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【「神」は観測された時点でもう「神」ではない】能力者スレ【ただの「形」だ】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 03:44:29.31 ID:70CAl3RU0
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。
無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。
【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/
【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
* 完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
* 弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
* 戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
* 基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
* 書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
* 描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
* 他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
* 「コテハン」は禁止の方向で!
* 基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、 950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
* スレチなネタは程々に。
* スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
* 基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
* 国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
* 他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
* 時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
* 特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
* あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。
* 全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
勝手に世界を氷河期などにはしないように。
* 能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
* エロ描写について
確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
なので、全面的な禁止はしていません。
ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します。
やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1296377252/
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/
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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 03:46:34.93 ID:+UOCeo6do
>>1乙ですー
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 10:55:12.36 ID:kdCUW79DO
>>1
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/08(火) 17:05:34.86 ID:BCd6JzOi0
>>1
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 18:08:30.68 ID:59zzxIvSO
>>1
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 18:30:40.49 ID:CR7Q3sgno
>>1
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 20:48:44.89 ID:H5C3Lp98o
一乙!
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 21:06:17.78 ID:1D7Q7FhDo
>>1
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 21:12:19.07 ID:jgoda0+R0
>>1

>>999
…………………………
【精神安定薬を飲ませたのを確認し】

……………………………
【…………………】

………………………
【……………………】

グスッ…
【!?】

【紅閻寺レン・19歳・女性】
【相手を落ち着かせる為に精神安定薬を飲ませようとファーストキスを失う】
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 21:14:08.82 ID:ZXdh6MYU0
>>1

>>前997

もしあると思ってたなら、俺はお前の認識を改めなければならなかった
よかったよ。自惚れた馬鹿じゃなくて

【と、此方も軽口に乗ってやる】
【好奇心は尽きないし、質問攻めにもしたいが――感情よりは関係のほうが大事だ】
【自分は、一度懐に抱え込んでしまった“関係”は手放したくない性格をしている】
【だからこそ、二人の意味深なコンタクトにも、気付かないふりで通して】

ふふ、忠告は有難いが自覚済みだ
その上でやってるんだから、自業自得なんだよ。全部
本当にありがとう、メルフ導師。……芋羊羹とワインは今度、俺から教会に送るよ

【暗に変わらないと宣言しつつ、自分で所望したということはそれが好物だと思ったのだろう】
【礼に贈ると答えながら去る彼に布団の中でだが礼をして】

【水銀の比重で場を満たしていく沈黙に耐えられなかったのは、此方だった】

……――――なぁ、クロワ

【そう呼びかけど、言葉は出てこない】
【どれから尋ねるべきか思案しているのだろう……彼の傷には触れたくない】
【好奇心の矛が古傷を抉らないように、適切な方向を、探して】
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 21:15:09.31 ID:H5C3Lp98o
>>9
【しばらく硬直していたが、“卵”も暴走せず、膨らむ悪意も止んでいた】
【数秒後、礼を言おうとしたが――】

えと、あ「グスッ…」

【泣かれた】
【珍しく慌てながら谷山は紅閻寺に話しかける】

えと、あの、だな。
色々とすまんかった、本当!

【がばっ、と土下座の態勢に移り、謝った】
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 21:18:31.30 ID:s7uU25rDO
>>1
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 21:19:29.54 ID:HzVlmgEz0
>>1

>>10

残念ながら、これでも自覚はしてますよ。
今、オレの友人と呼べる存在が何人居るかなんて……丁度、片手で数えられる程度ですかね?
……それでも、『2人』だけだった昔よりは、大きな進歩なんですから

【相手の意思を汲んでか、それとも思う侭になのか、彼もまた冗談めいた調子で、そう返す]
【しかし、未だ振向くことはなく、背中を向けたままの会話は、違和感】
【それだけでない。なんだかんだでクロワとツァーリの付き合いは長い】
【その長い付き合いの中で、もしかすると初めてなのではないだろうか。彼が、――】


……オレが昔の話をすることが意外でしたか?
……フフ、もう仕方がないでしょう。どのみち

【――そんな自嘲めいた笑みを零しながら、彼はゆっくりと振向く】
【結ばれた紅榴石色の髪が揺れ、窓からの月明りを映す眼鏡の硝子】
【その奥に佇む、髪と同じ色の瞳が、ツァーリを見据える】
【――その瞳の奥に内包されているものは】

訊きたいことがあるんじゃないですか?
この、オレに

【……――在りし日に感じ取った、彼の深淵】
【ずっとずっと、届きそうで届かなかった。凍て付いた闇の奥底に沈む、ちいさな銀色の鍵――】
【もしかすると、遂にその片鱗を見せるのかもしれない――彼の心を閉ざす『鍵』】
【「手」が……『届く』、のか?『今』】
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 21:20:41.11 ID:VetFuVr40
>>11
グスッ…いいですよ…グスッ…
【その場でしゃがみ込みながら泣き】

それより…グスッ…なんで…グスッ…ああなってたんですか?…
【涙目で彼を見ながら】

【………そして今更ながらキス以外で薬を飲ませる方法があるような気がした】
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 21:23:01.84 ID:H5C3Lp98o
>>14
えと、ホントすまんかった。

【顔の前で手を合わせて言う】
【その表情は、先程までの狂気に染まったものではなく、胡散臭いながらもお人好しな気配を感じさせるものだ】
【そして、相手の問に頬を掻き】

(ここまで、してもらったし、な。話さないのも筋じゃないか)

【と判断】
【真面目な瞳で、相手を見て、説明を始める】

あーっと、取り敢えずカノッサ機関、って知ってるか?
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 21:26:08.94 ID:cUIof5Dio
>>1

>>1000


【彼女の、若干『含み』を持たせた語り口――少し引っ掛かるが、詮索はしない】
【其の辺りは心得ているのだろう、脳髄は蝸牛から送られる音声信号の処理に集中する】


(『能力を持った無能力者』……早い話が、“能力を使おうとしない”って事――、―かな。)
(……と、なると、この人も能力者=\―――……なんだろうか。)


【彼女の言葉の節々に感じるのは、戦闘≠求める様な其れ】
【だが、『殺戮』ではなく『正当防衛』をしていた事を鑑みるに――邪悪≠ネ人物ではない、と判断する】
【少しピントがずれているが、武人=c…正確に言えば、其れを一回転させたような人物と印象を受けた】



【――――浮かべていた軽め≠フ表情が、応える時だけは引き締まる】



…………強いですよ。


ある説では、兵力に換算して一個師団。
ある噂話では、能力者一人で街一つを壊滅させたとかも有ります。
……単に力≠フ強さだけじゃなくて――心≠フ強さも兼ね備えた能力者に至っては、本当に強い。
僕も能力者ですが、余り多く無い知り合いにでも……『僕の数倍強い』と断言出来る人は、何人も居ます。





――――……この世界で言う強い≠フ基準は、単純な戦闘力だけじゃないのかも知れませんが。


【ふわり、微笑んで――最後に、幾らか意味を含んだ言葉を付け加える】
【この言葉を如何受け取ろうと、其れは彼女の自由……真剣な表情は、人畜無害な微笑みに変わっていた】
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 21:30:22.91 ID:zCQ25wT+0
>>15
うぅ……
(責任とってと言う訳にはいかないですよね…)
【少し落ち着き始め】

はい…知ってますよ
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 21:32:41.76 ID:ZXdh6MYU0
>>13

……寂しい数だが大きな進歩だな

【軽口を叩きながら彼から受け取った水を少しだけ口に含む】
【困惑しているのだろうか、距離感を掴み損ねているのかもしれない】
【もしくは――どう接すればいいのか、本当に踏み込んでいいのか。戸惑っているのだろう】

まぁ、思ったことはなかったが……仕方ない、か

【片翼のガーネットは、こんなときでも怜悧だ】
【もしそこにあるのが分かりやすいくらいの感情の欠片だったなら、ここまで迷うことはない】
【深遠に潜む感情は混ざりすぎて、長いとはいえ深くはない関係の自分には読み込みきれず】

(……――踏み込む。か?)

【或いはそれを、望まれているのか】

【もう一度、水を飲む。その場しのぎにしては喉が渇いた】
【解けてきた糸を手繰り寄せて、その先にある扉をノックするための資格を得ていたと思ったことはなかった】
【しかし今――『鍵』を。そのパーツを。ひとつでも手にすることが出来たなら】

……訊きたいことは、あるよ。ずっとな
ただ……急に情報が多く入ってきたから混乱している

【もっと、この友人の力になれるのではないか】
【正直に胸のうちを明かしつつ、反応を待つ】
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 21:32:54.91 ID:H5C3Lp98o
>>17
えっと、あー……。

【思わず頭の上に手を載せようとしてしまう。癖である】
【因みに少年は大分背が低い、165cm程だ】
【そして、知っている、との事に、頷き】

んじゃあ、“哲学者の卵”は?

【ここまで来て、哲学者の卵を知ってさえいれば、あらかた予想はつくだろう】
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 21:34:00.16 ID:s7uU25rDO
【前>>994

「…ナビがあるなら最初っから使いなさいよ…」

あきれたように言う。
もちろん聞きたいことは道なんかじゃない。

「…私は今日、初めてこの世界に来たのよ。」

そばの大木に寄りかかる。
泉は澄んだ水をたたえ、月を映していた。

「それまでは…うーん、なんていったらいいのかなあ…遠い遠い国にいたのよね。」


「こっちに来た理由は簡単。私の国の人はみんな弱いの。あいつらは『能力』を持った無能力者よ。」

憎らしげに言う。彼女がそのことに対しどれだけ腹を立てているかが分かる。

「それで、聞きたいことは……もう分かるでしょ?」

相手の近くまで歩く。
使い古してきた大剣が僅かに金属音を奏でた。


「この世界の能力者は…」

「…強いの?」

短いが、端的な質問…
彼女は相手の返答を待ち、男性の顔を見つめた。
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 21:35:02.29 ID:jgoda0+R0
>>19
聞いた事はありますが………
まさか…貴方…埋め込まれたんですか?
【そう言いながら彼を見て言う】

【そして涙をふき立ち上がる】
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 21:36:40.94 ID:cUIof5Dio
>>20
/一応ですが、>>16に返させて頂いてますー。
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 21:39:24.65 ID:H5C3Lp98o
>>21
ん、あー、まあそういうこったな。
気合で抑えてたんだが、この前のテロ事件に出張ってたら、な。
それからあんまり人巻き込みたくないから、路地裏とかで隠遁してたんだけど。

【苦笑する、しかしその顔は疲労が目立つものである】
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 21:40:14.37 ID:s7uU25rDO
>>22
/うわあああすいません…
/リロードェ
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 21:40:46.45 ID:HzVlmgEz0
>>18

2.5倍ですよ、2.5倍。
倍率だけ見ると凄まじい進歩でしょうに

【それは最早自虐なのか、本気なのか、曖昧なほど】
【だが、そんな冗談めいた台詞も、この空気の中ではどうしても浮いてしまう】
【漂っているのだ。緊迫……切迫――異様な重低音、この「雰囲気」】

【しきりに水を口に運ぶ相手に、ふぅ、と一度息を吐いて】

……先に言っておきますが、これは『諦観』じゃありませんよ。
『信頼』だと思ってもらって構わない。貴方には恩がある、だとか……そういう下らない利害関係じゃない。
もっと愚かしくて馬鹿馬鹿しい……そんな感情的なもののために、オレは今、こうして話をしているんです。

『“クシャルクス”』という人間の過去を、
ツァーリ=F=カーディナル。オレの友人に。

【――それは、彼を知っていれば知っているほど、通常以上に意味を持つ言葉であることが分かるはずだ】
【彼にとっての『友人』とは、一般人にとっての『家族』に匹敵するほど大きいモノ】
【無論それは言葉の綾であり、実際に家族だとかそれに匹敵する程に思っているわけではないのだが】
【それでも――大きな意味を持っているのだ。とてつもなく、大きな意味を】

それでもまだ全てを話す気にはなりませんが――……
……この「一歩」は、オレにとって『向き合う一歩』だ。
世は動く……もう背を向けていられる時間も、あまり終わりを告げるらしい。
ならばオレは、信頼できる誰かに、その一歩をサポートして貰いたい

……何から、話しましょうか
始めに訊きたいことは?

【すとん、と。徐にその場に腰を下ろして】
【恐らく、布団に寝そべって上体を起こしている相手の視線と同等になりながら、訊ね】

/申し訳無い、次の返事がっつり遅れます。
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 21:48:02.21 ID:rIJXEhgL0
>>23
……で、逆にカツアゲした人を殺しかけたと
【少し呆れたようにし】

コレあげますね
【そう言いながら彼に精神安定薬を瓶ごと渡そうとする】
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 21:49:05.11 ID:s7uU25rDO
>>16

【彼女はその答えを聞き、歓喜した。『強い』…か。…最高だ。】

ふふふふ…

【満足そうに笑う。青年が言った『強者』と戦ってみたい…今すぐに】

あははは…ははは…あっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!!

【突然狂ったように笑い出す女…不気味である。というか怖い。】

【やがて女はさっきまで自分が寄りかかっていた大木に近づいた。】

【ヒュン】

【風を切るような音がする。…いや、その音がした瞬間、彼女の目の前の木はバッサリと両断され、ズシーンと倒れた。】

ゾクゾクするわ…

【見えないくらい早く抜刀し、そして振った大剣を肩に抱え、彼女は呟いた。】
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 21:50:08.82 ID:H5C3Lp98o
>>26
抑えこもうにも、な。
厄介すぎる代物だよ。

【ため息を付き】

ん、ああ。ありがと。

【と言い瓶を受け取り、ベルトポーチに納める】
【ふと思いついたように顔を上げる】

そういや、名前も聞いてなかったな。
俺は、谷山 基樹。ジャーナリストの卵、みたいなもんだ。
あんたは?
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 21:51:09.73 ID:ZXdh6MYU0
>>25

もともとが退化しすぎなんだよ、ばぁか

【乗りながら、しかし。やはり緊張は隠せない】
【どこの誰と戦ったときも、会話したときも。あの“銀色の剣”と対話したときですら】
【こんなに濃密で、綱渡りで、重要な緊張感を抱いたことは、なかった】

……こっぱずかしいな
だが、それをお前の口から聞けたことは……素直に嬉しく思うよ

【大きな意味を持ちすぎて、押しつぶされそうだ】
【それは嬉しい誤算だ――あの夜、出会った瞬間に銃を突きつけてきた男が、自分のことを信頼してくれる】
【今までの好意などがそういった下心有り気などでは勿論ないが、誰がこんなことを予想しようか】

【腰を下ろせば視線が交わる】
【いつも。いつだって、自分が好いていたのはこの視線だった】
【闇の中で泥と血に塗れようと、気高い意志を持ち続ける鋭い瞳――】

そうだな……なら、昔話からはじめようか
お前の言う二人の友人。その話から

【――いつだって助けたかった。】
【動きたいと彼が望むのなら、自分は後押しするだけだ】

/把握しましたー
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 21:51:38.32 ID:OJeE+3w4o
【公園】

……。

【人気の無くなった夜の公園。その中に、一人佇む少女の姿がある】
【ロングセーターにデニムジーンズという出で立ちで、右手を差し出した姿勢で、目を閉じて立っている】
【――果たして生まれつきの物か、少女には左腕がない】
【差し出されている右手の先、数メートル前方の地面には、20pほどの短刀が突き刺さっている】

『銀貨を聖所に』……!

【カチューシャで留められた、腰ほどまでに伸びた金の髪を揺らして、少女は静かに叫ぶ】
【その声に呼ばれるように、地面に刺さっていた短刀は、不可視の力に持ち上げられるように】
【ゆっくりと、ひとりでに浮かび上がっていく】
【少女の視線は、浮かび上がった短刀を睨みつけて離さない――】

っ、えいッ!

【手のひらを向けて突き出していた右手を、握りこみながら自分の胸元に引き戻せば】
【浮かび上がった短刀が、少女に向かって、飛び掛っていく!】

は、ぅっ!

【その短刀がその身を刺し貫く前に、少女は胸元に握りこんだ拳を開きながら、今度は天へと突き上げる】
【飛来する短刀は、急激な軌道変化を見せながら、少女の周囲をぐるりぐるりと旋回しながら】
【上空へと飛んでいく――】

〜〜っ、せいっ!

【最後に、掲げた腕を、一気に前へと振り下ろす!】
【天高く飛び上がっていた短刀は、川魚を捕えるカワセミのように、急降下――】
【――最初に突き立っていた場所と寸分違わぬ地面へと、再びその刀身を埋めた】

はぁっ。はぁっ……!

【自分の為した短刀の動きを確認し終えて、少女の膝が折れる】
【息を荒げて、うずくまるその姿勢は、まるで激しい運動に疲れる姿そのものだ】

……ま、だ。
もう、一回……!

【呼吸も荒いまま、しかし少女は再び立ち上がって、短刀の方へと再び右手を突き出す】
【――さらにもう一回、同じ事を行うつもりだろうか】
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 21:52:20.46 ID:c7dqf2cho
【月が霞みに隠れて、より一層、夜の闇が強くなる、頃
――――少女が一人、ふらふらと路地裏へと迷い込む】


ハァ……ハァ……っく……ぅ……
ひゃぁ――――……んっ……


【小さな唇を震わせて、漏れでる言葉は、仄かに甘さを含んだ嬌声で
彼女は重い足取りを、その路地裏の壁へと、どうにかして、運んで
華奢な背中を壁へと預け、ぱたん、と座り込んだ】

【紫苑色の長い髪の後方を三つ編みにし、一つにまとめ腰の辺りまで垂らした
白いオフショルの長袖のトップスに純白の手袋、両手首にかけた黄色いリングそして黒いレースのミニスカ
やや濃いめの紫苑色のニーソックスからみえる脚線美が素晴らしい巨乳の少女である】


……やっぱり、無理しすぎでしょうか――――……
ですが、このままでは、彼に勝つことも、そして――――……敵を晴らすことも、できません


【呟く言葉は、今にも掻き消えそうな、吐息のようなソプラノボイスで
ぱたん、と座り込んだ両脚には汗がべっとりと浮かんでいて、腹部に置かれた右手と、地面をつく左手からは
――――裂傷でもおっているのだろうか、血がポタポタと、滴り落ちて】

【唇から漏らす、白色の吐息で黒夜を薄めながら、大きく身体を上下させる
路地裏の入り口から、血が伝っており、大通りからも、此処に誰か居る、と察することは可能だろう】
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 21:52:38.91 ID:70CAl3RU0
【水の国=z

【中央都市部 廃ビル屋上】
【色鮮やかなスプレー類による落書きが描かれた廃ビル】
【その屋上、崩れた柵に足をかけながら眼下の街並みを眺める人物】

ターゲット≠ヘ中々発見できず……次の遠征≠フ予定もまだ先…

一応、色々と要素≠ヘばら撒いていますが…さてさて…

手を回すのも大変ですね全く

何か、面白い事でもありませんかね……ククク

【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【男は風に帽子を飛ばされないように抑えながら眺める】

【ただ、蟻のように街を埋め尽くす人の群れをぼんやりと】
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 21:53:00.42 ID:iWy0yCdEo
【路地裏】
【薄暗くて、寒い。モノクロームと、時々、赤色。そんな構成のこの場所で】

「――――――、――――」
『〜〜〜〜〜〜〜〜〜! 〜〜〜!!』

【まず響いたのは、低い男の声と、ヒステリックな女の声】
【言葉の形を成しているのかすら分からない音が、コンクリートの表面を走って】


――――   ぁあぁぁあ   ――あああぁあああぁぁああ  …………!

【次いで、それらを掻き消すような勢いの、少女の悲鳴】
【耳の良い誰かなら、それに紛れた一人分の軽い足音が確認できるかもしれない】


【……とにかく、この耳障りなコンサートは、路地裏の奥の方から響いてきたのだ】
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 21:53:48.92 ID:yPkxXGmuo
【くす、くす、くすり、と笑い声】
【前日、同地域で聞かれたものよりは、幾分機嫌が良さそうな】


いらっしゃい、いらっしゃい、興味が無くてもまずはいらっしゃい
需要は有っても供給が足りない、それじゃ値段はつり上がる
上がれば上がるで買い占め起こり、余計に供給が増えていく
連鎖に連鎖、負の連鎖続き、中々手には入らない―――

【路上に広げたビニールシートの上に座って、声を張り上げているのは】
【足跡刻まれぬ新雪の如き、長い白髪の少年】
【厚手のホットパンツの下に黒いボトム、赤い革のサイハイブーツ】
【左前のブラウスに白い毛皮のコートを重ねて、ターンクロスの首飾り】
【金額的にも性別的にも、少年らしくはない服装で】


―――天下に響くその名もD=I

今買わないと、中々入手は出来ないかもよ?

【売りさばいている商品が入っていると思われる、段ボール箱を肘掛けに】
【コソコソと隠れる事も無く、大々的に麻薬の販売を行っている】
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 21:57:39.32 ID:DaJEzS500
>>28
【そしてメモ帳とペンを取り出しサラサラと何かを書きそのページをやぶり】

コレはその薬を売ってる闇医者の場所です
腕はいいから安心してください
【そう言いながら渡そうとし】

私ですか?
紅閻寺レン
紅い閻魔の寺と書いて紅閻寺(こうえんじ)です

マイナー雑誌《世界の眼》の記者見習いです
【なんという事でしょう】
【彼女もジャーナリストだった】
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 21:58:35.08 ID:cUIof5Dio
>>27

【神速の抜刀――そう形容出来る其れに、若干瞠目】
【然し、其れ以上の反応を見せる事は無い……精々、土煙を手で払う位だ】


――……貴女、お名前は? 後、お金とか……遠い国≠ゥら来たんでしょう?


【―― 一転、『現実的』な話題を切り出す彼】

【生来、力≠ニ言った分野の話は好きではない】
【世界全体が平和に暮らせるのなら、其れが一番好ましいと思っている様な青年だ】
【――……遠い国≠強調している辺り、意外と頭が切れるのかも知れない】
【『この世界≠フ能力者』と彼女が発言した事を、確かに脳で処理しているのだ】


僕の名前は――森島 京=B
しがない……そうですね、半分無職です。


【かと言って無職を堂々と名乗る辺り、やっぱりアホかも知れません】
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:01:00.74 ID:H5C3Lp98o
>>35
【紙片を受け取り、其れをまじまじと見つめ、ベルトポーチに納める】

なんか、色々と、ありがとうな。

【感謝の笑を見せる】

紅閻寺レン、あいよ。覚えた。
《世界の眼》……聞いたことがあるような無いような……。
ああ、俺も一応個人でニュースサイトの"Veritas"ってのをやってる、よろしく。

【ジャーナリスト同士とは、なんと奇遇な、である】
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:01:51.91 ID:Eg0BUETUo
>>869

いんや、さっぱり言い方も俺の耳も間違ってないよ
たとえ来世で強くてにゅーげーむ出来るとしたって、それが本当に良だと言えるかね?
ブラックアウトした後の人間は自分の生まれ変わりじゃなくて他人さ。結果的には、同じだと思うのよ俺様

【時の経過ではなく、全て凝縮したノチの結果論として】
【公平と裁く事ができるのは全てを見つめられる者であり、それを味わう人間ではないと】
【親指で顔のラインをなぞり、首を捻りながらに訂正する】

そりゃもう幸せでしょうね、本人達は
内部でどんな教えをしてるかは分かんないから断言は出来ないけれど

【どう、とは。互いに多少の情報も無く判断できずだが、男は特に間もおかずに答えた】
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:08:05.12 ID:gcqX4CiEo
>>30
ほう・・・・・・

【黒い服、漆黒のマント、フルフェイスタイプの仮面を身につけた男が】
【夜の闇に解け込み、ベンチからその様子を眺めている】

・・・・・・・・・・
操作は十分、距離に至っては素晴らしい・・・・・が・・・・・・
惜しい、な・・・・・・・

【すくりとベンチ立ち上がり、その少女に接近】

フロイライン、根を詰めているところ悪いが、一つよろしいかな?
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:10:31.23 ID:yPkxXGmuo
>>31>>33
/折角両方路地裏なのだし、複数絡みはどーでしょうか?
/と確認の文章だけなのもアレなので


やれ、やれ、やれ
少女の悲鳴は醜悪な老婆の嬌声と同等かそれ以上には耳に不快に聞こえると言うのに
それには飽き足らず更に更にまた別な色の悲劇が起ころうとはまさしく想定不能想像の範疇の遥か外
これはこれは奇怪な偶然と言わざるを得まい、ね

【悲鳴を聞きつけ、その人物は現れた】
【路地裏の外から、足音を隠すでもなく、勢い良く駆けこんで】
【その途中、地面を伝う血の跡を見つける】

【この侭進めば、悲鳴の原因に辿り着くまでに、怪我をした誰かに追いつけるだろうか、と】
【独り言の長い男は、走る速度を一段階上げて】


お楽しみの最中ならすまないそうでないのなら耳を貸したまえ路地裏の住人と思われる諸君!
これでも私は治安維持の側、黙って見ている訳にもいかんのでね!

【張り上げた声は、壁に寄りかかる少女にも、静かな男にも、ヒステリックに叫ぶ女にも、十分に聞こえるだろう】
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 22:12:31.62 ID:h76/YNoZo
>>38

ふむ……成程。

【相手の考えを鵜呑みにするので無く。1個人の意見として聞く】
【だが……その意見は、多分】

なら、正義の味方について。どう思う?

【くつり。問いと共に。笑みが漏れた】
【地獄の次は天国でなく…この世界の、正義について。問いかける】


………だと、良いんだがな

【本当に、と隠す様に呟いて】
【嗚呼、だが彼は知っている――――人は幸福に“慣れる”生き物であると】
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:13:58.01 ID:MY3+QGbvo
>>34

【カチャン、カチャン、カチャン、とどこからともなく音が響く】

…あれ、なんかヘンな音が出ているのデスヨー…
油のさし忘れがどこかにありましたっけ…えーっと?

【純金の三日月の髪飾りで腰まで長く伸ばした艶やかな黒髪をポニーテールにして整えている
耳をアンテナヘッドホンのような機械で覆い隠した、黒を基調としたロングスカートの服を白いフリルとエプロンで彩った…俗に言う侍女服の少女が現れる】
【彼女は少年に近づくと何かの大安売りをしているかと思い近づいて】

どうもデスヨー、そこの方、Dとはなんデスヨー?

【きょとんと、何も知らない無垢な少女のような顔で聞いてくる】
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:14:24.11 ID:MY3+QGbvo
/しまった、遅かったか…今のはなかった事に
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:16:11.40 ID:s7uU25rDO
>>36

【剣を鞘に収める音が響く。】

……私はロータス

【彼女は言った。気に入らない相手なら名乗らないどころか、相手の話すら聞かない。自分がもらいたいだけ情報をもらい後はハイサヨナラ、とこんな感じである。】

…ロータス=ブラックよ。前の国では傭兵だったわ。

【だが、彼女は目の前の青年に対しきちんと自己紹介した。理由は自分でも分からない。】

黒睡蓮って呼んでちょうだい。『前の』国ではそう呼ばれてたから。

【そして、相手の言葉…全くの赤の他人を気遣うような発言…典型的にいい人なんだろうなあ…と思考した。】

…そうねえ…金よりも情報がほしいわ。…来たばっかりだから。

【わずかに考え、そう返答した。】
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 22:16:38.29 ID:K8QCqS8SO
>>34
あら、あなた…何を売ってるんですの?
【興味を持って足を止めた一人の少女】
こんな時間にこんな所でお店だなんて
珍しいものもあるものですわね
【ゴスロリのようなフリフリの多い紫色のドレスを着た小さくて幼い少女】
【髪は細くふわふわでその薄い紫色が光を綺麗に反射する】
露店って昼間にやるものではないのかしら…
【首を傾げながら少年を覗き込む】
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 22:17:13.48 ID:K8QCqS8SO
>>45は無しで

47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 22:17:52.44 ID:7EJdAH4I0
>>37
まあマイナーですからね
【苦笑いし】

なるほど…今度覗いてみますね
【笑顔でいい】

さて…じゃあ私は帰りますね
また会いましょうね
【そう言いながら手をふり笑顔で去っていった】


…………………………………///
【その後、顔が真っ赤にしながら固まったそうな】

/返事遅れました

/乙でしたー
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:19:08.79 ID:OJeE+3w4o
>>39

え……?

【よほど集中していたのか――それとも、単に疲労で周囲に注意を払うほどの余力がなかったのか】
【突然声を掛けてきた男性の姿に、少女は少々、間の抜けた声を返した】

……。

【疲労故か、視線が男性に焦点を結ぶまでにさらに時間を要した】
【胡乱気な瞳が、それでもどうにか目の前の影を認識してから、少女が最初に見せたのは】

……。
……何か、ご用です、か。

【あからさまな警戒の表情だった】
【フルフェイスに黒尽くめの男に、夜の公園で出会う――】
【少女の警戒も、致し方のないものかもしれない】
【少女の視線が、周囲に向けて走査される。周囲に他の人間が居ないか、を確かめるように】
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:20:44.06 ID:yPkxXGmuo
>>42
/同時絡みで良いのなら、こっちは大丈夫ですがどうします?
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:20:57.72 ID:H5C3Lp98o
>>47
ああ、今度読んでみるよ。

【と、興味のある様子を見せる】

ま、個人運営だけど、“濃さ”には自信がある。
ま、ちぃっと期待してくれてもいいぜ?

【大分、ジャーナリストとしての自分には自信があるようだ】

ああ、又いつか。
紅閻寺。

【そう言うと、保険とばかりに精神安定剤を一錠呑み足し、歩き去っていく】

……ファーストキスだよ、俺。

【最後にそう呟いて】

//乙でしたあああああああ!!
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:21:41.51 ID:iWy0yCdEo
>>40

……ちぇー、逃がしちゃった。

【路地裏の奥、叫び声のしたほうから。こつ、こつ、歩いてくるのは】

【鮮やかな赤の外ハネセミロング/同色のツリ目】
【白いカッターシャツ/赤チェックのネクタイと同色のプリーツスカート/ガーターベルトで固定した黒ニーソ】
【そして、普通に歩くにも不便そうな、厚底の「赤いロッキンホース・バレリーナ」――その靴で、こつん。軽い音を鳴らす「少女」】

【彼女は何故だか、「赤く輝くライフル」を肩に担いで、残念そうな顔をしていたのだが】

…………あ、えと、ごめんなさい?

【張り上げられた声に萎縮して、何故だか謝ってしまったり】
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:22:23.57 ID:MY3+QGbvo
>>49
/いえいえ、今日はちょっと別の事をする事にします
/また機会がありましたらと言う事で、失礼しますぜー
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 22:23:14.71 ID:K8QCqS8SO
>>32
おお、おおおおぉオォ?
【女の声が辺りに響く】
悪そうな奴見つけたゼェ〜♪
【身長が180に近い長身の女】
【腰下に届くほど長く、塗り潰したように真っ黒な髪】
【服もまた真っ黒なバイクスーツを着用している】
テメェここで何してんダァァ〜?
【出るとこ出てる割にスマートだったり、体だけなら男受けしそうだが】
【凶悪そうな表情と口調が全てを打ち消している】
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:24:26.28 ID:Eg0BUETUo
>>41
性技……正義の味方?
そいつは、ううん、ちょっと俺様答えられんわ
考えたことが無いわけじゃないが、具体化できるほど纏まった言い分にはならない
……すまんね?

【ちょっと何かとび出しかけたのはおにいさんときみとのやくそくだ!】
【何がしか口にしようとするも、言葉にならない呻きを僅かに残しただけで終わる】
【首を緩々と横に振って『自分には無理だ』と示し、眉を寄せて謝罪を口にした】

……坊ちゃん、もしやあそこの出身とか
な、わけはないか

【相手の態度に含みを察知し、ごく軽く、相手も流しやすいように、軽く問う】
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 22:25:36.70 ID:HzVlmgEz0
>>29

ご尤もで
【くっく、と喉を打ち鳴らして軽く笑う】
【こんな重苦しい空気の中でも、まだこんな風に自然に笑えるのが、一種の救いか】

【だが、ツァーリが訊ねたその話題、彼、クシャルクスの深淵】
【過去の話――「ふたりの友人」へと及ぶと、自然と彼の顔も強張る】

……二人の友人――……そうですね。
では、まず簡潔に――ツァーリ。

貴方は、『紅丸 紅斗(べにまる べにと)』……
或いは、『スバル=エルデ……』……いや、『アマガヤ スバル(天ヶ谷 昴)』という人物と、
直接会ったことはありますか?

【その名前は、先日水の国の港で対峙したスコール・ウェンズディが去り際に零した名と同一だ】
【矢張りというべきか――その事象は、こうして繋がってくる】
【あらゆる情報の断片は真底でリンクしており――ツァーリが得た欠片が、ピースが、いよいよ一枚の完成形を描こうとしている】

【しかし、何故クロワは一度、後者の名前を言い直したのだろう】
【『完全記憶能力』を有するツァーリなら、ウェンズディが去り際に少しだけ漏らした言葉であっても忘れない】
【紡がれた名前は『紅丸』と『エルデピアス』】
【「紅丸」「クロワール」から察するに、ウェンズディは相手を苗字で呼ぶタイプらしい】
【ならば『エルデピアス』もまた苗字にあたり、クロワが言いかけた名前を組み合わせれば――】
【……導き出される。恐らくもう一人のフルネームは、『スバル=エルデピアス』】
【それを言い直した「意味」は?……まして、言い直されたその名前の『苗字』は。】

/がっつりお待たせしました。今戻りましたー
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:27:03.57 ID:yPkxXGmuo
>>51

…………おや、おや?

何とも何とも私とした事が情けない早とちりにも程が有った様だ全くしくじったね
あの声の種類から考えれば繰り広げられている光景は推測より大きく外れはせぬかと思ったが
こうして来てみれば居ると思った筈の者はおらず居るのは少女が一人だけ、か

然し謝られても困るね、状況が分からないのだよ私は

【何処で息継ぎをしているのか良く分からない、冗長な言葉を吐いたのは】
【180cmを幾らか越える細身の体に、背に白で十字を描いた丈の長い黒のコートの男である】
【コートの下には黒い司教服を纏っており、腰にはベルトで銃のホルスターが付けられていて】
【銀色に近い色の短い髪をオールバックに固め、眼鏡の下の切れ長の目は微笑むかのように細められている】
【見た所、所謂聖職者という分類なのだろうが】


少女よ、あまり宜しくない独り言が聞こえたようだがね?
逃がしたのが、犬や猫の類である事を祈るよ

【男の左手は、自然と腰のホルスターに伸び】
【目は更にほ染まって、ライフルの品定めを始めた】
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 22:29:56.69 ID:70CAl3RU0
>>53

見て分かりませんか?観察ですよ観察………

【振り向かず、ただ眼下の街を呆然と眺める】

しかしいきなり悪そうな奴′トばわりですか…傷つきますね…ハァ

何か御用ですか?野蛮人さん……?

【溜息交じりにそう呟く】
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 22:30:20.25 ID:cUIof5Dio
>>44


黒睡蓮さん……うーん、ロータスさん――。
黒↑睡蓮、黒睡↓蓮、黒睡ー蓮……――――。


【はい、森島はこういう青年です】

【『黒睡蓮』と呼べと言われたからには、馬鹿正直に彼としては呼びたい所なのだが】
【さん≠付けるとどうしても長く、座りが悪くなる様で――口の中で、良い感じのリズムを模索中】


……情報=Aですか。
まぁ、お金ならどうとなり稼げますしね――あ、盗んじゃ駄目ですよ?
ちゃんとギルドなりで仕事を受けて、自分で稼いでくださいね。
後、今日の宿代が無いのなら貸してあげます。 女の人を外で寝させる訳には行きませんし――。


【 ※ 自 称 無 職 の 言 え る 事 で は 有 り ま せ ん 】


【あんた何処のオカンやねん、と突っ込みを入れたくなるほど、何と言うか小五月蠅い彼】
【異世界人≠ニ当たりを付けたロータスに対する、心配や親切から来ているのは確かなのだが――】


で、えーっと、情報と言いますと――……どう云った類の物ですか?
簡単な情報なら、街中の掲示板やギルド、図書館に行けば入手出来ると思いますが……。


【「〜の国は○○の辺りに有って、××の特徴を持っている」と言った類なら、確かに青年の言った方法で知る事が出来るだろう】
【若しも彼女が、もっと特別な情報≠求めているのなら話は別だろうが】
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 22:30:41.86 ID:h76/YNoZo
>>54

……ああ、いや。構わない。
下手な正義の観念を語られるよりはずっと…

【とは言うものの、その顔は少々残念そうだ】
【嗚呼、本当に―――気が合いそうだったのに】

【下ネタ?ああ、口頭では同じ言葉じゃないか】

当たらずとも、遠からず。だ
…普段はあそこで、そうだな……家畜を飼育している

【言いながら、人の国を指さす】
【ああ、だが…人の国出身と言う事は、無能力者である―――という事か?】
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 22:33:23.83 ID:Zsuzb3BAO
>>55

……いや、どちらも直接はない
ただ――後者の方は、もしかしたらだが……親族かその類とは知り合いかもしれないな

【天ヶ谷――その苗字は耳馴染んだもの】
【正義を心情とし、怪我も省みず猪突猛進に突き進む一人の青年が、同じ苗字だ】
【有り触れたものではなく、両者の繋がりは深いように感じる――尤も、兄弟なのか親戚なのか、そういった線は浮かばない】

ただ――昨日会った女は、紅丸とエルデピアスと言ったが……それは?

【偽名の線も一瞬だけ考えたが、もしそうならば目の前の彼も偽名を使うはずだ】
【養子や離婚といったドロドロした可能性も拾い上げつつ、慎重に言葉を並べて】

/おかえりなさいー。そして携帯移行です
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:34:58.14 ID:gcqX4CiEo
>>48
そう斜に構えなくても私は君に危害を加えることはない。

【手を肩のあたりまで、掌を見せて上げ】
【害意は全くない、と身ぶりでも示して見せる】

只少し、君のしていることに興味を持ってね。
それは君が独自に編み出したものか?

【少女から2mほど距離を保った状態で、足を止める】
【これ以上警戒を与えない為の配慮だろうか?それとも・・・・・】
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:35:37.59 ID:iWy0yCdEo
>>56

あぇ、うぇ、ん?
ええーと、はい、ん、え?

【波のように押し寄せる青年の言葉に、少しだけ呑まれそうになって】
【頭の周りに、ハテナマークが踊る、踊る】

じょう、きょ……あーえっと、ちょーっと個人的に聞きたいことがあるヤツを見つけ、て。
声、かけようとしたら逃げられたのネ。だから、足でも撃って……

【留めようとしたら、逃げられた、と】
【この理由はあんまり「よろしくない」部類に入る気がして、視線を地面に這い蹲らせた】

【ボルトアクション式の、少々古風なデザインの小銃。銃身を纏う赤い輝きは、おそらく魔翌力の類】
【魔銃、というやつだろう。多分】
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 22:36:29.03 ID:K8QCqS8SO
>>57
ヒャッハハハハハハハ!!
【下品な笑い】
傷つくようなタマにゃあ見えねぇゼェ?

そおだナァ?
用事があるかどうかはまだわかんねーかナァ?
アタシも一応悪い人なんだけどヨォ
もしかしてこの国でなぁんか、しようとしてんのカァ?
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:39:09.03 ID:Eg0BUETUo
>>59

そりゃ手厳しいね。ま、本当に語れる人ってのは大層名が知れてんだろ
敵も味方も入り混じりて名が一人歩きするこの世界じゃ、さ

【自分で聞いといて。とか、からかい混じりに言いながらも、己では無い誰かしらを指して言う】
【きっとご立派な回答を求めるならば、探せば求めに応じるだろうと】

家畜って!
言うねえ、柵の中の羊ってところ? だったら羊飼いと追い犬もセットでオトクって?
怖いね、あんまり熱っぽい視線送ってるとラブコールに応えて追いかけてきそうだわ

【またしても相手の口から飛び出した厳しい物言いに、賞賛と皮肉を交えて一つ手を叩く】
【ぺらぺらとジョークを並べ立てながら、指された先の『国』に苦笑を向ける】
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:42:20.29 ID:s7uU25rDO
>>58

『さん』なんてつけなくていいわ。鬱陶しい。

【煩わしそうに言った。相手の気遣いなどガン無視である。】

別にあんたが心配する必要はあ・り・ま・せ・ん。
というか無職なら取っときなさいよ。

【ズバズバと言いたいことを言う。しかし最初のころと比べてだいぶとげが抜けている。まあ最初が最初なだけに以前不機嫌そうなのは変わらないが…】

どんな情報がほしいか…か…うーん

【そして考え込む。確かに森島の言うとおりだ。自分はどんな情報が欲しいのだろうか…】

…とりあえずこの世界にはどんな組織があるか知りたいわね。

どうせいろんな組織があるんでしょ?

【断定的に聞いた。】
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:43:56.93 ID:yPkxXGmuo
>>62

おや、おや、おや。それは何とも危険な事だろう現行犯で捕まえられないのが残念だよ
然しながら自白が有ったのならばそれを証拠とするもこの世界なら許されようか許されようね
幾ら路地裏が治外法権と言えど右の膝を打ち抜かれて左膝を差し出す愚者はおるまいよ

………長々と喋ってすまないね、必要な部分だけ抜きだすのなら
危険人物は身柄を拘束せねばならないだろう、という事だよ

お前もまさかこの様な場所に演劇を鑑賞する為に訪れた訳では有るまい?

【実際に危害を加えた現場に遭遇したのなら、直ぐにでも交戦状態に入ったのだろうが】
【既に事が終わってしまっているとなると、男の真剣味が些か薄れる】
【それでも職務は職務と、ホルスターから拳銃の持ち手に右手を移し】

抵抗はあまり推奨せんよ。言い訳があると言うなら、聞いて説教してやらんでも無いがね
これでも、司教を務めている身だ……聖書の内容も忘れたが
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 22:44:25.97 ID:HzVlmgEz0
>>60

そうですか。……「親族?」
……ああ、……『天ヶ谷』……
えー、……『天ヶ谷』……『双葉』でしたか?『対機関連合』のアタマは。
彼の妹ですよ、スバルは。
他にも弟が何人か居るようですし、誰が貴方の知り合いかはわかりませんが

【――とのこと、らしい。恐らく、ツァーリの思っている彼とぴったり符合するはずだ】
【これは此方の預かり知らないところだが、もし双葉が兄弟――妹の話をしていたとすれば、それが昴で間違い無いだろう】
【しかし、何故言い淀んだのか?その疑問は、ツァーリの次なる質問によって解消される、か?】

……ああ、忘れないんでしたね。貴方は。おまけに耳も良いと来た。
『紅丸』は……『紅丸』ですよ。『紅丸 紅斗』。オレの親友のことです。
そして『エルデピアス』……これも――……『昴』のことですよ。
『スバル=エルデピアス』。それが、『天ヶ谷 昴』のもうひとつの名前です。
色々と……深い事情がありまして、ね。実は、詳しくはオレも分かっていない

【あのクロワールの口から『親友』という言葉が飛び出すとは、余程『紅丸』とは深い仲なのか】
【しかし、ここまで紡いで、クロワは。珍しく感情的に――悔しそうに――やや俯いて】

ですが、ただひとつ言えることは――……『スバル』は、もう『エルデピアス』とは訣別したらしい。
オレが……未だに十字架(Croix)を背負って歩いているのとは違って、
スバルは、もう『天ヶ谷 昴』として歩んでいるらしい。それだけです。

【……非常にややこしい、が】
【恐らく、彼自身――知りたい、と思っても知れないことなのだろう】
【語り口調から、少なくとも最近数年は『昴』と会っていないとも見える】
【何を思うかは自由だ――そして、この後何を訊ね、追究するかも】
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 22:45:22.58 ID:70CAl3RU0
>>63

こう見えて繊細なんですよ…まったく…

【再び深いため息を吐いた後に首をそちらに傾け】
【細めを開き、黄金の瞳を見せつけながらうっすら笑う】

自分で悪い≠ニ自覚しているなら貴女は救いがありますね

この国で何かする…?どうしてそう考えるのですか?まさか先ほどの独り言を真に受けて?

ハハハハハハハハハハハ!これは面白い!

いえいえ、私は何もしません

【くっきりと、そう告げると、ゆっくりと立ち上がる】

69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:45:48.83 ID:OJeE+3w4o
>>61

【自分の考えていたことが、透けて見えたのが恥ずかしいのか】
【男性の言葉に、少女の頬がサッと朱色に染まる】

し、失礼しました。
……その、世の中物騒ですし……。
……こ、こんばんは。

【誰に向けての釈明か分からないようなことを、小声で呟いてから。取り繕うように、小さく会釈する】
【それから、自分の行っていたことを見て、興味を持たれたのだと納得する】
【それでも気になるのか、時折ちらりとフルフェイスのヘルメットに目を向けながら】

そうですね……。
編み出した、って言うのとは違います。
……生まれつきのもの、かな?

【なんとも曖昧な言葉で、男性の疑問に答える様子は、少女自身も上手く説明する術を持たないようで】

魔術の類ではあるんですけど……。
うーん、ごめんなさい。上手く説明できてませんね。
……魔術師の方ですか?

【自分の要領の悪さにか、照れたようにはにかんで、そう問いかける】

【――もし彼女の持つ魔翌力を感知できるのならば、その見た目や性格の温和さとは裏腹に】
【ひどく禍々しく、蒼褪めた、不気味な魔翌力が溢れているのを感じているだろう】
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 22:46:00.38 ID:kdCUW79DO
・・・・嘘だろ・・・おい・・・マジで逃げたのか兄貴達・・・ 

【携帯で誰かと話ながら一人、男が歩いている】

あ?・・・お前まさか復讐とか・・・おい兄貴面とかそんなこと言ってる場合じゃ・・・

【パーマをかけた肩までのびてる髪に数本の金と紫のメッシュを入れた髪が生えた頭を、携帯を持ってない方の手で乱暴にかきむしってる様子からすると、男は苛立ちや焦燥感など負の感情にかられているようだ】
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 22:48:22.11 ID:h76/YNoZo
>>64

名が売れてる……か
そうだな、例えばなんて奴が有名なんだ?

【と、案外真面目に問いかけて】
【普段、外界と隔離された場所で生活しているのだ……外の事は疎いのだろう】

ん、あー。
そうだな……人と書いて家畜と読む――――――と、いうのは?

【くつり、言葉の最後に小さな笑みを加えて】
【冗談…と、そう受け取りたいなら、そう受け取れるだろうか?】
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:51:45.45 ID:iWy0yCdEo
>>66

あ、あー……結構重要なこと訊こうと思ったのに逃げられたから、ついカッとなって。ネ。
うん、相手にもいろいろとこう、攻撃された、から、正当防衛にならないかなー……なんて。
思ったんだけ、ど?

【顔色を伺うような、そんな角度で男の顔を見上げて】
【移動する右手を見て、あわててライフルを地面に落とし、ホールドアップ】

そりゃー……うん。ここ、舞台装置が最ッ悪だし?
静かに観るには適さない、よ、ネ。はっははー……。

【半ばあきらめたような、誤魔化し笑いがからりと響く】
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:54:42.68 ID:JqrLxzEao
【森】

こういう隠遁生活も悪くはない

【木のテーブルに木の椅子が置いてある】
【そして木の椅子に座っている者が一人】

【黒の髪に赤の野球帽を被り、茶のロングコート、黒の革靴】
【至って普通の女なのだが】

…しかし、することも無いねぇ…
無いことはいいことだが、面白くはないな

【そんなことを呟きつつ、テーブルに置かれた紅茶を飲み始める】

【何故かは知らないが椅子は二脚有り、一脚は自分で座りもう一脚はテーブルの対面に置かれている】
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 22:56:01.56 ID:K8QCqS8SO
>>68
救いがあルゥ〜?
ヒャッハハハハハハハハハハハハハヒフヒャホホへへヘホヒハハフフフ!!!
【数秒、狂ったように大笑いし】
アタシはナァ、悪い事が好きなんだヨ
殺したり壊したりがナァァ?
救いなんかあってたまるかってんだ、アタシは今が好きなんだヨ
【救いなんてとんでもない、と手をひらひらと振ってみせる】

何もしないっテェ?そーは見えないけどナァ?
【ジロジロと上から下と姿を眺めて】
ウンン、どーみても『僕ちんなんか企んでマス!』ってぇカンジに見えるゼェ?
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:56:40.61 ID:Eg0BUETUo
>>71
うーん? 個人名までは覚えてねーかしら
Justiceだとか対機関だとかの組織はね、みんな確固とした理念持ってるって噂
生憎俺様絵以外に関してはどうしても疎いんだわ

【本当に知らないのか、さておいて】
【どこか曖昧に濁すように言っては、頬を掻いて煙に巻き】

Bottom? それともヒトブタってヤツかい?
どういう答え期待してンのか分からんが、少なくとも自由を愛する俺様としちゃ歓迎しないね

【どちらの単語も意味は全く違う、が、ある種家畜に近いもの】
【相手の意図するところが分からず肩をすくめ、塔から視線を外す】
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 22:56:52.77 ID:yPkxXGmuo
>>72

……おや、珍しい
路地裏の住人と言うものは武器を向けられればそれこそ雪の上の犬の様に尾を振ると思っていたが
よもや尾を腹に巻いて猫の様に炬燵に籠る者がいようとは思わなかった
毎回この様な進行となるのなら我等の仕事はどれ程に楽なものとなるのだろうね?

………悪いが、同行願おう
なに、六王教団に引き渡すつもりはない。あちらの神とは、別段親しくもないのでね
我等は我等の神に祈るばかり………いかん、また脱線する所だ

【右手を腰の拳銃に触れさせたまま、近づいて行く】
【十分に近づけばしゃがみ込み、地面に落ちたライフルを拾い上げようとする】
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 22:57:31.48 ID:cUIof5Dio
>>65

ぅ……い、いや、此処ばっかりは譲れませんよ!
『さん』を付けるのが僕のアイデンティティみたいな物なんですから!

【何だか簡単に押し切れそうな持論では有るが、兎も角『さん』付けは絶対らしい】
【「ロータスさんにします」と、確定的事項で以って控えめな宣告を行い―――】


――……何だか釈然としませんが、取っときます。


【あ、プライド安い】


其れは置いといて……組織≠ナすか。

最近活発なのは、悪組織で言えば『カノッサ機関』、≪R.T.P.≫――。
正義組織なら……『対機関連合』に、<Justice>と言った所でしょうか。
大抵の組織の事なら、調べれば概要ぐらいは判ると思いますよ。


『正義組織』と接触したいのなら、紹介状≠熄曹ッますが――。
……其れは、貴女がこの世界を“理解”してからの方が良いかも知れません。


【どうやらこの青年、そっち方面に知己が居るらしいが――付け加えたのは、そんな言葉】
【“思想の強制”の意思は無い。 組織に入っていなくとも、正義と悪の争いに関わる人物はごまんと居るのだから】



……と、もうこんな時間ですか。 そろそろ出ないと、街に着くのが夜中になりますね――。


【ふ、と夜空を見上げれば――上空には満天の星。】
【其の現象は付随的に、『夜が深くなって来た』事も表している】
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:01:58.59 ID:gcqX4CiEo
>>69
ああ、こんばんは。
と言っても、この格好では説得力皆無、だろうが、な。
だから気にする必要はない。
誰だってボブ=●ップがすさまじい形相で全力疾走してきたら、怖いだろう?

【なんだかよくわからない例えであるが】

私は魔術師というより・・・・・・剣士に近いが・・・・・
そういった知識だけならば、人一倍あるつもりだ。

【彼女の問いにそう返し、感じ取るように彼女を見つめながら返し】

(しかし・・・・・異質、だな・・・・・・)

【少女の姿、其処からにじみ出る魔翌力を見て、思う】

(彼女自身の、と言うには・・・・・・何かしらの上位存在が宿っているのか?)
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 23:02:07.82 ID:70CAl3RU0
>>74

【苦笑しながら半歩さがり】

あ〜どうも苦手ですねこうゆう方は…ハハハ…

まぁ…これからも楽しく生きてくださいね…うん、それがいい…

【本当に面倒そうに適当に言葉を並べる】

逆に聞きますが、貴女は何かしている≠ですか?
別にたいした意味はありません、単純な興味です…

仮に、私が何か企んでいた≠ニしてです…貴女はどうするのですか?



80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:02:09.89 ID:iWy0yCdEo
>>76

や、それ……燃費悪いし?
一発撃ったら、けっこう疲れちゃったのネ。ははは、はー……

【視線でライフルを示して、乾いた笑い声を響かせる】
【この魔銃、発砲するのに大分魔翌力を使うようで】
【「弾切れ」の状態で戦うのは、無理があり過ぎると判断したようだ】

ロクオー……は、よく解んないけど。
あたしは、どこに連れてかれるのかネ?

【手を上げたまま、一応訊いてみる】
【ライフルに手を触れれば、ぴりっと。静電気が走った、その程度の違和感】

//すみません携帯に移動しますー
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 23:02:15.20 ID:Zsuzb3BAO
>>67

あぁ、それだな。……ふぅん、妹ね

【親族関係はハッキリしたが、今度は別の疑問が浮かぶ】
【10年ほど前――三人は怪我を負ったと言う。治療の練習、と言えるくらいだろうから致命傷ではないのかもしれない】
【ただ、“あの”双葉が……たとえ10年前といえど、自分の妹が怪我をしたと聞いて黙っていたとは思えない。】
【力がなく幼い頃に復讐を、とは思わないが少なくとも自分が奔走せずに遭遇した誰かに治療を願うとも考えられない】
【そしてクロワの反応――彼はきっと双葉のことを知らない。ならば、つまり――その頃“昴”と“双葉”に繋がりはなかった、ということなのだろうか】

……内緒話には敏感なんだ

【そう茶化しながらも、疑問は尽きない】
【エルデピアス、というのはクロワにおける『十字架』と同意義なようだと、それだけは理解してから……小さく息を吐いた】
【意識して息を吸わないと呼吸が出来ない――大きく酸素を取り込んでから、瞳を瞬かせると……舌で唇を舐めて、開く】

お前と紅丸紅斗、天ヶ谷昴。その三人は十数年前まで一緒だった
今は……少なくとも数年は、再開してない。しかし二人とも存命だと思われる

【軽く情報を整理するのは、少しだけ躊躇ったからだ】
【それでも覚悟を決めると、ひたり、青い隻眼の刃を彼へと垂直に向けて】

……―――≪R.I.P.≫
この組織とのことは、同時期か?

【――そう、彼が歩みだそうと思った核心であろうことを、尋ねた】
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 23:05:41.75 ID:h76/YNoZo
>>75

対機関……か
成程…探して、聞いてみるか

【justiceは、既にその1人会合した……結果は、満足しなかったが】
【だが、対機関ならどうだろう。私を満足させてくれる“正義”が…其処に有るのだろうか】

いいや、何の答えも期待していない。事実だ

【緩く首を左右に振って見せる】
【事実。貴方が歓迎しなくとも…それは事実なのだ。何故なら――――】

人の国は、俺が“飼育”する国だ

【単純にして、明快な答えに訳すなら。それは王であると言う宣言】
【彼が、人の国の―――無能国家の王だと言う事だ】
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:07:43.27 ID:yPkxXGmuo
>>80

すまないがね、お前の体調は今は然程興味が無いのだよ
私が行わねばならぬのは、危険な人間を拘束して順当な罰を与える事だ

(………よもや素直に捕まるなどとは思って居なかったがね――やれ、肩透かし)

【拾い上げたライフルを、一度軽く投げ上げて、左手でキャッチする】
【銃身を掴んで、グリップに近い部分を肩に置き】

さて、ね。それはこれから私の気紛れで決めよう
少女よ。お前があまりに素直に捕まり過ぎて、私が言う事が無いのだよ
抵抗してくれれば、遠慮なく射殺という選択肢が取れたのだが、ね

【少女に先んじて、路地裏の外へと歩きだす】
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:09:17.82 ID:s7uU25rDO
>>77

めんどくさいわねえ。まあ好きにするがいいわ。

【森島の宣言を聞き入った。】

…なるほどね

【女は森島の言ったことを頭にたたき込んだ。今度はそれについて調べてみよう。】

あ、ほんとだ。もうこんな時間だ。

【釣られるように空を見上げた。辺りは真っ暗だ。…街灯などないので、床闇が能力者達の周りを支配している。】

さてと、私もそろそろ街の方に言ってみるわ。

【そう言って、荷物をまとめだした。】

あ、あんたは私のことは気にしないでいいわよ。
先に行っちゃって。

【と、付け加える。一応彼女なりに気を使っているつもりであるが…】
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 23:12:12.69 ID:kdCUW79DO
>>73
/すいません。絡んでいいでしょうか?
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:13:37.37 ID:JqrLxzEao
>>85
/勿論さー、バッチコーイ
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 23:13:38.47 ID:HzVlmgEz0
>>81

フフ、随分と御機嫌な性格をしていらっしゃる

【く、と。目を瞑ったまま、内緒話が好きだという相手に皮肉を返して】
【しかし、話題が核心に至るに連れ、彼からも「余裕」は失われてきているようだ】

……紅斗もスバルも、生きているのは確実です。
そして、紅斗とは数ヶ月前……約3年ぶりに再会しました。
スバルの方は、まだ――……ですが、互いに互いが存命であることは、知っています。
スバルに会ったという人物とコンタクトを取れましたが、スバル自身、オレを探しているようでしたから
紅斗もまた、スバルとコンタクトは取れていないようです。
現在、オレも紅斗もスバルに対する連絡手段はありませんが、オレと紅斗の間では連絡手段が確立している。
どちらかがスバルと出会うことができれば、そのまま3人とも再会することができるでしょう。

……恐らく、それはそう遠くない。随分と「近付いている」んでね

【それは、彼にとってもまた、状況を整理する場であったのか】
【彼の過去は、今の状況あまりにも複雑に絡み合っている――少しずつ、解き往く】
【……そして。その単語を出した瞬間、彼の身体が一瞬、震えたように見えた】

……同時期、なんてものじゃあないですね。


……――ほんの『3年前』。
……まだ、たった3年前の出来事です

【――彼自身、その時の流れの遅さを、噛み締めるように】
【或いは、その3年間の重みを、噛み締めるように。繰り返す】
【……そしてまた、断片は繋がる。紅丸と再会した――『約3年ぶり』と、組織との関わり、『3年前』】
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 23:13:54.75 ID:K8QCqS8SO
>>79
ヒャッハハハハハハハ!
よく言われる

あぁーん?アタシは別にテメェがホモだろうが連続殺人強姦魔だろぉが興味無ぇヨ
アタシも破壊や虐殺はよくやるゼェ、一応機関に名前置いてるしナァ
役割としちゃあ広報よ、暴れて名前を広めるってナァ
アタシは暴れたい、向こうは暴れて欲しい
装備も提供してくれるし、利害の一致って奴だナァ?
【どうするか、との質問に対して】
場合によっちゃあアタシも手伝いたいぐらいだゼェ?
こういっちゃなんだが下手な人員使うよりゃあ、アタシ一人に頼んだ方がマシだって自信もある

89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:14:40.90 ID:Eg0BUETUo
>>82
ま、大して俺様のボキャブラリなんて参考にならんよ?
路地裏辺りで正義の味方してる人間に芋づる式で聞いた方がよっぽどタメにならぁね

【所詮一般人のたわ言なのだと、注釈をしてから話を締めて】

……俺様、一応能力者だからね?

【己が王であると名乗る、目の前の彼から一歩退く】
【念を押してから、前髪をかき上げどうしたものかと話題を探し】
【出た言葉は、ぽつり、呟くようなもの】

ああ……坊ちゃんと似て非なる人間をよく知ってるよ。そっちはオンナだったけどね
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:14:42.91 ID:9zB6SvNSO
>>83

やーだなぁお兄さん、冗談へたくそだネ?

【射殺という言葉――多分、冗談ではなさそうだけど】
【とりあえず、引きつった笑いを浮かべて――――】


(…………取られちゃった。どうしよ、あれ結構喚ぶのむつかしかったのに)
(やっぱり何時も通りに、マックスとカスパール、使えばよかった……多分アレには効かないけど)

(……今のところは、回収は諦めて。「こっち」を喚ぶのに、専念しようかネ)

【――――こつん】
【ささやかな靴音と共に、ささやかな思考を巡らせて】
【とりあえずは、男についてゆく】
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 23:16:37.47 ID:cUIof5Dio
>>84


ん、判りました。 ……あんまり、襲われない様にしてくださいね。
ロータスさんの心配はしてませんが――殺される方が、ね。


【此処までの遣り取りで、有る程度は彼女の性格を理解したのだろう】
【「乗せて行く」と言っても、恐らくは話がややこしくなるだけ――そう思ったのか、意外にあっさりとバイクに近付いて】


ナビのセット良し、と……じゃあ、さようなら、ロータスさん。
風邪なんか引かない様に、気を付けてくださいね。


【ふわり、と――人の良さそうな笑みを浮かべて、『戦う者』らしくも無い言葉】
【そのまま泉に背を向けると、再び重低音を鳴らしつつ去っていった―――】


/お疲れ様でしたー!
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 23:17:20.53 ID:R++q8NVDO
【草原=z

「俺の――いや、俺たちの旅はここから始まるんだな……」

『………。』

【心地の良いそよ風が吹く草原の中、銀髪の青年は佇む】
【その瞳は】【遠くを見ているようで】【どこか寂しげで】

「俺が俺であるように、由希は由希であるべきだ――」

『わかってる。』『だから…』『行こう――。』

『私たちのあるべき姿を探すために――』

【そして聞こえる2つ≠フ声――】

【一つは彼のもの】【もう一つは誰か=\―女性のもの】

【もう一つの声の主は見当たらない】

【だが、よく注意すればその声の発信源も彼≠ナあることが伺える】




【今は彼がそこに在って】【男女二人の声が聞こえて】

【その2つだけが、確認できる――】


/久しぶりだから色々あれかも!
/「それでも構わない!」って人はお願い!
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 23:19:45.52 ID:P7BMgH4w0
前スレ>>838

【速射による追撃は行われない。彩ノ崩衝≠フ反動で、術の方向を制御する腕を喪ってしまったからだ】
【魔力体とは云え、千切れた機関の再生は難しいのだろう――魔弾≠フ行使は此れでかなり難しくなる】
【よろり、彼女は思わず膝を着きかけた。幼い徒花≠フ体は、最早立っている事自体が奇跡に近い筈だ】
【――だが、現に彼女は其処に立っていた。色を宿さぬ瞳で、殲滅すべき対象をしっかりと見据えながら】


【ぷつん――ッ】


「――ッ!? そ、其れは……ッ」

【其れは余りにも突然発生した異音だった。これは……勘違いでなければ、何かが破れる音≠セろうか?】
【発生源は云うまでも無く徒花≠セ。彼女の戦闘スタイルからして、これは魔術の前兆なのだろうが――】
【……然し。離れた場所から戦闘を眺めていた本人≠ェ、その様子を見て驚いたように目を見開いた】
【これまで朔夜に何らアドバイスを与えるでもなかった彼女が、それほど大きな反応を見せるという事は】


 【ぶつん】 【ぶつん】 【ぶつん】 【ぶつん】 【ぶつん――ッ。】


【その音は断続的に鳴り続ける。徒花≠見れば、ローブに刻まれたルーンが妖しく光を放っている】
【つまりこれは、彼女の持つ最後の手段≠ネのだ。腕を失った彼女が、朔夜に向けて魔術を放つための】
【その時、ふと。ふわり、ふわりと影たる存在は宙へと浮き始める――恐らくは、準備が整ったのだろう】

【そして発動される魔術は――明らかに常識や規格から大きく外れた、まさに大魔術≠セった】


―― 多元・月光華


【ぶぅん。幾つもの小さな魔弾の展開される音が、まるで虫の羽音のようにして共鳴し、戦場に響き渡る】
【それらは全て、徒花≠囲むようにして旋回を始める。それは云うなれば円陣≠ニも表せるもの】
【そして、其れ等の中に複数個。此れまでの魔弾とは全く異なる種類の物が混ざっている事に、気付けるだろうか】

【其れ≠ゥらは――この世界に繋がる要素を、少しも感じることができないのだ=z

「識槻朔夜、気をつけなさい!それは現存する魔術のどれとも全く異なる=c…」
「かつて私が使っていた最終魔術<Last spell>=c…ッく、うぅ!!」

【災禍≠ェ一際大きな声を上げる。反動は本人にまで及んでいるのだろうか、苦しげな声を上げた】
【――彼女の言葉が正しいとするのならば、この魔術は明らかに破壊的な威力を持つ其れだろう】
【幸い、朔夜にはまだ時間が残されている……月光華≠攻略し、徒花≠倒す為の時間が、まだ――】
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:20:32.81 ID:yPkxXGmuo
>>90

冗談は、冗談を言うべき時に纏めて発するようにしている
犯罪者を連行している時の冗談などは遭難した船のコック以上に虚しいものだろうね

……ああ、一つばかり言い忘れたが
路地裏での騒ぎは、取り締まる方も多めに見る事が出来る。が……
市街地で何か有った場合、それはテロ行為と見做さざるを得まい
テロリストには法の精神など通じぬならば説得の余地も無いとそう思わんかね?

【路地裏を出て、街の通りを進んで】
【このまま付いて行けば、やがて一つの教会に辿り着く】
【地方都市の教会にしてはやけに作りが立派な、カテドラルと呼ぶに値する物】

………さて、調書を取らねばならんのか……面倒だな
口頭で済ませて後は自警団……か、教団に押し付けるか………
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:20:59.51 ID:OJeE+3w4o
>>78

うーん……。
(何か事情でもあるんでしょうか……)

【比喩は良くわからないものではあったが、素直に同意を返すのも失礼な気がして、生返事になる】
【ならそんな格好をやめれば良い、と単純に考えるものの】
【――自分も人の事を言える様な格好でない時もあったのだし、と追求するのはやめておく事にする】

こう見えても、俺も剣士なんですよ?
……まぁ、色々あって、今は魔術の特訓中なんですけれど。

【先ほどまで操っていた、短刀が少女の持ち物であるならば、確かに『剣』の類を手にしていることになるが】
【――片手で掴めてしまいそうな腕、150pほどの身長、欠けた左腕】
【どれをとっても、『剣士』として見えるような材料ではない】
【そのことを自覚はしているのだろう、己を剣士と名乗るその顔は、どこか気まずそうな表情だ】

……まぁ、と言う訳でですね。
この魔術も、体系化されたようなものじゃないんです。
だから、説明しろと言われても、できません……。ご期待に沿えなくて、申し訳ないですけれど。

【と言う訳、というほど説明も為されていないが】
【男性の観察など知らず、少女はやんわりと、自身の術の説明を拒んだ】

/申し訳ありません、レスを見逃して遅れました。
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 23:21:12.23 ID:70CAl3RU0
>>88

おやおや機関の方でしたか…ナンバーズですか?それともただの機関員?
まさか議員の方ではないでしょう……

ああ、申し遅れました私カノッサ機関 水の国支部 支部長代理≠務めさせて頂いております

レギン=ハーネット≠ナす、以後よろしく……

【到って業務的なスマイルを相手に向けながら名乗る】
【相手の提案にパンパンと手を叩き】

そうですか、では簡単な任務を一つ……

この国で好きなだけ暴れてください……邪魔する者は言うに及ばず…簡単でしょう?
どうです?受けて頂けますか?
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 23:21:34.22 ID:h76/YNoZo
>>89

了解した……とは言え、中々楽しめたよ

【ありがとう、と最後に小さく礼を言い】

…有能な者が無能な王に手を出すかい?

【なんて、おどけた様に言い放つ】
【まぁ、殺気も何もない…至って普通な(?)青年の為安心だろう――――きっと】

ほぉ………?

【呟かれた言葉に…興味深そうに眼を細め】

一応…名を知りたい

【退かれた距離を縮める様に歩み寄りながら…問いかけて】
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 23:22:39.87 ID:eQ8KTn4DO
【公園】

【乾いた音が響いた】
【それに続きカン──という金属音が夜の公園に木霊する】
【それらの音は公園内のベンチから発していた】

【そこには一人の青年が居た】
【青年は、子供にも大人にも見える顔つきと、黒く短い髪に色白の肌を持ち、ワインレッド色のナイロールの眼鏡をかけている】
【服装は、黒いスラックスと茶色のシャツの上に白衣を羽織っているという研究者のようなもの。腰に締めているベルトの左側にはホルスターがある】
【右腕には手から肘までを覆う灰色の盾のようなものがあり、その先端から杖が出ていて青年の支えになっていた。右手は盾の内側から横に伸びているグリップを握っており、杖というには非常に機械的なデザインだ】

【彼はベンチには座らず、左手に黒いハンドガンを握り、公園にある木の一つに銃口を向けていた】
【たった今放たれた銃弾により木には穴が空いている】
【的当て、なのだろうか】
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 23:24:09.03 ID:kdCUW79DO
>>86
/それじゃ、お言葉にあまえて

>>73
くっそ!久しぶりにサバイバルやろうとすりゃこれだ!!
【森の奥から一人の男が現われる】

【異常に鍛えられた2m超の巨躯】
【長い髪とラウンド髭はプラチナブロンドに輝き瞳は黄金に光る】
【肌に直に着ている深紅のロングコートは不規則なムラが美しい】
【一見、絢爛に見える男だか今は髪や髭に枝や枯葉がからみロングコートはところどころ破けてる】
近頃はサルでも銃が欲しいのかよ・・・腐ってやがる!
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 23:26:32.96 ID:Zsuzb3BAO
>>87

……知ってるだろう、“昔から”だ

【警戒心を剥き出しにして銃を向ける相手に対し、笑う。そこから、コンビニで買い食いをして、最初から友達のようだった】
【勿論、あの頃は信頼などされてなかったが――しかしその絵だけ見れば、本当に】

昴の方は、此方も知り合いに尋ねてみよう。双葉にコンタクトが取れれば楽なんだろうが……まぁ、尽力はするさ
……掴まえられればいいな。早く

【再会、したいだろう。友人と】
【片方は親友と呼べる仲ならば、おのずともう片方もそれに近い間柄だと分かる】
【クシャルクス・クロワール・レッドスカイは、器用なように見えておかしなところで不器用な男だ】
【長く付き合っていけばいくほど、両者の関係を贔屓したり演技したりするのが苦手になっていく印象がある】

【それは、……とても好ましい事だ】


――三年前
つまり、お前は……三年前、紅丸と……?

【明言は、しない。自信がない】
【仮に“そう”だったとして思うところは――皆無というわけではないが――それでも、この関係が破綻するほどではない】
【しかし。重い。軽々しく推測が口に出来ないほど、心を押し潰そうとする、自分の能力では軽減出来ない負荷がある】

【もう一口、水を飲み……彼を見詰める】
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:28:15.07 ID:9zB6SvNSO
>>94

ぐ。

【靴音が、こつ。から、ぎゅりっ。という妙な音に変わった】
【図星を突かれて、足が変な方向に着地したのだ】
【こいつ恐ろしいでぇ……とかなんとか思考していれば、いつの間にかそこは教会で】

…………、……

【さっ、と。少女の顔から、色彩が抜け落ちる】
【赤い瞳は鮮やかさを失って、心細げに小さく震え】

……い、やだ…………ここ、やだ…………こわい

【焦点を合わせたのは――――教会の外装に在るだろう、十字架】
【何故だか少女はそれを見て、はじめて抵抗の言葉をひねり出した】
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:28:52.58 ID:Eg0BUETUo
>>97
いんや、無能力者だと知れたらシューベルト「魔王」よろしく攫われるんかなってね?
要らん心配を、ね?

【両手を前に出してのーさんきゅーの構え、むしろこちらから手を出す気はさらさらなく】
【十分に間合いをとってから、ようやく両手を下ろし】

坊ちゃんが無能力者の王なら、あれは非生者の王ってとこかしら
……サンドラ・アデル・マクレラン。今はせいぜい科学者くらいにしか知れてない名前だ

【所詮戯れだ。相手にとっては。なれば本気にもされず気にも留められないだろう、と】
【紡いだ名前は女のそれ、誰に聞いたところで未だ知らぬと言われるただの『名前』】
【僅かに、緊張を声色に込めて言葉を紡ぎ】
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 23:31:48.64 ID:K8QCqS8SO
>>96
なんだヨォ…つまりは上司ってわけカァァ?
アタシはただの兵隊だ、暴れるのに地位なんざいらねぇからナァ?
ま、一部隊預っちゃいるがネェ
【依頼を聞いて】
しっかし支部長代理ネェ?ヒャッハハハハハハハ!!
【ニヤァと笑いながら握手の形で手を差し出す】
おっと、アタシはレイブンだ、さっきも言ったが部隊を一つ預かってる
【ふと思い出したように】
そういえばヨォ、ゴルゴ13って殺し屋のマンガ、読んだことあるカァァ?
【「アイツ、握手しねーんだよナァ……」と、小声で呟く】
【何か意味があるのか、ただふと思い出しただけなのか】
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 23:35:21.45 ID:h76/YNoZo
>>102

…崖から突き落とされたら堪らんさ。
俺だって命は惜しい……多分

【くっくっと可笑しそうに笑って、此方も手を出す気は無いと告げると】

サンド・アデル・マクラレン
…………………略してサンマさんか

【貴方の声の緊張を解すかのように、そんなおどけた事を言ってみる】
【ああ、だが……もうちょっと“マシ”な略し方はできなかったのだろうか。】
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:35:37.19 ID:JqrLxzEao
>>99
おやおや、久々の客だ

【男が現れたのを見】

ま、ゆっくりしていくといい
何も売っては無いし、売るものは無いがね

【前に置いている椅子を指さしながら、一言述べる】

売り物は無いが、茶は有るから飲んでいくといい

【テーブルには空のティーカップにティーポットが置いてある】
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:35:43.20 ID:yPkxXGmuo
>>101

……………んん?

おや、おや、おや。どうしたのかね、急に
お前は抵抗しないとても真っ当な犯罪者だと考えていたのだがね
なあに、路地裏に比べれば何処までも安全な場所だともさ
朝も夕も神が見ておられる、神の子が十字架に在りて我等を見ておられる
ならば此処は世界のどの場所よりも正常な安寧の地だともそうは思わないかね?

まあ、上がりたまえよ。折角異端狩り≠フ教会にまで来たのだ
なんなら記念に、銀の十字架でもプレゼントしようかね?

【男の表情が、分かりやすく変わる】
【左の目は細まり、右目は逆に大きく開かれ、口元が吊りあがって】
【息継ぎのタイミングは相変わらず不明のまま】

入れ。私を何時まで此処に立たせておくつもりだ?

【十字架は、屋根の上に一つ】
【扉を開ければ礼拝堂、その正面にも大きく一つ】
【礼拝堂から更に奥の扉を潜れば、其処は生活空間だったり執務室だったりするのだが】
【教会建築に十字架のモチーフが幾つ有るかなど、この男すら数えたがりはしないだろう】
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:36:19.06 ID:gcqX4CiEo
>>95
ふむ・・・・・君も剣士、か・・・・・・

【彼女の言葉を聴き、気まずそうな表情を見つめながら】

そんな顔をしないでくれ、私は君の言葉を疑ったりはしていない。
技量や速度を重視する剣士もいる。

【其処まで言って言葉を切り】

っと、話が逸れてしまったな・・・・・・・
君は体系化した魔術ではないと言っていたが・・・・・

【目の前の空間に魔翌力が集中】
【瞬時に光の粒が現れ、それらが集まり剣の形を精製】
【さらに密度を増し、確かな実体を持った、魔翌力で生成された光剣が生成され、宙に浮かぶ】

・・・・・・私の世界では、これは体系に則った流派のある魔術なのだ。

【その光剣はふよふよと彼自身の周りを漂っている】

/気にする必要は全くないので謝らないでくださいな
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 23:36:21.12 ID:HzVlmgEz0
>>100

……違いない

【思い返せば、色々とあったものだ】
【彼はツァーリと違い、人間である。その記憶は、徐々に朧気なものとなっていくのが摂理】
【しかし、鮮烈に覚えている出会い、……そういえば思い切りブン殴ったこともあったか】
【死にかけていたところを助けられもしたし、石の入った雪球を顔面に思クソぶつけられた】
【深夜の図書館に忍び込み、その地下の書物庫で……可笑しい、またブン殴った気がする】
【そして“電話”と――……はッ、何だよ】
【…………クロワールの唇が、自然と緩んでいるのが見えただろうか】

……お願いします。

【そのことに関しては、たった一言。それだけしか返さなかった】
【一言だけ。だがしかし、一言だけだからこそ、想いはより集束されている】

【……相手が重々しい表情、様子で何やら推測を口にしようとしているところを】
【何を想ったか、クロワは、ふ、と軽く笑みを溢してみせて】

何を無粋な想像をしているのか知りませんが……ご安心を。
オレと紅斗はいつだって仲間であり、親友であり、……家族と言っても良い。
それはスバルだって同じことです。この2人は、かつてのオレが唯一心から信頼できる友だったんだ。
一瞬だってその認識が揺らいだことはない……そこは安心してくださって結構です。

【……そのことを語るクロワの表情の、なんと誇らしいことか】
【孤独な一匹狼であると思われた彼に、こんなにも心から信頼できる友人が居たとは】 
【しかし、ならば何故?何故出会ったころのクロワは、あんなにも人を信頼しない男だったのか?】
【そこには、きっと深い理由があり……それは、これから語られるのかもしれないが】
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 23:40:35.53 ID:70CAl3RU0
>>103

おやおやそうですか……まぁ特に所属している支部がないなら水の国支部へどうぞ…
良い待遇で扱わせて頂きたいと思いますよ…

つまり部隊長……よくその性格で部隊をまとめられるものだ……クク

【最後に少し皮肉を交えてそう答える】

あくまで代理≠ネので…そこはご容赦を…

【帽子のズレを直しながらそう呟く】

はぁ……私、そういった文化的な娯楽≠ヘ好きではないので…
存じません…申し訳ない

【苦笑しつつ相手の握手に応える】
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:41:02.13 ID:s7uU25rDO
>>91

ふん…

【煩わしそうに見送る。】

そっちこそまた道間違うんじゃないわよお!!

【背中に呼びかけた。やがて、重低音は遠ざかり、消える。】

……

【相手が「いた」方向を見つめる。】

……ありがと

【小さな小さな声で呟き、彼女も歩き出した。】



/ありがとうございました!
/またお願いします!
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:41:42.36 ID:Eg0BUETUo
>>104

奇遇ねえ俺様も一緒だわ。落ちたらジエンドってとこだ、ここで戦うのは勘弁だぜ
ま、しかしここには用事ついでに寄っただけだからなあ……今ァ、どの地点だろ

【ふと、思い出したように来た道を振り返って】
【無論ここへ鬼退治もとい王退治にきたでもない、と証明し】

うんすげえ全然惜しくねえ大体間違ってる
……んで、して、坊ちゃんのお名前なんてぇの?

【略がおかしいってレベルじゃねーぞ】
【ここにおらずの第三者の名前を出したところで、相手の名前を知らぬと気付いて】
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:43:56.52 ID:9zB6SvNSO
>>106

いやだ……やだ!
怖い、怖いの!! やだ!!

【目を反らしても、反らしても、視線の先にそれは存在して】
【何故怖いのか、それすら自分でもわからないまま。蹲って頭を抱えた】

いやだ…………怖いんだよ、なんでか、わからないけど、
怖いの、怖いの、怖いの…………!
怖いの、近づきたくないの、いやなの、許して、許してお願いだから……!

【ただひたすらに「怖い」。開いた扉が、獣の顎にすら見える】
【言葉になっているのか微妙な、拒絶を叫んで。少女は完全に固まった】
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 23:46:24.15 ID:kdCUW79DO
>>105
ん?
【呼び掛けられ初めて女に気付き】

はは、これはどうも

【手早く小枝や枯葉を払って身なりを整え椅子に座る】

まさかこんな森で人に会ったうえ茶を勧められるなんて思いもよらない事もあるもんだな

/すいませんブランク故に亀です
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 23:46:26.24 ID:h76/YNoZo
>>111

ああ、俺は落とされたら多分お陀仏だ……
だが…こんなところに用事?

【と、少々相手と“違う”点を強調して】
【だが荒野への用事と言うのが少々……気になった】

…長い。サンマさんで十分だ

【何なら明石家さんでも良いらしい。しかし見た事も無い人間の長い名前なんて覚える気にはなれなくて】

ああ、そうか…まだ名乗って無かったな。黒縄、無間と…名乗っている
して、あんたは?

【問いかけながらトン、と―――後方へ―――崖側へさがり出した】
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 23:48:05.01 ID:Zsuzb3BAO
>>108

お前には殴られまくりだった気がするな
懐かない猫が掌を引っ掻くものだと思い込めば、まぁ……可愛らしいものか

【からかうように言いながら、緩んだ彼の頬に自然と唇が綻ぶ】
【彼の変化に関しては、全てが自分一人の影響と思えるほど過信はしていない】
【おそらくはもう何人か――そのうちの一人は、きっとあの時の電話口に話していた相手のはずだ】

……なら、いい
その前提があるならば、此方も安心出来る――だから、教えてほしいんだ

【彼にそこまで言わせるほどの、人物】
【ああきっと、その二人も“愉しい”人々なのだろう――素直に会話したいと思う】
【どういった人達かは知らないが、旧友の彼等三人はとても愉快に笑いあうはずだ】

【自分はその絵が、――見たい】


……三年前、お前達に何があった?
≪R.I.P.≫は何故お前を警戒する。あの組織との関係は?

【だからこそ、知りたい】
【力になれるならば聞き過ぎることはなく、今だけは愉快犯の好奇心も捨てて、ただ彼の重りを抱えられるように――問う】
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:48:12.35 ID:OJeE+3w4o
>>107

……。
ありがとうございます。
……昔なら、魔術に頼らずに戦えるくらいには、剣を扱えたんですけれど、ね。
なかなか、今はそうもいかなくて。

【慰めを受けて、少女は不器用にも微笑んで返す】
【とは言え、これまでに幾度も、剣士としての力量不足を味わってきたのだ】
【言葉では何とでも言えるが、今の自分が剣士と名乗れるほどの身体でないことは、彼女自身が良く知っていた】

……。

【突如現われた光剣に、少女は目を丸くして見入っている】
【まさかいきなり魔術を目の前で使って見せられるとは思って居なかったのだろう】

は、い。
でも、それが、俺とどういう関係が……?

【輝く剣を呆然と見つめながら、しかしそのデモンストレーションの意味を図りかねて】
【男性に向けて、率直に疑問を返す】
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:51:16.02 ID:yPkxXGmuo
>>112

………ふうむ、これは珍しいね
よもや十字架にこれ程怯える者がいようとは私も思わなかった

だがね。私の教会で十字架が無い部屋は豚部屋しか無いのだよ
光の当たらぬ清掃も行き届かぬ醜悪で臭くて愚かで図体のでかい豚どもの家だ
何時も何時も餓えぬギリギリの餌だけを与えている豚共の家だけだ
お前を案内する部屋は其処で宜しいかね?奴等もきっと大喜びだろうさ

そして、だ。許してと言われて許すほど私は優しくないのだよ

【男は、言葉を発し続けながら、少女の周りを回る様にゆっくりと歩く】
【何度目か背後に回ったその時、突然靴の裏で背中を押す様な蹴りを放った】
【少女を礼拝堂の中へと蹴り込む、それが目的だろう】

【そして男自身は、ポケットの中を探り、小さな十字架を取り出す】
【聖職者なら持ち歩いていても不自然では無い、ただの身分証明と装飾品】
【それを手に持って、少女へと突き付ける】
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:51:27.83 ID:Eg0BUETUo
>>114
怖いねえ、ドイツ人が名乗ったらさぞかし面白おかしいあだなになりそうだ

【ミドルネームが二つだとか苗字が二つだとか、兎角長くなりがちな彼らなら尚更略されるだろう】
【皮肉ともおちゃらけた冗談とも着かぬことを言って、己はつま先を来た方向へと向ける】

俺様は / だよ
何の変哲も無い、ただの『スラッシュ』さ。じゃーね、無間ちゃん

【相手の名前をしっかり頭脳に叩き込み。くるりと返した踵の方向へ、そのまま背を向け去っていく】


/乙でしたー
/二日にわたりありがとうございました!
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:52:26.86 ID:JqrLxzEao
>>113
いやいや、まぁ一種のライフワークみたいなモンだからねぇ

【何処がライフワークなのか詳しく1時間程聞きたいモノが有るが、それは扨置き】

で、今じゃ下界の方はどうなっているのかね?
最近全く人に会ってなかったから下の情勢に疎くてさ

【茶を注ぎながら、そんな質問を投げ掛ける】

/大丈夫さ、俺も半年ぐらいロールしてないから全然遅いからさ
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 23:52:55.23 ID:K8QCqS8SO
>>109
暴れんのにまとまる必要なんかねーんだヨォ、好き勝手やりゃあいーんだ
あいつらは小うるさいがネェ
【あいつら、とは部隊の部下か】
まぁな、マンガなんか読んでたら馬鹿になるしナァ
アタシは大好きだがネェ
【握手した右手を握ったまま】
ああ、そうだ、さっきの仕事だがヨォ
『断る』ゼェ
【握手した右手はガッチリと握られている】
何も説明しないで上司に歯向かうのも悪いし、一応説明するがナァ
『ママ』がヨォ、この国に住んでるんでヨォ
少しでもこの国での危険は取り除きたいって訳でナァ?
【彼女は技術こそないがそのパワーだけは他の追随を許さない程に突出している】
悪いんだが水の国支部に『だけ』は、潰れてもらうゼェ?
【左手を振り上げる】
【胴体目がけた振りが極大な下から上へのテレフォンパンチ】
【しかし右手は放そうとはしない】
ヒヒッ、ヒャッハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 23:54:23.28 ID:h76/YNoZo
>>118

ああ、女でこんなあだ名を着けられたらさぞ困るだろうな

【くっくっと、彼は笑っているが―――】
【嗚呼―――それが女性の名前なんてさっぱり想像して居なくて】

スラッシュ……覚えておこう
また何れ――――

【トンッ――――】

【彼の耳に届いたのは軽い…とても軽い“跳躍”の音だろう】
【振り返ってももう――――地獄を体現したかのような黒の彼は居なくて】

/お疲れ様でしたー!
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:59:47.15 ID:9zB6SvNSO
>>117

――――――ひ、あ"ッ!?

【背中に衝撃。蹴飛ばされたと理解したのは、礼拝堂の床とご対面した時で】
【咽を引き千切らんばかりの勢いで、悲鳴を上げる】
【十字架よりも、洗礼されたこの空間の空気がひどく怖くて、重くのしかかる感覚】


……………………、…………っひ………………

【突き付けられた十字架に目を合わせれば、今度こそ完全に硬直して】
【蛇に睨まれた、蛙。ただし相手は、蛇とは正反対の「聖の象徴」】

【――――とにかく、蛙となった少女は、動かない、動けない】
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 00:00:47.01 ID:+DIVoJbc0
>>120

は?ママ=H貴女何を言って………

って!!ちょッ!!ちょっとまってくだッ!!

【ゴキンッ!!と大きな音がビルの屋上に響き渡る】

【男は宙を舞い、そのまま数m先に転がり、倒れる】

…………

【魔術的なカバーにより補っていた筋力も、式≠組めなければ意味はない】
【倒れ伏する男の首はあらぬ方向を向いている】

【首は――完全に折れていた】
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 00:01:14.90 ID:rV9Kfq1DO
>>119
ラ、ライフワーク?・・・・・

【一瞬、戸惑った表情をするが】
下界?・・・あぁ街とか村とか世俗のことか

何ていうかテロリストどもが気前良くテロを頻発してるぜ
こないだも二度ほどあったな

まぁ対テロや治安維持目的の組織も結構出来てるが正直なとこ後手にまわってる感じはいなめねぇな・・・
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 00:03:33.20 ID:SUMItK1DO
【繁華街】

【女は辺りを見回すように歩いた。コートを羽織り、背には華奢な身体には似合わない身の程もある大きな剣…】

……へえ…いろんなのがいるわね

【一目で能力者と分かる人間…自分と同じような剣士…様々な人達が歩いている。】

【彼女はこの世界にやってきたばかりであった。右も左も分からないためとりあえず街へ出てみたわけだ。】

……

【手持ち無沙汰にゆっくりと歩く。やはりさっき会った森島という男性から宿屋くらい教えてもらった方がよかったかなと思った。】

【風が吹き、豊かな黒髪がふわり、と揺れた。】
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 00:04:44.87 ID:kLsjoRxbo
>>116
関係は特にない。

【きっぱりと言った後、懐をごそごそと探り】

私の世界ではさっきのような魔術を全方位剣技と呼ばれていてな。
一応其れを人に教えることができる程度に、その技術を納めている。
要は只のおせっかいだ、アドバイスができるかとおもってな。

【ラップに包まれた皿とリンゴを取り出し】

で、一つ尋ねるが・・・・・

【さらに巻かれたラップをベリベリめくり】

その短刀を操る時、刀全体に魔翌力を流しているのか?

【リンゴを切り始めた、その、光剣を操って】
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/09(水) 00:05:25.38 ID:NKH3iUbqo
>>125
【上品で仕立ての良い鶯色の和服の上にインバネスコートを纏った老人が歩いている】
【頭髪は既に禿ているが、髭は長く、胸元まで白い髭が伸びている】
【腰には一振りの刀が有り、長年使い込まれた風格を感じさせ】
【老人の足元を彩る漆塗りの下駄は、一歩歩くごとにからから優しい音を漏らす】
【そして、その立ち姿は優雅でありながらもどこまでも隙の無い物であった】
【だが、老人は困った様子で周囲をキョロキョロ見回している】

ふむ……、道に迷ったかのう……。
宿はどこだったか……。

【髭を弄りながら、嘆息している】
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 00:06:44.92 ID:W+nAaACno
>>124
ふーん、そういうことなのか
なるほど、前と変わってないと言うことか

【ガクリと項垂れ】

ま、別に浮世人には関係の無いことだがね
全く住みづらい世の中になっちまったよ

【ため息を吐きながら、そんな毒を泊】
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 00:06:55.22 ID:yTNRX4wxo
>>122

………面白いね、実に面白い
あの女ならば喜々として山の様な十字架を用意して此処にぶちまけるのだろうが
然しそれを行って生まれた結果を私が観察したところで全くと言っていい程意味は存在しない
ならば私はどうするか職務を実直にこなすか退屈な日常に刺激を求めるか

……まずは、仕事をすませてしまおうか

ルージュ!私の執務室の書類を、適当に片付けておけ!
併せて、教会に有る十字架を運びこめるだけ執務室に運びこめ!

「はい!?はい!」

【礼拝堂の奥の小さな扉に向かって叫ぶと、帰ってくるのは少女の声】
【最初の「はい」は語尾が上がり、二回目の「はい」は普通のイントネーション】
【ぱたぱたと走り回る音が、向こうから聞こえて】


………尋問、と言うには温いかもしれんが始めるか、少女よ

さて、そうだな………まずは事実の再確認からだ
あの場所で、お前は誰かと争っていたな。一人でないのは声で分かった
では、あの時に争っていたのは何者か?

【男は、うつ伏せに倒れた少女の、襟と腕を掴んで立たせようとする】
【仮に自分の足で立つ事が無くとも、そのまま強引に引きずるようにして】
【抵抗がなければ、自分自身の執務室へと、運んで行く事になるだろう】
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 00:09:36.97 ID:k0zBw5PSO
>>123
………んアァ!?
【近付き】
し、死んだのカァ?
予想外だナァ…あっけなさすぎるゼェ…

一応確認しとくカァ?
(死んだと思ったら復活する奴もいるしナァ……)
【過去に出会った一人の事を思い出しながら腕に触れ、脈をとろうとする】
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 00:10:40.66 ID:lQvvuZoY0
>>115

……誰がネコですか、気色の悪い。
しかし、撃ったり斬ったりしないだけマシだと思ってくださいよ。
場合によっては凍らせてから砕いてたかもしれないんですから
【うげぇ、と苦虫を噛み潰したような表情から、冗談になってないような冗談を紡ぐ】
【まぁ、ツァーリとの出会い――あの状況から、実際撃ったり斬ったりしたパターンも】
【このクロワールという男の場合、幾つも幾つも存在したのだろう】
【それがここまでの仲に発展するとは、かくも奇妙なものである】

【奇妙なつながり――だからこそ】

……ええ

【生じた、『信頼』というもののために】
【3年前、世の中のすべてに絶望し、心を全く閉ざした青年の】
【今まで誰にも開こうとしなかった、その真底の第一歩目】

【……――彼が、愛なんていう愚かしいものを、大真面目に誓った紅茶色の彼女にさえ】
【まだ話せないでいる、その深い深い暗闇の、最初の壱】

【……そんなつながりだからこそ、押し開けるのかもしれない】


【――クロワールは、ゆっくりと。立ち上がり】
【徐に――本当に徐に――着ていたシャツを、脱ぎ始める】
【例えツァーリがそれにどんな反応を返そうとも、止まることはない。止めない】
【そして、彼の上肢が露になった時、恐らくツァーリは、そんな反応をすることも出来ないだろう】


【無数の傷】
【幾重の銃創、切創、焼けたような痕、魔力的なものでつけられたのであろう、惨い傷も】
【とても20代前半の人間の身体としては考えられない、凄まじいまでの傷の痕】
【ガーネット色の隻眼が、それを懐かしむように見下ろしてから】


……≪R.I.P.≫の『幹部』は……その『決意』の証として『受紋』を施される
上半身の何処かに、自分自身を象徴化した『刺青』を入れることで……
その『覚悟』と『忠誠』を示し、ようやく『暴帝ポポル』に認められる

それは、幹部として≪R.I.P.≫に身を捧げたものが、永久に背負っていくもの――――

【ふらりと、彼はツァーリに背を向ける】
【その背にも残る夥しいまでの傷痕、しかし、一際目を引くのは】
【結ばれた紅榴石色の髪が示す、首の付け根に、確かに刻み込まれた】


オレが背負っていくものは、漆黒の十字架



――――【『Croix(クロワ)』】――



……かつての姿、在りし日の剣



≪ Rest.In.Peace. ≫の≪ No.2 ≫

――――『クシャルクス・クロワール』



【――振向いた隻眼に宿る、その色は】
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 00:14:37.73 ID:NA0GgKASO
>>129

……い、あ、ぁ…………っ

【引きつった口が、なかなか動かない】
【咽もからからしていて、痛い。けれど、】

…………ひとり、だよ、
「声」をかさねて、魔法を編む、黒い魔法使い……
あいつ、きっと、あたしのこと、知ってるから……だから、
訊こうと思ったのにっ、教えてくれないの……!

【ここで声を出さねば、ここで死ぬ】
【そう確信して、必死に声を重ねるが……言葉の意味はひどく不明瞭】
【とりあえず、あの場所にいたのは「黒い魔法使い」で、少女は「自分のことを知らない」のだろう】
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 00:16:44.14 ID:rV9Kfq1DO
>>128
確かにそのとおりだ・・・路地裏でかわいこちゃ・・・いたいけな少女が居るから、今夜どうだ・・・・・いやどうかしたのか聞けば有無を言わさず斬りかかって来るし・・・・・・

【こちらも愚痴をこぼしながら、ため息を吐く】
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 00:16:55.95 ID:WcYt/DBUo
>>126

は、はぁ……。

【はっきりとした返答に、右肩を落として唖然とする】

……あ、ありがとうございます。
(……要するに、教えに来てくれた、って事、ですよね)

【突然目の前で取り出された皿と林檎を、ひとまず見つめていると】
【器用にも、光剣で林檎を切り始めた光景に、なるほど、自分の扱う術と似ていることを理解する】

【理解はしたが――】

……わ、わかりません。

【――少女にとって、自分の扱う術が魔術であることと、自分の身体に魔翌力が存在することは知識としては理解している】
【だが、ソレがどういうもので∞どういった方法で扱われるのか≠ヘ、全く理解していない】
【そもそも、自分の体内にある魔翌力を、『感知することすら出来ない』のだから、無理からぬ話ではある】

その、剣に動けって念じれば動く……感じでしょうか。

【なんともアバウトな話ではある】
【――1から教育するには、少々難儀な相手であることは理解できただろう】
【四則演算すら理解していない子供に、数学を教えるようなものだ】

【ちなみに】
【少女が先ほど行使していた魔術は、本来は自身の魔翌力を通したものにしか効果を発揮しない】
【そのため、短刀に魔翌力を通しつづけ、さらにその状態の短刀に向け、移動の術式を放ちつづける、という非常に非効率極まりないものだ】
【先ほどの魔術を見ていた男性ならば、その非効率さは理解できていただろう】
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 00:20:23.04 ID:+DIVoJbc0
>>130

【脈は最初の内はかすかにあったが】
【まるで消えかけの蝋燭のように弱まっていきやがて…】

―――――

【止まった、体は急激に熱を失っていき、瞳孔も開く】

【レギンの生命活動≠ヘ完全に終わりを迎えた】

【金品やIDを奪うのも彼女の勝手である】

136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 00:21:25.94 ID:SUMItK1DO
>>127

【女はなおも歩き続けた。目の前の武器屋で軽く立ち止まり、ガラスケースに入れられた大剣を見つめる。】

…オリハルコンに比べたら…ねえ

【馬鹿にしたように笑い、呟く。そして再び歩き出す。】

……ん?

【目の前の老人に気づいた。探し物が待ち合わせか…キョロキョロしている。和服に…】

刀…か…

【彼女は呟いた。使い込まれたであろうそれは、長年そうしてきたように老人の腰に収まっている。】

【そしてその呟きを聞いた。これは好都合。同じ剣士と言うこともある。早速話し掛けるとしよう。、と彼女はえらそうに思考した。】

あ〜あ。宿はどこかなあ
【あからさまに相手に聞こえるように大きな声で言う。】
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 00:22:07.29 ID:W+nAaACno
>>133
それはお主が悪い、路地裏は魔戒だからな ハッハッハ

【くすくすと笑う】

新世界はそういうモノさ
暗がりじゃぁ毎夜毎夜殺し合ってるし、殴り合ってる

そういう世界だ、諦めな
ま、偶に本物は居るがね

【茶を飲みながらそんなことを話す】
【丸で世界の大半を観てきたような言い草である】
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 00:24:18.66 ID:yTNRX4wxo
>>132

ほう、ほう。あれは一つの人間から発せられる音声だったとお前は言う訳か
そういう事例を全く見た事が無い訳では無いが然しそうなると其処に私は一つの疑問を抱くね
その様な魔物の所業とも思われる、実際にお前が魔法使いと呼んだその人物が………

何故、お前の事を知っているのだろうね?何故、「きっと」なのだろうね?
全く全く今の私には予測推測が及びもつかぬ程に分からぬ分からぬ分からぬ事ばかりだよ
お前の親戚か何かか?それとも古い友人か?
身内同士の喧嘩ともなれば、些か罪は軽くなるのかも知れないが、ね

【男が目指す執務室は、礼拝堂から扉を抜け、暫く廊下を歩いた先】
【礼拝堂は教会≠フテンプレ的な外観なのに、廊下はまるで何処かの役所の様に殺風景】
【ただ、有る程度の感覚を置いて、床や壁に描かれる十字架が、此処が何処なのかを如実に示し】


【執務室の扉の先は、何とも奇妙な光景が完成していた】
【最上級の机や椅子、来客用のソファ、サラウンドスピーカーやら巨大な本棚やら】
【家具屋と電気屋で高い物から選んで買い集めた様なその部屋は】

【ソファの上に、箱の中身をぶちまけたように散らばる、大量の小さな十字架】
【机の上に重ねておいてある、十字架を描いた大小様々な絵】
【壁にも、本当に集められるだけ集めたのだろう、十字架十字架十字架】

……見るが良い、良くも此処まで集めたものだと関心せんかね?
真面目な人間は加減を知らない、適当な命令で此処までやってのけるのは感歎すべき事だろう

さて、尋問を続けよう

最初に聞くべきだったが、聞き忘れていた
お前は誰で、何処の者だ?身分が分からねば、対処にも困るのでね

【嫌がらせの為だけに此処までの労力を費やすのは、性格の表れか】
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/09(水) 00:24:43.36 ID:NKH3iUbqo
>>136
【瞑目し、しばらくどうしようか考えていると、声が聴こえた】
【振り返ると、そこには女性が居て、老人は優雅な所作で女性に近づいていく】

おや、嬢ちゃん。
嬢ちゃんも道に迷ったのかの?

【人好きのする好々爺然とした笑を向けて言う】
【立ち姿は、とてもではないが剣士とは思えない隙だらけに“見える”ものである】
【腕や、着物の首もとから見える体は枯れ木のように細いのが視えるだろう】
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 00:31:22.73 ID:k0zBw5PSO
>>135
死んだ…か……
どうやら頭脳労働が役割だったみてーだナァ?
【彼女の影から烏が大量に湧き出す】
ま、折角だし使えるモンは貰ってくゼェ……
こいつの身分証がありゃセキュリティはパスできんだろおしな
(正義組織に渡してやったりすんのもいいか…?)
【あらかた懐を探ると】
始末は任せたゼェ……
【彼女の影から湧き出た烏が死肉を啄むために死体へと群がる】
【彼女は最後まで見届けるでもなくその場を立ち去った】

/乙でし…た…?
/まさか…そんな…あっけなさすぎる…簡単すぎる…
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 00:32:17.33 ID:rV9Kfq1DO
>>137
ほぉ・・・
【クスクス笑う女に妙に感心したような表情を一瞬浮かべ】

『本物』?
【女の言葉を聞き返す】
なんだか随分長生きしてるような台詞だな
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 00:33:38.85 ID:NA0GgKASO
>>138

だ、って、「居た」んだもん……!
あたしが「最初に起きた」ときに、あいつ、遠くであたしを見下して、
だから、「何があったか」、知ってるかも――――

【しれない、という四文字は、見開いた瞳が視認したそれに阻まれて】
【悲鳴を上げようとしても、出るのはもう、擦れた嗚咽だけ】

…………っし、知らないの、わからないの!
自分が誰なのかわからないの、ほんとに、
覚えてないの、わからないの…………

【だからもう、許して】
【懇願の言葉は、死にかけの蚊が啜り泣くような弱々しさ】
【執務室の床に、這いつくばった】
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 00:37:09.61 ID:+DIVoJbc0
>>140

【カラスに食いつぶされながら徐々に消えていった】

/お疲れ様でした!!
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 00:39:29.46 ID:kLsjoRxbo
>>134
【シャリシャリとリンゴを8つに切り分け】
【器用に、兎の形に皮を剥き】

うむ、美味い。

【その一つを手にとり、仮面の下半分をカシュンと開かせて食べ始める】

つまり体に染みついている、と言うわけか。

【要は手足を動かすように自然な感覚で行っている、と自分の中で解釈する】
【例えるなら指は動かせるが何処の筋肉がどう動いて関節がどう曲がるか解らないのと一緒だと】

ふむ・・・・・・・

【リンゴを口に咥え、数瞬考えた後】

こうするか。

【光剣を操り、切っ先を利用して半径50センチほどの円を描き、次は1m、1,2m、1,5mと円の大きさを広げ】
【最終的に半径5mの円を描く、例えるならボンカレーゴールドのパッケージのマークのような感じの模様が出来上がる】

円の中心に立ってもらえるか?

【シャクリ、とリンゴをかじってそう言う】
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 00:42:49.60 ID:SUMItK1DO
>>139

ええ。…どうもこの辺りは馴染みがないのよ。

【しめしめ、乗ってきたぞ…と女は思った。同時に、当たりを見回すふりをしながらさり気なく相手を観察する。】

【自分と同じように細い腕…世話好きそうな優しい印象だが、剣士としては隙だらけだ。】

……

【帯刀されている刀…この老人は使いこなせているのだろうか…】

……

【すると、彼女の遙か前方に、それはそれはDQNそうな人間が歩いてくるのが見えた。老人は背中側に当たるため、見えないだろう。】

(ちょうどいいのがきたわ…あれでこの人の「強さ」を試せるわね)

【女は心の中でほくそ笑んだ。】
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 00:44:13.59 ID:yTNRX4wxo
>>142

ふむ、ふむ、ふむ。お前の話は分からぬ部分が多いね
私はお前の過去の事を何も知らぬが為にお前の話の理解が不十分だと痛感しているよ

そして困った事にその答えは答えとしては扱い辛いね
自分が誰なのかも知らず、何処かの所属も無く
これで定住先が有るのならまだ救いは有るのだろうが、それは私の知らぬ事

ああ、言っておくが
私はお前に質問をしているだけであって、暴力的行為は行っていない筈だが?
お前が何かを恐れるのはお前の勝手だが、十字架が教会に有る事に何か矛盾もあるまい

さて、次

【男は椅子を引き出し、はいつくばる少女の直ぐ近くに置く】
【普通と逆向き、背凭れに腕と顎を乗せて座り、目だけで少女を見降ろして】


そうなれば、お前がした行動は、脅迫と傷害だけとなる
これは然程重い罪には当たらず、この世界では日常茶飯事とも言えよう
街の喧嘩を一々中断させて首謀者を捉まえる程治安の側の人間は暇をしていないのだよ

だが、ね。こうして捕まえた以上、一日程度の拘束はしようかとも考えている
この部屋の居心地は良かろう?最高の調度品を集めた、ビジネスホテルにも負けぬ部屋だ
牢屋などと無粋な事は言わず、今夜は此処で休むと良い。何、遠慮はいらんともね

【ソファに手を伸ばし、じゃらじゃらと大量の十字架を、手の中に移す】
【「此処で休む」とは、この十字架だらけの部屋で一晩を過ごすという事】
【当人の嫌いな物の中で長時間過ごさせるのは、拷問と然程内容は変わらない】


……十字架を恐れる存在は、大概が異端と決まっているのだよ
お前は吸血鬼かね?それともその眷族か?或いは魔女か?

何れにせよ、異端狩り≠フ長と遭遇したが運の尽き、だ
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/09(水) 00:48:01.22 ID:NKH3iUbqo
>>145
ほう、そうかい。
儂も今、旅行の最中でのう、宿を探しておったところなんじゃよ。
なんなら、お嬢ちゃんも一緒にどうかね、地図は一応あるし、それほど時間はかからんと思うが。

【と、首をかしげて言う】
【なんとも穏やかで、戦えるようにはとても見えない】
【そして、徐に腰に下げていた巾着に手を突っ込み、何かを取り出そうとした】
【取り出したのは、飴だったが】

おっと、落としてしもうたわい。

【と、軽く地面に落ち、転がっていく】
【其れに近づき、拾い包装を開き、飴を口に放り込む】
【その時点で、老人はDQNの進路からは完全に外れたところに居る】
【ぶつかることはないだろう。まるで、後ろから来るのを分かっていて、敢えて移動したかに見えるだろうか】
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 00:48:56.97 ID:W+nAaACno
>>141
あぁ、本物ってのはモノホンの遭難者の事だ
別に深い意味は無いぞ。

【茶を飲み干しながらそう答え】

長生きでは無いがね
浮世世界の人間ってのは案外なんでも知ってる物なんだよな、これが

【クスクスと笑ったままである】

で?何か質問はあるかね?答えれる範囲であれば答えよう

【手のひらを返したようにそんなことを尋ねる】

149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 00:50:07.43 ID:y31Cm3OAO
>>131

……まぁそうだな
むしろ、よくそうならなかったなと思うよ

【確かに今省みても、あの時の彼ならば攻撃しておかしくない状況だった】
【合縁奇縁と言えばそれまで――しかし、だからこそ自分は此処にいるのだと思う】

【故に、だ。】

――――……。

【結ばれた『繋がり』のために】
【何があったのかは知らない、ただ自分と彼の“友人”という重たい間柄の】
【彼が曝け出そうとしているその闇を、文だそうとしているその一歩を】

【確実に――受け止める責任がある】


【おもむろにシャツを脱ぎ出した彼を、沈黙とともに見詰めて――その後】
【微かに息を呑む気配が、彼の肌の上の傷をなぞる視線と一緒に空気を揺する】
【自分の身体も似たような惨状ではあるし、彼の性格や生き方から考えても、決して想像出来ない範疇ではなかったのだが】
【それでも、あまりに痛々しい。酷い。惨い。――友人の傷など、見たいものではないと、視線を逸らしたくなる】

――……嗚呼

【けれど、逸らさない】
【彼の覚悟から――逃げたくない】

【そしてその背中に、頸に刻まれた刺青に、把握しきれない感情の色に】
【彼の何倍もの時を生きた“化け物”は、ただ息を呑み、声を吐き出すだけで】

【なにも、言葉に――ならない】
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 00:52:33.01 ID:WcYt/DBUo
>>144

うーん……そう、ですね。
身体が覚えてる、って感じです。

【自分の状態を、おそらくは自分以上に察してくれた男性に、念のため、という形で答える】
【フルフェイスのヘルメットの下半分が開き、そこに林檎を咥えている、という奇妙な光景を、少女は微妙な顔つきで見ていた】

うわっ……。

【突然動き出した光剣の動きを、その目で追って――】
【魔法陣ともいえないような、簡素な――ターゲッティングサイトのような模様を、不思議そうな目で見つめる】

……これは……?

【魔術に疎い自分では、あまり意味の無いマークにも見えたが】
【ひとまず、ここまでのやり取りで悪意はないのだろう、と判じて、疑問の声を上げながらも】
【素直に、円の中心へと歩いていく】
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 00:54:18.07 ID:rV9Kfq1DO
>>148
あぁ・・・そう言うことかい

で、質問?
そうだな・・・・・・
【アゴに手を添え考えるフリをしながら】
まず自己紹介でもしないかい?
【女に笑いかける】
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 00:55:05.17 ID:NA0GgKASO
>>146

【少女の顔色に、暗い青がまた一滴。垂らされた】

(……え、ここで? いちにち?)
(こわいのに、かこまれて、いちにち?)
(…………ああ)

【追い詰められきったこの状況で、逆に頭が冴えたのだろうか】
【はっきりしてきた、気がする。それでも気分が悪いことには変わりないけれど】


――――そんなの。あたしが、知りたいよ


【種を問われ、一言。今までの言葉になりきらない喚きとは違う、はっきりした声で】
【ほんのちょっぴり憎悪を混ぜて告げれば、それが少女の最後の力だったのだろう、意識を手放した】

【きっと、銃を呼んで撃つことも出来たのだろう。けれど少女はそれをしなかった】
【最後の抵抗、だろうか。「自分は化け物じゃない、人間だ」と主張するような】

【とにかく少女は、床に転がって、動かなくなった】
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 00:56:40.66 ID:y31Cm3OAO
>>149
/申し訳ない、また遅れます
/時間的に問題がありましたら舞台裏に書き込んでいただけるとありがたいです
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 00:57:42.30 ID:lQvvuZoY0
>>149

……――――

【長時間それを晒すことも良しとしないのか、クロワは即座に脱いだシャツを羽織って】

……そして3年前。オレは裏切った。紅斗と共に、
≪R.I.P.≫……『暴帝ポポル』を。

3年間、逃げ続け――
……今、追いつかれた。『因果』とやらに

もう……ハイド・アンド・シークは終わりらしい
だからオレは……立ち向かわなくてはいけない
背いた過去に

【……大きく、息を吐いて】

……質問は?

【それだけ、返した】


/舞台裏でのアレに関して。3時〜4時までは大丈夫です。
/それ以降は、明日に持ち越しになるかと。展開の読みが外れなければ、今日中に終わるとは思いますが。
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 00:59:43.87 ID:SUMItK1DO
>>147

あ、…ああ…そうね。

【答えながら思う。…この人今…ワザと落とさなかったか…】

【いや、しかし…後ろに目玉があるわけでもないしそんなこと…】

……

(…しょうがない…あんまり演技は得意じゃないんだけど…)

【そしてDQNと女がすれ違う瞬間、彼女はよろけるようにDQNにぶつかった。】

『いたっ…なんだお前!』

あっと…ごめんなさい…

『へえ…いい女だなあ』

『ちょっと付き合えよ。』ニヤニヤ

【DQNは3人…彼女を取り囲むように絡み始めた。女は全然怖くないのだが、それはそれは恐ろしい、といった演技をする。我ながらうまいなあ】

いや…ええっと…

【オロオロしながら老人に『助けてほしい』といった旨の視線を送った。むろん全部演技だ。】

【もしなんか弊害があったらきちんと自分で処理するつもりである。】
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:00:40.50 ID:kLsjoRxbo
>>150
全方位県議の極意も一つに
「空間を我が物とし、刃を置き、支配する」
と言う者がある。

まず、その中で・・・・・・・そうだな・・・・・
半径2mまでの中で短刀を操って見せてくれるか?

【要は説明するよりやっちまうが易し、というわけである】

ちなみに言っておくがその円に魔術的な意味はない。
逆にそんなことをしたら操りにくくなるからな。
只わかりやすいように引いただけだ。
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:01:31.61 ID:kLsjoRxbo
/>>156を訂正
× 県議
○ 剣技
どんな県議会だよ・・・・・・
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:02:28.26 ID:W+nAaACno
>>151
自己紹介か、いいんじゃないかな?

【茶をカップに注ぎながら答える】

でも、先ずはそちらから振ったのだからそちらからどうぞ

【質問させておいて、そちらから言わせる】
【この女、出来る奴である】
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:06:33.51 ID:yTNRX4wxo
>>152

…………おや、おや、おや
人外という輩や異端と生死をやりとりしていると不思議と理解出来て来る事がある
あいつらは人間とは比べ物にならぬ力を持ち、想像も出来ぬ事をやってのける
長い寿命を誇り、我等が一代で為せぬ事を一人で為し、その脳内に辞書の如き記憶を持つ

だがね、奴等は心が弱い。力の割に、寿命の割に、奴等の精神は人間と然程変わらんかそれより脆いのだよ
名も知らず、種族も知らぬ少女よ。お前は、恐怖から逃れる為に意識を投げ捨てるのかね?

………誰か。豚部屋≠ノ連れて行け
運が良ければ明日の朝まで生きているだろうし、運が悪くとも掃除に手間はかかるまい

【意識を手放した少女を見降ろしながら、男は言葉を延々続ける】
【男の声に応じて部屋に入ってきた、おそらくはこの男の部下が、少女を抱え上げ】
【教会の地下の、とある一室へ連れて行こうとする】


【豚部屋=z
【巨大で、凶暴で、どちらかと言えば猪に近く。そして、人を[ピーーー]事すら躊躇わない】
【異端狩り$赴@卿ウィリアムス・ラッセルが誇る、最低最悪の拷問部屋】

【だが、其処へ少女を連れて行こうとしていた部下の視界、その端に】
【白い白い影が、ほんの一瞬だけ映った】
【意識と命を同時に手放した男の部下は、階段を転げ落ちていき】
【地下から聞こえる豚の鳴き声が、数分の間だけ、普段より騒々しくなった】


【次に少女が目を覚ました時、少女は何故か、公園のベンチに転がされているだろう】
【薄手の毛布が一枚、一応という程度に掛けてあって】
【『返さなくても良いよ』と書かれた紙が、その毛布に張り付けてある】
【目を覚ますタイミングによっては、彼女を其処まで運んだ者がまだ居るかも知れないが】

【それは、少女の目を覚ますタイミング次第】
【メタな事を言うと、中身の差配次第である】
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/09(水) 01:06:58.83 ID:NKH3iUbqo
>>155
……、ほっほ、こりゃ又、てんぷれどぉりの、不良じゃの。
かかっ!

【女にぶつかった不良の其の態度を見て、朗らかに笑う】
【女の方へ、意味ありげな目線を送った後、老人はDQNに話しかける】

まあ、やめとき、若いの共。
女口説くのにゃ、ちぃっと乱暴すぎるんじゃないかのう。
そろそろ、離れるべきじゃないかの?

【最初は穏やかに老人は話し始めた】
【相も変わらず飄々とした好々爺である】
【しかし、次の言葉を放った瞬間――――】

余り、あばれんほうが、いいと思うぞ?

