」
399 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:10:22.69 ID:dzFRQYoo
雷忍「!?…カッカッ!ご尤も」

帝「私の為に…命を惜しむなどあってはならぬのだ」

雷忍「…上様は将軍です」

帝「身分など関係ない!」

雷忍「…あります」

帝「人は人だっ!命は平等であろう!?」

雷忍「上様の存在自体が、東方の民の命となるのです」

帝「…?」

雷忍「上様が居るからこそ…皆が頑張れる」

帝「…象徴…か」

雷忍「いかにもっ」

帝「生まれながらの運命か…」

雷忍「ご自身で変えられれば良いではないですか」

帝「…!?」

雷忍「もう、上様を縛る者はおりませぬ!」
400 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:12:02.81 ID:dzFRQYoo
帝「…そうか…そうだな」

雷忍「出すぎた真似でしたなっ、カカカッ!」

帝「構わぬ。お前のそういう所が、私は好きだ」

雷忍「…カッカッカ!!」

帝「よし、決めた。明日より私は立ち上がるぞ」

雷忍「……お助け致しまする!」

帝「すまんな。剣の腕もまだ未熟だ…」

雷忍「上様はまだ齢11…しかしながら…」

帝「指南役が欲しいな……。そうだ、雷…」

雷忍「…はっ」

帝「東方一の使い手を連れて参れ」

雷忍「…はっ?」

帝「その者を当家の指南役とする!」

雷忍(これまた急な…)

帝「善は急げじゃ!頼んだぞ!」
401 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:13:41.44 ID:dzFRQYoo
雷忍「…かしこまりましたっ!」

シュバッ

帝「元服まであと5年…まだ時間はある…!」

〜西門〜

風忍「…どうした?」

雷忍「上様の命で明日、都を離れるわ」

風忍「…そ、そうか」

雷忍「充分…強いんだけどなぁ」

風忍「…?」

雷忍「何でもねぇっ…カカッ!!」

風忍「…」

雷忍「城内の事、よろしく〜」

風忍「…分かった」

シュバッ

風忍「相変わらず…よく分からん奴だな」
402 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:15:20.94 ID:dzFRQYoo
〜旅籠〜

名代「そろそろ行くよ…」

女将「…ありがとう」

名代「…?」

女将「慰めに来てくれたんでしょ?」

名代「…」

女将「いや…慰められに来たのかしら」

名代「……都一の太夫も、立派な女将になったものだ」

女将「あら…、弱虫陰陽師も立派になったわよ?」

名代「……」

女将「弱虫侍も…立派にお勤めしたわね…」

名代は懐より辞世の句を出し、女将へ手渡す。

女将「……本当…立派っ…に」

名代「あぁ…立派であった」

女将は顔そむけ、辞世の句を名代に返した。
403 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:30:53.09 ID:dzFRQYoo
〜次の日、城〜

家老「おぉ、名代殿」

名代「家老殿。いきなり評定とは…!?」

家老「私も急に聞かされてな…」

名代「…?」

家老「上様直々の召集じゃ…」

名代「…な、なんと!」

〜本丸〜

名代と家老が着くと、一同が既に座っている。

名代(…!!御庭の御館様!?)



宮仕「上様の御成である。面を下げよ」

スッスッスッ…

帝「面を上げよ」

名代(……上様)
404 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:32:18.88 ID:dzFRQYoo
帝「本日、皆を呼んだのは他でもない…」

家老「……」

帝「皆も存じておると思うが、北の内乱についてじゃ」

御館様「……」

帝「無事鎮圧されたが、それについては…名代」

名代「はっ…お伝えさせて頂きまする」

名代は帝を含めた面々に、詳細を報告する。

家老「なんと…そのような事であったのか…!」

帝「……心苦しいのう」

名代「…此度は、私の勝手なる行動…まことに…」

帝「構わぬ…東方を思っての行動じゃ。咎めはせぬ」

名代「…!!」

帝「また…陰陽頭亡き今、お主が頭を務めるが良い」

名代「…!?わ、私には…」

家老「私からも推薦させて頂きまする」
405 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:33:10.56 ID:dzFRQYoo
御館様「…他に変わりはおるまい」

帝「…頼んだぞ、……陰陽頭!」

名代「…ははぁ!謹んで承り申し上げます!」

帝「次いでは旗本家のお家復興じゃ」

家老「…なんと!!」

帝「武士の縁戚に当主を移せ」

宮仕「御意に」

帝「…武士の奉公構も解く」

名代「!!」

帝「武士は我が旗本へ…帰参とする」

名代「…う、上様」

帝「直参に相応しき立派な墓を建てよ」

宮仕「ははっ…」

帝「…家老」

家老「ははぁっ!」
406 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:34:26.56 ID:dzFRQYoo
帝「老中がいなくなってしまった…」

家老「い…いかにも」

帝「お主が本日より、老中を勤めよ」

家老「え…!?」

帝「私の片腕として…政を頼んだぞ!」

家老「…ははぁ!!」

帝「最後は…御庭よ」

御館様「…ははっ」

帝「影は…誰が纏め上げるのか?」

御館様「…今は…当主不在かと」

帝「分かった。では御庭が影を纏めよ」

御館様「…畏まりました。もうしばらくお時間を…」

帝「…?構わぬ。宜しく頼むぞ」

御館様「…ははっ!」

帝「北の大名は、既に亡骸となっておろう」
407 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:36:29.60 ID:dzFRQYoo
名代「…はい」

帝「領地は将軍家預かりとする」

家老「それが宜しいかと」

帝「赴任の沙汰は追って伝える」

一同「ははっ!!」

帝「…以上を以て、評定を終了と致す!」

ババッ!!…スッスッスッ…

帝「…どうだ?私の初評定は?」

帝は背後の壁に寄りかかる雷忍に語りかける。

雷忍「…お見事!カカカッ!」

帝「そうだろ?…ふふ…ふふふっ!」

雷忍「では、行って参りますっ!」

帝「うむ。気をつけてな」

雷忍「勿体なきお言葉!…では!」

シュバッ!!

帝「私も…頑張らねばな…!」
408 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:38:07.73 ID:dzFRQYoo


名代「いや…しかし驚かされましたな」

御館様「大変優秀であられる…」

名代「そのようですな…」

御館様「老中という邪魔の居なくなった今…」

名代「本当の上様が…動かれるか…」

御館様「五年後がいよいよ…」

名代「元服…それまで間に合うかどうか…」

御館様「奴らも今すぐには動けぬ…今すぐには、な」

名代「…ところで、影は…」

御館様「影の実権は副頭領が握っておった」

名代「その副頭領亡き今…」

御館様「影も内部より分裂し…消えるやもしれぬな」

名代「影全てが…妖怪や老中に手を貸していたわけでは…」

御館様「ないだろうな。その証拠に…」
409 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:39:30.63 ID:dzFRQYoo
名代「副頭領が妖怪に襲われていた…!」

御館様「左様。あわよくば混乱に乗じ、始末を企んでおった」

名代「影は利用されていただけか…」

御館様「真の敵は…」

名代「老中と…その背後にいる…妖怪か」

御館様「お主の所の巫女…」

名代「…まだ、意識は戻っておりませぬ」

御館様「影が執拗に追っておった…」

名代「…何かありまするか?」

御館様「使役の出来る生娘…それ即ち…」

名代「…?」

御館様「…とにかく気を付けられよ」

ザッ

名代「…御庭様?」

御館様「家老にでも国書を見せて貰うが良い」
410 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:41:50.01 ID:dzFRQYoo
名代「国書?あのような昔話を…」

御館様「唯の作り話と思うな…」

名代「!?」

御館様「……では」

名代「……」

〜本丸〜

名代「家老…いや、老中殿」

家老「まだ家老で結構じゃよ。何か…?」

名代「国書を…拝見致したく…」

家老「国書…?はて、構わぬが…」



家老「待たせた」

家老は国書を名代に手渡す。

パラパラッ…パラッ…

名代「……!?」
411 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:45:15.44 ID:dzFRQYoo
名代はしばらく、国書を見つめている。

名代「ヤマタノ…オロチ…?」

家老「…?」

名代は国書を勢いよく閉じる。

バンッ!!

名代「……龍脈!!」

名代は国書を家老に返す。

家老「…名代殿…?」

名代「…失礼致します」

ザッザッザ…

門番壱「名代様っ!!」

門番弐「武士様は…本当に…!?」

名代「……すまぬな」

門番壱「ちくしょう…ちくしょう…!!」

名代「お主らも…ご苦労であった」

門番弐「…うぅっ!…武士様ぁ!」
412 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:47:55.21 ID:dzFRQYoo
〜都〜

大通りは夜を迎え、相変わらず賑わいに溢れている。

名代(北の地より抜け…魔王の…下へ)

名代の横を歩く町人の声が聞こえてくる。

町人「しかし…大したモンだよなぁ」

店主「お前…武士様はな、ウチのメシを食って…」

町人「立派なお侍様だぁ」

店主「言って下されりゃ、たらふくタダメシ食わせたのになぁ」

名代「……」

店主「ともかく武士様のお陰で、都は救われたんだ」

町人「俺も倅に聞かせてやるとするよ!」

〜大橋〜

橋の隅に、巨漢の僧侶が刀を手に佇んでいる。

男「おい!見ろアイツ…!!」

女「何?あれ、お坊さん…!?」
413 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:50:26.20 ID:dzFRQYoo
男「いや、なんと鬼らしいぞ!」

女「まぁ、鬼だなんて…」

男「袈裟を着て、僧侶の格好なんだけどよ」

女「うん」

男「頭巾から覗く目が、鬼のようだって…!」

女「でも…人間なんでしょう?」

男「妖怪や人間を食ってる姿を見た奴もいるそうだ」

女「おそろしやぁ。ウチらも気をつけないと…」

男「でも悪い妖怪や罪人ばっかり斬られてるらしいぞ」

女「じゃあ良い人なのかしらね…?」

男「触らぬ神になんとやらだ…さぁ、行こう」

女「触らぬ鬼ってところかしら。ふふふっ」

スタスタスタ…

名代「……頑張っておるようだな」

鬼丸「おう旦那!グハハッ!見ろよこれ!」
414 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:51:56.35 ID:dzFRQYoo
鬼丸の背中には、無数の刀が背負われている。

名代「…凄い数だな。奪い取ったのか?」

鬼丸「悪党は殺す。怪しい奴は没収だ!グハハ!」

名代「……あまりやりすぎるなよ?」

鬼丸「もうすぐ100本ってとこかな・・・1000本でやめとくか!」

名代「い…いや、そういう事では…」

鬼丸「さて、今日もハリキってやってやるぜ!グハハ!」

名代「……まぁ、しっかりな。頼んだぞ」

鬼丸「おうよっ!!」

名代「気にせず、たまには屋敷に顔を出せよ」

鬼丸「意外と橋下暮らしも快適でな!グハハッ!それに…」

名代「……」

鬼丸「迷惑かかるからな。そのうち行くわ!!」

テクテクテク…ピタッ…

名代は大通りをしばらく歩き、ゆっくりと振り返り、目を瞑る。
415 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 16:53:45.08 ID:dzFRQYoo
―――

名代「おいっ!早く来いって…!」

武士「待ってくれって…」

名代「もう通っちまうぞ!この隙間から…入れば…」

商人「いてぇな!押すんじゃねぇっ!」

武士「す、すいません…!」

町人「おぉ!来たぞ!太夫のお通りだ!」

シャン…シャン…シャン…

名代「……美しいなぁ」

武士「…あぁ」

女将「……ふふ」

名代「!!」

武士「…!!」

名代「お、お前ももう16なんだろ…?」

武士「だ、だから何だよ!?」

名代「俺はもう18だし…」

武士「知ってるよっ」

名代「い…行ってみるか…遊郭…」

武士「も、勿論!全然問題ないし…!」

―――

名代が目を開けると、二人の少年が元気に駆け抜けて行った…。
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/07(月) 17:05:12.17 ID:485fF.SO
ちくしょう!!第八部初っ端から泣いた!!
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/07(月) 17:07:54.59 ID:8iMDdUko
弁慶・・
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 17:18:58.23 ID:gcZTzEAO
>>1
すまん
帝と将軍って別じゃないのか?
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/07(月) 17:31:20.82 ID:dzFRQYoo
きぃー!仕事が増えてきたぁー!

>>418
すいません。立場的には征夷大将軍なんですが、
国軍の将軍とかとカブリそうなので、便宜上「帝」としております
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 17:37:22.20 ID:URe/3oSO
殿とか若とかならわかりやすいかもとか言ってみる
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 17:42:02.20 ID:n6uo7igo
鬼・・・よかったなぁ・・・
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 17:48:53.21 ID:gaX0DAAO
>>402の太夫もが太ももに見えた
さっきまであっちの読んでたせいだなww
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/07(月) 17:49:05.85 ID:485fF.SO
>>1 無理すんなよ!

それにしても…同じ11歳で帝と王子のこの違い………
いかに王子が甘やかされて育ってきたかってのが分かるな
そんなバカ王子の下に就く家臣や民が可哀相だ
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 17:50:49.05 ID:rI0AWLAo
鬼=弁慶とな
しにそうにねえなwwww良かったよかった
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/07(月) 18:06:14.25 ID:YDv1TaQ0
ゲーム化まだぁ??
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 18:14:36.60 ID:LzqLWWoo
映画化まだあ?
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/07(月) 18:37:06.18 ID:dzFRQYoo
excelウザイです。次の投下は帰宅後になりそうです
本日もご支援ありがとうございます!ノシ

さぁーはたらくぞー(^p^)ノシ
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 18:53:07.09 ID:3lcwFESO
王子「巫女!」

巫女「・・・助けに来てくれたのね、ありがとう。
「すごくうれしい・・・でも・・・」
「どうして来たの!」
「私がここで静かに死を迎えれば、次の死食まで300年は平和が続いたのに。」
「宿命の子が二人もいてはいけないのよ。
その力はアビスも世界もすべてを破壊してしまうわ」

帝の身体がゆっくりと、サラの元へ引き寄せられていく。

巫女「始まったわ、もう止められない・・・やっぱり死の定めは変えられないのね・・・」

王子「すべてを破壊するほどの力なら世界を変えられるはずだ。
こんな宿命なんか無い世界に!(キリッ」

巫女「力がコントロールできないの・・・破壊の力が形をとるわ・・・」
「破壊するものの姿を・・・」

王子「創造する力を産み出すんだ!こいつは召喚師達が倒す!!(キリリッ」
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/07(月) 18:58:51.83 ID:lwnr1EAO
>>428
一カ所サラのままだぞwwww
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/07(月) 18:59:06.64 ID:8iMDdUko
たまに>>42みたいな他人のふんどしで張り切って書いちゃう子が湧くね
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 19:10:16.18 ID:0oBgRSAo
>>430 タケシ!アンカーアンカー!

そして相変わらずの玉子っプリんっす!!
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 19:39:04.49 ID:hrXUroAO
盗賊たちと風呂に入らなければここまで嫌われなかっただろうに
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/07(月) 20:01:41.08 ID:485fF.SO
>>432 例え風呂に入っていなくとも、奴の態度が気に入らん!!
それに、11歳といえばチンコは勃起するし交尾はできるし精通だってしてるかもしれん!!
そんな奴が盗賊や魔道士や召喚師や戦士や弓使いや占い師や>>1なんかとキャッキャ ウフフと風呂に入ったんだぞ!!
それなのに…それなのに!!そんな風呂シーンを……思い出しただけで……………ふぅ。


まぁ、子供のする事だしな!大目に見てやるか!!
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 20:41:03.91 ID:4fzcSbQo
まぁ11才ならオナニーも覚えてるだろうし、盗賊や魔法使いとの風呂シーンはおそらく王子のオナネタになってると思うけどな
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/07(月) 21:10:16.10 ID:AMeSJWM0
>>433の心と守備範囲の広さに濡れた
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 21:17:10.34 ID:dijFzHwo
>>435はvipperじゃない
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/07(月) 22:42:36.62 ID:0xqZcIg0
追いついた
それにしても>>395
>召喚士(己の身を守った…?いや、巫女殿を…?)
なんか召喚士が殿とかつけてると、違和感ある……俺だけ?
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 22:44:31.90 ID:rI0AWLAo
んなもん自分で補完してりゃあいいだろうが
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/07(月) 22:48:20.29 ID:Vt6SxIAO
お前らはwwいつまで玉子嫌ってんだよww
玉子は玉子なりに成長してたじゃねーかw
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/07(月) 23:04:49.47 ID:v5y8Mp6o
た、ただいま…ご飯も済ませたぜウボァー
新ストーリー書く気力がないのでおまけでも…orz
ホントごめんなさい!明日から本気出します!

>>437
本当だ…どういう事だろう…す、すいません!
441 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 23:08:03.06 ID:v5y8Mp6o
名代の屋敷へ行く事になった三人は、

夜まで観光をして、時間をつぶす事になった。

武士「さっ、行きたい所があれば何なりと…」

魔道士「そうですねぇ…」

召喚士「なにぶん初めてなもので…」

武士「そうでござったな…失礼…」

魔道士「じゃあ、武士さんのオススメスポットを!」

武士「お薦め…す、すぽっと…?」

召喚士「はい。武士さんが案内して下さい!」

武士「いや、拙者…どうも苦手で…」

魔道士「どこでも大丈夫ですよー?」

武士「さ、左様か…まずは都の中をご案内致そう」

召喚士「はい。お願いします!」

テクテクテク…
442 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 23:10:16.65 ID:v5y8Mp6o
魔道士「あ、あのお店…」

召喚士「…?どうしました…?」

魔道士「あ、この前来た時に何だろうって思って…」

武士「あぁ、あれは万屋でござるな」

召喚士「よろずや…?」

武士「あれは特に…身の回り品を売ってる店でござるな」

魔道士「道具屋さんみたいなカンジですねっ!」

召喚士「行ってみましょうか!」

テクテクテク…

主人「いらっしゃい!観光かい?」

魔道士「はぃっ!」

主人「そりゃいい!お土産にどうだい…?」

召喚士「何ですか…それ?」

主人「これはね、かんざしって言って、髪留めだよ」

魔道士「へぇっー!」
443 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 23:13:34.47 ID:v5y8Mp6o
召喚士「いいですね!」

武士「着物姿に…きっと似合うでござるよ!」

魔道士「エヘヘー!じゃあコレ、下さいっ!」

主人「はいよっ!早速付けてあげよう!」

主人は魔道士の髪にかんざしを刺す。

魔道士「どう…ですか?」

魔道士がくるりと一回転して後頭部を見せる。

武士「いやぁ…!良くお似合いだ!」

召喚士「…う、うんっ…!」

魔道士「ふふっ…、ありがとうございますっ!」

主人「こんなのもあるぞ〜?」

召喚士「これは…何ですか?」

主人「おしろい…って言ってね、顔に塗る物だよ」

魔道士「あ、ファンデーションみたいなものですね?」

召喚士「なるほど…」
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/07(月) 23:14:12.87 ID:0xqZcIg0
>>440
気にしなくていいんだぜ!
445 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 23:16:11.95 ID:v5y8Mp6o
主人「どうだい?」

魔道士「いいかもですねー!あ、でも…」

武士「…?」

魔道士「今は…ファンデ塗ってしまってるので…」

召喚士「魔道士さんて化粧してたんですか…?」

魔道士「ファンデだけですけどね…日焼け止めにもなりますし!」

召喚士「ですよね。すっぴんでも充分…あ、い…いやっ!」

魔道士「……?」

召喚士「じゃ、じゃあこれも下さいっ!!」

魔道士「……召喚士さん?」

召喚士「は、はいっ!?」

魔道士「これ…塗ってみましょうかっ!」

召喚士「はいっ…あ、え…えぇっ!?」

主人「はっはっは!そりゃいい!きっと似合うぜ!」

武士「記念に塗ると致しますか!」
446 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 23:18:30.62 ID:v5y8Mp6o
召喚士「そ…そんなぁ…!!」

魔道士「はいっ!こっち向いて下さいー!エヘヘッ!」



魔道士「出来たー!」

武士「ぷっ…くっくく…!!」

主人「あはははっ!こりゃいいっ!!」

召喚士「………はぁ」

魔道士「ふふっ……あ、あれ…!?」

召喚士「もう…いいでしょうか?」

魔道士「召喚士さん……ちょっと、美人ですね…」

召喚士「はいっ!?」

武士「…確かに…言われてみれば…!」

主人「こ、この紅を入れてみようか!!」

魔道士「はい!こっち向いてっ!」

召喚士「!!…は、はぁ」
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 23:19:05.87 ID:vzC.joAO
パンツは脱いだ
448 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 23:21:54.34 ID:v5y8Mp6o


魔道士「女の子になった…」

武士「ふ、普通に…おなごでござるな…」

主人「……ア、アリだな」

召喚士「………もう、いいです」



魔道士「あ〜っ、楽しかったぁ!」

召喚士「いっぱい買っちゃいましたね!」

武士「そろそろ食事にするでござるか!」

魔道士「はーいっ!何がいいかなぁ…?」

武士「お二人は、寿司を食べたでござるか?」

召喚士「スシ…ですか?」

武士「えぇ。白米に生魚を乗せた、東方の名物料理でござるよ」

魔道士「わぁ…食べてみたいですーっ!」

召喚士「よし、じゃあ寿司を食べに行きましょう!」

魔道士「おーっ!!」
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/07(月) 23:25:10.96 ID:XIa64cAO
つーか召喚士達の金だよな?
450 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 23:34:46.15 ID:v5y8Mp6o
テクテクテク…

武士「おっ!あったあった…。ここでござる」

カラカラッ

召喚士「こ、こんにちはー!」

板前「らっしゃい!…おやっ!?旦那っ!」

武士「御無沙汰しておる…!」

板前「久しぶりじゃねぇですか!?」

武士「ちょっと…色々あってな…はは」

魔道士「ここがお寿司屋さんですねー!」

召喚士「ここに座ればいいのかな…?」

板前「お客人のもてなしですか!…じゃあ腕を奮って…!」

武士「うむ。頼む」

三人の前に握り寿司が並べられる。

魔道士「もう食べていいんですか?」

板前「えぇっ!どんどん出しますから食べて下せぇ!」
451 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 23:36:04.12 ID:v5y8Mp6o
召喚士「いただきますー!」

魔道士「…モグモグ…!!んーっ!!」

召喚士「…!!こりゃ美味しいっ!!」

武士「おぉ、良かったでござる!」

召喚士「さぁ、武士さんも食べましょうよ!」

武士「いや…拙者は…」

魔道士「お金の事ですかぁ…?」

召喚士「それなら気にしないで下さい。ホントに…!」

武士「し、しかし宿から服から…」

召喚士「後で恩を返して貰いますから!ははっ!」

武士「か…かたじけない!!」

板前「さぁ、食べたい魚があったらドンドン言って下せぇ!」

魔道士「はぁ…ホントに美味しいですねっ!」

召喚士「えぇ!最高ですね!」

452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/07(月) 23:42:56.53 ID:0oBgRSAo
召喚士「無茶しやがって・・・。」

ってセリフを思い出した。
453 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 23:50:11.10 ID:v5y8Mp6o
召喚士「た…食べたぁ…」

魔道士「苦しいですぅ…」

武士「御馳走様」

板前「いえいえ!武士様っ!!」

武士「…?」

板前「また来てくださいねっ!へへっ!!」

武士「あぁ!勿論だ!」

カラカラッ…ピシャッ

魔道士「いっぱい食べちゃいましたねー!」

召喚士「美味しくてついつい…はははっ!」

武士「それでは、食後の運動がてらに…」

召喚士「…?」

武士「少し歩きましょうか…!」

魔道士「はいっ!!」

テクテクテク…
454 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 23:53:30.50 ID:v5y8Mp6o
〜神社〜

召喚士「ここは…?」

武士「神社でござる」

魔道士「…どんな所なんですか?」

武士「そうでござるな…神に祈る場所…でござるかな」

召喚士「教会みたいな所なのかな…?」

魔道士「神秘的ですねぇ」

召喚士「えぇ…夕暮れが…とても綺麗で…」

武士「さぁ、こちらに…」

ザッザッザ

魔道士「この…箱は?」

武士「賽銭箱と言って、小銭を入れて神に祈るんでござるよ」

召喚士「じゃあ、早速…」

チャリンッ…コトンッ

武士「さ…目を瞑って、願い事を……」
455 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/07(月) 23:56:25.21 ID:v5y8Mp6o
魔道士「………」

召喚士「………」

武士「最後に、手を叩いて…」

パンパンッ

召喚士「魔道士さんはどんな願い事を…?」

魔道士「ふふっ。ヒミツですーっ!」

武士「…はははっ」

魔道士「召喚士さんは…?」

召喚士「お、俺も秘密です!」

魔道士「えーっ!ふふっ。お互い内緒ですねっ!エヘヘ!」

召喚士「ふふ…はははっ」

武士「なかなか…お似合いでござるな」

召喚士「…何か…?」

武士「いや…何でもないでござるよ…はははっ」

魔道士「…?エヘヘッ!!」
456 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 00:01:09.39 ID:0dnccyQo
武士「さて…だいぶ日も落ちて参った…」

召喚士「そろそろ行きましょうか」

魔道士「そうですねっ!」

テクテクテク…

魔道士「武士さん、色々とありがとうございましたっ!」

武士「いやっ!こちらこそ…多少は楽しめましたか?」

召喚士「お陰さまで!満喫出来ました!」

武士「それは良かった!」

魔道士「また今度、色々と案内して下さいね!」

武士「かしこまった。是非!!」

召喚士「お願いします!…はははっ!」

武士「…ん?」

召喚士「どうしました…?立て札が何か…?」

武士「あ…いえ。…ははっ、なるほど…」

魔道士「…?」

三人は縁結びの神社を後にした…。
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 00:03:05.90 ID:9rDvjtco
3Pフラグ(ry
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 00:03:45.89 ID:CHnbH.so
というか召喚士たちが喋っている言葉と武士達が喋っている言葉って・・・
まぁ細かいことはいいか
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 00:05:59.67 ID:R50E0FUo
どこもかしこも地球だと思ったら大間違いだw
460 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 00:06:10.28 ID:0dnccyQo
〜都〜

シャン…シャン…シャン…

魔道士「あ、あの人!!」

召喚士「…えっ?」

魔道士「東方の南の島でも、同じ格好の人を見たんですよ!」

召喚士「…綺麗な人ですねぇ」

武士「あれは…花魁でござる」

召喚士「おい…らん…?」

武士「中でも最高位の、太夫でござるな…」

魔道士「だゆう…さん」

武士「芸者…歌や音楽に合わせ、踊りを見せる女子でござる」

魔道士「素敵…」

召喚士「……武士さん?」

武士「あ、いやっ…ちょっと昔を思い出しました…はは」

召喚士「そうですか…」

武士「…さて、名代殿の屋敷へ参りましょう」

三人の横を、美しい太夫が通り過ぎて行った…。
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/08(火) 00:08:18.17 ID:0dnccyQo
以上、オマケでござった。では、次回からはいよいよ…!
此度も多数の御支援ありがとうございまする!では!ノシ

>>458
RPG方式でござる!
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 00:11:06.34 ID:CHnbH.so
>>461なるほど納得したww
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 00:17:39.25 ID:9RKa76DO
金曜日分から一気読みしたぜ!
>>1乙でした!
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 00:31:03.20 ID:8Y8xTMDO
前から気になってたんだけど
魔導士と魔道士の違いがわからん
でも一般的な魔法使いだと魔導師だよな
師と士の違いもよくわからんし…うーむ
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 00:39:15.97 ID:DEwwtuoo
召喚士と魔道士は見ててなごむ
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 00:43:31.34 ID:Ac1NfyMo
士ってリアルでは国家資格の税理士とか弁護士に使うんだけどなぁ。
こういうファンタジーではよくわからんなぁ
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/08(火) 00:59:40.06 ID:JZRh7aI0
武士「つまり彼らも侍でござるな」
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 01:02:36.91 ID:GOTGIggo
>>466
魔法にしろ召喚術にしろ身につけようとしたら、それなりの能力と
学校に通うのが当たり前みたいだから、ある種国家資格というか
士官学校みたいなもんなのかもしれんね
この召喚士は例外中の例外だろうし
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 01:10:17.61 ID:ytoVlwAO
>>1

召還死主人公だからって魔導師ちゃんにつきまといおって…
挙げ句の果てには美形なんですかそして金もたんまり!


