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【もう何も怖くない】能力者スレ【奇跡も魔法もあるんだよ】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 17:47:35.19 ID:gu2w7FAI0
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。
無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。
【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/
【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
* 完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
* 弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
* 戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
* 基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
* 書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
* 描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
* 他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
* 「コテハン」は禁止の方向で!
* 基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、 950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
* スレチなネタは程々に。
* スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
* 基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
* 国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
* 他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
* 時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
* 特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
* あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。
* 全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
勝手に世界を氷河期などにはしないように。
* 能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
* エロ描写について
確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
なので、全面的な禁止はしていません。
ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します。
やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1295706437/
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/
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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 17:49:41.79 ID:3JLRdFAuo
>>1
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 17:58:55.17 ID:nFHyS3ISO
>>1乙!
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 18:10:35.52 ID:67+tdMlDO
>>1
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 18:20:01.77 ID:Obvhl8xbo
>>1
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 18:21:09.77 ID:R5lKumOgo
>>1乙ー
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 18:33:00.05 ID:1QcnjraR0

              ____
            /__.))ノヽ     こ、これは>>1乙じゃなくてわしが育てた魔球なんだから
            .|ミ.l _  ._ i.)    変な勘違いしないでよね!
           (^'ミ/.´・ .〈・ リ  
           .しi   r、_) | 
             |  `ニニ' /        二二二二二二二 ̄>
            ノ `ー―i´_                >/
      ? )ヽ   ;'ー  ̄     ` 丶            / /      
      `丶 \i     ┌'' ̄丶 |            /  <____
         丶 |     i 、(\i  !           |______/ 三().()
          メリ     <_  (_  ゝ
           〈     i   ̄
          _ L.]]ニ[l iニ}__
        、 `     i     ̄`\
     _/       |. .,,____   \
   /´     、.-‐''''  ̄     `\  丶
 /ノt--ー''''〜             メ  丶
(,__ゝ                    \. ノ
                         」_ /´ )
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/01/30(日) 18:33:28.75 ID:aqI2ZuKno
>>1乙ッ!!
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/30(日) 18:34:19.39 ID:Y3IO3geDO
>>1乙!
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/30(日) 19:01:44.72 ID:mpon1VpCo
>>1
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 00:04:07.91 ID:kCaZFISAO
>>1
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 00:04:22.65 ID:4eE9kr+DO
>>1
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 00:06:52.29 ID:gdXwSPWDO
>>995(Member of ≪Justice≫)

≪Justice≫──ね
どうやら、間接的な知り合い登場って感じなんだよね?

【ひらりと。向けられた視線に対して、女性は軽く手を振って応じた】
【どうやら協力する気はあるようだが、それより】
【彼女は≪Justice≫のことをある程度知っている素振りを見せていた】
【少年が集積情報をよく読み、尚且つ彼女の先程の発言をよく聞いていたのなら、分かるだろう】
【≪Justice≫に所属せずに集積情報へのアクセス権限を与えられている、とある人物の名と】
【彼女が先程口走った人物の名──恐らくは自身の名──が、同じであることに】

>>998(Mask of Eagle)

その声────?
……なるほど、キミだったんだね
んじゃ──そっちのダサネームくんは安心して任せちゃおっか、な……っ!

【にかり】
【向けられた笑みは不敵ではなく、信頼】
【マスクの男と、この女性──確実に、知り合い!】
【そして、ボールペンを投げられて彼女は更にその笑みを深くし】

>>997(Big Ban's)

ふふ、それはごめんなさいなんだよねー?

それは兎も角として──
なんだか調子悪いと思ったらいつもの「アレ」……まだだったんだよね

【不敵な笑みを浮かべつつ、女性はぐっと右手を握りしめ】
【すぅ、と息を吸うと──】


  に ゃ ー っ は っ は っ は っ は !
Say  YO  Q  ──── !!


  【────────!?】


【この行動の意味は、一体──?】
【だが、その直後のことだった】
【女性の姿が突如──「消えた」!】

【正確には「縮んだ」のだが──この暗闇だ】
【どこかへと瞬間移動したようにも錯覚するかもしれず──】
【当の本人はそのまま、小さく小さく縮んだ後。すぐにボールペンの方へと移動を開始していた】
【そのまま、ボールペンへの移動が妨害されることなければ】
【ぱんっ、と。彼女はペンを左手で触ることだろう】
【触れた後のペンは、不思議と弾力を持っていて】
【──まるで、小さなものであれば、ボールペンが移動の踏み台になるかのよう、で】
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 00:06:52.80 ID:xh4lACySO
>>1000

【少年は放たれた拳に対して】

・・・・・うぉ・・・一撃でっ?!
【後ろへ大きく下がる事で回避する】
【と、そこで】

―――――っ?!
・・・・あれは只のバイトです。
いい加減その呼び方止めてください・・・
【大鷲の仮面の男(>>998)の声】
【それは自分の耳にも聞き覚えのある『同士』の声である事に気付き】
【そうちょっと不満げに言い放つ】
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 00:12:31.04 ID:xh4lACySO
>>14
/ぬぉ・・・途中送信・・
/追記

>>994
ルカス・・・・?
【少年はそう少女の名を呼ぶ】
【少女とは初対面だが】
【何処か聞き覚えがある様で】

―――・・・・・あ!
【少し考えた後、彼女の事を思いした】
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 00:17:34.05 ID:nhvZYvOPo
>>13

―――ハハハ相変わらず騒がしい子なんだねえ貴女は…まあいいや、『任せたよ』ルカスさん

【ボールペンへと移動するルカスに、人差し指を向けて告げる】
【彼女の能力ならば…あのボールペンは非常に役に立つはず】

(そう、あのお嬢さんはルカスさんならボールペン一つで助けられるだろうさ)

>>14

気が向いたらやめてあげるよ
当分そんな気分にはならないけどね

【仮面の上からではどういう表情なのかよくわからないまま…彼は飄々と軽口をたたいた】
【どんな顔をして言っているのだろう…『彼』ならばニヤニヤした顔でからかって来そうな物だが…】

【―――不思議と、今の雰囲気を感じ取るとそんな顔をしてない気がする】




>>1000

…悲鳴を上げる前に撃沈するとは…弱ッ
これなら機関のエセ紳士のほうがよっぽどぼくの相手になったよ

【流石に、この一撃で沈むとは、少なくとも今のをあと二、三発撃ち込む計算だった事もあって】
【このあっけない大男の撃沈に…無機質な仮面の下からでも彼が今、あっけにとられているのがわかるかもしれない】

【彼は続いて『もやし』の方にその表情の隠れた顔を向けると】

…で?次はきみをボコればいいのかい?
もしかすると…きみは変身すら必要ないくらい弱いとか?

【などと挑発の文句らしいものを、彼は無機質なほどに感情を込めずに…一歩、また一歩近付いてくる】
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 00:20:41.84 ID:u8a8nGcSO
【既に子供が出歩くような時間ではないのだが】
…最近寒くなってきたし、あったかくなる薬でも作ってみようかな……
【非常に軽い足音を響かせながら一人の少女が歩いている】
もうどこも閉まってるしつまんない…かえっちゃおうかな…
【紫を基調としたひらひらフリフリのゴスロリにも似たドレスと外套】
【薄い紫色が光を受けて輝く一本一本が細くてふわふわの髪の毛】
【肌がまるで人形のように、不健康な程に透き通っている】
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/31(月) 00:27:58.28 ID:Nmm8lR/J0
>>13(ルカス)>>14(護)

[……くッ、これだからパワータイプは嫌いなんです!簡単に引っ掛かる……!
 しかし僕は違います。戦いは嫌いですが、お相手しましょう。
 このビッグバンズのナンバー2、ミシェル・ペペロンツィーノがッ!]

【……と、何処から突っ込めば良いのか分からない名乗りを上げたあと、メガネの男は】
【不敵に笑みつつ、懐から『特殊警棒』のようなものを取り出す】
【カシン、とそれを伸ばし切ると、鋭い眼光を女性と少年に飛ばし】

[僕は男女差別しない主義です。大人と子供も同じ。
 即ち女だろうが餓鬼だろうが老人だろうが、全て等しく撃滅させていただきますッ!
 500でもいいから払わなかった貴方たちが悪いッ!悪いったら悪いッ!]

【少々惨めな気がするが、そう叫びつつ】
【男は、警棒による鋭い殴打の一撃を、まずは女性――ルカスに向かって放つだろう】
【しかしその一撃は、当然というべきか。空を切ることになる】

[なッ……消えたっ!?]

【男はその様子にまたも驚愕し、これまた隙を生むだろう】
【そして、そのために先刻まで恐喝されていた少女は、完全にフリーとなる――】

>>16(ドラ)

[ひッ……!]

【こうなれば、男はさっきまでの余裕ぶった様子も完全に消え去ってしまった】
【仮面の彼が一歩、一歩と歩みを進める度に、警棒を持った右手がガクガクと震えているのが分かる】

【そして――】

>>ALL

[くッ、こいつら……強いッ!岡田を一撃で撃破した仮面野郎に、急に消えたあの女……この2人だけでも手一杯だというのに……
 あちらには、まだ《Justice》所属だという少年がいる……見た目で判断しては……いけないということですか。
 実力が未知数なら……良いでしょうッ!]

【モヤシメガネは――じり、じりと三者から距離を取るように後退すると】
【突如、カッ!と。まるで窮地に追い込まれた獣が見せる、最後の意地を彷彿とさせるような】
【一際するどい威圧の眼光で三者を睨み付けると――】

[……『ビッグバン総帥(ビッグバン・ジェネラル)総帥閣下』に報告するしかないッ!
 クッ、クケケケケケケケッ!!ざまァみろ貴方達!総帥閣下に目を付けられたらもうおしまいだッ!!
 100ぽっちも渡してくれなかったばっかりに人生棒に振ったなッ!クケケケケーーーーーッッ!!]

【――すたーん!と物凄い勢いで方向転換し、逃走を開始した】
【その逃げ足たるや無茶苦茶早い。逃げる速度だけなら超一級の戦士と同格か】
【ぐるぐる目を回しているモントリオール岡田を放置して、彼が路地裏の角を曲がって逃げおおせようとした――その時】
【ふと、その場に。場違いなくらいドスの効いた声が響く】


――アーン、ド三流のセリフ吐き散らしてンじゃねェよ、見苦しい


【――そして、どぅ、と。紅い流星が、したたかに男の後頭部に墜ちた】

[へげッ……!?]

【奇妙な断末魔をあげながら、男はその場に崩れ落ちるだろう】
【どうやら――そこの『角』に居た『何者か』が、逃げようとしていた男を打撃し、倒したらしいが――】
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 00:39:33.49 ID:gdXwSPWDO
>>15(Member of ≪Justice≫)

【彼が彼女のことを思い出して、すぐ】
【彼女は──ルカスはその場から掻き消えた】
【正しくは「縮んだ」わけであるが──今の彼に、それが見破られるか】

>>16(Mask of Eagle)

【消えたように見えた彼女ではあったが──】
【きっと、ルカスの能力を知る彼であれば分かるはずだ】
【縮みゆく寸前。刹那の瞬間】
【「任せられたんだよねー!」】
【そう、言うかのように】
【彼女は、ぐっと親指をあげた】

>>18(Big Ban's & ???)

【──ルカスにとって。ボールペンへの妨害がなされなかったことは僥光であった】
【弾力を帯びたボールペン。小さくなった彼女はすぐに其れへとよじ登り】
【ぐ、と何度か弾みを付けると、そのまま】
【ぴょーん!と。言葉は悪いが蚤のように、ボールペンの弾力を利用して大きく跳躍し】
【一直線に、恐喝されていた少女の元へ向かうだろう】
【そして、少女の目の前で突如、元の大きさへと戻るはずだ】
【少女から見たら、ルカスが瞬間移動してきたかのようにも思えるかもしれず──】

大丈夫だったんだよね?
って、この声は…………

【少女を気遣うかのように、ふわりと頭を撫でようとするルカス】
【だが、路地裏の角から聞こえてきた、知っている声に】
【どこか、楽しそうな笑顔を浮かべた】
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 00:45:09.82 ID:xh4lACySO
>>16>>19 >>18
・・・凄い・・ていうか僕何も出来てない・・
【と最初は二人の活躍を見とれていたが】

・・・あっ?!待って!!
【逃げ出すミシェルに気がついて】
【少年はポケットからカードを取り出して】
【念じる事でそのカードの効果―――『脚力の上昇』を発動させて、そして加速した脚力で彼を追いかけ初める】
【が、その彼が角で何者かに倒された事でそれは中断され少年は止まる】
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 00:48:49.44 ID:nhvZYvOPo
>>18

ジェネラル総帥閣下じゃあ総帥総帥閣下になるけど…いや、用はゴロの良さか
あーあ、せっかくの活躍シーンが消えちまったじゃん、カッコいい登場しやがって

【あーあ、と両腕を上に伸ばしながら、非常に退屈そうな態度で】
【突如聞こえ、叩き込んできた攻撃が何者であるか?図ろうと彼は近づいてくる】

ビックバンジェネラル元帥閣下ってずいぶんとチンピラ離れした名前だよね
この二人は見るからにチンピラだったのに完全に軍人っぽい感じになってるじゃないの

きみがそのビックバンって感じには見えないけどさ

【と、ショッカーマークが描かれたそののっぺりした仮面の顔のまま彼は右の人差し指を差し出して告げる】
【ルカス>>19が少女の保護を完了させたかどうかを確認した後、彼は護>>20の後をゆっくり追うように近づく】
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/31(月) 00:59:46.22 ID:Nmm8lR/J0
>>19(ルカス)

「……えっ?!あ、っ……」
【恐喝されていた少女は、目の前で目まぐるしく変化する状況についていけなかったようだ】
【今でさえ、少し遠くに居た女性が、急に目の前に出現したのだから……驚きは加速する】
【だが、先刻のチンピラふたりが地面にはいつくばっているサマと、女性がかけた優しい声に】
【どうやら自分は、窮地を脱したのだと……助けてもらえたのだと気付いたようだ】

>>ALL
「あ、……あのっ、ありがとうございます……!」
【少女は、まだ僅かに震えの残る体で、3人に向かって会釈をすると】
【そのまま、何処か気恥ずかしそうに、とてとてと大通りの方へと走り去ってしまうだろう】
【3人が物理的に得たものは何も無いが……確かに、かけがえのない『何か』は手に入れたはずだ】
【「通念」に対するその行動は「愚行」ではない……時には「流れ」に逆らうことも大切なのだ】
【その大いなる勇気は、きっと3人の人生において、何かを齎すだろう――】
【――尤も、そんなものは、最早「当たり前の行動」の領域まで昇華されているのかもしれないが】

>>20(護)
【どしゃ、と崩れ落ちるモヤシメガネ】
【そして、それを追跡しようとして、すぐ傍までやって来た護の、目の前に】

……ケッ、喧しく喚く声が聞こえてきたから……『構成員』かと思いきや……
単なるオツムの足りねェチンピラのカスとは……とんだ殴り損ッてヤツだぜ
【じゃ、と。地面の僅かな砂利を踏みしめる音と共に、影が路地裏の角から姿を現す】

【――短いアシメの黒髪で左目を覆い、首に紅いチョーカー、黒のタンクトップの上から白い陣羽織を着崩した装いに】
【首から大きな二つの『B』が鎖のように連なったデザインのネックレスを下げた青年だ】
【チョーカーには、また紅い羽根のようなものが二つ結び付けられ――】
【白い陣羽織の背中には、漢字の≪紅≫という字を崩したデザインが大きく描かれていた】
【「アーン?」と、鋭い威圧と共に、アシンメトリーに隠されていない右目が、護を見下ろす】

【……ここで、《Justice》所属の少年――護は、彼の姿に奇妙な「デジャヴュ」を覚えるかもしれない】
【「デジャヴュ」とは「体験していないはずのことが、以前どこかで体験したように感じる奇妙な感覚」――】
【きっと護は、「自分とこの青年は出会ったことがないのに、何処かで彼を見たことがある気がする」という感覚に捉われるだろう】

【しかし、よぅく記憶の糸を手繰り寄せれば思い出せるはずだ】
【彼の姿を――何度か『風霊統主の城』の廊下などで、すれ違い様に見かけていることに】
【当然、会話などはしたことはない。彼は《Justice》でもないが――確か、『客人』だったろうか?】
【それを思い出すことが出来れば……少なくとも、『敵意』は抱かずに済むだろうが】

【そして彼は、足元に転がる気絶したモヤシメガネの四肢を、足でチョンと示して】

よォ、オタク……《Justice》だよなァ。
このドチンピラふたりの処理は任せられるかァ?
それとも自警団に連絡してやった方が手っ取り早いかよ
【……と、明らかに護に向かって告げるだろう】

>>21(ドラ)

アーン?カッコイイってのはぼくの事かァ?ッたり前だろォが。
でもな、そこのデカブツを瞬殺してみせたオタクも、十二分にカッコイイって言っといてやるぜ
【ざり、と砂利を踏みしめ、青年は鋭く仮面の――ドラの方を見やる】
【その気配は、先刻の素人チンピラふたりとは段違い……明らかに『戦士』の気配だ】

ケッ、冗談ってェのは考えて言うモンだ。このぼくがこんなカッコワルイ連中とツルんでるわけないだろう。
総帥だか元帥だか知らねェが、所詮は仲良しのアホどものお遊戯ゴッコだろうさ。
オツムが足りねェからこうなるンだ……

>>ALL

……しっかし、全くシッポを見せやがらねェ。
≪R.I.P.≫の連中……すっかり活動を停止しやがって。何企んでやがンだァ……?
【――そして、青年が頭を掻きながらふと呟いた、独り言】
【そこに含まれた、或いは懐かしい「語句」は――3人にとっての、『何か』を新たに呼び覚ますだろうか】
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 01:10:29.01 ID:gdXwSPWDO
>>20(Member of ≪Justice≫)
>>21("Best Friend")

っと──思ってたよりあっけなかったんだよね?
ま、それもキミたちの協力のおかげなんだけど、なんだよねー!

【にゃっはー!と笑みを浮かべつつ、ルカスはそう告げる】
【久しぶりに表舞台に立った彼女ではあるが──嗚呼】
【ルカス・トゥアティは、何も変わらず】
【それが当然かとでも言うように、以前と変わらぬ笑みを浮かべ──】

>>22(the Girl & All in Red)

にゃはっ!
これからは気をつけるんだよね?
いつもルカスちゃんたちみたいな人が助けてくれるとも限らないんだから、ね?

【去りゆく少女に、そんな助言を施すも】
【最後は、元気ににかりと笑い】
【──「ばいばーい」】
【そんな、どこか場違いな挨拶を、彼女へと投げ掛けたのであった】

ん、で────

久しぶりだネ、紅斗
最近≪R.I.P.≫の話は確かに全然聞かないけど……
キミの方でもさっぱりってことは、地下に潜っちゃったってことなのかな、なんだよね?

【かつん、と靴音を立て】
【ルカスは親しげに、現れた青年へと、歩みよっていく】
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 01:18:42.71 ID:xh4lACySO
>>21 >>22 >>23
(・・・・あれ・・?この人何処かで・・・??)
【青年を前に少年―――護はデジャヴュに襲われるが】
【彼は城には住んでる訳でもなく、城には週数回尋ねるだけだ】
【それで更にすれ違った程度と言うなら、頭の中で彼の印象は本当に薄い物だ】

(・・・・確か・・・城で見た・・見たはず・・・)
(て事はうちの関係者かな)
【そして、城で見たかもしれないという所まで何とか思い出し】

・・・・て、あはい!ちゃんと警察につきだしときます。

≪R.I.P.≫・・・・そう言えばあれ程騒がれてたのに、何も聞きませんね。
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 01:22:42.55 ID:nhvZYvOPo
>>22>>23>>24

どうも、ぼくはカッコいいと褒められるのはだい好きだよ
最も、こんなザコだってわかってたら二人に任せてぼくは出てこなかった場合もあるだろうけどね
自己紹介はいる?…やあ、ぼく[たぬき]、嘘だけど

【仮面に隠れた顔のまま手をひょい、と二本指を束ねた右手を顔の横に上げると、感情をこめずに棒読みでつぶやいた】
【去年までずっと決まり文句のように告げていたその名乗り文句、否】


―――ぼくの事は『しんゆう』と呼びなよ、正義の味方のトモダチさ


【『しんゆう』、とその人物は本名も普段から名乗らなかったが本当のあだ名を名乗る事もしない】
【どういう心境の変化かは知らないが、彼のセリフに昔のような軽口が多く含まれていても…そのどれ一つとして『面白がった様子で告げている』感じの言葉はない】
【その無機質な仮面と同じように…言葉の一言一言がコピー機で同じ紙を印刷し続けるような無機質さで覆われている】

【―――だが、そんな『しんゆう』も≪R.I.P.≫、その一言の前では、流石にほぼ無反応同然のままではいられなかったようで】


…出来れば二度とその姿を現さないでほしかった者たちの名前だ、ずいぶん久しぶりに聞いてしまったよ
≪R.I.P.≫…≪R.I.P.≫か、予想だにしない内部分裂でも起きて組織が分裂したとか…そういう甘い考えは普通しないな
また闘う日が来るんだろうかね…アイツらとの戦いほど辛い物はないから

【その右手を自らの目の前で開き、その手のひらをじっと見つめ続ける】
【手、その物を見ているわけではないのだろう、その手を見る事で…彼にはかつての戦いの事を思い出させる何かがあるのだろうか】
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 01:37:23.77 ID:Nmm8lR/J0
>>23(ルカス)

……アーン?なンだ、夜中にあんなやかましいのは何処のオンナかと思いきや……オタクかい。
十字架バカは元気かァ?ぼくもチョイとした都合で、アイツとも最近からっきしだったからなァ。

【その鋭い、威圧的な……どこか刺刺しい雰囲気を、多少和らげて微笑み、其方を見やる】
【どうやら――チンピラのような粗暴な印象のある彼だが、意外と友人に対しては優しいのか】
【ちらりと垣間見せる、そんな印象……だが、ルカスの言葉が「それ」に及ぶと、やや表情を固くして】

……あァ、今から話すさ。どォやら、少々難儀なコトになってるようでな……

>>24(護)

【どうやら城の中で見かけたことに間違いは無い】
【加えて青年は、どうにも『ルカス』と親しいらしい……様子を見るに】
【となれば、最早彼は、少なからず『悪』の範疇には含まれないことは明白だろう】

あァ、頼むぜ。部外者のぼくが警察にコイツらを突き出しちゃァ事情聴取とかありそうでよ。
あンまりゆっくりしていられない身なんでな、そいつは避けたいんだ。
《Justice》だってンならハナシもソッコーでカタぁ付くだろ……悪ィな、面倒押し付けたみたいでよ

【そして、語調は荒いが、その言葉には優しさや申し訳なさが内包されている】
【それは、少なからず「信頼」の鍵となるだろう】

>>25(しんゆう)

アーン?『しんゆう』?……ハッ、何だァ、カッコでもつけてンのか?
……ま、何があったかは深く詮索はしねェさ。そいつはカッコワルイし、無粋ってモンだ。

【と、青年は肩を竦め――敢えて、なのか。その奇妙な様子、名乗りには、一切の追及をせず】

……そして……何だ、どうやらオタクも……少しは『関係』してるらしいなァ……


……ってコトは……オタクら全員、少なからず関わりがあるか……『認知』はしてンだな。
……だったらハナシは早ェな。


数ヶ月前、あっちこっちで暴れ回ってやがった≪R.I.P.≫ってェ集団のコトを覚えてるか?
『日陰者たちの理想郷を創る』ッてェ大層な理想を掲げて、全国的にテロ活動をやらかした過激派さ……
高い戦闘力を保有していやがったンだが、或る日を境に、パッタリと大規模な活動を停止しやがった……理由は謎だ。

それ以来、末端の構成員や、『ノクトクルセイド』って呼ばれる一部メンバーはチラチラと目撃されてんだが……
上位の『幹部』クラス……それに≪四刃(フィーア・シュヴェアート)≫って呼ばれる尖兵突撃部隊は全く姿を消していてな。
ぼくもそれを追って、暫くあっちこっちを回ってたんだ……

【――ここまで話して、青年は一旦息を吐き】
【やれやれ、といった様子で……いや、その裏に確かな危機感と緊張感を内包した調子で――続きを紡ぐ】

……そしたらどうだい。最近、ようやっと「≪R.I.P.≫が活動再開の兆しを見せている」ってェ情報を掴んだ。
しかも、どうやらこの活動停止期間中に、何処かに『基地』のような『侵攻拠点』をこさえたみたいでよォ……
いままでの『活動停止』は……どうやら『本気』で攻撃を仕掛けるための『準備期間』だったみてェなんだ。
まさに『嵐の前の静けさ』だったワケだな。

で、ぼくはその足取りを追ってたワケだ……末端の雑魚が街中で厄介ごと起こしてねェかって、張り込んでよォ。
そしたらオタクらと出くわしたわけだな……

……っと、名乗るのが遅れたな。ぼくの名前は『紅丸』。
『紅丸紅斗(べにまる べにと)』だ……櫻の国の流れの用心棒さ。
今は、「ある御人」の用心棒として≪R.I.P.≫関係に首を突っ込ませてもらってる……よろしく頼むぜ。
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 01:56:15.38 ID:gdXwSPWDO
>>24(Member of ≪Justice≫)
>>25("Best Friend")

(ドラ──?)

【友人の、その名乗りに】
【ルカスは僅かな疑問を覚えた】
【かつてあった軽さも、すっかりなくなってしまったドラ】
【顔も仮面で覆い隠し、その感情を表情から伺い知ることも、今は不可能で──】
【彼に一体、何があったのか】
【それを聞くには。この場にいる人間の数が些か多すぎた】
【故に、ドラの変化について今は尋ねることはなく──】

>>26(All in Red)

にゃーっはっはっはっは!
お久しぶり!なんだよねーっ!
クロワちゃんは相変わらずだよ!クロワッサン大好きっ!て感じなんだよねー?

【ぱたぱたぱた、と腕を子供のように振ってそう答えるルカス】
【これだけ見れば、ただの電波にしか見えないのだが】
【実際は、なんだかんだで義賊をやっているのだから驚きだ】
【だが、話が真面目なものへ移るとすぐに表情を真剣なものへ変え】
【うぅん、と手を口元へと当てて何かを考えこむ素振りを見せた】

──これからが本番、ってわけなんだよね……
ルカスちゃんの出番は──っと、これはあんまり関係ない、か

>>All

っと、もうこんな時間だし、ルカスちゃんはお暇しようかな?
またね、ドラに紅斗!それから≪Justice≫の少年!

縁があったら──また会おう!なんだよねーっ!

【──最後に、それだけ笑顔で告げると】
【た、たんっと大きく跳躍し】
【近くにあったドラム缶へ、ドラム缶から、民家の屋根の上へ】
【まるで猫のように軽快な動きを見せ──】
【星のピアスの輝きを、僅かに残し】
【そのまま彼女は、聖都の夜へ、姿を消したのであった】

/明日ちょっと早いので、先に離脱させていただきます!
/お疲れ様でしたー!
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 02:36:35.38 ID:nhvZYvOPo
>>26
【じゃあね、と彼は去っていくルカス>>27に手を振って見送りながら】

…そうしてくれるとじつにありがたいよ
≪R.I.P.≫…ぼくは本当にご存じさ、闘った事がある…justiceの戦闘者としてね

闘って…必死に生きようとしていた男を死に追いやった事がある

【闘った事があるからこそ、彼は『アイツらとは戦いたくない』と考えている】
【『日陰者たちの理想郷』、その言葉を聞いたらなおの事、彼の言葉から感情の色が消えて行く】


…活動再開、もしかして今日の内に手に入れた最新情報かい?だとすると悲しいもんだな
ぼくらがその最初の情報を受け取る人間になるなんて
まあ、いいさ…話してくれる?

【首をかしげて、彼は左手を差し出し、返事を待つ】

/失礼ながら、先に返させていただきます
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 02:42:26.04 ID:xh4lACySO
>>26

さて、では僕もそろそろ、失礼しますね
【そう護も去ろうとする。】
【気付いたらもうこんな時間だった、】
【少年は自分の家へと歩き出す】

【尚、去ろうとする二人を引きずり連れていこうとするだろう】
【帰りの途中で警察に立ち寄り】
【そこで二人を差し出すつもりだ】

/自分もそろそろ離脱します
/乙でしたー
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/01/31(月) 02:46:02.86 ID:Nmm8lR/J0
>>27(ルカス)

ハッ、そうかい。安心したぜ。……なンだかんだ言って、今のアイツにゃ、オタクが一番近いンだ。
シャルを頼むぜ、アイツは、ああ見えて意外とガラスのハートだからよォ。くっくっく、……
【……と、紅丸は何処か愉しそうに、そして嬉しそうに喉を打ち鳴らして】

……おォ、じゃあな。ま、オタクなら間接的な連絡手段はある。
大事な部分は、またシャルを介して伝えさせてもらうぜ。
/長引いて申し訳ございません!お疲れ様でした、ありがとうございました!

>>28(しんゆう)

……そうか。……そうだな、それが≪R.I.P.≫の厄介なところだ。
あいつらは……少なくとも上位幹部は……全員が、戦いに対する≪信念≫を持っている。
その≪信念≫だけを見れば、それは「尊敬」に値するくらい気高いモノだ……
……だが、ヤツらが目指してるモノは……言わなくても、わかるな?

……いや、情報を手に入れたのは数日前だ。とはいえ、それからシッポを掴めてないから最新情報ってことになる。
悪いが詳細は話せねェぜ。『情報』ッてェのはな。時に『生命』に匹敵するくらい扱いが重要なンだ。
だが、ヤツらが活動を再開する兆しがあるという……それだけは確かだぜ。
だからぼくは、こうして街の路地裏で……≪R.I.P.≫の構成員が現れるのを張ってたんだからな。

>>28(しんゆう)>>29(護)

……ま、今日はどうやら、とんだハズレクジを引かされたみてェだが……
とはいえ、アタリっちゃぁアタリかな。オタクらに、この「情報」を伝えることができた……

……オタクらに頼みがある。
この『≪R.I.P.≫が活動再開の兆しを見せている』ってェ情報を、出来る限り「拡散」してくれねェか?
『脅威』は全員で共有するモンだ……そうやって乗り越えていくモンだからな。
≪R.I.P.≫が活動してた頃からズイブン時間が経ったから……そもそも連中を知らねェ奴等も居るだろう。
そういう奴らにも、出来る限り伝えていってくれ。そして、協力を要請して欲しいンだ。

ヤツらが目指す『理想郷』なんてのは、現実の理想郷とは、遥かに程遠い……
自分(テメエ)ら以外の連中を蹴落として、優越……優位……安寧に浸ろうとする、ネジの外れた、ボケた幸福論だ。
その『安定』は、今ある『平和な、罪も無い人々』を叩き落して、それをイケニエに築かれる『犠牲の安定』……
……そんなものを、理想郷(アルカディア)なんて……自己満足にも程ってモンがある。
……奴等の言う『理想郷』の本質は『世界の“天秤”の逆転』……
『不幸をおっ被っている自分たちが幸福になるために、今幸せな他人を蹴り落とす』……
……自分の責任を他人に押し付けて解決しようとする、フザけた理論だ。
……さっきも言ったように奴らにゃあ、ひとりひとり、戦いに対する『信念』がある。それだけは評価できるが……
それが向かう先にはどす黒いものしかない。こんなモンは……絶対に成し遂げさせちゃ、いけねェんだよ。
【――そう零すと、紅丸は。真剣な面持ちで自らの『左腕』を眺め、ぐ、と握り締めて】
【再び、去ろうとしている護と、仮面に表情を隠された「しんゆう」、両者に視線を戻し】

ぼくは引き続き、連中の動向を調べる。
調べつつ、今日みてェに出来る限り多くの協力者を募るつもりだ。
だから、オタクらも……そいつに協力してほしい。
……頼むぜ。
【と、そこまで告げると――小さく、頭を下げる】
【彼は恐らく、他人に易々と頭を下げるタイプではないだろう……だが、プライドよりも優先すべき事項というものがあるのだ】

それじゃあ、ぼくもそろそろ行かねェといけねェ。
時間を取らせて悪かったな。何かあれば、Justiceの本拠地の方に赴かせてもらうぜ。
また会おう、お二人さん。この物騒な世界で、互いに生きてりゃァな。

【――と、そんな言葉を投げかけ、やがて、彼もまた路地裏の闇へと消えてゆくだろう】

/ここで〆とさせていただきます。長い間お付き合いいただきありがとうございました。お疲れ様でした
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 03:22:20.64 ID:nhvZYvOPo
>>30

…なるほどね、事情はぼくにも理解できたよ、とりあえず警戒しないといけないって所まではね
ヤツらが…そう、『彼』以外のヤツが目指している物と言えば…確かにマズイかな

【でも、と彼は思う】
【今の『しんゆう』だったら…なおの事彼らの気持ちが理解できてしまう】
【『不幸をおっ被っている自分たちが幸福になるために、今幸せな他人を蹴り落とす』…そうしてでも幸せになりたい者たちの気持ちがなんとなく理解できたから】

【その次に、彼は思った…自分は、あの日の『勝者』になるのは相応しくなかったのではないのか、と】

…全くもってさ…こんなぼくの、どこがjusticeなんだよ…

【紅丸が去っていくのを後ろから見送りながら、彼はそう呟きながら拳を握りしめる】
【しかしそこで立ち止っていられない、この状況を打破するために…必死に抗わなくてはならない】

【彼は手のひらをかざすとその手のひらにカブトムシの形の機械が止まる】
【USBメモリを抜いて携帯の形にすると…≪R.I.P.≫の情報の入力を無言で始めた】

【…外の敵と戦う前に、本気で闘わなくてはならない敵の存在に怯えながら】
【←To Be Continued...】

/乙でしたー!!
/いえいえ、お疲れさまでした―!
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 21:01:48.22 ID:7wVvPqhYo
【 水の国―――国境付近 】


【ざっくざっく、ざっくざっく――――からから】


【響くのは土を掘る音=Aそれから『車輪の回る音』】
【深い森の中に“切り開かれた”広場……其処には、一団≠ェ居た】


「――――時間だ。 A班からD班は休憩に入れ。」


【黒髪蒼眼、スーツ姿の青年が指揮するのは30人ほどの作業員達】
【「機関」のマークが付いた軍服を作業着代わりに――どうやら、穴≠掘っているらしい】


【――――この穴=\―……相当に『大きい』】
【入り口部分は傾斜≠付けて掘られており、『車』も楽々と通れそうな其れである】
【補強も為されているらしく、見る限りは頑丈。 ランプの行列は最奧が見えないほどに続いている】



…………………ジャッキーニさんも、休憩されてはどうですか―――。
今からハーブティを淹れますから…………お寒いでしょう―――。


「いえ、一刻も早く“此れ”を完成させねばならない次第ですので……休憩する訳には。
 ――――ハーブティのみ頂きましょう。 感謝致します、奈々浦殿。」



【穴からは少し離れた場所、テントの下から声を掛けるのは、椅子に座った一人の女性】
【何処か烏≠フ漆黒を思わせるドレスをふわりと身に纏い、其の上にコートを重ねている】
【右肩には同色の布の薔薇飾りが付けられていて、唯一の例外は長い銀髪】
【薄倖=\―――喪服のような装いからは、そんな印象を感じるかも知れない】


【どうやら『交代』の時間らしく、ぞろぞろと別れる作業員を尻目に――彼女は、ハーブティを淹れ始めた】
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 21:04:27.06 ID:ZT2Q+nTd0
【路地裏】

さあ今日も見回りだ!
小さな女の子が空から落ちてくると言うシュチュレーションは私は好みだ!
しかし、食パンをくわえながら女の子とぶつかるシュチュレーションも好きだ!!
【なんか変な事を叫びながら】
【オレンジのショートヘアーに、茶色の瞳で、赤いジャージを着た女性が歩いてる】

しかし!!幼女はカワイイ!!カワイイは正義だ!!モフモフクンカクンカしたい!!
【へ……変態だぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!!!】
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 21:13:53.31 ID:lGERLyyM0
>>32

【コッコッコと、靴音が鳴り響く】

いやはやお疲れ様です……せいがでますね…フフ

【そんな声が響き渡る】

【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

しかし、少しばかり埃っぽいですね、ここスーツが汚れてしまう…

現場の責任者はどなたですか?

【柔和な笑みを浮かべ、帽子を抑えながら呟く】
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 21:22:47.39 ID:7wVvPqhYo
>>34

【現れた彼に対し、作業員達は一旦動きを止めるも――】


「――ナンバーズ殿だ。 気にせず交代を急げ。」


【『数字』を認識した青年は、次いで上司≠ゥら聞かされていた情報を想起】
【相手が其の身形からして、『レギン』であると認識すると――腕を振り、彼らを急かす】


【――こつん、と同様に足音を響かせると、彼はレギンの前方へ出て】


「……私、≪No.63≫配下のジャッキーニ=ライオニウス≠ェ監督させて頂いて居ります。
 何か御用でしょうか、≪No.71≫殿――。」


【若いながらも、立ち居振る舞いには『才覚』を匂わせる青年――ジャッキーニ】
【彼は、粛々とした態度でレギンに応対する】
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 21:29:25.86 ID:xh4lACySO
>>33
はぁ、あれぇ・・?何処落としたかなぁ・・・、
【とそんな彼女の前からやってくる人物が一人、】
【顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【そんなメイド服を来た―――“少年”である。】
【【しかし、顔と良い、服といい】
【普通に少女にしか見えない】

早く、バイト戻らないといけないのにぃ・・・
【少女―――いや少年は何か探している様で軽く泣きそうになりながら下を向き歩いている、】
【前からくる女性には目もくれず、気づかず】
【このままでは多分、女性に激突しますです。】

/未だおりますか?
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 21:34:16.46 ID:c5DGlMLX0
>>36
む?
【キュピーンと目が光り、少女を――いや】

どうしたんだ?そこのカワイイ子!!抱きしめてモフモフしたいぞ!!
【爽やかな笑顔で言いながら】

【そして彼女の眼は彼の喉元や骨格を見て性別を判別しようとする――この変態眼で!!】

【なお彼女はバイでもある】
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 21:34:50.34 ID:nslSa91e0
追加>>37
/いますよー
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 21:36:47.78 ID:lGERLyyM0
>>35

【にこやかな笑顔と共に帽子を取り】

そんなに畏まる必要はありませんよ…貴方の上司は百家さんでしょう?

直属でもないのならもう少しフランクにして下さい…私も緊張してしまう

ご存じのようですが改めまして…

≪No.71≫のレギンです…以後お見知りおきを…ライオニウスさん

【丁寧にお辞儀をした後に帽子を被り直す】

何、ただの視察ですよ……私実を言いますと水の国支部 支部長代理≠燒アめさせて頂いております

ですので少し目を通しておきたいな…と

貴方達の計画についても少しお話したいですしね…

【ふむ、と辺りを見ながら呟く】
【依然、人を食ったような表情は崩すことがない】
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 21:49:13.30 ID:7wVvPqhYo
>>39


いえ、私はヒラ≠ナすので。
……水の国支部長代理殿≠ニお呼びした方が、宜しかったでしょうか。


【人を食ったようなレギンの笑顔と対照的な、無表情=z
【生来の性質が『そう云う物』なのだろうが――少し穿った見方も、出来る】
【最後に付け足したのは、少しだけの皮肉……そんな事は知っている≠ニでも言いたいのだろうか】


――はて…、……計画≠ナすか。


……私の様な卑小な者が知る限りでしたら、協力させて頂きましょう。
尤も『立案』は管轄外ですので、“全て”を把握している訳では有りませんが。


【「こちらへどうぞ」と声を掛けつつ、歩んで行くのは女性の居るテントの方向】
【大き目のテーブルの脇に立ち、「どうぞ」と自分と相対する様な位置を薦めて――】


「……初めまして、奈々浦桔梗≠ニ申します―――。
 以後、お見知り置きをお願いしますね―――。」


「あの―――……ハーブティは、如何ですか―――?」


【ふわり――微笑んだ女性は名を名乗ると、カップを用意しつつ小首を傾げて】
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 21:52:51.03 ID:xh4lACySO
>>37
え・・っ!?えっと、
【ビクリと彼女の声に気がついて】

・・・あの・・・ここで落とし物したんです。・・・学校からバイト先に行く途中で・・・
【明らかにおかしい彼女の視線に怯え気味にそう答える】

(な・・・何この人・・・ていうかこの姿・・見られたぁ・・・最悪だぁ・・・恥ずかしい・・・)
【少年の身体は普通の男性の身体よりも少し痩せ型】
【だが、女性ではない事は流石にその身体は隠し切れてはいない】
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 22:01:43.02 ID:ChJ11JqH0
>>41
何を落としたんだ?私も探そう!!
【爽やかな笑顔でそういい】

うむ!男の娘の恥じらう姿もカワイイな!ご飯三杯いけそうだ
【爽やかな笑顔で変態発言】

それで何を落としたんだ?
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 22:06:20.15 ID:lGERLyyM0
>>40

まっ代理はあくまで代理でしかないのであしからず

そう恐い顔はしないで下さい…根堀り葉堀り調べようって訳じゃありません

【肩を竦めながら笑う】

とは言っても内容はそこまで詳しく話して頂かなくて結構です
同じ機関≠ニいっても一枚岩ではない…個々が思い描く理想や野望…

それを実現するための器≠ナしかありませんからね

具体的な被害規模、及び影響…を知りたいだけです

【柔和に笑いながら後に続き】
【指定された場所へと腰かける、女性に対して微笑み】

これはこれはご丁寧に……頂きますよ…

あの……リュビアさんと違って随分と物静かな方ですね…

【帽子を外してテーブルに置き、手を組み、腰かける】

そうですね、一度支部の方にも来て頂きましょうかね…

肩書き≠ェ増えたことにより、貸出できる兵も増えたことですし…
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 22:13:15.38 ID:0fxl/PdFo
【商店街】

【夜も更けこみ人通りも少なくなってきた午後】
【小物屋か何かの前で、少女が紙を配っている】
【大きなサングラスをかけた少女の、ウェーブした水色の髪はふわふわと揺れ】
【白い総レースのワンピースと、翼のチャームのついたペンダントを着けている】

あのっあの、これ、よろしかったら……あっ

【が、どうしてなかなかそれを受け取ってはもらえないようだ】
【その紙に書いてある内容は――】


―――――――――――――――――――――――――


                 アンケート


 Q1.あなたにとっての正義とはなんですか?


 Q2.正義のためにできることってなんですか?


 Q3.強くなるためにできることってなんですか?


 Q4.強くナ ξω






―――――――――――――――――――――――――


【……手書きのアンケートは、途中で力尽きている】
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 22:14:25.44 ID:xh4lACySO
>>42
ば・・・ばれた・・っ?な・・何でですか・・!
【少年は驚愕した顔をするが】
【すぐに恥ずかしさの出た赤面に戻って】

・・・み・・見ないで下さい・・・・
【そうスカートの裾をギュッと握る 】
【そしてそのまま】

・・・・・学生証です。
【そう女性の問いに答える】
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 22:22:44.99 ID:7wVvPqhYo
>>43


「リュビアちゃんは、何時も元気で良い子ですからね――。
 ……さて――、では、私は見廻りに行って参ります――――。」

……了解致しました。 お願い致します。


【微笑を浮かべたまま、ハーブティを二杯注ぐとテーブルに置いて】
【軽く会釈をすると――桔梗は、テントから出て行く】


――――……、…被害規模=A及び影響≠ナすか。


【――残ったのは、『冷静』を絵に描いた様な青年】


『私の聞いている限り』では、100%の作戦遂行の暁には……水の国全域の占領=B
被害規模は、場合によっては数万人――尤も、この辺りは不確定要素の様です。
詳しい事は、追々皆様に通達する事に成るでしょう―――。


【ハーブティーへと手を付ける事は無く、只、カップからは湯気が上がり続ける】
【其の向こうに鎮座する蒼の双眸には―― 一寸の揺らぎも無く】


……いいえ、これ以上の提供≠ヘ結構です。


【―――兵の貸し出し≠ノ関しては、『NO』を返答して】


――……計画≠ノは、大規模な戦闘≠伴います。
余り此方に数を裂かれますと、その際に“戦力不足”を起こす虞が御座いますので――。


【恐らく此れは、百家の考え≠ネのだろうが――彼の本心は、知れた物ではない】
【『体の良い方便』なのか、或いは『事実』なのか……どちらにせよ、淡々と返答を返すジャッキーニは優秀≠ネのだろうが】
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 22:23:10.08 ID:UifsWeR7o
>>44

……――――――

【その少女の前を横切るようなルートで】

【淡い真珠色の、およそ腰あたりまで伸びた髪を揺らし】
【ピンク色のタートルネックのセーターの上に乳白色のくるぶしまで隠れるようなロングコート】
【茶色の革製のロングブーツを履いて更に白色のマフラーをした】
【片手に鞘入りの剣を持っている点を覗けば極自然な一般人な女性の姿が近づいてくる】

……………
(こんな時間に、何を……?)

【なにやら通行人に訴えかけている彼女の行動が気になったのか】
【そちらをじっと見つめながら歩いている】
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 22:27:34.64 ID:q9WGDbCv0
>>45
変態をなめるな!!
私はありとあらゆる場所をなめまわすように見ているし、私は区別をつけて見る!
【誇らしげに言いながら】

恥ずかしがるな!誇りに思うのだ!!貴方の顔や体型はまさに男の娘になるために産まれたとしかいいようがない完成品だ!!
女装は文化だ!!誇りだ!!さあ今こそ輝く時だ!!!
【……ダメだ…この変態…速くなんとかしよう】

よし!私も探そう!
【そう言いながら一緒に探そうとする】
【根は良い人のようだ】
【変態だが】
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 22:29:59.29 ID:0fxl/PdFo
>>47
こ、これ、おねが・・・あっ、これ、よかったら!

【受け渡すことも出来ずに同じ紙ばかりを持っていた次第、ふと相手の姿を視界に映して】
【そちらにぱたぱたと駆け寄っていくと、そんな手作り感あふれる紙を、おずおずと差し出す】

あ、と、そうだ、こっちも・・・

【続いて、細いボールペンも一緒に手渡そうとする】
【配り続けた手は、しもやけて赤い】
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 22:35:45.72 ID:lGERLyyM0
>>46

【置かれたハーブティーを口にしてから】

いやぁーおいしいですね…私もおいしいお茶を淹れてくれる秘書が欲しいものです

成程成程……随分と大規模な作戦のようですね…

まぁ支部の方は空間隔離≠ナもさせておきましょう…そのために集めていますしね

【ぽつぽつと呟きながら頷く】

おや、よろしいのですか……

まぁ、何かしら協力が必要でしたら仰ってください

【少し意外そうな顔をして帽子を撫でる】

では私からは以上です……貴方からは何かありますか?

51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 22:37:57.18 ID:UifsWeR7o
>>49

…………?

【何かしているのは分かっていたが突然の少女の言葉に】
【なんだろう?と首を少し傾げて】

アンケート?……これは……

【半ば少女の言葉に押されるとうな形でその紙面を受け取る女性】
【目を細めてじっと並べられた文字を見つめるが】

……っ!……これは、君が作ったのか?

【その質問にほんの少しだけ目を見開いて直ぐに戻す】
【その時の彼女の表情には迷いと恐れが混じっていた】

【ボールペンを受け取る、視界に赤い彼女の手】
【静かに見つめて少女に尋ねる】
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 22:41:05.14 ID:xh4lACySO
>>48
(へ・・へ・・・変態DAAAAAAAA!!?)

その言葉は・・何か褒められてる様で嬉しいような・・・
男としては侮辱されてる様な・・・・
・・・・何この気持ち・・・・
【すごく・・複雑です・・・。】


・・・有り難うございます。いつも帰りはここしか通らないんでここらに落ちてるのは確かなんですが・・・
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 22:45:44.87 ID:0fxl/PdFo
>>51
……う、そ、そうです……や、やっぱり変ですか?

【対して、少女の方はうつむき耳まで真っ赤になって頷く】
【出来栄え、加えてその内容を人に聞かねばならない事について恥ずかしく思っているようだ】

あ、の……その、い、いやなら、結構ですから……

【おそらく受け取ってもらえるところまでいっても書いてもらえたことはないのだろう、非常に消極的だ】
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 22:49:18.62 ID:7wVvPqhYo
>>50


――……私から、ですか。


………そうですね、では、一つだけ。
私の部下に当たる男――名は三刀屋 種臣≠ナす――が、水の国で『斬殺』されているのが見つかりました。
彼に与えていた任務は、Dの拡散°yび……―――



               ――――――『デモ隊の組織』。



              【 ――――――――――……? 】



――“好戦的”な男でしたから、恐らくは私闘の結果であると思うのですが。
其の為、彼の職務の後任に――他の任務との兼任≠ナ、 王鼬瓏(ワン・ユーロン)≠ニ云う男が就いています。
彼には、出来得る限りの『便宜』を図って頂ければ幸いです。



【―― 一息に其処まで言い切ると、ジャッキーニは立ち上がる】
【「お送りしましょう」と事も無げに話す彼は……、気付いていない@lで】
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 22:51:54.53 ID:OPLZEHjf0
>>52
何を言う!褒めているのだ!!私は貴方をお持ち帰りしたい気持ちでいっぱいだ!!
しかし!!変態にも変態のルールがある!!
イエス!!ルック!!ノー!!!タッチ!!!
決して手は出さず視姦のみだ!!脳内でウフフキャハハな妄想はするが実際には何もしない!!
【爽やかな笑顔で言いながら】
【……コレでも元の世界では父親が警察関係の御偉いさん………どうしてこの子が産まれた育った!?】

よし!!捜すぞ!!
【そして探し始めるだろう】
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 22:52:51.97 ID:UifsWeR7o
>>53

まあ変ではある、変ではあるけれど
うん、その何だそこまで恥ずかしがる事も無いと思う

【女性は170cm程の高身長、多分見下ろす事になるハズ……?】
【見上げれば「どうしたら良いのか分からない」そんな困った表情を浮かべている】

嫌では無いよ、だけども――――
私も多分君と同じだ正義が何かよく分からないんだよ
そういった意味では私は君が欲しいような答えは持っていない、ごめん

【何かに疲れたような溜め息を1つ】
【そして小さな声で謝る】

でもきっとこの道を行く人に尋ねても……
君が納得するような答えは得られないような、気も……する……

【行き交う人々、あれらはどう仕様も無いほどに「他者」だ】
【それ1人で世界が出来上がってしまっている、恐らく外部の者など目に入っていない】
【疎外感とも言えないが、彼女は陰鬱な思考の中でそう確信していた】
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 23:01:35.34 ID:lGERLyyM0
>>54

【話す男を蛇のような瞳≠ナ見つめ】
【話終わると笑みを浮かべて立ち上がる】

分かりました、お任せ下さい……

しかし、貴方はよく働きますね……

【帽子を手に取り、クルクルと回してから被る】

休養もとった方がより仕事も捗りますよ…?

随分とお疲れのようだ……失敗≠オてからでは遅いのですよ?

【帽子の位置を整えながら、後について行く】

【うっすらと瞳を開けて、前を歩く青年の背中を眺めながら】

58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 23:04:08.58 ID:5lVuZlaDO
>>56
うう……いいん、です。自分でもちょっとよくない出来だって思いますし……

【少女は150にも届かないくらいの背丈、見上げる首の角度は随分と急で】
【恐る恐る上げた目に飛び込んだ表情に、少女の顔には焦りにも似た感情が混じる】

うあっ、その、いいんですいいんです!自分で分からなくなっての末の苦肉の策ですしっ……
……みんな、迷ってるなら、それも一つの答えだと思うんです

やっぱり……そうですよね。
もしかしたら、だなんて、無理に決まってるのに……

【そうして、ゆっくりとまた俯いていく】
【同じだと言う相手の表情に、うまく二の句が継げないようだ】
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 23:04:57.37 ID:xh4lACySO
>>55
何それ!!怖いですよっ!?
【視姦止まり・・だと・・】
【法律じゃこの変態は裁けないというのか!!】
【いや、親が警察なら法律が何かしら効いたとしても裏で手回しされてどの道裁けないじゃいか!罠だこんなの!】
【うぅん・・・変態な割には策士である。この娘】

【さて、肝心の探し物だが―――ぱっと見では見つからない】
【と言う事は目も行かない様な、死角の様な所に落ちているのだろうか?】
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 23:09:12.77 ID:7wVvPqhYo
>>57

【其の言葉に、レギンを振り返ると――少しだけ、眉を顰める】
【『不快』と言うよりは、『不思議』さの先立った顔……直ぐに、無言で前を向いて】


――……ご心配、痛み入ります。


【―――気付いたのか否か、定かでは無いにしろ……冷静≠ノ、言葉を返した】
【そのまま彼は足早に歩き出し――森の外まで、レギンを送るだろう】




【――……今宵の月は、其れほど美しくは無い】
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 23:11:11.19 ID:RvpINtxr0
>>59
何を言う!全然怖くはないではないか
【爽やかな笑顔で】
【いいえ。何も考えてない変態運動馬鹿です】
【元の世界では運動と言いながら喧嘩やスポーツばかりやってた問題点な高校生】

ふむ……見たかぎりではないな
【そう言いながら地面にはいつくばり物の隙間とかにないか探そうとする】
【べ…別にスカートの中を見ようとしてる訳じゃないんだからね///】
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 23:12:48.03 ID:UifsWeR7o
>>58

出来というか、その……いや何でもない

【寒空の下でこんな事をしている事自体が、という言葉を飲み込み】
【表情を隠したような無でただただ見つめる】

そうなんだ……そうか、君は尊いね
私は暫くはこの迷いの中に足を持って行かれたままだろう……

【分からないから分からないなりに行動に起こしている彼女が】
【とても眩しく、尊く思えた―――それに比べて自分は……】

もしかしたら、はあるのかもしれないけど
そうやって見ず知らずの他人から得た答えにどれほどの価値があるのだろう?
或いは見いだせるのだろう?……やはり私は分からないよ

【ごめんね、と呟いて】
【空いている片方の手を少女の頭に伸ばし軽く撫でようとする】
【その手はどこか「惑い」を持っていて微かに震えていた】
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 23:17:33.49 ID:lGERLyyM0
>>60

【いえいえ、と言いながら柔和に笑い】

これはあくまで忠告なのですが……

この国を落とすのはそう容易ではないですよ?

もはや傀儡と化したJustice≠ヘ置いておいても番犬は沢山います

それに…思わぬ所から横槍を入れられる♂ツ能性も無くはないですから

まぁこちらも協力は惜しみません…なんなりと…

【スーツに付いた埃を払いながら嗤う】
【そして森へと歩きだし】

それでは引き続き頑張ってください…ヒラ機関員≠ウん…?

【最後に振り返り、そう呟いた】
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 23:21:49.72 ID:5lVuZlaDO
>>62
尊いだなんて……私は、ただ、何も知らない分からないから、何かしようとしただけで
【まるで責められているかの気分を覚え、自然と背は丸まり】
【初対面の自分にただ心情を吐露する相手から目をそらす】

……あの、変な事でお姉さんを困らせてしまって、すみませんでした
何か、用事とかあったんですよね?引き止めてしまって申し訳ないです
【ただ、軽く柔らかに降りる髪を撫でられるままに撫でられながら】
【謝る事しか思考に浮かばず、相手の今の悩みの種が己に由縁するのならと】
【申し訳ない気分に、一歩遠ざかる】
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 23:25:19.09 ID:xh4lACySO
>>61
・・・・あぅ・・う・・・
【とその時!】
【そのしゃがみこんだ状態のまま】
【もしごみ箱の方にに視線を向ければ、ごみ箱に隠れて、その後ろに“何か赤い物”が落ちているのに気がつくだろうか】


【因みに念の為記しとくと】
【少年のスカートの中―――残念!スカートの下は黒のスパッツを穿いていた為詳しくは確認出来ない!】
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 23:27:52.18 ID:RvpINtxr0
>>65
スパッツか!!残念だ!!!
【ん?あそこの赤いのは違うか?】

【……………】

【爽やかな笑顔で言いながらゴミ箱の所を指差しながら】
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 23:27:58.54 ID:7wVvPqhYo
>>63

【レギンが振り返った時――既に、ジャッキーニ=ライオニウスは背を向けていて】
【まるで「判っている」とでも言うかの様な早足で……森の中へ、消えて行った】





【尚、穴=\―真っ直ぐに続く其れは、地図から推し量れば『とある街』に続いている事が判るだろう】
【其れほど大きな街ではなく、精々が中規模=c…だが、一つだけ“特別な事”がその街には有った】



【ルビーシャ≠ニ呼ばれる其の街では――近々、『国賓』を招いての式典が行われる―――。】


/お疲れ様でしたー!
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 23:29:35.95 ID:lGERLyyM0
>>61

/乙でしたーー!

69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 23:34:09.30 ID:UifsWeR7o
>>64

その行為がどれほど素晴らしいことか……
……いや、何でもないただの妄言だ気にするな

【彼女の尊さを説いたところで自分が同じに成るわけでもない】
【自分のこれはもしかしたら下らない行為かもしれない】
【目を伏せ何でもない事だと付け加え】

困ってないよ、それに君が謝るような事でもないから気にしないで
(結局全ては自分に起因するものなのに、彼女を困らせても意味はないだろう……愚かな)

【ふ――と軽く笑い掛けて、その手を離す】

用事は無いようなものだ、さして意味もなくぶらついていただけ
だから謝る必要も無し……だよ

【アンケート用紙とボールペンを少女に渡そうとし】

ただ強くなる為に出来ることといえば、鍛錬しかないだろう……とは思う
精神的な強さまでは分からないけれども――――
ところで寒い中で手袋も付けずにいるのはよろしいとは言えない

【思い出したように自分のコートのポケットを漁り、取り出したのは革製の手袋】

だからハイ、これ……末端を冷やしすぎるのは駄目だから
貸してあげるよ、返さなくていいから……ね?

【それを何も答えられず書けなかったアンケート用紙と一緒に少女に渡そうとする】
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 23:42:44.70 ID:LF2iAZPlo
>>69

……ごめんなさい
本当に、ほんとうにごめんなさい……

【少女は――残念ながら、相手のように悩むところまで至っておらず】
【ただ漠然と、相手の言う「他者」の立場から、安寧を望む中から抜け出そうとしている最中】
【相手の重い苦しみなど理解できるはずもなく、ただ混乱の中で謝罪を繰り返した】

鍛錬……うう、実は、自分ひとりじゃどういうことをすればいいのかわからなくて。
それも困ってる内容の一部だったりしたんですよね……

【未だ全くの一般人に近い身、相手の言葉に苦笑で返し】
【アンケートと一緒に手渡されたものに、数秒きょとんとした表情を浮かべ】

……へ、えっ!?そそそそんな、悪いです申し訳ないですそんなのだめです!
せ、せめてお名前とか……! あ、あとでちゃんと返しますからっ!
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 23:44:07.63 ID:xh4lACySO
>>66
・・・・て、何でスカートの中見てるんですか!!
【女性がスカートの中を見てるのに気がつき】
【瞬時にスカートを押さえる】

ん?・・・・・あっ!
【少年は女性の言葉にその見つけた何かに近づいて拾い上げる】
【そして――】

ありました!
【そう見つけた赤いカバーがつけられた小さな学生証を見せそう言う】
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/01/31(月) 23:46:33.36 ID:q9WGDbCv0
>>71
いやぁ!すまない!!本能には逆らえなかった!
【爽やかな笑顔で謝り】

ふむ!見つかってよかった!
【立ち上がりながらそう言い】
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/31(月) 23:55:33.16 ID:UifsWeR7o
>>70

だから謝らないで、って……

【ここまで謝られるともうどう言葉を選べば良いか分からず】
【ただ黙るしか、そう言うしかなかった】

1人でもある程度なら出来ると思う、例えば……
素振りとか、筋トレとか?

【普段自分がしている事を適当に並べる彼女】
【どうやら鍛錬をしている側の人間らしい】

他にも似たような物を持っているから、そこまで気にする事でも……
……まあそう言うなら名前だけでも、私はエルヴィアという

そうだ君の名前は?

【一応名乗り、そして】
【正義の意味を求めている彼女が気になったのだろう】
【こちらからも名前を尋ねるのだった】
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 00:01:14.47 ID:9RI7g90eo
>>73
素振り、筋トレ……が、がんばります!

【見るからに民間人、加えて腕の細い少女に相手と同じことが出来るかは別】
【ゆえに、なんとも頼りない返事を返して】

エルヴィアさん、ですね!いいえだめです、ちゃんと返します……

……あ、私は……フェリーチェ、です
それじゃあ、次、必ず返しますから。ありがとう、ございました

【問われて思い出したかのように、自分も名前を名乗り】
【少女はもう少しだけここにいるのか、頭を下げてさよならを告げた】


/乙でしたー
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 00:07:50.55 ID:4oQVJG+SO
>>72
いやぁ、良かった良かった
本当に有り難うございました。
【少年はそう丁寧に礼を言う】

あの、良かったら名前聞かせて貰えます?
僕、護って言います。
【少年はそう女性に名乗る】
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 00:09:57.71 ID:QuVxKa0ro
>>74

あ、でも身体を壊さない程度に……うん

【身体が資本、とまでは言えないが】
【身を壊してしまっては元も子もないだろうと思いそう言い】

フェリーチェ、うん……分かった
そこまで言うのならば今度会った時にでも

【少女と同じく会釈をし】
【暫くその姿を見つめてから、「じゃあね」と告げてその場から歩き出す】

なんなんだろうな私は……

【溜め息を1つ残して……】

./おつでしたー!
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/01(火) 00:12:59.64 ID:GVEtspDQ0
>>75
何、気にするな
【爽やかな笑顔でサムズアップし】

私か?私は四丹神 殺(しにがみ あやめ)だ!
よろしく頼む!護!
【爽やかな笑顔でそう言う】
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 00:20:30.35 ID:4oQVJG+SO
>>77
四丹神・・ 殺・・・
【少年はそう女性の名を繰り返し】
【物騒な名前だな、なんて少し失礼な事を思い】

殺さん、本当に有り難うございました。
僕、『shafa』って言う喫茶店で働いてるんです。良かったら来て下さい、
お礼と言ってはなんですが、サービスしますんで。

僕はこれで失礼させて貰いますね。ではまた会う機会があれば
【護は最後にもう一度礼を言うと】
【その場を去って行こうとするだろう】
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/01(火) 00:28:23.11 ID:ovcpveuF0
>>728
そうか!
私は「八福尽星」という酒場で用心棒をしている
機会が合ったら来てくれ
【この変態を就職させてくれる職場に感謝】

ではサラバだ!!護!!
【そう言いながら爽やかな笑顔で走り去った】

/乙でしたー
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 00:29:28.25 ID:4oQVJG+SO
>>79
/乙でしたー!
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/01(火) 15:45:05.41 ID:uys3n3cIO
取りあえずSランク集団

ラグナ
ご存じ最古にして最強の害悪王、他人の設定や提案に口出しはするが自分は何もしない
やたら中身の態度がデカく、さらに煽り耐性はゼロで、叩いたら顔真っ赤にして突撃してくる
中身に恋するという鳥肌モノの行動にも出る
キャラはセクハラか下らないギャグ、チートによる無双しかしない
絡まれたら災害だと思って我慢すべし


外道王、自己中もここまでくるとただの人格破綻
気に入らないキャラは新設定を作り、半ば使用不可にする
さらに戦闘で劣勢になると、半ば中身の気持ちを代弁するかのような暴言を吐き出す


チート王、初期設定から最強()というふざけた野郎
ダメージ確定、食らっても耐えたら雑談で文句を垂れ、指摘されても聞こうとしない
一撃必殺の技を持っているにも関わらず一撃勝負を持ちかける
また、キャラのパクリも酷く、名前から容姿、能力まですべてパクるという荒業もこなす
消える寸前には時間停止に近い技まで使った

焔裂
馬鹿王、イベント当日に主催者に文句を言ったり、訳のわからん所でキレる
イベントもちょくちょく開催するが、全てgdgdで途中で終わる
雑談管理人争いにおいてあのハブ酒に敗北するという異例の事態まで引き起こす
最後には雑談のスレタイを使って引退宣言をするスーパー構ってちゃん
引退とか言ってもスレに粘着し、すぐに戻ってくる
また
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/01(火) 15:46:03.22 ID:uys3n3cIO
続いてAランク

キング
準チート王、キャラほぼ全てが万能型チート
設定の壮大さなら李を軽く上回る
中身の態度もデカく、セクハラ大好きと、ラグナに近いものもある
一方で、自己満足的とはいえ、数回イベントを開催
組織も計画的にしっかり終わらせるなどスレへの貢献度もそこそこ


こちらも準チート、自キャラがあらゆる漫画の剣技を習得しているという凄いやつ
典型的な主人公気取りで、強引に自らの思惑通りに絡みを進める

ハブ酒
傲慢王、気に入ったキャラは中身ごと愛で、褒め、優しくする
気に入らないキャラ(男が多い)はひたすら叩き、蔑み、罵る
管理人権限でイジメまがいのこともしばしば
イベントを積極的に開催などスレへの貢献度は高い
固定信者がおり、崇拝されているが実際それほど上手くはない
最近は行方を暗まし、それらしき人物は噂されるが不明

アルバス
ストーカーキング、短期間でありながら、特定キャラをストーカーし、古参で上手く、配慮もできる人を追い出した
叩かれた後は二回にわたりなりすましを行いそのたびに特定される
非難された時もひたすら言い訳を漏らす
最終的に愚痴スレに特攻をしかけ、逆に本スレが荒れまくる
いまだにいることが判明

(愚痴スレより転載)
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 20:48:54.56 ID:WOQMI7Z3o
【路地裏】

うん、落ち着く・・・

・・・・・・・・・っげほっ・・・げほっ・・・

・・・・・・・・・。

【路地の端に置かれたゴミ箱の上ににび色のローブを着てフードを深く着た男が拳銃を持って座っている】
【路地には雪がなく、家屋の排気やそれ以外の何かによって生温い空気が流れている】
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 20:49:14.02 ID:n+zVyKaKo
【路地裏】

【薄暗い路地を、緩い足取りで歩きながら、一人の少女が物憂げな溜息をついた】
【白磁のように滑らかな頬、純金を編みこんだような、腰ほどまでの金髪】
【ロングセーターに、デニムのジーンズで身を包み、白いカチューシャで髪を留めた少女は】
【まるで、できの良いマネキンのようだった】

……収穫はなし……か。

【少女が血の通った人間であることを証明するのは、紅を引いたような口唇が、言葉を落とすその仕草】
【また一つ、溜息をついて、右腕を自分の前にかざしてみせる】
【小さな掌の向こうに、何を見ているのか――少女の目は遠い】

天狼会……機関……。
……どうして人は、人を傷つけるのでしょう……。

【ひらりひらり、と掲げられた右腕とは真逆に、左袖が風に揺れている】
【その動きが、少女の左腕の不在を告げていて――また、その心境を現しているかのようでもあった】
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/01(火) 20:56:46.43 ID:Hsr/StbD0
(エース級を欠き、勢いも絶望的な能力者スレに未来なんてあるのか?)
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 21:02:43.90 ID:WOQMI7Z3o
>>84

おやおや、草臥れたような奴が一人・・・

此処でよそ見しているようじゃ、先が思いやられるな

>>84の進行方向、少し離れたところ】
【路地裏の端に置かれたゴミ箱ににび色のローブを着てフードを深く被った男が拳銃を持って座っている】
【男は徐に右手の拳銃を>>84へと向けていて・・・】

/まだ、居られますかー?
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 21:11:46.32 ID:n+zVyKaKo
>>86

……ネガティブになってる、かな。

【少女はまた一つ、嘆息を零してから、肩を落とす】
【重い足取りで、さらに道なりに進もうとしていたが――】

……?

【ゴミ箱の上に座っている、一人の男に気がついた】
【外見はどこかうらぶれた印象の、男性で――しかし、それだけならば路地裏で珍しいと言う事でもない】
【しかし、明らかな凶器をその手に持ち――しかも、それが自分へと向けられているとなれば】

……っ!

【看過のできない事件である。男性の動向に気付いた少女は、慌てた様子で男性へと右手を差し向ける】
【――銃弾を右手で防ごうというつもりだろうか】

/居りますとも!
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 21:20:00.04 ID:WOQMI7Z3o
>>87

グッド、グッド

【右手を差し向ける様子を見た男は狙いを右手に定め直し、撃鉄を引き起こす】


ぐーっど

(・・・反応は良好・・・だな)

【同時に弾倉がくるりと回り、間を空けずに男は引き金を引く】
【狙い澄まされて銃口から吐き出される弾丸は右手を掠めるように飛んで行くだろう】

/では、よろしくお願いしますー
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 21:30:34.38 ID:n+zVyKaKo
>>88

(……本当に、撃ってきた!)

【この界隈が治安の悪い場所であることは承知していたが――】
【まさか、通りすがりに銃撃を受ける程とは、考えても居なかった】
【恨み言のような内心は口には出さず、困惑気味だった表情が、引き締まる】

(『三十枚の銀貨』――)

【少女の周囲に、禍々しい魔翌力が渦を巻く】
【その外見に似合わぬ、邪悪な魔翌力はその大部分を散逸させる、粗雑な術式に呼び込まれて】
【――それでも、超常現象を過たず引き起こす!】

【現われたのは、銀色の板状の物体――合わせて二枚、それらは少女の右手を防護する傘のように停滞して】
【正面から飛来する銃弾は、銀板にベクトルをずらされ、少女の左右へと抜ける】

一体、なんのつもりですか!

【実際に発砲して見せた男に向かって、意向の問いただすなど、平和ボケにも程があるが――】
【少女は、銃撃を受けた姿勢のまま、男性に向かってそう声を飛ばす】
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/01(火) 21:31:12.48 ID:CXrrT2sXo
【郊外の草原】

――『じきに≪R.I.P.≫は再び大規模な行動を起こす』……
――『それまで鋭気を養い『待機』せよ』……『これはポポル総帥じきじきの命令』……

――です、か……

【セーラー服に紺のスカートと、頭には水兵帽を被り、縁無し眼鏡を掛けて、】
【金色に煌めくロングストレートヘアーを靡かせている――、そんな身長160cm程度の少女が、一人佇んでいる】
【何だかとても冷めた目付きをしているが、瞳は澄んだ蒼色だ】
【また、少女の水兵帽の上にどういう訳か大人しく止まっている「カラス」も目を引くかもしれない】

……『――貴様らは、そうなることのないように願っているぞ』……

――誰に向かって口をきいてらっしゃるのですかね……この送信者様は……

【少女の右手には携帯端末が握られており、彼女はそれの画面を見ているようだ】

――――『カーネル・フェンダンス隊長閣下様』…………と………

【一通り読み終えたのか、ここで一息ついて顔を上げ、】

……んー……カーネル……フェン……ダン、ス…………

………………

……………………いけませんね、顔が思い出せません――

【やれやれ、とでも言いたげに肩をすくめた後、携帯端末を帽子の上のカラスのクチバシに預けた】
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/01(火) 21:36:55.88 ID:aAzSsLNqo
>>90
【老人は、駆けていた。この寒い冬空の下、駆ける、駆ける】
【上品で仕立ての良い鶯色の和服の上にインバネスコートを纏い】
【頭髪は既に禿ているが、髭は長く、胸元まで白い髭が伸びている】
【老人の足元を彩る漆塗りの下駄は、一歩歩くごとにからから優しい音を漏らす】
【そして、目立つのが老人の右手に握られた一振りの刀で有る】

はっは、コレで撒いたかの。

【そう呟き、笑う老人】
【刀身は血に染まり、ぽたぽたと地面に血をこぼしている】
【徐に刀の血を払うと、漆塗りの鮫皮鞘に収め、当たりを見回した】
【服には極微量の血が飛び散っており、戦闘の気配を感じさせた、が】
【少女を視界に収め、硬直した】

ほっほ……、もしかして、見られたかの?

【とりあえず、あまり見られてはいけないことをしていたところだったようである】
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 21:41:06.47 ID:WOQMI7Z3o
>>89

お、能力者らしさに満ち溢れるね

なんともかんとも

【銀色の鉄板をまじまじと眺めて呟き】

・・・げ、女の子かよ

【声を掛けられるなり、忌々しげな表情をフードの奥に浮かべる】

(・・・んー)

いやぁ、この先はよそ見禁止強化週間だからなー

【男は少し思案した後、声を飛んできた方を向いて】
【少女へと声を返す】

【ぎりぎり聞こえるくらいの大きさで】
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/01(火) 21:45:45.35 ID:4oQVJG+SO
>>90
誰かそこにいるですか・・・?
【ふと声がする】
【だが姿は今は未だ暗闇中】
【だがそれは少年の物だ】
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 21:47:03.82 ID:4oQVJG+SO
>>93
/と、被りましたのでここは引かせていただきます。
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/01(火) 21:47:53.68 ID:CXrrT2sXo
>>91
【まず、少女は黙した】
【老人を視界におさめ、刀を確認し、それから刀の血に気付く】

――お行きなさい……

【口を開いたかと思えば、それはカラスへの命令】
【カラスはバサッと翼を広げ、手近な「樹」へ飛んだ】
【携帯端末を護るためだろうか――?】
【とにもかくにもカラスは離脱し、少女のみとなる】

――さて、御爺様……

【それからやっとのことで、老人に対して言葉を発する】
【言葉と共に、眼鏡をクイッと挙げる仕草をして、】

…………「見ました」けど……何か――?

【薄ら寒い微笑み――いや、笑みと言うよりは無表情に近いが――を浮かべ、】
【極々淡泊な口調をもってして、老人に語りかけた】
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 21:49:39.69 ID:n+zVyKaKo
>>92

……?

【男性が、どうやら何かを呟いているらしかったが、少女の耳には届かないようだった】
【不審な表情のまま、少女はしばらく立ち尽くしていた】
【ぼそり、と男性がこちらへと声を返してきたが、半分もうまく聞き取れない――】

【警告もなく――また、初対面の相手に向けて発砲してきた相手だ】
【どれほど警戒しても、警戒しすぎることは無い――】

……よそ見……なんですって?

【だが、それでも相手と会話をするためには、もう少し近付く必要があるようだった】
【右手を突き出したまま、男性の方へと、警戒心も露わに近付いていく】
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/01(火) 22:00:07.65 ID:aAzSsLNqo
>>95
【少女の方へ老人は体を向けると、口元に好々爺然とした笑を浮かべ、口を開いた】

いや、はっは、お嬢ちゃんの様な子に見せるには少々血なまぐさいかの、と思っての。

【刀に纏わり付く血、服に飛び散る血痕。どれも普通の少女であれば、あまり見たくない物であると理解して、言う】
【ただ、老人の立ち姿は優雅であり、自然体でありながらも隙が欠片も存在しない】
【なんとなく、少女の態度を見て、カタギでは無さそうだと判断したゆえである】

まあ、出来れば見なかったことにしてくれると、嬉しいのう。
バレてしまうと、旅に支障が出るからの。

【あくまでも穏やかに。諭す様に老人は言葉を紡ぐ】
【然し、気づくかもしれない。ある程度の強さを持つものしか気づかない様に微弱ではあるが】
【バラすな、という意思を込めた殺気を放っていることに】
【何も知らない小娘であれば、刀を持った男の言葉に逆らう事はない】
【ただ、只の小娘で無かった場合は、ある程度の手段を高ずる必要があると考えた結果である】
【周囲に漂う血の香りを払うように老人は真鍮製の煙管を取り出し、マッチで火を付ける】
【刻みたばこ独特の香りが、血の香りを消していくだろう】
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 22:01:57.43 ID:WOQMI7Z3o
>>96

聞こえねえか・・・

【一方、男は少女の声がはっきりと聞こえているようで】
【男はさっとゴミ箱から降りると少女のほうへ歩を進め始める】

【右手に拳銃を携えて歩み寄るその姿はあまりに不気味で】

ハァ・・・

落ち着けねーしな、仕方あるめー

【銃口は少女の方を向いていないものの、弾倉を回しながら歩いてくる辺りに恐怖を覚えることもあるだろう】

【カチカチカチカチ】
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 22:03:46.70 ID:onzR1ELOo
【森】
【その開けた場所にぽつり、ぽつりと輝く星空の光を塗りつぶすように爛々と炎が燃え盛っている】
【季節外れのキャンプファイアーか、それともこの寒空を炎の暖を取って休んでいるのか、一人の人物が切り株に腰をかけて電話していた】

―――よう、元気にしてたか?オレの方はたった今ようやく終らせたぜ…ちょっと手こずったがよ…この時代にもオレを
翻弄する程度には腕が立つ奴もいるんだなあ、justiceだのの陰に隠れてなかなか見えねえもんだが

【深紅に染まった左手で飛蝗のような形の携帯電話を持って話しかけているのは、青色をベースに赤色の複眼、鍬形虫のような角のついた仮面】
【赤色の胴体プロテクター、肩や肘などの関節に赤色の軟質パーツを使用し拳や肩、腕などに青色重視のアーマーを身に纏っている】
【その肩からボロボロの薄茶色のマントを羽織り、両腕にクイックローディング用のバックアップのような物が装着されている…戦闘用の装備を身につけている人物】

【その開けた場所は妙に荒れ果てており、その声は気だるそうで、少々疲れ気味な様子である事から…今まで『戦闘』していたかのような様子を見せている】

…ああしんどかった…だがこいつから確かな『情報』は掴んだぜ、辺りだ…宝のありかをついに見つけた…後は手に入れるのみ
奴を仕留めて奪い取ればやっと…手に入れるべき宝は全部手に入れる事ができるわけだ

【謎の人物はその辺の棒きれで焚火の薪となる枯れ木を押しこんで炎の勢いを上げようとしている】
【そんな焚火の薪が組まれている中…炎の大元の燃料となって薪の中の中央で轟々と燃えあがっている物がある】
【なんだか不自然に盛り上がっている部分が生々しさを演出させている奇妙なシルエット】

【――それはさながら、中に『人』がいるかのように】
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 22:08:22.21 ID:n+zVyKaKo
>>98

止まりなさい!

【ようやく声が聞こえるか、と思ったが速いか、今度は男性の方から近付いてくる】
【少女は慌てて立ち止まり、声を荒げて制止の警告を行う】
【無理もあるまい、銃を携え、玩具であるかのように弄びながら近付いてくる男に、恐怖を感じぬ方がどうかしている】

『三十枚の銀貨』……!
……止まりなさい! 撃ちますよ!

【が、声だけでは何の拘束力もないと思い返したのか】
【呪文を口にし、再び同じ文句を告げる】
【――その突きつけられた右腕に、再び魔翌力が絡みつき、今度は銀色の短剣となって具現化する】
【何の支えもなく、少女の手の甲の上辺りに浮翌遊し、停滞する短剣の切っ先は、間違いなく男性を狙っている――】
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/01(火) 22:15:43.01 ID:CXrrT2sXo
>>97
明らかに殺人……もしくは暴行を行ったと見える人間を目撃して……
その人物から『見なかったことにしてくれ』……ですか……なるほど……

【冷たい風が吹く】
【少女は、帽子を右手で軽く押さえて、】

――何も言わずに立ち去っておけば、
『水先案内人』に見つかることもなかったのでしょうね……

【老人を憐れむかのように、目を細めた】

まあ……「本来なら」黙っていても、誰かにバラすのも、どちらでもよろしいのですが……

【それからスカートのポケットに右手を突っ込む】

わたくしに対して僅かとはいえ……「殺気」を向けたこと……

【そしてポケットから手を引き抜けば、その掌には1枚の「カラスの羽根」――】

――これは、少々、頭に来ますよねぇ……?

【老人に、視線を射掛ける】
【鋭さではなく、「深さ」を内包した視線】
【殺気も、闘気も、善意も、悪意も、暗闇も、閃光も……すべてを、吸い込み、消し去る「深淵」であった――】

【要するに彼女は、老人の「非礼さ」に対して、やや不快感を覚えた様子であった】
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 22:20:11.94 ID:WOQMI7Z3o
>>100

んなコト言ってもなぁ・・・

【呆れた様に両手をひらひら振りながら歩み寄る足は止まらない】
【フードの奥の表情が読み取ることが難しい分、その動作が少女に与えられる数少ない情報となる】

(そろそろ聞こえるだろう・・・)

聞こえねぇんじゃ、しょうがねーだろ

【男はそう呟きながら、弾倉を回す手を止める】
【撃鉄が引き起こされたまま、銃口が手と一緒にふらふらと揺れていて】
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/01(火) 22:23:33.11 ID:aAzSsLNqo
>>101
ほっほ、弁解できんの……。

【髭を弄りながら苦笑する老人】
【だがしかし、その態度は余裕を未だ感じさせる】
【年の功、というものだろうか】
【風が吹き老人のインバネスコートがばたばたと靡く】
【だが、それを気にすることはなく、老人は続く少女の言葉をただ聞いている】

カッカカ!気づいとったか、やっぱりのう。
お嬢ちゃんは、堅気じゃァ無い気がしとったが、そのとおりか。

【カラスの羽を引き抜いた少女の動きに、老人は右足を半歩前に踏み出す動きを見せる】
【ごく僅かな挙措により、老人の態勢は完成した、戦える――――】
【――――だがその前に老人は、口を開いた】

スマンかった、嬢ちゃん。どうにもさっきまで戦っとったからの、少々気が立っとった。
頭に来たなら、謝っとこう、このとおり。

【頭を下げ、禿頭を少女に向ける】
【非礼を詫びる老人。年下であろうとも、老人は自分に非が有れば謝ることを躊躇わない】
【そして、顔をあげると、苦笑を浮かべて少女を見る】
【しかし、警戒態勢自体は解いていない。相手はおそらく戦える状態】
【その状態で警戒を解くほど老人は平和ボケしていない故に】
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 22:26:55.86 ID:n+zVyKaKo
>>102

十分に聞こえています!
……止まりなさい!

【今度は逆に、男性から離れるように、少しずつ後退りながらそう叫ぶ】
【少女の表情は強張っていて、必要以上に接近したならば――その右腕に従う銀の短剣が、牙を剥いてもおかしくはない】

二度手間を取らせてしまったことは申し訳なく思います!
ですが、最初の質問の答えを、俺は聞いておりませんよ!

【銃口がこちらを向いたとき、すぐさま対処できるように、その揺れる手をしっかりと見つめながら】
【少女は、同じ質問を繰り返す】

……俺に向けての蛮行、一体どういうおつもりです!

【その返答いかんでは、少女を焚きつけもするだろうし、宥めもするだろうが】
【――果たして、男性の返答は】
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 22:29:51.44 ID:4oQVJG+SO
【路地裏】

・・・そう言えば・・・髪飾りとか付けるのも久しぶりだなぁ・・・こういう女の子らしい事とはかなり無縁だったしなぁ・・・
【そこにいたのは】
【元々何色の物だったか分からなくなってしまう程に汚れたローブを身に纏い】
【顔中には包帯を巻いた少女だった】
【その表情は右目以外は隠れて見えない】
【またその蒼いボサボサのショートの髪には氷で出来た花の髪飾りを付けている。】
【何故か氷は溶けない】
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/01(火) 22:34:48.08 ID:CXrrT2sXo
>>103
…………わかりました――
「殺気」の非礼は忘れましょう……

【自分を警戒しつつも苦笑をこぼす目の前の老人――】
【さて、どうしたものか、と少女は老人を何とはなしにボーッと見つめて考える】

……で、ですね――
どうなさるのですか?

わたくしを、口封じに、殺す気、ですか?

【――と、年相応のかわいげを以て、小首をかしげた】
【右手の人差し指と親指でカラスの羽根をつまみ、ぴらぴらと軽く振って弄んでいる】

世界には色々と悪い人間がいらっしゃいますが、正直、どうでもいいのです……
わたくしも、「悪い」人間ですから……
まあ……「鋭気を養え」……とは命令されてますけども……

人生を重ねた御爺様は、果たしてどう思いますかね――
この、絶望にまみれ、絶望と手を繋ぎ、絶望の中を歩む、わたくしを……

――殺しますか? 許しますか? 慰めますか? 犯しますか?

【そう言って、佇んだまま一歩も動かない少女】
【自然体で隙だらけにも見えるが、やはり「カタギ」ではないのか】
【刀を持った相手に、まったく怖じ気づいた様子はない】
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 22:39:42.25 ID:WOQMI7Z3o
>>104

(俺?)


・・・どういうおつもり、ってなぁ?

なぁに、ちょっとした親切だろ親切ゥ

【ある程度接近した辺りで足を止めて】

気付いて無いなら、気づかせてやるし
死にてーなら、ここで殺してやるってことさ

【男はそう言うと右手の拳銃を少女の眉間へと構える】
【もし、少女が拳銃をしっかりと注視していれば、弾倉が一周してきていることに気付くかもしれない】

な?親切だろ?
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/01(火) 22:43:29.35 ID:aAzSsLNqo
>>106
ほっほ、そりゃぁ良かった。安心したのう。

【と、相好を崩して言う老人】
【飄々としており、掴みどころが中々見当たらないだろう】
【そして少女の言葉を聞き、髭を弄りながら唸る】

む……、どうするかの……。
嬢ちゃんみたいな、可愛い子を切りたくはないしなぁ……。

【迷う。ただ一言、少女が言わない、と行ってくれればそれでいいかな、とも思いつつ】
【少女の少々と言うには小さすぎる歪んだ思考を聞き、口元に笑みを浮かべ】

かっか、“悪い”も“良い”も儂にゃァ結構どうでもいいことでの。
まあ、そこのところは気が合いそうではあるが――――。

【少女の深淵の瞳を老人は覗き込むように視線を合わせた】
【老人のそれは、少女の深淵と比べて、生気に満ち溢れた物】
【黒々と光り輝き、70という高齢だというのに子供のような純粋さを感じさせ、しかし年月を経た深さも含んでいた】
【そして、老人は静かに言葉を紡ぐ】

逆に問うがの、嬢ちゃんは、どうしたいんじゃ?

――儂に殺して欲しいのか? 許して欲しいのか? 慰めて欲しいのか? 犯して欲しいのか?

因みに儂ァ、このどれを望まれようとも相手する積りじゃが。

【そう言い切ると、老人は口をつぐみ、少女を見つめている】
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 22:51:23.06 ID:n+zVyKaKo
>>107

【少女の目が、鋭く細められる――その瞳に浮かんでいるのは、怒り、使命感】
【『正義の人間』が、悪人を見つめる――そんな目だ】

通りすがりの人間に向けて発砲することが親切と……?

【静かに呟かれたその言葉は、男性に届いたのかどうか。『もう我慢ならぬ』その静かな決意】

【機先を制するように、さらに後ろへ一歩、ステップして下がり、右腕を突きつける】
【純白の頬、長い金の髪――鈴のような愛らしい声が、凛々しく闇を貫く】

俺の親切は、貴方のような人間を、取り押さえること。
我らが主の御名に於いて! 貴方を調伏いたします!

【右腕に追従して動いていた、銀色の短剣が、声と共に矢のように弾かれて、飛翔する】
【その狙いは、男性が銃を握る右手だ】
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/01(火) 23:02:02.54 ID:CXrrT2sXo
>>108

……………………

【「どれを望まれようとも相手する」――】
【それは、少女にとって、少々予想外な返答であり、すぐには返事が出せなかった】

…………REST IN PEACE――――

【ボソリ――とても小さい声で、独り言を呟いて、】

――では……

【短時間の沈黙を経て、彼女は口をゆっくり開いた】

――許し……慰め……そして、わたくしを、「救って」みてください……

【「救ってくれ」――】
【言葉にすれば簡単な、しかし実行するにはあまりに難解な、そんな……欲求を述べた】

わたくしを、殺す、許す、慰める、犯す――

――そんなのは、いくらだって体験してきました……
お腹いっぱい、と言ってもよろしいでしょう……

ですが……「救う」となればどうでしょう――

ああ……古今東西、わたくしを救った人間はいらっしゃらないではありませんか――

もちろん……今この場ですぐさま救え……というのはあまりに無理なお話……
貴方様の旅の目的に「わたくしを救う」……と、一言刻み込んでおけばよろしいでしょう……

そうすれば……そうですね、わたくしは、貴方様の望むように、口を紡ぎ、目を閉じ、耳を削ぐことでしょう――

【つらつらと語られる、あまりに事務的な口調の、少女の言葉】
【それは深刻さなど一切無く、どこまでも平坦な様相であった】

ま……嫌ならそれもよし……
貴方様がこれを断われば……救われるかも知れない「命」が……「世界」が……余分に消え去っていくだけですから……

【意味深な言葉を付け加えて、少女は、夜空を仰いだ――】
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 23:02:35.05 ID:WOQMI7Z3o
>>109


おっと、癪に障ったらしい
・・・ま、謝るまでもまでも無いか

【男はそういうと右手を裏返し、手の甲で銀色の短剣を受ける】

・・・っつ。

やれやれ、何事もうまくいかないものだな・・・
うまく行かせる気も無いが

【銀色の短剣はいとも容易く右手を貫通し、銃のグリップにまで突き刺さるだろう】
【それによって流れ出る赤い血が青年の右手を伝う】

――せっかくだ、遊んでいくといい
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/01(火) 23:04:10.11 ID:qmAwbpYO0
【聖都――繁華街】
【何時も賑やかな談笑に包まれているこの街だが、今日の夜はその中でも、一際目立つ声が響いていた】

……――アーン、そうだ。ヤツら、なかなかシッポを出しやがらねェ。
……ああ、今日は一旦そっちに帰還するさ。一度貴方と話し合った方が良いだろうからなァ

【短いアシメの黒髪で左目を覆い、首に紅いチョーカー、黒のタンクトップの上から白い陣羽織を着崩した装いに】
【首から大きな二つの『B』が鎖のように連なったデザインのネックレスを下げた青年が、どうやら携帯電話で通話しているようだ】
【チョーカーには、また紅い羽根のようなものが二つ結び付けられ――】
【白い陣羽織の背中には、漢字の≪紅≫という字を崩したデザインが大きく描かれていた】

【青年は両手が塞がっているのか、首と右肩に携帯電話を挟み込んで器用に通話しており】
【そしてひっきりなしに響く、何かを焼くような小気味の良い音――】

おォよ、毎日毎日ドチンピラのカスどもにゃァ出くわすんだが、アタリは全くもって、だ!
……よッ、……あン?何?スマネぇ、も一回言ってくれ……チョイと作業中でよォ。
あー分かった、すぐ戻るさ……芋羊羹と赤ワインだろ?わァッてるよ!買って帰るさ。
ッつーわけで、少しばかし待っててもらえるかい……『“メルフュレル・ファーザー導師”』。


……おらァッ!!炒飯ッてェのはこうやって作るンだよ!わかったかダボ野郎ッ!!

【――がたぁん!と、通話を切ると同時に力強く叩き付けられたのは――中華鍋】
【しかも其処には、見るからに美味しそうな炒飯が敷き詰められており、辺りに食欲をそそる匂いを放っている】
【彼の傍らには、戸惑った様子で立つ料理人風の男性……そしてここは『中華』と幕がかかった、分かりやすい移動屋台だ】

【どう見ても部外者、或いはチンピラにも見える青年が、屋台の主人らしき男性に変わって無理矢理料理、しかもキレ気味】
【この異様な光景とものっそい良い匂い、或いは往来の人々の目に留まるだろうか】
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/01(火) 23:08:39.33 ID:GVEtspDQ0
>>112
キャハハハハハハ!!!!
燃やしたいわ!!燃やしたいわ!!!
……けど我慢ね!我慢は大丈夫よ!!
キャハハハハハハ!!!!
お祭りの前はおとなしくしましょう!!
【屋根の上に腰かけている影】

【長い翡翠色の髪で右目はなく、代わりに炎が燈されているをしていて、右手の人差し指に紅い指輪をしている】
【両足は膝から無く、人形のような容姿の女。両腕にはたくさんのリストカットの痕がある。】
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/01(火) 23:11:42.02 ID:aAzSsLNqo
>>110
【沈黙する少女を、揺るがぬ深い瞳で見つめる老人】
【そして、口を開く少女の言葉を、ただただ聞く】

“救う”、か――――。
其れが嬢ちゃんの望むことなれば、儂ァ、ヤルしか無いのう。

【難解である。只、“救え”とだけ言われても、どうすればいいかなど皆目検討付かない】
【老人に取っては無刀で強敵に挑むが如き事だろう】
【だが、老人は即答し、その第伍の要求を是とした】

良いだろう、どうせ死に場所探して剣を振るう旅だったからな。
旅の荷物は少ないほうが身軽ではあるが、荷物が増えるのも其れは其れで乙な物だ。
“救い”を求めたなら、覚悟しときな、嬢ちゃん。
儂は、嬢ちゃんがあとになって嫌、と言おうが“救う”からの。
年喰った頑固爺は、面倒じゃぞ?

【冗談めかして言うが、老人の目は真摯な物だ】
【老人は、どうすればいいかも分からないのに、老人は本気で少女を“救おう”としている】
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 23:12:31.93 ID:n+zVyKaKo
>>111

【――少女の動きには、先程までとはうってかわって、迷いが無い】
【射出した短剣が、相手の右手を封じたのを見届けるよりも早く、走り出している】

貴方の親切やお遊びに付き合う義理など……!
己の行いを悔い改めなさい!

【シャリン、と音高く、少女のダッフルコートの内側から、一本の短刀が引き抜かれた】
【櫻の国の武器特有の、繊細な拵えの、刃渡り20pほどの小柄と呼ばれる短刀だ】
【少女が先ほど放った短剣とは違う――妖刀の気配。もしこれに大きな傷を負わされるようなことがあれば】
【その傷から、酒精の呪いを受け――酩酊感を味わうこととなる】

はっ!

【男性の懐へと潜り込むべく、姿勢を低く――地を舐める様な、特殊な歩法で滑り込んで行く】
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/01(火) 23:16:13.00 ID:HIcB3BmDO
>>112
なんかいいにお――――

――――…………ダッサ

【視線を送る、或いは交わす人々の中からぽつりと飛ばされる小さな罵倒】
【谷となるほど小さな背丈は、金髪をちらちらと揺らしている】

ねェ、それちょうだい
あとおじさんさあ、ちょっと鏡見たらどう?なんかすっごいダサくないィ?

【光の下に照らされて光る赤い瞳、ボロボロの黒紫の外套】
【確かに、密かに、されど溶け込むような違和感】
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/01(火) 23:19:21.87 ID:p89dnosL0
/おっと遅れた上にかぶっとる……>>116です
/どうしましょう、複数可能ですか?
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/01(火) 23:20:06.44 ID:rXJNCScd0
>>117
/こちらは大丈夫です
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/01(火) 23:20:33.79 ID:CXrrT2sXo
>>114

…………確かに、貴方様のお言葉、覚えましたからね――

【ふと、少女の口元に、笑みが、滲んだ――ような……?】
【何にせよ、今の彼女は「無」でありながら穏やかな表情で――】

貴方様のお顔……しっかり覚えておかないといけませんね……
わたくし、人の顔を覚えるというのは大の苦手でして……

【などといいながら、ジーッと、老人の顔を凝視】
【穴が空くほどに見まくる】

……ああ……それから……ノーヒントで救え……というのも酷でしょうから――
ヒントと、のちほど「質問タイム」を差し上げましょう……

【――と、思い出したように眼鏡を左手で整えて、】
【右手ではカラスの羽根をいじくって、左手では人差し指をピッと立てて見せる】


――≪R.I.P.≫――


【次に発せられたのは、唐突な、単語】

……ある組織の名前なのですが……ご存知ですか――?

【――などと、まずは、軽く尋ねてきた】
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/01(火) 23:21:12.50 ID:qmAwbpYO0
>>113

【一方青年は、まだ半ばキレ気味の様子で店主の男性に剣幕を浴びせており――】

いいかァ?ぼくはなァ、ぼくよりマズいメシを作るヤツが店を構えてるのは許せねェータチなんだッ!
オタクも料理人の端くれならちゃんと勉強したらどうだァ?今のレシピはここにメモって置いといてやるからよッ!

それとなァ、オタクの店のラインナップにゃァ、シメに食えるよーなハラに優しいモンが無ェ。
ぼくが中華風雑炊のレシピを置いていってやるよ、いいか、まずは紹興酒を買って来い。これが意外と……
……アーン?

【――が、ふと青年の、アシンメトリーに隠されていない右の鋭眼が、屋根の上の女性を捉える】
【刃のような威圧感を含ませたその視線は、確かな疑惑と敵意を内包して女性を突き刺しており――】

【……青年は、ふらりと屋台を後にすると、ぱちん、と再び携帯を開いて】

……おお、メルフ導師かァ?ワリぃなァ、どうにもぼくの第六感ってヤツがよォー……
もう暫く……帰れそうに無ェってことを……告げてンだわ……

ま、気長に待ってなよ……

【――通話しながら、青年は人気の無い路地裏に入ろうとする】
【だが、逃げようとしているわけではない。視線は常に女性に向いており、そしてその視線は、暗に】
【“来るなら来やがれ、イカレ野郎”】
【と、誘っているようでもあって】
【――が、屋台を後にしようとしたその時、>>116の声に呼び止められる】

>>116

……アーン?
悪いなガキ、ぼくはこの店の関係者じゃねェー。そのメシが食いたいならそこの店主に……

……おい、ちょっと待て。

今オタク!このぼくを『ダサイ』ッッたのかァ!?

【――と、相手にしようとしない態度を見せたが、その一言がどうしても引っ掛かったようで】
【凄い勢いでぐーん、とターンし、相手に鋭い睨みを飛ばす】
【……が、その少々コミカルな行動の裏では、確かに】
>>113に対する警戒と、場合によってはこの相手も「巻き込んでしまうんではないか?」という危機感に捉われていた】

/問題無いです。よろしくおねがいしますー!
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/01(火) 23:21:33.05 ID:aAzSsLNqo
>>119
//10分ほど返信遅れますすいません!
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 23:21:49.22 ID:WOQMI7Z3o
>>115

改めるときは、改めるさ

で、改めてお前に銃口を突きつけてやるよ

【そう呟く男は、あろうことか接近してくる少女から男は目を離し】
【どこまで接近しようと気にも掛ける様子も無く、せっせと右手に刺さった銀色の短剣を左手で引き抜く】

痛ててて・・・

げ、こんなになっちまったよ

【男はざっくり裂けた自らの右手を眺めていて】
【そうこうしているうちに、少女は男の懐へ潜り込むだろう】
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/01(火) 23:22:42.17 ID:CXrrT2sXo
>>121
/はい、大丈夫ですよ!待ってますので慌てずにどうぞ!
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 23:29:53.96 ID:n+zVyKaKo
>>122

(素人……?)

【無防備にも、戦闘行動中に、敵から目を離した男性へと、そうした感想を抱きつつも、動きは止まらない】
【男性の懐に潜り込んで、小柄の柄頭で、男性の右手首へ強打攻撃を行う】

ふっ!

【右手で相手の右手を打ち据える――その動きと同時に】
【身体を反時計回りに反転させながら、左の足を振り上げて、上段後ろ回し蹴りを、男性の左肩目掛けて放つ!】

【それらの連続攻撃には淀みが無い――まだ年端もゆかぬ少女の動きとは思えぬほど完成されている】
【無論、そのパワーこそ少女の見た目相応、軽いものではあるが】
【――体幹を軸に、遠心力を最大限利用した攻撃の威力は、侮れるものではない】
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/01(火) 23:31:57.50 ID:pDZTpbyY0
>>116>>120
【その視線に気付き】

キャハハハハハハハハハハ!!!!!!
怖い怖い!!キャハハハハハハ!!!いきなり威嚇されたわ!キャハハハハハハハハハハ
【甲高い声で笑いながら】
【右眼の炎が激しく燃え】

けど、つまらない……
【急に冷めたように少女と男を見て】

貴方達………
【そのまま体重を前にかけ】

【屋根から落ちようとする】

【普通なら足がないためそのまま死ぬだろうが】

【ダンッ!!!】

【両膝から炎が噴出され足の代わりになり着地する】

キャハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
私を楽しませなさい!!戦闘でもお話でも……
【甲高い声で笑いながら】
【戦闘はさけられな……】

も し く は コ コ ア を み つ ぎ な さ い !!
【………えっ?】
【えっ?】
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/01(火) 23:34:29.99 ID:aAzSsLNqo
>>119
かっか、無駄に年喰っちゃ居るが、言を違える事はない、安心しな嬢ちゃん。

【老人の口調は、先程までの掴みどころのない物ではなく、確りとした意思を感じさせる物へと変じている】
【老人は少女の笑みとも取れる無表情を眼に収め、なんじゃ、笑ってるほうがかわいいのう、と小さく呟き】

おうおう、見ておけみておけ、といってもこんな皺くちゃ見るよかそこらのイケメン見てたほうが目の保養に成るかもしれんがの。

【と、自虐を絡め、また元の飄々とした態度に戻る】

顔、ってもんは名前と一緒に覚えると、覚えやすいとどこかで聞いたからの、教えといちゃろう。
櫻の国、花鳥風月一派剣術道場創始者、花城 六輝[ハナシロムツキ]、じゃよ。
まあ、肩書きだけ聞くとたいした物に聞こえるかもしれんが、マイナーな剣術道場のちょっとしたお偉いさんとでも思ってくれれば間違いはないな。

【名を名乗るが、相手に名乗りは求めない】
【只、相手が名乗れば、老人は真摯に受け止め、名を受け取るだろう】


        ――――≪R.I.P.≫――――じゃと?


【眼を細め、一転鋭くなった視線で少女を見つめ、数瞬して口を開く】

――――知らんのう。

【】
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/01(火) 23:34:54.87 ID:aAzSsLNqo
>>126
//うぎゃああああ!待たせた上に途中投稿!すいませんもうしばらくお待ちを!
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/01(火) 23:38:29.75 ID:aAzSsLNqo
>>119
かっか、無駄に年喰っちゃ居るが、言を違える事はない、安心しな嬢ちゃん。

【老人の口調は、先程までの掴みどころのない物ではなく、確りとした意思を感じさせる物へと変じている】
【老人は少女の笑みとも取れる無表情を眼に収め、なんじゃ、笑ってるほうがかわいいのう、と小さく呟き】

おうおう、見ておけみておけ、といってもこんな皺くちゃ見るよかそこらのイケメン見てたほうが目の保養に成るかもしれんがの。

【と、自虐を絡め、また元の飄々とした態度に戻る】

顔、ってもんは名前と一緒に覚えると、覚えやすいとどこかで聞いたからの、教えといちゃろう。
櫻の国、花鳥風月一派剣術道場創始者、花城 六輝[ハナシロムツキ]、じゃよ。
まあ、肩書きだけ聞くとたいした物に聞こえるかもしれんが、マイナーな剣術道場のちょっとしたお偉いさんとでも思ってくれれば間違いはないな。

【名を名乗るが、相手に名乗りは求めない】
【只、相手が名乗れば、老人は真摯に受け止め、名を受け取るだろう】


        ――――≪R.I.P.≫――――じゃと?


【眼を細め、一転鋭くなった視線で少女を見つめ、数瞬して口を開く】


――――知らんのう。


【と、気の抜ける様な表情で呟いた】
【老人が旅を始めたのはごく最近。そして、其れまでは比較的閉鎖的な桜の国の集落に居た】
【知らないのも無理は無いかもしれない】
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 23:40:41.57 ID:4oQVJG+SO
【郊外―――廃墟】
【街の光からかなり離れた暗闇のその中に――】

・・・そう言えば・・
こういう髪飾りとか付けるのも久しぶりだなぁ・・・【そこにいたのは】
【元々何色の物だったか分からなくなってしまう程に汚れたローブを身に纏い】
【顔に中は包帯を巻いた少女】
【その表情は右目あたり以外は巻かれたそれで隠されていて見えない。】
【また少女の蒼いボサボサの髪には氷で出来た髪飾りを付けられている。】

―――・・・たまには自分からこういう女の子らしい事してみるのもいいかもね・・・
【少女はそうポツリと呟く】
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 23:41:55.13 ID:WOQMI7Z3o
>>124

ん・・・?

【男が少女に目を遣る時には男の右手首を柄が直撃、持っていた拳銃が後方へと跳ね飛ばされ】

げっ・・・銃が・・・

【痛みと動揺で、一瞬怯んだ男の左肩を少女の回し蹴りが捉え】
【男は衝撃によって軽く吹き飛び、右肩から背中に掛けて側面の壁に激突することとなる】

・・・っ

・・・ぐぁっ・・・!

【呻き声】
【どうみても男は後手後手にまわってしまっている】
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/01(火) 23:42:19.21 ID:p89dnosL0
/>>118>>120
/了解ですー
/それでは返させていただきます

>>120

そんなの知らない。ボクが食べたいっていって、オジサンが作ったんだからさァ?
はいどうぞって持ってくるのが当たり前、そうデショ?
あと中華だったら玉米湯がいいと思う、おいしいし

【尊大な態度、ぽんっと抜け出すように人ごみから抜け出てはねるようなステップ二つ】
【黒い帽子を目深に被り、同じく黒のマフラーで口元を覆っており】
【体に纏う黒紫の繿褸外套の下は、長袖のシャツに短パン、ブーツと軽装】
【右手の袖は、中に通すものを無くしたように風にはためいている】

うっそォ、自覚ないの?
ね、それってビョーキじゃないの? そのセンス! ちょっとひどいよ?
品とかそういう問題かもしれないけどサ。一度も疑問に思わなかったワケ?
……だよね。ヘーキでそんな格好するんだからさァ

【いいたい放題とはこの事とばかりに、相手の服装にずいぶんと失礼な言葉を返す】
【そうしている間にも、相手に無防備に近づいていく】
【それはつまり>>125がもしも攻撃を仕掛けてきたならば、少年も一緒に巻き込まれるという事】

>>125

すっごい、うるさいんだけど。子供っぽいよね、なんにでもきゃあきゃあ反応するのって

【やはり、こっちに向ける態度も他者を軽視したひどいもの】
【着地の音でようやく振り返るのは、笑い声の時点では存在しか知覚できていなかった未熟さか】
【風と動きで外套がゆれ、宵闇にとけるような色が繁華街の明かりに艶で答えた】

……ココア? はあ?

【えっえっ】
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/01(火) 23:48:38.48 ID:+BRWDtxAO
【路地裏】

【肩甲骨まである灰色の髪に黒いニット帽を被った少女が、ぼんやりと立っている】
【フードにファーの着いたモスグリーンのジャケットに黒のワイシャツとネクタイ】
【オレンジのプリーツスカートにニーハイブーツ、左手薬指には指輪をしていて】

……、……、……。

【彼女はふて腐れたように頬を膨らませながら立っていて、左手に持つ物を時たま振り回す】
【それは――成人男性の腕だ。肘から下、左腕】

【なかなかに……異様な光景である】
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/01(火) 23:50:22.02 ID:qmAwbpYO0
>>131

アーーーーン?なンだなンだァ?最近のガキは挨拶ってェもんも知らねェのかッ!学校で習ってねェのかァ?
メシが食いてェならそれなりの礼儀ってモンがあるだろォがよ礼ェェ儀ッてモンがよォッ!!
対価って知ってるか?カネって概念を知ってるか?なンでオタクみてーなボンクラに無償で料理を恵んでやらなきゃなンねェッ!
カネを払う!いただきます!料理と作った人に感謝!一口一口味わって!食べ終わったらごちそーさま!!
それとオタクッ 料理に関してならまだしも!この紅丸家六代脈々と続く陣羽織までバカにしやがっかァ?
それとも何だァ!?このチョーカーかァ!?リスバンか?髪型かァァ?わかンねーかこの崇高なるカッコヨさがッ!
だがオタク!玉米湯!……良いセンスしてンじゃねェか!

【と、相手に料理の何たるかと自らのファッションを凄い勢いで語りつつも】
【青年の注意は、チラチラと屋根の上の女性に向けられている】
【その内心には――】

(……チッ、マズいなァ……マズいんじゃ……ねェのか?……)

(ここはよォ、聖都の繁華街……大往来だ……こンなところをバトル・フィールドにするような……アホ野郎だとは……思いたかねェが……)

(……何か妙なヤツにも絡まれるしよォー……面倒ごとは……避けてェぞ?……アーン……)
【――確かな「焦り」が生じている。だが、それを表層に出すことはしない】
【幸いなのは今現在、女性の存在に往来の人々が気付いていないことだ……この目の前の、自らのファッションセンスを理解できないダサダサ野郎(※青年主観)は判断しかねるが】

(そもそも、あの見るからに「アヤしい人でーす♪今から皆殺しにしまーす☆」オーラ全開なヤツが……
 ……ぼくの思ってるような……そンな奴じゃ無きゃァ……良いんだが――
 ……――ぼくの、いや、「戦士のカン」ってのはよォー 常にイヤな方向イヤな方向にだけ当たっちまうモンだッ!)

【そして、青年がそう考えた刹那、矢張り、というべきか。その「カン」は、まさしく「イヤな方向」に的中することになる】

>>125

――――ッ!
――おいボケどもッ!!自分(テメー)の生命が惜しけりゃァケツまくってサッサと家帰って寝ろッ!!
そこのどっからどーみても危険人物を危険人物と判断したッ!この場は『Justice』が受け持つッ!行けッ!!

【女性が明らかな敵意を剥き出しにしたまま路上に火炎と共に降り立った時、青年は烈火の如く叫んでいた】
【先刻までの半ば冗談めいた様子は微塵も無く、数十メートル先まで響くような大声で、どよめく民衆に指示を下す】
【……なお、彼は決して『Justice』のメンバーではない。嘘も嘘、大嘘である】
【が、今必要なのは確かな「説得力」と、民衆に対して「理解させ、安心させる力」】
【そのためなら彼は、平気で嘘でも吐く。それが自分に対して不利益であっても、誰かの利益になるのなら】

オタクもだ(>>131)!チョイとでも考えられる思考力があるならサッサと帰りなッ!
テメーの身が危険か危険じゃねェかくらい判断できンだろ!それができなきゃァ生き物じゃねェ!

……アーン、そこの腐れ****ッ!!オツムが足りねーヤツの相手ァ苦労すンぜッ!
天下の聖都、勝利王のお膝元でドンパチやらかそォたァ、ネジの1、2本外れてやがンのかァ?
マトモな思考が出来るならなァ、サッサとその物騒な炎を収めてぼくの質問に――――

【――舌が回る回る。勢いよく少年に、遠まわしに「逃げろ」と通達し】
【女性に対しては伏字にせねばいけないほどの汚い言葉遣いで、挑発と威圧を――】
【威圧を――】


……――――あ?ココア?

【えっ】
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/01(火) 23:53:59.05 ID:CXrrT2sXo
>>128

……『花城』……『六輝』……お爺様……ですね――
ええ、間違いなく、「覚えました」――

【相手の顔を覚えられない理由など単純だ】
【ひとえに「他人などどうでもいいから」に他ならない】
【つまり、顔と名前をしかと記憶するというのは、この少女には少しばかり特殊な意味を持つ】
【――が、そんな事情を相手に伝える意味もないので、心にとどめておいて、】

……わたくしは『ウェル子』――
本名ですので、ご安心を……

【ぺこり――実に丁寧なお辞儀をした】

名乗られたら名乗り返す……くらいの礼儀を持ち合わせないと、怒られてしまいますからね……
…………誰かに――

【そんな感じでサラッと名乗り返し、話は続く】

ご存じない……のでしたら教えて差し上げます

≪R.I.P.≫は、いわゆるテロリスト集団……
カノッサ機関等と同類の、「悪」の組織です――

【まずは概要を説明して、一息いれる】

……で、その≪R.I.P.≫ですが――
近々……≪R.I.P.≫は何かしらの騒ぎを起こします……

――もう、ここまで申せば分かるかと思いますが……≪R.I.P.≫を、追うのです……
≪R.I.P.≫に荷担するも、敵対するも自由ですが……とにかく、迫ってみることをオススメ致します……

……「理由」は……聞きたいですか――?

【≪R.I.P.≫を追うことをススめる理由……】
【知りたければ教えるし、そうでないなら別にわざわざ言うまでもない、ということだろう】

……そちらからの質問も随時受け付けてますので、何か質問があったらご自由にどうぞ――

【――と、最後に補足】
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/01(火) 23:55:50.33 ID:n+zVyKaKo
>>130

……。

【少女は無言で、さらなる追撃を加えるべく、動く】
【男性の吹き飛んだ先、壁の傍に駆け寄って、右肩と、背中の右半分を打ち付けた男性の、左半分の背中と壁の、僅かな隙間に滑り込んで】
【短刀の切っ先を、男性の左脇腹に多少突き刺さっても構わない、程度の距離に突きつける】

……この程度ですか?
拍子抜けではありますが……、抵抗する無意味さは理解できたでしょう。
おとなしく連行されるなら、これ以上危害を加えるつもりもありませんよ?

【路地裏で、こんな蛮行を行う人間にしては、手応えの無いことに違和感を感じつつも】
【抑揚のない声で、脅しにも似た降伏勧告を、顔の見えない男性へと向けて行う】

【少女の緊張感はまだ解けない】
【背中側から話しかけているため、男性の表情は窺えないが――まだ、隠し玉を持っていたとしても、おかしくはないのだから】
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 00:03:54.67 ID:KbEK7yeI0
>>131>>133
キャハハハハハハハハハハ!!!
子供っぽいのはいいことよ?キャハハハハハハ
【口を三日月のように歪ませ笑いながら子供?に言い】

キャハハハハハハ!!!何を言ってるの?
だ か ら よ !!
ここで暴れたら楽しいじゃない!!噂の断空や勝利王がやってくるかもしれないじゃない!!キャハハハハハハ!!
楽しい楽しい《ダンスパーティー》ができるじゃない!!
【三日月のように笑い】
【右眼は狂気に合わせて燃え上がり】

【この女…イカレテル】
【いや……悪魔だが】

だ け ど
ココアをくれるなら話は別よ!!キャハハハハハハハハハハ!!!!
(紅丸って言ったあの男…ジャスティなんとかの関係者かしら?けどココアが1番よ)
【………この悪魔…身体の持ち主のココア狂がうつってしまってる】

ココア!!いい?ココアを今すぐ私に貢ぎなさい!!キャハハハハハハ!!勝利王や断空と踊りたいわ!!!けどココアを飲むのが魅力よ!!キャハハハハハハハハハハ!!!
いい?私と踊る?ココアを貢ぐ?キャハハハハハハ!!!
【………………】
【……………】
【……】
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/02(水) 00:05:16.69 ID:6RdgIxXzo
>>134
ああ、覚えといてくれ、忘れるのは年喰ってからで十分だからの。

【と、その事情を知らずに、答えて】
【少女の名を受ける、花城】
【頷き、口の中でウェル子、と呟き】

ああ、ちぃっと変わっちゃいるが、いい名じゃ。
儂も、“覚えた”ぞ。

【にかり、と老獪な笑を浮かべた、そして、煙管を一吸い、煙を一吐き】
【一服し、老人は灰をそこらに捨て、巾着に煙管を収める】
【そしてウェル子の説明を腕組みしながら聞いている】
【最後まで聴き、理由を問うか問われて口を開く】

テロ集団、物騒極まりないが――――、面白そうじゃの。
ウェル子嬢ちゃんがなぜ儂に≪R.I.P.≫を追わせたいかは知らぬが、構わんさ。
どちらにしろ、騒ぎのある場所、戦場は皆儂の居場所と決めておっての。
剣を振るう場所が有れば、儂はそこに行く、だから儂はウェル子嬢ちゃんに理由を聞かないよ。

【テロ集団、悪の組織、騒ぎが起きる】
【そこまで聞いて、老人は“滾って”いた。元より老人はその手のことに首を突っ込む性を持つ】
【おそらく、此処で合わずとも、交流を得るは必然――――だったのかもしれない】
【そして、質問が有るか、と問われすぐさま一つだけの疑問を口にする】

では、一つだけ、いいかの?

【前置きし、少々血なまぐさいものを感じさせる、剣豪の表情を浮かべ】

――――強い奴は沢山いるかの?その組織には。

【約束したゆえ、追うは必然で有ったが、これだけは確認しておきたかった】
【強い奴が居ると知れば、この戦闘狂[バトルフリーク]は、より追う気力を強めるだろうから】
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 00:05:22.06 ID:+6wG/Ot2o
>>135

ってーなぁ・・・

しかし、抵抗だの、無意味だの・・・無駄口叩いてっから死ぬんだよ

【振り向くことなくボソっと呟き】

おとなしくってのは、大人しくしそうな奴に言うもんだ
危害を加えるつもりがないってのは、危害を加えられる奴が言うもんだ

さて、お前は俺が大人しくしなかったらどう危害を加えるんですかね。

【男が脅しにまともに取り合う気は無いらしい】
【それどころかまだ挑発的な言葉を吐いている辺り、余裕を見せ付けているようだ】
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 00:08:01.59 ID://YZVSlZ0
>>133

学校?ボクが?低俗なアホどもと一緒に兵学校!?
やめてよねェきっしょくわるい、ボクは位の高い人間なんだから下級の人間と一緒にしないでよねェ
それにボクは貢がれる側の人間なんだからそれくらいもらって当然なの、分かる?
ああ……わかんないのか、そうだよねそのヘンな羽織にチョーカーに今時リストバンドのヤカラだもんねェ
上流階級の人間の事なんて、分かるハズないか。ショーガナイね。あと髪型は許す。
まあね。個人的には雲浮かべたほうが好きだけどサ

【それを盾のごとく跳ね返すのは超絶自己中心的な『階級』とやら、どうにも分かりあえなさそうだ】
【そのあたりまで言葉を返したのと、少年が女性の方を向いたのは同じくらいだろうか】
【臆していないのは無知ゆえか、それとも余裕の自信ゆえか】

――Justice?