【にやり、そう表現するのが一番正しいであろう、獰猛な獣の如き笑を浮かべる】
【その瞬間、3人及び女に向けて、死の予感を感じさせるほどの殺気が襲いかかるだろう】
【DQNを鋭い眼で睨みつけるその様は、正に剣豪と言うのが相応しい者で】
【並のものであれば動くことはおろか息を吸うのも、辛いほどであるだろう】
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:08:52.98 ID:WcYt/DBUo
>>156

【言っていることはよく分からなかったが――】
【教えを請う立場なのは自分であることだし、言われたとおりにやってみよう、と素直に円の中心に立つ】

ええっと……。

【地面に突き立ったままだった短刀に向けて、再び右手を掲げる】
【少女の身体から、青白い魔翌力が溢れ出して――その大部分を制御できぬまま散逸させながらも、短刀へと魔翌力が絡みつく】
【『絡みついた魔翌力を引っ張る』という荒業で、短刀を操り、自分の足元――つまり、円の中へと引き落とした】

……。
何をなさろうとしていらっしゃるのか分かりませんが……。
とりあえず、やりますよ?

【再び魔翌力を、稚拙な制御で操作する】
【ひとまずは、少女は男性の言う事に従い、自分の目の前に短剣を停滞させるだろう】
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 01:11:02.75 ID:rV9Kfq1DO
>>158

おいおい俺からか?
レディファーストを普段は実践してんだか・・・・・
まぁいい・・・俺の名前はKO=KOだ、宜しく


【あっさり名乗ったあと右手を差し出す】
【どうやら握手を求めてるようだ】
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:13:25.50 ID:QYW1PtJwo
【街中】

こんなご時勢家だけが心休まる場所、といったところか

さて、この時間に開いている飲食店なんてある訳が無いな
なら別のことに意識を絞るべきか

易く、得られるものが無くとも、ただの遊びにまで成れば上々

【人通りの無い街道の真ん中ににび色のローブを着てフードを深く被った青年が立っている】
【青年の両手首からはぱたぱたと血が滴り落ちて、右手に携えた拳銃と路地を赤く染める】
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:16:50.28 ID:NA0GgKASO
>>159

【――――――】


【きっと少女が目を覚ますのは、太陽が顔を見せるころで】
【その時には、毛布を見つめながら】

…………死ぬかと思った……ほんとに……

【悪夢に等しい現実を思い返して、身震いひとつ】
【何故自分がここにいるのかは、考えてもわからなかったので置いておく】

【少女は殆どのことがなにひとつわからない】
【けれど、ベンチから立ち上がって歩きだす。何かを知っているはずの黒い影を探して】

//ここら辺で区切りでしょうか
//ありがとうございましたー!
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:20:44.31 ID:W+nAaACno
>>162
KO=KO?面白い名前だな
よろしく頼むよ

【左手で握手する】
【左手は白い義手で覆われていて、ひんやりと冷たい】

私の名前は浮世人だったり若き砂の王だったりとまぁ、色々名前が多いのだが
まぁハリーとでも呼んでくれ

【ニヤリと笑う】
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:22:04.88 ID:SUMItK1DO
>>160

老人と目が合う。

(よしよし…さあ見せてもらうわよ…)

【DQNは相変わらず女を囲むように立っている。そして老人の言葉を聞き、ヘラヘラと下品に笑った。】

『何だよ。ヨボヨボはすっこんでな』

『お前の出る幕じゃないんだよ。』

【しかし、その余裕も長くは続かない。】




“余り、あばれんほうが、いいと思うぞ?”




【その瞬間、女は確かに感じた。】

ええ!?

『なっ────』

『ひっ…』

『うっ……』

【4人の顔がひきつる。…眠れる獅子が目覚めた。これほど今の現状を端的に表す言葉があるだろうか】

【DQNは体を小刻みに振るわしている。】

『う…う…うわああああああああ!!』

【ああ、なんと愚かであろうか…DQN×3は、恐怖のあまり気が動転し、『絶対に勝てない相手』に殴りかかろうとした。】
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:22:09.99 ID:kLsjoRxbo
>>161
・・・・・今、君が行っていることは言葉にするならばこうだ。
「その場に留まれその場に留まれその場に留まれその場に留まれその場に留まれその場に留まれ(ry」
こんなことをしていたら息は切れるし疲れるだろう?
ならどうするか、簡単だ。
「その場に留まり続けろ」
たったこれだけでいいんだ。
軽いものを手にするのに握る必要はない、掴むだけでいいんだ。

・・・・すまない、私が説明下手でわかりにくいと思うがそんな感じで操ってくれるか?
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:22:38.89 ID:yTNRX4wxo
>>164

………逃げられた?

「はい………自力では無い、と思います」

【あの教会の次の朝は、普段よりも少々賑やかな物となるだろう】
【第一発見者は不運と言わざるを得ない。清掃担当にはボーナスを出してあげたい程だ】
【顔が半分でも残っていた事だけは、幸運。救いと言えるだろう】



『ざーんねん、こっちに近いのが見つかったと思ったのに』

『人と人外が仲良しこよし、中々教会嫌いは見つからないのにさ』

『でも、良いや。彼女がどういう生き物でも、あの性格なら……』

【彼女を運んだ誰かは、路地裏の暗闇の中で】
【白い光を乱反射させて、今日も跳ねまわっていた】


/お疲れさまでしたー
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/09(水) 01:27:08.84 ID:NKH3iUbqo
>>166
かっかっか!!勢いづくのはいいが、喧嘩を売る相手は、選ぶべきじゃと思うんじゃが脳のう。

【そう、剛毅に笑い、老人は刀を――抜かなかった】
【老人は、その比較的小柄な体躯を駆動させる】

ほっ。

【老人はかなり柔軟な体を持っているようで、蹴り足は容易に先頭のDQNの顔面を捉えるだろう】
【蹴り足は凄まじく早く、空気を裂きながら下駄が迫っていく】
【下駄、である。木製の底と、剣士故に発達している下半身の力を見れば、どうなるかはよく判るだろう】
【他の二人は殺気で牽制し、そう簡単には動けないようにしている】
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 01:29:29.45 ID:I+B+kwFIo
>>163

【時間は夜。一人の少女が夜を歩く】
【人の目を釘付けにしてしまうほどの美しい黒髪を腰まで伸ばした漆黒のゴスロリ服にふわふわの黒のコートで身を包んだ顔立ちの整った少女】
【対照的に引き立つ肌は雪のように白く、いろいろと控えめな体躯。夜を歩く】

――ん? ちょいと、お兄さん? お兄さんかな?

【時間は夜。一人の少女が声をかけた】
【少女の瞳には温度が無い。服と同じく、ふわふわとした足取りで夜の空気を受け流し鋭利な刃物のような視線を楽しそうに見かけた人へ向ける】
【白と黒が対称的に釣り合った少女。爪にはうっすらと鱗のような模様】
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 01:34:18.40 ID:rV9Kfq1DO
>>165
ハリー・・・ね
いい名だ・・・砂の王のほうも

【握手をとく】

その手・・・義手かい?
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 01:34:51.48 ID:y31Cm3OAO
>>154

……ちょっと、待ってくれ
整理するから――色々と

【元、とはいえ――友人がいま巷を騒がしている組織の、その幹部だった】
【流石に一遍に処理しきれることではないのか、彼が服を着直す間に瞳を閉じて頭を整理していたが】

……紅丸と、と言ったが……昴は≪R.I.P.≫に加入していなかったのか?
あと、そもそも何故お前が……人に従うなんて、似合わないように見える
それから……何故、裏切った。思想の食い違いでもあったか?
あ……勿論、答えたくなければ黙秘でいい


【つらつらと質問を思うがままにぶつけてから、思い出したように付け加える】
【好奇心が先行してしまったらしく、罰が悪そうな表情を浮かべてから】
【ふと思い出したように瞳を瞬かせ】

……あとさ、これは全然関係ないんだが、お前……――女でも出来た?

【と、突拍子もないことを尋ねた】

/把握しました。申し訳ないです、こっからは安定して返せると思いますので……
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:37:06.95 ID:WcYt/DBUo
>>167

うーん……。

【言われたことが事実ならば、自分は途方もなく無駄なエネルギーを浪費していることになる】
【無論、誰かに教えを請うたわけでもなく、自分の――もっといえば、魔翌力の本来の持ち主のやり方を――模倣し続けてきただけだ】
【彼の言う通りに行って、魔翌力を節約できるのならば――】

く……。

【――だが、事はそれほど簡単ではない】
【『潰れてもいいから握り締めておく』のと、『不必要な力をなくして、適正に持つ』】
【その二つの間には、慣れた者には理解しがたい、技術的な差異が存在する】

【要するに魔術の制御力≠ナある】

【赤子に、箸を握らせるのが困難であることと同じ】
【少女は、膨大な魔翌力を扱いきれずに、ぐずる赤ん坊と良く似ている】
【適正な力で魔術を制御する力がない、だから力尽くならぬ、『魔翌力尽く』でモノを操っている】

【力いっぱい握るしか知らない赤子に、力を弱めろ、と言えばどうなるか?】

あっ……!

【簡単な答えだ】
【――箸を取り落とす=z

【カラン、と力ない音を立てて、短刀が地面の上を転がった】
【少女からすれば、願う力が足りなかった――それだけのこと】

うーん……。
難しいですね。

【少女は苦笑を浮かべて、落ちた短刀を拾い上げる】
【――魔翌力を感知できない少女には、自分の問題点が理解できていない】
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:42:20.77 ID:SUMItK1DO
>>169

【メキ】

【と嫌な音がし、DQN@は声を出す暇もなく倒れた。顔にはくっきりと下駄の後がついている。】

【それを見ていたDQNAとB。殺気が凄すぎて動けなかったのだろう。しかし、仲間が速攻でやられたのを見て、頑張って飛びかかる。】

A『うわああああ』

B『くそおおおお』


【ヒュン】

【風を切る音がした…その瞬間、老人に牙をむく無法者はゆっくりと倒れる。】

あんた達がかなうわけないでしょ。この方とは格が違うのよ。格が。

【女はいつの間にか鞘ごと引き抜いていた大剣でトントン、と肩をたたきながら言った。峰打ちを食らい、DQNは白目をむいている。】
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:42:30.04 ID:W+nAaACno
>>171
あぁ、両腕とも義手さ
義手って言っても、自分の腕みたいな物だがね

【右手の袖を捲る】
【右手には黒い義手を付いている】

若き砂の王なんて巫山戯た名前だよ
王たる器でも無いのに王を名乗るなど烏滸がましいのだよ

【そんなことを呟く】
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/09(水) 01:46:06.69 ID:NKH3iUbqo
>>174
【不良を蹴り飛ばすと、老人はのんびりと、女がDQNを倒すのを、“観察”していた】
【そして、DQNが全滅したのを確認すると、老人は穏やかな表情に戻り、口を開いた】

かかっ、之で“十分”かの?

【しかし、其の穏やかな表情には含みが見られ、声色にも悪戯気な気配がある】
【既に老人は気づいているようだ、女が老人を“試した”ことに】
【それを分かっていながら、先程まで敢えて力を見せなかった当たり、この老人の狸爺っぷりが伺えるだろう】
【老人は素知らぬ顔で乱れたコートを治している】
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 01:48:59.28 ID:tNYUdiOP0
>>172

……ええ。オレも、少し一拍整理したかった、ところです

【クロワも、やや力が抜けたかのように、どっとその場に座り込む】
【聞いている方も重ければ、話す方はもっと重いのだ。……一度、深呼吸を挟んで】

……昴は、……。……まぁ、いいでしょう。最早、です。
スバルも、当然≪R.I.P.≫の一員でしたよ。同組織内での、親友3人でしたから。

【クロワは、一瞬躊躇っていたようだが、やがて何かを決心したのか、言葉を紡ぐ】
【それは当然、スバルが――
 『エルデピアス』と訣別したというスバルがこの場に居ないのに、それを教えることに抵抗を感じたからだろう】
【それでも最終的にその事実を告げたのは、ツァーリが信頼できると。クロワの中で、ひとつの完結を迎えていたからか】

……先ずは順番に返していきましょう。オレだって時間は欲しい。
オレが≪R.I.P.≫に加入していた理由……確かに、人に従うなんて好きじゃありませんよ。

ですが、それは「選択肢」があるからです。
人に従わずとも生きていける、と。そういう「力」と「判断力」が備わっているから、「選べ」るんです。

しかし、そんな「選択肢」が、そもそも提示されていなければ?
人に従う……人に“縋る”ことでしか生きていけないような、身寄りも、家も無い、しかも幼い餓鬼であれば?


……オレも、紅斗も、望んで≪R.I.P.≫に加入したわけではありません。
紅斗は、幼いころ戦争で両親を失い、行くあても無く彷徨っていたところを。
オレは、…………物心ついた時にはスデに独りで――……どうしようも、なかったところを。

≪黒の暴帝≫グレミュール・ポポルに拾われ、……『生きる術』を叩き込まれた。

何もしらない無垢ゆえに、いいように利用され、歪んだ知識を教えられ、――


――ポポルのために戦う、……それを「正義」だと信じる、……優秀なコマとして。
そうやってオレは、≪R.I.P.≫の一員になった……――


――……複雑なところですよ。
ポポルに拾われなければ、オレは野垂れ死んでいたかもしれない。
かといって、だからオレは今、こんな十字架を背負っている……皮肉ですよね

【ふ、と。本当に自嘲めいて、クロワは微笑う】
【……なお、クロワは、ここでも「スバル」に関して一切語っていないが――それは、推して知るべし、だろう】
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 01:49:29.44 ID:rV9Kfq1DO
>>175
なかなか精密そうだな
ボタン押したらロケット噴射で敵に突っ込んでいっちまいそうだ
【軽いジョークを言い】

・・・・・・気に障ること言っちまったかな
【少し眉尻を下げ申し訳なさそうな顔をする】
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:50:00.17 ID:kLsjoRxbo
>>173
うーん・・・・・・・
まずは精密な操作を思えねばならないか・・・・

【シャリシャリとリンゴをかじりながら見つめ】

次は空間に置きっぱなしにする、というイメージで留めてみてくれるか?

【次のアプローチを試みてみる】

こう、ひっかけるような感じで。
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:55:30.60 ID:SUMItK1DO
>>176

……最高よ

【背に大剣を戻しながら言った。全部最初からばれてたのか】

…ごめんなさいね?…あなたの力を見たかったの。

【悪びれる様子もなく言う女。この人も結構根性があるのかもしれない。】

【同時に女は思う。これはものすっっっっっごい人に出会ってしまった、と。最初の印象はどっかに吹き飛んでしまった。悠然とコートを直す姿にも、剣豪としての雰囲気があるではないか。】


今の動きを見る限り、剣術は相当のものみたいね…

【正直な感想をもらす。】
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:57:03.17 ID:W+nAaACno
>>178
精密だが、ロケット噴射は無いな

【昔、そういうことはしたことがあったが・・・】
【噴射はしてないからいいか】
【という話は置いておいて】

別に気に触ることは無いさ
少し昔を思い出しただけのことだから

【少し感慨深そうな目で空を仰ぐ】
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/09(水) 01:59:14.16 ID:NKH3iUbqo
>>180
ま、気にしないさね、大した負担じゃないさ。

【煙草いいか?と首をかしげて巾着から使い込まれた真鍮の煙管を取り出す】
【そして、女のその感想を聞き、楽しげに笑い】

まあ、そりゃ60年以上剣だけ振って生きてくりゃ、なぁ。
嬢ちゃんもそう言いながら大したもんじゃァないか。

【能ある鷹は爪を隠すと言うように、老人は無闇矢鱈と力を見せない主義のようだ】
【ただし、喧嘩っ早いため、戦闘となれば途端に出し惜しみをしなくなるのだが】
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 01:59:37.10 ID:QYW1PtJwo
>>170

ん、何だ?

【青年は声のするほうへと振り向く】

/あちゃーごめんなさい、見逃してました・・・
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 02:03:32.68 ID:y31Cm3OAO
>>177

【座り込んだ彼を労るように見詰めるが、下手な言葉は飲み込んで沈黙する】
【彼自身の意志で伝えられた言葉とはいえ――、聞いてよかったのか、と思う】
【しかしそのような考えは、腹を括ってここまで話してくれた彼の侮辱と考えて】

……そうか

【過去の話に、それ以上の答えがあるだろうか】
【選択肢もなく強者に縋り付いて生きる、その方法でしか道が拓けなかった無垢な子供に、それが間違いだとは言えない】
【ただ、それを踏まえた上で彼の“今”を見るのであれば――なんて過酷で凄惨な一生だろうかと思わざるを得ない】
【それは、もしかしたら同情なのかもしれないが……少なくとも、それ以上に幼い頃の彼を称賛する気持ちがあって】

【傷だらけの、包帯で巻かれた右手で以て、彼の手に触れようとするだろう】
【其処にある友人の“生”を確認しようとしながら、ただ、ぽそりと呟く】

むしろ、植え付けられた思想の上から違和感を持てただけ……マシだろう
―――……頑張ったな

【どれだけ悩んだ日があっただろう。幼き頃に信じた炎が間違いだと知った時、彼やその友達は――何を思ったのだろう】
【辛かったはずだ。苦しかったはずだ。……或いは、それを感じられないほど鈍った時もあったのかもしれない】

【お疲れ様、とは言えない。彼の十字架は、降りることはないのだろう】
【それでも――重いのなら、少しだけでも一緒に支えてあげるのが友人だから】
【ただ、それだけを……伝えて】
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 02:04:08.76 ID:rV9Kfq1DO
>>181

まぁ流石に、んな機能ないか

【空にそびえる、くろがねの城が見える】
【ソレはさておき】

昔?・・・・他人の過去をほじくる気はないが正直なとこ興味あるな
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 02:06:57.31 ID:I+B+kwFIo
>>183

道を汚しちゃいけないよぅ

【青年の身にまとっているローブの袖から滴るまだ暖かそうな液体を眺めつつ、なんだか聞いている方が不安になる声色で言う】

なんだか、掃除している人がいるみたいだから…、――ぁんまり汚すとお兄さんも掃除されちゃうよ?

【クスクスと笑う。青年の声色からお兄さん≠ナあることは分かったようで】


/いえいえ。居て良かったです
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 02:08:30.63 ID:WcYt/DBUo
>>179

すみません……。

【おそらく、自分は相手の伝えたいことを理解できていないのだろう】
【まだ名も知らぬような間柄の相手に、そこまで骨を折って貰っているのに――この体たらくである】
【悄然として謝罪の言葉を口にしながら、それでも教えを忠実に守ろうと、もう一度魔翌力を漲らせる】

空間に置く……ひっかける。
ううぅ……!

【――だが、留めろ、というコマンドすら実行できない人間には、難しい手法だ】
【第一、少女の扱える魔翌力とて無限ではないのだ】

【――そう、三流の魔術師でも、これだけあれば一日中は戦える、という魔翌力量を持ちながら】
【少女は、魔術を発動するたびに、余剰な魔翌力を大量に浪費しているがために、わずか数十分の魔翌力の維持すら覚束ない】

あうっ……!

【結局、力尽くで短刀を目の前に据えて、ひたすら試行錯誤の結果】
【ガス欠、である】

はーっ、はーっ……!

【集中力が途切れると同時、短刀は再び地に落下、少女の息が乱れ始める】
【しばらくは尽きることがあるまい、と思えたほどの莫大な魔翌力を、容易く消費しきって、少女はついに膝を付いた】

まだ……!
まだ、やれます……!

【――だが、少女の能力の根幹は、その莫大な魔翌力にあるのではない】

【『願望と代償』。魔翌力はその身に宿る悪魔からもたらされた、いわば副産物に過ぎず】
【少女が、願えば=A魔翌力以外の代償をもってでも、魔術を行使できる=z

【少女は震える膝に鞭打って立ち上がり、さらなる魔術の行使に挑む】
【――その身体を流れる、『血』を代償に】

【男性には、少女が操っていた魔術の根幹が、そこにあることに気付くだろう】
【モノを操ることが本来の能力ではない。少女が口にした、『願う』という言葉は、奇しくも正鵠を射ていたのだ】
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 02:12:44.07 ID:SUMItK1DO
>>182

どうぞ。

【と彼女は言った。そういえば自分も久しくニコチンを接種してないなあ…などと考えていた。】

まあ、…このくらいわね…

【簡単よ。当たり前でしょ?と言い掛けてやめる。目の前の老剣士を見ているとその発言はいやに安っぽく聞こえるのだ。】

…当然、能力者よね?

【先程の動きもその能力なのだろうか?…それとも…て考えながら質問…。】
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 02:13:36.06 ID:tNYUdiOP0
>>184

【瞑目して呼吸を整えていた彼の手に、硬い布の感触が触れる】
【目を開けば、其処にはきっと、布団から身を起こして、右手を伸ばすツァーリの姿】
【ふ、と。思わず頬を緩めて】

……人に触れるのは嫌いだったんじゃないんですか?
幾ら包帯越しとはいえ、……


……もう過ぎたことです。とっくに、辛かった、苦しかったなんてものは乗り越えている……
ですが……、……“ありがとう”ツァーリ。……

【……視線は合わせない。再び、目は閉じられている】
【だが、そんなもの以上に、きっと伝わるものがある。触れ合っているから。それだけではない】
【有り触れた言葉、だからこそ、感情を表すには最も優れている。だが、それだけでも、ない】
【それは、彼が――「彼」という男が紡ぐからこそ、意味があるはずで】


……さて、オレと紅斗が、組織を裏切った経緯、でしたか。

【やがてクロワは、一挙に並べ立てられた質問の、二つ目に差し掛かろうとする】
【また数度呼吸を挟んで意識を整え、再びその重々しい扉を開き、過去を紡がんとする】


【……――だが、そんなに簡単に、上手くいくものではなかったのだ】
【ツァーリ=F=カーディナルは、今。彼の深淵の中に佇む、その中でも最も昏く、光を通さないものに。触れてしまった――】
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 02:15:33.70 ID:NwPJfSiSO
>>93

(……利き手が使えないのは、痛いか――片腕で殺し切れる訳は無いだろうな)
(痺れが抜けるまで暫く掛かる、その間、どれだけ右一つで凌げる――――?)

【賭けには、勝った。両腕を殺ぎ、魔弾の制御を奪う、という形で。相手の消耗も、明確に見て取れる程】
【だが、代償は少なくはない。それを裕に上回るリターンを得たとは言え――】
【逆凪≠フ損失と精神力の消耗、そして、左手に蓄積されたダメージ。最後の一つは、特に拙く】
【常闇と、蒼。深淵を宿した二つの視線は、尚も噛み合ったまま――徒花≠フ戦意は、未だ折れていなかった】

【故に朔夜は、動かない。否、動けない――追撃は可能だが、不用意に動けば返り討ちに遭う、と】
【人で無し≠ノそう確信させるだけの気迫が、眼前の矮躯には有るのだ――】

【そんな、永い永い数瞬の間。膠着状態を破るのは、一つの異音】


(――――ノイズ?其れに、当の本人≠ェ、ああ驚いてるって事は)


【その音と災禍の種≠フ反応を契機に、周囲の空気が一段と張り詰めてゆく】
【本能が、警鐘を鳴らす。目と鼻の先に居る徒花≠ゥら、片時たりと注意を逸らすな、と】
【そして朔夜は、その直感に忠実に従った。息を整え、更に精神を集中し、内心で思索を巡らすと】

(……何か、来る。勝負を棄てた奴の雰囲気じゃ、間違ってもない)
(しかも嫌な事に、ああいう理論尽くのタイプは、勝算の無い賭けには出ない――)

つまり――――オレを殺せるだけの、切り札が有る、と。そういう解釈で間違いは無いな?

【煌めくルーン、鳴り止まない音。重力の鎖から解き放たれる、徒花≠フ身体】
【その全てを瞬きもせず、見開いた蒼眼に捉え。ぽつり、平淡に保った口調で、確認するように尋ねた】

【その言の葉の余韻が消えるか、消えないかの所で、彼女の切り札≠ェ発動する】
【徒花≠中心として、宛ら惑星のように周回軌道を描く黒の魔弾。比喩表現でなく、其れは神域≠フ大魔術】
【対して朔夜は、無表情を顔に貼り付けたまま。「毒を以って毒を制す、か」――等と、小さく一人語散て】

――……成る程。正真正銘最後の切り札、と……気が重いな、どうにも。時に災禍の種、二つほど訊くけどさ。

こいつ、本当に殺して好いんだよな=Bエルメアに妙なフィードバックが無いか、それだけが心配で。
それともう一つ。もしも、無事に終わったらだけど……酷い事になると思うから、後は頼める?

【徒花≠ノ注意を向けたまま、遠回しに殺す算段は有る=\―だから案ずるなと、そう告げた】
【一つ目だけを聞けば、それは余裕のようにも取れる。だが、反して口調に余裕は無く】
【二つ目を聞けば、朔夜のこれから取る行動は嫌でも理解出来る。捨て身≠セ】

【返事を待たず、朔夜は右手で、腰の太刀の――邂逅≠フ鯉口を切る。一拍置いて、凛、と澄んだ声が響いた】


――――我が夢を現に還そう∞汝が現を、夢に還そう=B


【紡がれる。二小節の詩が。不変の現実を拒み歪める、蒼い幻想の断片が――識槻朔夜の、切り札≠ェ】
//済みません、気付いたら意識ががががが。
//一応返しておきつつ吊ってきます、はい……。
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 02:15:52.29 ID:W+nAaACno
>>185
昔の話か?聞かせたいのはヤマヤマだが
今日はもう時間が時間だしなぁ

幾らここが浮世だとは言えもうすぐ日が落ちるからな

【辺りがサァッと暗くなっていく】

下に降りるには森をまっすぐ突っ切ればいい
街に降りられるはずさ

【森を指さしながらそう答える】

また今度ここに来れるようなら、その時は話をしよう

【まるでここに来れ無いようかの口程でしゃべる】
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 02:16:35.33 ID:QYW1PtJwo
>>186

んー

お前みたいな奴に言われる覚えはあるが、言われたくないぞ・・・俺は

で、何だ?せっかく空気が澄んだいい季節だと言うのに
清廉潔白超綺麗な一般人の俺をお掃除しにきたのか?

【青年は首を僅かに傾げ、ニヤッと笑い】

まったく、世も末だな

【と言う頃には、目を細めて気難しい顔をしている】
【腕を組んでとても偉そうに】

/申し訳ないっス・・・
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/09(水) 02:18:11.67 ID:NKH3iUbqo
>>188
かか、ありがとさん。

【と、笑顔で答え、慣れ切った所作で、刻みたばこの缶から葉を掬い上げ煙管に詰め、マッチの火を落として灯を付ける】
【軽く口の中で吹かすのが、煙管の正しい吸い方である。周囲に、上等な煙草独特の香りが漂う】
【そして、女の能力者か、という問を受け、首を横にふる】

いんや、儂ァ普通の人間だね。
まあ、確かに気の扱いには長けてるし、恵まれちゃいるが、気ってのは修行すれば誰にでも使える物だしのう。

【そう、老人は只の気が使える剣士に過ぎない】
【しかしながら、それであろうとも、“極み”の域に至れば能力者と何ら遜色ないレベルで闘うことが出来るのである】
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 02:23:25.78 ID:y31Cm3OAO
>>189

……そういう気分も、あるさ

【掌は薄く、骨張っていて暖かみはない】
【それでも――そこから流れ込むであろう感情は、柔らかく優しいもので】

【おそらく、ここから先。頑張った彼を抱きしめたりして、頭を撫でて】
【本当の意味で、堪えた彼を褒める役目は――自分以外の適任がいるのだろう】
【だから、ここが友人としてのライン。手を握る、それくらいが適切な境目だ】
【不器用な男の感謝は、此方の胸をじんわりと暖めていく。それだけの感情の温度を孕み、一つの音、それ自体が大切で】

【だからこそ、――どうしたらいいのか、分からなくなりはじめていた】

……クロワ

【辛いなら無理をしなくていい、お前は頑張ったのだと慮る感情と】
【彼の決意を蔑ろにするな、黙って受け止めるべきだと諭す理性と】
【そのどちらもが正しくて、しかし自分が口にすれば彼の気持ちを何らかの形で折るであろうことが分かってしまい】
【ただ名前を呼んで――好きにしていいと、無理をしなくても受け止めるからと、握った掌から伝えるしか出来なくて】
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 02:24:27.18 ID:SUMItK1DO
>>193

ええ!?、無能力者なの!?

【彼女は素っ頓狂な声を上げた。100割能力者だと思っていたからだ。】

……

【煙草の香りが鼻腔をくすぐる。…ああうまそうだなあ…と彼女はうらやましかった。】

…信じられない。

【無意識のうちに呟いていた。】
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 02:26:24.53 ID:kLsjoRxbo
>>187
・・っ!

【瞬時に彼女の傍まで接近し】

今回はここまでだ、終いにしよう。
これ以上続けても無意味だ。
十分な睡眠をとり、体を休めろ。
しっかり休むことも修練の一つだぞ?

【短刀を掴んで自分の魔翌力を流し、彼女の操作を切り離そう試みる】

/ごめんなさい、回線の不具合が・・・・・
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 02:27:13.95 ID:I+B+kwFIo
>>192

私は掃除なんてしてないわ。そういう人がいるみたい。路地裏を掃除していることが多いようだけど、ね。

【急に、ガラリと雰囲気が変わる。相手を不安にさせる幻想のようにふわふわとした口調が現実味を帯びた】

――変な人…。

【青年の言葉を静かに聞いていた少女は、聞き終わるなり、一言、そう呟いた】

――…。

【自分の髪先を弄りながら、哺乳類っぽくない奇妙な瞳で傍目からも分かるくらいジロジロと青年の頭からつま先まで余すところ無く観察している】
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/09(水) 02:30:07.33 ID:NKH3iUbqo
>>195
なんじゃ、そんなに驚くものかね?

【むしろ驚いていることに驚いた風である】
【そして老人の煙草セットは之しかない、煙管は一個しか無いため、分けることが出来ないのだ】

どんなに強い力を持っていようと、隙を付いて急所を攻撃すれば相手は死ぬんじゃよ。
それに、気を使えば、普通以上に渡り合うことは簡単じゃしの。

【そう言うと、飴の袋を宙に放り投げる】
【そして、老人の右拳が振れると、飴の袋が粉々に砕け散った】
【距離で言えば5m程の所にある飴である。気による所謂遠当てであった】
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 02:31:39.03 ID:rV9Kfq1DO
>>191
・・・・・・?

【辺りの変化に疑問を浮かべるが】

そうだな、もうこんな時間か

【何か悟ったように椅子から立ち上がる】

なぁに、案外すぐあえるかもしれねぇぜ俺たち・・・・・・

【そしてハリーに笑い掛け】

じゃあなハリー
また、そのうち会おう

【そのまま闇に紛れるように去っていく】

【結局、KO=KOは一口も紅茶を飲まなかった】


/乙カレー
/久々にまともに絡めて楽しかったです。ありがとうございました。
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 02:34:14.67 ID:5NPQ/Ytd0
マスターは自分に人気があると思ってんの?勘違いもここまで行くと笑えるなww
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 02:35:44.35 ID:WcYt/DBUo
>>196

【少女の魔翌力は、強力ではあるが拙い】
【容易く短刀から自分の術を引き剥がされて、少女の放っていた『能力』は、対象を失い霧散する】

……、は……い。

【同時に、少女の身体を呪いのように覆い、『血』を吸い上げていた術式も、立ち消えた】
【男性の方へと寄りかかりながら、少女は血の気の失せた顔を悔しそうに歪める】

……ごめんなさい。
いろいろ、協力していただいたのに。

【少女の心を満たすのは、申し訳なさ】
【これだけ助力を抱きながらも、何一つ教わったことを生かせない自分への無力感だ】
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 02:37:55.52 ID:QYW1PtJwo
>>197

へぇ・・・興味深いな
いったい、どこのどいつのだれだれ様方がそんな掃除を働いているのやら

興味深いな?

【青年は少女の言う「掃除している人」は誰か、と問いかける】

変な人って、なぁ・・・

こんな時間に出歩いてるのは変な人しか居るわけないだろ?

俺含めお前含めその他大勢含め、大体が

【そしてさらっと失礼なことを言い】
【青年は少女の瞳を細めたままの目で見つめ返す】
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 02:39:30.25 ID:W+nAaACno
>>199
おう、また来れるならやってこい
浮世人はいつでも待っている…筈さ

【そんなことを言って見送る】

ふむ、今度一回下界に降りてみるかね
ちょっと下の情勢の方に興味が出てきたしな

【急々と片付けをして掘っ立て小屋に引っ込んでいく】

(これは面白くなってきたんじゃないか?えぇ?)

【微かにニヤリと笑いながら、そんなことを考えていた】

/お疲れ様デス
/久々に本スレにで向けてよかったですたい、ありがとうございました
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 02:42:57.27 ID:tNYUdiOP0
>>194

……珍しい。明日の天気は何でしょうね、雷と雪が一遍に降りそうです
【……体温が極力低いというツァーリのその手に、確かに暖かみは無いのだろう】
【だが、何故だろう。クロワには、その掌がどうしても“あたたかく”思えて仕方なかった】
【それは都合の良い幻の類なのだろうか?……きっとそうであり、或いは違うのだろう】
【紛うと無きあたたかさが、そこには在る。物理的なものさしだけでは決して計れない、そんなあたたかさが】

【そして、紡がれた己の名前。そこに込められた意味。分からないクロワではない】
【だが、それを踏まえたうえで、彼は一度頷いた。それが意味するところを、分からないツァーリではないだろうから】

……3年前。まず最初に、≪暴帝ポポル≫の思想に疑問を抱いたのはスバルでした。

【彼は、ゆっくりと語りだす】

あいつは一人で、ポポルと……当時のスバルの上司にあたる人物――
――『カーネル・フェンダンス』の会話を盗み聞きしたらしいんです。
そこで手にした情報……彼らの会話の内容が、どんなものであったのか。
スバルと再会できていない今、知る由もありませんが――
その時のふたりの会話が、スバルを逆上させ――……あいつは、カーネルをその場で射殺しようとしたんです。
【……ぐ、と。思わず、語る内に手に力が込められている。それはきっと、彼にとって無意識なのだろう】

……カーネルに対する奇襲は成功し、カーネルは重傷を負いましたが――
スバル一人で、しかも見境が無くなっている状態で……≪暴帝≫ポポルに勝てるわけがない。
あいつは、即座に裏切り者とみなされ、ポポル直々に『始末』されました。……そう思っていたんです。
だから、あいつが生きていると知った時は、本当に嬉しかった……
【――しかし、嬉しそうに語る彼に反して、その顔に笑みは無い】
【話は続く。深い深い、闇の階段を一歩ずつ降りていく……彼の過去。その深層へと】

……その後、突然スバルが≪R.I.P.≫を裏切り、殺されたと聞かされたオレたちも、ようやく疑問に思ったんです。
あのスバルが何の理由もなく、組織を、ポポルを裏切るわけがない、と。

それでも……心底まで刷り込まれた思想は、まだ≪R.I.P.≫を信じていました。
スバルの裏切りに、どうしようもない苦しさと、哀しさと、もどかしさ……
……疑問を抱えながらも……それでもオレたちは、まだ。

そんなオレたちが、疑問を確信に変えることになったのは、
オレがポポルから受けた、ある任務の、……


【……――クロワが停まった】
【心の奥へと続く、下りの螺旋階段。何故、降りていく途中で見えなかったのか】
【その途中にあった、最も錆付いた、鉄の扉】
【クロワは、不意にそれを開けてしまった――】

――【(――誰かを――或いはツァーリを、或いはクロワ責めることはできない。これは、必然的に齎された邂逅)】
【(クロワが過去と向き合うと決意した時点で、絶対に避けては通れない道)】
【(記憶の……「クシャルクス・クロワール」という人間の、最も奥底に封印して)】
【(一切を忘れようとしていた、最古の鍵を。今、彼は。開けた)】――


……『任務』、の……

【……様子が、可笑しい】
【きっと、ツァーリにもそろそろ感じ取ることができるだろう】
【クロワの隻眼。視点が、定まっていない】

――、「任務」……は、……『制圧』……でした。『敵』の……「拠点」の……
オレは、……刀と……能力、で――……次々、『制圧』してッ、……他愛も無く、……殺し――
問題無く、……最後の階まで、……オレは、……

【……ごとん、と。開かれた、錆付いた扉。古びた階段】
【一歩、一歩。重々しくも、降りていく。降りようとしている】
【向き合おうと。知ってもらおうとしている。その決意、勇気がきっと伝わる。だがクロワの震えは、次第に大きく――】
【……こんな、「クロワール」を……誰かが今まで、見たことがあっただろうか?】
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 02:46:39.37 ID:SUMItK1DO
>>198

気…?

【彼女は訝しげにその単語を呟いた。何よ、それ、と質問しようとしたが、バラバラに散った飴玉の包み紙を見る…】

……遠当てね

【いろんな流派の剣術を極めた彼女に取って、その行為自体は驚くべき物じゃない。「刀」によっての遠当てならば…】

【だが目の前の人物はそれを自身の手でやってのけたのだ。】

…不可視の「力」みたいなもんかしらね

【と結論づける。】
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 02:49:42.53 ID:kLsjoRxbo
>>201
明日は鉄分とたんぱく質を取り、ゆっくりした方がよさそうだ。
顔が青ざめてせっかくの美人が台無しだぞ?

【優しく抱き止め、マントで包み、自分の体を密着させ失血により失ったであろう体温の回復を図りつつ】

気にするな、これだけのことができれば操作を少し覚えるだけで
十分に実戦で通用するレベルまで持っていくことができる。
君には十分な資質がある、最も大事な気概も、な。
むしろ誇れ、胸を張れ、自分はこれだけのことができる、とな。

【少女をいたわるように優しく頭を撫でる】

そう言えば自己紹介をしていなかったな。
私の名はラグナロク、だ。
君の名を教えていただけるか?フロイライン。
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 02:50:11.00 ID:I+B+kwFIo
>>202

…残念だけど――

【少女は青年の問いかけの意味が分かったようで】

――知らない≠。そういう噂があるってだけよ。
私も散歩が日課だから、この辺はよくうろついているけど、本人に出会ったこともなければ現場に遭遇したこともないの。
でも、まぁ、実際にキレイ≠ノは――…、なっているらしいけどね。

【いろいろと。と付け足して、口元を隠し、ウフフ、と笑う】
【結局は分からないということ】

少なくとも私は変じゃないわ。

【何を根拠に言っているのか】

それより、も

【一瞬、青年と目を合わせ、ふっと、視線を青年の手首へ】

止めないのかしら? 止まらないのかしら? 止める気がないのかしら?

【まだ出血しているであろう、その傷口から滴る血が気になるようで】
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/09(水) 02:50:57.91 ID:NKH3iUbqo
>>205
ま、そんなもんさね。
解説するのは、儂の流派の秘奥だから教えられんが。

【老人の流派は、老人が打ち立て、老人が作り上げ、老人が極めた物】
【自己流を一つの流派にまで高めた其の努力、及び実戦を主眼にしたゆえの、徒手戦闘すらも考慮に入れた技の数々】
【剣技、というよりは戦闘術と言う方が正しいのが、老人の流派、花鳥風月一門の技である】
【といい、地図を取り出す】

んで、宿、探してるんじゃろ。
ここから10分程歩けば、宿みたいじゃが、さっさと行くかの?

【首をかしげて問いかけた】
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 02:59:31.75 ID:y31Cm3OAO
>>204

随分と愉しそうな天気だな、それは

【からかいの言葉も本来の意味合いは薄く、水を飲むことすら忘れて息を詰める】
【頷いた彼の意志を尊重し、それでも――不安は胸の底で澱となり消えない。】

【力を込める掌を、そっと包み込む】
【彼から語られる核心――それを、瞳を見据えながら、静かに聞いていく】
【一欠片も余さず、彼のこの日の決意をいつまでも覚えてられるという点では、久しぶりに自分の記憶力に感謝して】

……、……うん

【相槌を打つ】
【しかし停まってしまった彼に、不吉な――或いは不穏な匂いを感じ取って】

……クロワ?

【――やはり、記憶力を恨んだ】
【不用意に問い掛けてしまった内容。幾ら向き合うといえ、扉は重すぎたのだろう】
【定まらない隻眼に違和感を覚えたと同時、彼の手を包み込むと強く握り締める】
【決意や勇気は強く、しかしあまりにも痛々しくて――見てられなかった】

クロワ、……大丈夫だ
急かさないから。ゆっくりで構わないから

【そう、声を掛ける】
【今ならまだ引き返せる。落ち着いてから、もう一度潜っても大丈夫だ】
【何度だって引き返していい。何度だって立ち止まって、振り返っていい】
【だから――そんなお前は、痛々しくて、見ていられないんだ】
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 03:01:58.65 ID:QYW1PtJwo
>>207

ふーん、そうか

【残念だけど、と言われ、青年は残念そうにため息をついて】

なんだか傍迷惑な話だな、汚いほうがいい場所もあるってのに
そいつには一度、きつーい灸をブチ込む必要があるんじゃないか?

【青年は腕組を解いて、右手の銃の撃鉄を引き起こそうとする】
【が、力が入らないのか、撃鉄は持ち上がらず】

変じゃない奴が変な人に変な人って言うと思うかよ・・・

ん?全部ハズレだ、珍しいな変らしい少女
答えは、俺には止められない、だ

【腕組していた為、袖にも赤い染み付き】
【止め処なく、血は滴る】
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 03:04:04.08 ID:WcYt/DBUo
>>206

……はい。

【悪寒に麻痺している身体を預けながら、悄然とうなずく】
【男性の気遣いは、痛いほど伝わってきた――自分の情けなさに涙が出そうだ】

はい。……はい。
ありがとうございます。

【涙を堪えて、男性の言葉に相槌を打つ】
【――いつかできる、ではダメなのだ。今、力が必要なのに】
【――気概がある、だけでも意味がない。力が、必要なのだから】

(……もっと、頑張らないと)

【張り詰めた表情で、少女は男性の腕の中でそんな事を考えていた】
【――どこか思い詰めたような表情は、少女のそんな内心を容易く浮き彫りにしているが】
【隠している思いを、指摘しても――少女は、それでも止まるまい】

あ、はい。
俺……じゃなかった、私の名前は、クルス、と言います。
あの……ありがとうございました。

【ようやく身体に力が戻ってきたのか、いくぶんしっかりとした足取りで、クルスはラグナロクから身を離す】
【それから、名乗りに答えて、そう名乗り返し。腰を折って、礼を言った】
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 03:06:26.25 ID:SUMItK1DO
>>208

多分解説されても私にはできないわ。

体術は苦手なの。

【風で乱れた髪を整え、耳にかけながら言った。】

あっと、そうだったわね。

【短時間にいろいろなことが起こりすぎて本来の目的を忘れていた
そうそう。自分は宿を探してたんだった。】

どの辺り?

【老人の地図をのぞき込みながら言った。すると確かに宿らしきものがある。】

ああ。近いわね。行きましょ。

【そして歩き出す。敬語が使えないのかこの人は…】
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/09(水) 03:09:52.56 ID:NKH3iUbqo
>>212
そうかい、結構な剣の腕だったがのう。

【と、意外そうに呟く】
【そして、女の態度に気を悪くした様子もなく、朗らかに笑うと、宿の方へ歩いて行く】

あっち、じゃの。

【と言い歩いて行くが、老人の歩みは確りとしたもので、やはり只の老人ではない、と感じさせるものであった】
【ふと思い出したように口を開き問う】

そういえば、未だ名前も聞いとらんかったの。
嬢ちゃん、名前は?
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 03:15:34.29 ID:7quofcYA0
>>209

【――声は、握り締めた掌の感触は、届いているのだろうか】
【彼の視線が相手を捉えることはなく。荒い呼吸が木霊する】
【それでも彼は駆け抜けようとする】
【この昏闇を、灯りもなく。向き合ってすぐの今、一挙に駆けようと】

最後の階……残り、数名を処理ッ、すれば――「任務」は終わる、と……
オレは、――全力で、片付けたっ、……暴帝のため、……すべてを――

……最後の「気配」だったンだ……『敵』は、あと『一人』だと、……さいごのッ、……

……――オレはッ、?!

【不意に彼が一際声を荒げた。その隻眼に湛えられた紅榴は、奇妙なまでに見開かれt/――――   ≪空気≫  】

オレ、はッ……

  【わなわなと震えながら、それでも彼は記憶の糸を手繰r/― ≪刹那≫  】
【//.――『最古の鍵』が、重々しく】
        【 それは、クロワの最深淵 //】

【それは壁】――【それは気配】 【先手≫閃いた剣光……<<速かった――「一手」】【其の為に
 
                      ≪永訣≫
                               ≪景色≫
 ≪虚構≫  【血染めの刃は】――/オレが――<“シャル ” /その声/...>...
            ≪終焉≫
  (――それが『任』(――>>認め*Reたの//-;+ぁ!***、オ#ク>/^:*--――//(閉じろ) ≪無音≫
【――それはLa VeRgiNe DeGli ANGELI=H】   ≪因果≫
   【違う ただの『罪の象徴』だ】【でも、そう思いたかった【傲慢な――考えだ】≪崩落≫
                 ≪縛鎖≫
                        ≪幻影≫
/――“Deh, pietoso, oh addolorata”..."Kanashimi no seibo yo"   ≪旋律≫
      ≪回帰≫   (アリス・イン・チェインズ……それがオレのアートマン)
                             ≪寂寞≫
 ≪慟哭≫   【その声は何の為だった?】  【その涙は何のためだった】  【まっぷたつ】
     ≪隻眼≫ (語りかけてくれた(開いてくれた(其れが知った(知らなけレバ(違う≪否定≫は>
<     (Compagni, sostiamo)   <止まれない>     奪い取った       ≪鼓動≫
    【“真夜中の交差点”】Ko ― nO ― 【“≪光の方へ≫”】 ― mI ― ha 【“何処へ?”】
/引き裂いた  ≪希望.kiBou≫ -:*sono/=-^+te"**wa`[;.,,,>nani<<../mo ≪MuSOu.夢想≫  砕け散った/
(割reta硝子細工no羽根 散ri往ku涙ha 鮮yakana終ri to 彩rarEtA月No色 崩reE落TiRu虚妄
      夜闇nI沈Mu帝 白tO黒No遠吠e 踊RI舞fU流rE 紅i夢 幼I願i 自Ra捨tETa 壊SHiTa 誓TtAHaZUnO) 


                     ≪愛/ /ヲ≫

 
……――――ッ、はっ、あ……!?

【――気付けば、呼吸を。忘れていた】

【……まだ、踏み入れない。禁じられた領域の、その先は、視えない】
  【(――或いは、其処に至る「資格」を持つのは、「ツァーリ」ではないのかもしれない――)】
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 03:19:23.10 ID:I+B+kwFIo
>>210

そうなの? 私は汚いままよりは綺麗なことの方が良いとは思うのだけれど。
見解の相違ね。綺麗好きなのよ、きっと。その人(?)もね。綺麗な人なんでしょう。

【あっさりと、あっけないほどにあっけなく、剣術の達人が放つ居合いのように、青年の意見を「見解の相違」という便利な言葉で切り捨てる】
【綺麗好きな人が綺麗な人と決まっているわけではないのだが、少女は何が楽しいのか、また、ウフフと笑った】

まぁ、掃除はされたくないけど、…ね。

【この先、自分の未来に降りかかるかもしれない災厄を憂いた】

――止められない…。残念ね。貴方はこれから、服を汚し続けるのかしら?

【聞いといて興味が無いってわりと最低だと思う。「最初から赤い服にしたらどうかしら?」と的外れなアドバイス】
【止められない傷というのは、能力により超人的な回復能力を持つ少女からしてみれば、理解不能の出来事】

【パチパチと瞬き、髪をイジイジ】

【俺には≠ニ青年は言った】
【それはつまり、他の誰かなら止められるということなのか、それとも誰にも止められないのか】
【少女は暫し、逡巡する】
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 03:20:40.17 ID:kLsjoRxbo
>>211
礼を言う必要はない、こっちが勝手にやったことだから、な。
とりあえずは動けるようだが、今日は無理をせずきっちり睡眠をとることだ、何度も言うが、な。
無理をすることができるのは命があるからこそのことだ。
体を壊してはその無理すらできなくなる。

【離れた体を若干心配そうに見つめ】

もし自分一人ではどうしようもない時は私に言え。
いつでも、とは言えないが頼りにしてくれてかまわない。
力を貸すぞ?クルス。
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 03:22:17.97 ID:y31Cm3OAO
>>214

……クロワ。
分かった、大丈夫だ。もう、いいから

【息を詰まらせた彼の掌に、水の残ったコップを握らせるだろう】
【震えているのならば己の手を重ねたままで、ゆっくりとそれを飲むことを薦める】
【それと同時、静かに線引きする――この場所が友人としての限界だと】
【一番脆く壊れやすい場所を覗けるのは、友でないのだと最初から分かっていた】
【故に、彼が一瞬の狂乱に飲み込まれたと同時、身を引いて階段をあがらせる】

お前は、今日は頑張った。

【これ以上は努力ではない。勇気でもない。ただの自傷だ】
【なので、もう聞こうとはしないだろう。薄く笑みを唇に浮かべて、彼の背中を軽く摩ってやろうとする】
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 03:28:10.39 ID:7quofcYA0
>>217

……はぁっ、……ッ、……

【ようやく現実に引き戻され。誘導されるがままに、コップの水を一息に飲み干し】
【瞑目し、呼吸を落ち着ける】
【暫くしてから、片手で「もう大丈夫だ」とツァーリを制して】

……そう、簡単には……向き合えない、か。
……ブザマな、……

【自嘲気味に溢しつつ、ゆるりと立ち上がって】
【くしゃ、と左手で自身の髪を掴み、壁に寄りかかって――】

……すみません、ツァーリ
…………此処までだ、少なくとも、今日は



…………、…………。



……で、オンナが、何ですって?

【――やや疲れた表情ではあるが、精一杯の冗談めいた調子になるように、そう訊ねて】
【彼なりに――場の雰囲気を修復しようとしているのか】
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 03:29:26.73 ID:WcYt/DBUo
>>216

……。
はい。

【――いかにも不承不承、といった態度ではあったが、クルスは頷いた】
【一度頭を振って、割れがねを叩くような頭痛を追い払って、ようやく、微笑む】

はい、頼りにさせていただきます、ラグナロクさん。
今日は、ありがとうございました。

【もう一度、礼を言って】

それじゃ、俺は言いつけの通り、宿に帰ろうと思います。
……また、どこかでお会いできることを願っています。

【真摯に、再会の願いを口にすれば】
【クルスは、短刀を回収して、その場を立ち去ってゆくだろう】
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 03:33:28.26 ID:SUMItK1DO
>>213

【ううむ…老体ながらがっしりとした足取り…やっぱりただ者じゃないわね】

【そんなことを考えながら歩いていく。】

ロータスよ。ロータス=ブラック。

【彼女は言った。弱い人間には名前なんぞ決して教えない。】

と言ってもまどろっこしいから「黒睡蓮」って呼んでちょうだい。

そっちの方が慣れてるから。

【流暢に喋る。相手に自己紹介を促さなかったのは言うまでもないと思ったからだ。】
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 03:33:50.21 ID:QYW1PtJwo
>>215

・・・随分と保身的なんだな
掃除される覚えがあるなら、掃除されないように気をつけないとな、お互い

ま、綺麗な人は嫌いじゃないぜ

【青年もまた、明るい表情で笑い飛ばす】
【少女と違い、青年には憂う様子が微塵も感じられないが】

汚し続けるのは困る、銃がうまく握れやしないんでな
びちゃびちゃってのは非常に非常に困る

・・・なんなら、君が治してみるか?

【青年は少女に一つの提案をする】
【それは青年が少女の思考を察したのか、それともただの気まぐれか】
【或いは別の・・・】
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 03:36:29.70 ID:kLsjoRxbo
>>219
ああ、ではまた会おう。

【手をスッと上げ返礼し】

其れと一人称は固定したほうがいい。
無理をして私などと言う必要ない。
自分の在りたいように在ればいいのだから、な。

【立ち去っていく様を見送りながら】

(しかし・・・・・何故こうも私が合う女性はとり付かれてたりとり付いてきたりするのだろうか・・・・・)

【くだらないことを思う】

/お疲れ様でした、遅くまでどうもありがとうございました
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/09(水) 03:37:05.47 ID:NKH3iUbqo
>>220
ふむ、横文字は苦手じゃしのう。
んじゃ黒睡蓮と呼ばせてもらうよ。

【朗らかに笑い】

んじゃ、儂も一応名乗らせてもらおうかの。

【と言い軽く咳をする】

櫻の国、花鳥風月一派剣術道場開祖、花城 六輝[ハナシロムツキ]じゃ。
まあ、開祖と言っても、隠居して今は諸国漫遊じゃがの。

【異世界から来た彼女は知らないだろうが、そこまで有名ではないにしろ】
【桜の国ではたまに聞く程には有名な道場であった】
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 03:37:20.30 ID:y31Cm3OAO
>>218

いや、当たり前だろう
そんな簡単に向き合えることなら、今まで溜め込んできてはいないはずだ

【しかし、反対に言うならば――彼は、一番深いところ以外は吐き出せたのだ】
【ならば今度は、自分以外の誰かに託すしかないのだろう】
【友人として、その“誰か”を妬ましく思わないかと問われたら微妙なところだが、まぁ仕方ないものだ】

【最後に軽くぽんと背中を叩くと、傍に置かれた刀とコートを手繰り寄せながら】

ん。……あぁ、いや、さ。俺が昨夜、港から電話した時に誰かに話し掛けてただろ?
で、恋人でも出来たのかと……紅茶色の瞳の子とか

【そう返してやりつつ、コートを羽織る】
【電波電波した彼女とも一応の顔見知りではあるので、(ただし彼女は此方の名前を知らない)そう推測したのだが】
【このアジトの埃の被りようといい、彼のどことなく優しくなった態度といい、髪の毛の結び方といい――ほぼ断定してるのかもしれない】
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 03:39:23.18 ID:WcYt/DBUo
>>222

/おつかれさまでした!
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 03:43:56.89 ID:7quofcYA0
>>224

…………それも、そうですか。
……“J.E.S.U.S.”……やれやれ、ですね……

【冗談めいて溢しつつも、やや弱々しく肩を竦め】
【壁に背を預けつつ、こき、と首を鳴らし、ツァーリを見やって】

……ああ、あの時の。
あんな切迫した状況で、どうでもいいことだけ覚えてるンですね……いや、全部覚えてるのか。
それで恋人なんていう安直な発想に辿り付くあたり貴方らしいっちゃ貴方らしいですが、
そもそも幾らなんでも、このオレにそんな紅茶色nbgぇッほ、げっほ!?

【…………ああ、わかりやすい】
【ちょこんと小さく結ばれたガーネット色の髪が、彼が大きく咳き込むのに合わせて揺れる】
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 03:48:27.54 ID:I+B+kwFIo
>>221

えぇ。特技なの。

【と、少女は言う。極めて自己中心的な自己保身。他人を助けて事故に会うのは御免なのだ。薄情な気もするが、長生きのコツである】

――そうねぇ。私はけっこう不器用なんだけど、構わないかしら?

【「具体的には、おでんを作ろうとしてカレーができるくらい」と付け足した】
【不器用ってレベルじゃないだろ。それ。レシピが間違っていたか、頭が間違っていたかの2択だ】

あと、

【少女は言葉を紡ぐ】

どうして、

【すぅ、と視線に鋭利さを含ませ】

私に治療を持ちかけたのかしら…?

【思考を読まれたような、不可解な不快感】
【見られたくないところを見られたような、読まれたくないところを読まれたような、触られたくないところを触られたような、奇妙な感覚】
【少女の思考は、その感覚に対する感情として不愉快≠提示した】
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 03:50:38.48 ID:y31Cm3OAO
>>226

他人の惚気とかも墓場まで覚えてられるからな。どうだ、語ってみるか?

【悪魔のようなことを言いながら立ち上がると、布団を軽く畳んでから刀を取る】
【それから咳込んだ彼に、にんまりと意地悪い笑みを浮かべてみせて】

おめでとう、でいいのかな。図書館の時から紅茶色にドギマギしてたしなぁ、お前
まぁいいや、恋人がいるなら――問題ないな。大丈夫だ

【そんな風に納得している】
【……ある意味、一番知られちゃまずい奴にばれたのかもしれない】

……さて、俺が此処にいるとお前が愛しい恋人の元に帰れないからな
今日はもう帰らせてもらうよ

【言って地を踏む姿は危うげなく、痛みがないこそ踏鞴を踏むこともない】
【そのまま彼に視線を合わせると、ちょっとだけ困ったように笑ってから】

何かあったら、好きなだけ頼れよ
……俺も、頼るから

【それだけを伝え、「お邪魔しました」という一言と共に玄関まで向かうだろう】
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 03:51:09.23 ID:SUMItK1DO
>>223

花鳥風月…へえーそう言う流派があるんだ

【別世界で片っ端から剣術流派を取り込んできた彼女だが知らなかった。来たばっかりだから当たり前だ。】

え?…開祖!?

【老人の少し先を歩いていた彼女は振り返る。】

……どうりで…

【なるほど…そう言うことか…一流派の開祖ならそりゃ強いだろう。】



【同時に彼女は思考する。『道場破り』…それを目の前の人間に対してやってみたかった。強い者を見たら戦いたくなる。】

……

【しかし、時間も時間だ。…やめておこう。彼女は少しだけ残念そうな顔をした。】
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/09(水) 03:56:48.89 ID:NKH3iUbqo
>>229
ま、片田舎の小さな流派じゃよ、たいしたもんじゃないさ。

【と、穏やかな声色で言う】

そ、儂開祖ね、開祖。

【飄々とした様子で言う。やはりパッと見ではそのようには見えない、見えさせないのが老人の力であるのか】
【黒睡蓮の残念そうな顔を尻目に、どうやら宿の前に付いたようで】

お、ここじゃ此処。

【目の前にあったのは、まるで廃墟のような安宿であった】
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 04:03:26.46 ID:wMfJN7mDO
>>228

げほッ、ぇほっ……ま、待て待て待ちなさいって!
オレはまだ何も言ってないでしょう、早とちりも良いとこです!
大体なんでここでルカスが――、…………ルカスが……ぁ……。

【美しいまでの自爆である】

……っく、ちょ、ツァーリ?なにが大丈夫なんで?
オレとしては全く大丈夫じゃ、いや、帰るも何も――

……あぁ、“J.E.S.U.S.”
【やがて、がくりとうなだれるクロワ。どうやら、諦めたらしい】
【ため息を吐きながらも、去り際の相手の言葉に】
【ふと、頬を緩めて】

……ええ。そうします。
ですから、貴方も。

【――そこまで言って。それまでだ】
【部屋の壁にもたれかかったまま、ツァーリが部屋を出ていくのを見送って】
【やがて、玄関の開く音がしたなら――そのままずるずると、その場に座り込み】

……やれやれ、ですかね…………



……ああ、……オレは――
そろそろ……マジでお前と向き合わねぇといけねぇなァ……


……“アリス”……。


【零した呟きは、夜だけが聞き】
【差し込む月明かりが、儚く照らした】


/お疲れさまでした!ありがとうございましたー!
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 04:06:52.35 ID:QYW1PtJwo
>>227

ンー、なかなかいい特技だ

【感心したように大げさに頷いて、大げさに息を吐く】

不器用?

あー、うん、俺よりマシなら幾らでも

【そう言い、「ああ、具体的にはハヤシライスが好きだから大丈夫だ」と青年は続けた】

そりゃあ、君がこの手に興味を示して、俺がこの傷を負ってて、俺が君を嫌いじゃないからで、君が汚いより綺麗なほうが好きと言ったからで、加えて勘の良い俺のなんとなく、さ

・・・ふう
これだけ理由があれば十分だろ

【青年は一息に理由や、理由らしきものを並べ立てる】
【二人称をこっそりと「君」に変えて】


嫌になったか?

【少し気遣う】
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 04:07:09.85 ID:SUMItK1DO
>>230

とてもそうは見え

【そこまで言って彼女は口をふさぐ。いくら何でもこりゃ失礼だろう…と思ったらしい。】

【やがて、宿に着いた。彼女はそれを見上げる。】

……

【えええ……】

【これほんとに宿屋?泊まれるの?…そう言った言葉が脳内を支配する。】

…まあ仕方ないわ

【自分に言い聞かせるように言って、中に入った。】
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 04:08:09.34 ID:y31Cm3OAO
>>231

【月明かりの下の闇は、自分の持つ刃に似ている。薄く透明な凄惨さ】
【外に出てから微かに息を吐くと、僅かに脚を引きずるようにして歩き出して】

ルカス……ね
あとは彼女に任せた、ってところか

【――そう。大丈夫だろう】
【あの男が選んだ相手だ。彼の最奥を受け止めきれないはずがない】

……あぁ、もう。どっちがだよ
こんなに人の頭悩ませといて――“J.E.S.U.S.”

【そうして、言葉の内容と反してどことなく嬉しそうに呟かれた決め台詞は――】

/長時間お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/09(水) 04:13:08.49 ID:NKH3iUbqo
>>233
【老人は躊躇わずに宿に入っていく】

ふむ、チェックインは、と。

【カウンターを見つけ、歩いて行く】
【宿の壁には罅が入り、埃やゴミが目立つ】
【かなり“アレ”な宿であるのは間違いないだろう】

はい、うむ。
部屋、2つの、ああ、あそこの嬢ちゃんの分も一緒に払っとこう。

【サングラスを掛け、アロハ柄で態度の悪い……先程のDQNより遥かに怖そうなフロントと和やかに話を軽くして、戻ってくる】
【その手には錆びついたキーが2つあった】

あいよ、此方嬢ちゃんの分だ。

【鍵を一個投げ渡す】
【綺麗な軌道を描いて鍵は翔んでいくだろう】
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 04:18:49.90 ID:SUMItK1DO
>>235

うわっ!…ムカデが死んでる

【辺りを見回しながら彼女は呟く。めっさ汚い。】

【やがて鍵が渡された。彼女は慌てそれを受け取る。】

え?…お金は?

【フロントに言って、払おうとした、が…】

……いいの?

【老人に聞いた。まさか払ってくれているとは…意外そうに目を丸くしている。】
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/09(水) 04:23:20.56 ID:NKH3iUbqo
>>236
【お金の事で、眼を丸くしている黒睡蓮を見て】

何、気にせんでもいいさ。
たまにの若者との交流だしの、儂からのちょっとしたお礼、じゃよ。
つってもこんなボロ宿なら1人分も2人分も大差なかったりするんじゃが。

【カッカッカ!と楽しそうに笑う老人】

んじゃ、部屋上らしいからの、さっさと行くかの。
一応フロントに話しつけて、嬢ちゃんの方は多少マシな部屋にしといてもらった、まあ虫は出ないじゃろ。
慣れとらんのじゃろ、こういう所。

【老人はもっと酷いところに泊まることもあるゆえ、気にしないが黒睡蓮は慣れていないのだと配慮したようである】
【そして、老人はさっさと階段を上がっていく。部屋は2階だ】
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 04:23:57.67 ID:I+B+kwFIo
>>232

――、…そう。

【と、一言だけ呟いて、少女は薄く薄く微笑んだ。見逃してしまいそうなほど儚く】
【今までの蛇のような凄惨な笑みとは違い、屈託の無い、変な言い方ではあるが少女らしく】
【ただ、その顔は、嫌に綺麗に作られていたのだけれど】

【ふぅ、と一息ついて】

…事を裏から小難しくするのは悪い癖ね。嫌いじゃないけど。

【クスリと笑い、玩具に飽きた子供のような雰囲気で独り言】

ごめんなさいね。付き合わせてしまって。――さて、始めましょうか。

【ふわりと少女は雲の上を歩くような独特の歩行で青年に近づいていく】
【少女の両手には何も無い。素手でどうやって治療するのか。それでも少女の眼、爬虫類を髣髴とさせる縦型スリットの瞳孔には迷いが無い】

先ずは、傷口と…、顔くらい見せなさいな

【深く被られたフードを脱ぐ動作を青年に促した】
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 04:36:49.11 ID:SUMItK1DO
>>237

はー…なるほど…

【何がなるほどなのかよく分からないが彼女は言った。そして自分も二回なので上がる。ギシギシと崩れそうな音がした。】

【やがて、部屋の前につく。もうここで相手とは別れることになるだろう。】

【ドアノブに手をかけ、開けようとする。…が、思うことあってその手を止め、呼びかける。】

花城さん!

えーっと…その…何というか…いや、大したことじゃないんだけどね…

【いつもの彼女らしくない。言葉の歯切れが悪かった。】

ええっと…その…





ありがと





【ポツリ、とそう呟くと、彼女は部屋に入った。昔からこんな感じだ。ものすごい照れ屋であったのだ。】




/乙でした!
/こんな時間まで付き合ってくださってありがとうございました!
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 04:39:37.48 ID:QYW1PtJwo
>>238

無駄に無駄を重ねて捻くり回せば少しは楽しい無駄が過ごせる、ってな

【何だか訳の分からないことを言い出す青年】
【なかなか楽しそうに話してはいるが意味不明】

お、そうだな・・・

・・・って、顔は要らないんじゃないのか・・・?

【そんなことを言いながらも青年は左手の甲でフードを退けるようにして脱ぐ】
【青年の顔は少しの生気を帯び、そこそこに整った顔立ちを少しの煤で隠している】
【そして青年は傷口である両手を突き出す】

【傷は】
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/09(水) 04:41:12.51 ID:NKH3iUbqo
>>239
【階段を危なげなく登り、部屋の前に歩いて行く】
【が、呼び止められ振り向いた】

ん、なんじゃ?

【そして、掛けられる感謝の言葉】
【扉を閉めたのを見送って、かかっ、と小さく笑って老人は自分の部屋の戸を開く】



どういたしまして。



【最後に、そう言い残して】

//はいはい!乙でございましたのよ!!
//今日は遅く起きる日だったので全然おkだったのです!!
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 04:42:29.24 ID:QYW1PtJwo
>>240
途中送信スマソ

>>238

無駄に無駄を重ねて捻くり回せば少しは楽しい無駄が過ごせる、ってな

【何だか訳の分からないことを言い出す青年】
【なかなか楽しそうに話してはいるが意味不明】

お、そうだな・・・

・・・って、顔は要らないんじゃないのか・・・?

【そんなことを言いながらも青年は左手の甲でフードを退けるようにして脱ぐ】
【青年の顔は少しの生気を帯び、そこそこに整った顔立ちを少しの煤で隠していて】
【そして青年は傷口である両手を突き出す】

【傷は手首を一周する深い裂傷で、不思議なほどに血が溢れている】
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 05:03:01.51 ID:I+B+kwFIo
>>240

――無駄ねぇ。
駄≠ニは、馬に積んだ荷物のこと。左右振り分けて取り付けるため、2つで一駄と言うそうよ。目方は片側最大18貫。つまりは一駄で36貫(135`)。
荷をつけて、運んで行けば駄賃になるけれど、荷をつけない空馬ならば、いくら歩いても稼ぎは無し。
それでも馬は腹をすかせてご飯を食べる…、というところから、無駄飯≠ニいう言葉が生まれたそうよ。
昔の人は、荷物がなかったら、”空の籠でもつけていけ”、”道に落ちているもの、何でもいいから運んでいけ”、”落ちているもの、なければ盗んででも持って行け”と言い、空馬を曳くことを大変恥じたらしいわ。
荷物をつけない往来は、馬にとっては、ありがたい話だったに違いないだろうけど、”空馬を曳くような人生だけは送るな”という、先人の教えもあるようだし、使う側と使われる側の都合は、いつの時代も、なかなか一致しないものね。

でも、先に進むための切符と引き換えに置いた荷物の重さに気づくのは、いつも置いてきた後なの。

時には、荷物を下ろして”無駄”にする。そういう潔さも必要なのかもしれないわ。
おそらく、一つの人生を貫いていく上で、そうした”無駄”と思える時間こそが、力となり、希望となり、後から振り返ったとき、最も輝いて自分の心に蘇る。
――そういうものなのかもしれないわね。

【こちらはこちらで語りだす少女。3倍返しが通常。3倍どころじゃないですね】

【青年の顔を見た少女は】

――ふぅん…。

【と、一言。一言ですらない。褒めるなり貶すなり、なんかあるだろうと思うが、相変わらずの投げっぱなしである】

【そして、視線を落とし、傷口を見た少女は、少しだけ、その形の良い眉を顰めた】
【無言の感想の後、右手の親指を突き立てる。すると、シューっという音がしそうな勢いで、親指の爪が鋭利な刃物のような形に伸びた】
【少女は、そのまま、右手の親指を、鋭利な刃物のように変化した爪先を、左手の人差し指に当てた】

【ここまで来れば、次の展開は容易に想像できるだろう】
【少女の右手は、そのまま跳ねた】

【鮮血が、少女の左手人差指から散る。少女は、流れるような手つきで自ら人差指の先を切り裂いた】
【痛みに顔を顰める少女。だが、相変わらず、その瞳に迷いは無い】
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 05:18:34.49 ID:QYW1PtJwo
>>243

教訓めいてるな、随分と

まぁ駄賃ないなら駄賃以外に求めたくもなるだろ
その結果が無駄で、そんなことを重ねていると笑えてきそうじゃないか

さしずめ、君は大荷物でも背負ってそうだが

【青年は溜息をつきながら、少女の目を見て話す】

あのなぁ、フード取れって言ったのはそっちなんだから・・・

・・・まあいい、俺も自分の顔の特徴の無さは分かってるさ

【自虐的に嘆きを吐き出し】
【項垂れ】

ん?おい・・・何を・・・!

あ・・・・・・・・・。

【青年は少女の行動を瞬きもせずに見守る】
【そうすることしか青年にはできなかった、というのが本当の所で】
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 05:33:37.63 ID:I+B+kwFIo
>>244

【「大荷物でも背負ってそう」 その言葉を聞いた少女は】

言い得て妙、と言ったところね。

【と、簡潔に返した】
【少女の顔は、笑っているようでいて今にも泣きそうでもあって、複雑な心境≠ニいうものをそのまま顔に出したら、こうなるだろう、という表情であった】


【青年が呆気に取られている内に、少女は左手の人差指の先から滴る真っ赤な血を青年の両手首に、ポタポタと垂らし始めた】
【それと同時に少女の指先は、すぐさま修復と再生を開始する。まるで録画映像を高速再生するかのように、みるみる傷が塞がっていく】
【異常な再生能力。それは少女の能力の一端によるもの】

【十数秒の後、少女の指先は完全に治り】

私の血をあげる。
これから3日くらいは、おそらく貴方の身体も私ほどではないにしろ、ほんの少しだけ、傷の治りが早くなったりするかもしれないわ。後遺症(?)ってやつね。
ま、3日くらい我慢しなさいな。

【切り傷程度ならあっという間に、骨折や内臓破裂などの重傷も3日もあれば完全に治してしまう再生能力。それは蛇神の能力。その一端】
【そして、その能力を血液を媒体に与えられた青年の身体もまた、そのような能力への耐性さえなければ、同じように再生を開始するだろう】
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 05:48:22.06 ID:QYW1PtJwo
>>245

駄賃が約束されていれば、大荷物も背負えるんだがな

現実はそうもいかないのが残酷だろ?

【ずっと少女の目を見ている青年は表情の変化を見逃さず】
【問いかけにもならない戯言を吐く】

【その間にも傷口が瞬く間に修復を開始し】



しかし・・・すごいな、能力者か・・・?

此処まで完璧に?がるものなのか・・・

【青年は綺麗に修復された傷口を眺めたり】
【両手を開いたり閉じたりしながらその感触を確かめる】
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 06:01:41.06 ID:I+B+kwFIo
>>246

そうね。何かが欲しくて背負ったものではないけれど、背負うことに意味があるとするならば、それはそれでいい暇つぶしにはなるわ。

【少女は青年とは対称的に目を合わせようとはしなかった。青年の手首を見つめ、俯くように話す】


【青年の傷が塞がり始めるのを確認した少女は、踵を返し、青年から距離を取る】
【結局、顔を見たときから目を合わせることは無かった】

えぇ。能力者、で合ってるわ。

【数歩、進んで、そう言いながら、くるりと反転。黒に黒を重ねたような漆黒の、あまりに幻想的で神秘的な光景や風景に人々が心奪われるように、見る者の心を奪うほどの美しい髪が夜に踊る】

私の能力で出来ることの一つ。

ここまでの効果を発揮するのは、直接、私が血を与えた場合だけよ。
同じように治ると思って無茶はしないことね。

【怪我をすることを躊躇わない人間はいる。死ぬ気で何かを成し遂げようと、何かに立ち向かおうとする努力や勇気を否定はしない】
【だけど、死ぬ気で頑張って、死んだら意味が無い、と少女は思うのだ】
【だから、治した人間には、必ず釘を刺しておく】
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 06:15:30.84 ID:QYW1PtJwo
>>247

ま、退屈しないのは良いことだが、暇つぶしだけってのも面白くないだろう?

押しつぶされるなり、背負い投げるなりもなかなか乙なものさ

【背負うだけが全てじゃない】
【そう青年は伝えると、こきんこきんと首を鳴らして】


はいよ
手は大事に扱わせてもらうぜ・・・

・・・なるべく「保身的」にな

【青年は皮肉交じりに少女の忠告を受け止める】
【とはいえ、死が普遍のものとなっている青年にとってはどこまで「保身的」に動けるやら】


あ、そうだ名前を言ってなかったな

俺はアルフレート。今度会ったら絆創膏を一つやるよ
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 06:37:01.32 ID:I+B+kwFIo
>>248

背負い投げる…、か。

【少女は自分の細腕を見て、出来るかしら、と笑った】


死ぬ≠アとは簡単よ。息をしなければいいの。

【人よりも幾分か生にしがみつく者が語る、生の価値】

でも――、

【死を忌避し、死を退けようと足掻く者。それでも生きようと、生きていようとする者】

――生きる≠ニいうことは、息をすることではないわ。

【その言葉の真意は、同じようにしがみつかないと分からないだろう】


アルフレート、ね。…絆創膏? 

【少女は、キョトンとして】

――そうね。頂いておくわ。

【ふっと笑った】

私は、蛇迷寺(だめいじ)。蛇が迷う寺と書いて、蛇迷寺。蛇迷寺 経亜(だめいじ へあ)
私、自分の名前が嫌いなの。今度、呼ぶときは苗字で呼んで頂戴。

【言葉を皮切りに踵を返す】

それじゃあ、私は行くわ。まだ散歩の途中だし。
…また、会うこともあるでしょう。迷わなければ、ね。

【両手を後ろ手に組み、アルフレートが呼び止めなければ、いつものふわふわとした足取りで去っていくだろう】


/早朝までお疲れさまでした。久々に絡めて楽しかったです。レス遅くてサーセン…。
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 06:52:22.21 ID:QYW1PtJwo
>>249

なるほど、なるほど
やっぱ教訓めいてるな、と俺は思うぜ

ま、とりあえず生きてみるさ・・・生きられたらな

【青年は少女の言う意味を考えながら、そう言い返す】
【生きているときにこの少女と出会っていれば、自分の運命は変わっただろうか】
【そんなことを考えながら】


ん、分かった。蛇迷寺な

・・・じゃ、またどこかで
とりあえず、俺はまた出会えるまで迷い続けるとしますか

【そういって青年は少女を見送った】

/お疲れ様でしたー!
/こちらこそ遅レスでごめんなさいです・・・orz
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 13:38:25.86 ID:WarxvLQDO
【公園=z

『今日は何をしよう?』
『お買い物……でもしたいな』
『町に行こっか?』『行ってもいいよね、悠希?』

「…勝手にしろ。」

『素っ気ないなぁ』『だからどーてーなんだよ…』

【さらさらと靡く銀の髪、藍玉の瞳――怜悧に整った顔立ち】
【年相応に膨らんだ胸がチラ、と見える――胸元の大きく開いた白と黒の服】
【そして、携えられた剣と銃――】

【不自然なのは、彼女は誰かと会話をしている事】


【その相手の姿は此処にはない事】
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/09(水) 17:37:50.91 ID:7LYHOiNd0
【魔術協会/図書館】
【其の一角に、本―――魔術に関する書物が、数冊積まれている】
【其処の机に座っている者は、不良の様な、派手な格好をしていた】

【その人物の、容姿は】
【ダークグリーンの短髪、中性的な顔立ち。黒のゴーグルを頭に引っ掛けて、瞳は茜色】
【白黒ゼブラ柄のパーカー、七分丈のカーゴパンツ】
【スカルに片翼が生えた其れと、『R』の字を模ったものを繋いだ首飾りをした】
【男か、女か、判断しにくい体つきの、背の高い子供】

【何やら、古びた書物に目を通している】
【人物が読んでいるもの、積まれているものは、魔術創作に関する書】

……、

【真顔で読んでいるが、雰囲気が、なるほど、分からんと言っていた】
【時々、本を引っ繰り返したり、挿絵の陣を凝視していたりと、重症だった】
【其れでも、羊皮紙に文章の一部を写したり等、知識を吸収しようとしている様で】

【そして、人物に近付けば、テレビの砂嵐の様な、酷い雑音が聞こえるかもしれない】
【―――人物は、音楽を聴く類の物品は持っていない様子だが】
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 19:36:52.47 ID:SUMItK1DO
さあて…そろそろ出ましょうかね。

【ボロボロの宿屋、その一室…女は呟いた。…黒いコートを羽織る。】

荷物は…っと言っても剣だけか。

【壁に立てかけていた大剣…それを背中にからう。彼女のコートには、鞘に合うようベルトが縫い付けられていた。】

【大剣は、彼女によって背負われる。慣れた重みを主に伝えた。】

……

【部屋を出る。隣の部屋を見た。そこは、昨日彼女の宿代を払ってくれた親切な老剣豪、花城が泊まっているはずだ。】

……

【あいさつしようかな、と彼女は思った。しかしやめておこう。そういうのは苦手だし、何より言いたいことは昨日言った。】

まあ、いっか。

【それだけ言って、チェックアウトする。やがて、彼女は再び繁華街に出た。】

さあて…

【そう呟き、女剣士は街に繰り出した。】
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 20:28:40.86 ID:yTNRX4wxo
【火の国】


……戦乱の爪痕は癒えず、然し勝利したという実績は有り
もはやこの地は、有象無象の小国≠ナはなく、闘争の象徴

この地を奪う事こそは、実に意味深い事であると言えるでしょう

【中心部大通りを、規則的な足音を立てて行進する、甲冑騎士の群れ】
【彼等は何一つ喋らないし、周囲に視線を向けようともしない】
【呼吸によって肩が上下する事も無く、胸が起伏する事も無い】

この地の民衆には申し訳有りませんが………力を持っている以上、振るうのは義務
我が国の民衆の為に、その力を十二分に発揮して頂きますわ


進撃!これよりこの地を、我が国の支配下に置く!
この地に住まう民よ、速やかに降伏し我等が軍旗の下に立て!

事前に通達する!例え貴方達が屍になろうと、我等の計画に支障はない!

【軍勢の戦闘に立つ少女は、冷えた空気の中、何処までも通る鋭い声を張る】
【一本の長剣を、装飾の施された鞘から引き抜き、血の脂を紫色のドレスで拭い】


初めてしまえば、もう後戻りは出来ない…………これ以降は、進むだけ

………それで良いのよね

【偶然其処に居合わせた通行人へと、無造作に剣を振るった】
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 20:31:36.53 ID:TPl/v0MDO
【廃墟】

何だか久々に来た気がする

【廃墟にある瓦礫の上に、白衣の青年が立っていた】
【青年は、子供にも大人にも見える顔つきと、黒く短い髪に色白の肌を持ち、ワインレッド色のナイロールの眼鏡をかけている】
【服装は、黒いスラックスと茶色のシャツの上に白衣を羽織っているという研究者のようなもの。腰に締めているベルトの左側にはホルスターがあり、その中に黒いハンドガンが納まっている】
【右腕には手から肘までを覆う灰色の盾のようなものがあり、その先端から杖が出ていて青年の支えになっていた。右手は盾の内側から横に伸びているグリップを握っており、杖というには非常に機械的なデザインだ】
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 20:32:20.71 ID:cDuxTqSSO
【路地裏】
【そこに数人の人影があった】
【よく目を凝らして見れば、それは地面に倒れたチンピラ達と】

あれぇ・・・?的外れだったかぁ?
【それらの懐を探る女性だった】
【服装は灰色のポロシャツにジーンズ】
【髪は紫のショートヘアで】
【前髪を二重瞼の瞳の上で揃えている】
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 20:45:29.02 ID:1emD5H8e0
>>254

       【―――――瞬間、飛び込んでくるのは、漆黒=z

【少女が通行人に対して剣を振るおうとしたその時、滑り込むようにして。玄に包まれた、一つの影が現れた】
【『彼女』は、そのシルエットとは対照的に、真っ白な怪物の角≠轤オき物体を、少女と通行人の間に差し入れ】
【がちり、と刃の切っ先を跳ね上げ、命脈散らすその一撃を弾かんと―――実によく締まった腕に、ぎりりと力を込めた】

……―――嗚呼、偶然ってのは時に怖ろしくさえ有るねぇ。
あたしの『大切なモノ』を悉く奪い、あたしに『敵』を与え、その上であたしに羅針盤を与え―――。

………挙句の果てには、また、こうやって。
――――『あたし達』を、引き合わせたんだッ!

【そして耳に入るのは、恐らく――――聞き覚えのある声≠ナあろう】
【少女らしい透明感と、男児めいた気魄を、口調にも声調にも併せ持った、独特の言葉運び】
【振り乱す長髪は、墨染めの黒。敵意に燃える、黒真珠の如き瞳と共に、艶やかな光沢を帯びて】
【身に纏う、シックな色合いの制服ブレザー。その校章部に刻まれた文様は、この世界で最大級の魔術組織への帰属を暗示するもの】
【どこか物憂げに思えなくもないツイートを、拾う事さえせず―――彼女は、『金』の少女の膝を、ローキックにて狙おうと試みる――!】
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 20:48:49.16 ID:Hnn7/5jZo
>>255

【――ぺたり。】
【佇む青年より僅かに距離を置いて、背後。】
【小さな小さな足音と共に、小さな気配が一つ、予兆も予告も無しに起き上がる。】

「――――。」

【殺意や敵意は無く、在るのは小さな息遣い。】
【それは、青年の背後に現れたモノが生き物であることを示していて――野獣か、何かか?】

//まだいらっしゃいますか?
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 20:55:06.90 ID:TPl/v0MDO
>>258

うん……?

【久々に訪れた懐かしい場所】
【佇みながら懐かしさに浸っていたところに気配と微かな音が入り込んだ】
【何だろう、と思いながら、彼は静かに後ろを振り向く】


//居ますよー
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 21:00:37.66 ID:yTNRX4wxo
>>257

……ええ、全く

【きぃん、と金属の甲高い音】
【右腕一本で振るった長剣は、通行人の首から数十センチ手前で】
【白い角に受け止められ、「跳ねかえりもせず」に静止した】

【少女の目は、僅かに右に動く】
【視界の端にかろうじて姿を捉えられる程度に、首を傾けて】
【街の風景に大半の意識を向けつつ、現れた誰かの姿を見た】


状況が許すのなら、私はもっと早く行動していたかも知れない
状況が許すのなら、じっくりと用意を整え、大群を率いていたかも知れない
この時期に動かなければならなくなった偶然は、恐ろしいですわ

……それに比べれば、出会いの数奇などは些細な事

【見てしまえば、思い出すまでにそう時間は掛からなかった】
【近い記憶だ、印象の薄い人物でもない。名前も、自分とは違って覚えやすい】


……能力者、またはそれに準ずる者です
ライブラ、手勢の半分を此方に残し、もう半分で作戦遂行!
私の生還≠最優先事項としなさい!

「………了解致しました」

【剣を引かぬまま、後方の騎士の群れへ、叫んだ名前もやはり彼女の記憶に有るだろうか】
【背が低いのか、群れの中から返る声は、発した当人の姿が見えない】

【そして、後方から飛び出した、一体の騎士】
【ホームベースに飛び込むかの様なヘッドスライディングで、少女の膝と襲撃者の蹴り足の間に飛び込み】
【その頭蓋を盾と為して、主人への蹴りを受け止めた】
【ぐしゃ、と、西瓜の潰れた様な音。だが、これを殺した≠ニはだれも言うまい】
【頭蓋を覆う肉と皮膚は、顔の半分にしか無かったのだから】
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 21:12:02.87 ID:Hnn7/5jZo
>>259

【青年は、きっと幸福だった。】
【そこに居たのは、ぼたぼたと垂涎し、眼前の青年をねめつける野獣ではない。】
【腰ほどまである透き通るような白髪を三日月の光で僅かに青く染め、
 子供服を扱う服屋に行けば、まず手に入るだろう。ピンクのワンピース。
 白い靴下と紅いエナメルの靴を履いて、『両目を包帯で覆った』、7歳ほどの少女】

「こんー、ばん、はぁ。」

【少女は、両目を覆っている。しかし、青年は『目が合った』ような感覚に襲われるかもしれない。】
【底抜けに、素っ頓狂に。暢気で陽気で、気の抜けるように朗らかな声。】
【にこりと開かれる口は、綺麗な蜜柑型をしていて。】


【そして、青年はいくつもの違和感を覚えるはずだ。】
【彼女が着ているワンピースが、どう控えめに見ても、今の時期のものではないこと。
 大事な何かをどこかに置き忘れて来たかのよう、全身から漂う、ある意味狂気さえ感じさせるほどの陽気さ。
 そもそも、こんな時間にこんな少女が一人、このような場所に居ること。】

【間違い探しの『間違い』に出会ってしまったような――。】
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 21:24:20.45 ID:1emD5H8e0
>>260

【軽快な機動性を重視したつくりの、白に汚らしい灰色まだらと成った運動靴は、それなりに履き古したモノではあったが】
【騎士の頭部を潰したことで――――腐敗した血液、組織液、脳漿。決定的な汚れが付着する】
【武美も人の子、顔を顰めずには居られないが、地べたを踏み躙ってそれらを落すのは、歩行に支障を来さなくする程度に留めて】

(……ッッ、正直な話、『驚いた』ってぇのが正直なところ、だが…
 ――それで良い、あたしの怒りのヴォルテージが高まっていれば高まっている程……迷いは、無いッ!)

……そっちで人波に隠れてるのは、百回殺しても飽かせちゃくれねぇクソっ垂れだ。ライブラ・ユースティティアだ。
そいつのボスである、てめぇは――――言うまでも無ぇな、喋る分虫唾が走るだけさ。

……征くぞ、金の国第一王女、及び王位継承権第一位――……否。


 ――薄汚いテロリスト=B
 ………―――ルーミアァ、ゴォォルドウィィィィィィィィンッッ!!!


【楽器を両手で構え直し、突き付ける――――此の手の相手に、説得の余地は無い。街は、現在進行形で呑まれ始めているのだ】
【激昂/月光の下、天を衝くよな咆哮に呼応して、武美の肉体から噴き上がる、夜光虫の群れの様な、幻想的な魔光】
【それが、彼女の十年来の相棒――――ケティオコルム≠包みこむと、武骨な骨色のシルエットは、星空にも似た、輝く漆黒に染まる】

―――でぇぇぇああぁぁッ!!

【変容したケティオコルムを、大上段に近い型で振り上げ―――武美は、それを、ルーミアの左足目掛けて振り下ろす】
【鉄槌よろしくの一撃は、武美の『アートマン』を装着した事で強化され、まともに受けた先に予想されるのは、足の甲への重傷】
【其れに加え、叩き付けた際の振動波≠増幅した影響で、ルーミアや死霊騎士たちの移動を乱す効果も、一応は期待できるか】
【また飛び込まれる事を想定しての、攻撃の『アクセント』―――とでも、言えば良いのだろう】
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 21:25:05.29 ID:TPl/v0MDO
>>261

……こんばんは

【青年は一つ瞬きをしてから挨拶を返した】
【そこに恐れや困惑は無く、言葉自体は至って普通】
【違和感を覚えなかったわけではない】

(何故子供が……?)

【考える前に言葉が出たのだ】
【その証拠に彼は少女の包帯をじっと見つめている】
【迷子か、孤児か、それとも──敵か】
【判断するには情報が少なかった】

こんなところでどうしたの?

【警戒心を持ったまま、彼は話し掛けた】
【声色は優しげだ】
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 21:27:15.49 ID:4KtTgS4q0
【市街地】

兄上ッ…………どうだった?
「ダメだ……それらしい目撃情報、どこにもねぇ…………」
…………そう

【薄手のトレーナーの上に赤いジャケットを羽織った、左目を縦に走る真新しい傷跡が目立つ、背中に掛かる程度の青い髪の、左腕の肘から先が触手と化している少女と】
【短く刈りあげた髪に、上下黒で揃えた服の上から更に黒いベストを着込み、右目の周囲に古い火傷の跡がある青年が】
【街灯の下で息を弾ませながら、仏頂面を突き付けあっていた】

"レイド…………諦めるにはまだ早い。必ず何がしかの情報には行きあたるはずだ"
≪……昴さん、まだ無事でいてくれてますかね…………≫
"生きている事を信じないで、どうしろと言うのだ…………
『死んだ』という確証が出るまでは、決して諦めるな……!!"

【青年の左袖が、違和感が無い程度に少しだけ膨れており】
【少女の傍らには、青い炎を纏った、やけにデフォルメされた髑髏が浮かんでいる】
【が、その姿や声は、魔力持ちなどでなければ感知する事は出来ないはずだ】
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 21:30:55.00 ID:WarxvLQDO
【森の奥深く・湖=z

『この辺りはなんだか、いい感じに魔力が満ちてるね?』

『それに』『水が冷たくて気持ちいいー♪』

【さらさらと靡く銀の髪、藍玉の瞳――怜悧に整った顔立ち】
【バランスの取れた体つきの少女は、水浴びをしている】

【ふと、何処からか聞こえる男の声】
【その姿の主は、見当たらない】

「なんで裸なんだよ、オマエ…」

『うっさいなぁ…』
『私たちしか居ないんだしいいでしょ別にぃ…』

【大胆にも、彼女は裸――剣を一本、胸に抱いて】
【そして、彼女のものと思われる服が丁寧に畳まれ、近くの木の根元に置かれている】
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 21:31:58.67 ID:SUMItK1DO
>>253から女は街をうろつき、やがて人気のない公園に足を踏み入れた。】

…体がなまるのよねえ

【そう呟き、キョロキョロと辺りを見回す。すると、植林された小さな林が見当たった。】

…ま、いっかあれで

【そう呟き、そこに入る。】

…この辺かな

【大木が密集する地点…その中央に彼女は立った。周りには頑丈そうな木がいくつもの生えている。】

……

【ふう、と息を深く吐き、目を閉じる。…沈黙が辺りを支配した。】

…────っ!!

【刮目し、大剣の柄に手をかける。】

【そして彼女は身の程もある大きな剣を抜刀し、振る。華奢な身体からは想像もできないくらい早く、そして鋭い。】

【細かくステップを刻みながら、全身を使い凪払う。そして今度は力を抜き、大剣に『振られる』】

【舞うような剣技のが終わる。】

……

【残心を取り、剣をしまう。】

【鈍く、重い音が当たりに響き、それから彼女の周りの木がきれいに分断され、倒れた。】
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 21:38:36.66 ID:LONuhNLWo
>>264

【その横を、歩きぬける一つの人影
それが、普通の人≠ナあれば、貴女も、私も、互いに干渉することは無かっただろう
ここは市街地、一期一会、と言葉が示すとおりに、すれ違う人々など、互いに覚えていない】

【――――――――尾を惹く、菖蒲の芳香
肺一杯に広がる、その麗しいフレグランスを零しながら、今、貴女達とすれ違った彼女≠ェ振り返る】


……あら、そこの殿方とお嬢さん、少し立ち止まってくださいな


【それは、鈴蘭が頷いたように、耳へと溶け込むソプラノボイス
舌の上で蕩けるシュガーのような甘さを含んだ、甘い甘いその声を響かせながら、貴女達へと声をかける】

【白紫色の軽くウェーブのかかった長髪、端正な横顔に添えられる前髪に
肩を大きく露出した黒のレースのドレスにオーガンジーショール同じく黒レースのロンググローブ
黒のニーソックスがかえって妖艶さを際立たせる巨乳の女性
透き通るような誘うような紫陽花色の瞳が美しい】

【コチラへと振り向いてくれたならば、その表情を、微笑み色に、くしゃっと綻ばして
夜風が身にしみこむのか、両手を胸の前で交差しながら、そっとオーガンジーショールの端を握って
僅かに首をかしげ、肩を撫でる横髪に、気だるさを留めて】


そちらの髑髏≠ヘ、如何なるモノなんでしょう?
本来ならば、尋ねるものでは無いのでしょうが――――……その、随分と魅力的な、ものでしたので


【ぱちくりと、開いた紫陽花色には、期待の色が、キラキラと浮かんでいるようで】
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 21:39:40.90 ID:yTNRX4wxo
>>262

ふふ……薄汚いテロリスト=Hその立場から足を洗った『つもり』の方よりは……
己の立場を理解しているだけ、まだ良いのではないかしら?

「器用に心臓は避けられましたが、まだ生きてますか?あの時の犬」
「死んでたら墓を教えてください、あの脚、二本とも役に立ちそうですから」

「……それと、王女。下がってください。隊列を変更します」
「見たところでは非常に単純そうな相手、追って来るかも知れませんが頑張って逃げてくださいね?」
「平行長蛇二列!!AB二隊と仮称、B隊進撃せよ!」

【頭が潰れた騎士、もしくは過去に騎士だった者は、痙攣すらせずに動かなくなる】
【操り人形の糸が切れたかの様な、突然の動作の停止。これは、死亡とみなしても良いのだろうか】
【何れにせよ、頭が失われれば行動を停止する点は、生物と同じなのだろう】

【群れに隠れたライブラの声に従い、騎士の群れが左右に分かれる】
【モーゼの軌跡の様に作られた、一直線の退路。それを、ルーミアは振り向かずに声で認識して】


(馬鹿力、が武器かしら……それに加えて魔術、ね)
(魔術だけだったら寧ろ難しかったかも知れないけれど、力に対する方策は無数)
(……過去、どれだけの戦いをしてきたかは知らない。でも、そうね―――)

―――逃げる相手との好戦経験は、どれ程有るかしら?

【後方への軽い跳躍と同時、長剣の腹を、ケティオコルムの軌道上に置いた】
【ただ、置いただけ。質量も使い手の筋力も大差をつけられた長剣は、接触すれば弾け飛ぶ筈だった】
【仮に、それが何の細工もなければ、長剣が地面に叩きつけられ、衝撃波が群れの統率を乱しただろう】

【だが】

     ≪World is mine.≫

≪反転≫≪加速≫≪加速≫≪加速≫≪加速≫!!

(5アクションの内の4つを速度≠ノ干渉………これだけやれば)
(方向の制御が出来ない事も、無視して良いだけの結果が生める!)

【ケティオコルムが長剣に触れた瞬間、武美は、手元に力が加えられるのを感じるだろう】
【それはまるで、誰かがケティオコルムを持ち上げ、逆に遥か高く投げ上げようとしているかの様で】
【振り下ろされる勢いに反発し、武美の両腕を真上へと伸び切った状態にさせようと、力が干渉してくる】

【真下へ振り下ろす武美の力と、正反対に干渉してくる力】
【仮に干渉する力を振り切ったとしても、その力の向きは大きく変化させられる事になるだろう】
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 21:44:36.75 ID:eW1T+8rno
>>265
【そんな静かな空間の中に、ピリピリした空気で近づいてくる二人組がいた】

…一人はレギン、胡散臭いとは前々から思っていたが…やはり機関の回し者だったみてーだぜ
ただ、戦闘において厄介だったのはもう一人の撫子・ブラックモアの方だったが…レギンが元々後衛向けの能力者なのに対して
奴のはかなり攻撃的…星の光でオレの弾丸を精密に打ち抜いて防御しやがった…信じられねえ、いくらなんでも点の防御をされたのは初めてだ

「一か月ぶりに会えたと思ったら…とんだ大怪我で現れやがって
きみと言う奴はいっつもそんな危険な目にあってるのかい?ばかだなあ」

【片方は茶髪に黒のフェルトハットに左目の眼帯、首周りにふさふさした毛の帯がついた黒の革製コートに黒いシャツ
青の膝が破けたジーンズに銃を収めたホルスター付きベルトにウエスタンブーツの…右腕をギブスで固めている青年】

【もう片方は黒髪に黒い獰猛な『オオワシ』を象った…ショッカーマークのような絵が刻印された仮面で顔を隠した
赤いシャツに腰まで伸びた黒の革製コートと首の銀のネックレスを複数身につけ、銀の腕時計を手首に巻いたカジュアルなベルトに
青いダメージパンツの腰からシルバーアクセを2本垂らしたウエスタンブーツの人物】

【どうもフェルトハットの青年の方が怪我した理由について深刻に話し合っているらしく、極めて真剣な空気だったのだが】

だがずいぶんと熱心だな、『八艘跳び』はまだ完成しないのか?
「この間機関のエセ紳士に対して使ってみたけど…完成度は7割方かな…まだ一歩目のパワーチャージがおかしいんだ
流石にピラニア沼での修行の成果で足もずいぶんもつようになったけ…ど…」

【最初に気がついたのは仮面を付けている方だった】
【間違いなくその人物は裸の少女の方向をじっと見ている…無機質な仮面のせいで何を考えているかは最初わからなかったが…】


「…えっと上から…」


【――――測られている…!】
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 21:48:19.13 ID:Hnn7/5jZo
>>263

「こんばんは、こんばんは。こんばんはぁ。ふふー。」

【返された挨拶に、彼女はさらに挨拶を重ね、一層に笑みを強くする。】
【時折赤子のように頭をゆらゆらと揺らし、蜜柑の笑みの中には、嘘みたいな赤と白。】

【包帯を見つめれば見つめるほど、彼の視線は彼女と合う。】
【彼の白目に存在する血管を全て数えようとするような、それほどまでにじっとりとした視線。】
【頭の揺れはいつの間にやら上半身の揺れへと変わり、それでも尚、彼女の隠されたはずの視線は揺らがない。】

 

【投げかけられた問いに、彼女は10秒ほどの間を空けた。
 まるで、与えられた問題が解けない子供のように。身体のバランスを崩すほどに、首をかしげて――。】

「っととぅ。――どうしたのぉ?」

【――僅かに体勢を崩し、大袈裟に両腕を広げ、とん、とん、とたたらを踏む。】
【そのうちにバランスを取り戻せば、実に問いかけから30秒ほど、だろうか? ようやく返した答えは――。】


//申し訳ない、遅れました!!
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 21:49:41.19 ID:cDuxTqSSO
【路地裏】
【そこに数人の人影があった】
【薄暗い中、よく目を凝らして見れば】
それは地面に倒れたチンピラ達と】

あれぇ・・・?的外れだったかぁ?
【それらの懐を探る女性だった】
【服装は灰色のポロシャツにジーンズ】
【髪は紫のショートヘアで】
【前髪を二重瞼の瞳の上で揃えている】

【だが、女性は懐は探るが何も盗りはしない】
【どうやら金目の物目的ではない様だ】
【なら彼女は一体何をしているのだろうか――?】
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 21:50:10.72 ID:4KtTgS4q0
>>267

…………――――とにかく、あたし達はもう一度西の方に聞き込みに行ってるから…………
兄上は、今度は北の方をお願い……!
「分かった…………任せろ、レイド…………!」

【どうやら、分担作業で何かを探しているのか、少女と青年は互いに打ち合わせの様な短い会話を済ませると、歩を速めて散ろうとする】
【――――だがその刹那。呼びとめられ、その歩みを止める事になる】

ッ…………あなたは?
「……なんか用かい、お嬢さん…………?」

【声を掛けてきた人物を見やり、それぞれに違う質問をぶつける少女と青年】
【その表情はどこか固く――――精神的に余裕の無い様子が見てとれるかもしれない】

≪――――あ、あの……俺が見えるんすか?≫
あぁ、なるほど…………あなたも魔力を身に秘めてるか、そういう性質の人なのね…………
これはあたしの使い魔よ。今は、普通の人間には見えない様に姿を隠させてるの

【現在、人目につかない様に姿を消している『不感』状態である髑髏は、普通の人間には知覚できない状態にある】
【それでも、それなりの素養を持っている人物相手には、その眼隠しも意味を持たない】
【――――そして、その姿は多分に人の興味を買うと言う事を、経験上理解している少女は、髑髏について、説明を口にする】
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 21:54:33.33 ID:+DIVoJbc0
【水の国】

【繁華街―――廃ビル屋上】

【噂≠ニいうものは、伝染するものである】
【当人達が口を閉ざしても――不思議と広まっていくのだ――それを止めるすべなどない】

【今、路地裏などの社会の裏≠ナはこんな噂が流れていた】

【『機関水の国支部の責任者は殺された』】
【眉唾ものであるが、そういった類の噂が流れている=z

【と、現場となった廃ビルの屋上に、一人の人物が】

水の国支部 支部長代理≠ヘ死にましたよっと……クク…ククククク……

アヒャヒャヒゃヒャヒャヒャ!ヒャーハハハハハハハハハハ!

あー面白い……!

【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【自らが昨日死んだ¥齒鰍ノ立って尚、哂う、嗤う、笑う】
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 21:55:42.12 ID:WarxvLQDO
>>269
『な…、…っ!?』

「誰か来たようだな、これは想定してなかった由希が悪い」


『〜〜〜〜〜〜っ!!!?』

【近づく足音と男の声にビク、と彼女の身が跳ねる】
【そして、同時にユキ≠ニ呼ばれた少女は胸の辺りまでを隠すように湖に潜り込んだ】

【顔を真っ赤にして、ジッと彼らの様子を伺っている】

「コイツのスリーサイズは上から86/57……『ゆーな!!!!!』」

【よく注意すれば、男の声も彼女から&キこえる事が確認出来る】
【そして、しばしの沈黙の後、彼女は口を開いた】


『……で』『み、見たの?』
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 22:03:15.48 ID:LONuhNLWo
>>272

【会話の上面は分かる――――しかしながら、その内面的なものを知るには、彼女は情報不足、か
しかしながら、言葉の様子や、その状態から、彼等が焦っていることは十分に感じ取れた】

【故に、か、絵画のように完成された微笑みは揺らぐことが無い――――ものの、ほんの僅かに陰りを感じさせる、ようで
清かに吹く夜風には、どこかピリピリとした、緊張感のような思いが、混じっているような――――気がした】


まあ、道理で――――……普通の方々とは、少々異質なように感じ取れたのでしょうか
使い魔≠扱えるとなると、高名な魔術師さんと、お見受けします、きっと、素晴らしい力をお持ちなのでしょう


【ぱん、と音がでそうなほどに、両掌を合わせて、唇の下にそっと添える
ほっぺたを緩ませて、目じりを細める微笑は、感嘆の笑み、といったところであろうか】


そして、一見したところ、何かお困りごとがあるように感じ取れますわ
――――そこで、お引止めしたお詫びに、私に、為せることはございませんか?
こんな珍しいものを見せていただけたのですもの、このままお別れしては、寂しすぎます


【少し、私情が混じっていることを明かして、頬に紅潮の色を混ぜる
白雪にシロップを落としたような、赤色は、さくらんぼのように、初々しい赤をしていて
ふんわりとした、彼女のイメージを、強調するようにも、感じ取れるだろうか】

【彼女からは、普通ぐらいの魔翌力を感じ取れるだろう
手助け、にしては、物足りない気がするやもしれない】
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 22:03:20.57 ID:TPl/v0MDO
>>270

……はぁ

【返答を聞いて彼はため息をついた】
【時間のかかり具合にその返事】
【これは手間取りそうだ、と思った】

(この挙動に視線、何かしらの理由で視力があるな。無ければ話す際にこちらを見ないはずだ)

……お名前は?

【包帯と違和感に暫定的な解答を出し、とにかく質問を続ける】
【会話が出来るかどうかの確認もするために】
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 22:07:38.39 ID:1emD5H8e0
>>268

【武美とルーミア、或いは武美とライブラ】【――絶望的なまでに、その思想は食い違う】
【その程度の事は武美にも理解できているから、辛辣な言葉に耳を貸す事はしない、かと言って、今更我を失う事も無いが】
【澄んだ相貌の奥で燃え上がる、怒りと憎しみ―――統合すれば、殺意の火勢が増した事は、誰にも読めるはず】
【その激情故に、研究者離れした腕力と、内包する魔力の瀑布がケティオコルムに与えられた運動エネルギーは、相当なモノだったのだが】

……―――っぐ、ぬぅぅぅうッ…!

【――――重力と腕力に逆らって、その長さ1メートルに及ぶ『楽器』を押し上げる、見えざるチカラ】
【思えば、先程の互いの武装の交わり方も、『異常』であった】【――今度は、逆の違和感。力が打ち消されるのでなく、跳ね返される】
【敵の能力の性質の一端≠ェ、少しずつ肉付けられてきた…が、この時はそれどころではなく】
【強引にケティオコルムを振り抜いて見せるも、そのヒットは、ルーミアの横の地面の一点を、『撫でる』程度のモノに】
【素早くコルムを構え直すが、この状態では、そもそもの衝撃が貧弱すぎる――ダメージを与える事はおろか、足場崩しも儘ならない】

(……取り回しの差がきつい、重みを殺されちゃあ、鈍器としては『ひのきのえだ』の前でも霞むぜ。
だったら、追い掛けながらの砲撃戦で片付ければ良さげ、だが―――嗚呼、街並み≠ェ邪魔っけ過ぎらぁ……!!)

【鈍と鋭=\―――幾度も『敗北』を喫しているその対決について、自嘲気味に捉えつつ】
【練るのは、次の攻撃の一手。然し、ここで一つの問題が生じる】
【武美の最大の特徴である性圧力≠ェ、この空間では―――『仇』とも、成り得るのだ】

……現在進行形で逃げながら戦う奴は、てめぇが多分初めてだ。
生憎と有体な台詞だが―――地獄の果てまで追いつめてやるってぇんだよぉ!

――――≪ブブォォォォォ!!!》

【だが、武美のもう一つの特徴―――臨機応変な魔力運用≠ヘ、適切なタイミングを見計らう助けとなる】
【一吠えしてから、ケティオコルムを咥え込み、吹き鳴らせば。久方ぶりに戦場に響く、千の蠅が舞う様な、喇叭の行軍歌】
【ワンマンズ・アーミー≠ニ化した、彼女は――――ライブラやルーミア、騎士たちとの距離を図りながら、演奏と並行しての全身を開始した】
【ゾンビ達と、氷の少女ふたりへの精神攻撃効果は、期待できないとはいえ】
【着実に、ブブゼラを彩って往くのは――――武美の双眸と同じ輝きを宿し、リズムと風に乗って舞う、『玄』の魔力】

/あばば、軽い用事が有って遅れました、申し訳ない
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 22:12:03.69 ID:eW1T+8rno
>>274

【フェルトハットの男はあんぐりと口を開けて今自分が目にしている物の突飛さ、何より美しさに二の句が告げずにいた】
【一方、なんだか妙に冷静沈着な仮面の方はしばらく仁王立ちで少女の裸をみているとやがてす、と左手を相方の顔の前に差し出す】
【意図を察したかのようにフェルトハットの方も怪我をしてない左手を差し出すと】

「幸先いいな相棒、どうやら2011年も…」

ああ、2011年、未だ地デジを買ってない今年のオレ達も…


「『安 泰 の よ う で す ね ッ!!!』」

【ガシッ!と左手を力強く合わせあいこの素晴らしきラッキースケベに対してそれほどの感動をしたかのように】
【それ以上の言葉を重ねるのは無粋と、大きく嬉しそうに叫んだ後はただ力強くたたえ合い、目をつぶってうん、うん、と深く頷いていた】
【地デジチューナーは後日買いに行ったそうです】

「見たよ、見たとも…なんて綺麗なんだ、興奮しそうだね!」

少しは気遣ってやれや…まあオレも穴があくほど見ちゃったんだけどね!
まあ閑話休題としようそのあたりは…それはそうとなぜ男の声が聞こえるんだ?

【うーん?と疑問そうに耳をすませている】
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 22:16:43.38 ID:4KtTgS4q0
>>275

あぁ…………それも良く聞かれるんだけど……
あたし自身は、別にそこまで大した人間でも無いのよ……
これは家のしきたりで、あたしの家の血を引いたものは、5歳の時に全員、家に伝わる秘術で使い魔を持たされることになってるのよね

【この使い魔は、自作したものではない】
【少女の説明の通り、どうやら先祖代々に伝わる何らかの術で、本人の力量とは別に作られた存在なのだろう】

「そういう事だ……だからホレ、俺にもこう言う奴がいるんだ……」
"――――我も、そうしてこの世に生を受けた使い魔だ"

【少女の言葉を引き取って、青年が自身の左の袖を捲る】
【そこには、一匹の蛇が巻きついており、顔を覗かせると、人語を発して何気なく会話に参加する】
【人語を操る蛇――――なるほどそれだけで、彼が使い魔であると言う事は理解されるだろう】

――――それじゃあ、頼まれても、いいかしら…………?

【紫陽花色の瞳をした女性の申し出に、表情を引き締めると、意を決した様子で言葉を続ける】

――――ドクロのアクセントのついた帽子を被った、長い髪の、女の子…………
もし見かけたら、教えてくれないかしら…………?
――――あたしの大事な友達なんだけど…………今、世間を騒がせてる≪R.I.P.≫ってテロ組織に攫われてて……!
しかも……『哲学者の卵』を……身に浴びてて…………

【少女の願いは、一人の人物の捜索】
【大まかな特徴を伝えながら、現在その人物がテロ組織に囚われていると口にする】
【切実に語るその口調から、少女がその人物をどれほど強く思っているかが察せられるだろう】
【少女の背後で、青年もまた、表情をとがらせながら、じっと話に聞き入っている】

【――――だが、その情報はいささか古く、今となっては変わってしまった状況もいくつか存在する】
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 22:21:34.77 ID:Hnn7/5jZo
>>276

【彼のため息も、彼女は恐らく理解していない。】
【ゆらりゆらりと、酔っ払ったやじろべえのように、あちらへ、こちらへ。】
【そうしながら彼女が紡ぐのは、歌とも言えないような歌のようなもの。】
【無茶苦茶な言葉の並びに、無茶苦茶な音の並び。寧ろ、褒める言葉のほうが少ないような――。】
【ただ、それでも、彼女は底抜けに、楽しそうで。】

「がぅ、ぁー……。んぅ。」

【そして、投げられた問いかけに、歌が止まる。】
【止まり、一つ、唸り声。口を噤み、僅かに、何かを思い出すようにして――。】
【――ほんの刹那に、相手の目へと向けられていた視線が、逸れた。】

「……うーちゃん!」

【しかし、それは刹那の出来事。】
【噤まれていた口は再び大きく開かれ、視線は彼の目へと戻される。】
【――どうやら、自分の名前は言えるらしい。愛称のようではあるのだが――。】
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 22:23:00.80 ID:yTNRX4wxo
>>277

「これよりB隊を用いて人員の確保に移ります」
「当然ながらこの状態で王女の指示を受けつつの活動は不可能、と認識致しましたので……」
「全権を私に委ねて、私の思考の侭に制圧活動を展開する事を提案します」

………認めましょう。思う様にやりなさい
但し、無益な殺生は控える事……生きている方が、兵士としては役に立ちます

【二つに分かれた騎士の群れ、その内片方が、ガシャガシャと音を立てて進軍を再開する】
【将が居ない軍ならば、少なくとも此処にいる能力者二名よりは、危険度は低いだろう】
【が、能力を何も持たず強力な武器も持たない民衆には、脅威であることは変わりない】


そう、ならば重畳。私は逃げる事に関しては……自身は有りましてよ?
夜間に吸血鬼と追いかけっこ、中々楽しい思い出でしたわ

………『力』とは『数』、そして一つ一つの『質』。『数』と『質』を両立してこその≪軍≫
我が軍隊の絶対的な力≠フ前に踊るが良い、笛吹き!!

【自らへの攻撃が外れたと見て取った瞬間、ルーミアは後方へと走り出す】
【身体は武美に向けたまま、後ろを確認しないでの走り】
【能力の関係上、転倒の危険はない。後方の軍勢は、ルーミアが近づくと道を開ける】
【二分割された部隊の内の片方、その間を、ルーミアは後ろへ後ろへと逃げていく】

【一方で、残された屍騎士の部隊では】
【最前列の二体がそれぞれ剣を構えて、がしゃがしゃと走って行く】
【鍛えられた人間と同程度の力は有るのか、甲冑は身に付けていても十分な走力で】

「あの女は………腕が欲しいですね、壊さない様に」
「脚は要りません、顔も要りません。髪は欲しいですから其方も切らない様に」

「……では」

【二体とも正面から、それぞれ片方ずつ、膝目掛けて剣の切っ先を突きだす】
【機動力を削ぎ、嬲る。数で勝る者の、そして相手を下に見る者の、常道とも言える戦術】
【一体一体の能力の低さは補いきれない。だからこそ、戦術は妥協しない】
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 22:27:00.73 ID:7LhLA8Qjo
/PCに移るぜ!

>>278
『わたしの方はサイアク…』
『ま、悠希のゆうとーり、注意してなかったせいなんだよね…』

【シュン、とした様子で少女は右手に陣を展開し、魔法≠発動する】
【すると、彼女の体に冷気が纏うように渦巻く】

【そして、即興で作り上げた氷の鎧を身にまとい、立ち上がると湖からあがる】

『それから』『もうフォローしなくていーよ』『逆に傷付くから…』

「お世辞にもキレイって言って貰ってるんだ、感謝したらどうなんだ?」

『もう、うるさいってばぁ……』


【続けて聞こえる男の声】
【やはり、その主は見当たらない】

『……で、この声の正体だけど』  『私のもう一人の人格』
『その人格が、それぞれ肉体を得たのが私達――』


「もう少し説明するとだな」
「俺達は二人の人間で、俺達二人は、同時に一人しか存在出来ないんだ」

【少女は静かに、畳まれた服のある木の元へと向かう】
【そして素早く、彼女は白と黒で揃えられた、胸元の大きく開いた服を着るのだった】


『そういう事なの』『ややこしいでしょ?』

283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 22:32:40.49 ID:TPl/v0MDO
>>280

(結構。問いかけを理解は出来るらしい)

【今度の返答には安堵の息をついた。先程の反応とは似てはいるものの、意味は真逆だ】
【次の質問をするために、彼女の状態を推察する】

(迷子ではない。望んでここに来たのは間違いない。迷子になって喜ぶ子供は見たことがない。……が、どうかな)

【すぐにある程度は推測がつくものの、あまり出くわしたことのない状況のため、それに自信が持てなかった】
【一体何故ここに居るのか、正体は何のか】
【そして自分はどうすべきなのか、答えは全く出ない】

うーちゃんはここで何してるの?

【仕方なしに同じ質問を投げ掛ける】
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 22:33:30.25 ID:LONuhNLWo
>>279

【家のしきたり=\―――……その言葉は、どこか秘密を含んでいるようで
さながら、幼い頃にした秘め事が、ごとく、そこには触れてはいけない、タブーがあるようにも、思えた
大した問題ではないかもしれない、けれども、そう感じてしまう原因は、彼女に在る】


それは素晴らしいしきたり≠ナすねっ
――――あら、可愛らしい蛇さんですねー、太くて、たくましくって……思わず、絞りたくなるようで
その、にぎにぎしても、宜しいでしょうか?……悪いようにはなさりませんので――――……


【ぴょこん、と頭の上にびっくりマークが飛び出しそうなほど、に、彼女は紫陽花色の瞳を
まるで、乱反射するプリズムが如く、朝日を浴びて輝く水溜りが如く、キラキラと輝かせながら
ぐいっと、顔を上げて、下から男を、覗き込みつつ、許可を求めようとする】


……分かりましたわ、微力、でしょうが――――……こんな私で良ければ、いくらでもお手伝いしますわ
ですので、そんな表情はなさらず、できれば笑って居て下さい
凛々しい表情も悪くはございませんが、可愛らしいお顔が、台無しですよ?


