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【飛び立った蝶の】能力者スレ【極彩色は】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/03/25(金) 00:08:56.62 ID:iY1klxpG0
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。
無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。
【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/
【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
* 完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
* 弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
* 戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
* 基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
* 書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
* 描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
* 他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
* 「コテハン」は禁止の方向で!
* 基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、 950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
* スレチなネタは程々に。
* スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
* 基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
* 国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
* 他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
* 時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
* 特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
* あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。
* 全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
勝手に世界を氷河期などにはしないように。
* 能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
* エロ描写について
確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
なので、全面的な禁止はしていません。
ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します。
やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1300720522/
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/25(金) 00:10:59.03 ID:dcmGbVtSo
>>1
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/03/25(金) 00:11:10.24 ID:M5Low+Njo
>>1
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) :2011/03/25(金) 00:11:41.80 ID:9OqkajTAO
>>1乙!
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/25(金) 00:15:11.52 ID:QNKPgUqM0
>>1乙を開始する
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/25(金) 00:16:20.17 ID:DCpFhAUko
>>1
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/25(金) 00:16:26.16 ID:1UK7/KvJo
相手の>>1へ乙をシュウウウゥゥゥゥー──ッ! 超ォォオオオエキサイティイイイイン!!
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/25(金) 00:16:41.61 ID:2GcF84Gyo
>>!乙なのですよー!
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/25(金) 00:17:29.63 ID:hAfvIJez0
>>1乙!
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/25(金) 00:23:31.70 ID:KlF2PDkto
>>1
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/25(金) 00:59:30.94 ID:w7rrnhTAo
>>1乙です!

>>992

心配するな、現状、お前を可愛がる気は毛頭無い。

【問題は其処なのかどうか】
【腕を組み、慌てた様子の少女へと真っ直ぐ視線を向けたまま】
【忘れた頃に犬耳がひょこりと動き、尻尾もゆらゆらと揺れる】

……そうか、そうだな。自己紹介がまだだった。
悪いな、どうも話が始まると名乗るのを忘れる。

ミーナ、ミーナ=ヴィリク。
ボクの名前は月読 陽。魔術協会で魔導具の研究をしている。
とはいっても、殆ど機械弄りしてるだけだがな。

【相手の自己紹介に若干突っ込みたいところはあるものの】
【一先ずは自分の名前等を軽く紹介】
【白衣に綺麗に縫いとめられたワッペンを軽く示し】

然し、龍とな……。
見たところ、外見は普通の人間と変わらないように見えるが……?

【自らを龍と名乗る事に興味を持ったか、眉を顰めながらも】
【少女へと数歩歩み寄り、その頭へと手を伸ばした】
【特に抵抗が無ければ、そのまま数度頭をなでたり頬や耳を撫でたりするだろう】
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [sage]:2011/03/25(金) 01:00:04.39 ID:kl+kAWv9o
>>980>>982

【数で勝る相手の技をこちらは純粋な力で打ち破ることに成功】
【そしてシズクがもう戦えない状況になったのを確認すると】

勝った…
勝ったぜえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!

【少年は喜び近くをしばらく跳ねまわる】
【そして何かに気付いたかのようにあたりを見渡す】

まさかこの中に止めを刺そうなんて思ってる奴はいないよな?

【少年の考えはまだ幼く青い】
【たとえ自分に害があるとしても人を殺そうとはしないのだ】
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 01:01:22.17 ID:Nv1aeAvDO
>>994
おいおい、ここでもそうなのか。俺が居た世界も路地裏は危険地帯だったぜ。
どこも同じようなもんだな。なんつうか、魔性みたいなもんがあるのかもなぁ、“路地裏”ってのはよ。

【そんな風に締め括って青年は紫煙を吐く。とりあえずこちらでも路地裏には近付かないことに決めた】

……なんだ。イメチェンか。それにしても櫻の人間は黒髪なのな。ますます親近感が湧くね。
機会が有ったら行ってみたいもんだが……櫻の国って、どうなんだ? 物騒だったりしねえ?

【何となく察し、騙されてやることに決めて話題を櫻の国へとシフトさせる】

……へえー! 綺麗な能力だな。しかしそれならアドバイス出切るかもしれねえ。

【少女の能力を見て、歓声をあげる。何とも風変わりな感じがしたが、綺麗な能力だと思うのは本当だ】

俺が似たような……っていうか能力を使って出したものを複数制御する時はさ、一個一個を制御するんじゃなく……あー……
なんていうか、そうだな、一つの群れを制御するイメージでやってるぜ。
一個一個がこう動いて……じゃなく、群れの一部はこう動き、また別のところはこう動いて……ってな。
まあ、飽くまで俺の場合だから、嬢ちゃんの場合に当て嵌めても通じるかは分からんがね
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/25(金) 01:01:28.78 ID:AJIl61EZ0
>>1乙ですぅ

>>982(先に前>>996を見てください)

【そう言ってロウが構えると】
【そこには噴水に力なく仰向けで浮かぶ少女】

…力尽きた…か。

【そういうと彼は彼女に向かって歩きだす】
【痛めた背中を左の銃でさすりながら】

よぅ。嬢ちゃん。俺はさっきも言ったがマーシャル・T・ロウ。
方法は違えど俺の、いや青義同盟の目指す正義は嬢ちゃんと同じ。
だから、休んでろ。

――嬢ちゃんの代わりにあっという間に【blue justice/青義同盟】が世の中平和にしてやらぁ――

【彼女の近くに行くと、周りの奴にも聞こえる声で】
【こう、叫んだ】

15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/25(金) 01:03:23.69 ID:DCpFhAUko
>>980>>982

【反射鏡のような形で放たれた煙は、察する通り同時に防御の役目も果たす】
【とは言え無論万能ではない、水を受け止めたながらも彼女にを打った時点で水に呑まれるように融解する】
【残りは――僅か纏う煙を右手に、抜き身の刃に纏い、それでなんとか防御しようとするも】
【もはや威力も、量も足りない。殆ど、身のままに受けて耐え】

【辺りが鎮まるのを感じ、ゆっくりと顔を起こす】
【大噴水は凍り、彼女が意識を手放さないながら沈黙したのを視認】
【他の者も皆生きている事を確認すると、人知れず場から離れる】

……彼女を説き伏せるのは。私の役目では無いな

【先の戦いに於いて彼女と真に対話したのは、己では無いと】
【ひどく透明に近付いた己の体を引きずりながら、人目に付く前にと】

こういう時……血の通わぬ体というのも、実に不便なものだ

【水を叩く足音、それが途切れると共に男の体はその場から煙のように消えていた――】


/乙でしたー
/何かと至らぬ点ばかりで申し訳ありません、参加させていただきありがとうございました!
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 01:05:28.48 ID:BMyvHbnSO
>>1乙だーヨ

>>前983
【カミキリムシは何処にも止まらず、全員の攻撃を回避し易いであろう“空中”を舞いながら】

『《R.I.P.》……確か、最近有名なアレかーヨ』

【実に、淡泊な反応を示した。カミキリムシなので、“表情”が無いのだ】
【……シャンドリヨンと名乗る彼は、《R.I.P.》との接点は無い……いわば、素人のようなモノだ。それゆえ……一般人程度の知識しか、持ち合わせていない】

>>前986
『人聞きが悪いーヨ』

【まず最初に、不機嫌そうにそう言って】

『このカミキリムシ……《苦笑い(ビッターラッヘン)》は俺の“アートマン”だーヨ。何もしていない、訳じゃあ無いーヨ』

【あくまでも、高見の見物という訳では無いらしい……まあ、遠隔操作型“アートマン”を利用しての参戦だが】

『《E・Noir》は俺じゃあ語れないんで……あと、スノウ“ウ”ルだーヨ』
『どっち側……というより“第三軍”、だーヨ。いずれ戦場で会ったらよろしくだーヨ』

【なんとも「漠然」とした説明】
【彼自身、《E・Noir》に所属してからまだ時間が浅い……知らない事は、あまりにも多過ぎる】

『報酬さえあれば、何でも……だーヨ』
『「奴隷市場」は前の雇い主……報酬を渡すどころか口止めされそうになったんで、潰したんだーヨ。奴隷は逃がしたーヨ』

【実に“シビア”】

>>前989
『宮本重太郎、かーヨ』

【名前を復唱】
【「アートマン」の事は、零に対する返答から“半分正解”だと分かるだろう】

『顔……見せる必要は無いーヨ』
『というより……今顔に包帯巻いてるんで見せても無駄だーヨ』

【笑い混じりの口調】
【ややふざけた雰囲気を作りながらも、次の瞬間にはぶち壊し】

『番天零にも言ったが……俺は第三軍だーヨ。正義も悪も無い……“利害”に基づいた行動だーヨ』
『今回は、この“ズィルバートロンベ”の試運転に……通りがちょうど良いと思ったーヨ。安心しろ、殺しては無いーヨ』

【彼の思想は、「損得勘定」……という訳では無いが、“報酬”次第で「正義」にも「悪」にも傾く】
【不安定で、“汚い”思想だ】

>>All
『さて……質問タイムは終わりだーヨ』

【カミキリムシが、そう言って】
【次の瞬間には……そこに居ない。アートマンゆえの、突然の消失だ】
【その場に残るのは……先程まで物陰に隠れていたらしい、身体に“深い切り傷”を負った負傷者が数人と、貴方達だ】

【さて……死闘を勝ち抜いた貴方達には、戦利品がある】
【それは、ズィルバートロンベの刃】
【風魔翌力を纏う刃。加工すれば、振るえば鎌鼬を放てる刃物が造れる……手に入れたいならば、手に入れても構わない】

/以上で、今回のテロは終了です
/お疲れ様でしたー!
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga !蒼_res]:2011/03/25(金) 01:09:13.63 ID:WR4GuGi8o
>>1000
………………うん………………

【絞り出すようなその一言を最後に、彼女は、意識を手放した】

>>990>>996>>1000>>12>>14>>15
やーれやれ、お転婆な娘を持つと苦労するねえ――
まあ、ぶっちゃけシズクとタイマンしたら俺負ける自信あるけどな!!
まったくどんだけだよシズクちゃん!!

【それは……どこかに身を隠していたライトウェルだった】

「……さて、シズクはもう気絶し、爆弾は解除されました――」
「これ以上手出しはさせません、わたくしたちが回収します」
「誰にもこの娘に触れさせはしません」

【――と、ライトウェルの隣にはウェル子】

【唐突に、バサバサと仰々しい羽音を立て、無数のカラスが辺りを覆い尽くす】
【それは目くらましには十分すぎる程のもので――】

【シズクに近付く者全てを遮断してしまう】

――宣伝効果は十分だよな? 流石は栄えある水の国といったところか

『ライトウェル・エルウェル』『ウェル子』『ゴースト』『マキナ・ギシ・カンケル』
そして『スペクタクラー・ミズガネ・比叡山延暦寺・シズク』……覚えたか?

使える賛同者がいればメンバーは増えるかもしれんが……今はこの5人と蟹が一匹
それぞれがそれぞれの世界征服を目指す、究極にして至高、そして最強の集団だ

ライトウェル一味……じゃあ味気ねえよな
……愛と正義の……愛と正義の……ダークサイド……ダーク………………オルガナイザーズ――とか
……うむ、これだな!

――俺達は、『愛と正義のダークサイドオルガナイザーズ』!!
『ダクオル』とでも略して親しんでくれHAHAHA!!

俺達の意志は、世界を駆けめぐるぜ――!!

……あ、それからブルーなんちゃら、お前はなんかあれだ、青いから言っといてやる
世界平和を求めるんだったらもっとフレンドリーになっとけ、色々捗るぞ

【カラスの中で、ライトウェルがうるさく叫ぶ】


「善悪の区別無く……邪魔する相手は全て、絶望に叩き落とす――」


【そして――カラスが消えれば、そこには誰もいなかったという……】
【残ったのは、暴虐の爪痕と、すっかり水で鎮火された広場】
【勇気ある能力者達の奮戦により、水の国は守られ、死者も0であった】


【だがしかし、世界は、また、厄介なヤツらに目を付けられてしまったようだ】


    "The world is mine." ――世界は我が手に――


【――誰かが、そう呟いたように、虚空に寂しげな空気がこだました】


/これにて此度は終幕!!
/突然のテロにもかかわらず多数の参加者ありがとうございました!!
/楽しんでいただけたならば幸甚の至りです、まっことお疲れ様でした!!
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/25(金) 01:12:27.79 ID:FycMXV2M0
>>16
…よくわからないわね
けど…気に入らないわね
【虫を見て】

【そして相手が去ったのを見て】

とりあえずコレは貰おうかしら
【刃を拾い去っていくだろう】

/乙でしたー
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 01:12:39.53 ID:+AD+YCTSO
>>13

暗くてじめじめしたところがお好きなんでしょうかね。
いやーまったく理解できないですはははは

【後半、棒読み】
【少女の簡略プロフィール:路地裏ホームレス経験あり】

んーと……だいぶ前までは、「妖」がなにやらしていたのですけど。
今はわりかし平和ですね、逆に危険な国と言ったら……金の国か水の国でしょうか。今は。

【新聞やニュースの内容を、思い返してみて】
【喋ってみれば、すこしだけ燻っていた不自然も消えてなくなる】

……群れ、ですか。
なるほど……確かに、一つ一つに命令を出していたら、気が散りますから……

【青年の言葉に、目をすこしだけ見開いて。感心したようにこくこく、頭を上下させた】
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/03/25(金) 01:13:50.44 ID:M5Low+Njo
>>16

「おい、俺も忘れるなよ!」
『…ちょっと黙るのがいいんじゃないかな?白口』

チッ…!
アートマンにまかせっきりか?
胸糞悪い…
【空気を読む銃と、読めない銃】
【そして、少年は吐き捨てるように、そういった後】

金だとぉ…!
ふざけやがって…!!
【拳をきつく握り、唇を強くかみ締めながら、悔しい気持ちを抑える】
【チッと小さく舌打ちをした後、戦利品を頂いてから】

大丈夫ですか?
【そう言って、救急車を呼んで、負傷者を助ける為の手立てをする】

/おつかれさまでしたー!
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/25(金) 01:14:36.80 ID:AJIl61EZ0
>>17

【帰り際のお節介な一言に反応する】

うるせぇ、俺はフレンドリーだ。ポスターは手違いで喧嘩腰なだけだっつーの!!

【去り際にそう大声で叫ぶ】

>>テロ防衛に参加した人ALL

さて…あんた等もご苦労だったな。
でも俺が噴水凍らしてなかったら死んでたぜ?

【そう振り返って周りの人々に一言】
【笑っている彼が青義同盟だということは先ほどの男のお節介から解るだろう】
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/25(金) 01:15:33.38 ID:1jKb3S53o
>>1

>>11

あ、はい…それならよかったです…

【安心したのか残念なのか、正直どっちなのかわからないが】
【ふぅ、とため息をひとつついて】

月読さん…ですね
魔道具の研究って…なんだかカッコイイですね!
……もしかしたら、短い付き合いになるかもしれませんが、よろしくです

【縁起でもない、しかし、それはある程度現実味を帯びていて】
【自分でも言ってしまったあとに暗い表情を見せる】

ええ、そうなのです
…今の私はこの世界の一般的な人と力量的にもそう変わりません
むしろ、弱いかもしれませんね

信じろって方が難しいですが…ここはとりあえず信じてください
話が進まないので…

【事実、彼女が龍だということを証明する手段は殆ど無く
 とにかく信じてください、と頭を下げた】
【触られることには特に抵抗なく、されるがままにされて
 特に頭を撫でられるのが好きなのか、少し嬉しそうに】

/夜も遅くなって、まだ遅くなりそうですが大丈夫でしょうか?
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sage saga]:2011/03/25(金) 01:17:19.02 ID:5f1zXHUAO
【路地裏】
【冷たい気配が満ちる、この場所で、明るい桃色の髪を持つ猫顔の少年は、スーツ姿の屈強な男達に囲まれていた】
【男達は"無能力者"。言わば"力無き暴力"を振るう者達だ】
【一方、少年は『能力者』だ。子供であろうとなかろうと、その事実は変わらない】

グレアムの前を歩くには…こんな奴らじゃあ駄目だにゃあ…

【男達は武器を携帯している。拳銃、刀、ナイフ、見るからに殺傷力のある獲物を担いでいる】
【比べて丸腰の少年は、僅かも慌てる様子を見せてはいない】
【終始、のんびりとした表情を崩さないのだ】
【男達が、雄叫びをあげて少年に襲い掛かった、数分後】
【路地裏に立っていたのは、少年ただ一人】
【掠り傷の一つも負わず、変わらないのんびりとした表情で佇んでいる】
【呻き声をあげる男達。ある者は壁に叩き付けられ、またある者は四肢の骨を逆に曲げられ、『能力』によって蹂躙されたであろう痕が見てとれる】
【これが、"無能力"と『能力』の差】
【理不尽なまでのパワーバランスが、この世界だった】

…猫の手も借りたいくらいだよ、ホント

【溜め息混じりに言葉を吐き出し、少年は着ていたコートのボタンを閉め直して、耳に付けている補聴器型の通信機を、意味も無く触っていた】
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/25(金) 01:18:39.27 ID:KlF2PDkto
>>17

………ならば良い

【シズクが最後に絞り出した言葉を、彼は聞いた】
【誰も死んでいないなら…モノを壊しただけなら、今回は】

【カラスと共に去りゆく彼らを見て、付け足す様に一言――――】

……若い頃からガンコだと、ひねた大人になるでござるよ

【―――からかう様に、そう言った】
【さて――それは彼らに言った言葉か、それとも――――】


【スッと、彼もその場から離れだす】

『愛と正義のタオル』…か

【きっとこの男は、その組織名を忘れないだろう】
【…正しく覚えているかは、別として】

/お疲れ様でしたー!
/楽しませて頂きましッ
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/25(金) 01:20:04.81 ID:DFaXPBrco
>>997

【魔繊外套をキャッチ――】
【彼に向けるのは、すこし意外そうな顔】
【一度、すん、と鼻がなった】

【羽織ってみると、文面通り魔法のように水気が失われていく】
【やがて、乾燥機にでも入れたかのように、服は暖かさを取り戻した】
【――髪は濡れたままだけど、流石に人の外套で拭くほど、根性は座ってない】

……それじゃ、これでわたしが借り一つです

【魔繊外套にくるまったまま、少しだけ楽しげに宣言して】
【「いつか返上するです」、と呟いた】


……≪R.I.P≫の理念を聞いているなら、わたしよりもテレビで直接、リーダーの話を聞いたほうがいいです
誤解を恐れず端的に説明するなら、世界の天秤をひっくり返す組織です

わたしが、あの時おにーさんと反対側に居たのは、
単純に、まだR.I.Pに加入していなかったからです
……だからこそ、目先の安寧のために、わたしはおにーさんと戦えたのです

【ここまでの考えは纏まっていたのか、淀みなく質問に答えて】
【再び、外套に顔を埋める】

……けれど今、≪R.I.P≫は金の国の王城に侵攻しようとしてるんです

でも、わたしは……、先程のように……
一度ならず、金の国の国民の味方をしてるです
おにーさんの邪魔をしたことだって、あったわけです

その癖、今更襲撃する側に回るなんて……
……そんなのは、いろんなモノに対する裏切りです
守る上で踏みにじった人の意思を、無下にする行為です

だからわたしは……、おにーさんが前回、襲撃した理由を聞いたんです
……、守ったくせに、うらぎってしまうなら……
せめて、その時の、おにーさんの意思はひきつぎ、たくて……

……でも、やっぱりよくわからなくって……
…………ごめん、なさい

【そういって少女は】
【彼の背中を向いたまま、申し訳なさそうに目を伏せた】
【当初、暗かった理由を吐露し終え】
【もう、彼にどんな罵声を浴びせられてもめげないように、心の準備をして】
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 01:22:38.99 ID:kNzBpSuro
>>16

成程ねェ、金目当てに彷徨く雑魚ってカンジかァ?
まァ、“最強”のオレ様に勝てるワケもねェけどよォ……ッ

【フッ、と相手の姿が消える。同時に、この場に自身の敵は居なくなる】
【傷の状態は良いとは言えない、一刻も早く――と、考えはじめ】
【目に入った戦利品、『ズィルバートロンベの刃』を拾いあげて、歩き出し】

……オレ様に怪我させたコト、忘れンなよスノウ“ル”ルよォ
ヤロー、何時か顔見せやがったときは……ぶん殴って詫び入れさせ、てやッ―――。

【負傷者と、二人の一時的な戦友から離れていって―――路地裏へ】
【暗いそこでも、特に誰も近寄らないような場所で、彼は倒れた】

/お疲れさまでした〜!
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 01:23:04.12 ID:Nv1aeAvDO
>>19
ま、悪いことするなら路地裏って相場が決まってっしなあ……俺も昔路地裏生活してたから、何とも言えんがね

【紫煙をくゆらせ渋い顔で青年は言う】
【路地裏は犯罪の温床と結論が出た後で言うあたり、結構明け透けな性格であるらしい】

あ、金の国が物騒ってのは聞いたぜ。経済も鈍化して倒壊寸前の傾国ってな。
水の国は……聞いたっけな。どうだったか。
……まあ、櫻の国が今は平和ってえのは良いな。親近感抱いた国が滅亡寸前とかだったら、流石にアレだわ。

【青年は苦笑しながら短くなった煙草を右手に握る】
【一瞬だけ目映い光が揺らめいたかと思われた次の瞬間、煙草は消えていた】

そうそう。一個は一個でも群れとして捉えんだよ。
そうすりゃああの一個はこう飛んでー、ってんじゃなく……あー……
言うなれば……群れが形を変える、みたいな感じで制御できるんだ。
そうすると集中力より想像力の勝負だな。集中するよりは簡単だと思うぜ
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga sage]:2011/03/25(金) 01:23:49.53 ID:y7sZNciC0
>>993

そうですわね。
それにしては、その奇跡の産物がずいぶんとそこら辺を闊歩しているのですけれど……。
わたくしとしては、路地裏に居るような日陰者が勘違いしてしまわないか、少し心配だったりしますわね。
あれはあくまで奇跡の産物であること。
そこを勘違いしてしまったら、ひどくかわいそうなことになりますのに。

【少女の発言は、どちらかと言えば、路地裏サイド】
【日陰の誰かを心配するような、していないような。全体的に嘘臭いような雰囲気から、きっとそれは分からなくて】

あら、そうですの。
……まあ、わたくしにはあなた様の意見を歪める権限も何も、無いのですけれど。
わたくしの幸せについても、心配してくださりますの?
それはそれは、ありがとうございますわ。ですけれど、わたくし、そんな飴は舐めたことがありませんの。
ですから、心配は要りませんわね、気持ちだけは受け取っておきますけれど。

【尋ねておきながら、最終的な結論はそんなもので】
【感謝の言葉を述べながらも、どうも、薄っぺらい】
【何がどう、心配は要らないのか。よく分からないのだけども】

ええ、正解ですわ。おめでとうございます、一発正解でしたわね。
景品は、残念ながら用意していないのですけれど……まあ、それはいつか、ということにして。
あら、それはそれは、とてもいいお友達ですこと。うらやましいですの。
ころころと変わって喜ばれるものは、あまりありませんのよ。
そうですわね……言葉なんてものは、特に喜ばれないんじゃないかしら。

【ぱち、ぱち、と。気の入っていない拍手と、笑顔】
【それと同時に相手に贈られるのは、そんな祝福の言葉で】
【話題が変われば、ぴたりとそれも止む。嘘臭さ、演技臭さ。隠そうとさえしていない、そんなものたち】
【発言の内容が変わることについて、喜ばれないことは理解しているらしい、が】

では、そうですわね。どうしても、というならば、お食事くらいならば同席しますのよ。
日数や、本当にやるのか、何かはお任せしますわ。ご自由にどうぞ。

【謝罪を述べる相手に対し、こちらが折れる】
【日付も、何もかも。相手に丸投げした、そんな形で】

どちらか一方に広くなることはあるかもしれませんけれど、それはわたくし的にはあんまり歓迎するものでもありませんわね。
広く浅く、形で言えば出来るだけ円で。
それが好ましいですの。

ええ、気をつけますわ。ご忠告、ありがとうございます。

【薄っぺらい円。それが、彼女にとって好ましい形だ、と】
【言い終えれば、その忠告に感謝を返し、軽く頭を下げる】

では、檸檬さんと。お呼びしますわ。

【考える時間は無く、名前と苗字、どちらも聞いた時点でそう返す】
【まるで、最初から名前で呼ぶと決めていたよう】

はいな、分かりましたわ。
さようなら、檸檬さんもどうぞ、ご無事で。

【挨拶の言葉には挨拶を返し、心配の言葉には同じような言葉を返す】
【そうして、飛び立つ少女を見送った】

/文章消えるなんて聞いてない、お疲れ様でしたー
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [sage]:2011/03/25(金) 01:25:48.60 ID:kl+kAWv9o
>>17

最後に言いたいことだけ言って帰りやがったか…

【あたりをもう一度見渡し確認】
【すると少年は>>21が何か言ってることに気付く】

(青義同盟…?はて、どこかで聞いたような…)

(まあいっか)

【そして>>21に指を指し一言】

水龍に止めを刺したのは全て俺だ!!
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/03/25(金) 01:28:10.03 ID:9OqkajTAO
>>前999
【思わずアホ毛×3に目移りしてしまう彼女ではあったが、それもほんの一瞬の出来事】
【青年の残念そうな様子を察知して、大人しくその場に留まっていれば良かっただろうか、と少しばかりの後悔】
【けれども、先の行動は反射的なものでもあった。久方ぶりの直接的な接触に、何故だか恐怖心を抱いてしまったのである】
【その理由は自分自身にも解らない。だから、ちょっとした悪戯心が働いたのだろう、と心中で誤魔化してしまった】

【凡そ“2ヶ月”という期間は、異なる生活を送っていた両者にとって、一体どの程度に感ぜられたことだろうか】
【見据えられた瞳は、何かを訴えかけようとして、しかし多くを語ろうとはしない】
【紡がれる謝罪の言葉と、下げられる頭と、懐かしい呼び名を認識した途端、女性は露骨に不機嫌そうに眉を顰めて】
【すぐには返答せず、何やら青年の方へ歩み寄っていくと――】

……あの、ねぇ……!
それよりもっと言わなきゃいけないこと、あるでしょ!
とりあえず、頭、上げてよ。ちゃんと私のこと、見て

【語調を荒らげつつ、姿勢を正すように指示をする。――やはり、怒っている?】
【そうして、彼が指示に従おうと従わなかろうと、女性は仁王立ちをしながら一呼吸置いて】


  ―― おかえり。双葉!


【最愛の者へ。帰還を祝う言葉を投げ掛け、にっこりと屈託のない笑顔を咲かせた】
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/25(金) 01:31:15.81 ID:w7rrnhTAo
>>22

そんな格好いい物ではないさ。油臭いだけだ。
……ああ、よろしく、ミーナ。

【返す言葉には、特にフォローは無く】
【その言葉が現実に起こり得る可能性が有るのだから】
【笑い飛ばしもせず、素直に受け止めて】

…………ふむ。

突拍子の無い話では有るが、疑う理由も無いだろう。
寧ろ、普通の治療では手の施しようが無い理由も、其れならば説明がつくとも言える。
多少の無理矢理は誤差の範囲だから、気にすることは無い。

【頭を始め顔を少しだけ撫でた手を離し、改めて少女と真っ直ぐ向き合う】
【少女がベンチに座っているなら、やや見下ろす形に】
【立って居ても身長は同じくらい。視線はまっすぐ翡翠色の瞳を見詰め】
【無言で、話の先を促す】

/四時くらいまでなら大丈夫です、はい!
/毎度遅くて申し訳在りません……!
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/25(金) 01:33:30.78 ID:WR4GuGi8o
>>17おまけ

「ところで……あのヘアピン……そんな都合のよい道具があるものなんですね――」

‘……ああ、シルバーバレッタ?’
‘んーと、ウェルちゃん、「プラシーボ(偽薬)」ってご存知?’

「…………ああ、なるほど」

‘そそ、そーゆーことッスよ’

「思いこみが激しかったり、心根が純粋だったりする者程よく効く……」
「あの娘には魔法のようなアイテム……というわけですね――」

‘ええ、兵器作りには、柔軟な発想が不可欠なのよー’

「……貴方様は、口調というか……キャラクターが柔軟で気持ち悪いですけどね――」

‘……ヒドス!’

【――ちょっと時間が経った後、どこかで行われた会話でしたとさ――】
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/25(金) 01:33:31.52 ID:AJIl61EZ0
>>29

【指をさす奴に一言】

え、あ、そう。どうやって? 俺見てなかったし。
最初に壁を凍らせて突破口を生みだしてやったのも噴水も最後の攻撃の威力を弱めてサポートしたのも…

全部この賞金稼ぎ界トップそして【blue justice/青義同盟】リーダーの俺ことマーシャル・T・ロウなんだがなぁ?

【と、ニヤニヤして言う彼】
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 01:34:15.40 ID:ARsmRsADO
>>998

それを僕に言ってどうするの?人間になりたいのなら、若しくは戻りたい≠フなら、勝手にすればいい

ただ――機械として人間の"記録"してばかりじゃ、いつまで経っても何も取り戻せやしないと思うよ

【変わらず淡々とした声色で紡ぎ出したその言葉は、機械として存在する"彼"に対する少年なりの助言であるのかもしれない】
【人間から具体化された情報を得るばかりではなく、目には見えない部分を理解しようと試み無い限りは、堂々巡りを繰り返すだけであると】


……―――『正義』、ね

【ポツリ、その単語を反芻すると――気怠そうな動作で立ち上がり、衣服に付着した草や土を軽く払う】


『正義』の反対はまた逆の正義≠ノ成り得る。人間は皆同じ……己の正義を押し付けるばかりで、他人の正義に気付かない。自分に都合の悪い面は見ようとしない

目には目を、ばかりじゃこの世界は盲目になるというのに―――

【独り言の如く達観したような台詞を漏らすと、夜風に黒髪を靡びかせながら、くるりと背中を向けて歩き出す】
【その一瞬――瞳の蒼色が鈍く煌めいた気がしたかもしれない】


………なんとかって同盟に入ってるんだっけ。それなら尚更、憶えておいた方がいい。100%正しいことなんて存在しないってことをね

【クスリ―――警告じみた言葉と共に、口元を愉快そうに吊り上げて】

【少年はそのまま街の方へと降りて行くだろう―――】


/遅れて申し訳ございません
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 01:34:25.37 ID:+AD+YCTSO
>>27

(……あ、なんだかちょっと親近感……)

【主に、路地裏生活してたというあたりで】
【ちょっとだけ表情を綻ばせかけて、やめる】

金の国は、ニュース制作者のいいご飯の種になりましたよ。
王女様が実父を捉えて、王位は我が物であると宣言したと思ったら、
国民軍に打倒され。処刑が決まったと思ったら、処刑の場を狙ったテロ。
……ここ数ヶ月で、歴史の教科書が数ページ埋まりましたね。

水の国は……ドラッグが出回ってる、って話です。
他にも、カノッサ機関の支部も建ってますし。
危ないところに近づかなければ、大丈夫とは思いますけど。

【以上、「最近物騒な国」のお話】
【長く喋るのが苦手なのか、声を途切れさせたあと、大きく息をしていた】

集中力より想像力……なる、ほど。
ありがとうございます、それならなんだか……解りやすい、かも。
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [sage]:2011/03/25(金) 01:39:27.33 ID:kl+kAWv9o
>>33

裏方のどこがいい!?
表役こそが一番だ!!!

そして今回は見事に俺が主役だったな!

【腰に両手をあて胸を張る】
【ガキだからまだまだだ】

どうやったってそりゃあこう
グアァァァァァァァァァァのドバアァァァァァァァァァァァァァって感じでだな…

青義同盟?なんだっけそれ?

【ポスターは何度も見かけたことはあるがこの少年】
【自分の体質のせいで全く読めていないため知らないに等しかったのだ】
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/25(金) 01:45:20.42 ID:1UK7/KvJo
>>25

【呟きに返される言葉は無く、沈黙で肯定】
【それから、紡がれる言ノ葉を漏らさず耳で拾い】

【彼女が言葉を語り終えてから、一拍、沈黙し】

 ……馬鹿か

【ふと、唾でも吐き捨てるような言葉が放られた】
【真紅の双眸が少女を見下ろしたまま、言葉は次がれて】

 ──心底おめでたいやつだな
 菓子の食いすぎで脳まで虫が食ってンのか

 言っただろ。あの時の俺に高尚な意志など無い
 ただ活きの良い血の祭りがあったから乗じただけだ

 ……それに、何故俺の意思などを引き継ごうとする
 こんな腐れ魔族の意思なんて牛糞以下の価値も無いことを良い機会だから教えてやる

【案の定、彼が紡ぎだしたのは酷く辛辣な言葉だった】
【だが、緩く細められた瞳と共に、その足が一歩、少女に近付いた】
【そのまま数歩、更に歩みを進め、少女の眼前まで至れば、更に口を開いて】

 ──……裏切り、と言ったな
 ならばどうして、貴様は今、そんなところに居る。何故足を踏み入れた
 あの衆が、他の国はいくらでも襲うが、金の国だけは襲わないとでも思ったのか

【鋼の声色が未だは止むことは無く、言葉の刃は手を返し振るわれ続ける】

 それで、気紛れで守った安い民を裏切りたくないから、
 他人の、しかもよりにもよってこんなクソ最低の馬鹿の意思を、
 裏切りを正当化するための理由に使おうとでも思ったのか。面白い冗談だな

【只管、只管、鋭利な舌鋒は降り注ぐ】

 【「……貴様は、どうなンだ」】

【──が、ふと、そこで一拍を挟み、声の色が変わった】
【透徹した紅玉の奥に、赤熱した静謐が、渦を巻いた】

 ……俺の意思でもない。≪R.I.P≫の意思でもない
 貴様、ハニー・グレイトテイストだとか言う甘ったるい革命家馬鹿の意思は、何処にあるンだよ

【駆け抜ける一陣の夜風。そこでようやく、言葉が途切れて】
【少女を見下すように立っていた彼が、隣へ一歩、踏み出して】
【相対していたその視線が、彼女の同方向を、向く形になった】
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 01:45:46.31 ID:Nv1aeAvDO
>>35
【少女が微かに顔を緩ませたにはことには気付かず、青年は話を続ける】
 
っはー……激動だなぁ金の国。そりゃやべえわ。近付かねえようにしよう、マジで。
……――カノッサ?

【水の国のカノッサ機関の名前を聞いた瞬間、青年の表情が変わった】
【三枚目らしい雰囲気などは即座に消え失せ、そこにあるのは燃え立つような激しい気配】

……って、名前が同じだけか。異世界だしな。

【しかしその激烈な気配はすぐに消え、元の気配が戻る】

いや、びびったわ。俺が居た世界にもカノッサ機関って名前の組織があってなあ……
……しっかしドラッグ回すって、録なことしねえなあカノッサって名前の組織は。

【半ば呆れたように青年は嘆息した後、息を吐いた少女に解説ありがとな、と笑って見せる】

はは、役に立てて何よりだわ。でも気をつけろよ。
俺の場合、想像力がブッツリ切れたら出したもんが一斉に消えたり四方八方に飛び散ったから。
このやり方でも、確りトレーニングはした方が良いかもな。文字通りのイメージトレーニング。
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/25(金) 01:47:50.27 ID:AJIl61EZ0
>>36

…うわぁ、後方支援の渋さを知らないとは…子供だねぇ。
知ってるか?主役は人気でないんだぜ?

【そういって彼を鼻で笑う】

あー青義同盟ってのはな、あーめんどくせ。ポスター見ろポスター。

【説明が面倒臭くなったのでポスターの貼ってある壁を指差す】

ちょっと手違いで喧嘩腰だが、ホントは他の正義組織とも仲良くしたいんだがなぁ

【その喧嘩腰のポスターを見るとこう書いてあった(長い)】

【新正義組織 「blue justice/青義同盟」】
【俺達の組織と、justice・対機関連合等の正義組織との違いは2点ある!】
【相手が悪といえども基本的には殺しはタブー という点と、 目的が悪の排除ではなく、悪の更生 である点だ!】
【俺達の組織の悪人に対する行動は、基本的に3種類。】
【1、更生が完全に成功→その場で解放 まぁこれが1番だわな。】
【2、更生成功の判断がしにくいor更生不可だが自警団に引き渡せる状況→自警団へ これが一番多くなるかと思う。】 
【3、更生不可能&自警団に送れない状況&超危険人物と判断→特例として殺害許可 これは仕方がない。】
【…というわけだ。こんな感じで善悪関係なく救おうという活動をしていく。】
【現在メンバー大募集中だ!!少しでも気になったら連絡してくれ!!】 
【お電話はこちら、リーダー「マーシャル・T・ロウ」のtel ○○○−△△△−□□□まで!!】
【全員救えないなんて解ってるけど、それでもできるだけ1人でも多く救おうと頑張ってみないか?】
【俺のクソ甘い考えに賛同できる奴!!悪人善人関係なく救ってやろうという器のでかい奴!! 】
【そういう奴を俺らは求めている!!ポスターじーっと見てりゃあスカウトしにいっからヨロシク!!】
【RIPでもカノッサでも救ってやるからかかってこいや!! by マーシャル・T・ロウ】
【<現在justiceなどの正義組織に所属する人へ>】
【前回のポスターで、中傷するようなことを掲載してしまったのは済まない。】
【少し表現を大きくしすぎた。確かに俺達の正義は君達の正義とは違うかもしれない。】
【が、人々に希望を送るという部分では同じはずだ。違うか?そうだろ?】
【つまり、何が言いたいかというと、俺達と対等な立場で協力体制を組まないか。ということだ。】
【あくまで対等な立場だ。下に就く気はさらさら無ぇ。舐めてんならこっちからお断りだ。】
【俺はこうした方がもっと多くの人を救える、と思うから提案した。其れだけだ。】
【だから、何か聞きたい事や、協力体制を組みたいと思った人は、先ほどの電話番号にTELしてくれ!!】
【あ。そうそう…もしくは水の国の「BAR FATE」によくいるからそこに顔を出してくれてもいいぞ!!】
【真の正義はここにあり 「blue justice/青義同盟」リーダー マーシャル・T・ロウ】
【P.S 何なら文句でも構わねぇぜ?腹立ててる連中もいんだろ?お互いの正義を語り合おうや。実力も見ておきたいしな。】
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/25(金) 01:49:37.90 ID:nsXNJomko
【カノッサ機関、夜の国支部】
【夜の国の何処か、一部の機関員程度にしか知らされていないその場所】

【外部から見た其処は、とても物騒な施設には思えない】
【小さな城か、高級な洋風ホテルか、そんな印象を思わせる建築】
【もしもこの建築物が市中に有ったとしたら、観光客が迷い込むかも知れない】


【その中の一室は】
【何故か畳の部屋の中心に、炬燵が一台据えられていた】

こんばんはー、そして只今ー、ご飯有りますー?

「数カ月ぶりに主君に顔を見せて、第一声がそれか?」
「貴様の身勝手さは相も変わらずのようだな」

嫌ですねえ、御主君には叶いません、ってえの

【炬燵にそれぞれ脚をつっこんで、向かい合う二人】
【一人は、寝癖を直しもしないまま、寝間着姿にカイゼル髭】
【時折ふあと欠伸をしながら、眠そうな目を擦っている】
【もう一人は、何処からどうみても、小さな子供。十歳程度にしか見えない背丈】
【小さな手でミカンの皮を向いて、頬をハムスターの様に膨らませている】

「………成果は?下らぬ答えを返したのなら、貴様をウナギ風呂に放り込むぞ」

それはそれで興味が有る事は有りますがとりあえず遠慮するとしまして、ハイ
私が持ってまいりましたは、お次の戦乱の気配……という訳でしてえ……

【罰則には温いのか厳しいのか判断に困る言葉を、子供はニコニコ笑いながら受け流す】
【短い手足を伸ばし、炬燵の上に半ば身を乗り出した子供は】
【目の前の男。この支部の長に、まるで「醤油分けてくれませんか」とでもいうような口調で】

御主君。ちょいとこの支部の全兵員の指揮権、私に預けてくれません?
あ、ついでに予算も幾らかお願いします

「許可する。最後の一兵、金庫の小銭一つ、弾丸一個に至るまで思う様に使い果たせ」

【そしてその主君は、これもまた笑ってしまう程の気軽さで許可を与えた】


「………何処を、何を、狙う?」

いやー、実はどーも私達向きの性格したお人を見つけましてねえ
その人にちょっとしたプレゼントを差し上げれば、かなーり面白いものが……

……さ、久しぶりに動きましょ。卵だなんだ、所詮は玩具。本当に怖いのはなんなのか
たーっぷり思い出させるとしましょうねえアッハッハッハッハッハッハ………

【寝床へ引っ込む主君の背に、答えにならない答えを返し】
【一人になった部屋。この支部の者には懐かしい、良く響く笑い声】

………あ、これ美味しい

【口の中のミカンを噛みつぶし、次の一房を放り込んだ】


/絡みふよー
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/25(金) 01:51:48.09 ID:1jKb3S53o
>>31

…ありがとう、ございます

【信じてもらえたことに対して、小さくお辞儀をして】

では続けますね?
古龍だろうと魔法生物の一種ですから、私にとって魔翌力は命も同じなのです
火を噴いたりとかの攻撃を始め、代謝を含めた自己治癒も全て、魔翌力の力、ですから

…それで、とあることを境に、私の魔翌力は漏れ出るようになってしまいまして…
しかも、供給量を少し上回る尋常ではないペースだそうです
つまり、間に合わず枯渇したときに死んでしまう…というのが、生物学者の方に診てもらった結果、です

【今はもう漏れ出る魔翌力すらもほとんど残っていないのだろうか、彼女からそんな気配はなく】
【───と、言葉をさらに続けようとしたところで突然ベンチから崩れ落ちて】

がはっ!げほっ!…ごめんなさい
もう、あんまり時間は無いみたいですが……魔翌力が枯渇してくると…こうなるんです…

【咳き込み、抑えた手には少し黒く濁った血がべっとりと付着していて】
【魔翌力を失うと生物としての機能が停止していく。真っ先にダメージが行くのは臓器で】
【先ほど言った少しだけの猶予は、本当に少しだけなようだ】

/了解しました!
/いえいえ、こちらも遅くなりがちで…
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/25(金) 01:51:59.77 ID:dcmGbVtSo
>>30

【「もっと言わなきゃいけないこと」って何だろう、と】
【頭をフル回転させて考えるが】
【微妙に混乱している今の彼では見つからなかった】

……うん。

【しかし、彼女の指示に従って顔を上げると】
【彼の抱えてきた悩みは、一瞬で晴れることになる】
【──最愛の者の、最高の笑顔によって】

───ただいまっ!!!

【だから彼も、心からの笑みでそれに答えた】
【あえて例えるのであれば太陽のような。輝かしいほどの満面の笑顔だ】

【────あ、また抱きつこうとしてる。なんかこう、不足してるらしい】
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [sage]:2011/03/25(金) 01:52:26.35 ID:kl+kAWv9o
>>39

【少年はポスターを凝視する】

ん?おお、コレこの前見たぞ!

相手を殺さないってのは認めるぜアンタ
でも入るかどうかって言われたら親と相談だな

【何故か上から目線】
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/25(金) 01:52:33.07 ID:LVT9AODQ0
>>34

 さぁ、何でだろうな……

 只、“ 綺麗 ”を知ってるならば。と思ったからなのかもしれん
 しかし、“ 今の俺だけでは見えない世界 ”、か
 かなり参考になった。人間よ。礼を云おう。“ 有り難う ”

【彼は、首を傾げ、少しして礼に軽く頷くと又一つ。夜空を見上げた】

 行くのか……ならば。もし。あんたが良ければ。名を教えてくれ

 覚えておきたい。此の瞬間を……“ 糧にする為に ”
 そう。大規模に動き出す、“ R.I.P. ”とやらの戦闘との前にな。あんたと共に。覚えておきたい

【彼は空を見上げる。“ 盲目 ”と表示されるも尚。見上げていたのだった】

/気になさらずー
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 01:55:45.72 ID:+AD+YCTSO
>>38

【ぴくり。息を吐くのに伴って、下がっていた視線を】
【「思わず」上げる。ちりっと肌が焦げるような熱気、の、錯覚】

……きょ、巨大な組織ですからね。
多数の世界すら股にかけて、いろいろと目論んでるのかも。
ちょくちょく機関によるテロもありますから、そこも十分注意です。

【おそらくこの人も、元の世界で「たたかう人」だったんじゃないかと】
【そんな、推測。口には出さないけれど】

と、飛び散る……それは危ないです……
イメージトレーニング、ですね……やってみましょう。
ほんとに、アドバイスありがとうございます。えと……お名前は?
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/25(金) 02:00:29.16 ID:AJIl61EZ0
>>43

おいおいこういうものは自分で決めるものだぜ少年。男ならそろそろ自立しようや。
ちなみに言っておくが…この組織の中でも俺とタツミって奴は強いってもんじゃねぇぞ?
他の奴は…まだ未知数だな。

まぁ俺は賞金稼ぎ界トップの世界最強ガンマン!!
そんでタツミってのが俺の相棒の世界最強剣士って感じだな。

どうだ少年。男なら強いやつにゃあ興味あんだろ?

【これは彼をスカウトしてると言っていいだろう】
【水龍を倒したという彼の実力を評価したか】
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 02:05:03.77 ID:Nv1aeAvDO
>>45
……確かに、そういう可能性もあるわな。

【少女の話に青年の言葉は硬度を増したが、しかし気配は然程変わらない】

……テロ、ね。……こっちのカノッサの目的が分からんから何とも言えんが……また殴り合う事になるかもな

【正義感とか、そんな崇高なものは青年の顔からは感じられない】
【しかし、その赤みの強い鳶色の瞳は、力強い何かを感じさせるものだった】

おう、ちょっとした大惨事だったなぁ、あれは。
あーいや、気にすんな。やってみたらまるっきり駄目かもしんねえしな。
もしそうなっても恨まないでくれよ?
 
【ちょっとおかしな言葉を言いながら、青年は苦笑を浮かべる】
 
名前は……朝宮暁だ。嬢ちゃんはなんてんだ?
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [sage]:2011/03/25(金) 02:05:52.33 ID:kl+kAWv9o
>>46

男か!
でも母さんに氷漬けにされるしな…
嫌でもやっぱり―――
親父に拳骨のあとの丸焼きに…

うーん…

【なかなか過激な家庭のことを口から漏らす】
【そして手を一度ポンっと叩き口を開く】

よしッ!!!
じゃあ仮でどうだ!!仮入団だ!!
もちろん入ったとみなしていいぜ!

ただ…俺が家に帰って生きてたらの話だ…
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/25(金) 02:08:20.03 ID:w7rrnhTAo
>>41

……古龍、魔翌力……魔翌力――――ッ!?

【少女の話を、手元にメモなどは無い為確りと聞きとめ】
【腕を組み、顎に手を沿えて紡がれた単語を幾つか反芻していく】

【と、その時。目の前の少女が突然崩れ落ちる】

【咄嗟の事に反応できず、腕組みを解いて手を差し伸べようとするも】
【咳き込んだ少女の手に付着した黒く濁ったソレに気付いて、動きを止める】

【数秒の間。少女が落ち着くのを少しだけ待ってから】

……大丈夫、か?

【ベンチの前に跪く様にして、少女の顔を覗き込みながら、尋ねる】
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/25(金) 02:13:11.66 ID:AJIl61EZ0
>>48

【彼のものすごい家庭を聞いて水龍でさえ動じなかったロウに寒気が走る】

…スゲェ家庭だな…まぁ…生きて帰れよ。じゃなかった、帰って生きろよ。
じゃ、正式にメンバーになりたいなら電話かこの国の酒場「BAR FATE」でな。いつでも待ってるぜ?
あー背中いてぇ…梅酒飲も。

【そういうと彼は背中をさすりながら帰って行こうとする】
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/03/25(金) 02:13:52.14 ID:9OqkajTAO
>>42
【晩晴。曇天の雲間から蒼空と太陽が覗いて、萌える草原が照らされる】
【あらわれた彼女の笑顔は、白詰草の花のごとく慎ましやかで、可憐】
【“彼”という陽光が無ければ、きっと存在していなかったもの――】

――、……ぅ

……ねぇ。身体は、もう大丈夫なの?
急に倒れて入院したって聞いたから、その、……気が動転しちゃったんだけれど
ちょっと無理しすぎたんじゃ、ない、の……?

【今度こそ、女性は青年の抱擁を抵抗なく受け入れた】
【手が触れた瞬間、何かに怯えたように身体が跳ねたのは、気のせいではない】
【声音が僅かな震えを伴いながら、シャロームは顔を俯かせて心配そうに疑問を紡いでいく】
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 02:19:20.71 ID:+AD+YCTSO
>>47

……あ、テロと言えば。
≪R.I.P≫って組織も危ないですから、そこも……

【注意したほうがいいですよ、なんて】
【言い掛けた言葉が、だんだん小さくなっていく】
【……この人なら、大丈夫なんじゃないかなあ、なんて。根拠のない推測によるデクレシェンド】

ええ、まあ……善処します。
私は、カゲツと。<Justice>という組織に所属する、白坂カゲツです。
何か困ったことがありましたら、<Justice>の方を頼ってください。
皆さん……いい人ばかりですから!

【曖昧な返答の、次】
【自分の名前と所属とを名乗るときには、幾分か声が張っていて】
【きっとそれだけ、その正義を冠する組織に、誇りを持っているのだろう】

……、と。私はそろそろ、帰りますね。
暁さんも、夜闇にはお気を付けて。

【では、と頭を下げて。少女の持つ白色は、夜の闇に溶けて、消えていく】

 【――アドバイスは貰った。ここからもっと、強くならなくては、と】
 【小さくなっていく背中は、前に前に進んでいる】

//ここら辺でしょうか、ありがとうございましたー!
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/25(金) 02:19:52.02 ID:DFaXPBrco
>>37

【唇を真一文字に閉ざして、彼の視線をまっすぐに受け止める】
【ザクザクと、心に突き刺さる鋼色の言霊】
【――ただ、痛いだけじゃなく。刃は哀色にも似ていて――】

【それに気がついた時から、我慢できるようになった】
【瞳が臨界まで潤んでも、涙は溢れない】
【苦しいのは自分だけじゃない――、というのは、勘違いだろうか】
【――どちらにしても、誤解されやすい彼に問題があるの、かも?】

【目元にたまった水滴を、外套に押し当ててから、顔を上げる】

…………アルスは、卑怯です

【血反吐を吐くような想いで紡がれた第一声】
【連鎖するように、彼女の言葉が続く】

そうやって、自分を貶めて、蔑んで……
……諭されてるわたしは、どーなるんです

【すこしだけ、おかしそうに微笑んで】

……そうとも、わたしの意思は……、甘い世界を作ること、です!
だれもが、みんなを許容するような……、いつかみた黄金郷を、現実にすることです

その為に≪R.I.P≫に与して……
光と影が安定してしまった世界を、一度、塗り替えなくちゃいけないのです
このまま≠ナは、虐げられている人達が助からないなら……、わたしは……

……一番に、未来を優先しなくちゃいけないんです
たとえ今、誰を裏切っても……、

【一度大きくなった声色は、だんだんと失速して、震えが交じる】
【――決意なんて、まだできない】
【それでも今、自分が芯とすべき意見を纏めて】
【なんとなく――同意を求めるわけじゃないけれど――隣に並んでくれた彼を見上げた】
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [sage]:2011/03/25(金) 02:21:45.82 ID:kl+kAWv9o
>>50

おう、分かったぜ!

【というと彼はポッケから携帯を取り出し時計を確認する】

うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
門限がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

家帰っても大丈夫か!?

【そういうと少年が力を入れる】
【すると少年の五倍はするだろう竜のような大きな翼が生える】

おっと、俺の名前は龍ノ心だ
じゃあな青の人!!!急げ俺!!

【そういうとものすごい速さで飛びたっていった】

/テロとか遅くまでお疲れさまでした!乙でしたー
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/25(金) 02:24:13.79 ID:1jKb3S53o
>>49

はっ……はぁ…

…けほ…っ…何とか…

【小さく咳を繰り返すものの、口に手を抑えっぱなしでこくんと頷く】
【心配を掛けたくないのか、にこっと笑って気丈に振舞う】
【が、覗き込んだ顔の瞳は恐怖からか僅かに潤んでいて】

【ふらりと立ち上がってベンチに腰をつけ、横になる】
【座っているよりかは幾分か、楽なのであろう】

あー…えっと…どこまで話したのでしたっけ…?

………あ、そうだ
それで…魔翌力を分けてもらったりもしたのですが、それも使い切った結果が今のこれです
その人にずっともらうわけにもいきませんし…ね

何か……力を貸していただけるものは…ありましたか?

【できるだけ、呼吸を整えようと自然とやや深呼吸気味になっていて】
【すがるような視線をそちらに向ける】
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/25(金) 02:25:09.54 ID:AJIl61EZ0
>>54

【翼が生えて飛び立っていくまでを見届けると】

…何アレ…スゲェ。

【そう絶句するロウっであった】

/乙でした〜
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 02:30:23.79 ID:Nv1aeAvDO
>>52
≪R.I.P≫、ね。あんがとよ、気をつけるわ。

【青年、暁は笑って礼を言う。活力に満ちた笑みは、もしかしたら人に安堵を感じさせるものかもしれない】
 
白坂カゲツな、<Justice>……へえ、ド直球だが……カッコイイな。名前に正義掲げるなんざ、なかなか出来ねえよ
……いや、なんか……あんがとな。看板まで教えてくれて。

【何故だか逆に申し訳なく感じる程だ。頼ってくれ、程ありがたい言葉は無い】
【身一つでこの世界に放り出されただけに、心に沁みる】
 
おーう、気ぃつけてな。俺はちょいと動いてから帰ることにするわ。

【去り行く姿を見送りながら、何だか気持ちのいい子だったなあ、なんて考える】
【当然だけれど、この世界にも色んなヤツが居るのだろう】
【良いやつも、悪いやつも】

さって。

――――ちょいとばかり、気合い入れて行きますかね。

【――――夜に、目映い光が揺らめき始める】


//遅くまで付き合って頂いて、ありがとうございましたー!
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/25(金) 02:32:25.61 ID:dcmGbVtSo
>>51

【彼女の身体が跳ねたのに気づき】
【いつもよりも、抱きしめる力は弱めにする】
【もしかしたら、離れたほうがいいのかもしれないけど】
【離れたくない、ずっと抱きしめていたいと思ってしまうのは──いけない事なのだろうか?】

……ん、大丈夫。それは、関係ないから。
倒れた原因は、良く解らない病気だし。
疲れてたことが間接的には影響してたかもしれないけど、直接的には違う。

【要点を掻い摘んで、簡単に答える】
【外部からいけない病気を貰ってしまったらしく】
【彼自身の身体が悪かったとか、そういうことではないらしい】

────だから、俺は大丈夫だ。

【彼女を安心させようと】
【"大丈夫"の部分を強調して、強く強く言い放つ】
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/25(金) 02:41:06.27 ID:w7rrnhTAo
>>55

……そうか、良かった。

【死を目前として、怖い気持ちも有るだろう】
【それでも尚、此方を気遣って笑顔を浮かべてくれる少女に答えるように】
【ぎこちないながらも、小さく笑みを浮かべ返して】

魔翌力が必要なんだな?
それは――こんな物でも役に立つか?

【ベンチに横になる少女へとちらちら視線を向けながら】
【白衣の内側、セーラー服のポケットに手を突っ込んでごそごそと漁り】

【取り出されたのは“光魔鉱”と呼ばれる小さな石】
【光を魔翌力に変え、ソレを一定量溜め込むことの出来る、所謂魔石だ】
【その石の大きさは3cm程。小さいが、それなりの魔翌力は蓄えられている】
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/25(金) 02:41:12.85 ID:1UK7/KvJo
>>53

 【──その真名を呼ばれたとき、彼はまるで心臓を撫でられたような感覚を覚えた】
 【また機が違えば、彼はそれに激昂して、鋭く拒絶したかもしれない。その名で呼ぶな、と】
 【だが、今の彼は、何故か、それを拒絶する気にはなれなかった。ただ沈黙してそれを受け入れた】

 …………────

【彼の白皙は、硬質の表情を顔面に彫刻していた】
【瞳の紅玉は虚空の一点を見据え、瞬きしたとて揺らぎはしなかったが】
【自身を見上げてくる少女の視線に気付いたとき、横目で眼差しを返した】

【その彼岸花色の視線は、しかし、すぐに逸らされて、また再び前方を睨んだ】

 【「……言葉の刃というのは」】

【ふと、口の端から滲み出すような言霊が零れた。そして、次がれる】

 ……──言葉の刃と言うのは、最後、自分に突き立ててこそ意味が有る

【長躯が一歩を踏み出し、そして再び、少女と相対した】
【一度閉ざされた口唇が、小さく息を吸って吐き出し、言葉を紡ぎだす】

 ──意思を優先するなら、誰をも裏切る
 それは、俺も、同じことだ。俺はきっと、過去の自分を、裏切る

 ……一番に、或る幸福を優先するためにな

【──それは、少女に返す言葉と言うよりもむしろ、独白だった】
【一度は並んだ視線の行き先が、また再び衝突しあう形になったのは、】
【今、彼女が朧げながら選ぼうとしている選択と、相反することの、暗示なのかもしれない】

【それでも──否、自分の選択など、彼女の選択には何の影響を及ぼさないだろうとは思っていつつ──】
【少女と真っ向から向かい合う真紅の眼差しは、言外に物語る。「今度は、互いの立場が、逆転するかもしれない」、と】
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/25(金) 02:58:34.59 ID:1jKb3S53o
>>59

ふふ…誰か他人の笑顔って…
やっぱり、何か…こう安心しますよね…

【返された笑みは、彼女にとってとてもうれしい物で】
【ぱああっと表情が明るくなるが容易に伺える】
【しかし、それと真反対の事のように左手に、保険として注射器を掴んで】

わぁ…!
なんだか…げほっ…貴重そうな石ですけど…いいんですか?