参った。降参だ!ペニス、オメエの勝ちだ
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/08(火) 01:15:32.87 ID:l.JKfyo0
だめだ…太夫が出る度にフトモモって呼んでしまうww
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 01:26:01.82 ID:tHBxJNgo
>>464
魔道[士]・・・魔の道を実践的に歩む人
魔[導師]・・・「魔」を弟子などに教え導く先生

魔というのは邪悪なものと見なされるのが一般的
転じて、世界の理から外れた力を使う→魔法、魔術みたいに解釈されて
さらに転じて、「魔=世界の理・成り立ち、あるいはそれを解く鍵」
みたいな使われ方をする

士というのは、もともとは支配階級の人の「役割」に付く言葉
なんらかの役割を担う人、行使する人、みたいな感じ
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/08(火) 12:10:37.27 ID:RMsAEIDO
すいません、読み返したんですが影の統領は結局だれですか??
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 12:13:14.12 ID:r5yajADO
>>472
大臣
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/08(火) 12:52:02.93 ID:TYgpNj60
>>472
司令官
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 13:35:27.88 ID:2MkqV2AO
召喚娘の話しまでまとめられてるぜwwww
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/08(火) 15:08:42.74 ID:sO5bvgSO
>>472

紅の学士
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 15:13:25.46 ID:bVQFgPko
>>476
ちょ、今それ読んでる
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/08(火) 15:26:03.58 ID:NGZgXbwo
お疲れ様です!「まどうし」はややこしいですよね…
一応、wiki置いときます。あまり役には立ちませんが…
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%94%E6%B3%95%E4%BD%BF%E3%81%84

>>472
名刀口綱を持つ菅田藤蔵です
嘘です影忍です。初出は4スレ目>>634…ムサシ…だと!?

>>475
はい。ありがたいけど凄く恥ずかしいです…
今度からは匿名でこっそりとフヒヒ…

いよいよ第八部本編ですが…
ここから先、名前がややこしいかもですorz
短髪の時みたいに職業→外見でいいですかね?↓続き
479 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 15:27:49.54 ID:NGZgXbwo
〜本国、国軍本部〜

大会議室のドアを仮面の男が開ける。

カツカツカツ…ガチャッ…ギィィ…

中にいる全員が起立し、敬礼をする。

司令官「…ん、いいよ」

円のテーブルを中央に、全員が着席する。

大軍師「さて…本日お集まり頂きましたのは、ご存知の通り…」

副司令官「魔王軍が、大規模侵攻を開始した」

騎士団長「!?」

青龍先生「……」

大軍師「…お手元の資料をご覧下さい」

一同は地図の描かれた紙を手に取る。

大軍師「此度は、北東の海峡を封じた甲斐もあり…」

将軍「……」

大軍師「正面の山あいを侵攻して参りました」
480 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 15:30:19.73 ID:NGZgXbwo
副司令官「一次攻撃は先遣隊のみだったようだな」

大軍師「はい。北関にて軽損で撃退しております」

騎士団長「それで…?」

大軍師「二次攻撃は、おそらく主力が来ると予想しております」

青龍先生「……数は?」

大軍師「こちらの偵察隊の報告と…照らし合わせると…」

将軍「……」

大軍師「……その数…2000」

騎士団長「2000!?バカなっ…!?」

司令官「……困ったもんだねぇ」

副司令官「さて…どうするかね?」

大軍師「我が軍では到底防ぎきれますまい」

将軍「…す、すると?」

大軍師「ワーカーに頑張って頂くしか…ないですな」

副司令官「ここに成果リストを用意した。目を通してくれ」
481 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 15:32:42.04 ID:NGZgXbwo
バサッ

騎士団長「この中から…優秀なパーティーを?」

副司令官「無論一般でも公募するが…」

大軍師「強い方々には、こちらから直接依頼致します」

騎士団長「こことこのパーティー、これは戦力になる」

青龍先生「こやつ等は使えそうじゃの…ヒョッヒョ」

パラッ

将軍「……」

騎士団長「…?そのパーティー…」

将軍「な、なにか…?」

騎士団長「いや、功績は低いが…成長率が凄いな」

大軍師「ほぅ、確かに大物の撃破率はなかなかのものですな」

副司令官「それよりも…コカトリス…」

青龍先生「朱雀先生か…」

大軍師「伝説はご存知で?」
482 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 15:34:53.83 ID:NGZgXbwo
青龍先生「話に伺っただけじゃよ…再来の弟子だそうじゃ」

司令官「…ミノタウロスの彼らか」

将軍「私からは…推薦させて頂きます」

大軍師「…良いでしょう。少し興味が沸きますな…」

副司令官「まだ若いが…どこまでやれるか見ものだな」

青龍先生「ヒョッヒョッヒョ…さてのぅ…」

司令官「……」



副司令官「…という事で進めるとする。以上だ」

騎士団長「……」

大軍師「…ではこれにて閉会と致します」

ガタガタッ…カツカツカツ…ザッ…

司令官「…ちょっと…厳しそうだねぇ」

大軍師「……」

司令官「……さて…どうしようかねぇ」
483 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 15:36:05.99 ID:NGZgXbwo
〜正面玄関〜

騎士団長「海峡の結界…」

将軍「はい」

騎士団長「再来の…マジシャンだっけか?」

将軍「彼が主となり…張って下さいました」

騎士団長「なるほど…彼は?」

将軍「その後の行方は……」

騎士団長「戦力になればありがたいんだがな…」

将軍「そうですね…」

ザッザッザ…

青龍先生「……」

白虎長「…先生っ!行きますよ!」

青龍先生「…おぉ、すまんの白虎先生」

白虎長「先生…何度も言いますが私は白虎先生では…」

青龍先生「だっていないんだもん。君、代理じゃよ」

白虎長「はぁ〜っ、…とにかく戻りますよ!」

青龍先生「カワイイ顔して相変わらず怖いのぅ…ヒョヒョッ!」
484 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 15:42:02.74 ID:NGZgXbwo
〜次の日〜

ザッ

戦士「着いたぜ…本国!!」

魔道士「あー…久々ですねぇ!」

召喚士「ここで俺達は出会ったんだ…」

盗賊「…あぁ」

戦士「さ、どうすっかね…?」

魔道士「なんか…ここのところ戦いばっかりで…」

召喚士「分かります…。たまにはゆっくりしたいですね!」

盗賊「……そうだな」

戦士「よっしゃ、久々に行くか…?」

召喚士「…いいねっ、行こうか!」

魔道士「もしかして…?」

盗賊「…ワークショップ」

戦士「そうと決まりゃ、早速見に行こうぜ!」
485 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 15:43:24.38 ID:NGZgXbwo
〜ワークショップ〜

店員「いらっしゃいませ」

召喚士「……ん?今日はやたら多いなぁ…」

戦士「なぁなぁ、俺らの成果リストもランク上がったかな?」

魔道士「そうですねっ!リスト見せて貰いましょうー!」

魔道士が店員にリストを依頼する。

召喚士「……」

盗賊「…どうした?」

召喚士「あ、いえ…なんだか国軍の依頼が多いなぁって…」

店員「お待たせしました」

魔道士「来ましたっ!」

戦士「おっ、どれどれ…?」

盗賊「……」

パラパラパラ…パラパラッ

召喚士「あっ!いましたねっ」
486 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 15:45:29.19 ID:NGZgXbwo
魔道士「……」

戦士「……」

召喚士「…!?あ…す、すごいっ!」

魔道士「なんだか結構…順位上がってません!?」

戦士「まだ…三桁だけどな…!」

召喚士「いや、こんなに上がって…い、いいのかなぁ」

盗賊「……やったな」

ガバッ!!

魔道士「やりましたね!盗賊さんーっ!」

盗賊「ちょ、ちょっとっ!?」

戦士「いやいや…こんなモンで満足してたらだな…」

召喚士「またまたぁ〜、嬉しいくせにー!」

戦士「……ま、まぁな!ハハハッ!!」

召喚士「あはははは!!」

魔道士「あれ…?これって何ですか…?」
487 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 15:55:51.54 ID:NGZgXbwo
召喚士「…?」

魔道士「備考欄に…」

召喚士「これは…依頼ですね…!」

盗賊「…依頼?」

召喚士「はい…。自分達ではなく相手から…」

戦士「依頼を受けたって事か!?」

魔道士「す…凄いじゃないですかぁ!依頼主は誰ですか…?」

召喚士「……こ、国軍!!」

戦士「国軍直々に…俺達に…?」

盗賊「…なぜ?」

店員「あれ、ご存知ないんですか?」

魔道士「…はい?」

店員「先日魔王軍の大規模な攻撃があってですね…」

戦士「なんだとっ!?」

召喚士「そ、それで損害は…!?」
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 15:56:02.89 ID:7eewoQAO
凄い成長したんだな…
毛皮を売って稼いでた頃が懐かしい…
489 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 15:57:05.44 ID:NGZgXbwo
店員「あ、国軍が北関で撃退したみたいですよ」

魔道士「流石ですね…!」

店員「でも、本体の攻撃がこれから来るらしくて…」

召喚士「そうか…!どうりで軍関連の依頼が多いわけだ…!」

戦士「まさか…この依頼も…!?」

召喚士「……見せて頂けますか…?」



盗賊「……」

魔道士「……」

戦士「なるほど…北関に集まれたし…か」

召喚士「詳細は何もないね…」

魔道士「ど、どうしましょう…?」

召喚士「特に強制ではありません…もちろん行かなくても…」

戦士「……期限は?」

召喚士「1週間後までだね…」
490 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 15:58:54.31 ID:NGZgXbwo
戦士「みんなの…意見を聞きたい」

召喚士「うん」

戦士「俺は…もちろん行きたい!」

盗賊「…私もだ」

魔道士「……見捨てる事は…出来ないですね」

召喚士「…全員一致ですね」

戦士「休憩…取れなくなっちまったな」

魔道士「お役に…立てますかね…?」

召喚士「まぁ、戦闘以外の依頼って事もありますし…」

盗賊「…なるほど」

戦士「ま、今日はここでゆっくりしようや!」

魔道士「そうしましょう!!」

盗賊「…だな」

召喚士「じゃあ、宿取って来ます!」

魔道士「あ、私も行きますーっ!!」
491 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 17:39:18.28 ID:NGZgXbwo
テクテクテク…

魔道士「この宿なんてどうですかね…?」

召喚士「うん、良いんじゃないですか」

魔道士「じゃあ予約してきます!」

タッタッタ

召喚士「さて…と。……ん?」

老婆「……ぅ」

召喚士「…!?」

タッタッタッタッタ

召喚士「ど、どうしました!?」

老婆「うぅ…っ!く、苦しい…っ!」

老婆は胸を押さえ、蹲っている。

召喚士「…くっ!今、人を呼んできます!」

老婆「うぅ…っ…!!」

タッタッタッ…
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/08(火) 18:01:04.61 ID:3HnlCUSO
ユニコーン「……」
493 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 18:02:23.58 ID:NGZgXbwo
召喚士「すいません!」

フロント「…?」

魔道士「どうしたんですか…?」

召喚士「表にお婆さんが倒れてっ…!医者を!」

フロント「わ、分かりました!」

バッ!!…タッタッタ…

召喚士「気休めだけど…行けっ!ユニコーン!!」

シュイィィン…パアァァッ

ユニコーンが老婆の治療を始める。

フロント「おぉ…!」

魔道士「さすがですねっ!」

召喚士「痛みは消えるけど…病自体は…」

ユニコーン「……」

召喚士「…ん?」

シュイィィン
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 18:02:30.47 ID:jMrX4gSO
病気だったらユニコーンじゃ無理なんじゃない?
お婆さんだったら怪我より病気のが可能性高そうだし
495 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 18:07:47.65 ID:NGZgXbwo
間もなく医者が到着し、老婆が運ばれていく。

老婆「お兄さん…ありがとうよ…」

召喚士「いえっ…お大事に…!」

魔道士「良かったですね、お婆さん…」

召喚士「でも…別に病を治したわけでは…」

魔道士「…?」

召喚士「お婆さん、胸を押さえていた。あれは何か患っている…」

魔道士「……」

召喚士「頭痛とか腹痛、解毒…そんなレベルであれば治せますが…」

魔道士「重い病気や怪我は…治せないんですね…」

召喚士「えぇ、痛みを消すぐらいしか…」

魔道士「ユニコーンさんもそこまでは無理なんでしょうかね?」

召喚士「どうなんでしょうね…」

魔道士「治せれば…いいのになぁ…」

召喚士「……」
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 18:07:56.64 ID:QNZl8d.o
毒や傷の治療ってのは体内のなんとかを活性化させて治療するのにはいいけど
ウイルスや呪い、死滅した(切断や生命活動が停止した)細胞には効果が薄いって事かな?
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/08(火) 18:09:15.62 ID:NGZgXbwo
今日は預言者が多いですねwステキです!
498 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 18:23:36.92 ID:NGZgXbwo
スタスタスタ

男「兄さん、アンタ召喚士か!?」

召喚士「え?…あ、はい…」

男「いや凄げぇな!お見事だわ!」

召喚士「え、あ…どうも…」

魔道士「…あの…?」

男「あ、デートのところお邪魔だったな!悪りぃ悪りぃ!」

魔道士「ちっ、違います!!///」

召喚士「……そ、それで何か?」

男「あぁ特に用はないんだ…そんだけ!」

スタスタスタ

魔道士「…何だったんでしょう…?」

召喚士「さ、さぁ…ははっ」

召喚士と魔道士は振り返り、宿へ戻る。

召喚士「!!!」
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 18:42:30.14 ID:8OgxntQo
お金がない!!ってなったら
いやああああああああああ
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/08(火) 18:48:25.82 ID:NGZgXbwo
>>499
くぅっ…!!次回予告乙!w

では帰ります。最近仕事がアレで進まない…すいませんorz
aあ、でもいいものを手に入れたのでちょっとは進むかな…
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 18:52:25.12 ID:QNZl8d.0
サマナー宅トイレ内にて・・・
サマナー「・・・っ!紙がっ・・・!」

なんて事が思い浮かんだ。
502 : ◆1otsuV0WFc [saga]:2009/12/08(火) 18:55:48.17 ID:q1uhBYAO
じゃじゃーん!ニューもしもしバッテリーが届きましたー!
これで通勤中に投下出来るぜフヒヒ

どうでもいいですね…すいません…↓続き
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/08(火) 18:58:41.56 ID:TOHuy3wo
バッテリーまで買うとはwwwwwwww
すごい意気込みだな
504 : ◆1otsuV0WFc [saga]:2009/12/08(火) 19:01:22.66 ID:q1uhBYAO
魔道士「ど…どうしたんですか?」

召喚士「な…ない…っ!!」

魔道士「…へっ!?」

召喚士「あっ…!?あいつっ…!!」

ダダッ!!

魔道士「あっ!召喚士さん…!?」

タッタッタ…

召喚士「…はぁっ…はぁ…はぁ」

召喚士は辺りを見渡す。

召喚士(くそっ…!間違いない…さっきの男…)
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/12/08(火) 19:03:34.07 ID:q1uhBYAO
>>503
あ、なんかau様から無料で送られてきました!
今はこういうサービスあるんですね!便利!
506 : ◆1otsuV0WFc [saga]:2009/12/08(火) 19:07:30.61 ID:q1uhBYAO


テクテクテク…

戦士「おっ、帰ってきた…!」

魔道士「急にどうしたんですかぁ?」

盗賊「……」

召喚士「……」

戦士「…ん?」

召喚士「す…すいませんっ!!」

魔道士「えっ、えっ!?」

盗賊「…?」
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 19:13:44.42 ID:2MkqV2AO
婆さんが犯人じゃなかったのか
508 : ◆1otsuV0WFc [saga]:2009/12/08(火) 19:13:46.64 ID:q1uhBYAO


盗賊「…に、荷物…を」

戦士「盗まれたぁ!?」

召喚士「本当にすいません!!」

魔道士「そ…そんなぁ…」

戦士「んで…盗まれた物は…?」

召喚士「日曜雑貨、地図…皆さんの下着類…」

魔道士「えぇーっ!?」

召喚士「それと……お金です…」

盗賊「えっ、えぇーっ!?」
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 19:15:50.51 ID:iclixIDO
魔導士ちゃんの下着を五万で買い取ろう
510 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 19:18:06.62 ID:q1uhBYAO
戦士「無一文て事か…?」

召喚士「いやっ、手持ちの方は無事だから…」

戦士「幾らぐらいあるんだ…?」

召喚士「えっと…今までの感じだと…」

盗賊「……」

召喚「持って…三日…」

戦士「……」

魔道士「……三日」

召喚士「ほ…本当にごめんなさいっ!」
511 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 19:20:56.90 ID:q1uhBYAO
戦士「いや…別に召喚士が悪いわけじゃねぇって!」

盗賊「…あぁ」

召喚士「……でも!」

魔道士「…探しましょう」

召喚士「……?」

戦士「あぁ…必ず見つけ出してやるぜ…!」

盗賊「…殺す!」

召喚士「み…みんな…」
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 19:26:05.95 ID:xn2mK9ko
荷物>>(超えられない壁)>>軍からの依頼
513 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 19:29:27.09 ID:q1uhBYAO
戦士「まずは特徴だ…」

召喚士「あ、うん…30代くらいの男で…痩せてたかな…」

魔道士「背は普通でしたね」

召喚士「顔は猿顔で…軽い感じの口調…」

魔道士「少し派手めな格好でしたね…!」

盗賊「…把握」

戦士「手分けして探すぜ!何かあったらココに集合だ!」
514 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 19:35:11.01 ID:q1uhBYAO
タッタッタッタッタ

召喚士(くそ…何をやってるんだ…俺は…!)

タッタッタッ

戦士(これは召喚士のせいじゃねぇ…!)

タッタッタッタ

魔道士(パーティーとして…強くなったって…)

タタタッ…

盗賊(…とんだ思い上がりだ!)



魔道士「はぁはぁ…はぁ…っ」

戦士「…ダメ…か」

召喚士「……」
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/08(火) 19:41:15.69 ID:3HnlCUSO
盗っ人が召喚士でひっかかる言い方

荷物を取り返す召喚獣がいる!