【ね、と付け足すように、表情を綻ばせながら、貴女の依頼を、快く受け入れる
ニコニコと語る、その口調には、裏表の無い、くっきりした心が透けて見えるようで
耳に心地よい旋律は、心に心地よい音色を、紡いでいこうとする】


ところで、皆様方のお名前は如何なるものでしょうか?
初めに聞いておくべき、でしたのに――――……タイミングを逃してしまいました


【苦笑すると、優雅に、彼女の瞳を飾り立てる睫が、揺れる
白い柔肌に映る笑みは、水面に映る月が如く、一片の曇りも無い、完璧な笑みのようで
一つ一つの動作が、まるで、プラグミングされてるように、形になっている】
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 22:35:25.53 ID:cDuxTqSSO
【路地裏】
【そこに数人の人影があった】
【薄暗い中、よく目を凝らして見れば】
それは地面に倒れたチンピラ達と】

あれぇ・・・?的外れだったかぁ?
【それらの懐を探る女性なのが分かるだろう】
【服装は灰色のポロシャツにジーンズ】
【髪は紫のショートヘアで】
【前髪を二重瞼の瞳の上で揃えている】

【だが、女性は懐は探るが何も盗りはしない】
【どうやら金目の物目的ではない様だ】
【なら彼女は一体何をしているのだろうか――?】
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 22:37:09.80 ID:W+nAaACno
【路地裏】

…全く、全く以て変わってないな…
久々に下に降りてみたが、なーんも変わってないな

【黒の髪に赤の野球帽を被り、茶のロングコート、黒の革靴】
【至って普通の女なのだが】

さてはて、暇人は来たらず 言ったところかね?

【その周りには男達が周りを囲むように倒れている】
【一人でやったのだろうか、数がヤケに多い】

つまらん、つまらんなぁ 

【ゴミ箱に座り、クスクスと哂っている】
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 22:42:07.72 ID:eW1T+8rno
>>282
【仮面の方はす、と右手を差し出すと…仮面のせいでまるでわからないがどうやら笑っているらしく】

「お世辞でもフォローでもないんだよお嬢さん、もしよろしければぼくに触らせてくれると非常にうれしいくらいだ
ぼくがこの手でその柔肌に『自信』の二文字を刻み込んであげよう」

お前の手が刻めるのは『煩悩』の二文字だけだろうが

【しばらくして…現れた氷の鎧をじっと見つめている仮面の方は…どうも不満そうに見ているらしいのだ】
【だが胸元の大きく開いた服を着てガッツポーズを取り始めると、だいたいこの男のキャラクターは見えるかもしれない】

「同時には一人にしか存在できない二人の人間…うーん確かにちょっと分かりにくいかなあ…」
でもま、だいたいわかった
オレたちも伊達にこの世界を5年も旅してねー…二重人格である事を生かして発現する能力ってのがある事も知ってるし

自己紹介が遅れた、オレは野比信太…私立探偵をやっております
「やあ、ぼくドラえもん…嘘だけど
ぼくの事は『しんゆう』と呼ぶといいよ、正義の味方のトモダチさ…君は?」

【自己紹介待ち、と言わんばかりに二人で手を差し出してきた】
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 22:44:51.62 ID:1emD5H8e0
>>281

【高貴な吸血鬼と、水鏡の人狼―――彼女らと輪を作る武美は、差し詰め雷電のフランケン・シュタインか】
【尤も、この闘いの行方次第では、『継ぎ接ぎの怪物』は、怖ろしく薄ら寒い冗談になるやもしれない】

(……チッ、こんな事になるなら、分身能力が身に付く様な人生送ってくりゃあ良かったと思わんでも無いぜ。
だが、ライブラとルーミア、固まった方を放るのも――ええい、高速でカタ付けっぞ!)

【『能力』を用いて、周囲に逃走を促す事も不可能ではないが―――この状況で、効果は期待できない】
【テレパシーに近い感覚での声送りは、対象を絞らねば使えないし、恐慌の中で放たれた所で、効果を発揮するとは考え難い】
【結果として、武美が選んだのは、限界までブブゼラを吹き続けて、奏で続けて】
【此の場が『危険』であると、街中に識らせると同時に、総ての労力を敵対者の撃滅に裂く事であった】

……っぶはぁッ!
――――≪乙女の魔砲・シャウトバリスタ≫ァッ!

【屍生人『二頭』の襲撃の、数秒前―――武美はブブゼラを唇から引き抜き、正面に突き付ける】
【乙女の魔砲=B彼女の最も得意とする、閃電を射る砲撃の詠唱パターンで有りながら、技名の部分は、寧ろ『音』を想起させる内容】
【結果、ゾンビが剣を武美に突き刺そうとする直前、カリカリと音を立て構成された魔法陣から放たれたのは、可視化された『大気の強震』】
【先程の騎士の頭は、常人より脆かった―――その事を念頭に置いた、周囲に被害を及ぼさない程度の、『範囲攻撃』】
【ゾンビ達が回避したとしても、扇状に拡がる様に能力で矯正された破壊音波は、ルーミアの道の肉壁となっているゾンビの一部にも及ぶだろうか】
【この攻撃が、最前列のゾンビの攻撃の阻止に成功した場合―――武美は、無条件で、前方への疾駆を再開するだろう】
【ケティオコルムに蓄えられた魔力も、『スパーク』と較べれば、だが、大量には消費されていない様で、未だ煌々と光が灯っている】
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 22:47:57.32 ID:4KtTgS4q0
>>284

【秘密を含んでいると言うのは、決して間違いではない。その術が、ではなく、家そのものが――――であるが】

確かにね…………お陰で、パートナーには困らないのよね
5歳以来、ずっと連れ添ってる使い魔だから、気心も知れてるしね

【これまで、どれだけ少女は髑髏の姿をした使い魔に支えられてきたのだろうか】
【それを思うたびに、使い魔の存在があってよかったと、心から思える】

"む…………?
あぁ、構わない……我が主よ"
「おぉ…………ほら。握りつぶさない様に、気をつけてくれよ?」
「(――――なぁーんか、変な物を感じるが……俺の気のせいか?)」

【紫陽花色の瞳をした女性の願いを受け、青年は蛇を女性へと手渡す】
【蛇も、落ち着いた雰囲気を漂わせており、むやみやたらとかみついたりする事はないだろう】
【――――手渡す時、青年は何故か、女性の言動に違和感を感じたのだが】

あ…………ごめんなさい。どうしても気がかりで…………ついついこんな顔になっちゃうのよね……

【柔らかい笑顔を浮かべながら、沈んだ顔を指摘する女性の言葉を受けて、少女もフルフルと頭を振ると、笑顔を作る】
【だが、やはりその笑顔はぎこちない――――少女自身の言葉通り、今は気が気ではないのだろう】

【――――その心を圧迫する原因は、ただ『友人の身を案じている』だけに留まらず、より具体的な『危機』も関係しているのだが】

そういえば、そうだったわね………………名を名乗るのを、忘れてたわ
あたしはレイド=E=ヴェイス……こっちの髑髏はジェムよ
「俺はアストラ=O=ヴェイス……レイドの兄だ」
"我は、アストラの使い魔でダハルと言う…………以後お見知りおきを"
≪よろしくっす……!≫

【女性に催促され、名を名乗る一同――――レイド、アストラ、ジェム、ダハル】
【大所帯ではあるが、特徴のある外見のために、印象に残りやすいだろう】

……ちなみに、さっき言ってた探し人の名前は、天ヶ谷 昴…………
もし見かけて、話ができる様だったら、伝えて…………
『レイドが、あなたに謝りたがってた』って……

【更に、探し人の名前と、伝言をも頼むレイド】
【謝罪の伝言と言う、なにやら穏やかならぬ頼み事まで追加されたが、その真意は、それこそ複雑なものなのだろう】
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 22:56:34.04 ID:7LhLA8Qjo
>>287
『ここまで露骨に変態だと、逆に清清しいわ』
『あまりしつこいようなら』『斬る』

「オマエだって、『うるさいってばぁっ!!!!!!』」
『話の腰が折れるから、悠希は黙って!』

【彼女は視線を感じる、その視線には、彼女も慣れたものだ】

              【だが】

  【慣れても、その感情に対する嫌悪≠ヘ消えない】


【彼女は不快そうに、胸元を隠すように剣を抱いた】

『男って、本当にバカばっか…』


『一人しか、存在出来ない』
『だから』
『私は私らしく』
『そして』
『彼は彼らしく』
『在るべき』
『だって』
『二人を区分するものは』
『形?』
『それとも』
『人格?』
『それとも』
『性別?』

『私は』
『私らしさこそが』
『私が私で居られる証明≠セと信じてる』


『私達がなんであるかは、私達にもよくわかってない』
『私が今言った問題はどちらが主人格≠ナあるか』
『に』
『関わってくる。』


『……と、自己紹介がまだだったっけ?』

『私“たち”はユキ・アステル・プテリュクス=\―ユキって呼んで?』

【彼女は薄らと微笑むと、自己紹介をした】
【だが、握手には応じない――完全に差し伸べられた手に対してスルーしている】
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 22:57:40.09 ID:Hnn7/5jZo
>>283

【吐かれた安堵の息も、やはり、彼女には理解できない。】
【ただ、そこに篭められた感情が違うことは、分かったのだろうか?】
【上げるのは、きゃらきゃらとした甲高い笑い声。】
【元より高い声は、翻り、人によっては不快を感じてもおかしくないほど。】

「――――?」

【きゃらりきゃらりと笑いながら、彼女はまた大きく首をかしげる。】
【先ほどと同じ、大きく大きく、上半身まで斜めにさせて――。】


【――ずしゃ、と。音がした。】
【そして、彼女は、彼の視界から消えることになるかもしれない。】
【彼が視線を置いていた位置、もしくは反射神経によっては、彼女の姿が彼の視線から失せることは無いのだが――。】

【――彼女が体重を預けていたのは、石か何かに乗り、斜めになっている古ぼけた木の板だった。】
【あちらこちらへと動く少女、大きく傾けられた身体。】
【彼が視線を下に向けたならば、そこに彼女は居る。】
【地面に両手とお尻をついて、目は隠れているが、そうだと分かるほどに驚いた表情。】


【――要するに、足を滑ってしりもちをついた。】
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 23:00:28.82 ID:yTNRX4wxo
>>288

「……………そう言えば以前より疑問が有ったのですが」
「この世界では悪人も改心すれば平然と正義の味方を名乗れるらしいですね」
「でしたら私が仮に負けたとしても反省文を書けば貴方達の元で働けるのでしょうか?」
「いえ、私共の国の優秀な人材が一人、昔々殺された事を怨んでいる訳でも有りませんので」
「どうか全くお気になさらず、正義の味方として私共を殲滅なさいませ」

そういう考え方は好きですわ、この世界は
過去の悪行を一切許さず力有る者から場を奪う―――その様な行為のなんと無価値な事か
罪を償う事を放棄してでも、新たな功績を。これは非常に合理的な考えだと思いません?

………そうね、体重は軽そうだわ。ライブラ、分かるわね?

【剣を持つ屍騎士は、人間なら膝が悲鳴を上げる様な前傾姿勢で突っ込んで行った】
【痛みを感じない事、操る者にダメージが還元されない事。それが、この様な無茶を可能にするのだろう】
【突き刺し、そのまま後方へ弾き飛ばす事を狙いとした特攻は】


「ええ、承知の上で御座います、が」
「生憎とそれを容易く実行出来る状況は無い事を御理解下さいませ」

【接触まで、僅かとも言えない程の距離。振動音波により、それこそ先程のケティオコルムの様に押し返される】
【頭と手が、時間の経過を一瞬で再現した様に崩れ、突撃の勢いを百八十度転換して後方へ】
【頭部を粉砕され、完全に機能を失い、二体の屍騎士は沈黙した】


「………B隊、自警団との戦闘に入ります。半数の故障≠ヘ避けられぬかと」
「1割程の完全粉砕≠黙認してくださるのなら、交戦中の敵の大半を殺害出来る、と分析します」

「A隊は、王女の生還を最優先とし、全て捨て駒とします」
「どうせ適当に近くで集めてきた兵士、捨てて文句をいう人間も『もう』居ません」

【次に動いたのは一体の屍騎士。特に武器を持ってはいない】
【後方へ逃げるルーミアと追う武美の間に、割り込む様に横から飛び込んで】

【成人男性の体格と甲冑の重量に、走力。これらを合わせて威力と為し】
【両手を広げ、武美に正面から飛びつこうとする】
【これは、飽く迄時間稼ぎだろう。だが、何時までも時間稼ぎで終わる道理も無い、それは確かだ】
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 23:03:57.16 ID:LONuhNLWo
>>289

【直ぐ側に在る、自分を支えてくれる存在――――……それが在る貴女を、少し羨ましく思いながらも
信頼を含んでいるように思える、貴女の言葉に、不思議と、ほっぺたが緩んで、微笑みが表にでてきた】


文字通り辛苦を共にしてきた、存在なんでしょうね――――とーっても、素敵な関係ですこと


【紡ぐ言葉に憂いは無く、心からの羨望の言葉であると、受け取れるだろう
仄かに輝きを失ってきた月は、貴女の目の前にいる彼女を、少々ながら薄めていって
黒衣を纏った令嬢は、静かに夜闇へと溶け込んでいく】


恩にきりますわぁ!


【――――見かけどおり、か、言動通りか、まるで少女のように明るい声を一片零して
返事もおろそかに、手渡された蛇さん、をむぎゅうと抱きしめようとする
力は殆ど無く本来ならば°黷オくも何とも無いだろう】

【しかしながら、彼女の胸の――――……そのふくらみは、彼の存在を許さない
もむっと、圧迫してくるその圧力は、大きさに見合うほど、ふっくらとしていて
すぽん、とその谷間に蛇さんが沈み込みそうなほど、密着するだろう】

【言動に関しては、満面の笑みを見る限り――――狙っては、いなさそう】


ふふ、言った通りでした、そちらのほうがとーっても、お似合いですよー


【してやったりと、仄かに自慢げな心を表にした微笑は、ほんの僅かであるが、大人の女性の片鱗を見せるようで
言動や振る舞いは大人びてる、とは言いがたい彼女の、微かに覗かせる、年季、というやつであろうか
まあ、そんなに年を取ってるようには見えないが、恐らく貴女よりは年上、か】


お名前も、伝言も、承りました――――……何があったか、それをお尋ねするのは、無粋というものでしょう
そして、私もお名前を申し上げるとしましょうか


【両手で抱いた、蛇――――もとい、ダハルを胸の前に寄せながら、ぎゅっと、ショールを引き寄せる
冷たくなる夜風は、沈み行く月の葬送曲にも思えるほど――――……重く静かな音を奏でている】


セシニアイリス<tリードリヒ、どうかイリス≠ニお呼び下さい


【月が形作った人影が、街灯に照らされて、くっきりと浮かび上がる
華奢な身体に見合わぬ、抑揚のついたボディラインと、それを強調するような、密着するドレス
ライトアップされる彼女は――――怖いほど、完璧な存在のようにも、思えるかもしれない
――――その理由は、分からない、あえてつけるとすれば――――……その、紫陽花色の瞳に、由来する】
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 23:04:15.16 ID:TPl/v0MDO
>>291

あぁ、おい、大丈夫か?

【しりもちをついた少女にやや心配そうな声をかける】
【それから瓦礫から降りようとするのだが、杖が必要な身体ではゆっくりとしか動けず、降りるには時間を要した】
【彼が少女に駆け寄るころには少女はもう起き上がっているかもしれない】
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 23:09:06.27 ID:Mo2mPCgr0
>>190

【一定の速度で旋回を続ける魔弾は、次第にその軌道上に色を残し、規則的な陣形を描き始める】
【魔弾によって円形の陣を描く――其処に術式≠加えた時、其れを魔法陣≠ニ為す事が出来る】
【其れは遥か昔、教会≠ノて日の目を見る事無く書斎の奥底へと封印された多元魔術=\―】
【今、彼女は其れを実戦での使用に堪える殺戮兵器へと昇華し、朔夜へと其の銃口を突きつけていた】

【――戦場に広がるその異様な光景は、宛ら幼い少女を中心とした小宇宙≠フようであったと云う】

「……エルメアへのフィードバックは、識槻朔夜、貴女が気にする所ではありません」
「そこの影は……エルメアから抜け出した∴ネ前にこの私自身≠ネのですから――」
「――よしんばフィードバックがあった所で、私が受け止めてみせます……ッ」

【彼女がこうして影≠ノ付いていたのも、エルメアへの被害を最小限に食い止める為であろう】
【災禍≠ェ封じ、エルメアの信頼する人物≠ェ倒す。これが彼女の描いた防衛へのシナリオだ】
【とてもスマートな方法とは、呼べないだろう。だが、彼女は信じていた――たった一つの……】

「唯一この戦闘で彼女への後遺症が残る可能性と云えば……っ、貴女の、死です」
「大丈夫です、治療魔術のエキスパート、教会≠フ治療術……私も多少なり使えます」
「……ですから――ッ」

【すうっ、と。強烈な痛みを堪えながら、災禍の種≠ヘ戦場に立つ朔夜へと真っ直ぐに視線を向けた】
【全てを吸い込んでしまいそうな翠蒼の瞳――世界を模した瞳≠ェ、蒼い刃をはっきりと其の瞳に写す】


「末端≠ニして命ず――死ぬな℃ッ槻朔夜ッッ!!」


【必死の少女が発する、凛とした叫び。たった一つの想いの力≠信じて全てを託した、その声】
【――其れが早いか、徒花≠フ展開する多元・月光華≠フ方にも、更なる異変が生まれ初めていた】

【異世界≠フ魔弾――影たる存在の性質から考えて、恐らく霊的なエネルギー≠凝縮した物だろう】
【其等が中心にいる少女の周辺で高速回転し、漆黒の線を描きながら連結し、複数個の円となっていく――】
【こうして、徒花≠フ周囲の狭い範囲にのみごくごく薄く脆い全く別の世界≠ェ発生する事となる】

【ただでさえパターンが膨大に発生する連結魔術≠発展させる為に、限定的に別空間を作り連結させる】
【異界≠フ防御能力は皆無に近いが、たった一つの魔術のためにここまでの技術を注ぎ込める物だろうか?】
【――正しく其れは狂気≠セ。己が世界を追い求めるために人の道を踏み外してしまった芸術家のような】

【そして。魔弾が連結して発生する新たな術式≠烽ワた、狂った様に同じ姿を顕し続けていた――】
【連爆∞連爆∞連爆∞連爆=\―ッ、何千何万何億もの連爆≠フ術式が其処で発生しているのだ】
【無限に発生するパターンを調整し、たった一つの術式を那由他に導き続ける――これが月光華=c…!】

【さあ、徒花≠フ切り札は其の全容を朔夜へと曝した。果たして人でなし≠フ最後の一刃は如何に――?】
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 23:12:12.02 ID:eW1T+8rno
>>290
【上げた手を先に下したのは『しんゆう』のほうだった】
【彼の楽しそうな雰囲気は一気に冷えたかのように、腕を組んで少し真剣に考え始める…あまりにも急な変化なのでわずかに相方の方も戸惑っている】

「…なるほどね、二重人格の混濁者って奴にちょっと似ている…きみがきみでいるのはきみらしさこそが証明か
初めましてユキちゃん…それと、どちらが主人格なんて事があるの?生まれた時からそうだったとかそういうわけでなく?」

……お前?

【不安を感じたようにノビタが『しんゆう』の方を見る、普段はこんな急におちゃらけたムードを切り替えるような奴ではなかったからだ】
【終始仮面をつけている奴は困る物だ、今彼はどういう表情をしているのか…全く読めない】
【だが、次の瞬間なんとなくわかってしまった。このユキの今告げた言葉、二人を区分するのは形?人格?性別?と言う言葉】

【思いだした、この自分の相棒は二十年ずっとその事で悩んだ男だったから…だから笑い飛ばす事ができなかったのだろうと】



「…どちらが手人格であるか、ね…やっぱり大切な事?それは君たちにとっても」


【なにげない質問、しかし…彼にとってはもしかすると他人事と笑い飛ばせない重要な事なのかもしれない】
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 23:14:09.30 ID:eW1T+8rno
/「…どちらが主人格であるか、ね…やっぱり大切な事?それは君たちにとっても」
/に訂正
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 23:15:25.27 ID:Hnn7/5jZo
>>294

【「大丈夫か」と尋ねられても、それもやはり、彼女には理解されない。】
【それでも、声をかけられたことは理解し、そちらに視線を向け、ゆっくりと首をかしげてみせる。】
【今度は座り込んでいるためにバランスを崩すことも無く――。】
【静寂はほんの僅か。転んだことが楽しかったのか、それとも、先ほどまでの自分の行動を思い出したのだろうか。】
【彼女は、起きようとすることもなく、再びきゃらきゃらと、笑い声を上げ始める。】

【彼が、自分のところにたどり着くまで、たどり着いても。】
【何が楽しいのか――挙句の果てには足までぱたぱたさせ、笑っている始末だ。】
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 23:17:13.17 ID:QYW1PtJwo
【路地裏】


敵は何処だ、味方は

果たして俺は此処を通って、手を怪我したりしないだろうか

【電灯も無い暗がりでにび色のローブを着てフードを深く被った青年が血腥い路地を風のように駆ける】


・・・死体の臭い・・・最悪だな、割と

疑念疑念

【カラカラと音を立てて駆ける青年の右手には鈍く光る回転式拳銃がしっかりと握られている】
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 23:20:47.30 ID:4KtTgS4q0
>>293

確かに…………そんなに長い人生じゃなかったけど、色々とあったものね…………
「そう、だなぁ…………助けられたさ。色々と、な…………」

【女性の言葉に、二人揃って首を縦に振る】
【それぞれに、過去を鑑みるに思うところがあったのだろう。二人ともに、どこか遠い眼をしている】
【――――間違いなく、使い魔のサポートがなければ、彼等は五体満足でこうして生きている事は無かっただろう】

"む、お…………!! ッグ………………ッ!!"
≪(う…………う、羨ましい…………ハッ!?)≫
(……………………)

【抱擁――――これまでダハルには経験の無かったその体験に、戸惑いを見せるも】
【その表情も、一瞬後には息苦しさに徐々に苦しそうな表情へと変化していく――――満足な呼吸が、阻害されてしまっている】
【それを見て、ジェムは人知れず羨望の眼差しを向けていたが、主であるレイドは、それを読み取ったのだろう】
【底冷えするような冷たい殺意(ジェム主観)を浴びせかけ、ジェムを委縮させるのだった】

――――そう、かしら…………?

【笑顔が似合うと――――普通なら、歯の浮くようなお世辞だと文字通り一笑に付す所であったが】
【思わず照れが出てしまい、その笑みにはにかんだ様子が見られる】
【照れ笑いとはいえ――――造り笑顔のぎこちなさが、徐々に薄れていった】

イリス、さん…………よろしく、ね…………
「いつか、話せる時がきたら、事情も説明させてもらうぜ、ぇ…………」

【名を名乗る女性――――イリスに返事を返すレイドとアストラ】
【だが、その言葉は中途半端に切れる。その姿を鮮明に目にした瞬間、切れざるを得なかった】

(――――――――綺麗。とっても綺麗…………。久しぶりに、変な気分になっちゃいそうね…………)
「(…………艶やか、って奴だなぁ………………色恋沙汰に興味なんぞ無いが…………これは、すげぇ…………!)」

【月明かりに照らされる、イリスの姿】
【ハッキリとそれを目にしたレイドとアストラは、思わず目を見張って、口を閉ざしてしまう】
【――――バイセクシャルの気があるレイドに、最近自制されているとはいえ、色欲よりも殺人衝動が先行するはずのアストラまで、見惚れていた】
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 23:22:37.28 ID:1emD5H8e0
>>292

【足の眼と鼻の先―――解り辛い気もするが、其処まで刃は近づいた】
【緊張感に乱れた呼吸を整え直しながら、ブブゼラを肩に担いで、再び足を運び始める】

……死体風情が、良くもまぁガタガタと言いやがるッ。
面倒な事は金の国以外の裁判官にでも聞け。あたしはご覧のとおりに、単純な女なんだよぉ―ッ!

【売り言葉に買い言葉、それで良い―――相手の言葉を素直に聞いたところで、何の益も無い】
【吟雪を愚弄された所で、何だと言うのか?】【彼女らに、自分より『あいするひと』を、理解できようも無い】
【思想についての言及は無く、代わりに言葉に織り交ぜるのは、吟雪がライブラの存在を感知できなかった理由≠ゥらの推測】

【そうしている間にも、戦路は続いて―――将の首と言う終着点の前に立ち塞がるのは、命のBETを義務付けられたモノ】
【こと生命については、この世界に於いて無い袖は振れない≠ニ言う事も無いらしい――小さく歯噛みして、一先ず後方へ跳躍】

――――せぇぇぇぇい、やぁぁぁぁぁああぁッ!!

【担ぐ事による、振り下ろしのモーションに入るまでのタイムラグの最小化】
【そこから放たれた、隕石の如き打撃が、動き出したゾンビの上半身の『次の位置』を予測して、真っ向から振り下ろされて】
【ゾンビを破壊せんとするうえで、あわよくば――――屍体が崩れ落ちるのと、ブブゼラが地に頭を激突させる衝撃を、ほぼ同時に起こそうとする】
【更に其れを『増幅』するのは、些かばかり複雑な現象制御、武美の額に汗の珠が浮かび、ブブゼラが纏った輝きも、徐々に失せていくが】
【決める事さえできれば、周囲に犇めく自分以外≠フ動きに、或る程度のプレッシャーは与えられるか】
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 23:27:34.15 ID:7LhLA8Qjo
>>296
『そう、多重人格障害』  『別の言い方をすれば解離性同一性障害』
   『この場合』  『呼び方なんて』  『どちらでもいい』

【すこしユキは、淋しげな表情を浮かべる】
【しかし、すぐにそれは屈託の無い笑みに変わった】

『いつからこうなったのかは覚えてない…』

「あぁ、俺達は気付いたらこうなっていた」

『悠希は黙っててね?』  『私が』『説明するから』

                【また、暫くの沈黙】


 『もし』   『仮に』  『私達の人格のどちらかが』    『主人格であったなら』
   『そうでない側は』   『いつか』   『歪む』  『存在が』  『消える』  

『大切なのは』  『どちらが主人格であるか』

             『ではなく』

                     『どちらも存在し続ける事』

『私が私であるように』   『彼もまた、彼らしく』  『そうすることで』
   『私達は』  『二人の人間として存在できる』   


『このまま』  『ずっと、このままだと』  『いつかどちらかが消えることになる』


 『私も悠希のそれだけはイヤ、絶対に…』

『だから』      『どうにかする術を探してる』

    『二人一緒に存在するために』   『その方法を見つけるために』  『私達は旅をしている。』

『私一人が存在するための手段だったら』
    『悠希を精神的に追い込んで、私が主人格になればいい』
『でも、そんなのヤダ……悠希と離れたくない。』

   『それが』  『今の私に出せる精一杯で』   『唯一の』  『答え』

       【全てを言い終えると、ユキは大きく息を衝いた】

【そして最後に、ユキはたしかに呟いた――】


    『でも、これは私達の問題だから』  『あなた達に首を突っ込んで欲しくない。』
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 23:28:08.13 ID:SUMItK1DO
>>299

【最深部付近で男と女が話す声が聞こえた。暗くて姿は分からない。】

『お前いい女だなあ!…ちょっと付き合えよ。』

…冗談じゃないわよ。誰があんたなんか

【棘のある会話…どう考えても女は絡まれている。】
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 23:37:34.25 ID:cDuxTqSSO
【路地裏】
【そこに数人の人影があった】
【薄暗い中、よく目を凝らして見れば】
【それは地面に倒れたチンピラ達と】

はぁ、これじゃいつまでたっても埒があかない・・
【それらの懐を探る女性だった】
【服装は灰色のポロシャツにジーンズ】
【髪は紫のショートヘアで】
【前髪を二重瞼の瞳の上で揃えている】

【だが、女性は懐は探るが何も盗りはしない】
【どうやら金目の物目的ではない様だ】
【なら彼女は一体何をしているのだろうか――?】
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 23:39:47.18 ID:yTNRX4wxo
>>301

「死体風情?さて、誰の事でしょうか」
「生きる場所を不当に奪われて平和呆けした、生ける屍の事か」
「それともたった今叩き潰された、櫻の国西部出身の仮称高橋さんの事でしょうか」
「恋人に贈るプレゼントなど買おうとするから、こういう目に会うのだと教えてあげてくださいませ」

「………然し、状況が宜しくないですね」
「自警団如きに手こずりはしませんが、捕虜に出来る人数はかなり少ない様子」
「これ以上時間を掛ければ、教団や教会≠フ手が怖い」
「不本意では有りますが、独断で殲滅戦に移行します。ええ、不本意ながら」

【思考がその侭言葉になる、そんな奇妙な性質を持つライブラ】
【この場に於いては全く役に立たない情報や、離れた位置の戦闘の様子が、口から零れている】
【が、まだその姿は見えていない。数が減った群れの中に、隠れたままだ】


流石に、強力ですわね。直接受けたら、頭蓋骨に罅でも入りそうですわ
ですが、だからこそ私は遠慮なく逃げられるというもの……ふふ

体力も、魔翌力も、無限に持つ事の出来る人間は居ない
私はここに立っているだけで良い。後は、私の部下が私に勝利を運ぶ
そう………それこそが。それほどまでに開きの有る差が、必要なのです
能力者による争いも策謀も全て飲み込む、新たな世界の統治システムの為には

敢えて聞きましょう。武道 武美さん、でしたわね?

【胴タックルを、ハンマーを叩きつけられて、地面にモグラが帰って行くような潰れ方】
【甲冑を見に纏った屍騎士は、甲冑以外の部分が完全に潰れて崩れ落ちる】
【地面を伝わった衝撃は、屍騎士の足を揺らし、膝や足首の関節を粉砕】
【少なくとも再使用は不可能な状態、と言えるだろうか】
【武美に飛びかかった一体以外は、それよりはやや離れた位置にいた】
【地震が起こった陳列棚の様に、揃ってふらふらとしているが、致命傷には成り得ていない】

【屍騎士達の内、顔まで完全に甲冑で覆った一体が、武美の横を歩いて通り抜けようとし】
【残りは、ルーミアまでの道を塞ぐように、横一列になって壁を作る】
【そして、その壁の向こうで守られている、この襲撃の首謀者は】


私は、力を持つ者は、力を振るうべきだと考えます。それが誰であろうとも
武美さん、貴女の所属は?魔術協会という世界は、あまりに狭いと思いませんか?

勧誘は、あまり何度も行いませんが――――我が国に力を貸しなさい
そうすれば、命の十や二十、貴女の裁量に任せても良いと、本気で思っていますのよ?

【身長は決して高くないが、地面から足を浮かせて空中に漂い】
【屍騎士達と武美を見降ろしながら、『それが如何にも本心であるかのように』笑ってみせた】
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 23:41:18.33 ID:n7gauI4Z0
>>304
な…何してるんですか?
【後ろからオドオドしたような声が聞こえるだろう】

【振り向くと】

【黒髪ショートで、髑髏マークの服身に、黒いスカートをはいた、中性的な顔つきの幼い少女がいる】
【首にはカメラをぶらさげている】
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 23:42:32.04 ID:TPl/v0MDO
>>298

……

【その様子に彼は初めて──明確に顔をしかめた】
【不愉快だったわけではない。もっと正確に言えば少女の様子に顔をしかめたわけではない】
【彼はその様子から浮かんだ"推察"に顔をしかめたのだ】

(……赤子)

【言葉を理解して返すのではなく、反射的に対応する様】
【楽しそうな少女は、彼には赤子のように映っていた】

(まいったな。赤子なら抱えて孤児院なりに連れて行けるが、流石にこいつはでかい)

【会話が出来ないならば強引に運ぶしかないが、それも不可能】
【彼には親か誰かが来るまでここで待つか、放置するかしか選択肢がなかった】

うーちゃん、お父さんか、お母さんは?

【三つ目の質問】
【これの返答で彼の行動が決まる】
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 23:43:56.67 ID:LONuhNLWo
>>300

【その二人の言葉に、いつの間にか、首をうんうん、と揺らした
風に弄ばれる菖蒲の花のように、香りを零して、夜をなぞっていく】


あぁ……ひんやりしてて気持ち良ぃ……です――――……
使い魔でなければ、お家に持って帰るところですよ、全く


【すりすり、とほお擦りまでしそうな勢いで、彼女は彼≠愛でる
たゆん、と遠くからでもその揺れが確認できるほどに、揺れるそれは、魔女の為す、煽動にも似て
しばらくして、満足したのか、両腕から解放しアストラへと、返却しようとするだろう】

【心なしか、細雪のように、キメ細やかなお肌に潤沢が増したように感じられる
精気を吸い取る、というわけでは無いものの、まあ愉しかったというところであろうか】


そうですよ、嘘を憑く理由なんてございません、でしょう?
――――……それに、少しずつ許しをいただける、貴女の本当の笑顔を
お世辞なんて無粋な言葉で汚したりなんて、致しませんよ


【音がしそうなほど、くっきりと、右の瞼をウィンクさせる――――……パッチリと生え揃った睫が揺れる
一瞬、彼女の瞼によって、その瞳がかき消された時に、仄かに感じるかもしれない――――開放感
それは裏を返せば、彼女の瞳≠ェ放つ、異質さに、由来するだろう、か】

【もし、レイド達に魔翌力を感じ取る能力が、人並み以上にあるのであれば
彼女の――――深い深い紫陽花色の瞳から感じ取れる魔翌力に、疑問を覚えるかもしれない
感じ取れる魔翌力の量は酷く微弱である――――……にも関わらず、酷く濃い、その魔翌力は
人懐っこい、彼女の態度とも重なって、どこか、不安に感じる可能性が、あるかもしれない】


……あ、あの――――……どうかなさいましたか?
夜風に当たりすぎて、というのであるのなら――――……今すぐにでも退散しようと思うのですが……
本当はもう少し、貴女方のお顔を拝見したかったの、ですけれども……


【二人の顔を覗き込むように、ぐいっと、彼女の顔を近づける
吐息の当たる距離で――――……不安そうな唇から零れ落ちる吐息は、果実のように甘く、花香のように、舌の上で溶けるほど
とくん、と静かな夜に響き渡る彼女の心音は、酷く弱々しく、今にも消えてしまいそうに――――……】

【覗き込んだ先に在る、二つの存在――――本当は、もっと触れていたい、もっと感じていたい、と思うほどに
初対面にも関わらず、貴方達へ好意を抱いているのは、確かであろう
故に、彼女は心配している、嫌われないように、と――――……小さな、レースに包まれた手が、彼女のショールを握る
ぎゅぅと、響く衣擦れの音は、彼女の不安を、掻き立てるようで】
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 23:48:25.13 ID:QYW1PtJwo
>>303

目の前に障害があるな・・・

さて、どっちを蹴るべきかな?

【カカカカッと非常喧しい音を立てて青年は二人組みへと急接近していく】


通り過ぎても良いが、面白くも無い

利点は・・・あるな、よし

【到達まであと50m】
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 23:53:07.64 ID:eW1T+8rno
>>302

【―――沈黙が、そこにあった】
【何かを告げるのは無粋だとは思う、元より首を突っ込む気などなかったが…それでも気が付いたら言ってしまった】


「…うらやましいな、きみたちは
なにが羨ましいかって言えばきみ…きみたちの間にある絆が、もう一人の自分とも言える人間との絆が美しい、とぼくに思わせる事がさ
ぼくにはそんな必死な気持ちはない」

【平坦な、感情を込めない声で『しんゆう』はその場に深く腰をおろして呟く】

「ぼくにももう一人の自分と言える存在がいるよ、きみたちとはまた違い、もう一つ形がある自分自身
きみたちよりも人格が似通っていて、でも性別も形も能力も違う、ぼくの能力を否定するかのようになんでもぼくの一つでも二つでも上を行く自分
そんな自分に対してぼくは君たちのように思いやる事ができない。大嫌いな気持ちばっかりがぼくの心の中に積もる――最近にも、姉さんの事を妬んだ事があるし

ぼくは、姉さんが傍にいてくれると嬉しいって、次会ったらもう離れたくないって…そう思える気がしないもん」

【そう告げる自らの相棒には、それ以上何も言う事はせず、複雑そうな顔でユキに対して言葉を紡ぐ】

…ではオレの首が必要ではなければ…そういう物理的な面では及ばない問題を解決できそうな場所と言う意味で
魔術協会と言う所への紹介を受けてみる気はないかな、お二人さん

【そういう『精神』に対するデリケートな問題を解決できそうなところは、その場所くらいか、と彼は思いそう告げてみる】
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 23:54:40.74 ID:SUMItK1DO
>>309

はあ…もうだめね。あんたと話してても埒があかないわ。

【黒いコート、豊かな黒髪が印象的な女が目の前のDQNに言った。とても煩わしそうにしている。】

…正当防衛よ

【そう呟いた瞬間、DQNは鮮血を吹きだし、声を上げるまもなく倒れた。】

……まったく

【彼女の手には大剣が握られている。身の程もあるそれは、月光を受け、淡く輝いていた。】
【女の体は華奢で、とてもその大剣を扱えるとは思えない。しかし、目の前の死体を見れば、確かにその見えないくらい速い剣撃の持ち主は彼女であることが分かる。。】
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/09(水) 23:55:43.13 ID:cDuxTqSSO
>>306
せっかく久しぶりだってのに・・・
【女性はそんな事を呟いていたが】
【やがて、少女に気が付き顔をそちらに向ける】

んんぅ?これ?
お姉さんはねぇ、仕事中なの、
【向けて彼女はそう答える】
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/09(水) 23:56:21.46 ID:1emD5H8e0
>>305

ああ、如何にもこのあたしが『無道 武美』だ……。

――――そぉぉぉでも、あるがぁぁぁぁぁぁッッ!!

【彼女は―――ルーミアに名前を尋ねられると、其れだけには律義に答えて】
【自らの起こした衝撃の余波に多少ふらつきながらも、裂帛の咆哮と共に、ブブゼラで払い除ける様に振りまわす】
【些か重心が安定していない、力が乗りきっていない感は有るが、狙っているのは横を摺り抜けようとしているゾンビ】
【それが特別堅固なる甲冑でなければ、凶悪な打撃兵装であるケティオコルムならば、大きなダメージを与えられるかも知れないが】
【前述のとおり、十全な状態で、その一撃が放たれたわけではない】【いなすも、躱すも、気付きさえすれば難しくは無い】


   ―――――≪ブブォォォォォーーッ!!≫


【その行動の成否に関わらず―――ルーミアをねめつけ、『笑止!』と叫んでから、武美は深く息を吸い込んで】
【青春を共に駆け抜けてきたケティオコルム≠、高らかに吹き鳴らす動作に入る事だろう】
【言葉に代えて、示すのは――――ルーミアの言葉に対する、『決定的』で『不躾』で、『非礼』にも程が有る、拒絶=z
【王の凱旋を迎える喇叭の音色とは、明らかに趣を異にする響きが、真冬の熱い夜に溶けていく】
【それと同時に、ブブゼラの表面で滾る―――烈しいまでの、魔力の燐光】

【恐らく、無傷で居られるのは此処までだと、判っているのだろう】
【敵が完全な撤退を試みるにしても、自らを含めて『殲滅』するにしても、もう猶予は然程無い】
【チャンスは、一度も訪れぬやもしれない――――其れをモノにする為、一心不乱に、魔力を練って往く】
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/09(水) 23:59:35.53 ID:eaXv89mn0
>>312
し…仕事って…
悪い事ですか?
【そうビクビクしながら小動物のように近くに置いてあったゴミ箱の後ろにサッと隠れ】
【少し顔を出しながら聞いてくる】

【明らかに路地裏にいないである人物だろう】
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 00:03:37.07 ID:qndvltFk0
>>308

"む、ぐ…………ん…………!!"
「まぁ、持って帰られると、俺が困るんだが、なぁ…………?」

【必死に息苦しさを堪えようとしているのか、ブルブルと震えだすダハル】
【蛇であるにも関わらず、その目はすくを求める様に虚空をさ迷う】

「おぅ、もういいのか?」
"っぐ、っは……はぁっ…………はぁっ…………!"

【満足した様子のイリスから、ダハルを取り返す――――否、受け取るアストラ】
【解放されたダハルは、先ほどまでの呼吸を取り戻すかのように、荒い呼吸を繰り返す】
【一応、イリスに気を使って、目立たない様に押さえようとはしているのだが――――努力は買うが成果のほどは……というレベルである】

あ、ありがとう…………

【照れながら顔を伏せ、恥ずかしげに礼の言葉を口にするレイド】
【イリスの美貌も相まってか、普段からは考えられない程『舞い上がって』しまっているらしい】
【耳が、微かに赤みを帯びるほどである――――耳から心が知れるから、『恥』という文字は生まれたのだ】

≪(…………、…………?)≫

【残念ながら、レイドやアストラは、魔力を敏感に感じ取って見せるだけの感覚は養われていなかったが】
【逆に、存在そのものが魔力の塊とも言えるジェムは、それを敏感に感じ取った】
【どこか、感覚が『ずれている』、異常な魔力――――言ってみれば、『歪な感じ』がするのである】

≪(……どういう、事なんすかね………………)≫

【先ほどまで、ダハルを羨ましそうに見つめていた様子は完全に消え去り、ジェムは人知れず考え込む】
【今までに、遭遇した事の無いパターンの魔力を持ち合わせているイリス――――何かが、妙だ】

――――あ……ご、ごめんなさい…………その、イリスさんがあまりにも綺麗だったから、つい見とれちゃって、さ……
「あ、あぁ……悪ぃ。じろじろと、ぶしつけだったよな…………気にしないでくれ。別に気を悪くしたとか、そういう事じゃ全然ないからよ……?」

【近付けられた顔に、更にドギマギする二人】
【まだ女性への関心の薄いアストラは、それでもなんとかごまかす様な言葉を口にできたが】
【バイセクシャル――――両性愛者の気があるレイドは、右手を自身の胸に当てがい、鼓動を抑えようとする仕草まで見せて】
【あろう事か、包み隠さず『綺麗と感じた』事を口にしてしまう】

(言っちゃダメ…………言える訳ないじゃない…………一人で同性相手に盛って………………いくらなんでも、こんな事を知られたら、引かれるわよ…………)

【両性愛――――この場合は同性愛だが――――と言う事実は、決して公言できる事ではない】
【世間一般では、そうした嗜好はアブノーマル――――場合によっては、嫌悪の対象にすらなり得るのだから】
【まさか、自身のこうした不審な態度が、イリスに対して性的魅力を感じたから、などと言えるはずがなく、さりとていつものように上手いごまかしの言葉が思いつかず】
【レイドは一人、言葉を濁しながら心を落ち着けようと必死になっていた】
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 00:04:46.47 ID:SsoJLtvKo
>>311

お、男が倒れたな・・・

・・・となればやはり、あいつが障害だ

【あろうことか青年は大剣を握る女性を障害と判断したらしく】
【到達まで20m】


おーりゃーっ!

【青年は気の抜けるような声とともに跳躍し】
【女性の左方から滑空するような飛び蹴りを女性の左肩へ浴びせようと強襲する】
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 00:08:09.38 ID:5uJA8sCYo
>>310
『そりゃ、兄妹のようなだからねぇ…』
『それでも、私にとっては羨ましいって言われるような事じゃないよ』

「だが、俺達の間にある絆は否定出来ないな――その点は俺から礼を言わせてもらう」

【女の方の、由希は素直でない――反面、男の悠希は潔い】
【二人で居るからこそ、均衡が保たれている部分は多い】

【ふたりがふたりであるように、そのふたりは一人の人間性として成り立っているのだから】

『アナタにもお姉さんが、ねぇ……』

「これを僥倖と捉えるか、皮肉だと怨むかはオマエ次第だぞ、由希?」

『そんなの、わかってる。』  『ぜったいに』『達成してみせる。』
『魔術協会――なら、私達の抱える問題を、どうにかできるの?』

「魔術協会か、そういえば聞いた事があるな」
「飽く迄もウワサ程度に、だが」

【ふたりは、悩んだ】
【自分達の探す答えが其処≠ノあるかも知れない】

【だが、にわかには信じがたい】
【なにより】 【本当にコレでいいのか?】  【と言う疑問が生じた】

【何故、かはわからない】

「どうする、由希?」
『どうしよう…』


『 「 けど――― 」 』


『後日、その魔術協会と言うのを訊ねてみるとする。』
『それまでに、準備したい事があるから』

「あぁ、俺も由希と同じだ」

「準備したい事がある=v

『とりあえず、今日の所は時間だから行かせて貰うね?』
『情報提供、ありがとう。』

【そう言うと、由希は満面の笑みを浮かべた】
【これからどうするか、二人で決断しなければならない】【準備とは、二人で考える時間の事】

【彼女は、そう言ってくるり――踵を返して二人に背を向ける】
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 00:11:06.66 ID:LNmfAr7to
>>313

………そうですか。自己紹介、有難う御座います
それに免じて………ライブラ、貴女もご挨拶なさい

残念ですわ、非常に。罪は功を以て償う事が出来ると、私は思っているのですけれど……
あの大乱から一年。まだ、罪を償っていない残党≠ェ居る。見過ごせませんわ


そう言えば、彼女はそろそろ寮に戻っているはず≠フ時間かしら?

【次で、来る。それは、魔翌力を察知せずとも、視覚的に理解出来る】
【ルーミアは再び地上に足を付け、屍騎士の群れの向こうに消えた】
【屍騎士達は中央に寄りあつまり、その腐った身体を壁として、攻撃を防ごうと待機する】
【自分自身は戦わず、部下だけに力を振るわせ、そして部下は使い捨て】
【そのやり口は、彼女が敵視し嫌悪する過去のテロ集団よりも、陰湿な物でもあり】


「承知しました、王女よ」
「それと、お考えの通りに本来なら°A宅している時間です」
「尤も、今は――――――おっと、これ以上は言わない方が良いかも知れませんね」

「大丈夫、殺しませんよ。貴女も、あれも」
「どうせ一回死に損ねたんですし、もう一回死に損ねても変わりませんよね?」

【ルーミアの声に答えたのは、武美の横を通り抜けようとした一体だった】
【他の屍騎士とは比類にならない機敏さでそれは姿勢を低く落し、ケティオコルムの下を潜り抜ける】
【そして、腰の鞘から長剣を抜くと、大きく振るうのでは無く、手首をくるりと一度だけ返した】

【刀身が分割され、内部に仕込まれたワイヤーが伸びる】
【蛇腹剣と呼ばれるこの特殊武器は、一撃の重さには掛けるが、奇襲効果と変幻自在さは高い】
【ワイヤーの先端、剣の切っ先部分は、一度武美の背後まで伸びた後、縮む勢いで背を突き刺そうと迫る】


【そうしながらライブラは、武美の左手側に留まる】
【ライブラを狙えば、屍騎士は放置。但し、術者失くして動ける類の物、とも思えない】
【屍騎士達を撃てば、そのまま後方のルーミアにまでダメージを与えられるかも知れないが】
【その場合、駒を失って弱体化するとは言え、ライブラがまだ残ってしまう】
【ダメージは与えられずとも、体力を削る戦法に徹したのは、目的が殺害では無いからだろうか?】
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 00:14:18.40 ID:EMo6vfcDO
>>316

【彼女は剣を背中の鞘に戻した瞬間に、左肩に強烈な衝撃を感じた。】

きゃっ!

【そう叫んだ瞬間、後ろに吹き飛び、不幸なことに壁で思いっきり頭を打った。】

……あ、…あいたた

【打った部分を押さえながら、涙目で辺りを見回す。視界がぼやけ、さらにグラグラと動いていた。】

…なんなの

【と呟く。】
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 00:15:39.04 ID:LiKva/GSO
>>314
大丈夫、大丈夫
私は法に触れる様な事はしない、
コイツらも気絶してるだけだし
【女性はそう友好的に話す】
【敵意は感じさせてはない】
【といっても、彼らを気絶なんかさせてる時点でもう何らかの法律は絶対破ってるはずなんだが】

私はただ、探し物の依頼を請け負っただけだよ、
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 00:16:12.25 ID:8A8WOcU3o
>>307

【眉を顰める青年を見ても、やはり、少女は変わらなかった。】
【ぱたぱたと蹴り上げられる足は時折石ころなどを蹴り上げ、砂を散らし。】
【ピンク色のワンピースや白の靴下は汚れ、紅いエナメルの靴はすっかりと光沢を失い。】
【白い髪も、砂を抱き上げ、毛先は砂っぽくなっていた。】

【きっと、青年はだいぶ少女に近づいているのだろう。】
【ある程度近くなれば、彼女は声を上げて笑うことを、やめる。】
【ただし、笑うこと自体はやめない。最初のように、蜜柑のような笑いに戻っただけ。】

【にぱりと、鳥の雛よりも紅い口の中を晒しながら、3つ目の問いに、また彼女は黙り込む。】

【一つ目の時のように、時間をかけはしない。
 それでも、二つ目のときのように短くは無く、
 中間を取ったように、10秒と少し。】

「ぁー、ぐぅ? ……?」

【間を空けた後に、こくりと頷き。しかし、その後にふるふると首を振る。】
【それから、彼女は首をかしげて。口元は笑みの形ではなく、だらしなく開けられていた。】
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 00:20:10.29 ID:P+fvakqB0
>>320
そ…それなら大丈夫です………ね?
【安心しようとホッと息を吐こうとするが】
【あれ?大丈夫なのかな?と首を傾げる】

探し物の依頼…ですか?
【オドオドとしながら】
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 00:21:57.81 ID:SsoJLtvKo
>>319

大丈夫か、あんた!

今俺が助けに助けけけ・・・・・・・・・ありゃ

【青年は飛び蹴りから着地するなり、傍らに倒れるDQNに声を掛けるが時既に遅し】


・・・間に合わなかったな、やっぱり

残念だ、ご冥福お祈りしてやる

そして、

【青年は大剣を背負う女性に向き直り】



大丈夫か、あんた!

【今度は自らが蹴っ飛ばした女性に声を掛ける】
【全く同じ台詞で】
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 00:24:46.77 ID:2vZQt54Ro
>>317

わからないな、あんたたちのケースの事をオレが詳しく知っているわけじゃあねーんだ
だが、精神に手を伸ばすことのできる魔術の世界だったらもしかすると、うまくいく可能性はある
少なくとも、オレが首を突っ込むよりはいい結果になるかも

【自分に出来る事は『情報』の面で役に立つ事、その辺は割り切っている】
【精神力をエネルギーとしている魔術師の世界でならその望みは果たされるかもしれない】
【後は願うだけだ、二人の望みがかなう事を…最も、隣にうまく割り切れない人間がいるようだが】

「…いくらでも準備するべきだ、誰だって戸惑うだろうし」

オレたちは首を突っ込むほどじゃなくてもお節介でさ…幸せを掴んでくれればとても嬉しいし
がんばってほしいもんだ…またどこかでお会いできれば

【そう告げると、彼らもそのままどこか別の所へと去っていく】



「君たちは、いいな…ぼくはもう…妬んでばっかりだ、そしてそんな自分が嫌になる
どうすればいいんだろうな…この先」

【←To Be Continued...】

/乙でした!
/いやはやなんか久しぶりではなかったですっけ
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 00:26:09.50 ID:5uJA8sCYo
>>324
/お疲れさまー
/超ひさしぶりだよー、たぶん半年ぶりくらい?
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 00:28:24.06 ID:QvvmznVCo
>>315

【ハァハァ、と荒い呼吸を繰り返すダハルに――――……自身の為していた事に気づいたのか
少し、表情に憂いの篭った青色を受かべて、しゅん、と申し訳なさそうな表情になる】


あら……やりすぎてしまいました――――……その、申し訳ございません
ついつい、気持ちよかったものですから……


【良い言葉が思いつかなかったのか、少々俯き加減の彼女、曇りがちな表情が
満月のように、艶やかに輝いていた表情の残光を、ひたむきに隠しながら、ほんの僅かに、ちらつかせる
オーバーラップする、微笑みの残像は、落差もあってか、幽玄のように、儚く感じるかもしれない
――――つまりは、彼女の存在の、希薄さ――――……まるで、仮の姿の、ように】

【それは、ジェムが感じ取った歪さ≠ノも繋がる、であろうか
どこが歪か≠フ説明はしづらい、それは、つまり――――……紅い紅い空を見て、感じる不安のようなものであるし
根拠の無い、漠然とした、不安に近い、であろうか】

【彼女自身が、くっきりと、分かりやすい存在であるが為に、このギャップは否が応でも感じるかもしれない
カタチとして、言葉で示すことは出来ないため、今は、漠然と、不安に思えるだけで、十分であろう
そもそも感じ取れること自体が一つの才能である】


……あら、嬉しいこと、言ってくれますねー……思わず、抱きしめたくなっちゃいます
それに、レイドちゃんもとても、可愛らしいですわ――――……抱きしめたい、って言葉を、強調したくなるほどにね

でしたら、安心しました、とーっても、素敵な方達ですもの、嫌われたら――――……と考えてしまうと
私の心は、今にも溶け堕ちてしまいそうなくらいです


【表情に浮かぶ、曇りが晴れた――――今宵の月のような、微笑みは言葉を修飾するようで
左手でショールを握ったまま、そっと、虚空に溶け込む、右の手】

【ハープを撫でるような、優しげなその手は、夜を纏わせながら、自身の胸へと当てた、貴女の右手へと触れようとする
そして、ぎゅっと、包み込むように、その手を握りこもうとするだろう】


――――……何か、感じてしまいますわ、そんなにとくん、と胸の鼓動を強くなさっていたら
落ち着いてくださいな、この程度のぬくもりでよければ幾らでも差し上げますので


【貴女へと零す、一紡ぎの言葉――――……掌から伝わるであろう温もりは、彼女自身の、揺れ動く心音も伝えてきて
影を揺らめかせながら、貴女達へと向ける、微笑みは揺らぐことなく、静かに注がれていく
骨の髄までしみこむような、冷たい夜風と、掌から全身へと泳ぐ、彼女の体温
少しは、心の氷を溶かすに至るであろうか――――】
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 00:29:03.07 ID:EMo6vfcDO
>>323

……

【しかめつらしながらその声の主の方を見た。呆れてものが言えない、とはこのことだ。】

…あんたね

【素早く起きあがり、ツカツカと歩み寄る。そして胸ぐらを掴もうとした。】

どういうつもりよ

【掴んだなら、壁に押しつけ、そう言うだろう。】
【後頭部はまるで熱でももったかのようにジンジンしていた。】
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 00:32:37.56 ID:2ctefpxDO
>>321

(親御無し、か? ここに来るようじゃ多分、孤児院に入れようとしても無意味だろうな)

【親御は無し。今孤児院に入っていないならば、恐らく入れても抜け出すのだろう】
【いくらこんな世界とはいえ、こんな少女を放置する程、人々は冷たくないはずだ】
【ならば、どうするか】

(二択、それでも孤児院、或いは街へ連れていくか、放っておくか)

【うぅん、と唸り声をあげる】
【善意からすれば連れていくのがいいだろう】
【だが正直──彼はめんどくさがっている】
【十中八九、連れていくとしても、この少女は言うことを聞いてくれないだろう。となれば流石に労力がでかい】

仕方ない……街に帰ってから誰かに知らせるか

【結局彼は少女に背を向け、街の方角へ歩きだした】
【ひとまず放置することに決めたらしい】
【何も無ければ、彼はそのまま立ち去るだろう】
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 00:33:18.46 ID:LiKva/GSO
>>322
あぁ、路地裏でチンピラに盗られたモン取り返してほしいんだとさぁ、
【と、そこで少女が首を傾げたのを見て】

ああ、自己紹介もしてなかった。済まない
確かにそれで私を信じろってのも無理な話ね
私キリコ、『請け負い人』ってのをやってんの
【―――『請け負い人』?】
【きっと少女が聞いた事もないような職業が口から出る】
【だが探し物の依頼を受けたりしているあたり、きっと『何でも屋』に近い物なのだと、】
【予測するのは簡単だろう】
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 00:39:22.17 ID:P+fvakqB0
>>329
キ…キリコさんですか?
私は天草八知瑠(あまくさ やちる)です
通りすがりの旅人です
い…いつもは別の姿になってますけど…電波な事しか言わないので…戦闘以外に変身してないです
【オドオドしながら自己紹介し】

そ…それでどんなのなんですか?
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 00:40:27.23 ID:j8Sddjif0
>>318

(なら……ネル・ナハトと同じかそれ以下の穴の狢になってまで、手前は何を求めるんだぁ?
―――魔術協会だって、穏健派の遣り方ならば、出来る限りの手は貸しただろうに……ッ?!)

【――――意図的に、『吟雪』の事は、意識しない】
【この状況で感情≠揺さ振られていては、意図的かは兎も角、相手の術中に嵌る事になる】
【そうしている間にも、迫る敵―――空を切る音に次いで、耳に絡み付く冷たい声が、背筋を撫でる】
【心に描いた、猜疑のココロは、不安定な能力の影響を受けてか―――『声』として周囲に、漏れているのかもしれない】
【それは、密かに精神を傷付けられている事の、証でもあり……閑話休題】

……なッ、まさか……――ぁぐっ…!!

【幸運だったのは、相手がライブラ≠セと気付いた事と、彼女の武器を、前回の交戦で記憶していた事】
【明らかに可笑しい間合いで刃を振るおうが、『当てる』事の出来る武器―――往きのワイヤーを、先ず見届けて】
【返す刃を、直ぐに抜いたケティオ・コルムで胴を護りながら回避しようと試みる―――が、動きがどうにも遅かった】
【左脇腹を抉られて、戦闘の深度、絵面の凄まじさに比して希少な、『鮮血』が飛び散って、紅い飛沫が舞う】

(……ええい、『どっち』を狙えば…。
ライブラの方が死止められる確率は高い、が―――って、ええい、迷うだけ無駄ッ!)

――――≪乙女のミョルニル・フラッシュクラッシュ≫ゥッッ!!

【奔る痛みが思考を歪ませ、混乱した状況が、行動の組み立てを悩ませる】
【僅かの逡巡の果て、彼女が選択したのは――――現在傍に立っている、ゾンビの指揮官・ライブラへの攻撃だった】
【ブブゼラの先端に、光と電の属性の魔翌力を纏わせて、形作るのは―――高熱の雷光で構成された、ハンマー状のエフェクト】
【発生時間はスパークブラスターと較べると極めて短く、純粋な破壊力でも一歩譲るが、能力で『収束』された分、瞬間的な威力では勝る】
【能力を発動した状態で無ければ行使できないこの大技は、ライブラの身体を呑み込むように、横に大きく振るわれるが】
【ケティオコルムの魔翌力を一気に枯れさせるこの攻撃は、最後っ屁≠ノも成りかねない―――遣り様は幾らでも有る大味な一撃、どう対応する?
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 00:40:41.66 ID:SsoJLtvKo
>>327

おお、こっちは無事か

って何をするd・・・ぐえっ

【胸ぐらをつかまれた青年は壁に押し付けられ、悲鳴(?)を口から漏らす】


・・・俺はただ怪しい奴が怪しい奴に怪しく襲われてたから、
怪しそうに見える清廉潔白超一般人の俺が颯爽と助けてあげようと飛び蹴りで颯爽と登場した訳だが?

つまりはそういうつもりだ

【青年は一息に言葉を並べ立てる】
【が、謝罪の言葉が見当たらない】
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 00:47:27.27 ID:qndvltFk0
>>326

"い、いや…………あなたの気に病む事では……ゲホッ…………ふぅぅっ…………"

【イリスの謝罪の言葉を押しとどめようとしているダハルだが、むせ返りながらでは、説得力を持たない】
【少しばかり、その体も赤らんでいる――――言うまでも無く、昂奮しているのではなく、苦しさが募った結果だ】

「(……普段のお前らしからぬ、無様な姿だなぁ……ダハルよぉ?)」
"(……慌てずに、きちんと呼気を確保しておくべきだった…………。これは我の手落ちだ……)"

【思わず、アストラはダハルに対してテレパシーで茶々を入れる】
【主と使い魔の主従関係の間にのみ成立するテレパシーだが、下らない用途で使われる事も多かった】

(綺麗…………本当に、綺麗…………)

【無意識のうちに、レイドもその希薄さに気付いたのかもしれない】
【だが、意識の上では、それは『儚さ』に変換され――――また、彼女の抱いた美しいと言う感想を強化するにとどまってしまった】
【逆に言えば、レイドのその思いは、より一層強まっている】

≪(…………『在る』んだけど、『無い』様な…………言葉で表そうとすると、矛盾を避けられない様な…………
こう言う時、なんて言えば良いんすかねぇ…………)≫

【ジェムも、結局その正体に行き当たるまでには至らず】
【これ以上は不毛な思考の迷宮に陥りかねないと判断したのか、一度意識の外へと放り捨てた】

そ、そう…………かしら?
「…………訳もなく、嫌う様な事はねぇよ…………その点は安心してくれ」

【もはや、レイドの思考はオーバーヒート寸前まで至っている】
【冷静な返答一つ満足に返す事が出来ず、可愛らしい、抱きしめたい、という言葉にばかり意識が先行してしまう】
【兄であるアストラの方が、ずっと落ち着いた、しっかりとした返事を返している】

あっ…………イリス、さん…………

【手を重ねられ。レイドはびくりと身体を震わせて顔を上げる】
【もはや耳どころではない。その頬まで、朱に染まりつつあった】

…………ごめんなさい……少しだけ、お願い…………

【重ねられたイリスの手を、右手ごと動かして誘導すると、レイドはイリスの手に、頬ずりしようとする】
【何故そうしたかったのか、自分でもよく分からない。しかし、ただそうしたかったという、強い一つの思いがあった】

――――――――はぁぁぁぁぁぁ………………

【安らいだような表情を浮かべながら、一筋の涙を流す】
【レイドの中で、何かが癒された様だ】
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 00:47:45.87 ID:2FaibC7SO
>>295

【宇宙の縮図、黒の天球――絶えず廻る立体の魔法陣。対して紡ぐ詩は、玲瓏と空気を震わせて】
【魔術的要素も何一つ無ければ、歌唱として成り立っている訳でも無いが、真実それは詩≠ナあり】
【どこか、魔術師の詠唱にも似た雰囲気を備えていた。――閑話、休題】

【全てのモノには、各々自らの領域≠竅Aその性能を最大限に活かせる状況≠ェある】
【鳥は空、魚は水中、暗殺者や妖物ならば、闇がその姿を暈す夜。と、概ねそのように】
【尤も、何事にも例外は付き物だが――まあ、そういった特殊な例は置いておく、として】

【一部の能力も、勿論その例には漏れず。朔夜の拒絶≠焉Aまた然り】


――――邂逅を経て<四/死>極に至り∞万障<絶ち/裁ち/発ち/断ち>斬る∞一夜の夢
    全より別つ一∞千の剣、万の花∞玄き天蓋∞途絶えぬ蒼の灯∞以って此処に彼岸への通い路を示す=\―――。


【――では、その力を最大限に行使する事が可能な状況≠ヘ、と問われれば。答えは一つだ】

【自己に、他者に、そして世界に語り掛ける手段たる詩≠、紡ぎ終えた時】
【自己暗示を以って、意識の全てはおろか、無意識の一欠片さえも対象の殺害≠ノ傾け】
【行使に備えて精神を統一し、詩≠媒介に場を整えた、その瞬間からが拒絶≠フ本領――――】


――――解った。識槻朔夜と、それからもう一つの名に懸けて誓おう。

当に埃を被った二ツ名だが、気にする事は無い。錆の一つだって付いてないのは、見ての通りだ。

今までこの名を耳にした奴の中で、オレが心底殺したいと思った奴は、一人だって生きちゃいない。
例外は無いさ、今までも、そしてこれから≠焉\―大船に乗った心算で、後の事だけ考えてろ。


【一帯の明度が、温度が、明確に一段落ちる。すう、と――昏く昏く、更に深まる虹彩の色】
【彼女の周囲の空間が、軋み、皹割れ、そして蒼の花片を散らしながら反転≠キる】
【白皙を照らすのは、雲に覆われて届かない筈の光。異界の――彼女の心象風景の中の、月明かり】

【それは自己暗示に因って、対象の殺害=Aその一点のみを目標に意識を変性し、集束し】
【膨大な数の拒絶≠フ効果を、その狂おしい程の意志と、言霊で以って操る術である】
【禁忌に片足を突っ込んだ、ごくごく限定的な情報改変。範囲は狭いが、彼女ならば其れで十分】

血に飢え死を喚び殺し急ぐ、櫻下のとあるキラーズ・ギルドが序列第七改め、正義の味方の味方=B

姓は識槻名を朔夜、通り名は蒼晶=\―――徒花=c…いや、宝玉=Bお前を、殺す。


――――久方振りの再演だ。心中するにはお前じゃ不足、月が沈む前に終わらせよう。


【名も無い絶技。仮に名付けるなら、その過去の二つ名を冠して――「蒼晶式」】
【引き抜いた太刀は、コマを落としたような速度で宙を走り、掲げられた。その刃の先に、花片が集う】


「――――、――――。」

   「――――――。」

     「――、――、――、――――、」  「――――――、――、――――」

(……絶縁――神経被覆――限定斥力――常時アクティブに、――負荷――減殺――)

(――――効果統一、身体強化=B何よりも、疾く)

【――――そして。朔夜は踏み込み、接近が適えばその剣を振るう。数は四、瞬き程の間に圧縮された連閃】

死閃=\―――!

335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 00:50:02.46 ID:EMo6vfcDO
>>332
/すいません少し風呂に入ってくるので遅れます
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 00:51:57.78 ID:SsoJLtvKo
>>335
/行ってらっしゃいませー
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 00:57:02.06 ID:LiKva/GSO
>>330
いつもは違う姿・・・?
そんなに人が変わるの?二重人格?もしかして、そう言う能力とか?
【キリコはそこがやたら引っ掻かったのか】
【少女にそう問い返す。】


基本的にはは依頼料払いさえしてくれたら何でもやるさ、
『模擬戦相手』、『浮気調査』、『子供の面倒見』まで何でもね
【そうキリコは『請け負い人』を話す】
【どこか誇らしげで】
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 00:58:53.13 ID:8A8WOcU3o
>>328

【考え込む青年を、彼女はじっと見上げ。】
【やはり、見ているのは相手の目。先ほどよりも深く、今度は瞳孔を覗き込むような、どろりとした視線。】
【しばらくは、そうして見つめていた。】
【――が、青年が唸り声を上げたころに、彼女はふらりと立ち上がる。】
【瓦礫が僅かに崩れ、がしょりと音を鳴らし。僅かに危なさを残しながらも、再び、瓦礫の上へと立ち上がり、】
【――安定が悪い、と。そう思ったのだろうか、両腕を大きく広げたまま、ふらりふらりと、瓦礫から降り、平らな地面へと移動する。】

「しかたー?」

【彼の独り言を、僅かに模倣し、首をかしげてみせて。】
【彼がただ立ち去るのであれば、彼女はそれをただ見送るだけ。】
【――たとえ誰かを連れて戻ってきたとしても、そこには既に、彼女は存在しないのだった。】


//お疲れ様でしょうか? ありがとうございました!
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 00:59:18.76 ID:LNmfAr7to
>>331

………貴女は、強い。そして賢い。その選択は全く間違いではありません
仮に此方に攻撃を仕掛けたとしたら、その瞬間ライブラが貴女の首を狙っていたでしょう
全く、能力者というものは個体差が極端に大きい……素晴らしいですね

ですが―――例えこれでライブラを殺せるという奇跡が起ころうと―――私は、生きて帰る事が出来ます
世界の為に己身を捨てて戦う、その様な人間など。誰かの為に命を惜しまず戦う人間など……
所詮は、自分が死んでお終い、となるだけなのですわ

「AB双方の部隊制御の一時中断戦闘スクリプトの構築並びに既存のスクリプトの再使用」
「攻撃に対する反応逃亡者への対処視認した対象の判別等、等、等、等………」

「……これに対処しなければならないのが私だという事も、理解して欲しいのですが」

【手首の返し、これだけで、ライブラは刀身を引き戻す】
【鞭から剣へと形状を引き戻し、左手を剣の腹に当てた】


【ライブラの異常≠上げていけば、一つや二つで終わる事は無いが】
【今回、この瞬間に発揮されたのは、その思考の速度だろうか】
【刀身を引き戻し始めてから、戻り終えるまでの僅かな時間に】

「後退可能距離敵対者の魔翌力規模性質攻撃速度私自身の速度耐久力筋力差」
「正面から激突問題外考慮対象外後方への退避軽減が難しい最悪直撃以上の結果」
「側面間に合わない駒は届かない可能な防御手段は」

「…………直したばかりなので

【後方に体重を移し、剣の腹をハンマーの軌道に対し斜めに構え】
【その衝突の瞬間に自らも後方に、ハンマーと共に飛ぶ】
【力に正面から逆らわず、その場に留まらぬ事によって熱に焼かれる部位を最小限に留める】
【反撃を一切考慮しない、完全に身を守る為だけの防御手段】


              す、が―――――」

【衝突が起こったのは、誰に聞かせる訳でもない言葉の途中】
【金属とハンマーが接触し、飛び散ったのは火花と呼ぶには規模の大き過ぎる光】
【防御の体勢を固め甲冑を見に纏ったライブラを、その一撃は防御ごと、それこそ砲弾でも打ち出したかの様に吹き飛ばし】

【近くの家屋の壁が、一拍おいて、粉塵を挙げて崩れる】
【吹き飛ばされたライブラは、崩れた壁に半分程埋もれていた】
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 01:02:07.08 ID:2ctefpxDO
>>338
//お疲れ様でした
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 01:06:00.25 ID:bSvqpoDz0
>>337
えっと……普段は《チルチル》になってて、状況に応じて《アリス》や《シンデレラ》や《かぐや姫》とかになります
【そう言う名前は全部童話に出て来る名前だ】

          ストーリー・ストーリー
あ…はい。私の能力《童話の物語》の一つです
【オドオドと答える】

た…探偵さんみたいですね
【少し尊敬した眼差しで見ながら】
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 01:07:38.15 ID:QvvmznVCo
>>333

【アストラの言葉に、分かりました、と言葉の代わりに其方へと視線を傾かせ、一つ、頷いた
そして、彼女の意識は、今、まさに、揺れ動くレイドの方へと揺らぐ】


はい,何でしょうか?


【そのお願いの言葉だけを聴き、信頼の篭った、温かい言葉を、貴女へと向ける
瞼が、瞳を隠し、仄かに傾いた首にひかれて、スラリと透き通った髪の毛が、肩へとかかる
髪の毛は、瑞々しい香りを、辺りへと漂わせながら、彼女へと、纏わり憑くように、在る】


ふぁ――――……え、えっと――――……っ……


【貴女の手に、ひかれるように、おっと、と、僅かに体勢を前になるように崩してて
数歩、とてとて、と歩き、貴女への距離を、少し近づけて――――……そして】


んっ……ぁっ……その――――……っぅ……は、恥ずかしいですよ……ぉ


【掌に触れる、その柔らかい、貴女の頬の感触――――……それは、何事にも変えられない、至極の味で
舌で舐るよりも、手袋ごしに感じる肌と肌のふれあいは、ぬくもりを共有するという点で、優れている
そして、まさしく舐られるように、ざわめく心は、思わずビクッ、と彼女の身体を震わせて】


――――それに……そんな顔されたら……文句の一つも言えないじゃないですか……もう


【ハァ、ハァ、と高まる胸の鼓動に惹かれて、か――――……荒くなる呼吸と、零れ落ちる吐息
一つ一つが薄靄となって、夜に溶け込んでいく、彼女の香りを、世界へと溶かし込んでいく
ふっと、表情に浮かべた微笑は、妹を愛でる、姉のようで――――】


っと……もう少し、このままでいたかったんですが、時間が許してはくれないみたいです
というわけで、もうしばしお楽しみ下さい、その表情を心に刻みこんでおきたいのですよ


【段々と、小さくなる、声――――……依然として、頬擦りはされたままであろう
そして、正しく描くならば小さくなる≠ニいうよりかは、むしろ――――遠くなる≠ニいった感じで――――……
しかしながら、彼女はそこに在る*レの前に、頬擦りされながら、在って――――】



                  Live Forever



【――――――――ジェム達が感じた疑問は、何となく分かる、であろうか
彼女に感じる希薄さ、それはつまり、彼女の存在そのものが、水面に映る月のように、儚いもの、だから
そこに在るのは、彼女であり、彼女ではない――――そんな、不思議な感覚】

【それは、夢を見ている時の浮翌遊感にも似た、歪な感覚で――――……
その、理由を、今まさに、理解できることであろう】

【――――――――Live Forever≠フ言葉と共に、眼前に在った#゙女が消える
それこそ、跡形も無く、月を雲が隠すように、その姿を、消してしまった
後に残るのは菖蒲の薫り、ただ儚き残香だけを、その街灯の下に、漂わせていた】


/っと、そろそろ時間なので堕ちるぜー
/乙ー愉しかったぜ!
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 01:17:23.47 ID:EMo6vfcDO
>>332

なあ〜にが、『 怪しそうに見える清廉潔白超一般人の俺が』 よ。


【彼女は小馬鹿にしたように相手の口調をまね、乱暴にその手を離した。】

いったあ…たんこぶができたじゃないの…

【頭、後頭部をさすりながら言った。】


/お待たせしました
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 01:23:51.31 ID:qndvltFk0
>>342

「(やれやれ…………レイドも散々楽しみやがって…………
ま、俺にはこう言う風にレイドを満足させてやる事は、出来ねぇからなぁ…………ここは、イリスさんに感謝、だな……)」

【イリスと、簡単なアイコンタクトで意志の疎通を見出しながら、アストラは、内心でレイドの様子に呆れていた】
【しかし、肉親には決して満たせない、心の動き、感情と言うものもある。アストラは、野暮な突っ込みは控えた】

我儘だけど…………もう少しだけ、こうしていたい…………

【イリスの、どこか上擦った声に、我儘な返答を返すレイド】
【レイドの心は、相当に熱されていた。少しでも、触れる感覚が、温もりが欲しかったのだ】

≪……ん!? イリス、さん…………?≫

【徐々に希薄になっていく気配。ジェムはハッキリとそれを感じ取っていた】
【このメンバーの中で、もっとも霊的・魔力的な要素に長けているジェムだからこその、知覚】

「――――な」
"これは…………"
あ、あれ…………イリス、さん……!?

【そうして、唐突に訪れる、イリスの消失の瞬間】
【面々は、やはりと言うべきか、面食らった様子だが――――しかし、現状を理解できていないかと言うと、そうでもない】

…………もしかして、らぶみの時みたく…………ジェム、どうなの?
≪……へい、感覚としても、イリスさんが消えそうだと言うのは、感じてやした……
きっと、そういう体質なんだと思います…………≫

【最近と言うほどではないが、さりとてそう遠くない過去。レイド達は、正に眼前の人間が消失すると言う事態に直面した事がある】
【その時の経験と合わせて、パニックに陥る様な思考の混乱は、回避されたのである】

"なに、気にする事はない…………イリスさん自身、承知していた事の様だった…………
らぶみさんの時とは違う。織り込み済みの事態なのだろう……イレギュラーでないと言うのなら、我々が心配する理由もない"
ダハル…………そうね

【ダハルの助言で、レイドはすっきりした表情を覗かせ、顔を上げる】

兄上……今日は戻りましょう
「そうだな…………また明日から、頑張るしかないか…………
なんでかな……前向きになろうって、気になれてくるんだから、不思議なもんだ……」

【レイド達もまた、夜道を帰路についた】
【イリスとの邂逅は、確実に彼等の心を癒していた。焦燥に支配されていた彼等の表情が、柔らかいものになっている事に、その事実が現われている】
【そうして彼等はまた、明日からたゆまぬ努力を再開するのだろう】

/乙でしたー!
/遅くまでありがとうございましたー!
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 01:23:53.75 ID:LiKva/GSO
>>341
《アリス》・・・《かぐや姫》・・?
《童話の物語》かぁ・・・
【キリコは少女の能力の説明を興味深々と聞いている】

探偵・・・まぁ、近いわねぇ・・
殺人事件には一回も遭遇した事はないけど
【そもそも殺人事件の調査は探偵の仕事じゃないです。】
【警察の仕事なんだが・・】
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 01:28:31.47 ID:SsoJLtvKo
>>343

おっ・・・と、乱暴だな

【手が離されると、青年はふうっ、と一息ついて】

おやおや、それは残念

で、こんなところで何をしている?
・・・デートか?

【DQNに目を落としながら問いかけ】
【次に後頭部をさする女性へ視線を向ける】

/おかえりなさいませー
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 01:32:25.28 ID:j8Sddjif0
>>339

―――ぎあぁあぁっ…!
……――ぐぃ゛ぇ゛ぇ゛ぁぁ゛ぁぁ゛ッッ―――!!

【派手に、荒々しく。戦鎚と言うよりはハンマー投げ≠フ其れに近い半円周に振りまわして、武美の脇腹の傷はさらに開く】
【その上で、閃光の爆ぜる圧力に身を吹きとばされ、片手で受け身を取っても、ゴロゴロと身体は転がって】
【必殺の一撃の代償とでも言うべき痛みが全身を奔り、バックリと大きな傷が、右肩に口を開けて、抉れた肉を浸み出す血が朱に染める】
【激痛に次ぐ激痛に耐えつ、彼女はのっそりとその身を起こし、再びブブゼラを構え直す】

がぁぁぁっ…….
お褒めに預かりッ、光栄、だ………クソッタレ、が……!

……<Justice>(あたしら)は、一人一人が、身一つでも腐れ外道共に挑む覚悟を持ってンだよ…。
その『長』――――織守∴ネ下、総てがッ―――たった一つの生命を賭して、手前らみてぇな連中に喰らい付くんだよ……!

【ルーミアを睥睨し、尚も臨戦態勢の彼女の手の中から、ブブゼラへ――――直に、魔翌力の奔流が送り込まれていく】
【持ち主の『精神性』を反映する傾向の強い、アートマン能力。激情家である武美が此れに目覚めたのは、半ば当然の帰結、か】
【言葉をひとつ紡ぐたびに、ケティオコルムを覆う煌きは強壮になり、本来の『限界点』に近付いて】
【潮の満ちるが如く、魔翌力が増幅されるにつれて――――僅かずつ、武美の理性は奪われていく】

合理性だけは認めてやる、戦争のやり方は良く解ってるよ、お前。
だが、なぁ―――……あたしらは、大真面目に……。
…セイギノミカタ≠チての――…やってんだぁ!

その意思≠フ輝きまで、あたしの目指す『高み』まで……

――――否定されて、たまるかってんだぁぁぁぁッッ!!

【それが、抱えきれない程まで、高まりを見せた時―――ブブゼラから分離して、『澄んだ漆黒』の魔翌力が、形を成し始めた】
【制御不能の高翌揚、天を衝く怒髪を引き金に形成された、鎧の騎士とロボットを融合させた様な、武美と同身長のアートマン体】
【ライブラをひとまず、片付けた≠ニ見てしまった彼女『たち』は、次いでルーミアに一矢報いようと】
【平常彼女が扱う、『スパークブラスター』に近い性質の破壊光線―――巨大な筒の形に織りなされた形の、閃光を放つ】
【威力は極端に高いわけでは無いが、怖ろしいのは、此処まで来ても、アートマンの魔翌力反応が殆ど薄らがない事】
【そのまま、直ぐにでも第二射≠ノ及ばんと、武美とアートマンは牙を剥いていた、が】

 ……――ぐ、ぐぁ、ぁぁっ……!

【矢張り、この能力――――哀しいまでに、『不安定』である】
【ゴム毬か何かの如く、不規則に弾む感情に起因するチカラは、直ぐに統一性を失って】
【自らに跳ね返る、キックバックダメージ―――胸板を押さえて苦しむ姿を見れば、撤退にせよ反撃にしろ、チャンスと理解できる筈だ】
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 01:33:02.22 ID:Ur0m5Sm40
>>345
はい…。童話のキャラクターに変身できるんですが……少し変わってまして
《シンデレラ》だったら童話ではガラスの靴をはいてるのに王子様に追い付かれないくらい速く走れるから、スピードがかなり上がって蹴り主体の攻撃だったり
《アリス》だったら鏡の中を移動したり不思議な生き物達を召喚したりって
童話をモチーフにした闘いをするんです

そ…そうなんですか?
漫画や小説だと探偵ってそういう現場に遭遇する確率が高いんじゃないんですか?
【漫画や小説の読みすぎだろう】
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 01:35:39.77 ID:RekKOiv50
>>334

【――魔術の星は巡り、月は夜の戦場を照らす。術式の起動音だけがきぃきぃと響き渡っていた】
【蒼晶≠ェ其の領域を作り出すのならば、徒花≠烽ワた魔術の領域を見事に紡ぎ上げる――】
【間違いなく、これが最後の衝突。両者の死と生、そしてエルメアの運命をも分かつ運命の瞬間】

【影たる存在からは微塵の油断も慢心も感じることは出来ない。元より其れには感情は無いのだから】
【言うなればそれは正に自立兵器≠セ。自分で敵を決めて、自分で対象を完膚なきまでに蹂躙し尽くす】
【其れは正に無色透明な存在。それが徒花=\―かつて世界に名を馳せた、小さな小さな大魔道師】

【その彼女が長い年月の中で創り上げた至大至高の芸術品≠ェ、今、その花を咲かせる――!】


――go


【朔夜が一瞬にして踏み込むのと、影たる存在の感情の欠落した魔術の起動キーが宣言されるのが、同時】
【そして――蒼晶の死閃≠ェ咲き誇るのと、徒花≠フ大魔術が炸裂するのも、全くの同時だ】
【陣を為していた全ての小さな魔弾が、彼女の目の前へと集結し――極限まで圧縮された炸裂を起こす】

【それが、全ての術式の歯車を回すスイッチとなる。連爆∞連爆∞連爆∞連爆∞連爆=\―】
【爆発が爆発を呼び、周囲の魔力も、大気も、空間さえも食い潰す程の魔力の炸裂が一瞬にして巻き起こる】
【――究極まで編み込んだ術式は延々と連爆≠フ概念を与え続け、全てを消し去るまで華を咲かせる】
【正に其れは殺戮の華≠セ。眼前の敵全てを一瞬にして葬り去り、勝利を其の手に引き寄せるための――】


【……然し】

【ぱきぃん。其れは何かが砕け散るような、余りにも軽く、そして冷たく残酷な音だった】
【もし、音を色で表せる能力者が居たならば――こう云うだろう、なんと深い蒼だ≠ニ】

【遠くからその様子を見ていた災禍の種≠ヘ自分の目を疑った――まさか、ここまでだとは。】
【眼前の其れは正に異様としか言えない光景だった。爆発が切り裂かれ、砕け散っている=\―!?】

/つづく。
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 01:39:50.58 ID:RekKOiv50
>>334>>349

――?


【徒花≠ヘ演算する。何故? 火力は充分すぎる程にある。人一人を殺すには些かオーバーキルな程だ】
【術式の組成が間違っていた? そんな筈は無い。我が名に掛けて、この芸術にミスは存在していない】
【ならば、何故ラストスペルの多元・月光華≠ェ、ただの人間によって斬り伏せられようとしている――?】


――【ぶしゅ】……【幼い徒花≠フ体に斬撃が入る】……。
 【術式の損壊を確認】――【致命的、リカバリは不能】――?

【多元・月光華≠ェ、収束へ向かう。私の芸術が終わってしまう。存在が、価値が、拒絶されてしまう。】
【彼女――徒花≠ヘそう気付いた瞬間に、己が持ちうる全ての技術をこれでもかとばかりに振るった】
【……もう、予感はしていた。熟練の感覚がありありと彼女に伝えていたからだ。もう、全てが遅いぞ≠ニ】

【然し、それでも――徒花≠ヘ諦めようとはしない。最後まで抗う、自らの芸術の存在を認めさせるべく】


――バックアップ、教会魔道図書集=c…【ざしゅ】――リンク不可
 ……【どすっ】過剰魔術=c…魔力の漏洩箇所の過多により不能【彼女の胸を、何かが貫く】
新規術式製作……不可能、不可能、【ぎしっ】……演算機能、極限まで低下

……何故……【ざしゅ、ぶしゅ】っ、何故。


【其れは、徒花≠ェ初めて零した外見相応の弱弱しい言葉だった。もう其れの余命は幾許も無いのだ】
【術式の崩壊に伴うフィードバックが、影たる存在を食らっていく――余りにも大きすぎる、代償=z
【肘から先の飛んだ腕を必死に前に伸ばして、何かに縋るようにして。それでも、もう届かなくて――】

【ぴしぴし……とうとう月光華≠ェ限界を迎え、欠片と共にその命を散らしていく。其の瞬間に】
【――キィン、と。最後に強烈至極な光と音とが夜の街を一瞬にして白く塗り替えて行き、そして】


      い――嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァァァァッッ!!


【……必死に抵抗の言葉を上げた宝玉≠ヘ崩れ、ゆっくり、ゆっくりと形を失い、霧散していった】


       【―――――――――――――……。】


「……ッッ、大丈夫ですか識槻朔夜!返事を――返事をお願いします!」

【閃光のせいか、まだ視界が戻っていないのだろう。災禍≠ヘ必死に朔夜へと呼びかける】
【彼女もまた幾つかの箇所にフィードバックダメージを受けていたようだが……気にしている場合では無い】
【――この衝突の後だ。朔夜を信用していないわけではないが、最悪の事態も予想しなければならない】
【そんな予感≠否定したくて、彼女は戦士の名を呼び続ける。何度も、そう、何度も】
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 01:49:00.72 ID:EMo6vfcDO
>>346

誰がこんな『くず』とデートなんかするもんですか。

…というかデートでこんな場所行くわけないでしょ

【ようやく痛みが引いて、そして視界もぶれなくなってきた。相手を見据える。】

…で?

あんたはなんでこんな場所にいるのよ。

【と、逆に質問する。】
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 01:53:57.04 ID:LiKva/GSO
>>348
普段の《チルチル》ってのは・・確か『青い鳥』に出てくる妹だよねぇ・・?
じゃあ《かぐや姫》ってのは?

てっきり《シンデレラ》は意地悪な相手に熱した鉄の靴を履かして踊らせてやる物とばかり思ってたんだけど・・
【怖い原文の方】

確かに殺人事件調査依頼なんかされたら、たんまり金入るんだけどね、
【つうかそもそも探偵でもないですけどね。】
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 01:55:23.08 ID:LNmfAr7to
>>347

………一人一人が、自分の好き放題にやるだけの事ではなくて?
貴方達の内の果たして何人が、本当に世界の為人の為と考えて戦っているのかしら
正義などという如何様にでも解釈できる言葉を掲げて、自分の敵対者を叩き伏せて
それはなんと崇高で、己の立場を損ねる事の無い、素晴らしいやり口でしょうね

ライブラ!まだ聞こえているのでしょう?
崩すな、3秒維持しろ!

【ルーミアの声は、やはり屍騎士の壁の向こうから。逃亡はしていなかったらしいが】
【それでもやはり壁の前に出る事はせず、使い捨ての部下に全てを任せる】
【声に対する返事は無いが、並ぶ屍騎士は、其処を僅かも動く事が無く】

【一列、二列。甲冑を破損させ、より脆い頭部や手足を吹き飛ばして】
【壁が削れて行く間も、ルーミアは其処に立っていた】
【腰の長剣には手を掛けず、目を背ける事も無く】

【或いは壁を削り、或いはその隙間から、愈々到達する余波】
【だが、その閃光は、赤い血を巻きあげる事はなかった】

         ≪World is mine.≫

      『ザミエルよりカスパールに捧ぐ』

【屍の壁とルーミアの間に、突如立ち上がる黒い閃光の柱】
【色から性質を十分に察せられる魔翌力によって構成され、夜の暗さの中でまだ暗いそれは】
【武美の放った光線とぶつかり合い、次の瞬間小規模な爆発を起こした】


…………私は、金の国を世界の支配者の座まで持ち上げる

我が国の民の生活水準を、その他の全ての国より高みに置く
他の国全てが合わさっても及ばない軍事力と科学力を、何れ手に入れる
そして、絶対的な力を以て、金の国が世界を統べる

絶対的な力≠フ元、人間の価値をその能力によって判断する世界
家柄などといった不確かな物、生まれという己に寄らぬ要素がその人間を左右しない世界を
強く賢い者が、弱く愚かな者を導く。自然にして、未だ作られた事の無い世界を作る

それが、私の正義。私は私の正義を以て、貴女の正義を否定しましょう
………否定されても構いませんわよ

【巻きあげられた煙が晴れた時、其処には、ルーミア只一人が立っていた】
【左手には、一丁の拳銃。但し、銃身は焼けただれ、中央からねじ曲がっている】
【グリップを握るルーミアの左腕は、衣服が焼けおち皮膚が黒く焼け焦げ】
【二つの閃光が衝突した、その威力の一端を物語っていた】


「…………………A隊壊滅B隊撤退を確認、B隊被害規模は軽微」
「ただし戦功も軽微と言わざるを得ず、目的の一つは達成とは言い難い、かと」

「………もう一つは、たった今、達成致しました」

【瓦礫の中より聞こえる声は、普段と同じ調子だが声量だけは小さく】
【だが、何故か、少しずつ遠ざかっている様にも聞こえる】
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 02:04:36.26 ID:ylWd5AaP0
>>352
あ…あの…妹の方は《ミチル》です
《チルチル》は兄の方です
だけど私が変身すると男装してる感じになりますけど
【そう説明し】

《かぐや姫》は『竹取物語』です


ち…違いますよ。それに熱した鉄の靴をはかせるのは白雪姫じゃなかったですか?
シンデレラは鳩が目玉をえぐったり、ガラスの靴をはかせるために踵や指を切断したんです
【オドオドしながら怖い事をサラッと言ってる】

そ…そうなんですか
けど…この世界って殺人ばかり起こってるような…
【確かに…】
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 02:04:55.63 ID:SsoJLtvKo
>>351

こーゆー所が好きな奇特な方だっていらっしゃるのさ

【ふ、と鼻で笑い】

・・・あ?俺?
そうそう、出口へ至る道程の障害を排除しに来たのさ

よう、障害
アンタは俺の敵か?

【青年は右手に握られた回転式拳銃をゆっくりと女性に向けて構える】
【そして親指を撃鉄に置いて】
【不敵に問いかける】
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 02:13:05.21 ID:EMo6vfcDO
>>355

……

【銃口を向けられても、彼女は顔色一つ変えなかった。だが、剣士にとって拳銃は天敵である。】

【さてどうするか…その気になれば高速抜刀術で仕留めることができる…だろうが、まずは質問してみることにしよう、と思考した。】

なんで私があんたの敵になるのよ。

【柄に手をかける。…油断なく聞いた。】
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 02:17:41.12 ID:LiKva/GSO
>>354
あれ・・あぁそうか、最近童話なんて読んでなかったからあんまり記憶に残ってないわ

・・・竹に引き込もったり結婚したくないから男共に無理難題を頼んだりする能力?
【それ能力じゃねぇ・・】


そういうのは警察に行くんでしょうね
警察で調べられない様な裏の人間ならともかくね、
まあ、もし来ても相手は裏の人間だし違法だし色々恐いから断るけど
【結論:やっぱ殺人の調査は警察の仕事です。】
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 02:20:59.02 ID:SsoJLtvKo
>>356

それは、アンタがそういうエモノを背負ってて、こんな時間にこんな所に居て、
運よく俺に出会い、そしていま、剣を取ろうとしているからさ

理由にしたら十分過ぎるだろ?

【青年はカチ、という音を立てて撃鉄を引き起こし、同時に弾倉を回す】


・・・で、敵か?

【問いかける声は極端に落ち着いていて】
【先までDQNに固執していた人間とは別物にも見えるほどだろう】
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 02:24:16.18 ID:P+fvakqB0
>>357
ほ…本は読んだ方がいいですよ
【やっとゴミ箱の後ろから出て来て】

ち…違いますよ!何故か刀で戦ったり、月の魔翌力を操ったり、5つの宝を使うんです
【そう言い】

で…ですよね
【ですよね〜】

あ…あの……それで…探し物は見つかったんですか?
【そういえばと思い聞く八知瑠】
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 02:30:15.20 ID:EMo6vfcDO
>>358

…それなら私も言わせてもらうわ。

【彼女も相手同様、落ち着いて言う。その目は冷徹に目の前の銃口の持ち主を見つめていた。】

私が剣に触れてるのはあんたが最初に銃を向けたからよ。

いわば『防衛手段』ってわけ。

…別に私はあなたの『敵』でもなんでもないわ。

【最も、…そう呟き、相手が撃鉄を起こしたのに呼応させるように僅かに剣を鞘から引き抜く。】

あなたが私の『敵』なら容赦はしないけどね

【冷たく言い放つ。僅かでも剣を引き抜ければ後は簡単だ。】

【相手の指が動く瞬間…それよりも早くその指の持ち主を切り裂けばいいのだ。】

【大剣を握る手に力が入る…相手が何か動いたら…少しでも自分に危害を加えようとしたら】

【…大量の斬撃を与えるとしよう…そう考えながら…】
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 02:41:37.90 ID:SsoJLtvKo
>>360

防衛、ねえ

・・・普通の人間なら
拳銃をこの至近距離で向けられれば、手を上げてウヒョーと助けを請うんだがな


そうかいそうかい、なら・・・

【青年はゆっくりと人差し指を引く】


――――――。


【が、「カン」という音を響かせるだけで弾丸が発射されることは無かった】
【もし女性が指だけに注視していれば、青年を斬らせるに足る動きではあるが】
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 02:51:23.78 ID:EMo6vfcDO
>>361

【指がぶれた瞬間、女は鞘を握る手に力を入れた。】

【それは形容するなら、『神速』…目にも止まらない抜刀で、少年の首元をとらえる。】

……あんまりそう言うことしないほうがいいわよ?

【寸止めだ。カン、と言う音を聞いたからギリギリで止めたのだ。】

【やがて彼女は再び納刀した。相手に敵意がないことが分かったからだ。】
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 03:02:38.12 ID:SsoJLtvKo
>>362

おお、怖い怖い

(・・・げー、全然見えねえ)

【青年は瞬き一つせず、女性が納刀するまでを見守る】


んー

しかし、何故斬らなかったよ?
そんなすぐ剣を納めちまうと、2発目でブチ抜かれるぜ?

【そういい青年は「居合いだと尚更」と続ける】
【その証拠に一方の青年は拳銃を構えたままだ】
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 03:03:28.55 ID:2FaibC7SO
>>349>>350

【眼前に顕れる無限の砲火は、或いは、世界そのものを炭として熾った神の火か――】
【無尽の魔翌力を糧に、大気を燃やし空間を砕き、一分どころか一厘の隙間も無く眼前を満たす】
【悪夢のような連鎖反応。無防備に踏み込めば、如何な彼女とて対応し切れずに終わって≠「た】
【殺戮の為に咲き誇る、連爆の華。ただ焼き払い葬り去る、それだけに特化した果ての技巧】

【対するは、蒼晶式=B事象を歪め理を分解し、ただ全てを断ち斬る為に、純化した――これもまた、果ての力だ】
【物理法則の鎖から、ほんの一瞬解き放たれて。踏み込む石畳を砕き、朔夜は駆ける】
【――――縮地=B地を縮めるかの如き絶速の歩法を二歩分=A一挙動に集約し】
【後方に展開する斥力で、都合三段の加速を得る――宛ら蒼と臙脂の飛燕、影すら見せないその疾さ】
【彼女≠ノ出せる最高速で以って音の壁を後方に追い遣り、距離を零に縮め。其処から放つ剣戟も、また絶速】

【拒絶≠オ続けても尚、耐久限界を超える負荷が、筋繊維を次々に断線させてゆく――――】


【限界を超えた一手。それでも――――結果から言おう、死閃≠ヘあっさりと破られた】
【一つ振るい二つ振るい、万にも至る数の爆撃を切り裂いて、三つ目を振るう中途で其の手は弾かれる】

【徒花≠フ学んだ魔道の全てを集約した、多元・月光華=\―そう容易には、敗れない】
【積み重ねた時間が違い過ぎたのだ。端的に言って仕舞えば、十や二十そこらの小娘とは、格≠ェ違う――――】

【だが、然し。其処からの――馬鹿げた、そう、馬鹿げたと云う他に無い反応が、朔夜を人で無し≠スらしめる所以】

(斥力補整!反転して――芙蓉≠ゥら、……もう一度――――っ!―――――)

(行使――――限定解除、左前腕にエンチャントを――慣性――応力――重力――抵抗――……っ、緩和する!)
(最適化=A最適化=A最適化=\―――並列して、全方位に、――相殺≠――!)

(――――事象拒絶′タ定適用、左腕の強制復帰、――代償は――ッ、未だだ、未だ持たせる、未だ!)
(展開時間三十秒短縮、負荷減殺、生体機能をカット――痛覚、遮断――――)
(余分は要らない、収束しろ、集束しろ――絶縁、伝達加速――!)
(っ、脚が……駄目だ、まだ、動け!神経遮断、限定斥力で動作代替!)

(――――処置完了、絶蒼≠……展開可能時間、推測――――零コンマ七五秒か、上等だ――――!)

【――徒花≠フ奥義を華とするならば、此方は流れるような剣閃の楽章か】
【斥力を放出して反転させた太刀筋で、包む爆撃を受け流す。顕れる無数の蒼刃が、間髪入れず空隙に割り込む】
【相殺、相殺、相殺。全方位をカバーする刃に護られ、更に前へ。体中に集中爆撃の余波を浴び、肉は抉れ骨は軋み】
【それでも、疾る殺意は止まらない。無理矢理に復帰させた左腕に、拒絶≠付加して楯と為し】

  【再度振り抜く、蒼の四閃は――――――――】


  (――――――絶蒼・死連<b!!)


  【遂には広場ごと、徒花≠フ小さな躯を断ち切った――――……!!】


【ゆらり。全てが終わり、煙が晴れれば、幽鬼のような影が一つ】
【立っている。佇んで、いる。――体中に爆撃を浴び、満身創痍では有るが】

…………何故、って。決まってるだろ。……アイツの生命を、脅かした。
お前の敗因も、死因も、たった其れだけ、さ――――どうせ不確かな夢なんだ。せめて安らかに、潔く散れ。

【――――確かに、生きている。弔いの蒼い花片と、白い光と、それから煙の漂う中で蒼晶≠ヘ、静かに剣を納めて】
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 03:12:55.59 ID:EMo6vfcDO
>>363

撃つなら撃ってもいいわよ。
でもそのかわりあなたの首も飛ぶわ。

【彼女は全く動じずに言った。その瞬間、相手の首もと、ちょうど先程剣が接近したところの空間が僅かに歪む。加えて、相手は肌に僅かに風の動きを感じるはずだ。】

私のさっきの振りはまだそこにあるのよ。

【相手の首元を指さした。彼女は先程の一撃で、几帳面に「保険」をかけておいたのだ。】

【もう彼女は大剣はしまっている。柄に手すらかけていない。かける必要がない、と言うように、相手を感情の読めない瞳で見つめた。】
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 03:24:53.42 ID:SsoJLtvKo
>>365

あれま、随分と一般人相手にマジなんだな
なんと大人気ないことか

【青年はニヤッと笑い】


もし、俺が撃っても弾丸までバッサリいけそうな勢いだ

随分と場慣れしてるみたいだが?

【青年はそう言いながら、弾丸の速度を超える一閃がこの女性に扱えるだろうか、と思案する】
【カッ、と靴を鳴らしながら】
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 03:38:20.05 ID:EMo6vfcDO
>>366

当たり前でしょ?何年剣を振ってきたと思ってるのよ。

【女はそう呟き、壁に寄りかかった。もはや拳銃すら見ていない。】

【やがて、ポケットからタバコを取り出し、一本口にくわえる。そしてさらにコートをまさぐるが、顔をしかめ、煩わしそうに舌打ちした。】

あんた、マッチ持ってない?

ああ、それと、そろそろそこどいた方がいいわよ?…斬撃が動き出すから。

【平然と言った。】
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 03:48:55.19 ID:SsoJLtvKo
>>367

兵だねぇ・・・

【しみじみと呟き】


ん、あぁ
マッチの代わりなら・・・えっ

【青年は先の攻撃がてっきり設置的な攻撃だと思っていた】
【思い込み・油断】

【青年の首を鋭い剣戟が通りぬける】
【衝撃も無く、斬れ易かったからかは分からないが首が落ちることは無くて】
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 03:57:36.65 ID:EMo6vfcDO
>>368

【遅れて動き出した斬撃は相手の首元をかすめ、ヒュン、と軽い音を立て、直進した。】

【それはドラム缶を真っ二つに切り裂き、そしてさらにその先のブロック塀すらも轟音をあげながら断裁した。】

…あ、持ってるなら貸して?

【彼女はそんなこと全く気にする様子もなく言った。】
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 04:08:46.76 ID:SsoJLtvKo
>>369

ったく、あぶねーな。正気の沙汰とは思えん

【青年は首に入る赤い線から赤い液体が漏れるのを無視して語り】
【懐から弾丸の形をした小型のライターを取り出す】


なんていうのか・・・
やっぱアンタ、敵っぽいんだよな

・・・貸すけど

【実際はライターとして用いられることは少ないそれを青年は女性のほうへ放る】
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 09:17:20.06 ID:BEgHQXRIO
>>364

――っ。

【漸く、視界が開けた。彼女は――識槻朔夜は確かにそこに立っていた。まるで悪夢の様な敵を越えて】
【ほっとしたように本人である災禍の種≠ヘ溜息を吐き、とてとてと朔夜の元まで歩いて行く】
【術式構成はとても問題無いと言える状況では無い。だが此処で抜かりがあれば末端≠フ名が廃る】

……全く、私の前で平気で概念≠打ち破ってくれて。
修正≠ェ入らないだけラッキーだと思いなさい―― キュア

【朔夜を囲む様にして発動されるのは、回復魔術の魔法陣。彼女≠フような暖かさは無いが、技術は確か】
【全ての傷を癒す事は流石に不可能だが――止血や鎮痛等の効果を得る事はできるだろう】
【災禍≠フ口調は呆れているかのような其れだったが、口許を見れば彼女は確かに、優しげに微笑んでいた】

【――然し。さしもの彼女も限界だったのだろう。自ら≠フ制御とは即ち、自身の心臓を握るような事だ】
【朔夜への回復術が効果を正常に発揮し始めるのを確認した途端、ぱたん、とその場に崩折れてしまった】

……行きなさい。
貴方に救われた人の顔でも……見てあげたら如何ですか……?

【最後に彼女がローブのポケットから取り出したのは、一面に魔法陣が描かれた小さいカードだった】
【地面に其れを置くと、一瞬にしてカードの物と同じ陣形が展開される。彼女の言葉からして、恐らく転移魔術】
【徒花≠追い始める前に、用意しておいたのだろう――災禍≠ヘそれきり、何も言おうとしなかった】

【――朔夜が転移陣の中に入ったのなら、刹那の内にその体はワープし、風霊統主の城≠ヨ辿り着き】
【すぐに、視界に入るだろう。魔法陣の中で赤子のように幸せそうな寝顔を見せる彼女≠フ姿が――。】

/さ、最後の最後で寝落ち申し訳ございませんでした……
/此処で〆とさせて頂きます、長い間お疲れ様でした!
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 13:14:36.30 ID:EMo6vfcDO
>>370

だから、あんたがそんなもん向けるからでしょ?

【女は重を指さして言った。それから弧を描きながら放られたライターを受け取る。】

…変わった形ね…

【そう呟き、火をつけた。そして再び相手に放り投げる。】


【彼女は深々と体中に煙を行き渡らせるように吸い込み、そしてゆっくりとそれを吐き出した。】



/寝落ちすいません…
/いらっしゃいますか?
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 13:31:07.39 ID:9/2SgphXo
もう嫌だぁぁああ・・・

【ある路地裏】

どこもここも争いばっか!
平和な世界とかあるんですかぁ・・・?

【スーツ姿の華奢な青年がそこにいた】

あああい、誰にも見つかってないよな?!よな!?うぇええ

【阿呆のように独り言を繰り返すその青年は】

ッッ!??
何か見られてる!?
見られてる気がする!?
すごく見られてる?!
でも…ここを出たら、らら、ッッッ
しかしッ・・・クッ!


【その内考えるのをやめ、放心状態でいることにした】

/誰かかまってあげてください(///
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 13:45:41.25 ID:SsoJLtvKo
>>372

む、まぁ考えてみれば正当防衛だ
若干、やり過ぎな感は否めないが

【自分のことを棚にあげた発言をして青年は首を摩る】
【と、赤い線、切り傷は跡形も無く消えてなくなる】


・・・あぁ、そりゃ撃ちだすモノだからな

【と言い、渋い顔で手をパタパタと振って煙を横へ受け流す】


/いえいえ、大丈夫ですよー
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 13:54:32.77 ID:LiKva/GSO
>>359
本は雑誌がほとんどだしなぁ、
ファッションとか少年誌とか
【読む雑誌からして、どうやら活字は苦手な様だ】

本当に便利な能力だ・・・
一つの能力の中にそんだけ種類があれば使い分けできるから有利なモンだねぇ、

ダメだわ、
せっかく久しぶりの仕事だってのに・・・
【そう答えるキリコ】
【答えながら怠そうに頭をかくのだった】

/すいません、寝オチしました・・・
/一応返しておきます・・
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 13:56:17.01 ID:oKf20omSo
>>373
トンッ

【路地裏に軽い音を響かせて、何かが降りてきた】
【音もせず、青年に近づいていき、“それ”は青年を見上げた】

ふむ、若者よ。
何をそんなに慌てているのだね?

【そこに居た、やたら渋みの効いた声で喋る、“それ”は――――】
【――――猫、であった】
【艶の良い黒い毛はもこもこふかふかとしており】
【右が金、左が色のない灰をした所謂オッドアイの其の瞳は、理知的な光を湛え】
【どう見ても、只の毛並みの良い猫にしか見えないが、確かに其の猫は、喋っていた】

//新キャラですので、うまくいかないかもですけど、よろしければ!
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 13:59:19.12 ID:EMo6vfcDO
>>374

へえ…やっぱり、…というか

【プカプカと煙をくゆらせながら相手の首元を見つめる。そこには先ほど合ったはずのかすり傷が消えた。】

あんた、『能力者』ね

【女は断定的に言った。抜刀術を落ち着いて対処したことからある程度は予想していたが、それが今確信に変わる。】

【やはりこの世界は特殊だな…彼女は思った。強そうなのがゴロゴロしている。前の世界でも能力者はいたが、彼女に叶う者はほとんどいなかった。】
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 14:07:05.07 ID:SsoJLtvKo
>>377

あ?なんでさ

【右手の回転式拳銃をローブの奥へと収納し】
【左手に付いた血を握るように擦りながら】

【少し目を見開き、驚いたように疑問を呟く】

【その表情はフードに隠れて観づらいが、口調から察することは難しくないだろう】
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 14:13:16.73 ID:EMo6vfcDO
>>378

え?…だって

【と、彼女は相手の首、正確には先程まで切り傷があったところを指さした。】

治ってるじゃない。ちょっと触っただけで。

【それが能力によるものかは分からないが、彼女はなぜかそう判断している。こちらも意外そうな表情だ。】
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 14:19:25.93 ID:oKf20omSo
>>373
//イマスカー?
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 14:25:23.84 ID:SsoJLtvKo
>>379

え、あ、そうか、これは・・・

【驚き】
【気付いたように左手を見て】
【青年は確かめるようにもう一度首を左手で摩る】


・・・あぁ、これは俺の能力じゃないなぁ・・・

ついこの間、通りすがりの能力者に治癒力を上げてもらった影響だろ、多分

(しかし、此処まで影響出るものなのか・・・恐るべし)

【青年は一昨日、とある能力者に治療を受けた事を思い出す】
【その影響で、三日間だけ治癒力が大きく上昇しているのだった】

【それこそ軽い切り傷ならすぐ治るほどに】
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 14:28:45.34 ID:28Ea6zNao
【ここは火の国のはずれの隠れ里】
【見た目は20代前半の青年が里の者に見送られ、旅立とうとしている】

俺はいろんな風景をみるんだ・・・。

【こうして青年の旅は始まった。】

383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 14:30:34.95 ID:xeeVEnNh0
【路地裏】

【そこには一人の青年が何かに腰を掛けていた】
【背まで伸びたボサボサな黒髪に前髪をまったく上げてない白いカチューシャ】
【黒のジャケットに中には橙のインナー、灰色のジーンズ】
【眼付が悪く腰には一刀の刀を携える】

悪者を見過ごせねぇのは自分でも分かってる

けどよ…

【青年の真下】
【腰を掛けているのは先ほどこの青年に倒されたばかりであろうモブの集団だった】

「てめえは……絶対に…ゆるさn―――」

【青年は腰にある刀の鞘の先で気絶していなかったモブの顔面を殴る】

おい、今せっかく俺がなんか良いこと言えそうだったのによ

【止めという奴だ】
【死んではないだろうが確実に気絶してる】】

はぁー…
何で俺んとこばかり群がってくるんだよ
こんな奴ら倒す義理も無ぇのに疲れるぜ

……一応義理はあるか
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 14:35:18.09 ID:28Ea6zNao
【青年は走り、木や地面をかろやかに跳ぶ】
【鍛え上げられた身体能力の賜物である】

この森ともしばらくお別れか・・・。

【青年は生まれたころから親しんでいる光景に別れを告げるように街を目指した】


【そして数日がすぎとうとう街についた】

ここが街というとこか・・・。とりあえずは怪しまれないようにしないとな。

【街を歩いている】
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 14:37:26.24 ID:EMo6vfcDO
>>381

【彼女はそれを聞いて再び意外そうな顔をした。】

へえ…治癒力向上…か

【他人の治癒力を上げる能力者がいるのか…珍しいな…そんなことを考える。】

【しかし、それならこの男の能力は何なのだろう…絶対能力者だと思うんだが…】

…あんた自身の能力は何よ。

【その結果、単刀直入に聞いてみることにする。】
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 14:37:27.21 ID:9/2SgphXo
>>376
/いますよー。遅くなってすいませんー。

【放心状態であった彼の頭が急にフル回転を始める】
【緊迫としたその表情で声のした方向へ振り向く】


【そして…】

うわー、ネコかぁいいよぉぉぉおあああああえええええ?!
何でぇぇええ?!喋っとるッッ!猫が喋っとるよッッ!??!

【フル回転させているその頭はすぐにオーバーヒートしてしまう】
【彼は喋る猫など今まで見たことないのだ】
【それに彼の臆病な性格がそれに拍車をかけ…】

ついに頭がいっちまったんだね、うん。
そうに決まってる。猫が喋るなんていうそいう、アレなことは起きないもんね。

【全力の現実逃避が始まろうとしていた】
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 14:40:46.69 ID:oKf20omSo
>>386
ふむ、落ち着き給えよ、若者。

【肉球で足をぺしぺし叩いて言う】
【長めの尻尾がゆらゆらと揺れている】
【ため息を付いて、猫は口を開く】

この広い世界、猫が喋ったぐらいでなんだというのだ。
確かに吾輩も吾輩以外にしゃべる猫など見たことはないが……。

【足をまだぺしぺし叩いている。肉球がふにふにしているだろう】
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 14:49:23.36 ID:SsoJLtvKo
>>385

俺の能力ってなぁ、能力ねぇ・・・

【青年は少し思案したあと】


・・・はて、なんだっけな?

銃が使えることとか、ある程度の近接戦闘に対応できること?

【能力、と呼ぶには程遠い素っ頓狂な答えで返す】
【もちろん街を行き交う無数の一般市民からすれば、縁の無い力ではあるが】
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 14:54:03.43 ID:9/2SgphXo
>>387
【フーッ、フーッと息を大きく二回吐き、少しずつ心を落ち着かせていく】
【すると、先程から足にペチペチしている肉球の感触がしっかり伝わって来た】

な…なんて…フニフニなんだ…。
肉球は正義"ジャスティス"…

【恍惚とした表情で変な事をつぶやく】

だいぶ落ち着きましたぁ。ありがとう肉球!
じゃなくて猫さん。
猫さんは名前とかあるんですかぃ?
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 14:57:13.93 ID:RcteCao20
>>375
そ…そうですか

そういっても制限が色々あるので…結構大変なんです…
【オドオドと説明し】

さ…捜すの手伝いましょうか?

/いえいえ。こちらも返しますね

/ただ仕事終わるの10時頃なのでそれまで待って貰えませんか?

/終わりましたら舞台裏で呼びかけます
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 14:57:48.26 ID:oKf20omSo
>>389
【肉球を湛えられ、尻尾が直立し機嫌の良さを表す】

む、吾輩の肉球は確かに無類な柔らかさを誇るが、それ程に良いものか。

【そして、青年の落ち着いた様子を見てごろごろと喉を鳴らし】
【ダンディな声色で答えを返した】

何、気にするな若者よ。
吾輩の名、かね?

【一旦沈黙し】

吾輩は猫である、名前はまだ無い。
とまあ冗談は置くとして、名前は無いな。
元より路地裏にて生まれた身よ、野良故に、ノラとでも呼ぶといい。
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 15:06:36.53 ID:EMo6vfcDO
>>388

【彼女はそれを見て、絶対嘘だろう、と思った。特に理由はない。カンだ】

…まあ、いいわ。そう言うことにしといてあげる。

【深く聞くのも悪い。さらに面倒事に巻き込まれたら厄介だ。】

それじゃあね

【と、その場を立ち去ろうとする。】
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 15:10:37.50 ID:9/2SgphXo
>>391
じゃあ、そう呼ぶことにするよ。

【見た目通りの爽やかな笑顔を見せる】

しかし、それにしても紳士な猫でございますなぁ。
是非、紳士としての立ち振る舞いを御教示願いたいもんだよ。ふふふ

【笑いながら冗談を言うくらいに落ち着きを取り戻した彼は次に自己紹介を始める】

じゃあ、今更だけど自己紹介するよ。
僕の名前はバリトンスター。
僕にはミドルネームやら、めんどくさいもんは無いんだ。
だからフルネームで、バリトンスターだよ。

【笑顔を絶やさず彼はこう続けた】

僕も、君と同じ様にちょっと変わってるんだ。

【一瞬影のある表情を見せたが、すぐに笑顔に戻った】

394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 15:16:02.75 ID:oKf20omSo
>>393
ああ、そうするといい。

【と、尻尾を揺らしながら答えた】

くく、コツ、というのはなんだが。
自己に芯を持ち、それを守り振舞えば、誰もが差があれど、紳士又は淑女として振る舞えるものだ。
作法や口調など、些細な物だからね。

【けしけし、と顔を前足で掻きながら】
【そして、自己紹介を聞き、口を開く】

ふむ、バリトンスター……、いかにも歌劇等を嗜んでいそうな名だな。
吾輩、猫故に歌劇には明るくないが、一度は観に行きたいものだ。

【少年の変わっている、との言葉を受け、肉球をぺし、と足にくっつけていう】

何、吾輩も大概だ。
所謂、異能という物も持っているのでね。
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 15:24:47.93 ID:SsoJLtvKo
>>392

そういうことにしておいてくれると有難いね

【青年は確実に能力者だ、と】
【明言せずとも宣言し】

あぁ、それと煙草は体に悪いぜ
で、人を安易に殺すのはヤメた方がいい、殺すなら今度から路地裏ではきちんと整頓してから出ろよな

・・・臭いのは苦手なんでな

【忠告じみた要求を吐いて、青年は傍らのDQNの方へしゃがみ込み、地面に文字を書いていく】
【このままなら女性を見送ることは無いだろう】



(死を悼め・・・と)

【しかし引き止めることもせず】
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 15:25:45.22 ID:9/2SgphXo
>>394
【ノラが言う「異能」という言葉に興味を持った彼は問う】

もしかして、喋ること以外にも何かできたりするんですか?
僕も異能・・・うん、そういうものを持ってるから。

まぁ、辺りは異能なんて当たり前だけど、僕は普通の'一般人'として生きたかったから、異能なんていらないものだもの。
異能のせいで争いに巻き込まれるなんて、とんでもないよ・・・

【少しずつ暗い表情になっていく】
【ハッ、と気づいた様に笑顔を顔に貼り付け】

ごめんね!ちょっと話が暗くなっちまったね。
もう大丈夫、最近は慣れたからな!

