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【永く】能力者スレ【短い夜】 -
パー速VIP 過去ログ倉庫
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1 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/18(土) 21:10:34.60 ID:hREI2dE0
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。
無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。
【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【
http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/
】 携帯【
http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/
】
【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
* 完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。
* 弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
* 戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
* 基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
* 書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
* 描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
* 他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
* 「コテハン」は禁止の方向で!
* 基本的に次スレは
>>950
が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、 950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
* スレチなネタは程々に。
* スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
* 基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
* 国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
* 他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
* 時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
* 特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
* あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。
* 全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
勝手に世界を氷河期などにはしないように。
* 能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
* エロ描写について
確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
なので、全面的な禁止はしていません。
ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します。
やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。
前スレ【
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1291990718/
】
wiki 【
http://www31.atwiki.jp/nouryoku/
】
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
Twitter
]: ID:???
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】
ごめんなさい、このパー速VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。
【怪獣8号】ミナ「日比野カフカ今日は奢りだ!好きなだけ食え!」 @ 2025/08/02(土) 00:14:58.07 ID:l6LpFqfaO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1754061298/
すいか 67.1 立ててみるテスト @ 2025/08/01(金) 14:24:40.59 ID:GCnrlbTY0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1754025880/
もう8月ですね... @ 2025/08/01(金) 06:51:37.98 ID:tUwLog300
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1753998697/
【デレマス】橘ありす「花にかける呪い」 @ 2025/07/31(木) 00:03:20.38 ID:DoK8Vme/0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753887799/
【学マス】広「笑って」 @ 2025/07/30(水) 20:41:14.60 ID:VXbP41xf0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753875674/
パンサラッサ「安価とコンマで伝説の超海洋を目指すぞぉ!!」 @ 2025/07/29(火) 21:13:39.04 ID:guetNOR20
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753791218/
落花生アンチスレ @ 2025/07/29(火) 09:14:59.83 ID:pn6APdZEO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1753748099/
ライナー「何で俺だけ・・・」 @ 2025/07/28(月) 23:19:56.58 ID:euCXqZsgO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753712396/
2 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 21:19:39.57 ID:eYe3zcAo
>>1
乙
3 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/18(土) 21:22:09.74 ID:NJQHum2o
>>1
おつッッッッ!
4 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/18(土) 21:24:33.66 ID:JX/wU.DO
>>1
乙
5 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga sage]:2010/12/18(土) 21:34:36.19 ID:q8VcEdwo
>>1
乙
6 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/18(土) 21:51:30.71 ID:xtGQvpoo
>>1
乙!
7 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/18(土) 21:52:35.15 ID:rFHIKY60
>>1
乙がよい
8 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/18(土) 21:53:21.96 ID:Vfdxdy6o
>>1
乙
9 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 21:55:53.63 ID:zHe4dYAO
>>1
乙です。
10 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 21:57:05.67 ID:aAwKsxso
>>1
おつー
11 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 21:57:38.21 ID:7PPYVkQo
>>1
乙だぞっ
12 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/18(土) 22:04:00.72 ID:f.ELUcSO
>>1
乙っすー
13 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 22:08:20.89 ID:YcSQknUo
>>1
おっつ
14 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/18(土) 22:08:53.64 ID:hREI2dEo
前
>>999
続き
>>970
(ぴょん太)
??:貴方が逃げるなら、私は別に何もしないよ
蛙一匹にどうこうしてられる様な状況じゃない
分かるでしょ?これは、世界で日常茶飯事なテロとは訳が違うの
………何もしないなら、別に良いよ。何かするつもりが有るなら、早くお願い
【狼は、軽く顎をしゃくって、己の背中を指す】
【その行動にどう反応するも、蛙の自由。今の行動を続けても良いだろう】
【どちらにせよ狼は、霧の中を、鼻に頼って走りだす事になる】
【広がる霧、この段階になってようやく、兵士も住民も異変に気付く】
【そして、聞こえてくるだろうか?絶望感に塗れた、甲高い悲鳴の数々】
【「見えない!!」「出口は何処!?」「誰か助けてくれ!!」】
【直接攻撃を受けて死傷する危険は減った。だが、霧の中を見通す目が無いならば】
【この地獄から抜け出す事は困難、そう言っても良いかも知れない】
【当然それは、機関員達にも適用されるのだ】
>>975
(エルフェス)
【動く的に対して、拳銃で精確な射撃は難しい。Gが狙ったのは接射】
【拳銃を腹の位置にまで持ち上げると、ダンと大きく踏み込んだ】
【其処へ、カウンターの要領で飛来するナイフ。それは、身をかわそうとしたGの右肩に突き刺さる】
【歯の隙間から声が零れるも、脚は止めずに】
兵士G:おら、囲めぇっ!!ナイフ使いなんざ囲めばそれま―――
―――まて、止めだ止め、下がれッ!!
【後方から狙う兵士Bと、近くにいた別な兵士二名。それに協力を要請し】
【その心臓に拳銃を突き付けようとした瞬間、叫び声と共に踏みとどまる】
【だが、遅い。地面から出現した針は、少年の死角に回ろうとした兵士達を、脚から頭まで貫いた】
【4人の兵士が、その場に倒れ伏す。過たず、致命傷である】
【彼の側面から現れた何者かは、針に怯えて立ちすくんだ兵士の一人を切りつけると】
【少年の背後に、背中合わせになる格好で立ち、刀を構える】
??:お前は………会合で、顔は見たな。これより、助太刀させて貰う
一応伝えるなら特技は剣術、能力は熱操作。使うなら存分に使え
【腰までの長さの濡れ烏の髪を高い位置で結い上げ、それを簡素な髪留めで固定した】
【白の小袖に漆黒の裃、顔の中心に横一文字傷の有る女】
【腰にはそれぞれ長さの違う四本の刀を佩き、背には巨大な剣が有る】
【ナイフ使いの少年の死角を守る形で立つ彼女は、己の力を貸す事を申し出ている】
/まだまだ続きます
15 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/18(土) 22:09:33.80 ID:hREI2dEo
>>14
続き
>>989-990
(シャムロック)
【兵士H、兵士I、何れも徒手空拳。距離が近ければその方が有利と見たのだろうが】
【此処では、その軽装が仇となった】
【正面衝突し頭を抱えながら、後退する兵士二人。それに、蹲っていた兵士Dを合わせて三人】
【前方へ逃げた彼女の、丁度視界の中に収まる形になり】
兵士D:………!?ヤベッ、逃げ――――――グァッ!?
兵士H:ゲッ!?チクショウ、頭と首守れ、死ぬぞッ!!
【その頭上から氷柱が降り注げば、欲に満ちた声もあせりに塗りつぶされる】
【逃げようとした兵士Dの首を、氷の先端が突き刺し、神経を切断した】
【残りの範囲内の兵士達もまた、腕などで防いでいるが、負傷は免れない】
【確実に仕留めたといえるのは、兵士D、兵士H、兵士I。それから、後方にいた兵士のうち一人】
【残りも軽いとはいえない負傷。住民を追う足も止まっている】
【シャムロックの頭上に、風を纏って制止した少女】
【手にした弓から放たれた矢は、やや離れた位置の兵士一人の喉元を打ち抜いている】
??:まだ色々と良く分かっていない事もありますけど……手伝いますよ
えーと、私の下に居る人!顔は見えないけど良い人である事を願います!
私の能力は割と見ての通り、力を貸せと言われたら善処しますよ!!
【黒の紋付羽織、袴に白の足袋、腰を過ぎるほどの黒髪の少女】
【腰には三振りの刀と一本の長剣、手に有るのは金属板で補強された大弓】
【目に付くのは、両目を覆うようにして巻かれた包帯だろうか】
【ひゅうひゅうとその手に持つ弓には、高温低温二種類の風が纏わり付く】
【冷気を武器とする彼女とは、相性は悪くないだろう】
16 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 22:09:57.82 ID:5Uoud2SO
>>1
乙
17 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 22:10:37.86 ID:zHe4dYAO
前
>>993
うーん、もしかしたら隙が生まれるかもしれませんよ。
取り敢えず、泣いてみたらどうですか?
【ちょっとだけ意地悪に、そう告げる少女】
【携えるのは、再び、仄かな明かりを放つ細剣】
【闇夜に浮かび上がる、どこか幻想的な雰囲気を纏ったそれを、もう一度、構えようとした所で】
……ですよねー、そう言われて降りるような人が、こんな場所に来る筈――!!
【肘を引く動作を見て、警戒したが、僅かに遅い】
【振るわれた刃を細剣で阻むが、勢いは完全には消えず】
【滑った刃が、少女の身体に小さな傷を作り出す】
本当に、厄介ですね……!
【ふらり、と視界が揺れるが、まだ、平行感覚は保てそうだ】
【刃を細剣で抑えたまま、白い少女の脇腹を狙い、左脚で蹴りを放つ】
【上手く受け止められたりしたのなら、隙を作り出してしまう事になるのは理解しているが、これしか手が無かったのだ】
18 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/18(土) 22:16:01.08 ID:qYU3l0Ao
前
>>984
>>985
【リーダーが代わって、初めての会合から、もう二週間が経つ】
【サージはそのとき、答えを保留した。――いつか答えるべく、ずっと考えていた】
【――避難すべき人達を護るため、正義に従って戦っているのか、と問われれば】
【迷いながらもNoという】 【正義なんて名乗れない】
【――目の前の二人が憎いか、殺したいか、と問われれば】
【即座にNoと答えよう】 【人を恨めるほど、立派な人間じゃない】
【――報酬が欲しいか、名声が欲しいか、敵の首が欲しいか】
【ありえない。No】 【そんなものより、友達が欲しい】
【――今いる組織が好きだから、存在理由を補完する為に戦っているのか】
【No】 【親愛の情は感じてるけど、殺しあう理由になんて出来ない】
【この土壇場で裏返しても――私のSuitは、不明のまま】
【やる気のない構成員、と思われるだろうか】
【役割のない人間、と思われるだろうか】
【でも、仕方ないことなのだ】
【この瞬間、カノッサ側でなく、こちら側に立っているのは】
【二回の会合で話を聞いて――純に、カンナにも協力したいって思っただけなんだから】
――ふざけながら命を奪おうとする人のは嫌い
そんな調子でカンナ達を邪魔したなら許さない
【滾るココロに熱されて、万変と受容の意味を持つ冷水が、沸騰する】
【彼女の虹彩は今や一色、――――紅茶色=z
【隠すように、漆黒のフルヘルムを追加装備】
【――顔を、つ、と上げて見据えるのは飛来する手裏剣】
【あの回転速度では、騎士甲冑を着ているとて慢心できない】
【弾倉、ということは、予備もあるのだろうか――】
【両手を振り上げてから】
≪明けの赤星≫
【長い柄を持つトゲ鉄球――モーニングスター≠手の内に出現させ】
【迫る手裏剣に対して、重力任せに振り落とす】
【少女ゆえ、ベストタイミングとはいかないが――、インパクトの瞬間、小爆発】
【強引に、豪快に、打ち解く$S積りで攻撃した】
【そして、一瞬動きを止めるモーニングスター、黒塗りだが、彼方此方に紅く輝く亀裂が入っており】
【一抱えほども有る巨大なトゲ鉄球は、時折思い出したように炎を吐いている】
19 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/18(土) 22:16:15.67 ID:cnJh706o
>>1
乙
>>981
>>991
【「邪魔をしない」――シェンの其の言葉は、強制的に据え置く】
【心理戦の可能性も有る。 この場で深く考えるのは得策で無い、と判断し】
【朔夜の言葉を背に受け――彼は只管に、直線的な走行を続ける】
【注意は異形の反応に向けつつ、脳内では回転する思考】
(『宝玉に準ずる物』……詰まりは、能力の変質=H)
(「ギア」……確か、朔夜さんがシェンさんと戦ったって書いてたのは――博物館……。)
(其処で手に入れた、って事か? ……全く“見えない”……――って。)
………無傷=Aか――。
【ぎりっ、と歯噛み――見た目から防御力の高さは予想済み、ではある】
【然し『煤さえ付かない』……此れは些かに予想外】
(――……だけど、微妙に見えた=c…と言うか、『其処』しか無い。)
【彼の双眸はたしかに、異形がギアを守った℃魔認識していた】
【他の場所が無傷となれば、「残った狙い所」は其処しか無い――そう、確信して】
【彼は右手に『紅く輝く槍』を生成――今度は、接近戦を仕掛ける積もりか】
【其れを構え直すと、射程ギリギリ≠ナ停止と同時に腕を伸ばし切り……切っ先を、ギアに突き出す――!!】
【両者の距離は、2mを少し上回るほどだろうか――当然ながら、森島は若干斜め上≠ヨ槍を突き出す形となるだろう】
20 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/18(土) 22:17:39.93 ID:TSZk.MDO
/
>>1
乙
>>998
【少女の問いに、まるで予想でもしていたかのように笑みを深く】
【まだ人の形を残している左手の、親指を立てて自分の顔に向ける】
―――ここ
【ふざけている】
【彼は、まるで自分が少女の探す男だとでも言うように、自分を指した】
【当然、そんな筈は無く、彼は少女の言う“おにーたん”とは同じようで全く違う物】
21 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/18(土) 22:19:00.84 ID:o5IB8bY0
>>987
>>988
>>954
>>972
斬ってやる・・・!躊躇う理由なんか無い・・・!
・・・
【出た名前に思うところが無いわけではない・・・】
【親が親ならばその関係者も或いは・・・有り得ない事では無いと、そう思う】
【だが、確信があるわけではない、相手が此方を動揺させようとしているのか】
【この場で見えない相手に捻り潰されなければ、伏兵がいると匂わせて此方の動きを鈍らせる気か】
・・・そう言った感情を抱くのが馬鹿らしく思えるほど、差を見せ付けてやるといってるんだ・・・!!
【そんな事が出来るかどうかは知らない、ただ、目の前の相手にはとことん、教えてやらねばなるまい──・・・】
【綺麗な放物線を描くように大きく後ろに跳躍する──垂直な位置でレヴナンを見下ろす位置まで上がったところで】
【懐に忍ばせたナイフを投げる、垂直な位置から投げられたとすれば頭か肩を狙っているのだろう】
【特に何の変哲も無いナイフ、だからこそ狙う位置を考えたのかもしれない】
【大きい跳躍で敵の煙のような光線を交わそうと言う試みでもあったのだが】
【その左の脇腹に深くとも軽くとも言えない怪我を負う】
【彼の本分である接近戦、敵の攻撃でまだ大きく動く事出来まい、彼は本分に持ち込むことが出来るのか?】
22 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 22:20:29.49 ID:GAcj0VIo
前
>>994
「くらえ―――――ッ!!」
(…待て!…受けられる!?いや…あの動き!?)
【危機感を感じ取ったTJだが若干遅い】
【一歩踏みそこなった事で惜しくも足掛けを喰らいバランスを崩す、そして受けられる拳】
【流れるような動き、柔術、ジンジャーの脳裏に過去に得た知識が浮かび上がる】
【身体はR93号による投げを見事に食らい払い飛ばされた…だがここで完全にバランスを崩し青天してしまうのは危険だ】
【ゆえに彼は投げられると同時に地面へと自ら倒れにいき、そこから倒立前転をするかのように華麗に前へと回っていく】
【かなり柔軟だ、今の柔術は彼の動揺を確実に誘ったはずなのに】
…柔術、それが君の使用する戦闘スタイルか…!
【とはいえさらなる攻撃には移れない、今の投げでこちらも数秒スキを作ってしまった…!】
23 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/18(土) 22:21:10.04 ID:Vj8bgESO
>>1
乙
前
>>992
自らの手の内を明かす程……ワタシは阿呆では無ッ……!!……ッ!
【言いかけた所で、肩を掴まれそうになっている事に気付いたが……】
【しかし、回避出来なかった。いや……】
…………もう一撃……喰らえば分かるんじゃないカ……!?
【自分の左肩から昇る火柱を横目に……彼は紅暁の、その右手を、自らの右手で掴み……】
【強く、握りしめようとする。その力は彼の細身な身体からは想像出来ない程までに高いが……決して鎧を砕くようなレベルでは無い】
【が】
……《麒咬》!!
【握りしめた場合……次の瞬間だ。先程と同じ……鎧をすり抜ける「何か」……それは生命そのものの力《気孔》】
【しかし先程の「点」の瞬間の気孔では無く……掴んだままの「線」の継続の気孔……その力は、更に凶悪だ】
24 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 22:21:24.14 ID:YcSQknUo
>>987
>>995
>>21
(――私は、他の皆様のように器用な立ち回りも出来ません)
(それに、初対面で息を合わせるということも難しいです。)
(私一人でこの怪物を仕留めることは難しい、……ですので、私のすべき事は――)
【神衣は戦況を大まかに把握しながらも、周囲に集まった共に戦う二人の戦士のことを考える】
【彼女は未だ二人のことを知らず、合わせるには情報が足りない】
【織守ならばその万能性から柔軟に合わせていくことも出来ただろうが、神衣は本人も自覚しているとおりに不器用であった】
【故に――神衣の役割は】
その通り!私は貴宝院流カミオリ術中伝にして外伝「無限童子」の継承者、貴宝院神衣!
この身はいまだ未熟なれど、正義を思う心ならば織守様にも引けを取りません!
らぎでゅーす殿……いえ、逆敵いる・でぃざすたー!
これ以上罪無き民の血を流せさせる訳には参りません!貴方の野望を此処で挫いてみせましょう!
【堂々たる態度の再び名乗りを上げながら、宣戦布告を叩きつける】
【飛行の動きは大げさにして鮮烈。発声と合わせ、少しでもイルの、レギオンの注意を惹きつけようとする】
【……そう、彼女の選んだ役割は囮だ】
【少しでも他の戦士が戦いやすくなるようにと、そう考えながら自分を印象づけるようにして立ち回っていく】
幾ら数は多くとも、此の程度ならば私でも!――せ、やぁっ!
【神衣は、飛翔の勢いをそのままに空中で身体を横に一回転させる】
【其れに応じる形となるのは、背から長く伸びる蠍の尾。先端が丸く膨らみ、鋭い一本の棘を伸ばした其れを】
【迫る計六本の驚異の中で一番早く神衣に近づくものに向けて思い切り叩きつけようとする】
【この行動が成功したならば、其の部位に鈍器で殴ったような強い衝撃を与えるとともに】
【その衝撃の反動を利用して左方外側に向かって自分を弾き飛ばそうとするだろう】
【攻撃と回避を同時に行う行動だ。成功したならば、迫る驚異から一定距離を取りつつ、レギオンの頭上を旋回する軌道で飛翔を続けようとするだろう】
25 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 22:21:43.06 ID:izA3xh6o
>>17
いえ、お断りします――水分がなくなったら、嫌ですし、
【止まるな。止まるな。止まるな、止まるな止まるな止まるな――】
【飽和状態まで溶け込んでいるのに、まだまだ投下される意識】
【 が ち っ 】
…………ぁ、うっ
【それを断ち切ったのは、刃と刃のぶつかる音】
【「止まるな」「いやもう止まっちゃった」「なら仕方ないな」――なんて。呑気な会話が聞こえてきたのは、多分気のせい】
【蹴りは強かに脇腹を打ちつけて、少女の軽い身体は後ろへ大きく飛ぶ――】
26 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 22:29:01.95 ID:Y/q0eK6o
>>14
【音もなく、頭上で形成される数本の水の槍】
【貫通力は弱いが、霧の中での認識は困難 できるとすれば、獣の勘によるものか】
そうか、そいつは助かった 俺は無駄な殺しはしない主義なんだ
【水球に乗ったまま、ふわふわとオオカミの後ろ、自分の正面へと移動していく】
【オオカミの視界から出たあたりで、「ごめん」という言葉と共に水の槍がオオカミに向かって落ちてくることになる】
【住民の悲鳴は確かに聞こえているが、霧が解除されることはない】
【単純な鬼ごっこで、一般人が勝ちを得るのは無理に近いだからゲーム内容を変える】
【いわば籤引き、きっと神さまが守ってくれる 穴だらけで、都合の良すぎる考え】
27 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 22:29:37.64 ID:MkSOvJQo
>>1
乙、です!
>>20
――――やっぱり。
【予想は出来ていた。何時かの話では、両者は一つの身体を宿としている】
【つまり、自身と同じ。自分が居て、他人が居る。同居している】
【問題は、和解し、住み分けが出来ているかどうか】
……おにーたんに何をした? 何故、貴方が此処に居る?
【続いての質問。怒っていると言うのが口調からも伝わるだろう】
【建物の下、相変わらず地獄絵図の広がる其処からは、未だ叫びが絶えず】
28 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 22:30:09.09 ID:zHe4dYAO
>>25
……どれだけ大泣きするつもりなんですか。
【小さな声でツッコミを入れながら自分の頬をぱちん、と叩き、くらくらする頭に無理矢理気合いを叩き込む】
【大丈夫だ、まだ動ける、と】
【そして、細剣を振りかぶり、光刃を――放たない】
【よろよろと、若干不安な足取りで、吹き飛んだ少女の元に向かう】
29 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 22:34:31.11 ID:fDYM70Qo
>>23
・・・哲学者の卵じゃないことを祈るだけだぜ・・・・・・・!!
【そんな言葉を苦し紛れに放った後、左手に掴んでいたカッターナイフを】
【紅麒麟の足元に放ち、そのまま左手で紅麒麟の顔面にアッパーカットを仕掛けようとする】
【しかし先程の攻撃のためか、あまり力が入っていない。ダウンまでは行かないだろう】
・・・・ぐああああああ!!!
【思わず声を上げなければ成らないほどの痛み。痛覚が最大というほどまでに刺激された】
【中の右手が砕け散っているかのような感覚に襲われる】
/すみませんです・・《気孔》についてお教えください!
30 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 22:35:22.11 ID:aAwKsxso
>>14
――――次は……
【黒の針は目的を果たした後霧散、付着した血だけがその場に零れて落ちる】
【しかしこれで終わりではない兵士は未だいるのだから】
【次いで近くの兵士に狙いを定めようとそちらに向くも】
……と、あれ?おお凄い
じゃなくて――――ああ会合の……なにはともあれ助太刀サンキュー
【その兵士は切り伏せられ、そして背中側に気配――――それは援軍】
【この状況での助太刀程助かる物は無かった、少しの安堵に「ふう」と息を漏らし気持ちを落ち着ける】
刃物使いなら信用も置けるな、剣術もパッと見上手そうだ
じゃとりあえず逃げる住民に近い敵から優先的に倒して欲しい、本目的は住民の安全な退避だから
【再度構えたまま少し後ろを振り向いて助っ人の姿を確認】
【その身に刃という刃を纏わせているような彼女、きっと自分よりも強い――――】
能力は自分で判断して、ついでに言うならやっぱり住民の避難に邪魔に成らない程度に
それ以外は好きなように、頼んだぜ――――
ああ、一番大事なことを聞くの忘れてたオレの名前はエルフェス。そっちの名前は?
【構えたまま肘で背後の彼女の背中を軽く突つきながら尋ねるのは名前】
【共闘する間柄ならお互いの名前を知っていた方が動き易い】
【さらに名前を知っている、という安心感もこの状況では馬鹿に出来ない効果でもある】
31 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 22:35:49.57 ID:izA3xh6o
>>28
【腹を押さえて、けふ、けふっ、と。四つん這いになって、咳き込んでいる】
【刀は手に握ったまま、放さない。爪の先が白くなるまでぎゅうっと握り締めていた】
……げ、っふ……何、してる、ですか……
ほら、もう立っちゃいました、よ……隙潰して、何のつもりですか、?
【よろりとふらつきながら、立ち上がる】
【刀は手に握ったまま、放さない。爪が掌に喰い込んで血が流れるまでぎゅうっと握り締めていた】
32 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 22:38:18.52 ID:H1TKtNko
>>22
掛かった―――いや!
【93はたしかに感じ取った、≪送り足払い≫の成功感覚―――だったが】
【しかしそれも華麗なるTJの≪受身≫によって、攻撃ダメージはほぼゼロ】
(見事な≪受身≫・・・
先の拳、戦闘術に優れる者の動きであって、回避術も十分に習得・・・)
やはり貴様のような能力者は苦手だ・・・
【―――自ら転がり込んで「衝撃」を分散させる、受身回転―――】
【93の足掛けからの、TJの受身取りであっては、両者の立ち位置は】
【”TJが起き上がった瞬間は、93へ無防備な背中をさらしている”、ということ】
【93も柔術を元に数多の戦地を潜り抜けた戦いの猛者、この一瞬の隙を逃すことも無く】
【93は左足を回して、真っ直ぐTJの首に蹴りかかり―――】
【先の≪送り足払い≫に続いての、第三世界における格闘技―――】
≪―――延髄蹴り:ScytheHighkick―――≫
【脚を回して相手の頭部を蹴り付ける禁断の蹴り技】
【しかし、首へ蹴り放たれる攻撃をそのまま受けるわけには行かない】
【頭部を狙うということは、93の目標点はまだ”高い”】
【―――TJがそのまま身を屈めれば十分に防げる蹴りだ】
【この頭部への”鉄脚の一撃”、それは決して受けてはならない】
33 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/18(土) 22:40:56.36 ID:xtGQvpoo
>>996
(ウシロマトイ)
>>1000
(檸檬)
【ランダを覆う岩石の群れは、殆ど隙間なくと言っても良い程に密集していた】
【だが──銃弾の当たった箇所の岩石は、やはりと言うべきか削れている】
【連続して銃弾を受けたならば、やはり所詮は石、全て防ぎきる事は出来ない】
【そのようなチャンスを生み出せれば、或いはこの堅牢な岩石の大男を打ち崩す術も──】
【──しかしながら、そう易々とそれを許しはしないのが機関に身を置く能力者である】
「雄雄ォオー……ッ! 手応えあった。後は死ぬだけ」
【無残にも──檸檬の両足を轢いていったその巨躯は、】
【回転を止め、ざざざ、と地を滑りながら、ドリフトのようにまた前面を彼らに向けて、停止】
【──が、その直後】
「────ぬうッッ!?」
【がきィン──と響いた硬質な衝突音と共に、男が苦悶の声を上げた】
【確かに、彼の身体は殆ど隙間なく岩石に覆われていたが──思い出せるだろうか、】
【出会い頭の一番初めに、あの『宝月レン』と名乗ったあの女性が投擲したナイフは、ランダの腕に突き刺さっていたのだが──】
【そのナイフに、檸檬が投擲した長剣が命中! ナイフの刃を、更に奥へと押し込んだ】
【ぶしり。噴出す血。予想外のダメージに、ランダは思わず唸り声を上げ──】
「ぬううううー──ッ! 今のは、痛かった、痛がった!」
「燃えるか、金払うか、どっちにするかッ、選べ!」
【暴──ッ!】
【突如、一つの岩石と化していたようなランダの身体を、炎が包み込んだ】
【激昂の咆哮と共に、今度は燃え盛る岩石の大玉となって──】
【今度はウシロマトイの方へ目掛けて、高速で転がりながらの突進を仕掛ける】
【──ナイフは、彼の右側面に刺さっている形となる】
//続
34 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/18(土) 22:41:44.63 ID:xtGQvpoo
>>997
(レン)
>>18
(サージ)
…………────
【すう──と、透き通るような碧玉色の瞳が細められる】
【爆ぜるように近付いてくるレンを、しかし据わった瞳で見据え】
【間合いギリギリ──その1m付近にまで到達し、彼女の初動を目に収めた刹那】
──……はッ!
【足下から爆ぜるように勢い良く風を噴出させ、俊敏なバックステップ】
【彼女のナイフの軌跡から、咄嗟に逸れようとするも──ざしっ、と】
【ほんの僅かに見切りと疾さが足りず、ジャスパーの装束を逆袈裟に切り裂き──中の鎖帷子が露になった】
(ちィ……やはり、“疾い”な──)
──ッと、返しだ
【人間の脚力から大きく外れたバックステップは、その分高度も出る】
【紙一重でレンのナイフを避けきったその後、慣性でそのままレンから遠ざかりつつ】
【右手で保有していた巨大な風手裏剣を、レンの腹部辺り目掛けて、上空1mほどの高度から投擲する】
【──ぴしり】
【が、その命中の如何に関わらず──彼が着地する瞬間、その鎖帷子にも切れ目が入って、】
【中の素肌に、薄っすらと紅い切り傷が浮かび上がるだろう。つ、と滲む真紅の血──】
(……──っと、これは予想外……?)
【──そんな戦場を、やや遠巻きに瞳に移していたのは──カンナであった】
【避難住民のルート変更を指示し終わり、自らも再び先導の作業に戻ろうかという、最後の瞬間】
『(……──私の背中、皆に預けたからね)』
【そう、心で強く頷いて──二人の背と、そして向こうで戦うもう二人に望みを託し、その場から去っていく】
35 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/18(土) 22:41:56.03 ID:rFHIKY60
>>前995
「ウゥゥゥゥ…………!!」
【無闇に飛びかかっても無駄。捨て駒ぐらいにはなれるだろうが、それもレギオンとの連携が取れなければ意味がない】
【だが、だからと言ってノーマークは危険――――そんな思考が働いたのか】
【一定距離をとりながらの牽制。基樹に張り付く4体のレヴナンの行動は、それに留まった】
[ギィィオオアァアァァァァァァァッッッ!!]
【本来的には別方向。しかしある程度の余波はレギオンにも届いたのだろう】
【わずかに苦しげなうめき声を上げるレギオン――――――――その声まで、相手の魂を振るわせるための攻撃であるが如く、その声はおぞましく、耳障りだ】
無駄だッ!!
【閃光手榴弾が来た――――それが何なのか分からなくとも、敵の攻撃を黙って喰らう義理は無い】
【ディザスターの体から、黒い煙の様なもの――――狩り取った魂を返還した、黒い魔力――――が噴き出し、身体を包む】
【閃光は、わずかにその闇を切り裂いたものの、彼の眼を再び潰すには、至らなかった】
――――フン、敢えてその名を呼ぶか……まぁ、良いだろう…………
そう呼ばれれば呼ばれるほど、『この体』は辛く、苦しく、己の有様に苛まれるのだからな………………ッ!!
【殺意を同封した笑みを貼り付ける】
【――――その言葉通り、身体からは、先ほどと同じく、少しづつ黒い魔力があふれている】
【身体が名を呼ばれる事によって、苦しみで闇を増幅させる――――傀儡は、ひたすらに己の存在を否定したがっているのだ】
>>21
そう、それで良い…………自ら敵を増やせばいい…………!!
あの男は、お前を信じていたようだが…………貴様、その性質の故に敵を作り続けているのだろう?
――――いずれ、潰れるな
【ディザスターは嗤う。その返事に満足して】
【集積情報に出ていた、ライク危険説。そこからディザスターは、ライクのマイナス面も、読みとったのだろう】
減らず口を…………ならば、その差に絶望するがよい…………!!
『闇』に染まった魂ほど、私にはありがたいものだ………………貴様の魂も、いずれ美味しく頂いてやろう…………ッ!!
【差と、ライクは口にした】
【それは間違いなのだ。差を見せつけるべきは、ディザスターの方なのだ】
【口にはしなくとも、その態度を隠そうともせずに晒す】
「ギ、オァオゥ!!!」
【ナイフを投擲されたレヴナンは、頭を割られて倒れる】
【元々、その体は何の変哲もない一般人のものだ。耐久力など、たかが知れている】
【逆に言えば、だからこそ、数で攻める駒なのだ】
【――――残り、11体】
/続きます
36 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/18(土) 22:42:28.19 ID:rFHIKY60
/
>>35
の続き
>>24
良いだろう、貴宝院神衣!! 未熟などと侮りはすまい……!!
貴様も一人の敵として遇してやるッ!!
【その名を、完全に記憶に叩きこんだのだろう。ディザスターは叫ぶ】
【神衣は未熟と言ったが、戦場に立ち、力を振るう者に容赦はしない。その油断こそ、時として道を違える原因になる】
私の理想を…………世界の完成をくじくだと?
――――貴様は値するのか? 世界を相手にせんとするだけの、確固たる勝算を抱いて戦う者の敵に、値するのか!?
【だが、それと現実に存在する力量差は別――――大言壮語は結構だが、一歩間違えば、それはそれで『道化』となり果てる】
【自らの、確固たる意志を、世界に叩き付けんとする存在。それと敵対するだけの力が、思いが、あるのかとディザスターは吼える】
【叩きつけられた腕は、しかしレヴナンほどに脆い存在ではないようだ】
【弾かれはするものの、斬れると言う事は無く、再び追い始める】
【しかし、既にその射程は届かない――――】
>>all
フフフ…………よろしい。時として、セオリーを外れる事も必要だ…………!
そして、現状で取るべき手は――――レギオン!!
[ギィィィィゥゥゥゥアアアァァァァァァッッッッ!!]
【戦いは一進一退。その現状を変えるべく、ディザスターはレギオンに命令を飛ばす】
【と、レギオンは勢いよく地面に降下。地響きとともに大地を踏みしめる――――次の瞬間】
[フォォォォォォォォォォォゥゥゥゥゥッッッ!!]
【基樹へと向けて、ゴロゴロと勢いよく転がり出す――――踏みつけるつもりだ】
【細かい手段では、その反応速度で対応されてしまう。それならば、速度もろとも『踏みつぶす』――――其れが狙いだ】
【わざと地響きを起こすほどに勢いよく降下したのも、足止めを狙っての事だ】
【そして、残る二人へも、転がりながらレギオンから、ろくろ首のように首が伸び、白色の光線を放つ】
【牽制用だが、その破壊力は低くは無い――――避ける事こそ優しいが、万一被弾してしまえば、被害は大きいだろう】
【――――基樹を踏みつぶさんとする行動は、かなり本気であるらしい】
【レヴナンのうち1体が、レギオンに巻き込まれて潰される】
【手駒を捨ててでも、基樹を攻撃せんとする意志が、そこには感じられる】
【――――残り、10体】
37 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 22:44:38.41 ID:zHe4dYAO
>>31
別に、大した理由じゃ無いですよ。
私は馬鹿な上に自分勝手ですからね、敵だって解ってても、やっぱり年下の子を斬ったりするのは嫌なんです。
【沸き上がる不快感と、身体を襲う苦痛を、小さな笑みで無理矢理隠して】
でも、貴女が抵抗するなら、斬らなければいけない。
この街で暴れる予定があるなら、殺さなければならない。
だから、頼み事をしに来たんですよ。
今回は手を引いてくれませんか?と。
【かちゃん、と細剣を突きつける様に構えながら、告げる】
【死ぬか、逃げるか、自分の手で選べ、と】
38 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 22:47:13.43 ID:EiRnAlMo
>>949
>>974
――っ
【チャクラムを受け止められると、人影?の反撃を待たずして、後ろに若干下がる】
【僅かに思考――今の攻撃で、相手は刃よりも炎のダメージの方が効いていたように見える――】
くっ…!
『真紅の光芒よ――』
【相手が振るった左腕が右肩を掠める――だが、悠長に痛がる間などない】
【次は、言葉と共に左手の札の内2枚が燃え始める】
『捕えて執着の力を示せ』…!
≪緋翔縛縄符≫!
【そして放たれる二枚――今度の札は最初の2枚のように瞬間的に爆発はしない】
【命中したならば、それらは相手に張り付いたまま高熱を放ち、相手を消耗させようとする】
【それから、さらに数歩下がってチャクラムを――投擲の構えに】
/意識飛んでました・・・すいません・・・
39 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/18(土) 22:49:19.94 ID:TSZk.MDO
>>27
解ってたんだろ?てめぇもよぉ
【「キヒヒ」と笑いながら男は左手を下げる】
なーんにも、俺様は自分から何もしてねぇぜ?
ただ、あいつが力を欲しがったら渡してやったり、命を救ってやったり力を貸してやっただけさ
…まぁタダじゃあないんだけどなぁ!
なんてこたぁねぇ、あいつが殺したりすりゃあ俺様が力を取り戻す、それだけの事!
人の負の感情を食って!更なる負を作り出す!それが俺様だ!!
あいつが戦ったり殺したり、戦場に出たり、そうすりゃあそこで俺様は負の感情を食って力を取り戻す
おかげでよぉ!最初はちっぽけな刃物だった俺様がこうだ!!精神に寄生して、さらに体を乗っ取るまで力を取り戻した!!
元々あいつが俺様に抗える筈はねぇんだよ!俺様の方が強ぇんだ!!
それなのに俺様の力使って餌くれて…おまけに変なもん飲んで自分でも負の感情を生み出しやがる!!
まったく…まったく!いい奴だったぜこいつはよぉ!!!
【悲鳴、叫び、戦闘音】
【様々な音が響く中、彼は叫び、笑う】
【戦場全体に響く…とまでは言わない】
【それでもその笑いは五月蝿く響き、少女の鼓膜を揺らすだろう】
40 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 22:50:35.21 ID:f.ELUcSO
>>991
>>19
――――疾ッ!!
【きぃ、ん――。暗器術と云うヤツか、右の袖より射出されたダガー。だが、斬撃にあっさりと弾かれて】
【踏み込む朔夜へと迫り来る、漆黒の一閃。対して抜き放つは、祓いの短刀――銘を逆凪=z
【右の順手に保持、柄を通じて魔翌力を注ぎ込めば。抜き身の鋼が、斬撃とは対照的な白光を散らす】
【退魔≠ニ斬撃≠フ特性を帯びたその光は、太刀刀身の形に固定され――】
【ひゅう、と。半ば居合のような逆袈裟に振るわれて、相[
ピーーー
]る形で眼前の黒を掻き消した】
(電流……いや、もしかしたら―――アレを抜かせちゃ、拙い事になる)
(――――開幕早々ってのは気が引けるが、此れならば……!!)
【次いで目に映るのは、明らかな居合構え=B――そして、電荷を帯びたるその刀身】
【少し前、彼女はR.I.P.≠ニの交戦にて、雷遣い――】
【いや。正確には、電磁力を操作するアートマン遣い――相手に、苦戦を強いられていて】
【厭な予感が、背筋に冷たい汗を伝わせた。彼我の距離は、3mと言った所か――直ぐにでも、始動を潰さねば】
【この距離ならば、脚に掛かる負担も然程ではない。縮地≠用いれば、瞬きの間に詰められる】
【そんな思索も束の間。予備動作の少ない、地を滑るような挙動を見せ――絶速の踏み込みにて、彼女はシェンの間合いの内へ】
【近付けば、短刀二振りを以ってして、千鳥≠フ刀身では無く鍔を狙い】
【打ち上げるような、逆袈裟の二撃を放つだろう――弾くつもりか。】
41 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/18(土) 22:51:18.27 ID:fGOqf2SO
>>34
……なかなかだ
紙一重で避けるなんて
……っと
【空中から来る手裏剣を視認し、左横へ跳ぶが】
【右腹部をそれは切り裂く】
お返し…
ドラゴノイド…スタンバイ
【流れる血を気にせずそう言い】
【赤いフォルムで、金色の瞳に、両肩にキャノン砲みたいのが一つずつついた、背中に炎のように赤き翼を背に生やし、鋭い爪を生やした両腕に、先端が30cmくらいの刃がになってる尻尾をはやした、二足歩行の翼龍みたいな姿の2mくらいの機械的なアートマンが】
【レンの右隣に現れ】
フレイ
【レンの左手に機械篭手が装着され、そう言うと】
【アートマンの口からバレーボールくらいの大きさの火球が相手に向かい放たれるだろう】
【そしてソレは囮】
【相手がソレに対処するのを予想し】
【それに紛れ左手のナイフを相手の腹部に向かい投げるだろう】
42 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/18(土) 22:51:31.00 ID:Vj8bgESO
>>29
【カッターナイフが右足の甲に、アッパーカットが顎に突き刺さるが】
【予想外通り……ダウンは、しなかった】
(…………やはり疲れるナ……生命の力……「氣」……完璧に扱うには……まだまだ時間が要ル…………)
【身体の痛みなど気にしてもいないのか……或いは痛感が麻痺したのか】
【素早く、右に転がって……それにより、左肩の火柱を消そうとする】
(火のお陰で、傷が焼けているカ……失血が無い分、マシ……だナ)
【転がった状態から速やかに体勢を立て直し……足に刺さったカッターナイフを抜いて】
【それを右手に持ったまま、紅暁に向き直る】
/申し訳ございません、説明不足でした。「氣」でWikiで検索していただくと良く分かると思います。
43 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/18(土) 22:52:58.80 ID:NJQHum2o
>>21
>>24
>>35
>>36
チッ……。
こういう時は、“力”が欲しくなるなァッ!
【絶望的な状況】
【基樹には、圧倒的に火力が足りない】
【それを補うための、爆弾や戦術で有るのだから】
【他の二人と比べ、弱い自分】
【それに、強く歯噛みする】
(この名で呼ぶのは逆効果、か――)
【爆炎の熱をうけながら、歩みを進めて】
俺狙い、か――。
【睨み付ける、思考は最速、常人の数百倍の速度で情報を処理する】
【右手には仕込杖】
【そして、スローと成る世界の中で、基樹は駈け出した】
【刀を大上段に構えるそれは、基樹の手段では無いはずで】
【そこには、別の狙いが有るはずだ】
オオオオオオオオッ!
【ぶつかる――】
【誰もがそう思ったその瞬間】
【基樹の姿はレギオンの目の前にはなかった】
【空中】
【レギオンを見下ろす形での跳躍】
【普通では無理だろう】
【だが、ラギデュースに貰った杖により、棒高跳びの容量で飛んだのだ】
【それを可能にしたのは、自己の能力】
【脳に危険を知らせる信号を強制的に送り込む事によって、一時的に人体の限界を超える力を発揮させた】
【刀身の切先は、レギオンの真上】
【自分の全体銃と、重力による加速を持って、襲いかからんとした!】
44 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 22:53:44.04 ID:izA3xh6o
>>37
……そりゃあ、死にたくないですよ。
まだ、十と四つしか生きてない。話をしたい人がいる。やりたいことがある。
死にたくない、ええ、死にたくないです。
【ひゅ――――ゥウウウ、う、】
【突き刺さるように冷たい夜の風の、微かな旋律】
【右目を隠す前髪が払われて、露わになったのは――「眼窩に咲く白い花」】
ここで貴女の頼みを聞いたら、きっと私は生きられます。
〈Justice〉から勘当されて、戦いとは無縁の場所で生きられる、かもしれない。
それはきっと、幸せなのでしょう。でも私は、そんな幸せが欲しくて、ここに来たんじゃあない。
カノッサ機関を討つという志を、他の大勢の方々と共有して。
――――覚悟をして、ここに来ました。
【ひゅ――――ゥウウウ、う、】
【突き刺さるように冷たい夜の風の、微かな旋律】
私は選択します、「死なない」、「逃げない」、そして、
【調べに乗せて、「ナニカ」が踊る――――】
――――「勝つ」。
45 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 22:55:49.81 ID:GAcj0VIo
>>32
…見事!
【接近戦においてこういう引っかけ技が出てくる事に全く異議がない、それが当たり前の世界で戦ってきたのか】
【もはや卑怯なんてセリフは口から出ない、ただただその技のキレに称賛を贈るのみだ】
【彼は思う、この状況はまずい…なぜなら】
(…今この瞬間、私は無防備な背中を相手に見せてしまっている)
【なんとも我慢のならない状態だ、とTJは思う】
【自分が相手の立場ならば早くもこんなに無防備な状態をさらけ出させた事はきわめて好機と考える】
【ならばとっとと急所へと叩き込む事が出来ると、いきなり仕掛けに行く、と彼なら思う】
「(ジュニアハカセ!)」
(構えろ!凌いだら次行くぞ!)」
【二人の高速の意思伝達が終わり次第TJは動く、格闘術を使うというこの相手がこの状況で狙うとしたら…多分頭か胸などの急所】
【ヤマを張ってどちらも避けるには…当然身を低くする事を選択!】
【頭を下げ、脚を曲げ切りしゃがんでいるかのような状態まで左の軸足を曲げる時…同時に彼は跳ねるための溜めの動作を脚に行いながら】
【しゃがみながら身体を180°スピンさせてR93の方向を向く、そして…】
ツェェェェェェイッ!!
【使うのは『飛びひざ蹴り』!頭部への一撃をかわされて隙が出来た所に迎撃するかのように!】
【低姿勢からTJの強化された跳躍力に任せ長年結構得意としている飛びひざ蹴りを93の顎めがけて右膝を叩き込みに行く!】
46 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/18(土) 22:57:09.46 ID:hREI2dEo
>>26
(ぴょん太)
【この狼も、まさか予想だにしなかっただろう】
【まさか、機関員と戦うより先、第三者の攻撃を受けるとは】
【蛙の後方から聞こえる怒声、だが追ってくる様子もない】
【気配を探ることが出来るなら、狼が戦場から離脱していくのが分かるだろう】
【仲間割れにも見えるこのやりとりを、見ていた者はきっといない】
【対機関側、吟雪。霧に紛れて撤退】
【これより先、もし現状のまま其処にいるならば、蛙に残されるのは傍観者としての道だけだ】
【皆、戦っている。そのために、此処に来ているのだ】
【味方一人を潰しただけで、終わってよいものか?】
【霧の中から聞こえる発砲音と、悲鳴、怒号】
【住民の被害は、ゼロには出来ない。だが、減らせてはいるのだろう】
【味方に撃たれる機関員兵士は、共食いをする虫のようでもあり】
>>30
(エルフェス)
綾菊:ふむ、了解した……雑魚を散らせば良いな
一つ、注意しておけ。向こうには何体か、妙な機械で武装した兵士が居る
他の連中より動きが速い。易々とは仕留められんぞ
………それと。私は、島津 綾菊。所属は<Justice>だ
【彼の背後に立った剣士は、その案を聞いて小さく頷いて】
【己の名を告げた後、一直線に霧の中へと向かって駆けだす】
【…………霧?】
【そう、霧。蛙が生んだ霧は、何時の間にか随分と広がっていた】
【直ぐ傍に居た筈の綾菊が、少し離れれば見えなくなる程】
【霧の向こうでは、民衆の悲鳴兵士の悲鳴、時折銃声が聞こえる】
【誤射がどれだけ有るのだろう。銃声の次に聞こえるのは、兵士の悲鳴が多かった】
【背後からの攻撃という手段を失って、一度彼の前方に溜まった兵士達】
【その内3人程が、前方から攻撃を開始する】
【兵士J、真正面からナイフを持っての突撃。これは間合いに入る事だけを狙い】
【兵士K、兵士L。それぞれに拳銃を抜いて、両方とも少年の右肩に狙いを付ける】
【此処までに対応されなければ、彼らは遠慮なく引き金を引く事になるだろう】
/残りお二人へは、レスを確認次第返信します
47 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/18(土) 22:58:41.47 ID:o5IB8bY0
>>35
>>36
>>995
>>24
敵を作る、か?・・・あぁ、その通りだろう、俺は確かに敵を作りやすい、が・・・
【そこでニッと笑ったようにも思える一声】
俺が潰れるだと?・・・笑わせるな、ディザスターとか言うの
・・・俺は潰れん、少ないが、少ないが俺を信じてくれる御人好しがいてなぁ・・・そういうのが一人でも残ってる限り俺は絶対に潰れん!!
【大きく吼えるように叫び、その勢いに合わせてその腕をその発言のタイミングと合うように振り払う】
【自分でも少しばかり、いや、かなり小恥ずかしいことを叫んでいると思う・・・だが、相手の言葉を否定する根拠としては、これが一番強かったのだ…】
【しかしこういうことが言えるという事は感情に任せた怒りは冷えているという事】
【感情の怒りのみで理念の怒りは到底冷えたとは言いがたく、冷える事も無いだろう】
【そして感情に任せたものが冷えたならば周りの状況も少しは見えてきているという事にも繋がる】
【先ほど自分の脇腹に良い物をくれた相手にお返しをせねばなるまい・・・】
【細かいことは知らないが、少なくともこの場での味方が狙われていることもある】
【懐に忍ばせたナイフ、それらを両の手の指の間に挟み、レギオンに向けて、レギオンの攻撃に向けて投擲を行う】
【その数は6、その内の一本は】
【白い光線に投げつける、白い光線に向けたものはぶつかり次第魔力による爆発を引き起こすものを投げつけて相殺させ】
【残りの五本は特に細工は施していない先ほどのレヴナンに投げつけたものと同じもの】
【止められるとは思ってはいないが、動きを鈍らせる事は出来ないか、そう考えての行動】
【元より強力な遠隔攻撃が無いのを悔やむ瞬間だ】
48 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga sage]:2010/12/18(土) 23:00:21.18 ID:q8VcEdwo
前
>>974
>>38
あいよ、失礼
【下がる輝夜の背をポンっと軽く叩いて、入れ替わる様に前へ出る】
(さてさて、相手は3人?此方は二人。相方はあんまり連携してくれそうに無いしコッチが合わせるしか無いか)
(もっとも、オイチャンに出来るのは――――――)
【戦闘時だけよく働いてくれる脳は今回も問題なく作動している様で】
【タンッ―――高い、跳躍の後】
さって、動くなよ?
【中空で、“滑る”】
【右足をゼノの方へと伸ばし、真直ぐと其方へ“滑る”】
【加速に次ぐ加速を経てゼノへと跳び…否、“翔”び蹴りを放とうとする】
【位置の関係上、ゼームと呼ばれたそれと、ルスタと呼ばれたソレを仲介する事となるが・・・】
(ゼームとやらは今腕を振り下ろしたばかり、問題は――――)
【問題は、残る二人…ルスタと呼ばれたソレと、ゼノ本人である】
【無料で当てれる筈がない、無料で攻撃を受ける筈がない】
【故にコレは、様子見の一撃。威力は無く、速度で勝負をかける】
49 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/18(土) 23:01:06.57 ID:JX/wU.DO
>>33
【次いで、炎の球体としてウシロマトイに向かっていった彼を見て】
なッ――――!
【逸の攻撃を阻もうと、立ち上がろうとするが―――】
【脚は、原形を留めて無い。歩く事も、立つ事も不可能】
【その行動は、再び地に座り込むという形で終わった】
(駄目、か―――!)
【諦め―――ランダへの対処は、彼に任せるしか無かった】
【せめて次の攻撃への用意をしようと、魔翌力を垂れ流し始める】
【女の隣に、鉱石で出来た一本の矢が生成された―――】
【浮かび上がった状態で、切っ先を、ランダへと向けている】
【未だ、矢は放たれていない】
50 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/18(土) 23:02:57.32 ID:qYU3l0Ao
>>34
>>41
(――アートマン使いか)
(そういえば……宝月レンジって人が、会合に来てたけど)
(やっぱり、同一人物なのかな)
(ジャスパーを殺す気みたいだけど――)
(――そうだよね。手加減なんて、できる相手じゃない)
【同じ相手に向かう女性を見遣った後、そんな感想】
【不思議な色合いの瞳を持ったボブヘアの女性の怪我が、駆けつけたいほど心配だけど】
【フォローは――赤毛の銃使いさんに任せよう】
【こちらを、早めに何とかしなくては――】
【ジャスパーが着地するタイミングで】
【両足に力を入れて、前傾姿勢】
【爆発音と共に、勢い良く相手に向かって飛び出す】
【騎士が立っていた場所には、小隕石が落ちたようなクレーター】
【接近まで地面には一歩も触れない、弾丸のような飛び出し】
【そのまま一気に接近できれば】
≪地底湖の――――
【右足で緊急停止、勢いを全て上乗せして】
――――連星≫
【ジャスパーの頭部へ、トゲ鉄球を振り落とそうとするだろう】
【その一撃も接触によって、小爆発を引き起こす】
51 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:03:11.87 ID:7PPYVkQo
>>19
【胴を斜めに交差、暗青色に銀の×が入ったように見えるそれは限りも見せず速度を上げてゆく】
【現在は、おそらく指でも突っ込めばそのまま持っていかれるのでは、という程度】
【僅かながら弾ける火花がそれを物語るが、突き込まれるのが槍というのなら多少話は変わってくる】
「―――――――………!――、―――――……!!!」
【ガチリ、回転するギアの動きが槍を突き込まれた瞬間に“全体の動き”が止まる】
【着眼点は正解で良いのだろう―――明らかに、最も目立つギアが“弱点”だ】
【―――が、ただ突かれて止まって、変異した能力というのはその程度か?】
【答えは否――三秒もせずしてギアは再度動き出し、それを阻害する物体を巻き込んで破壊しようとするだろう】
【槍の材質、性質によるがただの鉄程度なら捻ることが出来る、その程度の力で】
【また動き出すと同時、異形は両手を大きく広げ、そこに白く輝く光を“作り出す”】
【大きさは左右とも20cm程度の光球、何をするつもりか―――兎に角、胴はがら空きで退こうとはしない】
>>40
(流石に速い……向こうが技巧で攻める分、剣術に於いちゃこっちの負け、だ)
(が、まあ残念なことにこの「千鳥」――――)
―――悪いね、君のそりゃ悪手だよ
【相手の類稀なる速度・技術、そしてそれらから成る接近術には最早驚く事もない】
【速度を見切るだけなら無理でもなく、何より幾度と無く刃を交えているからこそ――勘が冴える】
【カッ、と二振りの短刀が鍔に当てられ、押し上げられて―――そこまでは良い】
【だが此処で一つ、「千鳥」を持った彼の攻撃は居合であって居合ではないという点が邪魔をする】
【居合の型はそれが“やりやすい”から―――僅かながら鞘から刀身が見えたときはもう遅い】
【―――ズドォン!、と――まるで落雷のような音と速度、そして威力を以て刀は鞘から“打ち出される”のである】
【刃は潰れているために切創の心配こそなかろうが、短刀二本で弾ける一閃ではないというのは自明の事】
【流石に、若干ながら反動が在るのか一閃を僅かにズレつつも真一文字に放った後、シェンには多少の隙が発生することとなるのだが】
52 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:03:45.23 ID:eYe3zcAo
>>33
【一つの岩石と化したランダの突進。檸檬はそれを避け切ることができず、両足を巻き込まれる】
やれやれ、何をやっているんだ…。
【はあ、と呆れた顔で溜め息を吐く。生まれる一瞬の油断、隙】
【運悪く。その一瞬を捉えるようにランダが突進してきた。しかも燃えている】
───っとぉ!?
【一瞬判断が遅れるも、回避。直撃「は」免れた】
…全く。今日は運が良いとか言ったのは誰だか。
【一瞬の代償。右側へ素早く避けたつもりだったが、左手が逃げ遅れた】
【左手に持っていた銃は弾き飛ばされ、檸檬から3、4m程離れた位置へ】
【左手は突進の衝撃に耐え切れず、かろうじて原型を残している程度。到底使い物にはならないだろう】
【と、ふいにランダの体躯に突き刺さっているナイフが目に入る】
成る程。やはり運が良……いや、僥倖と言っておこうかな。
【文字通り痛烈に訴えてくる左手の上告を無視】
【左腕に右手の銃を載せて命中精度を上げ、突き刺さっているナイフを狙い撃つ】
【狙いは的確。すぐに移動、あるいは回避行動を取らなければ、少なくともランダの体躯には命中するだろう】
53 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:04:07.01 ID:MkSOvJQo
>>39
――――――――。
【返事は無い。男の言葉通り、判っていたのだ】
【真っ直ぐ向けた瞳は、微塵も揺らがず】
【だが、確実に怒りの色を濃くしていく】
――――なんだっけ。負の感情が、餌なんだっけ?
それが満たされれば、貴方はその身体から出て行くんだっけ?
【不意に、視線が下がる。必然的に顔は下を向き、目元がシルクハットで隠れる】
【どれも、何時か聞いた話。記憶を辿りながら、男に質問を続ける】
【五月蝿い笑い声は耳障りな効果音。響く眼下の怒号は苦しく冷たいBGM】
【怒りを秘めた少女は雑音すら意に止めず、ただ目の前だけを見ていた】
54 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:06:38.07 ID:fU.D.fEo
>>38
【振り下ろした左腕は、ガン、と地面を穿つ】
「クソ、簡単には当たっちゃくれねェカ」
【歯軋りのような音を響かせ、腕を元に戻す】
【次いで飛んでくる札を認めて】
「んなもんが二度も三度も通用するかってンダ!」
【右手の棒で、叩き落そうとする・・・が】
【それは地面に叩きつけられることなく、右腕に引っ付いて】
「なんだ・・・ってづあぢゃぢゃぢゃぢゃヂャ!」
【高熱を発し始める札に、悲鳴を上げる】
【右腕をぶんぶんと振ってはがそうとするが、出来ない】
【そうこうしている間に、悪色の人影は、無防備に】
>>48
「簡単には 行かない かも知れない」
【ここで始めて、毛玉が動いた】
【漂っていただけのそれは、突如能動的な動きを始める】
【迅速な動きで集まる、その位置は、青年の翔んでくる軌道上】
「柔を持って 剛を制す かも知れない」
【集まってできるのは、空中の浮かぶ青い毛玉の盾】
【大きさは直径50cmほど、ぴっちりと並んで、隙間がない】
【そこに向かって蹴り込んだならば、見た目に似合わぬ反発感を持って、弾き返すだろう】
55 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:07:12.36 ID:zHe4dYAO
>>44
はぁ、聞くだけ無駄、って事でしたか。
なら、解りました。
貴女の覚悟に答える為、此処からは手加減不要でいきますね。
【先の、少女の頬を裂いた光刃も、きっと、甘さ故だったのだろう】
【だがそれも、もう、無い】
なら、私も宣言しますよ。
私は私の正義を貫く為に、『平和』の為に。
―――貴女を、排除します。
【突きつけるように構えられていた刃が、引かれ】
【そして、神速の突きが放たれ――ない】
【きっとその刃は、少女に到達する前に止まり】
【回避しようとしたならば、その回避先に、受け止めようとしたのならば、防御を潜り抜けるように】
【二発目の突きへと形を変えて放たれるのだろう】
【だが、もし少女が反撃を試みたのならば】
【二発目は有効打には成り得ずに、金髪の少女は、二発目を放とうとする隙を晒す事になるだろう】
56 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:07:53.61 ID:fDYM70Qo
>>42
くっ・・・・!!一体コレは・・・・・・・!
【紅暁自身は"氣"を扱ったことが未だ無いため、何をされたかを理解することが出来なかった】
【右手を開いたり閉じたりと、再び感覚を取り戻させ】
【右に転がった紅麒麟を睨み付けながら】
此処からは、俺が決めるぜぇ・・・!
【背中の太刀を軽々しく、左手で抜き出しながら】
【右足を地面に強く踏み込み、紅麒麟の元へと走り出し】
【紅暁の左側に太刀を両手で持ってこさせた】
【その際、彼の太刀から目に見えるほどの青白い雷が発生し始める】
≪赤井御流 午前時切り≫
【そのまま両手でその太刀を彼に向かって垂直に振り下ろした】
/すみません!ありがとう御座いました!後遅れました、すみません
57 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/18(土) 23:08:01.49 ID:m5LCX.AO
>>前999
>>15
(――――……?)
【ふと、頭上に現れる気配、そして放たれる矢】
【其れに気付いた黒装束の彼女は、そちらに目を遣れば少女の姿が視界に入る】
【面紗の下で口角を釣り上げ、抱く高翌揚感の中に生まれる暖かな安心感】
ふふ――ナイスショット、さすが射手!大丈夫、私は対機関側≠フ人間だから!
……嗚呼、お願いだ、私に力を貸してほしい!此方からも貸せるならば、君に力を貸そう!
この兵の数じゃ、先の少人数で乗り切るには些か厳しいものね……!
既に足留めは為っている、今が機会と見ていいだろう
其の風が君の能力なら……一気に畳み掛けようと思うんだ
【胸元にて、小さく淡い光が灯る。布越しに「何か」が光っているらしい】
【チャキリと長剣を正眼に構えると、冷気に魔翌力が送り込まれて更に強さを増す】
【同時に、剣身に霜が降りてゆく。耳を澄ませば、パキパキと小さな音が聞こえる筈だ】
何、「アツさ」を「サます」には冬の寒さが一番だろうからね!
……私のことはシャムロックと呼んでくれ!さあ、冬らしく“吹雪かせるよ”、後衛は頼んだ=\―せぇのっ!
―― 『第T:ニセシグレ』と『第U:カムフラージュ』の併用
【『吹雪かせるから後衛は頼んだ』、ということは――要するに『風を吹かせてほしい』との要望であろう】
【肩幅に足を広げ、確りと地を踏みしめてから、その場で剣を水平横薙ぎに振るう】
【そうして放出される「
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
」もどき、正体は針状の細く小さな「氷柱」の群れ】
【噴き出す白い「冷風」に乗せられて、吹雪の如く飲み込まんと兵士たちへ迫る――!】
【氷柱一つ一つや冷風自体の威力は低いが、まともに浴びればダメージの蓄積と体温低下は免れない筈だ】
【「冷気」と「氷柱」の比率は、一目見ても分かる程に後者の方が多い】
【それはきっと、シャムロックが頭上の少女の事を信用している証拠であるのだろう】
/遅れました……!只今帰還しました
58 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:10:36.81 ID:YcSQknUo
>>36
>>43
>>47
――きっと、きっと私一人では貴方を倒すことは出来ません!挫くことも適わないでしょう!
しかし、ここには私以外にも共に戦う方々が居ます!
正義の心を持つ皆様の存在がある限り……貴方の悪行は決して世界に届きません!
【己の未熟を知っているからこそ、共に戦う存在を強く意識する】
【自身の力量を謙虚に理解しているがゆえに、他者との共和を視野に入れて】
【ディザスターに一歩も引かず、鉄の銅鑼が如く引かず揺るがずまっすぐに正義の心をぶつけていく】
何を――くっ……させ、ません――!
【レギオンの動きを、神衣は至近を飛翔していたがゆえに正確に把握する】
【転がりながらの圧殺攻撃、単純ながら其の巨体が転がることによる広範囲高威力は容易に想像がつく】
【放たれた光線を、蝙蝠の翼に軽く掠らせるようにして回避しながらも、谷川への攻撃のカットに移ろうとするが――】
ぁ――――
【――その瞬間、飛翔する少年の姿を確かに両の眼に捉えた】
【一瞬だけ思考が停止しし、身体も不自然に硬直する】
【しかし、それは決して悪いものではなく――――】
(そうです、私が心配するまでもなく皆さんは強い……)
(ならば、私は皆様の戦振る舞いに負けぬよう……務めを果たすことに集中するのみです!)
【――改めて、共に戦う仲間の強さを再認識する事になったが故の感情であった】
【自然と戦意が向上する。未だ名も知らない仲間たちの、しかしこの頼もしい姿は鮮烈に神衣の脳に刻まれた】
其処の方、私が援護します!
戦況は私たちの方へ確実に傾いています!ここで一気に畳み掛けましょう!
<貴宝院流外伝無限童子・毒刺自在槍>
【谷川へと凛と響く声を掛けながら、神衣は空中より二本の鋏に覆われた腕を突き出す】
【そして鋏の内部でガチン、ガチン。と数度音が鳴ったと思うと――仕掛けが発動。二本の鋏が凄まじい勢いで伸びてレギオンへと向かう】
【内部に収納されるようにして仕込まれていたのだろう。鋏はその節をガチガチと蛇のように伸ばしていき】
【鋭利な先端を槍のように突き出しながら、レギオンの頭部と胸付近を強く穿とうと迫る】
【鋏の硬度は鉄のようであり、伸びる勢いも相まってか威力・貫通力は相応に高い。直線的な動きではあるが、直撃したならば痛打となる可能性がある】
【攻撃の主な意図はレギオンの動きに静止を掛けること】
【跳躍し頭上を取ったとは言え谷川に空中制動能力があるとは限らない。故に、放っておけば多大な隙へと転じかねないのだ】
【神衣はそれを察し、頭部と胸部――人体で急所に当たる部分を狙い攻撃をし、谷川が行動を起こしきるまでの大きな隙を生じさせようとしているのだ】
59 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:13:25.98 ID:H1TKtNko
>>45
【生兵法であろうと格闘術を得た者なら、だれもが考えることであろう】
【”ここに無防備な敵の背中があります・・・どうしますか?”―――】
【―――”答えはたった一つの確かなこと・・・人体の急所である中心線を狙う”のみ】
【サッカーボールさながらに敵の頭部を蹴ろうと目論む93の浅はかな考えなど、】
【TJとて”93が考える、と考える”こと―――すなわち、TJには既に次手など割れていた】
―――――――――ッ!
【屈んでの攻撃回避からの、強化推進を獲たTJからの反撃たる≪飛び膝蹴り≫を】
【いかに93が屈強な鉄の装甲で身を固めようと、頭部が重要器官であることに変わらず】
(防が・・・いや・・・間に合わな・・・!)
【まさに”跳躍”と評するTJの膝蹴りを、93は防げずに顎に直撃で受けて】
【さすがに改造人間といえども威力は抜群だ、―ズシリ―とその場に背より倒れて】
(・・・っく、次の攻撃が・・・立ち上がらなければ・・・)
【すぐに起き上がろうにも、頭部への残されたダメージは未だ癒えず】
【地に倒れて天を仰ぐ93、起き上がって戦闘態勢にはすぐにはなれず】
【―――TJ、この好機は決して逃しては成らない】
60 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/18(土) 23:14:44.53 ID:m5LCX.AO
>>57
/しまった、シャムロック中です、ケータイに移行しました
61 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:15:58.45 ID:izA3xh6o
>>55
【突きの構えが見える。回避、ふらふらするから多分無理。防御、なおさら無理】
【刀を振り下ろして叩き落す――突きと斬り下ろしじゃあ速さが段違い】
【ならば、少女はひゅっと息を呑んで】
――――――ッ、
【「前進」――「まっすぐに」――「身体を前に」――!】
【一発目の、囮の突き――少女はこれを囮と見抜けてはいなかったのだが、とにかく――それを、きれいに貰うように】
【腹を貫く細い剣は無機物なのに、どうしてこんなに熱いのだろう】
――――ァアあああぁぁああああああッッ!!!
【肉に刺さった剣を抜く動作は、意外と時間がかかるはず】
【そこを、狙って。腹を貫かれたまま、振り上げた刀を――――振り下ろす!】
/次携帯に移動します……!
62 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/18(土) 23:17:49.66 ID:TSZk.MDO
>>53
…あぁ、そう言ったっけか?やべ、忘れた
まあいいや、そうだなーうん
【少女の更なる問いに、ふざけているのか少し考えるようなそぶりを見せる】
【まるで真剣になる必要なんて無いかのように、めんどくさそうに答えた】
出来るけどやだね
【ニヤリと笑って、そんな答え】
【可能だがやらない、『出来ない』ではなく『やらない』】
【一番自分勝手で、一番外道な答えを吐き出す】
出ていく訳ねぇだろ!?こうやって体もったまんまだとよぉ!知り合い達が面白いように戸惑いやがんだ!こんな面白い事はねぇぜ!!
んで、どうすんだよてめぇは!!てめぇの大好きなおにーたん諸とも俺様を[
ピーーー
]かぁ!?できんのかよ!?あぁん!!?
【狂気の笑いを響かせ、声を張り上げ、少女を紅い眼で見据える】
【長い舌をベロリと出して、口の回りをなめ回した】
63 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:17:58.20 ID:EiRnAlMo
>>48
>>54
【青年の方の動きを一瞬注視する、――加勢するべきかとも迷うが―――
札の熱でダメージを受けている影にラッシュをかけて沈めてからのほうがいいかと判断する】
『人々を嗤え、流転の狭間よ』
【言葉に合わせるように、一気にチャクラムの纏う炎が大きくなる】
翔べ!≪火炎宝珠≫!
【それから強く言い放つと、チャクラムを投擲―――炎のリングとなったそれは、影を縦に切り裂こうとするような軌道だ】
【そして命中するしないに関わらず、チャクラムに直接攻撃されなければブーメラン的に少女のもとに戻ろうとする】
【あと、張り付いた札は次レスぐらいには既に剥がれているだろう。貼りつくのも魔翌力なので永遠に貼りつく訳ではない】
64 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:18:06.12 ID:Y/q0eK6o
>>46
あー…… 何やってんだろ、俺
喋る動物ってことであいつを思い出した? 戦場に戻るのに抵抗があった?
言い訳はいくらでもできるが、敵か味方かの確認もしないで攻撃はどうかしてた
【それだけ言って、動きが止まる】
【両生類の心中など、誰にも見通せるはずも無く】
【意味を成さないもごもごした音と、時折零れる鳴き声】
【数分止まって、それから動き出す】
【自身の視野もはっきりとせず、ともかく銃声の多い方向を】
うん、寒い……
65 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/18(土) 23:20:04.62 ID:hREI2dEo
>>57
>>60
白雪:えーと、シャムロックさんですね、私は冬凪 白雪!
もう戦地まで出て来てしまった以上自棄になりますのでその積もりで!
【シャムロックの真上に浮遊する彼女は、何やら投げ捨てている様な元気さで】
【きっとこの様な場所は慣れていないのだろう。味方を見つけて、やはり安堵しているようにも見える】
【少女は、弓を背の金具に戻す。頼んだと言われた意味を、本人なりに解釈したのだろう】
【能力は風=Aそしてそれの寒暖の調節。両手を開いて、周囲の機関員へと向けた】
白雪:気を付けてください………湿度が冬の割に以上に高い!
私はあまり変わりませんけど、周りが見辛くなっているかも知れません!
それと、ちょっと離れた位置から……
……ととっ、オーケーお任せあれっ!!
【目を使わずに戦う者の常、感覚は鋭い。周囲の霧を湿度で感じ取り】
【シャムロックの指示に任せ周囲へと、強力な冷気を伴う突風を起こす】
【触れた者を凍て付かせる冷風と、風に煽られる氷柱】
【それ等は合わさって、爪を持つ吹雪と化す】
【シャムロックの生んだ氷柱は、白雪の冷気によって更に巨大化し】
【周囲の兵士達を、心まで白く染め上げる程に、突き刺していく】
【吹雪が止んだ、その時には】
【半径十数m、白く凍て付いたスケートリンクの様になり】
【氷柱に貫かれた兵士達が、何人も倒れていた】
【ところで、先程白雪が言いかけた台詞は、何だったのだろう】
【「それと、ちょっと離れた位置から―――」】
『――――――チッ、ウチのモンに好き放題やってくれてるじゃねえかよ』
【霧の水分すら凍て付いて、視界がクリアになったシャムロックの周辺】
【検問の方向から、一人走ってくる】
【白無地のポロシャツは襟のボタンを止めず、その上にあまり丈の長くないコート】
【裾へ向かうにつれて黒から赤のグラデーションを描くズボン、金属補強された戦闘靴】
【藍色がかった膝までの白髪の、身長160cm程の少女】
【両手はズボンのポケットに突っ込まれ、口には煙草を咥えている】
/お帰りー!
66 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:22:42.25 ID:aAwKsxso
>>46
綾菊……和風な名前だな――――(櫻の国の人間か……?)
助言サンキュな適当に気をつける事にするよ
【先程の特殊装備の兵士の事だろうか】
【綾菊の忠告通りその敵に関しての警戒をより高める】
ま、取り敢えず頼んだぜ――――
【と、告げた時には既に彼女はおらず】
【少年は「フフ」と笑う、悪い人物ではなさそうだ……と】
(それにしてもこのタイミングで霧かよ……最悪だな)
(恐慌状態がそれこそ兵士、民間人問わずに感染拡大していく)
(霧……なんとか出来ねえもんかな――――)
【けたたましく響く銃声と悲鳴、それだけでも恐怖は伝染、感染していくだろう】
【逃げる住民を隠すという利点も生んでいるのは確かであるが、住民の視界を奪っているのも事実】
【やはりこの霧は良くないと少年は判断、しかしそれをどうにかする能力は生憎と保持しておらず】
【思考しつつ見れば正面に3人の兵士】
【捌けると判断、瞬時黒い物体が左手を伝い膨大な量で流れ出る】
考える時間もくれない訳か……
【霧の対抗策を練る間もなく】
失せろよ、お前らに構ってる暇は無いんだ…………
【形作られるのは巨大な手甲と見紛うばかりの黒い手だった】
【凡そ3mはあるかと思われるそれは少年の左手に装備されるように定着し】
【それを体重を使い地面にぶつけながらも左から右へと、丁度張り手のようにして振る】
【巻きあげられる土埃、巨大な黒い手の重量はそれなりといった所か】
67 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/18(土) 23:23:36.69 ID:cnJh706o
>>40
>>51
【『弱点の確認』――ニヤリ、と森島は好戦的な笑みを浮かべる】
【相手に人格が有れば、傷を負わせる事に笑みなど浮かべないが……異形=Aである】
……よし、ビン―――っ!? ……クソ、其処までのポンコツじゃ無いか―――。
【再動を開始するギア=\―軽く鳴らすのは、舌打ち】
【……だが、『無遠慮の戦闘』を許可された彼の頭脳は、即座に回転する】
(待て……“巻き込まれる”なら、逆に好都合――。)
(爆発≠ナ中から潰す……――よし、このまま掴んで……)
―――……? ………あぁ、不味い!
【『槍』の爆弾化によって、内部から吹き飛ばす――作戦は立てた物の、実行は不可能であった】
【正確に言えば、可能では有るが不可能=c…“白く輝く光”の存在があったからだ】
【恐らくは攻撃翌力≠有した物であろうと、そう判断すると、止むを得ず『槍』から手を離し】
(『光弾』、或いは『ビーム』、『放射』、『魔術』……攻撃方法が掴めない。)
(一旦、距離を取って体勢を――否、距離を取るのは悪手だから……――!)
【タン―――!!、 タン―――!!】
【一度大きくバックステップをした後に、サイドステップで『自分から見て右』へ】
【そのまま『異形の背後』へ回ろうとし、成功したならば――近距離≠ナ異形の様子に注意を向ける】
【尚、『槍』は少し引っ掛かる程度=\―数秒の後には折れ、熱を発すると共に雲散するだろう】
68 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:23:38.49 ID:GAcj0VIo
>>59
「ハカセ!」
わかってる!言われなくてもこの勝機を逃がすか!
【跳躍した衝撃をほとんど殺さず空中でくりん、と体操選手のようにアクロバットに一回転】
【空中での華麗かつ柔らかな動き、この状況でもバランス感覚は極めていいTJの動き!】
【この好機にそのまま連撃をつなげる!】
【空中で回ったその状態からTJは両足を93に向け再び空から蹴りの体制へと移る】
【頭部にかなり綺麗に入った、改造人間に今のがどれほど聞くかは想定できなかったが全く効かなかったとは思えない】
【わずかな隙でも出来ていれば好都合、こちらの連撃を叩きこみに行く】
おりゃ―――――ッ!!!!
【空中から今まさに立ち上がろうとしている93の胸に向けて空中からの『三段蹴り』を叩きこみに行くッ!!】
69 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/18(土) 23:25:27.80 ID:xtGQvpoo
>>41
(レン)
>>50
(サージ)
【ジャスパーが先程生み出した『影』は未だ健在で、彼の背後に付き従っていた】
(アートマン、そして炎……)
(何だ今更このぐらい、捌くのはワケな──)
【彼の左手に白い風が密集に、球状に集中する】
【それをアンダースローのような形で火球に投擲、相殺する】 【──が】
【──ちり】
(──……っ、ッ……?)
【その時、彼は脳裏に針で突き刺すような感覚が疾った】
【迫り来てきた炎球──まともに受ければ確かに危険だった、が、】
【何故か、受ける攻撃の全てに付随していた鋭い何かが、これにだけ感じられな──】
【風球と火球の相殺によって、ぼふう、と舞い上がった砂煙】
【しゅン──その真っ只中を、鋭く穿孔して迫り来る飛翔物体──!】
(なるほ──) ──ッ、どっ!
【鋭い勘ゆえか。咄嗟に身を捩り、ナイフは右脇腹を抉っていくに止めるも──】
【──ぼふっ。更にその砂煙を蹴散らして姿を現した重厚な気配があった】
【──漆黒の騎士】
……おいバカやめ……──ッ
//続
70 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/18(土) 23:25:47.38 ID:rFHIKY60
>>43
力が欲しい、だと…………?
ならば求めろ。力は炎に同じ…………過ぎたる力は身を滅ぼすのだ…………お前にその力量と覚悟があるか?
【挑発の意図を以って、吐き捨てるディザスター】
【相手を怒らせ、悲しませ、苦しめ――――『負』を煽りたて、そうして魂を喰らえば、その恩恵は計り知れないものとなる】
【これがディザスターの目的――――機関を『最高の農夫』と例えた理由だ】
な――――――――ジャンプ!?
【奇策に対して、奇策で返された。この様な回避法、ディザスターの想定の範囲外だったのだ】
だが貴様…………空中で己をどう制する?
神衣の如き翼など、貴様の背にはないだろう!!
【――――ディザスターが不気味に笑む。獲物をいたぶる獣の眼で】
>>47
――――「笑わせるな」はこちらの言う事だ。ライク…………
同類同士で傷を嘗め合ってる事を口外して、恥ずかしくは無いのか?
【元より、この程度の言葉で馬脚を現す相手ではないと、ディザスターは十分に把握している】
【しかしそれでも、挑発効果を狙って言葉の上であげつらう事を止めなかった】
【その言葉に込めた意味は、ライク一人ではなく、『同類』と称する事で、ライクを信じている人間たちをも、卑下しようとするものだ】
【血の気の多いこの男、そこに気づかない可能性もあるが――――言葉など、出して消費するものでもない】
その矢玉、いつまで持つかッ!!
【光線をナイフで無力化され、更に5本のナイフを投げつけられても、ディザスターは慌てない――――否、慌てるはずもない】
【今戦っているのは、自分ではないのだから】
[――――キィィィィィィィィィギイエエェェェェェッッッッ!!]
【7mを誇る巨体に5本のナイフなど、針で指を刺した様なものだ】
【しかし、確かにレギオンは痛みによる悲鳴を――――ひどく生々しく、耳障りなそれを発する】
【小さいながら、ダメージは確実に通っている】
「――――ウッ!!」
【だが、その背後から、3体のレヴナンが飛びかかる】
【既にライクの意識はレギオンに向ききっていると、判断しての一撃だ】
/続きます
71 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:25:52.38 ID:zHe4dYAO
>>61
……っ!
【止める筈の初撃に、有り得ない筈の手応え、顔に浮かぶのは動揺の色】
【身を呈して刃を振るう事を止めに来たのは理解出来たが、だからといって状況が好転する訳では無い】
【手にした細剣を手放せば、多分回避は出来たのだろうが、それに気付くのが遅かった】
【その時には既に少女は再び間違った選択――突き刺した刃を無理矢理引き抜こうとする――をしてしまっていた】
【その、結果】
【咄嗟に身体を捻る事で最大の威力こそ逃れたものの、肩口から、胸の辺りまで、かなりの深さで傷を負わされて――どさり、と、地に片膝を付く】
【細剣は、力の入らない手から零れ落ち、白い少女の腹部に突き刺されたまま、残った】
/把握しました
72 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/18(土) 23:26:20.27 ID:xtGQvpoo
【ず、どン──ッ!】
【疾駆の勢いが十分に乗った、隕石と見紛うほどの質量衝撃】
【半呼吸する猶予すらなく、ばンッと爆ぜるように潰れ──拉げた】
【──但し、『影』の方が】
(冗、談……ッ)
(ちょいと向こうに夢中になりすぎて、た──)
【彼は持てる反射神経の全てを使って、瞬時のバックステップ】
【同時に、ジャスパー本体を守るように、影が前へと躍り出ていたのだ】
【是も非も言えぬうちに、まさしく見る影もなく、黒いそれは弾ける様に消滅して】
【そんな有様を目の前で目撃した彼は、どっと嫌な汗を噴出し──、刹那ではあるが、隙を見せた】
【弾倉内──4/6】
>>49
(檸檬)
>>52
(ウシロマトイ)
「墳雄雄雄ォォオオオー────、おッ、おおッ!?」
【確かな手応えを感じ、再び回転を止めて、地を滑りながら二人へ向き直る】
【が、またもその直後、硬質な衝突音が響いて──右腕に激痛!】
「いッッッでえええええー──ッッ!! おあああァアアアー──ッ!!」
【ぶしっ──と勢い良く岩の隙間から噴出した真紅の血】
【思わず男は身に纏っていた岩石と炎を全て解除し、右腕を押さえながらびりびりと大気をうち震わすような悲鳴をあげた】
【そのままランダは痛い痛いと叫ぶだけで、大きな隙を二人にさらけ出していた】
(……──あんのバカ、んにやってんだッて──)
【それを横目でみやっていたジャスパーにも、僅かに焦りの色】
【二人同時に、明確な隙が生まれたと見えるだろう。有効な一打を撃てるか──?】
73 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/18(土) 23:26:23.91 ID:rFHIKY60
/
>>70
の続き
>>58
フン…………教えてやろう、貴宝院神衣…………
人は、無限の光など抱く事はできない……。光は人を拒み、人を眩ます……!
だが! 人は、無限の闇を抱く事は出来る! 闇は人を拒まず、人と共にあり続けるからだ……ッ!!
人がどれだけ光に憧れようとッ!! 光は人に眩しすぎるッ!!
人がどれだけ闇を恐れようとッ!! 闇は人を受け入れるッ!!
闇を恐怖する人の心を拭い去れば――――人は無限の闇と一つになれるのだッ!!
そうして人はッ!!! 闇によって無限の力を手に入れるッッ!!
そうッ!!
私 こ そ が ッ ッ ! !
即 ち 無 限 な の だ ッ ッ ッ ! ! !
【神衣の叩きつけてくる正義の叫びを、真っ向から振り払うディザスター】
【人数など関係無い。ただ人間の根源真理ただ一つを味方につければ、世界は動かせる。そう叫んだのだ】
[アアァァァァァァアァァアアァアァァアガアオォォァオォァァオアァアオォァアアアァァアァァァァアッッッ!!]
――――クッ、余計な真似を…………!!
【『毒刺自在槍』を叩きつけられ、明確な悲鳴を上げるレギオン】
【そのおぞましさ、忌々しさ、恐ろしさに、ディザスターまでも顔を顰める――――もっとも、ディザスターにしてみれば、してやられた状況への苦さが勝っているが】
>>all
えぇい…………レギオンはこの程度ではない!! 100人の死体を合成して生み出した死形集合体が、この程度で……!!
基樹!! 貴様空中では動けまい!! このまま『闇』に飲み込まれるがいいッッッ!!
【神衣の『毒刺自在槍』を受け、そして基樹の起死回生のジャンプ斬りをも受け、それでもレギオンは止まらない】
【体表面に浮かぶ、無数の人面の口から、先ほどの黒い波動が放たれる】
【狙いは上空一帯――――即ち、基樹と神衣両者への乱射】
【メインは、剣撃によって接近を余儀なくされ、また空中での制御手段を持たないであろう基樹】
【神衣への砲撃は、これ以上近づかせないための牽制の意味合いが強い】
【そして、ライクの背後から襲う3体のレヴナン――――状況は、ディザスターの方へと傾いているように見える】
【――――しかし、これまでのダメージは、確実にレギオンに蓄積されているのだ】
【特に、レギオンを構成する球体の上部についた、斬撃と刺突のダメージは大きい】
【今や、そこは完全に泣き所と化していた】
【問題は、そこをどうやって攻めるか――――】
74 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/18(土) 23:27:26.24 ID:Vj8bgESO
>>56
……麒麟裂光脚ッ!!
【瞬間、紅麒麟の足元が強烈に発光……そして、爆裂する】
【原因は……紅麒麟の、「能力」……その、《全力発動》】
【足元に急速に、大量の雷魔翌力を流し込んだ事による……「魔翌力の爆発」を利用し、自身を後ろに吹き飛ばす】
【その際、刃が紅麒麟の額を浅く切り裂いたが……致命傷にはなりえないだろう】
……即席拳……雷爪!!
【吹き飛ぶ最中、右手に持つカッターナイフを紅暁に向けて投擲】
【さらに、自らの両手の、全ての指の間に……どういう訳か《固体化》した「電気の薄刃」を生成……次なる技の、準備という事か】
(……思ったより楽しめるじゃないカ……………ッ!!?)
【しかし、全身に受けた傷は決して浅くは無い……氣の使い過ぎもあり、既に体力は半分を切っていた】
【そのせいか……着地と同時、紅麒麟は大きく体勢を崩してしまう】
75 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga sage]:2010/12/18(土) 23:29:36.09 ID:q8VcEdwo
>>54
>>63
マ――――
【蒼い壁を眼前に捉えると、思わず声を漏らし―――かけた】
【彼の過去、戦闘漬けだった日々の賜物か「拙い。」と言い切る前に―――体が反応する】
【地面へ叩きつけられるのはマズイ。壁へぶち当たる直前に、身体…と言っても上半身のみを僅かに起こし】
【反発する瞬間に下半身がそれに応じる様にして、力の向きを“斜め上”へと変えた】
【同時に彼の“滑空する”力の方向が“真上”へと変えられ】
【ボッ――――――彼はほぼ“真上”へ、弾き返された】
【その“飛翔”は、反発のおかげか先ほどより高い】
【逃げ場がないと言えば逃げ場は無い。追い打ちをかけるならば、今か?】
76 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:30:32.66 ID:MkSOvJQo
>>62
そう。そっか。
【「出来るがやらない」。そう聞いて、少女は安堵し、また困惑もする】
【が、思考は顔には出さない。平常心とは言わないが、ポーカーフェイスだ】
【相手に同様を悟らせない。表情を隠すのは、職業柄得意でもある】
【大切な人の身体が、利用され、弄ばれている】
【人としての心も持たない悪者に、好き勝手されている】
【それが、許せない。許せなかった。だからこそ】
――――出来るよ。貴方が、そう言うのなら。
【――答えは決まっていた】
【少女が小さく言の葉を唱えると、少女の右手にもう一振り、先程と同じ剣が出現】
【其れを確りと握りこみ、両手に同じ形の剣を構えた状態に】
【下ろした視線を再び男へと向ける。紅と紅の視線が交わる】
【少女は正義を振り翳す。愛と正義、取捨選択に迷いは無い】
77 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:33:13.09 ID:VeaPbUSO
>>71
はー、……っは、はーっ……
【寒いな、と思っていたのに今はこんなに熱くて】
【新しい身体の一部のように腹から生えた剣を掴んで引き抜く――濁った声で呻いた】
……、……私も貴女も、重傷です、けれ、ど。
如何しましょう、
【くらくらする視界を強引に繋ぎ止めて、刀を支えにして立っている】
【自分の血を吸った剣は、未だ握ったまま】
78 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/18(土) 23:34:11.70 ID:hREI2dEo
>>64
>>66
(ぴょん太&エルフェス)
>>64
(ぴょん太)
【銃声を追って歩けば、見るのは大量の死体】
【住民と機関員の比率は、驚いた事に3:7程度だ】
【住民の自己防衛もあるが、やはり能力者の勇戦が功を奏しているのだろう】
【だが、それよりもおそらく目に止まるのは】
兵士O:スイッチオン………これで能力者をふっ飛ばせば良いのよね、簡単じゃない!
ふふふ………偽善者め、見てなさい
【エプロン姿の、例えるなら『保育所で子供と遊んでいそうな』格好の女】
【小さな子供のようなものを立たせて、その背中をいじくりまわしている】
【角度によっては見えるだろうか?その背中に、機械が収まっている事を】
【兵士Oは蛙に気付かず、その機械を毛布でくるむと】
【まるで、『預かっていた子供を抱えて逃げている』様にして、戦いの音の方へ向かう】
>>66
(エルフェス)
【真っ先に飛び込んだ兵士J、振るった腕もろとも張り飛ばされ】
【その後方の兵士K、兵士Lとも、やはり近づけばその巨大な手に張り倒される】
【霧の中の騒ぎも、少しずつ住民が抜けだしていく事によって収まりかけて】
【兵士Oが向かうのは、少年の方だ】
【ちょうどその目に映ったのは、兵士三人が片腕の薙ぎ払いで吹き飛ばされた所】
【「流石、能力者。普通に戦えば勝てないだろうけどね」】
兵士O:助けて、助けてください!!
【兵士Oは声を張り上げ、エルフェスの前に飛びだしてきた】
【胸に抱えるのは、毛布にくるまれた子供。まだ小さい、四歳くらいに見えるか】
兵士O:わた、私、逃げ遅れてっ、後ろから機関員が来ててっ………
足を怪我して、もう走れな、お願いしますっ………!!
綾菊:ん………おい、そこの………
【如何にも悲痛に響く声。くしゃくしゃに崩れた表情】
【哀れっぽく叫ぶ兵士Oの声に、霧の中に飛び込んで行った綾菊もUターンしてくる】
【兵士Oはエルフェスに、自分が抱いている子供を渡そうと腕を伸ばす】
【もしエルフェスが受け取らなければ、綾菊がそれを横から受け取る事になるだろう】
【彼女が誰なのか、子供が何なのか】
【現状、知っているのは蛙だけだ】
79 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/18(土) 23:36:12.99 ID:fGOqf2SO
>>50
>>69
>>72
なかなか勘がするどいな……だが
私一人ではないんだぞ?
【サージーの攻撃を見て冷酷に言い】
【全身のバネを使い、後ろ足で地面を蹴り前へ跳び、間合いを詰めようとする】
【成功したら、右袖からナイフを出し】
【逆手持ちで右手で掴み】
【相手の顎に向かい、柄を上へと振り上げようとするだろう】
【アートマンは一旦消えるだろう】
80 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/18(土) 23:37:28.27 ID:NJQHum2o
>>47
>>58
>>70
//織守の人……。スマンが谷川じゃなくて谷山なのぜ。
ありがとよ!悪いが俺はそんなに強くない!空中戦だってやったことはねぇ!
だが、俺はあの糞野郎をぶちのめしてぇ!
悪いが、之が成功する自信すらねぇ!だが、“届かせる”!
だから――ッ!
【高速な思考をそのまま口に載せているため、凄まじいマシンガントークと成る】
【仕込杖の刀身にしがみつくようにして、谷山は墜ちていく】
【体重の微妙な移動により、剣先を調整し、その真中に突き刺す様に】
【飛びかかる谷山に掛けられる、ディザスターの言葉】
【恐れはない、不安もない】
【唯真っ直ぐ、只々前を見据えて】
【真実を見据えるその目は、揺らがずに】
力量は無ェが――、戦場を駆けて、真実を伝えると決めたその時から――ッ!
―――野垂れ死にする覚悟もッ!何がなんでも生き残ってやる覚悟もッ!
手段を選ばない覚悟もッ!テメェみたいな屑野郎をブッ潰すための覚悟も全て――ッ!
決 め て ん だ よ ッ ッ ッ !
【覚悟は万全、生き残るための戦い方を選ぶ谷山】
【左手を、ベルトポーチに伸ばす】
【そこに有るのは、一つの爆弾】
【それを宙に投げ放ち、計算されつくした爆発を起こす】
【谷山の衣服は、爆発物を扱う前提で耐火性】
【まともに食らっても死ぬことはない筈】
【故に――其の爆発は、谷山に向けて放たれたのだ!】
―――――ッ喰らえやァッ!糞野郎ゥウオオオオオオオオオオオォォオォオオオォォッッッッ!!
【咆哮で空気を震わせて、咆哮で心を震わせて、咆哮と爆音で世界を震わせて――弱者は強者に喰らいつきに行く!】
【時に音速をも超える爆風を其の身に纏】
【黒い波動すら其の爆風に飲み込み、超加速を以てして――!】
【―――谷山は窮鼠の一撃をブチ込みに行くのだッ――!】
81 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:39:17.37 ID:zHe4dYAO
>>77
貴女が退くなら、私も退く。
貴女が退かないのなら、私も退かない。
それだけの、話です。
【こほ、と、咳込み、口を手で押さえながら、力の入らない身体を無理矢理起こす】
【毒により頭はくらくらする上に、吐き気が止まらない、その上に浅からぬ怪我で失血死すら考えられるが】
【少女は、自ら引こうとはしなかった】
【抱える『理想』に身体を押されるようにして、掲げる『正義』を貫く為に、痛む身体に鞭を打ち、無理矢理身体を動かす】
私は、退かない。
まだ、やる事が、残っているから。
82 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:39:53.84 ID:fU.D.fEo
>>63
「うギギ・・・このぉォオ・・・!」
【ガリガリと、札の引っ付いた右腕を引っかいている】
【そして、飛んでくるチャクラムに気づいたときには―――】
「ぎアッ!」
【真っ二つ、とまでは行かなかった。しかし、大きな切り傷と、炎による燃焼のダメージが、悪色を襲う】
【倒したか?数秒ほど、だらんとうなだれていた、が】
「あっちィゾ・・・」
【何か、呟いた】
【そして、次の瞬間、ガバァ、と跳ね起きて】
「あっちぃじゃねぇかこのアマァ!」
【悪色が、『目を開いた』】
【顔面の部分が半分に裂け、バックリと割れてそこから、黒々とした瞳を讃える目が睨んでいる】
【頭部すべてが眼球なのではないか――そう思わせるほど、その目は大きかった】
「ぶっ潰してヤル!」
【ゼノの手から、本が離れた】
【飛来というより、跳躍に近い動きで、少女に飛び掛る】
【両腕は、先ほどのような棒ではなく、カギ爪のような手に変わっている】
【そしてそのまま、そのカギ爪で少女を切り裂こうとするだろう】
【外した場合、地面に一旦落ち、そこから少女を睨みつけるだろう】
【叫びもあって、攻撃の予測は容易い】
>>75
「隙だらけ かも 知れない」
【並んだ毛玉が一旦散らばり、再び集まって固まりになる】
【そして、青年を追うように上に飛ぶ】
【そのまま、先ほどの反発感を持って青年を弾き飛ばそうとするだろう】
>>ALL
・・・。
【ゼノは、動かない】
【もとより、動く気がない】
【彼女自体に、戦闘手段はほぼ皆無なのである】
【だから、見るだけ、聞くだけ、使うだけ】
【だが、ゼームが目を開いた瞬間、すこしばかり息を吐き出して】
・・・生きて・・・帰れますか・・ね・・・?
【なぜか、少し心配そうに、呟いた】
83 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:41:44.10 ID:fDYM70Qo
>>74
ビイイイイン!!
【彼の赤いゴーグルのような瞳がより一層光だし】
【爆発による爆風や、チリなどから紅麒麟を発見し易い様にするのだろう】
【そして奈落の底から響くかのような低音のサイレンは】
【彼が本気になった事を表しているのだろう】
【振り下ろした太刀を地面から振り上げようとしている最中】
・・・・・・・っ!!!
【前方から飛んでくカッターナイフが紅暁の右手首を貫通する。目には目をの様な感じだろか】
【彼が使用していたカッターナイフは、紅暁の装備を叩き潰せる武器だったことに紅麒麟は気づけるだろうか】
【目の前に鮮やかに現れる血の噴水を横目にして】
【胸元のもう一本のカッターナイフの刃を先程と同じように出し左手に持ち】
【彼の右手首を切り裂いたカッターナイフを再び左手に持った】
【右手の感覚が戻るまで、左手二刀流で行くつもりだろうか】
84 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/18(土) 23:45:30.53 ID:o5IB8bY0
>>70
>>73
>>43
>>58
滅茶苦茶恥ずかしいが恥ずかしいとする理由がお前の言ってる事と根本的に違うんでなぁ?
その御人好しがどういう奴かも知らないのに同類なんて括りにされたくは無い、な・・・!
【恥ずかしい事は恥ずかしい、だが彼の恥ずかしいは照れみたいなモノだ】
【場が場で無かったら今頃顔が真っ赤になっているに違いない】
【自分を信じるような御人好し、そんな出来た人間が、自分の同類のはずも無い】
【敵の言っていることは的外れにしか思えない、故に挑発に乗ることも無いのだ】
・・・闇、闇ってそんなに闇が好きかよ・・・!
【どうにも気になるもうひとりの貴宝院に向けられた言葉・・・だが、それを口にするのはどうも柄ではない、殆ど受け売りでもあるから尚更】
っ・・・!
【自分に向けられた訳でもない言葉を気にするから馬鹿を見る】
【全くの無反応と言うわけでは無いにしろ、背後の敵からの攻撃に対応が遅れる】
【その背に熱い迸りを感じる・・・!だが次の瞬間にはすぐさま振り返り】
【一人のレヴナンに蹴りを、もう一人のレヴナンに光の魔力弾を走らせる】
【蹴りの方はともかく、光の魔力弾の威力は低い、レヴナンが死人から出来ていると言うならばそれはアンデッドなのだろうか?】
【一般的なアンデッドに通じるところが多ければ威力が低くとも相性で多少威力が大きくなるかもしれない】
【何にせよ、敵の攻撃によるダメージで彼はまた大きく足を動かす道から、自身の本領から遠ざかったといえよう】
85 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/18(土) 23:46:16.41 ID:f.ELUcSO
>>51
(読まれた――――まさか、電磁力で剣を……!?)
(頼む、間に合って――――――)
【幾度と見せたこの動き、彼程の相手であれば読まれる事は織り込み済み】
【だが然し、見通しが甘い、と言わざるを得なかった。完全に抜かせる前に叩く事は、適ったが―――】
【些かに、遅い。気付いた時には、既に刀身は膨大な初速を見せて――レールガンを模した一撃が、放たれる】
【抑え込めずに右の掌より短刀が手放され、左腕は短刀を握ったままに、後方へと弾かれ】
【直撃。強烈な一閃が彼女の痩躯をくの字にへし折り、吹き飛ばす――――】
【いや、正確には直撃では無い。浅い手応えから、捉える寸前に身体を後方に弾いた℃魔ェ知れるだろう】
【……恐らくは、能力だ。幾ら彼女とて、全速の踏み込みから即座に退く事は不可能に近い】
(ッ……。右手が痺れてるな、肋も――ヒビ程度は、入ったか?)
(何にせよ拙い……どうした物か、っと)
――――穿て=I
【接地して地面を踵で削り、2〜3mも後退すれば――彼女は空の右手を、銃口宜しくシェンに向け】
【それから一拍置いて、ナイフ程の大きさをした蒼い結晶の刃が三つ。彼女の前方に生成され、真っ直ぐに放たれる】
【浅いとは言え、あの威力。ダメージは少なく無い事が、僅かながら苦悶に歪んだ表情より知れるだろうか】
86 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/18(土) 23:46:16.36 ID:m5LCX.AO
>>65
OK、白雪!自棄になっても全く問題無いさ!
……湿度が高いのは霧のせい、かな?
何が発生源かは判らないけど、多分、自然のものじゃないよね――
【白雪の明るさに関して、安心感を示すように小さく笑う】
【彼女が来てくれたことで、シャムロックもまた緊張が和らいだのだろう】
――……そして、ありがとう
大分見やすくなって、兵士も大方片付いたし、それに……綺麗な風景になってるよ
それで、離れた位置からって言うのは……――?
【眼前に広がる小さな銀世界。見とれているのも、ほんの僅かな時間だけ】
【疑問を白雪へと投げ掛けようとして、先に新たに現れた者の声が聞こえた】
【振り切った剣を構えつつそちらへと向き直り、少女の姿を視認する】
――この人のことかい、白雪?
『ウチのモン』ってことは、成程、君はカノッサ機関の一員……ってワケかな?
(――――『タバコ』、……ね)
【断定寄りの質問。相手に問い掛けながら、その視線は煙草へと向いている】
【正面を向けると、一歩だけ後退。緊張は解れても、戦場に於ける警戒は怠らない】
87 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:47:42.28 ID:eYe3zcAo
>>72
【目標に命中。ランダは腕を押さえ、痛い痛いと叫び続ける】
…うるさいな。
痛めつけるのは趣味じゃないんだけど。
【苛立たしげに呟き、弾倉を排出】
【次いで取り出したのは2つの弾倉。一方は先程まで使っていた弾丸と同様の黒、一方は黒地に赤のラインがナナメに3本───徹甲弾が入っている】
【黒い弾倉を銃に装填、もう一つをカーゴパンツに突っ込む】
【そのままつかつかとランダへ近づいていく】
【特に抵抗も無ければ、頭に銃を突きつけるだろう】
88 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:47:47.47 ID:VeaPbUSO
>>81
……愚問でしたね、失礼しました。
【からん、】
【剣をそちらに投げて寄越す、コートの袖を破いて腹に縛りつけた】
立ってください、続きです。
尽きるまで、踊りましょう。
【口元を汚す血を手で拭って】
【荒い呼吸を繰り返しながら、刀を構え直した】
89 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:47:50.52 ID:H1TKtNko
>>68
【93の霞む紅い双眸から見上げるは、今まさに自身へ向かうTJの姿】
【TJの自量に落下重力を相乗させての、脅威たる連撃が迫り来る―――】
【初段】
【―――胸部を蹴って】
【次段】
【―――瞬く間に同箇所を再度叩き込み】
【三段】
【―――強化プロテクタ越しに確かに伝わる衝撃】
ぐぁ・・・ッ!
【華麗なるTJの三段蹴りにはさしもの改造人間もなすすべも無く撃たれるのみであり】
【その異形のマスクの顎部からたらり、漏れ出した黒く照る、改造人間の”命の体液”】
【―――しかし!】
ツイン・・・ジョーカー・・・といったか・・・
先の見事な受身術に、重ね合わせての蹴技の妙技・・・貴様はかなりの高度な武芸者と見た・・・
どちらにしても、この火の国で貴様のような者と会えたのはある意味幸運かも知れない・・・
【倒れた状態で顎の”漏れ出した体液”を拭い、上体を起こしてゆらり、93が立ち上がる】
(内部損傷が激しい・・・TJの連撃が・・・響いている、か・・・)
【93自身の自己防衛信号は既に機能しておらず、その鉄の骸は自壊するまで動き続ける算段だ】
そろそろ、最後の、一撃だ・・・
【立ち上がった93は、ゆっくりと肩を落ち着かせ、両足はゆとりを持たせて、両手を構えて―――】
【両者互いに決して交わらぬ平行線上の存在であり、93の”最後の一撃”その意味するところは―――】
90 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:48:18.17 ID:Y/q0eK6o
>>78
これは……流石に機関側確定だよね?ね? お父さんもう何もわかんないよ
【ぎりぎり機械らしきものが見えた 発言を加味すれば意図は明らか】
【兵士Oの後を追って、エルフェス・綾菊の方へ】
【初対面の喋る蛙が、戦場で信頼を得るのは難しい 実際にどうかはともかく、彼はそう思っている】
【聖書において、動物の地位は低い 肉食も問題ない 動物は、人の下の存在 そんな意識がどこかにある】
【だからこそ、何の説明も無く、取った行動は水をぶっかけること】
【視界の不十分さを補うだけの水量が、空中から落ちてくる 霧を集めて作ったものであり、その後は周囲の霧がいくらか晴れる】
【そして回避行動をとらなければ、エルフェス・綾菊も酷く濡れることになるだろう】
91 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/18(土) 23:51:30.53 ID:TSZk.MDO
>>76
キヒ…いいぜ、そうかよ、それでもいい!
いいねぇ!悲劇の戦い!したくもない相手との殺し合い!!
そーゆーの!俺様大好きだ!精々頑張って俺様だけを倒すように努力してみろや!
…ま!今となっちゃ俺様に勝つのなんざ無理無理無理だがなぁ!!
【男が声を張り上げ、少女を煽る】
【少女が剣を構えると同時、彼にも変化があった】
【右腕から、肩から、どんどんと紫が侵食し、体を覆っていく】
【左腕が紫色に覆われ、右腕と同じような鱗に覆われる】
【体も、脚も覆われ、異形と化していく】
どうよこの姿!この力!
俺様はここまで力を取り戻した!!
【彼の体はほぼ完全に、頭以外全てが紫色の異形と化す】
【両腕は硬い鱗に覆われ、鋭い爪が生える】
【体は腐敗したようなよく解らない不快な表面となり、両脚も鋭い爪が生えそろう】
さぁ始めんぞ!!楽しいパーチーの始まりだぁ!!キヒヒヒヒヒヒ!!!
92 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/18(土) 23:53:43.29 ID:qYU3l0Ao
>>69
>>72
【何か≠打ち据える手応え】
【その強引な速度ゆえに、行動キャンセルと動体視力が効かない】
【殺ったか/殺ってしまったか】
【仮面の奥に隠された紅茶色の瞳が、きゅぅ、と細められて――】
【バックステップするジャスパーと、追従する『影』を捉えた】
(……そうでなくちゃ、困る)
【その感想は、まるで何処かのバトルジャンキー】
【――意味は正反対だけれど】
(レンが前に出るなら、私はアレを――)
【二人で接近戦を行うと、誤爆する恐れがある】
【『影』をジッと見据えて】
【重量感溢れる黒塗りのモーニングスターを握り直し】
【肩から離して、振りかぶる】
【それはまるで、野球の右打者】
≪遊星―――
【バッティングフォームを取ったサージの右横に】
【ラグビーボールよりも二周り程大きい、火を吹く隕鉄の塊が出現】
―――落下ァッ≫
【渾身の力を込めて、自身の長柄武器を振り抜いた】
【ガッギーィンッッ、と鈍い金属音を響かせて】
【隕鉄砲弾は、ジャスパーを護る『影』の目掛けて一直線に飛来する】
【正しく、王手飛車取りの形】
93 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:54:06.30 ID:EiRnAlMo
>>75
>>82
【チャクラムが直撃する――が、その後に現れたのは目玉お化け】
【少女はそのこと自体には怯まないし取り乱さない――そのための、冷静さなのだから。ただ―――】
――!う、くっ!
【チャクラムの回収を優先したために、爪の回避が遅れる――
胴体を庇うように上げた左腕が裂かれ、黒い服の中に赤が混じり出す】
好き勝手には、させない…!
【だが、切り返しも速い――痛みに端正な顔だちを歪ませながらもチャクラムを構え直し、着地したであろう目玉お化けに向ける】
【そして、怪我を負った左腕を後ろに隠す――ような仕草で、懐の新たなお札を取り出そうとしている】
94 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:54:33.91 ID:zHe4dYAO
>>88
武器を返してくれてありがとう、とだけ言っておきますね。
返事は、もう要りません。
【後は、刃と刃、技と技、魔術と魔術で語り合うのみだから】
【有りっ丈の力を込めて、只ひたすらに、全力で、ぶつかり合うだけだから】
【ぽたぽた、を通り越して、ぼたぼたと、溢れる血を見て、心の中で溜め息を一つ吐いた】
(この傷、勝っても、生きて帰るのは無理かもしれませんねー……)
【なんて考えを無理矢理振り払い、光を纏う刃を、ひゅん、と振るい血を払うと、再度、相対し、また、突きつけるように構える】
……さ、始めましょう。
95 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/18(土) 23:55:49.37 ID:qYU3l0Ao
>>92
/ととと、アンカーミスしました
/
>>69
>>72
>>79
宛てです!
96 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:56:03.75 ID:aAwKsxso
>>78
>>90
ふう……やっべ疲れるわコレ……
真似したのは良いけど次から使うの止めよう
【腕に装着された其れとの接続を解除、次の瞬間には霧散し消える】
【安心している暇は無い、次の兵士はどこだ――――と探そうとした時】
ちょ、おまっ……!何やってんだっ!!
【現れたのは子供をその腕に抱えた市民、少なくとも少年の目にはそううつったらしく】
【少年は狼狽し憤慨する、なぜここにいるのかなぜ早くに逃げさせて貰えなかったのか……と】
馬鹿野郎っ!なんで子持ちが先に逃げてねえんだよ!!
と、とにかく分かったから……お、綾菊丁度良いとこに来てくれたなそこの母親を担いでくれ
子供と一緒に安全な所まで逃がすz――――うわあああっ!!
【民間人の命が優先なのは言うまでもなく、少年はその通りに行動する】
【現れた綾菊には母親を任せて自分は子供を受け取ろうと手を伸ばすが……】
【突如どこからか水が襲い掛かり、その量故にその場に尻餅を付く】
……?…………??
【何事だ、とでも言いたげに困惑の表情を浮かべ】
【周囲をキョロキョロと見渡す、ぽたりぽたりと白い髪を水が伝って】
【濡れた子犬みたいでなんだか酷く惨めだったとかなんとか】
97 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/18(土) 23:57:31.31 ID:JX/wU.DO
>>72
>>87
【ウシロマトイが銃を飛ばされたのを見て、どきりとしたが】
【然し、続いた彼の攻撃によって、ランダが苦しみ始めている事に気付き―――】
【瞳を見開き、緊張を解く様に息を吐いた】
【チャンスは、今しか無い。―――攻撃する可き瞬間は、今だ】
(……痛みで頭が、朦朧とする。……駄目だな……)
(……集中は、出来ない。……上手く、当たってくれよ)
【残りの魔翌力を使い、矢を更に浮かび上がらせると】
【ランダへと―――放とうとして、その動作を止めた】
(……近付いて行ってる……?)
【ウシロマトイを見て―――「至近距離で銃を撃ち、本気で殺しに掛かっているのか?」と考えた】
【もしそうだとすれば―――いや、ランダは恐らくだが、機関員だ。この騒動でも、忌む可き要因】
【自分の考えが甘いだけで、躊躇する必要は無いのかもしれない】【然し、逸れでも―――自分は、止める可きなのか。どうすれば良い】
【思考する檸檬。彼女は攻撃の用意は整えているものの、ただじっと様子を見詰め、沈黙した】
【彼女も、偏に隙を作っている】
98 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/18(土) 23:57:33.02 ID:YcSQknUo
>>73
>>84
>>80
無限の力なんて……人間に必要ありません!
皆が皆、当たり前のように日々を過ごす事が出来ればそれでいいじゃないですか!
貴方は何故そんな当たり前を壊してまで力を、世界を求めるのですか――!
【神衣には彼の気持ちは欠片すらも理解が出来ない】
【真っ直ぐの道を進み続けた幼い少女は、未だ強く心を縛り付ける闇を知らない。人間の醜い面を知らなすぎる】
【故に問うた。理解が出来ないからこそ、彼の行動の根源に対してそう言葉を投げかけた】
貴方が無限の闇ならば、私は希望の光となって振り払うのみです!
これ以上……私の目の前で死ぬ人を見たくないから、大切な人を失う方を見たくないから――!
【幼い理想と感情論。其れが貴宝院神衣の掲げる正義の程度だ】
【純粋であるからこそ戦い。大切な者がいるからこそ武を振るい。力を持つ者の義務を知っているからこそ、こうして立ち向かい続ける】
【愚直とも言える程の不器用な生き方。才に恵まれなかった彼女には、元よりそれしか選択肢は存在しなかったのだ】
この機を逃し、次なる勝機を見いだせるほど――私は器用ではありません!
痛みも、苦しみも、避けて通れるほど強い生き方は出来ません!
ですから――そんな小手先の攻撃などで、この私の進軍を止められると決して思わないことです!
私たちの重ねた一歩一歩が、全て私たちの勝利へ向かい近づいていくのですから……!
【神衣は、今の状況に勝機を見出したのか】
【突き刺していた鋏を仕掛けで引き戻しながら、前方の波動の弾幕に向かい突貫を開始した】
【硬質の鋏を眼前で交差させ楯としながら、翼で推進を生み出しながら真っ直ぐに向かう】
【掠り、または大きく当たり通りすぎていく波動は着実に神衣の戦力を奪っていく】
【だが、止まらない。一本一本芯が通った一撃でない限り、この少女を止めることなど適わない】
くっ……――ああぁぁぁぁぁ……ッッ!!!
【タイミング的には谷山よりも数瞬遅れであろうか?】
【この突貫が成功したならば、至近距離から勢いのままに蠍の尾を思い切り突き出しレギオンの頭部を狙い穿とうとするだろう】
99 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/18(土) 23:57:42.58 ID:hREI2dEo
>>86
白雪:綺麗な世界、見てはみたいですけど見えませんね………それより
明らかに有り得ない速度≠ナ幾つかの『熱の塊』が近づいて―――っ!?
【光という情報は、世界に満ち溢れているだけでは無く、早い】
【白雪の情報源は音と風。どちらも、到達までにラグが有る】
【特に、風を用いての熱探知は、相手が遠ければ遠い程に時間が掛かるのだ】
『あー……何人やられたんだか………それなりに鍛えた筈なんだけどな
流石は正義の能力者、って褒めとくか……腹立つけど』
【走ってきた少女は、シャムロックの数m先で制止】
【近づいて来た事でその存在を察知出来た白雪は、空中で後退してシャムロックの頭上をキープする】
『ああ、そうだよ。隠してても意味無いから正直に答える。私は―――』
白雪:ちょーっと待ったあ!!素直に名乗りを待つ程お人よしではありません!!
【シャムロックの問いかけに、唇の右サイドに煙草を挟んだまま答えようとした少女】
【それに対して白雪は、先制の一撃を放つ】
【風を固めた@竄スい矢。軽いが、通常の金属の矢じりと同程度の貫通力は有る】
【狙ったのは少女の眉間。一撃で打ち抜くつもりだったのだろう】
【だが、少女は、慌てる事も無い】
【とん、と踏み出した左足を軸に、身体を時計回りに急速回転】
【右足踵による後ろ廻し蹴りで、矢を叩き落とした】
【シャムロックに背中を向けた瞬間、見えただろうか】
【コートの背には、≪死獸弌≫とヤンキーの様な文字が書かれていた】
『―――最後まで言わせろよバーカ。私はNo.41、ナンバーズって奴だ』
『悪いけど、この街はくれてやれない。ここが無いと………な』
『だからな、出ていってくれると助かるんだが?』
白雪:そ、そんな………本気で狙ってたのに………
【奇襲を行ってしくじって、落胆する白雪は相手にせず】
【No.41は、シャムロックへ向けて真っ直ぐに走りだした】
【先程の冷気によって凍りついた足場は、きっと近接戦闘を行うには不利だろう】
【このアドバンテージを有効に扱えるか。それによって、退ける為の難易度は大きく変わる】
100 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga sage]:2010/12/18(土) 23:59:17.92 ID:q8VcEdwo
>>82
>>93
……………
(“乗った”――――な)
【ニィ……と、中空へ浮かぶ彼の口元。僅かに浮かんだ歪な笑みに…気づけるだろうか】
【突如、真上へ滑る力を“解除”】
【無論、彼の体は重力に従って落ちて行き】
うっらぁぁ―――――!!!
【自ら、青い壁へ向けて垂直な跳び蹴りを放とうとする】
【だが、引き寄せて打った分威力は少ない】
【ヤケになって打ったか。その程度で打ち抜けると甘い考えだったか】
【―――当然の如く、弾き返される】
【――――――――より高く、より上へと】
【その際ちらりと…輝夜の方の戦況を視線だけで追おうとするだろう】
101 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 00:01:18.22 ID:IamaEESO
>>83
(体力はもう殆ど残っていない……次で確実に決める……ッ!!)
【紅麒麟の、剣気】
【それが、より鋭い……《針》を思わせる物となり】
…………ッ
【刹那】
【閃く、雷刃……切れ味は一般の包丁程で、触れると電気が流れる】
【総数八のそれらが、直線軌道で。紅暁へと飛んで行く、が】
【負傷している左で投げた物は、紅暁に到達する頃には殆ど威力の無い物となっている】
【危険なのは、右の四。若干の誤差はあるが……狙いは全て同じ。紅暁の脚力を封じる事……つまり、「両脚」】
【更に、刃の投擲と同時……紅麒麟は多少ふらつきながら、ジグザグの軌道で、紅暁へと駆けて行く】
102 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:04:28.98 ID:eIzZVuco
>>89
…おやおや、もうへバったのかね?私はまだノーダメージだぞ?
もう二、三撃ほどは叩きこんでおかないと…相手に対処する余裕を与えての必殺技のぶつかり合いは不利だぞ?
まあやむを得ないと言う所か…番組上の尺の都合とかあるからな
「メタなようでいて実際は番組的ネタを混ぜてきてますねそれ」
【などと軽口を叩きながら彼は93に正しい姿勢で向き合いながら同じく構える】
【わかるのだ、最後の一撃、それが互いにどういうぶつかり合いを行う事なのか】
【人々の悲鳴、剣戟音、銃声、それらが鳴り響く中誰よりも静かな空間が生み出されているのが彼らにもわかる】
【後は自信の余裕から気の緩みが出る事に対して警戒するのみ、絶対にヘマをするな】
【機械のように冷静に、刀のように鋭く、そして炎のように熱く内面を高めて行くTJは】
【ダンッ!と駆けだし、同時に叫ぶ】
プログラム1!Check!!
『承認!マキシマムシグナル!フォトンエナジーフルチャージ!』
【一歩、二歩、三歩、四歩】
【彼の誘いに応じて走り出す、と同時に叫ぶ事で…フォトンストリームを流れ彼の右脚へと収束されたエネルギーが充填する】
【間合いは完全に自分の範囲内!同時にこちらの範囲内でもあるが…!】
ト ォ ッ !!!
【そして飛び上がる!相手へと確実に…その一撃を叩きこみに!】
103 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:04:32.85 ID:nGGPNcSO
>>94
【やけに煩かった風の音が、一気に息を潜めた。錯覚ではあるのだが】
【ここはもう、二人の少女のために用意された舞台でしかない】
【装置も照明も無し、衣装は双方血塗れで、観客など居やしない】
【始まりはいつでも同じ、地を蹴る音から始まって】
【装飾苻を盛り込んで作られた詞も、流れるような美しいメロディもない歌を、二人は歌う】
【少女はもう、急停止するような行動は取らない】
【接近、一拍置いての袈裟斬り。何の変哲もない初手を繰り出した】
104 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:08:59.22 ID:xWhFWs.o
>>67
【ガリ、バキ、ゴキリ―――加速を続けるギアは喰らうかのようにして紅槍を巻き込んで】
【飛び散らせる火花の量を増やしながら、両手の光球を完成させる】
【光球、とは言ってもそれは透明でまるで巨大なガラス玉のようでもあるのだが―――】
「――――、―――…。――――――――……!」
【止まっていた。球体の内部の“空間”―――あるいは、その“時”が、であろうか】
【その瞬間だけの炎の煌きが、見る角度を変えれば未だ健在の紅い槍が――球の中に観える】
【キュウ、その音は異形の持つ10の指が僅かに“巻かれる”音】
【先端に僅かな暗い穴を作り出し、指自体は螺旋を描くバベルの塔の如くして】
【不思議な造形をしたそれはどこか“銃口”、或いは“射出口”のようにも見え――――】
【今そこに、紫色の光が仄かにチラついていた】
>>85
アーチャーに貰ったこの千鳥……速いが、やっぱり調整が効かないね
自前の居合いでアレくらい出来るようになればいいんだが
【ザクリ、自身へと放たれる三つの蒼を避けるということをシェンはしない】
【正確には出来ないのだが―――それぞれ右頬、右肩、左膝を傷つけて】
【特別右頬などは口内にまで貫通するが痛みに動じる風も無く、千鳥を収め】
……さて、まさかもうヘバったなんて言わないだろうね?
まだまだ始まったばかりだ、「長谷部」も「弧我」も「黄泉」も、どれも“斬りたりない”と煩いんだ
とりあえず君には俺の生命一回分、それ相応の仕返しを受けて貰うとしようか―――!
【三つの蒼を引きぬいて、流れ出る血も気にせずに刀―――「長谷部」と呼ばれたそれを抜く】
【彩光に輝く刀身は鍛え練り上げられていて、見るからに斬れそうな一品だが―――】
「―、――――、――――、―――…………!!!」
【そこで動くのはシェンではなく、もう一方の青年と対していた異形である】
【両手の光球を振りかぶって“彼”へ―――そう見せかけて飛ばさず、グルリと身体を捻って“彼女”へと投げ飛ばす】
【光球――これには当たっても痛みや衝撃は発生せず、傍から見ても何かされたとは見えないだろう】
【が、「停止した球体の時間」―――そう、仮に直撃すればだが、対象の時を同じく『0,5秒』程度止める、という効果がある】
【実際は“動きづらく”なのだが、どの程度かは個人差が大きく場合によってはほぼ効かないということもあるだろう】
【―――かくして異形による攻撃とほぼ同時、シェンは血の流れる左足を庇うようにしてややぎこちなく接近を試みる】
【仮に上手く近付けさえすれば射程の問題は体格上無く、淀みない動きで獲物を縦に振るうことになるだろう】
【また異形のソレもあくまで仮の話。ifの話。だがそれでも『0.5秒』という時間を得る賭けであれば彼はベットする】
【近接戦闘に於いてはその時間が全てを左右するということは―――朔夜ならば言うまでも無いことだろうが】
105 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:09:08.46 ID:V7.ryAAO
>>103
【放たれた剣撃に、正面から叩きつける様に放たれるのは横薙ぎの一閃】
【かきん、と、金属同士のぶつかる甲高い音が、人気の消え始めた街の一角に響く】
【そして】
【少女の握る剣に宿る光が、僅かに強くなり、少しずつ、膨れ上がっていく】
……っ。
【――――身体が、重い】
106 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:09:38.80 ID:ljkYnIwo
>>93
「じゃあ好き勝手してやルヨ。
てめぇをぶっ殺してからナァ!」
【ぎひぎひぎひと笑って目を細めて】
【腕が、二本増えた】
【一瞬、見間違いにも見えるかもしれない】
【だが、間違いなく増えている。腕の付け根から、左右一本づつ、追加されている】
「ぎひぎひギヒ!」
【笑い声を上げながら、新たに増えた腕で、自分の身体を持ち上げる】
【そして、そこで目に付くかもしれない】
【そう、悪色を発生させている、黒い本に】
【まるで尻尾のように引きずりながら、ザシュザシュと足音ならぬ手音をならして、接近しようとする】
>>100
「・・・それは 狙い通りだった かも知れない?」
【さらに上へ飛んでいく青年を、毛玉はいぶかしげに言う】
【上を取る・・・それは、戦闘において多くの場合アドバンテージになるものだ】
【例えば、索敵。高く飛べば、それだけ多く地上の情報を得ることに繋がる】
「しかし 着地は難しい かも知れない」
【さらに言う、すると、毛玉がばらばらに散る】
【この高さ、すでに10mは飛んでいるだろう。そんな高さから落ちた時――】
【人間という生き物は、無事に済むのだろうか?】
107 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 00:10:57.11 ID:PA2noYco
>>90
>>96
(ぴょん太&エルフェス)
綾菊:応、任せておけ……どれ、あまり動くなよ
兵士O:ああ、有難う御座います………え、キャツ!!