外れですね
516 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 19:42:16.62 ID:q1uhBYAO
戦士「とりあえず…宿に入るか…」

盗賊「…だな」

魔道士「今日の支払いは済んでますからね…」

〜宿〜

召喚士「みんな…本当に…」

戦士「謝るのはナシだぜ?」

魔道士「そうですよ…私だってあの時…」

盗賊「…これは…全員の責任…モグモグ」

戦士「それよりこれから…どうするか、だ!」

魔道士「終わった事は…仕方ないですからね!」

召喚士「そう…ですね……」
517 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 19:50:12.42 ID:q1uhBYAO
戦士「えーと…残金がわずかで…」

魔道士「下着もなし……はぁ」

召喚士「…国軍からの依頼に行く…?」

盗賊「…難しいな」

召喚士「…で、ですよね」

戦士「距離がありすぎる…」

魔道士「せめてあと三日分ぐらいのお金が欲しいですね」

盗賊「…あ…ある!!」

戦士「んっ?」

召喚士「…そ、そうかっ!」
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 19:54:33.22 ID:glBEVW60
vip落ちたねー
519 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 19:55:02.69 ID:q1uhBYAO
魔道士「な…何ですか?急に立ち上がって…」

召喚士「ありますよっ!方法が…!」

戦士「…!?」

盗賊「…ワークショップだ」

戦士「そうだよ…稼ぎゃ良いんだよ!」

魔道士「そうか…!そうですよねっ!」

召喚士「ただ問題は…」

盗賊「……北関まで…ここより五日」

戦士「二日以内になんとかしないと間に合わん」

召喚士「そんな都合の良い仕事があるかどうか…」
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/08(火) 19:57:46.39 ID:q1uhBYAO
>>518
一体何が…w
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 19:59:56.60 ID:QNZl8d.o
召喚士、もうちょっと気が付くのが早ければシルフちゃんが上空から探してくれたんだろうけどなぁ・・・。
522 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 20:04:04.72 ID:q1uhBYAO
戦士「大体何で現地集合なんだよ!」

魔道士「そうですよ!本部は目の前なのに…!」

召喚士(そういえば…何故わざわざ現地に…)

盗賊「…」

召喚士(何かあるのか…?しかし…)

盗賊「…あまり…考え過ぎるな」

召喚士「!!…ありがとうございます」
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/08(火) 20:07:09.63 ID:q1uhBYAO
駅着いた!ご飯食べてきます!
524 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 20:32:26.95 ID:q1uhBYAO
〜バー〜

戦士「ふ〜…。ゆっくり飲むのも久しぶりだなぁ」

召喚士「……はぁ」

戦士「そう落ち込むなって!」

バシッ

召喚士「う…うん」

戦士「なんか…思い出すなぁ…」

召喚士「ん…?」

戦士「ほら…お前が落ち込んでさ!」

召喚士「こんな時に思い出させないでくれよ…」

戦士「ハハハッ!そうだな!悪りぃ…!」

召喚士「いつも戦士に励まして貰ってるな…」

戦士「…そうか?」

召喚士「ありがとう」

戦士「気にすんなって!」

召喚士「良い仲間に恵まれたよ…俺は…」

戦士「へへっ…!俺もだ…!!」
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 20:34:44.82 ID:CnS7LvAo
しかし盗賊は盗賊なんだからそういう犯罪事情とか流通ルートとかに
詳しいのかと思ったけど、そうでもないんだなww

ないのか?盗賊ギルドっぽいの
526 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 20:36:22.73 ID:q1uhBYAO
〜部屋〜

魔道士「…盗賊さん」

盗賊「…ん?」

魔道士「下着…どうします…?」

盗賊「…このまま」

魔道士「あ、そうだ!」

ゴソゴソ

魔道士「じゃーん!!」

盗賊「…浴衣か」

魔道士「今日はこれで寝ましょうか!」

盗賊「…あ、あぁ」

魔道士「じゃあお風呂行ってきますね!」

盗賊「…いってらっしゃい」
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 20:38:20.99 ID:QNZl8d.o
ポロリフラグ!?
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/08(火) 20:41:19.12 ID:3HnlCUSO
いや、マンチラフラグだ!!
まてよ、マンモロフラグかもしれん!!
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 20:43:49.86 ID:2MkqV2AO
おまいら必死すぎwwwwww
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 20:45:42.36 ID:8omosi6o
ばかだなぁ、寝てる時の乱れてはいるが見えていないあの状態が一番なんだよ……
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 20:59:02.29 ID:1XD7gcDO
>>530
さすがです先生
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 21:02:55.21 ID:aQzaw6SO
盗賊「…[ピーーー]」
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/08(火) 21:03:33.69 ID:eM6XZ.Yo
ちんこワロタwwwwwwwwww
これで変換されてなかったら俺カコワルイ
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/08(火) 21:06:15.93 ID:p.tJNkAO
>>533
盗賊「……」
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 21:07:15.94 ID:eM6XZ.Yo
|←樹海|     ┗(^o^ )┓三

2000万年ROMってくる
※ただし魔導師たんが生きてる間に限る
536 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 21:22:49.42 ID:q1uhBYAO
シャアァァ…

魔道士「フンフフ〜ン♪」

ガチャ

魔道士「お待たせしました〜!」

盗賊「…し、下着…は?」

魔道士「あ、ゴメンナサイ!お風呂で洗っちゃいました…」

盗賊「そ、そうか!」

魔道士「一着しかないですからね…」

盗賊「そ、そうだな!」

魔道士「安心して下さい!」

盗賊「…えっ!?」

魔道士「盗賊さんのもキレイに洗っておきましたからっ!」

盗賊「…///」
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/08(火) 21:24:50.20 ID:TYgpNj60
下着買う金すらないのか…
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 21:26:21.38 ID:8omosi6o
いや、金はあるけど夜だから店がしまってるんだろう
539 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 21:27:33.22 ID:q1uhBYAO


盗賊「ふー…」

魔道士「おかえりなさいー!」

盗賊「…ただいま」

魔道士「盗賊さん。こっち来て下さい」

盗賊「…?」

魔道士は盗賊を椅子に座らせ、後ろから髪をすく。

盗賊「…あ、あの」

魔道士「…?」

盗賊「…あ、あり…がと」

魔道士「…エヘヘ!私…一人っ子だから」

盗賊「…?」

魔道士「こうやってお姉ちゃんの髪とかすいたり…夢だったんです」

盗賊「……」
540 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 21:31:34.47 ID:q1uhBYAO
魔道士「はいっ、おしまいー!」

盗賊「う、うむ!」

魔道士「…盗賊さん」

盗賊「へっ?」

魔道士「上から見ると…凄い谷間…」

盗賊「!!」

魔道士「明日ブラジャー買いに行きましょうよ!」

盗賊「いやっ!わ、私は…あの」

魔道士「いつまでもサラシじゃダメですよっ!」

盗賊「そ、そうなのかっ…?」

魔道士「女の子は身嗜みが大切です!」

コンコン…
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/08(火) 21:32:30.72 ID:b5wHecSO
惜しい。
俺がその場に居たなら、新品の下着10着くらいは買ってやるのにな。
まぁサイズが分からないから、見本の一張羅を借りる事になるけどね。
542 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 21:39:23.78 ID:q1uhBYAO
魔道士「はーい!」

ガチャ

召喚士「すいません…明日の…!!」

クルッ!!…バッ!!

召喚士「すす、すいませんっ!!」

バタン!!

魔道士「…?」

盗賊「…何だ?」

テクテクテク

召喚士(浴衣…てか、な…なんかラインが…)

ブンブンッ

召喚士「…も、もう寝よう!うん!」
543 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 21:53:31.10 ID:q1uhBYAO
〜次の日〜

魔道士「おはようございます!」

戦士「おう!おはようさん!」

召喚士「今日の宿泊も手配しておきました」

戦士「んじゃ行きますかね…!」

盗賊「…うむ」

テクテク…

魔道士「あ…先に寄って良いですか?」

召喚士「…服屋…ですか?」

魔道士「…換えの下着が…ないので」

戦士「え…?」

魔道士「昨日洗濯しゃったので…」

召喚士「!!」
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 21:56:59.05 ID:R50E0FUo
しゃった
呪いの血抜き
545 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 21:57:45.98 ID:q1uhBYAO
盗賊「……」

召喚士「あっ、ど…どうぞ!」

戦士「そ、外で待ってっからよ!」

魔道士「はーい!行ってきますー」

召喚士「お、お金…!どうぞっ!」

魔道士「ありがとうございます!盗賊さん、行きましょうー!」

盗賊「…行ってきます」

タッタッタッ…

召喚士「…て、事は…やっぱり…」

戦士「ノ…ノーパン…」

召喚士「…は、はは」

戦士「…み、見たらダメだな!うん」
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 22:00:11.86 ID:mhFo06DO
ゴクリ…
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 22:01:29.34 ID:DEwwtuoo
魔道士の挑発!

召喚士は逃げ出した!


翌日
さらに魔道士の挑発!

召喚士と戦士は魅了されてしまった!
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/08(火) 22:07:13.29 ID:d4eGP.AO
ふぅ・・・
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 22:29:51.11 ID:b5wHecSO
風神がアップし始めたようです。
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 22:31:21.79 ID:W8wlPEAO
王子「もう僕は一回見たから良いや」
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 22:33:52.17 ID:8omosi6o
王子「ウッ……フゥ、見たけど別にそんないいもんじゃなかったね、アレは」
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 22:39:17.26 ID:7voaSs.0
王子…絶対に許さん‼
553 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 22:41:14.90 ID:q1uhBYAO
〜服屋〜

ガチャ…ドスンッ!!

魔道士「きゃっ!」

女「ご、ごめんなさいっ!大丈夫!?」

魔道士「は、はいっ!こちらこそ…っ」

女「あ…眼鏡が…」

盗賊「…ん」

盗賊は拾いあげた眼鏡を女に手渡す。

女「あら…ありがとう!」

盗賊「…いえ」

女「かわいい娘たちね、観光かしら…?」

魔道士「まぁ…そうですねっ!エヘッ」

女「…?楽しんでね」

魔道士「あっ、はい。ありがとうございます!」

テクテク…パタン
554 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 22:46:47.13 ID:q1uhBYAO
店員「いらっしゃいませぇ〜」

魔道士「えっとぉ…あ、こっち」

盗賊「……」

店員「これなんかぁ〜今、本国で凄い流行っててぇ〜」

魔道士「あ…今日は下着だけでいいので…」

店員「下着ですかぁ〜?ぢゃあ、これとかこれとかぁ〜」

盗賊「…はぁ」



店員「サイズ計りますから、こちらで上着脱いで下さぃ〜」

盗賊「…は、はぁ」
ヌギッ…ブルンッ!!

店員「!!」

魔道士「!!」
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 22:48:32.38 ID:5GLgfUDO
俺「!!」
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 22:49:09.37 ID:J9.4DT2o
サラシを緩めただけで弾けだす乳房圧だ…と…?
557 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 22:50:02.86 ID:q1uhBYAO
店員「ノ…ノーブラって…変わってますねぇ〜」

魔道士「ちょっと…事情がありまして…」

店員「…?じゃあ計りますね〜」



盗賊「…」

店員「う〜ん…このサイズだとぉ〜…あら?」

盗賊「…?」

店員「さっきのお客様でぇ、全部売り切れちゃったみたいですぅ〜」

魔道士「そんなぁ…!」

盗賊「…仕方ないな」
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 22:50:13.35 ID:/pycO0w0
ブルンッ!!ワロタwwwwwwwwwwwwww
559 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 22:55:01.96 ID:q1uhBYAO
店員「これより小さいサイズだと…う〜ん…ダメですねぇ〜」

盗賊「…まぁ…構わぬ」

魔道士「残念ですね…」

店員「ぢゃあ、次はお客様ですねぇ〜」

シュルッ…プルンッ!!

店員「うん。お客様はこのビ…」

魔道士「そっ、それでお願いしますっ!」



店員「ありがとうございました〜!」

魔道士「なんとか上下も買えたし…盗賊さんは…」

盗賊「えっ、あ…いいよっ!しばらく…このままでっ」

魔道士「ノーブラなんてダメです!次の町で買いましょう!」

盗賊「…は、はぁ」
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 22:56:22.31 ID:DEwwtuoo
一瞬、盗賊のおっぱいに何が起こったのかと思った…
561 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 23:05:27.62 ID:q1uhBYAO
〜店の前〜

戦士「…女の買い物ってのは…遅せぇな」

召喚士「うん…あ、出てきた」

戦士「あ、違げぇや。別人だ」

召喚士「ほんとだ……はぁ」

テクテクテク…

白虎長「お待たせしました」

青龍先生「おなごの買い物は長いのぅ…」

白虎長「長旅になるんです!身嗜みぐらい…」

青龍先生「分かっとるよ…ヒョッヒョ」

白虎長「もうっ!…あら?…眼鏡が」

青龍先生「…今度はなんじゃ?」

白虎長「眼鏡が壊れました。買いに行きましょう」

青龍先生「はぁ…やれやれ…」
562 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 23:09:53.45 ID:q1uhBYAO


召喚士「あ、今度は間違いない」

戦士「やっとか…」

タッタッタッ…

魔道士「お待たせしました!」

戦士「待ちくたびれたぜ…」

盗賊「…すまぬ」

召喚士「いえいえっ、無事…買えましたか?」

魔道士「ま、まぁ…。エ、エヘヘッ…」

召喚士「…?じゃあ、行きましょうか!」

戦士「いざ再び、ワークショップへ!」

魔道士「しゅっぱーつ!」

盗賊「…しゅっ、出発!」
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 23:12:18.19 ID:R50E0FUo
白虎長がメガネ巨乳と メモメモ
564 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 23:19:35.42 ID:q1uhBYAO
〜ワークショップ〜

店員「いらっしゃいませ」

戦士「さて…手っ取り早く稼げて…」

召喚士「期間の短いもの…」

パラパラ…ペラッ…

魔道士「これなんてどうですか…?」

戦士「えーと…なになに…?」

盗賊「…護衛…?」

召喚士「本国の大商人を北の町まで護衛する…」

魔道士「やっぱり…辞めましょうか」

戦士「いや…なかなか良いんじゃないか?」

召喚士「えぇ…!丁度北にも進めますし…」

盗賊「…やり甲斐は…あるな」

魔道士「でも…護衛って危なそう…」

戦士「本国の領土内だからな…」

召喚士「うん。魔物というより…これは…」

盗賊「…人間相手」

魔道士「…なるほど」
565 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/08(火) 23:25:29.51 ID:q1uhBYAO
戦士「これで…行くか」

召喚士「期間はワーカー次第…今日にでも行けるね」

戦士「おしっ!決定だな!」

盗賊「…うむ!」

魔道士「じゃあ…これを…」

店員「かしこまりました」



店員「…と、こちらが住所の地図です」

召喚士「ありがとうございます」

店員「では、お気をつけて」

盗賊「…久々だな」

魔道士「…ですね」

戦士「あぁ…。ワクワクするな!」

召喚士「まずは大商人さんの家を尋ねよう!」

盗賊「……うむ!」

戦士「さぁ…心してかかるぞ!!」
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 23:26:47.54 ID:GOTGIggo
これはもしや
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/08(火) 23:28:03.32 ID:q1uhBYAO
今日はここまでにて…すいません
サービスシーンばかりで全然進んでないですね…orz
こういう需要があればどんどん入れていきたいと思います!ノシ
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/08(火) 23:50:02.21 ID:2MkqV2AO


青龍先生とすれ違いとは
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/09(水) 00:17:47.25 ID:tcjrP6DO
乙!

たまにあるサービスシーンも楽しみの一つになってる
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 00:23:51.23 ID:YEqySUAO
>>1


俺この時ホテルでバイトしてたんだけど、魔導師ちゃんの下着くんかくんかしたよ
天にも昇る味だった

ついでに召還士を陥れるためにババア呼んだの俺だから!
召還士ざまぁwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 00:31:19.04 ID:iqe79DYo
魔導師ちゃん(68)の下着とか

すさまじいな
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 00:34:52.70 ID:YEqySUAO
俺、統合失調症かもしれん…
何言ってんだ俺は……
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 00:38:32.06 ID:/.K482DO
ここまできたらドラゴンボールを揃えて魔道士ちゃんを俺の嫁にせざるをえないな…
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 00:47:54.44 ID:poVwM2SO

サービスシーン………ウッ……

フゥ…そうだなぁ、あんまりサービスシーンばかりってのもあれだよな!
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/09(水) 00:58:55.56 ID:GCAr/l20
数%のスーパー銭湯を追加したらひとり投票していったでござるまる
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/09(水) 01:04:26.20 ID:qW6pN1A0
>>559
店員「うん。お客様はこのビ…」

…ビニール?
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 01:06:31.55 ID:m6DPOawo
キニ
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 01:07:26.70 ID:poVwM2SO
カップの話では?
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 01:16:15.52 ID:/.K482DO
>>578
!!!!!!
魔道士ちゃん…(*´д`*)
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 01:18:06.80 ID:VeRs08Io
店員「お客様にはこのBにも満たないサイズでいいですよねwwwwwwwwwwww」

だったらちょっと魔道士好きになれた
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 01:29:14.60 ID:DLMf4QSO
>>1

ブルンッ!!=H
プルンッ!!=B
H>B
1.この式の解を本スレの言葉を引用して答えよ。

H=2x(y−2)
B=xy

2.以上の数式を参照に、出題者が求める至高の数値(H.B)を答えよ。

3.>>562を参照に、盗賊(巨乳)の服の下がどのような状況なのか、詳しく予測せよ。
尚、語尾に(*´Д`)ハァハァを付けるべし。
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 01:41:27.59 ID:ucnS93U0
アマゾンの広告がバーロー物理科学wwwwww
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 08:15:45.16 ID:figGoo.o
HとかBとか鉛筆が思い浮かぶ…
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/09(水) 08:18:23.40 ID:71lHWMSO
ルパァーーン!!どこだぁーー!!

奴め!とうとうこんなところにまで現れおって!
現金を盗むだけならいざしらず!ご婦人のし、下着まで盗むとは!!
何ともうらやま……ゲフンゲフン何とも怪しからん!!
私、銭形が来たからには無事に現金のみは取り返してみせましょう!!

今日こそ御縄頂戴してくれる!待ってろよ!ルパァーーン!!!
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 10:59:17.08 ID:GqYwvEAO
とっつぁんwwwwww
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 11:40:10.65 ID:figGoo.o
もしも白虎先生がスリだったら下着すら替えなかったと…
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2009/12/09(水) 12:44:28.71 ID:xxDrn6AO
ご支援ありがとうございます!ノシ
今日はかなりハードな感じなので、夜本気出す
588 : ◆1otsuV0WFc [saga]:2009/12/09(水) 12:46:29.64 ID:xxDrn6AO
〜大商人邸〜

召喚士「あった…ここだ」

戦士「しかしでけぇ家だなぁ…」

召喚士「今は商人の時代だから…」

魔道士「そうですかぁ?」

召喚士「ええ。海路が開拓されてからは特に…」

戦士「そうだなぁ…」

召喚士「ワーカーも増えて、襲撃も激減したしね」

盗賊「…なるほど」

魔道士「でも…それってワーカーのお陰ですよね?」

戦士「そりゃ…まぁ」

魔道士「なのに商人ばっかりお金持ちになって…ずるい…」
589 : ◆1otsuV0WFc [saga]:2009/12/09(水) 12:54:39.48 ID:xxDrn6AO
召喚士「そうですね…。でも…」

盗賊「…?」

召喚士「商人さん達がいるから、俺達も食料や装備が手に入るんです」

戦士「…もちつもたれつ…ってやつだな」

魔道士「まぁ…そうなんですけどぉ…」

盗賊「…」

召喚士「とにかく、入りましょうか…!」

戦士「そうだな…!」
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/09(水) 12:58:41.50 ID:6hjEVUSO
シンタローのパパ的大商人とか
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/09(水) 12:58:46.89 ID:71lHWMSO
>>1無理するなよ〜
夜楽しみにしてるよ
592 : ◆1otsuV0WFc [saga]:2009/12/09(水) 13:53:24.86 ID:xxDrn6AO
コンコン…

メイド「…はい」

召喚士「あ、ワークショップの依頼で…」

ガチャッ

メイド「伺っております。どうぞ」

四人は家の中へ通される。

メイド「では、こちらの客間でお待ち下さい」

魔道士「ありがとうございます」

メイド「お飲み物は…」

召喚士「あっ、お構いなく…」

しばらくすると、客間のドアが開く。

ガチャ

大商人「おおっ、待たせたな」

召喚士「初めまして。召喚士と申します」

大商人「名前なんぞ構わんよ。さぁ、座ってくれたまえ!」

盗賊「……」
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 15:17:34.01 ID:GqYwvEAO
なぜかこのキャラからは、嫌な奴のオーラを感じる
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 15:45:17.22 ID:N3SbglUP
どう見ても嫌なキャラにしか見えない件
595 : ◆1otsuV0WFc [sage]:2009/12/09(水) 16:16:08.20 ID:xxDrn6AO
大商人「話はワークショップから聞いておるかな?」

召喚士「はい。伺ってます…」

大商人「こちらとしては早ければ早い方が良い」

戦士「それは助かるな…」

大商人「君らはすぐに動けるのかな?」
召喚士「はい。大丈夫です」

大商人「そうか…。ならば明日、早速輸送するか」

盗賊「…」

大商人「すまんな。では明朝また我が家に訪れてくれたまえ」

召喚士「分かりました…」
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/09(水) 18:01:30.60 ID:qW6pN1A0
>>590
マジック総統のことかーーー!!?
597 : ◆1otsuV0WFc [saga saga]:2009/12/09(水) 18:47:50.26 ID:xxDrn6AO


戦士「なんか…呆気なかったな…」

盗賊「……」

召喚士「ワーカーとクライアントだからね…」

戦士「そんなモンかぁ…」

魔道士「自分は戦いもしないのに…ほんと偉そうです!」

戦士「ま、代わりに金貰って戦うのが…俺達の仕事だ」

召喚士「そうだね…」

盗賊「……あぁ」
598 : ◆1otsuV0WFc [saga saga]:2009/12/09(水) 18:51:44.38 ID:xxDrn6AO
〜宿〜

戦士「明日からは宿無しだ」

盗賊「…だな」

戦士「今日のうちにしっかり休もうぜ!」

魔道士「そうですね!」

召喚士「……」

魔道士「召喚士さん…まだ落ち込んでるんですか?」

召喚士「い、いえっ。そういうわけでは…」

魔道士「じゃあ、楽しくご飯食べましょっ…?」

召喚士「は…はい!」
599 : ◆1otsuV0WFc [saga saga]:2009/12/09(水) 19:03:12.60 ID:xxDrn6AO
〜部屋〜

盗賊「…?」

魔道士「……」

テッテッテッ…

盗賊「…どうした?」

魔道士「あ…盗賊さん。ううん、何でも…」

盗賊「…寒くないか…?」

魔道士「…えっ?…大丈夫ですっ!」

盗賊「……そうか」

魔道士「…ありがとうございますっ」

盗賊「あ、ああっ!」

魔道士「ふふっ…。!!あ……」

盗賊「…?…どうした?」

魔道士「…やっぱり…ちょっと寒いです」

盗賊「は、早く寝よう!」

魔道士「寒いから一緒に寝ましょうーっ!」

盗賊「えっ!?い、いやっ…それは…」
魔道士「どーんっ!」

魔道士は盗賊をベッドに押し倒す。

ボフッ!!

盗賊「うわっ!!」

魔道士「ふふっ…!エヘヘヘッ!」

盗賊「ふふっ…ふふふ!」
600 : ◆1otsuV0WFc [saga saga]:2009/12/09(水) 19:06:44.79 ID:xxDrn6AO
〜次の日〜

戦士「準備よし!!」

召喚士「さぁ…行こうか」

戦士「しかし、改めて考えると…」

召喚士「…?」

戦士「盗まれたのが武器じゃなくて良かったよなぁ…」

召喚士「そうだね…」

戦士「今後はこういう事態にも…気をつけなきゃな…」

召喚士「……うん」

タッタッタ…

魔道士「おはようございますー!」

盗賊「…おはよう」

戦士「揃ったな…。んじゃ、出発ー!」
601 : ◆1otsuV0WFc [saga saga]:2009/12/09(水) 19:12:41.36 ID:xxDrn6AO
〜大商人の家〜

コンコン………ガチャ

メイド「お待ちしておりました」

召喚士「おはようございます」

メイド「しばらくお待ち下さい」



大商人「おぉっ、待たせたな!では行こうか。頼んだぞ?」

戦士「は、はぁ…」

ザッザッザッザッザ

大商人邸の裏口には、多数の荷馬車が並んでいる。

魔道士「結構な数ですね…」

召喚士「あれ…?あの人達は…?」

大商人「…ん?あぁ、私設の護衛だよ」

盗賊「……」
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/09(水) 19:14:20.28 ID:xxDrn6AO
おいっ!さっきからsaga sagaって何だよ!

ダメだ…帰ります!ノシ
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/09(水) 19:15:46.02 ID:tOLPBuw0
おぅ!続き楽しみwwktk
604 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/09(水) 19:42:12.24 ID:xxDrn6AO
戦士「私設護衛…?」

大商人「あぁ。私が揃えた、優秀なワーカー達だ!」

召喚士「…なるほど」

大商人「メインの戦闘は彼らが行う。君達はしっかり補助を頼むぞっ?」

盗賊「……」

大商人「なに…安心したまえ。彼らは強い!君らに被害は及ばんよ。わははっ!」

戦士「……そういう事か」

大商人「では出発しようか!おいっ、行くぞ!」

男「へへっ!行くぜぇ!」

一人の男の声に反応し、馬車が進み始める。

大商人「ほら、君らも後ろの馬車に乗りたまえ…!」

テクテク…

魔道士「…なんか、…やな感じ」

戦士「俺達はおまけだとよ…!けっ!」

召喚士「ま…まぁ、ほらっ…仕事だから…ははっ」

盗賊「…だな。…はぁ」
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 19:42:40.22 ID:iXBZJcDO


メールにsagesaga

でおkだと思うが違ったらスマン
606 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/09(水) 19:47:43.38 ID:xxDrn6AO
パッカパッカパッカ…

戦士「優雅だなぁ…」

魔道士「そうですねぇ…」

召喚士「馬車に揺られて…。飲み物に軽食まで…」

盗賊「……モグモグ」

戦士「いいんかね?こんなんで…?」

魔道士「いーんじゃないですかぁ?どうせ護衛の人が戦ってくれますし〜」

召喚士「まぁ…楽出来るなら…良いんじゃないかな…」

しばらく進と、全ての馬車が停止する。

召喚士「…?」

男「食事とする!各自済ませよ!」

戦士「昼メシだってよ」

盗賊「…だな」
607 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/09(水) 19:55:46.15 ID:xxDrn6AO
召喚士(辺りが完全に見渡せる平地…)

盗賊「…馬鹿では…なさそうだな」

召喚士「えぇ…」

戦士「さて、昼は何だろうな」

召喚士(あれ…?今、声に出してたっけ…?)