【よく見れば、彼のスーツはかなり汚れていた】
【元々黒いスーツであるため汚れが見えにくかったのだ】
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 15:30:35.85 ID:28Ea6zNao
【街をあるくとふと路地裏のほうを見る】

なんかにぎやかな路地裏だな

【路地裏に入りかすかに話し声を隠れながら聞き”見る”】

青年・・・と猫・・・?
それにしても猫がしゃべっているようにも見える・・・。

【声の方向へ近づいていく】
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 15:34:45.87 ID:oKf20omSo
>>396
【少年の問いに趣向し黒猫は言う】

ああ、影を操る程度だがね。
余り役に立つことはないが。

【ノラの足元の影がずるり、と伸びてニンゲンの手を形作った】
【その手はまた影の中に戻って行く】

……吾輩も、似たようなことで悩んだことがあったよ。
同じ路地裏で生まれた兄弟とは違い、私は喋ることができ、異能を持って生まれて“しまった”。
恐らく、普通の猫として生まれていれば、吾輩は我が母の元から去らずに住んだだろう。

【淡々と、語っていく。諭すような声色だ】

しかし、それをなかった事には出来ない。
其れは最初からそういう物であって、この世界に生まれ落ちたならば、死を持ってしなければ恐らく其の宿命からは逃れられないのだしね。
君がいつか、君と向き合えるならば、其れが一番いいだろう。

【そう言い、軽く目を瞑る】

とまあ、難しいことを並べてみたが、気にすることはない、戯言のようなものだよ。
ふむ、君のスーツ汚れているようだ、どれ。貸してみなさい。

【影から手が伸び、手を差し出す】
【もう一つ手が伸びると、その手にはなぜかブラシが握られていた】

>>397
【そのまま来るならば影から手を伸ばす黒猫と、少年が目に映るだろう】

//複数絡みですかね。
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 15:43:29.81 ID:EMo6vfcDO
>>395

【女は振り返らずにヒラヒラと手を振った。】

【そして相手の忠告を聞いてか聞かずしてかこう呟いた。】


…──────よけいなお世話よ


【その呟きは相手に聞こえるだろうか。】

【だが、聞こえ、振り向いたところで、彼女はもういない。】

【大剣を背負った小さな身体は、もう大通りの雑踏に消えている】


/お疲れさまでした!ありがとうございました!
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 15:45:26.74 ID:9/2SgphXo
>>397
【ノラの、我が子を優しく包み込む様なその声に彼は懐かしさを覚える】

ありがとう、ノラ。

【スーツの話を聞いたノラが、自身の影を操り、手を作り出した】
【その手にはブラシが握られている】
【彼はノラのいう通り、スーツを脱ぎ差し出した】

はい、どうぞ。

【その時、彼の臆病な性格からか、近づく気配に早くから気づいていた】
【ノラと雑談しながら、頭はフルに回転する】

(このまま近づくなら、警戒しとかないと・・・)
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 15:49:47.89 ID:9/2SgphXo
/おっと、少し安価がミスってるが気にしないでくれよぃ!
/複数なのか!?そうなのか!?うふふ
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 15:58:46.89 ID:SsoJLtvKo
>>399


――まぁな


【ふ、と笑う】
【青年にはきっちり聞こえていたようで】


・・・行っちゃったか
ま、会わなきゃ煙くも無いな


俺も行くか、できるだけ、さっさっさっ、と

【青年は立ち上がり、その場を後にする】
【残されるのは命を絶たれた一人の男の死体と】

【「死を悼め」】

【という、受け取り手と意味の無いただの落書き】

/お疲れ様でしたー!
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 15:59:04.31 ID:28Ea6zNao
>>398>>400

【特別な眼で彼らのほうをみながら近づく】

(俺の存在に気づいたか・・・)

だがこの街にきて何も情報がないのはあれだが・・・。
(警戒しているみたいだがここは)

【近づいていき、出会う】

/複数絡み初なので緊張します///
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 16:00:17.92 ID:oKf20omSo
>>400
ああ、気にすることはない。
悩む若者を諭すのは、賢人が担うべき事と聞く。まあ人ではないが。

【そう言い、スーツを受け取る】

割と直ぐ汚れは落ちそうだな。
応急処置的で有る故、確りと洗濯はしておき給えよ?

【ブラシでスーツを擦り、埃や汚れを落としていく】
【腕がもう一本生えてきて、その手に握ったファブリ○ズをスーツに噴霧し、軽くブラシでなじませる】
【無駄に職人じみた動きである】
【因みにノラも気づいては居るのか目線を軽く気配の方へ向けていた】

>>403
【猫はじろり、と右の金と左の色無き灰を向け、男を見据えた】
【口を開き、ダンディーな声色で問う】

何か用かね、青年よ。
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 16:05:13.87 ID:28Ea6zNao
>>404
【青年は八卦図のような文様の眼をしていた】
(もうこの力を使う必要はなさそうだ。)
【青年の眼は八卦図の文様の眼から普通の眼にもどっていく】

いや、俺はこの街にきて間もない。
珍しいものが見れて里を旅立って正解だったようだ。
【問いかける】

君は猫のような姿をしているが気そのものは人間と大差ないんだね。
【何かに気づいたように】
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 16:07:36.24 ID:9/2SgphXo
>>404
見事なお手並みですなぁ、ノラ。

【ノラの無駄に職人じみた動きに感心しつつ、警戒を続ける】

(ブラシやらフ◯ブリーズとか何処から持って来てるのかなぁ)

・・・

【青年に近づいてきたので、視線をそちらに向ける】
【ノラもだいぶ前から気づいていた様だ】

【彼はその青年を黙ったまま注意深く観察を続けた】
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 16:11:02.10 ID:oKf20omSo
>>405
【猫は青年の姿を眼に納める】
【八卦図の眼を確認すると、左の色無き灰が一瞬闇を孕んだように見えたが直ぐ消える】

ふむ、確かに吾輩は珍しい存在であると自負している。
若い時で無ければ旅は難しいものだ、見聞を広めるのは、書物で得るものの万倍にも勝るものだしね。

【と分かったようなことを言う猫だ】
【青年の言葉に、尻尾を軽く振りながら】

吾輩はずっと吾輩が猫だと思っていたが、人に近いのか。
其れは先程の君の目が“見た”のかね?

【興味深そうな声色だ】

>>406
なに、ホメるなバリトンスターよ。
大した者ではないよ、ほら出来た。受け取るといい。

【ブラシの終わったスーツを差し出す】
【目立つ汚れは抜け、ファブリ○ズのおかげで少しいい香りがしている】
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 16:20:24.01 ID:9/2SgphXo
>>407
【有難う、と礼の言葉を言い、綺麗なスーツ受けとる】

・・・

【八卦図の眼の男とノラのやり取りを黙って聞いていた】
【そして、彼は】

(ーーーーー難しいな、うん)

【考えるのをやめた】
【彼は容姿端麗、頭脳明晰な少年のようでであるが、実はかなり頭が悪いのだ】
【ここは黙っておくのが吉、と判断したのか聞き手に徹していた】
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 16:21:03.05 ID:28Ea6zNao
>>407
【普通の眼で猫のほうを見て、軽く笑いながら】
猫にアドバイスされるとは俺も運がいいのか悪いのかな

【一度眼をつぶり開くと同時に眼が八卦の文様にかわり猫のほうを見る】
そうだな、俺もはっきりとは分からないが・・・
俺の眼は代々家系で受け継がれている特別な”眼”らしい。
里のとある書物では万物を見通す眼だとも書かれているとか・・・

おっと、警戒を解いてくれないか?君の影に気が集中しているのが見えるんだ。
【普通の眼に戻し、問いかける】


>>40
【双方を意識しながら】
まぁ警戒はお互いやめよう。
俺は敵意はないからな。

それにスーツを着てあげなよ。きれいになってるじゃないか。
【スーツを見ながら】
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 16:21:41.30 ID:28Ea6zNao
>>409>>40じやなくて>>408でした。
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 16:24:29.91 ID:EMo6vfcDO
【女はやがて大通りを歩いていた。】

【華奢な身体に大きめの黒いコート】

…ああ、身体がなまるわね

【女はそう呟いた。風が吹き、豊かな黒髪が揺れる。】

…前の国じゃあ毎日のように戦ってたから当然か…

【乱れた髪を整える。そして彼女の背中…ともに戦ってきた戦友である大きな剣がそこに鎮座していた。】

【すると、目の前に見えてきたのは─────闘技場】

…へえ…こんなのがあるの…

…おもしろそうね

【小さく呟き、確かめるように大剣の柄を触る。…そして、女剣士はその中へと足を踏み入れた。】


/イベントがあるので7時半までですが…
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 16:25:34.44 ID:oKf20omSo
>>408
【猫は満足そうに喉をごろごろと鳴らしていた】
【しゃべりさえしなければ只の猫である】

ふむ、どうしたのか。

【バリトンスターが黙ったのを不審に感じたようだ】

>>409
はは、何気にすることはない。
猫と云えども一般人と変わらぬ教養は持ち合わせている。
人間の助言と大差はないさ。

【そして、八卦の目を此方に向ける青年を見上げるノラ】

ふむ、面白そうだね。
どうにも今日は変わり者が路地裏に集まると見える。

【うにゃにゃ、と楽しげに声を漏らす】

悪かったね、野良の性故にどうしても初対面の者には警戒を張ってしまうものだ。

【途端、影に込められていた“力”が弱まるだろう】
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 16:30:55.92 ID:9/2SgphXo
>>409
【急に喋りかけられたせいか、少し驚きながら】

あ、あぁ、そうだね。

【ぎこちない返事を青年へ】
【そして、ノラの視線に気づき、彼は】

大丈夫だよ、ノラ、頭がちょっと、アレなだけだよ。

【意味不明の返事をノラへ】
【そして、次の言葉は青年へ】

名前を教えていただけないだろうか。

【そう問いかけた】
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 16:36:01.13 ID:28Ea6zNao
>>412
【黒猫の眼をみながら】
やはり街は異能な力を持つという者が多いとは聞いてはいたが・・・

【冗談交じりの笑顔で】
路地裏っていうのはやはり特別な力を秘めているんだろうな。

さてこれからどうするんだい?

>>413
【青年を見ながら】
俺の名前かい?まぁ別にいいが・・・
まぁ人に名を聞くときは自分からっていうだろ?
【聞き返す】
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 16:39:22.26 ID:oKf20omSo
>>413
ふむ、調子が悪いなら気をつけるといい。
いくら冬も終わりが近づいてきたとは言え、まだまだ寒いのだから。

【なにか勘違いしているようである】

先ほどまでの取り乱し様を考えると、あながち否定出来ないのが困ったものだね。
まあいい、気にしないことにしておこう。

【割と遠慮ない発言である、ぶっちゃけ酷いや】

>>414
まあ、そうだろう。
そもそも都会と言うのは人間の絶対数が多い。
必然、そのような存在に出会う可能性も跳ね上がるというものだ。

【冷静な判断を下して言う】

かもしれない、君達との出会いに感謝、と言っておこう。
どんな出会いとは言え、出会いというのは尊いものだからね。

【持って回った芝居がかっている口ぶりであるが之がデフォ所謂標準である、気にしてはいけない】

これから……か。
吾輩に目的はないさ、強いて言えば“生きる”だけ。
人では無い故に、役割などには縛られない身だからね。
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 16:42:01.04 ID:28Ea6zNao
>>415
感謝してくれるか・・・それはありがたいな。
【顔がほころびながら】

生きるというのは大変なことだからな、それは何であっても同じだろう。
君はこの路地裏に住み着いているのかい?
【興味を持ちながら聞いてみる】
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 16:45:09.27 ID:9/2SgphXo
>>414
【軽く狼狽しながら】

ごごご、ごめんなさい!
僕の名前はバリトンスター。
ただの異能力者だよ。うん。

>>415
デヘヘ、褒められると困るぜぃ。

【ニヘラと笑うこちらも勘違いしているようである】

(何やら絶対数やらよく分からん話だなぁ)
(氷砂糖食べたいなぁ)

【2人のやり取りをほとんど聞いていない阿呆である】
【氷砂糖は美味い】
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 16:46:57.74 ID:oKf20omSo
>>416
くく、どういたしまして、と言っておこうか。

【愉し気な声色でそう答えた】

ああ、まだ異能で食事を手にれることが容易とは言え、野良暮らしというものはそこそこに大変なものだ。

【影でヒトガタを作り、キャットフードなどを自力で手に入れていた。収入は拾ったお金である】
【そして此処に住み着いているのかとの問を受け】

いや、所謂根無し草でね、そこらじゅうを点々としながら歩いているよ。
寝床は路地裏、と決めているがね。

>>417
全く褒めては居ないのだがな。
まあいいさ。

【と軽く嘆息し、尻尾を垂らす】
【妙にのんびりとした路地裏である】
【普段は殺人、薬の取引、悪組織の暗躍など、ありえないことが起こっている故に、かなり珍しい光景だ】
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 16:47:34.55 ID:2FaibC7SO
>>371
【――――ぱしゃ、と。水風船が弾けるような音が、一つ響いた】
【即、致命とは往かないまでも、飛び散る飛沫は相当の量。石畳が、朱に染まる】

(愛の力って、ヤツ――?今までで……五指に入る位には、頑張った、と、思う)
(でも、気を抜いたら、これ、死ぬって…………斥力補整=\―最適化=j

(姿勢を制御して、治療が終わるまで出血を押さえて……もう一丁、事象拒絶≠――――。)

【きっと蒼晶式≠ヘ、もう幾許も持たないだろう。拒絶も魔力も、最後の四撃で殆ど底を突いていて】
【余波とは言え爆撃を浴びた傷は深く、出血量から、幾つかは動脈にまで達しているのが見て取れる】

【大量出血のショックで、今も明滅を続ける視界。倒れていないのが不思議な程の傷を、全身に負って】

(全く言葉通りに、骨が折れたかな……。損はしてないから、好いけど)
(……うわ。左腕、凄いコトになってる――――何と言うかこれ、……うわぁ)

【それでも――此処で力尽きては、格好が付かないどころか命が危うい。意識は手放さず、気合いで式≠保持すると】
【朔夜は更に式≠書き換え、簡易的な止血を行って、くるりと歩み寄る災禍の種≠ヨと向き直った】

――――仕方ないだろ、アレは正直規格外だ。ああでもしなきゃ、到底歯が立たなかった訳だし……。

【呆れたような、それでも何処か安堵したような様子の彼女に向け、軽く肩を竦めて見せ】
【そのまま開口一番、悪びれる様子も無く、子供じみた言い訳をして。――表情は、何時もの仏頂面】

まあ、でも――ほんっとラッキーだよな。少しでも介入≠ェあったら、間違いなく死んでる。

……もし、そっちも抑えて呉れてたんなら……いや、そうじゃなくても。

【そのまま無駄口を叩きつつ、回復魔術を受け、傷が少しずつ癒えてゆくのを確認し】
【やがて――止血が完全な物となれば、朔夜は、転移用の魔法陣の内へと足を進めるだろう】


――――……有り難う、御蔭で助かった。


【最後に彼女の方へ振り返り、ふわりと涼やかな微笑みを浮かべ。たった一言、そう告げて】

【その姿は、光の中へと消え去った。……さて。所変わって、風霊統主の城――――】

(取り敢えずは……無事で、何より。――――流石に、叱られるかなぁ)
(……まあ好いや、無理と痩せ我慢が得意なのは、お互い様だ。しかし、随分呑気に寝てるな、こいつ)

(気が抜けたというか、何と言うか、さ。……うん。いつも通り過ぎて、安心する前に、なんか、こう……)

(……軽く、頬でも小突いてやろうか。……いや、止めとこう、――――――――)

【気が付けば目の前には、久しく見ていなかった彼女≠フ姿。――何の異常も無いと解って、自然と深い溜息が零れる】
【朔夜は安堵から来るものか、がくりとその場に倒れかかって。どうにか踏み止まり、そして】

【――――彼女≠フ傍らにまで近付くと、寄り添うようにして、倒れ伏した】
【口許には幸せそうな笑み。彼女≠ノ倣って寝息を立て始めるまで、恐らくは数秒と掛からない】

【寝言、だろうか。朔夜は小さく、愛おしげにその名を呼んで――――。】

//遅ればせながら、お疲れ様でした!久々の絡み、堪能させて頂きましたー!
//至らぬ所など多々有りましたが、長期間お付き合い頂きありがとうございます。では!
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 16:53:41.23 ID:28Ea6zNao
>>417
バリトンスターというのか、どこぞの国の英雄みたいだな。
俺の名前は零式テツだ。
さっき異能力者と言ったね、どんな能力が使えるんだい・・・?
【能力について聞いてみる】

>>418
そうか、いろいろと大変なんだな。
そうだ、これをやろう。
【懐から少し大きめのマタタビを出して猫の近くに放り置く】

俺の里の近くで取れたものだ。普段は森の獅子をなだめるのに使っているんだがな
【笑いながら】
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 16:57:44.28 ID:9/2SgphXo
>>418
え"・・・褒めてないの・・・?

【ほんの少しハートに傷がついた気がした】

(やっぱりノラも生活大変だったんだ・・・)

【元々汚れていたスーツをみながら、ノラの生活を思い浮かべる】
【彼は話を聞いているのが聞いていないのか・・・】

【能力を聞かれた彼は答える】
僕は華奢に見えるけど普通の人より力とか体が強いんだ。

それだけじゃない。
【彼はこう続ける】

僕は星を発生させることができる。
それを使って重力の流れを変えたり、時には武器として使ったりするよ。
でも、星と言っても、そこまで大きくないよ。

【彼は苦く笑う】

(それにしても、今日は平和だ)
(ここまで平和だと不自然だなぁ)
(何か起きる予兆?嵐の前の静けさみたいなものなのかなぁ)
(嫌だなぁ〜、あっ、マタタビ。)

422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 16:59:01.62 ID:oKf20omSo
>>420>>421
な、そ、それは!

【毛を逆立ててノラは驚く】
【次の瞬間ノラはマタタビに顔を擦り付け】

うにゃにゃにゃにゃ!
うにゃぁっ!にゃおーっ!
うにゃ!うにゃや!!

【まるっきり普通の猫状態と化していた】
【地面をころころ転がり、ふにゃふにゃになっている】
【理知的な様子が欠片も見受けられない】
【数分ほど転がっていたが、暫くして正気を取り戻した風になり】

ハッ!?吾輩としたことが!
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 17:04:09.78 ID:28Ea6zNao
>>421
そうか・・。
星を発生させるか・・・。もしかしたらこの俺たちがいる星を作ったのも
君の先祖なのかもしれないな。
【笑いながら言う】

>>422
あ、、、やっぱり猫だ・・・
【あっけにとられた表情で】

まぁ俺の里にはこんなのいっぱい生えてるから気になるならいつでも来な。
【持っているだけのマタタビを猫の近くにほうりなげ】
これで全部だ、やるよ。
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 17:09:43.90 ID:9/2SgphXo
>>422
(こいつぁひどいぜ・・・)
(紳士の"し"の字も見えないくらいタダの野良猫ノラだぜ・・・)

【遠い目で狂ったようにのたうち回るノラの観察を続ける】
【ノラが正気を取り戻したところに彼はこう言い放つ】

自己に芯を持ち、それを守り振舞った結果が今のですか?

【覚えるところはしっかり覚えているバリトンスターである】

>>423
先祖様は異能力者・・・
確かにそうすれば僕が急に異能を持ったことも説明つくけど・・・
さすがにこの星を作るなんて無理でしょう!

【笑いながらそう言った】
【先祖のことなんて考えもしなかった彼は自分の異能のルーツのヒントを得たと感じ、礼をいう】

ありがとう。何か、分かった気がする。

【しかし頭が悪いので、その後は考えないのである】

(この星をねぇー・・・マタタビ再度投下されました!)
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 17:11:32.10 ID:oKf20omSo
>>423
み、見苦しいところをお見せしたな。
申し訳ない。

【尻尾をだらりと下げ、耳をぴくぴくと動かしながら言う】
【恥ずかしかったようだ】

い、いいいいいいいいのか若者うにゃっ?!
マタタビのやり過ぎはふにゃぁ、中毒に成るのだが……た、たまにであれば、構わんな、うにゃっ、構わぬ!

【そう言うと、影の手を伸ばしマタタビを影の中に収納した】
【マタタビは猫社会では麻薬扱いに近いようである】

>>424
【バリトンスターの言葉を聞き、そっぽを向いて言う】

ふむ、なんの事だね、吾輩には何も起こっていないと記憶されているが。

【知らんぷりを決め込んだァーッ!】
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 17:15:40.20 ID:28Ea6zNao
>>424
そうか、まあこの星を作るとしたらまるで”神”の力だな。
【笑いながら言う】

俺のこの力も昔から引き継がれているものだからな・・・。
【ちょっと暗い表情で】

まぁ先祖のことを知るのはいいことだよ。


>>425
中毒になるのか?じゃあほどほどにしないとな
【ちょっと申し訳なさそうに】

この街は夜は物騒なのかい?
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 17:22:04.76 ID:9/2SgphXo
>>425
(影の中にマタタビすべて持っていきやがった・・・)

【完全に知らん振りのノラに呆れ顔のバリトンスター】

(こいつぁとんでもねぇノラさんだぜ・・・)

【ノラはノラであるのには変わらないのだが・・・】
【彼の頭の回路ではそうもいかないのである】

>>426
確かにそうだね!
そろそろ"神"がいるかもどうか怪しい所だよ、うん。

【彼の暗い表情を読み取り、敢えてその話題は避ける事にした】

今度少し調べてみるよ。
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 17:24:15.43 ID:oKf20omSo
>>426
ああ、たまに嗜む程度で無ければな。
これまでに何度も中毒で廃人になってきた飼猫達を観てきたよ……。
人間達は我々にマタタビを与えすぎる……、度がすぎる快感は時に正気を失わせるというのに、ね。

【やたらシリアスであるが、マタタビの話題である】
【そして、青年の問に気を撮り直して一言】

表通りはそれ程でもないさ、まあ場所に依るがね。
ただ、路地裏は危ない。夜は当然として、昼間すらね。
このようにして我々が話していられるのもある意味奇跡のようなものだ。

>>427
【影から酒瓶を取り出して皿に酒を垂らしぺろぺろ舐めていた】
【バーボンである。無駄にダンディー】

くく、どうしたんだね?

【そして出し抜いたつもりになっている】
【マタタビの影響なのか、なのか!?】
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 17:29:03.79 ID:28Ea6zNao
>>427
【顔を上げ青年を見ながら】
まぁ”神”は人間のつくりだしたモノだろうしな・・・。
君がその可能性でもあるんだが
【にこやかな表情になる】

>>428
それは悪かったな・・・

やはりここも危ない・・・か・・・
もう日が暮れそうだな・・・
(俺の力は眼だけじゃないがあまり問題は起こさないほうがいいな)

ようし、俺は表通りに出る。そして宿を探しにいくぜ。
【表通りのほうをみる】
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 17:36:51.05 ID:9/2SgphXo
>>428
無駄にシリアスな話しても、騙されないからなっ!

【何に騙されるかは誰も知らないし、本人も知らない】
【さらにバーボンを取り出すノラを見て、彼は思う】

(だめだこいつはやくなんとかしないと・・・)
(やはりマタタビ?!マタタビなんだな!)

>>429
あはは、僕が神様だったらこんな世界にはしないよ!

【冗談のように聞こえるが、彼は本心から争いの無い世界を望んでいるのだ】

日が落ちるな、暗くなってくるぜぃ。
この路地裏もまた危険がいっぱいになっちまうのか・・・

【しかし、テツの言葉を聞いて思い出したように】
(あっ、今日どこで野宿しようかな)

【臆病なのか、呑気なのか・・】
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 17:39:26.81 ID:oKf20omSo
>>429
何、気にすることはない。君は善意でやってくれたのだしね。

【そして、表通りに青年は行くと言ったため、首肯する】

ああ、そうするべきだ。
日が暮れるまえに、行くといい。

>>430
吾輩は、何も騙していない、吾輩が嘘を言うとでも、思ったかね?

【無駄に重々しい、説得力を醸しだす声色である】
【バーボンをぺろぺろしている。イメージとしては革張りの椅子に腰掛けてグラスを傾けるおっさんであるが】
【いかんせん猫故に、ダンディーではない】

おっと、マタタビはもう抜けているさ。
気にすることはないよ。
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 17:43:30.21 ID:28Ea6zNao
>>430
そうか、神がいるなら争いの世界などないものな。
あと1時間といったところで日没か・・・。
(争いがない世界・・・夢のような世界だ)
【まっすぐな眼で】


>>431
そうか?
また今度マタタビを持ってこよう。
どころで君の名を聞いてなかったね。教えてくれないか?
最後に名を聞いておこうと思ってね
【気になりそうな感じで】
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 17:44:49.69 ID:MYdh23gI0
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 17:47:33.54 ID:9/2SgphXo
>>431
猫のくせ、妙に威圧感のある態度だぜ・・・ッ!

でもな・・・マタタビ抜けても、バーボン入っただろうがァァアァアア!!
【バーボンの入った皿を奪おうと襲いかかるッッ!】

>>432
【その真っ直ぐな眼に彼は善人であること再度確信した】
【が、現在奪いかかっている途中である】
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 17:50:06.11 ID:oKf20omSo
>>432
ああ、そんなに沢山はいらないがね。

【と良い、名を求められて応える】

吾輩は猫である、名前はまだ無い。
強いて言えば、野良故にそのままノラと呼んでくれたまえ。

【ニヒルを気取った雰囲気である】

>>434
クク、並猫では無いゆえにッ!

【そして、バーボン皿を奪い取ろうとするバリトンスターを見て、口元を歪める】
【影で皿を掴み、影の中に収納したのだ】
【このままであれば、宙を掻くことになる】
【そして、ノラは猫特有の三次元軌道を描き跳躍】
【ビルの壁によく有る排気の出っ張りの上に登った】
【高さは2m程、なかなか届かないだろう】
【影の手に皿を持たせぺろぺろしながら言う】

ククク、百年速いわ!
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 17:58:52.80 ID:28Ea6zNao
>>434
平和な世界になるといいな!
俺はそろそろ行くぜ。
【笑顔で】

>>435
そうか名前はないんだ!

【そして気を足に集中、跳躍し、ノラの後ろがわに着地し、】
おっと、狭いな。
じゃあなノラさん!マタタビのとりすぎには注意しなよ!

【そのまま跳び立つと建物と建物の隙間を跳んで表どおりにのほうへと消えていった】


//風呂と飯いってきます。今日はありがとうございました。
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 17:59:10.66 ID:9/2SgphXo
>>435
【影へ皿が収納されたため】
<スカッ>

【彼の手は空を切る】
【上に視線を移すと、ノラの三次元軌道跳躍後の挑発的な態度が確認できた】
【このままでは地面へ顔面着地である】

【ーーーーーーーーしかし】

こちとら重力操作ができるようなもんなんだよォォああ!!

【空中に歪が発生していた】
【奪い掛かると同時に上空3m程に星発生座標値を設定していたのだ】
<ズオッッッ>

【半径1m程の星が発生し、重力の流れが変わるッッ!】
【そのまま流れに従い、ノラの目の前まで迫ってきたッッ!】
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 18:01:01.68 ID:9/2SgphXo
>>436
お互い平和な世界を目指しましょうね!

【平和な台詞であるが、猫に襲いかかりながらである】
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 18:02:13.08 ID:oKf20omSo
>>436
ああ、気をつけ給えよ。

【そう言い、男を見送った】

>>437
【バーボンをぺろぺろしていたが、バリトンスターのありえない軌道を見て驚きすぐさま収納】

ほう、それが君の異能か!

【しかし、猫の運動神経を舐めてはいけない】
【爪は出さないが、そのまま躊躇いなく高いところから踏み切る】
【後ろ足を付き出しての所謂猫キックだ】
【ぷにぷにふにふにの肉球がすごい勢いでバリトンスターの顔面に突っ込んでいく】
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 18:10:44.43 ID:9/2SgphXo
>>439
(さすがに人間らしくても身体能力は猫かッッ!)

【踏み切ったノラを視認し、ノラの行動を予測するッッ!】

(猫・・・キックだとぉ・・・!?)
(このまま重力の流れに従って速度を上げれば避けられねぇもんじゃねぇ!)
舐めてじゃね・・・ッッ?!!?!

【彼の思考が止まる】
【今回は彼の頭の悪さが原因ではない】

【それは…】

(あっ…あれは…ッッ!)

【ーーーーーーーそう、肉球である】

(避けることなんてできる訳ないだろッッ!)
(肉球は正義"ジャスティス"なんだッッ!!)
(ち・・・ちくしょ・・・う)

【其の侭、まっすぐ肉球へ向かう】
【そして・・・・・】
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 18:13:18.96 ID:oKf20omSo
>>440
くくくく、先程までの君の態度を見て予想を漬けさせてもらった。
君はこの攻撃を避けることは“不可能”だッ!!

【自身満々に言い張った】
【そして、突っ込んでくるバリトンスターにそのふにふにな肉球がぶつかるだろう】
【当たれば、ぷにぃぃぃっ!とした柔らかい感触とちょっとした衝撃がバリトンスターの顔面を襲うことと成る】
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 18:24:47.62 ID:9/2SgphXo
>>441
・・・・ッッうぁぁぁああああああッッ!

<ぷにぃぃぃぃ!>
【顔面にめり込んでいくノラの足、バリトンスターが恍惚の表情をしているのは勘違いだろうか】

<パンッッ!>
【肉球から突き放される音である】
【日が暮れゆく烈火のような空に、二つの影が舞った】

(負けたぜッッ、ノラさんッッ・・・)
(あんたの肉球にゃ敵わねぇよ・・・)

【彼は恍惚とした表情ではなく、満足そうな顔をしていた】
【彼の能力はすでに解かれていた】

【それがとんでもないことを起こすことになる】
<ズズズズっ>
えっ・・・

【半径1m程の星が星としての機能を無くし、2人?の上へ岩石として自由落下が始まる】

嘘だろぉぉぉおお!?

【二人とも空中に投げ出されている】
【此の侭では岩石の下敷きであるッッ!!!】
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 18:30:03.13 ID:oKf20omSo
>>442
クククク、吾輩の肉球の力、受けるが良い!

【すぱぁぁんっ!といい音を鳴らし、肉球がバリトンスターを吹き飛ばした】
【ぷにぷにの肉球は、ぷににん、と揺れていた】
【そして、このまま華麗に宙返りと移行としたら――――】

おい、バリトンスター。
君は一体何をしている、馬鹿か。アホなのか。

【早口でノラがバリトンスターを罵倒する】
【其れは今落ちてきている星を見てのものだ】

間に合えッ!

【ノラが尻尾をビルの落す影の方へピィィイン、と伸ばす】
【それと同時に、尻尾の影もビルの方へ伸びていき、ビルの影とつながった】
【そして、巨大なビルの影から、ずるり、と巨大な腕が伸びるとノラとバリトンスターを鷲掴みにしようと伸びていく】
【速度は早く、ては大きい。このままであれば、掴まれて安全地帯へと引っ張られていくだろう。】
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 18:41:12.36 ID:9/2SgphXo
>>443
うおっ!!!

【ノラの方へ視線を移すと、かなり早い速度で巨大な黒い手が迫っていた】

(ギリギリっ?間に合うかっ?!)

【彼が星を発生させ、重力操作で避けない理由はひとつ】
【星発生には最低5秒のタイムラグがあるのである】
【彼は相手の動きを察知し、予め座標値を設定するのだ】
【それ故に急なハプニングにはとことん使えない能力なのだ】

【そして、ついに頭がパニくる】

(xirgsptudjsisoyhやykdべudsぇjdskd)

【間に合うのか!?】

/ついでに、星は謎の物体なので2mサイズは30kgと軽いというwwwwww
/まぁ星なんで丈夫です結構
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 18:43:29.18 ID:oKf20omSo
>>444
【黒い腕が伸び、二人を捉えた】
【手を握りしめ、二人を掴むと二人を安全地まで引っ張り、保護するだろう】
【破片を受けても影はかなりの強度と弾力性を持っている】
【ある程度であれば、大丈夫だろう】

大丈夫だ、バリトンスターよ!

【そう叫ぶと、腕が引っ張りの動作に入った】
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 18:48:33.07 ID:9/2SgphXo
>>445
【黒い腕に掴まれ、引っ張られた後、真横を星が落ちていった】

<ズゥウウゥン>

【星は地面に到達、路地裏に小さなクレーターが出来てしまった】
【黒い腕に保護され無傷であった彼は、誤魔化すように】

いやぁ、重力加速度って恐ろしいものですねぇ!
あの高さから落ちただけであれですよぉ!

【白々しい言い方であるのは言うまでもない】
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 18:52:19.77 ID:oKf20omSo
>>446
【腕は瓦礫から二人を守って】
【白々しいバリトンスターの其の言葉を聞き、無言で手から一人這い出るノラ】

……潰せ。

【死なない程度に腕がぎりぎりとバリトンスターを締め付けることだろう】
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 18:57:30.03 ID:9/2SgphXo
>>447
いででででででで、ごめんなせぇええええええ!

【謝りながら、常人を軽く超える力を持っている彼は頑張って腕から脱出した】
【よく頑張った】

ーーーーーーーーすいませんでしたぁ!!!

【土下座を超える土下寝を、さらに超えたシャチホコ土下座で、謝り続けた】


/ここから終わり展開でどうぞぉ!
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 19:01:37.71 ID:oKf20omSo
>>448
……まあ、いいさ。

【そう言うと影の腕はしゅるしゅると影の中に戻って行く】

そろそろ吾輩は寝床と食事を探しにいく。
またあおう、バリトンスター。

【そう言うと、ノラは跳躍し、夜の街に消えていった】
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 19:05:42.79 ID:9/2SgphXo
>>449
【ノラを見送る】

また、すぐに会える気がするなぁ。
マタタビやり過ぎるなよぉ!!!

【ノラが消えていった夜の街へ叫んだ】
【その声は闇に飲み込まれる様に消えていった】

/乙でしたァ!
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 19:46:58.72 ID:j8Sddjif0
>>353

………――がぁ、ぅぅっ、ん……、………!

【宵闇を光芒が喰らって、爆炎が呑み込む―――飛散する轟音、鉄塊、血漿、腐肉、臓物、書くに及ばぬ雑多な諸々】
【武美の前に、仁王立ちに構えて立ち塞がって、アートマンはその攻撃をはじこうと試みるが】
【『異能』が安定しない以上、徒手空拳での迎撃は、幾多もの不安要素を孕み】
【一しきり止んで、また真冬の寒さが流れ込んだ時には、フィードバック・ダメージが、武美の衣の各所に紅を滲ませていた】
【頬にも、鋭角な何かが掠めたか。アートマンの顔面に刻まれた白い線を写し取って、ざくりと朱色のラインが引かれる】

【だが、それだけ。ルーミアの言葉など、突き刺さるどころか、心を抉る事すらない】
【正義の矛盾など、己が真の目的など、既に散々と考え尽して、飽きた頃にはまた穿り返して、とされたコトに過ぎない】
【一種の馬鹿馬鹿しさ≠ワでも、呑み下して―――師走の『あの夜』。無道 武美≠ヘ、ひとつの完成と、新たな着工を見ている】


……ぬぁぁ、『許可』されるまでも無ぇんだよぉッ!
そんな黴の生えた選民主義、戦線に持ち出したならば…そのまま、朽ち果てさせて見せるのが『あたし』だッ。

………――喇叭吹きの仕事は、飽くまでも『平和を祝い、明日の希望をばら撒く』事なんでねぇ。
今も、此れからも、途切れなくそうさせて貰う為にもお前達は斃すッ!
平穏な世界≠フ為に――――『痛み』を拡散する事を、あたしは良しとしないんさねぇッ!!


【感情を『一点に』高める―――『恋人』の存在示唆が敵の言葉から排除された分、先ほどより、それは容易】
【所々、皮の捲れて真っ赤に濡れた左腕でケティオコルムを握ると、拒絶の言葉が構成する旋律が、アートマンを経由して魔力に変換される】
【表面上は、『教会式』の其れにも近い、言語を鍵としたパワーの練成―――思えば、誰から覚えたモノだろうか?】
【其れは兎も角として、今度は正常に魔力が充てんされ始めている様子、ではあるが】

………ドップラー効果、ってヤツだよな?
だが、瓦礫の後ろに潜り込んでいる…にしちゃあ、変な気も――。

(……もうひとつ=c……?!
クソっ、『探知』にゃ力を回せねェ、何が来るんだぁ……。)

【ライブラの、枚挙にいとまが無い中で更に付けたされた『異状』も含め―――予断の許されない状態】
【武美の射撃技は、発動に時間がかかるか、愚直に前方へ突き進む様な技が、多くを占めている】
【『機会』を、掴むためにも――――流血に比例して薄れゆく意識を律して、今まで以上に張り詰めた空気を漂わせた】
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/02/10(木) 19:49:13.32 ID:FYhq5kFbo
【第三世界暦2月10日、15:00】

【水の国国境付近の町、ルビーシャ≠ノ於いて『式典』開始。 水の国警備軍、式典会場を中心に展開完了。】


【同、16:30】

【突如、警備網の真っ只中≠ヨと機関兵、約400が出現。】
【数時間の後、『土竜攻め』――詰まり、「街の郊外より掘った穴」からの侵入と判明。】
【水の国軍、奇襲に伴う混乱によって多数の兵を死傷させる。】
【尚、機関軍は民間人への攻撃を極力避けている模様。】


【同、17:23】

【機関軍、式典会場を含むルビーシャの街の30%≠掌握。】
【同時刻、発電施設を掌握した機関軍によって電力の供給がストップ。】
【『国賓』は既に式典会場を脱出、市庁舎へと護送される。】


【同、18:37】

【水の国軍主力、数にして400≠ェ発電施設及びその他要地の奪還を目的として進撃。】
【遭遇した部隊を撃退するも、追撃途中に機関軍の策、「殺し間」により殲滅される。】


【同、19:02】

【ルビーシャ臨時防衛軍司令官、『キース=ルカイナー』、国賓の戦闘域外護送′定。】
【兵力不足、との意見に対し、“能力者”達の力による少人数隠密護送を提案。】






                 【同、20:00】






             【―――『ルビーシャ撤退戦』、開始】





/続きます
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/02/10(木) 19:49:47.17 ID:FYhq5kFbo
【 ルビーシャ£心部―――『市庁舎前』駅 】


【つい数時間前までは、『式典』に赴く人々で賑わっていた構内】
【今は然し、『国賓』護送の為に軍によって封鎖され――遠くから、喧騒が聞こえる】
【プラットホームから屋根の掛かる空を見れば、「東」の方向が紅く染まっているのが判るだろうか】


ミスラム:諸君、ルビーシャ防衛軍副司令のミスラム=G=リートヴィック≠ナある。
     ――……我等の力が足りないばかりに、君達の手を煩わせる事を許して欲しい。
     ……『時間が無い』。 手短に、今回の作戦概要を確認する。 良いね?


【憔悴した様子、然し其れでも、確かな老練さに基づく威厳=\―漂わせつつ、男は話す】
【君達の前に立っているのは、士官服を身に着けた、白髪の老人≠フ域に入ろうかと言う男】


ミスラム:現在、君達の知る様に――ルビーシャは、攻撃を受けている。
     敵はカノッサ機関。 所謂……土竜攻め≠ナ、地中から仕掛けて来よった。
     真坂、防音魔術と併用で斯様な古典的な手を使われるとは思わなんだ――隊伍は乱れ、我が軍は崩れ始めておる。

ミスラム:其処で君達に頼みたいのは――『国賓』方の戦闘域外護送。 詰まり、護送列車の警備である。
     機関が体制を整え、戦力をルビーシャに集めれば……恐らく、連合軍の結成が必要となるだろう。
     今此処で各国の信頼を無くせば、ルビーシャが落とされた場合の奪還は難しくなる。


【ミスラム翁の話に出た護送列車=\―其れは、君達から見てミスラムの後方に位置している】
【電力がダウンしている為だろうか、六両編成の堂々たる古い機関車≠セ】
【黒い車体を確認すれば、其々の車両の『両側』に一門ずつの砲門、計12門≠フ其れが搭載されている】
【形式から言って、大砲は車両の中≠ゥらしか発射する事が出来ない】

【各車両の屋根には、其々一つずつの、内部へと入る為の扉が存在】
【機関車の最後方からも、侵入が可能――敵の侵入経路として考えられるのは、計7つ=z
【『国賓』達は2両目≠ノ乗っており、彼等へと敵を到達させるのは不味いだろう】
【内装は、客席が進行方向へ向かったタイプの一般的な物と考えて構わない】



ミスラム:……では、宜しく頼んだよ、諸君。 この国の未来は君達に懸かっている、と言っても過言では無いのだ。



【軍帽を外して敬礼を行うと、彼と数人の部下達は列車から離れる――――】


【―――……列車が其の頭を向けるのは東=B 空は、血飛沫でも浴びたかの様に紅く染まっていた】


/『ルビーシャ撤退戦』イベント、開始です。
/参加者の皆様は適当に機関車の好きな所に乗っちゃってください。
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 19:55:35.61 ID:oKf20omSo
>>452-453
【上品で仕立ての良い鶯色の和服の上にインバネスコートを纏った老人が列車の二両目と三両目の連結部分の壁にもたれかかっていた】
【頭髪は既に禿ているが、髭は長く、胸元まで白い髭が伸びている】
【腰には一振りの刀が有り、長年使い込まれた風格を感じさせ】
【老人の足元を彩る漆塗りの下駄は、一歩歩くごとにからから優しい音を漏らすいい出来をしたもので】
【そして、その立ち姿は優雅でありながらもどこまでも隙の無い物であった】

久々の、仕事じゃの。

【刀の刀身を半ばまでゆっくりと引きぬき、手を離す】
【チィィィン、と甲高い音を響かせ、刀は鞘に収まる】

何も起こらないのが仕事としては一番良いんだろうが。
何かが起こればそれそれで楽しいからのう。

【口元を歪めて一言。ぽつりと】



           ――――――楽しみじゃ。


【そう呟き、老人は周囲を警戒する】
【剣の冴えを披露することは、あるのだろうか】
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 20:03:04.88 ID:ah56c3Cxo
>>452-453

……………

【二両目、旅の者だろうか…たまたま其処に居合わせた青年】
【赤く長い鉢巻、綺麗だが年季を窺わせる道着と袴。一目で武道家と分かる彼は魔翌力と言うモノを一切持っておらず】

【一見、単に巻き込まれただけの青年。多少強いだけの一般人と思われても何等可笑しくは無い】
【だが―――――】

………皆さん、車両の中央へ…寄って、頂けますか?

【飽くまで冷静に、国賓を含めた護衛対象へと指示する】
【侵入出来る場所は7つだけか、否。否否。“一両目”へ憑りつかれた場合。もう1つ増えるのだ】
【故に、彼は自分が“護りやすい”様に動いて貰おうとする】


【すぐに一両目に取りつかれる事は無かろうが、さて】
【3両目以降からやってくる相手に―――“無能”である彼が何処まで戦えるだろうか】
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 20:03:12.10 ID:EMo6vfcDO
>>452 >>453

……

【車両を眺める女…長い黒髪、そして黒いコート…さらに背中には大きな大きな剣】

面倒なとこに居合わせたわ…

【わずわらしそうに呟いた。このままとんずらしようか…彼女はそうかんがえている。】

【しかし…と思考する。この世界にきてまだ一度も剣を抜いていない。正直退屈してたところだった。】

…でも、ま、遊ばせてもらおうかしらね

【そう言って、ヒラリ、と第2車両の上に乗る。】

…さあて、…どんなのが来るのかしら。

【彼女は大胆にも、列車の上に座り、悠然と敵を待っていた。】
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 20:06:04.15 ID:LNmfAr7to
>>451

私達は、互いに何年生きられるのでしょう?
仮に、残りの人生が60年有ったとして……その全て、戦えるのでしょうか?
人間は老いて衰える。30年も後には、経験の差すら体力に覆されるようになる

貴方達のやり方では、とても間に合わない
それが分からない程、のんびりとした思考回路は持って居ないでしょう?

それから……―――

【左手の、粉砕された拳銃。指の力が抜けて、足の上に落下する】
【それをサッカーボールの様にぽんと蹴り上げて、肩で受け止めた】
【磁石でも使ったかの様に、左肩に張り付く拳銃の残骸】

【左腕の状態は、改めて目視確認する程、分かり辛いものではない】
【認識するべきは眼前の対象。駒と引き換えに疲労させた、ただ一人の相手】
【右手が、腰の長剣を抜いた】


――そろそろ、口を閉じては如何かしら?

『加速』『加速』『加速』『反転』『追尾:発動者』

【3つの『加速』の命令が、長剣に干渉。ルーミアの手から離れ、ゼロだった水平方向の速度を、急激に跳ね上げる】
【切っ先を向けるのは、武美の左肘。命を取る事は無いという、その発言は真の様だが】
【それでも、後方から自分の背中を撃たれては叶わない。安全の保証だけは確保しよう、と】
【関節部の腱を破壊し、重量物を持ち上げられない様にしてしまおうと、長剣は矢の様に飛んで行く】


【一方で、瓦礫の山】
【少しずつ、少しずつ、山はその高さを減らしていく】
【まるで何かが地底に居て、瓦礫を飲み込んでいるような】
【いや、事実そうなのだ】


「………先に撤退します、夕食の用意はさせておきますが」
「折角新鮮な肉が手に入ったのに腕が動かないのは残念ですね」

「ああ、本当に。早く直さないと………」

【ばくん、と巨大な口が、地中から出現する】
【積み重なった瓦礫が、その下のアスファルトが、土が、そして埋もれたままのライブラが】
【全て纏めて、出現した口に飲み込まれた】

【荒っぽいやり方で主人を確保した異形は、再び地中へと帰って行く】
【土竜の亜種に小型の船をくっつけた様なデザインのそれ、遠ざかる速度は、地上を人が走るのと同程度には速かった】
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 20:14:08.39 ID:tlWZvxADO
>>452>>452
【線路の上を真っ直ぐに、光へと走る列車の右翼に一つの小さな黒い影が走っている】
【小さいとは言えそれは列車と比べての事であって、それは十分な大きさ…人が乗れる大きさはある】
【それに漏れず、列車に並走するしっかりとそれには何かが跨がっていた】

…ったく、こんな大層なもん狙うってどうかしてんじゃねーのかよ
報酬金でも貰えたらいいんだがな、二号機の代金払ってねえし

【頭から脚まで全身真っ黒な、人型の何か】
【それは白いファーの付いた紫色のコートを素肌の上に前開きで着て、ジーンズとスニーカーを履いている】
【体は真っ黒な体毛が生えていて、紅い両目の右目は傷が通り閉じられている、そして後ろに折れ曲がっている頭から生えた長い耳が彷彿とさせるのは、兎】
【腰の後ろに三日月状の鞘をぶら下げ、頭にゴーグルを嵌めて首に蛇のシルバーネックレスをかけた、黒い兎の獣人が列車を横目に見て呟いた】

「マスター、列車に乗った方が装備も充実しておりますし戦い易いと思いますが」

【獣人のコートから、水色のロングヘアーに赤い瞳、メイド服を着てうさ耳カチューシャを付けた30cm程の少女が顔を出した】

…二号機の走行テストも兼ねてんだよ、何よりかっこいいだろ
「マスター、ヘルメットの着用を奨めます、それ以上頭をおかしくしてしまってはもうどうしようもありません」

【獣人が乗っているのは紅い獣の眼の装飾がされた黒いバイク】
【ロングチョッパーと呼ばれる前輪が離れた形状をしていて、跨がるシートはビッグシート】
【ちなみに最近一台が大破したので二号機である】

/悪卯です、よろしくお願いします
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 20:15:26.27 ID:2FaibC7SO
>>452-453

(や、出向いて良かった記念式典。不謹慎だが……報酬には、そこそこ期待出来そうだね――――)
(六両編成の装甲列車。型は古めだけど、却って今は信頼出来る。連結部は……最悪、切り離せる≠ゥなぁ?)

(――――……戦場のど真ん中を突っ切るコトになるんだ。金勘定は今は後、集中集中、と)

【戦火に燃える東の空。一般人の姿は既に残らず消え失せた、駅のホーム、列車の傍ら】
【ソフトハットを目深に被り、スーツにシャツ、手袋にネクタイ、スラックスにレザー・スニーカー】
【何から何まで黒尽くめ、ひょろりとした針金のような、長身痩躯の青年――】

【黒の何でも屋(トラブル・バスター)、カイ=スケイプヴェルトが、其処に居た】

――――万事了解しました、ミスタ・リートヴィック。
お偉方はきちんとお届けしますので、お任せあれ。

【へらりと――その、葬儀屋か烏といった重い$Fの風体に似合わぬ、軽く人懐っこい笑みを浮かべ】
【ひょい、と一飛び。三両目の窓から、列車の内部へと飛び乗った】

さーてと、何も無いなんてコトは先ず無いだろうが……如何なるかなー。

460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/02/10(木) 20:20:04.40 ID:FYhq5kFbo
>>455

【彼の指示通り、護衛対象達は車両の中央付近の席へ移動する】
【其の表情に浮かんでいるのは多種多様な感情――矢張り、恐怖≠ェ多い】


>>454>>455>>456>>458>>459


【ミスラム翁以下、水の国軍人数名は――乗り組んだ能力者達に対して、再び敬礼】
【尚、この機関車は石炭車≠ニ給水車≠ェ存在しない……『魔導式』である】


運転士:全員乗りやがったかぁぁあぁあーーー!? 返事は必要ねぇ!! 俺が早く出たいからなぁ!!!


【運転士の黒人男性が車内放送に向けて叫んだと同時、機関車は濛々と黒煙を吐き出し始める】
【しゅ、ぽ、しゅ、ぽ――昨今では先ず聞く事の無い、心地のよい音が響いて】


運転士:此れから地獄の一丁目、機関のオトモダチだらけな東部地区%ヒっ切ってトンズラだ!!
    良かったなお前等、この七年ぶりに走るオンボロ機関車でオウチに帰れるぜハッハァ!!!


【どう考えても『皮肉』混じりな彼の放送をBGMに、加えられるのは車輪の回転音】
【ゆっくりと機関車は前進を開始し――其の車体は、困難の待ち受ける外≠ヨと走り出した―――】







士官A:ミスラム副司令……幾ら能力者≠ニは言え、あの様な少人数で大丈夫でしょうか。
    敵にも同様に能力者≠ェ確認されているとの情報も有りますが……。


ミスラム:大丈夫だ、彼らの力を信じろ。……さぁ、我等は我等の務めを果そうではないか。
     此処を奪われては往かん――彼らに対し、追撃を許す事と成る。


士官B:……了解です。 身命を賭して、機関の若造どもを食い止めましょう。




【機関によるルビーシャ襲撃=\―この『市庁舎前』は、結果的に一番の激戦区となる】

/続きます
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/02/10(木) 20:21:05.25 ID:FYhq5kFbo
>>454>>455>>456>>458>>459

【しゅっぽ、しゅっぽ、しゅっぽ――――線路は、確かに何処までも続く】
【だが、其の道程が何時までも平和≠ナある保障は無い】

【……銃声≠ェ微かに聞こえ始めた時、『襲撃』は開始された】


運転士:さーあ乗客の皆様、招かざる客の登場でございまぁーーーすっとぉ。
    左右をご覧下さいませ、クソ虫共がひー、ふー、みー……ワォ! 最高だな、六も居やがるぜ!!


【車中に響く運転士のアナウンス――見れば、機関車の後方≠ゥら迫る『六台』のジープ】
【機関車よりも若干速い速度の其れは、右後方、左後方其々二台ずつに別れている】
【一台につき運転手が一人に、銃を手にした者が一人の、計「12人」の機関員達だ】



運転士:あぁーもうチクショウ!! 柵位作ってやがれこのクソ行政ッ!!
    ……いいか“能力者”ども、『二両目』に到達されたら終わりだと思えよ!! ブッ潰しちまえ!!



【ジープは二台ずつ直線≠ノ並ぶと、機関車の左右・後方擦れ擦れの位置取りで走行する】
【少しずつ、其の距離を詰めて行き――左右前の二台は、六両目の左右≠ヨと到達した】
【後方の車両からは機関員が身を乗り出し、六両目へと飛び乗ろうとしている】


【列車内部には大砲の弾が備え付けられており、成人男性が何とか持ち運べる程度の重さだ】
【また、弾数こそ其れほど多くは無いが軽機関銃(一レス限り使用可)も六丁転がっている】



【 敵情報 】

【・ジープ――六両目の左右(2)、六両目の左右後方(2)、六両目の後方(2)】
【・機関員――各ジープに二名ずつ分乗、武装は銃】


【 列車情報 】

【・損傷度――0%(90%で走行困難、100%で完全停止)】
【・大砲の弾×12、軽機関銃×6(一レス限り使用可能)が其々、内部より入手可能】
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/02/10(木) 20:23:58.17 ID:FYhq5kFbo
>>461
/訂正
/右後方、左後方其々二台ずつに別れている→右後方、左後方、真後ろ、其々二台ずつに分かれている
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 20:24:06.80 ID:j8Sddjif0
>>457

【スーツアーマーを纏ったロボット騎士¢Rとした姿だが、アートマンの装甲は見た目ほど分厚くは無い】
【小規模の爆発で、意図せずに舞い上がった物体の飛礫でダメージを受けたことからも、其れは伺える】
【故に、トップスピードを与えられた、精密な狙いの攻撃に対しては、盾の役割は実質為さない】

(……3、2、1………――好しッ!!)

【刻々と輝きを増して行く魔力。『能力』が完全に近い形で覚醒している現状で有れば、大火力を叩き出せるのも迅い】
【『自信』を支えに、滾々たる破壊力の源流を、アートマンの中で織り上げ、そして】
【今ここに、魔力のストックは完成――――後は、慣れ親しんだフレーズ≠、舌の上で転がすだけで――】


≪乙女の魔砲・スパーク――――    

……―――、ッ…!

【――――結局のところ、何も叶う事は無かった】
【銃弾もかくやの、暴力的な神速を以て射放たれた白刃は、月夜に煌めいて、武美の肘を噛み裂く】
【何故だかは、判らないが―――――恐い位≠ノ、腕に跳ね返って来る痛さが、ケティオコルムの重みが、無かった】


【……――どどん―――ぼとり】
【僅かな時間差で響く、耳障りなまでに重厚な音と、反対に至極呆気無い音】
【棒状の物体が、ふたつ。戦闘の激しさを伝える凹凸を生じた地面へと、崩れ落ちる】
【その二つの『主』は、異形達の撤退に干渉する事は無く、睨むような、熱に浮かされた様な、不思議な瞳でルーミアを見据えていた】
【さらさらと、砂の山が崩れるのに似た音を立てて――――アートマンは、そのカタチを崩して行く】
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 20:26:02.01 ID:oKf20omSo
>>460-461
【目を瞑り、機関者の音を聞いた】

……のすたるじぃ、って奴じゃの。
懐かしいわい、この音は。

【放送を心地良く聞きながら、敵の襲撃を聞いた】

二両目、境目さねっ、と!

【当たりを見回し、大砲の弾を一つ掴むと、弾っ、と跳躍し、三両目の屋根へと飛び乗り、老人はそこにて待機する】
【取り敢えず他の者の出方を見るつもりであるようだ】

……さて、どう来るかね。

【気により腕力を強化し、大砲の弾を砲弾投げの様な態勢でキープしている】
【近づいてくれば、迷いなく投擲する、そう思わんばかりの笑いを、皺くちゃな髭面を歪ませて浮かべていた】
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 20:31:18.73 ID:EMo6vfcDO
>>461

ケホッ、ケホッ

【女剣士を苦しめていたのは敵ではなく煙であった。】

うええ…こりゃたまんないわ

【そう呟き、列車の上を移動する。見事なバランス感覚で、車両の連結部をヒョイヒョイと乗り越えていく。】

【やがて、一番後方…すなわち六両目にたどり着く。】

あら…早速きたわね

【乗り込もうとする敵を見つけた。】

ちょっと!!お二人さん!

【呼びかけ、剣の柄に手をかける。】

プレゼントあげるわ!

【そして抜刀、相手に向けて凪払う。】

【刹那、刀身から放たれるのは、「斬撃」。】

【鋭い切れ味を持ったそれは、乗り込もうとする機関員を切り裂かんと直進した。】
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 20:35:21.44 ID:ah56c3Cxo
>>460-461

【ギシリ―――両手に、赤黒い鱗の付いた指空きグローブを着け】
【その儘外を見つめ―――――】

さ・・・て……

【――――どうしよう】

【戦うにしても飛び道具何か持って無い。波動拳も打てるわけが無い】
【大砲も使い方なんて知らなくて……】

…………取りあえず

【護衛対象の近くに火器厳禁なモノを置いておくのもアレなので】
【片手に1つずつ―――大砲の弾を掴んで】
【ポイッと――――窓の外へ投げようとするだろう】
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 20:35:23.54 ID:tlWZvxADO
>>461
…来たか…
「来ましたね」

「マスター、オペレーター役は任せて下さい」
…得意の傍観技術フル活用しろよ?

【列車の三両目辺りに並走していた彼から見て背後、大分後ろの方に機関員がいる】
【長い耳が持つ聴力を使い、大体の場所を察知してバックミラーを覗き込み、そして】

「場所は後方、数は六、ですが私達の背後に車両が二つしかないとなると…」
…残りは別の場所、大方2:2:2のポジョンか

「どうしますマスター?このままでは私達は攻撃は疎か妨害すら出来ませんよ?」
…わかってんよ、背後に回り込む

【そう言うと、一気にブレーキをかけて減速、ガクンとスピードを落とす】
【スピードを落とせば、当然他の車両はバイクに近付く、やがて右翼の機関員達の前方にバイクが見えてくるだろう】

…いくぜ、《rabbit beatU》!

【それを自分でも確認すると、バイクの右足側にあるレバーを思い切り踏み付ける】
【するとガタンと車体が一瞬下がり、次の瞬間にタイヤが跳ね上がる】

おら邪魔だ!踏み付けんぞ!

【兎の様に高く跳び上がった黒い鉄の塊は、そのまま空中から落下】
【狙いは機関員が乗る車両、車両の上に着地してバイクのまま踏み付けようとする】
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 20:36:15.59 ID:LNmfAr7to
>>463

チェスと将棋、ルールに共通点が多いゲームです
飛車とルーク、角行とビショップ、動きも良く似ている
……相手の大駒と潰す為、自分の大駒を捨てる。この様な性質も

…………今回のルールは、チェスに近かったようですわね

【将棋ならば、失った駒の代わりに、相手から奪った駒を使役する事が出来る】
【だが、チェスのルールに於いては、駒を失えばそれまで。相手の駒を殺して、奪う事は出来ない】

【『反転』『追尾』 長剣は空中でその向きを変え、再び加速する】
【切っ先が向かうのは、命令を与えたルーミアの手】
【突き刺さる瞬間に右手を横へと逸らし、柄を掴んで鞘に収めた】


……その腕、ライブラが欲しがっていましたわね
あれが今の状況を見たら、どんな顔をするのかしら?

……私の腕を見るよりは、残念そうな顔をするのでしょうけれど

【空いた右手で、肩に張り付いた拳銃の残骸を引き剥がし、ドレスの懐に入れて】
【視線を周囲に走らせ、その付近で最も高い建築物に目を止めた】
【壁面へと歩み出すルーミア。その足は重力を無視して、壁面を垂直に、身体を持ち上げて行く】


知らせるなら、早くした方がいいですわよ?
貴女個人の事も、私の事も、この争いの事も
動きだしたからには、走り出したからには、もう止める事は出来ない、もう止まらない

………お揃い、になってしまったのは偶然かしら?いえ、とある歌詞の事よ

【屋上までの過程で紡ぎ続けた言葉は、聞こえていただろうか?】
【鉄柵から、先程までの位置と反対側に、ルーミアは飛び降りて】
【やがて、その声も、魔翌力の反応も、遠ざかっていく】
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 20:47:11.29 ID:2FaibC7SO
>>461

あははー、ソイツぁ何ともご機嫌なニュースだね、ッ――たくさぁ!

(――――最後方、届くか……いや、大丈夫。F.C.S.をアクティブにすれば、四両目の窓からなら!)

【カイは運転士のアナウンスに声を張り上げて答えつつ、列車後方へと駆け出す】
【道すがらに軽機関銃を拾い上げ、手袋を外した左手――黒の装甲に包まれた――に装備】
【腰のホルスターから、右手に鈍い強化ステンレスのリボルバーを、引き抜いた】
【此方は、M686Plus、6インチ・モデル、ダブルアクション――通称マグナム・プラス≠ニ呼ばれる、装弾数七発の其れである】

(右翼に援軍左翼はフリー、後方は今からじゃちっと遠い―――左二つ、貰った!)

【予想外の健脚で、素早く四両目左の窓に張り付くと――身を、乗り出して】

さあさ、ガン・パレードの始まりだ、ド腐れ機関員共……!
ミートパテにされたく無きゃ、尻尾を巻いて――――お家に、帰りなッ!


【――――不安定なその態勢より、構えた二丁を連射、連射、連射ッ!】
【それは左翼のジープ二台のボンネットから前輪付近を狙った、態勢や反動から鑑みれば異常に精密な狙撃=z
【あわよくば六両目の左窓から乗り込む機関員ごと、無力化せんとするだろう――――】
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 20:56:01.66 ID:j8Sddjif0
>>468

【心身へのショックで泣き咽ぶ程には、今の武美は弱くは無い】
【『多少』のタイムラグは有れど、納得はしなくとも―――自分の身に何が起きたか、其れは把握できた】
【込み上げる感情を、喉の奥で抑え込んで、代わりに「誰がお前の駒になるか」と、猛々しく返して】
【反射的に『左手』を出しそうになりながら、慌てて右腕を差し出し、バットに近い形で、ケティオコルムを構えるも】

……≪乙女の魔砲……

         ……スパークブラスター≫………ッ!

【―――――『左腕』に集約されていた魔力は、肉体からの分離と共に霧散≠オている】
【ルーミアのコメントを無視して、祈る様に呼んだ必殺の名≠ヘ、うンともすンとも答えず】
【ぼたぼたと、円形の血溜まりを作り立ちつくす、片腕の少女だけが、数秒前までの戦域に残された】

【漆黒の瞳を僅かに潤ませながら、少女はひとまずケティオコルムを地に伏せて、懐から携帯を取り出す】
【何から何まで左手で行って居た動作―――それに加え、高揚の波が引くに連れて、加速して往く肉体の苦痛】
【先ずは救急車を呼び付けて、その次には、恋人達に、同文面で、日頃よりも拙い言葉運びのメールを送る】
【内容も、至って『簡素』―――伝えられる事≠列挙しただけの、粗雑なモノ】

【一連の動作が片付くと武美は、その場にどっかりと崩れ落ち、横棒の短い『大の字』に寝転び】
【本当に応急処置でしか無い、然し父母仕込み≠フ治癒魔術を、自分自身に行使し、差し当たり血潮の流出を防いで】


…………畜生ぉ……!

  ……………―――ちぃぃぃぃくしょおぉぉぉぉッッ!!!


【それこそ、『獣』の様に――――ルーミアの姿が消えた夜空に、怒りの遠吠えをぶつけた】
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 21:00:37.00 ID:2FaibC7SO
>>469
//あばばばば、軽機関銃持ったのは右手≠ネのです済みません!
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/02/10(木) 21:03:54.13 ID:FYhq5kFbo
>>464


機関員A:三両目上方、敵♀m認!!
      砲弾を所持!! ジープは五両目を越えるな!! 『やられる』ぞ!!


【機関の車両間通信に流れる抑止力≠フ情報――ジープは、若干速度を落とす】
【『車両によるニ両目への横付け』は、老人によって封殺された】


>>465


機関員B:此方、識別コード073=I! 此れより『ターゲット』に侵入――

               ―――ッ!!?


【後方より乗り込まんとした機関員――彼にとって、飛ぶ斬撃≠ヘ予想外だった】
【咄嗟に受身を取るものの、身体は確かに切り裂かれ、バランスを崩し――】


機関員B:ま、まて、車両の走行を停……            ――――   ぁ。


【―――後方に落ちた彼の末路は、敢えて言うまい】


>>466

【ポイッ、とされた砲弾――左へ、ゴロゴロ、ゴロゴロ】
【其れは当然、車両の前方≠ヨと突如出現する事と同意義で―――】


機関員C:……了解、『五両目』以降の侵入は内部より――ッ!!?


【キィィィィィィ――――!! と思わず急ブレーキを踏むも、それ故にスリップ≠キる左方前の車両】
【其の車体は『砲弾』を踏み……真下≠ナ砲弾は爆発】


機関員D:オイ、待てぇぇぇぇぇぇぇぇえぇえぇぇ!!
      『こっち』に突っ込んで来るんじゃあぁぁあああーーーーーぁあないぃぃぃいぃ!!!!


【其の後方、詰まり左後方≠フ車両――無理矢理、ハンドルを切る形で何とか前方の車両を回避】
【スリップした前方の車両は、黒煙を上げながら列車から離れて行く――】

/続きます
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/02/10(木) 21:04:51.49 ID:FYhq5kFbo
>>467


【前方から来襲するバイク=\―機関員は、ニヤリ、と笑う】


機関員E:ハッハッは、馬鹿め!! 直ぐに蜂の巣にして……やるわぁあーーーあぁッ!!!!


【右前方の車両から身を乗り出し、銃を構える機関員】
【狙いを定め――引き金に手を掛け、】


機関員E:死んで……何だと<Hォォォォォオオォォォォオ!!?


【瞬間、跳躍=\―――!!】

【右後方の車両は踏まれ、乗り越えられ――其の光景を見たEは、内部への侵入≠決断】
【六両目右の車体に掴まり、六両目の上≠ヨと飛び乗る―――】



>>469


機関員E:此方、コード521=I! ターゲットに取り付いたッ!!

機関員D:良ォし良くやった!! 此方も現在より……クソッ、『また』かッ!!!


【やっとの思いで安定を取り戻した左後方℃ヤ――乗り込もうと、身を乗り出した所に『銃撃』】
【即座に機関員は車内に戻ると、車体から銃を持って身を乗り出し―――】


機関員F:……だ、駄目だァ!! 化け物≠゚ッ!!!
      どうしてあの位置から『精密射撃』が出来るッ!!?


【キィィィイィイィィィ―――と、車体はスリップ】
【恐らくはパンクによってハンドルが効かなくなった≠フだろう――黒煙を上げつつ、列車から離れて行く】


【 敵情報 】

【・ジープ――六両目の右(1)、六両目の右後方(1)、六両目の後方(2)】
【・機関員――六両目の上(1)、六両目右車両(1)、六両目右後方車両(2)、六両目後方車両(1)、最後方車両(2)】


【 列車情報 】

【・損傷度――0%(90%で走行困難、100%で完全停止)】
【・大砲の弾×9、軽機関銃×5(一レス限り使用可能)が其々、内部より入手可能】
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 21:13:26.26 ID:LNmfAr7to
>>470
【送信されたメールに対する返事は】
【一人に対する物は、分からない。だが、もう一人に対する物は】
【かなり遅れて返る事になるだろう、或いは数時間、或いは一日単位で】

【何処かの路地裏で、一人佇む灰色の少女】
【衣服も、肌も、赤く染まって。だが、彼女には、毛ほどの傷も存在していない】


『…………何、こいつら?』
『弱いくせに、腕が取れても足が取れても…………』

【周囲に崩れているのは、原型を4割程度しか留めていない、人体の群れ】
【一般人にも劣る戦闘力は数でも補えない。が、数が有る故に、手間が掛かる】

【足止めにしかならないこの戦闘を、転げ落ちた一体の異形の首を通して】
【逃亡中の死者の指揮者は、分析していた】



【路地裏や、建物の屋根や。能力者からすれば、街は通路の宝庫だ】
【激しい戦闘を行った首謀者ですら、その道を使えば、発見される事なく逃亡出来る】

【今回、かの主従が選んだのは、屋根と地下から街外れへ移動し合流する事】
【郊外、とある工場の裏手で、彼女達は合流していた】


「ああ、困りましたね。両腕とも取り換えなければならないのは困りました」
「せめて片腕でも残っていれば自分で出来るというのに本当に不便です」

………貴女は、まだ良いでしょう。自分で如何にか出来るのですから

【工場の屋根から飛び降りたルーミアを、着地地点に出現した口が飲み込んで】
【その異形の腹の中で、主従は互いの負傷状況を確認する】


ライブラ、貴女の腕の修理が完了次第、義手を用意しなさい
動かなくて良い、飾りで良い。但し、人体を用いて、医者の目すら欺ける完成度の物を

「……了解しました。捕虜を使っても構いませんね?」

好きにしなさい、それと―――

「ええ、勿論有り難く頂きます」

【振るわれた剣は、どちらの物だっただろう】
【黒く焼け焦げた腕は、上腕部の中ほどから切り落とされて】


「………ベリー、ベリー、ウェルダン」


【がぶり、むしゃむしゃ、ごくん】


/この辺り、だろか?
/こっちのキャラの同行(情報受けてどうしたかとか)は、雑談の方でちゃちゃっと
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 21:15:39.35 ID:tlWZvxADO
>>473
おーら、潰れちまえー、俺の愛車一号機のようになー

【右後方の車両の上に乗った瞬間、アクセルを解放】
【ウィリーの体制のまま後輪を空回りさせ、タイヤで無理矢理削る攻撃に入った】

おらおらおら、スクラップにしてやんよ

【更に前輪を降ろしたり上げたり、ガンガンと何回も車両の屋根にたたき付ける】
【乗り込んだ機関員に対しては特に反応を示さない、と言うのも他に能力者がいるのは知ってるし、車両を破壊する方が早いと感じたから】
【とは言え、八つ当たりするようなこの執拗な攻撃には少し狂気すら感じる】
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 21:16:20.58 ID:oKf20omSo
>>472-473
【相手の動きを確認し、老人は自由な右手で髭を弄り】

このまま待っとるのもいいんじゃが……いかんせん暇なのがのう……!

【そう呟くと、老人は宙返りして一旦車両内部へ】
【両手に一つづつ砲弾を握りしめ、もう一度三車両目の上に飛び乗った】
【足元には砲弾が三つある】

さぁてと。

【老人は、トテモイイエガオをして、一つの砲弾を握りしめた】
【腕の周囲には無数の気の花びらが舞い、腕力を強化して】

ぬぅるんばぁっ!!

【体を捻り、螺旋状の動きで全身を加速させると】
【老人は“六両目の右を走るジープ”に向けて全力で投擲した】
【狙うところは、“少し前”ジープの進路の目の前に墜ちるようにである】
【どうやら此処で相手の動きを阻害しつつ、ここからジープを狙い撃つつもりのようだ】
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 21:16:53.76 ID:ah56c3Cxo
>>472

………すいません。

【まさか当たるなんて・・・・思って無かったのだろう】
【窓から砲弾を踏んだジープを見つめ、思わず小さく謝罪した】

……4両目以降は、誰も乗って居ない…か?

【ならば、無い方が列車も速いのだろうと】
【その場から一旦―――三両目と四両目の連結部分へ向かおうとする】
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 21:18:00.78 ID:qndvltFk0
【酒場『八福尽星』】

「旦那ぁ…………また厄介事に首を突っ込んでるんじゃないの?
こないだの頼み事と言い…………最近、きな臭いわよ?」
――――お前が気にする事じゃない
まぁ……少しばかりとりかかっている事があると言うのは、確かだがな…………

【フード付きのマントと半ズボンを着た、顔に大きな傷があり尻尾の先が二つに分かれた、猫人間という表現がしっくりくる眼つきの鋭い二足歩行の猫と】
【青い作業つなぎの上に白衣を纏い、栗色のポニーテールに眼鏡をかけた、切れ長で涼しげな眼の女が】
【店の隅の、同じテーブルに座り、店内を見渡しながら酒を楽しんでいる】

【女の左腕には、手首から肘の部分までを覆い尽くす、機械的な手甲がはめられている】
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 21:20:58.23 ID:spESvQAy0
/一応こちらでも
/キリコの方いますか?
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 21:21:27.11 ID:j8Sddjif0
>>474
/お疲れさまでした!
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 21:22:15.15 ID:HtlWZvxA0
>>478

【ガコン、ガコンと店内に誰か入ってくる】

【ゆったりとした歩調で二人に近づく人物】


どうも、お久しぶりですね………覚えてらっしゃいますかね?


【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【にっこりとした顔で首をかしげる】
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 21:26:42.36 ID:2ctefpxDO
【公園】
【公園の一角に白髪の青年が居た】

おや……どこからか祭囃子が聞こえますね

【彼は空を見上げながら、誰に向けるでもなく呟く】

【その青年は、短く整った白い髪、綺麗な色白の肌に、それらによって際立つ紅い瞳を持ち、目鼻立ちのはっきりした顔つきをしている】
【ローブは全身を覆う程の大きさで、色は黒】
【白、赤、黒と揃っている独特の容姿だ】

参加出来ないのが残念ですね

──『爆ぜろ』

【彼が続いて一言呟くと、彼の前方で小規模な爆発が起きた】
【それは何も巻き込まなかったが、大きな音と光を発した】
【公園の外でも、音が聞こえたり、光が見えたりするだろう】
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 21:28:46.30 ID:EMo6vfcDO
>>473

ええ!?もうおわり?

【後方に吹き飛び、ぐしゃぐしゃになった機関員を見て呟いた。】

……弱いわね…まあいいわ。次はあなたね

【六両目、その上。女剣士は、乗り込んできた機関員を見据えた。】

さあ、よけてみなさいな

【間合いを詰め、凪払う。ただ、彼女は「加減」していた。自分の力の三割くらいしか出していない。】

【ゆえに、剣速はゆるやか。しかし、大剣であるため、当たればそれなりに威力はあるだろう】
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 21:31:52.58 ID:qndvltFk0
>>481

――――――――む……?
…………久しい、と言うほどに間を空けての事でもないが……また来てくれたのか
この店が、気に入ってもらえたのか?

【声を掛けてきた人物――――ハーネットに気づいて、顔を上げるアーディン】
【相変わらずの鋭い視線が、当たり前の様に向けられる】

「…………」

【相席している女は、一瞥をくれただけで再びグラスを傾ける】
【自分ではなく、アーディンに対しての言葉だと、判断したためだ】

【一見、何でも無い再会の構図に見える。しかし――――――――】

(…………『D』を……あの薬品を所持していた男、か…………
真意は測りかねるが…………警戒するに越した事はない……)

【以前の遭遇で、居合わせていた探偵、ヴァルターから齎された『D』の情報】
【――――違法薬物の取引と、チャイルドポルノの撮影・取引は、アーディンのもっとも憎む行いである】
【ハーネットが『D』に関わっている人物である事は間違いないが、それがどこまでの事なのか、確かめる必要がある】
【故に表向きには、何食わぬ顔で平然としている――――場数を踏んだ男には、それは不可能な事ではなかった】
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 21:33:40.39 ID:9/2SgphXo
>>482
What's!?

【体をビクつかせ反応したのは、スーツ姿の華奢な青年】
【髪はボサボサの黒髪だが、目鼻立ちはすっきりしている】
【そしてとても臆病である】

公園で野宿しようと近づいてみれば、一体なんの音だよぉ・・・ん?

【そこに白い青年が一人だけ居た】
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 21:35:20.20 ID:2FaibC7SO
>>472-473

――――ひゃ……っッはー!汚物は消毒だーっ!
ナイスアシストだよお兄さん、ロースト・ポークの一丁上がりってね!

【炸裂する砲弾。遠ざかる左前方の車両を見て、歓声を上げ、ひゅう――と口笛を一つ】
【いやまあ、正確にはそんな派手にローストされても吹き飛んでもいないのだけれど】
【軽い雰囲気、高いテンション。ピエロのようなはしゃぎっぷりが前方に届けば、少しはVIPの不安も和らぐだろうか】

【そんな事は置いておくとして、左後方――ジープのタイヤをバーストさせたのを確認するや、彼は更に後方へと駆け出す】

化け物=\―――ね。否定したいトコだけれど、成る程確かに言い得て妙かな?

さーてと、こいつで左翼はクリアー……。右翼は任すよ、俺は後方をヤるからねー!


【車両の最後尾、六両目まで到達すれば、後方の扉を勢いよく開け放ち。彼が取った行動は】

そおォォオォオォ――いっ!!

【右手を大きく振りかぶり、上体を反らし、全身のバネを用いて、その手に握った弾切れの軽機関銃≠――――】

【六両目後方に位置する車両へと、投げる事だった――――――――ッ!!】
【フロントガラスも割れて砕けよとばかりに、銃弾には遠く届かぬまでも、恐ろしい速度で投擲された金属の塊】
【威力は、決して馬鹿にはならない。どうもその漆黒の右腕=Aかなりの膂力を秘めているようである】

(ふっ、銃にはこういう使い方もあるのさ!)キリッ

【因みにこの軽機関銃、バレルはしっかり(?)ぐにゃりと曲げてあった。再利用されないように、との考えだ】
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 21:41:35.76 ID:HtlWZvxA0
>>484

いやーちょっと私の家の近所が騒がしくてですね……ハッハ…

だから今のうちにこちらの仕事を片付けようかと思いまして

【やれやれ、と芝居がかったように両手を広げながら苦笑する】
【ふと、相席している女性に蛇のような♂sい視線をおくり、直ぐに笑顔にもどる】

いえいえ、この間話した通り、ある女性を探してましてね……


もう一度聞きます……レイド=E=ヴェイス≠ウんに心当たりは?
もうし訳ありませんね…同じことを何度も…しかし

私もあまり余裕がない…そこはご理解下さい…

【ソフトハットを外して胸の前に置きながら頭を下げる】
【柔和な笑みを浮かべ、黄金の瞳を覗かせながら】
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 21:41:54.96 ID:LiKva/GSO
>>479
/ここに!
/今返レス書きますよー
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 21:42:57.33 ID:2ctefpxDO
>>485

おや、驚かせてしまいましたか、これは申し訳ない

【青年に対し、人の良さそうな笑みを向けて一言謝罪】
【悪戯とかではないらしい】
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 21:47:58.25 ID:9/2SgphXo
>>489
というと、音の原因は君かい?
異能を持ってる?ってことかな?

【少し警戒しながら質問を投げかける】

もう夜なのに、あっちの方角だけ空が真っ赤なんだよ。
何かやってるのかな?

【そう言って指を指す方向は、ルビーシャ撤退戦が起きている方角である】
【彼は世界に何が起きてるかについて無知なのようだ】
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/02/10(木) 21:50:11.22 ID:FYhq5kFbo
>>475>>476

【がりがりがりがりがりがり―――車内に響く、削られる♂ケ】


機関員G:や、やられる助け―――……否ッ!! そ、損傷軽微!!


【右後方車両のGは悲鳴を上げるも――車体が凹んだのみで、ジープの走行は止まらない】


機関員G:ハハハァ!! 流石は機関の科学力、こんな攻撃じゃ屁にもならねぇぜ!!!
     喰らえ能力者ァああぁあああああああーーーーーあぁぁぁああ――――ァッツ!!!!!!!




              ――――――…………ぁ?



       【 轟ォォォオーーーーーオオォォォォォオオんッ!!!!! 】



【突如、前の車両と衝突=\―……老人の砲弾が、右前方車両≠フコントロールを乱したのだ】
【辛うじて見えた老人≠ヨと向けて一発の銃弾を撃つと、其れを最後に二台は停止した―――】




>>477


【三両目と四両目の連結部から四両目≠見れば、其処は『武器庫』を兼ねているらしい】
【隅の大きな木箱に山と満載された弾薬=\―其れから、座席の上には『武器』】
【扱い易そうな『銃』、『スナイパーライフル』、『バズーカ』、『手榴弾』――etc】
【勝手に持って行っても、誰も文句は言わないだろう】


【――――冷静に考えれば、燃えたりすると車両全体が一巻の終わりである】


/続きます
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 21:50:48.30 ID:FYhq5kFbo
>>483

【――六両目の上へと乗り込んだ、機関員E】
【見れば、目の前に居るのは女性=\―思考回路は、雑魚らしい物で】


機関員E:何だァ嬢ちゃん? ンな古典的な武器で俺に勝とうってのか!?
      『≪No.63≫配下部隊』の実力を―――ぉぉぅッ!!?


【「どうせ、遅い≠フだろう」――奔ったのは、女性を『非力』と見た故のそんな思考】
【振られた大剣、其の速さを―――『読み違えて』】



           ……うッ、この――バケモン≠゚ぇぇぇえーーーえッ!!



【――――あっさり、列車の上から吹き飛ばされてしまった】



>>486


機関員H:えぇい、もう二台しか……       うわぁああわッ!!!!?


【バリン――!! 機関銃は、後方の車両のフロントガラス≠割る】
【顔面にクリーンヒットした拍子に、運転手の機関員は「ブレーキを思い切り踏んで」―――】


機関員T:待て、落ち着け!! 落ち着いてアクセルを――クソッ!!
       此方、追撃部隊!!司令部!! ジープごときじゃあ歯が立t―――!!


            【―――――――― D O N 】


【―――衝突した二台は、其のまま線路上に停止する】
【黒煙の具合から見るに、爆発・炎上はそう遠く無いと判るだろう――】



       【―――――追撃部隊第一陣は、此処に撃退された】


/もう一つ続きます
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/02/10(木) 21:52:47.56 ID:FYhq5kFbo
>>475>>476>>477>>483>>486





運転士: よォしハッハァ!! お前ら最高だぜ!!
      無事に帰れたら、お袋のクソ不味いチェリーパイ食わせてやるぜヒッハぁぁあーーーァあ!!!
      さーあ、このまま地獄の一丁目に突撃――――……ッツ!?




【追撃を振り切り、機関車が突入したのは、現段階での最激戦区=c…正確に言えば、最激戦区だった¥齒梶z
【水の国軍は最早此処を放棄し、其の主力は『市庁舎前』に終結していて――見捨てられた=z
【其処の風景は――、―或る意味で、『地獄の体現』と言っても可笑しくは無い物だ】




          【 ――――― 燃え盛るビルは、咎人を括り付ける十字架≠フ如く 】

       【 ――――― そこ等かしこから漂うのは、饐えた血と硝煙≠フ薫り 】

    【 ――――― 逃げ惑う人々は、只管に六王へ向けて祈り≠唱えて 】

  【 ――――― 只一つの救いは、何故か民衆≠ェ銃撃される事は無いことだけか】




【人々の双眸が、列車を捉える――彼らの町を取り戻す為の救いは、やって来ないのかと】

【曖昧模糊とした人間の像は、最早其処に個別性を見出す事が出来るのだろうか】

【街を街足らしめる根源が個別性に求められるのなら、最早其れは消えうせていた】

【灰と化して行く街の建造物はビルを形容する無機質というワードとはまた違った意味を其の場に付与して行く】





運転士:             ―――――…………おいおい、冗談だろ。





【街≠フ名残すら消え去ろうとしている――――――この『ルビーシャ東部地区』を越えねば、君達に勝利は無い。】



【 列車情報 】

【・損傷度――10%(90%で走行困難、100%で完全停止)】
【・大砲の弾×9、軽機関銃×5(一レス限り使用可能)が其々、内部より入手可能】
【・四両目は武器庫。 多様な武器が入手可能】
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 21:58:55.56 ID:ah56c3Cxo
>>491

コレは。………ふむ

【面白いモノを見つけた、と小さく――――珍しく―――笑みを浮かべて】

【使い捨てタイプの無反動砲を“二丁”、手に取って】
【それを列車の3両目に投げ入れると、まずは連結器へ手を伸ばす】

【予定通り、3両目と4両目を切り離すのだろう】
【―――切り離した直後に、3両目から無反動砲で4両目を狙おうとするだろう】

【詳しく言えば4両目の“車輪”を狙ってます】
【……なんで“2丁”取ったかは、もうお分かりだろうか?】
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 22:00:24.64 ID:qndvltFk0
>>487

ほぅ……なるほどな

【今のご時世『騒がしい』と言うのには、様々な理由が考えられる】
【単なる工事を指している事もあれば、テロに備えて武装を行う公安活動と言う事も考えられる】
【――――あるいは、非合法な世界に足を踏み入れている者が考える、『何者かとの攻防』を指しての騒がしさか】
【追及する様な事でもなく、アーディンはただ相槌を打つに留める】

「…………ッ!?」
「(これは…………何とも物騒そうな人ね…………
『コレ』のテストに出て、そのままの足でここに来て、正解だったのかしら……?)」

【一瞬の、ほんの一瞬の視線に、女は不吉な物を感じ、顔を顰める】
【すぐにそれは消え失せたが――――女は、もう一度グラスを傾けると共に、手甲をはめた左腕を、膝の上に置く】

――――またレイド、か…………
(間違いない、な……ここまでくれば、結論を出す事は容易…………)

【わずかに困ったようなしぐさを見せ、頭をかきむしるアーディン】
【その頭の中では、ハーネットの言動の理由に、答えが出されようとしていた】

――――悪いが、あれ以後新しい情報は入っていない…………力になれなくて済まんな

(レイドは『対機関連合』への参加を望んでいた……要するに、秩序のために動く面々との接触があったと言う事だ……
ならば、レイドを探す理由は、『味方』にも『敵』にも、存在する…………あの、シェン・ロンドなる男がいい例だ……
しかし、レイドの『味方』に当たる人間が、『D』を未使用の状態でいじくり回したりするとは、考えにくい…………
――――要するに、こいつはレイドの『敵』に当たる……………………ッ!)

【言葉の上では、ハーネットの質問に答えられないと言いながら、高速で思考を回転させる】
【導き出される思考。それはハーネットをレイドと敵対する人間だと結論を出した】

(問題は、ハーネットが『何者』かと言う事だ…………
親のシュバルツの息のかかったものか……それとも機関の人間か…………両方共に、レイドを狙う可能性は十分にある…………)

【アーディンが計りかねている事は、心当たりのある『敵』のうち、どちらに当たるのかと言う事だった】
【それによって、必要になる対処は大きく変わってくる】

「(…………なんかよく分からないけど、確かにこりゃ、厄介だわ…………
私は知りませんよ……っと)」

【同席していた女は、やはり何も言わずに酒をあおり続ける】
【だが、その目にはわずかに緊張の色が浮かんでいた】
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 22:00:45.07 ID:oKf20omSo
>>491-493
【車両が衝突したのを見て、愉しげに笑い】

ほっほ、最後っ屁か。

【そう言うと体を屈めた。銃弾は老人の頭を掠め、飛び去っていった】
【足元の砲弾は後2つ】
【激戦区にたどり着き、その光景を見る】
【特に感慨もなく、それを見やり、瞑目して】

……は、生き延びてやるとも、生き延びさせてやるともさ。
慣れてるんじゃよ、修羅場、ってのは。

【そう言うと、老人は景色を見返すこともせず、ただ来る追手を撃退するために待ち受けるのみであった】

来るなら来い、さっさとな。
まだ三両目まで来る前にやられてんだ、儂ァ元気いっぱいでの。

【煙管を取り出し、紫煙を燻らせて、老人は悠然と暴風吹き荒れる車両上部に佇んでいた】
【足元には、砲弾が2つ】
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 22:02:37.57 ID:EMo6vfcDO
>>493

あらら…あんたもね

【大剣を鞘に収める。もう敵は見あたらなかった。】
【瞬間、飛び込んでくるのは業火…悲鳴…そして赤黒くそまる…空】

…ふーん…随分と派手ね

【感心したように呟いた。別に水の国がどうなろうと知ったことではない。彼女はただ戦いたいだけだった。】

さてさて…次こそはまともなのがきてほしいわね。

【そう呟き、六両目から移動する。】
【五両目の中央。そこで足を止め、座る。その目は楽しげで、鼻歌でも歌い出しそうな雰囲気だ。】

【まだ見ぬ敵を待ち、女剣士は座り込む。髪とコートの裾が風にあおられた。】
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 22:05:43.91 ID:tlWZvxADO
>>491>>493
【ジープ同士がぶつかり合った爆発、上がる爆炎】
【ジープの上にいた獣人の姿は、煙と炎に包まれ見えなくなった】

【…が、それもつかの間】

…あっちーな、焼き兎になるかと思ったじゃねーか
砲弾投げたの誰だよ、後で殴ってやる

【黒い体を焦げ付かせ、爆炎の中から獣人が乗ったバイクが飛び出した】

…さて、こっち側は終わりか
反対側はどうなのかなっと、まあ見に行けないからどうしようもないが

【ペッ、と煤が混じった唾を脇に吐き捨て、そう言った時】
【前方、向かう先、抜けなければならぬ道を視認する】

…また、面倒そうな道だな
「酷道ですね、走行テストには最適ではないですか?」

【悪態をつきながら、列車に並走してバイクは進む】
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 22:07:45.29 ID:2ctefpxDO
>>490

異能……まぁ、そんなところです

【質問には少々歯切れの悪い答え方をした】
【まるで似て非なるものだとでも言うかのように】

きっとまた誰かが騒いでいるのでしょう
珍しくもないですよ

【指差された方角を見る】
【こちらは反対にいつもの風景を見るかのような口振りだ】
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 22:09:39.84 ID:ylWd5AaP0
>>488
/わかりましたー
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 22:10:58.97 ID:2FaibC7SO
>>491-493

じゃあねー、バイバイ――――もう会う事も無い、とは思うけど、さ。

【勢い任せにぶん投げた機関銃、起こした被害は予想以上。小躍りしたい気持ちを抑えて、青年は】
【にんまりと、不敵に――チェシャ猫めいた笑みを浮かべ。遠ざかる彼等へ、右手の中指を立てて見せた】

ふぅ。ここらでちょいと一服したい気分だけど、そうは問屋が卸さないよね……きっと。

【ぱたん、最後尾の扉を閉め直し、そのまま六両目の窓から周囲を見遣る――――】


……オーライアミーゴ、味にゃ期待しないで待ってるよ。

しかしまあ、これは確かに地獄だね。スゴく月並みな感じに言うと、ほら。……酷い=\――――――。


【ぶらり途中下車の旅など、許されそうも無い。車窓からの風景に、彼は引き攣った笑みを浮かべた】

【――――此処から先が、本番だ。正しくこの列車は、地獄の一丁目≠疾っている――――】
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 22:11:40.34 ID:LiKva/GSO
>>390
・・・・え、良いの?でも・・
【だかキリコはその言葉に、一瞬迷いを見せる】
【今回の彼女への依頼は、先程彼女が言った通り『路地裏でチンピラに盗られた物を取り返してほしい』と言うものだ】
【捻くれ道を踏み外したチンピラ達が話しあいに応じてそうですかと素直に盗られた品を返してくれる訳がない】
【つまり彼女に協力を求むと言うことは】
【彼らと自分のこの争奪戦に巻き込むと言う事なのだ】


・・・・・分かった、盗らたのはネックレス、十字架の形をしている
【もしも彼女がこの前に能力の説明をしなかっていたらキリコは協力を拒んでいただろう】
【ただの女の子だとナメてかかっていただろう】
【だが今はもう、彼女には力があると認識した】
【彼女にはチンピラ達に対抗できる力があるのが分かった】
【だから―――】

――――私はアンタを信じる。
だから、協力して頂戴。
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 22:12:26.88 ID:9/2SgphXo
>>499
向こうに行くのか?

【まっすぐな瞳で青年を見つめる】
【しかし、ハッとした表情をすると、こう言い出した】

自己紹介がまだだったね!
僕の名前はバリトンスター。
君の名前が知りたいな!

【警戒はもうしていないようだ】
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 22:16:06.12 ID:HtlWZvxA0
>>495

そうですか……それは残念……だったら

この場にいる全員皆殺し≠ノすれば現れますかねェ…?

クク……なーんて、冗談ですよジョーダン!!ハハハハハハハ!

【軽快に笑い飛ばすが、開かれた瞳は本気≠セと語っている】
【ツボに入ったのか腹を抱えて笑っている】

あぁそうだ……そちらのお嬢さんは初めてお目にかかりますね…

私…教会 情報部=@魔術教会 古文書解読班≠サして………

カノッサ機関 ナンバーズ兼水の国支部 支部長代理=c……レギン=ハーネットでございます…!

あぁ……レイドさん捜索はこの中のどれの命令でもない…ご親族≠ゥらのご依頼です…フフフ

【丁寧にお辞儀をした後に、自らの所属≠曝け出す】

【その後に深く帽子を被り直し、柔和に笑う】
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 22:17:45.82 ID:bSvqpoDz0
>>502
は…はい
【そう言いながら】

えっと…
【そしてカメラをいじり始める】
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 22:20:13.93 ID:28Ea6zNao
【青年は眠れずにいた】
もうすこしだけ散歩、してくるか

【青年は宿を飛び出し、ちかくの公園へと向かった】

【公園にいくと見覚えのある男が立っていた】

あいつは・・・
なんで公園なんかに。それともう一人の男は誰だ?
【八卦眼でもう一人を観察】

どうやらあいつも能力者といったとこか・・・
【”何か”を見たらしい】


よう、バリトンスター、こんな公園で何やってたんだい?
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 22:20:56.38 ID:2ctefpxDO
>>503

まさか。今から行っても遅いですよ

【ぶんぶん、と首を振った】

≪Justice≫所属の灰羽 祐司と申します、以後、お見知り置きを

【自己紹介に対しては、仰々しい礼と、所属を付け足して返した】
【≪Justice≫──それなりに有名な組織だが知っているだろうか?】
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 22:23:44.35 ID:FYhq5kFbo
>>494>>496>>497>>498>>501


【バタバタバタバタバタバタバタバタバタバタ――――――!!!】


【突如、響くのは重低音=c…聴き慣れた者でなくとも、即座に『ヘリコプター』と判るか】
【上空に目を遣れば、「機関の紋章の付いたヘリコプター」が、機関車を追いかける様に飛んで来る】



???:……テメェ等は低空から機銃で狙え。 能力者°、は俺が排除する。


機関員:はっ、了解致しましたトリットヘルム%a。 ……弾が当たる虞も有りますが、宜しいので?


???:当たっても一瞬で『燃や』しゃあ良い話だろうがこのボケ。
    ――――クソッ、苛付くなァ!!! 誰がこんなに街燃やせって言ったよ―――!!!



【ダン――――!!】


【ヘリが機関車の脇≠ノ辿り着いたと同時、大きく跳躍して飛び出す一人の人物――敵≠ノ相違無いか】

【燃え盛るような緋色のライダースーツを、首元まで閉めて着用した青年である】
【其の顔の左半分を覆うようにして入れられた蒼炎≠フタトゥーが一際目に付き、】
【髪は所々の煤≠ノのような黒色を混じらせながらも、純白と言えるであろう短髪だ】

【身体能力の高さを窺わせる見事な受身≠ナ『六両目の上』に着地すると、起き上がって首を鳴らし】
【右手を五両目≠ヨと向けて差し出すと―――――】



ダッソー:……此方『ダッソー・ミラージュ』、オーガギュネイ=トリットヘルム≠謔阮{部へ。
     ターゲットの機関車に乗車完了……切符は無ェが、問題無ェよなァ!? ハッ!!



【放たれたのは『火炎放射』―――!!】
【五両目にの天井に引火すると、瞬く間に五両目の天井全体を炎に包んで行く……このままでは、引火≠フ虞も有るだろう】
【彼を投下したヘリコプターは、一旦機関車の後方へ……機銃が取り付けられているのを見る限り、銃撃≠フ危険性は有る】


運転士:オイオイオイウチの機関車は焚き木じゃねぇぞ!!
    誰か炎を消すか、『五両目と四両目』の連結部分をブチ壊せ!! こんままじゃ四両目が吹き飛ぶ!!
    ヘリもさっさと落としちまえ!! あー、クソ、俺の自給は1500だぞ何でこんな事させられてんだぁぁーーーっつ!!?


【―――運転士の悲痛な叫び声が、戦場に響いた】


/続きます
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 22:24:04.57 ID:LiKva/GSO
>>505
気をつけてね、

―――?
【キリコは彼女がカメラを弄りはじめたのを見て】
【何をするつもりなのかと見守る】
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/02/10(木) 22:25:04.79 ID:FYhq5kFbo
>>494>>496>>497>>498>>501

【ダッソーを投下したヘリコプター≠ヘ、徐々に機関車の後方から迫る】
【人間で言うならば『顎』の部分に当たる箇所――妖しく黒光りする、ガトリング・ガン=z
【“低空飛行”……パイロットの腕が良いのだろう、機関車の屋根≠謔闖ュし上で追いかける】


運転士:……オイ!! 六両目狙われてるぞッ!!
     ヘリを落とせねェのなら逃げろ!! 蜂の巣にされて一環の終わりだ!!


【―――狙っているのは“六両目”、後ろから虱潰しにする気か】


【一方、投下された“能力者”――『ダッソー・ミラージュ』】
【近辺に>>497の姿、遠方に>>496の姿を認め……流石に、蜂の巣≠ヘ厭なのだろうか】



ダッソー:悪ぃなァクソヤロウ共ォ……お前等と遊んでる暇ァ無ェんだよッ!!



【右手から放ったのは緑色の炎=c…曲線を描く様に、其れは四両目の上≠ワで平らに広がる】
【彼は、其の炎に飛び乗る≠ニ、『滑る』様にして四両目の上へと向かうだろう】


【――『緑色の炎』は、彼が通った後も残っている。 此れを使用すれば、五両目を越えての六両目からの脱出も可能かも知れない】
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 22:30:16.64 ID:qndvltFk0
>>504

――――――――なに?

【突然のハーネットの、物騒な物言い】
【食えぬ人物は分かっている――――しかし、その正体に薄々感づいているために、完全な冗談とも取れず】
【アーディンはギロリと、ハーネットを睨みつける】

「ちょ――――――――ちょっと旦那!?」
……………………!!

【ハーネット――――レギンの名乗りに、思わず腰を浮かせて席から立ち上がりかける女】
【対してアーディンは、その眼にふつふつと殺意をたぎらせる】

なるほど…………わざわざ自分の行いを他人視点から語ったと言うのも、ヴァルターに『D』を流して匂わせたのも、わざとと言う事か…………!

【『D』に関わる人物と言う事は、故意にさらけ出しているとは思っていたが、自身の行いまでをも、それとなく告白しているとは思わなかった】
【一杯食わされた恰好になり、アーディンは舌打ちを一つ打つ】

…………機関員でもあり、シュバルツ=L=ヴェイスの手先でもある、か…………
――――悪いが、見せに危害を加えかねない人間を、ここに置いておくつもりはない
即刻、立ち去ってもらおうか……………………!?

【本来のアーディンの仕事は、酒場の用心棒】
【この人物、レギンはどう控えめに考えても、店にとって歓迎できる人物ではない】
【無論、裏の繋がりを持つ人間であろうとも、対価を支払い、ただ店のサービスを楽しむだけなら問題はない】
【だが、店の器物を破壊し、他の客に危害を加えかねない人物は――――殺害してでも排除する】
【アーディンの両手の甲から、ナイフの様に鋭い3本の爪が飛び出す。たったそれだけの動作で、臨戦態勢に入ったようだ】

(…………レイドの事を伏せておいて、正解だった…………)

【まだ、レギンに対して、レイド一行を店で匿っていると言う事実を掴ませるだけの決定的な物は与えていないだろう】
【もしそれがなってしまえば、アーディンはレイド達を追い出さざるを得なくなる】

「ちょっと…………これ、どうするのよ……?」

【一人、取り残された様な恰好になった女は、怯えた様な声を上げ、席をたつと、わずかに後退する】
【だが、手甲をはめた左腕は、ぐっと握りしめて――――――――】
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 22:32:55.69 ID:spESvQAy0
>>509
【するとカメラが光り始め《青い鳥》の写真が現れる】

CHANGE・STORY・CHARACTER《チルチル》
【すると写真は複数枚に分裂し彼女の体を覆い】

【黒髪ショートでダイヤが着いた羽付き帽子をつけた、旅人みたいな服を身に纏った中性的な顔つきの人物に変化する】

【首にはカメラをぶらさげている】


僕は旅人…多分旅人
さあ…青い鳥を探そう
幸福を探そう
今日も僕は明日へ歩く
【そう電波な事を言いながら不良達がいそうな場所に向かう】
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 22:34:08.17 ID:oKf20omSo
>>508-510
【ヘリコプターの音を聞き、口元に歪んだ、獣の笑を浮かべ、それを見上げた】
【卓越した視力で着地した能力者を確認すると、老人は残る2つの砲弾を握りしめる】
【ぎりぎり、と体を弓のように振り絞り、老人は右手の砲弾を気による加速で放り投げる】

ぬぅん――――――、一ォつ!!!

【まずは第一射。高らかな放物線を描き、ヘリコプターの“真上”に墜ちるルートを通って砲弾が襲いかかっていく】
【そして、降りきったその体制から、体を捻り、左手の砲弾を――――】

ぬぅぅうぅぉおおお!二つぅぅッ!!

【ヘリコプターの“真正面”へ直進するルートで投擲した!】
【まずはヘリを。そう思ったゆえの手段である】
【前には>>497がいて、それがダッソーを足止めするのを狙い、その隙にヘリを落すつもりである】
【正面からのを受ければ、運転席が玉砕】
【かと言って回避の為に上昇すれば、羽に砲弾が巻き込まれるだろう】
【放物線を描くように投擲したため、2つの着弾はほぼ同時である】
【刀を引き抜きながら、老人は自分の行動の成果を確認している】
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 22:38:01.91 ID:ah56c3Cxo
>>508

ッ――――!

【連結器を切り離せの言葉に、軽機関銃を両の手に、そして無反動砲2つを担ぐ】
【―――癒し系野戦看護師京都ちゃんの完成である】

【――――今度は、迷う筈も無い】
【此処(四両目)に引火すれば、唯で済む訳が無いのだから】

【四両目と五両目の連結器へ、軽機関銃を連結器へ向けて】

――――5両目以降の車両より退避しろ!!!

【叫び、返事を待つ間にも】
【連結器を破壊せんと軽機関銃より鉄の鏃とでも言うべき銃弾が発射されるだろう】
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 22:41:15.24 ID:tlWZvxADO
>>508>>510
「敵、一体が列車に先入、場所は六両目上、何やら五両目に火を放っている模様」
「更に背後には武装ヘリ、既に攻撃体制です、どうしますかマスター?」
…お前よく状況解るな

【並走するバイクの上で、メイドが状況をオペレーティング、それに獣人が答える】

…後ろに乗り込んだ奴は中にいる奴らがなんとかするだろ、車両切り離せばいいだけだ
…ヘリは厄介だな、振り切るなんざこの列車じゃ出来やしねえだろ

「では、マスター」
…ああ

【ぶぅん、ギュルンッ!】
【獣人が次に取った行動、それはその場で小さく180゚回転するクイックターン】
【獣人が乗るバイクは、列車とは逆の方向を向いた】

…ま、ヘリくらいが調度いい相手だ
「また壊れますよ?愛車」

【そのまま列車とは逆方向に、ヘリに向かって疾走】
【通常ならバイクからヘリに到達出来る道理は無い、だがこのバイクにはそれがある】

おい中の奴ら!聞こえてんなら聞け!!
ケツは俺に任せな!うっせえ蝿はたたき落としてやんよ!!

【列車に向かって声を張り上げると、右足のレバーを踏み付ける】

いくぜおい!《bunny hopper》!!

【ガクンと車体が下がったかと思えば、跳び上がる】
【なんてことの無い、タイヤを向けた前方からの真っ直ぐな突撃をヘリに打ち噛ました】
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 22:44:56.14 ID:HtlWZvxA0
>>511

おやおや恐い恐いィい!!ハハハハハハハ!事を構えるつもりですか?ここで!?

ったく……ちょこっと下手に出たら調子に乗りやがってよぉ!!アアッ!?
この間の猿女≠烽サうだ…この私の首をへし折りやがってよぉ…ヒヒヒヒヒヒヒ!!

あいつも[ピーーー]が……まずはここに空地でも造るかぁ?

【ゲラゲラと笑いながら下品な口調で怒鳴り散らす】
【そのまま二人をにやけた笑みで見ながら左手を上にかざす】

【刹那――レギンの纏う魔翌力が爆発的に増大し、辺りに立ち込める】

さぁ……パーティの始まりだ………!!

遊んでやるよ…猫助ちゃんよぉぉぉぉぉぉぉぉ!オラッ!二人纏めて相手してやるよ!!

【帽子を投げ捨てて、両手の指をボキボキと鳴らし笑う】

【足元は、纏う混沌≠フ魔翌力は増大を続けており、しだいに空間へ侵食しだす】
【レギンの周囲は黒く歪んでいく】

517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 22:45:29.89 ID:EMo6vfcDO
>>508 >>510

【辺りに響く重低音…彼女は確かにそれを聞き、同時に飛び降り、列車内に入った人物を一瞬だけ視認した。】

…ようやく来たわね……って、あちちち!!

【尻が焼けるように熱い。内側から熱されてるらしい。】

あちゃちゃ…冗談じゃないわよ。

【立ち上がり、深くひざを曲げる。】

ほいっ

【呟き、ダンッ、と蹴り込む。それは跳躍。彼女の身体を虚空へいざなう「前奏曲」】

【くるくると回転しながら、車両を飛び越え、やがてダッソーの頭上にさしかかる。】

ちょいっ

【回転しながら剣を抜き、その動きに合わせて斬撃を繰り出す。それは、ダッソーの前方斜め上から彼を切り裂かんと接近した。】

【狙いは彼の足止め。相対する老人のサポートである。】

【やがて彼女は、その老人の隣にきれいに着地した。】

こんばんわ。花城さん。宿屋の借りを今から返すわ。

【大剣で肩をトントンと叩きながら、彼女は朗らかに言った。】
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 22:48:03.24 ID:LiKva/GSO
>>512
《童話の物語》・・・
【キリコは呟き】
【捜索するのを見守り続ける】

【さて、不良達のいそうな所を探して】
【もしそのまま進めばやがて、薄暗い路地裏を進む一人の人物を発見するだろう】
【その首元には―――十字架のネックレスがついていて】
【しかも人物はこちらに向かって来ている様だ】
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 22:52:56.67 ID:bfl5JiM20
>>518
もしもし
もしもし
そこのアナタ
アナタのアナタ
アナタよアナタよ
【ピタッと止まりその人物に話しかけるだろう】
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 22:58:25.23 ID:2FaibC7SO
>>508>>510

(音=\―――これって……、ヘリのローターの、回転音!?拙いッ!)

――――それに加えて、漸くのご登場ってワケか。真打ちにでもなった積もりかい、畜生……!

【此処を地獄とするなら、それは宛ら悪魔の羽音。六両目に居た青年が、その音に気付かない訳がない】
【やがて、どすん!と車両の屋根が一つ震える。――誰か≠ェ投下された音だと、彼は直感し】

【直ぐさま、六両目の屋根へと這い上がる。果たして、其処には――――敵≠フ姿ッ!!】


  ――――――Tyrant=A薙ぎ払うよ!


  【みし、みし――――ぶつん、っ。】

【敵を見据えた青年の、裂帛の気合いが地獄に響けば】
【そんな異音を響かせて、スーツの上着の右袖が、千切れ飛ぶ】
【暴君≠ニ呼ばれた其の右は、悪魔か竜のものかと見紛う程の、漆黒の異形=z

【一回りも二回りも太く、長大なものと化した右腕。その全体が、黒い黒い装甲に包まれ】
【肩と肘には鋭利なスパイク。前腕部の外側には、カイト・シールドめいた、一際分厚い菱の甲殻】

とか言ったけど御免やっぱ無理届かない――――!

【掌も巨きければその先の五指もまた然り、先には鋭利な鉤爪を備えた、凶悪なフォルム――――】

【と。地の文に長々これカッコイイんだぜ$燒セをさせといて、彼はそれを盾にすたこらさっさと逃げ出した】

【そして――「ええい、ままよ!」とか何とか言いつつ、緑色の炎に向けて大ジャンプ】
【もしも飛び乗れたなら、そのまま滑って。そうでなければ、火傷覚悟で無理矢理走って、四両目へと向かうだろう】
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 22:59:12.19 ID:qndvltFk0
>>516

ッ、マスター!!
すぐに店のスタッフと客を外に避難させてくれ!!
[むぅ……分かったアーディン! 気をつけろよ…………!]

【レギンに交戦の意志を確認――――すぐさまアーディンは、自身の雇い主である店のマスターに警句を飛ばす】
【それを受けて、客も店員も、素早く避難する。ある程度、こう言う事態にも慣れているのだろう】

「ちょ、ちょっと…………これ、私まで狙われてるの!?」
ちっ……腹をくくれフィリン! お前の研究成果は、張りぼてではないだろう……!?
「…………それを言われちゃ、たまらないわね…………。分かったわ、襲ってくるあんたが悪いんだからね……!」

【白衣の女はうろたえた様子を見せるが、アーディンの、半ば挑発の様な叱責を受けると、途端に表情が引き締まる】
【ざっと、手甲をはめた左腕をかざす。この女もまた、何らかの戦いの手段を持っているのだろう】

まずは小手調べだ…………クスリに手を出す下衆がッッッ

【アーディンが悪態を吐き捨てると同時に、その体から、光でできた影の様なものが飛ぶ】
【それは、揺らぎの様な光で構成されているが、その姿、大きさは、完全にアーディンと同様――――いうなれば分身だ】
【分身は、ジャンプで急上昇すると、天井を蹴ってレギンに頭上から斬りかかる】
【そのスピードも、アーディン本人に迫る程に早く、シルエットであるとは言え、先端に爪を持った腕もあり】
【天井を蹴ると言う動作から分かる通り、物理的な干渉も可能――――つまりは、攻撃能力を持った分身なのである】
【しかし、その身を構成しているのは魔力。何らかの魔力攻撃を与えれば、簡単に霧散してしまうだろう】

「(私は…………下がって援護が無難ね…………旦那の様に、荒事に慣れてる訳でもない…………
まさか、こんな形で実戦テストする事になるとは、思ってもみなかったわ…………)」

【アーディンの後ろに下がり、女――――フィリンと呼ばれた――――は、左腕の手甲をかざしたまま、戦況を見守る】
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 23:09:08.67 ID:9/2SgphXo
>>506
テツ!零式テツじゃないか!
さっきぶりだねぇ〜。

【見知った人に出会ったことが嬉しいのか 笑顔満点だ】

何をしてるって・・・んー、彼の話を聞いてたんだ!

【笑顔を絶やさずそう答えた】
//ちょっと席はずしてました、すいません・・・

>>507
灰羽さんだね!
うん、ありがとう!

【少し頭が弱い彼は言葉の使い方が可笑しいのである】

<<Justice>>ですか…
すいません…幾つか組織が存在するということだけは街中でも聞いたりするんですが…
組織同士の関係やらなんやらまで、詳しくは知らないですねぇ〜

【申し訳なさそうな顔をしてそう答えた】

/遅れてすいません・・・
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/02/10(木) 23:15:08.44 ID:FYhq5kFbo
>>513>>515


【砲弾=Aそしてバイク=\―ヘリコプターに、其れ等を避ける術は無かった】
【バイクのタイヤがフロントガラスを破壊し、バランスを崩した直後――砲弾<b!!】


機関員J:つ、墜落する―――チクショォォォォオオォーーーーーォォォォオウッ!!!!


       【轟ォォォォオオオォォオオーーーーーォォン!!!】


【火柱を上げ、線路に叩き付けられたヘリコプター=\―其れは、『今にも爆発しそう』な状態ッ!!】
>>515は即座に離れねば、“爆発に巻き込まれる”事となるだろう―――】


>>514


【―――ドォォォオオォォォーーーーーォン!!!!】


【盛大な爆発音と共に、揺れる車体――若干、ダメージ≠ェ入ったか】
【然し、“すんで”の所で延焼を免れた『四両目』……五両目から後方が、ゆっくりと切り離されて行く】


>>517


【背後の爆風を感じつつ、すとん、と四両目の上≠ノダッソーは着地】
【目の前の『がら空き』の>>513≠捉えると、右手に『赤い炎』を点し――】


ダッソー:……チィッ!! 役立たず共、能力者だらけじゃねェか!!


【――――キィン=I!】


【大剣に対し、咄嗟の判断で強化された手刀≠ナ防御――……ずさっ、と後方に身体が滑る】
【冷静に辺りを見回し、そして二人の敵≠ノ向き直って――――】


>>520


ダッソー:(―――……三人目<b!!?)


【彼の目論見――緑の炎≠フ使用――は、成功する】
【後方からの三人目=\―しかも『攻撃翌力』で見れば、“最大”と窺える】


ダッソー:…………そォ言えば、四両目がどうたらって言ってやがったなァ!!!


【彼は、手刀≠ナ『四両目』に穴を開けると―――内部へと入る<b!!】


/続きますー
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 23:16:17.45 ID:LiKva/GSO
>>519
『んんぐぅ・・・』
【その時、倒れていたチンピラ達が気が付く】
【そして―――】

『・・・・ひ・・・ひぃいいいい!!!!!???』
【―――叫び上がる叫び、恐怖が混じった叫びだ】
【だが、それは彼女らに対する物ではなく】

《おいおいぃ・・・何か呼ばれた気がしたから来てみればよぉ・・・何やってのぉ・・?こんな雌相手によおぉ・・・》
【―――現れたその人物にだった】
【どうやらその口ぶりからして恐怖を口にするチンピラ達のリーダー格らしい】

【今時、滅多にいない時代遅れなリーゼント】
【しかもその人相の悪い顔付きはどう見ても使い捨てのモブっぽさを醸し出していて】
【小物臭がプンプンです。】
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/02/10(木) 23:17:04.98 ID:FYhq5kFbo
>>513>>514>>515>>517>>520


【四両目に炎使いの侵入=\―此れは、相当に不味い】
【能力者達は、ダッソーを一刻も早く仕留める必要が有る……―――が】




    G A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A=\――!!!!!!



           【――――――――――――――!?】



【戦火に包まれる街を、真っ二つに叩き割る≠ェ如き、鮮烈な『咆哮』――!!】
【“鼓膜が割れる”と言うよりは、脳髄を揺らす@lな「威圧感」と「魔翌力」】
【其の存在を知る者ならば、『一瞬』、『刹那』、……本能≠ェ警鐘を鳴らす種族=\―】




      G A R R R R R R R R R R R R R R ―――――!!!      




         【 ―――――――― 龍 族 <b !!】




【体長こそ『中型』に部類される其れだが、紅蓮の如く鮮烈な真紅≠湛える外殻】
【只でさえ風格≠抱く其の体―― 一層に“威圧感”を増しているのは、巨体に取り付けられた『機械』だ】
【所々の関節に取り付けられた「補助具」、加えて両肩の機械から突き出すのは砲身=\―!!】


【ビルを越え=A機関車の『右上空』を併走する様に飛行する龍=\―『こっち』も危ない<b!!】



ダッソー:……百家のヤロウ、まだ試作段階≠セろうがァ――――。
     チッ、こんなモン投入して俺まで纏めてブッ飛ばす気かァアイツは!?



【一方、ダッソーは悪態を吐くと、四両目の内部に敵の有無≠見渡して―――】



【 敵情報 】

【『ダッソー・ミラージュ』―――四両目(中)】
【『龍』―――列車右上空(『遠距離』攻撃は届くだろう)】


【 列車情報 】

【・損傷度――30%(90%で走行困難、100%で完全停止)】
【・大砲の弾×9、軽機関銃×5(一レス限り使用可能)が其々、内部より入手可能】
【・四両目は武器庫。 多様な武器が入手可能】
【・四両目と五両目≠フ間が切り離され、現在分離中】
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 23:17:08.07 ID:HtlWZvxA0
>>521

あーオイオイ逃げるなって!んだよ…全員残さず始末してやろうと思ったのによォ…

まぁいっか……この獣くせぇ猫≠ニ女を血祭りに上げてからだなぁオイ…ヒヒヒヒヒ

【非難していく客、スタッフを横目で眺めながらぼんやりと呟く】
【直後、頭上より接近する分身≠目視し】

っとあぶねぇなオイ!!チマチマした技出しやがってよォ!!

まだ始まったばかりだ……楽しくいこうぜ……なぁ?

【ヒラリと道を譲るかのように体を動かし、攻撃を避ける】
【不意打ちに近かったため、完全には回避しきれず、頬に浅い斬りキズを負う】

【そしてそのまま魔翌力を纏った左足で、分身を踏み砕こうと振り下ろす】

はぁ?D≠フ事言ってんのか?ありゃあ……俺は何もしてねーぜ?
ただ、持ってただけさ……それに馬鹿な人間どもが群がっただけじゃねーかッ!!