【受け渡そうとした子供は、エルフェスが転倒した事によって差し出されたまま】
【綾菊の方は、兵士Oを担ぎあげようとして、やはり水を頭からかぶって】
【兵士O自身も当然ながら濡れ鼠。散々な状況】
兵士O:まあ、良いや………お人良しだねえ本当にっ!!
綾菊:………な、んっ……?
【受け渡しが失敗した、その時。カチ、カチ、と音が鳴りだした】
【その音は、子供の様な機械から聞こえる。精確に表現すると、その背中から】
【そして兵士Oは、それを地面に叩きつけると同時、自分を担ごうとした綾菊にナイフを突き刺した】
【背中を刺され、反射的に飛び退く綾菊。だが、負傷による一拍の遅れが有る】
【その遅れの為に、逃げ切る事には失敗した】
【ボン、と小規模な爆発。大量の花火に一斉に火を付けた様なもの】
【地面に叩きつけられた機械が爆発し、逃げ遅れた綾菊は腕に火傷を負う】
【『二足歩行式爆弾人形(ローコストモデル)』、夜の国支部議員がレイント社に発注した兵器の一つ】
【人格など無くとも、見た目が人に似て居れば、この様な使い方もある】
【もう、ブラッディ・メアリー≠熕助ェ数は減った】
【此処にいる兵士Oを仕留めれば、後は住民を追って行った何人かしか居ないだろう】
【だが、そのタイミングで、ざりざりと地面に右足を引きずって】
………失敗しやがったな、馬鹿が。がっちり抱きつけば良いじゃねえか
中途半端な芝居やって失敗するのが、どれだけ見苦しいやらな
……どうでも良いか?そんな事は
【190を越える長身に黒いロングコート。不精髭の男が姿を現す】
【左腕はコートの中。右手に一本の杖】
………俺の部下を、随分やってくれたじゃねえか………なあ?
あれだけ数を集めるのは面倒だったろうに、無くなるのは一瞬だ
本当にふざけた話だと思わねえか?
【エルフェスに、世間話の様な雰囲気で話しかけつつ】
【ざり、ざり。足を引きずったまま、距離を詰めようとする】
108 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:12:53.10 ID:nFzv7PIo
>>91
――――貴方の思い通りには、させないから。
【左手の剣の切先を、紫に包まれた男へと向ける】
【両腕、両足、身体――全身をうろこに覆われた男へ】
【果たして刃が通じるのか、信念の剣は貫けるのか】
【そんな細かいこと、一々気にする理由なんて無かった】
……っ、はぁ!
【ぐ、と身を沈めクラウチング】
【両手を左右後ろへ、翼を広げるように伸ばし、地を踏みしめて】
【身を低くしながら、地を力強く蹴り、跳ぶ】
【接近に成功すれば、男の目の前で止まり、右手の剣を斜めに振り上げるだろう】
【男からみれば、左わき腹から右肩へと抜ける斬撃】
【通常の鋼の数倍は硬い少女の刃。硬質な鱗を貫くことは、果たして】
109 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 00:15:48.54 ID:2IV7a6o0
>>80
ッ、貴様ぁヤケクソかぁッッ!?
【自らを爆発させて、敢えて波動を甘んじて受け、それでも突撃する】
【その行動には、さしものディザスターも顔を顰める以外にない】
(忘れていた――――基樹は『素人』……『素人』ならば…………時に本道を外れた、とんでもない事をやらかす可能性があると言う事を…………ッ)
【ギリッと歯を食いしばり、表情に苛立ちを表すディザスター】
【自らの滅びを覚悟の行動を取られては――――それはもう止めようがない】
【そうして、基樹の一撃は傷を受けほころびが生まれていた個所へと至り――――】
>>84
私から見れば同じ事!!貴様ら衆愚に、差などないッ!!
敢えて言うならば…………私を受け入れるか否か……それだけの違いだ……
【彼にとって、人間の些細な差異など、丸ごと下らない事でしかない――――それどころか】
『闇』が好き…………違うな
私は『命』が嫌いなだけだ…………ッ!!
故に私は誓った…………この世界から『生命』――――生きとし生けるもの、その全てを滅ぼし尽くすとなッッ!!
『闇』も、この体も…………その手段に過ぎんッッッ!!
【――――彼の究極目標。それは『世界から全ての命を消し去る』と言うものだった】
【なるほど、その様な長大な目標を抱いているのならば、こうした様々な力など、それこそ最低限の条件だろう】
「グゥオアッ!!」「グウッ!!」
【3体のレヴナンのうち、2体が吹き飛ばされる】
【蹴りを喰らった方は、背骨が損傷――――身体を動かせなくなり、無力化される。残り2体も同断だ】
【アンデッドではあるが、体が壊れては動かない。もうそれは、敵としての意味をなさなくなる】
【――――残り、7体】
/続きます
110 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 00:16:17.99 ID:2IV7a6o0
/
>>109
の続き
>>98
奴に……ライクに言った通りだッ!!
私は『命』が嫌いだ…………全ての『命』をこの世界から消し去ってくれる…………ッ!!
そうして残るのは、絶対不滅の美しさと、永遠不変の静けさ…………ッ!!
その世界を……その時私は『生命』の殻を、概念を打ち捨てて、より高次の存在となって、世界と共に、永遠にあり続けるのだッッッッ!!
【ライクに向けて放った言葉を、更に進めて神衣へとぶつける】
【彼の中では、命の息吹途絶えた世界こそが『美しい』のだ】
【『美しい』――――即ち、彼の、世界を滅ぼす美学――――その為に、人を負に導き、魂を狩り、闇を集め、己の力を高めているのだろう】
この体とて……この時のために用意した材料に過ぎぬ……ッ!!
あの小娘、ラベンダァイスも……私に従うならば、共に命の殻を破った高次元存在として作り変えてやろう…………ッ!!
【ディザスターは、この時のためにラギデュースの体を支配したらしい】
【――――否、それに飽き足らず、『用意した』と言う――――彼は、元々ラギデュースと深く関わっていたのか】
クッ……基樹の様な素人ばかりか、貴様まで…………!!
【捨て身の攻撃など、よほどの事がない限り、下策として終わる】
【だが、今のディザスターにそうやって笑い飛ばす事が、出来ていない。正に、捨て身が功を奏する状態なのだから】
>>all
[――――アァァァッァアァアァァァァァァアアアァァァァァァァァァッッッッッ!!]
【基樹と神衣の突撃が、ついにレギオンに致命傷を与える】
【損傷個所から、レギオンの表面がほつれ、瓦解する】
【40体ほどの死体が、バラバラとレギオンからはがれ、地面に落下する】
【そうして露出した、レギオンの中央部――――溶けて組み合わさったような、巨大な心臓部が剥き出しになった】
【疑うまでもない、ここがレギオンのウィークポイントなのだろう】
――――っ貴様らぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!
【ディザスターが吼える。たかだか3人にレギオンが追い詰められるとは、露ほどにも思ってはいなかったのだ】
【だが、その咆哮にはまだ戦意が隠されている。まだ、終わりではない】
[――――ファァァァァァァァァァァァゥゥゥゥッッッッ!!]
【心臓部を剥き出しにしたレギオンが、体液を所構わずまき散らす】
【元々は被害者の血――――それにディザスターの闇の魔力がしみこみ、触れた相手の生命力を削る、生命にとっての猛毒の液と化していた】
【その毒液を、雨と降らす――――基樹も、ライクも、神衣も、その範囲内】
【そして、先ほどの黒い波動の様に、気合や捨て身で突破できるとも限らない】
【――――だが、レギオンもまた、余力は完全に尽きた】
【ごろりと身体を投げ出し、動かなくなる――――見ての通りの満身創痍。攻撃は、今こそ千載一遇のチャンス――――】
111 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 00:17:51.20 ID:kiWs8HMo
>>70
(レン)
>>92
(サージ)
う、ご──ッ!?
【が、がン──と鈍くジャスパーの顎を打ち抜いたのは、レンの鋭い一撃だった】
【刹那の隙が、益々広がって──脳震盪により、視界がフラッシュアウトしていく】
【しかし、そこで彼女らの猛攻は終わらない。サージの放った超質量の砲弾が──彼に迫り】
【──ぼぐッ!】
【それは、ジャスパー本体の腹部へと吸い込まれるようにいたり、】
【ジャスパーはその口から、真紅の血を滂沱と吐き出して──吹き飛ばされていく】
────……か、はッ……!
【ずしゃんっ、ずしゃんっ──地面を数度転げて、地に這い蹲ったジャスパー】
【震える体は一切言う事を聞かず──びちゃり。また一つ、大きく吐血】
【──徹底的な敗北の味が、もうすぐそこまで迫っていて】
>>87
(ウシロマトイ)
>>97
(檸檬)
【そしてこちらでも──】
「うご、あア゛っ……!?」
「お前、何時の間、俺、ここ、うご、お……ッ!」
【ばたばたと暴れまわっていたのが運の尽き、気付けば彼は自分に銃を突きつけていた】
【向こうの方の女性──檸檬は攻撃してこないけれど、確かにその準備は整っていて】
「……お、おお、オオオォオオ──……!」
「兄、兄者……! お、俺、俺、お、おで……!」
【銃を突きつけられたまま、縋るようにジャスパーを見やったが、】
【彼もまたレンとサージの連携によって酷く追い詰められており、応答など出来なかった】
【二人の、完全なる敗北が、そこにあ──】
【──號ッッ!!】
【──その時。何処か遠くの方で、凄まじい爆轟が響き、ぶわりと髪を巻き上げるような衝撃の余波がこの場に訪れた】
【もし、音源の方に意識を向けたならば──それは先程、『カンナ』と呼ばれた少女たちが向かっていった方角と一致するだろう】
【──……?】
//続
112 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:18:04.32 ID:ZHImU7Eo
>>101
・・・・・・・・まずっ!!
【そういったのもつかの間、彼のカッターでは刃が届かない】
【それもそのはず。既に体力は消費しきっている上に、針のような雷刃はスピードが速い】
【太刀を所持していればなんとか行けたかもしれないが、現在太刀は足元に】
【―――ゆわば、なす術が無いのだ】
【全ての雷刃がまるでコンピューターの制御のように紅暁の体に刺さる】
【否――左に投げた4本は、触れて電気を流しただけで刺さってはいなかった】
【全ての刃から電気が流れたのと同時に、右の4本が全て彼の両足を貫通していた】
【彼の両足は4本の貫通と電撃のショックに耐えられるほど優れた物では無く、カッターを自分の左手の横に置き】
【自身の両手を前に出し、土下座の様な体制に入る】
・・・・・・・・グハッ・・・・
【彼の目の前には、彼が吐いたと思われる血の池が広がっていた・・?】
【そう、運が悪いとはこう言う事か。彼のマスクからなる黒の装甲は全て電子回路で制御を行っていた】
【しかし、許容範囲を超えるほどの電流があろうことかその装甲の中に流れてしまった】
【回路は壊れ、マスクは半分に裂け、青年の顔が露出したのだ】
【それこそ8本の針が当たるのとほぼ同時刻】
【極限まで隙がある体勢の中で、彼は息を整えながら左手のカッターナイフに手を伸ばしていた】
113 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:18:11.71 ID:nGGPNcSO
>>105
【弾かれた刀、手首を返して構え直し】
【一歩引いて、体制も立て直す】
(……まぶしいのに、くらい)
(血が、いっぱい。出すぎたんだ……苦しいのは、あっちも同じか)
【音もなく風が吹く錯覚、再び払われた前髪の下の白い花、】
【――――花弁が、散りはじめているのが、見えるだろうか】
【呼吸もだんだん細くなってくる――きっと、次あたりが】
【お互いの、最後】
114 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 00:18:54.97 ID:kiWs8HMo
>>\ALL
【そして。その数拍後】
【だンッ──! だンッ──! だンッ──!】
【重厚な何かが落ちるような音が、一定の感覚を置いて、近付いてくる】
【音のした方角から。少女たちが向かっていた方角から。一回一回ごとに、音は確実に近付いて──だンッ!】
【次の一回で。その方角から、大きく跳躍した“ソレ”が、降ってきた】
“────堕虚亜ぁあア゛あ嗚呼ぁあ゛ア゛ァ゛あ゛ア唖ぁあ゛ア゛ァっッッ!!”
【ソレは──“蜂の針を持ち、砲塔を背負った蜘蛛”?】
【全長6m、全高2,3m──】
【胸部から生えた三対六本の鋭い歩脚を備え、『触肢』とも言うべき二本の腕】
【側面にカノッサの紋章をペイントされた砲塔を一門背負う、虫型の異形】
【銃弾の嵐を受けた痕跡の残る、殆ど朽ちかけの金属外殻に全身を覆われ、】
【袋状の腹部の先端に、粘液の滴る図太い針を一本有しているのが特徴】
【そして蜘蛛であるならば顔面に当たる所は、彫像のような蒼白の人面と化していた】
【そんな異貌の巨躯であったが──何故か、右目には、刃渡り1mほどの大きな『ハサミ』が、深く突き刺さっていて】
【あまりに不釣合いなそれは、どうも初期装備ではないようだが──その取っ手には、また新しい血糊がべっとりと、ついていた】
【全身、至る所に傷を負って、生物に在らざるような漆黒の血を、ぼたり、ぼたり、と垂れ流しながら──この場にいる全員を睥睨する】
──……なんッ……!? ばっ、ウソ、……
あの、タヌキクソじじい……どうして、ちゃんと繋いでおかなかっ──
【何故か、大きくうろたえの色を見せたジャスパー】
【そしてその次の瞬間には、異形の口が大きく開かれて──図太い蜘蛛の糸が、真っ直ぐに放たれた】
【それが向かった先は、今、ウシロマトイが銃を突きつけていた──ランダで】
「ぬ、お、わっ、ぬううううああああああぁあッ!?」
馬鹿ッ、ランダァアアアアアアアアアアアアアアアー──────ッッ!!
【ぎゅるり……とあっという間に糸に絡まれると──瞬時に、異形の口元へと引き寄せられていき】
【あっという間に、その異形の口の中へと吸い込まれていくと──表すのも憚られるような、異音が、繰り返し、響いた】
……──おい、ウソ、だ……
【放心するジャスパー。それにも構う事無く、異形は一度舌なめずりをすると──次の獲物である、この場全員を、瞳に映した】
115 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:19:54.96 ID:zXistMMo
>>100
>>106
…それは、残念ね――
【再び前に回された左手には、札が一枚】
…あなたが、だけど
『無色の光陣よ、瞬いて拒絶の力を示せ―――』
【そんなことを呟くと、早口に詠唱をしながら、札をお化けの前の地面に投げつけ――】
飛びなさい―――≪反白退魔陣≫!
【宣言と同時、その札から白い炎が札の周囲に吹き上げる!】
【白い炎の作用は、「触れたものを弾く」こと――端的に言えば、接近するお化けを吹き飛ばして食い止める算段だ】
116 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:21:10.83 ID:Aq4.mBIo
>>102
尺、などと言っては、これは5時間以上にも渡る劇場版・・・
バルジ大作戦みたいにトイレ休憩でもあるのかい・・・?
【軽口には、軽口を・・・自嘲気味にメタで返すも、声色の落ち着いている93は”本気”だ】
【自らの発言―――”最後の一撃”、それの意味するところは、余すことの無い全力―――】
いくぞ・・・TJ・・・
【93はその場に―グッ―と屈み込んで両脚に力を溜め、大きく空へ大跳躍をし】
【空中で―グルリ―と身体を一回転させ、そのまま右足を突き出しての飛び蹴り】
メテオ・キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィク!
【その右足は真っ赤な炎で覆われて闇夜に映し出され―――】
【―――さながら天から堕ちるひとつの≪METEOR:流星≫か】
【―――が、我が身に降り注がんとする流星だろうと】
【まさかその身に甘んじて受け入れる愚か者もいるまい】
【―――TJと93―――】
【互いに立つ位置は違えど、仮面に本心を隠す戦場の道化師同士】
【似たものであった平行線は決して交わらずに】
【しかし常に寄り添う、もう一人の”自分自身”か】
【両者の必殺技が】
【交錯せんとする】
【―――瞬きほどの刹那に―――】
【世界から―――】
【音が―――】
【消えて―――】
117 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 00:22:35.73 ID:OaxLDIDO
>>108
邪魔出来るってかぁ!?やってみろや!!
俺様は最強で最悪で最凶なんだよおおぉ!!!
【少女の接近に対して、ただ吠えるだけで何の動作も無い】
【ただ、斬られる瞬間に小さく後退、斬撃の傷を浅くする】
【両腕に鱗はあるがそれ以外は何かよく解らない物で出来ているらしく、簡単に体に斜めに傷が入った】
【紫色の、人体では有り得ない色の体液が飛び散る】
【それを見ながら、彼は笑って】
そぉら隙ありだァ!!
【攻撃を受けた瞬間、指先を揃えた左手を少女へと突き出す】
【もし爪が体に刺されば何等かの毒が打ち込まれるが、今はその効果を示さないだろう】
/すいません、次遅れます
118 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:23:24.07 ID:V7.ryAAO
>>113
……さよなら。
【ちゃきん、と細剣が、見せつけるように掲げられて】
【纏った光が膨れ上がり、炸裂して】
【―――迸る、閃光】
【夜を、闇を、昼に、光に、塗り替えるような】
【世界を、明るく染め上げるような、光を放つ】
【所詮、目眩まし】
【だが、互いが互いの武器から眼を離せないようなこの状況ならば、話は変わる】
119 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 00:25:28.59 ID:eZqtVeoo
>>84
>>98
>>109
>>110
オ……ッ!オオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォオォォッッッ!
【痛覚を情報操作で遮断、只管に、レギオンの心臓部分へ、爆風を纏い、襲いかかっていく】
【其の手には、残る4つの爆弾】
【躊躇わず、3つを心臓部へ投擲】
【起爆し、爆発の相乗効果で破壊を狙い】
【残る一つを、計算により、“死なない”ことを覚悟して、起爆させる】
【左腕をこちらに来る爆風に翳し、爆風に向けて爆風を撃ち出す】
【爆風に爆風を打ち出し、其の範囲を限定させ、破壊を確実とするために】
【そして、爆風に突っ込む形になる谷山を、死なない程度の被害で済ませるために】
【反動でブチブチと、筋肉がちぎれ、皮膚がちぎれ、骨が砕ける音がする】
【恐らく左腕は生涯使いものにならない】
【それでも、糞野郎に一杯食わすには十分だ】
届――けええええええええええええええええっ!!
【爆風に飲み込まれながら、心臓部へ仕込杖の刀身を向けながら、飛び込んでいった】
120 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 00:28:25.35 ID:eZqtVeoo
>>119
//ウワアアッ!途中投稿!
>>84
>>98
>>109
>>110
オ……ッ!オオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォオォォッッッ!
【痛覚を情報操作で遮断、只管に、レギオンの心臓部分へ、爆風を纏い、襲いかかっていく】
【其の手には、残る4つの爆弾】
【躊躇わず、3つを心臓部へ投擲】
【起爆し、爆発の相乗効果で破壊を狙い】
【残る一つを、計算により、“死なない”ことを覚悟して、起爆させる】
【左腕をこちらに来る爆風に翳し、爆風に向けて爆風を撃ち出す】
【爆風に爆風を打ち出し、其の範囲を限定させ、破壊を確実とするために】
【そして、爆風に突っ込む形になる谷山を、死なない程度の被害で済ませるために】
【反動でブチブチと、筋肉がちぎれ、皮膚がちぎれ、骨が砕ける音がする】
【恐らく左腕は生涯使いものにならない】
【それでも、糞野郎に一杯食わすには十分だ】
届――けええええええええええええええええっ!!
【爆風に飲み込まれながら、心臓部へ仕込杖の刀身を向けながら、飛び込んでいった】
【爆発により、爆発の中は毒液が無いはず、故に逆に安全なはずである】
【死なないように計算した決死の一撃だ】
121 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 00:29:15.62 ID:.mVancSO
>>111
>>114
……まだやるか?
【そう言ってナイフを向けようとした瞬間】
……ここで大型ですか
しかも共食い?
【食べられたランダを見て】
……ジャスパ
ここは一時休戦して化け物退治協力しないか?
アンタも下手したら食われる
なら協力するのはベストだろ?
終わってから続きをやればいい話だ
【冷たい声で言い、ナイフをジャスパから離し兵器へと顔を向ける】
(………カンナ達は無事か?)
(……もしコレに食われてたら………考えたくない)
(だから今は《血化粧》を施したのに)
【カンナ達と交戦したのだろうと兵器の眼の怪我を見て思う】
122 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 00:31:37.98 ID:vTSthLo0
前
>>999
助けてくれるなら早く助けてくれ
結構危ないかも〜
【少年の顔はまったくそんなことは思っていない顔だった】
【しかし太腿は今にもナイフに刺される寸前】
おじさんも乱暴だな〜
ちょっと能力使うか
【そう言うと先ほど出した黒い球の一つが少年と兵士Fの間に飛んできた】
≪斥力≫
【合図とともに少年と兵士Fの間に周りのものを押しだす何か強い力が生まれ、地面が丸くへこんだ】
あっ強すぎた
【匙加減がうまく利かなかったのか少年も後ろに飛んでいき近くにある瓦礫の山に突っ込んでいった】
//遅レスすいません
123 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 00:32:49.34 ID:Jm/3vEwo
>>85
>>104
【『光球の処理』、後に『ギアへの直接攻撃』と云う見通しを立てていた、彼である】
【避ける∴スいは防ぐ=\―腰を若干落とし、何時でも動ける体制で……】
(来――――……ないッ!? なら、狙いは―――!!)
朔夜さん! 光弾がそっちに″sきました―――ッ!!
【――狙いは『もう一人』である事は、明白であった】
【故に、森島は朔夜へと警告を発し……そして、決断≠迫られる】
【即ち、『朔夜への援護』か、『異形の撃破』……二者択一――!!】
【頭の中を整理する――目の前の異形を見れば、明らかな攻撃準備=z
【一方、朔夜とシェンの方向を見れば『二つの脅威』に曝される彼女……】
【―――然し、彼の決断に迷い≠ヘ介在しなかった】
【彼は即座にエネルギー変換=\―可能な限りの高速で、ギアの正面へ出ると、『紅球』を作り出し―――】
――――さっさと止まれ、ポンコツッッ!!!
【「ギア」に意図的に突っ込み、内部から破壊せんと――投げ付ける<b!!】
【目測で、凡そ『ギアの目』より少し小さめに作った物……上手く行けば、内部へ巻き込まれるだろうか】
【仕組みとしては、所謂小型時限爆弾=B 十数秒ほどで、中規模に爆発を起こすだろう】
【「識槻 朔夜」が、真坂“死ぬ”筈も無い――其の信頼から、生まれた行動だ】
124 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:33:56.92 ID:nGGPNcSO
>>118
しま、っ、
【溜めた光を、撃ち出すものと。そう考えていた】
【強烈なフラッシュは少女の灰色の瞳を焼いて】
【目に、激痛。腕で押さえて、二、三。たたらを踏んで】
【――――それでも、笑ったのだ】
【光の津波の間を縫って、金の少女に肉薄する小さな影――みっつ】
【「ソレ」の狙いは、閃光を奔らせる直前に少女が立っていた場所に向けられていて】
【もし、少女が移動していたなら。「ソレ」は虚しく空を切るだろう】
【飛来したのは剃刀大のちいさなちいさな、白い刃――「右目の花の花弁」】
【大きさが大きさなので致命傷は与えられない、――しかしそれは「毒」の存在がなければの話】
【駄目押しの一手、飛来する毒。白い少女の足掻きや如何に】
125 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:34:50.46 ID:1mNQw9Yo
>>107
ああもう 上手くいかねえな…… 俺は駄目な奴だよ
【綾菊にかかった水が、本来の上限をいくらか超えた量の熱を吸収し、一時的に断熱効果を発揮した上で蒸発する
【見た目には異常はなし だが少しだけ、火傷が軽くなるだろう】
(とりあえず、俺はスルーされてる……よな?)
(そして敵の敵は味方だよな? 敵って考えからしてあんまり良くないけど)
【その場で待機、動かない 体力は正直一般人以下、相手はジャブのつもりでも、まともに食らえばそれだけで沈む】
【冷たい空気が容赦無く体を冷やし、変温動物である彼の体力をガリガリ削り始めてきているのも動けない要因か】
【地面へ落ちた水が、不精髭の男の方に向かって流れていく】
126 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga sage]:2010/12/19(日) 00:34:54.80 ID:s5ELhPYo
>>106
>>115
逆に考えるんだ、ケサランパサン(仮)君
【更に高く、飛びあがる】 【スライダーモードによる軌道補正――完了】
【その際、ポツリと語りかけるだろう】
無事で有る必要も無ければ、態々かったい地面に足を着く必要も無いんじゃないか?
【10m。それだけあれば十分だ。十二分すぎる】
【宣言通り、彼は悪意の無い正義を振りかざす者】
【宣言通り、彼は己を省みず正義を実行する者】
【礎、使徒、“死”徒、自然が、人々が送り出した貴殿等にとっての“災厄”】
――――――“キッカー”
『 ignition 』
【胸元の低い声と同時、彼に目に見えて変化が訪れる】
【左足を覆う光、それが直後に重厚な“装甲”と化し】
【ヒュ―――開始される、落下。落ちる/堕ちる/墜ちる】
【直下でなく、僅かに“流れた”位置へ】
【加速する、重力と重い左足に引かれて―――】
【毛玉の居る“直下”を避け、重厚な装甲を携えた強力な一撃が―――装飾品である眼鏡を中空へ置き去りにして】
――――プロトォ……
【―――“ゼーム”と呼ばれた“悪色”へ向け】
―――――――キイィィィィィィィイイッッック!!!!
【今、穿たれようとしている】
【加速に加速を重ねたソレは正に落雷。】
【重さ、速さは言うまでも無く】
【ましてやほぼ直上からの攻撃、更に吹き飛ばされていた場合には―――気づけるか?対応できるか?】
【その答えは―――――】
127 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:35:00.08 ID:NScwoDQo
>>107
………………っ!てめ騙したなっ!
【数拍遅れての反応】
【その後直ぐに立ち上がるも】
お、おいっ!大丈夫か綾菊っ!!
【助っ人の彼女は策略という名の凶刃を受け負傷】
【少年の不甲斐なさが露呈する形となった】
【もう少し人を疑う事が出来たのなら、もう少し冷静でいられたのならこんな事は起きなかっただろうに】
【綾菊が逃げる前、少年はバックステップその場から退避】
【それでも充分な距離ではないが濡れていたのが幸いしたのか小規模な火傷を右手に負っただけだった】
チッ……クソが……
【爆風の為に右手のナイフはどこかに吹き飛んだらしくその姿は無く】
【小さく毒を吐く、自分に対してそして相手に対して】
……んだテメエ、親玉かオイ
丁度良いや文句いってやる、テメエ部下の教育ぐらいちゃんとしやがれバカ
ふざけた話だって言いたいのはコッチだ――――
【大分間違った文句を言いつつも現れたその男を睨みつける】
【再度腰のホルダーから先程投げたナイフと同じ物を取り出し構える】
128 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:36:21.95 ID:nFzv7PIo
>>117
小物が良く吼える、―――ッ!
【切先が何かを捕らえ、切裂いたのを感じる】
【鱗は兎も角、身体が切れることは判った。収穫だ】
【紫色の返り血を微量、身体に浴びながら、少女は呟き】
【右手を振り上げた勢いのまま、身体を無理矢理捻り】
【其の場で反時計周りに回転する事で、突き出された爪を避けようと試みる】
【が、みてからの反応。突きの出の速さに間に合うはずも無く】
【その爪は少女のマントを割き、セーターをも切裂いて少女の背に傷痕を作った】
【直撃ではない掠り傷。だが、それだけでも確かに毒は流れ込むだろう】
――――――ちぃっ!
【痛みに眉を顰めるも、動きを止めるにはまだ弱い】
【回る勢い其の侭に、先ほどと全く同じ軌道で、今度は左の剣を振り上げる】
【腕は限界まで伸ばし、リーチは申し分ないだろう】
【が、やはり単調な攻撃。避けることもまた容易である】
/了解しましたー!
129 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 00:37:06.17 ID:vjoB2wDO
>>111
>>114
【周囲に響く不思議な音に驚き、そろりと視線を向ける】
【誰だ―――厭。何≠ェ、来るんだ?】
【身構えていたが―――来訪者の其の姿に、驚愕するしか無かった】
【突如現れた蜘蛛に、身を硬直させた檸檬】
【食料と成ったランダを見て、あんぐりと口を開けた】
【倫理とか、道徳とか、偽善とか。そう言ったモノは、其処に無かった】
―――――……嘘、だろ
【―――恐怖、しか無かった。瞳に涙が浮かび、壊れた笑顔を浮かべる】
【情けないにも程が有るが、怖がっている暇は無い】
【急いで、待機させていた矢を放つ】
【全魔翌力を載せた矢は、加速、更に加速を加え―――蜘蛛に、向かって行く】
【然し―――両足からの大量出血】
【ソレの代償が来たのか。ぐらり、と意識が霞んで】
【「……―――済まない……後は、任せた。」】
【そんな事を呟いて―――夢幻檸檬は、失神した】
/ごめんなさい、盛り上がって来ましたが、中の眠気がマッハで…
/このままだと確実に寝落ちると思うので、この辺で…
/お疲れ様でした…!orz
130 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 00:39:23.99 ID:UoaoK6AO
>>99
幾つかの『熱の塊』、詰まりはその幾つかの中の一人がこの人って訳だな
有り得ない速度っていうのは、脚以外の何らかの移動手段を使っているのか――
(――――速い=c…!反応も、行動も……!)
【目の当たりにしたその速度に、シャムロックは思わず息を呑む】
【射られた矢の速度もかなりのものである筈なのに、少女はそれを容易く――少なくとも彼女にはそう見えた――蹴り落とした】
【くわえタバコ、背に描かれたナンバー、手練れした蹴りの技術。そして少女が口にした≪No.41≫】
【間違いない、昨日行われた決戦前夜の集会にて寄せられた情報の中に、其れは確かにあった】
【記憶の照合作業を終えたシャムロックは、思考時間を長くは取らない】
……白雪、そんなに落ち込まないで
大丈夫だ、きっと。君は『何時も通り』でいい
そうだな、No.41。この街が無くなれば、君みたく困る者が出るやもしれない
だけれどカノッサ機関を、私たち対機関側がそう易々と見逃す訳にもいかないのでね?
――残念ながら、交渉は決裂だ
【恐らく、交渉の成立が有り得ないのは41も理解していたことだろう】
【剣を軽く地に打ち付けると、僅かに「水」の粒が散り。こちらは、走り出す少女を見据えたまま動かない】
(兎に角、出来上がった“フィールド”は使わなきゃ損だよな
如何にそちらへ移動させるか、だ――落ち着けよ、『シャムロック』!)
……白雪、今度もまた力を貸してくれると、私は嬉しいな!
そら、足元注意だ、気を付けろよ――!
【そうして降ろした剣を振り上げれば、冷却され魔力の込められた「水」が剣先より溢れ出し】
【拳大の球状となって41の足元へと肉薄する――が、然し、足へ命中する前に其れは弾けて飛沫が散る仕組みになっており】
【また、パシャアと派手に弾ける音も鳴り響くため、白雪の耳にも届きやすいだろう】
【牽制でもあり、罠でもあり……いわゆる「水球」自体に攻撃力は全く無い。まともに被っても精々、服を濡らす程度だ】
【「今度もまた、力を貸してくれ」というその言葉。白雪は如何に捉えるだろうか】
131 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 00:39:24.07 ID:Y1s5c7A0
>>109
>>110
>>80
>>98
っ・・・・あぁぁぁぁ!!!!!
じゃあ同じ言葉を返しといてやる!!お前もそこ等に転がってる悪党どもと何一つ変わらない矮小野郎だってな!!
【溢れ出した、とでも言うべきか、先ほどのように内に感情を留めることなく】
【その感情を発露する・・・彼の心情の内で何かあったのか?】
そんな事で・・・何が高次元の存在だ・・・!全ての命を滅ぼしたところでそんなものに成れると思っているのか、馬鹿馬鹿しい・・・!
【たかだかそんな事のために、命を潰せるか、もはや言葉らしい言葉も浮かばない】
【それくらい、彼の目からはディザスターのやろうとしていることが馬鹿馬鹿しく思えたのだ───】
【降る毒の雨───彼は確実な一撃を叩き込むために今は防御に徹する】
【張るのは魔術障壁・・・だが全てを防ぎきるには足りない魔力量】
【防御壁だけではなく、自分の足にも魔力を篭めているのだ・・・一瞬で敵の懐に駆け込み】
【その剣を敵の心臓に突きたてるために・・・】
【毒の雨がその肩を、その背を蝕もうとも───最後の一撃を絶対に叩き込むため・・・】
132 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:40:39.57 ID:eIzZVuco
>>116
こういう戦いの前にはトイレを済ませておくのが常識だ、かく言う私も突撃前に済ませて来た
家のトイレで
【飛び上がり上昇するその最高地点に達した所でかれもまたぐるり、と身体を回転させる】
【エネルギーを溜めた右脚を大きく突き出すTJは全く自身を乱さずにその一撃を向ける】
【同時、背中からジャンクちゃんに積んでいたジェットエンジンを起動、そこからさらに推進力をあげての大技を発射!】
電光ォォォォォォ―――――――――――――ッ!!!!!!!!
【交錯する、互いの全身全霊が】
【激突する、互いの情熱と闘志が!】
【爆発する!互いの最高の一撃が今まさにぶつかるッ!!】
ジョーカァァァァァ―――――ッ!!キィィィィィィィクッ!!!!!
【ぶつかりあう流星と電光!甘んじてなど受けない、徹底的に抵抗して受けて立つ!】
【この戦場から完全に音の消えた静かな戦いの世界で彼らは互いを見て互いを再確認していた】
【…互いの右脚と右脚、その接触面が…激突する!】
133 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 00:41:19.54 ID:PA2noYco
>>122
/遅くなったものは仕方が無いけど、遅くなるなら先に一言有れば嬉しい
/イベントの時とか、飛ばして良いものかどうか判断に迷うから
/それに、極端に一人だけ遅れると、周りのやってる事と合わせ難いからね
【現れた女は、何か用件でも思い出したのか、と言う様に】
【少年に協力の申し出だけ済ませると、何処かへと移動を始めてしまう】
【その顔を見て、何をする必要もないだろうと思ったのだろうか】
【そして、兵士Fは、黒い球体によって吹き飛ばされる。おそらくは戦闘不能だろう】
【周囲を見れば、既に戦闘は佳境】
【兵士の大半は他の能力者に撃破されて、倒れている】
【少年が行うべきは、混乱する住民の誘導だろうか】
【少年の現在位置は、南の検問の直ぐ近く】
【普段なら兵士が見張っている其処は、押し寄せた大量の住民でごった返している】
【祭りの際の端の上、バーゲンのワゴンの前、それらの何倍もの密度】
【押し合って倒れそうになっている者や、踏みつけられてしまっている者もいて】
【互いが互いに無理に先へ行こうとする結果、人の流れは却って滞っている】
【この戦いは、街の解放。住民が居ない街は、街と呼べはしない】
【ならば、此処にいる住民を救う事も、少年の出来る戦いと言えるだろう】
134 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:42:34.16 ID:nATechUo
>>111
>>114
【つかつかと近づき、ランダの頭に銃口を向ける】
【うろたえるランダを見て、ほんの微かに哀れみを感じる。しかしそれはすぐに消え去った】
【號、と駆け抜ける爆轟】
…ん?
【次いで聞こえる、何処かで聞いた落下音。はて、何処だったか────】
【その答えは、降ってきたモノを見た瞬間に出た】
【二度と見たくも無かった「ソレ」は、不愉快な咆哮した刹那】
【銃を向けていた相手──ランダに向かって糸を吐き捕縛、そのまま捕食した】
────。
【何かが、爆発した】
まァァァァァァァたお前か!
無理にでも二度と会いたくなかったぞ!
【そう叫んだウシロマトイは、しかし冷静に自らを観察してもいた】
【これは憤怒。頭の中が真っ赤とはなんとも珍しい、と頭の何処かで思う】
よかろう!
そんなに死にたきゃ何度でも殺してやる!何度でもだ!
【右手の銃から、一発も放たれていない弾倉を排出】
【すぐに装填されたのは黒地に赤の3本ライン──徹甲弾入りの弾倉】
【銃口を向け、引き金を引く】
【ガォン!と、大きさと見合わない銃声と反動を上げて銃弾が飛んでいくだろう】
135 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 00:42:42.77 ID:IamaEESO
>>112
決めル…………!!
【地面を力強く蹴り……隙だらけの紅暁の頭上へと、跳躍】
【増加する位置エネルギー、全身から発生する電気エネルギー】
【そして、紅麒麟の右足を包む……「麒麟」を模した、大量の《氣》】
一子相伝……
【全てのエネルギーを、この一撃に……!!】
【運動エネルギーが増加し、位置エネルギーが減少するにつれて……重力が、紅麒麟をどんどん加速させて行く!!】
《麒麟之荒》ッ!!
大ッ!! 艦ッ!!
割りィィィィィィッッ!!!!!!!!
【その加速から放つ、全力の……「踵落とし」】
【その破壊力は、最早語るまい。《氣》《電気》《加速》《脚力》……全てが掛け合わされたこの最大の一撃は、少なくとも、まともな人間ならば耐えるのは難しいか】
【しかし、その圧倒的威力故に……圧倒的に大きい予備動作と、隙】
【特筆すべきは、身動きの取れない空中と……攻撃の直後。この二つの隙は……余りに、大きい】
136 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:43:06.54 ID:V7.ryAAO
>>124
【少女は、確かに移動していた】
【だが、それは真正面へだ】
【自ら生み出した光に目を灼かれるような下手はしないが、光から闇へ、白から黒へ、反転した世界に、眼が完全には追いつかない】
【故に、気付けない】
なっ、花が、何、でっ……。
【ふらり、三つのうち二つが身体に突き刺さる】
【怪我とも呼べないような怪我だが、毒が、身体に廻る】
【力が、奪われるのが解る、力が抜けるのが解る】
【――でも、まだ動ける】
【数分後は知らない】
【でも、今は動ける】
【だから、力を振り絞って】
【脚を無理矢理踏み出して】
――――私の、勝ち、ですっ……!
【目の前の敵の、側頭部を狙い】
【光の補助を失った細剣を横に振るう】
【少女の予定していないことだったが、細剣は本来刺突に特化した武器】
【それに斬撃の特性を加えた魔法が消えた為、威力が下がるどころか、只の打撃へと成り下がってしまっている為、致命打を放てなかった】
【……上手くいけば、意識を刈り取る事位は、出来るかもしれないが】
137 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 00:49:17.92 ID:TtBi7WMo
>>111
>>114
【――コレ≠ェ来た方角】
【先行した人達は、どうしたんだろうか】【あまり考えたくない】
【生物に在らざるような『漆黒の血液』】
【蜘蛛に刺さる大きな『ハサミ』】
【紅茶色の瞳≠ノは、見覚えがあった】
――……カンナ……おねーさん?
【自然に漏れ出た言葉】
【年上の彼女を、そう呼ぶのは間違いじゃない】
【自らの口が紡ぐには、すこし幼さが足りない】
【――吸い込まれるランダを見て】
【その音を聞いて】
【暖かな鎧の中で、鳥肌が立った】
――、無差別…っ
【舌なめずりする異形――】
【最も襲いやすそうなのは、この場に二人】
【ジャスパーと檸檬】
【自身が運べるのは、一人だけ】
>>121
動けない人に言ったって、期待できないよ!
【初めて、レンに声を掛けた】
――でも、あなたがナイフを納めてくれるなら…!
ついでに抱えて逃げてあげてよ…っ
【言うが早いか】
>>129
【地面を爆破する反動で、檸檬に向けて跳躍】
【接近できれば、駆け抜けるように抱き上げて】
【異形から離れる方向に突き進むだろう】
138 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:49:57.59 ID:nGGPNcSO
>>136
【衝撃。脳を揺らすそれは、少女の体内に濁った音を響かせて】
【つぅっと、鼻腔から新たに垂れる赤い液体】
(……ああ、)
【焼かれて痛む目は、平衡感覚すらも見つけられず】
【空を見上げて、見えないはずなのに】
(おつきさま、きれい)
【白い月が、確かに見えた】
【刀を握る手から力が逃げて、刀そのものもするりと地面に逃げる】
【それを追うように、少女の身体も地面に伏した――】
139 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 00:50:50.48 ID:PA2noYco
>>125
>>127
(ぴょん太&エルフェス)
【綾菊の負傷は、少なくとも致命傷では無い。但し、これまでの様な戦力にはならないだろう】
【それでも、自分で動く程度の力は残っている様で】
綾菊:ぬ……この程度、問題無い、が………
……エルフェスと言ったな?面倒な相手が出て来たぞ
すまんが、私は………下がらせてもらう
ああ?こりゃ驚いた、あんな戦い方してたらもうとっくの昔に死んだかと思ってたがな
健康診断もやらなくなっちまったが元気か?肝臓悪くする様な飲み方してんのか?
……っておーい、逃げんのか?数カ月ぶりの再会……いや一年以上か?
【火傷した腕を庇う様にして、綾菊は後退】
【或る程度下がると、街の周囲の城壁の方へ走りだし始める】
【走る相手を追うのは苦手なのか、男はそれを見送るばかり】
【顔見知りに向けるような、気易い言葉を投げた】
……教育が通じるような連中かよ、あれが
ああいうのは飼いならすんだ、犬みてえにな
餌を与えて頭を撫でて、時々骨で遊んでやる
で………猟犬として使えなくなったら殺すんだよ
【ガチャン】
【男のコートが翻り、其処から三本の″カ腕が現れる】
【何れもその手に持っているのは、ベレッタM93R。夜の国支部正式採用の拳銃】
【その銃口が向けられる先は】
【エルフェスの胸。蛙は、パーツを狙えないのでそのまま。そして兵士Oの額】
【狙いを付けて、グリップを固く握り込み】
………緋桜 酔仙だ。地獄に名前でも持って行きな
【名乗りを終えると同時、引き金を引こうとする】
140 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 00:51:22.72 ID:4GnuxMSO
>>104
(馬鹿げた代物だな、畜生……あと三つ、如何やって防ぐ)
(―――いや、そもそもからして防げるか=H……駄目だ、弱気に成るな)
【走る鈍痛を意識から押し出して、朔夜は思案する。――どうにも、冴えない】
【体格や膂力の差は大きく、其処から生じる不利もまた然り。とは言え、おいそれと退く訳にも行かない】
【此処で自分が倒れれば仲間≠ヘどうすると、柄にも無い悲観的な思考を破棄して】
………んな訳有るかよ、オレを倒したいんなら前以上のモン持って来な。
仮にも一度刺し違えて見せた相手だ。其れがこれっきり≠ネんて、夢にも思っていないんだろう?
こっちだって、まだ燃え尽きるには早過ぎる―――さあ、来い。もう一度、冥土を拝ませて遣るよ!
【整息を終えると、自らを叱咤するように。その語調のみを僅かに荒げて、シェンに応じ】
【一歩下がりつつ相手に向けて放つのは、右の袖より一挙動で取り出した小振りのダガー】
【痺れた手で放つ為、今は¢ャさも威力も無い。だが――蒼い結晶が、刀身に纏わり付いていて】
【注視すればその周囲の空間が、僅かに歪んで見える事に気付けるだろう】
【その狙いは。着弾と同時、結晶を先程の斥力場=\―単純な衝撃波≠ニ置き換えても好い――に変換しての、攻撃】
【マンストッピング・パワーの無い刃の攻撃を、先程彼は敢えて無視して見せた。ならば――と投じた、一策である】
【次いで彼女は光球に対し、左の短刀での一閃にて迎え撃った】
【形無き物を断つ拒絶≠ェ、その効果を半減するも。彼女の時間は、ごく僅かに止まる】
【防御するか無視するかすれば、恐らく衝撃波が接近を阻むだろう】
【回避したならば、接近は容易。振り下ろす頃には彼女は戻っている∴ラ、直撃は為らないが】
【その左肩へと、割合に深い傷痕が刻まれる事となる】
141 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:52:38.63 ID:DnG9DFso
>>110
>>120
>>131
け、ほっ――そんな身勝手な理由で……
ただ貴方が嫌いだからというそれだけの理由で……世界中の生命を滅ぼそうというのですか……!
【神衣は、全身に受けた波動のダメージにより咳き込みながらも】
【しかし瞳に宿る意思の炎を絶やすこと無く、隠すことのない怒りを乗せてディザスターを睨みつけた】
そんなの、子供の我儘と同じじゃないですか……!
貴方のような自分勝手で薄っぺらな人なんかに――この世界を好きになんてさせる訳には行きません……!
【足が、ふらつく。まだ成熟しきらない身体は、捨て身の戦法により安くない損傷を受けている】
【だが戦闘は未だ続いている。膝を付くこともなく、両の足で地面を踏みしめながら腰を落とし強く凛々しく構えを取る】
なっ――これは……!
【が――神衣はその場から一歩も、動くことはなかった】
【否、動けなかったのだ。自分の役割を理解してしまったがゆえに。】
【降り注がんとする毒の雨/相手に止めをささんと突貫する谷山/即座に顔を振り向けば、力を溜めるライクの姿】
【己の遂行すべきものはなんだ?谷山と共に突撃するか、ライクに合わせ一瞬の機を窺うか】
【両者とも――違う。神衣は主役に昇る実力を持たない未熟者だ】
【取るべき行動は必然的に援護、支援。ならば……】
これ以上……皆さんを傷つけさせません――!
無限童子/夜天闘衣/分離/展開――今一度、私たちに神の友たる貴宝院の加護を与え給え!
【……自分は、皆を護る役目を受け持とう。身体を侵す毒の雨から味方を護るために。】
【神衣を包んでいた甲冑が、腕の鋏を残して全てが剥離し、ライクと谷山の方へと向かい高速で飛んでいく】
【分離された甲冑はそれぞれ大きな蝙蝠(ライク方面)と蠍(谷山方面)へと姿を変えて、二人を護る楯のようにして其の身を差し出そうとする】
【神衣の甲冑は、数多の折り紙を組み合わせて創りだしたものだ】
【それを分離させればその分全てを使役物として操作することが可能となる】
【操作自体は神衣の得意とするところではなく、精密な動きは取らせることができないが――ただ楯として機能させるならば問題ない】
ぐっ……うぅ……あぁぁぁ――……ッ!
【一方、神衣は頭上に鋏を掲げて身を縮めることで雨を受ける事を防ぐが】
【甲冑の殆どを差し出した以上防ぎきれるはずもない。】
【甲冑の下から現れた夜桜を思わせる黒い着物に毒液が染みこんでいき、肌を蝕み激痛を走らせる】
【出来る限りの行動は起こした――後は、頼れる二人の勇者に委ねるのみであった】
142 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 00:54:05.31 ID:ljkYnIwo
>>115
「う・・・・ごぉぉぉオッ!?」
【突如発生した白炎、急ブレーキをかけようとするが、止まらない】
【悪色の体が、それに触れて――】
「ぎぉぉおおおオッ!」
【その体が、本から切り離されて、吹っ飛んでいく】
【そのまま、壁に衝突し】
【グシャ、と生々しい音を立てて、つぶれた】
【残ったのは、黒い本が、一冊だけ】
>>126
【しかし】
「ぎひぎひぎひぎひギヒ!残念ながら俺の本体は本なんだよ!」
【残った本から、そっくりそのまま悪色が這い出す】
【そして、炎を回り込み、今度こそ、少女に向けてカギ爪を繰り出そうとした、その瞬間だった】
【それは、空から落ちてきた】
【止める暇もなく、ただ見送るしかなかった】
〈失敗した かも 知れない〉
【毛玉が、ポツリと呟いた、だがもう遅い】
【それは、ものすごい勢いで落下し―――】
>>ALL
「が―――――ギィ――――――ッ!?」
【青年のプロトキックが、ゼームの身体を貫いた】
【そして、直撃する場所は・・・あの、黒い本】
【強力な一撃に、黒い本はつぶれ、ひしゃげて】
がぼっ・・・?
【ゼノが、唐突に血を吐いた】
【ガク、と膝を突く】
「嘘ダロ・・・?」
【そして、黒い本が潰れたせいか、悪色も消滅を始める】
【青年は、悪色の体のおかげで、そこまで致命的な衝撃は貰っていないだろう】
【まさに、奇跡、偶然。それらが組み合わさった、一撃であった】
〈まずい かも 知れない〉
【毛玉が、ゼノの周囲に集まる】
143 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 00:55:03.64 ID:TtBi7WMo
>>137
/うわぁぁ、ごめんなさい、補足です
/モーニングスターは接近を決めた段階で背中に納めてます
144 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 00:58:31.80 ID:vTSthLo0
//すいませんでした遅い時間のためしばらく続けられる状況ではないので落ちます
//本当にすいませんでした。彼は気絶しているか避難誘導をがんばってることにしてください
145 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 00:59:33.17 ID:PA2noYco
>>130
白雪:えーと、力を貸してって言われても………!
え、えと、其処かっ!!
【その探知技術の性質上、至近距離で素早く動く相手は、白雪の苦手とする所】
【もう一度放った矢は、二秒程前にNo.41が居た地点に着弾する】
【白雪とNo.41は、きっとどうしようも無い程に相性が悪いのだろう】
『足元注意の前におしゃべり注意!舌を噛むぞ、気を付けるんだな!』
『(いやーな状況だな………あっちに行くのは嫌だ)』
『(出来るだけ、先周り。動きを潰して行かないと………)』
【No.41は、凍りついたフィールドを背にする様に横へと移動した】
【こうすれば、自分が後退しない限り、相手を其処へ到達させる可能性は少ない】
【そうしてから、また距離を詰めて】
『(水……こんなものはどうにでもなるよな)』
『(怖いのはあの剣、あれを持つ手を狙うか)』
『……ぇえいりゃあっ!!』
【左足の爪先、飛来する水球への蹴り。それを破砕し、ズボンをぬらしながら距離を詰めて】
【降ろした左足を軸に、右足で横へ突きだす様な蹴りを放つ】
【その狙いは、シャムロックの剣を持つ手】
【そして、右足が引き戻されると、足が通過した空間に、赤い線が出現するだろう】
【風による熱探知は、ラグが出来る】
【白雪が、シャムロックの罠の意図に気付けるのは、おそらく数秒後の事だ】
146 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:01:30.70 ID:V7.ryAAO
>>138
【どしゃり、と、白亜の少女に続けて、金色の少女も、並ぶように地に倒れ伏す】
【視界がぐるぐると周り、息をするのも辛い】
【出血は収まる気配を見せず、顔は段々と血の気を失っていく】
【それでも】
……まだ、いきてる。
【血にまみれた手で、懐から端末を取り出して】
【避難の手伝いに行かせた機関の構成員に連絡を付ける】
【《死にそうな女の子が居る、自分も負傷した、助けてほしい》と】
……あーあ、何で敵を助けてるんでしょう、私。
まあ、今日は頑張ったし、良い、ですよね……。
【最後に、譫言のように、そう言って、少女は意識を手放した】
【自分の持っているのが、優しさではなく甘さで、それは人を苦しめると理解していたが、それでも】
147 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:02:30.30 ID:Aq4.mBIo
>>132
【これは後日談、逃げ惑う群集が火の国の高台上空にて「2度、爆発ほどの閃光」をみたという】
【しかしそれはまだまだ先のお話、舞台は未だ血潮たぎる火の国最終決戦の戦火の元】
【―――2度?】
―――ば、ぁん―――
【熱く燃え上がる火の国の戦火の元、夜の帳を切り裂く閃光と破裂の音】
【TJと93、両者の激突する魂と魂の鍔迫り合いを制したものは―――】
・・・あぁ・・・
【先に地に降り立った93、その全身は電光ほどのキックを浴びて、すでに黒く焦がれ】
【もはやこれ以上の反撃の体力も残っていない、せめてと膝を屈さぬように立つのがやっとだ】
・・・みごと、だ・・・TJ・・・
この戦いの、勝利は・・・貴様にくれてやる・・・
そして、その眼によく焼き付けろ・・・「敗者」の辿る道というものを・・・
【そう、言い吐き捨てて―――最期の、言の葉】
【敗者の辿る道などとは、それはまさしく―――】
148 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:02:42.33 ID:zXistMMo
>>126
>>142
【自分がお化けを吹き飛ばし―――青年がそれに止めを刺した】
【青年の挙動に注目していなかった少女は一瞬ぽかんとするが―――】
感謝します―――
『―――透過領域を定義』
『新緑の閃光よ、悠然と世界を駆け―――』
【青年に向けて一言、協力への感謝を口にすると、追撃の魔術を唱え始める――】
【その魔術のためだろうか、チャクラムは両手で構えられ、青年たちのいる方に輪が見えるような向きに保持されている】
149 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:03:33.11 ID:ZHImU7Eo
>>135
【その男は俯いたまま左手でカッターを一つ持ち】
【右手をまるで念仏をとなえるかの如く立てながら】
・・・・・十八年 一睡の夢 一期の栄華・・・
【運動エネルギーが上昇して行く紅麒麟をよそに、当の紅暁――もとい赤井恭平は】
【二つの瞳をぐっと閉じ、未だ何かを唱えている】
【するとどうだろう、紅麒麟の背後から顔に向かって赤色の曼荼羅が発生する】
【その曼荼羅は紅麒麟が踵落としを決める際の加速よりも早く加速して行き】
【曼荼羅からは燃え盛る炎が発生された。そしてその曼荼羅は紅麒麟の後頭部へと進んでいく】
――、一人の嫁ってな!!
【踵落しが決まる直前に辞世の句を高らかに歌い上げると】
【紅麒麟の踵落しが脳髄に直撃するのとほぼ同時刻、紅麒麟の眉間を狙って】
【左手のカッターナイフを思いっきり投げつけた】
【後ろに逃げれば曼荼羅が紅麒麟の顔を焦がすことだろう】
【どちらにしても、この男に対しての踵落しは決まったことに成る】
150 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 01:07:54.29 ID:kiWs8HMo
>>121
(レン)
……──『コランダム』
『コランダム・カフカ・ランドウェル』……
【地に這い蹲ったまま、依然として放心状態の彼は、名を呟いた】
【コランダム。恐らく、『ランダ』と言うのはその略称だったのだろう】
【名も姓も同じだった彼らが一体どのような間柄だったのか、察するのは難しくない】
──……好きに、したらいい
どうせ喰われるのは、大層活きの良い、お前らから、だ
【既に重傷を負っているせいも有るが、ジャスパーはその場でぼろ雑巾のように這い蹲るだけで】
【レンの言葉を受けても、指先一つ動かそうとはせずに。激しい咳と共に、再び血反吐を吐き出した】
>>129
(檸檬)
【そして、現れるや否や、攻撃の気配──】
【異形はすぐさまそれを察知し、回避行動を取ろうとするも──ぎしり】
【錆び付いたように、その歩脚が動かず。ただそれは迫るのを瞳に収めるしか──】
“──────────ッッ、ッぎイ、あア゛ッ!”
【そして、その決死の疾矢は、右の前脚を穿孔──! ぶちり、と抉り取られるように、身体から切り離される】
【ぐしゃん、と薄汚れた音を立てて、鉄骨のように大きなその脚は地に落ちて、傷口から黒い血が溢れ出した】
>>134
(ウシロマトイ)
【続けて放たれる、疾弾】
【──怒号ッ!】
【まるで、銃弾の衝突には似つかわしくない撃音が炸裂した】
【嚇怒を纏ったその重弾は、異貌の殻をまさしく“徹甲”せしめた】
“────ギゃ唖ァ亜ぁあア゛あ゛ア唖ぁ亜あ゛あ゛あッっ、ッッ、っ──!!”
【命中箇所は顔面、その右半分。まるで爆弾でも受けたかのように“皮膚が裏返った”】
【──余りの衝撃と穿孔力で、顔面の肉を全て抉り返したのだった。異形は煉獄の絶叫をあげる】
【その衝撃で、右目に突き刺さっていた大きな『ハサミ』も眼孔から抜けて吹き飛んで──】
>>137
(サージ)
【──がらがらがらがらん】
【サージのすぐ真横に、その『ハサミ』が落下し、慣性によって駒のように地を回転しながら転げていった】
【からん、からん。回転を終えて、動きを止めるハサミ。その刃の部分は、漆黒の血液で塗れていて】
【取っ手の部分は、明らかに『人間』の、真っ赤な血糊が付いていて──中間地点で交わる色は、形容し難い色をしていた】
【離れていくサージを、異形は逃すまいとその瞳で捕捉して】
【自分から獲物を攫っていくもの──『敵』。野生の凶獣の如き、思考回路で、サージの存在を認識する】
//続
151 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 01:08:00.03 ID:2IV7a6o0
>>119
(―――――奴の芽は、摘んだな……あのような無茶をすれば、身体は壊れる……
こやつが、自分の体を壊したように…………!)
【レギオンに向かって飛び込んでいく基樹を、意外にも冷めた目で見送るディザスター】
【度重なる、爆弾を利用した加速に、自殺行為に等しい捨て身――――それがどれほどの負担になるか、誰でも分かるのだ】
【となれば、基樹が敵として現われる事は――――恐らくもうないだろう】
>>131
同じ言葉を返す?
貴様の言葉に、私の言葉と同じ重みなどあるものか……!?
貴様にとり、敵対する者はみな同じなのだろう? もとより分かり切った事を言われても仕方がない
何も見ず、考える事を放棄する単純馬鹿の言葉に、思考から導き出された言葉と同じ重みがあると思うのか?
同じ文面を借りても、その重みは同じであるはずもない――――貴様の事は、この体の中から見ていたよ……
【自身も、人間などみな同じ――――そこに至るのに深い考えなどないと言うのに、それを棚に上げて、文面のみの言葉だとライクをあげつらう】
――――元々、この体は私のものではないのだ。体など代えが効く……言っただろう、『命という概念を超える』と……
貴様らにそれが出来るのか? 出来まい…………!?
出来る事を下らないと切り捨てるなら納得しようが、出来ない事を下らないと言われようとも、そちらこそ馬鹿馬鹿しいだけだ……
今すぐにでもこの体を捨て、還る事も出来る…………だが、必要なのだ。この世界から命を駆逐するにはなぁ!!
【――――興奮したなら、理詰めで攻撃すればより効果的だろう】
【ディザスターがこう言う思考に達したかどうかは定かではないが、半ば屁理屈な論理を交えて、ライクを牽制する】
【ライクに怒りを抱かせ、より粗暴な思考へと至らせるのが目的だ――――逆に言うと、半ば戦闘の勝敗は放棄した格好である】
>>141
十分な理由だ……世界は常に力によって動いてきたのだ
言わば、力とは『世界を思い通りにする権利』なのだ……『権力』を以って君臨した君主、『名声』を以って人心を操作した英雄……一々上げるまでもない
――――あぁぁぁぁぁぁぁ!! 醜い!! 忌々しい!! この体に血が流れている事、それを思うだけで掻き毟りたくなるッッッ!!
【冷静を装おうとしたディザスターであったが、意識するだけでも嫌な『命』の語を、これまでに連呼し過ぎた】
【おぞましげに、自分の顔を掻き毟る。跡がつこうか、出血しようが関係無い】
【その忌々しいものの力を借りなければ、自分の願いは叶わない。分かっているからこそなお、忌々しい】
/続きます
152 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 01:08:25.23 ID:1mNQw9Yo
>>139
【水が、兵士Oに向かう弾丸にまとわり付く】
【威力・速度の軽減 彼女も確たる兵士ならば、その補正で弾丸を避けられるか】
何だろう、俺今さ、死んでもいい気分だったんだけど
【一方の蛙は銃弾と紙一重、ただ跳ねる、原始的極まりない動作での回避】
【反射 銃口が向けられることに対する動物的嫌悪が体を動かした】
生存本能っていうのかな まあ、そもそもこれ、俺の命じゃねえしさ
うん、やっぱ死ねないわ
【酔仙の足元まで達した水は、その足に絡み付こうとしてくる】
【水が足にくっつければ、彼の移動にあわせて流れることで、移動の度にバランスを崩しにかかるだろう】
153 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga sage]:2010/12/19(日) 01:08:27.25 ID:s5ELhPYo
>>142
>>148
(……なんとか、一撃で決めれたか)
【バシュッ――――】
【一撃必殺を由とする“キッカー”】
【その装甲は、一撃限りで大量の冷却水を蒸気と化して消えてしまい……】
…ほら、良いクッションが有ったろっと。
【毛玉へ向けての言葉を、ヘラリと笑って言う】
【計算ずく…?否、運による要素も大きかったろう。この様な方法、思いついても普通は実行しない。それを迷わず実行する様な馬鹿が、コレである】
降参する気は、あるのかいね?
【そして、ゼノへ向けて問いかけて】
【勝負は決した…これ以上は無駄と判断したのか・・・・・・?】
154 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 01:08:36.49 ID:kiWs8HMo
>>\ALL
“────い、ぎ、ァ……嗚呼、虚唖ァ、……ぁ──”
【右足を一本持っていかれ、顔の半分が吹き飛んだにも関わらず──】
【その異形は、ずしゃり、ずしゃり、と幽鬼の如き動きを止めようとはしなかった】
【その酷く濁った片方の瞳が捉えているのは──サージだった】
【獲物を奪って逃げようとしているその姿が、異形には酷く憎憎しく感じられていた】
【──ひぃいいん】
【背の魔力砲が、辺りの空気一帯を丸ごと吸い込むような大気の流れを伴って、魔力を溜め始める】
【びりびりと夜気が振動し、地鳴りさえ起こりそうな──ただの妄執で動いているその異形は、動きを止めず】
【──だが、もう既に超重量級の攻撃を二発も受けている】
【その動きは酷く緩慢で、今にも崩れ落ちそうだが──瞳だけは、ぎらぎらとした光に滾っていて】
【ぐぐぐ……がしゃん】
【背の砲塔が、異形から離れていくサージへと狙いを定めた】
【このまま放置して置いたならば──彼女ら二人もろとも】
【否、或いはこの場にいる全員が甚大なダメージを齎すような轟砲が、放たれるだろう】
【──この異形を完全に“殺しきる”だけの攻性質量を、彼らがこの異貌に叩き込むのか先か】
【それとも──それより先に、この異貌は全てを見るに耐えない凄惨な光景へと変えてしまうのか──】
【──決める刻は、今】
155 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 01:08:57.87 ID:2IV7a6o0
/
>>151
の続き
>>all(
>>119
>>131
>>141
)
[――――ギィィィィィイィィィィィ…………]
【レギオンの悲鳴にも、力がなくなっていった。もう既に、その力の限界が、近いのだろう】
【だが、仮にもアンデッドの兵器として生み出されたレギオン。ただでは終わらない】
[ウウッ、ウウッ…………ウあっ、はっ、がアっ、ヒっ、ひイっ…………]
【突撃をしたのは、基樹一人。ライクは未だ期を図り、神衣は援護に徹している】
【それが、完全にレギオンの止めとは至らず、わずかに生き永らえたのだ】
【――――そうして、終わりを迎えようとするレギオンの、子供の泣き声の様な呻きが響く】
【残った60人分の、死んだはずの者達の、苦悶の叫びの合唱が、辺りに響く――――後は、止めを刺すだけだ】
――――馬鹿な……本当に、3人……内2人が未熟者のチームに、レギオンが敗れるだと……?
【ただただ、その光景を見守る事しかできないディザスター】
【だが、その声色も表情も、言葉ほどには呆然ともしていないし、落胆もしていない】
【――――今のディザスターの主目的は、敵を殺す事ではないのだだから】
156 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:09:49.48 ID:eIzZVuco
>>147
【後に地に降り立ったTJは柔らかく着地を遂げたと同時に…ガクン、と片膝を突き手を伸ばし右脚を抑える】
【痛みをかばうかのようにその足の痛みを感じ取り…この爆発のすさまじさを感じ取る】
【言葉を発したら悲鳴を上げてしまいそうな激痛…まだ右脚が生きているのが不思議だと彼は思った】
…私の…勝利か、ならありがたくもらっておこう
だがR93号君、何をするつもりだ…何を目に焼きつくさせるつもりか知らないが早まるなよ
勝負が済んだのならそれでいい、私の技術を持ってその身体も修復してやろう
…また、勝負を挑んでもいいのだぞ?自分でも自覚できる程私は慈悲深い、それを受けてもいいはずだ
「ジュニアハカセ…何を!?まさか…おやめくださいデスヨー!」
【すでに悟り始め、説得を行い始めたジンジャーの言葉になんだか事態を飲みこみ始めたジャンクちゃんの言葉と共に】
【TJが立ち上がり…痛みをこらえて止めに行こうと93へ近づこうとするが…!?】
157 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 01:10:09.58 ID:xWhFWs.o
>>123
【この異形、ギアの力強さや奇妙な点は多いものの――総じて鈍い】
【それは当初のナイフに対する行動からであり、殆ど確定した事項】
【ギアの回転が上がり続けるところを見ればまだ先はあるのだろうが、そんな時間は与えられない】
【―――そして先程も記したようにこの鈍さ、人の全力を使った接近には対応が難しい】
【ましてや向いていた方向からして違う、これが決定的だった】
「―――――、―――――………!!?」
【ガリ、ガリ、ゴギ、ッ――――喰らうように、呑むように】
【人の口のように内部へと巻かれるギアは貪欲に紅球を内部へと引き摺り込んだ】
【しかし、十数秒―――十分すぎる時間である】
【距離も近く、恐らくは攻撃の光、十の指先からは紫色が零れ出ていた】
【それは炎、ライターや火炎放射器とは比べ物にならない、“炎のレーザー”】
【炎だからこそ“切断”するような威力はないが―――火力を高めたバーナーとでも言おうか】
【ソレが左右から五本ずつ、青年の肉体を焼かんとして振るわれる】
【尚、この攻撃の成否は一切関係なくして―――攻撃終了後のタイミングで、件の球は爆発し】
【異形は形を留めつつも長い間一切の動きを止めることとなる】
>>140
……あぁ成程、君は少し勘違いをしているんじゃないか?
俺が以前と何ら変わっていないと?何ら対策を立てていないと?
「これっきり」、残念だがその通り、俺は君らを二人とも此処で殺すつもりだが?
さて他に言うことは無いな、次にアッチへ行くのは君だよ―――ッ!
【迫る衝撃は、取る対策は防御か回避かそれとも敢えて受けてみるか】
【自身の長い戦闘経験からして、戦闘の時間が伸びるにつれて不利に成ることは解っている】
【剣だけでは限界がある、だから――――選ぶ選択肢は三つのどれでもない、“攻撃”だ】
「へし切り長谷部」……巫山戯た名だが、魔法だろうと奇跡だろうと無理矢理に切るのが売りでね
折角五本も持ってるんだ、それぞれ特性を利用させて頂くよ
【先ず振り下ろすのは刀、此方へと飛来する“障害”を真っ二つに切り捨てて】
【射程は良い、が、今から振り直すのではコンマ数秒には間に合わない】
【よって「手」を変えて、血を浅く吹き出させながらも左足に力を込めて】
【そのまま刀よりも長い射程を持つ右足で真っ直ぐに、目前の相手の胴部へと蹴りを放つ】
【狙ったのは先ほど「千鳥」で与えたダメージの増大、そして各種内臓を――“剣士”としては、やや非道だが】
【生憎ながら、彼は騎士道や武士道と言ったものをあまり好まなかった】
158 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:11:22.23 ID:nGGPNcSO
>>146
【眠るように瞼を閉じて、細い息を繰り返す】
(あぁ、私、負けたのかな)
(皆さんに、ごめんなさい、と、謝らなきゃ)
(……悔しいなぁ。こんな、じゃ、だめだ……)
【つぅっと、新しく流れる液体は透明】
【月の光がそれを射して、ささやかに煌めいていた】
/このへんでしょうか ありがとうございましたー!
159 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 01:12:17.85 ID:QpFaAHA0
【街中】
時間のせいか場所のせいか……
【濃い灰色のローブを身に纏い、首から「L」の字を模った首飾りを下げ】
【両手の親指に銀白色の指輪をはめた少女が】
……ックシュン。……この辺は人が少ないですね
【人気の無い通りを歩いている】
【時間がずれるって結構寂しいよね】
160 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 01:13:08.55 ID:OaxLDIDO
>>128
キヒッ!小物はどっちかなぁっと!!
【左手の爪が少女を傷付ける、が、浅い】
【少女が更に攻撃しようとするが、左腕を引くのは間に合わない】
【ならばともう片方、空いている右腕を動かす】
【右腕の鱗で剣を受けた】
【ガキンと音が鳴り響き、鱗の欠片が飛び散る】
【腕にいくらかの衝撃はあるものの、腕へのダメージはそれ程でもないようだ】
クルクル目の前で回んなよ!目が回んだろーが!!
【攻撃を防ぎながら右足を蹴り上げ、突き出す】
【少女に前蹴りをかまし、離れさせようとした】
/ただいまっす
161 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:13:38.40 ID:NScwoDQo
>>139
なんだか色々と聞きたいことがあるけれど――――
分かった余裕があれば外の連中の手助けしてやってくれな……
(コイツの口ぶりだと、知り合いなのか……?)
【小さな疑問を残しつつも綾菊が去る事を了承、出来ればの話だが小さなお願いをして】
【そうして敵意を向けたままで男を見つめ続ける】
確かにそうかもな……だとしたら
その犬達の親玉のである前は更にロクでも無いヤツって事か、うん納得がいく
【仄暗い丸い銃口が目の前に広がる】
【なによりも驚いたのはその腕、通常の数ではあり得ない】
【何かの能力かそれとも移植をしたのか、今考えただけでは答えには辿りつけず】
【その一方で銃口の向けられた先を計算】
【胸の辺りと予測、今から黒を操作しても間に合いそうに無い】
【他の銃口の行く先を目の端で捉えれば先程の兵士へ、もう1つは地面……いや蛙?】
嫌だね地獄になんて行ってやんねー……
テメエこそあそこに堕ちろ
【男の指が引き金に触れるか触れない内に】
【少年はその場から兵士Oにむけて両手を広げて跳びかかる】
【上手くいけばだが兵士Oと共にその銃弾を避ける事が出来るだろう】
【それは目の前の男の思い通りになるのは嫌だというそんな悪あがき】
【そこに善意なんて物は無いと、少年は答えるだろう】
162 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:13:49.94 ID:V7.ryAAO
>>158
/ありがとうございましたー
/そちらの娘はある程度容態が安定した時点でふつーの市民病院に移動させた、という設定で良いですかね?
163 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 01:14:48.52 ID:eZqtVeoo
>>131
>>141
>>151
>>155
【爆風が消え、そこに立つ、谷山】
【耐火性の衣服は燃え落ち、表皮は焼け爛れ、左腕は根本から千切れ落ちている】
【断面は爆風で焼くことで止血を狙っていた】
(……。生きてる、な。奇跡的に――)
【思考だけが、只々冷静に、活きている】
(帰ったら――アイツに、何とかしてもらわねェと……)
【右腕は、動く】
【懐から、拳銃を取り出し】
【がたがた震える右腕で構えを取り】
【十一度続く発砲音】
【弾倉に残る弾丸を全て撃ち切るまで、其の指を止めようとはしない】
【之を打てば、満身創痍の谷山に出来ることは、もう無い】
【故に、之を終えるまでは倒れるつもりはなかった】
164 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:15:37.64 ID:nGGPNcSO
>>162
/はい、それでお願いします!
165 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 01:17:39.47 ID:.mVancSO
>>137
>>150
なら好きにする
【殺意を宿した冷たい瞳をジャスパーに向け】
………
甘いな…お前
【サージにそう言い】
私もだが
【ナイフを納めるとジャスパーを抱え、一旦距離を取り離れようとする】
【《血化粧》で感情を抑え、殺しにたけた性格にしても……】
【やはり本質は優しく甘い半人前の殺し屋《紅閻寺レン/紅蜥蜴》だ】
>>154
【だが両手を塞いでも攻撃する手段はある】
ドラゴノイド!!
【再び赤いフォルムで、金色の瞳に、両肩にキャノン砲みたいのが一つずつついた、背中に炎のように赤き翼を背に生やし、鋭い爪を生やした両腕に、先端が30cmくらいの刃がになってる尻尾をはやした、二足歩行の翼龍みたいな姿の2mくらいの機械的なアートマンが現れ】
【アートマンの口と両肩のキャノン砲に魔翌力が貯まり】
《トライ・ギカノ・フレイガ》
【口・両肩のキャノン砲からサージ達を護る為に】
【異形に向かい】
【三つの圧縮された炎の破壊光線が空を焼きながら放たれるだろう】
166 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:17:45.25 ID:V7.ryAAO
>>164
/じゃあ、その設定で行きましょうか
/今日は長々とありがとうございましたー
167 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:21:22.20 ID:nFzv7PIo
>>160
【剣が腕の鱗に受け止められる】
【高い音が響き、硬い感触に左腕と回転が止まる】
【左腕を振りぬけなかったことで、右腕で三度目の攻撃も叶わず】
――――っ、ぐ……ッ!
【突き出された蹴りに、不恰好ながら両腕を交差させ】
【前蹴りを、両腕で防御。押し出されるままに蹴り飛ばされて】
【弾き飛ばされるように、数mの距離が開いた】
【少女は、蹴られた痛みに苦悶の表情を浮かべている】
/おかえりなさいませー!
168 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 01:21:28.21 ID:IamaEESO
>>149
【紅麒麟は、見た】
【自分の額に向かうカッターナイフを】
【紅麒麟は、感じた】
【自分の後頭部に迫る、赤く燃えし曼陀羅を】
るおぉぉォォォッ!!
【踵落としが完全に決まった次の瞬間……紅麒麟は決断した】
【それは、踵落としの勢いを利用しての……背後への跳躍】
【曼陀羅が後頭部……いや、跳躍により高度がズレた為、紅麒麟の背中へ直撃】
【カッターナイフも……紅麒麟の高度の変化により、上腹部に突き刺さった】
あッ……!!
【苦悶の表情を浮かべながら……その勢いで、紅麒麟は背中から、勢い良く地面に叩き付けられ、そのせいでカッターナイフはより深く】
【そしつ運が良いのか悪いのか……火が点いたチャイナ服は、地面によって鎮火され、同時に紅麒麟の背中に、押し付けられる】
…………ッ……!!
【その超高熱と火傷、そしてカッターナイフの痛みにより、苦悶の表情はより色濃い物となるが……】
【その何処かには、勝利を確信した……一種の達成感が浮かんでいた】
169 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 01:21:44.91 ID:PA2noYco
>>152
(ぴょん太)
【銃弾だ。小さく、速度も投石の比では無い】
【先に銃口を覆っていたなら兎も角、流石に別方向に放たれた銃弾に追いつくは難しい】
【尤も、嘆く必要もあるまい。極悪非道の機関員が一人死ぬだけで】
【元々この戦闘は、機関の手から街を取り返す為のものだ】
【そして、気付けるだろうか】
【男は、あまり動かない。右手の杖と引きずられる右足が理由だ】
【だが、蛙が為そうとした行動は、別の形で達成される事となる】
>>161
(エルフェス)
【銃弾を後から動かすのは難しいが、的を先に動かすなら容易い】
【飛び付かれた兵士Oは、エルフェスと共に横へと弾き飛ばされた】
あーあ、何やってるんだか……殺し損ねて助けられて、か
おい、そこの女………名前は知らねえけどな
………そいつ、能力者だ。言ってる意味分かるか
兵士O:………五月蠅いよこのクソ爺……でも
でも、金は幾らあっても困らないんだよね!
【だが、この兵士は。この集団は、命を救われて改心する程、上等な人間の集まりではない】
【飛びかかられてエルフェスに組み伏せられる形になっている兵士Oは、腰からもう一本のナイフを取り出し】
【自分の上のエルフェス、その腹を突き刺そうとする】
【男は、コートから右腕を更に二本¥oして、手に持つ瓶から酒を煽る】
【左右とも、腕が三本。常の人の形で無い事は、見て分かる通り】
【そして男は、其処から動こうとしたがらない】
170 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:23:35.26 ID:ljkYnIwo
>>143
>>153
・・・かは・・・。
【口から出る血を、手で押さえる】
【よく見れば、胸元もじわじわと紅く染まっている】
戦闘の意思は・・・。
〈ない かも 知れない〉
【ぴったり合った言葉】
【出る言葉は、降参】
【ズルリ、と立ち上がる】
【青い毛玉が、板のようになる】
今宵の宴・・・喝采を浴びるのは貴方たち・・・ごほ。
またの舞台を・・・お楽しみ・・・げふ、に・・・。
【口からあふれる血を、抑えつつ】
【毛玉に乗っかり、逃げようとする】
171 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:24:14.08 ID:Aq4.mBIo
>>156
敵に助けてもらう?馬鹿を言え・・・
このR93号、敵に手を差し伸べてもらうほど安いナンバーズではない・・・
【93の仮面は夜の闇に紛れても、ふふん、と自らをあざけ笑う】
聞け・・・
我らカノッサ機関は≪世界の悪意≫に根付いた”大樹”と同じだ・・・
私のような、末端の”枝葉”が・・・枯れ落ちようと・・・その根源には影響しない・・・
≪世界の悪意≫は・・・人の世のある限り決して尽きることの無い・・・腐葉土と同じ・・・
いづれ”大樹”は幹を太らせて・・・”甘美な実”をつけるだろう・・・
私はそれまでの・・・たった、たった一季節をめぐるために・・・張られた葉に過ぎない・・・
・・・貴様は・・・とんだ馬鹿紳士だ・・・
・・・来るなッ!
【向かい歩むTJへ手を向けて言い放つ―――】
【それがTJへの、最期の最期の”抵抗”だった】
【刹那に周囲へ衝撃が走った―――それは躊躇も無く、遠慮も無く】
【―――その場に在った万象のモノを蹂躙し尽くす、93の自爆の終始】
【そして】
【周囲に漂う爆発の白煙が晴れる頃には、微塵に砕け散った機器類の残骸】
【―――そのネジ車一つとっても、誰が悪の機関員の末路だと思えようか】
【そして同時に、意味をする、TJがこの戦場舞台を制したことを】
【TJ、彼こそが紛れもない、正義の勝者であった】
【R93号―――死亡/自滅】
【Battle Y―――勝者:TJ】
/お疲れ様でしたー!大長編&最終回にお付き合いありがとうございます!です!
172 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:25:38.32 ID:nATechUo
>>150
>>154
まだ死なないか。
構わん、ならば死ぬまで撃つのみだ!
【言うが早いかその場に座り込み、発射の態勢を取る】
【右腕を砲身のように突き出し、それを両膝でがっちりと挟み込む。使い物にならない左腕は右腕を上から押さえる】
【完成した体勢は、己の身体を砲台としたもの】
【これで反動の大きい徹甲弾も──精々2、3発が限度だろうが──ある程度は連射が効くだろう】
…ッ
【流石に左手と、反動で痛めた右腕が痛む。が、それすらも無視し「アレ」の顔面に照準を定める】
【ちりちりとした感覚。何かを溜めているようだと察知するが、構うものかと引き金を引いた】
173 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 01:25:51.88 ID:Y1s5c7A0
>>151
>>155
重みがあるかどうかなんてな・・・?
この一太刀で重いか軽いか・・・思い知らせてやる!!!
【別にその剣をディザスターに突き立てるわけでもない】
【自信があるのか、いやあるからこういう言葉が言えるのだろう・・・突き立てるその様を】
【ディザスターが作った化け物を打ち倒すその様を見て判断を勝手にくだしていろ、とそういうことらしい】
何を如何トチ狂ってそんな事をしようと考え付いたかは知らない、知りたくも無いが・・・
んなこと本当に達成できると思ってるとしたら・・・馬鹿だ
【そうだ、出来るはずも無い・・・世の中には・・・この町に集った猛者たちのような人間がうじゃうじゃ居る】
【そんな世界で・・・全ての命を敵に回した奴が生き残れるものか・・・例え自分がいなくてもそれは変わらない・・・!】
つっても・・・殆ど死にかけに止め刺すだけの作業・・・だがなぁ!!
【殆ど自分のした事は少ない・・・ほとんどレヴナンの相手ばかりでこのでかいのには大した仕事をしていない】
【魔力を篭めた足を使い、駆ける、駆ける───】
【そして跳び、体重をかけてその心臓に剣を突き立てようとする・・・】
【それが上手くいけば、剣を抜こうとする動作と同時に心臓を蹴り飛ばして離脱を試みるだろう】
174 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:28:56.38 ID:zXistMMo
>>153
>>170
…そう
【戦闘の意思が無い――その言葉を聞いて、構えたチャクラムを下ろす――
ただ、詠唱を保留にしている辺りに、彼女がしっかり警戒しているのが伺える】
【追撃の意思はないのだろう、若干腑に落ちないといった様子で逃げる態勢の女性を見つめている】
175 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:30:46.98 ID:ZHImU7Eo
>>168
・・・・・・・・・・・・
【ナニが壊れる音がした】
【それこそは皮膚。骨。脳髄。ありとあらゆる物が壊れた】
【ぐしゃりという薄気味悪い音を立てたその元生物は】
【ゆっくりと微笑みながら完全に意識が、この世界から無くなったのだった】
・・・・・・・・・・・・・・・・・
【―――、一流スパイの死体は残らない】
【「公にできない任務」を行う性質上、捕虜に取られたり自らの死体を残したりしないようにするためである】
【この男も一流スパイであったのだ】
【紅麒麟は聞えるであろうか、青年の左手に合ったもうひとつのカッターナイフから秒針の音が聞えるのを】
【見えるだろうか、そのカッターナイフからは後3:00の表示があることを】
176 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:31:51.77 ID:DnG9DFso
>>151
>>155
>>163
>>173
はぁ……――はっ……ふ、ぅ……
【最早、ディザスターの言葉に答える余裕もない】
【ただただ肩を大きく上下にさせながら、全身を襲う苦痛に耐え忍んでいる】
【恐らくはもう、今夜の戦闘は難しい。これ以上に神衣の出来ることは殆ど残されていない】
【だから、大きく顔を上げて見る。二人の共に戦仲間の姿を】
【自分が動けずとも、きっとあの怪物に引導を渡してくれるだろう】
【お互いに名前も知らず、顔を合わせることも初めての相手だが――何故だか不思議とそう信じることが出来た】
【貴宝院神衣は、今はただ見届けるのみ】
【ボロボロの崩れた両腕の鋏を構えながら、何か在ったときのための保険をそっと、考えつつも】
177 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 01:33:01.23 ID:Jm/3vEwo
>>140
>>157
【「入った」――よし、此れで構わない】
【次に取るべき行動は何か、と青年は思案し……ふと、高温≠感じる】
【余談ながら、彼は能力柄――『温度変化』には敏感である】
【サーモグラフィとまでは行かないまでも、「体温」を感知する事でレーダー紛いの使用も可能】
【この時、彼が近距離の高熱源体≠ノ反応しない訳も無かった―――】
【―――さて、故に森島は、『何をしようとしているのか』即座に理解する】
(火炎放射=c…否、違う――もっと『強力』な物か?)
(どちらにせよ、「直撃」はキツい。 ……かと言って、避けるのは無理――!!)
【発射まで残り数秒――彼は回避を諦めると、『防御』に専念する事を決める】
【即座に作り出したのは、蒼の壁=c…“吸熱”性質を持った其れ】
【バックステップを一つ置いた後、其れを眼前に展開し―――】
っ…………、……クソ、足りな=\―――ッ!!!
【“炎のレーザー”と“蒼の壁”――だが、片や溜めに溜めた物、片や急ごしらえの粗悪品】
【どちらが勝るのかは一種、確定的でも有って……弱体化こそした物の、体が炎に炙られる】
【着火=\―ファーコートに炎が燃え広がり、彼は咄嗟にコートを脱ぎ捨てる】
【最早、眼鏡も何処かへと吹き飛び、火傷のダメージは存外に大きい……見た目だけなら、惨憺たる物だ】
(……兎にも角にも、ポンコツ≠ヘ止まった――よな。)
(唯一の救いは、『魔法陣』が無事だった事か―――。)
【恐らく、彼の時間的余裕は此処まで――後、二人の方向を振り向いた頃には】
【既に、両者の『次の行動』が終了しているか、少なくとも後半に差し掛かった頃だろう】
【彼がこの先、どう行動するか……其れは、其の光景を見た後に決まる】
178 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga sage]:2010/12/19(日) 01:33:11.67 ID:s5ELhPYo
>>170
はぁい、おっかれさん。
あんましオイタはすんなよ?
【なんて、気の抜けた事を言って】
……ま、養生する様に
【そう言って見送るだろう】
/お疲れ様でした〜、かな?
>>174
其方も、お疲れさん。
【緩い声で、労いの声をかけようとし】
179 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 01:35:04.89 ID:OaxLDIDO
>>167
…キヒッ
キヒヒッヒヒヒヒヒ!!ヒーッヒッヒッヒ!!!
【少女と距離を離して体制を立て直し、空を仰いで大きく笑う】
どうしたよ!もっとかかってこいよ!!もっとでけえ攻撃してみろよ!!
俺様もあいつも諸とも[
ピーーー
]つもりなんだろ!?さっさとやってみろや!!
【少女を煽るように叫び、騒ぐ】
【五月蝿く騒いで、ただその場から動かない待ちの体制】
【少女が自分を責めにくいと思っているのか、ただ少女の出方を伺っている】
180 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:37:37.01 ID:ljkYnIwo
>>174
>>178
騒動あるところ・・・彼は現れる・・・。
【毛玉の板に乗りながら、彼女はゆっくりと呟く】
けど・・・彼はいない・・・さびしい・・。
【先ほどの場所を、ずいぶんはなれて】
【少しの、愚痴を零した】
/お疲れ様でした
/なんだかんだでgdgdになった気がする・・・
181 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 01:39:23.19 ID:IamaEESO
>>175
……この火傷は、一生モノだナ…………
【横目にタイマーの表示を見て、ふらふらと立ち上がり】
【最後の力を振り絞って、地面を……蹴れ、無かった】
…………っ
【そのまま、再び前に倒れて…………紅麒麟は、意識を混濁の中に放り込む】
【その際、カッターナイフが完全に紅麒麟の腹部を貫通するが……最早、悲鳴や苦悶は無い】
【非情のタイマーの音だけが、紅麒麟の意識を支配している現状だった】
182 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 01:40:09.56 ID:1mNQw9Yo
>>169
金なんて無くても生きていけるさ……! 俺なんか数ヶ月無一文だよっ!
【ぴょんぴょん どうにも締まらない擬音と共に前進】
【能力としては中距離〜遠距離型、距離を詰めるのに利点はほとんど無い】
【だが、動かないと凍えてしまう状態にある】
そしてせっかく神さまに似せてつくられた人の形を壊すとかありえないって
お父さんが言っても説得力っ ないけどなっ!
【男の足元から水が這い上がってくる】
【何も対処しなければ、顔にまで上ってきて鼻と口を抑えて呼吸を阻害にかかる】
183 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:40:42.21 ID:NScwoDQo
>>169
(まあ実際こんなもんだよな……)
(一刻の感情に任せた結果がコレだよ全く)
【ナイフはベストにより少しの抵抗を受けつつもザクリと腹部に突き刺さる】
【皮膚を裂いて脂肪を裂いて筋肉を裂いて、そして臓器を裂いて】
(どっちちかずなのはいけないいけないと思いつつ、結果はこれだもんなあ)
(ま、元より自分の人生にそれ程期待はしてないしオレみたいなヤツは代用は利くだろうしな……)
うわ、痛いなコレ……うん結構痛いわ
(本当オレは何がしたくて……そうだ住民は逃げられたのかな)
【ぬらり、と腹部の銀色を伝って赤色が零れ落ちる】
【痛みに顔を歪ませながらも拷問のようにまだ息は続く】
そうだ住人だ、なあお前らもし此処でオレがぶっ倒れたらさ
逃げた住人をどうするつもりだよ……?追って襲うのか?
【何も見つめていないようなその瞳、小さく呟くように問いながら】
【のそりと動き出し兵士の上から移動し立ち上がろうとする】
184 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 01:41:34.41 ID:UoaoK6AO
>>145
(く、探知のラグか……矢張り音だけじゃズレが出てくる
何とか白雪に助力したいところだけど――!)
ふふ、――言われなくても!何、多少お喋りな方が楽しいだろう?
其れが嫌なら蹴り合いでもしたいところだが――生憎、得手としてないんでね!
(油断して蹴った、……のか?其れは兎も角、剣だけは落としちゃいけない……!)
【自身の左腕を右腕に交差するように重ねて、蹴りを真っ向から受ける】
【然しながら彼女は重い壁ではなく、寧ろ痩せ型で軽いくらいの部類に入る】
【威力を受け止められず後方へとよろめき、数歩たたらを踏んで】
く、うぁっ……!!
(蹴りの軌跡に“線”、空間に時間差で“斬撃”――、どの方向に?)
【口から漏らすのは、“如何にも”な苦痛を訴える呻き声】
【能力のお陰で痛覚こそは無いが、左腕が痺れて動かず、力も入らないため身体の横に下ろされる】
【軌跡を描いて出現した“赤い線”には、得た情報からより警戒心を強めて】
(蹴りは怖いけれど――近付きすぎるのも、また良し!)
白雪!今度こそは外すなよ――!
――私は大丈夫、だから!
【冗談めかしたその言い方は、白雪の緊張感を緩和させようとするためのものだ】
【右腕、脇を絞め、掻い潜るよう体勢を低くしながら、赤い線の傍を横切って】
【敢えて、相手への接近の道を取る】
次、行くぞ――っ!
――はあぁああッ!!
【左足で大きく踏み込み、時計回りに一回転。殆ど見よう見まねの其れだが、41が最初に使った回し蹴りの前動作と同じもの】
【回転をしながらも右腕を伸ばし、少女の胴体を目掛けて勢いを乗せつつ剣を水平に薙ぐ】
【刃に纏う冷気は相変わらずではあるものの、胸元に灯る光は健在、剣先からは魔力の染みた水が周囲へ飛散する】
【当然ながらその水は、地表や氷の張った箇所を濡らしていく。無論、服に掛かれば先刻同様に濡れるだろう】
【魔力の込められている以外は、普通の水と変わらない。どうにでもなる筈なのに、何故垂れ流したままなのか】
【ひょっとしたら、41は何らかの意図があるということに気付くかもしれない】
185 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 01:42:11.47 ID:TtBi7WMo
>>150
>>165
>>154
【檸檬を抱えて、離脱を試みる只中】
【地を滑る金属音に視線を向けた】
【――放られた『ハサミ』】
【付着しているのは、赤い血液――。恐らく、この武器の使用者のもの】
……昨晩の作戦指示は、カンナ自身にも出すべきだった…
あなたが言ったことだよ?
必ず生きて帰る事≠チて…
必ずリーダーに「おかえり」を言うって言う『特務』が待ってるから≠チて…
必ずってのは、絶対なんだ
破っちゃいけない指示なんだ
他人を助けに行って、自分が死ぬなんてバカ、ほんとバカ
【甲冑の下の表情は見えない】
【声だけが潤んでいて】
【――グラーキの黙示録に残留する思念と、ありえないほどシンクロしていた】
【背中に感じる、ジリジリとした殺意】
【檸檬を抱えたまま、振り返る、途中で――】
【
>>165
の姿を見た】
……ごめんね、わがまま言って
でも、ありがと
【無機質な仮面の下から、優しげな声を掛けて】
【
>>154
異形に向き直った】【身長差から、見上げ気味】
憎い?殺したい?
――あなたは、感情の露出が多くて助かる
人外の子は、ちゃんと理解したいって、思ってたんだ
そうじゃないと、風龍の友達に申し訳ないからね
さぁ、掛かっておいでよ
カンナの分も、受け止めてあげる――
≪ Request Telekinesis ≫
【――――ガチンッ】
【背中から、独りでに外れるモーニングスター】
【空中で一度、静止したかと思うと】
≪ and... Meteor Strike ≫
【魔力砲に向かって、流星の如く宙を疾駆した】【触れれば、衝撃に見合った爆発――異形の巨体ゆえ、周囲への影響を考える必要は無い】【爆発のリミッターは外れている】
186 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:43:23.33 ID:4GnuxMSO
>>157
>>177
残念だが、俺達が―――――ッ!?
【不服げに言い放つその瞬間に、朔夜の時間は止まる。目覚めるのは、其処からきっかり0.25秒の後】
【驚くのも、無理は無いと言えた。彼女の主観では、行き成りに彼が眼前へと現れたような物なのだから】
――――負ける、かよ……!!
【必然的に、蹴りがクリーン・ヒット。咄嗟に身を退いて尚、殺せたダメージは僅かだ】
【先の一撃程では無いとも言え、右の前蹴りの影響は大きく――肋骨の折れる厭な音が、蹴り足を通じて伝わる】
【だが、今回は唯では終わらない。たたらを踏んで下がりながらも、相手の右足を右手で掴み】
【態勢を崩そうとしつつ、同時に順手に持ち替えた短刀の柄尻を、足首に叩き込まんとするだろう】
【狙いは足首の破壊。捕縛から攻撃には瞬き程の間が有る上に、彼女の右手には痺れが残っている】
【相手の攻撃を利用したカウンターだが、抵抗次第ではダメージは浅くなり。振り解けない事も、無い】
(……ダガー、真っ二つにされてるな。瞬間移動の類じゃない……言葉通りに、衝撃波ごと斬ったか)
(一本目が闇、二本目が雷、三本目は恐らく――邂逅≠ノ近い、性質?………だが、まだ)
――――告げる=B
【攻撃が終われば放たれた其れの成否を問わず、更に一歩の後退。先の援護についての礼か、京へと軽く目配せして頷き】
【凛とした声で、詠唱にも似た言葉を紡ぎ出す。――何かしらの切り札を、使う気か】
187 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 01:44:15.86 ID:2IV7a6o0
>>163
>>173
>>176
――――終わり…………かッ!!
【上空で腕を組み、見下ろしていたディザスターの光景には、次の様な最後の瞬間が飛び込んで来ていた】
[ギ――――――――ギ、ギ、ギギ………………]
【基樹の放った最後の銃弾。ライクの放った止めの剣撃】
【それにより、心臓はぐしゃりと歪み】
[――――――――ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッ!!!]
【ついに維持が不可能に達し、崩壊する】
【中心核、コアたる心臓の破壊と同時に、レギオンを形成していた死体が、ボロボロと崩れ落ちる】
【そうして、破裂した心臓からは、大量の血の雨が周囲に降り注ぐ】
【とはいえ、それは先ほどの様な毒液と言うものではない。『死んだ』レギオンからは、既に黒い魔力は消え去っていた――――それはただの血液だ】
【そう――――――――決着の場には、100人分の死体の、腐肉と血の雨――――それらの醸し出す光景と異臭に包まれていた】
【あたかも、世界の終わりを暗示するかのように】
――――まぁ、良い……レギオンと、レヴナン13体……合計113体の駒を失ったが……代わりに、70余りの上質な負の魂と、手駒の元が手に入った……それで良しとしよう
【全てが終わった光景を、最後まで上空から見下ろしながら、ディザスターは静かに微笑んでいた】
覚えておけ……これはまだ始まりに過ぎぬ……ディザスター(災厄)などで終わらん…………
カタストロフ(大災害)、そしてアルマゲドン(滅び)へと……私は進み続ける…………必ずな…………ッ!!
【その身からほとばしる黒い魔力は、最初にこの場に居た時とは比べ物にならない】
【死者から吸い取った魂を、完全に同化しきったのだろう】
【そうして彼――――ラギデュース=キャニドップの体を乗っ取った、破壊神ならんとする悪魔、イル・ディザスターは、夜の闇に溶け込むようにして、いずこかへと消え去った】
【いつの間にか、生き残った7体のレヴナン――――そして、脱出叶わず惨殺された、この区画の住人70人余りの死体も、影に沈むようにして消え去り】
【その場には、壊れてしまい『用済み』となった13体のレヴナンの『死体』と、レギオンを構成していた100人分の血と腐肉の海が、どこまでも続くのみであった――――……………………】
/ここの戦闘は、これで以上となります
/お三方、お疲れ様でしたー!
188 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:45:05.39 ID:zXistMMo
>>178
>>180
【去りゆく女性を見送った後―――】
そちらこそ、どうやら随分頑張ってくれたみたいですね
【青年に向けて、ねぎらいの意思を持った若干柔らかい調子の言葉を掛ける】
消耗してしまいましたし、そろそろ私はこれで…
奪還戦、成功するといいですね
【軽く会釈し、それからその場を歩き去ろうとし――】
【ふと立ち止まり、戦火に包まれる街並みに目を遣ってそう言った】
/どう考えても私のせいです本当に(ry
/ともあれお疲れ様でしたー!
189 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:46:20.41 ID:nFzv7PIo
>>179
―――――っつぅ……。
【蹴り飛ばされた少女は、蹴られた両腕を振って】
【痛みを堪える様に、手に持つ剣を強く握りこむ】
【煽る声には応えない。笑い声は右から左へ】
――――――言われ、無くとも……!
【脚で確りと地を踏み、立ち上がる】
【両足で地面を踏み締め、真っ直ぐに男を見詰め直し】
【それと同時、少女の両脇に刃渡り1.5m程、シンプルな漆黒の大剣が≪精製≫された】
【両手の武器も入れて、少女の武器は四つ】
【時間を掛ければ、更に増えていくかもしれないが】
【少女はまだ、男に対し攻撃を仕掛けなかった】
190 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 01:46:58.03 ID:Y1s5c7A0
>>187
/お疲れ様でした
/皆様方もお付き合いいただきありがとうございました
191 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:47:46.25 ID:ZHImU7Eo
>>181
・・・・・・・
≪カチカチカチ≫
【そして3分になろうとしていたのである】
【彼の持っていたカッターナイフが左右に熱を発しながら小刻みに揺れだした】
【全てはこの男の計画通りに進んでいるように見えた】
【彼は機関に入るときにこういった】
『すべての可能性が0になった時のな!』
【あくまで自分の屍は拾わせないつもりでいるよっ】
【まさしく、その通りの結末か】
【彼のカッターナイフのタイマーは悲しくも0:00を指し】
≪あばよっ!又合おうっ!≫
【最後に録音されていたこの男の声が再生されると、静かに】
【彼の体を巻き込んだ爆発が起きた】
【その男の塵は集まって風車となり、今まで絡んだ方々全員の下へと届けられるだろう】
【―――赤井恭平 火の国にて死亡】
192 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga sage]:2010/12/19(日) 01:48:17.03 ID:s5ELhPYo
>>180
>>188
ん、バイバイってか。
まぁ縁が有ったらまた会おうってね
【ふか、と…小さく欠伸を漏らして】
…………そもそも奪還戦って何のこっちゃ
【今更ながら、そんな疑問を口にした】
/いえいえ、私のせいです
/お疲れ様でしたッッ!!
193 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 01:48:18.87 ID:eZqtVeoo
>>173
>>176
>>187
【その光景を、ただ見据え】
どしゃっ
【次の瞬間血溜まりに沈み込むように谷山は倒れこんだ】
【仰向けに転がり、口から吐血し、咳き込む】
ゲボッ!ゴホッ!
【暫く深呼吸をして、口を開いた】
やった、か。
ま――俺にしちゃ、上出来、だったかね。
【腕を失い、皮膚の大半を火傷した少年】
【然し、それでも谷山は笑みを浮かべていた】
【――見間違う事無き勝者の笑みを】
194 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:48:44.22 ID:eIzZVuco
>>171
…ッ!!
【聞いて、従ってしまった】
【来るな、その一言に何も考えず危機感を感じその足を止めてしまった】
【気圧され彼の最期を看取るだけの結果になってしまった…戦場に大きく主張するかのような爆発を起こした後に生まれる沈黙】
「…ジュニアハカセ」
何も言うな、無傷で仕留める自信はなかったがまさか自爆させてしまうとは思わなかった…しかしバカな事を言うもんだ
奴は意地を張らなければナンバーズで終るような奴ではなかっただろう別に取って食うわけじゃあるまいし
敵の手にかかってでも生き延びてもいいだろう、こっちは正義サイドなんだからな
それと…悪意が尽きる事はない、そんな事はとっくの昔に知っていたはずだったさ
【首の後ろに手をやりコキリ、と鳴らした後TJは愛機『テュポーンU』を呼びよせる】
【白い愛機はエンジンを高らかにならし主人を待つ、TJはそれに手慣れた様子で乗り込み呟きを続ける】
だがせめてこの世界には悪意しか残ってないかのような物言いは正させたかった、この世界は決して平和ではないが
善意だの、人情だの結構心をくすぐる心地よい物もある、腐葉土に対する雨と同じ…
清濁併せのみ成立する本当に甘美な実はいつか成る、それこそが人の世のある限り決して突きる事のない世界の成り立ち
―――不完全だからこそ、悪い物のある一方いい物も決して潰れない、そんな美しさのある世界…だがわざわざ枝葉にならなくてもよかっただろうに
【…何か思う事もある、がそれは口にせずただそう感想だけ述べるとTJはバイクを走りださせた】
【戦闘は終了した、だがまだ助けを求める者がいるかもしれない…彼らはまだ、動かなくてはいけないのだ】
【←To Be Continued...】
/乙でしたー!
/うわあ…最終回をもっと盛り上げてやる事はできなかったのか…でもお疲れさまでした!
195 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 01:49:58.96 ID:PA2noYco
>>182-183
(ぴょん太&エルフェス)
【一人、刺した。一匹は其処で跳ねるばかり】
【これでもう終わるだろうと、男は半ば確信する】
【身体を登ろうとする水は、瓶を持ったままの右腕の一本で払い】
【銃口の一つを蛙に向けて、もう一度引き金】
【そして残りの銃口二つを、エルフェスへ向けて構えた】
【エルフェスが立ち上がれば、兵士Oはナイフを持った腕を引く】
【そして身体の前で構えると、その言葉に対して馬鹿にしたような笑みを浮かべて】
兵士O:あ?お前殺せば結構良い金になるしー、でもあいつら弱っちいから殺し放題?
それじゃ、追いかけるのも良いかも知れないね………
ま、そんな事よりさっさと死ねよバーカ
【ナイフを逆手に持って、高々と振りあげた】
【味方の一人は勘違いによって、一人は敵の策に引っ掛かる形で】
【彼等に味方する筈の者は、現時点で此処には居ない】
【彼等に敵対しているのは非情の権化、情けなどかける筈もない】
【何も対策が無ければ極めて単純に、次の一手を打つ事になるだろう】
196 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 01:52:39.67 ID:DnG9DFso
>>187
ようやく……倒しましたか――ですが……。
【崩れ落ちたレギオンの姿と、去ってゆくディザスターの背を視線を追いながら】
【ため息混じりにその場で立ち尽くしていた】
(やはり――今のままでは足りません……)
(もっと、もっと力が必要です……。努力を、修練を重ねなくてはいけませんね……。)
(私の正義を貫くために――織守様と、――様を何時までもお守りするためにも、もっと強く……。)
【己の拳をぎゅっと握り締めながら、幼き正義の少女は決意を固めていた】
【血臭と死臭に包まれた凄惨な戦場の中で、貴宝院神衣はいつまでも、ディザスターの去っていった闇に視線を送っていた】
/お疲れ様っしたー
197 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 01:58:18.01 ID:OaxLDIDO
>>189
…キヒッ、どうしたよ?こねぇのか?
そんなに剣がありゃ俺様をすぐにでもみじん切りに出来るぜ!?早くこいよ!こねぇのか!?
つまんねぇなあまったくよぉ!!そんじゃあ俺様から行ってやるか!!
【バキバキ、ゴキゴキ】
【体が変質し、形を変え、背中が盛り上がる】
【嫌な音を立てながら体が変質し、背中から二匹の紫色の蛇が生えて鎌首をもたげた】
キヒヒヒヒ!!そぉらよ!!
【次の瞬間、二匹の蛇が飛び出し、左右から少女に噛み付こうと襲い掛かる】
【と、それとタイミングをずらしてもう一つ】
【右腕を振り、伸ばして飛び出させ、爪を突き刺そうとする】
【もし爪が刺されば最初と合わせた毒が効力を発し、暫くの間貧血のような少女に襲われるだろう】
198 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 02:00:33.00 ID:PA2noYco
>>184
【蹴りを次の踏み込みに用いるのは、武術ではまま見られる技術】
【だが、No.41が確りと引き足を取ったのは、空間に発生する斬撃の為だ】
【完全に、軌跡に一致する、空間に出現した線】
【然し、発生する斬撃は、No.41の脚より一回り太かった】
【線に沿って、足が移動した軌跡をなぞる様に】
【赤い斬撃が、空間に発生する】
【その斬撃が発生して、殆ど間も開かない】
【剣士が踏み込んで来るのを、No.41はその場で待ちかまえていたが】
『(……ああ、あれはこの靴でも受けられないな……)』
『(後ろに下がって、避けて。空振りした所でもう一撃だ)』
【踏み込みに合わせて後退する事で、その一撃を回避しようとした】
【然し、それは思う様にままならない】
白雪:………………成程、そういう事ですねっ!
それなら私の得意分野です!
『………ん、あ?……ああっ!!くそ、こう言う事かっ………があぁっ!!』
【数秒遅れで、シャムロックの放った水を察知した白雪】
【その手から、No.41の居る方向へ、冷気を大量に纏った風が放たれる】
【ピシと鋭い音を立て、凍結するNo.41の左足と地面】
【それは、後退動作を大きく妨害した】
【切っ先が、No.41の右腕を、ついで腹部、左腕を斬りつける】
【後方へ身体を逃したが、然し凍らされた足では逃げ切れない】
【倒れる音は、見た目通りに軽かった】
199 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 02:02:49.38 ID:eZqtVeoo
【倒れ伏す谷山の元に一つの人影が】
【白衣を着た、長身の女だ】
【白衣の下はセーラー服であり、学生で有ることを示唆する】
よう――ガートルッド。
【それを見て、血の海の中で笑う谷山】
【少女は表情を変えること無く、言葉を紡ぐ】
「無茶を…し…たな。谷山君」
ああ――左腕、無くなっちまった。
【話す谷山は、飄々としている風に見える】
【だが、言葉は震え、表情は徐々に歪んでいく】
オマエなら、ガートルッドなら……どうにか、してくれるか?
「…義手…なら……用意…す…る」
【縋るようなその言葉に、態度を変えないまま答える】
【その言葉に、一応の安心を得たのか、気絶する谷山】
【宙に浮かぶカプセルに谷山を入れ、少女は戦地を後にしていった】
【暫く谷山は彼女のラボに入院することになる】
200 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 02:02:52.37 ID:kiWs8HMo
>>165
(レン)
……あー、おーいおいおい、
何処まで俺を敗北に追いやれば気が済むんですかねこのお嬢さん方は──
【力の抜け切った体に最早抗いようなどなく、ジャスパーは彼女に抱えあげられた】
【ぼうっとした虚ろな目で異貌の姿を目に捉える。視界がぼやけていく】
【──あんなクソ喰らえな失敗作はもう二度と使うべきではなかったのに、と】
【ぎり、と歯を食い縛り──おとなしく、『借り』を受けておく】
>>165
(レン)
>>172
(ウシロマトイ)
>>185
(サージ)
“────が、ギ……ィ……嗚呼、唖ぁあ゛ア──”
【がしゃん、がしゃん。残った歩脚の全てを地に突き刺し、身体を固定する異形】
【奇しくも、ウシロマトイと同じ──己が身体を砲台として。最後の砲撃を今、放──】
【──ず、ッッだン!!】
【その時──異形の身体が、大きく揺らいだ。放たれた重弾が、見事に顔面を穿孔して】
【それだけに飽き足らず、一本かけた足では、その衝撃を全て受け止める事が叶わず──】
【ぐらり。左前の歩脚が一本、地から離れるように抜けて、そのまま腹を見せるように身体が浮き上がる】
“──────ッッ、……ッ──!”
【──砲塔が夜空を向く】
【天を衝くように聳えた、重厚で禍々しい鋼の塔】
【その頂に降り注いでいったのは──三条の烈光を尾に引く、黒金の流星だった】
【夜気を焦がして一直線に迫りいく赫灼とした光の塊】
【サージのモーニングスターを頭として、その尾にレンの砲撃が合わさって見えたカタチだった】
【──轟ッッ!!】
【衝突。光と魔力が爆ぜた。昼夜を逆転させるような峻烈な光が瞬いて】
【周囲の音を一瞬置き去りにするような衝撃波が辺り一帯に広がった】
【周りの民家の屋根瓦を吹き飛ばし、煉瓦をめくり上げ──ほんの僅かな静寂】
【──どちゃっ、どちゃり】
【どす黒い色をした肉片や金属殻の破片、】
【異貌だったもののカケラが、天から降り注いで、それは終焉した】
【──ちゃりーん】
【一番高く舞い上がってから振ってきたのは──小さな金属片】
【それは、所々焦げ付いてはいるが、盾を模したピンバッジだった】
【──訪れるのは、戦いの終わりを告げる静寂だった】
201 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 02:05:29.95 ID:1mNQw9Yo
>>195
あーもう眠いっ 侭ならない!
【跳ね回る標的、というのは結構的にしづらいものである】
【着地を狙えば当たることには当たる けれど素より小さな蛙、部位を狙うのは難儀】
【踏み潰されたような声 左前足が吹き飛んで、表皮が削れて肉が見える】
【放って置けば死にそうだが、”液体の操作”ゆえに出血量は少なく】
痛いし、情けないし……
何よりっ 寒いんだよっ!!!
【酒瓶の中身が飛び出して、男の顔に噴きかかる】
【接触のタイミングでは、既に液体としての形を失って、高熱の気体になっている】
202 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 02:07:59.77 ID:NScwoDQo
>>195
そっかそっか……
うん、悪いけどそれはちょっと見逃せないかな……
【右手に握ったままのナイフ】
【最初に持っていたナックルガード付きとは品物としては少しランクの低いそれを】
見逃せないからちょっと先に逝ってろよ
【振り上げられる敵のナイフ、その進行をナイフの腹で抑え】
【次いで左手、黒色の塊が流れだし手に纏わり付く】
【ただ纏わり付くのではなくその指先を鋭く尖らせて、その姿は獣の爪のように見える】
【そしてその手の先、触れれば皮膚を裂き肉を断つそれを】
【兵士の心臓に向けて突き刺そうとするだろう】
203 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 02:08:30.49 ID:IamaEESO
>>191
【紅麒麟は夢を見た】
【青髪の男と銀髪の幼女が、今のように倒れている自分を見下している夢を見た】
(あ……龍……白……は…今…………)
【嫌な夢だった。背中に新しく出来た火傷が、鈍く疼いた】
(………………………………………………)
【ノイズが、酷くなる】
【…………プツン】
【無音】
【紅麒麟の意識は、零になった】
【紅麒麟/重傷につき戦闘不能】
/乙でしたー!
/楽しかったです、赤井さんに御冥福を……
204 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 02:09:20.50 ID:xWhFWs.o
>>177
>>186
【“ポンコツ”と評されたそれ―――正式名称もない“ギア”は停止こそした】
【だが胴部のギア自体は進んで戻って、電池が切れた時計のように無駄な動きを続けていて】
【停止はしても破壊は出来ていないと、どちらの勇士にも解ることだろう】
【―――もっとも、件の異形は停止後少ししてから出現と同じように唐突に姿を消すのだが】
―――――――――――
【右足。掴まれる。視覚から入る情報から咄嗟に蹴り出した脚を退こうとするが――遅い】
【長大なリーチを持つということはそれだけ振りかぶるのに時間がかかるということ、引き戻しも同様である】
【次いでゴキリという音、痛みこそ感じている様子はないが―――“獅子”の表情に余裕はない】
【仰向けに倒れなどしたら終わりである、故に左手の「長谷部」は地面に突き立てて姿勢をどうにか保ち】
【右手で引き抜こうとするのは四本目の「弧我」、柄に手を掛けた――――】
「――――紫炎ちゃん見〜つけた♪」
【そこで、“ザクリ”―――右手を柄に固定するのは宝石の、恐らくは『オパール』で出来た短剣で】
【掌を貫かれた当人は唖然とした表情で、「まだ居たのか?」と新たな敵対者を視界に入れて―――】
――――ぁ、…え………っ?
【ただ愕然とした。絶句とは正しくこのような状況を指すのだろうが】
【反撃を起こすための動き、短剣を引きぬくための動き、身を捩るという動き―――全て止まった】
【視界の先に在ったのは女性。彼と同じ金色の髪と瞳をしていて、戦場には似合わないドレス姿】
【表情は微笑。ただし“彼”の“ソレ”とは違って余裕からくるものではなく、優しげなもの】
【日傘を差した姿はあまりに場違いで―――それでも二人には解るだろうことは、彼女が昨日も会合にいたということ】
【対機関連合・長谷部 沙莉菜。避難先導は、既に粗方終わっていた】
【―――生じるものは極大の隙、強大な男の闘志は一瞬にして燃え尽きた】
【ただ視線を向ける先に瞳を開いて食い入る様に見つめ続ける――神の顕現でも見ているかのようだった】
/続
205 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 02:09:25.17 ID:.mVancSO
>>200
……
【ジャスパーのその言葉には返事せず】
……カンナ…まさか…
【落ちたピンバッチ…見覚えがある】
………カンナァァァァア!!!!!
【叫んだ】
【いつの間にか血化粧は汗で流れていた】
【そして感じる風】
(……コレは…まさか……恭平…貴方も…)
【同業者の顔が浮かび…まさかという不安感に襲われながら】
206 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 02:10:13.82 ID:ZHImU7Eo
>>203
/お疲れ様でしたっ!!
/とりあえずは庭にお墓立ててあげようかな・・・
207 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 02:10:18.78 ID:xWhFWs.o
>>ALL
【これは、戦いそのものには何人たりとも関係しない些細な事】
【だがしかし、視覚や聴覚のような「目」で見れば実に大きな事】
【上空。暗い宙に浮かび上がる三角形に近い形状の巨質な物体】
【六つの緑色をした丸が冗談のようで、所々で明滅する警告灯が全貌を照らす】
【それは些か不恰好ながらも飛空艇というモノで、別世界のスペースシャトルにも似ている】
【未だ距離はブレイザーシティより遠く在るが、接近する速度は相当なモノで】
〈“昼の国、並びに水の国支部の戦闘員。全乗組員に告ぐ”〉
《“本作戦はアウグスト城塞の防衛や攻撃ではない、ただ一人の回収である”》
〈“各員は持ち場に就いて周囲を警戒しろ、『新月琥珀』は全てシールドに回せ”〉
《〈“いいか。カノッサ機関特機『真貂』、回収目標は「シェン・ロンド」ただ一人―――!!”〉》
【――機体下部に大きく刻印されたものはカノッサの紋章】
【機関員であれば見分けを付けられるレベルまで細かく解析すれば、所属は昼の国支部】
【怪しく輝く機体はゴウン、と低い音を轟かせて―――戦場のすぐ手前にまで迫っていた】
208 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 02:19:26.40 ID:PA2noYco
>>201
(ぴょん太)
【酒の沸点は其処まで高くない。きっと、じっくりと其処まで辿り着いたのなら、被害は少なかった】
【だが、一瞬で気体と化す程の熱量、となればまた話は変わる】
【高熱の蒸気も、確かに恐ろしい。だが、その時に最大の猛威となったのは】
【自然発火点にまで達したエタノールが、蒸気全体を燃やし】
【瓶の口から立ち上がる火炎放射と化した事だった】
グ、ぐおおおォォッオォオオオガgァツアアがg、ガッ!!?
【人間の声と言うには、少々奇怪に過ぎるかも知れない】
【顔面を炎に焼かれた男は、酒瓶を投げ捨てて地面を転げまわる】
【頭髪と顔面の皮膚を地面に擦りつけ、如何にか炎を消そうと】
【ちらりと見えた顔は、顔筋が露出していた】
>>202
(エルフェス)
【振り下ろされるナイフが打ち払われた瞬間】
【兵士Oの勝ち誇った顔は、そのままに凍りついた】
【この距離は、不味い。そう悟るまでもない】
兵士O:…………ひゅっ、か………かっ
【喉から零れるのは、空気の抜ける様な音ばかり】
【絶命までの僅かな間、彼女は言葉を発する事は無く】
【やがて心臓が完全に停止すると、糸が切れたように崩れ落ちる】
>>201-202
(ぴょん太&エルフェス)
【周囲の機関員はあらかた撃退し、住民の脱出もきっと完了した】
【残っているのは只一人、兵士を統括していた男のみ】
【顔面を焼かれて、もうその表情も分からなくなっている男は】
……………あ゛あ゛い゛でえ゛なあ゛………
【高熱の蒸気で声帯をやられたのだろう】
【ノイズの様な音を出しながら、どうにか立ち上がる】
【まともに動かない右足は、ずるずると引きずって】
【丁度蛙とエルフェスの中間地点へと動き始めた】
209 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 02:19:55.13 ID:nFzv7PIo
>>197
――――言ってるでしょ、思い通りにはさせないって。
【男の背から伸びてくる蛇に動じる事無く、少女は余裕すら持って答える】
【左右から襲ってくる其れ等に対し、動かしたのは左右の大剣】
【其れが蛇で在るならば、切裂いてしまえば良い。そう言わんばかりに】
【宙に浮いていた大剣は、何者かが振るったかの様に柄を中心に回転】
【飛び出してきた蛇を切り払い、不可能であれば打ち返そうとする】
【それと、ほぼ同時】
【左手に持っていた剣の切先を再び男へ、真っ直ぐ向けて立ち】
【右手は力を抜いて下ろしたまま、然し剣は強く握って】
……≪射出≫。
【言の葉を紡ぐ。少女の命令を受けた剣は、握り締める少女を引っ張りながら撃ち出される】
【地を滑るように、一切の踏み込みも無く、男の胸部を狙う直線状の突き】
【見てからの回避も不可能ではないが、距離によっては其れすらも難しいだろう】
【が、この行為は同時に捨て身でもある】
【伸ばされた右腕の爪は少女の左脇腹に突き刺さり、小さく苦痛の声を漏らす】
【と同時に、身体に即効性の毒が回り、少女の視界が瞬間、ぐらりと歪んで】
210 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 02:22:00.37 ID:Jm/3vEwo
>>186
>>204
>>207
【―――……「思い出した」】
【嗚呼、完全に思い出した――既視感≠フ正体は此れだ】
【同色の金髪、同色の双眸。 甦るのは半年ほど前の記憶――写真=z
……朔夜さん……、……其の人、シェンさんの―――お母さん≠ナす。
【確かに、ランは「既に死んだ」と言っていた――何故、と浮かぶ疑問】
【だが、先ずは『沙莉菜とシェンの関係をこの場で唯一知らない』であろう朔夜へ、説明の言葉】
(――……意味が判らない……。 一体、何≠ネんだ――?)