【わずかに、別の方向へと反応を示したが】

はっ、危険なのはオジサンの方でしょ、耄碌してる人間がたたかえるワケ?
なんていうかさあ、顔が。ふけてるよね、かわいそう?

【減らず口はなかなか止まらず、というか、矛先がこの場では間違っている気もする】
【しかしゆっくりとつま先でターンをして向く方向は、確かに女性の方向で】

>>136

ねェ。耳障りなんだけど。
そんなに踊りたいなら踊りなよ勝手に、真っ赤に焼けた靴を履いて
くるくる回って踊るのは、魔女の証。嬉しいでデショ?

【制しようとする青年とは対象に、向かってくるならば相手をするつもりでいるのだろう】
【隻腕の右腕が、風もないのにゆらゆらとはためき始める】

……
……ココアって……
普通に……買ってくればァ?

【ここあ……】
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 00:13:43.52 ID:z+D9jxueo
>>138

……死にそうなのは、果たしてどちらでしょうかね。

【ぐっ、と切っ先を男性の背中へと押し付けて】
【出来る限り声を低くして――低くしたところで、少女の愛らしい声は威圧感など望むべくもないが――そう伝える】

【男性の言葉に、少女は男性に見えないから、と顔を分かりやすく苦ませた――】
【確かに、これ以上男性に傷を負わせたくない、というのは少女の本音であった】
【――だが】

……俺の胸先三寸で、貴方の命が無くなると言うのに、随分余裕がおありですね。
……これで、どうです?

【それでも、この危険な行動を行う男性を、野放しにできるわけもない】
【男性の両膝の裏めがけて、右足側面で蹴りを放つ】
【相手の体勢を崩し、地面に押さえつけてしまおう、という意図の元で放たれた攻撃だ】
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 00:17:37.26 ID:4eqNJyTs0
>>139

アーン?上流階級の人間かガキ、ぼくはそういうなァ、上だとか下だとかを笠に着るヤツが大嫌いなンだ。
それはテメーの力で勝ち取ったモンなのかァ?ただ生まれの差ァだけで得たモンで威張ってるってンなら残念なモンだ……
……だがなァー、言葉に気をつけろッ!オジサンだァ?ッざけんじゃねェ!!
ぼくはまだ新鮮フレッシュなにじゅ……オイ、何処に行く気だ?死にてェか!

【……と、少年との論戦に応じていたが、その言葉も途切れることになる】
【理由は明白。少年の足取りが、狂気に満たされた女性の方へと向いたからだ】
【……少年のこの「余裕」は何なのだ?……「戦力……強さ」は……見た目では測れないもの】
【「そう」なのか?「だから」この余裕があるのか?……しかし、それだからといって青年の行動が変わるわけではない】
【『無関係』な者は巻き込まない。それが青年の正義。戦いの生臭さと鉄の匂いを浴びるのは、既に戦火の因果に囚われた自分たちだけで良いのだ】

【半ば諦めた調子で――場合によっては身を犠牲にしても少年を護ると決意しながら】
【青年もまた、女性に向き直り】

>>136>>139

……冗談キツイぞ、アーン
ぼくはなァ、会話も成立しねェよォなノータリンのハナシを聞いてやるほど寛大じゃねェー
断空や勝利王とカチあいたいなんてェ命知らずは初めてみたぜ……
そんなアホ野郎に恵んでやるココアなんざ無ェなァ。
たまには良いこと言うじゃねェかガキ、オタクにゃァ超有名童話のストーリィを体験できるだけでも過ぎたモンだがなァ

【……と、女性に鋭い視線を飛ばしつつ、傍らの少年を見やってニヤリと嘲りじみた笑みを零し】
【じゃり、と一歩を踏み出し、少年より少し前。女性に歩み寄ろうとする】

……それともオタク!人の質問に答えを返す程度の知能レベルがあンなら答えてもらおうか……

ずばり、だ……≪R.I.P.≫ッてェ単語に引っ掛かるモンはあるかァ?

【――ココアは最早無視。青年は、己の仕事を。そして、最も「カン」が警鐘を鳴らしているそれを、告げる】
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 00:19:25.96 ID:nDkUlqFlo
>>137
……では、頑張って下さいね――
わたくしが応援するのは、あくまで「わたくしを救うこと」だけ……ですけど――

勘ち………………――コホン……いえ、何でもありません――

【手を口に添えて、小さく咳払い】
【『勘違いしないで下さいね、貴方様が心配なわけでは御座いませんから――』】
【――と、言いかけて、何かある種の「引っかかり」を覚えて、言うのをやめたのだった】

強い奴……ですか――

【相手からの質問を聞けば、少しだけ思案するように左手の人差し指を立てて顎の辺りに添え、】

……いますよ――

能力者の集団……でもありますし……
過去に数度起こしたテロでも、各地へ結構な被害を出してますしね……
≪R.I.P.≫を正義の能力者達が迎え撃ったのにもかかわらず――ね……

【そして「強い奴はたくさんいる……ということです」――と結論づけた】
【やけに≪R.I.P.≫のことに詳しいウェル子だが……まあ、情報通なら知ってるレベル、とも言えるか】

……ヒントは以上――
結構な大ヒントですから、大事にしてくださいね……?

【なんていいながら、立ちっぱなしで足が疲れてきたのか】
【右足をぷらぷら、左足をぷらぷら……交互に足を遊ばせていた】
【……相変わらずの無表情で】
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 00:23:17.43 ID:vOpHGX6SO
>>132
//まだいらっしゃいますかー?
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 00:23:30.94 ID:+6wG/Ot2o
>>140

【刀の切っ先を背中に突きつけられながら】


んー、まぁ俺よりはお前の方が死にそうかな

【物怖じすることなく、ははっ、と笑いながら声を発し】

余裕に決まってるだろうが・・・
お前に俺は殺せないからな、多分


・・・うおっ!

【台詞めいた台詞を並べた男は少女の蹴りによって、大きく路地に倒れこむ】
【それこそワザとらしいまでに】
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 00:26:14.56 ID:qcMrS5NAO
>>143
/ここにー
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/02(水) 00:27:35.69 ID:6RdgIxXzo
>>142
おう、頑張らせてもらおうかの。
近いうち、必ずお嬢ちゃんを救わせてもらう。
……?

【続く言葉を言いよどみ咳払いしたのに疑問は覚えるも、老人は強い瞳に強い言葉でそういった】
【老人の言葉には、妙な説得力が有り、それは、“確実に、この老人は救うことを諦めない”と感じさせるかもしれない】

ほう、ほう……ッ!
能力者か、こりゃァ燃えてきた、沢山いるなら沢山倒さなきゃいかんのう!

【強いものがたくさんいる、と聞き、老人は戦慄せず、只々、歓喜した】
【少女を救うまでは死にはしないが、死に場所を、見つけられるかもしれないと、そう思ったから】
【老人は、求めている。自分の人生を戦場で終えるにふさわしい強者を】
【だから、老人は、只、笑った。深く考えず、なぜ、そこまで知っている?と疑問に思っても、聞くことはせず】

ああ、貴重な情報、ありがとの。ウェル子嬢ちゃん。
そうじゃ、礼に飴でもやろうか。

【巾着を探ると、べっこう飴が出てきた】
【この年代の人間の持ち物にはたいてい飴とかが入っていると相場は決まっている】
【そして、老人は其れを少女にさしだした】
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 00:27:44.21 ID:R5oR3kdE0
>>139
キャハハハハハハ!!
燃える靴?すでにはいてるわよ?キャハハハハハハ!!
【彼女は膝から足はなく】
【代わりに膝から炎が放たれ足の形になっているのだ】

キャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハh…
えっ?
【えっ?】

>>141
キャハハハハハハ!!!
…………うるさいわね……私は自分が楽しい事がしたいのよ
断空や勝利王と戦うのもソレ
【急に雰囲気が変わる】
【それて同時に右眼の炎が青くなり】
【炎の足の周りが《凍り付き》はじめ】

貴方がこっちの要求に応えないなら私は貴方の質問に答えないわ
【冷たい表情で相手を見下すように言い】

《悪魔》に頼み事をするならそれなりの対価を払いなさい?
理解した?…おバカさん
【まるでさっきまで騒いでた女とは別人みたいだ】

じゃないと《凍らすわよ/燃やすわよ》
【冷たい表情で淡々と言いながら】
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 00:34:12.85 ID:z+D9jxueo
>>144

【倒れこんだ男性の背中に膝を立ててのしかかり、苛立ちを含んだ声で叫ぶ】

……なんなんですか、貴方は!
殺さずとも、貴方を……ええと、酷い目に合わせることはできます!
第一、こうして地面に無様に這い蹲って、何が出来るというのです!

【少女の口を激情に駆り立てるのは、真に苛立ちか――焦燥か】
【自分が男性の口車に乗せられて激していることに気付いたのだろう。男性の背に乗ったまま、首を振って、声のトーンを落とす】

……まぁ、良いです。
ギルドに連行されても、その態度でいられるかどうか、試せばいいだけのことですし。

【少女の、禍々しい魔翌力が胎動する――】
【男性からは見えないだろうが、二つの輪を鎖で繋いだ器具――所謂、手錠だ】
【作成するために魔翌力を精製しながら、右手は男性の右手を掴むために動き、左足は男性の左足を押さえつけるために動く】

【背を右膝で押さえ、左腕を足で押さえ、右腕を右手で抑える】
【少女の体重は、40sに満たぬ矮躯だ、この不安定な体勢の少女を撥ね飛ばすならば、不可能と言う事はないはずだが――?】
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 00:39:22.59 ID:nDkUlqFlo
>>146

……あらあら……どこにでもいるものですね――
「戦闘狂」……というのですか、そういう類の方々は……

【深夜の草原ではしゃぐ爺さんと、それを控えめに見守る少女……】
【「カー」と、どこからかカラスの苦笑してるかのような鳴き声が響いた】

…………一応頂いておきます――ありがとうございます……

【飴に関しては、若干躊躇しつつも、お礼を言って受け取った】
【右手にカラスの羽根、左手にべっこう飴――】

何かの黒魔術の儀式にでもありそうな取り合わせですね……

【――なんて、たまにはジョークの一つでも言ってみたりなんだり】

……さてさて……はらはらわくわく「質問タイム」です――
≪R.I.P.≫関係に限らず、わたくしのことなど……もしも何か質問があればお答えいたします……

……ただし、最小0個、最大3個……でお願いいたしますね、面倒なので

【花城に目も合わせず、べっこう飴をまじまじと見つめながら、】
【ウェル子はどこか適当な緩い感じで言ってのけたのであった】
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 00:40:26.71 ID://YZVSlZ0
>>141

はっ。じゃあ逆に聞くけれど、自分の力で勝ち取ったものにどれだけの価値があるっていうのさ?
努力すれば報われる? 死ぬ気になればなんでもできる? 妄想は自分の頭の中だけに留めておいてホシーんだけど
それと、オジサンはやっぱオジサンだよ。二十台とかオジサン以外のなにものでもないじゃん

【果たして今までの問答からも理解できるとおり、少年に素直に人の言うことを聞く物分りの良さは無い】
【振り向いて青年に見せる表情は女性から垂れ流されるような暗い狂気ではなく】
【しかしながら、青年が持ち今心に秘めているような輝かしい信念でもない】
【それは慢心、言い換えれば絶対不変の自信】
【自意識過剰とも言えるだろう、ただ、それだけ自分を信じているともいえる】
【純粋で、淡く、揺ぎ無い、しかし砂のように崩れやすくもあるもの】

あ、分かるんだ。シンデレラの原本
新しく改変するのはいいけど、古いのも残すべき――

――……へぇ

【前に行くのを止めないのは、やはりある種の余裕からなる『寛大な精神』か】
【少年の足をとめて青年との距離を広げたのは、青年から女性へと告げられた言葉】
【……≪R.I.P.≫】


>>147

だから。履けばいいデショ?
その足に相応しい、穢れた靴を
【侮蔑をはらんだ声は、事もなげに返す】
【確かに異常な、相手の足を見ていながらも、だ】

……え、気づかなかったワケ? うっわ、あったまよわそー
【えっえっ】


はー、もう、サ
【青年と女性の会話をさえぎるように、大げさにため息を吐き捨てる】
【それから、青年の後ろから女性を、相手と同じように見下すような視線を送りながら】

いいからおいでよ、能書き垂れてないでサ?
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 00:46:48.20 ID:4eqNJyTs0
>>150

アーン?言葉尻捉えて揚げ足取ってエラソーにご苦労サンよ。
誰も努力すりゃァ報われるとまでキレーごとは抜かして無ェだろうが。
だが、努力もしねェ馬鹿野郎よりは、努力した大馬鹿野郎のが、ぼくは何倍も好みだぜ。

……おい、いちいち言葉に気をつけろ!20代は立派な“オニーサン”だろォがッ!
全新世界の20代を敵に回したぜ、ガキ!

……ッてなァ、こンな不毛な言い争いしてる状況じゃ無ぇンだよ

【チッ、と舌打ちを挟んで、少年から視線を完全に女性に移し】
【其処から先は、少年の方を振向かずに交わされる】

あァー、今からこのぼくの火焔で灰まみれになるアイツにゃァ御誂え(おあつらえ)向きじゃねェか?
鉄の靴を履かされンのはシンデレラじゃねェが、それもひとつの皮肉で……だからこンなハナシはいいんだよ。

おい、ガキ。自信があるならもう逃げろだとか言わねェー
だがな、それに見合うモンをみせてもらうぜ?……ここに来て初めて意見が一致したんだしなァ

【――『いいからおいでよ、能書き垂れてないで』と。言い放って見せた少年に】
【振向かずに、フ、と笑みを零して】

>>147

(……なンだァ?……二重の能力者か?)

【青年は、その雰囲気の変化に眉を顰める】
【同時に、炎が凍結を開始するのを目撃するだろう】
【……フゥ、と息をひとつ吐いた後、肩を竦めて】

アーン、自らを悪魔たァ大層なご身分だなァ。
で、……バカだァ?
そりゃオタクにだけァ言われたくねェ言葉だ……オタクよりは頭がキレる自信ってェのがある。

そして……ま……どっちでも良いさ……オタクが≪R.I.P.≫だろォと無かろうと……
結局はブッ潰すコトになるんだ……オタクの動き次第じゃあな……

【ごき、と。首を捻り、また更にもう一歩。女性に接近し】
【彼我の距離、目測おおよそ3歩ほど――青年の手に武器は見えないが……一歩踏み込めば剣の範囲だ】
【即ち、戦いにおける危険領域――レッド・ラインすれすれ、といった具合か】


兎に角だ……
ここで……ひとつ何かやらかそォッてンなら……
ぼくはオタクに……オンナだろーがガキだろーが……一切の手加減と容赦ってモンをしてやらねーぞ

【――ぢり、と。空気が熱を帯びる】
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 00:47:02.00 ID:+6wG/Ot2o
>>148

何ができる・・・何ができるかねぇ・・・
今のところ、捕まることしかできそうにねえな

【ぶつくさと男はぼやく】

・・・む、だけど痛いのは勘弁だな

【男は言いながらも暴れる様子は無い】
【暴れるどころか疲労が重なって、動けないようにも見える】
【というか、本当に男は疲労している】
【最小限の動きしかしておらず、極力動くのを避けているのだ】

【そんな男は少女を撥ね除ける気にはならなかった】
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/02(水) 00:48:52.84 ID:6RdgIxXzo
>>149
カカッ!否定はできんのう、なんせ事実じゃし。
60年近く剣ばっか振ってると戦馬鹿にも成るものさ。

【戦闘狂、と聞き、しかし嬉しそうに言う】
【穏やかな調子で佇む老人は、其の様だけ見ていれば縁側でお茶でも啜っていそうなモノである】
【少々緩やかな空気が、流れているか】

ああ、気にするな、結構旨いからな、それ。
儂のおすすめじゃ。

【そう言いながら花城も巾着からべっこう飴を取り出し、口に放り込む】
【口をもごもごする度に長い白ひげがふわふわ生き物のように動く】
【そして、ウェル子のその言葉を聞き、首を傾げ】

儂ァ、そっち方面には疎いんじゃが、そう言うのもあるのか。

【と、少々ずれた反応を返す。剣など、武に関する物には老人はかなり詳しい。なんせ60年以上剣を振るった”生き字引"だ】
【しかし、魔道の事となれば一転、最近のパソコンの使い方が分からなかったり、ビデオの録画ができなかったりする老人と大差ない】

おー、どんどんぱふぱふ。

【と、質問タイムのスタートに相の手を淹れ】
【質問、と言われてしばらく考える】

むー、難しいのう、元々剣で語る口じゃから、しゃべってどうの、って女口説く以外であんまりやらんのよ儂。

【と前置きを置いて】

んじゃ、ウェル子嬢ちゃん何歳じゃ?
儂の孫が18じゃし、同じくらいかの?

【花城翁、子持ちである】
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 00:50:07.80 ID:vOpHGX6SO
>>132

【仄暗い路地の奥から、かつ、こつ、と足音が響く――其方へと近付いている】
【ふわり、風に乗って流れて来る、濃厚な鉄の香り。夜目が利くのならば、恐らくは視界に映るか】
【血塗れのブラックスーツ。ソフトハットからレザースニーカーに至る迄、全てが黒尽くめの、人影が】

まったく、これは酷い――俺も鈍ったかなぁ、もちっと他に遣り様も有ろうに。
……ああ。早く帰って眠りたいけど、さりとてこの儘で往来を歩くのも考え物だね、と……。

【針金のような痩躯の彼――声からして、恐らくはまだ、青年と呼べる年齢だろう――は】
【ぼんやりとした調子で独り言を呟きつつ、少女に気付いて視線を上げれば】

…………うぇ。

【如何にも、不味い所を見られた、というような顔をして】
【それから、彼女が振り回す腕に目を留め、二重に驚き目を丸くした】
>>145
//それでは、絡んで大丈夫でしょうかー?
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 00:54:20.74 ID:z+D9jxueo
>>152

【どうにか男性の左腕と右腕を背後で交差させることに成功させて、少女は術を行使する――】
【――音もなく、継ぎ目のない二つの輪が男性の両手首に嵌り、それらを十数センチの鎖が繋ぐ】
【ともかくも、これで捕縛は完了した――】

はぁーっ……。

【男性の背中から降り、疲れた様子で息を吐く――】
【実は、既に魔翌力は空に近く、これ以上は容易く術を行使できないほど疲労しているのだ】

……。
結局、俺にちょっかいかけてきただけですか?
……通りかかる人に、片端からそんな真似してたら、身が持ちませんよ、貴方。

【男性がひとまずは戦闘不能になったと判断し、少女の声は余裕を取り戻した】
【武器を手にした狂人と、抵抗の出来ない男性。相手にするのでは、天と地ほども違うのだから、無理からぬことではあるが】

ともかく、このままギルドに連行しますけれど……。
何か、ご釈明がおありでしたら、今のうちにどうぞ。
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 00:57:47.20 ID:X43xUOOA0
>>150
あら…ごめんなさいね…
《あっちは》頭あまり使わないから馬鹿な事しかいわないわ…
【冷たい表情でそう言い】

あと貴方それで馬鹿にしてる言い方をしてるかもしれないけど全然馬鹿にした言葉になってないわ…
もっと言うなら捻りがないわ…5点よ…
【相手を見下すように冷たく言い放ち】

あと…熱した靴で踊らすのは白雪姫じゃないかしら?
【シンデレラは確か目玉をえぐられたような…】

>>151
やれやれ……貴方は本当に馬鹿のようね…
【そう冷たく言うと】

ここで暴れたら楽しい事になるわよね?
《3人により街が破壊されて沢山の命が散ってね》
【この女…イカレタ方とは違い】
【軽い脅しにはいる】
【少年には通じないだろうが…男に対する脅しを】
【戦闘に持ち込むなら私は周りの街や人々を巻き込む残忍な方法づ戦うと】
【いくら周りに人を無くしても】
【彼女が移動しながら暴れたら?建物を破壊しながら回ったら?】
【間違いなく六王教団は来るだろうが……沢山の命が散るだろう】

【それと同時に周りに冷たい炎が彼女を囲むように集まり始める】

【さあ…交渉する?】
【それとも大量の命を犠牲に戦う?】
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 00:58:48.11 ID:qcMrS5NAO
>>154

【彼女に近付くにつれ、漂うのは濃厚な腐敗と枯草の混ざり合う香りだ】
【裏や闇の側で縄張りを持つ者には馴染み深く、表や光の側で居場所を守る者には不快感を与える】
【そして、彼のような――とりたてて主義を持たない中立者には、警戒心を呼び醒ますもので】

……んぁ?

【彼の声に気付いたらしく、飴玉を転がすような甘ったるい声を零して頸を傾げ】
【そのまま群青の瞳を細めて値踏みするみたいに、ジーッと血塗れの青年を眺める】
【視線に警戒や血への嫌悪はなく、ただただ疑問だけが現れていて】

/こんだけ待ったんだから絡んで貰わないと割に合わないわよ!
/嘘ですごめんなさい宜しくお願いします
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 01:04:43.58 ID:nDkUlqFlo
>>153

ん……そうですね、持っていても仕方ありませんし……頂きますね――

【――と、飴を口の中へ】
【適当に口の中で転がして、味を確かめてみたり】

なるほど……悪くないですね――
ちなみに……黒魔術云々の下りですが……いいですか、ただの「ジョーク」です……
飴と羽根だなんて、なんだかみょうちくりんでまがまがしい組み合わせだという「比喩」でしてね――
そこは適当に笑っておくところですよ、花城お爺様――

【自分のジョークを丁寧に説明してあげるウェル子――】
【常人ならば恥ずかしくて死んでしまいそうなこのシチュエーションを、彼女はさらっとやってのけた――!】

…………年齢、ですか――

【至極まっとうな質問を聞いて、余裕の面持ち】

――16歳……お孫様よりも、少々下になりますね……

【――意外だろうか、ウェル子はそんな年齢であった】

はい、1個目終わり……次の質問、もしもありましたらどうぞー……

【なんという流れ作業……とツッコミが入ってもおかしくないくらいには、サクサク進めていく】
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 01:05:27.89 ID:+6wG/Ot2o
>>155

ん、お疲れ様

【一息つく少女に労いの言葉を放る】
【やっぱりどこか挑発的】

ちょっかいじゃない、親切だと何度言ったら・・・

ああ、片端からそんな真似してるから、身が持ってないんだがな。今日は

釈明させてくれるんだとしたら・・・そうさな
この先の封鎖係を担ってくれ。蟹が逃げたんだ

【男は釈明とは程遠い意味不明の言葉を吐いて】
【地面に寝そべったまま、フードの奥に笑みを浮かべる】
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/02(水) 01:09:02.94 ID:6RdgIxXzo
>>158
む、じょーくか、成程のう。
そして、そんなに懇切丁寧に解説せんでくれ、儂が悪かった。
なんか気まずいからのう。

【と、ひっじょーに申し訳なさそうな声色で言う】
【ギャグの解説なんて、する方もされる方も虚しくて恥ずかしいだけだ。その点ウェル子嬢ちゃん凄い!】

ほっほ、案外若いんじゃの。
あんまりにも"枯れ"とるから、もうちょい上かと思っとった。

【此方もずけずけと遠慮なくモノを言い】

第二……か……。
そうじゃの、ウェル子嬢ちゃんは、強いか弱いか、ドッチかの?

【コレを聞かないのは老人に取ってはありえないこと】
【たとえ救う相手であろうとも、強いかどかを知りたいのが戦闘狂の性と言う物】
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 01:11:33.02 ID:z+D9jxueo
>>159

本気でそう思っていらっしゃるなら、しかるべきところで治療を受けてください。

【男性の訂正を求める声を、そう軽くあしらってから】
【続けられた、意味の分からない言葉に首を傾げてみせる】

……封鎖係?
……蟹?

【男性の方を眺めても、フードの下から覗く口が、笑みを形作っているのが見えるのみ】
【――何かの暗喩か、と考えても、少女にそれを推理するだけの能力もない】

この先……?

【路地裏の、自分が進もうとしていた道の先を見る】
【そこには何も変わった様子を見受けることはできない】

何を仰りたいんです?
俺にもわかるように言ってください。
……できないなら、申し訳ありませんが、連行させていただきますが。

【申し訳ない、と言いながらも、あまり申し訳なさそうな表情ではない】
【むしろ、もう心底面倒だ、という気持ちが透けて見えるだろう。嘆息などが漏れてしまっている】
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 01:11:42.34 ID://YZVSlZo
>>151

ふんだ。掬うような会話は美学だと思うんだけどサ? あんまりお気に召さないみたいだね
ま、ちぃとも何に対しても努力してないワケじゃないから。安心していいよ?

……ふうん、まあオジサンがオジサンなのは確定として、それには同意だね
やるっていうんならちゃっちゃと終わらせてさ。何作ってもらおうかなあ、オジサンフランス料理はイケる?
何か作ってよネ、自慢の腕前とやらでさ

【残る左手を胸にあて、何事か小さく呟く――内容は、『この左腕に鎌を持たないのは嘘』、か?】
【ごく小さな呟きで問題が無いのか、その左腕の近くがゆらゆらと変化し始める】

いいよ、見せて/魅せてあげる。そっちこそ足手まといにならないでよね?

【具現化した武器は、少年の上背を越えるほど大きい柄と刃を持つ鎌】
【少年自体の動きの妨げにはならなそうに、軽そうな様子で握られている】

>>156

ああ、ごめんね。低脳に理解できる言葉は言語Lじゃない、そういうことだよ
言語Lを否定するには言語L'が必要……なんて、言っても分からないかな?

【どちらの言い分が正しいかは、ともかくとして。こちらは己の言を絶対的に信じているようだ】
【ああシンデレラの間違いは完全に中の人の勘違いなのでスルーでorz】

あはは、そこまで自分の命があるって? そう思ってるって事?
悠長な事言って、そんなに延命したいワケ?自信がないならふっかけて来ないでよネ
さっさと終わらせてあげるって、言ってるのにね!

【炎対炎――その間を駆け抜けるように少年は地を蹴り、高く高く跳ぶ】
【またしても胸に手を当て何か呟く――その滞空時間は、あまりに長くないだろうか?】
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 01:21:47.83 ID:nDkUlqFlo
>>160
あら、それは愉快ですね……
遠慮なさらずどんどん気まずくなって下さいね……ふふ……

【――これも「ジョーク」である……と、思いたい】

枯れてる……ですか――なるほどそういう表現も「あり」ですね……
常人は、絶望のただ中でいずれ発狂し、狂人になります……
そして尚も絶望に身を置き続けると、狂人は死人となり……
死してなお、絶望を許されなければ、死人はとうとう………………

……ま、貴方様の眼前にいる「誰か」のような者が出来上がる……というわけですね――

【なんて、変わらぬ調子で言ってみせるウェル子だが……】
【――これが「ジョーク」かどうかは、花城の解釈次第……だろう】

――では、第二の質問の答えですが……

【月明かりに照らされ、ウェル子の眼鏡がキラリと光る】

わたくしはですね…………強いですよ――
……果てしなく……ね――

【まだ右手に持っていたカラスの羽根を、人差し指と中指で挟んでピシッと持ってみる】
【そしてウェル子の答えとともに】

    【ざわ……】

【――一瞬、妖しく黒く禍々しく寒い魔力で、周囲の空気が震えた……のは、気のせいではない――】
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 01:22:27.90 ID:4eqNJyTs0
>>156

……なンだ?オタク、マジに頭が足りねェのか?
状況を分かって言ってんのか?……このぼくと、そこのヤケに自信満々なガキ。
二対一……この紅丸紅斗とそのガキを同時に捌きながら、それでなお街にダメージを与えられる実力がオタクに在るのかァ?

ついでに言えばなァ、オタクがココアだの何だのと叫んでる間も、時間ッてェモンは平等に経過してんだぜ。
天下の聖都で、あんだけ大声で危険を知らしめてやったんだ……しかもここは人通りの多い繁華街。
今にも自警団か六王教団が血相変えて飛んでくるぜェ?オタクの論にゃァ様々な環境要因、その考察が含まれてねェ……破綻してらァ。
【紅丸は、その間合いから動くことは無く】
【女性の周囲に満ち始める火焔の気配にも、たじろぐ様子を見せない】
【それどころか、まるで対抗するかのように、紅丸自身の身体からも熱気が放たれているように見える】
【空気が焼け付くような音が聞こえる――それは女性の『冷たい熱気』と、紅丸の焔がぶつかりあう音】
【――彼は、挑発的にも、すぅ、と両手を広げ】
【まるで映画のスターがそうするように、おどけた風で肩を竦めて】


さて、カシコいイカレたおジョウさん。
追い込まれてンのは一体どっちなんだァ?

【――とはいえ、これは一種の『賭け』でもある】
【紅丸が述べていることは殆ど事実ではあるが……もし、ここで戦闘が発生したなら、多少の犠牲は免れない】
【だから、最良の選択は『戦わない』……いつだってそうだ】
【ブッ潰す、と宣言した気持ちにも偽りは無く、戦いになれば全身全霊で女性を撃破するつもりではいる】
【煽り、落とし、女性の戦意を削ぐ……それこそが最善の選択だ】
【しかし、紅丸の内心にほんの僅かな焦りがあることも、また事実】
【正味の正味は――『時間稼ぎ』をすることで、教団や自警団が辿り付くのを待っているのかもしれない】

【……と、思っていたのだが】

>>156>>162

……ッてオイッ!マジに仕掛けンのかッ!!
畜生、やっぱガキかよッ!!もうちょっと合わせるとか回り見るとか――「裏」の読めねェ奴だなッ!
オタクのせいでぼくも揃ってシンデレラとかどーこー間違えたってェのによォ!!
……ああ糞、構わねェーよ!!結局、ソッコーでブチのめせば良いだけだァッ!!

【――と、半ば自棄気味に叫んで】
【不意に右手をポッケに――先刻の携帯電話を忍ばせたポケットに伸ばして、何か弄った後】
【少年が飛んだのを目視して一歩下がり、何故か目を閉じる】

【一瞬の静寂】
【刹那、か、と目を見開いて――】

――  さァッ!!目を剥け耳を張れ手を開けッ、天地人妖我を聞けェッ!!
五代前より連なる脈々の、気高き槍の嘶きは火を穿つッッ!!
並々平伏す上座の華に、一迅烈風石火雷影、今宵暴るは紅櫻、御覧に入れるは白裂閃ッ!!
この穂の先には誇り在り、櫻の戦場我は在り、我裂く向こうに栄華在りィッ!!

『槍の紅丸』六代目ェッ!!
『紅丸紅斗』は此処に在りッッッ!!!


行くぜッ!!爆ぜろや正義ッ!!
≪ ウォォォーーーーッッ・ブリンガァァァァーーーーーーーーッッッ!!!! ≫


【――高々と咆哮、同時に両手を大きく開き、白い陣羽織を脱ぎ捨てる】
【下に来ていたのは黒のタンクトップ。よって露になる、青年――紅丸の左腕は、鋼の光沢……『義手』】
【だが、そんな違和感も抱かせないほどに紅丸は猛り、そして周囲の空気の熱がやがて炎を帯び、彼の両手に集束してゆく】
【戦闘態勢への前準備にかかりつつ、紅丸はまだ動かない。先陣は少年に任せ……自身は、女性の行動を見極めてから動く】
【場合によっては街を護るためだ――……彼の両手に、火焔が次々と集まって往く】
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 01:22:56.39 ID:+6wG/Ot2o
>>161

ひでぇな

【ぼそっ】


・・・分かるように言うと、この先に俺のお土産に「蟹」が逃げちゃってな

誰かが鋏でばっさりやられたら俺の責任問題になるだろう?

だから俺はこの先を封鎖していた訳だ

そこへ、お前がフラフラと。

大体分かってくれたかな?

【やっぱりよくわからない説明】

ま、連行してくれても構わんよ?
できるもんなら、やってみな。ってな
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/02(水) 01:30:16.42 ID:6RdgIxXzo
>>163
やめとくれ、老い先短い爺を虐めんといてくれぇ……。

【およよ、と泣き崩れるような反応を返す老人】
【無駄にノリとテンションが高いが素である】

む……、自分でそういう事を言うのは、あまり関心せんのう。
もっと楽しく生きれば……、ああ、違うのう――――。
楽しく活きれるように儂が"救え"ばいいだけの話じゃった。

【と、冗談ではなく、其れは真面目に取った老人】
【そして、第二の質問の答えをわくわくして、聞く老人、年甲斐も無い】

ほう――――嘘でもない、か。
確かにかなり、やるのは間違い無さそうだの。

【ウェル子の放つ魔力に呼応するように、周囲に気でできた桜の花びらがひらひらとしばし、舞った】
【冬であるのに櫻とは之如何に。しかし、案外雅なものだ。雪の白に添えられた密やかな桜色というものは】
【そして、第三の質問――――最期となる】

んじゃ、最後じゃ。
そうじゃの――――お前さんを救ったら、何か一つ頼みごとをしたい。
まだ、それは秘密じゃが、約束、してくれるかの?

【穏やかな笑を向け、老人はウェル子に問う】
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 01:30:18.95 ID:z+D9jxueo
>>165

……。

【まさか、言葉通りの巨大蟹が、暴れて回っているということもないだろうが】
【かと言って、彼の言葉から類推できたのは、あの先に危険な何かが潜んでいる――】

【――かもしれない=z

【ということだった】
【ともあれ、一度通告した以上は、自分の言葉に責任を持たねばなるまい】

申し上げましたよね?
『わかるように言ってください』と。
貴方の仰ることは何一つ、まったく理解できません。

……なので、もう連行させていただきます。

【ほら、立って下さい――などと言いつつ、男性の後ろに回った手を掴んで、無理やり立たせようとする】
【少女の膂力では、男性を持ち上げて立たせることなどできはしないが】
【拘束具をつかまれて、引っ張られるというのは、存外痛いものだ――両腕を後ろに回されている今は、なおのこと】
【少女は、男性が立ち上がるまで、問答無用で手錠を引っ張り続けるだろう】
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 01:32:49.24 ID:vOpHGX6SO
>>157
【――その香りに鼻腔を擽られたか、ぴくり、とその眉が僅かに顰められる】
【その表情は、嫌悪感から来る物ではない。偏に「異常さ」に気付いたが故の物だった】

【周囲を見回しても、香りの発生源になるような物は何一つ無く】
【にも関わらず、歩みを進める程に、香りはより濃厚な物になってゆく】
【これではまるで、目の前の少女が、その発生源であるかのよう≠セ――】

(……良かれ悪しかれマトモじゃない、か。大元があの腕だったら、気が楽なんだけど)
(通報、って選択肢が無さそうなのは、唯一の救いかなぁ。……き、気不味い。)

ぁ、えと。――腹話術の練習か、何か……かなぁ?

【ぽたり、鮮血が前髪から滴り落ちて目の中に。ごしごしとそれを拭いつつ、思案して】
【彼は取り敢えず、そんな事を訊ねてみた。……ギャグだとしたら、相当な滑りっぷりだ】
【きっと、こういう時どうしたら良いか解らないの、な状態だったのだろう】
【それこそ彼女が振り回す腕を、いっそよく出来た――悪趣味な感は否めないが――パペットだと、思いたくなって仕舞う位に】

//……で、でででですよねあのその済みません!はい!
//それでは宜しくお願いしまーす
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 01:33:34.64 ID:xLY6DoTd0
>>162
あら?自分の意見が正しいと思ってるの?

ならおめでたい馬鹿ね…泣けるわ…貴方の両親がかわいそうだわ…
【冷たく言いながら】
【右手を少年に向けると】
【右手のリストカット部分から大量の血の刃が放射状で放たれるだろう】
【能力は炎じゃないのか?】

>>164
あら?脅しだと思ったかしら?
【そう言った瞬間】

【膨大な魔翌力があふれだし】

契約魔
《煉獄の魔女》アーグ
【背中から悪魔の翼を生やし】

【額から角が生え】

派手に殺しまわるわよ!!!キャハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!
【この女……マジだ】

【そして冷たい炎は】

【彼らとは反対方向……向かい適当な建物を凍てつき破壊させるような高威力の破壊光線をまっすぐ放とうとする】

【だが少年達を無視してるわけじゃない…マジで街を巻き込みながら戦う気だ】

【その証拠に空を飛び上がりクイクイと手招きしながら】
【今度は赤い炎を纏わせながら人が沢山いる方向に向かっていく】
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 01:40:20.42 ID://YZVSlZo
>>164>>169

知らないよ、ボクはねえこういう勘違いしてるヤカラが嫌いなんだよねェ!
コイツとかアイツとか言って要するに頭のイかれたガイキチ野放しにしとくなんて、本当世界の損失だよ!
だったら今つぶしちゃえばいいって、そう思うでしょう!

【それは浅慮とも。言わば言えとばかりに跳んだ影は空高く、鎌はみるみる伸びて少年を囲むように刃は湾曲する】
【全長は2mほどか、ある程度いった辺りで女性の方向へと落下するが】

ああもう、うざったいったら!

【相手の行動も、相手の速度も速く。こちらが一手行う間に二手行われる様に苛立ちを隠さず】
【そのままいびつな跳び方で、相手のあとを追っていく】

/戦闘なので、パラレルレスになる部分は多少削ります
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 01:41:29.44 ID:qcMrS5NAO
>>168

【ぶらんぶらぁーん、と。悪趣味な人形を振り回すように腕を振り子代わりにしている少女】
【千切り取られたような断面は裂けた骨や筋肉の束など、これが偽物ならば職人芸で作られたとしか思えないほど精巧で】
【つまりは――本物のようで】

……ねぇねぇ、聞いてよおにーさぁん

【彼のギャグなのかマジなのか分からない一言は存在しなかったかのように無視を決め込むと】
【少女は馴れ馴れしくもにっこりと、この年頃にしては気味が悪いほど無垢に話しはじめた】

僕さぁ、弟と派手に喧嘩しちゃってさぁ
思わず“腕を千切っちゃった”んだけどぉ、これって治ると思う?どーかなぁ?

【それは、世間話のようだった】
【分からず屋の弟の相手をしていて、困ったような――ごく普通の姉の立場から成される会話】
【ただしそれは、彼女の持つ腕が示すように千切り取ってしまうほどの凄絶な喧嘩、だったのだろう。理由は、分からない】
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 01:42:59.67 ID:+6wG/Ot2o
>>167

そうかい・・・。

あいてててて!もうちょい優しくしろよな

【痛みに耐えつつ】
【静かに呟くと、男はしぶしぶ立ち上がり】

ったくよぉ、いつから世の女の子はこんなに逞しくなったのやら

大体だなぁ・・・

【不満を吐き出す】
【ぶつくさぶつくさ】
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 01:45:06.37 ID:nDkUlqFlo
>>166

……桜……ですね――

【花城が作り出した桜の花びらを見て、ポツリと呟く】

嫌いではないですよ、桜は――

綺麗な桃色――それが、地に落ち……土にまみれ……道行く者に踏まれ……
汚く、どす黒く、染まっていく様は……「雅」――ですからねぇ……

【ふわり……と「気」の花びらが、ウェル子の持つ黒い羽根と交差する】
【いずれ、ウェル子と、花城が、血を以て交差するその日が来るかも知れない――という暗示にも見えて、】

――わたくしは……どこまでも……社会に不適合な人間ですこと……

【あまりに鮮やかな花城と比べ、あまりに黒い「自身」を、皮肉ってみるのだった】

……そして、最後の質問……若干「お願い」が混じってる気もしますが――

【ウェル子は、ゆっくりと、確かに頷く】

――ええ、かしこまりました……
例え、いかなるお頼み事だとしても……聞き入れましょう――
嘘ではございませんよ……ジョークはたまに言いますが……
「質問の返答」という名目で、真実以外を語るのは……愚者の為す所業ですから、ね――


一応釘を刺しておきますけど……

……わたくしを、救えたならば……ですからね――?

【あっさりと、しかしながら絶対に嘘ではない「了承」】
【その深淵とはいえ、あまりに透明で真っ直ぐな碧の瞳は、頑ななる真実を訴えていた――】
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 01:49:40.83 ID:z+D9jxueo
>>172

ご不満がありましたら、ギルドについてからどうぞ。
っと、これも持って行かないと。

【男性の文句には一切取り合わず、つれなくそう言うと】
【近くに転がっていた、男性の銃を、自分のダッフルコートの中にしまう】

右手の治療は、ギルドに突くまで我慢してください。

【一応、男性に怪我を負わせた負い目はあるのか、言い訳のようにそう言って】
【そうして、男性の横に並んで、路地裏を歩き出す】
【拘束した男性を連れて回るのも、体面が良くないだろうと、できるかぎり人の少ない道を選んで】

……ま、実害が出たわけじゃないから、いいですけど。
しばらくギルドの留置所で、反省してください。

【男性の行く末は、大体はそのようなものだろう】
【もし、このままおとなしく連行されるのならば、少女は最寄のギルドへ男性を連行して】
【――速やかに、男性は留置所送りとなって、数日は、そこで過ごすことになる】
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 01:50:38.92 ID:4eqNJyTs0
>>169>>170
【一方、未だ戦闘準備の最中である紅丸は――】

―― ≪撃空覇(ウスバ)≫ッ!! ≪夜薙牙(ヤナギバ)≫ぁッ!!

【ごうごうと燃え盛る炎は、不自然なほどに細いひとすじの火焔の渦を成し】
【それが一本の「棒」を言えるまで研ぎ澄まされた時、炎が弾け、爆散する】
【火炎が飛び散ったその中には、何時の間にか真っ赤な柄を持つ『槍』――】
【それも、柄を短く切り詰めた『短槍』が二本。紅丸の手に収まるように、存在していた】
【ぶん、と空気を引き裂き、両手に槍を構える】
【――『短槍』の……『二槍流』とでも表現するべきか】
【タンクトップから露出される隆々とした腕の筋肉が、片手で槍を振るう暴挙をギリギリのラインで可能にしている】
【更に、まるで紅丸の闘志を表すかのように、彼の黒い短髪が徐々に真っ赤に染まり、逆立って】
【それによって、露になる隠された左目の周囲には、漢字の≪紅≫という字を崩した刺青が刻まれていた】

【まさしく、火焔】【炎のような髪に、両手に構えた威圧的な槍――その状態で紅丸は、女性を眼光で射抜いて】

加減なんざしねェーーぞッ!!この『繁華街』に被害が出る前にケリをつけるッ!!
(……ッてェ具合よッ!……頼むぞ、さっさと来てくれッ――――!)

【――勘の良い者なら気付くだろう。先刻の紅丸の不可解な行動と、この或いは無駄な宣言】
【女性の勘が良く、或いは洞察力に長け――紅丸の行動を注意深く見ていたのなら、想像するのは容易い】
【“あえて”そうした。今からでも遅くは無い、女性に「自らが不利だ」と思わせられれば――】


【――――そう簡単には行かないかッ!】


なッ――――!
【――動いたッ!(背後ッ)炎だ――(閃光!)狙いは――(街―― ≪住民ッ!≫】

――――こンのッ、 バカがァッッ!!

【刹那――紅丸は地を強く蹴り、半ば飛ぶように駆ける】
【両槍に火焔を渦巻かせ、さながらそれは空を切る鳳凰の如く】

間に合えよ――間に合え、ッ――じゃねェ――
(――――イジで“間に合わせッ――”)――――ッらぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああッッッ!!!!


 【  ――――紅丸流槍術――】

――いきなり奥義ッッ!!!

【――“絶技”――】


 ≪  鶴獅ィィィッッッ!!鳳ォォォォォォォォォ蝶ぅぅうううおおおおオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!  ≫


【――どぉん、と爆発音のような音を残して、紅丸が両槍を一挙に前に突き出す】
【すると、まるでそれは紅蓮の砲弾――ひとすじの爆炎と化した紅丸が地を割り空を裂き、光線の放たれた方へ一直線】
【建物の「壁」になるかのように――火焔に包まれた状態で、その氷炎を受け止め】

クソがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああッッッ!!!!

【――完全に力押し。爆炎を纏った両槍を一気に薙ぎ払うことで、光線をなんとか相殺し】
【……獅子の如く、鳳の如く、それでいて蝶の如く美しく、鶴のように凛として】
【これぞ紅丸流槍術が奥義、『鶴獅鳳蝶(カクシボウチョウ)』――ネーミングセンスは超恰好悪いが、威力は一級品】
【なんとか街への攻撃を防いだ紅丸は、即座に上空の両者を見上げ】

ッはァーーーーーッ……!
アーン、バカみてェにピョンピョコ飛び跳ねンじゃねェーーよッ!ぼくに空を飛ぶ力なんて無ェぞ!!
おいガキぃッ!!そのオンナさっさと叩き落せッ!!
ぼくは――ああ、面倒くせェ――!!今から屋根に登って、街の援護に回るッ!!
【ぶん、と両槍を振るい、近くの玄関や日避けやらを遠慮無しに踏みつけ、なんとか屋根の上へ至ろうとする】
【とはいえ、今の相殺でスデにかなりの体力を削られている――このまま守護に集中するのも厳しいか】
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/02(水) 02:00:41.27 ID:6RdgIxXzo
>>173
ああ、櫻じゃ。儂の姓[カバネ]には花って入っとるじゃろ?
櫻は一番好きなんじゃよ。カッカッカッ!

【そう、笑い続く言葉を寂しげに、聞く】

踏まれようとも、染まっていこうとも、一瞬輝けりゃ、それで十分、そうとも言えるじゃろ?
櫻は踏まれたらどうしよう、なんざ考えずに唯咲いてるのさ、踏まれようが、染まろうが、の。

【気と羽が交差し、その対照的な様をより色濃く示す】
【70に達すも鮮やかに咲き誇る生命力に満ち溢れる花城】
【そして、対照的に、”枯れて"いるウェル子】
【余りにも違いすぎる二人。今宵は衝突を避けられども、何時かは鉄血を交わすことになるのか】
【其れは誰にも分からない。しかし、其の可能性は十分にあり、否定などは不可能な物であることは確かであった】

かっか、任せとけ。之でも若い頃から悪いことは散々やったが約束を違えたことは一度も無いからの。
何がなんでも、ウェル子嬢ちゃんを救わせてもらうさね。
カッカッカッカッ!!

【高らかに、笑いを上げ】
【70年の叡智を年輪のごとく刻みつけた光を孕む深い瞳で、其の了承を受ける】
【真剣に、約束を、交わしたならば。老人は決して其の約束を違えはしない】
【櫻の花びらを指で摘み、口の端に咥え、老人は空を見上げる】
【空には月が浮かび、穏やかな風が老人のコートを揺らす】
【そして、周囲を彩る櫻の花びら】


花鳥風月――――”鳥"は、嬢ちゃんかの?


【呟くと、老人は踵を返し、ゆっくりと歩き始めた】

さて、儂はそろそろ次の街に行かねばならん。
又いつか、ウェル子嬢ちゃんと会えることを祈って、じゃあの!

【そう、言い残して老人は歩き去っていく】
【老人が歩きさって、刹那】
【吹く優しい風に乗り、一欠片。櫻の花弁が、ウェル子の懐へと流れて言った】
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 02:00:56.48 ID:+6wG/Ot2o
>>174

お、銃は拾ってくれんのな

【感心したように言う】
【男にとっては、唯一の武具と呼べる武具で】
【実際のところは、大きな痛手だったりするのだ】


ギルドねえ・・・

【そう呟く男はしばらく少女とともに歩いていたが】


・・・やっぱ無理だわ

【そう言って急に立ち止まる】

実害出す云々の前に俺には人の命が一番重要でね
お前と一緒に行くわけにはいかねえぜ

【ニヤついた顔で告げると】
【後ろ手に手錠をガチャガチャし始める】
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 02:03:24.33 ID:HuDFgmBT0
>>170>>175
キャハハハハハハ!!!
【右眼が赤く燃え上がり】
【両足の炎は激しく燃え上がり】
【悪魔の翼で屋根の近くを飛び回り移動し】

焦りすぎね……坊や…
今の大技かしら?あんなの止めるために使っていいのかしら?
【三日月のように口を歪ませる】

【アア…タノシイタノシイ】

【自分の周りに炎の槍を6つ作り上げ】

被害は沢山増やすわよ!!
《シャルウィーダンス?》
【6つの炎の槍は】
【2つは二人の腹部に向かい】
【他4つは《人がいそうな》建物に向かい放たれるだろう】
【二人に向けた奴は避けようと思えば避けれるが…槍は建物に当たるだろう】

【更に槍は当たると発火する仕組みになってる】
【つまり最悪6つの建物が炎により燃やされるだろう】

【だが攻撃の瞬間動きは止まる】

【つまり被害を見過ごす代わりにそれが彼女を攻撃するチャンスになるだろう】
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 02:10:07.81 ID:vOpHGX6SO
>>171

【振り子と揺れる腕に合わせて、彼の視線も往ったり来たり。デフォルトで浮かべた笑みが、ぴく、と引き攣る】
【どうやら、本物っぽい……。限りなく本物に近い偽物という、希望的観測も出来なくは無いが】
【生憎と、ここは路地裏なのだった。神も仏も、きっとこの場所には居ない】

【――というかそもそもからして、本物でも偽物でも、然して変わりはしないのだ。きっと】

えっ…………あ、ぁあ。何かなー?
愚痴に惚気にお悩み相談、お兄さんに話せる事なら何でもどーぞっ。

【さて。ものの見事にスルーを喰らって、どことなくしょんぼり顔だった青年なのだが】
【そんなこんなで気を取り直し、何やらどっかのラジオスレ的な感じに受け答え。へらり、顔には笑みが戻って】


そ、そりゃまたスッゴいバイオレンスな……。

【その笑みは、時間にして約三秒も経たない内に凍り付いたのであった】

(――えと。喧嘩、なんだよねー?謝りたいとか仲直りしたいとかじゃなくて、治るか、って。って)

……治るか治らないかで言えば、治るんじゃない、かなぁ?
また生えて来る、って事は流石に無いと思うから、きっと繋げた方がいいとは思うけど。

…………いや、そも繋がるかどうかわかんないけどね?

【字面の物騒さに反して、あまりにも普通過ぎる態度。内心、ツッコミたい気持ちを抑えつつ】
【至極一般的な――本人は、きっとそう思っているのだろう――見解を、述べて】
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 02:10:13.37 ID:z+D9jxueo
>>177

……え?

【立ち止まった男性の横を、数歩、先に進んでから】
【少女は、自分の耳にした言葉が信じられない、とでも言う風に、驚いた顔で弾性のほうを振り返った】

……はぁ。本当に、さっきから何を仰ってるんです?
第一、そんな状態で、金属製の手錠を外せるわけがないでしょう。

【もはや苛立ちも焦燥も通り過ぎて、呆れた様子で少女は口を開く】
【そもそも、人が力を込めることが出来ない体勢、というものが存在するのだ】
【少女には、自分が押さえ込めた人間程度が、その手錠を外せる道理がない、という確信があった】

ほら、行きますよ。
また手錠引っ張らないといけませんか?

【駄々っ子をあやすような口調で、男性の方へと無防備に近付いて行く――】
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 02:14:46.73 ID:nDkUlqFlo
>>176
……「花鳥風月」――美しき景色のことですが……
果たして、わたくしは、そこに入れるほど……「鮮やか」でしょうか――?

【踵を返す花城を見つめながら、独り言にも近い疑問の言葉――】
【自問自答ならば、答えは決まっている――『NO』だと――】

ええ……「また」とは申しませんが――さようなら……

【どこまでもに後ろ向きだからこそ、彼女は「また会おう」などとは言わない、言えない】
【けど、去りゆくのは自分ではない】
【いつだって、目の前の誰かであり、手を伸ばしてくれた誰かなのだ――】

……花城お爺様は……どうなるのでしょうね――

【流れてきた櫻の花弁を、左手で優しく掴む】
【握りつぶすほどに強く手元に縛るべきか、傷付けずにそっと手を離して解放するか――】
【ウェル子は――……いや、既に去った花城が、結末を確認する術は、無い】


    【 「カー」 「カー」 】


【花城と出会って、最初に飛ばした「アイツ」……そう、カラスがウェル子の頭の上に帰ってくる】
【当然カラスは携帯端末をクチバシに挟んでいるわけで、ウェル子はそれを受け取る】

……あら……新しい送信が――

【彼女は何かに気付き、端末を操作する】

……………………んー………………

【黙って画面を見つめ、内容を確認】

――――『ヨッシー』……『ちゃん』って…………

【苦悩するように左手を頭に添える】
【そして――】

――『P.S. 重要情報に回そうか迷ったんだが、《顔文字》?……の可愛さを皆に知って貰いたくてこっちにしてみた』……

…………『戒能』……『鴉』…………

【端末の電源を落とし、再びカラスにそれを預けると、】

――ああ…………なんだ、『只のアホ』でしたか……

【ふう、と溜息をついてから、歩き出した――】


……なんて、ね――


/お疲れ様でしたー!絡んでくれてありがとうッ!
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 02:14:48.52 ID:EQ3yZp0DO
>>175

(あいつは強そうだから、あいつと挟めればなんとかなるけど……)
(くそッ、この女随分と素早いじゃないかッ)

うるさいっ!ボクだってもう少し速く飛べれば……!

【こちらが一回行動する間に二度行動できるほどの女性の素早さ、並大抵ではないのだろう】
【少年も気を緩めていた訳ではないとはいえ、女性の躊躇の無い行動には及ばない】
【せめても、こちらなど眼中になさそうに動く女性さえなんとか出来れば――】

命ず命ず命ずッ!!
我が手翼となり得ずは嘘なりッ!!!

【ぎゅるん、と勢いが消失する】
【わざわざ武器を手放す行動はいっそ不可解か、しかし次の瞬間先程よりも速度が増す】
【途中途中、ビルに時折やや大きめの手形が食い込む様子は見えるが】
【せめともこれで追い付けば、相手の背後に鎌をひっかけるくらいはできるか】

>>178

ッ……ああ、もう!手数が違い過ぎるんだよッ!
オニーサン、悪いけど建物は頼むからね!

【無責任だと、攻められても致し方ないだろう】
【それでも少年は望み、託して、攻め手に回った】
【間一髪で槍を避けて進みながら――それでも一発は、何か見えない『手』のようなものに当てて打ち消しを試みながら】
【女性の腕と翼を巻き込むように、背後から右側から、鎌を振るわんとする】
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/02(水) 02:18:28.76 ID:6RdgIxXzo
>>181
//乙でしたッ!!
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 02:19:18.58 ID:qcMrS5NAO
>>179

【腕を文字通りぶらぶらさせていた少女だが、誕生に飽きたのかそれを軽く抱く形になると】
【ふらふらと無警戒に、青年の方まで近寄り――もし接近出来たなら、すぐ傍まで顔を寄せるだろう】

えっ、惚気ていーのぉ?

【……あれ?】
【童顔なのだろう、肉体の成長にくらべて幼さの残る顔がにんまりと笑う】
【そういえば彼女の左手薬指には指輪があり、つまりは恋人だか旦那が居る訳で】

そっかぁ、治るのかぁ。つまんなぁい

【しかしこの少女、弟の腕が千切れたとかどうでもいいのか、つまらないなどとほざきつつジャケットのポケットに手を入れ】
【そこからタオル地のハンカチを取り出すと、彼の血塗れなスーツへと無造作に押し当てて拭こうとするだろう】
【……ここらへんの手際の良さは、お姉さんなのかもしれない】
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 02:19:44.80 ID:+6wG/Ot2o
>>180


んー・・・ッせえええぇぇぇぇぇぇえええい!


【血飛沫】
【大量の赤が男の背後で弾ける】
【背に、壁に、地面にその赤は滴り、色を着ける】


確かに、手錠は外せなかったな。うん
・・・が、手は外せたぜ

【告げる男の両手は後ろ手にはなく、男の背後に肉と金属の落ちる音が鳴る】
【少女が男の両の手が有った場所に目を遣ろうものなら、】

【それはそれはおぞましい惨状を目にすることができるだろう】
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 02:24:01.61 ID:4eqNJyTs0
>>178>>182
【目視する、一挙六つの火炎槍――!】
【ターゲットが多い……判断は一瞬、散り散りになる前を狙って一度に消し飛ばすコト――】

あ、ぁぁぁあああああああああああああッッ、荒ァ嶺斬ィ(アラレギリ)っ――――!?
【――火炎を集束させた右手の槍を力強く地に叩きつけようとして、紅丸は気付く。単純なことに】
【ここは地面ではない……『屋根』なのだ】
【荒嶺斬は単発火力は高く、発生する爆発火柱によって相殺力に優れるが――】
【そのためには地面に火炎を叩きつけて拡散させる必要がある……ということは、だ】
【あとはもう、小学生でも分かる簡単な答え】
【『屋根』だぞ?そこにそんなパワーを叩きつけたりしたら――】

【――――『追い込まれてンのは一体どっちなんだァ?』――――】

……アーン……ひょっとしてよォ……ぼくの方なんじゃァ……ねェのかッ……!!

ッ――――!!

【(はッ……こいつを……爆発やら火炎やら無し!純粋な……
 ちょっと炎を纏った程度の槍術だけで……弾けって――<いや、すぐにあれは拡散する。無理だ>……なら手数でッ――<否>】
【そんな――(スピード……)動き――(広がる……炎が)間に合うか?(間に合わなくとも(全部捌くことは(ガキが一発消し(――――!)】

……はッ――――――!!
【――考える前に、疾る――――!】

七ぁッ、 薙っ、   滅ッッ     斬――――

                   ――――かぁッ――――!?ッッ!!

【放ったのは――両槍を巧みに組み合わせた連続斬撃、『七薙滅斬(ナナメギリ)』】
【連続七回も切り結ぶという大技……通常なら全撃当たるわけはない、少々の魅せ技か】
【実戦時には複数回ずつに分けて様子を見、段階的に切り結ぶ技――それを一挙に放った】
【だが無理な体勢、そもそもこの判断が一拍遅れた状態で、なおかつ駆け抜けながら】
【それぞれに放たれた火炎槍を切り払って回るのは、土台無理な話】
【ましてや元々足を止めて放つ技だ……最も効率良く、速く七回斬り、突くためのベースは当然あるが】
【駆け始めに自分に飛来した一発――最も近い建物に来た一発――滑り込むようにして槍を突き出し一発――残り2発】 
【どうしても槍を振るうに、そもそも建物まで移動するのが間に合わない――】

……ああ、チクショぉ
ガキぃッ!ぼくがここまでやるんだァッ!!絶対そのクソアマぶち墜とせ――――よ ッ――――


―――――――――――――――――がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!?!

【――それでも、被害は最小限に】
【その信念を第一に考えた紅丸は、槍を振るうのが間に合わぬならと】
【自らの身を投げ出し――その身体を盾として、一発を受ける】
【どうしても捌けなかった一発が屋根に直撃し、静かに燃え広がりはじめる――】

ぐぅッ、か、はッ!?
あ……やッ、根、を ォ……!まだ、……だァっ!
【強かな火炎に包まれるタンクトップを強引に引き千切り、投げ捨て(服は空中で灰になる)】
【早々に満身創痍となりながらも、紅丸はギリギリで立つ】
【炎が燃え広がる前に屋根の一部を破壊することで無理矢理消火するためだ……とてもではないが、女性との戦闘に集中する暇は無い。少年に任せることになる】
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 02:26:31.85 ID:z+D9jxueo
>>185

なっ……!

【背筋の中に、冷水を注がれたような――生理的な恐怖感が、少女を襲う】
【思わず右手を口元にやり、その姿から目を背ける】

あな、たは!
な、何を考えているんです!

【手錠を外された――そう、拘束が解かれたのだ。再び、男性を捕縛する必要がある、と言うこと】
【だが、そんな事を考える余裕はなかった。目の前の凶行に、度肝を抜かれた少女は、顔を蒼褪めさせるだけ】

じ、自慢げに言う事じゃ、ないでしょう……?

【――仮に、少女に冷静な思考が可能だったとしても。既に、少女の魔翌力はガス欠寸前で、再捕縛など行い得たかどうか?】
【男性の持ち物だった銃は、少女のダッフルコートの、右脇のポケットに入っている】
【自失した少女の隙を突いて奪い返すなど、容易いことだろう】
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 02:36:29.42 ID:+6wG/Ot2o
>>187

好奇心。
前に会ったコトがある奴は好奇心に従え、とよ

腕の無い奴に会えばそういう気になるだろ?

まぁ、手首から先からしか切れなかったけどな

【男曰く、好奇心に従って手首より先を引きちぎったという】
【しかし少女には見えないが、男の額には激痛から脂汗が浮かんでいて】


この分だと・・・戻すのには時間が掛かりそうだ

(・・・あ、手が無いと銃が握れねえじゃん)

【男は呟くと少女へとふらふら歩み寄る】
【銃を取り返す、その手段を考えながら】
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 02:37:01.32 ID:X43xUOOA0
>>182
キャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!
さっきの余裕はどうしたの?
【そう言いながら振り向き】

左手はあげるわ……
【冷たい表情で刃を左腕で防ごうとする】
【もちろん、深く刃は刺さり】
【血がダラダラと垂れる】

【《常識ではありえない量》が】

【先ほどの血の刃と合わせて予測するなら…】

《だから強く抱きしめてあげる》
【大量の血がまるで牙のような形になり少年の胴体に噛み付こうとする】
【成功したら近くの木造の建物にたたき付け建物を破壊しようとするだろう】

【だが血の異常な量と血の能力について推測すれば対象はとれるだろう】

>>186
キャハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!貴方も面白いわね!!!!
【そちらを見ながら、笑う】

【炎は無事消され】

【何事もなければ彼により最後の炎も屋根を壊す事により防がれるだろう】

【そして今彼女は空中で止まっている】

【彼にとってはチャンスだが……はたして?】
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 02:44:10.59 ID:z+D9jxueo
>>188

……なにを……なにを、ワケの分からないことを……!

【近付いてくる男性から、一歩ずつ、後退する】
【理解の範疇を超えた――目の前の男性が、怪物や化物の類であったなら、これほどまでに恐慌をきたすことはなかっただろう】
【少女には、目の前の人間が理解できなかった】

ち、りょう。治療を、しないと……!

【動転しているのだろう。必要ではあるが、現状では全く場にそぐわない言葉を漏らして】
【少女は、そのくせ、男性から逃げるように離れていくのだから】

分からない!
貴方は、何がしたいって言うんです!

【悲鳴に近い金切り声で、そう言って】
【それでも、男性に背を向けて逃げる様子だけはない――男性から遠ざかりながら、混乱したままの眼差しを向けている】
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 02:45:47.38 ID:J9Jviefgo
>>186>>189

【消し去った一発、それは『右腕』らしきものと引き換えに】
【途中からは押し出す反動で跳躍していたそれ、つまりこれが最後の一跳びということになる】
【全力の勢いで、女性に向かって体当たりに近い一撃を放つ】
【途中たんぱく質の焦げるにおいと煙を見えない右腕から漂わせながら】

はっ、よく喋る口……!

【鎌は刈るに適した形状、力を加え何とかそのまま腕を刈り取ろうとするものの】
【少年の能力を明かしてしまうならば、具象化できるのは二つのみ】
【今の時点では鎌と、見えない、存在しないはずの右腕の二つ】
【つまり、女性の攻撃を防ぐものはなく、理解できていても対処など出来るはずもない】

ッ、はァっ……――!

【更に肉の匂いに覆いかぶさるように流れる、強く濃い血の匂い】
【みるみる内に血が流れ、抵抗も出来ず建物に叩きつけられる】
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 02:48:49.44 ID:vOpHGX6SO
>>184
【接近は、難無く成功する。普通か否かはさておき、話の通じる相手と解って、警戒も少し緩んでいるようであった】
【あの香りはより濃くなるが、慣れているのか、みっともなく嘔吐くような事もない】

…………えっ、マジで?

【いや、この先の展開次第では――酷く甘ったるい胸のむかつきを、目一杯味わう羽目になるのかも知れないが。少なくとも、今は】
【軽い質感の笑みは崩さず、何故か反射的に両手を挙げて、尋ねつつ視線を左手へ】

【――果たして、薬指にそれは嵌まっていた。おくびにも出さないが、彼は内心、少し後悔した。】
【良いと言ってしまった手前、そう簡単に前言撤回するわけにも行かず――――】

……いやまあ、そんな断面じゃあ相当掛かると思うけどね?縫わなきゃ。
でも、うん。もう少し、弟くんの心配とかした方がいいと――――あ、アリガト。

【と、ここで青年、何故か少女を慰める台詞を吐いて。慌てて、後から窘めるように付け加え】
【そこからもう二言三言続けて、お説教じみた方向に持っていこうとする、が】

【その台詞は、敢え無く御礼の言葉に掻き消されるのだった。何と言うか、締まらない】
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 02:54:12.87 ID:4eqNJyTs0
>>189>>191

はッ、あ、ハァ、が……!、……アーン、……全室星空ビジョン完備よりはァ、チョイと雨漏りする程度のが優しいだろッ……!
【と、最早独り言のように声を絞り出しながら、屋根の一部を削ぐことで炎の燃え広がりを止め】
【ギラついた獣のような瞳で、女性を見上げ、睨みつける】

……かぁッ、……あ、……クソッ……虚仮に……しやがって、……
……キサマッ……、……!

【……じゅゥ、と。不可解な音が鳴り響く】

きさ、まッ……

【それは、紅丸の周囲の……ごく薄い空気の膜が『蒸発』する音】
【凄まじい『高温』の――『蒼白い炎』が、ゆらりと彼の身体から立ち昇っているようにも見える】

貴様、……ァ……!

【それに呼応するかのように――紅丸の黒い瞳が、蒼く染まって往き――】
【両手の槍の真紅もまた、少しずつ――それは明らかな異質を示し】
【ボロボロの身体……最早立っているのもやっとだという領域で】
【どうしようもない『怒り』……『理不尽さ』に対する怒りと……『不甲斐無さ』が、彼を満たしてゆく】

【――――少年がその血牙にかかり、建物に叩き付けられた刹那】
【――どぉ、と。彼の――紅丸の髪が、瞳が、炎が、全てが灼熱の蒼焔と化し――――】


――――キサマはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアッッ!!!!


【何か――『新しい領域』へと彼が至らんとした、その瞬間と】

      【  “それ”は、ほぼ同時だった  】



         『  ――――――――≪ ラ・テュオレ・セルフェタス (美徳の抱擁) ≫  』



【 ――――轟 】

    ――――っ!?

    【 閃 ッ――――! 】


【――ずがん、と。星空を両断するかの如き、凄まじい闘気を纏った斬撃波動】
【それがまるで、女性と、少年の間を分断し、追撃を阻止するかのように、駆け抜ける】
【この威力たるや想像に難くないが、全員が自ら当たりに行こうとしない限り直撃することはない】
【突然のあらぬ方向からの攻撃に、紅丸の蒼焔は消え去り、≪ウォー・ブリンガー≫も消失し】
【元の黒い短髪に戻った状態で、目を見開く】

【紅丸が元の状態に戻るのと、斬撃波動が飛んできたのと同じ方角から――】


「  ……ク


 クハァーーーーッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!……随分と面白そうなことをしているではないか……え?  」



【何処かで聞いたような――高圧的な高笑いが聞こえてきたのは、ほぼ同時だった】
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 02:54:51.53 ID:+6wG/Ot2o
>>190

だから最初から言っているだろう

親切だよ。し・ん・せ・つ

まぁ、色々思い違わせたようだが?
どうだっていい事さ。死者を無駄に増やしたりする気分じゃないんでね

【男は激痛に襲われつつも、いたって落ち着いた様子で】
【ぴたり、と足を止め】

とりあえず・・・落ち着け
で、話をしようじゃないか。敵としてな

【冷静な眼差しを少女へと向ける】
【今の今まで、ろくに目を合わせていなかった男の目には多少の説得力があるかもしれない】
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 02:57:42.29 ID:qcMrS5NAO
>>192

あはっ、ジョーダンだよジョーダン。
他人の幸せほど聞いててつまらないものはないしぃ、それに僕、いまアイツが何してて何処に居るのか分からないんだよねぇ
それに、惚気られるほどぉエピソードもないしさぁ。あ、毎回水に落ちてるのはぁ、ちょっと面白いかもぉ……?

【これだけ濃い腐敗臭と残虐性を振り撒いている少女だ、悪の方に分類されるのだろう】
【そしてその中での恋愛となると――まぁ、相手もそれ相応なヤツに違いなくて】
【しかし突っ込み所は割と多い】

うふふ、これって僕の愛なのv

【ごまかしやがった】
【腕を引き千切る愛が存在するのかさておき、今度は彼の顔を人通りの少ない道くらいには出れるようにして】
【そのまま血で汚れてしまったタオル地のハンカチは彼のスーツのポケットに突っ込むだろう――いらないらしい】
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 03:03:18.19 ID:z+D9jxueo
>>194

【少女の身体が震えている――恐怖によるものだ】
【最初から――最初から? 出会って、銃を向けられ、それが親切によるものだ、と】
【いつでも君は[ピーーー]ことが出来ると――そう言われている】

はな、し……? てき……?
分からない、貴方の言いたいことが、わからないんです!

【目に涙すら浮かべて、少女は頭を振る】
【少女には、目の前の男性が、自分と同じ人間だとは思えないようだった】
【もはや得体の知れないなにものかと相対しているようだ。本能的な恐怖の感情を隠すこともなく、少女は立ち止まる】
【落ち着けと言われて落ち着く様子でもないし、ロクに話ができる様子でもない――】

【それでも少女をこの場に留めているのは、少女の義務感――使命感によるもので】
【ただ足を止めて、来る恐怖の権現と、対峙する】
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 03:04:23.13 ID:R5oR3kdE0
>>191>>193
うぐっ……痛いわねぇ…
【体当たりをくらい空中でよろめきながら】

キャハハハハハハハハハハ!!!左手はもう使えないわね
【ブラーンとした左手を見ながら楽しそうに笑い】

ほら…貴方は今建物壊しちゃったわ…
【冷たく言い放つ】

【……が】

【ゾクッ】
【今までに感じた事ないような寒気を感じた】

!?
【バッと紅丸の方を向き】
【コレは…眠れる獅子を起こしたか?】
【龍の逆鱗に触れたか?】
【悪魔が恐怖を感じた…】

【だがソレと同時に口が歪んだ】
【モットタノシクナル】

【そう思った時】

キャハハハハハハハハハハ!!!せっかくの楽しい遊びを邪魔しに来たんですか?ボス
【高く笑いながら少し不機嫌そうにその方を見る】
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 03:16:32.57 ID:+6wG/Ot2o
>>196

んんん・・・これだから女ってのは苦手なんだよ・・・

【一方、男は悠長にも渋い顔】

(さて・・・どうしたものか)

選択肢一、銃を諦める
選択肢二、肉体言語

んー・・・困ったなぁ・・・

【そう言うと男はその場に座ってあぐらをかき】
【考え込むように立て肘を突く】

【尚、世界一グロテスクな立て肘で表彰されるレベルの凄惨さ】

【対峙している少女にはその光景がどう映る?】
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 03:21:08.83 ID:EQ3yZp0DO
>>193>>197

……っそ、女……!

【ぎり、と唇を噛み締めて眼前の女性を睨みつける】
【なんとか左手の鎌を動かそうとするが、その動きはひどくぎこちない】
【それでも抵抗せんと、掠れた声でさきほどのような呪文めいた言葉を紡がんとする】

命ず、命……ずっ…め……いず…!
受け、よ、痛みを、穿たれる場しょっ……!

【が、それが終わるが早いか――】
【建物の材質に、突き刺さるようにして固定された身が現れた人物を見遣り】
【認識、そして、目を見開いて】



ッッッ……フェンダンス――――…………!


【それは声と呼ぶにすら、あまりに霞んだ音】
【憎悪と好意と憤怒と憧憬と憐憫を含んだ慟哭が、血を噴出しながら発られた】

な、にサ……!
ボクの事笑いに来た……? それとも頭を下げにでも来たのかな……?
……はっ!

【己のプライドだけは失わんと、ただ鼻で笑うのみ】
【ひゅうひゅうと息を吐きながら、挑発めいた言葉を吐いた】
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 03:26:41.92 ID:vOpHGX6SO
>>195

……で、ですよねー。

あと俺的には、他人に見た夢の話される方がつまんないと思うよー、なんて。
内容なんて大抵忘れちゃうから話もイマイチ要領得てないし、オチもヤマも意味も大概理解不能だし、さ。

え――――み、水?毎回?……何と言うか、上には上が居るんだねー。

【あははー、と何やら安堵したように笑って、内心でも矢張り、ほっと胸を撫で下ろし】
【ツッコむというか、割と普通に被せた。因みにこれ、中の体験談である。する方も、される方も】

【さておき、どうにもあと一歩の所で、彼氏の人物像を掴み兼ねているようで】
【落下オチを十八番とする青年は、ぼんやりと思案しつつそんな事を宣う。失礼な想像であった】

……それって多分いや間違いなく、可愛さ余って憎さ百倍、の方の愛だよね?

【ごまかされなかった(キリッ】
【礼の代わりに右手を挙げてひらひらと振り、黒曜石めいた質感の掌が手袋をしていない事に気付けば】
【ハンカチと入れ違いにポケットから、これまた黒の革手袋を取り出して嵌め】

【そんでもって、「洗って返すから、ね」等と大真面目に告げて】
【――慌てて嵌めたからか、手袋の指の先端を軽く破いて、鋭い黒の爪が露になっていた】
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 03:28:49.65 ID:z+D9jxueo
>>198

【男性の発言から――男性が、銃の返却を求めているのだと知る】
【――そう知った瞬間、少女の脳裏を、甘美な欲望がよぎった】

(……気絶させてしまえばいい)

【目の前の男性は座り込み、手の先が――恐るべきことに――なくなった】
【こちらとて魔翌力はもうロクに扱えないが、皆無と言う訳でもない。さっさと殴り倒して、連行してしまえば――】
【ことココにいたって、男性は逃げる様子もない。捕まるワケには行かない、とは言っていたが】
【そもそも、被害を受けたのは、自分なのだ】
【多少無理な捕縛をして見せたところで――責められる謂れはない、はずだった】

……もう良いです。
もう、これ以上、俺の前で、口を開くな!

【小柄を鞘の突いたままの状態で、ダッフルコートの内から引き抜いて――】
【立て肘を突いた姿勢の男性の頭目掛けて、殴りかかる!】

/すみません、眠気が限界点です……。
/絡みの途中で申し訳ありませんが、明日に持ち越していただくわけには行きませんでしょうか。
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 03:30:06.61 ID:4eqNJyTs0
>>197>>199
【振向いた、その先。同じく、屋根の上】
【月夜に朧、其処に立つのは双つの影――そして、煌く巨大な機械仕掛けの刃と、響く声】

「クハハハハ……えぇ?紅閻寺……リン……。
 どうした?大層御機嫌な様子だな……このカーネルに無断で……
 あぁ、ああ……さぞかし――気分が良かろうなァッ!!」
【一人は――赤い軍帽を被り、同じく赤いマントを靡かせた男】
【白い軍服に身を包み、その両腰にはやや大振りな刀と思しき武器の鞘が一本ずつ】
【ベルト周りには白い筒状のカートリッジらしきものを幾つか装着して】
【同じく白い手袋を両手に嵌め、服装には金糸で装飾が施されており――マントと相俟って、派手である――】

『…………「命令」と云う……その「意味」は……理解しているか?
 ……聖都で能力者が暴れていると訊いたから、出向いて見れば是だ
 己(オレ)の“エルザ”に……無駄な仕事をさせるな』
【――もう一人は、黒いサングラスで眼を覆った、大柄の男】
【鋭く襟を立て、前面のボタンを全て留めた黒いロングコートに身を包み】
【身体から溢れ出す闘気は常に周囲の空気を震わせるほどであり】
【そして、その背中には――目を見張るほどに巨大かつ強大な、“機械仕掛けの大斧”が背負われていた】

「――――インフォメーションは確認したか?端末は所持しているか?
 “見ていなかった”とは言わせない……“分かっているな?”」
『……“暴帝ポポル”の「命令」は……「待機」だ
 ……誰が面倒を起こせと云った……愉しみたければ独りで自慰でもしていろ』

……オタク、らッ、……は――――


「……クハハハッ!まさか天下のカタブツ、ヴュネルド様からそんな茶化し言葉が聞けるとはなァッ!」
『阿呆めが、真っ当な意味で使ったんだ……カーネル』


――――≪R.I.P.≫ナンバー2……『ヴュネルド・ダーンヒュライン』――
……≪四刃(フィーア・シュヴェアート)≫隊長……『カーネル・フェンダンス』ッ……!!


【――――そう】
【三者とも、少なからず面識はあるか――無くとも知識はあるだろう】
【≪R.I.P.≫……そのテロ活動において突撃隊として活躍する部隊≪四刃≫】
【それを纏め上げる、≪R.I.P.≫内で最も危険人物と評される――カーネル・フェンダンス】
【そして、その曲者揃いの≪R.I.P.≫において『ナンバー2』という地位にあり】
【現在は総帥、『黒の暴帝』グレミュール・ポポルに代わって全権を担う男……ヴュネルド・ダーンヒュライン】
【同組織のエース級の2人が、ここに会している――】
【加えて、ヴュネルドはその右手に、身の丈ほどもある巨大な機械仕掛けの斧を構えており】
【あれを――片手一本で振るい、放ったのが今の斬撃だというのか……『脅威』が鳴り響く】
【……ざ、と。カーネルが肩を竦めつつ一歩を踏み出し】

「……え?『命令違反』は『重罪』だ……紅閻寺リン。
 折角息を潜めてここまで待ったのだぞ?……それをそんな浅はかな行動で無駄にするのか?
 ……マヌケめがァ……貴様には……然るべき『処罰』が下ると思っておけ――――

 ――――と、言いたいところだが……」
【と、ここまで言葉を紡いで、カーネルは少年と紅丸とを見やり】

「……それに見合う『成果』はあったらしいなァ……我々のことを嗅ぎ回る……愚かな裏切り者と……
 ……んん?なんだ……懐かしい顔が見えるな。どうしたんだ?こんなところで。星空を眺めているのか?
 ――クハ、ッッハハハハハハハハ!!無様なサマよ!最早その強がりも、文字通り単なる負けイヌの遠吠えにしか聞こえぬわ!
 なァ……オォーーベェーーーール・ブノア・リシュタァーーーーンベルジェーーーーーール??」

【――それは徹底した挑発、嘲り、完全な見下した言葉と、不愉快な腐臭すら散らすようなイントネーション】
【存分に――存分に少年、オーベールに対して下卑た笑みを向けた後、ちらりとリンを見やって】

「……まァ、それに免じて、リン……今回はチャラにしてやる」
【そして、「さて、どうしてやろうか?」とでも言いたげに、オーベールと紅丸を見下ろす】
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 03:40:41.63 ID:qcMrS5NAO
>>200

だって、夢の話だもんねぇ……大量の烏賊が廊下の反対側から流れてくる夢とか、どういう風にオチが付くのさぁー
そ、毎回水落ちなのぉ。馬鹿なんじゃないのかなぁ、アイツ

【烏賊の夢は中身の実体験です】
【酷い言い方で貶されている旦那様だが、彼女の唇には僅かに笑みが浮かび】
【嗚呼、好きなんだろうなと――そう思わせるような、単純な感情の発露がそこにはあった】

うん、そーだよぉ?
僕はプーシュカのこと、だぁいすきだよぉ

【なんだかんだで良い姉弟……とは、いかないかもしれない。言い方が不吉だった】
【そして、「安物だからあげるよぉ」と言うと、一歩二歩と彼から下がり】
【自分の弟と類似した彼の腕に、興味深そうに瞳を細めるも微かに頸を振って】

じゃあ僕、もう帰るねぇ。ばいばぁい

【それだけ言うと、踵を返してさっさと歩きはじめた】
【最後に一度、凜と鐘の音が鳴り――消えて、姿も失い、消えた】

/眠気が限界です……
/遅くまでお疲れ様でした。ありがとうございましたー!
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 03:44:05.18 ID:R5oR3kdE0
>>199>>202
残念…リンは今眠ってるわ永遠に♪私が身体を乗っとったから♪キャハハハハハハ!!!
【高く笑い】
【どうやらあのネコのぬいぐるみのようだ】

……悪かったわね…せっかくリンの身体が慣れて来たから遊びたかったの…
(言えない…リンならともかく私はケータイの使い方がわからないなんて…)
【……残念悪魔だった】

……まあ…リンが貴方に興味を示したんだし従うわ……
【右眼の炎が青くなり、表情も冷たくなり】

だから罰は受け………えっ?
【意外そうな顔をし】

あら?流石に覚悟したのに意外だわ

………今回は申し訳ありませんでした
【もう一人の男に向かい言いながら頭をさげる】
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 03:45:58.68 ID:+6wG/Ot2o
>>201

なっ・・・!

【殴りかかってくる少女に対して、男には攻撃を防ぐ術が無かった】
【手は無く、足は座り込んだことで、腕は立て肘のせいで、それぞれ封じられているからだ】

【腕に関しては間に合う余地があっただろうが、先まで攻撃を仕掛けて来なかった為、男は油断していたのだろう】


・・・・・・がっ・・・!


【衝撃】
【脳が揺れ、頭蓋が揺れ】
【男は意識を手放してもおかしくないほどの一撃受けて、仰向けに倒れる】

/大丈夫ですよー。ゆっくりお休みくださいませー
/こちらはいつでも大体返レスできると思います。置きレス気味になるかもですが・・・
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 03:48:23.95 ID:z+D9jxueo
>>205

/申し訳ありません、こちらはおそらく八時半以降に戻りますので。
/それでは、おやすみなさい。
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 03:48:37.34 ID:EQ3yZp0DO
>>202>>204

はっ……人の名前、覚えるだけの脳は、一応そのからっからの頭にも、あるワケ……?
……ほんっと……耳喧しいんだよね……!

【声はひどく掠れ、紡ぐ言葉もあまりに聞き取りづらいもの】
【それでも、不快だと表すように何度も声を張り上げ】
【その度に、ごぼごぼと血が吐き出される】

つーか、両方知り合いかよ……痴話喧嘩なんだったら……もっとせせこましくやってろって感じだよね……!

【ず、と暗い、黯い感情が吐き出され、残る左手が建物を叩いて少しでも体を引きずりだそうとする】

ッッ……命ず命ず命ず……!
我が手に穂苅の鎌を……!

【それは普段日常的に使われるような、ごく小さな鎌だ】
【だがそれを具現化させると、すぐきリンに向き直り】
【内腑をこぼれ落としそうになりながらも、それをリンの首に向かって振りかざした】
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 04:04:43.22 ID:4eqNJyTs0
>>201
『……ふん。お前が紅閻寺リンであろうが無かろうが……「事実」は「事実」だ。
 ……それと、直ぐ其処まで迫っていた教団と自警団は……己が≪美徳の抱擁≫で道を破壊して足止めしておいた。
 だが……直ぐにでも、迂回路から此処に至るだろう……僅かなタイム・ラグだが……己たちにとっては十分だ。
 後処理はカーネル、任せるぞ。…………』
【一方、ヴュネルド・ダーンヒュラインは、周囲を見回し――サングラス越しにオーベールを見据えた後】
【紅丸を見つめたまま、手にした専用端末、転送装置で、その場から消える】
【無論、リンの謝罪もしかと届いている……それで何も言わないのは、許したということか】

……くッ、
「……フン、上位幹部は気楽なものよ。後始末は全て下っ端に任せれば良いからな。
 さて……この状況、どうしたものか?ああ、貴様ならどうする?紅閻寺リン……いや、リンではないのか?
 ま、リンと呼ばせてもらうぞ?そして……どうしてやるか?」
【残ったのはカーネル――たっぷりの嘲りと共にオーベール、紅丸を見回し】

「追撃してやるか?甚振るか?それも悪くない……
 だが先もヴュネルドが……おっと、ヴュネルド“サマ”が言ったように――自警団が近付いている。
 それは幾らこのカーネルであろうとマズいんだ……分かるなァ?

 ……命令だ。『帰還』しろ……踊りたりなければ、ポポル様が……
 ……そしてこのオレが……幾らでも用意してやる。極上の舞台というヤツをな……」
【と、告げると――カーネルは、満身創痍で動くことも侭成らぬ、ギリギリ立っているという風情の紅丸に歩み寄り】

……カーネルっ、……フェンダンス〜〜ッ、……!

「……おやおや、誰かと思えば――紅丸サマではないか。
 クッ、良いご身分だなァ……最年少で幹部まで上り詰めておいて……愚かにも裏切り……
 そして、そんなところにまで身を落とす……クク、キサマにはお似合いじゃあないか?
 残念ながら“アナタ”と遊んで“さしあげる”ことは出来“ません”がァ……
 そこでブザマに転がっていれば、直に教団が来て助けてくれる“んじゃ無いですかァ?”
 ……ククククッ、これは良いッ!クハァーーッハッハッハ!!」

「オォーベーーール……キサマもだ……素直に我々に与していれば良かったものを……
 痛いか?辛いか?苦しいか?……痛かろうなァァァ〜〜〜〜ッ!?!クク、クククク……
 ……それが……キサマが見下した下層のものが味わった痛みだと思え……クハッ、ハハハハ……」
【高々と笑いつつ――月光をバックに、カーネルは。ば、と。感極まった指揮者のように、両手を広げ】

「じきに我々は動き出す」

「その時……その果て、こうしてオレは見下すのだ……『矢張り!』見下すのだ……『このカーネル・フェンダンス』がッ!
 その平生の幸せに胡座をかくようなマヌケどもが、ウジが湧くような腐った地獄でもがき苦しむのを嘲りながらな!
 ククッ、……ククククク……楽しみにしておけ……『世界の天秤』は……やがて逆転する……

 ……ああ、リンよ。オーベールがブザマな身体で愚かな追撃を試みているようだが――
 そのまま転送装置で帰還せよ。決死の一撃が空を切る……そんな絶望を味あわせてやれ。
 ……ククッ、 ――クハァーーーーーーーーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッッッ!!!!  」

【――そして、不愉快を吐き散らす狂笑と共に、カーネルもまた、転送装置で消えてゆくだろう】
【恐らくそのまま、何ごとも無ければリンも転送され――後に残る二人、】
【紅丸は――霞んだ視界を、オーベールに投げかけようとしつつ――】

……クソっ、……おい、……ガキ、……
……なンだよ……オタクも……ズイブン……ダッセェ……じゃ、ねぇか……

…………ま……ぼく、も……だけ、 ど  ……    よ   ……  ッ  ……

【――やがて、ずしゃ、と。その屋根の上に、崩れ落ちるだろう】
【オーベールも――もし意識を手放すのなら、その直前に自警団やら教会やらが集まってきている音を感じ取り、闇に落ちるはずだ】
【恐らく次に目が覚める時は怪我に治療が施され、病室だろう。やけに高位な治癒術が施してあるはずだが】
/少々強引ですが時間も時間ですので、このあたりで〆させていただきます!補足は舞台裏で。お疲れ様でした!ありがとうございました!
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 04:06:59.18 ID:4eqNJyTs0
/すごい勢いで安価ミス
/>>208>>204>>207宛てです。
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 04:11:32.07 ID:vOpHGX6SO
>>203

えーっと、きっと烏賊だけに、ほら…………ごめん、俺にも解んないや。
こっちだと――輪切りにされて冷蔵庫に詰められる夢、とかもね。
いやまあ怖いのは解るけど、あんまし必死に語られても、「そう、怖かったね」としか言えないじゃんさー?

――ふぅん。きっとそういう人なんじゃない?ともあれ羨ましいね、随分仲睦まじいみたいで。

【対抗して此方も実体験を。非常に怖かったです、なのに聞き手の冷たい反応ったら……^q^】
【と、そんな事はさておき、青年も何だか愉しそう。人の惚気というのも、少しなら悪くない物であり】
【その幸福そうな様子に、自然と口許を緩ませて、ひゅー、と茶化すように口笛を一つ】

…………殺したい程、とかいう但し書きは付かないよね?

【だが、そんな気分も長続きはしない。綻んだ口の端が、またもぴくりと苦く引き攣る】
【質問の答えを聞く事が出来なかったのは、幸か不幸か。多分前者なのだろうな、と考えつつ】
【兎にも角にも、青年はひらひらと手を振って、その後ろ姿を見送った】

//あばば、遅くまで付き合わせてしまって申し訳ない……。
//お疲れ様でした、此方こそー!
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 04:13:08.32 ID:R5oR3kdE0
>>208
アーグと呼んでボス…貴方がリンと呼ぶとリンが目覚めそうなのよ
【冗談ではないらしく苦笑いしながら言い】

わかったわ…ボス
ではまた踊りましょう♪キャハハハハハハハハハハ!!!
【高笑いしそのまま転送されていくだろう】

/乙でしたー
/少しアーグ強すぎたかな…
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 04:14:26.70 ID:DHBMG2ME0
>>211
/最後の最後スイマセン
>>207にもです
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 04:32:06.72 ID:EQ3yZp0DO
>>208>>211

……フェンダンス……!

【宙を切る攻撃に、侮蔑に満ちた言葉に】
【ぶざまな結末に、己のこの酷い醜態に】
【そして紅丸にかけられた言葉にすらも】
【強い屈辱を感じて、唇を噛み締める】



――……ああああああああ……――!!!!!!!!!!



【宵闇に咆哮を響かせ、そのまま意識を失い】
【ただ、悔しいという気持ちを噛み締めた】

   心 の 威 厳
【 百 弁 の 薔 薇 は、ただ折りとられ】

/乙でしたー
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 04:47:53.50 ID:EQ3yZp0DO
>>213

【聖都】

【自警団到着より少し前】

……まったく、世話ァやかせんだからなあ
【悠長な足取りで、少年の方へと歩み寄る影】
【まるでごみでも拾うかのように、軽々と小さな体を持ち上げる】

≪R.I.P.≫。ね。聞いてちゃいたけども
これはちょっとばかし気になってきちまうかな?
なーんて、な。ははは

【肩に少年を担ぎあげると、笑う声ばかりを残して】
【ゆっくりとその場から、しかし自警団に追いつかれる前に去っていく】
【運ばれた人数は、一人と通達される事になるか】


/絡み不要です
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 14:55:28.25 ID:ElxRxTWDO
【路地裏】

【黒のパンツスーツを着た、顔の上半分を黒い仮面で覆っている、肩にかかる程度の長さの黒髪の女性が歩いている】
【首にはチョーカー型の電動人工声帯が付けられている】

≪・・・ザ・・・・・・最近、騒がしい・・・・≫

【人工声帯から漏れる声は擦れ、ノイズが混じる】
【安物なのかもしれない】
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 19:56:18.12 ID:E5f/rrLDO
【何処かの廃墟】
【時間帯も相俟って、暗く静かに、不気味なその場所で】
【不気味な程に不釣り合いな空気が漂っている】

魔法少女が流行り出したと聞いて急遽復活してきますた

【うざったい黒い長髪、深い隈の光の無い目、ヨレヨレのズボンとワイシャツを着て瓶底眼鏡をかけた下睫毛な男が、何も無い虚空に向かって語りかけていた】

「いきなりこのような場所に来たかと思えばいきなり何をいいだすのだ!?」

【傍らで肩に乗る位ちまっこいワイバーン型の白い竜が飛んでいる】

大丈夫!もう何も怖くない!
「いやだから意味がだな…」

【荒ぶる鷹のポーズを取る男の傍らで、竜が呆れた表情をしていた】
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 20:21:48.65 ID:qpbyAvbyo
【水の国――……街中】


【人通りの少ない通り――地図を片手に、彷徨する者が一人】


 …………アレ、迷ったか?


【黄金の双眸、西欧人的な容貌ををした―――肩までの黒髪を持つ男である】
【黒髪は耳元辺りで一部が左右に跳ねており、少し特徴的な髪型だ】
【身に着けているのは、紅の着流しに漆黒の帯と羽織、極彩色の『蝶』の髪飾り】
【衣服と相貌とのアンバランスさが何処か、浮世離れした印象を放っている】


――……っかしーな、確かさっきの角を――ん、どっちに曲がったっけ。
俺の記憶では左だが、シュレディンガーが何ちゃらで右の可能性も…………。


【見ての通り、いい歳をして『迷子』らしく……地図を両手で構えつつ、俯いて歩き続ける】
【人影が少ないという事もあって、前方には全くと言っていい程に注意していない様だ】
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 20:49:39.86 ID:nDkUlqFlo
>>217
/まだいらっしゃるかな!?かな!?
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 20:50:11.90 ID:qpbyAvbyo
>>218
/居ますよ!よ!
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 20:56:47.48 ID:nDkUlqFlo
>>219
/ならば……絡む以外に選択肢など無いッ!!

>>217
【――まず、「カー」】

【男の前方から、まさにカラスの鳴き声が響く】

【鳴き声に反応して前に目を向ければよし】
【すぐ目の前に一羽の滞空するカラスを目撃できるだろう】

【だが、なおも地図に集中し続けたならば……】
【そのカラスに、おでこをコツンと、クチバシでつつかれて少しばかり痛い目を見る羽目になる】

【ついでに、もしも男が魔力に注意を払えれば、】
【「身に覚えのある魔力」をカラスから感じ取れるかも知れない】

【主に……こう、慇懃無礼な言葉遣いをしつつ、眼球をすれ違いざまに抉ってきそうな魔力――とか……?】
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 21:05:45.46 ID:qpbyAvbyo
>>220

【鳴き声――流石に少しは耳に入って来たものの、此れは華麗にスルー】
【精々、「夕焼けまでに帰り損ねたんだな」とかぼんやり思うのみで、地図に眼を向け続ける】


……駄目だな、此れは一回、水の国をブッ壊した方が良い。
三叉路多すぎるだろ……もっと区画整理をだ―――


         ――― ダ ッ ツ ! ! ?


【――――結果、叫び声と共に思いっ切り後ろへとステップ】
【若しもカラスが追い縋って来れば、手にした地図を丸めて……追い払おうと、臨戦態勢を取るだろう】


(何だこのカラス……髪飾り≠狙ってる訳じゃない。)
(となると――、―ちょっくら、動きが『不自然』過ぎるな。)


 ―――、ん――――……魔翌力?


【発した言葉は、脊髄反射%Iな物――早い話が、『魔翌力の存在』を感知した結果の一声】
【其れが同僚だったりするお方の物とまでは、依然として判別が付いてはいない】
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 21:15:19.06 ID:nDkUlqFlo
>>221
【カラスは、一回つつきを喰らわせた後、追撃するような真似はしなかった】
【その場に滞空したまま、「カーカー」と鳴いているだけだ】
【……若干、相手を小馬鹿にしたような感じで】


――付近で「同僚」の魔力を感じたので……カラスの道案内で出向いてみれば……

……やれやれ、ですね――


【リィン――と、鈴の音でも響いたかのような透き通った声――】

【声の出所は……男の、側方――】
【通りを構成する建造物の内の一軒――廃屋と化した家の屋根の上である】

――やはり……『只のアホ』様……とでもお呼びいたしましょうか?

【そこに余裕の無表情で佇むのは――】

――こんばんは……

【セーラー服に紺のスカートと、頭には水兵帽を被り、縁無し眼鏡を掛けて、】
【金色に煌めくロングストレートヘアーを靡かせている――、そんな身長160cm程度の少女――】
【何だかとても冷めた目付きをしているが、瞳は澄んだ蒼色だ】
【また、少女の水兵帽の上にどういう訳か大人しく止まっている「カラス」も目を引くかもしれない】


――『ウェル子』――でございます……


【サラッ――と、ウェル子は、自身の滑らかな金髪を掻き上げた】
【月明かりに照らされた少女は、妖しく眼鏡を輝かせる――】
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 21:25:27.43 ID:qpbyAvbyo
>>222

【漸く、戒能が魔翌力の所有者≠脳内で確定したと同時――声=z
【「そう言う事ね」、と合点が入った様に口内で呟くと……見上げて】


あぁ……久し振りだね、こんばんはヨッシーちゃん=B
悪いが罵倒されて喜ぶ趣味は無いんで、『戒能 鴉』で頼もうかな。


【「カラスに突かれている俺なんて居なかった」とでも言うかの様な、爽やかスマイル】
【丸めた地図でポン、ポン、と肩を叩きつつ――其の双眸は、月を写して黄金に光る】


……さて、旧交――って言う程に古い付き合いでもないが、暖めたかったり、
この地図≠読んで貰って、せめて大通りへの道だけでも教えて貰いたい所なんだが―――



 ――取り敢えず、スカートで高い所に立つのは止めようか。 年頃の女の子なんだから。



【――『テロ組織の同僚』に先ず切り出す話題が、これである】
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 21:25:31.36 ID:7ymq0nS6o
【水の国】

【国家と呼ばれる物ならば、必ず備える行政機関】
【今回の舞台となったのは、住民の戸籍や納税状況を管理する官庁の建築物】


【ずん、と、腹の底に響くような振動。そして、夜間の街を明るく照らす炎】
【都市部の中心にあるその建物から、突如として爆炎が立ち上った】

【周囲に漂う火薬の臭い、もはやこの世界には馴染み深い血の臭い】
【それらに混ざって、なにやら甘い香りが現場に広がっていた】

「このミルクティー、甘さが強すぎるわ。これじゃ太っちゃうわよ」
「それと、椅子の座り心地が悪いわ。家具屋を呼びつけなさい」

『ごめんね、急いで準備させたものだから……あまりいい物が用意できなかったんだ』

【現場から離れようとする人の群れの中、立ち上る炎を暖炉の代わりに】
【一つのテーブルと一つの椅子、そして二つの人影があった】
【椅子に座った人影は、ティーカップの中身を啜り】
【その後ろに立つ人影は、銀色のトレイを、底を外側に向けて抱いている】
【トレイの底面には、カノッサ機関の文様が刻まれていた】
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 21:34:52.71 ID:nDkUlqFlo
>>223
――ですが、ねぇ……
「あのような」文章を組織内に流布させるようでは……
どうにもこうにも、「只のアホ」と蔑んでしまいたくなるものですよ――

【参照>>181
【また「ヨッシー」という呼称で一瞬ピクリと顔が僅かに引き攣ったのは気のせいではない】

道案内ですか――?
カラスの主で『水先案内人』たるわたくしからすれば……朝飯前ではございますが……

【さて、どうしてやろうか、などと黒くサディスティックな思考回路がバチバチと脳内で働き出す】
【無論、顔には出さないが……】

【そして、戒能から立ち位置について指摘されれば、】

年頃だ女だと、悪のテロリスト集団に所属する方が、妙なことを仰いますね……
まあ……スカートの中身を見せ付ける気はあっても、ここに居続ける気は毛頭無いので、降りますけども――

【なんてサラッと言って、ヒョイッと実に身軽に、適当な壁の出っ張りやらなんやらを伝って降りてくる】
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 21:46:10.23 ID:qpbyAvbyo
>>225

何が「あの様な」さ。 俺からの親愛の情があの顔文字には籠もってるんだぜ?
“戒能 鴉”はフレンドリーな人物ですよー、とアピールしてるんだよ――アレは。

【十中八九、「何となく」顔文字を使い――「適当に」出任せを並べているのだろうが】
【一瞬だけ引き攣った彼女の表情を捉えると、心中、北叟笑んで】

【彼女が降り切ったのを確認すると、地図を差し出しつつ接近――】


其れは君のドグマ≠セよ、ヨッシーちゃん。
女の子の先行きだったり、素行だったりを気にするテロリストが居ても――其れは、『自由』だ。



……、…で、其処≠ノ行きたいんだが――分かるかい?



【地図を若し目にしたならば、其処は現在地から“其れほど遠くは無い”と判るだろうか】
【但し、戒能が歩いていた方向とは反対側=\―往々にして、一度ドツボに嵌ると起こり得る現象】


【――彼が笑顔を浮かべると同時、蝶の髪飾り≠ェ一瞬だけ『白く光って』】
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 21:52:10.04 ID:vb2FPsbso
>>224
/まだ居られますか?
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 21:53:32.96 ID:7ymq0nS6o
>>227
/\ここにいるぞ!/
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 21:56:37.81 ID:LdsOSp6SO
>>224
こりゃ一体何の騒ぎだ?

【偶然通りかかったのか一人の青年がその中心部へと近付く】

テロでもあったか…?

【全身に複数の剣や刀、それだけに留まらずナイフや槍、斧など大量に刃物を身に付けた青年だ】

そこのアンタ達、一体何があったか…教えてもらえないもんかね?
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 21:58:22.77 ID:LdsOSp6SO
/あら?もうお相手いたか
>>229は取り消しでお願いしまーす
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 21:59:30.60 ID:nDkUlqFlo
>>226
ま……良くも悪くも……
……上司たる『カーネル・フェンダンス隊長閣下様』の顔すら思い出せなかった、このわたくしに、
貴方様の顔と名前を覚えさせる程度には……アピール効果はあったみたいですけどね……

【クイッと眼鏡をあげて、接近する戒能を見据え、】
【最初に戒能へつつきをかましたカラスを、右肩に止まらせる】
【帽子の上のカラスと、肩のカラス――これで計2羽】

自由……ですか――
内なる自由……リバティか……
外へ向けた自由……フリーダムか……

正直、どっちでもよろしいのですけどもね――

【なんて、ジョークなのか何なのかよく分からない言葉をとばしつつ、地図を見る】

…………方向音痴というのも、一種の才能ですね――

【ウェル子は即座に地理を把握したようで、戒能の方向音痴っぷりに呆れるのだが――】

――――…………!

【――突如光った、戒能の髪飾り】
【嫌でも目に入り、反応せずにはいられない】

…………なんですか、戒能様という人種は、蛍みたいに光って異性へのアピールをなさるのですか

【どうでもいいという思いが半分】
【もう半分は……「眩しかったのでイラッとした」である――】
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 22:03:26.51 ID:vb2FPsbso
>>228
/では、絡ませて頂きます。宜しくお願いします

>>224

【燃え盛る炎と群衆の中。その二人の他にヤケに落ち着いた者が現れる】
【天からでも、地から現れたのではない】

【血臭のする炎の中から、それは現れた】

―――――――

【黒い、人影。否、人型の何か】
【前身は皮膚そのものが真黒く変色し、両手の爪も皮膚が直接伸びて鋭利となった様なモノで】

………

【慌てる人混みの中、ヤケに落ち着いた2人を見つけ、其方へ歩いて行くだろう】
【飽くまで、ゆっくりとした歩調。怒っている訳でも、恨んでいる訳でも無く】

【ただ、話をする為に―――接触を試みる】
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 22:08:23.53 ID:7ymq0nS6o
>>229-230
/こちらは複数は問題ないですぜー、もう一人の方が大丈夫なら

「なんの騒ぎか?そうね、騒動ではあるわね」

【先に答えたのは、椅子に座っている少女】
【ウエストとスカート部にワイヤーを入れたロングドレスにネイビーのコート。髪は肩まで伸びている】

『お祭りのような良い騒ぎでない事は確実ですね、見ての通りに』

【ほとんど声の継ぎ目が分からないタイミングで口を開いた少年=z
【白のシャツにネイビーのネクタイ、ズボン、ロングジャケット。肩までの髪を、後頭部で小さく纏めている】

「『端的に言えば、テロ』」「よ」『ですよ』

【二人とも、藤色の髪と真朱(まそお)の瞳。衣服と髪型の違いが無ければ、区別は付かないのではないか】


>>232

「………当たり、に見えるのは良いけれど」

『当たりが良すぎてちょっと怖いかもね、これは。どう思う?』

【カップのミルクティーを飲む少女、執事の如く背後に佇む少年】
【同じ顔に違う服装違う立場の二人は、接近してくる誰かを認識した】
【これを人間と呼ぶべきかどうか、まだ判断出来る状況にはない】

「そこの貴方、止まりなさい。不用意に近づけば先制するわよ」

『能力者―――では、あるんでしょうね。何かご用件でも?』

【少女は椅子に座ったまま。少年が、一歩だけ前に歩み出る】
【テーブルを背後に直立し、手のトレイは背中に回した】
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 22:11:51.26 ID:qpbyAvbyo
>>231


方向音痴じゃない、地図を読めない人種なだけ―――……ん?

【「光って」――其の言葉に戒能が浮かべるのは、不審そうな顔】
【数秒、眉を寄せて……其れから、納得した様にあぁ≠ニ一声】


成る程、『髪飾り』……――や、俺が意識的に光らせてる訳じゃ無いんだよ。
事情を説明すると十七時間は俺と一緒に居て貰う事になるんで、別に興味も無いだろうし……如何でもいいだろ?
そもそも、俺はアピールする位なら正面切って告白してしまう位の男気の持ち主さ。


【「眩しかったならゴメンよ」――如何でも良い点だけは、勘が鋭い様に見えるこの男】
【消していた笑みを再び顔に浮かべると―――、】


じゃあ、悪いが案内してくれると嬉しいな――。
移動時間で君の話を俺が聞いたり、俺の話を君が聞く「同僚交友タイム」でも設けよう。


【ウェル子に言わせると、只の「アホ」の発言――地なのか如何か、掴み難い£jである】
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 22:20:01.56 ID:vb2FPsbso
>>229>>233

…命令されるのは苦手でな

【カツン、コツン】
【炎に煽られ、乾いた様な足音を立てながら二人へ…前へ出てきた少年へと歩んで行く】

【が……その歩みは自分が“話し易い”位置で止められるだろう】
【誰かの血を被ったのであろう微かな血の香り……二人の鼻孔で感じれるか?】

……俺を狙った、と言う訳じゃあ無いな?

【真赤の瞳を少年へ向ける、だがそれにはまだ、殺気と言うものは無くて】
【確認の様な問いかけを少年にする】

/複数きっと大丈夫…です
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 22:21:09.15 ID:nDkUlqFlo
>>234
なるほど……確かに17時間も一緒にいると……
「貴方様が」、狂ってしまいますからね――

【「いえ……素直に謝罪できる人間は……嫌いではないですよ」――】
【刺々しくありながらも、ある程度は「友好的」に見える空気感で、ウェル子は返事をする】

意味深なのは気にならないわけでもないですが――
わたくしに身の危険でもないのでしたら、どうでもいいのは否めませんので……
そうですね、道案内いたしましょう――

【そして、歩き出す】
【当然、目的地の方向――つまりは、クルッと逆方向を向いて】

向かう先は……「負」の方角――
貴方様が、「正」だと思いこんでいた方向は……残念、目的地とは逆なので御座いました――

【訳:「こっちだ、ついてこい」】
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 22:21:46.31 ID:LdsOSp6SO
>>233
/ああいえ、こちらにはお構い無く、お二人でごゆっくりと…
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 22:22:53.99 ID:LdsOSp6SO
/すいません、>>237の安価に>>235も追加でお願いします

239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 22:27:45.37 ID:7ymq0nS6o
>>235

「貴方が誰なのか知らない以上」『貴方個人を狙ってのテロは出来ませんね』
「貴方が有名人だとしたら」『知らなくて申し訳ありませんけれど』
「でも貴方」 『僕達寄りですよね?』 「その血の臭い」 『その瞳』

「『聞くだけ無意味かも知れないけれど』」「聞くわね」『聞きましょう』

【声の発される位置は、ズレがある。なのに、声の質も高さも、殆ど違いは無く】
【一人の人間が移動しながら話しているかのような錯覚さえ生む、彼等の声】
【少年は、トレイをテーブルの上に置くと、ゆらりと身体を左右に揺らし始めた】

「『貴方は、カノッサ機関に従う意思があるか、否か?』」

【かたん、と少女が、カップをトレイに乗せた】

【「不用意に近づけば先制する」 少女の宣言は、言葉だけの脅しなのか?】
【答えは、否】

【少年と少女の間に、ほんの一瞬だが、細い糸の様な物が出現して、消えた】


>>237-238
/了解しました、何れ機会があれば
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 22:29:41.24 ID:qpbyAvbyo
>>236


正が負で……あぁ、そう言う事ね。


【アタマの中を一旦整理し、ヨッシー言語≠フ解読完了】
【寒いのか懐に片手を突っ込むと――すたすたと、一定の距離で着いて行く】

【少し。ほんの少しだけ、言葉を切った後――再び、戒能は口を開いて】


――……ヨッシーちゃん、少し質問してもいいかい?
ま、ノーコメントだったらスルーして貰って構わないんだが……。


――――≪R.I.P.≫に入った理由って、何だい。


【目的地――三階建てのビル≠ノ辿り着くまで、時間はまだ残っている】
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 22:42:47.91 ID:nDkUlqFlo
>>240

………………

【戒能に顔を向けることもなく、てくてくと歩きながらも、彼の言葉は耳に入っていた】

………………………………

【戒能が質問をしてから、数秒間――】
【ウェル子は、押し黙っていた】
【表情も変わらぬ彼女の心中を、推し量れる人間などいやしないが――】

…………お答えしましょう――――

【ゆっくり、口は開かれた】


……「絶望」――

世界を、絶望の淵へ、引きずり込むために――です、よ……

世界なんて……壊れてしまえばいい――

……当然……≪R.I.P.≫の構成員も……戒能様も含め……絶望の底へ沈んでしまえばいい――


……私だけ絶望に取り残されはしない――


一人は……もう……嫌です――


みんな……一緒……です――

みんな、みんな――一緒に、絶望の淵で……壊れてしまいましょう――

 
      【――――深刻さはない――――】

     【――――ただし希望もない――――】

   【――――絶望の水先案内人、かく語る――――】


……なんて、ね――


【――ふわり――、一旦足を止めて、戒能の方へ身体を向ける】
【ウェル子の顔は、安心と信頼の、「無表情」、で、あった】

貴方様こそ……なぜ、この組織に――?

【そして当然のように、同じ質問が反射されるのだった】
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 22:48:40.31 ID:vb2FPsbso
>>239

…いいや、ならいい。

【自分を狙ったのでなければ構わないと、彼は言う】
【問いの1つである“悪側”か否かは―――彼の真黒い手が。故意に人の心臓を抉り潰したその手を見れば…嫌でも理解できるはずだ】

【――――「従え」】
【そう言った命令とも取れる問いには…小さな笑みを。まずは浮かべ】

くは……くははははははははははは―――――!!!

【笑い声と共に段々とその笑みを深め。限界まで口元を吊り上げる】
【血の臭いを発する炎を背に笑う黒い人影。その姿はとても―――悪魔らしい】

【答えは勿論―――】

No…だ
従えだと?俺を従わせるなんざ100年速ぇよ小童。

俺が、人の国の飼育者が。誰かの下に着くわけが無い

【人の国…別名“無能都市”】
【能力者の1人も居ない筈のその場所の統治者】
【諸外国との交流を絶ったその国の“王”は、飽くまで―――傲岸不遜でなければならないのだ】
【そうでなければ…示しがつかない】

……だが、カノッサよ

【と、終わった筈の言葉の続けて】

“Please”と懇願するならば。“協力”位は惜しまんさ

【くつり、くつりと…深かった笑みを納めながら。そう言って】
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 23:04:40.22 ID:7ymq0nS6o
>>242

「人の国?」『何処の小国ですか、それは?』

【この答えを発した時の二人の表情は、きっと二人には珍しくやや間の抜けたもの】
【冗談皮肉の類では無く、本当に知らない】

「誰も知らない国の」『誰とも付かない民衆の王』
「無力な駒の上に立つだけの」『猿山の大将が過ぎた口を聞きますね』

「非能力者などは底辺で能力者を支える為の存在」
『無能は罪、有能である事こそが生きる意義であり価値』

【いや、正確に述べるなら、知ろうとしてこなかった=z
【彼等が二つの口から述べる一つの思想は、もはやこの世界には古くから根付く差別的な物】
【非能力者≠フ存在価値の、全力否定だ】

「『Please get out of the way. 覇道の道を明け渡せ、小国の王』」

「絶対の王は絶対の力を持たなければならない、協力≠ニいう言葉は同列にある者の言よ」

『斜めに歩けなくなったポーンだけを従えて、ルークとビショップに勝つつもりで居るのですか、キング?』

【少女が、椅子から立ち上がり、テーブルの上≠ノ立つ】
【蹴り飛ばされた椅子は、後ろにごろりと転がって、そのまま燃え盛る建物へ】
【乾燥していた木片は、たちまちに燃え尽きて灰へと姿を変えていく】


   ≪ S-S / Self‐Sacrifice ≫  ≪ S-S / Soul‐Shaker ≫

「百の言葉より一つの銃弾が、議会を簡潔に終了させる」

『貴方の国の政治体系は少々興味がありますけれど』

【少年が、両手の掌を地面に触れさせた】
【其処に集中していく、大量の魔翌力。常識的な量から考えて、約二倍=z
【それとは対照的に、少女の方には何の変化も無く、ただテーブルの上に立つばかり】
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 23:04:42.62 ID:qpbyAvbyo
>>241

【淡々と、只管に――自然に話すのが当然≠ニ錯覚すらさせる様な彼女の語り口】
【戒能は目を閉じて、足を交互に動かしつつ……只、蝸牛へ其れを響かせる】


……………。 ――…、……ん、俺かい?

――……そうだね、信頼の証として、少しだけ本当の理由≠教えてあげよう。
ダーンヒュラインの旦那との面接じゃあ――少しだけ、嘘をついたんだけどね。


    ――――有体に言えば、俺は自由≠求めている。


【―――自由の象徴≠象った髪飾りを揺らして、『戒能 鴉』は語る】


……≪R.I.P.≫に所属しているのは、何も『理想郷』とやらが第一義に成ってる訳じゃあない。
――否、「大きく含めたら」……第一義には成り得るのかな? まぁ、どうでもいい。

俺が言いたいのは……そう、天秤を逆転させる渇望≠ヘ、『上下差』を嫌うが故の物じゃないって事さ。


俺は単に――天秤の逆転した世界≠ニやらに、興味が有るだけ。
一度見て気に入らなかったら、もう一度逆転させるなり……そうだね、ぶち壊すかも知れない。



          アレも此れも其れもどれも……俺の、 自 由 ≠セ。



【――有る意味でこの男は、究極の我侭≠ネのかも知れない】
【≪R.I.P.≫の思想に『共感』する所は少なく、信じるは己の歪な自由論≠フみ】
【只、只、――……どんな物なのか気になった≠ェ故に、『自由意志で加入した』だけ】


……其の観点から見させて貰うと、俺は俺の自由意志≠ナ『絶望』を拒否するよ。
だって、全く「楽しくなさそう」だし――全世界が絶望に染まっても、俺だけは死んでも染まらないと宣告出来る。



  ―――― 一人が厭なら、『こっち』に来ればいいじゃないか、ウェル子≠ソゃん。



【――――――この男が、自らの自由≠ノ純粋な『希望』を持って生きている事は、確かだ】

/申し訳ない遅れました!
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 23:20:45.73 ID:vb2FPsbso
>>243

く、はは。
愛玩動物って知ってるか?

【ぽつり、零れた問いの答えは―――】

強い奴が弱い奴を飼うのは当然だろう?――――“無能”ども

【―――貴様等も、馬鹿にした“それ”と同列だと言いたげであって】
【国一つを潰せる様な“組織”と無能者の王1人…釣り合わぬ方が、おかしいのだ】

――――ポーン?ルーク?ビショップ?はっ。


                              それを従えるのが≪王/俺≫なんだよ。


【逆に問おう。王相手にルーク(城)が、ビショップ(聖職者)が勝てるだろうか?】
【自信を以て答えれる。―――――否。と】
【王が無ければ城は廃れ。王が無ければ聖職者は祈る事さえまま成らぬ】

銃弾を撃ち込んでみろ革命者
俺はただ。傲岸不遜に笑い。潰してやるだけだ

【カツ、ン】
【2倍の魔力とその余波に臆する事無く。彼等へ歩んで行く】
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 23:22:27.42 ID:nDkUlqFlo
>>244

【他人の信念・目的などという、ウェル子からすればもっともどうでも良さそうな部類の話を】
【彼女は、黙って、真摯な面持ちで、確かに聞き届けた】


なら……


【ポツリ――、戒能の話が終わって、彼女が再び口を開く】

わたくしたちは……ある程度……「似たもの同士」ですね――
全力で≪R.I.P.≫に荷担しつつも……目指すところは≪R.I.P.≫の「理想郷」とは別のところ……
上司の方々にでも聞かれたら、粛正されかねませんねぇ……ふふ……

【淡泊でありながら、どことなく愉快そうな色を含んだ言葉】

ですが、ね……

『こっち』側とは、『どっち』側の事でしょうか――

【――が、一瞬にして、そんな色は消え失せ、「無色透明」へと変化する】

正直に申しますと……貴方様の事は嫌いではないですし――
何か協力するというのもやぶさかではございませんが……

ああ、無論、最終的には巡り巡って「わたくしのため」に、協力するわけですけども――

……とにかく、「希望」だとか「自由」だとか――


――『白い光』を、わたくしに、向けないで下さい……


わたくしの話を聞いて少しはご理解いただけたでしょう――?
わたくしは……貴方様すらを……踏み台にして……
自身の理想――「絶望の世界」――を実現しようとしてるのですから――……

軽蔑なさってください、敵視なさってください、侮辱なさってください

わたくしは、そうやって、生きている、人間、です、から……ね――?