俺はなーんも悪くねーよ!ヒャハハハハハハハハハハハッッ!!!!!!

【可笑しくてしかたないと、狂ったようにゲラゲラと笑う】

あーおもしれ……まっ取りあえず[ピーーー]や…

【┣¨┣¨┣¨┣¨ドドドン!!】

【レギンの正面の空間に魔法陣が出現し魔翌力が集まっていく】
【数秒後―――無数の黒い魔翌力弾が、二人を目がけて放たれるッッ!!】
【威力そのものはそこまで高くはないが、数は脅威である】
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 23:22:32.49 ID:ylWd5AaP0
>>524
古いね
古いよ
アナタは何年前の人?
今どきリーゼントはいる?いない
珍しいよ。珍しい
珍種だ。馬鹿?アホ?
いや…そこの生きた化石さん
【そう言いながら彼を指差し】

似合ってないよ。気持ち悪い。生理的に無理
チェンジ
【悪口を言い】

ってアナタの部下が言ってた
【そして今起きた不良を指差して責任転嫁した】

【どう見ても挑発です】
【本当にありがとうございます】
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/10(木) 23:25:02.28 ID:oKf20omSo
>>517
ほっほ、黒睡蓮の嬢ちゃんか。
奇遇じゃの、まあ――共闘にでも、洒落込むかの?

【老人は刀を構え、黒睡蓮の方へにやり、と獣のような笑いを見せた】
【黒睡蓮は未だ花城が刀を抜いたのは見たことがないはず】
【老人の刀を見れば、それが凄まじい業物であることが分かるだろう】
【名刀ではない、妖刀である】
【刀身は僅かに赤みがかっているような怪しい色を見せ、表面は水分を含んでいるように見える】
【そして、周囲に漂うのは僅かなアルコール、酒精の香りだ】
【この刀は、常に刀身に酒精を纏っているのだ】
【斬撃を繰り出す事により、相手の血中にアルコールを送り込み、徐々に酩酊へと誘いこんでいく……】
【“鬼”を“酔”わせ、その首を“割”り、引き裂く妖刀】
【其の銘を、鬼酔割義人[キスイカツヨシヒト]と言う】
【老人が長らく相棒としてきた、刀であった】

>>523-524
さて、嬢ちゃんも加勢してくれたことだしの、ちぃっと本気で行かせてもらおうかァッ!

【老人の体から桜色の気が吹き上がった】
【細身の体を補うかのように展開されるそれは、かなりの密度を誇る】
【こと“気”に関しては、老人は無類の才を誇っているのであった】
【降りたダッソーを確認すると、老人は車両天井に斬撃を放つ】

フッ、セイィツ!

【そして、飛び降りようとした、刹那――――――】
【響く、方向。密度がケタ違いの、“存在”】
【眼をやればそこには――――】

龍だとッ!?
チッ、厄介になってきたわいなァッ!!

【そう言うと、老人は迷わず車両内部に飛び降りる】
【ダッソーの目の前に立ちはだかり、気を周囲に霧散させて】

月之壱――――朧月。

【ぶぅうぅん、と老人の姿がブレ、老人が二人と成る】
【其れは所謂分身で、そのうちの一体が先にダッソーへと駆けていく】

ダダンッ!

【構えは大上段、神速での唐竹割りだ】
【そして、気づくだろうか?踏み切る“音”は重なって聞こえたことに】
【大上段に構える分身の背後、老人は刀身に気を纏わせ、分身ごと相手を貫こうとしている】
【放つは渾身の諸手突き。其の威力は推して知るべしであろう】
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 23:26:05.42 ID:28Ea6zNao
>>522
そっか、justice・・・正義・・・
正義って気味がすきそうな言葉じゃないか。
入れてもらいなよ!
【笑顔で】

//気にしないでくれ!
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 23:26:54.77 ID:tlWZvxADO
>>523>>525
【ヘリのフロントガラスに着地した、その瞬間にまた砲弾】

―――またかよッ―――!!?

【またもや味方の攻撃での爆発に巻き込まれた彼を、爆炎が包む】
【少しタイミングが遅かった…巻き込まれて跡形も無く砕け散ったか…と、思われたのだが】

…んぬあぁ!!糞が!フレンドリーファイヤも大概にしやがれ!!
「マスター、戦場では前に出過ぎないのも重要ですよ?」

【またも煙から飛び出し、列車の右翼に着地、並走を始める】

…んで、なんだよありゃ?あんな化け物までいんのかよ?
「流石に遠いですね、マスターではどう足掻いても届かないと思われますが」

【ケホ、と獣人は口から煙を吐きながら上空を見上げる】
【見れば空には巨大な龍が飛んでいる、もう何でもありだなと彼はため息をついた】

…もう少し近けりゃ、無理矢理にでも飛び付けるんだがな

【現時点で対抗策が無い彼は、龍を警戒したまま疾走する】
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 23:28:53.76 ID:ah56c3Cxo
>>523

【五両目を切り離し、大量の空薬莢を吐き出し終えた軽機関銃を捨て】
【ヘリの撃墜に使おうと思っていた無反動砲もその場に降ろすと】

……

【草鞋越しに床を踏み、振り返る――――】
【其処に居るであろう敵…ダッソー・ミラージュへと】

…………降伏を、お願いします

【短い勧告と共に、両手を上げる】
【一見すれば万歳…この青年自身が降伏したかに見えるが―――】
【否、それは“構え”である】
【熊に似た、己を大きく見せる様な……】

【ただ、それで下がる相手ではないとも…何となく理解していて】
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 23:34:57.68 ID:2ctefpxDO
>>522

なるほど
組織相関は僕も大して知りませんね
それで問題は無いでしょう

【青年に返事にうんうんと頷く】

>>529

(彼の知り合いか……退くか)

僕はちょっと用事があるのでこのあたりで失礼させてもらいます
では

【二人に対し一礼し、彼はその場から立ち去った】

//お疲れ様でした!
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 23:35:38.15 ID:EMo6vfcDO
>>528

ええ。一緒に戦いましょ?相手も申し分ないわ。

【内心で老人の刀、そしてほのかに漂うアルコールの匂いに驚きながら言った。】


>>523>>525

へえ〜お見事。やっぱり一癖あるわね。

【遠当てを止められたと言うのに剣士は満足そうだった。不気味に笑っている。】

【瞬間、後ろから来るのは「三人目」の能力者。それを見てしてか、ダッソーは四両目に飛び込んだ。】

あらあ?逃げるのかしら。
大したことな────────!!!

【天空を切り裂き、空気を震撼させる轟音が辺りに響いた。彼女は反射的に身体をすくめる】

…嘘…でしょ…?

【その姿を見た。強靭な肉体、大きな翼…さらに武装された砲弾】

あらら〜ものすごいのがでてきたわね。

【軽そうに言う。】

あれはほかの連中に任せるわ。攻撃が届かないもの。

【そう言って、彼女は大剣で自分の周りをくり抜く。】

【ガタン、と音がして、彼女も内部に潜入する。】

はいはい。こんにちわ

【ダッソーの真後ろ、彼は2人の剣豪に挟み込まれた。】

【攻撃はまだしない。下手に動いたら花城の分身の攻撃をじゃましてしまうからだ。】
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/10(木) 23:36:19.07 ID:qndvltFk0
>>526

ふん…………貴様の様な下衆に、やらせはしない
客の安全を守る事が、俺の仕事だ…………!

【分身の行方を目で追いかけながら、レギンの呟きに同じく呟きで返すアーディン】
【彼の役割の上で、琴線に触れる言葉だったのだろう】

チッ、やはり魔力か…………
(分身は…………出せて、後2体か…………分身だけでは戦闘は回せん。効果的に立ち回らなければ)

【魔力を込めた蹴りの一撃で、あっけなく霧散する分身】
【魔力の塊とも言えるそれを維持する事は、外からの干渉を受けるとすぐに瓦解してしまうほどに、難しい事なのだろう】

――――救えぬ詭弁だな。論破する事すら愚かしい…………!!
貴様は、必ず切り裂く。俺にとり、貴様は存在を許せぬ畜生だ……ッッッッッ!

【ただ、役目の上で敵となったからと言うだけではない】
【アーディンにとり、レギンのこの言動は、もはや我慢ならないものとなっていた】
【ならばどうするか。力を持った者にのみ許される回答が一つある――――殺してしまう事だ】

――――!! 来るぞフィリン、備えろ!!
「いや、ちょっと待ってよ旦那ぁ!!」

【魔方陣を目視したアーディンの反応は早かった】
【咄嗟にカウンターの裏へと飛び込んで、弾丸の嵐をやり過ごす――――見た目通りの、人間を超越した身体能力だからこそ、成し得る技である】
【逆に言えば、人間には到底不可能な動作で――――ただの人間である女は取り残される格好になる】

「くっ…………!!
『マジニック・ジェネレーター』稼働レベル、実戦モード…………術式、エミュレート…………魔力、供給…………動けッッ!!」

【女は、咄嗟に左腕を前方に突き出す。同時に、左腕にはめられていた手甲が、動作する】
【瞬間。前方に魔力の壁――――バリヤが形成され、魔力の弾幕を弾き飛ばす】

(――――フィリンが一人では、そう長くは持たん…………タイミングを見計らって、打って出ねば…………!)

【アーディンがカウンターの中へと身を投げ出したのは、なにも弾幕を凌ぐためだけではない】
【緊急時に備えて常備してある装備を、回収するためでもあった】
【アーディンの手に、いくつかのビー玉の様なものが握りしめられる】

(とりあえずまずは…………奴の動きを止める!!)

【カウンターの中から、アーディンはレギンに向けて、青いビー玉の様なものを投げつける】
【それは、レギンの足元で割れて、炸裂するだろう。瞬間、周囲に冷気がまき散らされる】
【レギンは知る由もないだろうが――――これこそ標的のレイド=E=ヴェイスが製作したマジックアイテムである】
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 23:36:51.58 ID:LiKva/GSO
>>527
【一応言っておくと、こいつら不良ですよ?】
【喧嘩に関しては経験もあってプロ級】
【そんなプロが挑発に乗る訳が・・・】

《誰だあああああぁ!!!》
《この俺のリーゼント馬鹿にした奴あああぁ!!!》
《名乗りあげろやあああぁ!!!》
【・・・・・・・】

『だ・・・・騙されてるううう??!!!!』

阿呆だろ・・・こいつら・・・
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 23:39:40.26 ID:9/2SgphXo
>>529
<<justice>>…
肉球は正義"ジャスティス"とかよく言うけど、重みが違うっていうか意味合いが全く違うよ。ふふふ。
確か<<justice>>は聞いた話だと

『●世界に蔓延る悪党に対する抑止力となり、被害を最小限に抑える
●跳梁跋扈する悪意の手により困窮に喘ぐ民たちの、寄る辺となるべき存在を作る
●巨悪に立ち向かう意志を集い、肩を並べ力や情報を提供しあえる組合を形成する』

を目的とした組織・・・だったかな?
確かに僕の志もここにかなり近いものだけど…

【言葉を濁らせ、途中で唸り始めた】
【そして】

僕はこの組織の害となる存在になると思うよ…

【彼は悲しそうにそう言った】

>>532
もう行くのかい?
もう少し話を聞きたかったけど…
まぁまたいつか、どこがで逢いましょう!

【暗い雰囲気を笑顔で掻き消すように無理矢理笑う】
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 23:43:52.83 ID:ylWd5AaP0
>>535
【ですよn…………………】
【えっ?】

あの人?あの人
今起き上がって『騙されてる』って言った人
アナタの悪口を影でコソコソ言ってます
リーゼントでリーダーぶっていつか俺が上に立つって言ってました
アナタのリーゼントはカッコイイね。なのに彼は馬鹿にしています…まる
【凄い責任転嫁してます】
【今起きた不良の人逃げて!!】
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 23:44:11.79 ID:28Ea6zNao
>>532
そうですか・・・。少しあなたの事が気になったのですが、急いでいるようなら
仕方ないですね。
【青年のほうをむき手で会釈する】

>>536
【青年がさった後】

まぁどんなものであれ争いはある。
それが正義のための争いだとしてもだ。
君は犠牲者を誰一人としてだしたくはないんだろう?
【真剣な表情で】
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 23:53:47.86 ID:HtlWZvxA0
>>534

下衆下衆うっせぇなぁオイ猫助よぉぉぉぉぉぉ!

だったらてめぇを動けなくしたら客を一人ずつミンチにしてやんよ!あのアホ面の店主もなッ!!

【度重なる挑発、そして狂った笑み、今までの紳士的な振る舞いは完全に消えた】
【残ったのはただ負の権化のみ―――】

別に救ってくれなんて誰が頼んだよッ!?

クククク………いいねぇ猫助…いい殺意だぁぁぁぁぁぁぁ!!愉しもうぜぇぇえぇぇぇ!!!!

【相手の殺意を心地よさそうにその身で受け止めて】
【演説するかのように両手を広げて叫びちらしていく】

ちッ……流石は動物…動きは速いな……ヒヒヒヒ…

っとなんじゃこりゃぁ!!うざってぇし冷てぇぇぇ!!

【冷気を受けて、ブーツと床が張り付いてしまう】
【これにより身動きは制限されただろう】
【それに対して悪態を付きながらも右手に魔翌力をチャージしていき】

しゃらくせぇッ!!まずは女ァ!てめぇからだ!!!

【今までの魔翌力弾より数倍大きい特大の魔翌力弾を右手に宿し】
【その高密度の魔翌力弾を女性に向けて放つ】

【この魔翌力弾、ただの魔翌力弾ではない――――】
【内部には三本もの杭が仕込まれており、着弾と同時に破裂し、杭を放つ】

【魔翌力と物理、両方の性質を兼ね備えた攻撃だ】
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/10(木) 23:56:07.69 ID:2FaibC7SO
>>523>>525

【――――前方には今にも起爆しそうな爆弾=A右方からは鎧の赤龍=I】
【状況は最悪とすら呼べるか。此処までの危地は、正直なトコロ、予想外――――!】

ははっ、嘘でしょう…………?悪い冗句だと思いたいね。なんて――――酷い、悪夢だ!
――……はは、あはは、はははははははッ!もうホント、スゴい、此れは……。

【青年はひとしきり馬鹿笑いして、糞っ垂れ、と悪態を吐き捨て。この地獄の中だ、気でも触れたか――否=z
【ぐるり、その身体が方向を90゚ターンさせて。赤龍へと、真っすぐに向き直る】


       ――――――――ゾクゾクするね=Bそう思うだろ?


【この一見してへらへらした青年は、地獄∴ハで状況を棄てる程ヤワでは無い――――ッ!】
【Get Ready?=\―――怖じ気づいたか、とばかりに、脳裡で冷やかす機械音声】

遅い質問だね……勿論、さ。

【対して、準備は当に出来ているよ≠ニ答えを返し――――】

――――聞こえるかい、俺があの龍を落とすッ!出来れば誰か支援火力を!
無理なら……、バズーカでも機関銃でも、この際大砲の弾でも構わない、

余裕が有ったらで良いから、出来るだけ火力が有りそうなヤツ!此方に寄越してくれ!

(F.C.S.再度アクティブ、EX-S°N動準備!――――さあ、対等≠ネ壊し合い≠始めよう、Tyrant<b!)

【声を張り上げて支援を要請すれば、彼は右腕を胸ポケットに。摘み上げるは、スピードローダー】
【其を用いて、左手のリボルバーの弾丸を再装填。威嚇射撃として、二、三発龍へと放つ】
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 00:00:03.42 ID:DrP+WF4xo
【街中】

せっせ、せっせ

・・・うむ、こんなもんで良いだろ

【人気の無くなった通りににび色のローブを着てフードを深く被った青年が立っている】


これで駄目だったら、また歩き回る羽目になるんだよなぁ・・・

【呟く青年を囲むように位置する四本の街灯の支柱には、大量の文字が灰色のチョークで書き込まれ】
【青年の足元にもまた大量の文字が灰色のチョークで書き込まれている】

【どうやら、中規模の魔方陣のようだ】
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 00:00:32.09 ID:QNTFqvaLo
>>538
はい…もう二度と…あんな犠牲は出したくない…

【その言葉はまるで自分に言い聞かせるように呟いていた】

正義の為の争い…いや…それは争いじゃない…
あぁ!そうだッッ!正義の為に守ってるだけなんだよッッ!
望んで争いを起こしてるわけじゃないッッ!
守ってるだけなんだ…っ!

【彼の中の争いの定義、その意味の変化】
【そして彼自身の変化が始まろうとしていた】
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 00:02:21.94 ID:GTlMK5BSO
>>537
《てめぇかぁ・・・・》
《てめぇは今まで俺に一番忠実な奴だと思ってたがぁ・・・》
【指ポキポキならしながら】
【疑惑かけられた人に近づいていく・・・】

《ありゃ・・全部嘘でぇ・・俺はお前にずっと騙されてた訳かぁ・・・》
《ずっとお前に踊らされてたって訳かぁああ・・・?!あぁん?!》

『俺じゃなくてあっちの娘ですけど!!』
『どっちかと言うとあっちの娘に踊らされてますよ?!あいつの掌の上でタップダンス踊らされてますよ!!今!』

《うるせえええ!!!》
【そういった次の瞬間には、疑惑かけられた人は再び地面に倒されていたとさ・・】
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 00:05:39.70 ID:FXk2kK4Oo
>>542
そうか、犠牲は誰だってだしたくないものだ・・・。
そうだ、の能力を直で見てみたい。
【何か思いついたように】

俺もこの街にきて自分の力で何が守れるか自分の力を試してみたいんだ。
【希望に満ち合われた表情で】
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/02/11(金) 00:06:29.62 ID:FEWXsWiho
>>528>>531>>533


運転士:攻撃届か無ェ奴は大砲′bトッ!!
     アレなら結構な射角まで狙えるッ!! 距離も問題無いだからさっさと落としてくれぇぇぇぇぇ!!!


【運転士の悲鳴が響き渡る車内……先ずダッソーが確認したのは、“構え”を取る青年】
【彼の其れが臨戦態勢≠ナある事――其れは、何よりも空気≠ェ物語っていて】


ダッソー:降伏≠ネァ……外の見たかァ、格闘家青年ン?
      『負ける理由』がこっちには無ェ――ウチの大将、“虎の子”まで出して来たんでなァ。


【ハハハッ、と笑い声を上げる彼――矢張り、戦闘は不可避≠ゥ】
>>531>>533、『新手2人』に挟まれたのを確認すると、大きく溜息を吐いて―――】




              ≪  Memento mori - Tod neben Feuer  ≫




    【出現するのは、炎を纏った骸骨≠フヴィジョン……明らかに、“実体”を伴う其れッ!!】



【『アートマン』の一種とも見受けられる骸骨≠ヘ、>>533に向き直り】
【其の『炎に包まれた右手』を振り上げると―――炎の刀≠形成し、“鋭さ”と共に斬りかかる】
【狙いは胴≠ノ対する『横斬り』……“速さ”は、花城ら達人には劣る程度か】




ダッソー:死ぬのは厭≠ネんでなァ……ちょっくら、『本気』使わせて貰うぜェ!!?



【繰り出された神速の唐竹割り=\―経験に基づいた勘≠ェ、『違う』と告げる】
【加えて、“能力”……炎の揺らぎ≠ヘ、分身が『分身である』との確証を与え】

         【双眸は確かに、諸手突き≠捉えて―――!!】



         【――――――――カキィィイィイィィィィィン!!!!】



【“赤い炎”によって強化された両腕≠ェ、『刀』を捉える―――!!】
【然し、ダッソー自身も消耗≠ェ激しいのだろう……後『一押し』で、破れる<b!!!】


    【そして、老人の背後には―――紛れも無い、味方=\――!!!】


/続きます
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/02/11(金) 00:08:19.00 ID:FEWXsWiho
>>530>>540

【カイの弾丸は確かに腹部命中=\―然し、『被害は少ない』】
【……だが、戦略上≠フ観点から見れば確かな“戦果”を齎す――】



        GRAAAAAAAAAAAAAAAA=\――ッ!!!!



     GAAAAAAAAAAA!!!!!      GAAAAaaaaaRRRRarrRrarRArA!!!!!!



【機械龍を“挑発”する意味ならば、値千金≠フ効果―――――――――!!!】


【大きく上空を一回転すると、機械龍は機関車の右横=\―『地面擦れ擦れ』へと舞い降りる】
【悪卯とカイからすれば、飛び乗る$竝Dのチャンス……そう、『好機』に他ならないッ!!!】




             ≪  Α ‐ Π ‐ Ο ‐ Λ ‐ Λ ‐ Ω ‐ Ν =@≫




【だが、同時に龍から噴出す魔翌力=c…見れば、“翼から”―――銃口≠ェ飛び出している】
【その数、実に『数十』に及ぼうか――――結果≠ヘ、目に見えている】



          【――――――――叩き落す≠ネら、今しか無いッ!!!】






【 敵情報 】

【『ダッソー・ミラージュ』―――四両目(中)】
【『龍』―――列車右】


【 列車情報 】

【・損傷度――50%(90%で走行困難、100%で完全停止)】
【・大砲の弾×9、軽機関銃×5(一レス限り使用可能)が其々、内部より入手可能】
【・四両目は武器庫。 多様な武器が入手可能】
【・五両目以降は切り離されている】
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/11(金) 00:08:37.14 ID:o/NRA1Dj0
>>539

……出来るものならやってみろ、クズ………………

【激昂と言うものは、激しくどなり声を上げるなど、目に見えて態度を荒げるものと、冷めた態度を見せるものとがある】
【今のアーディンは、どちらかと言うと後者に当たる様だ。先ほどの吐き捨てるような言動もあり、心に冷たいものを抱いている】

(誰が救うものか…………貴様はもがいて、死ぬんだよ…………俺の手によってな……!)

【爪を研ぎ澄まし、ひたすらにレギンの動静を、物陰から窺う】
【チャンスは、確実にものにしなければならない。焦りは禁物だ】

「性根が腐った能力者…………あぁ嫌だね…………!
私、多分あんたなら殺せると思う…………!!」

【弾幕を凌いだ女は、レギンの言動に眉をひそめ、更に手甲の操作を進める】
【今ので、完全に吹っ切れた様だ――――それだけでなく、彼女の中で、レギンに対して積極的な殺意が湧きあがり始める】

「――――って、まずい!!」

【左腕の手甲を発動させ、攻撃しようとした瞬間。女に向けて打ちだされる強力な魔力弾】
【反撃の動作に入ろうとしていた女は、慌てて横にジャンプし、寸でのところで攻撃をかわす】
【しかし、すぐには起き上がれそうもないのは誰の目にも明らか。そこに追撃を受けそうになるが――――】

(――――――――好機!!)
こっちだ、クズ!!

【一連の動きを、打って出るチャンスと見たアーディンが、カウンターから飛び出して、レギンに向けて爪を突き出しながら突撃する】
【狙いはレギンの目。眼孔から脳へと貫き通し、即死させる――――いわゆる『目刺し』を狙っての攻撃だ】
【わざわざ声を張り上げながら突撃したのも、視線をこちらに向けさせて、より確実に目を狙うためと、女を庇うためでもある】
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 00:08:58.17 ID:NPj7xa6d0
>>543
【哀れ……不良さんに合掌】

お兄さんお兄さん強いですね
今から今からアナタと闘いたい
けどけど強いお兄さん
ハンデください
お兄さんカッコイイ髪型で強いし
女の子にハンデつけて
【そして今度は明らかに罠な言葉を言い放った】
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 00:14:28.22 ID:QNTFqvaLo
>>544
【彼は何か憑き物が落ちたような顔をしていた】

あぁ、いいよ。零式テツ!
互いに力試しと行こうじゃないかッッ!

【臆病すぎる弱々しい青年から】
【芯を持った強い瞳の青年へ】

【明らかに変わっていた】
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/11(金) 00:16:40.68 ID:zXqiKFj9o
>>533
カカカカッ!!
燃えてきたわいっ!

【老人は所謂戦闘狂[バトルフリーク]。強敵との戦いとなれば、“滾り”、“燃え上がる”】
【戦意の高揚と共に、気が吹き上がっていく】

>>545-546
カァァァァァァァァァッッッツ!!

【気勢と共に放たれた諸手突き】
【老人は、それを受け止められたと見るやいなや】

カカッ、老いぼれは引き際が肝心ってなぁッ!

【刀を高速で引き、傍らの武器箱から咄嗟にRPGを奪い取ると同時、跳躍】
【列車の屋根部分へと飛び乗った】

後は任せたぞ!
儂はアッチの龍と遊んでくらァ!

【二人いれば十分だと、そう判断し、老人は龍に向けてRPGを構える】
【卓越した視力及び動体視力】
【其れにより、銃口を認識し、老人は銃口の“穴”目がけてRPGを撃つ!】
【RPGのロケット弾自体で破壊を起こすのではない。内部に何かを“詰める”】
【又は遮蔽物を用意することによって、銃口内部で力が飽和するのではないか、そう判断した結果だ】
【ドッチにしても、ロケット弾により、ある程度砲撃は逸れるかもしれない】
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 00:21:23.12 ID:hSWcR2Lvo
>>545>>528>>533

………私には、“勝たねばならぬ理由”がありますから

【正義の味方としての、責務である】

【2人―――いや、残像を合わせて3人が新たに現れる】
【位置的には老人が一番近く、己とダッソーの間に入り。更に女性がダッソーの向こう側】
【一番の失敗は、徒手空拳にて戦う…一番間合いの“狭い”自分が一番“離れている”事】

【そして、地形を振り返る】
【列車の車両…座席を左右対称に置き。中央に通路が有る…決して広くは、無い】
【大砲など使っていれば…ダッソーのいい的となる】

【――――――故に。】

(……動けない…か)

【しまったと。心の内で呟く事しか出来ない】
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 00:23:31.02 ID:o7xTyyMDO
>>546
――――――

【まるで何かが爆発でもしたかのように鳴り響く龍の咆哮が耳をつんざく】
【物凄く五月蝿い音が近付く、それは則ち龍そのものが近付いてきた証拠】

―――来た

【そして体に感じる空気の激しい流れ、すぐ右側に龍が飛ぶ事で起きる気流が体を打ち付ける】

―――来た!

【そしてそれは】

―――来たぜおるぁあ!!

【最大の攻撃チャンスと成り得る】

そろそろ乗り物ばかりに乗るのもアレだからよ!一発でかいのかますとするか!!

【ハンドルから左手を離し、右目を隠す様に前に出す】
【閉じられた右目が開く、紅い蛇の眼が開いた時、右目から赤紫の炎が上がって、体を包み込んだ】

どこの誰だか知らねーが感謝するぜ!最大の見せ場だ!

【炎が収束、剥がれ落ちると、彼の姿は全くの別物に】
【黒い毛皮が覆っていた体は肌色、人間の肌に】
【半開きの両目は紅く、右目だけが蛇の様に】
【長い髪は黒く、一つに結われて風に揺れている】

いくぜ化け物!三枚下ろしにしてやんよ!!

【人間となった彼は、バイクの上で体制を整えると…跳躍】
【バイクを置いて、自分だけが龍に飛び乗る様に横に跳んだ】
【もし妨害が無ければ、跳躍中に左手で逆手に抜いた刀――三日月状の、柄が刃と平行になったトンファーの様な形状の刀――を、龍の体に突き刺し持ちこたえようとする】
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 00:24:29.43 ID:FXk2kK4Oo
>>549
【バリトンスターの方をまっすぐと見、】

この公園はまわりにひともいないようだ、
周りをきにしないでいいからなっ!

【テツの眼が八卦眼に変わり、掌に気を集め構えをとる】

さぁ来いっ!
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 00:25:28.96 ID:/gwQobJDO
>>545>>550>>551

【共に戦う青年と老人を見る。】

3対1よ?本気で戦うつも

【いいかけて彼女に襲いかかる骸骨剣士。右手の炎刀がゴウゴウと燃えている。】

りみたいね…

【続きの言葉をはき、彼女は向かい来る骸骨と一定の距離をとる。】

【「逃げ水」…感覚でギリギリの間合いを感じ取り、それを保つ。】

【やがて、炎刀は彼女の腹部をかすめる。僅かに服が切れ、軽い火傷をおった。】

【そのとき、彼女は花城の声を聞いた。無言で了承し、同時に「怪我」がないように声援を送った。】

…遅いわねえ…

本物の「剣術」を見せてあげるわ。

【一歩踏み込み、大剣を握る手に力を入れる。】
【刹那、放たれたのは先程の骸骨と全く同じ部位を狙った横切り。ただし、唯一違うのはそのスピード…】

【「新月」…抜刀状態から一歩だけ間合いをつめ、そこから繰り出す高速斬撃…】
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 00:27:09.30 ID:4o7xTyyM0
>>547

ちぃ…ちょこまかと動き回りやがって……クソッ!!

この張り付いた足もさっさと動きやがれってんだよッ!!!

【イライラと呟きながら足元の床を踏みつける】
【と、足元に気を取られていたのかアーディンの接近に数秒対処が遅れる】

なっにッ!!

ガァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!いてぇぇぇぇぇぇぇ!!!

てめぇッ!!この猫やろうがッ!!俺様の眼をッ眼をッ!!

【顔を逸らして眼球を貫通しての脳への到達は回避する事ができたが】
【左目を潰され、血の涙を流しながら顔を抑える】

クッククックっクック……ヒャーハッハッハッハッハッハ!!こうでなくっちゃあなぁ!!!!

≪べノン・ザッパー≫!!!

【苦しんでいたかと思えば突如笑いだし、張り付いた床を砕いてそのままアーディンを蹴り上げようと振りかぶり】
【そのまま強力な、魔翌力で強化された右足を高速で思い切りはなつ】


≪黒夢の誘い≫!!!!

【女性には自らの影から三本の黒い触手を放つ】
【触手は、刃のように鋭く、小刻みに超振動を起こしている】
【触手はそれぞれ、右足、腹部、左腕を切り裂こうと迫るッ!!】
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 00:32:13.59 ID:QNTFqvaLo
>>553
(座標計算開始!完了!さぁ!いくぞっ!)

【彼が飛び出すと同時に、テツの後方、左右に歪が発生する】
【常人の数倍の力を持ち合わせている彼は】
【一瞬で懐まで潜り込み】

ウラァアァあああ!

【強烈な拳をテツの顎へ繰り出そうとしていた】
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/11(金) 00:42:56.32 ID:fIPyp7FSO
>>545-546
【セーフティ・リリース、リミッターカット。出力120%――オーバーロード、エネルギー集束率を89.6%に設定、平行してF.C.S.演算続行】

オーライ、オーライ……焦るな、焦るなよTyrant=\―――。

【皮下流体装甲、並びに防護フィルターを起動、対物射撃態勢に移行。バースト・モードへの推移を確認。】

……ああ、もう少し。もっと引き付けて。

【シミュレート、対象の装甲厚、計約0.25mと推測。材質、積層龍鱗、龍殻。耐熱、耐魔力作用有り、と推測。】
【対象の未来位置予測、完了。接触まで約6.5セコンド。危険度、AA+――回避を推奨。】

――――冗談。此処を逃す手は無いね、チャンスは死んでも逃がさない……叩き、墜とす!

【算出完了。撃墜成功確率42.8%――――掌部装甲をパージ。砲身を――――――】

っ――――おおおおォオォォ――――ッっ!!

【彼は機械音声をBGMに、とんとん、と軽く後退。機械龍を引き付けて、引き付けて――――疾駆ッ!】
【掌より黒い装甲板を破棄しつつ、その背を狙って跳躍し、乗り移る事が適えば――――――】

(――――ホールド・アップッッ!!)

【その右手を高々と振り上げ、機械龍の巨躯を目掛けて――――打ち下ろすッ!】

【成否を問わず、跳躍直後――――がご、ん。腹に響くような、重低音が、周囲に響き渡るだろうか。】

558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/11(金) 00:44:37.31 ID:o/NRA1Dj0
>>555

くっ、っ…………流石は一流のクズと言ったところか……ッ
ッッッぉぉぉぉおおおおっっっっ!!

【スピードとインパクトを乗せた、文字通り『必殺』の一撃が、いなされた】
【無論、無傷で済んでいる訳ではないが、それでも殺害に至らなかったのは、アーディンにとって意外だった】
【咄嗟に、腕をクロスさせて蹴りを受け止めようとするが、魔力で強化されたそれを、確実に防御しきる事など、出来るはずもなく】
【左腕から、何かが捻じれる様な嫌な音が響く――――どうやら、左腕の骨にダメージが入ったようだ】
【蹴られた勢いに無理に抗わず、そのままアーディンは後退する】

【だが、同時にアーディンは、2体目の分身を生成して、放っていた】
【その分身は、アーディンの傍らへと移動する。攻撃のチャンスを、窺っているようだ】

「……ッ!!!!
まずいまずいまず…………っっぅぅうあああああぁぁぁぁっっっ…………!!!」

【無理な姿勢から跳躍して回避したため、女はすぐには立ち上がれない】
【そのため、触手の追撃を避けるためにそのままごろごろと転がって避けようとするが、そんなお粗末な動作で避け切れるはずもなく】
【腹部と左腕は刺されなかったものの、右足を捉えられる。超振動を起こしたそれに突き刺され、右足の皮膚が、筋肉が、無残に瓦解していく】

「いぃぃぃぃいぃいぃいいいぃぃいぃ…………痛い、痛い……………………
こん畜生ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

【この女、言ってしまえば戦士でもなんでもない。腕を折られてもなおその瞳に戦意をたぎらせるアーディンとは対照的に】
【想像を絶する激痛を前にして、涙を浮かべて苦痛に呻く】
【だが、それでもなお、女の戦意も衰える事を知らないようで、更に左腕をレギンに突きつけ、魔力を放つ】
【それは4発の、光の尾を引きながら放たれる光弾。フラフラと蛇行しながらも確実にレギンに向かうその弾は】
【その飛び方を見れば、ある程度のホーミング能力を持っている事が分かるかもしれない】

「いってててててて…………この足、治るのかしら…………!?」

【光弾を放つと、女は無理やりに立ち上がる】
【足をやられた以上、素早い動きは封じられると言う事は分かっているが】
【それでも寝っ転がって『好きに攻撃してください』という姿勢のままでいるよりマシだ】

(次で仕留める。その次はない…………!!)

【左腕を庇いながら、アーディンはレギンの動きをギリッ……と睨みつける】
【自身の側に控えている分身をも利用して、もっとも効果的な一撃を加えるにはどうすればよいか――――】
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 00:46:20.70 ID:FXk2kK4Oo
>>556
【手を構えて】

(後ろと両左右に何かあるな!だがこの眼ですべて捉えている!)

【バリトンスターが懐でコブシをくりだそうとしている】

【が、その刹那】

【その速度を上回り、バリトンスターの背後に回りこみ言う。】

【バリトンスターの拳を空を切る】

接近戦で俺に勝てると思わないほうがいいぜ。
その星とやらが見たいんだ。

【忍でもあり体術家である身体能力を見せ付けるのであった】

それに俺の力はこの”眼”だけじゃないぜ?
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/02/11(金) 00:56:37.39 ID:FEWXsWiho
>>551

【花城の攻撃を捌いたダッソー――目の前には、京都のみ】
【“勝たねばならぬ理由”との言葉を聞くと、好戦的な笑みを浮かべて――】


ダッソー:……ハハハッ!! 来ねェのかァ青年!!?
      面倒だ、『一撃』でカタァ―――


【ぐぃっ、と靴が地を捉える感触】
            【一際大きな赤い炎≠右手に点して】
                             【双眸は、獲物を捕らえて爛々と】



              ―――――付けてやるッッツ!!!!



【疾風の如く、ダッソーは駆け出し―――其の強化された右手≠ヘ、京都の左顔面≠捉えんと迫る】
【速い。能力とは別の、鍛錬≠ノ裏打ちされた“鋭さ”―――……だが、其れゆえの『慢心』】


【逆に言えば、この瞬間≠ノ攻撃を与える事こそ、京都にとっての『活路』の他ならない―――!!】



>>554


【矢張り、達人には劣る=\―『斬撃』が避けられた事による、バランスの喪失=z
【空を斬った右手に従う様に、右側面≠ロータスへと曝す事と成り―――】



ダッソー:              ―――…………       っ!!!



        【骸骨の胴を、「新月」は真っ二つに断ち切る―――――!!】



【ダメージリンクが入ったのであろうダッソーとは対照的な、「笑顔」を浮かべつつ骸骨≠ヘ崩れ落ち】
【次第に、其の姿を『薄く』、そして消え去る=\――――】


【―――ロータスの働きは、本体≠ナあるダッソーの『隙』をも生み出した】


/続きます
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/02/11(金) 00:57:13.73 ID:FEWXsWiho
>>550>>552>>557


【花城が放った弾丸=\――其れは確かに、『銃口』へと吸い込まれる】
【まだタイムリミット≠待つばかりの『時限爆弾』は、其れでも確かに“埋め込まれ”て】



        ―――――    GAARaaaaaaaaaaAAAAAAAAAaaaAAAaARRrrrrrrrrrrAAAA!!!!!!!!!



【『異物感』――悪卯と花城の動作が、機械龍に更なる怒り≠付与する】
【ダッソーの言っていた『試作』と云う言葉は、この辺りに起因するのだろうか――“知性”が極端に低下しているのだ】



                【 ―――――其処へ、カイの鮮烈な一撃<b!! 】


 
           AAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaaagagagagagagagagaraaaaar!!!!!!!???




【巨体は口から血液≠吐き出し、大きくバウンド=\――……だが、まだ飛行を続ける=z
【其の身に群がる『能力者』達を振り落とそうと、もがきつつも限界は近い=\――】
【必要なのは『殺害』までは行かなくとも、沈黙≠ウせる……後、一撃<b!!!】





【 敵情報 】

【『ダッソー・ミラージュ』―――四両目(中)】
【『龍』―――列車右】


【 列車情報 】

【・損傷度――50%(90%で走行困難、100%で完全停止)】
【・大砲の弾×9、軽機関銃×5(一レス限り使用可能)が其々、内部より入手可能】
【・四両目は武器庫。 多様な武器が入手可能】
【・五両目以降は切り離されている】




【―――――――――――――ルビーシャ脱出≠ワで、残り一レス】


562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 00:59:15.80 ID:4o7xTyyM0
>>558

あーあーいてぇなこん畜生が……この新品の体がよぉぉぉぉぉぉぉ!!

てめぇらまじユルサネェ………さっさと皮剥いで八つ裂きにしてやんよ……

【体制を整えながら首をゴキリ、ゴキリと鳴らす】
【そしてニヤリと口元を大きく歪めると、一瞬重心を落としてから】

おらおらもっと叫べよ!!てめーらの大好きな言葉を!!!

正義正義正義ッ!!お前を倒すお前を裁くお前を消すお前を[ピーーー]ってなぁぁぁぁぁぁ!!!!!

ヒャハハハハハハハハハハハハッ!!!いいもんくれてやるよッ!!

ありがたく受け取れぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!
貴様らの大好きな……卵≠セぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

【アーディンに向けて突進するッッッ!!】
【途中に女性の砲撃を一身に受けるが、尚止まらないッ!】
【光弾を全弾受けた右半身は焼け焦げ、スーツもボロボロになるが、進む】

【そしてアーディンに向けて、ポケットから取り出した、両手合わせて4つの卵≠放つ】
【それぞれ四肢に向けて放たれたそれは、弾丸のように迫る】

【そのままアーディンに思い切り振りかぶった右の拳を放つ】

【これは同時にレギンの大きな隙にも繋がっている】
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 00:59:46.81 ID:QNTFqvaLo
>>559
【自らの拳が空を切るも彼は笑っていた】

読んでたよっ!テツゥゥ!

【拳に力を乗っていなかった】
【力が乗っているのはその逆の腕の肘】
【そして】

<ズォォォア>

【彼の目の前に半径1m級の星が3つ顕現した】
【重力の流れが変化する】
【3つ星による重力変化で勢い良く突き出される逆の腕の肘にテツは引き寄せられる】

(俺の後ろを取るなんで相当な身体能力だッ)
(重力変化を振り切るかッ?!)
(次の攻撃を、ノーモーションで組み込んでおこうッ!)

【テツの後方より遠い場所とその上空に歪が発生する】
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 01:05:33.45 ID:o7xTyyMDO
>>561
ぬおっ―――!?ちょ、ま―――!!

【龍の背中に乗った瞬間、暴れる龍から振り落とされまいと刀をしっかりと突き立てる】
【暫く持ちこたえていれば、今度は大きな衝撃がして龍が地面を跳ねる、そりゃもうしがみつくのに精一杯である】
【…が、それもなんとか持ちこたえれば、多少はやりやすくなって】

…っし…!んじゃいくか!

【両足をしっかり踏み締め、逆手に刀をしっかり掴み】
【一旦刀を抜いて、そのまま刺す構え】

―――大蛇ノ牙

【ボウッ!と音を立てて、刀に赤紫の炎が燃え上がる】
【炎は刃を包み込み、刀を太く長くして―――】

おらっ!!

【その刀を、あわよくば貫通させんと龍に再び突き落とす】
【それで終わりではない、もし刀が龍に刺さったならば、そのまま龍の背中を頭に向けて疾走、一気に切り裂こうとする】
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 01:06:21.01 ID:FXk2kK4Oo
>>563

(体がっ?引き寄せられる!?)
【あの出現した星を見る】
【背後に出現した星も見る】

(なるほど・・・あの星を中心に重力のようなものが働いているってことか)
(この程度ならば踏ん張れないこともないが・・・)
(それに後ろのあの星もやっかいそうだが・・・)
【あえて後ろの星をみたまま、後ろ向きで肘の方向へ吸い寄せられていく】

566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/11(金) 01:07:27.31 ID:zXqiKFj9o
>>551
【老人は、跳躍しもはや車両の“中”には居ない】
【攻撃するならば今のうちだろう】

>>554
【まかせとけ、そう聞こえただろうか】

>>560-561
【ふぅ、と息を吐き、下を確認し、息を吸う】
【吸って、吐く。吸って、吐く。吸って、吐く】
【同じ工程を三度繰り返す】



              終之極――――花鳥風月



【老人は、ただその一言を呟いた】
【次の瞬間、老人を中心に、爆発的な気の奔流が生まれるッ!】
【無数に舞い散る気の櫻花。其れを引き裂くようにして、中から人影が現れた】
【そこに居たのは、50歳程若返った、花城である】
【肉体そのものを気に変換し、一つ“先”へとたどり着く花城の奥義による影響だ】
【花城は、鞘に刀身を収める】


       
           奥義―――――――ッ


【この日、初の“剣技”である】
【鞘は莫大に注ぎ込まれる気により、べきべきと罅が入っていく】
【この距離で老人は、“剣”を“届かせる”つもりだ――――】
【老人の周囲に舞う桜の花びらが、刀身を握る左手に集約された】
【そして、放たれる神速の抜き打ち】
【鞘を趨り、鞘を砕きながら、花城“が”放たれる!】



           ――――――花鳥風月ッ!



【余りにも速い斬撃の速度に刀身が熱を持つ】
【熱風と共に、気が刀身から噴出し、気の斬撃となって、龍の喉笛へと襲いかかっていく】
【高熱を孕む気の斬撃だ。遠距離ゆえ、近距離を是とする花城の剣技の真の威力は発揮できないが】
【それでもかなりの威力を持つのは間違いないだろう】
【放ち終えた花城は、刀を杖のように天井に突き刺し、自分の斬撃の行く末を見つめていた】
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 01:07:33.99 ID:hSWcR2Lvo
>>560

あ……

【マズイ―――と、思考した時には遅かったか―――――答えは否】

【十年以上。毎日欠かす事無く鍛練した】
【雨の日も雪の日も、服が白スク水しか無い最近も―――身体に染み込ませた動きが有る】

【――――応えたのは、頭の中でなく。身体であって】


【自然と、相手の攻撃に合わせて右へ(相手から見て左へ)一歩。踏み込む】
【腕を前へ降ろす動作に引かれる様に自然に―――袴と言う履物で己の足捌きを隠しながら】
【チリッ―――ダッソーの爪が頬を掻き、僅かな真紅が溢れて】

【それでも尚。この青年の両手は。右手はダッソーの襟を。左手は、ダッソーの右手首を掴もうとしている】
【掴まれれば感じるだろうか…異様なまでの、力強さ】
【まるで万力でも搭載しているかのような――――――馬鹿力】
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 01:10:15.92 ID:GTlMK5BSO
>>548
《し・・・しゃーねぇ・・・なぁ・・》
《相手はガキで女だしぃ・・》
《・・・それに教えてくれたしぃ・・な。》
【注:二度目ですが、『この不良達は喧嘩を何度も経験したプロです。』】
【・・・・・】

駄目だこいつら・・・

/すいません遅れました
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 01:11:42.81 ID:QLBqcF8SO
こういう所に隠れた名店があるって雑誌にあったはずなのに……
【路地裏、ではないが一通りも少なく治安の悪い裏通り】
【酔っ払いか浮浪者が時折寝ているぐらいでまともな人間はこんな場所を好んで通りはしないだろう】

ちっとも見つからないじゃない!
お兄様のを喜ばせるために名店探しに来たのにとんだ無駄足だわ…

【まだ幼い少女が軽い足音を辺りに響かせている】
【薄い紫色でふわふわの髪の毛】
【ゴスロリにも似ているがコスプレ衣装のような安価な物では無いとパッと見て分かるような紫色のドレス】
【子供+身なりが良い+治安の悪い道=「襲ってくれ」と方程式が成り立ちそうなシチュエーションだ】
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 01:14:10.02 ID:lFsq0koC0
>>568
ではでは言います
まずはペンダントをはずして私にください
きっとそれは凶器かもしれないだから私は没収します
【!?】

/いえいえ
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/11(金) 01:15:07.33 ID:o/NRA1Dj0
>>562

「代えが効くからって、無茶をして、使い潰して、他人を傷つけて…………
私はあんたみたいな人間、本気で嫌いだね…………ッ!!
――――あんたみたいな人間がいなきゃ、私の母さんは死なずに済んだんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッッッッッ!!」

【女が叫ぶ。怒りを満面にたたえて叫ぶ】
【レギンを強く敵視するのは、彼女の叫びの最後に理由があった】
【どうやらこの女、自身の母親を能力者に殺された過去があったらしい】

――――――――下らんな。俺は正義なんかのために戦わん…………ッ!
俺みたいなやくざが、底辺のクズが、そんなもののために戦えるものか!!
貴様が敵だから殺す、貴様がクスリなんて、俺の嫌いな物を扱っていたから殺す、それだけだ…………!

【アーディンにとり、正義も悪も関係無い――――と言うよりも、正義も悪も否定しない】
【それはバランス――――どちらも世の中にとって必要な物だと言う認識があるからだ】
【以前会った時にレギンに言った言葉もまた、同じ思想によって紡がれた言葉である】
【むしろ、個人的な好き嫌いで殺すと口走る辺り――――その本質は間違っても正義の徒とは言えないだろう】

――――――――……………………ッ!!
(やばい……ッ、いや…………逆に考えれば…………むしろ『好機』!!)

【自信に迫る、心を蝕むアイテム――――『卵』】
【それを見た瞬間、アーディンの中に一つの考えが生まれる。それは、『卵』が無ければ成立しないものだ】

くううううっ、ッ…………ッズェアアアァァァァァッッッ!!
「だ、旦那ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!」

【アーディンは、なんと『卵』に向かって、体をひねりながらも自ら突進する】
【そうして、内一つが着弾。右の肩に深くめり込んだ。だが、意に介さずとでも言う様に、更に前方に――――即ちレギンへと突撃する】
【そうして、自身の拳とレギンの拳が交錯する――――これはフェイク】

【――――瞬間、アーディンのそばに控えていた分身が、レギンの左側から迫る】
【左目が潰れた以上、レギンにとって左側は死角。更に自身の肉体を囮に使っての突撃で、レギンの意識を反らした所への、分身の一撃】
【無理な姿勢から打ち出された拳は、レギンに押し負ける。しかし、それで良いのだ】
【分身の爪の一撃が、レギンの頭部に向けて放たれた】
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 01:21:26.98 ID:QNTFqvaLo
>>565
ッッッ!!

【重力変化に逆らうと踏んでいた彼は頭をフル回転させる】

(こいつぁ、嫌な感じがするなっ!っと)

【肘に勢いが乗ったキツい態勢であるが】
【彼は持ち前の脚力を使って次に星が発生するであろう場所へ跳躍した】

<ズゥゥウ>

【ちょうどいいタイミングで発生した半径3m級の空中の星に着地する】

(つぅことは下の星はいらねぇっと!)

【その真下にある新たな星は星としての機能を無くし】
【ただの岩石としてその場に転がった】

(さらにこいつも消してッっ!)

【自身が着地した星の機能を無くし】

(自由落下が始まる瞬間にぃぃ・・・)

【彼の力で】

蹴り飛ばすッッ!!

【初めに発生した星の重力変化もあり】
【テツへ向かって強烈な等加速度運動をしていく星】

こいつぁどう避けるっ!てつ!
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 01:23:44.42 ID:/gwQobJDO
>>560 >>567

なんだ…よけなさいよね?面白くない。

【消えゆく骸骨を見ながら吐き捨てるように呟く。そして前方。ダッソーの背中をとらえる。】

…じゃあ、本体にもせよ攻撃しちゃおうかなあ…?

【素早く近づく。さらに青年を見つめ、その距離を計算した。】

さてさて炎使いさん。

【剣を構える。「止水」…刃を上にし、肩に担ぐ、彼女独特の型】

…────よけてね?

【体を僅かに左にずらし、大剣の切っ先を相手に向けた。】

【そして全体重をかけてそれを突き出す。両足はその反動に耐えるため、ガッチリと力を入れている。】

【「車軸」…攻撃範囲をギリギリまで絞り込み、その少ない範囲に莫大なダメージを叩き込む、神速の突き。】

【もしダッソーの体をぶち抜いても、青年まで届かないように止めるつもりだ。】
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 01:24:32.43 ID:GTlMK5BSO
>>570
《お・・おぅ・・・そうか、》
《確かに怪しい・・・かもな。疑われても仕方ないよなぁ・・》
【そう付けてたネックレスを外して】
【渡そうと隙だらけで少女に近づいていく・・】
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 01:27:21.34 ID:4o7xTyyM0
>>571

ごちゃごちゃうっせぇんだよ女ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

てめーのくたばった母親なんざしった事じゃねぇぇぇ!この世界の全ての者とモノに絶望をぉぉっぉ!!!

混沌≠アそ世界のあるべき姿だぁぁぁぁーハハハハハハハッ!!!!

【着弾を確認し、三日月のように大きく笑う、笑う、哂う】

【直後――】

【ズブリ】

あッ…?なッ…ッ………ん……だ……と……

だが………これで……ククククク…ヒャーハハハハハハハハハハハッ!!

【分身の攻撃はレギンの頭部に大きく突き刺さった】
【レギンは一度大きくよろけると、そのまま床へと倒れていく】

【その口には相変わらず、笑みが刻まれたままで】
【そしてレギンの拳に触れた時間が長かった場合、レギンから悪性情報体が流れ込む】
【それは卵≠フ力をさらに高める攻撃である】
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 01:32:17.05 ID:RRaDpq1A0
>>574
【ネックレスを受け取り、調べ始め】
【女性の方から見てわかるが…何かとすりかえた】

……あれれ?コレ、パンだ
【そう言いながら見せるのはそのペンダントそっくりのパンだ】
【本物のネックレスは服に隠し】
【偽物のパンのネックレスを不良に渡し】
【コレはパンだよと主張】
【確かにかじれば美味しいパンだ】

【……種あかしするならば】
【彼が不良に制裁してる間にパンの精霊を呼び】
【ペンダントそっくりのパンを造らせたのだ】
【不良に責任転嫁させたのはその為の時間稼ぎだった】
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 01:34:47.08 ID:FXk2kK4Oo
>>572
【強烈な勢いで跳んでくる星を見ながら】

避けれないこともないが、星を見せてくれた礼はさせてもらうよ。

【八卦眼で対象の星を見通す】

(星の内部はもろいようだな・・・)

【跳んでくる星に対して避けようともせず】
【跳んでくる星に掌での一撃を加える】
太極掌!
【掌から気を集め、星の”もろい内部”に気を放出し直接”流し込み”破壊する技を放つ】

【そして、言う。】

どうやら周りに俺たちを見ている人間がいる。そろそろこれくらいでいいだろう。

【八卦眼で後方30mの茂みにいる男を感知し、警戒した上での言葉】
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/11(金) 01:36:50.18 ID:fIPyp7FSO
>>560-561

【不規則な空中機動、身に集る虫を振り落とさんとするかの如き、最後≠フ足掻き】
【対して青年は、打ち下ろした掌≠――――握った=Bぎしり、その握力と爪で以って、身体を確りと保持】

【――――そして、響く重低音。機械龍は、感じる筈だ。其の背中に突き付けられたのは、】

――……止まれ=Aそして攻撃を止めろ=Bでないと――――死ぬよ、キミ。

【龍の顎が如き、大口径――――轟々と音を立てて、エネルギーをその内に集束しつつある、漆黒の砲口――――!!】


まあ、話の通じる相手でも、無いだろうけど――――――!!


【揺れに耐える、衝撃を堪える。その背に食らいついて、漆黒の右――暴君は、離れない】
【ぎし、ぎし。歯を砕けんばかりに食い縛り、カイは――断罪の名を冠した砲を、零距離に突き付けた儘】

【機械龍を、睨み据える。空中で振り回され、Gにみしみしと軋む身体――その痛みの一切を、無視して】

【――――射角・照準補整完了、ロックオン・クリアー。推定命中率72%ジャスト】
【――――照射時間5セコンドを加味、命中率88.845%に向上。】
【――――エネルギーチャージ。50――60――70――85――――――99――――――――】

【全工程終了しました。コードEx-S^VER-DRIVE――――撃てます。】


【そして、執行の時が来た。花城に悪卯、二人の放つ必殺の一撃に合わせ、砲の内で高まってゆく紅蓮の光が――――】



      ――――――『断罪ノ剣Executioner's Sword=xォォオ、

            ディスチャァァアァアァ――――――ジッッッ!!!



【爆ぜ、燃え盛り、溢れ、そして、そして――――――――咆哮と共に、地獄を灼く一条の閃光となってッ!放たれる――――ッッ!!】
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/11(金) 01:38:19.65 ID:o/NRA1Dj0
>>575

「負け犬がガタガタ吼えるな…………ッ!
所詮、身体をとっかえひっかえしなきゃ何も出来ないんだろ……!?」

【女の怒りは、最後まで解ける事は無かった】
【死人を侮辱される――――これ以上ない怒りを齎す要因だ。ましてや、それが自身の肉親ならば――――】

――――体を取り換えると言うのなら……どうせこれでは『殺す』事は出来ても『滅する』事はできないんだろう…………
忌々し、ッグアッ!!!

【くず折れたレギンを見下ろしながら、冷たい言葉を吐き捨てるアーディン】
【しかし、その体に流れてくる悪性情報体≠ェ、『卵』を促進させると、アーディンは最後まで言葉を言いきることができなかった】

(…………不味い……こんなに反応が早いのは、想定外、だった…………
そう簡単に、飲まれてはやれんが…………どこまで持つか…………ッ!!)

【20年以上、殺し殺されの世界に身を置き、己を研鑽し続けてきたのだ】
【その精神力は、外部からの促進を受けてなお、心を支配される事態に至らせなかったが】
【身体は、ボロボロに傷ついている――――アーディンの心に、焦りが生まれていた】

「こいつ…………死ねよこいつッッ!!」

【女が、床に倒れたレギンに向けて、左腕の手甲を向けて、更に光弾を放つ】
【1秒でも早く、その息の根を止めたい――――そして、戦闘を終えてアーディンを保護しなければならない】
【そんな思いからの、女は止めの一撃を放った】
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 01:46:28.49 ID:GTlMK5BSO
>>576
《な・・・何いぃい?!》
【勿論ながら】
【八知瑠が取り返えた事なんか分かる訳なく】

《ちくしょう・・?!あのアマ騙しやがった?!パンじゃねぇかぁ!》
【モグモグムシャムャ】
【パンやけ食いしはじめた】

(取り替えて何を企んでる・・?)
(ていうか・・・・この娘・・悪女だな・・・)
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 01:51:35.72 ID:qk9RkZI00
>>580
【彼女は無事にネックレスを奪還した】

【後は簡単】

あ…大変
大変
帰る時間だ
どうしよう
しょうがない
私は門限守ります
カッコイイお兄さん
今度闘いましょう
【そう言いながらその場から去ろうとする】
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/02/11(金) 01:51:56.52 ID:FEWXsWiho
>>564>>566>>578

【 悪卯の刀=A花城の刀=\― 機械龍の身体を切り裂きつつ、頭部≠ヨと迫る其れ 】
【 鮮血の華が周囲の情景の支配者と化し、咆哮は空間を切り裂き蝸牛を揺らして 】


【 カイの砲撃≠最も『危険』と感じたのか、銃口≠ヘ一斉に其方を向く 】
【 ――然し、砲撃¥o来ない。 半機械化された思考は、『銃口の閉塞』を脳髄に伝えて 】




GYAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaaaYyyyyyyaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa――――!!!!!





               【悪卯の刀が、背を一文字に切り裂き】

           【花城の奥義が、喉元を切り裂いて呼吸を困難として】

               【カイの砲撃≠ェ――其の身を、灼く】



【各々の攻撃が、終幕≠キると同時―――――――――――機械龍≠ヘ、地に其の巨体を沈めた】



>>567>>573


【外れた=\――……『掴まれる』】
【脳が只管に、危ない≠ニ警鐘を鳴らす。 『この力』は不味い、と。】


【加えて、後方から確かに迫る突き=\―……“逃げられない”、と直感】
【この力には勝てない=\―かと言って、『炎を全範囲展開』等した暁には、確実に死ぬ=z




ダッソー:……オイ、格闘家青年。 ―――……降参≠セ。
      国軍にでも引き渡して、報奨金でも貰いなァ―――。




【ずぶり=\―――――いやに素直≠ネ反応で『降参』した彼を、剣≠ェ貫いた】
【急所は外れているが、『戦闘続行』は不可能……意識を失った彼を如何処遇するかは、2人の自由だろう――】


/続きます
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/02/11(金) 01:52:46.01 ID:FEWXsWiho


【―――遅れた能力者達の到着を待つ機関車は、彼らが到着次第走行を再開する】
【運転士の、「追撃部隊は振り切った」との報に『国賓』達は歓喜に包まれるだろう】


【直、ルビーシャ≠抜けた機関車は――『紅く燃える空』を背に、水の区に中心部へと向かう筈だ】
【水の国軍の大敗と言えるこの戦場で、唯一の決定的勝利=c…其れが、確定した瞬間である】





【―――――第三世界暦2月10日、22:13】

【水の国軍、ルビーシャからの撤退・同市の放棄を決定】
【副司令ミスラム=G=リートヴィック≠ヘ兵100で以って殿軍を勤める】


【同、23:40】

【水の国軍主力、及び司令キース=ルカイナー=Aルビーシャを脱出】
【同時刻、ミスラム=G=リートヴィック$死。 遺体は残存兵によって水の国へ持ち帰られる】


【第三世界暦2月11日、0:46】

【カノッサ機関は、『≪No.63≫百家 羅山』の名で以って全世界へ向けルビーシャ占領≠フ宣言を発信】
【ルビーシャ占領軍総督にはリュビア=ヴェルライン≠任命】

【―――ルビーシャの戦い≠ヘ、機関側の勝利で其の幕を下ろす】







【――――以降、機関はルビーシャの兵力増強を開始】
【数日の後、ルビーシャ常備軍の兵力は2000≠ノまで膨れ上がり、防衛機能も強化】


【『力押し』の制圧によって兵力の喪失を恐れた水の国軍部は、街の封鎖≠フ方針を提案】
【機関の勢力都市とルビーシャの間に兵站線が構築されていない事から、一ヶ月弱での街の破綻≠予測する】
【この試みは実行に移され、以後、ルビーシャへの物資搬入は『陸・海・空』全面より困難化】
【一方、ルビーシャ市民を『見捨てた』とも取れるこの作戦に国内の一部では反発も高まるが、大筋では世論の同意を得た――】






              【 ―――『ルビーシャ撤退戦』、了 】






/少し駆け足ですが、時間も時間ですので〆させて頂きます。
/と言う訳で、此れにて此方からのレスは終わりです、お疲れ様でした&有難う御座いましたー!
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 01:53:32.10 ID:4o7xTyyM0
>>579

そうだその通りさッ!!ただ今の器 ≠カゃ俺様の力に完全に耐えられないッ!!

俺様の覚醒存在起源≠ヘ二つ!!滞在≠ニ定着≠セぁッ!!
だからいくら肉体つー器≠破壊したところで魂≠フ情報は世界に滞在≠キるッ!!

そして新しい適合しうる器≠ウえあれば再び定着≠キるッ!!!

俺様はもう概念存在≠ニ同義の存在なのさッ!!!消し去りたきゃ概念武装≠ゥ存在≠サのものを消すしかねぇ!!

【頭を砕かれ尚、血を流しながらそう叫ぶ、自らの正体を】
【女性の光弾を受けて尚、笑いながら】

ゴボッゲホ……ゴホッ…ハァハァハァ…

オラオラこんなもんか!?どっかで加減してんのかいい子ちゃんよぉぉぉぉ!!

おら、先に猫助がイカレちまうぞぉぉぉぉぉぉお!!!ヒャハハハハハハハハハ!!

【全身から出血しながら喚き、叫び散らす】

【おそらく後一撃で葬ることは可能であろう】
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/11(金) 02:00:02.94 ID:zXqiKFj9o
>>582-583
【斬ッッッッッッ!!】
【花城の斬撃が喉笛を裂き斬り】
【其れを確認すると同時、花城は――――】

うぅ……老体、には。
堪える、わい……。

【土気色の顔で、そう呟く】
【老人は元の……いや、もう老衰で死にそうなほど、皺くちゃになった姿に成る】
【終之極、花鳥風月。自らの肉体、生命力全てを力と変える其の技は、一時であれば、絶大な力を発揮するが】
【その代償は凄まじく大きい。ひゅー、ひゅー。と喉を鳴らして老人はぶるるっ、と震えると、ゆっくりと目を瞑り、しばしの眠りに落ちようとした】
【まずは、睡眠により、体力を取り戻そう】
【全ては、その後だ――――――】

//乙でしたあああああああああああああああああ!!楽しかったのでございますのですよォッッ!
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/11(金) 02:00:41.98 ID:o/NRA1Dj0
>>584

「――――!!
そんなの…………私なんかに、どうこう出来る訳、ない………………!」

【レギンの告白に、女は悔しげに、忌々しげに表情を歪める】
【霊的・魔術的な分野にまで、強力なアプローチが必要とされる――――女は、そこまでの技量に長けてはいなかった】

「――――でも、今のあんたを『措置』してやる事はできる……ッ!!
手加減なんかするものか…………苦しんで、一端死ねッッッ!!」

【手甲から、光のビームが照射される】
【確実にレギンを焼き払うための一撃だ。本来なら、火炎攻撃も行う事はできたのだが、店に被害が拡大をする事を恐れて、使用しなかった】

(――――だが…………『孵化』さえしなければ、これでいい…………!
この方が、より確実だ…………!!)

【体中に負った傷に、その場に膝を屈しながらも、アーディンは精神世界での戦いを続けていた】
【予想以上に『卵』の浸食能力が強化された事は想定外だったが――――それでも、アーディンにはある思惑があって、『故意に『卵』を受けた』のだ】
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 02:03:11.10 ID:hSWcR2Lvo
>>582

……………生きてる、か?

【急所を外した一撃とは言え、怪我人は怪我人である】
【空いた座席へ、そっと横にすると】

…さて、と
帰ろうか……

【のそりと、その隣へ座って―――次の街への到着を待った】

/お疲れ様でした―――――!
/有難う御座いましたなのです
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 02:04:01.80 ID:GTlMK5BSO
>>581
《んぅ?ああ、帰っちまうのかよぉ?》
《門限・・・・なら仕方ないな》
【あれ・・?意外と良い人?】
【というかやっぱり馬鹿でした】
【チンピラ達はそのまま馬鹿正直に八知瑠を見送るのだった】


・・・・・いや、なんか色々喉引っ掻かって後味悪いんだけど・・・ありがとう
【キリコは戻ってきた八知瑠にぽつりと呟く】
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 02:05:57.25 ID:QNTFqvaLo
>>577
/すんません、風呂はいってました!

(星が破壊されたッッ?!?)

【彼にとって初めてことである】
【それ故に】
【ショックは隠せない】

(あんなもん人の身体に放っていい代物じゃねぇ…)
("あの星"だしてないとはいえ、テツ…あいつも本気じゃねぇ…)

【そして彼は正直にこう言った】

俺、あんたに勝てる気がしねぇわ。

【彼はボサボサの髪を掻きながらテツに近づく】

【さらにテツの言葉を聞いて、周りを初めて確認した】

確かにこれくらいでやめたほうがいいな。
久々に全開で戦ったしな。
しかも、これ以上星発生させると頭への負担がひどいことになっちまう。
それに俺"キ"ちまうしな。

【彼の一人称は安定しない】


590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 02:06:21.53 ID:o7xTyyMDO
>>582>>583


――――――。

【切り裂いた龍の死体の上、彼は立っていた】

―――…終わった…か?
「どうやら、その用ですね」

【刀を鞘に納め、龍を踏み付け、線路の脇に立つ】
【ガシャガシャと、機械パーツを踏む度に音が鳴った】

…ま、終わってないにしろもう大丈夫だろ
…さっさと俺も帰るか

【そう言って、彼が顔を向けるは列車が去った方向】
【そう、龍に飛び乗っていた彼は、龍の動きが止まった事で置いてきぼりになったのである】

…バイクでも呼んでさっさと…
「マスター、キー刺しっぱなしで乗り捨てたので呼べません」

…………………

…不幸だ…

【どっかの無能力者のような言葉を呟いた後、八つ当たりとばかりに龍の死体を蹴り付けて】
【とぼとぼと歩いて、彼はその場を立ち去った】
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 02:06:50.01 ID:4o7xTyyM0
>>586

ちぃ……今回は……ここまで…だ……な…

【レーザーにより焼切られ、そのまま消滅していった】

そんじゃあまた………またな……猫野郎…ククククク…

ヒャーハハハハハハハハハハハハハハ!!!

【跡形もなく、レギンは消滅した】

/なんか長くなってしまい申し訳ない!お疲れ様でした!
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 02:07:13.05 ID:o7xTyyMDO
>>590
/おおっと言い忘れた、乙でしたー
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 02:10:41.41 ID:qk9RkZI00
>>588
【不良がいないのを確認し元の姿に戻り】

こ…………怖かった……
【ガクガクブルブルと産まれ立ての小鹿のように震える】
【……変身した姿と比べると同一人物には思えない】

あ…はい。無事取り返せました
【そしてネックレスを渡し】

/スイマセン…明日の仕事がアレなので次で終わらせて大丈夫ですか?
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 02:12:12.24 ID:FXk2kK4Oo
>>589

【八卦眼が普通の眼に変わり】

(口調が変わった・・・?)
今日は力試しだけだしな。
それに全開じゃなく奥の手はまだ出してないんだろう?
【期待している表情で】

俺は今から酒場に戻る、そして明日水の国へ行くつもりだ。
ああ、あともう見物人らしき人はいないから安心しな。

それじゃあ次会うときは敵じゃないことを祈ってるよ。
【少し笑いながら跳躍し、宿のほうへ消えていった】


/今日はこのへんでねます!お疲れ様でしたっ!
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 02:14:42.95 ID:FXk2kK4Oo
>>594
/酒場じゃなくて宿です^p^
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/11(金) 02:15:39.11 ID:o/NRA1Dj0
>>591

「やっと死んだ…………いや死んでないけど…………ッ、旦那、大丈夫!?」
あぁ…………大分きついが、まだ『飲まれて』はいない…………上手く行ったよ……

【右足がボロボロの状態になっている女が、それでもよろよろとアーディンに近づいて、体を気遣う】

「なんで……自分から『卵』を受けるなんて、無茶を…………!」
――――『実験』のためだ…………奴の言ってたレイド=E=ヴェイス…………あいつには『卵』を破壊する手段がある…………
だが、人体に埋め込まれた『卵』に対しては、まだ未知数だと言ってたんでな…………俺が実験台になろうと言う訳だ…………
「…………旦那、やっぱあんた馬鹿だよ…………」
フッ……馬鹿で結構。だからこそ、こういう生き方をしているんだ

【真意を語るアーディン】
【『卵』を受けたのは、『卵』への対処法への布石にするためだった】
【とはいえ、一歩間違えば布石どころか捨石になるところだったのは、確かに女の言うとおり、あまりスマートではないやり方だっただろう】

「と、とにかく…………今、救急車を呼ぶから……!」
そうだな…………まずは、傷を癒さねば始まらない…………
ところで、外れた3発の『卵』……出来るなら、回収してほしい…………
「あぁもう! 分かったからまずは自分の体を労わりなさいな!!」

【携帯を取り出し、救援を要請する女】
【そのそばで、アーディンは瞳に静かな光を湛えて、沈黙のままに荒れた店内を見渡していた】

(ここまで荒らされてしまうとは…………仕置きの猫又≠焉A落ちたものだ…………)

【恐れと共に語られる、自身の二つ名の価値も、今回の事件である程度は落ちざるを得ないだろう】
【軽い自嘲の笑みを浮かべながらも、その眼だけは、どこまでも静かだった】

/遅くまで乙でしたー!
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 02:18:33.77 ID:/gwQobJDO
>>582 >>583

……

【車軸を放った後、女はそれを引き抜いた。】

とっさにかわしたの…ふーん。

【大剣を軽く振り、刀身の血を払いながら言った。】

ま、いい暇つぶしになったわ。ちなみに「車軸」を受けて死ななかったのはラッキーよ?普通はぐしゃぐしゃになるんだから。

【鞘に剣を納め、外に出る。彼女はそこで花城を探した。】

……あ!ちょっと…大丈

【そう言い掛けて気づいた。寝てる。】

…なんだ…これから戦いたかったのに…

【残念そうにそう言って、彼女は花城から離れる。】

任務達成…か…やれやれ。

【ううん、と伸びをして、女剣士、黒睡蓮はその場を後にした。】



/乙でしたあああああああ!!!!
/とても楽しかったです!
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 02:24:51.59 ID:QNTFqvaLo
>>594
あぁ、bo俺kuも適当にそこらで野宿しとくよ。

【ノイズ混じりの声で喋る】

o僕reがbo俺kuであれば、敵じゃねぇはずだぜ。
またいつか逢おう!

【笑いながら、零式テツを見送った】

/お疲れ様でしたぁ!楽しかったです!
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 02:27:15.91 ID:GTlMK5BSO
>>593
【これなんて吉本新k・・・ゲフンゲフン】

・・・・ま・・まぁ、とりあえず依頼完了したから良しとするよ・・・ありがとう
【キリコはネックレスを受け取り】
【再び礼を言うと】

じゃあ、私はこれで失礼するよ。
また会えたら会おう、
もし、何かあったら私に依頼してね。

―――私は『請け負い人』だからね、依頼されれば何でも請け負うよ
【そう言葉を残して】
【去っていくのだった】

/了解です。
/乙でした!
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 02:29:36.90 ID:zGmQNgLQ0
>>599
【言っちゃらめぇぇえ!!!】

は…はい!
さようならキリコさん
【そう言いながら手をふり見送った】

/スイマセン
/二日間乙でしたー
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/11(金) 02:29:53.58 ID:fIPyp7FSO
>>582-583

【墜とした=Bそう認識した刹那には、身体は暫時の浮遊感に包まれていて――――】
【――――嗚呼、また落下オチか=Bカイは、ぼんやりとそんな思考を脳裡に過ぎらせ。淡く、微笑った】


【この感覚にも慣れたものだ。例え地獄の中であろうとも、万有引力の法則は、どうやら変わらないらしい】
【どすん、ばきっ。どたんばたんどかーん。ごろごろごろ、どさっ】
【――そんな間抜けな音と共に上がるは、盛大な砂煙。地面に叩き付けられる衝撃が、彼の身体を貫いて】


【それから、少し経った後。機械龍の骸の上で、のっそりと彼は立ち上がる】


(久々の、オーバードライブ……やっぱ、相当に堪えるか。あちこちガタ付いてる、なぁ)
(……それでも、まあ――――良しとしよう。クライアントとの契約≠ヘ、護れたんだ)


――――――何はともあれミッション・コンプリート、ってね……。
      ……さあ、往こうTyrant=Bクソ不味いチェリーパイが、俺らを待ってる。


【遠くで、列車のブレーキ音が鳴り響く。きっとあのノリの好い運転手も、自分達を待ち兼ねて居るだろう】
【軋む身体を引き擦って、歩き出す。――ただ、一度だけ振り向けば、変わらず朱い朱い戦禍の空が、其処に有り】

【幾つもの声が聞こえた。見捨てられ、救われず、それでも必死に、叫んで――――】


ああ、そうだね――――――遣り切れない。……これでも未だ序曲≠ノ過ぎないってんだから、哀しくなるよ。


【――――彼は、その声に背を向けた。聞こえなかった振りをして、もう一度――自分を待つ人の為に、歩き始めた】

//本ッ当にお疲れ様でしたァァァァァッ!!
//楽しかったです、たっぷりと堪能させて頂きました!
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 02:35:31.95 ID:/gwQobJDO
【列車護送を終えた女はやがて大通りを歩いていた。】

【華奢な身体に大きめの黒いコート】

…ああ、身体がなまるわね

【女はそう呟いた。風が吹き、豊かな黒髪が揺れる。】

…前の国じゃあ毎日のように戦ってたから当然か…

【乱れた髪を整える。そして彼女の背中…ともに戦ってきた戦友である大きな剣がそこに鎮座していた。】

【すると、目の前に見えてきたのは─────闘技場】

…へえ…こんなのがあるの…

…おもしろそうね

【小さく呟き、確かめるように大剣の柄を触る。…そして、女剣士はその中へと足を踏み入れた。】
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 11:32:40.80 ID:a3jz+TtDO
【街中にある広場】
【黒のパンツスーツを着た、顔の上半分を黒い仮面で覆っている、肩にかかる程度の長さの黒髪の女性が立っていた】
【首にはチョーカー型の電動人工声帯が付けられている】

≪雪・・・・か・・ザザ・・・・・・≫
≪・・・・・・元気だな・・・・・・ザー≫

【女性は広場を走り回る子供たちを見ていた】
【雪が降っていても子供は元気に遊んでいる】
【仮面のせいで表情は読み取れず、安物らしい人工声帯のせいで声色も平坦だった】
【しかし女性の口元は少しだけ笑っている】
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/11(金) 14:13:10.18 ID:32GnV+fF0
【街中/大噴水前】

【水の跳ねる音と、小さな溜息】
【淵には、チェス板、散らばった駒、包装紙に包まれた黒飴が転がっていた】

【そして―――淵に腰掛け、黒のルークの駒を手に取って眺めている人物】
【何処か光の無い双眸に、柔らかに映るモノクローム】
【雲の隙間から覗く光に照らされた曖昧な光景の中、“それ”は、ぽつりと】

……チェスって、どう遊ぶの……
……ルーク召還、攻撃表示、……?

【呟いた】

【容姿は―――旧い血の色をしたボブヘア、右頬に深い傷跡が在り、太陽の様に煌く橙色の両目】
【右目の色合いはほんの少し濃く、例えるのなら「蜜柑色」に近い】
【赤い膝丈のトレンチコートを着て、両脚義足。足を動かす度、錆び付いた音が響く】
【騒がしく、少し背の低い女だった。齢は、二十に見える】

【女は暫く、ルークを、チェス板上で移動させたりしていたが】
【やがて其の手を止め、噴水へと視線を移し始めた】
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 14:26:14.87 ID:/gwQobJDO
>>604

あーああ、違う違う。

【そこに現れたのは女。長い黒髪、ほとんど黒といえるダークグリーンのコート。】

【そして背には、華奢な身体に似つかわしくない大きな大きな剣】

いきなりルークなんか動かしたらだめよ。

【そう言って、そばの白い小さな駒をつまむ】

最初はポーンから、相手の陣を切り崩すように中央に展開するのよ。

【ほっそりとした彼女の指に操られる駒は、盤上をニマス進んだ。】
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/11(金) 14:35:58.03 ID:32GnV+fF0
>>605

【現れた彼女の声、其れを聞き、一度体を小さく震わせて】
【少し警戒した様子の、橙に染まった視線を、緩やかに向けた】

【大剣に驚いたが―――怖い人では無さそう、と思考する】
【彼女が摘み、進んだ兵隊の駒。警戒を緩め、其れを見詰めて】

ポーンって……確か、“兵隊”だよね?
……弱い兵から、動かせるの……?

【―――どうやら、この血髪は、最初の手順から知らなかった様で】

中央に、展開……

【瞬きしながら、彼女の言葉を反芻し、wkwkした様子で見詰め続けるだろう】
【そして、チェスの詳しいルールは、こいつの中身も知らなかった】
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 14:51:42.00 ID:/gwQobJDO
>>606

そうよ。ポーンは一番数が多いから、その分汎用性も高いの。

【彼女は次に黒のポーンを動かした。】

盤の中央を制圧したら、九割方勝てるわ。後は…

【交互にカツカツ、と駒を動かす。盤上は白と黒の様々な駒で入り乱れた。】

冷静に戦況を見極め…

【彼女の手は白いルークに伸びる。それは一気に盤の端から端に移動し、黒の陣地に飛び込んだ。】

攻撃してくる駒を迎撃する。

【一番大きな駒…クイーンを手に取り、そばにあった黒のルークをどかす。そしてその場所にクイーンを置いた。】

最後に、相手のキングの逃げ道をふさぐ…ほら。

【やがて、黒のキングは無数の白い駒に囲まれた。】

…─────チェックメイトよ

【静かに呟いた。一陣の風が吹き、彼女の髪を柔らかく揺らす。】

【盤上の噴水による水滴が陽光で真珠のようにキラキラ光った。】
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/11(金) 15:11:03.64 ID:32GnV+fF0
>>607

【彼女の言葉を聴きながら、じっと、駒の動く様子を見詰めていた】
【白の戦車が大きく移動し、黒の陣地へ行った事に、小さく声を上げて、笑顔を浮かべる】
【好きな駒なのだろうか。……血髪の女に関しての、どうでも良い情報】

【そして、板状の戦闘の―――終局】
【敵に囲まれ、討ち取られた黒の王。板上の、無機物の王の、終わり】

……、戦況と、迎撃

【ぽつり。彼女の言葉を呟いて、其れを取り囲む白の駒達を眺める】
【其れから、子供の様な笑顔を彼女に向けて】

ポーンから動かして、中央の制圧と、駒の迎撃と……
そして、“王様”の制圧。……チェックメイト
戦争みたいな、ゲームだったんだね……

【そもそも、駒の名前から、軍事のイメージが思い浮かぶだろうが】
【そんな事も、知らなかった様で。嬉しそうに吐露すると】

……教えてくれて、有難う
詳しいんだね……、……えっと……

【礼を告げた後、彼女の名前を知らない事に気付き、口篭ってから】
【「名前を、教えて貰っても―――」と、恐る恐る、言葉を続けた】
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 15:26:28.52 ID:/gwQobJDO
>>608

『名前を聞くときは、まず自分から』

【彼女は演説するように言った。顔は穏やかにほほえんでいる。】

…誰かに習わなかった?
ま、でもいいわ。

私はロータス。ロータス=ブラックよ。

【相手の笑みを見ながら言った。右頬の深い傷が少し気になる。だが彼女はそれをジロジロ見ることはせず、橙色の深い瞳にしっかりと目を合わせた。】

あ、でもね…あんまりこの名前で呼ばれるの慣れてないから…

『黒睡蓮』って呼んでちょうだい。

【大剣を脇に立てかけながら言う。それはまるで主人に忠実な番犬のように、彼女の脇に鎮座する。】

えーっと…そっちは?

【と、聞き返した。】
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/11(金) 15:47:41.65 ID:32GnV+fF0
>>609

……!

【言われて気付いたのか、一度視線を逸らして、慌てた表情を見せた】
【微笑みを向けられ、益々、どうしよう、という顔に成って】
【其れから、ぽつり―――「……、ごめんなさい」と、謝罪する】

【其れから、彼女の名に、小さく―――柔らかな、笑みを浮かべて】

……ロータス、……ロータス=ブラックさん
黒の華、……“睡蓮”。―――綺麗、名前

【美しい響きだ、と思考した。水上に浮かび、咲き誇る黒の蓮華を想起する】
【其れから―――目を合わせた彼女に応える様に、言葉を紡いだ】

【彼女の大剣へと、ふと視線を移して―――其の清廉な雰囲気に、瞼を閉じてから】

黒睡蓮さん……分かった

……僕は、夢幻檸檬……、好きな様に、呼んで
『ゆめまぼろし』の夢幻に、果物の檸檬を、漢字で書く

【自分も、名乗り返す。なんか変な名前だった】

【ふと―――白の女王、“クイーン”の駒を手に取って】

……黒睡蓮さんは、“戦う”人……?

【再び、視線を彼女へと向けながら―――問い掛ける】
【彼女の持ち歩いている、其の剣が気になったのか】
【白の女王が、水面に映り。更に映っている、ふたつの影は、ゆらゆら揺れている】
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 16:04:07.89 ID:/gwQobJDO
>>610

ふーん…よろしくね。

【曖昧に言った。好戦的な彼女はどうも他人とこのように「穏やかに」話すのは苦手だった。】

…戦う人…か

【相手の言葉を反芻する。彼女は黒のクイーンを取り、手持ち無沙汰に投げては取る、を繰り返していた。】

そうねえ…これは飾りじゃないし…

【大剣の鞘に手を置いた。それは遠まわしに相手の質問を肯定で返したことになる】
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/11(金) 16:19:38.55 ID:32GnV+fF0
>>611

……うん、宜しく。

【彼女の言葉に、微笑みを浮かべたまま、小さく会釈して返す】
【日常と戦意の狭間の中、黒睡蓮と檸檬は、会話している】

【肯定、言葉。瞳を細めて―――紅の髪を、揺らす】
【日も傾き始めた時間帯。恐らく、噴水や黒睡蓮達に、夕の光が映るだろう】

【一度、無言に成ったが―――唇を開いて】

―――……誰かを、護る為?

【―――ロータスに問い掛ける、次いだ言葉】
【真摯な瞳の、其れ】

【其れから、そこまで問い掛けて―――我に帰ると】

―――……え、と

……黒睡蓮さんは、何の駒が好き?

【気を取り直す様に、そんな他愛無い事を、聞くかもしれない】
【檸檬は、“兵隊”と“戦車”の駒を取って、其れを握り締める】
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 16:31:38.79 ID:/gwQobJDO
>>612

いいえ。

【誰かを守るために戦うの?…その趣旨の質問を投げかけられたとき、彼女は即座に否定した。】

私はね…負けたくないのよ。

【彼女は言った。当たりは夕日で緋色に染まっている。大剣の鞘は彼女の闘志を表すかのように赤く輝いていた。】

…誰にもね。負けるなんて絶対に嫌。それだけよ。

【相手を見ずに、噴水に目を向け話す。静かだが、その言葉には彼女の「決意」が見て取れる。】

【そして、剣士は夢幻に向き直る。】

だから、私の好きな駒も分かるでしょう?

【彼女は盤上の中央に駒を置いた。…鈍く光るそれは…他の駒を蹴散らす最強の攻撃手】

【無生物の黒い女王は、噴水の揺れる水面にその姿を映しながら、威風堂々立っていた。】
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/11(金) 17:06:29.20 ID:32GnV+fF0
>>613

―――……負けたく無い、から……

【ロータスの言葉を、檸檬も紡いで。瞳を伏せる】
【決意の込められた其の言葉に、檸檬は、何処か、戸惑っている様にも見えた】

【白黒世界、彼女が置いたもの、中央で佇む其れは、君臨する女性の象徴】
【―――不純の無い、真の強さを誇る】

……、

【黒い睡蓮の女性。―――彼女の、望む姿は】
【―――Stärke、と。檸檬が呟き。再び、邪気の無い雰囲気の其れで、微笑んだ】

【強さ=z

……。……強い、……黒睡蓮さん、は
……きっと。誰にも、負けない

【其れから、ゆるり、音を紡ぐ】
【白の女王を―――黒の女王に添う様に、隣に置いた】

【其れから、義足を響かせながら、立ち上がるかもしれない】

……、日も、暮れたから……僕は、そろそろ行くね
―――……二度目になるけど……チェスのルール、教えてくれて、有難う

【別れと、礼を告げて。ロータスへと向き直り】
【夕に照らされた大剣と彼女を、空と同じ色の瞳で見詰める】

/すみません、遅れました……
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 17:17:29.35 ID:/gwQobJDO
>>614

当たり前でしょう?私を誰だと思ってるのよ。

【彼女は笑う。それはとても剣士とは思えない柔らかな表情だ。】

【やがて彼女も立ち上がり、大剣を背負う。慣れた重みが伝わる。】

ふふふ…今度あったら対戦しましょ?駒の動きとか教えてあげるわ。

【お礼を言う夢幻に笑いながら言った。】
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/11(金) 17:26:46.38 ID:32GnV+fF0
>>615

有難う、黒睡蓮さん……、
……対戦したら、負けるかもしれない……

【チェスは、自信が無いのか―――ほんの少し、たじろぎながら】
【其れでも、対戦してみたいと、思って。微笑む】

―――……また、いつか

【緩やかに、手を振りながら―――その場を去ると】
【血髪の歩兵≠ヘ、大通りに向けて、歩いて行った】
【板状の騎士達は、水滴を受けながら、女王と共に佇む】

/お疲れ様でした、有難う御座いました!
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 17:39:26.60 ID:/gwQobJDO
>>616

【彼女はもう一度微笑み、相手を見送る。】

【やがて完全に夢幻の姿が見えなくなり、彼女も呟いた。】

…──ええ。また、「いつか」ね…

【相手と反対方向に歩く。】

…────必ず

…会いましょう?


【やがて、黒睡蓮はその小さな背中を雑踏に消した。】



/乙でしたあああああああああ!!
/ありがとうございました!
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 18:38:55.69 ID:/gwQobJDO
【女は街をうろつき、やがて人気のない公園に足を踏み入れた。】

…体がなまるのよねえ
【豊かな長い黒髪、華奢な身体を包む大きめのコート。…その色はほとんど黒なダークグリーンだ。】

【そう呟き、キョロキョロと辺りを見回す。すると、植林された小さな林が見当たった。】

…ま、いっかあれで

【そう呟き、そこに入る。】

…この辺かな

【大木が密集する地点…その中央に彼女は立った。周りには頑丈そうな木がいくつもの生えている。】

……

【ふう、と息を深く吐き、目を閉じる。…沈黙が辺りを支配した。】

…────っ!!

【刮目し、大剣の柄に手をかける。】

【そして彼女は身の程もある大きな剣を抜刀し、振る。華奢な身体からは想像もできないくらい早く、そして鋭い。】

【細かくステップを刻みながら、全身を使い凪払う。そして今度は力を抜き、大剣に『振られる』】

【舞うような剣技のが終わる。】

……

【残心を取り、剣をしまう。】

【鈍く、重い音が当たりに響き、それから彼女の周りの木がきれいに分断され、倒れた。】
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 18:40:11.41 ID:oWGVZKFX0
【カノッサ機関 水の国支部100階 エレベーター前】

【上下を行き来するエレベーターと階段の前に設置された公共用の椅子】
【その整然と並べられた椅子の一つから、仄かな香水の香りが漂う】


(おおよそ数えてあと1カ月――あたしが動かなきゃ意味がない、か)


【足を組んで椅子の背にもたれ掛かるように座っているのは、目がやや大きい可憐な19才程度の少女】
【リボンで縛った赤髪のツインテールと、左目の下にある小さな星型の刺青が特徴的である】
【フリフリとした桃色のドレスに黒いミニスカートを着用するケバいその身嗜みには、彼女の性格がよく表れているようだ】


(……ここら辺でテキトーにくつろいでりゃ、AOEに向かう議員の1人位は会えるもんかしらね?)


【彼女はNo.31、ラッティー・プリケット 機関には大分前から所属しているようだ】
【だが、与えられた任務を全て断ることから数字キーパー%凾ニ彼女を罵る人物も少なくない】
【嫌味な性格の持ち主であると共に、人によっては面識が無くとも彼女を既に知っていておかしくはないだろう】
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 20:00:36.08 ID:JstA04hfo
【街外れの空地】
【缶コーヒーを片手に、金属製のアタッシュケースに腰掛けている青年】

当然が当然であるが故の価値とは、それが当然で無くなるまで認識出来ないという点にある
そして、その矛盾が我々の愚かしさに由来するということは否定するべくもなく───

【研究者のそれだろうか、掠れた白衣を纏っていて】
【その白衣の胸には[非均一な形状のギア]のマークが在る】

いやはや、何とも、………詭弁的ですね

【何処か愉しそうな表情で一人喉を鳴らしつつ】
【手に持っていた缶を後方の空地へと投げ棄てた】
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 20:24:30.40 ID:OT1V31h2o
>>620
/まだいらっしゃいますか?
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 20:30:00.99 ID:IRyLEIvro
【公園――】


えっちょっ此処はどk・・・・・・
【シュゥン】

―――ウゥゥウウワアアァァアアーーーーッ!
【ヒュゥゥゥゥウウウウーーーーー】 【公園へと落下してくる一つの影】

【ヅグサァッ!】 【……】

【それはごちゃごちゃとした髪型の茶髪で、マグマの様な朱色の眼を持ち、17歳程の、ガタイの良い青年だった】
【服は土に汚れた緑色のローブで、中には灰色のTシャツと短パンが着られていて、黒色の靴を履いていて】
【そして、くすんだ金色で、「Grun Guibaknowrr」と、薄い灰色の刺繍がある長めなスカーフを首に身に付け、後方へとたなびかせていた】
【・・・のも、ついさっきの話】 【今現在は、頭部から地面へと落下し、砂煙と共に植物のように突き刺さってしまっている】
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 20:31:55.73 ID:iFhtlKS/o
>>621
/おーっと!少々遅れましたが居ます!
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 20:38:13.62 ID:/gwQobJDO
>>618でもう一度募集します…
ということはしていいの……かな?
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 20:39:16.64 ID:oWGVZKFX0
【光の国 街中】

【太陽が沈み、人通りも少なくなった小路地の一通り】
【その片隅のベンチに誰かがぐったりと座り、空を見上げている】

―――――休暇中でも、国のことを考えると眠れませんね…。

≪貴様と私はこういう所に限ってよく気が合うな。複雑な気分だが、この国のことと考えれば嫌でもない≫

もう戦争は起きないと思いたいのですが、そういう訳にもいきそうにありませんし―――。

≪私も嫌な予感がしてならない。それでも万一の時は、一兵士としての役割を全うするのみだ≫

【そこに座っているのは、白い長髪を後ろで束ねた、温厚そうな表情の男性】
【服装は地味な深緑の半袖ジャケットにグレーのジーンズと、ラフな格好この上ない】
【一見すれば何処にでも居るような一般人…だが、どこか少し様子がおかしい】
【近くに人の気配は感じられないのに、まるで誰かと会話をしているかのように独り言を呟いているのだ】
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 20:40:26.60 ID:OT1V31h2o
>>620>>623

【青年が佇む空き地に偶然然人が通りかかる】

……?

【真紅のツンツンヘアーの十中八九学生であろう人物】
【寒さに備えてか、学ランをキッチリと着用していて】
【どこか似合わないメガネを掛け、両手には包帯が巻かれている】

【自身の足元に転がっている、つい先程青年が投げ棄てた缶を見つめると】

……ポイ捨てダメ、絶対!

【あろうことかそのコーヒー缶を、勢い良く右足で蹴り飛ばそうとする】

(あ、外したかも。)

【そんな事を心の中で思うが】
【何らかの要因で蹴るのを妨害されたり、缶が規格外の一品だったりしなければ】
【問題なく、缶は一直線に男の背中へ向かって飛んでいくだろう】
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 20:45:50.28 ID:iFhtlKS/o
>>626

【首を軽く捻って、おもむろに立ち上がろうとする白衣の青年】

さてと……そろそろ始めますか、と──────うん?

【そこに聞こえる誰かの声と、カンを蹴る音を聞き】
【ゆっくりと振り返るが、完全にリラックスしていた彼にその一撃を避けられるすべは無く】


あべしっ!!

【何処か間の抜けたような、それでいてオーバな悲鳴を上げて、脇腹に直撃】

アイタタタタ……何ですか、一体
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 20:53:17.51 ID:OT1V31h2o
>>627

……外したか。

【完璧に当たった筈なのに、ボソっと呟き】

言っただろう? ポイ捨てダメ、絶対って。
それともムシャクシャして蹴った、反省はしているって事にした方がいいかい?
ああ、そこに缶があったからだってのも、童心に帰ったみたいで良いかもね。

【どんな言い訳が良いのか尋ねて、微妙に釣り上がった口元】
【どれも本音ではないことは明らかであり、ほぼ確実におふざけで蹴ったのだろう】
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 20:55:27.64 ID:GTlMK5BSO
【郊外――廃墟】
【今は使われていない廃れた建物の中で】

――すぅ・・・すぅ・・
【元々何色の物だったのか分からなくなってしまう程に汚れてしまったローブを身に纏い】
【顔中に包帯を巻いた少女がそこで眠っていた】
【その蒼いボサボサの髪には氷で出来た花の髪飾りがついてて】
【氷は何故だが解ける事はない】

【少女は段ボールをしいてその上で眠っている】
【その服装といい、段ボールといい】
【どう見てもホームレストです。本当にありがとうございます。】
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 20:55:59.37 ID:GTlMK5BSO
【郊外――廃墟】
【今は使われていない廃れた建物の中で】

――すぅ・・・すぅ・・
【元々何色の物だったのか分からなくなってしまう程に汚れてしまったローブを身に纏い】
【顔中に包帯を巻いた少女がそこで眠っていた】
【その蒼いボサボサの髪には氷で出来た花の髪飾りがついてて】
【氷は何故だが解ける事はない】

【少女は段ボールをしいてその上で眠っている】
【その服装といい、段ボールといい】
【どう見てもホームレストです。本当にありがとうございます。】
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 20:57:14.27 ID:GTlMK5BSO
>>630
/あれ?
/連投重複すいません。
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 20:58:57.86 ID:iFhtlKS/o
>>628

【眉間に皺を寄せて暫し苦悶の表情を浮かべていた白衣の青年だが】

うん?……ああ、ああ。成る程

【飛来した物体……】
【蹴られたことで彼の下に“戻ってきた”空き缶を拾い上げると】
【それと、目の前に現れた人物を交互に見比べてから、納得したように首を縦に動かす】

これはこれは、申し訳ありませんでした、ね───いや、全く、私に非があります

【相手の「おふざけ」に気が付いているのかいないのか、「作ったような」にこやかな表情で】
【右手に缶を持って、それをジャグリング(?)するように、上に投げては掴むことを繰り返す】

ふむ……ふむ……“公共の正義”の為に行動するとは、関心な若者も居た者です
全く──────全く……
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 20:59:25.68 ID:GTlMK5BSO
>>630
/訂正
/×ホームレスト→○ホームレス
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 21:13:17.58 ID:OT1V31h2o
>>632

うん、ボクは”正義”のために動いたのさ。
もし仮に物を蹴った行為を”悪”と定義したとしてもプラマイゼロ。
つまりボクは全く悪くない、理解できるよね?

【相手の納得したような様子に満足したかどうかは定かでないが、口元を釣り上げる】
【そう、「笑顔を浮かべる」のではなく、「口元を釣り上げる」】
【例えるならば営業スマイル】
【中身が篭っていない、作られていないような作られた表情】

そもそもキミは大人なんだしさ、こんな子供に注意されて恥ずかしくないの?
守れて”当然”のマナーだよ? ゴミはゴミ箱に捨てるなんて。

【確実に調子に乗っている】
【青年が年上且つ敬語を使っているのも、其れを加速させているようで】
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 21:18:44.88 ID:6N8U5Gxao
【路地裏】

……何か、俺に用だったか?

【人通りの少ない道――暗く狭い路地の中で、二人の男性が睨みあっている】
【一人は白いカッターシャツの裾を、黒いスラックスからだらしなくはみ出させた、黒い革ジャケットを身につけた男】
【紺色のネクタイを緩く締めて、それをわざわざネクタイピンで留めた、黒目黒髪の青年だ】
【身長は170pといったところだろうか。のっぺりとした、感情を感じさせない黒曜のような瞳をしている】

「ゴホッ! なっ、なんだってんだ。 おお、俺が、な、何かしたかよ……?」

【対する男性は、あまりさえない――どこにでもいるような、スーツ姿の男性だ】
【革ジャケットの男に、胸倉を掴みあげられ、息を詰らせながら、狼狽した様子で――為されるがままになっている】

「ちょ、ちょっと近道をして、かっ、帰ろうとしてただけだよ!」
「な、なんか気に障ったなら、謝る……謝りますから……ゴホッ! か、カンベンしてくれ!」

【脅えた眼差しで、ジャケットの男へとそう釈明しているが、しかし取り合っては貰えないようだった】
【――無感情に、ジャケット男の胸倉を掴み上げているのとは逆の手、左手がスラックスのポケットから引き抜かれれば】
【そこには、刃渡り20pほどのナイフが握られている――】

……もう一回だけ聞く。
何か、俺に用だったか?

【ジャケットの男の静かな声が、やけに大きく響く――】
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 21:19:43.45 ID:yMjSC1EAo
>>622
/まだいらっしゃいますでしょうか?
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 21:21:08.44 ID:iFhtlKS/o
>>634

いえ──────まあ、理屈は通っていますね

【目の前の相手の態度に、白衣の青年は苦笑を浮かべて微かに肩を竦める】

ただ一つ、“当然を守れない公共の悪”として言い訳をさせて頂きますと
「私は別にこの缶をこの場に棄てて帰るつもりは無かった」、ということでしょうか
ただターゲットになる物体が欲しかった訳ですよ。そもそもこの場所に赴いたのも、

……いや、どうでも良いことですか

【「誤解をされるような素振りをした私が悪い、とも言える」と小さく呟いて】
【今度は首を小さく横に振り、溜息を吐いた。】

まあ、そう、以後気を付けますとも、……ええ
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 21:22:41.39 ID:IRyLEIvro
>>636
/いますんよー
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 21:23:13.64 ID:/gwQobJDO
【街中で女は舌打ちした。】

カノッサ……か、…昨日ので分かったけど相当の悪みたいね

【脳裏に浮かぶのは昨夜の情景。水の国…彼女はそこで国賓護送に参加したのだ。他の能力者とともに機関の追ってを迎撃した。】

ま、第三世界もいろんな組織があるみたいだけど…

【限りなく黒に近いダークグリーンのコート…そのポケットからタバコを取り出し、口にくわえた。】

どうも激しいわね。まずは情報がほしいわ。

【背中には華奢な身体には似つかわしくない大剣…それは月光をうけ、凶悪に光る。】

【やがて、彼女は再び舌打ちした。先ほどの公園でライターを忘れてきたらしい。】

……ったく

【風で乱れた豊かな黒髪を整えながら、彼女は辺りを見回した。】
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 21:24:30.13 ID:yMjSC1EAo
>>622>>638
「……大丈夫か、お前」

【青年の傍らに、もう一つ、十歳児程の小さな影がある】
【全身に黒いローブを羽織り、中には黒いブレザーを着用した容貌】
【右手には、等身を超える大鎌を所持している】
【その鎌の影響か、付近には人が全く寄りつかない】

「……一人で抜け出せるか?
 無理なら、手伝ってやっても構わないが」

【深紅の目の、少年とも、少女とも言えぬ顔立ちをしている】
【それで、性別を判断するのは難しいかもしれない】
【が、声質はそれとなく可愛らしいため、それで判断するのは容易いだろう】
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 21:31:16.22 ID:IRyLEIvro
>>640

んふんごー?ふんごんごご・・・んごふんごおごご(あんた誰?というのは後にして、大丈夫かと言われると・・・大丈夫じゃあないつーのーッ)
【もがきながら、何やら喋る彼】
【なにを いっているのか よくわからない!】

んごごんごーご?(一人で抜け出せるかって?)
【相手の姿は見えていないようだが、声から危険を感じ無いため】
【焦り等は感じていないようで】

んごーふんごっご!(勿論、抜け出せないさ!)
【そう、高らかに言うが・・・顔も埋れている為か、よく聞き取れないだろう】
【だが、脚をじたばたとしながらもがいているため、そこから判断出来るかも知れない】
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 21:31:44.53 ID:LxI4rOjSO
>>635
いやあ……はは……

【突如、その二人の後ろ……正しくは胸倉を掴まれている方の後ろから歩いて来る、一人の青年】
【背中に背負うは金色のギターケース。首に巻くのは赤く長い毛糸のマフラー、首から掛けているのは蒼いペンダント型のオルゴール】

特に、用は無いんじゃないのかな……君に用があるのは……“俺”さ。

【被っているのは黒いテンガロンハット、瞳はくすんだ蒼で、目は虚ろ】
【服は「黒古龍の鱗」をベースにして作られた黒いトレンチコートと、焦げ茶色の長ズボン】
【メタリックブルーの長髪が風に揺れ、右腰には「古黒龍の牙」製のマシェットナイフが、左腰には黒い数枚のチャクラムが輝き、歳は二十代後半と思われる】

……俺はさ…………“悪”って奴が凄く嫌なんだ。昔からね……“セイギノミカタ”ってのは堪らない響きだよね。

【その青年は表情こそ笑顔だが……その奥からは何か……“どす黒い”何かが感じ取れるだろう】

『…………………』

【その隣に、連れ添うようにもう一人】
【首から掛けるは、赤いペンダント型のオルゴール、縦ロールのお下げにした銀色の髪、色白な肌、左が鮮血色、右が黒っぽい赤色の所謂「オッドアイ」】
【裾に白いフリル、胸元に小さな蒼いリボンが付いた黒のワンピース、その上から羽織っているのは両袖に黒いフリルが付いたケープコート、ズボン代わりか白いドロワースを履いており】
【靴は黒く、赤いリボンが付いた、モコモコとした素材のブーツと、人形のような服装の幼女である】

643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 21:35:18.71 ID:OT1V31h2o
>>637

ふぅん。でもそれって、結局はただの言い訳だよね?
証拠出せ証拠、なんて子どもっぽい事を言うつもりはないけどさ。
キミの言葉が本当である保証なんて、誰にもできるわけ無いもの。

「まるまるしようとしていた」「まるまるするつもりだった」って、便利ないいわけだよね。
起こらなかった事の真偽なんて分からないもの。もしもなんて無いんだからさ。
まぁ直接脳を覗けば分かるだろうけど、そんな事”普通”は”当然”出来ないし。

……まぁ、仮にキミの言葉が真実だとしよう。
だから、なんだい?
一時的にでも街の風紀を破壊したことに変わりはないわけだ。本当にどうでもいいね。

はい、ボク正義、キミ悪決定ー!

まあまあこれからは気をつけたまえよ、少年?

【長々と喋っているが、実のところ最後のヒトコトが言いたかっただけだったりする】
【すっごい上から目線の上すっごいドヤ顔】
【相手の顔を指差しながら自分が正義だと言い放ってる姿は、周りから見ればとても「正義」には見えないだろう】
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 21:41:28.58 ID:GTlMK5BSO
【郊外――廃墟】
【今は使われていない廃れた建物の中で】

――すぅ・・・すぅ・・
【元々何色の物だったのか分からなくなってしまう程に汚れてしまったローブを身に纏い】
【顔中に包帯を巻いた少女がそこで眠っていた】
【その蒼いボサボサの髪には氷で出来た花の髪飾りがついてて】
【氷は何故だが解ける事はない】

【少女は段ボールと新聞紙を寝具にして眠っている】
【その服装といい、段ボール・新聞紙の寝具といい】
【どう見てもホームレスです。本当にありがとうございます。】
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 21:41:32.90 ID:yMjSC1EAo
>>641
「……うるさいからちょっと黙っててくれないか?
 引っ張ってやるから」

【鎌を地面に置き、青年の両足を掴み】
【有らん限りの力を振り絞り、引っ張る】
【少女、と思われる者は、腕力が大の大人を超える程あるため、それ程深く無ければ容易く抜く事が出来るだろう】
【抜けなかったならば、ご愁傷さまである】

「そういえば、何でお前はここに刺さっていたんだ?」

【青年が落ちてきた所は見ていない為、その理由を知らないのだ】
【そして相変わらず、人は寄りつかない】
【少なくとも、見える範囲では】
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 21:45:31.84 ID:iFhtlKS/o
>>643

ふむ、証拠、証拠ですかねぇ

【勝ち誇っているような目の前の相手の言葉を聞いた後、】
【白衣の青年は暢気に顎に手を当てて少し考えるような素振りを見せる】

そうですね……問題ない、でしょうか

【そう言って身を屈め、足下に置いてある金属製のケース……】
【先程まで自身が腰掛けていたそれに手を掛け、取っ手の付近にある黒い部分に右手人差し指を乗せる】

【すると、ピ、という電子音の後にアタッシュケースが自動で開き】

ああ……残念ながら、少年、と呼ばれるような年ではありませんよ、私は。
これでも成人はしていますので

【そこに現れたのは黒い……金属光沢を纏った、何か】
【緩衝材と思われるスポンジのような物の隙間に嵌め込まれているそれは】
【鳥のような形状をしていて、しかし、どう見ても機械である】
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 21:46:51.48 ID:6N8U5Gxao
>>642

【二人に向けられた声に、両者ともがそれぞれに反応を示す――】
【スーツ姿の男性は、呆然とした表情で二人を見つめ】
【ジャケット姿の青年は、そちらに目を向けてから――苦々しげな表情で舌打ちした】

【だが、反応した後の行動は、スーツ姿の男性の方が早かった】

「っこのっ!」

【自分の胸倉を掴み上げていた右腕を、下から跳ね上げるようにして、左腕で弾き飛ばす――】
【同時に胸元のボタンがいくつか弾けとんだが、それには頓着しないようだった】

しまっ……!

【拘束が解かれるやいなや、スーツの男性は素早い動きで、近くに落ちていた鞄の方へと走り出して】
【低い姿勢で走りながら、その鞄を回収すると――一目散に、路地の奥の方へと逃げていった】
【――無論、ジャケット姿の男性も、それを追おうとしないではなかったが――】

……。
うーん、まァ。李下に冠を正さず、って諺もあることだし?
俺に非がなかったとは言わんが……。

【まるで造り物のようだった表情が、急にへらり、と軽薄な笑みを形作った】
【喉と口腔だけで発声する、軽薄な声色で、男女のほうへと向きなおりながら、言葉を並べ立て始める】

ヒトにはそれぞれジジョーってモンがあるとおもわねェ?
たとえば、今逃げてったニーチャンが、犯罪者で。俺が正義の人だったら、アンタどーすんの?

【まるで自分に正義があるかのように、男女をあげつらって見せるが、その態度に悪びれたものはない】
【――まるで、目の前の男性の黒い&オ囲気も感じられず、自分の置かれた状況が理解できていないかのように】
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 21:48:09.71 ID:IRyLEIvro
>>645

うごんごごー(お断りだねーだ!)
【ギュムウォッ】 【少々体重は重いだろうが、難なく引き抜かれて】

っと・・・ありがとう、おかげで助かったぜ
【そう、礼を言う彼】 【付着している土等を払うことはしないようだ】
【そして、周りに人がいないことには気にしていないようだが、大鎌には気にをしているようだ】
【それについては今は言及しないのだが、視線で気づくかもしれない】

そうだな・・・何で突き刺さっていたかというとだなッ!
何か歩いていたら! 急にワープして、此処の上空に来てしまって・・・
そしてッ! 落下して、この有様さァ〜
【自慢するかのようにいう彼】 【スカーフが同調するかのようにたなびく】
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 21:52:49.20 ID:xtLJO2bmo
【水の国、街中】

───ふム、雪、デスか…

【瑠璃色のショートヘアに、髪と同じく、ツリ目でくりくりした瑠璃色の瞳】
【着ている白色のパーカーから伸びた腕も雪のように白い】
【その白い腕には深めの傷が走っていて、血が垂れている】
【───そんな少女が建物の屋根の上に、腰を下ろしている】

やっぱり雪はいいデスねぇ…
白くて、冷たくて……やがて無とナル

そろそろ見えなくなる時期が近づいてきてるのが非常に惜しいデス

【彼女の後ろには軽く積もった雪の上に点々と血痕が残っていて】
【それを逆方向に辿っていくと、路地裏へ結びつき数人の死体があるだろう】
【しかし死体からはほとんど血が出ておらず、ここからの血痕は彼女のモノのようだ】
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 21:56:46.55 ID:OT1V31h2o
>>646

……何それ?
プラモデル? ラジコン? 自由研究?

【アタッシュケースの中から現れた”何か”を見て、首を傾げる】
【これもふざけた物言いのように思えるかもしれないが】
【異世界から来たこの人物はロボットなどといった存在とは縁遠く、この発言”だけ”はあながち冗談ではない】

で、そのブラックバードくんが、どんな証拠を見せてくれるんだい?

あ、成人してるのは分かってるよ。
見た目的にも、ボクより年上だし。
育ち盛りかもしれないからそれだけじゃ確実じゃないけど、立ち振る舞いが大人びてるしね。

【つまり、先程の発言も100%冗談だったということである】
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 21:57:54.85 ID:LxI4rOjSO
>>647
ん? どうもしない……というかどうしようもないよね。証拠も無いしさ…………それなら、現行犯の君が優先だろ?

【彼もまた、まるで自分こそが正しいとでも言うように……】

しってるかな、君? ナイフを人に向けるのは立派な犯罪さ……“正義”の為なら、致し方ないんだけどね……

【……その腰の黒いマシェットナイフを左手に、二枚のチャクラムを右手に持ち】

………俺が君を[ピーーー]のは仕方が無い事さ。君……“悪人面”してるからさ……

『いや、その理屈はおかしいですから』

おかしくないよ。

【幼女の言葉に即答しつつ……】

君の断末魔…………聞きたいなあ

【マシェットナイフで、そちらの腹を……勢い良く突こうとする!】
【幼女はやれやれ……といった表情で、その様子を見つつ、一歩後ろに下がる】
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 21:58:09.69 ID:yMjSC1EAo
>>648
「まあ、地面に刺さっている変な奴に近づくなんて私ぐらいの者だからな」

【軽く自虐を混ぜながら微笑をし、鎌を拾う】
【その拾い方、並の者では出来ない様な方法である】
【足で上方に舞い上げ、何故か地面と平行に落ちてきた鎌を頭上で掴み取る】
【そして270度回転させ、右横に立てた】
【その時、初めて『少女』に似合わぬ大きさの鎌だという事が分かるだろう】

「……つまり、異世界から来たという事か。
 案ずるな、よくある」

【黒いローブを靡かせ、そう言う】
【そして、空いている左手で青年に付着している土を払おうと近づいた】
【正直、何をするのか分からない雰囲気を出している為怖いかもしれない】
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 22:05:11.69 ID:iFhtlKS/o
>>650

MCX-47BR──────超小型自律式『戦闘』飛行システム“ベールクト”

【青年がパチリと指を鳴らす】

はい、続きはWEBで。

【と、開ききった所で折り返して今度は閉まる、ケースのフタ】
【オープン時間約5秒】

まあ、冗談は置いても、よく考えてみると私はそろそろ帰らければいけませんので、ね
今日は動作テストを行うにしてもベストな状況ではなかった……
だからこそ、こうして珈琲片手にダラけていた訳なのですけれどもね

ということなので、“証拠”も実際にお見せすることは出来ないのですが
そう……興味が御座いましたら、こちらまで是非どうぞ

【そう言って差し出すのは小さな長方形の紙。つまり名刺】
【そこには「増野 透冶 メカニック」という文字と、住所等幾らかの情報が記されている】

仕事もしてますから、ええ。社会人です

【勿論青年も冗談だとは理解しているだろうが、微妙な所を根に持っているのか】
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 22:07:43.94 ID:IRyLEIvro
>>652

変な奴とは何だ変な奴とはーッ
・・・俺様は変な奴ではない、「グラン・ギバニョール」だ!
【そして、鎌を普通ではないような方法で拾い上げる少女を見】
【一言、「すげー」と、唖然とした様子で呟いた】
【なお、突き刺さるほどの勢いで頭から落下したのにほぼ無傷なこいつに関しては、適当な補正である】

お前の鎌でかいなー、よく持てること
【そう言った直後聞こえてきた異世界と言う単語】

へっ・・・『異世界』?

 『 異 世 界 』 ?

【あんぐり。】 【そう、彼は今の今まで異世界に来たとは思っていもいなかったのである】

ん・・・何だよー
【そんな中、近づいてくる彼女】 【思考が混乱しているのか、何故近づいてくるのか咄嗟には理解できず、何も行動は起こさず】
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/11(金) 22:07:52.28 ID:zXqiKFj9o
【深夜の森の広場、そこに一人の少年が居た】
【染髪した短い茶髪をつんつんに逆立て学ランを着崩している】
【腰にはベルトポーチが巻かれ、左腰にはガンベルトを改造したものに仕込杖を差している】
【顔はそれ程整っているわけではないが、比較的愛嬌のある顔である】
【よくみると体じゅうの至る所に傷跡があるのがわかるだろう】
【そして、其の両目は、鮮血の如く鮮やかな真紅であった】
【そんな少年は、深く夜の森の寒々しい空気を吸込み、ゆっくりと吐いた】


……“卵”。
何とかしなけりゃ、いけないよな。


【強い意志と共に、その呟きは漏らされた】
【腰のベルトポーチから瓶を取り出し、錠剤を数錠取り出し、口の中に放り込んだ】
【そして、徐々に卵を抑えこむ精神の枷を外していく、ゆっくりと、ゆっくりと】
【谷山の表情が歪み、一瞬たたらを踏む】
【それでも、徐々に卵を活性化させていく】
【谷山の周囲に、徐々に数式――――視覚化された莫大なデータの顕現が現れていく】
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 22:10:38.38 ID:6N8U5Gxao
>>651

確かに。証拠はねェな。
ケドな、俺から……。

【答えを受けて、あっさりと男性の糾弾を受け入れた青年は、さらにその舌を動かそうとしたようだったが――】
【目の前の男性が、物々しい凶器を手にしたことで、片眉を上げて口を止めた】

……。
ならアンタのやってることも犯罪じゃねェの?

【さすがに、身の危険を感じたのか――】
【一歩、足を後ろへ引いてから。それでも減らず口を叩いて、こちらも左手のナイフを前に掲げる】

悪人面ァ? このLove&Peaceを体現したような笑顔が見えないか?
ま、仮に100歩譲って、俺が悪人面だったとして、もだ。
……少なくとも俺よりは≠んたの方が、悪人面してるぜ。

【しかし、こちらの長広舌には付き合ってくれないらしい――】
【――突き出されてくるナイフから逃げるように、その軽薄そうな外見とは裏腹に、軽快な身動きを見せ、後方へと飛び退きながら】
【舌打ちをして、声を張り上げて、今度は後ろに下がった少女の方へとアプローチをかける】

っと、と!
おいお嬢ちゃん! 止めなくて良いのか!?