【判らない事だらけ……兎も角、今のシェンに対して追い討ちが必要なのかすら判らない】
【森島は朔夜へ、目線で「少し待て」という意思を発すると――眉を僅かに顰め、親子≠見遣る】
211 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 02:22:36.60 ID:TtBi7WMo
>>200
【轟然と響く異形の崩落音】
【空は一瞬の明るさ失って】
【終焉を告げる福音が、玄夜に広がった】
【光に包まれながら、パラパラと崩れていく外装。漆黒の騎士甲冑】
【原材料である天降鉄が周囲に散乱して】
【数秒後、そこに立っていたのは】
【檸檬を抱えて、焦げ茶ローブを身に纏う、14歳くらいの少女だった】
【栗色の髪に、決壊寸前まで潤んだ水色の瞳】
……カンナ……、
カンナ……ッ
【もう安全――、そう考えて、一度檸檬をおろすと】
【ピンバッジの方へ】
【――否、異貌の骸の方へ駆け寄ろうとする】
【その背中は酷く無防備で】
【――守る装備は、何もなかった】
212 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 02:23:13.61 ID:nATechUo
>>200
…………。
【轟く爆音。走る閃光】
【一瞬の静寂の後、空から降って来たのは肉塊肉片金属片】
【ちゃりーん、と小さな金属音の後、残ったのは静寂、力の爪痕。ただそれだけ】
…………。
【募るのは虚しさ。苦労の末に得た勝利、一瞬の後悔、溢れ出る憤怒。そんなものは影も形も無かった】
【無意味な戦いでは無かったのだろう。気を配る余裕も無かったが、死体が無いのを見ると住民はうまくやったのだろう】
【この街が奪還できたのかどうかはともかく、奪還しようともがきあがいて努力した。それはそれで意味のあることだ】
【使い物にならない左手。痛む右腕。そう、無意味な戦いでは無かった】
……なら、
【なら、この虚しさは、何だ】
【誰か、ウシロマトイを探すような酔狂な輩がいたなら】
【最後の爆発が起きた場所で、泣きそうな顔をして立っているのが見えるだろう】
213 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 02:23:29.55 ID:ZHImU7Eo
【街中】
ふう・・・帰りが遅いですねー!
何処行っちゃったのかな?ラータちゃん知ってますか?
【桃色のふんわりショートの髪、その上には白色のボンボンがついた青のニット帽。】
【赤色の瞳にピンクのコートを着て、茶色のブーツを履きながら】
【背中には雪だるまをあしらったリュックサックをかぶった幼女が】
【金髪の少女がモニターに写っているパソコンを持ちながら歩いていた】
「今日は火の国にお仕事とか行ってましたよ美春様」
【そういい終わった刹那、とある情報が入ってきた】
そろそろクリスマスのしたくをするのにぃ・・・アレ?
【幼女の頭上からとある物が落ちてきた】
【ヒラヒラと落ちてきた真っ赤な風車が彼女達への】
【最後のクリスマスプレゼントとなってしまったのは言うまでも無い】
【一足早いサンタさんは何も言わずに帰っていってしまった】
あわてんぼうやさんですねっ!サンタさんも!
【全てを知っていたコンピューターはこのとき何も言えなかった】
/絡み不要ですっ
214 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 02:27:35.89 ID:UoaoK6AO
>>198
――――、ッは……、で、――か、……っ!!
【斬撃の認識は、出来た。尤も其れも視認だけで、身体が着いて往かない】
【反射的に口をついて出たのは、生じた斬撃の大きさに対する驚愕の言葉】
【先の蹴りは右腕を狙ったもの、斬撃の軌道もその蹴りと同じもの】
【体勢を低くしているけれど、既に近付いてしまっているため、回避行動も取れない】
【そのまま放たれたのならば、シャムロックの右肩を深く深く、斬撃が走っていくだろう】
【予想外の、想像以上の負傷。大きな動揺により、痛覚制御の能力すら着いて往かず】
っひ……、――……――ッッ!!
【視界の一瞬の暗転の後、エメラルド・グリーンの瞳は暗い深緑へと色を変え】
【呻き声すら出ずに、シャムロックはくずおれてその場に膝を着いた】
【剣はもう持てないから、右手から滑り落ちた。左腕も、じわじわと次第に痛み始める】
ぁ……、っ――く……、し、……白……雪
そ、ゆことっ……、ナイスだった、よ……!!
【それでも彼女は、頭上の白雪へと声を掛ける。良いタイミングだった、ありがとうと言葉を告げる】
【度を越えた疼痛により噴き出す汗が、面紗を顔へと張り付かせるが、シャムロックはそれを気にすることはない】
【膝立ちで、倒れる41の元へと歩み寄り、左手でその首を緩く掴もうとする】
さ、て……、どう、しようかな……
No.41、……君は、どうされたい……?
【手負いの状態で、痛みを堪えながらの質問を一つ】
【落ちた剣は虚しく横たわっていて、今、回収するには些か時間が掛かる】
215 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 02:32:04.94 ID:1mNQw9Yo
>>202
>>208
…… ごめん
【誰に対してなのかはっきりしない謝罪】
【死にかけている、という状況で、その声色はようやく居場所を見つける】
【動くことは叶わず、どんどん冷たくなっていく体】
なあ、そこの少年 俺、死ぬのも死なせるのも、嫌だからさぁ
少年が俺を丁寧かつ大胆に拾い上げ、全速力で逃げるって案どう思う?
【エルフェスの腹の血が、止まる あくまで止血のみ】
【臓器の損傷はどうにもできないし、内部出血もどうしようもない】
216 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 02:32:44.49 ID:OaxLDIDO
>>209
【―――男は、かわす素振りも見せなかった】
【切り払われた蛇が紫の靄となり消え去り、右腕が引き戻る】
【既に彼の胸には剣が突き刺さっていて、背中から剣の切っ先が突き出ていた】
…キヒッ
【間近にいるであろう少女にニヤリと笑い、口を開く】
つっかまーえた!!
【次の瞬間、彼の両腕が】
【背中から飛び出した一対の紫の腕が】
【少女を捕まえ、身動きを取らせまいとするだろう】
217 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 02:36:18.01 ID:NScwoDQo
>>208
1つ……
【絶命を確認した後肉を分かつような嫌な音をさせながら手を引き抜き】
【軽く振って付着した血を地面に払う、地面には赤い斑点】
【まるで重労働の後のような疲れた表情を浮かべて】
次はお前かな、今度はちゃんと気合いを入れて殺してやる
【ゆっくりと黒い手の人差し指を男に向けて確認】
【そうしている間にもボトボトと腹部から血は流れるもって10分程度か】
お前だ、お前を殺せば終わりなんだ…………
【少年は倒れるようにして重心を極限まで下げ踏み出して加速、男に向かいもてる早さをもって走る】
【近づく途中、右手の腹の部分に傷の付いたナイフを男の左足に向けて投合、機動力を更に奪おうとし】
【そして近づいた後に半ば身を乗り出すようにして男の喉元に未だ少し血の残った左手を付き出そうとする】
>>215
嫌だ、コイツをここで始末しなければ住民に危害が及ぶ
それは避けたいし逃げたとなれば副リーダーにも示しが付かない
【声の方を見れば蛙だ、蛙だ】
【いつも通りの彼ならば多少の突っ込みでも入れたのだろうけどそれは無く】
【更には彼(?)の提案を拒否】
多分直ぐに終わる、だからそこで待っているといい
もしオレが死んだらその時はその時だ、命を諦めてくれ……じゃ
【一方的な一蓮托生】
【他に語る言葉も無い、とそのまま走りだす】
218 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 02:38:08.53 ID:PA2noYco
>>214
白雪:………え、えと、勝った?勝った、んですか?
…………ぃやったー………!
【風の制御をオフにして、ストンと地面に降り】
【最後の冷気で尽きかけた魔力を回復させるべく、深呼吸を始めながら】
【シャムロックの言葉にぐっと右手を握り、空へと突き上げる白雪】
【だが、倒れたNo.41へ近づこうとしないのは、やはり苦手意識なのか】
『……うっ………ぇ、あ……………あ?』
『………!この、放しやがれ、こらっ………!』
【倒れてから首を掴まれるまで、僅かの間だが気でも失っていたのか】
【気道が狭められて奇妙な声を上げてから、目が暫く泳ぐ】
【先程対峙していた相手が視界に収まると、固定されていない右足だけをばたつかせ】
【それでも両手はポケットに入れたまま、悪あがき】
【結局、振り払えない事は直ぐに分かり】
『………………殺すなら殺せよ。どうせ負けたんだ
あっちもこっちも………散々に荒らされて、な………』
【ぎっ、と目を閉じて、悔し涙を流して】
【手で隠したり拭ったりは、しない。したがらない】
白雪:………なんか、こうなっちゃうと情けな―――
―――もう一人。戦えそうにない人が来ますよ
【少しばかり離れた位置に居た白雪が、新たな乱入者の存在を告げる】
【だが、その言葉通り。その乱入者は、とてもではないが戦える様子にない】
「…………………何処?何処に……………」
「兵は、装備は………香月、何処?バトラー……?」
【右に左にゆらゆらと、芯の通っていない様にふらついて歩く】
【その小袖の帯には≪死拾弐≫の刻印が為されていた】
219 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 02:38:28.58 ID:nFzv7PIo
>>216
……っ、――――。
【貫いた。肉を割く“懐かしい”感触がその手に伝わってくる】
【一瞬表情を歪めるも、直ぐにそれど頃は無くなってしまう】
【ぐらり、と身体の力が抜ける。回った毒は、確実に少女の体力を奪い】
【男の伸ばした紫の腕は、確りと少女を拘束するだろう】
――――――つかまった。
【然し、少女は顔色を悪くしながらも、小さくそう呟いて】
【まるで「だからどうした」と嘲笑うように、笑みを浮かべて見せた】
【蛇を切り払った大剣は、其の侭数m程後ろに浮いたまま】
220 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 02:44:45.89 ID:kiWs8HMo
>>205
(レン)
>>211
(サージ)
>>212
(ウシロマトイ)
【──何処かで風が吹いた】
【彼らの叫びは、それに乗せられて溶け入るように消えて──】 【──そんな、時】
【ひゅう──どごンッッ!】
【彼らのいるすぐ側に、まるで隕石のような何かが墜落した】
【隕石、とは言うが。それは本当に『岩石』の塊のような何かで】
【直径は3m弱あるだろうか。重量のある巨大な一つの岩石だった】
【──新たな敵襲? まだ余力を残した者がこの街に?】
【確かにあの異貌は爆散し、ジャスパーは戦闘不能に陥り】
【ランダは先程異形に飲み込まれて、余力がある者など到底──……“飲み、込まれて”?】
【──ぎぎぎ】
【その時──その正体不明の塊が軋む声を上げて】
【ぼろり、ぼろり。その表面を覆ってい大小様々な岩が、零れ始めた】
【中から次第に露になってきたのは──まず、暗灰色の装束を着た、大柄な何かで】
「…………仕事、まだ残ってる。帰る、使命」
【がらり、がらり。岩石のカプセルからのっそりと身を起こしてきたその男は】
【──ジャスパーと同じ忍装束を纏ったビヤ樽のような体躯、ランダであった】
【服が融け掛けていたり、所々に大きな傷を負っているが──それは間違いなく彼で】
「……兄者。俺ら、負けた。モーゼフの所、帰る。次の任務、貰う」
──……おまっ……馬ッッ鹿か、本当に……
──“いかにも”な……帰り方しやがっ、て──……
【呆然とするジャスパー。ランダは、レンの下まで歩み寄っていき、ジャスパーを抱えようとするだろう】
【もしそうすれば、「……ありがとう」と呟いて、彼はジャスパーを抱えたまま、また岩石のカプセルまで戻っていき──】
「……腹の中、人間いた」
「こいつ良く噛まなかった。消化できていない。だからエネルギーなかった」
【──がらり。岩石のカプセルはそこで更に崩れて】 【その中から──.一人の少女の姿が露になるだろう】
【──緩く波打った暁色のショートヘア。齢十八程の、彼女の姿が】
【シャツもカーゴパンツも殆どが破けて血が滲んでいるが、どうやら気を失っているらしく動きはない】
【やがてランダは──全員の姿を見回してから】
【まず、ゆっくりとウシロマトイの方へと歩み寄るだろう】
【そして、徐に口を開いた】 //続
221 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 02:45:23.33 ID:PA2noYco
>>215
>>217
(ぴょん太&エルフェス)
【投擲されたナイフが、男の左足の甲を貫く】
【地面に杭を打ち付けられたかの様になって、歩みが止まって】
【筋肉がむき出しになった顔が、エルフェスへと向けられた】
【手から拳銃が捨てられる、杖が捨てられる】
【六本の腕全てが拳を握り、身体の横に構えられ】
……………小指から、一本ずつ
…………………親指で締める
………真っ直ぐ、捻りを加えて………
【小さく、何事か呟いた】
…………………げ、はっ
【その拳は、作られただけだった】
【低い位置からせり上がる爪を、脚の動かぬ男は避ける事が出来ず】
【首の骨が、神経が、切断された】
【ゴリッ、と鈍い音が、聞こえたかも知れない】
【だが、男は倒れない。腕もダラリと垂れさがり、身体の力も完全に抜けて、倒れない】
【動きを止めて其処に立ちつくす男の腹が、ざくりと左右に開けて】
【其処から流れ出すのは、大量のガソリン】
【男を中心に円形に、ガソリンは広がり始める】
【そして、男の体内からは、カチカチと時を刻む様な音が】
【弱まって行く心音と交代に、聞こえ始めた】
222 :
220
[saga]:2010/12/19(日) 02:46:12.90 ID:kiWs8HMo
「お前らよく戦った。強い。すごく痛かった。俺ら負けた」
「だけど……お前ら、俺識る。まだ終わっていない。ここから始まる」
【そう言ってランダが指差したのは──】
【このアウグスト城塞内で一際高く聳える建造物、市庁舎だった】
「……行け。俺は俺の仕事終わった」
「次、お前らが仕事する番。急げ。時間ない」
【「──何かが来ている」 天を見上げながらそう付け加えて、ランダは口を閉ざした】
【──未だ、街の制圧が完了したという知らせは届いていない】
【街中も大分静かになりつつあるが──まだ、彼らは終わっていないのだ】
【彼ら全体の目的は、この『ブレイザーシティ』を“解放”すること──】
【この街を完全に機関の支配下から取り戻して──初めて、勝利と言える】
【時間は少ない──最後に駆け出すだけの余力があるのなら──】
【──完全なる勝利を、掴みに】
//ではBattle\としてはここで終わりです、後は自由行動なさってください
//遅くまで本当にお疲れ様でした、拙い進行にお付き合いいただきありがとうございました!
223 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 02:48:53.19 ID:4GnuxMSO
>>204
>>207
>>210
【足を打ち据えた手応えは確かだ。だが、微塵たりとて油断はしない】
【油断出来る程の余裕は、既に失っている――だからこそ、代償≠無視して此れを使うのだ】
【今が隙だ。彼を仕留めるならば、この時を於いて他に無い】
――――我が夢を、現に還そう∞汝が現を、夢と散らそう
【澄んだ声に乗せて紡ぎ出す誓言は、殺意を乗せた即興詩】
【自らの願望を還元し、以って遍く敵を確[
ピーーー
]るという、決意を乗せた鎮魂の歌】
【常の状態、常の相手ならば、そう¥o来るだろうが――彼を相手にして、為るか】
舞えや千刃∞謡えや万花
天蓋に座す億ノ星∞悉皆、硝子と砕けて瞬く=\―――?
【いや、為遂げて見せよう。元より、自分はその為だけに此処に居るのだ】
【感情に後を押され理性にて手段を練り本能で殺意を振るう、一振りの殺害機構――】
【斯くあれかしと、自己暗示じみた言霊を紡ぎかけた所で。突如現れた闖入者に、消え去る戦意に、毒気を抜かれたように歌声が止まる】
(何だ、あいつ。こんな時に、幽霊でも見たような顔して=\―まさか)
(さっきの刀の銘。長谷部=Bいや、其れは関係無いとしても……あいつの目的=H)
――――……。
【朔夜は彼の目的≠、聖都博物館での邂逅の折りに聞いていて】
【それ故に胸中に浮かべた言葉から、飛躍的に連想を進め――――】
【ややあって、予想される解答へと辿り着くも。正直、半信半疑の様子であった】
【主観では何分にも思える程の、だが実際の時間にすれば数瞬の間の躊躇い】
【よもやサリナに「お前が彼の母親か?」等と聞く訳にも行かず――そんな中に出された、森島の助け舟に】
夢と現が、狭間にて=c…と。京、多分本物かも……いや、どうだろう。
博物館で入手したギア≠ヘ、彼女を生き返らせる方法≠ヨの足掛かりだったらしいけど――。
【ふと空を見上げれば、此方へと向かう飛行物体が一つ。一先ずは、攻撃目標をアレに定めつつ】
【彼の目的と、成功していたとしたら、この驚きようは可笑しい≠ニいう旨を伝えて】
224 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 02:50:19.59 ID:OaxLDIDO
>>219
キヒッ、まだまだ、だ…この程度じゃあ俺様はやられねーよ!!
つーか逆に、あいつの体が傷付くだけだぜぇ?意味ねーんだ…よっ!!
【少女の体をしっかりと掴んだまま、右足を振り上げ】
【右膝を少女の体に減り込ませようとする】
【それに成功、失敗関わらず次】
【今度は左、右足を下げながら左足を上げて左の膝をぶつけようとする】
オラ、オラ、オラオラオラオラオラァ!!!!
【連打連打連打、少女の体を掴みしっかりと固定したまま、膝の連打を食らわせようとする】
【容赦は無い、加減も無い、力任せに暴力を振るう】
225 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 02:55:11.97 ID:1mNQw9Yo
>>221
おいおい、人間爆弾が最近のトレンドだってのか? 冗談じゃあないぜ
【ガソリンの広がりをある程度抑制】
【しかし、同時に止血に能力を振り分けている以上、完全に止めることはできない】
急げっ 逃げろ
【体の節々に細かな振るえがおき始めている こちらも低温・出血で危険だ】
【びくびくと揺れる蛙は惨めというほかなく】
ついでに三足蛙は幸運の象徴 拾っておくと運命力上がるんじゃないかな
【意味のなくなった霧は消えてゆき、視界が取り戻されていく ――それでも夜闇の中だが】
226 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 02:55:36.29 ID:.mVancSO
>>220
>>222
【また敵か?と思いアートマンを構えさせるが】
……よかったですね。貴方の弟さん…生きてましたよ
【先程の殺人鬼の狂気や殺し屋の冷酷さはなく微笑みながら言いジャスパーを返そうとする】
【そしてカンナが彼のおかげで無事だったのを確認し】
よ…よかった……
…コレで貸し借りは無しですよ。ジャスパー、ランダ
【カンナの元に駆け寄り】
……私は依頼人が起きるまで待ちますよ
【そう言いながらカンナの横に座り】
【カンナが起きるまでここでボディーガードをするつもりだろう】
【彼女が起きしだい一緒に目的地まで向かうだろう】
/乙でしたかな?
/楽しかったです!!皆さん乙でしたー
227 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 02:59:01.52 ID:NScwoDQo
>>221
悪い、とは言わないけどな――――
これで2つ……全部で4つ、いや5つ……?
【心地良いとは決して言えないその音に少年の表情は曇る】
【独り言のように何か呟き、その手を引き抜く】
死して尚立つ……か
男らしい男の姿の1つか――――
【その姿をただ見つめていれば】
【男の腹を食い破るようにして揮発性の高いそれが流れ出す】
【少年はその臭いから逃げるように鼻を抑え】
【そして小さく聞こえるリズム】
【このガソリンに時を刻む音……】
【先程の兵士の爆弾を想い出せば予想も付く】
自爆、いやもう死んでいる場合はなんて言うべきなんだろうか
まあどっちにしたってここは危ないのは火を見るより明らかだ、いや火は見たくないけどさ
【気づけば視界が幾らか狭い、呼吸も薄くなっている】
【なぜだろう……?と少年は首を傾げ】
>>225
了解、任務は果たしたここから早く去ろう
【痛みを無視した動きで蛙に近付き】
【少し乱暴に掴み上げ一呼吸置いてからその場から走って逃げ始める】
【少年の腹内ではゆっくりとその血が溢れ始めている】
228 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 03:05:02.13 ID:nFzv7PIo
>>224
この、程度……ね――――、ぐ、ふ……!?
【男の言葉は強がりでは無いだろう、その生命力は少女もまたよく知っている】
【が、それでもその言葉に反応して笑みが零せるのは、まだ策があるからか】
【それとも、此処で殺されるのもまた定めと諦めているからか】
【防ぐ様子も見せず、抵抗することも出来ず】
【一発、二発、三発――面白いように、膝の連打は少女に刺さり】
【その度に少女は痛みを堪え、くぐもった声を漏らす】
【然し、当然。何も抵抗が無い訳ではない】
【男の胸部に今もまだ突き刺さっている剣】
【少女の能力で作られた其れは、触れずとも少女の意のままに動かすことが出来る】
【少女が力を、魔力を注ぎ、命令をその剣に送れば】
【剣はその命令のままに、男を貫いたまま、真下へと刃を振り下ろす】
229 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 03:05:06.82 ID:UoaoK6AO
>>218
ふ、ふ……白雪、喜ぶには、まだ早いさ
完全に殺めてからが、真の……
……両手使えば、早いだろうに
荒らしはしないさ、綺麗に死なせてあげるから
ほら、泣ける内に泣いておくと良いわ
――そう、じきに貴方も楽になる
【何故、両手を用いる事をそんなに嫌うのか、微かな疑念を密かに抱きながらも】
【殺害には抵抗が無いらしく、一切の躊躇無く、首を絞め上げる手に徐々に力を込めて行く】
…………何?
戦えそうにない人……?
【――――が、新たな乱入者の出現により、その手が一時的に緩む】
【戦えそうにないと聞いて改めて力を加えるが、どうにも力を込めきれていないようだった】
(……“死拾弍”――カンナの言っていた例のナンバーズか
冷酷たる性格とは聞いていたが……いや、然し、何処かが可笑しい?)
【漸くそちらへ視線を移し、様子の可笑しなその人物を見てこれまた怪訝そうに疑念を抱く】
【視線はそちらに向けたまま、首を緩く絞めつつも彼女は】
……いや、
あちらが戦えそうに無いのなら、此方を早く終わらせてしまった方が良い
二兎を追えば、どちらも捕らえられなくて逃がしてしまう
“Lehitraot(さようなら)、No.42”
【先ずは、42の息の根を止めることを最優先事項と判断】
【痛覚の遮断により疼痛を緩和させ、左手に一挙に力を込めた】
【この場に於ける最善の選択だと信じて疑わない】
【力を込める際、痛覚の遮断が不完全であるために、鋭い痛みが走って高い声が零れる】
【先の会話か、或いはこの呻き声によって、ふらつく彼女が此方に気付くことがあるかもしれない】
230 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 03:05:44.68 ID:xWhFWs.o
>>210
>>223
【コツコツ、と―――歩む足取りはやや軽く、それでいて清静】
【所謂「感動の対面」というには程遠く、ましてや片割れは状況が理解出来ていない】
【自らを呼ぶ、その呼称。捨てた名前、忌み嫌った父方の名】
【「死んだのではなかったか」―――だが、「ああ、確かにあの人だ」】
【しかし、この手元の短剣は――?“自慢の母上”はこんなことをする人か―――?】
【何もかもが解らない、ただ―――】
―――――――………母、上……?
【―――いくつかの事象が、立て続けに発生した】
【カノッサ特機、「真貂」――早くもそれは彼らの上空を覆い隠し、停止していた】
【そこから飛び降りた二人組、赤髪の青年と青髪の女性がハッチか何から飛び降りて】
【炎と水を撒き散らしながら地に降り、その際に金髪の麗人――その背を深く“何か”で斬りつけた】
【同時に進行して、歩み寄ったサリナの右手はシェンへは届かず、またシェンは倒れる彼女を見ることしか出来なかった】
【降りてきた二人は恐らく、彼の部下―――単純な火と水の能力者】
【機関に入り、少々横暴な支部長のもとで一年あまりを過ごして議員へと転身し】
【その身であっても各地で前線に立ち、大きな足がかりとして国一つまでも手中にした】
〈議員シェン・ロンド、貴方を救出するようにと副司令が―――……。〉
《怪我は大事とは見えませんが、邪魔な虫が居るようで―――……。》
【その全てはただ、――――……。 皮肉だった】
【言葉もなくサリナは倒れ伏し、二人の能力者はシェンを拘束する形となっている朔夜へと狙いを定め、火と水の螺線を撃つ】
【一方で森島青年へは上空から二発の銃撃―――挺のものではなく拳銃の、それも衝撃弾ではあるのだが】
【降りてくる三人目は女性、銀色の頭髪――長さはシェンと同様で顔を隠す仮面と両手の拳銃、ブレザーという格好は馬鹿にでもしているのか】
【上空。ひたすらに大きく不恰好なそれもまた、彼の目的のために数ヶ月もの間無数の鉱石を集めた結晶であった】
231 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 03:07:55.72 ID:PA2noYco
>>225
>>227
【ガソリンは、男の衣服にも染み込んで、その独特の臭いを鼻に届ける】
【だが、それを理解出来る知性は、もう残っていない】
(………拳の握り方から、習ったっけなあ)
(蹴りもさんざんやった割に、殆ど使わねえでやんの)
【カチ、カチ、カチ】
【体重の、極端な減少。つまり出血或いは生命維持不可能な程の欠損が引き金となる】
【腹に仕込んだ、最後の武器。その一つが、ガソリンタンク】
(結局独身のまま……か。まあ、良いがねえ)
(どうせ他人様のガキなら何度も抱かせて貰ってる、ってか)
【カチ、カチ、カチ】
【自分の人生三十数年、幾らか疑問に思い返して】
(医者が、坊主の世話になるなんざ御免だ)
(この仕込み、無駄にはならなかった………と、思いたいもんだ)
【カチ、カチ、カチ】
【とある男を殺す為、自分の腹の中に仕込んだそれが】
【今は、また別の用を為す。十全とはいかずとも、僅かの満足】
(…心残りは只一つ、惚れた女を置いてく事か)
(……どーせ俺を見ちゃくれないってえのに、馬鹿馬鹿しいねえ)
(けっ、下手な事をしやがったら、あの男の所に化けて出てやらあ)
(………………んじゃ、まあ)
【カチ、カチ】
【カチン】
すまないねえ、主殿
【ごお、と。夜空を焦がす程の火柱が、ブレイザーシティの一角に上がった】
【垂直に上がるそれは、周囲のガソリンを喰らって、直径3m程に成長して】
【特殊金属が混ざった妙に赤い炎が、機関員達にブラッディ・メアリー≠フ壊滅を知らせる】
【武装小連隊ブラッディ・メアリー¢熬キ、並びに機関所属≪狂乱医師/マッド・ドクター≫】
【櫻の国よりの流れ者医者、そして某人の執事―――緋桜 酔仙、死亡】
/これにて、此方の戦闘は終了します。何らかのリアクションが有れば、それに応答します
/それでは、お疲れさまでした
232 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 03:09:49.85 ID:nATechUo
>>222
【空から岩が降って来たと思ったら、死んだと思った敵が生きていた】
【ウシロマトイ。一度敵と認めると一切の容赦をしない男ではある】
【死んだと思った敵が生きていた。例外なく殺しにかかるハズであるが───】
お前は僕の敵だ。
僕は敵を許さず認めず、一切の容赦をしない……が、
【ランダの方を向き直り、少し微笑む】
それ以上に、お前のような奴は嫌いじゃない。
正直とっとと休みたいところだが、まだ終わってないなら仕方ない。
協力するなら、最後まできっちりやらないとね。
【ウシロマトイ。何よりも尊厳と縁を重んじる男である】
【地面に転がっていた銃を拾い上げ、ホルスターに収める】
負傷した右手一本しか使えないのは少々厳しいが…ま、良かろう。
【さて行くか。そう言って赤毛の男は足を進める】
【────行く先はブレイザーシティ・市庁舎】
/皆さん乙っした!
/まだまだ修行が足りないでござる
233 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 03:16:16.29 ID:TtBi7WMo
>>220
>>222
【足を立ち止まらせるほどの轟音】
【瞳は自然と、隕石の方へ寄せられる】
【それから、余りにも奇抜な帰還を果たすランダ――】
【――もしかして、彼女も…?】
【淡い希望を抱いて、彼の話は半分ほどしか耳に入らない】
【果して、副リーダーの姿が見えた、その瞬間】
【サージは駆け出していた】
【となりにがくんと両膝を付いて、セミロングの髪が翻った】
【一度、右袖で大きく涙を拭った後】
【正座のような格好から上半身を乗り出して、顔を覗き込む】
【――そうして意識確認の為に、両頬をつねることから始めるだろう】
【
>>222
と
>>226
の様子を見て】
【自分は行った方がいいかな、と思うものの、檸檬の事もある】
【レンが残るなら、檸檬を連れて安全な場所まで行きたい】
【最後に、もう一人の共闘者に視線を移して】
【
>>232
】
(行くつもりなんだ…)
(…いっぱいいっぱいで、名前、聞いてなかったな)
(お礼もまだなのに…)
【今度あったときに、改めて】
【そう考えて、今は一度、彼の背中を見送った】
【彼女もまた、しばらくこの場に残るつもりなのだろう】
/終了でしょうか、一応少し居ます
/主催者さん、参加者さん、お疲れ様でしたー!ありがとうございました!
234 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 03:18:03.45 ID:PA2noYco
>>229
【見ているものは、何なのだろう】
【今先程近くで上がった火柱か、それとも何処かで起こった爆発か】
【街の上空に居る何かかも知れないし、遠くにある市庁舎かもしれない】
【どれだろうと、きっと見えてはいない】
【現れた少女、No.42の目は、何処にも焦点を合わせて居なかった】
『…………っぇ ぉ、あが…… ……あ かぁ、は……… 』
【言葉にもならない声。次第に動きを消して行く右足】
【もう氷も溶けているだろうに、左足も動かなくなり】
【No.41の意識は、深い深い闇に溶けていく】
【その意識が完全に遮断されて、自発呼吸も殆ど止まって】
【後は心臓が止まれば絶命。何分も居るまい】
【そうなった時に初めて】
「…………あ、ああ………ぁあ………あー………」
「………あー、あー………」
【ふらふらと歩いていた少女は、No.41の首を絞めるシャムロックの方へと駆けだす】
【言葉も操れぬ赤子の様に、開いた口から単純な音だけ発して】
【腰に備えた刀すら使わず、その手を首から引き剥がそうと掴みかかってくる】
…………え、この人………なん、なんです?
【白雪は、その様子に困惑して、動きを止めるばかり】
【尤も、ただ一言でも有れば直ぐにでも、その困惑も払えるだろう】
【そうなれば、この状態を終わらせる事に、異論を抱く筈は無い】
235 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 03:18:30.89 ID:OaxLDIDO
>>228
【胸に突き刺さったままの剣が、真下に動く】
【それを察知したと同時に、思い切り一撃、右膝を叩き込み、それと同時に手を離して少女を弾き飛ばそうとした】
【それの成否に関わらず、剣は真下に真っ直ぐ、胸から体を切り開く】
【内臓が出たり、即死したりはしない、ただ紫色の体液が滴って】
…いやぁぁぁマジいてぇぇ!!今のは超いてぇわ!!
股裂けちまったよどうしよう!?キヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!
【――なんて事の無いように、笑っている】
【最早、人間とは違う物となってしまっているのか】
おいおいなんだよこりゃあよ!全ッ然駄目!
こんなもんすぐくっつけりゃ治んだよ!舐めてんのか!?
【彼がそう言う通り、たった今斬られた部位が再生を始める】
【再生力は高いようだが、すぐに再生するようではない、暫くは激しい身動きがとれないだろう】
俺様の体を狙っても無駄!無駄無駄無駄全く無駄!!
そうだな…んじゃ優しい俺様が弱点を教えてやんよ
…ほら、ここだ、しっかり狙え
狙えるもんなら、な…キヒヒヒヒャヒャヒャヒャ!!!
【馬鹿にしたように、彼が提示した弱点】
【右手で髪を掴み、持ち上げるようにして強調させた弱点】
【それは頭、まだ元の形を唯一残している部分】
【まだ異形化していないなら体のように再生するようには思えない、が】
236 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 03:18:31.61 ID:1mNQw9Yo
>>227
>>231
また、何も出来なかった
何のためにいたんだよ、俺は……?
【エルフェスの手の中で、呟く問いに答えなどあるはずもない】
【電子レンジの原理で自身の体を温めようとして、結果出血がぶりかえし、慌てて中止】
【全身で力不足を体感しながら、蛙らしく一回鳴いた】
医者か治癒能力者か 見つけられないと共倒れだ
頑張れよー? 少年
【「死なば多くの実を結ぶべし」 都合の良い言葉を頭に思い浮かべ】
【英雄的な死を連想し始めていた自分を戒めて、そっと眼を閉じた】
/超お疲れ様でしたー 拙い文章と粗いロールにお付き合い頂き、ありがとうございました
237 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 03:23:08.25 ID:Jm/3vEwo
>>223
>>230
…………は?
【『母親を生き返らせる』為に、ギア≠入手した――余りにも、彼にとっては突拍子も無い話だった】
【シェンの母親への思いを否定する積もりは無いが、どうも……考えの及ばない話だ】
【――だが、呆けている時間は無かった】
(……飛空挺―――!? ……奴等=Aあの時の能力者か――!!)
って、また敵=\――っと!!
【上空を見遣れば、「カノッサの飛空挺」……恐らく、昼の国支部の物であろうと当たりを付ける】
【同時に感じたのは、体温と一種の予感=\―銃声と同時に、即座に森島はサイドステップ】
【結果として、弾丸は体を掠るに留まるも……火傷の皮膚を削り、激痛が奔る】
(今、此処で戦闘を仕掛けても『勝てない』……目的は、シェンさんの救出か?)
(……――此処は、大人しくしているしかない。)
【確認出来ているだけでも、三名≠フ新たな敵――恐らく、機関兵も其れなりの数が乗り組んでいるだろう】
【彼は最低限、『棒』を右手に生成すると……其の場で待機し、状況把握に努める】
238 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 03:24:34.62 ID:NScwoDQo
>>231
…………………
【伸ばせば触れられそうと錯覚する位の遠くに上がる火柱】
【それを霞んだ目で見ていたらなんだか少し寂しい気持ちになった】
【何故だか分からないけれど、答えも見つからないけれど、ただそう感じただけ】
【そう感じた事はもしかしたらそれは死んでいった人間を冒涜しているのかもしれない】
【少年は自分を心の中で罵った、たった1人の自己完結】
……っ!!
【突然体の奥がきりりと痛んだ】
【次いで襲うのは嘔吐感、しかしそれを何とか抑え】
>>236
答えは分からないよ、そんなの……無責任な神様にでも聞いてくれ
【混沌の坩堝が如くに煮えたぎる腹を抱えながら】
【掌の蛙をそうっと地面に置いて】
そう、だな……でも悪いけどもう動けそうに無いんだなこれが………!
げっほっ!!………がぁ…あ……
【ついに糸が切れたのかその場に膝を付き】
【口から血を吐いて辺りに撒き散らす、傷ついた臓器から逆流でもしたのだろうか】
【地面を濡らす赤色を確認することもなく】
【少年はその場に倒れるのだった】
/お疲れ様でしたー!
/遅くまでありがとうございました、非常に楽しかったです
239 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 03:29:46.38 ID:UoaoK6AO
>>234
(……爆音……エルフェスたち、大丈夫かな)
【42から僅かに視線を外し、爆音の方向をちらりと横目で見遣る】
【明らかに大丈夫ではない少女の姿を、ずっとは見ていられなかったのかもしれない】
【首を絞めている相手の、呼吸や意識、動作が無くなったことを確認した丁度その時である】
【此方へ駆け出してきた41を見て、面紗の網越しにでも分かるほどに目を大きく見開いた】
【掴み掛かられても、手負いの身体では突き飛ばすことも振り払うことも出来ない】
【結果的に手を引き剥がされ、軽く抵抗しながら】
なっ、私にも、わからないけど――、“何か”が可笑しいんだと思うっ……
ねえ、白雪、もし動けるんだったら、引き剥がしてくれない……?
【白雪へ、半ば懇願に近い形でそう頼んだ】
【困惑を抱くのは此方も同じ。何が可笑しいのかは解らないが、何かが可笑しいことは理解出来る】
【既に戦意の削がれた瞳が、やや怖れながらも42の瞳を見詰めようとするだろう】
240 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 03:36:11.87 ID:UoaoK6AO
>>239
/すみません追記です、よく見たら所々のレスでナンバーにミスがありますね重ね重ね申し訳ありません……!
/とりあえず239の真ん中辺りの「41」は「42」に訂正です、お手数かけます……
241 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 03:36:59.47 ID:PA2noYco
>>239
え、あ……あ、はい?ああ、はい、分かりました
……こら、大人しくしなさいっ!
「……あ……………うー……!」
【理解出来ないものを見て硬直していた白雪も、他人の指示を得られればようやく動き】
【目が見えぬ事でやや苦戦しながら、後方からNo.42を抱きかかえる様にして引き剥がす】
【技術を用いるでもなく手足をばたつかせる彼女をうつ伏せに組み伏せ、髪を掴んで顔だけ正面に向かせ】
………えと、こんな感じで…………?
「………う、うぅ……………」
【背中に回した左腕に膝を置くようにして、その動きを完全に拘束。処遇を、シャムロックに一任する】
【覗きこまれた瞳、焦点は何処にも合わない】
【櫻の生まれに特有の黒い瞳は、涙で殆ど歪んで見えて】
【どうにか動く右腕だけは、何度も地面をひっかく様に。倒れたNo.41の方へ伸ばされていた】
【尚、此処で改めて記せば】
【シャムロックに首を絞められていた、白髪の少女がNo.41】
【白雪に引き剥がされた様子のおかしい少女が、No.42である】
242 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 03:50:18.38 ID:nFzv7PIo
>>235
い、ぐ――――――っ
【剣は思いのままに動いた。やれば何とかなるもんだと思う】
【綺麗に腹部に膝が入り、軽い少女は簡単に数mも飛ばされる】
【ふわりと飛んで、ぐしゃりと落ちる。何度も腹部に攻撃を受けた少女は、みっともなく転がって】
(折れてる、かな……二三本、いや、もう一寸……?)
【大丈夫、動ける、意識も有る。問題ない】
【痛みなら、幾らでも殺せる。耐える事が出来る】
【少女は両手をついて、両膝をついて、ゆっくりと起き上がり】
【ふらふらとした足取りで、然し、両足を地に付け、立つ】
―――――そ、う……。
そんなに其処に欲しいのなら、特別なの、あげる……。
―――遠慮は、要らないから。
【突如、少女の持っていた剣が、宙に浮いていた大剣が】
【そして、男を両断した剣が、黒い霧となり、霧散して、消える】
【然し其れは無くなった訳では無く、霧は霧として集まって】
【刃渡り3m程、刃幅は50cmを超える更に大きな大剣へと変質】
【切先を男の喉元へと向けたそれは、異質な威圧感を湛えて宙に浮いたまま】
――≪射出≫。
【少女の命令と共に、其れは静かに撃ち出された】
【彼我距離はそれなり。だが、剣の刃が長すぎる】
【避けるなら撃ち出される直前。其れも、大きく避ける必要が出てくるだろう】
【少女は信じていた。男が生に固執するのであれば、この攻撃も避けるだろう、と】
【故に少女は失念していた。自らの攻撃で、男は咄嗟の身動きが取りづらくなっているだろう事に】
【少女もまた、内なる紅い狂気に飲まれていた】
243 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 03:50:53.57 ID:4GnuxMSO
>>230
>>237
【サリナが倒れ伏した音を契機として――白日の夢から醒めたように、思考は平静を取り戻す】
【味方が負傷した。傷は深い、痛みに因るショック症状?恐らく即死には至らない、だが現在位置が些かに悪い】
【――何をすれば好い?――味方の保護。速やかな応急処置が行えれば、或いは】
【思考は甘く、徹底した客観視には遠いが。今の朔夜には、其れしか案が浮かばなかった】
兎に角――――……京、まだ助かる!一先ずは止血して、酷いようなら焼灼!
我は捧ぐ∞仇為す者へ∞弔歌/兆禍は此処に――薙ぎ払え=I
【彼女は、救護を優先しシェンは一旦放置するべき、との判断を下すと】
【腕を引き寄せ、彼を引き倒すようにしてから足を手放し。三人目≠ヨと、短刀を投げ放ってから】
【珍しくも焦りの露な声音で、森島へとそう告げて――詠唱を、紡ぎ終えた】
【能力の制限解除=B生じる事象は、相殺≠ニ身体強化=\―発動原理は、この場に於いては省く】
【霧が空間を歪ませて、ともすれば
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
や花片のような蒼の燐光へと昇華して】
【其れに触れた端から、炎と水が勢いを減殺されてゆき――踏み込み様に太刀を抜き打てば、ばさり、裂かれて飛沫と散る】
―――――失せろ<b!
【踏み込みは絶速を抜き去って、更に疾く。一刻とて惜しいとばかりに、間合いに入れば】
【一人目≠ニ二人目≠ノ向けて、瞬きする間の四連閃。狙いはサリナから遠ざける事――とは言え、太刀筋の鋭さは必殺に値する】
【援軍が増える前に彼女を連れて離脱出来れば、御の字だが――――】
244 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 03:55:20.88 ID:kiWs8HMo
>>233
(サージ)
──……う、ん……?
【煤と血で薄く汚れた少女の顔が、ゆっくりと歪んで、呻く】
【頬をつねられると、少女は薄っすらと目を開けて──ぼんやりとした目で、彼女を見つめる】
【──視界がぶれる。二重、三重に、彼女の姿が瞳に映って】
【そのうちの一つ、ほんの一瞬だけ──蜂蜜色をした彼女の、幻覚】
【どちらで呼べば良いのか。意識の海を揺蕩う脳は、そんな事を言い出した】
【どちら、なんて。まるでその二人を同じもののように扱う事自体がズレている】
【「サー……ジ」 そう。その名で呼べば良いだけの事】
【──少女は今にも掻き消えそうな声色で、その名を呼んで】
【はっ、と一瞬で我に帰ると、慌てて上体を起こして、周囲を見渡す】
……サージ──……
ここ……あれ、私……──?
【未だ混乱の残る脳を強制的にクリアにすべく】
【側に残る皆々の姿と辺りの状況を視覚に収めて】
──……他の、皆は?
“ウシロマトイ”は? 彼だけ姿が……
【レン。檸檬。そしてサージはいるが、残りの一人がいない】
【何だか聞き慣れないような単語を発しながら、彼女は軋む身体に鞭打って立ち上がっていく】
//え、えっと一応返してみます!
245 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 03:57:28.63 ID:UoaoK6AO
>>241
ああ、それで大丈夫だ、ありがとう……この娘、やっぱり様子が変だけど
保護した方が良いのか、殺した方が良いのか今一判断が出来ないな……
【右肩の傷を押さえて立ち上がり、ふらふら覚束ない足取りで近寄っていく】
【途中、左手で長剣を拾い上げて42へ近付けば、再び屈み込んでその顔を覗き込み】
【伸ばされる右腕の方向を見て、一つ溜息を吐く】
……ねぇ、白雪。
No.41は今頃は、息絶えていると私は思うのだけれど
もしこの娘が――No.42が、あのNo.41の事だけを想っているとしたならば……
幸せのために、殺めることに対して異論は無いよね?
もし白雪が嫌なら、仰向けにしてくれたら、私がやるから
【長剣を布下に提げてある鞘へ納め、シャムロックは41の少女の殺害を提案する】
【生かしておけば何れ脅威になることは間違いないし、何より彼女は42の少女しか目に入っていないのだから】
【一時は躊躇ったものの、結局撤回する彼女は、その内に非道さを秘めていたのかもしれなかった】
246 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 04:00:25.29 ID:OaxLDIDO
>>242
(そうだ…こいよ!)
(容赦がねぇが…まあいい、攻撃がきたとしても俺様の勝ちだ)
(狙う場所が解ってんなら、かわすのも…)
…楽勝だって事よなぁ!!
【彼の顔面、鼻先を掠るように剣が通過する】
【白い髪が、はらりと飛び散った】
【どうやってかわしたか、何て事は無い、体を後方に反らしただけ】
【再生途中の両脚は動かさず、ブリッジするように思い切り体を反らして、剣の範囲から逸れた】
【そして、すぐさま体を起こして】
おらぁ!死に晒せ!!
【少女に向けた両腕から、鱗が弾丸のように乱射される】
【狙いは真っ直ぐ単調だが、刺さればその部位が激しく痛むだろう】
【そろそろ少女の毒も薄れて来た頃、回避行動は難しくは無い筈である】
【―――――――――――――】
【この時、まだ誰も気付いてはいないが】
【何処か深い闇の中で、何かが動き出した】
247 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 04:06:30.66 ID:PA2noYco
>>245
………えー、と……・あの
……何が、なんなのか、分からないんですけど………
【きっと、戦う事も出来ないだろうNo.42、その背から白雪は降りて】
【倒れているNo.41の方へ、歩を進める】
【くん、と小さく動かした鼻。狩人の嗅覚は、獣ならずともそれなりに優れていて】
………生きては、います。この通りに
まあ、一応は…………
【軽く振り上げた足を、No.41の胸に打ち下ろす】
【肺を押しつぶされる形で衝撃を受けて、身体がビクンとバネの様に跳ねる】
【死臭がしなかったと、そういう事なのだろう。まだ、生きてはいる】
………………殺したい、んですか?
…………あの、すいません
【白雪はもう、能動的な行動には出ない。自分で、何かをしたくは無いのだろう】
【この場にある事実だけ告げて、及び腰になり】
【とうとう、No.42から離れて、数歩後退した】
【抑える者のいなくなったNo.42は、No.41の方に這い寄ると】
【親猫が子猫を抱くかの様に、頭と胸を抱きかかえるようにして身を縮めた】
248 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 04:10:37.83 ID:TtBi7WMo
>>244
【彼女が起き上がる瞬間、反射的に手を離して、膝の上】
あぁぁ……、よかった…!
【潤んだ瞳を、嬉しそうに輝かせながら】
【心の底からの気持ちを、言葉に変えた】
【感情に任せて抱きつきたくなるものの――流石に理性が阻止】
【うず、と小刻みに身を乗り出しただけだった】
えぇっとね、そう、あの子の状態が大変でね…!
私、私、街の外まで送っていこうと思うの
作戦的には、先行した彼と一緒に攻め込んだほうがいいと思うんだけど――
――ウシロマトイ=H
【嬉しさとか混乱とか迷いとか、そういったものが焦りに変換されたのか】
【手と表情を忙しなく動かしながら、極めて早口で伝達される情報】
【あの子、と言って指し示したのは檸檬のこと――彼女の名前は知らない】
【自分の分からなかった単語に首を傾げて見せるものの】
【――答えは既に出ているようだ】
249 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 04:14:00.98 ID:nFzv7PIo
>>246
(――――避けた。)
【小さな安堵と、落胆】
【ほっと胸を撫で下ろすと同時、湧き上がる暗い感情に、ふと違和感を覚え】
【それでも、避けられた事は、少女にとってプラスである事に変わりは無い】
【それが幾ら大技で、実際本気で当てる積りだったにしても、だ】
(――そろそろ、辛い、かな……)
【毒も引いたか、貧血のような疲れは感じなくなっていた】
【が、腹部に対する連打の際に負った傷。見えない傷は酷く】
【少女は口から真黒な血を吐き出して、其の場に蹲ってしまう】
【その動作が功を奏したか、撃ち出された鱗の軌道からややずれ】
【肩や背中に幾つか刺さるが、それだけで済んだ、とも言える】
ぃ、――――――――――!?
【然し、刺さった痛みは尋常じゃなく、少女は音にならない悲鳴を上げて】
【其の場で身を丸めるように、本格的に蹲る】
【痛みに対する反射反応。酷く隙だらけな状態だ】
【――男に避けられた巨大剣は、今は男の数m程後ろに停滞している】
250 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 04:14:40.84 ID:xWhFWs.o
>>237
>>243
【カ、ツン―――降り立つ彼女の銀色は炎に栄え、両手に持たれた白い拳銃は赤く染まる】
【銃口を向けこそするが引き金を引きはしない、あくまで目的は救出の一択】
―――良い判断ね森島 京君、そこでジッとしていてくれれば問題ないわ
私は機関員じゃないけれど、少しね、彼を死なせるわけには往かないの
けれど貴方が「来ない」のなら私も「行かない」、上等な取引でしょう?
【銀の女性は拳銃を宙に放って、それは明らかに不自然な動きをしながら宙に留まり続ける】
【集積情報を漁れば見つかる一つの事実、それは彼女がサイコキネシストであるという事】
……だから、出来れば私と彼には手を出さないで貰えると助かるのだけれど
そっちの二人は知らないわ、そもそも親交がゼロだし、きっと人でも無いから
【ガァン!、白い拳銃が独りでに鉛玉を射出して、撃ちぬく的は此方へ飛来する短刀】
【二丁の拳銃から放たれたそれらは、どちらも正確にそれを射抜き――――】
【対してシェン、及び他二人の能力者は―――既に残ったのはシェン独りとなっていた】
【赤と青の二人は獅子を支えて起こし、避ける素振りすら見せず機械的に身を刻まれる】
【二人に四閃、必殺の二閃をモロに受けてまともに立っていられる者の方が珍しい、という話である】
【覇気の失せた男の傍らには高く、飛行艇より下ろされた小さな足場付きのワイヤーが在る】
【殆ど無意識下でそれを掴んで脚をかけ、次は意識して―――手を、倒れた金の女性に差し伸ばす】
撤収ね……それじゃ、悪いけれど私たちは失礼させてもらうわよ
“京君、お母様をよろしくね”
【不思議な言葉だった、銀の彼女は以前名を馳せたあるアイテムの、禍々しい魔翌力を零していた】
【念動力者―――彼女は地面を一つ蹴ると飛び上がって、そのまま挺へと向かう】
【また―――牙を抜かれた“金獅子”が手を伸ばすのは存在も泡沫の如き自らの母】
【だが、その手は母のそれと同じように触れ合うことも無く―――ただ無限に距離は乖離し】
【あっという間にその姿は夜の闇へと溶け、“真貂”は何事もなかったかのように進んでいく―――逃げたのだ、敗北である】
【――――ブレイザーシティ・とある広場に於ける戦いは、終わった】
【後に残されたのは二人の勝者と、二人の敗者/死体と、一人の怪我人】
【僅かに呻く声は“大丈夫だ”、と―――能力が、その生命をつなぎ止めていた】
【しかしながら、その表情はいつも通りの微笑ではなく苦悶のそれ】
【決して、痛みからではなかった】
/強引ながらこれにてっ!お疲れ様でしたー!
251 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 04:20:24.40 ID:UoaoK6AO
>>247
………………そう、生きてたのね
じゃあ、首を落とすのが得策かしら
早くしないと、いい加減、寒くなってきたから。目眩もする
……醜いから、見ないほうがいいかもしれないよ
私はね、……組織とごく少数の人のために生きる人間なの
それが全て。ごめんね、皆
【一度納めた長剣を抜いて、天高く掲げ】
【横たわる二人の元へ歩み寄れば、躊躇無く彼女らの首もとへ振り下ろす】
【重さは無けれど、切れ味は十全。願わくば、二人一緒に、という心構えで】
【一直線に振るわれた剣は、動けるのならば回避も妨害も容易いもの】
【躊躇が無いとは言っても、長剣を振り下ろす瞬間に、シャムロックは目を瞑ってしまっていたのだけれど】
252 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 04:26:26.29 ID:OaxLDIDO
>>249
キヒッ…
【両腕を下ろして、鱗の弾丸射出をストップ】
【目の前には隙だらけの体制の少女、自分の脚の再生は完了した】
【部があるのは完全に自分側】
キヒヒヒヒヒヒヒヒヒィ!!!!
【次の瞬間、少女へと真っ直ぐに走り出す】
【後方の剣には気付いていないが、それがなんだとばかりに突っ込む】
【右腕を振り上げ、その爪で今にも留めを刺さんと少女へと振り下ろして――――】
【―――停止】
……く…そ…!
【ピタリと動きが止まって、悪態をつく】
…クソがあぁぁ!!まぁぁた邪魔しやがってぇぇ!!
【何か、抗えない力に対抗するように、固まった体が微かに震える】
【叫びながら何かをしようとするも、上手くいかない】
【とにかく、右腕を少女に振り下ろす体制で動きが止まって】
クソ!何でだよ!?俺様の力の方が強い筈だ!!それに目覚める筈がねぇ!!
なのに…ぐ…
…うおおおおおおおおおおおおおおお―――――
【何やら、慌てたように一人叫んで、雄叫びを上げる】
―――おおおおおおおおおおおおおおおぉぉ!!!
【その途中で、まるで】
【まるでフェードインするかのように、声の雰囲気が、男の雰囲気が変わる】
おおおおおおおおおおおおおおおぉぉ!!!!
【次の瞬間】
【右腕を内部から突き破るように、まるで脱皮するように】
【硬い右腕の鱗を突き破り、人の物である――彼の元の、肌色の右腕が飛び出した】
253 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 04:35:30.21 ID:PA2noYco
>>251
【目を閉じた彼女の剣が、振り下ろされて】
【それはおそらく、地面を叩く事になる】
【肉を裂く感触も、骨を断つ感触も、一切伴わないで】
……………ごめんなさい
………来てたの知ってたけど、教えませんでした
……………私は、知ってしまう≠ニ殺せないんです
来たその時に殺せと言ってくれれば、殺せたんですけど………どうして今更
【その場を、逃げる様にして。走れないから、歩いて】
【去って行く白雪は、最後に呟く様な言葉を残した】
【そして、もしもシャムロックが目を開ければ】
《あーらあら、流石は流石は正義の味方、悩んでも結局はこうなるんですねえ
で・す・が!!だからと言って私の最高傑作、そう簡単に壊されちゃあ堪らないってえもんです
まー、壊される寸前まで高みの見物してたんですけどー
あ、今の私機関員じゃないですから殺さないでねプリーズ》
【折り重なる二人に巻き付く、何本もの長い触手】
【それが、ずるずると二人を引きずって何処かへ運ぼうとしていて】
【その触手の先に居るのは、おそらくは今の世界で二番目に有名な機関員】
【黒いラボコートの下は、何故か浴衣姿だったが】
《グッナーイ、そしてグッバーイ。いやはや楽しませて貰いましたよ
成程成程、正義の味方にこういう精神攻撃は通用しない、よーく分かりました
貴女の様な冷酷非情な方が居れば?機関相手でも怖くありませんねえアッハッハッハッハ》
【カリナトゥスが建物の影から、二人を引きずり寄せていた】
【そしてカリナトゥスは、転移の用意を始める】
【自分と二人の周囲を『線』で囲み、そうすると囲まれた空間が暗転し】
【殺させるつもりなど、最初から無かったのだろう】
【ただ、こう言いたいが為に。きっと、このタイミングまで】
【実際に彼女が止めをさそうとするタイミングまで、待っていたのだ】
254 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 04:36:40.85 ID:Jm/3vEwo
>>243
>>250
【――女性の声が、やけに脳に響く】
【朔夜の叫びも、戦闘音も……意味は取れこそすれ、優先順位が低い】
【彼の脳は只、第六感的な予感≠打ち鳴らしていて―――】
…………あなた≠ヘ、もしかして―――。
【最後の『不思議な言葉』――其れが、彼の中で一種の確信めいた物を生んだ】
【天上へ去って行く彼女、そして、シェン……彼に出来たのは、其れを睨む事だけで――】
…………朔夜さん、此処からなら街の外に出るよりも、市庁舎に行った方が早いです。
あそこなら、きっと『医療品』のストックも有る――他の皆さんも、集まっている筈。
もし敵が居ても……僕達はまだまだ戦える。 問題は無いでしょう。
【彼は二人に駆け寄ると――ベストを脱ぎ、其れを以って沙莉菜の出血の応急措置】
【能力≠使用して傷を塞ごうとしないのは……何か、思う所が有ったのか】
【その後、朔夜の反対によって街の外へ向かうにしても、彼女が賛成して市庁舎に向かうとしても】
【彼は沙莉菜の体を、其の背に――火傷が痛む筈だが――負い続けるだろう】
【そう、まるで―――息子≠フ代わりをするかの様に】
/お二人とも、御疲れ様でしたー!
255 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 04:38:27.09 ID:kiWs8HMo
>>248
(……──やっぱり、サージ、だよね)
【サージの顔を、少女は再びぼんやりと瞳に映すだけで】
【喜んでくれているその表情や仕草は、全く頭に入っていない様子だった】
【──空洞になった脳内を槌で打たれたかのような、頭の中がガンガンとする感覚】
【立ち上がっては見せたものの、流石に血を失いすぎたのか、ふらりとよろける】
【ぶんぶん、と頭を振って、強制的に視界をクリアにしてから、口を開き】
う、うん……──分かった、分かったから、落ち着いてねサージ
私が担当してた分の街の人達は、避難も終わらせてある
この先の検問も維持したままだから、あの子も一緒に送ってあげて
……私は、これからあそこに──
──……ああ、“ウシロマトイ”って、さっきここの三人と一緒にいた人ね
【「……自称妖怪、らしいよ」 そんなことを付け加えて、少女は市庁舎を一度見上げてから】
【辺りに落ちていたハサミと、ピンバッジを一瞥。バッジだけ拾い上げて、ポケットに収めると】
──今ならまだ追いつけるかもしれない
サージはこの子を連れた先で、待ってて
……これで全部、終わりだから
【彼女はそう言うと──サージの目を見た後、踵を返して】
【そのまま、市庁舎の方へと一目散に駆けていくだろう】
(……そう、これで全部──)
【──道中。徐に、背中へと手を回して】
【腰の後ろに差していた、重厚な鉄の塊を取り出した】
【──45口径の自動拳銃。M1911a1、通称コルトガバメント】
【じゃきり。遊底を引いて、弾薬装填】
【その手つきは非常に慣れた様子で。彼女はそのまま、闇夜へと紛れていった】
//ウワー思ったより頭が死んでいました、短くてごめんなさいですけどここらで!お疲れ様でした”
256 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 04:45:08.80 ID:nFzv7PIo
>>252
ひ、――――――ッ!?
【痛みに耐えながら、鱗が止まった事に気付き、顔をゆっくりと上げる】
【然し、其処に見えた、走って向かってくる男に気付き、頭を庇う様に両手を回し】
【再び蹲って、来るはずの攻撃に備える】
【が、来るべき攻撃が来ない。不思議に思い、再び顔を上げてみる】
【視界に映ったのは、右腕を振り下ろそうとして、然し其れが出来ない様子の男】
【まるで何かと葛藤するような、身体の自由が利かないような】
【自分と同じような存在だからこそ、何が起きているのかが大体予想がつく】
――――おにー、たん……?
【飛び出した腕に、変わる声に、雰囲気に、予想は確信へと変わり】
【肌色の腕に、大切な人の腕に、弱々しく右腕を伸ばす】
【蹲ったままなので、全然伸ばすことは出来ないが、まるで何かに縋る様に】
257 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 04:57:11.42 ID:OaxLDIDO
>>256
――――解ってた…いや、気付いてた
…こうなる事も、こいつの考えも、全部気付いてたんだ
【息を荒くして、頭を俯かせながら、語り出す】
【その声は先程までとは違う、優しい訳でも無いが、静かな声】
…今も無理矢理抑えたが…正直次はねぇ…無理だ
…そこにいるのはルシアだな…?……悪い…俺からの頼み…聞いてくれ
……お前にこんな事頼みたくは無いが…時間がねぇ、頼む
…今なら……俺が抑えてる今なら出来る筈だ…
…俺を……殺せ
【唐突に、告げられた依頼】
【その依頼は、己の殺害】
……今はまだ…俺が無いと活動出来ねぇ…なら…俺が[
ピーーー
]ばあいつも死ぬ筈だ…
…正直、他に方法が思い浮かばないだけだが、これしか無いんだ………
…頼む……ルシア
【おそらくは、これに対する答えで全てが決まる――】
258 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 04:58:42.42 ID:UoaoK6AO
>>253
【かぁん――、――甲高い金属音に伴って散る、氷の粒が一つ、二つ】
【長剣を振り下ろしたまま動かないで、瞼を上げれば二人が居ない、もう一人も居ない】
…………何、故?……判らない、な……
【口から零れる、複数の疑念を含む疑問】
【女性の姿を見ても、追い掛けようとはしないし、怒声を上げることもない】
【まるで木偶の坊のように突っ立ったまま、境界線にて区切られ見えなくなった其処を眺め続け】
……ムカつく……
性格……、悪、すぎ……でしょ
別に、正義の……味方、じゃ……、な……――――
【誰にともなく、誰のことを言うでもなく】
【ひっそり悪態をついて、ぱたり。その場で、非常に呆気なく俯せに倒れ臥した】
【意識が堕ちるまでの彼女の頭の中では、カリナトゥスの声と、金属音だけが虚しく鳴り響いていて】
【そういう点では、“冷酷非情な”『正義の味方』に、精神攻撃が通用したと言っても良いだろう】
/朝早くまでお疲れ様でした、本日は長時間お付き合い頂き本当に有難う御座いました
/何度もご迷惑をおかけして申し訳ありません。温かくしてお休みください、それではお休みなさいませ
259 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 05:04:31.83 ID:PA2noYco
>>258
《うふふふふふ……街は多分落とされて?大量に機関員も死んじゃって?
おまけにこの子達はどうなのかなーって見に来てみればあら吃驚、この状態ですよ全く
ねえ?これって見事にこの子達の完全敗北って奴じゃあ有りません?》
《……ですが、そいつはちょいとばかり不公平でつまらない
正義が完全に勝って万歳なんてのは、私の大っ嫌いな展開でしてね
まーだまだ、この子達にやらせる事は有る。そういう訳で………》
【ヒュン、と小さな音がして、暗転した空間が元に戻る】
【その時には、もう其処に誰も居ない】
《…………楽しいでしょう?相手の命を好きに出来るのって》
【最後の最後まで、カリナトゥスのテンポの速い言葉は、聞こえていた】
/お疲れさまでしたー、そして寝ません!
260 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 05:09:33.64 ID:nFzv7PIo
>>257
―――――、おにーたん……。
【久しぶりに聞いた声。懐かしい、大好きな声】
【抱きついて、抱き締めたい衝動に駆られるも、身体は上手く動かず】
【兎に角、立ち上がるために腕と脚に力を篭める】
【刺さった鱗が、折れた肋骨その他の骨が痛みを産み】
【その度に顔を顰めながらも、ゆっくり、ゆっくりと立ち上がり】
………無理、だよ……。
でき、ないよ、そんなの……!
【半ば泣きそうな声で、彼の依頼に首を横に振る】
【そして、ふらふらとした足取りのままに巳事に近付いて】
【何も無ければ、そのまま倒れこむように抱き付こうとする】
261 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 05:13:30.49 ID:TtBi7WMo
>>255
……うん、了解
所属部隊の作戦は、おおよそ成功、なのかな
まぁ、それだけ元気なら、平気だよね
心配事が二つ三つ減ったよ
【「自称妖怪」のタイミングで、軽く微笑みを浮べてみるものの】
【――内心、彼女を起こしてしまった自分の浅はかさを、少しだけ後悔していた】
(……これが終わったら、みんな休めるのかな)
(ランダ。あなたは、ここから始まるといったけれど――)
【カンナとレンの背中を見送って、自然に視界に移る市庁舎】
【あれを陥落させれば終わり?】【機関は、まだまだ強大で――最近じゃ、昼の国も落ちたと聞いた】
【物憂げに数秒、見つめた後、立ち上がる】
それにしても……、侵入力弱くなったよね…? ハニー…
【「今、どこで何やっているのか」と、ローブの裏に縫い付けた魔導書に生地の上から触れて】
【――仄かに残留する思念からの返答は無い】【最後に会ったのは、10月下旬か】
【一度溜息をついた後、少女は予定通りの行動を取るだろう】
//あ、あぶない、遅くなりました、拾っていただいてありがつおでした!
262 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 05:17:31.81 ID:OaxLDIDO
>>260
……あの時も…俺はそう言ったんだ
…覚悟は出来ている
【抱き着いたルシアの耳元で、囁く用に言って】
【唯一動く右腕で、軽く抱き返す】
……大丈夫だ…俺は死んでも死なねぇよ
いつもいつも…死に際から生きて返ってきたろうが
…今回も同じ…自分を少し追い込むだけだ
……時間がねぇんだ、頼むルシア
…大丈夫…だからよ……
【それだけ言うと、右腕を下ろして】
【顔を上げ、ルシアを見て、微笑みかける】
【その表情はとても優しく、慈愛に満ちた笑みだった】
…早く…俺がまだ出てる内―――――
【しかし、現実は非情である】
【次の瞬間、一瞬体が強張ったかと思うと、左腕が振り払われ、ルシアを弾き飛ばそうとするだろう】
263 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 05:18:12.30 ID:4GnuxMSO
>>250
>>254
【射落とされる短刀にも、銀の彼女にも、今は目も呉れないままに太刀を振るう】
【過たず四度、確りとした手応えが得物越しに伝わって。――どうなったかは、見ずとも解る】
【一瞬有れば、充分に今の己は仕事を為せる。確信はしていたが、その結果は半ば予想の外で】
(――――斬ったか。避けも守りもしないで救出を優先、人でも無い、となれば)
(使い魔か、傀儡?……まあ、何だとしても同じ事だ。けれど、どうにも釈然としないな……)
…………明日の寝覚めが、悪そうだ。
【知らず、そんな言葉を零す――無抵抗の相手を叩き斬った事については、どうでも良かったが】
【ただ、戦意を喪失しきったかの金獅子≠ェ、まるで幼子のように伸ばした手が。遂には届かなかった、其れが】
【何故だかひどく脳裡に焼き付いて、遣り切れないモノを抱かせて】
【去り際の彼女の言葉を――卵≠フような気配を、朧げに知覚するも】
【其れが一体、如何なる意味を持っているのか。今の朔夜には、判りようも無かった】
諒解。こっちも、そう無理なことをしなけりゃ、未だ多少は戦れる。
そうと決まれば出来るだけ迅速に済まそう。どっちにしろ、此処は敵地だ。
処置を済ませたら長居はせずに、早いとこ抜け出して――どうしよ。祝勝会って気分には、イマイチ、な。
【応えつつ血を払い、刃を拭って納刀すれば。代わろうか≠ニでも言いたげな顔で、サリナを背負った森島を眺めて】
【それから暫くして、挺の去って行った方角へと視線を移すと――思い直したか、彼に先んじて歩き出す】
【武装を回収し、溜息混じりに、「様子、見てくるから」とだけ告げて。後ろ手を振り、彼女は庁舎の中へと消えた】
【一度消えるとも止まらなかった、ギア=Bまるで、この物語の暗喩のようだと心中で語散て】
//お二方、お疲れ様でした!有り難うございましたー!
264 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 05:31:45.33 ID:PA2noYco
【ブレイザーシティから遠く離れて、此処は処かの丘の上】
【其処に居たのは、二人の少女】
【一人は、ポロシャツやコートなど、言うなれば洋装の。腰まで有る白髪が印象的で、眉も同じ様に白くて】
【もう一人は、小袖の上に打掛、櫻の東部の衣装。短い黒髪は何処か藍色がかり、瞳はそれより幾分か黒くて】
【二人は、折り重なる様に倒れていた】
【仰向けになった白髪の少女に、黒髪の少女が唇を重ねて】
【どちらも微動だにせず、其処に倒れていた】
【閉じられた瞼から零れる涙、二人分が白髪の少女の顔の上で混ざり】
【目の縁を伝って、霜の上へと流れていく】
『………負けた。終わった』
「……………………」
『……火の国を落として、それからの筈だった。でも、負けた………負けちゃったんだ』
【重ねた唇をそのままに、白髪の少女が】
【遠く、既に聞こえなくなった戦闘の音に耳を澄ませる様に】
【未練を残したあの街の音を妨げない様に、小さく小さく呟く】
「…………私の」
『え?』
「……私の半身、私の半心。誰にも渡さない、誰にも殺させない。殺すのは、私。そう、私だけ…………」
【白髪の少女の腹部の傷口。其処から流れる血に手を浸し】
【黒髪の少女は陶然と、焦点の合わぬ目で微笑んだ】
『………お前を殺すのは、私だ』
「…………………貴女に私は殺せない」
「『何時か、必ず殺してやる』」
【何時も、ポケットに収まったままの、白髪の少女の手。指の幾つか欠損したそれが、黒髪の少女の頭を抱いて】
『………でも、今だけは』
「…………溶けて、混ざれればいいのにね」
【夜が明ける頃には。きっと、其処に二人の姿は無い】
/絡み不要
265 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 05:32:33.65 ID:nFzv7PIo
>>262
――――おに、たん……。
【抱きついて、抱き締められて】
【耳元で聞こえる声に、ささやかな幸せと、根付く絶望】
【今にも泣き出しそうな、震える声で小さく呟いて】
【小さく――本当に小さな声で、一つの命令を紡ぐ】
【此方に向けられた微笑に、目をぱちくりとさせて】
【つ、と。目尻から頬を伝う一筋の涙】
【同時に、振るわれた左腕を身体に受け、軽々と弾き飛ばされた】
【べしゃ、と顔から地面に伏して、ぴくりとも動かなくなる】
【――その頃、男の背後、数m後方】
【刃渡り3m程の巨大剣。未だ宙に浮いていた其れが】
【其の場で反転、男の首元へと再び切先を向けて】
【静かに、撃ち出された】
266 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 05:40:32.37 ID:OaxLDIDO
>>265
【振り向いて、剣を見て、抵抗】
【かわしきれないと解ってたいながら、腕を振り下ろし、叩き落とそうと】
【結局それも意味は無く、少し向きが擦れた剣が、胸を突き破っただけ】
【何故か再生は起きず、紫に混じった紅い血が、滝のように流れ落ちる】
【ルシアに顔は向けてはいない、その表情は見えない】
【だが、ただ一言】
―――――それでいい
【蚊の鳴くような声がして、炎の海へと身を投げ出す】
【倒れるように建物から落ちて、炎の中へと消えていった】
267 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 05:59:38.09 ID:nFzv7PIo
>>266
【少女は、突っ伏したまま動かない】
【時折身体が震えるのは、痛みからか、別の要因か】
【ぐ、と両手に力が入る。地を引っかくように、指を立てて】
【ガリ、と音がして、ガリガリ、と音が静かに響いて】
ぅ、ぁ――――――
【少女の嗚咽が聞こえる。鼻を啜る音が鳴る】
【身動きをとらない少女は、然し地を――厳密には屋根だが――掻き】
【戦闘の音は、もう聞こえない】
【誰かの逃げ惑う悲鳴も、誰かの立ち向かう怒声も】
【銃撃音も、爆発音も、炸裂音も、金切り声も、何も】
【ただ、燃え盛る街並みの中、一つ二階建ての建物の屋根の上】
【一人の少女が、悲しみ嘆く音だけが、虚しく響いていた――】
/こ、この辺りで終わりですかねっ
/お疲れ様でしたー!
268 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 06:05:22.52 ID:OaxLDIDO
>>267
【戦いの音は止んだ】
【未だ悲鳴は何処かで聞こえるも、それもまた小さい】
【そして、ここでもまた、一つの戦いが終わった】
【それを、黙って見ていた者がいる】
「…………………」
【空中から、彼女はずっとその戦いを見ていた】
【静かな無表情で、ずっと】
【その後、彼女は何をするでも無く、何処かへと姿を消した】
【炎に呑まれた男は――――】
/長々と乙でしたー
269 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[!red_res saga]:2010/12/19(日) 06:26:16.27 ID:kiWs8HMo
【アウグスト城塞内部。X時XX分──】
“た、隊長殿! 報告します!”
“機関員たちの防御網を突破した敵対能力者たちは現在、この市庁舎へ向かっているとのことです!”」
“ここを奪われては中枢機能が! 早急にご命令を──……ぐわッ、なんだお前ら、何時の間に──ッギィ……──!”
【市庁舎の下階と上層階の内線通信は、そこでぶつりと途切れた】
【物々しいモニターや制御盤が配された管制室の内部。伝令を受信していた小太りの男は、】
【段々と嫌な静けさを増してきた街の夜景を暫し眺めてから、ようやく重々しい口を開く】
……──ったい……だ……
「は……?」
──『撤退』だと言ったんだ、早くしろ
データは可能な限り外部記憶素子に移して持ち出せ
あとは全て削除してシャットダウンだ、跡形も残すな、迅速に早急に……
「はっ!」
【指示を受けた機関兵が慌しく操作を始める一方、男は机の上のある一点を凝視していた】
……フ、フ……ふふふふ……ふ、う、ふフフフ──気に食わないね……非常にこれは気に食わないよ……
せっかくのチャンスが……フー……台無しだ、全てあいつらのせいだよあの忌々しい正義連中──ッ!
【──この非常時にNo.42から市庁舎の留守を預かったのは、絶好のチャンスだった】
【ここで我が手腕を振るい、敵対能力者を返り討ちにせしめてこの城塞を守り通す事に貢献できれば】
【その業績を基に、最高議員やナンバーズの面々に取り入り──確固たる立場を手にすることが出来た】
【そしてゆくゆくは機関の大幹部に至り、輝かしい地位と名声を得られる大きなきっかけになりえたのに──】
……──それが全部全部、ブチ壊しだよ……どうしてくれるんだ……あの、餓鬼ども……
【ぐしゃり。憤慨した男は、手元にあった書類を握り潰した】
【全ての原動力は金銭欲と出世欲。その方法も、他の強き者に取り入ると言う邪なもの】
【そこから来る彼の憎悪もまた──黒く濁った色をしていて、そして並々ならぬ強さだった】
……ふ、フ……必ず……この借りは────
【わなわなと震え、妄執的なまでに悔しさを滲ませていたその男は、】
【頭を抱えながら呪詛を呟いていたが──やがて一瞬の光に包まれて、姿を消した】
【──男は振り返る】
【……何故だ、と。防壁を張り巡らせ、機関兵まで配備されていたこの堅牢な前線基地が、どうして奪われたのかと】
【酷い慢心だった。圧倒的な兵力を持つこのカノッサ機関の前では、たった少数の能力者の力など無意味、などと】
【それが実際にはこのようにして、能力者たちはあらゆる組織の壁さえ超えて結集し、攻め入り、挙句の勝利】
【「……有り得ない】
【機関のように兵器も一切用いず、個々の能力と結束が圧倒的多数を打ち負かす。想像を遥かに超える所業だった】
【──しかし、そこには確かな事実としてあった。彼ら対機関勢能力者の、完全なる勝利が】
//Next
270 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[!red_res saga]:2010/12/19(日) 06:27:13.39 ID:kiWs8HMo
【そこからほんの僅かな時間を挟んだ後のこと──】
【防衛網を突破した対機関勢の者たちが市庁舎へと辿り着いた時、】
【逃げ遅れた数名の機関兵を残し、その内部はもぬけの殻であった】
【かと言っても、往生際悪く自爆装置などが仕掛けられていた様子もなく】
【反ってそれが何処か不気味なような気がしたが、確実に訪れた勝利をまずは受け入れようと】
【対機関連合リーダー代行たる一人の少女は、市庁舎陥落を持って『完全制圧』の知らせを掲げた】
【口頭から口頭へ、瞬く間に広がっていく『制圧完了』の知らせ】
【それは、外へ避難していた住民たちの下へ弩雷の如く伝わっていった】
「「「還ってきた……俺たちの街が!」」」
「「「ブレイザーシティが、ついに解放されたんだ──!」」」
【わあ──っと民衆は沸きあがり、この喜びを誰と分かち合おうか、】
【どう表したら良いかと、手にしていた魔導具の諸々を一斉に上空へと放った】
【地鳴りのように膨れ上がった歓喜の声。抱き合う者、瞳を潤ませる者、瞑目し一人頷く者】
【フライパンで肩を叩きながら、やれやれとの声を上げているのは肝っ玉のありそうな一人の主婦】
【怪我を負って担架に乗せられていた者でさえも、突如と握った拳を天高く掲げて医者を驚かせた】
【「ありがとう、能力者」】
【どれだけしてもしきれない感謝の意を、能力者たちを見かけてはしきりに口にしていた】
【中には大層な痛手を負っていたにも関わらず、彼らに乗せられて胴上げをされる者の姿もあったと言う】
【好意から来るものだけに拒絶しがたいそれを、その少女も苦々しく笑いながら受け入れて。傷が開いた】
【──対機関勢と、カノッサ機関。まさしく、大規模な衝突だったと言えるだろう】
【終焉を迎えた物語もあれば、また新たに芽吹いた物語も、目に出来たかもしれない】
【それが良い方向のものなのか。あるいはそうでないものなのか。そこの違いはあるにせよ】
【ただ、言えるのは。カノッサ機関前線基地『アウグスト城塞』と化していたこの街は、】
【たった今、この瞬間より『ブレイザーシティ』となって、確かに、住民たちの手に戻ったのである】
【解放されたのだ。カノッサ機関の下から。集った能力者達の手によって!】
//Last──『We wish you a Merry...』
271 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[!桜_res saga]:2010/12/19(日) 06:28:26.61 ID:kiWs8HMo
【大々的な勝利に歓喜する中──】
【ふと、街の誰かが、空を見上げた】
【ほう、と吐き出した息は白く、夜に溶けていく】
【──ふわり。その鼻先に、小さな白い何かが舞い降りた】
【触ってみれば、それは確かに冷たくて。信じ難い事だが、これは紛れもなく──】
「おい、見ろよ……雪だ」
【「……雪? この火の国で、まさか」】
【人々は最初の方こそ、そんな訳が、と異口同音にしていた】
【ふわり。しかし、また一つ、誰かの掌の上に音も無く降り立って】
【何時しか、見上げた夜空一杯にそれが広がっていたのを見ると】
【ざわめく声も何処か柔らかく、感嘆するようなものだけに変わっていった】
【──雪。それは、火の猛るこの国には少々儚すぎる色をしていたが、】
【今はただゆっくりと舞い降りて、戦火の終焉を静かに告げていく】
【きっと朝を迎える頃には全て溶けてしまっているだろうけれど】
【ほんの少しだけ気が早い、白き聖夜の贈り物。戦いを終えた全ての者たちへ】
【こうして、一つの戦いが終わりを迎える】
【訪れるのは、束の間の休息か、それとも】
【「さあ──これからどんな聖夜を迎えよう?」】
【ただ、そんなことに思いを巡らせるだけの余裕は、全ての者に等しくあるのかもしれない】
【この素晴らしき新世界に生きとし生ける全ての者に捧ぐ】
【「君へ」 「あなたへ」 少しだけ早い、メリークリスマス】
//END
272 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 10:05:38.09 ID:QpFaAHA0
【街中】
昼でも人が増えないんですかこの通りは……
【濃い灰色のローブを身に纏い、首から「L」の字を模った首飾りを下げ】
【両手の親指に銀白色の指輪をはめた少女が】
……ックシュン
【人気の少ない通りを歩いている】
【……何時間歩いてる?】
273 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 11:47:40.22 ID:HzF6DsSO
【街中】
あぁ寒いわ・・・上はともかく下が・・
【雪の様な色をした白髪の長髪をしており】
【その顔には眉毛はなく、変わりに眉からは小さな角が生えた少女が歩いていた】
【上半身には蝶が描かれたトレーナーを着て、下半身は腰にTシャツが一枚だけ巻かれている】
【更にその上に裾が地面についてしまう程、大きさが身体にあっていない鳩羽色の、所々に小さな穴や焦げ跡やらが付いたコートを着ていおり、】
【その着こなしは、奇抜な姿だ】
274 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 12:12:51.74 ID:QpFaAHA0
>>273
……だったら何か履けばいいじゃないですか……ックシュン
【背後からかかるクシャミ混じりの鼻声】
【その声の主は】
【濃い灰色のローブを身に纏い、首から「L」の字を模った首飾りを下げ】
【両手の親指に銀白色の指輪をはめた少女だ】
【というかお前も寒いんじゃないかとry】
275 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 12:30:18.06 ID:HzF6DsSO
>>274
その何かがもうないの、
【突然聞こえた声にそう返す】
276 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 12:35:43.34 ID:QpFaAHA0
>>275
無いなら作るか買うかすればいいんですよ。
【きっとそういう問題じゃない】
【とは薄々思いながら更に言葉を返す】
【それから、正面の方に回り込もうとしてみる】
277 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 12:44:46.16 ID:HzF6DsSO
>>276
そんな技術、私にはないだろうし、そもそも素材を買うも完成品を買うにしてもお金の余裕もないわ
【 全 否 定 】
それにアナタも、中々に寒そうじゃない
278 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 12:54:35.34 ID:QpFaAHA0
>>277
……ああ、金欠でs……ックシュン
【ちゃんとクシャミをする時は手で口と鼻を押さえてる】
ズズ……ちょっと外に長く居過ぎただけですよ。半日くらいでしょうか
【外に出た時刻を思い出しながら】
【深夜に出かけたのかコイツ】
【ついでに、親指の、指輪との接点がちょっと赤くなってる】
279 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 13:05:15.74 ID:HzF6DsSO
>>278
ま・・・まぁ、世間ではそう言う人達もいるわよね・・
【認めたくないのか】
【でも否定もしない】
真夜中から?一体アナタ・・?
【こんな娘が真夜中の街中を出歩くなんて「普通ではない」】
【だから興味本意で聞いてみる】
/すいません、飯落ちです
280 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 13:16:33.35 ID:QpFaAHA0
>>279
まあ、要するに貧乏なんですね
【更に直接的な言い方に】
……偶に、真夜中に起きちゃうんですよね。
で、眠気も完全に飛ぶので、仕方無しに外に出て……
そして迷子になるんです。
【そこまで深い理由も無さそうだ。起きてしまう理由の方は分からないが】
【口調に困ったような調子が感じられないのは、日常茶飯事だからだろう】
/食べてらっしゃいましー。もしかしたら入れ違いにこちらも飯になるかもしれません
281 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 13:30:16.13 ID:HzF6DsSO
>>280
・・・・うん
【あ、認めた】
いやいや、何でそこで「仕方なしに」外に出ちゃうのよ・・。迷子に無理に外に出ないで家の中でジッとしといた方が・・
【そう突っ込む】
/ただいま戻りました
282 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 13:37:40.36 ID:QpFaAHA0
>>281
深夜ですよ? 大きな音は立てられないですし、他の人を起こすのも勿論迷惑。
そもそも部屋の中には時間をつぶせるものが全く無いので……
結局、選択肢は外だけなんです。
【「選択肢を増やす努力をする」という選択肢は無かったのだろうか】
……まあ、それを差し引いても外の方が退屈はしませんし
【それでいいのかこの少女】
/お帰りなさいましー
283 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 13:46:15.92 ID:HzF6DsSO
>>282
そうね・・なら例えば、近所に行きつけの場所を作るのはどうかしら、コンビニとか、あと食べ物屋ならたまに深夜でもやってる所はあるわよ?
【とそう迷子に為らない為の案を出してみる】
284 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 13:51:29.11 ID:QpFaAHA0
>>283
筋金入りの方向音痴をなめないでください。
場所を覚えても道順が絶対に頭に入りまs……ックション
【それは自慢することじゃない。どちらかというと自虐が含まれてるような気もするが】
……つまり、誰かに案内されない限り家にも帰れないわけです。
いや、今は案内の必要はありませんよ?
【この口ぶりだと、何日か家に帰らなくても大丈夫みたいだ……】
285 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 14:08:07.50 ID:HzF6DsSO
>>284
じゃあ、家で音楽とかテレビとからイヤホン付けて聞くのは?
・・・はぁ、家に帰る必要が無いって・・アナタ道のりだけじゃなくて自分にも迷ってるじゃない・・
【そう飽きれた風に】
286 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 14:17:27.63 ID:QpFaAHA0
>>285
残念ながらイヤホンもヘッドホンも有りません。
その前に音楽を……ックシ。……聞ける環境じゃないですね。テレビなら有りますが。
【非常に謎な環境に】
――……じゃあ逆に聞きます。自分に迷わない方法はあるんですか?
【今までが談笑していた表情ならば、今は真剣そのものといった顔つきで】
287 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 14:38:32.97 ID:dKMSzMEo
【街中】
腹ぁ減ったなぁ……
【昼間の街中を、変わった杖をついている青年が歩いていた】
【子供にも大人にも見える顔つきと、黒く短い髪に色白の肌を持ち、ワインレッド色のナイロールの眼鏡をかけている】
【服装は、黒いスラックスと茶色のシャツの上に白衣を羽織っているという研究者のようなもの。腰に締めているベルトの左側にはホルスターがあり、その中に黒いハンドガンが納まっている】
【右腕には手から肘までを覆う灰色の盾のようなものがあり、その先端から杖が出ていて青年の支えになっていた。右手は盾の内側から横に伸びているグリップを握っており、杖というには非常に機械的なデザインだ】
【白衣と杖のせいで非常に目立ち、通行人からちらちらと見られている】
288 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 14:44:43.21 ID:HzF6DsSO
>>286
突然難しい話をし出すのね、
そうね、はっきり言うなら自分に迷わないなんて不可能に近い、
それでも自分の正しいと思う道―――自分の正義をがむしゃらに信じてみたらどうかしら?
もしかしたら何かが見えてくるかもね、
【そう少女に言う】
289 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 14:50:17.05 ID:QpFaAHA0
>>288
正しいとおm……ックシュン! ……正しいと思う道、ですか?
【肝心なところでクシャミが】
その道の先……何が有りますか?
290 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 15:04:36.07 ID:fByMi0.0
【街中】
……、昼間は暖かいのに。
【道の隅のほうに置かれた、超陽だまりなベンチで】
【そんな独り言を零しつつ、いかにも日向ぼっこ風にくつろぐ少女がひとり】
【いくつもの鈴を結びつけた黒髪をポニーテールに結い、黒い薔薇のコサージュをつけて】
【フリルをあしらって、腰のところをリボンで緩く絞った黒地のドールワンピース】
【黒いロングブーツな、黒尽くめ。きっととてつもなく暖かい】
【ベンチの空きスペースには、黒いコートが適当にほかしてあったり】
【風が吹いたり動いたりするたびに鈴がうるさく、迷惑と言うか目立つというか】
【通りすがった人は「うるさいなぁ」とか言う目を向けていたり、いなかったり】
291 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 15:07:37.36 ID:HzF6DsSO
>>289
さあ?そればかりは信じる物それぞれで、人それぞれよ。
―――でも少なくとも前にある進める道はちゃんと明かりが燈されて見えている訳だから迷ってしまう事はなくてよ?
【少女はまるで知り合いにそんな人がいるかの様な口調でそう喋り語る】
292 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 15:18:09.28 ID:QpFaAHA0
>>291
……つまり、自分で見つけろということですか……
進む道も、それを照らす明かりも。
【見失った自分の進むべく道の存在を、近くに感じたようだ】
【それを見つけ出すのは、まだ出来ていないけれど】
【そして軽く黙り込む】
293 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 15:53:32.87 ID:HzF6DsSO
>>292
だけど―――それでも未だ自分の力でつけられないというのなら、そこで誰かを頼ればいい。
結果的に『何を信じらればいいのか』を考えるべきなのは自分だけど、そこまでの過程は別よ?
例えば友達に相談してみるとかね?
【少女はフフッとそう微笑む】
/すいません!文章かんがえてたら遅くなりました!
294 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 16:06:53.30 ID:QpFaAHA0
>>293
つまり、「結果良ければ全て良し」ですね?
【それはちょっと意味が違うような】
(……相談、出来ればなあ……)
【微笑んだ相手と対照的に、どこか遠い、寂しそうな表情を浮かべる】
【だが、それも一瞬で、すぐに微笑みで塗り替える】
/いえいえ、むしろ悩ませるような文章を書いて申し訳ないです
295 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 16:14:23.57 ID:fByMi0.0
【街中】
……、さむ……。
【道の隅のほうに置かれた、ベンチで】
【そんな独り言を零しつつ、寒そうに身体を縮こまらせる少女がひとり】
【いくつもの鈴を結びつけた黒髪をポニーテールに結い、黒い薔薇のコサージュをつけて】
【フリルをあしらって、腰のところをリボンで緩く絞った黒地のドールワンピース】
【黒いコートを羽織り、黒いロングブーツな、黒尽くめ】
【風が吹いたり動いたりするたびに鈴がうるさく、迷惑と言うか目立つというか】
【通りすがった人は「うるさいなぁ」とか言う目を向けていたり、いなかったり】
296 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 16:24:16.85 ID:2IV7a6o0
>>295
うぅっ……寒っ!!
勘弁しろよ…………クリスマスなんて、俺にはなんの関わり合いもないってのに…………
【黒い質素なドレスの下に何故かズボンを履き、表が青で裏地が赤と言う不気味なマントを羽織り】
【手には先端に玉が施された細い金属製の杖を持ち、悪魔のような意匠をした禍々しいデザインの金の冠を被った】
【腰まで届くような銀の長髪が印象的な「少女」が】
【寒さに身を縮こませ、少しばかり震えながら歩いている】
【パッと見には、震えている事は伝わりづらいが、持っている杖が震えている事から、それは分かるだろう】
【――――鈴の少女に負けず劣らず、その外見は人目を引くが、少女自身に特に気にしている様子は無い】
――――ん……なんだ?
【そんな少女の耳にも、鈴の音は届いたのか】
【身体を震わせるまま、視線をあちこちへと飛ばしている】
297 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 16:30:21.10 ID:HzF6DsSO
>>294
そうそう、
―――私ね、記憶がないんだ、だから私も自分が誰で何者かなんて分からないよ、だけど私はそれでも誰か分からない自分自身を信じて見る事にしてるんだ
私は、「誰かを、誰であろうが皆を信じてみる事」を正義にしているの、
だから、私の道標は皆、
――――私の道は皆が照らしてくれている。
だから私は進めるの、
298 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 16:48:10.73 ID:fByMi0.0
>>296
…………、みんな寒いって言ってるんだから、少しくらい暖かくなればいいのに。
【※無理です】
【座ったベンチの前、寒そうに歩いて行く人たちを見て、そんな独り言を呟いて】
【少女自身、かなり寒そうで。ぎゅーっと自分を抱きしめたまま、視線はぼんやりと歩く人たちへ向けられていて】
…………。
【視線をこちらに向けたならば、目が合うだろう】
【少女の動きにシンクロする鈴の音、どうやら鈴の音はこの少女が原因で】
【相手に向けているのは「派手……」とでもいいたげな、そんな目線。失礼ではあるか】
/ちょっと目はなしてました、ごめんなさい
299 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 16:49:01.11 ID:QpFaAHA0
>>297
記憶が?
……でも、どうして、信じることが出来るんですか?
【脳裏に映ったのは、遠い昔のビジョン】
【形はどうあれ、結果的に裏切られた形となった、そんな思い出】
【記憶があるからこその、問いなのかもしれない】
300 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 16:53:24.88 ID:2IV7a6o0
>>298
(この音は……あいつから鳴ってるのか…………随分と鈴をつけてるなぁ…………
『鈴生り』って言葉も、こうして見ると馬鹿にならねぇ…………)
【鈴の少女を認め、立ち止まる少女】
【その第一印象としては、『鈴が鈴生り』と言うものだった】
【確かに鈴は印象的ではあるが、それを第一印象に持ってくると言うのはどうなのか】
…………っ、ふぃー寒…………
――――冷えるなぁ……そう思うだろ?
【わずかに風が強まり、再びぶるりとその身を震わせながら、ベンチまで歩を進め、声を掛ける少女】
【その態度には、なんとなく『目立つ者同士』とでも言う様な、開き直りの様な気配がある】
/おかえりー
301 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 17:03:44.93 ID:HzF6DsSO
>>299
んー、もしかしたら記憶を無くす前からそういう性分で奇跡的にそれだけが残って引き継がれたのかもね。
【と先ずは一つの可能性を言ってみる】
何よりさ、記憶を失って、0になって最初からになったからこそ私は誰かを信じて、頼るしかないのよ。
302 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 17:09:19.33 ID:QpFaAHA0
>>301
そんな無茶苦茶な……確かにあるかもしれませんけど
【そんな無茶なことも起こり得る、と自分で無理に納得して】
……それも確かにそうですね。でも、嘘を吹き込まれたりしたら……ックシュン。
……たまったものじゃないでしょうけど。
303 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 17:14:27.66 ID:fByMi0.0
>>300
【髪に結ばれた鈴は、1センチかそこらの、小さめなものばかり】
【数個ほどならば、アクセサリとしてつけている人もいるかもしれないのだが】
【この少女は、恐らく数十個どころか3桁を突破するほどにつけていて】
【僅かな動き、風、そのようなものに反応し、素晴らしい騒音製造機】
【なんだかアレすぎて、鈴が第一印象なのは正しい、はずで】
冷える、というか。冷えすぎてる、というか。……寒い。
……暖かい場所に帰りたい、冬眠したい……。
【強まった風に、鈴たちが待ってましたといわんばかりに鳴いて】
【さすがに、なのか何なのか。揺れるポニーテールをそっと手で押さえ】
【恐らくは音を抑えるためなのだろうが、効果はそこまで強くなく。うるさいのは変わらないか】
【そんなりんりん鳴り響く鈴の中、少女の声が聞き取りにくい、ということはあまりなく。そう言う声質なのだろう】
【返す言葉は、ともかく寒い、というような言葉で。冬眠したいほどには寒いと感じているらしく】
【こちらもこちらでなんだか開き直ってる、ような】
304 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 17:26:22.00 ID:HzF6DsSO
>>302
確かにね!ま、嘘を吹き込まれても最終的にそれを信じるかは自分で判断するけど、信じちゃったらその時はその時だよ!
【本当にめちゃくちゃである】
305 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 17:27:01.70 ID:2IV7a6o0
>>303
(――――俺だって、こんなに大量に何かを集める様な事はしねぇぞ……
なんだって、こんなに鈴をつけてるのやら…………?)
【近づいてみて、改めてその鈴の数に面食らう】
【もはやその鈴の音は『チリンチリン』と言うよりも『ジャリジャリジャリジャリ…………』といった感じに少女の耳に届く】
まぁ、寒いのは仕方ないやな…………もう冬もそろそろ本番のシーズンに入りつつあるんだから……
――――ひょっとして、帰る場所がねぇのか?
【少し顔を顰めながら空を見上げる少女】
【重い暗幕の様な空が、より一層空気の冷たさを演出しているようだ】
【鈴の少女の「帰りたい」と言う言葉に、引っ掛かるものを覚える少女】
【それは『帰りたいが帰れない』とも受け取れるためで】
【わずかに心配そうな表情を浮かべる】
――――っあー…………もうダメだ
ちょっと失礼…………
【いい加減、寒さが身にしみてきたのか、少女は一旦左手を中空にかざすと】
【小さな光の魔方陣の様なものが形成され、そこから液体の入ったフラスコが取り出される】
【フラスコの口からは湯気が立ち上り、温かいものが入っている事が分かる】
冷やすとフラスコのガラスが割れちまうから、早く飲まねぇと…………んっ、んっ…………
【フラスコから直接、中身の液体を飲み干す少女。何の事はない、その液体はただのスープなのだ】
――――もう一本あるがあんたも飲むか? 意外と温まるぜ?
【フラスコから口を離し、一息つくと、そう少女に問いかける】
306 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 17:32:04.08 ID:QpFaAHA0
>>304
ああ……まあ……信じなければいいだけですよね。確かに
【その滅茶苦茶な理論を受け入れてしまう】
【そして、不意に腹の虫が小さく鳴った】
【思わず少し乾いた笑みを浮かべる。どうしていいか分からなかったので取り合えず笑った、とでも言うべきか】
307 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 17:37:19.34 ID:fByMi0.0
>>305
やだぁ……、寒いの嫌いなのに。
何で冬とかあるの、……夏も嫌いだから、年中春がいいな……。
……あるけど。あるけど、外に用事があるから。
【相手の言葉に、絶望したような声色に】
【どうやら暑いのも苦手なようで。うわぁんってなってらっしゃる】
【そして、帰る場所はあってもお外に用事があるらしく。その割りには何もせずベンチに座っていただけな気がするのだけれども】
…………え、……フラスコ?
【その行為自体には特に言うこともないのか、数秒その様子を見つめて】
【数秒後に、驚いたように目を丸くして。僅かに首をかしげ】
あ、……んー、いらない。
【問いかけられ、ほんの一瞬悩むような素振りを見せるも】
【最終的にはそんな結論。ふるふると首を振って】
308 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 17:45:36.88 ID:HzF6DsSO
>>306
ん?お腹すいてるの?
【腹の虫を聞いて彼女に尋ねるように言うと】
ねぇ、良かったらこれから私と何処か食べに行かない?ついこの間、安くて美味しい店見つけたんだ。
【と提案する】
309 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 17:46:56.60 ID:2IV7a6o0
>>307
まぁ……しょうがねぇよ
四季の移り変わりってのは、な……逆に、一年気候が変わらないってのも、考えものだろ?
【どこかなだめるような声色で、そうたしなめる少女】
【だが、「しょうがない」と言う言葉を用いている辺り、少女もまた、100%素直にそれを受け入れるだけの余裕は無いらしい】
――――用事?
……寒い中震えて外を歩き回る……それだけ重要な事なのか?
【どうも、少女には眼前の鈴の少女が無理をしているように映ったようだ】
【わずかに表情を硬くしながら、更に問う】
ん? ……あぁ、これな…………
いやさ、普段は魔法薬を作って売り歩いてる魔術師だからさ…………適当な入れものとなると、どうしてもこれを使っちまうんだよ
【フラスコを物珍しげに見られている事に気づき、軽く説明する少女】
【自作の魔法薬を売り歩く魔術師――――ならば、薬を入れる容器として、フラスコは当たり前に所持しているのだろうが】
【理科系の先生が、ビーカーでコーヒーを入れる様な感覚なのだろうか?】
そっか……まぁいい……あまり体を冷やしすぎないようにな
【無理強いするつもりもないらしく、あっさり引き下がる少女】
【空になったフラスコを、再び魔方陣の奥へと押し込める】
――――ふぅ…………人心地ついた……
【吐く息が、先ほどよりもハッキリと白む】
【スープを飲みほした事で、身体が温まったのだろう】
310 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 17:49:08.52 ID:QpFaAHA0
>>308
そうですねえ……朝に軽く食べた程度ですし
【今頃空腹で倒れてもおかしく無いレベルなんじゃ……】
……え? い、いいですけど……金欠なんじゃなかったんですか?
【奢ってもらう気なのか単に財布の中を心配しているだけなのか】
311 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 18:01:50.79 ID:zXistMMo
【山中――森の中の少し開けた場所】
【静寂の中、金属音と二人の声が響いている】
ふ―――はっ!
【腰近くまである赤茶色の髪に琥珀色の瞳をしたスタイルのいい少女が刀を振るっている―――】
【胸が強調された真紅のミニスカートドレスを着ていて、脚はガーター付きの黒いニーソックスで覆われている】
【左腰には灰白色の鞘に収まった青白い鍔の刀を提げ、両ふとももには柄の長い刃物が各4本ホルダーに収まっている】
【それから、左人差指には翡翠の如き色合いの水晶のように透き通った指輪を嵌めている】
「えいっ、たぁっ!
―――ちょっと動きが鈍いんじゃ無いですか?」
【それに相対しているのは、薄紫がかったブロンドの長いウェーブヘアを靡かせた、大人びた容姿と雰囲気の少女】
【カーマインとシアンのオッドアイは穏やかな目つきに似合わない眼力を持っており、左手薬指には銀の指輪が】
【白と薄緑で構成されたロングスカートのワンピースを身に纏い、濃緑色のケープを羽織っている】
【腹部に巻かれた黒いリボンが持ち前のスタイルを強調しており、羽根の形のネックレスを付けている】
【若干気の抜けた声を上げながら両手で二股の槍を振るい、刀の少女の攻撃を的確に受け止め、あるいは受け流している】
…そんなこと、無いわよ!
「うーん…ですが、本来の翠さんはこの位突破できるはずですよ?」
過大評価は関心しないわよ…っ!?
【戦闘は、攻める刀少女と守る槍少女といった構図――】
【だが、会話からも伺えるように、ペースは明らかに槍少女の方が握っているらしい】
312 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 18:04:31.85 ID:fByMi0.0
>>309
もう温度の一定の室内に引き篭もりたい……。
ずっと春くらいの気温なら、いいのに。桜も咲くし。
……あぁ、寒くならないと咲かないのか……、……駄目じゃん。うわぁ……。
【ぶつぶつぶつぶつと。温度変化について愚痴るも】
【最終的に、冬も必要とかいう結論にたどり着いたようで(?)。なんだかとっても嫌そうな表情】
今日の天気が硫酸の雨でも外に出てた。絶対。
【と。なんだか、良く分かるようなよく分からないような。そんなたとえではあるものの、どうやら重要事項】
【ただ、言いつつ相手に向ける表情は、追い詰められているようにも見えるかもしれず】
薬、はいいけど。
……少し気にならない? 何か、……こう。衛生的というか……。
【ぅー、と。眉を少し顰めて】
【うまく言葉が出ないようだが、ともかく、そこらへんが引っかかるようで】
【捉えようによっては失礼な言葉に聞こえるかもしれないが、声や表情なんかには悪意のようなものはちらとも見えず。どうやら、そう言うのが気になる人のようで】
……もう冷え切っちゃった。
【それから、相手の言葉には、困ったような笑みを返し】
【時既に遅し、既に冷えているどころか冷え切っているらしく】
【昇る相手の白い息を、目で追いかけたり】
313 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 18:09:48.32 ID:HzF6DsSO
>>310
大丈夫大丈夫、その店、味の割には安いし、
何より、アナタなら値引きしてくれるよ。困ってる人と常連と女の子には安くするような店主だからね
【大丈夫なのなか、その店】
314 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 18:13:11.56 ID:QpFaAHA0
>>313
……それ、採算取れるんでしょうか……ちょっと心配になりますね
(三つ揃ったらタダになりそうな……いや、無いか……)
【流石に大丈夫じゃないような気もする(主に経営が)】
315 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 18:14:20.49 ID:2IV7a6o0
>>312
そうなんだよ……結局のところ、自然の流れってのは、それそのものに意味があり、それに従って世界は動いているんだよなぁ……
【少女もまた、思いを馳せる】
【ただ、そこに込められているのは、雄大なものに対する畏怖の様なものである】
――――何を探してるんだ?
外をうろうろしなきゃならないって事は、探し物があるんだろ?
【少女の目が、わずかに光を帯びる】
【――――知り合いのやくざのおかげで、人の裏を見抜くと言う事にも『ある程度』は慣れている】
【どこか病的なまでの少女の様子に、探りを入れた】
あぁ……なるほどね…………
流石の俺も、自分で使ったものを人様へ売るための道具にはしないよ…………
もっぱら、これは自分用さ
――――あぁ、だとしたら確かにあれを飲ませようってのはダメか……
【少女の言わんとするところに、ようやく合点が行ったのか、苦笑する少女】
【言われてみれば、自分で使った用具を人に使わせるのはあまりよろしくない行為だ】
はぁ…………しょうがねぇ、ちょっと待ってろ――――っしゃっ!!
【このまま放置しては、身体が弱り切ってしまう】
【少女は、右手の杖を振るって魔力を行使する。すると、中空に、ちょうど焚き火の様な炎が現われる】
【何かを燃やしての炎と言う訳でもなく、魔力によって空中に浮かんでいる炎だ】
ほれ…………これで暖をとったら、行くなり帰るなりすればいいさ
【そう言いながら、少女自身も炎にあたって、表情を緩めている】
【寒い中の焚き火と言うのは、やはりありがたいものなのだろう】
316 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 18:23:04.09 ID:HzF6DsSO
>>314
うーん、大丈夫かどうかは分からないけど・・・実は店主はあくまで表の顔で裏では人に言えないような仕事してるんじゃって常連さんの間で噂もあったりなかったりだし
【本当に大丈夫か?経営だけじゃなくて!!】
317 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 18:26:50.20 ID:QpFaAHA0
>>316
そんな噂が立つくらい人が良いのか悪いのかしてるんですね、つまり。
【そこまで言い切ってから、また腹の虫が鳴る】
……は、早く行きましょう?
318 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 18:32:04.95 ID:fByMi0.0
>>315
……まあ、なんだかんだで寒い言いながら春になるからいいんだけど。
ああでも冬眠したい……、できないけど。
【なんだか、もう諦めムード】
【なんだかんだで、四季を満喫してい、……る?】
【ぎゅっと、改めて自分を抱きしめて。はぁ、と。息をひとつ吐いて】
ひと。探してるの。男のひと。
……ずっと、探してるの。早く、あいたい……。
【相手の言葉に、コンマの間さえもないような速度でそう返して】
【どこか追い詰められたような表情はそのまま、いつの間にやら、自分を抱きしめていた右手でそっと首を押さえていて】
飲むものだし、身体に入れるのは大丈夫なんだろうけど。
……ちょっと、ね、気になって。ごめんね。
【しょんぼりと眉を下げながら、ほんの少し。ぺこりと頭を下げて】
【それから、相手の言葉にきょとんと目を丸くして】
…………え、あ。……ありがと。
【現れた炎に、さらに目を丸くするも】
【そのうちに、やはり暖かいのは嬉しいのか、ふっと笑って、お礼の言葉】
319 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 18:35:06.38 ID:HzF6DsSO
>>317
うん、良い人だよ、
【少女もそこまで言い切ってから】
【「少し個性的だけどね、」と付け加える】
よし、じゃあ行こうよ
【そう言い歩き出す】
【さてキンクリします?】
【ニア Yes】
【 no 】
320 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 18:36:42.39 ID:QpFaAHA0
>>319
個性的だからこそ良い人、というのも……?
(それは有るのかな……)
【言いかけて途中で切った】
【歩き出した背中についていく】
【ニア Yes】
321 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 18:41:16.07 ID:2IV7a6o0
>>318
冬眠なぁ……熊にでもなれば出来るんだろうけど…………うん?
【苦笑しながら紡いだ自分の言葉に、何か引っかかるものを覚える少女】
――――そうか……変身薬……!?
これ作れば、結構良い売れ筋になるんじゃないか…………!?
【どうやら、自分の言葉に次なる商品の開発のためのヒントを見出したらしい】
【しかし、その思いつき――――本当に活かせるのだろうか?】
男の人……か………………
(――――チッ……あの失敗談を思い出す……!
赤木礼司…………今頃おっ死んでなきゃいいがな…………!)
【男の人、と聞いて、少女はわずかに顔を顰める】
【以前、自分の配慮の足らなさから口論になってしまった相手の事が、頭をかすめたのだ】
――――それ、どんな人なんだ?
俺も商売であっちこっち歩いてるから、もしかしたら見かけた顔もあるかも分からねぇぞ?
【ほんのついでと言った様子で、探している対象について聞く少女】
謝る事はねぇよ。こう言うのって、気にする気にしないは個人の問題じゃねぇか
他愛ないものだしな
【さほど気にしていないという様子で、謝罪をやんわりと止める少女】
【こうした個人の思考と言うものは、それこそあれこれと口にするのは野暮と言うものなのだろう】
良いって事よ、この程度!
何時間もつきっきりで薬を作るより、1000倍は楽だ
【快活な笑顔でお礼の言葉を受け止める】
【比較対象として口にしている薬の生成――――それが本当なら、確かにこの程度、造作もない事なのだろう】
/すいません、飯行ってきます
322 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 18:56:28.79 ID:HzF6DsSO
>>320
【しばらく歩いて】
【飲食店街にでて】
よし、付いたよ?
【そう言いとある店の前で立ち止まる】
【その店の暖簾には店の名前だろう―――「居酒屋 フレンド」と表記されている】
323 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 18:58:03.06 ID:fByMi0.0
>>321
冬眠するのは、熊だけじゃないのよ?
【熊にでも、と。そんな単語に、反応して】
【なぜだか薄らと笑みまで浮かべ、首を傾げてみせて】
【……良く分からないが、ともかく。反応したい事柄だったのだろう】
変身……、……獣耳の薬なら飲んだことあった気がする。
全部はないけど……。
【それから、相手の言葉に、思い出すように呟いて】
【そう言うものを飲んだことがあるらしく。もふ、と。自分の頭に触れてみてたり】
……ん、男のひと。
…………、私より背高くて、髪黒くて、眼鏡で、……えっと、……細いひと。
……4ヶ月、あってないの。
【顔を顰める相手に、なんだか不思議そうな表情】
【それから、尋ねられれば、ちょっとの間の後にそう返して】
【街中を歩けば何度か見かけるかもしれない程度には普遍的かつ個人を特定するのが難しいような特徴】
【最後に、しょんぼりと。そんなことを付け足して】
…………ありがと。
【何かを、恐らくは謝罪を再び紡ごうとして】
【それをやめて、感謝の言葉を紡いで。微笑んでみたり】
……そうなの?
そんなに大変なんだ……。
【それから、相手の言葉に首を傾げて】
【口にして数秒後、「まあそうかなぁ」とか。呟いて、納得したようにひとつ、息を吐いて】
/はあくしましたー
324 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 18:58:14.24 ID:QpFaAHA0
>>322
【ちなみに、後ろをついていってるにもかかわらず迷いかけたのは別の話】
……ここ、ですか?
【その暖簾のかかった店を指差して】
/すみません夕飯食べてきます
325 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 19:04:12.85 ID:HzF6DsSO
>>324
うん・・・覚悟は良い?
行くよ?
【何故かそんな事を尋ねると】
【店の戸を開ける】
【店の中は至って普通の居酒屋だ】
【とその時、】
『あらあらあら?また来てくれたの?いらっしゃっい』
【そうカウンターから女性の声が聞こえる】
/すいません!こちらも飯落ちです。
326 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 19:24:44.75 ID:PiUSzIAO
てす
327 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 19:35:15.66 ID:2IV7a6o0
>>323
まぁ、無論熊ってのは一例だよな
けど、哺乳類として、言ってみれば俺たち人間に近い動物な訳だろ?
【思いつきにテンションが上がったか、笑みを崩さずに語り続ける少女】
【真っ先に熊が思い当たったのは、人に近いと言う理由らしい】
獣耳、かぁ…………一部だけを変化させるのに何の理由があるのやら…………
作った奴の意図が読めねぇや
【体験談を聞いて、既にそのアイディアはあったかと、わずかにテンションを引き下げる少女】
【ただ、その不完全変身の理由が良く分からずに、首をかしげる】
男で、黒髪で眼鏡で線の細い……………………
――――――――?
【上げられた特徴を反芻し、記憶を手繰っていくうちに、妙に思い当たる節がある事に気づく】
なぁ……その相手って、白い服……って言うより、そのものズバリ白衣を着てたりしないか?
(まさか……な)
【左手を額にやり、顔を顰めながら、思い出す特徴を口にする】
【内心では、あまり心地よくない予想を立てながら】
あぁ…………時間単位で薬を煮詰めて、分単位で調合材料を放り込んで、秒単位で術式を織り込んで……ってな
種類によっちゃ、片手間に飯を食うのが精いっぱいって時もあるんだぜ?
【軽い口調で、自身の仕事の一端を紹介する少女。だが、やはりその作業はかなり過酷なものらしい】
【しかし、それを生業にしている――――商売として成立する程度に、需要はあるようだ】
/ただ今戻りましたー
328 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 19:39:29.76 ID:QpFaAHA0
>>325
……え? あ、はい……
【「何故店に入るのに覚悟をしなければならないのだろう」とか思いつつも】
【聞くのは気が引けるため、あえて聞かなかった】
【ちなみに、相手が店に入るまでは中に入らない】
【入ったなら、後ろからついていき、ちゃんと戸を閉める】
【結構どうでもいいが、低身長な為、下手したら相手の少女の陰に隠れて見えない、かもしれない】
/ただいま戻りました
329 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 19:49:36.01 ID:fByMi0.0
>>327
……そだっけ? …………あ、そだった。
【なんて。相手の言葉に、きょとんと首を傾げて】
【数秒後に、そんな言葉を漏らし】
【この少女にとって、相当近しい位置に、別の冬眠する生き物が居たからすっかり忘れてたのである】
【ただ、知らない相手から見たら頭の足りない子的に映るかもしれず】
個人的趣向のためじゃないの?
猫耳萌えとか。私、猫ならホンモノがいいな。
【首をかしげる相手に、こちらも首を傾げて】
【猫耳と本物の猫を比べる始末。あれらは別物らしいですね私には分かりません】
……え、……っと……。
白衣? ……ワイシャツとかなら、白くて……、……えと。
…………基本的に、黒かった……と、思う。
……あ、でも、4ヶ月くらい。会ってないから……
【相手が口にした、心当たりのない特徴に、眉を顰め】
【右手を口元にやって、僅か俯いてまで、思い出そうとし】
【最終結論:黒かったと思う】
【最後にちょっと付け足して。少女の持つ最新情報は4ヶ月前、だいぶ正確ではないのかもしれず】
……そっかぁ。
私には無理かな……、細かい作業、好きだけど。
自分の好きなときに、好きなこと。したいから。
【相手の言葉に、息をひとつ吐いて】
【それから、じぃっと相手を見つめるのは。何となく尊敬の眼差しで】
【ちょっぴり目線を下げて、そんなこと呟いたり】
/おかえりませですのー
330 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 19:55:59.46 ID:HzF6DsSO
>>328
こ・・・こんにちは・・
【少女はカウンターからした声の主――オレンジのロングヘアに綺麗な青の瞳をした女性にそう挨拶する】
『いらっしゃっい、相変わらず―――ん?』
【途中まで言いかけた所で女性は後ろの少女に気が付いて】
【そして】
『な・・・何・・か・かか・・可愛い!!何?そっちの娘?!お友達?お友達なの?!』
【突然、少女達を見る目が輝き出す】
331 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 20:00:43.91 ID:2IV7a6o0
>>329
……まぁ、熊をベースに考えるなら、奴らは奴らで冬眠のために大変な事をしてるからなぁ……
冬の間のエネルギー、全部体に蓄えておかなきゃならないんだぜ?
【活動を止めるから楽、と言う話でもなく】
【その準備のために、当人たちも過酷なまでの採集をしなければならないのだ】
【――――余談になるが、もしも熊が冬眠に失敗してしまうと、冬の間常に獲物を探し続けることになり、過去にはそうした熊に7人の人間が食い殺されると言う、悲惨な事件が発生した事もある】
――――猫耳萌え、ね…………気に入らねぇ、ヘドが出る
んな下らねぇ事のために、わざわざ薬作る事か…………!?
【提示される用途を、妥当だと考えたのだろう】
【少女は唐突に顔を顰め、顔を背けて地面を睨みつけると、忌々しげに吐き捨てる】
【何か、彼女の中の矜持に相反する存在であるらしい】
うーん………………そう、か………………
一つ、心当たりがないでもないんだが…………
【合致しない条件に、頭を悩ませながら、一つだけ心当たりがあると告げる】
【だが、それが確実なものだと言う確証が掴めないために、どうしても言い淀んでしまう】
――――まぁ、アレだよ
生きてく為にはこれくらいしかできる事は無かったし…………ちょっとやりたい事もあったしな
【少女にとって、これは生きていくために選ばざるを得なかった道でもあり、同時に目的のために選んだ道でもある】
【そこには、現在に至るまでの彼女の半生の多くが集約されているのだが――――】
332 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 20:00:52.70 ID:QpFaAHA0
>>330
(テ、テンションが……高い……)
か、可愛くなんか無いですよ……
【思わずうつむく】
【照れや謙遜ではない。本当に可愛く無いと思っているようだ】
【事実と齟齬が有るのか無いのかはこの際置いておくとして】
……何時もこんなテンションなんですか?
【小声で少女の方に尋ねる】
333 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 20:13:47.58 ID:dKMSzMEo
【魔術協会】
へっくしょん! ……誰かが噂してるよーな
【協会の敷地内で鼻をすすり、寒そうにしている青年が居る】
【青年は、子供にも大人にも見える顔つきと、黒く短い髪に色白の肌を持ち、ワインレッド色のナイロールの眼鏡をかけている】
【服装は、黒いスラックスと茶色のシャツの上に白衣を羽織っているという研究者のようなもの。腰に締めているベルトの左側にはホルスターがあり、その中に黒いハンドガンが納まっている】
【右腕には手から肘までを覆う灰色の盾のようなものがあり、その先端から杖が出ていて青年の支えになっていた。右手は盾の内側から横に伸びているグリップを握っており、杖というには非常に機械的なデザインだ】
さみぃなしかし……
【時期的にはやや薄着か。寒そうにしている】
334 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 20:14:13.06 ID:fByMi0.0
>>331
基本的にみんなそうだと思うけどね。
冬眠中の熊にもふもふしたいとか、小さい頃思ってた気がする……。
……そういえば、熱帯とかの蛇は夏にも寝るって。……関係無いか。
【なんだか乙女な夢ですね?】
【それから、なんだか無駄知識を口にしたりして】
カチューシャのヤツとかあるのに、そこまでしてリアルを追求する熱意はすごいと思うけどね。
……分からないでもないんだけど。
【相手の様子には触れないことにしたのか、それとも興味がないのか】
【特に反応することはなく。ただ、最後に小さな声で若干の同意を示し】
……ぇ。
ね、ぇ、それ、どんなひと? 会ったの、いつ?
どんな、だった? 元気そうだった? 怪我してなかった? どんな風にしてた……?
【相手の言葉に、一瞬。きょとんとするも】
【次の瞬間には、ベンチから立ち上がって】
【中空に在るだろう炎は避け、相手に近づこうとし】
【近づけたならば、相手の左肩を。多少痛いかもしれない程度の力で、ぐっと掴もうとするだろう】
【その表情は、必死そのもので。まだそうだと確定もしていないのに、このうろたえようである】
335 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 20:25:35.58 ID:2IV7a6o0
>>334
獰猛だとは言われるけど……基本的に熊も草食性の強い雑食だしなぁ……
ま、もふもふしたいってのも、分かる気はする…………な
【確かに、毛皮の山としてみれば、存外に羊の様なものと思えなくもない】
【触れば、非常に心地よいものであるだろう事も、想像に難くないだろう】
――――まぁ、何が目的か知らんが……どう活かすか、だよな…………
確かに、よく聞こえる耳を備えるため……とも取れるし……
【何とか、自分の中の苛立ちを抑えようとしているのだろう】
【猫耳薬の『実用的な使い方』をイメージし、それを自分に言い聞かせる】
え――――お、おい…………い、痛いっ……!?
【過剰とも取れるリアクションに、面食らっているうちに、近寄られ、肩を掴まれ】
【その掛けられる力に、痛みに、思わず悲鳴を漏らす】
お、落ち着け……落ち着いてくれ…………!!
確証がなかったから、言わなかったけど……っ
そいつは『赤木』って名乗ってた……っ、顔を合わせて、少し話をしただけだ……ッ!!
【取りなそうとしているのか、はたまたその勢いに押されたのか】
【「落ち付け」と口では連呼するが、相手が落ち着く前に話を始める少女】
【その人物の名前を、口にする】
【――――上空に、いつの間にか数羽のカラスが旋回している】
【その眼は怪しい光を湛えながら、眼下の二人を見守り続ける】
336 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 20:30:17.90 ID:HzF6DsSO
>>332
『あらあらあら!!またまた、照れちゃって可愛いわぁ!!可愛い!!』
お・・落ち着いて!羽後さん
『あらあらあら?嫉妬?大丈夫よ?私はちゃんとアナタも可愛いと思ってるし、愛してるわよ?』
そういう事じゃなくて!!
【なんか少女の反応は更にテンションを上がらせた『羽後さん』と呼ばた女性は】
【なだめようとする少女とそんなやり取りを繰り広げる】
・・あの人がここの店主
羽後さん、あの人極度の可愛い物好きで、男の子であろうが女の子であろうが関係なく、可愛ければ恋愛対象な人で、いつもああやってテンション上がるんだ
【そう後ろの少女に囁く】
337 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 20:38:17.89 ID:fByMi0.0
>>335
【相手のほかの言葉には返さない、というよりか。返せない】
【そんな余裕は一切無く、表情通りに、まさしく必死】
【肩を掴む力は、そのまま。緩められることはなくて】
ねえ、それはいつなの? いつ会ったの?
いつ怜司に会ったの? どんな風に、してたの?
怪我、とか、病気、とか……!
【相手の口にした名前に、浮かべたのは。恐怖とか、喜びとか、なんだかいろいろ混ざったような表情で】
【必死さはそのままに、さらに左手で相手の肩を掴もうとし】
【相手を逃がさない、と。言葉にせずとも、伝わるはずで】
【なんだか潤んだ瞳は、眼前の相手にのみ向けられていて】
【下手したら相手を押し倒しかねないような勢い。当然のように、上空の鴉たちには気付けない】
338 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 20:41:09.45 ID:QpFaAHA0
>>336
うう……可愛くないのに……
【思わずローブの裾をぎゅっと握る】
【何か余計にテンション高めちゃうんじゃなかろうか】
はあ……確かに変わり者ですね……。……というか、同性でもお構い無しですか。
(……怖い)
【どちらかというと、本能的な怖さを感じて身震い】
339 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 20:49:19.47 ID:2IV7a6o0
>>337
ちょ…………た、頼む。落ち着いてくれ…………!!