       【バサッ――】

【ウェル子の頭上のカラスが、翼をはばたかせ、黒く、禍々しい、羽根を、辺りに散らした】
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/02(水) 23:33:15.85 ID:7ymq0nS6o
>>245

「哀願するにはむさくるしいわね」『彼女は子犬のようなものが好きなんです』
「成長したら鬱陶しいけど」『番犬くらいには出来るでしょう』
「貴方は良く吠えるわね」『きっと素晴らしく有能な番犬になる筈ですよ』
「勿論、貴方なんか、飼うつもりはないわよ?」
『僕は別に、飼ってあげても良いと思いますけどね』

【年齢よりはやや幼く聞こえる、憎まれ口を叩きながら】
【二人は、目も合わせず、同じタイミングで小さく頷く】

【少年と少女、二人に与えられた時間は、予想していたより長かった】
【戦闘の用意を整え、用いるべき奇策を練り、撤退する際のルートを選んで】
【今回のテロの目的を達成する為の、最低限必要な条件は整った】

【今、行わなければならないのは、眼前の能力者一名を叩く事】
【一マスずつしか動かない駒に、自分達が負ける道理は無いと、二人は確信を抱いている】


【ぐらり、突如地面が揺れた】
【震源は少年の両手、地面に接している点。二次関数の様に、近づけば近づく程に巨大な振動が】
【体勢を崩す事ではなく、両脚にダメージを与える事を目的とした振動が、暫く(1レス)の間続くだろう】

【やはり少女は、テーブルの上】
【相手に背を向け、燃える建物を前に、鼻歌を歌い始めた】
【傍目には、大きな隙に見えるこの行為】
【少年の@シ目は、相手の挙動を見逃すまいと注がれている】
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 23:37:42.65 ID:Dftc9L9K0
>>さくやん

気をつけて下さい……ソイツは過去の私=c…。
魔弾使いとして教会≠ェ開祖メンバーの一人になった徒花≠ナす!
でも、今の貴女が其れを倒せない道理は何処にも存在しない――ッ!

では――頼みました!

【声を張り上げて其処までを朔夜に伝えた彼女は、ふわりとした動きで大きくバックステップを取る】
【レビテーション――浮遊魔術の一環なのだろうか?ともかく接近戦重視に見える朔夜の邪魔をしたくないのだろう】
【本体が遠くに行ったのを確認したのか、影たる存在の徒花≠ヘ目の前の対象へとゆっくりと視線と中位を向ける】


「起動せよ――Dark bot=v


【と。彼女が朔夜へと左手を翳せば、徒花≠フ周囲には闇の魔力で形成された数個の立方体が発生する】
【そして、go≠ニ小さな声で合図を掛けた瞬間――その内の一つが朔夜へ向けて真っ直ぐに飛んでいく】
【何か内部に魔術を仕込んだようでもない、特殊なエフェクトがあるでもない、極めて普通の攻撃である】

【――其れは、此れまで散々語られた肩書きにそぐわない単純極まりない攻撃】
【確かに立方体自体の魔力密度や発生までの速度など、技術面にかけては相当なレベルである事が分かるだろう】
【然し、それにしては捻りの無い――悪く言えば不気味なほどにつまらない――攻撃だ】
【朔夜はこれをどう受けて、どのような戦術を以て目の前の敵を打倒していくのだろうか――?】
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 23:42:07.77 ID:qpbyAvbyo
>>246


……君の方は俺の事を『理解していない』みたいだ――。
良いかい、ウェル子ちゃん……俺が理解しているという事を理解しろ=B
そして、其の上で「俺の事を理解するんだ」――……詰まり、だよ。



        ―――――俺に『強要』は止めろ。



軽蔑させたいのなら、敵視させたいのなら、侮辱させたいのなら――…俺に、そう『欲させろ』。
『白い光』を当てて欲しくなければ、俺から当てたくなる気が失せる£の「絶望」を纏え。



【舞い落ちる絶望≠映した様な色――戒能の肩にも、一本の其れが落ちる】
【だが彼は、まるで其れを意に介す事も無く、只管に黄金の双眸……其れから、『笑み』をウェル子に向けて】




…………俺から見て、君が完全な絶望≠ノ染まったなら――俺は、君の自由意志を応援してあげよう。
自分から絶望の住人≠ノなってやるし、活動の目的は『絶望の世界の実現』へとシフトしても構わない。

―――……無論、逆の場合≠ナも協力は惜しまないよ。 何たって、どっちも自由≠ネんだから。





【ふわり――血染めの蝶≠ェ彼の魔翌力によって生み出され、肩の黒い羽≠フ脇に止まる】
【鮮血の色を湛えた燐粉は、只管に……羽の黒と混同して――――】





…………さて、行こうかヨッシーちゃん=B
君とのデートタイムが短くなるのも惜しいが、俺はさっさとこの『ダンジョン』から抜け出したいんでね。


【―――次に戒能が浮かべた笑顔は、無駄に爽やか≠ネ其れだった】
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/02(水) 23:47:34.30 ID:vb2FPsbso
>>247

弱い犬程良く吠える
…急に口数が増えたな。

【憎まれ口にも、今はただ―――小さく笑むだけで】

【一歩。また一歩と歩んでいるうちに――ぐらり】
【揺れる地面に、足を取られて膝を突いた】

【簡単に足を取られた事で大したダメージとはならなかったみたいだが―――十二分に隙は出来るだろう】
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/02(水) 23:58:19.51 ID:nDkUlqFlo
>>249
随分と、我儘なことを、仰りますね――
わたくしも、人のことは、あまり言えないのかも知れませんけども……

【ぷいっと、素っ気なくウェル子は戒能から顔を背けてしまう】

自由……自由と……貴方様は自由お化けか何かですか……
≪R.I.P.≫の同僚でなければ……
わたくしはともかく……貴方様の方から、わたくしを殺しかねないくらいの勢いじゃないですか……

【そして身体も、目的地の方向へと向け直して、】

…………ここで……例えば……貴方様に感化されて――
……一つだけ、「わたくし」の「自由」を……ここで、主張するとしましたら――――

【一歩、足を前へ、踏み出し、】



16歳の女の子相手なんですから、もう少し、優しく、取り扱ってくださいね――



【相も変わらぬ、冷めた一言が、辺りを支配した】

泣かれても知りませんよ――……?

【既に戒能の顔を見ていないウェル子が、戒能の笑顔を確認する術はない】
【――が、恐らくは、戒能の言葉の調子から、表情くらいは感じ取っているだろう】

ああ……世界……今すぐにでも破裂してしまいませんかねぇ……

【……ウェル子は、案内を再開した】
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 00:01:11.04 ID:xZjezNSUo
>>250

「そういう貴方は無口になったわね」
『吼えない番犬は役に立つんでしょうか』

「だけど、御免なさい。あまり時間が無いのよ」
『久しぶりに妹以外と口を聞いたから、時間の感覚を失ってました』
「本当なら貴方が挽肉になるまで戦って」
『とある人に、ハンバーグの材料として提供したいんですけど』


                      「行くわよ」
「『だから、最初から全力全開で』」
                      『行きますよ』

【「時間が無い」 この言葉に深い意味は有るまい。帰還すべき定刻がある、それだけだろう】
【長期戦に持ち込む事が出来ない事情を持つ二人は、戦術を切り替える】


   「『 転送召喚:≪メンデスのヤギの断頭鋸≫!!! 」』


【振動が収まった次の瞬間、少年の手に出現する巨大な鋸】
【150cm程の身長に対して、柄と刃を合わせれば2mにも及ぶ規格外のそれは、余りに巨大すぎて】
【抱えた少年自身、敏捷な動きは取れないで居る】

【出現したその状態から、重さに任せて、少年は鋸を振り下ろす】
【狙うのは相手の右肩。鋸の刃の性質上、触れただけではまだ重傷にはならないが】
【それでも、小さな三角形の刃は、人間の皮膚や筋肉程度になら、その身を浅く沈みこめる事は出来る】
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 00:11:02.45 ID:y1LoCc7oo
>>251


俺が自由お化けなら……君は、絶望妖怪かな?
俺は兎も角、君は我儘でも良いじゃないか―――ちょっと位我儘な方が、女の子は可愛いモンだよ。


【完全に元≠ノ戻った戒能――話す内容は、軽薄な其れが大半を占める】
【……一歩踏み出すと同時、「ウェル子の自由」が耳に入って】


…………うっ。


――……済まない、俺が悪かった。泣かないでくれ。
幾らパーフェクト超人の俺でも、女の子に泣かれた日には何も出来ないんでね――。



【――速攻で謝った戒能は、其れからの数分間、真剣味≠出す事は無いだろう】
【只管に軽薄な調子で構成された、『下らない話』を――彼女の反応如何に関わらず、続ける】



【―――角を曲がれば、目的地の三階建てのビル≠ヘ直ぐ其処だ】
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 00:12:02.81 ID:ELT25t8+o
【路地裏】

今日も見つからず……です
はあ、僕はやっぱり駄目駄目なんですかね……

【寒い空気に満ちたその場所を】
【身長150p程度、膝までありそうな長い黒髪に金の瞳】
【全身を髪の色と同じく黒いローブに包んだ少年が歩いている】

(少しでも才能があればこんな事にはならなかったのに)
(なんて後悔しても始まりませんけど、でも……)

【きょろきょろと周囲を見回す彼はどうやら何か探しているようで】
【そしてその目はどこか憂いを帯びていた】

やっぱり僕は駄目だなあ……

【懺悔にもならない言葉を白い息と共に吐いて】
【少年は大事な物を探してまだ歩く】
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 00:12:44.95 ID:goIYFwVDo
>>252

く、はは。
貴様らが番犬になれば問題は無かろうて

それと―――――

【くつりくつり。】
【未だ相手を不快にさせる様な笑みを笑い声を口元に薄らと貼り付けていて】

―――俺がキング足り得る理由を教えてやろう

【―――そう、宣言し。立ち上がる】
【ギィン―――】
【まるで金属同士がぶつかったかの様な音を立てて。この化生の肩と巨大な鋸がぶつかった】
【本来人肌へ沈み込む筈の刃は……食い込んですら居ない!】

【ギィ、と音を立てて彼等へ向けて走り出す】
【鋸の刃と化生の肌の設置面から火花と摩擦音が散り。化生の“硬さ”を2人へ伝えるだろう】
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/03(木) 00:22:04.60 ID:+IqScmquo
>>253

……「まだ」……泣きませんよ――

【ついでに「そうやっておちゃらけずに神妙にしていれば、貴方様も少しはかっこよく見えるのですがね」】
【なんて、アドバイスとも毒ともとれる感想を述べた】

【それから、続けて戒能が話す下らない話には、】
【無視したり、気のない生返事をしたり、】
【要するに、やっぱり淡泊な調子で、適当に受け流しつつ、】
【笑いもせず、いらつきもせず、ただただ淡々と、ウェル子は、案内を続けた】

【――そして、角を曲がる】

【「カー」「カー」と、肩と頭のカラスが、ちょっぴり騒がしく共鳴する】

――目的地……ですね……

【眼鏡を整える仕草をしてから、右手で「三階建てのビル」を指さす】



……えー……案内料は、5000となります……――

【!?】
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 00:25:13.48 ID:xZjezNSUo
>>255

「…………硬い?」

【異質に先に反応したのは、鋸を振り下ろした少年では無い】
【相も変わらず背を向けたままの、少女の方】

「(硬化能力と考えれば、あの爪から大体予想は付くわね)」
「(出来そうな事―――殴る蹴る引っ掻く、よく見れば避けられる所に帰着するなら)」
「(いや………それよりも)」

『(そう、それよりも。今この瞬間、刃が触れてる。これはチャンスだよ)』
『(出力が足りないから、もう暫く魔翌力を借りてるね、ジャンヌ)』

【ギィ、と唸るような音】
【先程少年が仕様した能力は、地面を振動させる≠ニいう結果を生んだ】
【今回、能力の対象となったのは、少年自身が手にしている鋸】

『アルの≪鎧甲如鋼≫とどっちが頑丈か……試させてもらいますよ!』

「立ち切りなさい、アクセル!≪Soul‐Shaker full-throttle ≫」

【鋸が、小さな振幅で、激しい振動を始める】
【例えるなら、回転しないチェーンソー。三角形の刃が、前後に小刻みに何度も往復を始める】

【少女は、此処へ来てようやく振り返った】
【攻撃に集中する少年の代わりに、今度は少女が。相手の挙動への注視を開始した】
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 00:39:45.61 ID:y1LoCc7oo
>>256

【三階建てのビル――部類としては、古い&ィに入るだろう】
【とは言っても、依然として使われている事は疑い様も無い……事実、窓から光が漏れている】

【――戒能はウェル子の前方に躍り出ると、彼女に向き直って】


いやー……有難うヨッシーちゃん、御蔭で助かったよ。
時間的にもバッチリ――否、よく考えたら俺の時計、一時間ズレてるんだった。


じゃあ、風邪には気を――



【――――「……えー……案内料は、5000となります……――」】



           ……………………は?



【┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨



(俺の耳……『正常』なのは間違い無い―――確かに金銭要求≠ヘ有った……ッ!!)
(しかも、「平然」と――自動改札機でももう少し、腰は低いぐらいに―――……! 待て、判った!)


(これは――――ヨッシーちゃんの、俺を『絶望の淵』に追い込む為の作戦だ―――!!!)



         【  ど  う  し  て  そ  う  な  っ  た  】



――……ふっ、……流石はヨッシーちゃん=\――深謀遠慮には恐れ入るよ。
危うく、『絶望の淵』へと追い込まれる所だった……この勝負、俺の勝ちだな。



【恐らくは、今日一番(`・ω・´)な顔をしただろう戒能――「俺には判ってるさ」と五回ぐらい呟き】
【確実に負けている£jは十数秒の後に『1000×5』の札を取り出し、差し出す】
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 00:52:58.45 ID:ING3mgASO
>>248

――――徒花=c…教会の、開祖?……お前、また随分な経歴を……。

まあ、好いや。――何であろうと、する事は同じだ。結果も、何等変わらない。

【――少女の実力の程は、人伝にも聞いていた。直接に干戈を交えた事は無いが、それなりに察してもいた】
【だが、まさか教会≠フ創始者と迄は――俄かには飲み込み難い事実に、ぴくりと眉を寄せ】

【それでも向けた切っ先は、微塵とて震えもしない。――目の前の存在を殺める事を、朔夜は既に決定していた】
【相手が幾ら強かろうと、それは瑣末事に過ぎなず。選択肢の数は、変わらない】
【自分が死ぬか、敵を討つか。その唯二つだけが、彼女に許された解答であり――――】

(直撃コース――先ずは、小手調べって所か。無詠唱の一挙動で、この密度と数……)
(伊達じゃないよな、矢っ張り。……近付かなきゃ、話に成らない)

【さて――開戦。始まりの一手は、此方も至って単純な物だ。夜空に残光を曳いて、瞬、と】
【放たれた蒼の刃の数は、四。一の矢が魔翌力を拒絶≠ナ相殺し、二の矢が更に魔翌力結合を緩め】
【作り上げるのは、術式を構成する上での基点へと至る一筋の線≠ナある――三の矢がその線≠断ち】

【四矢を以って、核を穿つ。結合の基点を貫かれた魔弾は、そのまま砕けて】
【朔夜は空いた射線の上を、一直線に駆け抜けた。接近が適ったならば、そこから二刀で逆袈裟を放つ】

【――拒絶≠用いた式の相殺、分解と、高速の近接戦闘。それが、魔術師に対して朔夜の有するアドバンテージだ】

【故に、回避は一切行わない。追従する十数の刃で、魔弾はあと数発ならば凌げる】
【重要なのは、更なる術式を使う隙を与えない事。常に魔術師の処理速度を、悉く凌駕する事だと、彼女は考える】
【酷く強引な、だが一切の無駄を省いた、速攻。並大抵の魔術師ならば、これで片が付く――――だが】

【問題は、相手がその並大抵≠フ域を、遥かに上回っている事だった】
【この程度で終わるような、易しい相手には――間違っても、思えない】
//済みません、遅れました……。
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 00:53:03.33 ID:goIYFwVDo
>>257

―――――遅いわゴルァァァァァ!!!!

【最初、この化生は彼等の忠告を無視して自分が話し易い位置まで“近づいた”】
【更に、彼等の攻撃より先に“近づきだして”】

【鋸を振り下ろされようとお構いなしに突っ込み出した!】

【嗚呼、なれば。彼我の距離などスズメの涙と言っても過言ではない程“近く”】

【殴る為に、爪で切り裂く為に、ブレーキをかけるつもりなら速度も大したモノでは無かっただろう】
【だがこの化生は―――違った】

【硬すぎる拳で殴る訳でも無く。鋭利な爪で裂くでもなく。ただ“突っ込む”】
【文字通り“撥ねる”つもりで。アレコレ考える暇を与える事など与えるつもりは無いのだ】

【普通の人間が思い切りぶつかっても最悪転ぶだけだろう】
【だが“人”は壊れない身体になれば、脳のリミッターも狂ってしまう】
【この化生も例外でなく。普通の人間より筋肉を文字通り“全力”で扱える身体である】

【堅牢な肉体と人より優れた筋力での突進】
【受け止めよう等と、甘い考えは捨てた方が良いだろう】
【暴走列車が擬人化したようなものなのだから】
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/03(木) 00:54:50.69 ID:+IqScmquo
>>258

…………………………?

【恐らく、本日一番の可愛げのある表情――だろう】

【きょとん、という擬態語がまさに相応しい】

【単純に「等価交換」――いや少し割高な気もするが――を望んでの金銭要求】
【それを、深読みされて、あげくに妙に得意げな顔をされたのだから】
【ウェル子からすればもう呆然とするしかない、というわけで】

……え、いや……ええ、まあ……はあ……そうですか……――

――と、いうかですね、「ヨッシー」を強調して喋るのやめていただけますか……?
強調されたその語を聞く度に……こう……頭が……クラッと……ですね……

【溜息混じりに、しかし遠慮無く、彼女はお金を受け取る】

……一応、

        『 割 引 』


                 しておきましたからね――

せいぜい感謝して下さい……

【この短い道案内で5000――】
【ぼったくりにも見えるこの価格は、なんと、『割引価格』だった――!】


ええと、それでは……本日はお別れですね……
こんな所で何をなさる気か……
……いや……それは何でもよろしいですけど、とにかく国家権力に捕まったりしないようにすることですね――

【「お互い、自らの信念のために、利用し合えなくなるのは惜しいですから」】
【――と、可愛くない一言を添えて】

「同僚」である内は……貴方様は、わたくしの便利な「道具」――
一方、貴方様も、わたくしを無視するも、利用し返すも「自由」……

共同戦線――というわけではございませんが……
多少なりとも、うっかり腹を割って話し合ってしまった仲……

組織の顔も覚えていない「上司の方々」よりは……貴方様を信頼しておきましょう――

【――戒能に対する、ウェル子の好感度が……上がった……のかもしれない――? ▼】
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 01:09:26.96 ID:y1LoCc7oo
>>261



【(`・ω・´)ってな感じのまま、ウェル子の言葉に頷く戒能】
【「ヨッシー」を強調するなとの頼みには、勝者の風格≠ニ共に―― 首 を 横 に 振って】


良いよ、君が其処まで言うのなら止めてあげようじゃないか。
強調するからこそ、会話のリズムにアクセントが出るとは思うんだが――――


             【――――『 割 引 』】



          ―――……なん……だと………。



                   【(;゚Д゚)】



【――調子良く話していた戒能は、「割引」の一言にあんぐりと口を空け】
【某オサレ漫画ばりのリアクションを取ると…・・・アタマがクラッと≠オたのか、少しよろけ】



……あぁ、有難うヨッシーちゃん=B
俺も君の事は、信頼しておくとするよ――じゃあね、風邪には気を付けて。



【―――明らかにヨッシーちゃん≠強調しつつ、建物内に消えて行くだろう】
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 01:10:59.13 ID:y1LoCc7oo
>>262
/横→縦、に訂正です
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/03(木) 01:11:17.81 ID:jbLaXC2d0
>>259

【――Dark bot≠フ一つは、朔夜の四重の拒絶≠ノよっていとも簡単に崩壊をきたし、消滅していく】
【簡単に云うと、其れは砕きやすい=c…喩えるなら、繊細な砂糖菓子をその手で壊していくような感覚が近いだろうか】
【そう、その魔弾は余りに綺麗な計算の上に成り立っており――物理的衝撃は兎も角干渉≠フ類には滅法弱いのだ】

【そして――朔夜の接近に対して弾き出される徒花≠フ手は速い。恐らくは、最初から接近までを意識していた≠フだろう】

――go。

【彼女の回りに浮遊している立方体の内の数個が、近付く朔夜の足許へ向けて連なって放たれる】
【今回の其れは、先程放たれた物とは多少違うのが分かるだろう――内部の魔力が、流動している】
【そこから考えられるパターンは一つ、――炸裂だ。其れは地面に着弾すると同時に爆発する】
【威力は然程高くは無いが、まともに当たれば踏み込みを開始している朔夜のバランスを崩す事はできよう】

【――然し、この話はあくまで立方体の炸裂がクリーンヒットした場合≠フ事である】
【何も、対処しきれない量の其れが大挙して押し寄せている訳ではない。冷静ならば充分見切る事は可能だ】
【拒絶≠ノ短刀、或いは回避。今現在朔夜が持っている手札のそのどれもが有効に働くだろう】

【……だが、たった一つだけ不気味な点があるとするならば】


――。


【じいっ、と。外見相応の少女のように朔夜を見つめ続ける徒花≠フ視線。其れに尽きるだろう】
【彼女が何を企み、どんな策を練っているのか。表情の欠落した彼女の様子からは今は窺い知る事は出来ない――】
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 01:12:45.54 ID:xZjezNSUo
>>260
【振り下ろし、既に接触した地点からの振動の追加だ】
【接触の後から動きだした相手は、何らかの方法で鋸から身体を離さない限り】
【少なくとも接近しきるまでの間、振動によって右肩を刃で挽かれる事になる】

【相手はそれをクリアしたのだろう】
【体当たりを、鋸の柄を間に置いた状態で、少年は受ける】
【敢えて踏みとどまらず、衝撃で後方に吹き飛ばされる様に】

【吹き飛んだ先に居るのは、二者を注視していた少女。パチンと、指を一度だけ鳴らす】
【すると、二人の衝突の一瞬前で、少年の姿は、鋸と共にどこかに消えてしまった】

「………硬いわね、本当に」

【一度述べた感想を、少女はもう一度】
【自分自身はダメージを受けていない筈、魔翌力の消費以外に戦闘続行の妨げになる条件は無い筈】
【だが、少年の姿が消えた、少女に、これ以上の攻撃手段が無いのもまた事実だ】

「成程―――私達では*ウ理ね、挽肉にするのは」
「火を通せばステーキには出来るかもしれないけれど、ハンバーグはどうやっても無理みたい」
「そうね、勝てない相手と何時までも、と言うのは趣味じゃないのよ」

【再び、パチン。背後の建物、炎の中から、伸びて来る巨大な一本の手】
【巨大な手が少女を完全に覆い隠し、炎の中へ消える】
【残されたのはテーブルとイス、そして銀のトレイとティーカップ】

「じゃあね、次はもっと時間がある時に……もう少しまともな武器を持ってくるわ」
「それまでに精々、爪にマニキュアでも塗って見た目を整えておくことね」

【炎の中から聞こえた声は、片割れがダウンしている為か覇気に欠け】
【やがて、デクレシェンドの指示が有ったかのように、遠く小さくなって消えていった】


/申し訳無い、眠気で日本語がどんどん酷くなってきてるのでこの辺りでお先に………
/お疲れさまでしたー
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 01:26:41.71 ID:goIYFwVDo
>>265

【彼の行動は至ってシンプル振動の追加をするという“意志疎通”をする前にぶっ飛ばす。それだけだ】
【至ってシンプルだが……何故。其処まで己の硬さに自信があるのだろうか】
【火花が散ると言う事は、少なからず。鋸の刃か己の身を焼き散らしているということで】
【無論…彼の肩には浅い傷ができており】

はっ。
最後まで倒れなきゃ、何にでも勝てるんだよ

【と、感想を漏らす少女を小馬鹿にした様に言って】
【足を止めて、少女の方へ嗤って見せる】

ばいばい御嬢さん
次は立派な首輪を着けてやろう。

【炎の中へ消える少女へ、最後の言葉を贈る】
【最後まで―――相手を同列とは見ようとしないで】


……………はぁ。めんどくせ

【ファンファンとけたたましい音を鳴らしやってきた警察を見て…少々気だるげにつぶやいた】

/了解です。お疲れ様でした〜
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 01:27:08.49 ID:SvDSUa8fo
【地下下水道】

【繁華街の下水道に繋がった、汚水と薬品の匂いが漂う地下道】
【月の光が届かない暗闇では、名前の意味さえないだろう】

……はい。はいはい。分かっておりますとも
だぁいじょうぶだって、俺様を信用してくれない?ダメ?
心配せんでも裏切らないよ。俺様はただでさえ外様なんだから
それに、切られたりしたらやっていけないしね

【なにやら電話をしている様子の人物、性別は男か、背は高く】
【このあらゆる面で酷い場所についても、意には介していないよう】

んじゃ、切りますよ。何、連絡自体はいくらでもすることになるでしょうな

【ぷつ、と電話を切ってゆっくりと地下道内に足音を響かせ始める】
【僅かな光も無いこの場所は、人となりすら全く見えない】
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/03(木) 01:29:14.81 ID:+IqScmquo
>>262



わたくしの金額請求は53万まであります……



【┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨】


やれやれ……口の減らない御方……ですね……

【最後に強調されたヨッシーの語で、ウェル子は右手を頭に添える】
【頭が痛い……とは、このことであった】

……では、さようなら――

【ウェル子もまた、踵を返し、歩き始める】




【――後ほど、水の国のどこかで、両眼を抉られた重傷者が何人か出たらしいが、彼らは犯人像を語ることは出来ない】
【視力を、光を失った者に、未来など……ありはしない】



――『白い光』を……わたくしに、向けないでください……



【絶望は……未来を……希望を……抉った中に、うごめき、垣間見える――】



/ヒャッハー!深夜までお疲れ様でしたー!!
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 01:30:22.43 ID:y1LoCc7oo
>>268
/お疲れ様でしたー!
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 02:13:03.99 ID:ING3mgASO
>>264

(――――密度は高い、魔翌力量も少なくは無い。けど、構成が……そう、脆い)
(遊びがなさ過ぎるんだろうな。一箇所でも崩せれば、その分後は容易い)

【拒絶≠ノよる干渉は、絶対的な物では無い。飽くまでそれは相殺≠ナあり】
【そしてそれ故に、効果は魔翌力の量や密度、そして術式の構成に左右される】
【黒の魔弾を破壊するのに、態々四つの刃を用いたのは、その為だ――ともあれ、今回は上手く行った、と】

【確かな手応えを掴みつつ、朔夜は更に襲い掛かる魔弾への対応を計った】

――――疾っ!

【一つ、二つ、三つ。振るう二刀で立方体を着弾より早く切り払い、炸裂させる】
【手には微かな痺れが残るが、致命的な物では無い――続けて放つ蒼刃、数は八】
【立方体一つにつき四本の其れを突き立てて、先程と同じく、起爆以前に微塵と散らし】

【残りは――無理矢理に突破しても良いが、足を潰されるのは大きな損害だ】
【速度を殺されては拙いと、左右への小刻みな回避行動で確実に処理し。更に、歩みを前へと進めた】

(……何を考えて居るかは、解らないけど――させると思うな)

【続けざまに放つ蒼刃、六。出し惜しみはしない、とばかりの釣瓶撃ち。だが、狙いは何れも相手から僅か左右にズレている――制射だ】
【加えて地面に突き刺さり、その周囲の地面を基点とした魔法陣の展開を事前に防ぐ、という目的も兼ねている】

【魔術師に、出来る限り空間を支配させない事。これもまた、彼等と対峙する上で、留意すべき点であった】
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 02:13:11.59 ID:3xDaA5mIO
/あうあ、災禍の人ですが限界が近いです……
/其方のレス以降30分レスが無かったら寝落ちと判断して頂いて結構です
/その場合、明朝にレスを返しておきます……本当に申し訳ありません
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 02:26:18.82 ID:ING3mgASO
>>271
//了解しました、此方こそ亀レス済まないのです……。
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 02:37:14.16 ID:3xDaA5mIO
>>270

【炸裂℃ョを伴っていようとも、干渉に弱い事に差異は無い。朔夜の拒絶≠ヘいとも簡単に其等を破るだろう】
【爆発による妨害という役目を果たす事さえ出来ずに、闇の立方体は貫かれ雲散霧消していく――】
【だが、その魔術の行使者である少女、徒花≠ヘさしたる感情も抱かない様子でその様子を眺めていた】

【朔夜の踏み込みは為り、とうとう徒花≠ヘ彼女の振るう刃の領域の内に囚われる事になる】
【然し――無表情無感動の少女は、当然ながらただそれを指を咥えて眺めているだけでは、無い】
【放たれた拒絶≠フ矢が地に刺さるのが速いか、Dark bot≠フ残りが彼女の前方へと集まり――】


――bang


【言葉の意味とは裏腹に酷くか細い声で宣言が下されると――其等は一気に魔翌力を暴走させ、炸裂を発生させる】
【だが、その爆発の威力はそう高くない。言ってしまえば、腕で顔を庇ってしまえばダメージを追わない程度のもの】
【そう、この一手の目的は朔夜への攻撃に非ず。本質は――炸裂の副産物である、魔翌力の爆風】

【何の妨害も行う事が出来ず、立方体の炸裂を許してしまったのなら――】
【ふわり。羽の浮かぶようなゆったりとした動きで宙に浮き後退していく徒花≠フ姿が見えるだろう】
【――つまり、この炸裂の意義は、爆風による戦闘距離のリセット≠ノあった、という事である】
【先の災禍≠フ浮翌遊魔術らしき其れといい、彼女達は異様なまでに体重が軽いのだろうか、それとも?】
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 03:26:34.47 ID:ING3mgASO
>>273

く――――っ!?

【――先程の連続射撃で、作り上げた刃はもう半分も残っていない】
【また、接近の中途で回避を挟んだ事で、接近には僅かなタイムロスが生じた】
【従って拒絶≠ナ穿とうにも数が足りず、炸裂が起こる以前に切り伏せるにも、彼女と立方体の距離は遠く】

【何等妨害行動は行えずに、朔夜は結果として徒花≠フ離脱を許してしまう事となる】
【この行為に因って、彼女の接近は徒労に終わり。ただただ、手札を浪費したのみ、と成ってしまった】
【大事を取った事が仇となったと見るべきか、或いは、良い様に踊らされたと見るか――――】

(……回避する所じゃ無かったな。無理矢理にでも、飛び越える可きだった)
(同じ事が続いちゃ埒が明かない、いっそ縮地≠――いや、カウンターを喰らうのがオチか?)

(何方にしても、そう易々と――)
  ――……逃がして、堪るか!

【だが。例え真実が如何だったにしろ、下がる相手をはいそうですかと逃がす程に、彼女の気性は穏やかでは無い】
【徒花≠ヨと間髪入れずに投擲するのは、二刀の片割れ――――逆凪≠セ】
【速いが、直線軌道故に読み易い。だが術式で弾かれる事を見越してか、その一手は二段構えとなっている】
【もし何かに着弾したならば、刀身に纏う雷のような白光が炸裂。放射状に、退魔の特性を帯びた光の魔翌力刃を撒き散らす】

【一つ一つの威力は少ないが、いかんせん数が多い。相剋関係に有る光と闇、相性としても、そう悪くは無い、か?】
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 13:23:08.37 ID:6D59mZ5DO
【街中】

……うぅん、安易に頼みごとを引き受けてしまいましたが──
ナンバーズの方は、会おうと思って会えるものではないですわね……。

【1人の少女が、周囲をきょろきょろと見渡しながら歩いている】
【透き通るようなプラチナブロンドに、蒼い蒼い目をした18歳程の少女だ】
【彼女の身を包む、喪服のようなワンピースコートの胸元には】
【少しだけ歪んだ、チェーン付きのコインが大切そうに揺れていた】
【その言動から、どうやら人を探しているようだが──?】
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 16:58:56.35 ID:/7m10coSO
【郊外――廃墟】
【今は使われてない、その薄暗い建物の中】

―――――・・・・・・
【元々何色の物だったのか分からなくなる程に汚れたローブを身に纏った少女がそこで敷いた毛布の上で横になり眠っていた】
【顔中には包帯が巻かれ、右目以外の表情は隠れてしまっている】
【また、蒼いそのボサボサの髪には氷で出来た花の髪飾りがついていて】
【何故かその氷は溶けない】
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 20:14:53.89 ID:GtNxLXS90
【とある路地裏】

【いつもは悪人達がたまり、通る人を襲う無法地帯】

【だが】

「ギャァァァァア!!!」
【今回の被害者は悪人達だった】

ごちそうさま
【そこを見ると】
【フワフワとした青い髪に、胸元があらわになりそうなセクシーな服を着た女性が立っていた】

【周りには彼女意外誰もいない】
【だが……確かにこの位置から悲鳴は聞こえた】
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 20:49:10.44 ID:/7m10coSO
>>277
/未だいたりしてくれてませんか?
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 20:58:46.06 ID:X8pnyfNT0
>>278
/ポーッ(訳・いますよー)
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 21:12:04.63 ID:/7m10coSO
>>279
/じゃあ絡ませて行きましょう!

>>277
【悲鳴が聞こえて数分後】
【その声を聞いてその場に駆け付けたは―――】

・・・悲鳴が聞こえましたが・・
何があったんですか・・っ?!
【白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

・・・・ってあれ?
【だが、何もない】
【そこには死体も、怪我人も】
【事件が起きたような跡は何もない】
【少年は不思議そうに、】
【ただ、そこに立つ女性に目を向ける】
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 21:25:54.25 ID:ikX9V0OJ0
【昼の国】
【リゾウムシティ】

【昼の国の西部に広がるリゾート地帯】
【昼夜問わず多くの人々がバカンスを満喫している娯楽の街】

【そこに立ち込める一つの暗雲】

あーよっこらしょい……疲れた疲れた…
娯楽施設だからって気が緩みすぎだっての……

暴れたんねぇぇーーー!

【真っ黒な肩まで掛るサラサラした黒髪に狼のような耳を生やし】
【黒い瞳で、さらに赤いフレームのゴーグルを付けた整った顔立ちをして首から81≠ェ刻まれたドックタグを下げた青年】
【袖、フード、裾にファーをあしらった足まで体を覆いつくす黒いコートに】
【黒いボトムに黒いコンバットブーツと黒ずくめの服装である】
【スラリとした長身でいかにもチャラチャラしたホスト≠フような雰囲気である】

【ボトムの青いベルトにはジャラジャラと複数のバタフライナイフが垂れている】

【浜辺にある流木に腰かけながらぼやく】
【足元にはいかにも政府の要人≠ニいう雰囲気の小太りの男性と】
【そのボディーガードか、黒服の男達が身体から煙を出しながら黒焦げ≠ノなっている】




282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 21:26:32.24 ID:5djD4otu0
>>280
あら?
【少年を見てフフフと妖しげだが美しい笑みを浮かべ】

どうしたの?坊や
迷子かしら?
【そう言いながら少年に近づこうとする】

【……女性の口から微かな血の匂いがするのに果たして気付くだろうか?】
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 21:26:55.29 ID:/0Obluhao
【どこかの廃屋、その屋根の上】

……ふーむむむ?

【黒/黒/黒/黒/黒/黒】
【肩までの髪も丸い瞳も小奇麗な服もヒールの高い靴も細い腕も脚も。青白い顔以外はぜんぶ黒】
【頭からすっぽり被った「飾りの無いヴェール」もこれまた黒だった。とにかくそんな、黒い子供が一人】

……そうか、今日は新月か。
だからなんとなく、テンションが上がっているのだろうね、ふふふふ……フヒッ

【最後の笑い方でいろいろ台無しにしながら、夜空をじぃっと見上げている】
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/03(木) 21:33:22.64 ID:IU6aq0aBo
>>281
【青年の後ろ、から人影が近づいていく】
【ざり、ざり。と砂を踏む音が響き】
【そして、音の出所から声が聴こえた】

たまには穏やかな日常も悪くは無いと思っていたが……。
やはり儂に似合うは血なまぐさい戦場、かのう。

【そこに居たのは上品で仕立ての良い鶯色の和服の上にインバネスコートを纏った老人だ】
【頭髪は既に禿ているが、髭は長く、胸元まで白い髭が伸びている】
【腰には一振りの刀が有り、長年使い込まれた風格を感じさせ】
【老人の足元を彩る漆塗りの下駄は、雅な風格を感じさせる使い込まれた物である】
【そして、その立ち姿は優雅でありながらもどこまでも隙の無い物であった】

暴れたり無いか、儂もちっとこのバカンスにゃ、飽き飽きしてたところじゃよ、カッカッカ!!

【高笑いする老人】
【老人は、黒焦げになったオトコたちを眼にして尚、余裕を保っている】
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 21:40:13.77 ID:/7m10coSO
>>282
いや・・・
・・・ここか悲鳴が・・・?
【もしかして誤認・・?】
【少年はそう思った】
【だが】

・・・・ッ?!
【近づいてくる女性の口】
【そこから匂う鉄のような臭いがそんな少年の思いを打ち砕いた】
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 21:43:43.30 ID:ikX9V0OJ0
>>284

おい爺さん……

悪いことは言わねーからさっさと帰って茶でも飲んでな


【コートのポケットから携帯電話を取出し、どこかへとかける】
【老人には目もくれず、水平線を眺めている】

アレッ……レギン君でねーなー折角頼まれ事済ませたのに…

まぁーいいか後でも

【相手は出なかったのか、ぶっきらぼうに呟くと携帯を仕舞う】
【そしてすっと流木から立ち上がると、両手をポケットに入れ】

【ゆっくりと老人の脇を通り過ぎようとする】

287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 21:47:07.95 ID:f5/z4z/d0
>>285
あら?悲鳴なんて聞こえなかったわ
【テクテクと少年に近づこうとする】

フフフ…カワイイ子
【少年が離れなければ】
【少年まで後二歩ってところまで近づくだろう】
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/03(木) 21:53:14.09 ID:IU6aq0aBo
>>286
かかっ、酒は飲めないからのう、いい茶店がありゃいいんだが、残念ながら見つからなくての。

【穏やかに笑いながら応える】
【覇気も何もなく、只の老人にしか見えない、が】

折角お前さんの暇つぶしに付き合ってやろうかと思ったんじゃがの。
ま、只の爺にしか見えないなら、儂の暇が潰せそうにないのう。

【すれ違い様、老人の表情が変わる】
【飄々とした好々爺然とした物から、鋭い剣客の顔へと】
【そして、先程までの穏やかな調子は鳴りを潜め。ただ突き刺すような殺気だけが青年を襲っている】
【老人の脇。其れは既に老人の間合いである。余りにも無用心に過ぎるだろう】
【死の予感が、ふつふつと青年に擦り寄っていく――】
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 21:53:29.58 ID:6D59mZ5DO
【路地裏】

ナンバーズの方は、会おうと思って会えるものではないですわね……。
やはりこのような場所の方がお会いできる可能性はあるのでしょうけれど──

【1人の少女が、周囲をきょろきょろと見渡しながら歩いている】
【透き通るようなプラチナブロンドに、蒼い蒼い目をした18歳程の少女だ】
【彼女の身を包む、喪服のようなワンピースコートの胸元には】
【少しだけ歪んだ、チェーン付きのコインが大切そうに揺れていた】
【その言動から、どうやら人を探しているようだが──?】
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 21:58:18.30 ID:/7m10coSO
>287
【聞こえた悲鳴】
【被害者のいない現場】
【そして、今、目の前にいる女性の口から匂う血液の臭い】
【――この三つからでる答はたった一つだろう】

・・・・・貴女・・は・・っ?
【少年はその場に止まり】
【ただ女性を見つめる】
【見つめて――その瞳で問い掛ける】
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 21:59:22.37 ID:RnjgXoxwo
>>283

「新月に興奮するなんて、君は狼男かナニカかい?」

【<ジャリ/チャリ/ズッ>、っと音がした】
【足を擦る様な、鎖が擦れる様な、蛇が這う様な、そんな音が重なった様な奇妙な響き】
【声が、背後から掛けられる】
【振り向き、見上げればそこに映るだろう姿】
【野暮ったい紫髪に無精髭。赤茶けた服に妙に短いジーンズを併せた、季節感の無い風貌】
【口端に煙草の火を揺らしながら、男が痛んだ屋根を軋ませながら歩いてきた】
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/03(木) 22:00:04.63 ID:fa+Zbepy0
>>289

「ぎ、ゃ――――ぁ、あ………………!」

【突如として、奥の方から絞り出すような人の声が響いてくる】
【その声は、ともすれば闇に紛れてしまいかねない程の、小さな音量ではあるが】
【例え微かな響きであろうと、それが苦痛を伴ったものである事は、すぐに分かるだろう】
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 22:05:13.99 ID:/0Obluhao
>>291

……ふむむ?
狼男は満月に興奮するんではなかったかな、とまあ、それは置いといて、だ。

【ゆっくりと振り向けば、ふわりと空気を撫でる半透明のヴェール】
【まっくろの目を細めて、歩み寄ってくる彼を凝視】

やあ今晩は、――僕のほかに屋根に上るのは野良猫くらいだと思っていたが、
どうやら猫ではなさそうだ。だって、足音がするもの。

【小奇麗な黒のロングコート、その片裾を摘まんで】
【胸にもう片方の手を当てて、芝居めいたお辞儀をひとつ】
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 22:09:42.55 ID:TKc+aHAT0
>>290
【近づくと】
【ニヤァっと口元を歪ませ】

【ピキピキ】

【何かに皹が入る音が聞こえる】

【それは女性の口からだ】

《鬼一口》
【そう言った瞬間、女性の口が《耳まで裂け》、更に顔が人と同じくらいに大きくなり】
【少年を一口で食べようとするだろう】

【だが回避時間は充分ある】
【避けられなければ……アウトだ】

【そして補足】
【鬼一口……その名の通り人間を一口で食う鬼の妖である】
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 22:09:55.58 ID:ikX9V0OJ0
>>288

ああそう……ならクソして寝な……

【眠たげに首を揺らしながら歩く】
【依然として、両の手はポケットの中だ】

爺に爺と言って何が悪い、何が可笑しい……

てめぇの方こそあまりつけ上がるなよ……その気ならさっさと斬りかかれ…
間合いまで待つつもりなら……

口や気≠ナ脅かすだけか……ちげーだろ?

【ボソボソと何か呟きながらゆっくりと近づき続ける】
【そして老人の約1m程の所で立ち止まり】

ここらへんか……もう充分≠セろ?

んじゃ……まずはこんな感じで…

【ヒュッと何かが老人の眉間へと放たれる】
【両手は依然ハンドポケットである、だした瞬間が見えない程の速さの投擲】

【それはバタフライナイフだ】
【速度は速くはない、ただ正確に眉間を狙っているのみ】
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 22:12:56.64 ID:6D59mZ5DO
>>292

──っ、悲鳴……?!

【それが僅かな響きであれど】
【此処は静かに闇が蠢く路地裏】
【その静寂故に、一層悲鳴は夜に映える】

【苦痛の叫びがどのような状況下で奏でられたものであろうとも──】
【その叫びが少女の「探し人」に繋がる可能性は十二分にあり】
【悲鳴が聞こえた先には危険なものが待ち受けている確率はそれ以上であった】

当たりを引き当てたのでしょうか──

【ちゃき、と】
【この先で待っている何かを警戒してだろうか】
【少女は、コートから黒い無骨なハンドガンを取り出し】
【やや緊張した様子で、奥へとゆっくり、慎重に進んでいく】
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 22:15:08.70 ID:RnjgXoxwo
>>293

「あれ、そうだったっけ? ……ま、いっか」

【本当に至極どうでも良い事なのだろう。男の意識は、既にその『黒』へと向いていて】
【風に揺れるヴェール、追従するように流れる黒髪】
【向ける黒い視線、ぶつかるは同じく黒の彩り】

「御名答。『猫』ではなく『蛇』ですが、どうぞよしなに」

【興良く返したのは、胸に手を当てゆるりと腰を曲げる、倣うような礼の形】
【上げた其の顔は、どこか胡乱気に笑みを浮かべていた】
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/03(木) 22:16:41.98 ID:IU6aq0aBo
>>295
かか、まあ確かに爺であることは否定できんわい。

【掴みどころのない態度で言葉を紡ぎ】
【斬りかかれ、との言葉に口元の笑を深くし】

“十分”だの。
んじゃ、さっさと――――。

【迫るバタフライナイフ。神速での投擲だ】
【しかし、老人はバタフライナイフの機動を確りと見据えていた】
【眼に気が宿り、色を少々変え、老人は刀に手を伸ばし】


   ギィンッ!


【居合一閃。バタフライナイフは霧砕かれ地面に墜ちる】
【既に刀は鞘に収まっており、老人の肉体からは気が発露している】
【気は櫻の花びらを型どり、老人の周囲を舞っている】
【刀を抜き、両手で引き抜くと、中段に構え、相手を睨みつけ、踏み込む】

月之ニ――月読

【老人の眼により強く気が集中し、目が月明かりのような金色に染まる】
【刀を扱うものに取って、一メートルは踏み込みから即斬撃の間合い】
【鋭さと速度を併せ持った袈裟切りが相手に襲いかかっていく】
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 22:21:33.13 ID:/0Obluhao
>>297

へー……蛇さん、かぁ。
僕に林檎を勧めに来てくれたわけではないのかな、赤い果実は見当たらないね。

【顔を上げてくくっと咽を鳴らす、この子供は少し、猫っぽいかもしれない】
【ただしチェシャ猫だとかそういう、悪戯っぽい雰囲気】

さて、お互い挨拶が終わったところだけども――
困ったことに屋根が悲鳴を上げているよ、老骨には厳しいらしい。

【きしきしと、ひとつ動けばひとつ軋む廃屋】
【やれやれと溜息を吐きながら首を振る――けれど、子供は下りる様子を見せやしない】
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 22:23:35.01 ID:/7m10coSO
>>294
・・・・な・・・何n―――・・・っ?!
【女性の突然の変貌に驚く】
【いや―――ただしく『驚こうとした』・・だ】
【だが、今、少年にはそんな暇すら無かったのだ】
【そんな事をすれば――――少年は女性に喰われてしまっていただろう】

【だから少年はその行為を中断して】
【後ろへ大きく更に下がる事で女性の口を回避する】
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/03(木) 22:26:53.14 ID:fa+Zbepy0
>>296

【路地裏の奥へと進んでいけば、次の様な光景が歓迎してくれるだろう】

「いぎゃあ…………あががあああぁぁぅぅっっっ!!」
泣き声だけは一丁前だねぇ…………クズの様な人間の分際でえっ…………!!

【地面に転がっているのは、バラバラに解体され、もはや男女の別すら判断する事が出来ない、人間2人分程と思われる肉塊】
【そして、悲鳴を上げていたのは、地面に転がされ、今まさにはらわたを切り裂かれ、最期の時を迎えようとしている生きた人間】
【かろうじて、上げる悲鳴の性質から、男であるとだけ判断されるそれは――――転がる他の死体の様に、もはや外見では区別を行う事が叶わない】
【頭蓋は砕かれてその一部を露出させ、横っ腹に大きく開いた傷口からは、じくじくと血液がとめどなく流れ、あろう事か内蔵の一部までが覗いている】
【そして、右腕を除く、残りの四肢は引き離され、マネキンの部品の様に放り出されていた。その状況下でも死に至る事叶わず、苦痛に呻くのだ】

【――――そして、この様な状況を作り出している下手人に目をやると】

【赤いウェーブがかったロングヘアーに、黒のライダースーツで全身を固めた、毒々しい赤い口紅が印象的な女性】
【返り血を浴びながら、燃えるような瞳に怒りをたぎらせ、刃物を用いずに腕で以って、最後の一人を切り裂いていた】
【その細い首筋には、『Canossa 616』と刻み込まれたプレートのついた、金属製の首輪がはめ込まれている】

畜生……畜生、畜生!!
人間如きに…………あんな人間如きにしてやられるなんて…………!!
あたしゃ、何時からそんなポンコツに成り下がったんだ…………いや、そんな事、許されるはずがない…………!!
――――もういい。お前もう死ね……ッ!!
「ゴブェッ…………――――――――」
――――ああっ、糞…………気分転換にもなりゃしない

【女性のその鬼気迫る様子は、何かに怒り、そして苛立ちを覚えている様な仕草だ】
【やがて、獲物をいたぶる事に飽いたのか、止めの一撃を放って最後の男の息の根を止める】
【その表情は、興が削がれたといった様子で、冷たいものになっていた】
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 22:26:56.65 ID:ikX9V0OJ0
>>298

おーおー確かにやるようだな、その老体でたいしたもんだ

【ハンドポケットしたまま軽快なステップで斬撃を躱する】
【しかし、あくまで紙一重で躱しているだけで完全ではない】

【髪を切り裂き、頬を抉り、血が滴る】

オイオイいてぇな……なんつー爺さんだよ…

ほっれ!!!

【一度後方に下がってからの加速で老人に迫る】
【人狼≠轤オい、人間を超えた身体能力で接近し…】

【そのまま腹部に右足で蹴りを放つ】
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 22:29:33.36 ID:GtNxLXS90
>>300
【ガシィン!!!】

あら?避けないでよ?
痛みは一瞬なんだから
【裂けた口でニィっと笑いながら少年に言う】

【額からは角が一本生え、顔の大きさは戻り】

大人しくしなさい!!
【少年に向かい右足での前蹴りを放とうとする】
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 22:31:00.32 ID:RnjgXoxwo
>>299
「残念ながら楽園の実は生産終了完売御礼だよ。まぁ、生憎ボクは東生まれでね、どこぞやの一週間メイキングの神様の事は与り知らないのさ」

【くくく、と返す笑いもまた同じく。仰々しい動作は、鬱陶しい程に】
【悪戯猫と嘘吐蛇。共に碌でもなく、質の悪いもの】

「ま、所詮物は儚い。何時だって壊れる時は壊れるしね。人の心とは違う……ところで、降りないのかい、君?」

【屋根の縁に足を掛けながら、男はそう問いかける】
【ぎしぎしと、男は歪みを大きくするように、踏鞴を踏んでいた】
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/03(木) 22:36:14.90 ID:IU6aq0aBo
>>302
かかっ、力は衰えても、技と速さは衰えとらんよ。

【刀身には、酒精がまとわりついている所謂妖刀】
【一撃程度では血中に流し込まれるアルコールは少ないが、10合を超えれば、別だろう】
【飛び散る血を払い、残心から構えを撮り直すと、接近する青年の蹴りを刀の峰で受ける】

ぬぐ、ぉっ!!

【蹴りを受ける瞬間に後ろに跳躍することで衝撃を殺すもびりびりとした衝撃が突き抜ける】
【まともに受けては終わってしまう。老人は見た目に違わず打たれ弱い】
【気で強化しているとは言え、受けの技術はかなり高いものが要求される】
【開けた距離は1m程。老人は気を練り、神速での突きを放つ】

花之弐――蓮華ッ!

【刀身にまとわりついた気は、十数の刺突と化し、“咲き誇る”】
【気の密度は高く、それに込められた酒精も濃厚な物である】
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 22:37:37.61 ID:/0Obluhao
>>304

それは残念だ。ネットオークションでプレミアがついてしまっているんだろうね。
東……と言えば、神様が島を産むのだっけ? 最高に意味不明で、実に素敵だ。

【色素の薄い唇に手を当てて、恰好だけは上品だけれど】
【どこか幼いような、それでも何故か得体が知れない。「良く解らない」が服を着て歩いたら、こんな感じなのだろう】

人の夢と書いて儚い、だっけ? ふむむ、漢字ってのを考えた人は実にユーモアたっぷりじゃあないか……

……ん? え、僕が降りるの? 先客なのに?
こういうのは後から来た人間が遠慮して降りるモノだろう。

【どうぞどうぞ、のジェスチャー。ただし手は地面の方へ向いていて】
【……降りろってか】
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 22:38:15.52 ID:gqEFto2DO
【とある港の倉庫】

少女:キャァッ!

男1:ハハハ!逃げろ逃げろ!

【少女を火球が追い回している】

男2:リーダー、能力者になったってマジだったんすね

男1:すげぇだろ?結構高かったんだぜ

男3:いーなーオレもオヤジが社長だったら・・・

男4:あ、女転んだ・・・て、あれ足くじいてね? 

男1:あーあ、もー終わりじゃん、つまんねぇ・・・

【転んだ拍子に足をくじき、もう少女は立つことも出来ないようだ】
【そんな少女に容赦なく火球は襲い掛かる】

少女:いやぁああああ!!!
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 22:42:16.26 ID:/7m10coSO
>>303
・・・・くっ・・・・
食べられるなんて・・・っ
【少年は今度は前に駆け出す】
【再び、女性と少年の距離が近づいていく】

―――まっぴら御免被りますよ!!!
【そして、腰の二本の刀のうちの一本を抜き】
【刀で女性の右足を防ぐ】
【もし、女性が魔翌力を感じる事ができるなら】
【その刀から闇の魔翌力を感じるだろう】
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 22:44:03.17 ID:6D59mZ5DO
>>301

────、…………

【銃の安全装置を外し。引き金に指をかけてじりじりと闇の誘いに応え──】
【視界に映ったのは、まさに路地裏の治安の悪さを象徴するような場面】
【死体は2つ。死体の成りかけが1人。死体作製者が1人】
【どうして生きているのか不思議なくらい、ボロ雑巾のようにされている男を見て】
【僅かに少女は表情を歪めたが──次の瞬間】
【彼女は、加害者の女性ではなく被害者へと、銃口を向ける】
【一目見て助からぬと分かる傷。ならば最期くらいは楽に──】
【そんな、考えからくる行動だったのだろうか】
【引き金を引こうとした細い指はしかし】
【相手が男へ止めを差したことによって、悲しそうに引き金から外された】

【そして。やや緊張した表情で少女は再び惨劇の跡を見渡し】

カノッサ──ナンバーズの、お方、ですわね?

【ここにきて、ようやく彼女は口を開く】
【手に持つ銃をゆっくりと下ろし。緊張はあるものの、真っ直ぐに相手を身遣るその姿からは】
【たいていの機関員に、たいていの人間が向けるような「敵意」が、欠けていて──】
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 22:45:42.73 ID:TKc+aHAT0
>>308
あらぁ?
【蹴りを止められ】

折角、節分なんだし鬼に食べられなさい
【右足を戻し】
【口を再び開き少年の肩に噛み付こうとする】

【なお、彼女は魔翌力を感じていない】
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 22:48:30.54 ID:ikX9V0OJ0
>>305

確かに速く≠サして鋭い≠ネ……そして何より美しい≠スだな爺…

俺は戦いに美しさ≠ネど求めねェ……破壊だ!

俺の戦いは圧倒的なまでの破壊≠オか求めん!!

【突きに対して左手を出し】
【左手の甲で刃の腹を逸らすように弾く】
【それにより、左手の甲にはおおきな切り傷が出き、血が噴き出す】

【痛みに顔を歪めつつも笑い、空いている右手を差し出す】

アンタの技は速すぎる……威力は凄まじいが…

刀自体は横からの干渉に簡単に呑まれるッ!!速すぎる故だッ!!

≪黒・雷≫

【バチンッ!!という音と共に】
【黒い電撃が右手より、老人目がけて放たれる!】
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/03(木) 22:49:48.76 ID:Sn1mi0bf0
>>307

……――ふむ、やれやれ。叶わんな。
引き篭もりも良くない。たまには外に出て、夜風と星でも愉しもうかと考えて居たのだが――

【ふと、その場に声が響き渡るだろう】
【重厚な響きを持った声――姿が見えずとも、威厳の溢れるような声】
【そして、じわりと空気中に滲み出す、魔力】
【続いて聞こえてくるのは、魔術の詠唱のような、独り言のような呟きで】

≪……“夜月の遠吠えは穢れし叫びか、ならば汝其の穢れにて罪を砕かん”≫


――――ふッ


【その詠唱が終わった途端、遠方より薄紫色の光弾が、火球に向かって飛来するだろう】
【よほど火球の威力が高くない限りは、相殺できるはずだ】
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/03(木) 22:52:01.32 ID:fa+Zbepy0
>>309

――――っ、誰だい……?

【肩で息をしている女性に、突如掛けられる声】
【虚をつかれたように、身体をわずかに震わせながらも、余裕を持った声色で問いかけながら振り返る】

…………なんだ『人間』?
お前さん、カノッサの人間じゃないんだろう? あたしゃ、あんたの顔に覚えなんざ無いんだが…………ナンバーズに何か用かい?

【開口一番、相手の素性を正す。それ自体は別に奇特な行動でもなんでもないが】
【彼女は相手に『人間』と言う代名詞を用いた。そこに何か奇妙な物を感じさせる】

あたしゃ、今イライラしてんだ…………わざわざそんな風に声を掛けてくるって事は、何かあるんだろう?
そろそろ戻らなきゃいけない時間でもあるし…………用件は手短にな、『人間』

【イライラしていると言うのは、恐らく間違いないだろう。先ほどの殺戮も、ある種『やつあたり』とも取れる様な有り様だった】
【荒い息を吐き散らす様に呼吸を整えながら、女性は少女の用向きを問いただす】
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 22:53:38.06 ID:RnjgXoxwo
>>306
「だろう? どうやら彼処の国は、何でもかんでもメイドフロムゴッドの印が刻まれてるらしい。全く、滑稽な話だよねぇ」

【そんな事を呟きながら、身振り成すはやれやれの姿勢】
【それでも視線は、その「よく解らない子」を離す事はなく】

「当たり前だろう? 先に出て先に帰るのはどこの店もどこのアトラクションだって同じさ。残るのが許されるのは馬鹿勝ちしてるスロッターぐらいだよ。ささ、ちゃっちゃっと降りた降りた。崩れても知らないよ?」

【手招き手招き、降りろのジェスチャー】
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 22:59:31.43 ID:/0Obluhao
>>314

意外と面倒臭い国なんだねえ、ミヤビの国とか言うけれど。

【小首を傾げてふむふむと。もしこの子供が色彩豊かだったなら、きっとその仕草は小鳥っぽかったのだろうけど】
【残念ながら真っ黒で、お世辞で言っても「カラスみたい」】

嫌だよ、僕が先にこの場所取ってたんだよ。
花見でもそうだろ? 先に場所を取っておいた者の勝ちなんだ。

【手拍子しながら、「おーりーろ、おーりーろ」コール】
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 23:00:09.38 ID:gqEFto2DO
>>312
【火球はいとも容易く相殺される】
【どうやら威力は見た目以上に弱いようだ】

男1:はぁ?

男2:え?ちょ?何これ?あの女がやったの?

男4:なんか・・・ヤバげじゃね?

少女:?

【突然の事態に全く頭がついていってないようだ】
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/03(木) 23:01:06.33 ID:IU6aq0aBo
>>311
かかっ、技を磨いてるうちにの、自然とそうなったんじゃわい。
兄ちゃんこそ、暴力的に過ぎると儂ァおもうがね。

【刀を横に弾かれ、しかしそれで大きく体勢を崩すことはない】
【然し、早く引き戻す動作が出来るほどに老人は速い。其の速さ故の余裕を疲れた】
【元より、何らかの異能を持つことは予想していた。そして、コレを防ぐ術は――】

受ける覚悟が必要さね。

【老人は、雷に“向かって”一歩、“踏み出した”ッ!】
【刀から片手を離し、右手で雷を受け】

――ぬぅんっ!

【電撃に依る神経の麻痺を、防いだのだ】
【右手は通電し、皮膚が黒く焦げている】
【だが、老人は更にもう一歩、“踏み出した”】

かっ、腕の一本、惜しむぐらいなら前に進むべきさね。

【なぜ、動けるか】
【それは、老人が電撃の着弾の瞬間、右腕だけを“殺した”為】
【気は命の力。本来ならば満遍なく肉体から生命力を吸い、力を発揮するが】
【その瞬間、老人は右腕“だけ”から気を全て吸い上げた】
【そのとき、老人の右手は、完全に仮死状態に有った】
【そう、神経すらも死んでいただろう。小を犠牲にしてでも“当てに行く”それが老人の戦闘法】
【そして、老人の気は、どこに集約されている?刀か?否――――】
【――――下駄だッ!】

儂が修めるは剣技じゃなくて戦闘技法じゃ。
舐めるなよ、小僧。

【老人は、右足をすさまじい勢いで振りかぶり】
【下から上へ打ち上げるように、下駄を飛ばしたのだ!】
【気により、かなりの威力を持つ下駄の不意打ちのような一撃。届くか】
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 23:01:40.34 ID:/7m10coSO
>>310
――――・・・そういえば今日でしたね、節分、

じゃあ『鬼は外』していきますか・・。
【少年はそう返す】
【が、しかしその間は、油断していた】
【少年は完全に油断していた】

・・・ぐあぁ・・・っ?!
【女性の口が少年の肩に襲いかかる】
【血が、苦痛の叫びが、沸き上がる】
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/03(木) 23:05:42.48 ID:Sn1mi0bf0
>>316

【光弾が放たれた方向から、ざ、と足音が聞こえる】
【遅れて響いてくるのは、先ほどの男性の声で】
【声は、まるで見知った友人にでも話し掛けるように、余裕をたっぷりと含んだ調子で語りかける】

……いや、なに。他人のしていることに口を出すつもりはないし、
わたしも、もう歳だ。若者たちにあーだこーだ言うような、いかにもオッサンなことはしたくないのだがね……

【かなり特殊な剃り込みを頭部のほぼ全体、襟足以外に入れた】
【切れ長の眼と二叉に分かれた眉毛が特徴的な男――】
【交叉した金糸雀色の襷のような装身具を肩から掛け、やや厳つく見える黒い服を纏っており】
【十字架を象ったような腰飾り、黄金で縁取られた肩鎧から垂れる、同じく金糸雀色の装飾品】
【主に黒と金をベースにした風貌が、重厚かつ威厳ある様相を呈している】
【その片手には漆黒の装丁が施された、分厚い魔導書が在る――】

折角の月見酒を邪魔されても困るし、な。

【そして、もう片方の手には『赤ワイン(超年台物最高級品)』の瓶――】
【――と、小脇に挟んだ『芋羊羹(櫻の国最高級品)』】
【突っ込みどころなど無い】

……で、きみたちは何をしているのかね?
イヤ、わたしもなかなか世間には疎い。
『激烈!火の玉鬼ごっこ』が昨今のトレンドだというのなら、それは悪いことをしたが……

【男は、やはり知り合いに話し掛けるような柔らかい調子で語りながら、少しずつ少女の方へ歩もうとしている】
【その片手に抱えられた分厚い魔導書からは、ちらちらと魔力の残滓が漏れている】
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 23:05:44.20 ID:TPYCQB6S0
>>318
【ガアッと一旦口を開き】

フフフ…いただきまぁぁぁぁす!!!!!
【再び顔を巨大化させ】
【少年を一口で食べようとする】

【だがその分隙があり……反撃チャンスでもあるだろう】
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 23:10:27.54 ID:6D59mZ5DO
>>313

(穏やかでは、ございませんわね……)
(これが、機関員というものなのでしょうか──)

確かに、私はカノッサの者ではございませんわ
ただ──ナンバーズのとある方へ、伝言を承っているのです

【お世辞にも冷静とは言えぬ相手を見て】
【あまり良い状況ではない、と少女は思った】
【なんらかの興奮状態にある相手との対話──】
【それは、いつ爆発するかも分からぬ爆弾と向き合っているようなものなのだから】
【だからこそ、なのだろうか】
【少女の方は、女性とは逆にやや落ち着いた声でそう語る】
【しかし──手元の銃を除けば、機関どころか暴力の世界にも関係なさそうに見える少女】
【そんな彼女が、機関員に一体何を言付けようとしているのだろうか】

【加えて、彼女は女性の使う特有の代名詞へは何も反応を示さなかった】
【それほどまでに、「伝言」へ意識を取られているのかもしれず──】
【──きぃ、と】
【少女の身体から。小さな、小さな機械の駆動音が聞こえているのが】
【カノッサの女性には、分かるだろうか──?】
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 23:12:03.06 ID:RnjgXoxwo
>>314
「変に混じり気無いだけ安心安全衛生管理はばっちりさ。何せ国そのものが『カミサマのオスミツキ』だから、ね」

【そんな面白くもないような事を、殊面白そうに語る男】
【何がそんなに男を喜ばせるのか。それは会話自体なのだが、その事を『小鴉』は知る余地もなく】

「……ふむ、成る程困った。ボクは先に降りないし、君も先に降りない。これじゃあ、この上で話し続けるしかないねぇ」

【おりろコールガン無視。良い度胸である】
【ぎしぎしと、揺れは次第に増していく。二人が乗ったくらいで沈む物でもないが、危険度は加速度的に高まっているのは間違いなく】
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 23:12:10.32 ID:ikX9V0OJ0
>>317

【能力を放った後の完全なる隙】
【そこを突かれれば、いくら人狼≠ニ言えども回避は出来ない】

チッ!!!

【身体を逸らせ、回避を試みるが、顔面に直撃し空中を舞う】
【が、空中で持ち直し、クルクルと回転しながら膝を付いて着地する】

痛ッッ鼻がイッちまったな………てゆーか爺…

盛ったな=cこの感覚……臭い…アルコールか……

【ダラダラと鼻血を流しながら嫌悪感を顔に出す】
【膝を付いて、肩で息をしている】

【隙だらけのように見えるが…?】

【バチン、バチン、再び音がし、頭の狼≠フ耳の間で黒い電撃が弾ける】
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 23:13:04.15 ID:RnjgXoxwo
>>322
/>>314>>315
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 23:15:44.74 ID:l3sp8SBwo
【道化は公園で遊んでいる】
【ブランコに乗り、すべり台を滑り、砂場で山を作る】

「楽しいなー楽しいなぁー、夜の公園独り占め。
 ブランコなかなか変わらないあの子もいないし、いばりん坊のあの子もいない。
 夜の公園はとっても楽しいなー!」
【口では楽しいと言うが全く笑っていない】

「楽しいなー!楽しいったら楽しいなー!」
【道化はただ口先だけの楽しさを楽しむだけ】
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 23:18:26.20 ID:gqEFto2DO
男3:え?ちょ・・・・・・

男2:おいあれ・・・・・・ 

【男達も少女も突然現れた人物の方を向き】

男一同:ぶっ!あははははははははははははっ!?きひ!きひっ! 
【いきなり男たちは笑いだす】

男2:なんだこのオッサン・・・ぷぷっ

男1:正義の味方じゃん、かっこいー


少女:・・・っう・・・うう・・・うああああ!・・・うああああああん!!!うぐっ・・・うう

【そして少女が突然の助っ人に安堵したのか泣きだす】
【見れば少女の姿はほぼ半裸だ・・・『火の玉鬼ごっこ』の前になにがあったかは考える必要もないほど明らかだ】
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/03(木) 23:18:53.52 ID:IU6aq0aBo
>>323
【顔面に下駄はぶち当たり、地面に落ちる】
【前に走りながら下駄に足を通し、突っ掛け】

かかっ、お上品は儂も苦手での。
綺麗なのは技と女だけで良い、戦いは泥臭い方が楽しめるってもんじゃ、そう思うじゃろ?

【だらりと右腕を垂らして老人は駆ける】
【腕の痛みも、何もかもを置いていくように】
【そして、一服盛ったとの言葉に老獪な笑を浮かべ】

かかっ、“こいつ”はそう云う奴での。
触れ込みによると、鬼すらも酔っ払わせて首をたたっ切る、らしいぞ。
まあ、鬼は切ったことはないが――――“狗”ぐらいなら、十分に過ぎるかの。

【駆ける老人の刀に、花の気と、“風”がまとわりついていく】

花之壱――風之壱―――要訣混合――――

【力が込められ、しかし相手の出方を老人は待つ】
【速さを生かした攻めだけが老人ではない。経験則に基づいた、読みも武器であるのだから】
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 23:20:33.95 ID:av+vdnwSO
>>322

【ふぅん、と。簡潔な相槌、何か面白い部分はあっただろうかと考えて】

……成る程成る程、隅々までお墨付き……フヒッ

【^^;】
【自分では結構なツボに入ったらしく、顔を背けて口に手を当て、プルプルしている】

ふむむ……そうだね、僕は降りる気などさらさらないし。
ううん……いっそのこと、バランス感覚対決でもしてみるかい?

【おとと、と声を上げながらよろける子供に「運動神経」の四文字は似合わない、気がするが】
【それでも(半ば冗談混じりに)そう提案してみるのだった】

/携帯に移動しましたー
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/03(木) 23:21:41.93 ID:fa+Zbepy0
>>321

伝言?
――――カノッサじゃないものが、カノッサに伝言…………?
随分とまぁ……腑に落ちないところもあるが…………要するにあたしにメッセンジャーになってほしいって事かい?

【少女の言。ここに女性は引っ掛かるものを覚えた】
【個人的なことづけならば、わざわざ他人を介在させる必要もないだろう】
【『カノッサではない』と言う言葉を額縁通りに受け取れば、あるいは共同戦線を張っている相手とも考えられるが――――】

ハッ………………んまぁ、お仲間が絡むって言うんなら、仕方がない…………言ってみな?

【どうにもこの女性、協調性と言うものに欠ける様に感じられる様な言動が先ほどから多い】
【他人を『人間』というカテゴリーで括る辺り、人への意識が何かおかしいものを感じさせる】

――――――――ん?
………………おいあんた、一つ聞くが…………『あんたは人間か』?

【――――唐突に、本当に唐突に、女性はそんな質問を投げかける】
【本来、そんな事は姿を見れば分かるだろうと返されるのがオチな質問なのだが――――女性には引っ掛かるものがあった】
【微かに聞こえた、何らかの機械の駆動音の様な音。そして彼女の持つ知識が、ある種の勘として動いたのである】
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 23:24:48.64 ID:/7m10coSO
>>320
・・・・・・ヤバいっ?!
【少年は右手で噛まれた肩を押さえ】
【一旦刀を落とす】
【そうして空いた手でポケットを探ると】
【カードを一枚取り出して、女性の開いた口に向かって投げる】
【もし女性の口にカードが入ればそれは発火しだして】
【女性の口の中を焼くだろう】

【だが少年は今、刀を落としている為、避けられればもう何も反撃はできない】
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/03(木) 23:28:08.55 ID:Sn1mi0bf0
>>326

はっはっは、正義の味方?
わたしはそんな崇高な、格好付けられるようなものではないよ。
ただ通りすがっただけの教会≠フ人間さ。

【男は、そんな嘲笑にも動じることはなく、緩やかな笑みを浮かべながら淡々と紡ぐ】
【その間も歩みを続け、少女の姿を見やり――その惨たらしいまでの容姿に、一瞬目を細める】
【……やがて男は、少女のすぐそばまで歩み寄り、自身の着ていた黒と金で構成される威厳溢れる上着を少女に被せようとして】

なかなかに扇情的な姿だが、なにせこの冬の夜だ。それでは寒くて敵わんだろう。
……いやなに、わたしも若い娘の身体に興味が無いといえば嘘になるが、ローザに蹴り殺されるのも勘弁だ。
ところで、足をやらかしたのかね?他の外傷は無いのだな?無いという認識で構わないね?
こんなところで服を脱がせて診察なんていうものはしたくないのだし、その認識で通させてもらおう。
……いやなに、わたしも若い娘の身体に……や、これはさっき言ったか

【と、優しく語り掛ける一方、もはや独り言のようにぶつぶつと呟きながら】
【最高級ワインと最高級芋羊羹を傍に置き、ぱらぱらと魔導書をめくる】
【同時に、魔導書から眩いばかりの魔力の柱が立ち昇り――】

……大いなる輪廻よ、彼の者に喜びと希望を与えたまえ=c…
――――≪アルトグレイス≫っ!!

【そのまま少女が抵抗しなければ、ぱあ、と輝いた白い光が少女を包み込み】
【くじいてしまった足から、痛みが消えてゆくだろう】
【あたたかな光だ――まるで傷だけでなく、焦り、混乱したであろう心をも癒すかのような】
【先ほどから紡ぐ言葉はよくわからないし、男たちを前に――4対1の状況――で妙に余裕な態度が不安だが】
【その魔力、魔術の実力……それをじかに感じた少女なら、きっと「安心」できるだろう】

【なお、ここまで男たちのことは無視している】
【最初に教会所属の人間であると返答した以外は、ずっと少女の方に付き添っているのだ】
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 23:30:31.78 ID:X8pnyfNT0
>>330
【口の中に炎が広がり】

あつぅぅ!!!
【顔のサイズが戻り口をパクパクさせながら後ろに下がる】

【追撃チャンス】

/次遅れます
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 23:30:45.78 ID:ikX9V0OJ0
>>327

狗≠セと………?オイオイオイオイ…!

劣等種がッ!!人間如きがこの!人狼@lを見下すんじゃねぇぇ!!

Gaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaッ!!!!!!!!!!!!!!!

【目付きが変わった】
【ゆっくりと立ち上がり身体に纏う電撃を高める】
【口は牙を剥き出しにして、血がにじむ程に噛みしきる】

破壊∞破戒<nカイハカイハカイッ!!!!

≪ヴァルド・ヴォルフ≫!!!!

【辺りの被害など考えず、ひたすらに黒い電撃をまき散らす】
【そして電撃は次第に、二頭の狼≠形どり、老人へと飛び掛る】
【二匹の電撃の狼は、両膝に噛みつこうと迫るッ!!】

【さらに青年の手に持つバタフライナイフには、凄まじい量の電撃が集まりだし】
【次第にナイフの形状を変えだす】
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 23:31:18.65 ID:RnjgXoxwo
>>328
「……わぉ。その反応は流石に予想外だよ」

【目の前でツボっている様子に、しまったという様な、思いつきもしなかったという様な、表情】
【「最初の様子といい、この子沸点低いのかなぁ」と、一人ごちた】

「バランス感覚、ねぇ……成る程成る程。いいねぇ、その勝負、乗ったよ」

【薄く嗤う、男の姿】
【男とて、体つきは良い方ではない。どちらかといえば線の細い方で】
【それでも提案に乗ってみたのは、それが『面白そう』だったからだろうか】

/把握ー
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/03(木) 23:36:49.00 ID:IU6aq0aBo
>>333
はっ、キレるなよ、若造。
かかかっ!良い殺意だ、良い、敵意だ。
行くぞ――――ッ!

【迫る、二匹の電撃の狼を見て、老人は刀を振るう】
【円を描くように風孕む花の気纏いし刀は、振るわれることでそれを解き放った】

桜楼乱花――――百花繚蘭ッ!!

【無数の真空波と気に依る、斬撃の結界である】
【老人を台風の目として、老人の周囲半径2m程にそれは展開され、雷の狼を阻む】
【しかし、一部の雷撃は抜け、老人は片膝を付いた】

おおおおおおっ!舞い、咲け、狂い裂けッ!!

【老人を中心に、舞う斬撃結界が“裂き”誇る】
【雷の獣は引き裂かれ、消え去るが、老人は電撃によりスタンしている】
【気を神経に叩き込み、麻痺を流そうとするが、完全に動けるように成るまでには1,2秒程かかるか】
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 23:36:56.61 ID:gqEFto2DO
>>331

少女:あれ・・・れ?

【痛みが突然引いたことに戸惑いと驚きを感じてるようだが、心のほうも落ち着いたらしく涙は止まったようだ】

少女:あの・・・あなたは?

【その時、突然3つの火球が二人目がけて男たちの方から迫る】
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 23:37:13.72 ID:xZjezNSUo
【路地裏にて】
【危険地帯と知りながら、踏み込む人間は数多いが】
【治安を守る側も、ただ手をこまねいているばかりでは無い】

火のよーじーん、マッチ一本火事の元ー
能力者一人争いの元ー、夜更かししてないで早く帰りなさーい

【声を張り上げて見回りをしているのは、一人の少女だ】
【黒の紋付羽織、袴に白の足袋、腰を過ぎるほどの黒髪】
【腰には三振りの刀と一本の長剣、背には金属板で補強された大弓を背負っている】
【目に付くのは、両目を覆うようにして巻かれた包帯だろうか】

……夜間のバイトって効率良いなあ……
少なくとも春先まで凍死はしないで済みそう……

【独り言は、やけに切実な響き】
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 23:40:28.29 ID:6D59mZ5DO
>>329

いえ──可能なことであれば、私自身から伝えたいのです……
伝言と共にお渡ししなければならないものも、ございますし──

なので、ナンバーズの──
≪No.63≫の、百家羅山様という方へ、よろしければお伝え願えませんでしょうか
「貴方を探している者がいる」と

【請け負った伝言を、更に他者を介して誰かに伝える】
【それは、最悪伝言ゲームのように、伝えることが歪んでしまう可能性があった】
【少女はそのことを嫌ったのだろう】
【女性に対して、肝心の伝言は告げず】
【伝言を伝える相手──百家羅山を探している者がいるとだけ、語った】
【それはもしかしたら、少女が百家と会える可能性を少しでも上げようとする行動なのかもしれず──】

……、……?
あ、あの──そ、の
私は……機械の、人形なのです
人間を模して創られたモノ、です。。

【そして、女性の問いに対し】
【僅かにきょとんとした表情でそう答えた】
【機械の、人形】
【ただの機械であれば、ここまで人間の姿に似せる理由はないはずだが──?】
【──少女の言葉は偽りではないというかのように】
【静かに、静かに】
【駆動音は、小さく鳴り響く】
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 23:40:36.14 ID:av+vdnwSO
>>334

ふっ、ふふふっ……フヒッフヒヒッ……

【笑い声を無理に潜めようとするものだから、なんだか気味が悪い】
【ややあって、大きく息を吐き。そちらに向き直る】

……こほん、では。
ルールは……そうだね、紙相撲的な。「倒れる」か、「落ちる」かしたら負け、で。
まあ、無いことを願うけど……「フィールドが崩れたら」、ドローにしようか。

【じゃあ、よーいどん、だよ。唐突に始めやがったこいつ】
【黒いブーツのピンヒールで、こつんこつん、屋根を軽く叩いてみたり】
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 23:42:22.27 ID:Yy4DQh/Zo
【公園】
【ジャングルジムや滑り台のある典型的な公園のど真ん中、なぜか屋外喫茶店のようなしゃれたテーブルとチェアがある】
【その白いテーブルの上に醤油をたらした小皿を置きながら南南東を向いたまま太い鉄火巻きを食べている者がいる】

……………

【食べていたのは茶髪に黒のフェルトハットに左目の眼帯、首周りにふさふさした毛の帯がついた黒の革製コートに黒いシャツ
青の膝が破けたジーンズに銃を収めたホルスター付きベルトにウエスタンブーツの青年】
【一言も声を上げない、物音すら立てない、ただ黙々と太い鉄火巻きを食べている途中で…】


…ッ!?…んんッ!!ンぐッ!!


【…鉄火巻きが喉に詰まって苦しそうになっている】
【どんどん!と胸を叩くが、お茶を用意するのを忘れて流しこめない事に気がつくと…非常にテンパり始めていた】

(の、喉にッ!息ができねッ!うぐッ!)


【――その顔は…どんどん青くなる】
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/03(木) 23:45:36.77 ID:Sn1mi0bf0
>>336

わたしかね?
わたしはただ単に、本当に通りすがっただけの、少しお茶目な聖職者なのだよ。
残念ながら「正義の味方」じゃあないんだ――

【と、優しげな微笑と共に、少女に語りかける】
【同時に、無防備な男の背中に迫る3つの火球――】
【しかし男は気付いていないのか、少女の傍でしゃがみ込んで】

だから――

【少女が受けた痛み――術で治せない痛みまでをも癒すかのように、大きなその右手を少女の頭の上に載せようとして】


――彼らのような屑の掃除は、「正義の味方」に任せるとしよう

「――――うぉおおおらぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああッッッ!!」

【――刹那、凄まじいまでの咆哮が港に響くだろう】
【同時に、真っ赤に逆立った焔のような短髪、紅いチョーカーに黒いタンクトップという極めて簡素な装いに】
【首から大きな二つの『B』が鎖のように連なったデザインのネックレスを下げた青年が、男と火球の間に滑り込むように現れる】

「カッコワルイことしてンじゃねェーーーーぞッッ!!このド三流のドチンピラどもがぁぁァァァァッッ!!!」

【彼の首のチョーカーには、また紅い羽根のようなものが二つ結び付けられ――左腕の肘から先は、義手。隻腕――】
【左目には漢字の≪紅≫という字を崩した刺青が施されてある】
【更にその両手には、真っ赤に燃え盛る2本の『短槍』が握られており――】

「 ≪ 戦ッッ 斬ィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイーーーーーーーーッッッ!!!! ≫ 」

【一挙――その両槍で、迫り来る3つの火球を纏めて薙ぎ払おうとする】
【幾ら短いとはいえ、片手で槍を操って――『二槍流』とでも言おうか】
【同時に青年が現れた途端、その場の温度が少し上昇したような――『火焔』の気配】

【男は青年の方を振向くこともなく、ただ少女の傍にしゃがみこんで、少女の頭を撫でようとしている】
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 23:49:34.94 ID:/7m10coSO
>>332
―――占めたっ!!
【再び距離を詰めようとして】
【少年はそのまま、カードを投げ入れた手を握る】
【握りしめたその拳が狙うのは―――鳩尾】
【ここで顔を狙わないのは、そのまま再び口を開かれると厄介だからだ】
【いや、それもだが。何より、一応相手は女性。故に顔を狙うのを止めたのだ】
【よりにもよってこんな所でそんな優しさを垣間見せた少年だが、殴りかかる拳の方は女性にそのまま容赦なく、躊躇なく襲いかかる!】
【入れば急所、喰らえばダメージが大きいだろうというのは言うまでもないだろうか】

/了解です
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 23:50:20.07 ID:RnjgXoxwo
>>339
「……わぉ」

【ひいてないよ。違うよ、全然ひいてないよ】
【ちょっと一歩距離取っただけだよ】

「……こほん。おーけーおーk……おいちょっと待ちなよ、ゲームにはきちんと始めをしnってうわっ!?」

【ぐらりぐらり、ぎしぎし。そんな軽い衝撃でも、この老朽化した屋根には効果的すぎて】
【ふらりふらり、よたよた。男の身体は、左に右に、ふらふらとして】
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/03(木) 23:50:25.76 ID:fa+Zbepy0
>>338

まぁ…………普通に考えりゃあ、そうだろうねぇ…………
――――分かったよ。伝えとく
こんなお使いの如き真似は、本当は御免だけど、ねぇ…………仲間内での便宜ぐらい図ってやらないと、立ちいかないのが『組織』ってもんだし?

【肝心の内容についてはぼかされた事を、ある意味当然だと、女性は受け止めた】
【初対面の相手を、無条件に信用できるかと言えば、それは少し考えれば誰だってノーと答えるだろう】
【眼前の少女も、自分を計りかね、伝言を託す事を避けたのだろうと考える】

で? あんたの名前とか…………≪No.63≫様に伝えなくても良いのかい?

【だが、それでも聞いておかなければならない事はある】
【伝言の形を装った、何らかの企みなどがないとも、限らないのだ。そしてその対象は、自分の様なアンダーナンバーではない、ノーマルナンバー】
【先方に判断させるために、名前ぐらいは聞いておかなければならない】

――――あぁ、なんだ! 人間じゃなかったのか!!
悪かったね…………人間だと思って、嫌な態度を取ってしまったよ…………ごめんな?
あたしゃ、『人間』って奴が、大っ嫌いなんでね…………

【少女の告白を聞いた途端、女性の態度が一変する】
【顔から、先ほどまでの苛立ちの様なものが綺麗さっぱりと消え去り、代わりに明るい笑みを見せる】
【あまつさえ、先ほどから微妙な距離を互いに図っている様な会話をつづけていた相手に、躊躇なく頭まで下げる有様】
【その言葉から、そして少女に対する態度から。この女性がどれほど『人間』を嫌っているか、よく分かるだろう】
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/03(木) 23:52:32.97 ID:ikX9V0OJ0
>>335

俺の電撃を凌いだだと……?

だがッこれでッ!!

【バタフライナイフは電撃により変質し】
【形状を1.5m程の黒い電撃の槍へと変貌させる】
【それを一度場に慣らすようにクルクルと回した後、構え】

消え失せろッ!!貴様の魂≠吹き飛ばすッ!!

≪龍黒槍・蛟≫ッ!!

【投擲の体制に入り、思い切り放つ】
【槍は老人…ではなく老人の持つ刀の柄に放たれる】
【この類の敵は、いくら打ちのめそうと、痛めつけようと、武器すなわち魂≠る限り立ち上がる】
【だからまずはその力の大部分に影響を与えるたま刀≠攻撃した】
【槍は刀を吹き飛ばそうと迫るッ!!】
【手で持っている以上、持ち手にも少なからず攻撃は及ぶ】

【放った後、魔翌力が尽きたのか、酔い≠ェ回ったのか両膝を付く】
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/03(木) 23:56:02.97 ID:av+vdnwSO
>>343

ふふふ……僕は黒いからね、チェス的な意味でも先攻が許されるッ!

【※俺ルールです】
【とにかくこの子供、調子に乗ってこんこんこんこんこんこんこんこん】

ふはははははは! どうやら僕の優勢のようだねフヒヒh

【こ――――――ばぎん】

【「ピンヒール」――それは「叩く」という用途には少々「鋭すぎる」細さで】
【老朽化した屋根板など、意外と簡単に踏み抜けるのだ】

【斯くして片足だけボッシュートされた子供、大きくバランスを崩す――叩くなら、今――!】
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/03(木) 23:58:24.60 ID:IU6aq0aBo
>>345
チッ――――容赦無いのう、人の事は言えんが、手段は、選んでられないかッ!

【老人は、未だ立ち上がることは叶わず、気で痺れを流していた】
【迫る雷撃の槍、老人の刀の柄を狙い、迫り――――】

奥義――――――

【老人は、それを見て、口元を歪め、一言言い放つ】
【奥義の発動で迎え撃つ、か】
【老人の体から先程までとは比と成らない気が吹き上がる】
【服の裾が分解され、気と化し、髭が皮膚が薄い桜色に染まっていき】

――――花鳥――風月―――――

【雷槍着弾。老人の刀を吹き飛ばし、そして、左腕を付け根から“持っていった”】
【そして、吹き上がる櫻が老人を覆い隠していく】
【何かが、奥から現れる気配が、するだろう】
【刀を奪って尚、何かが、来るというその気配が】
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 00:04:12.56 ID:omx5aISDO
>>341
少女:えと・・・その
【返答に困ってるようだが】
少女:っ!・・・あ・・・・・・がと・・・・・・
【撫でられた瞬間びくりと一瞬体を強ばらせるが】
少女:あり・・・がと・・・ありがとう・・・ありがとう・・・
【涙とともにひたすら感謝をのべる】


【一方、火球はまたもや簡単に薙ぎ払われる】

男1:な・・・なんだぁ?

男3:また変なのが・・・

男4:つか暑くね? 

男3:そりゃそーだろ、リーダーさっき三発も撃ったし

【この男1はただの大企業の社長のどら息子であり、周りの男2男3男4はただの腰巾着だ】
【戦闘経験のろくにない只の悪ガキ・・・・・・ゆえにこの事態に完全に対応しきれてない】


/すいません、ちょっと久しぶりなこともあって亀ですが許してください
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 00:05:55.89 ID:OritxWkn0
>>347

チイィ……まだやるかこの爺……
なんてタフさだ、その体力、気力は獣人<激xルだ…

【膝を付きながら舌打ちしガクガクと揺れる膝で立ち上がる】

ここは一旦、距離を………取るッ!!

泥臭く、みじめでもなッ!!勝てばいい!

【強靭な脚力を利用し、後方へ大きく飛び引く】
【しかしダメージの蓄積が大きく思った程ではない】

【しかし間合い≠ゥら外れるのは十分か】
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 00:08:29.55 ID:ngU1UwODO
>>344

あぅ……ありがとうございますわ!

【「伝えておく」──】
【その言葉を聞き、先ほどまでぎこちなかった少女の表情がふわりと和らいだ】
【頼みごとがうまく行くかどうか】
【それ以前に、相手がちゃんと自分の話を聞いてくれるかどうか】
【不安は、いろいろあったねだろう】
【だがそれも、今の女性の言葉でほぼ解決したようなもので──】
【それ故に、気が抜けていたのだろう】
【名前を尋ねられて、はっとした表情へ変わり】

……、……ふぁっ!
あ、えと、私はエルネスティーネ、と申します
恐らく、羅山様は私のことを知らないとは思い、ます。。

【──この、どこか慌てた様子】
【気が抜けていたというのもあるが、半分は「素」なのだろう】
【機関員に接触するような大胆さを持ちながらも、どこか抜けた一面を持つ彼女は】
【多分、手元の銃をしまうことすら、忘れていて──】

ふぇ──?
あ、いえ……そ、そんな、謝られること、は……!
それにしても──人間が嫌い、ですか……

【だが、相手にいきなり謝られ】
【再び、少女──エルネスティーネの表情は変わる】
【今度はどこか恥ずかしがるような、どう反応すればよいか分からないような、そんな表情だ】
【もしかしたら、他者から謝罪されることに慣れていないのかもしれず】
【ぷるぷると顔を赤くして首をふる彼女は、どこか小動物のようでもあった】
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/04(金) 00:11:01.06 ID:ncERUB94o
>>349
【咲き誇る桜の花びらを裂きながら現れるは老人ではなく――――】

かかっ、死ぬつもりで生き延びれば、大抵死なぬもんなんじゃよ。

【20代ほどの、青年だ】
【肉体は、気に変換され、膨大なエネルギーを発露させる】
【両腕は既に気の領域において、失われているが、生身においては存在している】
【ぐぐぐ、と足を踏んばり、“青年”は地面を蹴った】



     ―――― ッ ド ゴ ォ ン ッ !!


【地面を、気の爆発により吹き飛ばし、急加速】
【一直線に、人間大の“気弾”が迫っていく】
【人でありながら、気。そして、右足が突き出され、その勢いのまま蹴りを放つ】
【狙いは腹部。気に依る打撃は、体内に浸透するような衝撃を与えるだろう】
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 00:14:03.78 ID:ZY9JZB1K0
>>342
ぐっ………
【鳩尾をいれられ後ずさるが】

鬼をなめるなぁぁぁぁあ!!!!
【角が怪しく光り】
【腕に噛み付こうとする】

【余談だが……鬼の角には神通力が宿ると言われ…折られれば神通力が消えると…】
/ただいまー
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 00:14:13.57 ID:mdHS/XAg0
>>348

ああ、ああ。
もう大丈夫だとも。よく耐えたね。あとは、わたしたちに任せたまえ。
【男は優しい微笑みを浮かべながら、ただその大きな手で少女を撫でる】
【撫でつつ、もう片手で先ほど地面に置いた芋羊羹(ようかん)の箱を手繰り寄せ】

ほら、芋羊羹でも食べるかね?おいしいぞ、なんせ芋羊羹だ。
赤ワインと一緒に食べると頬がフライングハイするほど美味しいのだが、きみは未成年のようだし
とりあえず芋羊羹はどうだね、甘いぞー落ち着くぞー美味しいぞー
【……台無しな気がしなくもないが、一方。駆けつけた槍を振るう青年は】


「ぜェーーーっ……ぜぇッ、ぜェっ……ああ、ぼくは病み上がりだぞ!?無茶させやがんなァ、アーン!?」

はっはっは、このわたしが治癒術を施したのだ。きみならもう動けるだろう?
高い金を積んで用心棒として雇っているんだ、これくらいは働いてもらわないと困る。
それと、紅丸――――
【――刹那、男はゆっくりと青年に振向いて。先ほど少女にしていたような優しい笑顔とは似ても似つかぬ表情で】
【そして、少女に聞こえないよう音量を配慮した、重々しい声で――】


――――叩き潰せ。全員、この世のすべてに後悔するほどに

完膚無きまでに叩き潰せ
だが、殺してはいけないぞ
もし殺しかけてしまったのならば、わたしが治してあげよう
そのあとでもう一度叩き潰せ
何度でも、何度でも、何度でも……

今日のわたしは……少し物騒だぞ

「……合点承知ィッ!」
【――そう返すと、青年はゆっくりと、両手の槍を構えたまま男4人の方へ歩いていき】


「……で、どいつだァ?」

【――――ごう、と。青年の身体から、真っ赤な火焔が立ち昇るような幻覚が見えるだろう】

「オタクらの親玉か……或いはこのぼくに最初にブッ潰されたいのは……」

【……いや、幻覚ではない。確かに『炎』が見える。青年の身体から、両肩から、腕から、槍の穂先から】

「……どいつだァ」

【青年の左目から、たじろぐほどの猛火が――】

「あの子にあンなクサれた酷いコトしやがったクソボケは……


 ――――どいつだぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッ!!!!  」


【そして、咆哮と共に――凄まじいまでの火焔の嵐が、青年の周囲に渦巻くだろう】
【直接攻撃するような威力は無いが、温度と波動――勢いは伝わるはずだ。その凄まじい『怒り』が】

/大丈夫ですよー。こちらも文章量が多くて申し訳無いです。
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 00:16:08.81 ID:3uUohNPqo
>>346
「同じ手を指し続けるのはチェスでも将棋でもバックギャモンでも認められてnって待て待て待て」

【ふらつきに追い打ちを掛ける連打】
【一つ一つは小さい。だが、共鳴はその波を徐々に増幅していって】
【ようやく、少しバランスを取り戻した辺りで】

「……そういえば、そんなピンヒールで大丈夫か?」

【そんな言葉が、届いたせいか否か】
【嫌な音を立てて、抜ける屋根板。次いで落ちるは、叩いていた足】
【崩れたバランス。それはまさに、隙そのもので――】

「貰っ――」

【――ばぎん】
【再び響いた嫌な音は、足下】
【踏み出した足が踏み抜いたのは、屋根板】
【当然だ。脆くなった屋根板、一つ踏み抜かれれば、他も連鎖的に脆くなるは道理】
【そして、男もまた、屋根に足を取られて】

【さて、ここで問題である】
【先程までほぼぎりぎりの状態であったボろ屋根。そこに『二人分の体重』が一気にかかったら】
【果たして、どうなるであろうか】
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 00:20:55.90 ID:2nRc0i3k0
>>350

おいおい……あんま気にしなさんな
確かに、こちとらとしてはあんたがフラフラ探して回るよりかは伝えやすいだろうよ

【請け負った事に感謝の気持ちを示され、肩をすくめてみせる女性】
【相手が、そこまで萎縮していた事に、女性は終ぞ気付かなかったのだ】
【先ほどまでは、いらだちが先行して、相手の事を考える余裕がなく、今はその様子が払拭されてしまっている。それが原因だろう】

エルネスティーネ、ね…………ま、名前の方も伝えておくよ
そうすりゃ、あんたが≪No.63≫とあった時、もっと事はスムーズに進むだろう?

【単に伝えるだけでなく、後に接触した時の事も考えて、便宜を図ると言う】
【先ほどまでの、狂気と言える殺意に身を任せていた時と同一人物とは、思えない仕草だろう――――】
【――――否、彼女にとり、その二面性は決して矛盾したものではない】

――――そういや、あたしの名前も伝えてなかったね…………
あたしゃ、カノッサ機関が≪No.616≫、ブラックハート…………
ついでだ、『人間だった頃の名前』は、ドルトナー=アークラインって言う……
ま、そっちは捨てた名前だから気にしなくてもいいさ。ブラックハートって呼んでちょうだいな?

【親しげな言葉を込めて、名を名乗り返す女性――――ブラックハート】
【『人間であった頃』という言葉を込めている辺り、自信を人間として意識していない様である】
【こうしたところにも、『人間』に以上に拘り、敵視する理由があるのかもしれない】

――――で、わざわざナンバーズを探してたのは、それだけなのかい?

【他に用件は無いのか、それとなくブラックハートは確かめる】
【こんな風に相手に慮る必要も本来なら無いのだが――――エルネルティーネを人間ではないと認識した途端、親切心を覗かせた】
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 00:24:07.21 ID:KRcJDb+SO
>>354

【子供が何か、悲鳴を上げた気がする】
【しかしそれは轟音に呑み込まれて、消えてしまうのだ】

【――――轟、あるいは業】

【建物が木造だったことを今更知らせるように、木材が折れる音】
【それは共鳴して連鎖して、破壊の歌を合唱し始める――――】


【――――かっこよく描写してみたけど、絵面は限りなく間抜けで】
【もうもうと立ちこめる埃の中、瓦礫を押し退けて立ち上がる黒い影】



――――じゃ、僕……帰る、ね。


【   】

【そそくさと、逃げようとしやがった】
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 00:27:00.52 ID:5un4coKJo
>>337
/ま、まだいらっしゃいまするか?
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 00:28:36.14 ID:OritxWkn0
>>351

グッ!!

【咄嗟に両腕でガードするが、そのまま吹き飛ばされる】
【砂浜が幸いしたか、落下の衝撃は全くない】

【口から血を流しながら立ち上がり、ニンマリと笑う】

おかげで酔い≠ェ醒めたぜ……さァ!!続きといこうかッ!!

【そこに混沌≠ェ現れる】

「残念ですが、お終いです、水の国支部≠ノ引き上げますよ」

うっせぇなッ!!邪魔すんじゃねぇよ!!!

「今の貴方では続ければ負けるかもしれませんよ?」

ナンダト…?

【ビーチの上から見下ろす影がいる】

【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【帽子を抑え、柔和に微笑む】

「目的は達成しました、死合いの続きはまた万全な時にした方がいいのでは?」

チィッ………分かったよレギン君

「そこの貴方もそれでよろしいですか?貴方も大分辛いでしょう?」

「なんなら私が相手をしますが…」

【柔和に微笑みながら老人へと目を向ける】
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 00:29:48.49 ID:omx5aISDO
>>353
「へ?・・・え?いもよーかん?」【突然、食物をすすめられて慌てるが】
「あ・・・えと・・・遠慮します・・・すみません」
【男達に下劣な事を去れたあと・・・食物をとる気にはなれないらしい】


【一方、男達は・・・】

男1:はぁ?えぇ?

男3:どどーすんすかリーダー・・・
【非常に焦っていた】

男1:おま、今リーダー言ったらオレがリーダーだってバレ

男2:いいから、は早く撃っちゃってくださいよリーダー

【男1の言葉をさえぎり男2が急かす】

男1:ちっ!・・・もうヤケクソだ・・・[ピーーー]っ!

【男1の両手が燃え盛り、右手の方から紅丸に向け三発の火球が放たれる】


360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 00:30:43.56 ID:ImvQg6Rxo
>>357
/驚いた事に居りましたぞー
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/04(金) 00:36:33.30 ID:ncERUB94o
>>358
【老人は、“駆け”、“抜ける”】
【青年の体を“突き抜け”青年の背後に立つ形となった“青年”】

カカッ、儂の必殺を受けてそれとはの、燃えてきたわいっ!
この身に、この心の賦に、この魂に、剣を――――突き立てに――ッ!

【老獪かつ純粋な若々しく老成した笑を浮かべ、滾っていた“青年”[ロウジン]と】
【酔いも覚め、只々戦いを続け楽しもうとする青年】
【だが、そこに邪魔が入った】

ほう、儂等の死合に茶々を入れるか、いい度胸だの。

【現れた男を睨みつけ、花城は哂う】
【どうやら、続きは難しそうで、老人も白けてしまった】

あいあい、邪魔が入っちゃ無茶をする気力も出やしないさ。
大人しく引いちゃろう。じゃが――――

【呆けたような表情が一転、刃を喉元に突きつけるような殺気をレギンに放つ】

――――邪魔したツケはいつか返させてもらうぞ、若造。
ああ、あとそこの“狗”。

【名も知らぬまま、死合をしていた。いつか会うならば、名を受けたいと思い】

儂は、花城 六輝[ハナシロムツキ]。お前さんは?

【気の発動の負担は大きいにもかかわらず、それを表に出さずに相手に問う】
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 00:40:11.95 ID:3uUohNPqo
>>356

【がし、と】
【掴む手が、肩にかかる】

「うぇいとうぇいと。まあ待ちたまえよ……」

【ぱらぱらと被った瓦礫を落としながら、男はそう言った】
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 00:40:44.63 ID:5un4coKJo
>>337

はくしょん!

【その少女の後ろ、凡そ10m程から大きなクシャミの音】
【クシャミなんてするからには少女を追跡しているとかそういう類の目的は無いだろう】

寒いです、鼻が悴みますねこの季節は……

【墨汁のように真っ黒な髪に同じく黒い瞳、幼げな顔立ち】
【頭には赤い鉢巻を結んで、頭の後ろには真っ赤な蝶々結びが揺れている】
【起伏の少ない身体に水色をした厚手のシャツを着こみ、肩に被せるように白い薄手のコートを羽織り】
【同じく白い半ズボンを穿き、足には動きやすいようにとスニーカーを履いて】
【両腕に白と黒の鞘の刀を大切そうに抱いている少女が小さくそう呟いた】

早く帰って温まりたいです
(それにいくら近道とはいえこんな場所早く抜けたいですし……)

【危険地帯と知りつつも早く帰れるから、と急ぎ足で彼女は歩いていた】
【足元のあたりを見ている為か前の方の少女には気付いていない様子】

/>>360
/それじゃあ絡んじゃうんですよー
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 00:42:25.74 ID:mdHS/XAg0
>>359

ああ、そうだ。甘い甘い芋羊羹だ。櫻の国の最高級品だぞ?
わたしはね、この世で芋羊羹が最も尊い食べ物だと……っと、要らないか。

【一瞬(´・ω・)な顔をしたが、すぐに微笑みを取繕って】
【そんなに芋羊羹が好きなのだろうか、この男】
【が、すぐに気を取り直して】

では、今から少し背後が騒がしくなるが、きみは何も心配しなくていい。
辛かったろう……安心していたまえ。「彼」は一見、粗暴な男だが――

――――『信頼』できる男だ。


【一方、男に『信頼できる』と評された青年、「紅丸」は……】

「……オタクかァ?」

【じゃり、と。地面を踏みしめて、鋭い眼光でリーダー格の男を睨みつけ】
【右腕から立ち昇る火焔の量が、多くなる】

「……オタクだなァ」

【そして、放たれる三つの火球】
【恐らく、先刻までと同じ威力なら、その双槍を振るうことで相殺できる】
【だが、それでは攻撃と守備のかたち……それは今の紅丸の心情が許さなかった】
【ゆえに、紅丸が取った行動は――】

「……――――じゃあブッ潰されて文句無ェなぁぁぁあああああああああああああああああああああああッッ!!!!」

【“あえて”――火球に真っ向『突っ込む!』】
【二本の槍を手にしているとは思えぬほど自然に――重さを感じさせぬ走りで、一直線にリーダーの男目掛けて】
【当然火球が飛来しているため、それを回避せねばならない――ぐん、と身を捻って2発を交わすが、1発が直撃し】
【しかし――】

「……痛ェなァ
 痛ェがなァ……!こンなモンじゃァねぇだろ……!
 テメーらがッッ!!そのアホくせェ欲望のためにブチまけた『痛み』はよォォォォォォォオオオオオオオオッッ!!!」

【それでも、真っ向、足を止めない――】
【いや、当然ダメージはある。まともに火球を直撃したのだ。確かにダメージは大きい】
【が、今現在の紅丸には、それを補ってあまりあるアドレナリン――『正義感』があった】

「うォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォらぁぁあああああああああああああああああああああああああっっ!!!!」

【そして、そのままリーダー格の男の目の前まで駆け抜けたなら】
【燃え盛る右腕で――槍ではなく、槍を握ったままの右拳で、リーダー格の男の頭部を思い切り殴りつけようとする】
【攻撃成功、失敗に関わらず、紅丸はその後、火球のダメージで少しよろめくだろう】

【……一方そのころ、背後のほうで少女を介抱していた男が再び魔導書を開いているのだが、男たちに気付けるだろうか】
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 00:46:31.00 ID:OritxWkn0
>>361

「若造…?貴方のような赤ん坊に言われる筋合いはありませんよ」

「そんな恐い顔しないで下さいよぉ…気≠セけで殺されそうだ」

【にこにこと笑いながら奇妙≠ネ発言をする】

【顔は笑っているが、その奥にある深淵≠ヘ測りしれない】

俺は、黒城 コクトだ、覚えておけ爺……いつか…

いつか貴様に人狼≠フ真の実力、そして俺の力を見せてやる…

「さぁーて暑苦しいのはここまで!」
「要人暗殺も無事終わりましたし、帰りましょう!」

【笑いながら男は手をかざす】
【突如闇が辺りを覆い尽くす、闇が晴れた後】

【そこに二人の影はない】

/お疲れ様でした!!最後の方強引で申し訳ない!
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 00:47:35.17 ID:ngU1UwODO
>>355

えと……そ、それでも、言わせてくださいませ
貴方様のおかげで、羅山様に会えるかもしれないのですから
だから──ありがとう、ございます。……ね?

【肩をすくめる相手へは、そんな風に彼女は言う】
【素直に、感謝の言葉を受け取ってくれ、と。そう、言って】
【最後は、ふにゃりとしたはにかんだ笑みを、そっと浮かべ──】

ブラックハート様、ですのね
どうか、私のことはエル、とお呼びくださいませ

【相手を様付けするのは、決して心の距離があるわけではなく】
【彼女の性格からしてみれば、それが癖になっているのだろう】
【だけど】
【自分をエルと呼べ、と告げたということは】
【少なからずブラックハートにある程度の信頼をおいているということで】

……、え、えぇ
あの──えと……だ、ダメ、でしたでしょう、か……?

【そして、ブラックハートにそのようなことを言われ】
【少しだけ困惑したような、自信のなさそうな表情を浮かべた】
【そこから察することができるのは、彼女に自信があまりないということだ】
【恐らくこれも彼女の性格なのだろう】

/遅くなって申し訳ない……!
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 00:48:12.66 ID:ImvQg6Rxo
>>363

火のよーじーん、マッチ一本火事の元ー………

……とか言ってる傍からー……

【ぴたり、少女が立ち止まったのは、くしゃみより大分前のタイミング】
【20mか30mか、或いはもっとか。音より先に、察知した】
【然しながら、振り向く事は無い。どうせ見えないのだから、かも知れない】

【立ち止まったまま、自分の声が届く程度に近づくのを待って】

(……お仕事の内ですし)

其処の誰かー、早く帰りなさーい

【一応の警告。流石に、この状況でいきなり攻撃は仕掛けない】
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 00:49:48.48 ID:KRcJDb+SO
>>362

……僕、ジュニアスクールに行く時間なんだ! 行かなきゃママに怒られちまうよ!

【謎の海外ドラマ風の弁解――こんな格好で何処の学校へ行くというのか】
【とりあえず足を動かそうとはしているが――まあ、見た目のままの筋力しかないわけで】
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 00:52:25.41 ID:omx5aISDO
>>364
少女:えと・・・その、えと・・・
【なんと応えるべきか分からずあたふたし】
少女:・・・ありがとうございます
【顔を真っ赤にしながら、もう一度お礼をいう】

【そして男達は】

男1:やった!あたっ・・・え?ぶげばぁっ?!! 

男2:リ、リーダー・・・

男4:うわぁあああ

【いとも容易くパニック状態になる】

男3:こんのぉッ!

【男3にいたっては『目をつぶりながら』紅丸に殴りかかる有様だ】
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/04(金) 00:52:28.03 ID:ncERUB94o
>>365
く、かかっ!成程、見た目ほど若くはないと見えるの。
そして、お断りだ。折角死と死を掛けた生と生の綱渡りが出来てたってのによ。

【舌打ちして言う】
【その深淵を見て尚、老人は哂う】
【その胆力たるや、いかほどか】

黒城 コクト、それにレギンつったか。
顔も声も覚えた。覚悟しとけ。次見たときは――。

【鞘にはいつの間にか刀が収まっており、殺気も間合いも、既に二人を包んでいた】
【そして消えていった二人の居た場所を確認すると】

ふむう……、死にかけたのう。

【全身から気が霧散し、土気色となった老人は地面に崩れ落ちた】
【仮死に限り無く近いその状況でも、老人はひたすらに生きている】
【花鳥風月、此処にあり。無様なれども其の生き様は、苛烈に咲き誇っていた】

//お疲れ様でしたッ!!
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 00:57:13.53 ID:5un4coKJo
>>367

………………

【ぼーっと何か考え事をしているのか】
【少女の顔は脳天気なそれだった、平和ボケとも言うか】

はあ……どうしちゃったんでしょうね、私……ひ、ひゃい!?
な、なんですかもしかして私ですか?

【掛けられた声にビクゥっと震えキョロキョロと当たりを見回す】
【少し前方に物々しい装備の彼女の姿を確認、それを視認するや否や】

ごっ、ごめんなさい!まだ何も悪いことはしていないので見逃して――――
というか痛いことしないでくださいお願いしますっ!

【なんとも情けない声色で、だけど大声で】
【片手だけ上げてハンズアップ、無抵抗であると体で主張した】
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 00:59:27.30 ID:mdHS/XAg0
>>369

【リーダーに思い切り拳の鉄槌を叩きつけた紅丸は、ややよろめきながらもはぁーー、と息を吐いて】

「言っとくがなァ……こンなもんじゃあ無ェんだぞ……
 オタクらよォ……『覚悟』はあるンだよなァ……
 テメーらがやったことに対する……『責任』と『覚悟』があるなら……
 
 “まだまだ殴られても”……“仕方無ェよなぁぁああああああああああああああああああ”」

【血に飢えた獣のような、ドスの効いた声と眼光で、ぐるりと周囲の男たちを見回す】
【だが、火球のダメージは残っているのか、男3の攻撃に対応することは出来ず――】


“……――――いや、大丈夫だ。まだ、このわたしが居る”

【……あわや、と思われたその時】
【背後――少女の介抱をしていた男が、ゆっくりと立ち上がり】
【魔力の立ち昇る魔導書に手を当て――】


……“闇を穿つ破邪の聖槍、大いなる流動と共に我が元に具現せよ”……

――――≪トリシューラ=窿b!!


【唱え終わると同時に、男の周囲に3つの光弾が出現し】
【それらがひとつずつ、残った3人の男に一直線に飛来するだろう】
【軌道は非常に直線的かつ距離があるゆえ、発動に事前に気付けたなら回避は容易いだろう】
【だが、戦闘の素人からすれば、その弾速はかなり速いといえる】
【直撃しても大怪我をする威力は無く、調整されている……ただ、モロに喰らえばそれでもかなり痛いだろう】

【放つと同時に、男は】
【「悪いが、少し待っていてくれたまえ」と少女に語りかけた後、ゆっくりと男たちの方へ歩いて往く】
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 01:00:16.84 ID:3uUohNPqo
>>368
「……ほーれ他ー界他ー界」

【字が違う。字が】
【いずれにせよ、男も年齢的に視たまんまの筋力程度はあるわけで】
【脇の下に差し入れた手、持ち上げての高い高いもとい逃げ足封じ】
【わたわたとあがく子を、見上げる形になって】

「……さて、この責任の所在はだれにあるんだろうねぇ」

【「もう疲れたよ」とでも言わんばかりの表情で、そう呟いた】
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 01:00:54.82 ID:2nRc0i3k0
>>366

――――そうかい。なら、遠慮なく受け取っておくさ……

【少なくともブラックハートにとり、エルネスティーネは親近感を覚える相手の様で】
【そんな相手の言葉を、無下に扱う事も無いだろうとの判断があった】
【ブラックハートもまた、ふっと微かにではあるが、答える様に微笑んで見せた】

あぁ、なら……なにかあったらよろしくね、エル

【その言葉を、ブラックハートは素直に受け取る】
【仲間ではない相手を前にした時は、例え名前を知っていようとも『人間』で通す事の多いブラックハートだが】
【『人間ではない』事に、相当に良い印象を受けたのか、請われるままにエルネスティーネをエルと呼んだ】

え…………ダメ、とは……言わないけど、さ…………
こんな状況を作ってたあたしが言うのもなんだけど、伝言一つのために、こんな物騒なところまでやってくるって言うのも、大したもんだと思ってさ……

【キョトンとした表情を浮かべるブラックハート。その一言で困惑させてしまった理由が、よく分からなかった】
【ぐちり、と足元の肉片を踏みつけながら、そう口にする】
【本来、ここはナンバーズよりも、野良の犯罪者の方が圧倒的に多い『巣窟』である】
【エルネスティーネがどれほど腕に覚えがあるかは分からないが、やや軽率な行動の様に見えたのだ】

(もし……もっと盛り上がってハイになってたら……多分あたしゃ、エルの事も襲ってただろうしねぇ?)

【もし、見境がつかなくなるほどに自分がここで暴れていたら】
【『味方で無い人』は、彼女にとり全て敵なのだ。こうして分かりあえた相手と、戦う事になっていたのかもしれない】

/おかえりですー
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 01:02:12.15 ID:ImvQg6Rxo
>>371
【すう、と表記すればまだ早く感じるほどゆっくりと、少女は振り向く】
【風の流れ、衣擦れの音、相手が腕を動かした事だけは理解出来た】

【が、見えない】

………まだって何ですかまだって

【相手がホールドアップしていようが奇妙なダンスをしていようが、見えない】
【無抵抗の主張は、何処にも意味を為さず】

……こういう所をふらついていられると困るんです、仕事ですから
『怪しい動き』をしないで貰えると助かるんですけど
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 01:04:59.67 ID:KRcJDb+SO
>>373

わーい他ー界!
……物騒すぎるだろ!

【おまえが☆いうな】
【とにかく子供は宙ぶらりんになったまま、困ったような顔をして】

……ええと……燃やす?

【お前は何を言っているんだ】
【とりあえず彼(もしくは彼女)も、困ってはいるようで】
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 01:06:50.16 ID:omx5aISDO
>>372
【突然、現れた光弾に彼らが反応出来るはずなく・・・】

男3:ぅげっ!?

男2:いつっ?!

男4:かはっ!?

【リーダーが殴られぶっ飛んだ方に皆吹っ飛ぶ】
【当然、男3の攻撃は中断されてしまった】
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 01:09:49.01 ID:5un4coKJo
>>375

あ、いや決してそういう意味では無いですよ!?
テンパっちゃって言葉を間違えたというかなんといか……

【あはははは……と乾いた笑い声、逆に怪しく見えるかも分からない】
【振り向いた少女、必然塞がれた両目に視線が移る】

えーっと……ハイわかりました変な動きはしません
……?(今の私ってもしかして怪しいのでしょうか……ちょっとショック)

【刀を2本抱えている時点で怪しい人物という自覚をもつべきなのだろうけど】
【少女の頭はちょっと残念なアレなので仕方無し】

お仕事、と仰られましたけれどもしかして悪い方では無い……ですか?
もしそうでしたら、……うーんなんて言えば良いのでしょうか
あの私は悪い人では無いので――――と言った所で信用していただけるでしょうか?