男「休憩終了だ!出発するぞーっ!」

魔道士「えぇっ!?お昼は…?」

戦士「…なるほどな」

召喚士「……」

魔道士「えっ…えっ?」

盗賊「…厳しいな」
魔道士「…?」
608 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/09(水) 19:56:44.28 ID:xxDrn6AO
>>605
saga sagaに設定してましたw
すいません…orz
609 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/09(水) 20:04:38.56 ID:xxDrn6AO


魔道士「つまり…他人の面倒までは見れないって事ですか?」

召喚士「…えぇ」

戦士「水や軽食は宿のおもてなしと一緒だって事だわな」

盗賊「…ここからは」

召喚士「食事も自給自足…か」

戦士「しか…ねぇな」

魔道士「そ…そんな…」

召喚士「途中に町でもあれば…軽食ぐらいは買えますけど…」

戦士「なんせ…金がなぁ…」

魔道士「はぁ…」

途中「…仕方…ない」

戦士「下着買ったんだから我慢しろっ!」

魔道士「分かってますよぉ〜!」

召喚士「……参ったな」
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 20:07:30.46 ID:N3SbglUP
途中さん何紛れ込んでるんですかwwwwwwww
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 20:07:51.48 ID:7CHC6b.o
盗賊って地味にすごいな
鍛えられてて忍術使えて頭まで回る
パーティ内で一番バランスがいい
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/09(水) 20:08:16.08 ID:qW6pN1A0
盗賊⇔途中
何故間違えたしwwwwwwwwwwww
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 20:10:34.92 ID:R3DpQBYo
>>611
盗賊と名乗っちゃいるが中身は忍者だからな
これでクリティカルヒットが使えりゃ最強だろ
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/09(水) 20:17:25.17 ID:6hjEVUSO
今度は途中家か
615 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/09(水) 20:23:46.75 ID:xxDrn6AO
〜夜〜

馬車は森の途中で足を止める。

男「本日はここまでとする!」

召喚士「…えっ!?」

戦士「おいおい…こんな森のど真ん中で…!?」

四人の馬車に男が近づいてくる。

男「…おい、降りろ」

魔道士「へっ?」

男「馬を休ませて、馬車を清掃する。早く降りろって」

盗賊「…」

召喚士「あ、すいません…!」

四人が馬車から降りる。

男「明日も早い。メシ食ってさっさと寝な」

ザッザッザ…

戦士「…なんだ…あの野郎」

魔道士「…て事は、…野宿ですかぁ!?」

召喚士「みたい…ですね…」
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/09(水) 20:25:46.33 ID:xxDrn6AO
予想変換のバカヤロウがっ…!
(´・ω・`)
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 20:42:55.77 ID:Dh1cv.DO
予測変換「ご、ごめんなひゃい///」

ちがうか
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/09(水) 20:51:15.27 ID:xxDrn6AO
そう言われたら許すしかないか…
予測変換とお風呂入って、ご飯食べてきます!
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 20:53:06.68 ID:0Ld3EoDO
はいってら−&くってらー
じゃあ俺は弓使いさんと・・・
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 21:20:50.34 ID:iXBZJcDO
剣でズタズタに切り裂かれたみたいな状態の>>619が見つかったらしいぞ……
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/09(水) 21:31:00.48 ID:757Bf8M0

        _
      '´   `ヽ
    l イノノヾ)〉   
    | l|゚ ヮ゚ノ!|    
    |( ヽ  lヽ,,lヽ;,
    ヾ/⊂ (  |二二⊃ ・,'
    ( / ̄と.>>619
         しーJ
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 21:34:40.10 ID:7CHC6b.o
>>619->>621
なぜかほほえましい気持ちになった

あの正統派主人公みたいな剣士と弓使い好きだ
623 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/09(水) 21:40:49.61 ID:xxDrn6AO
パチパチッ…

目の前の焚火が音を立てて燃えている。

盗賊「……」

召喚士「食材でも…獲りに行きましょうか…」

戦士「そうだな…」

ザッザッザッザッザ

男「…なんだ?お前ら文無しか?」

金髪「ひゃははっ!お気の毒〜」

長髪「さ、俺らは旦那の所でウマイ飯でも頂こうぜ!」

金髪「そうだなっ!ひやははっ!」

魔道士「…」

召喚士「あ…あの」
男「…?食い物ならてめぇで何とかしな」

長髪「そうだぜぇ?クック…!」

召喚士「いえ…そうではなく…」

金髪「あん?じゃあ何だよ?」
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 21:53:12.11 ID:tOLPBuw0
絵に描いたような嫌な奴らだな
625 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/09(水) 21:53:21.70 ID:xxDrn6AO
召喚士「どうしてこんな危険な…森の中で休息を…?」

男「……?」

金髪「ひゃはははっ!」

長髪「お前ら!素人だろっ?クック!」

戦士「何が可笑しいんだよ…?」

男「よく聞けヒヨッコ。俺達はな、貴金属を運んでるんだ」

戦士「だから何だよ…?」

長髪「バカか?魔物が貴金属を襲うか?」

盗賊「…いや」

男「一番気をつけなきゃならんのは人間だ」

召喚士「だからわざわざ…こんな森で…」

金髪「そういう事!真夜中に物騒な森に来るか?」

魔道士「…来ないです」

長髪「もし居てもソイツは自殺願望者だな!クックック!」
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/09(水) 21:58:02.14 ID:VXiZ5QAO
嫌な奴のようで案外いい奴かもな
ただし大商人、てめーはダメだ
627 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/09(水) 21:58:49.38 ID:xxDrn6AO
召喚士「でも…強い魔物だって…」

金髪「あ?こんな国軍の領地にいるわけねーだろ!バカか」

魔道士「でも、魔王軍が攻めてきてるんですよね…?」

男「何の為に関があるんだか…」

盗賊「…」

長髪「まぁいいや。旦那がお待ちだ」

男「お前らと話してるヒマはねぇ。じゃあな!」

金髪「せいぜい草でも刈って食ってな!ヒャハ!!」

戦士「この…っ…」

長髪「…なんなら姉ちゃん達だけ頼んでやろうか?」

金髪「モチロン食後は…俺達がご馳走になっちゃうけどな!」

魔道士「け、結構ですっ!」
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 22:01:07.41 ID:65u1Wt20
案外いい奴かと思ったら…長髪と金髪許さねー
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 22:03:16.64 ID:1kTFT/2o
>>628
奴等、死亡フラグたてたよw
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 22:04:00.99 ID:tOLPBuw0
あれか…嫌な奴だけど「こいつ…できる…!」って奴か
631 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/09(水) 22:05:19.41 ID:xxDrn6AO
金髪「カワイイ顔して気が強いな…たまんねぇや!ひゃははっ!」

長髪「そっちの姉ちゃん」

盗賊「…?」

長髪「お前、ノーブラで誘ってんじゃねーの?クック…!」

盗賊「くっ!」

男「外は冷えるからな…俺達が暖めてやるよ」

戦士「てめぇらなぁ…」

召喚士「いい…。放っておこう」

金髪「いつでも待ってるぜ!ひゃははは!」

長髪「そんな奴らより満足させてやるよ!」

ザッザッザ…

戦士「あいつら…!」

魔道士「と、とりあえず食材を集めに行きましょう…」

召喚士「……そうですね」
632 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/09(水) 22:12:31.83 ID:xxDrn6AO
〜森の中〜

魔道士「ほんと、頭に来ちゃいますねっ!」

召喚士「はい。でも…彼らの言う事も一理…」

盗賊「…戦い慣れているな」

戦士「あぁ。プロだな…」

召喚士「……」

戦士「ま、いちいち気にしてたら…気が持たねぇか…」

魔道士「そうですね…」

戦士「おっ…、これは食えるな」



召喚士「…こんなもんかな」

盗賊「…だな」

魔道士「じゃあ…早速ご飯にしましょうか!」

戦士「おうっ!任せたぜ!」

魔道士「はいっ!頑張ります!エヘヘ!」
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/09(水) 22:13:22.75 ID:VXiZ5QAO
チンピラかよw
雇い主含めて、後に「ひいいいい」とか言ってそうな気がしてならないんだが
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/09(水) 22:15:44.03 ID:egUwE4co
長髪「あヒィ… た、すけて…」ジョロジョロジョロ
635 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/09(水) 22:21:41.37 ID:xxDrn6AO


召喚士「いただきます」

戦士「…相変わらずお前の飯はウマイなぁ!」

魔道士「エヘヘーッ!ありがとうございます!」

召喚士「どこかで習ったんですか…?」

魔道士「…?習ってないですよ?家で母に教わったくらいです」

戦士「家でかぁ…。いい母さんだな!」

魔道士「いやっ、そんな事ないですよっ!」

召喚士「でもこれだけの食材で…味付けまで…」

戦士「そういや魔道士ってどこの生まれだっけか?」

魔道士「えっ…?」

盗賊「……」

魔道士「……大陸…です」
636 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/09(水) 22:30:12.40 ID:xxDrn6AO
召喚士「そういえばそうでしたね…」

戦士「大陸のどの辺りなんだ…?」

魔道士「…」

盗賊「…?」

魔道士「…港近くの…街です」

召喚士「えっ…?それって…」

戦士「おっさん探しの時…の…?」

魔道士「……はい」

召喚士「……」

戦士「何か事情があるんだな…?」

魔道士「…ごめんなさい」

盗賊「…」

魔道士「もう少し…。もう少し待って…下さい」

召喚士「……」

戦士「…」

パチパチッ

焚火が再び、音を立てて燃えた。
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/09(水) 23:11:46.80 ID:xxDrn6AO
うう…お腹が痛い…
すいません。今日は早退致しますorz
明日こそは…!ノシ
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 23:13:26.26 ID:VeRs08Io
1「きゅ、急にハラがっ!?くそっ、本当は続きを書きたいのにこれじゃあ書けんっ・・・本当は書きたいのだ・・・!!」
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 23:18:08.76 ID:nqq865Uo

こりゃあ続きが気になる展開だなあ
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/09(水) 23:19:17.41 ID:xxDrn6AO
オマケ〜初日の宿にて〜

魔道士「…スーッ…スーッ」

盗賊「…ドキドキ」

魔道士「…スー…Zzz」

ゴソッ…ムニュッ

盗賊「…!!」

魔道士「う〜ん…」

ムニュムニュ…

盗賊「…っ///」

魔道士「…お姉…ちゃ…Zzz」

盗賊「!?……」

ナデナデ…

盗賊「おやすみ…」

では、おやすみなさい!ノシ
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/09(水) 23:36:24.06 ID:n15pMISO
盗賊お姉ちゃん!僕生き別れの弟だよ!一緒に寝ていいよね!?





あ。>>1
642 :※※※のチェーンソーこうげき :2009/12/09(水) 23:48:23.21 ID:qW6pN1A0

        _
      '´   `ヽ
    l イノノヾ)〉   
    | l|゚ ヮ゚ノ!|    
    |( ヽ  lヽ,,lヽ;,
    ヾ/⊂ (  |二二⊃ ・,'
    ( / ̄と.>>641
         しーJ

643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/10(木) 00:10:00.41 ID:QyxHK.AO
誰だよこんな所にごみ置いたのは
悪いけど>>641片付けといt...あれ?
おかしいな、さっきまで近くに居たはずなんだけど…
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 00:18:22.95 ID:XtqWagAO
>>1


盗賊ちゃんのおっぱおをムニュムニュするのも良いけどさ、俺のペニスの方がもっとムニュムニュ出来て楽しいのに
まぁすぐにガチガチになっちゃうんだけど、それはまた別のお話
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 00:23:47.62 ID:039oW9.0
おい…>>644が石化してガチガチに固まってるぞ…
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 00:36:07.79 ID:uloaUsDO
>>1
寒くなってきたし体調崩さないように気をつけてな
盗賊もノーブラで寒いだろうから、俺が一緒に寝てやるか
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 00:59:06.69 ID:6pzZJADO
>>1
んじゃ俺は魔道士ちゃんと寝るよ
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/10(木) 01:03:01.77 ID:QyxHK.AO
ここは死人の多いインターネッツですねw
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 01:10:09.13 ID:JzirMBYo
>>648
ネ、ネクロマンサー様!
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/10(木) 01:10:14.82 ID:SWDuJuY0
あぁこの流れなんか見たことあると思ったら魔王スレだ・・・

誰か片付けAAも貼ってやれよ
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 01:11:33.81 ID:JzirMBYo
>>648
っと、急なさしこみは治ったのか?www
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 03:17:25.91 ID:czq5jcco
信者沸いてきたな
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/10(木) 03:23:44.26 ID:WpIwQsoo
わかる
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 03:44:12.98 ID:O3z7QuM0
まぁ、荒らされない限りは別にいいじゃないか。
>>1、乙。
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 08:15:58.07 ID:UqKs8aIo
               クルクル〜                ∧ ∧
             ∧_∧ _∧               (゚д゚*)ウマー ≡
           ( ' ь`三' ь` )              ⊂ヽ  ⊃ ≡
          ⊂ 三   三 ⊃               ( ( ヽ  シャー≡
             | |_ノ)                  (_ノ(_)≡
             (_((__)))_         ぞうきん→ ⊂ニニニ⊃ , ' ,
           ⊂ニニニ⊃
   ,   ∧_∧                           ┏━━━━━━━━┓
  ( ̄)(e'ω'a) ヘイ!カモングサ     /⌒ ── 、      ┃ ∧_∧      /〜ヽ
   \(  つ ノつ           /         ヽ      ┃(*`ー´ )プリーン (。・-・)
     ) ) ̄         ○〜( ,,ノ__/ノ  丿 ┏━━┻━━━つ      ゚し-J゚
    (__)            ツギイクヨ υυ(´ ろ ┃ ≡  (⌒__,.ィ
, ' , ' ,⊂ニニニ⊃              (二二二二二二), ≡    (_,ノ
656 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 08:52:06.16 ID:HrDfM6AO


魔道士「…スー……Zzz」

戦士「…ぐうぅ…Zzz…」

召喚士「…」

パチパチッ…

召喚士は棒で焚火をかき混ぜる。

盗賊「……ピクッ」

バッ!!

召喚士「!!…ど、どうしました!?」

盗賊「…微かに…複数の気配が」

ノソッ…ザッ

戦士「……あの三人組か。…下衆が」

召喚士「えっ、…まさか」

戦士「…盗賊は魔道士と中心へ」

盗賊「…うむ」

召喚士「人間は…相手にしたくないんだけど…」

戦士「……身を守る為だ…仕方ねぇ」
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 09:03:28.54 ID:/r8oDPgo
おはよう
658 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 09:04:29.00 ID:HrDfM6AO
召喚士「…方向は?」

盗賊「…あっち…あれ?」

戦士「…ん?」

盗賊「…気配が消えた」

召喚士「……?」

戦士「大方、こっちの明かりと声に気付いて逃げたんだろ」

召喚士「魔道士さんは…?」

盗賊「…よく寝てる」

戦士「大した度胸だな…ははっ」

召喚士「さっきより厳重に見張ってるよ…」

戦士「あ、俺が見張るわ。どうせもうすぐ交代だしな…」

召喚士「…ありがとう」

戦士「おう、んじゃおやすみ」

盗賊「…おやすみ」

召喚士「おやすみ…」
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/10(木) 09:08:28.96 ID:HrDfM6AO
おはようございます!>>657さんもおはようっす!
昨日はすいません!お陰でかなり寝れましたwお腹は痛いですけど…
多数のご支援毎度感謝でございます!
雑談もお気にせずどうぞノシ
660 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 09:15:53.40 ID:HrDfM6AO
〜次の日〜

盗賊「…おはよう」

召喚士「おはようございます」

戦士「あれから特に…何もなかったな…」

盗賊「…あぁ」

召喚士「まぁ、何もないのが一番だよ」

戦士「確かにそうだわな」

ガサゴソ…

魔道士「おはようございます〜…うゅ…」

戦士「度胸と言うよりは…呑気?」

召喚士「いや…おおらか…?」

盗賊「…天然」

魔道士「…ふぇ?」


ザッザッザッ

男「おう無一文ども、メシは済ませたか?」

魔道士「えぇ…今ちょうど…」

男「んじゃ出発すんぞ」

召喚士「…はい」
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/10(木) 09:31:39.75 ID:kAJXaESO
>>1来てた!おはよう!!無理はするなよ〜
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 10:52:59.45 ID:dN6hmFAo
ゲーム化したら牛頭はミノタウルスのパーツ挿げ替え
この辺のモブptは銀髪の挿げ替えだな
カプコンのD&D1で遊びたい
663 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 11:30:01.21 ID:l3.is9wo
パッカパッカパッカ…

戦士「のどかだなぁ…」

魔道士「のどかですねぇ…」

召喚士「水と軽食は…あるんだ」

戦士「素泊まり客みたいな扱いなんだろ」

盗賊「…モグモグ」

平原を北にしばらく進むと、馬車が停止した。

ザッザッザ

男「…おい」

戦士「昼メシだろ?はいはい…」

男「……ちっ」

ザッザッザ…

戦士「ムカツクなぁ…!」

召喚士「さ、さぁ…昼にしようかっ!」

魔道士「昨日のうちに、作っておきましたからねっ」
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 11:56:55.82 ID:bwjZCfko
こんな時間にW
>1乙
665 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 12:05:14.20 ID:l3.is9wo
戦士「いただきますっ!」

盗賊「…うむ、旨い!」

魔道士「ふふっ、ありがとうございますー!」

召喚士「魔道士さんの手料理の方が…」

戦士「んー?…モグモグ」

召喚士「あっちの飯なんかより、よっぽど好きですけどね。俺は」

戦士「ブフォッ!!」

魔道士「きゃっ!汚いーっ!」

戦士「ゴッ…ゴホッ!す、すまん…!」

召喚士「だ、大丈夫?」

戦士「あ、あぁ…ちと、むせただけだ…」

盗賊「……」

魔道士「…もうっ!」

戦士「いやぁ、悪りぃな…はははっ!!」
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 12:08:03.59 ID:c/sWH6SO
これは…!
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 12:12:00.44 ID:XCT2xiso
  /'           !   ━━┓┃┃
-‐'―ニ二二二二ニ>ヽ、    ┃   ━━━━━━━━
ァ   /,,ィ=-;;,,, , ,,_ ト-、 )    ┃               ┃┃┃
'   Y  ー==j 〈,,二,゙ !  )    。                  ┛
ゝ.  {、  - ,. ヾ "^ }  } ゚ 。
   )  ,. ‘-,,'   ≦ 三  
ゞ, ∧ヾ  ゝ'゚       ≦ 三 ゚。 ゚
'=-/ ヽ゚ 。≧         三 ==-
/ |ヽ  \-ァ,          ≧=- 。
  ! \  イレ,、         >三  。゚ ・ ゚
  |   >≦`Vヾ        ヾ ≧
  〉 ,く 。゚ /。・イハ 、、     `ミ 。 ゚ 。 ・
668 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 12:17:19.64 ID:l3.is9wo
召喚士「あー…美味しかったぁ」

魔道士「エヘヘッ!お粗末様ですっ」

戦士「まだ時間あるのか…」

召喚士「今日は長めだね」

戦士「あ、そーだ。……盗賊」

盗賊「…ん?」

戦士「え、えーと…」

盗賊「……あ…っ」

戦士「ちょっときてくれない?」

盗賊「あー、わかったー」

戦士「じゃあ、いこうかー」

盗賊「はいー」

ザッ…スタスタスタ

召喚士「な、何…あれ…?」

魔道士「さ、さぁ…?」
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/10(木) 12:18:37.66 ID:l3.is9wo
>>667
弓使い「もうっ!汚いんだからっ!!」フキフキ

670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/10(木) 12:29:22.02 ID:AWLZzUDO
こういうじれったい感じいいよね
671 :※※※のチェーンソーこうげき :2009/12/10(木) 12:35:58.73 ID:QAmDyko0
>>667
安田さんまたですかwwwwwwwwwwwwwwwww
672 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 13:04:26.11 ID:l3.is9wo
〜平原〜

テクテク

戦士「か、風が気持ち良いなぁ…!」

盗賊「…う、うん」

戦士「あっ、あの…さ…」

盗賊「…うん。…わ、分かってる…から」

戦士「ほ、ホントにっ…!?」

盗賊「もっ…もちろん!」

戦士「…ど、どう思う…?」

盗賊「…おっ、お似合い…かなっ!」

戦士「……やっぱそうだよなぁ」

盗賊「…うむ」

戦士「いつも明るく元気な魔道士と、クールな召喚士…」

盗賊「…バランスも…いい」
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 13:15:00.08 ID:D5zAd1so
クールといえるのか?
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 13:17:34.59 ID:b/403IMo
召喚士ってのは常にパーティーで一番クールじゃなけりゃならねぇんだ。
全員がカッカしてるときでもただ一人氷のように冷静に戦況を見てなきゃいけねぇ
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 13:20:39.88 ID:n0Lv3ywo
と天国の師匠が申しております
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/10(木) 13:46:09.38 ID:iTPOMHko
まとりふししょー
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 14:24:44.84 ID:eqrBhUAo
クリトリスと間違えたのにクールなのか
678 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 14:39:47.07 ID:l3.is9wo
戦士「ま…こういう事は本人同士の問題だしな…」

盗賊「…うん」

戦士「あんまり口を出したり、無理にくっ付けるのも…」

盗賊「…良くはないな」

戦士「そういう事……あ、ところで…」

盗賊「…ん?」

戦士「お前はどうなんだ?…なんか東方の…」

盗賊「……///」

戦士「…ん?」

〜馬車内〜

魔道士「あの二人…何して…」

召喚士「…はっ!!」

魔道士「…?」

召喚士(ま、まさか…あの二人…)

魔道士「…?」

召喚士(…つつ…付き合ったりしてるのでは…!?)
679 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 14:46:24.73 ID:l3.is9wo
魔道士「あのー…?」

召喚士(確かに東方では、ほとんど別行動だったし…)

魔道士「召喚士さん…?」

召喚士(いやっ、もしそうなら戦士から報告があるハズ…)

魔道士「……」

召喚士(いや待て!戦士なら気を使って逆に言わない…)

ツンッ!!

召喚士「はわぁっ!!」

魔道士「もー…考え事ですかぁ?」

召喚士「あ、す…すいませんっ!」

魔道士「お似合いだと思いません…?」

召喚士「へっ?」

魔道士「あの二人。いつも明るく元気な戦士さんと…」

召喚士「クールな盗賊さん…。確かに…」

魔道士「すごくバランスいいですよねー!」
680 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 14:55:18.80 ID:l3.is9wo
召喚士「で、でも…こういう事はやはり本人同士の…」

魔道士「そうですよね!好きな人とかいるかもですし」

召喚士「え、ええっ…!」

魔道士「…召喚士さんは…いないんですか?」

召喚士「えぇっ!?あ、いや…俺は…」

魔道士「そうなんですかぁ」

召喚士「まっ、魔道士さんは…いるん…ですか?」

魔道士「私ですか?…ふふっ。いますよぉ〜!」

召喚士「!!……そ、そうなんですか」

魔道士「エヘヘ」

召喚士「それは…故郷の友達…とか…?」

魔道士「ふふっ!…それは…」

召喚士「……は、はいっ」
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 14:55:54.59 ID:/SiaakAO
まあ一番似合うのは>>680なんだけどな
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/10(木) 14:57:41.62 ID:tjAk1D6o
魔道士よ遠慮しないで俺の名を呼べ。
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/10(木) 14:58:28.18 ID:l3.is9wo
魔道士「このSSを読んでくれてる皆さんですっ!」

魔道士「愛してますよーっ!エヘヘッ!」

ご愛読ありがとうございました!次回作にご期待下さい!!
…すいません。ただのサービスですた

>>673-677
クールなイメージは戦士がもつ勝手なものですので…
実際はどうなんでしょうね?性格がよく掴めません…orz
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/10(木) 14:59:01.84 ID:iTPOMHko
純情そうにふるまうむっつりすけべ
685 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 15:02:37.28 ID:l3.is9wo
魔道士「内緒ですよー。ふふふっ!」

召喚士「は、はぁ…」

タッタッタッタッタ…

馬車に一人の若者が近付いて来る。

若者「すいません!すいませんっ!」

召喚士「は、はいっ!」

若者「こちらの責任者の方は…?」

魔道士「あ…この先に居ると思いますよ」

召喚士「俺達、雇われのワーカーなので…」

若者「そうですか!すいませんっ!」

タッタッタッタッタ…

召喚士「…?」

魔道士「…何でしょうかね…?」

しばらくすると、後方より多数の馬車が近付いて来る。

召喚士「…な、何だ…?」
686 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 15:11:10.46 ID:l3.is9wo
ドドドドドッ…

戦士「…何だ?あの馬車は?」

盗賊「…さぁ」

タッタッタッタッタ

男「おい、後ろの馬車を先に通す」

召喚士「は、はい」

男「さっさと馬車を脇道にずらせ」

三人は馬車を脇に寄せ、それを合図に後方の馬車群が通り過ぎる。

ドドッ…ガラガラッ…

召喚士「あの…この人達は?」

男「旦那と同じく、商人様だよ」

魔道士「……」

召喚士「あれ…あの男…」

魔道士「あっ!?」

最後尾の幌馬車の上に、見覚えのある男が寝そべっている。
687 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 15:21:22.29 ID:l3.is9wo
〜最前列〜

ガラガラガラッ…

旦那「おぉ、すまんな。わっははは!」

商人「い、いやっ…こちらこそ!すまんな!…ははっ」

旦那「しかしどうしたのだ?」

商人「…んっ?」

旦那「お前さんの出発は明日ではなかったのか?」

商人「!!」

その時、商人の背後から人影が現れる。

人影は商人の首筋に、背後からナイフをあてがう。

旦那「っ!!」

商人「た、頼むっ!命ばかりはっ!!」

強盗「よーし…上出来だぁ!さてと……」

強盗は馬車から降りると、幌の上に乗り、口笛を吹いた。

ピュイィィィ!!
688 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 15:45:02.68 ID:l3.is9wo
〜最後尾〜

召喚士「あのサル顔…!!」

魔道士「あの派手な赤い服!!」

ダッ!!