(まずい……『あいつら』、やっぱり来てる…………ッ!!)
【両肩を掴まれ、いよいよ焦りを覚える少女】
【チラリと上空へと目をやると、そこには自身の使い魔であるカラスたちが旋回している】
【――――自分に危害が加えられた場合、その相手を攻撃せんと、様子をうかがっているのだ】
会ったのは…………そう、ちょうど1か月前、1か月前だ…………っ
――――頼むから落ち着いてくれ。このままじゃ、じっくり伝える事も出来ない…………ッ!!
【激しい追及に、やむなく情報を小出しにして少し伝える少女】
【しかし、ここで一度言葉を打ち切ると、改めて落ち着く様に告げる】
【上空のカラスたちもそうだが、恐慌状態と言ってほとんど問題の無いレベルで興奮されていては、ただ伝えるだけでも齟齬をきたしかねないとの判断だ】
(――――こいつ……あいつの『何』なんだ……!?)
【そうした言葉の攻防戦の中、少女の中に、一つの疑問が浮かんだ】
(こうまで必死になってるってことは……有効にしろ敵対にしろ、相当な縁があるって事は分かる……!
知ってる事はそんなに多くない……それに、今の『奴』は…………ッ!
どう伝えれば良い? どうすれば…………)
【赤木怜司の情報を欲しがっている事は、良く分かった】
【しかし、そこに至る経緯が分からないゆえに、下手に情報を明け晒す事に不安を感じられたのだ】
【さらに言えば、今の赤木は、あまり善しとは言い難い状況にある】
【グルグルと巡る思考の中、少女は現在の状況に何とか収拾をつけようとする】
【――――上空のカラスたちが鳴き始める】
【カァ、カァと、やけに甲高い声で、示威を示し始めたのだ】
/次ちょっと遅れます
340 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 20:57:06.04 ID:ZHImU7Eo
【街中】
うえええええええん!!!!びえええええん!!
【桃色のふんわりショートの髪、その上には白色のボンボンがついた青のニット帽。】
【赤色の瞳にピンクのコートを着て、茶色のブーツを履きながら】
【そして雪だるまをあしらったリュックサックを背負った幼女が】
【誰かの赤いシャツに包まってわんわん泣いていた】
・・ぐすっ・・・うぅう
【彼女が居るところ。ソレは本来なら"彼"が林檎を売っていたブルーシート】
【今は無き彼の面影が漂うその場所に、置いてあったのは林檎ではなく涙だった】
【蹲って泣いている彼女の隣には一つ赤色の風車が置いてあった】
【そして彼が使っていた林檎がたくさん入ったリヤカーも】
うええええええん!!うええええええん!!
【林檎の甘い香りと幼女の鳴き声につられて】
【彼と関わりがあったものも、無かった者がやってくるかもしれない】
341 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 20:59:09.83 ID:HzF6DsSO
>>338
『ブハァっッ!!?有り難うね!私!来週も一週間頑張っていけそうだわ!!』
【少女の仕種と言い方がツボにはまったのか】
【そんな事を口走り出す】
まぁ、良い人なのは確かなんだけどね?
『座って座って?注文は何にする?』
342 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 21:05:41.70 ID:QpFaAHA0
>>341
(な、何故……?)
【もはや何がどういう結果になっているのか分からず困惑】
【それでも、促されるままに座る。……一応、普通の席であることを確認して】
あ、えーと……何が有りますか?
【まだメニューを見ていない。何があるのか分からないので聞いてみる】
【……素直にメニューを見ろよ】
343 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 21:15:53.11 ID:fByMi0.0
>>339
そんなのどうでもいいから、早く教えてよ!
【落ち着け、と。その言葉は、するりと少女の耳を通り抜けて】
【きっと言葉の意味さえほとんど認識されることなく、どこか彼方へ】
【鈴に負けないような通る声は、興奮のせいか、ひっくり返っていて、いくらか聞き取りづらいか】
ひと、つき……。
……ね、ぇ。そのとき、怜司、どうしてたの。どんな、風に……。
【一ヶ月前、と。その言葉に】
【安心したような、息をひとつ。一月前ではあるものの、こんな世界。生きていたと分かって】
【それと同時に、相手を掴んでいた力が、いくらか緩められて】
【相手の何度目かの静止に重ねるように、尋ねた後に】
【ゆっくりと手を離し、1歩ほど。後退するはずだ】
【完全に落ち着いたわけではないのだろうが、現状はある程度落ち着いて見えて。ぐし、と、目に溜まる涙を拭った】
/はーい
344 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 21:16:31.36 ID:HzF6DsSO
>>342
あ、はい、コレ。メニュー
【そう言い少女の前にメニューを開いておき、】
【「私はいつものね?」】
【と、自分はもう先に通い慣れた口調でに注文しておく】
【メニューは、普通の居酒屋と同じような物ばかりだ】
345 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 21:20:36.07 ID:QpFaAHA0
>>344
あ、有難うございます……ックシ
【鼻を軽くすすりながらメニューを眺める】
【……が、どれが何やら分からない状態になっている】
【そもそもこういう店に入ったことが無いという】
……消化が良くて温かいのが有ればそれで
【メニュー見た意味無いじゃない】
346 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 21:26:54.77 ID:2IV7a6o0
>>343
どうでもよく、なんか…………!!
(まずい、本当にまずい!!)
【落ち着くどころか、更に激昂していく姿に、危ういものを見る少女】
【このままでは、上空の使い魔を制止させることすらままならない】
【どうすればいいのか。少女もまた必死になって、乗り切り方を模索する】
――――その前に、名前、教えてくれないか……?
名前も知らないで大事な話をしてるって言うのも、落ちつかねぇ……
(――――お前らは来なくていい。下がってろ……ッ!!)
【何とか会話が成立したのを受けて、話を先に進める前に、名前を聞こうとする少女】
【わずかながらも、別の事に意識を向けさせ、感情を冷却させようという狙いともう一つ】
【上空のカラスたちを睨みつけ、解散させる、その為の時間を稼ぐ意図があった】
(涙…………これはアレだな。友好的な関係だったって事だな……
――――そんな相手に『悪魔に肉体を支配されたあげく、後遺症で障害者同然の状態になってしまった』なんて、告げられるのか……?)
【涙をぬぐう仕草から、それなりに親しかったのだろうと当たりをつける】
【そんな相手に、知っている事を包み隠さずに告げていいのか。思考の中で少女は悩み始める】
/ただ今戻りましたー
347 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 21:27:41.78 ID:9tHEUhQ0
【公園】
【ベンチに一つの人影が座っている】
【見たところ、二十代前半の青年で黒い目に短い髪をワックスでツンツンに立たせ】
【紺のジーパンに茶の長そで、その上から暖かそうな白いファーのついたジャンパーを着た――そんな青年が】
はぁ〜、さっむ〜………
【寒がりなのかガチガチと歯を鳴らし震えながら呟いた。】
【が、その瞬間ハッと何かに気付いたように】
…って、あかんあかん。《寒くない、寒くない。むしろ暖かい位》や。
【またそう呟く。と、その瞬間青年の様子が変わり始めた】
【先ほどまでの震えが止まり、頬が上気し始め血行も良くなったようだ】
さて、そんで何しよ…?
【どうやら目的も無く公園にいるようで、暇つぶしなのか自分の手を弄びながら考え中】
【というか、寒いなら外出しなければ良いのに…】
348 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 21:30:38.69 ID:HzF6DsSO
>>345
『はい、分かったわ』
【そう言い厨房へ】
【調理を開始したのだろう、包丁の音や食べ物の良い臭いがしだす】
・・・さて、そう言えば未だ名前を聞いてなかったね?良かったら聞かせてくれる?
【少女がそう話題を切り出す】
349 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 21:33:07.95 ID:xWhFWs.o
>>347
――――いやあ、ここらの公園っていうのは自然が多くていいねえ
まあボクに言わせればちょっと手入れがアレだけどさあ
…………だろ、そこの君?
【掛かる声は男性の背後から、ガサガサと茂みをかき分ける音と共に近づいて来る者が在った】
【若い男――おそらくはまだ青年と呼べる年頃のモノで、何処と無く鼻にかかるような話し方だ】
350 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 21:34:03.80 ID:QpFaAHA0
>>348
(あ……葱類抜いてもらうの忘れた)
【好き嫌いすんなコラ】
そういえばそうですね……。私は……リライズです。
そう言う貴女は?
【聞かれたら聞き返す】
351 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 21:38:54.44 ID:9tHEUhQ0
>>349
確かに、ちょっと手入れが荒い――って、誰や!
【突然の背後からの声に、無意識に反応した。…のだが】
【やはり背後から急に声をかけられたのだから驚いたようで】
【とっさにベンチから立ち上がると茂みの方を向き、軽く距離をとるように後ずさり】
【少し過剰な反応かもしれないが、何かと物騒なこともあるこの世界では当然と言えるのかもしれない】
352 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 21:39:29.95 ID:QpFaAHA0
>>350
/追記、風呂で遅れます
353 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 21:44:23.45 ID:fByMi0.0
>>346
……りん、ね。鈴音。
鈴の音、って、書いて……。
【ぐ、と。眉を顰め、ぎゅっと自分を抱きしめながら】
【名は体を表すとは言うが、どうも現しすぎている気のする名を名乗って】
【先ほどまでの興奮は、実際のところ押さえ込んでいるだけなのだが、どうやら落ち着いたように見えて】
……ね、早く……。
【悩む相手の心中など無視し、そう急かす】
354 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 21:44:29.38 ID:HzF6DsSO
>>350
私・・?そうね・・さっきも言った通り私、記憶がないのだけど、こういう時はどう名乗ればいいかしら?
【名乗り返す自分の名も分からない癖に人に名前を聞いたのか】
今私、名前を思い出して/考えているのだけど・・・うーん、何て名前が言いと思う?
355 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 21:48:13.50 ID:xWhFWs.o
>>351
ああ、やっぱりそう思うだろう?
勿体無いよねえ、いっそ果実の成る木でも蒔えればいいのにさ
……で、何?ボクの事が知りたいって?
【振り返れば、先ず眼に入るのは光の角度で色を変える虹色の髪だろうか】
【緑の瞳は固定色で、白い軍服や左肩に掛けた紫地に金糸のマントは高級なそれに見え】
【留め金やボタンを初め、腰元のレイピアなどはゴテゴテと装飾を付けている】
【その所々には葉っぱやら小枝やらが付いているが、特別気にする様子もない】
【取り敢えず、よく解らない身長170cm強の青年がそこに立っていて】
ボクはマキャヴェリって言うのさ、「マーク・マーギュリス・マキャヴェリ」が本名だけど
現在全力亡命中の昼の国の貴族さ―――で、君は?
【色々とアレだが、一先ずそれらしい名前を名乗って、聞き返す】
【もしかしなくてもバカなのか、と思うかも知れない】
356 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 21:53:37.05 ID:2IV7a6o0
>>353
鈴音……鈴音、な
俺はイマミレイ=シーク……さっきも話した通り、自作の薬を売り歩いてる魔術師だ
【名前を受け、自身も名乗り返す少女――――イマミレイ】
【心の荒熱を取るのに、どこまで効果があったのかは疑問だが、勝手な危害を加えかねないカラスたちは追い払う事が出来た】
うん…………
あの男は、今は『魔術協会』の世話になってると言ってた…………本当かどうかは、分からないが……
【続きを急かされ、イマミレイは腹をくくって話し始める】
【まずは、一番知りたいのであろう『所在』の情報から】
だから、あいつについて知りたいのなら、『魔術協会』の施設に行くか、『魔術協会』にゆかりのある人物を訪ねるのが、早いと思うぜ……?
【話した情報を踏まえて、アドバイスを口にする】
【自身は『魔術協会』について詳しくは無いのだが、そこは所在を探している鈴音本人に頑張ってもらうしかあるまいと、少し突き放したスタンスを決め込む】
357 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 22:03:52.25 ID:9tHEUhQ0
>>355
【相手の青年を見て持った最初の感想は】
(ああ、コイツは大丈夫……アホや。)
【失礼にもそんなモノだった。だから…という訳でもないが、青年は軽く張りつめた緊張を解く】
【そして次に、そのゴテゴテの装飾に目をやって考えが変わった】
(…コイツ、別の意味で危ない奴かも……)
俺か?俺は 神藤 まな。……まあ、特に言うことも無い平凡な家の生まれや。
【果実のなる〜…の件は華麗にスルーして】
【[平凡な家の生まれ]と言うところをわざとらしく強調しながら質問に答える】
【貴族の生まれというところに合わせたのか、それとも……】
てか、貴族?しかも亡命中とか、そんな簡単にばらして良いんか?
【あきれたように尋ねる。確かに、亡命中なら軽々しくばらしてもいいものとは思えないのだが…?】
358 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 22:07:19.95 ID:nFzv7PIo
【火の国 ブレイザーシティ内―公園】
【昨夜の争乱から半日か、一日か】
【抗争によって破壊されたあらゆる物を修復する為、国民が一致団結して頑張っている中】
【数少ない原型を留めていた物――公園のベンチに腰掛けて、その様子を見守る者が一人】
――――終わったんだな。
いや、終わったというべきか、始まったと言うべきか。
……元気だな、ここの人達は。
【紺藍色の髪を赤いリボンでツインテールに結んで、青渕のメガネ】
【ベージュ色のセーラー服に紅と青のチェックのミニスカートを穿いて】
【右腕に腕時計の様な機械、腰の左右には白と黒のハードポイント】
【頭部に茶色の犬耳、大き目のヘッドフォンを装着し、スカートから茶色の尻尾を覗かせている】
【140cm程の小柄の少女が、ボランティア活動を手伝うでもなく、ただ周囲を見渡していた】
【襟元に付けられたボタンのマークから、“魔術協会”の生徒だと判るだろう】
359 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 22:09:31.71 ID:fByMi0.0
>>356
【相手の名乗りには、頷きをひとつ。返して】
【恐らくは覚えた、という意。ぎゅっと、ワンピースの布地、手が震えるほどに力を込め、握り締め】
……魔術……。
【その名前。何日か前にたどり着いておきながら、結局向かっていない場所で】
【思い切り、不愉快げに眉を顰め。それから、街のほうへと。一瞬、視線を投げて】
……今現在、お前に聞くのが、一番早いの。
知ってること、全部。おしえて。なるべく、早く。
【相手へと戻す視線は、特に鋭く。元々目つきは悪いのだが、ここまで来れば余り関係無いと言うか】
【「早く続きを」と。真っ黒の瞳が、言っていて】
360 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 22:17:24.27 ID:2IV7a6o0
>>359
(…………魔術協会に、何かあるのか……?)
【その単語に反応して眉を顰めたのを、見逃さなかった】
【何か、良くない印象でも、持っているのだろうか】
(――――その点に関しては、俺も同じようなものだけどな……)
【話の中心人物となっている赤木怜司に対し、つまらないアピールを行ったために「ふざけるな」と一蹴された記憶がよみがえる】
【確かに、自分のやっている事は、彼ら正統派からすれば、異端・邪道の行いにあたるのだが――――】
知ってる事なんて言ったって…………これ以上はなにも、詳しい事は分からない…………
ただ、『杖なしでは歩けそうにないくらい、身体が参ってた』って事ぐらいしか……!
【――――悩んだ末に、端的で客観的な事実のみを口にする】
【そこに至る原因なども、ある程度は知っているのだが、鈴音の求めるのはそう言う情報ではないだろうと考え】
【なるべく、生々しさを喚起させないように、端的な表現に止める――――ショッキングな内容である事には、変わりないのだが】
361 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 22:18:06.97 ID:2IV7a6o0
>>359
(…………魔術協会に、何かあるのか……?)
【その単語に反応して眉を顰めたのを、見逃さなかった】
【何か、良くない印象でも、持っているのだろうか】
(――――その点に関しては、俺も同じようなものだけどな……)
【話の中心人物となっている赤木怜司に対し、つまらないアピールを行ったために「ふざけるな」と一蹴された記憶がよみがえる】
【確かに、自分のやっている事は、彼ら正統派からすれば、異端・邪道の行いにあたるのだが――――】
知ってる事なんて言ったって…………これ以上はなにも、詳しい事は分からない…………
ただ、『杖なしでは歩けそうにないくらい、身体が参ってた』って事ぐらいしか……!
【――――悩んだ末に、端的で客観的な事実のみを口にする】
【そこに至る原因なども、ある程度は知っているのだが、鈴音の求めるのはそう言う情報ではないだろうと考え】
【なるべく、生々しさを喚起させないように、端的な表現に止める――――ショッキングな内容である事には、変わりないのだが】
362 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 22:19:48.49 ID:xWhFWs.o
>>357
「神藤 まな」……よしっ、呼び名は「まな」だね
ボクのことは好きに呼ぶといいよ、家柄で差別などしないからさ
……ところで今少し失礼なコト考えてなかった?
【言葉だけ見ると既に少々差別的では在るのだが、本人にその気が無いのはマジである】
【取り敢えず勝手に呼び名を決め、見た目の歳の差など気にする風もなく】
【割と好意的なニコニコ顔で勘から来る質問をする―――ちなみに、髪の色は今は赤】
【それから多分、スルーされたことは忘れているのかも知れなくて】
そうともっ!何を隠そうボクは昼の国の地方領主、「マーク・マーギュリス・マルコ」の息子でねえ
実はついこの間“機関”に国が占領されてさ、昨日のどさくさに紛れて逃げてきたんだよこれが
あぁ、えっと………ところでまなは機関員なのかい?
【あまりバラしていいことではない、それは確かで、知られて一番不味いのは件の構成員】
【実際目の前に居たらもう遅いのだが―――そうでないのなら問題はない、と】
【やっぱりバカであるらしいが、どうにも貴族という話だけは見た目といい否定が少しばかり難しいか―――?】
363 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 22:28:52.06 ID:fByMi0.0
>>361
…………早く、行っておくんだった。
【なんて。小声でぼそりと呟いて】
【聞こえたならば、表情の理由が何となく分かるかもしれず】
【聞こえなかったとしても、特に問題のない呟き】
……は、……なに、それ?
【そして、告げられた事実に、真っ黒の瞳は見開かれ】
…………え、何で、……なんで?
怪我、してるの? 怪我してた、の?
ぇ……、誰が、そんな……。
【表情は面白いほどに、くるりと変わって】
【今すぐにでも泣き出しそうな、困惑したもの】
【ワンピースを握り締めていた手は解かれ、今は胸元の布地を改めて握り締め】
【震える声で「なんで」とか「どうして」とか。ただただ繰り返し】
364 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 22:34:44.80 ID:eZqtVeoo
>>358
カツ……カツ……。
【そこを歩き、復興活動を見ている少年が居た】
【頭にはぐるぐると包帯を巻きつけ、顔もそこらじゅうに絆創膏やらガーゼやらが貼られている】
【入院着の上に上着を着ただけであり、左袖は本来あるはずの膨らみが無く、ひらひらと風になびいている】
【首には一眼レフのカメラが掛けられている】
――なんとか、勝てたんだよな……。
【光景を見て、ポツリと呟く】
【先日のブレイザーシティ奪還作戦での戦闘の傷跡を記録に取ろうとカメラを持ち、国民たちに構える】
【ぱしゃり。と小気味いい音を立てて写真が取られていくようだ】
たまには、こういうもんで取るのも悪くねぇ。
365 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 22:38:03.31 ID:2IV7a6o0
>>363
――――?
【何か、口元で呟いているのが分かったが、詳しい内容までは、聞き取る事が出来なかった】
【思い余って、何かの感情が吐露されたらしい事しか、察する事はできなかった】
……………………そりゃ、驚くよな
【軽くパニックを起こしかけている鈴音の様子を、暗い表情で見守るイマミレイ】
【これ以上の事は教えられない――――これ以上感情を混乱させる訳にもいかないし、詳しくは知らない自分が余計な事を語る訳にもいかない】
【――――ただ、今の自分にできる事は】
何があったのか……一番良いのは、直接本人に聞く事じゃ無ぇのか?
【右手に持つ杖をくるんと回して】
【先ほど灯していた焚き火を、再び近くに引き寄せる】
【明るく温かい光によって、鈴音をリラックスさせようとしたのだ】
【イマミレイなりの、不器用な気遣いである】
366 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 22:38:15.73 ID:9tHEUhQ0
>>362
【「まな」と呼ばれた瞬間、かなり嫌そうな表情を浮かべる】
俺のことは「神藤」って呼んで。下の名前は嫌いやねん。…なんか女っぽいやろ?
【最後の女っぽいという所で、照れたように頬が少し赤くなる】
【どうやら[女っぽい名前]というのはコンプレックスのようだ】
じゃあ、「マキャヴェリ」でええな。そう呼ぶわ、呼びやすいし。
……ぜ、全然考えてナイデスヨ?
【否定するも目は泳ぎ、しゃべり方は片言になる。勘が当たっていたのは明白だろう】
【ちなみに、今この青年は『ああ、コイツ髪の毛赤なった……なんか信号みたいや』とか考えてたりする】
え…昼の国襲撃されたん?“機関”に?
【「領主の息子って…本当に貴族だったんだ!?」なんてことよりも、昼の国が襲撃されたことに驚く】
【“機関”――流石にそう呼ばれる組織があることは知っていたのだが】
【情報には疎い方であるため、その最近の動向までは把握していなかったようだ】
――……どう思う?俺が“機関”やと思う?
【あきれた顔から一転、真面目な顔へと変わる】
【結論としては、機関とは一切関係がない。だが敢えてそのふりをする。】
【それは、あまりに亡命ということに対して緊張感の無い相手にそのことを自覚させようとしてのことなのだが――】
367 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 22:47:50.57 ID:QpFaAHA0
>>354
うーん……、そう言えばそうでしたね……。
……名乗りたい名前を名乗ればいいんじゃ無いでしょうか。
【伝えてはいないが、この少女は自分で自分に名前をつけている】
【一つの策としての意見を述べ】
……え、私が決めるんですか……?
うーーん……考えるにはちょっと分からないことが多すぎますしね……
考えてる名前の案とか、有りますか?
/只今戻りました
368 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 22:48:16.94 ID:eZqtVeoo
>>358
//まだ居ますか?
369 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 22:49:10.18 ID:fByMi0.0
>>365
どこ……、どこ、怪我、してたの?
どこ、怪我して……そんな……。
……誰、が……。
【杖、というならば。大体位置は絞り込めると思うのだが、どうやら現在の少女にそれは出来ないらしく】
【ついには涙まで落としつつ、相手に尋ね】
【誰が、と。口にした直後、ぎり、と歯を食いしばって】
…………あ、ぅ、……会う、の、は……。
会いたい、けど……。
【直接、本人に聞く。つまり、会うということで】
【困惑したような表情に、どこか怯えが混ざり】
【近くに寄せられた炎へと、まるで救いか何かを求めるかのように、視線を向けた】
370 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 22:50:29.89 ID:nFzv7PIo
>>364
【足音。シャッター音】
【彼方此方で人々の喧騒が聞こえる中、少女の耳は其れすら逃さず】
【音の主へと視線を向ければ、其処にはぱっとみボロボロな少年】
――――――なんだ、あれ。
【カメラを構えている辺り、戦場ジャーナリストか何かか】
【然し格好を見る当たり、病院を抜け出してきた変な奴にも見える】
【ぽつり、と小さな声で呟いて、その少年をぼんやりと眺め始めた】
>>368
/まだ居ますが複数に縺れ込みますか?
371 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 22:51:27.29 ID:xWhFWs.o
>>366
んー、キミがそうしてほしいというのならそうするよ
ボクとしては「まな」も可愛らしくて好きだけどねえ―――?
【「アハハ、冗談だよ」、と――話一つで実に楽しそうな様子だが】
【それ以降はキチンと彼のことを神藤と、そういった所は真面目なのだろう】
【自身の呼び名に関しても事前の通りコクリと頷き――逡巡、疑惑の視線】
本当かい?これでもボクは割とカンの良い方だと思ってたんだけどねえ……ま、いいや
ああそりゃもう、電撃的に支配されちゃってるのさ
かの“ブレイザーシティ”は街一つだったけどね、こっちは国一つまるごとだよ
ボクそういう支配っていうのキライだからさ、父に言って出てきたってワケさ
【なんとも自由奔放なものだが、話す言葉はにはほんの僅かな苦汁の味】
【やはり機関に良い思いなどしないのだろう――――と】
――――いや、全然。
だって機関員だったら昼の国の事は知ってるだろうしさ
それに、ボクのイメージとは120度くらい違うんだよねえ神藤はさあ
【最初に声を掛けたときの反応、呼称に関して頬を染めたこと】
【最後に決断したのは結局“勘”だが、疑っている風ではなかった】
372 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 22:53:47.83 ID:eZqtVeoo
>>370
//あ、同じ人です自分。投下してからいるかどうか不安になってしまったもので。
【ぱしゃり、ぱしゃり、ぱしゃり】
【無機質なシャッター音を暫く続かせて、少年は満足したようにカメラを首にかけ直す】
【五感が鋭いのか鋭敏に其の呟きを耳で捉え、振り返る】
――変な人、って思ったか。
【にやり、とガーゼまみれの顔を歪ませて笑う】
【特に警戒心を見せない動きで少女の元へ歩いて行く】
只の取材だよ、変な人じゃねぇ。
373 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 23:02:59.36 ID:.mVancSO
【公園】
【そこのベンチに座る一人の女】
………なんかアンニュイですね
【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女が】
…………奇遇だったらいいんですが…
【ココア色のタバコを吸いながら夜空を見上げてる】
【辺りにはココアの匂いが漂っている】
374 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 23:03:32.71 ID:2IV7a6o0
>>369
いや……目立った怪我は無かったんだ
ただ……杖をついて、ゆっくりゆっくりとしか、歩けなかったみたいでな……
【怪我と言うのなら、特に包帯を巻いていたとか、ギプスを嵌めていたと言う事は無く】
【最初の言葉通り、『身体が参っていた』と言う事になるのだ】
(誰が、か…………その『誰か』は、もう既にこの世に居ないんだがな……)
【赤木のそうした身体不調の要因となった『悪魔』は、既に封印済みであると、赤木から聞かされている】
【ならば、鈴音の憎悪――――恐らく、一瞬見せた仕草はそれに由来するのだろう――――をぶつける対象も、もはや存在しえないのだ】
(…………まさかとは思うが……鈴音、この子は赤木の恋人か何かか……?
――――冗談じゃねぇ)
【そうまでして、赤木の体を慮る理由は何なのか】
【ふと思いついた可能性に、内心毒づく】
なんか…………わだかまりがあるんだな?
――――俺には、そこをどうしろ、ってアドバイスまでは出来ねぇ……けどな?
お前と赤木の問題は、お前ら『だけ』の問題なのか?
【直接会う。その事に抵抗を示す様子を見せる鈴音に、一歩踏み込むイマミレイ】
【当事者間の問題は詳しくない以上『疎きは親しきを隔てず』だ】
【――――だから、真にアドバイスをすべきは自分ではなく】
どうしようもない問題があるなら、人を頼れば良いじゃないか
お前にだって、信じられる『仲間』……あるいは『友達』……いるだろう?
【――――事情を知り、彼らの気性を知る者こそ、真に的確なアドバイスを与える事が出来る】
【そうした誰かに頼れと、イマミレイは道を示す】
375 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 23:08:41.28 ID:9tHEUhQ0
>>371
…え?今なんて言うた?ちょ〜っと聴こえへんかってんけど、もう一回言うてくれへん〜?
【顔は笑っているが明らかに怒りを含んだ声色。言いながら指をポキポキ威圧的に鳴らす】
【もう一度言うように頼みながらも、明らかに次もう一度言えば何らかの痛い目に遭いそうな雰囲気を醸し出す】
……
【疑惑の視線に耐えながらも沈黙。軽く冷や汗をかいて、目は合わせないようにしているようだ】
そうか、見た目に反して意外に苦労してんねんな…
ん?……父に言って出てきたって…お父さんはまだ昼の国においてけぼり何か?
【言葉に混じった苦渋の味を感じ取ったのだろう。見た目に反してとは失礼だが、同情はしたようで】
【そんな中、相手の言葉に少し不安を募らせる。】
【[攻め入られ占領された国の領主]…ともすれば、危険をともなう立場だろう】
【そんなところに置いてきたのだとすれば、危ないだろうと心配して】
ああ、そう言えば……くそ〜ッ!そこは知ったかしとけば良かった〜。
ってか、お前の中の俺のイメージって何やねん!!
【簡単にばれたことに大したの怒りと悔しさ、そして恥ずかしさ】
【それを紛らわすため、大声で突っ込んでみる。――が、すぐに思い返したように】
悪いな。流石に、お前にとっての仇やのに悪ふざけなんかして。
【真面目な顔になり、謝罪した】
【その顔は本当にすまないことをしたと思っているようだ】
376 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 23:11:29.15 ID:HSvHHn2o
>>340
/い…今更すぎますがいらさいませぬかァ……?
377 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 23:13:38.51 ID:nFzv7PIo
>>372
……だとしたら、どうするんだ?
【此方を振り返り笑う少年に、然し少女は表情を変えず】
【相手が近付いてこれば、身長差から見上げる形になるだろうか】
そんな格好で出歩くだけで十分変な人だ。
怪我してるなら大人しく休んでいたらどうだ?
【頭の包帯と顔のガーゼを指し、一言】
【怪我人の心配をしているという口調ではない】
/ああ、勘違い申し訳ないですっ
378 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 23:13:56.71 ID:ZHImU7Eo
>>376
/君の後ろに
379 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 23:17:51.83 ID:eZqtVeoo
>>377
【其の態度に苦笑を返し】
いや、まあそうなんだけどよ。
いち早く復興活動の近況を伝えたくてな。
【カメラに軽く触れ】
それに、結構丈夫だから之ぐらいじゃ問題ないさ。
【とは言うものの多少足元が覚束無い】
【左腕を失い、バランスが上手く取れないのもある】
アンタは、なんで此処に?
【軽く首を傾げ問う】
【ここに居るようなのは住民か、昨日の作戦に従事した物位だろうとは思っていたが】
380 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 23:18:13.04 ID:HzF6DsSO
>>367
うーん、そう言われたら余計分からなくなる・・・
【と考え込む】
/すいません、気づくの遅れました。
381 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 23:20:00.32 ID:Lt8GsfEo
・・・
【黒髪で、黒いコートを身に纏い、黒いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て漆黒な剣を腰に提げていて】
【とにかく、黒尽くめの青年が、まだ出来たばかりだろう死体を足で弄っている】
382 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 23:24:06.73 ID:QpFaAHA0
>>380
【またぐうと腹の虫が鳴る】
……うーーん……そうですね……
(全然意味の無さそうな名前を付けるのも悪いし……)
……何か覚えてることはありますか? そういうものから名前を取ってみようかと……
/いえいえ、気にしないでください
383 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 23:24:26.75 ID:QpFaAHA0
>>380
【またぐうと腹の虫が鳴る】
……うーーん……そうですね……
(全然意味の無さそうな名前を付けるのも悪いし……)
……何か覚えてることはありますか? そういうものから名前を取ってみようかと……
/いえいえ、気にしないでください
384 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 23:25:06.65 ID:HSvHHn2o
>>378
/振り向けば……ッ
鳴き声……?迷子か何か、でしょうか。ふむ…
【近づくのは、青年】
【フードのないマントのような布、らしきものを身体に緩く巻きつけた】
【175cm程度の黒髪、灰と黒の瞳】
【姿、その光景、目にして。予想とは違った、と思う】
お嬢さん。……どう、しましたか?
【"沢山積んだ林檎"という、一度聞いただけのそれを思い出しつつ】
【歩み寄り、声をかける】
385 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 23:25:14.23 ID:xWhFWs.o
>>375
……い、いやあ、「神藤」って名前はカッコイイよねっ!
ボクの「マーギュリス」もいいけどさあ、「神藤」も同じくらい“良い”と思うんだよボクは
【以下グダグダと意外によく回る舌で弁解を(ry】
【根っから性格が悪いわけでも暴力が好きなわけでも無い】
【だったらあくまで平和的に―――苦笑する彼の方策はこうである】
いやだなあ、貴族だって色々と大変なんだよ?
礼儀だとか着付けだとか、お金があればイイってもんじゃないのさ
ああそれで父のことだったかな、多分だけど大丈夫だと思うよ?
彼ら支配こそしたけど税をとったりはしないしさ、ウチは一応恭順する事になってるからね
ボクが戻ったら問題有りだけど……まあ、うん、大丈夫さ多分
【本当に大丈夫なのか、それはきっと当人にも解らないことなのだろう】
【言葉の端々にも推測でしか無いことを表す単語が踊っている辺り、また心配でもあるはず】
イメージは、そうだなあ………面白くて良い人っぽい、かな?
……いやだね、止してくれよ神藤
彼らは憎いけどさ、ボクは貴族なんだよ?
一々そんな事を咎めるほど狭い心の持ち主じゃない、ってね……ハイ終わり
ところでこの辺にホテルとか、キミは知らないかな?
【イメージ、といえば―――彼のイメージは少々、貴族というそれから離れているかもしれない】
【やや気取るような所もあるが自由で気ままで―――髪の色は紫へと変色していた】
386 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 23:30:07.14 ID:nFzv7PIo
>>379
仕事熱心なのは構わないが、他にも同業者位居るだろう?
何もお前が身を挺して頑張る必要は無いと思うがな。
【昨日の今日で復興が其処まで進む筈も無く】
【家や店、幾つもの建物が未だ崩れ落ちたまま】
【そこかしこに簡易住居としてテントが張られていたりもする】
【そんな街の様子に視線を向けて】
――ボクは、昨日の様子をはっきり見ていないからな。
少しでも関わった身だ、その後がどうなったか、気にもなる。
【少女もまた、昨夜の戦争に関わりの有る者らしい】
【何をしていたかは明かさなかったが、此処に居る理由を簡単に答える】
387 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 23:30:48.76 ID:fByMi0.0
>>374
……じゃあ、なんで……。
【怪我をしていない、ならばなぜ、と。考えるだけの余裕は遥か彼方】
【理由も分からずに、炎の光に焼かれた両眼をぎゅっと閉じ】
【落ちた涙を、コートの裾で拭ってから】
他、は?
他に、怪我とか……具合悪そうだった、とか……。
【尋ねるのは、それ以外の怪我や体調不良の有無で】
【よほど、あの青年が心配とみえて】
【青年を探すためなら硫酸が降り注ごうと外に出る、と発言したことからも分かるように、相当大事と思っているらしく】
……多分、喧嘩、した。
すごく、会いたい……のに……。
【喧嘩、という単語と。4ヶ月ほど会ってない、という発言】
【喧嘩別れかそれに近しいことなのだろう、涙で濡れた目元を、ぐしぐしと擦って】
…………でも、迷惑とか、じゃぁ……。
【人に頼る、その意見に。ぼそりと、そう返して】
【涙を溜める瞳を伏せて】
【世の中にはやたらと人に頼るのが苦手な人が居たりするのだが。恐らくは、その分類か】
/ごはんたべてきますー
388 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 23:33:17.04 ID:ZHImU7Eo
>>384
びええええん!!うええええん!
【このままでは一時間、否―一生此処に居そうなこの幼女の泣き声は】
【一人の青年の登場にとって一先ずの終わりとなる】
うぅう・・・・・
【声をかけられたその幼女。泣き声を止めると】
【その青年を目をパチクリしながら見つめる】
うわあああああん!!
【ひょっとしてあの男が帰ってきたかもしれない。そんな事は直ぐに裏切られて】
【再び泣き出してしまった】
389 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 23:35:57.59 ID:eZqtVeoo
>>386
誰よりも何よりも速く真実をお届けするのが俺のモットー。
新聞部部長としての矜持でな、これだけは譲れねぇのさ。
【恐らく止められでもしない限りこの男毎日でも取材に街に出る】
【復興活動の様子を見ながら、また写真を一枚】
【相手の言葉に】
そうか――お疲れさん。
【あえて多くは問わず、多くは聞かない】
【こちらも、簡潔にねぎらいの言葉をかける】
この活動を伝えれば、物資が集まってくる筈なんだよな。
だから、沢山写真取らねぇと。
【腰のベルトポーチからビデオカメラを取り出し、右手と口で悪戦苦闘しつつ操作して録画を開始】
【平時であればもっと便利なコンタクトレンズ型カメラがあるのだが、ケガのためコンタクトレンズを装着できないのだった】
390 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 23:38:49.66 ID:Lt8GsfEo
・・・
【黒髪で、黒いコートを身に纏い、黒いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て漆黒な剣を腰に提げていて】
【とにかく、黒尽くめの青年が、まだ出来たばかりだろう死体を足で弄っている】
391 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 23:45:33.45 ID:HzF6DsSO
>>383
うーん・・うーん・・
【ぐぅ】
【考える少女の腹からも音が】
駄目だ、お腹がすいて・・
【とその時】
『出来たわよ?・・ってあらあらあら、名前を考えてるの?そんな事しなくても、私と結婚すれば羽後って名乗れる苗字が出来るんだけど・・?』
【何かとんでもないこと呟きながら】
【羽後さんが料理を運んできて二人の前に置く】
【それは天麩羅饂飩、丼から良い匂いが漂う】
/すいません、次遅れます。
392 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/19(日) 23:46:19.62 ID:9tHEUhQ0
>>385
…そ、そうか?俺も苗字の方は気にいっててなぁ。
いやいや、お前のマー……マーキョラス?もいいと思うで〜。
【かなり単純な男、それが彼だ。少し褒められただけで、顔に照れを浮かべながらもにっこにこ】
【あなたの思惑は上手く言ったようで、上機嫌の彼は相手を褒め返そうとする】
【が、相手の名前を間違える辺りこの青年は意外に頭が弱いのかもしれない】
いや、着付けとかの身なりに気をつかってるやつはもっと服装考えるやろ…
ならええけど……。それにしても、酷い奴らやな機関は。
一体何が目的やねん!
【それでも心配そうに、けれどあまり言うと逆に不安を煽ると思いとどまり】
【その代わりに機関に対して憤慨する】
【機関の目的――それが公になっているのかどうかは知らないが、少なくともこの青年が機関に対して知っているのは唯〈悪い奴〉。それだけで】
【これが機関に対して初めて興味を持った瞬間である】
面白くて良い人?…やめてくれ、そんなん照れてまう。
【顔がまた赤くなる。どうやら意外とテレやらしい】
…何か初めてお前が貴族らしく見えたわ。
【冗談っぽく言うと、軽くわらって見せる】
【貴族のイメージからかけ離れた相手の青年は――けれど確かに、彼の眼には貴族らしく映ったようだ】
ホテル?俺が止まってるとこなら……けど、ぼろっちいとこやから貴族には向いてないかもよ?
【自分の止まっている、ホテルとは名ばかりのボロ屋を思い出す】
【相手が貴族と言い張る以上、紹介するのは気が引けるようだ】
393 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 23:46:32.62 ID:HSvHHn2o
>>388
ぬ、ぬうう?お、俺か?俺のせいなのか?
【一瞬泣き止んだかに見えた姿に息も漏らしかけるも】
【再びの号泣。それに慌てる青年】
(な、何か、とりあえず、何か、はっ、そういえば)
【姉に倣ってポケットに菓子を突っ込んでおいたことを思い出し】
【取りいだしては掌に載せ差し出したる】
あぁ、ええと。そんなに泣いていては喉が大変なことになってしまいます。
おひとつ如何ですか?
【取り出した飴は/丁度良く/運悪く/林檎味】
394 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/19(日) 23:48:00.56 ID:2IV7a6o0
>>387
――――さあ、な…………
【これ以上の事は、話せない――――伝えるに堪えられないと言う事と、実際良く分からないと言う二つの意味で】
【不確定の情報など、そうそう口にするべきではないだろう】
他には…………身体の方は、そんなもんだったぜ
ただ…………ぶっきらぼうと言うか、投げやりと言うか……冷めた感じの言動が目立ってた
【外見から、同時に本人に聞いた限りにおいても、身体的な異常と言うのはこれくらいのものだった】
【なので、伝えるべきは内面――――精神的な部分になる】
【元々、赤木がそういう性格だったと言う可能性もあるが】
(違うな…………ありゃ恐らく後遺症のせいで、ああなってるだけ……
「禁忌に手を出して、それで治す事になんて意味は無い」なんて、悟った様な事のたまいやがったが…………ありゃ開き直ってるだけだろ……!)
【己のやっている事を、全否定に等しいレベルでこき下ろされた事に対する恨みは、未だ尾を引きずっているようで】
【真っ当な分析をしているつもりでも、そこには感情的な邪推が混じる】
喧嘩?――――喧嘩、か…………
(――――――――あの野郎…………ッ!!!)
【喧嘩をして、4ヶ月会っていないと言う事を聞き、『二人は恋仲なのでは』という推測に、更に確信を深めたようだった】
【そうして、こうも見ていて哀れな程に、鈴音の置かれている状況を目の当たりにし】
【イマミレイの中で、大きな怒りが熱を帯びる――――表情にそれが現われるのを、隠せない程に】
迷惑?
――――お前の友達は、お前がこうやって思いつめて、身体を壊し兼ねない程にフラフラと歩いている事こそ、心配するだろうぜ?
そうやって、本当にお前が心労か体調不良で倒れてしまったら、それこそみんなに迷惑を掛けてしまう……違うか?
【実際、凍えてベンチに収まっている鈴音の姿を見て、こうして赤木の事に心を砕いている姿を見ているうちに、その思いはイマミレイの中で大きくなってきていた】
【――――このままの行いを続ければ、遠からず倒れてしまう……と】
【そうなってしまっては、それこそ周りの負担になると諫めながら】
【イマミレイは、鈴音の肩に手を回し、やんわりと炎に向き合わせようとする】
【火にあたる事で、照らされる事で、それを見詰める事で、頑なな心も少しは解れるだろうと期待して】
/了解ですー
395 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 23:49:08.18 ID:nFzv7PIo
>>389
……ふん、ま、好きにすると良いさ。
お前が無理をした所で、損するのはお前だからな。
【本気で心配していないのか、はたまた只の照れ隠しか】
【初対面だという事を考えると、恐らくは前者だろう】
【自分に害が無ければ――そう考えるタイプなのかもしれない】
なに、ボクは大して何もしてないさ。
敢えて言うなら、狼煙を上げたくらいだ。
【ねぎらいの言葉に、苦笑と共にそう返し】
【再び視線は復興作業を進める街へ】
【が、暫くしてふと何か思い出した様に】
――――そういえばお前、この前の会合に出席していたな?
対機関か正義か、どちらかの所属か?
【少年の顔を見上げ、不躾に尋ねた】
396 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/19(日) 23:54:17.54 ID:eZqtVeoo
>>395
まーな、いいんだよ。
寝てるよかコッチのほうがずっと調子がいい。
【其の言葉を気にすることもない】
【図太くなければジャーナリストなんてやっていられない、のだろうか】
俺も住民追い立てて逃がしたくらいでね。
ま、弱いなりに頑張ってたさ。
【レンズを住民に向けながら喋る】
【そして少女の問に】
Justice所属、谷山基樹だ。
まー、未だ新米だけど、な。
【口だけを動かしてレンズは住民に】
かくいうアンタは魔術協会?
397 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 23:56:44.73 ID:ZHImU7Eo
>>393
・・・・うっう・・・ぐすん・・・・
【それでも、彼女は目の前の青年が悪者では無いと悟った】
【そして彼から教わったこと、―困っている人には優しくする】
【実行しようとしたのか、がんばって泣き止もうとする】
・・・・・・・・
【終始無言で奪い去るかのごとくその飴を貰う】
【ぐすぐす言っている為体が揺れながら、がんばって飴を取り出し、口に放り投げる】
【舌から感じ取られたのは林檎の味。大好きな林檎の味】
・・・・・・おいちいよ・・・・ぐす・・・
【おいしさ故か、思い出を思い出してか】
398 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/19(日) 23:58:24.93 ID:ZHImU7Eo
>>393
>>393
・・・・うっう・・・ぐすん・・・・
【それでも、彼女は目の前の青年が悪者では無いと悟った】
【そして彼から教わったこと、―困っている人には優しくする】
【実行しようとしたのか、がんばって泣き止もうとする】
・・・・・・・・
【終始無言で奪い去るかのごとくその飴を貰う】
【ぐすぐす言っている為体が揺れながら、がんばって飴を取り出し、口に放り投げる】
【舌から感じ取られたのは林檎の味。大好きな林檎の味】
・・・・・・おいちいよ・・・・ぐす・・・
【おいしさ故か、思い出を思い出してか】
399 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 00:01:25.56 ID:gmxSRsQo
・・・・・・・・・斬るもの・・・斬るもの・・・・・・誰かおらんのか
【黒髪で、黒いコートを身に纏い、黒いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て漆黒な剣を腰に提げていて】
【とにかく、黒尽くめの青年が、まだ出来たばかりだろう死体を足で弄っている】
【よく見ると、死体は彼の周りに幾つも存在していて、人間以外のそれもあった】
400 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 00:02:12.92 ID:xOBCoNQo
>>392
「神」と入ってる辺りがいいよねえ、個人的には「藤」も好きだけどさあ
…ああ、何でも御先祖様の時代は名前だったらしいんだよ、「“マーギュラス”」ってさあ
ま、何百年も前からその人の名を取って苗字になったらしいけど……適当だよね、ホントさ
【アハハ、と笑う彼もまた存外に適当―――これも血筋というやつなのだろうか】
【ちょっとコメカミの辺りに血管が浮き出ていたりするが、まあ―――問題はない】
ノン、ノン!この服装にはキチンと意味が在るんだよ神藤っ!
動きやすくて汚れが落ちやすいんだ、その上ポケットも多いからね!
目的ねえ……なんでも飛行場は立ち入り禁止らしいよ、ボクはあまりアッチ行ったこと無いけどさ
【と、すればそこが目的―――推測を立てるのは易いが、事実の確認は難しいもの】
いやあ、まあ、ボクが貴族なのは本当だけど認められるとコッチとしても嬉しいよねえ
なんだかいい友だちになれそうだ、そうは思わないかい神藤?
【ニコニコとした顔で語る彼は言うまでも無く嬉しげで、単純であるらしいことがよくわかる】
【実際話していても楽しいと感じたのだろう、提案でもするようにそう言って】
【また後、目の前の彼の話を聞いてほんの少し考えこむが――――】
問題ないさ、ボクは地方領主の息子であって、国賓級の扱いを望んでるわけじゃないんだ
それに高級ホテルっていうのは高いらしいじゃないか、お金は大切にしないとさ……ね?
【キッパリと、悪く言えばケチなのかも知れないが言い切り】
【「それにいい経験になるだろうし」と続けて、彼にそこへ案内してほしいと言う】
401 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 00:04:08.23 ID:fYgZIJQo
>>397-398
/連続投下…すみません
402 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 00:10:35.72 ID:WJ.TKgUo
>>398
(とりあえずは、一安心、でしょうか?)
それは、よかった。
【泣き止んでくれた事に安堵しつつ】
【目の前に膝を突いて。ポケットからハンカチを出せば】
【それを差し出す。】
……
【無言のまま。落ち着くのを、待っている】
403 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 00:15:26.77 ID:F6TlvRAo
>>396
弱いなりとはいえ、戦えるだけマシじゃないか。
ボクなんてひ弱で可憐な乙女だからな。前線所か出口に居ることしか出来なかった。
【「お疲れ様、だ」と、少女からもねぎらいの言葉】
【少女自身、自分の弱さはよく知っている。其れゆえの“能力”でもある】
【が、市民の脱出口に居ただけと言うのは事実でも有る】
Justice、谷山基樹、か。
ボクは月読 陽。お前の予想通り、魔術協会の人間だ。
【少年の自己紹介に、少女もまた同じく名乗り返し】
【数秒。ちょっとした間を空けて】
――――――、………。
【何か言おうと口を開いたが、然し何も言葉を発さず】
【口を数度開閉させて、押し黙ってしまう】
404 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 00:16:20.01 ID:fYgZIJQo
>>402
・・・・ありがと・・・・
【相変わらずぶるぶる震えているものの、なんとか落ち着こうと】
【震えるその右手でハンカチを受け取った】
・・・・・うぅ
【そのハンカチで泣き崩れた自身の顔を、かなりの勢いで】
【ごしごし擦り始めたのだった。それは自分の心を安定させる為でもあった】
・・・・きょうへいおにーたん
【そう声にならないか細い声で。呟いた】
405 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 00:19:22.96 ID:xW2a/uU0
>>400
何か俺んちは実はちょっと「神様」と関係があってな。
まあ、そんな大層なこと言っても要はただ単に神社なだけやねんけどな。
【照れ笑いしながら打ち明ける。とは言っても、大したことではないのだが】
あ、…えっと……そーなんかぁ。道理で古いながらも伝統的な名前やと思ったわ。「マーギュラス」は…。
【自分の間違いに気付いたようで、相手の顔をちらりと見てみる】
【と、コメカミに浮き出た血管をみて思わず冷や汗を垂らす】
動きやすくて汚れが落ちやすい…そこまでは評価しよう。
問題は次や。「ポケットが多い」…貴族はポケットの数何か気にすんのか?
【どうやら彼は、貴族にポケットは必要ないと考えているようだ】
飛行場……自家用ジェットで旅行でもするんか?あいつら…?
【そうです。彼の頭はお花畑なのです。そんな頭で目的に気付ける訳もなく】
【飛行場は国を取ったおまけ――そんな認識になってしまったようだ】
あんまりお前認められなさそうやしな。
まぁ……お前がなりたいって言うんやったらなったっても良いで?
【酷いことを言ったが、それは照れ隠し。】
【話していて楽しいと感じたのはこの彼も同じなわけで】
【上から目線でなってやっても良いと言いながらも、顔は喜びの笑顔が抑えられていない。】
【無理もない。相手の青年は知らないだろうが、あなたは彼にとっての初めての友達なのだから。】
そんならええけど…見てもびっくりすんなよ?かなりボロっちいぞ?
正直、あの建物でこの料金は反則や!って位やからな?……まあそれでも他に比べたら全然安いねんけど…
【ぶつくさ言いながらも、ホテルの元へと歩きだす】
【ホテルはそう遠くはなく、すぐに付く距離にあるようだ】
406 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/20(月) 00:20:15.40 ID:ziE6kuoo
>>403
はっ、腕持ってかれちまったがな。
暫くはダチのラボで義手出来るまで入院だってよ。
【必要な動画は撮り終えたのか口を使って電源を切り、ベルトポーチに収める】
【腕を失ったというのにつらそうには見えないが、其れは外面だけである】
【中身は只の学生。苦しみや、後悔の念も渦巻いている】
へぇ、宜しくさん、月読。
【軽く頭を下げ、改めて挨拶】
【そして何かを言いよどんだ相手の態度に疑問の表情を浮かべ、問いかける】
んだ、どうした?
407 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 00:31:19.31 ID:F6TlvRAo
>>406
腕の一本でよかったじゃないか。
代わりの利かないものを奪われた人も数え切れないほど居るんだからな。
【戦闘に微塵も関わっていない少女は、其れ位必要経費だろう、と】
【失った事のないだろう人間は、評価を若干適当に下す】
【命と腕。比べれば腕なのは明らかではある、が】
ああ、機会があれば宜しくな、谷山。
【少年の会釈にほんの少し柔らかくなった口調で答え】
【続く問いには、首を横に振りながら】
いや――何、気にするな。少し眠くなっただけだ……。
――――ボクはそろそろ帰ろうと思うが、お前はどうする?
【そういうと、少女はベンチから立ち上がり、ぐーっと大きく背伸び】
【そして、眠くなったからと言う理由で、帰ろうとしている】
【本当に何で此処に居たのだろうか】
408 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 00:36:33.62 ID:gmxSRsQo
・・・・・・・・・斬りたい・・・生き物を・・・
【黒髪で、黒いコートを身に纏い、黒いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て漆黒な剣を腰に提げていて】
【とにかく、黒尽くめの青年が、まだ出来たばかりだろう死体の上に座って、漆黒の夜空を眺めている】
【よく見ると、死体は彼の周りに幾つも存在していて、人間以外のそれもあった】
409 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/20(月) 00:37:11.50 ID:ziE6kuoo
>>407
は、は……。
そう、だな。
【少し其の表面が歪む】
【たかが腕、されど腕。であった】
ああ、宜しく。
【携帯の着信が一瞬なり、切れる】
ん、そうか。
ちょうど俺のダチも―――「な…ぜ……ぬけ…だ……し、た……?」
【しゃべっている最中に背後に人が現れる】
【セーラー服に白衣、170を超える長身に隈のある三白眼、そして陰鬱な口調】
【誰もがお近づきになりたくないようなそんな少女が谷山の背後に立ち、陰鬱な雰囲気をまき散らしている】
【たらり、と冷や汗を流し、振り返る谷山】
ちょっとしたしゅざ――っぅ……。
【振り返った瞬間首筋に注射、意識を奪われる】
【倒れこむ谷山をカプセルに突っ込んだ】
【そして月読の方を向き】
「……こ…んばん、は」
【と挨拶をして、谷山を連れ去っていこうとしている】
410 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 00:37:18.62 ID:WJ.TKgUo
>>404
……、 。
【聞こえるか聞こえないかのその声は、果たして届く】
【きょうへい。其れは聞いていたその名と、やはり同じではなかろうか】
……お兄ちゃん……?
【聞き返す。何か、言ってはならない気がしたから】
【今、それを言ってはならない気がしたから】
【いなくなってしまったのか、と】
【そんなことを聞いても、迷子ではない、という確信が】
【そう言わせなかった】
411 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 00:37:47.14 ID:xOBCoNQo
>>405
へえ……凄いじゃないか、苗字にまで「神」が入っているなら相当さ
今は神社だろうと、実は隠れた血族がどうの、ってのだったりしてねえ
【これまた冗談のつもりなのだろう、自分で話した後に「アハハ」と笑って】
【確りと言い直した事を確認すると何も言わずに首を数度縦に振り】
【気付けばこめかみのそれは消え―――髪の色は、今ちょっとピンク色】
これまたノーさ、ボクは貴族だがそれと同時に能力者でもあってね?
ただ、それを使うにはちょっとばかり持ち歩かないといけないものがあるんだ
まあネタばらししてしまえば“種”なんだけどね、植物の
さてねえ……ボクだったら飛行場より牧場か庭園でも欲しいけどさあ
というか飛行機なんて乗って何が楽しいんだろうね…ボクさ、あれダメなんだよね
【“能力者”―――告白はあっさりとしたものだ、恐らくまどろっこしいものはキライなのか】
【ついでに言ってしまえば飛行機もキライらしいが―――“機体”が嫌いという人間はまず居ないだろう】
神藤、キミってサラッと毒吐くよねえ……まあ気にしないし、否定もしないけどさ
―――それじゃあボクとキミは今から友達だ、よろしくね?
ああ、今になってやっぱりイヤですとは言わせないからその積もりで
【フッ、と笑顔を作って手を差し出す―――勿論、握手を求めるそれである】
【軍服ゆえ手袋の上からだが、もし彼の手を握れば割と大きい事が解るだろう】
【彼としても国外では初めての友達、ハッキリ言いはしなかったが、嬉しかった】
雨風凌げて人間が暮らすようなスペースが有れば構わないさ
天蓋付きベッドもジャクジー付きの個室風呂も個人的には邪魔なんだ、壊しそうでさ
【だからボクは気にしない、と―――素直に彼に付いて行って】
【カツカツとブーツの音を立てて歩く彼の表情は期待に満ちていた】
412 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 00:39:51.55 ID:JSqkK0E0
>>394
……ぶっきらぼう?
【相手の言葉に、きょとんと。涙で濡れた瞳を、丸くして】
【小さく首を傾げてから、ほんの少し瞳を伏せて】
【そのまま数秒、まるで何かを思い出すかのようにして】
…………そ、っか。
【なんて。小さな声】
【少なくとも、少女が思い出せる限りの記憶には、そんな様子は特になく】
【青年のことを思い出したがために、寂しくなったのか。それとも涙が止まらないだけなのか、また数滴、涙を落として】
そう、……多分、喧嘩。
【自分の言葉をもう一度、繰り返し】
【なぜだか、そっと。肩越しに自分の背中へと右手を伸ばしつつ】
【相手に視線を向ければ、なぜだか怒っている風で】
【びくりと肩を跳ねさせ、ほんの僅かに後退。さっと戻された右手は、左手と一緒に胸の前へ】
で、も……。
【どうやら、最後の数歩分が踏み切れないようで】
【愚図る子どものように何度か「でも」なんて、繰り返し】
【肩に手を回され、ほんの少し。身体を跳ねさせるも、向けられた炎を再び見て】
…………、いいの?
【……と。小さな声で、訊いて】
【余談だが、彼女は冬物の服を着ているためにもっくりして良く分からないのだが】
【触れれば、相当に細いことが分かるだろうか。この件で痩せたのか、それとも元々なのか。それは分からないのだが】
413 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 00:40:16.53 ID:JSqkK0E0
>>412
/つけたし、もどりまたんー
414 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 00:48:06.52 ID:fYgZIJQo
>>410
うん・・・恭平おにーたん・・・
【相変わらず、右頬を伝う涙をハンカチで拭きながら】
【尋ねて来た青年の顔を数秒見つめる】
【それはまるで時が止まったかのように、彼女の思考を停止させていた】
・・・・死んじゃったんだ、恭平おにたーん・・・
【そして開くはその口。流れるは悲しき言葉の羅刹】
【涙声にも普通の声ともいえないその声は】
【より一層、彼女の暗い気持ちを表していたのだった】
415 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 00:50:43.07 ID:F6TlvRAo
>>409
――――こんばんは。
【一瞬鳴った携帯の着信音に、ぴくりと犬耳が揺れて】
【感じていた気配、人の気配が近付いて来ていたのはわかったが】
【真坂目の前で拉致の犯行が行われるとは――等と思っていたり】
【然し挨拶をされれば、微妙な戸惑いを見せながらもきちんと返し】
……知り合いなら、確りと見守ってやってくれ?
後、義手も作るなら早々に、場繋ぎでも良いから作ったほうが良い。
片手しか無いと言うのは、それなりに不便だからな。
【少年を連れ去ろうとしている女性に対し、掛ける言葉は助言か苦言か】
【相手が去っていくのであれば、少女は其れを見送った後、帰路につくだろう】
416 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 00:50:53.87 ID:eUXZ1sSO
/リライズの方
/重ね重ねすいまん、記憶喪失少女中身ここに戻りました
417 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 00:52:41.56 ID:AaeVJNs0
>>412
あぁ……なんと言うか、無感動で、何に対しても冷めてる……そんな印象だな
【聞き返されたその口調から、鈴音の思い当たりがないと踏むイマミレイ】
【恐らく、あの態度は鈴音と会わなくなった後からのものと言う予想が、補強されていく】
多分……なのか?
――――っと、すまない…………
【ハッキリしないもの言いに、不思議そうに首をかしげる】
【その時、自分の表情が怒りに歪んでいた事に気づき、少し慌てて表情を取り繕う】
……まだ、心の整理はつかないか……?
【どこか躊躇する様子の鈴音に、静かにそう問いかけるイマミレイ】
【炎に向き合い、わずかな間沈黙し】
(…………こんな身体に、心労と無茶に耐えられるだけの体力があるとは思えねぇな…………)
【触れたその手の感触が、あまりにも細くて頼りなく】
【益々、鈴音が無理をしている事が良く分かった】
あぁ……!
臆せずに相談してみろよ…………
ダメだったら、もう一度俺に話してくれよ。あんまり赤木とは良い関係じゃないが、メッセンジャーぐらいにはなれるからな
【鈴音には、実行する意志がある。ただ、その勇気がないだけだとイマミレイは考え】
【言葉で以って、最後の一歩を踏みこませるべく、その背を押す】
/おかえりですー
418 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/20(月) 00:53:43.39 ID:ziE6kuoo
>>415
「……ん」
【5ミリ程頭を揺らす。会釈のようだ】
【谷山が放りこまれたカプセルは数センチの高さで浮遊している】
「わ…か……った。でも、も…うすこし……でで…き、るから、大丈…夫」
【ぼそぼそと人と眼を合わせないように喋ると、足早に歩き去っていった】
//絡み乙でしたッッ!楽しかったです!
419 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 00:56:39.46 ID:xW2a/uU0
>>411
さあ、それは分からへんけどな……ハハ、隠れた血族ね〜……
【隠れた血族という言葉を言う際、彼は苦笑いを浮かべた】
【そういったものに何か関係があるのだろうということは容易に想像できるだろう】
ほぉ〜、お前も能力者なんか。…種で頭の色を変える能力とか?
【能力者であるとと明かされても別段驚いた様子は無く】
【むしろ、悪戯っぽく笑いながらふざけた受け返し。】
牧場か庭園って…俺的には公園がええな。ぼ〜っと出来るし…
あれって何か気持ち悪かったりするんか?俺乗ったこと無いから良くわからんくて…
【飛行機に乗ったことがないというカミングアウトは彼にとって恥ずかしいものだったようで】
【恥ずかしそうに目を伏せた。】
ああ、よー言われるわ。一応気を付けてはおるんやけど…
今更そんな事言わんわ!――よ。よろしく。
【気を付けてはいると言いながら、笑顔で後頭部をかく】
【そして、差し出された腕を――少し躊躇して握る】
【恥ずかしそうに握手をする彼は、それでも嬉しそうに見え】
(…でか……)
【心の中で自分自身に対しての照れ隠しのように、相手の手の大きさに驚いてみた】
その位やったら一応あるわ。…あ、部屋によっては雨漏りするけどな。
【壊してしまいそう――それに大して心の中で(どんなに寝像悪いねん!)と突っ込みを入れながらもスタスタ歩いていく】
【ほどなくして、一軒の二階建てのボロアパートが見えてきた】
【遠めにだが、なるほど。確かにアパートの側面には黄ばんでしまった白のペンキで【ほてる】と書いている】
【平仮名なのが少し怖い】
420 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 00:59:13.55 ID:F6TlvRAo
>>418
/お疲れ様でした!
/短い上に大した話も出来なくて御免なさいっ
421 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 01:04:31.98 ID:WJ.TKgUo
>>414
【ぐわん、と。殴られたようなイメージ】
【それを口に出させてしまったことに対する】
【猛烈な感情の奔流】
死ん……で、しまった、のです、か
(軽率であった 軽率であった 軽率に過ぎた!)
(何を!俺は、何を!)
……それで、泣いて、いたんですね
【激情流る心の内とは別に】
【せねばならぬ、と口は動いた】
……すみません。あなたが泣くのを、止めてしまいました
422 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 01:08:58.81 ID:fYgZIJQo
>>421
/盛り上がってきたところすみませんが、中の眠気が不味いのと明日学校なので
/できれば明日に回していただきたいのですが、どうですか?
423 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 01:12:43.22 ID:WJ.TKgUo
>>422
/了解ですっ
/また明日よろしくお願いしますーっ
/遅まきながら赤井さんのご冥福をお祈り致します
/生きてるうちに会ってみたかったよゥ…
424 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 01:18:03.07 ID:JSqkK0E0
>>417
…………。
【ぶっきらぼうとか、投げやりとか。無感動とか、冷めてるとか】
【尋ねたのは自分だが、返ってきた、返ってくる、言葉たちに。本当に、本当にしょんぼりと目を伏せて】
……違う、もっと、もっと、優しくて、違うから。
違うから……、……間違えないで、あげて……。
【それから、ぎゅっと両眼を閉じ、ふるふると首を振りながら。震える声で紡ぐのは、そんなお願いで】
【青年が聞いたら何と思うかは分からないが、本当は違うから、と】
喧嘩なら、……たぶん、仲直り、できるの。
…………大丈夫。
【喧嘩ならば恐らく仲直りできる、と】
【その言葉は、捉えかたを変えれば、喧嘩ではない事柄を仲直りしたいがために喧嘩、と呼んでいるようにも聞こえ】
【最後に、僅かに小さな声で。大丈夫だ、と】
……だって。だって、人に、迷惑かけるかもしれない。
…………断られる、かも、しれなくて……。
【勇気は、まだほんの少し足りず】
【伏せられた瞳は、当初と同じく。どこか救いを求めるように、炎を見つめていた】
425 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 01:19:18.81 ID:fYgZIJQo
>>423
/なんだかありがとうございます
/それでは明日また、お休みなさい
426 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 01:20:05.10 ID:xOBCoNQo
>>419
(へぇ……実は古くからある名族かなにか、だったりねえ)
……おやおや神藤は面白い冗談を言うねえこれは地毛なんだよ一応染めてないからねうん
はぁ…植物を操るのさ、土だとか養分になるモノに種を蒔いて能力で育てるんだ
それを例えば薔薇の鞭とか、鳳仙花の種を飛ばすとか……あまり実用性無いけどさ
でもボクは植物が好きだからこの能力も好きなんだ、そういう関係で夢もいくつかあったりしてね
だから、ポケットに種を入れて歩いているのはそういうワケだね
【ニコニコした顔の裏には何かがどうの、と―――流石にワザとだとは気づいているようだが】
【植物に関して語る青年は、また目の前の彼と話すのとは違った笑顔を見せ】
むしろ公園なら何処にだって在るじゃないか、もしや入場料でもとるのかい?
んー……いや、飛行機というかボクは高い所と乗り物がダメでさ
前に一度乗ったけど地獄だったよ、人生で初めて死ぬかと思った瞬間だった
【つまりは重度の高所恐怖症と乗り物酔いというスペック―――移動方法は古典的に馬なんだろうか】
【実を言えば都会ではしないものの、地元ではそれで正解であったりするが】
【兎も角握手をして、相手の様子にフッと笑いを浮かべ――――――】
よし、じゃあもし雨漏りする部屋にボクが当たったらキミの部屋と交換しよう
でなければ交換じゃなくキミの部屋にお邪魔することになるかな……ま、当たればだけどさあ
【道を歩けば髪の色は赤から紫、次いでピンクから、今は黄色と橙の半々といった具合に変化して】
【時折すれ違う人々にも珍しげに視線を向けられるが、当人は気にする様子もなく】
えーっと、「ほたる」……じゃなくて「ほてる」だね、うん
確かに君の言う評価も分かるけどさ、割と作りはしっかりしてそうじゃないか?
【中身も一度蛍と読みました―――は、置いといて】
【マキャヴェリは特段拒否する風もなく、すんなりとその中に入っていくことだろう――勿論、先導にしたがってだが】
/時間も時間ですし、次辺りでぶっちぎって頂いて構いませぬー
427 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 01:32:23.90 ID:AaeVJNs0
>>424
(…………しまった…………節操なく、ストレートに言いすぎたか……ッ)
【顔を伏せる鈴音を見て、イマミレイは失敗したかと、顔を顰める】
【赤木との会話の時も、言わんでいい一言のために喧嘩別れに終わったと言うのに、それをまた繰り返してしまった】
――――お前がそう言うんなら、そうなんだろうな…………
俺が見たのは、身体の具合が悪いせいだったんだ……そう思っとくよ
【必死に身を案じ、その名誉のために言葉を紡ぐ】
【鈴音の態度を見て、イマミレイはゆっくりと頷いて、これ以上の事を口にする事を止める】
そこは…………お前次第だろうよ
(なんだ…………?
何か、置き換えと言うか、自己暗示と言うか…………何かがおかしい……?)
【その『喧嘩』の内容を知らないイマミレイには、何も言ってやる事はできない】
【だが、半ば独り言の様なその言葉に、言いようのない違和感を覚えて、わずかに思考がねじ曲がる】
うーん…………参ったな
俺じゃ、大した力になれそうもないし……………………
――――鈴音。お前、直接会うのは怖いんだろ?
それと、友人に仲介を頼む事…………どっちが大変なんだ?
お前とも赤木とも仲の良い友人なら、大丈夫だよ…………それくらいの迷惑、友人なら根を上げる事もないさ…………!
【頼むのが怖いと言うのなら、頼まれるまでもなく力になってやれるのが理想だ】
【しかし、自分にはそれは力不足も良いところの分不相応な行い】
【だからこそ、直接会うよりも人を頼る事のメリットを提示して、再び先ほどと同じ言葉で背を押してやる事ぐらいしかできない】
(そうさ…………『友人』なら、それくらいで…………)
【その言葉の裏で、イマミレイは一つの思いに馳せていた】
【――――友人と言う言葉は、決して軽くないのだと】
428 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 01:46:13.60 ID:xW2a/uU0
>>426
やろうなぁ。染めたらそんな風に、いろんな色にはならんやろうし。
ほぉ…植物を操る能力か〜。それはええ能力やな。腹が空いたら自分で野菜とか果物とか作って食べれるやんけ。
……夢?何々?
なるほど、確かにそれはポケットいっぱいいるわな。
【相手の能力に感心しつつも、植物の話にはあまり興味がなさそうで】
【夢と聞いたとたんに興味津々な様子で尋ねる】
【どうやら夢のほうに強く興味をそそられたようだ】
あほか、入場料何か取ったら俺も入られへんやんけ。普通に誰でもが入れる…そんな公園や。
どこにでもあるからこそ必要やと思うぞ?
【そう語る彼は真剣で、どうやら公園に強い思い入れがあるようだ】
ああ、俗に言う高所恐怖症やね。…聞いた事はあったけど、実際に言ってるやつは初めて見たわ。
【あきれた顔。飛行機には何か人を恐れさせるものがあると考えたのに、その答えが高所恐怖症とは…と少しがっかり気味】
【高所恐怖症の人からすれば大きな悩みなのだが、如何せん彼はそうではないのでその恐怖が分かち合えないらしい】
うん、任せとけ。そうなったらすぐ俺が直しに行ったるから。
【握手を終え、困る相手に笑顔で言う】
【が、その表情からは親切心というよりは、部屋に来られるのが面倒くさいと言ったような負の優しさが見え隠れする】
【道行く人たちの目線はその青年には効かなかったが、彼には効いたようで】
【すれ違う人が増えれば増えるほど、顔は徐々に赤く染まっていった】
…それはボケか?
【一応聞いてみて】
まあ、この建物方がボケみたいやけどな。突っ込んだら壊れるから我慢してるけど…。
建物の作りとかは……入居したら分かるけど、部屋次第や。
しっかりしてるとこもあれば、動くだけでミシミシ言うところもある。ちなみに俺の部屋は後者や……。
【そう言いながら彼はアパートの横に付いた階段を上っていく】
【ちなみにそのアパートは、一回に5部屋。二回にも5部屋で、手前から順番に (階数)01〜05 までが降られているようだ】
大家さんは今の時間寝てるから、起こすと怒られるし……明日の朝に入居手続きでええと思うで?
だから明日までは空いた部屋で寝とき。 101 が大家さんで、後は104以外空いてるから。
…ああ、ちなみに俺は 205 。二階の一番奥やから、また用があったらいつでも来て。
【言い終わると自分の部屋へ眠そうに退散】
【ちなみに部屋の扉は不用心にも全て空いており、自由に入れるようになっていることから分かるように】
【大家は色々な面であまり厳しく無い人のようだ】
/すいません。お言葉に甘えて無理やりぶちさせていただきました。
/絡み乙でした
429 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 01:55:06.62 ID:JSqkK0E0
>>427
…………ありがとう。
【相手の言葉に、嬉しそうに笑んで】
【目元は涙を拭ったりしたために赤く、未だ涙も浮かんでいて】
【頬なんかも、涙で濡れていたりするのだけれども】
……できたら、いいな。
【口の前で、両手をあわせ、組んで】
【そっと瞳を伏せながら、まるで夢を語るかのよう】
【両手で隠されながらも、僅か見える口元は。確かに幸せそうに笑んでいて】
【喧嘩別れ、会いたいのに会いたくない、どこか病的染みた愛だとか。浮かべた笑みは、そう言うものからかけ離れていて】
【極々普通の、恋する女の子な表情】
じゃ、あ……。
……、今年中に。自分で、見つけられなかったら。
ひとに、……頼んでみる。
【相手の言葉を聞き、僅かに数秒、瞳を伏せ】
【そうして、出した結論は。タイムリミットを設け、それまでは自分で頑張ってみる、というもので】
【火から視線を逸らし、瞼に残る火の陰を消すかのように、数度ぱちぱちと瞬き】
【それから、イマミレイへと視線を向け。「どう?」とでも尋ねるかのように。首をかしげた】
430 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 02:11:22.37 ID:AaeVJNs0
>>429
よせよ…………礼を言われる様な事じゃないって
【少しだけ、空気が緩むように笑みをこぼすイマミレイ】
【先ほど、炎を生み出して暖を取らせた時の如く、彼女にしてみればなんでもない事なのだ】
(へっ…………『愛』だとか『恋』だとか…………大っ嫌いな言葉のはずなのに…………
なんか、鈴音だけは…………見てて腹立たしくねぇ、な…………不思議なくらい)
【幸せそうな笑みを認めて、ふと割り切れない思考に沈みかけるイマミレイ】
【彼女にして見れば、そうしたものは忌々しいものでしかなかったのに――――猫耳薬の用途は猫耳萌えのためではないかと聞かれた時「ヘドが出る」と言ったのもそのためだったのに】
【明らかに赤木を想い人として見て、その仲直りを想っている笑顔を、イマミレイは否定しきれなかった】
――――なるほど、そいつは良い案だな……!
それなら、遅過ぎて空回りって事も、多分ないだろう……
【タイムリミットを設け、その中で努力すると言う鈴音の言葉に、大きく頷いて見せる】
【その時になって、また尻込みする可能性もなくは無いが、その心構えの元に動けるのならば、そう決める意義は十分にある】
っと…………もうこんな時間か…………
今夜は、もう引き揚げた方がいいぞ。流石に今からってのも、みんな寝てるだろうしな
【ふと空を見上げ、イマミレイはかなりの時間が経っている事に気づく】
【杖を振るうと、中空に燃やしていた炎を振り払う様にして消し去る】
鈴音、お前も今日は帰った方がいい。じっくりと身体を休めるんだ
――――赤木との事、上手く行ったなら、いずれ教えてくれ…………無論、思わしくない事があっても、相談してくれて構わないぜ
【そう伝えると、イマミレイはその体に魔力をたぎらせていく――――移動のための術を行使する様だ】
【呼びとめなければ、そのまま彼女は何らかの形で立ち去るだろう】
431 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 02:13:39.44 ID:xOBCoNQo
>>428
そうさ、色の変わる珍しい色だからこそ記憶に残るんだ
貴族としちゃ自分の事をキチンと知っている領民が居るのは嬉しいから役に立つよ
だねえ、季節によって味は多少変わるけど能力があれば冬でもスイカが食べられるよ
夢は……そうだなあ、例えば世界で一番大きくて立派な植物園を作るとか、新たな植物の発見とか開発とか
さっきキミと話していたことで増えたけど、世界中の公園に林檎の木でも植えたいかな
もし良かったらどうだい、公園が好きなキミと植物が好きなボクとでのんびり出来る自然公園でも?
【いっそ何時か二人でそんなモノを作らないか、と―――なんとなしに持ちかけて】
【語る夢は全てが植物関連、物欲などにはかなり乏しいらしい】
キミねえ……わかってない、実にわかってないよあの恐ろしさを
自分が空中に居ると考えるんだ……脚はつかない、付いた瞬間には終わりだよ?
よろしく頼むよ、ボクはあまり工学は得意じゃないんだ
【高所恐怖症―――かなり重症なのだろうか、言ったそばからなにやら青い】
【だが相手の笑顔には素晴らしいまでの満点スマイルを、勿論ちょっとした御巫山戯】
【後、自身は慣れた視線に赤くなっていく彼を見て先程の彼の笑顔を真似してみせ】
いやだなあボクは貴族なんだからツッコミ担当だよ?
でもキミが言うとおりだとすればボケの方がいいのかい?ん?
まあどっちでもいいけどさあ、取り敢えずこういう時はご愁傷さま、だったかな
【階段を登りながら足元を確かめ、登りきれば普段見慣れぬタイプの扉を眺め】
………やっぱり一階かなあ、ここはそこまで高くないけどさあ
取り敢えず全部の部屋を回って……ああ、うん、今日は助かったよ神藤。お休み―――……。
【声をかければ暫し悩んで階下を見下ろし、さっさと諦めて一階へ】
【ガチャンガチャンといくつかの部屋を確かめ、手頃な場所を見つけて腰を落ち着け】
(父はいい社会勉強だと言ったけど、面倒くさいなあ……)
(……でもまあ、神藤のような者たちが居るって考えれば楽しい場所、かなあ)
“タタミ”って言うのかなコレは……スプリングがゼロじゃないか――――――
【マントを毛布のようにしてそれに包まり、小さな笑を寝顔にして、意識は夜闇に溶けていった】
/お疲れ様でございました〜!
432 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 02:37:13.93 ID:JSqkK0E0
>>430
でも、もう1回だけ。……ありがと。
【イマミレイの言葉の終わりに被せるようにし、もう一度】
【今度は、小さく頭も下げて。どうやら、本当に嬉しいようで】
……じゃぁ、……頑張るね。
……頑張る、の。
【イマミレイの言葉や頷く仕草、それらに安心したように息を吐き】
【手をぎゅっと握りながら、自分に言い聞かせるように、最後にもう一度】
【この結論を出すことに時間を割いたことから見ても、どうやら本当に人に頼るのが苦手なようだ】
あ……、……うん。
【空を見上げるイマミレイの動きにつられるように、こちらも視線を空に向け】
【きっと雲は薄く。冬空に星が綺麗に見えるはずで】
今日は、……眠たいから。そうする。
明日から、頑張る。……頑張るの。
【眠たい、という理由でそれに同意し。小さく頷き】
【眠たくなければきっと、探しに出たのだろうが】
【そして最後に、フラグ染みたセリフ】
うん、……ありがと。
……あと、肩。痛かったよね、……ごめんね。
……イマミレイ、またね。
【嬉しそうに笑んでから、表情がしょんぼりしたものへと変わって】
【それでも最後の挨拶の時には、笑んでいて。表情がころころと良く変わるのは、子どもっぽいと言うべきか、何なのか】
【ともかく、鈴音は最後に、挨拶と感謝、どちらの意も込めてぺこりとお礼】
【相手を見送った後に、帰途へついたとか】
/夜遅くまでありがとうございましたー、おつかれさまでしたの!
433 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 02:50:41.60 ID:AaeVJNs0
>>432
お…………あぁ――――どういたしまして
【重ねられる感謝の言葉に、一瞬面食らうも】
【やがて、柔らかい笑みと共に、素直にその言葉を受け止める】
【無下に断り続けるのも、悪いと思ったのだ】
あぁ……!
少なくとも、俺は応援してるぜ……
【どうも、人に頼る事を苦手としているらしい性質を、なんとなく理解し】
【そういうタイプの人間は、人との距離の取り方が良く分からないのだろうと考えた】
【だからこそ、応援していると敢えて口にする】
まぁ、肩の事は……気にしないでいい。必死だったんだろ?
んじゃ、気をつけて帰れよ!
――――『ペガサス・ウィンド』!!
【その思いが強く、必死である程に、なりふり構わなくなっていくものだ】
【自分でも、そこのところはよく分かる――――故に、大した事は無いとアピールして】
【術を行使――――空へと飛翔し、立ち去って行った】
(――――俺、なんであんなに鈴音に肩入れしたんだろうな……?
自分でもよく分からねぇや…………赤木の奴は、気にいらない奴のはずなのに……)
【家路を急ぐ空の下で、イマミレイは一人腑に落ちない表情をしていた】
【色恋沙汰など、死んでも関わりたくない。その気持ちは今も変わらないのに】
【なぜ、鈴音と赤木の仲を積極的に応援しているのか――――ましてや、赤木とは互いを敬遠する関係なのに】
(でも……なんとなく分かる…………あんな風に、途方にくれてる奴を、俺は放っておけないんだ……
昔の俺がそうだったし…………俺のダチって言うのは、ああいう手合いばっかりだしな……)
【そこは、自分のサガの一つなのだろうと受け止め、何も矛盾は無いと自己解決する】
【そして、完全に更け切った夜空を切り裂いて、イマミレイは雷の国の家へと急いだ】
/遅くまで乙でしたー!
434 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 18:49:18.56 ID:s1V1c.AO
【路地裏】
…………あ゛ァー、見つかんねーなクソッ
オイオイ、こりゃア、マジモンの方向音痴ッてヤツかア?
【頭部を全て覆い隠す棕櫚皮の面と、黒の着流しを身に付けた人物】
【右手に一振りの小太刀を握りつつ、何やら悪態をつきながら歩いている】
伝書の雀で探すのもなァンか癪だしよォ……
どーすりゃ見つかンのかなァ、……ッとオ
【かぁん】
【と、蹴り上げたのは道端に落ちていた一つの空き缶】
【高く緩やかな放物線を描いて、空き缶は遥か遠くへ蹴飛ばされる】
435 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/20(月) 19:08:18.11 ID:ziE6kuoo
>>434
【勢い良く飛んでいった缶の先】
【そこには一人の人間が居た】
【浅葱色の着流しに、永く伸ばした白鬚】
【腕は枯木のように細いが、背丈は高く、体格自体は悪くない】
【腰には普通の日本刀より少々長めの刀が差されている】
【年の頃は恐らく70代頃か】
【――そんな爺のハゲ頭目がけて空き缶が飛んでいく】
【当るか、と思われるその時】
キィンッ!
【一瞬銀色の煌きが走り、缶は両断される】
【抜き放った刀を右手で鞘に収め、其の缶を結果的にぶつけようとする形になってしまった相手の方へ振り返る】
【禿頭に青筋が立っており、少々切れ気味であることが伺えるだろう】
【ゆっくりと、近づき話しかける】
そこの。
びっくりしたじゃぁねぇか、そう言うのは、やめとくほうがいいぞ?
【案外大人の対応。でもコメカミがぴくぴくしている】
436 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 19:19:34.51 ID:9OLJURAo
・・・生き物・・・斬らせろ
【黒髪で、黒いコートを身に纏い、黒いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て漆黒な剣を腰に提げていて】
【とにかく、肌も何もかも黒尽くめの青年が、まだ出来たばかりだろう死体を足で弄っている】
【よく見ると、死体は彼の周りに幾つも存在していて、人間以外のそれもあった】
437 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 19:19:34.86 ID:VL/vov6o
【魔術教会内――廊下】
【急いでいる=c…そんな様子の早歩きで、廊下を歩く人物が一人】
……あぁ、すまない通してくれ――ん、有難う。
【髪型は艶やかなスカイブルーの髪をリボンで括ったサイドテール、身長165cm程の少女だ】
【双眸と同色の黒を基調としたブレザー制服をきっちりと着込んでいるが、スカートは短め】
【黒色のニーソックスから少し視線を上に向けると左腰には軍刀、紅い鞘には幾何学模様が掘り込まれている】
【また、制服の襟元に目を遣れば―――“魔術教会”の紋章を模したバッジが付けられていると判るだろうか】
(……火の国≠フ件が終わっても、忙しいのに変わりは無い――、か。)
(最近、此処も危なくなって来てる……『焼け』たりする前に、読み切らないと。)
――……年末年始も、本家の方には戻れそうには無いな。
【ふぅ、と物憂げな溜息――気を取り直すかの様に、軽く肩を上下に動かして】
【見遣れば、彼女が抱えているのは書類の束=c…『研究レポート』の類だろうか】
【然し、彼女自身の物にしては少し『劣化』の度合いがキツい様な気がするかも知れない】
【再び、足を動かすと彼女は廊下を急ぐ――意外とぼーっ、としているので、誰かにぶつかるかもしれない】
438 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 19:21:54.73 ID:s1V1c.AO
>>435
……あン?
【刀の峰で右肩を軽く叩きながら、面を被ったその人物は狭い視界の中で老人の姿を視認する】
【近付いてくる相手に然して警戒もせず、立ち止まってその言葉を聞き入れ】
おォッと、わーりいわりイ、人間が居るたあ思ッてなかッたやア
……クク、しッかしなァ。中々やるじゃアねえかジイさんよォ?
【誠意の篭らない謝罪の言葉と共に右腕を伸ばし、ピッと小太刀の切っ先を向ける】
【喉からの低い笑声が表すように、謝罪のシの字も無いような飄然たる態度のまま】
なンだ、怒ッてンのかい?オイオイ、よしてくれやァ
あんまりイライラしてッとォ……、血管ブチ切れてあッ!てェ間にあの世逝きだぜェ?
【挑発にも似た軽い乗りで、彼奴は再びクク、クと低く囀ずった】
【右半身を向ければ、左の袖が風にはためく。どうやら隻腕であるらしい】
439 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 19:25:57.47 ID:QKZ0sXM0
/念のためこちらでも……羽後さんの方居りますか?
440 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 19:30:01.19 ID:CFSzZ.SO
>>437
うにゃ!?
【グチャッ】
【何かを踏んだ感触がするだろう】
【もし足元をみるなら】
【ネコミミとなんかスライムみたいな液体が飛び散ってるだろう】
441 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/20(月) 19:30:42.28 ID:ziE6kuoo
>>438
其の言い方、お前さんがまるで人間じゃねぇみたいな言い草だの。
【立ち居振る舞いはあくまで優雅である】
【但し、怒気というか、殺気というかそういう物があふれるように放たれている】
武門に入って60余年、並の若造に遅れをとることはないさな。
まあ――お前さんも弱くはなさそうだが。
【殺気と怒気が戦意に変わったのか、放たれる気配が少し色を変える】
【ただ単に目の前の男と手合わせをしてみたいような、そんな気配】
【挑発は流し、獣のように哂って】
血管切れて死ぬなんざ、お断りさね。
儂ァ、剣戟の中で死んでいきてェのさ。
【柄に軽く触れ、数センチ抜き、手を離す】
【かちぃぃぃぃん……、かちぃぃぃぃん……、かちぃぃぃぃん……】
【断続的に鍔鳴りの音が響いている】
お前さんこそ、そういう言動ばっかじゃと――
【再度の引きぬき】
【次は最後まで引きぬき、右手で刀を握り、だらりとさげた】
――喧嘩を売られても文句は言えんと思うんじゃがのう――。
【言葉を紡ぎ終えたその瞬間】
【重圧を感じさせるほどの殺気が相手に向けて放たれていく】
442 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 19:39:04.84 ID:VL/vov6o
>>440
【―――「ぐにゃ」】
――――……ん?
【足下に感じるのは、『何かを踏み潰した』様な違和感】
【立ち止まり、足元に目を遣れば――得体の知れない物体+α】
【……此処で、「普通の少女」なら叫び声の一つでも上げたのだろう】
【と言うか、上げた方が可愛いからとか云う打算が働く事山の如しである筈だ】
………。
……………。
…………………おい、魔導生物を逃がしたのは誰だ? 私は片付けないぞ。
【――――生憎、『場所』と『人物』が悪かった】
【「どうせ誰かの作った物だろう」、と高を括ると、可愛い気の無い少女はそう言い放つ】
【靴を地に擦り付けて、謎の物体を引き離すと――再び、歩を進めようとし始めた】
443 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 19:45:25.37 ID:CFSzZ.SO
>>442
ちょっと待つにゃ!!!
踏んどいて謝らないのは酷いにゃ!!!
【ガシッと足を掴み転ばせようとする】
【スライムとネコミミは合体し】
【身長30cmで、黄金に輝くネコメで、闇のような漆黒の長髪に、ネコミミが生えた少女みたいな謎の生物になった】
あと私は魔導生物じゃないにゃ!!魔術協会に遊びに来たネコだにゃ!!
まったく酷いにゃ!!お前は絶対彼氏いない歴=年齢だろうにゃ!!
【失敗成功問わず手を離しビシッと相手を猫の手で指差すだろう】
444 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 19:56:47.21 ID:s1V1c.AO
>>441
――――――あ?
なワケねェだろが……ほォら、どッからどう見てもこの通り!
わたしは、れッきとしたァ、『人間』だぜエ?
【対して、此方が放つのは怒気や殺気の類ではない】
【小太刀を小刻みに揺らしながらも、身体の至るところから禍々しく、黒い魔力が滲み出す】
【その魔力に揺らぎが生まれたのは、「お前が人間ではないみたいだ」の件の辺りにて】
【何やら『人間』に関して、彼奴なりに思うところがあるらしく】
…………どうやら“強そうなジジイ”の目ェは、まだ節穴にゃアなッてねーらしい
だがまあ、そうこなくッちゃア、面白かアねェよな?ソレでこそ武人ッてヤツだ
なァに、わたしの性格がわりイのはご愛嬌だ!
こりゃ生まれつきの性分で、どォにもならないンで――――
【――、…… ズン 】
【場の空気を支配せんと肉薄する鉄塊の如き“殺気”に、思わず口を閉ざしてしまうものの】
【ここで立ち止まってはいられない、――尻尾を巻いて逃げる訳にもいかない!】
【伸ばした右腕を振りかぶり、後方へと回転させながら左前方へのステップ】
【老人から見れば右方へと動いた面の人物は、刀の間合いの外より下からの切り上げを放てば】
――――勘弁してくれよ、なアッ!!
【“特徴的な目玉模様のあしらわれた、桃色基調の風切羽”が四本出現、勢いよく射出される】
【そちらへ向けられた骨の尖端は非常に鋭利で、軌道は直線的、速度は目で追える程度】
【四本のうち二本は老人の胴体、残りの二本は老人の刀を持つ腕を狙って迫る】
【皮膚で直接触れた場合、羽が発する高熱によって火傷を負うかもしれない】
445 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 19:57:55.69 ID:eUXZ1sSO
>>439
/はいはい、舞台裏を見られない残念な自分はここにー
446 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 19:58:18.63 ID:VL/vov6o
>>443
(……せめて、友人でも居れば良いんだが――はぁ。)
(森島はどうせ、まだ火の国だろうし。 ミヅハでも連れて何処かに……でも、あの軍人に懐いてるしな。)
…………さっさと終わらせ―――っと!?
【どうやら、この少女――『格闘慣れ』している様で】
【ぴょん、と軽く跳んでネコ少女の手を回避すると、何事か、と背後を向き】
……あ、ああ、其れは悪かった――済まない、許s
お い 、 も う 一 度 言 っ て み ろ
【地雷=c…『猫耳少女』が踏んだのは間違いなく其れ――ッ!!!】
【『悪鬼羅刹』のヴィジョンを背後に浮かべつつも、尊顔に浮かべられる“ 笑 顔 ”】
【この少女にとって、ギャップ≠ヘ他人を畏怖させる為にしか存在しないらしい】
【スーパー何とか人的なオーラさえ幻視させる其の『空気』……殺人者≠フ其れと同様―――!!】
447 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 20:00:29.30 ID:TUSlpg.o
【山中――森の中の少し開けた場所】
【静寂の中、金属音と二人の声が響いている】
ふ―――はっ!
【腰近くまである赤茶色の髪に琥珀色の瞳をしたスタイルのいい少女が刀を振るっている―――】
【胸が強調された真紅のミニスカートドレスを着ていて、脚はガーター付きの黒いニーソックスで覆われている】
【左腰には灰白色の鞘に収まった青白い鍔の刀を提げ、両ふとももには柄の長い刃物が各4本ホルダーに収まっている】
【それから、左人差指には翡翠の如き色合いの水晶のように透き通った指輪を嵌めている】
「えいっ、たぁっ!
―――ちょっと動きが鈍いんじゃ無いですか?」
【それに相対しているのは、薄紫がかったブロンドの長いウェーブヘアを靡かせた、大人びた容姿と雰囲気の少女】
【カーマインとシアンのオッドアイは穏やかな目つきに似合わない眼力を持っており、左手薬指には銀の指輪が】
【白と薄緑で構成されたロングスカートのワンピースを身に纏い、濃緑色のケープを羽織っている】
【腹部に巻かれた黒いリボンが持ち前のスタイルを強調しており、羽根の形のネックレスを付けている】
【若干気の抜けた声を上げながら両手で二股の槍を振るい、刀の少女の攻撃を的確に受け止め、あるいは受け流している】
…そんなこと、無いわよ!
「うーん…ですが、本来の翠さんはこの位突破できるはずですよ?」
過大評価は関心しないわよ…っ!?
【戦闘は、攻める刀少女と守る槍少女といった構図――】
【だが、会話からも伺えるように、ペースは明らかに槍少女の方が握っている】
448 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/20(月) 20:05:22.02 ID:ziE6kuoo
>>444
はっ、冗談。
【短く言い、笑う】
【構えは変わらず、然し隙は無い】
【常在戦場の心得そのものを平時より実践しているのだ】
お前さんこそ、見た感じ若いのに大したもんだ。
【素直な賞賛を持って、その言葉に答え】
【其の動きに対しては――】
月之弐――月読。
【眼に、気が集まり、金色の輝きを生む】
【神経を加速するものだ】
【そして、相手の放つ攻撃を視認する】
(――成程、間合いの外からか――ッ。
だが―――)
【老人の右手が、音もなく上がる】
【そこに纏わり付くのは桜色の気】
【ひらひらと気が花びらのように刀身から剥離し、砕けていく】
【ゆらり――】
【大凡速そうには見えない動きで、刀を振り上げた】
【射出される風切羽に向け、袈裟の形を持って振り下ろす】
――花之壱、桜楼
【刀身の桜色の気】
【其れが本来の刀身より広い範囲を攻撃することに成る】
【相殺を狙った攻撃だ】
449 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/20(月) 20:05:47.32 ID:ziE6kuoo
//ちょいと飯食ってくるので次のレス返送れます!
450 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 20:06:08.97 ID:CFSzZ.SO
>>446
スイマセンでしたにゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!
【それは一瞬だった】
【怒りのヴィジョンを見せた僅か0.0001秒というあっという間の時間に】
【彼女は空中に跳び】
【6回転し】
【それはそれは綺麗な『ジャンピング・DO☆GE☆ZA』をした】
【多分周りの人達は少女の姿を見て】
【ガクガクブルブル((((゚Д゚;))))】
【だろう】
451 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 20:12:46.96 ID:VL/vov6o
>>450
【顔を下げているであろう少女の耳に響くのは、恐らく「かつん」と云う音】
【若しも、顔を上げれば――背を向け、去り行こうとしている少女の背が見えるだろうか】
(さて――気を取り直して、早く書類を運ぼう。)
(晩御飯は……今日も、食堂の弁当で良いか。 美味しいし。)
【『何も無かった』とでも言うかのように、平然≠ニした様である】
【恐らく、歩き方から見ても「忙しい」のだろう――謝って、謝らせて、で用件は終了したと認識した様だ】
452 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 20:18:27.48 ID:CFSzZ.SO
>>451
ってそれで絡み終わりにする気かにゃぁぁぁあ!!!
多分かなり速い部類のレス数で終わらす気かにゃ!?
【すぐさま立ち上がりメタ的な事を言うネコ】
【ネコの戯れ事を無視して忙しく用件を済ませたいのなら】
【ネコサバトは諦めて何処か行くだろう】
453 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 20:23:32.46 ID:VL/vov6o
>>452
【少女は、再び立ち止まると――振り向く】
【其の表情は、何処か困った&ィと形容出来るだろうか】
そうは言っても、キミ――悪いが、私は立ち話をしている暇が無いんだ。
話をしたいのなら、歩きながらにして呉れないか? 其れなら、時間の短縮になる。
【打ち出したのは妥協案……とは言え、話題が無いのも事実な訳で】
【其れだけ告げると、再び背を向けて歩き出す――追う、追わないも自由だ】
454 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 20:28:16.54 ID:CFSzZ.SO
>>453
……いいにゃ
なんか困らせたなら私はクールに去るにゃ
ごめんにゃ……
【彼女の表情を見て】
【なんかどっちにしてもダメなような気がしたからネコサバトは諦めた】
【そして寂しそうに去っていった】
/出すキャラ間違えたな……OTL
/ご迷惑かけてスイマセンでした
/やっぱり話題がないとダメですね…
/乙でしたー。また別の機会がありましたらお願いします
455 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 20:29:28.49 ID:QKZ0sXM0
>>445
/こちらリライズ中です。続きは何時頃お願いできますでしょうか
/といっても、今日はちょっと無理そうなのですが……(深夜ならともかくですが、また寝落ちする危険が)
456 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 20:31:22.56 ID:s1V1c.AO
>>448
はン!節穴じゃねエどころか、平生から鍛えてやがるッぽいねェ――!
若いたァ、嬉しいこと言ッてくれンじゃねエのッ!
(――兎に角、反応が“はえェ”!飛び道具をもッてしてコレじゃあ、な……!)
【振り下ろされた刀によって、風切羽は一刀両断。呆気なく消滅して空気中に溶けていく】
【その後、面の人物は間髪入れずに上体を屈めながら前方へと大きく踏み込む】
【位置としては、相手視点から見て右寄り。タイミングとしては、相手が刀を振り下ろして僅かばかり時間の経過した頃】
【刀の間合いに入るだろう場所で、彼奴は振り上げた小太刀の切っ先を急速反転させ】
しッかし『春』の使い手たァ、何たる奇遇である事か――!
――――『ハルトナリ』!!
【老人の胴体目掛け、弧を緩く描くような袈裟に振り下ろす】
【命中するとしたならば、小太刀の切っ先が掠る程度だろう】
【付け焼き刃の技術らしく、攻撃までに多少のラグが生じる】
【切っ先から火の粉みたく、桜色の魔力がわずかに散って】
【――但し、袈裟懸けの“燕返し擬き”を行なったその直後のこと】
【小太刀と全く同じ軌道で至極狭い範囲に生じるのは、ほんのり桜色がかった高熱の突風】
【まともに直撃すれば、体勢の崩壊若しくは皮膚に火傷を負いかねない】
【桜色の魔力の飛散≠ェ、突風発生≠フ合図となる】
>>449
/了解しましたごゆっくりどうぞー!
/こちらも飯が近いので、もしかしたら入れ違いになるやもしれません
457 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 20:31:27.34 ID:VL/vov6o
>>454
/うーん……本当に申し訳ない。
/ちょっと俺の技量では、長い絡みに持って行くのは難しかったです。
/お疲れさまでした、又の機会に楽しく絡ませてください。
458 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 20:35:31.09 ID:eUXZ1sSO
>>455
/ではでは明日晩はいかがでしょうか。
/こちらとしては寝落ちは仕方ないと言う事で深夜でも構いませんが
459 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/20(月) 21:00:47.47 ID:ziE6kuoo
>>456
//ただいもです。
剣ばっかりの人生なもんでのう!
自慢じゃねぇが、儂ァ強いぞ。
【強いと言えるのは、自らに絶対の自信が有る故】
【虚勢でもなく、本人にとっては只の現実を述べているのみ】
【ちなみに、彼の持つ刀は所謂妖刀と呼ばれるものである】
【銘は鬼酔悪義人(キスイカツヨシヒト)。刀身に酒精を纏い、一撃一撃毎に相手の血中に微量のアルコールを流しこむ】
【一撃や二撃では効く事はないが、数を重ねると少々まずいだろう】
小太刀てェーのは、小回りが効いて厄介だのう!
あと――――
【動きはあくまで優雅に、振り下ろしを防ごうとする】
【が、直後の突風を其の身に受けることとなる】
こりゃ、マズ、月之壱―――ッ!
【高熱の突風を、目の前に創りだした気の分身で受け、分身に自分を蹴り飛ばさせ距離を取る】
【小太刀の切先と高熱の突風を受け、分身は無数の桜の花びらとなって消え去った】
【そして、その桜の花びらの向こうから斬撃が来る】
風之壱――神渡ッ!
【かみわたしと呼ばれる風の名を冠す技】
【威力はかなり低いが、遠距離からの斬撃を可能とする技だ】
【空気を裂きながら風の刃――相手に到達する頃にはすでに斬撃の性質は失われ、打撃のような風になるが】
【其れが、高速で襲いかかっていく】
460 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 21:08:08.77 ID:QKZ0sXM0
>>458
/では、今日の深夜にもう一度呼びかけさせてもらいたいと思います
/長々と拘束する形になってしまってすみません
461 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 21:12:57.98 ID:eUXZ1sSO
【路地裏―――そのかなり奥】
皆・・・勝ったのか・・
【白のカッターシャツに青のネクタイを着け、腰には二本の刀を携えた少年がうずくまっている】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい、だがその瞳には全く、生気はなくて】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】
―――・・・皆・・戦ってる・・戦ってるのに・・僕は一体こんな何をしてるんだ・・・
(いや、でも僕が出た所で何になる・・?僕には・・何も護る事もなんてできないじゃないか・・・)
【少年はただ自問自答を繰り返して悩み苦しむ】
【この場所には少年ただ一人、誰か来ればすぐに少年に気が付けるだろう】
462 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 21:19:43.26 ID:CFSzZ.SO
>>461
………疲れた…顔して…どうしたの?…
…幸せが…いっぱい…逃げるよ?…
【血のように真紅に輝く瞳に、闇夜に輝く月の如き長い金髪に蝙蝠みたいな耳が生えた、青いハートの髪飾りを左側につけ、首に5つのホイッスルと黒曜石のペンダントをかけ、両腕に宝石が埋め込まれたブレスレットをした少女が】
【テクテク近づき】
【隣にチョコンと座るだろう】
463 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 21:19:51.31 ID:eUXZ1sSO
>>458
/いえいえ構わないですとも
/了解しましたよーではではまた後で、
464 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 21:23:45.40 ID:9OLJURAo
・・・
【黒髪で、黒いコートを身に纏い、黒いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て漆黒な剣を腰に提げていて】
【とにかく、肌も何もかも黒尽くめの青年が、まだ出来たばかりだろう死体を足で踏みにじっている】
【よく見ると、死体は彼の周りに幾つも存在していて、人間以外のそれもあった】
465 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 21:27:39.36 ID:eUXZ1sSO
>>462
あ・・・・っ・・どうも・・
【少女に気が付いて】
【彼女が自分の知り合いであった事をふと視認する】
・・・・僕は・・
466 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 21:29:51.88 ID:s1V1c.AO
>>459
そりゃア大層なこッたよォ!!
ンなら、わたしは手前に負けず劣らずッて感じかなアッ……!!
【自信家であるのは、此方もまた同じこと】
【但し彼奴の其れは、生粋の負けず嫌いから来るものである】
【面の下では、相手の絶対的な自信に対する苦味雑じりの愉快げな笑みを浮かべ】
(さくら、さくらは桜だが――魔力じゃアねエのか、コレは――?)
――ッとォ!?
やべ、視えねッッ……――!!
【小太刀を振り切ったその直後、ただでさえ狭い視界を桜の花びらに阻まれて】
【迫り来る斬撃を、全く以て視認出来ず――!】
【風が視えたのは、身体へ命中する直前のことだった】
【左腕を犠牲にしようとして、無いことに気付く。身を翻すには、些かばかり遅い】
――――……がは、ァあ……ッ……!!
【結果、高速で肉薄した打撃の風は、めり込むようにして胸部に命中】
【後方へと体勢を崩して数歩後退、覚束ない足取りながらたたらを踏みつつ】
【瞬間的に力の抜けた右手から、小太刀が滑り落ち――。】
――……“掻イ――刳レ……、掻イ、刳レ、――
【今ひとたび、刀身より火花の如く散る、春色の魔力】
【ひゅうと路地裏を、季節外れの春風が吹き抜けて往き】
―― 禽ノ、眼ェッ”!!
【着地する刹那、小太刀はその切っ先を老人へと向けて矢同様に勢いよく射出された】
【鋼色の煌きが月夜を反射して鋭く瞬き、老人の首を狙って一直線に迫る――】
【――が、その軌道は大きくズレていた】
【大きく横移動することが無ければ、小太刀は老人に当たることなく、彼の右横を通過して行くだろう】
【繰り返すが、小太刀の軌道は直線的である。速度はそこそこにあるが、見えないほどではない】
【むろん、無視していれば、そのまま遥か後方の壁へと激突して落下、静止する筈だ】
/お帰りなさいませー!
467 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 21:32:09.01 ID:TUSlpg.o
【街中――】
【この時間でも、大通りは人で賑わっている】
【そんな雑踏の中に、俯いた人影が一つ】
(私は…これから、どうすればいい?)
【腰近くまである赤茶色の髪に琥珀色の瞳をしたスタイルのいい少女が道路の端を歩いている】
【胸が強調された真紅のミニスカートドレスを着ていて、脚はガーター付きの黒いニーソックスで覆われている】
【左腰には灰白色の鞘に収まった青白い鍔の刀を提げ、両ふとももには柄の長い刃物が各4本ホルダーに収まっている】
【それから、左人差指には翡翠の如き色合いの水晶のように透き通った指輪を嵌めている】
(結局私は、どっちつかずに漂っているだけ――あの頃から全く進めちゃいない…)
(瑠璃には剣が鈍いとも言われちゃったし、我ながら重症みたいね)
合わせる顔、無いわねぇ…
【そんなことを呟くと、今度は夜空を見上げながら歩いて行く】
【先程から明らかに注意力散漫で、誰かにぶつかってもおかしく無い――それ程に彼女は何かを悩んでいるのか?】
468 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 21:34:11.66 ID:WJ.TKgUo
>>425
/はてさてにょっきりと出没しつつ
/赤井なお方はおられますでせうか
469 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 21:34:31.51 ID:CFSzZ.SO
>>465
……ふい……
【何処からか温かい缶コーヒー(MAXコーヒー)を取りだし渡そうとする】
……一先ず…飲みな…
…何が…あったか…知らない…けど…
…一先ず…温めな…
…攻めてばかりじゃ…自分を…虐めてるだけ…
…まずは…体と心を…温めよう…
【そう言いながら自分の分の缶コーヒー(MAXコーヒー)を取りだし飲みながら】
【ホーッと白い空気を吐き出す】
【いつものカオスはなかった】
470 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/20(月) 21:41:28.97 ID:ziE6kuoo
>>466
吠えてろ若造!
【笑い飛ばして言う】
【老人の剣は、速と技が主となる柔の剣技】
【故に、一撃一撃は気で強化しない限りとても軽いものだ】
【だが、手数と豊富な技が、臨機応変な対処を可能としている】
【刀を振り抜いた老人は、発条仕掛けのように刀の峰を起こす】
【片目は既に其の金を失っており、神経の強化がそれ程長い時を置かずに切れる事を示唆している】
ハッ――!喰らいつく、其の根性――嫌いじゃねえぞ!
【襲い来る小太刀を見て、翁が取る行動は――】
【前方へ逃げる、であった】
【摺足で足を進め、和服を少しかする程度に小太刀が通り過ぎ、激突落下】
【その間も、老人は相手に向けて進んでいく】
【彼我の距離は5mちょっと】
【武の道をある程度研鑽するものなら、数歩で詰まる間合い】
【刀身に纏う気が、空気を裂き、鳥の鳴き声のような音を出す】
鳥之弐――――
【大上段で相手に肉薄していく老人】
【もしかしたら分かるかも知れないが、老人の剣技は“花鳥風月”である】
【威力の花】
【速度の鳥】
【間合いの外を切る風】
【戦闘補助の月】
【そのそれぞれを組み合わせて戦うのが老人の戦闘法だ】
【そして、現在の老人の剣技は、鳥之弐鶯】
【鶯のような音を立てながら空気を裂き、至近から正中線に沿った袈裟、逆袈裟、振り下ろしの三連撃を放つ技である】
471 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 21:44:03.59 ID:eUXZ1sSO
>>469
・・・有り難う・・ございます・・。
【そう言い缶コーヒーを受け取り】
【今にも落としてしまいそうな程の手で缶を握り、】
【チビチビと飲み初める】
【その姿は―――今にも壊れてしまいそうなぐらいに弱々しくて、】
【以前の様な彼の面影はない】
472 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 21:51:05.80 ID:CFSzZ.SO
>>471
………まったく……
【その顔を見てヤレヤレとし】
……護…こっち見て…
【そう言うとサバトは】
【文では表現できないほどの面白い顔をするだろう】
473 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 21:53:42.38 ID:kvl2/vEo
【魔術協会】
【とある研究棟の屋上に】
【無言で、涙を流している青年が居た】
【背筋を伸ばして夜空を仰ぎ、目頭を押さえ、嗚咽を漏らし、時折鼻を啜るその様はまるで】
【――泣いてる俺もカッコいい、的な。】
【殺意か好意でも持っていなければ近寄りがたい、バリアに近いオーラを張っていた】
……くっ ……っ
【赤ジャージに青染めの白衣という、サイケな服装が殊更痛々しい。色んな意味で】
474 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 22:02:42.11 ID:eUXZ1sSO
>>472
・・・・何・・で―――ブッッッ?!
【少年―――護はふとサバトの方を向き】
【次の瞬間には即座に逆方向に向き思わず吹き出し】
・・・ゲホっ・・ゲホ・・
【そして噎せた】
475 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 22:03:10.82 ID:JSqkK0E0
>>473
…………うわ。
【その背後で、鈴を3桁単位で一斉に鳴らしたらこんな音がしますよ、と。そんな音がして】
【それから、なんだか失礼な感じの声がひとつ】
【後ろを振り返らなくとも誰だかは分かる気がするのだが】
【後ろを見たならば、そこに居るのは】
【いくつもの鈴を結いつけた黒髪をポニーテールに結い、黒い薔薇のコサージュをつけて】
【ところどころにフリルをあしらい、腰のところを緋色のリボンで緩く絞ったドールワンピース】
【その上に黒いもこもこしたコートを着て、黒いロングブーツを履いた少女で】
…………、こんばんは、変人さん?
【なんて。なぜだか髪に結ばれた鈴から桜の花弁のようなものを落としながら、首を傾げてご挨拶】
476 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 22:06:31.08 ID:s1V1c.AO
>>470
【得物は手元に無く、遥か向こうに落ちたまま。回収するには時間も余裕も無い】
【その場に立ち止まったまま、僅かに上体を仰け反らせた体勢をキープして】
【迫り来る老人、掲げられたその刀、面の隙間より視認する】
【鶯の囀りが耳に入れば、感じるのは多少の心地好さ】
【得物など無くとも、此方には未だ右腕が残っている】
【尻尾を巻いて逃げる訳にはいかない。逃走こそが、真の敗北だ】
【右腕に渦巻く春色の魔力が高熱を孕んで、彼奴の皮膚を爛れさせてゆき】
喰らいつく根性だァ!?……嗚呼確かにそうだろォよなァ!!
だッてよウ、強欲で、貪欲で、傲慢なのがァ――
【ざり、踏み出すよう左足を大きく滑り出し】
【右拳を後方へと引いて、上半身を腰から捻れば】
このわたし、……『玖雀』だからなアァァ――ッッ!!
【老人の刀と交錯せんと、拳を真っ直ぐに、一直線に突き出す――!】
【右ストレートは、春色の魔力によって急加速。狙いは老人の胸部、中央】
【殴打の威力は成人男性の其れ相応のもので、軌道は至って単純だ】
【命中の如何に関わらず、老人の剣技は全て狙い通りの箇所を斬り刻むことになろう】
477 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 22:06:38.25 ID:CFSzZ.SO
>>474
……暗い顔…しない…しない…
【背中をスリスリし】
……何か…相談…したい…事…あったら…して?…
【どうやら慰める為にやったようだ】
【ついでに顔は元に戻ってる】
478 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 22:12:49.56 ID:TUSlpg.o
【公園】
【大通りから少し裏道に入った程度の場所――表の賑やかさとは一転して静寂が漂っている】
はぁ…
【腰近くまである赤茶色の髪に琥珀色の瞳をしたスタイルのいい少女がベンチに座っている】
【胸が強調された真紅のミニスカートドレスを着ていて、脚はガーター付きの黒いニーソックスで覆われている】
【左腰には灰白色の鞘に収まった青白い鍔の刀を提げ、両ふとももには柄の長い刃物が各4本ホルダーに収まっている】
【それから、左人差指には翡翠の如き色合いの水晶のように透き通った指輪を嵌めている】
…どうしようかしら、今は帰っても誰もいないし…
【どことなく疲れた雰囲気を漂わせて、溜息を一つ】
【それから、公園をぐるりと見渡して―――】
コーヒー飲みながら考えましょう、寒いし
【ゆっくり立ち上がると、やはりゆっくりした足取りで自販機に向かって歩いて行く】
479 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/20(月) 22:14:55.71 ID:ziE6kuoo
>>476
オオオオオオオッ!
【咆哮をあげ、老人は、駆ける、駆ける、駆ける】
【そして、相手の行動――逃げずに迎え撃つ選択に、感嘆の笑みを】
捨て身の一撃か……ッ!
こんな老骨に、そこまで体張って付き合ってくれるっつーならァッ!
儂も―――
【突きが来ると認識してもなお、歩みはやまず、あえての加速】
―――全力を以て当るしか無いのう――ッ!!!!
【打撃自体は、ある程度鍛えられている老人には、普通の殴打程度のダメージしか与えないだろう】
【しかし、老人はこの年齢である。もちろん技も速力も衰えては居ないが、力、耐久性――この二つは並の武芸者には劣る物だ】
【そして、気を扱う術を持つものの、老人は只の剣士。高熱に対する防御手段も有るはずもなく――当たれば肉体に大きな傷を負うことになるだろう】
【老人の速度であれば避けるのは容易ではないものの、不可能ではない】
【だが、此処で当てると――そう決めた】
【ならば、当てに行くのみだ――ッ!】
―――鶯――ッ!
【肉薄しての三連撃】
【そして、其の斬撃の成否を見ること無く、老人は打撃を喰らい、2メートルほど後ろに飛んでいく】
【胸は焼け爛れ、地面にマトモに体を叩き付けられている】
【双方――捨て身であった】
480 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 22:19:04.28 ID:kvl2/vEo
>>475
【鈴の大合唱が耳に入って。彼の心臓は、胸の中で宙返りを決めた】
【小さく跳ねる彼の両肩】
【尊大な殻を被る小心者である】
(――いやいやいや、待て待て待てッ)
(アイツか、アイツなのか)
(知り合いだとすれば、この状況は――、)
(落ち着け、KOOLになるんだ、俺。振り切ってしまえば恥ずかしくない――ッ!)
【ひとつ、深呼吸した後】
【青染めの白衣を翻して、振り返り】
ハーッハッハッハ!
久しぶりだな、鈴子よ!
ここは機関も知らないシークレットスポット故、俺しか居ないぞ!
探し人なら他を当たるのだな!
【いやに良く通る声で、挨拶を返した】
【月の逆光が味方して、地味に赤い顔も、濡れた頬も、見えないかも】
481 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 22:25:41.15 ID:eUXZ1sSO
>>477
サバト・・・さん・・
・・・・僕の・・僕のせい・・で・・ッ・・昼の国が・・昼の国が・・・護なかった・・目の前にいた、たった一人ですら・・救えなかった・・ッ!!・・・・
【護はサバトに心に秘めた思いを、悩みをぶちまける】
482 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 22:29:32.09 ID:JSqkK0E0
>>480
……久しぶりって言うほど、久しぶり?
いつだか忘れたんだけど、そんなに昔じゃない気がする……、昔だったっけ?
…………まあ、いいや。久しぶり。
【相手の言葉に、疑問系を返すも】
【最終的に自己解決し、もう一度のご挨拶】
【首をかしげたまま、振り返った相手をじぃっと見つめ】
シークレットスポットはどうでもいい、けど……。
……探し者、ここに居るみたいなのよ?
【それから、きょときょとと数秒、辺りを見渡し】
【最後に空を見上げ、それから相手に視線を戻し】
【最後の一文は、何となく嬉しそうで。うきうきしてる、というか】
【幸い(?)にも、少女は夜目が利かないのであった……!】
【要するに、相手の涙なんかには気付けず】
483 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 22:31:49.06 ID:mqDPT8co
>>478
【自販機の前では、人影が蠢いていた】
【先客のようだがなにやら暴力的な音が鳴っている】
わ、私の120円返してくださいっ!
もしくはコーンポタージュを出してください!
【───その影の持ち主は】
【さらさらとした翡翠色の長い髪を揺らして】
【髪と同じ翡翠色の瞳に悔し涙を浮かべて】
【自販機をドンドンと叩く、身長145cmほどの少女】
うぅ…!
ドロボー自販機!
【真っ白なワンピースの上に、対照的な真っ黒のカーディガンを羽織り】
【首にはあったかそうな長いマフラーを巻いている】
【叩いている手は、石英の様に透き通っていてとても華奢そうだ】
【そして、彼女がいくら叩いても自販機はウンともスンとも応答していない】
484 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 22:35:10.69 ID:s1V1c.AO
>>479
……はッはア!!
後悔すんなよ、爺さァん――ッ!!!
【 ――そして交錯する 】 【 一撃=\―!!】
――ァ、あ……、 ッ…… ――。
【――老人が倒れ伏すのと殆ど同時。面の人物もまた、その場にくずおれて、仰け臥した】
【纏う春色魔力も霧散して、直後、身体の前面より噴出するは鮮烈な紅き血液】
【捨て身にて受けた三の連撃は――彼奴の胴体を、確かに斬り刻んでいたのだ】
【呼吸を荒げて、視線が中空を彷徨う】
【痛みも疼くが、何より身体中が熱い】
【流れ出る血液さえ、滾っているよう】
【不思議なことに、辛苦は無かった】
【ただひたすら愉悦を感じるのみで】
――ふ、……ククク……結構やンじゃねーの
力は互角ッて、トコロだよなア……?
でェ、爺さん、名前はなんて言うンだい?
わたしは「玖雀」ッてンだ、銘打たれた名が「クジャク」な……!
【技術も力も、此方が押されていたのは明白なことである】
【それでも減らず口が相変わらずなのは、矢張り負けず嫌いが作用しているのだろう】
485 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 22:38:53.09 ID:TUSlpg.o
>>483
…?
【自販機の近くに来てみれば――なにやら喚いている少女(この位置だと顔が見えないので多分だが)】
【当然のように訝しみ――とりあえず声を掛けてみることにする】
―――そこ、こんな時間にこんなところで何を騒いでいるの?
【自販機少女のちょうど背後、2、3メートル位の距離から声を掛ける――
その声には言葉通り、「何喧しくしてるんだ」という呆れと不快の感情が篭っていて】
486 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 22:39:41.07 ID:CFSzZ.SO
>>481
……なるほど…
【話を静かにつき】
……それで…貴方は…自分を責めるだけ?…
【静かに見つめる】
……貴方は…誰かに…攻めて欲しいの?…『お前のせいだ!!』…って…
…それとも…『よく頑張った。お前は悪くない』…って…言われたいの?…
【護を真剣に見つめ】
……違うでしょ?…
…貴方は…今…逃げてるだけ…
【彼の為に厳しく少し言う】
/スイマセン次かなり遅れます
/もし寝てしまったら明日続きお願いします
487 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 22:42:42.61 ID:kvl2/vEo
>>482
俺の主観時間では久しぶり≠ネのだ…
二日前に起きた『あの出来事』は、俺の精神に大きな変革を齎してしまった…
故に、その前後には大きな意識的隔たりが存在するのだ…
【深刻そうに顔を伏せて、思わせぶりな態度】
【右手で額の辺りを覆い、首を振ってみせる】
【単に、見つめられて顔を隠しただけ――】
【――それから、意外そうに顔を上げて】
ここ、って……魔術協会に、か?
黒髪で、眼鏡で、背が高くて、刀を持ってるやつだよな――
【脳内データベースに検索を掛けてみるものの、404】
【むむ、と首を傾げた】
【大きな意識的隔たり≠ェ原因かは不明】
まあ、それならば
鈴子が路地裏を歩くことも無くなるのか
【良かった、とか、安心した、などとは言わないものの、どこかホッとした様子で】
488 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/20(月) 22:43:33.46 ID:ziE6kuoo
>>484
【交錯する一撃、二者二様の喰らい方】
【吹き飛ぶ老人は、暫く動きを見せない】
【そう、一瞬ではあるものの、意識を失っていたようだ】
ゴハァッ!
【口からは吐血。量は多くはないものの――】
【たしかにその拳は――――届いていた――ッ!】
【ぐらりと揺れ、酩酊したような視界で、確かに鮮血を眼に収め】
(あぁ――届いたか――)
【何処か、人事の様に、その光景を見て、笑みを浮かべる】
【相手の言葉に、未だ言うか、と苦笑を漏らしつつ】
【ここまで通せば、そりゃもう真実かね、とも思い】
はっ、仕方ねぇな、認めてやらァ。
【と、返す】
【そして相手の名乗りを受け、誇りと信念を言葉に乗せ、答える】
花鳥風月一派開祖――、花城六輝(ハナシロムツキ)だ。
なかなかいい筋してるな、“玖雀”
【先程までの戦闘が無かったような、明るい笑み】
【いや――戦闘があった故、か?】
489 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 22:47:11.75 ID:mqDPT8co
>>485
あ、───。
【自販機の所為とはいえどギャーギャー騒いでいたのを見られ】
【やはり恥ずかしかったのか、面白いように下から上へ顔が赤くなっていく】
えと…あの、ですね!