えへへ…悩む時間が伸びてしまいそうですね?

【そんな皮肉を言って、差し出された石を受け取る】
【手のひらに載せて、まるで宝石を初めて見た子供のように眺め回して】
【それから、柔らかくぎゅっと握って…】

─────。

───ねぇ、月読さん、こんな出会ったばかりで悪いのですが…一つお願いしてもいいですか?

これでも、きっとほんの一時しのぎにしかならないから、もうすぐ、最後の手を使ってしまうんだと思います…
悪い結果は目に見えてます、本能的にも嫌な悪寒はしてます
でも…私…は弱い、から…死ぬのが怖い…から…

だから…もし、私が私じゃ無くなったら………サージさんに、「さよなら」って伝えてください

【今にも掠れそうな声をその小さな唇から紡いで】
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/03/25(金) 03:01:59.33 ID:9OqkajTAO
>>58
……ふふ、それなら良かった。安心したわ
“よく解らない”ってとこが引っ掛かるけれど、ね
今が元気に越したことはないし――それに

今回の経験で、無理は禁物ってことがよく解ったでしょ
だから無理しすぎるのも程々にね、双葉ちゃん?
言われなくても、分かってることかもしれないけどさ

【冗談交じりの声色でそう宣いながら、彼女は両手で青年の衣服を堅く握り締めるだろう】
【明確な言葉にこそ示さないが、これは女性なりの確固たるメッセージである】
【一度掴めば、暫くの間、自らその手を離そうとはしない筈だ】
【「離れたくない」という気持ちは、彼女も同じだった】

ああ、それと。カード、ありがとね
『虫の知らせ』とかなんとか、色々と疑問だったけれど……

それよりも、苺を取られて喚くのはどうかなぁ、って思ったな

【いつの話をしているんだ】
【くすくすと悪戯っぽく笑いながらも、彼の反応を直接見ようとはせず――俯いたまま?】
【このままの体勢ではシャロームの顔が見えない……さあどうする】
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/25(金) 03:18:02.81 ID:w7rrnhTAo
>>61

……そう、だな。
ボクはこういうのは、ちょっと苦手だ。

【浮かべた笑みを恥ずかしそうなそれに変えて】
【頬を指で軽く掻いて、視線を逸らしてみせる】

大丈夫だ、在庫なら十分に有る。
普段研究に使っているものだが、割と余っているんだ。
コレ位、如何ってこと無い。

だから、十分悩め。十分にな。

【はにかんだまま、石を握る少女の手に自身の手を重ね】
【軽い力で、ぎゅ、とその手を包むようにして】

………、――――ああ、もしも、お前がお前ではなくなったら。

その時は、アイツにその言葉、確実にボクから伝えよう。

【――――自分が今どんな顔をしているかなんて判らない】
【判らないが、笑っていないということだけは確実に判る】

【少女の願いを聞き届けない理由は無い】
【少女が少女ではなくなったら――】
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/25(金) 03:20:16.22 ID:DFaXPBrco
>>60

【彼が向こう側に立った】
【その意味を、寂しそうな笑みで許容して、立ち上がる】

…それはきっと、喜ばしいことです

でも、……わたしは少し寂しいです

【力になりたいと思った方は、みんな、向こう側へ行ってしまう】
【少女の視点では、そうなのだけど】
【客観的に見れば――、裏切り続けている】

……おにーさん、わたしには…
…自分の幸福が、見えないんです
もしかしたら、人はだれでも、そんなもんかもしれねーです

だから、或る幸福とやらが見えているのなら
……羨ましいです

【羽織っていた外套を脱いで、彼へ投げ渡す】

……それじゃ、またね、です

【いつもどおりの軽い挨拶を口にして――彼との別れが穏やかであることは、初めてか】
【転送装置を起動する】
【少女の足元に黒い水たまりが出現して、ほとんど誤差なく、少女は消えて行くだろう】


/うなぁっ、意外にも文章が浮かばなく…!すみません!おそくなりました!
/こんなところで、お疲れさまでした―!ありがとうございましたー!
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/25(金) 03:31:54.07 ID:dcmGbVtSo
>>62

…………分かってる。
分かってる、けど───怖いんだ。

【彼は、素直にYESとは言わなかった】
【若干の悲しみを顕にしながら、ポツリポツリと語っていく】

戦ってないと、皆バラバラになってしまいそうだから……ッ!
だから、戦う──俺は、皆を守りたいから。

……やだよ。ずっとシャロと、一緒にいたい。けど───

───ごめん。無理しないって約束は、出来そうにない。

【どこか弱々しく、けれどハッキリとした声で。NOと答えた】

【沢山の人と触れ合い成長していく中で】
【彼が元来持ち合わせていた"自己犠牲"の心は確かに薄れた】
【しかし、成長していくことで、彼の持つ理想は大きくなっていってしまった】
【シャローム"だけ"を大切に思っていたら、きっとこんな悩みは生まれない】
【けれど彼は──"皆を守りたい"と、思ってしまったのだ】
【言わば此れは、大き過ぎる理想の代償で。欲張りをしすぎた、罰だ】
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/25(金) 03:43:07.65 ID:1jKb3S53o
>>63

ありがとうございます…!
私なんかのために……あ。

月読さんの手……暖かいです…ね

【そちらの言葉を一語一句噛み締めるように何度も頷いて】
【重ねられた手を、やんわりと握り返して】

【しかし時に神様は、あまりにも無常、無慈悲で】

────っっっ!?

【彼女の表情が、歪む。目を見開き、一瞬固まって】
【手で抑えていても、抑えきれず、次の瞬間には
 ぼたぼたとおびたたしい量の吐血が足元の砂を固めていく】

【光魔鉱に蓄えられた魔翌力が、ガンガン吸われて霧散していって】
【彼女は生まれて初めて、一度だけ、魔法生物に生まれたことを後悔した】

……十分に悩むだけの時間は…貰いました…ごほっ…!
約束も、してもらいました……

──もう、怖くないです…………月読さん、本当に短い…ごぷっ…間でしたけど

ありがと…う………そして、さよなら…です……

【まだ身体が動くうちに、後から後悔するよりも先に、注射器を掴み】
【自分の腕に、そっと針を差し込むと、じわっと血がにじんで】
【震える手で躊躇いなく、中の液体を送り込んで───】

【最後に残った力を振り絞って、できるだけ遠くへ月読の身体を突き飛ばす】
【直後、小さな魔翌力の暴発が起きて、電灯が割れて、植えられた木々がざわめきあい】

【空になった光魔鉱が煌めきながら、からんと音を立てて地面に落下して砕ける】
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/25(金) 03:49:52.28 ID:1UK7/KvJo
>>64

【彼は、彼女の紡いだ言葉を、不動のまま聞きとめて】
【二度ほどの瞬きを挟んでから、返す口をゆっくりと開いた】

 悪いな。貴様のことは嫌いじゃないが、だが、
 貴様がどれだけ寂しがろうと、今の俺には痒くもない
 むしろ、また進んで泣かしに行くかもしれない。そう、思っておけ

【「……また、勘違いしたくないのならな」】
【付け足し、氷点下の辛辣で、両者の間を鋭く薙いで】
【宙を舞う外套を、獣が爪で引っ掻くようにして手にする】

【その瞳は、やはり冷え切った鋼の色を帯びたままで】
【気の利いた言葉を返す素振りは、全くもって無かった】

【ただし】

 ……何処かの世界で、こんなことを言った人間が居やがった

【ふと、呟かれる】
【言葉の刃は、最後、自分に突き立てる──それを今一度反芻するように】
【彼女の去り際に向けて、挨拶代わりにこんな言霊を投げ付けていくだろう】


   Nemo ante mortem beatus.
   【「誰も死ぬまで幸福ではない」】


【穏やかな別れに、一枚の微細な刃を突き立てるかのよう、】
【その冷たい声色が紡いで、そして消え行く少女を見送った】


【──彼女が去って、また静寂が訪れる】
【魔繊外套を握り締める拳の力が、ふと強くなった】

 ……お前こそ、幸福を手にすべきだ。馬鹿が

【そよいだ夜風が、彼の髪を揺らす】
【零された言葉は誰の耳にも届かない】

【鏡のようだった湖面の上を、細かい漣が張っていく】
【彼は暫しそれを見つめながら、ただその場に立ち尽くす】

【天に浮かぶ月影色と、清水に溶けた蜂蜜色は、少しだけ似ていたような気がした】


//ぬああ遅くてごめんなさいもう
//お疲れ様でした、ありがとうございました!
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/25(金) 04:01:21.19 ID:w7rrnhTAo
>>66

気にするな、気にしなくていいから。

……、ミーナ……。

【握り返されれば、その感覚を確かめるように更に力を篭める】
【自分の持っている力を、弱っている少女に与えるかのように】

【しかし、それでも。その時は直ぐに訪れた】

――――ッ!?
だ、大丈夫か? まだ足りなかったか?
まだ一応、もう少しだけ……!

【夥しい量の血。真上からの明りに照らされ、明暗がハッキリとする世界で】
【砂に吸い込まれていくそれらが、黒く黒く染まっていく】
【大丈夫じゃないことくらい、頭では理解していた】
【それでも、一分、一秒を得ようと。ポケットの中に手を突っ込んで】

――――、ッ、ミーナ!?

【自らに“哲学者の卵”を注射しはじめる少女に対し叫んだ直後】
【振り絞られた力に押され、二歩、三歩と後退】
【直後の小さな魔翌力の暴発に、更に数歩、後ろに下がる】

【近付く事は出来ない。足が動かない。手も、首も】
【其の場から動く事が出来ず、ただ、少女の様子を離れた位置から見詰めるだけで】
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/03/25(金) 04:16:03.21 ID:9OqkajTAO
>>65

 【――「“個”ではなく、“全”を」】

【彼女は青年の抱く理想を知って、確かに彼らしい、と思った】
【その返答を否定することはない。否定する義理も権利も、恐らく彼女は持ち合わせていない】
【彼が、自己を犠牲にしてまで他者を慈しむ心の持ち主であることは、以前から判っていたことだ】
【相槌は、ただ押し黙って、首を頷かせるのみ。青年の言葉を聞きながら、俯いたまま思考を凝らす】
【そうして口を開く女性の言葉に、逡巡や迷いは露ほどもなく。】

――ん、そう、そっか。皆を守りたい、ね……ホント、双葉らしいや
包み隠さない本音を聞けて良かった、聞かせてくれてありがとう
双葉がそう思うんなら否定はしない、むしろ応援するくらいだわ
皆を失うのは、私だって怖いもの。一緒に居たいって想ってくれるだけで、私は充分嬉しいんだからね

さてと、無理しなきゃならないって言うなら、こっちも頑張らなきゃ

【顔を上げれば、平生通り、微笑みながら気丈に振る舞ってみせる】
【どうやら普段の姿を見せることで、双葉に激励を贈っているつもりらしい】

【いつもと変わらぬ毅然とした態度――それも、“客観的”に見ればの話なのだけれど】
【仕方ない、とは口にしなかった。これでいい、と内に渦巻く忌々しい感情を、やはり誤魔化した】
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/25(金) 04:16:24.48 ID:1jKb3S53o
>>68
【哲学者の卵による変化は、すぐさま表れて】

【本来、それは、植えこまれた人の心の闇を増幅させて力を与える物】
【しかし、それはあくまでも人に対して使った場合の話である】

【人外を相手にした場合、何が起きても不思議ではない】

────

あ゙あ゙あ゙っ!

【彼女の残された魔翌力を一滴残らず吸い上げ、変異して】
【死ぬ間際の命の輝きを糧にして、龍の血と溶け合い急激に成長して】
【宿り主は全身を引き裂かれるような激痛に断末魔を上げて】

【彼女を中心に、いびつで滅茶苦茶な魔翌力が渦巻き始めて】
【ごきごきと音を立てて、背中から黒紅色の翼が展開される】
【そして続いて、爪、尻尾と、どれも龍を彷彿させる異形の物】

【その見るからに鋭利な爪を、そちらの方へ振りかぶる】
【だが突き刺さったのはそちらのもう少し前の地面だった】

…げ……て

…はや…………逃げ……て

【自我はあるのだろうか、電灯が割れたせいでその表情を伺うことはできない】
【地面に刺さった爪を抜かないように必死に抑えて、うわ言のように繰り返す】
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/25(金) 04:32:43.86 ID:w7rrnhTAo
>>70

――――――、…………!!

【びくり、と小さな身体を震わせる】
【耳も尻尾もピンと立っては伸び、嫌な空気にびくびくと震えて】
【一歩、また一歩。人の形から龍の形へと変わり行く少女から離れるように】
【足が、自然と動く。逃げるように、避けるように】

――ミー、ナ……。

【斬、と】

【自分が少し前まで立っていた位置に、鋭利な爪が突き刺さる】
【その光景に、思わず腰に手が伸びて】
【然し、聞こえてくる声は此方に対する警告】

【逃げる】

【約束を果たさなければならない。今さっき交わした約束を】
【何の力にもなれず、交わした約束すら守れないのでは話しにならない】

【足に力を篭める。足は自分の意思で動く】
【其の場で勢い良く後方に、公園の出口へと振り返り】

――――――――すまん……ッ!

【走った】

【背も低く、運動系でも無い為脚は遅く、遠ざかるまでも多少の時間は掛かるだろうが】
【科学者でしかない少女は、約束を果たすために、其の場から逃げる事を選んだ】
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/25(金) 04:38:33.38 ID:dcmGbVtSo
>>69

……───俺は、やだよ?

お前と一緒にいれないのは嫌だし、傷つくのもいや。
本音を言えば対機関に入ったことも、嬉しいけど嫌。
一緒に居たいと思ってくれてるのならすっごい嬉しい。
けど、俺は貪欲だから、それ以上にもっともっと一緒に居たい。

【いつもと変わらないはずの彼女の態度が、どこか気になって】
【彼女にだからこそ言える自分の本音を、更に言う】

────だって、シャロのこと愛してるから。

【ぎゅっと、抱きしめる力を強める】
【それは、彼の愛情の証であり、精一杯の愛情表現】
【いつもならば確実に頬が赤く染まっていたであろう、恥ずかしい言葉】
【しかし、今はそれがない】
【その理由は"慣れ"ではなく──今最も伝えたいのは、自分の"愛"では無いから】

嘘を付いてないのは、分かる。
けど、さ。隠し事をしないって約束もしたし──

……シャロの本音、もっと聞きたいな。

【彼は、どこまでも貪欲なのかもしれない】
【自分の本音を伝えたのに、"いつもと変わらぬ態度"では物足りなかった】
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/25(金) 04:43:25.95 ID:1jKb3S53o
>>71

【龍の、狩人としての本能が彼女を突き動かす】
【抑えきれず、爪を引き抜いた時にはもう誰の背中も見えなくて】
【ターゲットを失ったせいか、その場にへたりこんで】

…………。

【彼女は何も言葉を口にしなかった】
【代わりに目頭から、熱い液体がつーっと伝って地面に雫となって落ちる】
【もう、もとの日常には恐らく戻れないという、現実を
 身を持って、自分自身の体だからこそ、よく思い知って】
【枯れるまでぼろぼろ泣いて───。】

───

──



……・・・。

【その不気味な翼をはためかせ、彼女は深夜の闇へ溶けるように消えていった】

/ものすごく遅くまでありがとうございました!&お疲れさまでした!
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/25(金) 04:57:37.66 ID:w7rrnhTAo
>>73

――――――――。

【どれほど走っただろうか】
【人気の無い街中に独り、息を切らせて立ち竦んでいた】
【何も考えずに走ったがために、此処が何処なのかも判らず】

………………、クソが……!

所詮ボクの、科学の力なんて、この程度じゃないか……!

【じわりと何かが込み上げる。目頭が熱くなる】
【鼻を何かが突き抜けるような、辛い感覚に襲われる】
【それでも、其れだからこそ、吐き出さずには居られずに】

…………クソが……。

【顔を伏せ、綺麗になった白衣の裾で目元を一度擦る】
【涙は、流さない。目をぎゅ、と閉じ、然しそれで終わらせる】


【――――暫く後】
【路地裏で疲れ果てて眠っている少女を、別の少女が見つけて、家に連れて帰った】

/にゃー、お疲れ様でしたー!
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/03/25(金) 05:16:33.90 ID:9OqkajTAO
>>72
【頭の芯から次第に熱されていくような、そんな気分になった】
【彼の言葉が紡がれる度、心臓を毒針のようなものが穿ち貫いていく】
【紛れもない、隠蔽の施しようがない罪悪感。己が酷く醜悪に感ぜられて、心が軋る】

【――いま、まさに、彼女はその“約束”を破ろうとしていたのだ】
【欺瞞で自己の感情を塗り潰して、ただただ相手に尽くすことだけに必死だった】
【けれども、それは、彼に対する確かな裏切り行為であることに違いなかった】

――ほん、ね……?

【ポツリと呟いて、不意に表情が歪む。唇を噛み締めて、しかし声は喉もとまでせり上がってくる】
【明らかに普段見せるような表情ではなく、そこに在るのは不安と恐怖の入り雑じった暗いもの】

 【――できれば、醜い私を見ないでほしかった】
 【けれど、可能であるならば、私の全てを見てほしかった――】
 【胸中抱くは、そんな、貪欲に過ぎるアンビバレンス】

【生唾を飲んで、暗転しそうな意識を繋ぎとめ、両腕を彼の背に回して力強く抱擁を返す】
【しがみついている、と表現した方が正しいだろうか。頬と目尻が焼けるように熱を孕んで】
【顔は見せられない、とても合わせていられないとでも言いたげに、青年の胴へと頭を押しつければ】

…………、や……
やだ、私だけ、じゃない、と……

……私だけ、見てくれないと、やだ

【半ば断片的に吐露した本音は、まるで幼い子供のようだった】
【やっぱり嫌われるかな――なんて、否定的な思考が脳内を駆け巡って、気道が狭まったような感覚に陥る】
【「わがままなんて、言っていられる身分ではないというのに」――彼女はそう、考えていた】

/お時間大丈夫ですか
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/25(金) 05:58:17.96 ID:dcmGbVtSo
>>75

………あぁもう、バカ。
バカ、バカ、バカ──本当に、バカ。

──……可愛すぎるんだよ、バカ。

【彼も子供のように、"バカ"を連呼した後】
【顔を真赤にしながら、彼女に"文句"を言った】
【──「可愛さが罪」とは、このような事をいうのだろうか】

【彼女の"本音"はまるで毒薬のようで】
【それを打ち込まれた彼の身体が、焼けつくように熱くなって】
【言葉の通りに、彼女だけを見たくなってくる】

【けれどそれでも、それは叶わぬ望み】
【彼女への愛を彼が捨てられないように】
【皆への正義も、彼は捨てることが出来ない】
【捨ててしまったら──それはもう、"天ヶ谷 双葉"では無くなってしまう】

……俺も、見てほしいなぁ。
シャロに……俺だけのことを。

【自分は、彼女のことだけを見れないのに】
【彼女には、自分のことだけを見て欲しいと思う】
【───きっと、彼もとっても"醜い"のだ】

【すうっと、右手を彼女の後頭部まで移動させると】
【ぐっと力を込めて、自分の方へと向かせようとする──ジッと、見つめ合おうとするために】
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/25(金) 05:59:00.24 ID:dcmGbVtSo
>>76
/追記 私は大丈夫です。
/貴方は大丈夫でしょうか。長時間お付き合いいただき申し訳ない。
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/03/25(金) 06:32:14.04 ID:9OqkajTAO
>>76
……うるっ、さい、……バカ!
可愛くなんか、ないっ!

【――この期に及んで勝気な性格は健在らしかった】
【これが単なる照れ隠しであるのは、まあ、いつものことだ】

【青年の行動を阻むものは、この場に何一つとして存在していない】
【添えられた手に何処と無くぬくもりを感じながら、少女はすべての主導権を彼に委ねる】

【彼女らは、きっと、本当はどうしようもなく我儘で、どうしようもなく貪欲なのだろう】
【一時的に心が満たされても、すぐに満ち足りなくなる程度には、甚だしく。――少なくとも、彼女はそうだった】

……そんなこと、言われなくても
いつだって、双葉のこと、見てるんだから――……

【まさに病的とも言える執着心――掠れた声はそう呟いて、向けられた顔は、硝子玉の瞳は】
【とめどなく溢れ出す涙で、濡れていた】

【本格的に泣いている姿を見せるのは、恐らくこれが初めてだろう】
【そして、それが悲しい涙ではないということも同時に解る筈だ】
【何故なら女性は、青年の蒼い瞳を見つめながら、幽かに微笑んでいたのだから】

……綺麗ね、あなたの眼
いつも見るたびに思うんだ

【そう言って、女性は右手を青年の頬に添えようとする】

/私はとても元気です
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/25(金) 06:55:28.90 ID:dcmGbVtSo
>>78

いや、可愛い。

【彼女が勝気なのであれば、彼は頑固で負けず嫌い】
【自分の意見を曲げずに貫く】

【大きな相違点が、ちらほらあったりはするけれど】
【やはり二人は似たもの同士なのかもしれない】
【元から似ていたのか、付き合っているうちに似たのかは分からないが】

……───ありがと。
じゃあ負けないように……俺ももっと、お前の事見なくちゃ。

【涙につられて、彼の瞳も涙で滲む】
【其れは、喜びと悲しみが入り交じった涙】
【彼女が自分のことばかり見てくれて、とてもとても嬉しいし】
【その愛に明確な形で応えられないのは、とても辛い】
【こんなにも自分は、彼女のことを愛しているのに──】

【もしも彼女"だけ"を見ていれば、彼女のように彼も涙が溢れたのだろうか】

……俺の瞳は、感情によってコロコロ変わる。
だから、いつもお前から見て綺麗に見えるのは──

───シャロと一緒に、いるからじゃないかな。

【彼女がいてくれるから、彼の瞳はより"綺麗"に輝ける】
【互いに支え合い、引き立てあう二人三脚の関係】
【単純なことではあるが──これもきっと、"愛"の一つの形だ】
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/03/25(金) 07:16:11.95 ID:9OqkajTAO
>>79
……むうぅっ……

【あからさまに口をへの字に曲げるシャローム】
【――だが、今回はあっさりと引き下がったようである】

【どんなに表情を作っても頬が緩んで、自然と口角が吊り上がる】
【許容できない気持ちも、実際ならば何処かにあったのかもしれない】
【しかし、そんなことも気にならなくなるほど、彼女は今、極上の幸福を噛み締めていた】

……じゃあ、私は、この世で一番の幸福者ね
どんなに雲が厚くても、どんなに激しい嵐の日でも
いつだって、色んな表情の蒼い空を見ることが出来るんだもの

【美辞麗句などでは決してない。言葉の装飾は、僅かに残る羞恥から来るものだろう】
【涙を拭って一息吐くと、彼女は双葉の顔を見上げてにっこりと笑いかける】

じゃあ、双葉ちゃん

持て余してるだろうし、そろそろ温泉に行きたいな?

【 えっ 】
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/25(金) 07:31:49.52 ID:dcmGbVtSo
>>80

ま、俺達の愛を阻むものはないってことだなッ!!

【ニッコリ笑顔で、こんな事を言ってのけるが】
【言ってから数秒後になって】
【結構恥ずかしいことを言ったことに気づき、顔を真赤にする】
【──勿論、嘘偽りのない、心からの言葉であるけれど】

…………へ、温泉?

それはその、取っておきというか、然るべき時のためにとっておくというか。
折角だから大事に使いたいというか。
……しんこn……─────とか、さ。

【最後の辺り、すっごいゴニョゴニョと喋っており】
【かなり聞き取りづらいかもしれないが、微妙に爆弾発言】
【言葉自体を聞き取れなくても】
【彼のもじもじした様子から、なんとなく察せるかも】
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/03/25(金) 07:53:32.00 ID:9OqkajTAO
>>81
――……、…………ぶふっ

【……吹き出した――!】
【勿論嬉しかったのもあるが、彼の自爆のような反応が面白かったらしい】
【わざとらしく口に手を宛がい、クスクスと笑声を零しつつ】

ふふ、そう?
息抜きとして慰安旅行にでも行こうと思ったんだけどなー
そっかぁ、双葉ちゃんは新婚旅行で温泉に行きたいのかぁ……

【――ニヤリ。悪戯っぽく笑ってみせる】
【「何が目的なのかなぁ?」と意地悪く問い掛ける彼女は、久々に弄れそうだと楽しんでいる様子】
【それから、何やら数秒ほど思案に耽って】

……ん、まあ、とりあえずさ。もうそろそろいい時間だし
今日のところは解散するか、帰るか、泊まるかしたいな

これからどうするかは、双葉に任せるよ

【そう伝えると、彼女は青年の胸の中央に手を宛がいつつ、判断を委ねる】
【どうする?とでも尋ねたそうに彼の顔を見つめながら、返答を待った】
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/25(金) 08:06:18.11 ID:dcmGbVtSo
>>82

い、いや、別に下心は無いからッ!
ただどうせ記念なら、記念の時に行ったほうがいいかなぁって。それだけだからッ!!
……確かに、浴衣姿とかは見たいけど。

【慌てた様子で、首をブンブンと大きく横に振る】
【それでも本音が隠しきれていない辺り、彼らしいといえば彼らしいのか】

俺は、少しでも長く一緒にいたいなぁ。

──シャロも、同じ気持ちだろ?

【いつも通り、一緒に寝たいとかなんとか】
【しかしどの行動を取るにしても】
【まず邪魔な抱きつき魔(仮)を身体から離す必要があるだろう】
【よっぽどこれが好きなのだろうか。中々離れない】
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/03/25(金) 08:21:53.13 ID:9OqkajTAO
>>83
…………甘えん坊さん。
興味があることには、あるんだね

【――くす。意図的に作ったような艶かしい笑声の後】
【確りと耳に届く程度の声量で、ぽつりと二言呟いた】
【誰に対して言ったものではない。もしかしたら、互いのことを言ったのかもしれない】
【シリアスムードから一転、シャロは双葉を弄り倒さんとする体勢に入る……なんとまあ切り替えの速いこと】

――ん、……うん
まぁ、そんなとこ、……かな
だって、久しぶりだもん……

【若干恥ずかしがりながらも、返すのは肯定の言葉。やや強引に抱きつき魔(仮)を引き剥がそうとして】
【離れたならば、絶賛放置中だった可哀想な短剣を拾い上げ、ローブ下に納めた後に彼の片腕を抱き締めるだろう】
【お好きなところへ連れていって、と言わんばかりの頼り方である。もう拉致しても良いのではなかろうか】
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/25(金) 08:36:04.43 ID:dcmGbVtSo
>>84

ちょ、ちょっとだけだしっ
あくまで主題は、しんk────だからなッ

【やっぱり恥ずかしいのだろう】
【「新婚旅行」という単語は、ゴニョゴニョっとしたものとなる】
【先程からもうずっと、頬が赤く染まったままだ】

そっか……久しぶりだもんな。
じゃあ帰る前に、一個。

【抱きしめようとする腕を、わざわざくるりと回って回避】
【最初のお返しというわけではなく、彼女の方へと向き直り】

──シャロ。

……大好き、愛してるっ

【相変わらず照れくさいのか、あたふたしながらも】
【ジッと彼女の濃緑の瞳を見つめながら】
【彼らしい、シンプルでストレートな愛の言葉を伝える】

【──そして両腕で彼女の身体を抱き寄せ、唇を重ねるだろう】
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga sage]:2011/03/25(金) 09:33:35.98 ID:9OqkajTAO
>>85
――ん……ありがとう、双葉
私も大好き、愛してる……っ!

【贈られた言葉に、彼女も同じく飾らない率直な言葉を返し】
【そのまま身を委ねる女性は、相手と唇を重ねることとなる】
【やわらかな感触。相変わらず慣れない心地がして、紅潮していく頬】
【あまり長時間交わしてはいなかったけれど、久々の口付けは夢と現の境界が溶融しそうになった】

【激しく高鳴る心臓は、夢ではなく。恋い焦がれた彼が今ここに居るというのもまた、幻ではない】
【今はただひたすら、夢幻にも似た、この甘美で幸福なひとときを楽しまんと】
【彼女は青年に寄り添って、仲睦まじく夜を共に過ごすのだろう】

/ウワー最後の最後に申し訳ない、長時間お疲れ様でした!有難う御座いましたー!!
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/25(金) 09:39:48.40 ID:dcmGbVtSo
>>86
/お疲れ様でした。
/久しぶりの甘い感じの絡みで楽しかったです。
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/25(金) 10:49:43.40 ID:KlF2PDkto
【公園】

…………ふ、かぁぁぁ

【無精髭を生やした30代の男性がベンチに座り、欠伸を漏らしている】
【真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ、赤い手甲を着用し、左腰に脇差を2本、中位と長大な刀を1本ずつの刀を携えている】

【身長は170cm後半とそこそこ大きくガタイも良いが乱雑に切られた黒い髪と黒い瞳は左程特徴的でも無く】

【だが彼のその両の瞳は、薄くとは言え包帯が巻かれていて視界を閉ざしており】
【腰に差した計4本の刀と、それだけが特徴的だ】

流石に、数打ちものばかりでは持たなくなってきたか

【己が得物に触れながら、面倒くさげに呟いて】
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/25(金) 11:14:12.78 ID:lkG0YHcAO
>>88
/まだいますか?
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/25(金) 11:15:43.40 ID:KlF2PDkto
>>89
/此処にいますん。
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/25(金) 11:21:23.85 ID:lkG0YHcAO
>>88

【カチ、カチ、カチ。】
【流れてくる時計の音が、穏やかな世界で妙に響いて聞こえるだろう】
【足音こそ薄いが、その音を引き連れてひとつの気配が前に立つのが、分かる筈だ】

……あー、こんにちは
なぁ、その眼。大丈夫かい?

【声を掛けてきたのは、赤い布を緩めに頭に巻いて癖の強い黒髪を軽く纏めた、藍色の瞳の青年だった】
【黒のポンチョで体型を隠し、その下に黒のワイシャツと薄い白のベストを着用】
【ポンチョには1から12までの数字が暗い灰色で刻まれているが確認しにくく】
【ベルト変わりに砂時計を繋ぐ細い鎖を使用して、サラサラと時を刻む音がする】
【時計が埋め込まれた八端十字架を提げており、どうやら教会¥椛ョの神父のようだった】

【相手には見えないかもしれないが、向けられる視線には痛ましいものがある】
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/25(金) 11:22:16.78 ID:lkG0YHcAO
>>91
追記
/よろしくお願いします
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/25(金) 11:31:04.91 ID:KlF2PDkto
>>91

【おや?とでも声が漏れそうな程自然に】
【己に人影がかかった所で青年を見上げた】

……ああ、心配ご無用
何処に人が居るか位は解るつもりでござる

【にへら、と包帯の下の眼と口元…顔全体を緩め】
【まるで同情を受け流すかのように、笑って見せて】

それよりも……ふむ
少し話し相手になって貰えぬか?独り身故、寂しい思いをしている

【そう言いながらベンチの端へと詰めて】

さぁさ、どうぞどうぞ

【空いたスペースをポンポンと叩いて、ベンチに座る様に促す】

/此方こそ、宜しくお願いします
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/25(金) 11:36:34.28 ID:lkG0YHcAO
>>93

【彼の動き方があまりにも普通で、本当は見えているんじゃないかと錯覚するほど】
【心配は不要だったかなと思いながら、しかし何かしらしてやりたいらしく、】

傷の手当てとかは、ちゃんとしてるのか?
膿んだりしたら眼も当てられねーぞ

【なんて言いつつ、促されるとそのまま彼も隣に座り込んだ】
【十字架の時計が音を立てており、視覚がなくなったことで他の感覚が過敏化してるのであれば、少し煩いかもしれない】
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 11:39:09.74 ID:eOnJl8hO0
【水の国】
【路地裏―――深部――天気曇り=z

【その日も路地裏はいつも通り、暴力と金だけが支配する場所だった】
【そんな場所を軽快に歩いている一人の人物がいた】

さぁて……軍部も動きが止まってきましたね……これなら彼の計画とやらも成功するでしょう
まぁ私は成り行きを見守るだけですけどね……フフフフフフフフ

【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【楽しそうに地面を蹴って歩いている】
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 11:39:41.71 ID:eOnJl8hO0
>>95
/予約てきなあれです
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/25(金) 11:43:46.51 ID:KlF2PDkto
>>94

無論にござる
優しい御仁から定期的に包帯等を拝借して、適度に清潔に―――してるつもりで、ござるが

【ううん、と腕を組んで首を傾げ】

………ちゃ、ちゃんと包帯は巻けているだろうか?

【確認するように、青年の方へ向きながら】
【一応はちゃんと包帯を巻けている目元を指さしてみて】
【…1人じゃ巻きづらい上、目も見えないから確認できないらしい】

それと・・・何の音でござるか、コレは?

【サラサラ流れる砂の音、そしてカチコチとなる秒針。その二つがやけに―――耳に着く】
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 11:45:04.25 ID:GO74cfhjo
>>95

あーどんよりしてやがる
何かいいことねぇかな

【その前方を暢気に歩いている青年が居た】
【青年は、整ったやや長い黒髪に、高めの身長】
【茶色のコートを羽織り、同じ色のブーツを履いて、灰色のジーンズにアクセサリーとしてチェーンをつけている】
【鋭い、或いは悪いと表現出来る目つきのせいか、雰囲気などが不良やチンピラに近い】

ん……?

【歩いていたが、前に居る青年を見つけると、やや怪訝な表情をして立ち止まった】
【注視しているだけなのだが、睨んでいるように見えなくもない】

//よろしくお願いします
//ところで質問が。やっぱり支部長代理ともなれば、機関員には有名ですかね?
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/25(金) 11:48:43.68 ID:lkG0YHcAO
>>97

へぇ……教会≠ノ来ればちゃんと消毒とかしてやるんだけどなぁ
え、あぁ、うん……ちょっと巻きなおしてやるよ、外してもらっていいか?

【なにやらぶちぶち言いつつも、彼に尋ねられると曖昧に言葉を濁す】
【包帯は確かに巻けているが、何かしてやりたいのか小さな嘘を着いたりして】
【そう問い掛けるとポンチョの下から手を出して、指先で十字架をなぞった】

ん……あぁ、俺の時計の音だな
もしかして五月蝿いか?

【ならごめんなと言いながらも、勿論のこと時計を止めることは出来ない】
【苦笑いと共に申し訳なさそうに謝罪しながら、へらりと力なく笑った】
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 11:53:48.22 ID:eOnJl8hO0
>>98

おや?何か御用ですかお兄さん??あぁ、私いまあまりお金はもっていないので…

ちょっちょっと睨まないで下さいよう……あー恐い恐い…

【両手を上げながら大げさにビビり散らす】
【顔には貼り付けたような笑みが作られている】

まぁ…冗談はさておき……私の顔に何かついていますかね?
ないなら行ってもよろしいですか?何分仕事が忙しいもので……ふーやれやれ

【帽子を整えながらワザとらしくため息をついた】

//微妙ですねーまぁそちらのさじ加減でお願いします
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/25(金) 11:56:26.90 ID:KlF2PDkto
>>99

アッハッハ、心配せずとも大丈夫でござるよ。
大体はもう塞がってきている

【そう言って、包帯がちゃんと巻けていないと言われると】

そうか、ならお願いするでござるよ

【青年へと背を向け、後頭部に在る留め具を外すとハラリと包帯が落ちる】
【そして、青年へ真白い包帯を差し出す】

【背を向けているので、怪我をした場所は見えないが―――】
【覗き込めば、目へ横一文字に奔った傷痕が見えるだろう。男の言うとおり、殆ど塞がっているが…なかなかグロい】


……いや。気にする程ではない
ただたまに、声を聞き逃したら申し訳ないでござる

【何とも無さげに、そう言って】
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 12:01:24.20 ID:GO74cfhjo
>>100

(あれは……ナンバー?)

【青年は相手の顔をじっと見ていたが、次第にその視線は左手の甲へと移っていった】
【そこにあるのは数字の刺青──カノッサ機関のナンバーズが時折、身に着けているものと同じだ】
【しかしたまたま同じなだけかもしれない。じっと睨むように注視していたのは、目の前の男が何者なのか、釈然としないためだ】
【だが睨んでいても解決はしない】

貴方は、カノッサのナンバーズですか?

【どこかぎこちない敬語で、彼は目の前の青年にそう尋ねた】

//了解
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/25(金) 12:05:05.46 ID:lkG0YHcAO
>>101

(……うわぁ)

【覗き込んだ先の傷痕に、一瞬だけ眉を寄せると掌を開閉させると】
【ぼんやりとした淡い魔力が溜まりはじめ、陽光に溶け込みながら踊る】
【それから、受け取った包帯に魔力を留めた手を当てると――囁くように呟いた】

――aid=ィhealing

【それは、包帯に治癒力を補助する役割を与える、さほど難しくはない魔術だった】
【見るに堪えないような現状から、本当に傷痕だけ残るようにと早めてくれる術式】
【視力が回復する事はないだろう、ただの気休めみたいなものでもあった】
【それから丁寧に彼の双眸を覆い隠して、綺麗に結んでやり】

……そんなにでかいかねぇ、この音
まぁ、うん。おにーさん、コレないと死んじゃうから。ごめんなぁ

【止められないのよ、と笑うが――『死んじゃう』?】
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 12:07:41.41 ID:eOnJl8hO0
>>102

あぁ……これが気になったのですか……成程成程…フフ

そうだと言ったらどうなるんでしょうかねぇ…まさか攻撃されたり…なんて

【左手を振りながらやんわりと笑い、首を傾げる】
【その後に丁寧に帽子を取りながらお辞儀をしながら告げる】

私、カノッサ機関No.71′島水の国支部支部長代理=c…レギン・ハーネットで御座います
どうぞお見知りおきを……貴方は何処のどなたですかね?


【そう首を傾げながら問いかける】
【柔和な笑みを浮かべて帽子を被り直しながら】
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/25(金) 12:09:52.26 ID:KlF2PDkto
>>103

ん―――――なにか、なさったか?

【包帯を巻かれながら、包帯自体に青年の魔力が籠った事に気付く】
【それでも抵抗はしない―――青年からは、敵意を感じないから】

いやはや、小さい故に耳を傾けてしまうと言うか……

【と、話していたが――最後の言葉に】

ああ……もしかして、ヘルスメーターみたいなものでござるか?

【そんな風に、解釈して―――――】



【×ヘルスメーター○ペースメーカー】
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 12:14:07.42 ID:GO74cfhjo
>>104

(やべぇ、思った以上に大物じゃねぇか。せいぜいナンバーズ程度だと思ったんだが……)

【彼の頬を、冷や汗が流れ落ちる】
【ナンバーズだと思っていた。そこまでは合っていたのだが、”水の国支部支部長代理”という肩書きは読めなかった。いや、読めるはずがない】
【ただでさえ、相手がナンバーズという時点で緊張するというのに、その上ともいえる人間が目の前に居ては、冷や汗も流れるというもの】
【何故ならば】

あんたと同じ、カノッサの人間さ
……ナンバーズじゃなく下っ端の、ただの機関員だけどな

【そう、彼は同じ機関員ではあるが、ナンバーズではない】
【故に、目の前の青年は絶対的に立場が上なのだ】
【”うっかりすれば、命が危うい”──そう彼は思っている】
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/25(金) 12:15:10.76 ID:lkG0YHcAO
>>105

ん、ちょっとだけな
大丈夫、時限爆弾とかじゃねぇから

【なんて笑いながら言葉を返すと、もういいぞと言うように軽く肩を叩いてやり】
【もう一回、ちゃんと座り込むと軽く手を振ってストレッチ紛いを始めながら】

あぁなるほど、寝る時に時計の音が大きく聞こえるのと同じ原理だな。多分
……ペースメーカー、か?

【うむうむと頷くが、この青年に関しては時計の音が五月蝿くて眠れないは適応されなかったりする】
【それから言葉の間違いに突っ込んで】
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 12:21:32.16 ID:eOnJl8hO0
>>106

あぁーそうだったんですか……はははこれはこれは……
最近は同僚とよく路地裏で遭遇しますねぇ……これは面白い…フフーフ

【帽子のズレを直しながらにこやかに頷いている】
【直後に両目を見開き、黄金の瞳で刺すような視線を相手に送る】

【まるで品定めするかのようにじっと相手を見つめている】

それでは…いくつか質問させて頂きましょうか……クク

1に、貴方は今ここで何をしていらしたのですか?あぁ、別に仕事しろだとか言うつもりはありません

2に、所属している支部はありますか?

以上の質問にお答えくださいなっと……

【ヒラヒラと手を振りながら質問を出していく】
【依然として、瞳は鋭い輝きを放っているが】
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/25(金) 12:23:37.88 ID:KlF2PDkto
>>107

時限爆弾……・…
ああ、そうか――――能力者ってそう言う事も出来るんでござったな

【…今回こそ良かったモノの、もし青年が敵だったと思うと――かなり怖い】
【そして自分の迂闊さに、少々肩を落として】

そうでござるな、あと寝ようとしたときに飛んでくる蚊とか
あと間違いはスルーするのも優しさだと思うでござるよ

【間違った事は、否定しないらしい】
【だが其の儘突っ込まれるのも気恥ずかしいのか、そう言って茶化して】

………そう言えば、名前もまだ聞いてなかったでござるな。
初めまして、山本正勝と申す

【青年の方へ向き直りながら、小さく緩く笑って見せて】
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 12:26:51.58 ID:GO74cfhjo
>>108

いや、仕事だ
こうやって出歩いて、人の情報を集めるのが俺の仕事だ

【緊張のあまりなのか、やはり慣れないためか、敬語が抜けている】
【だがその表情は非常に緊迫したものとなっている】

火の国支部の所属だ

【二番目の質問には火の国、と答えた】
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/25(金) 12:31:37.92 ID:lkG0YHcAO
>>109

俺は能力者ってより魔術師だけどな、一応
あと、もしその包帯を時限爆弾にするなら2分くらい掛かるから、安心しなよ

【なんて笑って言う――攻撃的な式を組み立てるのは、やはり時間が掛かるらしい】
【勿論、普段からある程度すぐに使える戦闘用の式は保有してるのだろうが】
【その中に『物を時限爆弾に変える式』など存在しないようでもあった】

蚊だけは滅んでいいと思ってる

【キリッ】
【だいたいの人間ならば一回くらいは考える事を言うと、その先には答えない】
【突っ込んで深いことを言うのも面倒だったのかもしれない――ならばさっきのアレは、失言だったのだろうか】

……あぁ、うん。俺はミール。
教会¥椛ョの、一介の神父さ。宜しくな

【と、彼は一般人にはばれない嘘をつく】
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 12:36:29.17 ID:eOnJl8hO0
>>110

おや、そうなんですか、私と似ていますねェ……これはいい
と言っても私は最近はデスクワークに追われがちですけどねぇ…やれやれ

【少し考えるような仕草をしながら頷いてそう呟く】
【二番目の答えには少し訝しむような表情で唸りながら】

火の国=c…ですか……あそこは要塞戦に敗走してから後手に回ってますからね
さぞ大変でしょう……お疲れ様です

そんな貴方への労いの為にアンダーナンバー≠ヨの昇格申請をしてあげましょう、どうですか?

あぁそれと、私に対しての質問とかあればお好きにどうぞ、フフーフ

【にこやかに笑いながらそう相手に提案する】
【鋭い眼光はすでに消えており、不気味な笑顔だけが顔に映し出される】
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/25(金) 12:36:35.68 ID:KlF2PDkto
>>111

魔術師―――――
――――魔法使いと魔術師と能力者の違いが今一分からんでござる

【む、むぅと小さく唸って】
【ただの侍野郎にとっては、どれもこれも同じに見える。お父さん位の年代の方が女子高生の見分けがつかないのと同じ様に】

ああ、蚊は滅んでいい
………何故明るいうちに出てこないんだ奴らは

【電気を着けている間に出てくれば―――まだ殺せる可能性も在ると言うのに】

ミール、君でござるな。 
教会と言うとアレか……神様がーとか、そんな感じの?

【あまり詳しくないのか、凄く曖昧な問いである】
【因みに、嘘があるなんて微塵も思って無いらしい】
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/25(金) 12:43:33.68 ID:lkG0YHcAO
>>113

……おにーさんも、魔術師と魔法使いはちょっと曖昧だったりするんだけどな
能力者は、魔力を必要としない人達だろ。剣術の達人とかも、ある意味では能力者だと俺は思うね

【へらへらと笑いながら、そんなことを言ってしまう自称魔術師(笑)】
【剣術に例えたのは、彼が刀を携えているからだろう――ちらりと視線をやる】

なんの為に生きてるんだろうな、アイツら
カノッサよりもよっぽど脅威だろ

【世界最大の悪の組織<蚊】
【平和ボケした頭なら、そんな印象になるのは仕方ないのかもしれない】

ん。あー……まぁそんな感じかな
どっちかっていうと、神様がどうこうよりは一般人の支援とかが最優先課題だけど

【彼は、言葉を濁した】
【神様を信じてないののかもしれないが、とにかく――矛先を少しだけずらして】
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 12:44:03.15 ID:GO74cfhjo
>>112

アンダーナンバーだと!?

【突然の提案に彼は声を荒げた】
【あまりにも唐突過ぎる。自分の実績が分かっているわけでもなく、まるで気まぐれのように昇格すると言われたのだ】
【当然、目の前の男は支部長代理だ。一機関員をアンダーナンバーにするぐらいの権力は持ち合わせているだろう】
【しかし、自分がナンバーズになれていないのにも、それ相応の理由はある。それすら考慮せずにこの提案】

一体、どういうつもりなんだ?

【目的が分からない】
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/25(金) 12:48:09.76 ID:KlF2PDkto
>>114

拙者にとっちゃどれもこれも遠間から攻撃してくる厄介な奴らよ
……剣術と違って、何かしら才能が無いと出来ぬでござる。羨ましい

【ふぅ、と少々疲れた様に息を吐き】
【彼の言葉に、ほんの少しだけ、反論した】

人の血を吸う為でござろうて…
まったく、呪われた刀よりアイツ等のが血ぃ吸ってるでござるよ絶対

【…なんだろう、凄く平和な会話である】


ほ〜……
しかし、先程教会“所属”と言っていたが……
この世界では、教会も強い力を持っているのか?

【少々言葉に思う事が有ったか…突っ込んで尋ねてみる】
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 12:51:57.14 ID:eOnJl8hO0
>>115

いやぁ……今現在、機関は大変な人材不足でしてね……まぁこれはご存じでしょうが
人はいるのにしっかり動く人間が少ない……まったく由々しき事態です…

なのでしっかりと働いている人間には相応の立場を与えて一層活躍して頂きたい…という訳です

そうですね……102番あたりなんかどうでしょう?

【端末を弄りながらそう相手に話しかける】
【と、顔を上げて、柔和な笑みを浮かべながら相手を見て】


加えてもう一つお願いが……現在火の国≠ヘ主戦場から外れています

ですので、現在人員募集をかけている氷の国≠ゥ昼の国≠フ支部へ掛け持ちで所属してもらいたいんです

どうでしょうか?
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/25(金) 12:55:07.67 ID:lkG0YHcAO
>>116

何かを極めるのも、最終的には才能だろ
俺には全ッ然分からないけど、絵描きとか見たらなんかそんなんじゃねーの?

【一方で、青年はどこ吹く風だ】
【とにかく絵画の知識はないんだと強調しながら、適当にそんなことを言ってみて】

マジ滅びればいいのに……
そりゃまあ、種族全体が吸った血の量とか考えると、虐殺王より凄いんじゃね?

【この世界に虐殺王がいるかは置いておき、とりあえず蚊は滅びろと言いたい】

ん……?
あぁ、そうだな……戦力的な意味でなら、別にそこまで華々しくはないが、
支援団体、ボランティア活動、パトロール、とか……まぁ、そういった意味でなら、他の組織よりも強いだろうよ

【フィールドの違いだ、と青年は言った】
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 12:58:44.04 ID:GO74cfhjo
>>117

……悪いが、俺の人事異動なんざ俺が承れる話じゃねぇんだ。それは全部うちの支部長だかその下だかが決めてる
だから悪いんだが、直接交渉してくれないか?

【そう言って彼はポケットから携帯電話を取り出し、青年に投げ渡そうとする】
【携帯には既に火の国支部の人事係か何かに繋がる番号が表示されている】
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/25(金) 12:59:05.10 ID:KlF2PDkto
>>118

いやいや。そうでも御座らん……
―――否応無に振るわねばならぬなら。強くなる他は無いでござるからな

【そう言って、刀・・・一番大きなそれに、左手で触れて】

…蚊が滅ぶとき、きっと余分な血は流れぬ様に――――

【きっとならないが、下手に人がイライラすることは無くなりそうだ】

…………なんとも、羨ましい

【ぽつり、青年の得意とするであろうフィールドについて…呟いて】

【スッと、ベンチから立ち上がる】
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/25(金) 13:04:29.96 ID:lkG0YHcAO
>>120

……そこで生き残れたのは、才能じゃないのかね。アンタの年齢まで、さ

【気休めではない、客観的に判断した上で――青年はそんなふうに呟いた】
【刀に触れた意図は尋ねることなく、ぼんやりと晴れた空を眺めたりしていて】

……無理なんだろうけどなぁ、うん

【これだけ技術が広がっているというのに滅びないということは、無理なんだろう】
【小さく、諦めたように溜息をついた】

羨ましがるだけなら誰でも出来るさ
問題は、其処から自分がどうするか、だろうよ。山本さん

【分かっているのだろう言葉を紡ぎながら、立ち上がった彼を見詰めると】
【もう行くのだろうかと頸を傾げる】
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 13:05:09.45 ID:eOnJl8hO0
>>119

ええ勿論……貴方としては承ってくれるという事でよろしいですね?

まぁ……どのみち氷か昼≠フ支部長にも直接面接していただく予定ですが…

【そう言いながら柔和な笑みを浮かべて携帯電話を受け取り】
【番号を確認したうえで発信≠フボタンを押す】

いやー火の国支部長とはどんな方なのか……

私はまだまだ下っ端なので緊張してしますねぇぇ……ククククク


【そういいながら耳に携帯を当てて相手が出るのを待つ】
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 13:09:47.52 ID:GO74cfhjo
>>122

俺としては構わないが……

【当人ですら、どこか乗り気でない】
【いや、どちらかといえば、何かに怯えている、というのが正しいだろうか】
【コール音が何度か続いた後、ようやっと”誰だ?”という若い男の声が聞こえてきた】
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/25(金) 13:11:05.49 ID:KlF2PDkto
>>121

いいや――――

【くつり、最後の最後―――肩越しに小さく笑みを浮かべて見せて】

――――必然、でござるよ

【そうであってほしいと、願う様に―――囁く声で、そう言って】

…そろそろお暇しよう。
中々楽しめたでござるよ、ミール君。

【一度其方へ向き直り、最後に礼を言って頭を下げ】

孰れまた会う時が有れば…改めてお礼でもさせて貰おう

【言いながら巻いて貰った包帯へ触れ、くるり…もう一度反転して背を向けて。歩き出そうとするだろう】
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/25(金) 13:14:13.98 ID:lkG0YHcAO
>>124

……偶然、だろ

【相手には聞こえない程度に音量を落としながら、ほそりと呟いた言葉】
【世界は一個人の価値など認めていない、人間としてしか数えていない】
【そんな風なことを思いながら、此方も唇に安穏とした笑みを浮かべると】

礼なら甘味がいいなぁ、うん
まぁ――期待しとくよ

【なんて言って彼が去るのを見詰めながら、ひらりと軽く手を振っていた】

/お疲れ様でした、ありがとうございましたー
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 13:18:51.58 ID:eOnJl8hO0
>>123

【相手が電話に出るとにこやかに笑いながら】

あーどうもどうも……初めまして……私水の国支部≠フ者ですが……
ええと、名も知らぬ支部長@l?貴方の部下を一人最前線へと御貸し頂きたいのですが…

ついでと言ってはなんですがアンダーナンバーへの昇格も付けたして…

【ペラペラと余裕を持って言葉を放っていって】
【口元には邪悪に歪んだ三日月型の笑顔だけが取り付けられている】

代わりといっては何ですが……そちらの支部でお困りの事なら私たち水の国支部≠ェ承ります

街や要塞の制圧≠ゥらご希望の兵器の調達≠ワでなんでもどうぞ?

【柔和な笑みを取り除かず、相手の出方を伺いながらそう言う】
【メリットを後出しすることで、デメリットへの関心を減らすようなやり方で】
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/25(金) 13:18:58.84 ID:KlF2PDkto
>>125

【彼から見えぬ位置まで、歩ききる】
【それと同時、がくりと膝を折って】

【全て、覚えている】
【殺した顔も殺された仲間も】
【全て全て全てスベテすべてすべて】

【忘れれぬからこそ―――狂った】
【凶刃と化した】
【正気でないそれを止められる者は、彼の世界に居なかった】

【そして、それは彼1人では無く――――】

必然、なのだ――――

【彼の世界が、壊れるまで――増え続けた】

/お疲れ様でしたー!
/楽しかったです
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 13:28:44.74 ID:GO74cfhjo
>>126

『水の国支部の? これはどうも初めまして』

【どこか嫌味な印象を受けるような声色で、電話越しの相手はまず挨拶を返してきた】

『……へぇ、そりゃ面白い提案だ。既に取り付けられている同機関であるという”協力体制”があるというのに、それを条件にうちの手駒を寄越せと?』

『破格の条件だね?』

【提示された条件に、全くメリットが無いと判断しているような言い方をもって返す】
【御丁寧に嫌味付きだ】
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 13:42:27.22 ID:eOnJl8hO0
>>128

これは手厳しい……ですが私もここで引き下がるわけにはいきせんねぇ…

火の国≠ヘアウグスト城塞♂滅を受けてもはや優先順位は低いのですよ…
そして新たに進行計画が形になりつつある昼と氷=c…まぁ水も結構な主戦場ですがね

もはや後手に回るだけの敗戦地≠謔閨A新たな前線地≠フ人員を増やす方がよほど効率的では?

【態度は崩さずにそのままの調子で続ける】
【ふむ、と一呼吸置いてから頷き】

まぁ……強引に進めても意味はないですからね、拒否というなら仕方ありません
その変わり火の国の新たな進行プラン≠ご提示いただきたい…

まさか上層部≠フゴミ虫達と同様に、ただ基地に籠ってひたすらに時間と金を浪費するような事はないと願いたいですから

まぁないならないで構わないんですよ……それも一つのやり方ですから

【相手の意見を尊重するような姿勢を見せながら】
【にこやかに応対していく】
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 13:47:38.31 ID:GO74cfhjo
>>129

『中々、痛いところを突くな』

【確かに火の国はカノッサ機関からすれば、今までに無い規模での”敗戦地”だ】
【今はその場所で態勢を立て直すよりは、まず別国の計画を進めた方がまだマシだ】

『で、一体誰がほしいんだ?』

【そのこと自体は理解しているのか、少し態度が傾いた】
【まるで機関員をモノ扱いしているかのような言動だが】
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 14:05:14.77 ID:eOnJl8hO0
>>130

【トントントンとこめかみを叩きながら思案する】
【自らが動き易くなる為にはどうするか、と】

いえ、分かっていらっしゃるようならこの件はもう結構です……場合によっては火の国≠烽ワだ戦える

言っている事が矛盾しますが、私も思案した結果…

なので、別の提案をする事にしました、他国の支部が動く時は出来るだけ手助けをする
どうです?これならデメリットも最小限で済みますし、火の国$N攻の際も他国の支部から援護されるかと…

【青年が思案した結果はこうだった】
【ただでさえ勢いの低下しだした火の国℃x部から兵力を取り上げるのはさらなる孤立を招く】
【それにより火の国≠ゥら完全に機関が撤退する事は避けたい…と】

ついでに差し出がましいようですが、データベース≠ノ所在地や概要だけでも乗せた方がよろしいかと…
秘密主義は大いに結構ですが…足並みが揃いにくくなります
ですから水の国支部も最低限の概要は公開しています

それと……ええとまだお名前聞いていませんが、彼の昇格は提案どおりお願いします

【視線を青年へ向け直しながらそう呟く】
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 14:12:23.92 ID:GO74cfhjo
>>131

『まぁ好きにしな。どっちにしろ、今んとこ予定には何も無いからな』

『仮異動でも仮所属でも、お好きにどーぞ』

【計画等々は無いらしく、今のところはそこまで兵力が必要、というわけでもないらしい。当然、必要最低限はあるのだろう】
【もっとも、”今のところは”】

『あーはいはい』

【データベース等々に対してはかなりいい加減な返事をした】
【そういったものに”適当”なタイプなのだろうか】

『アンダーナンバーだっけか? こっちで”ゴミ”と判断した人間の昇格なんざ気に入らねぇが、まぁ承ってやるよ』

『その代わり、きっちり働かないようであれば”実験動物”に昇格してやる、とでも伝えとけ』

【と言い終わったあと、”もういいか?”と気だるそうに聞き返した】
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 14:22:26.88 ID:eOnJl8hO0
>>132

では、当面の異動はなしという事で……なんだか彼も気乗りしてませんしね

【ひゅと横目で見ながら笑みを作り、そう呟く】

では、お願いいたしますね、なにかご用があればデータベースを通じてご連絡を…

それでは、失礼いたします支部長@l………フフフ

【ピと通話を切って耳元から外すと、ふぅとため息をついて】

いやー緊張しましたね、ああいった風格のある方だとボロが出てしまいそうで
と、いう訳なので貴方はこれからアンダーナンバーですよ…

しっかり働かないと実験動物扱いらしいので頑張って下さいねぇハハハハハ…
貴方から私に何か他にありますか?

【携帯を投げ渡しながら笑顔でそう問いかける】
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 15:09:19.72 ID:GO74cfhjo
>>133

いいのか? 掛け持ちぐらいしてねぇと、いざってときに動き辛いんじゃねーのか?