【手を下げて刀をキュッと抱き寄せる、カチャリと鞘と鞘が触れ合う音】
【じっと目の前の彼女の機嫌を伺うように自分が悪側の人間では無いと主張するが……果たして?】
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 01:14:08.59 ID:mdHS/XAg0
>>377

ふむ、おしまいかね?
あと1、2発ほど紅丸に殴らせる余裕はあるよう調整したつもりだが……

【ざ、ざ、と。一歩一歩と地面を踏みしめ、術を放った男は、彼らがまとめて吹っ飛んだ方へと歩み寄る】
【そして、現れた時のような――知り合いに話し掛けるような余裕を持った口調で】

なにはともあれ、だ……
きみたちも……若いのだから、遊ぶことを止めろとは言わない……
だが、他人に迷惑をかけてはならん。ましてや、あんな下衆な行為はな……
……と、いかんいかん。オッサンくさい説教ではないか、困ったものだ

【と、何処かコミカルに頭を掻き】
【だが、次の瞬きには……鋭く威厳の籠もった眼光で男たちを見下ろしながら】

……自警団にきみたちを突き出すのは簡単だが、それでは自警団の皆々様に面倒をかけてしまう
わたしはね、わたしが関わった問題はわたしで解決したいのだよ
と、いうわけで……――


……教会=c…『術式解析部』の≪枢機卿=


『メルフュレル・ファーザー』だ……文句があるなら、直接わたしを訪ねて来たまえ


【にこやかにそう告げると、男――通称『メルフ導師』は、ぴ、と名詞を投げて寄越す】
【その名前に覚えが無くとも――その『地位』は、十分『スゴ味』になるか】
【教会のシステムに明るくなくとも、その「枢機卿」という響き……十分な『大物』であることは理解できるはずだ】

「はッ、はぁ、はぁ……クズどもに名乗る名前は持ってねェッ!」

【一方紅丸は、火球を直撃したダメージに声を荒げながらも、そう宣言して】
【全身の火焔を消し、両手に持っていた槍も何故か炎となって消えた後】
【余裕たっぷりに踵を返し、少女の下へ歩いていったメルフ導師の、背についていくだろう】
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 01:16:09.32 ID:3uUohNPqo
>>376
「……………………まぁ、いっか」

【ためが 長い です】
【溜息一つ。とっ、と地面に下ろして】

「とりあえず、勝負は『フィールドが崩れたからドロー』でいいかい?」

【煙草を吸おうと口元に手をやるが、落下の衝撃でそこにはなく】
【若干苛立ちを浮かべて、男はポケットに手を差し入れて一本取り出し、吸い始めた】
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 01:16:52.86 ID:ImvQg6Rxo
>>378

自己申告だけで悪人じゃないと言われても困りますよ
それを信用する人、どの程度います?
あ、私は見回りのバイトです

【表情の変化は、目元が隠れていて分かり辛い】
【と同時に、相手の表情も所持品も、見えていないのだから分からない】
【ただ、手を動かしたという事、不自然な笑いに加えて】

(………聞き慣れた音)

……聞くだけ、聞きます。何の為にこんな所に?

【刀を扱う人間には、耳に馴染みの深い音】
【左手が背の弓に伸びる、右手は何も無い空を掴む】
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 01:18:40.15 ID:mdHS/XAg0
>>379
/誤字 名詞=名刺
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 01:20:54.25 ID:KRcJDb+SO
>>380

…………仕方あるまい。
中々にいい勝負だったな!

【爽やかにシメてうやむやにしようと企んでいらっしゃる】
【どや顔しながら伸ばす、握手を求める右手。不思議なことに、「手袋もしていないのに真っ黒」だった】

【そしてもう一つ――あれだけどたばた動いて、「被ったヴェールは一ミリもズレていない」のだ】

【……まあ、そんなシリアス感醸し出す不思議も、どや顔ですべて台無しではあるが】
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 01:22:30.43 ID:ngU1UwODO
>>374

はい……こちらこそ、よろしくお願いいたしますわね!

【ふわりと浮かべた笑みは、どこか人なつっこいもの】
【その表情と、最初に浮かべていた緊張の入り混じった表情】
【そこには、別人とも間違える程には雰囲気の差異があったが──】
【きっとそれは、彼女の持つ二面性、なのだろう】

あ、あぅ……それ、は──
街中よりも、路地裏の方が見つけやすいかと、思いまし、て。。
それに……夜の方が治安は悪そうですし──
機関の方が出てきやすそう、だったので……
頼まれたことを、途中で投げ出すわけにもいきませんし、ね?

【どうも、本当に人探しと伝言だけの理由で彼女は路地裏にいたらしい】
【自信のなさそうな態度や容姿からすると、路地裏には凡そ不向きとも思える彼女】
【しかし、未だ手に持つ、すっかりエルからは忘れられた銃から】
【エルが、少なからず戦える能力を有することは察せることだろう】
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 01:23:40.65 ID:omx5aISDO
>>379
男1:な・・・
【いざとなれば父の名前を出してやり過ごすつもりだった】
【しかしメリルの名を聞いたとたん黙らざるをえなくなった】
【そして次の瞬間・・・メリル達が背を向けたその瞬間・・・彼らは二度と口が聞けなくなった】

【立ち上がろうとした彼らは全員、頭に一つ穴を開け地面に倒れ伏す】
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 01:24:42.24 ID:5un4coKJo
>>381

で、ですよねー……
私もいちおーバイトの帰りです……なんて言ってみたりー……

【なんだか事態は悪化したようで、少なからずそれを感じているのか頬を引きつらせる】
【見回りのバイトというからには戦闘に秀でているのだろう、自分が敵う要素はどこにもない】
【もっとも戦うという選択肢は皆無だが】

(多分、耳が良いのでしょうか……)
バイトの帰りです、喫茶店の……ここは下宿先までの近道だから通ったんです
あのこの刀が気になるようでしたら地面に置きますので、その弓を下げていただけないでしょうか?

【しゃがみ込み2振りの刀をそうっと地面に置こうとする】
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 01:25:35.94 ID:omx5aISDO
>>385
訂正 メリル→メルフ
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 01:31:39.61 ID:mdHS/XAg0
>>385

……さて、大丈夫だったかね?
少し待たせてしまったが、もう安心で――

【そうやって、待っていたであろう少女に笑いかけた、その時】
【背後で、男たちが倒れ伏す音を聞く――ぴくり、とメルフ導師の眉が動く】

「……っ、メルフ導師ッ!!
 『何か』ヤバい!とりあえず、まだ終わって無ェぞっ!」

【紅丸は即座に振向き、その様子に目を見開くと、烈火の如く叫ぶ】
【そして、再び両手に火焔の槍を具現し、辺りを警戒する――】

……ふむ。申し訳無いが、もう少し待っていてくれるかね
……紅丸、兎に角3秒耐えろ。まずはきみの傷を癒す

【一方メルフ導師は、この状況でも――少なからず焦りはあるが、表情には出さず――落ち着いた様子で】
【少女に語りかけながら、魔力の集中する魔導書を開くだろう】
【紅丸とメルフ導師で背中合わせ、メルフ導師の目の前には少女――警戒は最大だ】
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 01:31:59.87 ID:3uUohNPqo
>>383

「あぁ、『全く』だよ」

【溜息混じりの表情は、そんなどや顔に押しのけられて】
【求められる握手に、応える握手。そして――感じる違和】
【握る手の感触の生々しさ。落下の衝撃にも関わらず整っている身形】
【奇妙だと、不可思議だと、そう思うには十分すぎる程で】

「まぁ、楽しかったよ。色々ありがと」

【それでも、その衝動を押さえ込んだ】
【『見』に止めておこうと、男の内が吠えたのだ】
【……まあ、どや顔が全てをもっていったことを、否定は出来ないが】:
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 01:32:35.45 ID:ImvQg6Rxo
>>386

でしたら、こんな所を通る事もないでしょうに
安全な道を通ってください、何か有ったら止めないとないんですから
………勿論、回れ右をして

【危険人物でもなく、自分の言葉に素直に従う】
【そうなってしまうと、却ってかけるべき言葉が出て来なくなる】
【事務的に徹底するなら「早く帰れ」しか言う事は無いのだから】

……まあ、良いでしょう
変な騒ぎを起こさないで下さいよ?

(喋り過ぎ、だったかな……)

【どこまでも、相手に交戦の意思は見受けられない】
【背に伸ばした左手をそのまま降ろし、口を噤んだ】

【そして一先ず、詰問を止めて待ちの姿勢になる】
【自分が一方的に質問を繰り返しているから、相手が行動に出られないのか、と】
【そう思ったから、優先権を相手に譲る形だ】
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 01:34:25.12 ID:2nRc0i3k0
>>384

(あぁ……エル、あんた…………
あたしゃ、あんたとは交われないタイプなんだろうな…………)

【屈託の無い笑みを浮かべるエルネスティーネを見て、心中複雑な思いを抱くブラックハート】
【その笑顔は、人を迎合し、好いている者のする笑顔である】
【――――自分の様に、人を心から憎み、殺戮する事に喜びを見出すようなタイプとは、本当の理解を得られるとは思わない】
【彼女の望むものを、自分は壊してしまいかねないのだから】

と言う事は…………エル、あんた使命感だけで随分と危険な賭けを打ったんだねぇ……
まぁ、それなりの備えはしてあるようだけどさ…………
次からは、もう少し慎重にする事をお勧めするよ

【彼女の探し人への用事が、どれほど重要な事なのか、そこを知らないために、あるいは切羽詰まった事情があるのかもしれない】
【そのために、ブラックハートには何も言えなかったが、それでもその行動は『軽率』とは映ったようだ】
【右手に握る銃に視線を滑らせながら、悪人が悪人に注意しろとアドバイスをする】

さて…………あたしゃ、そろそろ戻らないといけないんで…………今日はこれで失礼するよ
≪No.63≫への伝言……間違いなく伝えておく。心配しないでね

【折を見て、ブラックハートはそう告げると、表へと歩き出す】
【彼女も、機関に所属する以上、いつまでも自由に外を出歩くと言う訳にはいかないのだろう】
【呼びとめなければ、そのまま立ち去ってしまうだろう】
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 01:37:14.09 ID:omx5aISDO
>>388
??:いや・・・もう終わったようだね・・・・・・

【男たちの後ろの積み上げられた木箱の影から男の声がする】


少女:えと・・・なにが?

【立ち上がりメルフに近寄ろうとした瞬間】

少女:あれ?

【少女の肘から先は地面に堕ちる】
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 01:41:03.11 ID:KRcJDb+SO
>>389

……ん。

【満足気に笑う顔は、悪戯っ気の抜けない子供のそれで】
【割と大人びた口調と振舞いから、年齢感を剥離させる】
【……まあ、どうでもいいさ。そう呟いた気がしないでもない】

さ、て……僕は今度こそ帰るね。
その前に、名前、教えてよ。
僕は「今のところは」エクリプス、と言うんだ。親しみを込めて「えくりん☆」と呼んでもいいよ?

【ふわりと靡くヴェールは、子供が踵を返したことを表して】
【首だけ、そちらに向けて。名前を聞いたら、歩き去っていくだろう】
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 01:45:04.73 ID:mdHS/XAg0
>>392

「……――其処かッ!」

【紅丸がその声に即座に反応し、鋭い眼光を投げたのと】

いや、待ちたまえ。まだ動かない方、が――

【メルフ導師が、少女の行動を制そうとして】
【少女の肘から先が地面に堕ちたのを認めたのは、ほぼ同時だった】


【刹那、両者は――鉄砲玉のように、動く】


ッ――ォォオオオオ 大いなる輪廻よ=@『アルトグレェーーーーーイス』ッッ!!
巡れッ!巡れ巡れ巡れ巡れ巡れ『セェェェルベイションッ!!』
――――紅丸ゥーーーーーーーーッッ!!!

「もうとッくに向かってるぜッ!畜生ォが!!」

【メルフ導師は堰が切れたように魔力を全開に、回復術を連発し】
【即座に、とにかく少女の傷を塞ぎ、出血を止めようとする――まだ応急処置の段階だが】
【どうやら導師の魔力量は相当多いらしい……まだまだ回復術を使う体勢は解かない】

【一方紅丸も、稲妻のように木箱の陰に向かって駆ける】
【とはいえ、先刻の火球のダメージが回復していない――少しその表情には苦痛が混じるが、駆ける】
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 01:45:47.19 ID:5un4coKJo
>>390

だって近道なんですもん、それに早く帰らないと師匠が心配しそうですし……
………………はひ、やっぱり今度からはそうします

【結局少女に気圧されたのかそう頷いた】

そんな事起こさないですよ!
平和が一番なんですからそんな事起こしたいとも思いません!
…………

【えへんと無い胸を張り謎の力説】
【言葉が届いたのか降りた左手を見てほっと一息】

えーと……刀拾っても良いでしょうか?
そのなんといいますか持っていないと不安で……

【先程置いたそれを直ぐに拾って良いかと尋ねる】
【刀フェチというわけでもない、ただ自分の腕の中にそれが無いと不安というだけ】
【馴染んだ物が手元に無いと不安になるというのはまあよくある話である
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 01:51:59.28 ID:3uUohNPqo
>>393
「ボクの名前は叢雲。名字だけで勘弁してくれよ、下の名前は嫌いなんだ」

【そういって返した笑いは、彼/彼女のものに比べると妙にシニカルで】】

「そうだね……それじゃあ呼ばせて貰うとしよう。じゃあね、えっくん★」

【去り際の背中に掛けたのは、そんな呼び名だった】

/絡み乙でしたー
/楽しかったですよ!
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 01:52:48.35 ID:ImvQg6Rxo
>>395

(危険は無い、一応警告はした)
(仮にこの先で彼女がどういう目に遭おうと―――ん?)
(この場合は職務怠慢?それとも不可抗力?)
(いやいやいやまさかそう都合良く厄介事が舞い込む筈は……)

【フラグ的思考を行いながらも、並行して考える】
【眼前の(見えないが)相手を、これ以上拘束しておく道理は無い】
【と同時に、自分も彼女に対して行わなければならない行動など、現状存在しない】

……構いませんよ?
拾ったら、出来るだけ早く、寄り道しないで帰って下さいね
最近多いんですよ、麻薬絡みの騒ぎ。あっちでもこっちでも本当に……

【許可を与える立場でも無いが、応を返して自分は一歩後退する】
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 01:54:41.96 ID:omx5aISDO
>>394
??:待て・・・僕は敵ではない
【やけに落ち着いた声】

少女:きゃぁあああ!?

【一方少女はパニック状態だ】

少女:いやぁああ!・・・あ・・・ああ・・・・・・
【痛みから逃げるように叫ぶ少女だったがいきなり膝をつき静かになる】
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 01:57:37.28 ID:KRcJDb+SO
>>396

……えっくん、新しい……

【新しいあだ名に少しだけ喜んだ様子です】


【そんなこんなで帰り道】
【かつ、かつ、ささやかに地面を打つヒールの音をBGMに、ひとつの思考を巡らせる】

……ムラクモ、とは、「東方の国の神様の名前」ではなかったかな……?

【思い出すのは冒頭の、神様談義】
【だからどうとは言わないけれど、ちいさく首を傾げた。それだけ】

//ありがとうございましたー! こちらも楽しかったです!
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 01:59:58.35 ID:ngU1UwODO
>>391

【ブラックハートがそのようなことを思っているとは知らず】
【エルはただ、変わらぬ笑みを浮かべ】
【ふと──いや、ようやく、銃を握り締めたままのことに気付いたのだろう】
【再び、慌てたようなはっとした表情を浮かべると】
【ちゃ、と。手慣れた様子で安全装置をかけてコートの中へとしまい込む】
【この様子から見れば、彼女の持つ銃は付け焼き刃というわけではないのだろう】

あ、あぅ……これから、は、気をつけます、わ。。

【そして、己の軽率さを注意されてかくんとうなだれるエル】
【どうやら他人からのアドバイスは基本的には素直に聞くタイプらしい】
【人なつっこく、更には素直な性格】
【──なんだか、放っておけば誰かに騙されそうな雰囲気だ】

えっと……分かりました、わ
本当にありがとうございます、ブラックハート様!
あの──その、道中、気をつけてください、ね?
それでは、ごきげんよう──またお会いできる日を、楽しみにしておりますわ

【道中気をつけて──】
【それはきっと。正義を名乗る者達から襲われやすいであろう機関員のブラックハートに対しての】
【僅かながらではあるものの、彼女なりの気遣い】

【もし、次に会うことがあれば】
【何故そんなに人間を嫌うのか、聞いてみたい】
【もし、次の出会いが街中であれば】
【一緒にお茶でも、飲んでみたい】

【そんなことを思いながら、彼女はブラックハートをそのまま見送り──】

……どうか、安らかに

【相手が立ち去った後】
【エルは、死者たちに対して祈りを捧げる】
【死を見ることに、あまり抵抗を抱かなくなった自分に僅かな恐れを覚えながら】
【炎/死 を司る機械の少女は、そっと目を閉じる】

/お疲れ様でしたー!
/遅レス気味で申し訳ない……!
/でも楽しかったです!ありがとうございますた!
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 02:01:33.66 ID:5un4coKJo
>>397

ん……?

【彼女は何を考えているのだろうか】
【見回りのバイトをしている方なのだからきっと凄く頭が良いに違いない】
【きっと自分がうかがい知る事は出来ない次元の方なのだろう、と勝手な推測を立て】

あう、本当ですか?ありがとうございます!
警備をしている方なのですからてっきり刀なんか没収されちゃうものかと思ってましたよー
やっぱり聞いてみるものですねー良かった良かった

【心底嬉しそうに笑みを浮かべ先ず白い鞘の刀から手に持ち埃や砂利を払ってから脇に抱える】
【次にもう1つの黒い鞘の刀を手に持ち……とそこで】

(本当に耳がいいんでしょうか……ちょっと試しに)

【いたずら心が芽生えたのか、それとも好奇心からか】
【軽く刀を鞘から抜いてみるそれこそほんの数センチ出す程度、キチ――という鍔の音が1つ】
【そんな事をしたのは目の前の彼女は危なくない人種と判断したから】
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 02:03:40.52 ID:mdHS/XAg0
>>398

「あァーーンッ!?じゃあ何だッてンだ、さっさと出てきやがれェッ!!」

【紅丸は鋭い剣幕で木箱の裏に潜む人物に怒号を飛ばし】
【背後から聞こえてくる少女の悲痛な叫び声に、ぎり、と歯を食いしばり――】

「……――なァにしやがったぁぁぁああああああああああああああああーーーーーッッ!!」

【燃え盛る槍の切っ先を、木箱に向ける。今すぐにでも切りかかりそうな勢いだ】


【一方――】

(くッ――いかんッ!!わたしには『受肉魔術――イマゴ・デイ』は使えんッ!あれは文字通り天使の奇跡――
 我が弟子、『エルメア』でなければッ……わたしにエーテルを生成する力は無い――だが――!)

お、おおお、ッ――『グリモア・カーヴルヌースッ!!』

【ば、と。メルフ導師が両手を広げた途端、地面に落ちるはずの魔導書がふわりと宙に浮き上がり】
【メルフ導師の目線の高さあたりで停滞し、ひとりでにパラパラとページがめくれてゆく】
【同時に、彼の足元に半径5メートルほどの魔法陣らしきものが展開し――】

(――『述懐』+『代理詠唱×2(魔導書+魔法陣)』+『詠唱保存解放』×『術式短縮』『魔力圧縮』ッ!)

【凄まじいまでの魔力の奔流が、メルフ導師と、彼の持つ魔導書に集束してゆく】
【同時に魔法陣から光が溢れ出し――どうやら、これが彼の『本気』の魔術展開らしく】

くッ、お、――――――――――――――――――ッ!
――『アルトグレイス』『リストア』『リストア』『カームルミナス』ッッ――――!!

【凄まじい早口と、最早聞き取れぬほどの言語で何かを呟いた――恐らく詠唱――後】
【驚くべきことに、一挙に4つの回復術を同時に行使してみせる】
【だが、発動と同時にがくん、と導師の膝が折れ、地面に跪きそうになる――常人離れした術式展開の代償か】
【その効果は『治癒+状態回復』+『魔力(気力)増幅×2』+『心身の鎮静化』――このうえなく適切な処置といえるだろう】

【が、この大技も願い届かずか――?と、祈るような視線で、メルフは静かになった少女を見やる】
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 02:10:10.18 ID:ImvQg6Rxo
>>401

本当、迷惑な話ですよねー
路地裏の奥の方でこそこそやってるならまだしも、割と浅い部類で
見境なく安値で売りさばくものだから 【ひゅん】 若い世代にまで―――

【言葉は、途切れなかった。一つの繋がりとして、聞こえていた】
【音の並びの中に割り込んだ一音は、少女の右手から放たれた】

【それは、人差し指程度の長さの、小さな矢】
【刀の柄を握る相手の手、手の甲を狙って打ち出された】
【命中すれば、その矢は風となって消える事となる】


―――広がってるんで困ってるらしいんですよ教団とか
見境ないですからね、学生って。危険さが理解出来ない上に、小遣いは結構持ってて
あんまりそう言うのが増える、と此処まで独り言を並べてから改めて聞きますと

【左手が、再び背の弓へ】


……怒りますよ?

【警告は既にした、それでも一応、また警告を重ねた】
【これ以上があれば、実際に行動に、躊躇い無く移るだろう】
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 02:10:17.90 ID:2nRc0i3k0
>>400

【歩き続け、支部へと戻ったブラックハート】

「おかえりなさい、ブラックハート様
機能の様子は、どうでしょう? しっかり作動しましたか?」
まあまあ、ってとこだな…………とりあえず、損傷前の状態には戻った…………
「分かりました。では、人工血液の透析に移りますので、準備をお願いします」
分かった…………なるべく早く済ませろよ?
後で、ナンバーズのお方への、報告しなきゃならない事があるんだからよ

【出迎えるのは、一般の機関兵】
【その案内を受けて、ブラックハートは自室へと引き上げる】
【――――くっきりとした白い光や、柔らかいベージュの光などではない、陰鬱な青白い殺菌灯に照らされた部屋】
【その中で、ブラックハートは、着ている衣服を全て脱ぐ。服の下から現われたのは、箍(タガ)やコネクターなどが露出した、機械混じりの体表面】
【そのまま、彼女は部屋の片隅に設置されたカプセルへと足を踏み入れる】
【胸元に2本のケーブルが突き刺され、そこから、血と言うにはあまりに色の薄い、人工血液が洗い出され、同時に同じものが体内に注入されて行く】

(……3時間ってところか?
――――さっさと、≪No.63≫に報告しなきゃならないんだがな…………まぁいいや、仮眠としゃれこむか……)

【液体に満たされたカプセルの中で、静かに瞑目するブラックハート】
【青白く照らされた部屋の中で、人知れず彼女は生きるための日課をこなして行った】

/乙でしたー!
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 02:24:25.54 ID:5un4coKJo
>>403

私の知らない場所でそんな事が起きてるんですねー……。
……ひゃっ――――!

【自分の知らない所で何が起きようが関係ない、というのが彼女のスタンス】
【適当に頷きその声色からも「どうでも良い」感じを受け取ることが出来るだろう】

い、痛いっ!いきなり矢を射たなくてもいいじゃないですか!
貴方が目が見えないのに周囲の状況が分かる理由が気になったんですよう……。

【矢は手の甲に刺さりしかし少女は痛みで顔を曇らせてはいなかった】
【少女の手には矢の怪我の他にも浅くない切り傷や青あざの痕、何か特殊な仕事でもしているのか】
【手に関する痛みにはどうやら強いらしい】

怒らないでください……好奇心はありましたけど猫まで[ピーーー]必要は無いと前から思ってたんです。
――――じゃなくて。本当に耳が良いんですね、凄いです……。

【若干間違った言葉を並べつつ】
【その特異な聴覚に素直に感心するのだった】

ちなみにこの刀ですけれど……

【思い出したように彼女は刀をもう一度握り】
【少女の忠告を無視するが如く刀を引き抜く……が】

刀身が全然無いんですですから人に危害を加えられるような出来ではないです。
……ちなみにぷれぜんてっどばい私です。

【刀身の付け根5cm程から先が無く刀特有の金属光沢も無い、しかも刃の部分はガタガタに欠けていて】
【本来刀に当てはまるだろう「美しさ」という言葉はどこにもなかった】
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 02:31:29.52 ID:omx5aISDO
>>402
??:色々質問があるようだが・・・簡単に答えさしてもらう
??:まず僕は何もしてない、そして何が起きたか・・・実は僕にもよく分からない・・・ただ男達は口封じに殺され、貴方達は、メルフ氏は高名な御方だ・・・[ピーーー]訳には行かなかったんだろう・・・・・・さて、敵も逃げたようだし、僕も帰るよ・・・

??:あっそうそう・・・少女の方だが・・・まだ生きてるようだ
??:メルフ氏は噂以上のおかたのようだ
??:それでは・・・・・・

【その場から急に気配が消える】【どうやら去っていったようだ】
少女:・・・・・・すぅ
【少女はどうやらそのまま寝てしまったようだ・・・膝をついたのは失血によるショック状態だったようだ】


【夜の倉庫・・・そこには少女と男達の死体と謎だけが残った】

/すいません、眠気でまともにけうたいが打てません
/勝手ですが切らしていただきます
/また機会が合って戻ってこれてからむ事があったら相手してやってください
/ソレじゃお休みなさい、ルのヒト
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 02:38:49.10 ID:ImvQg6Rxo
>>405

……無関心なら別に良いですけど
この辺りが危険だ、という事まで無関心で居られても……
代わりの面白い話題を提供出来る程、私は話術に長けてませんよ

【仕事の一環の注意の喚起を、明らかに適当に受けなあされて】
【少女の表情は此処に来て、目元が隠れて居てすら不機嫌と分かる程に変わる】
【衣服の背中についた金具から弓が外され、左手の握りが強められた】

はっきり、立ち位置を決めて貰えますか?
直ぐに帰るのか、教団の留置場に入るのか……

……ああ、もう仕方が無いですね

【右手が弓の弦を引き絞る】
【風が渦巻き、番えられた形で矢を形成する】

言っておきますけど、見えません。何も見えません
ですから、貴女の言葉が嘘か本当かも分かりません

刀を捨てろ、両手を伸ばして壁に付けろ
武器の類は没収、身柄を拘束する―――

――考えるより、この方が早いですよね

【警告が通用しない以上、実力を行使する他は無い】
【矢の切っ先は、相手の胸へと向けられている】
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 02:40:36.29 ID:mdHS/XAg0
>>406

【男の受け答えに、紅丸は納得がいかないようで】
【ずがん、と槍の柄を地面に突き立て、吼える】

「――ッざけんなァッ!!
 オタクは何でここに居るッ!いつから其処に居たァッ!!
 『敵』ッてェのは誰のことだッ!?おい、待てッ!!まだ……
 ……っつ……!」

【即座に追いかけようとするが、びぎ、と身体が悲鳴をあげ思わず膝をつく】
【先刻、男たちのリーダーから火球を喰らったダメージが響いてきたようだ】
【これにより、謎の人物の追跡は不可能となるだろう】

【一方――】

はァッ、……まだだ……!

【メルフ導師は大きく息を吐くも、まだ魔導書と魔法陣の輝きは消えず】
【少女に更なる回復術を行使するつもりだったようだが――】

……くッ――!!

【木箱の裏に潜む男の言葉に加え、少女の存命、紅丸のダウンを感じ取ったのか】
【即座に木箱の方向を向いて――】

……――マーシレス・クロスッ=I!

【ずがん、と。木箱の真下から黒い剣状の魔力が噴出し、木箱を破壊する】
【だが――それでも、間に合わないだろう】

【メルフ導師は本を閉じ、魔法陣をも消して、倒れた少女に歩み寄り】

……無事、か……
なんとか……一命は……取り留めた、ようだが……
……くそっ……

【ちらり、と倒れ伏す男たちの遺体を見やり、チッ、と思わず舌打ちを零す】

……何が起きている……≪R.I.P.≫といい……今の状況といい――
――……『何が』……起きている……『今』……『何』がッ……!

【膝を付く紅丸に、荒い息を吐くメルフ導師――】
【兎に角、この場は自警団に引き渡し、少女は病院に送り――矢張り、謎だけが残るだろう】

/お疲れ様でした!こちらこそ、また機会があればよろしくお願いします。
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 02:49:38.40 ID:5un4coKJo
>>407

(あれ?あれれ……なんだかヤバい感じですかこれ?)

【どうしよう少しふざけ過ぎたかもしれない、後悔は遅い?】
【冗談という雰囲気では無い、確実に】

あの、えっと……御免なさいからかうつもりはなかったんです
ただ貴方の聴覚?の鋭さが純粋に気になって、凄いなーって思って……

【慌てて釈明しようとも既に臨戦態勢】

え?……あのこの刀を捨てるのは構わないのですけど
ひ、一先ず刀は置きますねっ!!

【御託を並べる前に言う事を聞いた方が良いだろうと】
【白鞘を弓の少女から見て右に、黒鞘の刀は収めないままで左に地面に置き】

でも白い方は貴方から見て右の方は没収されるのは駄目です……
自分が悪いんだけども、でも……兄さんの形見なので

【大人しく壁に手を付き、首だけ回して心配そうに刀を見つめて懇願する】
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 02:59:19.16 ID:ImvQg6Rxo
>>409

………良いですか?

貴女が、私の話に全然関心を見せなかったのと同じで
貴女が、私の再三の警告に全く耳を貸さなかったのと同じで

貴女の刀が何処かの誰かの形見だなんて、私にはどうでも良い話なんですよ
私にだけ、貴女の主張を受け入れろというのは無茶だと思いません?

【流石に、重ねた回数が多すぎる。もう何かに耳を貸す状況では無い】
【弓を構えたままで近づきながら、地面に置かれた刀を蹴り飛ばし、離れた位置へ移そうとする】


……もう、夜も遅いですね。こんな所でダラダラしてるのは本意じゃない

ああ、留置場まで運ぶのも面倒ですね。一つ、別な案を思い付きました
相手が危険人物だったのなら、これも正当防衛になるでしょうし
そうですね、そうしましょうか。きっとそれが一番早いです

【矢の切っ先を上にずらし、相手の顔に向ける】
【生来、この少女は、治安を守る側に適した性格では無い】
【極論、厄介事の元凶は消してしまえば一番効率が良いと考える類の人間で】

……歩けなくなった怪我人を路地裏に放置すると、どんな結果が生まれるんだろ?

【独り言の様な口調、小さな声。口もあまり動かさずに呟いた】
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 03:21:49.56 ID:5un4coKJo
>>410

それは、その……うう……

【言い返せる筈もない、彼女の言葉は全て正論でしかない】
【正論に返せるのはそれこそ腐った言葉、ただ少女はそれを持ち合わせていない】

あっ!!……

【我が身と同じく大切な刀を蹴られ少女は珍しく敵意を剥き出しにする】
【が、その敵意すら一瞬で消える……悪いのは自分だもの、今更何を……】

え……?貴方は悪い人じゃないんですよね……?
まさかそんな、本当にそんな事をするつもり……――――

【度が過ぎたのだ、人に興味を持ち過ぎた】
【己の世界だけに留まっていれば良いものを、大海など知らずに過ごせばいい物を】
【自分の領分を越えた所で得られるものなど無いだろうに……】
【得るとすればそれは絶望と、ほんの一握りの後悔】

【少女に武器と言える物は手元にない、戦いの為の精神もない】
【結果など考える必要すら……】

「どんな結果も生まれねえよ――――」

【無い筈だったのに】
【響いた声は遙か頭上から、見上げれば赤黒い長い髪を持った人型のシルエット】

「んだよ、テメっ人の妹に何やってんだよ……」
「黙って見てりゃあさあ、まあコイツも悪いんだろうけどー……さ――――!」

……?……え、かはぁ……――――

【とん、と軽い音……建物の上から人影は跳んで少女の目の前に】
【そして唐突に驚いて振り向いた少女の腹部に向けて拳を放つ、少女は気を失い腕に凭れかかった】

「ま、こんなモンか……面倒臭い事させやがってよう」
「……と、よう!嬢ちゃん悪い夜だな、アタイに会っちまったもんなあ!」

【少女を背中に背負い犬歯を覗かせながら明朗に笑みを浮かべる人影】
【片目は眼帯で封じられ、それでもその目付きの悪さは隠せていない……矛盾】
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 03:36:18.32 ID:ImvQg6Rxo
>>411

私にはね、思う事が有るんですよ
ほら、小さい子供って平気で、虫の足とかもいじゃうじゃないですか
あれって、大人になると出来なくなりますよね
でも、カエルやトカゲの足を取ろうとする子供ってあんまり居ないんです

なのに、犬や猫にそういう事をするのは、子供じゃなくて大人ばかり
じゃあ、それよりもっと大きい生き物だったら、どうなるんでしょう?
やっぱり大人だけ?それとも、子供でも手を出す?

………試してみたかったんですけどねー

【今度も、反応は、声が聞こえるより先だった】
【見上げる事は無い。どうせ見えないのだからと、開き直っている】
【矢を消して弓を背に戻し、一歩後退して】

………黙って見てないで早めに出て来てくれればよかったのに
そうすれば、余計な怪我人が出ないですんだと思いませんか?

……面倒事は無しにしましょう。早めにそれ、連れて帰ってください
もう夜も遅い、今から引きずって行くの大変ですし……昼間でも、疲れますし
人間って重いんですよねー……リヤカーあれば楽かな、本当に

【後は、動きは見せない。其処に立っているばかり】
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 03:50:42.48 ID:5un4coKJo
>>412

「おー話が通じるヤツで助かるわな、アタイも怪我してっし重畳重畳」
「確かに嬢ちゃんの言う通り、早めに出てきたかった所だけども……悪い寝坊してたんだ」

【現れた彼女が目覚めたのはほんの10分前】
【本来ならば少女のバイト終わり後の帰路を静かに見守っていたのだけど】
【ついこの間に負った怪我の治癒が睡眠時間を代償としたので遅れてしまったのだった】

「それに人は痛み無しでは成長しねーんだとさ、もっともアタイの言葉じゃねーけど」
「ま、多少の怪我くらいはした方がいいんじゃね?」

【ふう、と一息付き足元の刀達を回収し片手の内に収めて】

「引きずってったら紅葉おろしになっちまうよ、もちっと丁寧に扱って欲しいねえ……」
「なんてったってアタイの妹だしー……いや関係ねーか、ねーな嬢ちゃんにとってはそれこそだ」

【忘れ物は無いかと周囲を見る、どうやら無し】
【それならばと一度武装を解いた少女を見据え】

「この度は私の妹が迷惑を掛けました、素直に申し訳無いと謝ります」
「さて……まあこんくらいでいいかな、一応謝ったぞーこれで差し引き零だ」

【+−論でもないだろうに無理矢理話を潰し】
【一息、地面を蹴って上空に跳ね上がる】
【この時に無理が祟ったのか彼女の足の骨が折れたのだがそれはどうでも良い話】
【耳が良いならその音が聞こえたかも分からないが】

「ちなみにだけどアタイは邪魔な生き物は全部潰してたな……」
「今は面倒臭くてしねーけど、まあそんな感じだね」
「ほいじゃこの辺で失礼するぜ嬢ちゃん、また機会があれば……いや、無いか」

【建物の上からそんな言葉を残して】
【数秒の後消えた――――】

/わーお疲れ様でしたー!
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 04:03:45.54 ID:ImvQg6Rxo
>>413

痛みを伴い過ぎる成長、ねじ曲がりますよ?身内で実例を結構見てるから断言出来ますけど

……でも、無関心だと曲がる事も出来ませんよね
真っ直ぐ短いのと、ぐにゃぐにゃに曲がって長いのと、どっちがいいんでしょうか

………どっちでも良いですか。楽ですし

【ある程度の範囲までの無関心は、自分も行っている行動】
【主な理由は楽だから=@何もしないでやり過ごすのは、非常に楽な行動だ】
【今回もまた、楽な方向に流れると言う結論に辿り着く】


……あー、見てる人も居ないし良いかー……
本日も異常無し、死体も無し。路地裏は平常運行
私は今日も低速運転………と

………勿体無いなあ

【聴覚は、目が見えている者よりは鋭いが】
【二人がこの場を去る、それを感知するのに用いたのは、聴覚では無い】
【独り言がきっと届かないだろう位置まで、二人が到達したのを悟ってから】

………もっと意地悪くしないと駄目だなあ

【真意は自分の中でだけ完結する、そんな独り言】
【また、見回りを再開した】

/お疲れさまでしたー
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 08:16:11.36 ID:MuurHzkSO
>>352
ぐぁ・・・
【女性が肩に噛み付く】
【そして少年はそのまま噛み付く女性の角を掴もうとする】
【もし掴めたのなら】
【そのままもう一本の刀を抜き、鬼の角を切り取らろうとするだろう】

/すいません、親がうるさくて落ちてしまいました
/一応返しときます。
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 12:16:19.84 ID:kn9Pw03V0
>>415
しまっ…
【角を掴まれるが】

うらぁぁぁあ!!!!
【鬼一口は鬼の妖にしては怪力をもたない珍しい種である。その代わりに牙の強化は強い】
【ゆえに振りほどく事はできない】
【だから顔を巨大化させ護を持ち上げ、地面にたたき付けようとする】

【なお角に刀が当たるが…鬼の角は簡単に切れる代物ではない】
【しかし角に少し皹が入る】
【強い攻撃を放てばあるいは……】

/いえいえ
/一応返しますね
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 14:47:43.06 ID:LmUYFiyDO
【水の国・高層ビルの屋上】
【冷たい風の吹き荒ぶなか、影のない少女は唄うように言葉を発する】

【ビルの淵≠フギリギリの場所に腰掛けて、蒼空を見上げて】

「世界は膨張を続けている」
「やがて」
「その膨張も終わり」
「世界は収束へと向かう」
「それは」
「この世界の終焉」
「あるいは」
「この世界の再生」
「あるいは」
「単純に」
「新たなる創世」
「あるいは」
「もしかすると……」

「もし」

「 ≠フだとしたら」

「なに?」

「いいえ、なんでもない」

【それは、なにもない虚空にめがけて】
【灰色の少女は美しい言葉に紡ぐ】

【それらのすべては独り言(ひとりごと)】
【誰か≠ノ向けられたものではない】
【少女は蒼空に向かって言葉を紡ぐ】
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 19:07:06.91 ID:nYPEsYrp0
/護きゅんの方はいますかー?
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 19:11:58.82 ID:MuurHzkSO
>>418
/ここにいますぜ!
/今返レスします。
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 19:15:10.08 ID:MJ8QOHeW0
>>419
/うゆ!
/ではよろしくお願いします!
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 19:25:34.61 ID:MuurHzkSO
>>416
やっぱり駄目か・・・っ
【ドスンっ!】
【少年は持ち上げられ、次の瞬間には地面に叩き付けられる】

(あの角・・・あの様子だともう少し威力がある物だったら・・・)
【少年はそう考えて】
【立ち上がると、先程落とした刀を行こうと駆け出す】
【だが、後ろに駆け出した少年は今、女性に背を向けて駆けている】
【その姿は隙だらけだ】

/すいません、早速ですが飯落ちです。
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 19:35:03.12 ID:hVx+kPfR0
>>421
ちくしょう!畜生!!人間のくせに!!!
【彼女から膨大な妖気が溢れ出し】

大人しく喰われなさい!!!!
【その場に立ち止まり、口を大きく開け】

 ボウショクノキバ
《暴食ノ鬼刃》
【すると彼女の口の歯が、刀のような鋭い牙になり】
【口の中もまるでアイアンメイデンの中みたいに、鋭い牙が無数に生えてるのが見えるだろう】

/了解
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 19:56:11.27 ID:MuurHzkSO
>>422
・・・・・うわぁっ?!
【女性が更なる変貌を遂げている間に】
【少年は刀に辿り付き拾い上げる】

あれは・・後一回でも噛まれたらアウト、・・・ですねっ!?
【女性の姿にそう言いながら刀を構えて】
【前へと距離を詰めようと駆け出す】

/只今!
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 20:02:20.05 ID:s49tLF300
>>423
【ピキピキ】

【そして、更に女性の口は裂け、首の皮一枚ってところまでいき】

【走り、巨大な顔がギリギリまで開けた口で少年を襲おうとする】
【壁や土など辺りの物を見境なく切り裂き、砕き、飲み込みながら向かってる脅威……貴方はどう立ち向かう?】


/おかえりー
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:12:34.23 ID:sGfovJIi0
【水の国/大噴水前】

……久しぶりな気がするなー

【ぽつり。誰に言う訳でも無く、そんな言葉を漏らす人物が居た】
【“其れ”は、所々氷が張った地面で転びそうになりながらも、噴水に接近している】

【外灯にて、照らされた容姿は】
【ダークグリーンの短髪、中性的な顔立ち、目元を黒のゴーグルで隠し】
【白黒ゼブラ柄のパーカー、七分丈のカーゴパンツ】
【スカルに片翼が生えた其れと、『R』の字を模ったものを繋いだ首飾りをした】
【男か女か判断しにくい体つきの、背の高い子供だった】

【噴水の淵まで接近すると、淵に上半身を預ける様な格好になり、顔を噴水の水に近付けて】
【水面で揺れる、自分の姿が視界に入ったのを見るなり】

―――水鏡。……これはまた、鮮明に映ってるな

【―――謎のコメント。その後、“にしし”、と無邪気に、シニカルに笑うと】
【酷く楽しそうな様子で、水面に映った自分や、星空等の景色を鑑賞し始めた】
【ナルシストなのだろうか。兎角、行動が不気味な人物である】

【因みに、その背中は、無防備極まりない】
【「押すなよ!絶対に押すなよ!」という、某芸人の声が聞こえた気がした……様な】
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 20:22:52.38 ID:MuurHzkSO
>>424
【駆け出した少年は何かを地面に落としながら】
【女性がこちらを追ってくるのを誘導するようにとにかくあちこちへ移動する】
【落としたそれは先程の発火するカード】
【もし気づかずそのまま見境無く周りを食べ続ければ、そのままカードは女性の口の中に入り先程同様発火するだろう】
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 20:29:44.52 ID:s49tLF300
>>426
!?!?!?
【見境なく食べていたのが仇となったか】
【炎を食べて、再び熱がり動きが止まる】

【故に動きが止まり隙となる】

【鬼の角を攻撃するチャンスだが…顔の大きさは人くらいの高さ】
【果たしてどう動くか?】
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 20:47:39.24 ID:MuurHzkSO
>>427
よし・・っ!とりあえず動きは止まりましたね。
【少年はそう言い、再びポケットを探ると】
【再びそこカードを取り出す】
【だが、今度取り出したカードは先程の炎のカードとは違い】
【ウサギの絵が描かれたカード】
【少年は念じる事でそのカードの効果――『脚力の上昇』を発動させる】
【飛び上がる。高く、高く跳ねる、】
【―――月兎の如く!!】

【だが、少年は空中。つまり今攻撃されれば身動きは不可能だ】
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 20:49:59.54 ID:rNjL4ch50
【水の国=\―――中央部/市街地/路地裏】
【大都会の夜に特有の喧騒と眩しさの隙間、人気の無い路地の暗がりの中を、痩躯が往く】

………――モラトリアムも、いよいよ終わり、か。

【それは、見て取れる齢は17歳ほど、身長約165cmの細身、胸は小さめの少女】
【緑色のリボンが付いた女物の黒い中折れ帽を被り、質の良い金髪は肩に掛かって、瞳は冷たい灰色≠ニ、明るい緑のオッドアイ】
【長袖ワイシャツに、膝まであるピンク色のスカートを着用していて、胸元には赤白ボーダーのネクタイ】
【彼女の凍りついた様な仏頂面に対して、呟く声は――――聊かばかりの、寂寥を含んでいた】

(……46番≠ゥらの連絡と奴の消息が途絶えたのは良い、マルタサはボクにとって『必要』だ。
機関に恩義は有る、が――――≪R.I.P.≫に『惚れた』ってのは、言わされた′セ葉なんかじゃ、無い。でも…)

……――――視野を広げなければ、こんな事は…。

【―――――……否、最早その声色は『寂しそう』を通り越し、『辛気臭い』と言うべきだろう】
【思考の合間、自らの心中を整理するかの如く、ぶつ切りで読解困難なコトバを吐くだけとは言え】
【若し、その姿を眼中に収めた者が在れば―――整った容姿と、暗澹たる『空間』のミスマッチも含め、目を引くだろうか?】
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 20:55:00.02 ID:SN2j9O6D0
>>428
【少年が空を跳んだのを視認し】

【口を開き、少年を食べようと構える】
【空中では避けられないとふんでだろう】

【だが…その脚力を利用し上手く左右の壁とかを利用して、鬼の角の元までいけるだろう】
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 21:10:22.00 ID:MuurHzkSO
>>430
―――くそ、こんな所で喰い殺されるなんてそんなの!
【少年は左右の壁を蹴っては跳ね】
【蹴っては跳ね】
【そしてそのまま、】
【鬼の口を回避し角へ辿り着こうと鬼の顔に落下する】
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 21:13:42.12 ID:s49tLF300
>>431
!?
【ちょうど角がある場所に乗られ】
【慌てて頭をふり振り落とそうとするが……チャンスだ!!!】
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 21:16:30.91 ID:7RWavqMTo
>>425

…あら?

【そんな無防備な後ろ姿を見てきょとんとしながら近づいてくる小柄な人物がいる】
【それは純金の三日月の髪飾りで長くつややかな黒髪をポニーテールにして整えている、
耳をアンテナヘッドホンのような機械で覆い隠した、黒を基調としたロングスカートの服を白いフリルとエプロンで彩った…俗に言う侍女服の少女】

【彼女の視点からでは、行動が不気味というか、こんな人を以前どこかで見かけたようなそんな気分がして…ちょっと声をかけてみたい、そんな気がして】

あーおっほん、マイクテストマイクテスト
そして…ノックしてもしもーしデスヨー

【手のひらを開いていたにも拘らず】
【少々パワーの調整を間違えて関取の突っ張り並みの勢いでその手のひらが背中に飛んでくる―――!】
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 21:27:17.74 ID:6JBYnaRCo
【路地裏】

ふんふふふ〜ん♪
少しばかし暖かくなってきた…気がします!
…あ、猫さんだっ!

【翡翠色のさらさらとしたロングヘアを揺らしながら歩いている少女が一人】
【同じく翡翠色の凛としたまっすぐな瞳をきらきら輝かせている】
【格好は真っ白なワンピースの上に、真っ黒なカーディガンを羽織っていて】
【袖から伸びた腕は、細く見るからに華奢で、石英のように透き通っている】

───待ってください!

あうっ!
………いてて、逃げられてしまいましたね…

【塀の上を走る猫を追っかけて、見事にすっ転んで逃げられて】
【野良猫ぐらいで一喜一憂するその姿は無邪気という言葉がぴったりで】
【"本当の意味で"路地裏には似つかわしくはない雰囲気を漂わせている】
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 21:27:21.32 ID:MuurHzkSO
>>432
っ!!!うおああああ!!!!
【少年は角の近くに乗ったのを確認すると】
【降り落とされないように、片手は角に捕まって】
【その角へと刀を振るう】
【なお、刀は当たっても斬れはしない】
【それはこの刀は元々、修練の為の物だからだ】
【だが変わりに重さが重視されており】
【戦闘に用いればその刀は刃物というより鈍器に近い】
【更に刀が角に当たれば、更に追撃が来るだろう】
【それは魔翌力】
【刀から放たれる闇の魔翌力が続いて角へと襲いかかる!】
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 21:28:49.54 ID:7RWavqMTo
>>433
/時間見てませんでした、今のはなかった事に
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 21:30:34.75 ID:2hclQAIvo
>>429
……あっ

【音に例えるならば、とたとたとた、という感じだろうか】
【軽く、おぼつかない走り方で少女の居る区画へと飛び込んでくる小さな影】

っ、あっ、その……!

【ウェーブした水色の髪はふわふわと揺れ、大きなサングラスをかけ】
【ベビーピンクのワンピースと、翼のチャームのついたペンダントを着けた少女】
【相手の傍まで走り切ってしまってから、考えあぐねるような動作を交えて声をかける】

【――と】

「へっへっへお嬢ちゃん、いいから黙って有り金……っと?仲間か?」

【いかにも、またはありがちな、柄の悪そうなちんぴらがゆっくり後を追って現れた】
【状況からすれば、追いはぎだろうか?】
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 21:30:57.06 ID:sGfovJIi0
>>436
/すみません、遅れました…
/此処に居ります!
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 21:32:04.70 ID:nYPEsYrp0
>>435
【ミシッ】
【まず刀の一撃により角の皹が広がり】
【更に闇の魔翌力に放出により】

キャァァァァァァァァァア!!!!!
【角がへし折られ】
【急に頭がもとのサイズに戻り】

【バタッ】

【そこには】
【角が折られ、倒れた】

【ブカブカの服を着た《幼女》が!!!!】
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 21:33:05.85 ID:7RWavqMTo
>>438
/おあっと!続行おkですか?
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 21:35:31.75 ID:OQ9EEOCSo
>>434

――――んー? ……なんだい、随分急いでるじゃないか。
――――ヒヒッ、どうしたんだい、s………あ゙だァっ?!
――――て、てめッ! 何しやがる! あんまり人様を舐めんなよコラァ!

【猫の逃げた路地裏、そんな剣呑な声が聞こえたかと思うと】
【先程の猫と、それを追う鬼のような形相の長身の女性が少女の方へ駆けてくる】

【白いカッターにジーンズ。茶髪を肩まで伸ばしており、似合わないメガネをかけている】
【その頬には、真新しい引っ掻き傷】
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 21:44:29.32 ID:OritxWkn0
【水の国】

【中央都市―――繁華街、路地裏】

【路地の先に少女がうずくまっている】
【苦しそうに息を吐きながら、胸を抑えている】

お願い……おさまって……もう嫌…聞きたくない…

誰か…助けて……

【美しく、しなやかな腰まである黒髪】
【髪と同じく真っ黒な瞳に整った顔立ち】
【紺色のブレザーを着て、その下にシャツ胸元には黒いリボンが】
【ブレザーと同色のスカートに黒いニーソックス、ローファーと】

【いかにも学生らしい儚げな雰囲気≠持った高校生くらいの少女】

【何か呟きながら苦しんでいる】
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 21:45:43.76 ID:sGfovJIi0
>>436

♪……あ、髪がちょっと跳

【鼻歌まで響かせていた子供だったが、ぼすん、と背中を押されて】
【その顔が、体が―――淵の内へと、倒れて行く】

【そぉい、という感じの言葉を、子供が叫んでいた気がした】
【其れもやがて、仄暗い水底に掻き消され。次いで響いたのは、重いものが水へと落ちて行く音】

【ばしゃばしゃ、飛沫を上げて、冷たい液体の中で暴れてから。勢い良く飛び出す】
【小刻みに震え、咳き込みながら、周囲を見渡して】

――――ッ!! 

……だ、誰だ!誰がやった!


【殺意の篭った絶叫だった】


【その後―――侍女服の少女を、ゴーグル越しの視界に捕らえたのか】

……って、……もしかして。―――ジャンクちゃん……か?

【虚を突かれた様子で、“彼女”の名前を言う。初対面の容姿の人物の筈だが】
【語り掛けながら、噴水の中から出て来ようとするだろう】

>>440
/おkです! 宜しくお願いします。
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 21:48:11.71 ID:MuurHzkSO
>>439
・・やった・・?・・・ふぅ・・
【少年は倒れた鬼に巻き込まれない様に】
【倒れる寸前に鬼の顔を蹴り跳ね、距離を取る】
【そう、一息つくと】

・・・・これで懲りてくれたなら有り難いです
大体、普通の食事じゃ駄目なんですか
人間の肉なんかより美味しい物は一杯ありまs・・・
【少年は近づいていく、倒れて元々の姿に戻った『女性』に・・・・】

・・・・・え?
【・・・・・・・・え?】
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 21:48:52.83 ID:6JBYnaRCo
>>441

…あれ!?
猫さん、戻ってきてくれたのですね!
わーい!ありがt───

【嬉しそうに塀に手を乗せて、猫を受け止めようとするものの】
【猫はぴょいんと身軽にその手を飛び越え、華麗にスルーした】
【彼女の首と視線はスルーした猫を自然に追いかけて】
【止まる様子が無いのを見ると、うなだれてため息を付きながら視線を戻す】

はぁ…そんなわけないか……うー、触りたかった…

ま、元気だそ…って、きゃあああああああああ!?!?

【視線の高さも戻すと眼前には、こちらに向かってきている人が】
【おまけに顔が傷ついてるし怖い、反射的に───】
【路地裏中に響き渡るような絶叫を上げた】
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 21:50:31.84 ID:ImvQg6Rxo
【水の国】

「……本当に、今日やっちゃうの?」

『そういう予定らしいよ、どうやら。本演説は後廻しだろうけど』
『とりあえず、今日は顔見世。それから、前祝いかな?』

「分かったわ………カノッサの看板は、まだ必要?」

『そうだね、そういう条件を出されてる。まだ掲げておかないと』


「『じゃあ、開始』」


【ず、どん】
【この世界の人間には或る種耳慣れた音】
【爆発音が、道路の中心から炸裂した】
【アスファルトを、その下の地盤を粉砕して、ぽっかりと開いた空洞】

【その奥から聞こえてくるのは、がさがさという奇妙な音と】


「どう?此処で当たり?」

『うん、当たり。変な物を残してくれたね、兄様も』


《キイイイィィィィィイィイィィィィィ――――――ィィィィィィイイイイイイアアアアアアッッッ!!!》

【ヒステリックな女が泣き叫ぶ様な、甲高い声】
【不幸にも居合わせた通行人達が、一斉に耳を塞いだ】
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 21:51:44.62 ID:h0qsbw+i0
>>444
……くっ…私は鬼一口だ!…人間が大好物だから食うんだ!!…
【ヨロヨロと立ち上がり】

…………………あれ?
なんで大きくなっての!?
【いいえ。貴女が縮んだんです】

【えっ?】

/次遅れます
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 21:54:46.38 ID:u3IvxCXAO
>>442

【歩みを進める音が聞こえたがすぐに止まった】
【少女が視界に入ったのか壁に手を付きふらふらとした歩みで彼女に近付く】

どうか、したのか?

【黒いローブを纏った銀髪赤目の女性】
【うずくまっている彼女が視界に入ったらしい】
【他人を心配出来るほど体調は良さそうに見えないが】
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 21:57:04.81 ID:7RWavqMTo
>>443
【彼女にしてみれば、対してパワーも込めてない挨拶代わりのタッチ程度の気持ちで放った物だっただけに】
【まさかそのままこらえずにどぼんと顔から水に飛び込んで行くとは思いもせず極めてわたわたと慌てふためきながら手をさし伸ばしながら】

…あ、あわわわわ!だ、大丈夫デスヨー!?ど、どうしましょう!
わ、ワタシはそんなつもりじゃ…ご、ごめんなさいデスヨー!ちょっとパワーの調整が甘かったかも…

【と、呟いた所で呼ばれる自らの名にきょとんと反応しながら悟る、やはり自分の感は間違っていなかったと】
【噴水から出てくるその人物のゴーグルの顔をじっと見て】

…やはり、あなたには見覚えがあるのデスヨー
ゴーグル…ちょっと取ってみていただけるデスヨー?

【自分の目元に両手を持ってきて、くい、と外す動きを見せて頼んでみる】

450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:00:50.75 ID:OQ9EEOCSo
>>445

ん、な?! ちょ、邪魔ッ………!

【軽々と少女をスルーする猫、しかし女性はそうはいかない】
【少女を避けようと体を捻らせるが、勢いのついた速度を止めることは難しく】
【肩が多少接触。ほんの少し痛い。】


―――――ッつぅ……!

【そのまま速度を緩め、壁に寄りかかる】
【猫は取り逃がしたようだ】
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 22:02:07.52 ID:OritxWkn0
>>448

【誰か近づいてくるのが分かったのか、体をビクッと震わせる】
【ガクガクと震えながら女性の方を向き、口を開く】

だ……誰…?どうしてこんなところに居るの…?

お、……収まった……?

【安堵した表情になり、胸から手を放す】
【どうやら彼女を苦しめていた原因は消えたようだ】

あ、貴女も大丈夫……?

【相手の状態を確認し、まだオロオロとしながら立ち上がり】
【女性の肩に触れようとする】
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 22:06:23.59 ID:rNjL4ch50
>>437

(………何だ、迷い子か?)

【路地裏に飛び込むのは、尚の事『不自然』な、小さき孤影】
【然して彼女は、特に驚きもせず――――そして、少女と言葉を交わす交わす事もせず】
【ただ、何かに追われた様な&オ囲気と、進退窮まった様子だけを拾い上げ、彼女が通った道を、視線で逆走して往く】

……『仲間』では無いな、断言してやる。

【そうしている内に、向こうからも、走路をなぞる影―――成程、ティピカルな横道逸れ人間と言った所、か】
【その姿に本能的な不快感≠覚えたのか、瞼と唇をきっ、と結びつ、律義に彼の問いには答えた】
【――――悪人≠拒絶する『自分/あくにん』に、違和感を覚えてみも、するが――。】

……ああ、ついでに、もう一つ、キッパリと言っておこう。

――――……ボクは、キミみたいな半端モノは嫌いだ。

【結局のところ――――選択したのは、正義漢≠゚いた行動である】
【少女にちら、と。相も変わらず冷たい視線を注ぎながらも、身体はすっ、と、その1メートル程前へ、壁の如く歩み出て】
【或る種、自嘲の燻ったものでも有る挑発の句を、霜の張った灰色の眼と共に、ちんぴらへとぶつける】
【あからさまに確認できる、交戦の意思――――ば ち り≠ニ、スクランブルを告げる様に、少女の右手に電流が奔る】

/あばばば、発見が遅れました、申し訳無い!
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:08:19.61 ID:6JBYnaRCo
>>450

───ッ!?
わっとっととと!

【目の前から人が迫ってくるのも、ぶつかるのも】
【全てが予期出来ていなかったこと】
【そのまま勢いに従ってぺたんと尻餅をついた】

…うぅー…今日二度目の痛い思いです…
厄日かなぁ…

【やっとのことでほっと一息、】
【慌てすぎたのかようやく目の前の人が認識できて】

あ…!えと、あと…その、大丈夫…ですか?
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 22:08:35.77 ID:u3IvxCXAO
>>451

(……よくわからないな)
……治った……のか?

【思考を巡らせて見ても、答えが出る訳もない】
【ただ彼女の調子がよくなったから気にはしない】

……私は大丈夫、

【肩に伸ばされた腕を軽く腕で払った】
【どう見ても大丈夫には見えないが、気にするな、と言う事だろう】
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 22:10:49.87 ID:6KFJcePSO
>>446
【そこに居るは、怪しげな二人組】

「……………………」

【一人は、短い銀髪で黒サングラスの、機関支給のコートを着た[ピザ]男】
【武器は両手に一つずつ持った小型のボウガンと、右腰の日本刀か】

『ホッホー!! 《派手》な宴がありそうじゃな!? 遊んでくか!』

【もう一人は、ハゲ散らかった白髪頭で、右頬に「CATCH」、左頬に「RAINBOW」という入れ墨を入れた白衣の爺さん】
【白衣のポケットからは、小さなロケットのような物が大量に顔を覗かせている】


【二人の共通点は、服の背中に書かれた文字…………赤文字の、「自由LOVE!」】
【なんかもう怪しいとしか言いようが無い奴らである。この二人も他の通行人と同じく、耳は塞いでいる】
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:13:18.77 ID:2hclQAIvo
>>452
と、その……あ、う

【助けを求めようか迷っている、そんなところか】
【立ち尽くしたままに、チンピラと少女を交互に見つめておろおろとしている】

「な、なんだそりゃあ……? やる気かぁあ!?」

【少女の右手より起きる電気の煌きにやや臆しながらも、少女であることに油断したか】
【懐からナイフを取り出すと相手に向ける――身のこなしは素人だ】
【じり、と一歩すり足すると、そのまま相手に走り迫ってきた】


/いえいえお気になさらず
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/04(金) 22:14:30.52 ID:sGfovJIi0
>>449

あはは……いや。大丈夫、大丈夫
それなら仕方ないんだぜ……乱暴な事言ってごめんな、ジャンクちゃん

【先ず、謝って。彼女が差し出した其の手に、応える様に握り返そうとして】
【噴水プールから出て来たら、淵に腰掛けるかもしれない】
【「久しい。相変わらず可愛いなー」とか、何ぞ、軟派な事を言ってる】

んー。分かった……多分、目を見れば分かると思うぞ

【濡れた暗い緑を揺らしながら、小さく頷くと、ゴーグルに指を添え】
【其れを、頭に引っ掛けるで上げて、瞳を見せた】

……一応、瞳の色は変わって無い筈

【相変わらず、楽しそうに。子供の様に笑いながら】
【そんな言葉を紡いで、それを瞬きさせた】

【夏の、夕方の帰り道の、空の色。茜色】
【其れはあの、馬鹿ツインテールの魔法少女に憧れていた奴と、同じ色合いで】
【顔つきは、全く別物と化しているが。雰囲気や瞳が、あの少女だと証言している様だった】
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 22:17:37.71 ID:OritxWkn0
>>454

はい、ずっと声≠ェしていた………私は嫌だと言ったのに…

ずっとずっと耳元で、いいえ頭の中に聞こえるように…

でも貴女が現れたら声≠ヘ消えた…どう言ったらいいか分からないけれど…

ありがとう

【唇を少し緩め、頭を下げる、この場所に似合わない純粋な笑顔で】
【女性のおかげ…かは分からないが、少女は救われた=z


本当に……?どこか痛いの?まさか貴女も…聞こえるの?

病院に行った方がいいんじゃ…

【払われた手を胸元に添えて、心配そうに呟く】
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:19:30.77 ID:OQ9EEOCSo
>>453

…………あァん?

【初対面、いきなりガンを飛ばし始めた】
【どうやら先程の件で若干イライラしている様子】

ヒヒッ、大丈夫に見えんのか? んー?
ついさっき、なァんにもしてねえのにバリッとやられたばっかなんだよ!

……つか、あの猫って、もしかして嬢ちゃんの飼いネコか何かかい?

【額に青筋を立てながら、そんな無茶な言いがかりをつけ始める】
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:21:25.63 ID:ImvQg6Rxo
>>455

「どう?戦えそうなのは居る?」

『えーと……ああ、居た居た。二人かな?』
『ちょっと待ってて、まだ目が醒めてない=x


【次に聞こえたのは、がたがたと何かが振動するような音だった】
【音源は、やはり地の底。地面に空いた穴からで】
【叫びのような悲鳴のような声は、反響だけ残して止んでいる】


【次の一瞬で、一度に、いくつもの出来事が開始し終了した】

【通行人の一人、不幸にもその穴の直ぐ近くに居た者】
【彼の身体が巨大な手に掴まれて、地中へと引きずりこまれる】

【道路に開いた穴から、巨大な山羊の頭が顔を覗かせる】
【それは、巨大な裸形の人体に、人の顔の代わりに鎮座していた】
【背には蝙蝠の様な黒い翼、下半身は胡座を掻き、足先は蹄】

【異形の右肩に一人、左肩に一人、身長150cm程の人間】
【右肩:白のシャツにネイビーのネクタイ、ズボン、ロングジャケット。肩までの髪を、後頭部で小さく纏めている】
【左肩:ウエストとスカート部にワイヤーを入れたロングドレスにネイビーのコート。髪は肩まで伸びている】
【二人とも、藤色の髪と真朱(まそお)の瞳。衣服と髪型の違いが無ければ、区別は付かないのではないか】


「そこの二人、能力者かしら?違うなら今すぐ自決しなさい」

『もし能力者ならば、無駄な思考の過程を踏まず、今すぐカノッサに―――』

「『―――あれ?』」

【不必要なまでに盛大な登場をした二人の表情は、肥満男の衣服を見て】
【人間とはこれ程気の抜けた顔が出来るのかという程に、ぽかんと口を半開き】
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 22:24:09.62 ID:u3IvxCXAO
>>458

(他者の介入か、自分の知らない自分か……わからないな)
ん……まぁ、どういたし、まして
それで、どんな事を言ってくるんだ?その声は

【出来る事なら解決に導きたいとは思う】
【初対面とは言え、悩んでいるのなら助けたい】

いや、大丈夫だよ、いつもこんな調子、だしな

【心配しなくていいから、と無表情に答える】
【そこは普通、笑う所だろう】
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:25:21.24 ID:MuurHzkSO
>>447
・・・・貴女達、鬼が人間を食事にするのは『自然』なんでしょうがね・・・
【この世は弱肉強食の世界】
【鬼が人間を喰い生きる、それが自然の摂理なのだろう】
【だが―――】

・・それ以外食べた事はあります?食べた事もないのに否定するのもどうかと思いますよ?
【同種族が殺されるのを見逃す程、少年はそんな冷酷さを持ち合わせてはいなかった】


・・・・・角を折った・・・から?
【少年は首を傾げる】
【?マークを浮かべながら

/了解です!
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:27:13.34 ID:7RWavqMTo
>>457

…あ、あら…その目の色どこかで
なんというか、そう…その茜色の瞳は…もしかして

…ああ、まさか…それにしてもなんて変わってしまったのでしょう…外見完全に変わってしまっているのデスヨー…

【両手で口を抑えるようなそぶりを見せてどこか驚いたような様子で】
【なんとなく思い出す事が出来たのだ、この顔立ちは確か…もしかすると彼女は】
【その瞳を見て思い出せたのは…そう、『魔法少女』というキーワード】

【間違っている可能性を考えて、彼女はぽつりとつぶやいた】


ええ、あまりに外見が変わってるのでちょっと自信がございませんのですけど…
つかぬ事をお聞きしますが…魔法少女ラブミーらぶみさんという名前に心当たりはありませんでしょうかデスヨー?



【…なぜそんな通り名レベルで細かく覚えているのかは謎だ】
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:30:11.26 ID:6JBYnaRCo
>>459

ひ、ひぃっ!ごめんなさい!

【恐怖からか怯えた顔と声色を見せる】
【別に悪いことはしていないのだが謝ってしまった】

えっ、あ、あの、そうですよね!
そのうちいいことありますよ!

……いえいえ!違います!全くの無関係です!

【冷や汗だらだら、首をぶんぶん振って必死に否定する】
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:32:23.43 ID:6KFJcePSO
>>460
【二人組は、それぞれ違う反応を見せる】
【[ピザ]男はそれを見てニヤリと笑い、両手のボウガンを握る手に力を入れる】
【爺さんは……………】

『ホッホー! 《自決》じゃと!? バカモノめが!! わしの名を知らんのか!』

『人呼んで、《ミスタァァァーッ!! グレイテスト!》 息子の嫁に一日に“二十六回”は夜ご飯を要求する……カノッサの“ファンキーパラサイトオールドメン”とはワシの事よ!!』

【そう言うと、爺さんは白衣の前を、まるで極寒ね夜道で通行人を一時間待っていた露出狂のように……勢い良く開いた!】
【その瞬間……見えるだろう。決定づける物……白衣の下の花柄のシャツに書かれた、『《No.14》傘下』の証が】


【なんかもうイロイロとがっかりな爺さんと[ピザ]だ。真に申し訳ありません】
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 22:32:52.83 ID:rNjL4ch50
>>456

……すこし、黙っていてくれ。
ボクは今、悩んでいるんだ―――。

【もう一度、ちらり。極々短時間、少女を一瞥すると】
【咎める、と言うには小さな声で、ぼつり―――横暴な科白を、吐いた】
【とは言え、会話の停止を所望し、かつ『敵』と立ち向かっている、この状況】
【逆説的に、だが――――声を振り絞り、助けを呼ぶ苦労を背負う必要は無いと、示しているのかもしれない】

(ふぅん……あれは武者震いでも『最悪の想定』でも無く、只の脅えか。
さすれば、事は容易い――――ッ!)

……折角だ、ボクの気を紛らわす手伝いにでも成って貰おうか。
30秒程度で、その役を放棄する事になるとは思うけど…ね。

【これまた、テンプレートに法ったチンピラ言葉には揺らぎが見られ、身のこなしは、能力者の世界では児戯のレベル】
【勝利を確信した彼女は――――ずん、と虚空を貫く様に右手を突き出し、その手から灰色の魔翌力光を溢れさせた】
【そうすれば、瞬く間に発生する、見えないチカラ――――磁力≠ェ、男のナイフの刃部分を吸いつけようとする】
【離してしまえば、刃を奪われる。無理に握り続けるのならば、市中引き回し宜しくの、惨めで隙だらけの状態に陥りかねない】

【そして、この行動の結果や、成否に関わらず】


 ――――ずぇあぁぁぁッ!

【何らかの『干渉』を受けた後の男に、素早く踏み込んで―――首根っこを右手に掴み、その身体を地面に引き倒そうと試みるだろう】
【左手は背中側に回して、右手とは反対に自分の身体側に引き込んで、相手の身体を宙でひらりと翻させる助けとする】
【そして、其れが成功すれば――――衝撃に怯む可能性の高い男の腹を、右足で何度か踏みつけ始める筈だ】
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 22:33:57.56 ID:OritxWkn0
>>461

ひたすらに斬れ≠チて……それで…耳を塞いでも聞こえて…

街を歩いて、人を見たら急に…血が沸騰したみたいに体が熱くて

【胸に手を添えたまま、オドオドと呟く】
【今にも泣きそうな顔をしている】

そう、ならいいのだけれど…

貴女お名前は…?

私は匂坂 芳………近くの女子高に通っているの

【伏し目がちのまま名乗り、相手に問う】
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:37:03.71 ID:OQ9EEOCSo
>>464

…………ふぅん?

【不機嫌そうな顔を直そうともせず、おもむろに右手を伸ばすと】
【少女の頬をぎゅっと両側から挟もうとする】

【相変わらずのジト目。疑っているとも、ただ単に腹立ち紛れにやっているともとれる】
【まだそれほど?敵意を抱いている様子はないが……?】


っつーか、嬢ちゃん。こんなトコで何やってんだい? 一人ぽっちでさ、ヒヒッ!
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 22:38:14.20 ID:HIcHQ20O0
>>462
うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!!!
【手足をジタバタさせ】

食べてやる!!
【ウガァーッと大きく口をあけるが】

……あれ?
【顔は大きくならないし、口も裂けず】
【なんかシュールな行動になっている】

【むしろ和む!!】

/ただいまー
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 22:41:19.12 ID:J7il2Mml0
【櫻の国東部の郊外】

【二人の男が戦闘を繰り広げている】
【容姿は二人とも武士に見えるが一人だけが刀を振るっている】
【しかし状況は圧倒的に攻めの方が追いつめられているように見える】
【守りの男は左手で刀を掴み右手の自分の刀でもう一人の男に斬りかかる】

『一閃』

【男は刀で攻撃を防ぐが刀は無残にも真っ二つに折られ体の正面に大きな傷をつける】
【その直後、技の衝撃波か後ろの岩も真っ二つに割れる】
【技を食らった男が血を吐き前に倒れると同時に岩も崩れ落ち大きな音を立てる】

虚しい…

【そう呟く男の容姿はというと和服に身を包み黒髪を腰辺りまで伸ばし】
【手足に金属性の黒い枷をつけ、腰に一本だけ刀を持つ】
【そして倒れた男に近づき折れた刀を拾い集める】

目的は達したのになぜこんなにも満たされない
何故だ…何故

【男は右手で胸を鷲掴みにし悲しみの表情を浮かべる】

もっと…

もっと強い刀を手に入れればこの虚しさも癒えるのかッ!?

【そう言うと男は拾い集めた刀をなんと,かみ砕き始める】
【刀をかみ砕き飲みこむと胸を掴んだ手を下ろし拳に力を込める】

どこかに無いのかッ!!
この虚しさが埋まる刀は!!!

【とても殺気立ち身体からはドス黒い魔翌力が溢れだしている】
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:41:56.44 ID:ImvQg6Rxo
>>465

「………えーと」

『………えーと』

「………ちょっとどうするのよ同業者じゃないのよ!」
「これだけ派手な登場しておいて何!?出オチ!?私達は出オチ要員!?」
「高い所に昇りたがる煙じゃない方扱いなの!?周囲の視線が物凄く痛いのは気のせいじゃないわよね!?」

『いやそれを僕に言われても困るよ確かに開始タイミング決めたのは僕だけどさ』
『だからと言って普通予想しないじゃないか同業者が近くで仕事しようと思ってるだなんて予知能力者じゃない限り』
『第一にして僕達だって知名度低いんだからこう言う自体は仕方が無いと納得しようよしてよしてください』

【居た堪れない、居合わせた民衆の視線。命令を与えられず動かない異形】
【手にわしづかみにされた通行人Aだけが、助けて助けてと叫ぶ間】
【息継ぎを忘れたかの様に言い争う二人(ほぼ同じ声です)】


「………まあ、良いわ。其処の貴方、質問とみなして答えるわ」
「それから今すぐに衣服の前を閉じなさいさもないと貴方の人生を閉じるわよこの変質者」

『問いに対する回答。知りません!そもそもカノッサの人間、あまり多くは知りません』
『いや、世間的に有名な機関員って、金獅子≠ュらいのものじゃありません?辞めちゃったらしいですけど』

【一先ず、同僚に対する、「余所余所しいけど敵意は無い程度の好意」を見せて対応を始める二人】
【世間話を投げかけて、まずは自分達の頭を落ち着かせようとする】
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 22:43:47.10 ID:u3IvxCXAO
>>467

(……判断が難しいな、これは……刀剣の類は見えないが能力者か?)
泣きそうになるな、大丈夫だから
誰も傷つけてないんだろう?

【足から頭まで眺めて見ても武器は見当たらない】
【少し考える様に顎に指の腹を置いた】

シルヴァーグだ、シルヴァーグ=バレット、リーン
……よろしくな、匂坂

【軽い自己紹介】
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:45:22.34 ID:2hclQAIvo
>>466
あっ……ご、ごめんなさい……

【しょげた様子でそのまま縮こまり、両手を重ねて行き先を見守る】
【多少申し訳ない気持ちを感じながらも、相手に任せるようにしたようだ】

「うおっ……!?」

【途端手元から離れていきそうな己のナイフに、驚いた様子で留めんと力を込める】
【勿論その間は、あっけないほど隙だらけになった】
【それに集中している間に、相手との距離は詰められ――】

「ぐ、ぅっ……!」

【手元に気をとられてしまった身体はぐるんと回転しつつ背中から地面に打ち付けられ】
【下からの衝撃に慣れないうちに、腹部に衝撃を受け耳障りな絶叫を上げた】
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:47:27.17 ID:6JBYnaRCo
>>461

───ひゃいっ!?

【伸びてくる手に、何かされるとでも思ったのだろう】
【ふるふる震えながら、きゅっと目を瞑る】
【ちなみにもちろん見た目相応に肌はぷにぷにで柔らかい】

【しかし予想に反してそれ以上は何も来ないので】
【恐る恐る瞼を上げていくが、いつのまにか涙目になっていて】

…へ?
あっ、えと、散歩…というか探検というか…
り、理由なくてごめんなさい!
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/04(金) 22:47:35.45 ID:sGfovJIi0
>>463

……、色々あったから、変わった
……まあ、今はどうでも良い事、だから

【「スルー推奨」と、言葉を続け。其れは、小さな、虫の羽音の様な声での返答だった】
【其れから、ゴーグルを完全に外して、レンズの中に溜まっていた水を出しながら】

ん?―――……む。魔法少女か

【その言葉を聴いて、酷く懐かしげに。問われたそれを、再び唱える】
【其れから―――「ここはひとつ、悪戯してみよう」とでも言わんばかりの、憎たらしい笑みを浮かべると】


    ――――……いや、知らない。……ていうか、らぶみって名前が痛い……
   ……そんな奇異な名前の女が居るなんて。親はネーミングセンス最悪過ぎるな


【―――キリッ、とした様子で、そんな事を言い放った】
【こいつ、色々と、主に精神的な意味で破滅していた。見ているだけで腹が立つ野郎である】

【然し―――浮かべているのは、明らかに、子供の邪気無し笑顔】
【「ジャンクちゃんをからかってみよう」という意思が、見て取れる。顔に書いている】

【―――そして其れは、彼女の問い掛けに対しての、肯定の意も表しているのだろう】
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:50:27.79 ID:MuurHzkSO
>>469
・・・・・?

(大きく出来ない・・?)
(角を斬ったから・・・・あれ?これ僕のせい?)
【言うまでもなくです。】

・・・・とにかく!そう言うのは一回味わってから判断して下さい!
【そう言うと、幼女の腕を掴もうとして】
【それが成功すれば何処かへ連れていこうと引っ張り歩きだそうとするだろう】
【尚、それを拒絶する事も可能である。】
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 22:51:41.17 ID:MuurHzkSO
>>476
/追記
//お帰りなさい!
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 22:54:00.85 ID:nYPEsYrp0
>>476
きゃっ!!
【腕を引っ張られ】

離せ!!おい離せ!!
【ズルズル引っ張られていく】

【さて……ここで安心と信頼のサバトを呼びますか?】
ニア はい
  いいえ
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 22:55:54.99 ID:OritxWkn0
>>472

はい、でも私……また聞こえるようになったら…

今度は消えなかったら…どうしよう…

【不安げに息を吐く】
【とても誰かを傷つける事ができるようには見えない】

私……今までこんなことなくて……

戦争とか、テロとか起きても全部関係ないと思ってたのに…

こんなの…こんなの……

【頭を下げて消えそうな声でボソボソと呟く】
【雰囲気の通り、少し後ろ向きな考え方をする少女のようだ】

480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 22:59:34.09 ID:rNjL4ch50
>>473

【引き寄せられたナイフは、勢いが付いたまま、身を逸らした少女の右肩を過ぎて、背後の少女には掠りもしない】

やれやれ、教育上宜しくないな。
………「路地裏にいたお前が悪い」で割り切らせるのも酷だが……。

【更に二度ほど、男の腹部を踏み躙り、大方動きを封じたと見た】
【ば ち り=\―――放電音が、今度は少女の右手の中で、輪唱を重ねていく】

――生憎と。

―――……不殺不生など、出来ない性分だ……!

【其れから、約5秒ほどの間隔を経て――――彼女の手の中、束ねられた電流が、男の胸郭目掛け放たれる】
【目的は、伝熱によるタンパク質の破壊と、心臓の麻痺。シンプルで捻りの無い行動であり、射出の軌道も単純だが】
【回避に失敗してしまえば、少なくとも無能力の一般人に取っては、至ってフェータルな損傷を与えるモノだ――――!】


【――――……『ちらり』】
【無表情を被ったまま、一度。自らの影で包んだ少女の姿を、見遣った】
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 23:01:09.66 ID:6KFJcePSO
>>471
………………騒がしい事だ。

【デブの男は、自分だけにしか聞こえない程度の声で呟いて】
【ボウガンを持った両手を、だらりと下に下げる】

『ぬわァァにぃぃぃぃッ!?!? このミスターグレイテスト……齢60にして不覚ッ!! まさかワシを知らん者がおろうとはな……!!』

【ミスターグレイテスト……そう名乗る爺さんは、悔しそうな表情で白衣の前をそそくさと閉じる】

『“金獅子”ぃ? フン! あやつも凄いがワシの方がファンキーでクレイジ……』

「…………で、だ……今、我々は作戦行動では無い……」

【ミスターグレイテストの話を遮るようにして……デブ男が口を開く】
【このデブ……デブはデブでもただのピザ野郎では無い。静かで鋭い……「氷」のようなデブだ】

「………………何をしている? お前ら……所属とナンバーと目的を言え…………必要なら我々の所属及びナンバーも言おう」

【彼はグレイテストとは対照的に……実に落ち着いた口調……いや、「冷酷」のような物を感じられる口調で問うた】
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 23:01:23.95 ID:6JBYnaRCo
/>>474>>468の間違いです
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 23:04:38.37 ID:OQ9EEOCSo
>>474

ふゥん……変わった奴だねェ、ヒヒッ!
こんなところほっつき歩いてると早死にするよ、嬢ちゃん?

【反抗の素振りさえ見せない少女の様子に、流石に肩の力を抜く】

名前は何て言うんだい?
アタシはリジィ。リジィ=ザナドゥ=キールシュタイン。
リジィでいいよ、ヒヒヒッ!

/見逃してました……!
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 23:07:08.19 ID:u3IvxCXAO
>>479

(救ってあげたいが……方法がな……)

あんまり、弱気になるなよ、匂坂
悪い事考えても、いい訳、無いぞ?

【精々、出来るのは励ましか、その程度の事】
【心の持ちよう次第で変わる事もあるかも知れない】

……原因に心当たりとか、無いのか?

【原因が分からなければ解決にもなりやしない】
【何とか出来るかも知れないのなら、それだけで励ましになる】
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 23:08:32.51 ID:MuurHzkSO
>>478
【少年は薄暗い路地裏から】
【大通りの方へと移動しようと引きずっていく】
【何処へ連れて行くのだろうか】

【・・・サバトの人だったのか!】
【ニア YES!】
【きっと彼女の混沌が何とかしてくれる・・・はずと信じて】
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 23:10:06.92 ID:2hclQAIvo
>>480
っ……!

【立ちすくむ少女はその光景に息を呑みはしたが、目を覆う事はしない】
【多少、『慣れ』はしているということなのだろう】

「――、……!!!」

【――やがて】
【痛みに声も出せずに居た男は】
【電流を身に受け、不随意筋の動きを止められて息絶えた】
【残る価値あるものは、せいぜい懐の中程度だろう】

……ぁ、の……助けて、いただき、ありがとうございました

【黙っていた少女は、視線を身に受け多少身を震わせながらも】
【ぎこちなく、謝罪の言葉を口にして頭を下げた】
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 23:11:19.41 ID:ImvQg6Rxo
>>481

「それからそこの―――えーと、うー……少々体形に難がある方、聞こえてるわよ!」

『きっと、知ってる人の方が少ないんじゃないでしょうか……知名度を上げるのは大変です』
『僕達の方も地道に活動してるんですけど、中々ねー………』

「『と、それは一先ず置いといて』」

【二人同時の話題転換、鏡に映した様なジェスチャー】
【呼吸困難を心配する様な無呼吸タイムは中断し、二人の目は肥満体の男に向けられる】

「何をしているかと聞かれたら」

『答えてあげるが世の情け………って違う違う違う』

『見ての通り、テロですね。非能力者の殺害、能力者の捕獲もしくは勧誘が主目的』
『副次的な目的としては、僕達の宣伝も兼ねてます。此処については』 「後回し」

「何故後に回すかと言うと、貴方達が誰なのかまだ聞かせて貰っていないから」
「カノッサの身分を詐称する人間はいないでしょうから、大雑把な所属は信用するわ」
「だけど………そうね、どのナンバーの下に居るか、どの支部の所属かは聞いておきたいわね」

『雇われの身なので、上司様への報告が必要なんですよ。すいませんね』

【外見は、十代前半の子供程度でしか無い、同じ顔の二人】
【その双方共に、氷水も一気飲みしそうな程、あっさりとした反応で】
【それでもやや事務的、先に名乗りを挙げる事を要求する】

『………本当の主人の到着、もう少し後みたいですし』

【腕時計に目をやって、ちょっとだけ困った様な表情を浮かべた】
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 23:12:35.87 ID:7RWavqMTo
>>475
【その笑顔を見ただけでわかった、ああ本人で間違いなさそうだなと】
【ほほうからかわれているようで、と大体相手の意図が理解できたジャンクちゃんは思う、もう少し付き合ってみるかと】

(でも長年ジュニアハカセとこの手の化かし合いに付き合わされてきたワタシをからかうにはまだまだ経験が足りないのデスヨー
うふふ)

oh!貴女はらぶみさんではないのデスヨー?ではちょっとお戯れに付き合っていただけますね?
貴女が本当に魔法少女ラブミーらぶみではないのなら頭からむしゃむしゃされてもギャグ補正で無事なはずデスヨー
でも魔法少女属性があると時期ネタ的に考えて無事では済まないデスヨー

『シャーロットファング』ッ!

【そう新技名を叫ぶと…ウィィィン、とロボットらしい機械音とともに一刀両断されたかのようにジャンクちゃんの顔の真ん中に縦に切れ目が入り始める】
【顔が二等分されると今度は横一文字に均等に分かれるように切れ目が入り、四等分された顔】
【それが今度は八等分するように右斜め、左斜めにも縦横の線の交差点に重なるように溝が発生すると…なんとも気持ちの悪い状態になる】

【だがその顔が突如ウォォォォン、と花開くように8つに分かれた顔が外側に大きく開くとさらに目に毒なほどに気持ちの悪い状態になる】

【しかしそれだけでは終わらなかった、開いたジャンクちゃんの顔の中からどこかファンシーな造形の真っ白な顔にカラフルなグルグル目に赤い花の咲いた鼻】
【頭の上に赤と青の羽の生えた全身真っ黒の赤い水玉模様、そしてものすごくギザギザな歯を持った可愛らしい生き物が飛び出すと、それが巨大化し】



「オレサマオマエマルカジリ」



【と、ふざけた様子でそう呟くと頭から近づいてくる、とりあえずこのままだと大きく開いた口で頭からムシャムシャいかれる】
【無論これは彼女をおどろかすための罠である、ギャグ補正の用意は出来ている】
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 23:15:16.33 ID:hVx+kPfR0
>>485
離せ!離せ!!人間のくせに!!離せ!!
【なお服がブカブカのため……はだけるかも】

【そして大通りに出て】

『…幼女…誘拐と…聞いて…』
うわっ!?
【地面からサバトの顔がにょきにょき生えてくる】
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 23:15:27.84 ID:6JBYnaRCo
>>483

大丈夫ですよっ!
こう見えて体は丈夫なんです!
とはいっても、取り柄がそれぐらいなだけなんですが…

【おそらく今の彼女が一番思っていることが】
【「やっぱり優しい人だ!」】
【その証拠に強張っていた表情が次第にほぐれていっていく】
【…まだ若干声は震えているが】

名前ですか?
私はミーナ=ヴィリクって言いますっ
リジィ…さんですね!よろしくです

【自分の名前が好きなのか、嬉しそうに誇らしげに】
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 23:16:12.27 ID:OritxWkn0
>>484

はい、はい……すいません…私…弱くて…

自分がおかしく≠ネるなんて…考えてもみなかったから…

【顔を両手で覆い、ポロポロと涙を流す】
【小さい肩は震えている】

この間……学校の図書室に遅くまでいて…
急いで寮まで帰ろうと……

それで近道しようと路地に入って……気が付いたら自分の部屋のベットの上で…

私、路地をどう抜けて帰ったか、覚えてないんです…

【涙を拭いながらポツリ、ポツリと話し出す】
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 23:21:13.32 ID:7K1q3252o
【港】

【夜である】
【辺りに人は居ない】

【そこに影がひとつ有る】
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 23:23:45.14 ID:u3IvxCXAO
>>491

大丈夫、だから、な?

【彼女の小さな両肩を軽く掴もうと手を伸ばす】
【掴んだなら力強く、真っ直ぐと見つめそう言うだろう】
【大丈夫でないとしても、そう言わなければ、やってられない】

(その時には、もう聞こえていた……かも知れないのか)
(だが原因は?後天的な物とは思えないが……)

……少し話はズレるが、匂坂は能力者か?

【先ほどの声の言っていた事とかからの推測】
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 23:25:15.30 ID:rNjL4ch50
>>486

(……結果All right、か。)

【魂の抜けおちた男の骸には興味のひとつも示さず、滑らかに少女の方へと振り向く】
【改めて、表情を確認するが―――矢張り、極端な乱れは見られない】
【飽くまでも、この場に於いては、それをいいこと≠ニ受け取っておく事にした】
【そして、かつかつとローファーに足音を謡わせながら、少女の前へと、また戻っていく】

………礼は、受け取って置くよ。
…どういたしまして。

(……さて、どうしたものか。
道案内程度ならGPSより自信が有る、が………こう遣うとは思わなんだ、な)

【素直に示された礼に対して、此方が返すのは、ともすれば傲岸不遜に見える、斜に構えた言葉】
【然し、そこから先は言葉を区切る―――否、途切れさせて、先を続けることをせず、少女の姿を見詰めるのみ】
【感情の灯らない、冷たい瞳の奥底を読み取れれば、『逡巡している』と解るやも知れない、が】
【このままでは――――お互い、会話に詰まってしまう事も有り得る】

/ずばばば、申し訳無い、15分後ぐらいに急用が…。
/一応フラグは立てておきましたので、其方に絡み終了か、明日(自分は午後8時ぐらいから動けます)に延長戦かを選んで頂きたいです
/中途半端な感じで、御免なさい…。
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/04(金) 23:25:15.52 ID:6KFJcePSO
>>487
「………………」

【その言葉にも、デブの男は一切の動揺を見せない……】
【……と見せかけて、内心ちょっとイラッとしていた。“後で三人くらい殺そう”と……そう考えた】

『フン! お前らよりワシの方がイカしとるからのォ〜……知名度では、ワシが一歩勝っと……』

「……テロか…………把握だ」

【ミスターグレイテストの言葉を遮り……またもデブ男が、口を開いた】
【澄ました顔のデブ男に対して……グレイテストはやや不満そうな表情だ】

『……成る程のう! 歳不相応にしっかりしとるわい……良いじゃろう!!』

「…………No.14傘下だ。支部は……特定の支部には所属していない…………………」

【デブ男は、必要最低限の情報しか話さない……無表情で、冷たい口調で話す】
【グレイテストは、さも楽しそうに笑い飛ばして……なぜかその場で「小躍り」して見せる】
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 23:26:35.03 ID:OQ9EEOCSo
>>490
ふーん……体が丈夫な奴って総じて筋張ってて不味いんだよなァ……

【誰にともなくそんな事をポツリと呟き】

ミーナ、な。覚えやすい名前の奴に悪い奴ァいねえ、ヒヒッ!

【よく分からない持論を展開しつつ、何故か一度ミーナの額を小突いた】

あァ……それにしても腹ぁ減ったな……ヒヒッ……
お前はもう晩飯とか食ったのかい?
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 23:26:40.59 ID:MuurHzkSO
>>489
【少年は引っ張りながら】
【そちらの身体を見ないように向いている】

・・・サバトさん・・
人聞き悪いですよ。
【と言っても、今彼がやっている事は誘拐にとても近いのだが】
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 23:27:35.80 ID:omx5aISDO
やーと元の能力に戻った・・・たっく手間かけさせやがってカノッサさんがよぉ・・・・・・
【一人の男が道を歩いてる】
ま、しばらく戦闘は避けるべきだな・・・にしても驚いたぜ、ただの人間を能力者にしちまえるなんてなぁ・・・・・・
【40代前半ほどであろうか】
【長い頭髪とラウンド髭は輝かしいプラチナブロンド】
【瞳は黄金色を帯び】
【肌に直に深紅のムラが美しいロングコートを着ている】
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 23:32:13.80 ID:OritxWkn0
>>493

すみません私……もう大丈夫です…

【赤く腫らした目でシルヴァーグを見つめ】
【少し微笑む】

能力……ないです……私はただの…何もない人間です

だから普通の学校に通い、普通の生活を送っていたのに

私、病院にいって検査してもらいます…

【肩を落としてそう呟く、だが先ほどよりは元気なようだ】
【励ましや肩に触れたことが安心につながったのだろう】
【肩の震えも止まっている】
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 23:32:54.26 ID:2hclQAIvo
>>494
えと、何かお礼を……危ないところを、助けてもらったの、ですし

【相手から、比較的好意的と思われる言葉をかけられるとほっとしたように肩の力を抜く】
【安心したような、柔らかな表情を浮かべてそんな事を持ちかけるが】

……あ、れ?
ええと……っ!

【何か脇の辺りを探ったところで、少女の動きががっちり止まって数秒過ぎる】
【おそるおそる自分の身体を見て、何か気付いたように肩を上げて落ち着かなくなり】

ああああああっと、わわ、私、バッグ……!
ご、ごめんなさい、次会った時にお礼は……!!

【早送りのようにばたばたと身体を動かし、居てもたってもいられないとばかりに足を動かし】
【そのまま、声が聞こえなくなるまで何度もなんども謝罪を繰り返しながら去っていった】


/了解ですー
/あんまり持ち越しは好まないので、それでは残念ですがこの辺りでお別れということで
/お疲れ様でしたー
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 23:34:15.21 ID:ImvQg6Rxo
>>495

『出身が出身ですから、嫌でも確りしてしまうんですよ僕達』

「人間、生まれついた場所で結構差が出るわよね。不公平だわ」
「それで………14、上位ナンバーね。支部の所属は特に無し」
「アクセル、その番号のナンバーズについて、何か聞かされてた?」

『うーん……僕の記憶には、ないね。特別な任務とかは無いんじゃないかな』
『だから、何か情報を出し惜しみする必要もない、と思うよ』

【異形の肩の上、明らかに会話には不向きの高さ】
【二人で顔を見合わせて一度頷き、親しい者特有の意思疎通を完了する】
【肥満体の男の方にまた顔を向けたのは、右肩に乗っていたジャケットの方】


『じゃあ、話します』

『僕達はそもそも、機関員じゃありません。外部の組織の所属で、力を借りる為に貸している所です』
『機関員はどうやら何かのネットワークを使えるらしいですけど、それは閲覧させて貰えないんですよね……』

『一応、機関内に居る時は、夜の国支部¥椛ョ、議員月輪の預かりになってます』
『で、本当の主人は―――』

【―――キィィィィィィィィ】
【マイクをスピーカーに近づけた時の、あの耳を痛めつけるようなハウリング音】
【異形の腹の中から、それが突然響いた】


『――ちょっとこれから、宣戦布告をするそうですよ?』
『どうせですから、貴方達も一緒に暴れていきませんか?』

【異形の手に力が加わり、握りしめられていた通行人Aが潰されて】
【地面に降り注いだ肉片を踏みにじるように、右肩に立っていた少年≠ヘ飛び降りた】
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/04(金) 23:37:50.37 ID:sGfovJIi0
>>488

……い、いやいや、何だその超理論
頭からむしゃられたら、魔法少女とかでも死ぬと思うぞ………、ッ!?

【片手を振って、苦笑いを浮かべ―――“戯れ”という言葉から、何をするのだろう、と思考する】
【其れから、切れ目の入った彼女の頭に、ビクッと動きを停止させ】
【その後の、フォルムチェンジングな様子を見て―――子供の心に、トラウマを刻み付けて行く】

【そして、最終的に現れたのは―――】


(――――――)


                                        う、ぇ、



【小刻みに体を震わせ。漫画的表現で、見る見る間に真っ白に燃え尽きて行く】

【―――もう何も怖くないと不敵に笑っていた味方の少女が、頭から齧られる】
【そんな謎の映像が、脳を過ぎった。この状況と関係はあるのだろうか。いや、深く考えないようにしようと】
【静かに、決意を秘めて。浮かべていた笑みには、もう、幸福の意は込められていない】

【ぶんぶん、首を横に振りながら。引き攣った笑顔を、開いた生き物の口へと向けて】

いや、ごめんなさい、嘘です
石動らぶみです、死に底無いの魔法少女です、だからその、頭から食べる、のは



       ――――奇跡も魔法も、無い……                       



【謝罪の後、意味の分からない言葉を発し始めた】


【呆然自失で。確実に、顔を青く染めて行きながら】
【近付いて来る口を、待っていた。怯え過ぎて、体の力が抜けている様で】
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 23:39:56.31 ID:6JBYnaRCo
>>496
はいっ!なんたって古龍ですかr…ええっ!?
不味いって…人肉食べる趣味の方ですか…?

【引いてるわけではなさそうだが怪訝そうな顔をする】
【ついでにとんでもないことを言った気がしないでもない】

いたっ!?
な、なにするんですか!?

【仰け反り、おでこを抑えながらぷくっと頬を膨らませる】

私はまだですね…帰ってから食べようかな、って思っていたところです
───ってまさか、腹が減ったって…!?
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 23:44:59.61 ID:TYBbQCdT0
>>497
なんだ!?なんだお前は!?
なんだお前は!?
【鬼一口は慌てながらサバトを見て】

『……ちっ…違ったか…』
【舌うちをし体まで出す】


/スイマセン…用事ができたので…明日に以降していいですか?
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 23:49:25.64 ID:u3IvxCXAO
>>499

……不安になるのも分かるがな
今の所じゃ考えてもどうしようもない

【解決策も原因もわかってない】
【何とかしよう、してみせる】

……そうか、なら、いいんだ
(第二人格?いや、能力の覚醒…?)

【肩に置いていた手を離し、再び思考する】
【仕方ない事だとは思うが、やらないよりは】
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 23:54:59.87 ID:OritxWkn0
>>505

そう、ですよね、気をしっかり持たないと…

【無理をしたように微笑み、小首をかしげる】


じゃあ……これから病院に行きます……

ご迷惑を…おかけしました……貴女もお大事に…

ありがとうございました…

【そういうと、近くに落ちている学生鞄を持ち上げ】
【ゆったりとした早さで、路地からでて行こうと歩き出す】
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/04(金) 23:55:30.32 ID:MuurHzkSO
>>504
今チッって・・・・舌打ちされた?!
【一応言っとくと】
【少年―――護はロリコンではない、そんな趣向はない】
【キャラ≠中身!中身の趣向を本スレ内に持ち込むつもりは毛頭ない!(キリッ】

/了解です。
/ではまた、明日
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 23:56:37.34 ID:7RWavqMTo
>>502

【脳内で映像化しても、まず化け物が登場する顔面解放の時点でトラウマシーンになりえる状況】
【みごとに怯えるらぶみの様子を見届けると、そのままらぶみの頭をむしゃむしゃ…という状況でデッドエンドで終わるわけもなく】
【惨劇を巻き戻すように『Hyper Clock Up!』の音声とともに時間が逆行、しゅるしゅるとシャーロットが戻り顔が閉じると、もとのジャンクちゃんに戻る】

もうミラクルなマジカルはないんだよ…とまあ悪ふざけはこれくらいにして、えへへー、ワタシの勝ちなのデスヨー
それはそうとお久しぶりデスヨー、その後お変りはありませんデスヨー?恰好以外で

【本当に、一度見ても分からないほどに少女の姿は変わってしまっていたのだ】
【びっくりしてしまうほどに…もしかしたら別人と勘違いしてしまったかもと思ってしまったほどだった】
【まあ、結果は今の通りだが】

大丈夫デスヨー?流石にちょっと刺激が強すぎるでしょうか


【これが文章じゃなかったらモニターの前の人間も危なかったレベルのトラウマシーンだったが、彼女はそうは思ってなかったらしい】
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/04(金) 23:57:36.61 ID:6KFJcePSO
>>501
【彼らの出身については聞かない……それを聞くのは、“自由”な精神を持つ彼らでも……「あまり良くない」事だと判断したのだ】

「…………雇われ……傭兵業か?」
『ホッホー、議員に雇われとるとは中々やるのお! (ま、ワシとしてはその“組織”とやらも気になるが……)……』

【静かに問う[ピザ]男とは対照的に……グレイテストは騒がしく問う】
【……しかしただ騒がしいだけでは無い。その内心……何かを考えている。あくまでも口には出さないが】

「……………………ッ」
「……お前らの主人とやらは……………その異形……か?」

『ぬうん…………ぶったまげる音じゃわい……!!』

【流石の彼らも、その音には顔を僅かに歪めて……率直に、質問する】
【ちなみに、[ピザ]は冗談で聞いている訳では無く……本気で聞いている】
【グレイテストは、普通に驚いている】

『そして折角の誘いじゃが! ワシらは今から……No.14に挨拶に行くんじゃ! 会うのは数ヶ月ぶりでのォ……』

「………………悪いが…断らせて貰う」

【そう言う彼らの目には、やや「期待」のような物が篭っている】
【間違えなく…………久々の邂逅に対する、「それ」であろう】
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 00:00:04.76 ID:hgxrqoSHo
>>503
趣味? 趣味っつーか……別に。
そこらに転がってるから、ってのと。まぁ美味いしなァ、ヒヒヒッ!

【実質的な肯定の返答。「古龍」については聞き咎めなかったようだ】
【そう言うと、少女を頭の天辺から爪先までじっくり眺めまわす】

うーん……あんまり硬そうな肉は好きじゃないんだがなァ……
まあどこかしら喰い所もあんのかな、うん……ヒヒッ!

【そう一人ごちて妖しげに笑うと、少女の右腕を掴み上げる】
【まだそれほど力は込めていない。振りほどく事も出来るだろう】
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 00:01:30.44 ID:Ul7Np+vAO
>>506

ん、そう、するといい
心の持ちようで、変わる事もあるからな

【少し無理をするぐらいで無ければ、きっと折れてしまう】
【だからその事には触れなかった】

……じゃあ、またな、匂坂
(……病院で見つかる問題とも思えないんだがな……)

【軽く手を振り見送った】

(そういえば、何故匂坂はこんな所にいたんだろうか)
(誰にも会わない様に?……)
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 00:08:24.48 ID:TeHhPqrao
>>509

『傭兵………と言うのは違いますね。自由騎士という方が近いでしょう』

「金子に左右される下賤な傭兵とは違うわ。自らの意思で、私達は動くのよ」

『それから、当たり前の事を言いますと………』

「流石に、こんなのを主人にする馬鹿は居ないわ。これは玩具の一種よ」
「私達の兄様が作ったのは良いけど、いつの間にか道路の下になってて困ったわ」

『お陰でモグラの真似事する羽目になりましたよ………大仕事です』

【二人が交互に喋る間に、ハウリング音は次第に収まって行く】
【スピーカーがオフになった訳ではなく、何処かでマイクの状態が安定した様子で】
【やがて、其処から声が漏れだし始める】


今、此処に居合わせた幸運な者達、暫し耳を傾けなさい
少しだけ、時間を頂きます―――世界の為に


『……演説始まっちゃいましたけど、どうします?』
『急ぎの用なら引きとめませんし、まだお話があるなら暫くは』

「ちょっと会話するのには音が煩いけど、仕方が無いわよね」
「見送りは出来ないけれど……それとも、まだ時間があるのかしら?」

【二人が、此処にいない誰かに用件があると、言葉にした為か】
【飛び降りた少年も、未だ異形の肩の上の少女も、あまり話を突っ込んで来ない】
【何時でも切り上げられる様に、と抑えているのだろうか】


―――世界は、何処までも不平等に出来ています

改めて言うまでも無い、そう感じている者は多い事でしょう
仮に今、誰かが強い立場に居るなら、明日彼が弱い立場にいる確率は低いのです
逆も然り。今貴方が弱い立場に居るなら、明日貴方が強い立場にいる確率は低いでしょう
これは事実。それも、『誰か』や『貴方』の力量を問いません
更に踏み込んで言うならば、この『立場』とは『生まれつき』でもあるのです

【スピーカーから聞こえるソプラノの声が語るのは、少年少女のぼやきともまた近い内容】
【周囲には、何事かと足を止める野次馬が、少しずつ増えていく】
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 00:15:54.19 ID:4o8NOkpho
>>510
へぇ〜…人外な所為か、あまり拒絶感は無いのですが…
私は多分食べれませんね、喋ってるところを想像してしまうからかもしれませんっ

…ちなみにどんな味が?

【視線に気づいたか、首を傾げるが】
【残念ながら龍っぽい感じのするところは見当たらない】

───あ、あのっ…!?
じょじょじょ、冗談ですよねっっ!?

【信じてますよ!?と言わんばかりに手を振りほどこうとしない】
【というか、手を振りほどくという選択肢があることに気づいてないだけかも知れない】
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 00:15:55.18 ID:iz9ZcK5P0
>>511

はい、さようなら…

【軽く手を振りかえし、微笑む】
【そして繁華街へ消えて行った】


【数分後――繁華街】
【少女は病院へ向けて歩いていた、疲れた足取りで】
【ふと、彼女は立ち止まる】

あっあああああぁ……!また……また聞こえる…声≠ェ……!

嫌、嫌、嫌、嫌、嫌

【耳を塞ぎ、道の真ん中に膝を付く】
【そこへ、柄の悪そうな少年数人が少女を取り囲む】

「よう、ねーちゃん……どうした?具合悪いのか?」
「俺たちが病院につれてってやるよ!ギャハハハ!」

あ、ああ…嫌…止めて

【数人の少年に連れられて、少女は建物の陰に強引に連れていかれる】
【その様子を笑いながら見つめる一人の人物】

≪さて、ここからがお楽しみです…≫

【黒いソフトハットに金髪糸目の青年だ】
【そして少女は路地裏に消えて】

【翌日、新聞の小さな項目にある事件が記載された】


【路地裏で不良少年数人が、斬り刻まれて℃E害された状態で発見された】


/お疲れさまでした!!
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/05(土) 00:16:03.21 ID:9QAyQbzd0
>>508

【元に戻ったジャンクちゃんの顔に、段々と震えが収まって行っている】
【其れでも、相変わらず怯えている様子で、余程、あの状態が恐ろしかったのか】

……だ……大丈夫だ……、……問題無い……

【首を横に振りながら、動悸を押さえつけながら、呟く様に返答】
【モニターの前のどっかの人間も、鬱シーンを思い出し、PTSDで悶えていたとか】
【―――そんな、メタなネタを一旦打ち切って。緑髪の子供は―――石動らぶみは、】

……、改めて、久しぶり。ジャンクちゃん

【照れ臭そうに、未だ少しだけ青い顔を向けながら、挨拶した】

【変化しまくっている格好だが、矢張り中身は彼女である】
【両足をぶらつかせながら、やや呆とした顔で、ジャンクちゃんを見て】

……んー。死んだりとか、色々あったけど
特に変わった事は……無い、……多分……


―――……ジャンクちゃんは、何か変わった事とか、あるか?

【色々あった様だが、深くは語らず。其れから、彼女に問い掛けて】
【先程から握り締めていたゴーグルを、再び目に掛け、茜を烏羽色で隠す】
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 00:24:08.16 ID:hgxrqoSHo
>>513
味? ただの塩っ気の無い肉の味さ、ヒヒッ!

……お前が食えるか食えないかは、アタシが判断するよ。な、ちょっと痛いだけだからさ。ネッ?

【ギラリと光る尖った歯を薄く開いた口から覗かせると、】
【ゆっくりと左手を少女の首に伸ばし、握力のみで締めながら少女の体を釣り上げようとする】

517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 00:33:03.80 ID:kc1iOCWPo
>>515

ええ、お久しぶりデスヨーらぶみさん
おつかいの途中でずいぶんと懐かしい人に会えましたデスヨー…元気にしてましたか?

【懐かしくはあるのだが、ものすごく見た目が変わっているのでやはり違和感がある】
【らぶみだと確信したからこそこの違和感があるのだ…それを振り切るためにあんな身体を張った大ボケをかまして見せたのだが】
【死んだり、の所に少し疑問を覚えながら彼女は言う】

…いえ、死んだりってのはものすごく変わった事だと思うのデスヨー…ワタシの方デスヨー?
えっと、いろいろ変った事と言えば…この間またTJに変身して機関員と闘いましたデスヨー…ギルファやキャットXと違って
強化フォームないのによくもまあこの活躍の多さ、目立ちたがりのジュニアハカセの相棒だから仕方がないのですが

でも、でも今は平和なのデスヨー…悪の組織もjusticeたちも全然大きな動きは見せてないし…
あ、でもこの間≪R.I.P.≫の活動が確認されたって話を聞いたのデスヨー…また、戦わないといけないでしょうかデスヨー

【はあ、とため息をつきながら終ることのなさそうな戦いを憂う顔をする】
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 00:35:33.03 ID:r36Hm2CSO
>>512
『ホッホー! 自由騎士じゃと? イカしとるじゃないの! ワシらは“自由”を愛しとるからのォ!!』

「………………ま、傭兵が“下賎”か……“そうでは無い”か……それは…………人次第だが………………な」

【そう言って、[ピザ]男は異形を見て】
【グレイテストは……まあ、先程からあまり変わらない。笑っているだけだ】

「……………悪いが演説に興味は無い…………………」

『その通り!! ワシは人の話を聞くのが大ッッ嫌いなんじゃ!!!!』

「……という訳だ…………失礼する」

【そう言うと……人混みを掻き分けて彼らはその場を去った】

/乙でしたー!

519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 00:38:54.01 ID:4o8NOkpho
>>516
あー…やっぱりそうなんですか?
少し酸っぱいとか聞いたことがあったんですが
またひとつ賢くなれました!

───ってひゃあっ!?
【ふわりと地面から足が離れる感覚に可愛らしい悲鳴をあげる】
【彼女は見た目以上に軽く、それほど力を込めなくても持ち上がるはずだ】
【ちなみにしっかり食べてます。けど貧相】

あっああのあの、あの!!
食べるのなら、なるべく一瞬で!あ、あとちょっとだけ!ちょっとだけですよ!

【わたわた慌てふためいて、歯をがちがち鳴らす】
【本能的に食物連鎖を感じたか、それとも混乱したあまりか】
【本来、龍は食物連鎖の最上位で食われるがほとんど無い所為か、】
【諦めて根限りの力をこめてぎゅ〜〜〜っと目を瞑る】
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 00:41:50.22 ID:TeHhPqrao
>>518

「………聞いて行かないの?折角の機会なのに」
「聞いて行きなさいよ、勿体無い。損する事になるわよ?」
「悪い事は言わないわ、今すぐその脚を止めなさい。貴方達の為よ」

「……………聞いていってよー………」

『……あ、もしもーし、僕です。聞く人がいないんで演説中断で』
『はい、失敗ですね。後でやり直しましょう、同じやり方で』

【聞き手がなければ、幾ら口を動かしても仕方が無いと言う訳で】
【結局今回は、テロの目的は達成できず】
【機関に与する者同士が遭遇して、却って目的達成が遠のくというのも奇妙な事だが】


「………これで、失敗何連続かしら」

『数えたくない、数えない。誰かが数えてても耳を貸さない』

【この二人、運はどうにも宜しくないようで有る】


/お疲れさまでしたー
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 00:50:28.56 ID:hgxrqoSHo
>>519
ヒヒッ、嬢ちゃん、案外軽いねェ? "次"はちゃんと喰わなきゃダメだぜ?

【そうのたまいつつも、少女の少しズレた反応に僅かながら違和感を覚え】
【しかしその手を止めることなく……】

それじゃあ遠慮なく……"いただきまァす"!

【そう言って少女の二の腕を薄く咬み千切ろうと、鋭い歯を立てようとする】
【隙はあるが、体勢はまだかなりリジィに有利】
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/05(土) 00:58:35.80 ID:9QAyQbzd0
>>517

元気だ、多分。これからも元気だと思う
―――だから、ジャンクちゃんも、ずっと元気でいてくれよな!

【少し、落ち着いたのか。漸く明るい笑みを見せて、暢気に応える】
【若干電波な事を言ったが、兎も角、彼女の無事を願う言葉を】

……まあ、色々あった。色々

【また、色々あったとだけ、告げて。―――小さく、笑う】
【「どうせまた、いつか死ぬんだから」と、ぼんやりとした口調で告げて】

―――機関員との、闘い……。……機関、テロを起こしたのか……
……ふふ。……ジンジャーの兄さんも、元気みたいで、嬉しい

【機関との戦闘と聞くと、直ぐに笑顔を消して。険しい表情を浮かべる】
【だが、後に続いた言葉で、彼の無事に安堵して。ほんの少し、柔らかな顔に成る】

―――……≪R.I.P.≫

あの組織か……何度も、大きな事件を起こしてる……

【其の名を聞き―――無機質なレンズの奥で、瞳を細め】

―――……この平和も。長続き、しないのかな
……もし、そうだったら。止めなきゃ、いけないよな

【そんな、生ぬるい言葉を】
【偽善に満ちた言葉を、吐いて】
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 01:21:52.41 ID:kc1iOCWPo
>>522

ええ、ずっと幸せデスヨー、生まれてから今日まで過酷な事もあったけど
ジュニアハカセたちとずっと冒険してきて…とっても楽しいんです、今が
ロボットが楽しいって言うのもちょっとヘンかもしれませんが…

【えへへ、と笑って頬をかくその姿は…そのへんのどこにでもいる少女とほとんど大差ない】
【さっきのシャーロットの一件でまず間違いなく人間ではないのだが…かと言ってそれほど遠い存在でもないのだろう】
【ジンジャーの話になると、また呆れ気味の顔で】

ジュニアハカセは元気じゃない時の方が少ないのデスヨー、なんというか欲望に忠実ですし
だからワタシがそばにいないと騒ぎを起こしてばかりで…もう10年以上コンビを組んでますけどたまに疲れるのデスヨー

でも、でもやっぱりこんな日常が…ワタシにはとてもかけがえのない物デスヨー

【あの組織はまた動こうとしている】
【戦いは避けられない、長続きしないならもう一度始めるしかない、何度でも何度でも】

…もちろん、止めるのデスヨー
止めて当然、抗う事をやめれば人間は成長する事をやめてしまいますから…人間の美しさって成長にこそあると思いますし
ワタシは人間じゃない、ただの作り物ですけど…それでも誰かの明日が幸せで合ってくれればワタシの明日も幸せですし

【まあ、ジュニアハカセはもっと単純な理由で闘えるから強いんですけど、と自嘲気味に呟くが】
【彼女も案外単純、というかパワーでゴリ押すタイプの思考パターンである】
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/05(土) 02:04:13.85 ID:9QAyQbzd0
>>523

―――ジャンクちゃんが楽しいなら、私も楽しい
其れに、楽しいって思うのは、誰が思っても変な事じゃない

【ぽた、と。前髪から、一雫、垂らして】
【人物にとって、目の前の少女は、どう考えても、ロボットには感じなかった】
【同じ十代の、女の子。そう感じた】

欲望に忠実なのは……うん、其れは分かる……紳士だから、あの人
―――でも、やっぱり、仲良いよな。ジャンクちゃん達

……かけがえのないもの……か。―――守る為に、戦うんだな

【紳士と表現して、小さく笑う。少しだけ、困った様な、其れに近い】
【長い付き合いのある彼等の話を聞いて、其処から、“絆”を感じて】
【何処か、寂しそうに。だが、戦う彼女達を応援したいと決意した表情で、呟いた】
【勿論、自身も。この身を戦いに投じようと思考して】

だったら、私も協力する。ジャンクちゃん達の、ジンジャー兄さん達の、力になれるように
阻止しなきゃ

……ジャンクちゃんは、ロボットには感じない
私は、人間だと思う。……どんな人間よりも、人間に見える

【ぽつり。思考の声を漏らし―――申し訳無さそうに、笑う】
【ふと、瞬く星空の光が、増えて来ている事に気付く】

―――……ん。そろそろ、暗くなって来たな

【そこから、辺りの暗さに気付き、何やら急いだ様子で、立ち上がる】
【立ち上がった際に起きた風に小さく震え、軽く伸びをすると】

……またな、ジャンクちゃん。ジンジャー兄さんにも、宜しく言っといてくれ

【再び、再会したばかりの時の様に。明るい調子で言い】

【その後、唇を少し開いて―――】



                              【   ざ   ザ、        ザザッ、 】


                             【ザ】


【明らかに、人間の声では無い。雑音を紡いだ】


      【其れは、彼女への、言葉だったのかもしれない】
      【或いは、自分の心の声だったのかもしれない】
      【何を紡いだのかは、分からないが】
      【其れが希望の光のものだったのは、人物の表情が語っていた】


【時々振り返り、手を振りつつ、その場を去るだろう】
【ゴーグルで、其の瞳の感情を隠し―――然し、口元は、嬉しそうな笑みを浮かべている】

/すみません、眠気が限界なので、これにて…
/久しぶりのロール、ありがとうございました。お疲れ様でした!
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 03:07:32.22 ID:kc1iOCWPo
>>524

ええ、なんといいますか…呆れるような事ばかりしてもやっぱりなんだかんだで気に入っているのデスヨー、彼の事を
生まれた時最初に聞いたのが、「君はジャンクちゃん、ジンジャー・ユースロットの相棒として生まれたロボットだ」でしたし…もはや存在理由ですから
摂関から共闘まで

【頭をかきながら、むずがゆい様子でそう告げるが…らぶみの次の言葉に流石にきょとんとする】
【その瞳はアクリル製、人とは違う物でできている無機質な瞳、そんな目に感情を見るのは…やはり彼女の人間らしいしぐさからか】

…そうデスヨー?ワタシが人間だなんて、そんな…10年もロボットとして稼働しているのデスヨー?
それにその10年の中で唯一残っているのは人格の宿ったスティールコアだけで、後はほとんど最新パーツに差し変わってますし
人間よりも、人間に見えますか?そんなことってあるのでしょうか…

【少し謙遜した様子で、両の人差し指を突きながら戸惑い気味に呟く】
【同時に、らぶみが暗くなってきたと告げたのに対して】

…あ、確かに…ではお買いものも終りましたし帰ります。らぶみさん、ありがとうございましたデスヨー
アリーヴェデルチー

【そう告げて、ジャンクちゃんは背を向けて去っていく】
【雑音には気がつかない、彼女の耳なら拾えてもおかしくはないはずなのだがうっかりした性格でもあるためほとんど気がつかない】
【彼女はただ、楽しそうに歩いている】

(ワタシが人間よりも…人間に見えるなんて…お世辞でもちょっと嬉しいデスヨー
『嬉しい』、か…人工物のはずなのになんで嬉しいと感じて動く事が出来るのかは、まあちょっと気にはなりますけどね―デスヨー…)

【そんな様子でスキップしながら去っていくジャンクちゃんを見ていた人物がいた】


「…今のは…?」


【それは、黒く長い髪をストレートにし、ごつごつした軍用ゴーグルをかけた黒いマントにワンピースの少女】
【それは、あまりにも顔が…メイドロボと瓜二つな少女】

【立ち往生し、その動揺を隠せない様子で…少女はじっとジャンクちゃんを見つめていた】

【←To Be Continued...】

/遅れて大変申し訳ありませんでした
/私も失礼します、乙でした―
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 13:17:58.60 ID:wxiapewfo
【小さな村】

クェーッ! クェーッ!!
俺様は強い! 俺様はこんな2足歩行の猿よりずっとずっと強いィィーッ!

そう、俺様は人間を超越したァァ・・・鳥だァッ!!
全てを喰らい尽くして全てを破壊し尽くしてやろうッ!

ククェククァアアーーーハッハァーーッ!!