【――ナイフから逃げ回りながら、幼女に助力を請う、というのは、客観的に見れば情けない姿ではある】
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 22:14:24.49 ID:GTlMK5BSO
>>655
【ガサっガサガサガサガサガサっ】
【草木を掻き分ける音がする――】
【獣だろうか?】
【やがて、現れたのは――】

・・・・はぁ、やっと獣道は抜けられた・・
【一人の少年だった】
【白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 22:16:45.49 ID:yMjSC1EAo
>>654
「そうか」

【ハッキリ言って、無愛想である】
【表情も変えず、冷淡に言い放つ】

「別にそれ程重くもないぞ。
 持ってみるか?」

【言葉に騙されてはいけない】
【『少女』の感覚を信じてはいけない】

「ああ、異世界だな
 お前が居たのがどういう世界かは知らんが」

【「別に」と言いながら先ほど書いた通り、グランの服に付着した土を払っている】
【目に見える範囲だけであるが、それでも大分違うだろう】
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 22:17:04.78 ID:TNMvEpKyo
>>655

…治療符貼ってても直らねえ…あいつらかなりボロボロにしてくれたみてえだな…
クソッタレ、能力者と違ってオレは銃だけが頼みの綱なんだっての…

【茶髪に黒のフェルトハットに左目の眼帯、首周りにふさふさした毛の帯がついた黒の革製コートに黒いシャツ
青の膝が破けたジーンズに銃を収めたホルスター付きベルトにウエスタンブーツの…右腕をギブスで固めている青年がイライラした様子で
その右腕に左手を添えて近づいてくる】

【右目のみが露わになっているその顔は苛立った様子であり、悔しそうに歩いてくるが…】

…あん?何やってんだそこのお前

【と、どうもその右目が谷山の顔を捉えたらしく、不機嫌な状態を隠さないまま声をかけてくる】
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 22:17:32.49 ID:TNMvEpKyo
/>>659はなかった事に!
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/11(金) 22:18:04.63 ID:zXqiKFj9o
>>657
【ビクリ、と体を震わせて谷山は少年の現れた方向へ振り返った】
【歯の根は合わず、顔は歪み、全身からは青白い情報の奔流が起きている、そんな状態】

(なんっ、つー時に!)

【声を出すこともできず、谷山が出来るのは、只溢れ出す悪意を相手に叩きつけないように、また抑えこんでいくのみ】
【がくり、と右ひざを付き、両腕で自己の体を抱きしめるようにして、谷山はかすれた声で少年に話しかける】

今の……俺、に……近づく、な……ッ……!
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/11(金) 22:19:53.38 ID:zXqiKFj9o
>>659
//自分は複数でもOKですよ?もう一人の方によりますけども。
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 22:21:20.91 ID:OT1V31h2o
>>653

へ、ロボッ───ちょっ、気になるところでっ
……で、検索ワードは?

【憎い演出をされ、思わずその場で手を伸ばすも】
【直ぐに冷静に戻ったのか、冗談に乗っかる】

ふぅん。そうだよね、”良い子”はとっくに帰る時間だからね。
ラジコンで遊んでて見つかったら、”ママ”に怒られちゃうもんね。
なら仕方ないよね。真っ暗だとお化けが出ちゃうかもしれないもんね。

【そしてこの態度である】
【幾ら何でも青年の年齢を下に見過ぎだ】
【根に持っているのを見ての、弄りもといからかいもとい冗談であろうが】

……成程、メカニックの増野君、ね。
メカニックで儲けが出てるのかは、ちょっと疑わしいところだけど。
もし商売になってなかったら社会人じゃ……あれ、一応は社会人なのかな?

…………あ、ボクの名前は紅(くれない)だよ。
覚えてくれても覚えてくれなくても、どっちでもいいけどさ。

【どうでもいい事に疑問を持ちつつ、どうでもよさげに自己紹介する】
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 22:24:05.07 ID:TNMvEpKyo
>>662
/10時過ぎに複数絡みは少々キツイのですよ
/明日も仕事があるので…どうもありがとうです
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/11(金) 22:24:47.33 ID:zXqiKFj9o
>>664
//はい、了解でございますの。ではまたいつか宜しくです。
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 22:27:12.39 ID:IRyLEIvro
>>658

そうかってなんだよそうかってー
【一方のこちらは、かなりうるさいだろう】
【そんな彼、今は一見怒ったような顔なのだが、声色からはさほど怒ってもいないようで】

へえ、結構軽いんだその鎌
【とは言っているものの、全く信用していないようである】

・・・マジかよー、うっわーマジかよー、異世界とかマジかよー、マジかよー
どういう世界かと言われてもなー、今は違いがよくわからんからなー
【がっくし。】 【服についた土は、幾らか払えるだろうが】
【どうやら、元からかなり土で汚れていたようで、布質のせいもあってか、全ては払えないだろう】


・・・・・・んー、その鎌、本当に重くないのか?
【そう言いながら、その鎌へと近づいて持ち上げようとする】
【・・・重さが常識的ならば持ち上がるだろうが、そうでなければ持ち上がらないだろう】
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 22:28:13.94 ID:GTlMK5BSO
>>661
・・・・あれ?こんな時間にこんな所に人がいるなんて珍しいです。
【少年は谷山に気が付いて】

今晩w―――
【挨拶を交わそうとしたその時だった】
【谷山の顔が歪み、膝をついたのは】

――――ッ?!大丈夫ですか?!!
ち・・・近づくなって・・・そんなの・・!
苦しんでる人が目の前にいるのに、放っておけませんよ!
【よって、谷山の言葉をスルー】
【心配そうに谷山に近づいていく】
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 22:32:33.21 ID:iFhtlKS/o
>>663

マシノラボ、でどうぞ

【そう言って、足下に付いた砂埃を手で軽く叩いてから】
【緩慢な動作で、完全にフタが閉じたアタッシュケースの取っ手を手に取り】

どうでしょうね。エンジニア、という呼び方の方が正しいやもしれません
ハードの機構開発、ソフトウェアプログラミングに、機械整備まで何でもどうぞ……
まあ、私の人格を表すならば、やはり“Mechanic”という言葉が正しいのですけれども

【少し眉を潜めて、首を横に振る】
【冷静を装っているような、或いは「冷静を装っている」ことを装っているような、そんな表情で】

ベンチャーは技術で勝負ですよ、紅君
……私は固有名詞の記憶は不得手とする所なのですけれどもね

それでは、また機会が在ればお会いしましょう

【そう言ってその場を立ち去るだろう】

/乙でしたっ
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/11(金) 22:34:35.01 ID:zXqiKFj9o
>>667
(“だからこそ”だったってのに、くそ……ッ!)

【歯噛みし、蹲る】
【そして、心配そうな表情を浮かべ、此方に近づく少年を睨みつけ、叫ぶ】

来るなァッ!
今、押さえが効かないんだよォ、近づくな、今の俺は、間違いなくお前を傷つける!

【周囲を舞う、無数の数式が収束し、ず・ず・ずずず、と無機質なワイヤーフレームの腕を創りだした】
【それがぞぞぞ、と少年のほうへゆっくりと伸びていく】
【其れは、触れれば確実に良くないことが起こるであろう事が予想できるものである】
【近づくな、それは拒絶ではなく、少年を傷つけたくないがゆえに放った言葉である事がわかるだろう】
【震える手で薬瓶を取り出し、大量の錠剤を掌にぶちまけると、口の中に其れを放り込む】
【ぼり、ぼり、と薬を噛み砕きながら谷山は薬を飲んでいく】
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 22:34:40.24 ID:LxI4rOjSO
>>656
犯罪? じゃあ君……現実的な話で言うならさ、「正義組織」が意見の食い違った奴……つまりまた別の正義を、集団リンチで倒すのは犯罪? 違うよね寧ろ英雄扱いだよね。実際そうだしさ。正義なんて人それぞれなのにね。

ま、“正義”だから仕方が無いよ。誰が決めた正義なのかは知らないけどね……正義はね、悪っぽい奴を……悪っぽく見える奴を懲らしめれば成り立つのさ。話は逸れるけど、だから「正義組織」ってやつには犯罪者も平気なツラ混じっているのさ…………合法的な悪事したさにね。「正義組織」って肩書は最高に最低な武器なのさ。

【ぺらぺらと、彼は自分の……“身勝手な持論”を、ナイフと共に振りかざす】

あ、世の正義組織にこんなの聞かれたらまずいな……仲間意識で報復されちゃうかもね、はは。今の無しで…………っと!?

『その辺にしときなさいですから!』
『ごめんなさい、貴方には迷惑をかけたですから』

おいおい、離してくれよデイドリィム……いくらなんでもさあ。今良いトコなのに……ナンセンス極まりないよ。

【それを遮るのは、幼女……デイドリィムの“特異”】
【青年の身体を、その身体中から伸びる……“黒い包帯”が捕縛している!】
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 22:35:03.82 ID:yMjSC1EAo
>>666
「うるさい。
 力尽くで黙らせるぞ」

【とは言いつつも、そんな事をするようには到底見えないだろう】
【……ごめん嘘ついた、普通にやりそうに見える】

「ああ。
 じゃあ訊くが、お前の世界に変な力を扱う者はいたか?」

【払えないものは諦め、少しだけ青年から離れた】
【そして、右手に持つ鎌を突き出す】
【どうやら「持て」という意思表示らしい】

【恐らく、普通の青年の力では持てない】
【例え、両手を使って持つ事が出来たとしても、重くて歩くことすらできないだろう】
【それだけ、この鎌は重い】
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 22:37:53.67 ID:/gwQobJDO
【街中で女は舌打ちした。】

カノッサ……か、…昨日ので分かったけど相当の悪みたいね

【脳裏に浮かぶのは昨夜の情景。水の国…彼女はそこで国賓護送に参加したのだ。他の能力者とともに機関の追ってを迎撃した。】

ま、第三世界もいろんな組織があるみたいだけど…

【限りなく黒に近いダークグリーンのコート…そのポケットからタバコを取り出し、口にくわえた。】

どうも激しいわね。まずは情報がほしいわ。

【背中には華奢な身体には似つかわしくない大剣…それは月光をうけ、凶悪に光る。】

【やがて、彼女は再び舌打ちした。先ほどの公園でライターを忘れてきたらしい。】

……ったく

【風で乱れた豊かな黒髪を整えながら、彼女は辺りを見回した。】


/すいませぬ…再利用ですが…
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 22:41:38.85 ID:GTlMK5BSO
>>669
う・・腕っ?!
こ・・・これは・・っ!!
・・・・能力・・?!それもアートマンか・・・っ?!
【ヤバい―――本能が少年に伝える】
【ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい】
【少年は後ろへ下がり、谷山と距離を取ろうとするだろう】
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 22:45:17.42 ID:OT1V31h2o
>>668

【描写を忘れてしまいましたが、名刺は受け取ったということでお願いします】

マシノラボ、ね。
まぁ、ボクはパソコンを持っていないけれど。

【「今は、ね」と、心の中で付け足し】

技術で勝負か、かっこいいね。
しかし、この世界の技術レベルで勝負って──相当、キツイと思うけど。
素人意見、だけどさ。

(……巨大ロボットとか、あるのかな。)

【元の世界、自分から見ればロボットは凄い】
【しかし、”この世界”ではロボットなど普通なのではないかと】

……うん、またね。
気分が乗ったら、”遊び”に行かせてもらうよ。

【この世界の技術について深く考えようと思ったが、面倒くさいので止め】
【青年に手を振り、その後”彼女”もその場から歩き去っていった】

/乙でした。遅レス申し訳ない。
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 22:46:23.06 ID:IRyLEIvro
>>671

えー、喋らせてy・・・すみませんでした、もうしますん
【曖昧に謝罪と返事をする彼】 【間違いなく、これからもうるさいだろう】

変な・・・力?
・・・・・・変な力というのが、何を指しているのか分からないが・・・

――こう言う奴の事かい?

【彼は背から何かを具現化する――それは】
【岩のような材質の体を持ち、ガタイが良く、プテラノドンの様にグライダーの様な翼を腕に持っていて】
【くすんだ金色で、「G.G.Glider」と、薄い灰色の刺繍がある長めなスカーフ・・・】
【本体と同じようなそれを首に身に付けた人型の何かを具現化したのだ】


んで・・・この鎌・・・重ッ! 重いだろどう考えても軽くも何ともなァーイ!
【ぷるぷるぷると手を震わせて、持とうとする彼・・・持つのもままならず、何とか地面から僅かに浮かせるのが精一杯のようだ】

/次から携帯になるかもしれません
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 22:47:05.01 ID:6N8U5Gxao
>>670

……。
アンタ、自分の首絞めて何がしたいワケ?
悪っぽく見える人間叩きのめして正義が成り立つなら、アンタも今、すっげぇ悪そうに見えるぜ?

【左手のナイフを、依然として牽制するようにかざしたまま、青年は嘆息を一つ】
【時折自分の身を掠めていく刃を、左手のナイフで弾きながら――】

(っ、このままだと、マズイ、か?)

【さすがににわか仕込みのナイフでは、相手に仕切れないと、指先が伝えてくる】
【ならば、能力を発動してでも、この男を引き剥がすしか――】

Cogito ergo ……っと。

【腹を括って、呪文の詠唱に入ったところで――】
【突然あさっての方向から飛来した、黒い包帯】
【それらが男性へと巻き付いていくのを見て、詠唱を中断する】

あー。
ナニ、そーゆー話がしたいなら、別に俺も議論するに吝かじゃァねェケド……。
……今の<Aンタとは、ゴメンだね。

【いつのまにか垂れてきていた汗を拭って、青年は一息を吐いた】
【目の前の男性が、また凶行に及んだ時のために、警戒は解かぬものの】
【ディドリィム、と呼ばれた少女の方へと横目をやって、そちらへと問いかける】

で、嬢ちゃんはナニ? このニーチャンの保護者?
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/11(金) 22:49:14.80 ID:zXqiKFj9o
>>673
【薬を飲み、落ち着けるかと思ったその刹那、卵が疼く】
【ずくんっ、と悪意が断続的に吹き上がり、目の前の少年への悪意と殺意と敵意が生まれていく】
【頭を抱え、谷山は雄叫びをあげる】

畜生――ッ!
黙ってろオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

【真紅の瞳を揺らし、谷山は少年を睨みつけた】
【その目に秘められた感情は、“殺したくないのに殺したくてたまらない”という矛盾したものだ】
【其の、正気と狂気の狭間に陥った谷山の精神状態が、アートマンを完成させる】
【ず、ずず……】

糞ッ!クソクソクソクソォッ!

【抑えきれない自分への怨嗟の声が虚しく響き】
【谷山の目の前に、背丈180cm程のワイヤーフレームで構成されたアートマンが現れる】
【アートマンは、腕を振りかぶると、少年に向かい襲いかかっていく】
【其の動きは、谷山の精神によりある程度押さえられているのか、鈍いものであるが】
【それでも常人よりは遥かに速い物だ】
【アートマンの右拳が少年の腹部目がけて振り下ろされていく】
【その拳には無数の情報が込められており、叩きつけられればごく一瞬だけ神経に情報を大量に送り込まれ、気絶するだろう】
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 22:57:37.70 ID:yMjSC1EAo
>>675
「するんだな?
 じゃあ斬り捨てる」

【とは言ったが、今鎌を持っていない為何も出来なかったオチ】
【仕方なく斬り捨てるのは諦めた模様】

「それは……なんだ、スタンドか何かか?」

【とりあえずそう感じたらしい】
【実際、中の人はジョ○ョを知らない】
【『少女』は「やっぱり持てなかったか」と、青年の手から鎌を奪い取ろうとする】
【勿論片手で】

「……所で、お前はこれから行くアテはあるのか?」

【異世界から来たのなら、無いだろうと推測しての問いかけである】

/了解です
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 22:58:54.22 ID:LxI4rOjSO
>>676
まあそうだろうね。だからみんな言うんだろう? 勝った方が正義。言い換えるなら……“The justice wins.”って奴さ……「正義は、勝つ」んだ。

【そんな事を言っても、幼女に包帯で縛られながらでは格好も付かない】
【しかし縛られながらも……目にも見えない、実際に有るのかは分からない……しかし何か、明らかに危険な何かを、彼は笑顔の中から絶やさない】

俺は議論は嫌いさ。こう見えて弱いからね、そういうのは…………

『いや、保護者はこっち(青年)ですから』
『それが……良く分からないですから。なんか……“ずっと一緒”だった事しか覚えてないんですから』

【青年は力ずくで包帯を破ろうとしているが……“普通”の包帯では無いらしい。一切破れる気配が無い】
【一方のデイドリィムも、何となく頼りない表情で……どうやら記憶が欠損しているらしい】
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 23:01:00.15 ID:djxgpQeDO
アハッアハハハハハッ!!
【路地裏の片隅で耳障りな笑い声が反響する】
イヒッイヒヒヒッヒハッヒハハハッ 
【一人の少女・・・白い汚れを知らぬ肌に纏うのは薄く白い男物のシャツだけという扇状的な出で立ちの少女が、けたたましい笑い声を上げながら地面にうずくまる男に何発も何発も蹴りを入れている】
【男の出で立ちは・・・典型的な不良少年・・・ギャングやマフィアではなく単なる不良少年である】
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 23:02:06.35 ID:GTlMK5BSO
>>677
―――これが・・・貴方の能力です・・か・・

【少年は現れたアートマンに後退りする】
【少年の心にあったのは――焦り】

(ヤバい・・・今能力は使い物にならない・・)
(なら対抗手段は・・この刀・・しかないッッ!!)
(通用するのか ・・・?アートマンにッ?!)
【少年は今まで何度か能力者と戦闘はした】
【だが、その中でアートマン能力者はたった一人】
【故に、アートマンは少年にとってはほぼ無知の領域だったのだ】

【焦りから少年の後退りは大きくなる】
【やがてそれは後ろへの大きな一歩に変わる】

うぉッ?!
【だが幸いな事にその一歩はアートマンの腕を避けるには十分な程の距離への後退だった】
【アートマンの一撃は空振りに終わる】
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 23:09:38.53 ID:/gwQobJDO
>>680

>>672から女は路地裏の奇声を聞いた。】

……んん?

【声の方向に足を向ける。】

…ははあ。なるほど

【相手の背中に呟いた。】
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 23:10:26.73 ID:6N8U5Gxao
>>679

dead men tell no tales. 「死人に口なし」、ってか?
まァそれも一つの真理だろうさ。

んで、弱肉強食を振りかざしたアンタは、結局何がしたい?
その論理で言うならば、セイギノミカタになりたいアンタの立場なんて、何処にもねェだろ?
それともナニか。ただ言いがかりをつけて俺に喧嘩を売りたいダケ?

【目の前の男が包帯に拘束されている、という安心感からか、青年の口は軽い】
【ニヤニヤと笑いながら、男性の言葉から、矛盾点やら揚げ足やらを、片っ端から突いていく】

ふむ。
そもそも、だ。
俺は脳外科医でもなけりゃ、精神科医でもねェんだが……。

【左手にかざしていたナイフを、ようやく自分のスラックスのポケットの中にしまいこんで】
【やけに暢気な口調でそう言って、頭をかく】

うーん。保護者のアタマがおかしくなったんなら、庇護下にある人間を保護するべきなんだろうが……。

【目の前の青年と少女の間を交互に目をやって】

……。
ディドリィム嬢ちゃん、でいいのか?
アンタはこれからどうするんだ?
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/11(金) 23:10:34.09 ID:zXqiKFj9o
>>681
……、……ッ……!

【蹲り、只々抑えつけるのみ】
【谷山には、余裕が無い】
【暴走するアートマンを抑えるなど、“卵”を押さえられていない今の状況では不可能と言うもので】
【アートマンの拳が空を切った】
【態勢を整えなおしたアートマンは、その姿を変貌させていく】

ベキ、ベキベキベキベキィッ!

【のっぺらぼうの様に平坦かつ無機質な顔の口部分に真一文字の亀裂が走っていく】
【其の亀裂が、開き、歪な口のような物を形成する】
【そして、其の口から音が漏れて――――】



      ――――――《HelloWorld!》


【無機質な機械音声が周囲に響き渡った】
【そして、その声を産声とするように、アートマン、《HelloWorld》の目があるであろう部分に一直線の亀裂が走っていく】
【べきり、とひらいて現れたのは、数百の小さな目が無数に詰まった空虚な穴だった】
【目の黒目部分は、蛍光グリーンに光り、全てが少年の全てを観察するようにぐるぐると回転し、少年を向いている】
【腕がずっ、と伸びると谷山の腰から刀を奪い取った】
【刀をアートマンは右手で持つと、その刀身に視覚化された情報を纏わり付かせていく】
【紅い目で、谷山は少年に言う】

コイツ、に。触れるな……っ、触れれば……。
クソ、黙ってろクソ卵ガァッ!!

【触れてはいけない、そう助言し、自己との戦いにまた埋没していった】
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 23:10:40.48 ID:wibRNrbDO
>>678

えええェェェーーーッ!
【結局は、斬られたりするのかよと、内心思いながら叫ぶ彼】
【鎌を思わず落としそうになるが、その前に回収されたため、落ちはせず】

スタンドというか、なんというか・・・そうだな

こいつは『G.G.グライダー』、ただそれだけさ

【スタ・・・それの具現化を止め】

行くあてなあ・・・ねえな【きっぱり】

ま、野宿には慣れているから大丈夫だろう
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/11(金) 23:11:42.31 ID:32GnV+fF0
【草原】
【未だ解けぬ雪は、泥と入り混じって、呼吸する】
【其の場所を照らすものは、月明かりと―――“魔力に因る光”】

【―――小さなノイズ、子供の悲鳴、稼動音、何かのアナウンス】
【突如―――静謐の世界を、様々な騒音が支配した】

【大地には、何かの文章が、雪の上を這いずっていた】
【ゲームがバグを起こした様な、所々文字ですら無い其れは、蛇の様に蠢き回っている】
【―――何かの周りを、取り囲む様に】

【そして―――其処には】

――――……独白するUTM図法

【ダークグリーンの短髪、中性的な顔立ち、目元を黒のゴーグルで隠し】
【白黒ゼブラ柄のパーカー、七分丈のカーゴパンツ】
【スカルに片翼が生えた其れと、『R』の字を模ったものを繋いだ首飾りをした】
【男か女か判断しにくい体つきの、背の高い子供が、其の場所に立っていた】
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 23:19:39.43 ID:djxgpQeDO
>>682
【女の声に気付いたのだろう】
だぁれ?
【振り向かす蹴もやめず声をかける】


/すいません見逃してましたOTL
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 23:21:51.82 ID:yMjSC1EAo
>>685
「まあしないが。
 無暗に罪を犯したくは無い。
 私は罪人を斬り捨てる立場だから……な」

【青年が罪人だったら斬り捨てられたのだろうか】
【少女は、軽々と鎌を持っている】

「それがスタンド名か
 面白い名前を付けるもんだな」

【モロである】
【スタープ……やめておこう】

「なら、カノッサ機関に行くのはどうだ?
 悪くは無いと思うが」

【そう言うと、一番近い支部への道筋を示した地図を取り出した】
【なんか色々入ってる様に見えたのは気のせいである】
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 23:23:38.08 ID:GTlMK5BSO
>>684
!?・・・・な・・・・
【気持ち悪い、不快感、そして恐怖】
【少年を見る無数の目はそんな気持ちを生み出させる、今すぐにでも逃げ出したい】
【だが、目の前に苦しんでいる谷山がいる】
【見逃せない―――なら少年は】

・・・・・やるしかない
【谷山の為に戦う他に道はない】

―――触れちゃいけないんですね・・・分かりました・・
・・・・・やってみます・・よ・・
【少年はそう、腰の刀を一本鞘から抜くのだった】
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/11(金) 23:29:06.72 ID:zXqiKFj9o
>>689
(くそ、ッ、抑える方法は……「アクイニ ミヲ ユダネロ!」黙ってろってんだ!)

【内部で卵の齎す狂気と相対する】
【何か、手はないか、そう思って】
【一方、《HelloWorld》は、刀を構えると、素早い動きで距離を詰め、横薙ぎの斬撃を放つ】
【刀身には大量の情報が有り、触れれば一瞬意識を失うものだ】
【しかし、武器等を通してであれば、触れても気絶することはないだろう】
【力はかなり強いが、身体強化能力者の其れには及ばない程度である】
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 23:31:00.68 ID:/gwQobJDO
>>687

別に?名乗るほどでもないわ。

【女は近づきながら言った。改めて相手の姿を見る。…女の子だ。月光に照らされた白い肌…そしてシャツ一枚か…】

…なかなか刺激的なカッコね

【女は言った。寒くないのかなあ、と思考する。腕組みしているのはとっさの「緊急事態」にも素早く対応し、背中の剣に高速で触れられるからだ。】

【別に助けるつもりはなかった。蹴られているのが女子供なら考えたが、見るからにDQNそうな男ではないか。】
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 23:36:15.90 ID:wibRNrbDO
>>688

ならよかった・・・俺の身は潔白さ、え?器物損壊云々?
シラネ
【聞かれてもいないのに答える彼】 【一応の安堵を示す】

だからー、スタンドじゃあないつーのー
・・・へへへっ、素晴らしいセンスだろッ
【自画自賛。】 【とっても嬉しそう】

カノッサ機関? なんだそれ、パチモンか?
【勿論だが、彼はカノッサ機関を知らない】
【ゆえにこのような発言をしているのだろうか】

とりあえず、悪そうな組織はお断りだぜー、うん
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 23:36:37.25 ID:LxI4rOjSO
>>683
ああ……その辺から順を追った方が早かったね。僕の職業柄さ…………ああ……

【そこで彼は一呼吸置いて】

……ミュージシャン、でね。いや……“ギタリスト”、の方が良いかな? まあ、これはどうでもいいけど。僕の曲はね……

悪 人 の 断 末 魔 ……それがテーマなのさ。ま、一般的な人は否定するだろうけどね……“それは悪だ”なんて。

【表情は、相変わらずの笑顔】
【ギタリスト……だからこそ“ギターケース”なんて物を背負っているのか】

なりたい、じゃないよ。僕はセイギノミカタなんだ……誰が何と言おうと、僕が言う限りは、ね……

【実に真面目そうに語る青年を横目に、デイドリィムが口を開く】

『デイドリィム、で良いですから』
『お恥ずかしいけど……出会った頃からずっとこんなのですから。特に異変は無いですから……』

【少しだけ困ったような、そんな表情】
【“お手上げ”のジェスチャーをするような表情だ。ただし、今回はジェスチャーは無しだが】

『彼、ミストドラゴン……って名前ですから。ワタクシに凄く尽くしてくれるし、普段はとってもいい人ですから』
『ただ……“悪人”を見るとこうですから……今回は許してやって欲しいですから』

……おいおいデイドリィム。人をそんな頭の弱い子みたいに言わないでおくれよ
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 23:41:46.90 ID:djxgpQeDO
>>691
【クルリと振り返り】
それは、どーもっ
【ケタケタとまた笑う】
助けないの?
この人はやくしなーいと死ぬかもよ
【と言いながら踵でけりつづける】
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 23:43:17.78 ID:GTlMK5BSO
>>690
く・・・・っ!?
こ・・・これは・・ぁあ?!
【ガキィン!】
【刃と刃が触れ合い金属音が鳴り響く】
【少年に流れてくる情報に顔を歪ませるが】
【途端に流れてくる、刀から闇の魔翌力が流れてくる!】
【まるで《HelloWorld》がやっている事を魔翌力を代用して真似る様に!】
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 23:44:31.53 ID:yMjSC1EAo
>>692
「……やっぱり斬り捨てる」

【鎌を振りかざす】
【よよ、本気かもしれないでごわすごわす】
【しかし実際に見たわけでもないので実行するわけにはいかない】
【という事で鎌を下ろす】

「いや、全然素晴らしく無い。
 もっとマシなネーミングセンスはないのかと思ったぐらいだ」

【微笑しながら、そう答える】
【この『少女』、恐れを知らない】

「何だ、知らないのか。
 カノッサ機関この世界で一番大きな大企業だ。
 お前なら、其処に言ってもやっていけるだろう」

【パチモンの所と悪そうな組織の所はスルーした】
【そして、地図に書いてある機関の方を向き】
【「じゃあ、来たかったらくればいい」と言い残して去っていった】

/そろそろ12時が近くなってきたので落ちます
/ありがとうございました、お疲れ様です
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 23:50:31.08 ID:6N8U5Gxao
>>693

【ミュージシャンだ、という言葉に、青年はとてつもなく嫌そうな顔をした】

あー、あー。
うん。なるほど。
悪ィ、ちょぉっと、アンタみたいなのとは、気が合いそうにもねェ。
アレだろ? 音楽性がどうのこうの言うんだろ?
……狂信者とどう違うんだって話だよ。

【右手の平を男性のほうへと向けて、No thank youのジェスチャーまでしてみせる】
【最後の台詞だけは、なぜか恨みにも似た、はき捨てるような口調が混じっていて――】

あーそうですかい。
なら、これからも悪人狩りを続けてくださいよ。
俺が迷惑を被らん限り、文句はねェから、さ。

【そう言ってから、ついに目線を青年のほうから完全に切り離して】
【傍らに控える少女へと、声を向ける】

……なるほど。
んじゃ、『悪人』サマは、さっさと消えるとしよう。

【どうやら、普段は落ち着いた男性らしく、今こうなっている原因が自分となれば――】
【ミストドラゴン、とやらが拘束されている今、不必要にこの場にとどまって、刺激し続ける必要も無いようだった】

じゃあな、ディドリィム嬢ちゃん。
っと、俺は梧堂。行く場所に困ったら、いつでも世話してやるぜ?

【少女に向けて、朗らかな――それでいて、どこかナンパな笑みを浮かべてそう言い放つと】
【つい先ほど、詠唱するのをやめた呪文を、再び紡ぐ】
【韻はわずか三語、詠唱にかかる時間はごくわずか】

Cogito ergo sum=c…!

【梧堂の身体を、黒い霧のような結界が包み込んだかと思えば】
【次の瞬間には、梧堂の身体は、重力を振り切って、高く高く飛び上がる!】
【地上から数メートルの場所にあるダクト目掛けて飛び上がった梧堂は、その行動を邪魔しなければ】
【さらにそのダクトから飛び上がり、建物の屋上へと飛び上がって行ってしまうだろう】
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/11(金) 23:53:48.10 ID:zXqiKFj9o
>>695
(黙れ「アクイニ―黙れっ! ミヲユダネロ アクヲ黙れっ!ホロボセ……!」)

【響く声を叫びでかき消しながらも谷山の精神が悪意で塗りつぶされていく】
【そして、《HelloWorld》に流れこむ魔力。だが、其れを受け、表面に罅が入ったものの、それを契機に激昂した】
【がぱり、と口を開き、無数の目をぎょろぎょろと動かしながら《HelloWorld》は雄叫びをあげる】


ピィイイエギャアアアアアアィァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!


【激昂し、その膂力を増していく《HelloWorld》】
【表面に罅を広がらせながらも、刀を押しこんでいく】
【そして、アートマンとのダメージ共有で谷山の全身から血が吹き出す】
【学ランを湿らせて、下のシャツが紅く染まっていく】
【趨る激痛】

(「アクイニ」痛ッ!)

【一瞬、塗りつぶされる思考が痛みで一瞬まともに戻った】
【その瞬間、能力使用で高速思考を開始した】

(どうする、どうすれば……、ッ……“塗りつぶされる”……、そうかだったら――――)
オオオオオオオオオオオオオッ!!

【雄叫びを上げ、一旦痛みを越え、少年に向け、叫ぶ】


少し、耐えろ!俺が、コイツを、“塗りつぶす”!!


【そう叫ぶと、谷山は、左手を掲げる】
【その左手に、無数の情報が纏わり付いて、谷山はそれを――】
【自己の頭部へ叩きつけた】
【気絶はしない。脳に焼き切れんばかりの負担がかかっていく】
【悪意で塗りつぶされるならば、悪意を“塗りつぶせばいい”】
【そう判断した。谷山は今。自分自信で自分を洗脳している!】
【《HelloWorld》の動きが、少し鈍っていくのが分かるかもしれない】
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 23:55:54.05 ID:kLW7nFtH0
>>686

――――ん?

>>686の上空、そこでは飛行船を会場にしたパーティーが行われていた】

【その飛行船のバルコニーに一人の女がいる】

――あれは……ふむ

【漆黒の髪、軍服。バルコニーの手摺りに背中を預けるようにして、女は光を見た】

……少し、見に行ってみるかな

「ちょっと、危ないですよ!会場に戻ってください」

【船の乗組員らしき男が声をかける、が】

ふむ、すまないな…しかし

【女は身体をゆっくりと後ろに反らし――】

あまりこういうのは好きじゃないんだ

【落ちた】




――人工魔装"蔵門(クラカド)"――足ノ参番――開放

【女の脚を中心に風が渦を巻く、風は空中で女の体勢を直し、勢いをころす、そして】

ゴォンッ!

【大きな音と砂埃を立て、着地した】

……ちと強すぎたかな
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 23:56:32.59 ID:/gwQobJDO
>>694

【そもそもなんでこの女の子はDQNを蹴ってるのだろうか。彼女はそれが気になった。】

【通常なら、通常なら逆だろう。つまり男が少女を蹴るだのなんだのしていたらまだ納得(?)できる。しかし、目の前の光景は極めて「異質」だ。】

……

【とすれば、合理的にこの状況を説明づけるには、少女が何か特殊な「力」を持っているとするのが妥当だろう。つまり少女は「能力者」だと推測できる。彼女は蹴りつける音を聞きながら考える。】

ま、その辺にしといてあげれば?

【期待してないが、女は一応やめるように忠告した。】
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/11(金) 23:58:23.77 ID:IRyLEIvro
>>696

ヤメロー
でも、来るなら来いッ! 俺と俺のG.G.グライダーが返り討ちにしてやるからよッ
【そう、軽く挑発をする彼】 【もっとも、相手が来なければ彼も動かないのだが】

――うむ、やっぱりぶちのめそうか
【分り易い。】 【ピキピキと現れるあのマークがそれを物語る】
【スタn・・・G.G.グライダーを具現化しそうであるが、まだしていない】

知らんよ、あれのパチモンにしか聞こえんわ
【あれとは何を指しているのか、彼にしか分からないのだが・・・】

大企業、ねえ・・・何か怪しいなあ
【ジト目になる彼】 【警戒心バリバリだ】


まッ、多分行かねーさー
俺は俺の道を進む、ただそれだけだ
【そう言い、去ってゆく彼女を見、じゃあなと言い残して何処かへと去った】

/乙でしたー
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 00:06:06.53 ID:b+Rj6VdSO
>>698
あぅ!?しまったぁ・・!!
あああう!すいません!すいません!
【アートマンのダメージ=本体へのダメージとは思ってもなかったのか】
【そうとも知らず、魔翌力で攻撃した為に、全身から血を流す谷山に】
【オロオロと謝る】


・・・うぇっ・・?!
な・・・っ?!
【自分を殴り出した谷山が何をするつもりなのか分かっていないのだろう】
【少年は今の所ただ、谷山の行動の行く末を見守るだけだ】
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 00:09:28.03 ID:+27F0EU6o
>>702
【谷山は、その謝罪に応えることもできない】
【莫大な情報で、自己を塗りつぶし書き換えて、作り替えていく】
【洗脳にも酷似したその工程で、谷山は自己を、“塗りつぶした”】
【脳の血管が切れるような音がして、目から紅い涙が流れたが、谷山は――――】


悪い、迷惑懸けたわ。


【そう、淡々と答え。次の瞬間アートマンが爆散した】
【反動ダメージで谷山の体から再度血が噴出すも、声を漏らすことはなく】
【赤い目で少年を見据える谷山には、理性の色が視えるだろう】
【とにかく、危機は去った。そう思わせるだろう】
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 00:10:32.63 ID:neAp1HZSO
>>697
うん、実に正しい意見だね。

【その言葉に……意外にも彼は、一切……まあ少なくとも見た目には、一切の動揺を見せない】

……まあ、出来るだけ早くどっか行ってくれると嬉しいかな…………うん、頑張る。

『ほんと、ごめんなさいですから』

【包帯が、徐々に解けて行く】
【ミストドラゴンは両手に持った武器を定位置に戻して】
【デイドリィムは小さく頭を下げて】

『ううん、多分きっと、ずっと大丈夫ですから。それじゃ……さよならですから』

デイドリィムが俺以外に靡くと思ったら大間違いさ……はは。さて……今日は遅いけど、どうしようかな?

【特に驚きもせず止めもせず……梧堂のいた場所に背を向けて…………二人はその場を立ち去った】

/お疲れ様でしたー
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 00:18:05.25 ID:R6T/LJeDO
>>700

その辺にしとけ?
【少女は小首を傾げ】

なんで?ねぇなんで?なーんでそんなこと言うの?
まるで私がこの人に酷いことされそうになって『セイトウボウエイ』したみたいに。 
なんで?この人蹴られて可愛そうだよ?
違うでしょ『その辺にしとけ』じゃなくて『いい加減にしやがれ屑ヤロー』でしょっでしょっ!?

【少女の口は三日月のように開かれ丸い目は爛々と光る】

あー分かったこーすればいいんだね 

【不意に少女と不良の体に現われるジッパー】
【両者のジッパーともいきなり何の力も借りず自動的に動き開かれる】
【そして脱ぐ、まるできぐるみや蛇の脱皮の様に】

な?こーすりゃいーだろ?
【少女の『皮』を脱いで現われるのは傷一つない『不良少年』】
【不良少年の『皮』を脱がされて現れたのは傷だらけの『少女』】


/すいません、少し用事が入り予想以上に遅くなってしまいました 
/同時に文が雑になったことをお詫びします
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 00:18:45.96 ID:OWbyWvivo
>>704
おつかれさまでした!
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 00:21:33.84 ID:T0nwV3Ia0
【路地裏】

目覚ましサービスだぁぁ!!起きろおぉぉぉ!!

【人々が寝静まった深夜の街角に響く叫び声――同時に、突如として無数の銃声が響き渡る】

【その声が発せられた路地に屯っているのは、作業着を模した水色の清掃服とキャップ帽を着用した複数の男女】
【それぞれに顔つきなどの細かい特徴が見受けられるものの、清掃服とキャップ帽は共通しているようだ】
【そして、音の発生源は彼らが手にしているダブルアクションの拳銃】
【その路地の前には、丸みを帯びた四角いフォルムの金属体――俗に言うワゴン車と呼ばれる自動車両が停車している】
【いずれもこの世界ではあまり普及していない技術の一環であり、珍しさを感じるかもしれない】

【路地の中には、悪意の声が響き渡る――】

『あ、ああ…あぁぁぁあ――!』

〈おう?どした?〉

『やっべぇー……お、おお俺、今、初めて人撃っちゃった…撃っちゃったよぉぉ!!』

「そういや、ピンは最近来たんだよな?初体験のご感想はどうだ?」

『た……た、たまんねぇ!たまんねぇッス!!』

《でしょ〜?きっと、これからもっと楽しくなるよ?》

‘ま、待て!俺はもう足洗ったんだよ!’

“い、いやぁっ!!子供は何もしてないのっ!!”

〈おう?人殺しといて過去のことは水に流せってのは都合が良いだろよ?〉

「死んだ奴等の気が晴れねぇ、ってか?」

‘う、うわぁぁっ!!た、助けで――’

「おーいおいーっ!逃げてんなよぉぉ〜っ!手が滑って撃っちまうだろぉぉ!?」

よしッ!どっかに大物が潜んでいるかもしれねぇッ!炙り出すぞッ!!
だが、もし例の狂人≠ニ鉢合わせになったら、ぜってー撃つんじゃねーぞ!?
あ、あと女のナンバーズは俺に殺らせろっ!

《それでも拷問の時は皆で、ね?》

【路地裏に滞在していた者、深夜の銃声を聞きつけた者――】
【誰がいつ遭遇しても、この世界では不思議ではない――】
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 00:21:52.42 ID:b+Rj6VdSO
>>703
い・・いえ、大丈夫・・・です・・。
【危機の回避――少年もそれを感じたのだろう】
【少年は谷山に近づいていくが】

――・・・・ってヒッ?!
【谷山の顔見て驚き、ちょっと引いた】
【赤い涙を流して――それ想像したらだいぶホラーです。】
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/12(土) 00:24:35.88 ID:xaSYX7jS0
>>699

【風を切る音、空を掻き分ける音が聞こえた】
【そして―――何者かが、着地して来た】

【ふと、雑音が止む―――そして、子供が微笑む】
【地面の“詠唱”が、警戒する様に、一層光を強めた】

――――……

【子供は、緩やかに女性へと向いて―――】

……、今晩は、姉さん
空から落ちて来る属性は、良いな

【そんな事を、ぽつり、彼女に向けて呟くだろう】
【ゴーグルの奥に隠した瞳は、何の感情を映すのか】

/すみません、眠りかけていました……orz
/遅れました、まだ居りますか……?
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 00:24:36.46 ID:+27F0EU6o
>>708
そうか、まあ悪い、本気で。

【ふらふらと立ち上がると、深く頭を下げた】
【筋は通すタイプだ。確り謝らなければ気が済まない】

……ああ、コレか。
最近体質変わったもんでね、ったく。

【舌打ちすると顔を擦り、涙を拭いとる】
【この男、体質で済ませやがった】
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 00:27:20.07 ID:8KcSqDS9o
【水の国】
【既に住人も寝静まった夜の街を、メトロノームの様に一定のテンポを刻んで駆けて行く者が居た】
【硬い靴が道路を打つ音は、どうしても夜間の静寂の中では隠しきれず】
【誰かが近くに居れば、その存在を知られる事は避けられない状況】


「―――――はぁ、っ……」

【影に紛れる為の黒いローブを被ったその人物は、ふと立ち止まって深呼吸をする】
【そして振り返れば、その人物の後方から、幾つかの重い金属音】
【がしゃ、がしゃ、と聞こえるそれは、明らかに歩く速度では無く】
【逃亡者を捉える為の追手、なのだろうと悟るのは難しくない】
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 00:36:35.54 ID:b+Rj6VdSO
>>710
あ・・・あぅ・・
・・・あ・・頭あげて下さいっ!
【少年は特に何の怪我もしていない】
【だから大丈夫ですよ、と顔をあげるように催促する】

あ・・・あの・・・
・・・大丈夫なんですか・・?
【怪我的な意味でもその体質的な意味でも】
【少年は谷山の血だらけの体を見ながら問い掛ける】
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 00:38:03.77 ID:cFgXgAOSO
>>711
【草木も眠る程に静かな夜、それでも世界は広い、眠らない者の一人や二人は居ようもの】
【こんな夜更けに暇持て余し、寝るに寝付けず冴えない顔をぶら下げて。そんな碌でなしは、存外多い】

――――ありゃ、りゃ?

【そうした例に漏れず、此処にも風采の上がらない男一匹。かつん、こつんと靴音を響かせ】
【すらりと言うよりひょろりと伸びた長身痩躯、目深に被ったソフト帽】
【スーツやシャツどころか、手袋からレザースニーカーまで黒尽くめの青年が】

【ゆるりと路地裏より歩み出て、鎧の奏でる重い音に、何だ何だと其方を向いた】
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 00:40:12.20 ID:+VW2OU8P0
>>709

【女は>>709の方へ向き直る】

普通はそんな属性の女は――と、子供…?

【女は地面と光、そして>>709を確認する】

…珍しい事ではないとはいえ…ふむ

単刀直入に言おう、ここで何をしている?

【口調こそ丁寧でないにしろ、女は特に敵意を出している様子はない、単なる興味、といったところか】

/大丈夫ですよー
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 00:42:02.74 ID:+27F0EU6o
>>712
……、そう言うんなら。

【そう答えると、すっ、と顔を上げた】
【頭の血管が切れているのか、顔が大分血でスプラッタなことになっていた】
【そして、少年のその質問に頭をがりがりと掻きながら言う】

余り大丈夫とは言えねーが、お前に相談することでもないさ。
コレは俺の問題で、俺以外にはどう仕様も無い事なんだから。

【ベルトポーチから包帯や絆創膏を取り出すと頭に包帯を巻いたりして自力で応急処置を済ませていく】
【そして、精神安定剤の錠剤を掌に十錠程だし、それを飲み込む】
【誰にも頼ろうとしない、頑なな様子が見える】
【その硬さ故に、逆に砕けやすい金属のような印象を与えるだろうか】
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 00:44:59.59 ID:iCBS3mKDO
>>705

…あら?あんたがそいつに何かされそうになって…

【と、言いかけて現れるジッパー】

…ん??

【女は見間違いかと思って目をしばたかせた。】

【やがておとずれる変化…それは目の前の「異質な」光景を「異質な」方法で「正常に」戻した。】

……

【その光景を見て、無言になる女。…ある程度は少女が能力者だろうと予測していたが、それでも意外すぎた。】

…夢じゃないみたいね…

【自分の頬をつねってから呟いた。】


/すいませぬ…こちらも遅れました。
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 00:50:42.71 ID:8KcSqDS9o
>>713

【ローブの人物は、音に反応するかの様に、周囲を見渡した】
【逃げる場所、隠れる場所。それも、街の中に在っては限界がある】

「――――――――――――!」

【だが、今夜ばかりは、イレギュラーが一つ】
【電信柱ほど背は高くないが、後ろに隠れるなら尚安心出来るものを見つけて】
【ローブの人物は、青年の後ろへと駆けこもうとする】


【一方で、がしゃんがしゃんと音がする方向を見て居れば】
【直ぐにでも、建物の影から、幾人かの騎士が現れるのを見て取れるだろう】
【甲冑、腰に剣、何処からどう見ても文句なしの騎士である、が】

【シルエットは、明らかにバランスが悪い】
【腕が妙に多い者が一体いたり、やけに細すぎる者が一体いたり】
【完全な身体のバランスを保ちつつ、何故か頭だけが腹から生えている者がいたり】

【やがて、その異形の集団は、青年の姿を捉えるだろう】
【夜の黒と衣服の黒を間違えない程度の、視力は持っているようだ】
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 00:53:52.85 ID:b+Rj6VdSO
>>715
(うわぁ・・)
【その見るからに痛々しい顔を見たくないのか】
【少年はその顔から少し目を逸らす】

・・・そんな事・・・ないです・・。
・・・きっと誰か心配しているはずですよ。
友達とか・・家族とか・・
【少年は谷山の言葉に、そう否定的な言葉を出す】
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 00:54:35.02 ID:psMuYytDO
>>714

……、落下系少女……

【某ショボンとした表情で、何か言い始めたけど、スルー推奨】
【兎角、変な子供だった】

【彼女に問い掛けられ、子供は、その笑みを深くすると】

……、んー、……術式の開発
私、魔術師だから……研究してたんだ

【闇夜に溶け込む緑の短髪を靡かせ、返答した】
【再び―――雑音が、ふつふつと、沸き上がる様に聞こえ始めている】

姉さんは、何だか凄い登場だったけれど……
……一体、何者なんだ?

【逸れから、先程落下して来た女性の事が気になっているのか】
【飄々とした様子で、邪気の無い雰囲気で、問い掛けるだろう】
【敵意の無い様子の彼女に、警戒を緩めたのか、地面の文字の光が弱まった】

/ありがとうございます…!
/そして、携帯移行します
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 00:56:00.78 ID:R6T/LJeDO
>>716

やっぱねぇー外見は大切だよねぇー。 
正義はいつも『弱そうに見える奴』の味方ですもの・・・

【声もすでに少女のモノではない、軽い調子の男の声だ】
【そして少女の皮を脱ぎ、不良少年の姿をとる『ソレ』の右手にはハンドガンが・・・】

あれ?でも『その辺にしとけ』は『その辺にしとかないとブチ[ピーーー]ぞゴミ蟲』ってのもあるか・・・だったら俺の勘違いじゃん!
うっわ恥ずかちー!!


/いえいえ返していただけてありがたいです
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 00:58:06.32 ID:+27F0EU6o
>>718
つってもな、ダチにこんなザマ見せれねーし……。
……、まあいい。今回ので解決というか、なんというか。
糸口は見つけられた。礼を言わせてもらうよ。

【にやり、と胡散臭さを感じさせながらも人のよさそうな笑いを浮かべて言った】
【落ちた刀を腰の仕込杖の鞘に収めると、袖で顔を拭き、取り敢えずの出血を目立たない程度にした】

あ、そうだ。お前、名前は?

【思い出したようにそう問いかけた】
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 01:05:40.51 ID:iCBS3mKDO
>>720

…んーと…どっちに話しかければいいのかしら

【少年か、少女か…彼女は思案した。目の前の少年はさっきまで少女だった。でもそしたら傷だらけの少女は?いや、そもそも少年が元は少女だったから…】

……

【頭がこんがらがってきた。…考えるのをやめる。同時に、わずかに手の位置を上にあげた。ハンドガンか……銃は分が悪い…】

「弱そうに見える」…ねえ…

【改めて相手の少年を見る。これが無能力者と確定していたら女はここまで慎重にはならなかっただろう。】

【だが、相手は確実に能力者。予感が確信にかわる。…とすれば、次に重要なのは「敵」か「味方」か…】

…そんなもんどうするの?

【銃を顎で出さして聞く。】
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 01:06:57.85 ID:b+Rj6VdSO
>>721
いえいえ・・・・どういたしまして・・

あ、えっと・・僕、護って言います。
以後お見知りおきを・・
【谷山の問い掛けに少年――護もそう丁寧に名乗る。】
【護――谷山がこの少年に会ったのは正真正銘これが初めて】
【だが、その名にはきっとどこか聞き覚えがあるはずだ】
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 01:09:12.82 ID:vyxB3ABE0
>>719

何者…何者か、所属と階級は控えさせてもらうが…名は坐皿皿坐(ザザラ ザラザ)、歳は二十四、趣味は将棋、名前は好きではないが名付けてくれた両親には感謝してるので私の事は「ざらざ」と呼ぶように

【ざらざと名乗った女は矢継ぎ早にそう言う】

で、だ…魔術か…

そうか…それは興味があるな…

ふむ…

【そして何か考えているようだ】
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 01:11:55.59 ID:+27F0EU6o
>>723
ん、俺は谷山 基樹[タニヤマモトキ]。
ジャーナリストだ。

【卵の影響を受けている今、Justiceの名を出すのは良い事ではない、そう判断して敢えてジャーナリストとだけ名乗った】
【そして、こめかみに拳を当て、首を傾げる】

護……どっかで、聞いたようないないような……。

【どうにも釈然としない、そんな顔だ】
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 01:13:40.52 ID:cFgXgAOSO
>>717

【――此方に駆け寄るローブの影に、青年はぱちくりと瞬き一つ。はて、と首を傾げて】
【一体全体如何したものか、差し当たっては事情を聞こうと、振り向き口を開きかけ】

えっ、どうし――――いや、訳は好いや。後でね?

【がしゃん、がしゃん、響く足音。歩調はそこまで鈍い訳は無く、幻聴でも無論ない】
【そんな訳で。そう悠長な事はしていられないと、くるり、彼は其方に向き直る】
【後ろに隠れようとする影には、取り立てて何も言わない。傍目に見れば庇うような形になる、か】

……えーっと、如何なさったん、で………。……………

【そして視線を上げれば、その先には何人もの騎士。――軽口は途切れ、愛想笑いは自然と引き攣り】
【彼等が此方を見ている事に気付いて、暫時の沈黙。ややあって、ぽつり、と】

……ハロウィンには大分早いし、格好がワンパターンに過ぎると思うのだけれど。

【――腹から兜、骨と見紛いそうな程の痩躯、昆虫のそれを思わす複腕、と】
【そんな異形が山と並んだ、悪趣味なパレードに対して。それが、青年の正直な感想らしかった】
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 01:15:10.85 ID:R6T/LJeDO
>>722
へ?あぁこれ?
あーいらねーしやるよ
【といい終わらぬ内にハンドガンが女性に向かって投げられる】

これはサービスね
【その瞬間、不良少年の頭にジッパーが出現し開き中からリボルバーを持った右手が現われ】

ソレ弾ねーから
【リボルバーの引き金を引く】
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 01:18:16.31 ID:8KcSqDS9o
>>726
【がしゃん、がしゃん、がしゃん、がしゃん】
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 01:18:44.19 ID:8KcSqDS9o
>>728
/うわお物凄い序盤で途中送信した暫くお待ちください
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 01:22:36.51 ID:iCBS3mKDO
>>727

へ?

【と間の抜けた声を出した瞬間、銃は宙を待っていた。彼女は反射的にそれをキャッチする。】

……くれるの。

【ますます分からない。…弾丸が込められてないからと言って敵に銃をやるか?…かと言って味方とも考えにくい】

……またジッパーか…あをたそんなに好きなの?

【新たにでてきた「それ」を見ながら言う。】
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 01:23:31.65 ID:psMuYytDO
>>724

【聞かされた名は、周期的な旋律の、一つの詩の様な】
【―――思考して。子供は、ゆるり、ゴーグルに指を掛ける】

ざらざの姉さんか、……カッコイイな、名前
……逸れじゃ、名前で呼ばせて貰うぜ

【ゴーグルを上げ、茜色の、燃える瞳を見せ】
【ざらざを見詰めながら、自分も名乗った】

私は―――姓が石動で、名前はらぶみ
……気持ち悪い、名前だろ?

【苦笑いを浮かべて、自分の変な名前を告げていたが―――】
【その後の、彼女の様子に、びくっと体を震わせると】

……興味、か?
……いや、私が作った魔術は、その……

【動揺というか、何か、酷く焦っている様子を見せる】
【恐らく、恥ずいのだろうか】
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 01:25:28.19 ID:8KcSqDS9o
>>726
【がしゃん、がしゃん、がしゃん、がしゃん】
【がしゃんがしゃんがしゃんがしゃんがしゃんがしゃん】
【近づくにつれて連中の足音は、明らかに早くなる】

【異形の騎士の群れは、迷わず視界に入った青年の元へと辿り着いた】
【数歩の距離を開けて、横一列。展覧会か何かの様に】

【その内の一体、腹から頭部が生えている者が】


『あー、あー………駄目ですねこれ、喋らせにくい』

【その外見にそぐわぬ、流暢な人間の言葉を話した】


《じゃあ、これなんかどうでしょう……こっちも駄目ですね》
《そもそもこれ、元が不健康にも程が有った出来損ないですし》

【次に口を開いたのは、明らかに生きている人間の横幅では無い異形】
【妙に人間くさい動作で、首を傾げた後】


……じゃあ、これにしましょう
其処の貴方、後ろに隠れた鼠を引き渡して頂けますか?
いえ、別に鼠の巣まで滅ぼすつもりはないので、素直に渡して頂ければそれで良いです
貴方個人に対して、私がなんらかの興味を持っている訳では御座いませんので

【腕が複数本ある一体が、少しだけ前に出て】
【やはり他の二体と同じように、外見とは裏腹、真っ当な人間の言葉を話す】

【もし、耳が良ければ気付けるか。目が良ければ、気付けるだろうか】
【この異形達は、言葉を発しない時は、息を吸う事すらしていない】
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 01:25:29.40 ID:b+Rj6VdSO
>>725
ジャーナリストなんですかぁ
事件が起こったら現場に行っりするんですか?

じゃあそこでまた僕に会ったりするかもですね
【少年はその言葉ではっと思いだした様な動作をする】

あ、後もう一つ名乗り忘れてました。
―――僕、『Justice』って組織に所属してるんです。
【護はそう自分の所属する組織を名乗る】
【―――そして、何よりそれは谷山自身も所属しているはずの組織の名だ。】

・・・・・って谷山・・・?谷山さんて・・
【そこでやっと彼も思い出す】
【谷山の名を】
【集積情報で上がっていた新メンバーの彼の名を】
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 01:30:13.48 ID:+27F0EU6o
>>733
ま、そりゃぁそこら中駆けまわって、“真実”を誰よりも“早く”届けるのが俺の仕事だ。
現場に行かなくてどうする、っていうな。

【と、安心していた、が】
【護の反応を見て、そして、自分の脳内の記憶が動き出す】
【そうだ、コイツ、Justiceだったじゃねーか!?ということだ】

……そういや、そうだったか。
ああ俺もJusticeのメンバーだ。つっても最近だから殆ど他のメンバーの事ァ知らねーけどな。
基本的に取材してるから本拠地居ないし、俺。

【誤魔化さないほうがいいと思い、ため息混じりに、そう言った】
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 01:30:48.88 ID:R6T/LJeDO
>>730
あん?
【少年の顔のジッパーが更に広がり、そして開かれ少女の皮と同じように不良少年の皮として脱ぎ捨てられる】

なんだぁ不発じゃねぇか、このリボルバー・・・・・・ざけやがって
【次に現われたのはいかにもヤクザな男だ】
【声もしゃがれた声に】

不意討ちする気だったのによぉ・・・
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 01:33:53.88 ID:SY1Jhy4U0
>>731

【考え事を一度止め、諭すように話す】

らぶみ、良い名ではないか、否定するのは名付けてくれたご両親に失礼――と、まぁ余計な事か

【そして再度興味の対象の方へ】

この魔術は、どのようなモノなのだ?
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 01:37:44.08 ID:iCBS3mKDO
>>735

またなんか出てきた…

【今度は893な男…二回目なのでそこまで驚かない。…しかし、】

不意打ち…?

【素早く、大剣の柄に手をかける。油断なく相手を見つめた。するどい剣士の眼光…】

…狙われる理由がよく分からないわね…なんか悪いことでもしたかしら?

【男に言った。銃に反応できるように全神経を集中する。リボルバーは一発だけ弾をはずしたりできるので厄介だ】
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 01:46:06.86 ID:R6T/LJeDO
>>737
あー理由ね理由・・・・・・理由・・・・・・無ぇな・・・・・・何にも何にも無ぇ

【リボルバーを向けながら女性に向かって歩いていく】
【同時に男の体に縦に正中線を横断する様にジッパーが現われてくる】

しぃて言うならよ、テストだな・・・
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 01:46:14.36 ID:b+Rj6VdSO
>>734
そうでしたか、貴方が谷山さん。
【ウンウンとそう納得した様に頷く】

城にほとんどいないのは僕も一緒ですよ。
【護は城ではなく、別の所に居候している】
【故に、城に行くのは精々週に一度くらいなのだ】
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 01:46:25.15 ID:vcIidsoDO
【路地裏】
【黒のパンツスーツを着た、顔の上半分を黒い仮面で覆っている、肩にかかる程度の長さの黒髪の女性が歩いている】
【首にはチョーカー型の電動人工声帯が付けられている】

≪・・・・・・ザー・・・≫
≪この時間は・・・・・・静かだザザ流石に・・・・・・≫

【呟く声は人工声帯のせいで平坦なもの】
【更には、声帯は安物らしく時折声が擦れている】
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 01:48:12.25 ID:+27F0EU6o
>>739
【護の話を聞き、頷き】
【軽く咳払いをすると、護の方を向く】

……、ちぃっと、他のメンバーに黙っててほしいことがあるんだが、聞いてくれるか。

【神妙な声色で、谷山は護に確認するように言う】
【恐らく、他のメンバーに知られるわけには行かない、しかし誰かに話さずには居られない、そういう事】
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 01:50:09.11 ID:psMuYytDO
>>736

【彼女の言葉に、一度口籠もって―――逸れから、ぽつり。謝罪の言葉を紡ぐだろう】

【―――問い掛けられ。驚いた表情を見せる】
【躊躇っていた様子だが、軈て、人物は】

……雑音を、撃に変換する魔術
街の騒音とか、喧噪を、攻撃の魔術にするんだ

【次いだ言葉は、人物の開発した魔術に関する説明】
【その後、茜色を泳がせ、汗を垂らしながら】

……で、でも。何かショボい感じで……未だ、未完成だし……

【―――首を横に振り、そんな言葉を】
【どうやら、自信が無い様で。不安そうな双眸を、女性へ向ける】
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 01:52:26.91 ID:cFgXgAOSO
>>732
【うわぁ、と。滲む本心を隠しもせずに、何とも複雑だといった調子の呟きを漏らし】
【ビジュアルから言っても、決して目に優しくない光景だ。ぼんやりと、青年は言葉を選ぶように思案して】

――――あー、せめて縦に並んで呉れれば、幾分マシなのに……。

【溜め息混じりに、冗談とも付かない台詞を吐き出す。見た目の通りに、弁舌の方もいまいち冴えない】
【引き攣れた笑みを顔面に貼り付けたまま、彼はぽりぽりと左の人差し指で頬を掻くと】

うげ、っ。喋った。この成りで仮装でしたとか、流石に無いよね……?

(にしちゃ随分すらすら喋る。早口言葉とか、出来そう……かなぁ。)

【一層渋い顔をして、そんな気の抜けた二の句を接いで。目を細め、上から下までじろじろと異形達を観察】

(――――あれ、ひょっとしてこれ、一人=H)

【かくりと首を傾げて、うー、とも、あー、とも付かない唸り声を上げた】


鼠なんて何処に居るのさ。俺はそんなもの、ちーっとも見ちゃいないよ?
巣まで滅ぼす気が無いったって、知らない物は出しようが無い訳だし。

…………うーん。何度言われてもショックだよなぁ、初対面の、人?にさ。面と向かって興味ない≠チてさ。

【惚けたような返事。どうやら下手な言葉遊びで、時間やら何やらを稼ぐつもりらしかった】
【呼吸音で気付ける程に、今の青年は耳が良くない。鎧から胸か喉かが覗いていれば、その動きで気付けるやも知れないが】
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 01:53:57.45 ID:iCBS3mKDO
>>738

…何のテストかしら?もしかして私?試されてるの?

【男が近づいてきた。が、女はその場を動かない。】

【加えて、またもやジッパー。今度は何だ…彼女は警戒し、ごくわずかに剣を鞘から抜いた。ごくわずかに…微妙だが、この動きが重要だった。間合いに到達した相手に高速抜刀術少しでも早くを放てるからだ。】

…銃は勘弁願いたいわね

【誰に言うわけでもなく、彼女はポツリ、と呟く。】
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 01:56:06.30 ID:NQlG6zLb0
>>740
【路地裏には死角が多い、曲がり角の先に誰かが居ても気づかないのは無理もない。】
・・・誰だ、あんた?
怪しさ満点だな。
【角から僅かな声を聞き取り、こちらを覗き込む男がいる。】
【彼の顔は、右半分が機械であった。】

いや・・・路地裏なんか怪しさ満点の奴しか現れない。
ポリ公共も返って近寄らない・・・何故路地裏に限ってこんなに無法地帯なんだろうな?
・・・どうでもいいか。
【角から出ていたのは顔だけだったが、横に歩き姿を現す。】
【こんな寒い夜に、半身機械の彼は柔道着だった。】
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 01:57:45.62 ID:b+Rj6VdSO
>>741
―――?
何でしょうか?
何でも聞きますが、
【護はそういい、】
【先程の雰囲気から一変】
【真面目に話を聞く態勢に入る】
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 01:59:35.43 ID:zExRO21P0
>>742

…"雑音"…"攻撃"…"音"…成る程

【感心したように数回、ざらざは頷き】

しかし未完成か、となると"試し"ようもないか…

【小さく呟いた】
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 02:00:03.70 ID:R6T/LJeDO
>>744
そうだよお嬢ちゃん
キミがちゃんと『正義の味方』に値するかね・・・・・・

【いい終わるやいなやリボルバーから三発の銃弾が放たれる】
【どうやらダブルアクションのリボルバーらしい】
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 02:01:35.47 ID:+27F0EU6o
>>746
……簡単に言うと、“哲学者の卵”を俺は植えつけられている。
つーか、この前のテロでカノッサの野郎と戦った時に、孵化した。

【単刀直入に言う】
【Justiceに所属しているのならば、ある程度知っていると踏んで説明は省いた】

やっぱしよ、“卵”埋まってるような危険分子を置いとくなんて、流石に正義を謳うJusticeでも、無理だよなぁ、と思ってよ。
何とかするツテは有るんだ、卵をどうにかする、な。

【そこまで言い切って、一つ漏らす】

ただ、言うか言わないかはお前の良心に任せるよ。
俺を危険と判断するなら、集積情報にさっさとこの事を書いてくれ。
それでも俺は恨まないからな、ある意味当然の行為だし。
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 02:03:59.04 ID:8KcSqDS9o
>>743

誤解の無き様に説明するのなら、初対面の人間に興味を持つ事はあまり有りません
人間の部位になら興味は有りますが………身長に見合うだけの長さがあれば良いですね、骨

…………余計な話題でしたね、あまり脱線が過ぎると帰宅が遅れてしまう
私も早く眠りたいので、それをさっさと渡して頂きたいものです


では、突貫

【異形の鎧は、部位が余計についている者を除けば、基本的には人間が使う者と形状は一致する】
【肌が見えるのは、頭部や手。健康的とは言えない皮膚を、観察するには暗すぎるか】

【多腕の異形が一言命じると、横に並んだ他の異形が動きだした】


【まず動いたのは、頭部が腹部から生えている異形】
【それ以外は体格も悪くは無く、重量は甲冑も合わせれば十分にあるだろう】
【それが、青年の腕に掴みかかろうとする】
【が、掴まれてしまえば分かるだろうがこの異形、思った以上に脆い=z

【それにやや遅れて動くのは、やけに細く作られた別な一体】
【此方は、柳かススキかと思わんばかりにゆらゆら揺れながら、青年の右手を迂回しようとする】
【右手には短剣が一本。あまり、生け捕りにするつもりは無さそうだ】


【通常の聴力しかなくとも、青年に次の言葉が聞こえるだろう】

「ねえ、お兄さん?」

「何か、能力を見せて。そうすれば、どうにか出来るからさ」

【青年を壁の代わりに背後に隠れた、ローブの人物の声】
【身長差に加えて身を縮めて、声の聞こえる位置は随分低い場所になるが】

【見えずとも、声を思い出せるだろうか?】
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 02:05:36.43 ID:psMuYytDO
>>747

【彼女の呟きに、面喰らった様に、瞬きしたが】
【軈て、視線を逸らしながら、ぽつりと―――】

……一応、戦闘を出来るくらいには……組み上げている
しっかり作った訳では無いけど……

【ツイートし、ダークグリーンをふわりと揺らした】
【雑音が、大きく成って行く。緩やかに、流れる音楽の様に】
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 02:06:24.94 ID:vcIidsoDO
>>745

≪・・・・・・ザー≫
≪その怪しザザ人間に声をかけるとは・・・・・・勇敢なものだな≫

【不自然に混じるノイズはため息か、笑い声か】
【確かめるにはそれを本人に聞くしかない】

≪それに・・・・・・随分と寒そう、ザザザ≫
≪格好だけで言えば・・・あんたは怪しいよりも酔狂かな?≫

【ザザ、とまたノイズが混じる】
【路地裏らしい喋り方というべきか】
【姿は女性でも言葉遣いはやや粗い】
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 02:15:46.04 ID:b+Rj6VdSO
>>749
・・哲学者の卵・・・っ?!
しかももう孵化してるですっだって・・
【護は驚愕の表情を見せる】

・・・・危険分子だなんて・・・
そんな事・・・ないですよ。だって・・・だって・・
【そして、そう言葉を続けようてするが】
【驚きで、一気に言葉を出す事ができないのか、】
【途切れ途切れで紡ぐ】
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 02:19:58.30 ID:iCBS3mKDO
>>748

──────!!

【三発…一度に放たれる銃弾…彼女はずば抜けた反射神経でそれを視認する。】

【首を傾げ、一発を完全回避する。続く二発目…体をわずかに横にし、肩をかすめた。】

【そして三発目…それは確かに彼女のわき腹を貫いた。血が飛び散り、苦痛に顔がゆがむ】

【しかし…】

お返しよ。

【間合い確認。敵わずか左斜め前。踏み込み足、右、】

ぐっと右足を前に出す。

【────攻撃準備…完了】


【放たれるのは、居合い切り…鞘と言うレールによって、自然と太刀筋を矯正されたその一撃は、ぶれることなく対象を肩から切り裂かんとする。】

【「草薙」…相手と自分の距離が近く、かつ納刀状態のときのみ発動できる技…いわゆる「抜刀術」】
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 02:20:13.47 ID:+27F0EU6o
>>753
ま、驚くわな。俺でも驚くさ。

【敢えて冷めた態度を貫き通す谷山】
【徹頭徹尾、冷静に、冷徹に話を続ける】
【そして、護の言葉を聞き、口元を歪めると】

ハッ、綺麗事並べようとすんじゃねーよ。
お前だって見ただろうが、さっきの気味の悪いアートマンをヨォ!
アレが哲学者の卵で目覚めた俺の力だ。
俺の中に会った力は、あんな醜いものでよ!
誰かを救うどころか、壊して殺してしかできないような力でよぉ!
そんな奴をどこのどいつが置いておくってんだ、ァァア!?

【谷山、爆発】
【抑えきれない感情が、口から思うがままに飛び出していく】
【止めなければならないと思いながらも、溜めに溜め、背負に背負った物は止められず】
【罵倒や何やらが飛び出して言った】
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 02:27:52.88 ID:NQlG6zLb0
>>752
(・・・ま、どうでもいい質問にはどうでもいい返答しか返ってこないか。どうでもいいからいいけど)
柔道服は俺の普段着だ・・・それだけ。
でも確かに・・・コートくらい着てくるべきだったな。
【少し、歩み寄る。半機械の影響であまり寒くないのか?】
お前、ここに何しにきた?
無差別殺人か?それとも逆に襲い掛かってくる変人共と戦う為にあえて来たのか?
まさかここが散歩コースとかイかれた趣味なのか?
【それを言うなら彼も同族か・・・?】

ここがイかれた場所か・・・俺も凄くそう思う
ここに来る奴も100%怪しい奴・・・どんな奴でも怪しく見えるか。
俺は酔狂と言われたな。認めてやる、こんな所にいる柔道服サイボーグ野郎なんて・・・だがな

【否・・・何故なら彼は】
そう、事の始まりは友達(ヤツ)からのメールだった。
路地裏のあの場所に集合・・・この時間の路地裏になんて・・・マジありえねぇと思った。
止めたさ、アホだろ。だが、色々あって結局来ちまった。
【深い溜息、そして握り締める拳】
【まさか、殺されたか】
さっき着いたのに来てねーからメールした、そしたら・・・。

【俯いていた顔を女に向ける。】
俺は今滅茶苦茶気が立ってる・・・!
恨みは無いが腹いせにお前をブッ飛ばす!ていうか路地裏に来るお前が悪い!
【猛ダッシュで走り寄って来る。】
あ?その後どうなったかって?
・・・そうだな!その後返信されたメールには・・・!

【もう一度言う。何故なら彼は】
『冗談でした』って書いてあったんだよーッ!
【ただの善良(?)なアホの一般人だからだ。】
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 02:32:15.32 ID:vyxB3ABE0
>>751

【それを聞き、手で軽く隠そうとしてはいるものの、ざらざの口元に笑みが零れたのが見えた】

……人工魔装"蔵門(クラカド)"…

【ざらざが両手を組むようにする、その際にちらりと見えたモノ――ざらざの手の平に埋め込まれるようにして存在する謎の宝石のようなモノと、肉体と同化した無機質な基盤――】

…手ノ壱番…開放

【宝石が軽く光ると、次の瞬間には両手指先から…多分肘位までを包むような機械――否手袋――なんと表現していいのか分からない"それ"が存在した】

……

【ざらざの指先に火が灯る、衣服に隠れているが脚にも同じようなモノが存在しているのだろう】

本音を言うなら…目的はそれなのだよ

私の魔装は今だ能力者との実戦経験が乏しくてね

魔術に対抗出来るのかどうか…興味があるのだよ
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 02:35:27.01 ID:R6T/LJeDO
>>754
これは素晴らしい・・・・・・
【切り裂かれるヤクザ】
【しかしソレはすでに中身のない空の皮】
【ほんの数瞬、『中身』は皮のジッパーを開けすんでで皮を脱ぎ捨て、バックステップで攻撃を避けたようだ】 
【しかし『中身』の肩にはそう浅くない傷があり血が流れ落ちてる】

まったく驚いたよ・・・・・・
【地面に裂かれビニール袋のように落ちるヤクザの皮の少し後ろにソイツはいた】
【緑褐色の鱗に身を包んだ体は逞しい男の体だ】
【頭に開いた無数のジッパーから目のない蛇が無数に生え、まるで髪のようだ】
【時折口から2又に別れた細く赤い舌が覗く】
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 02:39:31.02 ID:cFgXgAOSO
>>750

あははー。其れってもしかしなくても、フェチってやつ、かなぁ。
って――……ほ、骨ぇ?え、なに、生きてる人間には興味有りません系?

えーっと。この子を大人しく引き渡して、何か俺の得になるよーな事が……え、突貫って――――。

【然しこの青年、兎角口が減らない。毒舌とはまた別の意味で、舌禍を招き易いタイプだ】
【へらへらと宣いながら右の手袋に手を掛けた所で、彼は下された突撃命令に再び瞬き】

【動き出す異形に、「拙いコトに成っちゃったなぁ、どうしよ」等と嘯く】

取り敢えず――――騎士様流のご挨拶、だよっと!

【手袋を脱いで其方に投げ捨てれば、露になる右の掌もまた、漆黒の一色】
【ぎしり。暴君≠フ名を戴いたそれが、握り拳を造って一つ鳴いた】
【義手と呼ぶには滑らかな動き、篭手と呼ぶには小さすぎるサイズ――――】

【見れば恐らくは、彼が能力者≠セと見当が付くだろうか】
【――さて、決闘と呼ぶには些か数が多いが、兎にも角にも戦端は開かれた】

【腹部から頭の生えた異形。その行動に対しては、何も防御・回避行動は取らない】
【左腕は前方に伸ばして、掴まれるに任せつつ。青年は右の拳を引き絞り、小脇に抱えるようにした其れを】
【異形の頭部に向けて、振り抜いた。コークスクリュー・ブローよりは、正拳突きに近い型】
【武道家程に洗練されては居ないが、元の膂力は馬鹿が付く程。威力はそれなりに高い】

【一体一体に、そう時間は掛けられない。攻撃の成否は問わず、小さく一歩右に移動】
【突き放せたならそのまま、そうで無かったなら一体目を無理矢理引き擦るようにして】


――――……え、白蘭?


【人影を庇いつつ、短剣を持った痩せぎすの二体目と向き合うだろう】
【声を聞くなり、反って来るのは驚いたような返事。世界は以外と狭いもので】
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 02:41:51.27 ID:iCBS3mKDO
>>758

ようやく本体のお出ましね。

【「中身」を見ながら言った。抜刀した大剣を肩に担ぐ。…これが彼女流の戦闘態勢…構えだ。】

それで?私は「合格」?


【わき腹が痛む…だが彼女はつとめて冷静に、そして油断なく聞いた。】
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 02:44:13.58 ID:vcIidsoDO
>>756

≪ザザザ・・・・・・何しに、か≫
≪そうだな・・・・・・ザー・・・イかした月夜のイかれた散歩ザザも、答えておこうか≫

【混じるノイズのせいで時折声がかき消される】
【だが、ある程度は文脈や雰囲気から何を言っているか分かる】
【女性は彼の問に答えた後、小さく口元を歪めた】
【これは彼女なりのジョークなのだろうか】
【そして女性は静かに相手の言葉を聞いていたが・・・】

≪ザザザザザ・・・・・・≫
≪なんとも愉快な、友人だな≫
≪・・・・・・ザザ、おい、待て・・・・・・!≫
≪私はお前みたいなのと戦うつもりはないんだ・・・・・・!≫

【今度はうっすらと、口を笑みの形に開く】
【余程彼の話が可笑しかったのだろう。笑ったであろう部分では、ノイズが激しくなった】
【しかし相手が駆け寄ってくるのを見て、慌てたように声をあげる】
【戦闘に自信がないのだろうか】
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 02:45:57.47 ID:psMuYytDO
>>757

【ざらざが取った姿勢に、茜を細め、静かな闘いを感じ取る】

【そして、彼女が紡いだ言葉は―――闘いの、逸れ】
【言葉を聞いた人物が、好戦の感情が芽生え―――獰猛に微笑むと】

そうか―――……、分かった

……模擬戦を、申し込みたい
―――自分達の力を、試す為の

【地面の術式、文字の羅列が、一気に人物の足元に集束した】
【文章が宙に浮き上がると、音符の描かれたヘッドフォンに変化し】
【人物の耳に嵌められ、ゴーグルで瞳を隠すと―――ざらざを、見詰めた】

【―――“闘い”を、臨んでいる様子だ】
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 02:47:05.58 ID:b+Rj6VdSO
>>755
・・・・違いますよ・・そんなの・・
【護は呟く】
【そして――】

だからっ!!!ここに居ていいんですよッッ!!


貴方は何で《Justice》に入った?!
何で機関のテロに立ち向かった!?立ち向かえた!!?

それはッ!!誰かを救いたったからじゃなかったんですか!!!
誰かを護りたかったからじゃなかったんですか?!
自分が信じた正義があったからじゃなかったんですか!!
その気持ちがあるだけでうちにいる資格は十分ですよッ!!
【護もまた、気持ちが爆発した】
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 02:50:44.69 ID:R6T/LJeDO
>>760
もう少しためそうと思ったが・・・・・・
【すると蛇男の体にもジッパーが開き】

待ち合わせしてた友達が来たみたいだし合格ということで
【可愛らしい少年がでてくる】
【肩には服に血がにじんでおり傷は治ってないようだ】

それじゃまたね!お姉ちゃん!!
【とたんに少年は地面から現れた異形の手に足を掴まれたかと思うと、一瞬で地面に吸い込まれるように沈み・・・そこに静寂だけを残した】
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 02:54:20.93 ID:+27F0EU6o
>>763
何で!?
決まってんだろうがァッ!!
取材でよォッ、戦地を回ってたんだよッ!
まだ、文字も覚えていないガキが!銃を以て、人を殺してやがった!
何で闘うのか聞いたんだよ、そしたらヨォ、「それしか知らないから」とか言いやがった!
そしてそいつは次の日、無残に死んでてよ!
俺は只それを、其の現実を、其の情報を、変えられない現実をッ!
“伝えることしか”できなかったんだよッ!
だから、俺一人ではどうにもできないから、その為に、どう仕様も無い現実と闘い、現実を変えるためにッ!
俺はJusticeに入ったんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!
何か文句あっかゴルァアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

【冷静な谷山も、その実普通の男子高校生である】
【激昂し、すべてを吐き出した】
【谷山に、資格はあるか。それは谷山の胸の中だけにある】
【ぜぇ、はぁ。と荒い息を吐き呟く】

……俺は、Justiceを抜けねーことにした、今決めた。
オレに出来ることは、此処でしかできねーから。だから、俺は
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 02:54:56.81 ID:8KcSqDS9o
>>759

……………おや

出来損ないとは言え、随分な壊れ方をしましたね………成程
貴方の手の骨は、欲しいかも知れません

……が、今の駒では………

【体重と装備の重量を合わせ、それなりの重さは有る筈の異形】
【その身体が、鐘を付く様な音と共に、後方へ数m程吹き飛んだ】
【半ば潰れた頭蓋、衝撃で凹んだ腹部装甲、背中側からはみ出す骨】
【通常の人体であれば、骨や内臓がイカレても此処までは壊れまい】

【多腕の異形の喉を借りて、何処かの誰かは独り言を続ける】
【数で押すにせよ、一体一体が脆ければ、余り優位性は確保できない】
【準備が少なかった以上、退くべきだろうか、と。思考の隅に置いた】


【一方で、内臓も筋肉も無いのではと言う程、やせ細った一体】
【明らかに甲冑も余ってがらがら鳴っているそれは、然し予想以上に早く動いた】
【一歩ごとに膝から鳴る異音は、関節の破損する音だろうか?】

【それが、ある程度の距離にまで近づいた時】
【青年の右腕の下を潜り抜けるようにして、背後から飛び出すローブの人影】


≪The Mask of the Red ―――――≫

【くす、くす、くすり、と笑い声】

【その動きはまるで、モーションキャプチャーの後、モデルだけを取り換えたかの様に】
【青年が行った右正拳の動作を模倣して、細身の異形に叩き込んだ】
【同世代、身長に比べて小さな骨格、軽い身体、然し其処から放たれた拳は】
【装甲を軽く凹ませ、異形の痩躯を1m程度吹き飛ばした】


「わー………強いね、これ。流石お兄さん」
「やっぱり、逞しい人の方が、なよなよしてるよりは―――――って、次、来るよ」

【異形に打ち込んだ自分の拳を、何処か他人ごとの様な感想を述べる少年=z

【す、と再び下がった少年を追う様に、飛びだしてきた二体の異形】
【それ等は、二人の戦力差を見極め、まず厄介な方から潰そうと青年に迫る】

【どちらも、通常の目線の高さなら、普通に見えるかも知れないが】
【然しその異形二体の腰からは、それぞれ5本の足が生えていた】
【4本の足でケンタウロスの如く掛け、そしてブレーキを掛けず】
【残る一本の足で二体同時に、青年の腹部を狙って押し出す様な蹴りを放つ】
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 02:54:57.16 ID:NQlG6zLb0
>>761
うるせぇ!じゃあどんなのと戦うつもりだ?
【彼はやめない。やめようとしない。】

ま、御託、暴力反対、謝罪の言葉は
【女の顔付近に機械の長い右腕を伸ばす】
そのマスクと変声機引っぺがしてから聞いてやる。
【手はとりあえずマスク向けのようだ】
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 02:59:29.69 ID:iCBS3mKDO
>>764

あら、もう一段階あったの。

【現れたのは少年…方に傷がある。】

【やがて、それは地面にどうかするように吸い込まれ、そして消えた。】

…ふん。逃げたわね。

【ブンッ、と大剣を振り、刀身の血を払う。そしてゆっくりと鞘に納めた。】

…いたたた…全く

【やがて、女はわき腹を構えながら路地裏を後にする。】



/乙でした!!遅くまでつきあってくださってありがとうございました!
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 03:02:41.27 ID:gdXS1brG0
>>762

……"当たり"だったようだな…ふっ

喜んで、お相手願おう

【その言葉には最大限の敬意が込められている】

【そして片膝を上げ、足先で空気を混ぜるように動かし】

それでは……いくぞ!

【蹴るようにして空気の刃を放った】
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 03:11:03.84 ID:b+Rj6VdSO
>>765
そうですか!!
『事実を伝える』ッ!!
それが貴方の正義ですかッ!!
そんなの文句なんて出し様もなしですッ!!

―――だから貴方はそれを信じていけば良いんですよッ!!!!
そんだけの物持ってりゃ十分だあああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!!
【とここで護もギブアップ】
【息切れして地面に倒れる】

・・・・えへへ・・・これからよろしくです
【谷川の言葉に、そう返す】
【満面に微笑みながらそう返すのだった】
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 03:11:17.54 ID:vcIidsoDO
>>767

≪・・・・・・ザザ≫
≪血の上っている相手に、何を言っても無駄か・・・・・・!≫

【仮面に手を伸ばされるのを見て、舌打ちをする女性】
【仮面を盗られたくはないらしく、大きく後ろへ跳躍して右腕から逃れる】
【その際に、彼女の左耳にピアスの穴が開いていたのが見えただろうか】
【不思議なことに、何故か右耳のピアスの穴はふさがっていた】
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 03:12:23.93 ID:b+Rj6VdSO
>>770
/訂正・・・
/谷川→谷山
/まさかの入力予測ミス・・・すいません
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 03:15:04.46 ID:+27F0EU6o
>>770
【谷山も、大の字に地面に寝っ転がり、深く息を吸う】

……久々に大声出したからめっちゃ疲れたわ。
つか、こーいうの俺の柄じゃねーしっつーの。

【等とぐちぐち言っているが、まあ、素直ではないタイプ故、逆に解釈してみると良いだろう】
【護のその言葉に、苦笑を漏らして言う】

……よろしくしてやらァ。
――護。

【そう、小さな声で名前を呼んだ】
【彼としては、初対面としては最大限に歩み寄っている部類であった】
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 03:15:57.36 ID:b+Rj6VdSO
>>770
/もひとつ訂正
『事実を伝える』→『ありのままの事実を伝え、それと闘う』
/すいません
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 03:16:45.85 ID:+27F0EU6o
>>772,774
//大丈夫なのです、気にせんでよかなのですよー
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 03:20:06.71 ID:NQlG6zLb0
>>771
【こちらもチッと舌打ちする。】
(このまま逃げられると思ってるのかよ!マジックハンドみてーに伸ばせ・・・ば・・・・?)
【どうやら気付いたようだ、一瞬止まる動き】

(左右に相違点を発見・・・深く考える必要は無い。どうでもいい。)
【でもどうでも良かった】
なーんてね!逃げられると思ってるのかよ!
【機械の手首はマジックハンドの様に伸び、更にリーチを伸ばす。】
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 03:20:57.98 ID:psMuYytDO
>>769

【彼女の返答に、力強い笑みを浮かべ、礼を呟いた】
【―――そして、戦闘開始の合図】

【飛来して来た第一撃は、彼女の蹴りによる、空の刃】
【体を横に捻って、回避しようとして―――空気の刃を、脇腹に受けた】
【深く切り裂き、鮮血が舞う。―――激痛】

【思わず歯軋りして、脇腹に宿った熱に、意識が飛びかけたが】
【攻撃を受けた直後に、人物は】

―――騒音ドラッグ=I

【詠唱だろうか。言葉を、呟くと―――】
【人物の右手に、黒の円盤―――レコードが生成される】
【雑音が、逸れに吸収される様に消えた瞬間】

【もし、行動を阻止されなければ―――逸れを、女性へと投げ付けるだろう】
【フリスビーの様に、目に見える速度で、回避も難しく無い】
【鋭利では無いので、傷も出来ないかもしれない】

【もし、当たったならば―――彼女の耳に、頭痛がする程の】
【酷い雑音が、1レスの間、鳴り続けるかもしれない】
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 03:28:30.78 ID:b+Rj6VdSO
>>773
まぁ、たまに叫ぶのも良いストレス発散ですよ。
それに森だから誰にも聞こえてない・・・はず・・
【おいおい・・・今更・・・】

・・・?!
・あ・・・今初めて僕の名を呼んでくれましたねっ!
【残念ながらちゃんと護の耳に入りました】
【やったね!】
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 03:30:01.04 ID:R6T/LJeDO
>>768
【ビルの屋上】

あれ皆は?

「さぁな」

【少年の問い掛けに皮製のジャケットを肌にじかに着た男はそっけなく返す】

えー『ワニブチ』とか『コイタキ』は?

「アイツらは敵だろ」

じゃあ『カニサワ』ちゃん達は?
「来ねぇんじゃねぇか?あのお嬢様きどりは」

うーん『カイハマ』に『ヒルヌマ』と『ウニカタ』さん!

「あいつらのトロさは知ってんだろ」

『シャッチー』!!!

「確かさっき女ホテルに連れ込んでた」

えーひどーい、じゃあ『クジラウミ』さんは? 

「今捕まってたな確か・・・まぁいつでも出れるんだろーがよぉ」

ちぇ・・・来たのは酒目当てのアル中だけか・・・・・・

「諦めろ、おれらはただの知り合い・・・組織でもなんでもねぇ・・・・・・誰もてめぇの道楽のサポートなんざしたかねぇよ」
「わざわざ『世界を壊すために秩序を再生させる』・・・なんてよ」
「そのために『悪人大虐殺』なんざ面倒臭いマネはてめぇ一人でやれよ」

「なぁ『ヘビカワ』」


えーだって楽しいと思わない?
積み上げられた積み木を積み上げた本人の前で崩すのって 

ねぇ『サメジマ』?

【寒空のもと凶器の花は咲いていく】



/すいません慣れぬ新キャラを使ったため迷惑をおかけしました 。本当に乙カレ様でした。
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 03:31:12.53 ID:vcIidsoDO
>>776

(・・・・・・逃げることは十八番)
(だけど──“この姿”で”あれ”を使うわけにはいかない・・・・・・)
(どこで誰に見られているか分からない・・・・・・!)

【伸びた腕を見て、ふっと息を吐く】
【観念したのか。それとも・・・・・・】

≪これだからザザザ・・・・・・この世界は・・・・・・!≫

【結論から言えば、女性はそれ以上後ろに下がることはしなかった】
【彼女はそのまま、地面を蹴って相手の方へと駆けはじめる】
【身を低くかがめ、相手の手が仮面を捉えないような体勢だ】
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 03:32:36.23 ID:+27F0EU6o
>>778
元々聞こえないところ選んでたから、バレねーよ。
卵の制御で人巻き込むわけにも行かなかったしな。

【ぶっちゃけ聞こえていようと今更過ぎる】
【というか、戦闘してたし】

……さぁね、俺は知らねー。

【そっぽを向き立ち上がると、谷山は頭をガリガリと掻いた】

そろそろ俺ァ街に戻るわ。
なんつーか、だな。
ありがとよ、護。

【そう言うと、谷山は足早に森を後にしていく】
【この森はかなり深い。無事に帰れるかどうかは、護次第であった】
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 03:33:32.84 ID:gdXS1brG0
>>777

円盤…ディスク…音…

【指を銃のような形にし、円盤に狙いを定める】

とにかく撃ち落とせれば…

【指先から炎が弾丸のように放たれる】
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 03:40:36.72 ID:NQlG6zLb0
>>780
(回避か・・・チョップしてくれと言ってるようなもんじゃねぇか)
【だが、結局彼女はそれを避けるだろう】
(何か一癖つけてプレゼントフォー・ユーしてやっか)
【手を引っ込める】
【その後自分もバックステップし、体制を立て直した後】
【機械の右脚が、太く長い、左脚と揃ったものから太く短いものになった。】

やっぱこれが一番!
俺のありのままの姿勢!
【右腕は細く長く、右腕は太く短い。逆に左腕脚は太く長い】
【彼も左右非対称、異様な体型で構える】
(あいつは接近して来ている!至近距離からこいつを・・・柔道技で拘束してやる!)
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 03:41:02.96 ID:cFgXgAOSO
>>766

――――……あははー、そりゃどうも。

でも、好いコトばっかりじゃないよ?メンテは骨だし、燃費悪いし。
いやまあ、差し上げる訳には往かないし、どのみちあんまり関係無いか――っと。

【直撃――異形の吹き飛ぶ様を眺め、ひゅう、と小さく、調子っ外れの口笛を吹き】
【正直予想だにしなかった脆さに、継ぎ目でも有ったのかな≠ニ一人語散て】
【すう、と深く息を吸い込む。異形は未だ多い、無駄口の分も含めて、酸素は少しでも多く補給すべきだ】

【律義に、と言うべきか否か。相も変わらずへらへらと独り言に答えつつ】
【拳銃が効くと好いなあ、と割合真剣に思案を巡らし。腰のホルスターに左手を掛けて】
【グリップを握り、引き抜いたのは銀色をしたリボルバーである】
【M686plusの6インチモデル――.357マグナム弾を使用、装弾数は、7発】

…………わーお。

【痩せぎすの一体に、素早く銃口を向け。……と、其処で飛び出すローブの影】
【彼は、銃を下げると静観に移る――自分と全く同じ動作に、体格にしては異常な程の威力】
【能力だろうか?と、大体の当たりを付けて。取り敢えずは、軽く称賛を送る事に】


オーライ――ってうわ、何あのフォルム。もちっと見た目のよさとか…………ッ!


【そうこうしている内にも、異形は迫る。ギャロップからの速度を殺さない蹴りが、二つ】
【重装備も相俟って、威力は高い。飛んで来た其れを右手で受けつつも、衝撃は殺し切れない】

【か、は――と、肺の空気を残らず吐き出し、胴体をくの字に折り曲げて】
【一瞬、宙に浮きかける身体。それを無理矢理に踏み止まらせると、たたらを踏んで後退り】

【態勢を立て直し、左の一体、走る四本脚の一つを狙って、拳銃の引き金を引いた】
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 03:41:42.21 ID:psMuYytDO
>>782

【炎は当たり、レコードは音を立てて、雪の様に割れ散った】

――――……っ

【次に、人物が取った行動は―――接近=z
【阻止されなければ、走って、ざらざへの接近を試みるだろう】
【ヘッドフォンを外し、文章は、アニメに出て来る様な、魔法のステッキに変化し始める】
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 03:45:12.32 ID:b+Rj6VdSO
>>781
いえいえ・・・
それに仲間でしょ
何かあったらいつでも相談なりなんなり受付ますから。

それじゃ、僕は居候先が森の中にあるので、
【そう言い護は谷山とは逆】
【森の更に中に入っていく】
【護にとってもう夜の森もただの帰路である。】

谷山さん、お休みなさい。
【そう言い歩いていく】
【そして、森の中へ消えていくのだった】

/乙でしたあああ!
/こんな時間までありがとうございました!中々充実した絡みでしたぜ!
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 03:52:39.00 ID:8KcSqDS9o
>>784

「あ、ちょっとお兄さん、嫌な事知らせないで、知っちゃうと駄目だから」
「……いや、これくらいならまだ大丈夫かも知れないけどさ?」

【異形の言葉に返した青年の軽口、更に反応した少年の声】
【空手の心得は無いのか、放った拳は引き手を取らずに胸の前へ戻し】
【軽く振り向いて青年へ、なんとなく文句をつける様な声】

「…………へぇ」

【少年の目が青年の右手を捉えるその瞬間、少年の右手は、黒く変色した】
【何処か、生物だが生物らしくない質感の、強靭そうな右手】
【手袋や籠手の類では無い、手そのものの変化だ】


【踏み込んだ二体の異形は、一つの脳で思考しているかの様に%ョきを同調させる】
【蹴りに使った一本の脚は降ろさないまま、残り四本の足で地面を噛み締め直し】
【幾らかでもダメージを与えられたと見るや、揃ってまた駆けだした】


………能力者が、二人でしたか
事前に何も知らずに居ると厄介な事がおきますね

踏みつぶしなさい。頭はどうせ、無くても大丈夫です

【今度は、蹴りの為の足を、頭より高く振り上げる】
【子供の体重で大人を昏倒せしめる、踵落としの予備モーションだろうか】


「いや、頭――というより顔が無くなると困るよ。ねえ?」

【だが、左側の一体が足の一つを打ち抜かれて、体勢を崩すと】
【その隙に少年が、隣り合うもう一本の脚目掛けて、変色した右の拳を放った】
【脚一本に集中すればやはり強度は低いのか、ガクリと前方に崩れて】

【今動けるのは、もう一体のみ】
【青年に向かうのは、右の一体。振りあげた脚を、頭へと振り降ろそうとした】
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 03:53:22.54 ID:+27F0EU6o
>>786
//遅くまで付き合って下さり有難うなのでしたッ!!
//楽しかったです、乙でしたあああ!
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 03:55:20.99 ID:euR5FZYi0
>>785

…ならば…足ノ参番【空】、解除…足ノ四番【地】、開放

【近付いてくるらぶみに警戒しつつ脚の魔装を撫でるようにして付け替え】

790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 03:58:48.19 ID:vcIidsoDO
>>783

≪うわダサッ≫

【・・・・・・。】
【変形した相手を見て、思わずそんな声が零れる】
【抑揚のない声でこんな言葉を聞けるのはそうめったにないだろう】

【バックステップを取った相手。その行動が理由なのか、女性は僅かに笑みを浮かべた】
【そして、彼女は急に接近をやめた】

≪なんて、な≫

【女性は一度だけ、右腕を軽く振ると】
【それだけの動作で、彼女の右手には3本のナイフが握られていた】
【その後、彼女は素早くそのナイフを相手へと投擲する】
【狙いは胴体。それも、機械化しているであろう半身を狙ってだ】
【身体の硬度によっては、ナイフを避けずともいい可能性はある】
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 04:07:19.55 ID:NQlG6zLb0
>>790
だ・・・ダサいだと・・・!
【youはshock!】
なに!しまった!
【機械化した身体に突き刺さる。『いてっ』という声が漏れた、痛覚はあるのだろうか?】
【しかし、やはり頑丈な様で傷は浅い様だ】

ま・・・待て!考えてみれば戦う理由なんか何も無かった!和解しよう!
【飛び道具を持っていると分かるとそう吹っかけた本人が言う】
【無理もない、反対側ならグッサリいっていた】
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 04:19:37.39 ID:vcIidsoDO
>>791

≪・・・・・・く、く≫
≪和解もなにも・・・ザザザ・・・あんたが売った喧嘩だろ?≫

【相手が声をかける直前。追い討ちをかけるつもりだったのか、女性はスーツの懐からまたもナイフを取り出していた】
【しかし、急に相手が和解を申し出たことには彼女も苦笑い】
【取り出したばかりのナイフを右手で弄びながら、ノイズを鳴らして笑い声を模す】

≪ま、あんたが喧嘩をやめるんなら・・・ザザ・・・私もこれ以上は戦わな、い・・・・・・≫

【どうやら、相手に戦う気がない以上彼女も戦闘を続行する気はないようだ】
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 04:24:25.05 ID:NQlG6zLb0
>>792
わ・・・分かった。
和解だ和解、俺の負けだ。俺が八つ当たりしたのが悪かった。
【ナイフを身体から放り投げ、手を上げる。】
【あまり反省の感情は篭っていない】
おい、ところでお前のここに来た理由・・・あと・・・。
その耳の穴・・・左右非対称だぜ?
【お前に言われたく無いと思うかもしれない】
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 04:34:28.22 ID:cFgXgAOSO
>>787
【根こそぎ奪われた酸素を吸い込み直して、人心地付く間もなく異形に相対】
【握っては開いてを繰り返す掌。その関節が、威嚇する様にばきばきと音を立てた】

く……ッ、は――――あー、御免御免。いやまあ、一寸お腹が減り易くなる位だから、大丈夫だとは思うけどね?

(――――成る程……生体兵器の件は、死んでも口にしない方がよさ気だね。)

【艶めく漆黒。甲殻とも装甲とも付かない其れは、先の一撃を見るからに堅牢なのだろう】
【ぴしり、戦闘の開始に合わせて、その五指の先は爪のように鋭利に尖る。そして】
【――ぎし、ぎし。右の袖の中、何かが小さく脈打って。ほんの一瞬、少しだけスーツの輪郭を崩した】

(焦るな、焦るな。……直ぐに暴れさせてやるから、落ち着けよ)

……えっなにそれひどい、そーいう事言われると結構――――

(――――F.C.S.起動。了解……にしてもこの動き、出来過ぎてない?)

【青年は、血の混じった唾を嚥下して。駆けて来る異形に対し、動かない】
【崩れた一体は無視、もう一体の踵落しに合わせて、その右掌で蹴り脚を受ける】
【其処から、丁度足首の辺りを掴み。そのまま腕に力を込めて、ぐるりと捻った=z
【力任せに脚を捩切るつもりだろうか。そうしつつ、右前脚目掛けて、碌すっぽ狙いもせずに一、二発と発砲し】

そうそう、綺麗な顔が台なし……いや、言う程じゃないのは解ってるけどね?

【もしも着弾し、少しでもバランスを崩せたなら。追い討ちとして、前蹴りを放つ。狙いは胴】
【フォームは突き放すような、所謂ところのヤクザキックに近いもの。威力は右手程には無いが、それなりに】
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 04:35:50.07 ID:cFgXgAOSO
>>794
//いけないいけない、捻ろうとした≠ナした。
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 04:39:40.39 ID:vcIidsoDO
>>793

≪ザザザ・・・・・・どうせなら、その友人とやらと喧嘩はするんだ、な≫
≪それが一番のストレス発散ザーなる≫

【未だに笑みを浮かべたまま、彼女はそう言った】
【トラブルは当人同士で解決するのが一番だということだろう】

≪・・・・・・お前だけ話して私だけザザザないというのは・・・フェアじゃない、な≫
≪ここに来たのは・・・・・・探している人間がいたからだ≫
≪ザー・・・・・・しかし、闇雲に探すのはやはりダメだな≫

≪それと・・・・・・ザザ・・・・・・≫
≪ピアス穴のことなら気にするな≫
≪そういうあんたこそ、私とは比べ物にならないくらいザザザザザ対称だぞ?≫

【左右非対称、という言葉はノイズによってかき消されるも、なんとなく意味を理解することは出来るだろう】
【そして彼女は再びノイズの笑い声をあげた後。くるりと彼へと背を向ける】

≪もう夜も更けてきた・・・・・・ザザ-≫
≪・・・・・・そろそろ帰りな。夜更かしは身体に悪いぞ≫

【ナイフをポケットにしまいながら、女性は歩きだす】
【このまま彼女を引き止めなければ去ってしまうだろう】
【何か声をかけるなら、これが最後になる】
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 04:47:01.03 ID:8KcSqDS9o
>>794

「三大欲求の内、食欲は一番強力だと僕は思うんだけどね?」
「睡眠欲なら耐えられても、食欲だけはやっぱり耐えられない、耐えようとすると危ない」

「…………更に爪、か。便利そうな腕だね」

【戦闘が進むにつれて、新しく入る知識=z
【それに従って、少年の右手は更に変化を続ける】
【「指先が爪の様に尖る」のではなく「爪が鋭利に変化する」という差異は有るが】
【黒の質感は、時間の経過と共に愈々青年のそれに酷似して行く】


【掴まれて捻られた脚、一応は人間由来のそれは】
【ゴムの様な抵抗があるラインを越えた瞬間、ぶちぶちと音を立てて腱が千切れる】
【やはり、強度の面で行けば、随分と低いと見て良いのだろうか】
【銃弾による攻撃は、先程のもう一体に行ったのと同じ結果を生んで】
【胴に蹴りを受けた事で、残る三本の脚でたたらを踏みつつ、大きく後退する】

【もう一体の異形は、前脚二本を破損した為に動ける状況には無く】
【そして何故か、自ら動こうともせず、スクラップのように其処にあるばかりで】


あら、酷い………結構材料が多めに必要ですのに
長さが丁度良く、保存状況の良い脚……探すの大変なんですよ?
ジグゾーパズルなんかとはレベルの違う問題なんですから………

……然し、この駒では倒せませんね

【多腕の一体は、アスファルトと金属の擦れる耳触りな音を立てて、方向転換】
【来た時と同程度の速度で、がしゃんがしゃんと走り出す】
【残る異形は、青年に蹴り飛ばされて体勢を崩した一体と、自ら動きを止めた一体を残し】
【最初に襲いかかって粉砕された二体を引きずって、逃走を開始する】
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 04:48:20.54 ID:NQlG6zLb0
>>796
人探し・・・か。案外俺と似た様な理由だったんだな。
【少しすまなそうにする。格好もここに来た理由も、適当じゃない事を察したのだろう。】
そうだな、俺も一先ず帰るか。
見つかると良いな、誰かさん。
【彼女が立ち去るのを見ると、彼も脚を戻し背を向ける。】
【もう別に、かける言葉など無い】


・・・またな、いつか路地裏以外で。
【この言葉だけで十分だ】

//落ちます、絡ませてくれてありがとうございました!
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 04:53:16.51 ID:vcIidsoDO
>>798

≪ああ・・・・・・ザザ≫
≪また、いつかどこかで。次は公園がいいかな≫

【最後の最後。またもジョークとは言えぬジョークを飛ばして彼女もその場を去っていった】

【そして、誰も周囲にいなくなった頃。彼女は小さく呟いた】

≪何処にいる・・・・・・R.I.P.──≫

【──夜は静かに、更けていく】

/お疲れ様でした!
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 06:54:39.91 ID:cFgXgAOSO
>>797

何方もどっこいどっこいじゃないのかなぁ、あんまり寝なくても結局死ぬし。
――……いやまあ、美味しい物が食べたいとかそういうの、有るかもだけどね。

うん、重宝してる。他にも超変形してスッゴいビームとか出せるけど、見る?

【あー、お腹減った%凾ニ場違いなお喋りを交えて、ぎりぎりと腕に力を込め】
【ぶつん、ぶつんと断線してゆく腱を眺めて、あろう事か焼き肉が食べたい≠ニ一言】
【連想する物を間違えている。――本来ならば、食欲なぞ減退して然るべき光景だろうに】

(相手はアンデッドだ、これで戦えなくなるとは思えない、けど――或る程度のダメージを与えると、切れる≠フか?)

【放った蹴り足を其のまま踏み込みに用い、一歩前へ。必要なら、と考えつつも】
【流石にもう終わったかな、という僅かながらの油断も有るのか、今は未だ追撃しない】
【たたらを踏んで退く相手を、牽制するように左の銃を向けている――】

(殿?……いや、にしても、此れは少な過ぎるだろう――え、何?)
(……「狙い撃て」?いやいや、流石に其れは無理。だって、撃った所で終わらないだろ)

――――そりゃご愁傷様。まあ、そう簡単には…………ね。

【逃げる異形の群れを見据えて、唸るように小さく呟きを返して】
//申し訳ない、意識飛んでました……。
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 07:11:12.96 ID:8KcSqDS9o
>>800

なんなら、この肉でも焼いてあげようか?料理には自信があるんだよ
いや、掃除も洗濯も、必要な事は一通りなんでも自身があるけどね
でも―――一応、元は人間だった「らしい」臭いはしてるし
もう少し、趣味の良い食事を取る事が推奨、かな?
健康体じゃないと、色んな事が楽しめなくなっちゃうからね

………あ、ビームは見せてもらっても、使うタイミングが無いね

【前足二本を破損した一体は、全く動きもしないというのに】
【地面に着く足が三本残っているもう一体は、意思の力の無い目で青年を睨んでいた】

【だが、それも暫くの事。金属の音が遠ざかり、ある位置に達した瞬間に】
【異形は、膝からがたりと崩れ落ちて、そして動かなくなる】
【呼吸は元から無い、心臓はきっと動いていないのだろう。だから出血も無い】
【学者達も、これを死んだ≠ニ評価する事に対して、異論は発表するまい】


…………ふぅ、危なかった
鎧とか盾とか、そういう相手は苦手なんだよね……歯が通らなかったりするし

ありがとう、助かったよお兄さん
逃げ続けるにしても、この辺りは隠れる場所が少なくてさ………よっ、と

【前足の膝を折り、土下座する様に崩れている二体の異形を見降ろして】
【ローブのフードを払いのけると、そろそろ見慣れただろうか長い新雪の白髪】
【フードに隠れていた顔には、目の部分に穴が空いているだけの、赤い仮面が装着されていて】
【首を軽く振って、その仮面を手に落す】

に、しても―――――僕が言うのもなんだけど、の代表例みたいな言葉になるけどさ
こんな時間にこの国で出歩いてるのって、危ないと思わない?

【手に落ちた仮面を、少年は両手でぐっと押し縮める】
【子供の使う下敷きよりも抵抗なく、仮面はぱきりと罅割れて】
【その破片一つ一つも粉々になり、塵と混ざって完全に姿を消した】


/出かける前にレス一つ返しておきます
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/12(土) 14:29:52.08 ID:xaSYX7jS0
>>789

【魔法少女デザインのステッキを、振り上げる】
【戦闘の中、其れは、酷くシュールな図だった】

Něco z Alenky

【最中、再び詠唱を紡ぐと。ステッキの形状が、更に変化】
【柄が長く、細く変化し、先に着いているのは、レコード】
【更にシュールなものに成ると、レコード部分に、小さな音符が集まり始める】
【其れが、1m程の刃と化した。―――つまり、鎌】

【色々と、回りくどい変化だったが、兎も角。凶刃を、鎌を手にしたまま】
【接近を、阻止しなければ―――皿坐に向けて、鎌を振り上げるだろう】

/すみません、レス、返して置きます……
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 14:33:53.01 ID:A84+6zQpo
【森】

…そろそろ下に降りるかね、しかしもう少し情報が有るに越したことはないが

【掘っ立て小屋の前にテーブルを置き】
【赤の野球帽に黒のダークスーツを着、黒の革靴を履いた女が座っている】

…もう少し、居座ってみようかね

【テーブルの上には『悩み事答えます』と言った看板を立て】
【その対面に椅子を一脚用意している】

【どう考えても場違いな気がするが…】
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/02/12(土) 16:40:15.17 ID:YSklbvlL0
【街中】
ふーむ…暇ですねぇ…
【道の端を歩く、ヘルメットを被りコートを羽織った青年】
最近物騒ですからねぇ…怪しい人に近づかれないようにしないと…
【そう呟いている】
//戦闘相手募集
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 17:25:01.48 ID:b+Rj6VdSO
【カノッサ機関:水の国支部】
【その入口前あたりで一人の少女がオロオロと立ち往生している】

え・・・えっと・・・えっと
機関にはいれたのは良いけど・・・っ?!
これからどうすればいいのかなぁ・・・っ?!
【長い黒髪を三つ編みにし】
【何故か左片方のレンズの割れた赤縁の眼鏡をかけた少女】
【機関のコートを着ており】
【その胸元には《No.774の数字が縫い付けられている】

【しかし、それにしても立っている場所が場所なだけに彼女は通行の邪魔な事この上ない訳で】

/新キャラなんで調整が未だちょっと完璧じゃありませんが、、よかったら
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga !red_res]:2011/02/12(土) 19:52:11.42 ID:s5rk4ib70
【水の国・港――……】
【さまざまな貿易の中心地として栄える港。今日もまた、交易船が行き来する】
【静かな海。輝ける蒼と空――そんな港の一角。水面に、不穏な陰があった】

「……おい、なんだあのカゲ……」

『あぁん?魚影じゃないのか?……いや、こんな港のすぐ近くまで来る魚なんてのは滅多に……』

「……おいっ、なんか揺れてないか!?地震か!?」

『いや、それだけじゃねぇぞ!あの陰がだんだん大きくなって……う、うぉぁああああああああああッッ!!』


【  ―――――― ズドンッッッ!!!  】


【それは平生をぶち壊す悪夢たる奇襲――――】
【突如、水の国の港、そのすぐそばに――海中より、巨大な≪潜水戦艦≫が浮上する!】
【潜水機能を備えておきながら、戦艦としての装備も存分に兼ね備えた黒い艦――戦艦リヒトギルティ】
【そして、響いてくる高笑いと、声は……】

……ク、

クハァーーーーーーーーーーーーーーーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!
やぁやぁ諸君――待ちわびたか?クク、クククククッ!!
ああ、帰ってきたぞ……≪R.I.P.≫が!!今こそ!!ついにッ!!リターンしたぞッ!!
クハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッ!!

【その声は――姿は見えないが、おそらく戦艦の拡声器でも使っているのか】
【≪R.I.P.≫作戦陣頭指揮間、≪四刃≫隊長……カーネル・フェンダンス!】
【聞いたことくらいはあるだろう……数ヶ月前まで、各地でテロ行為を巻き起こしていながら】
【突如、その姿を忽然と消した犯罪組織……≪R.I.P.≫の名を】
【漁師たちはその事実にすくみあがり、すぐさま逃げ出そうとする――が】

今!ふたたび宣言しておこう……われわれの『目的』はッ!!
『世界の天秤の逆転』……世の太陽の光の裏で、人知れず不幸を被るものたちと!!
何もせずとも「安寧」と「幸せ」を約束された『腑抜けたマヌケども』の『立場の逆転』……
『日陰者たちにとっての理想郷』……『ノクト・アルカディア』を導くことだッ!!

そのために……まずは貴様らの、今ある『平穏』をブチ壊させてもらうッ!!

――――リヒトギルティ!!主砲、副砲、全砲門を一斉開放せよ!
そして……――――撃てェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェーーーーーーーーッッ!!!

【戦艦の漆黒のボディから、数門の大砲のようなものが顔を覗かせ――そして、放たれる】
【響く爆音、大地を揺るがす轟音――水の国の港は、瞬く間に火炎に包まれた地獄と化すだろう】

クク、ククククク……さぁ行け、≪R.I.P≫!≪ノクトクルセイド≫たちよ!!
『制圧』せよ!!水の国の港を完膚無きまでに叩き潰し……システムを破壊してやるのだッ!!
そして響かせろ!≪R.I.P.≫の名を、この新世界全土にッ!!

フッ、クククク……――それとも……『抗う』か?マヌケどもめが……
ならば、直々に掛かってくるがいい……「相手」してやる……『暴帝ポポル様』も、それを望んでいるッ!
「水の国の港」を守るか?それとも「我々の本隊」を叩くか?ふたつにひとつだ……
……さぁ、はじめようじゃないか……存分に……――この『戦祭』を!

クハッ、クハハハハハハ!!
クハァーーーーーーーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハァァァァァァァァァァァァーーーーーーー!!!

【更に挑発的、と言わんばかりに――戦艦から、幾つかのタラップ(はしご)が降りる】
【甲板に向かうものや、艦内に直接向かうもの……突入してこい、と言っているかのようだ】
【勇気を以って戦艦に突撃するか、水の国の安全を守るか……――さぁ、正義の使徒たちよ、どう動く?】

/これよりイベント開始と致します。大まかなルールは舞台裏に事前投下したレスに沿って下さい
/戦艦防衛側の方は投下に際、対戦組み合わせにあった「甲板」か「艦内通路」を間違えないようにお気をつけ下さい。
/では、本日はよろしくお願い申し上げます。
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 19:57:41.30 ID:HeBIZyDjo
【水の国 港】

【日夜貿易船が往来し、交易の中心拠点となる水の国の港】
【しかしこの晩に限っては、貿易港発展の栄華も無残なもの】

【突如姿を現したテロ組織≪R.I.P≫の戦艦リヒトギルティからの砲撃のため】
【船やコンテナが炎上しておりすでに港の周囲一面は「危険地帯」となっており】
【この一連の破壊活動は刻一刻と順調に進み、征圧すらも時間の問題だろうか】

【火の粉の噴く港の、そんな中を闊歩する、男が一人―――】




(今回の任務は、≪R.I.P.≫の水の国港の制圧支援・・・)
(未だ機関側とは利益を共有する関係・・・ならばここで手を組み・・・)




【狗の仮面で顔を覆い隠した、先端に剣先を括り付けた小銃をその手に携えて】
【胸元には「ハートと髑髏」の隊章が縫い付けられた、全身黒の戦闘の戦闘員】

【カノッサ機関所属第93機械化歩兵部隊≪Iron Hollow≫の、その男であった】



(いずれ相反する関係になるまでは、蜜月の共同戦線、か・・・)



【男は手に携えた機関銃を構え直し、コンテナの積まれた周囲を見渡して―――】



/≪Iron Hollow≫です、クルスさん、よろしくお願いします!
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 19:58:12.48 ID:UdLkiHqa0
【水の国・港】

【穏やかな潮風に混ざるのは、腐敗と枯草の異臭】
【それから、小さな小さな―――……鐘の音】

【黒のニット帽を被り、顔半分に白い仮面をつけた灰色の髪の少女が立っている】
【紫と黒のマフラーに白いピーコート、その下に大きめな黒のニットと白いフリルスカート】
【ニーハイブーツから覗く太ももこそ生脚のようだが、防寒対策はばっちりのようで】
【ニットから見え隠れする左手薬指にはシンプルな銀色の指輪が輝いていた】

あー、もうやだやださぁむいー!

【右手に携えた笛を振り回すようにして駄々を捏ねる姿は有害には見えない――が、】
【その姿も一転し、ついっと群青の瞳を愉快げに細めると、乾燥した唇を舌で潤して】

だぁからさぁ、ちょおっと運動しよっかぁ?

【甘えた声で、襲撃の宣言を呟く姿は――歴戦の悪意を湛えた異形だった】
【魔力を纏わせた笛がハンドベルの形を作り、振り鳴らすそれは大きな魔方陣を描き出す】
【動乱の予告を告げるように砲台の轟音は鳴り響き、高らかなファンファーレとなって―――開戦】

/コーロコルです
/レギンとイヴの方、よろしくお願いします
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 19:59:43.78 ID:2Yg5JkVUo
【戦艦リヒトギルティ・甲板】

潜水艦だと聞いていたけど……甲板があるとは珍しい

【カン、カン、と靴音を立てながら、無防備に歩く人影があった】
【整った白髪に色白の肌、それらとは真逆の黒いローブに身を包んでいる】
【何より目立つはその瞳。紅い色を携えた目は甲板の風景を一望していた】

目指すのは機関室じゃなく操舵室、だったかな

【彼の目的は操舵室。戦艦の無力化】
【──Justice所属・灰羽祐司だ】

//夜桜の人、よろしくお願いします
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 20:01:56.66 ID:+27F0EU6o
【艦内通路・参】
【上品で仕立ての良い鶯色の和服の上にインバネスコートを纏った老人が通路を歩く】
【頭髪は既に禿ているが、髭は長く、胸元まで白い髭が伸びている】
【腰には一振りの刀が有り、長年使い込まれた風格を感じさせ】
【老人の足元を彩る漆塗りの下駄は、一歩歩くごとにからから優しい音を漏らす】
【そして、その立ち姿は優雅でありながらもどこまでも隙の無い物であった】
【そう、老人は既にタラップが降りる前に突撃していた】
【跳躍し、乗り込むと取り敢えず艦内を散策していたようだ】
【そして、思い出すように、呟く】

……≪R.I.P.≫を追え、か。
願わくば、強者との出会いが有りゃいいんじゃがの。

【つぅぅ――――――チンッ、つぅぅ――――――チンッ】
【刀を半ばまで引きぬき、鞘へ落す、手遊びのようなそれで刀に手を馴染ませておく】
【あくまで手遊びにしか見えないが、老人は確りと準備を済ませている】
【体は進入前に温めておいた、刀の状態も確認済み】
【ずどぉんっ、と轟音が艦内に響くが老人は、口元を歪めるのみ】

日陰者たちにとっての理想郷、ねぇ。
面白そうじゃぁ有るが、今は只、斬り合うのみさね。
さて、敵はどこに居るかの?