【パシッ、と携帯を受け取ってから、怪訝な表情をしつつそう答えた】
【つまりは、いざ氷の国や昼の国で何かするにしても、それぞれに所属しておいた方が動きやすいのでは、と】
【先ほどと違って、今では少し乗り気にも見える】

//ごめんなさい、専ブラがホラ吹きやがったせいで遅れました
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 15:17:19.04 ID:eOnJl8hO0
>>134

ええ、ですが貴方の任務の性質状はそこは微妙な所なんですよね…
最終的な判断は貴方にお任せします、もし所属する気があるなら氷∞昼≠ワたは夜
いずれかの支部の人間にコンタクトをとった後に所属の申請をすべきでしょう…

いずれにせよ、貴方には今後とも頑張って頂きたいですね……

【柔和に笑いながら頷いて帽子を整える】
【と、踵を返して顔だけ振り向いてにっこりと】


私からは以上です、何かありますか?


//いえいえお気になさらず
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 15:21:57.24 ID:GO74cfhjo
>>135

そこまでやる気あるわけじゃねぇんだがなぁ……

【がしがしと頭を掻いて困っているような態度を取る】
【一応は諜報員という立場、どこの国に行っても平気ではあるため、現状でも大丈夫か】
【そう結論付けて、】

いや、もうねぇよ

【と返した】
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/25(金) 15:22:15.24 ID:nsXNJomko
【何処か、割とありふれた街】

【どうやらこの街は、つい先日テロの被害に逢ったらしく】
【あちらこちらの建築物が、爆発によって破壊されている】
【被害の規模にはばらつきがあり、外壁に少々罅が入っただけの建物もあるが】


ありゃー、こいつは酷いなー……
おーい、さっさと片付けるぞー

【中には、まるでプレス機で圧縮された様な状況の建築物もある】
【そんな建物跡地に、ぞろぞろとガタイの良い男を引き連れた者が一人】
【一様に揃いの戦闘服を身に付けた彼等に指示を出しているのは】

おーし、さっさと仕事始めー。一応これも任務だからなー、給料に色付けるぞー
ただしサボってた奴は実験動物の檻に放り込まれるからそう思えー
重機は危険だから来ないからなー、期待するだけ無駄だぞー

【白無地のポロシャツは襟のボタンを止めず、その上には≪死獸弌≫の印を背に刻むロングコート】
【裾へ向かうにつれて黒から赤のグラデーションを描くズボン、金属補強された戦闘靴】
【藍色がかった膝までの白髪に、マフィア風のソフトハットを重ねた、身長160cm程の少女】
【両手はズボンのポケットに突っ込まれ、口には煙草を咥えている】

【≪死獸弌≫――しじゅういち――41】
【そして周囲の戦闘員の服装を見れば、この集団が何なのかは分かるだろう】
【そう、天下に悪名高きカノッサ機関の構成員たちである】
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 15:26:43.04 ID:eOnJl8hO0
>>136


よろしい!!では今日はここまでとしましょうか……フフフーフフ

まぁどこかで各支部長やその副官にでもあったらこの旨を伝えて下さい……

【パンパンと手を叩いてから頷く】

それではまたどこかの戦場で………失礼いたします……

【丁寧に頭を下げた後に立ち去った】

//お疲れ様でしたー!
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 15:28:49.69 ID:GO74cfhjo
>>138
//お疲れ様でした
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 16:11:46.07 ID:l2U4cCkSO
【公園】

「・・・・すぅ・・・すぅ・・・」
【その芝生の上で】
【白のカッターシャツに青のネクタイを着け、腰には二本の刀を携えた少年が寝息を立てて眠っていた】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

「・・・・・あぅ・・・ぅ・・。」
【何やら夢を見ているのだろうか】
【凄く幸せそうな寝顔である】

・・・・たく、アンタって子は・・。
【そして、それを見守る様に】
【元々何色の物だったのか分からなくなってしまう程に汚れたローブを身に纏い】
【顔中には包帯を巻いた少女が、少年の隣に座っている。】
【その蒼いボサボサ髪には氷で出来た花の髪飾りをつけている。】
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 17:22:25.54 ID:frR5fQpDO
【水の国・展望台】

もう、日が暮れる――。

太陽が沈む景色は、いつみても不思議だ
あの海、水平線に文字通り太陽が沈み込んでいくように見える

【美しい蒼銀の髪と赤紫の瞳を持った少女は、沈み往く夕日を見つめた】
【あかねに染まる世界の中、ただその一点だけを注視して】

あの水平線までの距離は何マイルだろうか?

きっと遥か彼方、手の届かないほど遠いんだろう…








――だが、実際は違う。

ここから見えるあの水平線までの距離は、たったの3マイル(およそ4.8km)だ――。


【 自問自答 】


それなのに、それ以上に遠く感じるのはなぜだろう。
きっと、人間は水平線よりも遠くを見ることが出来ないから理解が追いつかないんだ

それが一時間もあれば誰にでも辿り着ける場所にあるんだって事を


【再び、彼女は自らの考えを反芻するかのように――自問自答した】
【ふと、その左手に握られた蒼銀の刄を持つナイフへと視線を遣って…】

/一時間〜二時間くらいの絡みになりそうだけど、それで宜しければ!
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/25(金) 17:41:19.76 ID:QNKPgUqM0
>>141

【先程まで望遠鏡を覗いていたらしい者が、その問答を耳にして】
【戯れに、加わってみようとでも思ったのか――近付いて来る】

じゃあ、実際にその3マイル先に行ってみれば良いんじゃない
動き出しちゃうことなんて、思ったより難しいことでも無いんだから

【ふんわりとウェーブした桜色の髪を、青いリボンでツインテールにした】
【薄紫色の瞳は射抜くような意志の強さを感じさせるのに、垂れ目】
【赤地に黒帯の『ミニスカ着物』に身を包んだ中高生っぽい少女】

…なんて言ってみようと思ったけど、それはそれで問題かなぁ
だって、そこまで行ったところで水平線はいなくなってくれないんだものね?

【ハスキーボイスの少女は軽薄そうな微笑を湛え、歩みを進めていたが】
【三日月のような鋭利な光を、彼女の左手に見出して――足を止めてしまった】
【彼我の間には5メートルほどの空白、会話にはすこしだけ遠いかも知れない】
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 17:52:05.51 ID:frR5fQpDO
>>142
3マイル先に往けば…

その時は、今此処で見ているあの$平線に辿り着く事は出来る。
けれど、空の果てには辿り着けない…

水平線は、空と、海とを分かつ境界線――。

【振り返る事もなく、彼女は話を続けた】
【多少、遠い――僅かに風に紛れ、聞き取りづらい彼女の澄んだ声】

空はどこまでも果てしなく続いている。
私が一歩前へ進んだなら、私の目に映る水平線もまた、私と同じように一歩遠ざかる。

水平線が――あの境界線こそが空の始まりと終わりの場所であるとしたら……
私たち人間はいつになったら、その場所に辿り着けるのだろう?



――そう、それこそ貴様の言った通りだ…

水平線は居なくなってはくれない、決して
だから、辿り着けない。
空の始まりと終わりを間近で見ることは、叶わない…
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 17:56:21.65 ID:Nv1aeAvDO
【風の国、公園】

【夕暮れ時の公園に間隔の短い足音が響いていた。足音はやがて止まり、足音の主は深く息を吐く】
 
 …………は――と。
 
【身に付けた整息術で即座に呼吸のリズムを正常に戻したその人物は、赤毛混じりの黒髪に、赤みの強い鳶色の瞳をした青年】
 
 ……参ったな、金がねえとこんなことしかやることがねえ。
 
【黒のシングルライダースジャケットに、燃え盛るの刺繍が裾に入ったジーンズという格好で青年は呟く】
【この世界に来て四日、異郷から来た手持ちの無い青年は、とりあえず体を鈍らせないようにと体を動かすことしか出来なかった】

 あーあ……。

【なんて溜め息を吐きながら青年は体を動かす】
【左足を前に出した半身の姿勢から右フック】
 
 どっかに、
 
【そのまま肘を曲げて腕を畳みながら青年は前へと踏み込む。脳裏に描いた敵手の顔面に肘を打ち、】

 儲け話は、

【肘打ちの勢いのまま瞬転。ぐるりと一回転して、】
 
 ねえかなあ……ッ!
 
【脳裏に描いた敵手の首に、風を切り音を伴った後ろ回し蹴りを叩き込む】
【……そんな感じで、青年はひたすら体を動かしていた】
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/25(金) 18:05:07.51 ID:nsXNJomko
>>144

………おー………おお
何か良い感じだな、ありゃ

【公園の入り口の方、誰かが小さく呟く】
【何やら、青年の動きに興味を持った様で】
【その影は、青年の後方へと、足音を消して大きく回り込むように移動を始めた】

【そして、目的の位置に到達すると】


………おっし

【十数m程離れた位置から、青年の背中へ向けて】
【殺意こそ無いが攻撃の意思は十分に発して、低い姿勢で駆けだす】

【挨拶と呼ぶには、荒っぽさが過ぎるやり方だが】
【近寄る影は、青年の反応に期待するかの様に、口元を吊り上げていた】
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/25(金) 18:09:07.88 ID:QNKPgUqM0
>>143

この星って、丸いらしいからねぇ
どこまでいってもそうだ、陸地に上がっても今度は地平線が同じ役目をするんだ
「ある地点」には辿り着けるけど、跨ぎたかった「線」は、それを嘲笑うように逃げていくよ

【濁ってはいないのだけど、女性より少年のそれに近い、骨太な響き】
【ロックバンドの歌姫らしい、と言えばそんな感じもする声は】
【潮風に運ばれて、水平線の向こうへと消えて行く】
【――ひととびで幾海里を駆ける音に、密かな羨望を抱いてしまう】

でも、たどり着くことが出来なくたってその冒険にはいつか終わりが訪れるだろう
水平線を追いかけ続ければ、理論上は元いた場所に還ってくることになる

……この星って、丸いらしいからねぇ
そんな丸い星に生まれた僕達の歩く道は、やっぱり丸いんだろう

 【道が丸いのなら、いつまでもほんとうの終着点には到れないのだ】

【ひと聞きしてお道化たような声に出すことはしないが、確かな慨嘆を胸に閉じ込めて】
【零れた息の温かさが、口の中で春の海風のそれと混ざって、べとつく】
【目頭がきりきりと痛むのは――眩しい夕陽に、何度か眼を向けたからだろう】
【結果がわかっているなら、やめておけば、いいのに】
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 18:14:35.27 ID:Nv1aeAvDO
>>145
 ……あー、ったく、なんでこう俺は不幸なんだかな。
 あっちじゃ極貧生活、遭難したこっちでも極貧生活の上に――――
 
【青年は回し蹴りを打った足を大きく、力強く引き戻す】
【――――否】
【引き戻すというにはその勢いは異常だった】

 よう分からんがいきなり仕掛けられるし、なぁッ!

【青年の体は瞬時に回転し、向きを変える。前方から後方へ放たれたのは、突き刺すような再びの後ろ回し蹴り】
【蹴り足は姿勢を低くして近寄る影の頭の高さを正確に狙う】
【そのまま人影が近付けば、蹴りを受けることになるかもしれない】
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 18:17:10.17 ID:WSStslwuo
【街外れ】
【人通りが少ない、寂れた場所に。あまり意味を成して居ない道路標識があった】
【その、標識の前に。一人の少女が、立つ】

【青く縁取りのされている星が描かれた、灰色のポンポンつきニット帽を被っている14、5歳ほどの少女だ】
【ぴょろんと外ハネしている黒髪は胸元に届くか届かないかといったところ】
【デフォルメされた猫のキャラクターTシャツとタータンチェックのショートパンツの上にフード付のミリタリージャケットを重ね】
【茶色のハイカットスニーカーをはくその足は、寒さ対策なのかなんなのか。しっかりと黒いタイツで覆われていて】

────数か月前は、超平和でしたね。

【ぺたり。標識の、冷えた金属部に少女が触れる】
【少女の周囲には。何故か掃除機が1機と10体の人形たちがあった】
【その人形たちは不思議な事に。糸で繰られていないというのに勝手に立って、その上時折動いており──】

【──ぱちん】
【所々が赤く錆びた標識に。黄金色の光が幽かに奔った】
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/25(金) 18:23:29.46 ID:2ac1in2d0
>>148
見つけたわ…
【そこへやってくる】
【長い翡翠色の髪に、顔全体に包帯を巻き、左目と口と両耳の部分だけを露出している女】
【両足は膝から下は黒い義足がしてある】

……義足ありがとう
けど…ツッコミいいかしら?
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/25(金) 18:25:38.91 ID:nsXNJomko
>>147
【回し蹴りで後方を確認した青年の目に、映るだろう相手の姿】
【ロングコートを身に纏い、頭にはマフィア風のソフトハット】
【口元からゆらゆら立ち上る煙は、おそらく煙草。角度の関係で、咥えている部分は見えにくいだろうが】
【両手はポケットに突っ込まれていて、近づいても引き抜く様子は無い】

そりゃそーいう世界だからなぁっ!分かりやすくて良いだろ!

【接近してきた影は、両足を揃えて跳躍する】
【空中で膝を曲げて身を縮め、足の裏を高く引き上げ】
【相手が放った回し蹴りを空中で、両足の裏で受け止める】

……おうりゃさあっ!

【そして衝突の瞬間、膝を一気に伸ばし。相手の蹴りの威力も併せ、回転しながら大きく後方に跳躍】
【青年から4m程離れた位置に、両足を揃えて着地した】


【その影が着地すれば、青年には、またじっくりと観察する機会が与えられる】
【身長は、160cmも無い。骨格も、コートに隠れては居るが、お世辞にも頑健とは言えない】
【ソフトハットの下には、膝までの長さの白髪。リボンも何も無いので、この短い攻防でも大きく広がっていて】

おー、良い反応してんなあ。分かってても後ろってのは狙い辛いってのに
……まあ、ちょっと付き合えよ。なあ?そう時間は取らせないからさ
そうだな……2、3合程度で良いんだ

【東洋風の顔立ちの少女は、煙草を咥えたままの口で、ニヤリと笑った】
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 18:28:46.19 ID:WSStslwuo
>>149

【相手が此方に近付いてきたからだろうか】
【少女の周囲にいた人形たちが、一斉にぎょろりと其方へ視線を向けた】
【それぞれが、10の異なる歪みを持った人形たち】
【それらがタイミングを合わせたかのように動くのは──少々、不気味なところであり】

【人形たちが動いた故か】
【少女ははっとした表情を浮かべ。慌てて道路標識から手を離す】
【そしてそのまま、彼女は後ろを振り返り──】

……ありゃ、紅閻寺さんじゃないですかぁ!
超こんばんは、です。
義足が超お役に立っているようで超何より!

ところで、超ツッコミ、ですか?

【見知った顔を見てなのか。少女──南雲利織は楽しそうににまりと笑い】
【その笑みを浮かべたまま、かくんと首を傾げた】
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/25(金) 18:37:33.24 ID:6S2T+vai0
>>151
………人形が不気味ね
【そう言い】

ええ…単純明解で、混沌で狂ってるようなボケがあったわ
性能は申し分ないわ
動きやすいし、軽い
義足の裏に書いてある「ちょうはいぱぁ」「きーっく」もこの際どうでもいいわ
【真っ直ぐと見つめ、淡々と語り】

けど

ロ ケ ッ ト キ ッ ク っ て な に !?
【カッと目を見開きツッコミをいれる】
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 18:37:44.75 ID:Nv1aeAvDO
>>150
(んなっ――!?)
 
【不意を打つ時こそ不意を打たれ易い物だ。相手の不意を打ってるという事が慢心に変わる】
【――そう考えていた青年だからこそ、自分の蹴り足が捉えた感覚に驚愕した】

 へっ、そうかい。こっちの世界も向こうと大して変わんねえなあ……
(おいおい、なんつー反応だよ。こいつ、明らかに見てから反応しやがった……侮れる相手じゃねえな)

【蹴り足を引き戻し、左足を前に出した半身の姿勢に構えながら、警戒の度合いを一段引き上げる】
【が――】

 ……子供……?
 
【少女の外見を見て、そう一言。若干毒気を抜かれてしまう】
【青年はしまったと思って頭を振り、即座に気持ちを引き締め直す】

 へ、まあ良いか。俺も煙草吸うクチでな。
 肩身狭い喫煙者同士のよしみだ。相手になってやる。来いよ。

【不敵に笑って手招きを一つ。だが――】

 あ、ちょっと待て。来んな。

【そんな言葉を付け足した】
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 18:38:03.87 ID:frR5fQpDO
>>146
ああ、丸い――だからその行為を続けても、終わりが来る事はない。

【彼女に背を向けたまま】【話を続ける】

【黄昏時、或いは逢魔が時と呼ばれるこの時間帯】
【吹き付ける風はそう強くはない、だが、日が落ちれば次第に肌寒くなるだろう】

1周目は歩くたびに変わる景色に感動する。
2周目以降も、懐かしい雰囲気だと、或いは単に未視感を覚えて感動する。

一周だけでも果てしなく感じる°覧」
でも、無限に時間と体力と、歩き続ける手段があったなら?


変わらない海、変わらない陸地、変わらない土地、変わらない町、変わらず遠くにある水平線
でも、水平線には辿り着けない。

そして一周して、この場所に戻って来て
また同じ道を歩く事になる。

変わらない海、変わらない陸地、変わらない土地、変わらない町、変わらず遠くにある水平線
でも、水平線には辿り着けない。

無限に歩いても、歩き続けても、水平線には辿り着けない。

終わりなんて、ない――。
だが、終わらせる事はいつだって出来る。

なぜなら、この星は丸いから。

その旅は――
途切れる場所を探して車輪の縁をなぞるようなものだ


そう、始まりは決まって目隠しをした状態で誰かから大きな車輪≠渡された所から始まる。
いつしか私たちは車輪の縁の始まりを定めて、次は終わりを求めている。

その行為は――私たちにとって…

A.やるだけ意味がないのか
B.やってみなければ答えがわからない

私たちは今まさに、目隠しをされた状態なんだ
貴様は、目隠しされている実感はないか?

【くるり、少女はそこで蒼銀の髪を靡かせ振り返る】
【その右手にはいつの間にか∴黷ツの車輪が握られていて】

【少女はそれを、少し離れた其処に居る彼女へと差し出した】

目隠しされていなければ、丸いと一目でわかる。
だが、全体が見えなければ丸いとはきっと一目ではわからない。

この星がなぜ丸いかって?
なぜ、地平線/水平線(5km)先までしか見ることの出来ない人間(わたしたち)が
なぜ、この星を丸いと言い切れるのか……。

それは、この星は丸いものだからと信じているからだ――教育によって…

もしかすると、この星は丸くないかも知れない――或いはもっと、フラクタルな形をしているかも知れない。

可能性がゼロとは、きっと言い切れない。


私の名前はNameles――そろそろ、時間が迫っているようだ。
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 18:45:46.61 ID:WSStslwuo
>>152

んふー、超個性的じゃないですか?

【不気味というマイナスの言葉を、個性的というポジティブでプラスの言葉に言い換える】
【それは単純に、人形たちの主であり創造主が彼女自身であるという理由なのか】
【或いは──それ以外に思い入れでもあるのだろうか】
【もしかしたら、単純に彼女の価値観がとち狂っているという可能性も否めない】
【兎も角、利織はいつもの悪戯笑顔でそんなことをさらりと告げ】
【相手──紅閻寺リンが利織/主に害をなさない存在であると判断したのだろう】
【人形たちはリンから視線を逸らし。その場で廻ったり座り込んだりと思い思いの行動をし始めた】

(超どうでもいい呼ばわりされました──)
(なんだか超。利織ちゃん超哀しくなってきました)

【どうやら利織にとっては、「ちょうはいぱぁ」「きーっく」は渾身のボケだったらしい】
【「この際どうでもいい」と言われたためか】
【浮かべていた悪戯笑顔は少しだけ、悲しそうなものとなったが──】

え?
ロケットキックは超ロケットキックです!
超ロケットパンチの超親戚的なアレですよ!
なんだか超ロマンありませんか?

【「よくぞ言ってくれた!」】
【まるでそう言いたそうに、利織はにまりと悪戯な笑みを深める】
【もしかしたら、ツッコミ待ちをするがためにそんな機能を付けたのだろうか】
【そうでなくとも、利織であれば素でロケットキックなんてものを付けそうではあるのだけれど】
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/25(金) 18:50:11.07 ID:nsXNJomko
>>153

平均身長考えやがれ馬鹿

【他に言うべき事もあったのだろうが、まず最初に返したのが「子供」という言葉】
【櫻の東部の(メタ的に言えば日本の)女性ならば、160cm無くとも極端に背が低いとは言えない】
【つまりは、自分への評価が、身長だけで下されたものと思ったらしく】

【両足を肩幅に開き、僅かに右足を後方。膝は緩やかに曲げて、重心を落す】
【360度どの方向にも一挙動で移動を開始出来るような構えを取り】

ああ、当然。その為にあんな柄にもない不意打ちやらかしたんだからなあ
んじゃ、行くぜ――――

【そこから、前方に倒れ込むような体重移動】
【上体と地面が四十五度の傾斜を描いたその時、左足で地面を蹴り飛ばし】


――――――んあ?と、とっと……うぉっ!

おい、何だよ一体……?

【其処で、唐突な「来んな」。次の一歩を踏み出す筈だった右足が、反射的にブレーキ】
【慣性が働いていては急に止まれず、何歩かたたらを踏んで漸く止まる】

【元々、「2、3合程度」との宣言。其処までの気負いも無いのだが】
【出鼻をくじかれた事で、一回りしぼんだ様に見える程、覇気が削がれた様子】


/ちょっと飯食ってきます。三十分は掛からないかと
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/25(金) 18:59:15.93 ID:FycMXV2M0
>>155
お化け屋敷にいてもおかしくなさそうだわ…
私(ゾンビ)といい勝負よ…
【ちょっと自虐っぽく言いながら】

ロマンじゃないわ…
第一…ロケットパンチならまだわかるわ!…
なのに義足にロケットキックなんていれたら…
放ったとき足が使えなく不便じゃない!…
それにロケットキックなんか使う人聞いたことないわ!…
無駄機能にも程があるわ…
【早口でまくし立てるように】
【マシンガンの如くツッコミをいれる】

/スイマセン…次遅れます
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 18:59:32.19 ID:Nv1aeAvDO
>>156
 いや、だってなんかお前ガキっぽいしよ……見る限り、体術使いっぽいな。
 
【たたらを踏む直前の少女の動きを見て、そんな事を漏らしながら青年はああ、と言葉を続ける】
 
 いや、悪ィな。急に止めちまって。なんつうかさ、俺待つの嫌いなんだわ。
 だからよ――――
 
【青年の姿が一瞬、前のめりに倒れ込むように“揺れた”】
【次の瞬間響いたのは二つ連なった地を叩く音。青年は驚くべき速度で二歩を打ち、少女へと肉薄する】
 
 俺から“行くぜ”――――!
 
【それは恐らく少女が使ったものと、似た類いの重心制御を用いた歩法】
【前のめりに倒れるようにして足より先に重心を前に傾け、それに足を追従させ、】
【重力に添うように踏み込むことによって突っ立った状態から急加速するという術理】
 
 おォ――……
 
【青年は姿勢を低く前に出た】
【踏み込み膝に力を入れ、姿勢を元に、高くする勢いと急加速した踏み込みの勢いを利用し、】
 
 ……――ラァッ!
 
【下から上へ、抉り上げるようなボディアッパーを少女の腹に向けて打ち放つ】

//行ってらっしゃいませー!
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/25(金) 19:03:58.29 ID:QNKPgUqM0
>>154


  【―――嗚呼、眼から鱗が剥がれ落ちた気分だ】


【少女の先のことばの中で、終着点と言う名のスタートラインに戻ることは】
【すなわち。そこで、旅を終えてしまう――ことだった】
【それは「存在」であった自分が、誕生以前の「不在」に回帰する現象】
【“死”――旅の終わりの、メタファーとしての意味しか無かった】

…車輪の大きさが分からないから、終わりが見えないかぁ。

【そう呟けば――沈黙の時間が、流れ始めた】
【夕映えに舞う有翼の影たちを追いながら、水平線を探し広大無辺の空を仰ぎ】
【何度か、心地良い鳥の詩が耳に沁みたなら――少女に歩み寄り、口を開く】

思って見れば――なるほどねぇ、確かに僕もそう思うよ。だってさぁ
もっと小さいころは、今の楽しさが永遠に続いていくし、自分はずっと生きて行くんだと思ってたから
きっとあの頃の僕は、誰からも車輪の大きさを教えてもらって無かったんだろうねぇ?

でもきみはさぁ、その教育の内容に疑問をもつことにしたんでしょ?
アナーキーだけどいい考えだ、未来は無限大に近いと思った方が、希望が持てるかも知れないよ
可能性は、ゼロじゃないはず――あはは、ムズ痒いくらい前向きな考え方だ

……道のりの長さを知って終えた一周なんて、ちゃんとした一周じゃあ無いんだろうねぇ
よし決めた、僕もコンキスタドールの勇気を持てるように励もうじゃないか

【どこか憂いを帯びた笑みを浮かべ――少女は、Namelesの車輪へと手を伸ばす】
【抵抗が無ければ、ばしっ!と、オーバーな挙動で掬い上げるように奪いとるだろう】
【むしろ、そこまで力を入れなければ、手が動かないようでもあったけど――】

「名前がない」のに私の名前というのはコレいかに…と、気にしない方向の方が良いかい?

…僕の名前は、セシウス・クレプシドラって言うんだぁ
門限があるなら、無理に引き止めることはしないよ

【疑問に思わないでもない】
【なぜ――彼女の声は、こんな不思議な勇気を、この心に満ち満ちと与えるのか】

【けれども、彼には、気の迷いかも知れない感情を、バカ正直に信じてみたいと思うに足る】
【言い換えれば、平然と捨て鉢になれる――土壌が確かにあったのだ】
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 19:10:21.15 ID:WSStslwuo
>>157

お化け屋敷と言えば──こないだ、超すごい子みましたよ
多分能力なんでしょうけど、腕なんです、超腕!
腕がいっぱい生えるんですよ!それも超爽やかな笑顔で!

【自虐を紡ぐリンに対して。お化け屋敷繋がりでそんな事をいう利織】
【どうやら彼女は、マイナス面をプラスの方向に考えることも出来る人間らしい】
【この調子ではそのうち、「いつか納涼お化け屋敷大会でも超開きましょう!」なんて言い出しそうな始末である】
【最も──もしリンが、自分がゾンビであることを悲観し、悩んでいたのであれば】
【きっと利織は、このような明るい発言はしないのだろうけれど】

む、無駄じゃありませんよぉ!
なんだか超面白そうじゃないですか!
足が使えなくなって超不便だってんなら、ロケットキック後の杖も超作ってあげます!
大体、ロケットパンチだって拳がなくなって超不便そうじゃないですか!
聞いた事が無い?
超上等です、これから世界に唯一の超ロケットキック使いの名を超轟かせてやってください!

【 無 茶 苦 茶 だ 】

【だが、彼女はこれまでにも「空飛ぶ掃除機」なんてあまりに前衛的過ぎるものを作った事実がある】
【だからこそ、ロケットキックなんて機能を付ける思考回路は理解出来なくも無いのだが──】
【どう考えても、ネタ臭しかしない機能である】

/了解しました
/こっちもご飯食べてくるので遅れるかもしれません
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/25(金) 19:15:27.43 ID:nsXNJomko
>>158

っとと……んだよーもう………!?

ああチクショウ、「そーいう手」かっ!

【一度走りだし、体勢を崩しつつ止まり。まだ、次の行動の用意が整わないタイミング】
【この状態からの攻撃は、少女には奇策≠ニ見えたようだ】
【それが、単に自分がすっ転んだのが原因、とは考えて居ない様子】

【青年が向かって来る間に、少女は後退を行わない】
【体勢を立て直し、膝をまた軽く曲げる事だけに集中した】

(……おし、此処だ)

……ぐぇ、あ………!

【青年のボディアッパーが少女の腹に突き刺さり、少女の体が浮く】
【だが、もしも青年が人間を殴り慣れているなら、おかしな感覚を味わうだろう】
【見た目に反して、少女が軽すぎる。自分の拳の威力に対して、浮き過ぎている】
【そして、命中したが、決まっては居ない、と】

【前後左右への回避は不可能と判断した少女は、拳の到達に併せて跳躍していた】
【流石に拳の先端速度には及ばずとも、相対速度を幾らかでも下げる事は出来る】
【これにより、一撃で完全に、機動力を削がれる事を削いで】


……はっ、こんなものかよっ!

【空中で強がりを見せながら、すかさず反撃に移る】
【青年の放った拳が右なら左脚で、左なら右脚で】
【振るわれた腕の手首を、膝裏に挟みこもうとしつつ】
【それとは逆の足の甲を相手の肘の外側にあてがい、そのまま地面に落下しようとする】

【もし、この一連の動作が決まれば。青年は、肘を支点、手首を力点に、少女の体重で腕を強引に伸ばされる事になるだろう】
【腕十字などの関節技と違い、胴体のロックが無い。決まったとして、まず骨にまで損傷は無いが】
【一瞬でも腱などが引きのばされれば、打撃とはまた異なる種類のダメージを受ける事になるだろう】


/ただいま戻りましたー
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 19:29:23.35 ID:frR5fQpDO
>>159
そう、私たちの居るこの大陸は平ら
少なくとも私たちから見て平らに感じるほどに大きな車輪≠セ

【飽く迄もNamelessはこの星を車輪に見立てて話を進めた】
【実際、車輪なのかどうかは確認しない事にはわからない】

【疑わなければ、答えは決まっている「この星は丸い」】

教育は、親が……私に最期≠ノ教えてくれた事は石に布団は着せられないと言う現実だった。
だから全てを否定≠オた…

【力強く、その車輪を取る彼女を確かに確認する】
【そして、Namelessはくるりと彼女へて背を向けた】

【そして、小さな声で彼女は言った――】

あぁ、それから――私の本名は「   」…
次に会うときがあるならば、またいつかこの場所で…セシウス

それじゃあ、時間のようだ――車輪は好きに使ってくれ
縁を研ぎ澄まして円月輪にでもするといいかも知れん

【ゆらり、と――「   」の姿が霞む】
【日が落ちたばかりの、その暗闇に溶けるように――】

【そして刹那――「   」のスガタは消えるだろう】
【彼女が居た≠ニ言う事実だけを残して…】
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 19:29:30.10 ID:Nv1aeAvDO
>>161
(軽……いや、飛ばれたか!)
 
【即座にそう判断し、更に踏み込もうとした瞬間には――――】

 っ!
 
【――――自分の左手首は挟み込まれていた】

(こいつ――……不味いッ!)

【青年の扱う技には寝技、組技が殆ど存在しない。青年の扱う流派の歴史は古く、それは戦場に端を発するもの】
【防具の上から突き倒し、武器をいなして突き崩す事を旨とした流派。故に投げ技関節技は存在しない】

 くっ、おぉお!

【青年は咄嗟に肘を曲げた。――というよりは、手首を挟まれた左腕に体を密着させるように動かした】
【腕を引き戻すのではなく、体を腕に押し付ける】
【そうして何とか肘を畳んだ瞬間、少女の足の甲が肘に当たる】
【何とか極められる事は避けたものの――】

 ちぃいッ!

【落下してくる少女の勢いまでは止められない】
【青年は手首を挟まれたまま地に転ぶ――否、腕を守るため、左腕に体を密着させた状態で、自ら地に体を投げ出した】
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/25(金) 19:31:20.98 ID:FycMXV2M0
>>160
あら…そしたら荷物沢山持てそうね
【ふふふと笑い】

面白そうだからって他人に渡す物につけるなんて…貴女の思考回路はどうしたのかしら?
そんなの造る暇があったら戻る機能をつけてほしいわ!…
そんな不名誉そうな称号得たくないわよ!!
第一、私は魔法少女の方が憧れだわ!!
【…………えっ?】
【なんか爆弾発言らしきモノを言うが……冷静になり顔を真っ赤にし】

い…今の無し!
【と慌てていう】
【リンのクール(笑)なイメージが崩れる】

/ただいまー&わかりましたー
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/25(金) 19:43:07.18 ID:nsXNJomko
>>163
【どさっ。地面に背中が投げ出された音】
【腹部への打撃と地面への衝突。それでも、単純にボディアッパーを受けたより被害は軽いか】
【青年が転んだと見るや少女はすぐさま足を解き、地面を転がって距離を取る】

(呼吸……まだ吸える、動ける、問題無い)
(最悪今から息を止めて……30秒以内なら動けるか?いやキツいな)
(あー思いっきり殴りやがってクソ痛え………)

【或る程度――とは言っても、立っての移動では無い。高が知れた――距離を開けると】
【一度深呼吸をしてから、少女は手を使わず、跳ねる様に起き上がるだろう】

どうした、殴るのは知ってても組み打ちは初めてかよ?
鎧武者なんざ、倒しちまえば簡単に止めが刺せるってのにな

……まあ、今時そんな装備してる奴居ないんだけど

【少女の武術は、特に流派は無い。強いて言うのなら、体術を専門としない流派をかじった程度】
【どちらかと言えば、戦地で。それも随分と古風な戦地で身に付けた技術らしい】
【倒れれば起き上がれない鎧。そんなものが前提に上がる事から、察する事も出来るだろうか】

あー、痛え……回復まで何秒だ?10、20、もっとか……ちょっと逃げ切れないな

……まあ、良いか。おーいお前、確か金が無いとか何とかぼやいて無かったか?

【そして唐突に、少女は戦闘から、話題を切り替えた】
【おそらくは、この内容について会話したいという目論見が何割か】
【更に、自分がされた事を仕返ししてやろうという目論見も、何割かは有るのだろう】
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/25(金) 19:48:23.83 ID:QNKPgUqM0
>>162

【――そう、それなのだ】
【クレプシドラは「世界の大きさ」に、疑問を持っただけであり】
【まだ、回り続ける運命の形を「輪」と認識する段階でしかない】
【それが誤答か、正解かは――言い切れないが】
【別解が有るだろうことは、「目隠し」をされていなければ十分に理解できよう】

(…死んでからじゃ、親孝行は出来ないよねぇ)
(生きてたって、昨日まではできないような気がしてたけどぉ)

【そのときクレプシドラの笑みに、ぴしりと小さな罅が入った】
【背を向けているNamelessの眼の埒外に居る限り、些細なことだけど】
【――「死」と言うハンマーは、彼女の何かを打ち据える】

「   」……それは、何とも言いがたい名前だなぁ
僕は姓名判断師じゃ無いからさぁ、嫌いじゃないよってことだけ伝えてあげる

!! …またね、「   」。

【さて、3月25日の太陽は海中に没して、広がるのは闇】
【それに呼応するが如く消える「   」を、輪郭すら失せる瞬間まで――】

【腰の後ろに両手を回した仕草は、巫山戯ているようでもあったが、それを見つめる】
【クレプシドラの眸には、真心らしき光がどこからともなく映っていた】
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 19:54:02.28 ID:frR5fQpDO
>>166
/お疲れ様でしたー!
/こんな奴に絡んで頂いてありがとう!

/それから「   」の中身は「月詠 聖」だとこちらで補足しておきます
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 19:55:10.25 ID:frR5fQpDO
>>166
/お疲れ様でしたー!
/こんな奴に絡んで頂いてありがとう!

/それから、「   」の中身は「月詠 聖」だとこちらで補足しておきます
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 19:56:26.52 ID:frR5fQpDO
/あら、書き込めない書き込めない詐欺だわ……連投スマヌ
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 19:57:18.70 ID:Nv1aeAvDO
>>165
(……ちっ……倒れ込んでも手首固めたままなら肘でも入れてやろうと思ったが……)
 
【即座に足を外して間合いを開けた少女に、青年は内心で舌打ち一つ】
 
(さて……どうすっか。あの反応の速さはやべえ。見てから合わせて跳ばれるしな)
 
【青年は軽い打ち合いという前提も忘れ、少女に勝つ手段を考える】
 
 けっ、悔しいがその通りだよ。俺が習ったのにゃあ関節技も寝技もねえ。
 鎧武者と会ったら一撃で倒すか畳み掛けて即座に倒して、次の相手に備えるようにって教わったからなあ
(このまま寝た姿勢から蹴りでも……いや、届かねえか。クソ、良い間合いの取り方しやがる……仕方ねえ)

【少女の話に言葉を返しながら、青年は普通に起き上がる。ある程度の心算が決まったのだろうか】

 ……おう。金がねえな。
 知り合いが蝗だったかの群れを討伐するって仕事受けてよ、それを手伝う代わりに報酬の三割貰うことになったが……
 まあ、それまではスカンピンだな。

【青年は立ち上がったまま、少女の出方を――待つ】
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/25(金) 20:02:04.91 ID:QNKPgUqM0
>>169
//お疲れ様でした!
//いえいえ、哲学な女の子ってなんかカッコイイです
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 20:03:56.13 ID:WSStslwuo
>>164

んふー、言われて見れば超確かにそうですね。
腕が超いっぱいは超エグいかもしれませんけど──
うぅん、でもやっぱりやっぱり、
超爽やか笑顔で超腕をたくさん生やして買い物袋持ってるとこは超怖いかもしれません

【──なんて】
【子供っぽい表情で、いろんな想像をしてみたり、それを言葉に出してみたり】
【所詮は彼女のやっている事は連想ゲームに近いものであり】
【はてさて。最初の話題は何だったやら】

超分かってませんね、超好奇心は超重要なんですよ!
人間の興味や好奇心が科学を超発展させたといっても超過言ではありません!
加えて私の思考回路は超まともです。
少なくとも、朝起きての第一声が「ぷにゅい」って寝ぼけ声なくらいは超まともです!

【まと……も……?】
【兎も角。まぁ喋る喋る喋る】
【身長149.9cmという小柄な体の何処からそんなエネルギーが来るのだろうか】
【時には全うな回答をし。時には意思の疎通を放棄しているかのような発言をし】
【要するにわけの分からないテンションで、利織はまだ喋り続ける】

それにそれに!
もし足に超攻撃を受けた場合超緊急回避できるじゃないですか!こう、すぽぽぽぽーん、みたいな!
最も、利織ちゃんとしてはやっぱり超普通にロケットキックとして──

──魔法少女?

【だが、リンの暴発させた地雷は、利織にしっかりと何かを与えたらしい】
【ぽかんとした表情で彼女はじぃとリンを見て──】
【──どうやら、「なかったこと」には出来なさそうである】

/申し訳ない、明確に遅れました
/ただいまー
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/25(金) 20:11:07.66 ID:nsXNJomko
>>170

(………このまま暴れてりゃ、もっと色々見せて寄こすんだろうが……)
(能力使わないんじゃこれ以上は耐えきれないし、能力使えば殺し合い)
(引き際としちゃ………この辺り、か?)

蝗?ああ、ルクシャトリスだったか?そいつは奇遇だな
私は丁度、その辺りの関係で仕事に来てたんだ

どうだ?この辺りで良いだろ。挨拶代わりにゃ丁度良い運動量だ
これ以上やると正直、昼飯の残骸を戻しそうだ。腹痛いかなり

【青年が突っ込んで来なかった事に、内心はかなり悔しがりつつも】
【それを出来るだけ見せない様に口調を冷静に保ち、少女は言葉を並べる】
【「軽い打ちあい」の範疇なら、先に手札が尽きた。だから、これまで、と】
【飽く迄、自分の出来る事の範囲は弁えている模様】

【ルクシャトリス=A魔イナゴの大量発生にで被害を受けた街】
【何処にでも入り込む虫だからこそ、その被害は或る面では、人が齎すそれより大きい】
【そんな待ちに、「仕事」が有る様で】


一旦止めだ止め。仕事も有るし飯の時間も有る
のんびりしてても問題無いけど、しすぎるとなあ……

そういう訳で、飯食うか?

【戦闘の中止を提案しながら、その次には】
【何が「そういう訳」なのか分かりにくいが、食事一緒にどうかと提案する】
【両手はポケットにつっこんだまま、顎をしゃくるように公園の外】
【道端に駐車している、一台の車を指し示した】
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 20:12:59.52 ID:U3JEqhTSO
【公園】

【男が一人、ベンチに座っている】

【黒い瞳、一つに束ねた黒髪】
【返り血を浴びてそのままにしたような赤黒い和服】
【腰には白い鉤手甲がぶら下がり】
【両腕には黒い鉤手甲を装備】
【黒い方は、鉤爪の代わりに長さ20cm程の刃が付いている】

………っ!

【右腕の鉤手甲を外し、右手をかざして念じてみる】

………やっぱ何も出ねぇか。
「能力」って、どーやって出してんのかなぁ…?

【右腕のポーズを変え、再度念じてみる】
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 20:16:42.77 ID:DdguzLYSO
【とある森の中】
【鬱蒼と茂った枝葉が幾重にも連なり編まれ、光を遮るその空間に】
【ぽつり、と。臙脂のジャケットを羽織った痩身の人影が一つ、静かに佇んでいる】


――――――……っ。

【人影は斜に構え、腰の太刀の鯉口を切ると。左に鞘を、右に柄を緩く握り】
【やや腰を落とし、居所謂ところの居合の態勢を取って、数秒の後】

【抜き打ちざま横一文字に払い、踏み込みつつ唐竹割りに切り下ろし】
【反転、逆袈裟を放てば返す刀を袈裟に振るい、と。息つく暇もなく、更に暫くの演武を続け】

【締めの切り上げ、一閃。瞬時に発される蒼光が、刀身とその延長線上に淡く纏われ、煌めいた】


及第。……だが、最後≠フは集束が甘いな。
或る程度の威力を保ちつつ速度を、となると――途端にこのざまか。


【掲げた太刀を血振るいするように下ろすと、魔力と能力とで構成された光の刃は崩壊して】
【残心、納刀。切断された枝が周囲に落ちたのを見遣れば、小さく苦言を呈する】

【はらり、遅れて蒼い燐光が、粉雪のように降りしきり――遠目に見ても、大層目立つことだろうか】
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/25(金) 20:20:01.61 ID:HpXogyyY0
>>172
あら?…それだったら顔が沢山ある方が怖いわよ…
手がいっぱいだなんて…千手観音のみたいじゃない
【どこからかココアを出し、飲みながら言う】

貴女の思考回路の何処がまともなのよ…
マッドで、バッドな思考回路の間違いでしょ…
『ぷにゅい』ってなによ?…『ぷにゅい』って…
そんな寝ぼけた声出す人なんて見た事ないわよ…
貴女は何処のメルヘンの国からやってきたナンダカワカラナイ、不思議生物よ…
【少しテンションをあげながら、マシンガンのようなツッコミをいれ】

そんな緊急回避いらないわよ…すぽぽぽぽーんってなによ?どこかの魔法の挨拶みたいじゃない…
第一、緊急回避したあと義足がないんだから私がやられる確率が上がるわよ…
ロケットキックなんて……絶対使わないわ

言ってないわ…幻聴よ…幻聴…
とうとう脳ではなく耳もおかしくなったのね…
【哀れむように言いながら、なんとかごまかそうとする】

/おかえりー
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/03/25(金) 20:24:54.47 ID:EViVB8Kdo
>>175

【ざわ――微かに響くのは、茂みを掻き分ける音】
【大方、誰かが『確かめに』来たのだろう】
【慎重な足取りでこそ有れ、接近を隠す$マもりは無い様で――】


……あぁ、吃驚した――朔夜さんでしたか。
てっきり、何か怪しい教団が儀式でもしているのかと……。


【所々が焦げたホワイトシャツに、紅いベルトを通したボロボロの黒いスラックス】
【肩甲骨の辺りまで伸びた髪は首筋の辺りで括られており、蒼いリボンが目立つ】
【両手には『魔法陣』の描かれた白い手袋を嵌めた――貧乏そうな青年だ】


【姿を表した彼――溜息を吐くと、ふわり、微笑を浮かべて】
【「お久し振りです」と軽く一礼し、其の双眸を燐光に輝かせた】
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 20:25:09.59 ID:tIPMDMdFo
>>174

行き詰ったときは、息を抜くが一番……



と思ったが……おっと、先客。お邪魔したかな?

【男の座るベンチ、その背凭れの裏側から焦げ色のローブを着た青年が歩いてくる】
【灯りを避けるように深く被ったフードで表情を窺い知るのは難しく、右手に携えた抜き身の刀が更に不気味さを醸し出す】
【その青年は背凭れの裏から覗き込むように、男が右手を翳す様を眺めていた】
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 20:25:23.73 ID:Nv1aeAvDO
>>173
 ……お、マジか。そりゃあ良いな。てめーみたいな遣り手が居るならこっちも多少は楽になんだろうな
(……動きはなし、か。……いっそ速効で近付いて蹴り飛ばして……)
 って、あ。

【少女の言葉に青年は声を漏らした。思い出したのだ。――これは軽い打ち合いだったと】
【青年は舌打ちでもしそうな顔で、渋々構えを解いた】
 
(クソ……負けだな、こりゃあ。最初の一発だけだ) ……ちと不満だが、元々軽い打ち合いって話だったもんな。
 オーケーわあった。俺の負けだ。あークソ、腹立つ。

【最初の一発の後の攻防は完全に負けだ。ダメージだけならあちらが上だと青年は考えているが、】
【しかしその後の間合いの取り方や動き方を考えれば、向こうの判定勝ちだろう】
【そもそも最初の一発も、綺麗に入ったわけではないのだから】
 
 ああああクソなんか滅茶苦茶腹立つぞこのヤロウ…!
 ああ!? 飯ぃ!? 金ねえっつってんだろがイヤミかこのヤロ! 人の攻め手を悉く封殺しやがって!

【反応としては正反対。少女が内心を隠すのとは逆に、青年は見るからに悔しそうだ】
【……逆ギレまでするのは如何なものか、だが】
【青年はバリバリと赤毛混じりの黒髪を掻くと、はあと息を吐く】

 ……はー……落ち着いた。
 でまあ、金ねえんだわ俺。っつか悔しいなちくしょー……
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 20:33:13.10 ID:WSStslwuo
>>176

た、確かにそれは超そうかもしれません……
顔がいっぱいで、その顔が全部同じ表情とかだったらもっとなんか超怖そうです
しかもあれですよね、口からビームだしてきそうですよね
や、やばいです。超ヤバイです。この世界が超滅びの運命に──!

【口からビーム発言で、一気に「怖さ」が減った感触がある】
【しかし利織の中では「口からビーム出す顔たくさん怪人」は想像に絶する恐怖を有しており】
【既に彼女の想像内ではこの世界は滅んでしまっているらしい】
【がおーがおーと街中を闊歩する、顔たくさん怪人】
【その絵柄がどこか子供向け番組に作画のようにみえるのは幻覚ではない】

んふー、バッドですか。
ベストアニマルディーブイディーの超略語ですよね、利織ちゃんは超知ってますよ?
それにしても、最近よく言われますね、バッドって。この間も超言われましたし
ついでについでに、「ぷにゅい」は「ぷにゅい」です!
しょうがないじゃないですか、こないだそんな声が超出ちゃったんですから
超条件反射です、条件反射!

【ベストほにゃららDVDに関する発言は、多分わざとだろう】
【流石に研究者ともあろう人間がBADの意味を知らない、などというのは考えにくく】
【加えて「ぷにゅい」については──】
【どうやらこれは実話らしく。ほんの少し頬を赤らめて恥ずかしそうに言葉を叩きだしていた】

いーじゃないですか、超魔法!魔術より超メルヘン!ファンタジィ!モャハー!
プラスアルファで、それは超フラグですか、フラグですね、フラグでしょう!
この天才預言者利織ちゃんは告げる!紅閻寺リンさんはいつか絶対ロケットキックを使うでSHOW!

そしてそのときこそ、天から来た不思議パワーが紅閻寺さんを包み込み!
幼い頃からの夢だった魔法少女に──!

子供の頃から夢だった、叶わぬ夢だと思ってた
でもその夢がやっと叶います
歌っていただきましょう紅閻寺リンさんで「ちょうはいぱーろけっときっく魔法少女リン」!

  【        】
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/25(金) 20:35:25.44 ID:nsXNJomko
>>179

封殺も入札も有るか、金取れる飯なんざ出さねーよ
……いーや。舌が肥えてると喰えもしない飯しか出さねえな、ウチのコックは
そもそも厨房が遠すぎる、出来たてなんざ食えたもんじゃあない
それで良いってんなら食わせてやる、って言ってんだよ

【車の方に「おーい」と声を掛けてから、また青年を促す様な首の動作】
【どうやら、食事をタダで提供してくれるらしいが】
【その言葉の何処を取っても、上等どころか標準の食事すら出る気配が無い】

ほら、喰うならついて来いよ。じゃねえと喰って、車出しちまうぞ?
私等、これからルクシャトリス見に行くんでな
……まあ、見に行くだけ、なんて事は無いんだが……それは兎も角として

【青年を促してから、歩き始める少女】
【踵を支点のターンで、膝までの白髪がふわりと揺れて】
【髪に隠れていた、コートの背が露わになる】

【コートの背には、おそらく刺繍だろうか、≪死獸弌≫と刻まれていた】
【≪死獸弌≫――しじゅういち――41】
【衣服に態々番号を刻み、行動する人種は、この世界に於いては限られている】
【この世界に到着して数日というなら。青年は、その事は知っているのだろうか?】

【尤も、こうして堂々と見せている辺りは、身分を隠している訳ではない】
【訊ねられたのならば、隠しもせずに答える事になるだろう】


【此処から先は、実際に少女の後を追い、車まで向かった場合の事】

【もしも車まで近づけば、自動で後部座席のドアが開けられる】
【前の座席の裏側に収納式のテーブルが有る、バスの様な作りのそれ】
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 20:36:25.23 ID:U3JEqhTSO
>>178

…うん?

【ゆっくり振り向き、青年の姿を確認する男】

…ベンチに座りてぇのか?別に良いぜ?

【ベンチの隅に寄る】

(得物は刀一本…)
(喧嘩になったらやりにくそうだ…)

【青年の武器を確認し、それなりに警戒するが、表情には出さない】
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 20:43:36.02 ID:Nv1aeAvDO
>>181
 ……タダか! タダなら食うぞ!

【青年はそう言って大股に少女の後を追う。極貧生活に慣れた身、それの一部である舌が味に文句を言うわけがない】
 
 あ? 私等? ……ああ、仲間が居るのか。
 その蝗のなんちゃらってそんなに警戒されてんのか? 現物見たことねえから何とも言えねえわ

【少女の話に相槌を打ちながら後を追う。コートに見えた刺繍の意味には当然だけれど気付かない】
【青年は自動で空いた後部座席のドアにおおー……と小さな歓声を上げる】

……って、飯喰って車出すってこういう意味か。

【車で飯屋に行くと思っていたらしい】
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 20:48:02.30 ID:tIPMDMdFo
>>182

お、君は気が利くなぁ。俺とは大違いだよ、素晴らしい

【それだけ言うと、青年は「よっ」と背凭れに左手を着き】
【それを軸に背凭れを飛び越えて、勢いそのままに男の右側の座板へとすっと座る】
【その際、翻るローブの端が男の邪魔になるかもしれない】
【全体で見れば、一連の動作は青年は自らが気が利かないのを誇示するような素振りともとれる】

……おや。
怪我をしているのか?汚いぞ?

【そしてそれから開口一番】
【今更男の和服の血塗れに気がついたように声を発する青年】
【先程覗き込んだときに、見えていなかったのだろうか?】
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/25(金) 20:50:16.02 ID:KXm1C9SU0
>>180
それは、どんなB級ホラー映画の化け物よ…
【ハァ…っと溜息を吐きながらツッコミをいれ】

何よ…ベストアニマルディーブイディーって…
バッドは悪いって意味よ…
それは貴女の頭がマッドでバッドだからよ……
……………はぁ
【ココアを一気に飲みながら】

だから私は……
【反論しようとするが】
【利織の余りにも電波なマシンガントークに】



   ぶ
     ち
       っ
        !
          】

【何かが切れる音が響いた】

い・い・か・げ・ん・に・し・ろ・♪
【包帯が自然にとれ】
【人形のような美しい顔があらわになる】
【だが…右目は空洞だが…】
【まるで何処かのお嬢様のように微笑むが】

【┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

【笑顔に似合わない、ドス黒いオーラがリンの背後から出てるだろう】
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 20:52:27.13 ID:DdguzLYSO
>>177

【ゆるりと其方に顔だけを振り返らせれば、「誰――」と、冷たい声音で推何しかけて】
【人影は目を細め、切り裂かれた枝葉の隙間から差し込む光で、青年の顔を確認すると】


…………嗚呼。何だ、京か。相も変わらず、幸薄そうで――見掛けたのは会合以来か?
確かに考えてみれば、顔突き合わせるのは随分と久しい気もするけど。


【それが知り合いのものである事を確認し、ぴりぴりと張り詰めていた警戒の糸を緩める】
【すう、瞳の蒼が薄墨に取って代わられて。片手を上げれば、挨拶を】

そうそう。別に宇宙と交信なんざしてないから、安心して呉れて構わないよ。
もちろん悪魔も喚ばなければ、その逆だって、だ。

【「何だよ、怪しい教団って」等と、僅かに眉を寄せつつ。とんとん、と太刀の柄尻を指で叩いて見せる】
【彼女=\―識槻朔夜の言外に言うことには、一寸した鍛練らしかった】

【見れば。森の薄闇の中に奔った、一筋の光の軌跡に沿って、地面には深々と傷痕が刻まれている】
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 20:55:32.52 ID:U3JEqhTSO
>>184

おっと。

【翻るローブの端を軽く弾く】

(なんか面倒臭ぇヤツだな…)

…コイツは血じゃねぇ。こういう色。まぁちっとは血が混ざってるかもだが。

【少し嫌な顔をする】
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/25(金) 20:57:39.34 ID:nsXNJomko
>>183

ああ、タダ。一人分で……100になる、か?ならないな
数十人規模で兵士動かす時、一食だけ賄うのに採用されてる
長期任務だと栄養失調で、殆ど使い物にならなくなるからなー

……おい、二人分……いや、三人分。私が二人分喰うから

【開いた後部座席のドアから、奥まで一気に飛び乗り】
【運転席に座る、如何にもモブ顔の男に短く命令】
【助手席に置いてあった箱から、パンの様な物を三つ取り出し】

『水があまり有りませんから、喉に引っ掛けないように』

【運転手はその内の一つを、青年へと差し出す】

【もし、受け取ってそれを食べたのなら】

【第一の感想はおそらく食感。やたらと硬い】
【それも、水気の無い硬さではなく、無理にパンを押し固めた様な硬さなのだ】
【第二の感想は味。もはや製作者に悪意が有ったのではと思うような、苦味オンリー】
【青汁を無糖クッキーに染み込ませてカカオを振りかけて食べてみれば、もしかしたら近い味が楽しめるかも知れない】
【そして第三の感想、やたらと重い】
【腹の中で膨らむのか、コッペパンサイズだというのに、やたらと満腹感は有る】


………はぐ、んぐ………確か野菜なんでもかんでも詰め合わせと………ん、ぐ
どっかで余ってた蛋白質の粉末ぶちこんで固めたんだったか……むぐ、ごくん
あー、くそ不味い……

【少女の方は、運転手にその「パンの様な形状の何か」を持たせて】
【餌をついばむ雛の様に被り付き、がっついている――かなり味に不満は有る様だが】

警戒されてるってより………人手が必要な仕事が有る、って事だな
イナゴ自体は、もう大分ましなんじゃあないかって見通してるんだが……おい、指ひっこめろ
それに、ちょっと他の理由も有って……まあ、人間集めてる訳で………おかわり

【不満を零しながらも、喰う速度は衰える事は無く】
【青年に説明しながら、自分に割り当てを要求した二つは完食している】
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 21:01:57.51 ID:WSStslwuo
>>185

ホラーなんて傑作にしろB級にしろ超怖い事に超変わりは無いですよ!
利織ちゃん怖いの超苦手なんです
どのくらい苦手かって、サメものの映画や恐竜系の映画とか、あとあと血がいっぱい出てくるの超だめなんです!

【×ホラー映画】
【◎パニック映画】

つ……つ、、つ、つまりそれは利織ちゃんがバカってことですか──?!
超それは聞き捨てならぬ超発言です
この超天才魔術師利織ちゃんを超大馬鹿マヌケ野郎呼ばわりするなんてっ!
紅閻寺さんにはもうちょっと利織ちゃんへの理解が足りません!
ざ☆理解するんだー!

 【 ──── 】

【言葉とは、使う人間によってこうも変わるものなのだろうか】
【一時は流行語にもなり時の人となった某革命家の台詞を引用することで】
【恐らく利織は「私って超すごいんです、超天才なんです」アピールをしたかったのであろうが──】

【  まるで  逆効果である  】

【このままではどこからともなく杭が飛来し爪と牙でばらばらにされ魔術で吹っ飛ばされかねない】
【そんなとき──】
【皮肉にもリンの反応が、利織を救う事になる】


…………花ちぎって口元超歪ませそうです


【──少なくとも、凶悪な三連撃からは、の話である】
【多分今の言葉。目の前の相手には火に油なのではないだろうか】
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/03/25(金) 21:05:48.73 ID:EViVB8Kdo
>>186

む……幸薄そう、って何ですか。
確かに幸せ≠ニは言え  ――……あー。 まぁ、良いです。
……怪しい教団って言いますと……こう、人心を惑わす類のですよ。

【言葉を続けようとするも、『押し留めた』様に中途半端に返答を切って、別の話題へ】
【地に刻まれた傷痕≠ノ向けるのは――少し冷たさを感じさせる双眸】
【「冷たい」と言うよりは、「普段と比べて感情の色が薄い」とでも言うべきだろうか】


……あぁ、そうだ。 <Justice>の人に会ったら訊きたい事が有ったんです。
水の国の事なんですが…――『天狼会』に関する怪しい噂、とか入ってませんか?


【少し隈の浮き出た双眸を、朔夜に向け――軽く小首を傾げる】
【少し充血もしている辺り、寝不足だろうか。 ……確かに幸薄そう≠ネ容貌では有った】
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 21:07:11.52 ID:tIPMDMdFo
>>187

ふぅん。
なるほどね、それは他人の血か?それとも君の血か?