召喚士「おいっ!!」

赤サル「…んー?…げっ!!」

ガバッ…スタッ!!

魔道士「待てぇっ!!」

召喚士「この野郎っ!荷物を返せっ!!」

赤サル「へっへーっ!あ〜ばよ〜…」

その時、前方より口笛がが響き渡る。

召喚士「…!?」

バサバサバサァッ…!!

隣接する馬車の幌が開けられ、中から武装した集団が現れる。

赤サル「…さーて、お楽しみの始まりだぁ〜!」
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 15:51:36.49 ID:gR.7ueQo
赤サルってwwwwww
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/10(木) 15:55:12.31 ID:l3.is9wo
カイギイテクル
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/10(木) 15:55:59.42 ID:oMLcloUo
そいつがルパンだーーー!!!
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 15:57:51.70 ID:xdHICVso
会議いてら( ´∀`)ノ
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 16:08:17.01 ID:4wNzAQDO
>>690
カエッテクルノヲズットマッテル
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 16:18:47.69 ID:rjCBXISO
赤サルの声がナチュラルに脳内再生されすぎて吹いた
695 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 17:27:26.63 ID:l3.is9wo
タッタッタ

男「くそっ!コイツら…武装強盗団だっ!」

召喚士「!?」

赤サル「頑張ってなぁ!んふふふふーっ!」

ダッ!!

召喚士「あ、待てっ!」

下っ端A「おらぁ、静かにしろぉ!」

下っ端B「さ、大人しくお宝を置いて行って貰おうかっ!」

男「そう言われて…引き下がるワケねーだろ!」

男は剣を抜き、牽制の為振り回す。

下っ端B「おっとぉ…ま、そりゃそうだわな!」

男「お前らは荷馬車を守れ!」

魔道士「は、はいっ!」

タタッ

二人は急ぎ、荷馬車の前に立ちはだかる。
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/10(木) 17:48:11.67 ID:kAJXaESO
お帰り〜!

見てるよ見てるよ〜
697 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 17:50:30.10 ID:l3.is9wo
タッタッタッタ…

戦士「な、何だっ!?」

盗賊「!!」

タタタッ

魔道士「盗賊さんっ、戦士さん!」

戦士「どうしたんだ…!?」

召喚士「武装強盗団らしい…!」

盗賊「…行くか」

召喚士「いや、俺らは荷馬車の護衛が任務だ」

戦士「…分かった!」

召喚士「それよりも…」

召喚士は幌の上を走り去る男を、目で追う。

盗賊「…あいつ…まさか?」

魔道士「はいっ。例の泥棒さんですっ!」

盗賊「任せておけっ!!」

タンッ!!
698 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 18:14:56.94 ID:l3.is9wo
通りを挟んだ両脇の馬車を盾に、

弓や投石での激しい攻防が始まる。

召喚士「始まった!!」

戦士が雷切を鞘から抜き、右手に構える。

下っ端C「おらおらぁっ!!」

ヒュッ…キィン!!

戦士「荷物に馬に…依頼主に…護衛も大変だな」

飛び交う矢を、雷切で叩き落としながら、戦士が呟く。

魔道士「い、一応…詠唱しますか…?」

召喚士「そうですね…。では雷を…」

下っ端A「さぁて…ボチボチ行くぜぇ」

強盗団は、馬車の隙間からナイフを飛ばす。

男「こんなモン!!」

その直後、数人の下っ端達が身を低くし、迫り来る。

下っ端B「一気に仕留めるぜぇ!!」
699 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 18:31:58.87 ID:l3.is9wo
男「来るぞっ!」

男の声と共に、大商人の私設護衛団が盾を構える。

ギィン…キィンッ!!

下っ端A「おらっ、弓〜!もっと援護しろや!」

護衛団「もっと密集しろ!」

ザシュッ!!…ドサッ

男「おら、次!命の惜しい奴はサッサと帰んなっ」

魔道士「あっちも頑張ってますね」

戦士「ふざけた奴らだが腕はなかなかだな…」

召喚士「…うん」

〜前列〜

タッタッタッタッタ

赤サル「ひぃっ…はぁっ…!!」

盗賊「……」

赤サル「カワイイ顔して…しつこいんだから…!」
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/10(木) 18:40:16.90 ID:FQglD1Ao
オカマかよwwwwww
701 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 19:00:34.23 ID:l3.is9wo
盗賊「…観念しろ」

赤サル「しっかたない!!」

赤サルは胸のポケットから筒を取り出す。

盗賊「…!」

取り出した筒を足元の幌に投げつける。

カパッ…コロコロッ…ブシュウゥッ

筒の中より煙が立ちこめ、辺りを包む。

盗賊「煙幕か!」

盗賊はしゃがみ、身を低くして駆ける。

その時、正面よりナイフが飛ばされる。

シュッ…サクッ!!

盗賊はナイフを蜘蛛切で弾くが、ナイフはあっさりと

真っ二つになり、中から液体が溢れる。

盗賊「くぁっ!」

赤サル「特製の催涙液よっ!んふふふふ〜!」
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 19:02:36.05 ID:KvozhkDO
>>700
ルパンだろ……女子高生
703 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 19:30:05.77 ID:HrDfM6AO
盗賊「…手の込んだ真似をっ!」

赤サル「あ〜ばよ〜!んふふふふ〜!」
タタンッ!!

盗賊「くっ…そ!」

〜最後尾〜

ザシュッ!!

男「雑魚が何人こようと変わんねーよ!」

下っ端A「最後尾は捨てる!お頭と合流すんぞ!」

下っ端B「おうっ!」

ダダッ

男「待ちやがれっ!」

護衛団「逃がすかぁ!」

召喚士「あの、俺達は…?」

男「一人残して連いて来いっ!」

召喚士「は、はいっ」

戦士「んじゃこっちは俺が見てるわ」

召喚士「頼むっ」

タッタッタッ…
704 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/10(木) 19:39:38.37 ID:HrDfM6AO
〜最前列〜

旦那「ひ…ひいぃ!」

金髪「旦那っ!もっと後ろへ!!」

長髪「くっそー…次から次へと!」

タッタッタッタッタ

長髪「更に増えちまったか!」

下っ端A「…お頭っ!」

強盗「……?」

下っ端B「コイツら…相当ですぜっ」

下っ端A「後ろはやられちまった…!」

強盗「あぁっ!?…情けねぇ…」

タッタッタッ…

男「こっちは無事か!?」

金髪「当たり前だろ!ひゃははっ!」

強盗「とりあえず奪えるだけ奪え!」

下っ端B「でも…コイツらは!?」

強盗「……頼むぜ、先生!」
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 19:41:00.19 ID:039oW9.0
なんというか…赤サルから「今後キーキャラクターになる奴」のニオイがするような…
まぁ勘違いだろうけど
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/10(木) 19:44:38.48 ID:HrDfM6AO
やぁ、ようこそ行けコカスレへ
うん、またなんだ。すまない
実はちょっとこれから会社の飲み会なんだ(´・ω・`)
殺伐とせずゆっくりして行って欲しい
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/10(木) 19:45:09.17 ID:iTPOMHko
>>706
なーじゃです
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 19:45:43.47 ID:UqKs8aIo
お土産よろしく
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 19:52:32.06 ID:oCgFcEAO
おーい、かえったぞー(波平
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 19:53:26.95 ID:4wNzAQDO
俺にもお土産宜しく!
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 19:59:52.02 ID:6SHjEJ6o
レッドモンキーめ・・・。パンツ泥棒め・・・。
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 20:27:08.34 ID:uL/oco6o
気になるところで…
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/10(木) 20:51:19.04 ID:zuBhakoo
赤サルは死罪
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 20:55:42.66 ID:9dqpS/Ao
>>707
いい加減に許(ry
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/10(木) 21:23:29.44 ID:v6UwieE0
昨日の帰り道に袋を拾ったんだ
中には女性物の下着が入っていたんだ
これはまさか…ゴクリ
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 21:24:17.50 ID:9aVQG/oo
ニア ころしてでもうばいとる
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 21:36:26.93 ID:DaK4jEDO
赤サルが堪能し終ったものだぞ…
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 21:50:13.80 ID:.cEpzcco
とりあえず乙
続き楽しみにしてるぜ
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 22:46:00.50 ID:e2B0GMSO
ねんがんの せんしの赤フン をてにいれたぞ!!
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 22:47:39.01 ID:9aVQG/oo
*呪われている*
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 22:59:46.41 ID:tPKub7M0
*おおっと*
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 23:25:42.81 ID:InF25sSO
てやんでぃ
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/10(木) 23:46:41.18 ID:QAmDyko0
強盗「……頼むぜ、先生!」

青龍先生「…うむ!」

…は、無いかwww
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/10(木) 23:54:36.89 ID:XtqWagAO
>>1

未だに自治厨らしい自治厨も出てないし話面白いし、書き手読み手ともが素晴らしい
近年稀に見る良SSスレだな
応援してるよ愛してる
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 00:20:26.68 ID:rqifI6DO
>>724
良いこと言ってるけれど君が昨日の深夜にした>>644のレスのせいで
賢者モード乙としか言えないwwwwww
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 00:24:01.58 ID:8gNFdmgo
オナニーは一日5回まで!シルフちゃんとの約束です。
727 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 00:31:15.14 ID:7Lb4swAO
強盗団の頭目が、馬車の中に声を掛ける。

ザッ…

中からは刀を持った、袴姿の女が現れた。

先生「おや…もうアタイの出番かい?」

召喚士「女の…剣士…?」

魔道士「…刀!?東方の人かな…」

強盗「すんません先生!」

先生「男どもが束になって…情けないねぇ」

金髪「ひゃははっ!女が用心棒とはなっ…!」

長髪「こいつぁとんだお笑い草だ!」

男「ま、何にせよ用心棒をやってるくらいだ…腕に自信は…」

ヒュッ…

男「…!?」

先生と呼ばれる女性が飛び降り、着地際に刀を振るうと、

男の前髪が地面にパラパラと落ちた。
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/11(金) 00:34:09.34 ID:kCjlVFMo
姐さんて呼ばれてるはず…!
729 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 00:43:51.74 ID:7Lb4swAO
男「て…めぇ…!」

先生「おや…?タマが縮こまっちまったかい?」

強盗「先生!お願いします!」

金髪「なめやがってぇ!」

長髪「おらぁ!」

三人が用心棒へ一斉に斬りかかる。

キィン…ヒュオッ…カキンッ…ギィン!!…

魔道士「三対一で…!」

召喚士「でも…強い!」

シュッ!!

用心棒の右肩を剣がかすめ、三人に囲まれる形となる。

金髪「…へへっ!どうする…?」

長髪「殺すなよ?殺すのは捕らえて犯し尽くしてからだ!」

男「そうだな…。覚悟しろよ?姉ちゃん!」

先生「はんっ!アンタらじゃイケそうもないねぇ…」

男「いつまでデカイ口が聞けるか…おい!」

長髪「あぁ!」
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/11(金) 00:49:07.70 ID:0G9TBQDO
きたぜ、おい
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 00:52:46.65 ID:aqjnEYso
金髪と長髪は味方側か
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 00:59:28.68 ID:rnaBQYAO
男「長髪、金髪!あの女にジェットストリームアタックを仕掛けるぞ!」
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 01:18:11.61 ID:tx8ITjgo
ぼくのふがいないムスコもなめてください><
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/11(金) 01:21:43.89 ID:upOE69o0
男「あぁ、俺を踏み台にしたぁ!!…赤褌!?」
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 01:26:08.10 ID:forMvASO
>>1
もしや寝落ちかな?
無理せんとおやすみ
736 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 01:34:02.24 ID:7Lb4swAO
長髪と金髪が剣を鞘に収め、男の後方に下がる。

先生「おや…諦めたかい?」

召喚士「…?」

ダダッ!!

男「合わせろよ!」

長髪「俺らが外すわけねーだろっ!」

男は剣を引きずるように構え、用心棒の前で振り上げる。

金髪「いっくぜぇ!」

その瞬間、金髪が炎を放ち、男の剣は炎に包まれる。

男「っらぁ!」

先生「…!!」

振り上げた剣から炎が地面を走り、用心棒を襲う。

だが、用心棒は右へ交わし、間一髪炎を逃れる。

長髪「まだまだぁ!!

間髪入れず、長髪が風を起こし、男の剣めがけて放つ。

男「しゃあっ!」

男が薙ぎ払うと、風邪で出来た無数の刃が剣先より飛ぶ。

シュバッ!!…ザスッ…ザシュゥッ!!
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/11(金) 01:35:10.99 ID:kCjlVFMo
風邪 ゲホゲホ
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 01:35:59.82 ID:7Lb4swAO
頑張ってみましたが…限界でござる…orz
明日も会社の忘年会だけど、今日よりは早いハズ!&日中頑張ります!ノシ
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 01:44:22.83 ID:7Lb4swAO
〜お土産〜

侍女「姫にはまだ…早いとー…」

盗賊「いいのだ!貸せっ!」

キュポンッ…クピックピックピッ…

盗賊「…ぷはーっ!」

侍女「そっ、そんな一気に…!?



盗賊「にゃははははっ!だからお主は結婚出来んのじゃっ!」

侍女「……」

盗賊「見ろっ!春画だぞっ!…むー///」

侍女「ちょっ、ちょっと…!!」

盗賊「…熱いのじゃっ!」

ヌギッ…ボロンッ!!

侍女「ひ…ひっひっ、姫ぇーっ!!」

盗賊「にゃははははーっ!……」

バターン!!

こうして盗賊は飲酒を辞めた…。
お酒は程々にねっ!

※未成年飲酒の描写がありますが、フィクションでありうんたら…
※未成年の飲酒は法律で固くうんたら…

では、おやすみなさい!ノシ
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 01:55:42.53 ID:7Lb4swAO
>>737
邪悪なる風…苦しいですね。はい、ごめんなさい…
お酒のせいだと信じたい…orz

この度も多数のご支援感謝です!!ありがとうございました!!
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 02:19:43.05 ID:wzd9g.DO
乙ー
毎日お疲れ様
疲れたら無理に書き込まなくていいんだぞ
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 02:29:09.33 ID:rqifI6DO
>>1乙!
明日も頑張ってな!
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 03:19:02.26 ID:.9/u4kAO
18歳で酒が飲める国もあるしね
744 : ◆1otsuV0WFc [sage]:2009/12/11(金) 09:00:46.42 ID:7Lb4swAO
剣先から発せられたカマイタチは、炎を避け、立ち上がる途中の用心棒を襲う。

両手と刀を身体の前で構え、直撃は避けるが、無数の風が身体に傷を残す。

先生「っ!」

男「次だっ!」

男が声を上げ、剣を振りかぶり、構える。

剣を用心棒めがけて振り下ろすと、金髪は再び、男の剣へ炎を放つ。

ヒュオッ…ゴオォォッ!!

先生「ちぃっ…」

タンッ!!

迫り来る炎を交わす為に上に飛ぶが、用心棒の目の前には男の姿がある。

男「りゃあっ!!」

先生「くぅっ…!」

キィン…ガキッギインッ!!キィンッチュイン…

空中で、激しい剣の打ち合いが起こる。
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 09:38:35.61 ID:Mt3uvcAO
>>1おはよう

今日は早いな
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/11(金) 10:52:18.72 ID:pILo1VEo
おはようございます!今日のIDはピロ1です
皆様の枕です。好きに使ってください!

まとめにて第七部完まで保管されておりました。ありがとうございます!
人気投票で>>1が50票到達しておりました。ありがとうございます!
かろうじて微弱なボヌスが出る事が決定しました。ありがとうございます!
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 11:14:25.00 ID:0rFjKp6o
いつもありがとう!
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 11:20:12.42 ID:kRTWnl2o
1が無ければLOVEだったのになww
749 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 11:33:22.22 ID:pILo1VEo
両者が着地し、互いの喉下に剣先が向けられる。

スタッ

先生「……」

男「……」

先生「…ふふっ、三人がかりでこんなモンかい?」

男「衣服破れて、そんなセクシーなカッコで…何言ってやがる」

先生「はんっ!…ソソるだろぉ?」

男「まだまだ…。そんなんじゃ立つモノも立たねーよ」

ジャッ……ザッ…

両者が立ち上がり、剣を引く。

魔道士「どっちも…凄い!」

召喚士「魔法を付加するだけでなく、飛ばすとは…」

魔道士「でもあの女の人…三人を相手に…」

召喚士「全然…苦にしてませんね…」

用心棒と男は再び、互いに間合いを取り始める。
750 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 11:41:55.65 ID:pILo1VEo
男「…ん?」

用心棒の女は刀を鞘に納める。

先生「…さーて、前戯はこれまでだよっ」

男「……居合いか…?」

用心棒は腰を低くし、右手を柄に添える。

先生「……」

ヒュッ!!

金髪「早い……っ!」

地面を蹴り、正面を真っ直ぐ飛ぶ用心棒に対し、

男は左へ身体をずらしながら、剣を振り下ろす。

ヒュッ!!……ブンッ!!

男「!?」

ジャリッ!!

先生「後ろだよっ!」

ブオンッ!!…バキイィィッ!!
751 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 11:47:27.56 ID:pILo1VEo
長髪「男…っ!!」

用心棒の一撃が男の背中を見事に捉える。

ズシャアァッ…ドッ…ドドッ…ズサアァァ…

男は地面を二転三転し、そのまま仰向けに倒れた…。

魔道士「い…一瞬でっ…!」

召喚士「しかも…命までは取っていない…!」

用心棒の右手には鞘に収められたままの刀が握られている。

先生「…ふぅ〜。あぁ…ゾクゾクするよぉ…!」

男「…………かっ…かはっ!!」

金髪「お、おいっ!!」

ダッ!!

先生「ソイツはもうイッちまったよ。連れて帰りなっ」

長髪「……っ」

男「ゴホッ…!ゴホ!…つ、強えぇわ…!」

先生「アンタら二人じゃ勝てないだろ?さぁ、終わりだね!」
752 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 11:54:48.24 ID:pILo1VEo
金髪「……ちぃ!

男「っ!…この傷じゃ、もう俺は…ムリだな」

旦那「バッ、バカモノッ!私の荷物はどうする!?」

長髪「旦那…すまねぇ…!」

旦那「なにが済まないだっ!お前ら何の為の…っ」

強盗「さぁ、もう諦めな!!クックック!」

魔道士「召喚士さんっ…!」

召喚士「…行くしか…ないですね!」

ザッザッザ…

先生「おや…、何だい?ボクたち…」

召喚士「……」

先生「若いけど…なかなかイイ男だねぇっ…!」

魔道士「つ、次はっ…」

先生「アンタらの番かい?今日は人数が多い事っ」

対峙する三人の下へ、背後より一人の女忍が姿を現した。
753 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 11:58:26.32 ID:pILo1VEo
ザッザッザ

魔道士「…っ!と、盗賊さん!!」

ザッザッザ

召喚士「こっちも先生の登場だ!」

ザッ

盗賊「…すまない…あの男…取り逃がした」

召喚士「いえっ、まだ近くにはいるハズです!」

盗賊「…あっちへ行った…と思う」

召喚士「分かりました。……盗賊さん」

盗賊「…?」

召喚士「…ここ、任せても大丈夫ですか…?」

盗賊は用心棒を見る。

盗賊「…刀?……侍か」

先生「おや、アンタ…そのナリ、東方のモンだねぇっ!」

盗賊「……」
754 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 12:02:30.01 ID:pILo1VEo
魔道士「凄く早くて…そのっ…」

召喚士「…術士とは相性が良くないです」

盗賊「…なるほど」

召喚士「かなり…強いです!」

盗賊「…任せろ」

ザッザッザ

魔道士「盗賊さん…!」

盗賊「…二人はあの男を頼むっ!」

召喚士「…分かりました」

魔道士「あっちですねっ!」

盗賊は用心棒の前へ歩み、蜘蛛切を鞘から抜き、構える。

召喚士「…あ、あのっ!」

長髪「……?」

召喚士「最後尾に退いて下さい!そして…」

金髪「…あぁ?」
755 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 12:07:16.66 ID:pILo1VEo
召喚士「そして…戦士さんをここへ、呼んで下さい!」

長髪「はぁ…?」

男「言う通りにすんぞ…」

横になり、顔に腕を置いているが呟く。

男「手負いの俺達よりゃマシだろ…」

旦那「お、おいっ!何を勝手に…!」

男「どうせワーカー。どうなろうとしったこっちゃねぇ…」

金髪「そりゃそうか…」

長髪「よし、俺と金髪が最後尾に下がるぞ!」

タッタッタッタッタ…

召喚士「よし…俺達もサル顔の男を探しましょう!」

魔道士「はい…盗賊さんっ!気をつけて!」

盗賊は既に神経を研ぎ澄ませているのか、振り向く事も、

返事をする事もない。それは用心棒も同様である。

タッタッタ…
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 12:10:05.99 ID:rqifI6DO
召喚士は戦略じゃなくて、戦術というか
小隊レベルの指揮・運用能力が高い感じがするよな。

これも師匠の教育なのかな?
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/11(金) 12:14:59.06 ID:pILo1VEo
>>756
正直狙ってるワケではなかったんですが、
かつて剣士も国軍の軍師になれる発言をしてたり、
海峡での将軍を無能扱いしたりと、指揮、戦術能力は高そうです
持ち腐れにならず、後々活かせるといいね!召喚士くん!

ちょっと休憩。ご飯行ってきます!ノシ
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 13:02:55.98 ID:rnaBQYAO
いてらノシ

まぁ一応主人公だし、戦士もリーダーやってくれって言うぐらいだから
元々の素質と師匠に恵まれてたんだなきっと
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 13:04:32.42 ID:vbtZT.DO
飛天御剣流!
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/11(金) 13:07:38.95 ID:XWkRscco
必笑だんご剣!
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 13:11:43.63 ID:rqifI6DO
>>757
そういやそんな発言もあったね。
戦略レベルもやってない、やる機会がないだけで
大軍を動かすのも才能ありそうなのか。

あ、でも大軍を運用するようになると絶対どこかで犠牲を出さなきゃいけないけれど
召喚士の性格でそこを割り切れるかどうかが問題になりそう。
一部を切り捨ててでも被害を最小限に抑える作戦とかは取れなさそうだよね。
そこが魅力でもあるんだけどね。

なんとなく>>1もそういう性格をしてそうな気がする。

妄想&長文すみませんでした。
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 13:19:32.65 ID:uJzyGADO
召喚士は他のメンバーより経験値があるかもしれないな。
遺跡調査の時からそう思ってた。
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 13:20:18.86 ID:0Hvj/QYo
なるほど だから戦士はクリトリスと間違えた召喚士をクールと思えたのか
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/11(金) 13:23:19.86 ID:SPYr9zco
むしろクリトリスがクールだから召喚士もクールになった
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 13:37:42.23 ID:cTkb2SEo
おはよう、カマイタチがマイタケに見えたもう少し寝る
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/11(金) 13:49:47.99 ID:Jub6vn60
      _
      '´   `ヽ
    l イノノヾ)〉 <ハタラケ!!   
    | l|゚ ヮ゚ノ!|    
    |( ヽ  lヽ,,lヽ;,
    ヾ/⊂ (  |二二⊃ ・,'
    ( / ̄と.>>765
         しーJ
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 14:36:43.34 ID:Mt3uvcAO
早朝勤務終わった俺がきましたよ
768 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 14:57:12.38 ID:pILo1VEo
ジャリッ…

盗賊「……」

ジャッ…

先生「……」

用心棒は身体を捻り、刀の柄に手を置く。

盗賊(居合いかっ!)

次の瞬間、用心棒が盗賊めがけて一気に飛び出す。

しかし、盗賊も同じく、用心棒めがけて駆け出した。

先生「っ!?」

用心棒は咄嗟に刀の軌道を変えるが、盗賊はそれを飛んでかわす。

盗賊「っやぁ!」

宙返りをしつつ、盗賊の蜘蛛切が用心棒を捉える。

ザシュッ!!