こ、この自販機に…じゃなくて、自販機でコーンポタージュ買おうとしたのですよ!
それで…120円入れてボタン押したのに出てこなくって…
返却レバーも効かなくて…えと…
【テンパリ過ぎて明らかに声が震えている】
【終いには、120円ぐらいで喧しくしてごめんなさい、といった感じに声が小さくなっていった】
490 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 22:52:25.76 ID:eUXZ1sSO
>>486
僕は・・・・
【そこで思わず口が止まる】
【「自分は―――一体どうしたいんだ?」】
/全然大丈夫ですよー。了解しましたー
491 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 22:55:06.21 ID:s1V1c.AO
>>488
オイ仕方ねーとはなんだ仕方ねーとはァ!
いけ好かねエ爺さんだぜェ全くよオ……!
【傷口を広げたくないのか、身動きすることこそ無いが減らず口だけはよく動く】
【それもまた時間の経過に伴って落ち着きを取り戻し、ふうと溜息を一つ】
……ま、今回は楽しかッたから良しとしてやるよ
仕方ねーからな、そうだ仕方ねーンだ
【性格も言動も、何処か少しだけ子供染みていた、とか】
【面の下にて瞼を閉じ、呼吸を整えてから玖雀は言葉を続ける】
…………フン、手前もだよ、“六輝の爺さん”
また暇潰しに付き合ッてくれよ、宜しく頼むぜ?
よし、わたしゃ寝るわ、起こすなよ
【そうして言い終えるや否や、彼奴はだんまりを決め込んでしまった】
【自由奔放に過ぎると言うか何と言うか、本当に此処で眠るつもりなのだろうか】
492 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 22:59:45.20 ID:TUSlpg.o
>>489
【気怠げに腕を組み、自販機少女の話に耳を傾け―――】
つまりは自販機に金を食われた、と。大体わかったわ
【大雑把に纏めると、そのままスタスタと問題の自販機の前に近づいてくる――】
【―――そして、「下がってなさい」と、自販機少女に向けて言い放つと、自販機と対峙し――】
ふぅ…
【ざっ、と右脚を一歩後ろに下げ、腰を僅かに低く構え―――】
―――でえぇぇぇい!
【大きく左脚を踏み出し、浮かせた右脚を時計回りに大きく振り回し―――自販機の側面に、後ろ回し蹴りを打ち込む!】
【能力の類を使ったのだろうか、およそ少女が発揮できそうもない速度で振るわれた右脚は自販機を大きく凹ませ、その機体を大きく揺らしている―――】
【…え?叩けば直るのか?】
493 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/20(月) 23:00:07.05 ID:ziE6kuoo
>>491
カッカッカッ!噛み付くなよ。
【楽しそうに笑い、ゆっくりと立ち上がり、刀の鞘を杖にする】
【そして、相手の子どもじみた言動に】
は、言ってな。
【鼻で笑い飛ばし、一歩踏み出す】
【かなりふらついているが、自らの足で病院に行くには十分だ】
誰が爺じゃ。
そうか、じゃあ儂も行くぞ。
じゃあの、玖雀。
【そう言い残すと、老人も振り返ること無く歩き去っていく】
【相手の行動を止めないのは、恐らくこの程度では死なないと分かったから】
【老人の姿が見えなくなった時分】
【一欠片の季節外れの桜の花びらが路地裏に舞い落ちたようであった】
//絡み乙でした!すごく楽しかったです!
494 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 23:00:14.76 ID:JSqkK0E0
>>487
それってどんな事件?
……まあ、いいや。うん、久しぶりでいいよね。
挨拶だし。伝わればいいや。
【首をかしげ、そんなことを尋ね。いかにもただ聞いてみました、という風で】
【最終結論はなんだか適当なもの。まあ大体あって……る?】
ここに居るって言ってたって、お友達に聞いた。
だから、探しに来たの。高いところのほうが見えるかなぁって……お前を見つけたけど。
……そういえば、白衣で杖、……だって。一緒に聞いたの。
【高いところから探し、見つけたとして】
【この少女が高所から飛び降りてきたらもしも知り合いだとしても怖いとは思うのだが】
【どうやらそこは意識の外。ついで(?)に、服装やらの最新情報(※一ヶ月ほど前)も付け足して】
今まで探してた場所も探す。
……でも、少し。頻度は落ちるかな。
【そちらが月の逆光位置ならば、そちらからこちらの表情は良く見えるはずで】
【どこかほっとしたような表情に、浮かべたのは不思議そうな、きょとんとしたもの】
【それから、ちょっぴりだけいいにくそうに告げるのは、「路地裏も探す」宣言で】
【それでも、頻度は落ちるようで。まあ、安心か?】
495 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 23:08:47.63 ID:s1V1c.AO
>>493
ッるせェ!六輝の爺さんは六輝の爺さんだろが!
――嗚呼、またがありゃアそンときゃ宜しく。牛車に轢かれンなよォ!
【結局は、最後の最後まで減らず口憎まれ口を叩き続ける玖雀であった】
【ひんやりとした路地裏の地面に身体を横たえ、冷たい空気に身を曝し】
しッかし……季節外れの桜ッてェのもまた、オツなモンだねエ?
【闇空を見上げて、ポツリと一言】
/お疲れ様でした、有難う御座いましたー!
/楽しんでいただけたようで何よりです、私も楽しかったです!
496 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 23:14:23.68 ID:mqDPT8co
>>492
はぁ…
まぁ、そういうことなのですが…
………今、何か買おうとしても同じ目に会うだけですよ?
【順番を変われ、という意味だと思ったのか】
【言われたとおり下がって、様子をぼんやりと眺める】
【自販機に向けて飛ぶ足を目視した瞬間、前へとかけ出した】
あわわわわわっ!?!?
ななな、何やってるんですか!?
これ壊したら弁償では……
け、警察とか居まs…わぷっわぷぷぷっ!!
【あたりをキョロキョロとしようとした瞬間、彼女の顔を液体が襲う】
【恐らく凹んだ位置にあった缶が潰れて破裂したのだろう】
【ご希望のコーンポタージュから、炭酸飲料など、とりあえず後からものすごくベタベタしそうだ】
497 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 23:20:19.50 ID:CFSzZ.SO
>>490
……悩め…悩め…
…若い内は…悩むべき……
【自分も若いだろうというツッコミだが】
……私は…昔…沢山…人を殺しました…
…小さい頃…誘拐され…悪魔教団に売られ…天魔の力を植えられ…悪魔巫女とされ…サバトの名を付けられ…生きる為に…沢山…人を殺した…
【急に語るは昔話】
【彼女の話】
/ただいまー
498 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 23:21:42.61 ID:Vq9/0jwo
【水の国に近い森の中、その木々の無い少し開けた場所】
【昏い中で淡い光が揺れていた、見ればそれは人魂のようにも見え――――】
護身炎刀……――――
(あまり炎に良い思い出はないですか火気を使えるのはいくらか……良いですかね)
【平均よりは小さい身長に不釣合いな紫色を基調にした荘厳な法衣を纏った者がいた】
【揺れる人魂はその人物の手の中でゆらりゆらり、と踊っている】
【見ればその火の中心には短刀、温かい空気の流れを周りに作っているからにはその火は熱いのだろうが】
【火を纏っているというのに刀身は赤熱せずに冷たい銀色のまま、火に近い青年はしかし熱くないのか微動だにせず】
皮肉……ではないのでしょうけど、本能的にはどうにもいきませんね
僕は火気とは合わないのでしょうか、それとも恐がっているのか……
【マッチを消すようにその小刀を振れば火は消えて辺りは再び暗闇に呑まれる】
【近場の樹に掛けてある金の錫杖が月明かりを受け火の代わりに尚も金色に輝き、りぃんと鳴る】
――――七泉?…………
【その音色はどこか淋しげで】
【例えるならば昔からの友人がどこかへ行ってしまった時のような寂寥感を含む冷たい金属の声だった】
【青年は頭に乗せた仄かな草の香りを残す傘の位置を軽く直し】
【その手の短刀を手の内の鞘にしまい、暫くその場で佇んでいた……】
499 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 23:22:17.84 ID:kvl2/vEo
>>494
数多の機関員に対し、遥かに少数の能力者が立ち向かい
圧倒的数の暴力にも屈せず。敵味方の屍さえ踏み越えて、人民の自由を勝ち取った事件だ。
――レジスタンスには、魔術協会製の武器も見受けられた。
俺は、痛感したのだよ。自分の!魔眼の研究にばかり感けていて、マクロな視点も持てず、何が世紀の大天才だと――
【ブレイザーシティに潜伏していたときの話だけれど――青年が言うと、いつもの妄想にしか聞こえない】
【なんでもいい自分語りを滔々と語りつくすと、大業に青染め白衣を翻して。】
【どうみても厨二病を拗らせてます。本当にありがとうございました】
【鈴音さんはスルーしても良いし、無視しても良いし、シカトしても良い】
【そろそろ緊張が解けてきたらしい】
【反射的に、袖でグシグシ、涙を拭って】
白衣で、杖か
その情報は、かなり該当するぞ
俺も、犬っ娘も、研究者は大体白衣だし
……魔術使かえる奴は、杖とかワンドとかステッキとか、持ってたりするし、な
【棒状の何かをどれも持っていない彼は、他人事のように最後の分を付け足した】
……路地裏は無法地帯だからやめとけ
いつ悪の天才魔術師に拉致されて、人体実験の材料にされるか分からないぞ
【割と低い声で、本人は脅しているつもりらしい】
500 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 23:23:54.19 ID:TUSlpg.o
>>496
警察は逃げればいいって以前に甘党の知り合いから学んだわ
【濁濁と液体を撒き散らす自販機を脇目に留めたまま、視線を自販機少女の方に向けて平然と言い切る】
【ちなみに彼女の目の前には風の障壁らしきものができて、吹き出したジュースがかかるのを防いでいる。卑怯な】
とはいえ、ちょっと派手にやり過ぎたわね。缶ごと粉砕しちゃ元も子も無いわね、悪かったわ
【本当に反省しているのか疑わしい調子でいい、あらためて体ごと自販機少女に向き―――】
【無様に、もとい、無残になんか液体を被ったその姿(さんじょう)を目の当たりにする】
…悪かったわね
【そう言いながら、自販機と少女から一歩後退。なんだか言いようのない臭いが漂ってきてる気がする】
501 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 23:30:42.56 ID:JSqkK0E0
>>499
ふぅん……、大変ね?
【なんて】
【少女が取った反応は、そんなもので】
【少女が寝泊りしている宿の部屋には、テレビ的ものはなく】
【街に出ても、ひとを探すために路地裏だったり、今のようにどこかの建物の屋根だったり】
【ともかく、情報収入源が壊滅しているわけで】
【そんな情報弱者っぷりから、最早慣れた相手の妄言と判断したのだろう、自分から尋ねたくせに、ずいぶん軽い対応】
……やっぱりそうかなぁ。
【かなり該当する、とか。その言葉に】
【しょんぼりと眉を下げ、目を伏せて】
……そういえば、何で魔法使いとか。みんな杖持ってるの?
…………使いやすいの? 趣味? それっぽいから?
【少しの間の後、なぜだか相手に尋ねるのは、そんなことで】
【唐突にこんな質問。別に答えなくとも、彼女は機嫌を損ねない、はず】
無法地帯でも酸性雨通り越して硫酸が降り注ぐ場所でも探しに行くからいいの。
そんなヤツに負けないもの、賭けてもいい。
【……なんだか、たとえが良く分からない気がするのだが】
【ともかくも、路地裏に向かうことはやめないらしく】
【脅しは見事にスルーされ、最終的になんか賭けてもいいらしい。良く分からない】
502 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 23:32:35.57 ID:eUXZ1sSO
>>497
・・・・・
【護は何も口を出さない】
【黙って】
【ただ黙って、彼女の「昔話に耳を向ける】
/お帰りなさい!
503 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 23:34:07.68 ID:mqDPT8co
>>500
でも顔とか覚えられたら、ぷはっ!
……後々遭遇した時とかに怒られますよ!
【転がるようにして自販機から遠ざかった】
【恐らくもう暫くはミックスジュースを作り続けることだろう】
うぅ…
謝ってもらったことですし、それは気にはしませんが……
髪はともかく、服がベタベタです…
【コンポタ+コーラ+サイダー+おしるこ+ポカ◯+お茶】
【彼女にぶちまけられてる液体の内訳はそんな感じだ】
【特に真っ白なワンピースが致命傷だ】
【ちなみにコンポタとおしるこは熱々のはずだが何故か平然としている】
504 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 23:43:04.41 ID:TUSlpg.o
>>503
まぁ、そういう時は逃げればいいのよ
【それさっきも言わなかった?】
いやー、最近なんか能力の制御が上手くいかなくてねー、本当に悪かったわ
【※嘘です。本当は鬱憤晴らしに敢えて加減をしないノリで一撃入れました】
【そんな感じにしれっと誤魔化しながら、自販機少女の惨状を再度確認】
―――うーむ、ひどいわね
【バッサリだ。自分がやったくせに】
替えの服、なんて無いわよねぇ…
・・・
…私の着る?
【そう言いながら、自分の着ているミニスカドレスのスカートの裾をつまむ】
【こいつは何を言っているんだ……サイズが違いすぎるだろう(ちなみにこちらの身長は160弱)】
505 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 23:43:24.15 ID:kvl2/vEo
>>501
ぜんっぜん、これっぽっちも、大変だと思ってないだろう貴様――
――だ、だが、まぁいい
俺は、マクロな視点を持つ男、フィール・ベイナルッ
世界を鳥瞰する男、フィール・ベイナルッッ
たったひとりの童女から素っ気無い扱いを受けたとしても……、全てを冷静に受け止めることが出来るのだ……
【ふふん、と鼻を鳴らして、両手を腰に】
【独りでに胸を張ってみせる】
【器の大きな男――?】
………
【自身の体調のことを考えれば、「手伝う」なんて安請け合いは出来なくて】
【しょんぼりした表情に掛ける言葉が見つからない】
…何故みんな杖を持っているのか、だと?
フッ、そんなことは実際に使っているだろう探し人に聞くが良い!
俺は杖で魔術を使ったりはしないのだ
この魔眼さえあれば、それで全ては事足りる!
【=魔眼以外使えません】
【黄色と黒色の輪が重なり合って出来た不思議な瞳の、左目だけを右手で覆って見せて】
うん、それは止めとけ
悪の天才魔術師でも即死する
鈴子だって即死する。賭けてもいい
【なんて、相手と同じ語尾を重ねてみる】
506 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/20(月) 23:46:20.41 ID:CFSzZ.SO
>>502
……そんな…ある日…
…悪魔教団は…二人の無能力者と…彼等により集まった人達により…滅ぼされた…
……私は…悪魔教団が…潰れた事により…自由になった…だけど…生きる術を失った…自分はどうやって…生きるのか……いや…生きてていいのか?と…
【沢山人を殺した彼女は果たして死ぬべきか、生きるべきかと】
……そんな私を…悪魔教団を潰した無能力者の内の一人に…拾われた…
…その時…こう言われた…
『俺は聖職者だが神の存在は信じていない』
『だから罪を許すのは神なんかじゃねえ』
『許すのは……お前を支えてくれる奴らやこれから出会うであろう友人だよ』
『……お前が何百人も殺したのは知ってる…お前が《人間》じゃない《悪魔巫女》と言い張ろうと』
『どんな生物にも《許される》《権利》はあるんだよ』
『お前はただそう言って死んで逃げるつもりか?違うだろ』
『生きたいなら…許されたいなら…お前は行動で示せ』
……ってね…
【『』内はその無能力者である男の声をマネして】
507 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/20(月) 23:54:04.70 ID:mqDPT8co
>>504
結局、逃げた者勝ちなのですか?…うーん…
【悪いことした場合は反省すべきである】
【彼女はそう信じているので納得が行っていないようだ】
まぁ、こうなってしまった以上、仕方有りませんです
加減が出来ないのかったのもまた然り。
……えっ、あ、えと、いいです!遠慮しときます!
こんなところで脱がれても困りますし!
そうしたら今度は貴方が困ってしまいますし!
【思いがけない提案に顔を真っ赤にするなど反応が初々しい】
【とはいえどなすすべなく考え込んでしまう】
508 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/20(月) 23:55:16.73 ID:JSqkK0E0
>>505
……え?
……えーと、……えっと、猫が毛繕いするくらいには、大変?
【…………?】
【要するに、ほとんど大変とは思っていないようで。妄言と判断した結果、しょうがないのかもしれないが】
マクロすぎるとミクロが見えなくならない? 中くらいがいいと思うんだけど……。駄目?
あと、童女じゃない。来年18だから、童女じゃないから。
【なんだか、そんな提案。両手を手の前で軽く合わせ、ちょこんと首をかしげ】
【そこは大事らしく、2度ほど否定。来年18になるように見えない程度には、子どもっぽい気がするのだけれども】
……まあ、私は。見れば分かるし、ね。
【なんて】
【そんな服装のなんちゃらなど、自分で探す分には特に関係はなく】
【確かにあれば探すのは便利だが、最終的に顔やらを見ればいいのである】
【彼女単体で探すならば、それだけありふれた容姿でも特に問題はない、と。そう呟いて】
…………そう言う意味合いじゃなさそう、なんだ、けど。
今度持ってるひとに会ったら。聞いてみよう……。
……それって、サングラスとかかけても大丈夫なの?
【探し人に聞けばいい、と。その言葉に、僅かにしょんぼりとした表情】
【それでも、数秒で立ち直り。最後に、魔眼についてのそんな質問。比較的どうでもいい疑問であった】
酸には多少は強いはずなんだけど……、あっ、わかんない。……やっぱ無理かな?
【なんだか曖昧なことを言ってから】
【なぜだか、改めて相手に尋ね。相手が止めとけといっているのだから、相手の意見は「無理」であることは分かりそうなものなのだが】
509 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/21(火) 00:01:43.27 ID:Oo0WlkU0
/さて、羽後さんの方は居りますか? リライズ中です
510 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 00:03:07.61 ID:7XC/XwSO
>506
《許される権利》・・・・・ですか・・
【護は昔話を聞き終えそう呟く】
・・・サバトさんは強いですね。そんな理不尽な人生に強いられても自分の罪にちゃんと気がついて、《許される権利》を得ようと必死に生きてるんですね・・・。
サバトさん、僕にもちゃんと貴女みたいに《許される権利》はありますよね・・?僕の罪は今からでもちゃんと、謝る事は出来ますか・・?
511 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 00:06:11.67 ID:kgiWNxUo
>>507
【「逃げた者勝ち」、か―――ドレス少女はその発言を心中で反芻する】
【そうだ、逃げればあらゆる結論を引き伸ばし、あるいはなかった事に出来る―――今までどれだけそうしてきた?】
ま、まぁそんなものよ、やったもん勝ちってやつ?
自分で言ってなんだけど、世知辛いわよね、まったく
【自分で考えていて不快になりそうだったので、強引に話を打ち切る】
【が、微妙に声が上ずっている。自分で考えて自分で動揺したことなので、自販機少女には窺い知れるところでも無いが】
心が広くてくれて何よりね、こちらとしてはまあありがたいけれど
そう?そっちが思ってるほど私の方は困らないわよ?
そもそも、なんか…ねぇ。個人的にこの格好がしっくりこなくなったっていうか、ね?
【ドレスの袖をつまみながら、首を傾げてそんな事を言い出す。ただ、顔が微妙に笑えてないので可愛気は無い】
【耳を済ませると、「胸なんて何の役に立つというの…」とかある意味狂気じみた事を口走っている】
512 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 00:08:54.80 ID:7XC/XwSO
>>509
/うぃっす、ここに
/ただ今別キャラの絡みをやっとります。同時進行になるので少しレスが遅くなるかもです
513 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 00:13:18.89 ID:oqkdroSO
>>510
……私の…罪は…まだ…許されない…けど…私は…生きる…
【そう言い】
…当たり前…
…貴方は…貴方らしく…
…そして…運命を…自分の手で…切り開く…
……だから…前を…向く…んだ…
【ニコリと笑い】
514 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/21(火) 00:19:30.50 ID:Oo0WlkU0
>>512
/だったら、その方とのロールを優先して行ってください。こちらはいくら遅くなっても構いませんので……
>>391
あ、やっと来ましたか
……美味しそうですね。
【目の前に出された饂飩の匂いを思わず嗅ぐ。こういう料理だとついやりたくなるよね】
【それから、箸を持って天麩羅を汁に浸す。どうやらこうやって食べるのが好きみたいだ】
名前を考えてるのに苗字だけじゃ駄目じゃないですか……
というより、そもそも女性同士じゃ結婚できないでしょう……
【ツッコミ所はきっとそこじゃない】
……ああ、そうだ。この人は一体、どういう人ですか?
【箸で饂飩を摘みながら羽後に尋ねる】
515 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/21(火) 00:20:41.11 ID:yCjhSb6o
>>508
……
【あんまりな喩えを聞いて、若干ムスッとしたオーラが出てる】
【受け止め切れず、ダメージを受けているっぽい】
中ぐらい、というのは、大体ここの高さくらいか?
地上からすればマクロだが、真下の通行人の判別はできる――
そうか、俺は本能的にベストスポットを知っていたというわけだな…! 流石…!
……5歳下か
つまり、俺が鈴子くらいだったとき、鈴子は12で……、うん、童女でいいだろ
むしろ、若く見られることの何が嫌なんだ?
鈴子からは、こう、幼げなオーラってものが出てる。間違いない。俺の魔眼には視えている。
【勝手に首肯して、決定。後半は妄想です】
まあ、そっか
(……俺も前回聞いた分で十分だしな)
【そこは、同意して】
俺は鳥目だから、いま、この状態でもサングラス掛けているようなものなんだ
出来るかといえば――
【少女に顔を向けたまま、ミツバチ模様の魔眼を細めて】
【虹彩が、魔法陣のように組変わる。くるくる、くるくる、回転して】
……酸に強い…?
そういや、お前、俺に勝てるとか抜かして
なに賭けるつもりだったんだ? ……鈴か?
【途中で投げかけられる今更な疑問。】
【右手は、左目を押さえることを止め、胸の前あたりで皿の形】
【遅れて、シャンッ、と鈴の音】
【彼の掌には、彼女のつけている鈴と同じものが乗っているだろう】
【盗った。複製した。ただの幻覚。――正解は2番目】
【青年は、「出来た」と普通に呟いて】
【ちなみに、コピー妨害用の何かがあれば、そのセリフは「出来なかった」に変わる】
516 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 00:20:49.08 ID:gWSuzvAo
>>511
でも、やっぱり罪には罰ですよ!
人間、正直が一番だと相場は決まっています!
………人間ではない私が言うのもあれですが…
【やっぱり納得できなかったようで首をぶんぶんと振りながら】
【そして割と聞き逃せないことをぼそりと言った】
だめ!絶対駄目ですよ!
レディがはしたない格好しちゃだめですよ!
あと、風邪も引いちゃうかも知れませんし!
【必死に大丈夫だと言い張って止める】
【そろそろ水分が飛んで本格的にベタベタし始める頃か】
517 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 00:28:46.05 ID:kgiWNxUo
>>516
「正直者が馬鹿を見る」は私が気に入ってる格言の一つよ
正直者でいて幸せになるのなら、それに越したことも無いんでしょうが
――ふぅん、人間じゃない?
【正直に活きるというあり方を半ば否定するが――その表情にはどこか影が差していて】
【それから、しっかり聞こえているようだ】
レディ、ねぇ。…どうにもしっくりこないわ
風邪は大丈夫よ。いざとなれば私は飛んで帰れるから
【そう言うと、左手の指を立ててくるくる回す――その指先に風の渦を作りながら】
518 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/21(火) 00:34:34.53 ID:J3x30l20
>>515
……じゃあ、猫がジャンプするくらい?
【どうしてこう、猫に拘るのか】
【それは私にも分からないのだが、ともかくは。ちょっと重労働だと想われるものへとたとえを変更し】
【むすっとしたオーラは何となくスルー。ひどいこ】
マクロって高さ的な意味だったの? なんかもっとこう、……違う意味のマクロだと思ってた。
……別に、いいけどね、どれでも。
高いところは風が気持ちいいから好き。今は寒いから遠慮したいけど。
【相手の言葉に、ちょっぴりきょとんとし】
【どうやら、もうちょっと違う意味での高さだと思っていたらしく。良く分からないのだが】
【そして最後のこのセリフ。「風が気持ちいい」】
【風、というものは服やら髪やら、ともかく動きを付属させるものなのであって】
【彼女の場合、靡くのは髪だけでなく。結論付けると、非常に人に迷惑であろう好みなのであった】
……、……あぁ、そんなものか。
【それから、相手の言葉に。なぜだか、僅かに表情を硬くして、ぼそりと呟き】
……だって子ども扱いじゃない。そういうの、あんまり好きじゃないの。
馬鹿にされてるみたいだもん。
【ほぼ常時上から目線の少女にこれを言う権利はあるのだろうか、いや、無い】
【ともかくも、子ども扱いはなんだか嫌らしい。乙女心って複雑(?)】
あら同じ。……、暗い所、もう本当に見えなくて。……困るよねー。
わかんない。毒蛇とか、自分の毒では死なないけど、同種の毒が利かないかって言えば……えーと、わかんない。確かめたくない。
……鈴でよければいくらでもあげるけど。部屋にもいっぱいあるから、別に困らないし。
【軽い口調で言ってから、首をかしげ、ひどく曖昧げにそんなこと】
【そうして、渡すのは別に鈴でもいいらしく。寧ろ賭けてなくてもくれそうな雰囲気】
【それから、相手の手元に現れた鈴に、きょとんと目を丸くして】
【少女の鈴は、ほんの少し細工がしてある以外は、極々普通のそこらへんで購入したもので】
【その細工と言っても、彼女に憑いているモノの魔力を馴染ませてあるだけ】
【そこを複製できるかは分からないが、ともかく元はごく普通のただの鈴なのである。その行為は成功する】
519 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 00:37:49.44 ID:7XC/XwSO
>>513
僕も・・―――僕もその人と同じく、神様なんていないいと思います。
【護は思い出す】
【過去の自分を】
【自分やサバトの過去の様な理不尽な人生を強いてくる「神様」】
【そんな神様が嫌いで否定してた自分を】
【―――だから僕は否定した神様を見返そうと理不尽な運命を打ち破ろうと抗っていたんじゃないか】
有り難うございます、サバトさん。僕には未だやるべき事がある。こんな所にいる場合じゃなかったです。
【自分の罪は未だ謝れる】
【僕には未だ抗える、進める。―――運命を破り進める】
【護の瞳の中の火が蘇る】
520 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 00:41:23.79 ID:gWSuzvAo
>>517
馬鹿を見たっていいのです!
そのうちきっといいことがありますから!
私はそう信じてますよ!
……あ、はい。私、実は古龍なんですよ!ドラゴンってやつです!
【子どもらしい純粋さ、というべきか】
【瞳をきらきら輝かせ、恥ずかしげも無くそんなことを言う】
【しかし最後の一言は、突然言われても信じるほうが難しいだろう】
む、むぅ…!
しっくりこなくてもいいですから!とりあえず脱ぐのをやめましょう?
私は大丈夫ですから!…へくしゅっ
…飛んで帰れたって、風邪ひくことに代わりはありません!
【ミイラ取りが何とやら。ジュースが冷えて体温を奪っているようで】
521 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 00:47:09.37 ID:oqkdroSO
>>519
……それでこそ…護……
【そう言いながら口から刀を取り出す】
【それはひかりんが護に渡した刀…重刀・黒鉄と同じ】
【だが違うのは】
…私の…天魔の力を…混ぜた…
…能力は…ちょっとした…闇の魔翌力を…操れるよ…
【そう説明するだろう】
……じゃあ…私は…行くね…また…会おう…
【渡したら去ろうとするだろう】
522 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 00:51:31.52 ID:kgiWNxUo
>>520
…
忠告するなら、「死ぬのは一瞬」とだけ言っておくわ
【それだけ言い捨てると、彼女のカミングアウトを聞き―――】
…以前、クエストで風龍と戦ったことがあるけど―――似ても似つかずね
【ドラゴンと言われて思い出すのは、空の上で戦った風龍――】
【アレは色々と凄かったなぁ、とその時の記憶を――ぬ?】
―――そこまで言うのなら、まぁ。露出の趣味も無いしね
…ところで、そっちは全然大丈夫じゃなさそうね
私の見た龍はマッハで飛べたものだけど、流石にそういうのは出来ないのかしら?
【再び腕組みに姿勢を変えて、それから残念な事になっている自販機少女を見て言う】
【なんだか龍であることを半分以上信じてなさそうである】
523 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/21(火) 01:02:11.10 ID:yCjhSb6o
>>518
……猫っぽい誰かさんが探し人を見つけるくらい。
【あえて猫に絡ませてやる】
【むっすー、とした表情で、素っ気無く。別段かわいくもない表情】
【いつも彼を探している少女には、失礼かもしれない喩えで。ストーカーでもない青年には分からなくて】
……鈴子を探すのは楽そうでいいよなぁ
案外、向こうから見つけてくれるんじゃないか?
【意訳すれば、やかましい】
【鈴をいっぱいつけていて風が好きなら、見つけやすそう、という発想】
【尋ねるでもなく、疑問系】
【呟きに、魚の小骨が引っ掛かったような表情】
んー…、それを気にしてる時点で子供なんじゃないか?
もっと周りの評価なんて気にせず、自由に、余裕を持って振舞えば――、まさしく、俺のように!
【堂々と白衣を翻して――】
【ある種、周りの評価なんて気にせず≠突き詰めた形】
【――その割には、ヤニの匂いがしないけれど】
……ああ、俺は、目が悪くなったのは最近だから…、ホント不便だ
というか、酸でいう毒蛇と同等?
鈴子はあれか、硫酸系少女なのか
【適当な憶測で頷いて】
鈴、そんなに好きか
何か、拘りとかあるのか? 試しに一つくれよ
これと交換でいいから
【「一品ものだぞ」と言いながら差し出すのは、今しがた複製した鈴】
【細工がしてあるならば――少しだけデザインが違う。というか変。魔力も無い】
【しっかり視て理解しないと完全複製≠ヘ出来ないらしく】
524 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 01:02:55.24 ID:gWSuzvAo
>>522
む、風龍さんと戦ったときに貴方も居たのですか?
これは失礼しましたです…
…あの方はとっても可哀想な龍でしたね……
【やや俯き気味にあの時に思いを馳せているようだ】
【同じ龍同士、通じる部分もあるのだろう】
…ほっ、よかったぁ…‥
大丈夫ですよ、なにせ龍ですから!
……とは言っても風龍さんとはそもそも種類も違いますし…
それに、ちょっといろいろあって───私は出来ませんね
【龍である、ということを今すぐ証明する手立てが無いのがもどかしい】
【そんな状況で証明しようとしても悪魔の証明になるだけなのだ】
525 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/21(火) 01:09:05.23 ID:yCjhSb6o
>>523
/すみません、文章に乱れが…!
/「細工がしてあるならば」の部分は、いらないです
/普通の鈴でも、模様があればビミョーに変くなる感じです
526 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/21(火) 01:16:28.17 ID:J3x30l20
>>523
……見つけるもの。あと、猫じゃない。
【むすっとした相手の返しに、今度はこちらがむすっとして】
【小さな子どもが拗ねてるのを隠すみたいな、言い方で。やっぱり子どもっぽくて】
たまに下のほうから石とか飛んでくるの。
……たまにだけど。それで落ちるほど慣れて無いわけでもないけど。
【相手の言葉に返すのは、なんだかズレたようなセリフで】
【ただ、彼女が好むような高度は、下の人が文句をつけてくるような高度、ということで】
【何となく、本当に何となく、相手の言葉を肯定しているような、していないような】
【相手の小骨が引っかかったような表情は、さらりとスルー】
【聞き取られた、とは思っていないのか。それとも触れられたくないのか】
うっさい。いいの、気になるんだから。
……お前を手本にしたら、悪い方に進む気がするから。遠慮しておく。
【むす、と。何となく頬を膨らませ、相手をジト目で睨みつけ】
【口にするのは、失礼かつヒドい言葉】
【ただ、言葉に悪意的なものは含まれておらず。基本的に口が悪いためにデフォで飛び出す悪口】
昔からなんだけど。……昔からなんだけど。
……さぁ、どうかな。
戦ってみる? 冗談だけど。
【大事なことなので二回】
【それから、相手の憶測に。きちんと返すことは無く、冗談染みた笑みと共にそんなこと】
結構好き。
……別にタダでもいいんだけど。いっぱいあるし、総数把握してないし、多分至るところに落としてるし……。
【好きか、と聞かれれば速攻そう返し】
【そんなことを言いながら、両手を後ろに回し。ほんの数秒。手を前に戻した時には、手のひらに鈴が3つほど】
ほら。
【そうして、そのまま。鈴を3つ乗せた手のひらを、そちらに差出し】
【それらは、少女の手の上に在るうちは微塵の魔力も感じさせないが、彼女の手から放せば、ごく微量の魔力を感じられるようになるだろう】
527 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 01:17:09.42 ID:kgiWNxUo
>>524
実は私も気付いてなかったわ。そういえば、一人龍の真正面に出て行ったのがあなたなのね
…龍繋がりで何か話してたってところかしら?
【あの時は龍の前に出て行った少女の意図が見えなかったが――
なるほど、彼女が龍の眷属ならあの場で対話を試みても不思議はないのかと理解し、その疑問を氷解させる】
【少し考えた様子で空を見上げていたが――しばらくして視線を自販機少女に戻して】
自身がそうで、あのクエストに参加したならわからない筈はないでしょう?
龍だって不死身じゃない、心身が傷つかないことなどない、と
【眉を顰め、若干不安そうな――心配した調子でそんな事を言う】
ああ、なるほど、そういえばアレは風の力の産物だっけ
そういえば、龍という割には羽根も尾も生やしてないのね…いや、あなたが龍であることを殊更疑ったりもしないけど
【クエストの一幕からしても、彼女が龍と縁のある存在なのは確実だろう
――だが、だとしたら尚更気になる。今の目の前の少女が、龍としての要素を持っても漂わせてもいないことに】
528 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 01:31:49.31 ID:gWSuzvAo
>>527
おおっ、話が早いですね!そうです、それが私です
…今から思えば話し合いで解決できるわけはないのですが…
それでも、話が聞いてあげれただけはマシですけど
【あの時もう少しがんばれば、と後悔の念が微妙ににじみ出るが】
【何を思ってももう後の祭り。戻ってこない】
ゔ…返す言葉が見つかりません
気をつけさせていただきます…
【ばつが悪そうに頬を人差し指で撫で回しながら】
それが───今の私は、全てを失っているのですよ
風龍さんの時も、かなり強引な方法で羽根を一時的に展開しただけで…
【はぁ…と深い溜息をつく。あきらめモードの時にでるため息だ】
【とにかく今の彼女は龍であって龍で無いようだ】
529 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/21(火) 01:42:21.90 ID:yCjhSb6o
>>526
【その言い方が可愛らしいと思うものの】
【表に出すのはカッコ悪く感じられたので、別段言うこともなく】
なら、俺だって変わるさ
【偉そうに、小さく口の右端を吊り上げて、宣言をした】
【もはや、出来もしないのに。】
上からの石も慣れてるのか?
【音は、上下左右関係なく広がるけれど、彼女が想定したのは「下方」のみで】
【しかし、特に内容の無い質問】
【スルーされても、別段何も言わないだろう】
ハーッハッハッハッハ!
面白いことを言うな、鈴子よ
……それじゃ、まるで、俺が悪い手本みたいじゃないか
まあ、誰にでも出来ることじゃない、というのは認めるがな!
【この男は、稀に悪口をポジティブに捉えるようで】
【睨みをものともせず、快活に笑っていらっしゃる】
【――言葉に棘がないために、刺さっていないだけなのかも】
…ふっ、冗談でも、そのようなことは口にするな
どんな拍子で俺の魔眼が暴走するか分からないからな
――そうなれば、この一帯は焦土と化してしまうだろう…
【ぐるっ、と】
【魔術協会の夜景(?)を左腕で指して】【そのまま腰に当てた】
【記述するまでもなく、妄言である】
……早いな
それ、自分で付けてるのか
お抱えのメイドが、毎朝苦労してるのかと思ってたぞ
…っと……
(……魔力……隠蔽されてたのか?)
【複製した鈴と引き換えに、鈴を2個、摘むように受け取って】
【――微量の魔力に気付いたらしい】
【夜空に透かすようにして、鈴を観察している】
【きっと、そのポーズの方がカッコいいと思ったから】
530 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/21(火) 02:06:05.19 ID:J3x30l20
>>529
……上からはあんまり来ない。
木の上とか、そう言う場所ばっかだし。
【どうやら、さらに好むのは自然物の上(?)】
【確かに、木の上に登っていたんでは上からは石は来ないだろうが】
【それにしても、石やらなんやら投げられたりしても、この鈴の量。減らすつもりなど一切無く見えて】
【馬鹿なのか、わけありなのか。ともかく、騒音発生器である】
基本的に悪い見本じゃないの?
妄言ばっかり言ってたら現実に戻れなくなれそう、夢の方が基本的に幸せだし。
【なんて】
【快活に笑う相手を見ながら、きょとんとした表情で首をかしげ】
【それから、さり気なく(?)相手を見本にすることを拒むような発言を改めて】
焦土は困るかなぁ、……うん、困る。
暑いのも熱いのも嫌いだし。それに、ここじゃやらないし。やるならどっか、街中とかでね。
【左腕で指される夜景(?)を、くるりと見渡し】
【肩を竦め、小さくため息。それから、最後になんか言っておられる】
【ここで戦う<<<街中で戦う】
そんなの居ないもん、完全自力。毎日やってるから慣れちゃった。
【なんて。毎日やってる、らしい。そりゃあ慣れるか】
【それから、手のひらに残ったひとつをぎゅっと握り締め】
【渡された複製の鈴を指で摘み。じぃ、と。興味深そうに見つめ】
【はらはらと零れるような魔力は、分かるならば、ほとんど白に近いような水色をしていて、澄んだ水のような感覚を与えるかもしれず】
【魔力の発生源は、どうやら鈴の中】
【鈴のサイズは1センチほど、大変ではあるだろうが、中を覗き込んだならば】
【暗い鈴の中、蛇か何か、細長いものがのたくったような、白い水色の跡が、無数にあって】
【どうやら、そこから。魔力が溢れているようだった】
【ちなみに、鈴音さんはめっちゃ貰った鈴を見つめておられる。超見てる】
531 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/21(火) 02:41:53.04 ID:yCjhSb6o
>>530
木の上とか昇るのか
その格好で……
…もう少し、お淑やかにしたほうが良いと思うな。お兄さんは
【視線を、少女の頭から足先まで、走査させる】
【ポニーテールは良いとして、ドールワンピースとロングブーツ】
【おまけにフリフリが枝に引っ掛かりそうだな、などと考える】
【青年の中では、鈴をつけている理由が「結構好き。」で完結しているらしく、突っ込みどころがズレていた】
――ふふん、俺は真実しか口にしないのだ
これも、他者からは夢幻に見えてしまうほどの幸せを享受している弊害だな
天才的な頭脳、圧倒的な異能、立地条件の良いラボ……神は俺を愛しすぎた
鈴子が嫉妬し、認めたくない気持ちも分かるが……現実を見るんだ
【一度鼻を鳴らした後】
【諭すような口調で更に妄言を追加した】
【もう少し親しければ、両手を少女の肩に置こうとしていたかもしれないけれど】
【――そこまでする勇気は無い】
……巻き込みたくないからか?
実に殊勝だな。しかし、俺としては採掘場がいいな
【少し考えて、理由を推測したらしい】
【何故採掘場かといえば――特撮物で良く使われるから】
ふぅん……
【少女の日課に対するコメントは、生返事】
【鈴の中身に気を取られているから仕方ない(?)】
【視難そうに、ジィっと眼を細めて。黄と黒の多重輪は、中身を辛うじて捉えた】
……しろへび…?
縁起は良さそう……かもな…
【的外れかもしれないことを言いつつ】
【青い鈴を結わえた黒塗りの携帯電話を取り出して、先程貰った鈴と、付け替えなおす】
【――前回会ったときは、青い鈴なんて付いてなかったはずで。ついでに、もうタバコに匂いを纏ってもいなくて】
【要約すると、この男は周囲に影響されすぎる、という話】
……なぁ、女性にプレゼントを貰ったのは初めてなんだが
こういうときは、なんて言えばいいんだ?
【「子供相手なら、撫でてやるんだけど」 なんて付け足して、なにげなく聞いてみる。常識の無い人】
【ちなみに、渡した鈴は、交換前の鈴と大きさは変わりない。魔力源などはないものの、澄んだ音の出る鈴である】
【元のデザインがあれば、少しだけ青と赤が混ざっているくらい。粋な描写を出来る筈もなくて申し訳ない中身さんであった】
532 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 02:50:23.89 ID:.FoGUP6o
>>528
まぁ、同族なら情の一つも湧くんじゃ無いかしら―――多分
でも、同情とかしたのなら却って戦うのが辛いんじゃ無いかしら
【こちらからは、龍たちが何を話していたか伺う手段はない――
聞けば教えてくれるのかもしれないが、どうにもそうする気分でもなく】
自覚したならいいわ、命はお互い大事にね
…私が言えた義理じゃないけど
【後半はボソリと、囁くように言いながら】
力を失った、ね――確かに、調子がよかった風じゃなかったけど
【やはり回想――確かに彼女は、龍と戦うにしては動きが鈍かった】
【ううむ、と軽くうめいた後―――考えることをやめたのか、】
そうね…あらためて、お互いの名前を確認しておかないかしら?
私は蛍川翠…ところで服、ベタベタなんじゃない?
【あ、まだ気になってたみたい】
/すいません、意識とPCががが…一返しておきます
533 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/21(火) 03:09:50.85 ID:J3x30l20
>>531
ひょいっとね。……だって気楽なんだもん、高いところ、好きだし。
おしとやかに、って。別に、いいじゃないね?
【馬鹿となんとかは高いところが好き、とか】
【そう言うことはきっと、言ってはいけなくて】
【にこにこしながら、そんなこと。あんまりよろしくない気もするのだけれど】
人からは夢幻にしか見えない幸せ、って。要するに幻覚の類じゃないの?
ふしぎなくすりとか。駄目よ?
【諭すような口調も、少女には通用せず】
【耳を素通り、脳に認識されることもなく。返したのは、眉の下がった笑顔と、そんな言葉】
【なんだかひどいことを言っている気がするのだが、まぁ、きっと。悪意はなくて】
そ、巻き込まないの。だって、ここに居るんでしょう?
……別に採掘場でもいいけど。音が響いてうるさそうね……。
【いや、相手も生きているんなら街にでも出るかもしれないのだが】
【そこは現状、意識の外。ともかく、ここではやらないらしく】
【採掘場でもいい、なんていいながら。確かに、音は響きそう】
そう、白蛇。
【相手のどこか曖昧かもしれない言葉に返すのは、きっぱりはっきりとした、そんな言葉で】
【どうやら、本当にそうらしく。ひとつ、頷いて】
【余談というものか、何なのか。書きそびれてしまったので今書いておくが】
【もしも相手が、魔力の扱いに慣れていたり、ある程度の知識があれば、分かるかもしれない情報がもうひとつ】
【うねうねとのたくる跡は、どうやら、魔法陣のようなもので】
【その効果は、鈴が鳴って発生する音のいくらかを増幅し、その分を魔力に変換するような、そんなもの】
【音量は変わらず、魔力を造り続けるような、どうやらそんなものらしく。そこまで複雑でもない、比較的単純なもの】
ありがとうございます鈴音様。
【……!?】
【尋ねられ、ほとんどまもなく返すのは、そんな言葉】
【しかも真顔。どうしようもないほどに真顔】
【……が、ほんの数秒で。真顔は崩れ、悪戯っぽいそんな笑顔に変わって】
お礼、要らないから貸しひとつね。いつか返して。倍返しよ。
【なんて、そんなこと。言いながら、貰った鈴をぎゅっと握り締めて】
……じゃ、私。そろそろ帰ろうかな。
もう、夜遅いし。
【それから、きっと明かりも減ってきたのであろう辺りを見渡し、そんな発言】
【しつつも、即帰る、というわけでもなく。ただ、足を屋根の無い方へと向けただけ】
534 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 03:16:10.52 ID:7XC/XwSO
>>521
あ、有難うございます。―――重い・・・
【と刀を受け取るも】
【やっぱりまだキツかった】
あの、サバトさん本当に、有難うございました。
僕、おかげさまで未だ頑張っていけそうです
【最後にそう笑顔で言って見送るのだった】
/いやあああああ!!最後の最後で意識飛んだ!すいませんした!
/乙でした!
535 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 03:23:17.56 ID:7XC/XwSO
/リライズの方へ
/すいません!こちらが寝落ちしてしまっちせいでこんなに遅くなってしまって!!
/申し訳ありませんが今晩続きをお願いします!!
536 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/21(火) 03:47:38.18 ID:yCjhSb6o
>>533
否定しないのな……
…ジャージとか着とけ、危ないから
【何が】
【ぺいっ、とした調子で言うのは、そんなこと】
【言ってて気恥ずかしくなったのか、にこにこした笑みが見れないのか、目だけ逸らして】
分かっているとも
このフィール・ベイナル、世界的財産を薬品で駄目に……
……その顔は卑怯だ
【ちら、と】
【視線を戻して見えたのは、柔らかな笑顔で。照れ隠しに文句のような一言】
【たとえ言葉自体が心外なものでも、仄かに優しさを感じて】
【――もっとも、それこそ夢幻なのかもしれないけれど】
……鈴子が、音の心配をするとは思わなかった
【すこし、おかしくて】
【ほんのりといつもの調子が戻ったのか、喉をクツクツと鳴らした】
俺の勘も偶には当たるのか
しかし、酸には関係無さそうだよな…? 神社、鈴、つながり…?
【内部構造を理解するには、些か時間が足りないらしい】
【何より鳥目。見た感じの推測が当たったことすら奇跡】
【肯定されて、後で少し調べてみようと、思ったらしい】
――――
【あんまりなセリフに、呆気にとられて硬直。割と珍しい】
【ココロが麻痺から解けて「どう言い返してやろうか――」と考え出した矢先に、見せられた笑顔】
【気付けば、自然に苦笑いを浮かべていて】
ありがとう、鈴音
……ごめんな。俺には、きっと、返す時間が無いから――
【初めて彼女の名前を呼んだ声は、いつもより寂しげで。――でも、いつもの妄言かもしれなくて】
【「さよなら」までは紡がずに、黙って彼女の背中を見送って――】
――――?
【――何処に行くんだろう、とでも言いたげな表情】
【きっと、この後何が起こっても、彼は少しの時間を置いて、自室に戻るだろう――】
/わーっと!次も返したいのですが、このあたりで…! ありがとうございましたー!
537 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/21(火) 04:08:35.85 ID:J3x30l20
>>536
別に、登るのくらい簡単だもん。慣れてるし。
……やだぁ、かえって動きにくい。慣れてないもん、あれ。
下はちゃんと穿いてるよ? スパッツだけど。
【女の子だというに、どうやら木に登るのは慣れているようで】
【ジャージはかえって動きにくい、だとか。作った人に謝るべきな発言】
【気恥ずかしげ風な相手を見、にこにこ、というよりかはずいぶんにやにや、に近い笑みを浮かべ。そんなことを言って】
分かってるならいいの。
そんなクスリ飲んだって幸せになんかなれません、ヒーローとか救世主とか、そんなもの居ません。
世界がもっと優しければいいのにね。
……何が卑怯なの?
【口の前で両手を合わせ、ほんの僅かに瞳を伏せ、言う様子はなんだか寂しそうに見えるかもしれなくて】
【ただ、相手の言葉に。きょとんと目を丸くして、首をかしげたり、して】
私は気にならないけど、お前がうるさいでしょ?
【なんて。平然と返し、今度は逆に首をかしげる】
【心配していたのは、音ではなく。眼前の相手だったらしく】
【もしかしたら案外、優しい子なのかもしれなくて】
その前の発言、思い出しておいて?
今度会った時に回答、聞いてあげる。あってたら……、えーと、お茶くらいは奢ってあげようか。
【人に問題を出すのが案外楽しいのか、にやにや気味の笑顔を浮かべたりして】
【どうやら、正解したらご褒美、というよりか商品もちゃんとくれるらしく】
時間が無いなら作ればいいの。答えも聞かなきゃだし、ちゃんと作っておいてね?
……あ、そだ。外れたら逆にお茶奢ってね、ペナルティ。
【寂しげな声もどちらかと言えばスルーして】
【なんだか偉そうに、そんな命令染みたセリフと、後だしのペナルティ宣言】
じゃ、またね。答え考えてなくてもペナルティ。
考えてきて失敗よりも、考えてない方が大きいからね?
【なんて、言い残して】
【ほんの数歩、軽い助走。その後に】
【鈴が鳴きじゃくる音と、どこから現れたのか、大量の桜の花弁】
【それを残して、まったくの躊躇もなく、あっさりと。屋根から、飛び降りていって】
【もしも下を見たりしたらば、平然と着地する様と、平然と手なんか振っちゃうような姿が見られた、とか】
/おつでしたのー!
538 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 11:29:37.64 ID:oqkdroSO
>>534
/いえいえ寝落ちは気にしないでください。乙でしたー
539 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/21(火) 15:16:11.73 ID:Oo0WlkU0
>>535
/把握しました。といってもやはり深夜になりそうですが……。
/19:00ごろ迄なら用事が無いので、その間にやるという手も有りですが(ただしそちらの手が空いているならば、の話ですが)
540 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 15:45:53.38 ID:LVCR10g0
解
541 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 16:48:04.53 ID:OBchJn6o
【街中】
さて、さて、──────さて?
なかなかどうして、滑稽な話ではありませんか、全く
【道端の段差に腰掛けて溜息を吐いているのは、薄汚れた白衣を纏った黒髪の青年】
【彼の視線の先にあるのは、目の前に鎮座している巨大なジュラルミンケース】
我ながら何とも愚かしい……いやはや不覚、不覚です。
【コンテナと呼んだ方が良いかもしれないサイズの、その銀色の直方体は】
【正しく「取って付けたような」取っ手があり、下部にもキャスターは着いているようなのだが】
【どうやらその車輪の一つが排水溝の穴に嵌ってしまっているようで】
542 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 16:55:11.25 ID:wbWUfVMo
>>541
【そこをたまたま通りがかった一人の少女。年の頃は10代前半だろう】
【ボロボロの大人用コートを無理やり着ており、其の裾は5p程地面を摺っている】
【髪はぼさぼさの黒の長髪で、眼は泥のように濁った紫色】
【首にはくすんでいる銀のロザリオが】
【頭の上には、燕尾服の悪魔をデフォルメしたような人形が乗っかっている】
【何処からどこまで見ても、異常と言うべき少女だ】
【そして、その少女は困った様子の男が気になったのか、話しかけた】
どう……した、の?
【軽く首を傾げて問いかける】
【困った人は助けるべき、と教えられている】
543 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 17:02:43.10 ID:OBchJn6o
>>542
モーメントを考えると……この辺りに紐状の何かを……
……いや、そんな物は持ち歩いて無い、落ち着け、落ち着け、冷静さは何よりも尊ばれるべきだ
【青年は片手を顎に添えて、そんなことを呟いていて】
──────っと、あ、どうも
【語りかけてきた少女の声に対して、少し遅れて反応する】
【腰掛けていた段差から立ち上がり、腰の辺りを叩きながら】
ええ、と……そうですね、“どうしたか”、と問われれば
少々この荷物を、この溝に、填めてしまいましてね
いやはや、動かなくなってしまい、本当に、どうしたものかと考えていた所です
【指先で指し示しながら早口で説明すると、その手を再び顎の下へと持って行く】
うーん、どうしたものでしょう?
544 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 17:06:17.68 ID:wbWUfVMo
>>543
【挨拶を受け、こちらも頭をさげる】
こん、ばんは。
【頭の上のぬいぐるみが、落ちそうになって慌てて頭にしがみついている】
【顔を上げたら、あぐらで座りなおした】
【そして、余り表情の見られない顔――完全に無い訳ではないで、話を聞く】
【で、説明を全て聴き、口を開く】
にも、つ。か。
これ、重…い?
【右腕を腕まくりして問いかける】
【どうやら引っ張り上げてみるつもりのようだ】
545 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 17:14:27.07 ID:OBchJn6o
>>544
【その少女の動作を見て】
あー、………いえ
【慌てていたとはいえ、自分より明らかに力で劣るであろう少女にまで助けを求めるような】
【そんな状況に、青年は「冷静じゃないな」、と目の前の相手に聞こえるか聞こえないかの声で呟く】
【奇抜な風貌ではあるが、流石にこの少女に協力を求めるのは無茶だろう、などと考えて】
はい、重いです。それも、凄く
【情けない苦笑を浮かべて、その様子を眺める】
【荷物は確かに重い】
【溝から足を出すだけならば、力のある成人男性ならば可能かもしれないという程度なのだが】
【「一般的な少女」なら、勿論、動かすことさえ適わないだろう】
546 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 17:18:48.52 ID:wbWUfVMo
>>545
【重いという説明を聞き、上のぬいぐるみを左手で鷲掴みにして言う】
ラプラス、力。強くし、て。
【鷲掴みにされているぬいぐるみの名前はラプラスと言うようだ】
【ラプラスはジタバタと暴れている】
【男のほうを向き、言う】
大丈夫、私、つよ、いから。
【べきべき、ぼきぼき】
【身の毛のよだつような音を立てて少女の右手が変貌していく】
【其の形状は、ボディビルダーの腕、といえば分かるだろうか?】
【先程まで枯れ木のように骨ばっていた少女の手は今、黒光りする筋肉の塊になっていた】
いく、よ?
【もし、止めなければそのまま取手を鷲掴みにし、腕力で引き上げようとするだろう】
547 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 17:26:46.33 ID:OBchJn6o
>>546
【車輪は溝に落ちているだけで、引っ掛かっているということもないので】
【十分に力を加えれば、抵抗なく引き上げられるだろう】
……はは、は
【青年の表情は硬直して】
まあ、今更驚きませんよ、ええ、侮らないで頂きたい
この世界では何が起こった所で不思議ではない、そう、不思議ではない
しかしながら、この状況はどうなのでしょうか、仮にも成人男性の区分に含まれる者として
このような……いや、形容し難い、何とも……
【その表情のまま、数秒もしない間に、そんなことを口走ったりしてから】
【ふと、我に返ったように】
……っと、すみません、大丈夫ですか?
【そのままなら、引き上げられるであろうジュラルミンケースに手を添える】
548 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 17:32:32.24 ID:wbWUfVMo
>>547
【ケースを鷲掴み、ぎぎぎ、と力をいっぱいに込め、ゆっくりと引き上げていく】
よ、っ。
むむ、むむむむ……。
【ちょっとだけ眉間に皺を寄せ、暫くしてケースは簡単に引き上げられた】
【そして、溝の横にケースを置いてため息】
ふぅ……。だい、じょぶ。
これで、いい?
【頭を傾げて問いかける】
もどして、ラプラス。
【左手で首のあたりを鷲掴みにされぴくぴくしているぬいぐるみに話しかける】
【しばらくすると、またもや身の毛のよだつ音を立てて腕がもとに戻った】
【それを確認すると、少女はぬいぐるみを頭の上に戻す】
ご苦、労。
「ごくろうじゃねーよ!相棒!俺っち死ぬかと思ったじゃねーかよいや生き物じゃねーから首掴まれても死なねーけどさ!
割りと痛かったんだぜ!」
【ぬいぐるみが怒涛の勢いでしゃべり始めた】
【見た目はかわいいのに、口調がむかつく感じな上に、声が場末の酒場のおっちゃんみたいな感じでぶち壊しだ】
【なにか色々突込みどころばかりである】
549 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 17:42:35.55 ID:OBchJn6o
>>548
……ふう
【小さく溜め息を吐いて、首を軽く左右に振る】
【何か色々と諦めるような、そんな仕種】
“能力”、ですか?お見事───……いや、有り難う御座います
【突如人語を発し始めたぬいぐるみに対しても、眉を顰めてみせるが】
【もう一度、首を振ってからそれを正視し】
しかし、ラプラス……ラプラスと言えば、“全知の悪魔”
知的な名前のお人形さんではありませんか
【「突っ込むまい、突っ込むまい」と顔に描いているようだが】
それでは、ええと、お二方に是非とも何かお礼を─────
【冷静に、或いは必死に平静を取り繕いながら、白衣のポケットに手を入れる】
【その対処も、自分のキャパシティを超えた状況から逃避しているようでもあるかもしれない】
550 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 17:50:53.79 ID:wbWUfVMo
>>549
ううん、私のは、“体質”らしいよ?
ラプラスが、手伝っ、てくれてるの。
【男の言葉に、気にしなくてもいいよ、とジェスチャー混じりに答える】
【無表情に見えて案外話をするタイプのようだ】
【そして、ラプラスは頭の上であぐらを掻きながら、ニヤリとニヒルな笑みを浮かべて答える】
「おうよ、俺っちの名前はそこから取られてるんさ。之でも頭はいいんだぜ」
【頭“は”良いらしい。見た感じそうでもないが】
【そして、相手がお礼をすると言った直後】
ぅ。
【自己主張の激しい腹の音が響く】
【見た目や薄汚れた風貌で分かるかも知れないが、彼女は浮浪児】
【食事も満足に取れては居ないようだ】
【男を上目遣いで見上げて】
ごはん、食べたい。
【欲望に忠実に言う。遠慮はない】
551 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 18:03:03.29 ID:OBchJn6o
>>550
……成る程、ね
【小さく首を縦に振ってから、少女とぬいぐるみの容貌を眺めて】
【腹の音を耳にすると】
さて……困りましたね。本当に、大した物は無い───ノンシュガーガム、と
【取り出したのは、二つの物】
【買ったばかりの板ガム……腹に溜まるような代物ではない……と】
【薄っぺらい財布】
ふむ……現金というのは、少々、宜しく無いですよね
それにしたって、今は“コレ”の御陰で、晩餐一食分が精々という程度しか持ち合わせが無い
【巨大なジュラルミンケースを指さしながら】
何より、非常に申し訳無のですけれども、私はそろそろ失礼しなくてはなりません
ええ、アクシデントでかなり時間をロスしてしまいましたのでね
………それも、貴女に助けて頂けなければ、さらなる損失が発生していた訳で
その点で、私はあなた方に多大な感謝をしているのですけれどもね、はい
【首をゆっくりと横に振って】
ですから……非礼を承知で、これで勘弁しては頂けないでしょうか?
【ポケットから取り出した二つを、そのまま少女の方へと差し出す】
552 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 18:08:27.10 ID:wbWUfVMo
>>551
【ガムを食い入る様に見る少女】
【話を聞き、こくこくと頭を立てに振る】
「はぁ?お前さん、わざわざ俺っちたちryん、いいよ。
「おいおいそりゃ無いぜあいぼブギャッ!」
【文句をいう人形を鷲掴みにして黙らせ、同意する】
困ってる人は、助けなきゃ、だから。別に、お礼され、ることもな、い。
でも、ガムくれてありが、と。
【人形をコートのポケットに無造作に突っ込み、ガムを受け取る】
【その場で包装を開け、一つを口に放り込んだ】
【口がすごい勢いでもきゅもきゅ動いている】
ん、おいしい。
【少しだけ、ほんの少しだけ笑みを形作り、呟いた】
じゃあ、私、も行、くね。
また、いつか。
【そう言うと、ガムをもきゅもきゅしながら歩き去っていった】
//絡み乙でしたァッ!楽しかったですッ!
553 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 18:16:57.23 ID:OBchJn6o
>>552
良い子ですね……いや、本当に
【歩き去る少女を、申し訳なさそうな表情で見送り】
うーん……そう、また何時か、お会いすることが在れば、その際には是非何か……
───兎も角、有り難う御座いました
【小さく手を振ながら、礼と挨拶を重ねて】
【青年は、巨大なケースの取っ手を引っ張って、トロトロとその場を去るだろう】
/乙でしたー
554 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 18:35:24.99 ID:7XC/XwSO
/リライズ中の方はおりますですか?
/こちら、記憶無し子(仮)と羽後さん中身ですが
555 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 18:57:01.35 ID:rhiGfsAo
【火の国――ブレイザーシティ】
【数日前、正義の能力者達によって解放されたこの街】
【既に復興作業も開始されており――街は、戦争の傷跡を残しつつも活気付いている】
【そんな街の片隅……簡素な屋台の一つ】
【屋外に出された椅子に座り、難しい顔をしている人物が居た】
……一体、何処に消え去った?
【肩甲骨辺りまで伸びた黒髪を、首の後ろで一つに纏めた青年である】
【汚れた黒のスラックスに、焦げたシャツ――みすぼらしい、見ている方が寒くなる様な服装だ】
【コート、ベスト、伊達眼鏡……そう言った物は戦闘の際に紛失したのだろうか、身に着けていない】
【彼が手にしているのは、書類=c…覗き込めば、カノッサ機関の物であると判るかも知れない】
【大方、機関が撤退の際に残していった物だろうか。 テーブルの上にも、相当の枚数が置かれている】
556 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 19:23:59.07 ID:gWSuzvAo
>>532
あの方は事の顛末を教えてくれたのですが…
それもきっと同族のよしみから教えてくれたのでしょうね…
【ふっと息を入って、風龍の事を思うように明後日の方に視線を向けた】
人間でも無ければ龍でも無い、酷く中途半端な状態ですよ
特に羽根は大きいです…大切な物でしたから…
【その羽根がどれだけ大切かは、彼女にしか分からないだろう】
【まぁある程度なら推し量ることはできるが】
そうですね!私はミーナ。ミーナ=ヴィリクって言いますです
握手は…辞めときましょうか、手もベタベタですし…
なんだかんだ言っていつの間にか慣れてきましたっ
【とはいえど流石にべったべたのマフラーは】
【巻いておくわけにはいかず、外した】
/遅れてごめんなさいっ
557 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 19:30:09.32 ID:xaQD1yUo
・・・そろそろ・・・帰るか・・・・・・
【黒髪で、黒いコートを身に纏い、黒いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て漆黒な剣を腰に提げていて】
【とにかく、肌も何もかも黒尽くめの青年が、まだ出来たばかりだろう死体を足で弄っている】
【よく見ると、死体は彼の周りに幾つも存在していて、人間以外のそれもあった】
558 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 19:34:11.49 ID:9MtrU2wo
>>556
同族のよしみ、ね…
同族でも人間同士はいがみ合ってばかりだって言うのに、龍たちはいろんな意味で出来た種族なのかしら
【自分を裏切ってきた人間、自分が裏切ってきた人間―――】
【そういった事を思い出しながら、そんな皮肉じみたことを言い】
アイデンティティってやつの問題ね―――
羽根が、ただ飛べる飛べないの問題以上に大切だってことは、なんとなく理解できるけど
【そうだ、自分は何を持って自分足り得るのか―――】
【私は『自分の中』に、それを持っているのか?そんな自問をしてみても、答えは『無く』―――】
よろしく、ミーナ―――ねぇ、それ本当に大丈夫?
【べったべたなミーナの様子に、そう再質問――
どちらかというと、心配より呆れのが大きくなって来ているのが声の調子から伺えるか】
559 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 19:50:14.72 ID:gWSuzvAo
>>558
もちろん、そんなことは無いですよ?
ご存知のように人を襲ったりする凶暴な方も居ますし…
風龍さんもまた、あんな形にはなってしまいましたが、本当は良いお方だと思います
【多種多様なのが居る。そこら辺は龍も人間も変わらないようだ】
【もちろんその二つに限定した話ではないだろう】
ま、治ったところで私は力不足ゆえに飛べないことに変わりはないのですが…
………お父様とお母様にもらったかけがえのないものなのに…私は…私は…
…って、ついつい暗くなってしまいました!ごめんなさい…
【はっ、と我に返ると首をブンブン振って陰気な気分を振り払おうとする】
翠さん、よろしくおねがいしますっ!
大丈夫です!……たぶん
【さっきのを忘れたように、にこっとまぶしいぐらいの笑顔を向けて頭を下げた】
560 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 19:53:17.75 ID:wbWUfVMo
>>557
【からん、ころん、からん、ころん】
【下駄が地面とぶつかる特有の音が響く】
【その音の出所には、一人の老人が居た】
【長く伸ばした白鬚に、仕立てのいい若草色の和服】
【腰には一振りの日本刀が有り、普通の刀よりすこしばかり長い様だ】
【そんな、老人】
ほう――――――。
【老人は、その光景を見ても恐怖を感じることはないようで】
【否、むしろ戦意が高揚しているようにも見えた】
【口元には、歪んだ獣のような笑みが】
――――お前さん、ちょいとやり過ぎじゃァないかい?
【言葉には、少々挑発の色を含んでいる】
561 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 19:59:37.61 ID:9MtrU2wo
>>559
そうは言っても、人と龍は基本別の生き物だし
あなたみたいにお人好し過ぎるようなのを見ると、龍も色々だというのは確かなんでしょうけど
【そこまで言ってから、「少し言い方が悪かったか?」と思ったのか、ちょっとバツの悪そうな表情を浮かべる】
――――っ、い、いえ、私を気にする必要は無いわよ?
【そうは言っているが、翠の口調はどこか平静を失っている様子だ】
【尤もミーナには、翠がその感情に至る理由――彼女が、両親を――を知らない以上、追求のしようも無いかもしれないが】
…お人好しなことといい、本当に心配になるわー
というか、それで家に帰れるの?いろんな意味で
【語尾が伸びてる…そろそろどう言ったものか、言葉が浮かばなくなってきたらしい】
562 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 20:03:36.52 ID:xaQD1yUo
>>560
・・・どうせ・・・また蘇るか・・・別のが産まれる・・・・・・問題ない
【全てが漆黒の眼で、そちらを見て、淡々とそう言う】
【腰に提げた剣に、手を伸ばしながら】
/気づくのが遅れて、レスが遅れました、すみません
563 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 20:09:03.34 ID:wbWUfVMo
>>562
そうかの。
まあ、其れはぶっちゃけどうでもいいんじゃよ。
【この光景を見てなお、“どうでもいい”と言い張る老人】
【突き刺さるような殺気が今も相手に向けて放たれている】
簡単に殺せる木偶を切るよか、骨のある奴とやったほうが、面白いんじゃねーかと思うがねぇ。
【かちぃぃぃぃん】
【刀を半分ほど引きぬいて、鞘に戻す。そのたびに音が響いている】
【何時でも刀を抜いて、オマエを切れるぞ。という意思表示だ】
//いえいえ、気にしてないんでおkです!
564 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 20:13:44.94 ID:xaQD1yUo
>>563
・・・骨のある奴には・・・この世界で会えなかった・・・・・・ただそれだけ
【腰に提げた剣を引き抜くと、それは全てが漆黒に包まれていた】
お前は・・・骨があるのか?
【漆黒の眼で、相手を捉えて、そう言う】
565 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 20:16:19.30 ID:gWSuzvAo
>>561
どちらも命をもった物という意味では同じですよ
多種多様で、全く同じ物なんて一つもありませんっ!
【全く気にしてない、というか言い方が悪いとも思ってないようで】
…あ、
───な、なにかまずい事言ってしまいましたか?
【微妙な変化を逃さず捉えたが、それが何なのか知る由もなく】
【とりあえずこちらもうろたえて心配そうに首を傾ける】
こんなのはお人好しなんて大層な物ではありませんっ
私が信じてる物を実行しているだけですよ
はい、カーディガンで隠し隠し、早足に帰ればきっと大丈夫でしょう
知り合いの方に見られたらすこし恥ずかしいですけどね
【口でそう言っているが、嘘は吐けない子のようで心なしか嬉しそうである】
566 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 20:20:00.66 ID:wbWUfVMo
>>564
はっ、そりゃァ寂しいもんだの。
【話を聞き、笑う】
【相手が剣を引き抜くと同時、老人も刀を抜刀する】
【抜刀した瞬間、周囲にふわり、と酒精の香りが漂う】
【妖刀である老人の刀、鬼酔割義人(キスイカツヨシヒト)】
【一撃一撃を叩き込むごとに相手の血中に微量のアルコールを流しこむ刀だ】
【乱れ刃作りの拵は、幾千、幾万人もの血を啜ってきたかのように、妖しい輝きを孕む】
【構えは、中段の両手持ち】
【堅実さと堅牢さ双方を以て、バランスのとれた構え】
【そして、老人は男の問に、相も変わらぬ獣の哂いを以てして、相対す】
儂か?
儂ァ、弱くはないさね。
剣に捧げたこの60余年―――舐めてもらっちゃァ困るってもんだ。
【ざわり、と空気が一転する】
【先程までは、ある程度抑えられていたであろう殺気を隠すこともなく、全てを叩きつける積りで解き放った】
567 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 20:25:15.96 ID:9MtrU2wo
>>565
いや、まぁ、それはそうだけど…うん
【なんか話が逸れてる気もしたが何でもなかったぜ!】
…いえ、気にしないで。こっちの問題
【そう、これは自分の罪。だから本当は一人で墓まで抱えていく物―――】
【そう自己暗示しながら露骨なごまかしのセリフを吐き、顔を軽く振って笑顔を作る】
―――それって結構、すごいものだと私は思うけどね。なにしろ人は、嘘を吐く生き物だから―――
【(そうだ、今の私みたいな、嘘偽りで自分を繕った―――)】
あー…、本当に済まなかったわね
何なら送っていこうかしら?
568 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 20:26:34.71 ID:xaQD1yUo
>>566
・・・そうか
【彼の眼の奥が、漆黒に輝いたような気がした】
・・・我は「シュヴァリタ・クラロブ」・・・・・・今宵、お前とやりあおうじゃあないか・・・・・・『ダーク・レーザー』!
【彼は、相手の腹部を狙ってレーザーを放つ。速度や技を放つラグがあるので、回避や防御の余裕はある】
569 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 20:33:03.89 ID:wbWUfVMo
>>568
花鳥風月一派開祖、花城六輝。
いざ尋常に――、勝負。
【名乗りを上げたその瞬間】
【老人の体表から桜色の気が吹き上がる】
【気は腕を走り、刀にまとわりつき】
月之弐――月読
【眼に通った気は、眼の色を漆黒から黄金へと変じさせ、視力、動体視力、神経の反応を上昇させる】
【相手のレーザーは、直前まで老人の居た場所を通り過ぎ、老人は前に向けて駆けていく】
【放つは突き。桜色の吹き上がる気が、一旦圧縮される】
【そして、刀の間合いには少し遠いそこで、老人の突きが放たれる】
花之弐――蓮華――ッ!
【突きの先端で、気による刺突が十数発発生し、相手に襲いかかる】
【一撃一撃は重さはないが、速さと、其のキレはかなりのものだ】
570 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 20:37:29.92 ID:xaQD1yUo
>>569
ん・・・ッ
【サイドステップからのバックステップをし、突きの回避を試みたが、幾らか受けてしまい、漆黒の血が辺りへ散る】
・・・・・・『シュヴァルツ・ブラスト』
【彼は、闇の弾丸を1発生成し、相手の腕を狙って放つ。それは、着弾すると、小規模な闇属性の爆発を起こす】
571 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 20:39:40.17 ID:Y4Uc04go
【公園】
【夜も更けて遊んでいる子供も家に帰り始めたころウルトラジャンプの最新号を手にしてペラペラページを捲っている者がいた…】
【欠伸交じりで読書中なのはさらっとした柑橘系の整髪料の匂いが漂うさらっとした茶の短髪にきりっとした目に真っ赤な瞳に整った鼻筋】
【水色の質素なシャツを白い柄シャツの上から羽織り、ひざ下まで伸びた黒よりの灰と黒のストライプのハーフパンツに赤のスニーカーの青年】
【肩にはリュックサック風のバックを持ち、首には季節に合った赤いマフラーを巻いている】
「剛太郎、絶対にこの先の続きを言うんじゃあないぞ?ワシは極力情報を耳に入れず新鮮な気持ちで
読みたい主義なんじゃからのう」
ムク実はマンガが大好きとか結構意外だな、そういうのには興味ないただのお堅い頑固ジジィかと思ってた
ゆっくり読ませてくれよ、なけなしの金でかったウルジャンなんだからさ
「ちなみにワシは個人的にジョニィが好きじゃな」
【垂れた耳に丸い目、ソフトモヒカンのように中央の頭の毛がこんもり盛り上がった、首輪に複数の鍵をぶら下げた
茶色い体毛に覆われ小さな子犬、いや…レッドカラーのトイ・プードルは次読ませてもらう時を待っているらしい】
【…この犬、マンガを読むのか】
572 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 20:40:05.88 ID:wbWUfVMo
>>570
【突きを放ち、直ぐ引き戻しの動作へ移る】
【舞う黒い血を見て、哂う】
はっ、変わった血じゃの。
だが――戦場じゃぁ関係ねェもんさ。
【放たれる闇の弾丸を引き戻した刀で受ける】
【生じる爆発で、数メートル吹き飛ばされ、着地】
【上手くいなしたが、手に衝撃が伝わり、すぐさま反撃に移ることは出来ない】
573 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 20:41:07.55 ID:prcwhrUo
【水の国の病院内】
【黒い生地に金糸で蝶の羽が描かれている和服に青紫色の帯を締め】
【同じく長い黒い髪を頭の上辺りで縛っている糸目の女性が病室の前の椅子に気怠げに座っている】
【病室の患者のネームプレートは掛けられておらず、まだ用意されていないのだろう】
(むぅー……面倒臭いですわ、それも凄く面倒臭いですわ)
(どれくらいかっていうと……そうねえ毎日欠かさず朝食を食べるくらい面倒臭いわねえ)
【手に持った閉じられた扇子の先を自分の唇に軽く当て】
【態とらしい困った表情を浮かべて足を組み直す、カランと下駄の音】
……そういえば朝食抜いてたわね、帰りにでも食べようかしら
(そうと決まれば手続きをちゃっちゃとして面倒臭い事を終わらせて何か食べに行きましょ)
【扇子を椅子の横に置き、同じく横に置いておいたここに来る前に看護婦に渡された書類を取り】
【すらすらとボールペンを走らせて必要事項を記入していく】
ま、こんなもんかしらん……うん誤記入無し、問題なし、バッチグー
……バッチグーは死語っぽいわね、やめよ使うの
【年寄り臭い言葉だと思ったのかいけないいけないと唇を指の腹で滑るように触れ】
【そして丁度その場に看護婦が現れ、女性は一礼し適当な挨拶をしながら書類を渡す】
それではお願いいたしますわ、何かあればそこに書いた番号にお電話でも……では失礼して
【カラン―――、女性は椅子から立ち上がり】
【看護婦は用意してきたネームプレートを掛ける、そこには「エルフェス=ネヴィア」と書かれて】
【その文字を見て女性は意味ありげに薄らと笑いながらその場から去っていく】
/絡み不要に見えますがそんな事はございません
/絡まれる事はなさそうですけど一応
574 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 20:41:14.59 ID:gWSuzvAo
>>567
…?
ふむ、まぁ深追いはしませんが…
【聞き分けはいい子で、それ以上の追求はしなかった】
【一息付いて、何事もなかったように再びしゃべりだす】
私は、あくまでも自分が正しい物を実行してきた、と言っただけです
嘘を吐いたことがないといえばそれは嘘になります
───では、今、翠さんも嘘をついているのですか?
【彼女に他意はなく、何の気なしにした半ば冗談だが】
【その真っ直ぐで純粋無垢な視線はまるで瞳の奥深くまで暴くようで】
【しかも乱暴ではなく、ゆっくりと優しく、人によっては尚更性質が悪い】
う〜ん…せっかくですし、お言葉に甘えさせてもらいます
翠さんの身長なら私を影に入れることができますからね!
575 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 20:43:40.77 ID:xaQD1yUo
>>572
・・・そうだな
【相手の言動に、賛同するかのように呟くと】
・・・・・・
【剣を構え、攻撃や防御に備えつつ、彼は詠唱を始めた】
576 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 20:50:42.94 ID:wbWUfVMo
>>575
【気を腕に流し、しびれを吹き飛ばす】
【刀を鞘に収め、右手を柄に、左手を鞘に】
【鞘の中に気を貯めて、貯めて、貯める】
【相手が詠唱をするように、こちらも居合の貯めに入った】
鳥之壱―――加えるは――風之壱――――
【ゆっくりと目を瞑り、静寂を感じさせる様で、構えをとり続ける】
【相手の詠唱と、こちらの貯め】
【静かな均衡が、徐々にふくれあがっていく】
577 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 20:53:27.81 ID:9MtrU2wo
>>574
【あの日から、自分を誤魔化し、偽ってきた日々―――】
【『彼女』に会ってからも尚、過去の残骸から逃れることは叶わなくて―――――】
私は―――そうね、『自分が正しい物』なんて長いことしてないわ
嘘は吐き過ぎて自分で何が本当だったか分からなくなる始末
―――その質問に答えるなら。『私が嘘を吐いている』んじゃなくて、『嘘が私を作っている』よ
【自分でその事実から、目を背けたかったのだろうか―――】
【深く俯いたまま紡がれる言葉、ミーナの位置からその表情を伺うことはきっと困難だが、その顔は泣きそうな顔をしていて――】
【自分でもそう感じたのだろう、頭を振った後、再び頭を上げて、ミーナの方に歩いて行く】
―――で、送って行くのよね?さっさとしましょう?ずっとそのままも嫌でしょうし
【落ち着いた様子、或いは無表情を浮かべて、そう催促する】
578 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 20:57:54.56 ID:oExxbo2o
【街中】
ふぅ……色々終わって、暇になったものだな……。
まだ目先の問題が解決しただけに過ぎないとはいえ――
【紺藍色の髪を赤いリボンでツインテールに結んで、青渕のメガネ】
【ベージュ色のセーラー服に紅と青のチェックのミニスカートを穿いて】
【右腕に腕時計の様な機械、腰の左右には白と黒のハードポイント】
【頭部に茶色の犬耳、大き目のヘッドフォンを装着し、スカートから茶色の尻尾を覗かせている】
【140cm程の小柄の少女が、ぶつぶつと呟きながら歩いている】
【襟元に付けられたボタンのマークから、“魔術協会”の生徒だと判るだろう】
……ま、同時に問題も生まれた訳だが。
全くどうしたものかな。
【ふと、一つの店の前で足を止めて】
【ウィンドウに並べられていたクリスマスケーキをぼーっと眺める】
579 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 20:59:46.49 ID:xaQD1yUo
>>576
よし・・・
【彼が詠唱を終えると、相手の足許周辺に、闇が発生するだろう】
・・・『暗黒への導き』
【それから、幾らかのタイムラグを経て、闇の槍(荒削りな円錐的)が複数、勢い良く生えるだろう。回避や防御が出来ない攻撃ではない】
/すみません、見逃してました
580 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 21:02:10.51 ID:3ltoVFso
【何処かの病院】
「成程成程、言わんとする所はよーく分かった
蛙一匹、まさか機関に味方しているとも思えなかった、と」
……………うん
「で、置いて行こうとしたら後ろからざっくりやられて傷が開いた、と」
………まあ、そういうこと
【ベッド一つを占領しているのは、灰色の長髪の少女】
【普段の様な活気は全く無く、完全に沈みきっている】
【横に座って問いを連発しているのは、顔に横一文字傷の女】
【こちらはと言えば普段通りに淡々と。なんとも静かな事で】
「そういう事が有ったから、途中で撤退。結構危ないかもと思ったから病院に運んで貰い
そして気付いた時にはもう戦闘が一切合財終わっていた、と」
……………………………
「お前、負け癖ついておらんか?」
…………ふえーん………
【然しながら、ざくりざくりと心は抉っている模様】
【少女の方は、枕に顔を埋めている】
581 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 21:03:12.01 ID:wbWUfVMo
>>579
【気と構えの貯めは万全】
【後は放つのみだ】
【始まりは優雅に、そこからは怒涛に――】
――――飛燕の凩―――ッ!
【鍔鳴り】
【次の瞬間には、気を圧縮した真空刃が相手に向かって高速で飛来していく】
【そして、技を放った反動で、後ろに移動】
【闇の槍は、僅かに老人の左腕を抉り、肉をちぎり取った】
582 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 21:06:50.84 ID:xaQD1yUo
>>581
・・・ッ!
【技に集中していたためか、真空刃の回避が遅れ、腹部に喰らってしまい、漆黒の血が地面を染める】
・・・・・・中々やるじゃあないか
【左手で腹部をおさき、右手に剣を持って、相手を見据える】
583 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 21:09:52.27 ID:wbWUfVMo
>>582
【左腕からは血がぼとり、ぼとりと落ちている】
【元々肉付きの無い老人の肉体。僅かな傷でも大怪我となる】
【相手の賞賛に笑みを以て答える】
お前さんも、中々のもんじゃよ。
【こちらも、賞賛に賞賛を以て返す】
【そして、相手に問う】
まだ――やるかい?の
584 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 21:11:18.01 ID:gWSuzvAo
>>577
面白い答え、ですね
でもやっぱり『嘘が翠さんを作っている』のではなくて、
『翠さんが嘘を吐いている』だと私は思いますよ
"蛍川翠"って名前は真実でしょうし、
仮に嘘を全て暴いたとしたら、翠さんは翠さんでは無くなるのですか?
───大丈夫です、何が本当だったかぐらい、そのうちに思い出しますよ
【自分の位置から見えない表情を知ってか知らずでか】
【謝ったところでどうしようもないのをわかってかわからずでか】
【再び輝くような笑顔で大きく頷いた】
…そうですね
もう、夜も深くなってきましたし…
【ふぅ、と吐いた息はもう白くなっていて】
【こっちです、と手招きしながら公園の数ある出口の一つから出る】
585 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 21:12:49.24 ID:xaQD1yUo
>>583
・・・そっちがその気ならやろうじゃあないか・・・・・・もっと、もっと
【腹部を押さえながらそう言う。漆黒の剣は、いまだ握ったままだ】
我にある道は・・・戦いと殺しのみだからな・・・・・・
【しかし、その言葉に憂いはない。むしろ、誇るかのような感じだ】
586 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 21:14:41.60 ID:P3l9rL2o
>>580
【こんこん、と響くノックの音、相手の了承を待たずに、その音は途切れ
ガラガラ、と音をたて、扉が開くだろう】
【――――――――そして、そちらへと視線を向けてみれば】
【看護士である、それも、この病院のもの、であろうか――――ナース服を着こなして
扉を開けると、スタスタ、と脇目も振らず、中へと入ってきた】
【数刻して彼女は消える=\―――まるで、蝋燭の灯火を、吹き消すかのように
ふわりと、その、心地よいフレグランスの残り香を残照に、その場から消えてしまう
何事か、考えるまでもなく、応えはそちらから、零れ落ちてきた】
……っと、能力を使わないと扉が開けられないとは……我ながら、少々――――やりすぎましたか
【――――響く旋律は、聴きなれたポップスのように、耳を撫でる、たどたどしいコード進行で
がさごそ、と小さな物音をリズムに加えながら、貴女の耳へと流れ込むだろう
ソプラノボイスのトーンは、聞いた事があるかもしれない】
【視線を向けてみれば、両手一杯に果物籠を抱えた何か≠ェコチラへと歩いてきた
何か、と形容したのは、果物籠に詰まれた、山のようなフルーツのせいで、姿が全く、覗けないから、で
唯一の証明といえば、ふわり、とまるでリボンのように零れる、紫苑色の三つ編みで】
【――――――――さながら、尻尾のように、ふわふわ、とフルーツの香りを、かき混ぜて】
587 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 21:18:49.77 ID:9MtrU2wo
>>584
それは表面上の概念しか見ていないからじゃない?
そもそも、あなた達に嘘を吐いた覚えなんてないし、ね?
【(そうだ、私が嘘を吐いている相手は―――)】
嘘というのは、単に事実と異なることをすることに非ず、よ
ついでに言えば――私は自分の名前が嫌いよ
【そうだ、この名前を付けたのは他ならぬ両親で―――どうして『あいつら』のモノを好きになれるだろう】
【ふ、と浮かべる笑みは、どちらかと言えば明るさよりも儚さが強く浮かんでいて―――】
それじゃあ、行きましょうか
【キンクリしちゃう?】
588 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 21:20:30.63 ID:wbWUfVMo
>>585
カッカッカッ!良い覚悟じゃ―――。
【笑みを深めて言い、刀を片手で構える】
【もとより利き手は右。あらゆる状態で戦えるように技を練磨してきた】
【故に、片手が使えない状態など、老人にはハンデにはならない】
【60年間切った貼ったを繰り返してきた老剣士の面目躍如と言ったところか】
出血がアレでの、そう長くは戦えん、いい年しちまってるからのう。
【苦笑して、刀を鞘に収める】
次で――終わりにするぞ?
【桜色の臨気が先の比ではない程に吹き上がる】
【構えは居合、しかし、先程の其れとは恐らく威力、速度段違いと成るものだ】
【只々、見据えるは切るべき相手】
【武器を自らの一分とするのが一人前の武器使いだと言うが】
【老人は既に剣と一体となっているようにも見える】
【老境の技を放つがため、老人は隙無く相手を見据えた】
589 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 21:24:15.10 ID:3ltoVFso
>>586
「ん?なんだ、看護婦か………せめてノックの一つm―――おお?」
【表現が何年分か古い反応、扉の方に顔を向けた女】
【それを窘めようと立ち上がろうとした途端、雲散霧消する看護師】
【中腰の姿勢で硬直し、暫し混乱するが】
「………成程、そういうやり方が有る訳、か
然し、足でもなんでも扉を叩けば、中から開ける事は出来るのだぞ?
ああ、それはそこにでも置いておけば良かろう………よくもまあ買い込んだな」
【現れた人物の顔は良く見知っている。いや訂正、髪は良く見知っている】
【すとんと腰を椅子に戻して、ベッド脇の小さなテーブルを指さした】
【それから、椅子を適当に一つ引き出して】
「おい、吟雪。お前の客だ、ふてくされとらんで起きろ」
……………?
【くん、くん、と、顔を持ち上げて鼻を引くつかせ】
【ばね仕掛けの人形の様な勢いで、ぐるりと身体を仰向けに入れ替えた】
【ベッドを両手で受け身を取るように叩いて、上体を跳ね上げて】
シオン…………流石のタイミングで来てくれたね
【例えが数日気が早いが、クリスマスプレゼントを受け取った子供の様な顔】
590 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 21:25:30.94 ID:xaQD1yUo
>>588
こちらもそのつもりだ・・・『ダーク・ウェポナー』
【漆黒の剣は、更に闇と漆黒を増すかのように、漆黒のオーラを纏う】
「シュヴァルツ・ソードD」・・・我の相棒・・・行くぞ!
【そして、更に更に、漆黒の剣へ、闇を注いで行く】
591 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 21:33:12.63 ID:wbWUfVMo
>>590
【相手の漆黒に呼応するように、吹き上がる気は、もはや老人こそが咲き誇る櫻の樹であるが如く】
【体表から吹き上がる気は、はらり、と剥離し、桜の花びらとなり砕けゆく】
【其の、膨大な力を込める、込める、込める――――ッ!】
終劇――――――――――ッ
【右足を一歩前へ進め、右手の筋肉を駆動させる】
【放つは必殺の居合也】
―――――花鳥風月――――ッ!!!!
【超速での抜刀】
【内部に貯めた気を爆発させることに拠る高速の抜刀だ】
【そして、鞘の内部に溜め込まれた気は、刀に引きづられ解き放たれる―】
【刀身から放たれし無数の櫻の気は―――花のごとく】
【抜刀の摺り音は―――鳥のさえずりを彷彿とさせ】
【刃金が空を裂く音は―――正に風の音】
【描く弧月は―――三日月を描く】
【解き放った気は、数千の斬撃の性質を持つ気の花びらと鳴り、怒涛の勢いで相手に襲いかかっていく】
【一撃一撃に酒精が込められており、連続の攻撃毎に、極々微量ながら影響をうけていくかも知れない】
592 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 21:33:58.36 ID:oqkdroSO
【街中】
【クリスマス目前でにぎわい、色とりどりのイルミネーションが飾りついて】
【クリスマス前にも関わらずイチャラブしてるカップル達が歩いてる】
【その中で】
………………………………
【背中に大剣を背負い灰色の長い髪に緑のジャージを着て眼鏡をかけ】
【首に黄色いペンダントをかけ】
【腰に黄色い石が装飾された斬れないように刃のつぶれた西洋剣をおさめた小さなナイフの装飾のついた鞘と深緑色の簡素なフォルムをした拳銃を装備した18歳くらいの女性が】
【凄い暗い表情で歩いてる】
………クリスマスなんか燃えればいいのに
【な ん か つ ぶ や い た】
593 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 21:34:26.71 ID:qtiYcKw0
>>578
【其処に近付いていく―――と言うよりは、仕方ないので直進している、と言った様子の『悪態』が響く】
【それに付随する形で、長い布の様な何かを擦って往く様な摩擦音も、雑踏の中から迫って来る】
ぬはぁッッ………何だって、こんなコトに。
幾らこのオレでも、空の男の冥土がこんなトコだとは思っちゃ居なかったぜ…。
グッドルッキンな娘が居る辺り、天国かも知れないけど、よぉ…。
【もし、其の音源を見やれば―――何やら、超現実的な光景を発見する事が出来るかもしれない】
【宇宙服をスリムにした、とでも形容すればいいのだろうか。所々が裂かれ、もはや用も為さない、気密服らしき『物体』が】
【暗黒色のバイザーの向こうから――当然と言えば当然なのだが――ヒトの顔らしき輪郭を覗かせつつ、のっそりと直進しているのである】
【中身を人間だと仮定した場合、明らかに『丈が余り過ぎる』らしく、膝のあたりで服は折れ曲がり、本来以上にひしゃげて地についている】
【ナメクジが歩くように、長く尾を引いて、ゆったり――――摩擦音のワケも、この有様を見れば判ろうと言うモノ】
なぁなぁ、其処の素敵なお嬢さん! ……――ちょっとオレのこと、助けてくんない?
色々試してみたんだけど、何だか手が短くってさ……このままだと、地獄だわ。
【これまた中身と比べて容積が余り過ぎたメットを、かぷかぷと提灯よろしく揺らしながら、異様の影は進む】
【其の中で瞬くアイス・ブルーの瞳≠ヘ、『ウインドウショッピング中の娘』を捉えて、僅かに輝きを増す気がした】
【そんなこんなで、この『物体』――――牛歩と呼ぶにも何だか足りない速さだが、暗がりを突き抜け、少女の後ろ数メートルに立ち】
【ナンパ男風にしては、些かばかり情けなさすぎる語調で、助けを呼び掛ける】【呼吸が苦しさ、メットの邪魔さ、声は派手にくぐもる】
【――――……声は、明らかに『少女』の、ソレだ】
/まだいらっしゃいますか?
594 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 21:38:08.46 ID:P3l9rL2o
>>589
【殆ど前が見えないらしく、指差されたテーブルが見えない――――その為
キョロキョロ、と頭を振って、どうにか、果物の山から顔を出そうと苦心する様子が
ふらふらと揺れるお山から、うかがえるだろう――――……結局、その場に、籠を置いて】
――――……その発想に至らなかったことを、少々後悔しています
どうしても撃ち抜く≠竍粉々にする≠ニいった行動が優先的に流れ込んできてしまいまして
……それにこれだけでは、全然足りませんよ
吟雪がどれだけ、苦しい思いをしたか、って――――……考えるだけで
【紫苑色の長い髪の後方を三つ編みにし、一つにまとめ腰の辺りまで垂らした
白いオフショルの長袖のトップスに純白の手袋、両手首にかけた黄色いリングそして黒いレースのミニスカ
やや濃いめの紫苑色のニーソックスからみえる脚線美が素晴らしい巨乳の少女
彼女の表情は、泣き出す前の雲のように、霞のかかった――――……表情で】
【ぷるん、と潤んだ唇の端を噛むと、果汁が零れるかのように
僅かに濡れた唇が――――……かすかに震えた、それでも――――】
当たり前ですよ、誰だと思ってるんですか?
――――……この世界で一番、貴女を愛している内の一人ですよ
【髪を掻くような仕種で、右手をそっと上げると、その手首から零れ落ちた絲≠ェテーブルへと向かう
絲の端がテーブルの中心へと着くと、彼女は絲を手元で切断、切れ端を果物籠へと括り付けて
――――……刹那、テーブルの中心にある、絲がいきなり、回転を始める、丁度、絲を巻くかのように
その場で回転し始めた絲は、渦巻きのように、するすると、果物籠を引き寄せ、結果的に、テーブルの上へと、誘うだろう】
【ふわり、と微笑む彼女の笑顔はきっと、果物籠に詰まれたどんなフルーツよりも、新鮮で、甘い】
595 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 21:39:35.06 ID:gWSuzvAo
>>587
───ふむ
…翠さんの言うとおりです
約12歳の若輩者が知ったような口聞いてごめんなさいっ
【これは本人の問題だ、と引き際を感じて】
【※ちなみに「約」がついているのはあくまでも人間換算で12歳だからです】
でも自分の名前を嫌っちゃだめです。それだけは言わせてください
その名前を付けた人がどんなに嫌いで、憎んでいても───
名前があるっていうのは幸せなことですから
少なくとも名前を付けたときに、つけた人たちは喜んでいたはずですから
【そう言ったと同時に大きく一歩を踏み出して】
はいっ
この時間帯を逃したら通勤帰りとかで人も多くなりますしね
あっちへ15分ほど歩いたところです
【きーんぐ、くりむぞーん!】
596 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 21:39:44.28 ID:xaQD1yUo
>>591
・・・『モスト・ダーク・ウェポナー』
【漆黒の剣は、闇そのものと言っても差し支えが無いほどの闇へとなっていた】
・・・・・・うおおおおおォォォォオーーーッ!
【剣の間合いへと一気に踏み込み、闇で強化された剣を、相手の左肩から斜め下へ斬るように振るう】
【その威力は、もはや剣の威力では無く、更に、周りへ闇の波動を引き起こした】
【一方で、攻撃は回避できなかったのか、次々と命中して、漆黒の血が辺りへ次々と飛んだ】
597 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 21:45:26.78 ID:9MtrU2wo
>>595
『名前を付けたときに、つけた人たちは喜んでいた』ね…
今やそれを知る術もなく、よ
【自分の名前を嫌っている理由―――それはきっと『あいつら』が憎いんじゃなくて…】
【それはさておき、キンクリ!】
【ミーナの住まいの近くの道路脇にて】
――さて、ここまで案内したらもういいかしら?
【何の気なしに、周囲の住宅を見回しながらそう尋ねてみる】
598 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 21:45:27.48 ID:wbWUfVMo
>>596
ッォォォオォォォオォォォォオオオォォォォゥゥォオオオッッッゥ!
【全力の切り上げの居合】
【決めの技ゆえ、次を用意する事はない】
【そもそも、詰められることがなかったのだから】
【だが―――詰められた】
【そして、襲い来る斬撃、走る紅の線】
【真紅い鮮血を辺りにまき散らして、老人は吹き飛んでいく】
【仰向けに、大地に倒れ伏し】
【噴水のように血が吹き出している】
599 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 21:46:41.50 ID:3ltoVFso
>>594
「私なら、確かに蹴り砕くだのなんだのと思い付くかも知れんが……
お前、其処まで物騒な考え方をするような人間だったか?
どうにも、思考が多方面から毒されている様な印象を受けるが………」
「………だが、本当に良いタイミングで来てくれた
まあ、まずは座れ。立っていると、頭の位置が遠くなろうが」
【過去の彼女がこんな考え方をしていたかどうか、記憶の照合を始めるが】
【その間立たせておくのも会話の妨げ、引き出した椅子を進める】
【テーブルの上に置かれた籠、其処から林檎を一つ取り出して】
【懐から短刀を引きだし、手の上でサクサクと斬り始めた】
…………シオン、来るなりその台詞は反則……
そんなの、お芝居の女ったらししか言いそうにないじゃない
殺し文句にしてもオーバーキルだよ?
………良いや。それで死ぬなら、結構気持ち良さそう
会いたかったよ、本当に………会合の時は、殆ど話したり出来なかったし
私は私で、ここの所引きこもりみたいな生活してたしね………
【出会いがしらの台詞に圧されて、いくらか頬を赤らめはするが】
【それでも過去の事例に比べればまだマシ、普段通りの軽口を叩く】
【沈んでいた表情は、もう殆ど残っておらず】
【綾菊が引き出した椅子に近づく様、ベッドの上で身体を動かした】
600 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 21:46:59.18 ID:oExxbo2o
>>593
【何かを引き摺るような物音と、少女の声】
【街中で聞こえるには珍しくない音に、然し声を掛けられたのでつと振り向き】
――――――なんだ、あれ。
【何時か別の人に対して呟いた言葉を、再び口にした】
【万国吃驚人間ショウか何かだろうか、だとしたら会場はこっちじゃないだろう】
【水の国の大会会場にでも案内すれば良いだろうか、等と無意味に思考は回る】
【目線を合わせて良いものか、というか反応しても良いのだろうか】
【――この間約2秒。やや間を持って、仕方なく視線をソレに向けて】
…………警察でも呼べば良いか?
【この場合、其れは助けると言って良いのだろうか】
/ここにー!
601 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 21:51:03.30 ID:xaQD1yUo
>>598
・・・・・・
【無理矢理間合いを詰めて、それ故に回避を殆どせずに受けた攻撃だ、しかも相手の全力の攻撃。無事で済むわけがない】
久々に・・・楽しんだぞ・・・・・・ありがとう
【彼は、その場にぶっ倒れると漆黒の血溜まりを作り、そして、そのまま起き上がらず、何処かへと転送された】
/お疲れさまでした
602 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 21:52:21.61 ID:wbWUfVMo
>>601
ハッ、こっちも、な。
【吹出す血を気で止血し、老人はどこかへと歩き去っていった】
//乙でした!楽しかったですッ!
603 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 21:58:48.93 ID:P3l9rL2o
>>599
【意外と貴女の言葉が図星だったようで、分かりやすく――――……僅かに頬にシロップを垂らした
そうですね……と困ったように、恥ずかしそうに、頬を掻いてみせて、少し、瞼を閉じた】
――――まあ、確かに、影響は沢山受けましたね、悪いこともあれば、良いことも
その中の大部分に貴女もいれば、吟雪もいます
どれもこれも一人部屋に篭って、書物と向かい合うだけでは――――できない体験でしたね
そういう意味では、悪影響、というものは無い様に思えますが……
【思い浮かべるメモリーは、幾万画素ものカメラで取られたように、くっきりとした、透明な思い出たち
そのどれもが、今の彼女を成り立たせているのかもしれない】
っと、それではお言葉に甘えさせてもらいますね
【紫苑色の瞳が再び貴方たちへと注がれて、静かに椅子へと座った
ぱふっと、軽い音をたてて座る様子から、僅かに体重が減ったか、と推測できるだろう
――――尤も、貴女が人間観察≠フスキルがあるなら、ではあるが……島津の者には、杞憂であろうか
少し思考が及ぶなら、彼女の、吟雪に対する心配が、感じ取れるような気もしないでもない】
……ごめんなさい、だって――――……こんな事があったんです
もしも、もしも――――……貴女が、零れ落ちてしまったら……そう考えると……
一生じゃ足りないくらい、伝えたい言葉があるんです、魅せたい景色があるんです
そして、過ごしたい時間があるんです……これぐらい、言わせて下さいな
【――――……自分の言葉に、恥ずかしがって、ほんのりとその紅さを滲ませながら
それでも、紡ぐ彼女は、ただただ単純に、貴女を愛しているのだろう
初対面で、いきなり殺しにかかった相手とは、思えないね!】
604 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 21:59:20.78 ID:uZ2X8fUo
【街中】
【噴水広場のベンチに座る一人の男】
【やや足を広げ、だらーん、と背もたれに思い切り凭れかかり、そのまま重力に身を任せ、頭はやや上向き】
ふ───ァふ…。
眠い、そして寒い。微妙に水飛沫が飛んで来るのがさらに辛い。
【もさっとした寝癖のついた黒髪、気だるげな鋭い瞳にはほんのりと涙の雫。おそらく欠伸が原因】
【テールコートを身に付け、両手には清潔感のある白い革手袋を付けた手品師のような格好の男】
【その肩には他は普通だが“鋼色の翼”を持つ奇妙な雀が、ちょこんと乗っている】
そして、動くのもなんだか面倒……。
くっ、おのれー、てつがくしゃのたまごー……。
【だるーん。何でもかんでも卵のせいにしてはいけません】
【そして、彼はぐるんぐるんと、シルクハットを右手の人差し指で回している】
【ダメ男とは対照的に、彼の指先の帽子は月光に照らされ煌く噴水をバックにそれは美しく回るのだった】
605 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 22:01:18.13 ID:gWSuzvAo
>>597
そう……なのですか。
・・・……───。
【視線をやや上に向け、考えを巡らす】
【そして決してそちらには答えを聞かない】
【恐らく歩いている間、奇妙な沈黙が続くだろう】
────────────
【言ったとおり、ほぼ15分後。そこはクロノの屋敷】
はいっ
どうも有難う御座いました
…寒くなってきてますから風邪には気をつけてくださいね
【周りを見渡しても銅像が気になるぐらいで】
606 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 22:05:21.57 ID:9MtrU2wo
>>605
私は大丈夫よ、能力のお陰もあって暑さ寒さには強くてね
【心配には、右手で頭を掻きながら「大丈夫だから」と言い――】
それじゃあ、私もそろそろ帰ろうかしら
お休みなさいね、ミーナ
【そう言うと、手を振りながらミーナと屋敷に背を向け、そのまま歩きさってしまうだろう―――】
607 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 22:08:08.45 ID:qtiYcKw0
>>600
(……冥土じゃない臭いな、此処………警察居るらしいし、よ)
(クソっ、んだったらせめて航空宇宙軍、最悪陸海軍と、MFじゃ無くてもヒコーキが有る保障をくれりゃあ……キッツイお嬢さんめ)
オレが提案する最善策は、『取り敢えずヘルメットを脱がす』ってトコ。
メカニカル・レディ、後生だから可能な限り穏当な処置を頼むぜ、オレは軍人としちゃあ正常な心算なんだ。
……――まぁー、迷い人って意味じゃ、警察も良いセンかもだけど、ね。
【ヘルメットの向こう―――少女より僅かに身長が高い『物体』の顔を覗くのは、難しいやも知れないが】
【引き攣った苦笑を浮かべた時に、歯ががっちりと噛み合って、僅かに軋む音が残響し切らずに首元から零れたのは、判っただろう】
【其れでも、妙な所で胆力が有るのか、軽薄なだけか、物怖じせずに返しの句を紡ぎ始めた】
【足と同様に、すっぽりと服に包まれてしまった腕は、手の指が露出せず、半ば縛られた状態である】
【意図的に転倒してメットから頭を抜く、等の荒技に出なかったのは、体勢が崩れれば文字通り手も足も出なくなりかねないから、か】
【この人物の素行や突っ込みどころの数多は兎も角、切迫している事は真実らしい】
………流石に、服まで脱がすのは気が引けるだろ?
幾らオレ程のナイスガイでも、初対面の娘の前でインナー一丁って趣味は無いし、ねー。
【そしてその後には、半ば独り言の調子で―――こんな事を、語り出す】
【此処が何処だかわかっていないかの如き状態、それ自体は、幾つか説明を付ける手段はあるが】
【混乱しているなりにヘラヘラと連ねられる言葉は、冗談めかせてはいるが、嘘やギャグとするには、大真面目に過ぎる抑揚】
【まるで、自分を『男』だと思っているようで……――其れが、相互理解を妨げる一端になっている、かもしれない】
608 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 22:08:56.24 ID:Xn4MQx2o
>>421
【少しばかりか青年と話している内に、気持ちの整理も付いたのだろう】
【今まで泣いてばかりだった顔を、3回ほどハンカチで擦ると】
うん・・・
なんだか良くわからなくなっちゃんたんだぁ・・・
【その目線は青年の斜め上、夜空をぽかんと見上げていた】
【仕草に少しは現れてしまったか、相変わらず心の芯は悲しいのか】
【青年の気持ちを知ってか知らずか】
【その小さな小さな口から流れて生きた言葉は】
・・・・でも、此れで良いかもしれないんだぁ・・・
恭平おにーたん言ってたもん「泣いてばかりじゃつまらない」って
【少し、本当に少し。視力が普通の人ならば変化が読み取れない程のレベルで】
【ほんのちょっぴり、笑って見せながら】
/大変長らくお待たせしましたっ!
609 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 22:12:15.62 ID:3ltoVFso
>>603
「(ふむ…………成程、な。まあ、分からんでも無いが………)」
「(………然し、それで澄ませるのも惜しい)」
……………あれ?
【音、身体の輪郭、歩み方。近接戦闘に命を賭ける者として、体重の変化には敏感だ】
【数百グラムの体重の差が、打撃の威力を大きく変えて、ステップワークの成否を左右する】
【音で推測出来る程度の変化を、この二人は見逃す事も無かったが】
………シオン、ちょっと痩せ「あまり痩せると胸が減るぞ?私はむしろその方が【スパァン】がふっ」
【真面目に心配そうにする吟雪は兎も角、とりあえずボケておきたい綾菊】
【その頭には、何処から出現したか分からないハリセンの一撃が突き刺さった】
【ハリセンが、甘いムードを阻害する元凶を、一時的に行動不能に追いやって】
【ベッドから身を乗り出すようにして、シオンの手を引き寄せようとする吟雪】
………大丈夫だって、これくらいなら。これくらいの怪我なら、病院に行かなくても治して来たし
明日がに、背中から刺された時は危ないかなと思ったけど……武美が応急処置してくれたしさ
路地裏や洞窟に隠れて、一人で丸まってるのに比べたら、ベッドで寝てられるなんて天国だよ
……だから、もう少しゆっくり伝えてくれても大丈夫。まだまだ、時間は有るから
そう簡単に死んじゃうほどには、弱くないから
【自分の胸元、包帯の巻かれたその上に手を置かせて、心臓の音を聞かせようとする】
【急に跳ね起きた為に僅かにテンポが早くなっているが、それ以外は至って平常運航】
【人より高い体温も、常の様相と然程変わらない】
…………そもそも、私の強さは貴女がよーく知ってる筈だと思うけど?
二回とも、確かに刻んで上げたような気がするけどねー………主に、此処にさ
【そして、こうやって何かにつけてからかいを入れようという根性も変わらない】
【空いている左手の人差指を、真っ直ぐシオンの喉元へと向けて】
【あの時の様に、口が裂けた様な笑みを浮かべて見せた】
610 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 22:13:05.40 ID:gWSuzvAo
>>606
そういう油断に風邪は浸けこんでくるんですよ?
【無駄に真剣っぽく言ってみたり】
【でも、強そうな人だから大丈夫でしょう、と心の中に思いながら】
お休みなさい、翠さん
───また会いましょうっ
【もう一度にこりと笑って手をふって見送る】
【そちらが後を振り返って見ようが見まいが、お構いなしに】
【姿が見えなくなるまでぶんぶんと元気よく腕を振り続けるだろう】
/ありがとうございました!
611 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 22:14:57.66 ID:oqkdroSO
【クリスマス目前でイルミネーションが飾り付けられ】
【クリスマスソングが流れる街中】
【クリスマス前にも関わらずカップル達がイチャラブしている中】
……クリスマスなんて…クリスマスなんて………去年はあまり気にならなかったけど…やっぱり後から来るな…
【背中に大剣を背負い灰色の長い髪に緑のジャージを着て眼鏡をかけて】
【首に黄色いペンダントをかけ】
【腰に黄色い石が装飾された斬れないように刃のつぶれた西洋剣をおさめた小さなナイフの装飾のついた鞘と深緑色の簡素なフォルムをした拳銃を装備した18歳くらいの女性が】
【暗い顔をしながら歩いてる】
……………はぁ…
【凄い憂鬱そうな顔で歩いてる】
612 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 22:23:49.10 ID:9MtrU2wo
>>610
だーいじょーぶよー
それじゃあまた、お互い無事にねー
【若干適当に、間延びした声でそう答えると、そのままきた道を引き返して行くのであった―――】
/お疲れさまでしたー!
【―――その、帰り道】
そうは言っても、一人で夜道を行くのは心が…ん?
【歩いて帰っていた翠の前に、車椅子に乗った人影が一人、近づいてくる】
【乗っているのは、やや癖っ毛な琥珀色のショートヘアーに赤茶色の瞳をした少女だ】
【カラカラと車輪を回しながら、車椅子の少女は翠に話しかける―――】
「こんばんわ―――蛍川翠さん、ですね?」
…ん?私のことを知っているの?―――あなた、誰?
「ああ、すいません。私の名前ですか?私の名前は―――」
【グイグイと車椅子で近づいてきた少女は、不意に翠の右手を自分の右手でしっかり握り―――】
「八坂碧って、そう言うんですよ?『この世界の私』?」
【糸が切れたように崩れ落ちる翠―――そしてそれをにこやかに見つめる『もう一人のみどり』――】
【翠につけ込んできたのは、風邪なんて優しい物じゃ無いようで――――――】
613 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 22:32:18.14 ID:P3l9rL2o
>>609
【――――……ぽかーん、と数瞬、何が起きたのか理解できないご様子で
あ、ありのままに(ry状態であったのだが、パタパタと首を振り、何とか言葉をつむぎだす】
そんなことありませんよ、冬は寒いですから、つい運動不足になりがちですし
あまり、大きな声で言うのは憚れますが――――……その、美味しいものも、沢山食べてます
……つまりは、身長が伸びたから、じゃないでしょうか?――――こう見えても、成長してるんですよ
【――――――――たぶん栄養は全部乳にいってる、と言った突っ込みは無粋なのだろう
彼女の細身の身体に見合わぬその豊満な象徴は、もてあますほど大きい、というわけでなく
むしろ、すらりとした、彼女のアクセントとして、彼女の一つとして、調和しているように、思えるかもしれない】
【更に述べるなら、身長は伸びてない、160cm程度の身長は、ほんの少し、綾菊より低いくらいか】
ふぇ――――……あ……っ……ん――――
【手を引き寄せられ、僅かにバランスを崩して、貴女へと崩れかかりそうになる、彼女
掌から零れ落ちる温もりは、きっと――――……生きてるからこそ、貴女が在るからこそ、感じれて
一片、彼女の瞳から零れた夜露は、彼女を伝って、貴女の手の甲に落つる】
【流れ込む旋律は、貴女が刻む、命のシンフォニー
生まれてから死ぬまで、それまで、その小さな身体を響かせ続ける――――それはきっと何よりも偉大な生命の証
直ぐ側に居る貴女に、恋焦がれるように、彼女もまた、貴女に惹かれて行く】
【きゅぅ、と締め付けるような胸の鼓動に、耐え切れなくなって
水面から顔を上げるように、静かに貴女へと視線を注いだ】
――――……信じてますよ、貴女の言葉を
だから、ぜーったいに……裏切らないで下さいね――――貴女を繋ぎとめる首輪なんて無いんですから
せめて、信じることだけは、続けさせて下さい、祈り続けることだけは、赦して下さい
【いつ、貴女が消えてしまうか分からないから、本当は――――あの子≠煌ワめて、三人で
皆が皆、手の触れ合える距離で、いつまでも、居たい、でもそれは――――叶わぬ夢だから
目の前の貴女を束縛するのは、きっと、貴女の価値を薄めてしまうから
だからせめて、帰ってくる場所だけは――――……作っておきたい、から】
【涙交じりで辿った言葉、湿っぽい心を震わす、貴女の言葉は
彼女を弄ぶには丁度、というよりかは、大分、大きい】
っ……それは、その――――……た、確かに、忘れられない体験では、ありますが……
あぁ――――!!もう、そんな表情しないでください……っ――――思い出すじゃ、ないですかぁ……
【しゅるると小さくなって、真っ赤にした顔を、ぷいっと逸らして
何か言ってやってください!って感じで、綾菊へと視線を向ける】
614 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 22:34:10.27 ID:oExxbo2o
>>607
…………………………ふむ。
色々聞きたいこともあるが、まぁいい、後で聞くとしよう。
とりあえず、そのヘルメットを取ってくれ、って事で良いんだな?
【メットの向こう側から聞こえる声に、暫しの間腕を組んでその顔を睨むように見据え】
【何か言いたい事はありそうだが、今は其れよりも相手を優先する積りらしく】
【何を求められているかを改めて再確認。遠回しな言い回しはせず】
【早く状況を何とかしたいと思っているのは、双方同じのようだ】
――――、後で聞く、と言ったが前言撤回だ。
お前、自分が何なのか認識しているか?
【初対面に対しても容赦のない言葉選びである】
【少女の声で語られる言葉は明らかに『男』の其れ】
【流石にヘルメット以前に気になったのか、そんな尋ね方】
615 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/21(火) 22:40:23.31 ID:Oo0WlkU0
/記憶消失少女+羽後さんの方は居りますか?
/居られましたら
>>514
に返事お願いします
616 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 22:41:35.76 ID:pKMK7kSO
>>604
【そんな中。ぱたぱたと軽い足音を立てて、其処に差し掛かるものが一人】
【それは、少し癖の有る金髪に、夕闇のような紫色の眼、いまいち幼さの抜けない顔立ちの】
【右眼に眼帯を着け、小柄な体躯に見合わないぶかぶかの白いロングコートを羽織った少年であった】
はふ……、やっぱり外は寒いですよねー。
もう大分遅くなっちゃいましたから、なるべく早くお家に……
【「しかし、久しぶりの出番かなぁ」等と、よくわからない独り言を吐き出しつつ】
【手にした大きめの紙袋の内の、湯気を立てている焼き芋をふーふー冷ましたり齧ったり】
帰らない、と――――――!?
【きらきらとイルミネーションの輝く中を抜けて、広場も中ほどまで歩けば】
【その足取りは、ひゅんひゅんと華麗に風を切って回る、シルクハットに眼を奪われて急停止】
(……あ、あの人、出来る……恐らく、S級スピナーに違い有りませんっ!!)
【長い長いコートの裾を踏みかけて、おっとっと、とよろめくのも束の間】
【焼き芋を頬張るのも忘れて、イルミネーションに負けじと眼を輝かせる少年。うわなにこの子ぁゃιぃ】
//あばば、大幅遅れてしまいましたがまだいらっしゃいますかー!!
617 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 22:48:15.10 ID:3ltoVFso
>>613
………心拍数と寿命が比例するって、あれ嘘なんだってね
種族毎の平均を取るなら、まあそこそこには近い数字が出るらしいけど……
ほら、この通り。普通の人間と同じ、殆ど変わらないよ
それに、もしそんな話が本当だとしたら……
こうやって近づく度に寿命が縮まるなんて、洒落にならない事が起こっちゃうしね
……それと。繋ぎ止めてくれても、構わないんだよ?
小屋に住むのは嫌だけど、何処か一か所。帰れる場所を見つけてさ
今、私は武美と一緒に暮らしてるけど………例えば、シオンが其処に来ても良いだろうし
………これ、結構本気で言ってるから
【胸に触れさせた手を、そのまま右手で抑えておいて】
【少しばかりうつむいて、表情を分かりにくくして。ぽつり、ぽつりと言葉を並べる】
【静かな夜には、これでも十分に聞こえるだろう。部屋の中の邪魔者も、まだ復活していない】
【シオンが視線を向けた時に、その邪魔者はようやく復帰する】
【だが、こういう問題で助けを求めるには、不適切にも程があろうというもので】
【顔に被さった長い髪を押し退けて、見えた顔は分かりやすく笑っていた】
【それも、口も目も半分だけ開いた、なんとも何を考えているか分かりやすそうな笑い】
「………ほうほう、成程成程。何も知らん子供、とばかり思っていたが……
やはり、私の知らぬ所で色々と成長している様だな………いや、目出度い事だ
然しながら、そういう事を思い出すなら自分の部屋に籠っている時が良かろうな?
…………背が伸びた様にも見えぬ、成長しているとは精神面の方か、それとも経験の方か」
「………ああ、それと。視線を外すと危険だぞ?」
【半笑い、にやけ顔、その辺りで形容できそうな表情のまま】
【何がどうとは言わないが想像力次第でどうとでも取れる、そんなあいまいな言葉を選ぶ】
【助けを求めるには人選ミスだ、そう悟るよりおそらくは早く】
【掴まれたままのシオンの手を、吟雪はぐいと引っ張って】
【手だけではなく全身、自分の方へ近づけようとする】
618 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 23:01:52.56 ID:qtiYcKw0
>>614
…よしよし、呑み込みが早くて助かる。
オレだって好きでこんな眼に遭ってるわけじゃあ無い、其処は理解してもらえたようだ、な。
(……ったく、死んだと思ったら今度は生き恥、罰当たりにしちゃあ酷ぇ脚本だぜ。)
【疲労感を隠さぬ口調からしても―――『物体』改め『彼』は、この状態に多大な窮屈さと不快を覚えている】
【視えない表情は、ひとつまみの安堵を孕み、面倒臭さに対して反射的に漏らすのとは異質な溜息が、深く吐かれた】
【ゆっくりと首を動かして、頭を痛めないように、満月が照る雲間を見上げて、心の中で毒づけば】
【「……星座は、変わらないんだな」と。素直な感想と感動が、ふと唇から溢れる】
………「何なのか?」
哲学的な方はアホらしいからパスするとして、俺は……肩書きで言えば、飛行機乗りって事になるな。
生物学的に言えば、ホモ・サピエンスの雄の成体なんじゃないかと思ってるぜ。
……――要するに、『空の男』ってワケだよ、Do you understand?
【「…なーんか、喉が可笑しいし、身体が縮んでんだけど」と、至極冷静な分析を、最後に付足した】
【『軍人』と零していた事と照合すれば、彼は軍用機パイロットなのだろうか―――「気密服」も、其れに合致する符号だ】
【簡単に自分の肩書を明かしてしまうのには、状況の理解の遅れや、いざとなれば形振り構わない姿勢が関わっているのだろう】
【――――結局、姿と言う凄まじい圧力が外部に押し出す怪しさ≠フフォローには、ちっとも成ってない、のだけど】
……ぜぇ、はぁっ………当たり前だけど、酸素薄いなァ…。
【「早くヘルメットを取れ」と、荒い息使いで、言外に伝える】
【―――若しも、それを試みれば、『脱がす』と言うよりは『外す』と言った塩梅で、簡単にメットは取れるのだが】
【その中から、飛び出すのは……――例によってか、フェアブロンドの髪がべっとりと汗で張り付いた、少女の顔】
【少女として見れば、合格点は容易に越えられる顔だが、『ナイスガイ』として評価するには、正常な感性を捨てる必要がある】
【―――――……二度目の変更。『彼』改め、『彼女』だ】
619 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 23:06:03.63 ID:7XC/XwSO
>>514
『あらあらあら、そんな事はなくてよ?』
『うちの昔からの顔なじみの常連さんでね?学生の子がいるんだけど、その子が今居候してる所がそういう夫婦・・いえ、婦婦の家なんですって』
【と自分の店の常連のとある少年を例に出す】
『ん?この娘?そうね・・・この娘は一言で言えば頑固かしら?』
が・・・頑固?私頑固?
『もちろん、良い意味でよ?一度通すと決めたら折れない娘ね』
『私のプロポーズもなかなか受け入れてくれないし・・』
【最後は違うだろ】
/ここにー
/よろしくお願いします
620 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 23:06:21.30 ID:P3l9rL2o
>>617
【貴女の言葉どおり、速度を増す、彼女の鼓動
――――悟られまいと、落ち着けようとしても、逆に、強く響くその旋律は
彼女の、心の奥底の――――思い≠代弁するようで】
……それはとっても、心惹かれる提案ですね
目を開けたら、貴女方がいる――――……これ以上の幸福はありません
【鼓動は、次第に落ち着きを増していく、それは凪のように、穏やかに、落ちていく
このまま二人で、溶け合うように、その心を重ねあって、交じり合いたい、と思う
斜陽のように、崩落していくがままに、この一瞬を、少しでも長く、味わっていたい】
……ですが、暖かい陽だまりに長く居ては、お月様に嫌われてしまいます
どのようなユートピアも、住むにつれて、次第に色を失っていくことでしょう
――――……それに、私が、それを甘受しては、いけないと思うんです
【彼女の、過去――――……彼女のせいで、亡くなった人がいる、そして、今、まさに
このような幸福を得られない人もいる――――そう考えると、彼女は、受け取ってはいけない
だから、と彼女は、貴女の言葉に明確な、拒否を向ける】
【――――退く事は簡単であろう、それが正しいのか、は――――……分からないが】
【一方コチラは、選択を間違えた人の末路】
っ……で、ですから――――……っ!!めでたくは……その、ぅ……多分ありませんし……――――
【顔をまるで、熱でもでたのか、と思うぐらい真っ赤にしながら、あたふたと、綾菊の言葉一つに揺れる揺れる
オジギソウのように、少し触れただけで過敏に反応する辺り、意外と賢いわけでもない】
ふぁ――――……!?