……おっと、すまない。些か図々しかったかな?
気分を害されたようなら謝るよ

【質問を言い終えてから、謝る青年】
【伝えたいことを伝えるだけ伝えて、ぱっと謝るだなんて性質が悪い】

でも、まぁ。こんな時代なんだ
保身に走るのを大目に見てくれよ。返答次第で接し方を考えなくてはいけないのだから
……君もそうだろ?

【と青年は続けて、ちらちらと男の鉤手甲を見遣る】
【警戒……している様子ではなく、寧ろ嬉々として楽しんでいるような好奇の目で】
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 21:08:05.28 ID:Nv1aeAvDO
>>188
 いやあ、すまんなぁ。マジで助かるわ

【さっきの機嫌悪い態度はどこへやら。青年は快活に笑って少女に応える】

 ほー、お前軍人か何かか? しかもそんなナリで結構なお偉いさんみてえだな。
 あ、もしかしてアレかお前。年齢と外見が一致しないクチか?
 
【そんな事を話ながら後部座席に乗り、青年は差し出されたモノをどうもと言って受け取った】
【そうして、一口】
 
 不味いな。
 
【普通の表情でそう一言。しかし食べるペースは落ちることなく、すぐに感触】
【確かに腹に溜まるなあ、なんて考えながら、モブ男氏にもう一個頼めます? なんて聞いてみる】

 ほー……人手が必要って、その蝗だかなんだかを駆除するだけじゃあねーのか?
他の理由っつうのは何なんだ? 一飯の恩義に手伝ってやっても構わんぞ
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/25(金) 21:11:40.62 ID:/L62wqLT0
>>189
…………
【笑顔、無言で】
【カッターを取り出し】
【チキチキチキチキチキチキチキチキ】
【っと、刃をだし】

か〜〜〜がりちゃん
【まるで『あ〜そびましょう』って言う子供のような感じだが】
【ドス黒いオーラと殺気をだしながら】

O☆HA☆NA☆SI
しましょ♪
【カッターをブンブンふりながら】
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/25(金) 21:14:59.99 ID:nsXNJomko
>>192

外見と年齢は…………あれ?
え、あー……んー……数え方にも寄るけど、多分一致してる、筈
……あー?

【年齢と外見の問題は、世の長命種とはまた違った問題が有るようで】
【一通り首を捻ってから、一応はノーと答えを出す】
【そして、その一つ前の質問。「軍人か何かか?」】

……んで、お前。引きこもり生活者か異世界人かどっちだ?
あれ見たら、多分大概の奴は身分くらい分かりそうだけどなー

カノッサ機関=ANo.41。まあお偉いさんって言えばお偉いさんだろ
一応、百人程度までは自由に動かしていい兵隊持ってるし
あ、おい。もう一つだとさー

「はいはい、大丈夫ですよー」

【割と軽いノリで答える運転手と、それに負けず劣らずの軽さで自分の身分を示す少女と】
【そしてどちらも、その名乗りを大事だとは考えていないのか】


例えばだけど、数百数千の虫がお前の家を通り過ぎたとしたら、どうなると思う?
後片付け、一人じゃキツいだろ。死骸とか卵とか
それに、一人じゃ探し切れない場所もある。狭い隙間とかな
死骸が腐れば伝染病の元、卵は次の大量発生の元
まあ……そーいう事だ

【これから自分達が行おうとしている活動の内容を、大雑把に説明した】
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 21:17:07.97 ID:U3JEqhTSO
>>191

まぁ、俺の血も誰かの血も少なからず付いてるとは思うぜ?

【謝られたが一応答える】

…まぁ、な。俺とお前が喧嘩したら、ちとキツイかもな。俺の得物とお前のとじゃリーチが違いすぎる。

…こんくらいの方が燃えるけどな。

【外していた鉤手甲を装備する】
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 21:21:06.52 ID:WSStslwuo
>>193

………………。

【ひく、と】
【利織の悪戯笑いが、苦笑いへと変わる】
【むしろこのような状況下で未だに悪戯っぽい笑みを浮かべる事の出来る人間がいたら】
【それはそれで、肝の座っている人物なのであろうが──】
【生憎と、この南雲利織という少女はそんな剛胆な性格ではなく】

I☆YA☆DA

【超ひぃ、と小さく悲鳴を上げ。笑顔を引きつらせたままにホールドアップ】
【それというのも。真っ先に逃げようとして乗り物である掃除機に視線を向けたはよいものの】
【当の掃除機が、利織の所有する人形どもにがっちり固定されていたのだ】
【空気が読める人形というのは中々に奇異なものであるが】
【その人形の主にとってはたまったものではない】
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 21:23:57.70 ID:Nv1aeAvDO
>>194
 あー? はは、何だよそれ。

【自分の歳もわかんねえなんて変なヤツだな、なんて快活に笑いながら青年はいう】
 
 俺か。俺は異世界人だ。つか引きこもる事ができるほど金銭的な余裕がねえよ。
 ……へー……。お前、カノッサか。
 
【カノッサ。その言葉を聞いて青年の気配が変わる】
【声音は全く変わらない。世間話を話すときの、ふうん、なんて言うような声】
【けれど気配は確かに変わっている】
【――――静かに、密かに燃えるような気配】
【先程の攻防には存在しなかった、気配】
【それに伴い、車内の温度が微かに上がる】
 
 お、さんきゅ。
 あー……成程なあ。住人のこと考えんなら、そこまでやんなきゃなんねえもんなあ
 
【ふんふん、と興味深げに頷き、青年はまた一口】
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/25(金) 21:28:37.09 ID:9qgIbQso0
>>196
ぶ・ち・こ・ろ・し・か・く・て・い・ね
【なんか、とある小説にでてくる】
【スーパーなむぎのんみたいな凶悪な顔に一瞬なり】
【利織にジリジリ近づいていき】

くらいなさい
【そして利織を擽ろうとするだろう】
【流石にカッターで切り付けるのを理性がたもったみたいだ】

【やったね♪利織ちゃん】
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 21:29:30.92 ID:tIPMDMdFo
>>195

物騒だなぁ……俺の護衛に欲しい位だよ、全く

【恐らくコレは嘘】
【いや、コレに限ったことではなく青年は嘘を吐くように息をしているのだから】

……おおう、そういうのはヤメだヤメだぁ

【と言いながら、右手の刀を自分の右側の地面に突き立てる】
【どうやら青年に戦意が無いことを表しているらしい】

今日は作業というか研究に行き詰ってて、気が乗らないんだ

だから、此処にいるんだけどね
君もそうだと思ったんだが、違ったかな?

【恐らくそれは男が右手を突き出していた事を言っているのだろう】
【とすれば、青年は話しかける少し前から男を見ていたことになる】
【それに気付けるかどうかは男次第であるが】
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/25(金) 21:32:41.37 ID:nsXNJomko
>>197

……おい、火ぃ付けんなよ。煙草の火はライターで十分だ
ガソリン入ってる車燃やしたらどうなるか程度……分かってるよな?

……分かってると仮定して、話を進めるぞ

機械類は売る程有る、人手も丁度余ってる
だったら演習序でに良い機会だ、片付けでもさせとこうって訳だ
やらなきゃあねえのは、まずライフライン周り……水関連の施設の清掃
それから電気だガスだの施設の機械を確認すつつ、別働隊で道路の死骸の撤去
流通経路から伝染病広がってるんじゃ、話にならないからな

【ぷっ、と煙草を吹き矢の様に、車内の灰皿に飛ばして】
【決して良くない目つきだが更に目を細めて、一言二言の警告】
【行動の手順の説明を終えれば】

……そーいう事だ。移動するぞ?
特に質問はないな?いやその前に、ついて来るのか?

【最後、行動の前に確認一つ】
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 21:33:15.09 ID:DdguzLYSO
>>190

そのまんまの意味だけど、何か?やーいやーい、苦労人ー。
悔しかったら胃潰瘍か何かでぶっ倒れる前にさっさと休めー。

…………オレとは激しく遠いよな、それ。カリスマ性とか、てんで皆無だし……。

【青年が反論を切った≠フを良いことに、酷いんだか優しいんだか解らない言葉を好き勝手並べ立て】
【其方へ向き直ると彼の視線を追って、傷痕≠横目にちらと一瞥すると】

【それから、着眼点のややズレた応答を返し――――】


――――いや、今の所は。いかんせん、此方も情報が少なくてさ。
手前で調べたり人を雇ったりして、動いちゃいるが……芳しいとは、言えない状況だ。

【現状のままでは手詰まりな感が、とばかりに両手を上げて肩を竦め】
【青年の様子に少し顔を顰めて、「何奴も此奴も、まったく……」と呟いた】
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 21:35:40.71 ID:WSStslwuo
>>198

ち、超ごめんなさい、超許して、え、超ダメですか?
結局利織ちゃんは超大体ぶちころされるってわけだにゃ──

【一体何人のキャラが混じっているのであろうか】
【もしかしたら、単純に命の危機を感じて思考回路が超てんぱっているのかもしれない】
【そして、まるで鬼や悪魔を思わせるその表情を見て、利織の顔からさっと血の気が失せ──】

〜〜〜っ、、きゃー!
あ、あはっ……ち、超、超やめっ、モャハハッ、あっ、だ、だめですっ!
くすぐっ、うぁ、ちょ、こ、こーえんじしゃ、きゃはは、あ、あ──!?

【──落ちたのは、擽りという名の地獄であった】
【割と利織は擽りに弱いらしく、目に涙を浮かべて悶絶している】
【特にわき腹の辺りが弱点らしい】
【命は助かったのだから、きっとこれで結果オーライ、なのであろう】
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 21:37:50.28 ID:kNzBpSuro
【路地裏】

ッてーなァクソ……下手に病院なンか行きたくねェしよォ……
かといって行く場所も無ェが……困ったなァ、オイ

【青い髪にケモノ耳の、サイズの合わない服を着た青年がそこに居た】
【右手は壁について身体を支え、左手では細身な胴を押さえていて】
【見れば、その胴部分の服には大きな赤い染みがあり―――】

あァー………腹ァ、減ったなァチクショー

【ひゅ、と周囲には微風が血の匂いを消すかのように吹いていて】
【勘の良い者であれば、その風が“青年から”吹いている事に気付けるだろう】
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 21:41:08.56 ID:U3JEqhTSO
>>199

………
(なんか意味わかんねぇ野郎だ…)


【突き立てられた刀を見て】

喧嘩はナシ、か。別に良いけど。


…作業?研究?なんじゃそりゃ?
俺はただボーッとしてただけだぜ?
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 21:42:59.56 ID:Nv1aeAvDO
>>200
 火い点くのはもっと先だよ。ごっそさん。……はあ、人心地ついたわ。あんがとな。
 
【供された食事を平らげて、青年は懐に手を突っ込み煙草の箱を取り出した】
【見掛けない銘柄。――恐らくは異世界のものなのだろう】
 
 おおー……確り考えてんだな。演習ついでに遣らせるってえのは良いな。
 訓練も積めて人気も買えると。ふうむ……なんつうか恐れ入ったぜ。

【そこまで言って煙草を口にくわえ、その先に指を触れて火を点ける】
 
 あ? だから一飯の恩義は返すっての。
 はは、この俺が礼儀知らずに見えんのかよ。勿論、ついてくぜ。

【快活に笑って言うと、紫煙を一筋吐き出した】
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/25(金) 21:46:55.67 ID:9qgIbQso0
>>202
だいじょうぶ。そんな、かがりを私は応援する
【ニコリと微笑みながら擽り地獄は続く】

【しばらくして】

このくらいで許してあげるわ…
【そして解放してあげるだろう】
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/03/25(金) 21:51:16.92 ID:EViVB8Kdo
>>201


…………休みませんよ。 僕は。


【―― 一瞬だけ、酷く怜悧≠ネ雰囲気が彼を覆った】
【双眸と相俟って、何処か『死人めいた』と表現するのが相応しいような】
【其れでいて、疲れ切った様にも見える弱々しさを内包する様な……マージナルとも言い難い其れ】

【尤も、其れも一瞬≠ネのだ――微笑を直ぐに顔に戻すと、】
【「僕よりマシです」と、フォローに成っているのか如何かすら微妙なフォローを加えて】


……ん、そうですか。
否、昨日の話なんですが――ちょっと、気に成る物を手に入れたんです。

この前の会合で言われてた、『天狼会と機関の関係』を指し示す様な物なんですが……。


【ぽい、と何時の間に取り出したのか、『携帯端末』】
【画面に目を遣れば……メールのログ≠セろうか】
【内容を纏めるならば――】

【・天狼会の販売するD≠フ卸元はナルカート=リッネ≠ニ云う人物】
【 但し、ナルカートが私的に卸していたのでは無く、機関の≪No.63≫、『百家羅山』が一旦買い上げて天狼会へ流していた模様】

【・販売を最初に持ちかけたのは≪No.63≫側だが、当初は天狼会側に拒絶されている】

【・数ヶ月の後、天狼会に『新会長』が誕生。 この頃から取引≠ヘ開始されていた】

【以上であるが、文面上に数人の天狼会員の実名が表記されている】



――――……如何見ても確定≠ナすよね、其れ。



【……『確定どころの騒ぎではない内容』である事は、確かだ】
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 21:53:05.58 ID:WSStslwuo
>>206

超────!

【そろそろ寝静まる人間が出てくるこの時間帯】
【人気の無い、静かな静かな街外れに】
【奇妙奇天烈な、叫び声が響き渡ったと、さ】


  【 そして  数分後 】


……………………。


【チーン】
【地獄から解放され。漸く安息を得て】
【そこには、白く白く燃え尽きた利織の姿が、あった】
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 21:53:17.09 ID:tIPMDMdFo
>>204

ほら、見ての通り俺は武闘派じゃないだろう?
そーいうのは苦手でもあるんだよね、武器は護身用だし

尤も、戦って勝ったところで俺に利が無いじゃないか

……勝ったほうが飯を奢るというのなら、考えなくも無かったのだけれどね。惜しい

【青年は条件を突きつけて笑う】
【条件を飲んだところで、果たして青年が戦う意思を見せるかといえば、多分見せないかもしれない】
【なんと言っても、既に刀を地面に突き立てた後で条件を提示しているくらいなのだから】

いやいや、能力がどうとか言っていただろう?

……もしや、俺の聞き間違い?

【恐る恐る、と表したほうが良いだろうか】
【青年はそんな風に男に聞き返してみる】
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/25(金) 21:53:50.25 ID:nsXNJomko
>>205

人気かー………ああ、うん
………ん?おおー……

【青年が煙草を取り出すと、それに吸い寄せられたかのように体を近づけて】
【首をぐいと突き出し、箱におさまっている煙草を、一本咥えようとする】
【車に乗る時も、喰う時も、此処に及んでもポケットから手は抜かれない】

まあ、人気取りの意味もあるけどな、確かに
でもそっちは、正直どうでも良い事なんだ

例えばの話だ。街を落す為に兵糧攻めをしようと、誰かが考えた
その為に道路をズタズタに破壊して、輸送トラックを全部ぶっ壊して
そうやって準備を整えてから、攻め込んだとする

所謂『正義』の能力者ってのは、そういう時に何をする?
当たり前の事だが、攻め込んだ誰かを迎撃するよな。それが求められてる事なんだ

……そして。これも当たり前の事だが
破壊された道路や輸送トラックまで、修理しようとする能力者は少ない

【この少女の言っている事は、面倒な例えを使ってはいるが】
【端的に言うと、「能力者は戦闘はするが、生活環境の復興支援まではしない」という事だ】
【そしてそれを、何故、世界では『悪』と分類されるこの機関員達で行おうとするのかと言えば】


………だけどなあ。能力もなーんもなし。喧嘩させりゃ私達の蹴り一つで大けが
そんな連中、一般市民が、そういう復興作業になると強いんだまた
理屈じゃあ分からないがそんな時は、能力者も単なる「人間一人」になっちまう
そりゃ、単純に力だの能力だので、出来る事の幅は広いだろうが……

……そういう強さってのは、機関も正義組織も、多分研究した事が無い筈だからな
そーいう訳だから私達は、ちょっと人数使って片付けに行くのさ

【その着眼点が、民衆に有るから、だ】
【能力者の研究は、個人レベルですら相当に進んでいるだろう。だからこそ】
【今は、戦闘などに於いては扱いの低い、一般市民を間近で見ようとしているのだ】

【後部座席のドアはオートでしまり、車は走りだす】
【元々、風の国内部の事。ルクシャトリス到着まで、そう時間も掛からないだろう】
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/25(金) 21:56:25.21 ID:9qgIbQso0
>>208
あら…やりすぎたしかしら?
【首を傾げ】

生きてる?…
【ペチペチと頬を叩こうとする】
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/03/25(金) 21:56:40.48 ID:5f1zXHUAO
>>203
【ひゅん──ぽとり。路地裏の暗闇、その奥から、青年に向けて投げられるであろう、ハンドクリームを入れるような、キャップ付きの容器】
【続いて暗闇を裂いて現れるのは、大きな人影】
【獅子のように荒ぶる髪は肩口まで伸びていて、筋肉質な体を紺のコートが覆っている】
【身の丈にして2m、背中には背丈に劣らぬサイズの方天戟を担ぎ、腰には大きさの違う剣を二本、提げている】

…塗り薬だ、こと裂傷には良く効く
必要ならば、使うがいい

【そう言って、大男は青年を見下ろすにして立っているだろう】
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 22:02:11.13 ID:WSStslwuo
>>211

…………、はっ

【ぺちりと頬を叩かれ。しばかれ、また叩かれ】
【しばらくペチペチタイムが続いて、漸く】
【真っ白であった利織に色が戻り。目が正気の表情を宿す】
【口から放流されていたエクトプラズムも、今や元通りになり】
【何はともあれ。気付け完了といったところだろうか】

あ、は──えと。ち、超ごめんなさいでした。

【そして、今度はちゃんとした謝罪をする利織】
【彼女の表情には、「もう擽り地獄はごめんだ」というのがありありと映されていた】
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 22:05:46.22 ID:U3JEqhTSO
>>209

いやいや喧嘩はいいんだって。飯はちょっと欲しいかもだが。


…ん?あっ、あぁそれね。
「能力者」っているだろ?どんな感じで能力使ってんのかなー、て思ってただけさ。
(ちょいと恥ずかしいとこ見られちまったな…)
(しかし反応はするなこーやって俺のペースを崩すのが目的だ)

【心の中では慌てているが、表情には出さない】
【いわゆるポーカーフェイス】
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 22:06:20.25 ID:kNzBpSuro
>>212

【ひゅう、ひゅうと戦ぐ風―――突如、轟ッ!と勢いを変えて吹き上がる】
【何事か、と見てみれば投げられた容器が青年の前で浮いていて】
【それを推し量るに、彼が「そういう」能力者であろうこと、そして――――】

……あァ?ダレだよアンタ、見た感じ医者じゃァねェよなァ?
ホントにコレが効くンなら、なァンでオレ様を助けるような真似すンだよ、えェ?

【小動物の如く、疑り深い。そういった事が分かるだろうか】

【とはいえ、割と傷の様子は悪いらしく―――警戒するように容器を眺めるも、結局は手に取って】
【キャップを開いて中身を確認しようとしつつ、眼では男を注視し続ける】
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/25(金) 22:08:19.24 ID:faTPwoHt0
>>213
わかればいいのよ…
………もし、次に私を《魔法少女》と言ったらどうなるかわからないわ
【ポツリと】

あ…そういえばあの義足の名前決めたわ
《タラリア》
異世界のギリシャ神話に出て来る英雄がはく空飛ぶ靴の名前よ…
【義足に触りながら】
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 22:09:20.07 ID:Nv1aeAvDO
>>210
 おい、やんねえぞ! 言っとくがこれは俺が異世界から唯一持ち込めたもんなんだからな!
 知り合いから割引料金で、それでも大枚叩いて5カートン買いだめたんだ。絶対やんねー!
 
【そう言って青年はそそくさとジャケットのポケットに煙草の箱をしまう】

 ……へっ、全くだね。お前の言いたいことはよく解るわ。
 一般人からしたらよ、正義とか悪とかそんなもんはどうでも良いんだ。
 飯喰って、寝て、働いて……たまに遊んで幸せだなーって思えりゃそれで良い。
 向こうの世界はインフラ確りしててよ、何か有ってもアホみてえにでけえ大企業がすぐに建て直してくれる。
 でもよ、居るんだよなあ。悪だの正義だの小難しく考えて、力を振るいまくるバカ。
 善悪語って暴れまくる連中が善か悪かなんて知らねえよ。
 でもよ、確実に“迷惑”なんだよな。
 
【青年は善も悪も考えない。善悪だなんて考える必要は無いんだと考えている】
【善い事は善いし、悪い事は悪い。――そんなことはガキだって判るのに、なんで小難しく考えるのか、なんて思っている】
 
 へへ、なかなかお前、解ってんじゃねえか。人間の底力ってのをさ。
 手伝わせて貰うぜー? 煙草はぜってえやんねえがよ

【青年は快活に笑い、また一口紫煙を吐いた。香りの強い煙】
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/03/25(金) 22:16:59.58 ID:5f1zXHUAO
>>215
如何にも、私は医者ではない
ただの戦人(いくさびと)だ

【投げた容姿、それが宙に浮かぶ様を見て、男は青年が風を操る能力者か…と推察する】
【両の手はコートのポケットにしまい、男は相手の問いに対する解答を続ける】

戦いの中に喜びを見いだす私は、貴殿のような"人種"を見捨てる訳にもいかんのでな

【青年が疑る様子も余所に、男は淡々と理由を話す】

"楽しみ"が減ってしまうのは、嫌であろう?

【つまりは、"いつかどこかで青年と戦う可能性"があるのだから、見殺しには出来ない】
【そういう、自分勝手とも言える理由だった】
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 22:17:19.94 ID:WSStslwuo
>>216

(それは前振r──いえ、超やめておきましょう)
(流石の利織ちゃんといえど、超命は惜しいです)

【こくん、こくんと利織は無言で頷いた】
【此方は魔術の心得があるものの、魔導具抜きではただの一般人と変わらぬ人間】
【それに比べて相手は≪R.I.P.≫の構成員であり、死人】
【提示された両者の条件を見れば、どちらが戦闘において不利なのかは一目瞭然】
【そのことを利織も認識しているのだろう】
【「どうなるかわからない」──】
【彼女にしては珍しく、その意味を真面目に受け取った】

≪タラリア≫──英雄の靴の名前、ですか
んふー、神話レベルの名前を利織ちゃんの超魔導具に付けてくださるとは……
なんだか、超恥ずかしいですね。超照れちゃいます
でも……超気にいってくれてるみたいですね。超、ありがとうございます、よ?

【天才だなんだと自称はしているものの、本来は一介の研究者兼魔術師にしか過ぎなかった彼女】
【そんな彼女はきっと。己や、己の魔導具に】
【英雄だとか、或いは其れを連想させるものの名を関されるのに慣れてはいないのだろう】
【その言葉どおり、利織は恥ずかしそうに頬を赤らめて俯いた】
【そして──】
【偉大な名を付けるほどに、義足を気に入ったと受け取ったのだろう】
【彼女は、照れながらではあるも。リンにしっかりと、お礼を言った】
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/25(金) 22:18:05.69 ID:1jKb3S53o
【路地裏】

…うっく…えぐっ…

ひっく……

【路地裏の暗がり、がりがりと何かを削る音と、すすり泣く声が聞こえる】
【月光に照らされて、ようやく分かるその姿は───】
【初見で最初に思う言葉は"化物"や"怪物"であろう】

【それでも目を凝らしてよく見てみると、】
【翡翠色の長髪、翡翠色の瞳を持った少女である】
【しかし、背中からは黒紅色の不気味な翼が生えていて】
【手も、鋭利そうな爪を持った、異形の物である】
【両方見る者によってはどこか美しさを感じるかもしれない】
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 22:21:57.11 ID:tIPMDMdFo
>>214

能力者!成る程なぁ、そういうことか
どんな感じで、と言われても一概に答えられるものではないだろうよ

いや、気になるよな非能力者の側からすれば。
どうやって能力なんて差が生まれるのかは甚だ疑問だよ

まぁ、能力の発現する例は幾つか知っているのだけれど
コレばっかりは、疑問が尽きないねぇ……!

【何故だか、えらく食いつく青年】
【男と違ってポーカーフェイス、というわけではなさそうだ】
【寧ろその逆、感情を表にむき出しにして言葉を紡ぎ、吐き出し、並べ立てる】
【青年の様相はそんな印象を与えているかもしれない】
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/25(金) 22:25:00.65 ID:nsXNJomko
>>217
【すかっ、ぱくん】
【閉じられた唇は見事に何も捕らえず、少女は暫しそのまま硬直】
【じとっとした恨めしい目を、青年に向けた後】


……んー、それもちょっと私の考えとは違う
善悪っては有るんだよ、下らない屁理屈抜きで
何処ぞの馬鹿が、遊ぶ金欲しさに隣人殺したら、それは誰もが認める犯罪だろ?
んで、犯罪行為を喜々としてやる輩だったら、『悪』って呼ぶのは普通だろ?
ほっときゃそいつが十人百人死なせるって分かってたら、そいつ止めるのは良い事だろ?
良い事やるなら、一般的には『善』とか『正義』とか呼ばれるだろ?

正義の反対はー、ってどっかで借りたような理屈は良く聞くけどさ
一般人の常識的な目で見りゃ、善悪なんて意外にはっきりしてると思うんだ
……そして厄介な事に。その一般人はいつも多数派で、なのに軽視されてる

【善い事は善い、悪い事は悪い。その思想は、同じだろう】
【少女と青年の違いは、少女は善悪を、或る程度のラインまでは常識で定められると考えている事だ】
【善悪をはっきりさせない、その様な事はしない。それは、自分の立場も、善悪で分けられると考えている事になる】
【自分の立ち位置は、結局口にしなかったのだが】


【車は、ルクシャトリス郊外に到着する】
【既に先に到着していたのか、何代かの大型車に、数十人の人員】
【人員には防塵マスクなどが配布され、背には箱状のくず入れ。そして手に手にピンセット】
【それから十数台の、掃除機を巨大化させて、ヘッド部分を細長くした様な機械】
【ドアを開けて車から降りた少女は、その集団の前に立ち】

おーし、仕事を始めるぞー
まずは南地区から。出来るだけ残すなよー、特に卵はな
卵も死骸も纏めて、その背中の箱に放り込むか掃除機モドキで吸い上げろ
再集合は明日の正午。帰ったらカレーに肉大盛りで作らせてるからなー

【作業の内容を、これまた大雑把に説明する。おそらく、事前に或る程度の説明はされているのだろう】
【帰宅後の御褒美には、ガタイの良い男共が沸いている。やはりあの「パンの様な何か」は不評らしかった】


……さて、と。こっからは、地味ーな作業だな
始まれば、まああれこれと話す事も無いだろうし、最後の確認

私等は、カノッサ機関だ。まあ、世間じゃ一般的に悪人って呼ばれる
その私達と行動を共にした時点で、割と言い訳し辛い状況になるのは分かってるな?
今やってる事が云々じゃなく、過去の悪行の問題で、だ

それで良いってんなら、良いさ。たっぷりと明日の昼まで働いてもらうからな
……と、名前は?

【作業の説明は、そう複雑な事ではない。後は、話す事は少ないだろうと】
【自分自身も作業に移る前に、此処まで忘れていた名前の確認】
【もしも青年の側から何か質問など無ければ、少女はおそらく作業に向かうだろう】
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 22:26:34.69 ID:kNzBpSuro
>>218

……つまりタダの変態ヤローってェことか?

【ニッ、と口元を歪めて、明らかにヒトとは違う三角形の歯を見せる】
【つまり、言葉に含まれた意味は悪意ではなく、どちらかと言えば許容のそれ】
【「今度で良いなら」と言うような表情で―――ふと、男に背を見せて】

しっかし戦人ねェ……“戦”って言やァ、昨日妙なヤローに会ったなァ
“E・Noir”とか、“第三軍”とかほざいてやがッたが……

……ところでアンタ、名前はなんてーンだァ?

【早速、手に塗り薬を取って、傷へと確り塗りつけていく】
【流血自体は体質故か、止まっていたために難も無く処置を終えて】
【どうせ戦うのなら知っておきたいと、名を尋ねる】
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/25(金) 22:28:17.02 ID:nwnXrSiZ0
>>219
こちらこそ、ありがとう
【ニコリと微笑み】

…そうだ
また頼みがあるけどいいかしら?
【そう言いながら何かを懐から取り出す】

【それは刃だ】
【ズィルバートロンベの刃】
【風魔翌翌翌力を纏う刃。加工すれば、振るえば鎌鼬を放てる刃物が造れるらしい】

コレで軽くって、丈夫な、使いやすい双剣を造って欲しいわ
……デザインや機能は任せるわ
【そう言う】
【利織にデザインを任せるのはあるいみ博打だが…釘をさしたから大丈夫だろうと思った】
【………果たして】
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 22:31:53.78 ID:U3JEqhTSO
>>221

ふーん…。
(ちと話が長くなりそうだ…)

【青年の話が途切れたところで】

…ところで、だ。二つ質問させてくれ。
お前は「能力者」ってヤツか?
お前の言ってた「作業」とか「研究」とか言うヤツは何だ?

【質問を二つ】
【ただ気になったから質問しただけであり、そこから相手を探ろうとは特に思ってはいない】
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/03/25(金) 22:33:22.74 ID:5f1zXHUAO
>>223
否定はしない
人は誰しも煙たがられる性癖を1つは持っているものだ

【"変態"、と一般的には蔑称とも取れる単語に、男は大した反応も見せず、肯定する】
【自身が変わり者であると自覚しているのか、或いはそもそも人の目を気にしていないのか…】

私は組織には属さない
何処か1つに属したら、その組織の人間とは戦えない

【戦闘至上主義──そんな言葉すら聞こえてきそうな、男の考え】
【逆に言えば、所属した組織には一切手を出さない、そういう面もあると言うことか】

名前か…私はハンニバル
ハンニバル=バルカスだ

【薬を塗る青年を見下ろしつつ、男は自らの名前を青年に告げた】
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 22:34:21.06 ID:DdguzLYSO
>>207


(……ほんっと、如何してオレの周りって。少しは手前のことも考えろ、っての)

【ほんの刹那の変容。きっぱりと断定する京に、朔夜は「そうか」とだけ呟いて】
【――内心で独り語散つつ、数秒の間、仕方ない、といった風に双眸を細める】
【やがて。ふ、と口の端を曲げて、何時もの涼しげな微笑みを返し】

【「別に凹んじゃいないよ、教祖さまなんて柄にも無い」等と宣った】


本当か?……だとしたら有り難いな。あれは飽くまで推論≠セし、さ。

――……天狼会については、あんまり突っ込んだ所まで探れなかったから。
出遅れた感が否めないけど、これで漸く本腰を入れて動ける……。


【そう告げつつ、受け取った端末にざっと目を通すと】
【その双眸が、今度は驚きに見開かれた。――「予想、以上だ」と、彼女は零して】
【ナンバーズの関与が認められたとなれば、疑いようもなく黒も黒。真っ黒だ】

【笑った口許をへの字に曲げ、表情には思案の色を浮かべて小さく唸る】


…………これで白≠チて方が可笑しいだろう、どう見ても。

【――――――――。】
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 22:39:06.57 ID:Nv1aeAvDO
>>222
【少女の恨めしそうな視線を無視して青年は頷く】

 そうだな。お前の考えは正しいと思うぜ。
 でもよ、善悪ってそんなさ、常識とか考えた上でやることじゃねえんじゃねーか?
 ……個人個人にあるもんだろうよ。善悪って。語るようなもんじゃねえよ。
 
【そう言ってまた一口煙草を吸って紫煙を吐いた。話はそこで終わり、とでも言うように窓の外を眺め始める】


【任地に到着した青年は、物珍しそうに様々な機器や風景を眺める】
【少女に声をかけられ、おお、と返事】
 
 ……言い訳し難い状況ねえ。ンなもん知らねえし、言い訳する必要もねえよ。
 まあ、そうだな。自称正義の味方に聞かれたら笑ってやるのが精一杯だな。
 てめえらが言う悪の組織が後片付けやってんのに、てめえら正義の味方は何やってんの? ってよ。
 ……あ、それとよ。死骸やらなんやらは燃やしても良いか?
 
【そこまで言って、ああと名前を言っていなかったことに気付く】

 朝宮暁。お前は?
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 22:44:00.31 ID:WSStslwuo
>>224

──双剣、ですか。

【ふと。利織の脳裏に二人の人間の顔が浮かぶ】
【一人はカノッサ機関氷の国支部支部長】
【一人は魔術を軍事転用しようとしている少女】

   【 ≪研究を続けますか?作り続ける事が、兵器を生み続ける事だと理解していても≫ 】
   【 ≪私の様に、それを争いの為に用いる者が居る世界だと、理解していても≫ 】

 【見せられた刃は、武器。戦いの、道具】
 【人を傷つけるもので、或いは人を護るもの】
 【利織はあまり戦いを好まない。それは単純に、性格だから】
 【戦いとは縁の無い生き方をしてきて。暴力が怖いものだと思っていたから】

   【 ≪人を殺す銃は、人が作ったもの≫ 】

 【目の前にあるのは、とても楽しそうなもの。とても面白そうなもの】
 【創ればきっと、楽しい。創ればきっと、気分がいい】
 【でも。もしここで自分が首を縦に振れば──】
 【刃によって、傷付く人がいるだろう】

   【 ──── 】


……超、面白そうですね。
んふー、超任せてください!

   【 ────でも 】

 【私は、技術者だ。それ以外の生き方を知らない。知ろうとも思わない】
 【創るのは楽しいから。創っているときは、自分の欠点を忘れる事が出来るから】
 【もし人が傷付いてしまっても──やっぱり、罪悪感は覚えるけど】

 【私は。≪創りたい≫から、≪創る≫んだ】
 【創るのをやめてしまえば。私はきっと、私でなくなる】


【にまり】
【浮かべた表情は、いつもの悪戯笑い】
【とてもとても楽しそうなその笑みを浮かべ】
【彼女は──刃を受け取るため。己の手を、差し出した】
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 22:45:46.89 ID:kNzBpSuro
>>226

……ァあー、いやァ、まァそりゃそうだろォとァ思うけどよォ

取り敢えず、アンタがマジに戦いがスキなのァ良く分かった
オレ様も戦いはキライじゃねェしなァ、気持ちも判らないワケじゃ無ェよ
“組織”っつーのは、オレ様としちゃシガラミになりそーでやっぱり入らねェんだが

【つまり、共感出来る。色々と理由や度合いが違うにしろ、理解できる】
【相手の態度からして、嘘を吐く手合いでもないと、そう判断して】

食人か山越えか、ってなァ……まァ、名乗り返しておくと、だ

オレ様は番天 零、いつかメイジツ共に“最強”になる男よォ
覚えとけよ?直ぐにァ無理だが……そのうちぶっ飛ばしてやるからなァ

【名を返し、薬も塗り終えるとキャップを閉めて―――そのままポケットへ。頂いて】
【幾分か楽になったのか、疲れたように壁を背にして座り込みつつ】
【自身とはかなり背丈が違う相手へと勝気な笑みを向け、右手で拳を作って突きつける】

231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/03/25(金) 22:47:30.13 ID:EViVB8Kdo
>>227

……ですよね。
『天狼会』の事務所から押収したらしいんです――。

【「奪った人たちが襲撃を受けて意識不明で」と、事情を聞けない旨を紡ぐ】
【……だが、事情など聞くまでも無いほどに其れは明確だ】


……、… ただ、判らないのは――だから何=Aって事なんです。
ルビーシャ≠フ件とも実行者が同じ以上、無関係ではないと思うんですが……。


 ――……≪No.63≫は、『何』を企んでるんでしょう。


【――森島には、其処が全くと言っても好い程に判らない】

【上司、ロロケルム・ランガスターは何か£ヘんでいたらしいが――昏睡状態】
【加えて、彼のUSBメモリ内の『彼の考え』が示されているらしいファイルがロックされていた】
【どうやら、特定人物のみに閲覧を許す得体の知れない技術が使われているらしく……解除不可能、だそうだ】


【D≠『天狼会』に売り捌かせて、一体『何』をしたいのか――矢張り、彼には発想が出そうにも無い】
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 22:48:02.01 ID:tIPMDMdFo
>>225

んん?変な事を聞く奴だな、君は?
普通、能力者に大いに疑問を抱く俺に対して、君は俺を能力者だと思うのか?

【男がもし変な事を聞く奴だったとしたら、差し詰めこの青年は「至極変な事を言う奴」というところか】
【いや、今でも「至極変な事を言う奴」には違い無いのだが】
【とにかく、青年は質問を質問で返した】
【礼節のかけらも無いというか、なんというか】

ああ、研究といってもその実、研究らしいことはしていないよ。俺は見栄張りだからね
強いてその中から挙げるなら、人間の体を作る。いわゆる人体錬成みたいなことに挑戦中だよ

で、最終目標は死んだ人間の魂を分割して生き返らせることかな

【その中から。そう青年は言った】
【恐らく最終目標に至るまでに必要な技術の中に「人体練成」が含まれているのだろう】
【もっとも、そんな絵空事を人前でペラペラ喋る辺りは、青年の性格が表れていると言って良いだろう】
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/25(金) 22:49:47.46 ID:nsXNJomko
>>228

語れねーと、言わなきゃ分からない馬鹿が一生分からないだろ?
上手く語れりゃ上手く語れるだけ、分かる馬鹿が増えるからいーんだよ

……と、言い忘れた言い忘れた燃やすのは止めてくれ
いや……ほら。流石に幾らカノッサが自由とは言っても、ボランティアは、ちょっと
だから上から許可もらう為の言い訳で……魔イナゴの死骸と卵を掻き集めて来る、ってな
もしかしたら、何かに使えるかも知れないし……

【「損十割なんてことはしないよ」と。これまで伏せていた話】
【如何にも良い事をしている良い人の様に思わせようとでもしていたのか、忘れていたのか】
【その解釈はそれこそ、善悪の解釈と同様、個人個人に任せたい】


魔斬 香月(まきり こうげつ)。番号覚えとく方が、多分良いけどな
ま……大体の手順は、そういう事だ。私はちょっくら、見て回るよ
サボってる連中の後頭部どやしつけてやらなきゃ無いからなー……

……あー、くそ。煙草足してくりゃよかった……

【互いに名乗りを終えると、香月は街の方へと視線を向け】
【暗闇に浮かぶ電気の灯りに、眩しそうに目を細める】
【ニコチン切れの愚痴を、誰に言うともなく呟いて】
【とうとう、この邂逅で一度もポケットから手を抜かないまま、去って行った】


/お疲れさまでしたー
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/25(金) 22:50:21.89 ID:HpXogyyY0
>>229
……安心しなさい
私は悪用するつもりはないわ…悪人だけど
【一瞬だけ利織の表情に影がさしたような気がしたためそう言う】
【一言余計だが……彼女らしい】

ありがとう
【そして深く礼をする】
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/03/25(金) 22:53:33.08 ID:5f1zXHUAO
>>230
【相手と自分は同じようなタイプだと、男は思う】
【多少の親近感を感じた上で、男は青年の話を聞き】

基本的に…名前は覚えないことにしている
覚えても、直ぐに消えるからだ

【しかし…と続けて、男は青年と同じように拳を突きつける】
【目下、斜めに突き出した拳を、相手のものと小突かせるように動かすだろう】
【ただし、高低差の関係で、拳をぶつけることは出来ないだろうが】

それは私と相対して息を止めた者だけだ
だが、貴殿はまだ息をしている
であれば、覚えずしてどうするものか

【未来──相対する可能性がある、青年に向けて】
【意外にも柔らかい笑みを持って、対応する】
【とは言っても、緊張感を失わない程度の笑みでは、あったけれど】
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/25(金) 22:54:45.09 ID:dcmGbVtSo
【路地裏】

…………はぁ。
お腹が減りましたの……。

───お腹が減りましたのっ!

【大きな純白の日傘を右手で差している、流れるような金髪の少女】
【身に纏っているのは赤と黒を基調とした色鮮やかなロングドレス】
【所謂オッドアイであり、左は煌く星の如き金色の瞳、右は若葉の如き黄緑色の瞳】
【少女自身よりも一回り大きい、蝙蝠のような漆黒の羽が背中から生えている】

【誰かに構ってでも欲しいのか、独り言なのにかなりうるさい】
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 22:58:34.50 ID:WSStslwuo
>>234

【──その、言葉が】
【今の利織の心に、どれほど響いただろうか】

 【 ≪悪用するつもりはない≫ 】

【じわり──】
【氷のように冷えた手をすぐに暖炉の火で暖めようとしても。感じるのは暖かさで無く灼熱】
【その手を温めるためには、ゆるやかな温度を徐々に与えていくしかないのだ】
【そして、今のリンの言葉は】
【決して、暖炉の火のように熱く頼りがいのあるものではなかったけれど】
【木の葉から覗く木漏れ日のように──ゆるりとしたもので】
【それが、彼女の心をゆっくりと和ませていった】

……んふー、超、紅閻寺さんらしいです。
私の方こそ……超、ありがとうございます。

【ふにゃ、と】
【浮かべた悪戯笑顔は。ほんの少しだけ、気の抜けたものであったかもしれない】
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 22:58:51.63 ID:Nv1aeAvDO
>>233
【燃やすのは不許可と話を聞いて、暁はいかにも不満そうに顔をしかめた】
 
 面倒くせえなあ……まあ、仕方ねえか。しょうがねえ。
 
【渋々と言った風に暁は頷いた】
【良い人に見せようとしているのかもしれない、なんて事は考えない】
【例え良い人に見せようとしていても、暁からしたら良い事をしているのだから】

 香月な。おーう行ってこい。
 ククク……予備の煙草を携帯する習慣をつけとくんだな

【暁は歩いて行く香月を見送ることもせず、動き始めた人員の所へとさっさと歩き始める】
【さーて、働くかね。そんなことを呟き、煙草の箱から新しい煙草を取り出して】
//お疲れ様です。ありがとうございましたー
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/25(金) 23:00:23.35 ID:hqy1ddRIo
【町外れ】

【フリルのついた赤いワンピースにカーディガンを羽織り】
【紫色の三角帽をかぶった腰まで伸びる黒髪のストレート】
【髪と同じく美しい黒色をした瞳を覆い隠す眼帯を左に付け】
【首には紅い宝石の付いたペンダントをつけている少女がいる】

ついに野生のシルクハットの捕獲に成功しました!

【ほがらかに笑いながら、バンザーイ!と天に掲げるその両手には】
【少しばかりボロっとした、しかし高級感の溢れるシルクハットが握られていた】
【いつからシルクハットは野生化したり捕獲されるようなものになったのだろうか】
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 23:03:16.40 ID:kNzBpSuro
>>235

【拳を小さく突き出すと、暫しの間の後に彼はそれを下ろす】
【額から頬へと伝う汗―――いくら楽になった、といっても重傷なのだ】
【一度大きく息を吐くとその汗を拭って、改めて相手へと視線を向け】

そう来なくっちゃァ行けねェよなァ、流ッ石ァアンタは“分かってる”なァ
オレ様としてもこりゃ楽しみ……いずれ絶対、だぜェ?

……っとォ、そンじゃオレ様はそろそろ失礼するぜェハンニバルさんよォ
こンなトコに居ても身体が冷えていけねェ、そんじゃァな―――!

【と、言うが早いか暴風がその場に吹き荒れて―――止んだと思えば、青年の姿は無く】
【その時もし路地裏の狭い空を見え上げれば、きっと青い髪が見えるはずで】
【やがてはその姿も、薄ら寒い夜空の何処かへと―――消え、去っていった】

/お疲れさまでした〜!
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 23:06:48.44 ID:U3JEqhTSO
>>232

いやいや、能力者から見ても「なんでこんな能力を持ってんだろう」くらい思うと思ったんだけど?

(なんか一々変なヤツだな…)
(具体的にどこが変なのかは説明しにくいが…)

…とりあえず、お前は所謂「無能力者」ってことだな?

【とりあえず青年の言おうとした事は理解する】

…「人体錬成」ね…。なんだか気持ち悪りぃなオイ…。

【コレは本音】
【ポーカーフェイスではない】

…お前は「変な事を研究してる」って解釈して良いな?

…まぁ良いや。
俺は橡 蘇芳(つるばみ すおう)ってんだ。お前は?

【ベンチから立ち上がり、名を尋ねる】
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 23:07:31.94 ID:YhMXIuyDO
>>236
【それはいきなりの事だった】

くっ・・・
【空から人が振って来た】
【某映画のヒロインのような可憐な少女でなく鍛えられた体を持つメガネの男が】
【某映画のヒロインのように仰向けでなく5点着地法で】
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/25(金) 23:07:53.21 ID:9qgIbQso0
>>237
どういたしまして…貴女見てると昔の妹みたいで心配だわ…性格違うけど
【そう言いながら彼女の頭を優しく撫でようとし】

……じゃあ、私は行くわ…
また会いましょう…利織
【刃を渡し去っていこうとする】

/乙でしたー
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/03/25(金) 23:08:30.11 ID:5f1zXHUAO
>>240
【吹き荒れた暴風を前に、一歩も後退せず受ける様は、流石】
【その体躯に見合った男の構え方は、壁とも言える】

ああ…何れ、必ず

【路地裏の、狭い夜空】
【それを見上げて、男は青い線を見つけて、暫くした後に自らも路地裏から姿を消した】


/お疲れ様でした!
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/25(金) 23:12:08.14 ID:WSStslwuo
>>243

わ……、

【撫でるとしたら、どちらかと言うとおでこのあたりなのだろうか】
【少なくとも、ポンポン付きのニット帽を被っている今】
【普通に撫でるときのように、頭のてっぺんを撫でるのは至難の技であり】
【それでも。彼女はリンの行動を拒絶する事は、なかった】

……んふー、妹みたいです、か。
超褒め言葉と受け取っても超いいんでしょうかね?
それでは、超また、お会いしましょう。今度は一緒にココアでも超飲みましょうね!

【手に残ったのは、冷たい冷たい刃】
【でも、今の利織には】
【刃の冷たさは、あまり。感じなかった】

/お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 23:14:46.88 ID:l2U4cCkSO
【街中】

・・・おーい、
そろそろ起きなって
【元々何色の物だったのか分からなくなってしまう程に汚れたローブを身に纏い】
【その蒼いボサボサ髪には氷で出来た花の髪飾りをつけ】
【顔中には包帯を巻いた少女が歩いている。】

「・・・・・・。」
【そして、その背中にはもう一人】
【白のカッターシャツに青のネクタイを着け、腰には二本の刀を携えた少年が少女に背負われて眠っていた】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

・・・・ったく、本当にアンタって子は・・。
【少女は、そう呟くき立ち止まってから】
【少年の寝顔を暫く見て、「まっ・・・いっか、」と】
【また歩きだした】

「・・・・・・・。」
【少年は死んだ様に眠っている。】
【そんな少年を背負う少女】
【見る者によっては勘違いしかねないだろう。】
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/25(金) 23:22:19.43 ID:dcmGbVtSo
>>242

…………まあ。

【あまりにもいきなりの出来事過ぎて】
【ポカンと、呆けた様子で口を開く】

──これは、運命に違いありませんわ!
きっと、神様が私に与えてくれた"食料"ですの!
更に友達にしてしまえば一石二鳥、一挙両得っ!!

【驚愕するのもすぐに終わり、一気にテンションがハイに】
【ギャーギャー騒ぎながら、五点着地している男に接近しようとする】
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 23:29:39.93 ID:tIPMDMdFo
>>241

まぁ、確かにそれは時々俺も思うんだが彼らの行使する力はそれこそ千差万別

色んな奴らと触れ合えば、そういうのには慣れるさ
いやいや慣れたからといって、疑問でなくなるのとはまた別の話なのだけどな!

【なぜ話したし】
【そんなことは気にせず、青年は嬉々として言葉を繋げていく】

まぁ、只の容れ物造りだよ
水を汲む紙コップを作るのと同じと考えれば不思議と気持ち悪くなくなるものさ

【詭弁だ、というのは青年にとっても百も承知】
【気持ち悪いという気持ちを自らも殺しているのだ、その感覚を思い返せばやる気が殺がれる】

【、なんてことを青年は思い浮かべていて】
【有る意味、自分に対しての言い訳として言葉を吐いたのだった】

魔術協会所属のアルフレートだ、今後ともよろしく

【自ら思考を掻き消す、或いは誤魔化すように青年は動く】
【自己紹介をし、久しぶりに空いている右手を差し出して握手を求めながら】
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 23:37:38.90 ID:U3JEqhTSO
>>248

アルフレート、だな。よし覚えた。

…?

【差し出された右手を見る】

(こりゃ握手した方が良いよな…?)

【わずかに躊躇いながら】
【右腕の鉤手甲を外し、握手しようとする】
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 23:38:27.67 ID:YhMXIuyDO
>>247
追跡は失敗か・・・本部に連絡を・・・・・・ 
【黒いベリーショートの髪や顔は煤で汚れ、喪服のような黒いスーツは所々焦げた後がある】
【どうやら荒事をさっきまでしてたようだ】

ん? 
【そして騒ぎながら迫る少女を見て】

―――!? 
【咄嗟に身構える】
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/25(金) 23:41:54.37 ID:DdguzLYSO
>>231

――……成る程な。奴さん等も只じゃ渡して呉れなかった、と。
矢っ張り芳しくないコトは確かだけれど、其処を固められただけ幾分マシか。

【一方、朔夜。どうやら、単純な戦力≠煦鼡リ縄では往かないよう、との予測を立て】
【これが単純な闘争ならば、不敵に嗤って算段≠ナも立てて居たのだろうが――】

【事は、思ったよりも難しい。単純な性質の彼女にはこういう事は専門外≠ナ】

無駄にはしたくない、な……起きるまで待って居られるほど、敵も悠長じゃないだろう。
ピエロ・リュネール≠セったか?撤退戦で一人捕えたらしいけど、吐かせられない物か――。

……まあ、何も無い≠チてコトはそういう事なんだろう。期待するだけ無駄かもな。



    ――――さっぱり、解らない。


【いっそ清々しい程に無責任な台詞を吐き切って、それから暫し黙考し】
【口内でぶつぶつと現状の情報を呟くも、如何にも――冴えない≠轤オく】


クスリばら撒いて生まれる利点、ってえと……治安の悪化、裏≠フ経済が云々、位か?
此れに加えて相次ぐ襲撃で、今や大衆の心はすっかりお上から離れてる。

……だから何≠セな、ホント。四方や、政府を叩かせたい訳でもあるまいに。

【兎も角も、解らないのなら切り口≠変えてみるのがベターな遣り方では、有る】
【「取り敢えずはルビーシャ≠ゥらだ」と告げて、淡々と情報を羅列してゆく】

……能力者はさておき、生物兵器=B破壊し尽くされた都市∞無傷で取り残された市民=B

人質≠ゥ?龍種をどうこう出来るんだ、改造する=Aってのも……戦力的には、微妙。
楯にはなるだろうけどさ。廃人をリサイクルとか、笑えないよな。

ルビーシャ襲撃≠ナ奴さん等が使った手って、何だっけ……場合によっちゃ、補給線の寸断もアテにならないかも。

だが……ブレイザーシティみたいな事になるとしても、首都からは結構な距離だ。
足掛かりにするにしたって、……どうなんだろうな。

【本当に、取り留めも無い。どうやら相当に苦手らしいが】
【考えを持ち合わせれば何とかなる、か?文殊の智恵とまでは往かずとも――】

252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/25(金) 23:49:30.58 ID:dcmGbVtSo
>>250

……あら、抵抗しますの?
でしたら──力づくでやる、までですわ。

【身構えるのを見ると足を止め、両腕を大きく広げる】

─── 《 P a S ─罪には罰を─ 》

【少女の両掌から、血のように真っ赤な鎖が一本ずつ伸びてくる】
【まだ攻撃をする気はないようだが、戦闘する気は満々の模様】
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/25(金) 23:53:53.53 ID:tIPMDMdFo
>>249

よっこいしょっ、と

【握手するや否や、その手を引っ張って自らも腰を上げる】
【見た目より体重は軽く、引く力もそれほど強くないので蘇芳が倒れる心配は無いだろうが】
【このために右手を差し出したのだろうか、なんという図々しさ】

さて、君も行くんだろう?
俺も少し休んだことだし、色々と動いてみる気になってきた

うむ……この辺でお開きだな

【手を離すと、青年はその手で地面に突き立てられていた抜き身の刀を引き抜く】
【また、危険に身を曝して危険を振りまくだろう、と確信しながら】
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/25(金) 23:56:33.28 ID:lkG0YHcAO
【湖畔】

【水面に映って揺れる満月は、上空に浮かぶ本物と重なって合わせ鏡のようだった】
【異様なまでに虫も鳥も黙りこくる、静寂の水辺に浮かぶひとつの影】

……――――

【流れる紅蓮の髪は何故だか漆黒の印象を抱かせるのに、闇と乖離する】
【包帯で覆われた白磁の肌は冷たそうで、隻眼は万華鏡のように色彩を変えた】
【ワイシャツの上から黒いコートと、服装に関してはごく普通のもので】
【傍らには刀身を布で巻いた刀が無造作に転がされていて、警戒心は薄いのだろう】
【脱ぎ散らかされたブーツの理由は、ジーンズを捲って露出した脚を水に浸けているからで】

【――暦の上では春を過ぎても、まだまだ肌寒い夜】
【冷たいだろう水の中で素足を遊ばせる痩躯の意図が、知れなかった】
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 00:00:52.10 ID:NjzsBQvDO
>>252
待ち伏せ?・・・・・・いや、勘違いか・・・
【一瞬構えを解こうとするが】
【相手の鎖を見た瞬間すぐ構えを戻す】

【そして直ぐにスーツの上着のボタンを外すと腰にまかれたダイヤル式の錠をそれに繋がったチェーンを腰に巻く事で固定したベルトのような器具に手を添える】
【その】
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/03/26(土) 00:05:19.05 ID:5k9QTfk/o
>>251

【「吐かせられないか」との言葉には、軽く首を左右に振って否定】
【『拷問したが無理だったらしい』と云う内容の言葉を返す――其方からのアプローチは不可能か】

……『ルビーシャで機関が使った手』――、 ―。
確か…、……「土竜攻め」でしょうか。
“防音魔術”と併せて使った様で、国軍のど真ん中に奇襲≠掛けたらしいです。

【「土竜攻め」「奇襲」「魔術」「生物兵器」「市民の損害無し」「破壊された都市部」】
【――ルビーシャ≠ノ関わるワードを脳内で並べるが、繋がる事は無い】
【朔夜の言う様に、『拠点とするにしても遠すぎる』事も引っ掛かる】


…………。


…………………。


………………………… そう言えば。


【――――暫くの後、難しい顔をして森島は双眸を細め】



『襲撃された人』――ロロケルム・ランガスター≠チて言うんですが、
其の人、或る時に“変な事”を言ってたんです。
どうも、「或る程度の全体像」は攫めていたらしいんですが……言うにはね。



『今回の件について考える時は何時も、誰かが作ったパズルを解いているみたいだ。 
 底意地の悪い引っ掛けも有れば、態々持って回った方法≠使用している部分も有る。
 まるで、ゲーム≠ノでも付き合わされている気分だ。』



――――って。 ……僕にはよく判らない話でしたが。



【詰まりは――簡単な事を難解な手順を踏んで行っている≠ニ云う事だろうか】
【『挑戦者』に『クイズ』を出しているかの様な、そんな“違和感”】
【ロロケルム・ランガスターと言う男は、そんな物を感じていたらしいが……】
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 00:08:27.15 ID:rg7HqNfSO
>>253

………
(なんか妙にムカつく野郎だなコイツ…)
(まぁいいか、次会った時にボコボコにすりゃ)

んじゃな、アルフレート。またいつか。

【物騒な事を考えながら踵を返し】
【そのまま夜の闇に消えていった】





/ではここらへんで終わりましょう
/乙でした!
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/26(土) 00:11:44.33 ID:NpJRtZilo
>>255

いえ、間違いではありませんわ。
私は貴方様のようなお方がいらっしゃるのを、待ってましたもの。

【右手の鎖が、男の胸部に向かって伸びていく】
【鎖に触れた場合、身体に電流が流れることになるだろう】
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 00:17:32.45 ID:3gJyM/B5o
>>257

応、じゃーなー

【ひらひらと手を振って蘇芳を見送る】
【それは、彼が遠くなるまで振り続けていて】


さ、ここから面は張替えだ。行くか……!

【暫くしてから青年も街中の喧騒の一部へと紛れていった】

/乙でしたー!
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/26(土) 00:24:52.35 ID:LgA7pp2W0
【海岸】
【霞んだ月が照らす下、ひとつの人影があった】
【ぽつり、ぽつりと海面に幾つもの波紋が浮かび上がっている。其処には、小雨が降っていた】
【人影は、静かに天を見上げると――】

…………「雨」……か

【――研ぎ澄まされた刃の様な、果てを見据える真紅の瞳】
【秘めたる野望の具現の様な、燃え盛る灼焔を映した髪】
【金糸の装飾が施された純白の軍服は、高貴絢爛たる様相を呈し】
【腰に挿した、双振りの大きな鞘。白い手袋を嵌めた両手】
【各部を覆う、月輪の如き玲瓏な輝きを放つ紅い鋼の鎧】
【そして靡く真っ赤なマントが、それを彩り纏め上げる――】

【……――≪R.I.P.≫新総帥。カーネル=アドルフ・レルゼクム】
【しかし今ばかりは、その覇者たる風格も感じられないだろう】


(「――隊長、傘をどうぞ。私には必要ありませんから」)

……………………。

…………フン、馬鹿馬鹿しい……

【何を思ったのか。自嘲気味に、彼は独り笑んで】
【ただ、その真紅の瞳で、水平線の向こうばかりを見据えている】
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 00:25:34.54 ID:NjzsBQvDO
>>258

それはご苦労様です。 
【右にサイドステップを行い鎖をかわす】

【と同時に腰の器具のダイヤルを指で弾いて回す】
【その瞬間、電子音が流れると膝から下に月色に光るラインが走り、ふくらはぎがショットガンのフェアエンドのように、膝がジッポライターの風避けのように、まるで膝から下が硬質な機会のようになる】

【そして脚の変化が終わるやいなや袖の内側に隠してた小型の投げナイフを相手の足に向け投げる】
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 00:27:44.49 ID:NjzsBQvDO
>>261追記・・・変化したのは右足です。
/すいません脳内補完お願いします
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 00:28:45.31 ID:1i0TQlaoo
>>260

おいおっさん、こんなところで何してんだ、風邪引くぞ?