【ぴりぴり、と周囲に殺気を放ちながら、老人は口元を歪めて笑う】
【櫻の国の老剣士は、此処に健在であった】

/カーネル・フェンダンス率いる≪四刃≫&≪ヘルクロイツ≫
/レイド&アストラ、ロータス、白坂カゲツ、ミストドラゴン&デイドリィムの皆さん、今宵は宜しくお願い致しますなのですヨォッ!!
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:02:46.80 ID:8KcSqDS9o
【水の国・港】

【兵は拙速を聞くも、未だ巧の久しきを見ざるなり】
【然しながら、巧みに且つ神速で襲撃を行えたのなら、それは兵法家すら及ばぬ理想となるか】

【交易拠点に対する、潜水艦からの奇襲策】
【防衛ラインを下から潜り抜け、一息に敵地へ切り込む一手】
【これにより、迅速な襲撃という一つの要素はクリアした】


じゃあ、次は愈々本番!そう、破壊活動だよねぇ?
楽しいなぁ、やっぱりこれでこそ『悪の集団』って感じじゃない?

あ、いけなーい。天秤を引っ繰り返す革命家集団≠セったっけ
アッハハハハハ、大義名分は大事だよねぇ

………ふざけてられるのは今の内だけかな

【奇襲、後に展開。然し展開に時間を食えば、奇襲の価値は落ちる】
【それを見越して、事前に陸路よりこの地に到着】
【戦闘準備を整えて、待機していた者がいた】


【向かうのは、貨物船の積み下ろしに使うクレーンと、隣接する倉庫】
【そして、大量のコンテナが立ち並ぶ一角だ】
【人の身長より遥かに高いコンテナは、姿を隠すのには十分過ぎて】
【だが倉庫やクレーンに昇りさえすれば、周囲を一瞥出来る、そんな場所】

【当の本人は、船の係留ロープを繋ぐ突起、所謂「ビット」に足を掛けていた】
【爪先から膝までを覆う脚甲の底は滑り止めが施され、左腕全体から左肩を覆う籠手には鷲を模った装飾】
【右腕の装甲は肘から手首まで。ミニスカート大の草摺と背甲は一体化されている】
【胸から脇、喉、弱点となり得る部分にも装甲。腰から足首を覆う布は青紫、装甲の黒に比べて華やかで】
【特筆すべきは、此処まで描写した部分以外は、完全に露出しているという事か】

【左腕には鎖がぐるぐると巻かれ、その一端にはサッカーボール大の鉄球が繋がっている】
【右手には、『自分がテロ側の人間である』という証か、血濡れた船員の帽子が幾つも】


さーあ、観客兼出演者として、たっぷりと楽しませて貰わないとねぇ………

【桜色の髪は襟に届かない程。左右で瑠璃色と金色のオッドアイ】
【何処か少年的な容貌と、それに釣り合わぬ豊満な胸囲を持つ人物】
【脱獄囚ピンク・スクァーレル<Uンシアは、マドロスの真似事に耽っていた】
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:05:06.66 ID:unuE3f6Wo
【戦艦リヒトギルティ――艦内通路・参】

【かん、かん、かん。ちいさく響く硬質な音は、ただの足音か】

お祭りの櫓にしては……随分と、無骨ですね。

【それもある、けれど、これは多分】
【たたかいのはじまりを告げる、鐘の音】


【白い髪/白い肌/灰青の瞳/黒い服/黒い靴】
【色彩と言う概念が抜け落ちてしまったような、細く小柄な少女】
【右の眼を覆い隠す長い前髪は、「その下」を見せたくない、と語るように、世界と視界を遮断する】

【そんな少女の、今にもぽきり、と折れてしまいそうな、危なっかしい白い腕】
【その先、これまた細い小枝のような指先が、すぅっと空気を撫でて】

【――――ずる、る、るるるるるる】

【下に向けた掌から、何かが「生える」――白銀に煌めくそれは、刃だ】
【一メートルほど刃を伸ばし、鍔と柄が現れて、切っ先が地面に軽く触れたころ】
【とさ、と音を立てて、刃が地面に突き刺さり、凶器が全貌を顕にした】

【――一本の、刀】
【掌から産み落としたそれを軽く握って、構える】


……私は、私なりに。正義を名乗らせて頂きましょう。
《Justice》所属、白坂カゲツ――――参ります。

【   かん   】

【白に程近い灰の瞳は、まっすぐ前だけを、見つめて】

//カゲツですー。同フィールドの方々、どうぞよろしくお願いします!
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 20:06:56.92 ID:nyhIUW7B0
>>806

【艦内通路・参】

あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッ!!
出てこい……出てこい畜生どもッッ!!
"れ、レイド…………飛ばし過ぎだぞ!!"
「気持ちは分からなくもねぇ…………俺だって、久しぶりに体がカンカンに燃えてんだ…………!」
≪昴さん…………この中のどこかに……!?≫

【薄手のトレーナーの上に赤いジャケットを羽織った、左目を縦に走る傷跡が目立つ、背中に掛かる程度の青い髪の、左腕の肘から先が触手と化しているのを、ジャケットの袖で隠している少女――――レイドと】
【短く刈りあげた髪に、上下黒で揃えた服の上から更に黒いベストを着込み、右目の周囲に古い火傷の跡がある青年――――アストラが】
【猛り狂う獣か何かの様に、艦内通路を突撃していた】

【レイドの右手には、青い気を纏ったナイフが握りしめられ】
【アストラの手には、機械的なパーツのあるハンマーが握りしめられていた】
【さらに、アストラの背には、4本の『鉤爪触手』と、2本の『蛇頭触手』の、二種類の触手が蠢いており】
【レイドの傍らには、青い炎を纏った、やけにデフォルメされた髑髏が浮かんでいる】

昴は…………昴はどこなのッッ!?
≪姉貴落ち着いてください! そんなに昂奮してたら、敵に付け入られるっすよ!≫
「へっ…………久々に『攻め』の姿勢が取れるんだ…………あがらない方が無理な相談って奴だぜ?
それに……この武器の事もある…………本当、良いものを作ってくれたもんだ…………」
"…………アーディンさんの為にも、生きて帰らねばならぬのだ…………
これくらいのウォークライ、むしろ丁度良いかもしれん…………"

【≪R.I.P.≫だけに非ず、様々な敵に追い詰められ、常に守勢を保っていた兄妹が、ようやく反撃に転じる】
【その事情に飲まれてかどうかは分からないが、戦意は既に振り切れているようだ】

出てこいッッッ!!
出てこないなら…………こんなガラクタ、あたしが沈めてやるッッ!!
貴様らに、こんな玩具は必要ない!!

【レイドの叫びが、通路にこだまする】
【誰の目にも明らかだろう――――――――レイドは、戦いを、そしてその先にあるはずの、友人の救いを求めていた】

/レイド&アストラです。よろしくお願いします
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 20:07:05.80 ID:SVjPPfyto
【――――――――そこは、路地裏に似ていた
見上げると、太いパイプが数本程度、比較的高い天井に奔っていて
両側は狭く、人が三人も並べば、一杯になるほど、で
息の詰まりそうな=\―――圧迫感戦艦リヒトギルティ♀ヘ内通路・弐】

【そこまで長い通路ではない、距離にして10mか20mか
前方へと視線を向ければ、厳重そうな扉が、在る――――……どこかに通じているのだろうか
そして、自分たちの後方を向けば、右後ろに一つ、堅く閉じられた窓が在る】

【耳を澄ませば、無機質な波の音と共に、燃え盛る戦火の旋律
譜面の上で跳ねるスタッカートの群れに、心の動悸が早くなるのを感じる――――……】

【薄い桃色の丈の短いキャミソールに、乱雑に撒かれた包帯が、肘辺りまで彼女の白肌を染めて
両手首に光る細い檸檬色のリングが、僅かながらのお洒落を、微かに見せて
紫苑色のニーソックスとキャミソールまでの肌には、打撲痕のような汚れが目立つ
腰まで伸びた紫苑色の髪の毛は、前髪すらも、乱雑になっているようで
紫苑色の瞳には疲労の色がただよう巨乳の少女は、静かに思案を続ける】



(――――……恐らくは、あの奥の扉の先に操舵室≠ヨ続くであろう階段が在る筈
と、なれば、ここに門番≠ニ思しき人物が配置されるのは、当然の事でしょう
今のところは姿は見えませんが――――……可能性があるとすれば……)


【視線が向かう先は、扉の前の天上に在る、換気扇のような、穴
ポッカリと、開いたそこは――――まるで深渕を思わせる、漆黒の闇、のようで】

【皮膚を奔る、冷たい感覚は、決して薄着だから、というわけではないように、思えた】


(――――……今の私では……誰も助けることができません
この手は誰かを護るには弱すぎます、それこそ、自分の身すらも)


【そっと、額へと触れる、右手の甲――――……密閉された空間だからか、それとも調子が優れないのか
平常よりも幾分か高い熱を、感じながら、一つ、ため息を零した】


……ですから、残された道は一つ
壊す≠セけです――――……正義に仇為す、悪を


【踏み出す一歩が響かせる脚の音は、周囲の金属に吸い込まれ、彼女の不安となる穴へと染み込んで行く
それは、廻るルーレットへと、放られた賽$いの始まりを告げる合図に、なるだろうか】


/シオンです、お二方宜しくねっ!
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 20:07:15.79 ID:DPFwiOJM0
【戦艦甲板・北側】

まったく何してくれてんだよ
この戦艦の奴らは
やることが増えたじゃねえか

【背まで伸びたボサボサな黒髪に前髪をまったく上げてない白いカチューシャ】
【黒のジャケットに中には橙のインナー、灰色のジーンズ】
【眼付が悪く腰には一刀の刀を携える】

これを沈めればいいらしいな
さて、始めるか

//黒縄の人お願いします!!!!
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 20:09:26.52 ID:neAp1HZSO
【戦艦リヒトギルティ−艦内通路・参】

さあて……デイドリィム。君は覚えてないだろうけど…………敵は「巨悪」さ。最高の“主題(テーマ)”になるだろう……

【二つの人影が、そこに歩を進めた】
【背中に背負うは金色のギターケース。首に巻くのは赤く長い毛糸のマフラー、首から掛けているのは蒼いペンダント型のオルゴール】
【被っているのは黒いテンガロンハット、瞳はくすんだ蒼で、目は虚ろ】
【服は「黒古龍の鱗」をベースにして作られた黒いトレンチコートと、焦げ茶色の長ズボン】
【メタリックブルーの長髪が風に揺れ、右腰には「古黒龍の牙」製のマシェットナイフが、左腰には黒い数枚のチャクラムが輝く、二十代後半と思わしき青年……殺戮音楽家「SS=ミストドラゴン」】

『マジで覚えてないからなんとも言えないけど……とにかくヤバいってのは理解できたですから!』

【首から掛けるは、赤いペンダント型のオルゴール、縦ロールのお下げにした銀色の髪、色白な肌、左が鮮血色、右が黒っぽい赤色の所謂「オッドアイ」】
【裾に白いフリル、胸元に小さな蒼いリボンが付いた黒のワンピース、その上から羽織っているのは両袖に黒いフリルが付いたケープコート、ズボン代わりか白いドロワースを履いており】
【靴は黒く、赤いリボンが付いた、モコモコとした素材のブーツと、人形のような服装の幼女……ミストドラゴン曰く『俺の嫁』「デイドリィム=シィーガンナー」】

さて………………「馬」と「鹿」のキマイラでも出てくれば楽なんだけど。

『?』

【軽口を叩きながら、辺りを見回した】

/ミストドラゴン&デイドリィムです! 皆さんよろしくお願いします!!
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 20:09:30.17 ID:gdXS1brG0
【《R・I・P》が襲撃した港】

【今そこは地獄という名のダンス会場となっている】

【砲撃による爆音や人々の悲鳴による音楽が奏でられ】

【倉庫や船は燃え上がり、踊りは始める】

キャハハハハハハ!!!!!!!
【その会場に響き渡る笑い声】

【見るとコンテナの山の上に】
【長い翡翠色の髪で、右目はなく代わりに炎が燈されている】
【右手の人差し指に紅い指輪をしている。足は膝から下がない、人形のような容姿の女が座っている】

【炎を引き連れ、踊らせながら】
【その姿は指揮者のように】

/リン(アーグ)です
/お二人ともよろしくお願いします
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:10:34.18 ID:iCBS3mKDO
【艦内通路・参】

……

【ドタドタドタ、と大きな足音を立てながら不機嫌そうに歩く若い女性…】

【豊かな黒髪…ほとんど黒と言えるダークグリーンのコート…そして…】

【背中には華奢な身体に似つかわしくない大剣…】

全く…何が「R・I・P」よ。

【女は昼寝していた。砲撃でたたき起こされた瞬間、目の前の「無法者」に乗り込んだ。はしごなんぞ化け物のような身体能力を持つ彼女にとっては必要なかった。】

…私は寝起きは機嫌が悪いのよ…

【煩わしそうに髪を耳にかける。砲撃の音は絶えず続いていた。】




…────思い知らせてやるわ





【暴虐の睡蓮はそう呟いた。】


/よろしくお願いします!
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:10:46.42 ID:ibaynRdeo
>>808

――――

【突如、地面に一本の大剣が刺さる。】
【その大剣に続いて、ふわりと降り立つ一人の少女。】

【剣の柄を掴んで引き抜き、前方の空間を薙ぐ。】

―…気に入らないわね、“何もかも”。
アンタ、私の視界から消えるつもりはある?

【忌々しげに、少女は睨み付ける。】
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:10:50.49 ID:OWbyWvivo
>>807

……なんて事を……!

【燃え上がる船や倉庫群を目にして、一人の少女が絶望の声音でそう呟いた】
【トップスはロングセーター。ボトムスはデニムのジーンズ】
【腰ほどまでの長く柔らかな長髪を、白いカチューシャで留めている】
【――そんな、一見どこにでも居るような、平凡な服装に身を包んだ少女だ】

【だが、その白磁で作られた人形のような美貌を悲しみに曇らせる様は、まるで一枚の絵画】
【左腕が存在しないらしく、ひらりひらりと揺れるセーターの袖は、少女の迷いを顕すかのよう】

……どうして……!

【何かに説明を求めるように、小さくそう言って、右手の拳を握り締める】
【しばしそうしてその場で、立ち尽くしていたが】

とにかく、事態を収集しないと……!

【意を決したように、少女は炎の海と化した港の中を走り出す】
【真剣な表情で、港から見える巨大な戦艦の方へと走っていく、美貌の少女は】
【――丁度、機関銃を構えた男の方へと走ってくる】


/クルスです、≪Iron Hollow≫さん、よろしくお願いします!
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 20:11:03.17 ID:A/j5J5JDO
>>809

そう簡単にいけると、思ってんのか?

【闇の中、何処からか解らない声がする】
【灰羽から見て、その声の主は恐らく見付からないだろう、ただ辺りには闇が広がっていて、その闇から滲み出るように声がする】

悪いがこっから先、通す訳には行かないんでな、さっさと帰ってくんねーか?
と言って素直に帰るとは思えねーが、な

【未だ声の主は現れず、ただ警告だけを促して】
【反応を見守るかのように声は押し黙り、代わりに波の音がその場を支配する】

/よろしくっす
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 20:12:13.35 ID:m/fc6BQXo
>>811

【その近く、そこへと近づき行く1つの影】


――ケッケッケ・・・みィーつけたァ〜ッ


【それは膝まで隠れるフード付きのコートを着た18歳くらいで】
【髪型は、6つの角のような髪が後頭部に逆三角形状に並んでおり、髪の色と目の色は緑青色で】
【顔付きは―天空のような…気まぐれに旅する風のようなそれの、左手に手袋をはめた青年だった】
【額には、x印の傷痕。】 【原因をパッと見で判断するのは難しいようなものだ】

・・・・・・なんて登場の仕方はマズイか、色々と
まあ、それはともかくだ・・・≪R.I.P.≫が、また活動を始めたと聞いてな・・・さっき
来ないわけには行かなかったのさッ


独り言は此処までにしておいてだ・・・
そこのあんた、持ってる物から判断付くが、一応聞かせてもらうぞ・・・・・・『どちら側』の者かをだ

ついでに、『所属』も言ってもらえたら少ーし有り難いかなァー?
【悪役さながらの面を構えながら、ゆっくりと距離をある程度縮めようとし】
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 20:13:32.93 ID:SZls1C7Xo
>>815

バイトにしては、割に合わんな

【こつん、こつん……硬めの足音を鳴らして。誰かが甲板へとやってくる】
【こつんこつ………ある程度…貴方から10mにも満たない距離を開けて。足音は止まるだろう】

【見れば、ヒトリの青年が居る】
【切れ長の目と重力にすら逆らいそうな尖った髪。色は両方沈むような黒である】
【白地に黒で大きく髑髏の書かれたTシャツと、Gパンを着用している】
【雰囲気も瞳相応に暗く、気だるげで】
【唯一、首から下げられた銀のリングが月明かりを映して輝いている】
【足音を鳴らしていたのは…重厚なブーツだろう】

………悪いが、帰って貰えないか。この程度…見て見ぬふり位は出来るだろう

【気だるげに、ただ突っ立って。両手すらポケットに入れたまま……彼へと言う】

/此方こそ、宜しくお願いしますッッ!
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 20:15:10.51 ID:sG/gudhfo
>>817

【同じく水の国――港】

命ず命ず命ず――
 我が手に大鎌を、首狩りの大鎌を、死神の振るう大鎌を!

【燃える炎が煤を作り上げる音の中に、ボーイソプラノが小さく響く】
【ちょうど、相手の正面、直線距離で5mほど離れた辺りだろうか?】

あはは……あはははは
あはははは! あはははははははははは!!!

アーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!!!

【続いてその音すらかき消すように高らかに響くのは哄笑】
【コンテナの隙間から、とん、と甲板を蹴り上げ未だ無事なコンテナの上へと移り行く】
【姿を現すのは、未だ10歳をようやく過ぎる程度の金髪赤目の少年】
【黒い帽子を目深に被り、同じく黒のマフラーで口元を覆っており】
【体に纏うは黒紫の繿褸外套、長袖のシャツに短パン、ブーツ】
【右手の袖は、中に通すものを無くしたようにはためいている】

ひっさしぶりだねえ糞婆ァ! それともボクの事なんて覚えてらんないくらい耄碌したかなァ?
あァ本当はボクはヒトブタ達を守らなくちゃアいけないんだけどそんなことどうでもいいもうどうでもいいよねえねえそうでしょうねえェ?
今日のボクは気分が良い! 今日は何て良い日なんだろう! 今日は吉日に違いない!
今度こそ血祭りに上げてやろう! 今度こそ聖火で炙ってやろう! 今度こそ魔女を断罪してやろうじゃアないか!


ボクが相手だ、リン! お前の炎を返してファラリスの雄牛のように高らかに啼かせてくれてやる――!!!


【さも嬉しそうな文字通りの『狂喜』を表情に、隠すこともなく顕す】
【襤褸外套が、熱に煽られて炎のように舞った】

/オーベール・ブノア・リシュタンベルジェルです
/今日はよろしくおねがいします!
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 20:15:37.31 ID:s5rk4ib70
>>810(花城)>>812(カゲツ)>>813(レイド&アストラ)>>816(ミスト&デイドリィム)>>818(ロータス)

【進み往くうちに、七者はやがて合流するだろう。それは一本の通路――】
【どこまでも続くような混沌、硬質な輝きと、無機質な白い電灯の中】
【いつどこから敵が襲ってくるかわからないという恐怖感――まるで魔獣の胎内に呑まれ往くかのような、威圧】
【そんな重厚な雰囲気の中――ざ、と。眼前の曲がり角から、姿を見せる者があった】


……ク、クククク。ようこそ、ようこそ。
この≪R.I.P.≫の移動本拠地……『戦艦リヒトギルティ』へ。
そして……ここが貴様らの墓場となるのだ――バカ正直に敵の陣中へ飛び込んできた、マヌケどものなァッ!

【赤い軍帽を被り、同じく赤いマントを靡かせた男】
【白い軍服に身を包み、その両腰にはやや大振りな刀と思しき武器の鞘が一本ずつ】
【ベルト周りには白い筒状のカートリッジらしきものを幾つか装着して】
【同じく白い手袋を両手に嵌め、服装には金糸で装飾が施されており――マントと相俟って、派手である】

【そう――≪R.I.P.≫の作戦指揮官にして、突撃隊≪四刃≫のリーダー……カーネル・フェンダンス……!】


「……随分と三流悪人のようなセリフを吐かれるのですね
 もともと無い品格が更に少なくなってしまいますから、やめてください。隊長」

【そしてその傍らには、縁の無い眼鏡をかけ、整った顔立ちをした女性】
【規則正しくきっちりと着こなした黒の軍服と軍帽に身を包み】
【長い金髪は一つに束ね、その背には様々な機能を備えたライフルを背負っている】
【腰のベルトにはダガーナイフ、ポーチには様々なアイテムと、典型的な軍人の装いだ】
【しかし左肩にはカーネルのものと同じ赤いマントをかけており、 忠誠を感じさせる】

【カーネルの副官にして、カーネル直属部隊「ヘルクロイツ」のリーダー……スコール・ウェンズディだ】


何?ウェンズディよ、このカーネルの何処が品が無いというのだ?
指揮官としての風格……そして実力……何を取ってもスバらしい領域にあるだろうにッ!
「そういう態度が品格が無いのです、自覚してください。
 ……さて、皆様。本日はようこそお越しくださいました」

【……と、二人はまるで漫才でもやっているかのように砕けた調子だが】
【手練れの者であれば手練れの者であるほど、わかるだろう……2人……特にカーネルから漂う、その『覇気』】
【並大抵のものではない……おそらく、凄まじい実力を有していることが――分かるはずだ】


クク、クククク……貴様らが何を思ってここに飛び込んだのか?それは知る由も無いが……
貴様らはズイブンと愚かな……不幸なマヌケどもだということだ……
何故なら、この場で……このカーネルが!直々に!貴様らの相手をしてやるからだなァ……

……さぁ、来いよ……もう少し広い場所に移動しようじゃあないか?
ウェンズディ、よくそいつらを見ておけ。このカーネルに背後から奇襲なんぞ出来ないようにな……

「了解しました。……皆様、こちらへどうぞ」

【そう言うや否や、カーネルはさっと踵を返し、廊下の突き当たりにあった扉を開け、中の部屋に入ろうとする】
【ついて来い、ということか……カーネルの背後では副官のウェンズディが目を光らせ、こちらの動向をうかがっている】
【背中から取り出し、構えている改造ライフルの銃口が光る……下手な動きは出来ないだろう】
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:15:54.52 ID:3BFO6IlGo
>>806
【―――港へと真っすぐ続く街道の向こうからバオオオオンッ!!バオオオオンッ!と爆音を鳴らして駆けつけてくる者たちがいた】


―――見つけたぞォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!


【もはや法定速度を完全に振り切って接近してくるのは黒い無造作な短髪に卸したてと見まがうほどにまっさらな白衣とカッターシャツと
ゴーグル付きのヘルメット、銀のルーン文字入りブレスレットにブランド物の髑髏のネクタイ『KILL・A’s tie』 に
膝の所のみが色あせて他は新品同様に黒いジーンズの青年がボディに『TYPHON=U』とロゴの彫られた白いフレームのバイクを操り駆けつける】

【タンデムには三日月の髪飾りで黒髪をポニーテールにしている耳にアンテナヘッドホンのような機械のついた
黒を基調とした服と白いエプロン…俗に言う侍女服の少女を乗せておりどうも振り落とされないようにがっちり掴んでいる】


「やっかましい声なのデスヨー…!相手もこちらも!もうジュニアハカセ!そろそろ本気で危ないデスヨー!」

構わんッ!それよりこの助走なら確実に乗り込める!対ショック体制!変身して備えるぞ!



――――変身ッ!!


【白衣の男の腰に巻かれたベルトの電波で『テュポーンU』のフロントに姿勢制御ブレードフィンが射出】
【それにより気圧変動が発生したテュポーンUの周りで『嵐』の壁を発生、その中で後ろのメイドロボが粒子化していく】
【発光したベルトは彼の身体中にフォトンエナジーの流れる線を走らせ、ジンジャーの仮面に、身体に、次々と粒子を纏わせていく】
【やがて身体全てを包み込んだその身体の光が消えそこに現れたのは】

【それまで付けていたホッケーマスクをベースに顔の上半分に両の赤い複眼、下半分の口のあたりに虫の歯のような装飾 額にV字の装飾が追加】
【黒のボディに銀色の鉄製素材で胴体のアーマー部分アームガードやフットガードなどの防護装備】
【その両の拳に『J』の文字が刻まれたその仮面の戦士、巨悪な嵐を纏い疾走するバイクの戦士】

私は!「我らはッ!」マスク・ド…ジェントル!!


「ツインッ!!」
                ジョォォォォォォカァァァァァァァッ!!!!!

【そのまま姿勢制御を上へと角度修正したTJは港から海上へ、空中へダイブ!】
【甲板の上へと乗り込んだ男はそのまま…目先の扉をぶち破って…】

…あれ、おかしいな…かなり勢い付けて飛び込んだけど扉に突き刺さったまま『テュポーン』が動かない
やりすぎたな、しまった

【TJは…焦ったように頭をかいて扉からバイクを抜き始めている…なんともシュールな絵だ】

/ではクラウスの人、戒能の人
/よろしくおねがいします
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:17:39.59 ID:2Yg5JkVUo
>>821

────…………ふふ

【声が聞こえた。それだけで彼は、誰にもバレないようにほくそ笑んだ】
【その笑みは何か。歓喜か、来る戦闘への興奮か、自分を奮い立たせるためのものか】
【それは分からない】

通るか通らないか、帰るか帰らないかは貴方次第……といったところですね

【相手への、闇への返事は落ち着いた声だった】
【正義の怒りに震えているわけでもなく、敵の襲来に恐怖しているわけでもない】
【ただその声には、強い意志のようなものが秘められていた】

一つ尋ねましょう。何故このようなことを?

【最初の行動は──質問だった】

//よろしくお願いします
//よろしければ、甲板に何があるかの舞台描写をお願いしたいです
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 20:17:48.57 ID:tA/j5J5J0
>>808>>819

【近くの倉庫の上、そこに一人の人物がいる】

いやー御大層な理想を掲げた狂信者達が暴れてますねぇ…

まぁ……これはこれで面白そうですし……後でこちらに利益が回るように静観させて頂きますか…
こうゆうの、漁夫の利と言うんですかね…

【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【屋根の上に膝を曲げて屈み、赤く染まる港を眺めている】
【現れた二人には特に意識は向けていない】

/はいはいレギンです、お願いします
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:23:58.80 ID:HeBIZyDjo
>>820
【周囲を見渡せば、そこに映るのはこちらへ駆け出す一人の少女】
【既に火の粉の吹き上がるコンテナ港では、あまりに異常な光景だ】

(マヌケめ、逃げ遅れた現地住民か、あるいはレジスタンス能力者か・・)

【機関銃の男、駆け出した少女に向かって―――】




FREEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEZE!




【「耳を裂くほどの甲高い機械音声」で、”止まれ!”と叫んだその男は】
【手に携えた機関銃を構えなおし、少女に向かって照準を合わせ―――】



―――”Fire(発砲)”



【”FREEZE”、これは文字通り、≪Iron Hollow≫からの「止まれ」という警告指示】
【しかし正義に燃えて走り出しているこの少女、はたしてこの警告に従うだろうか?】

【もしも彼女がこの警告に従って立ち止まった場合―――】
【―――戦闘員は発砲をせずに、照準を合わせたままの威嚇態勢のままだ】

【しかしこの警告を無視してそのまま走る場合―――】
【―――「警告を無視した」者への「威嚇発砲」が1発、行われるだろう】

【その場合の銃弾の狙いは、進行方向前方の地面である】
【直接の狙撃ではない、あくまでも「威嚇としての足止め」だ】
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 20:24:31.48 ID:+27F0EU6o
>>825
【気配を感じ、ぴたり、と止まった】
【目付きはとたんに鋭い物へと変貌し、剣士の其れと成る】
【来る威圧感に浸り、両手がプルプルと震えた】
【恐怖?否――――武者震いである】
【刀に左手を伸ばし、抜刀。星眼、所謂中段構えを取り、指すような視線で、現れた男を見据えた】

ほっほ、お前さん達が≪R.I.P.≫のものか。
ま、ドッチにしても儂ぁ切るだけだ、大した問題じゃないさね。

【ざ、ざ、ざ、ざ、ざ、ざ、ざ、ざ、ざ】
【ざわめきの音と共に、花城の全身から気が発露していく】
【そして、気を安定させると、花城は愉しげな様子で部屋の中へ入っていくだろう】
【敢えて敵の誘いに乗るのは、軍人ではなく、戦好きで有るがゆえに、である】

(ウェル子嬢ちゃんの言っとった通りじゃの――――良い死合ができそうじゃわい)

【そう、小さく呟いた】
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:25:20.47 ID:8KcSqDS9o
>>822

う〜ん……………

はいそこのキミ!それじゃ駄目!
キミは自分の立場を理解してるのかい?

【一隻の船を眺めていたその人物は、聞こえて来た声に反応して振り向き】
【その姿を見た瞬間、早々に駄目出しをした】

ねぇ、此処はテロリストが襲撃を仕掛けて来てさぁ、もうそれは大惨事な訳
砲撃であちこち燃えてるし、ボクのお仲間も攻撃を始めてるし

なのにさぁ、キミのその台詞じゃ盛り上がりに欠けると思わないかい?

【血の付いた帽子を、それぞれ裏返し、青年の方へと投げれば】
【内の幾つかは、裏側に髪や頭蓋の破片、脳漿の一部がこびりついたまま】
【左腕の得物と併せて考えれば、どうやってこの帽子の状況を生んだかは想像が付くだろう】


もっと怒れよ!喚けよ!正義の味方らしくさぁ!?
悪人がいるんだから其処に悪人一人追加したって面白い舞台にならないんだよ!!


と、いう事で…………あまり意味の無い自己紹介をしようかな

路地裏の方で通用する名前なら、脱獄囚ピンク・スクァーレル
生まれは魔界、イェーガー。砲術師一族の末子にして、現在の当主………


≪R.I.P≫は≪ノクトクルセイド≫の所属、砲撃大公<Uンシア=シルバーバレット
今夜は僕の演出に、とことん付き合ってもらうからねぇ………うふふ、ふふ

【右手を懐に入れ、取り出したのは一丁の黒い銃】
【形状は通常の拳銃と大差ないが、注意力があれば見る事も出来るだろうか】
【その銃には、撃鉄が存在しない事を】
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 20:25:28.52 ID:vcIidsoDO
>>826

【時刻は僅かに遡り、艦内通路】
【そこには黒のパンツスーツを着た、顔の上半分を黒い仮面で覆っている、肩にかかる程度の長さの黒髪の女性がいた】
【首にはチョーカー型の電動人工声帯が付けられている】

≪R.I.ザザ.までたどり着いたのはいい、けど──≫
≪問題はこの後、なんだ・・・・・・≫

【かつん、と艦内に靴音が響く】
【どうやってここまでたどり着いたのか。壁を擦り抜ける能力でもあるのか】
【今は何も。彼女の戦闘スタイルは何も分からなかったが・・・】
【ここにいるということは、闘いを望んできたということだ】

≪────!?≫

【と、ここで。彼女の傍にあった扉が何者かにぶち破られた】
【ザザザザザ、とノイズが走る】
【驚愕の声がノイズへと変換されたのだろう。随分と安物の人工声帯らしい】
【何事かと思い、彼女は壊された扉の方へと目をやる】

≪・・・・・・随分とめでたい登場だな≫
≪ひとつ聞こう。お前は、R.I.P.か?・・・・・・ザザザ・・・・・・≫

【表情は仮面のせいで読みづらく。声色は人工声帯のせいで平坦】
【個性を表さない服装で身を包んだ女性は、現れた相手に向かって静かに問い掛ける】

/クラウスです
/お二方、今日はよろしくお願いします!
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:26:12.21 ID:unuE3f6Wo
>>825

【びりりと肌を焼くような感覚の、戦場の空気】
【怖いとも、痛いとも思う。けれども戦意だけは、失くしてやれない】
【胎の中に呑まれたのなら、中から蝕んで、引き裂いてやる】

……VIPルームへご案内、ですか。
最高級の待遇じゃあないですか、わざわざ危ないところに潜り込んだ甲斐がありましたね

【目の前の二人。いつもならば怖い、と思うだろう、今でも少し怖かったりする】
【けれどもここは戦場で、自分は戦士で、止まることなど、赦されない】

【同じ場所に集まった、正義の同士――彼らに、軽口を叩いて】

【かん・かん・かん】

【白い少女は、鐘を打ち鳴らして、進む】
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:26:33.76 ID:Cw15VBcKo
>>817 >>824
【同じく水の国――港】

【青年は水の国に来ていた、そして海の潮風を味わっていた】

      ――爆音がなり周囲が焼け野原になる前は――

いったい何事だ!?
まさかこれが能力者達の戦闘か!?

【青年の眼が八卦の文様になり”八卦眼になる”】

【どうやらあの戦艦らしき物から放射状に炎が燃え盛っており各地に人がいる状態であった】

(さっきまで平和だったのに・・・何なんだ!?)

【ふと自分の数十m後方に対峙している2人の少女と少年は”八卦眼”で見つけ】

(一番近いのはあの二人!とりあえず向かうか!)

【その二人のとこに向かい、”跳躍”】

【二人の近くにまでつき、】

ここでいったい何が起きている!?だれだこんなことをやったのは!?
【2人に問いかける青年・零式 テツ】
【彼は怒りで、八卦の眼で2人を見つめる!】

/零式テツです、今日はよろしくお願いします!
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:28:22.67 ID:iCBS3mKDO
>>825

【女はやがて、六人の「仲間」と出会った。】

…うん?…これみんな…???

【収拾がつかずに、顔をキョロキョロと見回す。知った顔もあれば、初対面の人まで様々だ。】

…ねえ、ちょっと

【と、呼びかけたところで「黒幕」が表れ、話を中断する。】

【彼女はぼけーっとそれを聞いた。正直どうでもよかったからだ…しかし、ある「言葉」が彼女の戦闘の炎をさらに急激に燃やし始めた。】

…マヌケ…?

【冷徹な瞳で目の前の男、…それから女を見つめた。こちらも強力な殺気を放っている。】

…ふーん…「マヌケ」…ね…

【表情には出さないが、煽り耐性皆無の彼女はそうとう頭にきていた。たったこれだけのことでだ。】

……

【背中の大剣をガチャリ、と揺らし、再び歩き出す。】
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 20:28:51.48 ID:A/j5J5JDO
>>827
【灰羽が現時点で立つ場所は、辺りの様子に対して少し開けている】
【小さな広場のようなスペースの周りには、階段や壁、パイプ等が入り組んで、路地裏さながらの高低差と死角だらけの空間となっている】

何の為に、だあ?んなもん上の命令だからに決まってんだろ?
他の奴らや上の方は大層な考えがあるらしいが、拙者にゃあ関係ねーよ
拙者は拙者、ただ従うべき物に従うだけだ
そういうあんたはどうなんだ?こんな所に出向いてまで御苦労な事だ、な

【何処から声がしているのか、その特定は難しい】
【何故なら声は全体からしているからだ、小さな隙間等の全ての闇の中から、灰羽を囲んでいるかのように様々な方向から声がする】
【まるでそれは、闇自身が語っているかのように】
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 20:31:19.43 ID:nyhIUW7B0
>>825

「…………久しぶりだな今世紀最大の芸人さんよぉ…………
あのキャノンボールなんとかの次は、そいつが飼い犬かい?」

【軍人然とした姿の男――――以前、病院で戦火を交えた男、カーネル・フェンダンスを認めた瞬間、アストラの口をついたのは、陳腐な煽り文句】
【元々、こうした罵声を浴びせて相手を虚仮にする事を好む様な性格ではないが、相手が相手とあって、その行動を抑えられなかったのだろう】

――――――――教えろ…………昴を……あんたらの言うところの『≪穿光≫のスバル』を……
…………どこにやった…………!?

【ナイフを構え、レイドは押しつぶす様なドスの利いた声で絞り出す】
【無論、水の国を攻撃されている事への怒りもある。しかし、今のレイドを支配しているのは、そんなマクロな感情ではない】
【友人の命を脅かしている敵。友人の『今』を知っているであろう敵――――そうした敵を前にしての、怒りだった】

場所を変えるだって…………ふざけるな!! 今ここで――――
"レイド、落ち着けと言っているだろう!!
こんな所で、こんな人数で戦端を開けば、敵も味方もない、全滅と言う事が分からないのかッッ!?"
っ、――――――――ごめん。やっぱり今のあたし…………ちょっとどうかしてるわ……………………
≪(姉貴…………)≫

【背を向け歩きだすカーネルに、銃を向けられているにも拘らず、思わず食ってかかりそうになるレイドだが】
【アストラの背に生えている『蛇頭触手』――――アストラの使い魔、ダハルの鋭い静止の声で、どうにかそれを思いとどまる】
【――――その声がなければ、問答無用で飛びかかり、そのライフルで撃ち抜かれる結末が待っていた事は、想像に難くない】
【結局、レイドとアストラは大人しく、カーネルの誘導に従い歩を進める】

「(――――リイロ。お前はもういない…………だが、リターンマッチ、必ず制してやる……………………
見守ってくれとは言わねぇ…………高みの見物でいい、見てろよ…………!)」

【始めの一言以来、沈黙を守っていたアストラの胸中にあったのは、かつてカーネルと対峙した時に共に戦い】
【今は、いずことも知れぬ地で永遠の眠りについている、もう一人の妹、リイロの存在だった】
【結局、素直な兄妹の絆を取り戻せぬままに終わってしまった妹の存在――――この再戦を前に思い出すなと言うのは、不可能な相談だった】
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:32:11.61 ID:OWbyWvivo
>>829

【あちらこちらから火の粉が吹き上がる中とは言え、時刻は夜に差し掛かるところ】
【夜の闇もまた、あちらこちらに堆積し、男の戦闘服が迷彩色よろしく、少女の視界から認識し辛くなっていた】

【――大音声、不快なエコーを伴った不意打ちともいえるその制止の声に、少女は顔をしかめて立ち止まった】

うぅっ……! な、何……?

【咄嗟に両耳を塞ごうとしたのだろうが、少女には左腕がない】
【必然、右腕で右耳を塞いだだけの格好で、少女は周囲を見回して――ソレを見つけた】

【今まさに凶弾を、暗い銃口の奥底から放とうとしている、仮面の男を】

……≪R.I.P.≫!?

【ひとまず、忠告どおりに足を止めて、耳を押さえていた右腕をそちらへと向けながら】
【こちらは、誰何の声を発するだろう】
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 20:33:11.87 ID:klrYyAMPo
>>826>>832


【2人が目にする通路は、大の大人が跳躍して『ギリギリ』頭の当たらない高さ――三次元戦闘≠ノは不向きか】
【天井には、戦艦お決まりの“スプリンクラー”――熱を感じれば、水が放出されるかも知れない】
【正面の通路の奥には、厳重に締められた防火用ハッチ=\―それなりの攻撃翌力を有さねば、破るのは難しい】
【半ばほどに十字路≠ェ存在し、左右の通路には双方とも、奥に『内二階』へと続く無骨な階段が有る】
【クラウスが歩んで来た通路は、そのまま真っ直ぐと続いており……その先には、外へと続く扉だ】




               【ぴちゃ、ぴちゃ、――――   かん=@  】



           【   ぴちゃ―――、   ぴちゃ、               かん=@  】

【ぴちゃ=z


      【         ぴちゃ ――――――、――     ―――     】

                                   【ぴちゃ】


【ぴちゃ=z




       ………………さて、お二方。 バイクもいいが、此処に敵≠ェ居るぜ。




     【ぴちゃ=z
                                                 【ぴちゃ=z


                 【ぴちゃ=z




       【 そして―――――――『血の匂い』を漂わせつつ、唐傘≠片手に佇む一人の男 】




【黄金の双眸、西欧人的な容貌ををした―――肩までの黒髪を持つ男である】
【黒髪は耳元辺りで一部が左右に跳ねており、少し特徴的な髪型だ】
【身に着けているのは、紅の着流しに漆黒の帯と羽織、極彩色の『蝶』の髪飾り】
【衣服と相貌とのアンバランスさが何処か、浮世離れした印象を放っている】


【何時の間に現れたのだろうか、バイクと格闘するTJとクラウスを、笑みを浮かべて見遣っている】
【男の立っている地点は、丁度、通路の工作する『十字路』……奥の方に向かって、“血痕”の続いているのが見える】
【TJ・クラウス両者の傍の扉との距離は、分類するならば中距離=B ダッシュすれば数秒の内に到達出来る距離だ】


【ぴちゃ、ぴちゃ――――まるで舞踊でも舞っているかの様な足取りで男が足を動かす都度、響く不愉快な音】
【視覚と聴覚のコントラストは、この男が――――『敵』であると、間違いなく印象付けるだろう】


/はい、お二方とも宜しくお願いしますー。
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 20:33:14.26 ID:neAp1HZSO
>>825
カーネル?……鶏肉を焼く店のおじさん……かな? まあいいや……“新曲”を創るに足りるなら……俺は、一向に構わないさ。

【にやり……正義サイドからは掛け離れた“邪悪”な笑いを浮かべ、彼はカーネルを見つめつつ……ナイフを右手に持つ】
【“悦に浸る”……とでも言えば分かりやすいだろう。そんな笑いを浮かべながら】

デイドリィム。包帯を……抜かりは無いようにね? 帰ったら一緒に良いものでも食べに行こう………………

『……焼き肉が良いですから!』

【幼女デイドリィム……その腹から“溢れ出す”、十の黒い包帯】
【まるで触手のように……ゆらゆらと、デイドリィムの顔の前で揺れる】

【この二人もまた、カーネルの……そしてスコールの強さを肌で感じ取っている】
【しかし……“快楽殺人音楽家”と“生物兵器”は、極力それを表に出しはしない】

さあ…………行くよデイドリィム。

『分かったですから』

【二つの足音が、揃って前へ】
【ミストドラゴンとデイドリィム、他の皆には構わずに……カーネルの背を、悠々と追い歩を進める】
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 20:33:30.92 ID:UdLkiHqa0
>>819

んー?

【大剣と共に舞い降りた少女に、彼女は頸を傾げる】
【いっそわざとらしいとも思えるような歩幅の動きで相手から見て僅かに右の方に動き】

これでいいかなぁ?

【勿論、こんな行動で視界から消えるわけがない】
【半分の表情を仮面で隠した少女は、しかし挑発でもなんでもなく本気のようで】

>>828

【其方に存在する気配に、意識さえ向けど声をかけることはしない】
【相手する人数は少ないほうが良いということなのだろうか――】

>>ALL

【弧を描き、紫の淡光でもって描かれた魔法陣から腐食の匂いが立ち込める】
【そしてそこから生えるかのように生まれたのは――ひとつの“柩”だ】
【そしてまた、直後に棺桶の扉が轟音と共に割り開かれて】


  ――― ≪ audience KILLER LOOP ≫


【顕れたのは、醜悪な化け物だった】
【腐敗しているとはいえ美しい女の上半身が巨大な蜘蛛の頭部から生え、蛇のような尻尾のついた異形】
【そんな『彼女』の腕は二本の剣となっており、振り回すだけで攻撃の代わりとなるだろう】
【そして渦巻く瘴気は――まだ何か攻撃手段を残していそうで】

「Gyaaaaaaaaaaaaaaaa―――shッ!!」

【まずは一振り、とばかりに青年の立つ倉庫を尻尾で攻撃しようとするだろう】
【彼のいる場所や倉庫の大きさにもよるが、決して傍観を楽しんではいられないはずだ】
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:35:24.91 ID:qcB0AXZO0
【艦内通路・弐】

 ふむ。久方とはいえ、この世界も相変わらず宜しくやっているようだ

(中々良く出来た戦艦だ――しかし、何に使うんだ?)

【其の者は歩く。ひた、ひた、と不気味な足音を残すも、当人は呑気に一寸した探検気分である】
【俗に言う、通りすがりであったこの者は――】

(どちらにしろ、“何か”が関与しているに違いない、な)
(フフ――其れならば)


【不気味な含み笑いと共に、其の歩を進めているだろう――】


【敢えて訂正する。“通りすがり”等ではない。彼の服装。其れが全てを物語る】
【囚人服――其れは罪人の象徴。其れを身に纏うという事は】
【“通り魔”。そう表記しても全く違和感が無い】



(――“何 か” ご と 地 獄 に 突 き 落 と し て や ろ う)



【当然である。彼は、残念ながら狂人なのであった】
【普通の正義である事は有り得もしない。常識が通用する事さえも無いのかもしれない】

(ん――?)

【無数の顔の痣は罪の数か。はたまた、負け戦の数か】
【今宵も狂気を内に秘めたる者は人らしき者を見つけ、駆け寄って行った】

//justevil中です。シオンさん、ウェル子さん宜しくお願い致します!
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 20:37:06.14 ID:RfLVOyYKo
>>814>>842
【「カァー」】        【「カー」】

      【「カー」】

  【「カーッ」】
             【「カー!」】

【通路中に、濁りのない、澄んだ鳥獣の鳴き声がこだまする】
【戦艦内、しかも「夜」である今、その鳴き声は明らかなる場違いであり、大いなる違和感となる】
【鳴き声の源は……やはり、『換気扇のような穴』……だろうか】

――「水の国がいいね」――

【そんな中、耳を澄ませれば、それに混じって】
【リィン――、鈴の音でも響いたかのような、「少女の声」が聞こえてくる――】

貴方様がそう言ったから……

【ネガティブで、クールで、そしてアグレッシブ――】
【複雑で、煩雑で、しかしあまりに無温度な、少女の声と共に、一人の人物の影が、通路の奥に揺らめき始める】


……今日は……『水の国絶望記念日』――


【バサバサッ――!!】

>>814>>842両名の前方――そう、『穴』より、漆黒の体躯が躍り出る】
【5羽の「カラス」――】
【黒く滑らかな羽根を通路にまき散らしながら、カラスたちはここを通すまいとでも言わんばかりに、扉の前に飛び塞がる】
【見た目としては一般的な「ハシブトガラス」だが、妖しい魔力を放っており、油断ならないことが分かるか】

……まあ、一応「お仕事」ですので――

【そしてカラスに続けて、『穴』から、一人の影が降りてくる】
【それは、セーラー服に紺のスカートと、頭には水兵帽を被り、縁無し眼鏡を掛けて、】
【金色に煌めくロングストレートヘアーを靡かせている――、そんな身長160cm程度の少女――】

【服を、スカートを、帽子に巻かれたリボンを、華麗にはためかせ、ふわり、と柔らかく、着地】
【着地と共に、カラスの羽根が舞い上がり、少女を包むようにひらひらと宙を巡る】

――通らざればよし……
ですが……「通る」と仰るのでしたら……

【キラリと光る眼鏡の奥に、冷めた目付きと、澄んだ蒼色の瞳が覗く】
【深淵と形容すべき、深い深い眼が、眼前の二名を捉え、】


まあ……なんですか、カラスの餌にでもなっていただきましょうか……


【少女の周囲を5羽のカラスが飛び回り、取り巻く】

【少女の両手の中指にそれぞれ、金属製の指輪がはめられているのが分かるだろう】
【指輪には鋭く尖った突起が付いている】
【いわゆる小型のメリケンサックとかナックルダスター的な代物である】


……≪R.I.P.≫……『ノクトクルセイド』所属――

わたくし……『ウェル子』、でございます……


【誰が呼んだか『絶望の水先案内人』――】
【まさしく「番人」が、ここの扉の守護者であった】
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:37:09.18 ID:2Yg5JkVUo
>>836

(高低差があり死角も……なるほど、中々好みだな)

【返答を耳に入れながら周囲に目を配って状況を確認する】
【隙間、遮蔽物、ポジション、破壊出来そうな物etc.──】
【会話自体も目的ではあるが、時間稼ぎでもあった】

何だ、動くだけのお人形さんですか。よく聞くタイプですね
傀儡は楽そうだ

【忙しなく首や視線を動かし続け、周囲の情報を取り込みながら、見下すような言葉で返す】
【どういった人間なのか、本当の意味で何故ここに居るかを特定するために】

(声の反響が利用出来るのか……隠れることに長けているようだ)

【いくら目をこらせど、未だ敵の姿は確認出来ない】
【開けた場所の中心で立ち止まっている彼は、ある意味では格好の的だ】
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 20:38:55.38 ID:DPFwiOJM0
>>823

【青年はもう一人の青年の存在に気付く】

えらく暗そうな奴だな
こんなことをバイトと言って悪者の味方は
俺は良くないと思うぜ

【青年は腰にある刀に手を持っていく】

これをこの程度って言うところ
アンタやっぱりまともじゃなさそうだ

どうしてもって言うなら俺も止めやしねえ

【青年は腰から刀を抜く】
【刀身に光が当たると鮮やかな蒼い光を反射させる】

こいよ相手してやる
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 20:39:04.75 ID:s5rk4ib70
>>830(花城)
【そんな花城の様子を、カーネルは後ろ目にちらりと見やって】
ク、ククク……オイボレめが……ご苦労なことだ……
だが……見た目で敵を判断することは愚の骨頂!まさしくマヌケよ……
このカーネルに「それ」は無い……いくら相手がカスであろうとなァ……

精々アタマに血を上らせすぎて高血圧で往生しないことだ……クククク――
「隊長、バカにしてるのか笑いを取りに行っているのかわかりません」
【……しかし、カーネルという男から伝わる威圧は本物だ】
【一見阿呆にも見えるが……侮ってはならないのは、まさしくこちらの方だろう】

>>833(カゲツ)
「……お茶のひとつもお出しできなくて、申し訳無いですけどね」
【すると、そんな軽口に返す余裕があるのか。ウェンズディが、そう言い放つ】
【しかし、その表情は無。何を考えているのかわからない風であり――】

「ですが……もっとすばらしいものをご用意させていただいています。
 気に入っていただけるとよろしいのですが」
【そして、そう言って。微かに笑うのだった】

>>835(ロータス)
む……?なんだ、マヌケにマヌケと言って何が悪い?クククク……
だが……いくら逆上しても構わんが、せいぜい早死にしないことだ……
アタマに血が上っている状態で……このカーネルに勝てるなど……
そんなクダらない幻想は抱かないことだな……クハ、ハハハッ!
【それを見抜いてなのか、カーネルは更なる挑発と嘲笑をロータスに浴びせる】
【一方、ウェンズディは――】

「(……隊長。あまり刺激なさらぬように。彼女、少々出来るようです)」
(フン!ウェンズディ……このカーネルが油断しているように見えるか?
 心得ているとも……そのうえで見下しているのだ……戦いとは……剣を振るうだけではない)
【果たして――この「余裕」の源泉は何処なのか……?】

>>837(レイド&アストラ)
おや、貴様は……なんだ、スバルの――クク、懐かしい顔だ。
さァて……何処だろうなァ?このカーネルを倒せば会えるのかもしれないし――会えないのかもしれない。
ま、結局は戦えばわかることよ……最後まで……死ななければなァ……
クク……クハァーッハッハッハッハ!!
【激情をあらわにするレイドに対して、カーネルはやはりあざ笑う】

【しかし、ふと一瞬、ウェンズディにチラりと目配せして――】
【ウェンズディは、それに対して小さく首を振った】
【この些細なコンタクトが示すものとは、一体――?】

>>840(ミスト&デイドリィム)
フン、マヌケめがァ……鶏肉(チキン)のように無様な肉塊となるのは貴様らよ!
「隊長、その煽りはバカ丸出しなんで抑えてください」

【そうあざ笑うカーネルを、ウェンズディが嗜める】
【彼らも――……ミストドラゴンとデイドリィムのように、付き合いの長いパートナーなのか】
【それはミストたちに奇妙な感情を生じさせるかもしれないが――彼らは紛うと無き、悪】
【ならば、討つ……それだけなのだ】

/次のレスに続きます
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 20:40:35.54 ID:s5rk4ib70
>>830>>833>>835>>837>>840>>846
【全員が部屋に入り切れば――その背後の扉を重々しく閉まり】
【やや広い、だが何もない……がらんとした部屋だ――部屋の奥に、上へ至る階段だけがある】
【カーネルは部屋の中央部に陣取ると、ゆっくりと振り向いて――】

さて。始めるか?クク、ズイブンとイキっている者も居るようだしなァ……
待ちくたびれているのだろう?さっさと始めようではないか……互いの生命というものを天秤に掛けた……


……『一方的な……蹂躙』……を――――!


【――刹那】
【ばがぁん!という凄まじい音と共に、部屋の奥側の壁が突如吹き飛ぶ】
【内部より姿を現したのは――強化装甲と、無骨な機械の剣を手にした、多数……いや、無数の――『兵士!』】
【そして――】

≪ヴ……――――ヴヴぅぅぅぅぅぁぁああああアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!≫

【突如聞こえる、獣の咆哮――それは天井!更にそれから一拍すら置かず】
【天井から全員に向けて、灼熱の波動弾が一挙に放たれるだろう】
【火炎を放った主は――(天井に張り付いていたのか?)――即座に床に降り立ち、カーネルの傍に立つ】

【――先ず目に付くのは、血のような臙脂色】
【焔を閉じ込めたような鮮烈な、特殊な形状の紅い鎧装に包まれた小柄な体躯】
【染まりきった臙脂色の髪を靡かせながら、口元から漏れるのは狂気の吐息】
【紅い牙の様な仮面と両手両足の紅いツメ――仮面の奥に覗く、血走った黄金の瞳】
【針や刃、鋭利なフォルムを模した装甲を持つ魔獣が如き風貌――】
【……突撃隊≪四刃≫のひとり、≪縛焔の葬爪≫エンジである】
【隠し部屋から現れた無数の兵士たちとエンジに前方を守らせながら、カーネルは……――】

ク――――
――クハ、クハァーーーーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!
だァァァァから貴様らは愚か者なのだッ!!こォーーーーのマヌケどもめがァーーーーーッッ!!
この陣頭指揮官たるカーネルが!!いきなり貴様らの相手をしてやるとでも思ったのかッ!!
甘い……甘い甘い甘い甘い甘い甘いなァ〜〜〜ッ!!フフ、フクククク……
『戦い』とはな……『勝利』こそがすべてだ!そのためならどんな手段も厭わんッ!!
『力』だけが己の手段を『正当化』できるのだ……『結果』こそが『正義!!』勝利だけが正しい……

【まさしく――まさしく下卑た、邪悪なる狂笑をあげながら、カーネルは叫ぶ】
【悠々と、奥へ続く階段に足を掛け――そして宣言する】

さァ……我が『ヘルクロイツ』部隊よ!!その愚かなマヌケどもを血祭りにあげろッ!!
一人たりとも逃すな……全員等しく肉の細切れにしてこのカーネルの前にもってこいッ!!
……それとウェンズディ、貴様は今回戦闘には加わるな。前回の怪我が響いているだろう……
貴様には『指揮』を任せるぞ。クク、ククククク……クハァーッハッハッハッハッハ!!

【そう言い残すと、カーネルは階段の上へと消えてしまうだろう】
【残ったウェンズディは「了解」とだけ小さく返すと、再び正義の能力者たちを見やり――】

「……そういうことです。これが戦争……悪いとは思わないでください。
 では……――――状況開始!『ジェノサイド・コール』です。『殲滅』なさいッ!!」

≪グっ、ふ、ゥヴ……ヴォォォォォォォォォォォォォォオォオオォオオオォオォォォオオォォオッッ!!!≫

【死闘の開幕を告げるようなエンジの咆哮――それと同時に、無数の兵士たちが剣を構える】
【この極地――交錯する信念と意志。『望むもの』が、『願うもの』があるなら――】
【今こそ、己が全力を奮い……――この窮地を、突破せよ!】
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 20:40:47.98 ID:vyxB3ABE0
>>824
キャハハハハハハハハハハハ!!!!!!!
いつかの踊りきれずにボロボロに地にはいつくばった《蟲》じゃない
【コンテナにのぼってきた相手を見て】
【狂喜に笑い】

また踊りに来たの?キャハハハハハハハハハハハ!!!!
【そう言いながら膝から下に炎の義足が出来上がりコンテナの上に立ち】

あと……私はアーグよ?キャハハハハハハハハハハハ
リンだったらあんなやり方はしないわよ、甘いから
私が殺した哀れな身体
今は全てを思い出して眠りについて悔しがってるわよ?
私に利用されて身体を奪われるなんて…キャハハハハハハハハハハハ!!!!
【楽しげに笑い】

>>834
あら?キャハハハハハハハハハハハ
もう一人踊りに来てくれたのね?
ようこそ!《R・I・P》主催のダンスパーティーへ………キャハハハハハハハハハハハ!!!!!!
【怒る青年に対し狂ったように楽しげに笑う咥うワラウ】

それとも…ぶざまに燃える?逃げ遅れた人間みたいに?キャハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!
【口を三日月のように吊り上げ】


>>二人
それでは、お二人さん
【まがまがしい魔翌力が女からあふれだし】
【額に悪魔の角】
【背中に悪魔の翼が生え】

《Shall We Dance? 》
【次の瞬間、彼女が引き連れた炎が大きく膨れ上がる―――それは爆発のよちょう】

【その瞬間、近くの燃え盛る船へと翼をはためかせ降りる】

【それと同時にコンテナの上は大爆発を起こす】

【もし…彼女をおわなれば爆発に巻き込まれるだろう】
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 20:41:13.93 ID:m/fc6BQXo
>>831

えー、再登場は勘弁してくれよォー
盛り上がりはともかくだ・・・俺の立場なんてあって無いようなもんだ、気にすんな

んで、俺が正義の味方だァ?
残念だが・・・俺は正義でも悪でも無いただの一般人さッ
場合によっちゃァ、『それよりタチが悪い』状態になるけどな
【ケケケッ、と一笑い】 【投げつけられた帽子を右手で叩き落とす】
【・・・無論、付く物はしっかりと手に付いてしまい、顔を顰めて】


ザンシア――≪R.I.P.≫の一員、ね・・・把握した、なら伝えて欲しい事があるがそれは置いておいて・・・
人に名乗らせておいて自分が名乗らないのもアレだ、一応名乗っとこう

俺の名はヴァルトスラット、ただの放浪者さ
演出に付き合わされるのはゴメンだが・・・修行の成果と合わせて、とことん楽しませて貰おうか?
【取り出された拳銃、勿論警戒をする】 【しかし、撃鉄の存在が無いことには気づいていないようだ】

【彼は、懐から武器を取り出す】
【右手には、とある龍の牙を先端に持ち、それが白くぼんやりと光る50cm程の短い槍を】
【左手には、トイレのあれのような形状をスマートにしたような形で、カップの部分には鬼火を主としたモノが根付いて燃え盛る杖を】
【それぞれ持つ】
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:42:14.29 ID:ibaynRdeo
>>841


―――…馬鹿?

【表情を崩さないまま、静かに溜め息を吐いていたが】

――――つッ!!

【――棺桶が開いた瞬間に後退、すぐさま戦闘態勢に入る】


(面倒なのは、言うまでも無いわね――)

【攻撃の方向をチラリと見たが、興味が無いようで視線を戻し】
【魔翌力を大剣に流し込んで、次の攻撃に備えた】

【――自分からは攻撃を仕掛ける様子は無い。】
【大剣の重量によって半減した機動力では、反撃を食らい易い為だ】
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 20:42:41.32 ID:SZls1C7Xo
>>845

なに……ガキみたく正義の味方を気取るのが嫌なだけだよ

【未だ、ポケットへ両手を突っ込んだまま立っている】
【見た所…隙だらけ。何か武術をしている様でも無く。至って普通な青年である】

…………Please(お願いします)が抜けてるぞ。クソガキ

【此方はただ、守るだけ。故に此方から仕掛ける様な事はしない】
【来てほしいのなら―――】

頭を下げて、地面とキスして。懇願しろ

【可笑しそうに、哂って見せた】
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:46:23.50 ID:HeBIZyDjo
>>838
【―――戦闘員は発砲をせずに、少女に照準を合わせた威嚇態勢のままだ】
【少女の呟きに問われた男は、仮面の奥から、電子音でゆっくりと言葉を返す】

―――≪R.I.P.≫―――?

残念だが、答えは”NO”だ
我々はカノッサ機関第93機械化歩兵部隊≪Iron Hollow≫・・・

この晩は≪R.I.P.≫の港征圧に手を貸している・・・

【そう、名乗り返したところで】

では、そっくり質問を返そう・・・

貴様は何者だ?
逃げ遅れた”マヌケ”な被災者ならば早々に非難せよ
それとも、―――機関や≪R.I.P.≫に立ち向かう、”正義屋”か?

【凡そ感情を切り落としたような「電子音声」であっても、嘲笑するかのような】
【夜の静寂を切り裂く炎を背景に、機関銃を構えた戦闘員の、奇妙な問いかけ】

【未だ銃口は威嚇態勢をとったままだ、発砲する様子はまだ無いが】
【少女の返答・行動の次第によっては、戦いの火蓋も落とされようか】
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 20:47:59.44 ID:A/j5J5JDO
>>844
ふっ、うっすい挑発ごちそうさん
あんたがそう思うならそうなんだろ、あんたの中ではな

【挑発を意に介さない、そんな口ぶりの言葉が闇から響く】
【その時、闇の中がキラリと光り、灰羽の後方から何かが飛んで来る】

【それはクナイ、その切っ先が向くのは灰羽の足元】
【そのクナイにくくりつけられた赤い札は、起爆用に使われる物で、もしクナイが何かに当たればその場で小爆発を起こす】
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:48:44.76 ID:3BFO6IlGo
>>832

「…扉一つにどれだけ金かけてるのってくらい手こずらされるとは思いませんでしたねデスヨー
うわめっちゃくっちゃ深々と突き刺さって、でも半端に動かないのデスヨー」

…クソッ、最後しまらない登場ではないかね…もっとカッコよく決めるつもりだったのに…!
まいったな、どうしたものか…ん?

【強化人工聴覚に届いてくる人工生体の声…ノイズが走っている事もあって極めて印象深い】
【仮面の顔を女性に向けると彼は極めてマイペースな様子で告げる】

…私はただの旅人、もしくは科学者だ、≪R.I.P.≫には戦いを挑みに来たのだ
お嬢さんのチョーカーは…人工声帯か?少々調子が悪いようならばこの私が様子を見てあげようか?


【敵地に忍びもせず正面からぶち破りに来たばかりにも関わらずすごい余裕を持ってクラウスに話しかける物の】
【流石に、その方向からの殺気に気がつかないわけもない、本気で腰を入れてテュポーンUに指をかけ】

【―――バキン!と音を立てて…後ろに愛機を止めると…声をかけた】


…ほう?お嬢さん…彼今わたしの敵と名乗ったぞ、あるいは君の敵かな?
つまり…こっちが≪R.I.P.≫のようだね

初めましてそこの御仁、この私が何者か…見て分かる訳はないなただの不法侵入者にしか見えないか

【テュポーンを抜き取った事でクラウスの通り道も確保した、拳をコキン、コキン、と鳴らしながらゆっくりと近づきながら】
【ずいぶん気楽そうに、余裕を崩さずその男のいる十字路目がけて歩き出す】
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 20:49:52.86 ID:+27F0EU6o
>>833
【少女の言葉に同じ剣士、年季は恐らく少女が見た目通りと判断すれば数十年は先輩であるが】
【その老人が軽口にのんきに返答する】

かか、斬り合いするのに場所なんざ関係ないが、こうも強そうな奴らを出されると――――――

【口元を歪めて一言】

――――――“滾ってくる”のぅ。

【老人は正義ではない、しかし悪ですら無い】
【只戦いたいだけ、そしてソコにとある少女との約束が追加されている“だけ”だ】
【理由などそれで十分。死地に臨むには老人はそれで十分すぎる程の理由であった】

>>835
や、黒睡蓮の嬢ちゃん、最近やたらと会うのう。
ま、楽しく斬り合って殺し合おうじゃぁ無ぇか。

【気さくに話しかける花城】
【年季かなんなのか、やはり余裕だけは持っているようであった】

>>846
老いぼれと否定できんのが困ったところじゃのう。
まあ、いいさ。儂の老後の健康のために、ちぃっと殺し合いでもしようじゃ無いか。
カッカッカッ!!

【軽口を叩き笑い声を上げるも老人の眼だけはどこまでも冷徹、冷淡】
【油断をする積りなどは欠片もなく、常在戦場の心づもりで此処に立っている】
【もし相手が油断をするならば、斬撃が襲うのは間違いないと】
【そう思わせる、“質の良い殺気”が発露している】
【そして、部屋に入ると、広々とした空間で】
【現れた無数の兵士たちを見て、谷山は笑いを上げる】

ハッ、ハハッハハハハッハハハハハハハハハハッハハハハハハハアァッ!!
コレはコレは、死にそうじゃわい、ああそうじゃ、こうじゃなきゃのうッ!
殺し合いってのは、汚いものじゃわ。
お前さんは正しいよ、じゃが、こんな死線慣れきっとるわいッ!

【そう叫ぶと、溢れる気の密度を増して行かせる】

だったら、“力”で“斬り、抜けて”。
お前さんに“結果”を叩きつけてやろう、儂らの“勝利”をのうッ!!

花之弐――――――ッ!

【そう叫ぶと、老人は前傾姿勢と成る】
【刀は抜刀済み、腕を引き、諸手突きの構えを取り迷うこと無く――――――】
【――――――駆け抜けるッ!】


――――――――蓮華ェッ!!


【刀身にまとわりついた櫻の気は、枝分かれし、十数の突きと化し、拡散する】
【全面の兵士をケチらしながら、老人は前進するつもりだ】

有象無象の雑兵共に、儂を散らせると思うなヨォっ!!
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:50:07.43 ID:3BFO6IlGo
/>>839の安価ミス失礼
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 20:51:06.32 ID:sG/gudhfo
>>834>>848

……オジサンは、セイギのミカタ?

【くるりと、横顔を向けて青年に問う言葉はどこか子供の他意の無いそれのような】
【否、子供だ。相手よりも敵対する女性よりもずうっと幼い、小さな少年だ】

あのさァ、ボクってば最近まであんまり考えてなかったんだケド?
ふふ。セイギのミカタになるんだ、ボク
だからオジサンがセイギのミカタだったら、ボク、仲間、みたいナ?

【それは――一見他愛の無い、(少年が頼りになるかはともかくとして)頼もしい言葉かも知れない】
【しかし全身殆どを黒に染め、死神の持つような、身の丈よりも大きなデスサイズを手にした姿は】
【……いや、当人は正義の味方だと言うのだ】

ボクの事手伝ってよ。いいでしょ?
アイツが敵だよ、アイツが炎の魔女だよ! さァ、裁判の時間だよ!

【高らかに宣言するのは戦の始まりを告げる言葉】
【軽い体は強く足場を蹴ると共に宙に浮き、左手を胸に当てて大きく声を発する】
【余談だが、今まではその呪文を隠すように唱えていた……だが、今は?】

へェ覚えててくれたんだ? 思ったより痴呆は進行してなかったみたいだね!
婆ァが婆ァ殺した話なんて気持ち悪いねェ胎盤口から垂れ流して楽しいカイ?
口五月蝿いメスブタには轡を嵌めなきゃならないネェ! がみがみ女の仮面をね!

【発せられる罵倒は以前よりも下卑た、淑女が聞いたならば顔を伏せ耳を塞ぎそうなものへと】
【しかしその変化は雪辱という憤りもありながら、確かにそれ以上の歓喜に打ち震えているものだ】

命ず命ず命ず!
 わが背に翼を風の手を!

【外套が逆立つように舞い上がったかと思うと、蔓がからまったようないびつな形で硬直し】
【空中に飛び上がり位置しながら、強く地面に風を叩きつける】
【つまり、相手の炎と対峙するように――扱いの練度違い故に、爆発を止めるには至らない】
【しかしながら、地上に居る青年と宙に舞う少年を一時的に炎から守る事は出来るだろう】
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 20:51:27.83 ID:tA/j5J5J0
>>841

へっ…?

どわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっとッ!!!ちょ……
ちょっと何するんですか!?危ないですよ!?

【足場としていた倉庫を攻撃され、そのまま崩れた倉庫とともに落下する】
【瓦礫に埋もれながら大きな声で相手を批難する】
【スーツは所々が破れ、埃まみれになり、帽子は大きくずれて不格好だ】

私、貴女に何かしましたぁ!?まったく…近頃の子供は……
ご両親は一体どのような教育をなされているのやら……はぁ……新世界の明日はどちらに…

【わざとらしく嘆きながらため息を吐き出す】

>>850

おやおやそこにいらっしゃるのは……水の国支部所属≠フイヴさんではありませんか!
私です!支部長代理≠フレギンですよ!!

って…無視しないで下さいよ……なーにをカリカリしているのやら…
まぁ暇なら助けてくださーい…!私戦闘は大の苦手で御座いましてですね……ハハ

【瓦礫に埋められたまま帽子のズレを直しながら手を振る】
【まだこれといって手はだしていない】
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 20:52:01.74 ID:DPFwiOJM0
>>851

へーへー「PleasePlease」これで済んだか?
あんまり偉そうな態度は相手の怒りに触れるぜ?

【まったくの棒読みをして逆に挑発をする】

俺はまだ誰にもキスは許さねえよ
始めて好きになった奴にするんだ

【青年は刀を握っている左手に力を込める】

来いって言ったけどアンタ余裕そうだからな
こっちから仕掛けるぜ

【青年の握る刀に蒼い魔翌力が宿る】
【そして魔翌力をそのまま刀の斬撃に乗せて飛ばしてきた】
【まずは小手調べのようでそこまで威力と速度はない】
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:52:09.61 ID:HeBIZyDjo
>>852
/ん、失礼、訂正です

×我々はカノッサ機関第93機械化歩兵部隊≪Iron Hollow≫・・・
○”私”はカノッサ機関第93機械化歩兵部隊≪Iron Hollow≫・・・
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:53:26.27 ID:unuE3f6Wo
>>846-847

……美味しいお茶と、お茶菓子。確かに欲しいところですね……けれども、
今の私は、それよりも、「勝利」が欲しいので。

【奪い取らせて頂きます。そう言いきって、あとは無言】
【部屋に、入る。鳴り響く鐘の音は、止んで】


――――、っ!?

【轟音、それに伴って放たれた火炎弾】
【反射的に、後ろに跳んで回避。体勢を立て直しながら、ぎりりと歯を噛み締める】

……櫓が無骨なら、祭囃子も無骨なことで…………!

【下に、下に、下に下に下に。落とした重心を――――「がぁん」】
【一気に地面を蹴り飛ばして、勢い良く駆け出した】

【多数の敵と戦うのは、苦手――無数の兵士の間を縫って、まっすぐ「エンジ」へと、接近せんと試みる】
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:54:23.50 ID:8KcSqDS9o
>>849

あー、それじゃもっとダメダメだよぉ……中途半端、なんてさあ?
正義も悪も知ったこっちゃない、って楽な方に走る考えじゃあつまらないんだよねぇ

ほら!もっとこう、さ?
お前の思想は間違ってるだー、それでも守りたい世界があるだー、大騒ぎしたいじゃない
折角のお祭り騒ぎなのにさぁ、「俺には関係無い」の澄まし顔っていうのはさぁ………


…………中立はお呼びでないんだよ
もっと腹の底から、何かを欲しがらないと――――生きてて楽しくないとおもわないかい?

【右手に持つ黒い銃を、ザンシアは高々と投げ上げる】
【放物線を描き、後方に。そのままでは海に落ちるかと思われた拳銃は】


≪Hel-Heim≫―――≪Eljudnir≫


【無の空間から現れた手に掴まれ、空中に留まる】

【手が、次いで胴体が、少しずつ姿を現して行く】
【足首までのキトン―――古代ギリシャ式の衣服を身に纏った、女性の異形】
【右半身の皮膚は病的なまでの白、左半身の皮膚は焼け焦げた様な黒】
【長い黒髪はバサバサに乾き、所々縺れている】
【拳銃を掴んだのは、蝋のように白い右手】

【そして異形の左手が、近くのコンテナに触れた】


このコンテナは――――ああ、そうそう。確か、自動車の燃料、だったかなあ?

キミ、火は好きかい?だったらボクの演出は最高に楽しんで貰えると思うけどなぁ………

【異形の左手に、魔翌力の集束が始まる】
【この言葉から、現在の戦場の状態から。次の一手は予測出来るだろうか?】
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:54:36.53 ID:2Yg5JkVUo
>>853

──────『風よ!』

【即座に攻撃を察知し、飛来するクナイに右手を向ける】
【そして彼が言葉を紡ぐと同時に、その右手から突風が吹き、クナイを吹き飛ばさんとする】
【突風の強さは、人に直撃した場合、多少はよろける程度のもの】
【これは飛来した方向に”何者”かが居た場合には、その者への攻撃にもなり得る】

喜ばしいことに、万人に聞けば万人が傀儡だと答えてくれるでしょうね
ですがそう決め付けるのは早計だ。上の命令だと言うならば、何故貴方はその下についているのですか?

【攻撃の対処の直後、尚も彼は話しかけ続ける】
【初撃は来た。戦闘は既に始まっている。ならばそちらに意識を傾けるのが当然】
【それでも彼は、この無意味に思えるやり取りを継続させようとしていた】
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:55:36.23 ID:Cw15VBcKo
>>834
フッ・・・弱い犬ほどよくほえるというが・・・。
【眼を閉じ、軽く呆れたような表情で】

(こいつの座っているモノから何か別のモノが彼女に流れ込んでいる・・・)
(おそらくコイツの能力はコイツの力・・・だとするとあの椅子のような物を破壊すれば・・・)

【八卦眼で彼女を観察し、能力を観察していた】


>>857
俺はおじさんって年じゃないんだがな・・・
【軽く笑いながら】

正義の味方かって?そんなたいそうなもんじゃない、だがここには普通に生活をし
生きている人もいた、その人たちの未来をうばったやつは俺はゆるさない。
【少年をまっすぐ見ながら】



いいか!あいつはあの椅子のようなものを破壊するんだ!
【大声で】



俺も協力させてもらうっ!

【青年は掌に気を溜め跳んだ】
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:56:23.67 ID:Cw15VBcKo
/ >>834>>848です!修正します!
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:58:38.03 ID:ibaynRdeo
>>858

――気易く話し掛けないで貰える?

【鬱陶しいとでも言いたげな目が向けられる。】
【――とは言っても、彼からは顔は見えないのだが、かなり不満そうな声色だった。】

…戦う気が無いなら、勝手に逃げれば?
どうせ「漁夫の利」とでも考えてたんじゃないの?
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:59:00.92 ID:iCBS3mKDO
>>846>>847

……

【無表情で見つめる。しかし、彼女は確かに堪忍袋の尾がぷちっと言ったのを聞いた。】

…ふーん

…さっさとしなさ──────

【グワアアアン、と言う音とともにぶち壊される壁。そして射出される「弾丸」】

───っ!!

【女は素早く抜刀し、刀身を傘のようにしてそれを防いだ。】

逃げるのかしら…

【悠然と歩くカーネルを見つめる。そして追いかけようとするが、】


…邪魔よ。


【無数の戦闘機械に言った。彼女にとって、よける、かわす、などということ極力はしない。自分の方が弱いと間接的に認めてしまうことになるからだ。】

【すなわち…どんなものでも】

【────────────斬る】


どきなさい


【ブン、と風を切る音がして、大剣が振られる。】
【「連新月」…一度に複数の斬撃を放つ彼女の剣戟…】

【全てを────】



【────────切り裂く!】
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 20:59:21.96 ID:nyhIUW7B0
>>846

…………ッ、貴ッ様ァ…………!!

【人を食った返答に、レイドの顔が鬼の形相と呼ぶにふさわしいものへと変貌していく】
【彼女が、己の命を賭けている事物の一つ、それが『昴の救出』である。それを前にして、感情的になるなと言うのは、無理からぬことであろう】
【もっとも、先ほどダハルに制された事もあり、それを行動にまで移そうとする事は、控えていたが――――】

≪(――――ッ!?
今のは、一体………………!?)≫

【頭に血がのぼっているレイド、リイロへと思いを馳せているアストラ、抑えとして神経を尖らせているダハルは、それに気付かなかった】
【しかしただ一人、ジェムだけは、その不可解なアイコンタクトの動作を、ハッキリと捉えていた】
【意味するところは分からない。しかしタイミングからして『昴に関係する意志疎通』があった事は、疑い様がないだろう】

【そして――――『戦場』と言う言葉に名を借りた『処刑台』へと至り】

ッ、罠!?
「そうだ…………なんで思い出せなかった!?
こいつは、こう言う小細工が得意技だったろうが…………ッ」

【はめられた――――そう気付いた時にはもう遅い。この圧倒的不利のフィールドで戦い、生き残る以外の選択肢は、摘み取られた】

ジェム、ついてきなさい!!
≪了解っす!!≫

【上空から降り注ぐ、灼熱波動弾。其れを感知したレイドは、咄嗟に床に身を投げ出し、それを凌ぐ】

喰らえ………………化け物ッ!!
(人の事は、言えないけどね……ッ)

【だが、単なる回避動作だけでは終わらない。レイドは左腕の触手から、青いビー玉の様なもの――――『凍結玉』を、現われた魔獣、エンジへと投擲する】
【炎を操る相手に冷気を――――それは単なる偶然にすぎない。何より、この様な『お約束』が、いつも通用するとは限らない】

"我が主よ、今だ!!"
「わぁってる!! …………フィリンさん、感謝するぜ、この得物…………!」

【残されたアストラも、即座にアクションに移っていた】
【手に持つハンマーの機械部分を操作し、天井に向けると、そこから青い電流の様なものが天井に伸び】
【それが天井へと到達した瞬間、あろう事かアストラの身体は、引っ張られるように天井へと跳躍する】

「行け、ダハル!!」
"了解だ、我が主よ!! …………溶け去るがいい!!"

【天井から、アストラは伏兵の兵士たちに向けて、紫色の液体――――溶解液を発射する】
【巻き込めるのは、10人が関の山――――しかし、地道に数を減らし、流れを引き寄せるしか、方法はないのだ】
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 20:59:56.93 ID:OWbyWvivo
>>852

(カノッサ機関……!)

【帰ってきた返答に、少女はさらに苦い表情になった】
【もし彼らの言う事が真実ならば、今この港では、最低でも二つの組織が、破壊行動を取っていることになる】

(……もしかしたら、他にも活動している組織があるかもしれない)

【最悪の想定に眩暈がする――】
【それらをどう対処するべきか――そんな事を考えながら、それでも律儀に答えを返す】

ご丁寧な挨拶痛み入ります。俺の名前はクルス。そう呼んでくだされば差し支えないかと。
……マヌケな被災者≠ノお情けをかけて下さるとは、カノッサ機関の方とは思えぬご厚情ですね。

【電子音声の言葉をあげつらって、痛烈に皮肉を返すと】
【――少女の愛らしい声や姿からは想像もできぬような――瘴気にも似た、青白く禍々しい魔翌力がその小さな身体から吹き上がる】
【少女もまた、銃口を突きつけてるかのように、臨戦態勢に入ったのだ】

……今、まだ港には多くの人々が残されています。
マヌケな被災者≠、見逃すと仰るならば。
それらを救おうと考えている子供の一人、見逃すことに問題はないでしょう?

【目線こそ、その仮面へと向けられては居るものの、時折視線が、男の背後――】
【火の手の上がる倉庫群のほうへと投げられている。叶うならば、今すぐにでもそちらに走り出したいのだろう】
【焦燥感を滲ませて、クルスはそう答える】
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 21:01:20.89 ID:SZls1C7Xo
>>859

………?ああ、なんだ……

【クツリ、と小さな笑みを口元にだけ浮かべる】

挑発されてるのも分からんか、猿。

【怒りに触れようとしてるのも分からんかと、嫌味な笑みを……】
【嗚呼……口わっるいなコイツ】

宣言してからの攻撃が当たると思うか?

【流石に一般人らしい彼でもテレフォンパンチは避けれる】
【宣言し、魔翌力を宿してから斬撃を飛ばしても…右へスライドするように避けて見せ】

【こつん、こつんと……其方へ歩み寄りだした】
【――――本当に、不用心に。武術家らしい足取りでも無く。警戒心を見せている訳でも無い】
【本当に――――普通に歩み寄り出すだろう】
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 21:01:38.77 ID:vcIidsoDO
>>839

≪・・・・・・違う、ザザこっち、か≫
≪なるほど・・・・・・三者三様の、愉快な出で立ちだ、な≫
≪この期に及んで、奇妙な質問をひとつしよう≫

≪・・・・・・お前は、R.ザザザ.P.の構成員か?≫

【声帯からのノイズ。ノイズ。ノイズ】
【世辞にも敵を止めに来たとも思えぬほど、彼女の格好は悪人じみていた】
【更にはここに来てまで、まるで確認をするかのような奇妙な問】
【R.I.P.へ何らかの思い入れでもあるのだろうか】
【ザザ、とまたノイズが鳴った】

>>854

≪失敬。では、今のところはあんたは味方ってことか≫

≪ザザザ・・・・・・そう、だな≫
≪この場から生きて出られたら・・・・・・ザー・・・修理を願おう≫

【ジョークか、本音か】
【どちらとも取れない台詞の後、女性は口元を小さく歪めた。不器用な、笑みだ】

≪それと・・ザザ・・・・クラウス。私の名だ≫
≪お嬢さザザザ呼ぶには、些か曇り過ぎている≫

【クラウス。女性はそう名乗った後、右腕を軽く振る】
【すると、彼女の右手には3本のナイフが握られていた】
【用途は何にせよ、彼女の得物はナイフだろう】

>>All

【歩き始めたTJとは違い、クラウスは他の二人を観察するかのようにその場に留まる】
【敵の周囲。己の周囲。奥のハッチ近辺にトラップらしきものはないか】
【表情は見えないものの、注意深く彼女は場を見つめる】
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 21:02:05.82 ID:neAp1HZSO
>>846
【カーネルとスコール……その結束……あるいは絆は、ミストドラゴン達には深く踏み入る“余裕”は無かったが】
【少なくとも……それが“甘い”物では無い、そう判断して……彼等は“地獄の門”を潜る】


>>847
(ああ…………嗚呼……素晴らしいな。悪はこうじゃなくちゃ………………)

【大群……それに対して芽生える感情、それは単なる“欲”】
【ミストドラゴンの三大欲求“悪殺”“デイドリィム”“作曲”……その内“悪殺”を満たす“大群”】

『こ、これはいくらなんでも……』

デイドリィム。

【弱音を吐くデイドリィムに、ミストドラゴンは愉悦の表情で言う】

……あれは全部“羽虫”だ。羽虫は煩いからね…………でも……“弱い”だろ? 見せてやろう……

『そ、そうは言ってもですから……』

“聞かせ”てやるよ、この新しいギターだからこその殺戮演奏“キリング・ノイズ”の一つを……

【煮え切らないデイドリィムとは対照的に……ミストドラゴンは、ナイフを収納し……“ギター”を取り出した】
【“異”……そのギターは「異」だ。名前はギター……しかしそこから生えた“凶悪な刃”……シルエットは“斧”】

『や、[ピーーー]気ですから……!?』

【デイドリィム……その腹から伸びる“黒い包帯の触手”が“盾”のように、ミストドラゴンの前方を保護する】
【デイドリィム自身は、ミストドラゴンの背後に回った】
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 21:04:42.08 ID:UdLkiHqa0
>>850>>858

んふふふふ、ごめぇーんね?

【わざとらしく愚鈍を演じるような様子の青年に笑い声交じりの謝罪を零しながら】
【大剣に魔力を注いで構える少女との会話を聞いて不思議そうに眉を寄せる】
【レギンの言った「水の国支部」と、彼の刺青の数字――これで髣髴するものは多くない】

機関……?
いや、カノッサなら一緒に襲撃する側かなぁ……わっかんないや

【悪の代名詞たるカノッサ機関所属の人物が二人も正義の側に廻ると思えず、僅かに混乱する】
【けれども彼女が召還したモンスターがその混乱で攻撃を躊躇うはずがなく、】

「Ngyaaaaaaaashiiiiiiiiッッ!!」

【そのまま突進するように、二人に向かって走り出すだろう】
【速度は成人男性の全力疾走程度、目視できないというほどでもなく】
【つるりとした肩に埋め込まれた両腕代わりの剣を振るい、まず右腕を少女へと突きのように延ばした】
【また、瓦礫で埋もれている青年にはそのまま尻尾を叩き付けるようにして振るう】

【異形が近付くほどに濃密な瘴気が膨れ上がり、戦闘経験の薄いものならば吐き気を覚えるはずだ】
【それでも歴戦の二人ならば――気持ち悪い気配が肌に纏わりつく、くらいですむはずだ】

874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 21:06:28.42 ID:+27F0EU6o
>>855
//うわああ、弾に対する対処を忘れていましたッ、すいませんッ!!
//気を噴射させ、逸らして防いだと思ってください、すいません!
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 21:06:31.36 ID:SVjPPfyto
>>842-843

【――――響く足音が、襲来を告げた、いち早く自身へと駆け寄る彼≠ノ気づいた彼女は
紫苑色の瞳を、思わず零し彼≠ヨと向けた】

【そっとした、首の動きに引かれて、どこかボロボロな髪の毛が、ひらりとはためく
視線に篭っているのは警戒≠ナあろうか――――当然だ、囚人服という、非日常をまとう者であったのだから
――――しかし、その警戒も、数瞬のこと、序曲のように奏でられる鴉の鳴き声が、物語の開演を告げて
その音に惹かれるように、彼女は前方へと、再び視線を動かしたのだから】

【耳へと染み込む、鈴の音を思考で触れながら、穴から降りてきた敵≠ヨと、注意を向ける
両脚を肩幅にひらいて、両腕は軽く下げた、自然体、額を伝う一陣の汗は、警戒感の現れか】


……ご冗談を、鴉の餌は屍肉である、というのは――――常識の筈でしょう
そして、その理論で行くならば、鴉の餌となるのは、貴女達ですよノクトクルセイド=I


【彼女の右手が、煌く――――竜巻のように、右手のリングから零れ落ちた、白銀のワイヤーが、舞い上がる
彼女の周囲を旋回したワイヤーは、ひらり、と彼女の足元へと落ちて、彼女はその端を、軽くつま先で、踏みしめる】

【ピリピリ、と彼女からは放たれる殺気は――――言葉とは裏腹に、透き通る、硝子玉のよう
キラキラと言葉を乱反射されながらも、輝くのは色あせた安っぽい、輝き
それはつまり覚悟=\―――貴女を[ピーーー]、という覚悟の欠落を、意味して
――――……彼女の側に在るであろう彼≠ノも、それは十分理解できるだろう】


Justice¥椛ョ、シオン・エルミオール・オルテンシア
通ると決めた道に、番人≠ェ立ちはだかるのなら、押し通るのみです!


【彼女――――シオンは、まだ幼さが十分に残る、ソプラノボイスを張り上げながら、声高く、名乗りを上げる
その視線には、決意は浮かんでいるものの、どこか不安げで――――……とても、勝てる、とは思いがたい
しかしながら、踏み出す、脅迫されているか、のように】


Thnks fr th Mmrs=\―――!!


【たん、と地面を蹴り、後方へと一歩軽く跳びながら、右手を下から上へと、振り上げる
その動きに連動して、先ほど足元に貯めたワイヤーが、意志を持ってるかのごとく
金属音の咆哮を上げるように、地面を擦りながら、貴女達へと一直線に襲い掛かる】

【ワイヤーは、貴女の目の前へとついた場合、その場で旋回、丁度竜巻の中心にウェル子≠閉じ込めるが如く
下から上へと巻き上がろうと為す――――恐らくウェル子≠ニ鴉を分断するため、であろうか
速度は速いものの動作が多いため、回避に関しては、そこまで問題は無い、か】

【一歩下がったのは恐らく、次の攻撃の手であろうか、左手で、再び一陣の光が零れた
いずれにしよ、その紫苑色の瞳は、敵しか見ておらず、近くの仲間≠ノなりうる者の存在を失念している
――――このままで、いけるだろうか】
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 21:07:20.35 ID:A/j5J5JDO
>>863
【突如吹き荒れた突風にクナイは吹き飛ばされ、真逆の方向に返っていく】
【そのままカランと床に落ち、起爆札が爆発、床と壁が焦げて煙を上げる】

俺が何かに着くのに理由が必要か?
そもそもあんた、拙者と長話をしてる暇はないんじゃねえのか?
…話さないとしても通す気は無いが、な

【また、クナイが闇から飛び出す】
【だが今度は一つではなく、方向も片方じゃない】
【殆どの方向から、囲むように、灰羽へ向けてクナイが飛び出す】

877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 21:12:08.63 ID:SY1Jhy4U0
>>857>>864
キャハハハハハハハハハハハ!!うるさい赤ちゃんね?バブバブ煩いわ!
キャハハハハハハハハハハハ!!!
【爆発は防がれる】
【そして不自然に消えていく】

【ついでに椅子はありません…こちらの描写不足スイマセン…】

さあ!速く来なさい!!赤ちゃん達?キャハハハハハハハハハハハ!!!
踊りましょう?
【燃え盛る船の上に立ち】
【彼女を中心に半径10mの炎のリングが出来上がる】

【そして二人が降りてくるのを待つ】

【そこがダンス会場】
【さあ…二人の正義よ】
【炎の魔女たる悪魔を狩れ】


【なおテツ…アナタの眼なら見えるだろうか?】

【彼女は生きた人間に流れるものが流れてない……つまり死者】
【そして悪魔がのりうつり、身体を操っている】
【……だがその身体の本来の魂はまだ残っている】
【だがそれは小さく…悪魔により捕われている】
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 21:12:56.64 ID:m/fc6BQXo
>>862

ふん、俺が欲しい物なんて今は『制御出来る力』だけだ
第一、正義だ悪だで区別するのは色々間違ってると思うしな

俺は確かに中立だ、しかし中立ではない、ただの灰色なだけの者
『この世界』に何時戻ってこれるかも分からない俺に
この世界に何かを求める必要も今は無い

まッ、ぶっちゃけると、狂った様に何かを求める程、今は俺は飢えておらんよ
何となく生きて、その場を取り繕い、おもいのままに動けりゃ俺はそれで良い、力を求める速度は徒歩で良い
己の考えを人に押し付けるな――別に今のままで良い、面白い


 『自然』は気まぐれの主さ


【拳銃を投げた、考え無く投げる訳は無い、⇒何かがある】
【拳銃が何者かに掴まれる、具現化の能力か?】
【ビンゴ、恐らくあれはアートマン】 【能力がまだ分からん、慎重かつ大胆に進め】


燃料ねェ、火は特段好きじゃあ無いさ、焼き鳥にされかねんから
――フレイミーロッドD、実践投入は初めてだが・・・行くぞッ!
【そう言い杖を振るうと、炎弾が1つ生成され、それはザンシアの胸部へと飛翔する】
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 21:13:06.57 ID:DPFwiOJM0
>>870

簡単に攻撃が当たんねー事をみて安心したぜ
一応出来るようだな

名はなんだ?

【歩み寄って来る青年にどこか不気味さを感じる】

(こいつ歩き方は普通の人間なのにどこかおかしい)
(こういうのは近寄らせないのが一番)

【青年は刀の持っていない左手の人差し指と中指を突きだし空で四角形をなぞる】
【すると青年の目の前に蒼い光が四つ浮かびそれを頂点に薄く透ける蒼い四角の壁が出来る】

それ割れやすいからな
割れた破片で怪我すんなよ

【青年はそれを刀の切っ先で思いっきり突くと案の定粉々に割れて破片が飛ぶ】
【その破片はもう一人の青年に向かい全て飛んでいく】
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 21:14:33.90 ID:Cw15VBcKo
>>877
/了解です!椅子のような物を、体内にある悪魔のようなモノに変更します!
/こちらこそスイマセン!
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 21:15:36.82 ID:klrYyAMPo
>>854>>871

【クラウスの見る限りでは、罠≠フ類は一切確認できないだろう】
【其の意図を知ってか知らずきあ、男もまた、二人をじっくりと観察して――】


……其の通り。君達の敵≪R.I.P.≫は俺≠ンたいだよ、お二人さん。
“不法侵入者”は排除するのがお仕事なんでね――ま、悪く思わないでくれ。


【―――――ぴちゃ、と、男は右足を大きく踏み出す】
【続いて摺り足で左足を前に寄せ、すらり、と血だまりから一歩踏み出して】


…………悪いが、『自己紹介』と『今回の所信表明』を同時にさせて貰うとしよう。



【何処か小慣れた感触すら受ける一連の足運びの中、彼は右手に持った唐傘の先端を両者へと向ける】
【“にっこり”――そう形容される、何処か不釣合いな爽やかさを湛えた表情で双眸を開いて】




≪R.I.P.≫、『ノクトクルセイド』の戒能 鴉=\―……


          ……――――――『“自由”と“俺を除く者の絶望”と“理想郷”』の為、君達を殺す=B




【―――――――――――――攻撃≠ヘ、同時に開始された】



【彼の右手≠ノ傷が開き、『唐傘』の先端に向かって其れが伝うと……先端部で、“石器状”の紅い固体と化す】
【先の鋭利な其れは、拳ほどの大きさと成ると同時に魔力≠纏い、先端部から離れて浮遊し――】




              ≪ Blut!! Wunde!! Blut!! - 鐵血のトートロジー ≫




        【『高速』で、二人の顔*レ掛けて飛びだす――――――――ッ!!】



【『高速』でこそ有るものの、生成の予備動作は長め=c…対応する時間は、十分に有る】
【戒能自身は其の場で一歩跳び下がり、再び『血溜りの上』へと舞い戻った―――】
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 21:15:49.06 ID:ibaynRdeo
>>873

…邪魔なのよ――ッッ!!

【――瘴気を自らの殺気で掃い、突きの軌道に合わせて大剣を振るう】
【彼女の能力によって、大剣は触れた物質に対し“爆発”の性質を持つ魔翌力を少量放出し、弾き飛ばす効果を持つ】

【其れと共に前に一歩全身。縦に一閃、地面に向けて大剣を叩き付けると、前方を爆撃し、吹き飛ばさんとする】
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 21:15:55.66 ID:s5rk4ib70
>>ALL

≪が、ッ……がァァァァァァああァあアぁァぁあアぁァアああアあアあアアあああッッ!!≫

【部屋の中央部で、エンジが凄まじい咆哮を上げる】
【同時に、エンジの纏う真っ赤な鎧装が、たちまち灼熱の火炎に包まれて燃え上がる――】
【これがエンジの能力――焔を固体として鎧にするうえ、自在に操る……≪荒紅焔葬 〜 ベイル・ヴェルノーム≫!】

【そして烈しく燃え盛る右の爪を、床に叩きつけ――】

≪ァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!≫

【瞬間、叩きつけられた床の一部分を中心に――強い爆焔が発生する!】
【≪凱焔流翔 〜 ヴェルド・フロッカス≫。エンジが用いるワザのひとつだ】
【その攻撃範囲は広い――十分に。この部屋中に火炎が飛び散るだろう】
【能力者たちは、この火炎を回避しながら、眼前の兵士を捌かねばならない――!】

『こっちだァッ!!散れ、≪R.I.P.≫の理想郷の邪魔ものたちよ!』
「カーネル様、そして総帥グレミュール・ポポル様の夢の前に、無様な骸を晒すがいい!!」

右翼部隊、3時の方向!迂回するように回りこみなさい!
オルドレアス隊は其処の老剣士を叩き伏せろ!
エルゼエル隊はエンジの援護をッ!!

【場には各兵士の怒号、ウェンズディの号令が響く――まさしく戦場の空気を織り成すだろう】

>>855(花城)>>867(ロータス)

「がァ、はッ!?」
『くッ、このオイボレがぁッ!?』

【花城の冴え渡る剣技は、次々と眼前の兵士たちを切り払っていく】
【だが、やがてその前に、ひときわ他とは違ったオーラを放つ兵士が現れるだろう】
【大柄で……巨大な槍を構えている。鋭く見下ろす眼光は――雑兵ではない】

[……ヘルクロイツ武装兵士、第二部隊長、グラノール・オルドレアス
 老剣士よ、お相手願おう……いざッ!!]

【どうやら、この兵士たちの親玉格の一人らしい】
【グラノール、と名乗った槍使いは、花城に向けて一挙神速の鋭い槍撃を突き放つだろう】
【その一撃は洗練されている……彼は――『強い』】

【一方、その神速の斬光で以って次々と敵をなぎ倒すロータスの視界に、
 知り合いであろう花城と、明らかに圧の違う槍遣いが対峙しているのが見えるだろう】
【もし彼女が、より「強き者」を求めるタイプならば――これに加勢せずして、なんとする?】

/一時的に「花城→ロータス→私」というレス順で共同戦線を組んでいただきます
/そして次レスへ

884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 21:16:58.09 ID:HeBIZyDjo
>>869
【少女の返答には、戦闘員の男も黙ったまま聞き流し】
【同時に感知するのは、瘴気のような彼女の魔翌力】

(禍々しい・・・気持ちの悪い魔翌力だ・・・)

【少女の魔翌力を感知し、幾千の戦場を駆け抜けた男ゆえに、分かる、彼女の危険性】
【おそらく”並”の戦闘経験者ではないだろう、本能レベルで告げる、そんな予兆だ】

「―――それらを救おうと考えている子供の一人、見逃すことに問題はないでしょう?」

【最後の彼女の皮肉にも似た、言葉尻を捕らえると】

いや、残念だが気が変わった・・・
逃げ遅れたマヌケならば、生きていても仕方が無い
貴様も一緒に、ここで死ぬがいい

さらばだ、”クルス”、十字架の娘よ・・・



―――”Fire”



【―――ぱぁん―――噴出す炎に熱せられた、夜の港の潮気を切り裂いて】
【真っ直ぐ、立ち向かう少女に放たれた、戦闘員からの凶弾が一発―――】

【もしも彼女がこの発砲に”なにもせずに”いた場合―――】
【―――弾道に迷いは無い、この港にも”マヌケ”の死体が転がるだけだ】

【しかしここは四方にコンテナの積まれた港でもある―――】
【”Fire”の掛け声と共に、咄嗟にコンテナへ身を隠せば凶弾を防ぐことも可能だろう】

【そしてなにより彼女は”能力者”であるはずだ】
【能力か、異才か、身体技術か―――このような窮地を脱する術はあるはずだ】
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 21:17:24.50 ID:s5rk4ib70
>>861(カゲツ)>>868(レイド&アストラ)

≪グゥゥゥウウウウウウウウッッ!!≫

【エンジは、先刻の≪凱焔流翔≫の波動で以ってして、レイドの「凍結玉」を防ぎ】
【突っ込んでくるカゲツに対して、その鋭利なる火炎の爪を剥く】

≪ヴヴヴヴヴヴヴヴゥゥゥゥゥガぁアあアァあアあァあアぁあッッ!!≫

【カゲツに対してエンジもまたその身を突っ込ませ、即座に両手の爪で二連斬を放つだろう】
【爪は燃え盛っており、直撃すれば斬撃によるダメージだけでなく火炎による追撃も喰らうことになる】
【エンジの戦闘力は強大……いくらカゲツが強いとしても、一人で立ち回るのは難しい】
【レイド、アストラは、これの援護に回り、協力してエンジを撃破する策を取るのがいいだろう】

/一時的に「カゲツ→レイド&アストラ→私」というレス順で共同戦線を組んでいただきます

>>872(ミスト&デイドリィム)

【凶悪な“ギター”……否、“斧”……を取り出したミストの前に】
【じゃら、じゃら――と。不可解な音を響かせ、近づくものがある】

「フッ、フフフフ……
 ああ、良いですねぇ……実に良い……その凶悪な造形(フォルム)
 幾らでも骸の山を築くことが出来そうだ……」

【現れた兵士は、明らかに他とは雰囲気が違う】
【両手に持った鎖鎌の鎖がじゃらじゃらと擦れあい――本人は、いびつな笑みを浮かべて】

【ミストドラゴンは、感じるだろうか――】
【この男……『同類』の……『狂人』だ】

「フッ、フフフ……私の名はエルゼエル。
 人の死ぬのが見たくて見たくて仕方ない……特に、あなたたちのような仲の良いふたりが……
 ――絶望の表情と共に引き裂かれるそのシーンが、ほしくてほしくてたまらないッ!!」

【エルゼエル、と名乗った武装兵士は――ぶぅん、と片手の鎖鎌を振るう】
【鎌が描くその変則的な軌道は、デイドリィムの包帯の盾を避け、上方からミストに襲い掛かる!】

/そして申し訳ございません、次の返事遅れます
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 21:18:28.95 ID:2Yg5JkVUo
>>876

おや、理由は必要不必要で語るものでは無いはずですが?
何かの行動をすれば、そこに必ず理由はある。貴方がそれをご存知無いのであれば、お聞きすることは出来ませんが

──『吹き荒べ!』

【全方位からのクナイ】
【それらに対し、回転しながら右腕を振るう。すると、その右腕から先ほどと同じような突風が起こった】
【もしも上方向からもクナイが来ていたのならばそれにだけは突風が向けられず、サイドステップなりで回避行動を取るだろう】

時間はご心配なく。無勢が多勢に負けるのは世の常。それほど焦らずとも、この戦いは終結します
僕よりも優秀で怒りを滾らせた人間によって、ね

【確かに相手の言う通り、本来ならば急いで操舵室へ向かわなければならない状況のはず】
【しかしこの青年に焦りは無かった。まるでそうする必要が無いかのように】
【その言動からは、確実に勝利するという、確固たる自信があった】

(しかし相手の姿が見えないのは面白くない……少しは動くか)

【辺りに目を配りながら、艦隊に外付けしてある階段へと向かう】
【相手をするよりも艦内へ侵入することを優先したか】
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 21:18:47.37 ID:sG/gudhfo
>>864
どーでもいいデショそんなこと、オジサンがオジサンなのは変わりないもの!
椅子……火の足の事? 炎の術者の火だなんて、そんな簡単に消えるか……ううん、そうだねェ
やってみなきゃア、わかんないよねェ!

【酷い言い様だ。主にオジサンとか。】
【異常、とも思えるほどに、赤い瞳を赤の炎で映して赤く染め上げながらに】
【下方からの攻撃は任せた、とばかりに上方より女性を追いかけていく】

>>877
ねェ知ってる魔女、口喧しい罪で罰せられるのは女だけなんだよ
お前ら女はなあ! 大人しく従うべきなんだよ、はいつくばって靴の裏を舐めながらなあ!

【彼は何故か、口論と言葉遊びを好む】
【それがエスカレートしているということは、つまり、孕む感情は『喜楽』という事――なぜ?】

良いだろう踊ってやろう魔女、ドレスコードを指定しなよ! その通りにお前の肌を焼いてやる!!

【舞い上げた風に乗るように、更に速度を上げて女の方向へと急降下して距離を詰めんとする】
【女性が後退しなければ、近距離レンジまでには近づけるだろうか】
【相手の額にめがけて、左斜め上から右下へと鎌を振り下ろさんとする】
【降りる速度も相俟って、以前対峙した時よりも振りはやや速い】
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 21:21:56.55 ID:+27F0EU6o
>>883
【ぶわり、とインバネスコートの裾が広がり、老人は停止した】


      ――――――ほう


【軽く、声を漏らす。目の前の男は、“雑兵”ではないと、そう判断して】
【来る殺気と共に、迫る槍の一撃】
【目を細めて其れを確認すると、花城は】


ヌゥンッ!!


【体を捻り、刀の峰で右から左へと槍を叩き、受け流す】
【そして、槍の弱点である引き戻しを狙い、花城は距離を詰めていく】



       ――――――チェリィェァッ!!



【気勢と共に放つのは、斬撃ではなく――――回し蹴りであった】
【相手の虚を突く花城の手である】
【鋭い螺旋を描き、みぞおち目がけて左足のつま先が伸びていく】
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 21:22:41.57 ID:oze545TAO
【公園】
【白い光の灯る街灯の下、置かれたベンチに一つの人影が在った】
【背凭れに腰掛けながら座面に素足を乗せる、と言った行儀の悪い座り方をしている】
【ベンチの下には、古びた靴がぽつんと一足。恐らくは、その人影のものに違いないだろう】

ん、……寒いから運動したいなぁ

【栗色のボブ・ヘアと純白のローブを夜風に靡かせつつ、黒に程近い深緑の瞳は上方へ】
【小さく呟く女性は、針のような形状の短剣を星空に掲げて、光の反射とその煌きを楽しんでいるようだった】
【さながら弱いフラッシュが幾度も焚かれているような光景は、少し離れた場所からでも充分に視認出来る筈だ】
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 21:25:35.19 ID:Cw15VBcKo
>>877
【わざと挑発にのり炎のリングの中に降り立つ】
(これだけ狭ければ俺の技も使いやすい・・・)

(おかしい、この女人間の気が流れていない・・・死人か・・・?だが微弱だが魂はある・・・)
(魂に何かまとわりついている!?あれは気ではない・・・何か恐ろしいモノを感じる・・・)

【八卦眼で彼女を見つめている】

(このまとわりついている何かを破壊すれば・・・)
(この子も被害者かもしれない、それができるのは俺だけだ・・・!)
【体内に気を流し込み”あらゆる肉体的・気の類や魔翌力の”破壊を主とする”太極掌拳”の使い手であるテツの眼はまっすぐ少女を捉えている】


>>887
まぁオジサンでもいいか・・・
だがこいつもある意味被害者かもしれない、そしてこの少女を救うのは俺しかできないかもしれない・・・。
少し・・・。

【少年を見ずに少女を見ながら】

/椅子は魂にまとわりついている何かに変更でお願いします><
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 21:26:55.85 ID:tA/j5J5J0
>>866
/一応レスは纏めた方が全体がつつがなく進行できますよー
/と、差し出がましい事を…申し訳ない
/と、キツイようならこれには返さなくていいです

【彼女の回答に首を振ってやれやれと呟き】

おやおや嫌われたようですね……同じ職場でもこうなるとは……
些か悲しくはありますが…しかたないですね…戦闘の邪魔はいけませんし

てゆうか……この状況…漁夫の利∴ネ外ないでしょう!!港≠制圧するチャンスです!!

【頭を押さえながら立ち上がり大きく伸びをする】

>>873

いやね、お嬢さん……大人になると色々と事情があるんですよ…
まぁこの国∴ネ外なら喜んでご助力しますのでどうぞよろしく……

【丁寧にお辞儀をしながら柔和に微笑む】
【と、瘴気≠ノ当てられ、腹部を抑えて屈みこみ】

すいません…私少々気分が優れないんですが…この嫌なあれのせいですか?
なにぶん、新品ですので…あまり耐性は出来上がってないんですよ…ウゥ…

って……また尻尾ですかぁぁぁぁぁ!!

【苦しみながら、横に大きく飛び、尻尾を回避】
【しかし打ち上げられた破片で身体を切り刻まれる】

あぁ…もう死んでしまう………ふむ…ここは…

【地面を転げまわりながら嘆きの声を漏らして】

【考えるような仕草をしながら立ち上げる】
【そのまま気分が悪そうに少女へと近づいていく】
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 21:27:53.61 ID:qcB0AXZO0
>>843 >>875

 ふむ――

【目の前に遮るは、黒烏の群れ】
【其の音を、テレビのノイズの如く聴き受ける】
【横目に少女を見遣り、目の前の少女にも交互に目を配る】

(此処からの先を遮る者、その先に往きたい者といった所か)
(とすると、今のこの少女は――) 

【“何か”をしようとしている目の先の少女。其れを見た瞬間に思案する】
【戦の予感。共に、正義の予感を――】

(フフ…しかし、小さい奴なのによくやるな――)
(さて、俺のやるべき事はと)

【そっと、内に賛辞を呈せつつ】
【自分の為すべき事を更に思案する――】

 おい、其処の…カラス少女――?
 いいか、其処を通さねば……生き地獄を味あうぞ?
 
 此処は狭い通路。しかもこっちには俺がいる――
 早急に、退散を願おう……いいか、此れは――忠告だ

 この俺がいる限り絶対にあんたの勝ち目は無い……
 あんたは無力だ――なぁ?そうだろう?

【挑発。狂人故口は減らず。其の遠距離攻撃に出た。自分に攻撃を集中させようとする心算だろう】
【酷い云い用ではあるが此れも、この者の“策”なのであった】

 俺が引き付ける。あんたは何とか頑張れ

【目の前の少女に通りすがりそう小さく呟いて。其の者は少女(シオンさん)の前に出た】
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 21:28:15.12 ID:qcB0AXZO0
>>843 >>875

 ふむ――

【目の前に遮るは、黒烏の群れ】
【其の音を、テレビのノイズの如く聴き受ける】
【横目に少女を見遣り、目の前の少女にも交互に目を配る】

(此処からの先を遮る者、その先に往きたい者といった所か)
(とすると、今のこの少女は――) 

【“何か”をしようとしている目の先の少女。其れを見た瞬間に思案する】
【戦の予感。共に、正義の予感を――】

(フフ…しかし、小さい奴なのによくやるな――)
(さて、俺のやるべき事はと)

【そっと、内に賛辞を呈せつつ】
【自分の為すべき事を更に思案する――】

 おい、其処の…カラス少女――?
 いいか、其処を通さねば……生き地獄を味あうぞ?
 
 此処は狭い通路。しかもこっちには俺がいる――
 早急に、退散を願おう……いいか、此れは――忠告だ

 この俺がいる限り絶対にあんたの勝ち目は無い……
 あんたは無力だ――なぁ?そうだろう?

【挑発。狂人故口は減らず。其の遠距離攻撃に出た。自分に攻撃を集中させようとする心算だろう】
【酷い云い用ではあるが此れも、この者の“策”なのであった】

 俺が引き付ける。あんたは何とか頑張れ

【目の前の少女に通りすがりそう小さく呟いて。其の者は少女(シオンさん)の前に出た】
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 21:29:51.57 ID:SZls1C7Xo
>>879

ハッ、言わせてみろよ…ド三一

【ダンッ――――甲板状に音を立てて、彼が疾駆する】
>>859で左手で刀握り、一度手放して左手で四角を描いたのだろう――――隙は十二分に有る筈だ】

【貴方がもう一度、刀を握り。壁を突く頃には目前まで迫っているか】
【破片による攻撃を、自ら受けに行った彼は――――】

GAAARRLAAAARRRRRRRRR――――――!!!!

【―――――止まらない!】
【一身に受ける壁の破片は、ぶつかる度に“硬質な”音を立てて“弾かれて”】

【この男はと言うと、ノーブレーキ。全くの手加減なしの“体当たり”を見舞おうとする】
【もし当たれば―――気づくだろうか】
【この男の、鋼の如き“硬さ”に】
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 21:30:23.19 ID:unuE3f6Wo
>>883>>885

……っ、く、熱っ……

【身を焦がす熱、物理ダメージのほかにも、体力をじわじわ焦がして行くに違いない】
【はやく、やらなきゃ。きゅっと刀を握り直して】

あ、ッ!! ぐ、

【が、ぎぃいいいいん。一撃目を何とか弾いても、二撃目が飛来して】
【後ろに跳ぶと同時、服が、その下の皮が、焼け切れる】

(……回避して、これ!? しかも、距離、元に戻って、)
(きつ……っ、ひとりじゃ駄目だ、相手にならない……!)

【体勢、立て直し。先程飛び散らされた炎を回避することにも集中を裂いてしまって、時間は只管進む一方】
【ちら、と。レイドとアストラ、二人の方を見て。彼等と作戦を立てなければならないことを悟る】
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 21:30:33.15 ID:8KcSqDS9o
>>878

ああつまらないつまらないつまらない!ノリの悪い観客はつまらないねぇ!
だったら良いさ、中立の一般人!キミは参加者ではなく、飽く迄傍観者としてそこに居たまえ

この戦いは、何かを求めて生きて∞未来を考えて∞理想の為に動く♀v命家の戦い
停滞が望みなんて退屈な役者が舞台に上がるのは許されないんだよぉ?
「己の考えを人に押し付けるな」、ボク達は夢と理想がある素晴らしい人間なのさ
あ、ボクは人間じゃないけどー………っと

【身に付けている装甲は、決して薄いものではないが】
【飛来する炎弾への対処は、装甲に任せる事は無かった】
【左手を振るい、鎖の先の鉄球を、飛来する炎弾にぶつけて】
【仮にそれに重量があるのなら、勢いで鉄球も幾らか押し戻されるだろうし】
【ただの炎だとすれば、炎を突き破り、そのまま振るわれた杖めがけ鉄球が飛来するだろう】
【鎖の長さは約3m、それより離れていれば、左右に動かずとも回避は可能だ】


……悪人は何時も楽しそうに笑って、自分の夢を追い求めるのに
何時も腹を立てて他人の夢を邪魔する連中が正義の味方って、楽しい世界だよねえ?

だけど今日だけは、ボクは完璧に、ただの嫌な奴を演じてあげよう

それじゃあ第一幕!!コンテナが『運悪く古かった』せいで、積荷の燃料が流出だぁ!!
早く止めないと燃え広がるし………海にも油が流れ込む
コンテナはまぁだまだ沢山あるよぉ………うふふふふふ

枯れて腐って朽ち果てろ――――≪Ganglati≫

【集束した魔翌力が、コンテナへと流れ込んで行く】
【ぎしぎしと、家屋の軋む様な音。血に似ているが、何処か違う臭い】
【それ等の正体は、然程時間も掛からずに明かされる】


【ガコン、と重い音がした】
【見れば、コンテナの、異形の左手が触れた部分が、完全に錆ついて】
【自重に耐えきれず潰れ、中の燃料を漏れ出させていた】

【周囲に、そして一部は海面へと、流れて行く油】
【コンテナ一つの油量なら数分も燃えれば燃え尽きてしまうだろうが】
【此処には、コンテナはまだ大量に存在する】
【自由に行動させていれば、危険は加速度的に上昇する】
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 21:31:59.87 ID:OWbyWvivo
>>884

……ッ!

【がちゃり、と重々しい銃が揺れる音。戦闘員の殺気をどうにか感じ取って】
【発砲の掛け声と共に、少女は左へと走り出した】

つっ……!

【銃弾はその右肩を掠めて通過、僅かに裂けた右肩から血を零しながら】
【クルスは近くにある、火の手のまだ及ばないコンテナの後ろへと滑り込んだ】

(……ちょっと、挑発しすぎたかな)

【後悔の念がわずかに立ち上るが、彼らの非道な物言いに、怒りを感じたのも事実】
【ともかく、これであの戦闘員を倒さないことには、救助活動に向かえない事は決まってしまった】

偽るなかれ、人の子よ。
主は我らの行いを全てご覧になっておられる。

【コンテナの裏に隠れながら、戦闘員に向けて、意味の無い説法を投げる――コンテナの裏へと注意を集めるために】
【そうして、言葉を投げる傍らで、少女は魔翌力を練り上げる――】
【少女の手元に現われるのは、一本の銀の短剣。刃渡りが20pほどの、飾り気のない代物だ】
【それを、右腕でぶんっ、とコンテナの上へと投げ上げる】

悔い改めよ。
汝らが正しくあらねば、終末の時、その裁きは人を打つであろう。

【――投げ上げた短剣に、魔翌力が絡み付いて】
【まるで、上空から得物を掠め取る猛禽の如く、その銃把を握る手へと、襲い掛かる!】
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 21:34:43.42 ID:be+8ZYlAO
テスト
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 21:34:44.83 ID:RfLVOyYKo
>>875
『justice』……「公正さ」や「正当性」――

通ると決めた道に立ち塞がる傷害を、ぶち壊して得られる正当性とは一体、何でしょうね――?