【小さな村の平穏を乱す影が1つ】
【ハシビロコウのマスクを装備している、人型の生物だ】
【腕は翼、脚は鳥のそれになっている】
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 15:16:14.61 ID:TeHhPqrao
【水の国】
【昨日、地味な爆破テロが起こったまさにその場所】

『えーと、これで準備は出来たよ。後は、始めれば良いだけ』
『今回は最初は様子見で、相手によってやり方変えよう』

「………………」

『どうしたの?何か機嫌悪そうだけど』

「………ヘッドホン壊れた」

『………帰りに買ってあげるから我慢して』

【大きめの拡声器をスタンドにセットしている者一名、その後ろでむくれている者一名】
【どちらも、昨日の主犯。犯人は現場に舞い戻る、を体現している存在だ】
【みいいぃぃぃぃぃん、と耳触りな音が響いて、スピーカーの電源が入れられると】


『あー、あー、水の国の皆さん、聞こえますかー?此方、カノッサ機関です』
『今日は皆さんに、重大な命令を持ってまいりましたー』

「非能力者は自決するか、奴隷として肉体労働に従事するかを選びなさい」
「能力者は機関に絶対の服従を近うか、蓑踊りを現代に復活させるかを選びなさい」

『僕達も忙しいので、あまり時間の猶予はあげません。早めに決断しないのなら』


                          るわよ」
「『この街の住民全て、死体にして持ち返
                          りますよ』

【衣服と髪型は異なるが、瓜二つの二人組から】
【子供の様な声で流される放送は、襲撃の合図】
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 15:17:16.76 ID:DhYKTCzDO
【路地裏】

【ふらり、ふらり】
【薄闇の中で、1人の青年が揺れていた】
【まず目を引くのは、純白の頭髪と】
【顔の右半分に大きく施された、真っ赤な逆十字の刺青だろうか】
【更に彼の首元には、赤い赤いマフラーが巻かれていて──】

ヒャハ──ヒ、ハァ……

なかなか主人は、見つからねぇ、なぁ──ナオミ


【くつくつと、青年は歪んだ嗤みを浮かべ。そっと、己の左手に視線を移す】
【其処に握られていたのは、一本の刀】
【真白な鞘に納められた──非装飾ながらも美しい、細身の長刀であった】
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 16:29:55.33 ID:u8TflOrgo
>>527
/まだいらっしゃいますか?
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 16:35:55.84 ID:TeHhPqrao
>>529
/ちょっと反応遅れたけど\ここにいるぞ!/
/18時30分ごろには、夕食で暫く抜けるかと
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 16:40:32.65 ID:u8TflOrgo
>>527

【人形と見紛うがごとき、整った容貌。清らかな白皙の少女が】
【腰ほどまでの金色の髪をたなびかせ、右手を二人組みへと差し向けている】
【ひらひらと頼りなく揺れるダッフルコートの左袖は、主の不在を主張しており――その欠損が、また少女を造り物のように見せている】

皆さん! 建物の中へ避難してください!

【唐突な――あまりにも唐突な、理不尽な二択を迫る彼らの勧告に、呆然としている通行人に向けてだろう】
【鈴の音を鳴らすような、愛らしい声を張り上げて、少女が叫ぶ】
【――察しの良い通行人達は、慌ててその場を離れようとしているが、呆然と成り行きを見守る人間も、まだ少なくない】

……早く!

【それら、勘の悪い通行人に向けて、苛立たしさも露わに、そう叫んだ後】
【少女の差し出された右腕に、青白く禍々しい魔翌力が収束していく】
【それらの魔翌力は、しかし術者の力量不足ゆえか、大部分を散逸させながらも――独特の式によって、その異能を顕していく】

【現われたのは、銀色の短剣。不可視の力にその刀身を捕らわれて、少女の右手、甲の上を遊弋するように停滞している】
【呪文と共に、あとはソレを投げ放つのみ!】

『銀貨を聖所に』!
(……鴉の言っていた、戦争とは違う。これも、その一環?)

【――銀色の隻影が、光を纏って宙を走る】

【その狙いは、彼らの声を大きくとどろかせる拡声器だ】

/長く続けば、こちらも夕食やらで中断入ると思いますー。
/では、よろしくお願いします!
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 16:50:55.77 ID:TeHhPqrao
>>531
【飛来した短剣の切っ先が、拡声器に触れて】
【その瞬間、拡声器からは、携帯電話の着信振動を数十倍した様な、重い音が周囲へ広がる】
【本来ならば容易く破損したであろう拡声器は、寧ろ反対に短剣をギンと弾き飛ばし】


「…………現れたわね」

【不機嫌な面構えの少女=z
【ウエストとスカート部にワイヤーを入れたロングドレスにネイビーのコート。髪は肩まで伸びている】

『そうだね、いきなり厄介な事をしてくれるよ』

【小さな呟きすら、拡声器に乗せて周囲に広げている少年=z
【白のシャツにネイビーのネクタイ、ズボン、ロングジャケット。肩までの髪を、後頭部で小さく纏めている】
【二人とも、藤色の髪と真朱(まそお)の瞳。衣服と髪型の違いが無ければ、区別は付かないのではないか】

「………どう?」 『大当たり。見た感じ、良さそうだよ』
「具体的には?」 『献身的な正義の味方、見た目も良いから悲劇的な演出に向いてる』
「私達に従う可能性は?」 『ない、んじゃないかな?』

              かしら?」
「『そこの貴女、能力者
              ですか?』

【ほぼ同質の声の二人は、現れた少女に同時に顔を向けた】
【少年が一歩前に進み出て、不機嫌な表情の少女の前に立つ】

『………僕達を殺したいなら、積極的に遠慮したいんですけど』

【二人の何れも、武器の類は持っておらず】
【少年は、拡声器を持たない左手を、硬く握りしめた】
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 17:01:57.92 ID:u8TflOrgo
>>532

くっ……!

【炸裂する振動波に、右手で右耳を抑えて、少女が怯む】
【ふるふると頭を振って、耳の奥に残る不愉快な残響音を払い落としてから】

【破損の様子がない拡声器を目にして、さらに表情を緊張に強張らせる】
【二人の緊張感のない――これから虐殺行為を行おう、という人間の面持ちではない――様子を、警戒した様子で眺めながら】
【再び魔翌力をその身に滾らせた――】

……。
そうですね。一般的に言えば、俺は能力者の部類でしょう。

【おそらくは、双子であろう、と二人の類似点の多さに辺りをつけながら、どこか不機嫌な声でそう答えた】
【少年の、なんとも虫の良い発言に、次いで、不愉快を隠そうともせず、返答する】

ここに居る、無辜の民を。
奴隷だの労働力だのと仰る無礼も、遠慮して頂きたいですね。

あなた方が、速やかにここから立ち去ってくだされば、お互いに大事無く済む。
そうは思いませんか?
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 17:06:34.21 ID:A2XDAo0e0
/護きゅんの方いますか?
/こちら貴方の側に混沌を…サバトの中です
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 17:11:49.75 ID:TeHhPqrao
>>533

『能力者なら、話は早いですね』

「地に伏して私の靴を、その偽善を綴る舌で丁寧に磨くか」

『僕達の私物を破壊しようとした危険な刃を、無能な民衆の喉元に向けるか』

「『もしくは今、人生を終える事を決断するか』」

【二人の少女を直線で結べば、丁度その中心に少年が来る位置】
【自分達にとってやりやすい距離を確保しつつ、二人の悪口はまだ止まない】
【少年の言葉だけは、拡声器で、幾らか離れた場所にまで届く】

「でもきっと、貴女はそのどれも選んでくれないのよね」

『だったら、一つだけ質問をさせて貰った上で、実力行使に映りましょう』


≪ S-S / Soul‐Shaker ≫
                 「『貴女の所属は?通りすがりの能力者』」
≪ S-S / Self‐Sacrifice ≫


「無能は罪だと、そう思うのよね」

『有能な者が力を振るわない、それも罪だと思いますが』

【能力者と非能力者を二分する、或る種古臭い差別的発言】
【開始の合図の代わりか。双子を一瞬だけ結んだ、魔翌力の糸】
【それが消えると、少年は何故か相手に背中を向けて、近づき始める=z
【背後の少女だけが、隻腕の少女の挙動に目を向けていた】
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/05(土) 17:14:10.22 ID:gA61f+4J0
【路地裏】

「やっ、やめろ……田中ァ!」

【ただの、何時もの路地裏の風景である】
【何処にでもいるようなチンピラ同士の喧嘩】
【だが、片方はもう片方を、知っているような】

「たっ……ガアアアアアアア!」

【そして響くのは、断末魔】
【「田中」と思しき男はただ、もう一人の男に対してナイフを刺している】

「アアアア……ア……ァ……」

【声が緩んでも、ここでやめてもしは確定だろうとわかっていても、それでもまだ刺し続ける】
【何度も何度も、執拗に】

『うわああああああっ!』

【通りがかった、やはりチンピラ】
【いきなりの惨殺現場に出くわした彼に向かって、「田中」は走りより、そしてナイフを刺す】
【血飛沫が、飛ぶ。路地裏の壁を汚していく】

【――ただのモブキャラのはずなのに】
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 17:28:19.08 ID:u8TflOrgo
>>535

……。
天にまします我らが主よ。
彼らの罪を赦し給わん事を……。

【二人の少女の、悪意に染まったそれらの言葉を、むしろ悲しみの目で受け止めて】
【右手で小さく十字を切り、小さく祈りの文言を唱える】

……所属などありませんよ。
正義を願う個人も、存在するということです。

【質問に答えて、現時点での話し合いでの解決は不可能と判断】

【その身から溢れる、蒼褪めた魔翌力を練り上げ、迎撃の態勢を整えつつ】
【ダッフルコートの内側から、全長20pほどの短刀を引き抜いた――】
【櫻の国独特の拵えを持つ、小柄と呼ばれる類の短刀だ】

(……ツーマンセルの連携戦闘、ですか)

【ならば、セオリーとしては、より厄介な方を集中攻撃することだが】
【初手合いの相手では、それはわからない。ひとまず、背を向けて近寄ってくる少年に向かって、躊躇なく駆け出した】
【短刀を握り、少年の右肩に向けて、その切っ先を突き出す!】
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 17:37:08.92 ID:TeHhPqrao
>>537

「……そう、無所属。だったら捕虜にする価値は無いわね」
「カノッサに刃向った愚か者―――という、ありふれたレッテルを張り付けて」
「その後は、処刑台にぶら下がって貰うのが良いかしら」


「(アクセル、まずは私に操作を任せなさい。一撃翌与えたらそっちに戻すわ)」

『(了解、多分向こうはあんまり頑丈じゃない……魔翌力は、貸して貰わなくても十分かな)』

【少女は、何も合図を送らなかった】
【言葉を発した訳でもなく、手足を動かした訳でもない】
【ただ立って、隻腕の少女が、自分の片割れを刺そうとしているのを見ていただけだ】
【それなのに】

『体格のハンデが無い相手……珍しい機会です、ねっ!!』

【少年は、まるで走ってくるのを見ていたようなタイミング≠ナ、腰を落とし、短刀の刺突を回避した】
【その場で両足を揃え、膝を曲げて力を入れ】
【言葉を発するのと同時に、隻腕の少女に、背中で打ち上げる様な体当たりを放つ】

【身長150cm、双子の片割れの少女と、殆ど区別のつかない体格。力も、精々がそれに比例する程度】
【隻腕の少女が受けるダメージと、反動で少年が受けるダメージは、大差無いだろう】
【だが、少年の側は、二人組。それも考慮に入れている、のだとしたら】
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 17:54:13.95 ID:u8TflOrgo
>>538

うぐっ!

【走りこみながらの一撃を、回避されての反撃は、綺麗なカウンターとなって少女の身体を折り曲げる】
【口から悲鳴の吐息を漏らしながら、ふらり、と後ろへと押し戻される】

(アジアの格技に、確かこんな技が……って、考えてる場合じゃっ、ない!)

【少年の技の冴えは見事だったが。それ以上に、背後の相手の攻撃に的確に対処してきたことに、違和感がある】
【――伝え聞いたところによれば、達人は見ずして相手の動きを読み取るというが――】
【達人というのならば、それにしては少年の身体の使い方が、荒い】
【先のカウンター、上手くやれば、こちらの身体を吹き飛ばすくらいの威力は出せる攻撃だったはずなのだから】

(……やっぱり、接近戦はまずい、か)

【左腕が使えれば――そんな事を考えてしまう時点で、ハンデを最初から背負って立つようなものだ】
【ならば、こちらもこちらのアドバンテージで戦わねばなるまい】
【少年の身体から逃げるように、背後へと飛び退く。そのまま、魔翌力を練り上げ、呪文を叫ぶ】

『三十枚の銀貨』!

【身体から溢れていた魔翌力を、銀の短剣として召喚】
【拡声器を狙った時と同様、そのまま銀の短剣を射出する――次の狙いは、背後に控えている少女!】
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 18:07:12.42 ID:TeHhPqrao
>>539

「……まず、一発。上出来よ、アクセル」

『うぁっ………たた、思ったよりは痛くないけどさ……』

【背を向けていた為に、少女が押し戻されたのと殆ど同等か、一歩分多く】
【それでも互いの体重の軽さの為か、致命的なダメージにはなっていない少年】
【左手で胸を抑え、深く息をつく。背負い投げを受けた後の人間が陥る状態と書けば、伝わりやすいか】

【だが、その状況は、突然に崩れ去る】


「……………!」

「私を狙うのは何十年か早いわよ偽善者!!」

『あ、ちょっと待っ―――!!』

【次の攻撃も、見ていたのはやはり少女だけだった】
【然し、少女は全く身体を動かさず、発した言葉も合図の用は為さず】
【そんな状況であったというのに、少年の腕は動いた】

【胸を押さえていた左手が真横へ、何かに引っ張られる様に動いて】
【少女へと真っ直ぐに向かっていた短剣の軌道に割り込み、刀身を腕の骨で受けた】
【左腕前腕を、手の甲側から。貫通はしないが、切っ先は肉に潜り込む程】


『あたたた……ジャンヌ、大丈夫?』

「大丈夫?じゃないわよ。あのタイミングだったのだから、一撃で仕留めなさい」

【どう見ても、大丈夫じゃないのは少年の腕なのだが、少女はそれに不満があるようで】
【この戦闘とは全く無関係な場所で不機嫌になっていた表情が、更に不機嫌な物になり】

「(……とは言っても、そう簡単に堕ちてくれる相手じゃなさそうね)」
「(そうね、こういう時はあの方≠ノ教えて頂いたやり方を……)」

「……なんて事するのよ、私を殺してしまうつもり?」
「正義の味方だと思ったら、随分と乱暴な事をするのね?」

【正義が何か、正義が取るべき行動は何か。論じつくされている内容、ではあるが】
【精神面からゆすぶりを掛けられないかと、非難じみた声】
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 18:10:30.56 ID:NdECOQtCo
【ごみ廃棄場】

……情報だ
まずは、情報を、得ないと
情報がまず必要だ……くそっ

【異臭が垂れ、廃液の池ができたゴミ処分場】
【管理者すらなく、誰ぞともつかない者たちが思い思いのものを『廃棄していく』】
【飽和状態に近いここは、人が来る事などほとんどない】

≪R.I.P.≫……『Justice』……最近は、カノッサも
……そ……しい……が……して……たに……

【そのゴミの山の頂上にて何かを探ろうとしているのは、金髪赤目の少年】
【黒い帽子を目深に被り、同じく黒のマフラーで口元を覆っており】
【体に纏うは黒紫の繿褸外套、長袖のシャツに短パン、ブーツ】
【右手の袖は、中に通すものを無くしたようにうなだれている】
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 18:24:38.40 ID:u8TflOrgo
>>540

なっ……!

【少女の動きを見るつもりで放った一撃――無論、射出する剣の速度はそれなりだが、この距離ならば、かわすことも、そう難しくはないはずだ】
【だというのに、少年が、その攻撃に割って入った――それも、不自然な動きで】

【少年は、剣を防ぐ直前に、ちょっと待て、と。確かにそう口にした】
【つまり、それは】
【――少年の身体を、少女が操っている? あたかも、奇術師がからくり人形を操るが如くに】

貴女……ッ!

【理解して、初めに隻腕の少女の胸のうちを抉ったのは、繰り手の少女の身勝手さだ】
【彼らには彼らの理由があるのかもしれないが――身を呈して庇う少年に対し、あの物言いは、あんまりではないか!】

【その怒りに突き動かされ、さらに少女へと攻撃を放とうと、魔翌力を練り上げた少女の耳に】
【――冷水のような言葉が、浴びせられた】

そんなっ……!

【ずきん、と胸を刺すその言葉。つい最近も、異口ながら、同音で非難を行われたばかりの少女には――少々、重い、言葉】
【そんなことはない、と言おうとしても、確かに今、怒りに駆られて、自分は魔翌力を練り上げたのでは、なかったか?】
【――剣を放たなければ、少年が傷付くことは、無かったのではないか?】

【――無論、先に非があるのはどちらか、という議論であれば、義によって立つのは、隻腕の少女だろう】
【だが、その事実すら霞むほどの罪悪感が、押し寄せてくる――】

……、あなた達が、こんなことをしなければ!

【罪悪感に声を詰まらせて、それでも、少女は下がらない】
【ここで退けば、彼らの暴虐を赦すことになる――だが、どうすれば良いのだ?】
【彼らを殺したくはない。が、彼らを野放しにするわけにもいかない。彼らを説き伏せるだけの力が、自分には無い】

【――迷いが、剣先を鈍らせる】
【次の行動のために練り上げていた魔翌力が、自分の式を離れ、散っていく――】
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 18:36:58.43 ID:TeHhPqrao
>>542

「(………あら?)」

『(………あれ?)』

「『(……意外に効き目が有った………?)』」

【隻腕の少女の反論に、二人がほぼ同時に抱いた感想が、これ】
【確かに、道理は隻腕の少女にある。先に手を出したのがどちらか、という問題だが】
【思った以上に、言葉が足止めの成果を上げてしまった事に、むしろ当人達が一瞬あっけに取られた】

【だが、この機会を何時までも見逃している程、呑気で居られる実力では無い】

【少年が、腕に刺さった短刀の柄に噛みつき、それを首の振りで投げ捨てて】
【少女は、少年に掛け寄って、彼が右手に持っていた拡声器を受け取る】
【電源を入れ、口元に運び。すう、と深呼吸の音が、ノイズ混じりに入った後で】


「いいえ、貴女のした事は間違いじゃないわ。そうよね?」
「だって、強い者は正しく弱い者は間違っている。それがこの世界だもの」
「今、貴女は私の兄を傷つける事が出来た。十分に、強いわ」

「強い、少なくともその辺りでガタガタ怯えている無能などとは比べられない程」
「貴女がそうしたいと思ったのなら、きっとあそこの無様な虫なんか簡単に潰せるのでしょうね」

「でも、あんな虫の為に、貴女が怪我をする意味は有るのかしら?」

【隻腕の少女と周囲の民衆、双方に向けた言葉は、割とありふれた屁理屈】
【正義≠名乗る者には、ぶつかって乗り越えた者も多いだろう理屈だが】
【少女は、「もしかしたら」で更に揺さぶりを掛け】

【同時、少年も動く】

『(近接は苦手だけど……向こうも力は無さそうだし、あんまり不利にはならない筈)』
『(右手も開いた、意識は残して落すなら………膝、かな?)』

【少年は、フェイントを掛けるでもなく、真っ直ぐ隻腕の少女へと向かって走った】
【目的は、殆ど密着出来る程の距離にまで近づき、その前にしゃがみこむ℃磨z
【拡声器を放して自由になった右手は、握り込まれていない】
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 18:51:25.61 ID:u8TflOrgo
>>543

違う……違う!
弱いものを切り捨てて行って、残っていくのは本当に強い、最後の一人だけです!
あなた達が弱いものとしてうち捨てられるとき、それを救うものが居ないなんて、間違ってる!

【右耳に右手を当てて、頭を振る。視線は少年らから離れて、地面を見つめている――】
【――弱者を救うなにものか、が居なければ、楽園は狭まり続ける。最後の一人を振り落とす、そのときまで】

【少女の葛藤は真っ当なもの。だが、今は『それどころではない』、のだ】

【地面に落としていた視線が、少年を補足して――今、戦闘の真っ只中であることを、ようやく思い出す】

っ、しまっ……!

【反射的に、自分の懐にもぐりこんだ少年を弾き飛ばすために、右足で、下段蹴りを放つ】
【棒立ちの状態から放たれる、腰の入っていない蹴りの威力など、たかが知れては居るが】
【ともかく、懐にもぐりこまれるのはまずい=z
【――またいつ、無意識に左腕を使おうとして転ぶか、わかったものではないのだから】
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 19:00:10.47 ID:OE7zkfwq0
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 19:03:23.94 ID:TeHhPqrao
>>544

『その最後の一人になるのが』

「私であれば何も問題無いのよ」

『僕達を救ってくれると言うのなら』

「救って魅せて欲しいわね、偽善者さん?」


「(拳だったら危なかった……運はこっちに向いてるわね)」
「(今回こそはどうにか、目的を達成出来るかしら)」


【しゃがんだ状態は、直立しているよりは安定が悪い】
【だが、隻腕の少女の体格、放たれた際の力の入れ具合。一撃で、致命的なダメージを負う程では無い】
【少年は右手の甲を額に当て、歯をがちりと食いしばると】


『―――いぃやっ!!』

【掌越しに自分の額を、向かって来る少女の脚、その膝に叩きつけた】

【衝撃で首が仰け反り、背が仰け反り。次の一瞬では仰向けに倒れているだろう】
【だが、それまでの間に少年は、自分の攻撃を発動する】


「これが、私達の能力よ」
「アクセル、御苦労さま。後は嬲れるかしら?」

【少年の右手、掌が、蹴り足の膝に触れたその時】
【その手が、まるで機械仕掛けか何かの様に、極端に激しい振動を発した】
【並みの振動であれば、ただ脚をゆすぶられるだけ。だが、少年が狙ったのは】

【膝の皿を揺すぶって、膝関節を痛めつける事だ】

【自分自身のダウン、場合によっては戦闘不能と引き換え、機動力を奪い取れれば】
【後はもう一人が如何にかする。二人で戦う者ならではの、捨て身の戦術】


/夕飯食べて来ます、あまり時間はかからないかと思います
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 19:10:18.25 ID:DhYKTCzDO
【路地裏】
【日が落ち、暗闇に包まれたその場所に、1人の少女がいた】

……、、……ぅー

【淡く燐光を放つ右目と夜色の左目を持つ彼女の年齢は15歳程だろうか】
【夜の海を思わせるような長い黒髪は、ほんのりと蒼みを帯びていて──】

【──しゃらん】
【どこからか鎖の音を響かせ、少女はその場にしゃがみこむ】
【彼女の視線の先には数体の──人間の、死体があった】
【「ぅー」】
【感情があまり現れていない表情のまま、彼女はまるで幼子のような声を上げ】
【それが当然であるかのように、死体の1つの懐に手を入れる】
【──死体漁り】
【ハイエナの如きその行為を、少女は平然と行っていた】
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 19:10:37.05 ID:u8TflOrgo
>>546
/こちらも夕食に行ってまいりますー。
/こちらもできるだけ速く戻れるようにします。
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 19:39:42.22 ID:u8TflOrgo
>>546

ぃぎッ……!

【攻撃を放ち――そして、少年を蹴り飛ばすことに成功したはず≠フ少女の口から】
【奇妙な苦鳴が飛び出す】
【少年が後ろに倒れると同時】
【これまでに体験したことのない類の攻撃を受け、少女もまたコマのように半回転して、その場にくずおれる】

ぐ、うぅ……く……。

【膝の半月板が損傷したのではないか――痺れるような鈍痛が波となって伝わってくる】
【少年は倒れたようだが、片割れの少女は、いまだ無傷】
【――立てずとも、とにかく少女の動向を目に入れておかなければ、対策も立てられない】

【芋虫が身をのたうつような緩慢な動きで、身体をずらしながら、ともかく少女の方へと首を差し向ける――】

……救って欲しいと思うのなら! どうして他人を傷つけようと思うんです!

【時間稼ぎか? 否、少女はそんな状況にあっても、本心から――彼らを救う¥pを探している】

【――求めよ、さらば与えられん】

【彼ら二人に救いを差し伸べるのが、今自分でなくて、誰だというのだ】
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 19:47:18.08 ID:i2VW3ikf0
/もう一回
/護きゅんいますか?
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 19:54:11.92 ID:TeHhPqrao
>>549

「傷付ける?弱肉強食は、世界の理ではなくて?」
「弱者は一方的に搾取され虐げられる、それがこれまでの世界の真理ではないのかしら?」

「でも、そうね――私達の主君なら、そんな世界も如何にか出来るかもね」

【自分の有利を確信して、少女は唇の端を釣り上げる】
【自分が弱者になる事など考えもしない、その思想を、拡声器に乗せて周囲に流布し】
【此処まで言葉を終えると、一度スイッチを切った】


「私の能力、≪ S-S / Self‐Sacrifice ≫」

「私に絶対の忠誠を誓う者を我が手駒とし、視覚聴覚を共有」
「その指の一本に至るまで、動作を私から一方的に干渉し」
「そして、支配下に置いた対象の能力を、私が使用する事も出来る」
「端的に説明するなら、アクセルは一人の人間であり、今は私のアートマン≠ナもあるのよ」

【二人の、攻撃に対する異常なまでの反応の速さ、その種明かし】
【視点が二倍、目の数も二倍、思考する脳も二つ。当事者と部外者の目を、同時に持つ】
【3-3-2、ダメージ共有無し、感覚リンク有り。アートマン能力≠フ特異変種】
【己の力を誇示した後は、また拡声器の電源を入れる】

「分かるでしょう、降伏なさい」
「貴女がどれだけ孤独に戦おうと、周りの人間は貴女を助けないわ」
「だって彼等は無能で、貴女にも私達にも遠く及ばないのだもの」

「もうすぐ、私達の主君が此処にご足労下さるわ」
「図が高い。ひれ伏しなさい、愚昧な民衆。服従こそが貴方達の生きる手段よ」

【大仰な動作で、少女は、近くに有るビルの屋上を指差した】
【それにつられて其方を見たとしても、今はまだ誰も居ない】

【だが、少女の左手には、先程少年が使用したのと似た種類の魔翌力が】
【振動を発生させる為の魔翌力が、集まり始めている】
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2011/02/05(土) 20:02:29.46 ID:mMwiwE3yo
【火の国 温泉地】

【昨年末の”火の国戦争”の戦後復旧作業が進む最中の国内】
【労働者の心身を休める施設としては温泉、が最適だろうか】
【例に漏れずここ火の国内にも温泉施設は随所に点在している】



うっ・・・ぐぅぁぁわあぁわゎあわぁぁぁぁぁっぁ―――・・・



【そんな、とある温泉施設より夜帳を切り裂く悲鳴が漏れるも】

【温泉施設入口の暖簾をくぐり、ヒョッコリと姿を現したのは】
【赤髪のショートヘアに、猫を思わせる金色の両目を細めた、】
【黒のフラワーハットを被り、紺クロークを着た女性であった】

まぁ、番台さんもあんな悲鳴を上げなくても、もっと喜んでくれれば良いのに・・・
ふふふ、こうして我らカノッサの火の国進軍の一歩が、今また始まるわけですね・・・

温泉地は機関員の保養施設として、やはり抑えておきたいところですし


【クロークの女性は、ふふふ、とひとり口元を歪ませて空を見上げると】
【新たに施設に掲げようというのか、両手に抱えた暖簾を夜空に広げた】


【その暖簾に縫い付けられた紋章は―――】




               ≪public enemy:CANOSSA≫




【―――≪世界の敵:カノッサ機関≫の、それであった】



/え、えーっと、突発テロ!します!12時前まで頑張ります!
/3人くらいお相手いただければ、幸い、です!
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 20:02:57.52 ID:u8TflOrgo
>>551

……違う、貴女を……貴方達を、救おうという人たちは、絶対にいます!
不足かもしれないけれど、俺に出来ることならしてあげられる……!

……だから、どうか!
そんな世界を心地よいものだと思わないでください!
貴方達があがめる主君は、いつかかならず、貴方達を虐げる!

【少女のあり方は悲しく――そして、どこにでもありふれた、愛に餓えた子供達の叫びだ】
【かつて、彼女も――否、彼もその輪にとどまっていたからこそ、分かる】
【そこは、けして彼女達を救うための舞台ではないと、そう断言できる】

【――だが、そのためには】
【今、彼女達の前に敗者として膝を折っていてはいけない】
【勝者として、誇っていてもいけない。救済者として、彼らに手を伸ばさねばならない――】

(……また俺は無力なのか……)

【】
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 20:03:25.54 ID:u8TflOrgo
>>553
/は途中投稿です、失礼しました。
/もう少々お待ちください
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 20:09:06.17 ID:u8TflOrgo
>>551

……違う、貴女を……貴方達を、救おうという人たちは、絶対にいます!
不足かもしれないけれど、俺に出来ることならしてあげられる……!

……だから、どうか!
そんな世界を心地よいものだと思わないでください!
貴方達があがめる主君は、いつかかならず、貴方達を虐げる!

【少女のあり方は悲しく――そして、どこにでもありふれた、愛に餓えた子供達の叫びだ】
【かつて、彼女も――否、彼もその輪にとどまっていたからこそ、分かる】
【そこは、けして彼女達を救うための舞台ではないと、そう断言できる】

【――だが、そのためには】
【今、彼女達の前に敗者として膝を折っていてはいけない】
【勝者として、誇っていてもいけない。救済者として、彼らに手を伸ばさねばならない――】

(……また俺は無力なのか……)
降伏なんて、できない!
俺は、貴方達を助けたい!

【少女の行いが間違っていると】
【どれだけ口で正論を叫んだところで、地に這い蹲る自分は敗者でしかない】
【――無力な自分に、絶望が心を塞ごうと蠢く】

……。

【少女の指差す方を見る。そこには何も無い――】
【少女が魔翌力を収束させ始めても、それを止める為に立ち上がることも出来ない】

/大変失礼しました
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 20:23:09.09 ID:TeHhPqrao
>>555

「貴女が強いのは認めるわ。でも、貴女は所詮貴女一人よ」
「周りの誰かが手伝ってくれる事も無いし、貴女に従う部下も居ないわ」
「私達の主君は違う。部下を持ち、人脈を持ち、権力を持ち」
「あの方の下でなら、私達は望みを望む侭に―――」

『……………本当に、助けてくれるなら』
『………それは、どれだけ心地良い事でしょうね』

「―――アクセル?」

【伸ばされた手は、掴まず振り払い続ければ良いだけの事だ】
【そうすれば、手を伸ばす者も疲れはて、何時かは膝を曲げて腕を降ろす】
【耳を貸さず、否定する事。それが、勝ちの最短手段】


『部屋でどうでも良い事を話したり、日傘の下で風を受けながら本を読んだり』
『何か特別な日だったら、おめかししてちょっと遠出。美味しい物を食べて、帰ってくる』
『寝坊して、夜更かしして、親に叱られて。楽しいでしょうね、そんな暮らし』
『………楽しかった、なあ』

【もう一人地に伏している者】
【脳震盪の影響が抜けきらず、混濁した思考は、仮面を剥いで素顔を引きずり出し】
【焦点の合わない目が見ているのは、きっと今では無い何時かの光景】
【少女のいぶかしげな言も耳に届かず、隻腕の少女の声に反応して】


【其処まで、だった】

【ビルの屋上、少女が指差していた個所に、ゆらり揺らめく影が一つ】
【鉄柵を飛び越え自由落下したそれは、地上近くで急ブレーキを掛ける】

【かつり、かつり、近づいて来る影は、夜間でも目を刺す程の金色】


ジャンヌ、私の口調を真似るのはよしなさい……それから、適度な所で引く事も覚えましょう
そのまま続ければ、あまり貴女が有利になる未来は見えないわよ?

アクセル、お疲れ様。貴方は少々無茶が過ぎる、腕は大事にしなさい
貴方達は、普通の兵士の一人や二人とでは、引き変えられないのだから


………其処の、貴女。中々、聞かせる言葉を発しますわね
もう暫く、その言葉をつづけて頂けないかしら?

【少女が言う所の主君≠ェ】
【二人の少女の間へと、足を進めていた】
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 20:24:18.39 ID:x5igbFPdo
>>552

───まさか、そんなっ!?

【悲鳴を耳にして駆けつけたのか、そこに現れた一人の少年】
【青いジーンズ、黒いTシャツの背には髑髏のマーク、所々にシルバーアクセサリ】
【頭の上には銀色のサンブレードを載せていて】


許すまじ……許すまじ、だよカノッサ!!

【わなわなと震える手には1枚の紙切れが握りしめられていて】

人々の憩いの場を侵略するとは、悪逆非道も善い所だね!
ボクだって、折角、折角美味しい物が沢山でゆったり満腹の幸せ平和な一人旅だと思ったのにさ!
返せよ──────ボクの“温泉卵1ダース計画”をかえせよーーっ!!

【そう叫ぶと、少年は持っていた紙切れを頭上に投げ捨て、額に載せられたサンブレードを手に取る】

【舞う紙切れ───其処に記されているのは、その温泉の名】
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 20:34:07.95 ID:u8TflOrgo
>>556

違う!
今の俺があるのは、俺を助けようとしてくれた、沢山の人たちのおかげです!
あなた達がまだ本当に救って欲しいと願うなら! ……っ?

【少女の言葉に反論しようとして――静かな、独白が耳に届く】
【倒れた少年の、なんでもない日常をうらやむ言葉の連なり――】
【少年の心の中に、悲痛な叫びを聞いた気がした。彼らを、このままにしておいてはいけない――】

アクセル、さん?
まだ……!

【まだ、遅くない。今からでも――何もかも元通りには戻らなくても、新しく始めることはできる】
【そう叫ぼうとしたところで――新たな闖入者の言葉に、それは阻まれた】

……貴方、は?

【問うまでもない。この女性が、主君≠ネのだろう】
【地にひれ伏した格好のまま、首だけを持ち上げて、その金色を見やる】
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 20:38:38.06 ID:mMwiwE3yo
>>557
おやおや?

【クロークの彼女が呼び止める声に振り返れば】
【そこに立つのは髑髏シャツの少年の姿であった】

何を人聞きの悪いことを言うんですか、
ここの温泉施設、たった今より我々カノッサ機関のモノですからー
残念ですけど、他のところにいった方がいいですよー

【彼女は鼻で「はんっ」、と笑うように言葉を吐き捨てて】
【ひらひら風に舞うそのその少年の紙切れを拾い上げると】

てか、なんですか、その「温泉卵」計画って・・・
せっかくなら機関特製の「哲学者の温泉卵」でもいかがです?

【まるでからかうように、少年に、そう言葉を吐いて】
【金色の両目をわずかに細め、にこりと微笑み返した】
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 20:43:29.46 ID:jn7Gg3iIo
>>521

毎日三食お腹いっぱいにちゃんと食べてますよ!
次ってどういうことですかっ!?

【どうでもいいところを必死に否定】
【しかし食べられそうになっていることに変わりはないので顔は青ざめたままで】

───…・・・っっっ!!!!
い゙だぃぃぃっっ!!

【噛まれた腕から痛みが瞬時に伝わっていき、歯を食いしばって空中で暴れる】
【とはいっても、体格、体重的にそれほど激しくもない】
【腕を伝って血がぽたぽたと垂れていく】

【また生命力、再生力に富んだ龍の血肉なだけはある】
【数分もしないうちに猫の引っかき傷が跡形も無く消えてしまうだろう】
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 20:50:32.99 ID:TeHhPqrao
>>558

貴女の理想は、耳に心地よい
可能ならば誰でも救おう。それは、一部の宗教などより崇高な考えですわ
宗教は、その宗教の信者しか救わない思想を持つ事が多い
万民への公平な救済では無く、己の信望者への独善的な救済を唱えるのですから

ですが、貴女の行動を……そう、今の世界はどう見るのでしょう?

この子達は、今年で十四。まだ、まだ、子供を抜けきらない年齢です
それでも、良く生きる為ならば、手を地に染める事も厭わない
いや、正確に表現しましょう。妹の為なら℃閧地に染める事も厭わない
この様な子供が生まれる世界が、貴女の理想を受け入れるのでしょうか?


まだ、遅くは無い。貴女はそう言いましたわね?
いいえ、彼等は既に殺人者。世界の法は、彼等の自由をもはや許しません
年齢を鑑みても情状酌量の余地は無し。死刑にはならずとも無期刑か、或いは―――
足を止めれば、彼等にもう未来は無い。一度手を汚した者に、未来は無い

但しそれは、今の世界ならでは、です
私が作ろうと望む世界でなら………彼等は、救われる
なぜなら彼等は、非常に優秀なのですから

【主君≠ヘ、仰向けになった少年の直ぐ横に立った】
【腰の長剣を、繊細な装飾の施された鞘ごと抜いて、杖の代わりに地面について】
【外出用の、鏡を見て整えられたような笑みを、少女に向ける】


私の―――名前、かしら。それとも、立場?
そうですわね、双方とも貴女になら、教えて差し上げても良いでしょう


現在の身分は、カノッサ機関夜の国支部≠フ、外部協力者―――或いは、同盟者

能力者による戦闘集団アルマゲスト≠フ長

金の国第一王女にして、王位継承権第一位………――

【絹のような黄金のツインテールと瑠璃色の瞳、其処に浮かぶ作りものの表情】
【リボンコサージュを付けたドレスの紫色は、心無しか赤が強い】


―――ルーミア・フリデリーク・ルイザ・オルブラフト・ゴールドウィン


【ドレスのすそを摘まんで、恭しく頭を下げて】
【新世界でも類例の少ない、長い名乗りを終えた】
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 20:58:25.03 ID:hgxrqoSHo
>>560

あァ? そりゃ嬢ちゃん―――次の"この世"ってことさ。ヒヒヒッ!

【血、肉】
【それらを口内で混ぜ合わせながらも器用に声を発し、】
【咀嚼すると同時に再び笑い声を口端から漏らす】

はいはい、暴れない暴れな―――ぁ?

【胃の中に収めた、目の前の少女の肉】
【いつもと何も変わらない筈の行動しか取っていないが、起こりつつあるその結果にどこか違和感を感じる】

【そぅっと、自分の頬に手を触れると、】

――――ッ?! ッッ!?!

【先程まであった引っ掻き傷が何処にも無い】
【知らぬ間に溶けて無くなってしまったかのように、そこにはただ滑らかな一枚の皮膚があった】

【声に為らない驚愕の色を示し、リジィは少女の首から手を離す】
【何もなければ、少女は僅かに浮き上がった場所からそのまま床に落ちるだろう】
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 20:59:39.02 ID:Ey+JINfIo
>>552

おー……?なんぞ一体
(食い逃げかなんかでも出たのかー?)

【響く悲鳴に多少の平和ボケしたような面構え】
【彼の腕の中にはタオルと石鹸の入った桶、まさに今温泉に行こうという所】
【湯治に行く為偶然通りかかったのだった】

……あ、コレ違うか人で無しの臭いがするもの
となればやっぱり機関か……

【新雪のような或いは白紙のような白い髪、緑色に染まった瞳】
【白のタートルネックの長袖シャツ、その上にファーのついた深い緑のモッズコートを羽織り】
【手には黒いドライバーグローブ膝下までの長さの収納がやたらと多いズボンに】
【黒いゴム製の安全靴を履いた少年は誰にでもなく呟く】

(一応は敵だけども、なんでオレの憩いの時間まで邪魔すんだよ――――)
(オレがいない時か違う場所でやりゃあいいもんをよう……)

【ぶすっとした表情でえらく個人的な恨み事をふつふつと煮立たせて】

おいそこのお前ここはオレの保養s……じゃない公共の保養施設だぜ
それをお前……駄目だ、独占禁止法違反だぞソレって
そんな訳で逃げ出すかそれともオレに苛められるか選ばせて……あれ?

【いつも通りに腰のナイフに手を掛けようとしたが、手応えが無い】
【それもその筈だ湯治にそんな物騒な物を持ってはこない、非武装状態で】
【やべ……と少年は頬を引きつらせて】

逃げ出した方が良いと思うぞ、うん……

【自分に言ったのか相手に言ったのか】
【情けなくも宣戦を布告するのでした】
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 21:01:45.87 ID:A2XDAo0e0
/再び!!
/護の方いますかー?
/こちらサバト中です
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 21:10:07.69 ID:jn7Gg3iIo
>>562

わわっ!…っとと!いたっ!

【暴れまわっている最中に手を離されバランスを崩す】
【それほど高くなかったのが幸いか、すぐさま体勢を立て直す】
【同時にそちらから近距離武器では届かない程度の距離を取る】

…はぁっ…はぁっ…
痛いです…っ!

【やはり強くズキズキ痛むのか、噛まれたところを押さえて】
【顔を苦悶に歪ませながら、そちらの様子を見る】
【ツーッと雫のような汗が一筋、頬を伝う】

しかし、一体何が…
そんなに私が不味かったとか…?

【まだ安心できたわけではないがひとまず何度か深呼吸をする】
【他人に噛みちぎられた経験などもちろん無い】
【そのため、本人にも何がおきているのかさっぱり分かっていない様子だ】
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 21:12:19.42 ID:u8TflOrgo
>>561

……。

【――お前の行動は独善で。理想論でしかない】
【現われた女性は、言葉足らずであるはずの主張を理解して――理解したうえで、そう断じた】
【一度は上げたはずの視線が、再び地面へと落ちる。悔しさに涙さえ滲む】

【理想論と罵られても、独善だといわれても。それでも構わない】
【――この穢れた身体でも、救おうと言ってくれた、多くの人間のように。誰かを救うことができたなら】
【ただそれだけを願う、一個の正義であろうと決めたのは、自分なのだから――】

【だが、力が無ければ。そう、優秀でない℃ゥ分では、誰かを救うことはできないのか】
【――自分が目指したものは、この目の前の女性だったのか?】

(……違う)

【違いを具体的に指摘することはできなくとも、『違う』と――彼女ではないと、心のどこかが見抜いている】

……俺も、殺人を犯した身です。
何人殺したか――いえ、どれだけの人を傷つけたか、覚えても居ない、罪深い人間です。

……そんな俺が、こうして、生きているのだから。
償う気持ちがあるのなら! 彼らも、俺のように生きていけるはずです!

【目の前の女性は笑んでいる。造り物の身体を持つ自分とは違う】
【ホンモノのくせに――造り物の。見せ掛けの笑みで、自分に笑いかけてくる】

金の国――の?

【数々の肩書きに眩暈がする】
【もしそれが詐称でないとするのなら――確かに、これほど主君≠ニ呼ぶに相応しい人間も少なかろう】
【優雅な動作、上品な声色――圧倒的な、カリスマ】
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 21:12:28.32 ID:x5igbFPdo
>>559

ふふんっ!

【パチン、という音と共に『コ』の字型のフレームが直線系に伸びて】

【サンブレード……サングラスと似た形状で、その細いフレームで日光を遮る役割をする物だが】
【それが今は文字通り“ブレード”の形を取る】

悪い?悪いのはキミらカノッサじゃないか!
一体全体、全くどうして、横暴だよ理不尽だよ、サイテーだっ!!
僕の“露天風呂全部使って全力で温泉卵食べよう計画”を阻むなんて!!!
哲学者の卵なにそれ美味しいのっ!!!?

【「からかわれた」ためだろうか、少年は頭に血が上った様子で】

もう、ボクの食計画を阻む人は、
──────問答無用でサイコロステーキッ!!!

【それをクロークを着た女性を指すように、地面に水平に掲げる】


>>563

【周囲のことがまるで見えていないような様子で喚いている黒いTシャツの少年が其処にいる】
【手に持っているのは細長い刃物だろうか】
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 21:14:12.90 ID:hgxrqoSHo
>>565

……、……………………。

【距離を置いた少女を、あからさまに苦い表情でじっと見つめる】
【左の頬に手を当てたまま、少女の台詞を聞く。見た所悪意らしきものは感じられない】

………お前、誰?
いや、なんつーか……誰、じゃねえな……

お前、"何"?

【リジィの方から距離を詰めようとはしない。ただ、かなり警戒心は高まっている模様】
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 21:25:01.83 ID:TeHhPqrao
>>566

殺人という大罪を犯した身の貴女を、この世界の全ては認めてくれましたか?
例えば―――そう、私達を今、遠巻きに見ている彼等は、許してくれましたか?
彼等も人間、一人一人の考えがある。全員に許される事は難しいでしょう

ですが……こう、断言しましょう
罪を犯した時点で、その人間は、もう人間と扱われなくなる事もある
貴女がどれだけの善行を重ねようと、許すまいという者は居るでしょう
そしてそれは悲しい事に―――法制度にすら、浸透しています

【作り物の笑みが、一度の瞬きで、憂慮の表情に入れ変わる】
【視線をほんの少しだけ落して、小さく首を左右に振り。絶望の演技を間に挟んでから】

時効、というシステムは、あまり優秀とは言えません
その期間を過ぎれば無条件に許される、その期間内ならば許されない

もし、貴女が法の裁きを受けるのなら
今貴女が行っている善行を考慮されたとしても、貴女には罪が科せられるでしょう
奇しくも、貴女が救おうと願う、かよわき民の手によって

一人で百人を救える者を、十人の命を奪ったからと言って投獄する事
………それは余りに悲しく、この世界の為にならないと思いませんか?

【柄の上に重ねられた両手、右手だけが、すすと持ち上げられる】
【どの指も力を込めて曲げられる事は無く、自然に伸びたまま】
【丁度それは、子供の手を引く為に、親が伸ばすその形の様でもあり】


本物かどうかは、貴女の目で判断すれば良いのです
例え本物であろうと―――その座に足りないと映れば、そう思いなさい

ですが、私が本物に見えるのなら。そして、彼等を救おうと考えるのなら―――

【また、あの笑みが返ってくる】


―――私の国を、救っては頂けませんか?


【名前も知らない誰かに。言葉を交わしただけの誰かに】
【自分の身分の証明は何も無い。好待遇の提示も無い】
【選んだのは、隻腕の少女の口から何度か発された、救う≠ニいう言葉】
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 21:25:05.29 ID:iz9ZcK5P0
【風の国】
【南部―――囁きの森】

【風の国の南部に広がる広大な森林地帯】
【風の国特有の風の魔翌力の影響か、森には常にそよ風が吹き、木々を揺らしている】
【名前の由来は、枝葉のすれる音が囁き声に似ている…かららしい】

【そこを歩く一人の人物】

目的の旋風石≠ヘ手に入れました……ですがまだまだ素材は必要ですね…

この森にはもう価値はありません、もう焼き払ってしまいますか…

それとも……何かの軍用施設でも作りましょうか…

【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【青年は嗤いながら、森を進んでいく】

しかし……いい月≠ェ出てますね今日は…クク…
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 21:27:53.36 ID:mMwiwE3yo
>>567(Skull boy)

おぉ!

(なにあれ、かっこいいなぁ・・・)

【彼のサンブレード・・・ブレードが出現する様子をまじまじと観察し】
【クロークの彼女の頭に浮かんだのは、単純な感嘆の感想だった】

まぁ、私も温泉卵は好きですよ?
あぁ、それだったら私達機関に入りません?
温泉卵でも、サイコロステーキでも、なんでも用意いたしますが?

おや、哲学者の卵を知らない?
ソレはいけませんねぇ、なんだったら今日にもで”試食”してみてはどうです?

きっとおいしい、と思いますよー?

【ブレードを突きつけられても、彼女は動じずに】
【相変わらずにヘラヘラとからかう様に軽口で返し】

【その(Skull boy)の後ろから、新たに現れた少年へ眼を移し】

>>563(white hair)

おや、そっちのオニーサンも湯治客ですか、ね?
ところが残念、今日からここは機関の保養施設になりましたー!

一般公開はされていないので、早々に帰られるのが賢明かと・・・

【こちらも同じように軽く受答えで言葉を返すが】
【(white hair)の言葉を捕らえて眼の色を変え】

「逃げ出す」?

ははっ、面白いことをいう方ですねぇ・・・

>>ALL

では、お二方、改めまして・・・

”Good evening(こんばんわ)”・・・
それとも”Goodnight(おやすみなさい)”のほうがいいですか?

【クロークの彼女、まずは丁寧に挨拶を返すものも】
   【(・・・”Fuck(クソッタレドモが)”・・・)】
【その金色の眼に浮かぶのは”侮辱”の色であった】


残念ですがここの温泉施設は我々カノッサ機関が占拠しました
機関員限定施設ですので、一般の湯治客さんはお引き取りくださいね?

おっと、名乗り遅れましたね、私はパッション・プレイ≪No.111≫と申します
どうせなら今日ここに機関施設を設立したのもいい頃合・・・

ちょっとは遊んでいきませんか?

【クロークの彼女は裾をひらりと返し、ニコリと二人に微笑み返す】
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 21:29:09.68 ID:jn7Gg3iIo
>>568

"何"…とは?

【こちらも警戒心剥き出しで、睨んではないもののそちらを見つめている】
【ついでに近寄ればすぐにでも逃げれるように足を一歩引いている】

種族の話をしているのでしたら…
古龍です、いわゆるドラゴンですが、それがどうかしましたか?

【腕を押さえている手は既に真っ赤になっていて】
【その真下にはかなりの量の血が血溜まりを作っているが】
【早くも流血自体は止まっているようで、それ以上増える気配はない】
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 21:40:32.07 ID:Ey+JINfIo
>>567

(一般人か?……うーん、こういう場合ってどうすんだろ)
(双葉か誰かにこういう時の対処法を――――)

【武装の無い自分をさて置いて髑髏の少年をどうするか考えていたが】

ん?……武器持ってんなら一般人じゃねーか、じゃ良いや
おーい、そこなお前ーオレはお前の敵じゃねーからなー間違っても攻撃すんなよー

【少年の手のブレードを見るや心配も無用だと判断し】
【一応同士討ちを避ける為に適当な言葉を掛けるのだった】

>>571

うっさいそんなの誰が決めたってんだ自分勝手なヤツめ……
帰るのはお前だ、つーか帰れ帰って寝てろそしてオレを温泉に入れろ

【他人を自分勝手と言えるほどにはまともではないのは言うまでもなく】
【忌々しそうに眉をひそめてじいっと睨む彼】

遊びてーならどっかの夢の国でも行ってこいよ
ともかく機関とは戦わなきゃだから――――

【そんな微笑みを鼻で笑い返し】
【少年は右掌から黒色の物体を滲ませ固めてナイフのような物を造りだし】

遊んでやるのが義務だけどさ……

【腕の中にあった桶を投げ捨て】
【先手を取ろうと彼女に向かい走り始める】
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 21:40:41.00 ID:u8TflOrgo
>>569

認めては……くれないかも、しれませんけれ、ど。
でも……!

【――でも?】

【ダメ≠セ――】
【そう。何度も。何度も何度も何度もこの感覚に打ちひしがれてきた】

【――自分の言葉では、届かない。足りない】
【ただ人のため、と悪魔と争い続けた自分では――人を説得するだけの、舌が無い】
【かつては不要なものだと切って捨てた、人と関わるための法が、こんなにも必要なものだったとは!】

あ、う……。

【流暢に自論を展開し、彼女が自らの主張を展開していく】
【違うといいたい。間違っているのだ、と指摘したい――それができない。間違っていると思うけれど、言葉にする能力がない】
【――力でねじ伏せられ。言葉でねじ伏せられ】
【――自分は何だ? 道化だろうか?】

【こちらの内心を全てを見透かしたような、作り笑いで――優しい笑みで、女性が手を伸べる】

……あ……。

【できるわけがない】
【人を救うのと、国を救うのとでは違う――だが、目の前に映る者を全て救っていくとしたら】
【――国とて、救わねばならないのではないか?】

【――わからない。言葉に惑わされていることは分かっているけれど】
【自分では――この人に、届かない】


【ぞわり、と。少女の身体から溢れる、禍々しい魔翌力が揺れはじめた】
【魔翌力に感情などあろうはずもないのに、どこか歓喜をうかがわせるその胎動は】
【少女の髪を留めている、白いカチューシャがびりびりと震わせ始める】
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 21:40:45.54 ID:yiHPsb1Co
>>570

【その囁きを遮る、呟きが一つ、貴方の後方から零れてくるだろう、か
清かな風を思わせるソレは、どこか憂いたような表情で、仄かに空気を奏でる
ソプラノボイスのその声は、その持ち主が、揺らぐような、少女であると――――理解するのに、時間はかけさせない】


ああ、全く――――良い月すぎて、イヤになってくるな
こんな月夜は、本拠でお嬢様の面倒を見るに限る


【振り向いてみれば、ぽっかりと口をあけた月を背に――――影を伸ばす、少女が一つ
仄かに月を隠す暗鬱とした雲が、少女の影を蝋燭の灯火が如く震わせると
静けさを増す冷たい風が、一陣、掴み上げるようにふいて、思わず少女を――――振るわせた】


ナンバーズともあろう者が、容易にそんなことを呟かないでいただきたい
ワタクシ達≠フ発言は時として、国一つをも動かす、とその肝に銘じて置くことを――――……オススメしますよ


【褪せたブロンドのような、白色色の長髪を後方で黒のリボンで纏め、垂らした前髪が、端正な横顔を飾り立て
新雪の如く白い肌に、背中をくっぱりと明けた、半そでの黒いミニスカメイド服、仄かに絶対領域を見せながら
黒いニーソックスで脚を包み、黒の編み上げブーツを履き、首もとには白と黒いリボンのチョーカー
凍てつく様な琥珀色の瞳をした、華奢な体躯のふんわりお胸の少女】

【静かに其方へと視線を注ぎながら、寒そうな格好で、貴方へと言葉を紡いだ
恐らくは――――――――見覚えの無い人物であろう】
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 21:42:42.76 ID:kc1iOCWPo
>>570

…ホントいい月だな、どっかのバカがそんな大それた環境破壊に打って出ようとするんだからよう
頭湧いてんのかね?なーんて思っちまうわけだこれが

【そんな呟き声にどこからともなく、どこか棘のある声で返してくる者がいた】
【それは茶髪に黒のフェルトハットに左目の眼帯、首周りにふさふさした毛の帯がついた黒の革製コートに黒いシャツ
青の膝が破けたジーンズに銃を収めたホルスター付きベルトにウエスタンブーツの青年、何度か会う事のあった男だったはずだ】

よう、なーんか軍用施設でも必要な事情でもあるのか?え?
テメーオレの前では帽子とってただけか?本当に腹立つ野郎だな

【と、彼は少々イライラした様子で告げてくる】
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 21:44:22.76 ID:kc1iOCWPo
/しまった、>>576は引かせていただきます
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 21:46:39.18 ID:yiHPsb1Co
>>577
/んーお二方が良いなら三人でも良いぜー
/上手く出来るかの保証は無いけどね!
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 21:46:49.36 ID:hgxrqoSHo
>>572

ドラゴン……?
ドラゴンって、あの……がおー、って感じの、アレ?

【怪訝気に首をかくりと傾げ、腕を組む】
【赤く染まった少女の腕からはもう、血は滴っていない】

ん……っなんだかよく、わかんねぇや。ヒヒヒッ
何、要するにお前、人間じゃねえの?

【引き攣りつつも笑みを取り戻し、そう目の前の少女に尋ねかける】
【頬には一筋薄く、冷や汗】
【先程自分が口にした少女の肉に、少し警戒しているらしい】
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 21:47:01.66 ID:iz9ZcK5P0
>>575>>576

/複数行っちゃいますか?
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 21:51:44.12 ID:x5igbFPdo
>>571

………
…………、“糧は自らの牙で得よ”!
ペットのエサには命のシンセンさが足りないのさ

それに!ボクはそー言われて、キミらカノッサに騙されたことがあるんだ畜生ぅっ!!

【微妙な間の後に首を振って否定する】

遊ぶ?いいや、いいや、食べるためイコール生きるために、ボクは……


>>573

……あっ

【とかなんとか言っている間に>>573からの勧告を耳にして】
【ナイフの様な物を手に駆け出した少年に、間抜けな声を上げる】

どうしよう、ボクともあろうものが遅れをっ!

【その少年が走り出した時から数瞬後】
【白髪の少年とはやや違う方向に……丁度、≪No.111≫を挟み込もうとするような方向へ向かって駆け出す】
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 21:52:11.19 ID:kc1iOCWPo
>>578>>580
/自分のほうは大丈夫です
/複数でいいならば…ぜひとも
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 21:53:39.64 ID:TeHhPqrao
>>574

私は、貴女の様な―――過去はどうあれ、力がある人間が虐げられる事を望みません
有能な者が力を振るわない、それは怠惰の罪でしょう
ですが、有能な者が、力を振るう事の出来ない世界があれば、それは世界が間違っているのです

胸の痛い事に。そう、あまりにも悲しい事に。私一人の力では、この世界を変える事は出来ません
ですが、この二人の様な、私に力を貸してくれる者が居れば
カノッサの様に、思想こそ違えど、目的を一にする者が居れば
私は、私の理想の世界を作り上げる事が出来ます


力有る者に、相応しい身分を、立場を
力無き者には、力を得る為のシステムを
不透明にして不平等な精度を駆逐し、世界を簡潔な決まり事の元に統一する


即ち、才こそは絶対の正義である。力こそは絶対の正義である
頂点に立つ者が優秀なら、力無き者が虐げられる世界など有り得ないのは至極当然
なぜならそこには、世界の有るべき自然な姿があるだけなのですから―――

【目の細め方、頬の上げ方。首の傾げ方、手の角度、声の出し方】
【どれも、鏡を見て一つ一つパーツを組み上げたのかと、思わんばかりに】
【作り物めいて整えられていて、人の温度が何処か遠くに感じられる様で】

【そんな、温かく冷たい笑みは】


―――………………あら?

喜ばしい事ですわね、貴女の力はまだまだ奥底が見えないよう
だけどこれは………今の私達には、望ましくないかしら

ジャンヌ、アクセル。交戦の気配があれば、迷わず撤退なさい
アクセルが自由に動けない今、貴方達で対応するには辛い相手でしょう

【揺れる魔翌力の響きに掻き乱されて、仮面の下の本性をちらつかせる】
【顔の筋肉が活動をサボタージュしている様な、眠っている様な】
【目だけが開き、困惑と僅かな恐怖を移す。つくらない表情を】
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 22:00:22.80 ID:0meSbO7z0
/舞台裏にも書きましたが一応こちらでも
/護中身ですが、サバトの人いますか?
/遅くなってすいません
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 22:01:42.20 ID:iz9ZcK5P0
>>575

これはこれは……こんな夜更けに危ないですよ?お嬢さん?

【帽子を抑えながら首だけ回して振り向き、少女を見る】
【糸目は少し開かれ、黄金の瞳が蛇≠フように絡み付く】

【少女の言葉に、少し不思議そうな顔をして】

それは失礼……同業者≠ウんですか?私に何か御用で?

しかし一国を動かす……そうは言っても…所詮はゲーム≠フ範疇ですよ…
と、言うのは冗談です…

私としましても、管轄外≠ノ安易に手は出さないですよ…

【柔和に笑いながらそう呟く】

っと少しお静かに……誰か来たようです…

>>576

これはこれは!お久しぶりですねノビタさん!!

お変わりなくお元気ですか?その様子だと元気そうだ…

【くるっとノビタの方を向き、笑顔を作る】

やだなぁ…冗談に決まってるじゃないですかぁ〜そんな力ありませんて私に…

軍用施設?はて、なんのことやら……空耳じゃないですか?

【とぼけた調子でそう続ける】
【顔には笑顔≠ェ貼り付けられている】

ち、ちょっとまってくださいよ…そんな服装にまでケチつけるなんて…

いやね、ちょっと生え際が……なんて
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 22:02:23.11 ID:xEwC9Sqc0
>>584
/ありゃ舞台裏に書き込めるようになったんですか?

今から返事かきます
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 22:03:31.86 ID:mMwiwE3yo
>>573(white hair)
えぇ、それもいい案ですねぇ!
夢の国には、いずれ機関の印章が掲げられることでしょう
そうしたらオニーサン、企画発案者として年間パスポートくらいプレゼントしますよ?

【まぁ、と両手をポンと叩いて微笑み】

お遊び、はこれからですよ、”Wanabe(ヒーロー気取り)”君?

【クロークの彼女、(white hair)の手にナイフの生まれた様子に】

(おぉ、黒い・・・魔翌力?具現化するオーラ、かなぁ)

【ふうん、と考察しながら頭を捻るも】
【自身に向かって走りだした(white hair)を見ると】

>>581(Skull boy)
あれ、騙されたことがあるんですか?
君は本当に”Craw(食いしん坊)”さんですねぇ・・・

それと、ちょっと今微妙に悩んじゃったり?あれれ?

【これには機関員の彼女も、思わず苦笑い】
【そしてこちらも自身に向かって走りだした(Skull boy)を見て】

>>ALL

あぁ、そうですが、今回は残念ですね、では、お二人様・・・

”Goodbye Fuck(さようなら、クソヤロウ)”

【そう、二人に”別れの言葉”を吐き捨て】

≪Iron Hollow≫の皆さーん・・・


        ”COMEOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOON!”

【クロークの女性は右手を夜空に掲げ、パチン、と指を鳴らすと】
【彼女の背後の施設陰から、約30人の機関戦闘員が姿を現した】

【狗の仮面で顔を覆い隠した、先端に剣先を括り付けた小銃をその手に携えて】
【胸元に「ハート・髑髏・93」の隊章が縫い付けられた、全身黒の部隊員は】



「「「「「「「「「「FLeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeZE!」」」」」」」」」」



【皆一様に銃を構えての、威嚇態勢を取った―――】


【これは文字通り、≪Iron Hollow≫からの「止まれ」という警告指示】
【しかし≪No.111≫へ斬りかからんと走り出している二人の少年はこの警告に従うだろうか?】

【もしも彼らがこの警告に従って立ち止まった場合―――】
【―――戦闘員は発砲をせずに、照準を合わせたままの威嚇態勢のままだ】

【しかしこの警告を無視してそのまま走る場合―――】
【―――「警告を無視した」者への「威嚇発砲」が1発、行われるだろう】
【その場合の銃弾の狙いは、進行方向前方の地面である】
【直接の狙撃ではない、あくまでも「威嚇としての足止め」だ】
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 22:04:35.29 ID:jn7Gg3iIo
>>579

それです、はい
…ってこんな姿してたら分からないのも当然ですが…

【はぁ…と落ち込むようにため息を吐いた】
【血は止まっても相変わらず痛むのか押さえたままで】

まぁそうなりますね
…ってあれ?言ってませんでしたっけ?

【本人は言ったつもりだったがその時の話の腰は折られている】
【というか、言動からも言えることだが───】
【自分を食べた相手に対して普通に話すあたり、相当変わった少女のようだ】

【肉は若干身体能力があがるかもしれない】
【何にせよ、拒否反応を起こさない限りプラスの効果ぐらいしかでないのである】
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 22:05:40.33 ID:SaGgAGDX0
>>507
『…気のせい…気のせい……』
【ヤレヤレとし】

なに!?なんなの貴女!?
『……サバト……さ…』
【幼女の言葉にキリッとポーズをとり】

『…で…何してるの?…』
【首を傾げながら】


/よろしくお願いします!!
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 22:17:33.90 ID:Ey+JINfIo
>>581

(へえ……そう来たか)

【両面からの敵となるとそれは非常に面倒臭くなる】
【どうやら彼はそれなりに考えているらしい】
【自分の余計な考えももしかしたらいらないのかもしれない、などと思ったとか】

でも無茶すんなよな、体が資本ってやつだぜ
何かあったら何とかするけどさ……

【小さく呟いたのできっと声は届かないけれど】
【もしもの時は自分がなんとか対処しなければ……と】

>>587

ぬ……いや、要らない全然要らない

【若干欲しそうなのは気のせいです】

ふん、口を慎めよ悪役気取りめくっちゃべってばっかだと舌噛むぜ

【黒色からは魔翌力の類は一切感じられない、ただの単純な変幻自在な物質と考えれば良い】
【触れたら毒になるとか精神が侵されるとかそういうのは一切無い】

【ただ形状によっては怪我、もしくは大怪我に至ることもある】

……って――――!!

【現れた銃士達、その圧倒的な銃口の数に少年は足を止める】
【2対複数……単純に特攻してその後どうなるかは予測の必要すらないだろう】

おまっ卑怯だぞ!男らしくサシで勝負しやがれコノヤロ!
(などとふざけつつ、さてこの状況はどうしたもんか……)

【抗議の大声を上げつつ、右手のナイフ(仮)の形を崩す】
【黒色は不定形へとただ掌でぐるぐると回っている】

【自分1人ならまだしももう1人、少年がいる】
【ここで蛮勇の如く突っ込んで彼を死なせてしまってはそれこそ本末転倒】
【じっと反対にいる(>>581)の方へと視線を投げかける】
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 22:20:39.23 ID:0meSbO7z0
>>589
いや、この子人肉しか食べれないって・・・
好き嫌いする物ですから
【好き嫌いとは違うと思う、これ】

これから、この子に普通の食事を一回食べさせようと
今から僕の良くいく美味しい店に連れて行こうとしてたんです.
あ、良かったらサバトさんもどうですか?
【食事は皆で食べた方が美味しいだろうし、と】
【サバトを誘う】
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 22:22:13.55 ID:u8TflOrgo
>>583

【ルーミアの言葉は、正しく、理知的で――なによりも、甘美だった】
【誤謬なき世界。名君の統治のもと、世は安らかで、そこに争いなどない――】

……。

【自分の幼稚な言葉など、そもそも間違っていたのではないか】
【青臭い理想論、他人から感化されただけの、己の主張のない、薄っぺらな偽善】
【――そんなものに頼っていたのではないか?】

ち……が……。

【――少女は忘れている。己が身に潜む宿業を。絶望を糧とし、破壊に酔う狂気が、すぐそばにあることを】
【心を強く持ち】
【希望を忘れず】
【――正しくあること】

うぐっ!

【激しい頭痛が襲ってきて、少女は悲鳴と共に頭を抑えた】
【そう、封呪の髪飾りとて、万能ではない】

……!
逃げッ……!

【その矮躯のどこに、隠れていたのか。さらなる魔翌力が、堰を切ってあふれ出すように、周囲に漏れ出す】
【かろうじて、逃げろ、と。そう忠告すると同時に】

【――少女の白いカチューシャが、地面に落ちた】

『ふ、ふ――』
セエ、レッ……!

『――汝への恨み――此度の醜態に免じて許そう!』
『まこと、汝は飽きぬ玩具よ。まだ我にも付け入る隙が残っていようとは――なんとも脆きイキモノであることよ!』

【聞くものの背筋を凍らせるような、氷の刃のような冷徹な声が、嘲笑を含んだ声で、周囲を震わせる】

『我は愉快でたまらぬ!』
『亡国の――それもたかだが第一王女ごとき≠ェ! 頂点に立ち、自然なる世界の法則を取り戻すと!』

【――話の大筋は、声の主――セエレと呼ばれていた――にも聞こえていたのだろう】
【嘲笑は、どうやら目の前の金の国の王女にも、向けられているらしかった】

『なるほどなるほど、汝は人の頂点に、恐怖と力を持って支配する器かも知れぬ』
『だが――貴様とて、我から見れば、同じ凡百の人≠ノ過ぎぬ! 汝を超えるもの、恐怖の起源なるもの』
『それらに相対してなお――同じ戯れ事を口に出来るか』

【魔翌力は、ついに狂気を凶器として、矢を番える】
【少女が操ったものとは、比較になるほどの精度で、少女の背後に集っていく――】
【――未だ式として顕現せずとも、それだけで十分な威力を理解できるほどの、莫大な魔翌力の胎動が、強迫の材料として蠢く】

/大変お待たせしました……すみません。
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 22:23:03.30 ID:0meSbO7z0
>>591
/追記
/今日はPCだから遅くなるかもですが
/よろしくです
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 22:23:03.44 ID:yiHPsb1Co
>>576

【――――仄かに彼へと視線を転ばせながら、夜風の染み込む舌の上で、転がす
視覚から、聴覚から得られる情報から察するに――――今、彼女が話し掛けた彼≠ヨ敵意を持っているように、伺える
それはつまり、恐らく同じ月の元≠ノ所属する彼≠ニ彼女の敵であると察するのに、時間は必要なく】


……私ワタクシ≠煖ウ養が有るとは言い難い境遇の為、あまり強く言えないが――――
これほどの月の元に、そのような悪態を憑く貴方の方が、よっぽどバカ≠ニ思える


【必然的に、豊満な胸の中に抱くは敵意&盾ナるような冷たい月光が、彼女の谷間へと沈んでいく
すっと彼≠フ前に歩みを進める彼女は、その姿が示す通りに流石――――メイド≠ニ言ったところか
主人のためには、その身を挺して、敵意の前に立つ――――その姿が、如く】

【やれやれ、と言った様子で、瞼を閉じて、仄かに額にかかる前髪を、解きながら
眼前に在る、男へと――――――――夜よりも冷たき視線を、注いだ】


どうやら、旧知の仲のようで……良ければ私めにも、そのイライラのわけを、ご教授くださいな


【月が雲に隠れて、仄かに彼女を黒く染め上げながらも、切り抜かれたような白色の髪の毛や肌はくっきりと
その新雪のような病的なまでの白さを強調しつつ、甘い言葉が辺りに漂う
ヴァニラ・アイスのように舌の上で蕩けそうな甘いその芳香にも似た――――言葉≠ヘ
丁寧ながらも、棘が在ると、理解できるだろう、か――――】

【涙で潤んだような小さな唇を、僅かに吊り上げて、形式上の微笑を浮かべる彼女は
氷の仮面を被ったような薄っぺらい好意を、貴方へと捧げる】


>>580

【蛇のように纏わりつく視線に、少々不快感を露にしつつも
あまり気にしてはいないのか――――それとも、我慢しているのか、表情は携えたまま、貴方へと言葉を返す】


用という程でも無いが……まあ、新しく着任したもので、自己紹介と交流を兼ねて声をかけてみた
そして、冗談には聞こえない、と言っておこう、それを冗談と笑い飛ばせるのは、相手が弱者≠フ時だけだ


【どこかぶっきらぼうな口調は、朝、門に垂れ下がった氷柱を思い出させる
触れた物を、拒絶する、冷たく鋭い言葉と、視線は――――……どこか近寄りがたい雰囲気を示す
それはおそらく――――警戒、もあるのだろうか、彼女が受けた、視線への――――形容しがたい、悪寒への】

【彼の言葉に従いノビタ≠フ姿を視界に備えたまま、彼の前に立ち、静かに言葉を紡ぐ】


さて――――どういたしましょうか、親しい仲であるのならば、ここでお茶会の一つでも開く準備はございます
このような場合に備え、紅茶もコーヒーも、お茶も、一応は最高級のモノをご用意しております

先の言葉どおり、私めは、額面上では在りますが――――貴方の同業者≠ナす
故に、私のお嬢様≠フお仲間≠ニ類別されますので、なんなりとお申し付けくださいませ


【――――身長は150cmくらいであろうか、恐らくは貴方より小さな、この少女は
先ほどの氷のような、態度を一変させ、絡みつくような――――そして、在る点で、跳ねつけるような、礼儀正しさを見せてきた
チラリとそちらへと視線を向け、仄かに微笑む彼女は、本心からの微笑にも――――思えるような、営業スマイル、で】
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 22:24:41.21 ID:yiHPsb1Co
>>594
/>>580×>>585
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 22:27:01.83 ID:7vWot7110
>>591
『……なるなる……』
な…何!?
【ジーッと幼女をみて】
【幼女は幼女でサバトを不気味がり】

『……行く行く……』

『……ところで……貴女…家族は?……』
家族?そんなのいない!!
【サバトの質問にそう答えた】

【するとサバトの目がキュピーンと光り】

『………やったね…サバトちゃん……家族(子供)が……増えるよ……』

【……………………】

はい?
【はい?】
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 22:27:57.47 ID:x5igbFPdo
>>587 >>590

──────!

【突如現れた多数の部隊員と、“静止しろ”との怒声】

【銀色の細刃を持つ少年は、既に駆けだして速度が乗っていた状態から】
【上体を曲げ、刃を持っていた方の手を床に付き】
【足を少しだけ開いて、急ブレーキ】

【そこで……“静止した”】

ありゃりゃ……止まったよ、止まりましたよ!
危ないなぁもう、そんなに沢山、どうするのさ!

【しかし、その体勢は「次の行動」へ直ぐさま移るためのそれで】
【武器もまた彼の手の中にあるまま】


【その体勢で、白髪の少年と視線を交わす】

(多分大丈夫だから、多少、うん、一回くらいなら何とかなるから)
(行けるなら行っちゃえ!)

【出来るだけ、クロークの女性及び部隊員に悟られないよう左手で「GOサイン」】
【最も、角度的には充分目に入るかもしれないが……】
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 22:40:22.08 ID:TeHhPqrao
>>592

…………これ、は

成程、魔翌力の裏打ちはこれ、ですか………
……ふふ、ふ………―――

【言葉の力の裏付けは、今も見えない。だが、その魔翌力の根源はそこにいる】
【成程、人間ではない。喧しい声だ、安眠は出来まいな】
【言葉を発さぬ異形なら幾らでも。亜人の類は、共存の対象だ】
【そのどちらにも適さない存在ならば、果たして何と呼ぶべきか】

【見くびるな。酷く嫌われるからには、ひとかどの奴に違いない】

―――愉快ですね

私を越える者が、何処にいるのでしょう?
恐怖の起源とは、何処にあるのでしょう?

私の目に映るのは、強き力を持った能力者がただ一人
その身体に寄生する、己の身も持たない卑小な存在が、おまけの様にもう一つ
私の耳に届くのは、強き心から発された信念の言葉が一つ
信念を持たず思想を持たずただ己の生まれを以て他者の信念をあざ笑う、愚昧の声がもう一つ

【だが、一個の何かを恐れていて、世界を敵に回せるものか】
【眼前の存在が如何に強大で悪逆非道な存在であろうと、それは一個でしかない】

【絶対的な力に相対する事は恐怖だ。だが、恐怖など飲みほしてしまわねばならない】
【見くびらず、だが怯えてはならない。13cmの銀の釘で、己の魂に刻み込む】

私から見れば、自らの姿も見せられない者≠ネど、凡百の一にも入りませんわね


――…………悪魔よ、去れ

お前などこの世界を構成する邪悪の剣の、ほんの錆に過ぎない
只一個の悪魔などに怯えて、どうして覇道を踏破できましょうか?
いや、例えお前が万の悪鬼の軍勢を引き攣れて現れようと、私は単騎でこう叫ぶ事が出来る


     ≪World is mine.≫


【杖代わりにしていた剣の鞘を、腰の留め具で固定した】
【右手が長剣を抜き、その切っ先を少女の背後へと向ける】
【長剣に集まる魔翌力は、絶対量は多くない。だが、その質は類例が極めて少ない】

【もし、悪魔に魔翌力を感知する力があれば、その質の一端を覗けるだろうか】
【所謂属性魔術では無い。単純な、物理的な衝撃を与える類の魔翌力でもない】
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 22:48:52.80 ID:kc1iOCWPo
>>585

ハッハッハ、オレより年上とは思ってたけど生え際気になるのかあ…じゃあ仕方ねえな
なんてなる訳はないぞ、まあ仕方ねえか…いいよもう帽子の趣味が被ってることなんて…ちなみに空耳がどうのと今言ったようだが
オレは探偵で飯食ってるからさ、空耳したかどうかは結構簡単に確認できるんだ

【こっちも何故か笑顔だが…同じ作り笑顔をしているレギンなら分かるかもしれない、こいつも笑顔を作っている】
【それも…なぜか平手に握り拳を当ててポキポキ、と威圧的に関節を鳴らしている】
【それが終ると、す、と右の袖からUSBメモリが出てきてそのまま懐へと投げ込む…その懐からにゅーっとイヤホンが飛び出す】

【すると懐から、なんだか蛙みたいな形に変形した音楽プレーヤーが覗きこみ、繋がっているイヤホンを聞いてるノビタに聞こえるように言葉を発したのだ】

『ナンバーズともあろう者が、容易にそんなことを呟かないでいただきたい
ワタクシ達≠フ発言は時として、国一つをも動かす、とその肝に銘じて置くことを――――……オススメしますよ』

『それは失礼……同業者≠ウんですか?私に何か御用で?しかし一国を動かす……
そうは言っても…所詮はゲーム≠フ範疇ですよ…と、言うのは冗談です…』

【この男…元々はありとあらゆる場所から情報を探り依頼をこなす『探偵』と呼ばれる人間だったか】
【抜け目などなかった、彼はもしかすると普段から録音できる音声は全て録音しているのか…どこかの尻フェチみたいだ】
【最も彼は脚フェチなのだが…ともかく一度彼の傍で露出した情報は記録されていると言う事か?】

(…ナンバーズは服や身体に自分のナンバーを記す傾向にあるそうだが…その様子ではお前71番…と見ていいのかな?
さーて…尻尾掴んでしまったと思っていいのかな)

さてどうすっかね?別にどうこうするつもりもないけどさ…


>>594

(…十二発…うち左右どちらも最初の一発目は…『電撃弾』だったかな)

非常に申し訳ないお嬢さん、ロマンチックなムードを壊すなんて男らしくなかったな
誰かのメイドさん?こんな美人がメイドさんなんてご主人様は最高に幸せモンだね

【手をひらひらさせて、軽口をたたきながら彼は自分の攻撃手段の再確認をしている】
【相手は二人、サシだと思ったから姿を現そうとしたのにヘマをやらかした…この状況勝率は低い】
【時間を稼いで逃げ道を突破するしかないか】

【す、とコートの腰辺りのポケットから…今度はビニールの折りたたまれた何かを取り出すと】

イライラの訳なんて聞いても面白くなんてないよ?で、どうする?
オレレジャーシート持ってきてるけど

【踵で地面をカツン、と一度叩きながらそう呟く】
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 22:51:07.57 ID:mMwiwE3yo
>>590(white hair)

おや?卑怯?

【その軽口に答えるように、うーん、と首を捻っては】

歩兵の最大の武器は、その”圧倒的機動性能”!
単身に、塹壕から荒野から、戦地を縦横無尽に駆け巡る能力こそが
この世の”戦場”の正義、なんですよー

>>597(Skull boy)
【さすがに銃口を向けられたのならば、(white hair)も足を止めるしかないか】
【多勢に無勢、現段階では形勢逆転への足がかりは足りなすぎるようだ】

【そしてコレには(Skull boy)の足も、同様に止まったようであり】


>>ALL
えぇ、えぇ、聞き分けのいい子は、私は好きですよー

【にこっと、その(Skull boy)に微笑み返すも】

あれ、そう言われれば・・・

【(Skull boy)の「そんなに沢山」の言葉に、思わず後ろを振り返る】
【たしかに少年2人に対して戦闘員が30人というのは些か多すぎるか】

【もっとも、クロークの彼女は「遊ぼう」と誘った張本人でもある】
【その「遊び」・・・一体どの程度の”意味”かは計り知れないが】

【そして、(Skull boy)と(white hair)の二人だけの間で交わされた”GOサイン”は】
【丁度後ろを振り向いた瞬間だ、これには彼女も戦闘員も誰も気が付いていない様子】

あー、≪Iron Hollow≫のみなさーん
この2人は私の大事な”Guest(お客)”さん、ですからねー
ちょっと≪Iron Hollow≫2人残して、他のみなさんは戻って結構ですよー


            ”GoHome(帰って良し!)”


【その指示に従うように、戦闘員は銃剣を納め】
【再び陰に紛れるように、姿を消していった】

【≪Iron Hollow≫:30人→2人】

【残った戦闘員はクロークの彼女を護るように】
【両腕に銃剣を抱えたままの威嚇態勢のままで】
【(Skull boy)と(white hair)の前に立ち塞いで】

ではでは、改めまして、”Guest(お客)”さん・・・
お二方、お名前を聞いていませんでしたね?

【クロークの彼女、すでに二人に敵意が削がれたと判断したか】
【思い出したかのように、二人に名前を尋ねた―――】
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 22:54:17.05 ID:0meSbO7z0
>>596
よし・・・決まりですね!

――・・・て・・・えっ?
【・・・え?】

・・・・ま・・まぁ
行く先が決まって良かったですね・・・
【いや、いいのかコレ】
【犯罪臭がプンプンするんだが・・・】
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 22:54:47.04 ID:hgxrqoSHo
>>588

………………はァ。

【すごく、何だか力が抜けているようだ】
【少女の様子に毒気を抜かれてしまったのかもしれない】

んん、なんつーか。お前、平気なのか? 喰われかけてたんだぞ?
つか……何これ。何かいい感じに体が熱いんだけど。

【浮かび上がる疑問符。しかし警戒はどうやら溶けているようだ】

/申し訳ございません、遅れました……!
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 22:59:00.34 ID:iz9ZcK5P0
>>594

それはそれはご丁寧に……私はレギン≠ニ申します、以後お見知りおきを…

個人データは、今端末≠フ方にお送りしましょう…番号≠ヘもうお分かりの通り

【帽子を外し、丁寧にお辞儀をする】
【同業者≠ニ分かった為か、瞳は再び蛇≠奥底に仕舞い込む】
【手の甲をヒラヒラと振りながら微笑む】

【懐から黒い端末≠取出し、何か打ち込む】
【少女の端末にデータが送信されるだろう】

≪水の国支部∞支部長代理¨O.71 レギン・ハーネット≫

お嬢様=Hどなたの事です?

フフ、そちらの方ですか……彼はね……正義の先兵≠フノビタさんですよ……

ともなれば……これはもうパーティー≠開くべきですよね…クク…

【遠回りに、合図のようにそう呟く】
【ゆらりと……場≠ノ不穏な空気が立ち込める】

>>599

おやおや盗み聞きが趣味だとは少し引いちゃいますねぇ!

それで?何か言う事はありますか?

【ニタニタと笑いながらノビタを見つめ】
【両手を広げて、とぼけたようにそう呟く】

しかし……貴方は頭は回るようだが……

状況の理解≠ヘイマイチのようだ………さて…

閉鎖された森のなか……これじゃあ叫んでも誰にも聞こえない……さてさて

ここら辺で、潰して≠ィきましょうかねぇ…

【帽子を整えながら三日月のように嗤う】
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 22:59:54.48 ID:Ey+JINfIo
>>597

(アイサー了解だぜ、なんて結構危ない橋だよなあ)
(本人がそう言ってるからって完全に安全とは言えない……か)
(まあでも……――――)

【この状況のままでいて彼ら機関側が少年に危害を加えない、などと証明出来ようか?】
【少年を無傷或いはそれに近い状態でいさせるためには自分で結果を変えてしまうしかあるまい】
【戦って、倒すしかあるまい】

(やるしかないよなあ、正しいかどうかは後の行動で正しい物にする)
(情けないけどもそれぐらいだよなオレに出来るのは……)

【策を1つ思いつく、右手の甲を少女の方に向け掌を見えないようにし】
【掌の「黒」の量を増加させる、ぐるぐると渦巻かせて圧縮】
【さらに総量を増加させまた圧縮、それを繰り返す】

>>600

(お、ラッキー好都合……)

【どこかに消えていく戦闘員に少年は内心ほくそ笑み】
【たとえまだどこかに戦闘員がいるとしても距離的には自分たちが有利になったと考えた】
【無論人数的にも十分捌ける数……】

あー?……名前、ああ名無しの権兵衛――――
嘘、冗談だってオレの名前はエルフェスってんだよ
んでもってオレはお前の敵だから、優しくはしてやんねーのな

【数回と圧縮を繰り返した黒い玉、光すら飲み込みそうに渦巻いて】
【少年はそれを放つ機会を伺っているのか冗談交じりに言葉を返す】
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 23:00:53.47 ID:A2XDAo0e0
>>601
ちょっと待て!!私はいいとh…
『…やったね…サバトちゃん…さて…じゃあ…行こうか…我が娘よ…』
【反論しようとしたが、サバトに空いてる腕をガシッと掴まれ】

離せ!!離せ〜〜!!!
『……じゃあ…護…行こう……』
【そのまま護が行く店に連行しようとする】

【犯罪?なんの事かな?】

【キンクリ?】
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 23:01:48.29 ID:u8TflOrgo
>>598

『ふ……ふ! はははははははは!』
『そう、全く、ヒトとはかくも蒙昧なるかな!』
『我らは弐にして壱、同一なるモノ。汝の目に映るものこそ――』

が、が、ああああああ!! やェ!!
あああああああああああああ!!

【セエレの言葉の中、ひれ伏していた少女の喉から、人の声とは思えないような奇声が迸る】
【――封印とは、彼らを永の眠りに付かせる事。その中で、彼らの力を僅かでも衰えさせようとする方法の一つだ】
【だが、衰える前に彼らの封をといてしまえば――そこには、休息の時を経て、力を増す異形があるばかり】

【青白い魔翌力が、少女の身体の中に収束していく――もはや、そこに無秩序な力の奔流はない】
【――冷徹な、厳然とした力がある】

……汝の目に映るものこそ、我に他ならぬ。
受肉の堕落に甘んじるも、我が魂に変わりは無い。

【愛らしい声が、狂気と冷気を孕んで囁く】

そう……それにしても、あの『男』はモノの情趣というものを知らないわ。
こんなにも美しい身体を得たというのに……。無粋な話し方をするものだと、思わない?

【底知れぬ作り笑いで、少女の顔で、悪魔が嗤っている】

うふ。
私を退けられるかどうかは、貴方次第ですわ。
その蛮勇と傲慢は評価するけれど……。

【余裕ぶった口調とは裏腹に、引き抜かれた剣先と、そこに集う魔翌力に鋭い目を投げている】

(奇妙な魔翌力だが……さて)

【だが、それに慌てて対応することもない。ただ背後に控える膨大な魔翌力によって】
【目の前の羽虫を叩き潰す。悪魔に取っては、それだけのこと】

さぁ、私のパートナーが務まるかしら?

【少女が操っていた魔術とは、精度が違う】
【瞬時に悪魔の背中に凝固した魔翌力の塊は、その大部分を散逸させぬまま、3つの短剣となり、宙をたゆたって――】

【ドン、と。銃弾のように、女性の右肩、左肩、左脇腹を目掛けて、射出される!】
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 23:03:14.63 ID:XSA0olz6o
【何処かの墓場】

【数多の英霊達が果て、その身を埋めた墓が有る】
【その中を闊歩するひとつの影】

【その影の右手には黒い義手】
【左の手には白の義手】

【右手の先には黒の刃】
【左手の先には白の刃】

スゥ…

【深呼吸を一息に飲み】

噴ッ!

【両の刃を一気に薙ぎ払う】
【両の刃はバキィと砕け散る】

誰か、遊ぶ相手はおらんのか?

【影は小さく、そう呟くと墓の上に乗り笑い始めた】
【自嘲の様な笑いである、夜の墓場で何をやっているのだろうか…】
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 23:09:48.72 ID:x5igbFPdo
>>600 >>604

『動くな武器を捨てて手を挙げろ』までがワンセットなんだよね、やっぱりさ
だってさ、止まっただけじゃあ、仕方がないしさぁ
うーん?でも、プロい“能力者”さんなら、手も、関係無いよね

──────でもボクは、「ホールドアップはお断り」

【ブツブツとそんなことを小さく呟いていて】


本当に“遊び”なのかな、本当、莫迦にしてるよね!
いよっこの悪党!フトッパラ!

【姿を消した戦闘員を僅かに目を追って】
【相手の言動から、残った戦闘員にだけ注意を向けるようにする】

ボクの名前はソリタ、返田彗って言うんだよ!

【やはり行動する機会を窺っているのか……静止した際の姿勢と変わらず】

【しかし、少年が持った“サンブレード”からは、僅かに光が放たれていて】
【……聴力が良ければ、足元、それも床下から何か物音がするのを聞き取れるかもしれない】
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 23:14:55.26 ID:TeHhPqrao
>>606

私の昔の部下なら、貴女の言にイエスと答えを返したのでしょうけれど
生憎、私は自分以外の同性を、美しいと感じた事は有りませんわね
いいえ………先程の貴女に比べて、今の貴女は非常に醜い

………夜も更けて、肌寒さも増した頃合い
余り長く、貴女の相手をしている事は出来ませんわね………


来なさい。一個の悪魔風情など恐れるに足らず
仰々しく飾るばかりが能ならば、張り子の虎も同様ですわよ?

【剣の切っ先が、ほんの少しだけ下へ傾けられる】
【隻腕の少女の、名前すら知らない。意見が噛み合う部分も、殆ど無い】
【だが、別に隻腕の少女は嫌いでは無い】
【あの悪魔の、名前は分かった。きっと話せば、気が合う部分も見つかるだろう】
【だが、あの悪魔はなんだか嫌いだ】
【剣の切っ先は、隻腕の少女の腹へと向けられた】


【隻腕の少女の攻撃の予兆、ルーミアは単純に考える】
【横へ横へと移動し続ければ、射出系の攻撃で致命傷を受ける事は少ない】
【だがそれは相手も同じで、自分の打ち出せる武器は一つだけ】
【ならば、チャンスは今だけだ】


≪加速≫≪加速≫≪反転≫≪追尾≫≪対象:発動者≫!!!


【魔翌力を介して剣に与えたのは、五つのパーツからなる命令】
【長剣は切っ先を隻腕の少女の腹部に向けて、彼女が射出した短剣と擦れ違う様にして】
【音は無く、然し最大限の加速を以て、打ち出された】


【擦れ違い、飛来する短剣三つ】
【剣を掲げていた右腕は、肩に短剣が到達する前に、前腕がそれを受け止めた】
【左肩、左脇腹。全く動かずあったその部位に、刃が吸い込まれる】
【次の一瞬、内圧によって、血が短い距離を、吹きあげられて飛び散った】
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 23:16:00.73 ID:jn7Gg3iIo
>>602

まぁ…アレですよ、お腹が減ったら仕方がないですから
私たちだって魚さんとか牛さんを食べてますから

それに私、過ぎたことは気にしないタイプなんですっ!

【過ぎた事といっても度合いがあるだろうに】
【やはり人外。人間の常識は通用しない…恐らくこんなのは彼女だけだろうが】

体が熱い…?
あ、もしかして熱とかっ!?
体調不良は良くないです!

【警戒していたのはどこへ行ったのか、顔色を変えて近寄る】
【そして背伸びしておでこに手を伸ばした】
【底なしの馬鹿正直な優しさというか何というか】
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 23:16:53.66 ID:0meSbO7z0
>>605
【キンクリ!】
【しばらく歩いて】

―――さて、着きましたよ。ここです。
【護達は一軒の居酒屋の前で立ち止まる事になる】

【「居酒屋 フレンド」】
【そう店の名前が書かれた暖簾が店の戸の所にかかっている】


612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 23:18:01.19 ID:yiHPsb1Co
>>599

【眼前で舞う貴方の掌はまるで蝶のように、彼女の視線を僅かに惹いた
――――薄い、硝子の仮面が微かにはがれ、覗かせるその白菊の表情は、どこか、幼げで
それは僅か、一瞬の出来事、直ぐに元の凛とした表情へと成り、言葉を紡ぐ】


私めには勿体無いお言葉をどうも有難う御座います
本来ならば、そのお言葉に甘えさせていただくところですが……


【ふぅ、と憑くため息はやや重く――――まるで、どこか体調が悪いと、言いたげに
どこからか、黒いレースの日傘を取り出し、彼女の肩へと、軽く平げて乗せて
注がれる冷たい視線は、身を刺す夜風よりも冷たく、世界を冷やしていく】


少々失態を犯してしまったもので、私としてはどうにか挽回する必要ができました
故にその尻拭いを為すのは、そして罰を受けるのは、当然の報いでしょう


【軽く、両脚を肩幅に開いて、楽な体勢で立ちながら――――……視線の色を、しっかりと映えさせる
透明なその琥珀色が、鋭く鋭く牙を向けるようで】


カノッサ機関No,[&庶q=ブラックモア
二対一とは少々不利かもしれないが、これも定めと思い、受け入れなさい


【静かに瞼を閉じて、風の音へと耳を傾ける
森から零れる囁く声は最早、言葉を為さず、ただただ騒々しい悲観の声のようで
誰か奏でる葬送曲のように、ゆるり、と辺りの雰囲気を重く落としていく】

【どうやら、先手を譲るようで、静かに貴方の出だしを伺っている
後方にはレギンを置いて、一応は護る意志があるのだろうか】


>>603

【端末を除こうとせず、奥底へと消えていく蛇の――――……彗星のように、引く尾を
瞳の中に残った、蛇の虚像を、静かに網膜からはがしながら、彼の微笑へと頭を下げる
どうやら、既に知っていた、ようだ――――まあ、一応機関員なのだから、そうであろうが】


カノッサ機関、最高議会――――議員が一人、セシニアイリス<tリードリヒ
尤も、コチラも着任してから日が浅い為、まだまだ仮の関係ではありますが――――……


【不穏な場の空気に――――ビンカンなのか、ぞくっ、とむき出しの背中に悪寒を感じたようで
その華奢な身体を、僅かに震わせ――――……んっ、と小さく冷たさに凍える声を零した
そして、貴方から貰った許可を元に、更に言葉を紡ぐ】


……では、旦那様のお好きなようにご命令下さい
パーティのメイクでも何でも……私のできることであれば、この身を尽くしましょう


【つまりは、後方支援であろうと、尖兵であろうと――――貴方が望むならば、何にでもなると、申している
そちらへと振り返り、傘の側から覗かせた横顔、そして、くしゃっとほころばせたその表情は
見かけどおりの少女の微笑だと――――感ぜられて】
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 23:23:06.41 ID:mMwiwE3yo
>>604(white hair)
>>608(Skull boy)

ふぅん、エルフェス君に、ソリタ君・・・ですねぇ・・・
おk、覚えましたよー

【クロークの彼女は手に持つ携帯端末を弄りだし】
【なにやらポチポチ打ち込んではメモを取っており】

ほら、≪Iron Hollow≫活動記録に載せておかなければ成りませんからねー
一体なんていう”Badboy(悪い子)”がいたのか、分かりませんからー

【ぱたり、その携帯端末を閉じて仕舞い込むと】

ではでは、お二方・・・”Goodbye(さようなら)”・・・



【ニッコリ、と微笑み返しては】


            ”Fire!(撃て!)”



【前に立つ機関員2名へ発砲命令を下し、放たれる凶弾―――】



【無論今度の発砲命令は、先刻のような威嚇射撃ではない】
【もしも両者、このまま黙って銃弾を受けると言うのならば】
【それは文字通りの愚策、哀れな死体が転がり込むだけだ】

【しかし、(white hair)も(Skull boy)の”能力者”である二人は】
【お互いにアイコンタクトをとった上での”策”を巡らせているはずである】

【未だクロークの彼女には、その様子に気が付いてはいないようだ】
【―――ならば、機関員に先手を討たれた今こそが反撃のチャンスであろうか】
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 23:23:09.00 ID:l2ML/GjU0
>>611
【連行されてる最中】
【観念したのか騒ぐのをやめ】

『……ここか……』
【そう言うとサバトは】

『………ヒャッハー!!……客だぁぁぁあ!!!!……』
【戸をガラッと開け、叫びながら店に入ろうとする】

………なぁ…コイツなに?
【幼女は諦めと困惑の表情でサバトを一回見て、護に聞く】
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 23:28:42.78 ID:r36Hm2CSO
【路地裏……ゴミ捨て場】
……麻薬取引の常習グループ、ね。最近多いなあ……ヤク絡みの奴……

【背中に背負うは金色のギターケース。首に巻くのは赤く長い毛糸のマフラー、首から掛けているのは蒼いペンダント型のオルゴール】
【被っているのは黒いテンガロンハット、瞳はくすんだ蒼で、目は虚ろ】
【服は「黒古龍の鱗」をベースにして作られた黒いトレンチコートと、焦げ茶色の長ズボン】

はは…………“ゴミ”はきちんとごみ箱に……これは常識だね。さて……ああ……

【メタリックブルーの長髪が風に揺れ、右腰には「古黒龍の牙」製のマシェットナイフが、左腰には黒い数枚のチャクラムが輝く、二十代後半と思わしき青年が、物言わぬ男女の死体……それを積み重ねた“山”の上に座っている】

【その隣には、この場に似つかわしく無い見た目の幼女が座っている】

『火、ですから? 貴方の行動パターン、何となく読めるですから』

【首から掛けるは、赤いペンダント型のオルゴール、縦ロールのお下げにした銀色の髪、色白な肌、左が鮮血色、右が黒っぽい赤色の所謂「オッドアイ」】
【裾に白いフリル、胸元に小さな蒼いリボンが付いた黒のワンピース、その上から羽織っているのは両袖に黒いフリルが付いたケープコート、ズボン代わりか白いドロワースを履いており】
【靴は黒く、赤いリボンが付いた、モコモコとした素材のブーツと、人形のような服装の幼女である】

ああ……うん。そうだね。煙草も吸いたいしさ…………火葬……というのかな……死体の処理……必要だろうさ。

【そう言って、彼は不気味に微笑んで】
【ポケットから、煙草を一本取り出し……幼女に、火を要求する】
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 23:33:20.22 ID:hgxrqoSHo
>>610

……、……………。

【少女の表情に露骨に顔を曇らせる】

なんつーか、お前。死ぬぞ。いや本当に。

【どう声をかけたらいいか分からない、という調子でそう静かに話す】
【額に伸ばす手を払おうともせず、表情を更に複雑な物にしていく】

私は大丈夫だけどよ……お前、なんか、襲われたりとかしないのかよ?
こんな所うろついてたらマジで危ないぞ、お前。
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 23:34:27.91 ID:u8TflOrgo
>>609

【互いの剣を銃弾のように射出した――交錯の後、セエレは回避行動を行おうとして――】
【がくん、と右膝から崩れた】

――あら?

【酷く場違いな、不思議そうな声でそう呟いて――】
【回避も行えない少女の身体を、長剣はその左肩を貫いて、吹き飛ばした!】

【何のことはない、半月板を損傷した膝で歩くのは不可能、だというだけの話】
【魔翌力でその肉体を操るセエレには、肉体が損傷している、という概念を持たない】
【――不具合を知らぬまま、車に乗ったようなものだ。当然、報いとして事故≠ヘ、口を開いて待っている】

う、っぐぅ!

【もんどりうって倒れたセエレは、悲鳴を上げたものの、再び立ち上がる――】
【右肩を貫かれた以上、右腕はもはや失血で使い物にならない】
【右膝は、やはり損傷のため満足に動かない】

まったく、酷いことするのね。
痛くて痛くて、死んじゃいそう。

【――だが、セエレはこともなげに、血の気の失せた白い顔で、倒れたまま、嗤う】

……私、どうなっちゃうのかしら。
この王女様に、殺されちゃうの?

【くすくす、と余裕ぶって笑っている――まだその身に充溢する魔翌力にはかげりが無いが】
【身体が動かなければ、どうしようもないというのに、である】
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 23:37:21.44 ID:u8TflOrgo
>>617
/下から五行目、【血の気の失せた白い顔で、倒れたまま、嗤う】
/この【倒れたまま】は記述ミスです、無いものとして読んでください……申し訳ありません。
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 23:38:40.04 ID:kc1iOCWPo
>>603

…まーったくオレって本当にバカだと思うだろう?これでオレが勇敢だったらこれを隠して
そちらのメイドさんの主のお嬢さんにも接触するところだったんだが…あいにく小心者でさ
とはいえもう見つかっちまったから何も言わず逃げるって『選択肢』がなくなっちまってるんだ

【どっちにしろ、レギンには自分の正体はバレている、今この時点で離脱しなければ囲まれるのはわかっている】
【自分の実力はわかっている…ギルファも、スカルアーマーもない今の自分にはナンバーズクラス二人の時点で厳しい…もう窮地だ】
【その上メイドの『お嬢様』を追跡するなんて最低でもギルファを持ってないとできない…やるなら少なくともしんゆうかジャイアンを連れてくる必要があっただろう】

逃げてもおまえはオレの背中を攻撃するだろ?だったらそんな状況でオレは逃げない
それにしてもイチイチバラす必要はなかったかもしれないが…悪いクセでね、つい見せびらかせちゃうんだ

【見つかったなら背を向けて逃げても無駄だ、最低でも銃を持っていると仮定した場合この二人が確実に自分の背を打ち抜く方が早い】
【こちらが逃げると先にこちらが撃たれる、この状況を理解したうえで、ならば最初の一手に『逃げ』を選択するのは破棄…だとすれば】

>>612

(…日傘?)

尻拭いしたなら罰を受ける必要まではないと思うんだけどな…そんな厳しいのそのイリスってお嬢さんは
どんなお嬢さんだろう一度お会いしたいね、オレだって美人大好き
ようし、キュートな撫子さんが気に入ったから天下のカノッサ機関のお前さんたちに特別に機密事項を公開してあげよう

【右手で自身のフェルトハットを直すと、余裕を崩してないと言わんばかりに軽口をたたく】
【無論、実際には窮地に立たされているはずなのだが…わざわざ状況への微弱な恐怖と緊張感を表に出してやる必要はない】
【左手に持つレジャーシートを折りたたんだ物を、ぽん、と撫子にパスするような感じて投げ込むと】


>>ALL

―――オレ実は胸より脚派なんだ


【と、言い終わるかどうかというタイミングで彼のおなじみの速度で両のホルスターから拳銃を引き抜く】
【わざわざ言葉をベラベラ並べるのは、ただ速さだけを使うのではなく…相手の不意をついて対応のタイミングを崩すため】
【レギンと撫子に左右それぞれの銃を知覚される前に撃ちぬいてやる、とせかすようにリボルバーにセットしておいた『電撃弾』を発射すると】

【―――身をひるがえして背後に逃走を始める!】
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 23:39:20.75 ID:0meSbO7z0
>>614
見たまんま、混沌・・・かな・・・
【護は幼女にそう答えて】
【サバトの後を追うように店に入る】

【さて、店の中】

「あらあらあら?いらっしゃい。」
【カウンターから女性の声がする】
【声の方を見ればオレンジの長髪に青の瞳をした女性がいて】
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 23:41:24.28 ID:Ey+JINfIo
>>608>>613

覚えなくていいよ……

【いつの通りの台詞を吐いて、機関員と彼女の動きを見逃さないよう】
【全体を見渡せるように視界を意識する】

どっちが悪い子だかね、一回鏡を見ることをお勧めするぜマジに
多分相当に悪い面が写るだろうけどさ
(そろそろか……?)

【ドクンドクンと心が早鐘を打つ】
【重要なのはタイミング、虚を突く事、逃してはいけない】

(――――来た!)

【下される発砲命令、すかさず(>>608)にアイコンタクト】
【言葉は無いが「何かするぞ」という意思は伝わる筈】

…………チ!

【自分に向く銃口その延長を予測、弾丸の軌跡から逃れるようにその身を前傾に】
【同時に掌の「黒」を前方の地面に投げる、黒色は少年の身から離れた】

【離れ空を移動する間に「黒」を抑えていた力は無くなり"ズ……ズ……”と外側が崩れる】
【そして地面に触れれば抑えられていた質量は制する物を完全に失い、必然】
【溜めに溜め込んだ中身が周囲に溢れ、簡単にいうなら黒い煙幕が周囲を包むだろう】

(失敗した……)

【失敗とは銃弾を避けられなかった事】
【左肩に弾痕1つ、流れる血】
【しかしそれすらも無視して……】

(貰う――――!!)

【右手から再び「黒」を引き出し簡易のナイフを形成】
【自分の前の戦闘員に近づく、場所はわかるずっと見つめていたから……】
【一踏み、跳ねて戦闘員の銃を持つ手を縦になぞるようにナイフを走らせそして】
【その延長にある脇腹、肋骨の隙間を裂くようにナイフを通そうとする】
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 23:49:28.44 ID:TeHhPqrao
>>617
【左肩。筋肉の損傷よりもむしろ、骨が削られてのダメージが大きいか】
【頻繁に動かす部位に突き刺さる刃。稼動の妨害には十分で】
【柔らかい脇腹に突き刺さった短剣は、幾つかの血管を断ち、刃に血液を伝わらせる】
【腹に力を入れられない。声を大きくする事も、駆けまわる事も出来ない】

【これだけのマイナスを受けようと、今回の策を採用するメリットは十分に有った】
【得物の大きさは自分が上、攻撃機会はこれ以降減るばかり】
【勝算が大きいとは言えないが、損でもないギャンブルだった】


ふふ………痛いのは此方も同じですわよ?
尤も、此方はまだまだ死にそうには有りませんけれど

此方は、三人がかり。まともにやり合えば、負ける道理は少ない
ですが……まだ、もう一つだけ仕込みは有りますわ


此処までに完遂された命令は、加速の二つ
三つの命令が、まだ残っています
その内の一つが………反転

【セエレの右肩を打ち抜き、後方へ飛んで行った筈の長剣】
【それは未だに地面に落下せず、空中に浮翌遊したまま】
【静かに180度向きを変え、再び切っ先をセエレに向けた】


残り二つの命令の内容は―――その剣で、私の右手を貫く事
但し、迂回などという複雑な指示は与えていない。分かりますわね?

降伏するか、逃げるか、選びなさい
正気に戻ってから己の身を省みて、どの世界に生きるかを選びなさい
私の作る新たな秩序の元か、消えぬ罪を負い続けて許される事の無いこの世界か……

【大きく動かす事の出来ない右腕だが、ルーミアは右手を外側へと移動させる】
【留める位置は、長剣と自分の右手を直線で結べば、丁度セエレの左肩が線上に置かれる位置】


………悪魔如きの意思で語れなくなる理想なら、それまでの事かも知れないけれど

【最後の一言だけは、相手に伝える意思を持たず、小さく呟くだけ】
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 23:49:37.32 ID:iz9ZcK5P0
>>612

あぁ、セシニア嬢の直属の方でしたか…それはそれは…クク

水の国≠ノ訪れる事がありましたら支部に顔をだして頂ければ、御持て成ししますとお伝えください

まぁあくまで私も代理≠ナすのでそう畏まらずに…

【帽子のズレを直しつつ、柔和に微笑む】
【少女の提案に、顎に手を当てて考えるような仕草をして】

それでは前衛≠ィ願いできますか?

女性を前に立たせるのは不本意ですが…私戦闘は苦手≠ナありまして…

もちろんサポートはさせて頂きますよ

【フォンと手を振るう、腕にある黄金のブレスレットが輝き】
【少女の周りを闇が覆う、それにより】
【身体能力の若干の向上と防御能力の強化が成されるだろう】

>>619

闇は…混沌は私の領分です…逃げても無駄ですよ

そう、最後まで勇敢に…そして無様≠ノここで倒れて下さい!ヒャハハハハ!!

【楽しくて仕方ないと言わんばかりに高笑いをする】

【そして放たれた電撃弾を左手で弾き飛ばす】
【それにより左手はスタンし痙攣する、しかし笑みは崩れずに】

逃がさないと言ったでしょうッ!!

≪因果の鎖よ!!捕捉っ!捕捉ッ!捕捉ッ!!!≫

【突如レギンの後方の空間から黒い鎖が発射される】
【鎖は少女の肩越しを超えるように放たれ】
【ノビタの左足、及び胴体に巻きつこうと迫る!!】

【魔翌力で強化されているのか、鎖の強靭さは尋常ではない】
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/05(土) 23:49:37.69 ID:bDWw7iB70
>>620
いや、確かに混沌としているけど……
【幼女はツッコム事を諦めた】

『…どうも…貴女の側に…混沌を…サバト…です…』
『…とりあえず…親子…で来ました……』
【えっ?】
【何故か護も含まれてる…】
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 23:49:52.28 ID:jn7Gg3iIo
>>616

死にませんよ
……たぶんですけど
だって、私を食べようとしたあなたさんが、私を心配してくれてますからね!

【よくわかるようでよくわからない超理論】
【しかし彼女の言葉はどこか自信に満ちていて】

襲われたりは…まぁ事実こんな感じに有りますが
なんだかんだで無事なんですよ
…今までも、これからも

───あ、熱はそれほどないみたいですね!
【もう片手を自分のおでこへ、体温を測り比べる】
【熱はないことを確認すると、にこっと笑った】
【その笑顔は"純粋無垢"という言葉がこれ以上無くぴったりである】
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/05(土) 23:56:44.65 ID:hgxrqoSHo
>>625

なァんつうかさァ……アタシも人の事言えねえんだけどよ……

【リジィは一瞬だけ視線を逸らし、気怠けそうにそう呟くと、】
【おもむろに少女の方を強く掴み、目の高さを合わせて顔を覗き込む】

ちょおっと、楽観主義者にも過ぎるんじゃないのかい?
ヒヒヒッ……アタシが今すぐに気が変わって、お前の事を喰っちまったらどうするんだい?

【指を立てて、力を込める】
【この形は少し体を捻らせれば抜けてしまいやすく、つまり拘束を目的とした物ではない】
【少女は、何と答えるか―――】
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:03:20.69 ID:HzM4YOVoo
>>622

【動かない身体で、ちらりと後ろを見つめる】
【そこには、確かにこの身を貫いていった長剣が、切っ先を突きつけて待機している】

本当にイヤなお姉さん。
だけどね、私には、まだまだ――。

【さらなる魔翌力を収束させて、徹底抗戦――いや、セエレからしてみれば、未だこれは殲滅先なのだろう】
【事実、身体のあちこちが砕けても肉体が動く以上は――魔翌力切れになるまで、その戦闘力が落ちることは無いのだから】

【だが、その余裕ぶっていた舌が、急に止まる】
【魔翌力の収束が乱れ――魔翌力によって動いていた肉体が、糸が切れたように倒れる】

『ぬ、ぅっ!』
ぁぁぁぁああああッ!

【再びうつぶせに倒れた少女の口から、咆哮が上がる】
【――意志力で、少女はセエレを圧倒することができるのだ。でなければ、そもそも少女が大手を振って歩いていられる道理は無い】
【そうしなかった理由は――目の前のルーミアから逃げたくて、意志を手放したからに他ならない】

『弱まったかと思えば貴様――なんのつもりだ、神の下僕!』

髪飾り……を……!
おねがい……!

【かろうじて搾り出された声は、路傍に落ちている、少女が身に着けていたカチューシャ】
【――どうやら、それを拾ってきて欲しい、と言っているようだが】
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 00:04:55.67 ID:lT5QCp4i0
>>624
羽後さん、今晩わ
【とそこへ護が入ってきて】

「あらあらあら、護君また来てくれたの?」
「いつも姉弟2人共贔屓してくれてありがとうね」
【そんな会話を繰り広げる】
【どうやら、結構ここの常連の様だ】
【姉弟――どうやら紗月もここの常連らしい】

「で、そちらの可愛い親子は?護君のお友達?可愛いわねぇ」
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:07:18.05 ID:kItZ0er7o
>>613>>621

あーもう!やっぱりそうなるんだよね!期待通りっ!

【と、足元で音をたてていた“何か”が現れる】
【モヤモヤとした白いヒモ状の何か。蛇、のようにも見えるだろうか】
【床下から飛び出したその位置は、返田を狙った戦闘員の正面で】

【そして、その蛇は爆発する】

【威力としては人一人を(文字通り)吹き飛ばす程度の物で、殺傷能力があるかは微妙なライン】

本当に!本当に………大変じゃない、痛いなぁもう

【しかし、その爆風が銃弾の向きを変えたのか、痛がっている様子を見せるが】
【急所を直撃したような様子でそれをはなく】

【直ぐに立ち上がって体勢を作ろうとする】
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 00:12:03.65 ID:Cjr5BdfNo
>>619
【彼の言葉を信用したわけでなく、軽口を叩く彼へと警戒の念は緩めず
その為、返す言葉にも、どこか冷たさがクッキリと混ざっている】


――――……まぁ、本人はそう思ってる、という程度
それはご自由に、と言いたいところだけど――――……


【向けられる琥珀色の瞳は告げる、貴方が敵である以上、それを許しては為らない、と
故に、彼から放り投げられるレジャーシートへも殆ど興味を見せない――――筈であった】

っ――――……!?しまっ……

【それは、メイド、であるが故の、習性、お客様のモノを無碍に扱ってはいけない、という習慣
彼女へと放り投げられたレジャーシートを、思わず右手で、ぱすん、とキャッチすると、予期せぬ行動のためか
ぐら、っと体勢を崩し、慌てて、よいしょと細い脚を震わせながら、何とか体勢を維持する
――――――――その為に、彼女の視界は、ほんの数瞬、隠された】


んっ―――……あッ……くぅ……


【日傘を抱える左肩を貫く銃撃″浮「メイド服にじわり、と紅い紅い血が滲んで
彼女の白い白い肌を、一滴一滴と汚していく――――彼女の純潔を、犯していく
電撃弾による、影響か、全身を襲う、不快な、拘束感――――それはさながら、細布で、からめとられるように】

【黒布で包まれた華奢な脚が、今にも崩れそうなほど、喘ぎ、揺れる
零れた汗が、ニーソックスへとしみこんで、ピッタリと彼女の脚に張り付き、リアルタイムで、彼女の状況を伝える
数秒後、びくっ、と反射する身体を押さえ込みながら、しっかりと両脚で地面を踏み、耐える】

【端正な顔を汚す、冷や汗と――――苦痛に、僅かに表情を歪ませる、均整
それは新雪を踏みしだく、暴挙にも似た、一種の享楽のように――――思えるかも、しれない】


……待ちな――――っん…………さい!!


【――――――――それはきっと、分からない、背後を向けている、貴方には
分かるのは、どこから放たれた、何か、で――――……それを形容するならば
貴方の右腕めがけて∞背後の上から、一筋の熱い矢が、放たれた≠ゥ】


>>623

【痛みで紅く染まっていく思考を荒く呼吸をすることで、持ちこたえながら
細身を大きく上下させながら、貴方へと振り向いた】


……分かりました、ですが――――……これは直してはいけない≠烽フです
気持ちだけ、でしょうが、貴方に、良いご主人様にお仕えしている瞬間は、至福の時間と言えます


【彼から与えられた、サポート――――身体の芯まで沈み込むような、その感覚に
右の掌をぎゅっと握り締め、苦しい呼吸を続けながらも――――……小さく一つ、右足を踏み込ませ
貴方へと向ける表情に、温もりが戻る、白かった頬っぺたを、ちょっと紅くして】


ですから――――形だけでも、私をお使い♂コさいませ
私はそういうもの、ですから……故に、お願いは過ぎたもの――――……
厳かに、敢然と、下してくださいませ――――命令≠、我の前に立つ刃と為れ≠ニ
――――舞姫


【彼女の右手に現れる、一振りの太刀、柄から先端まで、漆黒に染まったそれを
ぎゅっと、握り締めながら、貴方へと背中を預け、右手を垂らすことで、切っ先を下に向けたまま
彼女の放った攻撃と、彼の放った攻撃の結果を、しばし待つ】
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:12:08.45 ID:MEResn8Co
>>627

………ならば、仕方がありませんわね

【外側へ開いていた右手が、ルーミアの顔の前まで移動する】
【狙いを身体の末端では無く、正中線へと移動させる】
【例え回避されても重傷を負わせる事を狙える、必殺の手段】
【一瞬、目が伏せられ。それは、発動されるかに見えた】

…………………?

もしかして………ようやく、帰って来たのかしら?
門限はとうに過ぎているというのに………

(髪飾り………何処?いや、見つけたとして)
(思考の時間は無駄、動け。でもどっちに?)
(左腕、動かない。右腕、動く、物は掴める筈………)

【目の前で起こった出来事は、一度過ぎたそれの逆回しのよう】
【観客である此方は、不動から駆け馳せる立場へと移しかえられて】
【思考は一瞬。半ば過る、間に合わないかも知れないという推測】


分かったわ、今すぐ―――『髪飾り、ですね?』

【ルーミアの声を遮り、隻腕の少女の声を受けて】
【路傍に転がったカチューシャに、矢のように飛び付く影が一つ】
【拾い上げ、まるでフリスビーでも投げるかの様に、彼女の元へと投擲し】
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:18:11.27 ID:pSNoth55o
>>626

…む?

【こちらも視線を合わせなんどか瞬きをする】
【その瞳はどこまでも真っ直ぐで、一点の濁りもなくて】
【覗き込んだほうが呑み込まれそうなほど透き通っている】

これが私のポリシーですからっ!
死んでも、曲げません!

だから、食べないって信じてますよ?

【あろうことか抵抗しない】
【ただただそちらに向けて首を傾げて見つめるだけだ】
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 00:19:49.04 ID:1sso+dY90
>>628
『…うん…友達…』
『……後…娘です…』
誰が娘だ!!!
【ぎゃあぎゃあと叫びながら】

【端から見たら姉妹にも見える】
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:24:53.88 ID:HzM4YOVoo
>>631

【飛来するカチューシャに目を向けて、失血で痺れる右腕を伸ばす】
【もうほとんど肩の感覚は無かったが、指先はまだかろうじて動いてくれた】

『く、分かっているのか、その髪飾りは、貴様の問題を先送りに――』
うる……さいッ!

【乱暴に、髪留めとして扱われたとは思えないような手付きで、カチューシャを髪の中に差し込む】
【荒れ狂っていた魔翌力は霧散し、残ったのは――ほとんど死に体となった、一人の少女】

……。

【小さく溜息をついて――】
【それから、立ち上がろうとしたのだろう。小さく身じろぎをして――】

つ、ぅ……。

【苦鳴をあげ、動かなくなる――そのまま、もう一度息を吐いた】

……それで。
ルーミア、さん。セエレの言葉じゃないですけど……。
……私をどうします?