【佇んでいる男に、無遠慮な声がかけられた】
【声の方を振り向けば、そこには一人の青年が居るだろう】
【青年は、整ったやや長い黒髪に、高めの身長】
【茶色のコートを羽織り、同じ色のブーツを履いて、灰色のジーンズにアクセサリーとしてチェーンをつけている】
【鋭い、或いは悪いと表現出来る目つきのせいか、雰囲気などが不良やチンピラに近い】
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/03/26(土) 00:31:54.46 ID:ocChtTIAO
>>260
【ざざん…ざざん…と、動く波】
【静かな曲を奏でる、その海岸に、大きな人影が現れる】
【獅子のように荒ぶる髪は肩口まで伸びていて、筋肉質な体を紺のコートが覆っている】
【身の丈にして2m、背中には背丈に劣らぬサイズの方天戟を担ぎ、腰には大きさの違う剣を二本、提げている】
【そんな、大男だ】

確か…放送局の乗っ取り、だったか
貴殿の噂、よく耳にしたよ
…組織もな

【一歩、踏み出せば、波すら道を空ける】
【そんな、"戦人"の雰囲気を、男は出していた】
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/03/26(土) 00:32:41.14 ID:ocChtTIAO
>>264
/むおう…被ってしまった。引きまする
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 00:33:23.71 ID:g6Ls2BPDO
>>260
【さく、さく】
【背後の方から誰かの靴が砂を踏みしめる音がする―――】

………
夜の海に、赤色が映えている……

【振り返れば、鮮やかな黒髪黒目を持ち、鍵形の木製の髪飾りを付けた比較的胸の大きな少女が歩いているのが分かるだろう】
【漆黒の長髪はうなじの辺りで束ね上げられ、夜色の瞳は透き通った輝きと吸いこまれそうな暗さを備えている】
【黒いインナーの上に、白い上着とスカートを着ており、黒いタイツが足全体を覆っている】

【「赤色」とは恐らくは彼を指した言葉なのだろうが――ともかく、少女は男と会話が成り立つ程度の距離で立ち止まると】

―――ねぇ、そこの人


―――濡れ男は、あまり様にならないよ?

【――――何言ってるんだこいつは】
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 00:34:22.16 ID:g6Ls2BPDO
>>266
//被りすぎワロエナイ……退こうか
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/26(土) 00:37:15.61 ID:NpJRtZilo
>>261

あら、それはなんですの?

【機械に変化した男の右足を見て、一言】
【鎖は回避されても、そのまま一直線に伸び続ける】

…………痛いですわっ

【だが鎖の操作に集中していたため】
【投擲されたナイフへの反応が遅れ】
【回避しようと左へ跳ぶが、右膝を深く掠めた】
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/26(土) 00:39:19.76 ID:LgA7pp2W0
>>263

……なんだ?このオレに向かって言っているのか?

【男――カーネルは、其方に、静かに。身体ごと振り向くだろう】
【がしゃ、と。腰に挿した二つの大きな鞘が、揺れる】

フン、ならば先ず貴様の心配をすればどうだ、マヌケめが。
雨は等しく降る……貴様が傘を持たぬなら、貴様とて同じことよ

【初対面にしては、随分と高圧的な物言いだろう】
【だが、それもそのはずか。彼の立場、そして力――】
【放送局の一件で、文字通り全国に見せ付けたのだ。知らない者は少ないだろう】
【尤も、彼に声をかけた青年が“知っている”か“知らない”かは、未だ不明だが】

/念のためにお訊ねしますが、複数絡みになっても大丈夫ですか?

>>264-267
/>>263の方の返答にも因りますが、此方は複数でも問題ないです。如何でしょうか。
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 00:40:53.23 ID:g6Ls2BPDO
>>269
//他の人の了承が得られれば是非に
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/03/26(土) 00:41:39.12 ID:ocChtTIAO
>>269
/同じく、了承が得られるのならば、是非に
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 00:42:14.13 ID:1i0TQlaoo
>>269
//流石にこの時間に複数は、寝る時間がやばいことになりそうなんで……すいません
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 00:42:49.66 ID:NjzsBQvDO
>>268
(やはり鎖は能力・・・このまま追撃したいが・・・・・・)
【横目で延び続ける鎖を確認すると一直線に少女に接近しようと風のような早さで駆ける】

お前達の黒幕・・・吐いてもらうぞ・・・
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/26(土) 00:43:59.32 ID:owpur9gCo
>>254

【───足音の無い、気配だけを持つ何かが、その場所に近付いていた】
【黒衣を纏う“影”は、少女の存在に気付くと小さく溜め息を吐く。】

…。
(──先ず、思う事は…何でこんな場所に居るかって事か…)
(…あっちはこっちにゃ気付いてないだろうが、非常に“居辛い”ぞ、この空気。)

(とは言っても、俺も行く所決めてなかったからな……)
【相手の事を見ながらの考え事。特に“影”に構わなければ、観察し続ける事となる。】
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/26(土) 00:44:50.21 ID:LgA7pp2W0
>>272
/把握しました。申し訳ないです。では、宜しくお願いします。

>>270-271
/すみませんが、最初に絡んだ方の状態を優先させていただきます。
/此方の配慮不足でもあります。申し訳ございません。また機会があれば是非お願いします!
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/03/26(土) 00:45:49.07 ID:ocChtTIAO
>>272>>275
/了解しました。またの機会にお願いしますね!
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 00:47:04.68 ID:nxGjH4YDO
【風の国某所――――廃墟の庭】
 
【赤毛混じりの黒髪の青年が夜闇に躍る】
【左足を前にした姿勢から、左、右と両の腕が風を切って虚空を打つ】
【左右の順突きが打たれた刹那、青年の体は姿勢を低くして瞬転】
 
 ふ――
 
【瞬転は後ろ回し蹴りの予備動作、しかし放たれたのは地を低く払う後ろ回しの足払い】
【刹那の瞬転が終わる頃、青年の体勢は腰を落とした姿勢から元の姿勢へ戻りかける】
【――――瞬間、跳躍】
 
 せッ!

【足払いを放った左足を軸足に地を確り踏みしめて跳躍。右足は下から上へと戻る勢いを利用した跳び膝蹴りを放つ】
 
 ――――。
 
【残心】
【左右の順突きをフェイントに足払いで体勢を崩し、姿勢を崩した敵手の喉に膝を突き込み止めと為す――】
【――赤毛混じりの黒髪をした青年の脳裏には、正しく膝を突き込まれ仰向けに倒れる敵手が描かれていた】
 
【そんなこんなで一人稽古を続ける青年だったが、端から不審者に他ならなかった】
【ましてやここは路地裏近くの廃墟。怪しい事、この上ない】
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 00:48:27.09 ID:g6Ls2BPDO
>>272>>275
//了解しましたー、ではまたの機会に
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/26(土) 00:48:50.00 ID:YionVciAO
>>274

【ぱちゃり、ぱちゃり、ぱちゃり】
【時たま水音が響く以外は異常な静寂――森であることを忘れそうなくらいだ】
【痩躯はぼんやりと水面を見詰めながら、何やら考え込んでいるようだったが、】

……――こんばんは、いい夜だな

【振り向きもせずに、まず。そんなことを掠れた中性的な声で述べた】
【彼の気配が特別分かりやすい訳ではないのだが、この場所はあまりに動物の気配が無さすぎて】
【何者であれ其処にいるならば、普段よりも他者の気配が感じ取りやすくなっているようでもあった】
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 00:48:57.33 ID:1i0TQlaoo
>>269

あんたと俺じゃ若干状況が違うんだよ
俺は”マヌケ”にも、傘持ってない状態で降られた

だけどあんた、違うだろ?

【高圧的な物言いに怖気もせず、青年は平然と、そして彼の言い方を真似るように答えた】
【そしてどこか心配しているような口調で続けながら、海岸に佇む彼へと近付いていく】
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/26(土) 00:50:20.50 ID:NpJRtZilo
>>273

…………黒幕?

【この"吸血鬼"、ヒトの血液を飲みたいだけ】
【黒幕など全く心当たりがなく、疑問に思う】

【もう一本の、左手の鎖が男の腹部を狙って伸びていく】
【先程の鎖同様、触れれば電流が流れるだろう】

【尚、右手の鎖は伸びるのを止める【
【しかし縮まずその場で停滞しているため、障害物として邪魔かもしれない】
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/26(土) 00:53:52.38 ID:LgA7pp2W0
>>280

……クク、何を言い出すかと思えば……
いや?このオレも貴様と同じよ。たまたま偶然、雨に降られただけだ。
何故、雨が降ってなお、この場を動かんのかと問われれば……そこまでだがなァ

【彼はにやりと不敵な笑みを浮かべて唇を吊り上げながら、そう紡ぐ】
【降りしきる雨は、少しずつカーネルの真紅の装いを濡らしてゆく】
【紅い鋼の表面をしずくが伝い、静かに地面へ落ちて消えてゆく――】

……しかし、物好きなコトよ。このオレに臆することなく声を掛けるとは。
まさか、オレが誰なのか。知らんというのか?
だとしたら、更にプロパガンダ(宣伝)に励まねばならん、がなァ

【そして、再び水平線へと視線をやりながら、そう投げかけるだろう】
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/26(土) 00:58:23.82 ID:owpur9gCo
>>279

…ッ…!なんだ、気付いてたのか──
【──少し驚いた様子を見せる、黒い影。】

……いい夜?
まあ、お前がそう思うなら、お前の中ならそうなんじゃねえの?

【やれやれ、とでも言いたげな素振りを見せ、少し近付いていく。】
【──黒。黒髪に黒い瞳、そして黒衣。手に填める手袋もまた黒く、全てを“漆黒”で塗り潰したかのような青年が月光に照らされる。】
【因みに肌は、やや褐色気味と言った所。】

俺にとっちゃ──…普通だっての。何処までも、普通。
…月が多少満ち欠けしても、雲を空が覆っても、普通。
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/03/26(土) 00:58:50.41 ID:ocChtTIAO
>>277
良い動きだ
問題は、土台の強い相手、だが

【じゃり、じゃり、と廃墟の土を踏みしめて、その大男は現れる】
【獅子のように荒ぶる髪は肩口まで伸びていて、筋肉質な体を紺のコートが覆っている】
【身の丈にして2m、背中には背丈に劣らぬサイズの方天戟を担ぎ、腰には大きさの違う剣を二本、提げている】
【そんな大男だ】

仮想敵等、挙げればキリがないが
それでも、戦場とは常に変わるものだ

【青年の鍛錬を見ていたのか、そんなことを言い】
【徐に、背中の方天戟に手を伸ばし──片手で構えるだろう】

例えば、突然強襲を掛けられる…と言った具合にな

【しかし、今のところ襲い掛かろうとはしない】
【今の、ところは】
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 01:02:32.80 ID:1i0TQlaoo
>>282

はっ。大の男が雨に降られて佇む、なんてガキみてぇなことする理由なんざいくつもねぇよ

【会話をするのに適した距離まできて、彼は立ち止まった】
【それに続いて、その理由とやらが何なのかは言わなかった】
【ただ彼は、雨に打たれるその男を──】

知ってるさ。カーネルだっけか?
名前を覚えるのは苦手だが、知ってる。R.I.Pの総帥、だろ?

【──カーネル=アドルフ・レルゼクムを見つめていた】
【そう、知った上で、声をかけたのだ】
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/26(土) 01:03:12.12 ID:YionVciAO
>>283

ん。他に気配がないからな

【少しだけ困ったような苦笑いと共に、そんなことを答える痩躯】
【森に入った時には確かに動物や虫の気配が存在していただろうが、】
【何故だかこの場所を中心に、避けられているように生き物の気配は欠片もなくて】

いい夜だよ、他人に会えた。それもまた、普通なのかもしれないけどね
……何しにきたんだい?

【漆黒を体現したかのよう、影を引き連れて現れた青年に少しだけ眼を見張るも】
【群青から金へと様変わりする隻眼を緩く細めて、上機嫌そうに答えると】
【まず不思議そうに、そんなことを問う】
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 01:05:56.11 ID:nxGjH4YDO
>>284
 良く解ってんなあ。けどよこれ、端から見てれば解り難いだろうが足払いまでフェイントの技なんだよ

【突然掛けられた声に驚いた様子はなく、青年は軽く笑って答えた】
【そこで青年が振り返る。赤毛混じりの黒髪の青年。瞳の色は赤みの強い鳶色】

 ああ、そうだな。だから稽古を続けんのさ。
 昨日は乱入してきたヤツがいて、途中までしか出来なかったがな。
 まさか今日もそうなるとは――思ってもいなかったがね

【青年が構える。左足を前に出した半身の姿勢】
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 01:06:54.09 ID:NjzsBQvDO
>>281
【そのまま障害となる鎖をかわし進もうとするが・・・】

―――ぐぁッ!?
【左手からの鎖を身を捻ってかわそうとしたが、かわしきれず腹部をかすり、電流のせいで足を止めてしまう】
【なお少女の一言は聞き逃したようだ】

はっ!
【そして男は右足の前蹴りを『この距離』で少女に向け放つ】
【当然、直接当たるはず無いが・・・もし少女がその場を動かなければ硬く重い右脚による前蹴りを受けたのと同じ衝撃が腹部を襲うだろう】

【ただ少女の前に鎖があれば鎖に蹴りの衝撃は起こり攻撃を防げるだろう・・・】
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/26(土) 01:09:31.89 ID:LgA7pp2W0
>>285

ほう、ならば言ってみろ。貴様が思いつく限りの理由というものをな。
オレは最近、他人の思想、考え方というものに興味があるのだ。

幾ら学も無いようなホームレスの、文明の残りカスのようなヤツであろうと、
或いは戦争や物事の道理を知らぬような全くのガキであろうと、
このオレが考えもしないようなコト、思想を抱いているかもしれない……
幅広い思想を知ることは――『支配者』としては必要不可欠なコトだからなァ

【会話をするのに適した距離まで歩み寄る青年を、制することは無い】
【カーネルは何処までも無防備だ……――いや、違う。気配は常に研ぎ澄まされている】
【もし、青年がここでカーネルに対して敵意を露にしたのなら……即座に、彼の腰の剣が翻り、雨を引き裂くだろう】

……そう、こういうことだ。
このオレを……このカーネルを知った上でなお、オレを恐れることすらない。
これもまた「他人の思想……取り入れるに足る情報」、「興味を抱く事象のひとつ」よ。

【すんなりと己の名を紡いで見せた青年に、今度は何処か愉しそうに笑みを零す】
【そして、視線を再び水平線から青年に戻すだろう。幾ら雨に降られていようと、それは堂々たる佇まいか】
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/26(土) 01:11:58.59 ID:owpur9gCo
>>286

【肺に残る息を全て吐き出すと、周りの様子を眺めながら話し始める。】

…散歩だよ、散歩。暇を持て余したからな?
それ以上でもねえし、それ以下でもねえ。
まあ──此処に誰かが居る事は、何となく感じてたような気はするが。

どっちにしろ、単なる気紛れだ。お前に用は何は無い。
んでもって────…独りを楽しんでた気がするのは、俺の気のせいか?
邪魔しちゃ悪いと思って、声を掛けなかったんだけどよ。

【頭を掻きながら、そんな話をする。一応気を遣ったらしい。】
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/26(土) 01:13:36.31 ID:owpur9gCo
>>290
//一応補足。用は何「も」無い、です。
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/03/26(土) 01:14:10.83 ID:ocChtTIAO
>>287
【男が武器を構えて、青年は拳を構えた】
【この事から、男は青年が武器を持たない、或いは必要としない戦士なのだと、理解する】

徒手空拳、か
ならば、此方もそれに習おう

【そう言って、男は方天戟を背に戻す】
【そうして、右足、右手を後ろに引いて、左足、左手を前へ出す】
【その様子は、男が格闘もこなせる者だと、青年には分かるだろう】

戦える者を見つけてしまえば
戦える者に出会ってしまえば
戦える者と相対してしまえば
拳を交える意外、することはあるまい

【大男は、見た目通りにパワーがあると考えていいだろう】
【当然"土台"も強い】
【男は自ら仕掛けには行かない。さて、青年はどう出る──?】
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/26(土) 01:15:46.10 ID:NpJRtZilo
>>288

……────っ!?

【移動しなかった少女、衝撃が腹部に直撃する】
【ダメージ自体は、そこまで大きいものではないが】
【完全に"予想外"の一撃だったことにより、大きく体勢を崩す】
【鎖も地面へと落下し、現状、男の接近を阻むものはない】
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 01:16:09.51 ID:vQv8bW1Po
【公園のベンチ、街灯が近く淡い光に照らされる場所】
【1人の少年が全体重を預けぼぁーっと座っている】

ぬわー……なんだかなあ〜。
倦怠感?……いや、何か違うなんだろ良く分からん……。

【新雪のような或いは白紙のような白い髪、緑色に染まった瞳】
【白のタートルネックの長袖シャツ、その上にファーのついた深い緑のモッズコートを羽織り――――】
【手には黒いドライバーグローブ、膝下までの長さの収納がやたらと多いズボンに黒いゴム製の安全靴を履き】
【ズボンのベルトの右側に無骨なナイフを2つ平行に掛け、左側に妖しい魔翌力を隠すように包帯で刀身を隠した刀を掛けた】
【小さな身長(160cmくらい)】

あー、もういい思考停止する、なんにも考えないもんね……。
…………腹減った。

【思考停止を宣言した後に腹部から小さく「くぅ」という音】
【腹の虫の機嫌はよろしくないようで、宿主は困惑するのだった】
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/26(土) 01:17:45.89 ID:YionVciAO
>>290

【湖畔は異常に静かだ】
【夜ということもあるはずだが、生物の気配が無いのは少しばかり異質で】
【原因は――やはりこの場所での『異物』である、コイツなのだろうか】

――へぇ、奇遇だな
俺も暇を持て余してたんだ。正確には明日までの時間潰しなんだが……

【誰かが来るとは思わなかったけど。なんて、楽しそうに付け加えてから】
【彼の配慮した言葉に、少しばかり嬉しそうな色を赤くなった瞳に湛えると】

謝り方を考えていただけだよ

【と、別に独りを“楽しんで”いた訳ではないと言い訳するように解答した】
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 01:21:43.83 ID:nxGjH4YDO
>>292
【武器を捨てた大男が自分を嘗めているとは思わない】
【が――――】
 
(……長柄を使うんだ、当然足腰強いだろうとは思っていたが)
 

【青年は小さく舌打ちを一つ。どっしりと構えられたその大男には、凡そ揺らぎという物が見受けられない】
【――しかし、舌打ちをした青年の唇は、不敵な笑みを浮かべている】
 
 待ちか。
(来ねえ……なら、動くか)
 
【待つのは嫌いだが、しかし迂闊に仕掛ければ手痛い反撃に逢うと一目で解る】
【よって青年は――】
 
 …………

【――重心浮かせない、良く練られた摺り足】
【間合いはそのままに、青年は大男の周囲を周り始める】
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 01:23:11.21 ID:1i0TQlaoo
>>289

……まぁ別に、あんたがそうやって人の思想を軽んじていたとしても、だ

【──彼は何を言っているのか】
【カーネルは確かにこう言ったはずだ、”思想は取り入れるべきだ”と】
【しかし、彼は今はっきりと、目の前の男に対し、思想を軽んじている、と言った】
【言い間違えや当てずっぽうなどではなく、何か確固たる”理由”がある。そう分かるほどはっきりと、だ】

まぁなんだ、雨に打たれてるときなんざ、キツイことや苦しいこと、悲しいことがあったときぐらいだ
思想のために戦ってりゃ、それぐらいあるよな?

【理由への解答は非常に簡潔なものだった】
【悲しいから打たれている、と彼は推測したらしい】

恐れられるのを、目指したのか?

【カーネルの、恐れることが当然と取れる言動に対し、彼はこう聞き返した】
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 01:24:40.76 ID:NjzsBQvDO
>>293
・・・・・・
【駆け寄るような真似はせず、歩いて慎重に近づいていく】

・・・黒幕の情報を『素直』に提供していただけるなら・・・これ以上攻撃は加えません。 
【ずれた眼鏡の位置を直しながら少女に言葉を紡ぐ】

すみやかに投降を・・・
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/26(土) 01:27:15.01 ID:owpur9gCo
>>295

(ま、考えられるのは“よく分からない物”を恐れてるってトコか……)
【そこで思考を切り、それ以上は考えなかった】

──謝る、ね。「ごめんなさい」で良いんじゃねえの?
【彼が言っているのは誤り方では無く、謝る言葉なのだが───“普通でいい”と言いたいのかもしれない】

…それとも、相手からもっと何かを要求されるのか?
【──欠伸。真剣に考えているとはあまり思えない様子である。】
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/03/26(土) 01:30:23.05 ID:tWQrLgfco
>>294

【さく、さくと土を踏む音が近付いてくる】
【少年がそちらへと視線を向けるならば、その人影の正体はすぐに判明するだろう】

【白磁のような滑らかな肌。腰ほどまでに伸びた、柔らかい金の髪】
【人形じみて整った目鼻立ちに、紅を引いたような小さな口唇】
【今はその顔に、どこか疲れの見える笑みを浮かべているが――少年は、よく見知った顔だろう】
【黒いダッフルコートに白いロングセーター、デニムのジーンズを身にまとった少女だ】

【なくなってしまった左腕を見せ付けるように、コートの左袖が、風にふらふらと揺れている】
【右腕には、買い物帰りなのか――黒いザックを提げている】

……こんばんは。
奇遇ですね、エルフェスさん。

【少年の近くまで近付いてくれば、少女は小さな声で、少年へと挨拶をするだろう】
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/03/26(土) 01:33:24.86 ID:ocChtTIAO
>>296
【先ほどの稽古で見た青年の動きを鑑みるに、真っ正面から向かって来るような相手ではないと思ってはいた】
【だがそれでも、男は心の中で口にする】

(やはり、"焦らす"か──)

【摺り足で此方の出方を窺う青年に対しての、男の率直な感想】
【このまま睨み合いを続けても、意味は無いと男は思う】

(単純なスタミナ勝負でならば、私に分があると見ていいだろうな。しかし、このまま睨み合うのはつまらない)

【ならば、仕掛けるしかなかろう】
【そう、男は決断し、周囲を回る青年が、ちょうど一周回って正面に来たであろう、そのタイミングで】

"魔闘・轟砕蹴"
──ォォおおおおッ!

【男は、地を勢い良く踏みつけるだろう】
【そして、男の足元が一部陥没したかと思えば、それは途端に修復し、代わりに青年へ向かって衝撃波が地を這うようにして向かうだろう】
【地面をバリバリと割りながら、それは青年へ向かう】
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/26(土) 01:33:35.66 ID:YionVciAO
>>299

……まぁ、それが一番堅実かもなぁ

【実際、コイツもまたそれしか結論が出ないので悩んでいたようだった】
【普通の言葉で普通に謝る――彼と彼女なら、確かに許してくれそうではある】
【……あるのだが】

いや、要求はないんだが……追求されるかなと思うと、少し逃げ道を用意したくなる
全面的に俺が悪いんだから諦めろって話なんだが、諦めたくないこともあるよな

【……よく分からない】
【真面目に相手してくれそうにない彼だから簡単に話せるところがあるようで、】
【なんだか往生際の悪いことを言いながら、身体半分だけを彼の方に向けると】

なぁ。謝罪って、どうすればいい?
謝れば罪は許されるものなのか?

【と、そんな風に問い掛けた】
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/26(土) 01:33:47.08 ID:LgA7pp2W0
>>297

……なんだ?貴様には、このカーネルが天邪鬼に見えるのか?
そう考えた理由があるのなら、話してみるがいい。許可してやる。
“興味”が沸いた……少なからず、な

【と、今しがた自分が言ったことと真反対のことを言い切って見せた青年に対して】
【カーネルは、自分が立場として上であることは当然であるかのように、そう返す】
【灼焔を封じ込めたような真っ赤な瞳は、興味と期待に染まっていた】

……ククク、一般的な回答だ。さァ、当たらずとも遠からず、か。
『感傷』……過去を思い、過去に想いを馳せること……
オレが見据えるのは先だけだ。後ろを振り向くことは、あってはならん。

ならばと、このカーネルの心に何時までも暗い影を落とし付き纏うものを、断ち切りに来たのよ。
後ろを振り向くのは、今日この瞬間が最後だ……そう決めてな。


……どうだろうな。ただ、一般論ならばそういう結論に至ると。考えただけだ。
テロリストの首謀者だ……取るに足らぬ一般民衆ならば恐れを成す。深く考えることもせずに――そういうものではないのか?

【青年の問いかけに、カーネルはあっさりとそう返して見せるだろう――】
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 01:34:05.13 ID:RWhGfPtSO
>>256
【――さて。考えを投げ出して、強制的にルビーシャ≠ヨ話題をシフトしたは良いが】
【どうやら、此方も容易では無いらしい。朔夜は苦虫を噛み潰したような顔で、頬を掻きつつ】

(……駄目だ。毎度ながら要領を得てないし、雑に過ぎる。
 直感ばかり先行しても、肝腎のロジックが伴わなきゃ――――)

【こんな状況になると途端に鈍くしか回らなくなる頭を、真剣に恨む言葉を内心で呟いて】
【――難解なパズルは苦手だが、投げ出す訳にも行くまいと。溜め息一つ、彼女は思索を再開する】

なら……先ずは、少しだけ相手の立場に立って考えてみようか。
大きな狙い≠ヘこの際どうでも良い、外堀から埋めて行こう。

先ず、敵はそれ相応にキレる≠ニ仮定する。全く意味の無い手は打たない――筈、だ。
何より、此れをゲーム≠竍パズル≠セとするのならば。……理不尽なバグ≠ネんて、意図的に作る訳が無いしな。

【如何に難解だとて、ヒント≠ヘ十分に有る筈なのだ。相手の狙いを読めれば、或いは】
【多少青年の言葉に対し、ズレた捉え方をしているが。ある意味、正しい考え――かも、知れない】


……そうか。なら物資輸送に関しては、地下≠使えば遣り様は有るか?
なら軍備を整えてる可能性は…有り、だな。で、此処からは完全な推測。
機関≠ヘ戦力が揃い次第、ルビーシャ≠第二のアウグスト要塞として、
防衛か反攻か、何等かの大規模な作戦行動に打って出るものとして考える。……勘、だがな。


さて。先ずは簡単なとこ……今尚取り残されている市民≠フ用途について。

これに関しては、楯≠ナあり囮≠ニ見る……人質≠ェ居る限りは迂闊には踏み込めない。
だが人質≠ェ居る限り、いつかは踏み込まなくてはならないだろう。
例え罠でも見捨てられない。多数の人命が懸かっているんだ、おいそれと切れるか。

現に世論は、それを支持する方向に傾きつつある。水の国は動かされる≠ネ、十分に時間を稼いだ上で。

と考えれば、都市の破壊もつじつまが合う。恐らく抵抗するだけの余力を削ぐ為だろう。
内部のレジスタンス≠フ存在。……これが、ブレイザーシティが比較的容易に奪還された一因だからな。
おまけに一切の通信手段を断絶する事で、内部からの情報は完全にシャットダウンされている。

因みにオレの予想じゃ、市民≠ヘ良くて死にかけ、悪くて薬漬けで抵抗どころの話じゃない。
もっと悪い場合矛≠ニしても使われるかも知れない。生物兵器≠ニか、な。

【と。長いこと考えた末に、朔夜はそんな推論を立てて】
//ね、寝落ち……。済みませんorz
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/26(土) 01:36:34.14 ID:NpJRtZilo
>>298

……何を、言ってますこと?

【──今攻撃しなかったのは、大きな間違いかもしれない】
【大きな隙こそ出来ていたものの、ダメージ自体はそれ程でもなかったのだから】
【それに、体制を立て直す時間を少女に与えてしまった】

終わってませんわ。
──まだ、貴方様とお友達になれていませんもの。

【鎖が少女のコントロール下に戻り、再び浮き上がると】
【二本の鎖で、円のような形になって男を囲む】
【恐らく、いや確実に"何かの攻撃"の前触れだ───】
【早く何らかの対処をしなければ、マズイ事になるかもしれない】
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/26(土) 01:38:22.59 ID:NpJRtZilo
>>305
/確定気味なので修正します。
/【二本の鎖で、円のような形になって男を囲もうとする】
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 01:38:49.45 ID:vQv8bW1Po
>>300

ふお?……おふ?

【ただの足音ならば反応もしない】
【しかし自分に近づいてくる物であれば話は別である】
【生き物は自分に向かってくる情報という物には敏感だ】

んおー……なーんだお前か、こんな夜中になにやってんだ?
あ、人の事は言えないか……。

【ダルダルだった姿勢を直す、それも適当ではあるけども】
【両手はコートのポケットに突っ込まれたまま、暖を取るにはポケットは調度良い】

はいはい、おこんばんはー。
いやむしろおやすみなさいの時間だぜよクルスさん。

【その言葉は決してこの時間に活動している彼女を責めているのではなく】
【冗談8割の発言、残り2割は自分への嘲笑】
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 01:43:33.87 ID:nxGjH4YDO
>>301
【先手が不利】
【理由は単純だ。先手は動きの過程を後手に見せる。故に後手は、相手の動きの過程を見て反応を決める事ができる】
【故に、有利】
 
 来たな……ッ!
 
【青年は正しく後の利を理解していた】
【大男が勢いよく地を踏みつけるという動作の“過程”、足を上げるという挙動を見た時点で青年は跳躍していた】
【発生した地割れが青年の立っていた場所へと走った瞬間には、青年は宙を躍って拳を振り被る】
 
 ――先手、頂いたぁッ

【臆病な訳では無い】
【青年はただ単に相手の動きを待っていただけではない】
【――――先手を取る為に、後手を選んだ】
【青年にはそれほどまでに磨き上げられた反応速度が、確かにあった】
 
 せェッ!
 
【跳躍の勢いを利用し、風切り音を立てて青年の拳が夜を裂く。狙うは大男の顔面、鼻っ柱。】
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/03/26(土) 01:45:06.28 ID:owpur9gCo
>>302

【そんな問いを投げ掛けると、しゃがみ込んで相手の目の高さと合わせようとする。】

──ああ、悪いけど俺は謝った事ねえわ…本気では。

【そんな事を言いながら、ニヤリと笑みを浮かべる。】
【──軽い爆弾発言である。】

…“罪”、ね。そんなもん、どうにもならねえと俺は思うよ。

────ああ、それと。
それが“友達”になら、謝る以前に、顔を見せないのがまず罪なんじゃねえの?

【絵の具を重ねたかのように変わる瞳を、何処か真剣な眼差しで見つめていた。】
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 01:50:09.24 ID:NjzsBQvDO
>>305
とぼけようとしても・・・!?
【鎖の突然の動きにバックステップをとろうとするが・・・・・・】

(しまった・・・罠を警戒したのが裏目に出たか・・・・・・)
【彼が脚を素早く地を踏むとフェアエンドがスライドし空薬筴が排出される】

(何か大技を出すとしたら僕には対抗手段が・・・なら相手より速く・・・・・・)

【―――とその時】

『ガガッ・・・こちらB9・・・お前が仕留め損ねた雑魚は捕まえた・・・だがハズレだ、この売人は今回の件には関係ない』

【男の右胸当たりから別の男の音声が・・・】
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 01:51:19.49 ID:1i0TQlaoo
>>303

あー……勘、だな

【青年の答えは期待を裏切るようなものだったかもしれない】
【だが続いた言葉は、”勘”というものとは少し異なるものだった】

細かな挙動、っつうの?
他人の思想を重んじて本当に重視するんだったら、”あんたはちゃんとこっちを見てる”
思想っつうのは、その人間そのもの、みたいな風にも言えるだろ? スキルだとかそういったものとは別に、重視されうる部分なはずだ
であれば、思想を重視するなら人を重視するってことになる

だけどあんたからは、人間を重視してるどころか、人間そのものを見ていない感じがする
あんた今、石ころと喋ってる気分なんじゃないのか?

【彼は勘と答えたものの、続いた言葉は明確な”理”】
【細かな挙動、言動、小さな違和感と雰囲気を感じ取り、そこから彼は目の前の男が、人と──自分と会話をしていない、と結論付けたのだ】
【それは、思想を重視していないことの証明に他ならない、と】

それがあんたの思う『理想的な支配者』、なのか? ──本当にか?

【”過去を断ち切りに来た”という言葉に、彼は怪訝な表情をして聞き返した】
【それは”本気か?”と言っているようにすら聞こえるだろう】

まぁ俺もその”取るに足らぬ一般民衆”なわけなんだが、確かにその通りだ
普通は深く考えない。その必要が全く無いからだ。あんたに関わらなくても、生きていけるからな?

【問いかけへの答えには、こちらも肯定するような言葉を返した】
【だが最後の最後に彼は、”うーん、分かんねぇなぁ”、と悩むように頭を掻き回した】
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/03/26(土) 01:52:56.38 ID:tWQrLgfco
>>307

お買い物、兼見回り、ってとこでしょうか。

【ある意味真っ当と言えば真っ当な疑問に、クルスは右手のザックを掲げて見せる】
【それほど中身は入ってはいないのか――すぐに、そのしぼんだザックを、ベンチのすぐ横に置いて】

お隣、失礼しますね。

【そう言いながら、クルスもエルフェスの座るベンチの横に、静かに腰を下ろした】

エルフェスさんにだって、眠れない夜はあるでしょう?

【エルフェスの問いに、気遣いを見せながら答えて――】
【ベンチから上半身を屈ませて、地面に下ろしたザックの口を開き、中をごそごそと漁って、林檎を取り出す】

……お腹の足しにはならないかもしれませんが、どうぞ。

【そう言いながら、エルフェスへとその赤い果実を差し出した】
【――どうやら、彼の独り言をちゃっかり聞いていたようだ】

最近は、良くお会いしていましたけれど……。
こうして、ゆっくりお話しする時間もありませんでしたね。

【中央放送局、そして処刑場での共闘――】
【どちらも戦いの最中のことで、話をする時間も無かった】
【左腕をなくしたこと、服の事――聞かれれば答えることも多くあるし】
【――今もまだ続く、長い戦いの事も、ある】

【それら様々を含めた言葉を、一言にして、呟くようにして言う】
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/26(土) 01:53:42.49 ID:YionVciAO
>>309

【瞳の高さが合うと、此方はやや不思議そうに頸を傾げてみせた】
【見下ろされながら会話する事に関して、何も思ってなかったのだろう】
【刀は手元にあるが、距離的にはどう見ても彼の一手の方が早い】
【そんな、決して有利とは言えない距離に名も知らぬ他人を置きながら】

本気では、ってことはその場凌ぎには何度か謝ってるんだな、お前

【と、茶化してみせた】
【……思うところはあったが、突っ込むには相手を知らな過ぎたからだろう】

どうにもならない……まぁ過去は変えられないし、確かにどうにもならないか
……うぐ。それは、確かに

【なんて、彼の発言に諦めたように溜息をついてから、痛いところを突かれて硬直】
【連絡も取っていない相手にどうやって謝ろうとしてたのかは不明だが、確かにそれは紛れも無い“罪”であった】
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/26(土) 01:56:04.99 ID:NpJRtZilo
>>310

…………あら?

【突然聞こえてきた男の音声に、攻撃を中断】
【少し、様子を見るが】

関係なさそうですこと。
全く──私は早く、貴方様とお友達になりたいですのに。

【あまり気にせず、直ぐに戦闘を再開】
【偶然であるが時間稼ぎにはなった】
【だがこのままでは、次こそ大技が放たれるだろう】
【男はまだ鎖に囲まれたまま、状況はあまり変わっていないのだから】
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/03/26(土) 01:56:47.94 ID:ocChtTIAO
>>308
【先手の有利。確かに、それは戦闘に置いての共通項】
【男自身、今の攻撃で先手を取れるたとは思っていない】
【"場を動かす"、その為の燃料にすぎない】
【故に、技をかわされ、青年が此方に跳んだ時、男が取る行動には迷いがない】

(体躯の差は明白。故に、貴殿が狙う場所は──人中!それも守りの薄い顔面であろう──!)

【決断は早い。それ程に、男は戦闘慣れしているのだ】
【そして、男の取った行動は、頭突き】
【少しばかり頭を引いて、相手の拳に向かって、額を突き出すシンプルな反撃】
【だが、本来は繊細な拳の骨と、脳を守る為に、人体においても特に厚い頭骨とでは】
【かち合った時に生まれるであろうダメージは、果たして──?】
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/03/26(土) 02:01:21.85 ID:ocChtTIAO
>>315
/なんぞ日本語がおかしく…
/先手の有利とは、即ち先に攻撃を当てるということを言っているのですはい
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 02:04:03.18 ID:78YvFNJ+o
【街】

【時間は夜。一人の少女が夜を歩く】
【人の目を釘付けにしてしまうほど神秘的なまでに美しい黒髪をツーテールにくくった漆黒のゴスロリ服に身を包んだ顔立ちの整った少女】
【対照的に引き立つ肌は処女雪のように白く、いろいろと控えめな体躯。夜を歩く】

――♪

【時間は夜。一人の少女が夜を謳う】
【少女の瞳には温度が無い。服と同じく、ふわふわとした足取りで月からの銀の刃を受け流し、蔑みの視線を楽しそうに月に向ける】
【白と黒が対称的に釣り合った少女。爪にはうっすらと鱗のような模様。夜を謳う】
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 02:04:10.57 ID:vQv8bW1Po
>>312

時間が遅くても、困らない程度には物は手に入る……か。
見回りかーそいつはご苦労さんだな。あ、どぞどぞ……。

【座るスペースを確保する為もぞもぞとしゃくとり虫か何かのように横にズレる】

眠らない夜ならある、明けない夜はない。
でも夜更かしして、んでもって知らない間に寝てて起きたら昼過ぎてると一日損した気分になるよなー。
だったら早く寝ろよってお話だけどさ……。

【太陽が一番高い所に在るのを拝めなかっただけで何か敗北感】
【この場合負けたのは睡魔かそれとも自分か】

お、サンキュー果物は良いなビタミンの宝庫だ。

【ふざけ半分のラフな敬礼、その後その果実を受け取りまじまじと見つめ呟く】
【ジャンクフードに染められた胃袋にその果汁は染み渡るのだろう】

あー……確かにそうだなあ。

【色々あって、思い出す事の総量も多くて】

ってお前まだ男に戻れてねーのな、おまけに片腕ねーし。
どんだけエキセントリックな生活を営んでやがるのかと……。

【取り敢えず一番に気になった事を口にしてみる】
【ふと無意識的に片腕の無い少女と右手の無い自分を比べて】
【自分は片手がない位でなんと情けないのか、と思い顔を顰める】
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/26(土) 02:04:29.70 ID:LgA7pp2W0
>>311

ほう……なるほどなァ。

【カーネルは――青年の論を聞き終えると、一人納得したように頷いて】

確かに、だ……オレはあくまで『考え方』に興味があるのであって、
貴様如きは『取るに足らぬ存在』だと考えていたよ。それは事実だ、認めよう。
「他人の考え方」というものを、情報の列として捉えているとでも言おうか……
だが……だ。『思想というものは、その人間そのもの』……という、その『考え』。

“それ”だよ……このカーネルの発想の内に存在しない、新たなる思考。
オレはな、そういうやつに興味があるのだ……ああ、まさしく……興味深い考え方よ。
少しは収穫があった、といったところか……

【ざ、と。濡れた髪を掻き上げながら、そう呟いて】

……言葉が足りなかったなァ。オレが言った“後ろを振り向く”というのは……そうだな。
『後悔』すること……或いは、“喪われたものを想うこと”……だ。
何時までも戻らぬものに心を縛られていては、切り開ける未来も見えてこない。
『過去』は尊いものだ……未来を紡ぐうえでは必要不可欠だが……
「感傷」を孕んだ「後悔や哀愁」は無用。だから断ち切りに来たのだ。

【一度だけ、水平線に視線を戻し。再び彼は、青年を見据えるだろう】

だからこそ、オレという人間と『テロリスト』という枠組みに嵌めて考え――
そして『自らの生活に害を成すもの』と認識し、恐怖する。
直接的に自分には影響が無いと思い込みながらな……オレは、そういう奴等も全てひっくるめて『淘汰』することを望むのだ。

【『淘汰』――『世界を在るべき姿に戻す』、『序曲に還す』――】
【『天秤の逆転』、様々な言葉で表されるそれは、『真に強いものが全てを得る世界を作る』ということ】
【弱者でありながらも、与えられた平穏に胡坐をかき安寧をむさぼるもの――】
【強者でありながらも、不運なことに明日の食事すら約束されぬもの――】
【――あるべき姿。強者が『上』、弱者が『下』。それを天秤に見立てて……それが≪R.I.P.≫の目指す理想郷である】
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/26(土) 02:06:13.81 ID:owpur9gCo
>>313

…そりゃ、何度もあるっての。
この前なんかもう、そりゃ謝らなきゃ死ぬかと────

【──嫌な事なのか面白い事なのかよく分からない笑み。】

…んだよ、その図星です的な顔は。アホか。
謝っても謝らなくとも、制裁方法はどーせあっちが決めるんだよ。

【右手で作った握り拳を、硬直している間にゴツンと額に当てようとする。】
【…見下ろす云々では無く、もしかすればこれがやりたかっただけなのかもしれない。】
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/03/26(土) 02:07:02.27 ID:5k9QTfk/o
>>304

【朔夜の解答=\―森島は、暫し其れを熟考する】
【成る程、『通る』。 其の上恐らくは、“真実に近い”】


成る程……『全部の行動に意味が有る』と仮定すれば、そうなりますか。
確かに、「ブレイザーシティの二の轍を踏まない」作戦……うん。


……ん? でも、待って下さい。


“水の国の軍隊を動かす”のが目的とすれば、
――……機関はルビーシャを攻められて『得』になるって事に成りますよね。
そんな状況って、有り得  …… っ。   …………あぁ、判りました。



――――――水の国の軍隊を引き付ける≠ですよ。 ……『街自体が囮』に成るんです。



【……此れが本当なら、最悪≠ノ近いシナリオだ】
【先ず、幾ら名の知れた能力者組織であっても一国の軍隊の動きを止める事など不可能】
【民衆の声が『其方』に傾いている以上、ルビーシャ奪還戦≠ヘ必然的に発生する】

【加えて――仮に彼の『推測』が当たっていたとして、依然として疑問は残る】
【“引き付けた隙に攻め入る”作戦と、“クスリをバラ撒く”事との関連性……】
【此れさえ解ければ、現段階で“推測し得る”事は総て推測できたと言っても過言では無いのだが――】



          【prrrrrrrrrrrrr―――――。 prrrrrrrrrrrrr―――――。】



【――――電子音≠ェ、集中した思考を打ち切る】


【其れから、電話に出た彼は「直ぐに行かなければならない所が出来た」と云う事】
【「時間が有ればで構わないので、少し考えていて欲しい」と云う事を言い残し、いそいそと其の場を離れる準備】
【少し離れた場所に置いていた黒塗りのバイク≠ノ跨ると……彼女の方を向いて】


あぁ、そう言えば…………鍛錬も良いですが、夜更かしは駄目ですよ。
女の人は特に、寝不足は止した方が良いみたいです。 余り無理をしない様に。


【――矢張り彼らしい言葉を残して、柔和で不健康そうな顔をヘルメットに収めると、其の場を走り去るだろう】


/気付くの遅れました申し訳無い!
/時間も時間ですので、無理矢理終わらせてみました。
/返レスは寝てからor無しでも結構です。 では、お疲れ様でしたー!
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/26(土) 02:07:58.57 ID:LgA7pp2W0
>>319
/オレという人間と『テロリスト』という枠組みに嵌めて考え→オレという人間“を”『テロリスト』という〜〜 に訂正です。
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 02:09:49.09 ID:NjzsBQvDO
>>314
(売人はあの件には関係ない・・・ということは彼女は・・・・・・)
【一瞬こちらも動きをとめるが】
(・・・だが今冷静に話し合える状況ではない)
【すぐに攻撃に移る】
【まずもう一度足の裏を地に叩きつけフェアエンドをスライドさせる】
【と次の瞬間には超高速の前蹴りを再び放ち、その鎖を出している手に衝撃を起こそうとする】
【今の蹴りは先程の蹴りの二倍の威力だ・・・どうやら攻撃を中断させるか、もっと大きな隙を作りたいようだ】

(今はろくな防御は出来ないはず・・・・・・)
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/26(土) 02:10:59.30 ID:YionVciAO
>>320

ふふふ、お前なにしたんだよ

【謝らなければ死ぬということは、謝れば死なずに済むということ】
【そんなのなかなかないだろうと思って、淡い笑みと共に桜色の瞳を細めながら】

――あぐッ
だ、大丈夫、あの二人は優しい……はず、だから……うん

【拳を額に当てられて、痛みというよりは衝撃に呻いたりしながらも】
【よく分からない言い訳を幾つかして、しかし。少しばかり視線が泳ぐ姿は】
【二十代前半に見える外見よりも、ほんの少しだけ幼く見えるかもしれない】
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 02:11:53.58 ID:nxGjH4YDO
>>315
 っ――!
 
【一撃を当て、青年は着地。拳には痛みが走る】

(……マジかよ)
 
【痛みが走る。拳に痛みが走るとは思っていなかった】
【鍛練を詰めば人の拳は木槌程には堅くなる。でなければ人を拳で殺すなどは夢のまた夢】
【脳震盪や急所へのダメージ、或いは殴った相手の頭が硬いものに当たる……など】
【そういった物ではなく、純粋に“殴り殺す”事は難しい。それこそ木槌程度には拳が堅くなければ】
【青年の拳は、正しく人を殴り殺せる程に練り込まれた拳だった】
【その拳に――――痛みが走る】

(手首を“締めて”なけりゃ手首がイってた……! コイツ、)

【着地した青年は男を見上げる。その瞳には、】

(強え……!)

【強敵を見る光】

 ……ッ行くぞ……!
(多少はあちらにもダメージがある筈だ……!)

【手首を“締めて”力の電導率を上げた青年の拳の威力は生半可なものではない】
【それは青年が一番、知っている。だから青年はそれを信じ、】

 オぉ――ラァ!

【間合いを離さず戦闘を続行】
【放つのは踏み込みながらの中段右突き、男の鳩尾を狙う一撃】
【手首を締めて力の電導率を上げた拳が】

(重心と――速度を載せてッ)
らァッ!

【風を切る】
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 02:13:36.67 ID:nxGjH4YDO
//電導率→伝導率です。誤字……
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 02:16:06.89 ID:1i0TQlaoo
>>319

……そうか

【収穫があったという言葉に、青年はまるで何かを諦めるように短く返した】

後悔が無用、か
当然それは、失敗から学ぶ、というものは含まれていないんだよな?

【彼の質問はまさしく当然、と誰もが答えるようなものだ】
【にも関わらずわざわざ尋ねたというのは、恐らく確認のためなのだろう】
【カーネルの言動を、小さな勘違いもしないための、重要な確認】
【その姿勢から、何を感じ取るか──?】

原初のときに還る、か
なぁ、どうしてだ?

【『淘汰の世界』】
【R.I.Pの目指す理想郷を聞き、彼は殆どすぐに聞き返した】
【何故? と】
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/03/26(土) 02:22:20.36 ID:tWQrLgfco
>>318

お買い物はもう少し前に済ませてたんですけどね。
……なんだか、宿に戻る気が起きなくって、ふらふらしてたら。

【こんな時間、と言葉を締めて、少々恥ずかしそうに笑う】

【そして、エルフェスのやさぐれた一言を聞いて、きょとん、と目を瞬かせて】
【それから、右手を口元に当て、くすくす、と笑い声を漏らした】

……ふふふっ。
お元気そうで何よりです。
……なんだか元気がなさそうでしたから、悩みでもあるのかと。

【――無論、その後悔とて悩み≠ナあるはずだが】
【クルスに取ってみれば、それは平常で平和な、そんな愛すべき日常の悩み】
【そうして悩んでいるエルフェスが、とても『彼らしい』と思えて、それがどこか可笑しかった】

……男に戻る。
そう言えば、そうでしたか。

【クルスは、とても意外な事を言われた、とばかりに声を上げて】

……うーん、変な話ですけど、慣れてきちゃいました。
女性の身体も、左腕が無いのも。

【クルスの言葉は、淡々としていて――女性の身体の脆弱さに嘆いていた頃の様子は、もう見られない】
【身体を魔術に使用した、などと言うあまりにもな言葉を口にする様子も、あまりショックを受ける様子も無い】

……セエレも、『コレ』で、封印することが、できるようになりましたし。

【コレ、と口にしながら、頭頂で髪を留める、白いカチューシャを右手で押さえて、示す】

それに、腕は、魔術の代償に『使っちゃった』ので。自業自得と言えば、そうですし、ね。
……一応、頂いたお薬はちゃんと持ってるんですよ?

【そう言って、ダッフルコートのうちポケットから、瓶に入った薬を取り出す】
【――『性転換の薬』】
【これを受け取ったのも、随分前になる】

……エキセントリック、なんてことはないですよ。
目の前の出来事に、ぶつかってばかり。必死が毎日の日課みたいなもの、です。

【静かに笑うその様子からは、以前の不安定さは、もうどこにもない】
【――彼女は、彼女なりの答えを見つけた、ということだろうか】
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/26(土) 02:25:15.36 ID:owpur9gCo
>>324

──いや別に。アホって言いまくっただけだっての。

【さらり。何でも無いような様子で、そう言った。】

まあ、俺だったらこれで済ませるわ、これで。
【──先程作った握り拳を、そのまま自分の方に戻して見せつける。】

迷惑掛けられた分だけ、やり返す。…んで、チャラだ。
何時までもムカムカしてられねえんだよ、俺の場合は。

──ちゃちゃっと解決して、それで終わりたい。
ずーっと長い間恨んだり、悲しんだりしても、こっちには何のメリットもねえだろーがよ。

【腰を下ろして、ごろりと寝転ぶ。】
【水に浸からないように、足は折り曲げたままである。】
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/03/26(土) 02:25:20.54 ID:ocChtTIAO
>>325
【青年の拳と、己の額がぶつかり、弾ける】
【目論見通り、相手にダメージを与えた。しかし、それは何も相手だけではなく】
【男自身も、青年の拳を受けた衝撃で、視界が歪んでいた】

(まるで、鉛…良く鍛えられている)

【しかし、意識を奪うには至らない】
【着地する青年をしっかりと視界に捉え、動きも追える】
【だが、今度は距離が近い。青年の矢継ぎ早な攻撃に対して、男が取るのは両腕を盾としたガード】
【同時に、片足を振り上げる】

(やはり人中を狙うか。当然と言えば当然だが…成る程、楽しみな人材である)

【強烈な青年の拳が、ガードした男の腕に捻込まれたならば、男は地面を片足で滑るようにして後退し、振り上げた足を地面に叩きつけて、先ほどの技──"魔闘・轟砕蹴"を放つだろう】
【拳を受けた両腕が、びりびりと痺れるのを感じつつも、確かに地面を踏み抜く──!】
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/26(土) 02:25:56.92 ID:NpJRtZilo
>>323

……危ないですわっ

【身体を捻って衝撃を回避しようとするが】
【手自体には当たらなかったものの、鎖に衝撃が当たってしまい】
【左手の鎖が根元から砕け、地面へと落下した】

【少女のコントロール下を離れたため】
【落下した鎖は形が崩れ始め、数秒で血液へと変わる】
【この血液によって出来た血溜まり、足を踏み入れるのは少々危険かもしれない】

(────マズいですの。)
(あまり傷を負ってはいませんが、それはあの殿方も同じこと)
(このまま戦いが長引いても、不利ですし───)

【鎖が血溜まりに変わったように、この少女の能力は血液を素にして発動している】
【よってあまり多用しすぎると貧血気味になるのだ】
【また少女の"お腹が減っている"事により、尚更長期戦は少女にとって不利になる】

(…………仕掛けるしか、ありませんわね。)

【右手の鎖が縮んでいき、少女の手元へと戻る】
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/26(土) 02:26:22.50 ID:LgA7pp2W0
>>327

……無論のことよ。
いいか?この現代まで伝わる、偉大なる先人の言葉というものは……
それに、語り継がれるに足る実績があるということだ。その存在が証明している。
「失敗は成功の母」とは……まさしくその通りであると、オレは考えているからなァ――

【その当然のことに対して、カーネルは文字通り当然そう返す】
【瞳から読み取れる思考に揺らぎは見えない。当たり前のことを言っただけ、という風だ】

……何故、だと?
クダらぬ質問よ。我等≪R.I.P.≫が戦う理由……
それは、我等もまた『天秤の下』に位置しているからだ。
平穏を掴み取りたいというのは、人間として当然の希求よ……だから剣を取る。
そして、暴帝ポポルではそれを成しえないと感じたから――オレはオレ自身の手で、天秤が逆転し得ることを証明したのだ。
これもまた一つの『淘汰』よ……真の強者が上に立つ。それが今回のケースでは、このカーネルだっただけだ。

【赤い髪と、赤い眼。赤い鎧。身の全てを赤に染めた男は、力強くそう言い切る】
【……雨が、少し強くなってきただろうか】
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/26(土) 02:31:19.57 ID:YionVciAO
>>329

……あぁ、図星だったから殺されかけたのか

【なんて納得したように頷く痩躯】
【しかし彼に可哀相とか思ったりする様子はないらしく、まだ愉しそうに笑って】

【白黒する眼(比喩ではなく、本当に白と黒に変わっていた。ふざけてるのかもしれない)で彼を見詰めていたが】
【何か、思うところがあったのだろう――例えば二人の性格だとか、今までの積み重ねとか、そういうものを】
【ふ、と、力が抜けたように吐息を吐くと、だいぶ楽になれた気がして、曖昧な笑みを唇に灰色となった瞳を瞬かせ】

……ん。そうだな
ありがと、随分楽になったよ――っと、あぁ。お前、名前は?

【寝転んだ相手に対して、割と本心からの礼を呟くと、そう尋ねてきた】
【それから白い脚を湖から引き抜いて、タオルで軽く拭くとブーツを履きはじめる】
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 02:34:59.80 ID:1i0TQlaoo
>>332

なる、ほど、ねぇ

【がしがしと後頭部を撫で回しながら、相槌とも独り言とも取れる言葉を口にする】
【そして手を下ろし、こう呟いた】

なんつぅか──こりゃ『外れ』だわ

【落胆するように。嘲笑するように。挑発するように。歓喜するように】
【そう、呟いた】
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 02:37:12.56 ID:nxGjH4YDO
>>330
(良し――!)
 
【殴ったという感覚はあった。捻込んだという感覚が確かにある】
【微かな安堵が有った。“通る”という事に対する安堵。だが、それは油断にはならない】
【何故ならば、相手が即座に後ろに退いたから】

 くッ――
 
【青年は必死に後を追った。後退よりも前進の方が速い筈だ。自分にそう言い聞かせ】
【地を打つ轟音は二つ重なった。一つは眼前の大男から。もう一つは自らの踏み込んだ足元から】

(行ける……!)

【青年は拳を腰だめにして踏み込み肉薄する。そのままもう一度踏み込み、追撃を放とうとして――】
【足を、】

 しまっ――!
 
【裂け目に取られた】
【青年は腰だめに構えた右腕と、そして左腕を頭近くで交差して受ける構えを咄嗟に取る】
【自分より背が高い大男が打ち込み易いのは顔面だと当たりをつけたからだが――さて】
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 02:37:32.67 ID:NjzsBQvDO
>>331

勘違いです!こちらから構えといて何ですが僕は敵じゃない!!
(・・・彼女も本気になっている)
【脚を動かしフェアエンドをスライドさせ空薬筴を2つ排出する】
(説得に応じるか・・・いや無理か・・・・・・)
【その時、血に戻った鎖を見て】
できれば攻撃を止めて話し合いを・・・・・・
(血?・・・能力か・・・そう言えば彼女の翼・・・・・・)

【もう一度フェアエンドをスライドし左足に重心をおく】
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 02:42:28.62 ID:vQv8bW1Po
>>328

あー……そういうのは分からんでもないなあオレもたまーに、というかしょっちゅう帰ってないし……。
布団で寝るのは好きなんだけどなあ……。

【自分に当て振られた部屋が自分に馴染んでいない、いや自分に馴染ませる方法がまだ良く分からないのだ】
【部屋を装飾するならばインテリアだがそれも分からない、過度な装飾をするぐらいならやらない方が良いと思ってしまう】
【結果、彼の部屋はどこか簡素にならざるを得なかった】

元気じゃねーよ、いつもこんな感じだよ多分。
悩みかあ、どうなんだろうねもしかしたら在るのかも、言語化出来なさそうだけどさ。

【袖で表面を磨いてしゃりしゃりとリンゴを食む】
【リンゴの味は好きかもしれない、酸味を含む自然な甘みだ】
【胃袋が、腹の虫が心なしか喜んでいるように感じた】

むう……、慣れるって……。
妥協も人の道って事かなあ、オレが深く口出す事でもないだろうし……。

【そう発言するからには心のどこかで納得していないという事でもある】
【もっともこれはクルス本人の問題であるからして、自分の意思を無理やり通すなどという事はしない】

なんだ便利な物手に入れたんだな、あの悪魔……だっけ?
そのセエレの鬱陶しい介入にも悩まずに済むってことだろ、良かったじゃんか。
じゃあ次はその悪魔を[ピーーー]手段を探すわけだな。いいね悪魔殺し、響きが良い。

【くつくつと笑う、冗談と本気の混ざった笑み】

む、自分の身体は何かの代償に使用するような物じゃねーぞ……。
代償にするなら精精自分の全財産くらいにしとk……。

【途端言い淀むのは自分の不在の右手が脳裏に浮かんだから】
【同じように身体の一部を失った自分に何かを言う資格はない……と】

クスリ、転んで割らないようにな。

【下手な方向転換】

それでも当たって砕けてない辺り、お前はなんと環境に適応出来たのかもなー。
いや、そいつは良かったよ、実際危なげであったしなあ。

【記憶に残るいつかの彼女と比べればその違いは如実だった】
【人は成長する、適応出来る生き物だ】
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/26(土) 02:43:09.00 ID:LgA7pp2W0
>>334

…………ク、『外れ』か。
興味深くはある……貴様がオレに何を求めていて、何が貴様の言う『当たり』で……
……何故このオレが『外れ』と認定されたのか……

……だが……そんなことはどうでも良いことよ。
たとえ一個人に何と思われようが……オレたちはオレたちの信念を抱き、進むのみ。
その信念の正否を判断するのは、このカーネルでも、ましてや貴様でもない……
この闘争の果ての先……『歴史』のみだ。

【そんな青年の様子に、カーネルは腕を組んで、くく、と喉を打ち鳴らし】
【少々雨足を強めた天を、今一度見上げ】

だが……たとえ取るに足らぬといえど、『名前』程度は聞いておいてやっても良いと思える。
貴様、名はなんという。無論名乗らずとも結構だ……これもまた、チョイとした知識欲とでも言おうか……

【……そろそろ、傘無しで佇むのは本当に風邪を引く可能性が出てくる、か】
【カーネルは、今再び、その真紅の瞳で。青年を見据えながら訊ねるだろう】
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/26(土) 02:43:21.69 ID:owpur9gCo
>>333

ま、そんなトコだ──…
【──その時の事を思い出したのか、若干嫌な顔をしていた。】

……俺は別に、てめえを楽にする為には言ってねえよ。
感謝される筋合いはねえ。
【“別に”を入れると、ツンデレじみた言葉に聞こえる不思議。】

名前…?興味あんのか?…そんなもん。
一応、颯護(そうご)って、名前はあるが。

【暫く、間を置いて。】

──行き先は、“金の国”か?