盗賊「…掠めた…だけか…!?」

先生「…ふぅーっ、なかなかやるねぇっ!」

用心棒の背中には、蜘蛛切を掠めた斬り跡が、うっすらと残る。
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/11(金) 15:07:43.82 ID:nbr84QDO
居合いって自分は動かないんじゃなかったっけ?
うろ覚えだけど
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 15:13:13.82 ID:Mt3uvcAO
居合というか抜刀術なのかな
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 15:41:41.83 ID:LpVu9RsP
居合かと思ったらそんなことはなかったって事じゃね?
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/11(金) 15:55:27.72 ID:6QRB7uwo
いつぞやのうんこ部長です。今日もトイレから応援しております。
年末行事に負けず頑張れ!
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/11(金) 15:59:51.71 ID:pILo1VEo
キョウモイソガシイジャネェカゴラァ

>>769-771
ややこしいのですが、現在はどちらも同じ意味で使われるようです
正確には>>769さんのおっしゃる通りです!><
居合=抜刀術というご理解で進めて頂ければと思います
ていうか、抜刀術だと…あの漫画を連想しちゃいますし…
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%9C%E5%88%80%E8%A1%93
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 16:20:46.17 ID:9hGCXQAO
遭遇出来たかな…?
まとめ読み終わっちゃってスレまで追いかけてきました!
これからもこっそり応援してますということで支援!(*・ww・)
775 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 16:23:10.33 ID:pILo1VEo
先生「こりゃあ…こっちも真剣にイくよぉ〜!」

用心棒は鞘から鍔を弾く。

盗賊(…抜くか…来るっ!)

用心棒が再び、身を屈め、眼前の盗賊を見据える。

先生「……」

盗賊「……」

タンッ!!

盗賊「…っ!!」

ビュオッ!!…イィィン……ズシャアァァ

盗賊「…はっ…はっ、はっ…!」

先生「……ふんっ!」

盗賊(あと一歩…踏み込まれたら…死んでたっ!)

先生「……まきびしとは味なものを…っ」

用心棒は靴の裏のまきびしを、刀で抜き取る。

先生「……へぇっ!…なかなかイイ乳してるねぇ〜っ!」
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 16:40:04.47 ID:vbtZT.DO
先生殿、あとは拙者に任せるでござるよ(盗賊ちゃんの胸(*´д`*))
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/11(金) 16:55:48.23 ID:XjykHsSO
いやいや俺に任せろ!!
778 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 16:58:36.32 ID:pILo1VEo
用心棒の一振りで盗賊の胸元が斬られ、

斬られた衣服の隙間から、白い乳房が覗く。

盗賊「くっ!!」

先生「見かけによらず大胆だねぇ!ソソるよぉっ」

先生「あと一歩踏み込んでいたら、大事なお乳が真っ赤だったねぇ」

盗賊「…っ!」

盗賊は左手で胸元を隠すが、少し考えると左手を下ろす。

先生「良い判断だ。片手じゃアタイにゃ勝てないよっ」

盗賊「……」

先生「さて…もう一撃。今度は下がいいかしらねぇ!」

盗賊「くっ…!」

先生「もうまきびしは使えない。次は…イくよぉ…?」

盗賊(どうする…。どうすれば…っ?)

タッタッタッタッタ…ザッ

盗賊の背後に刀を手にした男が姿を現した…。
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/11(金) 17:02:31.64 ID:pILo1VEo
>>774
よく来たな。ジュースをおごってやろう
いらっしゃいませ!ありがとうございます!
わいわい楽しんで下さいまし!
780 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 17:24:07.54 ID:pILo1VEo
戦士「…待たせたな」

先生「…おや、男前な登場だなねぇ〜!」

盗賊は戦士を確認すると、慌てて胸元を隠す。

盗賊「…っ」

先生「そっちの先生の次はアンタかい…?」

戦士「んじゃ、大先生ってとこだな…」

先生「ははっ!なかなか洒落もきいてるじゃないかっ!」

盗賊「…戦士」

戦士「……下がってろ」

先生「イイねぇ…。気に入ったよ!」

戦士「女と言えど斬りあいだ。手加減は出来ねぇ」

盗賊「……」

戦士「辞めるなら…いや、何でもない…」

先生「さ…っ、ヤリあおうじゃないかっ!」

そう言うと用心棒は、鞘に刀を納め、身構えた。
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 17:45:52.53 ID:GoKmtMAO
戦士はいったいどこまでおれの股間を
ぐじゃぐじゃにしたら気がすむんだ…
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 17:58:42.58 ID:kRTWnl2o
戦士「な、盗賊の胸がっっ!うぉぉぉぉ!」

戦士「呻れ!俺の股間のエクスカリバァァァッァァァ!!!」

シュイーン
783 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 17:58:44.78 ID:pILo1VEo
盗賊「…戦士っ!抜刀…」

戦士「下がってろっ!!」

盗賊「っ!……す、すまぬ」

盗賊が後方へ下がり、衣服を正す。

戦士(……タダもんじゃねぇ…油断すれば殺られる!)

先生「……」

ジリジリ……ヒュッ!!

戦士(かわすのは無理だっ…!!)

戦士は雷切を垂直に立て、腰に重心を落とす。

用心棒は戦士めがけ、正面から斬りかかる。

戦士「…」

ピクッ!!

戦士が一瞬左に身体を寄せる。その一瞬の動きに釣られ、

用心棒は左へ飛び、戦士へ向けて刀を抜く。

チュインッ!!……ブシュッ!!…
784 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 18:05:52.65 ID:pILo1VEo
戦士「…ちぃっ!」

戦士の右肩を用心棒の刀が一突きする。

先生「…心臓を狙ったつもりなのに…!」

戦士「なんとか…いなせた、か」

ザッ

先生「次は……釣られないっ!」

戦士「…さて、どうすっかねぇ」

ジリジリ…

戦士は雷切を鞘に収め、目を瞑る。

先生「!?」

更に右手を雷切の柄にかけ、鍔を弾く。

先生「…はっ…ははっ!そんな猿真似で防げるかいっ!」

戦士(速さに追いつくには…後の先を取るしかねぇ…)

ジャリッ…

戦士(音だ…、音で判断する。アイツが飛んだ瞬間に…っ!)
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 18:13:09.31 ID:q9JzBfwo
ザワ…ザワ…
786 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 18:16:08.39 ID:pILo1VEo
ジリジリジリ……タンッ!!

戦士「今だっ!」

用心棒が飛んだ瞬間、戦士も合わせて正面へ向け、地面を蹴る。

先生「早いっ!!」

戦士「っらあぁぁ!!」

両者の刀が、互いに鞘から抜かれ、斬り上げられる。

ヒュオッ…キイィィィンッ!!

先生「…!!」

戦士「…っ!」

ヒュンッ…ヒュッ……カラカランッ!!

二本の刀が宙を舞い、そのまま地面に落ちた…。

先生「…ちっ!」

用心棒はすかさず戦士めがけて飛び掛かる。

戦士「うぉっ……つぅ!!」

……ドサァ
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 18:16:33.72 ID:V62jJUSO
>>783
>戦士(かわすのは無理だっ…!!)

>戦士は雷切を垂直に立て、腰に重心を落とす。

さらにその切っ先を地面に突き刺すと
右足の親指と人差し指の二指にて刀身を掴み
さらに…

ミシミシミシ…

先生「…化け物めっ!」
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/11(金) 18:20:04.01 ID:/4nWWgDO
戦闘シーン面白す
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 18:20:41.13 ID:iSw85wSO
>>780
>戦士「待たせたな…」

スネエエエエエク!
790 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 18:40:37.87 ID:pILo1VEo
倒れた戦士に馬乗りの状態で、用心棒が圧し掛かる。

先生「…まだまだっ!」

用心棒は戦士の顔めがけ、拳を振り下ろす。

バシィッ!!

戦士「単純な力勝負なら…負けねぇっ!」

戦士は用心棒の手首を掴み、押し返す。

先生「…くぅ!……っ!?」

戦士「さぁ、勝負はついた。もうヤメにしようぜ?」

先生「……」

戦士「お互い得物もねぇ、今日のところは引き分けだ」

先生「……はんっ!」

用心棒は左手で戦士の股間を握る。

ニギッ!!

戦士「ぐあぁっ…!?」

先生「あらぁ…!いいモノ持ってるじゃないかっ!」
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/11(金) 18:43:16.22 ID:f4GZN.SO
公開生逆レイプ!?
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 18:47:30.42 ID:kRTWnl2o
キュンってした
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/11(金) 18:48:26.04 ID:7Lb4swAO
タイムアップ…忘年会行てきます!ノシ
早く帰りますよーっ!
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 18:48:47.77 ID:8gNFdmgo
はっはっはっ!こりゃぁ飛んだアバズレ女だなぁ!?
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 18:50:10.30 ID:qIDPL.DO

ゆっくりしてきなさい
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/11(金) 19:41:20.45 ID:leOccQM0
盗賊が怒るぞ
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 20:08:22.81 ID:UH3BbF.o
ねぇねぇ、だ〜いちゅきな戦士が目の前で
先生におにんにん握られてるけど今、どんな気持ち?
        ∩___∩                     ∩___∩
    ♪   | ノ ⌒  ⌒ヽハッ    __ _,, -ー ,,    ハッ   / ⌒  ⌒ 丶|
        /  (●)  (●)  ハッ   (/   "つ`..,:  ハッ (●)  (●) 丶     盗賊ちゃんおっぱい丸出しで助けられなくて
       |     ( _●_) ミ    :/       :::::i:.   ミ (_●_ )    |        今、どんな気持ち?
 ___ 彡     |∪| ミ    :i        ─::!,,    ミ、 |∪|    、彡____    ねぇ、どんな気持ち?
 ヽ___       ヽノ、`\     ヽ.....:::::::::  ::::ij(_::●   / ヽノ     ___/
       /       /ヽ <   r "     .r ミノ~.    〉 /\    丶
      /      /    ̄   :|::|    ::::| :::i ゚。     ̄♪   \    丶
     /     /    ♪    :|::|    ::::| :::|:            \   丶
     (_ ⌒丶...        :` |    ::::| :::|_:           /⌒_)
      | /ヽ }.          :.,'    ::(  :::}            } ヘ /
        し  )).         ::i      `.-‐"             J´((
          ソ  トントン                             ソ  トントン
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 20:25:51.36 ID:kLK6I.DO
>>797
テラ鬼畜wwwwwwwwww
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/11(金) 20:49:06.45 ID:HyEpzUSO
単純な戦闘力ならやっぱ戦士>盗賊なんだな
安心した
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/11(金) 20:50:12.34 ID:SPYr9zco
>>790
そんなことでやられるだなんて
それでも玉ついてんのか!
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 20:50:19.02 ID:q9JzBfwo
やっぱり巻物は返したのか…
802 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 21:30:27.82 ID:7Lb4swAO
〜馬車列中ほど〜

キョロキョロ…ザッ

赤サル「んふふふっ!さ〜て…」

タタッ…ゴソゴソ

赤サルは荷馬車の中へ入り、宝箱に手をやる。

赤サル「…よっ、…ほっ」

カチャカチャ…ガチンッ!!

赤サル「へへっ!一丁上がり〜っ!」

赤サルが鍵を開け、宝箱を開ける。

宝箱の中からは、ぎっしりと敷き詰められた金塊が顔を出す。

赤サル「…すっげぇ!!……でも、ハズレ〜」

赤サルは宝箱を閉め、馬車から外に降りる。

赤サル「よっ…と。……げっ!!」

タッタッタッタ…

魔道士「いたっ!!」

召喚士「待てっ!もう逃がさないぞ!!」
803 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 21:39:14.15 ID:7Lb4swAO
赤サル「逃〜げるに決まってんだろっ!」

ダダッ…!!

召喚士「魔道士さんっ!」

魔道士「はいっ!…このぉ!」

魔道士が赤サルの足元へ雷を落とす。

ドンッ!!ガカアァッ!!

赤サル「うわっち!カワイコちゃん、魔道士かよっ!」

赤サルは跳び跳ね、雷をかわす。

タッタッタ…

召喚士「大人しく荷物を返せっ!」

赤サル「あんなはした金、パーっとやっちまったよ!」

召喚士「なんだと!?」

魔道士「せめてっ、荷物を返して下さいーっ!」

赤サル「おー!ありゃあ、カワイコちゃんの使用済パン…」

魔道士「いやあぁぁっ!!」

ドドンッ!!ガカアァァァッ!!
赤サル「ぎいやぁーっ!!」

先程の倍以上あろうかという雷が、赤サルの足元を駆け巡る。
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/11(金) 21:41:30.58 ID:9oQ2pkAO
>>1さんお帰りなさい。ご飯にする?お風呂にする?それとも、お・れ?

それはさておき無意味な盗みをしないのは、揉み上げモンキーらしくていいね
…あれ? じゃあ召喚士たちの荷物を盗んだのは?
805 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 21:47:52.57 ID:7Lb4swAO
赤サルは足をジタバタさせながら、後列へと逃げて行く。

召喚士「諦めの悪い…!」

タッタッタッタッタ…

赤サルは最後尾まで逃げるが、目の前には二人の男が道端に座っている。

金髪「……なんだ?」

召喚士「強盗の一味です!捕まえ下さいっ!」

長髪「旦那へ名誉挽回のチャンスだっ!」

金髪「おっしゃ!てめえら後ろから追い込めっ」

魔道士「はいっ!」

赤サル「やっべ…アイツら最後尾にいたのかよっ!」

赤サルは右に方向を変え、丘を駆け登る。

召喚士「くそっ!」

四人は慌てて赤サルの後を追う。

金髪「お前らは荷物見張ってろ!」

護衛団「おうっ!」
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 21:50:02.75 ID:Mt3uvcAO
ねむいぜコンチクショー

だが>>1に遭遇したからには
起き続ける
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/11(金) 21:52:06.96 ID:9oQ2pkAO
金髪たちは口は悪いが、根は真面目なんだなw
808 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 22:01:55.43 ID:7Lb4swAO
タッタッタッ

赤サル「ひ〜っ!し〜つこいったらありゃしない!」

魔道士「待ちなさーい!!」

金髪「おら!ぶっ殺すぞっ!!」


赤サル「こりゃ…逃げ切れねぇわな〜…」

赤サルは急に足を止め、四人の方を見る。

バッ!!

赤サル「いや、悪かった!!この通りだっ!」

長髪「あぁ?急に何言ってやがる…!」

召喚士「土下座したって…さぁ、荷物を…」

赤サル「わーった。わーったよ!…アジトの鍵だ」

赤サルは召喚士に筒を放る。

召喚士「……!?」

パシッ……ブシュウゥゥッ!!

召喚士の受け取った筒より、大量の煙が発生し、辺りを包む。

召喚士「くっそ…煙幕か…!?」
809 :shigotoka?5963 [sage]:2009/12/11(金) 22:06:46.88 ID:9oQ2pkAO
>>806
よい子ですね、わかります
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 22:14:27.74 ID:AiFBj.AO
人間相手にスフィンクスちゃんだしたらどうなるの?
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 22:15:50.22 ID:q9JzBfwo
破壊する物を指定すれば…武器だけとか鎧だけとか

…コストが合わない
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/11(金) 22:19:03.23 ID:kCjlVFMo
スフィンクス!ヤツの“逃げる意思”を破壊しろ!!
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 22:20:10.81 ID:xqdWFWco
そろそろスタンド使いが現れてもおかしくないな
814 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 22:20:15.19 ID:7Lb4swAO
赤サル「もひとつオマケッ!んふふふーっ!」

赤サルは煙幕の中に筒を放り込む。

コンッ…コロコロコロ…ブシュウゥゥッ

金髪「なんだ…っ!?ゴホッ!!」

魔道士「めっ、目が痛いですーっ!!」

長髪「催涙ガスかなんかだっ!身を低くしろっ!」

赤サル「あーばよ〜っ!!」

召喚士「ごほっ…!もう…頭来た…っ!!」

赤サルはそのまま岩場へ逃走する。

召喚士「…行けっ!スフィンクス!!…軽めで」

シュイィィン

召喚士「人間相手だから…軽〜く、ね」

スフィンクス「はーいっ!!まてーっ!!」

赤サル「!!…なんだぁ!?召喚獣ーっ!?」
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 22:20:26.53 ID:q9JzBfwo
                       ヘ(^o^)ヘ ス「いいぜ
                         |∧  
                     /  /
                 (^o^)/ てめえが何でも
                /(  )    思い通りに出来るってなら
       (^o^) 三  / / >
 \     (\\ 三
 (/o^)  < \ 三 
 ( /
 / く  まずはそのふざけた
       幻想をぶち壊す」
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/11(金) 22:22:25.29 ID:7Lb4swAO
預言者…(#^ω^)
駅着いたのでまた後ほど!ノシ
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 22:22:58.52 ID:rqifI6DO
マジでスフィンクスきたwwwwwwwwwwww
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 22:25:02.26 ID:bJ/6zxUo
今思ったらスフィンクス召喚出来てるし
コカトリスの正規召喚も・・・って前に正規召喚する場面あったっけ?
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 22:33:25.57 ID:UH3BbF.o
煙とかで目が痛い時って無理に目を開けようとすると白目になるよね
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 22:54:46.76 ID:Mt3uvcAO
スフィンクスたんきてたww
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 23:14:22.07 ID:YGmufMSO
スフィンクスの軽めでも



オーバーキル希望
822 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 23:17:55.09 ID:7Lb4swAO
ドドッドドッドドッ…

巨体を揺らし、スフィンクスが赤サルの後を追う。

赤サル「ヤバイッ!絶対ヤバイって!!」

赤サルは必死に岩場を飛ぶが、巨大な拳が背後から迫る。

スフィンクス「ぱーんちっ!!」

赤サル「かっ、かわせるかよ〜!!!」

ドゴオォォッ!!ガラガラッ…ゴシャアァ…

赤サルはスフィンクスの一撃と岩の壁に押し潰された…。

〜最前列〜

戦士「やめ……ろっ!」

戦士は上半身を起こし、用心棒を突き飛ばす。

今度は逆に戦士が馬乗りの状態となる。

先生「おや…、アタイは攻められるのも大好きだよぉ〜?」

戦士「っ…!いい加減にしろっ!!」
823 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/11(金) 23:50:37.61 ID:7Lb4swAO
戦士は用心棒の両腕を掴み、押さえ付ける。

先生「そんな焦ったら…袴が乱れちまうよっ」

戦士「!?」

戦士は下に目線を落とすと、捲り上げられた袴から白い太ももが覗く。

ドコォッ!!

戦士「…っあ…!!」

先生「勃っちまったかい?」

用心棒の膝が、戦士の股間を直撃した。

クルッ…スタッ

用心棒は後転し立ち上がり、落ちている刀を手に取る。

先生「いやアンタのお陰でほんと楽しめたよっ!」

戦士「……ぐぅっ…」

先生「さて、先におさらばしようかね!」

盗賊「……はっ」

先生「あとはあのサルが何とかしてくれんだろ…」

用心棒は刀を鞘に収め、後方を見ながら呟く。
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/11(金) 23:51:42.84 ID:gQnP6v.0
そういえば魔道士といえばロッドや杖使ってるイメージも強いんだが今まで出てきてないな
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 23:52:48.78 ID:.9/u4kAO
俺のロッドを手放さないからな
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/11(金) 23:55:28.93 ID:aFiM2.DO
ちんけなロッドだな
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/11(金) 23:58:02.71 ID:kCjlVFMo
ロッドとかは恐らく増幅器だからあるに越したことは無いが
無しで高出力の魔道士ちゃんは相当優秀

と妄想した
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 00:06:11.01 ID:A1Z7X.wo
ロッドじゃなくタリスマンとかブレスレットみたいなものを使っているイメージがあるね。
合成魔法のこともあるし、ロッドのイメージが低いのはそのためだろうね。
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 00:07:24.71 ID:bng/QQAO
タリスマン
リナ=インバースですねわかります
830 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 01:20:01.52 ID:5LG0ME6o
〜平原の丘〜

召喚士「行けっ!ユニコーン!!」

シュイィィン

ユニコーンは倒れている赤サルの治療を始める。

赤サル「……うっ…!」

金髪「…っし、これでいいだろ!」

金髪と長髪が縄で赤サルを縛り付ける。

赤サル「……っは…あぁ…」

魔道士「気付いたみたいですね…!」

召喚士「さぁ、いい加減観念しろ」

赤サル「痛みが…!?」

召喚士「ユニコーンで治療したよ」

金髪「しかし…召喚士ってのはすげぇモンだな」

召喚士「軽傷や打撲は治せるけど…折れた前歯は…」

赤サル「…は?…はぁ〜っ!?俺の歯ぁ〜!!」
831 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 01:26:08.16 ID:5LG0ME6o
長髪「んじゃ、コイツの首を手土産に旦那に…」

赤サル「それはゆるひてっ!それだけは〜っ!」

召喚士「何も…殺さなくても…」

赤サル「そうそう!それだけはやめふぇ!!」

金髪「はぁ?盗人は死罪ってのが相場だろ」

召喚士「でも、俺達もコイツに荷物を奪われてて…」

魔道士「それを返して貰わないと…」

長髪「じゃあ…しゃあねぇ。生きたまま連れてくか」

召喚士「そうしましょう」

魔道士「良かった〜っ!」

金髪「おらっ!立て!」

ドカッ!!

金髪が地面に座っている赤サルを蹴り飛ばす。

赤サル「いっふぇー!!ケツを蹴るなっ!」

四人は縄に縛られたままの赤サルを連れ、最前列へと戻った。
832 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 01:33:42.30 ID:5LG0ME6o
〜最前列〜

強盗「そ、そんなっ!!先生!?」

先生「お前も逃げな!そのうちコイツらの仲間が来るかもよっ」

そう言うと、用心棒は歩き、その場を去って行った…。

旦那「たた、助かった…」

強盗「ま、まだだっ!コイツの命がどうなっても…」

商人「やっ、やめてくれぇ!」

旦那「知らん知らんっ!好きにするがいいっ!」

商人「ひ、ひいぃ…っ!!」

強盗「く、くそぉ!!」

ザッ

盗賊「……」

強盗「!!……ちっ、ちくしょおぉ!」

カランッ…タッタッタッタッタ…

強盗はナイフを捨て、馬車から飛び降り、去って行った。
833 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 01:36:13.73 ID:5LG0ME6o
タッタッタ

盗賊「…だ、大丈夫…か?」

戦士「…う…ま、まぁ…大丈夫だ」

盗賊「…そ、そんなに…痛いのか?」

戦士「…そんなに…痛い」

盗賊「…そっ、そうか…あ、薬でも塗…」

ザッザッザッザッザ

金髪「こっちも終わったか」

召喚士「戦士っ!?」

戦士「だ、大丈夫…怪我って程じゃねぇ…」

盗賊「…!捕えたか」

魔道士「なんとか…」

長髪「…旦那っ」

旦那「お…お前らっ!荷物は!?荷物は無事なんだなっ…?」

金髪「安心して下せぇ!荷物は無事っす」
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/12(土) 01:41:07.73 ID:lCzYtgAO
女用心棒ってなんかいいよね
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/12(土) 01:48:18.46 ID:fGeppc20
ボッキ玉蹴られたら悶絶どころか泡吹いて倒れるだろ・・・
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 01:49:07.37 ID:.BTZBm.0
なぜか用心棒がVガンの鈴の人で再生される…
なぜだ…
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 01:55:27.79 ID:A1Z7X.wo
実は用心棒はオカマでタマは取ったが竿は残してたりしてね。

っていう突撃!パッパラ隊のネタを思い出したんだ。
838 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 01:56:57.44 ID:5LG0ME6o
パッカパッカパッカ…

召喚士「そうか…男さんは重傷…」

戦士「まぁこの先は俺らでなんとかするしかねぇか…」

盗賊「…だな」

魔道士「まだあの二人もいますしねぇ」

召喚士「性格は…だけど、実力はありますしね」

盗賊「……まぁ、な」

戦士「てめぇ、町に着いたらちゃんと案内しろよ…?」

赤サル「わーってる、わーってるよ!」

魔道士「全く…」

赤サル「なぁ、ちょ〜っと縄がキッツイみたいなんだけど…」

召喚士「ダメだ!」

赤サル「ちっくしょぉ…冷たいんだぁ…」

結局、頭目が逃げた事により、強盗団は全員逃亡した。

荷物に損害のなかった一同は、町を目指し再び進み始めた。
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/12(土) 02:02:25.15 ID:5LG0ME6o
酒が…すいません、寝させて頂きます…
ご新規の方も、朝勤の方も、徹夜明けの方も、部長の方も…
そして皆様、本日もご支援ありがとうございました!ノシ

>>834
五右衛門登場のハズが女になってましたw

>>835
女用心棒の言い回しなので、実際はエレクトしてないですw

>>836
ナイスチョイスですw

>>837
パッパラ隊ナツカシス!!w

では、おやすみなさい!ノシ
巻末目次
※作者都合により、本日のおまけは休載させて頂きます
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 02:04:16.75 ID:miQU6Gwo
用心棒だけに棒付きかよ
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 02:13:50.47 ID:uyI4qwAO
>>1