【動けないのだろう。満足に動くのが左足のみとあっては、そもそも立ち上がるための重心を支えきれない】
【セエレを封じたが故に、己の逃げ道を塞ぐ結果となっても】
【――少女には、悔いは無かった】

……貴方の世界、素敵だとは思うけれど、俺には……正しい世界だとは思えない。
だから、あなたに降伏することはできません。
……それに、逃げることもできそうにありません。

【まさしく、憑き物が落ちた、という表現がぴったり合う】
【少女は思い出した。セエレに憑かれ、大事なものを壊してしまった――】
【――そんな自分を償いたいからこそ、誰かを救いたいのだと】

貴方達を救いたい。
ジャンヌさん。アクセルさん。
……ルーミアさん。
その気持ちに、嘘は、ありませんよ。

……もう一度、聞きます。
私を、どうしますか。
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:29:06.77 ID:WAjGXJbso
>>632

………………………。

【その純粋な双眸をじっと眺めて】
【眺めて】
【眺めて……】

…………はぁ。

【折れたように首を倒すと、溜息を一つ吐いた】

お前、マジで……あァ、いや、何でもないさ。ヒヒッ……

【力なく笑うと、その弱々しさに見合わない力のこもったデコピンを一発、少女の額に当てる】
【もう完全に攻撃意思は見られない】

うん、まぁ……喰わねえよ、嬢ちゃんの事は。悪かったねェ、何か。
はァ……よくわからんけど疲れたなァ……

【そう深く唸るように呟くと、リジィは背後の壁に寄りかかった】
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:30:37.16 ID:cI0g/f0to
>>621(white hair)
ちっ・・・煙幕!?

【突如(white hair)の能力によって巡らされた煙幕に、パッションは視界を奪われる】
【司令塔でもある彼女が指示を下さなければ、戦闘員は反撃も出来ない木偶の坊だ】

【よって(white hair)の捨身の突進攻撃も、何もも出来ずにその身に受けてしまった】

「guu---」

【エルフェスの突きつけるナイフに、短くも悲鳴に似た言葉を吐いた機関員だが】
【そのナイフの手ごたえ、ジャケット越しであってもそれは人間の肉質の”それ”ではなくて】
【さながら、”無機質”―――例えるのならば、機械類を突き刺すような手ごたえだったろう】

ちっ・・・今の状況は・・・

【そう、(Skull boy)と向き合う戦闘員を確認しようとした瞬間に―――】

>>629(Skull boy)
【突如の彼の”能力による爆破”が起きたことは、煙幕によって対処も出来ず】
【その衝撃によって(Skull boy)と向かい合う戦闘員は爆風に吹き飛ばされて】

うぐっ―――!

【戦闘員の背後に隠れていたパッションを”巻き込むように”施設壁に叩き付けられた】


>>ALL
【”強固な機械化歩兵”と”鉄の壁”に挟まれた、クロークの彼女は】
【いくら部隊指揮官であっても、所詮は生身の人間には代わらない】

【闇夜に乗じての、「暗幕能力」と「爆発能力」―――】
【―――これほど相性のよい能力も、そうそうないだろう】

【能力者である彼らに対し、対処する術のないのならば、非力な赤子と同じだ】
【有利と思われたこの戦闘局面を塗り替えたのは、彼らのコンビネーションだった】


残念ですが、これ以上あなた達と”遊んでいる”のは難しそうですね
お時間となりましたので、私達は一旦ここを引きますよ、

それでは、また会いましょうか・・・”Wanabe”君に、”craw”君?

【はん、といきがって吐き捨てる、捨て台詞だったが】

【不利な局面に立たされた彼女の、下した支持は】


                ”総員、撤退!”


【撤退、であった】
【幸い負傷兵は2名で済んでいる、これ以上の煙幕の元の戦闘続行は】
【彼らのコンビネーションを前にしてはただ闇雲に負傷兵を増やすだけだ】

【その指示に応じるように、施設脇から勢いよく飛び出す機関の軍用車】
【それにパッションは、負傷兵と共に乗り込むと車はそのまま走り出した】

【火の国の、この温泉施設は邪悪な機関の手に堕ちることなく】
【勇敢なる能力者の少年2名のお手柄によって護られたのだった】

/それでは、これにて突発テロは終わりにします
/お付き合い、ありがとうございました!
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 00:32:12.36 ID:lT5QCp4i0
>>633
「あらあらあら、2人とも仲良いのねぇ」
「まぁ、とりあえず座って?」
【と3人をカウンターへ座るように誘導し】
【水の入ったコップを出すと】

「注文は?何にする?」
【そう問いかける】
【なお、メニューは普通の居酒屋と何の大差はない】


638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:37:04.91 ID:tiTZ2Ktxo
>>623

おいおい!オレだって銃がなきゃ戦いなんてほとんどできねーぜレギン
持ってても持ってなかったとしてもオレは女性の前に立つぜ!とくに約一名はたとえ後ろから刺されようとも
絶対オレの後ろにはよこさないぜ

【シオン辺りは前に立たせるかもしれないが、などと思いながら捨てゼリフを吐くが】
【後ろを確認するとレギンの左手に被弾したのを確認、しかし大したダメージは通ってない事を確認する】

【悔しそうに舌打ちをすると同時に彼は見る、黒い鎖が発射された事を】
【ノビタの片方しかない目でまず見えたのは胴体に巻きつこうとしている鎖、それを右の銃を使って撃ち、弾こうとする】
【しかしどちらにせよ、左足への鎖への対応が遅れ、巻きつかれ…】


―――おおッ!?


【前かがみにダンッ!と音を立てて前に転んでしまう…左足を捕えられた…?】

>>630

【一方で、少女の左肩を貫き、期待していた以上のダメージを与える事に成功した撫子を見て】
【その一挙動を見た、彼には右目しかない事もあるが一瞬の油断がレギンの鎖が二本である事を確認する事を怠らせたのかもしれない】
【撫子の前方でノビタが転んでいる、レギンの鎖が左足にからまってしまったのだ】

【―――その一瞬は避けられない、容易くその『矢』はノビタの右腕に突き刺さった】

…が、ああッ!!

【ごろん、と仰向けになって上体を起こすと彼は右腕の傷口を抑え痛みにもだえる】
【やはり後ろから撃ってきた、と予想をした通りだったが…クリンヒットを与えた少女からダメージを貰うとは思わなかった】
【ガクガク痙攣を起こし始めた右腕を銃を持ったままの左手で抑えつけていたが…やがてそのまま右手の銃をホルスターにしまう】

(…太刀…接近戦を挑んでくる気か…!?)

【そうなる前に離脱しなくては、と言わんばかりに彼は左手の銃を撫子に向けると】
【同時、彼は左足のブーツに手を伸ばし…くっついてた糸くずをつまんで引き抜きながら撫子の左上半身目がけ『打撃弾』を二発撃つ!】

…いつまでもオレを縛り付けてんじゃあないぜッ!

【否、ただの糸くずではない…つまんで引くとそのまま30pほどの長さになる…おそらくはこの糸でブーツを縫い付けていたようだ】
【『縫い付けていた』…このブーツにはあらかじめ大きな切れ目を入れていたかのようにふくらはぎを包む部分がぱっくりと割れる!】

【そのまま左足のブーツを脱ぎ棄てて…鎖から解放されようとする!】
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:38:06.29 ID:MEResn8Co
>>634

………アクセル。撤退の命令を出していた、と思ったのだけれど?

『申し訳ありません、無視しました』

理由は?

『ありません』

……………分かったわ

【ひゅん、と空気を切り裂いて飛ぶ長剣】
【寸分違わずルーミアの右手を狙って飛び、ルーミアはその柄を掴み】
【短剣が刺さったままの右手で、不便そうながらも如何にか鞘に収める】
【短い言葉のやりとりは、彼の目を見つめながら。浮かべる表情は、何時もの繕った笑み】

【その笑みは、やがて隻腕の少女へ向けられた】


ええ、そうね。貴女は逃げる事など、出来そうにない
だけど……本当に逃げなければならないのは、私からなのかしら?
それとも、私の言葉≠ゥらなのかしら?
もしかしたらそのどちらでも無く………別な何か、かも知れませんわね

アクセル、ジャンヌを一人にしておかないように。貴方は兄でしょう?

『……はい、直ぐに戻ります』

【双子の内の、少年、アクセル。立ち去る前に、隻腕の少女に向けた目は】
【少なくともルーミアの繕った笑みや、ジャンヌの狂信者の熱狂よりは】
【幾分か、人間の体温の感じられる目をしていて】

【その余韻も断ちきるのは、鏡に映して整えた笑み】


貴女の名前さえ聞ければ、後は今の貴女に、私は手を出しません
ですが………今の貴女に救われる事を望む民衆は、どれだけ居るでしょう?
人間を有象無象と見て価値を認めず、暴と殺戮を好む悪魔―――その力を持つ者の救いを

勝者こそが、正義。私は世界と歴史に、私が正義だと刻み込みます
貴女が自分の求める世界こそ正しいと主張するなら、勝利してみせなさい

誰に対してか、は―――――――――貴女に任せましょう

【早足で駆けだすアクセル、その後ろを歩いてついて行くルーミア】
【二人とも、隻腕の少女に背を向けて、遠ざかり始める】

【遠くからは、戦闘の終結を知り、戻ってくる住人や駆け付ける救急車、治安維持の側の人間】
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 00:38:33.75 ID:xvgi3fOP0
>>637
コレが仲良く見えるのか!?
『……仲いいよ……うりーっ……』
は・な・せ!!!
【幼女はサバトに抱き着かれジタバタしてる】

【そして移動し】

『……とりあえず…お酒…と…山盛りポテト…と…から揚げ…』
【待て!12歳!!】

………私は頼まんぞ!!
【幼女はそっぽむき不機嫌そうにしてる】
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:42:16.89 ID:0cqp2wkBo
>>629>>636

ほら言ったろ?ざまあない……

【切り裂き、過ぎた後そう呟く】
【その声を誰に宛てたかは言うまでもなく】

ま、人様を甘く見過ぎないように――――
ってことだな……あ、人のこと言えないか

【ちらりともう一人の少年の方を見やれば】
【どうやら自分よりは遙かに上手く立ち回った様子】
【杞憂に終わって良かったと溜め息】

逃がさないでバラバラにしたいところだけど……
(負傷に次ぐ負傷、これから先はぶっ壊れるだけか……)

引き際はお互い選ぶべきだろうね、バイバイ

【そうは言うもののもしこのまま戦闘を続けていれば自分達は勝てたのだろうか?】
【手に残る微妙な感覚と感触はそれを否定するが如く主張していた】
【内心"撤退”の言葉に安堵すら覚えたが言わないでおく】

【皮肉交じりにひらひらと手を振り】

なんで湯治に来たのに怪我してんだろオレ……

【運が悪かったのか必然だったのか】
【増えた傷跡に恨み事を吐くのだった】

/お疲れ様でした、そしてありがとうございましたー!
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:45:21.41 ID:pSNoth55o
>>635

───いたっ!

…あれ?……どうして…涙が…

【安心感からか、デコピンを皮切りに瞳が潤んで涙をぼろぼろと零す】
【………おまけに手もぷるぷる震えている】
【口ではあんな事を言っても、もちろん、彼女の言葉に偽りはないが】
【精神は見た目通りで幼い、怖くないわけがない】

はいっ、えっと、食べないでくれてありがとうございます、リジィさん
お疲れ、ですか?
…私が原因ですよね…ごめんなさい……

【しかしやはり心配は自分より先に相手】
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 00:46:09.12 ID:yc8ETPl20
>>630

さてと…じわじわと行きましょうか……

あまり無理はなさらずに……貴女が重傷を負ってしまったら私が怒られてしまいます

【帽子を抑えながら柔和に微笑み、撫子の肩に手を置く】
【そしてゆっくりと歩きだし、スタンしている左手を振る】

ですから…狩り≠楽しみましょう…?

さて……さてさて…フフフフフ

【口元を歪めて、ただ嗤う嗤う哂う、楽しそうにただ】

>>638

貴方の糞暑苦しい理論を押し付けないで下さいよ…いやー熱い熱い

【胴を狙った鎖は銃弾に弾かれ、明後日の方向に飛んでいく】
【レギンは足に巻きつく方の鎖を掴んで、ニタリと笑い】

ほらほらもっと威勢がよくないとつまらないですよ?

正義正義正義!!お前を倒す!お前を消す!お前を裁く!お前を[ピーーー]と!!仰って下さい!!

≪シグナル・ランダマイズ≫

【脚に巻きつく鎖も解かれようとするが】
【それと同時に、レギンが魔翌力を鎖に流し込む】
【もし解くのより先に到達したのなら、ノビタの体内にレギンの混沌の魔翌力≠ェ流れ込む】

【そうした場合、強烈な吐き気と眩暈、不快感が襲うだろう】
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:48:01.93 ID:kItZ0er7o
>>636 >>641

ありゃ、逃げる準備万端だったんだけど、………ラッキィ?

【ドクロの少年が立ち上がって作っていた体勢は】
【両手を腰に当てて、相手に背を向けた方向へダッシュするそれ】

いや、あの人のお陰だよね、全く全く一体全体──
ありがと、お陰で助かったよう

【戦闘を共にした少年に、その体勢のままで礼を言う】

【背中の髑髏は半分赤色に染まっている。】
【パチリ、という音と共に、手に持っている刃が元の眼鏡のような形状へと戻った】

………そうだ、ボクは温泉卵食べに来たんだっけ、迂闊っ

【ぼうっとした表情でそう呟くと、その少年は何処かへ歩き去って行った】

/有り難うございました!
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 00:50:29.24 ID:lT5QCp4i0
>>640
「お酒…と…山盛りポテト…と…から揚げね」

サバトさん未成年じゃ・・・・
じゃあ、僕海鮮丼とウーロン茶で・・・
【そして拒む幼女を見て】

じゃあこの子には・・えっと・・
【?!】
【何か勝手に幼女の注文をしよとしてる!?】
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:52:25.78 ID:WAjGXJbso
>>642

あ………
いや、ほら……な、泣くなよ、なッ!
もう齧ったりしねーからさ、その、なんつーか……なんもしねーから。な!

【先程までまだ余裕を見せていた少女の突然の涙に】
【驚くほどしどろもどろ。少女の方に近寄り、精一杯慰めようとする】

アタシは大丈夫さ、ほら……さっきので元気になったから、ピンピンだよ。
あー……だからさ、泣くなって、ほら……
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 00:54:59.30 ID:HzM4YOVoo
>>639

【名を聞かれた――】
【――自分の名を名乗る時。自分はいつでも、呼んでくれ、と】
【『俺の名だ』とは言わなかった。それは――どこかで、この身体に対する忌避の感情があったから】
【――弱くてはいけない。彼らを救うのならば――強くならなくては】

俺の……。……いえ。
私の名前は、クルス。

【ルーミアに、静かにそう名乗りを返して】
【無慈悲ながらも、まったく正しい言葉に、今の自分は反論することは出来ない】
【彼女は、金の国の王女だと言った。王女が――こうまでならなければならなかった理由はなんなのか】
【そこまでして勝たなければならない――全ての頂点に立たねばならぬと】
【愚昧な<cmを排して、正しい世界を取り戻すと。そう思った原因とは――】

(聞いても、今は応えてくれないだろうな……)
……また、お会いしましょう。
ルーミア・フリデリーク・ルイザ・オルブラフト・ゴールドウィンさん。

答えは、そのときに。

【遠ざかっていく足音、駆け寄ってくる人々――】
【その中で、クルスは静かに涙を流した】

【――強くならなければならない】
【その一念は胸を強く締め付けた。救急車に運び込まれながら、クルスは考える】


【強さとはなんだろう? 仮に、セエレをも圧倒する力を得て】
【――その力で、ルーミアを跪かせたとして】
【それで、ルーミアは救われるのだろうか】

【――クルスは、ようやくスタートラインに立ったのかもしれない】
【『強さ』を理解して――それを追い求める。そのスタートラインに】

/長時間おつかれさまでした!
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 00:57:27.83 ID:1sso+dY90
>>645
『……気にしたら…負け……』
【クネクネと体を動かし】

【ピカーンと身体が光り】

『コレならどうかしら?』
【なんと】
【サバトは妖艶で露出の多い骨のようなドレスをつけ、恐ろしい雰囲気だが美しい成長したサバトに進化した】
【だが胸は成長していない】

………コイツにできない事ないのか?
【成長したサバトをポカーンと見て】
【護が幼女の分を頼もうとしてるのに気付いていない】
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 01:04:10.58 ID:Cjr5BdfNo
>>638

【左手に握られた日傘が、思わず夜風に揺れる――――それはつまり、左手の握力の低下を示す
それを知ってか、慌ててぎゅぅと握りなおし、焦りを悟られまいと、冷静な表情を取り繕う
呼吸は落ち着いてきたものの、依然として、おちる鮮血は、滴る雫は――――多い】

【そして、眼前へと迫り来る、一対の銃弾
左手は傘を握っているため、必然的に、攻撃は右腕からに為る
しかしながら、銃弾は二つ、一つで防ぐには少々困難か】


――――……Ziggy Stardust......and


【その為、彼女は――――敢えて、正体を明かす、先刻貴方を攻撃した能力
一見すると、何も変化が無い様に思える――――……それを伝えるのは、彼女自身
右腕を振り上げ、太刀の切っ先を上空へと向ける】

【そして、見えるだろう――――夜空に瞬く星が――――……無数の星の、一部が動き始めた
星たちの群れが、一つの形を成す、バラバラの色を、バラバラの輝きを、一つの形へと、当てはめていく
瞬く間に夜空のキャンパスに描かれる、巨大な、星で出来た弓、そこに現れる、星たちの矢=z


Campagne Supernova


【右腕を振り下ろし、切っ先を下方向に向ける、冷たい言葉と同時に、矢が放たれる
夜空を縫って、光の矢が、地上へと堕ちてくる=\―――それは二つに分散し、彼女へと襲い掛かる銃弾を叩き落そう≠ニする
速度は――――高速である、軌道も変則的で、中々に厳しそうな能力であろうか】

【――――そして、疑問を持つかもしれない、何故傘を差しているのか、と】


僅かでも、隙を見せて――――……逃れられる相手とでも、思ってるのかしら?


【かくん、と体勢が低くなって、静かな地面を弾く、軽い音
一つ、二つ、と足音を響かせながら、貴方へと接近しようとする、彼女
接近が成功したならば、低い体勢から、下から上へ刀の刀身を上へと向けたまま、一閃を放とうとするだろう
縦への垂直の一閃である、身長の低さを生かした攻撃、と言えるだろうか】

>>643

【置かれた手から、伝わるぬくもりは――――……信頼したくなる、ほどで
会ったのはつい先ほど、だけれども、彼女は貴方の言葉を、疑いもせず】


旦那様が愉しいのであれば、私も愉しいです
ですので、そのお言葉は、とても嬉しゅうございます


【駆け出す前の、ほんの一瞬
紡ぐ言葉は、とても単純――――けれども、誰かの為に在る、それだけで
彼女はそれに応えようと、それに応えまいと、刃を握る】

【思わず、重ねたくなる、その手を振り解き、彼女は、ノビタへと行動を開始した】
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 01:05:16.80 ID:MEResn8Co
>>647

『…………………クルス』

『腕、どうしたのかな…………』

【背に届いた名を、復唱したのは少年だけ】
【少年だけが自分の声で、告げられた名前を繰り返した】
【もしかすれば、十字架の重さを最も感じているのも、彼等の内では少年なのかも知れない】



『王女様、止血は?』

今抜けば、出血が酷くなる。帰還してからライブラにやらせましょう
素人が下手に手当てをするより、その方が安全よ
貴方も、無理に引き抜いたりしない。傷が塞がりにくくなるわよ?

【自分達が起こした騒動、能力者同士の交戦】
【その現場から、彼等は逃げるように離れていく】
【自分達は加害者の側で、今の世界の敵の側。救急車の世話にはなれない、人目にあまり付きたくはない】
【逃げるように、こそこそと。路地裏などを経由し、拠点を目指す彼等の前に】


『………下がって下さい、王女様』

「そこの貴方―――そう呼びかける価値があるほど高尚な存在かどうか知らないけれど―――何物?」

……敵意は無さそうですわね。なら、何の用件かしら?


《悪魔の手助けは要りませんか、プリンセス?今なら特別価格のサービス期間だよぉ………アハハハハッ》

【キャストが、新たにもう一人】

【走り出したからには、止まれない、後には退けない―――】


/お疲れさまでしたー
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 01:09:59.63 ID:pSNoth55o
>>646

あい…ひっく…ごめんなざい…!
大丈夫なんでずが…えぐっ…止まらなくて…!

【カバンからハンカチを取り出して拭うも後から後から零れて】
【なんどかくしくし擦ったり、瞬きを繰り返して漸く泣き止んだ】
【その時にはすっかりまぶたが真っ赤に腫れ上がっていて】

ふぅ…ふぅ…取り乱してしまって、すみません…
恥ずかしい姿も見せてしまいました…ひっく

【慰めのおかげで大分落ち着いたようで】
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 01:11:47.80 ID:lT5QCp4i0
>>645

じゃあ、刺身定食で
【今まで肉を食べてきた幼女に対して】
【まさかの魚介料理をチョイスです。】

ん?まぁ、基本的にできないことは未だ無いと思うよ
【本当にできなさそうな事がない】
【ていうか見つからない件・・】


/すいません、そろそろ睡魔が襲ってます・・
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 01:12:01.29 ID:NO4jBGOao
【ごみ廃棄場】

……情報だ
まずは、情報を、得ないと
情報がまず必要だ……くそっ

【異臭が垂れ、廃液の池ができたゴミ処分場】
【管理者すらなく、誰ぞともつかない者たちが思い思いのものを『廃棄していく』】
【飽和状態に近いここは、人が来る事などほとんどない】

≪R.I.P.≫……『Justice』……最近は、カノッサも
……そ……しい……が……して……たに……

【そのゴミの山の頂上にて何かを探ろうとしているのは、金髪赤目の少年】
【黒い帽子を目深に被り、同じく黒のマフラーで口元を覆っており】
【体に纏うは黒紫の繿褸外套、長袖のシャツに短パン、ブーツ】
【右手の袖は、中に通すものを無くしたようにうなだれている】
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 01:14:37.51 ID:0cqp2wkBo
>>644

(ちゃっかりしているというか……)

【逃げ出す準備万端の少年を見て】
【彼は名状しがたい表情を浮かべるのだった】

礼はいらね、こっちも助かったしな
タマゴでもなんでも好きなだけ食べてこいってんだ

【実際あの状況で銃持ち2人を相手することになっていれば】
【それこそ結果は悪い方向へと転んでいただろう】
【それでも言葉にするのならばお互い様といった所か】

ほいじゃなー……っと

【肩の痛みと頭の痛みに軽く歯を食いしばり】
【少年に向けて手を振る】

(しかしなあ、ありゃなんだったんだろ)
(どう考えても生身の人間の手応えじゃねーし、となれば……)
駄目だ頭痛くてよくわかんね、後で考えよ……

【痛みを吐き出すように息を吐き】
【額に手を当てて少年もこの場から去っていったのでした】

/返田さんの方もお疲れ様でしたー!
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 01:24:11.80 ID:H/fpaxAZ0
>>652
……もう嫌だコイツら
【頭を抱える幼女】
【自分が小さくなって鬼の力がなくなるわ】
【なんか連れてかれるわ】
【混沌に家族にされるわ】
【一日で波瀾万丈である】

『お酒マダー?』
【成長してもカオスは変わらないらしく】
【なんか首をクルクル回転させながら待ってる】

/うゆゆ…コレ以上束縛させるのはアレですし…
/キリのいいところで切りますか?
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 01:31:34.27 ID:tiTZ2Ktxo
>>643

熱いだろう?子供のころからいつかノロケ話をするのが夢の一つだったんだ
へっへっへ

【痛みに耐え、脂汗を額から流しながらそう返す】
【無論無理しての行動だが、顔に出てようが出てまいがとにかくやかましい口を閉じないのも一種の抵抗だと彼は思っている…だが】

…あッ!ぐあああああッ!!

【今脱ぎ捨てようとしたブーツから流れ込む極めて不快で、人体に悪いであろうエネルギー】
【思考がブラックアウトしそうになった、とっさに頬の裏の肉を噛み意識だけは保ったものの…2秒ほど視界がぼやける】
【今刺激を受けたら吐いてしまいそうだ、なんて有害な物を流してきやがると憤慨しながらノビタは脱ぎ棄てきったブーツを捨て去ると】

カッ!打撃でもない、ただエネルギーを流し込んで相手の体調を崩す…エネルギー操作系の能力か…
いやらしい攻撃できんじゃねーか…うらやましいよ、能力者ってのは


言われなくてもよォォォ…テメーが泣くまでぶちこむのをやめる気はねーってんだよ…レギィィンッ!!

【元々、この男は気に入らない感じがしていたのだ…いずれ敵対する気がしていた、ゆえにこの男に弾丸を放つのに躊躇はない】
【左手の銃をレギンに向けて、撫子を縫うように3発の弾丸を放つ!】
【両肩めがけて飛来する最初の二発は『貫通弾』、だが3発目は弾丸にしては妙に遅い、否…空中で減速している】

【突如、レギンの目の前で減速を始めた弾丸が…その減速の原因かとでも言わんばかりに膨らみ始める…さながら風船のように!】

…喰らいやがれ…『バルーンボム弾』ッ!!

【その名の通りに…レギンの目の前、2mほど前方で膨張しきった弾丸が…爆発ッ!】
【本物の爆弾が銃から飛び出してきたのだ…!その爆風が今にもレギンを飲みこもうとしてくる!】

>>649
【二本の足で立ちなおし…改めて撫子の方向を向いて観察をし始める】

(さて、問題はこっちのお嬢さんの能力…この程度の攻防では正体がまるで掴めない
全く無能力者の身で二人もナンバーズクラスの能力者をぶつけないでほしいもんだが…現実来てしまってるんだ
何が何でも確認しなくては…!)

【左手の弾丸のリボルバーを開き、薬莢を排出】
【クイックローダーで次の6発の組み合わせの弾丸をセットすると、元に戻す】
【この動作の合間に彼は見る、彼女がいかにこの弾丸を対処するのか】

(…星を!?イヤ…星の光を使って矢を作りやがった…さっきオレの腕を撃ち抜いたのはそれか…!
やべぇぞ…速度以上に…精密動作性も半端ねえ、自慢の『早撃ち』でこっちがぶっ放した飛びかう弾丸を
精密に撃ち抜きやがった…!)

【さきほど腕を撃ち抜いた矢の正体が理解できた…その上で、この能力の『危険性』も】
【軌道が目で追える時点でまあ光速ではないにせよ…この速度を避けるのは当然ながらノビタには至難の業だ】
【なにせこの男、攻撃速度という本当に一点においてはjusticeの誰にだって右に出る者はいないと自負していたが…】

(足は…遅いんだよねえ…ともあれなんとかしないとくたばるのはオレだ
この状況で分からない事があるなら…あの『傘』、アレが怪しい…とオレは思う)

【なぜ、なぜこの状況で傘を持っているのかが非常に疑問だ】
【だから崩すとしたら…あそこか、と思いながら左の銃を向けようとして】

【―――ほぼ一瞬、ノビタの視界から消える撫子…その理由がなんとなく読め、わずかに下を見ると】
【近づいてきている、おそらくはその刀を自分めがけて振り上げて斬って来る気か?】
【二歩下がりかわそうとするが…その一閃をかわし切るにはあと一歩足りなかった…その一撃は右胸の表面に浅い切れ目を付け右肩の付け根の肉を抉る!】

が…ああッ!ぐ、ああ…やる…じゃん!
美人でグラマー、そしてものすごく尽くすタイプッ!ウチにほしいくらいだってんだ…よォォ―――ッ!

【だが振り上げた隙はがら空き、そう見て彼は今度は一歩踏み込み!】
【ブーツを履いたままの右脚を振り上げ、撫子の左腕、あるいは左わき腹を抉りこむように渾身のローキックを叩き込むッ!】
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 01:34:53.84 ID:WAjGXJbso
>>651

な、大丈夫かい? もう泣くなよ、嬢ちゃん可愛いんだからさ。な。

【慣れない口調で少女を慰めつつ、その頭を撫でる】
【不器用な彼女だが、嘘はついていない模様】

んー……とりあえず路地裏、出ようか?
傷も、平気ってわけじゃなさそうだしさ。
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 01:40:21.78 ID:lT5QCp4i0
>>655

「はい、どうぞ」
【女性はそう言い】
【三人の前にそれぞれ、注文した品を置いていって】

わぁい!いただきまァす!
【そう言い護は早くも食べ始める】

/すいません、お願いします。
/この後食べて別れたという事にしていただければ・・
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 01:41:52.04 ID:yc8ETPl20
>>649

ええ、頑張って下さいね……

【少女の言葉に頷き、柔和な笑みで送り出す】
【そして少女が相手目がけて駆けた後、少し溜息まじりに呟く】

いやはや……眩しいですねぇ……眩し過ぎますよ…全く

穢れをしらぬ純真な…それではこの世界で生き抜くには辛かろう…

まぁ他人の玩具≠ノ手を加えるのは無粋ですかね、止めておきましょう

しかし…何時かは…壊れ≠トしましますね、あれでは…

【それは憐れみか、蔑みか――男はただ呟いた】

>>656

お褒めに預かり光栄でございます………

有毒なエネルギーを注ぐ……観点は悪くはないのですが少し異なります

私の能力は……人体を流れる信号<b!これを乱す能力です……意識の混濁はその一端に過ぎない…

【外れた鎖を引き戻しながらそう説明する】

【そして、無抵抗に両肩を打ち抜かれ、少しよろける】

ですから私……戦闘は苦手だと言ってッッ!?

【そして三発目の銃弾の爆風に飲み込まれる】

【レギンの居た場所には粉塵が立ち込め、どうなっているかは見えない】
【辺りには砕けた木々が飛散していく】
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 01:47:09.96 ID:AtcpubTy0
>>658
『いただきまーす!!』
【サバトはお酒を飲みながらパクパクたべ】

……食べないぞ。私は食べないぞ
【自分の前に出された刺身定食を見ながらジーッと見て】

食べない。私は(グーッ
………………
【だが彼女のお腹の音がなり】

………一口だけなんだからな
【おさしみを手で掴みパクッと食べて】

!?
う…上手い!!
【バクバクと食べ始める】

おかわりだ!!
【そしてなんか偉そうに言う】

【……こうして彼女は人以外の食べ物を食べる事には成功した】

【その後朝まで居続け】
【サバトは自分と幼女のお金を払い幽霊屋敷へと去っていったとさ】

/うゆ!わかりました
/三日間ありがとうございます!!
/乙でしたー
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 01:49:52.44 ID:pSNoth55o
>>657

はい、お陰さまで…
もう大丈夫です…っ!

【撫でられると、その感覚だけに集中ゆっくりと瞼を下ろして】
【まるで一秒でも長く味わっていたいというように頭を摺り寄せた】
【そして、撫でられるのが好きなのか嬉しそうな顔をして】

…そうですねっ
路地裏は湿っぽいですから、ばい菌が繁殖してら大変なことになりますしね

【名残惜しさそうに、手から離れると路地裏を表通りへ向かって歩き出す】
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 01:54:48.23 ID:Cjr5BdfNo
>>656>>659

【振り上げた左腕、そして、その隙を逃さんと放たれる攻撃
本来ならば、抉りこむような攻撃を深く受けるだろう――――それは、当然の摂理、であった
――――しかしながら、事実はそうも、いかず】


そう、残念ね――――……出逢った立場が違ったなら、今の状況も変わったんだろうけど


【細身の太刀が、形を変える――――闇を吸収するように、刀身が巨大化し、形を変えていく
結果として、太刀は巨大な楯になって、彼女の左腕に握られる
――――それはすなわち、彼女の左側面を覆う楯が、出現する、ということ】

【当然ながら、彼の攻撃を、防ぐことは容易い
故に彼女は、これで十分、と――――悪い意味で、油断した】


んっ――――……!!っ……!!


【彼の、文字通り――――渾身の、ローキックは、ただ単純な攻撃ではなく
思いと力の乗った、重撃であった、それこそ、ただの楯では足りないほどに
その為、楯ごしに彼から放たれるエネルギーは、当然ながら、彼女にダメージを与える】

【衝撃を受けた彼女は、バランスを崩し、右手側から地面に叩きつけられた
響き渡る、重苦しい音は、ただ単なる打撲、といった軽度なダメージを示すものではなく
もっと、痛烈なダメージを受けた、という印であろうか】


ハァ……っ――――くぅ……っぁ……


【地面に横たわりながら、表情を苦痛で崩し、ぎゅっと唇を噛み締める
いつの間にか、楯は消え、残った傘を大事そうに抱えながらも、呼吸は荒々しい、か
いずれにせよ、この瞬間においては、彼女の復帰は見込めそうも無い】
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 02:07:12.93 ID:tiTZ2Ktxo
>>659

…おやおや、オレがだいたいわかっていたとはいえわざわざ自分の能力をバラすもんかねえ…
マヌケめ…とはいえ納得が言ったぜ…『星の光を攻撃エネルギーに変える能力』と『人体の信号を乱す能力』
また厄介なコンビが来たもんだ…これを相棒とのタッグなしで切り抜けなくちゃいけないんだから全く…

【だが彼は見た、今放ったその弾丸の爆風がまぎれもなくレギンを吹き飛ばした事を】
【弾丸と爆発物こそが唯一能力者への対抗手段であるノビタもこうして厄介な能力者を吹き飛ばせば…流石に爽快のようだ】

…はははッ!バーカッ!!ざまあッ!
くらってやーんの!ダセエ若ハゲ野郎だ!

【なんとなく、あんなあっさり死んでいる気がしなかったので、ノビタは生きてることを前提の悪口を言い放った】
【特に、帽子を被っている理由の言いわけに対するネタを重点的に】

>>662

…ハハッ!なあにすぐに君は路頭に迷う事になるぜ…カノッサ機関がブッ潰れればな
その時は…オレが雇うもよし月音ちゃんに紹介するもよし…専属メイドとか絶対喜ぶぜ彼女…ふふふ

【などと、結局はその行動理念は自分の思い人第一なところが非常に懲りない男、ノビタ】
【最近何かに影響されたのかと言うほどに不敵で似合わないほどにキザなセリフを言おうとしているのはいいのだが】
【このノビタはどうも最終的には帰結するべき所に帰結してしまう傾向がある】

【長年、特撮物に憧れて打ち込んできた蹴りだっただけに…相手の防御もろとも自らの蹴りが通るとずいぶんと爽快な物だ】
【とはいえ…今のはほぼ期待していなかった一撃だっただけにラッキー、と心の中で思うと】

…ぐ…ゲホッ…鎮痛剤を置いて行ってやろう…女の子を攻撃するのはやっぱ心苦しいもんだぜ
ごめんなさいと謝るからこれで勘弁してくれ
後、お情けで奴の火傷治しも置いていくか…生きてたら治療してやれ…

【頭を下げて、少々申し訳なさそうに本当に謝ると、今爆撃したレギンの方向を一瞬向いて】

…ハハ、もしかして生還の大チャンス?

【リー、リー、リー、と盗塁狙いの野球走者みたいな動きで二人の動きに注意しながら…逃走を図ろうとする】
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 02:10:33.77 ID:WAjGXJbso
>>661

ああ。………本当に大丈夫なのか?

【手から離れて行った少女の後姿を眺めつつも、引き留めようとはしない】
【一度だけ手を伸ばし、しかしすぐに降ろす】

まあ、ちゃんと病院行けよ? あ、アタシの事は黙っててね、ヒヒヒッ!

【そして直ぐにまた壁に寄りかかると、視線すらも切って最後にそう声を投げた】

/乙様でした!
/レス遅くて申し訳ありません・・・
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 02:20:52.89 ID:yc8ETPl20
>>663>>662


【バシュウッ!!と粉塵を引き裂いてレギンが飛び出して来る】
【左腕は無くなっており、スーツもところどころ破けており煤だらけだ】

クククククッ!!流石英雄≠ヘ違うッ!ですがまだですよ!ッまだまだまだ!!

こんなものでは足りませんッ!!こんなものでは愉しめないッ!私は消せないッ!!

さぁッもっと楽しくしましょうかッ!!これで=I!

【余った右手でノビタの右腕に向けてなにかを凄まじい速度で放つ】
【それは哲学者の卵≠セ、それは凄まじい速度でノビタの右腕に突き刺さろうとする】

ヒャハハハハッ!!砕けろッ!!!!

≪べノム・ザッパー≫ッ!!!

【そのまま接近し、撫子とノビタの間に入るように着地し】

【そのまま高速でノビタの首筋に向けて魔翌力で強化された右足でハイキックを放つ】
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 02:22:47.64 ID:pSNoth55o
>>664

本当に大丈夫です!
涙も止まりましたし、腕も痛みが引いたので

【くるりと振り返り、後ろ歩きをしながらこくこく頷く】
【大きめの傷とはいえ、喋っている間に結構回復をしている】

ゔ…まぁ、行けたら行きます…
───それではっ!

【やはり、年相応。病院は苦手らしく声のトーンが落ちた】

【手を一度振って、もう一度身を翻すと走りだした】

/お疲れさまでした!
/いえいえこちらこそ遅くてもうしわけ無かったです
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 02:24:26.29 ID:Cjr5BdfNo
>>663>>665

【彼女は、と言えば――――……どうやら気絶してしまったのか、ぐったりとしている
裏を返せば、それだけ全力で、レギンを頼っていた、のかもしれない】

【いずれにせよ、決着は、彼女が絡むところではない】


/っと……そろそろ眠気がきついのでお先に失礼するぜー!
/愉しかったぜー!乙でした!

668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 02:41:08.66 ID:tiTZ2Ktxo
>>665>>667

【両方の銃をホルスターに戻し、撫子の上に鎮痛剤と火傷治しを置いた所で…飛び込んでくるレギン】
【不意を突かれた…ハッ、と息を飲み思う、まだレギンは戦闘不能ではないと】

…なんだ…アレッ!?

【大人しく喰らうつもりもなかったので左にかわして避けたが、その時通り過ぎて行った物に気がつく】
【『哲学者の卵』…以前にもカリナトゥスから受け取ったことのあり、そしてジャンクちゃん経由で他の物を奪った物を見た事もある】
【機関が散々使ってきた悪魔の発明…『哲学者の卵』】

…おまえ…バカか!?
哲学者の卵をオレにぶち込もうとしたのか…!?なんでオレに能力を与えかねないような物を差し出してくる?
わざわざ無能力のザコを厄介な相手にしようとするとか…頭がそこまでおかしいとは思ってなかったがなあ…!

【能力】
【野比信太と言う人間にこれまでの冒険の中で散々苦悩させて来た異能の力の存在】
【これまで…この能力を使用できないと言う事がどれだけのコンプレックスになってきたか】

【ミカローから奪い取った『ベルベット・リボルバー』の能力でさえ、ただ口やかましいオウムが出て来ただけ】
【本来のリボルバーの能力を1割も引き出せないまま…取り返されてしまうほどに能力を扱う素質のない事実はずっと心に突き刺さっていた】

【…もし、もし今食らっていれば…自分は能力者に…?】

【右脚で放ってきたハイキック、だがノビタはここで片足のブーツを脱いでしまった事が痛手になる】
【足に枝が刺さった痛みが生じて、一瞬避ける暇がなくなった、防ぐしかない】
【右腕を前にした状態で両腕をクロスし首筋を防ぐようにするが…みごとにガードごと右方向に吹き飛ばされ…】

…ぐ…ッ!おおおおッ!

【―――そうになったところで、ブーツを履いたままの右脚でなんとか踏ん張りきり、吹き飛ばされるのを防御ッ!】
【右腕がクッションになって左腕は防がれたが…右腕はグキィ、と嫌な音を立てた…骨にひびが入ったか】

【しかし彼は躊躇しないようにレギンを遠ざけるように腹めがけて左のジャブを二回叩き込みに行くッ!】
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 02:53:28.05 ID:yc8ETPl20
>>667>>668

フフフフフッ!!所詮はゲーム≠ネのですよッ!これはッ!!

【卵≠ヘ地面に叩きつけられ、粉々に砕け散った】

卵≠フ悪意に呑まれッ!!廃人化すれば良しッ!!逆に打ち勝ち、力を得て°コ威になるのも良しッ!!!

どちらに転ぼうが面白い<bッッ!!!!!!

私は愉しめれば良いんですよッ!!!

【細かいサイドステップでジャブを回避し、後方の撫子を左腕で抱える】
【そのまま一歩後退し、一息ついてから】

やれやれ、相方が倒れてしまったので今日はここまでですかね……

中々楽しめました…またお願いしますよノビタさん……

では、今日はこれにて失礼します…クククク…ッヒャハハハハ!!!!!

【丁寧にお辞儀をすると、同時に闇がレギンに巻き付いていく】

【次の瞬間、二人は撤退しているだろう】

/お疲れ様でした!!
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 03:02:08.63 ID:tiTZ2Ktxo
>>669

ゲーム…卵の悪意に呑まれるか…打ち勝って脅威になるか…ね
ふざけてんのか、この野郎はよ…

【撫子に打ち抜かれ、切り裂かれた傷を抑えながら、悪態付くようにレギンの態度に明らかな苛立ちを見せると】
【そのまま自ら去っていくレギンの捨てゼリフに対して告げる】

…ああ、あばよレギン…おまえとはまた会う事になるだろうよ…

【その言葉は…どこか虚ろだ、心ここにあらずと言わんばかりの青年の言葉】
【彼は今…何を思考しているのだろうか】

【そのまま、危機が完全に去った事を確認すると、ノビタはそのままその場から立ち去っていくだろう】
【←To Be Continued...】

/お二方、本日は本当にありがとうございましたー
/私も眠ります、乙でーす
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 13:29:49.92 ID:Cjr5BdfNo
【陰鬱とした冬の寒さを裂くような、休息にも似た、晴れ間
ここ、水の国では、久方ぶりのぽかぽかお天気に、人通りも大分多くなっている】

【まるで外国の映画の一シーンのように、広い広いメインロード
そこを行きかう人々の服装は涼しげで、皆表情に明るさを携えている
こんな世の中ではあるが――――……そこに生きる人々は皆、元気そうである】


『HAHAHA、ん〜こんな日は鼻歌でも歌いたい気分だよ』
『全くだ、思わず生まれたままの姿で走り回りたくなるな!』
『おいおい、こんな日に汚ねぇ雲なんかみせんじゃねえぞ』


【そんな、アホらしい会話も時折零れる中、一人の少女が歩いていた】


っと……次は、じゃがいもね――――……全く、買い物の荷物をどこかに無くして来るなんて
――――呆れ果ててモノも言えないわ


【褪せたブロンドのような、白色色の長髪を後方で黒のリボンで纏め、垂らした前髪が、端正な横顔を飾り立て
新雪の如く白い肌に、背中をくっぱりと明けた、半そでの黒いミニスカメイド服、仄かに絶対領域を見せながら
黒いニーソックスで脚を包み、黒の編み上げブーツを履き、首もとには白と黒いリボンのチョーカー
凍てつく様な琥珀色の瞳をした、華奢な体躯のふんわりお胸の少女】

【特筆すべきは――――……黒いレースの日傘を、こんな陽気の中、さしている事であろうか
時代に真っ向から反逆する、とまでは言わないものの、完全に空気を読まない、様相
まるで、太陽が大嫌い、とのたまうが如く、その日傘は、周囲の人物のどよめきを呼ぶ】


『……――――っと、なんか、萎えちまったなぁ……』
『全くだ、もう、俺帰ってモンハンやろ』
『俺も俺も、家帰って炭鉱夫ならねぇと』


【まるで、綺麗な太陽を、雲が覆うが如く――――周囲の喧騒が、暗くなっていく】
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/06(日) 14:59:09.48 ID:rrcKm/ajo
【荒廃した市街】
【郊外に存在するこの廃墟の、「オープンカフェ」だった場所に、カラスが群れる】
【羽繕いをするカラス、気ままに飛ぶカラス、ひたすら鳴き続けるカラス……】

【そんな、不自然なほどに集合したカラスの中に、一人の人物の影があり――】

苦く、黒く、香り高い……ブラックコーヒー……それは、絶望の味――
お茶請けは……ビター……表面上は甘い浮世に、深淵の苦渋を与える……チョコレートケーキ――

【セーラー服に紺のスカートと、頭には水兵帽を被り、縁無し眼鏡を掛けて、】
【金色に煌めくロングストレートヘアーを靡かせている――、そんな身長160cm程度の少女が、】
【ボロボロに寂れた無人のオープンカフェの席に、落ち着いた様子で座り、くつろいでいるではないか】
【何だかとても冷めた目付きをしているが、瞳は澄んだ蒼色だ】

【テーブルの上にはコーヒーとチョコレートケーキ】
【この廃墟では違和感を味わわせる、出来たての品が、そこにあった】

……本日も……世界が健在であることを恨みながら……頂きます――

【神妙に手を合わせた後、少女はコーヒーカップを手に取り、口を付ける】
【騒がしいカラスに加え、死臭すら漂う荒れ果てたこの地――
【そんな空気に囲まれた中で、少女は一人、「どす黒いくつろぎ」の時間を演出していた――】
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 15:40:09.89 ID:1WR790nbo
【小さな村だった場所】

ハァー・・・ハァー・・・

こんな糞小さい村を滅ぼすのなんて・・・ッハァー・・・
超簡単で超楽だったぜ・・・ッハハハハァァーーッ・・・!

もっともっと、ぶっ壊して滅ぼしてやるぜ・・・ッハァー・・・

【小さな村の跡地、ボロボロで傷だらけの影が1つ】
【ハシビロコウのマスクを装備している、人型の生物だ】
【腕は翼、脚は鳥のそれになっている】
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 15:54:37.18 ID:aNCVJAjYo
>>672
/一時間前の書き込みなので一応。まだいらさいますかー?
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 15:58:04.23 ID:6LclPVHA0
>>673
……やれやれ
【そんなため息混じりの声と共に歩いてくる人影】

コレはお前の仕業か?
【黒髪ショートで首に十字架をぶら下げて、聖職者の格好をした優男だ】

【だが…その身体は透けている】
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/06(日) 15:59:08.51 ID:rrcKm/ajo
>>674
/おっとこんなところに私がいるぞ!ハハハー!
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 16:07:16.80 ID:aNCVJAjYo
>>676
/では飛び込みます!
/ヒコロウ語が飛び出しそうで怖い

>>672

――うっわ、暗いシュミ
ブキミー、っていうか、気持ち悪いよ。友達いなそうだよネ

【上方より降るような声は、突然不躾な台詞を吐きかける】
【声の主はどこにいるのか……そのカフェの、建物の屋根の上】

ね、なんでこんなとこで3時のおやつ? あのさー、ちょっとサミシー人過ぎない?

【見下ろしてくすくすと小さく笑う、金髪赤目の少年】
【黒い帽子を目深に被り、同じく黒のマフラーで口元を覆っており】
【体に纏うは黒紫の繿褸外套、長袖のシャツに短パン、ブーツ】
【右手の袖は、中に通すものを無くしたように風にはためいている】
【カラスの中に紛れるように、否、彼自身もまたカラスであるように】
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/06(日) 16:19:19.52 ID:rrcKm/ajo
>>677
――――来客……ですね……

【カチャッ――小さく音を立て、コーヒーカップを皿の上に置く】
【その顔は無表情かつ、前方に固定されており、声の主がいる屋根の上へ視線が向けられることはない】

ええ、まあ……友人がいないとか、寂しい人だとか……
そういった評価を否定する気はさらさらございませんが――

【次に、フォークを右手に持つ】
【控えめに、かつ丁寧な仕草で、彼女はケーキをフォークで一口分、切り取って、】

貴方様こそ、こんな辺鄙な地に、いかなる御用でしょうか……

【ぱくっと、食べる】

……………………

【そして、もぐもぐとそれを咀嚼しながら、やっとのことで、屋根の上へ目を向けた】
【敵意はなく、懇意もない】
【深く澄み渡った、深い碧色の瞳が、屋根の上の彼を見据える――】
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 16:28:10.44 ID:aNCVJAjYo
>>678

んでさーモノは相談なんだけどサ。そのケーキ半分もらうから
いいよね、オンナって[ピザ]の素[ピザ]の素って言いながら食べるんだし
どーせ脂肪にするならボクにもチョーダイ?

【馴れ馴れしいというか図々しいというか、兎角かなり斜め上に曲がったジャイアニズムを説き】
【ようやくこちらを向いた目に、いっそ無邪気すぎるほどの笑顔を向ける】

ボクはジョーホーシューシューってヤツなんだけどネ
ぜんっぜん駄目。やっぱ地べた這いつくばってるだけのクズとッ捕まえたくらいじゃなんも収穫ないや

【諦めたような台詞を吐くが早いか、屋根から腰を浮かせると】
【ふわり、羽か紙かがゆっくり落ちていくように、相手の座す席のそばに降り立つ】
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/06(日) 16:40:18.14 ID:rrcKm/ajo
>>679

………………………………

【単にケーキが口に入っているからか、それとも傍若無人な相手に言葉を失ったのか、】
【ともかく少女は、少年をジーッと見つめたまま、何も応えはせず、】

――さて、この世の中、いかに荒んでいようと甘味だけは嘘をつきません……
絶望した者も、希望を妄想する者も、堕落した日々を送る者も……
甘味が与える糖分・脂肪分はいつも変わらず……

【少年が降り立てば、カラスが驚いて飛ぶ】
【周囲に少々の羽音と、黒い羽根が撒き散らかされた】

しかして……礼儀知らずなお子様には、毒でも盛って、一つ世間を教えて差し上げましょうか――?
「情報収集」――さぞお疲れでしょう……?

【――少女は、食べかけのケーキが載った皿を、少し横へずらす】
【「食べるのと言うのなら、食べてみたらいかがですか――?」】
【少女の、心の声が、聞こえてくるかのようだ――】
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 16:49:52.87 ID:aNCVJAjYo
>>680

甘味だって嘘つくと思うけど。
どこの店のケーキはどの材料でどの糖質が入ってるかなんて、違うもんデショ?

【ある種ねじまがった屁理屈とも思えるような事を言い退けながら】
【羽根のシャワーの中、肩を竦めて近くの朽ちかけのスツールを引く】

これで本当にブッ倒れデモしたら笑い話だけどサ
それじゃ遠慮なくいただこうかな。本当は紅茶があればもっと良いのに、何でコーヒーなの

【尽きる事無く不満と傲慢を吐き散らしながら、腰掛けてマフラーを外して膝に置き】
【マナーだ、と言って帽子を取って皿を引き寄せる】
【そのまま当たり前のように、フォークを左手にもって黒い生地を切り取り、口へと持っていく】
【何事もなければ、そのまま咀嚼し飲み込むだろう】
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 16:50:35.69 ID:Ye7QTPcG0
/>>673の人はいないんですかね…
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 16:56:04.72 ID:1WR790nbo
>>682
/すみません、誰も来ないと思って油断してました
/今、戻りました。返信を書きます
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 16:57:01.64 ID:1sso+dY90
>>683
/あ…よかった
/わかりましたー
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 17:03:16.74 ID:1WR790nbo
>>675

ッハァー・・・・・・まだ、生き残りが居たのか?

――――ッと・・・どうやら、そうでもないようだぜェ、クェケケッ!
そォオーだッ! 俺様がッゲッホゲッホ! ・・・やったんだ、ハッフハハフハァァアーッ!
【『疲労困憊』。――4文字で表せばそんな表情】
【しかし、何者かの気配を受けると・・・それは別の表情を見せる】

透けているがなァ〜・・・まあ良い、聞いてみなきゃ分からんぜェエエ!!
テメェー、『人間』とか言う戯けた生物かァ?
【そう、悪意に満ちた表情でそちらへ問いかける】
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/06(日) 17:08:59.65 ID:rrcKm/ajo
>>681
【ケーキの味は、有り体に言って「良質」であろう】
【買えば高いんだろうな、と思わせる程度には生地・味が纏まっており】
【要のチョコレートも、適度な苦みが、一層甘みを引立てる】

【そして、当たり前かも知れないが……毒など、入ってはいない】

毒……それは……そのケーキそのもの――
高価で、黒く、中毒性のある糖質――
しかしこの世の中で、己が道を行くには……毒にでも染まらねばなりません……
毒を以て毒を制す――とも言いますし、ね……

【少女は、再びコーヒーをすする】
【仕草と口調だけは上品極まりない】

コーヒーも同じ……
毒を食らわば皿まで……
一度毒に染まってしまったのなら……毒で身を侵し続ける――

【カップを、皿に、戻して、】

……さ、ケーキの代金をお支払いいただきましょうか――
毒にも薬にもならぬ話など、この廃墟では価値もなし……

貴方様が、そのケーキに相応しいと思う代金……いわゆる「対価」を差し出して下さらない限り……
カラスたちは、貴方様を、ここから、逃がしはいたしません……
現金でも、現物でも、会話でも、生命でも……わたくしを、満足させて下されば結構――

【清々しいまでの「毒盛り」――】
【ケーキを食わせておいて、その対価を払えと言うのだ】
【まるでカラスたちが、少年を睨んでいるかのような、威圧感が辺りに充満する――】

……3回、「毒」を使ったことわざを使って会話をする――という余興でした……

【……だが、ちょっとだけ、お茶目だった】
【…………無表情だけど】
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 17:10:57.01 ID:WmzetllC0
>>685
…………そうか
【そう聞いた瞬間……目が真剣なモノになり】

人間だ。今はただの幽霊
アズミヤと呼んでくれたまえ
【そう言うと透けていた身体が……実態化しはじめる】

次の質問だ……ここにいた人間達を殺したのか?
【戦闘体制にははいっていないし武器らしきモノ見当たらないが……】
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 17:18:29.68 ID:1WR790nbo
>>687

【なお、この鳥1匹で村を滅ぼしたわけではなく、仲間が複数いたらしい】
【・・・本人、もとい本鳥はそのような事は自ら言わないだろうが】

ほォオ〜ッ! 幽霊だが・・・人間っちゅー事か!!
ケヒャヒャッ、この体動くまで猿野郎をぶちのめすのも趣があるなッ
【テンションはとても良いが、コンディションはとても悪い――】
【はたして、本当に彼は動くのだろうか?】

まァ〜、そういう事になるぜ! ぶっ殺しては破壊してときおり食べて・・・
――――すんげェエエーー気分良かったなァァアア〜〜!
【その声は、けたたましく響き渡り、辺りにこだます】
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 17:21:59.84 ID:hWB6tpUj0
>>688
んじゃあ次だ…お前一匹でこの村破壊した訳じゃないだろう?他の仲間は何処だ?
【テクテクとそちらに向かい近づいてくる】
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 17:26:05.69 ID:aNCVJAjYo
>>686
【少年は口五月蝿いだけでなく、味にも五月蝿いようで】
【しかしながら満足いった味であるのか喉で一口目をよく味わった後、もう二口目をひょいと攫っていく】
【そうしてから、ようやくフォークを手放して皿を相手の方へと指で戻し】

ん、悪くないんじゃない?けれどね、それが酷く醜い貪欲な食への欲求で無い限り、それは中毒ではないよ
ヒトは足りない物質を常に欲するものだからね。こまねく手に惹かれているんじゃない、己ずから選び取っているのさ

【寒空ゆえに外套までは脱がないものの、悠々と席に着く姿はまるで己の領地であるかのよう】
【優雅に足を組み、まるで会食を楽しむかのように言葉を交わす】

――対価?

【と、少年の様子が一変する】
【明らかに侮蔑の色を表情に滲ませ、傲慢にも相手を鼻で笑って首を緩く横に振る】
【本質がどうあれ、己が王であるとでもいうかのように】

対価、それは平等な価値と階級と身分を持つ者同士でのみ成立するものでしょう?
全く馬鹿馬鹿しい。君ごときが、ボクに対価を要求できるほどの身分であると?
嗚呼、君がボクと対等に並ぶに相応しいと証明できたならば払ってやってもいいよ

【両肘をテーブルにつき、組んだ手の上で頬杖をつく】
【……ただし、間違ってはいけないのは、決して彼は真に王者であるわけではないこと】
【たとえ彼の態度が強者の余裕だったとしても、本当の強者であるならばここまで無防備な姿は見せない】
【少年は確かに自分に絶対の自信を持ちながらも、未熟で、世間という大海を知らないのだ】
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 17:30:22.47 ID:1WR790nbo
>>689

な・か・ま? 仲間だとォオオ〜!?
そんなモノはいないッ! 俺様が1人で滅ぼしたのだよォッ!

クウウウゥウゥウクェクァクェエエエエエアアアッ!!!
【そう言っているが、声が微妙に裏返っている――】
【どう聞いても嘘です本当に以下略】

――――ッテェェーーイ! 細かいことはどうでも良いわァァーー!
ぶっちゃけどう転ぼうと・・・お前も喰らったるわこの糞野郎がァァアアーッッッ!!!!111
【そして、アズミヤを睨みつけるかのように送る眼光。それはまさしくハシビロコウそのものであった】
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 17:34:22.06 ID:6LclPVHA0
>>691
(……嘘だな)
【そう思い】

最後に……お前は男か?女か?
【そう言ってる最中】
【左足を軸とした右足での冗談廻し蹴りを左腹部に向かい放とうとする】
【以外に速く動くそれと質問しながらの攻撃】

【奇襲になるかもしれない】
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 17:41:59.70 ID:1WR790nbo
>>692

男か女だァァ? ――そんな細かい事はどうでも良いだろうがァア!!
まァあえて言うなら『雄』に近いだろう、クェックェクェックェ――――
【実質素っ裸なのだが、とりあえずぶらぶらはしていないので、安心だ】

・・・ヌゥウオッ!
【威勢は良いのだが、廻し蹴りはしっかりと受けてしまう彼】
【血の道と共に幾らか後方へよろめいて、そして体勢を立て直しながら】

ッテェェエエエなァアアアァァアーーーーーッ!!
【――――彼の元へと幾らかの風が集まり行く。突然の攻撃のためか、攻撃を放つのが遅れた】
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/06(日) 17:46:42.19 ID:rrcKm/ajo
>>690
――どうでしょうね……
いくら自ずから選択したと「思いこんでいても」、辿り着く先はいつだって絶望――
遅かれ早かれ……貴方様も、わたくしも、そして世界全ても……絶望の淵へ、沈む……
絶対不可避の現実――それがある限り……選択の余地など……ありはしない……

【少女は、無表情で少年をチラリと見遣った後、眼鏡に手を添える】
【そうして眼鏡をクイッとあげて整えた】

…………ふふ――――

【少年の態度が一変すれば、こちらもこちらで余裕の含み笑い】
【――だが表情は、温もりのないままで、】

失礼いたしました……
なるほど、あまりに貴方様は……「下賤」――
わたくしの足下にも及ばないという謙虚さ……しかとお聞き入れしました……

【「カラスの空間」――】
【しきりに「カーカー」と鳴くカラスたちの園で、彼女はまさに「主」であった】
【そんなことは、説明するまでもなく、誰もが気付いてしかるべき……】
【つまるところ、「ここ」へ足を踏み入れた少年は、当然「警戒」を十二分に払っていなければおかしい訳で――】

……でしたら……わたくし自ら、対価を、選んで差し上げましょう――

【少女はおもむろに、ケーキ用のフォークを、右手に取り、】

「生命」――まずは、「眼球」でいかがでしょうか――……

【軽く立ち上がりながら、勢いよく、容赦なく、フォークを少年の左目へ、突き立てようと振るう――】


【――ように見せかけて、回避しなくても、フォークは寸止めされる】
【無論、通常ならば身の危険を感じて回避・防御行動を取ってしまうだろう場面だが、果たして――】
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 17:47:42.46 ID:H/fpaxAZ0
>>693
なら安心だ
【ニヤリと笑いながら続けて腹部に向かい正面蹴りを先程の廻し蹴りより威力をあげ放とうとする】
【この男…女性には余り手をださないのを心かけている……例えそれが人外でもだ】

男なら容赦はしない!!!
来い!!!ゲオルギウス!
【すると何処からか十字架型の聖剣が飛んでくる】
【だがまだそちらには来ていない】
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/06(日) 17:48:55.66 ID:rrcKm/ajo
>>690>>694
/追記
/もしかしたら次、ちょっと遅れるかも知れません、すいません!
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 17:54:22.87 ID:1WR790nbo
>>695

2度もッ! 連続でッ! 攻撃を易く喰らうほどォォッ!!
俺様はァァァ・・・甘くなァァアアーーーーウィイイイィィィッ!!!111
【今度は攻撃をしっかり見て、感じて、バックステップを2つ、攻撃を掠める程度で防ぐと】
【それと同時に】

喰らえやウッヒャアアオオオオッ!!! 刻まれつくせやクゥウウウェッハァーッ!
【放つは、風の刃。】
【数は3つ、回避できない様な速度では無い】
【狙いは、アズミヤ――だが、その何処を狙ったとかと言うわけではない】

【聖剣には、警戒をしているが、特に手や翼は出さない】
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 18:01:33.85 ID:2BQCujxG0
>>697
っと……
【右頬に一つかすり、腹部を斬られるが】
【三つ目は身体を右にずらし避ける】

【切れた場所から血は出ないが代わりに霊気が溢れ出る】

【そして聖剣が彼の右手に収まり】

それじゃあ……行くぜ
【そう言いながら剣で相手の腹部を斬ろうとする……と見せかけ】
【足払いをかけ、相手をこけさせようとする】
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 18:04:38.54 ID:aNCVJAjYo
>>694
ああ、なんだ。君も全ては運命による必然だとか言うタチの低俗な人間か
全ての事象はね、偶然なんだよ
この世界が生じたのも偶然、この世界にボクが転じた事も偶然、生物が存在するのも偶然だ。
キミが産まれたのも偶然だし、ボクがキミとめぐり合ったのも偶然だ。
つまり、必然など存在するはずもない。それはね、なんら意味をなさない定義なんだよ

【つまるところ、最初から少年は自分に自信が満ち溢れ『過ぎて』いる】
【自信、それ自体多少の地盤が無ければ発生しようも無いものだろうが、それ以上に自信過剰ともいえる】

【その自信は、今回に於いて『だけ』は巧を為したか、少年はフォークが迫っても微動だにしなかった】
【先のケーキの時と同じように、自分が傷つくなど微塵も想像していないのだろう】
【それは愚かで幼く、しかし、確かに生まれた時より上位にあるものとして育てられた産物ともいえる】

……本当、低俗な人間は力を行使する事ばかりに固執するね?
ケーキは本当に美味しかったけれど、キミはそのケーキに見合う人物ではなかったワケだ

【肘をついて身を乗り出すような体勢、それをゆっくりと崩して背筋をぴんと伸ばす】
【それによって、相手も更に近づかなければ相手のリーチの外に上体が位置するようになる】
【そして、少し考えるようにすると不意に相手に問いを投げ掛けた】

ねェ、ところでサ。≪R.I.P.≫について、何か知らない?
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 18:06:37.84 ID:aNCVJAjYo
>>696
/了解ですー
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 18:06:47.31 ID:1WR790nbo
>>698

さて・・・フゥウウウゥウゥゥゥン!!
雄が卵を産んで何が悪いィィィッ!
【そう、力み始めた彼――そして、次の瞬間ッ!】
【尻から卵の予兆が現れたッ!!】

――フハハフハフハッ、剣を使ってくるかァ!!
だが・・・みきっ・・・・・ってないッッ!!
【見切ることは出来ずに足払いを喰らってすっ転んだ】
【同時に、尻から卵が1つスポォンと飛び出し】
【そして、それが割れてハシビロコウの雛らしきものが1匹現れる】

【※雄です】
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 18:11:28.31 ID:Ye7QTPcG0
>>701
悪いな無能力者なら無能力者の戦いがあるんだ
【人…それを卑怯と言う】
【そして倒れた相手の顔を容赦なく踏み付けようとする】
【剣一切使ってねぇ!!!】

(雛か…恐らくなんかの攻撃手段だろう)
【雛にも警戒しながら空いてる左手をポケットにいれようとする】
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 18:17:07.85 ID:1WR790nbo
>>702

フゥゥン! テメェーごとき、力づくで押しのけて・・・グェア!
【ギュムッと顔を踏みつけられる彼――】
【無論、回避動作の欠片は見られたが・・・何らかの要因で、それを止めてしまったようだ】
【恐らく、予めうけていた傷の影響だろうか?】 【それとも、別の要因だろうか?】

ンホンンモホホア!!!!1111111
(だが、そこに居るなら十分当たるぜェ!!!)

ンンモッ!
(喰らえッ!)
【ッパァーン!】 【ぴーよぴーよと鳴く雛が、爆発するッ!】
【そして、辺りへ風と光と肉片(ミディアムレア)を撒き散らす――!】
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 18:20:58.68 ID:hWB6tpUj0
>>703
爆発か!
【爆風に吹き飛ばされ、剣を離し】
【相手の近くで倒れて動かない】

【倒したか?】
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:25:10.25 ID:rrcKm/ajo
>>699

「ウンメイ」――?

ああ……あの、「運命」ですか……
まあ、「絶望の未来」が、運命でも偶然でもわたくしは、どちらでもよろしいのですが……
……あまり饒舌に否定なさると、貴方様こそ、『運命』を信じているようにしか、見えませんよ――?

【ピタリ――、停止するフォークの先端】
【相手の眼前に、平然とフォークを突き付けたまま、少女は淡泊に語る】

いいじゃありませんか、力を行使するくらいは……ね――
「在るもの」くらいは、有効活用なさらなければ、勿体ないですから……

【いくら舐められた態度を取られても、怒るどころか、表情すら変えはしない】
【固定された無の表情と、無の感情が、少年の「上から目線」をことごとく受け流すかのようで――】

――≪R.I.P.≫――……

【少年が動いたところで、少女はフォークを引き戻し、席に座り直す】
【そして何気なく、手に持ったままのフォークを、ぷらぷらと弄ぶ】

ええ、存じておりますよ……色々と、ね――

【返答は、存外あっさりと、そう告げられた】
【嘘か、本当かは、ともかくとして】


/すいません、ただいま戻りました!
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 18:27:27.46 ID:1WR790nbo
>>704

ムヌフェフォオオーーアアアァァアーーーッ!!!!111111
【・・・無論、彼にも爆風は当たる】
【吹き飛び、頭から地面へとめり込んでしまった】

【まだ生命を感じる】

【しかし、頭部は中々抜けない】


【勿論、相手の様子は見えないし聞こえないし感じられない】
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 18:30:46.50 ID:H/fpaxAZ0
>>706
(……………………動かないんかい!?)
【実は狸寝入りだった】
【そして左手をポケットから手榴弾をだしそちらに投げ】

【起き上がり猛ダッシュで離れようとする】

【卑怯すぎるぞこの幽霊!!】
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 18:31:52.86 ID:aNCVJAjYo
>>705
そうやって勘ぐるだなんて全く下品だネ? それとも、それが下級の者の遣り方なのかなァ
まあ、良いんじゃないの。無駄な事をするのが有効かなんてボクは思わないけれど

【同じく、少年の態度もどこまでも傲慢なばかりで言いがかりに近い皮肉も止めようとしない】
【しかしそれは相手を軽んじているのではなく、前記の通り己に対しての異常な過大評価の産物】
【仮に誰かが諭したとしても、それは子供のわがままの如く止まらないだろう】

ふぅーん?だったら、知ってる事教えて欲しいんだケド
ボクさ、今その人たちの事とーっても知りたいんだ。とってもね

……嗚呼、コレか。コレが、『アムール』か

【どうにも教えてもらえると確定しているかのような口調で、話せと促す】
【最後、ぽつりとこぼした言葉だけが、唯一真剣な表情と声色で呟かれた】
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 18:33:25.52 ID:1WR790nbo
>>707

【ドッグォン!】

【もし、手榴弾が爆発すれば、彼の頭部は抜けるが】
【代わりに、10mくらい上空へと吹っ飛んでゆくだろう】
【だが、その次の瞬間――!】

【というより、爆発しなくても、マスクから頭が取れそうになり、】

【何かが、起こる】
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 18:36:42.92 ID:xvgi3fOP0
>>709
以外に頑丈だな…
【吹き飛んだ相手を見て】

さて…ここから本番か?
【何かが起こる様子を見ながら】
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 18:41:41.29 ID:1WR790nbo
>>709


こォーなったらテメェーもろとも全部ぶっ壊してやらァーーーッ!!!!111


『 ハ シ ビ ロ コ ウ メ テ オ 』 !


【彼の頭部にはめられたマスクは、爆風で外れてしまったのだ】
【その瞬間、そのマスクもろとも――彼が砕け散ったッ!】

【そして、そこから降り注ぐは隕石のごとき物質――】
【ハシビロコウの頭部の様な形状をしたそれの大きさはまちまちである】
【また、それは、降り注いだ後も消えないだろう】

【なお、予兆が結構大きいため、幾らかは対処の余地があるだろうか】
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 18:43:41.19 ID:n8RwU7pW0
【カノッサ機関水の国支部 資料室】

【これまでの機関の経歴が、簡易的にある程度開示された資料室】
【悠然と並ぶ机・椅子・本棚が、室内の静けさを際立たせる】
【その中の一つに、ページが開きっぱなしの本が無数に散らかった机が――】

(資料探しって、超めんどくさー…)
(でも、場所を特定しておかなきゃ話にならないのよねー…)
(――次の会議が開かれれば楽なのに)

【そこで足を組み何かの資料を読んでいるのは、赤い眼鏡を着用した可憐な19才程度の少女】
【リボンで縛った赤髪のツインテールで、左目の下にある小さな星型の刺青が特徴だ】
【フリフリとした桃色のドレスに黒いミニスカートを着用するケバいその身嗜みには、彼女の性格がよく表れているかのようだ】

…いっその事、データベースでも漁った方が早いのかしら?

【彼女はNo.31、ラッティー・プリケット 機関には大分前から所属しているようだ】
【だが、与えられた任務を全て断ることから数字キーパー%凾ニ彼女を罵る人物も少なくない】
【人によっては、面識が無くとも彼女を既に知っていておかしくはない】
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/06(日) 18:44:09.24 ID:rrcKm/ajo
>>708

…………面白い……いや、そこまで面白くはないですけども……「冗談」ですね――

【少女の口の端に「笑み」が滲む】
【だがそれは極めて薄い】
【海に、一滴だけ絵の具を落とし入れた程度の薄さ――】

例え貴方様がどのようにこの世界をとらえていようと、実態は一つ――
先程わたくしが要求しましたように、何かを得るには、「対価」が必要……

【指でさす代わりに、フォークで、相手をピシッと指し示して、】

いくら「とーっても」知りたくても……残念無念……
わたくしは、教える理由も義理も無い……というわけです……

【そう言ってから、彼女は、残ったコーヒーを、左手で飲み干した――】
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 18:45:46.00 ID:xvgi3fOP0
>>711
ああ…なんだ自爆か
【そう言いながら至って普通に】

ゲオルギウス!!護れ!!
【すると落ちてた聖剣が光り輝き】
【巨大な光の十字架となり隕石を防ごうとする】
【当たる度に少し皹が入るが……はたして防ぎきれるか?】
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 18:53:38.13 ID:1WR790nbo
>>714

【カッキキィン!】

【隕石の量に関しては、一度に全てが降り注ぐため】
【追加で、やって来ることは無い】

【――そして、隕石は重力に従って落ちるのみ】
【防ぐだけなら容易だろうが、もしかすると――横方向からの飛来もあるかもしれない】


 ――――――――――


【隕石が降り終わると、そこには廃村と酷く静かな空気が残された】
【――隕石と共に】
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 18:55:01.60 ID:aNCVJAjYo
>>713
……対価、対価
そんなに銀貨が欲しいのかい、雌犬?

【侮辱するような、口にする事で少年そのものも貶めるような言葉を吐きながらも】
【外套の中に手に入れ、月長石の嵌った銀の指輪を取り出した】

施しだ、くれてやるよ
さぞかし大層な情報とやらを持ってるんデショ?

【己から差し出す姿勢を見せる、施しだと言い換えたのは己の矜持を守る行動か】
【一切譲るところの無かったのを改め、非常に遠まわしで陰険ながらも相手に従おうとしている】
【魔術的な価値は無いが、指輪は売れば結構な値段になるだろう】

【要するに、今までとは違い、下手に出てでも得たいということ――無様だと笑うのも、一興かもしれない】
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 18:56:43.32 ID:H/fpaxAZ0
>>715
……ふぅ
【なんとか防ぎきり】
【その場を見て】

……安らかに眠れ
【そう言いながら村に村人達の墓を作ろうとする】

【あと奇跡的に誰か生存していないかと奴の仲間がいないかどうかを】
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 19:02:18.75 ID:1WR790nbo
>>717

【人も、鳥も、生命の気配は感じられない】

【瓦礫からも、地の下からも、廃墟からも、何処からも】

【奴の仲間――直接の死体は出てこないが】
【先ほど降り注いだモノと同じ形状の隕石が、ところどころに大なり小なりめり込んでいる】

【――少なくとも、仲間はいた】


【ハシビロコウのマスクを被った人型の生命、彼らは何を求めて何をしに来たのか――】
【真実は、神のみそしる】


/色々すみませんでした、お疲れ様でした
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 19:04:29.14 ID:nnY4PQOg0
>>718
………ったく
女性と子供に優しくない世界だ
【苦々しい表情になりながら】

【彼は墓をつくった】

/乙でしたー
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/06(日) 19:10:37.65 ID:rrcKm/ajo
>>716
【出された指輪を見て、それから少年を見て、最後に小さく「ふっ」と息を漏らす】
【一笑に付す、という言葉が近いか】

――随分と、窮屈な、生き方、してますね……

【ぼそりと、しかし相手に聞こえる声量で、そう告げた】

毒に……絶望に……染まりきったこのわたくしですら、「生き方」は開放的ですよ――
言ってしまえば、貴方様の見ている世界は……狭い……
視野が狭い……と、言い換えてもよろしいでしょうか――

【指輪を手に取ることはない】
【ただ淡々と、連綿と言葉を綴る】

一見、わたくしと貴方様は、どちらも「己が意志」を貫き通して対立しているようにも見える……
ですが……実際は、違う……

貴方様は、「わたくしの世界」に不用意に乗り込んだあげく、
真っ黒な闇に包まれ……方向を見失い……どこを向いているのか……定まっていない……

カラスの園――「絶望の庭園」には……礼儀も知らぬ輩に……手を差し伸べるような偽善者はおりませんゆえ……
そっと……絶望の方角へ、光を灯す……不穏な水先案内人は……いますけどね――

【事務的にも、詩的にも聞こえる、妖しい響き】
【精神攻撃なのか、相手を慮っているのか……それすら曖昧な、絶望的な声紋――】
【カラスの鳴き声と、少女の語り口が、少年の些細な「下手に出た行動」を、浮き彫りにしていく――】

あと、それから……

……わたくしは、「雌犬」ではなく、「雌烏」ですので、お間違えなきよう――

【最後に、少年をあざけるように、口元だけの笑みを作った】
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 19:22:33.11 ID:aNCVJAjYo
>>720

……五月蝿い

【窮屈だとの言葉に反論する事が出来なかったのは、確実に少年がそれを理解しているからだ】
【身に覚えのある事だからこそ、それに対して不快感を覚え、しかし何も訂正できない】
【有る意味、正直な反応だと言えよう】

嗚呼、ボクは今君の言葉に非常に腹が立っているんだよねェ
屈辱的だ。ボクだけでなく、ボクの家とボクを育んだ環境と、そしてボクの慈しむべき魔女への侮辱だ
今すぐ君を生きたまま食い殺してやりたい。そう、つまりだ

……そんな事、分かりきっている

【口元は、笑んだまま】
【まるでガラス越しの風景を見つめるように、冷えた視線で相手の姿を穿つ】
【正直なのだ。少年は、己の心を隠し、庇って相手の言葉から守る事が出来ないほどに】

ああ、じゃあ訂正しようかナ?
雌烏、けれどボクはそれ以上の屈辱を味あわされたんだ
この『借り』は、紳士として丁重にそれ以上の『返し』をしなければいけない
……これ以上、その下劣な対価とやらは必要だっていうワケ?

【表情ばかりは、子供らしい微かな矜持に揺れて微笑みのままにあろうとした】
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/06(日) 19:42:40.33 ID:rrcKm/ajo
>>721
ああ……いいですねえ……

やはり、感情は素直に……気持ちは率直に……
健全なる少年少女達は、かくあるべきです……

当のわたくしは……不健全ですので、どうしようもないのですけども、ね……

【悦にでも入ったか】
【無感動・無表情な少女の声には、ささやかな愉悦の色――】

ですが、カラスに対し、肉を食い千切る勝負を挑むのはオススメできませんね……
恨むなら……怒るなら……素直に、貴方様の大嫌いな下等な手段――「力の行使」がオススメですよ……ふふ……

【なんて、逆撫でするかもしれないようなことを追加してみたり】

まあ……その指輪に加え……ある程度「素直」な言動を拝めましたし……
優しい優しいお姉様たるわたくしは、貴方様の欲する情報を、分け与えて差し上げましょう――

【眼鏡を、整える】【それから帽子も――】
【……そうしてから、僅かな間を置いて、再び彼女は口を開く】

≪R.I.P.≫は……近いうちに、行動を起こします……
そうなれば、嫌でも、≪R.I.P.≫が目に付くでしょうから……
実地がよろしいのでは無いでしょうか……
そこで思う存分、≪R.I.P.≫の構成員に吐き出させれば良い……

――と、貴方様からリクエストがなければ、こんな当たり障りの無い情報でいかがでしょう……

【とりあえず触りの情報、と呼ぶに相応しい少女の言葉】
【馬鹿にしているわけではなく、単純に相手が何を知りたいか分からないがゆえ、こう言ったのである】
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 19:52:31.47 ID:aNCVJAjYo
>>722

……小児愛好者め
ボクが嫌うのは、力『しか』扱えないヤカラだよ

【ぼそりと、それだけの言い返す言葉を】
【ちなみに少年は大体10歳くらい、身長は140cmほど――正しく、弁解の余地も無く『餓鬼』だ】
【じっと、耳をすませて相手が語りだすのを待つ】

近いうちに、か……それなら、ちゃんと会いに行ってあげなくちゃ、だねェ
そうだなァ、じゃあ言える限りの構成員の情報と……それと
……フェンダンス。カーネル・フェンダンスについて何か知ってる事は?

【たおやかな、未だ二次性徴も迎えない子供の、性別がおぼろげ故の柔らかい笑みを浮かべ】
【酷く待ち望むような表情、すぐにいつもの他者を小馬鹿にしたようなそれに切り替わるが】
【そして、リクエストと聞いて幾つか知りたい条件を差し出す】
【後半、どことなく凍りつくような音を声色に交えて】
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 19:53:58.21 ID:MEResn8Co
【光の国】


「………夜だと、盛大な名前負けですね、この国」
「なんともつまらない。豆電球の国、にでも改名させましょうか」

「ああ、失礼しました。無駄口が過ぎましたね」
「それでは、これより作戦を開始します」

【ざっ、ざっ、ざっ】
【規則的な足音が、国の中枢施設へと、真っ直ぐに向かって行く】
【がしゃ、がしゃ、がしゃ】
【鎧や槍、刀剣のぶつかり合う音が、街の喧騒を吹き散らす】


【集団の戦闘に立っているのは、一人の女だった】
【戦場に出る者の衣服には見えない、黒のワンピースに白いエプロンを重ねた、所謂メイド服】
【青いショートの髪を両サイドで結び、飾りの一つも付けず。最低限の手入れの形跡以外、何も見えない】
【眼鏡の向こうの黒い瞳は、濁りの欠片も無く、だが光も無く】


「これより、制圧作戦を開始します」

「全部隊、正面より、なんの奇策も用いずに突撃」
「行軍ラインに立ちふさがる者は、子猫から老犬に至るまで。赤子から老人に至るまで」
「能力者非能力者の区別なく、存分に蹂躙し殺戮せよ」

「騎死部隊¥o撃!!」

【右手に持つ剣で、眼前の建築物を指し示す】
【国の中枢、国民の戸籍や予算の管理などを司る、その建物へ】
【古風な甲冑に身を包んだ、何人もの騎士が突撃を開始する】

【だが、声は上がらない。勇猛な叫びなど全く無く、人の群れには不自然な静けさで】
【死臭漂う軍勢は、走り出した】
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 20:06:25.34 ID:c8ETPl2DO
>>724
【ぶぅぅぅうん、と音が鳴る】
【鎧がぶつかる音とは全く違う、長い音が鳴る】
【その音はだんだんと大きく…いや、近付いてきて】

【ぶぅん!と一際大きく鳴る音と共に、一団の目の前に巨大な黒い塊が飛び出し、前を塞ぐように着地した】
【それは黒い鉄の馬とも言うべき乗り物、バイク】
【黒く、ロングチョッパーと呼ばれる前輪が離れた形状のバイクの、大きなシートに何かが跨がって、一団に目を向ける】

…はーいそこまで、ここから先は通行止めだ

【頭から脚まで全身真っ黒な、人型の何か】
【それは白いファーの付いた紫色のコートを素肌の上に前開きで着て、ジーンズとスニーカーを履いている】
【体は真っ黒な体毛が生えていて、紅い両目の右目は傷が通り閉じられている、そして後ろに折れ曲がっている頭から生えた長い耳が彷彿とさせるのは、兎】
【腰の後ろに三日月状の鞘をぶら下げ、ゴーグルを装着して首に蛇のシルバーネックレスをかけた、黒い兎の獣人がバイクから一団を睨みつけた】
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/06(日) 20:09:07.30 ID:rrcKm/ajo
>>723
ああ……でしたら、わたくしは大丈夫ですね……
「力押し」しか出来ないなどという、脳が筋肉な人間では無いので……

【さらっと、やはり受け流すように】

――『カーネル・フェンダンス隊長閣下様』のことですか……
彼は……そうですね……んー……、顔が思い出せないので、パスさせていただきます……

【「隊長閣下様」などという明らかにおかしい敬称を使っておきながら、】
【顔を思い出せないなどとのたまう少女】
【普通ならば、≪R.I.P.≫とどういう関係なんだ、と突っ込まれてもおかしくないのだが――】

構成員は……組織の頭が一名……
幹部が……二名くらい……
戦闘部隊の指揮官が……少々と……配下に能力者集団『ノクトクルセイド』が両手で数えられる程度――

あー……ちょっと思い出しましたけど、『カーネル・フェンダンス隊長閣下様』は……
私兵部隊……的なものを擁していたような気もしますねぇ……

ま……後は、どこかに本拠地とか隠し兵器とか……持っているかも知れませんね……
よくは知りません……ということにしておきましょうか――ね……ふふ……

【思い出すように、しかし割とためらいなく、情報を吐き出して、】

はい……いかがですか――?
お気に召していただけたでしょうか……

【とことん、相手から条件を言われなければ、必要以上には語らない人間のようだ】
【ここまで言い終えると、またすぐに黙り込む】
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 20:11:35.97 ID:jv3PhyyRo
【荒野】

【切り立った崖より眼下を見下ろす一つの影】

……

【ソレはひとりの青年である】
【切れ長の目と重力にすら逆らいそうな尖った髪。色は両方沈むような黒で】
【白地に黒で大きく髑髏の書かれたTシャツと、Gパンを着用している】
【雰囲気も瞳相応に暗く、気だるげで】
【唯一、首から下げられた銀のリングが月明かりを映して輝いている】

……地獄ってのは、悪い所なのか。ねぇ

【ふか、と欠伸を漏らしながら見下ろすのは1つの都市】
【それは人の国――――通称無能の国と呼ばれる、能力者の居ない国】
【高い外壁に囲まれ、その中央に建造された天を突く様な塔は外壁よりも尚高く】

【青年はただ、退屈そうにそれを眺めるだけだ】
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 20:16:08.38 ID:MEResn8Co
>>725

「おや、随分とすすけた兎ですね。煙突掃除でもしてきましたか?」
「然し、あの耳にあの騒音は辛そうですね。耳栓の着用をお勧めします」

「尤も」

「能力者非能力者の区別なく」
「蹂躙し、殺戮せよ。命令は、ただこれだけですので」

【「ひとり」 集団に指示を出した女は、短くカウントを取った】
【それ以降は、相手への認識は、進路に立ちふさがった誰か=z
【その外見が少々奇妙である事も、戦場に於いては些事の内、と見たか】

「交通規制を守るつもりなどさらさらございませんが」
「路上駐車は非常に迷惑ですので、どうかお引き取り願います、ドブウサギ様」

【女は、特に合図は出さない】
【宣戦布告すら無しに動きだすのは、突撃を行っていた軍勢の一部】
【大半は現れた獣人の横を通り、後方の建物を狙って走って行くが】

【走っていた内の4体程が、進路を変更して、獣人へと突撃する】

【どれも、甲冑に槍一本を持ち、腰に短剣という装備で】
【どれも、呼吸音も心音もせず腐臭漂う、明らかな死人】
【4体は同時に槍を突き出し、バイクの前輪を突き刺そうとした】
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 20:20:59.70 ID:aNCVJAjYo
>>726
全部で15人超程度、か……上のほうの予想は、ついてたけどサ
私兵部隊については知ってる。他にもちょっとだけ、ネ?

【話を聞き終えると、そのままゆっくりスツールから腰を浮かせる】
【マフラーを巻きなおして帽子を被ると、そのまま卓から少々離れ】

ま、コレくらいでもう良いかな? 大体満足したよ
そう、ボクも段々理解してきたみたい。コレが≪アムール≫だ
今日はこれで勘弁してあげる、よ

……ボクはオーベール。オーベール・ブノア・リシュタンベルジェルだよ

【やはり偉そうにそう言って、最後にもう一つ相手に微笑みを向ける】
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/06(日) 20:21:31.48 ID:lffn9mpN0
【街中/オープンカフェ】

【寒さがまだまだ続く為、客達が出来るだけ避けている、テラス席】
【其処に、一人の人物が座っており―――橙の瞳を、瞬かせていた】

……正に、デスゲーム

【旧い血の色をしたボブヘア、右頬に深い傷跡が在り、太陽の様に煌く橙色の両目】
【右目の色合いはほんの少し濃く、例えるのなら「蜜柑色」に近い】
【赤い膝丈のトレンチコートを着て、両脚義足。歩く度、錆び付いた音が響く】
【そんな容姿の、少し背の低い女。齢は、二十に見える】

……どうしてなんだろう

【ぽつり。意味の分からない事を呟く女性。―――厨二病なのだろうか】
【そして、彼女は―――雲の漂う、夜空を見上げる】

【そして―――何か、気付いた様な、はっとした表情を浮かべ】

……、ああ、そうか

もう、2月なんだよね……だから、

【消沈気味に、そう言って―――息を吐くと。テーブルにうつ伏せて、其れきり無言になる】

【―――女性は。子供達数人に、豆をぶつけられていた】
【大豆。炒った其れを、容赦無く。正しく豆鉄砲という表現が正しい勢いで】
【ズパァ、という擬音が連続する形で、只管ぶつけられている】

【節分は終わったが―――然し、子供達の中では、終わっていないのだろう】
【良い笑顔と瞳で、赤鬼見つけたと言わんばかりに、現在進行形で発射している】
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 20:22:07.11 ID:xvgi3fOP0
>>727
きっと地獄にはカワイイ鬼っ娘がいるにゃ!
【そんな言葉にナチュラルに会話にはいるのが一人……いや一匹】

【身長30cmで、黄金に輝くネコメで、闇のような漆黒の長髪に、ネコミミが生えた少女みたいな謎の生物】

ついでに私はネコだにゃ
【……………】
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 20:22:12.01 ID:2BQCujxG0
>>727
きっと地獄にはカワイイ鬼っ娘がいるにゃ!
【そんな言葉にナチュラルに会話にはいるのが一人……いや一匹】

【身長30cmで、黄金に輝くネコメで、闇のような漆黒の長髪に、ネコミミが生えた少女みたいな謎の生物】

ついでに私はネコだにゃ
【……………】
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 20:24:23.10 ID:2BQCujxG0
/うにゃぁぁあ二重スミマセン…
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 20:26:57.95 ID:jv3PhyyRo
>>731-732

………ああ、居たら良いな

【と、一言だけ答え】
【たっぷり間を開けて漸く其方へ振り返ると】

で、その猫が何の用だ?

【気だるげに気だるげに…どうでも良さそうに。】
【人以下の畜生としか捉えれぬモノへ…尋ねた】
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 20:30:33.50 ID:c8ETPl2DO
>>728
…チッ、折角かっこよく登場したのに無視して行こうとすんなよ鉄屑共
「マスター、ゲームや漫画じゃないのですから普通は避けます」

【横を通り抜け建物へと向かう鎧達を見て、獣人は悪態をつく】
【それに答えた者が、ひょっこり獣人のコートの中から頭を出した】
【水色のロングヘアーに赤い瞳、メイド服を着てうさ耳カチューシャを付けた30cm程の少女が無表情で顔を出す】

…てめえらみたいな大勢の鉄屑が腐臭撒き散らしながら大名行列してる方がよっぽど厄介だっつーの!

【向かって来る兵士達を見るやいなや、前輪だけブレーキをかけエンジンを全開に】
【ぶぅん!と唸りながら後輪を回すバイクは、そこから進まず後輪だけが地面を蹴って】

おら退けやがれ糞ども!

【その状態から前輪を軸に思い切り車体を振り回す】
【ブン!と一度だけ重い車体を振り回し、兵士達を弾き飛ばそうとした】
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 20:31:02.78 ID:hWB6tpUj0
>>734
うにゃ……反応が薄味だにゃ
もう少し反応よくしようにゃ
【ダメだしをしながら】

うにゃ?ただなんとなく話かけただけにゃ
別にコレといった用事はないんだにゃ
【正直に言い】

人の国ってどんな国かにゃ?
ネコははいれないのかにゃ?
【人の国を見下ろしながら】
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 20:32:45.99 ID:DC5WM0QSO
>>730
【そんな可哀相な彼女の後ろで】

じゃあ、決着と行こうか・・・・?

「あぁ、とっとと白黒つけようじゃないの・・・っ?!どっからでもかかっといでっ?!」
【二人の見覚えがあるであろう人物がそこで向き合って座っていて】
【まずは一人は、 元々何色の物だったのか変わらなくなってしまう程に汚れたローブを身に纏った少女】
【ボサボサの蒼い髪に氷で出来た髪飾りを付けていて】
【その顔中には包帯が巻かれている】

【そして、もう一人は】
【白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

【二人は何やらただならぬ雰囲気で立ち上がる】
【今にも飛び掛かりそうな雰囲気】
【何故二人はこんな事になっているのか?】
【そして―――】


『「最初はグーッ!」』
「『ジャンケンポン!!』」
【・・・・・・・え?】
【ふと見れば解るだろう――二人の座っていた席にはあと一個のプリンが・・・】
【・・・今日もこの街は平和です。】
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/06(日) 20:34:39.89 ID:rrcKm/ajo
>>729
満足していただけたようで何より……
わたくしの情報を元に……貴方様が今後いかなる行動を取るのか……
僅かながら……期待しておきましょうか……

わたくしは……場合によっては……程近い位置で、貴方様と擦れ違うかもしれませんし……ね――

【カラスが鳴く】【共鳴する】
【支配領域内で動く者は……有象無象の区別なく、「彼ら」の瞳の中にいる】

……なるほど、名乗ることは出来るようですね――
お利口ですね……と、褒めて差し上げましょう……

【一方少女は、席に座ったまま、少年を見ている】
【徹頭徹尾、温度を感じさせない視線と表情で】

わたくしは……『ウェル子』……
強要は致しませんが……覚えておくと……どこかで、役に立つ……可能性もあります――

【控えめに、なおかつうやうやしく、ウェル子は名乗った】

【少年が去るならば、遮るものはないだろう】
【カラスも鳴いてはいるが、「敵対心」のようなものは放っていない】
【すべては……少年が――いや、オーベールが、ウェル子の「機嫌を損ねずに済んだ」からである】

【――あれだけ傲慢な態度で、なぜ、ウェル子が機嫌を損ねなかったか……】
【それを、理解できるのは……ウェル子と、「もしも気付けるのなら」オーベール本人だけ、である――】
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 20:38:37.67 ID:jv3PhyyRo
>>736

下手に反応したらキャラ崩壊を引きおこす
中の人からすりゃそれが困るんだよ。スマンな

【ダメ出しに少々メタい事で返答し】
【気だるげに頭を掻いて】

……人の国は無能力者と“普通の”動物しか居ない
魔翌力なんてモノを持つ輩はあの門で弾かれる

【そう言って指さすのは人の国の唯一の出入り口】
【センサー付きの門は魔翌力を検出した場合すぐさま閉じる様になっていて】

本当に、人を飼育しやすい場所だよ

【まるでその内側を知っている様に、呟いて】
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 20:41:51.12 ID:MEResn8Co
>>735

「これは悪のヒーローショー。正義の味方は脇役なのでございます」
「ですので脇役を脱したいので有れば、観客を魅了する活躍をどうぞ」
「勿論、その活躍を妨害するのが私共の仕事の一端ですが」

「そのまま突撃を継続」

「……そう言えば耐久度テスト忘れてましたね」

【突撃した騎士4体は、躊躇い無く槍を突き出した】
【槍の切っ先がどうなったかは定かでないが、例えそれがどうなっていようと】
【4体は4体共、狙った位置へそのまま真っ直ぐ進む】
【つまり、バイクの前輪へ向けて、4体の甲冑装備の人体が、自分から突っ込んで行く】

【ごっ、がっ、どすっ、どん、鈍い音が4つ】
【一つぶつかる毎に威力を削がれながら、交通事故が四度発生し、突っ込んだ騎士が跳ねかえされる】
【最初の一体は、甲冑毎中身まで崩れ、路上にぐしゃり。二体目は、鉄板に釘を打ったかの様に大きく凹み】
【三体目、甲冑自体は無事だが、内部でパーツが崩れたか、有り得ない程に背中を逸らして、畳んだ布団の様に崩れる】
【四体目だけは立ちあがるが、槍を掴んでいた両腕が有らぬ方向へと曲がり】

「あら、意外に脆い。結構苦労してつくったのですが」
「仕方が有りませんね、もう一度。役立たずならせめて、あの乗り物だけでも壊しなさい」

【立ちあがった四体目は、再び真っ直ぐにバイクへ向かって駆けだす】
【狙いは、バイクのハンドルを持つ、獣人の手に噛みつく事】
【女が与えた指示とは明らかに食い違う行動だ】

【獣人が鉄屑≠ニ呼んだ群れは、まだ十分な数を持ち】
【少しだけ大柄な二体が、やや後方で槍を構えた】
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 20:45:23.16 ID:xvgi3fOP0
>>739
なるほどにゃ
納得したにゃ
【うむうむと頷き】

じゃあ私はセーフだにゃ
【!?】
【どっからどう見てもアウトです】

けど上空や地面から侵入はされないのかにゃ?
【疑問を口にし】

ところで飼育というとアレかにゃ
『御主人様…もっと!!もっと!!!』って感じかにゃ?
【……………絶対このネコが想像してるのはエロゲだ】
【わかりやすく説明した方がいいだろう】
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/06(日) 20:45:51.74 ID:lffn9mpN0
>>737

……、あ……?

【彼女にとって―――聞き覚えのある声が、した】
【ゆるり、顔を上げ。彼等を見付けると、虚を突かれ、橙を瞬きさせる】

……、護君と……お姉さん?

【久しく会う二人に、笑顔を浮かべて、声を掛けようとしたが】

【―――然し】

【悪童達も、今までぶつけていた女に吊られて、彼等を見付けたらしく】
【益々瞳を輝かせて、大豆を握り締めると】

「兄さん!標的が増えたよ!」

『俺は赤い彗星!』

【とか、意味分からん事を言いながら、嬉々として、ぶつけようとするだろう】
【―――其れを聞いた女性が、目を見開いて驚き、席から立ち上がって止めようとしたが】

【彼等が悪童に気付き、その動作を止めなければ―――奴等は、思いっきり腕を振りかぶって】
【ソフトな凶器を、投げて来るかもしれない】
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 20:46:24.40 ID:aNCVJAjYo
>>738
さてね?不本意ながら、アレと関わってるとボクのことまで知れ渡りそうなものだけどォ
……ま、良いんだ。何より望むものを手に入れるのが、全ての本分なのだからね

【始めに姿を現したときのような無邪気な笑顔で】
【始めの姿に身を整えて最後にいちどだけ振り向く】

【相手に背を向けると、まるで空間から消えるように文字通り跳躍し】
【残るは、彼の身に着けるさわやかな甘みを持った香水の香りのみ】

【『アムール/愛情/憎愛/盲執/妄念/執着』の果てに】


/おつかれさまでしたー
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 20:56:46.84 ID:jv3PhyyRo
>>741

あー……そうかい。
まぁ一回突っ込んでみ?

【どうか門に挟まれます様にと酷い事を思いながら勧めてみたり】
【…まぁ多分、其処までする価値は無さそうだが】

………?
お前は大量の無能集めてまでやりたい事なんてあるのか?

【上空や、地中から侵入されても。いや、「しても」】
【其処までして得るモノがあの国にあるだろうか……否、無いとされている】
【荒野の中央で、外国との交流を絶ち、ただ無能が細々と暮らしていると“されている”国なんて…誰が入りたがるだろうか】
【閉ざされた社会では、余所者がすぐに怪しまれるのは目に見えている…それも侵入し辛い理由となっているのだろう】

………何言ってんだお前?

【と、エロゲっぽく言うネコにとても怪訝な表情を浮かべ】

飼育つったら家畜に決まってんだろ

【――――当然の如く、言い放つのだ】
【“人”を、“家畜”と】
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 20:57:06.86 ID:c8ETPl2DO
>>740
【ぶぅん!と一回転したバイクは元の向きに戻って】

…っと…あぶねーな、バイクが凹むじゃねーかよ
「マスター、やったのはあなたからです」

【吹き飛ばした兵士共を見て、理不尽な言葉を吐き捨てる】
【…が、しかしまた向かってきたと見るやいなや】

チッ!しつけーんだよ!

【瞬時に左手で刀を逆手に抜刀、紅い閃光が走る】
【三日月状の紅い刃に平行についた柄、それを持てば刃が手に被さり反対側からも短く刃が出る形状の刀】
【その刀で、噛み付こうとした兵士を受けようとする】
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 20:59:28.84 ID:DC5WM0QSO
>>742
あぁ・・っ・・負けたぁ・・

「やったね!じゃあラスト一個のプリンは私が貰うかんねぇ♪」
【二人は気づかず、そんな会話を繰り広げる】
【少女の方は勝って上機嫌】
【少年の方は勝ちとプリンを逃して、悔しがる】
【と、その時、】

あ、痛いっ!?

「何すんの!餓鬼共!」
【豆粒が二人に命中して】

あれ・・・?檸檬さん。
【子供達の方を向こうとした事で】
【席から立ち上がった彼女に気づく】
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/06(日) 20:59:34.17 ID:rrcKm/ajo
>>743

では……さようなら――

次は……絶望の入り口で……鉄臭いお茶でも致しましょう――

【振り向いたオーベールへ、ひらひらと、軽く手を振る】


…………戦渦は……大きければ大きいほど……良い――


【再びカラスとウェル子のみとなった空間で、彼女は呟いた――】




ああ、ところで…………




…………『アムール』って、何でしょうね――?




【黒羽の導きのままに、絶望は闇に潜む――】


/お疲れ様でした!ありがとうございましたー!
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 21:02:40.57 ID:Ye7QTPcG0
>>744
今心の中で挟まれろと思ったにゃ?
【フシャーッとし】

んにゃ?ないけどにゃ
ただ中をみたいだけにゃ
【まったく考えてないネコだった】

んにゃっ!?つまり……
食べるのかにゃ?人食かにゃ…最近の人間は共食いするのかにゃ…
【家畜=食料と考えてるネコだった】
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:06:48.38 ID:MEResn8Co
>>745

「次、その次。雑兵の補充など幾らでも出来ます」
「……所詮は、一度死んだ者達。ならば今更死に直そうと同じ事」
「交通事故を起こした感想は如何でしょう。爽快ですか、ドブウサギ様?」

「恐怖を知らず哀れ身を知らぬ死者の群れ。人と同じ様には参りません」

【口を開いた兵士の目に映る刃。人間で有れば、回避を考えるだろう】
【だが、所詮は使い捨てのゾンビ。一体壊れようと、女は心を痛めない】

【ず、と刃が兵士の口の奥を貫き、後頭部から顔を出す】
【赤よりは黒の色合いが強い血が、二方向から噴き出し、兵士の力が抜ける】
【アンデッドと言えど、頭部を粉砕されれば流石に壊れる様だが】

【兵士は絶命の瞬間に、柄までを飲み込もうと更に口を開く】
【刃に突き刺さったまま壊れる事で、自らの重量で相手の動きを鈍らせる積もりだ】


「………さあ、使い捨ての兵はまだまだ居ます」
「勝てば官軍という言葉が御座いますが、勝利するには力が必要」
「ならば正義とは力という短絡的な思想も、完全な反論は難しいと思いませんか?」

「あら、そうすると私達があの陳腐な正義の味方と同列ですか、いやですね」
「そこのドブウサギ様。貴方も所謂、正義の味方ですか?」

【兵士の群れの中に立つ女は、思い付きをそのままに言葉に並べていく】
【幾ら駒が壊れようと、それが生前どんな生き方をしていた者だろうと、女には関係が無い】

【やや大柄な二体は、女とバイクの直線状に並び、槍の切っ先を前方に構えて】
【片足を後ろに起き、上体を前屈。今にも走りださんばかりの姿勢を整えた】
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 21:11:45.53 ID:jv3PhyyRo
>>748

んだよ失敬な。そんな事思ってねぇよ。
挟まれて消えろって思っただけだよ

【寧ろ予想以上に酷かった】

だろ?
苦労してまで入ろうと思う馬鹿はそう居ないんだよ。あの国

【入っても何の得もしない国…そんなところに入ろうなんて、誰が思おうか】
【労力としても、科学力の数段劣る無能の国で育ったのなら期待出来ないのだろう】
【あの外壁は―――能力者と無能力者の心の壁を表している様で】

あ〜……強ち間違いでも無い

【と、少々含みのある言い方をする】
【だがその真意までは……踏み込ませようとしない】
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/06(日) 21:13:09.86 ID:lffn9mpN0
>>746

(……間に合わなかった……)

【彼等が豆に当たる様子に、顔を青ざめて】
【そして、悪童達はと言うと―――】

「見つかった!逃げる!」

『坊やだからさ!』

【好き勝手な事を言いながら、散り散りに逃げ始め、街の闇へ消えるだろう】
【檸檬は少年達に何か言いたげな様子だったが、何故か和んだ表情で、無言で見つめていた】
【つまる所変t】

【悪童が消えてから、檸檬は彼等に向き直って】

……あの……止められなくて、ごめん

久しぶり。二人とも
元気だった? 何だか、プリンジャンケンの声が聞こえたけど……

【そう言って、微笑むだろう―――何処か、寂しそうな表情で】
【そして、先程聞こえて声について、問い掛ける。―――彼等の、日常の一ページ】
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 21:20:06.81 ID:hWB6tpUj0
>>750
にゃん……だと…!?
予想以上かにゃ!
【『くっ…なんて時代だ』って動きをしながら】

そうなのかにゃ?
けど見てみたいにゃ
【クネクネと動き】

じゃあ食べるんじゃなくって何するんだにゃ?
……まさか性的な方かにゃ!?
【食べるんじゃないとそっちか!?って顔をしながら】
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 21:24:19.08 ID:c8ETPl2DO
>>749
そうだな、こんな硬い服着た奴らとぶつかって、愛車が壊れねーか心配だわ
「マスターは全く自分勝手なお方ですね」

おら!しつけーよ離せ!

【兵士の流した血を被りながら、左足で兵士の体を何回も蹴り付ける】
【蹴って蹴って、刀を振るって兵士から刀を抜き、ぶんと振って血をふるい落とした】

…まったく、多いな、こんなペースじゃ日が昇っちまうぞ

【ゴーグルの奥から、紅い片目で残りの軍勢を見て呆れたようにそう言って】

まーた正義だのなんだの、てめーらみたいなのはどうしてそーなんだよ
正義の味方だっつったらまたうだうだめんどくせー説教でも垂れるんだろ?もうめんどくせーよ正義感とかよ
いいかよく聞け、俺は俺のやりたい事やってるだけだ、正義だの悪だの、そんなもんは他人が決めて後からついて来るもんなんだよ
だから、正義の味方かどーかは俺が決める事じゃねえ、どっちかにしろって言われたら迷わず正義を名乗るけどな

【バイクのエンジンを唸らせ、女性を見据えてそう言って】
【間の、今にも突撃してきそうな巨大な兵士に視線を移す】

…ったく、どうしたもんかね
俺の力じゃああいうのには向かねーし、数も多いしよ
「マスター、そうは言っても既に何をやるか決めておられるのでしょう?」
…まあな

【ぶぅん、とエンジン音を響かせながら、バイクの向きを変える】
【その向きは真っ直ぐ、女性と兵士達に向かうように】

…こーいうのなんつーんだ?背水の陣?
「多勢に無勢、ではないでしょうか?」

【左手に刀を構え、メイドがコートに捕まって】
【エンジンを噴かせたまま、鉄の馬に乗った一匹の獣人が大勢の兵士達に、対峙する】
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 21:26:50.48 ID:jv3PhyyRo
>>752

100歩譲ってこの崖から転落してもいいや。
寧ろ滑落しろ。猫なら平気だろ?

【そう言って崖の下を指さして】

思うのは勝手さ。
まぁ入っても面白いもんなんてねぇがな

【はぁ、と小さな息を一度吐き出して】

……………なぁ、帰っていいか?
何か一々茶化されてっと阿呆らしくなってくる

【と、案外マジで嫌そうな顔をして】
【崖の方へ一歩。踏み出した】
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:28:17.11 ID:DC5WM0QSO
>>751
「あっ!待てぇっ・・・・」
「ちっ、逃げられたか・・」
【少女は悪童達が逃げたのを見ると】
【そう舌打ちをして、プリンを食べ初めながら少女の方を向く】

いえいえ、ぶつけられたのが所詮豆でしたから大丈夫ですよ。お久しぶりです。

「アンタは確か・・・モフモフの人・・夢幻檸檬ちゃんだっけ?確かに久しぶりだね。私達はこの通り、日常通りだわ」
【少年――護と、その姉の少女――紗月は檸檬にそう返す】
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 21:34:25.28 ID:AtcpubTy0
>>754
別にそれは平気だにゃ
【ケロッとしながら】

なんだかにゃー
【首を傾げ】

んにゃ!こっちは真面目に聞いてるんだにゃ!
【プンスカしながら】

んにゃ、まあ嫌なら私が帰るにゃ
まったくにゃ…
【そう言いながら崖から飛びおり去っていくだろう】

/…機嫌悪くさせてスイマセン……
/乙でしたー…ご迷惑かけてスイマセンでした
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:34:56.93 ID:MEResn8Co
>>753

「多弁ですね。お説教に劣等感でも有るのですか?」
「どうでも良いと言うのなら、黙って斬りに来れば宜しい、と思いますが」
「私にお説教をしたいという人間が居ても、私は適当に受け流して応対するかと」

「そろそろ、書類の回収に移りましょう」
「妨害したいですか?それとも私を殺したいですか?」
「既に一度死んだ兵隊をもう一度[ピーーー]という、高尚な遊びもご用意しておりますが」
「その内のどれも選ばない、という方法も御座います」

「………壁になりなさい。たかが二輪車一台です」

【先に突撃を仕掛けた屍兵士は、与えられた命令を愚直にこなしている】
【即ち、進路を妨害する者には攻撃するが、1cmでも横に避けて居れば素通り】
【そうして、攻撃目標の建築物へ、侵入を開始している】
【一国の中枢の建物、この手勢だけで占領は出来まい。目的は、書類等の奪取】


「ああ、選択肢を忘れていました」
「ただ、其処に立ち続ける。そういう選択肢も有りますよ」
「動きが止まった所を攻撃するつもりでしたが、それも失敗した事ですし」
「先手を差し上げますのでどうぞ、貴方のやりたい事をやってみてくださいませ」

「槍襖。後ろに一体ずつ、支え」

【大柄な二体の後ろに一体ずつ、甲冑兵士が立ち、背を抑え】
【女は更にその背後、駒を完全に壁にして、防御の体勢を取る】
【部隊の粗方は建物に突撃させ、外に残した戦力は、残りはいかほどか】
【女自身も人数に数えなければならない、それは頭に入れておくべきだろうが】
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/06(日) 21:39:51.06 ID:lffn9mpN0
>>755

……大丈夫? 怪我、してない?

【彼等に飛んで来たのは豆だけれど、矢張り心配そうな様子で】
【二人に問い掛けてから、血の髪を揺らしながら、首を傾げた】

(も、モフモフの人……)

【其の呼び名に、何だか顔を赤くして視線を逸らしていたが】
【顔を横に振って、苦笑を浮かべると―――言葉を続けた】

うん、久しぶり……
お姉さん……紗月さんも、元気そうで、何より

―――……二人とも、会えたんだ……、

【少年と少女。姉弟が再会していた事に、頬を緩ませて】
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 21:41:21.21 ID:jv3PhyyRo
>>756

ああ、それは……

【平気なのかよ。と思いつつ苦笑し】

真面目、ねぇ
……ま、いいか

【崖から飛び降りたネコを見下ろし】
【その後一度月を見上げて】

………地獄ってはきっと。平等なんだろうねぇ

【ふかぁ、大きな欠伸を漏らして。呟いて】

/キャラと中の人は違いますさー
/此方こそ、上手く絡めなくて申し訳ありませんでした。お疲れ様でした
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/06(日) 21:49:23.29 ID:+JoJNf3V0
【レストランカフェ】

「…………ハッピーバースデイ……レイド」
――――なんか、空々しくて、虚しいだけよね……
「それを言ったら、お終いだぜ…………」

【薄手のトレーナーの上に赤いジャケットを羽織った、左目を縦に走る真新しい傷跡が目立つ、背中に掛かる程度の青い髪の、左腕の肘から先が触手と化しているのを、ジャケットの袖で隠している少女と】
【短く刈りあげた髪に、上下黒で揃えた服の上から更に黒いベストを着込み、右目の周囲に古い火傷の跡がある青年が】
【互いにどこか疲れた様な表情を迎えながら、テーブルに向かい合っている】

"……レイドも、今日を以って17歳か…………"
≪無事にこの日を迎えられた事を、感謝すべきなんでしょうけど…………≫

【少女の傍らには、青い炎を纏った、やけにデフォルメされた髑髏が浮かんでいる】
【が、その姿や声は、魔力持ちなどでなければ感知する事は出来ないはずだ】
【また、青年の左袖が、違和感が無い程度に少しだけ膨れている】

でも、兄上……本当に良いの?
そろそろ、資金も心もとなくなって来てるんでしょ?
「気にするんじゃねぇよ…………今日一日ぐらい、息抜きしても良いじゃねぇか
――――それに、『次』を迎えられるかどうかは、もう分からないんだからよ……」
そっか……そうよね…………

【少女と青年は、メニューを手にすると、注文を考え始める】
【どこか達眼した様な悲しい微笑みを、共に浮かべていた】
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 21:52:27.87 ID:DC5WM0QSO
>>758
「大丈夫大丈夫、いつも喧嘩して怪我してるのに比べたら、全然平気」


えぇ、この通り。
何とか再会できました。
【護はそう言い、微笑み】

「それもこれも、檸檬ちゃんのお陰様だよ。」
「有難うね」
【紗月がそう付け加える】
【檸檬がちゃんと紗月の伝言を護に伝えたから】
【だから彼ら姉弟はまた巡り会えたのだ】
【だから彼女はそう礼を言う】
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 21:53:56.41 ID:c8ETPl2DO
>>757
挑発が得意だな、そればっかりしかしてねぇけどなお前
上から目線は構わねぇけどよ、余り調子こいてっと足元掬われるぜ?
…つっても、まあお前みたいな奴が忠告を聞き入れるようには思えねえがな

(…んで、こいつらが能力で動いてんならあの女狙うだけでいいんだろうがなあ)
(まったく意味がねぇなら中に入った奴らやってきた方がいいような気もするが…)
…まあいいや、考えるのめんどくせ
お前をやってから、後で考える

【そう言うとアクセルを捻り、バイクを発進させる】
【一気にスピードを上げて真っ直ぐに走らせる】
【何て事無いただの突進、ただ真っ直ぐに巨大兵士へとバイクを走らせる】

【そのまま巨大兵士にぶつかる、その数瞬前で―――】

いくぜおい!“bunny hopper”ァァ!!

【右足側にあるレバーを、思い切り踏んで押し込む】
【すると、一瞬車体が沈んだかと思うと―――】

―――うおおおおおおおぉぉ!!!

【―――タイヤがスプリングの様に跳ね上がり、ウィリーの体制でバイクが高くジャンプした】
【そのまま兵士を飛び越えて、後方に回り込もうとする】
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/06(日) 22:02:38.99 ID:lffn9mpN0
>>761

……そんなに壮絶な喧嘩、いつもしてるの……?

【「喧嘩怪我っていうと……生爪、剥いだり……?」とか、グロテスクな事を言い出す檸檬】
【喧嘩するほど仲が良い、という言葉が―――ふと、過ぎって】

【そして―――紗月の言葉に、「!!」といった感じで、恐縮で体を震わせると】

……ち、違う……僕は、何もしてない

二人が会えたのは、二人の力だから
だから、紗月さんと護君の、絆

【凄い首を横に振って、その言葉を否定する】
【自分は、彼等の力に成っていない、と】
【彼等の繋がりが、強力な其れだったから、再会を果たせたのだと】

【それでも、言葉は嬉しかったのだろう―――小さく、はにかんで】
【柔らかな、年を食った様な雰囲気のある平和な笑顔を、彼等へと向ける】
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 22:06:11.88 ID:MEResn8Co
>>762

「挑発は、乗る相手には有効ですので」
「最初から耳を貸さない心の強さがある相手には、全くの無意味なのが寂しいですけれど」
「口を動かすだけで効果が得られるのなら、それに越した事は有りません」

「口を動かすのはお嫌いですか?知的生物として、言語を扱う権利を持っていると言うのに」
「喋る兎という貴重種、サーカスに持ちこめばそれなりの値段も付くと思いますよ?」

「尤も、まあ貴方みたいな人が忠言を聞き入れるようには思えませんけれど」

【言葉尻を捉えて、相手の言葉をもじって返して】
【その様な、やや口喧嘩と言うにも遠い会話をしながら、女はまた一歩後方に下がる】
【何処までも、自分だけはダメージを受けない様に。その為に、駒はふんだんに使い捨てる】

「……後でパーツを拾うのが面倒ですね、ここにブチ撒けて行きましょうか」

「処理はまだまだ追いつくレベル、どうしましょうね?」

【大柄な兵士二体は、隙間を埋める様に、それぞれ肩を押しつけ合う】
【後方の兵士二体は極端な前傾姿勢になり、体重を前方に掛ける】
【突撃に対し、踏みとどまる姿勢。そのままの衝突になるかと思われたが】

「……………あら、酷い。折角用意しましたのに」

「仕方が無いですね、残りも捨てましょうか」

【兵士を飛び越えるという荒行は、流石に予測の範囲外】
【近くに残した兵士は二体、どちらも下級の兵、キャッチする程の筋力はない】
【このまま着地されれば、斬り込まれる。そうなれば不利だ】

【女に到達する為の最後の壁、二体の兵士が、バイクの着地地点へ先周りする】
【このままバイクが着地すれば、二体は潰される。金属の甲冑は強靭だが、少々段差が出来る程度だ】
【だが、二体の兵士は、槍を掲げ、切っ先をエンジンタンクへ向けた】
【自由落下の勢い、バイクの重量を利用し、エンジンタンクを貫き粉砕するのが目的】
【例えガソリンに引火して巻き添えを受けたとしても、それは所詮使い捨ての兵の事】

【これを突破すれば、後はメイド服の女のみ】
【壁を作った兵士が振り向いて動くまでには、何秒かのラグが生ずる】
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 22:21:26.61 ID:c8ETPl2DO
>>764
…ちっ…!糞が…!しつけぇんだよ!!

【空中から落下するバイクから、下で待ち構える巨大兵士を見て舌打ち】

【このままバイクで踏み付ければ兵士を倒す事は出来るだろう、だがその武器が厄介だ】
【もし槍が車体を突き抜け自分に刺さったりなんかすれば無事では済まない、それでなくとも上手く着地が出来なければ攻撃のチャンスを逃してしまう】

…っくそ!
「マスター、どうしますか?」

【悪態をついて、どうすればいいか考えて】
【一つの方法を捻り出して、同時に一つの覚悟をした】
【その覚悟とは―――】

…あばよ、《rabbit beat》…

【愛車を、棄てる覚悟】

これはてめぇらに!くれてやるぁあああああああああああ!!!