【シオンの放ったワイヤーの竜巻がウェル子を閉じこめる】
【それは存外あっさりと決まり、ウェル子とカラスとの分断は成し遂げられたと言えるか】

――『答え』は簡単……

【カーカーと、けたたましくカラスたちが鳴き喚く】
【狭く反響しやすいこの通路が、騒然となる】


……『絶望』ですよ、シオンお嬢様――


【5羽の内、2羽が、シオンに向かって飛ぶ】
【目標は「シオンの両腕」――】
【接近を許すと、1羽が右腕を、もう1羽が左腕を狙い、鋭い爪で切り裂き攻撃を加えてくるだろう】
【まずは厄介なワイヤーをどうにかするため、シオンの動きを封じようという作戦か――?】

【ただしカラスは、攻撃力こそ侮れないが、意外と貧弱である】
【思い切り払いのけて打撃を加える等、強い衝撃を与えれば簡単に倒せてしまう】
【その事実に気付けるかどうかも、勝負の行方を左右するだろう】

>>892
――「生き地獄」……?

【ワイヤーの中で、ウェル子は吐き捨てるように彼の台詞を復唱】
【明らかなる「嘲笑」の念がこめられており、】

……『絶望にまみれ、絶望と手を繋ぎ、絶望の中を歩む』――

【そして、真っ直ぐと彼を見つめると、】


すいませんねえ……わたくし、既に「生き地獄」の住人でして――


【残る3羽のカラスが、彼に向かう】
【それぞれが顔、胸、脚を狙った三段構成の飛翔】
【接近を許すと、各カラスが爪及びクチバシで手痛い攻撃を繰り出してくる】

【――が、やはり上でも述べたとおり、カラスは万能ではない】
【対処法を見極め、被害を最小限に抑えられるか――?】


>>875>>892
【そしてウェル子はワイヤーの中で佇んでいるだけだ】
【ウェル子へ近付くに当たって、カラス以外の妨害は、無い】
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 21:35:19.48 ID:orGpcAAIo
>>889
【その背後】

―――――――――。

【ゆっくりと接近する小さな白い影が。】

【息を殺し、表情を悪戯気ににやけさせ、ボサボサの黒髪の少年が一人、女性に近付いていた】
【白い服に白いズボン、白い靴に白い手袋】

【足音はしない。それもそのはずこの少年、地面から1m程の高さでふわふわと浮かんでいる】
【そのまま音もなく忍び寄り、ベンチの背凭れに腰掛けるその背中を勢いよく押そうとするだろう】

【気配を感じ取る事ができる者なら、僅かながらに少年の気配に気づくかもしれない】
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 21:37:22.75 ID:vcIidsoDO
てす
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 21:38:02.11 ID:3BFO6IlGo
>>871

そうかクラウス君、では君にいい知らせだ
このツインジョーカーことジンジャー・ユースロット…一流の科学者だ
新品以上の品となるだろうよ…それともう一つ

私が傍にいるからには君は確実に生きて出られると太鼓判を押してあげよう

【別に油断しているわけではない、戦いと言う物の厳しさを全く知らない男の立ち姿ではない】
【十年単位の戦いの日々を切り抜けて来た歴戦の猛者たる男の立ち振る舞い】
【しかしなぜか?どういうわけかこの男からは溢れんばかりの自信にあふれている】

>>881

ああ悪くは思わないとも、勝手にお邪魔したのは私の方だ
約一名ほど悔しがらせた所で帰るという好き勝手なマネをして帰るつもりでいるからね

【血だまりの上で爽やかに笑う男の名乗りと所信表明に紳士協定だとでも言わんばかりに攻撃を持って割り込まない】
【一歩、一歩、後ろで手を組みながら近づき、そして男を射抜くようにじっと見つめながら言葉を返した】

この私に挑むのに自由だの絶望だの理想郷だの…若くしていきなり多くを望むと青いと笑われるぞ…過酷だしな
私なんか見てみろ、若くしてシンプル、3つも4つも抱え込んで破滅する気配は一向にない

【放たれる高速の赤い固体が顔面に向かってくる、それが分かりながらも彼は全く身動き一つとらない】
【彼は押しだす足を後ろに引っ込め、首を後ろにしならすと…赤い固体が激突すると同時に大きく前に首を振るい】

【―――ガキンッ!と音を立てて赤い固体を頭突きのみで粉々に砕いた…!】

『女性』のためだけに君を挫く…私はそれでいい
君も私に挑むなら『女性のためだけにコイツを殺す』くらいシンプルに決めてみたまえ

「うわ…でも結構痛いのデスヨー…この意地っ張りハカセ」

【全くブレぬ男の生き様、『テュポーンU』から引き抜いてきた自慢の科学の剣、"チェーンソー"『エース・オブ・スペーズ』】
【ためらいもなくエンジンをかけて、男へと急接近!右肩めがけてかすらせてマシンパワーに任せ肉を切ろうとするッ!】
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 21:40:53.45 ID:lY68mXfDO
てすてす
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 21:40:56.13 ID:nyhIUW7B0
>>883>>885

チッ…………化け物め…………!
ジェム、あの品の無い炎、あんたの炎で消火しなさい!!
≪了解っす、姉貴! …………ソウルファイヤ!!≫

【部屋中にまき散らされ、灼熱地獄を形成する炎】
【咄嗟にレイドは、左腕の触手から光弾を乱射し、振り掛かる火の粉を払う】
【体勢を立て直しながらの防御は、その程度しかできなかったのだ】
【――――しかし、一人では出来ない事が、二人なら出来る】
【側につき従っていたジェムが、エンジに向けて3発の青い火球を放つ】
【熱くも痛くもないが、その炎は体力と魔力を減退させる効果がある】
【エンジの炎が魔力に由来する物ならば、それを突き破りながら、そうでなければ炎に紛れながら、エンジへと飛来する】



「チッ…………天井からワンサイドできるほど、エネルギーはもたねぇか……!」

【一方、トラクタービームを用いる事で、天井へと難を避けていたアストラは、一時的に床へと降りざるを得なくなる】

"我が主よ。火急の時にこそ、基本に立ち返るべきだ…………
『将を射んとすれば、まずは駒を撃つ』…………あのデカブツはレイド達に任せ、我々は雑魚散らしに徹するのが最適と思う"
「…………要するに、この数だけはご立派なザコ共を通すな、って事だなぁ?
分かった…………どうせ人の援護なんて、俺の柄じゃねぇ……下支えに回るのが得策かぁ!!」

【アストラの判断は、ダハルの助言によって決められた】
【アストラはエンジに背を向けると、無数の兵にたった一人、立ちふさがる】
【レイドの背中を――――そして>>895のカゲツの背中を預かった格好だ】
【無論、それは『エンジの攻撃を流させない』と言う、レイド達の役割が果たされなければ成立しない】
【だが、アストラは信じた――――それでも、無防備にならぬよう、蛇頭触手の片方が、後方の監視に専念する】

「掛かってこいよ、雑魚共…………今の俺には、『魔術と機械工学が一体化した最高の兵器』があるんだ…………
てめぇらの誰一人とて、ここから通さねぇぞォォォォォ!!」

【剣で武装した兵隊に向けて、アストラが吼える】
【まるで、自身がこの場の主にでもなった様に、右手の得物を掲げてみせる】
【それが、アストラに出来る最善の選択だった】
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 21:42:10.78 ID:neAp1HZSO
/めちゃくちゃ遅れたすみません!

>>883 >>885
火炎能力者…………か。デイドリィム? 君は俺を……本気で護って欲しい。良い? 護るだけ……それだけで良い。

『……分かったですから!』

【ミストドラゴンを……そしてその後方のデイドリィムを炎から護るのは、“黒い包帯”……焼かれる度に再び伸びて、決して二人に害を近付けない】

“キリング・ノイズ”第三楽章……「マーダーズ・パレード」の……おや……どうやら、珍客が来たね?

『ミスト……彼、貴方と同じニオイがするですから!』

違うね。俺は……ピュアな音楽家だから。

【ミストドラゴンが、“斧型ギター”を掻き鳴らす】
【果てしなく激しい……人を傷付けるような音色。その矛先は、現れし強敵“エルゼエル”】

凶人め……良いよ相手してやるさ……凶人は良い曲になるし…………でもさ……でもさ…………………でもさあぁぁ………

この子だけは傷付けさせないよッ!!

【ギターから放たれる「刃」「刃」「刃」総数四枚「刃」の嵐…………!!!!】
【物理的なソレとは違う「音刃」……それは「空気の振動刃」だ。命中すれば……かなり“斬れる”】
【その狙いは】
【まず一と二。狙うは包帯の間をすり抜けて、エルゼエルの腹と首】
【三。鎖鎌の鎖。あくまでも斬ろうとでは無く……“弾こう”と】
【四。鎖鎌の刃。こちらも狙いは“弾き返す”事】
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 21:44:07.62 ID:UdLkiHqa0
>>882

「ッDuyaaaaassssssh!!」

【振るわれた大剣の性質により弾かれた剣戟に対して、怒り狂ったような声を上げる化け物】
【そのまま左腕の剣で追撃しようと振りかぶって――その一瞬の隙に少女が突き立てた剣が地面を吹き飛ばす】

「GuryuuuuuuAaaaaaaaa――」

【しかし化け物も俊敏性が低いわけではないようで、地面が吹き飛ぶと同時に後方へと飛び衝撃を減らす】
【やはり――、一筋縄ではいかないのかもしれない】

>>891

ふぅん……へぇんなのぉ

【少女はくるくるとハンドベルの形状に仕立て上げた笛を回しつつ呟く】
【腹部を押さえる彼の反応は、警戒度を下げるだけの滑稽さがあり】

(んー、フェイクかなぁ……支部長となると、それなりだろうし……)

【しかし彼の肩書きが、彼女の判断を鈍らせていた】
【そして、近付く彼を牽制するように化け物を傍へと下がらせる】

>>ALL

【そして、くるりと回していたハンドベルを逆手に持つと――】

あのおねーさん、武器の割には早そうだしぃ……“こう”、かなぁ?

【――軽く、化け物の胴体を一閃した】
【それは牽制程度にしかならない威力の風の刃が、化け物の胴体と下半身を切り落とす】

「NGyaaaaassshッ!?」

【苦悶の雄叫びを上げる化け物の上半身は、内臓と腐った体液を撒き散らしながら浮遊していて】
【僅かに頬に浴びた液体を指先で取って舐めながら、少女は妖艶に微笑んだ】

【足りないスピ−ドを補うために、ダメージ覚悟で自分の手下を切断する判断力と残虐性】
【しかしこの行為により少女の脚は一瞬だけ蹈鞴を踏んだ――フィードバックは存在する】
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 21:46:04.91 ID:sG/gudhfo
>>890
ちょっとォ、ぐずぐず棒立ちで居るだけならどっか行ってくんない!?
ボクは今楽しいの! 嗚呼愛しくて憎くて悪くて憎い≪R.I.P.≫の糞婆ァに再会できてさァ!
事態を引き起こした≪R.I.P.≫許せないっていうんだったら、その女を早く殺せよ!
殺せよ! 殺す手伝いをしろよ! その婆ァはどうあったって惨めに死ぬべきなんだよ!
ざまあみろ、婆め! 自分の扱う炎に巻かれて死ね! スミクズになって死ね!
死ね、死ね死ね死ね死ね死ね死ね! 無残に中途半端に残ってゴミみたいになって死ね!!

【少年がその狂喜の入り混じった悪意を向ける相手は、女性のみでは無い様子】
【≪R.I.P.≫――おそらくこの事態を引き起こしている組織、のようだが】
【しかしながら、少年の様子は『楽しげ』で異常すぎる、時が経つごとに喚く内容はひどくなっていく】
【アーグと名乗る人形のような女性、彼女の真の状態が見えている青年にとっては】
【この憎悪に満ちた言葉を吐く少年のほうが、悪のようにすら見えるかもしれない】
【――どちらが、青年にとっての敵なのだろうか?】


/とりあえず、テツさんへのレスのみを返しておきます
/ご存知かもしれませんが、リン(アーグ)さんの方は書き込みなどが出来ないようで
/現在事態の処理中なので少々お待ちくださいませ
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 21:47:11.79 ID:m/fc6BQXo
>>896

うるせえな、自己防衛位させろ[ピーーー]カス
【みょーにイライラしとる彼】

けッ、夢を見たきゃ勝手にしてな、革命したきゃ勝手にしてな
血みどろの革命の末に手に入れられるだろう理想の未来が本当の理想かは知らんがな
・・・いずれ歴史は繰り返される、それだけ

・・・そもそも、もうこの世界に戻ることは無いかもしれない俺がとやかく言う立場じゃあない
自己に酔いたきゃ勝手にしてろ、狂者サン。 どうせ何があっても俺は新天地で力と強さをゆっくり身につけるだけだから
この狂ってしまった思考を正す為に、縛る力を己の物とする為に
【炎は炎。質量を持った残像なんて物はない】
【飛来する鉄球を、右へ跳んで回避】 【同時に、体勢を立て直しつつ】

でも、戦いは楽しいよね? ねッ? 良いストレス発散口だからさ
だからここに居るのさ! 迷惑極まりない? 知らんわ、お前らにそっくりそのまま返す

お前が思う事がそうだろうと、他人の思うことは違う
まッ、本能のおもむくまま楽しそうにしてるお前みたいなやり方も嫌いじゃあないがな、ケケケケケケケッ
【口に咥えるは槍、そして取り出すは・・・炎と豹の印章が刻まれた銀色のジッポライター】
【意思と魔翌力を込めて、杖と融合させた】 【魔翌力を込めるとき、顔が何かの苦痛で歪む】

【油の対策?】 【彼はしないよ、まだね】
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 21:47:34.22 ID:oze545TAO
>>900
【どうやらやたら見とれていたらしく、彼女は後方からの気配に全く気付かない】
【ちかり、ちかちか、光の反射を繰り返して、曇る溜息を一つ吐いたその刹那――】
【――“どんッ!”と背中への衝撃が……!】


――――なッつァああっ!!?


【裏返った叫び声と共に前方へつんのめり、覚束ない足取りで地面へ着地】
【たたらを踏みつつ振り返ると、目を見開いて歯を食い縛る女性の顔が……何と言うか、かなり滑稽である】
【ぜえはあと大袈裟に深呼吸を繰り返しながら息を整え、右手に持った短剣の切っ先を少年へ向けると】

あ、あんたが背中を押したのね……?
危うく怪我するところだったんだけど……!?

【口元をわなわな震わせ、引きつった笑いを浮かべている】
【……わずかに怒気が滲み出ているような、出ていないような】
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 21:49:37.03 ID:vcIidsoDO
>>881

(血痕、か・・・・・・)
(血をエネルギーに変えるのは、あいつだったか)
(不自然な血・・・・・・警戒)

【罠の類はない。あるのはただ、奥へ続く血痕】
【それを見て、クラウスは己の友人を思い出して警戒を強める】

≪そうか・・・・・・≫
≪ならば僥幸。来た甲斐があったというもザーだ・・・・・・≫

≪・・・・・・そして、目的を果たすためにはあんたをちと弱らザザザッとな≫

【戒能は≪R.I.P.≫】
【それが分かっただけで、目的の半分は為し得た】
【彼女は右手に持つ3本のナイフを左手へと持ちかえた後でスーツの懐へと右手を入れる】
【すると、次に彼女がスーツから手を出した時には、クラウスの右手にはまたもナイフが3本、握られていた】
【これで彼女の持つナイフは6本】
【覚える違和感と言えば、スーツの中にナイフをそんなに入れているようには見えないということくらいか】

≪・・・・・・ザザザザザ!≫

【先手を、取られた】
【飛来する赤い石器状のものを見て、クラウスは確かに何かをいった】
【だがそれはノイズにかき消される】
【更には、先に血や相手を警戒していたのが幸を為した】
【唐傘の先から放たれたモノ。それを見て、戒能から見て左に跳躍することで彼女は攻撃を避ける】

>>902

【彼の自己紹介やその他の言葉は確かにクラウスの耳に届いていた】
【しかし、戒能の攻撃を避けたがために、返答は出来ない】
【そしてジンジャーが相手へと突っ込んでいくのを見て、クラウスは思わず大声を上げる】

≪ジンジャー!相手に血を出さザザザザな!≫
≪恐らく血を攻撃に使用するタイプの能力ザザザザザ!≫
≪その血だまり、無意味なものじゃないはずザザザッ!≫

【赤。そこから連想できるのは、血】
【ならば先ほどの石器状の攻撃もまた、血から作られたものだろうか】
【戒能の足元にある血だまりを見て、クラウスはそう判断した】
【そして、今まさに戒能を切ろうとしているジンジャーにそのことを告げた】
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 21:50:17.94 ID:HeBIZyDjo
>>897

【放たれた銃弾は彼女の肩を掠めたものの】
【その逃げる兎の如く、咄嗟の身のかわしだ】

(ちっ・・・外したか・・・)

【無数に積まれたコンテナへ隠れられては、ソレを追う手段も持ち合わせていない】
【先刻は「彼女の魔翌力を感じる」と言えども、経験から来る「雰囲気」を捉えただけだ】
【探知能力など持ち合わせていない戦闘員の男には、目視で追うしか手段がなかった】

残念だか私は神様など信じない主義だ
貴様はコンテナの陰でお祈りでも捧げていればいい

【コンテナ陰からの、彼女の説法は―――】
【それは彼女自身が自ら居場所を教えている用でもあり】
【”マヌケな機関員”を誘いだす「撒き餌」のようでもあった】

(声の方向は・・・そこか・・・)

さぁ、十字架の娘・・・
鬼ごっこは終わりだ、観念して出てくるがいい

【銃口を構えて、一歩一歩コンテナへと近づいて―――】




        ―――なっ・・・なにぃ!?




【―――不意に夜闇の帳を切り裂いて、襲い掛かる、銀色に輝くその短剣】
【燃え上がる炎を反射した短剣を察知し、男は咄嗟に構えた銃剣で防ぐ】

【―――が、】

(ちっ・・・安物が・・・)

【中心部に短剣の刺さった銃など、内部機関が破壊されたに違いない】
【そのまま銃を使って発砲時に暴発などしては、それこそ”マヌケ”だ】

【男はその銃を投げ捨てて―――両手を前に構えての近接格闘・戦闘態勢を取った】
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 21:50:53.54 ID:feIU6zuo0
テス

リン中
913 :≪R.I.P.≫イベント主催 [saga]:2011/02/12(土) 21:51:36.65 ID:s5rk4ib70
失礼します。
現在、複数名の携帯電話使用者に、スレのアクセス障害が発生している模様です。
原因が不明な以上、いつ復旧、もしくは他の携帯の方も閲覧不可になるか分からないので、
次のレスから、イベント参加者の方々はすべて、したらば雑談所の「本スレ落ちた時用」に移動してください。
イベントが終わるまでは、あちらを使わせていただくこととします。

夜桜の方、ロータスの方、リンの方が閲覧および書き込み不可のようですので、
彼らの対戦相手の方は、直前の返レスを、お手数ですがもう一度コピーして本スレ落ちちゃった時用の方に張ってください。
ロータスの方の分は、直接ロールが影響してくる花城の人が、直前のレスをもう一度張ってください。
私の返信で、花城の人&ロータスの人に宛てたものも、再び張っておきます。
お手数おかけします。

なお、これによって返事が少々遅れます。ご了承ください。
914 :≪R.I.P.≫イベント主催 [saga]:2011/02/12(土) 21:52:47.57 ID:s5rk4ib70
っと、申し訳ございません。復旧のメドがたったらしいので、もう少々そのままお待ちください。
イベント参加者の方々、ご迷惑おかけします。
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 21:54:26.66 ID:ibaynRdeo
>>891

――っっとにバカっぽい…

【目を三角にして、分かり易い溜め息を吐く。】

制圧するなら私兵でも出して来なさい。アンタだけでどうするつもりなの?
沈静化した所で、どうやって防衛の陣営を片付けるの?

其れ、と、≪Prominent Act≫を発動したら下がりなさい。私に殺されたくないならね。

>>906

…ッ!?何を…

【――手下を切り裂いたのを見ると、驚いた様子を見せた】
【数歩歩きかけた事についてはあまり気に留めず、そのまま構えたままでいる】

【――彼女の持つ大剣はかなりの重量を持っているようで、その為か突っ込んで来る様子等は見受けられない。】
【――こちらから攻撃を仕掛けなければ、あちらから来る事は無いのかもしれない】
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 21:54:46.13 ID:Cw15VBcKo
>>907
(<<R.I.P>>・・・?初めてきく名前だ・・・。)
(おそらくこの事態をおこした集団のことだろうか・・・)

この女を[ピーーー]前に確かめたいことがある!ちょっと待ってくれないか!?
確かめ終わったらお前のすきなようにすればいい!!

【少女を救う”何か”を思いついて、少年に問いかける】


/了解しました。様子をみておきます。
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 21:55:16.58 ID:O3kVdFXJ0
【街中】

あーうー、もう、どこに居るのよぅー。

【まだまだ人通りもある街中、道沿いで】
【通りすがる人たちへと片端から視線を注いでいる小さな人影が、ひとつ】

【クリーム色の髪を、鈴のついた黒いリボンで二つに結って、右目の下には毒々しい紫色の蝶のタトゥーシール】
【やたらとフリルとリボンのあしらわれたゴスロリドレスに、黒いケープを羽織って】
【黒白ボーダーの靴下と、黒いおでこ靴。なんというか、やたらと黒っぽい女の子で】

……もうすぐ2ヶ月じゃないー。

【なんだか不満げに呟きながら通る人たちに猛烈な視線を向ける女の子の足元には、可愛らしいサイズの雪だるまがいくつか置いてあったりして】
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 21:56:05.64 ID:0H5arUEDO
>>894

(なんだ!?コイツ?攻撃が効いてねぇみたいに突っ込んできやがる)
(やべえ、避けんの忘れ―――)

―――――っ!!?

【青年は体当たりをもろに食らって大きく後ろに吹き飛ぶ】
【当たった瞬間青年の体はミシミシと骨が軋む嫌な音が鳴った】

油断した…

【青年は口から血を流し体には先ほどの体当たりでついた傷が残る】

//携帯に移りました遅れてすいません
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 21:57:02.35 ID:SVjPPfyto
>>892

【彼女の前へと躍り出た、justevilに、彼女は少なからず驚愕を感じ取る
思わず、彼女の小さな口が音を零しそうになる、言の葉を紡ごうとする
しかし、それを、飲み込んだ、音は彼女の中で、弾けて消える】

【あくまでも、彼女は、冷静を保とうとする――――……在りたいと思う自分を描き続ける
ぐっと、右の手を握り締める、と言葉を紡ぐ、一片の勇気の唄を】


……残念ですが、その要求は受け入れられません
こう見えても、力不足でも、私はJustice≠フ一員――――名も知らない方を危険に晒すわけにはいかないんです


【眼前に在るjustevilへと、そう言葉の刃を向けるとjustevilの右側へと踏み出そうとする
ぐいっと、下から見上げる、小柄な彼女の瞳は――――敵≠ヨと向けるソレよりも、純粋で
その瞳には、護りたいという意志がくっきりと現れているようで、justevilの見た目すらも、気にしていないようである】

【可能ならば、左の手でjustevilの右手に触れようとするだろう、包帯越しに伝わる、小さな温もりは
彼女の中で滾る、小さくも燃える灯火の存在を、赤々と告げるようで】


っ――――……来ましたよッ!!


【ウェル子の攻撃と同時に、彼女は、前へと飛び出そうとするだろう
結局は、言葉ではなく、行動で示そうと為す――――……その後姿は、どう見えるだろうか】

【はためくキャミソールの丈から覗かせる白く細い太股は、今にも砕けそうなほど華奢で
言葉とは裏腹に、あまりにも、か細い】


/ごめん、続ける
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 21:57:28.06 ID:orGpcAAIo
>>909

ぷふッ……っくす…………!

えー? なんのことー? ボクはたまたまここを通りかかってるだけなんだけどさー。
何、ボクが押したっていうショーコでもあるのー?

【あからさまにバカにした笑みを浮かべながら、子供っぽく屁理屈をこね始める】
【安定のクソガキ度120%】

【顔立ちからして11,2才程の少年。先程から風船のように宙に浮かんでいる】
【両手をポケットに突っ込んで、にやにやと笑みを浮かべている】
【これが"悪意"と呼ばれる物だとしたら、なんと純粋な悪意だろう】

そんなことよりさ、その、ナイフ?
そんなの振りまわしちゃ危ないよ? ジュートーホー違反で刑務所行きだよ?
というか、見ず知らずの子供に向かってナイフを向けるなんて、おねーさん怖い人だねぇ?

【そして口は減らない】
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 21:57:32.22 ID:SVjPPfyto
>>899

【その言葉に、思わず――――……胸を締め付けられるような圧迫感を感じる
思い出すのは、絶望の欠片、同じような質問をぶつけられ、絶対的な敗北を味わったメモリー
震えだしそうになる、ぎゅっと自身を抱きしめそうになる――――唇の端を噛んで、何とか持ちこたえる】


(止めて――――……思い出さないで、消して、削除して……っ
思考に一片も、あんなこと、混ぜちゃ――――だめ……!!)


【ぐっと、顔を挙げ、その紫苑色の瞳を、貴女へと注ぐ
さやかに額を隠す前髪が、彼女の白さを掻き立てる、貴女の黒と、対比して、仄かに潤む
行動の成功の為か、思わず、表情に――――明るさが戻った、寸刻、騒ぎ立てる雑音=z


なッ――――……!!


【それは不協和音にも似た、黒鍵達のシンフォニー
瞼を細めて、首をすくめ、思わず寄せた両手で、耳を覆ってしまう――――……
音を無くした視界に映るのは、紅い紅い、鮮血】


んっ……あぅ――――……くっ……


【鴉の攻撃が、包帯を裂き、彼女の手首へと裂傷を与える――――舞い上がる血液の量は多くない
故に、傷は浅い――――そう判断するのは時期尚早、といったところ、か
比較的荒い呼吸に、たぷん、と揺らしながら、上下する、華奢な身体
ただ単純に、攻撃によるダメージだけでなく、内面的な――――それこそ絶望≠ノ近しきダメージでも、受けているのであろうか】

【この様子では、鴉が貧弱ということに気づいた、とは言いがたい】


……知ったような口で……っ――――……正義≠騙らないで下さい……んぅ……
鴉は屍へと、それを煽動する饒舌なカナリアは籠の中へと――――……還りなさいっ……!


【左手を僅かに後方にひくと、左手のリングからワイヤーが零れでる、斜め下方向へと、一直線に伸びるワイヤーは
強く地面を叩くと、方向転換、斜め上へとその行き先を変更し、ウェル子の頭上を通り抜けようとするだろう】

【成功したならば、左手のワイヤーが縦回転、丁度、旋回を続ける右手のワイヤーを補修するように
更にウェル子を閉じ込めようとするだろう――――……ここは、攻撃をjustevilに任せる、のであろうか】

【攻撃の速度は如何せん、速いものの、彼女の両腕から零れる血液はそれなりの量である
苦しそうに冷や汗が一筋垂れる様子から、更に攻撃を続ければ、いずれかは、ワイヤーの檻も崩れるだろう】
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:03:36.66 ID:PJZuId94o
>>883
/すいません少し遅れます

923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:04:04.89 ID:SZls1C7Xo
>>918

【“撥ね”終えると漸くブレーキをかけ】
【己から見て前方へ飛ばされた青年を見、また歩み寄って行く】

おいおい、簡単に壊れんなよ・・・・?

【パキパキと音を立ててこの男の身体が変化していく】
【肌が真黒く、まるで“黒金”と言う言葉を体現して居るかのように…変わっていく】

【嗚呼―――成程】

――――【パ、キン】

【堂々と、している筈だ……】
【唯々硬いのだから……唯、誰よりも―――頑丈なのだから】

【――――倒れるわけが無いと、自信があるのだから】
【この…クロガネの使徒は】

/了解しました。お気になさらず
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:04:06.68 ID:klrYyAMPo
>>902>>910

【破砕・回避された血結晶≠ヘ、外壁に当たると『血煙』と化して雲散する】
【間髪居れずに迫るTJに対し、戒能は『唐傘』の先端部を左手で、末部を右手で横持ち≠オ――】


良いじゃないか、『女性』の為に俺を挫く――良いね、実に良い。
戦う理由は人其々の自由≠ナ良いんだ。 其れが一番、“人間らしい”。



         ―――――だけど、其れは『エゴ』とも取れるのさ。



 【ッキィィィィイイイィィィイィィーーーーーィイィィィイィィ――――ィィイ!!!!】



【――其の中央≠ナチェーンソーを受け止める様に移動し、『止める』ッ!!】
【チェーンソーが金属音を響かせ、“削り取ろう”と唐傘に牙をむくも、唐傘の硬度≠ヘ金属並みに高い】
【少しづつ表面から削り取るには至っているものの、『突破』にはそれなりの時間を要すると想像が付くかも知れない】



ほら、あの女の子も言ってるぜ――血≠ヘ危ない、ってさ!!
さぁ、どうするんだい!! 近寄ってちゃぁ……“大怪我”しちゃうかも知れないなぁ!!



【耳に届いたクラウスの警告=\―其れを逆手に取り、金属音を越えてTJの耳に響く様に大声で話す】
【この言葉は、彼に一瞬の『迷い』を与える為の物。 事実、戒能は血液操作≠フ能力を有している―――】


【―― 一方、血煙≠ヘ、完全には消え去らずに『不自然』な動き】
【通路の脇=A“目立たない一点”へと向けて、集合を始める……が、『隠密的』な動き】
【クラウスからも「一応は見える」が、注意して観察しない限り、不自然さ≠ノ気付くのは難しいか】
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 22:04:38.13 ID:8KcSqDS9o
>>908

ああ、ただ無意味に暴れたいだけなのだったら、路地裏に行けばいいのさ!
此処に来る以上!何らかの思惑は有るんだろう?
語るに足る思想だの理想だの、そういうのを持ってるのが人間だろう?
ストレス解消なんてつまらない理由で、命を掛ける馬鹿は居ない筈だ

………それとも。自分が死なないとでも思ってるタイプの馬鹿?
だったら仕方が無いよねぇ……死ぬ瞬間の顔が楽しみになるけれどぉ

【鎖を引き戻し、先端の鉄球はキャッチせず、足元に落とした】
【炎によって熱された鉄球だ。暫くすれば、ザンシアの足元の油は、熱されて発火するだろう】
【そうすれば、広がった油の全てが、一斉に燃え上がる事になる】
【炎が直撃しなかったのは、対処の余地が生まれたという点では寧ろ幸運だったのだろうか】


ほらほら、炎なんか使うんだからもっと熱く騒げよ!!
クールもフールも僅かな違い、だったらフールに走った方が楽しいに決まってるさ!!

…………次、もう一つ。そうだね、あっちの倉庫の近くのを……
あの倉庫は……ICかなにか、精密機械の倉庫だった筈だねぇ
あれが燃えたら、コンピュータ産業は結構な大赤字。困った困った

でもさぁ、今はそれより、海のお魚さんの心配をするべきかもねぇ
海の表面に広がった油が、一斉に着火する。そんな事になったら船は大変だ
普通の船ならそれも良いだろう。でも、もしその対象の船が………――

【破損した箇所から油を流し続けるコンテナ】
【周囲の他のコンテナも、少しずつ油に濡れて。足元も次第に油に覆われていく】
【現状では、まだ発火はザンシアの方からは行わないだろう。双方同時に火傷は御免だからだ】
【如何にかして自分だけが避けて、着火する方策を練っているに違いない】

【含みを持たせた言葉と同時に、ザンシアが目をつけたのは】
【重油を積荷として停泊している、大型タンカー】
【大火対策を行い、少々の炎で燃え上がる事はなく。能力者一人で破壊するには大き過ぎる代物だ】

【だが、この港にあるコンテナの油、その大半を海に広げて、もし着火する事が出来たとしたら】
【火災の規模、重油流出の被害、港が使えない事による経済の損失は、どれ程に大きくなるだろうか】
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:06:18.68 ID:zExRO21P0
>>887>>890
キャハハハハハハハハハハハ!!!!誰がそんな事するかしら?
悪魔に道理は通用しないわ
【バックステップし右手のリストカットしてある怪我が開き…そこから血の剣が出て】

【オーベルの鎌を受け止めようとする】

キャハハハハハハハハハハハ!!前より早いわね…少し焦ったわ!
【そして彼女から炎が吹き上がりオーベールを吹き飛ばそうとする】

【しかしテツへの警戒はしておらず攻撃チャンスである】
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 22:06:32.70 ID:b+Rj6VdSO
【機関 水の国支部内】

あれぇ・・・??
ここどこぉ・・??
【長い黒髪を三つ編みにし】
【何故か左片方のレンズの割れた赤縁の眼鏡をかけた少女が歩き周っていた】
【機関のコートを着ており】
【その胸元には《No.774》の数字が縫い付けられている】

【独り言から察するに、どうやら迷子のなったようだ】
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 22:06:35.99 ID:OWbyWvivo
>>911

(……迷うな。彼らを無力化しなければ)
(救える人を逃したことになる……)

【コンテナの向こう側から、男の声が上がる。奇襲は功を奏したようだった】
【だが、男からは見えないその陰で、クルスは苦悶の表情を浮かべていた】

【――君の正義は、結局誰かを傷つけねば、叶わないものなのかい?】

【聞こえないはずの嘲弄の声。それが耳朶を打ち、戦いへと向かう身を竦ませる】
【――だが、脅えているヒマも、迷っているヒマもない】

信じぬ者に信じろ、というつもりはありませんよ。

【さらにコンテナの裏から声を上げてから――】

(今は……今だけは、傷つけることを躊躇うな!)

【その一念を胸に、クルスは乱雑に積み上げられたコンテナの取っ掛かりに足をかけて、素早く――器用に、コンテナの上へと登っていく】
【――登りながら、魔翌力を練り上げる】
【登っているコンテナの下に、再び銀の短剣を召喚――丁度クルスの右腕の高さ≠ヨと】

【間髪をおかず、その短剣を、男の右肩へと射出!】

【自分は、コンテナの一番上へと上がって、射出された短剣からワンテンポを遅らせて】
【デニムジーンズのポケットの中に仕込んでおいた、小さな短刀を抜き放ち、男の左肩目掛けて】
【飛び掛りながら、振り下ろす!】

【下と見せかけて上、上と見せかけて下】
【先の奇襲と同じ手法ではあるが、さらに今度は上下を入れ替え、さらに同時攻撃――】
【――歴戦の戦闘員は、いかに対処して見せるか】
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:06:47.57 ID:A/j5J5JDO
>>886
【灰羽が風でクナイを吹き飛ばした事で、弾かれたクナイが灰羽の周りに散らばり落ちる】
【見た所、特に何か細工がされているようには見えない】

どうかな?拙者の上司と他の奴らもそう簡単にやられそうには見えないぜ?
あちこちで戦闘だ、果たしてそのいくつがあんたらの勝利になるかな?

【まるで、今も他の戦いを見ているかの様な言動】
【灰羽が階段に近付いても、何も妨害はされない】

優しい拙者が教えてやるぜ、中には入ろうなんて思わない方がいい
死んでもいいってんなら、話は別だがな

【階段を上れば、いかにも頑丈そうな鉄の扉がある】
【その扉を開ければ内部に侵入出来、操舵室にも行けるだろうが…?】

/すいません、Toloveるがあって遅れました
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:10:46.02 ID:R6T/LJeDO
>>917
/すいません、まだ居られますか?
/開いてるなら戦闘辛味のリハビリに付き合っていただきたいのですが・・・・・・
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:11:14.02 ID:zExRO21P0
>>926追加
/お待たせしました!!
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:13:02.12 ID:DPFwiOJM0
>>923

へってめぇ攻撃はそんなもんか…
あいつの攻撃に比べたら全然だぜ

(やべえ、さっきの攻撃は重すぎた)
(頭がクラクラしやがる)
(いつもの癖で左手でやっちまったせいで刀からも大分離されちまった)
(こりゃあまずい)

【青年はもう一人に体当たりされた際に手から刀を離していたため今手に刀がない】
【幸いもう一人の青年は気付いてないのかこちらに近づいている】

(よし)

【青年は今度は右手で四角形を描く】
【今度はもう一人の青年を取り囲むように八つの光が現われる】
【その光を頂点に立方体の光の壁を出すつもりか?】

(あいつがあれに気を取られた瞬間に刀を取りに逝く)

//パソコンに戻りました
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 22:13:48.44 ID:sG/gudhfo
>>916>>926
待つ? 待つって? ……はっ!

【青年に返答するのが早いか否か】
【少年の鎌と女性の剣がぶつかり合い、同時に吹き上がる火が視界を明るく染め上げる】

アッハハハハハ! そうか、オジサン結局この女にミカタするんだ!?
この女は容赦なくボクに攻撃を仕掛けるってのにか! ボクが死のうとのこのメスイヌは救おうって言うんだ!!
とんだ話だねェ! ……糞が! ああ役立たず! この女を殺す度胸も無いのか、愚図め!

【少年の思考回路は先走り、青年にまで罵倒の矛先を向ける】
【――炎に巻き上げられたのは少年か、いや、外套が変化した翼が『辛うじて』顔と胴体を守っている】
【そのまま少年は、地面に落ちる勢いのまま鎌をぐっと地面に下げる】
【つまり女性の剣も、力負けしなければ下へと下がる――言葉とは裏腹に、僅かながら確かに青年の言いつけを守っているようだ】
【――待てというのならば、今こそが青年にとって行動を起こすチャンスだろう】
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:15:24.60 ID:4fkEX9kfo
>>917

…あ、あのっ!

【後ろから不意に澄んだ声が聞こえる】
【振り返れば、同じ目線の高さぐらいの少女がもう一人】

【よく手入れされていることがわかる艶々、さらさらの翡翠色の長い髪】
【真っ白なワンピースの上に真っ黒なカーディガンを羽織り】
【おまけに水色のマフラーを巻いた、そんな格好の少女】

さっきから視線がずっとあちこち泳いでいるんですが…
…人探し、ですか?

【髪と同じく翡翠色のくりくりした瞳をじっとそちらに向けて】
【何か力になりたいです、と言わんばかりに同意を求めて首を傾げた】
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:16:28.95 ID:DPFwiOJM0
>>932
×取りに逝くではなく
○取りに行くです、すいません
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 22:17:00.82 ID:oze545TAO
>>920
うぐ、それは……確かに証拠は提示出来ないけれど……!
でも、其処に居たら誰だって「君が押した」って勘違いしちゃうでしょう?
じゃあ私からも訊くけどね、君が押してないって証拠はあるのかしら?

【屁理屈をこねられた女性は、むくれっ面で少年に対抗し始める】
【どうにも負けず嫌いな性分らしい、小柄な外見と相俟って子供っぽく見えるかもしれない】

【浮遊する少年を眺めて、はてなと首を傾げるも、熱くなった頭が思考を阻害する】
【素足でひたりひたり、ベンチへと歩み寄りつつ、向けた切っ先は外さない】

……はあ、“ジュウトウホウ違反”ね?
こんな武器だけで刑務所行きになったら、世の中とっくに「平和」になってるわよ
それに、見ず知らずの子供だからって容赦出来ないんだから。ふわふわ浮いてれば、尚更ね……!

……だから……

【ベンチの数十センチ手前。彼女は立ち止まって、その瞳で少年を見据える】
【女性の瞳を見詰めていれば、暗闇で拡がった瞳孔が、“猫の瞳”のような縦長のスリット状に変化する様子が判るだろう】
【口角を釣り上げ、その数瞬の後。ぐぐ、と体勢を低くして、重心を後方へ乗せ】

――タチの悪い悪戯っ子には、お仕置きしなきゃ、……でしょっ!

【たあん、と一度跳躍。二度目にベンチの座面を蹴って跳ね上がり】
【短剣を握る“拳”を振り下ろし、軽く少年の頭を小突こうとする――!】
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:18:01.67 ID:PJZuId94o
>>835
あら、花城さん。

【女は機械を剛断しながら言った。】

ええ。また一緒に戦いましょ。

【楽しそうに笑う。】


>>883

【迫りくる業火・・・】

あちゃちゃちゃちゃ!!また火!?

【コートをパタパタやりながら火の粉を払う】

まったく・・・どいつもこいつも・・・んん?

【親玉に気づいた。花城と相対している。】

ちょっと待った!!

【彼女は迫り来る業火をヒョイヒョイと、時には剣で防ぎながら・・・花城の隣に近づいた。】

ふふふ・・・独り占めはなしよ?

【妖艶に笑い、言った】


/遅れました・・・すいません
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 22:18:28.64 ID:Cw15VBcKo
>>926 >>933
(おそらくあのまとわりついているものは彼女の気を食らい魔翌力のようなものに変換しているのだろう・・・)
ならば、まとわりついているものを破壊すれば彼女は開放されるかもしれない)
【眼を瞑りながら考え】

【掌に気を集中し】

お前を救ってやる・・・
少し苦しいが一瞬で終わる・・・


【忍でもあり体術家でもある青年の身体能力は常識の範囲を越え、彼女の胸元へと凄まじい速さで飛び込む】
【チャンスであると思い八卦眼で彼女の動きを洞察し・・・】
【体内に彼が練りこんだ気を流し破壊する太極掌を彼女の魂を縛っている”悪魔のようなモノ”に放つ!】

939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:20:54.75 ID:R6T/LJeDO
/>>930は無しでお願いします
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 22:21:58.77 ID:O3kVdFXJ0
>>934

……う?

【背後から唐突にかけられた声に、女の子はびっくりしたように肩を跳ねさせて】
【それから、語尾の持ち上がる声を漏らしつつ、後ろを振り向いて】
【秋の空みたいに澄んだ青色の目は、びっくりした証明のようにまん丸だったとか】

……、そうなのようー。
お姉ちゃん探してるんだけどね、クリスマスからずっと帰ってこないのよう!

【ちょっぴりの間の後に、女の子はあっさりと肯定の頷きを返して】
【誰を探しているのか、いつから居ないのか。聞かれても居ないのに、口にして】
【表情からびっくりは抜けて、不満なようなものになっていたり】

>>930>>934
/複数大丈夫でしょうかー?
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 22:22:07.35 ID:s5rk4ib70
>>888(花城)>>937(ロータス)
ムゥッ!

【グラノール、と名乗った槍遣いは、自身の槍が受け流されると思わず声を漏らして】
【更にそのまま、花城が放った回し蹴りを視認すると――】

ぐ、ぬゥッ……!
【それを喰らう――が、ダメージは極限まで減らされている】
【それは不可思議な体術なのか……まるで暖簾を攻撃したかのような手応えの無さ】
【人体構造を余すとこなく活用し、全身で受身を取っている……思わずバランスを崩し、彼はたたらを踏む】

……やるな、御仁
【そして、にやりと、愚直なまでにまっすぐな――そんな『うれしさ』を内包したような笑みを見せ】
【現れた加勢――ロータスをも見やると】

我が相手はお主らか……
相手にとって、不足は無いらしい……――いざ、我が槍の穂に散るが良いッ!!

葬送槍術――

   ―― ≪ 時雨 ≫ッッ!!

【そして、放たれるのは――目にも留まらぬ高速の連続突き】
【槍の弱点と言える、引き戻しの一瞬すら狙わせぬ、といったような怒涛の連撃】
【まるで槍を自分の手のように扱い、花城とロータス、両者に対して乱れ突きを放とうというのだ】
【その隙は少ないが、両者が上手く連携することができれば、あるいは打ち崩せるだろう】


>>895(カゲツ)>>904(レイド&アストラ)
≪ヴ、ぐゥゥゥ……がァァァアアア、あッ!?≫
【攻撃を受け吹き飛んだカゲツを見やると、エンジは文字通り獣のごとく牙の並んだ唇を歪め】
【追撃するため、全身から火焔を噴出し、再びカゲツに突っ込もうとする】
【が――ジェムの放った『ソウルファイヤ』が、一時的にその火焔を打ち消す】
【どうやらエンジの炎は魔力依存らしい……エンジ自身も怯み、行動は中断された】
【これにより、カゲツとレイドたちは、反撃のチャンスを得ることだろう】
【だが、一筋縄で行く相手ではない――『連携』が勝利のカギとなる……!】

【一方、アストラへ向かっては、それすら臆せぬ、といった様子で武装兵士たちが群がる】
【どれも個々の戦闘力は低いが、その数の暴力と統率力――脅威、か】

「ォォォォォオオオオオオオ、喰らえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッ!!」
【そんな中、一人の兵士がアストラの横脇をすり抜けるような形で、レイドの背に向かって剣を突き出さんとする――!】

>>905(ミスト&デイドリィム)

ヒュゥ……!いいですねぇ、その武器……よぅく斬れそうだァ……
じゃあ……『試して』みますか!
【エルゼエルは、その空気の刃を見やると、にたりと笑んで】
【ミストへの攻撃に使った方とは逆の鎖鎌を、不意に側面に投げやる】
【鎖はじゃらじゃらと伸びて、横で戦闘を展開していた兵士に巻き付き――】

「な、エルゼエル様……なに、をッ、おォげぁッ!?」
【――ぐん、と。引き寄せて、『盾』にする――!】
【哀れかな、その兵士は対応する間もなく、空気刃に切り刻まれてしまうだろう】

【倒れた兵士の体から鎌を回収しつつ、エルゼエルは――】

ほう、ほうほうほう……いい『切れ味』ですね……クク、クククッ……
そして……この子だけは傷つけさせない、なんて宣言されたらァ……――

――余計にブッ殺したくなっちまうでしょうがよォォォォォォォ!!

【狂ったように吼えると、エルゼエルは弾かれた鎌を手元に引き戻し】
【ミストドラゴンに向けて駆け出しながら、両手の鎌を一挙に投擲する】
【一直線にミストドラゴン、正確には包帯の盾めがけて鎌が飛来するだろう】
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:23:45.85 ID:SZls1C7Xo
>>932

……・・……ハッ

【と、ほくそ笑むのが見えただろうか】
【真黒い絶対防御の――――壊れぬ自信の表れのその化物は】

――――DAAAAYAAARRRRRRRRR

【ゴッ――――】
  【――――再度、疾駆する】

【目標は勿論、刀を手放した貴方である】
【この化物は躊躇わない】
【どの様な策が待っていようと、前へ―――敵へ―――貴方へ】
【強力な体当たりを喰らわそうとするだけだ】
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:25:26.04 ID:4fkEX9kfo
/リロードするべきでした、大変申し訳ないです!
>>939>>940
/私はだいじょーぶですがどうしましょうか?
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:26:13.46 ID:R6T/LJeDO
>>940
/>>939です
/すいません、また今度機会があったらお願いします
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 22:27:01.58 ID:qcB0AXZO0
>>899

 ふむ。流石に此処を任されるだけある……
 矢張り“只者”ではないのだなぁ――フフ、面白い

 しかし、あんたの絶望、束ねて俺にぶつけようが……俺は絶対に倒れない――
 俺は一度――いや、三度は死んでいるんだ。此れ以上この世に未練を残す事事態、間違っている


【飛躍する鴉。挑発は効くような相手ではない止めだとして】
【この者も絶望を味わっているという事を伝える策に出た】
【というよりも挑発よりは此方の方が余程この者に適していた】

【本当の意味で、瞬間にこの者は“本気”になったのだろう】

(しかし、鴉が殆どに俺に来たという事は強ち、成功と云えるだろうかな)

【鴉が遅い。そうとさえ感じたのは、ビームなんて非常識な物から避ける事が出来たからなのかもしれない】
【しかし、慢心は禁物――敢えて慎重に。慎重を重ね――】

 ふぅんっ!

【左手を地に叩きつけるかの如く、掌底を放つ――】
【高さは十分であろう。鴉を一掃するのに問題等は、無い……筈】
【しかし、其れの隙足る物と、左手の擦り傷は免れなかった】

>>919>>921

 justice…?
 そうか。其れならば尚更だ。俺はこの世を捨てている。お前はこの世を背負わなければならない
 俺は、お前達のような、正義を。無くす事が惜しい

【聞いた事のある組織。その名を聞いた瞬間その者は止まった】
【攻撃の隙。それは有志の者ではあったのかもしれない】

 正義を語るなら、見返りなんて物は求めるな。何を言われようと関係の無い事だ……

【狂人は、正義を羨み、慕った。其れが精神的な支えになればと。僅かな願いを乗せながら】

/遅れました。申し訳ありません
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 22:27:20.82 ID:HeBIZyDjo
>>928
信仰を強要するのは良くない、な

【コンテナより放たれた初弾の短剣―――】

餓鬼が・・・こしゃくな・・・

【男の右肩に短剣が刺さるも、若干声を震わせただけで血の出る様子も無い】
【戦闘服の下は強固なプロテクターか、短剣だけでは十分な傷とは言えずに】

上かっ!

【能力の短剣を手に握り締めて、上空からの降下奇襲を目論む少女であるが】
【そう易々とは討たれぬ戦闘員だ、港の夜空を駆ける少女をその目に捉えて】


                     だがっ、甘いっ!


【降下奇襲、すなわち―――重力には逆らえぬ”自由落下”に他ならない】

【男は右に身体を逸らして、”舞い降りた”その少女を着地点へ招き入れた】
【近接格闘の戦闘員の間合いに入ること、それはもはやKILL-ZONEと同意だ】

【その少女が地に降り立った、まさにその瞬間に―――】
【右足を回して、真っ直ぐ相手の首に蹴りかかり―――】


【それは第三世界における格闘技術―――】



             ≪―――延髄蹴り:ScytheHighkick―――≫



【勢い付けて脚を回し、相手の頭部・延髄部を蹴り付けるまさに”禁断”の蹴り技だ】
【しかし人体の弱点、”首”へ蹴り放たれる攻撃をそのまま受けるわけには行かない】

【能力・もしくは身体の体制を逸らして蹴りを避けられるのならば―――】
                      【―――バランスを崩した戦闘員への反撃の基点となる】
【しかし、万が一避けられずに蹴りが首へと放たれたのならば―――】
     【―――戦闘員からの”鉄脚のキック”だ、文字通り”首切り”ほどのダメージが襲い掛かる】
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:27:59.46 ID:m/fc6BQXo
>>925

【咥えていた槍を右手に戻し】

面白そうな祭りには参加するのが生き物って奴だ
なッ、ただの馬鹿だろ?

別に死ぬときは死ぬだろ? 命って儚いからね、俺の経験上の話だが
まァ、今はまだ死ぬ理由がねェーから・・・その時は、全力で『逃げ』させてもらう
ああ、そうだ、住所分からんからこれ持ってってくれ、郵便物だ、宛先はカプセルに書いといた
身勝手だとは思うがな、もう此処にいるのは長くないと思うから僅かな可能性にかけさせてもらう
【そして、懐から取り出したのは、1つの合金カプセル】
【それを、ザンシアへと投げる――仕掛け等も見当たらないが?】
【破壊しても爆発等はしない、ただ、内部に1枚の紙切れと緑青色の羽が入っているだけだ】

俺は本来炎使いじゃあないからな
溶岩も、地の内部へ熱を溜め込んで露出はせずにいるだろう?


けけッ、自分に無関係な奴を守るほど俺は正義に満ち溢れてないが・・・
油はしっかり利用させて貰うぜ?

――ハウルス・フレイミーロッドD
【杖から放たれるのは、2つの魔炎弾、ただし先端が尖っている】 【質量を持っているが、それは水の二倍程度だ】
【狙いは、ザンシアの腹部、ザンシアの近くにあるコンテナだ】
【コンテナの破壊・油への着火を狙っているのだろうか】

人は立ち直れる、この局所が損壊しても多分大丈夫でしょー
【適当な奴。】 【でも、眉をひそめてとっても苦しそう】


/PC取られて少し遅れました、すみません
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 22:28:32.90 ID:3BFO6IlGo
>>910

…赤い液体の時点で血だと言う事は知ってる、しかし…ちょっと踏みこんで相手を測りたかったものでね
まあいいじゃないかこの通り彼は防御したんだから

【すまんね、職業病だと少々ばつが悪そうに後ろ手で謝る】
【相手がどんな状況なのかも確認せずにずいぶんと勝手な行動をとる物だが…】

『…ナイフが獲物なのデスヨー?』

【突如、後ろを向いたままTJが少女の声でそう問うてくる…?】

>>924

…え、まさか…エゴと取れるかどうか不安だったのか?どっから見てもエゴだろ、私の唯我独尊ぶりがこの上なく出てるだろう

【大丈夫か?理解の遅い坊やだ事、みたいな近所のおばさんみたいな挙動でうっそー、と信じられないような物を見るような感じでそう告げると】
【手応えが来る、唐傘で受け止めて見せるその男の抵抗に負けじと押し続けるが…】

ところでバカ正直に防御していて大丈夫か?

『ビリットスティック』ッ!!

【不意を突くように片手、左手を後ろの方へと差し出して…女の子の声で呼ぶ】
【突如、通路の後ろに停めて来たはずの『テュポーンU』から2mほどの棒型の武器が射出、クラウスの傍を通り過ぎTJへと飛んでいく】
【この初撃、真っすぐ攻撃すれば奴は間違いなく防御してくれると信じていたからこそ、その程度には腕は立つと見たからこそ】

【――だからこそ、最初の一撃はとびきりド派手で『思わず目を引いてしまう』チェーンソーを選んだのだ】

そうだな、近寄りすぎたら切断した時に血が吹き出る時に危険だな
だが…危険だからとはいえもっと近づいてはいけない訳ではないよね?

【チェーンソーに意識を集中させた状態で別の角度から攻撃を入れる不意打ちを行うための攻防】
【以前水銀珠音に教わった『ミスディレクション』…注意を一手に引き受けさせてこちらの不意打ちを通すための技術】
【スイッチを入れて…スティックが放電!威力は現在100Vほど】

つぇェェェェェいやあッ!!

【右脇目がけての『突き』!物理攻撃ではない威力を誇るその電気の突きが襲い来る!】
【とはいえ片手での攻撃のため両手で弾くこと自体は…簡単だ】
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:29:30.24 ID:vyxB3ABE0
>>933>>938
【悪魔とはいえ女性の身体】
【剣は力負けし…下へと下げられ】

キャハh……なっ!?
【テツの攻撃を喰らった瞬間…初めて女性の顔に焦りが浮かぶ】

【一瞬…一瞬だが女性の角と翼が消え】
【炎のような紅い長髪に雪の様に白い肌。そして闇のように黒いドレスを着た体が幽霊みたいに透けた女が背中から飛び出す】

【が…すぐに戻り】

【空へ舞い上がり】

【左手で胸を押さえ】

貴様……今何をしたぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!
【炎の槍を6本…一人三本ずつ放とうとする】
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:30:05.81 ID:tA/j5J5J0
>>906

あーあー面倒ですねぇ……本当に……私、書類仕事しかできないのに…

こんなことになってしまうとあれですね……ハハハハハハハハハッ!!!
ここは撤退ですかねぇ……うんうん…

【頷きながらフラフラと歩いてそう呟く】
【ふと、少女を見つめる】

あー駄目です隙がまるでない……攻撃の隙がない……なんて…
これだから破壊しか能のないゴミは……

【ただぶつぶつと呟きながら少女へ接近していく】

まぁ……いいですか…このへんで……ハァ…

んじゃ…さいなら……

【ヒュっと風を駆ける音がする】

【青年は、音もなく加速し、少女の腹部に向けて高速の蹴りを繰り出す】
【その威力は魔術で強化されたのか、コンクリートもたやすく破壊するレベルだ】

>>915


【女の言葉に低く声を上げて笑ながら】

貴女もそういった考え方なのですか……それはそれは…

何故皆さん暴力≠ナしか考えられないのか……

攻撃により疲弊した港=c…もはや力≠ネど必要ない…
必要なのは話術ですよ…貴女のような戦闘員には及ばない考えでしょうが…
それでも意味はあるのですよ

【つまり、制圧するのではなく、権利を買う事が目的のようだ】
【そのための単独の視察だろう、港¢S体ではなく、一部を回収するつもりだ】

あぁ…攻撃に関してはお構いなく…所詮は人形です
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 22:30:20.12 ID:+27F0EU6o
>>937
かかっ、最近良く会うが、まあ楽しく行こうじゃァ無いか。
カカカッ!

【楽しそうに笑いながらそう云う】
【花城は男の鳩尾に蹴りを放っている】
【男が崩れれば、そこを狙うのが定石だろう】
【しかし――――】

>>941
【――――そう甘い敵では無かったようだ】
【素早く足を引き、構えを取りなおす】
【そして、迫る無数の連続突きに対し、老人は】

月之壱――朧月――派生――ッ!

【溢れる気を操作していく】
【そして、気により現れたのは――――】

――――六臂剣聖ッ!

【4本の腕!】
【本来自分の分身を作る技である朧月】
【花城は其れを応用し、“腕の分身”を作ったのだ】
【4本の腕には、コートから取り出した細身の短刀、小柄が握られている】
【そして、老人はロータスに向かって叫ぶ】

儂が槍を捌くッ!お前さんが隙を突けッ!

【そして、老人は迫る槍の一撃に相対する】

ヌリャァ!セィッ!ヌゥンッ!ドゥルァッ!

【八面六臂とは行かないものの、6本の腕は縦横無尽に駆け巡り、槍をさばいていく】
【受けきれない攻撃が老人のコートを裂き、血をまき散らしていく】
【なんとか、この間にロータスが攻撃をすることを期待している】
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 22:31:07.49 ID:qcB0AXZO0
>>945
/すみません。誤記です

/×【狂人は、正義を羨み、慕った。其れが精神的な支えになればと。僅かな願いを乗せながら】
/○【狂人は、正義を羨み、慕った。其れが精神的な支えになればと。触れられる右手に僅かな願いを馳せながら】
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:32:26.82 ID:DPFwiOJM0
>>942

反則みてえな攻撃しやがって
なんなんだよあれ

【青年が壁をこわして突進してくるのを見て上に飛ぶ】
【そして青年は空2mぐらいの場所に先ほどと同じもので出来た床を作った】

(どうにも相性が悪りぃ)

【青年は自分で作った床を思いっきり踏み刀に向かう】
【床は音を立てガラガラと崩れ去る】
【その破片はもう一人の青年に降り注ぐ】

(刀までもう少しッ!!)

【刀に向かいダイブ】
【妨害を受けなければこのまま刀を取るだろう】
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 22:32:41.87 ID:neAp1HZSO
>>941
はは……良い“悪”だ! だからこそ…………創れる……創れるよ……さあて……

新 曲 は 決 ま り だ

【「ミストドラゴン」……その本質は“気さくな音楽家”でも“変態ロリコン野郎”でも“正義の味方”でも無い……】
【あくまでも“快楽殺人鬼”だ。殺戮に快楽……そして“音楽”を見出だす、最低の変態野郎……!!】

デイドリィム……片方は頼むよ。

『…………ッ!!』

【投げられた双の鎖鎌に反応するかのように……包帯が「右側」に集中。これで鎖鎌を防ぐ気であろう……それはあながち“不可能”では無い。重ねられた黒い包帯は……そう簡単には断ち切れないだろう】
【では……では左側は?】

シッ…………!!

【ミストドラゴン“自ら”……その殺戮ギターを振るい、鎖鎌を迎え撃つ】
【余談だがこの男、“無能力”時代には様々な“刃物”による殺戮を嗜んでいた……その腕力は、“ひ弱なもやしっ子”のそれでは明らかに無い!!】

【更にこのギター自体、“刃が「音」の振動を帯びている”……鎖を伝わり、エルゼエルにも弱い振動は伝わるであろう】
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 22:32:48.09 ID:unuE3f6Wo
>>941

っ、……好機、です!

【敵の一瞬の停止――一瞬でも「十分」すぎる】
【再び距離を詰めんと駆け出し、その勢いに乗せて刀を振るう】
【狙いは腹部、エンジから見て右から左への、横薙ぎ――】

【もし、この攻撃が僅かでも通ったならば】
【エンジの、腹に引かれた赤い線を、中心に。軽い、軽い……不快感が襲うだろう】
【「今はまだ」多少の、違和感。なんだか、くらっとする。その程度のソレしか与えられないし】
【エンジが「毒」に対して対抗する術を持っているなら、ソレは発動しない】

【……「毒」。それが、刃に仕込まれている――!】
【今はまだ、量が少なすぎる。けれど、後々蓄積されては、厄介になることこの上なし】


あ、……っぶ、な!

【その一方で、背後のレイドに兇刃が向けられたことに気付いたのは――――自分が刀を振るってから】
【気付くのが、遅すぎた――今から其方に向かっても、きっと間に合わないし、目の前のエンジに盛大な隙を晒してしまう】

【其方に向けた視線を、――戻す。今やるべきことを、やるべきなのだと信じて】
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 22:32:51.57 ID:orGpcAAIo
>>936
証拠? ないよ?
だからあれだよ、スイテームザイ? 「疑わしきは罰せず」って奴だよ!

【恐らく本人は言葉の意味を表面しか知らずに言っているのだろうが】
【ともかく、たどたどしくも反論。余裕の笑みを崩さない】

うわ、本当に危ないのーみそだね、おねーさん?
こんないたいけな子供を襲おうだなんて……あーあ、怖いなー
思想犯としてとっ捕まっちゃえばいいのに――――ねっ!

【女性の跳躍に反応、顔を守るように軽く腕を上げ、簡単なガードの姿勢をとる】
【そして振り下ろされる拳のモーションの入りを見るや、】

―――――とッ!

【その手首を素早く掴んだ】

【すると――その拳と一緒に、かなり不自然に少年の体がカクンと沈んだ】
【結果的に女性の拳は少年の頭にはヒットせず、少年は女性の手首にぶら下がる形となる】
【と言っても、重量は全くと言っていいほど感じないだろう】
【まるで、風船に手を掴まれているような……】
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:35:27.91 ID:SZls1C7Xo
>>953
/ん・・・・?
/>>932の8つの光で空中の足場を作ったって認識で宜しいのでしょうか?
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 22:35:57.00 ID:sG/gudhfo
>>938
【少年の体は、腕を炎に焼かれながらも下に】
【ぐっと姿勢を縮めるように低くしながら、まだ火のまわりの少ない地面へと屈み込む】

……これでちゃァんと出来てなかったら、オジサンも殺すから

【するりと外套を首の動きだけで背後へ下ろしながら、低く呟く】

>>949
ッチ……役立たずがァァアァアアッ!

【青年へ、確かに巧を成しかかったというのにもう一度罵り嘲る言葉を吐き捨てながら】
【リングの端の方へと低空を這うように移動する、つまりは、槍から完全に逃げた訳で】
【先ほど隙を作り出すために、唯一残っている左腕は大火傷を負っている――それが原因か】

命ず命ず命ず――!
 我が右手が無い『という事は無い』ッ!!!

【二重否定を持った文を叫ぶと、手に持った鎌が消失した】
【代わりに何か大きなものがあるような――青年には、見えるかもしれない】
【少年の隻腕側、右腕側から延びる、何かいびつな形の細く異様なまでに長い『腕』が】
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:37:10.59 ID:DPFwiOJM0
>>957

//はい、それで良いです分かりにくくてすいません
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:37:32.57 ID:4fkEX9kfo
>>940

へぇー…
お姉さんを、ですか…

って、クリスマスですか!?

【一瞬言葉を飲み込みかけてから、また吐き出した】
【ひぃふぅみぃ…と指折りでクリスマスからの日数を数えている】
【………しかし指が足りなかったので途中であきらめたようだ】

かなり日数が経ってるじゃないですかっ!
音沙汰無しってことは何かあったってことですよ!
行方不明レベルですよっ

【お互い今始めて会話したばかりの人なのに】
【まるで他人事ではないように慌てふためいた】
【なんというか、変わっている子のようだ】

/では改めてよろしくです
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 22:38:19.21 ID:RfLVOyYKo
>>919>>921
「正義」にかまけて……「正当性」は知らんぷり……
ああ……盲目なる信者は、岐路に立たされたとき……自ら絶望の道を選ぶことに気付けない――

【輪を掛けて厚くなるワイヤーの檻】
【その中で、ウェル子は顔色一つ変えない無表情で、詭弁をサラッと言い放つ】

わたくしを、カナリアのような愛玩動物と一緒くたにしてしまう……
その時点で……貴方様は「目」を失っている……

【シオンを攻撃したカラスが、勢いのままにシオンの背後へ通り抜けて、そのまま旋回】

しかしこれは……世界が悪いのです……
安心して下さい……シオンお嬢様は、悪くありませんから、ね……?

【甘くも絶望へ誘う魔の囁き】
【水先案内人は、相手を遠くへ突き放したりしない】
【そっと、絶望へ、道を引いていく――】

……同情は……致しませんけど――

【2羽のカラスによる再度の攻撃】
【ターゲットは、またもや両腕、である】

>>945>>952
――お見事……

【3羽分のカラスの断末魔が轟いた】
【それは、三段構成のカラスが一撃の下に叩き伏せられたことを意味する】

ええ……貴方様……中々「正義」を分かっていらっしゃいますね……
そこのシオンお嬢様よりも……ね――

そして、貴方様は「絶望」も知っている……
なるほど……そういう「目」をしています――

【一方ウェル子は余裕綽々だった】
【無で固定された表情で、冷静に言葉を並べていく】

……ですが……「惜しい」ですね――


>>919>>921>>945>>952
さあ……どうしました……?

お互いの傷をなめ合うだけでは……わたくしは、一生、ここから動きませんよ――

【そう、カラスをいなすだけでもダメ】
【ウェル子の動きを止めるだけでもダメ】
【無論、お互いを支え合うだけでもダメだ】


――《苦の代償》――


【ウェル子の足下に散らばっているカラスの羽根が、黒い閃光を放つ】
【何が起こるかは分からぬが、とにかく不穏な空気を纏っている】


……「知りすぎた者」に……全知の苦しみを――


【この絶望の重力場を解放するには、】
【ウェル子を、絶望の水先案内人を、倒せ――ッ!!】
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 22:39:46.82 ID:OWbyWvivo
>>946

ッ!

【短剣がまるで木偶にでも突き立ったかのような鈍い音に、少女は己の失策を悟る】
【――銃を手にしている時点で、彼が重装備に身を固めていることに気付くべきだったが】

【景気よく飛び出してしまった以上は、重力に従って降下せざるを得ない。後の祭り、である】

【間合いの外に飛び出していった彼の身体を追う術などなく、男の目の前で着地する】
【――唯一の右腕を、攻撃の起点としてしまったのは、愚策だった】
【崩れた体制でも、右腕を差し出せば、蹴りを防げはした物を――】

くっ……!

【それでも、足掻かないわけにはいかない。どうにか魔術を発動して】
【クルスの身体の側面、蹴りの軌道の上に、銀色の板状の物体――盾代わりだ――を召喚】
【直接に首を蹴られることだけは、回避したものの】

あぐっ! っぐ、うぁ!

【盾は、それを支える芯があってこその盾である】
【召喚した盾ごと、男の重い蹴りに弾き飛ばされ、無様に地面を転がる――】

く、ぅ……!

【腕力はもとより、近距離で相手するにはウェイト差がありすぎる相手だ】
【衝撃に揺れる脳を叱咤して、立ち上がり――どうにか、再び近くのコンテナの奥へと逃げ出そうとする】
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 22:42:53.65 ID:8KcSqDS9o
>>947

なぁに都合の良い事を言ってるんだい?
ボクに何かを頼んで良いのは、ボクが認めた役者だけさ
ただの観客が舞台の上に物を投げ込んだりしたら………こうなるだけだよぉ?

【投げられたカプセルを、ザンシアは右足でかぁんと蹴り上げる】
【直線方向には力を加えられず、下から打ち上げられたそのカプセルは】
【ザンシアの手に収まる事は無く、後方の海面へと落下した】
【金属である以上、内部に空洞の有る仕組みでもなければ、おそらくはそのまま沈む】
【そしてザンシアは、それを回収に走ろうとはしないだろう】


【次いで放たれた魔弾二つ】
【軌道を見るに、そのまま受けられない部位と、無視しても良い部分をそれぞれ狙っている】
【港の破壊は歓迎すべき所。相手がやってくれるなら感謝するべき行動だが】

(腹は困る、でも受けるのにあれは使えない)
(いきなり着火されるのは………ま、いいや。まだ広がり切ってないし)
(でも暫くは炎の海かー……動くのが不便だ、どうしようかなぁ……)

………ええいっ、考える時間も無いかっ!!

【自分自身を狙った魔弾は無視出来ない】
【鉄球を持ち上げ鎖を左腕に巻きつけ、その左腕を腹部の前に】
【腹を庇いつつ身体を捩り、直撃を回避する】
【質量は然程では無かった為か、大きく弾き飛ばされる事は無いが】
【腹を庇った左腕装甲の一部が欠け、下の肌が焼かれていた】

【近くのコンテナに命中した炎弾は、その外壁部分に穴を開け】
【そこから、内部の油圧によって、油が流れ出す】
【これで、破損したコンテナは二つ目。油の量も先程までの二倍だ】

【まだ、船を焼くには足りない。だが、そろそろ楽観視していられない火力には成ってくる頃】
【ちり、ちり、と火花が散って、炎弾の熱が広がって行く】

【直ぐに移動するか対策を取らなければ、次のレスには、油が広がった個所が激しく燃え上がるだろう】
【戦闘開始時から十分にザンシアに近づいた青年は、攻撃のチャンスを与えられているが】
【同時に引き際を誤れば、共に炎に飲み込まれる危険も抱えている】


痛いなぁ、もう……とか、泣き言言ってても同情して貰えないんだよねぇ、悪魔って
でも、悪魔の丸焼きは勘弁――――――だ、よっ!!

【牽制としてか、ザンシアの後方にいた異形、アートマンが飛びだして】
【銃口を青年の右膝へ向けて、一度引き金を引こうとする】
【それによって打ち出されるのは、野球ボール大の魔翌力の塊】
【性質としては、重い打撃に近い。この瞬間の着火は、自分も危険だと認識したのだろう】
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 22:43:13.28 ID:s5rk4ib70
>>954(ミスト&デイドリィム)

フ、フフフフッ……!甘い、甘いですねぇ演奏家よ!
私にとって、この鎖鎌は自らの手足にも等しいッ!
絶望の悲鳴を奏でるために――……まずは!ハナから貴方しか狙ってはいないのですッ!

【エルゼエルはそう叫びながら、ぐん、と両手を巧みに振るう】
【するとどうだろう――まるで鎖鎌が生き物のように動き、デイドリィムの包帯の盾を交わす!】
【そして軌道を変え、今度は上方から――デイドリィムへ襲い掛かろうとする】

そして貴方はどうします?このままでは愛しのパートナーが刻まれてしまいますよ?
くくっ、うくくくく……「援護」など、させませんがねッ!

【ミストドラゴンの振動を帯びた刃によって弾かれた鎖鎌は、エルゼエルの手元に戻り】
【既に先ほど走り出していた彼は、そのまま手に構えたままの鎌でミストに切りかかろうとする】
【巧みな鎖鎌捌き……まるで相手が数人居るかのように、自在だ】
【この男……確かに、強い。だが、この猛攻さえ凌げば、勝機は見えるだろう】
【「鎖鎌」なのだ……鎖と鎌で構成されている、小さな武器。まして主な使用方法は投擲】
【なら――『防御手段』は?】
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:43:42.76 ID:tA/j5J5J0
/弾かれたんでだれかスレ立てお願いします…
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 22:44:24.03 ID:+27F0EU6o
>>965
//じゃあ立ててきますね。
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 22:45:37.42 ID:UdLkiHqa0
>>915

んぅ、このくらいで――舞えるか、なぁ?

【下半身の重みを失った化け物は、するりと浮遊しながら飛び出していき】
【そのまま彼女へと肉薄し、再び両腕での攻撃を開始しようとする】

【先ほどと同じ右腕での、振り下ろし――重さはないがスピードは上がっている】
【この化け物、知能は低くない……先ほどと同じ方法を使うかは彼女次第だ】

>>950

【――まず考えてもらいたいのが、彼女はネクロマンサーだ】
【召喚師を相手取る際において、主人を狙うのは当たり前の戦法――ならば、それを防ぐ手段を講じているのが普通だ】

【―――ギィンッッ!!】

【腹部に放たれた蹴りは鋼鉄の蛇の尻尾が防ぐ】
【先程から倉庫の壁などを粉砕せしめた硬度は青年の攻撃を防ぐことも可能だったようで】

……で、なんだってぇ?

【彼が戦闘を開始した場合、一匹ではキツイと読んでいた少女の策が“これ”だった】
【別れの挨拶を口にした彼を嘲笑うように言葉を発しながら、少女は一歩二歩と下がっていく】

【立ちはだかる蜘蛛の異形――これをどうにかしないかぎり、主人本体へと攻撃するのは難しい】
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 22:46:42.72 ID:nyhIUW7B0
>>941>>955

(あの化け物へのアプローチは…………あっちのがやってくれそうね……
なら、あたしのやる事は、アレへのサポート、か…………!)

>>955へとチラリと視線を飛ばし、レイドは今後の立ち回りを考える】
【初めて見る顔に、初めて戦う敵。効果的なコンビネーションなど考えられない】
【なら、相手に自分が合わせつつ、立ち回るのが最適と判断した】

ジェム、サポートお願い!!
……いっけぇッッ!!

【レイドは、咄嗟に左手の触手から、次の魔玉を投げ飛ばす】
【その色は空色――――『冷風玉』である。先ほどの様な強力な冷気ではないものの、風に乗って広範囲に冷気がまき散らされる】
【業火によって、フィールドの温度が上昇し、近付きづらくなるのを緩和しようと言うのだ】

≪っ、効果あり…………どんどん行くっすよ!!≫

【炎は散らされ、更にエンジは怯んだ。これを好機と見たジェムは、更に4発のソウルファイヤを放つ】
【レイドの『冷風玉』だけでは、攻撃として不十分。それを補おうと言うのだ】



"我が主よ来たぞ!!"
「ハッ、焦るなぃダハル…………ぞらぁッッ!!」

【一方、兵士に取り囲まれたアストラは、4本の『鉤爪触手』を以って、取り囲まんとする兵士たちをなぎ払う】
【どれほどの数が巻き込めるかは分からないが、自身に迫る刃を遠ざける事はできるはずだ】

「術式二番、エミュレート…………どぉぉああああぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!」

【更に、アストラはハンマーを手で操作すると、それで足元を叩きつける】
【瞬間、周囲に衝撃波が走り、兵士たちを吹き飛ばさんとする】
【機械的に、様々な魔術の術式を織り込まれたハンマー――――アストラの言う『魔術と機械工学が一体化した最高の兵器』と言うのも、決して誇張ではないだろう】

【だが、多勢に無勢故に、漏らしを許してしまい、たった一本の刃が――――】

――――あッ、ぐはっ……!?
≪あ…………姉貴!?≫

【進行を許した兵士の一本の剣が、レイドの胸を――――鎖骨のすぐ下の部分を、刺し貫いた】
【思い切りのけぞり、ガクンと身体を揺らすレイド】
【――――幸か不幸か、大群に飲まれかけていたアストラには、その光景は見えなかった】
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 22:47:41.37 ID:O3kVdFXJ0
>>944
/わかりましたー、機会があればお願いしますー。

>>960

……あ、でもね、お姉ちゃんって言ってもおうちの人とかじゃなくて……。
んーと、一緒に住んでた別のところのお姉ちゃん、なのよ?

【自分の言葉から少し経ってから、僅かに言葉足らずなことに気がついたらしく】
【そんなつけたしを一つ。居候的な人、だったらしく?】

あーうー、もうすぐ2ヶ月くらい、よね?
連絡とか全然無いし、見かけたって人も居ないのよぅー……。

【慌てふためく相手の様子に、こちらの不満っぽい表情はさらに増して】

うー、っとね。
髪と目が黒くて、黒い服着てて、髪にいっぱい鈴つけてる人なのよう。

【「お姉ちゃんは見たことあるのよ?」なんて、尋ねて】
【心配のあまり一部が不満に化けてるらしいが、探す気はあるらしく】
【なんというか、一度見たら分かるというか忘れなさそうな特徴なのでした】
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:47:51.11 ID:R6T/LJeDO
【路地裏】
『くそがぁ・・・あぐ・・・・・・』

どこ行ったんだろレモンソング・・・

【一人の女が立っていた・・・白いワイシャツにジーンズとシンプルな出で立ちの・・・しかし露出してる肌に刻まれた無数の傷痕と色褪せ乱れた長い黒髪は異様な雰囲気を醸し出している】
【そして、そんな女の傍で複数の黒服の男たちが地に臥し路地裏を赤く染めている】

頭・・・イタイ・・・・・・
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:47:56.64 ID:PJZuId94o
>>941

【どうせこいつも見掛け倒しだろう。女はそう思った。】

さっさとケリをつけ――――――――!!!

【卓越した反射神経に助けられた。大剣に体を隠すようにして突きを防ぐ。】

【重く、そして速いそれは、反撃の隙を与えない。】

ぐぐぐ・・・・こりゃあまずいわね。。。

【神金属オリハルコン・・・・それでできた剣は壊れることこそないものの、女は防戦一方になっている。】

【不意に、その「雨」がやんだ。・・・いや、ごくごく僅かに弱まった】

>>951

!!!もう少し持ちこたえて!!

【花城にそう呼びかけ、彼女は全神系を集中する・・・・・一瞬の隙・・・・僅か一秒・・・・それでいい】


・・・―――――――――

――――――きたっ!!

【そう呟き、腕を半回転。僅かに「雨」がやんだ】
【左足を踏み出し、体を前に押し出す。・・・反動に耐える。槍が肩を突き刺した】

【今だ!!相手が槍を引く一瞬!!その隙を――――――――】

【―――――――突くっ!!】

【それは形容するなら・・・・「神速」・・・・大剣の切っ先が、光のように対象の心臓に進む】

【「車軸」・・・・攻撃範囲をギリギリまで絞り込み、そこの膨大なダメージを叩き込む・・・一太刀!!】



972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:48:37.39 ID:SZls1C7Xo
>>959
/了解しました

/>>953

【2mもの跳躍に驚くも、今はそれどころではなく】
【一度、青年が居た場所を駆け抜けて漸くブレーキをかけた】
【駆け抜ければ…頭上からの攻撃も受けないと考えたらしい】

【その読みは、当たっていて。ガラスの破片を浴びる事は無く】

――――――

【青年から見てガラスの床が降るその場所を挟んだ向こう側】
【化物と化した青年が…ゆっくりと振り返る】
【特に刀を取ろうとするのを邪魔する様子は無い】

【ただ、撥ねる―――単純な戦法だ】
【硬い身体は下手な小細工は受け付けず】
【躊躇いなく相手を撥ね飛ばせる】

【嗚呼――――】

…………弱ぇよ。正義の味方ぁ

【――――躊躇わぬと言うのが、此処まで厄介とは】

【準備は宜しいかと、首を傾げて見せて】
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 22:48:43.83 ID:+27F0EU6o
//次スレです
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1297518465/
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 22:49:05.28 ID:Cw15VBcKo
【最低限の動きで槍を勅せず見ず、少女を見たまま、炎の槍を避ける】

>>958
(あの槍は・・・)
【何か特別な力を見て感じたのか】

それにあの上腕部彼の気が集まっていく
(あの槍はさきほどの鎌よりも攻撃のリーチが上だ・・・)
(それにあの動きならば槍を防御にも使えるはず)

>>949
【その悪魔のようなものはたしかに破壊した・・・】
【だが彼女の体内にはまだ先ほど破壊したモノが存在していた・・・】

(たしかに破壊したはずだ・・・)(いったいどうなっている・・・!?)
(それにあの飛び出て戻った少女は異質の気が流れていた・・・)

あいつを・・・倒さなければいけない・・・。
(まずはあいつ本体を動けないようにするしかないようだな・・・。)

【テツは独特の構えをとる】

【すると彼女の体の煩悩のツボの位置に108個もの太極図のようなマークが浮かび上がる】

・・・太極百八突・・・

【煩悩のツボすなわち道穴すべてを指先で突き、体に流れる気や魔翌力すべての流れを止める技】

【をさっきの炎の槍でスキができている彼女に接近し、108もの凄まじい突きを放った・・・】
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 22:54:21.35 ID:oze545TAO
>>956
なっ……それでいいの、危なくても構わないの!これがありのままの私だもの
それで誰から嫌われようと、私には関係ない話だし――!

それはそうと、自分で「いたいけな子供」って言っちゃうあたり、君も結構“危ない子”よねっ……!
それで言い逃れができるなんて思わないのよ、起こした行動には責任が憑き物なんだからっ
いつまでも、親が責任取ってくれると思ったら……

【言い切る直前、途端に女性の声量が落ちた】
【結局、最後の一文は全てを伝えることなく。手首を掴まれつつ、ベンチの後方にて身軽に着地】

――む、……無重力……?

【……恐らく本人は、少年の体重が感じられないことを伝えたいのかもしれない】
【不自然な動作、不自然な重量に、よく解らないといった表情で目を瞬かせるが、少年の姿を見る前に】
【手首を掴むその手を、もう片方の手で掴もうとする】

/遅れてすみません、急いで風呂に行ってきます
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 22:55:43.67 ID:s5rk4ib70
>>951(花城)>>971(ロータス)
ほう……!不可思議な技を使う……!
それは「能力」の産物か?それとも……究極まで上り詰めた者の『業』か……!
しかし……我とて、カーネル大佐、そしてウェンズディ隊長の元で幾つもの戦地を生き抜いた……!
お主のような『達人』など……ごまんと手合わせしておるわぁッ!!

ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ、ぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!

【対するグラノールも気合一閃、鋭く槍を振るい続ける】
【更に「突き」に食らえ、『打ち払い』や『薙ぎ』などのモーションも織り交ぜてゆく――】

ぬゥゥゥゥゥ、≪暴れ時雨≫ッッ!!

【超人的なその連撃――しかし、グラノールの表情にも疲れや苦痛が見え隠れする】
【そして――その一瞬を――――!】

――ぬ、其処かァァァッッ!!

【ボヒュ、と。空気を引き裂き、弾かれるようにロータスに向けて反撃の槍を放つ】
【恐ろしいまでの反応速度――だが、ロータスの神速の斬もまた、グラノールの胸を捉え――】

……げぅ、ぐぶァッ……!

【――攻撃が止む。グラノールは、思わず膝を付き】
【生じるのは多大な隙。あとは、追撃と終焉の一撃を、両者の全力を以って叩き込むのみ――!】

>>955(カゲツ)>>968(レイド&アストラ)

≪ぐゥぁあああああぅッッ!?≫

【一瞬の隙を突かれてカゲツの接近を許したエンジは、まるで群がる羽虫でも振り払うかのように乱暴に右爪を振るう】
【その軌道はまさしく乱暴であり、カゲツも――落ち着いて見切れば回避はたやすいだろう】
【そして、カゲツの斬撃は、見事エンジの腹部にヒットし】

≪ヴッ、ふ、ぐウぅッ……!?≫
【一瞬だが――エンジの体から発される火焔が、くすぶった】
【どうやら……『毒』は効いているらしい】

≪ヴぐッ、……ぅォォォおおオおオおおオオおオオォオオオオオオオオオオオッッ!!≫

【更に放たれたジェムのソウルファイヤを全段直撃し――エンジは狂ったような叫びを上げる】
【同時に、その場で縦横無尽に爪を振るい――すると、その爪の斬撃軌道から火焔の波動が放たれる!】
【直撃すれば斬撃ダメージと火焔ダメージを負うが、これも軌道は直線的。回避は難しくない】
【だが、さらに追撃、とばかりに――攻撃を喰らったレイドに向かって、エンジが突進しようとしている!】

「ふはッ、ざまァみやが……れ、ぇあッ!?」

【一方、レイドを刺した武装兵士は――そのまま、アストラのハンマーの衝撃に吹き飛ばされてしまう】
【結果として手にしていた剣を手放すかたちとなり、レイドの胸には剣が突き刺さったままのかたちとなるだろう】
【即座に剣を抜くことによる大量出血の危険性は薄れるが――……】
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:58:10.59 ID:vcIidsoDO
>>924

(血煙・・・・・・?)
(避けても相殺しても、粉末と化す、か・・・・・・)
(予想以上に厄介な・・・・・・)

(そしてあの傘──素材はなんだ!?)
(チェーンソー相手に・・・・・・堅いってもんじゃない・・・・・・!)

【完全には消えぬ血煙に、堅い唐傘】
【それらを見て、クラウスは小さく舌打ちをしてから今度の展開に思考を巡らす】
【そのせいで、彼女は不幸なことに通路脇へと集まりだす血煙を見逃してしまった】

(まあいい・・・・・・私は私の目的のために・・・!!)

【戒能は今、ジンジャーの相手で両手がふさがっている】
【ならば戒能をある程度無力化するのは今が期か】
【そう思って、血を流してはいけないと分かりつつも彼女はナイフを握る手に力を入れた】

>>948

≪なるほど・・・・・・大胆だな≫
≪そしてなかなかに戦い慣れ、て・・・・・・っ!?≫

【戦い慣れているな、と言おうとしたところで響く、少女の声】
【あまりに意外なことだったので驚いたのだろう】
【クラウスは思わずぽかんと口を開ける】

≪そ、その通りザザザザザ≫
≪だが・・・・・・≫

【口をぽかんと開けたまま、クラウスは僅かに台詞を紡ぐ】
【そしてその直接。己の横をテュポーンが駆け抜け──】

>>All

≪詳しい話は後だ──ジンジャー!≫

【クラウスは。左手に持つナイフを戒能へ向けて投擲する】
【まるで後ろが見えているようなTJの言動】
【そこから、クラウスはTJが≪本当に後ろが見えている≫と仮定したのだ】
【ナイフの狙いは戒能の頭部。正確には、目】
【血が流れようとも、周囲が見えなければ何にもならないという判断からの攻撃だった】
【本来であればこのナイフ。TJに刺さる可能性は高かったが・・・】
【もしTJに後ろが見えていたならば、或いは・・・】

/遅れて申し訳ない・・・!
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 22:58:25.49 ID:zExRO21P0
>>958>>974
【彼女は苦しそうに左手で胸を押さえる】
【オーベールが冷静であればわかったはず……テツのアレは彼女にとって有効打だと】
【そして破壊したとはいえそれは悪魔の一部……まだ身体の持ち主の魂は解放されてない……だが悪魔にはダメージがでかく】

今はアナタにかまってられないわ!!!
【そう言いながら】
【右手の血の剣を盾にし防ごうとする】

【が…血の盾はすぐに壊れる】

【しかし一瞬防いだことにより彼女はテツの元へ急降下し】

テメーだよ!!!!私の身体だ!!リンを解放しようとするな!!!!
【突きを炎の壁を作り防ごうとする】

【成功したら炎の右足で頭を蹴ろうとする】

【だが……完全に防ぎきれていなく何発か当たり…魔翌力も弱まってきている…】

【その度に苦しそうだ】

/テツの方〜
/少し確定描写がありますよ
/108もの凄まじい突きを放った
ではなく
放とうするにした方が相手も回避とか防ぐとかの描写がしやすいです
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 22:58:58.36 ID:2Yg5JkVUo
>>929

(妨害が無かった……つまり罠か、分かり易いな)

【妨害が無かったことを受け、一度階段の手前で足を止めた】
【仮に罠があるとすれば、100%自分を殺しうるものだろうと判断したためだ】
【迂闊には近づけない】

忠告感謝します。言われた通り、近づくのはやめておきますよ

──『炎よ』!

【階段のある位置から、周囲の適当な方角へ右手を向け、そこから炎を放射】
【手当たり次第に辺りを燃やそうとする】
【目的は、運が良ければ相手に当たるだろうし、引火すれば周囲を照らす明かりとなる】
【敵の位置を見つけるための攻撃だ】

//どんまいです。ただいまです
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 22:59:39.19 ID:HeBIZyDjo
>>962
【彼女の能力は、銀の武器・防具類の生成だろうか】

【先刻の奇襲に用いられた銀色の短剣と】
【今まさに主人を護った、盾、らしきものと】

【しかし】

【ダッ―――ズダッ―――】

【盾で防ぐと言っても、支点の無いのならば効果も半減】
【港の冷たい地面を転がり込む彼女と、聳え立つ機関員】
【その構図は、今のパワーバランスを象徴しているようだ】

【よってコンテナの陰に逃げ込もうとする彼女を妨害もせずに】

くくく・・・さっきまでの威勢どうした・・・

あぁ、こういう時に貴様らは「神様」にお祈りを捧げるんじゃないのか?

”主よ、我らを救いたまえ”―――なんてな・・・


【コンテナの陰へ隠れた彼女に向かって、先刻とは逆に問い―――】


どうした、十字架の娘よ・・・

コンテナの隅でガタガタ震えて命乞いする心の準備は出来たか?

【その戦闘員の声は仮面を通した電子音声であるも】
【まるで勝ったかのような、嘲笑する口ぶりだ―――】
【現状の優劣関係は揺るがないもの、そんな、”慢心”】

【男は肩に刺さったナイフを抜き取って、右手に構えると】
【彼女の逃げ込んだコンテナに向かって歩を進め―――】
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:00:17.71 ID:DPFwiOJM0
>>972

【青年は刀を左手に取りすぐに振りむく】

攻撃しねえって余裕かよ

【青年の額に血管マークが一つ浮く】

(こんだけやられると最初の余裕っぷりがカッコ悪いぜ)
(ちくしょー…)

ただな…アンタのその余裕はやっぱり命取りだ

【青年は刀で左手の人差し指と中指の腹に傷をつくる】
【傷口からは血がダラダラと垂れ落ちていく】
【そして血の流れている指を刀身の根に当て、切っ先まで一気に撫でる】

俺の刃が"今"届かねえなら届くようにするまでだ

【刀の峰を前に向け近くの壁に叩きつける】
【刀の刀身は勢い良くガラスのようにバラバラに砕け散る】
【同時に刀身の欠片が再構築されていき新たな刀身に変わる】
【刀身の見た眼は紅く透けていて、そして身の丈程の巨大な出刃包丁のような形に変わる】

これには常時魔翌力が宿ってるから切れ味がさっきの倍は上がった

(これで掠り傷もつけれねえならやべえな)

いくぜ

【青年は最初のように斬撃は飛ばさずそのまま切りかかろうと距離を詰める】
【そして左から右に大きく振り抜こうとする】
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/12(土) 23:01:04.55 ID:+27F0EU6o
>>971
合点承知じゃわいッ!

【頬から血を吹き出しながらも、花城は笑を浮かべ、そう叫んだ】
【六本の腕が、縦横無尽に駆け巡り、ロータスに迫る一撃すらも、受け持っていく】

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!

【六臂は走り、負担が腕に掛かっていく】
【短刀で槍を流すとしても、かなりの力が必要で】
【更に6本を正確に動かすその工程、それはこの老人を以てしてもかなりの集中力を必要とする】
【長くは持たないだろう】

>>976
かかっ、60年の研鑽の末の“技”にして“業”よッ!
お前さんは確かに強くはあるし経験豊富なんじゃろうなァッ!!
だが――――――ッ

【さばきながら叫ぶ花城】
【一本の短刀が根元から折れ、柄で捌いている】
【しかし、生まれる相手の隙。脇腹から鮮血が舞うも、その瞬間】

――――――密度と年季が違うんじゃよ、若造がァッ!
花之壱ッ!桜楼ッ!

【4本の腕は短刀を投げ捨て、圧縮された気の塊として、一点に四つの打撃をぶち込むッ!!】
【ねじり込むように、気の拳は相手の腹部に襲いかかっていき】

セイィッ!!

【神速の切り上げで、4つの打撃に追撃を放つだろう】
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:02:32.88 ID:4fkEX9kfo
>>969

でもそれはもう家族みたいなものなのではないのですか?
血がつながってなくても大事な人は大事な人です…

【彼女まで不安げな表情を浮かべる】

見かけた人も居ないんですかっ!?
それは本格的にまずいですよ!
もしかしたら、事件とかに巻き込まれてたりとか…ああ、心配です!

【視線を上に向けて必死に記憶を漁っていく】
【しかし、該当する人に出会ったことは間違いなく無く】
【そんな特徴ある人を忘れることも無い】

うぅ…ごめんなさい…
私は、見たことないですね…

【なんだかすごく申し訳なさそうな表情をして】
【力になれそうにないことにがっくりうなだれる】
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:05:24.43 ID:m/fc6BQXo
>>963

伝えてくれないなら別にいいさ、そもそも駄目で元々の頼みだ
お前みたいな奴が聞いてくれるなんて一ミリも思っちゃいねェーしなァ〜、ケケッ
・・・あれ用意した理由、しょうもねえ、まッ連絡なしに消えるのは忍びないと思っただけだしな
別に伝えらんないならそれでいいさ
【そのカプセルを追うことはしない、素直に諦める彼】
【内部に物を入れている関係上、カプセルは浮き沈みをしているだろうか】
【もっとも、開け閉めの出来る構造上、僅かな隙間から水が入り、いずれは沈むだろう】
【少なくとも、戦闘が終わる頃には】


・・・ッ、ふゥ〜、落ち着け・・・落ち着け・・・・・・
【周りは炎の予感、視界にはザンシア、彼の額は小さく静かに蠢いていて】

【そろそろ自分の周りにも油が来るか? 炎が来るか?】 【というより、もう危ないか?】
【いつ来るか、1レス、2レス、・・・猶予がない!】 【足許に気をかけながらも、警戒を解かない】

・・・・・・・・・悪魔だから悪い、天使だから良い、そりゃ理解出来ない
――でも、戦闘の時の同情は自殺行為だからね
【思考と共に、彼へと向けて飛来する野球ボール大の魔翌力の塊】
【狙いは何処だ?】 【右・・・脚・・・膝・・・・・・】 【かわせるか?】
【ッ、間に合わないか?】 【⇒直撃を避けるべきだ、致命的なダメージはまだ早い】

【彼は、前方向へと跳躍、高さは十分】 【だが、右脚の下部へと魔翌力は命中】
【∴着地失敗、盛大にすっ転び、左側へと倒れた】
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 23:06:08.81 ID:sG/gudhfo
>>973
/乙ですー!

>>974
/>>958のレスに出てくる槍は、リン(アーグ)さんが放ったものと同一ですよ
/後自分も確定が少し気になったのですが、詳しくは>>978の方を参照してくださ

>>974>>978
(あの婆ァ……効いたようだけど、あれじゃもう一度隙を作るのは無理かな……?)

【思考はそれなりに冷静に働いている模様、しかしテツの攻撃によって女性はこれまでで一番逆上している】
【つまりそれは完全にテツに神経が向いているということ、再び同じ状況にするのは難しいか】
【なれば、とそのまま後ろ足に力を込めて女性に向かって疾駆する】

婆ァッ、どこ見てンのさァ!? 目の前もクラクラ見えないくらい動揺してるってワケェ?
はっ、結局お前は檻の中で旗折ってる耄碌婆ってコトだよ!

【先程と同じように、翼で扇ぐ力で促進力を付けて女性の背後より襲い掛かる】
【今度は武器である鎌を持たない、しかしながら代わりに襲い掛かるのは『視認できない』腕】
【女性には風を切る何か得体の知れないものとしかとれないだろう、それが頭部を掴まんとする】

その器ァ、先にそっちを壊してやろうか!
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:06:10.90 ID:unuE3f6Wo
>>968>>976

いづ、ッ……

【振るわれた右の爪、左の二の腕に掠ったものの――大丈夫だ、まだいける】
【次いで放たれる紅い波動、腕と脇腹に掠る――大丈夫だ、まだいける】
【全体的に、小さいダメージが増えただけ――大丈夫だ、まだ、】

……ッ、…………!

【――――――――】
【レイドに突進していく、敵の姿。彼女はさっき傷を負っていた、】

【――それだけ解っていたなら、反射的に動いてしまった理由は十分だ】
【レイドに向かって疾駆する。エンジより先に到着したなら、彼女を突き飛ばそうとするだろう】
【それも成功したなら、少女は歯を食いしばって、突っ込んでくるエンジの方向に刀の切っ先を向ける】
【鋭い切っ先が、もしエンジを傷つけようと――小さな小さな少女の体躯は吹き飛ばされて、大きな大きなダメージを受けるのだろうが】
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:06:39.20 ID:V/BOg07ao
>>970
「……うわーぉ、相変わらずここは血と臓腑の臭いで一杯だねぇ……あれ、もしかして死んでない?」

【<ジャリ/チャリ/ズッ>、っと音がした】
【足を擦る様な、鎖が擦れる様な、蛇が這う様な、そんな音が重なった様な奇妙な響き】
【声が、女の背後から掛けられる】
【振り向き、見上げればそこに映るだろう姿】
【野暮ったい紫髪に無精髭。赤茶けた服に妙に短いジーンズを併せた、季節感の無い風貌】
【口元に煙草の火を点しながら、男が一人そこに立っていた】
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:08:52.85 ID:orGpcAAIo
>>975

ふーん……おねーさん、アレだね。イキオクレるタイプだよね?

【何かのたまい始めた】

だからさー、ボクは何もしてないって言ってるじゃん? 酷い言いがかりだよ!
それなのにいきなり殴りかかられて、こっちが文句言いたいくらい――――っあ?

【相変わらずにやにやしながらぺちゃくちゃと減らず口を叩いていたが、】
【手首を掴まれ、その表情が引き攣り固まる】

――あ……ちょ、ちょっと……!

【掴まれた手を外そうと、逆の手でそれを引き剥がそうとするが】
【その力は何故だか目茶目茶に"弱い"】

/いってらですー
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:10:01.38 ID:SVjPPfyto
>>961

【――――……暗い、黒い艦内を染め上げる、紅い鮮血
一つ、二つと零れ落ちる血痕は、さながらグレーテルの零したパンくずのようで
二度とは戻れぬ平穏への、果て無き残響のようにも、寸刻思えて】


っ……あ――――ぐぅ……ハァ……っ……ひっ……ぐ――――


【貴女に手繰られる先は絶望の道――――先の見えないワインディングロード
黒夜の中で彷徨う彼女は、攻撃を避けることも出来ず、その牙を身に受ける
ウェル子を包むワイヤーの檻が消え去るのは、彼女のダメージが、飽和点に達した、からか】

【軽い軽い鴉の牙に押され、一歩、二歩と、前へと転びそうになりながら、たたらを踏む
何とか踏みこたえながらも、たらん、と垂らされた両腕は、包帯にも、肌にも、血が塗れ
僅かな風が、傷口に染み込むのか時折、桃色の溶けた声を零して】


……ちが……っ――――……正しい……です、私は――――……絶対に……っ


【紡ぐ言葉は、途切れ途切れで、どこか倒錯的で、蕩けるような囁きに、身を任せようとする
けれども、それで精一杯、その場で立つことで、既に終息しそうになっている】

>>945

【――――それは、彼女には過ぎた言葉、と思う
護る≠ニ誓った言葉ですら、背負えない彼女に、正義など驕りにしかすぎない】

【何とか立っているものの、力なく下ろされた両手は、血で真っ赤に染まって
あと僅かでも触れられたならば、倒れてしまいそうな、不安定な硝子の足場の上で
その華奢な両脚を震わせながら、彼女は――――……挫けそうな心と戦う】


……簡単に……言ってくれますね、棄てるのは簡単でしょう――――しかし、背負うのはその何倍も難しいんですよ?
全く以って――――ホント、狂人みたいです……正義≠、語るだなんて


【小さな言葉かもしれない、仄かな囁きかもしれない――――文字通り、傷の舐めあい、か
けれども、幾分か気は楽に為る、紫苑色の視界を覆う、カラスの羽根が、消し飛んでいく
長く行動はできない、けれども――――あと少しは、自分を信じきれる】


ですが、その名の下に忠誠を誓ったんです、ならば、それを語るしかありませんね
有難う御座います、そして――――ごめんなさい、どうやら、雑音に気を取られすぎていたようです


【紡ぐ声に、仄かな強さが混じると、くいっと、彼女の顔が上がった】


/遅れた上に続きます!ごめん!
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:10:36.10 ID:neAp1HZSO
>>964
【デイドリィムは包帯の盾を咄嗟に上に上げて鎌を防ごうとするが……“間に合わない”明らかにッ!!】

『まずっ…………』

【動くのは、ミストドラゴンだ】

……デイドリィムッ!!

【“受けた”のだ……二本の鎖鎌を】
【自分へと切り掛かる物を右肩に浅く……そのまま後ろに跳ねつつデイドリィムを後ろに跳ね飛ばし……デイドリィムを狙う物を胸部から腹にかけてやはり浅く】

【浅い傷とは言えども…………やはり噴き出す鮮血……しかし】
【しかししかししかししかししかししかししかししかししかししかし!!】

……君。やっと来てくれたんだね…………《射程距離》にさあ。はは……君はデイドリィムを狙ったね、今。

【キュイイんっ】
【そんな振動音と共に……ミストドラゴンはギターを振りかざす……ふらつきながらも、“笑顔”で】
【その“振動”は……“空気”を伝いエルゼエルの、現在投擲されている“鎖鎌”の鎖にも伝わる程】

[ピーーー]。

【まるで放り投げるかのような勢いで……ミストドラゴンは縦にギター斧を振り下ろす!!】
【これだけなら隙が大きすぎるだけの……それこそ自殺行為……】

『……………っ!』

【デイドリィムの“包帯”……ミストドラゴンを護るように展開されていたそれの一部が……エルゼエルの両の鎖鎌へと襲い掛かる!!】
【鎖を“縛る”ような……いや、縛るようでは無い……!! “引っ掛け”……そのまま“引き取ろう”としている】

991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:10:50.13 ID:SVjPPfyto
>>945>>961

分かりました、では引きずり出してさしあげましょう
劇場の外で飛び交う戯言も、舞台の上では、少しは意味を持った科白と為ることでしょうし

――――Dead Memories


【両手から零れ落ちたワイヤーが、巻き上がり、彼女を覆いつくす
それはウェル子を覆っていた籠よりも、深く、中の彼女の姿すら、見えないほど、に】

【数秒後、ワイヤーが、晴れて、中から彼女≠ェ現れる】

【ボサボサだった紫苑色の髪は、キチンと一つの長い三つ編みにされて、前髪は表情を強く飾り付ける
白いオフショルの長袖のトップスに黒いレースのミニスカ、覗かせる肌は、鴉に攻撃された箇所を除いて、綺麗に元通りになっていて
依然、血を滴らせながらも、別段気にした様子も無く、彼女は白い手袋を、その両手に嵌める】


――――……お言葉どおり、絶望は学ばせて頂きました
次は私の正義を、叩き付ける番で、ございます


【左手が、軽く彼女の眼前で泳ぐ――――……手首から零れたワイヤーが、寄り集まって、一つの形を成す
同時に、右手がそっと、左手に添えられ、その手からワイヤーが、狭い通路を横切るように、一本の線を描く
丁度、艦内にあるであろう出っ張りに、ワイヤーを引っ掛け、空中に一陣、ワイヤーを張ったようになるだろう】

【時同じくして、左手のワイヤーが明確な形を成す――――……先端が、ドリルのように巨大で、鋭く尖っている
それはまさしく矢≠ニ言ったところか、ワイヤーで出来た巨大な矢が一陣、先に空中に張ったワイヤーへと乗せられて】

【左手の指先が、軽く跳ねると、オートマチックに矢≠ェ後方へと引かれる――――乗せられた、ワイヤーを引っ張りつつ
そして右手の指先が、同じく跳ねる――――爆ぜるような音と共に、矢が貴女へと一直線に襲い掛かるであろう
軌道は直線的、速度は速いものの、回避はそう難しくない――――しかし……】

【貴女の後方には、扉が在る、貴女を番人たらしめる、扉が
ここで貴女が回避したならば、攻撃は扉へと向かうのは当然、であろうか】
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:12:21.39 ID:Cw15VBcKo
>>978 >>985
/了解しました!申し訳ない!


(突きを炎でガードするとは大した奴だ・・・)
【指先を火傷し】

【何発かは外れた・・・だが彼女の魔翌力の流れは弱まっている】

何っ!?
【しかし、旅で疲れていた体には八卦眼と太極掌拳の気力の消耗が激しかったのか】
【膝をついてその場に倒れようとしている】
【隙が生まれた】
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 23:12:49.35 ID:ibaynRdeo
>>950

【――無表情。何処か機械的に、男の言葉を聞いていた。】

…アンタに考える事があるように、私にも考える事がある。
――結局はアンタが言う暴力≠ナしか無いけど。

【男の様子に対して、溜め息を一つ。】

――何か“命令”したいなら、今の内にしておきなさい。
私が、私の好きにする前に…

【ここで、しばらく間を空けて】

――…と。
補足しておくけど、態々言ってあげたのはアンタの為じゃなくて、私の評価の為――

【…途中で言うのが面倒になったのか、溜め息をもう一つ吐くと攻撃を開始する。】


>>967
――…
(――っとに、面倒な相手…)

【彼女は大剣によって機動力が削がれる上に、大剣以外の武器を持っていない。】
【そして、相手の軌道に合わせて正確に大剣を当てる為には、一度立ち止まる必要がある。】
【…その為、相手が攻撃出来る状況である以上は、接近は隙を見せる事と同意義であったのだが――】

…やるわ、月の雷<エクセリウス>――――

【――この状況下で、彼女は前に向かって力強く踏み出すと、相手に大剣を投げつけた上で接近し始める。】
【そのまま急速に加速し、相手の“下の空間”を抜けようとしているようだ。】

//レス見逃してました、遅れて申し訳無いです。
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/12(土) 23:13:40.04 ID:O3kVdFXJ0
>>983

あう、それはそうだけど……。
用事があるから、って出かけて、それからずっと帰ってこないのよぅ。

【不安げな相手の表情に、まるで釣られるように】
【女の子の表情まで、なんだかしょんぼりしたものが混ざり始め】
【不満っぽいこと言ってても、結局のところはやっぱり心配なご様子で】

うー、全然居ないんだからぁ。
……どっか行っちゃったのかなぁ。

【しょんぼり具合は、時間の経過と共にちょびちょび増加】
【言い終える頃には、すっかりとテンションもダウン】
【しょんぼりと眉下げて、相手に向けられていた視線は、足元の可愛らしい雪だるまを見ていて】

…………そっかぁ。

【さらにテンションダウンなのでした】
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:14:06.30 ID:A/j5J5JDO
>>979
【灰羽が扉に入らなかったのを見るや、くっくっと静かな笑い声が響く】

…今あんた、罠だと思っただろ?ああいや、罠だぜそれは、ああ、あんたの行動は正しい
嫌、間違ってるか?拙者がそれも見通した嘘をついてるかもしれないなあ
いやでも、どうだかな、因みにこの辺りであんたが御望の場所に行くにはその扉しかない、ぶっ壊してみりゃどうだ?それでも罠が作動したら目も当てられないけどな

【こんな事を、惑わすような事を言っているが、彼からすればどちらでもいい事なのだ】
【灰羽が扉に仕掛けられた罠を踏んでも良し、罠と気付いて扉に入らなければそれで彼の任務は遂行される】
【この時点で、概ね彼の狙い通り】

【周囲に炎が飛び散り、明るく闇が照らされる、とは言え奥はまだ暗く、声の主の姿は無い】

何処狙ってんだ?拙者はこっちだ、こっち

【次にした声は先程までと違い、明確に声の方向が解る】
【灰羽の上方からした声へと顔を向ければ、月を背負う黒い影が遥か上方の細いアンテナか何かの上でヤンキー座りして見下ろしているのが見える】
【漆黒の闇に紛れ易いような黒い忍服に身を包み、サラリと揺れる茶髪の中に桜の印の額宛てを付けて、口元を覆う長い布の切れ端が風に揺れている青年の姿】
【青年の背中には巨大な手裏剣が背負われていて、四つの手裏剣の刃がまるで二対の羽のようにも見える】
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:14:22.46 ID:OWbyWvivo
>>980

はっ……。はーっ……。

【息を切らせて、コンテナの裏に滑り込んだ少女は、身体のあちこちから訴えられる痛みに顔をしかめる】
【強かに蹴られ、また地面を転がったのだ。致命傷こそ皆無だが、あちらこちらを擦り剥いて、打ち身のできた姿は痛々しい】

ええ、そうですね……。

【相手が余裕を持って構えているのを幸いと、生返事を返しながら、自分の身体を点検する】
【――血はあちらこちらから滲んでいるが、戦闘に支障のないものばかり】

(……でも、どうしよう? ナイフが効かないんじゃぁ……)

【分厚いボディアーマーが相手では、短剣では文字通り刃≠ェ立たない】
【かと言って、もっと巨大な武器を召喚するのは、魔翌力消費量が高すぎて、避けられた時のリスクが高すぎる――】

……命乞いをすれば、助けてくれるんですか?

【男の言葉に、そんな心にもない返答をしてから、魔翌力を一度練り上げて――その場所に、短刀を作成し、置く=z
【さらに、すぐに、そのコンテナから離れて、さらに別の場所にあるコンテナのほうへと走っていく】

【その少女の姿を見て、どう思うだろう? ――逃走か、それとも何かの計略か。少女は金の髪をなびかせて、走っていく】
【時折、男性の位置を確かめるようにちらり、ちらりと目線を投げながら】
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:15:56.95 ID:klrYyAMPo
>>948>>977


自覚してるのなら結構――『こっち』の揺さぶりは効かない様だ。
元々、頭と体≠フ同時稼動は苦手なんでね……――ん?


【あはは、とTJの言葉に笑い声を上げる戒能――真≠ゥ偽≠ゥ、判った物ではない】
【だが、続く彼の言葉に対し、僅かに双眸を細めて『不審』の表情を作り――】


     オイオイオイ…………―――――ッ!!


【射出されたスティック≠認識した刹那、其の目に『焦り』が宿る――!!】

【幸い、TJは『片手』、戒能は『両手』――力≠ナは、此方に分が有ると踏んだ】
【全力を以ってチェーンソーを僅かに押し返すと、其のまま自分の身体を「後方へ押し飛ばす」】
【……だが、避け切れず=A数瞬だけ『電流』が全身を駆け巡り―――】


……ッ…、…―――成る程、『ミスディレクション』。
厄介≠セね、其のバイク……っとぉ!!


【クラウスのナイフ投擲――ダメージは有ろうとも、正面からの直線攻撃≠ノ対処するほどの技術は有している】
【唐傘を開き、若しTJが避けたならば……其れを、金属音と共にガードして】



    ――……場所を変えよう。 此処じゃあ“俺が不利”だ―――。



【――――――この言葉と共に、戒能は三つの行動≠、『同時』に開始する】


で、逃げられるとも思っていないから――姑息な手段を使わせて貰おう……かッ!!


【先ず、足元の血溜り=\―戒能が其れを踏みつけると、突如として発生する『血煙』】
【通路の半分ほどに充満するであろう其れは、二人の視界≠ニ嗅覚≠奪う可能性も有る】
【血煙が発生したと同時に、戒能は二人から見て右≠ノ疾駆……邪魔が入らねば、奥の階段を駆け上るだろう】



         (―――………≪ 鐵血のトートロジー ≫、第二段階。)



【そして三つ目――通路の脇に充満していた、血煙=z
【其れは突如として『血結晶』と化し、高速≠ナ宙に浮かび上がって―――】


               【―――――――――パンッ!!!】


【破裂=\― 一つ一つの粒は小さいものの、『散弾』の如く狭い通路に飛び散る破片】
【『二段階操作』を前提とした≪ 鐵血のトートロジー ≫、コンセプトは正に、TJの行った『ミスディレクション』ッ!!】


【尤も、『血煙』による目潰しの範囲はTJ≠フみ――詰まり、クラウスは“範囲外”】
【第一段階≠見ている彼女は、『結晶化』が発生した時点でTJに対する“警告”を行える可能性も有る――】


/お2人にお任せしますが、レス順入れ替えたら良い感じの展開になるかも!
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:16:55.18 ID:R6T/LJeDO
>>987
『バ・・・バカ何をしている早く逃げ・・・・・・』
【まず最初に気付いたのは辛うじて生きてる黒服の一人だった】

・・・・・・
【次いで振り返った女がその焦点の定まらない黒い瞳を男に向ける】
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 23:19:13.70 ID:8KcSqDS9o
>>984

(よし、動きが一瞬でも………これでボクが抜け出せる)
(着火までには向こうも動くかな……いや、それでも、間に炎の壁)
(迂回してくるにせよ、突破するにせよ、暫く余裕が出来る)
(…………その間に、一撃を用意する!!)

【熱と油が広がる中、ザンシアは此処で、一度距離を取る事を選ぶ】
【自分自身の主戦力が遠距離で有用だという事も有るが、それに加えて】
【ザンシアが立っている場所は、広がった油のほぼ中心】
【脚部装甲に付着する部分は諦めざるを得ないとしても、直ぐに退避する必要がある】

【青年が転倒した瞬間、躊躇い無く向きを変えて、走り出すザンシア】
【目指す地点は、現在位置より数十m程離れた場所に置いてあるコンテナ群】
【こちらも、やはり中身は燃料油。とは言え、漏れだした燃料は、此処までは届いていない】


【燃料の一部は、ザンシアが居た地点を中心に広がって】
【その内の幾らかは、海上へと流れ落ちて行く】
【鎧を身に付け、元々然程足が速い訳でもないザンシアが、ある程度の距離を取る】
【つまりは青年が再び立ち上がり、何らかのアクションを行う程度の猶予の後】


【爆発音は、思ったより軽い。密閉されていない空間だったからだろうか】
【破損したコンテナの片方から、油に火が燃え移り】
【それは蛇が地を這うよりまだ早く、広がった油全てを焼いていく】
【海上に流れた油が燃えて、松明よりもまだ明るい海灯りを作り出して】
【然しそんな光景に見とれている余裕を与えてくれない程の黒煙が立ち上った】

【この炎は、直ぐには消えないだろう。コンテナ二つの油が燃え尽きるまで】
【高熱、煙。そして炎の壁により行動範囲が狭められるという、マイナスが両者に課せられる】
【燃焼中油残量、3/3】


―――――……、熱、熱いっ!

【自らの予定より先に火をつけられた為、逃げ切る事は出来なかったザンシアは】
【目的地点のコンテナに寄りかかり、身に着けていた装甲の一部を外し始める】
【もし、青年が炎の壁が生まれる前に、ザンシアの追跡に成功していたのなら】
【この瞬間は、攻撃の大きなチャンスともなる筈だ】
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/12(土) 23:21:58.05 ID:jnT9eHpX0
>>985>>992
そのまま[ピーーー]ぇぇえ!!!
【そしてテツの頭に右手のリストカットの怪我から血の剣を作りだし、振り下ろそうとするが…】

しまっ……!?
【テツに意識を集中していた為にオーベールの《視認できない》腕に頭を掴まれてしまい】
【その行動を阻止されてしまう】

クソ!!クソ!!!!
【右眼の炎が青く冷たくなり】

【炎の温度が下がり始め……】

契約魔を舐めるな!!!
【彼女から冷たい炎が放たれ】
【当たれば温度が奪われ凍り付く……だが魔翌力が弱まってるせいでそれは動きを鈍くさせるくらいしか効果はない】

【《………うるさい》】
【《誰?私は死んだんじゃ……》】

くっ……目覚めるな!!目覚めるな!!!
【そしてアーグは苦しそうに叫ぶ】
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
  | |  (・)。(・);    このスレッドは1000を超えました。|
  | |@_,.--、_,>    このレスを見たら10秒以内に次スレを建てないと死にます。
  ヽヽ___ノ    次スレを10秒以内に建てても死にます。

パー速@VIPService
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ローカルルール変更に伴い、1000到達の報告が不要になりました。

1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
新生ブリタニア帝国 @ 2011/02/12(土) 23:21:47.28 ID:Qzr9EznDo
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ブレイブルーなスレ @ 2011/02/12(土) 23:20:56.17 ID:CDS5Jjvfo
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パンツ祭後援会 @ 2011/02/12(土) 23:15:39.71 ID:N31+KcFNo
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イマジィィィン!!!ブレイカァァァァァ!!!!!のifの世界 @ 2011/02/12(土) 23:12:06.01 ID:Vqc+Yrqjo
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沼地だらけ @ 2011/02/12(土) 23:03:21.92 ID:DuGVWVDFo
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【あのね、あたしたち好きな人に】能力者スレ【もう一度会うため歩いただけよ】 @ 2011/02/12(土) 22:47:46.06 ID:+27F0EU6o
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寝るまでの間、お話ししませんか? @ 2011/02/12(土) 22:41:06.40 ID:WK5i7/1eo
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あんずふみふみろくじゅうよん @ 2011/02/12(土) 22:07:58.59 ID:uM1Q0+5lo
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