俺だって先生の太もも見たいよ
召還士や戦士ばっかり美味しい思いして羨ましい

叶うなら俺もそこの登場人物として、魔導師ちゃんの脱ぎたてパンツを口に含みながら阿波踊りをして逝きたい
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/12(土) 02:24:16.10 ID:ZnxQEj.0
  _
      '´   `ヽ
    l イノノヾ)〉 <キョウノエモノハオマエカ!!   
    | l|゚ ヮ゚ノ!|    
    |( ヽ  lヽ,,lヽ;,
    ヾ/⊂ (  |二二⊃ ・,'
    ( / ̄と.>>841
         しーJ

843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 02:45:58.42 ID:.DuV5DEo
      ◎
   ○ ◎  ○ ピゥンピゥンピゥンピゥン…
◎○_>>142_○◎___
__○_◎_○___| ぶいー
      ◎
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 02:46:57.37 ID:.DuV5DEo
せっかくコンパクトにしたのに安価間違えたww

      ◎
   ○ ◎  ○ ピゥンピゥンピゥンピゥン…
◎○_>>841_○◎___
__○_◎_○___| ぶいー
      ◎
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 03:23:21.75 ID:c4fkHyQo
その流れうざいよ
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 03:48:07.38 ID:Ek16RVIo
でもその流れぶった切るのも・・・
不快でもないし
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 03:51:49.00 ID:6ETt/cAO
変態がやられると、ああ今日も一日終わったんだなって思うwwww
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 03:59:12.35 ID:fiXQccMo
不快な人もいるってこと
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 04:12:02.24 ID:Gkak056o
この流れ不快だわ^^
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 05:19:10.03 ID:j3H8oeYo
>>1、乙。
楽しみにしてる。
無理せずがんばってくれ
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 08:04:48.50 ID:ej7yvico
また魔王スレのときみたいな流れ流行らせようとすんのはやめたほうがいいと思うよ
自分が不快でなくとも不快に感じる人がいるのは確かだし
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/12(土) 10:49:13.41 ID:TcdBvoDO
アニメとかに必ず不随するけどキャラ萌えみたいなやつらってこんな気持ち悪いんだな
853 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 11:51:23.41 ID:VDX1hUAO
〜夜〜

召喚士「今日も…森ですか…?」

旦那「当たり前だっ!昼の奴らが復讐に来るかもしれん!」

召喚士「いや…そんな事は…」

旦那「とにかくっ!しっかり荷物を死守したまえ!」

ザッザッザ…

召喚士「……」

テクテク

金髪「この先…左が町、右が北関だ」

召喚士「あ…金髪さん」

金髪「魔物が来るなら右側だ…」

召喚士「あの…男さんは…?」

金髪「まだ動ける状態じゃねぇ」

召喚士「そう…ですか…」

金髪「………おい」

召喚士「はい…?」

金髪「…てめえらでもいないよりマシだ」

召喚士「…」

金髪「後ろはしっかり守れよ!ひゃはっ!」

ザッザッザッザッザ

召喚士「はい」
854 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 12:00:24.97 ID:VDX1hUAO
戦士「どこまでケチ臭せぇんだよっ!」

魔道士「せっかく守ってあげたのに…」

盗賊「…うむ」

召喚士「まぁ…仕方ないよ」

赤サル「なぁ…腹ぁ減ったんだけど…」

盗賊「……」

召喚士「仕方ない。食材集めに行きましょうか」

赤サル「げっ!…自給かよぉ〜!」

戦士「お前な…」

魔道士「昨日の残りも少しありますし…」

召喚士「早めに集めて、明日に備えましょうか…」

盗賊「……だな」

赤サル「よ〜し…!俺も手伝…」

戦士「てめぇはここにいろ!」

赤サル「バッカ!俺は食材集めんのも…」

魔道士「ダメです!」

赤サル「逃げたりしないって!」

召喚士「いーや…、逃げます」

赤サル「け〜っ!信用されてないの!」
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/12(土) 12:12:11.52 ID:NMAecISO
>>1おはよう〜
二日酔いはしてないか?無理せず今日も頑張ってくれ!楽しみに読ませてもらうよ〜
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 12:26:06.40 ID:87qkZISO
仕事中も見てるぞ〜
>>1頑張れ
857 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 12:31:44.09 ID:VDX1hUAO
ドサッ…

戦士「こんなもんでいいか…」

召喚士「す、凄い量だね…」

戦士「今日は色々あって腹減っちまった…ハハハッ!」

魔道士「さぁ〜っ頑張って作りますよーっ!」



赤サル「おいっ!早く食わせろって〜」

召喚士「うるさいなぁ…」

赤サル「お前が食わすのかよっ!?ソッチのカワイコ…」

魔道士「い・や・で・す!」

召喚士「ほらっ、口を開けて」

赤サル「あ〜っんむ…アッ…チ!アッフイー!!」

召喚士「……はぁ」

盗賊「!!」

バッ!!

戦士「どうした…!?」

盗賊「…気配っ!」
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 12:33:03.97 ID:wzA6D2AO
へ?…金髪…まさかお前…ツンデレだったのか!?
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/12(土) 12:35:16.10 ID:VDX1hUAO
おはようございます!挨拶忘れてた!
二日酔いはないですよ〜
本日もご支援宜しいお願い申し上げます!

魔道士「お仕事の皆さん、今日もご苦労様ですっ!」

盗賊「…がっ、頑張って…なっ!」
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 12:44:47.01 ID:V792foDO
毎日毎日書いてくれて嬉しいです
861 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 12:47:08.78 ID:VDX1hUAO
戦士「また…アイツらか?」

魔道士「昨日に続いて…性懲りもなく…」

召喚士(……はたしてそうか?…何だろう…何かひっかかる)

盗賊「…消えた」

戦士「…?」

赤サル「何だ何だぁ〜っ!?」

召喚士「戦士、盗賊さん…一応警戒を…」

盗賊「…任せろ」

戦士「今日の営業時間は終わったっつーのに…忙しいな」

魔道士「まさか…魔物…ですかね?」

召喚士「可能性はあります」

戦士「でもよ…関には国軍がいるんだよな?」

盗賊「……」

ドオォォン!!…バキバキバキイィ…ドドオォ…ン

その時前方より、木の倒れるような、激しい轟音が鳴り響いた。
862 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 13:33:39.53 ID:VDX1hUAO
戦士「な…なんだっ!?」

召喚士「前方からだっ!」

盗賊「…どうするっ!?」

召喚士「…行きましょう」

赤サル「待て待て待てっ!俺はどーすんだっての?」

戦士「ここにいろ…!」

赤サル「ふん縛られて魔物が来たらどうすんだよ!?」

魔道士「ど…どうしますっ!?」

召喚士「……」

赤サル「な、なんなら…っ手伝う!なっ!」

召喚士「戦士…縄を解いてくれ」

戦士「!!…お、おぃっ…!」

召喚士「大丈夫。もし相手が魔物なら、この森から一人で出るのは…」

盗賊「…難しい」

赤サル「そうそうっ!なっ…?役に立つぜぇ〜!」
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 13:44:03.73 ID:DzZPq2SO
俺なら、このまま赤サルを魔物の餌にして、不意打ちの策を練る所なのだが
流石は鬼を仲間にする召喚士達だなww
>>1頑張っ!…俺はライブに行くぜ。
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/12(土) 14:51:02.90 ID:lgC4PjYo
その報告はいらないです
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 14:52:24.18 ID:opaoCz.o
>>863
荷物奪還のことを忘れてるぞ
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/12(土) 16:22:37.43 ID:pigIX.DO
>>863 君がどうするかなんて誰も聞いてないし、興味もないよ
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/12(土) 16:44:21.23 ID:ekqEeoDO
そうだそうだ
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/12(土) 16:48:19.82 ID:nmwIseg0
構って乙
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 16:51:11.63 ID:lf7rjoDO
>>863が人気のうちに俺は魔道士ちゃんを頂く
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 17:21:11.67 ID:al9NskAo
>>869
人気1位のやつが皆の嫁でおk?
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/12(土) 17:28:48.19 ID:O08O5Ss0
>>863何のライブ?
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/12(土) 17:55:31.57 ID:NMAecISO
空き地でジャイアンのライブ?
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/12(土) 18:06:19.92 ID:g3NRF.SO

リサイタルだろ

874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/12(土) 18:25:19.04 ID:GYA84QSO
赤サルキャラいいなぁww
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/12(土) 19:03:22.12 ID:5LG0ME6o
皆の嫁が家事と買い物を終え帰ってきましたよー!ノシ
すいません…時間掛っちゃいました。ダメ嫁です…↓続き
876 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 19:05:54.08 ID:5LG0ME6o
タッタッタッタッタ

5人は最前列まで辿り着く。森の木々は無残にも

なぎ倒され、数匹の馬が地に伏せている。

戦士「…こりゃあ…ひでぇ」

召喚士「魔物の攻撃…?いやっ!これは……」

魔道士「…魔法…ですね」

召喚士「…風……!長髪さんか!」

ガサッ!!

盗賊「……!!」

戦士「来たかっ!?」

長髪「………」

召喚士「長髪さんっ!これは…一体?」

ドサァッ!!

魔道士「きゃあぁぁっ!」

召喚士「!?」
877 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 19:15:00.73 ID:5LG0ME6o
無言で倒れた長髪の背中は、血にまみれていた…。

ザッ…

赤サル「…ダメだ、息絶えたな」

魔道士「そんな…っ!?」

ガサッ!!

戦士「…今度こそ来たか…!?」

盗賊「……気配は…複数だ!」

赤サル「さぁ〜っ、おいでなすったぜぇ〜!」

戦士「っ!!あっ、…あれは!」

召喚士「……ワーウルフ!!」

森の奥より二匹のワーウルフが姿を現した。

ワーウルフ「ほら見ろ、殺し過ぎなんだよ」

ルー・ガルー「お前もだろ。あーあ…メンドくせぇ」

盗賊「…ワーウルフ…ッ!」

盗賊と戦士が前衛に移動し、剣を構えた。
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/12(土) 19:21:54.36 ID:b1Br8/QP
忌避wwwwww
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 19:27:09.50 ID:bng/QQAO
ルー・ガルー
どっかでみた名前
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/12(土) 19:29:50.68 ID:O/Cjakko
Ω
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/12(土) 19:32:16.24 ID:ZnxQEj.0

ル・ガルー
http://store.shopping.yahoo.co.j...809.html
882 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 19:41:04.83 ID:5LG0ME6o
ワーウルフ「悪いな、ちょっと腹ごしらえさせて貰ってた」

盗賊「!?」

ルー・ガルー「ソイツらがいきなり仕掛けてきたもんだからな…」

戦士「……」

ルー・ガルー「つい殺しちまった」

召喚士「もう一人は…どうした…?」

ワーウルフ「あっちに転がってるぜ」

ルー・ガルー「首だけ、だけどな!クッハハハ」

赤サル「さぁて、ここはさっさとトンズラしましょうかね」

戦士「そうはいかねぇよ…」

盗賊「…あぁ」

ザッ!!

赤サル「お、おいっ!流石にキッツイぜ…

ワーウルフ「そうそう、退いてくれ。俺達もワケアリでな」

ルー・ガルー「そっ。もう帰るから通してくれや」
883 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 19:50:55.45 ID:5LG0ME6o
召喚士「……泥棒…さん」

朝サル「んぁ?あぁ…サルでいいよ」

召喚士「サルさんは…後衛を…」

赤サル「お前もやる気かよっ!」

魔道士「詠唱します…右手に炎…」

赤サル「かぁーっ!こりゃ残った方が生存出来そうだわな」

戦士「なかなか賢いな…」

赤サル「流石に一人でこんあ状態の森は抜けられねぇよ」

盗賊「……」

赤サル「伊達に何年も盗賊やってねぇって」

ワーウルフ「だから気付かれると面倒だって言ったろ」

ルー・ガルー「何度も言わせるな。お前のせいだろ」

召喚士「…戦士!盗賊さんっ…!」

戦士「おうっ!!…行くぞっ!」

盗賊「……あぁっ!」
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 20:14:12.60 ID:RFjS10Eo
おーなんか熱い展開になってきた
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 20:41:28.73 ID:ZeNEpgDO
mobじゃなくて名前有りの敵とかワクワクするな!
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 20:45:29.70 ID:fPhOgYoo
ルーガルー=仏語で狼男
おそらくワーウルフとの区別のためだと思われ
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/12(土) 20:50:04.98 ID:5LG0ME6o
風呂でたー!

>>886
正解です!AとかBでもいいんですけど変えてみました
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 20:51:39.09 ID:ZeNEpgDO
ああ、名前じゃなくてそういう事か…
勘違いしてすまん…死にたい…orz
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/12(土) 21:01:26.46 ID:VDX1hUAO
>>888
名前に置換して頂いて、全然おkですよ!

PCマイナス異音発生中につき、もしもし投下に戻ります
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/12(土) 21:06:06.72 ID:NMAecISO
そんな事よりも第6の男「朝サル」がいる!
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/12(土) 21:07:15.96 ID:ZnxQEj.0
ルーガルーがセ・ガールだったら勝てる気がしない
892 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 21:11:55.37 ID:VDX1hUAO
ダンッ!!

二人が左右に分かれて、走り込む。

ワーウルフ「しゃあねぇ…力ずくだ」

ワーウルフは向かってくる盗賊めがけて、鋭い爪を振る。

盗賊は振り下ろされる右腕へ、クナイを飛ばす。

キィンッ!!

盗賊「なっ…!?」

クナイは右手の平へ当たるが、刺さる事なく地面に落ちる。

ブオッ…バシィッ!!

盗賊は左足でワーウルフの右腕を蹴り上げ、

後転し、ワーウルフとの距離をとる。

ワーウルフ「ほぉ…」

盗賊(クナイを…弾いた…!?)

召喚士「…!?」

ワーウルフ「バカなっ?……って顔してるな」

戦士「西の奴らより、強いぞ…っ!?」
893 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 21:23:13.05 ID:VDX1hUAO
ルー・ガルー「西?あー…西国のヴァンパイアかぁ」

ワーウルフ「んっ?伯爵が人間を魔物化してたわな」

魔道士「…っ!」

ルー・ガルー「あのな、あんな未完成の魔物と同じワケないだろ」

ワーウルフ「そうか、それで力量誤ったか…クッハハハ!」

召喚士「オリジナル…なのか…?」

戦士「とにかくやるしかねぇ…!援護頼む!」

赤サル「脱力させちまぇ〜」

盗賊「…?」

赤サル「力入んなきゃ、防御も脆いってもんよ」

召喚士「なるほど…!」

戦士「おらぁっ!!」

ダッ…ガキイィィンッ!!

ルー・ガルー「すげぇ力だが…傷一つ付けられんぜ?」

戦士の雷切を両手で掴み、ルー・ガルーが笑う。
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 21:24:35.85 ID:bng/QQAO
あー

思い出した
本か何かのタイトルがルー・ガルーだった気が
895 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 21:32:29.99 ID:VDX1hUAO
戦士「こっからよっ!」

戦士が柄を両手で強く握り力を込めると、刀身が稲光を発する。

ガカアァァッ!!

ルー・ガルー「うおぉっ!」

バシィッ!!

ルー・ガルーが咄嗟に両手を刀身から話す。

戦士「らぁっ!!」

ザシュッ!!…タンッ!!

ルー・ガルーが斬られた胸を見つめつつ、右手で撫でる。

ルー・ガルー「なかなか…器用なもんだな」

戦士「防御解いても…固てぇな」

召喚士「…行けっ!コカトリス!!」

シュイィン

ワーウルフ「!!…コイツ、召喚士か」

ルー・ガルー「…厄介だな」

ワーウルフ「だから言ったんだ。こんな…」

ルー・ガルー「何度も聞いたって言ったろ。それより…」

召喚士「…?」

ワーウルフ「…だなぁ。やるかぁ」
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/12(土) 21:49:29.43 ID:6ETt/cAO
長髪と金髪…
素直じゃないがいい奴らだった…
897 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 21:52:04.39 ID:VDX1hUAO
ルー・ガルー「今日が満月じゃなくて…良かったなぁ」

盗賊「…!?」

召喚士「っ…!コカ…」

ワーウルフ「グルオオォォォッ!!」

二匹は空を向き、とてつもない声で雄叫びを上げる。

その瞬間、二匹の体が倍近く膨張し、赤い目を光らせた。

赤サル「やべぇっ!強化しやがった!!」

召喚士「強化!?」

赤サル「ああ!理性がぶっ飛んでる!殺されるぞ!?」

戦士「本調子なら…さっきの一撃で…。くそっ!」

戦士はアバラを撫でながら呟く。

盗賊「来るぞっ!!」

ダンッ!!

魔道士「は、早いっ!!」

召喚士「コカトリスっ!!」

コカトリス「あぁっ!!」
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 22:08:26.00 ID:OEIMGkAO
何故か満月剣思い出した
899 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 22:09:13.67 ID:VDX1hUAO
コカトリスは飛び掛かる二匹の前に立ちはだかり、毒尾を伸ばす。

ワーウルフが右に体を捻り、毒尾をかわす。

そのまま尾を掴み、コカトリスを振り回し、空に投げ飛ばす。

ブンッ!!…バサァッ!!

コカトリス「!?…ほぉ…」

上空で羽を広げ、体制を立て直したコカトリスは、

そのまま真下の二匹めがけて石化の息を放つ。

ゴオォォッ!!

二匹は石化の息を左右にかわし、そのまま正面へ駆ける。

ルー・ガルー「グルオアァァッ!!」

戦士「うおらぁっ!」

ガキイィィン!!

ルー・ガルーの爪と雷切が激しくぶつかり合い、雷切が宙を舞う。

召喚士「戦士っ!」

タタッ…ブンッ!!

召喚士が斧を手に取り、戦士に投げ渡す。
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 22:10:15.60 ID:MgNX0s2o
斧ってどれぐらいのサイズなんだろう
片手斧?でかいやつ?
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 22:18:34.37 ID:A1Z7X.wo
同一IDが間違ってこっちにペニストーリーを貼りませんように!
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 22:19:14.29 ID:Gkak056o
せんしはくびをはねられた!
903 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 22:26:23.82 ID:VDX1hUAO
パシィッ!!

戦士「力も速さも…向こうが上か…っ!」

ルー・ガルー「グルウゥゥゥ!!」

赤サル「…カワイコちゃん」

魔道士「…?」

赤サル「敵を中央にまとめられるかい?」

召喚士「…どうします?」

赤サル「五感を断とう」

召喚士「!?」

赤サル「全部は無理だけど…目と鼻と耳」

魔道士「……やります!」

赤サル「んふふふ〜っ!カワイイじゃないのっ!」

召喚士「サルさんっ!…指示を!」

赤サル「ま〜かしときっ!んじゃ…いっくぜぇ!」

魔道士「いきますっ!……やあぁっ!!」

ドドンッ!!ゴオォォッガカアァッ!!
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/12(土) 22:31:08.32 ID:aHumpcDO
サルいいね
905 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 22:34:52.72 ID:VDX1hUAO
魔道士の両手から放たれた炎に包まれた雷が、上空より降り注ぐ。

戦士「合体魔法!!」

落雷と同時に炎を発し、二匹を囲むように燃え盛る。

二匹は炎を避けるように飛び、炎の輪の外へ飛ぶ。

赤サル「あんちゃん!押し込めっ!」

戦士「!?…おうっ!」

戦士は向かって飛んでくるルー・ガルーの正面へ回り、

両手で力任せに大斧を振り回す。

ルー・ガルーは大斧を弾き飛ばそうとするが、

上空よりコカトリスの尾が伸び、それを制する。

戦士「っりゃあぁっ!」

ブオンッ!!…ガスウゥッ!!

ルー・ガルーは吹き飛ばされ、炎の輪に再び落ちる。
906 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 22:42:46.36 ID:VDX1hUAO
同時に盗賊も飛び上がり、ワーウルフめがけ、二本のクナイを投げ付ける。

キィン!!

クナイはいとも簡単に弾かれるが、間合いに入った盗賊が、

蜘蛛切の柄でワーウルフのみぞおちを突く。

ドズッ…

ワーウルフ「…グウゥッ!!」

着地と同時に、盗賊は再び飛び上がり、両足でワーウルフを蹴り飛ばす。

バキィッ!!……ドサッ

赤サルは筒を炎の中に投げ込む。

すぐさま筒からは白煙が立ち上り、あたりは煙幕に包まれる。

赤サル「忍者のねーちゃんっ!狙えよっ…?」

赤サルは手に持つ玉を上空へ放り投げる。
907 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 22:50:17.76 ID:VDX1hUAO
盗賊「絶対に…外せないっ!」

盗賊がクナイを手に取り、落下する玉を狙い定める。

盗賊「…………はぁっ!」

シュバッ……カスッ!!

白煙に包まれる直前に、クナイは玉を貫いた。

ビシャアァッ!!

赤サル「強烈な毒液だ!顔に布を当てろっ!」

召喚士「くっ…!」

赤サル「撃てっ!」

魔道士「はいっ!!」

ドドンッ!!…ガカアァァァッ!!