【空中で、落ちるバイクの上で、無理矢理降車】
【更に無理矢理空中からバイクを蹴り付け自分だけ方向転換、バイクだけを兵士達に落とす】

【バイクはそのまま巨大兵士へと落下し、エンジンタンクを槍が貫いた】
【一瞬の間があってガソリンが引火、爆発、彼の愛車は見るも無残なスクラップとなる】

【そして、彼自身はと言うと】

うるたああああああああああああああぁぁ!!!

【空中で無理矢理方向を変えた落下先に捉えたのは、女性】
【落下の勢いを乗せ、半ば踏み付けるように右足でキックを打ち噛まそうとした】
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 22:23:01.13 ID:DC5WM0QSO
>>763
「あぁ、路地裏にはそういう連中ばかりだからねぇ」
「切り傷とか打撲傷は堪えないね。」

僕としては何とかこの喧嘩癖を直したいんですけど・・・
【彼女は所詮ホームレス―――特定の家は無い】
【言うならば、この街全体が彼女の家で、寝床なのだ】
【特に、あの物騒な路地裏を彼女はよく行き来する】
【故に、彼女が喧嘩を売られない事は、まず少ない】


絆・・・・

「まぁ、それもあるだろうけど」
「それとは別に檸檬ちゃんのお陰様は理由の中に絶対少なくともあるよ」
【彼女は伝言という形で確かに二人の再会の手伝いをした、確かに事実】
【曲げられない事実だ】
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 22:37:26.15 ID:MEResn8Co
>>765

「………此処までに、問題はない」

【女は、一つの欠陥を、生まれながらに抱えている】

「全ての駒は使い捨てどうせ壊れても構わないもの此処で潰して問題はない」
「進軍させた部隊の操作は平行して行える十分に目的は達成出来る役所勤務に敵はない」
」残した兵の配分もミスは無いこれまでに武器を破壊する事に成功した武器を確認出来た」

【女は、口を閉じたままで思考する事が出来ない】
【仮に何かを考えようとすると、それを自分の意思で制御しない限り、必ず言葉として漏れだす】
【明確に「口に出すまい」と思わないなら、全ての思考が公開の対象となる】


「大型兵破損小型兵残存二体パーツ回収の可否おそらく一部可能頭部損傷大」
「ウサギが跳ねている月から堕ちたのでしょうか臼も杵も無いああつまらないですね」
「引き戻す距離が遠い届かない防御手段は一つ質量に対しては不利」

【前方で密集隊形を整えていた兵士達の上に落下したバイクは、大柄な兵二体の肩に支えられる】
【質量だけなら体勢を崩しながらも支え切っただろう。だが、それに続く炎に大して、防御の手段はない】
【血が流れているとは言え、生身より水分の少ない四つの身体は、甲冑を見に纏ったまま燃え上がった】


「防ぐには、高い、思ったより」

【槍を失った兵士二体は、腰の短剣を抜く】
【行動が間に合うのはそこまで。自分の主人の壁として、飛びこむには動きが鈍い】


「来る、右あs」

【高く跳ね上がり、落下してくる相手。バイクの突撃よりはまだマシとしても】
【何体もの兵士を同時に運用し、不測の事態に仰天し、その状態で余裕の回避とは流石にいかない】
【咄嗟に剣の腹に左手を当てて掲げ、右足を突っ張る】

【上空から人間一人分の質量を叩きつけられ、只の女の筋力では、一瞬たりと踏みとどまる事は出来なかった】
【柔道家の大外刈りを二倍速で受けたかの様に、接地した足を支点に、女の身体は後方へと回転する】
【右肩が地面に打ちつけられ、バウンドし、左半身を下に横倒しに落下】
【ごつん、ごつんと、鈍器よりもまだ重い音が二度響いた】
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/06(日) 22:37:51.68 ID:lffn9mpN0
>>766

路地裏か……、確かに、あの場所は……血の気ダッシュな人が居るから
でも、女の子なんだし……あんまり、体に傷作るのは
―――……護君も、心配してるし

【血の気ダッシュ。さり気なく、造語作りやがっている檸檬】
【紗月が路地裏に出入りする以上、危うい目に遭うのは、仕方ない】
【出来るだけ、怪我をして欲しく無いのか。瞳を細めながら、ぽつり、彼女に言って】

……うう、ん……でも

【紗月の言葉に、申し訳無さそうに、焦っている様子だったが】

……、……ありがと

【やがて、ぽつり。礼を告げて、照れ臭そうに、目を伏せる】
【其れから、直ぐに顔を上げ―――笑い掛けると】

でも……、やっぱり、君達自身の力だと、思うし……
二人とも、可愛いから会えたんだよ、きっと

【―――突如、軟派な事を言い出しやがった】

【「可愛い=再会できる」という謎の方程式がどうやって成り立ったのか】
【何だか、彼等をからかう様な口調で言うので、照れ臭さからの発言なのだろう】
【でも、可愛いのは事実だと思っているよ!】
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 22:51:51.72 ID:c8ETPl2DO
>>767
ごちゃごちゃうるせーよ、黙ってられねーのかてめーは
舌噛んでも知らねー…って、もう遅いか

【女性を蹴り付け、吹き飛ばし、自分はそのまま衝撃を利用して後方宙返り】
【くるくると回転しながら宙を舞って着地】

よっ…と

【姿勢を低くした着地体制のまま、ゴーグルを右手で頭までずり上げて】

おら、休む暇なんてねーぞ!

【足の筋肉を再びフル活用、跳ね出すように走り出す】
【女性の意識があるかないか確かめるため…まああってもなくても構わないが、右手で女性の胸倉につかみ掛かろうとした】
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 23:04:10.99 ID:yc8ETPl20
>>760

/まだ居ますでしょうか…
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 23:04:21.27 ID:MEResn8Co
>>769

「損傷が激しい治療するより取り変えた方が早い痛い腹が立ついらいらする」
「どうしてやりましょうあのドブウサギせめて白ければマシなのに」
「撤退するにはまだ早い時間を稼ぐ必要の有無を論じる程難しい問題はない」
「ポーンが二つ向きは正しい距離がまだ遠い近づ」

【走り出した獣人の後ろを追って走る、残った兵士二体】
【それぞれが短剣を逆手に持ち、高い位置に掲げている】
【殺傷力は見た目の通り、高くはない。緊急用、もしくは止めを刺す為の装備だ】

「いて来た対処方法三択問題ならサイコロを振って142536で分ける確率は均等三分の一但し正規品に限る」
「射程の内側距離は十分手が直ぐ近く位置も悪くない届く届く殺せる殺せる殺せる殺せる殺せる」

「殺せる距離、ですよ?」

【倒れたまま胸倉を掴まれ、少しだけ上半身が浮いた】
【左半身を下に倒れた姿勢は、持ち上げられ、土下座を無理矢理起こされた様な形になる】
【衝突と転倒の衝撃で混乱した思考回路は、未だに整頓が終えられていない】

【右腕の肘から先が動いた事。そして、それに僅かに遅れて鳴る、ひゅうという風切音が】
【獣人には、察知出来ただろうか?】

【肘から先と手首だけで女が剣を振るうと、その刀身が伸びる=z
【中心に通ったワイヤーに、分割された刀身が接続された所謂蛇腹剣=z
【しなる鞭の切っ先が、獣人の右脇の下を通り、背中を突き刺そうと迫る】
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 23:20:37.29 ID:c8ETPl2DO
>>771
ああ、そうだな、てめーにゃ愛車の敵討ちもしなくちゃならねーしな

【掴み上げた女性に顔を近付け睨みつけながらそう言って】
【長い耳がその高い聴力で、風切り音を捉える】

…そんじゃ、逃げられる前に…

【蛇腹剣が迫る、何かは解らないがよくない物が迫って来るのは彼も解っていた】
【解っていた…が】

【グサリと蛇腹剣が彼の背中を刺す、その衝撃に一瞬体がぐらつき、背中から血飛沫が飛び散る】
【かわさなかった、回避行動を取らなかった】
【その理由は簡単、シンプル、ただ一つ】

…寝てな

【例え相打つ形になろうとも、女性にダメージを与える為】
【次の瞬間には右足を女性の頭の上くらいまで上げていて、一瞬の間があった後右手を離すと共に頭目掛けて振り下ろすだろう】
【気絶くらいで済むように一応加減はしてある、一応だが】

/すいません、速攻で風呂入ってきます
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/06(日) 23:26:41.13 ID:vd5MKrWw0
【水の国……深夜、港】

【人気の無い港に、縁の無い眼鏡をかけた、整った顔立ちの女性が独りで佇んでいる】
【規則正しくきっちりと着こなした黒の軍服と軍帽に身を包み】
【長い金髪は一つに束ね、その背には様々な機能を備えたライフルを背負っている】
【腰のベルトにはダガーナイフ、ポーチには様々なアイテムと、典型的な軍人の装いだ】
【しかし左肩には鮮烈な色の赤いマントをかけており、それがどこか不釣合いである】

……成る程、確かにこの広さなら問題は無い……距離も万全ですね
ですが、作戦成功率と失敗率は……推測するに五分五分、といったところですか……

……少しばかり、「工作」しておいても良いですね――
警戒レベルを引き上げない程度に……ほんのちょっとした虫刺され程度の……

……ただし、後から死に至るような……そんな些細な「毒」を――

【女性は、周囲を警戒しながら港の奥、船舶の停泊場に向かおうとする】
【その行動は明らかに怪しい――加えてポーチから取り出した、小さな機械のようなもの】
【かすかに、赤く緩やかに点滅している機構を備えたそれは、素人にもわかりやすく『時限爆弾です』と語っているかのようで】
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 23:31:18.94 ID:MEResn8Co
>>772

「生まれた人間死んだ人間行方不明おかしな名前が多い時代の流れが気に入らない」
「人人人幾つか飛ばしてまた人飛ばした内に人と獣のあいのこ人種のるつぼかサラダボールか」
「これは殺そうこれは奴隷にこれを売り飛ばしてこれはディナーにどうやって殺そうどうやって死なせよう玩具が沢山沢山沢山」
「撤収撤退の決断をこれ以上の交戦は不利不要成果は不満足にして然し十分最低限」

「………ああ、頭がグラグラする。酷い事をしますね?」
「歩いて帰るにも一苦労です。車の免許なんて持って居ないというのに」
「無免許運転の問題よりそもそも操作を知らない事の方が問題です、が―――」

【思考回路のバグは、次第に収まって行く】
【そのきっかけとなったのが、建物に侵入した兵士達の作戦終了】
【或いは窓ガラスを破り飛び降り、或いは素直に階段やエレベーターから玄関に】
【撤退していく者の内の何体かは、手に書類の束を抱えていた】
【女の口から零れた思考の一端は、書類を見ての感想だろうか】

【制御対象が減った事によって回復した思考が、また会話を可能にして】
【可能になったからと言って平和的な会話にはならず、淀んだ目が獣人を睨む】

「―――取れ」

【背後から、獣人に迫っていた二体の兵士】
【その内一体が、後方から左腕を割りこませ、落下に転じた右足を高い位置で受ける】
【同時に、右手に持った短剣を、逆手に右膝の裏へ突き刺そうとし】

【もう一体の兵士は、手を離されて再びアスファルトに衝突した女を掴み、後方へと引きずり始める】
【持ち上げるには力が足りないのか、この方が早いと判断したのか】
【立ちあがり、逃走の準備が可能になる距離まで、離れていこうとする】

/あいさ、了解ー
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/06(日) 23:42:48.78 ID:DC5WM0QSO
>>768
「まぁ・・・なるべく気をつけるよ、」
「私も『容易には』喧嘩買わないようにするわ」
【檸檬の言葉にそう返す】
【とは言え、それでもきっと彼女の喧嘩をする闘いの日々は終わらないだろうが】
【路地裏を行く限り、きっと】


「可愛いだなんて・・そんな・・」

あぅ・・・何か、照れますです。
【その言葉に二人共に、顔を赤くする】

/すいません、遅れました!
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/06(日) 23:48:53.30 ID:LkAw2Fop0
>>274

――。

【徒花≠ヘ全ての立方体を先の炸裂で喪った――其れは即ち用済み、という事なのだろうか】
【恐らくは、ここまでが彼女の狙いだったのだろう。新たな立方体を形成しようとはしない】
【故に、朔夜の短刀の投擲に対しても、先程から翳していた左手で魔術を行使するに留まる――】
【何らかの魔術が発生。恐らくは魔力による無形の圧力を掛ける類の其れだろう。……然し】

【――斬ッ、と。逆凪≠ヘ圧力を貫通し、鈍い音を立てながら影たる存在の腕を切断、霧散させた】

……。

【影故に痛みは感じないのか、徒花≠ヘ腕の消し飛んだ左肩を庇おうとはしない】
【此処まで冷徹に勝負を運んできた彼女だが――投擲の威力を計算できなかったのだろうか?】
【何にせよこの攻撃が状況に一石を投じ、朔夜にアドバンテージを齎した事には間違いない】

【――ふわり。徒花≠ヘ羽のように着地をすると同時に、何やら小さな声でぶつぶつと呟き始める】


識槻朔夜
能力は霧をデバイスとした概念的な妨害
戦闘形態は近接速攻
判断のパターンは相殺に偏重
投擲能力有


【聞こえるか如何かは分からないが……それは此れまでの戦闘での朔夜の行動を分析した物だ】
【だとするならば、先程までの行動の理由は手の内を曝させる事≠ニ見て相違ないだろう】
【其れを裏付ける事として考えられるのが一つ。『まだ彼女は魔術を一つしか使っていない』】
【つまり。ダメージを取れたとはいえ、戦況をリセットした徒花≠フ戦術は此処から始まる――】


――愚弄∞黒滝∞新玉ノ月


【これは――教会式の単節詠唱。短い単語をいくつか組み合わせる事によって詠唱と為す技術】
【徒花≠フ頭上から夜より黒い魔力の奔流が発生し、朔夜に向けて一気呵成に駆けてゆく】
【しかも、其れは先程のような綺麗な術式≠ナはなく、酷くバランスの取れていない魔力の塊】
【言ってしまえば、適当≠ネのだ。先程の状況を鑑みて、相手にあった魔術の選択をした、という事だろう】

【但し、魔力の範囲はそう広くない。その上――僅かではあるが、その術の中心から朔夜はズレている】
【恐らく、先程の投擲で彼女の利き手≠奪ってしまった事が此処で生きているのだろう――!】
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 23:53:08.76 ID:c8ETPl2DO
>>774
うおっ―――ックソ!

【ガクン、と右足が狙った物ではない物に辺り途中で動きが止まった】
【それに次いで、凶刃がその足へと迫るのも理解した】

【すぐさまその右足を更に無理矢理蹴り上げるようにして短剣を回避、無理矢理な体制の為バランスを崩し尻餅をつくようにすっころんだ】

ックソが!

【後方へ転がり、兵士と距離を離しながら立ち上がる】
【そうしながら目で女性が逃げるのを見て理解し、耳で建物から兵士が出て来る音を聞いて理解する】

【結局、何も成し遂げられなかった】
【俺は、何の為に飛び出して来た?】
【一瞬の内にそう考えると、ギリ、と歯ぎしりをする】

/ただいまっす
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/06(日) 23:56:53.41 ID:lffn9mpN0
>>775

……それなら、良いけれど……、……気を付けて
怪我だと、油断してたら……死んじゃう事だって、ある

【彼女の言葉に、安堵した笑みを浮かべ―――其の後、表情を引き締める】
【そして、言葉を紡ぎ―――その声には、何処か空ろな響きを含んでいた】

……、ふへ

【その反応を見て、にやり、嬉しそうな笑顔をうk】

【―――!?】

……、

と、兎も角、……護君と、紗月さん
……、もう、離れない様に、……

【―――我に帰った様子で、顔を横に振ってから】
【ぽつり、彼等に言って―――小さく、微笑んだ】

/大丈夫ですよ!
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 23:58:11.23 ID:+7ZRsa+AO
>>773
/まだいますか?
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/06(日) 23:59:11.57 ID:RUmuF0hDO
【森】
ちっくしょう・・・なんてこった長ぁいブランクのせいで、まともに能力も使えねぇ・・・・・・
【一人の男が立っていた】
【長いプラチナブロンドの髪とラウンド髭、金色の瞳、2メートル超の巨躯、鍛えぬかれた筋肉】
【前のボタンを全て開け肌に直に着こんだロングコートは深紅の不規則なムラが美しい】
【ガンベルトを腰に巻いており、右腰のホルスターにはプラチナに輝くリボルバーが装備されている】

慣れるまでは、どっかに隠れて戦闘を避けねぇとな

【そして・・・その男の周囲はまさしく『荒地』だった・・・樹木は倒れ、木屑は散乱し、大地抉れ・・・まるで象が数頭ここでブレイクダンスでもしたかのようだ】
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 00:03:11.86 ID:yX31zTbR0
>>779
/後ろだァーッ!
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 00:03:46.60 ID:hX4ADMZzo
>>777
【うつ伏せの状態から、右足を腹の下に潜り込ませる】
【足と背筋の力を用いて、背中を反らせる様に身体を起こし、足の裏を地面に着ける】
【右足で身体を支え、ゆっくりゆっくり、自分を引っ張った屍兵士の力を借りて立ちあがる】
【ただ立つだけの動作でも、人間味を何処かに投げ捨てた様な動作で】


「………次の計画は決まりました」
「頂いた書類から徴兵する人材を選別、我が国の兵士として採用します」
「仮に死んでしまっても私が生き返らせて差し上げますので、どうぞ安心して死んでください」
「住民の住居の傾向を分析すれば、襲撃の手段も必然と最適な形に限定される……」

「貴方の顔も覚えました、徴兵のリストには入れておきましょう」
「耳は便利そうですね、他の兵士に付け変えます。足は残しましょう」
「腕はあまり役に立ちそうにない、熊の腕と取りかえれば良いでしょうか」

「……………アルマゲスト≠フ妨害をした以上、我等が王女の道に立ちふさがった以上」
「九族に至るまで無事には済まさない、それが我等のやり口です故に……」

【立ちあがり、伸び切った剣の刀身を戻し、ふらりと一歩後方へ】
【何処からか飛んできた巨大な鳥―――鳥の様な異形?が、女の砕けた左肩を掴む】


「所属を、聞くだけ聞いておきましょう。無いなら無いでも構いません」
「誇らしげに名乗れる所属が無いのならば、それは所属では無いのでしょうから」

【ばさり、ばさりと羽ばたく異形、女の足が浮き始める】
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 00:12:33.57 ID:opI9McPAO
>>773

【かつん、と。重さ的には軽く、しかし硬質な足音が一度響いた】
【夜の港に反響したその音は彼女の耳にも届くだろう――それくらいに警戒心も何もなく、普通に鳴らされた音だった】
【しかし一音。今まで気配なんてなかったこの場所に来るのに通常ならばいったい何歩必要だというのだろう】
【それを、たった一回しか響かせていないというのは――つまり“普通”でない手段を用いて此処に出現したものがいる証で】

……、……――あー

【そして雰囲気に削ぐわぬ困惑した声】
【その声は、男女の性別の壁を取り払ったかのような、ある種異質な音が……彼女の背後、少し高い位置から落ちてきた】

/>>781
な、なんだってー!
……はい、宜しくお願いします。
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 00:16:21.61 ID:9pQnTeGi0
えぇっと、ここでいいのかなぁ…

【1人の男が、森の中でメモを片手にウロウロと彷徨っている。】
【ブーツに、皮のフライトジャケット。胸元には、わずかばかりの勲章。】
【襟元のには、階級を表す金糸の刺繍が3本。】
【腰元には二尺八寸ばかりの日本刀。それ以外に武器は装備していない様子。】

とりあえず散策してみるか…
…なんでこんな時期に有給取るかなぁ、あの人

【上司への愚痴をこぼしながら、森の奥へ入ってゆく。】
【背はやや高く、軍人らしく筋肉質な体躯。20代にも30代にも、40代にも見える容貌。】
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 00:16:35.65 ID:/bBbq/lDO
>>782
…なんだてめー、機関じゃねえのかよ?
…アルマゲスト?なんだそりゃ、てめーの名前か?軍団名か?
…ま、どっちにしろ仲良く出来そうじゃないのは解るがな

【刀をくるくる弄びながら、女性を睨みつけ会話をする】
【一応、隙あらば襲い掛からんとするような目の鋭さを持っていて】

俺の死体はやらねーよ、てめーごときに好き勝手出来るようなもんでもねーしな

…所属なんてねーよ、フリーさ
かっこよく言えば、一匹狼だな
「兎だけど狼って言いたいだけですね、マスター」

【今までの戦闘でも関係が無かったかのように、ひょっこりとメイドがコートから顔を出した】
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 00:17:22.02 ID:yX31zTbR0
>>783

……――――っ!

【ば、と。その靴音に反応し、即座に振向く】
【右手は背中のライフルに伸ばされ、左手に所持していた時限爆弾らしきものは再びポーチへ】
【無論、その靴音の妙にも気付いてはいるが――今は疑問を追求するより、眼前を解き明かすことだ】

……驚きました――

【「この私が、一切……接近に気付かないなんて――」と、独り言のように言葉を繋ぎつつ】
【響く声に警戒心を強めながら、声、音のした方向――背後、その上方を見やるだろう】
【その表情は無だが、その裏には。例え相手が単なる通りすがりであろうと、「ただでは帰すつもりなど毛頭無い」という気配が滲んでいる】
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 00:21:16.62 ID:hX4ADMZzo
>>785

「………無所属ですか、ならば良いです。只の通行人AとBで」
「そちらの小さい方はパーツとしても使えな………いや、考えようによっては………?」

「……………人形サイズの頭に熊の胴体、いける」

「言ってる場合でも有りませんね、今夜は私の方から撤退しましょう」
「次に遭遇する事があれば、あの厄介なバイクはもう無い」
「今回より少ない駒で、チェックメイトまで運んでみせます」

【「では」と最後に一言入れると、急上昇する女の身体】
【どう見ても生きている様には見えない異形が、ばさりばさりと羽ばたいて】
【やがて、何処かのビルの陰に、女の姿は消えていった】


/お疲れさまでしたー
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 00:22:02.95 ID:UMc2eDyDO
>>784
【森の奥から唐突に地を揺らすような衝撃音と木の倒れる音が・・・・・・】
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 00:29:20.69 ID:eLkR6fHSO
>>778
「もちろん、私はこの子の家族だからな」
「私はあの時、家族になる事を誓ったからな」
「護、アンタは?」
【紗月はそう言い、護に問う】

・・・・もちろん、僕もだよ、お姉ちゃん
僕はあの時、一人だった自分を家族にしてくれた姉ちゃんにに感謝してる。
だから、僕も「お姉ちゃんの弟である事」から離れるつもりはないよ
【護も、そう返す】
【やはり、この二人は血は繋がっていなくても絆は本当の家族なみに強い】
【二人はしばらく見合って】
【そして――】

「・・・・・シスコン。」

この雰囲気でそれを言うの?!
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 00:29:36.26 ID:opI9McPAO
>>786

【潮風に棚引くのは、彼女の纏うマントの色よりも昏く深い、漆黒の印象を抱かせながら闇に乖離する紅蓮の長髪だった】
【パーツの整った白い貌の中で印象的なのは双眸だ。包帯の巻かれた右眼と、露出された切れ長の左眼は爛々と色彩を変える】
【漆黒のコートにワイシャツ。ジーンズ。服装だけ見るならばどこも可笑しいところはない、“普通”だというのに――】

……会話を始めるには、挨拶からか
こんばんは、物騒な方。いい夜だな?

【――生物の温もりが、なかった。どこにも。一欠片も、存在しない】

【コンテナの上に立ちながら、ぼんやりと彼女を見下ろす中性的な容貌には、非難も嫌悪も何もなく、ただ傍観していて】
【右手に携えた、刃に包帯の巻かれた刀だけが普通の格好の中では違和感に見えた】
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 00:31:18.67 ID:/bBbq/lDO
>>787
「あらやだ悪趣味ですこと、センスの欠片も無いですね」
「私でしたら人形の首には蜘蛛辺りを組み合わせますが」
どっちもかわんねーよ

【女性の改造案に対して、メイドが営業スマイルで否定するがどっちも同じような物である】

…あ、そうだバイク―――

【はた、と思い出したようにバイクが落ちた場所に目を向ける】
【当然、既にバイクは燃えるスクラップと化している】

…あーあ…
「マスター、まだ探せば同じ物が見付かるかもしれませんよ?」

【燃え盛る鉄の塊の前で哀しく佇む黒い兎がそこにいた】

/乙でしたー
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 00:38:20.49 ID:9pQnTeGi0
>>788
うわっ、何?何?

【地面が大きく揺れ、一瞬バランスを崩す。倒れた巨木が2本、3本と、自分に襲いかかる。】

もう、ちょっともうね

【刀を抜く。赤く熱された刃が、空を斬って巨木を分断する。】
【赤い斬撃が、舞う。】
【丸太に姿を変えた木々が、地面にゴロゴロと転がる・・・。軍人は無傷。動揺している様子は無い。】

なんか、洗礼を受けちゃったな。
嫌だな。けど、こんなのがずっと続くんだろうな…
あ〜、帰りたい!早く帰りたいよー…

【愚痴りながらも、森の奥に歩いてゆく軍人。】
【上からの命令に逆らえないあたりは、まだ中級…。熱の冷めた刀を鞘に戻し、腰の金具に嵌める】
【まだ燃え残った刀の火が、丸太の隙間でちらちらと揺れている】
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 00:39:43.18 ID:yX31zTbR0
>>790

…………。――――

【女性は――軍帽を一度、被りなおして相手を再び見やった】
【乾きかけた唇を、ほんの僅かに出した舌でちろりと舐め】

(…………『奇妙』……か……)

【確かに、感じ取っているのだろう。その、どうしようもない「違和感」を】
【背中のライフルを右手に携え、銃口は地面に向けたまま】

……こんな真夜中に刀を持ってうろついている人だけには、言われたくないセリフです。
無論、私も人のことは言え無いのですが……

【視線は一切、相手から外さない。右手の人差し指は、銃口には未だかかっていないが】
【――ひゅう、と。潮風が、女性の赤いマントを撫で揺らす】

……突然で申し訳御座いません。礼節を欠いていることを……前もってお断りさせていただきます。
ですが……この夜。私が、この場に来ていたという事実は、一切、何人にも知られてはいけないのです。

これだけでお解かりいただけるのなら……この上なく助かるのですが――

【まだ、直接は仕掛けない。様子を見る。或いは、注意しているとも言えるのか】
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 00:46:50.49 ID:opI9McPAO
>>793

【くるくるりと変貌していく片方の瞳を瞬かせながら、女性の話に耳を傾ける】
【相手は視線を離さないというのに、一つの場所に瞳を固めるのが苦手なのか】
【ふらふら焦点を彷徨わせつつ、時折頷いたりなんだりをしてみせて】

【吹いた潮風に乗って、本当に僅か―――“血”の匂いが周囲に霧散する】

……はぁ
誰にも言わないと約束するのは構わないが、お前はそれを信用してくれるのか?

【そのまま頸を傾げて尋ねる様子は、至って普通……ただし万華鏡の瞳の奥底にある愉快犯のような感情は見えない】
【口約束で構わないならば幾らでもと答えつつ、コンテナから軽く飛び降りて両者の間に存在した視線の高低差を揃えようとするだろう】
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 00:49:42.17 ID:Aj0NGXoSO
>>776

(先ずは片腕……逆凪≠失ったのは痛いが、その甲斐は有ったと思いたい)
(……けど、痛覚が無いってのは面倒だよな。さしずめ、実体を持った高密度の魔翌力塊、ってトコ?)

(良くは解らないが――低出力の拒絶≠一発叩き込んだ所で、如何にかなる相手とは思えない、と)

【消し飛んだ左肩から先。――結果は上々、と見るべきだろうか】
【ふわりと着地する徒花≠見据えて、朔夜はふん、と一つ鼻を鳴らすと】
【そのリアクションと災禍の種≠フ言葉から、其の体構成を推測し。目の前の敵を[ピーーー]方法を、探り続ける】
【相手の出方を見るように歩調を緩めつつ、擦り足でじりじりと距離を詰めてゆけば――】


――――っ!?


【ふと、彼女の呟きが耳に入った。――拙い。早期決着を望むあまり、手札を曝し過ぎたか、と】
【朔夜は渋面を浮かべて、自責した。初手で此処まで戦術を読まれて仕舞った以上、必ず相手は対策を練って来る】

【本番はこれから、と言う訳だ。――そしてその予想通りに、徒花≠ヘ動いた】

(継続的な魔翌力放出、点の攻撃。――出力は……くっ、相殺は難しいか!?)

【迫る黒の奔流。対して朔夜は此方から見て右にステップを踏むも、対応が一瞬遅れ】
【霞を貫き、ジャケットの袖を裂き、それは左の二の腕を掠める。加えて――追従する蒼の刃が、三つ程持って行かれた】

【回避は成功。だが徒花≠フ用いた術式は、確かに拒絶≠フ弱点を突いていた】
【一方的な無効化でなく相殺≠ナある以上は、拒絶≠フ防御にも限界が有るのだ】
【そう――ある程度の出力を有する攻性魔翌力を、継続して浴びせ続ければ。やがて、障壁は突破される】

【攻撃としては凶悪だが、飽くまで、拒絶の防御は瞬間的な軽減≠フ域を出ないもの、であった】
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 00:52:56.69 ID:yX31zTbR0
>>794

逆にお訊ねしますが、
そんな簡単な口約束だけで満足するように見えますか?

【女性は、限りなく感情の薄い調子でそう返答する】
【漂ってきた微かな血の匂いに、ほんの少しだけ眉を顰めて】

……最も手っ取り早いのは、貴方を口も聞けない状態に仕立てることなのですが
それは同時に、最も面倒な手段でもありますので……

【コンテナから飛び降りた相手に対して、少し身を強張らせる】
【――この闇で、よほど夜目が利くのならば。女性が、ライフルのトリガーに指をかけたのが見えるだろう】

……さて、どうしましょう
どうすればいいと思いますか?

【じぃ、と。視線は決して外さぬまま、問い掛ける】
【それは何を意図したものなのか?汲み取るのは難しいだろう】
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 00:54:35.58 ID:UMc2eDyDO
>>792
【真っ正面から段々と近づく足音】
・・・・・・!
【そして現れた男】
【長いプラチナブロンドの髪とラウンド髭、金色の瞳、2メートル超の巨躯、鍛えぬかれた筋肉】
【前のボタンを全て開け、肌に直に着こんだロングコートは深紅の不規則なムラが美しい】
【ガンベルトを腰に巻いており、右腰のホルスターにはプラチナに輝くリボルバーが装備されている】

【そして次の瞬間、まさしく電光石火の速度でホルスターからリボルバーを抜き真っ正面の男に向ける】

はぁーい、今晩は。
こんな夜更けに森に何のようだ?
カブトムシでもお探しかい?

(『償金稼ぎ』か?・・・いや『軍人』?・・・・・・まぁなんにせよ今やり合いたくねぇな・・・まだ『キャノンボーラー』に慣れてねぇ・・・)
(つかなんで俺は銃向けてんだ?こんな遮蔽物だらけな場所で・・・)
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 00:55:08.29 ID:HiL8RtJDO
>>789

【二人の言葉に、檸檬は、灼の色合いの、橙の瞳を細め】
【嚥下する様に、又は、胸に刻み込む様に、そのやり取りを見詰めていた】

――――……、

【逸れから―――、笑顔】
【小さな逸れを浮かべて、ゆっくりと、唇を開き】

家族の、繋がり。二人の絆は、固くて、誰にも引き裂け無い
二人共……、絶対に。互いの傍に、居続けて欲しいって……僕は、思う

……そして

【そこで、首を傾げながら、小さな笑い声を上げると】

―――……護君は、シスコンなの……?

【 】


【笑顔で、寧ろ真顔で聞いた。色々とひどかった】
【かなり真剣に問い掛けている、色々と駄目な女だった】


【そして緩んだ表情のまま、一度だけ夜空を見上げて】
【ダークグリーンの髪の子供が、テラス席から、檸檬を呼んでいる事に気付き】

、……夜も更けて来たし……そろそろ、僕は行こうかな

【そう、呟くと―――、かしゃり。義足を鳴らしながら】

護君、紗月さん。……どうか、また会える日まで、無事で
またいつか、会えたら……その時は、

【「また、こうして―――」】」

【子供っぽい笑顔のまま、言葉を紡ぎ終えると】
【小さく手を振りながら、喫茶店の奥へと入って行くだろう】

/すみません、最後は携帯に移行します…
/お疲れ様でした、ありがとうございました!
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 01:01:40.28 ID:opI9McPAO
>>796

そうだったらいいな、という楽観的な希望を述べたまでだ。思ってはいないよ

【飛び降りたところで特に警戒心を孕む訳ではなく、背後のコンテナに寄り掛かる】
【中身は何だろうか――水の国というある程度の治安が保たれた場所の性質上】
【物騒なものではないはずだ……危険物を知らせる為のマークも見えない】

死ぬのはごめんだな、まだやり残していることが幾つかある
だから、そうだな……

【トリガーに指を掛けたかどうかなど分からないが、少し話しただけでも彼女の性質が“慎重”であることは分かる】
【故に予測することは簡単で、同時に思い出した親しい友人である男もまた、きっとそうするのだろうなどと考えながら】

共犯者に仕立てあげる、くらいしか思い付かないな。俺には、残念ながら

【そんな風に戯事を言いながら、うすぅく笑ってみせた】
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 01:08:25.75 ID:yX31zTbR0
>>799

【その返答を聞いて、女性は徐に語りだすだろう】

……『口封じ』……『交渉術』の『基本』は――
……相手にも此方と同じように、それを口外するなら『不利』になる状況を作り上げることです。
そのために代表的な手段は、「賄賂」……少し野蛮な手法なら「人質」……
要は取引ですね、しかし、そんな都合の良い取引があるのでしょうか。

……ああ、別に私にはなーんにも案なんてありませんよ。
割と本気で、どうすれば良いと思うか貴方に相談しています

【と、ここまで真剣な様子で淡々と語ったのち、けろりとして言ってのける】
【……この女性、意外と抜けた性格なのかもしれない】
【だが、流石のこの女性も、それに対する相手の返答には眼を丸くして】

……「基本」は抑えていますが、随分とぶっ飛んだ提案をして下さるんですね。
いえ、私は構いませんよ?それは最も楽な手段です。
ですが、そう簡単に「信頼」しろと仰るので?

【先刻の相手の言葉を返したつもりなのか、やや口調と眼光を鋭くして】
【……ライフルの銃口は、地面を向いたまま動かない】
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 01:13:49.15 ID:eLkR6fHSO
>>798
「護ぅ、確かアンタいつも私にくっついてたわねぇ」
【檸檬の質問に答える前に紗月がそう口出しして】

なっ・・・?!何年前の話を・・っ!・・・・もうぅ
【・・・正し否定もしない・・と言う事は・・?】
【 】

・・・そうですね。
僕達もそろそろ帰ろうか、
「そうだな」
【二人はそう席を立ち上がって】

じゃあお休みなさい、

「またね」
【そうそれぞれ別れを口にして】
【去っていく檸檬を見送ると、彼らもそれぞれ帰っていくのだった】

/乙でしたー!
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 01:14:46.34 ID:mrRJk0Lf0
>>795

【果たして、朔夜の推測は非常に的を射た物だった。其れは飽く迄魔力体に過ぎないのだ】
【問題となるのはその質=\―宝玉≠名乗れる程なのだから、そうそう簡単には崩れない】
【だが、全く攻撃が通らないことは無い。つまり、朔夜の勝ち筋が消えた訳ではないという事】
【徒花≠フ動きは緩慢。朔夜の電光石火の攻めに対抗するには、余りに相性が悪い――】

【――無論、魔術≠ノよる対策が一切講じられていなければ、の話ではあるのだが……!】


――天駆∞黒刃∞鵺鳥ノ裏薙ゲ


【彼女は再び短い三節からなる詠唱を展開。徒花≠フ目の前に、一つの高密度の魔力体が発生し】
【影がgo≠ニ呟くと、其れは宛らガムの様に伸びて後を引きながら朔夜へ向かって宙を駆けていく】
【彼女の詠唱から鑑みるに、恐らくは魔力の刃。安易に踏み込むと斬れてしまうという寸法だろう】
【つまり――一方向でも彼女の動きを制限≠オ、次手の速射への布石と為す≠フが彼女の目的】

【――先の新玉ノ月≠ナ、影は拒絶≠ノ対する対抗策を朔夜へと見せ付けた】
【そして、この手で徒花≠ヘ朔夜の移動へと制限を設けるような行動を取った】
【即ち、分析によって得た相手の情報を活かし、長所を抑えて行く≠フが彼女の戦法なのだろう】
【其れを十二分にサポートするのが、魔弾=\―間接的なアドバンテージを取れうる魔術】
【短い詠唱、柔軟な変化。其れを活かしながら自分の有利な状況を少しづつ作っていく】
【ダメージだけではなく、場と手札とを制圧しながら勝利に繋げる。それはまるでチェスの様なスタイルだ】

【だが――完璧な詰め将棋≠ノするには、先程喪った腕のダメージが些か重く響いてくる】
【現にこの鵺鳥ノ裏薙ゲ≠焉A硬度としては通常の魔術と変わらない。突破は勿論可能だ】
【手札を消費する覚悟で裏を掻くのを狙うか、はたまた手に乗って其処からの展開を狙うか――】
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 01:17:25.48 ID:9pQnTeGi0
【刹那、巨漢が目の前に現れる。ギシッと眉間に皺を寄せ、相手の戦力を分析する。】

【「渡航」してきたばかりでボケていたのか、それともこの森の「毒気」のせいか…。】
【民間人に不審がられて、銃を抜かせてしまったとなれば、これは始末書モノ。なんとか穏便に済ませるため、表情を緩ませ、彼に話しかける】

カブト虫? 違いますよ〜、ただの…えっと、地質調査ですよ。
ボク、公務員なんです。中央都護衛軍の、三曹です。
ホラここ、3本線があるでしょ?

【そう言って、襟を捲って襟章を見せる。刀から手を離し、自分は無防備だとアピールする】
【もちろん、相手が不審な動きをしたら、すぐ首を落とすつもり…。この距離なら、この巨躯を3つに斬れる。】
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 01:18:56.63 ID:opI9McPAO
>>800

取り引き、ねぇ……んー……

【此方も此方で割と真剣に考えているらしい。唸りながら視線を迷わせる】
【訳あって半年ほど第一線から退き、隠居染みた生活を送っていた身だ】
【流石に久々の都会まできて一日で戦闘、はモチベーション的にもお断りしたい】

あー……お前は、あれだ。性格とか口調的にどこかの組織に属してるタイプだ
多分上司だかボスだかに命令されて、ここで何かしてた、と……そういう事だよな?
……正直、ここ一年ほど引きこもってたから今暴れてる組織が何だとかはあまり知らないんだ
で、ぶっちゃけると俺は穏便に、平和に生きていきたいから、組織とかに絡みたくない。企みとか全然いらない

【多少の嘘を混ぜながらも、言葉を吐き出していく。考えてはいない、思い付いたままにつらつらと喋っているだけだ】
【つまりは、“どこの誰が何してるのか、全然知らないから関わりたくないです”と言っているに等しいもので】
【物腰から分かるとおり――積極的に善悪へと干渉するタイプではないのだろう。でなければ、会話ではなく戦闘が始まっているはずだ】
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 01:26:11.76 ID:yX31zTbR0
>>804

……残念ですが、その質問にはお答えできません。
――とはいえ、この返答で殆ど回答になっているのですがね。
厄介なものです

【と、そう宣言してからやれやれ、と。左肩だけ竦めてみせる】
【右肩、即ち右腕はライフルを携えたままだ】

その片手の得物と言い、こんな真夜中にこんな所に足を運んでいる事実と言い、
到底平和主義者には見えませんが、まぁいいでしょう。貴方の言葉を尊重しましょう。

それで、貴方はつまり、どうお考えで?
自分は関わるのは御免被るから、この場は見逃してくれ、ということでしょうか。

【――女性も女性なりに、様々な思索を巡らせているようだ】
【相手の態度から察するに、そんなに無作為な正義感を振り翳すような相手でないことは明白】
【その点に関しては有り難い。船を爆破しようとしていたのだ、即座に斬りかかられていても可笑しくはない】
【なのに相手はそれをしなかった――面倒ごとは避けたい、という言葉だけは信用できそうか】
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 01:26:57.27 ID:UMc2eDyDO
>>803
ほーう中央都護衛軍ねぇ
【男の対応にあっさりリボルバーをホルスターにしまう】
で?地質調査だって?
【さっきの警戒してた様子から一変、友好的な雰囲気がただよう】
【妙に掴み所のない男だ】
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 01:31:36.27 ID:opI9McPAO
>>805

まぁ、流石にソレを自衛の為に持ち歩いてるとは思えないな。こんな場所で

【その言葉がブーメランになっていることに気付いているのかいないのか】
【ぼんやりと瞳を細めながら、それでも困ったような気配だけは本物で】

あぁ、そんなところだな
……納得してくれないなら、“第三者”の意見を仰ぐとか……勿論、細かいところまでは伝えないが、それくらいしか俺には浮かばないな。お手上げだ

【ひらひらとおちょくるように片腕を挙げながら、降参だと言うように示す】
【どうにもこうにも、彼女を納得させる策が浮かばないのだ――このままでは本当に拉致が空かない。膠着状態である】
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 01:40:03.19 ID:yX31zTbR0
>>807

敢えて申し上げますが、貴方もです。

【本当に敢えて言った】
【しかし、元々突っ込み性(?)なのだろうか。耐えられなかったのだろう】
【勘の良い方々はお気づきだろうが、何時も何時もあのハイテンション大佐のツッコミ役を担っているがためだ】

……「納得」できるかできないかと問われれば、「納得」“したい”というのが本音でしょうか。
私も面倒なことは避けたいのですが、安易な判断で後々組織に不利益を齎しても……あ、言っちゃった

【あ、と間抜けな声を発して、思わず左手を口元にやり】
【……こほん、と咳払いして】

……お恥ずかしいところをお見せしましたが、まぁいいでしょう。もうバレてます。
それで、『第三者』というのは?情報の拡散は避けたいところですが……
正直、私にも良い案が思いつきませんので。

【ライフルのトリガーから指を離し、訊ねる】
【こんな会話をしている時点で、相手も相当に面倒事が嫌いなのだろうとは予想が付くのだが】
【仕事柄、か。一筋でも可能性があるなら、それは断ち切る必要があるのだ】
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 01:48:01.91 ID:opI9McPAO
>>808

……包帯巻いてるから大丈夫

【臨戦体勢じゃないよアピール=包帯。はたしてどうなんだろうかそれは】

【彼女がなんらかの組織に属している事は頭の中で確定事項だったので反応することなく、コートから携帯を取り出すと】
【アドレス帳からの短縮コード、ではなく直打ちで数桁の番号をプッシュしながら】

それなりに“闇”に精通してるやつだよ
冷静だし、面倒なことに好んで深入りするようなタイプじゃない……あとでクロワッサンでも持っていけば許してくれるだろ

【言って、彼女が承諾すれば彼の番号へと電話を掛けるだろう】
【夜分遅い時間だが、何をしているとかは考えない――それでも、ガーネットの瞳を輝かせた友なら大丈夫だと確信していた】
【アイツは、太陽の光が似合わない訳ではないが、夜の月光を浴びている時が、最も“ひとふりの刃”として洗練されているのだから……着信くらい、気付くはずだ】
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 01:58:25.14 ID:yX31zTbR0
>>809

では私も、銃口向けてないからセーフです

【銃口を地面に向けたまま、淡々とそう返答してみせる女性】
【マジに言ってるのだろうか。きっとマジなのだろう】
【調子が段々ユルくなってきたが、元来がこんな性格なのかもしれない】

ほう、“闇”に。
私には、貴方も十二分に闇の住人に見えるのですが、はて、置いておきましょうか。
分かっているとは思いますが、必要以上は喋らないように。
そうなれば、私は貴方を撃たねばなりません。断末魔の別れがそのまま通話で伝えられるだけ慈悲深いと思ってください

【――そう断わって。女性は、ライフルをいよいよ両手で構え】
【その無骨な銃口を、相手に向けるだろう】
【スコープなどは覗き込まない……この距離なら視認でも100%外さない、という自信の表れか】
【先刻まで緩かった女性の雰囲気が一挙、引き締まる――矢張り、銃を構えれば。最早戦場の生き物か】


【通話――先ず、繋がる。電源を切っていたとか、電波が届かないとかいう事態は、避けられた】
【後は出るかどうかなのだが……先ずはファーストコール。通過儀礼のようなセカンドコール目】

…………。

【――まだ待てる範囲のサードコール、少し疑念を抱くフォースコール】

……――――

【かちゃ、と硬質なライフルの機構の音をBGMにフィフスコール、いよいよ不安の募るシックスコール】

……万が一、その第三者とやらが通話に出なかった場合は――

【鋭い眼光に射抜かれながらのセブンスコール、いよいよ出ないだろうかと諦観し始めるエイツコー/<ブツッ>】
【……――――繋がった。しかし、無音】
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 02:08:55.17 ID:opI9McPAO
>>810

そもそも、爆弾仕掛けてることかアウトだ

【女性にジト眼で返答する。ごもっとも】

【自分が闇の住人と言われて苦笑する】
【完全に光などとは思っていないが、せいぜい夕闇くらいの存在だと考えていて】
【彼や彼女といった、“どっぷり”な人間の深いところまでは――理性で知ろうとは思ったことがない。興味本位でなら、まぁ、否定はしないが】

………………。

【コール音が伸びる度、だらだらとした冷や汗を掻くような錯覚がある】
【この距離で撃たれるのは、即死はないかもしれないが流石にまずいものがあって】
【出なかったら呪い殺す――とか思ってたところ、漸くコール音が切れたので繋がったのを表す為に刀を持った手を挙げた】
【……その速度はかなり早く、心の底では割と焦っていたのが分かるかもしれない】

【そして――】

――悪い、助けてくれ

【出来るだけ真剣に、必死に、余裕なさ気に、いや本当に無いんだけどとりあえず演技も混ぜて、頼み込んでみた】
【それでもいきなりのマシンガンツッコミの可能性も否めないのか、僅かに耳と携帯の間に距離を作ってみたりして】
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 02:11:12.34 ID:Aj0NGXoSO
>>802
【多彩なカードで以って相手ではなく場を制し、一つずつ手札を削いでゆく魔術師の手練】
【守りに回れば圧殺される。さりとてパワーゲームに持ち込むには、些か手札が心許ない】
【切り札が無い訳ではないが、不発に終わった際のリスクが大き過ぎる。使い所を誤れば――と】

【無言の内に発される圧力に、柄にもなく迷う朔夜。だが、何時までもそうしては居られない】

(……前進を阻害する、か。この時点で縮地≠ヘ論外)
(邂逅≠ヘ伏せておくとして、次に出すのは限定斥力&モりがベターだな)

(然て――――少し危なっかしい策だが、札を明かさずに反転攻勢を掛けるには、と)

【決断を急かすように、虚空を迸る黒刃。対して朔夜は、残り三、四本となった蒼の刃を全て放つ】
【狙いは一点集中。僅かに角度を付けた上からの攻撃で、黒刃を削ってゆく――――と、見せて】

【本当の狙いは、その軌道を下方に曲げる事。この高密度と長さでは、恐らく基点は貫けない】
【故に、彼女が取った選択は上方=B跳躍を以って、刃を飛び越す事だった】

【急加速からの跳躍。此れを以ってしても、間合いには僅かに遠いが――――】
【だが、届かせる術は有る。短刀を覆う結晶が嵩を増して、更にその刀身を引き延ばす】

(――――届かないんなら、伸ばせば良い。流石にミドルレンジじゃ無理な遣り方だが、この間合いなら……!)

【散々見せた術式の相殺、それに因って生じる先入観を利用した、反撃だ】
【今までに見せた手札を総動員し、振り下ろす一撃で以って。術式も諸共に、徒花≠切り裂かんとする――!】
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 02:15:45.86 ID:yX31zTbR0
>>811

すぐ爆発するわけじゃないんですから

【要点は其処ではない】
【と、口では冗談を交えつつも、表情は真剣そのもの】
【寸分の狂いない――機械のように、全くその場から動かない銃口】
【その銃口から放たれるであろう弾丸の軌道。この暗い夜闇に、線を引いて示したとしたなら】
【それはミリ単位の狂いもなく、相手の喉元を捉えているだろう】
【万が一の情報漏洩に備えて、まずは伝達機能を遮断するためか】
【それでも携帯を直接狙わないあたり、そこは彼女の言を借りれば『慈悲深い』のか?】

【――通話が繋がったことを、くい、と顎を動かして承諾して】
【ライフルをきっちり構えたままに――通話の向こう、“紅榴石の彼”は――】


『…………あぁ、

【――ぽつり、と。漏れるか零れるかのように聞こえた。声が】
【酷く不機嫌そうな、しかし、随分と懐かしいその声は】
【すぅー、と。息を大きく吸い込んで――】



 ――――バァ ッ ッ ッ ッ カじゃねェェーーーーーーーーンですか貴方はぁッッッッ!!!!


【―――――――――――――――――】



 あァ!?なんですか畜生クッソ久々に連絡寄越しやがったと思えば今何時だと思ってんですか時計持ってンだろうなこっちはさっきまで
 腐れ電波の電波めいた電波のお陰で電波的に寝付けなかったンですよこの電波がそれがようやっと電波的眠りに落ち電波れるかと思ったら
 全力全開全身全霊電話なんぞかけてきやがってお陰で全然全体全快全壊完ペキ目が覚めましたよ完全当然憮然歴然徹夜ルートですよ徹夜徹夜
 貴方には常識が無いんですが常識がいや知ってますけど常識が無いことはこの常識無しがイエそんなことはどうでもいいこの常識無しがッ
 兎に角兎も角貴方暫く全然音信不通行方不明なモンですから不穏に不審に不安に不思議と死んだのかと思ってましたよ心配かけやがって馬鹿
 いやこのオレが貴方を心配なんぞしてやる義理も無いんですがこんな常識無い貴方のためにしかし恩が有りますから常識無い貴方なのに
 嗚呼閑話休題路線変更強制終了そんなことはどうでもいいんです何だ何の用何の為ですか何がしたい何だよオレの睡眠を邪魔したんだからなァ
 下手な用だったら飛ばしますよ物凄く飛ばしますよ天高く飛ばしますよええツァーリ=F=カーディナぁルッ!ッはァーー!(※ここまでノンブレス)』

【――と、半ば予想通りだったのか。凄まじい早口でそう捲くし立てる】
【しかし、一通り喋り終わった後に】


『……どうした、今何処ですか?』

【と、真剣な調子で訊ねてくるあたり、矢張り彼らしいのかもしれない】



【一方女性は、これだけ離れていても聞こえてきた物凄い怒声とマシンガントークに唖然としているようで】
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 02:26:08.50 ID:opI9McPAO
>>813

えー……

【割と呆れてるが、悪役らしいと言ってしまえばそれまで。なんとも言えない】

【懐かしい声だ、と素直に思う】
【そしてそのまま、ぐっと腕を横に伸ばして彼の罵声に堪える準備をして――】

――――――ッ!!!

【轟音だった。むしろ暴風雨だった】
【とりあえず電波が大変なのと、自分のことを心配してくれていたのと(多大なツン混じりだったが)】
【あぁそれでも、離れていてなお耳の鼓膜を揺らすような怒涛のツッコミに、お前それ武器にしろよと言いたくなる】

【が、そのあとに真摯に尋ねてきてくれる彼の優しさは相変わらずで頬を緩めると】

常識が無いのは後で謝るから、悪い、少しだけ手を貸してくれると嬉しい
現在地は港、“悪いこと”をしてる奴と偶然に遭遇して口封じに殺されそうなんだ
ただ戦闘となると労力が掛かる……だから穏便になんとかしたいんだが、なぁ、どうにかできないか?

【と、適度にぼかしつつ尋ねる】
【本気で困っているのは確かなので、声の孕む感情の度合いもいつもより大きく】
【茫然としている女性をちらりと見遣ると――ほんの少しだけおかしそうに笑った】
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 02:33:54.69 ID:yX31zTbR0
>>814

【一方、電話の向こうでは何やらばたばたと忙しない音が漏れている】
【布が擦れる音や金属がかちゃかちゃとぶつかり合う音から察するに、急いで着替えているのか】
【やがて音はばたん、がちゃんと大きくなり――恐らく、支度を済ませて部屋から出た】
【相変わらず、無駄に速い。スピードを信条とするだけはあって――】

『港――……?何処の港ですか、すぐに向かいますッ!
 (……――いや!大丈夫です、速攻で戻るッ!危険なことは全然ありませんから!)
 ……もしもし?ああ、貴方は何時も何時も厄介事に首を突っ込んで―ー
 どうにかするもクソも……相手は少しはハナシが分かるヤツなんですか?!
 今の状態は!?すぐに殺されそうなのか、どんな状況でオレに電話してきたッ!?』

【途中、誰かに話し掛けているのだろうか。通話口から随分離れたところでの声が届いた】
【……こんな時間に、近くに誰か居たのだろうか?“あの”彼の家に?】
【兎にも角にも、そんな質問が烈火の如く飛んでくる。相手も相当焦っているらしい――】

【……――が】


……待て

【と、そこで――女性が声をあげる】
【見やれば、その表情は。突如聞こえてきた凄まじい怒号に唖然としている風ではなく】
【もっと、何かに驚愕したような……「信じられないもの」を見た、とでも言うような】
【そんな愕然とした様子で――相手に、ツァーリに歩み寄ろうとする】
【ライフルは、かちゃ、と銃口を天に向けて敵意が無いことを示し】

……その声……この喋り調子――
“まさか”……――――『嘘だ……嘘ですよね?』

借りますッ!

【そして、十分にツァーリに接近することが出来たなら、急に左手でツァーリから携帯を奪おうとするだろう】
【その尋常ならざる様子――文字通り、尋常ではない】
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 02:42:21.54 ID:blLqj8nIO
>>812

――。

【成る程、確かに先入観≠生かした奇襲というのはかなり高度かつ効果を期待できる一手だ】
【影たる存在の徒花≠ノ感情があるか否かは不明だが――それでも、分析≠ノ依らない手は確実に判断を狂わせる】
【今、朔夜は彼女が示した二択のどちらかではない、新たな第三の選択≠示す事に成功したのだ】


……。


【宙を駆け、自らの許へと迫ってくる朔夜を見ながら――否、そんなに悠長でない。視界に捉えながら=\―】
【徒花≠ヘ虚ろな頭で思索を巡らせる。この接近を、如何にすれば安全に、優位を保ったまま流せるのだろうか】
【まだまだ手はある。魔弾という系列の魔術をメインに据えている以上、形状という手札に困る事は殆ど無い】
【ならば、この場面で使える手札はたった一つ。予定と変わらない速射≠ナ朔夜を自分から遠ざけさせるのみだ――】


――射干玉ノ黒


【三つめの詠唱はこれまでとは違い短節かつ単節。完全に発動速度に傾倒し、朔夜の行動阻害を旨とした魔術だ】
【先の裏薙ゲ≠フような魔力集中のステップさえ、この魔術には存在しない――速射、即効の拳銃の如き手札】
【徒花≠ヘそれを、朔夜の振るった刃の更に奥。それを持っている手の付け根、手首≠ノ向けて発射する】
【此処に至って――魔術師として致命的なクロスレンジまで易々と踏み込まれて、尚冷静な狙撃≠ェ出来るのが彼女たる所以か】

【然し。エネルギーの集約こそ素晴らしいレベルではあるが……如何せん、この魔術には威力が足りていない】
【その上、今回はこれまでとは逆に正確に¢_え過ぎている。故に、着弾点を予想できれば対策は容易である】

【何よりも、朔夜はこの接近でその手に勝ち取ることが出来たのだ】
【この手しかない=\―制限する手を打った筈の徒花≠フ動きを、逆に一気に制限し返す事に】
【戦闘開始からジリジリとアドバンテージを奪われていた朔夜が、其等を一気に取り返す好機が今、確かに訪れた――!】


――。


【すっ、と。影たる存在が軽く構えた右手≠ノ何かを感じて、その手を休めてしまわなければ……】
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 02:43:41.72 ID:opI9McPAO
>>815

……ん?
あぁいや、相手は会話が通る程度には平常だし、此処まで来る必要は――……
……水の国の港、保障出来る約束さえ交わせれば殺される可能性は薄いから慌てなくて大丈夫だ、ありがとう

【彼には何度か心配を掛けているので、素直にその狼狽には感謝を伝えておく】
【誰かに話しかける気配には瞳を細めるも、今ここで問い掛ける必要はないと判断】
【そのままなんとかなりそうだと伝える為に女性へと視線を向けて――】

――少し状況が変わったみたいだ、来なくていい

【彼女の纏う空気が変わったことに気付いたのだろう、早口で彼にそう告げると】
【彼女が手を伸ばしてくるのとほぼ同じタイミングで携帯を海へと投げるだろう】
【もし彼女の反応速度が高ければ、崩れた体勢で不安定に投擲された程度の携帯をキャッチすることは可能かもしれない】
【しかし、そうでなければ――“彼”へと繋がり、なんらかの手掛かりとなるのだろう携帯は海へと落ちてその役目は終わる】

【どちらにせよ此方は、その動作が終わったと同時に距離を取ると刀身を封じていた包帯を解くだろう】
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 02:54:39.71 ID:yX31zTbR0
>>817

『おい、どうしたッ?ツァーリ?ツァー/

【ぱしゃん、と】
【小気味の良い音を立てながら、その携帯電話は大海の体内へと抱かれ往く】
【一方女性は、チッ、とひとつ舌打ちをかますと】
【ば、と大きくバックステップを刻み、ツァーリから距離を取る】
【両手で構えたライフルは、再び寸分狂い無く相手を捉え――】

――――≪Sgt.Hat(サージェント・ハット)≫

【ぎゅん、と。魔力の束が女性に集中する】
【同時に、女性の頭部――軍帽周辺に、角のような――羽のような――バイザーらしきものが出現し】
【漆黒のスクリーンが、彼女の目元付近を覆う。サングラスのように、眼の向きが遮られ――『能力』の準備段階か】

……動くな。動かないなら私も撃つことはない

【やや体勢を低くし重心を安定させた状態で構えながら、彼女は静かに告げる】
【先刻までと違い眼が見えず、無機質な真一文字の唇だけが見えており、自然と威圧感を滲ませている】

……ひとつだけです。ひとつだけ、質問に答えなさい
もし、私の予想が当たっているなら、この場に留まるのは私も非常に不味くなる……


『貴方』が電話をかけた『相手』の――『名前』は……
『何』ですか?

【――それは、或いは非常に奇妙な質問だ。だが、その様子から察するに、彼女も少々焦っている】
【どう答えるかは――ツァーリの自由だ】
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 03:06:44.03 ID:opI9McPAO
>>818

【抜かれた刀の刃――それは透明だった】
【降り注ぐ月光により闇まで透かすような刀は、美しいがそれ以上に酷薄で】
【威圧感など慣れたものだ。銃に怯えるほど、“痛みなど怖くない”】

………………。

【戦闘体勢を取ったのは、彼女という存在――そしてそのバックにある組織が、彼となんらかの関わりが有ると読んだから】
【携帯を投げ捨てたのは、ここで両者を繋げることが彼とその周囲の“なにか”に対して災いを呼ぶと直感的に思ったから】
【そして今ここで答えないのは――】

【 クシャルクス・クロワール・レッドスカイ 】

【――速度を信条とする彼の、先程の声に一瞬だけ燈った柔らかい感情の音を……此処の繋がりが壊すと想像したからだ】

【名前を尋ねる、ということ。きっと半ば確信しているだろうにそれをするというのは、彼はイレギュラーなのだろう】
【存在していないはず。死んでいるはず。殺したはず。消したはず。もしそういった仮定があったとしたならば、この邂逅はそれを崩壊させる】

……来なければいいな。

【それは答えないというのと同意義】
【少し昔の彼ならば来なかっただろう――だが、良い意味で少しだけ甘くなった彼は、きっと此処へ辿り着くはずだった】

【此方もまた、臨戦体勢は崩さない。自然な体勢で彼女を見詰めながら初動を待つ】
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 03:15:12.10 ID:yX31zTbR0
>>819

【『来なければいいな』と】
【その言葉。透明な刃。――眼に宿る万華鏡の焔。それは意志の焔】
【女性は――ふ、と一瞬、唇を緩めて】


……――――『Sgt.Hat』……――――≪ Attention ≫ッ!
And≪ Fall In ≫! ≪ Dress,Right ≫!!


【突如、女性が叫ぶと同時に――ダダダ、と小さな銃声が響く】
【3点バースト(自動的に3連射するシステム)機構で、薙ぎ払うように。突如放たれた、其れ】
【だが、何時まで経ってもツァーリに銃弾が届くことはなく】
【見れば、女性のすぐ目の前で。3発の銃弾が、綺麗に横に並んで『停止』しているのが見えるだろうか】


……気分が良いので教えてさしあげます。私の能力名は『Sgt.Hat(サージェント・ハット)』……
「無機物」……私の場合は、主として『銃弾』に――……
 『号令』を発することで、或る程度は操作することができる能力です。

『Attention(気をつけ)』『Fall In(整列)』『Dress,Right(右にならえ)』――
発動条件もありますし、欠点として一度でも操作した銃弾からは威力がかなり失われますが――
自由度は高い。私は銃弾を意のままに使役出来る……下級兵士に鋭く命令を飛ばす『軍曹(サージェント)』のように。

その発動条件、制限ゆえに『無敵』とは言えませんが、近接武器使い相手には大きなアドバンテージを取れる。
そもそもの前提が刀対ライフル――貴方が何らかの能力者であることを考慮しても、私の銃弾の方が速い。


もう一度問います。
『今』のは『誰』だ?……場合によっては、それを対価に見逃して良い


【3発の停止した弾幕を盾、或いは威嚇に、更に再びライフルを構え、問う】
【それは質問ではない。そんな「選択権」を相手に提示するようなものではない】
【ふわり、と靡く赤いマント――黒いバイザー(Sgt.Hat)の向こう、瞳が射抜く】

/長引きそうな雰囲気ですが、眠気とか時間は大丈夫ですか?此方は明日オフですので問題無いですが。
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 03:25:40.67 ID:opI9McPAO
>>820

【瞳を細め、彼女の能力を吟味する】
【自分の持つ重力操作――此処への移動に利用した為、準備は完了している――それで銃弾を止める場合、ひとつに集中しなければならない】

【しかし、彼女は言った。“威力は削がれる”と。】
【ならば――】

……“皇帝”が“軍曹”程度の命令を聞くかよ、ばぁか

【――殆どの痛みを感じない自分ならば、イケるだろうよ】

【たんっ、と軽い音を立てて駆け出す。直線距離、腕で頸や顔、心臓など即死を狙える最低限の場所だけ庇いながら】
【刀はだらりと下げられていて、武器として機能させてるような意志は見えない】

【どこを狙うも思いのまま――ただし、コイツは減速しない。“彼”のように】

/俺もそろそろ聞こうと思ってましたが、大丈夫です。6時とかにならないかぎりは付き合えますし、眠気もどっかいったので思うままに長文でどーぞ
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 03:32:17.84 ID:Aj0NGXoSO
>>816

(攻撃――――いや、迷うなッ!)

【最短の詠唱より放たれる、速攻の魔弾。響く一節と魔翌力を認識し、刹那、朔夜は回避を視野に入れる】
【だが、無理矢理に掴み取った千載一遇のチャンス――此れを易々と逃す訳には往かない】
【苛烈なまでの攻撃性こそが、彼女を人で無し≠スらしめる所以だ。此処まで来て、後には退けない】
【自分の得意距離でおいそれと負けられないと云う、武人としての矜持≠燉Lる】
【故に、迷いは瞬きにも満たない内に消え失せた。朔夜は、振り下ろさんとした刃の軌道を強引に曲げつつ】


(此処からは計算通り、限定斥力≠アクティブに――流れを、変える――!)


【此処が使い所だ、と。支配権を自らに引き寄せるべく、新たに手札を切った】
【発現するのは、斥力――拒絶≠フイメージより派生する、其れである】
【展開時間は僅か一瞬。脚部に付加し虚空を蹴り飛ばして、空中で針路を右方に調整】
【魔弾を躱しつつ、徒花≠フ左側――構えた右手の死角となるか?――に滑り込まんとするだろう】
【成功したなら擦れ違い様に、斬馬刀も斯くやと言わんばかりの長大な刃で以って、横薙ぎの一閃を見舞う】
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 03:36:17.48 ID:yX31zTbR0
>>821

……後悔しても、もう遅いですからね――――

【ふぅ、と。一筋の白い息を吐いて】

……スコール・ウェンズディ。バラージ・スコール(弾幕の雨)に打たれ、もう何も残らない



状況開始――――≪ Move(行けッッ) ≫!!


【ぎゅん、と。その号令を合図に、停滞していた弾丸が動き出す】
【まずは2発。そのまま本来放たれるはずだった軌道を一直線に、ツァーリに向かう】
【その威力は、本来の銃弾としての威力を鑑みるとかなり削がれている。直撃しても打撃性ダメージに留まるだろう】
【この2発の狙いは脆弱。やや高い位置にあるため、極力体勢を低くすれば交わすことも可能だろう】
【本命は、女性――ウェンズディ本人が操るライフルか。その銃口は――】

――まずは、武装解除

【ツァーリの、刀を握る右の手目掛けて。やがて、放たれる銃弾に、能力は付与されていない】
【即ち、この弾丸の威力は本物――直撃すれば掌を貫かれるかもしれない】
【だが、やはり軌道は直線的。銃口から読むことが出来れば――】




【――ごぉ、と。空の漆黒の雲を引き裂く音が、遠方から聞こえる――】

/把握しました。では、よろしくお願いします。
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 03:46:26.01 ID:opI9McPAO
>>823

【“後悔”など、するわけない――友人を守ることに、悔やみなど存在しない】

【肩に、頬に、一発ずつ。威力を落とされているとはいえ肉を抉り取る銃弾に、しかし異常ともいえるほど反応は薄い】
【そのまま右手に持った刀を、ひょいっと左手にパスすると同時――乱雑ながら“突き”を狙う体勢となると】
【掌を狙う銃弾をそのままうけ、風穴を開けながらも――チェシャ猫のように、気持ち悪くもにんまりと笑う】

残念。俺、左利きなんだ

【そしてそのまま真っ直ぐに、刀を彼女の銃口へ向けて突き込もうとするだろう】
【勿論、躱すことも不可能ではない。しかし、もしこの愚直なまでに一直線な行動が成功しても脚は止めることなく】
【そのまま、彼女の背後――闇のような海へと、巻き込むように勢いをつけて押し出そうとするだろう】

【彼方から聞こえる音に一瞬だけ見せた苦笑いは、彼の優しさを馬鹿にするようでもあり、納得するようでもある】
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 03:55:53.89 ID:yX31zTbR0
>>824

……――――なッ……

【――銃弾は全て直撃した。だというのに、一切――怯まない……?】
【その様子に、ウェンズディは少なからず恐怖する。とはいえ、当然だろう】
【……怖くないのか?『痛み』が――恐ろしくないのか、『死』が!】

【そのうえ、この相手が狙っているのは“まさか”――】

ッ――――正気かっ!

【間一髪、といったところか。側方に身を投げ出すようにして、その突きを緊急回避する】
【もし、その刀の突きが成功していれば、当然、暴発の危険性があり――ウェンズディも、ツァーリも、大怪我をしないと限らない】
【それが妙に、ウェンズディの背筋を凍りつかせ――】

【と、彼女が緊急回避に転じたと同時に――停滞していた一発の弾丸が、消え去った】

……くっ!

【――彼女は言った。この能力は、自由度が高い代わりに「発動条件」があると】
【まさか、それは――】

猪口才なッ……

【――バイザー、Sgt.Hatが消滅し、ライフルを右手に持ち替えて】
【急いで体勢を立て直しつつ、ホルスターから左手で抜き放ったのは、単発のハンドガン】
【この距離でライフルでは分が悪い。とはいえ、そもそも銃を使う間合いではないのだが、体術で立ち回る余裕が今は無い】
【立ち上がろうとしながら、左手のハンドガンで一発。今度は律儀にツァーリの左手を狙い、放つ】
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 04:07:43.74 ID:blLqj8nIO
>>822

――。

【影たる存在は、朔夜の能力に斥力≠ニいう使い方があるという事に今の今まで気付く事が出来ないままだった】
【其れは間違い無く朔夜の能力運用の絶妙さから来る情報操作≠ナあり――大きな優位性を齎しうる一手である】
【真っ直ぐ来るのなら、迎撃は出来た。斥力を防御に使っていたのなら、更なる追撃を加える事は可能だった】
【だが――朔夜の手は跳躍≠ゥらの攻撃≠セ。これ程までに洗練された殺し≠フ一手は他に類を見ないだろう】

【然し、幾ら朔夜のこの一手が完璧であろうと、黙って両断される程に徒花≠ヘ甘くはない――】

【すっ、と。影たる存在の構えた右手が、彼女に向かって飛来する巨大な結晶の刃へと向けられる】
【武術に長けているとはどれだけ捻くれてみても考える事が出来ない彼女だ。小さい対象なら、こうは行かない】
【朔夜が刃を長く、大きくした――故に、運動能力に欠ける小さな少女のでも捉える事はできる=z
【そして何よりこの一撃は、先の朔夜が行ったような、先入観≠ノ逆らった別角度から生まれる一撃】


――彩ノ崩衝


【技の名を宣言した瞬間――魔力体たる徒花≠フ右腕へと、多量の魔力が一瞬の内に集約される】
【そして軽いテイクバックの後に、朔夜の振るった結晶を纏う刃に向けて思い切り突き出された】
【――無力な少女の放つひ弱な掌底では、無い。間違いなく其れは、徒花≠フ魔術の粋を集めた一撃だ】

【轟ッ! 刃と右腕が交錯する瞬間、強烈な魔力の炸裂する音と強い爆風が其処に生まれる事になる――】
【……それ程までの威力をこの彩ノ崩衝≠ェ持てる理由には、幾つかの理由がある】

【まず第一に、魔力操作。ぶつかる際の単純な衝撃に加えて、魔力によって数度に分けて作用点に力を加える】
【さながら其れは打撃の他に力を流し込む頸≠フ如く。これが威力増強の理由の一つである】
【もう一つは……故意の魔力暴走。送り込んだ魔力の操作を手放す事により、強制的にオーバーロードを起こす】
【よって、其処で起きる炸裂はより大きく――そして複雑怪奇で介入が難しい物となってしまう】

【朔夜の刃に対してこれを繰り出したのは、性質上拒絶≠ノ対抗しやすいというのが一つ】
【そして――力が強くないと見える彼女にカウンター気味に衝撃を与え、次手の威力を削ぐ事がもう一つ】
【だが、さしもの彼女の一撃も、朔夜の決死の斬撃のその全てを無力化する事は出来なかった】

――

【ざくり。両断とまでは行かなかったが、徒花≠フ腹部に決して浅くない刃傷が生まれる】
【そして、彩ノ崩衝≠ノよる反動のダメージで右手の肘から先が吹き飛び……とうとう両腕が機能を停止した】
【衝突で生まれた爆風で、何とか再び距離を取ることが出来れば御の字なのだろうが、果たして――?】
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 04:07:46.82 ID:opI9McPAO
>>825

……外れたか

【ぽそり、そう感慨もなく確認のように呟く言葉の声は――先程会話していた時となんら変わらない、普通のままで】
【爆発も銃弾も、水面に叩き付けられる痛みも、何も怖くない。恐怖という概念を置き去りにしたように、此処にいる】

【ざりっと砂利を巻き込むようにして、左足を使いブレーキを掛けると】
【ハンドガンの弾が左手に当たる前に進路を僅かに逸らし、そのまま右手で受けるだろう】
【パシャリと血肉の花が咲く。潮風に濃密な鉄錆が混ざり、それでも――それでも】

――ははっ

【笑う、この“異常”は――止まらない】

【刀の間合いまで到達すれば、左手に持ったそれを振り下ろすだろう】
【袈裟斬り。しかし片手だからか、速度も威力も落ちている為に防ぐのは簡単だ】
【大きく腕を振り上げている、脇腹や心臓も、いくらでも狙い放題で】
【しかし視線は彼女でなく銃口――同時、重力が僅かに軋む気配がするだろう】
【無下に命を散らすつもりはないのか、次の一発だけは……警戒しているようだ】

【そして、その刀は“フェイク”】
【ウェンズディの意識が刀に向かった瞬間、右手で力任せに彼女の横顔を殴ろうとするだろう】
【今までの勢いを乗せた血塗れの拳は、不安定ながら威力は高くもなく低くもない。ただ、確実に頭――脳を狙っている】
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 04:22:44.63 ID:sq9bKyKJ0
>>827
【――――ぞっと、した】
【が、それが何だ――彼女は『軍人』――≪ヘルクロイツ≫のトップだ】
【この程度の『恐怖』……あの、絶望の戦場に比べれば――『恐怖』など――『恐怖』など――――!】

……くっ、――――!?
【そして、ツァーリの斬撃に合わせ、思わず右手のライフルの銃心を突き出し、それを左肘で支えるようにして太刀を防ぐ】
【が、そうなれば当然、ウェンズディの両手は塞がる形となり――】

……っ、ぐ、が はぁっ!?
【思い切り、その横顔を捉えられることとなる。――白い軍帽が脱げ落ち、飛ぶ】
【その勢いに押されるかたちでたたらを踏み、ぐらり、と彼女の身体が海に落ちんとするが――】

ッ、く、……そ、……――――≪Sgt.Hat(サァーージェント・ハァーーーーット)≫ッッ!!

【再び、能力を発動。身体が海に投げ出される直前で、ライフルの銃口を下方に。ハンドガンを、やや上方に、どういうわけか構えて――】

――――≪ Attention≪ Attention≪ Dress Right≪ Fall In ≫ッッ!!

【が、と。下方に向けたライフルの3点バーストを、その場――空中で停滞させ】
【やや上方に向けたハンドガンから射出された単発の銃弾も、その場で停滞させると】
【左手のハンドガンを即座に海に投げ捨て――『停滞させた銃弾』を、左手で『掴み』】
【また、下方――『足元』に3発停滞させ、そして整列させた銃弾を『地面』とする】
【結果として――ウェンズディは、完全に海に落下していたはずのその位置に――簡易的な『足場』を作り出すことになるだろう】
【3発の並んだ銃弾だけでバランスを取るのは至難の業、ゆえに左手付近に置いた銃弾は『取っ手』の役割を果たすことになる】
【その状態で、(港から少しだけ離れた海上で)――ウェンズディは、ハァ、と息を吐き――】

……≪Sgt.Hat≫……≪Attention≪Attention≪Attention≫……
【再び、ライフルから3発。3発の銃弾を停滞させると、そのうちの1発を――】

≪ Move(行け) ≫――

――≪ Right,Face(右向け、右!) ≫≪ About,Face(回れ、右!) ≫
≪ Left,Face(左向け、左ッ!) ≫≪ About,Face(もう一度、回れ!) ≫
And――≪ Better Hurry Up(加速ッ!) ≫≪ Attention(止まれッ!) ≫
――――≪ Move, Hurry Up Hurry Up Hurry Up(そして……喰らえェッッ!!) ≫

【――怒涛の、変化。ウェンズディの怒りを表すか、まるで生き物のように、銃弾が縦横無尽に動く】
【一直線に放たれたかと思えば右に曲がり、また戻ってきたかと思えば今度は銃弾から見て左に曲がり】
【それが更にもう一度回れ右ということは、結局またツァーリに向かうのみ。だが、その翻弄】
【幸いなのは、≪Sgt.Hat≫による弾丸操作中は、弾速が『目視できる程度』まで落ちていることか】
【だが、それでも――加速したと思えば一旦止まり、そして再び一挙に加速するという】
【そんな――蛇のような動きで動き回りつつ、最終的にツァーリの胸部付近に飛来する】
【やはり直撃しても打撃性ダメージに留まり、致死には至らないまでも、ダメージはあるだろう】
【更に、この位置取り――刀を届かせるのは至難の業でありながら、まだ2発の弾丸が停滞しているのだ】

【――だが、上空から聞こえる「音」もまた、すぐそこまで近付いている――】
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 04:34:57.36 ID:opI9McPAO
>>828

【もともとぐちゃぐちゃの右手だ、殴った事で完全に指がおかしな方向に曲がる】
【けれども、まだ平気だ。血は足元に溜まるが、動けないほどではない】
【守る為に戦えないほどではない――はず、だ。】

隠居に逆戻り、かな……まぁいいや

【たまに暴れればボロボロになるまで暴れるのが、自分の悪い癖だと分かっている】
【それでも唇には剃刀のように薄っぺらい笑みを浮かべると、左手の刀を廻して】


……―――― ≪ AVERAGE PSVCHO ≫ 

【発動する能力は、重力操作】
【対象は銃弾ではない――“刀”だ】

【ぶんっ、と持てる力すべてで以て刀を投擲し、その速度を殺さぬまま重力を操る】
【刀の周りだけ無重力――それはつまり、普通ならば受けるべき抵抗を失って真っ直ぐに飛ぶ“弾丸”と化す】

【対象を操作し、狙うは女の上半身――胸、腰、肩、胴体。どこでもいいが、大雑把に其処を狙い】
【しかしその操作に大部分の意識を取られているのか、右腕でのろのろと心臓を庇う程度の防御しか出来ず、銃弾は全て腕や胸に食い込むことになるだろう】

【それでも――座り込むことはなくて】
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 04:44:52.94 ID:sq9bKyKJ0
>>829

……ッ、な――――ぐぁッ、はッ!?
【投擲された刀――不可解なまでの速度、軌道。流石のウェンズディも、これには反応できない】
【ましてや今、足場は不安定な3発程度の銃弾と、左手の取っ手だけだ……回避する余地が無い】
【結果として刀はウェンズディの右肩を刺し貫き、そのダメージから攻撃ソースたるライフルを海に落とさせる】
【これでツァーリは刀を、ウェンズディはライフルを失い戦闘続行は不可能――に見えるが】
【まだ、ウェンズディの周囲には2発の弾丸が――さっき放ったのは1発だけだ――残っているのだ】
【凄まじいダメージに顔を歪めながらも、ウェンズディはにやり、と唇を吊り上げ――】

……貴方の、その異様な精神力には感服しました……が、……
どうやら、最後に勝つのは私らしいですね……、……――――これで決めますッ!≪サーージェント・ハッ――
【――ウェンズディが、再び銃弾に、ツァーリを撃ち抜く大号令を発しようとした、その時――】

「……2分38秒。ダメですね、オレもまだまだ遅い――……」

【ゴッ、と。ツァーリらの居る港の、すぐ上の天空を、紅い流星が横切った】

……――――飛空船!?

【ウェンズディが、思わず上空を見上げた――瞬間、唖然とする】
【その流星から、黒い影――人間――が飛び出し、左手に渦巻く漆黒の十字架を振り翳すと、落下してくる勢いのままに――】

「――――で、テメエはオレのダチに何してくれてやがんだ?」

【――刹那、世界が凍て付いた】

 ―――≪ Black ≫ ――

……なッ!?

       ―― ≪ Gives ≫ ――

  【  ――氷結する】
 
            ―― ≪ Way ≫ ――

         【何もかも】

               ―― ≪ To ≫ ――

             【凍り付いて――】

                  ―― ≪ Blue ≫――――

                    【――砕け、散る】

【がしゃぁん、と。ぱらぱらと舞い散る。銃弾も、空気も、何もかもが凍結した欠片が雨のように】
【あらゆる銃弾が凍結し砕けたことで、ウェンズディもその身を海に投げ出され――】
【その欠片もまた月光を乱反射し、それは平生を切り取ったような幻想の光景――その中心部】

「ッたく……っとにやれやれですね」
【隻眼にメタルフレームの眼鏡を掛け】【黒地にメタリックグレーのラインが幾つも入ったスーツを纏い】

「久し振りに会ったと思えば、もうそんな血塗れになってやがりますし……」
【鎖のように絡まった『C.C.R』の三文字をあしらった銀色のメタルペンダントを下げ】 【ベルトから刀身が無い、剣の柄だけを下げ】

「貴方と関われば、ゆっくり眠ることも出来やしない――……ああ、本当に……」
【――その首には真っ赤なスカーフが靡いていて】【そして、深いガーネット色の髪は、後ろで小さく結ばれていて――】


「  ―――― ≪ J.E.S.U.S. ≫ 」


【  ――――クシャルクス・クロワール・レッドスカイ】
【メタルグレーという、何処で見つけたのか分からないような、とんでもないデザインの革靴を打ち鳴らして――今。】
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 04:54:19.39 ID:opI9McPAO
>>830

……かふ、ぅ……っ……

【痛みを感じない、というのは身体の悲鳴を無視するのと同意義だ。そのダメージは計り知れない】
【最後の重力操作の代償が留めだったのか、右腕を押さえながらもずるずるとその場に身体を崩してしまうだろう】
【そのまま勝ち誇る彼女を見て、そして号令を下すという自分の命が懸かった瞬間に――視線は別のものを見ていた】

……――かっこいー

【まるでヒーローのように颯爽と現れた友人を揶揄するように、本当に小さな声で呟きながら見たことのない技を見る】
【そういえば昔、血まみれで路地裏に倒れていた彼から氷の破片が砕けるような音を聞いた覚えがあると回想しながら】

――あぁ、うん。なんだ

【少しだけ変わった姿を眺めて】

やっぱりお前は、その色のスカーフが一番似合うな……クロワ

【痛みを感じていないような笑みを浮かべて、呟くと……震える左手で海を差して】

早速で悪いが、刀回収してくれ

【あれっ】
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 05:06:13.03 ID:sq9bKyKJ0
>>831

【崩れ落ちた相手を隻眼で見やりながら、空から颯爽と降り立ったクシャルクス・クロワール・レッドスカイ――クロワは】

……随分と連絡も寄越さずに……久々に、と思ったら、コレですか。
ったく、貴方は何なんですか?災難の神サマにでも求愛されてるんで?
見るからに――また、無茶苦茶な戦い方をしてたみたいですし……

【ズタボロであろうツァーリの身体を見やって、はぁ、と溜息を吐く】
【普通ならば、友人がここまで傷だらけになっていれば、焦るか、狼狽程度はするかもしれない】
【だが彼がそれをしないのは、或いはツァーリを信頼しているからなのか、それとも――】

……ああ、貴方の刀も良いんですけどね
オレ、普通に飛空船から飛び降りてきましたよね

【と、なんとなく、といった様子で呟きながら、ふと彼は夜空を見上げ】

あの飛空船、ほぼ一人乗りなんですよね
そもそもオレしか乗ってなかったんですよね
そのオレが席を離れたってことは操縦者居ませんよね
つまり墜ちますよね

【 ちゅどーん 】
【すいへいせんのむこうが なんだかまぶしいです。】

【………… …………】

「ッ、ぷぁッ、――はぁっ、は……!」

【――と、どうしようもなくなった空気を引き裂くかのように、海に落下したウェンズディが這い上がってくる】
【なんとか近くにあった船体の一部を掴み、ぎっ、と鋭くクロワを見上げ――】

「……“矢張り”……『貴方』か……
 ……『クシャルクス……クロワールッ』……!」

おや、これは。こちらも随分と懐かしい顔ですね。
カーネルの御付きの……ウェンズディさんじゃないですか。
貴方が此処に居るということは……どうやら紅丸よりも、オレの方が先にシッポを掴んだようですね

【――その会話は、矢張りというべきか、見知った者同士の会話だ。ツァーリの推測は、外れていなかったのか】
【が、次の刹那には、クロワから――感覚の鈍いツァーリでさえ軽く身体で感じ取れるほどの、冷気が滲み出していて】


失せろ
今、オレはキレてんだ


【――おぞましいまでの憎悪と憤怒を内包した紅い隻眼が、海面のウェンズディを見下ろす】
【……彼が、こんなにも怒りを露にするのも、非常に珍しいだろう】
【加えて、彼の左手の先に渦巻く、その『漆黒の氷十字』】
【凄まじい魔力と冷気を撒き散らし、常に周囲の空気を凍結&破壊を繰り返している――】
【――彼に、こんな能力があったのか?或いは……新たに、目覚めたのか】

「……くそっ、……、……クロワール……
 ……逃げられませんよ。……何処へ行っても、貴方と、紅丸と、エルデピアスの3人は――
 必ず……必ず仕留めます。私たちは、必ずッ――!」

【――と、ウェンズディは。そんな捨て台詞を残して、海面から姿を消す】
【恐らく、転移の魔法でも使ったのだろう。更に都合良く、ウェンズディが去った後の海面に、ぷかりとツァーリの刀が浮かんで】

…………元より、逃げる気などありませんよ。

……で、ツァーリ。大丈夫ですか?まさか死にはしないでしょう、バカは死なないって言いますし
【やがて、ようやくツァーリの方を振向いて、心配したような心配してないような声で語りかけるだろう】
【漆黒の氷十字も、静かにその姿を消し、冷気もまた消失する】
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 05:19:50.06 ID:opI9McPAO
>>832

や、ちょっと隠居をな……
それに、基本的に俺の戦い方は無茶しか出来ない――“ソレ”の方が愉しいからな

【頬を血で濡らしながら、さらっと危ない言葉を吐く】
【痛みという原始的な危機感を持たない人外にとって、血にまみれながら戦うのは、唯一のスリルなのかもしれない】
【少なくとも普段のコイツを知っている彼には、ドMとかいう発想は出てこない、と思いたい。】

……あぁ
綺麗な花火だな……

【華々しい明かりと共に、ゲイルクラレット――海に、散る】
【……なんか前も海に散ってた気がしたが、記憶の底に沈めよう】

……――――。

【寒い、と素直に思う】
【出血が効いている、だけではあるまい。彼の放つ刺すような冷気が、自分の鈍い感覚をも刺激しているのだ】
【そしてカーネルという単語に、一度だけ≪R.I.P.≫の動乱に乗じて暴れたことのあるため反応するが――沈黙し】
【幾つもの変化を携えた彼に、ただ呼吸を繰り返しながら二人の会話を聞いていた】


(……紅丸。刀に関係してる奴だったか)
(エルデピアス……此方は知らない。男か女かも分からない、誰か)
(把握出来るのは、≪R.I.P.≫とコイツが敵対してることだけ――か)

【血が抜けすぎた頭で考えても仕方ない】
【振り向かれると、僅かに蒼褪めた肌色をした頬を引き攣らせて笑い】

あー……倒れていいか?

【バカだろうが死にそうな時は死にます】
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 05:26:48.09 ID:sq9bKyKJ0
>>833

……隠居っていうのは、急に人を呼びつけたと思ったら死に掛けてることを言うんですか?
しかし、貴方は相変わらず変態じみてますね。その思想。オツム大丈夫ですか?

【あれっ】
【寧ろ認識が酷くなっている気がする。だが、気にしない】
【歳月は人を変えるのだ。他人に対する認識なんて幾らでも変わる、はずだ】
【しかし、裏を返せば、以前よりも、より親しく――距離が縮まっている気が、しなくもない】

……そうですね。また引き上げ作業ですか。
や、何も考えないでおきましょう。あー、綺麗ですねー

【最早、その微妙な笑顔が痛々しい。物悲しさすら漂わせている】
【……そして、先刻の、ウェンズディとの会話に関して、今はまだ追及してこないツァーリに】
【何を思ったのか――海の果てを眺めながら、一度、くい、と眼鏡を押し上げ】

……ええ、次起きた時に埃被ったオレのアジトで寝てても良いなら

【「貴方の刀は後で拾っときます」と付け加えて】
【静かに具現する、アートマン≪アリス・イン・チェインズ≫……運ぶ体勢は万全か】
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 05:35:38.73 ID:opI9McPAO
>>834

お前に電話しなければ……いや、引きこもって生死不明のままでいれば、こんなことにはならなかった、はず……
……いや、センス的な方面でぶっ飛んでるお前に脳の心配はされたくない

【キリッ】
【コイツの思考も中々だが、彼の色彩感覚が大概なのも事実だから困る話だ】
【もはや縮めた距離が数値にしてどれくらいかなど、気にする間柄ではない】

……手伝うさ
俺の能力なら、一発だろう……多分

【しかし海の水ごと浮かぶ気はしなくもない】

【会話を追求しないのは、面倒というより今は余裕がないだけなのだろう】
【こうして話してる間にも、だらだらと血が海へと零れ落ちていって】

へぇ、埃……アジトを移したのか、定住地でも見付けたのか……まぁいいや
とりあえず、頼む……あ、そうだ……

【今にも気を失いそうなほど重たくなる目蓋と飛びそうな意識に鞭打ちながら】
【気力で頭を動かし、彼の眼を正面から見詰めて――昔みたいに、笑って】

ありがとな。来てくれて助かったし、嬉しかったよ

【来るな、と言ったからこそ――来た彼に感謝の情が沸き上がって】
【そのままずるずると気絶するだろう】

/この後ってどうしましょうか……
/俺は6時から弟のお弁当作らなきゃならないんですが、ちょうどいいしここで終わりますか?それとも後で続けますか?
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 05:44:44.61 ID:sq9bKyKJ0
>>835

……何をバカな、誰のセンスがぶっ飛んでるんですって?
ッたく、このファッションを理解できないほうがどうかしてますよ。やれやれですね

【とかなんとかいいながら、肩を竦めやがる】
【飛行船の引き上げを手伝うという話には、素直に「助かります」と一言だけ返して】

……ええ、まぁ、定住地を、ね。少しアシが付きやすいといえば、そうなんですが。
しかし、前のアジトも最低限の生活が出来る環境は残してありますし、
まぁ、大丈夫でしょう。掃除機を持っていくんで

【そういう問題なのだろうか。きっとそういう問題なのだろう】
【やがて、アートマン≪アリス≫の能力――『固定』を発動し】
【ツァーリの身体を自身の背中に『固定』して運ぼうと、しゃがみこんだところで】

……何を今更。

【些細な笑顔と、感謝の言には、たった一言。それだけ、当たり前のように返答して】
【気を失った相手に――再び、はぁ、と息を吐くと】

……久し振りに……『導師』に連絡を取りますか。
『彼』なら……大抵の怪我なら、治せそうですし……。

【と、呟きつつ、スーツを脱いで】
【白いシャツが血で真っ赤になるのも厭わずに、ツァーリを背負って『固定』すると】
【再び≪アリス≫の能力で『空気』を『固定』し――ついでに≪アリス≫に刀を拾わせ――空を駆け、去り往くだろう】

/とりあえずここで終わりましょう。その後どうするかは、またその内。
/場合によっては舞台裏の打ち合わせだけで終わってもいいでしょうし、……とはいえ、色々ツァーリから質問されそうな感じではありますが
/ともあれ、一旦はここで終了で。超時間お相手感謝です!お疲れ様でした!
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 06:04:54.23 ID:opI9McPAO
>>836
/こちらでの乙を忘れるとかなんたる不覚……ッ
/遅くなりましたが、長時間お疲れ様でした。ありがとうございましたー
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 06:16:41.90 ID:Aj0NGXoSO
>>826

(この力の方向性は、本来はマイナスだ。――だが、打ち消す≠セけが能じゃない)
(陰中の陽、陽中の陰……って云うんだったか?一寸苦手だが、こんな事も出来なくは無いさ)

【拒絶≠ゥら分化する反発=B其の概念から生じ、身体や結晶等の媒体を介して、ごく限定的に行使される斥力】
【燃費は良いとは言えず、一部例外を除いて持続力と精度は低い――だが防御に攻撃にと、その応用性は高く】
【――中でも、空中に於ける機動力≠確保出来る点は非常に大きい】
【因みに、霞や結晶が或る程度の操作性能を有しているのも、半分程はこれの御蔭である】


(さあ、これで――――っ。まさか、この距離で!?)


【跳躍と斥力、二段の加速を経て、確かに一閃は徒花≠捉えた。それは正しく、必殺の一撃だ】
【だが、此処に――――相手が常識≠フ範疇に収まる存在であるならば、と但し書きが付く】

【相手は徒花=Aあの災禍の種≠フ過去にして教会≠フ礎を築いた古強者なのだ】
【それはともすれば、朔夜以上の非常識=B如何に至近距離だとて、その実力の程が変わる訳では無い――!】

(――エンチャント!?その上、過剰魔術=Aいや、暴走か?何方にしろ、此れは……ッ!)

【その宣言に耳を疑う暇も無く、集束する魔翌力。僅かな予備動作の後、右掌が打ち出される】
【その構えから鑑みて、朔夜は半ば無意識に、徒花≠フ右手より放たれるのが砲撃≠セと思い込んでいた】
【それは、先程から徒花≠ェ行使する魔術に因って抱かされた先入観=B皮肉にも、先に彼女が突いた物と同じ、心理的な隙】
【そして激突、轟音。荒れ狂う魔翌力の乱流に、ぴし――――と、蒼の刀身より不吉な音が響き渡り】
【発勁宜しく零距離で弾け、その衝撃を余さず伝える二撃、三撃が、遂にはその油断ごと結晶を打ち砕いた】

【予期しえなかった、内に響く<^イプの攻撃。細腕と侮っては怪我では済まないが、確かに彼女は純粋な膂力には長けず】
【からん、握力を半ば失った左手が、短刀を取り落とした。――予想以上の効果である】
【十分な速度を乗せた、峻烈な一撃。それ故にカウンターで受ける被害も、また大きいのだろう】

っ、く…………!

【加えて――着地の際に態勢の乱れた所を、爆風に煽られて。彼女は、ぐらりとその態勢を崩しかかった】
【どうにか持ち直すも、徒花≠フ後方にて振り向くまでには、僅かなタイムラグが有る】
【防御となればもう一拍、移動、追撃が可能になるまでは実に数秒。致命的なミスだ】
//あばばば、寝落ちかけてました……。ともあれ、一先ずお疲れ様でした。
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 18:00:21.99 ID:PGM9JXwTo

【魔術協会構内】

………
(――っと、つまんない奴ばっかね?)

【一人佇み、溜め息を吐く大剣を背負う少女】
【暇を持て余しているのには違いないが――話し掛けようとする者に対し、先程から殺気を向け続けている】
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 18:11:17.10 ID:B/HF5lQU0
>>339
んにゃ?
何してるんだにゃ?
【そんな殺気を放つ少女に話しかける命知らず(?)の……】

【身長30cmで、黄金に輝くネコメで、闇のような漆黒の長髪に、ネコミミが生えた少女みたいな謎の生物】
【……ネコ?】
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 18:12:57.74 ID:9kgOkP/10
/あふっ!
>>840>>839宛てです
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 18:18:58.65 ID:PGM9JXwTo
>>840

――――。

【ジト目が向けられる。】
【「うわぁ…」とでも言いたげな、目が。】

…取り敢えず。

狩った方が良いかもしれないわね――――

【チャキリ。】


【――彼女は大剣の柄を握った。】
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 18:24:33.81 ID:PO/AaW870
>>842
いやいやにゃ!!狩るにゃ!狩るにゃ!!
寧ろネコは狩りの仲間だにゃ!酷いにゃ!
お前はモンハンでお供アイルーを狩る派なのかにゃぁ!?
【ぴょんぴょん跳び跳ねながら猛講義する】

第一にゃ!こんな場所で暴れるのはアレだにゃ!アレだにゃ!!
お前……さてはボッチだにゃ?
友達がいないから私に八つ当たりするのは酷いにゃ!!
【なんかにゃーにゃー喚きながらフラダンスを踊ってる】
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 18:38:08.32 ID:PGM9JXwTo
>>843

――…成程。そういう“キャラ”ね?

“ 逃 げ た ら 殺 す 。 ”

“ 声 を 上 げ て も 殺 す 。 ”

“ 助 け を 呼 ん で も 殺 す 。 ”

さて、「土下座した上で靴を舐める気」はある?

【何やら、スイッチが入ったようだ。】

【辺りに放たれる殺気が先程よりも酷い事になっている。】
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 18:42:49.79 ID:B/HF5lQU0
>>844
やれやれにゃ
暴力は反対だにゃ
【やれやれとポーズをとり】

どれも全部断るにゃ
寧ろそんな事するだけ無駄にゃ
【ビシッと指差し】

第一にゃ。お前は自分が何したいのかよくわかってないだろうにゃ
いきなり現れたネコに向かい靴を舐めろとか変態の所業にゃ
【なんか正論を言いながら】
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 18:52:58.84 ID:PGM9JXwTo
>>845

――アンタこそ何がしたいのかよく分からないでしょ?
そもそもアンタの存在自体が、「よく分からない」で出来ているでしょ。

無条件に「カオス」で絡むのは、相手に対して不快感を与えないとでも思ってるの?
対応しきれない結果終わった絡みの回数を、アンタは覚えているの?

【――何やらメタ説教が始まっている。】
【というか存在そのものを否定されているような気もしない。】

――「ゴーレムk…

【――――何やら危険な予感がする。】
【其れはメタ発言を飛び越えて“禁忌”に触れようとしているよな――】
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 18:53:56.65 ID:PGM9JXwTo
細かい修正。
>しているよな――】
しているよ“う”な――】
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 18:57:09.35 ID:QtH3XRWq0
>>846
/不快なら絡みやめますか?
/今回はカオスではなく普通の絡みでいった訳なんですが……
/なんかスミマセン……
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 18:58:17.74 ID:jaU9wF/mo
【荒野】

【切り立った崖より眼下を見下ろす一つの影】

……

【ソレはひとりの青年である】
【切れ長の目と重力にすら逆らいそうな尖った髪。色は両方沈むような黒で】
【白地に黒で大きく髑髏の書かれたTシャツと、Gパンを着用している】
【雰囲気も瞳相応に暗く、気だるげで】
【唯一、首から下げられた銀のリングが月明かりを映して輝いている】

……地獄ってのは、悪い所なのか。ねぇ

【ふか、と欠伸を漏らしながら見下ろすのは1つの都市】
【それは人の国――――通称無能の国と呼ばれる、能力者の居ない国】
【高い外壁に囲まれ、その中央に建造された天を突く様な塔は外壁よりも尚高く】

【青年はただ、退屈そうにそれを眺めるだけだ】
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 19:04:31.02 ID:PGM9JXwTo
>>848
/不快って訳じゃないんだけど、
>何したいのかよくわかってない
流石にこれはお前が言うな感がありますです。
返し辛いのであれば絡み打ち切りを考えますが、そういうキャラを使う以上はこういう事を言われる事を覚悟して頂きたいです。
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 19:13:18.42 ID:9kgOkP/10
>>850
/スイマセン……俺はネコサバトでカオスでいかないようにしてたんですが…
/いきなり暴言はかれ靴舐めろって言われたらああいう返しするしかないなって思ったら
/………キャラでキャラの事を言うならわかりますが……メタ発言で俺に対しての文句を言ってるみたいなので…
/……コレは俺に対して不快感をあらわにしてるんだなと思いました……
/サバトとネコサバトについてはちょっと舞台裏の迷いしものの道標に出してきます
/本当にスイマセン……
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 19:55:52.31 ID:2hLaWsEU0
相手偉そうだなw
中の人まで叩いて何様のつもりだw
サバトは今回は気にしなくていいと思うぞw
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 19:57:37.08 ID:jaU9wF/mo
【荒野】

【切り立った崖より眼下を見下ろす一つの影】

……

【ソレはひとりの青年である】
【切れ長の目と重力にすら逆らいそうな尖った髪。色は両方沈むような黒で】
【白地に黒で大きく髑髏の書かれたTシャツと、Gパンを着用している】
【雰囲気も瞳相応に暗く、気だるげで】
【唯一、首から下げられた銀のリングが月明かりを映して輝いている】

……やべぇ、眠い

【ふか、と欠伸を漏らしながら見下ろすのは1つの都市】
【それは人の国――――通称無能の国と呼ばれる、能力者の居ない国】
【高い外壁に囲まれ、その中央に建造された天を突く様な塔は外壁よりも尚高く】

【青年はただ、時折意識を途切れさせながらそれを見ていて】
【何だか危なっかしい】
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 20:27:30.86 ID:tOTjCsjXo
【街中】

空腹、病院、協会、空腹、病院、協会、空腹、病院、協会・・・・・・

【この時間帯まだまだ人通りがある大通りをにび色のローブを着てフードを深く被った青年が歩いている】
【見れば青年の手首からはぱたぱたと血が滴り落ちて、路地に点々と跡が残っている】
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/07(月) 20:31:38.84 ID:Wrj3W/nV0
【森】


                       【其の場所で、五月蝿い程に流れている、“雑音”】


【ラジオに入り混じる様なノイズに限らず―――工場の喧騒や、子供の喚き声、ガラスを割る等】
【多種多量の“雑音”が、リズムを成して、謳う様に集い。一つの音楽と化していた】
【―――所謂、“ノイズミュージック”と呼ばれるものに近いだろう】


【音に近付けば―――木々の開けた場所に出て】
【其の中央。月光と―――“魔力による光”を纏った人物が、見えるかもしれない】

【その人物は、―――酷く、困惑している様子で】

……、

               【ザ】


【ザザッ】


【音は、矢張り。―――人物から、溢れている】


―――……、眠れねぇ……


【人物の容姿は―――ダークグリーンの短髪、中性的な顔立ち、目元を黒のゴーグルで隠し】
【白黒ゼブラ柄のパーカー、七分丈のカーゴパンツ】
【スカルに片翼が生えた其れと、『R』の字を模ったものを繋いだ首飾りをした】
【男か女か判断しにくい体つきの、背の高い子供だった】
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 20:36:04.86 ID:q8QCSGLso
>>849>>853
この世に地獄なんてのがあるならば――

【かつん、と】
【靴音、同時に蹴ってしまった石が転がる音を青年の背後より響かせて】
【やや高く調子の良さそうな男の声が、応えるように言葉を紡ぐ】

そいつぁオンナが居ない世界だと俺様思うね
娯楽も無ければ癒しも無く、目の保養も無いだなんてこの世の苦痛の極みじゃありませんのってさ
そうは思わねーかしら、そっこの眠そうなにーちゃん

【長いブルネットの髪を大雑把なオールバックにして、余った分を首の後ろでピンクのリボンでしっかり結び】
【細い目は吊りあがった狐目、鼻筋は通っているものの顔立ちは薄く地味な人物】
【しかし顔の左側には皮が透けたような骨と筋肉のリアルなメイクを施した、派手な装飾をしている】
【じゃらじゃらと音を立てる下品なアクセサリーにミリタリージャケット、真っ黒いワークキャップ】
【粗野なジャージとスニーカーには絵の具の汚れ、腰には画材らしきものがぶら下がった幅広のベルト】
【前を開けたジャージから覗くTシャツには大きく 『 な ん か 毒 虫 っ ぽ い 色 』 と書かれている】


/折角だから両方セリフを拾ってみまみま。アレだったら申し訳ない
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 20:45:33.70 ID:ysqjIN4z0
誰も使ってない初期の設定なんかいらん
そんな設定で動く老害もいらん
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 20:48:08.42 ID:jaU9wF/mo
>>856

…………少し、違うんだなぁ

【最初から、来訪を予期して居た様に】
【彼の口は言葉を紡ぎだす】

【否、その答えは…彼の問いの答えとしては“不十分”】

何故、地獄を“酷い場所”前提で皆話す?

【これが、彼の問いである】
【地獄とは、如何様な場所であろうか】
【本当に、悪い所であろうか】

……手前さんは、どう思うよ――――――

【そう言って、右足を軸に時計回りに反転して振り返り―――】




【―――――地に着く筈だった左足は崖の“向こう側”へ踏み出していて】

【ズルッ―――ベシャッ】
【あ、落ちかけた】
【両腋から上の身体だけを崖の上に出した状態である。体重は必然的に両腕全体で支える事になっていて】

………………………なんだよ。

【すっごい不機嫌そうな顔で、きっとアレな目で見てきているであろう貴方に。2つ目の問いをした】

/いえいえ、しかし少々お風呂タイムとなってしまままま
/すいません、すぐ戻ってきます
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 20:58:55.59 ID:vTvsOoKJo
【街中――オープンカフェ】



――……ラックフォード=Aルビーシャ=Aキリクラム=B
……うー、あー、―――……クソッ。



【疲れきった表情で、水の国の地名≠呟いているのは一人の青年】
【ボロボロのスラックスと、所々が焦げた白シャツ――ベルトは、真紅に黒バックル】
【髪型は肩甲骨辺りまでの黒髪を後ろで括っており、『魔法陣』の付いた手袋を嵌めている】
【彼は席に座ってはいるものの、何も頼まずに書類とノートパソコンと向き合っていて】


(…………そうだ、何か頼まないと。)


【流石に『何も頼まずに居座る』のは迷惑と気付いたのだろうか――ゆっくりと、席を立つ】
【……が、其の足取りはどうも確りとしていなくて―――】



……ぅ、……―――わ、っと…………はぁ。



【ふらり、―――大きくバランスを崩すと、近くの無人の椅子に寄りかかる】
【其のまま荒い息で下を見詰めており、お世辞にも絶好調≠ニは言えない様子だ――】
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 21:03:14.38 ID:q8QCSGLso
>>858
そりゃ、地獄っていやあ……
……いや、確かにね。これは、植えつけられたイメージでしか無いって事かい?
返答するならば。それが『言語L』の中の『単語S』でしかないからさ
そも悪いイメージで作られた単語だから仕方ない、なればそのイメージ自体を問うべきかしらね

【あくまでもどこかおどけた調子を残しながら、しかし真剣に回答する】
【振り返る相手に、片眉を上げた笑みを返そうとして――】

あ、落ち……大丈夫ですのん?

【思わずそのまま口にしてしまうほど驚きつつも、ゆっくり歩み寄り】
【膝に片手をつき、もう片方の手を伸ばそうとする】

/おっけーです、それじゃあ俺も風呂ったりなんだりしようかなとか
/すれ違ったらすみません
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 21:14:21.75 ID:jaU9wF/mo
>>858

……問題ねぇ。

【流石に此の儘助けられたら、情けない事この上ない】
【崖に足を着くが、簡単に足場は崩れてしまう。仕方なく、両腕…それも全力を出しづらい状態で上がる事になり】
【ググ、ググ…と。なんだか芋虫みたいに這い上がった】
【案外あの体勢から上がるのは辛かったらしい】

………………【ガスッ】

【八つ当たりか、一度地面をぶん殴っておいた】

【其の儘ゆっくりと、立ち上がると】


……イメージ、確かに酷い所なのかもしれない
だがその真意を曲げたのは、他でもない人間だ

【と、何事も無かったかのように語り出す】
【嗚呼、コイツ……無かったことにしようとしている!】

/ただ今戻りました〜
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 21:26:14.73 ID:q8QCSGLso
>>861
……うん、問題なさそうね、坊ちゃん
けどなあ俺様が思うに、あんまり意地張ってても良い事ないよ?

【自力ではいあがった姿に賞賛の拍手を送りつつ、するーっとスルーせずに忠告だけをしておいて】
【己も崖のふちから多少離れたとこにて相手と向き合い】

真意ね。まるで知ってるような言い方だ、いやいや皮肉でも否定でもなくてさ
芸術家のはしくれとして……その真意とやら、聞いてみたいんだけどよろしくって?

【相手が流して欲しいならば流そう、そのままこちらも対話を続け】
【ふと。相手の言葉を指先で掬うように、片手を横に伸ばして肩をすくめる】
【一般論ならざる相手の思考に興味をしめしたかのように】


/もう上がった……だと……!
/今度はこちらが風呂です、少々お待ちをっ
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 21:39:20.60 ID:jaU9wF/mo
>>862

………忘れろ。今すぐ
結果としては1人で解決出来たんだから

【スルーされず、仕方なくと言う様に。少々苦い顔で答え】
【まぁ、初対面の人に助けて貰うかと聞かれたらまずは自分で解決しようとするのが男の子なんだろう。多分】

…知っているも何も。少々宗教について詳しければ分かる事だ

【同時に…誰もが曲解している事だ】
【故に、彼は――――】

地獄は罪に応じて罰を与える場所だろう。

【なんて、当然の事を言うのだ】
【当然である、筈なのに―――】

――――まるで人々は、地獄を唯々酷い場所だと言う

【戦争、飢餓、災害。そう言ったものを含めた人にとって不都合な出来事を。地獄と言う】
【―――それがどうしても、我慢できない】

/烏ですから。はい。
/いってらっしゃいませー
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 21:52:00.88 ID:q8QCSGLso
>>863
……なるほどね?
確かに、『地獄』を結果じゃなく起点としてみたら、おかしい事だわ
じゃあさ、『地獄』をそのままではなく、『奈落』の言い換えだとしたら、どうなる?

【相手の言葉を咀嚼し、納得だと強く頷く】
【そしてその口で、思うままの答えを相手に問いの形で返して――】

なーんて、な。
ごめんねえ、俺様ってばあんまり頭良くないからさ。坊ちゃんのお眼鏡にかなう答えになってたらいいんだけど
無辜の民では無いかもしれんが、確実に無知の民ではあるもんだからね

【ぱっと、硬く真剣だった表情を目の細まった半月の口のあけっぴろげな笑みに切り替える】
【自分の意見など所詮矮小なものだと、念を押すように繰り返して】


/ただいまもどりましたー
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 21:55:09.67 ID:OnRyZsuWo
【深い森の中】

むう…………

【ちょっとサイズの大きな紫色を基調とした荘厳な法衣を身に纏い】
【片腕には木製の数珠を巻きつけ、傍らの樹のは錫杖が立て掛けてある】
【仄かに草の爽やかな匂いを放つ笠を頭に被った青年がなにやら地面を見つめ首を傾げている】

(何か新しい結界式を……と思いましたけれどそう簡単にはいきませんねえ)
(思い浮かばないというか、他の種が出てこないというか……)

【彼の視線の先には独鈷が複数、まるで幾何学模様を描くように地面に刺さっていた】
【何かしらの魔術的、法術的な方陣を描いているのだがその効果は発揮されていないようで】
【うんともすんとも言わない状況である】

今の式だけでは足りないというのに……
いや、そんな事を言ったとしても鍛錬するしかないのですけども

【自分の力不足を感じたのか溜め息を一つ漏らし】
【地面の独鈷を見つめて静かにただそこに佇んでいる】
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 22:02:09.44 ID:jaU9wF/mo
>>864

それこそ、勘違いと言えるさ。
…地獄には、救いがあるのだから

【≪奈落/タルタロス≫と地獄は、似て非なるモノである】
【タルタロスは決して誰も逃れる事は出来ないが、地獄は長い間苦しもうと…また生まれ変われるのだ】
【―――唯々酷い場所でなく、公平な場所なのだ】

…いや、眼鏡に適うも何も……他人の意見だしな
まぁ、参考程度にはなったさ。

【元より、大した期待はしていなかったのだろう。しかし地獄を“起点”に考えるのは…彼にとって新しい見方と言える】

【嗚呼、だが…何故。】
【彼はこんな場所で、そんなことを呟いていたのだろうか】

/おかえりなさいでした
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 22:07:13.96 ID:d9G/E1Ta0
>>865

虚しい…

【そう呟く男の容姿はというと和服に身を包み黒髪を腰辺りまで伸ばし】
【手足に金属性の黒い枷をつけ、腰に一本だけ刀を持つ】

目的は達したのになぜこんなにも満たされない
何故だ…何故

【手には血で赤く染まった刀、そして体は返り血で赤く染まっている】
【しかもまだ浴びて数分と経っていないようだ】
【身体からは殺気と黒い魔翌力が溢れだしている】

貴様は知っているのか?

心を…
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 22:09:49.95 ID:q8QCSGLso
>>866
救い? 俺様にゃそんな高尚過ぎることは分からんね
今、現在、この時において幸せじゃない限り、それは救いじゃなくて妄想だってもんさ
……ああ、もしかしたら、そのときじゃ幸せじゃないから地獄だーって騒ぐんじゃない?
俺様、今が楽しけりゃいい人間だもの

【何が救いかなど、人によって変わるものだろうが】
【あくまで相手の言う通り参考程度の話として、己の考えをぽんぽんと飛ばす】

して、ぼっちゃんはこんなところであれげな塔見上げて何してたん?

【厳密には話は終わっていないものの、思い出したようにぽんと手で手を打って】
【アゴでくいと『人の国』を指し示し、そのどこか物々しい有様を見つめる】
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 22:16:44.84 ID:jaU9wF/mo
>>868

・・・・・・・・・言い方が悪かったな。
地獄なら“輪廻転生”が出来る。だが、奈落にはそれが無い
まぁ、悪事をしようと。また別の者としてやり直しは出来ると言う訳だ・・・・・・

【それが、地獄】
【全てを永遠に許さない奈落と一緒にするなら・・・それは勘違いと言えるだろうか】

・・・・・・手前さんはあの国。どう思う?

【振り返り、人の国を見つめて。ただぽつりと・・・一言】
【能力者と言う異物の無い、人の住まう国】
【閉鎖された社会の中で、人々は何を思うのだろうか】
【外の人間は・・・それを見てどう思うのだろうか】
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 22:21:50.36 ID:yIV2T6mao
【水の国、噴水広場
寒さもあってか、人通りが殆どなく、静けさに染まる夜を背に
一人の少女が、噴水前へと、歩いてきて】


……こんな良い月の日は、お月見でもしたい気分ね
誰と、って言うわけじゃないけど……

Campagne Supernova


【褪せたブロンドのような、白色色の長髪を後方で黒のリボンで纏め、垂らした前髪が、端正な横顔を飾り立て
新雪の如く白い肌に、背中をくっぱりと明けた、半そでの黒いミニスカメイド服、仄かに絶対領域を見せながら
黒いニーソックスで脚を包み、黒の編み上げブーツを履き、首もとには白と黒いリボンのチョーカー
凍てつく様な琥珀色の瞳をした、華奢な体躯のふんわりお胸の少女が呟く
その小さな手に握られた大き目の黒レースの日傘が、上手く調和している】

【刹那、彼女の直ぐ後ろにできる、虹≠フアーチ
椅子にするのに丁度良い大きさのアーチが、そっとその場に現れて
ぱすん、と彼女はそれに座って、傘をさしながら、辺りを見渡して】


――――……何か面白いこと、落ちてないかしら


【呟く声は、水面で跳ねる、噴水の音に、溶け込んで――――……
静かな夜へと紛れ込んでいった】
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 22:22:22.31 ID:OnRyZsuWo
>>867

ん……?