【密着する身体、貴女に触れるであろう胸は、彼女の身体に押し付けられ、むにゅぅと、ほんのりと
柔軟に形を変えながら、包み込むように、触れている部分へと辿り落ちていく
彼女の呼吸が荒くなる、ハァ……ハァ……と喘ぐような、ソプラノの旋律
近くで零れ落ちる、それは、じかに彼女を感じることができる調】
621 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 23:10:33.98 ID:uZ2X8fUo
>>616
【シルクハットは、回る、回る、美しく、華麗に、優雅に、そして荒々しくさえも──────!】
あー、クソ。こんなむしゃくしゃするのは卵のせいに違いありません。
きっとそうだ、おそらくそうだ、違う気がするけど、そうって事にしておこう。
【しかし、美しく回るシルクハットとは対象的に、このダメ男は】
【なんか、物凄い思いでムシャクシャして来ています】
あー、あとこの噴水も悪い。寒いんだから、冬場はこんなの取り壊して巨大ストーブでも置けば良いのに。
「ちゅん……」
わぶッ!
【雀が「そんな無茶苦茶な…」と突っ込むと、びゅゥ──────】
【見通しの良い噴水広場に、まるで噴水から青年への抗議のごとく一陣の風が吹いた】
【そんなに強いものではない。しかし、それでも、水飛沫を一定方向に吹き飛ばすのに十分な勢い】
【びしゃッっと、男に水がかかった。ごく僅かの。湿る男のテールコート】
【回転しながらびしゃびしゃと水を弾いたシルクハット。震える男の肩】
はッ……………。上等……。
【どろどろどろー。み、右手からどす黒い魔翌力が───────ッッ!!】
【───ばしゅッ!何やら男から黒い物体が噴水に向けて発射された】
【少年が男の“ソレ”に魅入られていたのなら、すぐに分かるだろう…“ソレ”は────】
【─────────“シルクハット”…!高速回転していたシルクハットを噴水に向けて放ったのだ…!】
【ギュルギュルギュル────…バッッッシュァアアアアアアアアアアアアアアアアン!!】
【シルクハットは噴水から吹出す水をまるで、空間を切り取ったかのごとく、両断。はじけ飛ぶ】
【こ、これがS級スピナーの実力だというのか…!?※違います】
【──────そして】
う、うわァ───────ッッ!!!!!!!!
「ちゅんちゅんちゅんちゅん!!」
【ボタボタボタボタボター。はじけ飛んだ大量の水は、周囲にばら蒔かれることとなった】
【今日の教訓は、むしゃくしゃしたからって物に当たるのは良くないという事だよ!勉強になったね!!】
622 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/21(火) 23:13:50.65 ID:Oo0WlkU0
>>619
へえ…………実例があるんですか。
【ぞぞぞ、と饂飩を啜りながら】
頑固……ですか。
最後のはあえてスルーしておいたほうが正解でしょうけど
【スルー出来て無いじゃない】
(信じる……頑固……、…………)
【天麩羅を齧りながら、名前を考えているようだ】
……また話が戻るような気がしますが、考えてる名前はありますか?
【再三の問いを】
【無ければ無いで、考える作業に戻るだろう】
623 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 23:14:54.42 ID:uZ2X8fUo
>>621
/居ましたが、しょうもない文に20分も掛けて返信が遅れました、吊ってきます^q^うぼぁ
624 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 23:20:18.79 ID:3ltoVFso
>>620
「よーし吟雪、しっかり捕まえておけ、絶対に逃がすな
どうせならば後何日か程捕まえて置いても構わんぞ?
食糧程度なら買ってくる、簡単な料理くらいは出来るからな」
りょうかーい、言われなくても当然だってー
あー、この感じ久しぶりー………
【一気に引き寄せたシオンの体、その背に両手を回す様にして】
【ベッドの上に座っているままの吟雪は、がっちりと捕獲してしまおうとする】
【それを煽りたてる綾菊は、助けに入るつもりはさらっさら無い様で】
【がっちりと捕獲されてしまえば、軽量とは言えど人狼。中々放してはくれないだろう】
「………重ねて、もう一度。絶対に、逃がすなよ?
私の説教はどうも冗長でな、全て聞かせようとすると時間が掛かり過ぎる
が……何、今回は然程いう事もあるまいて」
「……さて、第三者として適当な事を言わせて貰うとするならば、だ
ユートピアに暮らしていたとして、高々百年でその全てを知りつくせるつもりでいるか?
私など、己の事を20年近く生きて来てまだ理解しきっておらんぞ?
それとな、月も太陽も其処まで一人一人に気を向ける程に退屈しとらんわ
月は天下の酒飲みの共、太陽は万民の道案内。どちらに居ようと変わらんだろう?」
【そして、この場に居なくとも済む『邪魔者』は】
【適当な皿を見つけて、切り分けた林檎をその上に並べながら、普段より随分と饒舌に】
【だが、シオンと吟雪が接触している部分からはちゃっかり目を離さずに語る】
「………四人斬ったら、何も感じなくなった。これまで三百には行かんだろうが、百以上は斬り殺した
そこの吟雪なら、私以上に殺して居る。食った人間も、二十や三十では済まんだろうな
まあ、平和な世界の人間から見れば、私達は常軌を逸した大量殺人者という事になるらしい
……が。私や吟雪は、幸せになってはいけない人間だと思わんのだ。私は自己中心的でな……」
【幸せになって悪い理由など知らないが、まさかそういう理由が有る筈も無かろう】
【反論なら幾らでも予想出来るが、それを一々言葉で潰すより手っ取り早い手段が有る】
「そう言う訳で吟雪、反論が来ないように擽ってやれ!」
はいはい、喜んでー!
【ぴたりくっついた吟雪が、シオンの背中やら喉やら脇やらをくすぐりに掛かる。しかも結構容赦なく】
【真面目な話をするつもりの筈が、何故かこうなった。が、気にしてはいけない】
625 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 23:25:26.00 ID:oExxbo2o
>>618
好きで始めたら終われなくなったという選択肢も有る。
が、そんな細かいことを言及する積りもない。
取り合えず、外すからな。首から上を動かすなよ。
【態々一つの言葉に反論染みた言葉を返すのは、少女の趣味か癖か】
【疲れている相手に対し律儀に棘の有る言葉を沿え、空を見上げるヘルメットに手を伸ばし】
――――ノーアイドント、だ。
自分の世界に浸るのも良いが、まずは鏡でも見ると良い。
自分の発言がどれだけ可笑しい物か、理解できるはずだからな――っと。
【流暢な英語にも業とらしいジャパニーズイングリッシュ】
【共通語がジャパニーズなのかは知らないが、気にするべき問題でも無いだろう】
【衣服に関しては異様な雰囲気であるという認識しかないのか】
【相手が何人だろうと特に気にした様子も無く、ヘルメットを外してみせるだろう】
――――――――どうだ?
【其れを外すことが出来れば、顔を出した少女に対し】
【ケーキ屋のウェインドウ、顔を映せるほどの窓を示した】
626 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 23:31:53.75 ID:7XC/XwSO
>>622
『そうそう、それでね?その子がまた可愛らしいのよっ』
【何かまたテンションが上がりはじめてる】
【この人、一体何人恋愛対象がいるのだろうか】
うーん、ずっと思ってたんだけど羽後(はあと)さんってまさに女の子みたいな名前で良いわよね
『あらっ?!じゃあ私と結k―――』
――はしないわよ!ただ良い名前だから参考にしたいなってだけよ。
627 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 23:35:19.45 ID:P3l9rL2o
>>624
【ぬっくぬくでもっふもふである、彼女の身体は――――……
更に緊張感からか、小刻みに震える様子からも分かるように、もぞもぞと動く動く
――――全てが徒労と、知らずに】
……ふぇ――――っ!!い、いきなり……っ、その――――……やめぇ……
んぁ、動けなぃ――――……はぅぁ……ふぁ……
【意外と体力を消費するようで、疲れたように、くたーと、もたれ掛かりながら
貴女が、綾菊が紡ぐ言葉を静かに心に沈めこませていく】
【言いたいことはある、反論――――しようと、小さく開けた口は
彼女等の妨害により、ああ、残念な事に、単一的な言葉しかでなくなった】
っぁ――――……!!あぁ……ぅっ……
【すーっと、背中を辿る、冷たい指先、ぞくり、と絲を惹かれたマリオネットのように
ぐぐーっと、彼女の身体が反って、声にならない声がポツポツと五月雨のように零れ落ちて
むずむず、と足元から這い上がる痒さは、無駄と分かっていても、反射的に行動を起こさせようとする】
んぁっ――――うぅ……ひゃぁ……っ!!あぁぁ……
【攻撃から逃れようともがくたびに、彼女を包む布が剥がれて行く
既にオフショルのトップスからは、中のブラの一部が覗けるようになり、後ろにいる綾菊からは
彼女のミニスカの下のおぱんつを十分に堪能できるであろう、しましま也】
【そわそわと這う、貴女の指先は、触れられるたびに、優しく神経を撫でられるような
心地よく、また同時に、びくっと、無理やりに反応させられる感覚に陥らせる
端的に言えば、屈服感であろうか、身体を弄ばれるという表現がピッタリである】
んぁ……っ……ゃめ……ひゃめへ……
【涙でくちゃくちゃにした顔を、下から貴女に向けながら、力が入らないのか、ぺたんと、更に貴女に密着する
既に身体の温もりは、じわっと汗ばむほどで、これ以上虐めたら、火照ってしまいそうなほどで
虐めないで、と呂律が回らないながらも彼女は伝えようとする】
628 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/21(火) 23:44:38.64 ID:Oo0WlkU0
>>626
なんと言う浮気性……
【思ってたことが口をついて出てきてしまった】
むしろ直球じゃないですか……。
(当て字か……。そういう手も有りか……)
……そういう響きが好きな言葉は……? 有ればで良いんですが
【再び饂飩を啜って、箸先を口にくわえて】
629 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/21(火) 23:49:16.86 ID:pKMK7kSO
>>621
【その姿たるやまるで一陣の黒い竜巻、流麗でありながら大胆さすら併せ持った回転は我々を惹き付けて止まず――――云々ッ!!】
(こ、この回転法=\―シュトゥーク・ツウィスト!?そんな、莫迦な)
(新世界暦にして1892年、「近代スピナーの父」と呼ばれたあのクロード=S=シュトゥークが自ら編み出したと呼ばれry)
(その難易度たるや尋常ではなく、今まで完璧に使いこなしてみせたのは「サフランに舞う砂嵐」の通り名を持つロジャー・ry)
(彼を筆頭として、片手で余るほどしか居ないというのに、まさかこんな所で……!!)
【いや、なんだその説明――ほんとになんなんだ、その説明。】
【と。モノローグにツッコむのも面倒臭くなる程に魅入られていた少年は、何やら彼が苛々している事に気付き】
だ、駄目です!怒りに任せてその回転≠振るっては、貴方自身のみならず周りにまで――――
【何やら中の人にも良く解らない理由があるらしく、慌ててそんな事を宣いつつ】
【黒い魔力に些かばかりの戦慄を覚えつつも彼へと駆け出して、勢いよく石畳に足ひっかけてつんのめりまして】
(ま、マズい……時既に時間g、――――――ッ!!?)
【S級スピナー(違う)の手を離れて舞う、シルクハットに視線を固定しながら】
【釣られて少年の小柄な身体も、勢い任せに宙に浮き――――男への直撃ルートですっ飛んだ!】
【す、凄まじい……S級スピナー、恐るべし……!!※だから違うって】
――――な、なんとぉぉぉーっ!?
【マトモに水を被りつつ接近する未確認飛行少年。こりゃ、下手をすると泣きっ面に何とやらな事にも成り兼ねn……。】
630 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/21(火) 23:51:22.59 ID:qtiYcKw0
>>625
【このヘルメットは、戦闘用故か澄み渡り過ぎて=\――ポジションの不安定さも相まって、自分の顔はほぼ映らない】
【然しこれまでは、外の世界すらもまともに視認できなかった】
【酸素の吸入を阻害し、視界を狭めていた其れが外れて、真っ先に行うのは深呼吸】
【その流れで夜天を仰げば、満月の輝きも『浮世』と同じだと判って、益々この場所を『冥土』とは思えなくなる】
【鼻孔を突き抜ける凍てついた大気は、今宵ばかりは只管に爽快で、蒸し上がった頭も、次第に冷えてきた】
――サイコー、だなァ!
初めて空を飛んだあの日………ああ、ママンと気球に乗ったあの日が、蘇る様だよ…!
……――身の丈もあん時に戻っちまったのは、とても感心できないが…………!?
【辛味の強い手厳しい言葉の数々を、軽く受け流して――と言うよりは、最早気に成らない≠ニ言う方が、適切か】
【込み上げてくる笑いに口元を緩めて、小さな歯を隙間から覗かせて、彼女は宇宙(そら)を見つめたまま、首をぶんぶんと廻す】
【そして、今度は首を下げ、絡み付いた髪を右腕で強引に払いのけ、すっくりとまた首を持ち上げる】
【流れる様な所作で、少女が指示したショーウインドゥに、顔を向けた刹那―――マバタキのテンポが、瞬間的に加速した】
【――――……それからコンマ数秒後には、昂奮した声と、不敵な笑顔が、完全に掻き消えた】
……………………おぁあ。
【最初に口を衝いて出たのは、言語の体を成さない、歯の間を擦り抜ける息の様な、何か】
【ウインドゥに双眸を釘づけにしたまま、彼女までもが展示品の一つになってしまったかの如く、不動だったが】
………――なぁぁぁンだこりゃぁぁぁぁぁぁぁッッ!!!
【数秒、経過して―――状況を呑み込んだ後に選択したのは、腹の底に力を入れて、腕を振り乱しての『近所迷惑』だった】
【咆哮している心算なのだろうが、少女の声帯では重厚さも迫力も欠片すら無く、キンキンとした声が夜に揺れて】
【周章狼狽した様子の蒼い眼が、冷たいガラスに移りこんで、二重の哀愁を撒き散らす】
【そして、抗議するかのように疾走を開始する――――かと思われた、その時】
……――おうふっ!!
【――――横倒れする様に、派手にすっ転んだ】
631 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/21(火) 23:51:41.20 ID:3ltoVFso
>>627
「ふっふっふ………私達の我儘度合いを甘く見積もっていた様だな?
私の教育方針は、『己の幸せの徹底追及』。全ての行動に己を優先させる事
ならば、この様な時に、あーだこーだと慣れぬ理屈を重ねて説得する必要が有ろうかいや無い!
そしてこれはこれで良いな、うむ。ビデオカメラが無いのだけが残念残念」
ほーら、こちょこちょこちょー………うん、これ以上やると拷問になりそう
というか前にやられたけど普通に危なかった。息止まるよね、これ
【衣服の崩れる様子を、安全地帯からのんびりと観察する綾菊とは対照的】
【どうやら自分自身でこれを体験した事があるらしく、なんとも言えぬ表情になっている吟雪】
【然しながら、被害に遭った事が有るだけに、危ないラインは弁えていて】
【シオンがぺたりと潰れると、それを抱きかかえる様にして支える】
………まあ、そういう教育方針で色々言われたからさ
だから、私もそういう考え方にする事にしたの。自己中心で
貴女と武美が幸せになってくれないと、私が幸せになれないじゃない?
そういう訳で、嫌だと言っても無理矢理幸せになって貰う事にするの
ねえ、シオン。私の事は好き?嫌い?私に幸せになって欲しい?
なって欲しいなら、とても簡単な解決策だと思わない?
【きゅー、とこれまでよりも幾らか強めに、下から抱きしめる】
【包帯の下の傷が軋むが、痛みよりも、近くにある体温の心地良さが上回り】
………幸せになっていけない理由とか、難しい事は知らないけど
そんな理由が有ったとしても、私が気に入らないからそれ無かった事に、ね?
何時も理屈ばっかりだけど、偶には………こんなふうに馬鹿になっちゃうのも良いじゃない
決まった時間しか生きられないなら、楽しい方が良いでしょ?
【あんまり声を大きくするのは恥ずかしいのか、耳元で囁くように】
【それでも、この室内では十分に聞こえる程度の声量。自分の意思を最大限自分で尊重する宣言】
……以上。これでもまだ反論あるなら、対応はその時に考えるよ?
【片手の指を、肌に触れない程度の位置で、わしゃわしゃと蟲の脚の様に動かしてみせた】
632 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 23:56:01.24 ID:prcwhrUo
【街中】
(そうかそうかもうすぐアレかケーキの季節か……)
(うーん……予約しておくべきだろうか……)
【閉店間際のケーキ屋の様々なケーキの並べられたショーケースを睨んでいる人物が1人】
【白いシャツに暗い赤のネクタイ、その身を黒のスーツに包み】
【その胸はそれなりと言うに相応しいサイズだが黒いスーツは陰影を曖昧にするのでそれは目立たない】
【手入れをあまりしていないのか所々外側に跳ねている長い髪はネクタイと同じく暗めの赤色】
【両の手には動かし易いように機能美を追求した薄手の黒い手袋を装備している】
へっくしっ!……うえー寒ぃ……
この時期の雨とか嫌がらせ以外の何物でもねーよな全く
【差しているビニール傘はあまり役に立っていないようでスーツに尚も黒い斑点が1つ、2つ……】
【髪の毛も湿気を吸って様々な方向にクリンクリンと跳ねている】
(帰りたいとこだけども、どうしたもんかなあ……)
ゲーたんって甘いのは好きなんだっけか?……いやアイツが食わなくてもアタイが食えばいいかなあ
【白い溜息を吐いて女性はまだケーキを買うかどうか決め倦ねているようだった】
633 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/21(火) 23:59:32.46 ID:P3l9rL2o
>>631
【返事が無い、ただの(ry】
【抱きかかえられ、呼吸を落ち着ける彼女、貴女の言葉が指し示すように、満足に呼吸もできなかったようで
ハァハァ、と勢いよく、呼吸をし、目一杯酸素を、体内へと取り込んでいく
まるで、小動物のように、弱々しい今の彼女は、儚く、今にも消えてしまいそうなほどで――――】
【抱きしめることで、ようやく、形を成す――――……そこに在る彼女を
強く、証明する――――……】
最早……もう、恐喝じゃないですかぁ――――……
それに、その――――……幸せになって欲しいに決まってるじゃないですか
【上手く頭が回らないようで、中々言葉が出てこないが
――――……それでも、静かに向けられる微笑が、貴女への信頼を示し
わしゃわしゃと揺れる手に対し、したビクっといった反応が
彼女に生まれた新たなるトラウマの証明の気がしてならない】
634 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 00:00:39.92 ID:ziLV9YSO
>>628
『ちゃんと、皆平等に最高に愛情を注いでるから問題ないわ?!』
【 大 ア リ だ ッ !】
んー・・・――――・・・『クローバー』かな・・・。
【一体その手を止めるが】
【少し考えてそう答えると再び鵜殿を食べ始める】
635 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 00:02:41.77 ID:RGFM3sSO
>>623
//見逃してたの……自分なぞもっとしょーもない文章にry。
//ではよろしくおねがいしますー!
636 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 00:05:36.75 ID:GFe/ZHoo
>>630
【ヘルメットを外し、其れを片脇に抱えるように持って】
【苦痛から開放されて一時の幸を感じている『少女』を、ただ見守る】
【ショーウィンドウに視線をやり、自分の姿を確認した様子を見守り】
【表情が変化し、笑みが消え、テンションが下がり、別方向に急上昇したのを見守り】
【腹部を打ち抜かれた刑事宜しく叫び、全力でヘッドスライディング(?)をしたのを見届けて】
――――――だいじょーぶかー?
【とことことゆっくり転んだ少女へと歩み寄り、傍らにしゃがみ込んで】
【さして心配している様子もない口調で、声を掛ける】
637 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/22(水) 00:10:17.00 ID:8hIHByQo
>>633
今更、だね。欲しいものが有るからって、首を絞めてでも捕まえようとする
その時点でもう、殆ど恐喝してるようなものじゃない?
私は、欲しいものが有れば………それがどれだけ欲しいか、にもよるけど
………結構、躊躇い無くやるんだよ
………と、言う訳で。甘受してはいけないとか、そう言うのは無し
それで良いでしょ、シオン?
【やりすぎたかなー、との呟きは、それから少々間を開けての事】
【それでも、退屈な入院生活の中に於いて、非常に楽しむ事が出来た、と】
【やたら満足げな顔で、何度か強く頷いて】
「………まあ、あーだこーだ考えるのは別に止められはせんのだが
それをして誰の得になるかと言うと、特に誰の得にもならんのだな
何処の誰とも知らん人間の事など、一々配慮しておれん。身近な者だけ幸せならそれで良い
正義の味方には余りそぐわぬ考え方かも知れんが………誰か特定のものの為に生きるのも、悪くは無いぞ?」
【シオンの呼吸が収まってくる所を見計らって、皿に切り分けた林檎を差し出す】
【わざわざ兎の形に切ってある辺りなど、手持無沙汰だった様子が窺えて】
「……………私では無理な事も、お前なら出来よう
こうして戯れる事でも、それ以外の事でもな………
だから、まあ何と言えば良いのやらわからんが………頼んだ」
【自分自身も、皿の上の林檎を一つ、口に運んだ】
638 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 00:16:13.80 ID:yOuHSfko
>>629
【主人を見捨てて逃走する雀】
【─────そして、誰かが掛ける音、己に投げかけられる忠告】
【しかし、何もかもが遅かった、シルクハットは噴水より放たれ、天を目指し、太陽に焼かれたかのイカロスを現すかのような水達を両断し】
【両断された後、それらは蒸発するが如くはじけ飛び、周囲にぶちまけられる多量の水】
──────…?
【声の主に振り返る瞬間、時が、──────止まる】
【嵐のごとく天より飛来する大粒の雫達は月光を反射しまるでテーマパークのイルミネーションのごとく眩く輝き】
【まるで翼を得た如く、宙を舞う少年。彼らのバックには、両断されるも、その美しき姿を瞬時に取り戻す噴水の姿】
【それは───まるで─── 一つの絵画のような────】
【本能的に、彼は気づいた「嗚呼、こういうのを“走馬灯”って…言うのか…」と】
【そして思うのだ「嗚呼、これが美女相手だったら、もっと絵になったのに、最後まで……締まらないな、私の……人生……」】
ふふっ……。
【ニコリ…と寂しげに一瞬、微笑むと】
【────────時は動き出す──────────】
へ…っg─────MOLE SS、ARッッ!
【よく分からないが、日本語で「へぶぁ」とか「ぐぼぁ」みたいなノリ何だと思います】
【吹っ飛んできた少年の頭が、胸元に激突して、彼は吹っ飛び】
【その勢いでベンチから転がり落ち、その弾みで段差に頭を思い切りぶつけ】
【余りの痛みに、頭を思い切り振り上げると、勢い余って転げ落ちたベンチの角におでこをブツケて】
【さらに、その反動で頭が後ろに飛んで段差に(ry】
【べちゃり、と力の無い音を立て、彼は濡れた地面にひれ伏すのであった】
【だ、大惨事や──────────!!】
639 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 00:16:37.35 ID:zWg9BcAO
何調子乗って指摘なんかしてんだよカスが
てめぇがしてきた事を考えろ
640 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/22(水) 00:18:58.57 ID:2RK5jck0
>>634
(駄目だこの人……早く何とか……手遅れか)
【さり気に酷いこと考えてる】
クローバー……あのトランプの……ックシュン
【耐え切れずにまたクシャミ】
(黒葉……ううん、後一押し……)
【しかし何事も無かったかのように再び饂飩を啜る】
【心なしか、食べる速度が遅くなってる気がするが】
黒葉(くろば)……ああ、もう、ここまでしか思いつきません……
【あ、諦めただと?】
641 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 00:23:49.12 ID:Ld3knUIo
>>639
/いちいち下らない事を本スレに書きこむな屑
642 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 00:24:54.06 ID:JyHpWOso
>>637
【――――……忘れてました、といわんばかりに彼女は額に手を当てる
そして、自然に、頬が緩むのを感じる、言葉が簡単に、唇から零れ落ちる】
ええ、全くです――――……遠慮している私がアホらしくなるくらい、貴女は積極的でしたね
……それに今の貴女への反論は、私の破滅を導きそうです……ここは、貴女の言葉を全面的に支持しましょう
【そこまで言うと、差し出された林檎を頬張りながら、もう一つの声へと耳を傾けた
――――確かにそれは素敵な生き方である、でも――――……】
……ですが、私はどうやら、その正義の味方≠ノ憧れているようです
どうしても、何処の誰とも知らん人間、に、どうしても、惹かれてしまいます
そして、その言葉の通り、私は、特定の誰か≠ニ不特定の誰か=\―――それらの為に生きて生きたいです
きっと、険しい道でしょう――――けれども、私には吟雪や武美、綾菊、その他、数えられない友人がいます
私一人ぐらいの我が侭なら、受け入れていただけることでしょう
【ね?と、言いたげに、そっと、吟雪へと目配せをして
貴女へと視線を傾け、更に言葉を紡いだ】
……つまりは、貴女の側に、居させて欲しい、ということです
不束者ですが、それでよければ――――……その暖かい陽だまりに、迎え入れていただけませんか?
【要するに一緒に住んでいちゃいちゃしたい、と、そして、怪我してる今は、付きっ切りで看病したい、とのこと】
643 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 00:27:23.48 ID:zWg9BcAO
>>641
下らなくなんかねーよゴミカス
つかまだキャラ変えて紛れ込んでたんだな、ゾッとするわ
まじ消えてなくなれ
644 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 00:29:58.24 ID:2UUwuUw0
>>636
……レ、レディ。
…ゴホッ、あんまりに答えの見えた質問は、……ゲフッ。
……プロポーズの時まで、取っておくモノ…OK?
【女たらし風≠フ台詞も、この状態では、少しも締まらず決まらず】
【『完璧な筈の其れが崩れた』ような印象を受ける、かなり強引な受け身のお陰で、頭を打ち付ける様な事はなかったが】
【スデに拘束着と化した感の有るスーツの中で、ジタバタともがき、咳込んでいる】
……やれやれ、只のクールビューティさんかと思ってたら、こんなコトをさせるたぁ飛んだドSらしい。
空の男は、地を這う芋虫が一番御嫌い………ああ、オレの考えた台詞だよ。
【その後、両腕を柱の様に突き立て、跳ね起きるのに近い形で、ぴょんと中腰の姿勢にまで体を持ち上げた】
【これも、何時ものようにジョークの様に。然し、余裕が無いからか、表情が些かばかり真に迫ってしまっている】
【但し――――意外な事に、表面的な精神的均衡は、この時点で大方取り戻されていた】
【恐らく、『彼』だった頃のこの少女は、女性の前では特に―――カッコつけたがる$l種だったのだろう】
【其れをこの状況でも続けようと思える辺り、心に張り巡らされた根っこは存外に太い】【……かも、しれない】
(………街並みも見慣れねぇ、オレの姿も見慣れねぇ!)
(此れで釣り合い取れてますよって言うんなら、オレはオレをこんな場所に連れてきた神様を憎むぜ。)
………あーあ、服を買いに行く服が無い、なんて、マジ顔で言う機会が来るとは思わなかった、よ。
さっき、乗ってる機体が爆発して、此処に来たんだけどさー……もーっと気分が悪くなるなんて、笑っちまうね。
【心の中で浮かんだ最初の台詞は、敗北感が強過ぎる―――使いたくないと、切り捨てて】
【中腰で固まったまま、ほんの少しの時間思考してから、少女の華奢な首を、少女の方へと振った】
【実際に吐いて見せた台詞は、ニヤリとした笑みを添えて、矢張り何処か楽天的な調子に切り替えられている】
【――――助けを求めようとするにも、妙に台詞を選んでしまうのが、彼女の悪癖だ】
645 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/22(水) 00:36:25.61 ID:8hIHByQo
>>642
そうそう、素直になる事が楽しく生きるコツ、だってさ
理屈で勝負して勝てない相手には、こう言う手も―――
―――とは言っても、やっぱりそうは来るんだよねー………
ん、まあ仕方が無い、のかな………?それまで駄目とは言えないし
大事な時には、こっちを選んでくれる。そう信用しておけば良い、よね?
【不特定多数の為の生き方を、理解出来る日は遠いのかも知れないが】
【理屈で納得出来ずとも、それが彼女なのだと纏めて肯定してしまえば、それで良い】
【自分一人では受け止めきれなくとも、もう一人。きっと自分よりは強い筈で】
魔術協会の、女子学生寮。今の所、ルームシェアって形になってる
割と設備は整ってるし、過ごし易い所だと思うね
…………一緒にいようよ、それが良い
起きた時、帰って来た時、誰かが居る暮らしって楽しいよ
一人より二人、待っててくれる方が良いだろうしさ
……だから、宜しく
【掴んでいた手も放して、互いが会話をするのに最適な距離を取る】
【不必要に近づいて居なくとも、もう離れる心配は無い、と】
「………さて、話も纏まった、看病する人間も見つかった
と、なれば………そろそろ、私はお役御免だな?」
【一段落ついた二人をよそに、立ち上がる綾菊】
【自分の座っていた椅子を適当な場所に戻して、さらさらと紙にメモを残す】
【包帯の場所やら換える時間やら、そういった事を簡単に書き残して】
【後は、若い二人に、と。自分も然程変わらぬ年齢だが】
【病室の扉の方へ、すすすと音を立てぬように移動して行く】
646 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 00:41:21.96 ID:RGFM3sSO
>>638
【噴き上がる水の奔流を回転に乗せて撒き散らす、シルクハット。少年がその影を追えたのも、其処までで】
【半ば反射的に男へと視線を向けながら、ああ、あのシルクハットはさぞやよく飛ぶ事だろうなあ、と。】
(あー、これは流石に避けられな――――――)
【天蓋に鏤められた星屑のような飛沫が、絵画のような情景が、宙を舞う少年が、その形を保っていたのもほんの刹那】
【道理だ。世界≠ヘ彼のシルクハットの如く回り続けており、額縁に切り取って納めておける筈もなく】
【激突は――――――もはや、不可避であった――――――】
――――……ぶるすこ、ふぁー………。
【ずどーん、とド派手な音を立てて弾着すれば、ベンチの背凭れに強か頭を打って】
【ちかちかと眩む視界、頭の上には回る星、そりゃあ意味不明な語句の一つや二つは出て来るでしょうと】
【続けてうーん、と唸って目を開くと、彼は驚きの光景と遭遇するコトと相成った】
【少年直撃して1Hit、地面に叩き付けられて2Hit、段差にぶつかり3Hit!】
【更に立ち上がればデコをぶつけて4Hit!留めとばかりに反動で5Hit!】
【――――K.O.!という声が何処からか聞こえたような聞こえなかったようなと、後に少年は語ったという】
だ、だだだだ大丈夫ですかーっ!?
【そんなわけありません^q^】
647 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 00:42:14.63 ID:OPyLig60
注意されて熱くなるのは心当たりがあるやつだけだ
648 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 00:42:18.63 ID:GFe/ZHoo
>>644
……機会はないだろうからな、その必要も無いだろう。
あとその喋り方何とかならないのか? せめて外見に合わせる努力をだな。
【ジタバタもがきながら苦しそうに、然し格好付けようと頑張っている少女に対し】
【何処かじっとりとした半目を真っ直ぐ向け、そんな言葉】
【不恰好ながらも何とか身体を持ち上げる様子をぼんやりと眺めて】
勝手に人をドS呼ばわりとはいい度胸だな。
いいんだぞ、そういうなら其れなりの振る舞いをしてやっても。
【っしょ、と小さく声を漏らしながら立ち上がり】
【やや上から見下すような視線を向けて、言い放つ】
【実際この少女に其処までする積りはない――と思うが】
【腰にヘルメットを抱え、やや目尻の上がったジト目】
【悠然と立ち尽くすその姿は、見た目以上に威圧感的な何かを放っていた】
――――――ほう、それで。
それで、どうしたんだ? どうしたいんだ?
【遠回しに、遠回しに台詞を選び、言葉を紡ぐ相手】
【此方に見せる笑みに、同じ様ににやりと笑みを浮かべて見せて】
【だからどうした? と、相手に次の言葉を、判り易い言葉を要求する】
649 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 00:43:17.07 ID:zWg9BcAO
住民を信じるって・・・
みんなお前のせいで疑心暗鬼になったんじゃねーか!wwww
どの口が言ってるんだ?
650 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 00:43:41.59 ID:JyHpWOso
>>645
【――――……何かを言わないと、と思う、例えその方法がどうであれ
この結論にたどり着けたのは、貴女のお陰なのもある】
【音を立てず進む貴女の背中へ向けて】
……――――今度、是非遊びに来てください
出来る限りのおもてなしは致します、できれば、皆でパーティを為すのも面白いかもしれませんね
綾菊がいれば、きっと――――盛り上がりますよ
【まだ見ぬ場所だというのに、不安は無い――――だって、貴女達がいるから
言うまでも無く、そこは理想郷、宜しくと、言われて、宜しくと返せる、いつまでも、と思えるほど――――暖かい陽だまり】
651 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/22(水) 00:51:50.67 ID:8hIHByQo
>>650
「………私が居ると、お前達二人とも酔いつぶす事になるぞ?
いや、下手をすれば武美もか……ふむ、よく考えればお前達、酒に弱いな
それにな、私は私でパーティーの相手くらいは居る……」
「……という事で、そういう宴は披露宴まで遠慮させていただくとしよう」
【ドアノブを捻って扉を開けて、身体を半分だけ外へ出して】
【そこで振り返り、何時ぞやの賑やかさを思い出す様な単語を一つ】
「結納金の代わりには、樽で酒でも届けてやろう。では、な」
【はっはっはと高笑いが、廊下を遠ざかって行く】
………この時間だと、寝てるかも知れないし
明日の朝にでも、電話して知らせないとね……
…………これから、ずーっと一緒
【くるり、と布団の中で身を縮めて丸まり】
【きっと、そう時間も経たず、眠る】
【目を覚ますのはやたら早いだろうが、シオンが目を覚ますまで、観察をしている事だろう】
/時間的にも、この辺りだろか
/お疲れさまでしたー
652 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 00:52:48.47 ID:JyHpWOso
>>651
/乙でしたー!
/後半微妙ですまん!眠い!
653 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 00:53:44.81 ID:zWg9BcAO
流石ネットストーカーさんだ
今度はネチネチスレにストーカーかwww
654 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 00:54:52.22 ID:yOuHSfko
>>646
【返事は、返ってこない……】
【────ドクドクと彼の頭から流れだす血液は、水浸しとなった地面に薄められながら波紋のように広がっていくばかりだった】
【し、死んでる………………………】
「ちゅん!ちゅんちゅん───────!!」
【パタパタと先ほどまで彼の肩にとまっていた鋼色の翼を持つ雀が飛んで戻ってくる】
【ちなみに、此奴の羽は、一滴たりとも濡れてないという】
「ちゅん…ちゅんちゅん…!」
【ひれ伏す彼の背中に、寄り添うように止まって、雀はまるで泣いているかのように鳴き続ける】
【「兄貴ィ……!あんまりだー!俺っちを残して先に逝っちまうなんて…!おーいおいおいおい……」みたいな感じで】
【いや、お前、まっさきに逃げたよね、野生の勘で、その兄貴を残して】
……。ん…。
【あ、生きてた】
【のっそりと、体を起こし、頭を上げる】
【あれ、なんか顔に付いてるな、とゴシゴシと擦っているのは、頭から現在進行形で流れている、自分の血です^q^】
なるほど………。
【顔を上げた状態で、ジトッとした目で、周囲を見渡すと、彼は何やら納得をした】
まるで血のような鮮烈な赤で染まった世界……。
そして、目の前に居るのは、赤鬼……。
ここが────。
地獄ですか。
【※世界が紅いのは貴方の血が目に入っているからです】
655 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 01:08:52.48 ID:2UUwuUw0
>>648
……オレの認識じゃあ、30分ぐらいまでは雄だったんだな。
人間、そう簡単に新しい環境に慣れるモンじゃあない……――もし違うなら、機種転換訓練なんて要らなくなるぜ?
【「お前が言うな」と言ってみたい気もしたが―――今一つ決まらないので、放棄】
【ふぅ、と軽く息を吐き出して、紡ぐ言葉は矢張り、素直では無いと言うべきか】
【持ち出す比喩表現は、お得意の航空用語】【余裕を繕う口調に、変化と努力の意思は無い……――継続する気だ】
ハッ、度胸が無きゃ空は飛ばねぇし敵も女も墜としゃしねぇ。
……放送コードに抵触しない範囲で、受け止める………覚悟は、要求し合うモノだぜ。
【そしてこの少女――――何処までも、相手に対して、臆する様子は見せなかった】
【背丈の差が僅かであることから、ほぼ正面から視線を交錯させる事になるが、其れでも】
【実を言えば―――見知らぬ世界に放り込まれ、内心、言い様の無い恐怖が鎌首を擡げ始めても、いるが】
【『爆発を生き残るパイロット』としての自信と、彼独自のポリシーが、それを表出させることを断固として赦さない】
【先程までの頼りなさげな印象は、ほぼ完全に仕舞いこまれ、毅然と言っても差し支えない態度】
【――――問題が有るとすれば、姿。少しばかり滲んだドヤ顔の要素が、尚も空しさを掻き立てる】
………大方判ってて聞いているんだろうが、君はオレの身体を動きやすいまま包んでくれる繊維の塊とか、提供できるのかい?
レンタルでも構わないけどねー、オレはがっつける時は相当にがっつくんだぜ?
【その言葉に対しては―――僅かに唇の端が歪んだが、其れを嗤いへと軌道修正】
【素直に答えること自体には其処まで吝かでは無い様だが、もう少し問答を続けていたい、と言った体にも見える】
【笑みは、満面へと拡大――――やっぱり、カッコ良い人間ではないらしい】
……へっくちょい。
【―――――精神面はどうこう出来ても、(少なくとも、脆弱な少女の)肉体を取り巻く環境の変化には対応しきれない、ようだし】
656 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 01:10:57.01 ID:rz8fxPE0
どう見ても
>>166
はラグナ
657 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 01:13:33.73 ID:zWg9BcAO
>>656
流石、スレに嫌がらせのためだけに残ってると言った人は違うな
俺も足元に及ばない害悪っぷりだ
658 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 01:17:46.56 ID:zWg9BcAO
終わってんのはお前の頭だよ
659 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 01:23:22.89 ID:RGFM3sSO
>>654
も、もしもーし?あのー……。
【……へんじがない ただのしかばねのようだ】
【水溜まりに薄まって、辺りに広がる赤、赤、赤。少年の顔から血の気が引いて、視線はその一点に釘付けに】
【嘘だと言ってよリロッさァァァァァァん――――――!!】
そんな……僕は、っ、取り返しのつかない事を…………!!
【エスケープを計った雀さんをのうのうと責められる道理もなく、ええい逃げて仕舞えという程には性根も曲がっていないようで】
【悲嘆に暮れる彼(?)に同じく、掠れた声で大真面目にそんな事を呟きまして】
【紅葉のような両手で顔を覆い、ぽろぽろと珠の涙を――――――ってあれ?死んでなくね?】
ぐす…っ……ぅ、え――?
【何事も無かったように立ち上がる男に、目を丸くしてごしごしと手で二、三擦り】
【これは夢かと頬を抓ってみる――――痛い。当たり前だ。それでもって漸く、彼が生きている事を理解した様子】
【※これはギャグ補正の結果です。良い子は真似しないでね!お兄さんとの約束だよ!】
良かったぁ……ってか、うん。アレですよ。
血のようなってかまんま血ですものっそいブラッドですあと確かに此岸は苦界だとか
生き地獄だとか言いますがお生憎様ここは現世ですヨゥコソ冥府へとか誰も言いません!
要約すると――――――――――なんかホントすいませんでしたーっ!
【取り敢えずはツッコみながら、すっごいナチュラルに土下座ってみたり】
660 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 01:26:10.17 ID:ziLV9YSO
>>640
・・・・黒葉・・黒葉・・―――・・嬢華(じょうか)・・なんてどうかしら?
【ズズっ】
【少女の後、そう案を出し鵜殿をすする】
【・・・ジョーカーに当て字しただけじゃん】
/すいません、遅れました
661 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 01:28:19.86 ID:zWg9BcAO
何が心がけるつもりだよ・・・
その台詞聞きあきた
もう何回目だよ
662 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 01:28:48.30 ID:GFe/ZHoo
>>655
何、人間は慣れる生き物だ。30分もあれば対応できるだろう。
何だったら其れを脱がすのも手伝うか? 姿見も用意するか?
【何処にだよ、という突っ込みは無しとして】
【習うより慣れろだと言わんばかりに言葉を返していく】
【言葉遣いが変わらないなら、変わらないでも話は進む】
……そうか。では止めておこう。継続が面倒だからな。
それに何より――――キャラじゃない。
【好き勝手言いまくる少女である】
【格好つける少女から、少しずつ現実に慣れ始めた雰囲気を感じとって】
【ほれ、と脇に抱えていたヘルメットを差し出しながら、ドヤ顔を華麗にスルー】
【そして、少女の要求に対し少しの間思案するような表情を見せ】
今、手元にはない。買ってやる金も持ち合わせてない。
格好つけるのは構わないが、素直に「助けてください」と言ったら如何だ?
――――まぁいい。一寸歩いた所にボクの家がある。
一泊二日程で良ければ貸そう。どうせ寝る場所もないだろう?
【其処になら、適当な服もあるだろうしな。と言葉の最後に付け足して】
【呆れたような口調から一転、気を取り戻し普通の微笑を浮かべて】
【何だかんだで、袖振り合うも多少の縁。放っておく事も出来ないようで】
663 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/22(水) 01:32:27.91 ID:2RK5jck0
>>660
黒葉 嬢華……良い名前じゃないですか。
【最後の天麩羅を齧りながら】
【いつの間にか麺が全て無くなっている】
……あ、もう一玉お願いできますか?
【まだ食べる気か!?】
664 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 01:43:14.02 ID:ziLV9YSO
>>663
うん、有難う。おかげで良い名前になったよ。
『あらあらあら、よく食べるのね。そんなに食べて貰って嬉しいわ?はい』
【羽後さんはリライズの丼を回収して、また茹でた鵜殿を入れるとまたリライズの前へと戻す】
665 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 01:45:58.61 ID:yOuHSfko
>>659
【とりあえず、のっそりと、起き上がって、どさっとベンチに座ると】
え、はい、へ…つまり、え、どういう…。
──────なに?
ていうか、…貴方、誰です?
【りろーど は こんらん している!】
【血液を消費し、ぐらぐらして思考力を落としつつも、必死で状況の整理を図る】
【───ここから脳内───】
・ここは現世
・頭から血が流れている
・目の前には土下座している謎の少年(会ったことも見たことも無いはず)
・ここはどこ、私は誰
【───ここまで脳内───】
(わ、分からない……!)
【駄目でしたー^q^】
【脳への衝撃で記憶が欠落しているらしい】
【とりあえず、しゅっ。と、しゅっ。って感じで包帯を何処からとも無く出現させると頭に巻いていきながら】
(えーっと……確か……そう、さっきまでこのベンチに座っていた気がする……)
(そして、何かを、えらく恨んでいた気がする……えーっと……確か………)
【ズキン。と右手が痛む。見てみると、ドロドロとどす黒い魔翌力が溢れでているではないか────】
【“哲学者の卵”そのアイテムの特性として、植えつけられた者に“命の危険”が訪れた時、孵化する確率が───】
(う……うおおお……て、哲学者の卵が……意識が、朦朧と……はッ……そうか……────!!)
(今、意識が朦朧しているのも、頭から血が流れているのも、彼が土下座しているのも、“全部”─z___ッッ!!)
こ、これは……哲学者の卵の力が引き起こした事か……!ぐッ……み、右手が……!
【う、うわー!物凄い結論に至ったぞー!だから、何でも卵のせいにするなっつってんだろうが───!!!】
頭を上げてください、これも、それも、何もかも、私の力が及ばなかったから……。
私の“心”が弱かったから……。引き起こった事件だったのです…。くッ……。
もっと、もっと強く……。強くならなければ……。う、おお……。
【よく分かってないくせに、何もかも理解した気分になっています】
【闇の波動に苦しみ右手を抑えながら、顔を上げて月夜を眺め、己の及ばなさに嘆くその自らの姿に】
【─────この男は、酔いしれていた……!】
666 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 01:46:05.78 ID:2UUwuUw0
>>662
……25年を30分で、は流石に無理なリクエストだな。
時間は裏切らないけどねー……――其の分。案外に、重いよ?
【パイロットという仕事は、時間に悩まされる―――雲の上では、寸刻の手間取りが死を招く】
【それに加えて、何時までも続けていられる職業では無い】【肉体が衰えてしまえば、現場の人間としては廃業だ】
【先程は、どうやら『撃墜』されてしまった様子だが―――その事は、身に沁みている様で】
【「脱がせてくれるのは好都合」と言う気持ちを圧し潰し、塗り直し、彼らしくも無い緊張感を孕んだ台詞が飛び出した】
【表情自体は、吹けば飛ぶような軽薄な笑いだが――――語調の変化は、明白である】
「キャラじゃない」……ああ、ときめく耳触りの台詞だな。覚えておこうか。
じゃあ、ありがたーく貸して貰おう………OK、並行するから進路をナビゲートしてくれ、レディ。
【「助けて下さい」は、キャラでは無いので、黙殺】【「助けてくんない?」は、非常時ならば許容範囲らしい】
【微笑に対しては、微笑で返す―――のだけど、少女の身体に慣れていないからか、かなりオーバーで、定義から外れそうな其れ】
【女性にエスコートされるのも、嫌いでは無いけど、追従は厭だから、横に並んで】
【キングクリムゾンなどが在った場合は、過程をブッ飛ばしつつ、少女の進む道をなぞろうとする事だろう】
667 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/22(水) 01:47:20.18 ID:2RK5jck0
>>664
いえ、まあ……気に入ってくれたなら何よりです。
(良かった……「黒葉」の方、不安だったんだよね……)
お腹がものすごく空いてましたし、何より、美味しいですし。
【ずぞぞ、と早速麺を啜る。それはもう美味しそうに】
668 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 01:47:49.54 ID:2UUwuUw0
/
>>666
に追記
【なお、差し出されたヘルメットは受け取っておき、抱え込むようにホールドしている】
【被るには不便だが、手は動かない―――これまで命を守ってきた『戦闘服』は、今や只の邪魔ものだ】
669 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 01:57:56.95 ID:ziLV9YSO
>>667
『あらあらあら、本当に嬉しいわ、』
【羽後さんはそう言い】
【ニヤニヤと微笑みながら食べる様子を見ている】
【所謂、視k――――ゲフンゲフン、厭、何でもない】
670 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/22(水) 02:03:52.05 ID:2RK5jck0
>>669
(視線を感じる……普通を超えた様な視線を)
【一瞬ぞっとしたとか何とか】
【話しながらでもなかったため、あっという間に完食。どういう早さだ】
ご馳走様でしたー……
【満足そうな表情で】
671 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 02:11:22.13 ID:GFe/ZHoo
>>666
ふむ、ボクはまだ歳食ってないからな。その辺りは知らない。
お前の人生は相応に重かったかも知れないが、其れもまた人によりけりだ。
【パイロットだった少女の苦労を、苦難を知ってか知らずか――恐らく後者だが】
【返す言葉はやや生返事気味。緊張感も何処吹く風】
【肝が据わっていると言うか、何も考えていないと言うか】
【ともあれ、この少女は相手に対し哀れみも、蔑みもしない】
ああ、今丁度前言撤回をしたくなった所だがまぁいい。面倒だ。
こっちだ、付いて来い。
【相手が自身の横に立つ前に、くるりと振り向き歩き始める】
【やがて二人が横に並んでも、特に気にすることは無く歩き続けるだろう】
【そして、キングクリムゾンの登場である】
【魔術協会】【とある研究棟】【第758研究室】
【リノリウム張りの床に、良く見かけるタイプの灰色のオフィスデスクと黒のチェア】
【壁の片面には壁が見えなくなる程に並べられた、物置が中段に備えられた本棚】
【本棚には様々な魔導書や、何かの入門書、説明書などがある程度のカテゴリ別けをされて保存されている】
【床の隅に四つ程簡素な六芒星が描かれており、それを中心に大量の機械のパーツ類が散らばっており】
【空いている壁には溶接用バーナーやら電ノコ等、厳ついものまで転がっている】
【そんな部屋の、本棚が無いほうの壁。その壁に、本来は付いていない筈の物が付いていた】
【アルミ製の扉だ。丸いノブが付いている、コレも巷では良く見かけるタイプの扉】
【ノブに[ひなたのおへや]と可愛らしく書かれ、犬の絵が描かれている掛け看板が引っ掛けられている】
【建物の構造から考えて、扉の先に続いているのは“隣の研究室”のはずだが―――】
――――――ここだ。
【言うが早いか、少女はその扉をあけて、足早に隣室へと入っていく】
【色々突っ込みどころやらなにやらもあるかも知れないが、時間も時間、である】
672 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 02:12:13.92 ID:AA8tFek0
ラグナが一番の害悪
673 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 02:20:00.19 ID:ziLV9YSO
>>670
よし、食べ終えたみたいだし、羽後さん。お勘定お願いします。
【リライズが食べ終えたのを見て、嬢華が席を立ち上がる】
『あらあらあら。もう行ってしまうのね・・・私を捨てて・・』
【何その誤解が生まれそうな言い方】
『二人共可愛いいから値引きしちゃおうかしら』
『二人で三百円で良いわよ?』
【一人百五十円―――本当に大丈夫なのか?・・・この店】
674 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 02:34:06.79 ID:RGFM3sSO
>>665
あ、うん。あの、つまりは……ですねぇ………。
その、――――――す、済みません。
えっと……申し遅れました、僕はシエルっていいます。はい。
【りろーど の シンクロ! しえる は こんらん している!】
【わけもわからず じぶんを しょうかいした!――何か違うと思うけれど、こういう性質らしく】
【持ち前のヘタレっぷりを遺憾無く発揮して、あうあうおどおどと慌てふためいていやがります】
【脳内議会では引っ切りなしに意見が出され、状況を纏めようにも纏まらず】
【仕方なしに立ち上がった議長は暴徒と化した議員の一人にジャイアントスイングを喰らい、】
【――――――とまあ、そんな感じ。要約すると、世はまさに世紀末といった風な……】
(ええええーと、S級スピナーさんがシュryで僕が転んでクリティカルヒットのK.O.で……あれ?)
【……ですよねー^q^】
【此処までの経緯的には、間違ってはいない。けれどS級スピナーって何?な問題が残る訳で】
【差し当たりは、この騒ぎの渦中に有っても手放さずに居た焼き芋――すっかり冷めている――を、一口】
(…………この、魔翌力は……もしかして、哲学者の卵=H)
(だけど、どうして彼が。S級スピナーの回転力なら、むざむざ卵を受ける事なんて)
【何やら色々と訳の解らない思考を巡らしながらも、ドス黒い魔翌力はきっちりと感じていたようで】
【不安げに彼の右手へと視線を落として小首を傾げれば、何事か浮かんだ様子】
…………そう、か――――――!!
(解った、彼はつまるところ強さを、更なる回転を求めて、だからこそ卵≠ノ!)
(そうしてS級スピナーとしての彼の力と卵の負の力がせめぎあい、………でも、それじゃあいけない……!!)
【駄ッ目だコイツ、まるっきり思考がズレてやがるってェかスピナーって何だァァァァ!!!】
【このふたりはやくなんとかしないと、助けてシルバーウイング―――――!!】
……いえ、貴方の所為じゃありません、人には誰しも弱さが有るから…………。
だから、だから其処までして力≠求めるのは止めて下さい……今回のコトは、誰の落ち度でもありません!
袖振り合うも何とやら、恐らくはこれも運命だったのでしょう。……そうだ、力持つ者≠ヘ引かれ合う……
【……あ、れ?なんか、一回転して噛み合っていないような、いるような】
【近寄ると男の手に此方の左手を重ね、目配せして力無く首を横に振り】
【――――――こ、これが邪気眼の共鳴現象――――。】
675 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 02:35:28.26 ID:2UUwuUw0
>>671
【その場所に至るまでに、魔術協会の人間に何人もすれ違った事だろう】
【巨大な鈍器らしき物体を背負った純和風な容姿の少女が、勝気な笑みと共に手を振ってきたり】
【何故か高下駄を履いた、人間離れした雰囲気の少女?が、凄まじくスムーズに、躊躇なく窓から身を投げていたり】
【直接的に本編に関わらないため、これ以上は省くが―――それを見る少女の顔は、「やっぱりな」と言う様子】
【つまりのところ、魔術協会は『変人を中心とした集団』と解釈されてしまったらしい】
【間違ってはいないのかもしれない】【――――少なくとも、此方のキャラクターは全員……閑話休題】
「魔術」……なるほど、素人のオレでも、すんなり『別世界』だと呑み込める所で助かるね。
士官学校卒業の自分には、ちょいと馴染み難い世界だーが、まぁ悪いとは思わないぜ……なぁ、「ヒナタ」ちゃん。
【戦場と言う異常な環境の住人であること、そして、冷静さを取り戻している事も有って、適応は迅速だ】
【与えられた情報を組みたてながら、此処が『異世界』で有ると言う結論に辿り付き、部屋の中で所感を零す】
【年齢が退行し、性別が逆転した事についての説明は未だ付かないが、現状決着を付ける手段は無いので、保留】
【懐かしいメカニカルな雰囲気に包まれながら、取り敢えずは満足げに、周囲を検分もとい見聞している】
【――――ノブの文字が見える視力とカンは、流石と言うべきか】【何で読めるのかは、ご都合主義で片づける】
……あぁー、疲れた。
寝れねェ奴は戦えない、ドッタリいっちまお…。
【そして、隣室に少女の姿が消えた後は―――この服で立っているのが面倒だから、ヘルメットを傍に転がし、横になってみる】
【寝間着などを持ってきてくれれば、受け取り序にぶかぶかのスーツ――案外簡単に脱がせる――を外す事を要求するだろうし】
【そう言う事が無ければ、やがて派手な寝息を立てながら、グースカと眠りこけてしまう事だろう】
【余談。かつての世界で『彼女が幻滅する理由ナンバーワン』だったのは、この象が唸るような寝息なのだが】
【変化のおかげか、割と聴けるものになっている……筈】
676 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 02:51:56.36 ID:GFe/ZHoo
>>675
【扉を犬耳が潜って行って暫く後】
【再び同じ扉を潜って、その少女が帰ってくる】
【その手には、当然ながら寝巻きも何も持っておらず】
【パーツの散らばる床でいざ寝ようとしている少女に向かって】
おい、何処で寝るつもりだ。
簡易ベッド用意したから、せめてそっちを使ってくれ。
“こっちは”研究室だからな。
【そういって、さっき自分が入っていった部屋の方を指して示す】
【彼女の中では研究室と自室、其々でキチンと別けているらしく】
【ぶかぶかで移動すら面倒なスーツを脱がそうともせずに、部屋へと連れ込もうとする】
【連れ込むことに成功すれば以下の通りである】
【+ここからはざっくりと室内の様子+】
【扉を抜けると、其処はマンションの一室のようだった】
【入って直ぐが玄関(靴箱完備)、床は木目のフローリングで、数歩進んで右側にトイレ付きのユニットバス】
【真っ直ぐ進んだ先にリビング、キッチン、寝室など、人が寝泊りできる環境が整っている】
【リビングには背の低い木目のテーブルに白いソファ。ベージュ色の壁紙と、白が目立つか】
【+ここまではざっくりと室内の様子(仮+】
【やや広めのリビングの一角。壁際に、折りたたみ式の簡易ベッドが用意されている】
【人一人が寝るには十分なサイズ。その上に折りたたまれた衣類は寝巻きか、普段着か】
【広げてみれば、今この少女が着ているのと同じセーラー服とスカートだと言う事はわかるだろう】
【服は同じものしか持っていないのだから、仕方ないといえば仕方ない、か】
677 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 03:06:47.33 ID:yOuHSfko
>>674
───へー、シエルさん。
【ごしごしと顔を擦って目の前の少年を目視する】
【─────そう、それは雪の日だった、ていうかクリスマスだった】
【私はその日、彼とぶつかって、なんやかんやで凍死しかけたことを】
【そして、なんか、よく覚えてはいないが、自分が“いいセリフ”っぽい事を言った事を】
【ニコリ、と血が付着しているが美しい歯を見せながら】
【血でベトっとした黒髪をさっと払いながら────】
・ ・ ・ ・ ・ ・
はじめまして、私はリロード、
リロード・ザ・マジシャンといいます。以後おみしりおきを………。
【無かった事にしやがった─────!】
【意識が朦朧とか、記憶喪失とか、チャチなもんじゃねぇ!】
【昔言い放った恥ずかしいセリフを無かった事をするために、────】
ふっ……。
誰しも有る───“弱さ”───……ですか……。
そう、誰もが、“弱さ”を持っている、だから……だからこそ。
人は、……“男”は!力を求めるのではないでしょうかねぇ。それに……
【重ねられる左手を、軽く払い、立ち上がると、後ろを向く────】
【どす黒い魔翌力を放つ、右手を、ギィゥウウ…。と音がするほど握りしめると】
────私は……。
自分の“弱さ”に屈服する気は一切無いのですよ……!
“皆そうだから”……で、妥協はしたくない……。
“コイツ”はソレを明確にするためのツールでしか無い。
【“卵”の放つ闇の波動が、抑えこまれていく……】
【こんな絡みじゃなければ、いいセリフだったかもしれないのに^q^】
それでは、シエルさん、お達者で。また会う日まで───さようなら。
【ひらり、と右手を上げて、挨拶】
【僅かに振り向き、ニヤリと横顔で不敵に笑を見せると】
────私には“行くべき所”が有るので。
【彼の横顔は何か、決意したかのようで────】
【ちゅん。と雀はさえずり彼の肩に乗る。そして、彼は向かう、歩いて行く、彼が往くべき場所。───────“病院”へ】
/そんな感じで能力者1周年目の絡み、お疲れさまでしたー!あれ、もしかして絡むの一年ぶr(ry
678 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 03:08:47.87 ID:yOuHSfko
>>677
/あ、やばい、追記
/去る前に【シルクハットを拾い上げ】を追加しておきます
679 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 03:09:34.08 ID:2UUwuUw0
>>676
……あ、マジで?
気が利くじゃん、よっ……と。
【少女の言葉を聞いて、げっそりした様子と喜びが混じった表情で応じ、連れ込もうとする手は止めない】
【但し、体が動き出したならば其処からは、極力自分の脚で動こうとする辺り、気恥かしさの様なモノは感じているのか】
【或いは――――ただ単純に、さっさと進みたいだけなのか。真相は闇の中、である】
【ずるずると、かさばる荷物の様なシルエットは、次の部屋へと運ばれた】
………なんてっか、古風な部屋だよなぁ。
オレの『スケッチ』の記憶をたどらせて貰えば、これは120年ぐらい前の様式だ。此の年代まで来れば不便は無いけどねー。
でも、オレが乗ってたのは可変戦闘機……そりゃあもう、昔の連中の作ったアニメみたいな時代だったさ。
……っと、あんまり引っ張るモノでも無い、か。…コレ脱ぐの手伝ってくれー。
【元の世界、元の職業への執着の強さは、負の方向に増幅されれば、未練がましさにもなる】
【然し、女たらし風だけあって、過去に拘泥する事の醜さは分かっているらしく、さっぱりと話を斬り捨てて】
【此の場に於いて、少女に対してスーツを脱がす事を要求するだろう】
……よっ、と。流石に下着は勝手に賄うとして。
そういや、君のファミリーネームは? ……オレはオイゲン。オイゲン・ベルンハルト。
【そして、この世界ではありがちな―――名乗り≠フ展開に、持ち込んだ】
【恐らくは、意識が薄れ出す前に、今後の縁作りにも成り得るコレを行っておきたいのだろう】
680 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 03:11:45.88 ID:2UUwuUw0
/
>>679
の最初の「オイゲン」は「ベルンハルト」に入れ替えて脳内保管お願いします
/細かい事ですが、自分で気に成ったので
681 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 03:26:21.67 ID:GFe/ZHoo
>>679
古風……いや、コレくらいが平均だと思うがな。
話を聞く限り、お前はこの世界この時代の人間ではないようだが――
……まぁ基本構造は変わらないだろう。利便性に関しては慣れてくれ。一日だ。
はいはい、判ったから向こう向いて其処に立っていろ。
【古風、という言葉を古臭いと言われたように感じて、少しだけ反応するも】
【その発言で目の前の少女は自分とは違う場所から来た存在だと認識して】
【同じ様に、余り一つの話題を長々と話そうとはしない】
【何事も無く、スーツを脱がす手伝いは完了するだろう】
ん、ああ。自己紹介とかまだだったな。
ボクは月読 陽。さっき看板見たかも知れないが、月読 陽だ。
【気が向いたら覚えておくといい。と、まるで忘れてもらっても構わないと言いたげに】
【ベルンハルト、か。と、相手の名を反芻する事で確りと記憶に刻んで】
―――ボクは向こうにいるから、用が在れば読んでくれ。
【そう言葉を残して、部屋の奥――恐らく寝室だろう――へと歩いていく】
【特に呼び止めなければ、今日のところはここで御開きとなるだろう】
682 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 03:44:37.33 ID:2UUwuUw0
>>681
OK、コレについては100年でも30分でカタが付きそうだな。
……横になれりゃ、それで良しだ。
【『窮屈な空間』には、其れなり以上に慣れている心算だ―――その旨を、此方も軽い返答で伝えて】
【ぶかぶかのインナーは、何故か難攻不落の要塞に匹敵するほど『防衛能力』に優れているが、それを差し引いても気兼ねなく動き回り】
【構造に首を捻りつつも、セーラー服をその上から強引に、そして意外なほど正確に着装して、ベッドの方へと歩いていく】
上官の名前は忘れても、カワイコちゃんの名前は覚えてるのがオレだぜ……気が向くまでも無いね。
一宿一飯の恩義とかなんとかだ、宜しく月読 陽。
【そして、ベッドの側面に貼り付くと、相変わらずのニヤついた笑顔と共に、言葉を返して】
【手を頭の右側にひらりと翳す独特の動作を取ってから、背後へ倒れるように、力無くベッドに身を委ねる】
(……指、細くなったな。こりゃあ好都合だ。
………いや、このカラダじゃ、『乗る』に不都合か……プラマイゼロ、にしちゃあ、負の方が重すぎるな。
まったく、タチの悪いスリルだよ……――笑えて来る)
【陽の姿が見えなくなれば―――身を沈め、心を鎮めながら、先ほどよりも眼に近付けて、手を眺めるだろう】
【職能は事実上失った。波乱の展開は、求めなくても大挙して押し寄せてくるのだろう】
【そう思うと――――背筋が冷えていくのに、口元が、頬が、勝手に弛緩してしまう】
【薄い空気に、千の危険が溶け込む空に惹かれた男の『適応率』が高いのも、無理も無いのかもしれない】
683 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 03:56:18.40 ID:GFe/ZHoo
>>682
【少女がベッドに横になってニヤニヤしている最中】
【部屋の奥の部屋――自分の寝室に入っていった犬耳は】
【ふと思い出した様に少女の寝る部屋に戻り】
【「電気、消すぞー」と言葉を残してスイッチパチリ】
【真っ暗になった部屋を再び後に、奥の部屋へ】
――――――、………ふぅ。
【其処に置かれている自分用のベッド。其処に寝ている自分じゃない少女】
【何処から持ち込んだのか、点滴が繋がれた少女を暗い部屋の中見詰め】
【然し、やがて溜め息を吐いて、すぐ隣に置かれている椅子に座り】
【時間も時間。眠気に身を任せるように瞼を伏せ、静かに眠りに付いた】
/こんな遅くまで、お疲れ様でしたーっ
684 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 04:04:17.55 ID:2UUwuUw0
>>683
/お疲れさまでした!
685 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 13:00:21.95 ID:7ImYEXso
はーい、痛くありませんよー、はーい、じっとしていてくださいねー、ほーらもう治った!
「あ・・・ありがとうございます」
【白髪で、白いコートを身に纏い、白いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て純白な剣を腰に提げていて】
【とにかく、白尽くめの女青年が、怪我人の治療をしている。不思議なことに、治療道具は持っていないようだが、治療ができている】
686 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 13:26:28.76 ID:zWg9BcAO
害悪王ラグナさん
ストーカー王アルバスさん
スレに居ましたら即刻消えて頂きたい
管理人にすら害悪認定されたラグナwww
687 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/22(水) 14:40:51.46 ID:2RK5jck0
/御免なさい羽後さん&黒葉さんの方……寝落ちてしまいました……
/これ以上拘束するのもなんですし、ロールも終盤なので、
/支払いを済ませて適当に何か話して別れたということにさせてもらってもよろしいでしょうか……
688 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 17:17:55.24 ID:vTqwgsSO
【路地裏のとある一角】
【そこには大量のゴミが山のようにつまれている】
【その隅で跳ねる小さい影】
うにゃにゃ…やっとできたにゃー
落ちてるケータイから私は電子魔術書を作り上げたにゃー!!!!!
【身長30cmで、黄金に輝くネコメで、闇のような漆黒の長髪に、ネコミミが生えた少女みたいな謎の生物が】
【右手にケータイを掲げながら】
【ぴょんぴょん跳んでいる】
689 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 18:39:17.33 ID:ziLV9YSO
>>687
/了解しましたー!
/中々楽しかったですぜ!新キャラも出せましたし!!
/乙でしたー!!
690 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/22(水) 19:05:59.33 ID:uIgk5F6o
【水の国――市街地】
【何処にでも有る様な風景、何処にでも有る様な日常】
【勤めに疲れた者は家路を急ぎ、又在る者は終わらぬ職務に辟易しつつ歩く】
【楽しげに歩くのは、或いはクリスマスを前にした家族連れ、或いはカップル、或いは携帯を片手に歩く独り】
【そんな街の片隅――オープンカフェに目を遣れば、一つの見慣れぬ人影が有った】
<<……此方、第三記録部隊。 展開、完了しました。>>
<<此方、第四部隊。同上。>>
<<――第一部隊、完了。 現在、目標に動き見られず。>>
…………「世は須らく平和也」、だね。 軍の動きが無いなんて、実に素晴らしい事じゃあないか。
【黄金の双眸、西欧人的な容貌ををした―――肩までの黒髪を持つ男である】
【黒髪は耳元辺りで一部が左右に跳ねており、少し特徴的な髪型だ】
【身に着けているのは、紅の着流しに漆黒の帯と羽織、極彩色の『蝶』の髪飾り】
【衣服と相貌とのアンバランスさが何処か、浮世離れした印象を放っている】
……水の国支部の部隊に勘付かれるなよー、諸君。 此れは『ピエロ・リュネール』のお仕事。
百家の奴が言うには――「他の機関員は邪魔」、だ、そうだからね。
【彼の様子を見る限り、独り言を呟いている@lにしか見えないが――展開しているのは『通信術式』】
【右手に持ったカップを一気に傾けると、立ち上がりつつ……彼は、無表情で呟き続ける】
【立ち上がった彼は、オープンカフェを離れると大通りの中央≠ヨ。 其のまま、大きく天を仰ぎ】
―――じゃあ、第一回の開演準備≠開始しようか。
【 ≪ 號 ―――――――― ! ! ! ! ! ! ≫ 】
【『爆音』…………明らかな其れと共に、オープンカフェから煙が噴き出す―――!!】
【続いて男が上げるのは高笑い=c…「自分がやった」と公表する様な其れ―――ッ!!】
【人々は悲鳴を上げ、逃げ惑い――、平和な日常は、一瞬にして惨禍に包まれた】
/カノッサ機関、『ピエロ・リュネール』の突発テロです。
/途中参加・退場は自由&十二時を過ぎた時点で終わりに持って行きますので、お気軽にご参加頂ければ幸いです。
691 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 19:20:43.73 ID:ziLV9YSO
>>690
―――か・・・カノッサ・・機関・・ッ!
【白のカッターシャツに青のネクタイを着け、腰には二本の刀を携えた少年がその場に居合わせる】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】
・・・逃げちゃ駄目だ・・もう・・決めたんだ・・
【少年はそう呟くと】
【機関員に向かって歩いていく】
【―――その目には明らかな敵意っ!!】
692 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/22(水) 19:21:07.59 ID:aMV1Guko
>>690
――なんだろ、ラプラス。
「おいおいおいおいおい!マズイんじゃねェの!?これ!逃げようぜ、アンジュ!」
【ちょうどそこを通りかかってしまった少女とぬいぐるみ】
【少女は、ボロボロの大人用コートを着こみ、裾をずるずると引きずっている】
【髪はぼさぼさの黒のロング、目は泥のように濁った紫色だ】
【頭の上には燕尾服の悪魔をデフォルメしたような人形が乗っかっており、騒いでいる】
「な、逃げようぜ!」
だめ。
「なんでさ!?」
人、困ってる、から。
「いや、危険じゃモギュッ!!!!」
【ぬいぐるみとの会話は終了】
【ぬいぐるみの首を左手で鷲掴みにして暫くぶん回すと大人しくなった】
【そして、口から魂が数センチ漏れているそいつをポケットに突っ込むと少女は躊躇いなく大通りへ歩みを進めていった】
ふく、破れちゃうし。
【コートを脱ぎ捨て、薄い入院着一着になり、頭の上にラプラスを載せる】
【ラプラスはぐったりとしているが気にすることはない】
【コートは、いつの間にか少女の手に空いていた口に飲み込まれ消えていく】
【口が閉じると、口は消え去った】
【男の所へ行き、話しかける】
あなた、敵?
【感情の薄い瞳で男を見据え、首をかしげた】
693 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/22(水) 19:21:16.14 ID:8hIHByQo
>>690
【幾らか、時間が前後して】
【水の国、大通り】
………………今から、間に合うかな
【浮かれ切った世間の多分に漏れず、やはり何処か足が浮きそうに】
【顔こそはっきりとは見えないが、上機嫌の窺える足取りで行く者一人】
【手にしているのは何処かの買い物袋。布地や糸などを扱う手芸店のもの】
【おそらくこれから向かうのは、聖都に通じる転移ゲートなのだろう】
……………あ―――
【丁度、とあるカフェの前を通り過ぎようとした、その時だった】
【自分自身は反射的に、爆風のギリギリ届かない位置まで飛び退いたが】
―――…………………危ない………?
【手にしていた買い物袋は、煙と熱に確り巻き込まれていた】
【何処の誰だろう、この様な事をしでかしてくれた大馬鹿者は】
【明後日の夜までには仕上げたい、今から間に合うかすら不安だったのに】
【通りの中央へ目を向ければ、芝居じみた大仰な素振りを見せる男】
……………………あれがわるいの……?
【黒地の小袖の上に、然程目立たない色の打掛。腰の帯には刀を一振り】
【被衣―――時代劇などでまま見られる、好機な女性が顔を隠す目的で被る着物―――を重ねた少女】
【黒く暗く淀んだ瞳のまま、男の正面へと歩いて行く】
【瞼の端からどろりと一筋、コールタールの様な黒い液体が零れ落ちた】
694 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/22(水) 19:26:42.03 ID:fgLEBWko
>>690
【ぶわり、と背後からの爆風に服の裾と髪が大きく煽られた】
(爆、──?)
【咄嗟に振り向いてみれば、悲鳴を上げて逃げ惑う人々と数十人単位で擦れ違った】
【ポケットの中の携帯端末が、けたたましくアラーム音を響かせる】
……『休み』なんてものがもらえるとは、全っ然思ってなかったけど
【取り出した携帯端末を、ぱちん!と僅かに怒りを孕んだ音を立てて閉じる】
【──緩く波打った暁色のショートヘアに、茜色の瞳】
【そこにいたのは、二十歳にはまだ齢二つ程足りない少女であった】
【ベージュのカーゴパンツに白いローカットスニーカー】
【黒い長袖Tシャツの上から白Tシャツを重ね着して】
【盾を模したピンバッジの付いたデニムのベストを羽織っている】
──……犯人探しをする手間だけは、省けそうね
【すう──と、音もなく、彼女の右手には1m程の大きな『ハサミ』が出現】
【男から10m程離れた距離で、彼女はその切っ先を、男へと向けた】
695 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 19:27:06.55 ID:aDg6myMo
>>208
…この世界、来てまだ一年もたってないけどどれだけ事件が発生してるんだ…?それもこんなに表立って!
なるほど…日本とはかけ離れているな、この治安の悪さは!
【さらっとした柑橘系の整髪料の匂いが漂うさらっとした茶の前髪の上にヘルメット、きりっとした目に真っ赤な瞳に整った鼻筋】
【水色の質素なシャツを白い柄シャツの上から羽織り、ひざ下まで伸びた黒よりの灰と黒のストライプのハーフパンツに赤のスニーカーの青年がバイクに乗り駆けつけていた】
【肩にはリュックサック風のバックを持ち、首には季節に合った赤いマフラーを巻いているその青年】
…今日非番なのに仕事になりそうで困ったもんだぜ…何者だアイツら!?
またアルマゲスト?いや…魔術協会とは何の関係もなさそうな奴らに見えるけど…!
【彼は赤いカギと横長の六角形の錠前を手に持ちながら高笑いする男へと駆け足で近づいていく】
696 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 19:31:33.01 ID:3XDPiNQo
>>690
……ヒャッハー。汚物は消毒、かネ?
【鮮やかな赤の外ハネセミロング/同色のツリ目】
【白いカッターシャツ/赤チェックのネクタイと同色のプリーツスカート/ガーターベルトで固定した黒ニーソ】
【そして、普通に歩くにも不便そうな、厚底の「赤いロッキンホース・バレリーナ」――その靴で、こつん。軽い音を鳴らす少女】
……あー、あーあーああ。「クソだりィ」。
あんたらさあ、あたしの「機嫌の悪い時」に限ってさぁ、どうしてこうネ……
【気だるげなハスキーボイスは地面に落ちる、何故なら少女は俯いているから】
【だらん、と力を抜いた、猫背の姿勢。そのままゆらりゆらりと、其方に歩いて行く】
697 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 19:31:41.65 ID:aDg6myMo
/
>>690
に向けたのになんで見当はずれな数字を…?スマン
698 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 19:43:08.37 ID:Ahae5Eso
>>690
【唐突な爆音、続いて悲鳴。ついと顔を向ければカフェから煙が立ち上っている】
爆発。
機関かな?…機関だろうなぁ。
【ひょろっとした長身、若い赤毛の男】
【Yシャツにカーゴパンツを身に着け、その上から浅葱色の長いコートを羽織っている】
【左手には包帯が巻かれており、やや血が滲んでいる】
眠いし、左手は使えないし…。今は遭いたく無かったね。
ま、遭ってしまった以上見逃すハズも無いけど。
【しかし様子見、と高笑いする男を遠巻きに観察する】
699 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 19:46:10.20 ID:uIgk5F6o
>>691
あっはっはっはっ……何だい、少年?
そんな目をして――いいね、もっと怒れ怒れ。
怒りは論理的思考を崩壊させるよ? 相手し易くなるんで好都合だ。
【先ず、男は少年に向き直ると――明らかな挑発=z
【舌を出し、中指を宙に向け……直ぐに、目を逸らし】
>>692
敵かどうか……見りゃ判るでしょう、御嬢さん?
君が味方してくれるのなら、大歓迎だけどね。
【少女達には目を合わせる事無く――口だけで対応】
【頭の回転は早いらしく、律儀にも全員を確認し、言葉を返す積もりの様だ】
>>693
(何処かで見たような気もするが――……まぁ、構わないか。)
で、御嬢さん……そのエグイ液体を拭いてから出直してくれるかな?
見たところ、眼も死んでるみたいだし家帰ってさっさと寝ればいいと思うよ。
【この男――さっきから、話している内容が微妙に変≠ナある】
【『相手を殺してやる』と言った部類の、邪悪な悪意≠フ籠もっていない言葉ばかりだ】
>>694
あー、タンマタンマ。
折角、『正義』さん達が集まってくれたんだぜ。 挨拶ぐらいさせてくれよ。
戦いなら――そうだね、直ぐに相手してあげるから。
【大きな鋏の切っ先――明確な敵意の表象として、其れを感じたのか】
【両手を出し、ヘラヘラと笑みを浮かべて其れをやり過ごす】
>>695
(バイク……やるなら先に、足からだな。)
(逃げられる分には構わないが、速すぎる≠フは困る……。)
【特に声は掛けられていないが、明らかな敵意≠感じさせる其の行動】
【一瞥の後、次の人物へと視線を移し―――】
>>696
……えー、だって、明後日イブだぜ?
流石に、クリスマスイブぐらい俺だって女の子とデートしたいじゃないか。
【独り言に返されたのは、矢張り馬鹿にした様な返答―――】
700 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 19:49:09.72 ID:uIgk5F6o
>>698
(アレは……まぁ、構わないか。)
……ダッソー、あの男も攻撃対象に入れろ。
<<「―――……了解ー。」>>
【通信術式によって、仲間と会話――彼も、敵≠ニ認識されたらしい】
>>ALL
(さて、この人数は……ま、妥当な所か。)
どうも、『カノッサ機関』・ピエロ・リュネール≠フテロ活動にようこそ。
俺は戒能 鴉=\―なんだろう、今回の主犯、って言えばいいのかな?
本日はお集り頂き、御礼を……と言いたいが俺一人が激務をこなすのは勘弁。
そもそも、正式な『機関員』では無いんでね……ま、参加してる目的は有るんだが。
――あぁ、興味無いって顔だね? そりゃ悪かった、さっさと始めようか。
…………ダッソー・ミラージュ=A手筈通りに。
「了解だァ―――……テメェ等、面白く無ぇから初撃≠ナ死ぬなよォ!?」
【ボウ――――――ッ!!】
【『炎』と『酸素』が激しく反応する音が、通りに響き渡る……ッ!!】
【見遣れば、全員≠ノ前方から迫るのは『地を滑る火の玉』――大きさは、中程度】
【高速という訳でもないが、余所見をして余裕綽々に避けられる、と云う程でもない】
【加えて、其の火の玉は蒼い尾≠引いており……地に張り付く様にして、其れが残っている】
「…………≪這い回れ≫ッ!!!!」
【続いて聞こえた男の声と共に、『蒼い尾』は拡大し――炎の壁≠ニ化す】
【壁≠ヘ動き出すと、其々を囲む@lにして展開―――】
【此れによって、君達は一時、味方∞敵=A双方から分断されるだろう―――】
701 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/22(水) 19:53:28.29 ID:aMV1Guko
>>699
そう、悪い人なんだ。わかった。
【そう短く答えると、前を見据え口を開く】
ラプラス、私、翔ぶ。
「が、ガッテン承知ィッ!」
【慌てた様子で頭上のラプラスが答える】
【背中の布を突き破り、歪な黒い翼が生えてきた】
【そして、その翼を限界まで引き絞り――打ち下ろす】
【風が大地に叩き付けられ、少女は中を舞うことになる】
【必然的に、地面を這う攻撃を避けることに成るだろう】
あぶ、ない。
強い?のかな、あの人。
「だからやめとけつったのに」
黙ってて。
「なにそれひどい」
【漫才のような掛け合いをして、横に着地】
【翼はズルリ、ともどって行く】
【壁に触れないようにおとなしくしているようだ】
702 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 19:55:13.10 ID:ziLV9YSO
>>699
怒り?別に起こってはいませんよ。
【少年はそんな軽い挑発には乗らず】
ただ僕は―――『貴方達』には痛い思い出があるんです。
もうあんな事はさせない。昼の国みたいな事にはさせない
――――だからもう『貴方達』からは逃げない
703 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/22(水) 19:59:42.53 ID:8hIHByQo
>>699-700
……………家?
………そんなもの、無い
【ピチャ、ピチャ、と。最初はまだ、静かなものだった】
【衣服から靴を伝って、路上に落ちる黒い液体】
【締め方の緩い水道、その程度で済んでいた】
……………………≪禍津黒神≫
【少女が、ぽつりとつぶやくや】
【目から溢れだす黒い液体は、傷口から流れる血の様に勢いを増す】
【よくよく見れば、両手の爪の間からも、着物の中でおそらく別な部位からも】
【コールタールの様な液体は、大量に流れ出す】
【何故かそれ等は、少女の体に絡みついて留まる事は無く】
【高い粘性を保ちながらも、路上へと広がって行く】
【仮にこれを体液だと仮定したのなら、既に少女は干からびているだろう程の量で、だ】
【正面に男を置いての接近、その前方から向かって来る火の球】
【それが何処から発されたものかは分からないが、正面から来た事だけは確か】
【右斜め前方に踏み出すと共に、左半身に纏わり付く、地面に溢れた黒い液体】
【火の球の熱を遮断して、至近距離を通過した際の火傷の程度を抑える】
【現時点での位置関係は把握し辛いが】
【もし少女の姿が見えるのなら、黒い液体はまだ流れ落ち、広がり続けているのが見える筈だ】
704 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 20:04:04.25 ID:3XDPiNQo
>>699-700
えー……アナタみたいな男とデートしたい女の子って居るのかネ?
居たとしたら相ッ当のモノ好き、だろうネー。まあどうでもいいけど、
【ちらり。飛来する火の球、「当てるため」ならもっと速いはず】
【目的はきっと他のこと、地を蹴って横っ跳び、火の球自体は回避】
【次いで、熱を帯びた壁、自身を取り囲むそれを見上げて、瞬き二回】
お……ありゃりゃ、閉じ込められちゃった。出してよぅ、あたしは寂しいと死んじゃうんだよネー!
…………あ、今のなしなし。寂しいのは本当だけど、死んじゃう、まではないネ。
【それにしても熱い。それだけぽつりと呟いて】
【少女は天に両の掌を掲げる、月が欲しいと手を伸ばすこどものように。掴めるわけは、ないのだけれど】
705 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/22(水) 20:09:07.44 ID:fgLEBWko
>>700
(……カノッサ機関──ピエロ・リュネール=j
(森島さんが会合の時に言ってた、あの──)
(こんな所で活動できるってことは、あの時シティ内部にはいなかったってこと……──?)
(……──“首のない化け物”──っ)
【男の言葉へ返したのは、突き刺すような沈黙の視線】
【そして少女は、その場に現れた面々を一瞥していく】
【──見知った顔、見知らぬ顔。共闘は出来るのか、そうでないのか】
【声を掛ける猶予はなかった。少女は、燃焼音に即座に反応して身構える】
────Anima<b!
【裂帛。ぼう、と少女の魔力が軽く爆ぜて、彼女の背後に幽体のような気配が顕現した】
“SYOOOAAAAA────ッ!”
【──アートマン『Ut Anima』、甲虫類を人型にリデザインしたような痩躯】
【積層された藍色の甲殻を全身に纏い、全体としては鋭角的なフォルムを持つ】
【顔を覆う黒鉄の仮面には五つのスリットが入っており、その一つに淡い光点が灯っていた】
【同時に彼女は、たんッと地を蹴って右へステップ】
【数瞬前まで彼女がいたそこを、火の玉が通過していった】
(──……、壁?)
“──────ッ!”
【しかし、後発の炎の壁によって、彼女は取り囲われ──敵味方の姿が見えなくなってしまう】
【即座、思考が導き出した『危険』──アートマンは、『消火器』を生成、自身の周りへと吹き付けていく】
【並みの炎であればそれは掻き消えるだろうが、何か特殊な効能があるとすればそれは叶わない──果たして】
706 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 20:15:35.42 ID:Ahae5Eso
>>700
ピエロ・リュネール。戒熊、鴉。
【男が口にした名前を反芻する】
【記憶には無い。尤も、そう心当たりがあっても困るのだが】
で、彼は何がしたいんだろうか……っと、
【ボウ、と燃焼音】
【同時に、正面から低軌道の火の玉が迫ってくる。大きさはそれ程でもないが、当たればダメージはあるだろう】
【ふらり、と左へ避ける。右脚の脇を火の玉が通っていった】
【続いて聞こえた男の声。それと共に火の玉の軌道に残っていた火が拡大】
【それは囲むように立ち上り、炎の壁となった】
ふむ。分断か、檻か。
どちらだったところで特に問題は無いが…
【懐に右手を突っ込み、ゆっくりと引き出す。握られてたのは鈍く光る拳銃】
【右手をだらり、と下げ、回避の体勢を取った】
707 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/22(水) 20:16:38.97 ID:aMV1Guko
//頭の上に人形載せてるのの中身ですが、そろそろご飯なもんで変身遅れるのです
708 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 20:28:14.46 ID:aDg6myMo
>>699
>>700
ピエロ・リュネール…?で、カノッサ機関、か
えっと、とりあえず分からない所があるんだけど!カノッサ機関ってなんだ?
【この世界の初心者であるこの青年は、実はカノッサ機関という組織の存在を今日まで全く知らなかった】
【悪事を働く能力者の存在は知っていたが来てから2ヵ月くらいするのに未だに機関の存在を知らないとはそうとうにのん気な奴なのだろうか】
【ともあれ、ロクな集まりではない事は理解出来たらしく即座に戦闘態勢に】
【―――なった瞬間、今降りたバイクが突如持ち主の危機を感じ取ったかのように突然走り飛んでくる火の玉に当たる前に割りこんできた!】
…えッ!?
【バイクはそのまま変形して棺桶に変形し、重力制御で起き上がり青年の壁となり盾となる!】
【バァン!と音が響いてその火の弾を防ぎ切り、その衝撃で倒れないよう後ろから抑えつけながら辺りを見回す】
【そして見る、周りの人物は皆…能力を使って防いだり回避したりしているのを見て呟く】
敵も、味方も能力者…ここでは戦いが起きる時どっちも能力者ばかりなんだな…
こういう世界で戦うにはこうして装備を持ってないと…危険すぎてまともに太刀打ちできないって事なのか…?
【少し複雑そうな顔をしながら彼は手に持つ赤のカギと錠前に目をやると、そのまま腹の下に錠前を持っていく】
【すると、その錠前を収める事ができるように、腰の所にベルトが出現、変身待機の状態になっていた】
【赤いカギの頭に触れると…何やら声が響く】
『Flare(フレア)!!』
…やっぱ、死にたくなけりゃこれ使って戦うしかないのか…?
【そして敵味方は分断、誰も自分を助けられそうにない…】
709 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 20:33:26.25 ID:uIgk5F6o
>>ALL
【―――突如炎の壁≠フ幾つかが消滅する】
【『総て』では無く、『一部』……グループごとの分断≠ニ書けば判り易いだろうか】
>>701
>>703
【この二人のグループ……対応するのは、戒能らしい】
【炎の壁が消えた先に、両手に血を滴らせた#゙が見えるだろうか】
【丁度、一対ニ≠ナ向き合う構図――無論、一≠ヘ戒能だ】
……どっちも『能力者』、と。
まぁ――、――何か力を持ってないと、かかっては来ないよね。 普通。
【片方の少女は『飛んだ瞬間』で能力者と把握】
【もう片方は、言わずもがな――戒能は、不敵にに笑みを浮かべた】
【――彼の周りに舞うのは、黒い蝶≠ェ二羽。 それから、血の匂い】
>>704
>>705
>>706
【カンナの消火器=\―其れは確かに、炎を消すだろう】
【しかし、消した傍から『他の炎』が移って来る……有体に言えば、「キリが無い」状態だ】
【そうこうしている内に、意図的≠ノ消された炎の壁――三人は、同じグループとなる】
【見遣れば、矢張り三対一=c…相対する様にして、人影が見える】
【細身のプレートアーマー=\――――銀の全身鎧に身を包んだ男だ】
【露出された顔の左半分はピッタリと張り付いた前髪によって覆い隠されており、】
【残り半分の顔が抱く瞳は、『狂気的』な色を宿した漆黒と純白のコントラストだ】
【羽織った真紅のロングコートからは、腰の金具に縦横無尽と掛けられた銃弾ベルトが覗いている】
【其の目は大きく『見開かれて』いて……彼の異常性≠より一層増している】
『どうもどうもどうもワタクシ様の名前は、ヴォルフクライム=クラックポケット=B
或いは、カノッサ機関No.63麾下部隊『ピエロ・リュネール』のファウストパトローネ=B
任務は恐らく……、まぁ、言わずもがなでしょうワタクシ様も細かい所忘れましたしねぇ。
そう言う訳ですからワタクシ様の最強にして無慈悲、絶大的な銃≠ノ撃たれて死ぬ事をお願いしますよ。
「リーチ」が違いますからねぇ、「リーチ」が。 歴史上何人が銃で死んだんでしょうワタクシ様25歳だから知りませんが。』
【口の良く回る男、ヴォルフクライムは――大きく笑みを作り、三人を双眸に収めた】
/続きます。
710 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 20:34:06.59 ID:uIgk5F6o
>>702
>>708
【そして、最後の一グループはこの二人】
【炎の壁が消えても、相手≠フ姿は見えないが……炎の向こうに人影?】
「現在、7時……否、8時だったか? ……あァー――、面倒臭ェなァ!!
……戒能、用が有る時には介入≠オやがれ。術式遮断するぞ。
あー、後、今使った♀エ想だが……駄目だな、狙いがまるで定まらねぇ。」
【炎の壁を、物ともせずに越え……矢張り、二人に相対するのは】
【燃え盛るような緋色のライダースーツを、首元まで閉めて着用した青年である】
【其の顔の左半分を覆うようにして入れられた蒼炎≠フタトゥーが一際目に付き、】
【髪は所々の煤≠ノのような黒色を混じらせながらも、純白と言えるであろう短髪だ】
「よう、お二人さん……俺はカノッサ機関No.63麾下部隊『ピエロ・リュネール』所属。
コード・ネームはダッソー・ミラージュ=\―オーガギュネイ=トリットヘルムだ。」
【白髪の青年は拳を作り、首筋の辺りを殴りつける――『通信術式』を解除したのだろうか】
【満足した様に、ニヤリ……笑みを浮かべると、眼前の敵≠ノ目を遣って】
711 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/22(水) 20:43:56.38 ID:8hIHByQo
>>701
>>709-710
……………………………
……………誰?
【敵対する者へ発したのか、近くに居た者に発したのか】
【あるいはその両方かも知れないが、少女は呟いた】
【尤も、それに対する回答が得られても、少女がそれを理解するかどうかは分からない】
【この戦場に、知っている顔は一つ。少女は、それにすら気付いていない】
【一歩、二歩、三歩。走るでもなく、少女は男に近づいて行く】
【笑みに何かを思うでも、返すでもなく】
…………『根堅州國』
【少女の足元に広がった、黒い液体】
【その内の半分が、男の背後へと移動を始めた】
【同時、少女が溶け始める=z
【皮膚や髪が、溶解して黒い液体になり、雫を滴らせ始め】
【更には衣服や腰の刀までもが、どろりどろりとその有様を変えていく】
712 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 20:51:59.95 ID:ziLV9YSO
>>710
炎の壁・・ッ!!戦力を割られたか・・っ、
【と青年を見て】
【続いて前から出て来た“敵”に視線を向ける】
・・・わざわざ名乗ってくれてどうも、名乗られたからこちらも名乗っておきますか。《Justice》所属、護
―――正真正銘、『貴方達』の敵ですよ。
【少年――――護はそう言うと腰の刀の内の一本を抜く】
クロガネ
【《重刀・『黒 鉄』》――――その刃の無き刀は重さを重視した、本来は修練の為の刀】
【戦闘に使えばそれは刃物というより『鈍器』に近い】
【またもし感じれるならその刀身からは闇の魔翌力が出ているのが解るだろう】
713 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 20:52:39.90 ID:Ahae5Eso
>>709
【構えたままの体勢でいると、やがて炎の壁が薄れる】
【見えるのは3つの人影。どれがどれやら判断がつきかねていると、その内の鎧を着込んだ一人がべらべらと話し始める】
ヴォルフクライム=クラックポケット。ファウストパトローネ。
ふむ。
【名前も口上も随分と長ったらしい。ともかく、他の2人は敵では無さそうだと判断する】
【やがて男は死んでほしいのか銃自慢がしたいのか良く分からない締めくくりの後、大きな笑みを浮かべた】
随分と口が回るね。
しかしふむ、銃か。
【軽く笑いながら言葉を返す】
剣やら斧やら、まして能力者なら面倒だと思っていたところだ。
銃ならどうにでもなるから、まだ楽だね。
ああ、でも左手が使えないからイーブンかな?
【話しかけているのか、独り言なのか】
【よく分からないことを言いながら右肩をぐるぐると回し、銃口を向ける】
ま、やってみようか。
714 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/22(水) 20:54:19.26 ID:3XDPiNQo
>>709
【静止。冷凍室で一晩過ごせば出来上がる細工のように、少女は動かない】
【手を天に掲げたまま、モーターよろしくくるくる回る男の口を眺めて――】
【――――――「銃」?】
…………あっは。
超、もッッッッッッの凄く、イイコト聞いちゃったネ。ふ、っははははは、は、
【本当に、彼女が凍りついていたなら、今。「ぴしり」とモノが罅割れる音がしたのだろう】
【顔を見せないように俯いて、ちいさく肩を震わせて】
……はははは、いいネいいネ、「そのキ」になってきた。
とーっても「素敵」、その「エモノ」。だって「触らずに」「人指し指の微かな動きだけで」「ヒトを殺せる」んだもん。
とぉおーっても「素敵」な、「臆病者」の、「武器」。
【掲げた掌が、こうと輝く――色彩は「鮮烈なる赤」】
【似たような色をした少女の唇は笑みのカタチにぐにゃりと歪んで、コトバを放つ】
魔銃召喚、おいでませませ――『マックス』アァーンド、『カスパール』ッッ!!
【両の掌に構築される赤い魔法陣、その先から現れる「赤いリボルバー」】
【くるん、と。掌の中で、小気味良く回転された二挺一組のそれの銃口は、目の前の「敵」に向けられて】
――――「臆病者」同士、仲良く踊ろう?
互いの熱は伝わらないけど――きっと、火傷するくらいアッツいんだから、触らない方が、賢いの。ネ?
【――――銃声は、未だ鳴らず】
715 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/22(水) 20:55:31.38 ID:aMV1Guko
>>709
ラプラス、早くて、強いの。
「ハッハァッ!了解したぜ相棒ゥッ!」
【ラプラスが騒がしくそれに答える】
【そして、少女の姿が変貌を始めた】
【メキメキ、ボキボキ、ゴキゴキ】
【身の毛もよだつような音を立てて少女の姿が変貌していく】
……倒すよ、あなたを。
【暫くして変身は終了】
【黒いロングヘアは、短くなり、頭の上からは猫の耳が生える】
【背丈は20cmほど伸び、すらりとした筋肉質な肉体へと作り替えられた】
【しかし、足の筋肉はやたらと太く、ボディビルダーのようだ】
【そして、両手の爪は5p程の硬質化した爪になっている】
【腰からはしっぽの様に生えた一本の長い触手が有る。長さは2メートルほど】
【なんとも形容しがたいその姿、言うなれば“バケモノ”、か】
いく、よ。
【そう小さくつぶやくと同時、少女の姿が消える】
【地面は砕けている】
【結論、少女は跳躍していた】
【ビルの壁に接近し、壁を蹴り飛ばす】
【どごぉ、ん!という轟音と共に少女は地面にいる相手に向けて飛び掛っていく】
【振りかぶるは尖い爪を備えた右腕。高速ですれ違いざまに切り裂くつもりだ】
716 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/22(水) 21:01:58.16 ID:fgLEBWko
>>709
【消せども消せども、また別の炎が移り来る様を見て、少女は唇を噛む】
【このまま炎に囲われたままでは圧倒的にまずい状況だと息を飲んだが──それもすぐに晴れて】
【少女は現れた男──ヴォルフクライムと相対し、その瞳をすうと細めた】
……『ピエロ・リュネール』──火の国で名前ぐらいは聞いたことがあったから、
“あの街”を取り返せたときに一緒に潰せたと思ったんだけど……どこに隠れてたの
──『対機関連合』、黒野カンナ。……潰すよ
【ちゃきり。剣のように長大なハサミの切っ先を男へ向けて、視線を突きつける】
【左手の中では、僅かな魔力が小さく渦を巻いて──他の二人を一瞥してから、即座、行動】
>>713
>>715
──ッ、前衛撹乱は私も行ける、誤射の心配はしないで
【二人に向けて、少女はそのような言葉を投げ】
【──たンッ】
【少女が左手で前方の虚空を薙ぐと、何かの液体が小さな水流となって男の手元へと伸びていく】
【──少女の左手中に生成されていたのは、『接着剤』だった。それと同時に、彼女は一歩前へと躍り出る】
【アートマンは、彼女と背中合わせになるように浮遊──『視覚共有』。『誤射は心配するな』といえる所以だった】
717 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 21:07:27.27 ID:aDg6myMo
>>709
>>710
【右手を前に突きだし左手を拳にして腰の傍に持って行き戦闘態勢を取ったままだったが…彼は右手をあごのところに持っていく】
【首を傾げ少し疑問そうにしながら彼を見て呟き始める】
敵は一人、味方も一人、この三人に分断した
さっきの戒能って名乗ってた奴が呼んでた奴がダッソー…
つまり、この火の能力はお前の仕業って訳か…いや、オーガギュネイ?
…変な名前…その名前の由来ってどういう意味?
【こんな状況でありながらも彼はマイペースに純粋に疑問に思った事をオーガギュネイに質問してくる】
【敵であろうとそれは関係ない、満足いく答えが返ってくるとも限らないが質問しない事にはどうにもならない】
【ともあれ、こちらが名乗られた以上こっちも名乗り返さなくてはならないと思ったらしく】
…俺は剛田 剛太郎、ゴウさんでもジャイアンでも呼び捨てでも好きに呼べよ
よくわかんねぇけど…まずは一発ぶん殴る、次になぜこんなマネをしたのかよくわからねえから詳しく教えてもらうとするか
心配するな、俺自身に能力はないけどこういう世界でも互角に戦えるような装備も持ってる
【錠前とカギを持った両手をクロスして前に威圧するように差し出して…次に肘を引いてカギを持つ右手を顔の横まで引く】
【そしてその錠前を持つ左手を右手へと持って行きそのままカギ穴に差し込んでガチャリとひねる】
【するともう一度錠前の外殻が凹凸状の溝にそって割れ、内側から赤い輝きを放つ】
『Flare(フレア)!!』
【そのまま引き抜いて錠前を前に威圧するように差し出し…叫ぶ】
変 身 ッ !
【内側から赤く開いた錠前をベルトの中央部押しこむと…キィィィィン!と甲高い音が鳴り響く】
【ブル、と空気が震えジャイアンの身体が銀色の、というか鉄の色をした何かのエネルギーに包まれてる、その同時『棺桶』が彼の後ろに移動する】
【錠前に連動するかのように棺桶が開くと…そこから赤いエネルギー玉に包まれた炎のナイフのような物が姿を変えて行くジャイアンに接触する】
【バリン!と割れると…無機質でのっぺりしたシルエットの戦士が登場すると同時、赤い炎のナイフが入ったエネルギーが肩や胸のプロテクター、仮面のパーツになる】
【胸と肩などでつなぎ合わせその顔の前面に仮面のパーツががっしりとはまれば…】
【顔の正中線を赤い刃が突き出した横縞の溝のついた防護の鉄仮面の下から赤い複眼を覗かせた異形の顔立ち】
【肩や胸に肩衣半袴を思わせるデザインの堅いプロテクターで覆われた肘や膝に鮫肌のようにザラリとした手触りのサポート】
【手の淵や踵は鋭く尖った鉄となっており…本気を出して叩きつければ本当に斬れそうなデザイン、そんな異形の仮面の戦士が生まれる!】
…って、これ使うの今日が二度目だからあんまし慣れてないけどな…でもこれがあればそうそう死なない
あとは俺の刃叫流の技を叩きこむ事が出来ればそれでいい!
>>712
【そして彼は近くのカッターシャツの少年に目を向けると】
…とりあえず味方か?なあなあJusticeってなんだ?
カノッサ機関ってのもよくわかんないから教えてくれないか?こういう組織って他にもあるのか?
テロが起きたりビルが破壊されたり魔術協会で血が流れたり…人が泣いていたり、この世界スッゲェ物騒なんだな
【などと、こんな状況にかかわらずペースを崩さずこっちにも質問を投げかける】
718 :
716
[saga]:2010/12/22(水) 21:10:00.38 ID:fgLEBWko
//うあ訂正、「手元」は「右手」でお願いします
719 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 21:23:16.31 ID:uIgk5F6o
>>711
>>715
あー、此方、戒能。 二人共通信切るなよ?……――あ、もう切れてるや。
……クソ、今日の作戦実行担当は俺だって言ってるのに――――。
【耳の奥に響く様な、ぷちっ、と云う音――ヴォルフクライムは、そもそも最初から切っていたのか】
【……ダッソーの口振りからして、彼から強制的に割り込む事は可能なのだろうが】
(まぁ、いい……――さて、もう茶番は要らないかな。)
(炎の壁が有るんだ、勘付かれ≠トも『知らされる』心配は無い……。)
【―――刹那の内に、戒能の笑顔≠ヘ雲散霧消した】
【先ず見遣るのは、黒い液体の少女――『厭』な感じがした】
【能力として考えれば、融ける事自体は大した驚きではない】
【「何となく」だが、戦場では意外と役に立つ感情……――次いで、もう片方の少女】
―――はははっ、そっちは見るからにヤバい……なッ!!!
【聊か派手に過ぎる壁蹴り=c…先に此方を対処せねば、『一発でやられる』】
【血液を凝固させ、両手に生成したのは杭=\―長さは、50cm程の太い其れだ】
【向かって来る=c…其れは詰まり、軌道が読めると言う事】
【飛び掛ってくる彼女の腹部付近へと杭を射出すると、咄嗟に自分から見て右へ回避】
チ……――――ッ!! 掠った≠ゥ……。
【直撃は避けたものの、上腕二頭筋≠フ辺りに斬撃を喰らう――が、出血は少ない】
【どうやら、能力で止血しているのか……追撃を避ける為、戒能は飛び掛った少女に向き直る】
【今のところ、背後の液体≠ノ対応する時間は無い―――】
【………只、二羽の黒蝶≠ェ其々、『融けた少女』と『背後の液体』の上で舞っていた】
/続きます
720 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 21:24:47.71 ID:uIgk5F6o
>>713
>>714
>>716
『ほう……銃℃gいが二人ですか此れは僥倖僥倖うふうふふふふふふ。
銃は臆病者の道具などでは有りませんよ勇者の道具
何故ならワタクシ様は強いので逆説的に其れが証明されるうふふあふしゅあ――。
で、ブレイザーの何処に居たか? あの時はさっさと脱出しましたよワタクシ様たちのボスの命令でねぇ!』
【口振りから察するに、銃器≠使用するらしいが――どうも、不自然である】
【身に付けているのは飽くまでも『弾丸』のみであり、発射機≠フ類は視認出来ない】
【――――だが、其の疑問は即座に氷解するだろう】
【次の瞬間、弾丸≠ェ『体に沈み込み』始め――彼の体内へ、取り込まれて行く】
【プレートアーマーさえ突き抜け……、勘の良い者ならば、この時点で理解するだろうか】
【彼の能力=\―――其れが具体的にどの様な物なのかを、である】
『ふふっはうあはううあふあうふふ……銃≠ヘ強い。弾≠ヘ速い。
散弾∞ライフル弾∞徹甲弾∞照明弾∞ゴム弾∞拳銃弾∞ロケット弾=c…。
鋼鉄の銃身は敵の頭蓋を砕き、砕き、砕き、砕き、砕き、「そして」……うふふふふふふふふっふふふ。』
『 いとも容易く、人間を――― ブ チ 殺 す =@ 』
【彼が“両手”を正面に突き出すと―――銃口が飛び出した<b!!】
【長さはどちらも、『一メートル弱』……穴の開いた鉄の棒≠ニ表現しても構わない】
【其れを即座に、「銃を持った二人」へ向けると――】
『………FIRE=\―――ッ!!って何ですかこれあはウは這うう阿附合うは!!!!』
【発射したのは、ライフル弾=c…視認は出来る程度だが、其れでも中々の弾速だ】
【何らかの防衛手段を講じねば、完全な回避は難しいかもしれない】
【同時に、接着剤≠ヘ胴に着弾……どうやら、『たかが水』と軽んじたのか】
【然し、彼は一声叫んだだけで―――ニヤリ、と笑みを浮かべる】
……ふひははほ、はへふんへふへへ、ほへは。
【『口』……―――其処から、銃口≠ェ覗くッ!!】
【「胴からの銃口」はふさがれた物の、どうやら銃口の出せる範囲≠ヘ全身――!!】
【バン――!! と銃声とともに、カンナへと放たれたのは散弾=z
【此方はライフル弾よりも遅い物の、『範囲攻撃』……放たれた傍から数十の微細な弾が、彼女へと向かう】
【尤も、対応する時間≠ヘ十分に有るといえるだろう―――】
/続きます
721 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 21:25:36.31 ID:uIgk5F6o
>>712
>>717
「護に剛田……櫻の出かァ?
俺かりゃすれば、そっちの方が変に聞こえるぜ?
ま、護の方はお仕事ご苦労様、とだけ言っとこうかァ。」
【この男――意外と、マトモに会話は成り立つようで】
【首を回すと、ストレッチ……なにやら、緊張感も無い】
「名前の話だが、ガキの頃から、『呼び難い』って良く言われてなァ……親しみ≠こm――
――――悪ィ……、…もう、限界≠セわァアッハッはッはッはーーーーーァ!!!!! 」
【豹変=c…そう形容するしか無い程に、『表情』が変わる――ッ!!】
【其の目は大きく見開かれ、血走り、発散するのはあたかも紅蓮≠擁く如き激しさ】
【『理性』を喪った其れでは、決して無い……逆に、彼の脳内は回転を開始する】
【左手を前に、右手を後ろに――形成するのは、まるで弓を引く@lな姿勢】
「炎≠チてさーーァァァ、最高に鬱陶しいよなァ!!?
だって『メラメラ』するんだぜ!? お前等、「燃えた事」有るか知らねェが、“気持ち悪くて仕方無ェ”!!!!
俺、作戦じゃなきゃ絶ェ―――ェッ対にこんな『壁』作らねェよ!!!
オラ!! 偽善者と変身ヒーロー!!! 何か返事でもしやがれェェェェェェエエェェッ!!!
あぁああぁ……この世界から炎≠ェ消え去りゃ良いのになァァあーーーーーァァッ!!!!」
【ボウッ!! と炎の生まれる音=\―見れば、彼の両手に炎の弓矢≠ェ発生している】
【『狙い』を定めると、一発、二発、と両者に放つ……相当に速い弾速だ】
【性質としては、実体≠ヘ一切無く―――布に触れれば、炎が燃え移るだろうか】
722 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/22(水) 21:32:32.10 ID:aMV1Guko
>>719
【高速での攻撃をかすらせる程度に当て、地面に着地する】
【体制は地上を走る肉食獣の4足歩行】
【骨格と筋肉が作り替えられ、チーターのような体制になっていく】
【口には尖い牙が生え、爪もより鋭く、長くなる】
【尻尾のように生える触手は、其の太さと密度を増した】
強い、ね。
でも―――、がんばる。
【四肢で地面を踏みしめ、加速】
【右斜めに移動し、横回転をする】
【其の動きで、鞭のようにしなりを以て、尻尾のような触手を振るう】
【触手は骨のない筋肉の塊でできており、其の表面は硬質化した鱗でまんべんなく覆われている】
【棍棒でおもいっきり殴られるようなものだろう】
723 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/22(水) 21:32:33.31 ID:8hIHByQo
>>719
【この戦闘に於いて、この少女が誰かと連携を取る事はまず有るまい】
【そう断定出来る程、少女はものをまともに見ていない】
【四歩、五歩、六歩。もうすぐ、間合いに入るというタイミング】
【少女の得物ならば、もうすぐにでも首を狙えるという距離】
【どろり、と少女が、完全に@nけてしまった】
【移動した液体とは別、少女の足元に有った、黒い水溜り】
【その中に少女は、髪の一本すら残さず溶けて消えた】
【次のアクションはほぼ同時】
【男の背後に移動した液体と、少女が解けた液体】
【それら二つが同時に、男の足元へ向かって、アメーバか何かの様に這い寄って行く】
【液体自体が、粘性の非常に高いもの。足を取られれば、引き抜くのに苦労するだろう】
【もし液体に触れる事が有れば、人間の体温に非常に近いものを感じるかも知れない】
【風呂の湯よりは温い、だが水よりは随分と温かい。そんな、半端な温度を、だ】
724 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 21:40:44.37 ID:ziLV9YSO
>>721
>>717
僕は生まれも育ちもこの水の国ですよ?それを貴方達、人の大切な故郷になんて事してくれるんですか。全く
さて、ゴウさんでしたか?今はちょっと詳しくは無理なんで、とりあえず僕は貴方の味方って事だけ言っておきます
【護は青年の方を向きそういいながら青年の姿を見る】
(変身ヒーロー・・・カッコイイな・・てあれ?何か知り合いで他にもそんな人が居たような・・)
【なんて思考が頭の中を巡る】
言ってる事とやってる事が違うじゃないですかっ!?
【護はそんな事を突っ込みながら間一髪で横へ炎の矢を避ける】
725 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 21:43:20.28 ID:Ahae5Eso
>>720
銃は勇者の道具。異議を唱えざるを得ないね。
【はっはっはーと笑っていると、男の様子がおかしいことに気づく】
【弾丸が身体に沈み始め、言動が怪しくなり───両手から銃口が飛び出すと、そこから撃ってきた】
銃器の能力者。
ふふ、流石にこれくらいじゃ驚かなくなってきたね。
【が、発砲される前には既に動いていた】
【経験と理論から飛来する弾丸の軌道を予測、そこから外れるように身体を捻る】
【くるりと左に一回転。左足を曲げ、重心を落とした状態で着地する】
…よく考えれば、実戦で避けたのってこれが初めてか。
案外通用するもんだ。
【独り言。そのまま狙いをつけ、連射する】
>>716
(能力者。心配はいらないかな)
承知した。
【短く返答する】
【どこかで聞いた声だったような、と一瞬考えたが、まあいいやと後回しにした】
726 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/22(水) 21:43:28.62 ID:3XDPiNQo
>>716
【親指を立てて、それだけ】
【喋る暇は、きっとない。そうしている間に殺されてしまうような速度を持った武器を、敵は持っている】
>>720
……あららら、訂正。「人差し指の僅かな動きだけで」、って言ったけど、
アナタにはその必要がないみたいネ――――
【弾丸を呑みこむ彼の身体、「そのもの」が「エモノ」なのだと】
【目の前の光景を見て、理解。その瞬間には、駆け出していた】
【お互いが目に見える位置に居ながら銃撃戦をするのなら、「敵の目の前」には立ってはいけない】
【常に死角を探して動き回れ。死角に立てたら撃て。撃てたら動け。止まればそこで終わり】
【念入りに擦って洗い流しても取れないであろう「本能」で身体を動かして、走る】
【ぢっ、右肩に弾が掠る。しかしそれは止まる理由にならない。走る】
【厚いヒールが地を叩いて、少女が向かったのは「男の右」。そこから一発、小手調べに右のリボルバーから、男の頭を狙って発砲】
【鎧が邪魔だな、と心中舌打ちしながら。「最大の弱点」且つ「当たり難い小さな的」、まずはそこに狙いをつけた】
【右弾数:4/5、左弾数5/5】
727 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/22(水) 21:54:42.42 ID:fgLEBWko
>>720
>>725-726
(口、銃──っ、?)
────っ、ッく!
【──ばッ】
【咄嗟、少女は右手の『ハサミ』を同じ大きさの『ビニール傘』へ変換、自身の前方に翳す】
【──これは彼女の生成するもの殆ど全てにおいて言えることだが、】
【魔力によって強化されているため、ビニールとは言えそれなりの強度を有する】
【それによって彼女は散弾を防ぐも──広がった弾の範囲全てをカバーしきることは出来ず、】
【また、傘に張られた魔力壁を破った弾が数発、彼女の足や腕を掠めていった】
【──致命傷ではないにしろ、小さな傷を多くの箇所に覆い、その身体が僅かにぐらついた】
(──ダメ、傷は塞いでもらったけど、やっぱりまだ血が足りない……)
(……──久々に、お世話になるよ……──っ、……!)
【──少女の衣服についていた『ピンバッジ』だが、その裏側には小さな目盛つきのツマミがあった】
【現在、目盛が指し示しているのは『T〜]』の中の『X』】
【少女は左手に持っていた傘を放り捨てると、密かにそのツマミを捻り、目盛を『Z』にまで引き上げた】
【──ぐん】
【──すると、瞳孔が僅かに収縮。生体魔術式の起動を確認。心臓の鼓動が早くなる】
【齎されるのは、体温上昇、血流の活性化、基礎身体能力の向上及び神経伝達の円滑化】
(──あの銃口の長さ……見るからにロングレンジ特化……)
(懐に入って撹乱できれば、後衛の二人のチャンスも──)
【少女は右手中に、30cmほどのやや大きな『カッターナイフ』を生成】
【男へ向けて真っ直ぐに疾走していくが──道中、一歩右斜めへとステップ】
【そして、その着地点に『穴空けパンチ』を生成すると──それを踏んで、バネにより急な方向転換】
……──ここッ!
【姿勢を低くした低空跳躍の勢いのまま、男の左膝関節目掛けてカッターナイフを突き出す】
【少女の軌道としては、男の左斜めより向かっていく形だ。穴空けパンチのバネにより、加速は乗っているが──果たして】
728 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 22:02:21.57 ID:aDg6myMo
>>721
>>724
【炎のナイフの力だから『フレアフォーム』だな、などと仮面の戦士は呟くと】
【開いた手を縦に振って否定のジェスチャーで返して答える】
いいや、俺は日本人だよ
この世界の事はほとんど知らない、justiceも、カノッサ機関もね
で、やっぱり呼び難いんだ…それ…で!?
【現れた炎の弓矢、それを見て彼は反応が遅れた】
【今護の言葉を行儀正しく聞いていた時に不意を突かれたのだ…そのために避けるのが一瞬遅れる】
【炎の矢が右肩に突き刺さりジュウ!と焼かれる】
…アガッ!じゃあその弓矢とか能力使うのやめたらどうだ!
やめて殴り合いだの重火器でも使って戦えばいいんだ、そうすればとりあえず炎なんて見る事はないぜ
…というわけで早速行くぞ!こっちからもお返しだ!刃叫流『椿』!
【クラウチングスタートをするかのような突撃姿勢!それで真っすぐ速度重視の技で攻撃を試みる】
【軌道は真っすぐ!極めて直情的に彼は飛び出し手刀を前に突きだす】
【目標は…こちらも右肩!貫手とはいえ喰らったら本当に…突きささる!それが彼の技!】
729 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 22:19:33.31 ID:uIgk5F6o
>>722
>>723
【融けた少女、背後の黒――蝶≠通じて、視覚が流入する】
【……だが、『見えている』筈であるにも関わらず、この男―――】
はははっ、君みたいに強くて可愛い子ならウチに……っとお!?
【――――避けなかった=H 避けられなかった=H】
【ずぶり、と両足が液体に取られる……表情は焦った物】
【目線を下に移動させた後、正面を見れば――迫る、少女の棍棒=\―!!】
……んー、流石にソイツ受けたら、俺の男前な顔に傷が付いちゃうかな。
【……刹那、其の表情は、異常なまでに冷静沈着¢エのものであった】
【黒蝶=\―液体と共に、彼の付近まで接近していた其れの内、一つ】
【確実に普通の蝶では無い、と確信させる様な『高速』で戒能と彼女の中間に回り――展開=z
【元々は『血』から生成された物なのだろう……壁≠ニ化して、攻撃を防ぐ】
【若干弾性の有る其れに、思い切り撃ち付けたとすれば――トランポリンの要領で、反動が来るだろうか】
【また、もう一羽の黒蝶≠ェ――獣化中の少女へと、舞い始めた】
/続きます
730 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 22:19:38.88 ID:7ImYEXso
はーい、痛くありませんよー、はーい、じっとしていてくださいねーすぐ直りますからー、ほーらもう治った!
「あ・・・ありがとうございます」
【白髪で、白いコートを身に纏い、白いフェイスマスクとサングラスを身に付けていて、全て純白な剣を腰に提げていて】
【とにかく、白尽くめの女青年が、怪我人の戸惑いを無視しながらそれの治療をしている。不思議なことに、治療道具は持っていないようだが、治療ができている】
731 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 22:20:06.36 ID:uIgk5F6o
>>725
>>726
ワタクシ様は銃の論議をするために此処に居るのでは無いのですからねぇ。
そもそも、論議する必要は無し何故なら銃が強いのは事実なのですから
そして弱い者は勇者と呼ばれることなど無い此れでお分かりですかねぇ!?
【――妙にムキ≠ノなっているのだろうか?】
【兎にも角にも、銃について反論……同時に、三発≠ニ一人≠フ襲来を視認した】
(……嗚呼、厄介だ実に厄介とんだ厄介されど厄介。
ワタクシ様、どれかは必ず受けねばならないでしょうどれにしようかなあハハハハハッふあふ。)
【――彼は、相当に戦闘慣れ≠オた人物なのだろう】
【完全なる回避は不可≠ニ認識すれば、先ずは近距離≠ニ頭≠ヨの対処】
【『足の裏』から銃口≠出すと、「竹馬」の要領で身長を伸ばし=\―『ずらす』ッ!!】
【結果として、総て命中≠キる――が、「傷を負わせる」には不完全】
【二人の銃士、其の弾丸は鎧≠フ部分に命中……微妙に『痛そうな顔』?】
【カンナに対しては、そのまま左手の銃口を向け――が、誤算】
【軌道が変わった≠ニ認識した時には、「打ち落とせない」位置……故に】
……あぁぁあああっぁ!? 何ですか其の能力<b!!!
ふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなァァァァアアァあーーーーッ!!!!
【――――有体に言えば、鎧に当たったカッターナイフにより、簡単に転んだ】
【……倒れた現在位置、全員にとって[
ピーーー
]℃魔ヘ十分に可能な位置。】
732 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 22:20:34.36 ID:uIgk5F6o
>>724
>>728
……俺、何時も戦闘の時に思うんだけどなァ。
考えれば、俺の戦闘手段が炎≠ネ訳なんだから……『スイッチ入る』のは仕方無ェ。
殺されるか、狂うか――どっちが良いかって言えば、自明だろ?
で、此処で発想を別の所に向けるんだ……苦痛≠短縮する方向に、なァ。
【一転して、冷静――弓矢を消滅させると、炎を双眸に抱き】
【見遣るは接近してくる敵=c…『剛田』ッ!!!】
だからテメェらの出身なんてどぉぉぉっぉおぅでも良いんだよカス共ォォ!!!!
早く灰になれ<b!!! なら俺は炎を見ないで済むだろうがァァァアアーーーーァアァ!!!!
【一応は理論の通った発言――同時に思うのは、「たかが無能力者」】
【手刀とて、畏れる必要は無い……自分から見て左へ動いて、避けようとする】
……!! テメッ、この野郎がぁぁあああぁぁあーーーーーッ!!!!
【異常な速さ=\―其れは、予想の外】
【見事に手刀は、右肩を貫く……だが、其れだけでは終わらない】
【左手に炎を纏わせると、それで以って近距離に存在する顔面≠殴ろうとする】
【この時、フリーなのは護……上手く行けば、隙を突けるかも知れない】
733 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/22(水) 22:29:35.93 ID:8hIHByQo
>>729
【男の足元に集まった、黒い粘性の液体】
【其処から、耳を澄まさずとも聞こえる程度の声量で】
あー…………あは、はは、あはははは………
……………つーかまーえたー…………
【ぞるり】
【笑い声と共に、先程溶けてしまった少女の左手が這い出した】
【それが掴もうとするのは、相手の左膝の裏】
【膝の裏に親指を押し込む事で、痛みを与え且つ体勢を崩そうとし】
【更には、遅れて這い出す右手が、男の衣服の腰の辺り】
【もしベルトが有るなら、それを掴もうとするだろう】
【植物の成長を早回しで見ているかの様に】
【どろり、どろり。少女は、地面から身体全体を這いださせていく】
734 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 22:31:26.98 ID:ziLV9YSO
>>732
>>728
【ダッソーが郷田の顔面を殴ろうとするのを見て】
ッ!!!