【そんな言葉を口にする。】
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/26(土) 02:46:08.25 ID:NpJRtZilo
>>336

それは最初から存じ上げてますわ。
──私は、貴方様とお友達になりたいだけで御座いまして。

【"お友達"──何度も少女が口にしているこのワード】
【力づくで友達にするとは、どういう事だろうか】
【翼や血液から少女の種族を推察すれば分かるかもしれない】

ですからお友達になってくださるのであれば、攻撃はしなくってよ。

【話し合いに応じ、一旦攻撃を中断する】
【ニッコリと微笑んでいる少女の姿は──何処か、不気味】
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/03/26(土) 02:49:29.90 ID:ocChtTIAO
>>335
【当然、後退より前進の方が早い】
【何よりも、男は地面を踏みつける為に一度停止するのだから、青年は確実に追いつける】
【しかし、青年は裂けた地面に足を取られ、男の前に膨大な隙を晒すことになった】
【正に、好奇。これを逃すようなことを、この男は絶対にしない筈だ】
【だが、男が取った行動は、あまりに呆気の無いものだった】

中々…筋が良い
今此処で仕留めるには、実に惜しいのである
私はハンニバル=バルカス
名を聞こう、徒手空拳の戦士よ

【戦闘行動の終了を意味する、その言葉】
【自らの名を名乗り、相手の名を尋ねる】
【実のところ、腕の痺れはまだ取れていない。脚で追撃を掛けることも出来ただろうが、男はそれをしなかった】
【それ程までに、青年へ興味を示したとも言えるか】
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/26(土) 02:51:45.81 ID:YionVciAO
>>339

【ふふ、と愉しそうに笑って。それ以上は聞かず、微かに頸を傾げると】
【ツンデレみたいな相手の言葉に、妙に上機嫌になりながらブーツのベルトを固定】

いいんだよ、結果的に楽になったんだ
興味はあるさ、記憶するためにな。――うん、颯護。覚えたよ
俺はツァーリ、忘れたければ忘れるといい

【なんて、彼に押し付けるような礼を言いながら、刀を片手に立ち上がると】
【風で遊ばれる濁った血色をした髪を手て抑えながら、自分の名を呟いた】

【空に浮かぶ月に、雲が掛かってわずかに暗くなった中、金色の瞳が光り】

あぁ。別の友達の為に、ね
――それじゃ、俺はもう行くから。ばいばい颯護、“また”な

【そう簡潔に答えると、爪先で地面を蹴って靴の感じを慣らしたりしながら】
【ふらりと曖昧に気配を流して、消えた】

【――痩躯が去った後、動物達の気配が戻るまで、およそ一分程度だっただろう】

/申し訳ない、眠気が限界でした……
/夜分遅くまで絡んでいただき、ありがとうございました。お疲れ様でしたー!
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 02:55:03.21 ID:1i0TQlaoo
>>338

てめぇの行動の正誤、その判断を歴史なんて適当なもんに丸投げしてりゃ世話ねぇよ
そいつぁ、思考放棄に対する”ゴミ”みたいな言い訳だろ? 何をやったって、全ては歴史次第、で丸く収まるんだからよ

気楽なもんだ

【当初の雰囲気通り──いや、ここに来て初めて彼は本性を露にした】
【鋭い視線と憎悪の眼。それは”取るに足らぬ一般民衆”などではなく、地獄や泥沼にも似た明確な”闇”に浸っている人間の眼だ】
【今までのどこか柔らかな口調は一変し、明確に、はっきりとカーネルの意見を”ゴミ”と言い切った】

フォルス──背中刺す刃

【FALSE】
【彼はそう名乗った】
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 02:55:05.87 ID:NjzsBQvDO
>>340
・・・・・・では・・・まず先程からの非礼を詫びさしていだきます。 
誠に申し訳ありませんでした。
【深く頭をたれて謝罪する】
【一見隙だらけだが・・・もし彼女に不振な動きがあれば、すぐさま強力な蹴りが超高速で撃ちだされるだろう】

そして・・・お友達・・・と言われましたが・・・その前に質問を・・・・・・その翼・・・能力ですか? 
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 02:59:33.32 ID:nxGjH4YDO
>>341
【青年は構えを解き、軽く息を吐いた。やれやれ、とでも言いたそうな表情】
 
(うわ……すっげえ上から目線……)
 ハンニバル、な。朝宮暁だ。
 ……こっちとしては欲求不満なんだがなあ。
 
【整息術を使って息を即座に戻しながら、赤毛混じりの黒髪の青年――暁は頭を掻いた】
【正直、物足りない】
 
(……腕、痺れてるっぽいな……頭近くで受け構え取ったのは悪手だったか)
 
【ハンニバルの様子からそんな事を考える。腕が痺れているなら警戒すべきは下段、足。受け構えを取るべきなのは、腹周り】

(……食らってたらやべえな。あの足だし。だが……)
 あー……物足りねえ。
 
【続けたいと感じた。例え腹をあの足で一撃されても、続けたいと感じる】

ま、しょうがねえか。……なああんた、本得物はさっきの長柄か?

【思いを抑え、そんなことを聞いてみる】
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/26(土) 03:03:07.22 ID:NpJRtZilo
>>344

【不審な素振りは一切無いだろう】
【少女としては、"友達"になってくれさえすれば過程など関係ないのだ】
【まだ話し合いで解決できると決まったわけではないので、能力は解除していないようだが】

───いえ、能力ではなくってよ。

【少女は首を横に振って、能力であることを否定する】
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage saga]:2011/03/26(土) 03:04:47.60 ID:tWQrLgfco
>>337

……失礼しました。
誰しも悩みは抱えているものですよね。
でも、悩みなんて、本来無い方がいいものですよ。

【少しばかり言葉が過ぎたか、とクルスは自戒して、訂正の言葉を投げる】
【林檎をかじるエルフェスの方を横目で見やりながら、両足を伸ばして、伸びをする】

ぅーん……。
封印も、完全じゃありませんけれど、ね。

ええ。お薬、ちゃんと大事にしておきますよ。

【返答を返しながらも――その表情に浮かぶのは、一抹の寂しさ、そして不安】
【――エルフェスは勘違いをしている。それを正すべきなのだろうか、という思いを胸中に】

(……嘘に誠実はありません、よね)

【だが、この『事実』が、万人に受け入れられるようなことでないのも、当然の事】
【――エルフェスが、それでこの身体を拒絶するならば、それも受け入れるべきこと、と】

【クルスは、ふっ、と小さく嘆息してから、エルフェスの方へと向き直って、真剣な表情を作る】

……エルフェスさん。
私は……『クルス』と、『セエレ』は、ね。
同じもの≠ネんです。

【そう口にしてから、クルスは魔力を――解放した】

【青白い、奇妙な――禍々しさを見せる、瘴気にも似た魔力】
【かつて彼の前にその声を示した、『セエレの魔力』が、その華奢な身体から吹き上がる】

……セエレと私は、同じもの。
この身体は人であると同時に、悪魔でもあるのです。

【――その言葉を口にする間、クルスの声は震えていた】
【かつてこの身を支配したセエレから救い、幾度と無く気にかけてくれた恩人】

(……エルフェスさんなら、受け入れてくれる)

【そう思ったからこそ、話したのだし、拒絶されたとしても、それを受け入れる覚悟はあった】
【――それでも、クルスは怖かった】

【もし、厳しい拒絶を受けたなら――少なくとも、泣かずにはいられないだろう、と言う程度には】
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/03/26(土) 03:07:42.57 ID:ocChtTIAO
>>345
【朝宮暁か…と、頭の中で青年の名前を反芻する】
【構えを解いて、息を整える彼を見下ろしながら質問を受ける。…青年に対して、男の息が乱れていないのは、かなりの余力があるからだろうか】
【とは言え青年も物足りなさそうである為、両者共戦闘の続行は可能なのだろう】

戦場(いくさば)において、特定の得物を持つのは死に繋がる…だが、最も扱う得物と言えば、確かにこの背にある方天戟がそうだ

【軽く、背負った方天戟を小突く】
【腕の痺れは取れたのか、両腕を胸の前で組む】
【男の話が本当ならば、格闘は本来領分ではない…ということか】
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/26(土) 03:09:11.62 ID:LgA7pp2W0
>>343

フン、しかしそれが世の定めよ。
何時だって支配する者や、世界を切り開く思想に対して判定を下せるのは……
……続く未来、積み重ねられる『結果……歴史』だけだ。


いかに過去、繁栄した大帝国であっても……
滅び去った今、振り返り見れば――それは暴虐による圧政、無理な支配の上に成り立つ砂上の楼閣であったと判断される。
或いは別……史実の中にほんのチョッピリだけ存在した小さな小さな短命の王国だろうと……
そう、歴史を重ね、振り返ってみれば……あの王国は早期に滅びこそすれ、システムとしては極めて正しかった、と。そんな判断が下されることもある。

だが、「歴史」に判断を委ねるためには、当然「継続」が必要で……
「継続」とは『勝利』に他ならない。『信念』を正当化する唯一の手段は、『勝利』だ。

オレの、オレたちの目的はひとつ。目の前に立ちふさがるものを全て打ち崩し、勝利を得――『理想郷』を掴む。
オレたちはこの思想を正しいを信じている。この世界は、序曲へ還るべきだ、とな。
その考え方を否定することは、人間には出来ない、と。そう言っているのだ……


ま、何度も言うようだが……貴様がオレをゴミであると思うなら、そう思っているがいいさ。
その考え方が正しかったかどうかを証明出来るのも、全て「結果。歴史」のみだ。
オレたちが敗北し、滅亡するという結果、歴史がこの先に待ち受けているなら――それで当たりだろうからなァ。


フォルス……気が向いたら覚えておいてやる。

【やがて彼は、其処まで言うと懐から携帯端末のようなものを取り出して】
【すると即座に、彼の足元に「転移魔方陣」が形成されるだろう】
【≪R.I.P.≫本部へ直通する転送陣……帰還するつもりらしい】
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 03:09:22.06 ID:NjzsBQvDO
>>346
では・・・それは・・・失礼を承知で重ねて質問させていただきますが・・・その翼は肉体の一部であり、あなたは・・・例えばヴァンパイア・・・・・人に似てるがそうでないもの・・・ということでしょうか? 
【冷や汗が額を伝う】
【こちらも以前能力を解いていない】

351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/26(土) 03:11:00.89 ID:owpur9gCo
>>342

…。

【──ツァーリを無言で見送った後、暫くその場で寝転び続けていた】

…インパクト強過ぎて忘れられるかよ、ボケ。
──にしても、あのバカの知り合いだとは、変な巡り合わせもあるもんだな…ホント。

“また”、か…
まあ、“また”会うような事があるんなら、“本性”見せてみるかな────

【す、と瞳を閉じた。】
//お疲れ様でしたーっ
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 03:12:32.12 ID:1i0TQlaoo
>>349

何言ったって偉そうな語り口と歴史で返されるんじゃ、喋る意味なんざねぇよなぁ

【カーネル当人に、ではなく、まるで独り言のように呟いた】
【カーネルが消える前に、彼は背を向けて歩きだしてしまった】

//お疲れ様でした
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 03:15:46.67 ID:nxGjH4YDO
>>348
【暁はふむ、とハンニバルの話を聞きながら頷き、方天戟に視線を遣る】
 
(何だか滅茶苦茶嘗められてる気がする……剣道三倍段、長柄はそこから三倍段ってか?)
(……まあ、良いけどよ)

【暁は若干ムッとした様子だったが、再び嘆息。確かに相手は強者な気がする】
 その口振りから察するにオールマイティに何でも使える、って感じかね?
 剣も持ってるみたいだが
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/26(土) 03:18:01.09 ID:NpJRtZilo
>>350

……ええ、仰る通りですわ。

私、ミィ=ル・ルージュは──"吸血鬼"ですの。

【男の予想は当たっていた】
【確かに、少女の体をよく観察してみれば】
【生気の欠けた真っ白な肌、鋭く尖った2本の牙など】
【吸血鬼としての特徴が散見しているだろう】

──それで、私と友だちになって頂けて?

【首を傾げて、男に対して問いかける】
【もしこの質問に「NO」と答えたら戦闘は再開される】
【だが、「YES」と答えてしまったら────】
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 03:21:35.81 ID:vQv8bW1Po
>>347

そうだろうか?悩みは人が成長する上で必要な物だとオレは思う。
ニュアンスとしては紙では無い「試験」のようなものかな。
で、それを解決すると経験値が入ってレベルが上がるわけさ……。

【生まれてから大人になるまで一切の悩みがない人間がもしいるのならば】
【その人間の人間性はどのようになるのか、それはそれで興味深くも】
【彼は心のどこかで思っていた】

って完全じゃないんかいっ……、いや完全だったら万事オッケイで終わってるか……。
あ、お前だからそんな事はないだろうけどそのクスリ悪いことには使うなよ?
性別反転とか当人にとってはそれこそ天地がひっくり返るようなものだろうし……。

【性が変わった自分を想像して、少し嫌悪感】
【どんな生き物が出来上がるのやら……想像した自分を殴りたくなったトカ】

うぇ?なんだかしこまって?……。

【ふと見れば真剣な表情、砕けたままではいけないだろう】
【背筋を伸ばしこちらも向き直る、形から入る】

【魔翌力を感知出来ないので、その物に関しては特に気にしないが】
【その禍々しい雰囲気までは感じ取れる、いよいよ真面目にならなければと息を飲む】

…………フムン、完全に理解するには情報が足りないけども。
いつだかオレを襲った時の悪魔は、クルス、お前でもあったという事か?
いや、あの攻撃はお前の意思でもあった……と言い直すか、で?どうなんだ?

【目を細める、相手の表情の小さな変化も見逃さぬよう】
【含まれているかもしれない「嘘」を取りこぼさないよう、冷たく、冷静に見つめる】
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/26(土) 03:24:33.59 ID:LgA7pp2W0
>>352

貴様に意味があろうと無かろうと……
このカーネルにとっては、少なからず「意味」があった……
オレにとってはそれだけで十分よ。……“感謝”してやる

【それは何処か挑発じみた調子を含んでいるかのようで】
【去り往く背中に、此方も独り言のように、それでもなお高圧的に、そう呟くだろう】
【そして、消え往く前に。最後にもう一度だけカーネルは、雨の降りしきる海に目をやって】


……さらばだ。よく此処までオレに付いてきてくれた
大海に眠れ。……<Rest.In.Peace...>


【――本当に、小さく。雨に掻き消されそうな声で、そう呟き】
【やがて、見えなくなるだろう】

【雨は、ただざぁざぁと、誰も居なくなった海を打ち付けていた】


/お疲れ様でした、有難うございましたー!
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/03/26(土) 03:25:16.06 ID:ocChtTIAO
>>353
【背丈の関係で、男は青年を見下ろしてはいるのだが、別に青年を馬鹿にしている訳ではない】
【とは言え、表情に乏しいためそう見られても些か(かなり)仕方がない】

武器は一通り、扱えるが…ああ、銃は駄目だ
あれは戦士の使う武器に非ず、臆病者の使う武器だと

【どうも、男は銃等の遠方から相手を穿つ武器は嫌いらしい】
【良くも悪くも、近接特化の武人なのだろう】

剣か…?
確かに、扱える
だが戟ほどではないな…
貴殿は、何か武器を使うのか?
見た限り、感じた限りでは、拳が武器のようだが

【腕を組んだまま、此方からも質問を投げてみる】
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 03:25:51.00 ID:NjzsBQvDO
>>354
お答えしましょう・・・『人間』の友人としてなら僕こそ望むところです。 
ディナーがまだなら・・・・・死なない程度・・・吸血鬼に・・・ならない程度なら『構いません』
【ここで一息つき】

ミィ=ル・ルージュさん・・・もし・・・もし『吸血鬼』の友人としてということなら・・・残念ですがお断わりせねば・・・朝から日の下での仕事もあるので・・・・・・ 
【悪魔で慎重に・・・言葉を選んだつもりらしい】
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 03:32:42.22 ID:nxGjH4YDO
>>357
 お、そこは意見が合うなあ。なんつうか、銃とかって人の命を軽くする気がするんだよ。
 引き金引いて、パァンで終わりだろ。苦労せずに人を殺せちまうってのは、何かおかしい気がするわ。
 そもそも人を殺すこと自体があれだが……なんかな。

【暁は苦笑しながらシングルライダースジャケットのポケットから煙草を取りだし、一本口にくわえる】
【指先で煙草の先に触れて火をつけながら、暁はハンニバルの言葉に笑みの質を変える】
 
 俺の正拳見ただろ?
 石だろうが棒だろうが、ナイフだろうが刀だろうが、握る武器なら使えんぜ。
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/26(土) 03:34:44.97 ID:NpJRtZilo
>>358

……知ってますこと?
ヒトと吸血鬼は、友達にはなれなくってよ。

──……では、無理矢理やるだけですわぁ!

【大きく口元を吊り上げ、哂う】

【いくら慎重に言葉を選んでも】
【この少女の目的は「友だちを作る事」のみ】
【それを話し合いで拒否されてしまったら、後は戦うしかない】

(一撃で決めますの!)

【右手の鎖が男の胸部へ向かって一直線に伸びていく】
【この鎖に触れたとしても、電流は流れないだろう】
【今まで流れてたはずのそれが無いということは、何かを狙ってるという証だ】
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/03/26(土) 03:35:39.71 ID:tWQrLgfco
>>355

……この身体。
その中に、『私』、クルスの心と、『悪魔』、セエレの心が、同居しています。

今……肉体の主導権は、私にありますが……。
セエレの力が強くなれば、この主導権を奪われることも、あります。

……初めて、お会いしたときの様に。

【正面から見つめられて――その厳しい眼差しを真正面から見返しながら】
【ゆっくりと、言葉を紡いでいく】

誓って、貴方を傷つける意思は、私にはありませんでしたし……未来永劫、私がそんな事を考えることもありません。

……ですが。
悪魔に主導権を奪われることも、時にはあるでしょう。
事実、過去に幾度も、そういったこともありました。

……私を信用してくれた人を、あの悪魔が裏切るかもしれません。
そして、それは結局……私の『身体』が為したこと。

セエレと同じこの身体は、いつだって誰かを裏切る危険性を孕んでいる。

……かの悪魔を滅してしまうことは、すなわちこの身体を滅すること。
私の死がセエレの死。セエレの死は、私の死。

……彼と私が同じもの、ということは、そういうことです。

【それで説明は十分だと判断したのか、クルスは言葉を切った】
【同時に、撒き散らしていた魔翌力を収め、周囲に散っていた、禍々しい気配も霧散する】

……そんな私を、危険な要素だと思われるなら……。
……二度と、貴方の前に現われないことを、誓います。

【覚悟と、感傷と】
【それらに目元を赤く染め、涙を堪えて、クルスはそんな言葉を、口にした】
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/03/26(土) 03:40:56.72 ID:ocChtTIAO
>>359
最も、力無き者はああ言った武器に頼らざるをえない場合もあるのだろうが…
やはり、この手で強者を打ち倒した時こそ、喜びもあるというもの

【意見が合ったことが嬉しかったのか、男も僅かに表情を変化させて、笑みを見せる】

ふむ、それと…"炎の能力"か

【暁がライターも無しに煙草に火を点けるのを見て、男は暁が炎を操る能力者と推察する】
【紫煙が自らの顔に立ち上るも、男は目も閉じなければ嫌な顔一つしない】
【まるで…紫煙は男になんの干渉もしていないような錯覚すら感じる程に】
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 03:45:28.01 ID:NjzsBQvDO
>>360

・・・そう言えばまだ名前を言っていなかった・・・・・・
【直線的軌道の鎖・・・避けるのは不可能ではない】

―――セルティオです。

【しかし受ける】

【避けずに受けた胸部から鈍い音が響きセルティオは血を吐く】
【そしてその勢いそのまま後方に飛び大きく距離をとる】

セルティオ=ミア・オルフェラントです。 
【着地の勢いでフェアエンドがまたスライドする】

・・・あなたの敵にはなりたくない。
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 03:51:10.72 ID:nxGjH4YDO
>>362
 おーう、気が合うね。
 
【楽しそうに笑って紫煙を肺に入れ、ゆっくりと吐き出す】

 そもそもさ、弱いって事は死ぬ覚悟も殺す覚悟も出来てねえ人間だろ?
 銃で撃ち合うってそういう人間が殺し合うんだ。悲劇以外の何でもねえよ。
 ……それに武器とか四肢なら加減が出来るからな。

【鉄を叩き、打ち、殴って鍛えた人を殺せる拳を持つ人物が言うにしては、少し優しい言葉】
【自分でもそう思ったのか、暁は苦笑して紫煙を吸った後ハンニバルの炎の能力という言葉にニヤリと笑う】
 
 よくそう勘違いされるね。

【煙が干渉しないような、あたかもそんな印象を受けるハンニバルに、暁はそう言ってまた煙を吐いた】
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/26(土) 03:54:42.27 ID:LgA7pp2W0
【雨の降る神社】
【濡れた石畳、雨に打たれる蕾桜……その奥にある社】
【そこにちょこんと座りながら、外を眺める者があった】

むぅ、雨とは難儀なものよ。
掃除も出来んというのに、見る見る境内が汚れて往く……
普段から少ない参拝客も、少なくなってしまうしの

【前頭部のみが美しい白銀色という、特徴的な短い外ハネの黒髪】
【清廉なる紅白の巫女装束を纏い、その上から白い衣を羽織った少女だ】
【凛とした銀の瞳は、世の果てまでをも見据えているな儚さを持っていて】
【背中でとても大きく結ばれた蝶々結びの飾りが、羽か尾のようにひらりと舞っている】

ええい、誰か我に……じゃなくて、社に賽銭を供えて往く者は居らんのか!
雨にも負けず信仰を捧げるその健気な姿を、我が神は見ておられるぞー!

【と、雨空に向かって独りで叫んでいる。なんともアホっぽい雰囲気が漂っている気がする】
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/26(土) 03:56:23.38 ID:NpJRtZilo
>>363

……敵ではありませんわ。
セルティオ様と私は、友達になるのですから。

【"友達"になるために、倒す】
【この少女の"友達"に大しての執着心は、相当のものである】

(血が足りないですの……。)

【血の鎖は、此れ以上伸びない】
【大きく距離をとったセルティオを追いかけるには血液が不足している】
【この問題を懸念して短期決戦で仕留めようとしたのだが、後の祭りだ】

【歩いて、セルティオに接近していこうとする】
【走らないのは、地味に最初のナイフによるダメージが負担になっているからだ】
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/03/26(土) 03:58:58.93 ID:ocChtTIAO
>>364
力に似合わぬことを言う…
まあ、私も無闇に力を振るっている訳ではない
戦える者にのみ、力は振るうものだ

【暁の持論を聞いて、率直に思ったことを口にする】
【煙は…確かにハンニバルへ届いてはいるのだが…】
【まるでその"影響"を無効化しているかのような、無反応】

炎の能力ではない…か
成る程、分からんな
私の能力も他人の目から見れば、些か分かりづらいものではあるだろうが

【では、暁の能力とはなんだろうか?そう思考する男は、胸中で嘆息し、無用な詮索を止める】
【どうせ知るなら、戦いの中がいい。そう思ったからだ】

知るならば戦場で、だ
貴殿の能力の秘密は、楽しみに取っておこう

【そう言って、背を向ける】
【そのまま歩き出して、去るつもりだろう】
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 04:01:56.41 ID:vQv8bW1Po
>>361

『人』と『悪魔』の精神が同居……。
(言葉の響きとしては面白いが、当人にとっちゃあとんでもねーわな……)

【彼女とて悪魔と一体になる事を望んだ訳ではないのだろう】
【それを他者に説明するというのは、痛みが伴う筈だ】
【現に彼女の表情は、曇っているではないか】

やっかいな運命共同体だね、全く。
(もしオレがコイツと同じような状況になったとしたら、オレはここまで話せはしないだろう)
(オレという生き物は悩みに悩んで、恐らく、至るのはそう「象の墓場」だ……)

【自分は誰かに打ち明けられる勇気など持ちあわせていない筈だ】
【彼女の勇気は尊い、それゆえに人のあるべき姿であって……】

【全く、困る】

ホント、困るよなあ……。そういうツラを見たい訳じゃないのに、やっぱ言葉は選ばないとだ。
お前の心配してる事だけど、オレはそんなに気にしてないよ、本当はね。
お前自身に「オレを傷つける意思」が無いならそれでいいさ、というかそれが聞きたかった。
悪いね、試すみたいな事してさ……。

【ふ―――と表情を崩す】
【聞きたい言葉が聞けたのだ、それ以上は何も言うまい】
【もし彼女に殺されるような事があったとしてもそれは彼女の中の悪魔に殺されたのであって】
【決して彼女に殺された訳ではない、今の少年としてはそれで十分であった】

でもお前はオレに教えてくれたんだ、人が人であり続けることの困難さを……そしてその尊さを。
ありがとうクルス、お前はオレの新たな経験を与えてくれた。

【緩やかな笑みを浮かべ、だけどどこか困ったように】
【涙を堪える彼女を落ち着かせる為に軽く肩を叩き宥めようとする】
【その手からは敵意という物は感じられない、少年は信じる事を選ぶ】
【彼女が己の内の悪魔との戦いに負けないという事を……】
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 04:08:07.79 ID:NjzsBQvDO
>>366
【既に三回行われたフェアエンドのスライド・・・歩いて来る彼女に蹴りを撃ち出せば・・・】

・・・・・・ 

【愚かとしか言い様が無い・・・セルティオはルージュに近づいていく】
【着ている上着を脱ぎ、その内側から薄い小型の無線のような者を取り出しズボンの左手に持ち、上着を右手に持ち近づいていく】

残念ですが・・・お友達には慣れそうにありませんね。
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 04:09:59.75 ID:nxGjH4YDO
>>367
 は、殺すためだけに鍛えた訳じゃねえよ。強くなるために鍛えたんだ。強くないと加減なんざ出来ねえからな。
 ……そうだな、無闇に力を振るうのは武人の邪道だな。
 逆に精神修行だけを目的に武術をかじるのも邪道だとは思うがね。

【不思議な現象を見ながら暁は言う。殺さないためには殺す力も必要なんだと、暁は考えていた】

 おう。あんたの能力なんざ全然わかんねえな。この煙があんたを避けてるように見えんのも力の発露か?
 ま、分かるならその内分かるかね。

【暁は軽く笑ってハンニバルの背中を見送る】

 戦場にはできるだけ立ちたくないのが本音だがな。
 もし機会があれば――また会おうじゃねえか。

【暁は短くなった煙草を握る。目映い光がその手から発せられたと思われた次の瞬間、掌が開かれた】
【さらさらと塵が落ち、それは風に乗って霧散する】
 
 ……さて、続きをやるか。
 
【呟いて、赤毛混じりの青年は拳を宙に繰り出した】
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 04:14:57.53 ID:WDjrRIpSO
>>365
/まだいますかね?
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/03/26(土) 04:15:25.99 ID:ocChtTIAO
>>370
望まずとも…戦場へ赴くのは戦う者の宿命だ
何れまた、相対することもあるだろう

【背を向けながら、暁にそう言葉を投げる】
【風系の魔法でも使えるのか、足元に風溜まりが出来た途端、ノミのような跳躍を持ってその場から姿を消してしまった】


/お疲れ様でした!
/遅くまでお付き合いいただきありがとうございました!
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 04:16:21.25 ID:g6Ls2BPDO
>>365
【ザッ、ザッと足音が響く――誰かが石畳を歩いてくるようだ】

―――こんな時間と天気だと、神様とかいうのも家に引きこもってるんじゃねーか?

【少女の叫びに返事を返すように、「誰か」が声を上げる】
【声の主を視線で追ったなら、栗色の髪と緋色の瞳を持った割とスタイルのいい少女が見えるだろう】
【外ハネの目立つ栗色の髪は、その一部を纏められて小さめのツインテールを形成している】
【服装の方は……黒いインナーの上に、白い上着とスカートを着ているが、足下は靴下も履かずに靴を履くという超ラフスタイルだ】

……それから、なんか今強欲じみた発言を聞いた気がしたが―――

【地獄耳め】
【ともかく、このラフスタイル少女は石畳を闊歩しながら―――傘はどうした】

まぁいいか。ここ、あんたが管理してるのか?

【いいのか】
【今更傘を差すのも億劫な程に雨に濡れまくりな少女は適当な距離まで歩み寄ると、雨宿り巫女にそんなことを尋ねるだろう】

//いますかねー?
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 04:17:39.74 ID:g6Ls2BPDO
//うにゅ、被ったかね、退こうか
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/26(土) 04:18:15.53 ID:NpJRtZilo
>>369

いえ、なれますわ。
私、貴方からは運命を感じますの。

【「運命」なんてとてもチャチなワードだ】
【ミィは出会った人間全てに、運命を感じてるのだから】

だから──安心してくださって、セルティオ様。

【セルティオが鎖の間合いに入った瞬間】
【血の鎖が動き出し、男の右手首に巻きつこうとする】
【この鎖に触れても、"まだ"電流は流れない】
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/26(土) 04:18:23.15 ID:LgA7pp2W0
>>371>>373
/居ますです。が、どうしましょうこの状況。複数絡みでも大丈夫ですか?
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/03/26(土) 04:19:26.61 ID:tWQrLgfco
>>368

……ありがとう、ございます。

【エルフェスの表情が崩れたのを見て、強張っていたクルスの身体が、解れる】

……私こそ、すみません。
……黙っていても、良かったんですけれど……。
それじゃ、やっぱり、不誠実だと……思った、から……。

【安堵したことで、張り詰めていたモノが切れたのか。涙声になりながら、そう答えた】
【――受け入れてもらえた】
【――クルスの中には、まだ自分が自分をコントロールできない、その可能性に対する忌避の念はあれど】
【それでも、彼の受け入れてくれる、という意思だけで、救いのようなものだった】

……い、いえっ、そんな。
私は、そんなこと、言われるようなことは何も……!

【エルフェスの、優しい笑顔、そして急な礼の言葉に、クルスはまた顔を赤くして、ぶんぶんと右手を胸の前で振ってみせる】
【クルスからすれば、エルフェスが勘違いしていたことを、正しただけの事】
【――責められる理由はあっても、礼を言われる理由などどこにもない、はずだった】

【肩に手を当てる少年の手に、クルスは驚いたようにびくっ、と身体を跳ねさせて――】

……あ、ええと、っそのっ!
も、もう、こんな時間ですねっ! そ、そう! 帰らなくちゃっ!

【あたふたと、視線をあちらこちらへ飛ばしてから、意味不明な言葉を並べ始めた】
【こんな時間、も何も、最初から深夜の真っ只中だったというのに】

【――顔を真っ赤に染めて、クルスはすくっ、とベンチから立ち上がった】

そっ、それじゃ!
また、どこかでお会いしたら、お話しましょう!

【それだけを口にすると、クルスは下に置いてあった黒いザックを右手で引っ張り上げ】
【なぜか焦った様子で、別れの言葉をまくし立てながら、去っていこうとするだろう】
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 04:19:48.89 ID:nxGjH4YDO
>>372
 ――――。
 
【聞こえてきた言葉に暁は拳を止めた】

 かもな。その時はまあ……宜しく頼むわ。

【くく、と小さく笑って】
【青年は足刀で空を裂いた】

//ありがとうございましたー!
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 04:20:16.42 ID:WDjrRIpSO
>>374
/いえいえ、そちらに譲りますよ
/そもそもまだいらっしゃるか怪しいところですが……
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 04:21:21.84 ID:g6Ls2BPDO
>>376
//この時間からか……其方が大丈夫なら乗りたいですが>>379どうしましょう?
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 04:24:23.76 ID:WDjrRIpSO
>>376
>>373の方とどーぞ
>>380
/複数は苦手だし、そちらにお譲りしますねー

382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 04:30:00.51 ID:NjzsBQvDO
>>375

【鎖をセルティオは・・・避けない!】

きっと君の勘違いですよ・・・
【右手に巻き付く鎖にたいして、持っていた上着を鎖と腕の間に挟むようにしようとする】

そんな運命・・・何処にも有りはしない。 
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/26(土) 04:30:54.02 ID:LgA7pp2W0
>>381
/把握しました。申し訳ございません、ありがとうございます。
/また機会がございましたら、是非よろしくお願い申し上げます。

>>373

……うむ?馬鹿を申すでないわ。神様は四六時中、汝(うぬ)らの行いを見ておられるのだ。
分かったら早ぅ賽銭を放って手を合わせて祈り願い信じ捧げよ、言うとくがもう逃がさんぞ

【石畳を闊歩して此方に歩んでくる少女を認めた途端、銀眼を持つ巫女の少女は】
【凄い勢いで捲くし立て、「ほれほれ」と社(&賽銭箱)の方へ手招きする】
【なんというかもう、残念である】

強欲?阿呆者めが、神に全てを捧げた巫女に、慾などという賤しきものは無い。
そして、この春霞の社(はるがすみのやしろ)に踏み入ったが最後、我と対等に話しをしたくば……
……もう言わずとも理解るな?うむ、期待しておるぞ

【ウェルカム賽銭箱の体勢(?)で、少女は相手を待っているだろう】
【強引にも程がある、気がする】
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 04:36:50.88 ID:vQv8bW1Po
>>377

誠実なのは良いことだ、良いことなんだからそんな声だすなよなー。
これじゃオレが虐めてるみたいじゃないか、全く。

【隠す、という行為の方が精神的には楽ではある】
【真実を告げる、という行為は言う当人には重く辛い】
【彼女はそれを乗り越えたのだから……】

だからさ、ホラ経験値だよ経験値、オレには今ので得る物があったのさ。
お前だって誰かから施しを受けたなら礼は言うだろ?それと同じさ。
特に、今はそういう経験は沢山欲しいからね……生き残る為にも。

【彼女の精神の成長は、観察した自分にとっても経験になり得る】
【全てを糧に、とまではいかないがそれでも成長は出来るだろう】

ん?ああ、確かに太陽が昇る時間も近いっちゃあ近い……か?
ま、帰りたい時が帰り時だろうさ、飯の食べ時と一緒だよ。ほいじゃなー気ぃ付けて帰れよー。

【少年は少年で彼女のそんな反応に驚いたのか】
【同じようにびくっと左手を引っ込める、何か悪い事したかしらん?程度の考え】
【自分の胸の前で彼女に向け軽く手を振る】

ふむぅ、よく分からんなあ……やっぱ経験不足かなあ。
もっと学ぶ必要がある、まだ足りない……というか有り過ぎて困る事もないだろうし
精精一生懸命にやらせて貰うか、ね……。

【ふ――――と、また笑みを浮かべる】
【願わくば苦難の1つを自ら乗り越えた彼女が幸せであるように、と……】

/この辺ですかねー
/お疲れ様でしたー!
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 04:44:39.68 ID:g6Ls2BPDO
>>381
//横取りっぽくなって申し訳ない……

>>383
【早くもギアが入ったようにまくし立てる巫女の発言を聞いて――】

実際問題、見てるだけで何にもしないってオチじゃねーのか?
そもそもあたしは神なんて信じてないが………

【心中独白:うるせえ】

………はいはいわかったよ、金なら払うさ、別に貧乏でもないしな
―――いい桜の木を見つけたと思ったらこれだよ

【後半は完全に独り言―――雨もあって、よほどの地獄耳でなければ聞こえなかっただろう】
【ともかく――巫女の情熱?に根負けしたのか、懐から財布を取り出し―――】
【財布を開いたところで、一言】

―――やっぱパスだ、札を出すのが面倒くさい

【「面倒くさい」の理由は、少女の手元を見れば分かるだろう
―――雨で濡れたお札が纏めて引っ付いてしまっているのだ……さて、どうしたものか】
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/26(土) 04:45:02.41 ID:NpJRtZilo
>>382

……強情なお方。
どうしても、私とお友達になりたくなくって?

【──少女から、笑みが消える】
【まるで、セルティオの事を"敵"として認識したようで】

───じゃあ、ぶっ壊してあげますの。

壊れた貴方と、"お友達"にならせて頂きますわ。

【あまりにも大き過ぎる、ミィの友達に対する執着心】
【純粋に"友達"が欲しいと思うがゆえの、狂気】

【ミィはセルティオと友達になりたいのではなく】
【誰でもいいから、"友達"が欲しいだけなのだ──】

うふふ、うふ……うふふふふふ。

─────《 天罰 》

【先程までの何倍もの量の電撃が、鎖からセルティオに伝わるだろう】
【少女の激情を現しているような、強力にして残忍な攻撃】

【だが前述の通り、少女が能力を使用するためには血液を消費する】
【強力な一撃であれば、尚更多くの量の血液を使う】
【ただでさえ貧血気味だった今日の少女にとって、代償も大き過ぎる】

【───これは、我慢比べなのかもしれない】
【先に男が壊れるか──それとも、少女が限界を迎えて倒れるか】

【最も、何か対処する手段があれば、こんな馬鹿げた我慢比べに付き合う必要など無いが】
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/03/26(土) 04:47:47.59 ID:tWQrLgfco
>>384

……。

【公園を飛び出したクルスは、しばらくして、その足の速度を緩めた】

(……あー、びっくりした……)
(あれ……? びっくりした? ……?)

【どこか放心した体で、胸に手を当てて歩くクルス】
【――何故、エルフェスの言葉にあれほど過剰反応をしてしまったのか】
【自問自答を繰り返して、首を捻りながら歩いていく】

【――彼女の疑問に答えるのは、彼女だけ】
【そろそろ白み始めるであろう空を見上げながら、クルスは、帰路へと着くのであった】

/おつかれさまでした!
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/26(土) 04:52:35.00 ID:LgA7pp2W0
>>385

戯け者めが。不信心は身を滅ぼすぞ。信じる心が大切なのだ。
信じておらんでは、助けてくださる神も助けてくださらぬわ。
あらゆる善行は手前に返ってくるというように、信心もまた手前に返ってくる。
誰かをよく信じる者は、他人からも信じられるようになるものぞ?

【(無駄に)説得力のある弁論である。半ばドヤ顔が入っているのが鬱陶しい】

(ケッ、金持ちは爆発するがよい。)……――んんっ、そうかそうか。善いことだ。
額は幾らでも善いのだぞ?大切なのは信仰心だからな。
とはいえ、多ければ多いほど信仰が強いという意味になるやもしれぬ。
そうであるならば、多ければ多いほど、なにか善いことが起こりやすくなるかもしれんなぁ

【何やら物騒な台詞が聞こえた気がするが、恐らく気のせいである。気のせいだと思いたい】
【そして、わざとらしい言葉をつらつらと並べ立て、――た、ところで】

……なに?それはいかん。いかんぞ?
そのちょっとした怠惰が身を滅ぼすことになる。どれ、少し寄るがいい。
火を貸してやろうぞ、それで乾かせば好かろう。

【少女の手元のお札が引っ付いてしまっているのを確認すれば、巫女さんは再び手招きして】
【火を貸してやる、とは言うが……見れば、社の中の何処にも火元になるようなものはない】
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 05:07:53.13 ID:g6Ls2BPDO
>>388
なかなか達者な口振りだな。まぁハッタリで巫女はやってねーってことか
―――信じること、ねぇ

【饒舌そのものな勢いと精度を持った巫女の言葉に気圧されつつ、そんなことを呟く】

……あたしはその手の精神論とかを聴きに雨に打たれてここに来たわけじゃねーんだが


【さて、お札と悪戦苦闘しているところ、巫女の持ち掛けた言葉は―――】

―――火?

【天候:雨、地形:神社(桜並木)――火どころか煙もない。水煙はあるかもだが】

……まぁいいか、ほら。ついでに雨宿りさせてもらうぜ

【そう言うと神社の屋根の下に入り、無造作に張り付いた数枚の札を巫女の手元に突き出す】
【雨に降られまくっていた少女は、モノトーンの衣服の下からその肢体の起伏をはっきりとさせている―――
水も滴るいい女と言えようか。黙っていれば】
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 05:08:58.35 ID:NjzsBQvDO
>>386
【電流が流れる直前・・・不意に無線を地に落とし・・・】
ガッハァッ!!
【流れる電流・・・セルティオの口から血がふきでる】
【そして異臭・・・あまりの電気抵抗による抵抗熱でセルティオの皮膚が肉が焼ける匂い・・・】

【絶望的状況なのは疑う余地もない】 

【焼ける焼ける焼ける焼ける焼ける焼ける―――焼ける?】
【燃えている・・・燃えている彼の右手が―――否、右手に巻かれた彼の上着が燃えている】
【そして燃え尽き灰になるその瞬間、鎖と腕の間に燃え尽き無くなった上着の分、隙間ができる】

【しかし体はろくに動かない・・・が突然、膝を曲げ重心を左足に右足は浮かし・・・このほんの少しの動きを終えると刹那、膝から月色の光が噴出し推進力となり体を時計周りに回転させ――その事により右腕が引き抜こうとする】
【そして同時に回転から生み出される後ろ蹴り・・・当然、前の蹴り同様蹴りの威力を彼女にむかって『撃ちだす』】
【今回はそれだけではない、セルティオの体を駆け巡り右足にも駆け巡っている電気ごとだ】
【狙いはまたもや彼女の手だ】
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/26(土) 05:14:34.66 ID:LgA7pp2W0
>>389

当然よ。サブカルチャーで取り上げられるような巫女と我を一緒にするでない。
最近は偏ったイメージばかり世間に持たれているようだからな、嘆かわしいことよ。
あんな豪華で可愛い巫女装束など存在せんわ。在るのなら我とて着たいところだ

【確かに彼女が着込んでいる装束は一切の飾り気無い白と紅のそれである。背中の飾り結びは兎に角】
【というか、ところどころ爆弾発言が混じっている気がする】

うむ、火だ。まぁ見ておれ。
運が良いな。我が術の行使を間近で見られる者など、そうは居らんぞ。

【とか言いながら、巫女は得意げな調子で懐よりおフダを取り出して――】

ほいっとな

【ぼしゅ、と。瞬時にそれが蒼い炎となって、空中に停滞するだろう】
【……符術だろうか?ものの見事にサブカルチャーで取り上げられるような巫女みたいな術である】


ほれ、上がるが良い。この雨の中を歩いてきたのだ、寒かろう。当然だが靴は脱げよ。
ほれ、身体を拭くタオルだ。もう要らんからな、使った後は持ち帰るなり好きにするが良いぞ。
ほれ、熱い茶でも飲むか?冷えた体にはピッタリだろう。遠慮は要らん。
ほれ、饅頭も食うか?甘くて美味いぞ、我の食いさしだがな。
ほれ、芋羊羹もある。馴染みから貰い受けた最高級品だが、我は羊羹は好かんのだ

【そして、掌を返したように優しくなりやがる。タオルや茶菓子まで出てきた】
【それも全て、お賽銭を。しかもお札でくれるからである。なんという現金主義か】
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/26(土) 05:19:03.88 ID:NpJRtZilo
>>390

【血液が足りず、意識が朦朧としている】
【"友達"への執着心だけで殆ど戦っている状態】
【しかしそれでも、"吸血鬼"としての肉体は伊達ではなく】
【このまま我慢比べを続けていたら、勝てる可能性は高かったが───】

【今の少女に、攻撃を回避するだけの判断力は残っていない】

…………────ぁ……。

【蹴りの衝撃が、自らの電撃が、鎖を操る手を襲う】
【骨が折れ、皮膚が焼かれ、血で塗れ】
【───そして、二人を繋げている血の鎖が、砕けた】

【男の手首に巻きついた鎖も、ただの血液に戻り】
【地獄のような電流も終りを迎える】

【ミィ自身は、一瞬、何かを訴えかけるような視線をセルティオへと送り──バタリと、うつ伏せに倒れた】
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 05:29:04.82 ID:NjzsBQvDO
>>392
【左手で無線を拾い、何やら無線に向かって言うと】

仲間が返事が無いのを不振に思って近くまで来てるそうです。 
これ以上の抵抗は無駄と思ってください。 
【無線を投げ出し左手ゆっくりと眼鏡を直し】

【今度は左手で最初に投げたナイフを拾い、彼女のそばによって彼女の意識を確認しようとする】
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 05:35:52.92 ID:g6Ls2BPDO
>>391
あー……あたしの知り合いのメイドと同じ様なこと言うな、お前
その手の仕事に誇り持ってる奴ほど、形だけの真似とかが許せないものなのか?

【どうも覚えのある言い回しだったようで、お札を持ってない方の手を側頭部
 ―――あるいは耳に当てていわゆる「耳たこ」の態度を取ってみせる】
【というか、さらりと「お前」呼ばわり……こちらもなかなかに図々しい】


【一方披露されるは巫女の術――焼けないようにお札をヒラヒラと動かしながら、その炎を注視する】

……人魂みてえ

【神職の人に対してその例えは、正直どうなんだろうか……】

【中略。乾いたお札を結局殆ど放り込んで―――
 ……この少女、金遣い云々というよりも金に執着してないのだろうか】
【それから人が変わったように接待ムードの巫女に対して】

ほれほれほれほれ言い過ぎだろ……タオルは貰ってくぜ

【靴を脱いで上がり込み、しっかりタオルを受け取って―――一度周囲の気配を確認。そして】
よっ、と
【その場で上着を脱いで、下着姿になってタオルで全身を吹き始める―――!
 肢体の起伏が以下略。水も滴る以下略。……同性とはいえほぼ他人に下着姿を平気で見せるとは神経が太いと誉めるべきか】

……羊羹は、好きだぜ

【下着姿でなに言ってんのか】
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/26(土) 05:37:45.74 ID:NpJRtZilo
>>393

……──────。

【突然、左腕が動き出し】
【近寄ってきた男の腕を掴もうとする】

【だが、掴んだから何をするという訳でもなく】
【力も殆ど尽きているため、振り払うのも難しく無いだろう】
【──まだ、友達になることを諦めていないからの行動だ】
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/26(土) 05:46:28.31 ID:LgA7pp2W0
>>394

ああ、メイドとて本職の者からすれば腹立たしいものであろうな。
モエヨウソだか何だか知らんが、全く不届者どもめが。
別に構わんのだ、そういう奴らは勝手に天罰なり神罰なり喰らってしまえば良い。
我はゼニを落とすヤツしか……けふん、信仰心に溢れる、無垢な参拝者しか興味ないのだ

【お前呼ばわりで怒るほど器が小さい訳ではないのか、スルーして】
【何やらまたも爆弾発言をポロリした気がするが、これも総スルー。最早狙ってるんじゃないかこいつ】

何か言ったかの?それとも、我が奇跡の御技に言葉も出ぬか?
ちなみに我は環境のことも考えておる。我が術は全てリサイクル可能ぞ

【お札が乾ききれば、巫女は蒼い炎の近くに、自分の白く滑らかな指を具えた手を持っていって】
【す、と炎を撫でるようにすれば、瞬く間に炎はおフダに戻るだろう】
【そしてそれを懐に仕舞う巫女。妙なところで実用的である】

【お札をほぼ全部放り込んだ瞬間、なんか巫女の目がきらっきら輝いていた気もする、が】

うむ、寒ければ再び先程の炎を出してやろう。何時でも申すが良い。
…………。

【下着姿を見せられても特に動じることはない。この巫女も中々太いか】
【……――が、】

……巫女装束というのはな、基本的に胸は控えめに見えるように作られておるのだ。

【ぽつり、とそんなことを呟いて。誰もそんなことは聞いていません】
【……少なからず、気にしているのだろうか】

ほう、羊羹が好きか。我は饅頭派でな。
ならば食って往くが好いぞ、どうせ山と積んである。
しかし汝よ、なかなか信心に溢れておるな。名前くらいは聞いてやってもよいぞ?

【巫女にとっての信仰心=賽銭の量 という方程式が確定した気がする】
【何故か上から目線で、そんなことを訊ねるだろう】
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 05:49:32.52 ID:NjzsBQvDO
>>395
【捕まれたのは焼けただれた右腕】
【セルティオは痛みに顔をしかめるが振り払わない――否、振り払えない】
【右腕を動かせないのだ・・・それほど電気のダメージが酷いのだろう】

【彼女の前に屈みこんだセルティオ・・・彼は急にナイフを口にくわえると――自らの左手に突き刺す】

【ナイフが硬い地面に落ちた音が響く】

・・・仲間には・・・狂った電撃使いの『男』に襲われたと言ってます・・・すでに救急車は呼んでますが・・・・・・君には『これ』が必要でしょう。 

【左手から大量に滴り落ちる血をルージュの口に注ごうとする】

口に合わないかも知れませんが・・・・・・
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 05:52:35.62 ID:NjzsBQvDO
>>397
/すいません訂正を 
/口に注ごうとする→仰向けにひっくり返してから口に注ごうとする 
/に脳内補完お願いします
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/26(土) 06:00:39.02 ID:NpJRtZilo
>>397

【抵抗できるはずもなく、仰向けにされ】
【口に注がれた血液を、少しずつではあるが飲み込む】

【血を飲んだら直ぐに復活というわけにはいかないが】
【それでも、多少なりとも力は湧いてきたようで】

…………どうして……。
友達に……なって…………────

【途切れ途切れ、言葉を口にする】
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 06:06:37.51 ID:g6Ls2BPDO
>>396
いや、あいつの場合は萌えが云々よりも―――いや、やっぱいい。楽しい話でもないしな

【知り合いをして「楽しい話でもない」とは果たしてどんなメイド……】
【そして銭云々は華麗にスルー。余りに露骨であえて指摘する気も失せたか】

―――巫女ってのはハイテクなんだな
メイドとは別の奴が札(金に非ず)を力の媒体にしてたけど、そいつは燃やしたっきりだったぞ

【どこか自慢げな巫女に対してそんな誉めるような事を言ってみたり。天の邪鬼とかそういうたちでは無いらしい】


そうか。……輝夜とお前が会わないことを祈っておくぜ。あ、祈っちまった

【「輝夜」なる人物に何かあるのか―――とりあえず平面でなく立体なのだろうが】

羊羹はいいものだろ?和菓子を懐かしの味と言ってもあたしのところの3バカはわかってくれねー

【信心の話はサクッとスルー】

………ん?あたしの名前か?
クレハ。淡墨 紅葉だ

【半ば今考えたがしっくりきたのでこれでいいや】
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 06:24:22.92 ID:NjzsBQvDO
>>399
・・・今は黙って血を飲みなさい。
【目の焦点が合っていない】

君を止めるためとは言え酷い事をしてしまいました・・・すみません・・・この血はその贖罪の為ですから・・・特別な感情があるわけでも、ヴァンパイアの仲間入りのつもりでもありません。 

【顔色が土気色に・・・】

それに・・・!?

【不意に彼女の横に同じように仰向けに倒れる】


【どうやら限界のようだ】

友達に・・・か・・・・・・初めてだな・・・そんなことを言われたのは・・・・・・・・・ 
【そのまま意識をセルティオは失う】

【その後、暫くして救護隊が駆け付けてくるだろう】
【そのままにしていれば何も問題なく病院に運ばれ暗室で治療をうけれるだろう】

【左手の傷からは今だに赤く暖かい液体が流れている】


/長時間お疲れ様でした 
//とても楽しかったです!!ありがとうございました!!! 
///反面自分は遅レスと無茶が過ぎましたすみません・・・
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/26(土) 06:26:38.31 ID:LgA7pp2W0
>>400

巫女がハイテクなのではない。我がハイテクなのだ。
そんじょそこらの巫女と一緒にしてもらっては困ると言っておるであろう?
世界の環境のこともしっかり考えておるのだ、まさに完璧だぞ

【なんて、無い胸を張って威張る巫女さん】
【全然完璧には見えないのだが、本人が納得しているのならまぁ良いか】

ん?まぁ今のは祈りのカウントには含まれんだろう。多分。
とりあえずな、我は和菓子は好きだが羊羹よりも饅頭派なのだ。
その3バカとやらは本当に馬鹿者だな、一度あたたかいお茶と和菓子を食わせてみるがよいぞ。

【なんとなくババアくさい、とか言うのは間違いなく禁句である。多分】

紅葉、か。うむ。覚えてやらんこともない。
汝も我が崇高なる名を覚えておくがよいぞ、我が名はイミナ。イミナ・ハルネアだ。

【と、威張ったままに巫女さん――イミナは名乗るだろう】
【というか、これだけのインパクトだ。なかなか忘れまい】

/申し訳ない、遅くなりました
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/03/26(土) 06:33:50.23 ID:NpJRtZilo
>>401

…………。

【言われたとおり、黙りこむと】
【何の行動もせず、おとなしくしていた】
【そして何事も無く、駆けつけた救護隊に運ばれていく】

【──運ばれた先の病院でひと騒動あったのは、また別の話だ】

/お疲れ様でしたー。
/自分も遅レスですし、あまりお気になさらないでくださいな。
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 06:48:44.97 ID:g6Ls2BPDO
>>402
………

【威張った様子の巫女を見て―――】

……デカいのは態度だけじゃない、ってノリか?兎に角、今のが素人技じゃないのは解るけどな

【※但し胸を除く―――とは、言わない、言えない。紅葉は自らクライシスエリアに身を投げる趣味はないのだ】

まぁあいつらは名前だけ和風だから仕方ねぇな。一人何か違うけど

【名前だけ和風…最近気付いた中の人の変な癖】

――ああ、さっき羊羹が余ってるって言ってたよな?腐らせる位なら、そいつらの土産に何本かくれないか?

【会話の内容を踏まえた上でそこそこ図々しいお願い。しかもにっと笑みを浮かべたあたり、まるで悪びれてない】
【因みに年寄りくさいとは思っていないし、思っても口には出さないだろう―――確実に自分に返ってくるから】

イミナ、…か。宜しくな

【もうそういう生き物と認識したのか、威張ったままのイミナにも、態度を変えず(不遜とか偉そうと言い換えてもいい)宜しくを言う】
【「…」の一瞬、紅葉は『忌み名』?とか益体もないことを考えていたり】

―――しかし、ここは良い桜が有るもんだな

【何時の間にか乾かしていた服を着直しながら、あらためてここに来た理由(のひとつ)に言及する――
 ―――桜を見つめる瞳は、「図々しい少女」のそれとはどこか違う雰囲気で―――】
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/26(土) 06:58:12.84 ID:LgA7pp2W0
>>404

ほう、なかなか良い目を持っておるではないか。
ま、我だからこそ、ここまで自在に符を扱えると思ってもらって良いのではないか?
他の巫女がどうだかぶっちゃけ知らんがな

【最早爆発し過ぎてもう爆弾発言なのかすら分からない爆弾発言である】
【但し胸を除く、なんて言った暁には紅葉は恐らく、文字通り枯葉と成りさらばえるだろう。よく分からないが】

ふむ、名は体を表す、とは言うがの。
まぁよいわ。持って往くが善い。その代わり、また来て我にゼニを落としてゆけ

【言うとイミナは立ち上がり、社の奥の方から羊羹が入っているらしい箱を持ってくるだろう】
【もう賽銭の主語が自分自身に成っている気がするが、多分突っ込んだら負けである】

……まだ蕾だがな。
いずれ咲いたなら、それは素晴らしい見映えとなるのだぞ。
そうなったら、花見料も取らねばならんの。……なんだその顔は、冗談に決まっておろう

【※冗談に見えませんでした】


……さて、陽も昇った。雨も止んだらしい。おーおー、境内がぐしゃぐしゃではないか。
ほれ、紅葉よ。汝もそろそろ行ってはどうだ、我はすぐに掃除に取り掛からねばならん。
これだから雨は嫌いなのだ、休む暇も与えてくれんからの……

【と、社からひょいと顔を出して空を見上げながら、そう言って】
【やれやれ、と肩をぐるぐる回しながら、竹ボウキを手に、草履を履いて外に出る】
【ぐぐぐ、と伸びをしながら、呟くように零して――】
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 07:25:23.33 ID:g6Ls2BPDO
>>405
あたしもあんまり神社とか行かなかったから巫女には詳しくないなー
ま、それで「片鱗」っつうんなら普通にそこらの能力者よりも凄いと思うがな

【記憶を辿りながら、視線を空に泳がせてそんな事をのたまう】

そうは言っても、あいつら別に櫻の国出身でもないしなー……イミナは櫻の国の出だよな?