【不意に聞こえた声、人が来る筈がないのに……】
【と思った所でそういえば人避けの結界を張っていない事に気付く】
【それにしたってこんな場所に来る人物は一体何者かと――――】

心ですか?いきなりそのような質問されましても……
(さて、現れたのは化物よりも厄介そうな人だどうしたもんでしょうかねえ)

【そこにいたのは血色の刀と血色の人】
【なるほどこんな場所だからこそ遭遇しそうな人種ではあるか……】
【青年の思考は彼が現れても平常運転でいた】

見えないものは分からないですよいくら僕でも心までは見えない、ただ――――
見えないからといってそれが傷つかないもの、とは言えませんけども

【一先ず言葉を返しつつゆっくりと移動し立て掛けておいた錫杖へと近付き】
【手に取る、しりんという音……さてどうなることやら】
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 22:34:22.01 ID:BlCDyMlAO
もうだめだ
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 22:37:15.87 ID:d9G/E1Ta0
>>871

【男は手に持つ刀に目を向け素手で血を拭う】

血は赤く熱いというのは分かる
しかしこれを見ると大抵の奴は動揺する
分かっているものに恐怖する

それがなぜだか解らない

【手についた血を水あめのように舐める】

心とはまず存在するものなのか?
前に心を知っているかのような奴に出会いそいつは胸にあると言った
しかし殺しその胸を裂いても見つかりはしなかった

【男の眉間に深いしわが寄る】

どうして分からないものを口にする
ないものをまるであるように

貴様ももしやそいつらと同類か?
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 22:41:48.44 ID:ePSP+I+so
>>870



      【「 カ ー 」 「 カ ー 」】



【夜更けに聞こえる音として不適切極まりない、どこか不吉な動物の鳴き声】

【噴水広場に、幾枚かの「黒い羽根」が、舞い降りる】


……「落ちているか」と、「下」を向くのは人間の常ですが――


>>870の背後――】
【一滴の雫が、水面に落ちたような、澄んだ声色が、冷たい空気を震わせる】


――「上」を見上げれば……ほら、カラスがいつだって貴方様の側に……


【振り返ったならば、セーラー服に紺のスカートと、頭には水兵帽を被り、縁無し眼鏡を掛けて、】
【金色に煌めくロングストレートヘアーを靡かせている――、そんな身長160cm程度の少女が、そこにはいる】
【何だかとても冷めた目付きをしているが、瞳は澄んだ蒼色だ】

【加えて、「黒い羽根」の持ち主たるカラスが4羽――】
【この噴水公園の上空を、哨戒するかのように飛び回っている】
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 22:42:34.51 ID:tDln17VGo
>>870
【黒い服、漆黒のマント、フルフェイスタイプの仮面を身につけた】
【路地裏、月の光も届かぬ影からぬるりと、這い出るように現れる】
【月光に照らされたその姿は、今にも消えそうなほどに希薄で】

月・・・・・か・・・・・
こんなにも眩しいものだったとは・・・・・な。

まさかここまで気が落ちてしまうとは・・・・・・
弱くなったものだな・・・・・この私が・・・・・・

【哀しげな黒を纏っていた】

/まだいますか?
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 22:44:04.27 ID:tDln17VGo
/あ、申し訳ない、被ってしまった為>>875は無しで
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 22:45:37.81 ID:eLkR6fHSO
【公園】
【そこにあるただ一つの人影】
【設置されたベンチにあるそれは―――】

あぁ、暇だわ・・・
仕事の方も最近、依頼がほとんどこないし・・
【それはとても短い黒髪をした“女性”だった】
【『坊主頭の一歩手前』――彼女の髪型を表すにはこの言葉が一番正しい】
【服装も、白の長袖シャツに、青のジーンズととてもシンプル】
【詰まる所、彼女には女性らしさが全くない】
【故に、一目で彼女の性別を判断するのは難しいだろう】

【そんな彼女がベンチにそんな事を呟き寝転がり、独占してしまっている】
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 22:46:58.62 ID:BlCDyMlAO
申し訳ないじゃねーさっさと失せろゴミカス
後古参だがなんだか知らねーがデカイ顔したカスも一緒にな
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 22:53:03.18 ID:OnRyZsuWo
>>873

血を嫌悪するのはその身に流れる赤色への自己嫌悪か
それとも自分がこんな簡単なモノで生きているという恐怖からか

血が流れるような場面の場合は多分生存本能というヤツでしょうか

【怪異慣れしてしまった自分は「血」に対してそれほど嫌悪しなくなったな、と静かに思う】
【「血」の心配は確かにする必要はあるが、そればかりに気を取られては――――】
【肝心の「命」を保持出来ない、どちらも重要ではあるがやはり「命」の方にいくらか軍配が上がる】

最近だと心は脳の電気信号云々、という話を聞いたことがありますよ
「心」を体の臓器と結びつけるのであればその話から自分はそれは脳だと思います

しかし、そんな簡単な話かと僕は思うのです

【殺人鬼?目的がある分厄介だろうか】
【無意味な殺人と意味のある殺人、そんな考えすら生命を冒涜しているように思えるが】
【何かしらの目的があるという事はそれに対するモチベーションを保つことが容易という事である】
【それ故、厄介――――】

無いからといってそれを無視してしまえばそれこそ箱の中の猫が可哀想でしょうに
僕がその方と同類かどうかは分かりませんその方の事はこれっぽっちも知らないですし
まあ全く同一の考えの人間なんていないですから同類では無いでしょうね

【悩んでいるのか、心に対する疑問?】
【いささかそれを解明する為の手段が積極的過ぎるが】
【話は通じるといえば現時点では通じている、それも細い糸ではある……が】
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 22:54:48.61 ID:yIV2T6mao
>>875-876
/おーう、把握したぜー

>>874

【耳に響くのは、どこか陰鬱げな――――鴉の鳴き声
それを遮るような、少女の声は、アクセントの効いた、耳に心地よい旋律
仄かな甘みを舌の奥に感じながらも、貴女へと思考を傾ける】


……カラスって、あまり良いイメージは無いわ
だからいつも側に居るって、あんまり良いことじゃないと思うの

こんばんわ、不吉でも届けにきたのかしら?


【両手を、虹の椅子につけたまま、くいっと、頭だけを傾けて、そちらへと視線を注ぐ
重力に引かれて、喘ぐような髪の色は、吐息のように白く、今にも掻き消えてしまいそうで
貴女を眺める、琥珀色の瞳は、日傘で出来た影が映り、どこか深い色を滲ませている】

【視界の先に居る貴女――――澄んだ蒼色の瞳に――――何故だかは分からないだろうが
仄かに彼女の表情に陰りを見せながら、それでも声は、聞き取りやすいソプラノの旋律】

【数刻すると、貴女の言葉に惹かれるように、小さな頭を、上へと向ける
前髪が額を掠めながらも、視線の先に居る四匹のカラスを、静かに頭の奥底へとしまいこむ】
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 23:02:28.63 ID:d9G/E1Ta0
>>879

【その話を聞き男の眉間のしわは和らぐ】

そうかつまり貴様を殺しその頭蓋を砕けば解るのか
簡単なことだな

と解れば最初から[ピーーー]気でいこう

【男は両手を地につける】
【すると地面から刀の柄が生えてくる】
【刃まで出てくるとそこで止まり動かなくなる】
【その数は100本程】

貴様を[ピーーー]には行き過ぎた数だな

来い先手をくれてやる
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 23:05:03.95 ID:ePSP+I+so
>>876
/あ、こちらこそごめん!機会があればまたいずれ!

>>880
「不吉でも届きにきたのかしら」とはご挨拶ですね……

まあ……不吉が欲しいというのでしたら……
……「出血」大サービスでお届けいたしますけどね――?

【一歩、前へ歩む】
【右手でそっと眼鏡の縁に触れ、その位置を整えて】

貴方様が「何か面白いこと」を求めて闇を彷徨うように……
わたくしも……「求めるもの」があって闇を練り歩いている――

そういう理由での邂逅では……ご不満ですか……?

【それから、カラスが鳴く】
【また舞い散る、「羽根」――】

【空からひらひらと落ちてくる「それ」を、この少女は、一枚、右手に掴み取った――】
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 23:08:32.02 ID:tOTjCsjXo
【街中】

空腹、病院、協会、空腹、病院、協会、空腹、病院、協会、空腹、病院、協会、空腹、病院、協会、空腹、病院、協会、空腹、病院、協会、空腹、病院、協会、空腹、病院、協会、空腹、病院、協会、空腹、病院、協会、空腹、病院、協会・・・・・・

【この時間帯まだまだ人通りがある大通りをにび色のローブを着てフードを深く被った青年がふらふら歩いている】
【見れば青年の手首からはぱたぱたと血が滴り落ちて、路地に点々と跡が残っているではないか】
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 23:16:58.21 ID:yIV2T6mao
>>882

【ふわりと、夜に落ちていくその黒い羽根に――――……幽玄を感じながらも
問いかける貴女の声は涼しげで、夜の冷たさを、より一層思い出させる
くるり、と虹の上で姿勢を回転、貴女へと身体ごと向けながら、再び虹に座り込む】


貴女も聞いた通り、私ワタクシ≠ヘ面白いことを求めてるの
それは私の為でもあるし、お嬢様にお聞かせする為にも、ね

――――なのに不吉を差し出しては、お暇を受け取ってしまいますわ


【クスリと、彫像のように完璧な顔たちを、微笑でほんのりと薄めながら
左手に握る日傘を、そっと左肩に乗せて、悪戯っ子のように、右手の人差し指を唇に沈める
潤んだ唇は、その質感を震わせながら、ぷるん、と一つ、小さく跳ねるように囁いた】

【かしこまったような口調で、おどけた言葉を強調しながらも
貴女の問いに対し、微笑を見せる辺り、彼女自身も、今この瞬間は――――この邂逅を、気に入っているようだ】


じゃあ、その求めるもの≠聞かせてくれる?
少し私も、闇の中で立ち止まりたい気分だから――――……


【右の掌を夜空に翻し、そっとその手に、カラスの羽根が堕ちてくるのを待つように
そよぐ夜風を感じ取りながら、貴女の言葉が来るまでの間を、埋めている】
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 23:20:25.95 ID:OnRyZsuWo
>>881

なんですかその極端な結論は……
僕の頭を砕いて心があったところで貴方はそれを認識出来るかも分からないでしょうに
(人間相手は嫌なんですけれど背に腹はなんとやら……)

【ベクトルの確定した殺気に顔を曇らせる】
【といってもその笠の影で表情はよく見えない】

でも今この場では死にたくないですから、大事な約束もありますし
(それも自己満足でしかないけれど……)

【地中から現れた刀、少々どころか非常に辛い事になりそうだ】
【逃げることも選択肢に入れながら青年は錫杖の上部に手を掛け、引き抜く】
【金属の擦れる音の後に現れたのは細身の直剣、所謂仕込み刀だった】

本当その数は辛いですよ……
ところで貴方は五行の知識でもあるのですか?

【己の霊力と魔翌力を込めればその刀身から水が零れ出すなにやら特殊な刀らしいが】
【そのルーツを問われても初対面の彼に話すような事は恐らく、無い】

【五行とはつまり五行思想である。目の前の彼が土から刀つまり金属を生み出した事は――――】
【土生金というモノに当てはまる。自身も五行に身を置く者故に気になったらしく】

ふふ……そんなに余裕を持ったままでいると、足元を刈り取られますよ

【右手に持った刀を男に向けて地面に平行に一振り】
【水が零れて半月型の刃を作り空間を裂くように飛んでいく、狙いは男の上半身】
【水の刃には霊力と少しの魔翌力、鋭さもある程度備えている故に触れれば切れる程度の切れ味である】
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 23:23:32.81 ID:5wvQCKYSO
【大通り】
【背の高い黒い帽子を被った、猫背が特徴敵な中性的な顔の人物が、大通りを歩いている】
【髪は外ハネの深緑で、服は黒の軍服のような服】
【右腰には、金属製の鞘に入った日本刀。左腰には、花柄のポーチ……そんな容姿だ】

あァ〜……めんどくせェ〜ッスなァ〜

【その左手には、様々なインスタント食品が詰め込まれた麻袋。それをまるでサンタクロースのように担いでいる】
【恐らく、買物袋の代わりであろう……しかし、目立つと言えば目立つ】
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 23:28:02.95 ID:eLkR6fHSO
【水の国――街中】

はぁ、誰か私に依頼を、仕事をくれないかなぁ・・・、
【とても短い黒髪をした“女性”がそんな呟きをしながら歩いていた】
【『坊主頭の一歩手前』――彼女の髪型を表すにはこの言葉が一番正しくて】
【服装も、白の長袖シャツに、青のジーンズととてもシンプルな物だ】
【詰まる所、この彼女には女性らしさと言う奴が全くなかった】
【まるで自分は男だ、とでも主張する様な奇抜な特徴だらけな女性だ。】
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 23:30:14.51 ID:tOTjCsjXo
>>886

教員、空海、秒、服・・・?

>>886の前方からにび色のローブを着てフードを深く被った青年が歩いてくる】
【見れば青年の手首からはぱたぱたと血が滴り落ちて、路地に点々と跡が残っているではないか】

/絡んでよろしい?
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 23:30:35.05 ID:ePSP+I+so
>>884

……………………

【相手の言葉を耳に入れつつ、視線は自分の掌へ――】
【右手の平に乗せたカラスの羽根へ、無感動な瞳を向けて、】


――――『絶望』――――


【静かだった】




……「絶望」を求めて、わたくしは世闇に潜む者――


【言葉と共に、視線を相手に移動させる】
【碧く、碧く、深く、深く、ひたすらに温度を失った眼が、暗闇に浮かぶ】

暗闇で人々に道を指し示す『水先案内人』――という役職がありますが……
わたくしは……さしずめ「絶望の水先案内人」……

カラスに出会った、その日から、今日まで……それから、世界が滅び行くその日までも……ずっと……ね……

【「カー」と、相槌を打つのは、やはりカラス】
【次の瞬間には、ふわり、と、軽く、しかしあまりに黒い、「羽根」が、】
【虹に腰掛ける彼女の手へ、一枚だけ、空から、やってくるだろう】
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 23:40:10.39 ID:yIV2T6mao
>>889

【絶望=\―――それは、咽喉の奥で弾けて、深く心に落ちる、言葉
ただただ単純に、人が忌み嫌うもの、と彼女としては思っていた――――……それを、求める
彼女の琥珀色の瞳が、ほんの僅かの曇りを見せたのは、思うところが、あるのだろうか】


……なるほどね、私としては、過程が聴きたいわ――――……なんで、それを求めるのかの、ね
だって、そうじゃない、絶望を求める、なんて、正気の沙汰とは思えないもの


【彼女が紡ぐのは一般論、陽だまりの下で、生きるのを許された者だけが紡げる、理想論
しかしながら、その言葉の奥には――――耳に溶け込んでくる、ソプラノの旋律に込められているのは
ただ単純な、異質なモノを見る好奇な視線≠ナはなく、純粋な疑問が大多数であろう、か】

【掌に落ちた、夜に映える黒≠、そっと、指先で摘んで、一片、風に紛れさす
彼女の瞳に輝く、貴女の瞳は、冷たい冷たい、深海のような深さを思い出させるようで】


――――それとも、もしくは――――……貴女も、絶望を見たことがあるのかしら


【ふと、心に飛来した、そんな想像の破片を、彼女は貴女へと零した】
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/07(月) 23:42:35.38 ID:d9G/E1Ta0
>>885

【目の前から来る斬撃に目を見開く】
【が手に持つ刀の切っ先を技にぶつけ相殺させる】

今ので6本消費か…

【男の腕から刀の破片らしきものがボロボロと落ちる】

今度はこっちだな

【男の手前には刀がきれいに五つ並ぶ】
【並ぶ刀の地面の根元を払うと梃子で全てが宙に回る】
【刀はきれいに宙を回る男はそこに打撃を与え>>885に向かい飛ばす】

【男は手に持つ刀も崩れ去ったため近くにある刀を2本抜き接近する】
【このまま飛ばした刀を牽制に手に持つ刀で切りつけるつもりなのだろう】


892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 23:44:07.06 ID:5wvQCKYSO
>>888
(なんスかァ〜っ……無茶苦茶面倒臭そうだ……しかも何も“得られそうに無い”ッスよコイツからはよォ……)

……チッ

【彼の舌は渇いた音を鳴らす……無論、目の前から近付いて来るそいつにも“聞こえるように”】
【そして“何事も無いような”顔で……そいつの横を通りすぎようとする……薄情なやつと言えばそこまでだが……ある意味、現実的な反応だ】

/モチ
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/07(月) 23:51:19.60 ID:ePSP+I+so
>>890

……「正気の沙汰ではない」――

そのように、貴方様が、お思いになった時点で……
わたくしのことを、ご理解することは出来ないでしょう――

【ひらり――指先で、カラスの羽根をはためかせる】
【それは手持ちぶさたに遊んでいるだけのようでもあり、】
【世闇にカラスの羽根の「黒」を溶かし込んでいるようでもあり――】


【「絶望を見たことがあるのか――」】

……………………

【その言葉を聞いて、僅かな「間」が生まれた】
【――が、僅かな思案の時を経て、再び口は開かれる】


「絶望にまみれ、絶望と手を繋ぎ、絶望の中を歩む」……

わたくしは、そういう人間です……

つまるところ……ええ……お察しの通り、「絶望」に育てられたような人間が……
貴方様の眼前にいる「ダレカ」で、ございます……


【――深刻さを感じさせない、淡泊な物言い】
【それから、あまり間を置かずして、】

…………で、「貴女『も』」……という言葉を気にするのは……深読み、でしょうか、ね――?

【冗談でも言うかのように、】
【極々薄い笑みを、口元に浮かべて、そう言った】
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 23:53:20.92 ID:q8QCSGLso
>>869
/おおお思い切った放置申し訳ないです……!PCがばかで立ち上げに時間食ってました
/今度の処遇についてはそちらの予定にあわせたい所存です……
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 23:54:35.30 ID:tOTjCsjXo
>>892

(!)

【舌打ちは当然、青年の耳に入り】
【即座にその舌打ちが自分に向けられたものと仮定する】


おい、お前・・・肩でもぶつかったか?

【青年は足を止め、振り返りながら声を掛ける】
【が、声には怒気が混じっている様子は無く】
【どちらかと言えば、気に掛けている風な口調だ】
【「お前」呼びではあるが】
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/07(月) 23:57:55.33 ID:OnRyZsuWo
>>891

(量で殺されましたか……)

【冷静に場を見据える、まだ足りないか】
【仕込み刀の鞘を地面に突き刺し空いた手を懐に忍ばせる】
【冷たい感触それは短刀の鞘、使い所を選んでいる暇は無さそうか】

水刃、水の柱、5つ

【刀の切っ先を地面に刺しそう呟けば】
【刃からの水が地中を進み小規模ではあるが水柱が5つ青年の前、飛来する刀を遮るように現れ】
【その上昇する力を持ってそれらを弾き飛ばす】

護身炎刀、使わせて頂きます

【懐の短刀を振り引き出す、そのまま左手に逆手に構える】
【鞘から離れると同時に微かに炎の赤色の軌跡を残し、それは霧散する】

【仕込み刀を握ったまま指を伸ばし短刀の刀身を軽くなぞる】
【それに呼応するように炎が吹出し、それは直ぐに鳴りを潜める】
【何かを発動する為の儀式とみて間違いない】

【水の刀、火の短刀を両手に持ち青年はその場から動かない】
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 00:02:14.60 ID:c7dqf2cho
>>893

【わたくしのことを、ご理解することは出来ないでしょう
その言葉は、拒絶にも、窺い知れた、つまりは、彼女への拒絶
ある程度まで近づくことは出来る、しかし、それより先は、もとより繋がるはずの無い、道
それがつまりは理解できない≠ニいうこと】

【だからきっと――――この心が、ぎゅぅと、締め付けられるような圧迫感は、それが原因だと、思う
お嬢様なら、多分、貴女の事を理解しようとするだろう、そして恐らく――――それが成せる人物である
故に彼女は悩む、表情には出さず、心と思いの水面下で踊る、フェアリーが如く】

【指先ではためくカラスの羽根から零れ落ちる、夜の色
溶け込んでより一層、冷たく輝く漆黒の闇が、ほんの僅かに、彼女を蝕んでいく
小さな口から染み込んで行く冷たい空気は、肺の中を凍えさせる、ようで】


……そして、その内容を尋ねるには、私達はお互いの事を何も知らないわ
だってそうでしょ?名前も知らない相手に、自分の絶望≠話すなんて、軽々しいと、思わないかしら


【おどけたような口調で、冗談を言われて、それに応えるが如く、苦笑を――――その顔に浮かべ、返した
そっと、くっきりとした睫が弄ばれて、彼女のパッチリとした目を、隠す、綻ぶ口元は、測ったように、均整がとれていて
言葉には、明確な答えが――――貴女の深読みに対する答えが含まれている】


私は撫子=<uラックモア、よろしくね


【差し出される右手は、既に黒いカラスの羽根を失って、純白が広がっている】
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 00:04:53.34 ID:Gnb8QYUSO
>>895
いやァ〜……そうじゃないんスよォ〜

【彼は面倒臭そうに、実に面倒臭そうに……そちらへと振り返る】
【身長はそれ程変わらないハズだ、が…………彼はあまりにも猫背だ。必然的に見上げる形になる】

なんつぅか……アンタ面倒臭そうなんスよォ〜…… アヒャッ! その《血》を……見る限りは……

【彼の視線が刺すのは……地面にぽつぽつと垂れて行く《血》】
【この状況は、彼の“物欲”を満たすには足りえなかったが……しかし“興味”は沸いた】
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 00:11:52.11 ID:fXDWlceJ0
>>896

(なにか来るか…?)

【男は2本のうち1本を投げ持っている刀で砕く】
【すると砕かれた刀は砕いた刀に吸い込まれ一つになる】
【一つになると刀は男の魔翌力の色の黒に変わりサイズも一回り大きくなる】

『砕月』

【そのまま男は黒い刀を縦一閃に振り抜こうとする】

何が来ようと力をぶつけるのみ
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 00:13:08.59 ID:aBbIcIDbo
>>898

そうか、ならいいが

【青年は少し残念そうに息を吐いて】


おうおう。見るなり面倒くさそうとは、失礼に聞こえそうな奴だな・・・

まぁ、血に触れたくないのはもっともだろうが?

【呆れたように両手を広げてみせる】
【一見リストカットのようだが切り傷が手首周りを一周している辺り、一風変わったリストカットに見えるかもしれない】
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 00:19:57.93 ID:+UOCeo6do
>>899

火、炎熱にて受け止め……

【ゆらりと短刀を動かせば、吹出す火炎】
【その熱さを青年は感じていないのか逆手のままで――――
【縦一閃の黒と交差させるように受け止めようとし】

水、激流にて押し流す……

【そして右手の刀の切っ先を男の腹部に合わせ】
【先端部から水流を生み出し男を吹き飛ばそうとする】

(人か人非ざるか、物差し次第だが)
(無理に人を殺める必要は無し……とも思いたい)
(だとすれば逃げの手、それを考えるべきですか)

【ただ単純に逃げては簡単に追いつかれてしまう】
【逃避へのワンクッションとして何かが欲しいが……】
【未だ思い浮かばず】
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 00:20:29.29 ID:n4e01YoRo
>>897

…………ええ……「正解」――――
「普通」なら……自分の心の闇を、初対面の相手に嬉々として語りはしない……

わたくしのように、「絶望」を生業としている者は、別として……ね――

【こくり、と、小さく、そしてうやうやしく頷き、そう返す】
【「深読みに対する答え」は、ほぼ間違いなく、「受け取った」と見ていいだろう】


……それから――


【自身に向かって差し出される白い手――】
【それを、無の表情でジーッと見て、少し黙って、それから最後に、】

――わたくしのような人間と、軽率に手など差し出しますと……

折角の「白」が、くすんでしまいますよ――?

【物腰柔らかに、くるり、と踵を返して背を向ける】
【黒と白を混ぜ合わせるのは――容易ではない、ということだ】

……わたくしは……『ウェル子』――

【そして、もう一回、くるっと身をひるがえす】
【二度のターンにより、やや距離が生まれていはいるが、】
【名乗るときは相手の眼を見て――というわけだ】

とあるテロ組織……≪R.I.P.≫にも身を連ねる……『生粋』の……『悪』で、ございます――

【あえて、「悪」であることを強調するかのように】
【聞かれてもいない情報を加えて、名乗り返した】
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 00:30:31.01 ID:yPkxXGmuo
【くす、くす、くすり、と笑い声】
【但し、今夜は少々自嘲的な響き】


あーあ、結局今夜も駄目だったかぁ
貰った料金分の仕事はしないと気が済まないんだけどね

………あんまり派手にやると怒られそうなのが怖いんだけど

【夜の街の一角、街灯の下。雪の上にぺたりと座りこんでいるのは】
【周りの雪よりまだ白い、足跡刻まれぬ新雪の如き、長い白髪の少年】
【手に持っているのは、小さな袋。幾つかの錠剤やカプセルが、無造作に放り込まれていて】


ねえ、其処の人!気持ち良くトびたくない?
良いルートが開拓できたんだ、今だけ特別に安くしておくよ?
大丈夫、買っても捕まらないよ。バックにはこわーい人達が居るんだからさ

【偶然通りかかった帰宅中の男性に、少年は声を掛けた】
【だが、男性は其方に目もくれず、早足で通り過ぎる】
【それも、当然か】

………あんまり表に持ちだすと、後が怖いんだけどね

【少年が路上で販売しているのは、所謂ドラッグ≠フ類だった】
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 00:31:40.19 ID:Gnb8QYUSO
>>900
ナニ残念そうにしてるんスかぁ〜…………まっ、良いかぁ……

【そちらのため息を聞いて……彼は、釣られるように小さなため息】

アヒャ、だって見るからにそうなんスよォ〜……他無傷で「手首」から血ぃ垂らしてる奴なんて……“リストカット”以外に考えられないじゃないスか。

【少々眉を潜め……リストカット跡と思われる傷に視線を送る】
【心配とか同情とかでは無い……八割方は“好奇心”の視線】

やっぱそれ、リストカットッスよねェ〜、ソレ。
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 00:32:34.16 ID:c7dqf2cho
>>902

【淡々と、心を侵食していく、黒色
琥珀色の瞳に映る夜の色は、先ほどよりも黒く、暗く、染まっていくようで
身を焼くようなその黒い炎に、仄かに戸惑いを、心の奥底で感じさせて――――……】


折角の白≠ニは良く言えたものね、そして――――……貴女の言葉も


【差し出した掌をそのままに、動かすこともなく
ただただ、穢れを知らない白雪のように、白き掌がただ静かに立ちずさんで
紡ぐ言葉は、夜に波立てる、幾重もの、音の雫】

【仄かに熱を帯びた言葉は、きっと――――……貴女への見方の、変化】


どうやら貴女には、物事を誇張する癖があるみたい、生粋の悪だなんて、言いすぎにも程があるわよ
だってR.I..P.≠フような赤ん坊集団に身を寄せてるくらいですもの


【表情に浮かぶ、冷笑は――――……どこか、余裕に満ちていて
夜の冷たさにも関わらず、ピリピリと、感じさせるのは――――……いかなる方で、か
彼女のお尻の下の虹が消え、そっと、その場に立ち尽くす】

【左手の傘が僅かに強さを増した、夜風から彼女を護りつつ、眼前に在る貴女を見つめる
そして彼女も、聴かれてもいない情報を、加える】


カノッサ機関¨o.[――――……
生粋の悪≠ニは、こういうのを言うのよ


【スルリ、と彼女の足元から舞い上がる、黒き影
一つに収束し、彼女の右手に収まり――――カタチを為す
それはまさしく、刀、漆黒の刀が、彼女の右手に現れ――――……彼女はくいっと、右手を挙げ
切っ先を――――貴女の、その華奢な首元へと、突きつけようとするだろう】

【互いの距離を、丁度埋めるほどの切っ先の長さは、今作られたかのように、ピッタリである】
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 00:39:53.31 ID:fXDWlceJ0
>>901

――――!!?

【水流をもろに腹に喰らうと男は数m後ろへ飛んでいく】
【一度地面に倒れるが数秒空け立ち上がる】
【しかし腹部あたりの服は千切られたかのように破れている】

15本…
今のはなかなかの威力だった

【今度は腹部から刀の破片が落ちて来る】

ふむ、次はもう少し力を溜めよう

【男は手に持つ刀で回りの刀を砕き始める】
【その数は10、20と数を重ねていき遂には刀は3m以上の大剣へと変わる】

ここまで力を溜めたのは久しぶりだ

『砕月』

【距離を詰めなんとその大剣を軽々しく片手で振りおろす】
【見た目通り威力は先ほどの倍以上はあるだろう】
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 00:44:09.96 ID:aBbIcIDbo
>>904

リストカットには間違いないな
いや、これをカットと言っていいのかどうか俺には量りかねるが・・・

【青年の中ではこの傷は世間一般で言うリストカットとは少し違うらしい】
【血を止められていない辺りはそうかもしれないが・・・】

しかし、これが俺が面倒臭そうに見える理由足りえるか?

俺にはお前が楽しんでいるように見えるぞ

【青年はやれやれといったふうな表情】
【深くフードを被っていても、猫背の彼なら十分に窺い知ることができるだろう】
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 00:44:48.76 ID:70CAl3RU0
>>903

【コッコッコッコと軽快な音を鳴らして、誰かが歩いてくる】
【その足音は少年の前で停止し、誰かが屈みこむ】

これはこれは……面白そうなモノを売ってますねぇ……

よく見せて頂けますか?

【酔狂な事を言うその青年は】

【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【帽子を抑え、柔和な笑みで問いかける】

909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 00:46:34.13 ID:n4e01YoRo
>>905
【あっさりと、ウェル子の首元には刀が添えられた】
【しかし、焦るというよりは「困りましたね」とでも言いたげな様子で】


…………「ご明察」――――


【申し訳程度に軽く両手を挙げる】
【手を開いたことで、ずっと持っていたカラスの羽根が、はらりと滑り落ちて――】

他人を絶望へ引きずり込む仕事というのは……
「舐められたら」終わり、ですから、ね――

カラスは口八丁手八丁……狡猾な生き物……
嘘をついていい場面では……嘘なんて日常茶飯事、ですよ……

【動くのは、ウェル子の口だけ】
【――いや、上空のカラスたちも、動いてはいる】
【先程までよりも、強く、撫子へ「威嚇」するような視線を、カラスたちは送っている】

――この状況……「お互い様」と、ジョークでも飛ばせばよろしいのでしょうかね……

「生粋の悪」が……丸腰の少女へ、刀を突き付けて、脅して終わり……
なんて、「ジョーク」でなければ……陳腐すぎますから、ね……

【手は挙げたまま、やはり無表情・無感動でそう告げて、】
【反撃する気がないのか、相手の出方を窺っているだけなのか】
【とにかくそれ以上の反応を見せることはない】


【ウェル子が手放したことで、ウェル子の足下に落ちたカラスの羽根が、】
【あまりに分かりづらく、黒く、淡い、妖しげな光を、接地した一瞬だけ、放った――】
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 00:51:58.44 ID:yPkxXGmuo
>>908

おや―――こんな所で売ってる僕が言うのも何だけど……

珍しいね、こういう場所でこういう物に、興味を持つ人がいるなんてさ
太陽は確かに休憩中だけど、それでも此処は天下の往来。壁や障子より目は多い
何処の誰が見てるかも分からないけれど、それでも良いの?

……ま、良いか
いらっしゃいませ、お客様。これは商品サンプルだよ

【ぽーん、と少年が、袋を放物線を描いて投げる】
【青年の手元に届くように調整された、袋の内容物】
【開けて確かめた所で、見た目だけでは何なのか分かり辛い】
【路地裏で流通している、安かろう悪かろうのドラッグの一種、其処までは誰でも分かるだろうが】
【それ以上は、その方面の知識がなければ理解は出来ないだろう】

最近、少しだけ路地裏も静かでさ
市場が落ち着けば値段も落ち着く。それなりの数、仕入れられたから
他の売人より5%くらいは、安く出来てるんじゃないかな?

【値札の類は無く、金額も提示しない。そもそも定価が存在する品かも定かでは無いが】
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 00:52:19.50 ID:K8QCqS8SO
>>903
そこのあなた、何を売ってるんですの?
【女の子が声をかける】
【歳は12、3歳ぐらいだろうか、背も小さく声もまだ幼く感じる】
【外見はかなり特徴的で】【紫系の色が多くあしらわれたフリフリのドレス】
【髪もまた薄い紫色をしているが肌はちゃんと血が通っているのか不安になるまでに白い】
こんな時間にもお店ってあるのね…初めて見ましたわ
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 00:55:27.00 ID:c7dqf2cho
>>909

【彼女を睨む、八つのカラスの瞳
そして、目の前の貴女の、その態度に――――微かな不安を、心の底に抱く
ほんの僅かに、彼女が力を入れるだけで、何が起こるか、分からないわけでは無いだろうに】


あら、そう――――……だったら、そんな陳腐な死に方こそが、貴女の望む絶望じゃ、ないのかしら


【一つ、踏み出す足は存外に軽く――――……とん、と軽い音をたてて
そして、彼女は突き刺そうと、力を込める、ほんの僅かに、その手を前へと出す
表情に迷いは無く、さも当然と、言いたげに】

【――――――――けれども、どこか、遅い、と感じられるかもしれない
その刃に篭るのは、月光に照らされ、黒く艶やかに光る刀身には、確実に殺意が込められている
彼女が述べた経歴も、詐称ではないと、思うには十分なほどに――――】


(――――――――ッ……)


【けれども、それはやはり、明確な、曇り気のない殺意とは、言いがたい
故に、貴女が、何かしらの行動を起こすには、十分な間があると、言えるだろう
躊躇した理由は分からないが、躊躇したという行動は――――分かるかも、しれない】
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 00:55:41.59 ID:K8QCqS8SO
>>911は無しで、すいません

914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 00:56:52.19 ID:Gnb8QYUSO
>>907
アヒャ、楽しんでるって訳でも無いんスけどぉ〜……ま、いわゆる好奇心ってやつなんスよォ〜

【彼は“ニヤニヤ”とも“ヘラヘラ”ともとれない表情で……覗き込むように、そちらの顔を見る】

つぅか、“止血”……とかしないモンなんスか、「そういうの」って………アヒャヒャ、ま、オレには良くわかんないんスけどぉ……

【“リストカット”……彼の知識では、それはわりかしポピュラーな自傷癖だ】
【自傷……つまり自分を傷付ける行為。ならば事後処理としての“止血”もまた……「当然の物」だと思ったのだ】

あぁそれと……めんどくせェ〜けど、そろそろ帰る時間なんスよォ〜、オレ。んで、アンタはどうするんスか?


/申し訳ありません……そろそろ切り上げてよろしいでしょうか?
/寝落ちしてしまうのは失礼だと思うので……
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 01:01:51.47 ID:+UOCeo6do
>>906

(気絶をしてはくれませんか……)

【事が上手く運ぶ方が珍しくもあるが、ここまで平然とされるのも些か……である】
【ともあれ戦いは続く、右の「水」左の「火」それらを携えてどこまでいけるだろうか】

しかし――――
(どうやら五行は関係無いようですね、体から刀を創りだす?)

【彼の能力を未だに特定しかねているようで】
【笠影に光る紫色の瞳で睨み見つめる】

……この情景は心臓によろしくないですね、どうしたものか

【時間にして数瞬の思考、対抗手段はある】
【あるが、この場合だと……いや選んでいる場合ではないか】

水刃、水の壁、集中

【先程と同じように水の刀を地面に突き刺し】
【そして迫る大剣の通過点に水柱、其れは直ぐに円形に形を取り】
【出来上がるのは渦巻く水の盾】

(……!?そうかこの手か――――)
……――――ッ!!

【いくら激流が渦巻いたといえどそれは不定形でしかない】
【迫る刀はきちんとした形を持っている、どちらが勝つかは言うまでも無い】
【水の壁は数秒の間その刀の進行を妨げるがただそれだけ】
【限界は直ぐに来る、盾は割れて水は地面へと染みこみ剣は立ち入る】

護身……っ!

【そこで左手の短刀に力を込め炎を吹出しながら防ごうとするが】
【練り込む力が足らずそれは幾らか弱い】
【刀身を直撃とまではいかないが勢いを殺せずに肩の辺りに斬撃を受けて】
【青年は血飛沫を飛ばしながら後方へと吹き飛ぶんだ】

………………

【擦過音、地面と法衣が擦れ合い千切れる】
【やがて摩擦により停止、痛みに顔を曇らせつつも立ち上がる】
【否、立ち上がらなければ死ぬ】

……これは、辛い

【立膝を付いて、短刀を杖のように地面に刺して】
【彼はその場から動かない、魔翌力や霊力の類が感じられるならその短刀に力が集まっているのがわかるだろう】
【さらに周囲の温度が少しづつ上昇していくのが分かる筈だ】
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 01:01:55.59 ID:70CAl3RU0
>>910

いやいや、私みたいな地味≠ネ人など誰も気に止めなどしませんよ…

まっむしろ出てきてくれると面白いかもしれませんがね……

いやーこうゆうものって何処から℃d入れれるのです?やっぱりブローカー?
いや、ブローカーは貴方か……クク

【クスクスと笑いながら左手≠フみで袋を取り、中身を覗く】
【言った割にはたいした興味もないようだ】

【右手はダランと力なく垂れている、まるで神経が通ってないかのように】

おやおやそうなんですか、それはいい事だ、このまま平穏が続いて欲しいですね…

まぁ一時的なものでしょうがね…フフ

へぇーそうなんですか、足を止めてみましたが、私この手のモノはさっぱりでして…

【帽子のズレを直しながらそう呟く】

917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 01:09:22.87 ID:aBbIcIDbo
>>914

【見下ろすように呆れ顔】


また好奇心・・・

【青年の脳裏にとある路地裏の住人が過ぎる】

・・・まぁいい。好奇心は人間を構成する上で重要なピースとなるだろうしな

【青年はその思考を打ち消し、言い訳に似た言葉を吐く】


止血は・・・できればな、しておきたいが俺にはその技術が無いんでね

膿んだらどうしようとか、毎日ヒヤヒヤさ
スリリングと言えば聞こえはいいが。

【苦笑いしながら自嘲気味に話す】

ん、そうか
俺は今から晩飯に行くか、傷の処置できる人或いは所を探すさ
・・・できることなら魔術協会にも寄りたいな

/分かりました
/大丈夫ですよー
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 01:16:08.23 ID:n4e01YoRo
>>912


――いえいえ……申し訳ありませんが……


【撫子が刀を前に出せば、ウェル子の首に、刃が刺さる――】
【「本来ならば」、そうなるはずである】


……わたくしは――


【血飛沫――少量の赤い水滴が、月に照らされ、黒い空間を彩る】


――世界中の他者達よりも先に死んであげる程……


【――が、刃とウェル子の首の距離が、これ以上縮まりはしなかった】
【刀が前に出れば、ウェル子は斜め後方へ、片足を軸とした回転しながらの移動を行っていた】


……優しくはありませんので――


【刃は、ウェル子の首を掠めるように、しかし首を捉えることなく、虚空を突く】
【僅かに首に刀傷を残しながらも、ウェル子は刀を受け流すことに成功】


――――ね…………?


【――丁度一回転】
【刀の横に出る形になってから、撫子へ無気力かつ澄んだ瞳を向け直して、小首をかしげてみせる】
【それは、どこかかわいげをもった仕草で――】

【――直後、「黒い影」が、撫子の足下から、撫子へ迫る】
【先程、地に落ち、妖しく光った「羽根」――】
【それが、「カラス」へと変貌し、撫子の首へ、クチバシを突き立てようと襲いかかっていた――】
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 01:16:29.93 ID:fXDWlceJ0
>>915

あれだけ使ってこの程度のダメージか

【男のもっている大剣が崩れ落ち使い物にならなくなる】

この能力は燃費が悪くてたまらん

【どうやらこの男短刀にたまっていく魔翌力には気づいてない模様】
【しかし】

少し熱くなったな
これは貴様の能力か?

【この男回りの環境の変化には鋭いようだ】

熱くして体力を削る気か?
それなら無意味だと思え

【少し目が細くなる】
【体に魔翌力を溜め何かを行おうとする】
【と次の瞬間】
【回りに突き刺さっている刀が一斉に男に向かい飛んでいく】

『帰月』

【飛んでいく刀は男に刺さると吸収されるかのように消えていく】

これで俺の肉体の強さは5倍だ
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 01:17:03.53 ID:yPkxXGmuo
>>916

路地裏の様な無法地帯に、ブローカーの出番はないよ
作る人間が居て、買う人間が居る。買う人間のうちの幾らかが、売る人間になる
……尤も、製造先から直接買って自分で使う、そんな人はあんまり見ないけど

で、それをどうする?お勧めは、カプセルの方
なんてったって保管が楽だし、隠す手段にも事欠かない
錠剤だと、やっぱり削れちゃったりするけど……カプセルだと最悪、身体の中にでも。ね?

(さっぱり………な人が買いに来る訳もない、ね)
(ま、良いや。何処まで知ってるか、突くのも良いかな)

【袋を放った後は、少年は膝を抱えるようにして、身を縮めたままに】
【厚手のホットパンツの下に黒いボトム、赤い革のサイハイブーツ】
【左前のブラウスに白い毛皮のコートを重ねて、ターンクロスの首飾り】
【ややこの時期には防寒性が足りない部分も見受けられるが、それでもまだ常識の範疇の服装】

【コートのポケットに手を入れて、何かを探しながら、少年は考える】
【「この手のモノはさっぱり」 「面白そうなモノ」 さて、どちらだろう?】
【ものを知らない客と油断して吹っ掛けて、痛い目に遭うのは御免だ】


まあ、見ての通りでどっちもケミカルだね。ナチュラルを売ってるのは少ない
ナチュラルの方がお望みだったら、少し時間を貰えれば探せると思うけどさ
あ、オーバードースには気をつけて。流石にそこまで責任は持てないからね?

(……どうだろうね?)

【わざと、一般人ならあまり耳にしないだろう単語を入れて、少年は相手の知識を確かめにかかる】
【それによって、これから提示して行く情報や金額などを変えるつもりだろう】

【尚、どうでも良い注釈としては】
【オーバードース:薬物過剰摂取】
【ケミカル、ナチュラル:大雑把なドラッグの分類、である】
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 01:22:11.96 ID:Gnb8QYUSO
>>917
アヒャん……好奇心と欲ッスよ。それがオレの構築要素(ピース)……なんスよォ〜

【呆れ顔のそちらに対して、こちらはやはり“笑っている”……いや、別に笑いしか表情が無いとかそういう訳ではない】

へぇ〜、ならやらなきゃ良いんじゃ無いスか、「それ」を。

……ま〜、そうはいかないからそうなってるんでしょうけどねぇ〜……アヒャ

【言葉の最後に小さく笑いを添えて……彼はゆっくりと歩を進めて行く……】

んじゃ……また縁がありゃ会おうじゃあないッスか。

【暫くすると、彼は完全に人混みの中へと混ざり合って行った……………】

/ホント申し訳ありません
/乙でしたー!
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 01:29:43.10 ID:c7dqf2cho
>>918

【それはまさしく、虚空にたゆたうカラスの羽根に、刃を突き刺すが、如く
するり、と掌から零れ落ちる、絲のように、あまりにもあっけない感触で――――】


しまっ――――……!!


【あまりにも、無空な感触に、思わずたたらを踏みそうになりながらも
不安定な体勢を、何とか堪えながら――――バッと、視線を上げ、貴女と視線が交錯するだろう】


……えっ――――……んぅ……


【それは思わず、きゅん、と紅い紅い掌に、心を捕まれるほどに
知らず知らずのうちに、自分の行った行為すら、忘れてしまうほどに
その動作は、可愛らしくて――――……まさしく、心奪われた、一瞬】

【その澄んだ瞳に映しだされる、琥珀色の彼女の虚像は
ゆらりと揺れて、きゅぅ、と頬を紅くした――――刹那】


――――っあ!!…・…っくぅ……んぁ……


【首へと――――正確には、首のチョーカーへと、突き立てられる、クチバシ
じわり、と僅かに滲み出す、血液の量は薄く、ダメージは軽そうに見えた=z

【――――しかし、どこか、様子が可笑しい、彼女のしなやかな脚が、静かに震え、ぱたんと、彼女は座り込む
いつの間にか、首のチョーカーは――――犬がつけるような首輪≠ヨと変化し、そこから伸びる鎖のリードは
彼女の足元へと転がっている】


        Feel Good Inc.


【どこからか、聞こえる――――その名は、きっと――――……
目の前の彼女の様子から察するに、恐らくは、彼女の絶望=z
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 01:32:55.97 ID:+UOCeo6do
>>919

この程度、という物では無いですよ……
こんなにも痛いしホラ先程言っていた血が流れているじゃないですか

【比較的分厚い素材の法衣に隠れてよくは分からないが】
【その内側には確かに斬られた痕が残って法衣の紫色は朱色へと変わっている】

いえ、僕の能力でもなければ体力を削るつもりでもありません、じゃあ何だ?と問われても答えませんけれど
まあその内に分かりますよ簡単な仕組みですから……

【立膝を付いたまま、余裕でもないだろうに微かな笑みを浮かべる】
【事実余裕はない霊力も大分消費してしまった、体力も血の流れと共に減っていくだろう】

5倍……それは暴力的な数字ですね、これは本格的に――――
水刃、水の蛇、乱舞

【無け無しの霊力を絞り右手の水の刀に込める】
【水気は濁流の如くに引き出して中へと浮かび形作る、それはその身に激流を宿した水の蛇】

只管に暴れろ

【青年の言葉の後に蛇は顎を大きく開きその身をうねらせ】
【辺りに水を撒き散らしながら男に向かい突っ込んでいく】
【ただ男に辿り付くまでにその身の水を辺りに散らしてしまい威力は小さい】
【どうやら男を倒す目的では無いのかもしれない】

【所変わって地中では赤々とした炎が木の根のように燻って】
【放たれる時を待っている、地面に染みた水を蒸発させ辺りは暑い……】
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 01:34:51.03 ID:70CAl3RU0
>>920

ほうほう、そうなんですか、勉強になります……
いやーお若いのに、博識なんですねぇ…恐れいりますよ…フフ

あぁ隠すとかその辺はお構いなく、別に隠す必要もないですし…

【柔和な笑みを浮かべながら両の手を擦り合わせる】
【うっすら瞳を開けて、黄金の瞳を覗かせながら笑い続ける】

ナチュ……?何ですって?申し訳ない…先ほど申した通りまったくだめなので…

それなら何故立ち寄った?理由は簡単面白そうだから
年端もない可憐な少年が……路地の片隅に佇み何か売っている…たまらなく興味をそそられましてね…

薬物の知識はあれ……なんでしたっけ……この間まで水の国≠ナ蔓延してた…

あーそうですD≠ナすD=I!あれくらいしか知りませんよ…

おっと!安心してください、冷やかしではありませんから!
しっかりと購入しますよ!!

服用するかは分かりませんがね……クク

【芝居がかった喋り方をしながらそう答える】
【少なくても自己申告では知識はないようだ】
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 01:37:13.65 ID:aBbIcIDbo
>>921

そういう奴もいる・・・ってことだな

【納得するように頷く】
【青年には笑う彼を許容できるだけの心持が多少は持ち合わせているらしい】

この手は・・・仕方なかったのさ

こうでもしなければ、俺以外にも危害が及ぶ危険があったなら
迷わず、俺はこの手を落とすぜ

【少し悲しげな目で手を一瞥し】

ああ、また会おう・・・
いずれ、な

【青年は挨拶を終えると大通りをふらふらと歩いていった】

/いえいえ当方は申し出られずに寝落ちすることもしばしばですので・・・orz
/乙でしたー
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 01:43:18.88 ID:n4e01YoRo
>>922

………………………………

【カラスは、撫子への一撃を加えた後、ウェル子へと飛んでいく】
【そして水兵帽の上に止まる】

【当のウェル子は、やや目を細め、座り込んだ撫子を注視する】
【しかしながら、相も変わらずその表情は固定されたように変化しない】

さて……目には目を歯には歯を……首には首を――
というわけでお返しをしたのですが……

【傷が浅くとも、部位が部位なだけに、血は流れ出る】
【首を伝って、ウェル子のセーラー服の襟部分が赤く染め上げられていく】

――なるほど……

【一歩、二歩、少しだけ、距離を置くように、後ずさって、】


…………悪くない、「絶望」で、ございますね――――


【極々薄く満足げな色を含んだ声色が、凛と響いた】

【右手中指で眼鏡をクイッとあげ、撫子を見下ろすウェル子の背後に、漆黒の体躯が踊る――】
【今まで上空にいた4羽のカラスが、彼女の背後へ、やってきたのだ】

【帽子の上のカラスとあわせて5羽――】
【狂い散る黒い羽根の中で、絶望の水先案内人は、ただ、佇んでいた――】
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 01:48:10.48 ID:yPkxXGmuo
>>924

こういう品が御禁制の国、って言うと幾らでも有るだろうけど
この世界で、入国者全てを検問に掛けるなんてできないしね
幾多の先人が編み出した密輸の技術も、今はせいぜいが小競り合いの為の―――

――とと、脱線したね、ごめんごめん
どっちも一応アッパー系、帰って来なくなるのは……まあ、割と居るかな
安全にトびたいなら、お金をたくさん出すか――薬以外の手段を選ぶか

………でもさ、お客さん

【コートのポケットに入ったままの手は、何かを掴んで然しまだ抜かれない】
【ポケットの膨らみは、拳一つ分と大差はなく、ナイフや銃器の類で無い事は確か】
【少年はコートのフードを被り、その長髪を隠した】


D=Hあれなんか、ダウナー系の代表例、に見えるね
堕ちて堕ちて堕ち過ぎて、そのまま登って来れなくなる人が多いけど

欲しい?幾らか、入手しようと思えば出来ると思うよ?
お金に加えてこっちの要求、幾らかでも聞いて貰わないとないけどね


それと。お兄さん、あんまり売人に向いているようには見えないよ
服用しないなら、プレゼント?恋人さんにプレゼントするなら、ケミカルよりナチュラルが良くはないかな?
一応、植物の方が化学薬品より受けは良いだろうから

(………何とは言えないけど、何だろうね)
(警戒しておくに越した事は無いんだよね、こういう笑いをする人は)
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 01:52:31.69 ID:c7dqf2cho
>>926

【気丈な表情が崩れ、その表情には、戸惑いと焦りが浮かんでいる
――――……小さく震えながら、ぐっと視線を上げるものの、その瞳には恐れが浮かんでいて
それでも、決められているのか、震える唇を開く】


……Feel Good Inc.≠ヘ、絶対遵守の能力で御座います
私のチョーカーに触れた御方の御命令を、三つまで聞かなくてはなりません


【そこまで述べると、思わず、視線を斜め下へと逸らす
目の前の少女が、まさしく、絶望の水先案内人と――――思えた、から】

【彼女の言葉を借りるならば、貴女の手により、どのような絶望をも、与えられるだろう
それはつまり、ただ単純な死≠ニいう絶望≠も、加虐できるかも、しれない、ということ】

【それを知ってか、彼女は怯えている、貴女の掌の中に押し込められた、自分の命を
そして、自分の為した仕打ちと、貴女の思考を思うと――――どうなるかの想像は、固まってくる】


……ですので――――何なりと、ご命令……を……っ……


【ぱたん、と脚をMの字に曲げ、座り込みながら――――とくん、と激しい胸の鼓動を感じる
胸の前で、右手をぎゅっと閉じる、刀は、といえば、いつの間にか消えてなくなっている】
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 02:02:24.79 ID:70CAl3RU0
>>927

トぶ………薬物による高翌揚感……いわゆる一種のトランス状態
それが病みつきになり帰ってこれなくなると…いやーハッハ…恐いですねー

もともとはこれらも医療≠ワたはシャーマニズム≠ネどのまっとうな使い方をされていたのに
いや、シャーマニズムはまっとうではない…か…フフ…

ゲーム機が軍事利用されたりなんていう話もありますし…

いやはや、文明の発展≠ニは素晴らしいものですが……なぜ人はそれを間違った方向に持っていくのか

まったく愚かで醜い生き物ですね、人間は…まぁ…そこが見てて楽しいんですがね

【帽子を深く被り、クックとのどから低い笑いを漏らす】
【口元は三日月≠フように大きく反って歪んでいる】

まったく流した人も何がしたいんでしょうねぇ…街を廃人だらけにしたいのかな…?

いえいえ、あんな危ないモノはいりませんよう……

おや、向いてませんか、それは残念……

まぁ、あれですよ、もしも必要な時が来た時のための保険≠ナすよ…
こんなものでも、使いどころなんて山ほどありますよ

見ての通り、冴えない男ですので、プレゼントする相手もいませんが…

【両手を広げてワザとらしく苦笑する】
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:04:30.30 ID:n4e01YoRo
>>928

…………

【《Feel Good Inc.》の説明――】
【それを、ウェル子は、静かに聞いていた】

……………………

【なるほど、何の因果か知らぬが、「水先案内」としては、】
【どうやら最強最悪――究極のトリガーを引いてしまったようだ】

…………………………………………

【……では……どうしてやろうか――】
【――と、「生粋の悪」なら、思っただろうか】



……………………………………………………………………………………え



【「素」だった】


【無表情でありながら、今発せられた「一文字」の台詞は、あまりに間が抜けていた】
【こうなったのは、唐突すぎたこのシチュエーション、予想外に手応え無く相手が落ちてしまった事実――等、種々の理由があるが……】

…………少々、困りましたね…………
相手がわたくしを嫌悪し、拒否し、忌避するからこそ……わたくしの存在意義は重みを増す――

【いや、待て――】
【そもそも、本当に、相手が、自分の言いなりになったのか――】
【それこそ、こちらの油断を誘うための「嘘」ですらあり得る】

…………「嘘」では、御座いませんね――――?

【ウェル子は、撫子へ歩み寄る】
【「嘘」ならば……こちらへ反撃何なりしてくるだろう、と考えて、接近を試みる】
【何もなければ、ウェル子は手の届く範囲にまで、近付くだろう】
【無論、カラスはしっかり引き連れて】
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 02:07:24.07 ID:fXDWlceJ0
>>923

そのていどの攻撃では傷一つ付けられんぞ

【向かってくる蛇を片手で薙ぎ払う】
【蛇は一瞬で砕け辺りに水がまき散らされる】

おまえの実力はこの程度だったのか?

【男は両手を前に突きだす】
【すると相手の目の前に牙のようなものが10本浮かび始める】

『牙月』

【その合図と共に男は縦に手を合わせる】
【その手は指を交互に入れ、まるで牙を噛み合わせた状態に類似していた】
【それと同時に相手の前にある牙も閉じ始める】

//遅れてしまいましたすいません!
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 02:13:21.04 ID:yPkxXGmuo
>>929

(………成程、ね。このタイプか)
(あまり得意なタイプでは無いけれど、対応は考えやすい)
(そうだね………せいぜい、気圧されたように$U舞おうか)

【少年の目に青年は、自分が高みにいると考える人間に見えた】
【そのタイプの人間に対するリアクションとして選んだのは、更に身を縮める事】
【抱えた膝を胸に更に押しつけ、決して大きくない身体を、更に小さく見せる】

【そうしながらも、フードに隠した目を細めて、青年の観察をする】
【言葉を一つ一つ分析して、解釈する時間は無いが】
【直観で反応する事が出来るだけの経験則は、十分に有る】

そうだね……人間だから、さ
獣なら、身の程を弁えて、必要以上に勢力を広げない
人間だけが欲張るんだよ、そう言う事だろうさ

で…………―――流した人の事は分からないよ
いや、予想をしようとすれば適当な理由は出来ると思う
だけど、そんなの全部こじつけになりそうだからね

強いて僕の意見を述べるなら……宣伝になるから、じゃないかな
深い理由なんかいらない。何かをしてる事が知らせられれば良い
考えようによっては最も分かりやすい、商売人の思考と同じさ

商売人曰く。金の為なら魂も売ろう
まあ僕だって、仕入れられるなら仕入れたい所だけど………おっと、これはオフレコ

【相手と同じ、人間を見下す位置に立っての意見を述べて】
【何気なく口に出された疑問は、誰でも直ぐに辿り着きそうな答えで茶を濁す】
【最後に付け足した言葉は、聞く者によっては、酷く反発をするのだろうが】
【聞く者によっては、渡りに船ともなる。立ち位置によって、反応の大きく変わる物】
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 02:14:24.17 ID:c7dqf2cho
>>930

【貴女のその言葉に――――心の中で、動くものがあった
大抵の想像はつくであろう、こんな能力を持っているのだから――――何があったか、など
その中において、貴女の存在はイレギュラーであると、理解できるだろうか】

【彼女の抱く、期待は――――貴女が、興を削がれたように、去ってしまうこと
何も命令がなければ、いずれは支配下からは逃れられるのだろう
だから、彼女は、隠すことなく、曝け出そうとする】


……嘘でしたら、既に攻撃を開始しています
敵をそのままにしておくほど、機関のナンバーズは甘くありません


【その場に座り込んだまま、接近してきた貴女へと、視線を交錯させる
今にも怯えで崩れてしまいそうな自分を保つのは、プライド、であろうか
藁のような可能性に縋りながら、彼女は貴女へと託す】


そして、気乗りなさらないのであれば――――……どうか、このままお見逃し下さい
もう、二度と――――……刃向かいませんから……っ……


【琥珀色の瞳一杯に、夜露のような涙を滲ませながら
直ぐ側に在る、貴女へと、言葉を静かに継げた】
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 02:21:07.91 ID:+UOCeo6do
>>931

(いえ、概ねこちらの思惑通りです)

【これだけの水の量があれば逃避への道は出来たも同然】
【水を司る刀を鞘に収める、これの役目はここまで】

余り他人を過大評価しない方が良いですよ
貴方が思うよりも人間はもろいのですから……

【地面に突き刺した小刀に更に霊力と魔翌力を込める】
【膨大な火炎が地面の中を這い回り、やがて……】

火刃、乱れ炎、白霧

【地面を吹き飛ばし暴発するように火柱が現れる】
【ただそれは男を攻撃することなく半ば壁のようになっており】
【更に今まで散った水も炎によって温められ空気中に出てその白い霧は視界を阻む】

生憎とこれで全て枯渇してしまいましたので
……僕はこの辺りで失礼します、どうかお帰りの時はお気をつけて――――

【白い曇りの中で声を響かせ彼は短刀を地面から抜き懐に戻す】
【戻すついでに肩の傷焼く事で出血、血痕を追わせない為の行動】
【痛みには慣れているが苦悶の表情は嫌でも浮かぶ】

……――――――――

【それも数瞬の出来事、霧が晴れるまではおよそ5分もないが】
【逃避するには十分な時間だろう】
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 02:26:36.65 ID:70CAl3RU0
>>932

ふぅーむそうですよねぇ……高度な知能がある故……か…まったく矛盾している

結果的にそのせいで滅びるさだめにあるとしても…変わらないでしょう

【少年の答えに満足げに頷き、貼り付けられた安っぽい笑みを送る】
【その後顎に手を当てて考えるような仕草をしてから】

宣伝≠ナすか…それはありそうですね……

確か流してるのは天狼会≠ネんていう新興マフィアでしたよね…?
自らの力を知らしめるためにそういった事をしたわけですか……そうゆう考えもある…
ただ力任せにテロ行為を行うよりかはよっぽど効率的だ

なにせ流行病のようにじわじわと広がるのだから…

まぁこの後にも何か面白いゲーム≠ヘありそうですけどね…ククク

なら、仕入れ口¥ミ介致しましょうか…?

【柔和な笑みで顔を覆い、左手を差し出す】

【悪魔はいとも簡単に釣り針≠ノ噛みついた……のだろうか】
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:31:37.86 ID:n4e01YoRo
>>933

……………………

【接近しても攻撃及び刃向かう気配は無し――】
【と、なれば、やはり……「真」の話か――】

――ああ……傷が……痛みますねえ……

【右手で、首の血を拭う】
【べっとりと指に付着する赤い液体を、ウェル子は瞳に収める】

わたくしは……許しませんよ――
わたくしは……執念深い生き物ですから、ね……

【……絶望的な台詞、だろうか】
【見下す、と言ってもいい程に冷たく光る深淵の眼は、間違いなく撫子を捉えて――】


……『殺しに来て下さい』――


【ポツリ――唐突な一言が、空間を支配する】

一旦わたくしは身を引きますが……ここで絶望の楔を断ち切らせは致しません――

……刃向かって下さい、抵抗して下さい、呪って下さい――
……わたくしも、刃向かいます、抵抗します、呪います――

見逃す――? ご冗談を……
ここで殺す――? またまたご冗談を……

……簡単には死なせませんよ――
……簡単には逃がしませんよ――

……『絶望』――それは、千切りたくても千切れない鎖――

【淡々と語りつつ、ウェル子は、片膝を突く体勢へ】
【撫子と、目線の高さを合わせて――、】

言葉に背き……殺しに来ることなく平穏な機関員生活を送るも一興――
≪R.I.P.≫なり何なりの動向を追って、わたくしを狙うも一興――

どちらにせよ……わたくしが生き続ける限り……
貴方様は……ええ……わたくしを忘れることなく……絶望にのたうつ未来へ……どうぞ突き進んで下さい――

【……嗚呼――これが、ウェル子の、選択であった――】
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 02:34:18.15 ID:fXDWlceJ0
>>934

チッ…
こざかしい

【男は前に手を伸ばし攻撃を飛ばそうとするがそこで―――】
【なんと伸ばした右手の小指と薬指がパラパラと崩れている】

限界か…

【男はあきらめたのか動きを止める】
【そして霧が晴れるのをまつ前に背を向け去ろうとしていく】

またこの虚しさか…

この虚しさはどこから来る…
解らない…

【そう小声で言葉を言い残し男は霧の向こうに消えて行った】

//切りが良いのでここで終わります
//乙でしたー
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 02:35:42.99 ID:yPkxXGmuo
>>935

だけど人間ってしぶといからねー、技術合わせればゴキブリ並み
世界が滅んでも人間は生き残るんじゃないかと思うよ、本心から
いいや、人間が世界を滅ぼして新しい世界を付くっても驚かないね
ま、僕はこの生活水準が保てるなら特に文句は無いし良いんだけど

………ところで、さ

【ぎらり、とフードの奥の目が光った】
【例えどのような理由が有ろうと、相手の意図がどうであろうと】
【今の少年が最も欲する物こそが、D=z
【これから始める計画には必要不可欠、然し入手経路が見つからなかった】
【差し出された手に、今にも飛び付きたい程】


紹介?知ってるのなら、教えて欲しいね
注射器の一つや二つ貰っても仕方が無いんだけど
全く、彼等も商売の仕方が下手だよ。あれじゃ、上手く広がり切らない
やり方次第じゃもっと早く、あれは拡散しただろうにね

(………分かるから、嫌だね)
(こういうタイプは、絶対に僕に対して好意を持たないし向けない)
(自分の利益になるからこういう事を言うだけで、僕の利益は気にしない)
(それどころか、面白ければという理由で、僕に損害を与えかねない)
(……いいや、分かっていれば対策は出来るさ)

【だが、そう簡単に飛び付きはしない】
【テンションを変えず、飽く迄「手に入るなら」欲しいという程度の反応】
【関連性は有るが少々ずれた話題を提示して、意識を逸らしてみたりと試行しつつ】
【心中では、相手の性質を推測し、対策を立てる】
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 02:43:35.93 ID:c7dqf2cho
>>936

【貴女の言葉が彼女を撫でた時、まさしく、彼女の心境は絶望にも等しかった
深海のような瞳から零れ落ちる、その言葉に、白刃の元にさらされるような、感覚を覚えて】


(来る――――――――っ)


【思わずぎゅっと、瞼を閉じた彼女の、耳に入るのは、意外な、確かに意外な′セ葉
今までの命令とは違う、異質な言葉――――……思わずパチクリと開いた瞳に映る、貴女の表情
流れ込んでくる言葉は、鎮魂歌にも似た、重く響くセレナーデ】

【殺しに来い≠ニいうことはつまり――――どんな時であろうと、彼女は貴女に挑まねばならない、ということ
それが例え――――どんな時でも、どんな場所でも、彼女の意志とは無関係に、その刃を向ける必要がある、のだ
――――どれだけ、それが絶望であるか、今の彼女には一片も、想像できない】

【一応、二つの質問は残っている、その為、撤回してもらうことも、可能である――――けれども】


……承りました、私の、全霊を以って、ご主人様に刃を突き立てます
ですので、どうかごゆっくり、お愉しみ下さいませ――――……


【直ぐ目の前に、在る――――貴女へ向け、恭しく礼を為す
彼女に選択権が無いのは、当然であり、ただそれを受け入れることしかできない
震える言葉は、彼女に与えられた重圧を、感じさせるには十分で】

【挨拶の後、どこか――――……怯えた視線を、貴女へと捧げる】
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 02:54:59.94 ID:+UOCeo6do
>>937

【戦いの場から暫く離れた所】

……この辺りまで逃げれば追っては来ないですかね
一応人払いの結界でも……と、もう力がないか

【息も絶え絶え正に満身創痍の体で地面に座り込む】
【流血による失神よりも痛みによる失神に気を付けなければならないのは】
【傷口を焼いた自分の責任ではあるがどこか皮肉めいていて】

仕事以外で傷を負うのはよほどの事で無い限りは避けたかったのですが
(しかし……彼は一体なんだったのか……)

【刀の権化のような彼、いくらかの謎を残し】

(妖怪の類であればいつか相見える時が来るのでしょうけど)
(果たしてその時が来て僕は彼に打ち勝てるのか……)

【肩の傷を見つめて、溜め息を漏らし】
【簡易的ではあるが治療をして青年はどこかに消えていった】

/おつでしたー!
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 02:55:06.17 ID:70CAl3RU0
>>938

だが世界の王≠ノはなれない……どう足掻いても人間ではね…

この世界を支配していた≠フも六王≠ネどの霊長の守護者≠セ
だが…抑止力≠スり得る霊長の守護者≠ヘ人間≠フ意思なしでは存在しえない…

いまではいるのかどうかも分からぬ群像体≠ノなってしまった…
彼らの功績は今だ語り継がれているというのに…皮肉なものです…人は忘れっぽいですからね…

【ぼんやりとした調子で夜空を眺めそう呟く】
【少年の反応に満足げに笑い、語りだす】

では貴方なら可能≠セと?そうおっしゃるのですね?

仕入れのラインなど確保は容易ですが…貴方は私に何を見せて≠ュれますか?

ここはギブアンドテイクでいきましょう……クク

あぁ…申し遅れました私……水の国支部 支部長代理≠フレギン≠ナす以後よろしく…

おっと勘違いはしないで下さい…犯人≠ヘ私ではありませんので…関与は否定しませんが

【帽子を取って丁寧にお辞儀をしながらそう語る】

/そろそろ意識がロストしそうなので
/明日、というより今日の昼辺り大丈夫でしょうか?
/自分はもう自由登校なので明日は夕方除いて暇です
/そろそろ絡みを終わらすのならそれでもかまいませーん
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 02:55:41.99 ID:n4e01YoRo
>>939

――では……今宵はここまで……
早めに傷の手当もしておかないと……化膿されでもしたら面倒ですしね……

【ゆっくりと立ち上がりながら、徹頭徹尾の無表情】
【けれども、やはり、瞳だけは真っ直ぐに、「絶望」を映して澄み渡っていて――】

……さようなら――

――『撫子=ブラックモア』お嬢様……

【静かに踵を返す】
【そしておもむろに、右手を天に掲げ――】


ああ……最後に……最初の方で貴方様が仰っていた言葉……

……『≪R.I.P.≫のような赤ん坊集団』――とか何とか……


【相手に言葉を思い出させる余裕として、1秒程度の間を置いて、】


「赤ん坊を、何食わぬ顔で踏み台にする」――それが、わたくしです――……


【パチン――指が鳴る】

【刹那、5羽のカラスが全て、「黒い羽根」と化す】
【大量の羽根の雨は、ウェル子と撫子の姿を覆い隠す程で――】


――世界に、絶望あらんことを……


【ウェル子は、風で吹き散らかされる羽根の中を、悠然と、歩いて去っていった――】


/お疲れ様でしたー!遅くまでありがとうございましたっ!
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 03:05:02.67 ID:s7uU25rDO
新参者ですが質問していい?
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 03:06:06.63 ID:70CAl3RU0
>>943

はいはいどうぞ

945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 03:08:51.52 ID:yPkxXGmuo
>>941

んー………ま、其処は割とどうでも良い様な気がするね
居るか居ないか分からないくらいの方が平和で良いし
貴方の隣にいつも警察、そんな生活嫌でしょ?
そういうのは、居ても居なくても同じって言われるくらいのが丁度良いと思うよ

(………やれ、やれ。話を合わせるのも難しいけれど)
(だからと言ってこれに反論するのも、良い結果は生まないのだから困ったものだね)
(何も恐れなければ良い、というものでもないのだけれど……)

【世界の支配権の話題については、どっちつかずの答えで纏めた】
【今重要なのはこの次の話題であり、この話題は前の延長】
【すっぱりと切って、頭も切り替える】


そりゃあ、ね。拡散させる方法なんて、幾らでも有るから
単純に無料配布なんてしても、有り難味もない。怪しまれる
廃人をボロボロ作れば、怖がる人間を増やして、広がる速度は落ちる

………だけど、僕は貴方に何も見せて¥繧ーないよ?
僕も知ってるんだよ、こういう言葉遊び。「何を」って暈して、相手の出方を見る
でもね、貴方にこの場で見せられる程単純なやり口で、成功するなら苦労は無いさ

余計な干渉が入らず、だけど支援は貰って。僕のやりたいようにやって、そうしてこそ成功するのさ
商売人には商売人なりの目と耳があって、考え方が有る。貴方達には無い、数年の信頼が有る
そうだね………グラム単位の利益を、僕なら直ぐにでも六割は上げられるし、流通量は二倍に出来ると試算するよ

【要求されたビジョンには、具体的な数字を二つ上げての提示】
【自分の札はまだ全てをオープンせず、相手の出方に応じて思い付きで変更できるように】



/此方は明日の予定を考えると、夕方以降でないと時間が開かず
/となると、絡みの再開は夜間になるかと
/置きレスでも良いのなら、携帯で時間の有る時に返しておく事も出来るかも知れません
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 03:09:15.96 ID:s7uU25rDO
>>944
ありがとうございます。

@能力は自分で作っていいの?
Aここでロールするために必要なこと(キャラのwikiを作る、など)

を教えてください。
すいません…携帯なのでwikiが見れなくて…
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 03:15:56.13 ID:yPkxXGmuo
>>946
/横からだけどいらっしゃい
/能力は自分で作って良いし、参加にあたって特に条件は無いぜ
/ただ、>>1のテンプレにある雑談に顔を出してみると、色々質問出来て良いかも知れない
/それと、wikiは今落ちてるっぽい
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 03:20:33.60 ID:70CAl3RU0
>>945

/ふむ、話も纏まってきてますし、行けるところまでいきます
/しかし明日忙しいのにこんな時間まで大丈夫ですか?

ふうむ……そうですか……成程……

分かりました、仕入れ≠ヘ手をまわしてみましょう、もう必要ない可能性もありますが…
その場合は違うアプローチをお願いすると致しましょう……

【パンパンと両手を叩いてから笑顔のまま頷く】
【では、と一呼吸おいてから再び口を開いて】

もし手に入った場合、どういった形でお渡しすればよろしいでしょうか?

また此処に訪れる?はたまた支部に取りにきますか?

お好きな形をお選び下さい……貴方にお任せしますよ

【柔和な笑みのまま問いかける】
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 03:30:55.52 ID:yPkxXGmuo
>>948

視点を変えれば、方法も変わる
僕ならば、もっと受け入れられる≠竄阨を選べる
それが、D≠作った人間の望みかどうかは知らないけれど……
そうすれば、利益は更に上がるよ

で……そうだね、取りに行くのは面倒だ
出来れば、此処に届けてくれると嬉しい
んー、偽装の方法は……バレンタインデーのチョコにでも混ぜてみたらいいんじゃないかな?

(冗談、危険な場所に僕から出向くなんて……そんな怖い真似は御免だよ)
(最悪、尻尾を切って逃げられる場所………適当に選ぶとしようか)

【ポケットから一枚の紙を取り出し、ペンで何かを走り書き】
【くしゃくしゃに丸めて、青年にぽいと投げ渡す】
【広げてみれば、其処には何処かの街の住所が書かれている】
【安いボロアパートの一室、人も殆ど住まないような建物。何故経営が成り立っているか不明の其処は】
【こう言う使い方をされているから成り立つのだと、理解も出来るだろう】

さて、と………それじゃ、契約は成立だね
昨日から合わせて、初めての商談の成立だよ……全く、運が無い日が続いたものだ
お陰で、温かいベッドとも縁の無い生活だったし

【とん、と軽い音がして、少年は立ちあがる】
【飛び上がり、両足を揃えて着地し、フードを降ろして髪をコートの外に出し】
【周囲をぐるりと見渡して、とりあえずの安全確認】



/早朝は大分暇なんで七時半起きで大丈夫な筈、忙しいのは昼辺りからで
/なので、この後数レスで締められれば、特に問題はないかと。多分。おそらく
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 03:40:53.41 ID:70CAl3RU0
>>949

分かりました、ではこの住所にお送りいたしますよ……

あまり下手な事はしないで下さいよ?怒られるの私なんですから……ね?
まぁよい結果を期待していますよ……

何かありましたら水の国支部≠ワでご連絡を…

【紙を受け取ると、ニンマリと笑い、懐へ仕舞う】
【帽子を整えながら、踵を返して視線をそちらに向けて】

では、これでよいベットでお休みくださいな……お好きな額をどうぞ…

それと、D≠ナすが…取りあえずお試しのダンボール一箱程で…お願いします

では、また会いましょうか…

【小切手を少年の方に飛ばしながらにっこりとスマイルを送る】
【そして丁寧にお辞儀をすると去って行った】

/こんな感じかな…お疲れ様でした!
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 03:45:53.32 ID:70CAl3RU0
/新スレだよ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1297104269/
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 03:48:13.75 ID:yPkxXGmuo
>>950

……手渡しされないお金は、受け取らないのが僕の流儀でね
それと、施しのようにして与えられるのも嫌いなんだ
その辺りの矜持を理解出来ないと、人を動かすのは難しいよ?

だけど、白紙の小切手が拾われたら、貴方も困るだろうし
こんなサービス、普段ならしないのだけど……

【ひらり、ひらりと舞う小切手が、自分の顔の前まで来た瞬間】
【少年の右手がひらめき、鋭く変化した爪が、小切手を紙吹雪へと変えていた】


段ボール一箱………隙間なく詰めてお願いするよ?
薬液にするにも、錠剤に加工するにも、確かに一回辺りのグラム数はそんな必要ないけど
あっさり品切れ、だとその続きが展開出来ない
商売は、結構最初のインパクトが大事なのさ

じゃあ、ね。レギンさん、だっけ?
僕は白蘭、白狼の白蘭=B本業は売人というより、何でも屋
情報から臓器、拳銃から娼婦まで、お金次第で何でも集めるよ

またのご利用をお待ちしております、と―――

【とーん、と、一つ音がして】
【少年の身体は、街灯の上に舞い上がる】
【次の跳躍は音も無く、近くの建物の屋根の上】

【くす、くす、くすり、と笑い声】


/お疲れ様でしたー
/そしてスレ立て乙!
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/08(火) 17:24:09.22 ID:BCd6JzOi0
【街中/大通り】

【日も暮れ始めたが、絶えぬ雑踏。会話。足音。笑い声】
【ぽつ、ぽつり。規則的に並んだ、小さな灯りが、人々の体を、行き交う様を映す】

【そして】

【日常の音に混じって聞こえる、一つの歌】

...Windmill, Windmill for the land.
Turn forever hand in hand.

Take it all in on your stride...、……

【旧い血の色をしたボブヘア、右頬に深い傷跡が在り、太陽の様に煌く橙色の両目】
【右目の色合いはほんの少し濃く、例えるのなら「蜜柑色」に近い】
【黒のスカートスーツを着て、両脚義足。動く度、錆び付いた音が響く】
【そんな容姿の、少し背の低い女が、呆とした様子で歌っていた。齢は、二十に見える】

【―――そこで、ふと。口ずさむのを止めると】

……なんて……歌ってる場合じゃ、無い……


……、

【“どうするか”―――そんな、困惑はしているが、何処かぼんやりとした表情で】
【何かを見上げながら、単調に、白い息を吐いていた】

【女の眼前には、灯りの点いた外灯。その外灯の天辺には、赤い布の様なものが】
【風に靡きながら、垂れ掛かっている―――正確には、引っ掛かっている】
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 17:58:50.62 ID:OARBMnkio
>>953
「”そして全ては崩れゆく”――ってね」

【<ジャリ/チャリ/ズッ>、っと音がした】
【足を擦る様な、鎖が擦れる様な、蛇が這う様な、そんな音が重なった様な奇妙な響き】
【声が、背後から掛けられる】
【振り向き、見上げればそこに映るだろう姿】
【野暮ったい紫髪に無精髭。赤茶けた服に妙に短いジーンズを併せた、季節感の無い風貌】
【口元に煙草の火を燻らせながら、男が一人立っていた】

「どうしたんだい? そんな”急に吹いた突風にもっていかれた”みたいな顔してさ?」
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/08(火) 18:10:59.67 ID:BCd6JzOi0
>>954

【音。―――重なりの、音】
【そして、声。彼女の、背後から】

―――……

【恐る恐る、振り返る。短髪が頬を撫でる速度で、ゆっくりと】
【そして、自身の背後に居たのは、―――男】

【少し、警戒していた様子だったが―――やがて、口を開くと】

……、うん……実は、そんな感じ……

【女は、そう返して―――小さく、照れ臭そうに笑う】
【―――頭のネジが、数本ローリングしながら飛んで行った様な】
【何処か抜けている、子供の様な雰囲気を持った笑顔で】

コート、飛んで行っちゃって……
……やっぱり、常に着て置くべきだったのかな……

【其れから、ぽつり、言葉を紡ぐ。―――“経緯”】
【コートを脱いだら、風で飛ばされたと、語っているのか】
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 18:29:56.75 ID:OARBMnkio
>>955
「そりゃ当然だよ。というか、君よくこんな寒い時にコート脱ごうなんて思ったねぇ。ボクなら迷わず前を確り閉じてるところだよ」

【冬の寒気が、街中を駆ける。肌を抜ける寒さ、突き刺さるようなその気候は、人々から活力を奪うようで】
【……とまあそんな事を言っているのだが、この男、コート一枚羽織るところか、脛から下が出ている上にサンダルである】
【寒くないのか、と突っ込むのが野暮であるかのように、男は平然とそこにいるのだが】

「それで、取らないのかい? 早くしないと、君の身体が低体温症になっちゃうけど」

【風はコートを奪っただけで収まらず、今も尚吹き続けている】
【街灯にひっかかる紅が、嬲られるように揺らいでいた】
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 18:32:19.80 ID:s7uU25rDO
【大きな泉の淵】

その女は座っていた。
ゆったりとした姿勢で、泉に浮かぶ睡蓮の花を眺めていた。

「…ここが…新しい世界…」

ポツリと呟き、鞄から水筒を取り出し、こくん、と水分補給する。

「…まあ、」

長く、豊かな黒髪が風で僅かに揺れた。傍らの大剣…その鞘を撫でた。
ほっそりした指は、とてもそれを棒きれのように振り回すとは思えない。

「…治安はあんまりよくないわね」

彼女の周りには先程まで自身に牙をむいた哀れな能力者の死体が転がっている。
彼らは今あの世で『美しい薔薇にはとげがある』と言うことを身にしみて体感し、悔やんでることだろう。

「……」

女剣士は揺れる水面…そして睡蓮をぼんやりと眺め続けた。
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/08(火) 18:45:44.33 ID:BCd6JzOi0
>>956

いや、ちょっと熱いかな、と思って……
……君は、何だか、インザサマー風の格好だけど……寒く、無いの?

【問い掛けられるのが野暮ったそうな彼だが、矢張り、其の格好が気になって】
【何故か英語の言い方で、炎と果実の色合いの瞳を細めながら】
【彼へと、問い掛ける。其れは何処か、彼の身を案じた物言いで】

……ん……、寒いんだけど

【そこで、口篭った後に―――】

何だか、僕のコートが、灯りを遮ってるのが
ちょっと、綺麗で。取るの、勿体無い気がして

【其れから―――そんな風に、言葉を続けて。再び外灯へと視線を移す】
【厚い布地で、灯りを隠された外灯。未だ引っ掛かった紅】

【子供っぽいというか―――奇妙で、奇怪な事を、言い出す女だ】
【恐らく脳内が、年中春真っ盛りなのかもしれない】
【最後に―――「だから、我慢」と、微笑んで、呟いた】
【周囲への迷惑等は、ちゃんと考えていなさそうな。寧ろ、気付いて無い】
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 18:50:49.06 ID:cUIof5Dio
>>957

【ぶろろろろろ―――と、泉に響く重低音】
【彼女の元居た世界にも存在したなら、其れがバイク≠フ物と判るだろうか】



【どうやら―――音は、接近して来ている≠轤オい】
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 18:57:29.95 ID:OARBMnkio
>>958
「……ん? ボクかい? おいおい勘弁してくれよ、コートなんて唯の甘えじゃないか」

【と、そんな早すぎる前言撤回のような、意味不明な事を宣う男が一人】
【何おかしな事を聞いてるんだとでも言うように、両手を広げやれやれのポーズ】
【付け加えておくならば、この場でおかしいのは間違いなくこの男である。少女に非はない】

「――綺麗、か。……うん、なら仕方ないねぇ。それじゃあ、ボクに出来る事は君と一緒にこうして眺めるくらいだ」

【そんな、まるで子供じみた風な素直な言葉で、男は女の傍らにて夕闇に映える紅を仰ぎ見る】
【女の瞳と同じ、橙の光。紅に透けたそれは、どこか季節外れの紅葉にも似ていて】
【寒空の下、薄着の二人はただただ、其の光景を見つめていた】

【周りの迷惑? ああ、精々通りがかる人がそちらとこちらを奇怪な眼で視るぐらいだ。大丈夫だ、問題ない】
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 19:02:53.36 ID:H5C3Lp98o
【路地裏】

「ぎ、が……ぁ……ッぅ」

【そこに、一人の少年と、いかにも不良然とした男がいた】
【少年は、染めた茶髪に着崩した学ランが特徴的で】
【腰にはベルトポーチが有り、左には仕込杖を差している】
【そして、何よりも眼を引くのが、血の様に深紅[アカ]い、その眼であった】

ハハッ、ハハハハッハハハハハッハハハ!!
死ねよ、悪党に生きてる価値なんて無いんだからヨォ!死ねよ!
ギャハッ、ぎゃはははっはははあ!!

【少年は、左手の五指から伸びる、白銀の糸を男の首に絡め、締め上げていたのだ】
【男の顔は既に青紫になり、鬱血し、口からは泡を漏らし、白目を剥いている】
【それでも、少年は止める事はない、このまま殺してしまうつもりだろうか】
【実はこの状況は、この男が数分前までカツアゲをしていたのが原因であったが】
【それにしても、やり過ぎである】
【少年の精神状態は、常軌を逸した状態にあると行ってもいいだろう】
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 19:03:21.00 ID:s7uU25rDO
>>959

水面が小刻みに揺れる。

「……」

同時に彼女の耳には、小さなエンジン音が響いた。

「…今度は何なの」

はあ、と小さくため息をついた。
のんびりとした時間を邪魔されたくはなかった。
音が遠ざかることを祈る。

「……ちっ」

顔をしかめ、小さく舌打ちする。
重低音は確かに近づいてきているではないか。

その音の持ち主は彼女に取って『天使』か、それとも『悪魔』か…

見極めるように、ゆっくりと立ち上がる。
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 19:10:40.92 ID:cUIof5Dio
>>962

【重低音は森の静寂を掻き消しつつ、接近は止まらない】
【『悪魔の足音』では無い事を祈るばかりだが、果たして――】



     ……。…、…アレ、道間違えたかな―――。



【――――木々の間から泉に到達した人物は、何とも無害≠サうな青年だった】


【所々が焦げたホワイトシャツに、紅いベルトを通したボロボロの黒いスラックス】
【肩甲骨の辺りまで伸びた髪は首筋の辺りで括られており、蒼いリボンが目立つ】
【両手には『魔法陣』の描かれた白い手袋を嵌めた――貧乏そうな彼だ】


【依然として彼女には気付いていないらしく――跨っていた黒塗りのバイクを、茂みの辺りに停めて】
【其処で初めて、『死の匂い』を本能的に感じたのか……眉を顰めると、辺りを見回す】

【この段階で彼女が隠れる%ョ作を行っていなければ、青年の目に止まる事と成るだろうか―――】
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/08(火) 19:16:47.29 ID:BCd6JzOi0
>>960

……甘……え……?

【なん……だと……風な、驚愕の表情で、復唱する】
【この寒い中、上着を甘えと切り捨てる―――女性は、彼は、きっと漢だと思った】
【其れでも、気になったのか。「……、何で、甘え?」と、ぽつり、彼に問い掛けるかもしれない】

……ふふ、……有難う。……、夏男さん

【―――なんか、彼に渾名を付け始めた。失礼過ぎる女だった】
【其れから女も、彼と同じ様に、外灯を見詰め続ける】
【そして、通行人に関しては―――だいじょばない、と誰かが言った気がした】






【その後、聞こえて来たのは】


                     【女性の、小さな、クシャミ】



――――……ごめん、寒い
やばい、ヤバ寒い、寒い体の節々痛い、寒い


【 】

【低気温からか、己を抱き。顔を赤く染めたり、青ざめたりしながら】
【ぶつぶつ呟くと、何か、外灯へ向けて投擲出来そうなものが無いか、必死で探す】

【―――ふいんき(NOT漢字変換)が、ぶち壊された瞬間】
【動物的本能には、逆らえなかった様だ】

【やがて、申し訳無さそうに。彼を見詰めるかもしれない】
【……一緒に、投げられそうなものを、探して欲しい様で】
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 19:17:37.86 ID:cUIof5Dio
>>962
/うぉっ、申し訳ない。ちょっとご飯食べて来ます!
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 19:18:47.63 ID:VetFuVr40
>>961
そこまでにしてください
【コツコツと歩く音ともに少年の首を絞めようとする手に向かいナイフが飛んでくるだろう】

何があったかしりませんが…過剰防衛ですよ?
【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女が歩いてくるのが見えるだろう】
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 19:23:58.65 ID:H5C3Lp98o
>>966
【ガキィッ、と生身に見えた左腕からは金属音が響いた】
【少年は、腕を振り、男を地面に投げ捨てる】
【手の甲の皮膚に走った傷の下からは、金属の光沢が視えるだろう】
【ギロリ、と血走った深紅の眼で相手を睨みつけた】

こいつは悪党だ、だったら殺さなきゃいけねぇだろうが!アァ!?

【どうも話の通じる状況にはない様である】

(アクイニ、ミヲユダネロ……)
アァ畜生、黙れ、黙れっ!!

【頭を押さえ、幻聴に喝を入れる】
【事情を知らない相手には、只の気違いにしか見えないだろうか】
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 19:31:29.81 ID:ZXdh6MYU0
【廃ビル】

【久しく足を踏み入れてないのだろう、埃の匂いが濃い殺風景なビルの一室】
【暗いその場所の、必要最低限の睡眠が取れれば充分だというような布団を痩躯が使っている】
【ワインレッドの髪は以前の戦闘で僅かに汚れ、傍には自分のコートと刀が最低限の配慮で以て置かれおり】
【しかしそれらを気にした様子もなく布団の上に上体を起こしてしげしげと眺める先には、包帯でぐるぐる巻きにされた己の右手があった】

……あいつ、じゃないんだろうな

【なんとなくだが施術者は自分の友人でないと予想しつつ、俯かせていた顔を持ち上げる】
【そのまま探すのは――感謝と質問をぶつけるべき隻眼の青年だ】
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 19:31:36.34 ID:G3P7rUM50
>>967
悪党だからですか?
【そう言いながら、その場で立ち止まり】

では彼はどんな悪い事したんですか?悪党というならそれはそれは大層悪い事をしたんですよね?
大量殺人?奴隷売買?誘拐強姦?
まさか…ただのカツアゲとかで悪党と決めつけ殺そうとした訳じゃないですよね?
【そんな言葉のマシンガンを放ち】

(………冷静ではないみたいですね?)
(何かに操られてるのか薬を打った人か幻覚による精神錯乱か……まったく殺し屋休業したのにこんな事が来ますか…)
【相手の様子を観察しながら】
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 19:35:10.53 ID:H5C3Lp98o
>>969
アァ!?悪党は、悪党だ、どんな小さなことでも、目の前でこんな事やられたらよォ!
我慢できねぇんだよ、ぶっ殺したくなっちまうんだよ、糞っ垂れが!

【頭を押さえて、顔を歪めながら言う】
【糞っ、糞っ、とぶつぶつと呟いている】
【目の下には隈が有り、何日もまともに寝ていない様子が伺える】
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 19:35:55.37 ID:HzVlmgEz0
>>968

【こつ、こつ、と硬質な革靴の音が廊下から響いてくる】
【やがて、無遠慮にノックもなく、唐突に木製の軋んだ扉が開くだろう】

……おや、目が覚めたんですか

【現れたのは、隻眼にメタルフレームの眼鏡を掛け、真っ赤なスカーフを巻いた青年だ】
【いつも着ているスーツの代わりに、薄い縦ラインが幾つも入ったシャツを着ており】
【首から、鎖のように絡まった『C.C.R』の三文字をあしらった銀色のメタルなペンダントを下げ】
【ベルトから何故か刀身が無い、剣の柄だけをぶらさげ、左腰に在るホルスターは、意味深な空である】
【そして深いガーネット色の髪は、後ろで小さく結ばれていて】

流石ですね、回復の早いのなんの。
オレもそのスピードを見習いたいくらいです……何か必要なものは?と言っても、水くらいしかありませんが

【扉を開け放したまま、数歩部屋の中に踏み入って】
【上体を起こした相手を見下ろしたまま、軽く肩を竦めた】
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 19:37:23.62 ID:s7uU25rDO
>>963

『隠れる』…病的な負けず嫌いである彼女に取って、そんな選択肢ははなっから頭になかった。

「…」

表れた相手を見つめる。
狂人でもなければ目を覆いたくなるような怪物でもない(怪物がバイクに乗るとも考えがたいが)
『無害』そうな青年であった。
しかし、彼女は警戒心を解かない。狡猾な悪魔ほど、見た目は弱そうである。

「…ちょっと」

呼びかける。その声はぶっきらぼうで、顔は不機嫌そうだ。

「どう考えても道間違えてるわよ。」

そして、言った。やはりぶっきらぼう。
彼女は初対面の人間にはこのような接し方しかできないという悪癖があった。
大剣は左手に持っている。



/すいませんちょっと飯落ちです
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 19:43:05.12 ID:OARBMnkio
>>964
「どういたしまして、冬女さん」

【いや、この寒さでこんな行動を取っている人を冬女と形容するのはどうなんだろう】
【女の驚愕に、感銘の視線、それを男は気付いているやらいないやら】
【「……、何で、甘え?」という呟きに、男はただ静かに笑い返すだけだった】
【……、あ、なんか不用意な発言した通行人が残雪に滑り転んだけど、まあ気にする事はないだろう】

「…………ほら、やっぱり。っていうかそんなになる前に体調管理しなよ。壊れたジュークじゃないんだからさ」

【溜息。そんな最中でも、男はその格好のままで】
【「失敗したな、なにか羽織っておくべきだった」とひとりごちた言葉は、誰にも届かない】

「やれやれ、少々お待ちよ」

【ぷるぷると向けられた視線を断れる程、男は現状においては無下ではなかったようで】
【じゃらり、と下げる袖口、落ちるは一筋の鎖】
【這う蛇の如く、鎌口が持ち上げられる。其の先は、街灯の紅衣】
【そこへと、一直線に向かって――】

【――謬(びゅう)、と風が吹いた】

【ひらり、はらり。目標を失った鎖は捕らえる事に失敗する】
【巻き上がった風、舞い上がるは衣。ひらりはらりと、風に女の衣が流され何処かへと】

「……………………わぉ」

【男がつぶやけたのは、そんな一言だけだった】
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 19:44:17.83 ID:dR99MmEK0
>>970
はぁ……貴方の言ってる事はわかりました
【そうため息をはき】

それは貴方も悪党の一人みたいなモノですよ
【ハッキリと言う】

だってそうじゃないですか?
普通の人はそういうの見て、イライラしたからその人を殺しますか?
それに例えばこの人は《貧しい家族》を養う為にしょうがなくカツアゲしてるかもしれません
《病気の妹を救う為に》カツアゲしてるのかもしれない
もしかしたら《先輩などに脅されて》カツアゲをしてるかもしれない
【もしもの事を話し】

それなのに貴方はその人を殺そうとした
それは彼の《家族や友人》にとって貴方は立派な悪党になりますよ?
【相手を挑発するようにそう言う】
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 19:46:36.50 ID:ZXdh6MYU0
>>971

目が覚めただけだけどな

【相手の住居のためにノックがないことは気にせず、視線を手から彼へと向ける】
【小さく結ばれた髪の毛という以前との変化を追いながらも首を傾げて】

あぁ、水をくれると嬉しいな
治療ありがとう。……これはお前が?

【そう言うと軽く右手を振って、尋ねる】
【包帯の下の魔術的な治療は彼がしたようには思えなかったが、とりあえす感謝して】
【万華鏡の隻眼はくるくると瞳の色彩を変えていて、以前からの変化はあまり見えない】
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 19:50:39.99 ID:cUIof5Dio
>>972

【其の黒い双眸が彼女を捉えたと同時、耳に届く、ぶっきらぼうな声】
【「やっぱり」と、苦笑を浮かべて口を開くと――次に“大剣”に焦点を合わせた其の目は、真剣¢エの物】


 …………こっち≠焉A『やっぱり』ですか。


【 ――死体=z


【どうやら彼は、殺戮≠余り好まない人種らしい】
【数歩、死体の方――詰まり、彼女の方でも有るが――に歩み寄ると、手を合わせる】
【中世日本の様な風俗を持つ、『櫻の国』の作法……黒髪黒眼の見た目通り、染み付いている様で】


………。


………―――その、……正当防衛≠ナすか?


【たっぷりと時間を掛け、合掌を終えた彼が浮かべるのは――困った様な¥ホみ】
【人の良さそうな其れでは有るが、『殺しに反感を覚える人物』が『殺した人物』に向けるにしては、少々不自然で】


/はーい、了解しましたー!
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 19:53:17.70 ID:H5C3Lp98o
>>974
……オレ、が?

【途端、呆けた様な表情を浮かべる少年】
【そして、その言葉を、もしもの事を聞き】
【頭を抱えるようにうずくまる】

糞ッ、糞ッ!

【反論など、出来ない】
【谷山には今、論理武装などは出来ない、それに正気ではなく悪意に飲まれている状態である】
【其の、少年の矛盾を突き、その悪意に触れようとするならば……】

(この女は嘘を言っている。悪を倒すお前を悪党と決めつけ、殺そうとしているのだ。
殺せ、悪党は殺せ!さあ、アクイニミヲユダネロ)
黙れ、俺は、悪意なんかにッ!黙ってろ、俺は、俺はっ!!
糞、殺したくなんか無いのにッ!!黙ってろおおおおおおおお!

【蹲り、涙を流しながら叫ぶ少年】
【悪意に抵抗し、逆にそれが卵に力を与えていく】
【うずくまる谷山の周囲に、無数の数式が吹き上がっていく】
【其れは、視覚化された莫大なバグデータである】
【うかつに触れれば、神経に情報が叩きつけられ、一瞬全ての五感がブラックアウトするだろう】
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 19:54:09.95 ID:HzVlmgEz0
>>975

何時間もガン寝されてるよか万倍マシですよ
看てる側からすればね

【開け放したままのドアを、後ろ手に掴んで】
【視線が自身の目線よりやや下、背後に向いていることに気付いたのか】
【空いている右手で、結んだ髪をぴんと弾きながら】

ミネラルウォーターなら腐るほどあるんでね。少々お待ちを。
……ああ、それは。包帯はオレが適当に≪アリス・イン・チェインズ≫に巻かせましたが、
根本的な……怪我の治療は、オレの知り合いの魔術師が。
礼なら「彼」に直接言って下さい、丁度今帰ろうとしていらしたところです

【と、言いつつ、手をひらひらと振りながらドアを閉め、出て行くだろう】
【が、相手なら――ツァーリ・F・カーディナルなら、ここでひとつの疑問を抱くはずだ】
【彼……クシャルクス・クロワール・レッドスカイことクロワの警戒心の高さは人一倍】
【ましてこの廃ビルは、彼がかつて『アジト』として使っていた、云わば秘密中の秘密の場所だ】
【其処に、幾ら友人の治療のためとはいえ、招き入れるほどの知り合いが彼に居たのだろうか?】
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 20:01:19.51 ID:ZXdh6MYU0
>>978

まぁ、そうだろうな。暇だし

【心配だとか不安だとか、看病に付随する感情を出さずに「暇」と表現するのは“らしい”ことだろう】
【それから彼の言葉を懐かしさとともに聞いていたが、少し眉を寄せる】

彼……?

【施術者が彼でない、というのは読みどおりだ。訝しむことではない】
【しかし予想と少し違う――治癒的な意味合いを持つ包帯を誰かから譲り受けただとか】
【そういう答えを推測していた自分にとって、その答えは大きな疑問を生むことになった】

【昔の友人か、或いは新たに増えた友か】
【いやしかし変わったとはいえコイツにそんな社交性があるとも思えないし――などと、つらつら思考しながら待って】
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 20:03:13.74 ID:7EJdAH4I0
>>977
(この反応……洗脳とか精神感染みたいなのに侵されてる部類ですかね…)
【少年のその様子を見て冷静に分析し】

……私では彼を正気に戻せそうにないですね
【ポツリと呟き】
【そして彼の周りに渦巻くバクデータの数式を見て】

貴方の楽しい想い出はなんですか?それを思い出してみてください
【いっけんなんて事ない質問かもしれない】
【けどもしコレが精神的なモノなら彼に楽しい事を思い出させ少しは落ち着かせる事ができないかと考えての発言だが…】
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/08(火) 20:09:54.66 ID:BCd6JzOi0
>>973

【冬女、と呼ばれて、二度目のなん……だと……顔を浮かべた】
【その不敵な笑顔に、やっぱり、自身に忍耐力が無いのだろうかとか、色々不安になって】
【そして通行人には、更に何処かから飛来した雪球が当たった気がしたが―――置いといて】

……、……何も言い返せない

【彼の言葉に、反論出来ず―――キングショボンを顔に浮かべ】
【言葉を聴いた後、不思議そうに彼の動作を見詰めていたが―――】
【袖口から出て来る、鎖。其れが見えた瞬間、嬉しそうに、笑顔を浮かべて】

……! あ、ありがとう! 其れで、コートは――――

【そして、飛んで行った、其れは―――鎖は、空を掴み】
【紅が。全て、風に浚われた】





―――――……、……柿の、種

【何か言った。柿の種と発せられた其れは、何処か、自虐にも似た響きを持っていた】
【飛んで行った自分の冬の相棒に、驚き過ぎて、混乱していた。故に、紡がれた言葉】

……、は、ははははは、ははは……ふへへ

【膝から、崩れ落ちて。無気力な笑みを浮かべる。気味悪い笑い声】
【無常。其れを噛み締めている間にも、女の防寒具は確実に飛んでっている】


【その後―――】

……―――……もう、全て……冬が悪い

【そんな、季節に責任を擦り付ける一言を発して。発した後に、再び体を抱いて】
【然し―――片腕を、ゆらりと、動かして。寂しげな笑みと共に、視線を彼へと向けて】
【やや勢いが入っているかもしれないチョップを、彼の脇腹へと、ぽすっとやるかもしれない】
【緩やかな速度なので、回避は簡単かもしれない。―――八つ当たりだった。どうしようも無い女だった】
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 20:10:43.79 ID:aBbIcIDbo
【公園】

この調子じゃ、まだ街から出られそうに無いな・・・

手も治さないといけないし、今日の空腹タイムも早めに来てるみたいだし

【ベンチににび色のローブを着てフードを深く被った青年が座って項垂れている】
【青年の手首からはぱたぱたと血が滴り落ちて、ベンチの木目に点々と跡が残っている】


まだまだ協会には戻れねえのか・・・そうか・・・
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 20:12:54.75 ID:HzVlmgEz0
>>979

【――少し疑問の海に取り残されて待ってみれば、やがて聞こえてくる足音】
【革靴の音に付随して、今度は足音と同時に何か金属製のものがじゃらじゃらと擦れるような】
【そんな、少々喧しい音が混じっている――この音の主が『彼』と見て間違い無いだろう】
【暫くして、矢張りノックも無く扉が開かれれば】

ほら、御所望の水です。
それと、彼が……オレの古い知り合いの魔術師ですね

「……目が覚めたようだね。随分と血を失っていたので、少しヒヤヒヤしていたのだが」

【――現れたのは。かなり特殊な剃り込みを頭部のほぼ全体、襟足以外に入れた】
【切れ長の眼と二叉に分かれた眉毛が特徴的な男だった】

【交叉した金糸雀色の襷のような装身具を肩から掛け、やや厳つく見える黒い服を纏っており】
【十字架を象ったような腰飾り、黄金で縁取られた肩鎧から垂れる、同じく金糸雀色の装飾品】
【主に黒と金をベースにした風貌が、重厚かつ威厳ある様相を呈している】
【その片手には漆黒の装丁が施された、分厚い魔導書が在る――常に持ち歩いているのか】

彼の名前は『メルフュレル・ファーザー』……
『ファーザー(神父)』という通称の通り、教会≠フ御方です。
なんでも以前の大会やら≪ネル・ナハト≫騒動やらで活躍した「エルメア=ミルフォード」の師匠にあたるらしいですが、
ぶっちゃけオレにはそんなに凄い人物のようには、とてもとても……

「……フフ、青は藍より出でて藍より青し、とはよく言ったものだ。
 とはいえ、わたしもまだまだ現役なのだぞ?これでも一応……と、今はそんな事は良い。
 気分はどうだね?少し優れないようなら、気力をグイッ↑とする魔術でも使っておくが」

【こと、と手元に水の入ったコップが置かれると同時に。恐らくは、ツァーリの疑問はここでまた加速する】
【クロワの古い友人……しかも教会≠フ人間と来た】
【明らかに闇の道を歩いているクロワにとって、教会≠ネんてものは真反対も真反対、真っ白な「光」だ】
【まさかこのクロワが人生の道に迷って教会を訊ねたとも考えられないし、何より案外、親しげではないか】

【一方、このメルフュレル・ファーザーという男――は、見た目こそ非常に厳ついが】
【どうやら、意外と砕けた性格なのか?親切にツァーリの容態を気に掛けているらしい】 
【エルメア=ミルフォードの師匠ということらしいが……はてさて】
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 20:16:48.03 ID:s7uU25rDO
>>976

こちらに近づいてくる相手…彼女の剣を握る手に力が入る。
しかし、それは徒労に終わった。

「……」

合掌する青年を見つめる。
何も知らない他人によくそんなことができるものだ…
見かけ同様穏やかな人物らしい
と彼女は思考した。

大剣を背に戻す。彼女のコートには鞘に合わせてベルトが縫い込まれているのだ。
大剣はそこにするり、と収まった。

「…何もされないのにこんなことするわけないでしょ。」

死体をめんどくさそうに見ながら言った。

「それとも」

ずい、と青年に近づく。

「そんなことしそうに見えるの」

相手の笑い顔とは対照的に、こちらは無表情だ。



/お待たせしました
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 20:25:16.42 ID:cUIof5Dio
>>984

【正当防衛の結果である、と聞き――彼は、安心したような顔】
【「そうですか」と、一言返すと、再び死体に目を遣り――――】


……………ぅ。


【今になって、相手を猟奇的殺人者≠ニ疑う失礼さに気付いたらしく】
【彼女の言葉に、蛙が踏まれたかの様な声を出すと……焦りつつ、向き直って】


い、ぃや、『そんな事しそう』とかそんな話じゃ無くて、ですね。
そのー……何と言うか、悪い人か如何か=\―否、やっぱり今の無しでッ!!
こう、あのー、その――――。


【そんな積もりは無かったのだが、説明する段となると、どうしても弁解≠ニなる】
【よくよく考えてみれば、ほんの少しだけでも『懐疑』の心が無かった訳でもなくて―――】



…………すいません、ちょっとだけ見えました。 大剣≠ニか。



【何とも、しょんぼりした様子で――――馬鹿正直な返答を返した】


/お帰りなさいませー!
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 20:25:54.95 ID:OARBMnkio
>>981
             .r-‐i'''''''''''i''''‐-、
            o| o! .o  i o !o
           .|\__|`‐´`‐/|__/|
            |_, ─''''''''''''─ ,、 / _
          /              \
         /    /          \ i
         |      ● (__人_) ●   | キングショボン
         !                   ノ
         丶_              ノ
          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【幻覚である。】

「えっ、柿の種ってなnゲフッ!?」

【まさしくクリーンヒットだったのだろう】
【油断も隙もありゃしない。想定外の一撃は、男の脇腹に深々と突き刺さって】
【バタリ、ドサリ。寒空の下に、男は天寿を全うしたのである――】
【まあ、痛みに悶絶して気絶しているだけなのだが】
【しばらくは、起きないだろう。何気にする事は無い。どうせ、この寒さは男にとって何にも感じないのだから――



【後日談ではあるが、この紅衣、公園で噴水に落ちているところを近隣の住民が拾って警察に届けたらしい】

/と、こんなところで落ちるー
/絡みありなのでした!
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 20:26:14.65 ID:ZXdh6MYU0
>>983

【思考していたが面倒になったので、頭の回転を止めて大人しく待っていた頃】
【聞き覚えのない足音に瞳を細めると、そのまま彼とその恩人が来るのを待って】

あぁ、ありがとう。……ふうん

【クロワと出会ったときにもキャラの濃そうなやつだと服装を見て思ったが、】
【やはり類は友を呼んでいた。突っ込み所が一般人より多い】
【教会の権威を現すように、しかしそれでいて敵対的な威圧感を抱かせない貫禄を持つ相手をしげしげと眺めてから】
【説明の中に入っていた人名――『エルメア=ミルフォード』に表情を引き攣らせる】
【以前、二回ほど死闘を繰り広げた相手の師匠となるとなかなかに気まずいものがあった】

……いや、気分はそれほど悪くない
例を言うよファーザー。俺の身体を治すのは骨が折れただろう

【異形だからだろうか、この身体は治療系魔術の効果が効きにくい】
【それをここまで完璧に治して見せた彼の手腕には素直に感謝してから、水を受け取りつつクロワに戻した】

で、クロワ
この現役偉人とお前はどういう関係だ。説教でもしてもらったのか}?

【やはり気になるのはそこだ】
【勿論、黙秘したいならば突っ込んだところは聞かないが――クロワに教会という組み合わせは違和感の固まりすぎるらしい】
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/02/08(火) 20:36:04.48 ID:BCd6JzOi0
>>986

ッ―――しょ、ぼ!?

【女は、何か青くて大きくて可愛いものが見えた気がした】
【恐らく気のせいかもしれない其れは、彼女の視界に、鮮明に焼き付いた―――】

―――――ッ!?

【同時に、二度目の驚愕】
【深々と突き刺さってしまったチョップに、一瞬身を固めて、慌てる】
【彼を起こそうとしたが、寧ろ起こさない方が脳とかに影響が無さそうで】
【数分間悩み、慌てた末に、近隣に在ったベンチへ、移動させたかもしれない】


【その後、警察に行って、届けられていた防寒具に喜んだらしい】

/有難う御座いました!お疲れ様でした!
/まさかのキングショボン……!
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 20:37:06.13 ID:HzVlmgEz0
>>987

「そうか、なら良いんだ。しかし、あまり無理はしないことだ。
 それと、今わたしのことをファーザーと呼んだが……実は、それは“間違い”だ。
 わたしがファーザーを名乗るのは通称というか、仮名というか……そんな具合でね。
 みな、わたしのことを呼ぶときは『メルフ“導師”』と呼ぶ。
 メルフュレル、を略してメルフ、だ。元々噛みそうな名前だからね、致し方ない」

【表情を引き攣らせた相手を訝しがるようにしながらも、メルフ導師は軽く苦笑して】
【その時に頭を掻いたが、まぁ物凄い剃り込みである。一種の信仰心の表れなのだろうか?】

「いや、案外なんとかなるものだ。手間はかかったがね。
 教会≠フ魔術は、他の形式と比べて特に『治療』に特化している。
 そのバリエーションとわたしの魔力にかかれば、治せない怪我は(たぶん)無いとも」

【なにやら小声で付け加えたようだが、自信たっぷりといった様子で軽く胸を張って】

……ああ、オレですか?いや、オレもまさか彼がこんな偉人になっているとは……
まだオレが餓鬼の頃に知り合ったんですよ、その頃は彼も聖職者として修行中の身だったんですが。
10と……2年か3年前でしょうか?たまたま偶然、友人3人揃って怪我をしているところをね

「それが縁で何かと治療を頼まれるようになったのだよ。
 わたしも、なかなか出来ない本物の怪我相手の治癒術の練習になるから快諾していたのだが……
 こんな彼だろう。如何せん怪我が多いんだ、これが。

 その怪我の治療を感謝するなら、わたしにではなくクシャルクス君にするといい。
 わたしがここまで治癒術の腕前を上げたのは、ある意味彼のお陰だからね」

【……とのことらしい、が】
【果たして、この答えはまたもツァーリの疑問を増加させる結果となるだろうか?】
【そうこうしているうちに、メルフ導師はどうやら帰り支度を始めたようだが】
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 20:41:33.91 ID:s7uU25rDO
>>985

何をそんなに焦ってるんだ。…と、彼女は表情を変えずに相手を見つめる。

「……あんた、なかなか正直ね…」

そして紡ぎ出された言葉に対し、彼女も『正直に』感想を言った。
しかし、男性の思考は至ってふつうである。正常だ。
大きな剣を持ってそばに死体…快楽殺人犯を疑いたくもなる。

「…まあいいわ。顔上げなさい。」

しょんぼりする相手に彼女は言う。

「こっちも聞きたいことがあるの。」

であった時よりも僅かに、極僅かであるが穏やかに言った。
大剣は…彼女の身の程もある大きなそれは静かに持ち主の背に鎮座している。
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 20:43:55.38 ID:H5C3Lp98o
>>980
//ゴメンナサイ、ちょっと親が色々ありまして遅れました直ぐ返信書きます!!
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 20:44:47.91 ID:G3P7rUM50
>>991
/わかりましたー
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 20:46:53.97 ID:iWy0yCdEo
【路地裏】
【薄暗くて、寒い。モノクロームと、時々、赤色。そんな構成のこの場所で】

「――――――、――――」
『〜〜〜〜〜〜〜〜〜! 〜〜〜!!』

【まず響いたのは、低い男の声と、ヒステリックな女の声】
【言葉の形を成しているのかすら分からない音が、コンクリートの表面を走って】


――――   ぁあぁぁあ   ――あああぁあああぁぁああ  …………!

【次いで、それらを掻き消すような勢いの、少女の悲鳴】
【耳の良い誰かなら、それに紛れた一人分の軽い足音が確認できるかもしれない】


【……とにかく、この耳障りなコンサートは、路地裏の奥の方から響いてきたのだ】
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 20:46:53.45 ID:cUIof5Dio
>>990


――――……はぁ。


【『正直ね』と言われ、自ら其れを肯定する様な性格でもなく】
【返事として成り立っていない声≠発すると――彼女の言う通り、顔を上げる】


……『聞きたいこと』、と言いますと――何ですか?
街の方向が判らないのなら、バイクで送って行くぐらいは……今度はちゃんと、ナビ使いますし。


【彼女も自分と同じ様に迷っていたのかも知れない――と、思った事を口に出してみる】
【が、数秒考えて脳が弾き出したのは否定=B 迷い人に道を尋ねる迷い人など居ない】
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 20:48:00.77 ID:H5C3Lp98o
>>980
【眼からは涙を流し、頭を抱えて少年は自己に埋没している】
【女の言葉を聞き、見上げる】

楽しい、事……。

【色々有った、新聞部として、各地を駆け回った日々の充実】
【少々マッドではあるが、面白い友人との日々】
【それらは、谷山の内に確りとある。だが】

(ソレハ、全てアクにウバワレルゾ……さあ、アクを殺せ、アクイニミヲユダネロ)
ぐぅぅう……くそ、っ、俺、は……ッ!

【悪意は、其れすらも徐々に塗りつぶしていっていた】
【だが、谷山の周囲で渦巻く数式は、僅かにその数を減らしている】
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 20:52:23.85 ID:ZXdh6MYU0
>>989

無理はしてないよ、出来ると思ったからしただけだ
メルフ導師か……記憶した。しかし、自己紹介でも噛みそうな名前だな

【そう苦笑いするように答えながら、心の中でお弟子さんを酷い目に合わせてごめんなさいと謝罪しておく】
【物凄い刈り込みには、自分の親しい間柄に似たようなレベルの剃りこみをした修験僧がいるのでさして驚かず】
【耳聡いせいで小声の言葉も聞こえていたが、無駄に完璧だと威張るよりはその方が好感が持てると思った】

友人……いや、まぁその頃のお前にはきっとあったんだろうな。社交性が
なぁ、コイツは昔からこんな感じか?

【さらりと馬鹿にしつつ、そう彼の過去を知るメルフ導師に瞳を細めて尋ねる】

【10年前――三人そろって怪我。】
【それが友人同士の稽古が原因ならば、“揃って”というのはあまり適切な表現ではないだろう】
【三人というのは、港で出会った女性が言っていた二人を含めて、なのだろうか】
【決め付けるには情報が足りないが、そういうことにしておいて】
【メルフ導師の雰囲気から、特に暗い思い出ではないのだろうが細めた瞳の奥で追求はせずに支度を見つめる】
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/02/08(火) 21:00:06.21 ID:HzVlmgEz0
>>996

今は社交性が無い、みたいな言い草ですね?……ありませんが。

【と、やや眉を顰めながらクロワは返す】
【だが、上手いこと冗談めいた言葉と雰囲気で誘導しているが】
【質問の本質、疑問の中核であるかもしれない「友人」に関しては、一切触れず】

「ん?そうだな……ああ、大体こんなのだ。
 今は妙にトゲトゲしい気もするが……まぁ、大人になったのだろう」

【と、語るメルフ導師は、一度ちらりとクロワを見やった後、ほんの一瞬だけ目を伏せた】
【対するクロワは唇こそ苦笑しているように緩んでいるが、その眼は――】


「では、わたしはこれで失礼するよ。しかしきみ、本当にあまり無理はしないことだ。
 幾ら外的な……傷を塞ぎ、血液を補ったからといって、内面的――精神的な要因は治せない。
 まだまだきみ自身は弱っているということを自覚しておきたまえ」

【やがて帰り支度を済ませた導師が、部屋を出ようとするだろう】
【手に持っていた魔導書を大事そうに、数度表紙についた埃を払うと】

「それでは失礼するよクシャルクス。今度芋羊羹かワインでも寄越したまえよ」

【なんて、妙な台詞を残して、ビルから去り往くはずだ】
【残ったのはツァーリと――閉まった扉の方を向いたまま何も言わず立ち尽くす、クロワールのみ――】
【奇妙な静寂が、場を支配するのかもしれない】
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 21:00:26.96 ID:mZGe+zkG0
>>995
(くっ…術式は減りましたがやはりマダ……仕方ないですね)
【そう思いながら何かの瓶を取り出し薬を口に含み】

【ダッ!!!】

【全身のバネを使い右足で地面を蹴り前へ跳び】

【術式に触れないように彼に接近しようとする】

【成功したらそれは彼の不意をついた事で…】

(……さよなら…私のファーストキス)
【……まさか……】
【まず素早く抱き着き、両腕を抑え】

【彼の口に】

【キスをしようとする】

【けどそれには理由があり】
【彼女が先程ふくんだ薬――精神安定薬を彼に飲ませる為だ】

【成功したら彼に精神安定薬を飲ませるだろう】
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 21:04:19.96 ID:H5C3Lp98o
>>998
【それでも、少年は戦っている、悪意と】
【迫る相手を見て、気絶させてくれるなら、と悪意を気合で抑えつけた】
【ぐっ、と数式が減っていき、振れることは先ず無い、と思える状況】
【目を瞑り、何らかの攻撃に備えたが】
【次の瞬間】


――――――!?


【谷山の眼が見開かれた、そして口の中に送り込まれる精神安定剤】
【驚きのため、抵抗なく其れを嚥下してしまい、そのまま硬直している】
【悪意すらも、一旦停止しているようで】
【男、谷山 基樹。17年の人生で初の接吻、ファーストキスであった】
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/08(火) 21:09:03.12 ID:s7uU25rDO
>>994

「…ナビがあるなら最初っから使いなさいよ…」

あきれたように言う。
もちろん聞きたいことは道なんかじゃない。

「…私は今日、初めてこの世界に来たのよ。」

そばの大木に寄りかかる。
泉は澄んだ水をたたえ、月を映していた。

「それまでは…うーん、なんていったらいいのかなあ…遠い遠い国にいたのよね。」


「こっちに来た理由は簡単。私の国の人はみんな弱いの。あいつらは『能力』を持った無能力者よ。」

憎らしげに言う。彼女がそのことに対しどれだけ腹を立てているかが分かる。

「それで、聞きたいことは……もう分かるでしょ?」

相手の近くまで歩く。
使い古してきた大剣が僅かに金属音を奏でた。


「この世界の能力者は…」

「…強いの?」

短いが、端的な質問…
彼女は相手の返答を待ち、男性の顔を見つめた。
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
  | |  (・)。(・);    このスレッドは1000を超えました。|
  | |@_,.--、_,>    このレスを見たら10秒以内に次スレを建てないと死にます。
  ヽヽ___ノ    次スレを10秒以内に建てても死にます。

パー速@VIPService
http://ex14.vip2ch.com/part4vip/

ローカルルール変更に伴い、1000到達の報告が不要になりました。

1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
好きなお菓子☆ @ 2011/02/08(火) 19:28:04.80
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4vip/1297160884/

一方通行「無人島、かァ?」 @ 2011/02/08(火) 19:02:29.88 ID:rY6PTHR70
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1297159349/

携帯厨新規でこのMMOもどきゲームやろうずw <br> @ 2011/02/08(火) 19:00:27.39 ID:V3urt8AAO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1297159227/

ここまおTRPG 話し合いスレ @ 2011/02/08(火) 17:41:46.73 ID:Ncqq7mD+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1297154506/

嫁宣言して60分以内に嫁AAにお断りされなければ結婚避難所 @ 2011/02/08(火) 16:33:10.51 ID:801crlKoP
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1297150390/

売り専現役サブマネだが質問ある? @ 2011/02/08(火) 16:04:31.32 ID:5jen6kP80
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1297148671/

もし高校野球部の女子マネージャーがブスだったら @ 2011/02/08(火) 15:42:49.93
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「サーセン」とかなめた口きくコンビニ店員にセン抜き使ったら貴族になった @ 2011/02/08(火) 15:18:35.04
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