【護はそちらへ駆け出す】
【もし何の妨害が無ければ接近しその隙だらけの身体に鈍器の刀を振りかざす】
735 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/22(水) 22:35:06.30 ID:aMV1Guko
>>729
ッ――ぁっ!
【攻撃を止められた反動で、たたらを踏み、体制を崩す】
【触手は其の長さを減じさせることにより反動を最小限に抑えた】
びっくりした。
普通の人なら、これで簡単にコワレちゃう、か、ら。
【眼の色が、濁った紫から吐き気がするほどに真紅(アカ)く染まる】
ネェ、ラプラス、ネェ、ネェ。
「うわ、マズイ、ちょ、おい、おいおいおい!?」
【ラプラスは、ぬいぐるみ型のアートマンである】
【其の能力は、最新型のスーパーコンピュータを有に超える演算能力、それだけ】
【それにより、アンジュの変身の手助けをしている、が】
【そのアートマンを、少女は鷲掴みにして、大口を開けて口の中に放り込んだ】
【飲み込んで、クスリ、と哂う】
クスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクス……、クスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクス……
【再度の、変貌】
【少女の表皮を、黒い霞が走り抜けていく】
【そして、身の毛のよだつ音を漏らして、霞が徐々に消えていく―――】
ネェ、アソビマショ?
【そこに居たのは、背丈は180cm程、痩身長躯の女性】
【服装は、先ほど飲み込んだアートマンのような燕尾服】
【髪は血のような真紅のメッシュが入った漆黒のショートカット】
【目は目に痛いほどに紅い色で】
【背からは悪魔のような2メートルほどの羽が生える】
【腕は右、左に二本ずつ】
【頭には猫の耳が、そのまま生えて】
【爪は赤黒い一〇cm程】
【牙とそれを搭載する顎、双方が最高クラスに強化されている】
ネェ、アソボウヨ、ネエ、ネエ!
アナタモ、私ヲ化物ッテ、呼ブノ?
【狂ったような笑みを浮かべて少女は言う】
【誰が何処からどう見ようと、彼女は正真正銘、化物であった】
736 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/22(水) 22:37:41.89 ID:3XDPiNQo
>>731
そりゃあ強いよ、銃。ちーっちゃい鉛一発でヒトゴロシできるんだもんネ。
だからこそ……んーぁ、オシャベリしてる暇はないネ!
【一拍の停止、そして再び打ち鳴らされる靴の音】
【とん・とん・とん――――三歩ほど後ろに下がって】
……あーあ、動かないから!
【た・た・たん――――発砲音は三発、左・右・左の順】
【撃ちだされた銃弾は、中空で形状変化――融合、一本の「槍」となって】
【数瞬のタイムラグ、のち――――「銃弾と変わらぬ速度」で射出される、狙いは男の胴】
【「弾数」を犠牲にして「威力」を上げ、鎧ごと攻撃しようと試みた】
【右弾数:3/5、左弾数3/5】
737 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 22:38:12.98 ID:IP1NuUwo
>>730
おっ、噂をすればナントカカントカって……とりあえず順番まで待ってれば良いのかな
ほっといても治るだろうけど、どうせタダみたいだしさ。せっかくだもの
【女青年(?)の治療に際し、怪我人の中で自分の番を待つ女の子が一人
青と白が基調のウェイトレス風衣装を装っているものの、泥除けの役割を担うエプロンには血痕が散っており
腕には乱雑に包帯が巻かれ、同じく赤い血が滲んでいる】
忙しい頃には変質者ばっかり出るもん……まあ、私が出来るお仕事はこれくらいなんだけどさ
【世間に物言いがあるらしく、そんな小言を呟きながら】
738 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 22:40:24.03 ID:Ahae5Eso
>>731
【放たれた弾丸は全て命中したが、鎧に弾かれ、ダメージは無いに等しいようだ】
【と、カンナの一撃で容易に転んだ】
好機。
【構えを解き、痛む左手を無理矢理動かし銃を両手でホールド。照準をつけ、銃を安定させる】
【狙うは上半身。鎧越しでもダメージが無い訳ではない。ならば少しでもダメージを与え、隙を生み出す考え】
【そうでなくとも頭に当たればラッキー程度に考え、引き金を引く】
739 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/22(水) 22:42:09.49 ID:fgLEBWko
>>731
>>736
>>738
【ぱきんっ。鎧に衝突したカッターナイフは、刃が中ほどから折れて】
【突貫の勢いのまま、彼女は一度前転の形で地を転げると、片膝をついて男へと向き直る】
(転んだ──、チャンス!)
【彼女は手中のカッターナイフを消去。その代わりとして、】
【背中合わせて張り付いていたアートマンが、1m程の『金槌』を生成】
──……大真面目……、ですっッ!
【そして、アートマンがそれを垂直に持ったまま──本体である少女が、中腰の体勢から思い切り背を丸めた!】
【するとどうなるかと言うと──】
【背中に張り付いていたアートマンの持つ金槌が、お辞儀するような彼女の動作に合わせて、男へと振り下ろされるのだ】
【狙いは右腕部。「斬れないならば叩く」 ──鎧に覆われたその奥へと、直接衝撃ダメージを響かせんとするような一撃】
740 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 22:44:41.47 ID:7ImYEXso
>>737
はーい、他に怪我人はいませんかー、最近、暴れている奴が居るので心配なんですよねー
【そう言いながら、辺りを見回すと、目に入る女の子。怪我をしていると認識すると】
あらー、そこのお嬢ちゃーん、怪我をしているじゃあないですかー、ささっ、こっち来てッ
【剣だと思われたそれは、剣ではなく盾だった。そう、盾なのだ。決して、今、設定が変わったわけではないのだ、本当である】
741 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/22(水) 22:52:05.52 ID:vWr.otMo
【路地裏】
【入り組んだ細逕の中でも、比較的表通りに近い場所】
【白い息を吐きながら、這うように動く影があった】
【赤ジャージに青染めの白衣、サイケな服装の男】
【顔立ちは、苦しげであることを除いて、凡庸】
【胸に煌く魔術協会のシンボルと、黄と黒の虹彩を持つ瞳だけが異質だった】
――――……
【彼は、建物の壁面に寄りかかりながら、ただ前に進む】
【白衣の左袖は壁に擦れ、風に揺れ、中身が通ってないように見える】
【左足に刻まれた真新しい銃創からは、大量の出血】
【肉が弾け飛び、遠目にも抉れている事から、高威力の銃弾によるものと推測される】
【彼の右腰に下がるデザートイーグルとの関連性は不明】
【無理を押して、表通りに向かおうとしているようだ】
742 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 22:53:51.59 ID:aDg6myMo
>>732
【灰になれ、悪党にしてみれば別にありふれた言葉なのかもしれない】
【だがそれは、その灰になれと言う言葉は彼の動きをぴたり、と止めた】
【すぐ傍まで炎の拳が来ているにも関わらず、彼は動こうとしない…ゆえに】
【ガキン!と音を立てて仮面を殴り、その熱は確かに伝わっているはずだ…なのに】
…灰にする?俺をか?丸焼けでもなくてか?丸焼けだって丁重にお断りするけどな
灰になったら俺が死んだ時腹をすかした猛獣だって俺を口にしないだろうぜ
なのに俺を灰にするのか?おまえは灰を口にして生きてるのか?
――――そんな命を無駄にする死に様を俺に強いるつもりかテメェ…おうコラァッ!!
【突然の激怒、脈絡のない激怒】
【傍目には突然キレたように見える、実際の引き金は『灰にしてやる』のようであったが】
【護の攻撃の合否に関わらずオーガギュネイの防御、回避に迎撃するかのごとき形で彼は拳を振るう】
【この技は奥義『柳緑花紅』…本来ガンマナイフのように体の内部めがけて攻撃する奥義…】
【その拳が…彼と同じ『炎』に包まれた拳として腹めがけて放たれる!】
743 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 22:54:12.43 ID:1NT8UcAO
【街中】
もうすぐ、クリスマスね…
くだらない。
【流麗に背へと流れる黒髪のロングヘアーの前髪を赤色の紐で一房だけ結び束ね、白いダッフルコートに黒いスカート姿の少女が一見不機嫌そうにも見える無表情で静寂に包まれる道を歩いている】
【両手には真っ白な糸で編まれた毛糸の手袋と真っ白な色に黄色の糸で三日月の模様がついた毛糸のマフラーを首元に巻いていた】
744 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 22:55:24.04 ID:IP1NuUwo
>>740
はいはーい、と。えーと名前とか書けば良いのかな、どうしよ…
【このような経験には乏しいらしく、多少なりとも緊張しながらっも
おのぼりさんのようにきょろきょろと辺りを見渡しつつ。目に映るものがどのようなものであれ
彼女の知っているものは余り無く、単純に凄い怖い等の感情が出てくるばかりなのだが】
うっ、お嬢ちゃん……はいはーい。わかりましたー、よいしょと
よいやさ、んじゃお願いします……で、どうやるの?何にも持ってないみたいだけど
あ、爪折ったりとかしないでよ
【恐らく何かしら座れるであろうものに腰掛け、動きにくいエプロンを脱いで目の前の人物に腕を差し出す
お嬢ちゃんと呼ばれると嫌そうな顔を向けたが、せっかく治癒を施してくれるであろう人物だと思うと
そうするのが勿体無く感じたらしく、すぐにその表情は影を潜めた】
【腕には人間大の歯型、いわゆる噛み付かれたような跡が幾つか深く残っている。傷とは関係無いが彼女の爪は非常に尖っており
指は下のほうに向けているが、触ったその場からスライスされそうな雰囲気を持っている】
745 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 22:56:49.74 ID:vTqwgsSO
>>741
……ジングル…ベル…
…ジングル……ベル……
…大丈夫?…
【そう言いながらやってくる一人の影】
【血のように真紅に輝く瞳に、闇夜に輝く月の如き長い金髪に蝙蝠みたいな耳が生えた、青いハートの髪飾りを左側につけ、首に5つのホイッスルと黒曜石のペンダントをかけ、両腕に宝石が埋め込まれたブレスレットをした少女】
【後ろには蝙蝠が一匹とんでいる】
【そんな《魔》のイメージが強い姿だが】
【ミニスカサンタ衣装だ】
【背中には白い袋が背負ってある】
746 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 23:02:51.83 ID:7ImYEXso
>>744
あーそうですねー、名前も何も入りませんよ、ただの善意ですからー
【その他、雑多な事をペチャクチャと喋りながら、彼女が背負っている盾と共に動きつつ、差し出された腕を見て】
大丈夫ですよ、何も折りませんからー、じゃあ、ちょっとじっとしていてくださいね
【尖った爪に触れないようにしながら、その腕に触れようとする】
747 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/22(水) 23:07:46.75 ID:vWr.otMo
>>745
――ハ……、ハハ…ッ
【一見、人間らしからぬ耳。美しい少女】
【聖夜を祝いたいのか、貶めたいのか分からない衣装】
【それらを全て度外視して、彼は嗤った】
【壁から半ばよろける様に離れて、少女に一歩接近】
【同時に、右手が腰の拳銃に伸び――】
死
【口が言葉を紡ごうとした瞬間】
【青年の頭が爆ぜた】 【極めて近くから反響する銃声】
【鮮血が噴水の如く吹き上がり】
【首無しの彼は地面に倒れ伏すだろう】
748 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 23:09:58.41 ID:IP1NuUwo
>>746
そうなの?後は何かこういうのって血をごっそり抜かれたりとかしないよね
なんか、小鳥の囀りみたい
【聞こえているような聞こえていないような雑多な声にはあまり耳を貸さず
背負っている盾や周りの景色なんかを見たり聞いたり】
……触れるだけなの?ま、いいけどサ
【何となく半信半疑ながらも、治療と称して触られる行為を特に警戒せず身を任せる
仮にも獣の血が入っているので放っておいても治るだろうが、噛まれ傷は傷跡が酷く
治りも遅くなるので一応期待もしていたり】
749 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 23:14:19.17 ID:uIgk5F6o
>>733
【出て来た――=c…其の認識が、彼の顔に】
…………俺もつーかまーえたー、っと。
【―――先程とは異質の、残酷な笑み≠浮かべる】
【ベルトは無いが、帯は確りと締めている……掴むなら、其処になるだろうか】
【彼の攻撃方法は、『血液/代償』を払う必要が有る物】
【液体と言う、不確定なものに対しての使用は控えたかった】
【彼は、持っていた残り一つの杭≠振り被り――自分の首筋≠刺すッ!!】
あー……能力≠ナね、傷を付けるとどうしても『加減』しちまうんだよ。
やっぱり、「自分か敵の手で首筋を掻っ切らないと…――と、そろそろ、かな。
【どばどば、どばどば――大量に流れ出す血液は、彼の周囲を朱に染める】
【何時の間にか、黒の液体の外周をなぞる様にして完成したのは……血溜まり=z
【『そろそろ』、と云う言葉とともに、彼は能力≠ナ出血を停止させ―――痛みと、失血が彼のバランスを崩す、が】
……悪いね、『失血ではっきりと見えない』。 声だけなら、十分魅力的――さッ!!!
【同時に――――戒能の、『攻撃』が開始される】
【血溜まりの血液は、鋭利化=c…あたかも、『生きている』かの様に其の身を動かし】
【太い針≠ニ化して、狙うのは突き出た右手=\――手首の辺り】
【見えているのなら、避けることも可能だろうが――何分、距離が近い】
【もう一人の少女へは、同様に黒蝶≠ェ……『太い針』と化し、腹部に迫る】
【動きは直線的、及び正面からの攻撃――さっきの蝶≠見ている以上、予想の上の行動が可能かも知れない】
750 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 23:14:56.93 ID:uIgk5F6o
>>736
>>738
>>739
【―――其れは、一方的な殺戮と呼んで差支えなかった】
【プレートアーマーは、其処まで厚い物ではなく……槍≠ェ胴を貫く】
【声を上げる事も無い彼に、続いてハンマー=\―内臓が押しつぶされる感触】
【止めとばかりに、頭部へ銃弾=c…鮮血が飛び散り、彼は白目を剥いた】
【最早、死≠ヘ確実――……】
【ヴォルフクライム=クラックポケットは、死んだと考えて―――】
けらけら
【……―――突如、響いたのは脳に直接£@きこむかのような笑い声】
【体の弱い者ならば、其れだけで『吐く』様な、そんな……気味の悪さ=z
けらけら
けらけら=@ けらけら
けらけら
けらけら
けらけら
【笑い声と共に、ヴォルフクライムの体から――肉が削げ落ちる=z
【眼球も、髪も、肌も、脳も、総てが『消え去って―――』】
……あっふうふははははうあふあはうあふあは。
っほこs@じゃj氏j台jぢsじあdjぢじゃsfhじゃいjdjd。
hづあふsp@でふぉklsldjjdscldjどkさおこおf@……かいさhjしsj!!!!
【其処に居たのは、最早人外の者=\―『意味不明な言葉を口走る』、 骸 骨 =@】
【骸骨は驚異的な怪力≠ナ以って、ハンマーを跳ね除けようとし……成功すれば】
【中空、凡そ『2m上』に浮翌遊≠キる……プレートアーマー≠付けたまま、だ】
751 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 23:15:28.65 ID:7ImYEXso
>>748
大丈夫ですよー、そんな野蛮なことは、私は好みませんから
【ニコニコと微笑みながら、相手の腕に触れたまま、静かに目を瞑って】
そうです、触れるだけで良いんです、簡単でしょう? ・・・・・・『ライト・キュアー』
【そう、小さく言うと、腕に何か温かいモノを感じ、それと同時にその傷がどんどん治ってゆくだろう。まるで、魔法のようである】
752 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 23:15:29.87 ID:uIgk5F6o
>>734
>>742
【何故切れたか=\―そんな事は、どうでもいい】
【目の前の奴を焼ききれば、炎を消せる。 其れで十分。】
【拳をそのまま、顔面に突き出―――】
――――……ッ!!!?
【―――す事は、出来なかった】
【彼の動きを止めたのは、紛れも無く護の一撃=z
【息が肺から漏れ、一瞬の呼吸困難……其処に、剛田の一撃=\―!!】
ふ、巫山戯ンじゃねぇぞ……テメェ――“燃――――ッ!!!
【―――……ダッソーの体は宙を舞い、炎の壁を突き破って跳ぶ――!!】
753 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 23:15:52.95 ID:vTqwgsSO
>>747
……おっ…
【相手が拳銃を抜こうとする様子を見て、避ける体制にはいるが】
…………誰?…殺しイクナイ…
【それは意味もなく終わり】
【弾けた肉片、倒れる骸、流れる赤き水にを見据え】
【辺りの生命の気配を探る】
【ちょっと怒ってるようだ】
【蝙蝠も警戒体制にはいっている】
754 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 23:16:47.88 ID:uIgk5F6o
>>ALL
【ダッソーの気絶――其れによって、炎の壁≠ヘ消え去る】
【もし、ダッソーを相手していた二人が彼の飛んだ方向を見れば】
【もし、ヴォルフクライムの相手をしていた三人が目を背けなければ】
【もし、戒能の相手をしている二人に『見る余裕』が有れば】
…………………けらけら∞けらけら∞けらけら∞けらけら
……………………………………けらけら∞けらけら
………………………………………………………けらけら∞けらけら
【―――笑い声を響かせる、ヴォルフクライムの骸骨≠ェ見えるだろうか】
【其の身は更に、空中を滑る様にして移動すると――『三グループから等距離』へ】
【其の背に背負うは、『視認』出来るほどに黒い魔翌力=c…そして、“魔法陣”だ】
【無論、此れはハンマーを跳ね除けた¥鼾……無理ならば、只の押えつけられた骸骨である】
755 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 23:21:45.69 ID:scQeR.Q0
解
756 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/22(水) 23:22:38.49 ID:3XDPiNQo
>>750
>>754
……お、
【ぽかん、と。流石に動くのを止めて】
【浮遊しようとしている「それ」を、見つめた】
なんだろーネ、あれ。
気ッ持ち悪ッ。悪趣味。……ん、で、
【なんか、やべー。軽く笑いながら、冗談めいた口調で呟いて】
【両の銃にはまだ三発ずつ、弾が残っている――どうしよ、リロードしといたほうが……】
【じり、じり。二、三歩後ずさりながら、思考する】
/すみません携帯に移動します……!
757 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/22(水) 23:23:13.31 ID:aMV1Guko
>>749
【それを見て、瞳孔の開ききった瞳で哂う】
クスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクス!
イイヨ!遊ンデ、アゲルヨ!
【少女は、針に向かって駈け出した】
【腹部を狙う針は、かがむような姿勢で走り抜けることで回避した】
【そして、針が自己の背を通り抜けたのを確認した瞬間】
【―――飛翔ッ!】
アハハッハハハハッハハハ!
【一瞬で5mもの高さへ舞い上がった少女】
【少女は、そこから翼をたたんで、急降下の動きに入る】
【重力の加速、そして―――少女の能力により、現在の少女の肉体は100kg近くまで上昇している】
【それらを踏まえた上での、鋭い爪での斬撃】
【クロスを描くように、加速と重量を込めた全力の斬撃が襲いかかるだろう】
【骸骨を見ることもなく、只々目の前の戒能を倒すためだけに動いている】
758 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/22(水) 23:23:33.78 ID:8hIHByQo
>>749
【相手が体勢を崩し、更に自分自身に傷を付けるという行動】
【その間に、少女は次のアクションを開始出来た】
【それだけの速度は、十分に有った】
【完全に液体から這い出した少女は、更に左膝の裏へ、爪先による蹴りを放つ】
【崩れた体勢を更に崩して、完全に動きを止めるつもりか】
【いや、その様な些細な事では無い】
…………………返して
折角買ったのに………もう時間が無いのに
急がないと無いのに…………
【既に幾らか崩れている相手の首に、少女は左腕を】
【右脇の下から首の裏に回る様に、右腕を】
【それぞれさし込みつつ、仰向けに倒れ込もうとする】
【つまりは、男を抑え込んで黒い液体の中に倒れ込もう、という腹づもりだ】
【手首を狙う針は、男が止めない限りは当たるし、何処までも貫通するだろう】
【自分の身と少女の腕を縫い合わせる覚悟が有れば、骨すら貫く事は可能だ】
759 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 23:27:05.05 ID:IP1NuUwo
>>751
ホントかなあ?
【ニコニコされると尚更うさんくさく感じてしまう。笑顔の裏には大抵刃物が隠れているという事を
彼女は身を以って体験している。危地への慧智は動物ほど働く】
んん、あつっ……おっ、すごいすごい治ってく治ってく
族長さまのお呪いみたい、おおっ、痛いのも引いてくよ!
【それでも逃げない事は生存への運をもたらす才能か、或いは後付け的な言い訳か
ともかく治療への確かな手応えを感じ、少々の驚きと傷口のむず痒さが心に広がる】
760 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/22(水) 23:27:55.38 ID:vWr.otMo
>>753
【「殺しイクナイ」】
【目の前の死骸が動くことは、もう二度と無いだろう】
【最も近い生命の気配は、銃声のした方向】
【現在地より少しだけ、表通りから遠い場所】
【隠れもせず、一人の青年が立っていた】
まだ一人。
増えた。 数を間違えた。 バナライズ。
これで俺が。
【赤ジャージに青染めの白衣】
【目の前に倒れている人物と、同じ貌】
【違う部分といえば、右足がグニャグニャと溶けかけていることだろうか】
【支離滅裂な発言を舌に乗せつつ】
【両手で構えていた大型拳銃の銃口を、少女に向けなおした】
【銃弾は音速を超える。早期の対処が要求されるだろう】
【――そして、周辺広域の生命の気配を感じられるなら分かるかもしれない】
【ただ一点で生命が増え続け】
【入り組んだ路地裏の各所で、生命の灯が消えていることが――】
761 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 23:28:38.17 ID:Ahae5Eso
>>750
>>754
【放った弾丸は頭部へ命中。鮮血が散った】
おお、ラッ……
【キー、が出てこない。何処からか、笑い声が聞こえてきた】
【次いで感じたのは、ちりちりと何かを焦がすような感覚】
…嫌な予感しかしないね。
【眉間に皺を寄せて呟く】
【予感に違わず、ヴォルフクライムの体…否、肉が崩れていく】
【一段と強くなる、焦がす感覚】
やれやれ…面倒だ。
【銃の弾倉を排出、新たな弾倉を挿入し、心底思う言葉を口にした】
762 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 23:30:13.95 ID:7ImYEXso
>>759
大丈夫ですよー、私は野蛮で黒ーい意思は持っていませんから
【恐らく、奥の意思は無いように思えるが、油断は出来ないだろう】
ねっ、大丈夫でしょ?・・・・・・はーい、多分これで大体治ったと思いますよー
【そう言い、相手の腕から手を離す。怪我は、殆ど治っているだろう】
763 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/22(水) 23:30:45.80 ID:vWr.otMo
>>760
/ごめんなさい、訂正です
/目の前のは、もう顔が無いので、「同じ貌だった」の方が語弊なさそうです
764 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 23:32:13.42 ID:ziLV9YSO
>>754
>>752
>>742
僕も、ゴウさんの意見には賛成です。
無駄にして良い命なんてない、死んで良い命はありません。
【護はダッソーが気絶したのを確認し刀を戻す】
それは貴方も例外じゃない、だから生きてちゃんと反s―――!!?
【そして骸骨が目に入る】
何だ・・アレ・っ・
765 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 23:36:57.31 ID:vTqwgsSO
>>760
……やれやれ…だぜ…
【そう言った瞬間、彼女の両目が光】
【その後に、両目から魔翌力のレーザーが二つ、銃と腹部を狙い放たれるだろう】
【両目が光るのと両目からレーザーが放つのに微妙にラグがあり感づき避けられるかもしれない】
【当たれば強い衝撃に襲われ吹き飛んでしまうかもしれないだろう】
……クローン?……増えたり…消えたり……
……なんだろう?…
【暢気に生命を感じ、そっくりな相手の顔を見て】
『キィ…』
【蝙蝠はやれやれ厄介だな…って顔をしてる】
【白い袋は自分の足元の闇に沈ませるだろう】
【邪魔だと判断したようだ】
【この《異常》に】
766 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 23:37:37.59 ID:IP1NuUwo
>>762
ふうっ、ありがと。世の中最低な奴ばっかだと思ってたけど、あなたみたいな人もいるんだね
けれどもお人好しすぎて悪い連中に捕まったりしないでね。こっちだって困っちゃうからさ
【普段は余り人付き合いが宜しくない彼女だが、自分なりの精一杯の感謝の気持ち
それでも変に曲がった意味なのは、こういう経験が彼女にとってとても貴重だからこそだった】
……で、終わり?
767 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 23:39:59.55 ID:aDg6myMo
>>752
>>754
…う、うあ…
【ここで、ジャイアンは、仮面の戦士は胸を押さえ苦しみ始める】
【たいしたダメージは負わされてない、にもかかわらず消耗が見えているのは…】
【この仮面の戦士の力に、彼の体が追いついていないからではないのか?】
…俺がこうして生きているのは動植物の犠牲の上だ…何もなさないまま
せめて誰かの血肉として捕食されるくらいの往生できなくちゃあ…申し訳が…たたない…
「…剛太郎!」
【そう叫んで飛び込んでくるのは…炎の壁が消え失せて乱入して来たのだろう】
【彼の相棒らしき犬…垂れた耳に丸い目、ソフトモヒカンのように中央の頭の毛がこんもり盛り上がった、首輪に複数の鍵をぶら下げた
茶色い体毛に覆われ小さな子犬、いや…レッドカラーのトイ・プードルか】
「…やはりその力はまだ身に余るのか…!ええいしゃんとせい剛太郎!
アイツはまだ終わってないようじゃあ!」
…む、ムクか…なんなんだ…なんなんだよアレは…オイ!
【胸を押さえ苦しみながら…彼は巨大な骸骨に目をやる】
768 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/22(水) 23:41:51.58 ID:fgLEBWko
>>750
>>754
【ぞわり】
【声が響いたその刹那、総毛立つ感覚が暫時全身を這い回った】
【同時に、渾身の勢いで持って振り下ろされたハンマーが跳ね返されて、】
【無理やり押し返される形となった彼女の身体が、一瞬だけ上空の異貌を見上げた】
(……──何、あれ……──)
【──どうっ。金槌を跳ね除けられた勢いで、彼女は後ろへと勢い良く転げていく】
【先の散弾で至る所に出来た小さな傷を、石畳との摩擦が更に掻き毟っていく】
【焼け付くような痛み、滲む鮮血、歪んだ笑い声が脳幹を揺らすようで激しい吐き気に襲われた】
【──まだ訪れるには早いはずの生体強化の反動に、一気に追い討ちがかかった】
【そのまま這い蹲ることは容易かった。ほんの少しでも気を抜けば、そうできる──のだが】
…………──っ、……ふ、……──ッ
【ぐぐ……と、少女はその震える身体を緩慢な動作で立ち上がると、】
【ピンバッジの裏のツマミを一気に捻って──目盛を『]』まで引き上げた】
【──ばン、と心臓が爆ぜるかのようだった】
【身体中の血流が暴れまわるように加速して、瞳孔が一度大きく収縮する】
【生体調整デバイスの最大出力。見えない赤信号が繰り返し、繰り返し、点灯した】
【「……気持ち悪い」】
【彼女が力なく俯いたまま、誰に聞こえるでもない呟きを一つ零すと】
【すうう──と、僅かな大気の乱れを伴って、彼女に魔力が集中していく】
769 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 23:47:15.76 ID:7ImYEXso
>>766
大丈夫ですよー、悪ーい奴には慣れてますし、よく喧嘩してますからー
【そう言う彼女。その悪い奴に対しての意識が、かなり身内的な扱いである】
んー、まだ何処か怪我をしていたりするのですかー? 出力抑えていましたしね
【最後にぼそっと付け足して、そう問いに問いを返す彼女。恐らく、捉え方が違うのだろうか】
770 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/22(水) 23:50:44.59 ID:vWr.otMo
>>765
【足を負傷している上に、元からの身体能力も高くない】
【武器と瞳が無ければ、そこらへんのMOBに混じるような男】
【射撃姿勢を解く間もなく、レーザーが命中して】
――が、ぁっ!?
【衝撃を踏ん張ることもなく、後方に吹き飛ばされた】
【銃が弾かれて、仰向けに気絶した青年の近くへ落ちる】
【少女の疑問に答えるものは居ない】
【代わりに、カチャリと響く金属音】
「……25。」
【奥の細逕から現れたのは、またしても同じ容姿の青年】
【ただし、今度は右腕がない】
【力なく下げていた左腕を緩慢に持ち上げて】
【先の握ったデザートイーグルの銃口が、倒れている青年に向いた】
771 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/22(水) 23:53:17.97 ID:IP1NuUwo
>>769
そっか、わかった。後はもう大丈夫だよ
私はソロウ。覚えておいて良いからね。それじゃ!
【すっかり元気になった女の子は、血の付いたエプロンをまた付けるのが面倒だったのか
そのままそれをぐるぐる巻きにして持ち、女性の後を去っていく】
/これで終わりでしょうか
772 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 23:55:43.74 ID:7ImYEXso
>>771
なら良かったですー、それではさようなら、また会いましょう
【元気に、相手を見送る彼女であった】
・・・さて、シュヴァリタの野郎は何処行ったんでしょうね
【そして、彼女は、何処かへと歩いて行った】
/お疲れさまでした
773 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 23:57:48.00 ID:uIgk5F6o
>>757
>>758
【血液の塊=c…どうやら、此れは伸縮・自由自在】
【「引きずり込まれるのは不味い」と考えた結果、彼の体を救う&向へと――】
…………ブラックウィドウ=Aダッソー回収して撤退だ。
【其の双眸が倒れこむ刹那=c…『骸骨』を捉えた】
【通信術式を通して呟く其の声、伝達されるのは――近辺に居る仲間だろうか】
【……其れからの戒能は、撤退する℃魔オか考えていないに等しかった】
【血液は攻撃にも防御にも使用せず、『懐』――≪R.I.P.≫の端末に其れを伸ばし】
……『返せ』?……――あぁ、金なら呉れてやるから買い直せば良い。
だから離してくれないかな……俺、まだああ≠ネりたく無いんだわ。
【財布=c…懐に入っていた其れを、彼女の顔面へと叩き付ける様に射出】
【同時に、端末≠フボタンを押すが――この男の端末は即座には起動せず】
――おい、おいおいおいおい……待て待て待て待て待て。
誰が遊ぶ≠ネんて言ったよ―――ッ”!!!!
【もう一人の少女の攻撃――ともすれば、致命傷になり兼ねない攻撃を、モロに喰らう――!!】
【この体勢から、モロに受けた衝撃……或いは、其の一部が黒い液体の少女にも伝わるかも知れない】
【――――……五秒後、死んだように動かない彼を尻目に、術式が作動する】
【若しも、其れが可能な状態ならば……彼の体は、転送されるだろう】
774 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/22(水) 23:58:38.17 ID:uIgk5F6o
>>756
>>761
>>764
>>767
>>768
【――魔翌力を持つものでも、持たざる者でも関係は無い】
【魔法陣≠フ輝きが増すたびに、君達の脳へ直接流れ込む……笑い声=z
【けらけら、けらけら。 本当に楽しそうな、無邪気で邪悪な笑い声。】
【確実に其れは……厭な予感≠オか生まないだろう】
【『潰さなければ大変な事になる』、と感じさせる――それ以上の生産性は何も無い】
け ら け ら
【 ―――――――…… 潰 さ な い と 】
【 ―――――――…… 潰 さ な い と 】
【 ―――――――…… 潰 さ な い と 】
【 君 達 が ―――――― 潰 さ れ る =@】
775 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 00:03:54.69 ID:YsHDwYSO
>>770
【響く金属音を聞き、蝙蝠耳がピクリと動き】
……わーお…コレは…クローン大戦…ですね…
……
【その姿を見て、そう言い】
……カオス!!!……まさに…カオス!!!…
【そう言うと、右手に炎のエレメントが集まり】
…その…カオスに…私を呼ばなきゃ…誰を呼ぶ?…
【小さな火弾を新たな男の左手に放とうとしながら、走って近づこうとする】
【威力は低いが怯ませ、銃を撃たせるのを遅らせようとするつもりだ】
【そして成功したら新たな男の頭に向かい蹴りを放とうとする】
【だが動きは単純な為避ける事は可能だ】
『キィ………』
【蝙蝠は彼女の真上を飛び、辺りを警戒してる】
776 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 00:07:48.17 ID:ZJNE46SO
>>774
・・・・くっ?!
【本能で解る―――“あれは潰さないといけない”】
【護はポケットからウサギの絵をカードを一枚取り出し】
【念じる事でカードの効果――『脚力の上昇』を発動させる】
――――《抜刀》
【そしてここでようやく、自分の能力を発動】
【彼の手の先に気が集まり出し、刀の形へと成していく】
777 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/23(木) 00:08:16.06 ID:S2ioEEEo
>>773
【肉を裂く感覚がダイレクトに神経に伝わり、凄まじい速度で脳髄に叩き込まれる】
【そして、その感覚を脳が受け、脳が凄まじい量の脳内麻薬を放出した】
【肉体のリミッターを完全に外し、痛みも、恐怖も全て吹き飛ばすような全能感】
【それを感じた少女は、更に狂気に飲み込まれていく】
【べちゃべちゃ、びちゃびちゃ】
クスクスクスクスクスクスクスクス!
ザァンネン、オ兄サン、ツマラナイノネ!
【響く水音は、少女が其の両手で裂いた相手の血を、舐める音】
【恍惚とした表情で、少女は血を全て舐めとり、嚥下する】
んっ……、おいし。
【そして、少々興奮も収まったのか、極僅かながらも理性の色が瞳に戻る】
【次の瞬間に聴こえた、声】
【ヴォルフクライムのものかすら、少女には判別できないが、それでもたしかに、少女は一つだけ、理解した】
【――潰そう】
【ただ、それ、だけ】
ふふっ。
【壊れた笑みを浮かべ、少女は、翔んだ】
【羽が空気を叩き、足元のコンクリートを砕く】
【音速に達するか達しないか、という速度】
【振りかぶる右腕は、爪が更に肥大化している】
【もはや、爪の一本一本が長剣と言ってもいいほどのものに】
【音速に迫る速度で、超硬度の爪が、強化された腕力で、相手に向けて振るわれるだろうッ!】
778 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/23(木) 00:10:23.36 ID:DX2jHe2o
>>773
【骨までは破壊されず、まだ動作は可能な右腕】
【押さえつけた男の耳を狙おうと、顔の前で握り込まれた】
【そのままならば、三半規管を破壊するべく、耳の裏に打ち込まれただろう拳は】
………………ああああぁぁぁぁあぁー………
【顔目掛けて飛来した財布に丁度迎撃されて、振るわれずに終わる】
【苛立ちともまた違う、呻くような声】
【此処までの過程で、少女は、一切周りを見て居なかった】
【そのツケが訪れるのが、丁度この場面】
【斬撃という性質の怖さは、自分の前に存在する緩衝材が無効化してくれる】
【然しながら、その一閃の衝撃ばかりは、二分される形で少女にまで伝わった】
…………っ、ぐ、はっ………
【息が詰まってそれから一拍、喉の奥から掠れる様な声】
【外傷よりも、おそらくは内部。呼吸器や内臓に響いたか】
【どろり、どろり。再び、少女の体は溶け始める】
【然程間を開けず(次のレスには)、再び全身を溶解させる事となるだろう】
779 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 00:11:35.15 ID:/8LPwxAo
>>774
【けらけら、けらけら。頭の中に笑い声が響く】
【募る予感。焦がす感覚。大きく息を吸って、吐く】
───ふぅ。
さて、終わらせなくてはなるまい。
【銃口をヴォルフラクイムだったものに向け、引き金を引く】
【狙いは頭や腕、膝等の比較的防御が薄い箇所。妨害が無ければ、弾倉が空になるまで撃つだろう】
780 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 00:13:38.99 ID:Yvsq8MSO
>>768
(……だいじょぶかな、あの子)
(ひとりで前衛張らせてたし、疲れて――――?)
【銃を弄りながら、ちらりとそちらを見】
【早くやんなきゃ、あたしもあの子もやべーかも。――マイナスに加速する思考を振り払って、視線を戻した】
>>774
――――――……
【ああ本当にこれは、】
――――地の底、冥府の淵より御出でませ
【やばい、そう思った瞬間には既に】
【両の手から、力が抜けて。握るエモノが地に堕ちて――】
――――捧げまするは二人の狩人、その御霊――――
【――否】
【「堕とし」た。自ら、踏み締める地に】
【戦意を失った者の行うそれのように見える行為】 【されども少女の瞳は、鮮烈さを失わず】
【――――銃が、消えた。地面に吸い込まれるように、】
【代わりに浮かび上がるのは、真っ赤で大掛かりな魔法陣――――】
781 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 00:19:11.22 ID:FPzgU92o
>>774
【先まで持っていた巨大な金槌を、アートマンはゆっくりと拾い上げて、少女と共に上空の異貌を見据える】
【そして、集中した魔力は少女の手中に密集していき、淡光を纏った長い長い何かを生成し始めた】
【光が消えたとき、その両手に握られていたのは──全長は5mほどあるだろうか、“棒高跳び”の『ポール』であった】
……“潰す”って言ったもん。絶対、潰すよ
【「……帰るって言ったもん。だから──」】
【ぐ、と。そのポールを握り締めて、少女は息を大きく吐き出す】
【一歩、前進。一歩、また一歩。そしてそれはすぐに疾走へと変わった】
【空の骸へとただ一直線駆けていき──たンッ! 大きく一歩、踏み切り】
……──行っっッけぇぇぇぇええええええー────っっ!!
【ポールの先端が石畳を穿孔するように突き刺さると、全体が大きく撓って──少女を宙空高く舞い上げる】
【そのまま彼女の身体は、ヴォルフクライムの上空を取ろうとするだろう。もし、そこまで至れたのなら──】
“STAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAMMMMMMP────ッッ!!”
【──暴ッ!】
【彼女の後ろに控えていたアートマンが、両手に巨大な『金槌』を握り締めたまま迫り、】
【ヴォルフクライムを地に叩き落さんとすべく、その身を縦に大回転させながら、彼の脳天目掛けて金槌を振り下ろすだろう】
782 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 00:26:17.70 ID:bkzZF6.o
>>774
「…剛太郎!しっかりせい!あの骸骨がこれから何をしてくるかなどもはや明確!
やられる前にやらんと…犠牲者だって出かねんのじゃぞ!」
…ゼェ…ああ、わかってる…
【拳を握り、彼は再び戦闘態勢に移った】
【彼も一目見ただけでこのおぞましき骸骨の姿を目に焼きつけ…そして理解できていた】
【この骸骨に生産性はない…ただ殺戮が起こるのみの存在だと】
…くらえ…刀叫流奥義…!
【タンッ!と地面をけって仮面の戦士は空へと舞う】
【狙いは当然この骸骨を断ち切るために、空から自らの刃で一刀両断を狙うために】
【くるん、と空で一回転した彼はそのまま足を振り下ろし】
『落花狼藉』ッ!!!
【一気に踵落としのようにその右足を肩へと落とし断ち斬ろうと試みる!】
/遅れて申し訳ない…
783 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 00:28:24.37 ID:hXPS1tIo
>>775
【咄嗟に左腕を斜めに構えて、火弾から身を守った】
【少女の目論見どおり、彼の発砲は失敗に終わる】
――……くっ
【火は燃え移り、一瞬で白衣の左袖が燃え尽きて】
【ひ弱そうな腕に火傷が刻まれた】
【――しかし、少女の蹴りはバックステップによって回避】
【少女の立っているだろうその位置は、入り組んだ裏道の丁字路】
【三番目の青年が現れた細逕の先】
【壁面には無数の銃痕があり】
【路面には目に痛い配色の骸が、数限りなく散乱していた】
【恐らく、コイツは勝ち上がってきた人間=z
――――終わり、終わりだ
この二人で、終わり
ハ、ハハハ、ハハハッ!
【ひ弱そうな左腕が不気味な肥大化≠遂げる】
【――筋肉を無理やり増殖させたかのように、巨大化】
【片手では絶対撃てない高威力のマグナム弾の発砲を可能にする程――】
【――数瞬後】
【引き金は躊躇いなく絞られ、銃弾が吐き出されるだろう】
【その以前に行動を差し挟み、対処することも可能なはずだ――】
/すみません、遅れました!
784 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 00:32:39.70 ID:hXPS1tIo
>>783
/うわー!ごめんなさい!
/銃口を彼女に向け直す描写も削ってしまって…!
785 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 00:40:49.53 ID:UmG2q8Eo
【――血濡れの男は、闇へと消えた】
【――炎狂いの男は、消え去ったかのように消えた】
【――残ったのは、銃狂い≠フ成れの果てだけ】
>>ALL ( V.S.Pierrot lunaire)
【―――骸骨≠フ身体は、決して『無敵』でも無ければ、『頑丈』でも無かった】
【
>>777
の爪は、骸骨≠フ左腕を両断し――『笑い声』が、消え去った】
【
>>779
の弾丸が、骸骨≠フ全身に穴を開ける――魔法陣の輝きは、止まった】
【
>>781
の大金槌は、骸骨≠フ脳天を砕き――骸骨の体は、地へと崩れ落ち始める】
【
>>782
の熟練の刃は、骸骨≠フ脳天を再度貫き――頭蓋骨は、体よりも先に落下する】
【どさり――、――大きな音。 重力落下に従った自然な音。】
【……此れで終わったのか? ―――否、まだ、一つ℃cっている】
【黒い魔翌力=\―――力を依然として蓄える二人≠ェ、止めを刺さないといけない】
【『骸骨』……――其れは、この世に残してはいけない物なのだから。】
786 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 00:44:35.19 ID:YsHDwYSO
>>783
【避けられ着地し、辺りを見てワァオと思い】
……二人?……
【倒れてる男とこの男以外に生命の気配がないか再び探る】
【もし彼等以外に気配がなかったらそれは自分に対しても言った台詞だと理解し】
【相手の腕が肥大化するのを見て】
……カオスで…行くぜ】
【突然】
【カボチャマスクに空いた顔の穴ボコをよりフォーマルに、口のところは顎の辺りまでのっぺりしていて、どこか蝙蝠をイメージさせるデザインのフルフェイスヘルメット】
【が彼女の頭を覆うように現れるだろう】
【どうやらマジモードのようだ】
【そして】
………うっ……いた…
【高威力の弾丸が彼女の左肩を貫き】
【血の代わりに気体のエレメントが大量に跳び】
【この戦いでは左手はあげられないだろう】
ハァァァァァア!!!!!!
【だがそれと同時に銃を撃った後の隙を狙い、接近し、天魔の魔翌力が右足に纏われ】
【左足を軸にした、天魔の魔翌力を纏った右足での蹴りを相手の左腹部に放とうとする】
【それは少女の蹴りとは思えない蹴りだ】
787 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 00:45:12.13 ID:YsHDwYSO
>>786
追加
/いえいえ
788 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/23(木) 00:45:43.02 ID:S2ioEEEo
>>785
あはっ、あはははははははッッッッ!
静かになったね!あはははッッ!
【爪で地面を削りながら停止して、哂う】
【爪も、肉体も、肉体の限界を越すレベルの酷使を受け、崩壊していく】
【暫くしてそこに残ったのは、元の小さな少女と、ボロボロのぬいぐるみだけ】
【先程までの暴力的な力を振るう化物は既に居なかった】
【少女は、自らの手を見つめ、ぶるぶると震えると、涙を散らして、走り去っていった】
(私は、又ッ!)
【転びながら、血に塗れながら、どこまでもどこまでも走り、消えていった】
//さすがに眠いので、此処で落ちるのです。乙でしたッ!
789 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 00:47:46.45 ID:ltbKNb60
【夜の公園、そこは朝や昼の騒がしさが嘘のように寂れ、見る人間によっては怖い場所に変わる】
【風が吹く度に空気を裂くような音がし、木々が揺れ、ざわめきを起こして鳴き声をあげる】
【ブランコは僅かに揺れ、錆びた鉄が揺れて、低い重低音を鳴らす】
【風でお砂のお城が舞い、膨らんだお城は消えていき、砂場は平地に戻っていく】
【そんな、何処にでもある公園】
【そんな公園で、滑り台の台の部分に座っている、青年が一人】
【少し寝癖がはねたような、ツンツンしたような灰色の髪、黒いコート、ジーパン】
【コートが暖かいのか、それとも暑がりなのか、寒そうにしている様子はない】
【時折、暇そうに欠伸をしては、遠くの明かりの方か、時計を見る、身なりが少し整っている事を除けば、ホームレスと同じだろう】
【日にちはおよそ一時間前に変更され、クリスマスイブ、の一日前、欲にいう「イブイブ」という奴だが】
(ああ、何て寂しいもんかね、全く)
【はぁ、とため息をつくと風が吹く、木々がまたざわめき、彼からすればあざ笑っているようにも取れる】
……あー、爆発しろ
790 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 00:51:53.16 ID:Yvsq8MSO
>>785
――――大魔砲、召喚
おいでませませ――――――
【陣から現れたのは、「輝く赤い鉄」】
【筒のような重いそれが現れて、次いでそれを支える台が姿を見せる】
【それは正しく――――】
“我が愛しの鉛の悪魔”――――――『ザミエル』ッ!!!
【――――「大砲」】
【少女の身の丈ほどある巨大なそれは、きゅいんと音を立てて口を煌めかせ】
【――――――――――】
【轟音】
【射手である少女の狙った場所には当たらない、何故なら「狙った地点の周囲もろとも吹っ飛ばす」、凶悪な威力を誇るから】
【赤い砲弾は、化物を狩るべく夜空を奔る――――!】
791 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 00:52:16.37 ID:FPzgU92o
>>785
【邪なる頭蓋を打ち抜いた、確かな手応え──】
【しかしながら、少女の出力はそこでぷっつりと限界を迎えた】
(……──やっ、た……?)
(……っ、動か、な……──)
【ポールも大金槌も、アートマンでさえもふっと僅かな魔力の粒子を散らして消滅】
【ただ一撃見舞う事だけに全霊を費やした結果、受身に割けるだけの体力余分など枯渇していた】
…………────っ、……
【完全に脱力しきった少女の身体は、】
【地に落ちた骸をそのまま飛び越えるように宙を舞っていく】
【完全なる止めは残った者達へと托し──ただ重力に任せ、落下していくのみ】
【もし、そのまま何事もなければ】
【“どさり”と言うよりも──だあんっ、と。少女の身体は石畳に叩きつけられて、沈黙する】
792 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/23(木) 00:52:24.76 ID:DX2jHe2o
>>785
【再び、完全に溶解した少女は、その姿を黒い液体の中に消す】
【一度始めた行動は、自分の意思でさえ、容易くストップはかけられない】
【幾らかの間、何も出来ぬ空白の後】
…………………死体?
……………ともだち?
【黒い液体は、地面に落ちた骸骨の方へ、ずるずると移動を始め】
【直ぐ近くまで辿り着いたその時、少女が其処から姿を現す】
【被衣を何処に落としたのか、眉と肩の上で切りそろえられた髪は、街灯や月の曝す所となり】
………………逃げられた、から………
………かわりに、あなたをもらう、ね…………
【崩れ落ちた骸骨を、包み込もうとしていく、黒い液体】
【もし、骸骨が、生死で存在を分けた際、死した存在に該当するならば】
【黒い液体から這い出す無数の手が、それを引きずりこもうとし始めるだろう】
【引き込まれれば、水溜り程度しか無い筈の液体は、底なし沼かと思う程に深く】
【液体の比重はやけに大きいらしく、腕に掴まれなければ沈む事も無い】
【だが、その液体に長時間触れていれば、尚且つ骸骨が本当に死者ならば】
【少しずつ、少しずつ、その身も魂も、液体の中に溶けだしていく事になるだろう】
【死者とだけ呼応して、死者にのみ全なる力を発揮する能力】
【相手が、骸骨の姿をしているだけの生者≠ナ有れば、こうはならない】
【手に掴まれて、動きにくくなる。その程度に収まる筈だ】
793 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 00:54:28.21 ID:/8LPwxAo
>>785
【各々の放った攻撃が功を奏したのか。骸骨はどさりと地に落ちた】
【未だちりちりとした感覚は感覚はあるが、自分にできることはもうないと悟り、銃を収める】
…機関。相も変わらず不愉快だ。
だがしかし、先ずは怪我を治さなくては。やはり片手が使えないのはまずいね。
【そう言って踵を返し、フラフラとその場を後にした】
【「敵」───カノッサ機関への敵意をふつふつと、密かに滾らせながら】
794 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 00:54:48.13 ID:/8LPwxAo
>>793
追記
/乙っした!
795 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 01:03:05.93 ID:ZJNE46SO
>>785
【護の手に集まった気はそして一本の巨大な刀へと形を完成させる】
【その刀身は紅く、そして黒く】
【それはまるで血の如くっ!!!】
【これが彼の能力―――】
《護身刀 我武離得(ガブリエル)》ッッ!!!!!
【護は刀が形を成したのと同時にその上がった脚力で跳ぶっ!】
【だがただ一つだけ問題があった】
【――――それさ護は「跳んでいる」のであって羽が生えるかして「飛んでいる」訳ではない】
っ!!落ちる!!
【届かない!!重力には逆らえない!!】
【落ちていく!落ちていく!】
く・・・・くそおおお!!!!!
【だがそれでも未だ諦めない】
【最後の悪あがきっ!!】
いっけええええええええ!!!!!!!!
【落ち行く中、手にある自分の能力の刀を骸骨に向かって突き刺されと投げる!!!】
796 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 01:06:25.85 ID:hXPS1tIo
>>786
【生命反応は、数え切れない】
【生み出されるもの、殺されるもの、自壊するもの、沢山】
【――しかし、この青年が表通りに辿り着くまでのルートに存在するのは】
【気絶した同種と、少女の二人≠セけ】
……く、ハハっ!
カオスカオス! お前は何人殺した?
俺の数字に加えてやる!ハハハッ!
【命中した喜び。狂笑。】
【発砲による反動を、異形と化した腕の筋肉が押し殺して】
【微塵も体勢を崩さない】
【もっとも、すぐに動けるわけでもなく――】
――――ぅ゛、……っ
【的確な蹴りが腹に刺さった】
【筋肉の鎧を蹴ったような感触があったかもしれない】
【青年は地面を踏みしめた姿勢のまま、後方に弾かれて――倒れない】
【赤ジャージには、魔力で焼けたような、焦げたような跡】
【吐き気を堪えるような表情で、少女を睨みつけながら】
【少女に銃口を向けなおし――】
【――そして、魔眼が始動した】
【ミツバチじみた虹彩が、魔法陣のように組み変わる】
【まだ、効果は発動しない】
【くるくると回転する魔法陣が、その内部で魔力を高めていく――】
797 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 01:13:02.97 ID:YsHDwYSO
>>796
………数え切れない……
【クルッと回り、頭上の蝙蝠に何か合図を送り】
…ね…
【その瞬間、蝙蝠の口から衝撃波が空気を振動させ相手の頭に向かい放とうとする】
【少女は右足に今度は生命エネルギーを集め始めようとする】
798 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 01:17:07.76 ID:UmG2q8Eo
>>ALL( V.S. Pierrot lunaire)
【
>>795
の想い≠載せた刀――其れは確かに、骸骨に突き刺さる】
【同時に、黒い魔翌力≠ヘ『雲散霧消』……最初から無かったかのように、消え去って】
【もしも、刹那の内――
>>792
が、感知できたとすれば】
【其れは紛れも無い、『死体』であるとも判っただろう】
【若しかすれば、一部≠セけならば『取り込む』事が出来たかも知れない――が】
【――――
>>790
、一種純粋≠ネ意志の力が、骸骨≠ヨと襲い掛かる】
【『紅い砲弾の余波』と『骸骨』……――其の衝突は、白い光を生み出し=z
【―――其の光が晴れる頃には、骸骨%凾ヘ存在しない】
【当然だ――あんな物、この世界には無くて然るべき&ィだったのだから】
/では、ちょっとショボイですが此方からのレスは以上です。
/こんな時間まで参加してくださった皆様、本当に有難う御座いましたー!
799 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 01:24:57.49 ID:Yvsq8MSO
>>798
【光が消えるとほぼ同時】
【大砲は消え失せ、そこに立ち尽くすは少女のみ】
……銃は強いネ。
「指先ひとつでナニカを消せる」。だから、「感覚が残らない」。「麻痺して、消えていく」。
だからアナタは、あたしは、射手は、
【くるり、踵を返して歩きだす】
【赤い髪が、スカートが、ロッキンホースが、ぜんぶ】
――――臆病者だ。
【闇に飲まれて、きえた】
/ありがとうございましたー!
800 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 01:27:20.89 ID:ZJNE46SO
>>798
はぁ・・・はぁ・・はぁ・・
【骸骨が消え去ったのを見て】
【終わった―――勝った―――疲れた―――お腹すいた】
【護の中で様々な物が溢れて】
【そして】
【バタリとその場に倒れる】
【倒れて、起き上がれない】
>>全員
あの・・・皆さん・・・・・
【その倒れたままその場の全員に声をかける】
お疲れ様でした・・・・・有難うございました。
801 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 01:28:27.18 ID:hXPS1tIo
>>797
【生命エネルギーは関知出来ないようで、右足に警戒は出来ない】
≪ Fact Gespenst ≫
【青年と少女の間に現れる土壁=z
【高さは3m程、両脇は通り抜けられる程度に開いている】
【デザインは、路地裏の地面と酷似して――転写能力?】
【しかし、魔眼の回転は止まらない。本命はこれじゃない】
【衝撃波を受け止めて、1.8mの高さに、ボコンと穴が空いた】
―― そうか
残念だ
【「殺しイクナイ」の発言を、三番目の彼が聞いていれば、別の突っ込みもあったのだろうけど】
【そっけないことを言って、硬い土壁を、少女の方向へ思い切り蹴り倒した】
【銃未だ、降ろさない】
802 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/23(木) 01:28:40.85 ID:DX2jHe2o
>>798
【砲弾の狙いは骸骨。少女の狙いも骸骨】
【そして砲弾は着弾点の周囲を吹き飛ばす攻撃で、少女は骸骨に近づいていて】
【周りを見て居れば、それだけで済んだ話だったのに】
【自分から危険領域に踏み込んだ少女は、何も気付いていない】
…………………あなたも、死人
…………私の力にな―――
【言葉が、最後まで紡がれる事は無かった】
【視界が白く染まり、聴覚が麻痺する】
【熱いと感じるより先に、自分の体が地面へと打ち付けられた衝撃が届く】
【爆風に巻き込まれ、吹き飛ばされる、160cmにも満たない少女の軽い身体】
【路上で一度バウンドして、仰向けになったまま】
―――……………あは、はははは………
………………もう、間に合わない…………
【執着の向く先は、冒頭で焼けた布や糸】
【笑いながら、子どもの様にも泣いていて】
【夏祭りに続いて、本人としては散々なクリスマスを迎えるのだろう】
【イベント毎には、つくづく縁の無い少女である】
/襲撃お疲れさまでしたー
/個別に何か有れば、可能な限りリアクションは取ります
803 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 01:38:21.54 ID:ZJNE46SO
>>800
/追記
/すぅ・・・すぅ・・・
【護は感謝を口にするだけしてそのまま、眠りにつくのだった】
/というのを最後に
/では皆さん、乙でしたー!
804 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 01:38:35.91 ID:ltbKNb60
【夜の公園、そこは朝や昼の騒がしさが嘘のように寂れ、見る人間によっては怖い場所に変わる】
【風が吹く度に空気を裂くような音がし、木々が揺れ、ざわめきを起こして鳴き声をあげる】
【ブランコは僅かに揺れ、錆びた鉄が揺れて、低い重低音を鳴らす】
【風でお砂のお城が舞い、膨らんだお城は消えていき、砂場は平地に戻っていく】
【そんな、何処にでもある公園】
【そんな公園で、滑り台の台の部分に座っている、青年が一人】
【少し寝癖がはねたような、ツンツンしたような灰色の髪、黒いコート、ジーパン】
【コートが暖かいのか、それとも暑がりなのか、寒そうにしている様子はない】
【時折、暇そうに欠伸をしては、遠くの明かりの方か、時計を見る、身なりが少し整っている事を除けば、ホームレスと同じだろう】
【日にちはおよそ一、二時間前に変更され、クリスマスイブ、の一日前、欲にいう「イブイブ」という奴だが】
(ああ、何て寂しいもんかね、全く)
【はぁ、とため息をつくと風が吹く、木々がまたざわめき、彼からすればあざ笑っているようにも取れる】
【負け犬は辛い世の中だ、と考えながら、適当な木を睨んでみるが、悲しいのでやめた】
【むしろ家なしホームレスに彼女、それに等しい大事なものがあるだろうか、んなもんない、それこそ画面の中のゲームだけだ】
……あー、爆発しろ
【気づいたらここにいた、というこっちの身にもなってほしいものだ】
【そのせいで家はない、金もない、空から美少女の一人や二人落っこちてきてもいいんじゃないだろうか】
(……あーやだやだ)
【心が、冷えてきた気がする】
805 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 01:38:45.31 ID:FPzgU92o
>>798
【全身を強打した少女は、全身が痺れるような痛みにただ這い蹲る事しか出来なかった】
【轟音。世界が真っ白に染まる最中、自らを抱擁する大衝撃の余波にただ蹂躙されていた】
【光が晴れた頃】
【殆ど襤褸切れと化し、血の滲む服を辛うじて纏った彼女が、道の端に蹲っていた】
【薄っすらと目を開ける。擦り硝子越しで見るようにぼやけた視界だった】
【しかし、耳が拾う。笑い声の皮を被った涙声。それは思いのほか、近い】
>>802
【「……そこで泣いてるの、誰?」】
【蚊の鳴く声で問うてみる。無意識のうちに声が出る】
【身体中が痛くて熱いから、このまま少し寝ていたいのに、その声はやけに耳につく】
【さっきからそこにいた人なのだろうか。私の知ってる人なのだろうか。そうでない人なのだろうか】
【終焉した静かな夜気が、痛みで焼け付く身体を段々と冷却していく】
//襲撃の主催様、お疲れ様でしたー!
806 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 01:41:14.28 ID:UmG2q8Eo
【――……某国。 カノッサ機関支部。】
……ジャッキーニ君、ウィドウちゃんは何て言うてる?
「はっ……、…残念ながら、ヴォルフクライム=クラックポケット%aは戦死。
戒能殿は重傷を受け、撤退。 オーガギュネイ殿は軽傷。
各部隊からの情報を統合して鑑みるに……奈々浦殿の仰られるには、『成功』の部類ではないか、と。」
ほーか、ヴォルちゃん死んだかー……――どーせ、骸骨≠ネって死んだんやろなぁ。
あの子も死ぬ可能性は理解しとった筈やし? ……葬式も面倒臭いから要らんよな。うん。
……まー、何にしても成功やったら問題無い――……そやね、そろそろ始め≠謔ゥ。
「――――…………? 自分には判りかねるのですが……何を=Aでしょうか。」
あっはっはっはっは、――、―――ジャッキーニ君はオモロイなぁ。
其の為に300人、ロバート議員から借りてンやから、さぁ―――。
陰 惨 に し て 絶 望 的
無 明 に し て 攻 撃 的
崇 高 に し て 支 配 的
そんな、戦争≠ノ決まってるやん……オモロイでぇ。
【――――ピエロ達の喜劇。 吐き気を催すような其れの幕は、上がったばかり。】
/御免なさい、補足的な絡み不要文です。
807 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 01:41:18.90 ID:YsHDwYSO
>>801
……けど……それは…昔の話…
……命は…救う…もので…ある…………。(まる)…まる…まる…まる…
(コピー能力…かな?)
【倒れてくる壁の穴を潜りぬけ近づこうとし】
……必殺……サバトキック……
【背中から天使と悪魔の翼を生やし、スピードを上げすばやく】
【相手の右腹部へ生命エネルギーを纏った蹴りを放とうとする】
【先程と違い、当たれば当たった場所に生命エネルギーが流れ、内部で暴れ回り、内部に衝撃を与えダメージを与えるだろう】
【いわば《氣》と同じだ】
808 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/23(木) 01:47:09.08 ID:DX2jHe2o
>>805
【「……………?」】
【何か聞こえた様な気がして、少女はすうと目を向けた】
【仰向けのまま、比率7:3の泣き笑いを続ける少女】
【その目に映った誰かを、誰かだと認識出来てはいないのかも知れない】
【然しながら、問いを向けられると答えを考えるのが人間の常】
【黒い液体が手足の様に、少女の身体を持ち上げて】
【倒れているもう一人の少女の方へ、運んで行く】
【近づくにつれて、その姿も顔も、よりはっきり見える様になるだろう】
【小袖に散らされていた桜の花は、枯れてしまって黒一色】
【打掛の銀糸も影を顰めて、然程目立たぬ淡い色】
【やや大きい目には涙を湛えて、表情の見えなかった顔はくしゃくしゃになっているが】
……………あなたは、だれ?
【間違いなく、『彼女』だ】
【尚、割と遠く、何処かでは】
【その『彼女』を探して、走りまわっている者が一人】
【暫くすれば、此処の異変に気付いてやってくるだろう】
809 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 01:58:22.02 ID:FPzgU92o
>>808
【とく、とく、と雛の心臓のように弱く鼓動していたそれが、】
【近付いてきた彼女を瞳に映した瞬刻、一度大きく“どくん”と跳ねた】
【「……え?」】
【──何故? 何故、“あの”彼女が、此処にいるのだろうか】
【“あの”彼女が、つい先ほどまで自分と同じくに機関を相手取っていたというのか】
【何で泣いているとか、その黒い液体は何かとかより、それがまず脳を一杯に満たした】
【力のなかった瞳が僅かに見開かれて、そのまま暫時沈黙した。そうならざるを得なかった】
【誰と問われたその声に、全く持って応答する事が出来なかった。何と答えたら良い、自分はどうしたら良い──脳だけが回る】
……──覚えて、ないの?
“あの”あなたが……? どうして……っ、……ここに?
私は……私は、あの日……っ、No.42≠ノ──……
【──だめ。言葉が全然纏まってくれない】
────あなたは、誰?
【結局は、同じ問いに帰結した】
810 :
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[saga]:2010/12/23(木) 02:07:04.22 ID:hXPS1tIo
>>807
【穴抜けしての接近】
【避けられても距離を取れると踏んでいた青年の誤算】
【ただ、2番目の青年にはトドメをさせたかもしれない】
【彼女の蹴撃を右腕で防御しようとして、――】
【――劣化コピー≠ナある彼に、そんなものは備わっていなかった】
【蹴りの衝撃には耐えて見せたものの、流れ込む生命エネルギーに身体を蹂躙され】
【左側方に、グラリ。倒れ込む】【同時に、異形化も解けた】
【先程の腹部のダメージも健在】
【堪えがたい吐き気に襲われつつも、歯を喰いしばって】
……だった、らぁ、…助げてみ゛ろ…!
【血の混じる声で、意味不明な言葉を呟きながら、銃口を向けた】
【焦点が合わないのか、少女に向け切る前にトリガーを引いて】
ファクト ゲシュペンストォォォォ
【――夜闇に閃くマズルファイア】
【銃口から飛び出す弾は、転写≠ウれ、位相をずらされ】
【1発の銃弾が9つに変わった】
【内、少女に直接影響するものが4つほどだったとしても】
【銃口よりも大きく回避行動を取っていなければ、完全回避は難しいかもしれない】
【そして、無茶な体勢からの射撃。反動は確実に殺しきれない】
【彼の肩から零れた厭な音は】
【大気を爆ぜる発砲音に掻き消された】
811 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/23(木) 02:08:54.48 ID:DX2jHe2o
>>809
【覚えていないのか、と問われると、イエスとしか返せない】
【機関員として数カ月、その間にどれだけの出撃を重ねたか】
【能力者との戦闘も一度や二度では無いだろうし、彼女との戦闘は一度】
【覚えていないというのも、仕方が無いのかも知れないが】
……………………?
……………そう………No.42
【自分の、そう呼ばれていた名前が耳に届くと】
【誰なのかという問いに、それを答えとして選んだ】
……………もう、明日の夜なのに
………なのに、間に合わなかったから………全部、あれのせいで
【自分にしか分からない言葉、支離滅裂なそれ並び立てて】
【だが、相手に敵意を持っている素振りは見せない】
【ただ其処に居て、何かを聞かれたから答えている、そういう調子だ】
【ほぼ同じころ】
【流石の野次馬も、命の危険が有る場所には近づきたがらないのだろうが】
【そんな中、一人、走ってくる人物がいる】
「……ちっ、ちょっと目を離した隙に…………
嫌な予感に限って当たるこの世界、本当にどうにかならないのかよっ………!」
【丈の長いコート、フードで目元までを隠したその人物】
【倒れている少女二人の方へ、わき目も振らずに駆けて来る】
【直ぐ近くまで来ると、そこにさっとしゃがみ込んで】
「おいっ、私に黙ってお前何をしてるんだよっ!?
それからそこの……えーと、誰だか知らないけど大丈夫か?」
【No.42、未だ泣きやまない少女の方には、やや強い語調で】
【もう一人の少女には、もう少し落ちついた声で、それぞれ無事を訊ねる】
812 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 02:17:03.51 ID:YsHDwYSO
>>810
……キィくん…任せた…
『キィ!?』
【無茶な事を!?って顔をしながら、少女に向かってくる銃弾に向かい衝撃波を放ち相殺させようとする蝙蝠】
……おk…
……まあ…今は貴方はっくり…休んで…終わったら…後で……らんらんる〜〜…
【そう言いながら、腹に向かい、頭突きを食らわせ気絶させようとする】
(まだいっぱいいるんだよな…無駄に使わないよう温存温存)
813 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 02:25:02.18 ID:FPzgU92o
>>811
【やはり──やはり、間違いなく“彼女”だった。あの“No.42”だった】
【自分の今の人生は彼女が発端だったといっても過言ではない存在】
【いつか必ず、自身の手で蹴りを付けにいくつもりだった。あの街での戦いに赴いた理由も半分はそう】
【冷徹で、残酷な、手練れのナンバーズ。それが彼女の印象だった】
【なのに──目の前にいる彼女は、何だ? 別人かと思うほどに、その様子は酷くおぼろげで──】
【支離滅裂な言葉を紡いでいく彼女を、少女はただ呆然と見詰めていた】
【まるで幼子のような彼女の調子を見て、再び刃を握る気概は一切沸いてこなかった】
【──そして、今の今まで気付かなかった、その足音】
【声をかけられて、ゆっくりと首を動かして彼女を見上げて開いた口】
……──だい、じょぶ……──から……
私は……──わたしは、……カン、ナ
『対機関連合』だもん……──ふく、りー……だ
ねえ……あなたたち、なんで──……っ──
【途切れた掠れ声。独り言のようにそれを呟いた】
【或いは明かすべきではない、相反するべきの所属の名を】
【Prrrrr──その時、彼女のポケットで携帯端末が振動した】
【彼女はそれを一瞥すると、酷く緩慢な動作で端末を取り出し、開く】
【しかし──それを耳元まで運ぶ前に、彼女の手を滑り落ちて、からりと地に転げた】
【「……姉さん? ……? 聞こえてるかい、姉──」】
【スピーカー部分から漏れ出す声は、男性と思しきものだった】
【通話状態になったにも関わらず応答がない状況──電話越しの彼は直感し、そして駆け出した】
814 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 02:35:54.76 ID:hXPS1tIo
>>812
【土壁を貫通させた衝撃波】
【その威力をまともに受け、銃弾は大きく逸れ、壁面を抉るに止まった】
【頭突きを貰う直前、青年は引き攣った笑みを浮かべ】
【「終わったらなんて無理だよ」――、なんて、諦観にも似た表情】
――……っ
【一度、息を詰まらせて】
【彼は――彼≠フうちの一人は、静かに意識を失った】
【デザートイーグルが、青年の手から零れ落ち、地面を叩いて――】
【――それきり、耳鳴りのような沈黙が訪れる】
【路地裏の奥から、争いの音が聞こえない――?】
【少女は血塗られた丁字路の先に進んでも良いし】
【このまま街に帰ってもいい】
【生命反応を読めるのであれば、生命の湧き出る一点まで、迷う事はないだろう】
815 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/23(木) 02:39:19.04 ID:DX2jHe2o
>>813
「ああ、なら良いけど……とりあえず救急車ぐらいなら呼ぶか?
一応、携帯電話くらいなら持ち歩いてるが――――――!?」
【コートの人物、その声もまた、少女のもの】
【No.42と非常によく似た声質、背丈もあまり変わらない彼女は】
【目の前の少女、カンナの所属を知らされて、声を完全に飲み込んでしまった】
「……………細かい事を聞くな、と言っても無理だよな?
じゃあ、簡単に………恥を忍んで、言うよ」
【コートの少女は、ポケットの中にしまわれたままの手を抜いて、No.42を抱え上げる】
【手には、冬用の分厚い皮手袋。血に触れても、きっと手に感触は無い】
【―――両手とも、人差指と親指の部分に、膨らみは無い】
「………今のこいつは、無害だよ。多分、な
少なくとも、兵士を率いて街を襲撃なんて上等な事は出来やしない
腰の刀だって………もう、飾りみたいなもんさ」
「……………だから、見逃してくれ。こいつ抱えて暴れるのは、私には無理だ
それに、私だってまだ死にたくないし………こいつを死なせるのも、困るんだ」
【抱えられたNo.42、その表情が少しばかり緩んで】
【地面に広がっていた黒い液体は、その身体に吸収されて、消えていく】
【コートの少女の首に両腕を回し、子供の様に抱きついて】
……………………ごめん、ね?
【カンナが居る事を知っているだろうに、それを意に介していないかの様に】
【コートの少女にだけ、謝罪の言葉を告げる】
【着信を知らせる携帯電話、これ以上此処に居るのは危ないか、と】
【コートの少女は、カンナの方を向いたまま、後ずさりを始める】
816 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 02:45:24.24 ID:YsHDwYSO
>>814
…無理なんて…やってみなきゃ…わからない…
……さて………
…原因…まで…行ってくる…か…
【ヘルメットが消え】
【首にかけてるホイッスルのうち、赤い龍の頭の形の口にくわえ】
《ワイバーン・ボード》
【そう言いながらホイッスルを吹くと】
【赤い龍の頭が先頭部分についた、ジェットボードが現れ】
【それの上に乗ると】
……自由を〜〜…世界さ〜〜えも……変えてしまえそうな〜〜〜……
【生命の気配を頼りに増えてる場所まで】
【空を飛びながら向かうだろう】
【スピードはかなりあるようだ】
817 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 03:02:03.31 ID:FPzgU92o
>>815
………………
【少女は、ただ沈黙して彼女の話を聞いていた】
【無害だ。見逃してくれ。死にたくない。そんな言葉が、印象的に脳裏へ染み入ってくる】
【──本当にせよ、嘘にせよ。その少女が間違いなくNo.42≠ナあるならば、】
【過去にした所業、それに伴う罪は、間違いなく存在しているのだ──と、彼女は胸の奥底で抱かざるを得なかった】
(……──私、どうすればいい?)
(『対機関連合』としては、どっちに決めれば……──)
(……ねえリーダー。リーダーなら、どう────)
【甘き葛藤。対機関を掲げる連合員として取るべき判断はどれが正しいのだろう、と】
【機関員とは言え尊厳を持った一人の人間。それに対し、死を持って罪を清算させる事も、連合員としての義務にあたるのだろうか、と】
【だが──最後に、彼女が零した「ごめんね」の言葉と、様子、声色】
【それを見ると、彼女の中の本当に些細な疑惑の念が、存在する事を放棄した】
…………────
【答えは、沈黙による肯定だった。いや、僅かに首肯してはみせたのだが】
【──そして、近付いてくる足音】
「……姉さ……っ!」
【ざ、と。曲がり角から姿を現す一人の人物】
【二十代前半程だろうか、暁色の緩いパーマヘアを持つ長身の青年だった】
【所々に装飾的な鋲が縁取るようにして打ち込まれた象牙色のロングコートを羽織っており、】
【その下には白のドレスシャツと黒のスラックス、同色の革靴を履いて銀金具のベルトを着用】
【カンナと何処となく似た顔つき。シャツの下には、ほぼ全身に巻かれた包帯が薄っすらと透けていた】
【彼はその場の状況を目に捉え、姉と二人を一瞥】
【そしてぐ、と歯を食い縛ると、何処からともなく青年の手中に機械じみた長剣が出現】
【即座にカンナの下へと駆け寄っていくが──】
……──違うの
……その二人は、違う……──の、
──……いって、いいよ
……だい……じょ、ぶ……──から
【カンナは二人に向けて蚊の鳴くような声で告げながら、】
【剣を手にした青年へと制止の合図を送るのだった】
818 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 03:02:38.50 ID:hXPS1tIo
>>816
【血の味を嗅覚で味わえる濃厚な死臭を切って進むジェットボード】
【目に痛い配色の骸達、もしくは、骸一歩手前の存在が、眼下を流れていく】
【骨無しの両腕を持つ者、顔の下半分が溶けている者、耳の削がれている者】
【指の本数が多すぎるもの、各部がない者、膝から腕が生えている者――】
【多くは銃殺されていたが、溶けて自壊しているものや】
【重要な部分が備わっていないために、死んでいる者も少なくなかった】
【乗り物のスピード故、判別できたかどうかは、少女の動体視力に依存する】
【そして、目的地】
【瓦礫やガラクタが雑然と詰まれた袋小路】
【赤ジャージに、汚れ一つない青染めの白衣を着た青年が、巨大な鏡の前に立っていた】
【肉体のどこにも欠損が存在せず――、そこから導き出せる答えは一つだけ】
『……死ねない。
……まだ、死ねない…。』
【姿見に映り込む自分の姿を見つめて】
【転写の魔眼は、回り続けている――】
【グシュリ、ぐしゅり、グシュリ――気持ち悪い水音】
【彼の隣、何も無い空間から胸の溶けた青年が生み出されて】
【地面に落下。ヨタヨタと表通りの方へ向かいだす】
819 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/23(木) 03:11:39.22 ID:DX2jHe2o
>>817
「……………私達は、今はあの街の宿に居る
私の怪我も有った、大きく動ける状態じゃ無かったからな
それに………まだ、最後まで見届けて無い
あの壁、全部壊されるまで………自分達から立ち去るつもりは無い」
「………どっちみち、この怪我でまた出るのは先送り
機関に合流するのだって………先の事だろうさ」
【周囲に数度ずつ、確認の意味を持った視線】
【周りが味方ばかりであったあの街でなら、必要も無い行動】
【安全とは言えない、正体が分からない青年がいる】
【その青年も、カンナの言葉で制されている】
【「いっていい」。赦しの言葉が出るや、コートの少女は動き始めていた】
【近くの建物の壁へ向かって真っ直ぐに走り、跳躍と共に蹴り一つ】
【二人分の体重を右足一本で、建物の屋根の上まで跳ね上げた】
「………何時か。何時か必ず、こいつを治す
そうしてから、また………今度は、あんな温いやり方はしない
『対機関連合』も<Justice>も、全部潰してから動く」
「だけど…………」
【「ありがとう」、それだけ最後に言い残して】
【コートの少女は屋根の上を、転移ゲートの方向へと走って行った】
820 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 03:14:32.61 ID:YsHDwYSO
>>818
……クローン…は…必ず…身体の…一部…が…変…と…
【彼女の動体視力は良いようで、その速さの中、倒れてるクローン達を観察し】
……ハケーン……
【そして目的地に到着し】
……STOP!!…HEY!!STOP!!!……
【そんな英語で言いながら、ジェットボードはクルクル回転して本体の前で止まるだろう】
(……まだ[
ピーーー
]ない?…まさか…あのクローン達は…彼が自分が死んでもまた生きる為につくった…変わり身?)
(……戦闘になった場合…左手動かせないのは…キツイな…)
【そんな行動してるのに内心では冷静に考えてる】
821 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 03:27:48.58 ID:hXPS1tIo
>>820
【少女の考察は、高いレベルで的中していた】
【声を掛けられて反射的にオリジナル≠ェ少女の方向を視――――】
『…………』
【――現在絶賛暴走中の≪人体複製≫】
【視界に入れば、彼女を上から下まで視線で走査する】
【もし彼女が「常人に理解の及ぶ人体構造」であれば】
【彼の隣に、彼女の失敗作が精製される。――戦闘に耐えうるものではない】
【もし彼女が「常人に理解できない構造」ならば】
【衣服や装備、ジェットボードなどが、外見だけ複製されるだろう】
【一応、彼女の要求通り、彼の複製には「Stop」が掛かったようだが】
【虚ろな瞳は回り続けている】
【ちなみに、先程生まれた劣化コピーは、心臓すら融解していた為に5歩移動して絶命】
【その付近には、同じように精度の低い出来損ないが7〜8個転がっている】
822 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 03:31:00.10 ID:FPzgU92o
>>819
【駆けつけた青年は剣を何処かへと納めると、カンナの下へと駆け寄り、抱き起こした】
【ひゅう、ひゅう、と弱々しく呼吸して彼女の話を聞けているのかどうかすら危うい少女に代わって、青年が二人を見据え】
【“機関に合流する”、“『対機関連合』も<Justice>も潰す”──そんな言葉を聞いて、凡その状況が把握できた】
【青年はそのまま、言葉を返すことなく──去っていった二人を、見送っていった】
「……姉さん。あれは……──」
……──行っていい……なんて、言ったけど……
見逃されたのは、私たちも同じ、なんだよ……
……もう、行っちゃった?
──……ありが、と……
【既に瞳を閉じていた少女は、青年に抱き抱えられたままぽつぽつと言葉を紡いでいく】
【何故、と聞きたげな青年であったが、少女は続けて口を開き──「それに、……ね」】
……、……──私たちは、『機関を倒す』ことが……本命、でしょ
一人の人間としての、……断罪は……私たちのすべきことじゃ、な……い、しょ
……にんげん、きっとそんなに……偉くないもん……
【「……そゆことに……しとい、て」 最後にそう付け加えて──彼女は沈黙した】
【まさか、と思い青年は軽く彼女を揺さぶってみるが──すう、と弱々しいながらも呼吸が聞こえて、ほっと安堵する】
「……うん、分かった」
「積もる話は全部、帰ってからにしよう」
「……いつぶりだったかな。二人で、家に帰るの」
………………────
【青年は少女をもう一度抱えなおして──ゆっくり、家路に着いた】
//わーお疲れ様でした!ありがとうございました!
823 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/23(木) 03:37:20.16 ID:DX2jHe2o
>>822
【夜陰に乗じて、屋根から屋根へ】
【白昼であれば見とがめられるかも知れない手段で、少女は走る】
【抱きかかえている少女、体温はまだ高い。とは言え、自分の手当てで十分か?】
【医者を迂闊に呼べる状況では無い。そうしなければならないのだ、仕方が無い】
………………ねえ
「ん?」
【もう少しでゲートに到着する、という頃】
【抱えていた少女が、小さく口を開いた】
【風の音に誤魔化されない様に、耳を近づけると】
………………クリスマス、って知ってる?
「……多分、今の世界じゃ……知らない奴の方が多いだろうな
元々、何処か別の世界の風習らしいけど………一応、知ってる事は知ってるよ」
……………ケーキ、食べたい
「………はいはい」
【自分の片割れ、此処まで食欲に正直な奴だったろうか、と】
【心配する気持ちも何処かに吹き飛ばされ、何とも言えない笑い顔】
「…………………あいつらにも、メリークリスマス」
【タン、と。着地した足元には、幾らかの雪が積もっていた】
/お疲れさまでしたー
824 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 03:44:06.03 ID:YsHDwYSO
>>821
【彼女の身体は――人間とはかなり掛け離れているものであり、身体が沢山の種類のエレメント等で構成されており、どのような仕組みかは中の人でさえも完璧に理解できていない】
【ゆえに彼の隣には彼女の装備品と服とボードが生成されるだろう。あと蝙蝠も】
…ちょっと…落ち着いて…聞いて欲しい…
……貴方の…クローンが…殺しあいを…していて…路地裏は…貴方のクローンの…死体で…いっぱい…
…だから…やめて欲しい…
…貴方は…自分を…造り出してるけど……それは…なんで?…
…もし…自分の代わりを…造るつもりなら…止めた方が…いい…
…自分の…完全な…代わり…なんて…いないんだから…
…それは…貴方が…一番…わかってるような…気がするし…
【首を傾け、そう聞く】
/スイマセン…眠気が限界なので続きを今夜お願いできないでしょうか?
825 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 04:25:39.14 ID:hXPS1tIo
>>824
【少しだけデザインが変になったコピー品は自由落下して、騒がしい音を立てた】
【複製された蝙蝠は、欠損が無い代わりに、真紅色】
【性格は元の蝙蝠と対して変わらないのか、そちらへ飛んで行くだろう】
【そのまま大空へ逃がしても構わないし、手懐けてもいい】
【ちなみに肌着の類は存在如何に関わらず、適当なデザインで複製される】
【――不明部分は、青年によって補完されるらしい】
【それらを全て、スルーして】
【彼は少女の言葉に耳を傾けていた】
『……なんで……?』
【疑問ではなく】
【少女の言葉を、不思議そうに繰り返しただけ】
【数度、口の中で繰り返して、彼女の質問の意味を理解した】
【ちょっと落ち着いて=\―】
【――ルーチンワークに馴染んだ思考回路が僅かに動き出す】
『……俺に残された時間は、少ないんだ…
遣り残したことなら、いっぱいあるのに…
……寿命が定まって…悔いのないように生きようと誓って、…そう生きてきたはずなのに
可笑しいよな…、ちょっと前まで、何となく生きてるだけだったのに…
…生き尽そうとしたら、遣り残しが増えたんだ…
……完全な代わりなんて、求めてないさ…
出来るだけ強い俺が、役割≠こなしてくれるなら…、不完全でいい
…むしろ、不完全の方がいい
……信条に背くことかもしれないけれど
この蠱毒の檻から、誰か一人でも抜け出せるまで、どうか、見逃して欲しい……』
【真剣な表情で、彼は少女に頼み込んだ】
【――要求自体は簡単だ。何もしなければいいだけ。】
【でも、それは、無数の殺人と自殺を容認するという事】
【――先程戦った彼のように、自我のある存在の死を沢山沢山、認めること】
【拒否すれば、きっとそれらは止められる】
【代わりに、彼の想いも生命と共に断たれるだろう】
【選択肢はYES、NOだけじゃないけれど――】
/了解しました! というか、こちらも危なかったです…
/お付き合い頂き、ありがとうございました…!
/そして、おやすみなさい!
826 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 07:28:06.97 ID:YsHDwYSO
>>825
/最後の最後で寝落ちしてしまったOTL
/ではまた舞台裏で呼びかけます
/乙でした
827 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 10:32:44.16 ID:QXSdpEDO
【公園】
寒いなぁ……
【公園のベンチに研究者のような格好をした青年が座っている】
【青年は、子供にも大人にも見える顔つきと、黒く少し長い髪、色白の肌を持っていた】
【格好は、白衣を羽織っていて、その下に黒いスラックスと茶色のシャツを着ている】
【白衣の内側、腰の左側には黒いハンドガンの納まったホルスターを、顔にはワインレッドの眼鏡を、右腕に手から肘までを覆う灰色の盾のようなものをつけている】
【見るからに暇そうだ】
828 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 16:26:12.03 ID:0Jbcvlw0
/護さんの方はおられるだろうか?
829 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 17:24:59.36 ID:0Jbcvlw0
【火の国 街中――郊外】
【世界各地には、未だとして治安の不安定な場所は無数にある】
【ここも、犯罪が当たり前に行われているその一つに入るであろう】
【そこに、停車している鉄の物体――俗に言うワゴン車≠ナある】
【技術差の激しいこの世界では、自動車のようなものは珍しいかもしれない】
【中には、作業着のような水色の清掃服とキャップ帽を着用した複数の男が屯っている】
【それぞれにパーマや眼鏡などの細かい特徴が見受けられるものの、清掃服とキャップ帽は共通している】
【その一同が目を向けているのは、新聞の見出し文だ】
【‘ブレイザーシティ解放、住人達の喜びの声’】
{《「<『……………』>」》}
【顔を顰めながら、それを見つめ続ける一同】
俺らが知りたいのは声じゃねーんだよ、新聞業者仕事しろ。
次はどこがテロで狙われんだ?っつーかAOEどこよ?
そういう情報を載せねーとだな………
<馬鹿。それが出来てりゃ、この世界はとっくに平和だろーが>
【実に愚直で淡泊な内容の会話が、さっと車内に流れる】
【一人が口を開くと、他の人間も口々に声を上げ始めた】
「つーかさ…機関の“数字持ち”の奴ら、そろそろうざくなってきたな」
『確かにうぜーわな。さっさと議員潰していかねーとやってらんねーよ』
≪そういや、タクの班の連中、誰か死んだらしいぜ≫
{え、マジ?俺ら初の死亡者じゃね?誰よそれ?}
「ほら、口元にピアスやってた運転手だったと思う。名前分かる?」
『ああ、そりゃノブさんだっけな。死ぬの早え〜っての』
<Jん所のジョージもジョンも負傷してんだ、俺らの評価大丈夫か?>
【車のドアをスライドさせると、中から数人の清掃服が降りてくる】
【彼らは腰から何かを取り出すと、それをいじり回し始めた】
【それは拳銃―――これも、この世界ではあまり普及していない技術の一環であろう】
【しかも、歩いていく全員がそれを取り出している上に、ダブルアクションの銃だ】
早い所やろうぜ、日が暮れると厄介になるだろ
{数字持ちって女も多かったよな?あー、捕獲したら[
禁則事項です
]とか[
ピーーー
]とかやろうぜ!}
『てめー、ぜってー抜け駆けすんなよな?俺も[
禁則事項です
]はしてーし(笑)』
【それぞれが弾倉を込めると、路地裏へと歩き始めていった】
830 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 18:39:13.84 ID:ZJNE46SO
>>828
/気づくの遅れましたがここに、
831 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 18:51:03.25 ID:0Jbcvlw0
【火の国 街中――郊外】
【
>>829
から数分――“そこの光景”はすっかり変わり果てていた】
【血で路地、周囲には手足を拘束された多数の人々】
【その多くは、騒ぎを聞きつけた志の無い野次馬であろう】
はーい皆さんどーもー!こいつ等は人殺しからコソ泥まで多数の犯罪を犯した方々でーす!
中には無罪の奴とか足洗った奴もいるけど、改心したなんて言い訳、通用しないよなー!
犯罪者に恋するよーな奴も、犯罪者から生まれた子供も、同罪だよなぁぁー!!
そうだよなぁっっっつー訳でして…ハイ!一人目いっきまーす!!
【拘束された人々の一人に銃を向けると、それを次の瞬間にブチかます】
【一瞬のうちに血液が飛散し、民衆からは悲鳴や詠嘆の声が聞こえ始めた】
【それとは別に、手足と口を縛られたまま車の荷台へ次々と運ばれていく人々の姿も見受けられる】
【その中に、手足と口をきつく縛られた女性を連れている2人の清掃服の姿が】
≪あんたの夫さん、犯罪者なんでしょ?何で愛しちゃったの?≫
「でもさっき死んじゃったね〜?という訳で、今日からはさ、俺達の女に…」
〔……………〕
【心を閉ざし続ける女性に対し、清掃服の2人は顔を見合わせる】
【その表情は、嫌悪感よりもむしろ喜ばしさが表れている】
≪…そうそう、あんたのお子さんは、ちょっと売らせてもらうよ≫
「実験とかで貴重なサンプルになったりするんだよなー、コレが!」
〔―――――!!!!!????〕
【悲鳴にもならない叫び声を上げながら首を振る女性】
「泣くな泣くな!すーぐ肩の力抜かせてあげるからね〜」
≪大丈夫だって、“俺達のお楽しみ”は車内で、な…!≫
〔―――!?―――!!!!〕
【そのまま腕を掴み、無理矢理車内へと連れ込もうとする2人】
【その行為が何を暗示しているのか――感づく人々も少なくないだろう】
【だが、聴衆は殺戮の宴に目をやるばかり――これもまた、この世界の常識≠ノ過ぎないのだろうか】
832 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 18:54:52.15 ID:0Jbcvlw0
>>830
/雑談所には行けますか?
833 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 18:58:14.68 ID:ZJNE46SO
>>832
/すぃません・・・フィルターがかかって行けません・・
/何かご用でしょうか?
834 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 19:01:40.92 ID:0Jbcvlw0
>>833
/呼びかけ申し訳ありません、コニスの者です、覚えてますか…?
/(学園跡地の廃墟にいた女子高生です)
/やっと幾らか時間が出来たので、今日は無理なんですが、ここ近辺で絡める時間のある日はありますか…?
/無論かなり前だったんで、無理だったら言ってくださって結構ですんで…!
835 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 19:05:18.57 ID:ZJNE46SO
>>834
/いえいえ、
/こちらは毎晩6時半ぐらいからここ見てますので呼んでいただければ
836 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 19:09:09.56 ID:YsHDwYSO
>>831
/毎回思うんですが…ちょっと性的描写がひとすぎませんか?
/一応、18歳以下の人も見てるかもしれませんし…ちょっと押さえてもらえないでしょうか?
837 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 19:13:42.92 ID:0Jbcvlw0
>>835
分かりました、ありがとうございます!
>>836
/そこを考えて、直接的な表現映写はしないようにしているんですが、ダメですかね…?
838 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 19:18:01.94 ID:YsHDwYSO
>>836
/直接的な描写とかじゃなくっても不快に思ってしまう人はいますし……
/貴方がどうしてもその描写をしないとキャラが立てられないとかそういうのがあるかもしれませんが…
/少し押さえて欲しいですね…
/毎回掃除屋が出る度にこのような表現ばっかだとなんか…って見てる私からしてはそう思います
/ついでにサバトの中です
/余計でしたらスイマセン…
839 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 19:21:57.84 ID:YsHDwYSO
>>458
『キィ!?』
「キィ!?」
【なんか蝙蝠と赤い蝙蝠はお互い動き回っている】
【……あ…なんかお互い慌てまくってる】
………う〜〜ん…
……貴方の……いいたい…事は…わかった…
……まさに…カオス……
……だけど…他に…方法は…ないの?…
…それに…そのクローンが…貴方の…代わりを…するとは……かぎらないし…
…よし……私も…他の方法…一緒に…考える…
……まずは…貴方!!…
……なんで…残り短いの?…病気?…
【彼女は彼に命をあきらめろとは言わなかった】
【だって彼はあがいてるんだから】
【だったら彼が生き残る為の方法を一緒に考えようと思った】
【もし他に方法がなかったら……クローンの方法しかないだろう】
/よろしくお願いします
840 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 19:24:00.14 ID:0Jbcvlw0
>>838
/分かりました、ではもう少し抑え気味にしておきますね…
/余計なことかもしれませんが、勿論掃除屋キャラ全員がこうな訳ではありません
/中には女性の掃除屋キャラもある程度登場します
/ただ、掃除屋にはそういう悪人以上の非情さって所をギリギリまで立たせたいので…
/先ほどの通り、これからはもう少し抑えます。もしそれでも駄目だったらごめんなさい…
841 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 19:30:46.74 ID:YsHDwYSO
>>840
/正直…掃除屋=そういう人ばっか、ってイメージが強かったですね…
/わかりました
/コレからもお互いがんばりましょう!
842 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 19:41:42.66 ID:hXPS1tIo
>>839
……ありがとう
優しいな、お前は
【「でも、簡単に望みを受け入れてくれない所は、厳しい」と付け加えて】
【口元が変な具合に歪んだ】
【――微笑んでいるのだろうか】
そう、……病気みたいなもの
魔眼事体、事故で生まれた後遺症なんだ
――本来は、魔法陣の精製に失敗した時点で死んでもおかしくなかったのに
【瞳を見せるように、彼女の方へ顔を向けている】
【魔眼の回転が止まって――、虹彩が魔法陣から通常状態へ組み変わった】
力を得て、少しだけ寿命が延びた
……おまけの人生みたいなもの。
でも、衰弱は確実に進んでいて、――数日以内に死ぬのは間違いない
だから、クローンを作るしかなかったんだよ
【老人のように衰えた視力。曲った背中。衰弱していく筋力】
【一ヶ月持たない、と分かったのが11月下旬。マルムの推測どおりなら、もうじき】
【言い訳するように、困ったように、少女に事実だけを告げる】
【でも――、彼女の推測は当たっていて】
【「クローンが貴方の代わりをするとはかぎらない」】
【――青年はその可能性から、眼を背けていた】
843 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 19:51:27.50 ID:YsHDwYSO
>>842
……どう…いたし…まして…
【ペコリとし】
……やれやれ…だぜ…
【ふぅ…って、やり】
…事情は…わかった…
…けど…クローン…なんて…必ず…貴方が…したいことを…するとは…かぎらないし…
…貴方は…それを…目から…そむけてる…
【真っ直ぐ相手を見つめ】
……教えて…
…貴方が…クローンを…作ってまで…生きて…やりたい…事は…
…なに?…
【ジーッと、まるで心まで覗くような視線で相手を見つめる】
【もし彼の解答に納得いくのがあったら】
【彼女は…ある提案をするだろう】
844 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 20:12:08.89 ID:hXPS1tIo
>>843
【注視すれば判るだろう。異質な魔力の流れ】
【彼自身は尋常一様な魔力しか持たないのに】
【良質な薄金色の魔力が、脳髄の源泉から瞳に向かって流れている】
【――つまり、爆弾を抱えている箇所は何処なのか】
【摘出が可能か否か】
……俺がやりたいこと
【認識しなおすように、小さく唇を動かした後】
そうだな…
まずは、魔眼の研究を完成させて、アヴェスタを驚かせてやりたかった
鈴音には、借りを倍返ししなくっちゃいけなかったし…
もう一度、犬っ娘と、朝顔とエルフェスには会っておきたかった
【呟くくらいの音量で、回想して。その全ては過去形だった】
でも、一番は…、魔術協会が心配だ
俺なんて居なくても、どうにかなるかもしれないけれど…
再び、アルマゲストって連中が大軍を率いてきたとき、俺はもう、防衛に力を貸せないんだ
……だから、出来るだけ強い俺が、欲しかった…。ちゃんと、護れるように…
【一番の心残りを次げて、青年は顔を伏せた】
【――回答が、少女の納得行くようなものか、わからない。ただ青年は、正直に答えていた】
【その上で、クローンの不確定さにはまだ、目を背けている】
845 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 20:12:33.78 ID:UmG2q8Eo
【魔術教会前――】
【寒さに息を白ませつつ……携帯電話を片手に、通話している人物が一人】
……イラストでも何でも構わない――うん、直ぐに送ってくれ。
場合によっては、私一人じゃ解けないかも知れないが……まぁ、何とかするさ。
【髪型は艶やかなスカイブルーの髪をリボンで括ったサイドテール、身長165cm程の少女だ】
【双眸と同色の黒を基調としたブレザー制服をきっちりと着込んでいるが、スカートは短め】
【黒色のニーソックスから少し視線を上に向けると左腰には軍刀、紅い鞘には幾何学模様が掘り込まれている】
【また、制服の襟元に目を遣れば―――“魔術教会”の紋章を模したバッジが付けられていると判るだろうか】
―――じゃあ、兄さんやミヅハに宜しく……切るぞ。
【ポチ、とボタンを押して、通話を終了――続いて、物憂げな溜息】
【大きく伸びをすると、ぼーっ、とした様子で通りに目を向けた―――】
846 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 20:23:44.44 ID:YsHDwYSO
>>844
………
【無言でハリセンをどっからか取り出し】
…アホー……
【相手の頭をスパーンと叩こうとする】
……そう…考えてるなら…クローンではなく…貴方が…やらないと…ダメ…だろう…
【ジーッと相手を見て】
……脳髄から…流れてる…魔翌力が…原因か…
【摘出は無理】
【だがこの魔翌力が身体にあわず、人間の身体を蝕んでいる】
……ねえ…
【なら】
……人間…やめて…見る?…
【それにあった身体につくり変えればいい】
【そう言うと彼女の身体から天魔の魔翌力を少し出す】
【天魔の魔翌力は人では使えない…だから彼女の身体はそれにあうように人間ではなくなってしまった】
【自分が人間から化け物になったように…身体を作り替えれば…】
【彼女はそう思った】
847 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 20:33:09.56 ID:tLNleDE0
【火の国―――ブレイザーシティ≠フ、公園】
【何やら『一仕事終えた』様子で、疲労の色を浮かべながらベンチに腰掛ける影がひとつ】
……人遣いの荒い上司にも、性格キッツーイお姉さんにも、慣れてる心算なんだけどねー。
…どうにも今の身体じゃ、骨肉がテクニックを持て余しちまう感じ。
【それは、肩に先端が届く程度のブロンドで、ウェーブがかった髪に、涼しげなアイスブルーの双眸を持つ小柄な少女】
【灰色のウソ軍服―――コスプレショップで購入したような其れを着用し、傍らには真新しい青色のリュックを置いている】
【動き易さを重視したスニーカーは、よくよく見てみれば何故か少年向けに発売されているモノで、何となくアンバランスな印象だ】
――――とりま、クリスマス過ごすにゃあ、面倒臭すぎる体質になっちまったッ。
あんのオバ……もとい、マダムに呼ばれるまでは、ゆったりしましょーっ、と。
【そんな彼女、頭の後ろで組んだ手を枕の様に当てて、思い切り脚を開くと言う、少女らしからぬ大胆な体勢で坐っていて】
【ひとつ、空を仰いで語散ると……――ふぅ、と、尖らせた唇から、直線的に息を漏らした】
【明るい月影と、何本か壊れているらしい街灯に照らし出される姿は、何やらユーウツな様子に見えなくもない】
848 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 20:37:59.73 ID:hXPS1tIo
>>846
/たまに『』が外れてました…!
/以下、オリジナル≠フセリフから、『』外します
【ハリセンで叩かれて】
【痛くないために、呆気にとられた表情】
【シリアス分が少々弾け飛んだ気がした】
【「貴方がやらないとダメだろう」】
【彼女の言葉に、判っているけど出来ない、もどかしさを感じて】
【――それを言葉にする前に】
……え?
【間抜けな声が漏れた】
……出来るのか…? そんなことが…
【信じられない――】
【しかし瞳は、僅かな希望にランランと輝いていて。懐疑心は見当たらない】
【彼にはもう、後が無い】
…俺が、俺として生きられるなら
人間くらい何度でも辞めてやるさ…!
【僅かに活気を取り戻した口調で、そう言って】
849 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 20:46:39.98 ID:YsHDwYSO
>>848
……正直……試した事…ないから……どうなるか…わからない…
…大切な人達が……死んで…何回か…試そうは…思った…けど……それは…その人達は…望まなかった…だから…やらなかった……
【静かに言い】
……貴方が…望むなら……やってみる…
【そう言い、鋭い牙を見せる】
…成功するかは…わからない…成功しても…生きれるかは…わからない…
…それでも…やってみる?…
【賭けを持ち掛けた】
850 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 20:47:09.92 ID:1oEMBIDO
――――はぁ…はぁ…はぁ…
【季節に合わないワイシャツにズボン、ボサボサの黒髪にレンズが瓶の底のように厚い眼鏡】
【眼鏡の奥の隈のある光の無い目が、対峙する相手を見据える】
【何処かの人気の無い平原、男キーナは辟易していた】
「キーナ!無事か!?」
【その傍ら、自らが連れる白い小柄な竜が声をかける】
【いつもならふざけて答える彼も、今だけは何も言わず、小さく頷いた】
…やるな…流石……と言うべきか
…だが、俺も引く訳には行かないんだ……それが例え、悪の所業となろうとも
【右手に持った白い魔導書を握り締める】
【大分魔術を使い、ページを消費した…自分が長期戦を苦手と今まさに改めて実感する】
「キーナ!無茶をするな!!私達は奴に敵わん!戦う理由も無い!何故引かぬ!?」
…悪いな、セラフィル……お前はそう思っているだろうが、俺には理由があるんだ
【まるで攻撃を待つかのように余裕を持ち仁王立ちする相手を見据え、キーナは言う】
【相手の着た服の赤と、白のコントラストが目に焼き付く程、見詰める】
【まるで戦いなど向かないような小太りの体、しかしその体には傷一つ無い】
【――よもやあの老体が、あんな動きをするなんて想像できる筈も無い】
――貴様の亡骸を掲げクリスマスを中止にする!それこそ俺の戦う理由!それが俺のジャスティス!
世界中の喪男よ!!今だけでいい!俺に力を貸してくれ!!
【キーナは叫び、手に持つ魔導書のページを破り取る】
【破いたページに魔翌力が篭り、その場の空気が変わった】
いくぞ!サンタ=クロース!!今日が貴様の命日だあああああああああぁぁぁ!!!
【男の雄叫びが響くと同時に、瞬時に多大な熱量がページに集まる】
【キーナの思いを表すかの用に燃え上がる炎が、ページが作り出した赤い魔法陣から撃ち出された】
【―――やがて、数分を置いて】
【白く雪が散る中、一人の男が仰向けに倒れていた】
「…無茶を…しおって…」
【小さな小さな、竜の声がして】
【夜空には、断続的なベルの音が遠ざかっていくのが聞こえていた】
/絡み不要
851 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 20:53:18.58 ID:FPzgU92o
【聖都──魔術協会】
(──バリウム61%……いや、64%か)
(リチウム22%に、ナトリウム5%、ガリウムラジウムルビジウムが3%ずつ……)
(よし……これで、こう──)
【一般にも特に立ち入り制限の無い中庭】
【冷え切った夜闇が満ちるだけのその一角に、ぽっと音が立ち、】
【主に緑と赤を基調とした人魂サイズの炎が、突如として浮かび上がった】
【その水彩具のような淡い光は、その発生源である、】
【ベンチに腰掛ける一人の人物の顔を柔らかく照らし上げた】
──……うん、成功だ
【二十代前半程だろうか、それは暁色の緩いパーマヘアを持つ長身の青年であった】
【所々に装飾的な鋲が縁取るようにして打ち込まれた象牙色のロングコートを羽織っており、】
【その下には白のドレスシャツと黒のスラックス、同色の革靴を履いて銀金具のベルトを着用】
【近付かない限りは分かりにくい事だが、シャツの下にはほぼ全身に巻かれた包帯が薄っすらと透けていた】
(異世界の慣わしと言うけど、中々悪くない……──)
(……あれ? 日付の上では明日、いや明後日……? よく覚えていないけど……まあ、いいか)
【魔力を孕んだその小さな炎は、彼が掌の上に持つ丸い銀の台座の上に浮かび上がっており、】
【その形状は、丁度何かの針葉樹を模したような、通常の炎では有り得ない特殊な形を保っていた】
【一言で言い表してしまうなら、それは金属の炎色反応を利用した炎のクリスマスツリー、であった】
【緑の炎が大部分を占め、所々に色を添えるように赤や青などの光が混じり、その天辺には黄色い炎が星型を形成している】
【青年はその出来が自分でも割と気に入ったようで、時折僅かに揺らぐ極彩色の炎を、この寒空の中ただぼんやりと眺めていた】
852 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/23(木) 20:54:04.92 ID:S2ioEEEo
>>847
【公園を歩く一人の少年】
【頭には包帯があり、此処で先日あった戦闘の従事者で有ったことを匂わせる少年だ】
【服は学ランで、腰にはベルトポーチが着けられている】
【髪はつんつんに逆立てた茶髪で、ちょっと不良っぽくもある】
【そんな少年は、左腕を右手で弄りながら歩いている】
だー、やっぱり慣れねえなー。
クリスマスだってのに、憂鬱すぎるぜこりゃ。
【左腕をわきわきと動かしながら呟く】
【ふと、左腕から目線を前に向けると、あられもない姿をしている少女が一人】
【老婆心なのかお人好しなのか、近づいて話しかける】
おい、そこのアンタ。
こんな時間に、こんなところでそんな格好してると危ないぜ?
【表情はあくまで善意の物だと物語っているようである】
853 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 21:02:38.94 ID:hXPS1tIo
>>849
……聞く限り、邪法だよな
望まなかった人の気持ちを理解しきることは出来ないけれど…
【目の前の少女は、今までにも大切な人達を失っていた】
【意外な事実を知って、少しだけ悲しそうな声色】
…でも、どうせ死ぬなら、足掻いて死んだほうがマシさ
人外になろうとして死ぬなんて――如何にも魔術師らしい
俺達≠ヘ、この選択肢を見つけるために、何十人分も死んだんだと思えば
少しはクローンも報われる。たとえ、失敗したとしても、な
【返答は疑いようもなくOKだった】
【背筋を伸ばすと、意外にも長身な青年】
…その牙、吸血鬼っぽいな
【努めて軽く笑いながら】
【少女を抱き上げようとするだろう】
【牙を刺すなら、首筋≠ワで、身長が足らないと思ったらしく】
/すみません、ご飯食べてきます!すぐ戻ります!
854 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 21:05:20.81 ID:kuyIyxUo
>>851
【ピュイ、と甲高く響くのは口笛の独特な音】
【それは、幻想的な光景に対する感嘆。一人の青年が、光へと誘われるように中庭へとやって来た】
……こりゃまた、とびっきりにイカしたモミノキだな。
ニーチャンが、仕掛け人?
【真っ白のシャツの裾を、黒いスラックスからだらしなくはみ出させ、黒革のジャケットを羽織っている】
【紺色のネクタイを、緩く首元に引っ掛けて、わざわざネクタイピンで留めた、黒目黒髪の青年だ】
【月と炎が照らす中庭、白い吐息を吐き出しながら、酷く愉快そうに、ニヤニヤとした笑みが、顔に貼り付いている】
こんなもんを見せられちゃ、赤い服と白髭の、肥満体のジーサンの存在も信じたくなるぜ、なぁ?
【青年に向けて声をぶつけているが、その視線は、自然ならざるクリスマスツリーへと向けられており】
【興味深さと、興趣の念をもって、そちらを注視している――】
855 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 21:05:57.45 ID:PxBonxgo
>>851
こんな寒い中、こんな所に人が居ると思えば―――
【中庭と言う場所、誰か居るのも可笑しくないのだが】
【ベンチに座る青年に歩み寄る人影。足音は小さく軽い】
科学の実験か? それとも魔術の実験か?
どちらにしても、イルミネーションはもっと規模が大きいほうが良いと思うが。
【そう声を掛けるのは、未だ幼い一人の少女】
【紺藍色の髪を赤いリボンでツインテールに結んで、青渕のメガネ】
【ベージュ色のセーラー服に紅と青のチェックのミニスカートを穿いて】
【右腕に腕時計の様な機械、腰の左右には白と黒のハードポイント】
【頭部に茶色の犬耳、大き目のヘッドフォンを装着し、スカートから茶色の尻尾を覗かせている】
【140cm程の小柄の少女が、アイスバー片手に青年の作った炎を見詰めている】
【襟元に付けられたボタンのマークから、“魔術協会”の生徒だと判るだろう】
856 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 21:12:53.82 ID:PxBonxgo
>>855
/おっと、出遅れた私は大人しく去るのです!
857 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 21:13:22.54 ID:tLNleDE0
>>852
……ん?
オレは信頼性の高い服装として、この恰好を選択しているまで、だが……。
【話しかけられて、僅かに驚いた様子で―――宇宙(そら)に向けていた視線を下しながら、音源の方にびん、と首を向けた】
【相手の『格好』と言うワードを、『服装』の事だと解釈したのか、眼を細めて怪訝そうに言葉を運んでいたが】
【相手の真意に気付くと、右掌を相手に向け、平手でぷらぷら振りながら、中途で言葉を区切ってしまう】
【――――瞭然としているが、口調は限りなく男性的なモノだ】
あぁ、成程ねー……まぁ、確かにまだ、この辺りは行政機能の復帰が完全じゃないらしいし、不確定要素は多いか。
だがね、女の子座りは「キャラじゃない」んだ、見てて判るだろ?
……だーら、言葉は受け取るだけ受け取って置くよ、スクールボーイ。
【ぷかぁ、と息を吐きだすと―――再び少年の方から眼を背け、真っすぐな眼で、遠くの街の明かりを見つめ始めた】
【飄然と呼ぶには、些かばかり『カッコ付け』の色が混じる口調で、年下の少年を相手にしている様なそぶり】
【かなりテキトーな渾名まででっち上げて―――その上で、姿や声紋は、完全に『少女』の其れ】
【演技やおふざけにしては妙にナチュラルな仕草なのが、よりシュールな印象を構築する事に貢献している】
ああ、そう……――クリスマスの話は、お互いヤメようぜ。
眼が遠くなっちまう…オレにとっちゃ、致命的だぜ。
【そして今度は、視線だけを少年の方へと向けて、トーンの落ちた声でそんな事をひとつ】
【――――矢張り、男性のソレに近い調子、である】
858 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/23(木) 21:18:37.77 ID:S2ioEEEo
>>857
最近流行りのボーイッシュ系か?
まあ、他人の事にあれこれ口出しする積りはねぇさ。
【肩をすくめて答える。左腕の動きがぎこちない】
【そして、相手の言葉を聞き、「変わった子だ」で全てを済ませた】
あー、はいはい、分かったよ。
ま、そんな可愛い見た目してんだ、ちったあ気を付けるべきだと、一応ながら忠告はしとくぜ。
聞くか効かないかはアンタ次第だがね。
【見た目は確実に高校生のものだというのに】
【少年の纏う雰囲気や、其の笑みは、何処からどう見ても胡散臭い情報屋とかそういう類のものであった】
【お互い、見た目と内面が合っていないのだろう】
【そして、クリスマスの話を振られ、苦笑し】
ああ、俺も予定なんざ、糞むかつく女と病院で会うぐらいしか無いんだ、やめとく。
【心底嫌そうに、女性と病院の話をする】
859 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 21:18:41.78 ID:FPzgU92o
……おや
【現れた人の気配に、青年は炎を眺めるのをやめて首をそれぞれへと向けて】
>>854
……気に入ったかい?
金属元素の組成式を構成する術式と、魔力壁の構造を内臓した魔術式を組み込んで、
魔力質量を熱エネルギーに変換させて発火させるだけの簡単なものなんだけど、よかったらあげるよ
【──と。何だかごちゃごちゃっとした意味の通りにくい言葉を並べて青年を見やり、銀の台座を差し出した彼】
【要約すると、拙いながらも私目が自前で作ってみたのですが、お気に召したようならば差し上げますよ、とのこと】
>>855
……や、月読さん
科学と魔術……僕にとって違いはあまりないんだ
大きいほうが映えるって言うのは、同意するけど
でも、小さい方が僕は色々と好きだな。櫻の国で言う、粋、って概念?
【ある所だけ抜き取ったら少し勘違いされそうな事を何の他意もなく零し、】
【その後になってようやく「こんばんは」と付け加えて、ぼんやり眠たげに微笑んだ】
//ぼかぁ
>>854
の方がよろしければ三人絡みでも構いませんですのことよ!
860 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 21:22:13.69 ID:kuyIyxUo
>>855-856
>>859
/こちらとしても三人絡みで問題ありません。
/むしろ考えなしにも、やってみたいとか言ってみたり
861 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 21:24:29.56 ID:PxBonxgo
>>859
>>860
/御二方が宜しいのであれば、お願いしたいです、はい。
862 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 21:26:38.71 ID:FPzgU92o
>>860-861
//ありがとうございます、ではお三方ともよろしくです
//レス順は
>>854
の方⇒
>>855
の方⇒
>>859
の人、って感じで大丈夫かな
863 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 21:29:47.06 ID:41eyLzoo
【どこかの広場】
(昼の国が落ちた今、次に彼らの目が向くのは恐らく場所が明らかな昼の国……)
(兵力だけはあるにしろ街と違って広い……攻め取るに易く、守るに難いって所――――?)
――――ああ……そうか、もうクリスマスなんて時期だったな
【ギッ、ギィ、と――右腕に填めるタイプの松葉杖が音を立てながら、そこに一人の男が入ってくる】
【彼の髪は190cm強ある身長とほぼ等しい金色で、イルミネーションの光に栄え】
【黒いロングコートはやや着古され、腰に下げた一本の刀は只者でない雰囲気を纏わせて】
【些か周囲の風景に融け込まないまま、その男は飾り付けの成された大きなツリーを見上げていた】
864 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 21:30:43.35 ID:41eyLzoo
>>863
/(昼の国が落ちた〜)は×ですね
/正しくは(火の国が〜)ですハイ
865 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 21:36:43.45 ID:tLNleDE0
>>858
……『可愛い』? …ハッ、聞いたのは赤ン坊の時以来だよ。
言葉を盛るにしたって、もう少し遣り様が有るんじゃあないかと思うぜ、オレは。
【クツクツと、皮肉げに鼻で嗤う―――真意はなかなか読めないが、其処まで心地よい言葉とは解釈していない様だ】
【「お言葉に甘えて、聞かないよ」とでも言わんばかりに、下半身の姿勢は先程からほとんど変化していない】
【なお、少年の雰囲気や特徴については、特に気にも留めていない様子だったが】
【腕については、1秒ほど視線を這わせて―――ふぅ、と。軽く押しだす様に、小さなため息を零す】
いっそのこと、看護婦でも口説いてくれば良いじゃなイカ。
向こうも傷心なら案外決まるかもしれないぞ、キュートボーイ……っと、ヤメるんだったな。
【冗談めかせて、眼を閉じて、羽根の様にふわりと軽く、言葉を紡いだ】
【「少年が眼中に無い」と言うにしては―――矢張り、男性側の立ち位置に自分を置いて、その視点で世界を見ている印象】
【喋っていて、自分でも口の中に酸っぱいものを感じたのか、『ヤメる』時の表情は、割合として重く、息苦しそうな具合、だが】
暇つぶしの話題を、別に探すと……ああ、そうだな。
君……――この街の今の様子、どう思うかい?
【数秒ほど、上を向いて考え込むようなそぶりを見せてから―――ぱちん、と快音に指を鳴らして】
【唇から飛び出したのはもやもやと、どうにも漠然とした問い】【本当に、『暇つぶし』程度の意図しか、含んでいないのだろう】
【質問の重さの割に、口元は軽薄そうとも取れる代わりに、悪意の類も特に無い、至って『普通』の笑みに緩んでいた】
866 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 21:38:44.01 ID:kuyIyxUo
>>859
気に入った? ……そうだな、気に入った。
【視線は変わらず、ツリーへと向けられている】
【さらに青年の方へと近づきながら、その説明に耳を傾けてから、そう答えた】
けどな、こういうモンは、手に入らない方が良い。……そう思わねぇか?
遊び人は、祭を楽しむコトが本業、それを手に入れようなんてのは夢想するだけが一番。
【なにやらこちらも小難しく、また酷く抽象的な事を言いながら、差し出された台座に、掌を向けて、受け取りを拒否する仕草】
……だから、遠慮しとくぜ。
魔術の知識も、科学の知識も、そうやって無駄なことに費やされてるのを見ると、俺は楽しくなるんだ、それだけで十分。
【ニヤニヤと笑いながら、まるで子供のように、興味に目を輝かせてそう言った】
>>855
よぉ。良い夜だな、犬っぽい嬢ちゃん?
【少女の方へと、そう挨拶した】
その疑問はゴモットモだと思うが、もうちっと目の前の風情を楽しむ心っつーもんはねェのか。
炎のクリスマスツリーだぜ?
それとも、アンタら魔術師には、この程度見慣れたモンなのかね?
【苦笑しながら、酷く冷静に目の前の物に疑問を呈した少女へと、そう言う】
【そのニヤニヤとした笑い方と、軽薄な口調も相俟って、ひどく挑発的に聞こえるかもしれない】
/はい、それでは御二方とも、よろしくお願いします。
867 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/23(木) 21:44:01.38 ID:S2ioEEEo
>>865
へっ、ま、何にも言わねぇさ。
【ため息を付いて、やれやれと言った様子で答える】
【看護婦を口説くとの話題に、形容しがたいほどひどい表情を浮かべて】
や だ ね !
誰があんな糞でかい陰鬱マッド女を口説くっつーんだっての。
そもそも、アイツに恋愛がどうのとかわからねーっつーか。
【恋愛感情を持てるような相手ではないようだ】
【そして、少年の身長は160ちょっと。この年齢にしてはだいぶ小柄な部類だ】
【身長にはコンプレックスを抱いている】
【そして、男の問に一転真面目な顔を見せて言う】
そうだな……、悪くはない、復興は徐々に進んでるよ。
ジャーナリストとして、ちょいと此処を取材させてもらっているが―――
【私立隆奥学園“超”新聞部 部長と書いた腕章をベルトポーチから取り出し自分の肩書きを教え】
まあ、犠牲が出たが、それを補うレベルで復興はしているな。
あとは、元以上に出来るかどうかが問題に成るが、其れはまだまだ先の話だろうし。
868 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 21:45:20.78 ID:bkzZF6.o
【街中】
【外灯の光が灯る夜の道を黒い無造作な短髪に卸したてと見まがうほどにまっさらな白衣とカッターシャツ
銀のルーン文字入りブレスレットにブランド物の髑髏のネクタイ『KILL・A’s tie』 に膝の所のみが色あせて他は新品同様に黒いジーンズの青年と
三日月の髪飾りで黒髪をポニーテールにしている耳にアンテナヘッドホンのような機械のついた黒を基調とした服と白いエプロン…俗に言う侍女服の少女が優雅に歩く】
…あれからしばらく経つ、ブレイザーシティはまた平和な日々が戻ってきたようだ
しばらくは平和かなと今日も優雅に街を歩いていたら…明日クリスマスイブじゃあないか
「あ、そうでしたデスヨー…明日のディナー用意した方がいいですねデスヨー…
ケーキはノビタさんに頼みますか?デスヨー」
【妙に冷え切った空気に白い吐息を混じらせて物思いにふけりながら夜の街を歩いていく】
869 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 21:47:31.98 ID:YsHDwYSO
>>853
【少女は軽々抱き上げられ】
……ん……行くよ……
【カプッと】
【青年の首筋に噛み付こうとする】
【成功すれば、何かが流れ】
【彼の身体の細胞などを魔翌力にあう身体に作り替えようとする】
/スイマセン!かなり遅れました!!
/&わかりました
870 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 21:58:09.12 ID:PxBonxgo
>>862
/そんな感じで、大丈夫そうですよ!
>>859
こんばんは、黒野ダンドク――だったか。
小さいほうが好きとは、聞き様によってはアレだな。深くは言わないが
魔術と科学に違いはない……そのココロは?
【頭を垂れる事無く、口頭のみで夜出会った際の挨拶をし】
【何となく引っ掛かった台詞を拾い、然し直ぐに投げ捨てた】
【そして少しだけ目を細め、青年の放った別の言葉を拾い上げる】
>>866
ああ、良い夜だな。何が如何良いのかは知らないが。
【同じタイミングで現れた青年に対し、笑みを浮かべながら挨拶を返し】
風情だのくりすますつりーだの言われても、文化を理解していなければ楽しめもしないだろう?
最近の街中は居るだけで騒がしくて叶わないが、夜を照らし上げるのが風情なのか?