【着替えながらふと視線を向け、巫女と言うことで勝手に前提化していた事項を確認する】

あー、金か?まぁ、気が向いたら入れるさ。あまり「キレイな」金じゃなくていいならだが
羊羹代分くらいは、この神社に貢献してやってもいーぜ?

【相変わらず図々しい物言いである、感謝してないという訳では無いのだが】
【キレイと言うのは、勿論物理的な意味ではあるまいが―――】

花見に見物料はちょっと無粋じゃねぇか?和菓子があるんなら茶屋でもすればどうだ

【(今までで一番)興味ありげに目を開き桜並木を眺めながらそんな事を―――いや、ここ神社だから】
【かくて着替えを終え、靴を履き―――】

掃除とはマメだな。あたしには無理だ……

【掃除自体が!?というツッコミはさておき、再び石畳に降り立つ―――】

毎日お仕事お疲れ様、ってか。それのお陰か桜もいい感じだしな
それじゃああたしは失礼するぜ、イミナ。掃除と「賽銭集め」、頑張れよなー

【そう言うと、紅葉は後ろ手を振りながら雨上がりの石畳歩き、神社を後にするだろう】


【………】
【……】
【…】

//お疲れ様でしたー!最後まで遅くて申し訳ない……
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 07:38:22.09 ID:st01Q+JDO
>>406

ま、流石に全貌は秘密だ。こればかりは、幾ら汝が賽銭を供えてくれたと云うてもの。
いずれ分かるかもしれんし、永遠に分からんかもしれん。文字通り、「神のみぞ知る」……よ。

我の出身が何処であるかも、な。
見たまんまではあるのだが……謎の一つか二つ、残しておくのが参拝客集めのコツだ。
こうしたほうが、また来てくれる者が多いでの

【なんか、最早憐れみすら感じる、かもしれない。そんなに普段参拝客が少ないのだろうか】

この芋羊羹、どうやら櫻の最高級品らしいぞ?貰い物だから我も詳しく知らんが、結構な値が付くようだ。
どうせなら現金でくれと……ん?ああ、構わん。大切なのは信仰よ。

とはいえ、神さまは常に汝のことを見ておられるのだ。もし汝が罰されるに値するなら、天罰が下る。それだけよ

【「キレイな金」という表現には、何処か冷やかな調子で、そう返して】
【しかし、本当に爆弾発言を連発する巫女である。大丈夫か】


茶屋だと?戯けめ、神の社を営利に使えと申すか。
流石に其処は我にも誇りがある。それは出来ぬよ

【※花見料取るとか言ってた奴の台詞じゃありません】

うむ、言われずともそのつもりだ。
さらばだ紅葉よ、次来る頃には咲いていると好いな。


/お疲れさまでした!ありがとうございました!
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 18:34:37.89 ID:81Dwsm4SO
【街中:商店街】

さて、今晩は何にしようかな・・・
【それは白のカッターシャツに青のネクタイを着け、腰には二本の刀を携えた少年だった】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また、少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろう。】

・・・ハンバーグ・・
・・お刺身・・カレー・・・。
【少年は並ぶ店々を眺め歩きながら】
【今晩のご飯のメニューを考えている様子である。】
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga sage]:2011/03/26(土) 19:43:18.36 ID:a8F1lMMd0
【路地裏】

……そうですわねぇ、何もすることがないけれど……。

【鈴を通した赤のリボンで二つに結った、長い黒髪】
【猫のようにまん丸な、グリーンアップルの瞳】
【同じくグリーンアップルのキャッツアイがトップを飾る、ペンダント】
【リボン飾りを適度に散らばした黒のバルーンワンピースに、黒のドレスグローブ】
【黒のオーバーニーソックスに、黒の編み込みブーツ】
【なんともまあ、上から下まで黒尽くめな、少女が、ひとり】

強いて言えば、暖房の効いた部屋に篭りたいですわね。
炬燵なんかでもいいのですけれど……。

【積まれた荷物の木箱に(おそらく)勝手に腰掛け】
【狭い道へと足を伸ばし、ただでさえ狭い道の幅を、いっそうに狭くしていて】
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/03/26(土) 20:01:13.33 ID:37Kj256j0


「……本当に行くのかね?」


              【≪R.I.P.≫】


アーン、当たり前だ……これ以上、好きにさせるワケにゃあ行か無ェッてンだよ。
それに、ぼくは元々当事者なんだ……任せっきりは性に合わねェよ


              【thE SevEntH Event】


「……アドルフ・レルゼクムの『力』……わたしならば、この場所からでも魔力探知が可能なほどだ。
 もう、きみの知っているカーネル・フェンダンス≠ニは違う……それでも行くのかね?」

何度も言わせンな。野郎とケリをつけて、ぼくはぼくの呪われた過去と訣別する。
スバルやシャルは……もう手前の幸せを見つけてンだ。こういう汚れ仕事は、ぼくの役目さ。


               【ParTitA=z




       < 緋色の連斬影 〜 ConDiTioN of CoNqueRoR >




ああ、ここでケリをつけてやる。
たとえ。刺し違えてでも、な




【>>...WhErE...is ThE fuTuRe of tHe TonE of SworD?... >>】



/Next...>>
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/03/26(土) 20:02:33.38 ID:37Kj256j0
【金の国――王城、裏手】
【そこは死刑執行場……高い塀に囲まれた、遮絶の空間の、さらに背後の影】
【静かに流れる清冽は、かつて罪人の血に穢れた剣を洗い清めるのに用いられた聖なる河】
【――そこを、軍靴の行進が、蹂躙する】


……各地ではスデに戦いが開始されているか?
正面に部隊を集中し……本命は背後より奇襲をかける。
戦術の基本事項……だが、疲弊し、司令塔も居らんこの国には、十二分に効果があるものだろう?


【……研ぎ澄まされた刃の様な、果てを見据える真紅の瞳】
【秘めたる野望の具現の様な、燃え盛る灼焔を映した髪】
【金糸の装飾が施された純白の軍服は、高貴絢爛たる様相を呈し】
【腰に挿した、双振りの大きな鞘。白い手袋を嵌めた両手】
【各部を覆う、月輪の如き玲瓏な輝きを放つ紅い鋼の鎧が、覇者たる風格を放ち】
【そして靡く真っ赤なマントが、それを彩り纏め上げる――】

【……――≪R.I.P.≫新総帥。カーネル=アドルフ・レルゼクム】


「…………、…………」

【――その後ろには、黒いサングラスで眼を覆った、大柄の男が追従する】
【鋭く襟を立て、前面のボタンを全て留めた黒いロングコートに身を包み】
【身体から溢れ出す闘気は常に周囲の空気を震わせるほどであり】
【そして、その背中には――目を見張るほどに巨大かつ強大な、“機械仕掛けの大斧”が背負われていた】

【カーネルは、にやりとした笑みを貼り付けながら、王城の背を見上げて――】


さァ……始めよう。
このオレが率いる、新たなる≪R.I.P.≫の……初陣だ……。
高らかに宣言しよう……このオレの奇襲の策が露見しようとも……
士気の上昇、そして始まりを宣言するということは……重大な「意味」を持つ――

【――すぅ、と。右手を、天高く掲げ――】



――――≪ R.I.P. ≫全メンバーに告ぐッッ!!
いいかッ!このカーネル=アドルフ・レルゼクムが命じるッ!!一度しか言わんぞッ、よォく聴けッッ!!!


――『金の国・王城』を落とせッッ!!貴様らの全力を賭して、この国の『天秤』を完全崩壊させろ!!

『淘汰の世界』の幕開けだッ!弱者に支配権を与えることは許されない……あるべき姿へ!
強者こそが支配する世界ッ!!当然の道理ッ!!あるべき権利を、この手によって取り戻すのだッ!!!

そしてこの国を……我等の『大いなる理想郷』に向けての『足がかり』とするッ!


そう、シンプルな命令――ただひとつだけだッ!!貴様らに命ずるのは、ただ一つッ!!



  金の国を――――≪ 序曲に還せ < Return In Prelude > ≫ッッ!!!



【宣言と共に――力強く、振り下ろす】
【そして彼は、流れる河の中心において、威風堂々と佇み――今の叫びから位置を察知し、現れ来る者を待つだろう】
【傍らの大男――≪R.I.P.≫ナンバー2、ヴュネルド・ダーンヒュラインもまた、現れる敵を待っている】

/ただいまよりイベント開始とします。
/襲撃側の方から、各自投下し戦闘を開始してください。
/VSカーネルの方は、この投下にレスをお願いします。皆様、よろしくお願い申し上げます。
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 20:04:05.54 ID:1i0TQlaoo
>>408
//まだおられますかな?
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/03/26(土) 20:04:41.77 ID:5k9QTfk/o
【 『金の国・王城』――――噴水庭園 】


【中央に絢爛たる“水の華”を咲かせる三段噴水】
【平常時なら其れは只、『美しい』とだけ形容出来る情景なのだろう】
【……だが、今に限っては「そうでは無い」――無論、そう、其れは“見る者による”のだが】



    ……………………俺達は何故、こんな所でこんな事をしてるのか判るかい。



【誰に話すでも無く――、―噴水から少し離れた場所、西洋人顔の男は話す】
【身に纏うのは鮮血の様に紅い着流し、重ねるのは底の見えない黒さを持つ羽織】
【両者の色を混じり合せた様な『番傘』は、折り畳まれて右腕に持たれていた】



……俺はね、『現状に不満が有る』からだと思う。
≪R.I.P.≫に金の国を蹂躙されるのが気に喰わない。 或いは、逆説的に逆も然り。
この解答は少し、酔いすぎてるって言うんなら……そう、意味なんて無い≠チて言い換えても構わない。
大義があったとしても、今戦う℃魔ノ直結はしないんだからね。
相手を止めるだけなら――『説得』するなり、手は山ほど有るんだから。




――――……あぁ、面倒臭くなって来た。 さっさと掛かって来ればいいよ。




【彼に言わせれば――今の噴水は、狂おしいほど美しい=z


/戒能です。 皆様、宜しくお願いします。
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/03/26(土) 20:04:59.23 ID:sEAwlsJOo
【金の国 城庭並木道】
【城へと続く一本道に、男は佇む】
【獅子のように荒ぶる髪は肩口まで伸びていて、筋肉質な体を紺のコートが覆っ
ている】
【身の丈にして2m、背中には背丈に劣らぬサイズの方天戟を担ぎ、腰には大きさ
の違う剣を二本、提げている】
【そんな大男だ】
【目立つ飾りは無い、けれど壮観なまでに手入れのされた並木道】
【両サイドには、城壁通路へと続く階段が所々に見える、そんなフィールド】
【男は、背中の方天戟を、両手で構える】
【前方に僅かながら見える跳ね橋を睨み付けるようにして、男は待っている】
【戦場に現れる、戦士たる者を──ハンニバル=バルカスは、ひたすらに待つ】

≪R.I.P.≫等…興味は無いが
此処が戦場(いくさば)であるなら、赴くのが道理至極…
さあ来るがいい、力有る者よ
武器を振るい、その強さを示す為に…

【男が、方天戟を横一閃に振るう】
【直後に、彼の横に並んでいた並木の幾つが寸断され、倒れた】
【木々の倒れ伏せる音を背景に、今此処は戦場となる──!】

/タツミの方、よろしくお願いしますね!
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 20:05:55.67 ID:VHci/xyUo
【金の国――王城―――『ロビー:女神像広間』】

【大理石の床に赤絨毯、綺羅びやかな彫刻の成された幾本もの柱】
【一階、中央部には戦神を象った女神の像。手にした宝剣の示す先は吹き抜けとなった二階、三階】
【その像と――頭部に安置された白く輝くティアラを眺める女性の姿が、最上階に在った】

 ……これが、鉛の国とまで呼ばれた国の王城か
 
 床や柱は古来よりのものであるとはいえ、絨毯や宝剣など無くても良いだろうに、な
 クーデターだの反乱だのが起きるというのも、これなら分からない話ではないが

【紅い軍服、“No.77”という金糸の刺繍。白銀の髪と褐色の肌を、口元の白いタバコで照らし出す】
【そんな彼女はこの場において、一般常識的に言えば悪である。紅い軍服の朱い染みを見れば、一目瞭然。】

【ふと。吹き抜けへの転落防止用である柵を背にして、静まり返ったロビーを眺め】

 正義不義、善悪だのといった思想や概念など、私には至極どうでもいい
 “戦い”こそが始まりであり、過程であり、そして結果となり、目的だ
 最終的に、私はその為だけにここに居ると言っても過言ではない

 そして、世界を変えたい者が居るのならそうしようと努力をすれば良い。止める権利は誰にもない
 そうして生きるほうが、惰性で長らえる命よりも余程有用だ―――と、私は思うが

【考えを纏めるように、彼女は語る。誰にというわけではなく、己自身にである】
【だがこの場所に―――自身以外の生き物が、戦いに必要不可欠な存在が居るのを、感じ取り】
【両手に光で出来た十数cm程の球を作り出しつつ、鉄仮面のような冷たい顔を面にして】

 ―――私はカノッサ機関昼の国支部長、マーク・マーギュリス・ガルニエ
 『覇道』に異論を持つ者が在るのなら、是非とも戟を交わしたいところだが、な―――?

【繰り返すが、立ち位置は三階、吹き抜けの柵を背にした状態で―――彼女は静かに問いかける】
【此度は自身にでは無く、明確に“誰か”へと向けた言葉。応ずるも黙するも、自由だが―――。】

/と、見ての通りガルニエで御座います。お二人方、よろしくお願い致しますですー
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/26(土) 20:06:11.39 ID:btvHVcyco
【城壁通路上・西部】

【月明かりの照らすその場所で】

……誰の言葉だっけか

【ある青年が、呟く】
【切れ長の目と重力にすら逆らいそうな尖った髪。色は両方沈むような黒である】
【白地に黒で大きく髑髏の書かれたTシャツと、Gパンを着用し】
【雰囲気も瞳相応に暗く、まるで月明かりすら拒絶する様な雰囲気であり】
【唯一、首から下げられた2つの銀のリングが月明かりを映して輝いている】

「あなたが正しいときには」
「だれも覚えていない。」

「あなたが間違ったときには」
「だれも忘れない。」



…………この戦いは、どちらになると思う?

【かつん】

【狭い一直線の通路の上に、彼の声。次いで重厚なブーツが足音を立て】
【まるで恋人に向き合う様に。之から戦うであろう“敵へ”】   【優しく、声をかけた】

/黒縄無間です。粉雪の人宜しくね★
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/26(土) 20:07:22.20 ID:1cnFDOyso
【金の国、王城───城門跳ね橋前】

……。

………ふう…はぁ…。

【そよ風が草原を揺らしてざわめく以外に音が立っていないこの場所】
【道を塞ぐように跳ね橋の上にあるのは、、一人の少女の影】
【しかし、見てすぐに「少女」という単語は思いつかないだろう】
【何故なら恐らく真っ先に目が行くのは───】
【彼女の背中から生えた、黒紅色の不気味な翼】
【それから鋭そうな爪の生えた異形の手、お尻から伸びた尻尾】

【───いずれも龍を彷彿させる形で、彼女が人外であるのは見て容易にわかる】

もう、私は……私ではないです…
今は……迷いを棄てる時…!

【おまじないのようにそうつぶやくと、翡翠色の凛とした瞳を草原に向けて】
【瞳と同じく翡翠色の長髪をそっと撫でて、隠れもせず相手が来るのを待つ】
【もっとも、仮に隠れたとしても翼の所為で全く意味は無いだろうが】

/ミーナです!アリエルの人、よろしくお願いします
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/26(土) 20:07:23.93 ID:U/eWMgv2o
【金の国――王城・玉座の間】

【大階段を上りきり、扉を抜けたその先――】
【天子の御座所……『玉座の間』が、そこにある】

【大理石の床、立ち並ぶ絢爛な柱、赤絨毯の一本道……そして玉座】
【広く開けたこの空間に於いて、戦闘を邪魔するものは柱以外には皆無】

【また玉座の後ろには大きな窓がついており、昼間ならばふんだんに光を取り込んでいるのだろう】
【もし大窓をぶち破って外に出ようものなら其処は絶壁で、玉座の間は3階に相当する高さ】
【だが避難用の階段も設けてあり、降りれば高い塀に囲まれた『死刑執行場』や『清めの聖河』がある】
【一応、玉座の間から『玉座へ続く大階段』に移動することも可能】


【そんな、誰かが待ちかまえているに相応しいこの場は、存外静かであった】
【扉を抜けた貴方様方は、恐らくあまりにがらんどうな玉座の間を見て、何を思うだろうか】

【安心か、無心か、疑心か】



【――――――いや、「いる」】



【小さくも、漆黒に煌めく体躯が、確かに「玉座」の上に――――】




          「カー、カー、カー」




【たった一羽の、「カラス」が、玉座の上に、ちょこんと、止まっていた】


【見れば、玉座を中心として、周囲におびただしい数の「黒い羽根」が撒き散らされているのもまた不吉】


【それはそれは、さても妖しき、「絶望の魔力」を、そこはかとなく漂わせながら――――】


/ウェル子でございます、お相手のお三方、よろしくお願い申し上げますッ!
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 20:08:18.56 ID:g6Ls2BPDO
【金の国王城――玉座に続く大階段――の上部】

王女処刑に乱入の次は、王城落としねえ……カーネル隊長は忙しいことで

【階段の脇には、倒れた兵士達が寄せられ、折り重なっている―――】

(相変わらず清々しいわね、カーネル=アドルフ・レルゼクム)
出来ればもっと隊長を間近で隊長見たかったけど………それは我がままね

【夜色ののっぺりした無装飾な仮面を付けた、壊れた錠の形の髪飾りを付けたポニーテールの人物が其処にいた】
【漆黒の長髪は後頭部の高いところで結ばれポニーテールとなり、夜色の仮面は無機質さと冷たさを感じさせる】
【白いインナーの上に、黒い上着とショートパンツを着ており、白のニーソックスが足を覆っている】
【その両腰辺りには、それぞれリボンをあしらった黒い半月形のポーチらしきものが付いている】

【―――そんな彼女は、大扉と向かい合って、しゃがみ込んだ姿勢を取っている――】
【扉を注視すればその理由がわかるだろうか―――
 ―――扉の各所には、赤い文字の書かれたお札が幾つも貼られている】

そう言えばリンっつったっけー?あんたはこの戦い、つーかカーネル隊長のことどう思うよ?

【扉に向かったまま、同じくこの場を任された≪R.I.P.≫のメンバーにそんな質問をする】
【ぺた、ぺた、ぺた。地味にお札を張りながら】


//パニキュレータですよー、お三方よろしく哀愁
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 20:10:11.81 ID:81Dwsm4SO
>>412
/ここにいますよー
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/26(土) 20:12:02.73 ID:Y5As/Ywz0
【金の国――】
【王城―――――城壁通路上東部】

【そこは金の国王城を守護する城壁の上にある移動用通路】
【有事の際は弓兵などがここで敵を迎え撃つ事などを目的とされた場所だ】
【しかし、今回は訳が違った――なぜならいきなりの奇襲に即座に反応できず、敵は既に懐だからだ…】

【兵はほぼ壊滅状態―――そんな場所で城壁上通路の草原丘¢、の壁に立っている一人の人物】


く………クククククククヒャーハッハ八ハハハハハハハ!!!!!いいねぇ!!最高だぁぁぁぁぁ!
やっぱり戦争はこうじゃねぇと……大層な寝言≠言ってるだけかと思ったらやるじゃねぇか!!ハハハハハハ!

この叫び!この怨嗟!この絶望一色の風景!嗚呼……素晴らしい……たまんねーよなぁ…

この血と鉄の臭いが支配する戦場こそ人≠フ生まれた地!混沌衝動≠フ極致!!!

全ての始まりだぁぁぁぁぁぁ!俺にとっちゃここがアルカディア≠セぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

【燃え上がるような腰ほどまで伸びる長さの真紅の髪に、“蛇のような”鋭い赤と黄金混ざった混沌≠フ瞳】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【真っ赤なシャープな印象を与える袖、裾、フードにファーの付いたロングコートをボタン全開で着て】
【中には真っ黒なタートルネックに夜色のボイドキューブ≠フネックレス】
【紅いスラックスに黒のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、紅い先の尖ったロングブーツを履いた】
【“混沌の雰囲気”を醸し出す190cm程のスラリとした長身の青年】

【指揮者のように両手を広げながら戦場を眺め、歓喜の表情で叫び続けている】


さぁ!俺様も乗り遅れないように破壊∞殺害∞災害≠セぁぁぁぁぁぁあぁ!!!!

俺を止めてみろ………偽善者どもがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!

【男はただ、敵を、獲物を、破壊対象を求めて叫ぶ、笑う、狂喜する】

//レギンですよ
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/26(土) 20:12:15.02 ID:Bl+20SZWo
>>409
こんばんは

【ふらりと 夜闇の中で同色の髪をゆらし、続いて少女が現れる】
【壁に体を預けてから重たい息を吐き出すさまは、その背にある大きなリュックが見た目通りの重量を持っている証だ】

【緑の黒髪、漆塗りの瞳、白磁のような肌】
【赤と白を基調としたフリルたっぷりのゴスロリ服は、生地こそ良質なのだろうが、所々に傷や痛みが見えている】

衣類から察するに、お金に困っているようには見えませんでしたが、どうして寝床に困っているのですか?
後先を考えずにお金を使ってしまうタイプには見えませんけれど

【その場にどさりと音を立ててリュックをおろした、もしくは落としたと言っても良いだろう】

話したく無ければそれでも構いません 私だって話したくないことはありますしね

【右手の薬指には、月長石の指輪 精巧な銀細工の台座と石の色合いは、知識の無い物であっても一級品なのが分かるほど】
【お金に困っている風には見えないのに何故その服なのか、同様の疑問は彼女自身に対してもあてはまる】

/まだいますー?
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/26(土) 20:15:15.15 ID:ZG/Y9syto
>>410-411

…………一年、と何カ月か
こんなに待つ事になるなんて、思わなかった。本当ならあの時私は………
生きてられて良かったよ、今日まで。お陰で……こんな舞台に立つ事が出来る


……ああ、良い匂い。これだけでもう酔っちゃいそう

【接近する間、彼女は、気配を消す事をしなかった】
【自分が近づいていると明確に主張する様に、夜を縫って馳せる】
【頼るのは己の鼻と第六感。こっちへ来い、こっちへ来いと、獣の欲を煽りたてられて】


【ぱしゃん。水を、靴を履かない足が跳ね飛ばした】
【指一本一本を保護する、鋭く頑強な爪が、川底に噛み付いた】

【そして少女は、首から下がるペンダントを、強く右手で握りしめ】
【今にも笑いだしそうな口元を、左手で覆い隠した】

【灰色のシャツと黒のジーンズ、飾り気の無いシンプルな衣装に、両腕にはそれぞれ、真紅の籠手を装備して】
【そしてベルトには、明らかに身長に見合わない武器。両端に幅広の鍔を持った五寸の柄が存在する、四尺の鞘】


みつけた


【そこに待つ二人の正面から、その人狼の少女は】
【吟雪は、姿を現した】
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/26(土) 20:15:31.02 ID:sd1ECH0Q0
>>411

【ぱちゃ、ぱちゃ】
【水が跳ねる音が、またひとつカーネルへと近づいてくる】
【――「真冬のように冷たい水」は、酷く澄んだ調べを奏でて】

……………………。

【腕を組んで現れた少女の姿は、齢にして14ほどだろうか――】
【降り積もった雪にも似た豊かで真っ白な髪を三つに編んで、二房。両サイドに垂らし】
【黒縁眼鏡越しに見える眸は淡い緑、真紅のリボンつきの、黒いワンピースに身を包んでいて】
【下半身の履き物はなく、すらりと伸びた足と白磁の肌がよくわかる】

【ある程度進み出ると、少女は堅く結んだ唇を開いた】


今宵、私は君達に問いに来たのだ。


――――≪R.I.P.≫

その存在と行いは、受け入れざるを得ないサダメか否か――――とな。


 ……、…だが、君達がそれを口にする必要はない。


……結論は闘争の中で弾き出す
それが己のみを信奉する、私のやり方だから――。


【冷泉の響きよりも冷たく、硬質なその声は】
【奥底で、極めて微小に。しかし、確かに震えていた】

【――人の年で数えればもう老境のはずの彼女は、年甲斐も無く逡巡しているのだ】

【恋煩いにも似た甘い疼きを御するには、真実を見るしかないと】
【そう分かっているだけ、苦労は無いのかも知れないけれど】

……アドルフ・レルゼクム。
君は、鎮められるべき争乱で、我々の重要な食糧の頭数を削るだけなのか、
あるいは君たちの革命こそ、歴史の真の転換点となり得るのか


  ――私と言う一匹の吸血鬼に、手を取り刃を取り、教えてくれたまえ


【交差していた腕が、言葉を終えると同時に解かれて】
【「少女」は、鼻に押し付けるように強く眼鏡を動かした】


//大嘴です、よろしくお願いします!
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/03/26(土) 20:16:32.04 ID:cOTv1W/o0
>>411

【過去の争いは全て、知識としてしか残っていない】
【数多の血を飲み込み、彼の人が散ったこの場所に己が立つとは思ってもいなかった】
【ただ、今回ばかりは――思想云よりも大切なものの為に、此処に脚を運んでみただけで】

【今宵の暁の、錆びた血のような赫に染まる長髪が、風に流れて遊ばれる】
【右は包帯で隠されており、隻眼は万華鏡の如く色彩を思うがままに変化していき】
【右手が握る刀は月光を透かす水晶のような刃を晒して、しかしその佇まいは武人というよりも】
【無機質のような、血の通わない異形染みた雰囲気がどことなく漂っている】
【ベルトにはいくつかのナイフが吊り下げられているが、特別な力は何も感じられない】

……――声は、届いただろうか

【追憶に伏せた瞳には、以前合った『現在』をぼんやりと頭の中で回想しており】
【それから持ち上げられた隻眼は、ゆるりと眼前の敵を目視して、唇に笑みを湛えてみせた】

分からない、けれども。それでも――此処にいる奴らの理想(こえ)は、聞こえてる
だから俺も、今回だけは主張させてもらおうかな

    ――お前たちと“アイツ”の縁を、断ち切りにきた

【嗚呼、ほんの少しだけ困惑している。場違いな感じが、するのだ】
【他人の為に戦うのは――あまり得意じゃない】

/ツァーリです。皆様よろしくお願いします
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 20:17:19.36 ID:1i0TQlaoo
>>408

どれも高いな

【メニューを考えている少年にいきなり声がかけられる】
【声のした方を向けば、そこには青年が居るだろう】
【青年は、整ったやや長い黒髪に、高めの身長】
【茶色のコートを羽織り、同じ色のブーツを履いて、灰色のジーンズにアクセサリーとしてチェーンをつけている】
【鋭い、或いは悪いと表現出来る目つきのせいか、雰囲気などが不良やチンピラに近い】

ガキは牛丼でも食ってろ

【余計なお世話である】

>>420
//ではでは
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/26(土) 20:17:56.87 ID:iqLddy3R0
>>419
そうね……
私も間近にカーネルを見たかったわ…
【その近くで、右手で持ったココアを飲みながら淡々という一人】

【長い翡翠色の髪に、右目は黒い眼帯をつけ、軍服(下はミニスカ)を着た人形のような容姿の女】
【両足は膝から下は黒い義足がしてある】
【左右の腰には大型拳銃が一丁ずつ装備してある】

あら?…決まってるじゃない
好きよ…それ以上は仲間とはいえ言わないわ
【なんか一瞬顔が赤くなったのは気のせいだろうか?】
【そう言いながら近くの柱を触り】

一・二本おっても問題ないわよね?…
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/26(土) 20:18:15.69 ID:6TPYrQzO0
>>421

【ひゅう。】


 (   《着陸体制》   )


       【 どすん 】

【そんな重量音と共に、その男性の目の前には小規模のクレーターが発生する】
【其れは、“端から其処へ跳んで来た為”だったりして――】



 (  ―――――《着陸、成功》  )



【そうして、穴に嵌ったその姿は現れるだろう。其の両腕を漆黒ローブに仕舞っている風の其れより、
 「銀色の髑髏と眼窩に宿る赤い眼」のその顔が際立つ。無論其処以外は“人間”なのは確からしい――所詮アンドロイドの様な印象である】

【位置関係的には其の者と向き合う形になるだろうか】


 ( 《目標確認》 )


【其のまま寡黙に曲げた膝を戻し、其の男性へ其の禍々しい双眸を上目使い気味に向けつつ】
【無表情のままに、「ふむ」と唸ると―――】


 最初に云っておくが青義同盟の状の中に殺すな、との記述が在る
 殺傷する事は其れに“そぐわない”

 ――よって今回はあんたを「無力化」する事を目的として活動する


(《激しい戦闘を予測――》)

( 《出力、50%》 )


【一連の作業が終わったその瞬間、赤い眼を真正面へ向け極めて説明口調で
 頭脳の「システム」。其の数値を直視しながら。そう、云ったのだった】

/ゼビレイです。宜しくお願い致します
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 20:18:34.59 ID:vQv8bW1Po
>>418

【唐突にその扉がだが静かに開く】

失礼します、お届け物の配送に参りましたー……。
って、カラスしかいないじゃねーか

【先ずちょこんと扉の間から顔を覗かせ周囲を確認、カラス一匹、一応は安全だろうと室内へ】
【白髮を揺らし緑眼で周囲を見渡す、更なる状況確認である】

……!?カラス……となると、居るはずだどこかにアイツが。

【数秒の思考の後、ふいに「カラス」と「とある少女」という単語同士が繋がった】
【いつか会話をした少女の姿が脳裏に浮かぶ】

【白のタートルネックの長袖シャツ、その上にファーのついた深い緑のモッズコートを羽織り――――】
【手には黒いドライバーグローブ、膝下までの長さの収納がやたらと多いズボンに黒いゴム製の安全靴を履き】
【ズボンのベルトの右側に無骨なナイフを2つ平行に掛けた】
【その少年はどこかにいるのであろう少女の気配を探そうとする】

かくれんぼでもねーんだ、いるなら早く出てこいってんだよウェル子。
オレ様が来てやったんだもっと懇切丁寧におもてなししてもいいんだぜ?

【冗談を交えつつも、腰に下げた刀に手を掛ける】
【これは少女から貰った物、因果な品物だった】

【柄を握ったまま未だ引き抜かず、そのままの姿勢で】
【現れる筈の彼女を、待つ】

/エルフェス中身です
/皆様よろしくお願いします
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/26(土) 20:19:49.69 ID:LU0UFIzto
>>413

……派手な着物にバタくさい顔立ち
携帯端末の情報を信じるなら、今は頼れるお仲間さん……です

【先が3つに割れた巨大フォークを担ぎ、現れたのは】
【クリーム色コックコートを着た、蜂蜜色ポニテの女の子】
【紅茶を思わせる虹彩の瞳を持っていて、身長は角砂糖を一列に積んで133個分】
【ミルクセーキのように滑らかな白手袋で両手を覆い】
【チョコレート色の警棒を腰に吊っている】

【光の宿らない瞳で、噴水を見つめて】

個人の大義の関係ない戦いだからこそ……
……お互いの求めるものが、所属に帰結する荒削りな勝利だからこそ、手が組める……、そんな感じです

【誤爆しないよう、彼から少し離れたところに立ち】
【――緩慢な動作で、巨大なフォークを構えた】

/ハニーです、よろしくお願いします
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/26(土) 20:20:32.25 ID:7HC2Y7Zvo
>>419>>
【上品で仕立ての良い鶯色の和服の上にインバネスコートを纏った老人が走る】
【頭髪は既に禿ているが、髭は長く、胸元まで白い髭が伸びている】
【腰には一振りの刀が有り、長年使い込まれた風格を感じさせて】
【老人の足元を彩る漆塗りの下駄は、一歩歩くごとにからから優しい音を漏らす】
【そして、その立ち姿は優雅でありながらもどこまでも隙の無い物であった】
【そんな老人は、今凄まじい覇気を纏い、高笑いを上げていた】

カ――――――カカカッカカカカカッカカカカッカカカカカッカカカァッ!!
この国は、面白い国じゃぁの!
良い“死合”を楽しめそうじゃわい、祭りじゃ、祭りじゃ!
ウェル子嬢ちゃんの言うとおりじゃの、《R.I.P.》は本当に儂を楽しませてくれるわい!

【そう言いながら、場内を駆け巡る】
【目指すは王座の間へと、廊下を駆けて、王座の間へと続く階段への扉を蹴破った】

カカカッ!!丁度、道を塞ぐ者が居たか。
まあ、いいわい。中々楽しめそうじゃしのぅ。

【大階段を見回して、さり気無く状況確認をする当たり、やはり歴戦の猛者。いくら興奮しようとも、肝心の部分は忘れない】
【刀に左手を伸ばし、先ほど走っていた運動で全身の腱は伸ばされ、筋肉は解れ、体は温まっている。準備は万全其の物だ】

――かと思えば、お嬢ちゃんばかりか。
まあ、いいわい。相手に不足は無し、楽しく斬り合って、笑いながら死合おうじゃぁないか。

【上に立つ二人に朗らかに笑いかけながら、老人はそういった】
【そして、老人は腰の刀を抜き放つ。その瞬間、周囲には濃密な酒精の香りと妖気が振りまかれて】
【この刀の銘は鬼酔割義人[キスイカツヨシヒト]。無名の刀匠の作った妖刀だ】
【斬撃を重ねれば、その度に相手の血中に酒を流しこみ、徐々に酩酊の世界へと誘われていくだろう】
【表面を濡らす酒のおかげで、いくら切ろうとも其の刃が切れ味を落とすことはない、まさに“妖刀”だ】

/此方花城中身です。クルスの方、パニキュレータの方、リンの方よろしくお願いいたしますなのですヨォォオォォッ!!
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/03/26(土) 20:20:54.27 ID:vxTwS1Hyo
>>418

【それは、どこかで見た景色、記憶の奥の朝靄のかかった憧憬】

【がらん――――と、王の居ない玉座は、終わりをイメージさせて
そこを占領する鴉≠ニ兵士が如く散らされた羽根が、不当な占領者を思わせた
一口で説明するなら、確かにそれは絶望≠ノ近しきものであったろう】

【――――……そんな事を、ふと思いつきながら
その絶望≠ェ正体に、微かに心当たりを感じる少女が一つ
体重を感じさせる軽い音を響かせながら、大理石の床を踏みしめた】


……銃後の護りを、そのような鴉に任せるとは、舐められている、ということでしょうか
それとも、その鴉に、私に想像もつかないほどの、力があるとか――――……

いずれにせよ、不適当、と思いますね
――――……私の目的は、かのような影に向けられるものではなく
その先にある、黒い赤光にあるんですから……っ!!


【凛と、揺れるソプラノボイスは――――微かに、室内の夜をかき混ぜて】

【紫苑色の長い髪の後方を三つ編みにし、一つにまとめ腰の辺りまで垂らした
白いオフショルの長袖のトップスに純白の手袋、両手首にかけた黄色いリングそして黒いレースのミニスカ
やや濃いめの紫苑色のニーソックスからみえる脚線美が素晴らしい巨乳の少女】

【彼女はぎゅっと、軽く力を入れると、更なる言葉を紡ぐ】


姿を現しなさいウェル子=\―――リベンジに、参りました


【――――紫苑色の瞳が向く先は、いかなるものか】
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/26(土) 20:21:13.62 ID:7HC2Y7Zvo
//>>431のレスは
//>>419>>427へです!
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/03/26(土) 20:21:23.20 ID:vxTwS1Hyo
>>432
/追加ー
/シオン、です、よろしくねー
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/26(土) 20:21:34.70 ID:FmnSr8Ppo
>>411


【──まるで音声を切り離された映像のように、全く水の音を立てずに河に佇む“漆黒”があった。】
【黒髪、黒い瞳。体中を漆黒で覆うかのように黒衣を全身に纏う其れは、不意に掌を虚空に向けて突き出す。】

────Birth by Deep


 【かちり。】

 【──何かが填まったような音と共に、スイッチが切り替わる。】
 【「闇の魔術師としての自分」が前面化し、神経が研ぎ澄まされていく。】


 【──運命とは、偶然の物ではない。】
 【故に、迷う暇は無い。ただ自分自身に従うのみ。】


【──掌から噴き出すかの如く放出されて行く、他の能力者達とは異なり強い“闇”属性を宿した魔翌力。】
【刃の形に形状化し、やや低い位置で構える。】

…自己紹介なんて、必要ねえだろ?

てめえの、敵だ。


……。
(──…ち。こっちもあっちも、嫌な予感しかしねえっての…)

【額に浮き出た汗を軽く拭い、相手の様子を伺いつつも周りを眺める。】

//緋天颯護
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 20:21:51.61 ID:1sAIN1jDO
>>417

【―――月明かりが仄かに照らす草原、異質な存在に近付くのは、ひとつの人影】


…………――――

【さく、さく、と。雑草を踏み締めながら彼女≠ノ歩み寄る者――】

【蒼色のTシャツの上に紺色の長袖パーカーを羽織り、首に橙色の宝石が付いたペンダントを掛けた、黒いショートヘアで薄い蒼色の瞳を持つその顔立ちからは15〜16歳程の少女にしか見えない少年=\―アリエルの姿が其処には在った】

【右手に持つ銀色のサーベルは闇夜の中で鈍く光を反射して――少年は彼女の前まで辿り着き、対峙する】
【瞳の蒼色はただ平淡に、敵対者であろう異形の少女を捉え続けていたのだった】


/よろしくお願いします!
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 20:22:22.01 ID:UhIMKRDKo
>>411
【1人の少年と2丁の銃が声のする方向へと歩みを進ていく】

おいッ!!そんな事はさせないぞ!!

【黒い目に黒い髪、そして黒い学生服を着た、齢16位の少年が正義の味方のお手本のような言葉を叫ぶ】
【前述の銃は、腰の2つのホルスターの中に、1丁ずつ入ってて、ホルスターとしての役目をしっかりと果たしている】

対機関連合のこの俺!宮本重太郎が、お前の好きにはさせないって事だ!
【腰の銃を2丁とも引き抜き、今にもそれをぶっ放してもおかしくない勢いで放し続ける】
【そして―――腰から聞こえる、少年のとは違う2つの声】
【それは少年の手の中、つまり銃から聞こえていて】

「重太郎熱くなりすぎだろ…落ち着けよ…」
『冷静な判断ができなくなるのは、あれだね、まずいね。でも重太郎頑張れ!』
【少年の手から発せられた2つの声、こういう事は日常茶飯事と思えるような口調である】

438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/26(土) 20:22:33.68 ID:gbcppXeV0
>>414

【その男の眼前にゆらりと現れるのは一人の侍】
【黒の長髪を揺らし、藍の着物に身を包むその侍の目は早くも彼を威圧するような鋭い目】

…今の一振り、只者ではない…がまだまだ力に任せていると言える…

【そう低く小さい声で言いながら目を細める】

戦うのはよさないか?むやみに人を傷つけるのは私の趣味ではないんでな、と言っても…

【彼は音に出ない笑いを作りながら】

目を見れば解る。戦いに「飢えている」と言うことが…哀れな獣だ。…何を言っても戦うことは避けれないようだな。
ならば… 【blue justice/青義同盟】所属件蒼心流師範、タツミが相手をしよう…

【そう言って左腰の2mはあろう日本刀に右手を添え、体を捻り居合の構えをとる】
【通常の居合の構えより極端に腰を捻っており、スタンスが狭い】
【2mの剣を引き抜く工夫、といったところか】
【そして蒼心流という余り名の効かない流派】
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 20:22:43.60 ID:UhIMKRDKo
>>437
/追記で、皆さん宜しくお願いします!
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 20:23:15.47 ID:JbS+17fAo
>>415

世界を変える努力をする、それだけならば妾も止める理由がないのじゃがな。
如何せん……手段が気に食わぬよ

【ふ、と。何処からとも無く女性の声が場に響く】
【次いで聞こえるは二つの足音。淀まず怯まず一直線に、ガルニエの居る場所にむけて歩んでくる】

平穏こそが人の選んだ営みの形じゃ。
繁栄を望み、同種の争いを避け、変わらぬ日々をただ送る。
これは人に限らず数多の生き物が歩む道であろう。

【朗々と語られる言葉は止まず】
【やがて……二つの人影は、ガルニエの居る三階へと続く階段を登り切り】
【彼女の前にその姿を現した】

【直接会うことはなかった。しかし、その顔に覚えはあろうか】
【櫻の文様を刻んだ華やかな着物に身を包む、黒髪長髪の小柄な女性――Justiceリーダー貴宝院織守】
【そして、織守に付き従うようにして】
【夜桜のような黒を基調とした着物を纏う、身長160cm少々の髪をポニーテールに結った少女】
【二名は、階段を登り切り二歩、三歩と進んだ後に十分に距離を保ちながらガルニエに視線を送る】

故に、我欲の為に平穏を乱し、弱者の柵を打ち破り
罪なき者を挫く覇道を許すわけには行かぬ。

我らはJustice――弱者の剣であり、均衡を守護する牙なのじゃ。
この『正道』を以て、貴様らの覇道をここで断つ……異論はあるか、カノッサ機関?

【織守は、懐から青銅色の剣を取り出すとその切っ先をガルニエに向ける】
【同時に後方に控えていた少女が腰を低く構え――今から始まるであろう「戦争」に備えた】

/織守です、本日は宜しくお願いしますねー
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga sage]:2011/03/26(土) 20:23:16.16 ID:a8F1lMMd0
>>422

あら、こんばんは。

【かけられた声に、少女は、なんてことなしに、そう返し】
【道へと伸ばしていた足を戻し、道を広くする】

いえ、お金も宿も、ありましてよ?
そうですわね、ここに居るのは惰性ですの。
いくらしばらくお金があるとしても、まったくお仕事から離れる暮らしは出来ないタチですのよ。

【それから、尋ねられたことには、あっさりとそう返して】
【お金も宿も、あるらしい。ここに居るのは惰性だ、と】
【言いながら、戻した足を組んで、そこに肘をつき】

あなた様こそ、その重たそうな荷物は何かしら?
ええ、答えなくてもよろしいのですけれど。

【にこりと笑いながら、そんな質問を返してみせる】
【それから、相手の格好なんかへと視線を移し、その途中にて】
【「あら、きれいなムーンストーン。」なんて、呟いた】
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/26(土) 20:23:35.95 ID:qVBSoQfno
>>410-411
【金の国――同場所、『清めの聖河』】

【ゆっくりとそのフィールドに足を踏み入れたのは、金髪赤目の少年】
【襤褸外套をたなびかせ、赤のコウモリシャツに黒のショートパンツ】
【足元は白黒のニーソックスにショートブーツ、黒のマフラーに同色の帽子】
【不思議と落ち着いた様子で、周囲を見回した】

……水審判、か

【彼が真っ先に思い浮かべたのは、魔女狩りの最終段階】
【古来より水は聖なるもの】
【“もしも女が魔女であるならば、水は女を受けいれることを拒み、体は水に浮く。沈めば、水に認められたということになり、無実が証明される”】
【しかしボーイソプラノの声が静謐を保っていられたのは、佇むかの『新総帥』を目にするまでの事】

アッハハ。お久しぶり
……どうせボクなんて知らないとかほざきやがるんだろうけど。
待ってた。オマエに会えるのを。オマエと闘える日を。

【左手に大鎌を、幼い顔に無邪気な笑みを】
【指先が白くなるほど握り締めたその手首には、何か手錠のようなもので押さえつけられた痣がある】
【少しずつ、高翌揚するように笑い声のトーンも高くなっていく】

アハハ、アハハハハ
……ねェ、今オマエはどんな気分なの?

【靴先で水を跳ね、笑う】


/オーベールです。本日は皆様方よろしくおねがいいたします
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/26(土) 20:27:43.81 ID:gbcppXeV0
>>438
/追記 バルカスさん宜しくお願いします!!
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 20:28:25.54 ID:81Dwsm4SO
>>426
牛丼・・・ですか・・
・・・・牛丼も良いなぁ・・
【ふと青年の言葉に】
【そう呟き、そちらを向く】

うん、牛丼にします。
【何かすんなり青年の言葉に流されてる・・】
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/26(土) 20:28:46.44 ID:8a1HCGjRo
>>418

――――また、身分不相応な場所に来たもんだよね、っと……。

【一国の王城、其れも玉座の間という場所】
【普通に生活をしている一般市民であれば、一生に一度足を踏み入れるかどうか】
【そんな神聖とも呼べる場所に足を踏み入れたのは、一人の少女】

【黒の大き目のシルクハットに、下半身までを覆う漆黒のマントを羽織って】
【膝上数cmまで伸びただぼだぼの黒いセーターに、足のラインを際立たせる黒のニーソックス】
【兎を模したネックレスを着け、右手中指に猫目石の指輪を嵌めた銀髪ポニーテールの少女】

【ルシア・マリカが、軽い足取りで絢爛な空間へと現れた】

【そして、気付く。玉座に止まるカラス。そして周囲に散った黒い羽】

……から、す?
カラス、鴉――――何処かで、見た記憶があるような、無い様な……?

【少しだけ首を捻って考えてみるも、直ぐに答えは浮かばず】
【結局、ふるふると首を振って、思考停止。恐らく現れるであろう後続――】
【……本体か、本人か。真の黒幕を迎えるために、大階段へと続く扉の前で立ち止まった】

/ルシアです、御三方、宜しくお願いします!
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 20:29:15.86 ID:KPDxrY5SO
>>421
…………ハズレ、か。

【そんな声と共に、前方からレギンに向けて……いや、正しくは「このバトルフィールド全域に向けて」か】
【飛来する……という言い方は可笑しいかもしれない、凄まじい“不協和音”。ただ煩いだけでは無く、外傷では無く……“精神的な”ダメージを与える“技”】

“曲の題材”にもならない三下ってのが、君に対する第一印象だけど……どうだい、当たってるかな?

【そして現れるのは、金色のギターケースを背負い、首には赤く長い毛糸のマフラーと、蒼いペンダント型のオルゴール】
【被っているのは黒いテンガロンハット、瞳はくすんだ蒼で、目は虚ろ】
【「黒古龍の鱗」をベースにして作られた黒いトレンチコートと、焦げ茶色の長ズボンという服装。左人差し指に金色のギターのピック】
【メタリックブルーの髪を短めに揃え、右腰には「古黒龍の牙」製のマシェットナイフが、左腰には二つの鎖鎌が輝く、二十代後半と思わしき青年】
【右手には、金色のギターから凶悪な“赤い刃”が生えた「ギターの斧」】

『いきなり挑発し過ぎですから……』

【そして、その背中を追うようについて来るのは】
【首から掛ける赤いペンダント型のオルゴール、左右のお下げを縦ロールにした銀色の髪、色白な肌、左が鮮血色、右が黒っぽい赤色の所謂「オッドアイ」】
【裾に白いフリル、胸元に小さな蒼いリボンが付いた黒のワンピース、その上から羽織っているのは両袖に黒いフリルが付いたケープコート、ズボン代わりか白いドロワースを履いており】
【靴は黒く、赤いリボンが付いた、モコモコとした素材のブーツと、人形のような服装の幼女】

【このタイミングで、この登場……間違いない、レギンに対する“外敵”だ】

>>428
【その姿を見て、口上を聞いて、青年は】
【表情こそ“笑顔”だが……しかし内心、非ッ常に強い“何とも言えない黒い感情”を感じていて】

【だからこそ、話し掛けない。幼女も、知り合いでは無い上に姿が不審なのでので話し掛ける筈もない】
【当然ながら青年が放った不協和音は、ゼビレイにも影響する】

/ミストドラゴン達です
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 20:30:35.34 ID:1i0TQlaoo
>>444

何牛丼にしてんだよ、この軟弱者が!!

【いきなり怒鳴りやがった】
【ついでにすぱーん、と頭をはたこうともする】
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/03/26(土) 20:30:40.64 ID:tWQrLgfco
>>419 >>427

【蒼い瞳を、今は愁いに沈ませて――城内、玉座へと進む道を、まっすぐ走ってくる影がある】

【白磁の如く滑らかな肌、腰ほどまで伸びた、柔らかな金髪】
【あまりにも整いすぎていて、どこか人工物を思わせる目鼻立ちに、紅を引いたような小さな口唇】

【身長は150cmほどだろうか。歳は、どれほど高く見積もっても15には届くまい】
【黒いダッフルコートに、白いロングセーター。デニムのジーンズと言った出で立ちで】
【ひらひらと、風に任せて揺れるその左袖が、そこにあるべき左腕の不在を、主張している】

はっ、はぁ……。

【少女は階段の下で立ち止まり、荒くなった呼気を弾ませて、階段の上へと視線をやる】
【――この階段を抜け、その先にある大扉を開けば――玉座の間が、そこにあるはずだった】

【だが、その大扉の前に、二つ】
【一人は、なにやら屈みこんで作業を。もう一人は、その近くで柱を撫でている――】
【それらに向けて、クルスは小さくも、しかしはっきりと通る、鈴のような声を上げた】

……そこを通しては、いただけませんか。

【静かな語気、丁寧な言葉遣いではあるが、内容は目の前の二人が邪魔だ、とでも言わんばかりのものだ】
【少女に挑発する意図は無いのだろうが――】

>>431

……花城、さん?

【ふい、と目を下に向ければ、呵呵大笑する老人の姿があり】
【それは見覚えのある姿だった】

【――だが、依然に出会ったときの、鋭くも、しかし好々爺然としていた雰囲気は微塵も感じられない】

【――階段上の二人へ向けられた、彼の好戦的な物言いに、クルスは少し悲しげに目を伏せて】
【しかし、そちらの方へと、ゆっくりと近付いて行く】
【――まずは、彼に対しては、敵意が無いことを、知ってもらわなければ】

/クルス中です、パニキュレータさん、リンさん、花城さん、本日はよろしくお願いします。
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga1]:2011/03/26(土) 20:31:24.14 ID:NpJRtZilo
>>413

【赤毛の青年が一人、この噴水広場に現れる】

……意味はある。
意味がなきゃ、戦いなんて損ばかりな事しない。

【燃えるように真っ赤な三本のアホ毛、青空のように透き通った空色の瞳】
【白いシャツの上に灰混じりの黒色のパーカーを羽織り】
【左手首にはオレンジ色の包帯を巻き、左足には蒼を基調とした金属製の細身のアンクレットを身に着けている】

(お言葉に甘えて攻めたいけど───)
(相手が二人となると、あまり魔力の無駄遣いはできないか。)

【彼の象徴たる蒼穹の魔力を左手に集め】
【薄氷のような刀身の処刑剣を右手で持つ】

【二人の相手からある程度距離をとりながら、ジッと様子を伺っている】

/双葉の人です。よろしくお願い致します。
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/26(土) 20:32:07.66 ID:bHe9+8Igo
>>415>>440

【一階──柱の一本に、瞑目して背を預ける人影があった】
【その人物は、問いかけの言葉に呼応して、口を開いた】

 ……異論を持たない者は、戟を交わしてくれないのか
 そうだとしたら、それは中々不幸なことだなァ

【深黒のローブコートを羽織った、白皙の長躯だった】
【乱雑に白いメッシュが入った烏羽色の髪に、真紅の瞳を持ち】
【首元には、古風な鍵が付いた黒のチョーカーが巻かれている】

【彼がゆっくりと柱から背を離し、上を向く】
【漆黒に装甲された右腕の魔導義手で、項を押さえて首を回しながら】
【屍の如き継ぎ接ぎだらけの左腕を、ぶらぶらと揺らす。薬指の銀の指輪が、鈍い光を帯びる】

【刹那──長躯から旋風のような魔力風が噴出する】
【その背に、猛禽のような緋光の翼が発現するが同時、】
【ばさり、と空を叩いて、その身体が宙空へと舞い上がる】

【跳ね上がったその体躯は、柱の側面を勢い良く横に蹴りつけて、更に上昇】
【二階の手すりへと手がかかり、その身を撓め、その足裏が手すりを蹴る】

【弾丸のように跳ね上がったその身体が、放物線の頂点で宙返りし、】
【たんッ、と、彼が二人のいる三階、ガルニエの正面から数十歩開けて降り立った】

 ……おい。俺も混ぜろ
 “戦い”こそが、全ての始まりのなンだろ──

【唇の端が僅かに吊りあがり、紅玉が鉄の女王を見据える】

//ゲーティアです、お二方ともよろしくお願いします!
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga1]:2011/03/26(土) 20:32:24.36 ID:NpJRtZilo
>>449
/いきなり安価忘れだと……>>430も追加で。
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/26(土) 20:33:15.60 ID:1cnFDOyso
>>436

─────。

あなたが、お相手さん、ですね?


【お互いの距離と、漂う静寂による緊張感】
【それを最初に破ったのは彼女方のだった】
【一歩前に進んで、視線の高さを合わせる】
【その瞳は、化物の見た目と反して、非常に澄んでいて】


…私には、名乗る名前がありませんが………よろしくお願いします
手加減もするつもりはありませんが、それは、お互い様ですよね?


【構えた異形の爪は、どうやら雷の魔翌力を帯びていて】
【走る稲妻が、バチバチと小気味良い音を発している】
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/26(土) 20:33:34.83 ID:bHe9+8Igo
>>450
//うわっ間抜けェ
//×全ての始まりのなンだろ ○全ての始まりなンだろ
//疑問抱いちゃってどうする、初っ端から興を削ぐようで申し訳ない……!
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/26(土) 20:33:49.63 ID:Bl+20SZWo
>>441

惰性ですか 少し意外でした

【腕を横に、体を反らして背筋を伸ばす それから何度かまばたきをして】

冷たい所に待機する必要があり、収入は上々 しかし同時に不定期
独り言からして、あまり仕事中に他人と接触する機会が無い、というのは考えすぎでしょうか

【口の端を動かしただけの軽い笑みを返しつつ】
【渡しませんよ、とばかりに指輪を回して石を隠す】

私の陳腐な発想だと、暗殺者さん、とかそういった方向の職業しか思いつきません
できれば正解を聞いておきたいですね

【意図してかしないでか、リュックについては何も喋らず】
【薄っぺらい笑顔の中で、その眼に愉しげな光を宿し、ただ質問を続けていく】
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/03/26(土) 20:37:04.23 ID:37Kj256j0
>>423(吟雪)
……来たか。貴様は……クク、覚えているぞ……
あの病院だ……スバル=エルデピアスを拉致せんと、このカーネルが乗り込んだ病院……
そこでエンジと戦っていたな……ああ、よく覚えている……

……オレと対峙し、何を求めるか、人狼よ
それとも、その答えは……スデに、己が剣と拳で以てしか、語れぬか?
……嫌いじゃない……そういう分かりやすい思想はな……
【――真紅の眼が、到来した吟雪を捉え。彼の口元にもまた、笑み】

>>424(櫻芽)
……ククッ、ただのガキかと思えば、分かっているじゃあないか。
いつの時代だってな……『信念』の『正しさ』を判別できるのは、人間や思想なんかじゃない。
全ては『勝利』……そしてその果ての『結果』……『歴史』だけだ……それだけが正当化してくれる。

オレたちに出来るのは……今、自らを果てなく信じ、剣を取ることのみ。
掛かって来るか、人の道を外れたものよ。人にして人を外れんとする、このオレに

【その河水の異様な冷たさに気付いているのかいないのか――彼は、静かに双鞘に両手をかけて】

>>425(ツァーリ)
……誰かのために、このカーネルを討とうというのか?
さァ、誰だろうなァ……敵が多すぎて、思いつくものも思いつかんよ。
だが……このオレに立ち向かうというのなら。
他人のため――自分のため――そんな理屈を抜きにした……
……『気高き意志と信念』を明確に抱いて、掛かって来い。

意志無き力などただの木偶。このオレの前には、児戯も等しいマヌケとなりさらばえるからなァ
【敵に対して、それは彼なりのアドバイスなのだろうか。或いは――この場を、愉しんでいるのか?】

>>435(緋天)
……オレの『敵』か、いい答えだ……
それ以上の理由は要らない。ただ、斬り結ぶなら、なァ。
だが……これは『戦争』であり……『革命の一歩』だ。

貴様は何故、ここに立つ?何を思い、剣を握って……
……何が為に、オレと戦う?

その『答え』を見出せていないなら……このオレと戦うという行為は全くの無駄となる……
【――抜き放った、鞘。そこに刀身は無い。……それを、ゆるりと構えて――言い放ち】

>>437(重太郎)
……クッ、クハハハハ……
威勢が良いのは好きだ。オレも貴様ぐらいの歳の頃は、怖いものなど無い勢いだった……
だがな……威勢だけではどうしようもないのが、この世の常よ。

対機関連合、か……いいだろう。掛かって来い。
貴様らが望む平和の世界と、オレたちが目指す理想の世界が食い違うなら。
貴様がその奇妙な銃で、このオレを撃ち抜くか。オレがこの剣で、貴様を斬り断つか――……
……やってみようじゃあないか……
【「剣」とは言うが、カーネルの構えているものは、ただの白い『柄』のみである。……だが――】

>>442(オーベール)

……そして……最後のキャストは……貴様か。
クク、ククク……なんだ……あの無様な姿からそこまで復活してみせたか。
いいぞ……そうでなくてはならない……このオレの前に立ちはだかるというのならばな……

……『気分?』クッ、ククク……問わずとも分からんか?
……――『最高の気分』だよ、今これより、オレは――オレたちはッ!

目指す世界への、一歩を踏み出すのだからな――――!!

【――――叫びと共に、カーネルは。現れた6人を真っ直ぐ見据え――】
【――ず、と。辺りに、紅い魔力の波動が立ち込め始める】

/続きます
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/03/26(土) 20:37:38.78 ID:37Kj256j0
>>423(吟雪)>>424(櫻芽)>>425(ツァーリ)>>435(緋天)>>437(重太郎)>>442(オーベール)>>455


……光剣……『イルフォーシス・フェルタ(紅)』――

【カーネルは、その身体より少しずつ魔力を放ちながら、手にした白い「柄」を持ち上げて】


オレは逃げも隠れもしない……組織の大将が先陣に立つなど……愚かしいコトかもしれないが……
このカーネルの後ろに付いてくる者のため……オレはこの剣で、立ちふさがる全てを斬り伏せる。
そして『理想郷―ノクト・アルカディア』を導き、陽の当たらぬものたちの救済を成すッ!!