巨大な雷が白煙の中に落ち、轟音が響き渡る。

召喚士「五感は断った!」

赤サル「行けぇ〜!全部ブチ込めぇっ!!」
908 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 22:59:08.83 ID:VDX1hUAO
盗賊「てやぁっ!!」

魔道士「やあぁっ!!」

召喚士「行けえぇっ!!」

盗賊の放つクナイと同時に、魔道士の氷の矢が白煙の中めがけて消えていく。

直後に、上空よりコカトリスの冷たい息が降り注ぐ。

召喚士「とどめだぁっ!」

赤サル「ブチかませっ!」

召喚士「行けっ!スフィンクス!!」

シュイィン

上空に現れたスフィンクスが、地面の白煙に向け、降下する。

スフィンクスはそのまま両手を伸ばし、地面めがけて踏み潰し、着地した。

ズズウゥゥゥン…

風圧により、煙幕と炎が掻き消され、あたりが晴れる。

二匹の姿は跡形もなく、静寂のみが残った…。
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 23:07:27.24 ID:yoywweAP
スフィンクス万能過ぎて濡れた
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 23:08:06.19 ID:MgNX0s2o
こういうときって跡形のこっててほしいよなぁ・・・
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 23:17:22.26 ID:LszRN0.o
>>910
フラg・・・ゲフンゲフン何でも無い
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 23:19:27.81 ID:MgNX0s2o
いわれんでもわかっとるわwwww
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 23:21:19.02 ID:8R/RKoQo
やったかっ!?
914 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 23:29:27.52 ID:VDX1hUAO
テクテクテク…

召喚士「……」

召喚士は地面に散らばった石を手に取り、見つめる。

赤サル「やったやったぁ〜!おーみごとっ!!」

魔道士「はぁーっ…疲れましたぁ…」

戦士「…くっ」

召喚士「戦士…大丈夫か…?」

戦士「あぁ、すまん。ちょっとテーピングが緩んだだけだ…」

赤サル「ナイス連携!やるなぁっ!!」

召喚士「サルさんのアイデアのお陰ですよ」

魔道士「ありがとうございます!」

赤サル「んふふふっ!いやいや、それほどでもぉ…」

盗賊「…おい」

盗賊がクナイを拾い上げながら、口を開く。

召喚士「…?」

盗賊「…商人は…大丈夫かな」

戦士「…確かに!」

召喚士「おそらく大丈夫だと思いますけど…」

赤サル「一応行ってやっかね」
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 23:42:18.87 ID:wzA6D2AO
あれ…?やってた…?
てか赤サル、もしかして召喚士以上の策士?
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/12(土) 23:47:31.86 ID:8eqAZ2Eo
「やったか・・・!?」←やってない
917 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/12(土) 23:49:45.80 ID:VDX1hUAO
〜最前列〜

タッタッタ…

召喚士「男さんっ!?」

男「はぁっ…はぁ…。お前らか…」

グラァ……ガシッ

召喚士「無理しないで下さい!」

男「魔物…何だろ?」

魔道士「はいっ!でも、もう…」

戦士「…アンタのお仲間二人が退治してくれたぜ」

男「それで、アイツらは…?」

召喚士「…相打ち…でした」

男「……そうか」

旦那「それでっ?もう大丈夫なんだろうな!?」

召喚士「ええ…。ただ、馬が数頭やられて…」

旦那「なんだと!?何をやっとるかっ!」

盗賊「……」

旦那「これでは身動きが取れぬではないかっ!!」

戦士「…ちっ!」
918 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/13(日) 00:25:15.85 ID:MZD9Gzko
男「馬のやられた馬車を捨てるか、残るか…」

召喚士「…」

男「旦那、どうしますか…?」

旦那「捨てるわけがないだろう!当然残るぞ!」

男「…だ、そうだ」

盗賊「……」

男「朝になったら誰か馬を連れてきてくれ」

魔道士「連れてくるって…どうやって…!?」

男「んなモン本国に戻るか、先の町に行くしかねぇだろ」

戦士「けっ…!」

旦那「とっ、とにかく…護衛はしっかり頼んだぞ!」

スタスタ…バサッ

赤サル「なーんだよ、カンジ悪りぃの!」

戦士「おい……召喚士」

召喚士「……」
919 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/13(日) 00:31:56.97 ID:MZD9Gzko
〜朝〜

戦士「おはようさん…」

召喚士「あ、おはよう」

戦士「お前…寝てないのか…?」

召喚士「いや、少し仮眠は取ったよ。大丈夫…」

戦士「あんま無茶するなよ?」

召喚士「ありがとう。戦士こそまだ怪我が…」

パカラッパカラッ…

戦士「…な、何だ…?」

召喚士「……馬…?」

パッカパッカパッカ…ザザァ

騎士団長「大商人殿はどちらに…?」

召喚士「よ、呼んできます!」

タッタッタ…

盗賊「……誰だ?」

戦士「国軍だな…」
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 00:33:31.08 ID:3QEPNs2o
旦那死ぬだろこれ
921 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/13(日) 00:36:17.91 ID:MZD9Gzko


旦那「おぉ!騎士団長様っ!」

騎士団長「大商人殿、お怪我は?」

旦那「この通り無事です。しかし…どうされました?」

騎士団長「昨日、大規模な強盗団出現の知らせが入ってな」

旦那「わざわざ国軍が…お手数をかけますなぁ…」

騎士団長「民を守るのが我らの務め。お気になさるな」

旦那「それに比べ、わが護衛団と来たら…」

男「……」

後方より多数の兵士が一同の下へ到着する。

騎士団長「では、我が隊はこれより強盗団の討伐にあたる」

騎士団「ははっ!」

騎士団長「お前は大商人殿を次の町まで護衛せよ」

小隊長「ははっ!」

騎士団長「その後は、北関へそのまま援軍へ当たれ」

小隊長「かしこまりました!」
922 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/13(日) 00:40:53.55 ID:MZD9Gzko
旦那「小隊長…?若いな」

小隊長「はっ!20歳であります!」

旦那「だ、大丈夫かね…?」

騎士団長「おや…?大商人殿は我ら国軍が信用できないと…?」

旦那「い、いえっ!そういうわけでは…は、ははっ…」

騎士団長「それにこの者、若干20歳にして小隊長になった…」

小隊長「……」

騎士団長「ナメて貰っては困りますな」

旦那「こっ、これは失礼を…!!」

小隊長「いえっ、お気になさらず…」

騎士団長「では、頼んだぞ」

小隊長「ははっ!」

パカッパカッ…パカラッパカラッ…

旦那「で、では宜しく頼みます。小隊長殿」

小隊長「はっ!無事、送り届けさせて頂きます!」
923 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/13(日) 00:56:42.43 ID:MZD9Gzko
小隊長は大商人へ敬礼し、馬へ戻る。

小隊長「…っ!!」

旦那「……?」

小隊長「ふ…くくっ…はははっ!」

男「…!?」

小隊長「まさか…こんな…っ!!」

タッタッタ…

戦士「…ん?」

小隊長「お久し振りです…皆さんっ!!」

小隊長は兜を取り、パーティーへ笑顔を見せる。

盗賊「…!!」

召喚士「…青年兵くんっ!!」

青年兵「ご無沙汰してます!召喚士さん!!」

魔道士「わぁーっ!久しぶりですねぇ!」

青年兵「皆さんもお変わりなく…!何よりですっ!」

戦士「お前こそどうしたんだよっ!!」
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 01:04:46.52 ID:TRUr6ywo
すばらしい
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 01:06:19.87 ID:W.MEMASO
こーゆーのいいよな
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 01:07:58.72 ID:iQHKTIAO
旦那涙目だなwwwwww
927 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/13(日) 01:20:38.92 ID:MZD9Gzko


戦士「なるほどなー!」

召喚士「今では小隊長殿かぁ…」

青年兵「やめて下さいよっ、今まで通りで結構です」

青年兵の馬とパーティーの馬車を戦闘に、一同が出発する。

戦士「あー…あのな…」

赤サル「全部聞こえてるっつ〜の…てかさぁ…」

盗賊「……」

赤サル「もう逃げないから縄解いてよ。仲間じゃんかぁ〜」

召喚士「ダメだ…貴方はきっと逃げる」

赤サル「うわぁ…信用ないのね、俺って…」

戦士「当たり前だっ!」



魔道士「でも…召喚隊ではなくなったんですか?」

青年兵「いえっ、召喚小隊の隊長です」

召喚士「なるほど…」
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 01:21:52.37 ID:N0kaEoSO
良いフラグ回収だ
929 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/13(日) 01:25:09.94 ID:MZD9Gzko
青年兵「護衛の任務が終わり次第、そのまま関へ向かいます」

盗賊「……」

青年兵「皆さんも…当然、行かれるつもりなんですよね?」

召喚士「えっ!?…あ、いや…まぁ…」

魔道士「エ…エヘヘヘッ…!」

青年兵「…?」

戦士「それで、戦況はどうなんだい?」

青年兵「正直…本国に詳細までは伝わっておりません…」

召喚士「……」

青年兵「しかし次の魔王軍はおそらく本隊…」

盗賊「……」

青年兵「国軍も苦戦を強いられるでしょう…」

召喚士「そうか……」

青年兵「皆さんの力…、期待してますよっ!」

召喚士「そ、そうだねっ!は、ははっ……」
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 01:27:56.59 ID:iQHKTIAO
明日も仕事なのにwwktkしてて寝られねえww
931 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/13(日) 01:29:28.09 ID:MZD9Gzko
戦士「あ、ところでアンタに聞きたかったんだが…」

赤サル「んー?」

赤サルは馬車の中でふてくされ、寝転んでいる。

戦士「あの強盗団…アンタの仲間じゃねーよな?」

赤サル「もっちろんよ。あんな盗っ人風情と一緒にすんなっつの!」

戦士「……女剣士」

赤サル「…ピクッ」

戦士「やっぱりな。アイツはアンタの仲間だな?」

赤サル「…まぁ…な」

召喚士「サルさん達も強盗団なのか…?」

赤サル「盗賊団と言え」

魔道士「一緒じゃないですかぁ…」

赤サル「全っ然違う!俺達ゃ義賊だ!」

赤サルは飛び起き、目を光らせ語る。

盗賊「…義賊」
932 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/13(日) 01:36:21.43 ID:MZD9Gzko
赤サル「そっ!だから無駄な盗みは働かねぇ!」

召喚士「じゃあ何で俺達の荷物を…?」

赤サル「うっ!……えっとだな…」

戦士「何隠してやがる!おらっ、吐け!吐きやがれっ!」

赤サル「ちょっと!ワキは…やっ、やめろ!うはははっ!」



赤サル「俺達ゃな、クライアントから探し物を頼まれてる」

魔道士「探し物ですか…?」

赤サル「あぁ…。とある本なんだがな…」

召喚士「本…ですか」

赤サル「そいつがちょっと厄介で、召喚関連の本なんだわ」

戦士「……なるほどな」

召喚士「だから俺が召喚士だと知って…っ!」

赤サル「そーいう事。数打ちゃ当たる…ってね!」

召喚士「………はぁーっ」

目を輝かせ語る赤サルに、召喚士は溜息を付いた。
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 01:40:49.12 ID:qCxIFoAO
ミスターX「サルくん」
934 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/13(日) 01:45:00.03 ID:MZD9Gzko
赤サル「さっ、ここまで語ったんだ。いい加減に縄を…」

召喚士「いつになったら荷物を返してくれるんですか?」

魔道士「そうですよーっ!困ります!!」

赤サル「わーった、わーったよ!安心しな!」

盗賊「…?」

赤サル「アジトへ…連れてってやるよ」

戦士「アジト…?どこなんだよ?」

赤サル「次の町から目と鼻の先だ。これホント!」

召喚士「分かりました…」

召喚士は赤サルの縄を解き始める。

召喚士「…というわけだから、青年兵くん」

青年兵「分かりました。逃げれば手配書を作成します!」

召喚士「逃げれば国賊。こちらの小隊長殿がしっかりと顔を覚えてくれた」

赤サル「あ〜あ…これで俺も有名人かぁ…とほほ…」

青年兵「一緒にいる間は、皆さんの仲間って事ですね!」

赤サル「ヨロシクね…リーダー…」

召喚士「あはははっ!こちらこそ!」
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 01:47:05.08 ID:RjxUjIk0
今回の仲間は赤サルか
毎回仲間も敵もいいキャラしてるなww
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 01:48:32.93 ID:fnDH1iUo
お、ついにリーダーに…?
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/13(日) 01:50:25.44 ID:MZD9Gzko
すいません…今回はここまでにさせて頂きます!ノシ
多数のご支援、ありがとうございます!大感謝!!

>>925
IDいいですね。名前みたいだw



魔道士「私たち、最近出番少なくないですか?」

盗賊「…そ、そうかっ?」

魔道士「盗賊さんのおっぱいは出たんですけどねぇ…」

盗賊「たたっ、たわけっ!」

魔道士「また出したら増えるかもですよ?ふふふっ!」

盗賊「や、やだっ!絶対無理っ!!///」

タッタッタッタッタ…

魔道士「また逃げちゃった…では、おやすみなさい!エヘヘッ!」

ノシ

タッタッタ…
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 01:50:50.81 ID:t.BCZADO
口調が男っぽくもあり、女っぽくもあるから
赤サルの性別がわからんようになってきた…orz
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 01:51:10.77 ID:YQyftw.o
赤サルがパーティーのおしりにくっついた!
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 01:59:35.00 ID:kJPAeEDO
>>1
魔道士ちゃんといちゃいちゃする夢見てくるわ
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 03:37:13.03 ID:Sahfc6AO
>>940
そげぶ
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 04:29:31.75 ID:.srKG2AO
>>1

いよいよサルの声がルパンで脳内再生されるようになった
魔導師ちゃ〜ぁぁん
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 06:39:13.66 ID:X0GwZaQ0
なるほど!
盗賊姫ちゃんはノーブラだったのか!
だから乳がボロンゴしたってことか!
今気づいた!
動画で脳内再生しますた…ふぅ…
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 08:58:39.88 ID:hCMUAkDO
盗賊は元々さらしじゃないっけ?
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 09:00:44.90 ID:Ia5.kdYo
普段はノーブラだが
戦闘に行く時はさらしをまいてる
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 09:35:23.68 ID:74IqvcSO
ついに追いついてしまった

>>1さんの更新の安定感は凄い

頑張ってください
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 09:36:44.55 ID:74IqvcSO
ついに追いついてしまった

>>1さんの更新の安定感は凄い

頑張ってください


何かロードス島戦記にふいんきが似てるんだよなぁ
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 11:42:50.67 ID:fIJHc.AO
大事な事なので(ry
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 12:44:26.28 ID:lO7NjwDO
魔道士が何回も合体魔法してたら……


魔道士「えいっ!」

魔道士「ファイヤー!」

魔道士「アイスストーム!」

魔道士「ダイアキュート!」

魔道士「ブレインダムド!」

魔道士「ジュゲム!」

魔道士「ばよえ〜ん!」


……アイスストームって合体魔法でありそうだよな
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 12:48:00.88 ID:PR2lucDO
うわーっ!うわーっ!うわry
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 12:55:06.46 ID:lvixj5k0
>>1
更新頻度ぱねえっす。
毎日の昼休みの楽しみ。

>>949
アイスストームはD&Dにあるよ。
とマジレスしてみる。
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 13:02:10.79 ID:iQHKTIAO
>>1乙毎日みてるぜ

つか夜中のもみてたから睡眠が足らなくてハイになってるぜヒャッホウ
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 13:05:17.50 ID:CS30DO2o
魔導物語だとそれぞれにちゃんと効果があるんだよな・・・。
ダイヤキュートは重ねがけ可能な増幅魔法とWikipedia書いてた。
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/13(日) 13:31:10.27 ID:et0qBMAO
おはようございます!ノシ
一応毎日更新の予定ですけど、無理せずまとめ読みで良いですからね!
ありがとうです!↓続き
955 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/13(日) 13:42:31.96 ID:MZD9Gzko
〜夜〜

召喚士「結構…進んだなぁ…」

青年兵「休みなく進みましたからね」

戦士「馬は持つのか…?」

青年兵「馬専用の馬車がありますから」

戦士「なるほどな。馬も休めるってわけだ…」

召喚士「さすが国軍だなぁ…」

青年兵「迅速な動きが要求されますからね」

盗賊「……」

青年兵「さぁ、食事を取りましょう」

魔道士「あ、あの…私たち食事が…」

青年兵「もちろん皆さんの分もご用意してますよ!」

魔道士「ほんとですかぁ!?」

戦士「久々にガッツリ食えるぜっ!!」

赤サル「うっひょ〜!待ってましたぁ!」
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 13:59:10.30 ID:7DftdcAO
うっひょ〜!待ってましたぁ!
957 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/13(日) 13:59:26.36 ID:MZD9Gzko
馬車群は平原の一画に足を休め、

夕食が支給されると、各々が腰掛け食事を始める。

ザッザッザ

召喚士「サルさん…」

赤サル「ん〜?」

召喚士「召喚術の本て…」

赤サル「な〜んも言えねぇぞ…」

召喚士「……」

赤サル「俺達ゃプロだ。盗んでも売りはしねぇ」

召喚士「…」

赤サル「それが情報でも仲間でも…お宝でもな」

召喚士「……はい」

赤サル「…な〜んてなっ!悪りぃな、リーダー!」

召喚士「いえ、こちらこそ…」

赤サル「明日にゃ町に着く。荷物はちゃ〜んと返すよ!んふふ〜!」
958 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/13(日) 14:04:25.93 ID:MZD9Gzko
戦士「小隊ってのはどんくらいの規模なんだ?」

青年兵「今回は大規模なので50人からの編成です」

魔道士「若いのに凄いですねーっ!!」

青年兵「海峡での功績と…その後も幾つか、転戦を重ねて…」

戦士「立派じゃねぇか…!頑張ってるな!」

青年兵「ありがとうございますっ」

戦士「でも…若い上官てのは…」

青年兵「はい…。中には快く思わない方も…」

戦士「……だよな」

青年兵「なかなか難しいものですね、はははっ…」

魔道士「青年兵さんなら大丈夫ですよ!」

戦士「おう!実力で認めさせてやれっ!」

青年兵「そう…ですね…。ありがとうございます!」

魔道士「頑張りましょうねっ!エヘヘッ!」

戦士「だな。俺達も負けてらんねぇな…!」
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 14:09:04.28 ID:lKsP/ASO
嫁が毎日かいがいしく更新してるのに、旦那がまとめ読みなんか出来るわけないだろ(キリッ
960 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/13(日) 14:24:44.09 ID:MZD9Gzko
〜次の日〜

召喚士「……おはようございます」

戦士「おう、おはようっ!」

魔道士「もうすぐ着きますよ〜!」

魔道士が馬車の幌を開けると、目の前には晴天が広がる。

揺れる馬車の先には町並の屋根がのぞき始める。

パカラッパカラッ…

青年兵「ここを下ればもう町ですよ!」

盗賊「…綺麗だな」

赤サル「いい所だぜぇ〜?なんならデートすっかい?」

盗賊「し、しないっ!」

赤サル「あららぁ〜、つーめたい事…」

青年兵「では、僕は先に町へ入ります!」

召喚士「うん、また後で…!」

青年兵は手綱を引き、馬を飛ばし、先頭へと駆けて行く。
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 14:36:29.17 ID:cn2waNk0
青年兵は階級あがってるんだから「青年隊長」か「少年兵」に改名するべきでは?
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 14:44:38.35 ID:NhP/2PAP
>>961
それは盗賊を忍者にしろって言ってるようなもんだぜ・・・
963 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/13(日) 14:54:54.78 ID:MZD9Gzko
〜北関近くの町〜

魔道士「よい…っしょ」

召喚士が馬車から降りる魔道士に手を差し伸べる。

魔道士「ありがとうございますっ!」

召喚士「いえいえ…。さて、と…」

テクテクテク…

男「…おう」

召喚士「具合は…?」

男「なんとかなんとか動けるようには…なった」

召喚士「そう…ですか」

男「旦那ぁ!!」

旦那「ん…?」

男「コイツらに報酬を」

旦那「……あぁ」

テクテクテク
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 15:08:51.99 ID:RjxUjIk0
それにしてもこのスレもあと50もないのか
本当に早いなwwww
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 15:09:54.92 ID:jEnhPK6o
すばらしい作品だからな
966 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/13(日) 15:11:39.92 ID:MZD9Gzko
旦那「全く…大した事もしとらんのに払うなんぞ…」

大商人は独り言を呟きながら、荷物を漁る。

旦那「ほれっ」

召喚士「ありがとうございます…」

旦那「では、忙しいので失礼する」

スタスタスタ…

男「そんじゃあな」

召喚士「あ、あのっ…」

男「あ?」

召喚士「金髪さんと…長髪さん…」

男「…が、どうした?」

召喚士「いいんですか?その…墓とか…」

男「バカかテメーは。俺たちはパーティーでも何でもねぇ」

召喚士「……」

男「仲良しごっこしてるワケじゃねぇんだよ。ビジネスだ」

召喚士「…はい」

男「それに…覚悟の上だ。…んじゃあな」

男は振り向き、大商人の下へ歩き去って行った…。
967 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/13(日) 15:19:20.42 ID:MZD9Gzko
テクテクテク…

戦士「お、貰ってきたか!」

召喚士「うん」

召喚士は報酬の入った布の袋を戦士に手渡す。

召喚士「さて…次は…」

赤サル「はいはい…んじゃあ行きましょうかねぇ〜」

召喚士「本当はお金だってサルさんが…」

赤サル「弁償したいんだけどよぉ〜、無一文なんだって!」

戦士「なんで無一文なんだよ!ありえねぇだろ…」

赤サル「盗賊は盗んでナンボ、現地調達よ。んふふふふ〜っ!」

魔道士「義賊じゃないんですかぁ〜?」

赤サル「モッチロン!ああいう悪〜い商人さんから頂戴するんだよ〜」

そう言うと、赤サルは大商人を指差し、懐から金塊を取り出す。

盗賊「…そ、それっ!?」

赤サル「内緒ね、ナ・イ・シ・ョ!んっふふふふ〜!!」
968 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/13(日) 15:26:24.87 ID:MZD9Gzko
召喚士「ちょ、ちょっとっ!」

赤サル「これで弁償してやろっかぁ?」

召喚士「要りません!」

赤サル「だろぉ?だから、払えないの…!んふふっ!」

戦士「青年兵にチクってやろうか…」

魔道士「あ…噂をすると…」

一同の正面から、青年兵が歩いてくる。

赤サルは金塊を慌てて懐に隠し、口笛を吹く。

青年兵「召喚士さん、僕達はこのまま関へ向かいますが…」

召喚士「俺達はちょっと寄り道してから、合流するよ」

青年兵「分かりました。北関にてお待ちしております!」

青年兵は敬礼し、その場を後にした…。

召喚士「ごめん…。いつの間にか北関に行く流れに…」

戦士「どの道行く気だったんだろ…?」

召喚士「…うん」

魔道士「みんなそうですよ…!」

盗賊「…あぁ」

戦士「さ…、まずは荷物を回収しに行ってからだ…!」

召喚士「うん」
969 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]:2009/12/13(日) 15:35:58.94 ID:MZD9Gzko
〜山道〜

赤サル「この道まっすぐ行けば…すーぐ着くぜぇ〜」

戦士「盗賊団のくせに町の目の前じゃねぇか…」

赤サル「そう思うだろ?そこが狙いよ!」

召喚士「なるほど…灯台もと暗し…か」

赤サル「まさか町の目の前に住んでるとは思わないでしょ!んふふっ!」

魔道士「でも、私たちに教えちゃっていいんですか?」

赤サル「んー、まぁ…」

盗賊「…?」

赤サル「お前らだから教えちゃうってのもあるし〜」

戦士「……ふーん」

赤サル「まぁ…後は行きゃ分かるよ!んっふふふ〜!」

召喚士「……はぁ」

赤サル「あともうちょっとだ。ちゃっちゃと行くぜぇ〜」

五人は足早に、山道を登って行った…。
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/13(日) 15:39:48.19 ID:MZD9Gzko
おわっ、もう970でござったか…次スレ立て行って来ます!
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/13(日) 15:48:44.15 ID:MZD9Gzko
次スレでござる!!
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1260686779/

次回は次スレからの方がいいのかなぁ…?
ちょっと夕飯の買い物へ行って来ます!ノシ
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 15:51:08.69 ID:XpZG3Gco
いってらっしゃーい

うめしお?
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 15:55:29.94 ID:CS30DO2o
>>1乙!して、いってらっさやい。
後27レス程だからねぇ。痔スレのほうがいいカモネギ。
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 16:07:35.63 ID:lKsP/ASO
>>1乙〜いてら〜

続きが気になるww
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 16:08:05.65 ID:Epni/BM0
>>1乙!
おれも今のうち夕飯作る!
ハンバーグだよ!ハンバーグっ!
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 16:21:57.19 ID:lKsP/ASO
>>975 うちと被ってるwwちなみにうちはチーズ入りハンバーグだww

>>1の晩飯が気になる
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 16:45:39.21 ID:lr4I7YDO
埋め
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 16:58:11.64 ID:ma.cooDO
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 17:04:16.56 ID:dV9s.LUo
盗賊は俺の埋め
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 17:27:52.72 ID:KX04JiM0
次スレにてまつ埋め
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 17:30:25.32 ID:F0MnXfMo
あと20はつらいな生め
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 17:32:18.51 ID:hZR6H5go
侍女ちゃんよ、俺の子を産め
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 17:32:33.43 ID:XkswUAAO
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 17:33:36.96 ID:lr4I7YDO
うめ
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 17:38:05.36 ID:sUqQ9X2o
サモナー「マーメイドは僕の埋め」
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2009/12/13(日) 17:39:23.30 ID:MZD9Gzko
今日は豚汁です。ハンバーグ食べたくなってきたw
埋めなくても雑談とかに使って頂ければおkですよーノシ
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 17:47:59.38 ID:XpZG3Gco
今日はブラジリアン柔術です。
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 17:49:27.16 ID:sUqQ9X2o
じゃあ魔道士の戦闘について

派手さが他キャラに負けぎみ
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 17:51:20.58 ID:lKsP/ASO
露出も少し少ない気がする
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 17:54:55.31 ID:dV9s.LUo
身体に魔翌力を纏って能力があがるとかかっこいいだろ
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 17:58:01.01 ID:hZR6H5go
身体能力強化で岩をも砕くパンチを放つ魔道士ちゃんとな
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 18:00:09.93 ID:sUqQ9X2o
戦士涙目><
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 18:03:23.98 ID:pIG.1DUo
戦士は雷切あるから・・・
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 18:06:50.56 ID:YKdrkDso
そろそろ新武器フラグだろjk
魔道士ちゃんには僕のエクスカリバーがあるから安心お( ^ω^)
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 18:09:27.00 ID:S5ghIQSO
たしかに魔翌力増強の杖ないしアクセサリーがそろそろほしいですな
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 18:11:11.12 ID:hZR6H5go
そこでユニコーンさんの角ですよ
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 18:19:58.54 ID:vJJLa.DO
ギルガメッシュはチートです
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 18:20:49.18 ID:XpZG3Gco
ウィップ…
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/12/13(日) 18:21:52.06 ID:CS30DO2o
召喚士強化フラグは東方編の最後と今の話で立ってるね。
まどうしチャンはどうだろうか・・・。
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/12/13(日) 18:22:19.50 ID:LtIuN2DO
もう1000か
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
  | |  (・)。(・);    このスレッドは1000を超えました。|
  | |@_,.--、_,>    このレスを見たら10秒以内に次スレを建てないと死にます。
  ヽヽ___ノ    次スレを10秒以内に建てても死にます。

パー速@VIPService
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1000超えたのでHTML化の依頼をするでござるの巻
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1195554932/

1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
瞑想〜そして迷走へ〜 @ 2009/12/13(日) 18:18:46.06 ID:4Mp4heco
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民主党による「天皇の政治利用」に関するまとめwikiを作るためのスレ @ 2009/12/13(日) 17:02:21.68 ID:kiEgeh60
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1260691341/

たのしぃ〜♪ たのしぃ〜♪ お・絵・か・き☆ @ 2009/12/13(日) 16:12:14.50
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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その7 @ 2009/12/13(日) 15:46:19.21 ID:MZD9Gzko
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好きな子に二回の告白と @ 2009/12/13(日) 15:25:57.51 ID:ZybftEAO
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