【青年の顔を斜めに見上げるようにしながら、やや煽る様な口調も気にせず】
【どうやらこの少女、クリスマスを良く理解していない御様子】
【何を世間は浮かれているのだろう、という疑問が少女の中にはあった】
/御二方、宜しくお願いしますっ
871 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 22:01:48.92 ID:ltbKNb60
……クリスマス、赤と白と、うっすらとピンク色が見えやがる……
【滑り台の台の上、寂れた公園で独り言を呟き、舌打ちをする】
【時折風が吹き、木がざわめき、寒そうで、暗くあまり近寄りたくはない、朝子供達が楽しそうにはしゃぐ姿がなかったかのような豹変ぶりだ】
(あーあ、帽子被って、サンタの服装なんかして……)
【妬みに近い感情を持ちながら、そこから見える景色を見る】
【どのフロアも光に照らされた少し遠くに見える多くの建物は、何故かいつもと違う印象を受ける】
【たまに耳に入ってくる男女の楽しそうな声、まるで公園と公園のむこうで見えない壁ができているかのような、そんな印象を受ける】
(いい子にしてないけどプレゼントくれよ、家とかお金とかかわいい娘とか)
【空を見ながらいってみるが、別に空には何も存在しないし、ありはしない】
【星が何個も見え、やけにそれが眩しくて、目をすぐに逸らす】
(彼女持ちは全員爆発しろ、してしまえ)
872 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 22:05:52.16 ID:tLNleDE0
>>867
………でかいハイテンションマッド女なら知ってるぜ、ボーイ。
まぁ、君とオレじゃ、「でかい」の基準には間違いなく些かばかりの齟齬が有ると思うんだが……フッ。
【アイロニーを孕んだ笑みは口元に移動して、三日月の様に開かれた唇から、磨かれた象牙の様な、白い歯列が覗いた】
【そう表現するのも少し不思議なモノだが、『新品』と言った雰囲気の在る歯は顎のサイズ同様小さく、少女のモノ】
【物理的には『中身』までも、ちいさなおんなのこ】【然し、ココロの中では、『見下ろす』身長差が付いている】
【――――「うわ、ミスった」と、この瞬間を思い出して呟くのは、きっと、結構後の事】
……成程、ね。まぁ大体そんなトコ、だろうな。
オレは戦争で焼き払われて、ドカンと後々躍進した国を知ってるが、此処には期待が持てると思うよ。
………――必死こいてる人間ばっかで、いちいち眼が輝いてるから、ねー。
オレはね、『好き』なんだよ……そう言うの。人間の持つ、再生力≠ニか適応力≠チてヤツを、愛してる。
ドブネズミもゴキブリも、人間様には敵わない……そう言うしぶとさが素敵でね、此処に居ると快感すら覚えるぜ。
……――あとはまあ、空にブッ飛べる飛行場でも在れば、完璧って感じだよな?
【――――解釈のしようによっては、戦災地を訪問して愉しみを覚える、少し危ない人、ではあるのだが】
【こんな言葉を紡いでいる時の彼女は、童子の様に純粋で、心底の感動に浸っている様子であった】
【此処に来て初めて、長時間少年と視線を交錯させながら、『手に汗握る』体で、右に握りこぶしを作って】
【熱っぽい扇動者を思わせる声調と、ニヤついた笑みが、浮かされる様な昂奮を、外界へストレートに伝える】
で、其処まで行くと………新聞部ってよりは、諜報部みたいだよねー、君。
【その後――――先ほどの余熱は残しながらも、吹き抜ける夜風の中で、クールさを纏い直して】
【今ここに来て、腕章の事に、くるりと話を戻してしまおうとする】
873 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 22:07:24.37 ID:S5QmO/g0
【公園】
……………………。
【いくつもの鈴を結わえた黒髪をポニーテールに結い、黒い薔薇のコサージュをつけて】
【フリルをあしらい、腰のところを緋色のリボンで緩く締めた、黒地のドールワンピース】
【その上に、もこもこした黒いコートを着て、ロングブーツを履いた、やたらと黒い少女が】
【なんだか、負のオーラを発しながら。ベンチに座り、飲んでいるのはブラックコーヒーで】
…………こんなもの飲めるかーッ!
【唐突に。なぜだかそんなことを叫びながら、手に持った缶を地面に叩きつけたり】
【髪に結わえられた鈴たち、さらに唐突の大声。どんな風に思われるかは別として、目立ってはいる、か?】
874 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 22:07:41.13 ID:hXPS1tIo
>>869
【母と妹をカウントしなければ】
【自分から異性に触れたのは、これが初めてかもしれない――】
【――青年が人間として最後に考えたのは、そんな、どうでもいいことだった】
【鋭い牙が首筋に立てられて、プツッと皮膚が裂ける】
【肉を貫く痛み】
【ヒトらしい鮮血が流れ出でて、少女の口腔に触れる】
――――ァっ
――ぐ、ぅ……ッ
【――熱かった】
【直接的な痛みよりも、全身が焦げ付くように熱い】
【流れ込んでくる「何か」に、細胞単位で塗り替えられる感覚】
【ヒトとしての部品が根こそぎ、死んでいく感覚】
【先程のクローンを思い出す】
【あれは、胸部が、心臓が溶けていた=z
【重要な部分が溶けるというのは――、こういう感覚なんだろうか】
【胸を掻き毟りたい。喉を削ぎ落としたい。眼孔を抉りたい】
【でも、少女を抱き上げているために、それは不可能】
【代わりに、思い切り彼女を抱きしめて――】
【不意に脚部から力が抜けた】
【彼はうつ伏せに倒れ込こうとするだろう】
【そのままの体勢なら、少女は後頭部を強か打ち付けてしまうかもしれない】
【彼女は「何か」を送り込み続けても良いし、中断しても良い】
【その結果がどう出るかは、不明】
【――意識の朦朧とした青年は、苦しげに呻き声を上げるだけ】
875 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 22:08:39.81 ID:hXPS1tIo
>>874
/追記です。ご飯だったので、お気になさらず!
/そして、ただいま戻りました!
876 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/23(木) 22:12:27.23 ID:S2ioEEEo
>>872
テメーみたいな小さいのに俺の身長のことを語れたくはねえぞ!
チクショーッ!成長期は未だ来るはずだっての!Come on!成長期!
【その言葉に相当のレベルで心をえぐられたようで】
【口から魂の叫びが全力でこぼれ出している】
【そして、相手のその語る様子や、その言葉を突然取り出したメモでメモリ始める】
【ちなみに鼓膜にマイクを接続しており、この言葉は録音している】
ふむ、ふむ。貴重な意見だな。
俺のニュースサイトに一般人の感想の一つで載せていいか?
個人でサイトも運営してるもんでな。
【異常性については少年は気にしない】
【少年もこの年齢で鉄火場を駆け巡り、銃撃の間を縫って情報を手に入れているのだ】
【人の事は言えない身である】
【そして、相手の言葉に、苦笑を漏らし】
ウチの新聞部は、通称“報道部”でね。
統一征斗会っつー所にいてな、ちょいと規模がでかいのさ。
【腕章を仕舞って言う】
877 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 22:13:39.78 ID:YsHDwYSO
>>874
…!?…
【少女は強く後頭部を打つが離さない】
【もし中断したらそれこそ危険だ】
【しばらくすると完全に流し終わるだろう】
878 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 22:14:47.17 ID:YsHDwYSO
>>877
追記
/おかえりなさい
879 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 22:16:18.80 ID:FPzgU92o
>>866
>>870
なるほど、そうか……“粋”、だね
ま……誰かにあげた所で、これは数日も持たない
何処かに飾っておくままにしておくのが、賢い使い方かもしれない
【青年の言葉を聞くと、彼は口の端を緩く綻ばせて、差し出していた手を手元に戻し】
【そのように語りながら、人差し指一本で台座の裏の中心を支え、器用にもくるくると回転させ始めて】
【
>>870
の謎掛けに、ほんの少しだけ黙考すると、彼女に向けて口を開いて】
……どちらも、『歴史と法則』によって組み上げられた大きな理論体系に過ぎない、と僕は思っている
科学とは何か、魔術とは何か、って所から論じるとまた大層長くなるし、人によって考え方は色々あるだろうけど──
仮にこれが魔術の結晶であろうと、科学の産物であろうと、
君たちの目を引いてくれたことには、変わりはないだろう? そういうことだよ、きっと
【とまあ、何だか尤もらしいことを言って、二人を交互に見やり】
>>二人
……そういえば、きみはここの生徒か何かかい? それとも、月読さんの知り合いとか
見慣れない顔だね、と言えない程度には研究室に篭りきりだったせいで、
誰が生徒で誰が教師とか、協会所属なのか一般人なのか、そういうのにまるっきり疎くてね
ああ、ちなみに僕はダンドク。黒野ダンドク
【青年と月読が会話しているのをぼんやりと眠たげな瞳で眺めていた彼は、】
【青年に向けてそのように問いつつ、緩慢な動作で月読も一瞥した】
880 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 22:29:09.31 ID:kuyIyxUo
>>879
それで良いんじゃねェの?
祭の聖火だ、誰かが独占するんじゃ、味気がねェ。
【どこかに飾っておく、という言葉に、同意をしてから】
>>870
イカしたツリーを作る大馬鹿が居て、可愛い嬢ちゃんと知り合いになれる。
こんなに良い夜もそうはねェ、だろ?
【同意を得ようとしているが、その意見はやたらと個人的なものだ】
【同意を得られずとも、仕方があるまい】
まァ、騒がしいのが苦手なら仕方ねェけど。
研究者ってのは何処に行ってもそうだな、もうちっと単純にモノを楽しむってことは出来ねェの?
【頭を掻きながら嘆息し、青年の手にあるクリスマスツリーを右手の親指で指しながら】
綺麗だろ? 楽しむべきもの、調べるべきもの。そこに境界線くらいは引いておこうぜ。
その歳から老け込んでも、ロクな事はねェぜ?
【その冷静な物言いや、理屈っぽい言い方が、少女の外見とは食い違っていて】
【扱う言葉は十二分に礼を失したもので、彼は少女に向かって忠告じみたことを言う】
>>870
>>879
俺は梧堂。梧堂 渉(ごどう わたる)。
ここの生徒でもなければ、この嬢ちゃんの知り合いでもねェ。
ただの通りすがり、さ。一般開放されてる図書館があるんだ、おかしなこっちゃねェだろ。
【ダンドクの問いに、はっきりとそう答える】
【魔術協会の所属を明らかにするような持ち物は、一見したところは何も所持していない事を鑑みても、妥当な返答だろう】
研究室に篭って、たまに出てくりゃ、己の無聊を慰めるのはクリスマスツリーってか。
寂しいにも程があらぁな、何してたんだ、一体。
【今度は、呆れの成分が多聞に混じった声色で、青年に問い返す】
881 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 22:34:52.13 ID:tLNleDE0
>>876
ほーらほら、泰然自若泰然自若ぅー!
そんな判りやっすーい男には、世の中のおねーさん方はなかなか惚れちゃくれないぜ?
……男はな、喰われちゃ駄目、押されちゃ駄目なんだよ。OK?
【――――この台詞を吐くに際して、少女の姿と言うのは、クッションの効果を齎しているのだろうか?】
【相手の反応を受けた上で、女たらしの様に『男の在り方』について、ノリノリで語り出す】【正直、うざい】
【正直な話、こう言う話題の時は、この少女の言葉は、耳の穴から受け流してしまうべきかも知れない】
あー、遠慮。一般的な感想じゃねーし。
そのメモは、山羊の腹の足しにでもしといておけば好いよ。
【殆ど即答で、特に感慨も無く拒否を突き付けた】
【一般人≠ニ言う言葉に、引っかかるモノを感じた】【周囲とは違うが、これは『軍人』として獲得した思想だ】
【或いは、記録が残る事は面倒臭い≠ゥら――――ひらり、舞う様に右手を躍らせて、否定のジェスチャー】
【数多の綺羅星に視線を移して、事もなげに、適当に、冗談で言葉を〆る】
…ふーん、オレもまぁ、学校に雇われてるったぁ、そうなんだろうかねー……。
まぁ、学校で習った事は後々まで使うからな、さっさと基礎を積み上げとけよ、ラジカルボーイ。
【――――渾名のセンスが壊滅している事は、気にしてはいけない】
【自分の現在の境遇を思ってか、自分の掌を見つめながら、ぶつぶつと言葉を連ねていたが】
【台詞の後半は、何処か懐かしむ様な、諫言する様な、相変わらずの『年上』染みた雰囲気で、少年を見据えて語った】
【どう見ても、精々小学校を卒業した程度の人間にしか見えないのだが、本人の仕草は、フランクでテキトーななりに、大真面目】
882 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 22:38:19.25 ID:hXPS1tIo
>>877
【少女の真摯さが、瞼を降ろしていても伝わってくる】
【衝撃と、首筋からの痛みと、総身を繞る熱という、酷く辛いものだったけれど】
【その優しい心だけは、とても甘美に感じられた】
【なんとしても応えなければ】
【そう思った矢先――】
【――――バチンッ】
【脳の内部、魔力の源泉から、スイッチの切り替わる音がした】
【彼の身体を奔り、暴れる薄金色の魔力】
【皮膚から白煙が上がる。内部から溶けていく】
【――失敗?成功?】
【そんなことより、一つだけ心残りが】
……少女、よ…
…おまえ、…なまえは……?
【失敗して死ぬなら――、せめてそれだけ聞いておかなければ、悔いが残る】
【彼女に圧し掛かったまま、擦れる声で質問した】
【口内から昇る煙のように、弱弱しい音量】
883 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 22:38:30.75 ID:Z2CAH3Ao
・・・二人は何処行ったんだか
【灰色の髪で、灰色のコートを身に纏い、灰色のフェイスマスクとサングラスを身に付けていて】
【とにかく、灰色尽くめの性別がどちらか分からない青年が、歩いている。辺りをキョロキョロと見回しながら歩いており、前方不注意と言うレベルではない】
884 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 22:42:20.30 ID:ltbKNb60
……クリスマス、赤と白と、うっすらとピンク色が見えやがる……
【滑り台の台の上、寂れた公園で独り言を呟き、舌打ちをする】
【時折風が吹き、木がざわめき、寒そうで、暗くあまり近寄りたくはない、朝子供達が楽しそうにはしゃぐ姿がなかったかのような豹変ぶりだ】
(あーあ、帽子被って、サンタの服装なんかして……)
【妬みに近い感情を持ちながら、そこから見える景色を見る】
【どのフロアも光に照らされた少し遠くに見える多くの建物は、何故かいつもと違う印象を受ける】
【たまに耳に入ってくる男女の楽しそうな声、まるで公園と公園のむこうで見えない壁ができているかのような、そんな印象を受ける】
(いい子にしてないけどプレゼントくれよ、家とかお金とかかわいい娘とか)
【空を見ながらいってみるが、別に空には何も存在しないし、ありはしない】
【星が何個も見え、やけにそれが眩しくて、目をすぐに逸らす】
(彼女持ちは全員爆発しろ、してしまえ)
【途中で考えるのが悲しくなったのか、首を小さく横に振り、もう一度ため息をつく】
【……心が、寒い】
/再利用です、ごめんなさい
885 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/23(木) 22:42:42.30 ID:S2ioEEEo
>>881
だから何でオマエはそんなに態度がでかいのよ、とね。
まー、俺ァ気にしないけどよ。
【頭を右手でがりがり掻いて言う】
【包帯がすごくずれたため、慌てて巻き直す】
【包帯からちらっとすごく大きめの傷跡が見えたかも知れない】
取材相手からそう言われちゃ、仕方ねーか。
じゃ、之は闇に葬ることにするかね。
【メモをくしゃくしゃにして宙に放り投げる】
【ついっ、と左腕を動かすとメモは粉々の紙吹雪になった】
【一瞬光の反射で糸のようなものが見えたかも知れない】
んー、未だ慣れねえか。
【などと左手を見てつぶやいている】
【そして相手の言葉に】
とーぜんよ、そこはな。
之でも常に学年50位以上はキープしてんだ、そこは問題ねえ。
つか、変なあだ名つけんなよ。
【少女に言われたくはない、とばかりに目を眇めて言う】
886 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 22:44:07.33 ID:YsHDwYSO
>>882
【成功?失敗?】
【それは少女でもわからない】
【不安そうな表情をしながら】
……サバト……本名は……貴方が…大丈夫だったら…言う……
……だから……頑張って……
【泣きそうな声で言いながら】
887 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 22:44:53.41 ID:PxBonxgo
>>879
『歴史と法則』によって組み上げられた大きな理論体系――
【謎掛けの答えに、ふむ、と呟き口元に右手を沿え、数秒】
【瞼を伏せると小さく首を振り、苦笑交じりに】
成る程、一理有る。
すまないな、変な事を聞いた。特に深い意味は無いんだ。
【そう言うと、持っていたアイスバーを一口】
【寒空の下、外でアイスを食べる辺り何処か可笑しいこの少女】
>>880
――適当に褒めても何もでないぞ。
【口調が軽薄な為か、余り同意する様子は無いが】
【スカートの下、作り物の犬尻尾が静かに揺れていたり】
騒がしいのは構わない。理由があれば尚更だ。
だが、では何故彼等は“クリスマス”に騒ぐんだ? 彼等にとって今日は何の日だ?
【少女の疑問は其処に在る。くりすますとやらが何らかの記念日だと言うのは何となく判る】
【が、其れが何の記念日で、何を皆が喜んで、楽しんでいるのかが判らない】
【元々クリスマスという行事を知らない故、楽しむものも楽しめないらしく】
綺麗な物があれば、何故綺麗か調べたくなるのが人というものだろう。
それにボクはまだ老けてない。立派な子供だ。
【子供は立派か、はてさて】
>>879
>>880
知り合いじゃない。
【きっぱり】
……ふむ。
ボクは月読 陽。ココの生徒だ。
【自己紹介の流れに、自分も名乗ったほうがいいだろうと判断して】
【自らの名と所属を示し、眼鏡の位置を何となく直す】
【そして、ふとダンドクと視線が合い、何かに気が付いたように】
――――疲れてるのか?
【呟くように、ダンドクにそう尋ねた】
888 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 22:55:35.09 ID:hXPS1tIo
>>886
……やくそく、…したから……な…
【白煙に混じる、人肉の焼ける厭な臭い】
【少女には異常な高さの体温が伝わるだろう】
――――――
【一瞬だけ呼吸が止まって、意識が途絶えた】
【力の抜けた彼の身体が、純粋なウェイトとして、圧し掛かってくる】
【57.1kg。成人男性としては不健康なまでに軽いが、少女にとっては重いかもしれない】
【――彼女が見れば判るだろう】
【青年の持つ魔力性質が薄金色に塗り変わり】
【身体は、脳髄から齎される魔力に馴染んだということが】
【眠っているのか、気絶しているのか】
【青年は瞼を上げない】
889 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 23:02:45.38 ID:FPzgU92o
>>880
【──くくっ、と彼は軽く噴出すように笑って見せた。青年の言う事も殆ど間違っていないな、と思ったからだ】
【青年から向けられる呆れた様子を見ても何処か楽しげですらあり、「いや全くその通りだ」と返してから口を開き】
……そうか、梧堂 渉、だね。僕の事はダンドクでいい
こう見えても色々と忙しくはあったんだ、今日はようやく出来た暇らしい暇でね
このまま一人で終わっていたなら寂しくもあったかもしれないけれど、
今はこうして君たちと話が出来ているんだ、こんな過ごし方も悪くないなと思う
【と、また気の抜けたような笑みを一つ零して】
【渉と陽が『クリスマス』について話しているのを、ぼんやりと眺めつつ】
>>887
(アイス……この寒いのに……)
(これぐらいの歳の子は、皆そうなのだろうか──)
【彼女がこの冷え込む寒さの中でアイスを食べているのを見て、】
【彼の脳内には超超うるさい一人の少女の姿がぽよよ〜んと浮かんできた】
【やがてそのイメージ体は脳を飛び出し、彼の頭の周りをてんけてんけと跳び回り始めた】
【跳躍音は「超」、鳴き声は「アイス」、彼にだけしか見えないその手乗りサイズの幻影妖精が視界内を駆け回る】
【やがてその妖精が彼の頬へとドロップキックを決めた辺りで、月読の声にはっと気付いた】
……──あ、ああ……いや、少しだけ、ね
別に大したことはないんだけど……月読さんの方こそ、怪我とか、なかったかい
【と、目頭を数度揉んで、超アイス妖精に一度脳内からお帰り頂いた】
【そんな幻影が見える程度には疲労も蓄積しているらしいが、】
【彼も月読にかなりの協力をしてもらった事もあり、殆ど同じ問いを返した】
890 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 23:03:52.25 ID:YsHDwYSO
>>888
……うん……
【頷き】
………ねぇ……貴方の名前……聞いて…ないし……だから……目覚めて…
【そう言いながら自分の身体をスライムのようにドロリと溶かし、ゆっくり…ゆっくり…相手に衝撃を与えないようにどこうとし】
【成功したら心配そうにしゃがみ青年を見てる】
【感じ的には成功…問題は彼が目覚めるかどうかだ】
891 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 23:05:22.30 ID:tLNleDE0
>>885
……知らん、ママンにでも聞いてくれ。
尤も、この世界にゃあ居ないけどねー。
【『異世界人』である彼からすると―――この言葉は、会心のジョークの心算だった】
【口角を吊り上げ、悪戯っぽい笑みを作って、聞き様によっては圧し掛かるが如く重い言葉を、軽々しく】
【「少しばかり、不孝だったな」と、思うのは―――これまた、比較的後の事】
【『敗北感』さえ無ければ、思った事は基本的に、脳内で焼き上がるたびにポン、と排出するタイプらしい】
………ワイヤーカッター?面白ぇや。。
提案が呑まれなかったのはまー残念だけど、誠意の表現手法として好意的に解釈しとくよ。
【彼女は、かつての『仕事』柄―――所謂注意力≠ノついては、其れなりに自信が有る】
【今の状態では眼を細めなければ詳しくは見えないが、掻き消えそうに細い輪郭に、何故か『見覚え』が有った様で】
【ぱんぱん、と遣る気無さげな拍手を二度繰り返してから、微笑を浮かべて見せる】
……『変』とは心外だぞジャリボーイ、こいつは…っと、ちょいと待て。
【言葉の途中で―――遮る様に、唐突に鳴り響くのは、ごく基本的な『着信音』】
【リリリ、と。口煩い保護者か何かの様に呼び付ける胸元の端末を、気だるげに右手で取り出し、開き、通話開始】
【「OK、もうすぐ帰る」と、ごく短いやり取りで、会話を閉じた】【表情は、どこかげっそりした様子】
…どうやら、時間切れらしい……振りまわされるのは嫌いだよ、逆は好きだけどねー。
と言う事で、嫌が応にも、此処で切りあげなきゃならないが…君、名前は?
【携帯端末を、再び仕舞い込むと―――リュックを拾い上げながら、弾丸が飛ぶように、スッと立ち上がる】
【その状態でリュックを背負うと、肩を揺らしてベスト・ポジションを捜しながら、早口気味に問う事だろう】
【直立時の佇まいも、矢張りと言うべきか女性的な柔らかさに欠けて、荒々しい】
892 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/23(木) 23:10:29.10 ID:S2ioEEEo
>>891
親なしか、ま、ガンバレや。
【その言葉に、特に気負う様子もなく、サラッと返す】
【頭は悪くないが、物事を必要以上に重く受ける性格でもない】
あの糞マッドの開発品さ、まだ扱いには慣れちゃねーがね。
【左手を動かしながら言う】
はいはい、おかしくねー、おかしくねー、。これでいいか?
【そう茶化すように言うと、相手の通話が終わるまで黙っている】
【相手のつ我が終わったのを確認し、その言葉を聞き、答える】
ジャーナリスト兼、Justice所属。
谷山基樹(タニヤマモトキ)だ。
アンタは?
893 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 23:17:03.18 ID:hXPS1tIo
>>890
【それから、暫く待っても、青年が起き上がる気配は無い】
【外見だけは上手く出来たのに】
【中身が伴わない――、精神が目覚めない】
【それは、彼らしい終わりだった】
【血染めの路地裏に、優しげな牡丹雪が舞い降り始めて――】
[ Pi Pi Pi Pi Pi..... ]
【――青年のポケットから】
【携帯電話のコール音が、虚しく響いていた】
894 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 23:18:02.57 ID:kuyIyxUo
>>889
……ま、ココのところ、ここも騒がしいしな。
内部の人間が忙しくても、無理はねェだろうがよ。
【ダンドクの、どこか達観した笑みを見てから、フォローのつもりかそう言って】
俺の小うるさい知り合いも、ここんところ忙しそうにしてたしなァ。
【脳内で、超超うるさい少女がぐてーんとして居る様子や、アイスを差し入れると喜ぶ様子が頭に浮かぶ】
【彼女のような、元気な少女ですらああなのだ、ダンドクが同じような状況にあるとするならば、彼の生活スタイルも無理からぬことなのだろうか】
ま、袖擦り合うも他生の縁、ってな。
生憎、出会いに捧げる杯はねェが、肴としちゃ悪くねェってのには、同意するぜ。
/改行制限を食らいました、続きます
895 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 23:18:28.28 ID:kuyIyxUo
>>887
褒めて報酬をもらおうだなんて考えてねェさ。
事実であり、俺の率直な感想ってヤツ。素直に受け取っておきな、高価いもんじゃないぜ?
【こちらは特に他意もなく、軽薄に笑ってそう切り返す】
【この手の切り替えしを行う人間は、大概の場合において、喜んでいるものだ、と、梧堂は思っているのだ】
騒ぐのは楽しいだろう? ああ、あんたがそうである必要は無い。
世の中の大多数は、そう思ってるんだよ。
騒ぐのに大義名分があるなら、それに越したことはねェ。
結局のところ、街で騒いでる奴らにとって、今日は騒げる日、それだけのこった。
【クリスマスの本来的な意義になど、一切触れることなく、大衆心理だけを述べて説明とする】
【少女のような人種には、理解しがたく、また説明不十分とも取れる内容であっただろうが――】
【梧堂は、それで十分な説明を行ったものと断じたようだった】
雄大な空に、広大な海に、それが綺麗だと感じる理由が知りたいと?
笑えるぜ、そんなモンはありゃしねェ、手前の心の持ち方次第さ。
言葉を額面どおりに受け取ってくれるな、嬢ちゃん。モノの例えだよ。
【今度は、少女の『人』という言葉について、噛み付いた】
【論点をずらし、また回答を口にすることもない、欺瞞論者の常套手段的な話法だ】
>>889
>>887
……どうにも、あっちこっちで物騒な話題が多いな。
怪我だのなんだのと。
【目の前の既知の二人の間に交わされる言葉は、端的ではあるが】
【相手を気遣うような想いが見て取れる】
【研究室に篭って、研究をしているだけの人間達ならば、こうも――】
(――こうも、他人の安否を気遣うってのも、ちとおかしな話だ)
アンタ等も、何かに巻き込まれたクチか?
【何の気は無い、という風に、ぽん、と二人の間に疑問を投げかける】
896 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 23:22:33.66 ID:tLNleDE0
>>892
……ベルンハルト、だ。
人はオレを、『大空のハネ馬』と呼ぶ……らしいぜ。
【――――故在って、「男性名」である本来の名前は使えないと、昨日思い返した】
【仕方ないので、苗字にかつての仇名を添えて、頭の側面で右手を掲げる、独特の動作で挨拶】
【表情には出さないが、何時もと比べると、少々詰まり気味な言葉の展開】
…そんじゃ、オレは往くぜ。
グッバイ、谷山。また今度……そん時は、マトモな女でも連れて。
(……土に足を付けたまま、会えりゃあ好いかな。)
【其れだけ言い残して―――彼は、その場を走り去っていくだろう】
【振り向く事はしない】【名残惜しさを内包した言葉は――――少しばかり重すぎたから、腹の底に落してしまった】
897 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 23:24:42.79 ID:YsHDwYSO
>>893
……そんな……
【グスッ…グスッ…と泣き始める】
【自分のせいだ…】
【そう思い目から涙が溢れ出す】
うわぁぁぁぁあん!!!!!!!!
【牡丹雪がふるなか彼女は泣き始める】
【電話の音に気付き、彼のケータイを見る】
【彼の知り合い?】
【なら…伝えないと…】
【彼の死を……自分のせいで……】
【そして彼のケータイに出ようとする】
【ついでに彼女は彼の生命の気配を計ろうとする…】
898 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage saga]:2010/12/23(木) 23:25:20.57 ID:S2ioEEEo
>>896
ベルンハルト、な。
覚えた。
【笑って、言う】
おう、またな。
ちびでも彼女は作れるっつーの、一言多いんだよ、オマエは。
【そう愚痴りつつも軽く手を振り、少年も歩き出す】
【夜の街だ、何か事件が見つかるかも知れない】
【其れを追うために、今宵も少年は夜を駆るのだ】
//絡み乙でしたッ!楽しかったです!
899 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 23:35:00.51 ID:tLNleDE0
>>898
【その後―――ブレイザーシティ、工事現場】
【今のこの街は、何らかの『工事』が行われていない場所の方が、珍しく映る状態なのかも知れないが】
【蟻のように、馬車馬のように―――いや、敢えて例えまい。人間の尊厳を携え、人々は能く遣るべき仕事に従事していた】
(……インプラント、改造人間、ね…。
そういや、アイツはどうなっちまったんやら………)
「……――べーるーちゃーん、何処ほっつき歩いてたんで?エハハハ!」
……その名前で呼ばないでくれよ、脳が痛ぇ
【その中で、耽る想い―――其れはきっと、十人十色。人生経験と言う画材が、鮮やかな夫々の絵を描くのだろうけど】
【今はまだ、この『男』に、世界と対面してのスケッチに浸る余裕も、胸を貫くスリルと言う快感も、与えられはしない】
【『魔術協会』――――奇妙な組織の、奇矯な人間に掴まって、辟易するのみである】
/乙でした〜!
900 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 23:39:05.64 ID:hXPS1tIo
>>897
【美しい少女に泣いて貰える彼は、幸せ者だったのだろう】
【もっとも、彼がそれを認識することはなさそう――...】
【着信は――[ώΥ0£0ό0λ0ϋ0Ω0¤0Κ0λ0]から。こんな時にバグっていた】
【Pipo と軽い音がして、通話開始】
[……俺だ]
[少々厄介なことになっている……]
【無駄に重々しい口調で、馴れ馴れしく話しかけてくる青年の声】
【彼女も知っている声だ】
【つい、先程まで聞いていたような――】
[どうやら精神が弾かれてしまったのだろうな…]
[自分の身体を見下ろすことになろうとは…]
[しかし、うつ伏せで倒れていても、様になっている…!さすが俺だ!]
[ハーッハッハッハッハ――]
【電話口で高笑いするものだから、音が割れて喧しい】
【生命の気配を探れば、うつ伏せに倒れる彼の真上に、もう一つ】
【――ぼやけた何かが存在するだろう】
【――、幽体離脱した?】
【少女は立ち去っても良いし、殴っても良いし、なにをしても許されると思う】
901 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/23(木) 23:43:11.74 ID:PxBonxgo
>>889
――――――どうもボクには、少し程度には見えないんだが。
ボクは何もしてないからな。怪我も心労も全く。下準備が一番辛かったさ。
【「ボクは、な」と小さく後付で呟く。“ボク”じゃ無い誰かには、何かがあったのか】
【青年の様子を見るに、ちょっと疲れた、では済まない位には疲れているようにも見える】
【未だその返答には納得出来ていない様で、訝しげな視線を向けていたが】
【咥えて齧れば、口内の熱でアイスは溶け】
【其れが垂れてしまわない様に、アイスバーをちろちろと舐める】
>>895
……まぁ、いい。
反論するのも面倒だ、ここは素直に受け取っておこう。
【ふん、と何処か気に食わない様子で鼻息を鳴らし、梧堂の顔を見上げる】
【当然斜め下から、睨みつけるように。目つきというか、態度が悪い】
そうか。お前の言っていることは大体判った。
クリスマスについての話は無かったが、まぁいいとしよう。
その上で、それだけの話で在るならボクはクリスマスを楽しめないんだろうな。
【ただ意味も無く騒ぐ。その行為に楽しさを見出せない少女は】
【理由無きお祭りを素直に楽しむことは出来ないだろうと、自嘲気味に笑ってみせる】
【実際少女はクリスマスを特別な日と見ていない為、仕方ない事でもあり】
――――話が違ってないか?
ボクは“何故綺麗なのか”を調べたいと言ったんだ。
何故綺麗だと感じるのか、人の感受性については特に興味は無い。
【何が何でも自分を通そうとする辺り、子供か、頭の固い年寄りか】
【どちらにせよ、口頭で相手にするには非常に厄介なタイプ】
【相手の言葉に噛み付き、煽る様な言葉を選ぶ、嫌われやすいタイプとも】
【そして、梧堂の疑問に対して、少女は】
――――――、…………。
【ダンドクの方を一瞥して、然し何も言わない】
【口外して良いものか、であればそっちから言え、的なオーラが見て取れる】
902 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/23(木) 23:46:23.03 ID:YsHDwYSO
>>900
………あれ?……
【聞こえる声…どっかで聞いたような…】
【よく探知し観察すれば、彼の上にある魂】
…………
【電話を無言で切り】
…………
【右手をあげると、なんか幽霊メイドがハリセンを持って現れ】
【サバトに対幽霊用ツッコミハリセンを渡し】
………私の涙を返せ!!!……
【スパァァァァァァァァァァアンッッッ!!!!!!!!!!!!!】
【魂にツッコミをしようとする】
【ここから耳は魂の声を聞く使用に変わります】
【まあ幽霊屋敷に住んでる為幽霊などには耐性がある彼女であった】
903 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/23(木) 23:57:12.86 ID:hXPS1tIo
>>902
[……おぉぅ?]
【通話を切断されて、不思議そうな声】
【音源は、生命力のぼやけている箇所】
【そこに、ハリセンが命中して】
[――うわぁぁぁっ!?]
【赤と青のサイケな色合いをした人魂が弾き飛ばされた】
【生前も軽かったが、いまでは更に軽いのか】
【地面を跳ね、壁にぶつかり、フラフラ】
[……な、なにをするだァ―――ッ!]
[死んだらどうする! というか、なんで霊体に当たるんだ、それ、絶対おかしいぞ…!]
【空中を漂う人魂、毛を逆立てるように怒鳴っている】
904 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/24(金) 00:02:41.98 ID:hnxi9ASO
>>903
……うるさい!!!……二回連続…カオス無しの…シリアス…やってたのに…見事に…落ちと…カオスを…もっていって!!……
…うらやましいぞ!!…コラ!!!…
【なんかクネクネ動き始める】
「あ…御仲間ですね」
【ハリセンを持ってきた幽霊メイドが魂にペコリと挨拶し】
……私が…住んでるの…幽霊屋敷だから…このくらい…できて…当然…
【プンスカ怒りながら】
905 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/24(金) 00:07:51.97 ID:vMEBeBco
【(色んな意味で)騒がしい表通りとは対照的に静寂に包まれている路地裏】
ううー…………なんでこんなにも範囲網に引っかからないんでしょう……
【身長150p程度、膝までありそうな長い黒髪に金の瞳】
【首周りをもこもことした白色のネックウォーマーで包み】
【全身を髪の色と同じく黒いローブに包んだ少年がおどおどしながら歩いている】
(かれこれ一週間、いやそれ以上探しているのに……)
(うぅ、なんでですか……)
【時折キョロキョロと周囲を見渡している所を見ると何かを探しているようだ】
906 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/24(金) 00:08:27.28 ID:/P8T98.o
>>894-895
>>901
【「そうか……それなら、何よりだ」】
【彼は月読の答えを聞いて、ほう、と軽く息をつく】
【彼女の訝しげな視線と目が合ったが、彼はゆっくりとそれを逸らし、炎に向けた】
【小さく後付けられたその言葉も耳に入って──炎を見つめながら、暫し沈黙】
【だがやがて、渉の方へと応答して】
……──いや
僕の方は少なくとも、“巻き込まれて”はいない
忙しかったのも、全部僕自らがそう望んだ結果に過ぎない
【渉の語りを、相槌を交えながら緩く微笑みつつ聞いていた彼であったが、】
【ふと投げかけられたその疑問の声に、彼は月読と視線を合わせてから、そうとだけ応答した】
【渉が抱いた違和感は、正しいものであったと言えるだろう】
【ただの研究者同士ならば、時折社交辞令的に互いを気遣う事はあっても、】
【怪我はどうなどと言う言葉は、まずそうそう出てくるものではないからだ】
【月読が口を閉ざしている間、青年も少しだけその沈黙に乗じた】
【しかし、このまま二人して黙り込んでいれば、何やら不穏な空気になること請け合い、と──青年はゆっくり口を開いて】
……──別に、人に話せないことではないんだ
ただ、それと同じ程度には、人に触れ回る話でもなくてね
【彼は、梧堂渉という人間に対して特にこれと言った不信感を抱いている訳でもなく、】
【寧ろ話しやすいタイプであるとすら思っていたが、昨今の物騒な情勢もある、】
【今後の事を案じると、彼の口からそう易々と他人に話しまわれる案件でもなかった】
【彼は一度、渉を見やり】
……──ブレイザーシティが機関の支配下から解放されたってニュース、聞いたことはあるかい
実はあれに、『魔術協会』としてではなく、あくまで魔術協会に所属している『僕ら個人』で、一枚噛んでいたと言うだけの話だ
彼女も……月読さんも、よくやってくれたんだ
【──別段不名誉な話ではない。彼女を始めとした協力者による所業が、多くの人々を救う結果となったのだから】
【ただ彼の口が軽からぬ様子であったのは、今後に危険が伴う可能性も無視は出来ないから、と考えていたからであった】
【それも、梧堂渉と出会ったのは恐らく悪からぬ縁、と彼は思い、投げかけられた疑問に正面から相対することを選択した】
【「……平和を祈る民の一人なら、彼女に拍手を送ってあげてくれ」】
【彼は微かに微笑みの色を滲ませながらそのように付け加えて、語りを終えた】
907 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/24(金) 00:14:29.15 ID:qocVTdYo
>>904
[ふっ……]
[……サバトと俺のカオスに掛かれば、死の運命とやらも、道理と共に引っ込むしかなかったようだな]
[そして貴様の泣き顔は、世界最大の容量を誇る俺の記憶にしかと刻まれた。光栄に思うが良い]
【これが彼の通常状態なのか】
【シリアスさが微塵も感じられない尊大な且つ、からかう様な物言い】
【30cmくらいの人魂なのに、胸を張っているような雰囲気】
[……幽霊は、初めて見た]
【お辞儀する感じで返した後、呟いて】
[なにを怒っているのだ、サバトよ]
[それより、本当の名前を教えてくれるとか何とか――]
【明らかに空気を読んでない発言をして】
908 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/24(金) 00:22:14.30 ID:hHT2QZIo
・・・二人は何処行ったんだか・・・迷惑かけてなきゃ良いけど、そりゃ無理な話か
【灰色の髪で、灰色のコートを身に纏い、灰色のフェイスマスクとサングラスを身に付けていて】
【とにかく、灰色尽くめの性別がどちらか分からない青年が、歩いている。辺りをキョロキョロと見回しながら歩いており、前方不注意と言うレベルではない】
909 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/24(金) 00:23:44.46 ID:hnxi9ASO
>>907
……それが…世界の…選択か……「ラ・ヨダソウ・スティアーナ」…
……おのれ……ディケイド!!!……貴様のせいで……サバトの世界は…破壊された……
【シュバッ!!!シュバッ!!!!っと反復横飛びをしながら残像を作りだし】
【なんか今までシリアスだった分カオス度があがった】
……その記憶……修正してやる……
【なんかゴツゴツトゲトゲした鉄球がついた棒を右手で持ちながら】
「どうも…はじめまして」
【暢気にペコリと挨拶する幽霊メイド】
……ルミナ……
…ルミナ・デモンベルト…だよ……
……貴方は?……
【そう首を傾げて聞き】
「とりあえず…御身体に戻れますか?」
【魂に聞く幽霊メイド】
910 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/24(金) 00:25:38.30 ID:uNoWb/Uo
>>901
そう怒りなさんな。可愛いお顔が台無しだぜ?
【不機嫌そうに眉を顰める少女に、さらに煽りをかけるように、追い討ちの言葉】
【不興の表情を見るのが楽しいのか――だとしたら良い趣味とはいえない――梧堂は、楽しげに嗤う】
なに、誰かと飲んで食って遊ぶのに、たまたま理由があるってだけさ。
あとはそいつを煽って、飯の種にする輩がいるってこと。
(お嬢さん)
……ああ、クリスマスが楽しみたいなら、エスコート仕るぜ、Sweet Girl?
【自嘲の声色を感じ取ってか、軽薄な口調で提案されるのは、これはデートの誘いなのか】
【芝居がかった動作で、すっ、と右手を月読に差し出していたりなどする】
差はねェだろ? 目の前にあんのが、光る意匠の魔導具だってのは、一目瞭然。
光っているもんがなぜ綺麗か? そりゃ詰まるところ、嬢ちゃんの感受性の問題だ、違うかい?
【そういった点では、二人は良く似ているともいえる】
【最大の差異は、根本のところで、梧堂は会話を楽しむだけの男だ、という点だろうか】
【どれほど彼の不誠実を詰ったところで、彼がそれを受け入れて改心することは無いのだから】
/続きます
911 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/24(金) 00:26:08.14 ID:uNoWb/Uo
>>906
……ふぅん。
【ダンドクの前置きの言葉は、『喧伝して回るな』そう念を押された、と理解する】
【腰を折ることなく、彼の話を最後まで静かに聞いて、梧堂の最初の一声はそれだけだった】
じゃあまァ、アンタ等は影の功労者、ってワケだ。
とりあえず、当面の目的は果たしたんだろ? なら、そう疲れた面するもんじゃねェぜ。
【危機に直面していなかった人間としては、彼らの行ったことが、どれほど尊いものだったのか、それは測りかねたが】
【少なくとも、気休めを言う程度の事は出来る――ダンドクに、軽い調子で、気休めではあるが、慰労の言葉をかける】
>>901
>>906
月読嬢も、おつかれさん。
謙遜することはねェ、アンタ等はやるべきことをやったんだろ?
『まだ終わってねェ』、そう心配するのも結構だが、もう少し楽観でも世は回るぜ?
【どうにも、お硬く出来ている二人の態度に、苦笑を禁じえない】
【彼らは無辜の民を助ける手伝いをし、その願いは叶った――】
【あらゆる可能性を考慮し、また携わったものとして、以後の自体の推移へ憂慮するのも、おかしなことではないが――】
……ナンだな、飲みにでもいくか、ダンドク?
手前の事を知らない、俺みたいなのにこそ、話せる愚痴もあるだろ?
なに、気にするこたぁねェぜ。
騒ぐには、いい時期だ。そうだろ?
月読嬢も、一緒にどうだ?
【目の前の人間達は、それでも、ちょっと控えめに過ぎる=z
【そう考えた、次の瞬間に不意に思いついた提案を、そのまま口にして、そう笑った】
912 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/24(金) 00:37:48.41 ID:qocVTdYo
>>909
【牡丹雪の降りしきる中、残像の見える勢いで反覆横飛びする少女を眺めて、「元気だなー」と呟いた】
【中身の入ってない青年の身体には、雪が積もりつつあって――そろそろ許容限界。寒さで死にそう】
[……やめろ、危ない!それは死ぬぞ!]
[記憶以外の大切なものが修正される! ただでさえ不安定なんだからな!]
【凶器を見た人魂が身を竦ませて、幽霊メイドの背後へ逃げ込んだ】
【結構速い】
[……ルミナ?]
[うん、サバトよりも可愛らしい名前だな。似合ってるぞ。凶器さえ持ってなければ]
[そして、俺の名は、フィール・ベイナル]
[魔術協会のブラックシープだ! ハーッハッハッハ!]
【メイドの影から、ちょっとだけ顔(?)を出して返答した】
【ちなみに、ブラックシープの意味は記述しない。本人はカッコいいと思っているので】
[……いや、多分無理だろう。 やったことがない。]
[幽霊の存在すら、今信じ始めた所だ]
【あっけらかんと、答えて】
913 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/24(金) 00:48:43.20 ID:hnxi9ASO
>>912
……ダイジョウブ…イタクナーイ……ニホンジン…ウソツカナイ…アル…
【カタコトで言いながら凶器を消し】
……照れるぜ……
…フィール…覚えた……
【照れながら】
【本体の雪を払い、背負い】
【なお左肩が負傷してるため右肩で担いでる】
【天魔の魔翌力で頑張って身体強化しています】
「けどこのままじゃ貴方様の肉体が危ないですよ」
……男は度胸……何事も…チャレンジだ…
【魂にそう言い】
914 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/24(金) 01:00:46.16 ID:NhA5d1oo
>>906
>>910-911
うるさい、変な事イチイチ言うな。
【梧堂の楽しそうな様子に、微妙に気分を害したのか】
【それとも単純に、恥ずかしいだけなのか。恐らく後者だろうが】
【これ以上可愛い云々の話は続けたくないという意図を込めて】
ボクだって相手くらい選ぶ。
生憎、明日も明後日も相手が居るからな。男ではないが。
ま、やっすいケーキでも買って家で食べるから気にしなくていいぞ。
【デートの誘いのような青年の言葉を軽く流して】
【差し出された右手には右手をしっしと振ることで返す】
…………ふむ、そう言われると。
若干の差異はあるが、まぁ気にしない事にしておこう。
【舐めて、齧ってを繰り返しているうちに、アイスバーを完食】
【残った木の棒をがじがじと噛みながら、やや納得出来る答えに一つ頷いて】
【結論は出たな、と言わんばかり。これ以上は不毛な言い争いになりそうなので、止める】
【ダンドクが梧堂に対し説明を始めた為、少女もまた梧堂へ視線を向け】
【「拍手を送ってくれ」という言葉に反応してダンドクを一瞥するも、やれやれと首を振り】
言っただろう、ボクは何もしていない。
やったのは術式のコピーペースト、回路の切断くらいだ。
労いの言葉も拍手も、戦場に立って戦った奴等にこそ送られるべきだと思うがな。
【謙遜でも何でもない、少女は本音でそう思っている】
【大々的に行われた奪還戦。戦地に赴き、敵と直接対峙した能力者達】
【彼等こそが最も感謝されるべきであり、裏方の自分は大した事はしていない、と】
……悪いが、飲みには付き合えない。
子供だからと言うのもあるが、遅くまで放っておけない奴が家に居るからな。
今は寝てるからいいとして、何時起きるかも判らない。おちおち出歩きも出来ないんだ。
【散歩や買出しはするくせに、良く言ったものである】
【もしそういった事情が無ければついて行っただろうが、今はそうも行かないらしく】
【ここでの立ち話が終わったら帰らなければならない、という意思を伝える】
915 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/24(金) 01:04:40.98 ID:qocVTdYo
>>913
[似非中国人だったら安心できないだろ。 ……チュウゴクジンってなんだ?]
【自分の突っ込みに違和感を覚えて、首を捻った】
【たぶん無視して良い】
[……むむ]
[自分よりも若い少女に重労働を強いるのは……俺の主義に反する]
[いいだろう、やってやるさ]
【自分が少女に背負われる姿を見て、自尊心(的な、何か面倒なもの)を揺すられたらしい】
【助走をつけるように、後退する人魂】
[それから――、ありがとう。 ルミナ]
[この借りも、いつか必ず返す]
[――それじゃ]
【そう言って、自らの身体に飛び込むだろう】
【妨害が無ければ、割とすんなり吸い込まれて――、僅かな衝撃の後、身体の体温が回復する】
【意識は戻らないものの、確実に中身の入った温かさ】
【――描写を忘れたが、いま少女が持っている彼の携帯電話】
【中学生の好きそうなデザインで、黒塗り。彼の趣味からは少々外れた鈴が二つ結わえてある】
【できればポケットに戻してやると、彼は非常に助かるだろう】
【無茶さえしなければ、彼は今夜中眠りっぱなし】
【放置するのも、何処かへ運ぶのも、生殺与奪さえ自由である】
916 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/24(金) 01:11:33.91 ID:qocVTdYo
>>915
/わわっと、無くても良いですけど、突っ込み忘れです。ごめんなさい
/【結局重労働を強いる辺り、格好がつかない】
917 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/24(金) 01:17:35.91 ID:hnxi9ASO
>>915
…ナニヲイウアル…アンシンスルヨロシ…
【カタコトで言い】
……どう……いたしまして…
【彼が無事に魂が戻ったのを確認し】
【とりあえずメイドがケータイを彼のコートに戻し】
「では幽霊屋敷に運びますか?」
…宿の…方が…いいんじゃ…ないかな?…
……まあ…行くよ…キィくんズ…も…
『『キキィ!!!』』
【フィールを背負ったサバト――ルミナをつれ蝙蝠二匹と幽霊メイドを連れ】
【近くの宿まで行って彼と一緒に泊まったそうだ】
【彼が起きる頃には彼の分を含めた宿代と『頑張ってね』と書いた紙がおいてあるだろう】
/乙でしたー
/二日間ありがとうございました!!!
918 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/24(金) 01:20:45.68 ID:/P8T98.o
>>911
>>914
……案外悪くない疲労感、と言うのも幾らかあるんだ
でもありがとう渉。君の言うとおり、当面の大きな目標はひとまずカタがついたと見てる
【彼はそういって軽く肩を竦めると、口を綻ばせた】
【力のない瞼は別段疲労の産物と言う訳でもなく、常日頃からのものであった】
【そんな彼としては終始リラックスしてこの場にいたつもりだったが、梧堂から飲みの誘いを受けると、】
【どうやら気を使ってもらう程度には自分もまだまだ肩の力が抜けていないらしい──と内心で苦く笑った】
【そして彼は極彩の煌きを纏い踊っていた炎を消すと、銀の台座を長外套のポケットに仕舞い込んで、徐に立ち上がる】
【──因みに。梧堂が月読を口説くような素行をしているのを、彼はぼんやりと眺めていたのだが、】
【「す、すうぃー……?」 ──ああ、僕にあんな器用さはないなあ、とそれを見て緩慢な瞬きを二度した】
【されど、梧堂の誘いを突っぱねたりなんだりする憮然とした彼女の様子を見ると──「興味深い」 内心で呟いた】
【いつか、その犬耳尻尾と共に徹底的に研究してみせる──と、密かに誓いを新たにして】
【月読を一瞥すると、口の端を綻ばせながら鼻で小さく嘆息してから、梧堂に向けて】
……そうだね、悪くない
是非ご一緒したい……──ところなんだけど
生憎、僕にも少し目を離せない身内がいてね
残念だけど、そろそろ帰らないといけない時間だ
……悪いね、渉。また何かの折に誘ってくれ
【そのように言いながら、懐から一枚のメモ用紙を取り出して、梧堂に差し出した】
【受け取れば確認できるだろう。それは彼の携帯端末の連絡先であった】
……──さて、そういう訳だから僕はこれで
また縁があったら、新なる年を跨いでも、よろしく頼むよ
……それじゃあ、また
【彼は二人を交互に見やりながらそういうと、】
【踵を返して、後ろ手を振りながら協会を後にするだろう】
【──ふわり。何処かに一つ舞い降りた、牡丹雪】
//この辺りでしょうか、お二方ともお疲れ様でした!ありがとうございました!
919 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/24(金) 01:22:39.69 ID:hHT2QZIo
・・・ちッ、全然見つからねえ
【灰色の髪で、灰色のコートを身に纏い、灰色のフェイスマスクとサングラスを身に付けていて】
【とにかく、灰色尽くめの性別がどちらか分からない青年が、歩いている。辺りをキョロキョロと見回しながら歩いており、前方不注意と言うレベルではない】
920 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/24(金) 01:31:34.24 ID:uNoWb/Uo
>>914
ま、無理にとは言わねェさ。
ああ、気が変わったら連絡くれても良いんだぜ?
【あっさりと提案を蹴られて、おとなしく手を引っ込めてから】
【ピッ、とシャツのポケットから、折りたたまれたメモ翌用紙を取り出して、少女へと差し出す】
【受け取らずとも、そのメモに彼の連絡先が書かれていることは明白だ。それを承知で受け取るならば、それも良いだろう】
【呆れて議論を差し止められた――その気配を感じ取りながらも、あえて突っ込まない】
【これ以上、無意味に不興を買うのも、面白くはあるが、本意でもない】
>>914
>>918
やれやれ、皆さんお忙しいご様子で。
ま、急な話だ、無理にとは言えねェさ。
【特に残念がる様子も無く、あっさりと引き下がる】
【こう言った、社交的で――あっさりとした彼の態度は、長所と捉えられるのかもしれない】
ほい、アンタにも。
なに、気にするこたねェさ。また誘ってやっからよ。
【軽薄な声で請け負って】
【ダンドクからメモ翌用紙を受け取り、同様にこちらも月読へと差し出したものと同じ、連絡先の書かれたメモ帳を差し出す】
じゃあな、御二方。
Have a good Nwe Year!
【最後に、そうおどけた調子で『良い年を』と、挨拶して】
【彼もこの場を立ち去っていくだろう】
/おつかれさまでした!
921 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[saga]:2010/12/24(金) 01:33:24.23 ID:qocVTdYo
>>917
【霞む視界が捕らえたのは、窓辺から差し込む新しい朝の日差し】
【――心なし、視力が戻っている】
【迎えられないはずの朝が、普通に訪れて】
【ベッドの上で暫く、「ここは天国なんじゃないか」と放心していた】
【ややあって、ポケットの中をゴソゴソ、携帯電話を握り締め――ホッとした表情】
……さあ、これからどうしようか、マルム
時間が増えるなんて――、考えてもいなかったよ…
【ボンヤリと――妄言を吐く。】
【見つけた置手紙に、彼らしくもない素直な微笑みを向けて】
【――30分後、宿を後にした】
【結局、彼は人外になったのか。人のまま適合したのか】
【彼女からUnknown≠流し込まれた身体は、どのように変化したのか――】
【――それが判明するのは、もう少し先の話だった】
/お疲れ様でしたー!
/凄く楽しかったです、ありがとうございましたー!
922 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/24(金) 01:50:40.77 ID:aC5d3kSO
>>919
【かれこれ数分も歩いて居ると、街も外れに差し掛かったか、或いは知らず裏通りにでも入り込んだか】
【次第に、辺りの風景は寂れたモノとなってゆく。どうも、治安は大分よろしくないようで】
――――そこの兄ちゃん、退いたぁぁぁっ!!
【前方よりそんな声が響けば、ずん、と臓腑に響くような鈍い打撃音を伴って】
【いかにも柄の悪そうな男が一人、其方に「吹き飛ばされて」行くだろう。軌道は言わずもがな、直撃ルートで】
//まだいらっしゃいますか?
923 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/24(金) 01:50:43.31 ID:NhA5d1oo
>>918
>>920
ああ、用件が変われば連絡もするかもしれないな。
どうしても人手が必要だとか、そういった場合だが。
【再び差し出された手、差し出されたメモ翌用紙を受け取り】
【中身に目を通す事無くポケットへ。洗濯してしまわなければいいが】
【返す言葉は喧嘩腰。性格に可愛さは微塵も無かった】
一つ事が済めば暇になると思っていたが、そんなことは無かったな。
家に居なければならない、という条件下では暇とも言えるが。
【アイスの棒を齧りながら、ぶつぶつと呟くように言って】
【男二人を一瞥。対極的とも言える二人の性格に、少女は何を思うのか】
【梧堂がダンドクにメモを渡している間に、少しだけ協会の方を向いて】
――ああ、またな。ダンドク、梧堂。
機会があれば、来年もまた会うことがあるだろう。
【其々の別れの挨拶に、少女もまた同じ意図の挨拶を返して】
【軽く手を振りながら、向かう先は自宅兼研究室のある研究棟】
【去り行く二人を見送ることも無く、少女は自宅へと帰っていった】
/御二方、お疲れ様でした!有難うございましたー!
924 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/24(金) 03:02:03.53 ID:IcSsSgo0
【昼の国 丘】
【通常時では深夜となるはずの時間帯も、この国では依然として日が昇り続ける】
【その日差しの中で虚脱感に溢れた姿で、地面に大の字で転がっている少女】
―――この国は、いつでも明るい―――
…本当に…
きれい、だなぁ―――
【少女の服装は緑色のヒラヒラと揺れる、無数の紐状の布で作られたワンピースのドレス】
【またローズレッド色の長い髪に若草色の瞳を備え、全体的に植物らしい姿をしている】
【更に、頭頂部にくっ付いている小さな小さな瘤が特徴的である】
925 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
[sage]:2010/12/24(金) 03:29:05.86 ID:aC5d3kSO
>>924
//未だいらっしゃりますかー!
926 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/24(金) 03:46:17.65 ID:IcSsSgo0
>>925
/今夜は眠りませんぞー!
/其方こそ未だいらっしゃいますかー!?
927 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/24(金) 03:57:42.52 ID:hHT2QZIo
>>922
/すみません、
>>919
ですが、今更発見しました
/時間的にも厳しいですので、またの機会によろしくお願いします
928 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/24(金) 03:58:13.02 ID:aC5d3kSO
>>924
>>926
やっぱり観光地ってだけは有るよね、そう思わない?
自然豊かで景色も綺麗、食べ物も美味しいし言うコト無し。
こう明るさが過ぎるとちょっと疲れるけどー……まあ、お国柄だものね。
【降り注ぐ日光が、他の国ならば肌を刺す程の冬の冷気を和らげて。正しく、小春日和】
【この国に於いてはそう珍しくもない天候。そよ風が吹き抜けて、野の草花を揺らす】
【そんな長閑な風景の中、ひどく間延びした声と足音がした。振り向けば】
―――こんにちは、で合ってるのかな?此処にはそう慣れてないから、自信が無いけど。
【へらり、軽くも人懐っこい笑みを浮かべた、長身の青年が。彼女から或る程度の距離を置き、佇んでいる】
//それは残像だ(きりっ
//再三遅ればせながら、此処にー!
929 :
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
:2010/12/24(金) 04:06:53.12 ID:IcSsSgo0
>>928
【声と足音に反応し、少女は綿毛のように――ふわり…と、起き上がる】
【そしてゆっくりと長身の青年を見つめると、虚ろな目でそちらを見つめ―――】
―――――こんばんは
【一言だけ、彼女はそう発した】
【風は吹き、草は揺れ、雲は動く――ただ、何も変わらぬ世の理を表すかのように】
【そのまま何一つ言わず青年を見つめ続ける】
【少しの間、無音の時間が過ぎていくだろう】
/間に合って良かった!
/深夜だからお互いボーっとしそうですが、よろしくお願いします!
930 :
めりーくるしみます
:2010/12/24(クリスマス) 04:31:37.49 ID:aC5d3kSO
>>929
【彼は首を傾けて。表情は僅かに困ったような、思案するような物へと移り】
【ややあってひらりと緩く左手を振れば、目線を合わせてまた笑みを戻す】
えーと……そっちの方が正しかったんだね、やっぱり。
――――それじゃあ、改めましてこんばんはー。
【それから更に何秒かして、彼は静寂を破った。このゆったりとした時の流れに似つかわしい、先程の口調で】
【服装は、ジャケットにシャツにカーゴパンツ、レザースニーカーにソフト帽と、至ってカジュアルな物】
【その全てが例外無く、黒を基調としていて。彼の髪と双眸もまた、多分に洩れず漆黒である】
……もしかしなくても、邪魔しちゃった、かなぁ?
【静寂を耐え兼ねてか、或いは彼女を気遣ってか、青年はそんな二の句を継いで】
【恐らくは、その両方だろうか。どうにも冴えないが】
931 :
めりーくるしみます
[sage]:2010/12/24(クリスマス) 04:40:09.95 ID:aC5d3kSO
>>927
//了解致しました、すみません……。
//それでは、またの機会をお待ちしてますー!
932 :
めりーくるしみます
:2010/12/24(クリスマス) 04:49:46.24 ID:IcSsSgo0
>>930
―――………―――
【黒い姿も、挨拶も、気遣いも、ただ言葉無しに受け止められる】
【そんな青年の笑顔を、無表情な少女はただ只管に見つめ続ける】
【その静寂さを強調しているかのように、風が服を揺らす】
―――――あ
【しかし青年が話し終わった瞬間に、ふっと声を上げた少女】
【瞬きと同時に、少女の瞳の色は若草色からエメラルドグリーンへと変色した】
………ごめんなさい…
“寝て”ました………
【力の抜けるような声を発し、少女はゆっくりと呼吸をした】
【目を数回瞬きすると、その表情は先程と比べ、大分和らいでいるように感じられるかもしれない】
【また、少女の頭頂部の瘤が、ほんの僅かにふっと膨らんだのに気付くかもしれないだろう】
933 :
めりーくりすます
[saga]:2010/12/24(クリスマス) 04:52:47.25 ID:qocVTdYo
【牡丹雪。地面に優しく花唇を落として朱に染まる。】
【ここは、交錯する路地裏。ここは、仮借ない蠱毒の迷宮。ここは、鮮血の花園。】
【咲き、咲き、咲いて、咲き乱れ。散った命の追悼に。】
【 惨ッ】
【此岸の淵で、踏み止まる者が独り。】
【赤い服に、血染めの白衣。濡れた赤毛と、汚れた兩手。総身赤一色。】
【並居る己≠鏖殺し、生存率零の花園を抜けて、その躯に欠損無し。】
【されど状態は骸寸前。散乱する亡骸と異なるのは、動けることのみ】
【蹌踉とした足取りで表通りに現れて、緋色の一歩を確かに刻む】
【刹那に浮べた胡乱な笑みが、疲労の色を掻き消して】
ハ、ハハハハッ!
俺だ! 俺こそが選ばれた! 神は俺を愛していた! 誰よりもオレヲ!!
ヒャ、ハ、ハハハッ!! ヒャーハハハハハハ!!!
【無数に向けた殺意。踏越えた血肉。その倍浴びた怨讐、遺恨、惆悵、毒心。】
【身に背負う怨嗟全てを攅仄した、悦楽の叫び。】
【爆弾を抱える脳髄≠ェ劣化コピーされ、リミットの欠落した己≠アそが】
【クローンの中で最強だった。生きることを許可された。緋色の足跡が証明。当然の結果。】
「ねぇねぇ、なんで泣いてるのさぁ」
【隣から投げ掛けられる、不可解な質問。間延びした声に反応して横合いを見れば】
【そこに立っていたのは、わたあめのようにモコモコした長髪を持つ少女だった。】
【日に焼けた薄い肌、僅かな葉と綿だけで自身の柔らかな曲線を隠す露出の多い格好。】
【こいつに足らないのは緊張感だけでは無さそう。冷静に考えた瞬間、肩から脱力して、高揚感が失速して。】
【青年は、自らの頬が濡れていることに気がついた。】
「…………もしもーし。私の話、聞いてますかぁ?」
【鷹揚な調子で小首を傾げる少女の姿を、青年の魔眼は映していなかった。】
【涙を袖で拭おうとして、顔が赤色に染められた。白衣は既に血塗れなのだ。】
【焦っていることが判った。動揺していることが判った。冷静じゃないことが判るくらいに冷静。】
【狂えてない。嗅覚で鉄分を味わえるほどの濃い死臭を纏っておいて。まだ正気。】
【人間のまま沢山のヒトを殺して。いっそ理性も溶ければ良かったのに――】
……お前は、怖くないのか…? 俺が…。
「…あっ、無視したぁ。ひっどいなぁ。都会の人って、みんなそうなの?
私はちゃんと質問に答えるよぅ。 ずばーんっ。 怖くありませーん!
何故ならぁ、きみは今から私の友達になるからでーす。 友達を怖がる人なんていませーん……あ、都会の人のことは、知らないけどねぇ」
【朗らかな笑みを湛えた快活すぎる少女。不審そうに首を捻る青年。互いに、攻撃範囲内。】
「難しく考えなくていいよぅ。……≪友達≫になろう。――むこうで死んでる同胞さん達も一緒に、さぁ。」
/という補完文。絡み不要です!
934 :
めりーくるしみます
:2010/12/24(クリスマス) 05:08:35.81 ID:aC5d3kSO
>>932
(えーっ、と……。)
【はて、どうしたのだろうか。話しつつも彼は、その内心では当惑していて】
【人見知りをする性質なのか。いや、それならこうは成るまい。けど、何方にしろ悪い事をしたかな、と】
【其処まで考えを巡らせた所で、彼女が目を覚まして、曰く】
なぁんだ、寝てただけかー……良かった。気を悪くさせたかと思って冷や冷やしたよ。
――――ん、謝る必要は無いさー。この陽気じゃ眠くなるのも道理だ。
【どうも、自分の心配事は杞国の憂に終わったらしい。いや、本当に良かった】
【と。如何にも安堵したといった風に一つ息を吐き出せば、取り敢えずはその場に座り込んで】
【笑みはそのままに目を合わせ、失礼にならない程度に表情を観察する】
【不快感を催した様子は無いようで、一安心。その過程で、瘤にも視線を向けている】
【大きい変化も無かったからか、特に気に留めている訳でもないが】
935 :
めりーくるしみます
:2010/12/24(クリスマス) 05:29:09.58 ID:IcSsSgo0
>>934
【少し黙って瞼を見開きさせ、頷く】
【果たして人の話を聞いているのかいないのか】
【青年の考えを事ともせず、少女は再び口を開いた】
……ごめんなさい…返事が遅れました……
この国は、本当に素敵な良い国…
豊かで綺麗で美味しくて…言うコト、なし
…この国の明るい陽射しが無ければ、私…死んじゃいます…
【かなり前に話されたはずの話題に対して、返答を始める少女】
【“眠っていた”とは言うものの、聞こえていなかった訳では無かったらしい】
【それでも独特の違和感を感じさせる口調は、寝惚けとでも言う奴だろうか?】
【さらに、人と比べれば静かなものであるが、話し方も先程と比べると活気づいている】
【初対面時の無表情さは、少しずつ、柔らかく変化していっている】
【そして、また少し――少女の瘤が、膨らんだ】
936 :
めりーくるしみます
:2010/12/24(クリスマスイブ) 06:00:31.42 ID:aC5d3kSO
>>935
死んじゃう……か。そりゃまた、いたく気に入ってるらしいねー。
まあ、気持ちは解らなくも無いさ。俺も出来るコトなら仕事じゃなくて、バカンスで訪れたかった、かなぁ?
実際問題、依頼が済んだら蜻蛉返りせざるを得ない訳だし……。
【ふふ、と満足げに喉を鳴らして、吹き抜ける風に目を細めると】
【ちくちくと目を刺す前髪を無造作に払いつつ、欠伸を一つ。呑気な調子でそんな事を宣い】
……期日には余裕が有るし、いっそ限界ギリギリまで引き伸ばすのも手かな。
【続けて、真顔で言うにしても洒落にならない冗談を一つ。見ての通り、真面目や勤勉という単語とは縁遠い】
【他愛もない話をしつつ、更に思索を巡らせて。今もまだ寝惚け眼の彼女に、笑いかけ】
(まあ、ナルコレプシーでも夢遊病でも、何でも良いや。余計な詮索は)
(……そういやあの瘤、さっきから膨らんでない?)
【漸く気付いたのか、首を傾げて俄かに】
937 :
めりーくるしみます
:2010/12/24(クリスマスイブ) 06:26:03.18 ID:IcSsSgo0
>>936
邪魔してないし、気も悪くしてないよ?嬉しいよ…?
この国、あんまりお友達作れないし…
…でもやっぱり謝りますね、ごめんなさい…
【教科書を読むように、過去の話題へと返答を続けていく少女】
【全ての会話に相槌を打った所で、やりきった感を表すように唸り声を上げ、背伸びをし】
…命と同じ位大好きなこの国、私の国〜っ
【そのまま爪先立ちになり、くるりと地面を回る】
【風と一緒に、紐状の布付きののワンピースはふわりと宙を漂う】
【同時に、何故故にか“裸足”の足は少女の異様な風貌を醸し出す】
…それで、お仕事…?
一体、どんなお仕事ですか…?
バカンスなら、お仕事の後にたっぷり私としてもい〜よ〜?
【こちらも洒落にならない冗談の現れたような言葉を、薄ら笑いを浮かべて言い放つ】
【眠そうな表情は大分消え、身振りや言葉には積極性さえ感じさせる】
【彼女の変化は顔つきや口調だけに留まらず、どうやら性格にも及んでいるようだが…?】
【そして遂に、少女の瘤は拳大にまで膨れ上がった】
【肉眼でもはっきりと目視出来るそれは、まるで蕾のように見えるかもしれない】
938 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 09:15:15.57 ID:OOPLIjs0
【水の国 街中】
久しぶりに外に出て見たが……さて、こんなチャチな変装でどこまで持つんだか…………
――――それは良いとして…………探せるのか、俺に?
【目深に野球帽を被り、上下黒で揃えた服の上から更に黒いベストを着込み、古ぼけたサングラスをしている青年が】
【どこか足早に、重い空気を引きずったまま歩いている】
【青年の左袖が、違和感が無い程度に少しだけ膨れている】
939 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 09:36:39.72 ID:IcSsSgo0
>>936
の方は寝落ちなさってしまったのだろうか…
>>938
/朝っぱらから変なの絡ませてもいいですか?
940 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 09:43:27.97 ID:OOPLIjs0
>>939
/収拾つかなくなるかもしれないけどバッチコイ
941 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 09:50:58.13 ID:IcSsSgo0
オハヨウゴザイマース!
ソノ探シ物トハ、何デスカナ?
【道端から不意に、ヘリウムガスを含んだような甲高く透き通った声が響く】
【振り返った場合、そこには見るからに奇抜で怪しい格好をした三人の人物が立っていることであろう】
【それぞれ別の格好をしている不審者達】
【中央のまとめ役であろう人物は、麦わら帽子を被って頭を隠し、顔全体を包帯で覆っている】
【その服装は白ランとチャイナ服、そして白衣を混ぜ合わせたような、割と清楚な服だ】
【その右手には《Lv.100》と書かれた、眼球のような球体が】
【そして左手には、魔翌翌翌力を発しながら光る球体が握られている】
【こちらから右側の人物は、長いマフラーにシルクハット、そしてワンレンズタイプのサングラスを身に着けている】
【縦にとても長い襟のコートで足元から口元までを隠されたその頭は、人並みと比べると異常に高い】
【そして左側の人物は、人並みと比べると異常な大きさの黒い巨大なフード一枚で頭全体全てを覆い隠しこんでいる】
【その服装に至っては、黒くて分厚い寒冷コートと寒冷ズボンを履いており、3人の中では一番暑っ苦しそうだ】
942 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 09:52:06.49 ID:IcSsSgo0
>>941
は
>>940
へ
943 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 09:59:56.41 ID:OOPLIjs0
>>941
――――っ!?
【声を掛けられ――――声自体の奇妙さも相まってか、驚いたようにさっと顔を向ける青年】
――――あ……あぁ、探し物?
――――人だ。人を探してんだよ…………
【振り向いてその三人組を認めると、やはりその風貌の異様さからか、一瞬言葉が出ない様子の青年だったが】
【気を取り直すと、どこか潜める様な声で、人探しをしていると告げる】
なぁ…………長い髪を束ねて、ドクロの飾りのついた帽子を被った女…………みなかったか?
【静々と近づいて、やはり絞った声で三人組に問いかける】
【その風貌の人物を、探していると言う事なのだろう】
944 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 10:20:12.47 ID:IcSsSgo0
>>943
【中央の不審者は、その話を腕を組みながら聞き】
…ドクロ、ネェ…
ドウ?
【やや斜め後ろの左右に控える人物に向かって、首を傾ける】
『私ハ知リマセンネ…』
「…右二同ジク…」
イヤイヤ、力ニナレナクテ申シ訳ナイ。
【やはり情報網の薄い彼らの知る所では無さそうだ】
【中央の人物は麦藁帽子の鍔を掴み、頭を軽く下げ、謝辞をする】
【――そして何を思ってか、頭を下げたまま高いその声を響かせ始めた】
―――トコロデサァ、僕達モ探シテイルンダヨネェー…。
人、ナイシ物ヲ…魔玉<bテ知ッテル?
僕達、ソノ商人ノ名前モ何モ知ラナイモンデネ〜…。
チョット聞イタ事アレバ、教エテクレナイ?
【事を話し終えたその時、彼はそっと顔を上げる】
【粛々とした、何の変哲もない情報交換の希望だ】
945 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 10:26:45.98 ID:OOPLIjs0
>>944
…………そう、か…………まぁ、仕方ねぇ……地道に探して行くしかないか……
悪ぃな
【落胆した様子を見せた青年だが、その言葉からして、ある程度は覚悟していたのか】
【帽子のつばに手をやって被り直すと、軽く頭を下げる】
…………『魔玉』…………だと?
【頭を上げた瞬間、聞こえてくるのは相手方からの質問】
【サングラスの奥で、青年の眉がわずかに顰められた】
――――こいつの事か?
【左手で、ベストのポケットをごそごそとやり、取り出したのは】
【魔力を秘めた、赤色のビー玉の様なもの】
【青年の口ぶりからして、これがその『魔玉』なのだろう】
946 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 10:47:09.13 ID:IcSsSgo0
>>945
『(………ウッソォ―――!?)』
「(…冗談、キツイデスネ…?)」
ア…ア、貴方ガソノ、魔玉商売人ナノカ…!?
【彼ら自身も勿論、情報が手に入らない事を百も承知だった】
【しかし今、目の前に立つ青年が出したものは情報ではない】
【1年以上追い求めてきた神の産物と呼ぶべきものが、今そこにある】
【全く予期していなかった、突然のゴール≠フ到来】
【予想外の状況に戸惑い、そして欲望の念が瞬時に渦巻きだした】
………私ハ君ト、大型ノ取引ガシタイ。
ココデハ何デス、少シ場所ヲ変エテ頂ケマスカネ…?
【相変わらずの声で緊迫した様子は感じられないが、音程に多少ズレが生じている】
【青年にとってその魔玉の価値が飾り程度に過ぎなくても、相当の動揺を見せているのは事実だ】
【街中での茶番時であろう挨拶は、一瞬にして今後の未来への方針を示す交渉へと変わっていた――】
/もしかしてヴェイズ家さんの方だったのですかー!?
947 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 10:56:35.84 ID:OOPLIjs0
>>946
へ――――おいおいおい、ちょっと待て!!
【奇妙な三人組の、突然の昂奮】
【何が彼等をそこまで燃え上がらせたのかはともかく――――――――誤解だけは、解いておかなければならない】
俺はこれの持ち主、じゃないな…………製作者じゃない!
ただ人づてに手に入れただけだ!
(こいつら…………レイドを探してる? 一体どういう事だ……)
【この青年、魔玉の生みの親ではない】
【まずはここを話しておかないと、どんどんと話をおかしな方向へと捻じ曲げられてしまうだろう】
【人違いをされたまま、重要な話に巻き込まれるなど、たまったものではない】
【――――――――だが同時に、青年は決して赤の他人と言う訳ではない】
【『本来の製作者』とこの青年、密接な関係にあるのだ】
とにかく一端落ち着け…………!
只でさえ目立つんだから、あまりでかい声を出すな…………!
【なるべく声を潜めて、三人を宥めにかかる青年】
【――――先ほどからそうだが、この青年、どうも人目を気にしているところがある】
【人を探していると言ったが、同時に何かから隠れようともしている様に見受けられる】
/実はそうだったりする。ハイ
948 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 11:19:31.41 ID:IcSsSgo0
>>947
―――……―――。
【改めて落ち着き、青年の言葉を静かに受け止める】
【今自他共に置かれている状況を把握しようとした】
【はっとした】
【この青年は違う、売人ではない】
(シマッタ、売却相手ノ方カ―――!)
【神が与えたかのように感じた“最高の機会”は、たった今潰えた】
【もう、手でその光を握る事は出来ない】
【――だが冷静に考えれば、その光に触れるチャンスは、十分にある】
【今あるこの状況で最大限の利益を得る事を一瞬で考えた】
ソウデスネ…失礼、目立ツ行為ハ避ケネバ…
【彼らが持っている数少ない情報の一つ、魔玉を知る多くは路地裏の住人の一部】
【そしてもう一つ、魔玉が表に、社会的には公表されているものではない】
【では、目の前に立つ青年は?】
【人づてとは言え、表にそのような情報が漏れるのは普通避けたいはず】
【“我々と同じ、目立ちたくない何らかの理由がある”】
【彼のその妙な挙動不審さも見据えた上での結論だ】
/遅くなりました、ごめんなさい!
デハ、近クノ隠レ家ヘ案内シマスヨ…
周リヲ気ニセズ、静カニツイテ来テ下サイ…
大丈夫、連レ込ンデ無理矢理交渉ヲ迫ルヨウナ真似ハシマセンヨ―
【ならば少しでも優位に動き、“借り”を作るのが最良の方法か?】
949 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 11:20:55.01 ID:IcSsSgo0
/遅くなった上に、/の位置間違えた…
/ごめんなさい、下の方に移して読んで下さい…
950 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 11:28:19.88 ID:OOPLIjs0
>>948
(…………ダハル、こいつら、どう見る?)
"(…………大旦那の手先、とは考えづらいな…………如何に能力第一で人を見る大旦那でも、ここまで奇抜な人選をするとは思えん……)"
【わずかな沈黙の間、青年は左袖に忍ばせている『懐刀』と、テレパシーで意志疎通を交わしていた】
【怪しい事は怪しいのだが、自分たちの懸念している『敵』とは違う存在だろうと判断し】
隠れ家……な
分かった…………ついてくぜ
【三人組は、まだ何らかの情報が欲しいのだろう】
【自分たちとしても、あまり『明かせる情報』は多くないのだが、場合によっては、こちらに利となるなにかを掴めるかもしれない】
【青年は、口元に不敵な笑みを浮かべながら、三人の後についていく――――】
951 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 11:36:47.86 ID:OOPLIjs0
/次ッッスレッッ
/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1293158128/
952 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 11:42:32.59 ID:IcSsSgo0
>>950
【帽子の鍔を一瞬だけ触り、ほんの僅かに頷き礼をし】
―――アリガトウゴザイマス―――
【頭部全体に巻かれた包帯が為に、その表情を伺う事は出来ない】
【しかし、音程を全く変えないその声からは着実に目的を達成した満足感が感じられる】
【3人は青年を取り囲むようにし、青年の歩調に合わせて移動を開始するはずだ】
【異様な出で立ちの3人に囲まれ目立ちはするだろうが、青年本人が狙撃等を受ける事は無いだろう】
【そして暫く歩いた矢先に、先頭のまとめ役らしき人物が声を上げるだろう】
…トコロデ貴方、ソノ商売人ノ方トハ親シインデスカネ?
【彼らが狙うのは、商売人との直接商売】
【極力少ない関係者の元で商売したいという意思があっての発言だ】
【しかし、表に顔を殆ど出さない相手や所在不明の相手との直接交渉は難しい】
【その仲介人となってくれる人間が居れば、それに越した事はない】
【この青年はバイヤーと何処まで親しいのか、結果で今後の話もまた変わるのだろう】
【もう少し歩いていけば、その隠れ家に辿り着くかもしれない】
953 :
Are you enjoying the time of eve?
[sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 11:51:52.00 ID:IcSsSgo0
/ごめんなさいヴェイス家の方、ちょっとこっちの都合で落ちなきゃなりません!
/今度は1:00〜2:00辺りでまた来ますんで!絡んじまったのに申し訳ない!
/早い所別のPCから戻ります!すいませんでした!
954 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 11:54:11.32 ID:OOPLIjs0
>>952
うん…………ま、構わねぇぜ…………
【周りを囲んで、襲撃に備えてくれているらしい面々を見ながら、端的に返事を返す】
【その表情も、表に出ている限りでは、幾分硬くなっている】
(さて…………レイドの事はどこまで表に出すべきか…………)
【青年が考えているのは、情報の秘匿】
【魔玉の作り主にして、自身の妹でもあるレイド=E=ヴェイスは――――現在、表に出れない状態だからだ】
(そら来た。やっぱりレイドの事を探してるってところか…………)
――――別に、親しくはない…………
【飛んできた質問に、帽子とサングラスで隠された表情をわずかに歪める】
【この面々が、何を考えてレイドの情報を集めているのか、また、秘密を打ち明けるに足る人物なのか】
【そこを見極めようと、青年は惚けた対応を取る】
【――――居場所を教える相手は、慎重に見極めなければならない。彼らにとり、それは死活問題なのだ】
955 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 11:55:23.87 ID:OOPLIjs0
>>953
/おっと、了解しました
956 :
Are you enjoying the time of eve?
[sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 13:27:08.31 ID:2zS8GYDO
【街中】
【旧い血の色をしたボブヘア、右頬に一文字の傷痕が在り】
【時々不気味な七色に変化する、蝋燭の炎の様な色合いを持つ橙の両眼】
【赤いトレンチコートを着て、両脚がボロボロの義足】
【ふらつきながら松葉杖を着く、二十歳ほどの女性が居た】
…あの呪術師め。家電並の料金払わせて置いて、こんな義足を…。
ちょっと若いからって調子乗って…今度奇襲を掛け…。
【人々(リア充)に混じって歩いていたが、歩行スピードが遅い為】
【す、す、と徐々に方向を逸れて行き、建物の壁へと向かう】
【ふと。立ち止まって、何気なく向けた視線の先には】
【人前で口づけを交わす恋人達や、赤い服の老人が描かれたポスター】
【街は、今日のイベントで染まって居た】
…クリスマス…。
【呟いてから、再び歩き出し―――ぽすんと壁に背を預けて】
【ぐ、と唇を噛み、ショボンと眉を垂れると】
【何気なく、脳内で思い出を再生させてみる】
【―――今までの事、そして昨年、友人と過ごした聖夜の事】
【其処まで思い出して。長い、溜息】
(…色々思い出すから厭なのに…、…そうだ、全て爆発させよう…。)
【ッガン、と思いっ切り後頭部を壁に打ち付けてみる。滅入り苦しみます】
957 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 14:24:19.26 ID:BUmiyYg0
>>954
>>955
/雪で遅れました、ごめんなさい!
/只今から返信します!
958 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 14:44:05.54 ID:BUmiyYg0
>>954
【彼らが辿り着いたのは、古びた一軒の小さなアパート】
【周囲の安全を確かめたのち、階段を上がり始める】
(コノ感ジ…ドウヤラ、多少肩ニ力ガ入リ始メテイルナ…?)
(爆発サセナイ程度ニ、慎重ニ歩ヲ進メテイカナイトネ)
―――ソウ、知ラナインダ………
…フーン―――ソウ…
【その不審者は、今度はまるで、あからさまに疑いの目を向けるような反応を取る】
【彼がもし襲ってこようとも、数と状況からこちらが有利なのは事実】
【言ってる事が正しいならそれはそれ、違っていれば儲けモノ】
【言っていることの真否は、今は関係ない】
【ただ念の為に、ほんの少しばかり静かな“圧力”を掛けてみたのだ】
ココダヨ、入ッテ
『…ドウゾ』
【4階の廊下を少し進み、あるドアの前で停止】
【背の高い不審者が鍵を取り出すと、それを差し込み、扉を丁寧に開ける】
【かなりの低家賃アパートなのだろう、中はかなり汚く、最低限の設備のみが用意された狭い部屋だ】
959 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 14:57:05.80 ID:OOPLIjs0
>>958
(ここか…………ま、確かに隠れ家としてはうってつけってとこか?)
【古びたアパートの外観を見上げながら、青年は右手でサングラスを抑える】
【やや古ぼけ過ぎという感じはするが、どこにでもあるようなアパートと言う事で、身を隠す場所として悪くない――――そんな感想を持った】
まぁ…………こいつを持ってるんだから、知らないって訳じゃないが
(カマかけて来てやがる…………ここでポーカーフェイス気取ると逆に怪しんだよな……)
――――うるせぇぞ?
【疑いの目を向けられ、敢えて跳ね返るような反応を返す青年】
【ボロを出すまいと構えて、何も言葉を発しないようでは、逆に探られる事情を抱えていると雄弁に述べている様なものだ】
【故に、敢えて加減をしつつも刺を含ませた言葉を向ける】
あぁ…………失礼するぜ…………
(こりゃあすげぇ…………なんだってこんな所に潜伏してるんだ?)
【中に足を踏み入れ、サングラスの奥で青年は目を見開く】
【青年もあまり見慣れないレベルの惨状だったのだろうか】
/おかえりですー
960 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 15:14:43.47 ID:BUmiyYg0
>>959
……………。
【嫌悪感が露わな青年の回答に、黙って麦藁帽子を深く被り直す】
(爆発サレテ交渉台無シッテノガ、一番嫌ナパターンダ…)
(御節介モ程々ニシテオカナイトネ)
イヤー、コレハコレハ失礼シマシター!!
マ、オ茶デモ入レルカラ機嫌直シテネー!
【部屋は本当に汚い、いや、もはやそれを通り越している】
【壁の4〜6割方の面積は黒ずんでおり、ガス栓は外れている】
【畳や押入れも蜂の巣と化しており、辛うじて無事なのは天上の電球位だろうか…】
【冷静に考えてみれば、人間がこんな部屋に住めるということは、ほぼ有り得ないはずだろう】
ソファーニハ穴開イテルケド、気ニセズドウゾ腰掛ケテ!
「…ティー、デス…」
【大柄の不審者が、亀裂の入ったマグカップに紅茶を注いで運んでくる】
【しかし、香りも色も明らかにおかしい。半年は経過している感が漂う…】
961 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 15:22:29.60 ID:OOPLIjs0
>>960
あ? ……あ、あぁ…………分かったよ
【手のひらを返すような『よいしょ』に押される様な形で、青年はソファーに腰を落ち着ける】
【とは言っても、内心とても落ち着けるようなものではないのだが――――】
あぁ…………どうも、っ、………………
(こ、こりゃ…………半分コントなんじゃねぇか…………?)
【差し出された紅茶を受け取るも、その有様を見て一瞬気が遠くなる青年】
【サングラスを掛けていたために、その表情は窺い知る事は出来ないだろうが――――】
…………しっかし、なんだってあんたらは『魔玉』なんかを追っかけてるんだ?
【このまま部屋の惨状に意識を取られては、本当にあんまりな現実の前に気絶してしまいかねない】
【そう身体が警告したのかどうかは定かではないが――――青年は本題に入る】
962 :
Are you enjoying the time of eve?
[sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 15:34:33.12 ID:aC5d3kSO
>>937
そっか。そう言って貰えると、俺としても嬉しいコトしきり、だねー。
人の多さには事欠かないけど、ずっと友達で居るとなればやっぱり難しい……って事、かな?
……や、寧ろ此方こそ。
【こくり、彼は緩く頷けば、楽しそうに当たり障りの無い相槌を打って】
【どこか心地よさ気に伸びをする彼女を、微笑ましいな、とくすくす笑いながら眺め。と、そこで】
(…………あれ、裸足?ビーチじゃあるまいし、手近に履物は置いてない、よね)
【立ち上がり、くるっとターンする彼女。優雅に風を孕んで宙に踊る、ワンピースの裾に見惚れるでなく】
【彼の怪訝そうな視線は、履物に覆われていない白い素足に向けられていて。暫く考えるも、まあ良いやと得意のお気楽思考】
そう、ちょっとお仕事の都合でね。
なんのコトは無い、しがない何でも屋さんだよー。名前は、カイ=スケイプヴェルト。
あー――――すごく魅力的なお誘い、どうも有り難う。冗談と判っても、そう言われると俄然やる気が出てくるねー……。
【立て板に水を流すが如く、「申し遅れたけれど」と手短な自己紹介。終えれば、更に】
【へらへらと軽薄な口調で、冗談のような言葉に、更に冗談めかした態度でもって返す】
【「危うく本気にしちゃう所、だったかな」等と臆面もなく宣ったのは、本心か世辞か。何だか、微妙に胡散臭い】
(で。なんか瘤が目立ってきたと言いますか、蕾?ひょっとすればお花の妖精さん≠ニか――まさか、ね)
【性格の方は、元からこんな感じなのだろうと納得はしたが。外面の変化までは、そうも行かず】
【ちらりと膨らんだ瘤を一瞥して、少女の纏う雰囲気故か、そんなファンタジックな連想を浮かべ】
//済みません、おもいっきり寝落ちてました……。
//一応返しておきますが、都合が悪かったら遠慮なく切っちゃって下さいませ
963 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 15:41:33.66 ID:BUmiyYg0
>>961
…ジャ、早速始メマショウカ。
【来た………!】
【ここからが、最大の勝負所だ】
【こちらも対面のソファーへ座り、腕を汚いテーブルの上につく】
9チャ〜ン、アレ¢S部持ッテキチャッテ
「…本当ニ全部デ宜シイノデスカ…?」
ウン、イイヨ。ケースニ入レッパナシダッタヨネ?
【この場での交渉が成功すれば、究極の目的達成に大きく近づく事となる】
【――その為には、もはや出し惜しみは出来ない】
【大柄の不審者は、押入れから黒いアタッシュケースを取り出すと、それをテーブルへと運ぶ】
突然デスガ、クイズノ時間ダヨーッ!僕カラ質問ガアリマーッス!
――――君ハサ、コノ世界ノ頂点ニ立ツ為ニ必要ナモノ<bテ、何ダト思イマスカ〜…?
【ソファーで足を組み、両手を広げつつ天井を見つめ、堕落な格好のまま青年へと質問を掛ける】
【彼の言うそれ≠アそが、取り引きの行く先を暗示しているのだろう】
964 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 15:51:43.07 ID:hHT2QZIo
・・・はあ、全然見つからねえな・・・どうせロクな事しかしてないんだろうし、さっさと回収したいぜ
【灰色の髪で、灰色のコートを身に纏い、灰色のフェイスマスクとサングラスを身に付けていて】
【とにかく、灰色尽くめの性別がどちらか分からない青年が、歩いている。辺りをキョロキョロと見回しながら歩いており、前方不注意と言うレベルではない】
965 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 15:52:46.95 ID:OOPLIjs0
>>963
(ダハル…………一応スタンバイだけは頼む……
状況に流されて、おかしな事になっちまったが…………事によっては、やばいかも分からねぇからな……)
"(了解だ、我が主よ…………)"
【何やら三人組が準備を行っている間、青年は再び袖に忍ばせた『懐刀』とテレパシーを交わす】
【相手方も、本題に突入と言う事でなにやら構えているのを見てとり、最低限の心構えだけは忘れない】
…………なんなんだその軽いノリはよぉ……?
……『頂点に立つために必要なモノ』…………な…………
【クイズの時間、などと言われ、先ほどから繰り返しているめまいが一瞬ぶり返しそうになるが】
【質問の内容自体は非常にシリアスなもの。青年の顔に緊張が走る】
――――俺から言わせてもらえば、その答えは『権力』…………もっと究極的に言ってしまえば『力』だな…………
他を圧倒し、他を従える…………文字通り『世界を従える』までに…………
それが出来た者こそ、『頂点』の語にふさわしい存在…………俺はそう考えるぜ
(例えるなら、そう…………『父上』の様な、な…………)
【数瞬の沈黙の後に、青年は重々しく口を開く】
【青年のその考え方には、大きな背景が存在する】
【今まさに、青年はそうした人間たちから、命を狙われる立場にある。その為に、そうした考えがちらついているのかもしれない】
966 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 15:55:13.12 ID:BUmiyYg0
>>962
/こっちは問題ないですが、今ヴェイスさんと絡み中でして…
/ヴェイスさんの方が問題なければ大丈夫ですよ!
967 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 16:00:59.11 ID:OOPLIjs0
>>966
/無論、こっちも無問題ですよ
968 :
Are you enjoying the time of eve?
[sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 16:14:10.74 ID:TYpy2dwo
>>964
/まだいますかっと
969 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 16:14:44.53 ID:BUmiyYg0
>>965
【テレパシーを行った瞬間、ノッポの不審者がすっと青年の方を向く】
【そのまま何事も無かったかのように顔を逸らすが…気のせい、だろうか…?】
ウンウン、ソノ通リッ!
万物ノ他者ヲ支配出来ル‘権力’、ソシテ‘力’ッ!!
コレサエアレバ、コノ世界ハドウニダッテナールッ!!
…格好トイイ、魔玉ノ所持トイイ…君モ何カ“訳あり”ポイネェ〜…?
モシソウダッタラ、権力ドウコウッテ奴ノ重要性ハ説明スル必要無カッタカナ…?
【青年の言葉の一部一部に、妙に引っかかる感じを覚えた交渉者】
【出会った時から“普通の人間の側”では無いとは薄々感じていた】
【やはりこの青年には何かある…しかし、そこを強くは追求しなかった】
権力ト力ハ紙一重、案外ドッチカガ上ニ近ヅケバ、モウ片方モ比例シテ上ガルモンナンダヨネー…。
特ニ力ノ方ダケナラ、権力自体ヲ丸々支配スルコトモ翌容易ナモンダシネェー…!
ダァ〜ケェ〜ドッッッ!!!
能力者ノ皆サン、能力除イチャエバタダノ人間ナンダヨネー。
勝敗ニハ相性トカッテノガ関ワッテクル訳ダシ、状況ダケデ勝敗ガ明白ニナル事モア〜ルッ!!
ソコデ、“支配スル側”ノ人間ニハ、君ノ言ウヨウニ他者ヲ圧倒デキル力ノ差ヲツケテモラウ必要ガアリマ〜ス
無能力者デモ、ソレ<Tエ手ニ入レバ、アット言ウ間ニピラミッドノ高ミヘト上リ詰メル事ガデキマス!!
ンデ、力ヲ手ニ入レル為ニ欠かせないソレ<bテ、ナーンダ?
970 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 16:19:49.45 ID:hHT2QZIo
>>968
/いますよー
971 :
Are you enjoying the time of eve?
[sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 16:22:48.78 ID:TYpy2dwo
>>964
【若い赤毛の男が一人、フラフラと歩いている】
【長身痩躯にYシャツとカーゴパンツを身に着け、浅葱色の長いコートを羽織っている】
んん、最近はよく冷えるね。
…へ、ぃっぷし!、っとぉ?
【くしゃみでバランスが崩れたのか、よろよろと大きくよろめく】
【よろめいた先には灰色尽くめの人物。体を捻って避けようとしたものの、勢い良く肩をぶつけてしまった】
っとと……や、失敬。
大丈夫かい?
【やや鼻が赤いが、しかし笑顔で謝る】
>>970
/わぁい!よろしくお願いします
972 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 16:27:07.78 ID:hHT2QZIo
>>971
んんん〜?
【辺りを見回しながら歩いていたため、男がいきなり現れたかのように感じたのだろうか、少し相手と距離を離して】
おっと、・・・すまんよ、こっちは大丈夫だ、怪我も何も無い
【そう言い、相手を見るのは、全てが灰色の眼。まるで、この人物だけがグレースケールになったかのように錯覚させる】
973 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 16:28:08.13 ID:OOPLIjs0
>>969
――――…………?
【テレパシーのさなか、自分に向けられた視線に顔を上げる青年だが】
【既にノッポの人物は顔を反らした後】
(…………俺の、過剰反応だったか?)
【結局、その違和感は心の中に封じ込める】
――――ま、訳ありって言やぁ、確かにその通りだ……
それに、日々を蒙昧に過ごしてる野郎でもなきゃ、そう言う事は分かってるはずだぜ?
…………確かに、このご時世、何が何やら分からなくなってるなんて事も、あるかも分からねぇが……
【考えてみれば、人目を避けてる態度を露骨に現していた時点で、何らかの事情を抱えている事は表明済みだ】
【ただ、権力について思いをはせていないのは蒙昧な証拠と言うのは当たらないだろう】
【――――資産家の家に生まれた青年には、そう言う事を意識させられる機会が人より多かったと言うだけである】
………………?
いまいち話が見えてこねぇな…………
『力を得るために必要不可欠なもの』…………だと…………?
【ここにきて、青年にも理解が及ばない話を振られ始めているのだろう】
【右手を頭にやり、しばし考え込む仕草を見せる】
(――――……………………ふぅ…………
…………待てよ、さっきの『力』ってのは抽象論…………今聞かれてるのは具体論って事じゃないのか?
『力』という抽象的なものの十分条件として具体的なもの…………それは)
…………『武器』、か?
【逡巡する思考の中、青年が持ち出した答えは『武器』】
【『能力者も、能力を除いてしまえばただの人間』『無能力者でも、それを手に入れれば云々』】
【ならば『武装した人間』と『空手の人間』…………この差は絶対的になる】
【その差を生みだす要因は、まぎれもなく『武器』が生み出しているのだ】
974 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 16:32:07.60 ID:BUmiyYg0
>>967
/ありがとうございます!
>>962
種族の違い、私と皆の生きる世界は違う〜♪
そこに理解は生まれない〜♪
……………でもそんな私に優しくしてくれる貴方は、とっても素敵な人よ?
ずっとお友達になりたいのなら、私とっても嬉しいわ!
【真っ直ぐに青年を見つめ、喜びに満ちた表情でそう答える】
【そのままふらりと倒れこむように、再びステップを開始する少女】
【揺れる紐状の飾りが付いたワンピースは、ますますとしてその存在を際立たせていく】
【やや小さなその白い足は、風と共に草を揺らし、独特のステップを踏み続ける】
【そんな彼女の表情は、とても無邪気な笑みに包まれていた】
【そして一回りステップを終え、ふぅとため息をついてから話し始めた】
宜しくね、カイさん♪
私はフレア・パーロット――もうすぐ、もうすぐ本物のフレア・パーロット♪
こんな冗談で喜んで貰えるなら、幾らでも言ってあげますよ〜
【頭頂部が膨れる度に、どんどん積極性が増していく少女】
【まるでその瘤は、心の情熱を映し出しているようにすら見える】
【いよいよその瘤――のような蕾は、ソフトボール程度にまで膨れ上がってしまった】
【蕾の先端には少女が心を開くのと比例するかのように、僅かな裂け目が生まれ始めた】
975 :
Are you enjoying the time of eve?
[sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 16:32:50.21 ID:aC5d3kSO
>>966-967
//遅ればせながら了解致しました。負担がキツいようなら此方が退きますので、何時でも言って下さいね
//暫くの間は置きレス気味になるやも知れませんが、宜しくお願いします。
976 :
Are you enjoying the time of eve?
[sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 16:35:24.52 ID:TYpy2dwo
>>972
【灰色尽くめの人物は怪我は無いと答えた】
【顔を見ればフェイスマスクにサングラス。表情が読めないのは地味に嫌だなぁと思ったりもした】
ん、それは良かった。
最近はいかんせん冷えるから、ついくしゃみが出てしまった。
【笑って答えつつ、相手に対して幾つかの疑問を抱く】
さて、失礼を承知で一つ。
男性?それとも女性?
【その内の一つを率直に聞いてみた】
【声では判別がつかなかったようだ】
977 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 16:39:18.77 ID:hHT2QZIo
>>976
そうだな・・・
【男性か女性か、そう問われて、少しの間考えた後、口を開いた】
あえて言うなら、男でもあり、女でもある、そんな感じかな
【どちらでもない、そう答える人物。そもそも人かすらも怪しいのだが】
978 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 16:52:20.14 ID:BUmiyYg0
>>973
―――ウーン、惜シイッ――!!
最初ノ回答ガ3分ノ1正解ダトシタラ〜、今ノハ3分ノ2正解、ッテ所カナ?
魔玉ヲ所持シテイル人間トシテハ、コレハ即答出来ナキャ駄目ダッテェ〜!
【と、口では言うものの、青年を小馬鹿にしたような態度を発した後に帽子を被りなおす】
【幾ら自分が先を取っていたとしても、交渉相手に対して驕り高ぶる訳にもいかないものだ】
――今ノ世界ハ、悪ト混沌デ作ラレテイルヨウナモノダロウ?
訳アリモナシモ何モ、今トナッテハ訳アリアリノ状況ソノモノダヨ
コンナ破滅寸前ノ世界ヲ救ウスーパーアイテムガコチラッ!!
…9チャン、見セテアゲテ
「…了解…」
【ゆっくりと蓋の鍵に手を掛け、アタッシュケースを開けた瞬間】
【最も魔翌力に鈍いレベルの人間で無ければ、それを感じる事が出来るだろう】
【空間自体に干渉するのではないかと思わせる程の禍々しさを醸し出す、魔翌力の塊】
【球体状の無数の光る石一つ一つから、絶え間なく魔翌力が放出されているのが分かるだろう】
…コレ、モウ分カルネ…?
979 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 16:53:48.47 ID:BUmiyYg0
>>975
/大丈夫!私はまだ行けるっす!!
980 :
Are you enjoying the time of eve?
[sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 16:54:10.78 ID:TYpy2dwo
>>977
男でもあり、女でもある。
ふふ、変に含みのある言い方だね。
どちらでもあるから灰色の服を着ているとか?
【面白いことを言う、と思う】
【そう思いつつ笑って答えるその裏で、抜け目なく思考を巡らせる】
(どちらでもない。両性有具、ではないだろうが…)
(第一に警戒すべきは機関員であるかどうか。次点に能力者か否か)
(確率としては低いが、仮に機関員であるとすれば、情報を得る好機か…?)
【無意識の警戒。相手からは見えないが、コートの下の両肩にはホルスターが吊ってあり、左右に1丁ずつ拳銃が収まっている】
【左右どちらからでも銃が抜けるよう、さり気ない動作で両手を下にだらん、と垂らす】
【その手に目をやれば、左手に包帯が巻いてあるのが見えるだろう】
981 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 17:01:24.86 ID:hHT2QZIo
>>980
まッ、どちらかというと・・・それとは『逆』かな・・・灰色だから、『間』なんだろうよ
【そう言い、小さく笑う人物。もっとも、フェイスマスクをしているため、分かりにくいのだが】
・・・・・・む・・・(何か・・・警戒されているような・・・・・・)
【そして、相手の警戒を何となくだが感じ、自然と相手の動きに気を使い始める。笑みも消える】
982 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 17:01:26.11 ID:aC5d3kSO
>>974
(……種族、かぁ。あながち間違ってもいなかった、ってコトかな?俺の勘も捨てた物じゃないようで)
女の子にはなるべく優しくするようにしてるから、ねー。紳士を名乗るには不足だけれども。
此方としても喜ばしいね、お友達が増えるのは――と。
【ふむ、と一人合点するように鼻を鳴らし。思案を巡らすのもそこそこに、そう返し】
【言われ慣れないストレートな褒め言葉に、気恥ずかしげな顔で頬を掻きながら、しばしの静観】
【ふわりふわりとステップを踏む様は、宛ら風に揺蕩う花にも似ている。そんな印象を抱きつつ】
【半ば見惚れるように一連の動作を見届ければ、柔らかい笑みと拍手を送った】
フレアちゃんか……うん、覚えた。こっちこそ、以後宜しくねー!
――――あはは、真正直に冗談って言われると…うん。取り敢えず、そういう台詞は他の人の為にとっとくのが得策だよ?
【歌うように並べられた言葉に、目を細めて応じれば。ポケットの中から、何やら紙片を取り出しつつ】
【いよいよ花開こうとする蕾について、考える所は有るのか無いのか】
【そこの所は、絶やさない笑みの奥に隠されたままである。一応、気に留めてはいるらしいが】
983 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 17:02:47.57 ID:OOPLIjs0
>>978
うるせぇなぁ……元々難しい事を考える頭を持ってないんだからしょうがないだろ?
【紅茶を足元に置くと、いささかうんざりしたような声色で、頭をかきむしる青年】
【確かに、元々青年はそれほど頭が冴える方ではない】
――――なるほど一理あるな。訳ありもなしも関係なく、世界そのものが訳ありあり、か…………
【リーダーと思しき人物の言葉に、思わず顎に手を当てる青年】
【様々な要因が重なって、世情は混乱の極みに達している。それを考えれば、確かにこの言葉は頷けようと言うものだ】
"うっ、これは…………!?"
――――って、おい!! お前は黙ってろ!!
"す、すまない我が主よ…………しかしこれは……!!"
【アタッシュケースのふたを開かれた瞬間、青年の左袖から驚きの声が上がる】
【それを叱責する青年――――どうやら左袖の『何か』は魔力に気づいたようだが、青年自身は感知し損ねたようだ】
――――まさかとは思うが…………これは『宝玉』とやらか……?
【青年の知識の中では、このような力を放つ石の様な結晶体と言えば、『宝玉』しか存在しない】
【魔力自体は分からなくても、その禍々しさには感ずるところがあったのだろう】
984 :
Are you enjoying the time of eve?
[sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 17:11:58.39 ID:TYpy2dwo
>>981
両方じゃなくて、間。
んん、成程。そういうのもアリだね。
【と、相手の様子が変わる。分かりづらいが、こちらの一挙手一投足を余すことなく見るような…】
【そこでようやく、自分が無意識に警戒していたことに気がついた】
(下手を打ったか?警戒される前に聞くつもりだったが…)
…ふむ、ではついでにもう一つ。
ひょっとして、「カノッサ機関」の構成員だったりするかな…?
【仕方あるまいと開き直り、相手に問うた】
985 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 17:15:46.12 ID:BUmiyYg0
>>982
【そしてその時は訪れた】
【ポンッという効果音と同時に、少女の頭上には黄色い煙が巻き上がる】
【そして頭頂部にふわりと、桃色の一厘の巨大で美しい花が咲く】
【少女の瞳の輝きは、それと同時に最高潮を迎える――!】
私が、フレア・パーロット!
そう、フレア・パーロット!!
本物、フレア・パーロット!!!
綺麗、フレア・パーロット!!!!
【周囲にも喜びが溢れるような声で、突然丘一面を走り回りだした】
【何か本能的に動かなければ落ち着けない状況なのだろう】
【丘の最底辺まで走っていくと、ふわっと振り返り】
私、今とってもいい気分だわ!
カイー!私を受け止めてぇ〜!!
【突如として、カイに向かって全力で走り出していく少女】
【そのまま飛び込もうと言わんばかりだ】
【だが、少女の頭から吹き出た花粉は免疫を破壊するという恐ろしい養分が含まれていた――!】
【このまま抱きつかれたら、おそらく惨事を迎える事となるだろう…】
986 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 17:18:39.49 ID:hHT2QZIo
>>984
カノッサ機関・・・知らないな、この辺りの事については詳しくないからね
【そう答える人物。カノッサ機関を知らないようで】
・・・・・・逆に聞くが、カノッサ機関とは・・・この世界の組織なのか?
【質問をする。異世界から飛ばされたのだろうか?】
987 :
Are you enjoying the time of eve?
[sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 17:24:04.02 ID:73P/9Nco
【路地裏】
【表通りのクリスマスムードなど無縁な暗いこの通り】
【クリスマス・イヴだからか更に人気がない此処を歩いている、一人の青年がいる】
──……成程、今日はクリスマス・イヴか。
どこかの世界でとある神の子が生まれた日、その前夜祭。
ふふっ、なんとも”運命”を感じるじゃあないか。
この”運命”の日に肖って、僕も良い”力あるモノ”に出会えたらいいのだけど──
【銀灰色の髪から一本だけ突き出す白色のアホ毛】
【その身に纏うは赤と黒を主体とした服】
【デザイン性など無視して機能美ばかり追求したような、控え目に見ても戦闘服のようなもの】
【そして、その上から安物だと思われる薄茶のジャケットを羽織っている】
【また、両手には戦闘服とは正反対なイメージを持つ手編みの白の手袋を装着している】
【だが、アホ毛や手袋、また彼自身が持つ温和な雰囲気】
【それを一気にぶち壊してしまうような特徴を一つ、この人物は持っている】
【純度100%の、混じりけのない、全てを飲み込んでしまいそうな】
【黒一色、漆黒、闇、暗い、黒、黒、黒───そんな、悪い瞳を】
【呟かれた独り言からすると、クリスマス・イヴだというのに戦いを望んでいるのかもしれない───】
988 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 17:30:38.09 ID:BUmiyYg0
>>983
マア、僕ノ考エハ人カラ理解シ難イ物、シ易イ物ト色々アルンダヨネー。
トニカク、ソウイウ難シイ事ハ僕達ガ本格的ニコレ<f動キ出ス時ニ解説ヲ―――
【アタッシュケースに入っていた宝玉の数は、大概の者は見ただけで度肝を抜かれるだろう】
【何せケース一杯に縦4列、横5列、合計で20個もの宝玉が敷き詰められているのだから】
―――――!!
『ヤハリサッキノ感知ハ正解ダッタカ…!』
「…イ、一体…!?」
―――今ノハ…何ダイ…???
【占めた―――――!】
【これはある意味、青年の弱みを握れたのかもしれない】
【そうでなくとも、青年に不利な立ち回りをさせる事は出来る訳だ】
【大柄の不審者は巨大な拳を構え、背の高い不審者はサングラスの奥の瞳を赤く光らせる】
989 :
Are you enjoying the time of eve?
[sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 17:33:01.65 ID:T.rUze.0
【路地裏】
ふむ、かなりネタは集まりましたが…
バトル漫画も描いてみたいですねぇ…
どこかに都合よくバトルしてるような人は居ないものでしょうか…
【漫画家風の青年がブツブツ言いながら歩いている】
990 :
Are you enjoying the time of eve?
[sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 17:33:38.33 ID:TYpy2dwo
>>986
【灰色の人物は少し考える素振りの後に知らない、と答えた】
【それどころか、カノッサ機関とは何ぞや?とまで聞かれて───】
…はぁ、もう何でもいいか。
【何だかどうでもよくなってしまった。例えるなら、双六でのゴール寸前に、振り出しに戻された気分か】
【警戒を解き、一気に脱力する】
カノッサ機関。一言で言うなら、いわゆる「悪の組織」って奴だね。
殺人強盗何でもござれの悪党集団で、つい最近まで街一つ乗っ取ってたよ。
【最近解放されたみたいだけど、と付け加える。自分がそれに関わっていたことは言わないでおいた】
更についでにもう一つ。
君はどこから来たのかな?
【嫌な予感しかしないが、聞いてみないことには始まらない】
991 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 17:41:58.57 ID:hHT2QZIo
>>990
・・・ふむ・・・ありがとう、黒い側の組織なんだね
【そう言い、小さく頭を下げると】
そうだね・・・何処から来たかと言われると・・・まあ、空から来たということにしておこうかな
【何処から来たかと言う質問に対しては、お茶を濁す。恐らく異世界から来たと考える方が、つじつまがあうだろうか】
992 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 17:44:40.60 ID:OOPLIjs0
>>988
まぁ、互いにそうそう通じ合えないってのは分かるが…………
――――動き出す?
【形の上では会話を続けてはいるが、既に青年の意識はケースの中の『ソレ』に向かっていた】
【それ1つで世界のパワーバランスを変えかねない程のモノが20――――】
【どんな楽天家であれ、その光景を前にして気後れしないと言う事は無いだろう】
――――――――やれやれ…………
いざって時のための備えが『懐刀』だってのに、それが自己主張をしてどうするんだよ?
"…………すなまい、我が主よ"
もういい、出てこいダハル
"了解した、我が主よ……"
【あからさまに警戒する三人を前にして、心底呆れたと言った様子でため息をつきながら、自身の左袖に声を掛ける青年】
【次の瞬間、青年の体に変化が起こる】
【肩口と腰の辺りからは、それぞれ対になった、先端に大きな鉤爪がついた「鉤爪触手」が】
【そして肩甲骨の辺りからは、巨大な蛇の頭をそのまま植え付けたような、一対の「蛇頭触手」が】】
【ずるずると「生える」様に突き出された】
【そこに居たのは、明らかに戦いに身を置いている事が分かるであろう、戦闘のための機能を全身に備えた姿の青年だった】
"…………我が主の使い魔で、ダハルと申す…………
役目故、先ほどから盗み聞きのような立場になっていたが、ご容赦を…………"
【2本の『蛇頭触手』が、あたかもステレオの様に同時に同じ語句を口にする】
【恐らく、先ほど青年の左袖に巻きついていたものが変異して、この姿に至ったのだろう】
…………いつどこで、どんな危険に遭うかもしれねぇ…………
その時のための備えぐらい、誰だってしてるもんだよなぁ?
【背中の触手を蠢かせながらも、先ほどと変わらぬ、何食わぬ様子でサングラスをいじる青年】
【ただ説明をするだけなら、左の袖を捲れば済んだのだ】
【しかし、相手はどうも腹に一物を抱えている――――そのため、敢えて派手かつ力を誇示する様な表し方をした】
【ついでに言えば、上記の言葉自体にも、自分たちに非は無いと言う宣言でもある】
【――――機先を制し、誇示した力を前提に言葉による牽制を掛けたのだ】
993 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 17:50:25.04 ID:aC5d3kSO
>>985
(あれ、れ?……何やらヤバい予感がするんだけれど、此れ)
【大輪の花が噴き上げた、日光を浴びて煌めく黄色の粒子。常ならば、綺麗だと思う所だが】
【何故だか、無性に厭な予感がする。何でも屋のカン故か、或いは――――】
【半ば反射的に、右手を覆った手袋を外して投げ棄てた。顔を覗かせたのは肌色でなく、黒曜石めいた輝き】
えーっと――――これ、どうしよ。少し落ち着かせた方が良い、かなぁ?
(……感じとしては、生物兵器に近い。可愛い花には何とやら、か)
(花粉は焼き払えば済む、とは言え元を断たなきゃ同じ――――出来るなら、避けたいけど)
Ex-S≠遣うか?……いや、尚早だ。少し待って……。
【少女に向き直れば上着を脱いで、遠く後方へ放る。花粉の洗礼を、少しでも避けたいのか】
【シャツの袖より覗いた右腕は漆黒の装甲に包まれ、五指は鋭く尖った異形。鎧でないとなれば、能力と見るのが妥当】
オーライ、何処まで遣れるかは判らないけれど頑張るよ――血塗れのクリスマスなんて、御免だ。
【息を大きく吸い込み止めて――毛ほどの抵抗だが、無いよりマシと見たか――そのまま、彼女を受け止めんとする】
【恐ろしい毒素は、少しずつ彼を蝕んでゆく。常人ならば、野垂れ死には確実だが――――?】
994 :
Are you enjoying the time of eve?
[sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 17:56:44.90 ID:TYpy2dwo
>>991
空。空、ねぇ。
ま、そういうことにしておこうか。
【人に言えないような場所なのか、あるいは異世界からか】
【何にせよ、他人の秘め事をわざわざ掘り返すような趣味は無い】
さて、そろそろ僕は行こうと思う。
あまり無茶なことはしないことだね。
【じゃ、とひらひら手を振って歩き出そうとした矢先、その動きがぴたりと止まる】
【やがてくるり、とその場で向き直ると、】
これも縁。一応名乗っておくよ。
僕は妖怪ウシロマトイだ。
【臆面無くそう名乗った】
995 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 18:01:52.53 ID:hHT2QZIo
>>994
本当のことを言っても信用はされないだろうしね・・・
【そう、小声で呟いて、相手の名乗りを聞いて】
ウシロマトイ、か、こっちは「グァウフィネ・ハレイグ」って言う名前さ、ハイレグじゃあないよ
【「まあ、宜しくね」と、最後に言う。彼自身は、今は、その場から動かないだろう。すなわち、見送る状態となる】
996 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 18:05:46.15 ID:BUmiyYg0
>>992
『ヤッ、何トッ!!』
「コ、コレハッ――!?」
ホ、ホホゥ―――!!………驚イタヨ…。
【3人の中でも相当のインパクトを受けたのだろう、大柄の人物は大きく後ろへ後ずさりした】
【他の2人もその場でその姿を見上げつつも、平常心ではいられなくなっているのが伺える】
【一時的とは言え、状況は青年に大きく傾いていたと言えるだろう】
(コノ子ノ力、ヤッパリ侮レナイナ―――)
(イズレ闘ウトシテモ、数下衆£度ジャ厄介カモシレナイ…)
【弱みを握るチャンスを、逆に青年の力の鼓舞に利用されるとは―――】
【しまった、喰わされた………】
【つくづくその光景に、思わず頭を押さえて釈然としない様子を見せる】
【しかし、これ程の力を持った使い魔が、令を忘れて反応する程度のもの】
【この球体が醸す魔翌力の脅威は、青年には十分伝わったと見た】
【ただ、これが裏目に出ない事を祈り―――】
―――アクマデモ大事ノ取リ引キナノデ、出来ル限リソノヨウナ行為ハ慎ンデ頂キタイ…
「………」 『………』
【それでも青年の強い牽制を、牽制で返すリーダー格】
デハ、ソロソロ本題ヘ…
貴方ノ知リ合イデモ誰デモ構イマセン。商売人ト直接繋ガッテイル人物ハイラッシャイマスカネ…?
【一気に話しを動かす為、前のめり一言を発するリーダー格】
【先ほどの行動による、多少の焦りもあるのだろう…】
997 :
Are you enjoying the time of eve?
[sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 18:06:52.68 ID:TYpy2dwo
>>995
グァウフィネ・ハレイグ。ん、覚えた。
【じゃ、と改めてくるりと半回転。フラフラと歩いていった】
それにしても、カノッサ機関を知らない人がいるとは…世間は広いね。
【記憶喪失の世間知らずが何を言うか】
/乙っした!
998 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 18:12:12.68 ID:hHT2QZIo
>>997
【その後、彼は暫くその場に立っていた後、何処かへと歩いて行った】
【決して混じり合うことのない存在を繋ぐモノは、白と黒を探し求める】
/お疲れさまでした
999 :
Are you enjoying the time of eve?
[saga]:2010/12/24(クリスマスイブ) 18:17:46.80 ID:OOPLIjs0
>>996
――――ま、今の世の中、この程度の事を出来なきゃ、簡単に食われちまうって事だな…………
【先端に爪を配された『鉤爪触手』は、青年の裁量で動かせるものなのだろう】
【右肩のそれを器用に操ると、ずっと掛けっぱなしだったサングラスを外す】
【その中には――――右眼の周囲に、古い火傷の跡がある顔が現われた】
【サングラスは、これを隠す目的で掛けられていたのだろう】
あぁ。こっちだってさっき情報を貰おうとしてたんだ
今さら事を荒立てる様な真似はしねぇよ…………あくまで『念のための備えを見破られたんで、隠してたものを取り出しただけ』だ
【青年としても、ここで争う腹積もりは無い】
【いうなれば『指摘を受けたために、ホルスターの拳銃を取り出した』までの事だ】
【もっとも、その行為に乗じて示威行為を行ったのは事実だが――――】
商売人ってのは…………『魔玉』の、って事だよな…………
俺の知る限りじゃいないが、ツテを辿って調べても良い…………
しかし、それがどういう事なんだ?
――――ああいや、あんたらは魔玉の持ち主と直接交渉したいんだろ? 俺なんかに話す筋じゃないのは分かる
だが…………その物騒なものと『魔玉』…………どういう関係にあるんだ? それくらいは教えてくれても構わないだろう?
【ここで青年は明確な嘘をつく】
【しかし、『魔玉の作り主は実は妹だった』という事実をすっぱ抜かれるだけの、明確な材料は相手には無いはずと踏んで、敢えて大きな嘘を張ったのだ】
【同時に『自分はあくまで部外者』と言う立ち位置をアピールする事によって、執拗な追及をさせない狙いも含まれている】
【その一方で、相手の真意を『話の当事者』としての立場を利用して、引き出そうとしている―――― 一応、青年にもそれなりの考えがあっての言葉だった】
1000 :
Are you enjoying the time of eve?
:2010/12/24(クリスマスイブ) 18:18:03.58 ID:BUmiyYg0
>>993
そう、世界はパーロットの色と香りで巡っている!!
それぇぇっっ♪
【太陽の光に照らされる花粉と花びらは、見る物を魅了する】
【しかし少女の場合、それが活性化すると凶器へと変化するのだから、たまったものではない】
【暖かい陽射しが照りつける中、少女は男へと飛び込んでいった―――】
はぁ〜、太陽さんの素敵な恵み〜♪
【しかし、ソレはそこまで毒が強いものでは無かった】
【おそらく、ある程度しっかり息を止めていれば大丈夫だ】
【口一杯が花粉で埋まったりしなければ、アレルギーによるショック死を起こす可能性は無いだろう】
〜♪〜
【それでも、少女は青年へ頭を擦り付けてくるだろう】
【傍から見れば、拷問ないし嫌がらせにしか見えないが…】
1001 :
1001
:Over 1000 Thread
,.――――-、
ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、 【呪いのパーマン Ver2.0】
| | (・)。(・); このスレッドは1000を超えました。|
| |@_,.--、_,> このレスを見たら10秒以内に次スレを建てないと死にます。
ヽヽ___ノ 次スレを10秒以内に建てても死にます。
パー速@VIPService
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ローカルルール変更に伴い、1000到達の報告が不要になりました。
1002 :
荒巻@どうやら管理人★
:お知らせ
今年も年末恒例のコミックマーケットがやって参りました。
来る3日目の31日!VIPサービス5周年を記念して冬コミに登場します!
売り上げは2011年のサーバ維持費などにあてられる嵐閧ナすー
冊子購入者には付録としてBBS規制無制限解除アカウント(テスト用)が配布されます。
是非お立ち寄りください。
■侮://vip2ch.com/c79/img/top.jpg
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■特設サイト://vip2ch.com/c79/
1003 :
最近建ったスレッドのご案内★
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【ラビヲ】Part10【わんわんおーん】 @ 2010/12/24(クリスマスイブ) 17:52:40.55 ID:YZon1cAO
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なんか俺共少なくないか? @ 2010/12/24(クリスマスイブ) 17:49:20.52
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このスレで彼女がいないのはキョン子だけ 秋山澪スレ @ 2010/12/24(クリスマスイブ) 17:46:25.26 ID:svPqgi6o
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マジで・・・ホントに・・・クリスマスなんだな・・・6 @ 2010/12/24(クリスマスイブ) 17:20:54.10 ID:J2qtVC2o
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【雑談】酒の肴は蛇とAA 今日もココでフリーダムに♪VOL.125【旅好き】 @ 2010/12/24(クリスマスイブ) 16:29:41.87 ID:3gpwkMDO
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荒巻@中の人 ★
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