――真の≪強者≫はッ!!このカーネル=アドルフ・レルゼクムだッ!!
さァ、来いよ能力者……!貴様らの≪信念≫!!このオレに見せ付けてみろッッ!!


――――≪ リターンッッ!!インッ!!プレリューーーーーーーーードッッ!!! ≫


【叫びと共に――カーネルの身体、紅い鎧より、膨大なまでの魔力の渦が立ち上るだろう】
【ざざざざざ、と足元の河がざわめき、水が踊る――カーネルにごく近い部分では、水滴が天に向かって飛翔すらしているだろう】
【紅い魔力を纏いながら、両手の剣の柄より紅い輝きが噴出して。紅き魔獣は、戦闘態勢へと至る】


掛かって来いッ!貴様らの≪信念≫を胸に、その意志を刃と成してッ!!
『先手』はくれてやる……――存分に斬り結ぶとしようじゃないか、なァッ!!

【ヴン、と虚空を引き裂き、双つの紅いビーム・サーベルを振るって】
【爆動する空気の中、能力者たちの出方を見る――】
【……一方】


「……≪R.I.P.≫ナンバー2、ヴュネルド・ダーンヒュライン
 …………向かい来る者が在らば、斬るのみだ」


【一方、傍らに居たサングラスの男――ヴュネルドは。淡々とそう紡ぐと、背中の巨大な機械斧に手を伸ばし】
【あろうことか、身の丈程もあるその巨大な斧を、『右手一本』で。軽々と、振るい上げる】
【そして、構える――異様な光景、異様な威圧感……≪R.I.P.≫のNo.1とNo.2が、並び立つ――】
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 20:38:16.95 ID:WBW68LPno
>>413>>430>>449

【場所は同じく、“噴水庭園”】
【さあー、さあー。流水の音が夜闇を浸して、すこしだけ、】


――――肌寒いです、もうすぐ春なのに。


【肩まですとんと落ちた髪は白くて、肌も病的に白くて。瞳すら、白に程近い灰青。纏う服と靴は、それらと正反対の真っ黒で】
【色彩と言う概念が抜け落ちてしまったような、細く小柄な少女のひとかげが。ぼうっと、まっくろやみから浮かび上がる】
【右の眼を覆い隠す長い前髪は、「その下」を見せたくない、と語るように、世界と視界を遮断していた】


……こんなきれいなお庭で、美味しい紅茶とお菓子を頂いて。
素敵な日常を送ってらっしゃったのでしょうね、ここに住んで居られた方は。

でも、それだけじゃあ駄目だ、って考えたんでしょうね。ニュースで見ました、“僭王宣言”。
それはきっと、とってもとっても覚悟のいる行動だったんでしょう。
「素敵な日常」を捨てて、薄汚れた世界に飛び込む、そんな覚悟――――


【今にもぽきり、と折れてしまいそうな、危なっかしい白い腕】
【その先、これまた細い小枝のような指先が、すぅっと空気を撫でて】

【――――ずる、る、るるるるるる】

【下に向けた掌から、何かが「生える」――白銀に煌めくそれは、刃だ】
【一メートルほど刃を伸ばし、鍔と柄が現れて、切っ先が地面に軽く触れたころ】
【とさ、と音を立てて、刃が地面に突き刺さり、凶器が全貌を顕にした】

【一本の、刀。掌から産み落としたそれを軽く握って、】


――――それを踏み躙った≪R.I.P.≫に、堪らなく憤りを感じますので。
私は、此処にいます。……なあんて、かっこいいこと言ってみますけど。本音としては、

月がきれいだから、とでも。言いましょうか。


【切っ先は、相対する二人へ向けて。脇腹は、「味方」であろう青年に任せる】

//カゲツですーよろしくお願いしますっ!
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 20:38:56.56 ID:RWhGfPtSO
>>416
【――――こつ、ん】

【冴え冴えとした月光を降り注ぐままに唯、浴びて。青年の視線の先に在る≠フは】
【実在を疑わせる、霞のように滲んだ存在感。朧に漂う、隔意を纏わせ】
【それに反して夜に映える臙脂色を、マント宛らに肩で羽織った人影である】

【白皙の、痩躯。中性的な容貌のそれが、唇を動かして紡ぐ言葉は】


    ――――何処かの誰かさん≠ヘ、きっと覚えていて呉れる。それだけは、確実なことだ。


        だから――――その他には何も要らないよ、オレは。心の底から、どうでもいい。


        そして。考えを放棄するってコトは、つまり第三の選択≠ウ。結論から言えば――何方にも、ならない≠ニ。


【彼の対極。無為で無機で無慈悲なまでの、無感動。――はらり、と】

【吹く風が、ジャケットを何処かへ浚えば。青い紬の袖より伸びた、左手の更にその先に】
【刃渡りは目測で一尺と二、三寸。研ぎ澄まされた鋼の抜き身が、果敢なく煌めいた】

【黒に程近い、夜空のような濃藍の髪。ブーツを履いて、腰にはもう長短もう一振りずつの刀を帯びて】
【薄い墨色の双眸の内に、冷たい蒼の灯が燈った。ただ、それだけ――――】

【あまりにも静かに、此度の死合の幕は上がる。人影は一歩また一歩、其方に向けて歩み寄る】
【彼我の間合いは、10mかそこらか。走れば直に詰まる距離、である】
//遅くなりましたこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい宜しくですー!
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/26(土) 20:40:43.36 ID:U/eWMgv2o
>>429>>432>>445

――さて、人はいつだって前を見て、前に進み、未来を掴み取ろうとする……

【唐突な声は……なんと貴方様方の「後方」から】

後ろ向きでも全力疾走……という発想が出来ないのが、『貴方様方』の不器用たる所以……

【嗚呼……傍若無人にして凛とした、無温度の宣告は――】

お呼びですか――?

【セーラー服に紺のスカートと、頭には水兵帽を被り、縁無し眼鏡を掛けて、】
【金色に煌めくロングストレートヘアーを靡かせている――、そんな身長160cm程度の少女――】
【――まさしく、ウェル子が、貴方様方の後方……先程抜けた扉の後ろ……】
【位置的には>>445(ルシア)が一番近いはずの場所に、佇んでいるだろう】
【彼女は、右手に刀、左手に脇差を所持していた】

――『絶望の水先案内人』、ウェル子、でございます――

【名乗るが早いか、一瞬、霧か幻か亡霊かのような……おぼろげな「人影」のようなものがウェル子の側で揺らめいたかと思えば、】
【その「人影」は、片膝をついて、両腕をバレーボールのレシーブの動きのように前に出し、】
【一方のウェル子は、その「人影」が出した腕に、素早く脚をかけ、】
【合わせて、「人影」が、大きく両腕を上方へ振り上げると、】
【ウェル子は、それを利用した大跳躍を行った】

【一気に玉座の間を縦断する、驚異的なジャンプ】
【天井すれすれを、ウェル子は跳んで、そして、玉座のすぐ前で、華麗に着地】
【サラッ――と、彼女の髪と、水兵帽に巻かれたリボンが、流麗に靡いて――】


……エルフェス様――、やはり敵同士でしたね……期待通り、ですか?
……シオンお嬢様――、口だけでは無いところ、見せていただきましょう
……ルシアお姉様――、お久しぶりですが……「さようなら」


【所定の位置……つまり玉座の前に構えなおしたウェル子が、チャキ――と、右手の刀の切っ先を、三人に対して向けて、】


さあ……貴方様方の……『絶望』に沈む姿を、この終焉の地にてカラスへ捧げましょう……


【 ノクトクルセイド――『絶望の水先案内人』――≪ ウェル子 ≫ 】
【無表情、冷静、そして無慈悲な、深淵の眼光が、玉座を支配した】


【……右手の刀、漂わせるは、「冷たい魔力」】
【――知る人は知っているか……あれは、《水鏡》――かの「シズク」の刀である】
【そして左手の脇差もまた……分かる人には分かるかも知れない……「亡霊」の魔力を帯びていた】
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 20:40:57.90 ID:81Dwsm4SO
>>447
・・・・あぅっ!・・何でっ?!
痛いです?!
【頭をシバかれて少し涙目になりながら】
【頭を抑え】

・・・牛丼美味しいでしょ・・!
それに始めに牛丼勧めたの貴方じゃないですかぁ!!
【そう反論するだろう】
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/03/26(土) 20:41:27.71 ID:sEAwlsJOo
>>438
【戦場に現れた――剣客】
【長い得物を持つ彼に、ハンニバルは視線を向ける】
【彼は、タツミの言葉を聞いて淡々と返答する】

確かに、私は力による一撃も多い
だが…それは技術の入らぬ一撃での話
戦場に立つ身として、技術の向上を怠ったことは、ない

【そして、タツミの「戦うのはよさないか」という発現に、男はよく通る声で反応する】

笑止。ならばその腰に提げている人斬り包丁はなんの為に存在する?
知れ、無知な侍よ
武器とは誰かを護るモノではない、傷つけるものだ
私の方天戟も、貴殿の刀も役割は変わらない
正義等と高尚な理由を並べ立ててそれを正当化しようと言うならば、そもそも武器等持たなくて良い

【タツミの言葉をせせら笑うように、ハンニバルは言葉を紡ぐ】
【そして、居合いの構えを取ったタツミに対して、ハンニバルは腰を落として身体を捻り、両手に構えた方天撃の先端を、頭に届くように動かすだろう】

戦う事を肯定する私と、否定する貴殿では、どちらが哀れと言えようか?
戦に複雑な思想はいらない。必要なのはたった一つシンプルな思想

【戦い、勝利する。それだけだ】
【彼我の差も、まだ幾らかある】
【如何に長い得物を持つ両者でも、一撃目では届かない】
【しかし】

”魔武・獅子戟衝”…!
――ハァァァァァアッ!

【捻った身体を、勢いよく戻して、方天戟を横一閃に振るうだろう】
【無論、タツミに戟は届かない。しかし、攻撃の軌跡から、ライオンのような造形の衝撃波が出現し、両腕を広げた状態でタツミへ向かうだろう】
【速度こそやや遅いものの、その範囲は、非情に広いと言える】
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/26(土) 20:45:11.54 ID:Y5As/Ywz0
>>428


おっとぉぉぉ!いきなり飛び出して来るなよびっくりするだろぉぉぉぉぉ!?
まぁいいや、まずはおひとり様ごあんなーい!ようこそ俺様の虐殺ショーへ!!!!

【落下してきたソレを目視してからパンパンと手を叩いて挑発するように言う】
【顔にはベッタリと貼り付けられた歪んだ笑み≠ェ浮かんでおり、混沌≠フ瞳はただ男を見下している】

あぁ?セイギドウメイ……?青義同盟………?あぁ…あの頭のネジが五、六本外れてるようなポスター書いた奴らか…
ククッヒャーハハハハハハハハハハハ!!!!てめぇアホかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?

なんつー舐めた志で戦場≠ノ来たもんだ!言うなら豪華な絨毯を泥だらけの靴で踏みにじる<激xルの考えだ!

いいか!?戦場ってのはなぁ……生きる≠ゥ死ぬ≠ゥのどちらかなんだよ!
それをなんだぁ?不殺の志だかなんだか知らねェが、ふざけたことぬかしやがって………

【苛立ったような口調で言い放ち、ゼビレイを睨みつける】

>>446

【フォンフォンと、レギンの周囲を風を切る音が鳴り響く】
【レギンの手にはいつの間にか2mを超える細長い大太刀が握られており】

【それにより不協和音をかき消すかのような高速の斬撃が放たれていったのだ】

オイオイ、出てきていきなりひでぇ言われようだ………ただまぁ、他人の価値観に文句を言うつもりはねぇ…

ほれ、見逃してやるから城の内部にでも行って、題材≠ノなりそうな奴を探してきな…
戦場とは……言うなれば万人が愉しむためのサーカスのようなものだ……楽しめない戦争≠やるのは忍びないだろう

【顎に手を当てながら頷き、ワザとらしくそう言い放つ】
【口元にはうっすら笑みが見え、明らかに挑発しているのが目にとれる】


>>ALL


さぁって、ここはちょっち狭いな……では場所を移そうかね………っと!


【レギンは大きく後ろに跳び引き、そのまま降下していく】
【そして城壁の真下、草原丘の岩の一つに着地すると、クイクイと手まねきしながら笑い】

俺様と戦いたい奴はここまでこい、最大限におもてなししてやろう……
なぁに……恐いなら尻尾撒いて逃げて、帰ってママと一緒におねんねするんだな…

【不敵に笑いながら、二人を指さしそう宣言する】
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 20:45:38.82 ID:g6Ls2BPDO
>>427
今や「彼」こそが私たちの旗印――花形と言い換えても良いかしら

【すっくと立ち上がり、振り返って扉から歩き離れる―――「仕込み」は済んだのだろうか】

仲良しこよしをする気は無いけど―――一応警告。扉には注意しておきなさい

【達成感を感じさせる、やや上擦った声でそんな事を言い―――】
【―――リンの言葉に、仮面の下の眉を微かに顰める】

―――そう。あたしも「一人の人間として」カーネル隊長は気に入っているけどね

【言葉の裏を読んだか、「一人の人間として」を強調して言葉を返し―――】
【―――歩みを止め、階段の下に視線を遣る―――】

>>431>>448
【視線の先には、或いは「来たるべき客」―――つい、仮面の下で舌なめずりを】

戦闘狂のご老人に、お優しそうな女の子と来たわね――

【右のポーチから半円形の刃を2つ取り出し、組み合わせる―――
―――内側に持ち手の付いたチャクラムとなったそれを右手に構える】

いらっしゃいませ二名様、本日はここであたしたちが誠心誠意出血大サービスしてあげるわ―――

【左手を懐に入れ―――取り出したるは黄色の模様が書き込まれた御札が二枚】
【仮面の下の表情は伺えない――だが、その声は獰猛そうに上擦っていて―――】

それではごゆっくり―――

黄炎「紅向日葵」!

【鋭い叫びが開戦の合図――黄色い炎を纏った御札を二つ、アンダースローで投げ込む】
【御札はそれなりの速さで床を、階段を這うように進み、一枚ずつ二人に迫っていく―――
―――もし札に触れたりその上を通過しようとすれば、黄色い炎が火柱を成してその者を襲うだろう】
【―――地面から立ち伸びる黄色、故に向日葵―――】

//風呂に入るので次遅れるかもです
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga sage]:2011/03/26(土) 20:45:50.94 ID:a8F1lMMd0
>>454

ええ、家で過ごしていても特に何の問題もないんですわよ。

【どうやら、外に居る意味は特にないらしく】
【言葉通りに、惰性でここに居るらしく】
【こんな寒い時期に、こんな得に寒い場所で。どうも物好きのケがあるようで】

ここである理由は、効率の問題かしら?
収入はそのときそのときですわ。人によりますの。
不定期……なのは、認めざるを得ませんわね。ええ、不定期ですわ。
いえ、独り言は、独り者の性ですかしら? 人とは関わるのですけれど、こう、身近な人が居ないのでして。

【挙げられたものたちに、彼女はいちいち返答をして】
【合っているとも、合っていないとも言えない、そんな答え】
【それから、石を隠す相手の様子に、わずかに笑みを強くして】

あら、あなた様から奪い取るほどに石類に飢えてはいませんことよ?
確かに好きですけれど、わたくし、自分で選んだ子が欲しいんですの。

【口元に手を当てて、くすくすと笑いながら。そう言って】
【ナチュラルに石を「子」と呼んだり、石類は好きな様子】
【それから、口に当てていた手を胸元にやり、キャッツアイのペンダントを指にかけ、相手に見せるようにして】

先に答えを言ってしまったら、つまらなくなりません?
ですから、いくつか例を挙げてみたらいかがかしら。
合っていたら、正解を差し上げますわ。賞品はないのですけれど。

【向けられた質問に答えず、そう返す】
【リュックについて返されなかったことについては、そこまで気にしないらしい】
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 20:46:21.58 ID:1i0TQlaoo
>>460

確かに勧めはしたが、自分の意思の無い軟弱者は嫌いなんだ

【あまりに理不尽な解答である】

ところでお前、それ、銃刀法違反だぞ

【と、少年の腰にある刀を指差して言う】
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/03/26(土) 20:51:01.28 ID:5k9QTfk/o
>>430>>449>>457


バタ臭いって何だい――、素直に『神秘的な顔』とでも言って呉れよ。
ま、其れはそうとして俺が“頼れる”か如何かは、君次第……って。

【『声質』に若干ながら、“若しかしたら”と考えが行くも――振り返れば、味方は女の子=z
【格好からして、確かハニー≠ニ云う名前であっただろうか。 ……はぁ、と溜息を吐いて】

……出会う同僚の年齢が、どんどん若くなって行くんだが――――。
――まぁ、良いや。 先ずは俺から仕掛けるから、軽く始めようか。

【「俺が年喰いすぎなのかな」、と実に『如何でも良い』事を口にする彼】
【続いて、二人の敵≠順に双眸で捉えると――――】


解答どうも……とは言っても、俺は『飽きた』んだ。
君達が“したい”って言うんなら付き合うが、思想合戦≠ヘ苦手でね。


【ビュン―――!! と、風を切って番傘を振る≠ニ同時に開く其れ】
【其の傘で以って自身を『隠す』様に、正面へと先端を構えると】



只、さ……    其れは『独り善がり』かも知れないよね。



【唐傘を覆うのは液体――――血液<b!!】
【『溝』に沿って固まる様に硬化≠キると……、数秒の後、“飛び出す”】
【弾数は、双葉とカゲツの腹部付近へに其々『一発』ずつ。 速度は速いが、予備動作は長い】
【避けようと思えば「簡単」に避けられる攻撃……正しく、様子見≠ニ言った所か】
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/26(土) 20:52:10.63 ID:FmnSr8Ppo
>>455-456

……そんなの、“お決まり”だろうがよ。

ある奴は“正義の為”、ある奴は“仲間の為”、ある奴は“世界の為”。
────言ってしまえば、自己満足。


…自分の“望み”を。

──“俺”を貫き通す、その為に俺は此処に居る。
てめえを納得させるには足りねえかもしれねえが、俺を納得させるには十分だ。

──ッ!!

【噴き出す魔翌力に対して、反射的に退く。】

【──怯んだか。】
【まだその場から、動こうとはしない。】

(────まだだ。)

(…コレを相手にして“踏み込む”には、まだ早い──ッ!)

【──河の水に対し、魔翌力を流し込んでいく。】
【“下準備”であると気付いたとしても、他の能力者が“踏み込んで”行く中、彼の動作を止める事が果たして出来るのだろうか?】
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/26(土) 20:53:05.68 ID:btvHVcyco
>>458

…………そっか。なら良い。

【するり。両手をポケットへ入れると小さく笑った】
【誰か、1人でも覚えていて貰えるのを“羨ましい”なんて。言える訳が無い】
【尤も―――】

…尤も、その3つ目の選択は俺を倒してから得られる“答え”だろうよ

【鋼の凶刃に臆するでも無く、得物を抜くでもなく】
【傲岸不遜にこの“悪”は笑うだけ】

【さて―――】
【貴方の人相は―――中性的】
【しかし一人称は―――“俺”】

男、か―――ね
なら、遠慮はいらねぇな

【突っ立ったまま、小さく呟いた】

【7m、5mと――距離は詰められていく】
【青年は立ち姿からして何か武術を納めている訳でも無く―――頸も、腕も、足も。楽に斬れそうな雰囲気か】
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 20:53:21.05 ID:vQv8bW1Po
>>459

そっちかよっ!騙されたじゃねーか!

【一々前に出てしかも大声で探した自分が少し恥ずかしく】
【そんな感じの照れ隠しのまた大声】

期待通りとは違うかな、予想通りって所だよ。
前者と後者じゃ意味が違うからね、訂正訂正。

【ウェル子の持つ脇差に呼応したのか、それともただ最初からそのつもりであったのか】
【腰に掛けた刀を左手で引き抜く、亡霊の形見のような刀を……】
【深黒に染まった右手、いや自ら創りだした右手の模倣品は腰に下げたナイフの柄へ】

カラスは食べたくないなあ、揚げても煮ても食べられそうにないし。
フン、まあ御託はいいんだよ兎も角この場にいるからには、戦わなくちゃなぁ――――!

【ナイフを引き抜くと同時にウェル子に向かい走りだす】
【刀は地面に触れ小さな火花を撒き散らす、音もどこか小煩い】

【先ず牽制の一手として、右手のナイフをウェル子の足元に投合】
【動かなければまず当たらない、その程度の甘い狙い】

【そちらのナイフの対応に気を取られればエルフェスは更に近づくだろう】
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/26(土) 20:54:02.14 ID:gbcppXeV0
>>461

人切り包丁…か…

【そう言ってニヤッと笑うと】
【彼は後ろに飛びながら刀を抜き円のような軌道を描く】
【しかしこの動きも常人には見えないほどのスイングスピードである】

…こんなことにしか使えないショボイ能力だがな…

【そうつぶやくタツミの目の前には黄色い半透明のぼんやりとした円の盾が出ており】
【それが衝撃波を受け止める】

ちなみにこの名刀、蒼天は全く研いでいない「切れない」刀でな…その分が一撃の重さに回ってきているが
そして確かに貴様の言うとおり、武器とは傷つけるものだ…が、それは「何かを守るために」傷つけるもの

私は人々と自分の信念を守るため お前は何を守るために傷つける?

【着地してそう問いかけるタツミ。彼が言い終わる頃には180半ばの彼を守る半径2mの盾も消えるだろう】

471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 20:54:02.61 ID:UhIMKRDKo
>>455>>456

【カーネルを渦巻く、膨大な魔翌力に、一瞬体の震えを見せる。恐怖の為、あるいは「武者震い」か】
【下を向いた後、頬を緩ませる、銃を握る力を強めながら、カーネルのほうへと向く】

威勢だけ…か…言ってくれるなぁ…
でも…!
威勢だけか決めるのは早くないか!?

俺が、皆が望む!平和の世界を作るために!!
俺はお前を、コイツらと一緒に撃ち抜いてみせる!
【自分の描く、理想の世界―――平和】
【一時も間違っているなんては思ったことは無いその理想を貫く為】
【少年は、左手の銃、白口をカーネルへと向けて、その引き金を引く】
【白口から放たれた実弾は、そのまま行けば、カーネルの胸元を貫くだろう】

【こうしている間に、右手の銃、口黒へと魔翌力を、少しずつだが込めていく】
【この銃口黒には、空気中の魔翌力を自動で吸収する術式が入っている】
【おそらく、中級魔術程度の威力を持つ魔弾を放つつもりだろう】
 
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/26(土) 20:54:55.39 ID:ZG/Y9syto
>>455-456

何を求める…………?
んー、そう言われると困るね。食事にも住処にも困ってない、衣服も十分
恋人は二人居るし、友人はあまり居なくても困らない性質。同僚は十分
上司だって優秀で、不満の無い環境………

……ああ、有った有った、欲しいもの

【「覚えてたんだー」とは、独り言のように小さく呟いて】
【カーネルの問いに、浮かべた笑みは消さないまま、真剣に検討を重ねた】
【不足は無い筈。だが本当に不足が無いなら、動きまわる必要は無い】

【求めるもの。それが、与えられるのかどうかは別として】
【ただ一つ、眼前の敵対者に求めるとするなら、答えは二つに定められた】


戦争を、頂戴
何かを達成する手段としての戦争じゃあない。生きる目的としての戦争を頂戴
それが失われてしまえば生きていけない程に、麻薬の様な戦争を頂戴

答えを、頂戴
私は、貴方について知ってる事が少なすぎるって……あの放送局で気付いたんだ
貴方の思想は、きっと……この世界の他の誰かが、代弁出来ないものだと思うから
だから、貴方の口から、直接聞くしか無くってさ……

【左手は掌底の形にし、鳩尾の前に20cm程離して構え。右手は軽く開き、顔の高さで40cmほど離して構える】
【両足は左右に大きく、馬に跨る様な形に開き。ステップは踏まず、重心を低く構える】
【打撃系武術にまま見られる、安定した構え。其処から、上体だけを前方に傾けた】


………最初に訊ねる、貴方の≪信念≫の根幹は!?

【川に、左手の手のひらを叩きこむ。ぱん、と水面が弾け、白い飛沫が上がった】
【それを一瞬の目晦ましとして、吟雪は、低い姿勢から真っ直ぐにカーネルへ向かって駆けだす】
【自分の頭が、相手の腰より高くならない程の低姿勢。両腕を額の前で交差して】

【もし、迎撃などが無ければ。そのまま腕の交差した部分】
【籠手の硬さに体重と速度を加えて、カーネルの右膝に体当たりをしようとするだろう】

【接近までの時間、迎撃されれば、攻撃は止めざるを得ないが】
【その間に他の誰かが、一手、命中率を引き上げられると踏んでの行動だ】
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 20:56:49.82 ID:1sAIN1jDO
>>452

………―――随分と律儀な人なんだね。これから刄を向けようとする相手に挨拶するだなんて

【少女の発言を受けて、彼もまた抑揚の少ない口調で言葉を返した】
【その声質は年頃の少女にしてはやや低く、確かに少年に近いものに聞こえるだろう】
【接近したことで改めてハッキリと視認した少女の全体像――人為らざる者の姿形をした標的を目の前にしても、臆する様子も驚愕する素振りも見せず、彼の瞳は蝋人形の如く無感情な色を湛えていた】


『正義の反対は別の正義』………君が戦う理由を僕は知らない。けれど、それには君なりの訳があるんだと思う

………―――でも

【ざぁ―――両者の間に吹き抜けた肌寒い夜風が、土を散らして少年の黒髪を靡びかせて】


―――僕は昴お姉ちゃんを籠絡した《R.I.P》を許さない。君が奴等の仲間なのか、そうじゃないのかは知らないけれど……僕の前に立ち塞がるというのなら、傷付けることは厭わないよ

【言い終える前に、サーベルを両手で構え直して臨戦体制に――】 
【瞳を細めて、少女の一挙一動に最大限の警戒心を払うだろう】
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/03/26(土) 20:57:21.33 ID:cOTv1W/o0
>>455>>456

アイツがそんなことを、望んでいるとは思えないんだけどな
ただ――俺はアイツの掴み掛けた光を守る、手伝いをしてやりたいんだ

【彼のため――その意思がなければ、自分は此処に立っていない】
【敢えていうならば、純粋すぎるその考え方こそが“気高き意思と信念”に入るのかもしれなかった】
【硝子のように透明な刃を地面に向けていたが、愉しそうに喉を鳴らすとそれを水平に構え、】
【右手で無造作に持っていた四つのナイフのうちひとつを抜くと、それの刃側に掌を滑らせてから柄を握る】

【瞳の色は、燃えるような紅蓮】
【中立を保っていた愉快犯が特定の“組織”に対して、いま。初めて――牙を剥く】

所属は無い。『とある趣味の悪い馬鹿』の味方だ
――ツァーリ=F=カーディナル。覚えなくても、構わないよ


     ――――≪ AVERAGE PSVCHO ≫


【彼らの気高き名乗りに呼応するよう、中世的な声音は涼やかに自分の名を紡ぎ】
【そのまま能力を発動させると、カーネルでなくヴュネルドに対して握ったナイフを投擲した】

【なにか魔力が籠もっているわけでもない、完全に牽制の一撃であるそれは】
【しかし重力操作を受けてナイフ周辺に薄い無重力の膜を纏わされている】
【故に空気抵抗を受けることなく、しかも何かにぶつかるまでただひたすら水平に進み続ける厄介な凶器だ】

【同時にヴュネルドに接近しようと刀を片手に、駆け出すだろう。狙いは彼から見て、左側】
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) [sage]:2011/03/26(土) 20:58:07.91 ID:vxTwS1Hyo
>>459

【声をかけられて、それに惹かれるように後方へと振り返る
ぱたん、と揺れる三つ編みが、風に靡くと、微かに紫苑の香りを零して
そして、眼前を横断する、ウェル子の跳躍≠ノ、微かな感嘆の思いを、感じてしまう】

【――――パタパタ、と頭を振るのは、その思いを打ち消すため、か
落ち着いて、そう紡いだ言葉は、きっと――――彼女だけでなく、他の皆にも向けた言葉か
自然体で立つと、微かに周囲が落ち着いて見えて、彼女の思考も、潤滑に奔りだす】


(……私の左側辺りに……以前会合で話したエルフェス≠ナしょうか
そして、後方に――――確か今ルシア≠ニ呼ばれた人物がいますね……)


【チラリ、と紫苑色の瞳が揺れると、彼女の周囲の状況を確かめようと、為す
おおよそ、彼女とウェル子≠フ距離は10m程度か、数歩踏み込めば、その刃の範囲内、であろうか】

【ふぅ、呼吸と共に、胸がたぷん、と揺れて、胸内へと流れ込む風は冷たく
静かに、ささやかに、彼女の心を落ち着けていく】


ええ、お望みどおり、といいたいところですが――――……疑問が一つ
貴女が両手に握る刀=\―――そのどちらにも、微かながら見覚えがあります
……それはつまり、その持ち主と交流があった、ということです


【水鏡≠ヘ以前、とあるゲームのモニターとして、ボスとして彼女がシズクと戦闘した際に見たことがある
そして、亡霊の魔翌力は――――彼女が、それと戦ったことがあるが故に、知っていた、のだろう】


――――良ければ、その事情についてお話していただけませんか?
まあ、刀を壊さないように貴女を倒すか、刀を壊して貴女を倒すか、それらの違いでしかありませんが――――……


【疑問を尋ねる、と同時に、軽く挑発、とでも言ったところか
その割にはあまり強い言葉でも無い、そこらへんはそーいう語彙が足りないようで
そして同時に、彼女の右手のリングが、微かに煌いたのを感じるだろうか】

【恐らくは、そのリングに潜めたワイヤー、それが出された、のであろうか】
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/26(土) 20:59:50.69 ID:Gnr6/5Gw0
>>431>>448
あら…いらっしゃい…
どく気はないわ…私も彼女も…
【そう言いながら空になったココア缶を置き】

>>463
私も仲良しこよしはする気はないわ……
あと…忠告は理解したわ…
【冷たい表情でそう言い】

……そう
なら…負けないわ…
【ジッとパニキュレータを見つめ】

>>ALL
さて…
【視線を敵対者たちに戻し】

名乗りって必要かしら?……
【パニキュレータにそう言いながら】
【近くの柱《二本》を蹴り折り】

関係…
【左右で一本ずつ、柱を人間の肉体の限界を越えた力で持ち上げ】

……ないわね!!!
【パニキュレータの攻撃から少し遅れて、まるで槍投げのように】
【パニキュレータの攻撃を避けた時の事を考え、花城の右側、クルスの左側に投げる】

【その位置に動かなければ、柱じたいに当たらないだろうが】
【砕けたカケラとかが回りに飛ぶだろう】

/書き忘れましたが
/三人ともよろしくお願いします
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 21:00:00.19 ID:81Dwsm4SO
>>465
・・・あぅ
・・よし!誰が何と言おうと今日は牛丼にしますよ!
もう決めましたから!もう変えません!今日の晩御飯は牛丼!!
【その少年の意思の何と強い事か!】
【・・・まぁ、青年の言ってるのはそう言う事じゃないんだが】
【何処か論点がズレている・・。】

えっと・・でもあくまで護身用ですから!
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/26(土) 21:00:04.87 ID:6TPYrQzO0
>>462

 さぁ……?俺が「阿呆」かは置いておいてもあの志は良いとは推測している
 ――敵も巻き込んで味方にする。実に効率的だ……流石にあのやり方は確かにどうかとは思うがな

 そうか。勘違いをしているようだが……
 無力化は殺すよりも残虐な時もある。あんたに耐えられるか?“人間”

【自分の組織の志。其れを評価しながらも。酷評すべき所はして】
【小首を傾げつつ。其の双眸を向けて――膝を。屈んだ】

>>446

 ……あんたは、確か。「正義」だったな。間違いない。俺が「完全に負けた」のだから――
 相手の仕草、風貌で油断はするな。俺はお前達を護る立ち回りをする

 ――其れが俺の、“目的”より重要な……『任務』だ!

【その程度の不協和音。跳ね返す機械で。跳びだす瞬間。そんな事を云ったような気が――】

【びしゅん!】
【早い 疾 い 速 いっ! 】
【其の間合い。其れを一気に詰めつつ。レギンへと跳び膝蹴りを放つ――!】
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/26(土) 21:00:35.81 ID:sd1ECH0Q0
>>455-456

…思想の面で気が合いそうなのは、以前から分かっていたよ
君達の仲間――ウェル子と言ったな、それと一戦交えた時からな

外から見れば独善的なまでの信念を持った人間を、良くもああ揃えたものだね
私も、吸血鬼として過ごした日が浅いうちは、もっと違う考えで君達に接したかもしれない

――「私達」ほどに陽光の当らない存在を、知る人間など少ないだろう?

【吸血鬼――彼らに日の当たらないことは、何もそのままだけの意味には非ず】
【大嘴とて、この世界に不満を持った過去を黙殺するつもりは無い】
【蒼い炎のような怜悧な熱を閉じ込めた声は、自嘲するようでもある】

そう私は吸血鬼・「大嘴 櫻芽(オオハシ オウメ)」
聖なる河を跨ぐことが、相応しく無いことも承知している…。

だがな、河を跨いだ吸血鬼にしか分からないことも有るらしい、それはな。

――流れ果てることなき、余りにも濃密な血の匂いだよ。
それを知らず知らずに感じていたからこそ、私はこの地に誘われたに違いあるまい――。

【圧倒的なパワーの顕現を前にして――三つ編みが頼り無さげに靡いた】
【だが櫻芽当人は、血気を揚げつつも言葉を続ける】

己の力を見定めず闘い続けたものは、いつか罪人としてこの河を満たす露のひとつとなるだろう
己を知らず闘ったものの末路は、そんなもので良い――。

アドルフ・レルゼクム、そしてヴュネルド・ダーンヒュラインよ
君達の血と夢はこのせせらぎに溶けるか、歴史の大河を泳ぎ抜けるか


序曲を始めるより前、世に出す価値を判じて差し上げよう――!


【そうして、彼女の身体から溢れだすのは――濃密な、冷気の白煙】
【世に蔓延るありとあらゆる煙より、色の無い煙】
【その中から、カーネルの左胸へと一本の氷の槍が放たれる】
【避けることはそう難事でも無く、太さも鋭さも「槍として機能できる」だけのレベルだけど】
【彼女が「本気」であることは、明白だ――】
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/26(土) 21:01:14.49 ID:qVBSoQfno
>>455-456
ボクは……そう。選択した。そして、それを実行しに来たんだ
この世界がボクに『最良』を差し出すまで、ボクは選択し続けようと決めたから、ね?
だから、まずは最初にオマエが居なくならなくちゃならないんだ

【穏やかな口調とは裏腹に、見開かれた緋色の目は激しい狂喜を孕み】
【左手を胸に押し当て、深く願うように息を吸う】

命ず命ず命ず――
僕に翼を、駆ける翼を、力と成り得る大鷲の翼を!

【途端羽織った外套が上方へと突っ張り、硬化して歪な翼の形をとる】
【それに呼応するように水面からつま先が浮き、体はゆっくりと宙に浮いた】
【片手で大鎌を支え、十分な助走を付けるように高度を増していく】

オマエの四肢を引き裂いてやる、カーネル=アドルフ・レルゼクムッッッ!!!

【翼を一つ大きくはばたかせ、地上で言えば土台を蹴りだすように己が体を飛ばす】
【狙いはカーネルその人、実際に受け止めるのがどちらとなるかは分からないが】
【その鎌で肉を掬い取らんと、速度を伴って急降下する】
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/26(土) 21:02:32.81 ID:Bl+20SZWo
>>464

変わり者ですね
もっとも、日が落ちてから路地裏を歩く時点で、既に変わり者ですが

【ほんの少しだけ足を曲げて体を下げる、手がリュックの上を撫でた】
【何かしらの武器を取り出すべきか迷ったのだ 彼女が自分で言ったとおり、相手は裏側の住人に思えて仕方ないそうで】

ちなみに誤答の許される回数とペナルティはありますか?
クイズは嫌いではありませんが、だからこそしっかりルールは確認しておきたいです

【結局、何か持つことで警戒されることのデメリットの方が大きいと判断した】

【ちょうど前に出されたペンダントに視線を向けて、数歩前へ】
【猫目石に興味を持っているのだと解釈されればそれが一番だが、近づければそれでいい】

【触れた物から情報を読む程度の能力】
【別にクイズに思い入れなど無い 彼女にとっては正解以外はどうでもいい ただ知りたいだけだ】
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/26(土) 21:02:42.36 ID:7HC2Y7Zvo
>>448
――む、増援……?

【そう思いながら振り向くが、その間に違うと判断】
【何故なら、此方に敵意が来ていないからだ】

おお、クルス嬢ちゃんじゃぁないか、久しぶりだの。

【声色も、表情も】
【それら全てが、公園で少し戦いを指南した日と変り無い】
【だが、“違う”のがわかるだろう】
【ここに居るのは60年以上“殺死合”を続けてきた剣豪だ】
【同じ顔、同じ声色であっても、纏う気配は、周囲の空気を重苦しい物へと変じさせるものであった】
【ともかく、その殺気、闘気はクルスには向けられてはおらず、目の前の二人に向けられているのはわかるだろう】

>>463>>476
【迫る炎の札を見る老人は、にぃぃいっ、と裂けるように口元を歪ませた】
【左手の刀は振るわない。右手を振り上げると、その手に気がまとわりついていく】
【その気の色は櫻色。そして、密度を高めた気は桜の花びらを形作る】
【そちらが向日葵であれば、此方は櫻の老木。年月を重ねたが故に、大きく太く可憐な花を咲かせる銘木である】

風之壱――凩

【右手を走らせると同時、その手から豪風が放たれる】
【豪風は、鎌鼬と化して符に斬撃を加えるだろう】
【そして、同時に老人は駆け出した、目には気が集中され、五感を強化して】
【其の速度は年齢から見てありえないほどの健脚。土台となる下半身を鍛えるのは武人として当然であった】

さぁて、ドッチと遊ぼうかのう……。

【まるで、ちょっとした遊戯の誘いの相手を迷うかのように、そう呟いて】
【老人は仮面の少女の方へ、駆け出した。階段を飛ぶように登る老人は、直ぐにパニキュレータに近づいていくだろう】
【そして、投じられた柱は、老人の横を掠めていく。柱が砕ける欠片の場所には、既に老人は居ないだろう】

//ちょっとご飯作ってきます直ぐ戻ってきます!!
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 21:03:55.97 ID:1i0TQlaoo
>>477

そうか。まぁ俺は刺身を食う予定だが

【人に勧めたものとは違うものを食べる】
【割とよくある「えー」という反応が出る行動だ】

うん……?
じゃあ警察に連絡してみるか?

【護身用で通用するかどうか、確認してみようか】
【そんなノリで言いながら、青年はポケットから携帯を取り出した】
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/26(土) 21:04:19.33 ID:LU0UFIzto
>>449 >>457 >>466

本質に関わりなく、頼れる働きをしてくれなきゃ困っちゃうです
わたし次第と仰るなら……

【現れた双葉を視界に捉えて、横を向かずに戒能へ話しかける】

……そうです
仲間のおにーさん、魔力は視えるです?

あっちの彼……対機関連合のリーダーは、魔術師です
一撃が非常に重い反面、魔力を溜める時間が必要です
付け入る隙があるとするなら、間違いなくそこです

驚異になるかもしれない部分は、周囲の魔力を汲み上げること……わたしには、そう見えたんです
大気中の魔力を扱えるとすれば、底がしれねーです

……けど、技の発生タイミングも掴めるはずです
わたしも戦闘法は知られちゃってますので

実力未知数なおにーさんが、この場の要です

(……それから、もう一人)

【抑揚のない、極めて事務的な口調で双葉のことを伝えた後】
【睨むように、見覚えのないモノクロの少女に顔を向けて】

こんばんわ、しらない方
これからわたし達を蹂躙する、名前も知れない女の子

素敵な素敵な純白の手を持つあなたは
この場を薄汚い世界と罵ったあなたは

いったいどこの、どちらさまです?

【薄い、形だけの笑みを浮かべた】
【巨大フォークの鋒をカゲツの立ち位置より、少し右側に向けて】

【――その先端から発射されたのは蜂蜜≠フ奔流】
【カゲツに対して、右から左へと薙ぎ払う】

【もし当たったとしても攻撃力は皆無】
【市販品よりも多少の粘性がある程度だが――】
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 21:04:35.45 ID:VHci/xyUo
>>440

成程、私としてはその考えを否定はしないが、どうにも保守的に過ぎる
世界の全てがその生き方で行けると、本気で貴様は思うのか?

もしそうなのなら、考えを少しばかり多角的にすべきだな
貴様らは「正義」という“枠”で自分たちの世界を囲っているだけだ
歴史上、絶滅する種が居たという事実からしても―――保守派は、絶対ではない

【碧い視線を二人に向ける。先ずは櫻の文様へ、次いで夜桜の黒へ、と】
【動かぬ表情と同じように考えもブレようが無く、それは話す内容からもよく分かり】

さて……そちらの、従者か影武者かは知らんが、黒い方
私に正面から対するは結構だが、死にたくないのなら今のうちに階段を下れ
私は、私に立ち向かう全てに容赦をしない。誰であろうと、何であろうと、だ

……異論は無い。覇と正のどちらが“通っている”か、それを決めるのみ
時に、貴様は紙を使役すると……そう聞いていたのだがな―――?

>>450

【響く声。吹き抜けだからかよく耳に入る言葉に、口を開き】

―――何を。言葉のあやというものだ、本来戦をするのに理由は要らん
貴様が混ぜろとそう言うのなら、自然と戟は交わる物だからな
……ふむ、初めての相手だが、どうやら加減は非礼に当たりそうだな

【更に首だけを動かして、白皙の相手をしかと見やる】
【此処へ移動する。それだけであの魔翌力なのだ、相手としてはきっと、申し分無いハズで】

【ふと、彼女は口元のタバコを手に取り、投げ捨てて――――】

>>ALL

……準備は、既に全員が出来ているようだ。ならば一つ、此処は早々と始めてしまおうか―――!

【―――言うが早いか、右足による横薙ぎの回転蹴り。勿論、狙うのは敵対者ではなく、吸殻で】
【光の塊として出来ていたそれは、蹴りの軌道を描く様に円形に、光の刃を広げていく】
【其は徐々に半径を大きくし、全周囲へと攻撃の輪を繋ぎ―――転落防止の柵を、半分程まで切り落とし】

【また同時、ガルニエは輪を追う形で白皙の長躯目掛けて走りだす】
【武装としては両手の光球。やや前傾で進む彼女は、疾い】
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/26(土) 21:06:17.32 ID:8a1HCGjRo
>>459

――――ウェル子、ちゃん……?

【現れたのは、予想外であり、然し予感通りの存在】
【カラスを見た時点で、何となく思い出しかけていた、点と点が繋がる】
【が、彼女が「敵」として現れた事が、新たな困惑を得るのだが】

【大跳躍で扉の前から玉座へと跳んだ彼女を目で追い】
【同じ世界に立つエルフェス、そしてシオンを一瞥】
【攻めに走るエルフェスと、出方を伺うシオンを其々見た上で】

……ま、やるしかないんだよね……。

【≪精製≫】
【言葉と共に、刃渡り1m程の漆黒の剣が現れ、ルシアの右手に握られる】
【ルシアは其れの握り具合を確かめるように手の中で強く、弱くその柄を握り】

(――――先ずは、出方を伺おう、かなー)

【エルフェスくんには悪いけど、先陣を任せよう。と】
【無茶しやがって――などとは思わないが、後方支援中心に立ち回ろうと】
【二人から距離を取るように、ウェル子から見て左の方向へとじりじり歩を進める】
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/03/26(土) 21:07:06.81 ID:sEAwlsJOo
>>470
ほう…どうやら、私の能力は使う必要が無いようだ

【”獅子戟衝”を受け止めた、半透明の円盾を見て、男は言う】
【タツミの技術と、その速さを見た上で、男は「能力を使う必要が無い」と宣言する】
【相性が悪いという意味でも、能力を使う程のもではないと馬鹿にしている訳でもない】
【ただ純粋に、使う意味が無いと男は言う】
【そしてタツミの質問に、ハンニバルは感情の篭らない声で返答する】

己を
言っただろう、武器とは傷つける道具、それを操る技術も理由も、他人を護るには値しない
それはエゴである。「護る為に使う」と言うならば、何故貴殿は私の前に立つ?
一人を護り、一人を踏み付けるのが貴殿等の『信念』か…?
もう一度言おう…笑止

【タツミが着地した瞬間、男は足を振り上げて――石畳へ振り下ろすだろう】
【”魔闘・轟砕蹴”と呼ばれる、地を這うような衝撃波だ】
【それは大地を割り進み、タツミの足元を破壊して、相手に移動を余儀なくさせる目的の攻撃】
【そう、”構えを取らせない”為の攻撃】
【目論見が成功した成らば、男は再び”魔武・獅子戟衝”を放ち、追撃を掛けるだろう】
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/26(土) 21:11:47.43 ID:1cnFDOyso
>>473

………ちょっとした、癖みたいなものですよ

【ふふ、と小さく笑って────】

貴方さんには深い、事情があるのですね


今の私は、真っ白、或いは真っ黒です
───何も無いか、あっても塗りつぶされていて見えません


戦う理由も────……また然り
そのような私がお相手で、ごめんなさい

【育ちの良さが伺える───丁寧に頭を下げて謝罪の言葉を口にして】
【一度だけ息を吐くと、滲み出るのは孤独感。同時に雰囲気も変わって】

他愛も無い話が、少し過ぎましたね

───行きますっ!

【足に力を込めて、橋を踏みつけまっすぐにそちらへ加速する】
【振り上げるのは異形の爪───腕の方向から考えて斜めに一閃】
【戦術も何もあったものではない。非常に愚直すぎる。だからこそ、怪しい】
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 21:13:22.33 ID:KPDxrY5SO
>>462
ん……そういう訳にはいかないよ。そこにいる“甘ちゃん”とは違ってさ……見逃されて、引き下がる訳が無いじゃないか。

さて……一応、カップリングの曲にくらいはなりそうだからね。買ってあげるよ……その、挑発。

【ニヤニヤと、不快な笑みを浮かべながらも……ゼビレイに対する“やや子供っぽい罵倒”を含めて、そう言って】
【レギンを追うように、城壁の際に立ち】

……デイドリィム。行くよ?

『わ、分かったですから……!!』

【飛び降りるのを拒むように、辺りをきょろきょろと見回すデイドリィムを、左手で抱きしめて】
【とん、と城壁の際を蹴り……そこから、飛び降りて】
【数秒後……まるで“レンジャー部隊”のような華麗な着地……とはいかないが、レギンから数m離れた地面に、受け身を取って着地する】


>>478
【既に彼らは城壁から飛び降りていて】
【恐らくだが城壁の上に居るのであろうゼビレイの言葉が聞こえていたのか……それを確認する手段は、ゼビレイには無いかもしれない】

【……貴方に対するここまでの文は、あくまでも「ゼビレイがまだ城壁の上に居る場合」の事】

【もし、もしゼビレイが、先に城壁から飛び降りていたレギンを追うように「城壁の上から下に向けて飛び降りながら跳び膝蹴りを放つ」という無謀な事をしていたのだとしたら……】

【ミストドラゴンが、そちらの言葉に対して「煩いなあ」と呟いたのが、聞こえるかもしれない……】

【ミストドラゴンの心理や、如何に】
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/26(土) 21:14:07.22 ID:U/eWMgv2o
>>469
――ええ……地に足のつかぬ思想を吐き並べるだけならば価値無き浮浪者にすら可能……
肝要なのは……人が内に宿す「光」か「闇」を、どれだけ深めることが出来るか――

エルフェス様……貴方様は、どれだけ現実を踏み締めていらっしゃるのでしょうか、ね――

【まずウェル子は不動】
【投げられたナイフの軌道を見切っているのか、玉座の前に佇み続ける】
【――が、反撃なども行わない】
【エルフェスの接近に支障はないと言える】

【……数瞬後、彼女の周囲で、地に撒かれていた「黒い羽根」がざわざわと宙に揺らめき始める】
【オーラでも纏うかのように、「黒い羽根」が、ウェル子の周りで舞い踊る――】
【魔力の奔流――どう見ても、攻撃か防御の布石だろう】

>>475
簡単なお話――
あの娘はわたくしの身内……入り用の際はよく刀を拝借させていただいております

そしてあの亡霊は……最早わたくしの一部……
まあ……詳しいことは……「お味方」のエルフェス様にでもお聞き下さいね――

【――と、エルフェスの接近を許しつつ、そんな淡々とした返事】

【「黒い羽根」が、踊る、踊る】
【ウェル子の髪や服、スカートなどもまた、風を受けたかのようにはためいて――】

>>486
戦うしかない……と結論づけるのは簡単です
相手を武力で叩き伏せるのは、それはそれは議論を差し挟む余地のない最強の一手なのですから――

……しかしどうでしょう、果たして血の流し合いが、本当に貴方様方の望む過程でしょうか

例えば……平和 例えば……正義
例えば……不殺 例えば……友好

「方針」「信念」「意志」とは……無理だと分かっていても実行するからこそ、意味を成し得るのです

【さて、とりあえずウェル子も精神攻撃を兼ねた様子見である】
【まだ攻撃準備が整っていないのだろうか】

>>ALL
【ウェル子は、現在エルフェスに接近されているところ】
【なおかつ、明らかに不穏な魔力をほとばしらせている】
【当然ながら、注意するに越したことはない】

【なお最初のカラスは、未だ玉座の上に鎮座していることを付け加えておこう】
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga sage]:2011/03/26(土) 21:16:26.22 ID:a8F1lMMd0
>>481

それはそうですわね、否定は出来ませんわ。
ですけれど、それならば、あなた様も。

【変わり者である、と。認め、ひとつ頷く】
【それから、目を伏せ、相手を見つめ。「同類ですよ」と、向けるのはそんな視線】

【リュックへと伸ばされる手、ここで、手を伸ばす必要性は、あまり無いように見えて】
【組んでいた足を解き、肘をついていた手を、膝へとやる】
【表情は変わらぬにっこりとした笑顔。ただし、わずかに、警戒するよな気配】

いえ、特に考えていませんわ。
回数制限とペナルティが欲しいならば、つけてもよろしくてよ。

【特に考えても居ないが、相手が望むなら、それを追加してもいいらしい】
【ただ、それを望む人など滅多に居ないはずで。彼女自身、遊び半分で尋ねた、という感じ】


……あら、何か御用ですの?

【木箱にちょこんと腰掛け、手は膝に置いて】
【にっこりと笑む姿は、この場でなければ、ある程度かわいらしいのかもしれないが】
【あいにく、ここは薄暗く汚れた路地裏。かわいらしさとは程遠く】
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage saga]:2011/03/26(土) 21:17:52.98 ID:tWQrLgfco
>>482

……ええ、お久しぶりです。

【クルスの答える声は硬い】
【そう、彼から実際に聞き及んでは居たが、まさか】
【コレほどまでに、劇的な変化があるものとは思わなかった】
【――血に餓えた剣鬼】

【そうとでも形容すべき、その気力に、クルスは、それが今はこちらに向けられないことに、安堵した】

今は、目的は同じでいらっしゃるご様子
……どうか、ご助力の程を

【明確な、この戦とは別の目的≠示唆して、クルスは花城へと、助力を請う言葉を口にした】

>>463

……。

【――話し合いの余地など無い】
【返って来た仮面の少女の、戦の始まりを告げる一撃に、クルスは表情を険しくした】

……お気遣い感謝いたします、が。
生憎と、私には急ぎの用がございまして……。

【向かってくる札、その片方へと、右手をゆっくりと差し伸べて見せる】
【――同時に、少女の温和な雰囲気とはまるで真逆の、氷のような――瘴気にも似た、魔力が吹き上がる!】
【禍々しいその魔力は、するり、と差し伸べたクルスの右腕へと絡みつく】

……持て成しなど、不要にございます!

【その静かな言葉を呪文として、クルスの右手の先に、一本の銀色の短剣が現われる】
【その短剣は、次の瞬間には】【光条の尾を引いて、放たれた矢の様に、向かってくる黄色の札へと向かう!】

【黄色の札は、階段を降りきった場所で、銀の刃に射止められ、そこで炎の柱を吹き上げる】

……!

【吹き上がった炎を見て、クルスはさらに表情を引き締める】
【階段の上下、即ち高低の差。戦闘を行うに当たって、これほど明確に、不利な要素もそうはない】

【段上から、ひたすらに攻撃を加えられるのであれば――そもそも、こちらは上に辿り着くことすら、困難かもしれないのだから】

>>476

……ッ!

【思案に暮れること、わずかに数瞬、クルスは自分の目に移ったものが信じられず、息を呑んだ】
【女性の身体が、柱を引き抜いたかと思えば――】
【――それを、まるで石ころでも放る様な気安さで、投げつけられてくる!】

さ、『三十枚の銀貨』!

【そちらの柱へ向けて、さらに魔術を発動】
【着弾点と、自分の間に、銀色の盾を展開して、飛散する破片から身を防がんとする――が】
【急速に展開したためが、盾の大きさが足りず、クルスの足や右腕など、身体の末端部分を、いくつかの礫片が打ち付けられた】

……っぐ、く!
(……一方的にやられたままになる、のは、まずい!)

【声をあげ、顔を苦痛に歪ませて――】
【先に走った花城の後を追うように、クルスもまた遅れて階段の方へと、駆け上がっていく】
【――階段で上下の明確な場所で戦闘になるのは、無論それも『まずい』事態ではあるのだが】
【ここでこうして、遠距離攻撃の的になっているよりはマシ、と決意したようだ】
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/03/26(土) 21:18:59.65 ID:37Kj256j0
>>474(ツァーリ)
……フン、大方……マヌケなる『裏切り者』たちの仲間かッ!
誰の“手駒”だ?紅丸か?クシャルクスか?それともスバルかッ!?

「……ほう……」
【聞き返すカーネルよりも、それに興味を持ったのはヴュネルドだった】
【サングラスの奥で目を細めて、投擲されたナイフを見やって……】

「……ナイフ投げ、か。この『軌道』……何かが働いているな。
 どう足掻いても、ナイフは回転させてしか投げることが出来ないそうだ……」
【まるで平生に会話しているかのように、軽々と大斧を振るい、それを弾いて】

「……興味が沸いた。お前が己(オレ)を狙うというなら、僥倖よ」
【――彼もまた、斧を持ち上げ、其方に駆け出す。真正面より、だ】

>>467(緋天)
(……――良い答えだ……なら、来い)
【その言葉が紡がれることは、今は無く――】

(……何だ?……動かぬか?いや……何かやっているか。だが……今のオレには其処まで探知は出来ぬ――)
……ちっ、小癪なッ――!
【……対処する前に、他者よりの攻撃が来るだろう】

>>471(重太郎)
クハハハ……いいだろうッ!威勢だけでないというのならッ!!
このオレに立ち向かうことで――『証明』してみせろッ!!

――弾丸ッ!そんな単調な攻撃でこのカーネルに傷を付けられると思うなッ!!
【――銃口より、軌道予測。カーネルは、その弾丸を必要最小限の動きで回避する】

(――だが、問題はこれに関する他の追撃かッ!気は抜かん……!)
【……が、その射撃は、他者の攻撃を成功させやすくする役割は、果たすだろう。現に――】

>>472(吟雪)
ククッ、『戦争』を求めるかッ!ならばくれてやるッ!!
すべての生命が巻き込まれ、逃れることは許されない!『淘汰の戦争』を、オレたちが巻き起こすのだッ!!
真の強者のみが生き残れる……与えられし安寧に胡坐を掻いている弱者は、ただ死ぬのみよッ!!

そして――貴様ごときが一丁前に、このオレから『答え』を求めるかッ!!
いいだろう、ならば教えてやる――このカーネルの≪信念≫の≪根幹≫ッッ!!
【――重太郎の銃撃回避のため、反応が一瞬遅れた】
【この時点で無傷の対処はままならない――加えて、水飛沫の目眩まし】

……――其処かァッッ!!
【カーネルが取った選択は、防御。右膝目掛け突っ込んできた吟雪を、左の光剣の刀身で受ける】
【光の剣身は、常に粒子が噴出しており……不思議なものだ。吟雪の篭手に、がりがりと削られるような衝撃が襲うだろう】
【だが、その突進を腕一本で受けられるものではない。やや押し込まれ、自分の剣によって膝を少々、削り斬られる】
【ぽた、と河に赤が溶けて混じって……流れていくだろう】
【さらに、体勢はこれで完全に崩れ――更に対応のため、信念の根幹。その応えも、少し先延ばしとなる】

>>479(櫻芽)>>480(オーベール)
フン、光栄だなァ……吸血鬼風情がッ……!
だが……いいだろう、なら――判別してみせろッ!!このオレたちの往く道をッ!!
その身に、刻めッッ!!

……――舐めるなァッッ!!
【残った、右手の剣。それを力強く振るい、飛来した氷の槍を断裂する】
【ばらばらと舞い散る氷の中、飛翔し来るオーベールを睨みつけ――】

ハッ!残念だが、このオレが目指す世界に貴様は必要ないのだ、オーベールッ!!
貴様の役割は……このカーネルが進む道の上に立ちふさがり、戦い……

……そして、オレを更に力強き領域へと押し上げることよッ!!
その身を骸と成して、オレのための贄と成れッ!!
【――しかし、左の剣は吟雪を防ぎ、右の剣は振るい切り】
【それは、大きな隙を生んでいる……だがカーネルは、そこで終わる程度の男では、ない】
/次へ
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 21:19:29.98 ID:RWhGfPtSO
>>468

【いつか誰かが、こう云った。正義は他の為に己を殺し、悪は己が為に他を殺し=z
【そのどちらでもない者は、他の為に他を[ピーーー]≠ニ。ならば、影は何れに当たるか】

【――――そう問われれば、影は先程の如くに。どうでもいい、と答えるだろう】


  【そして】


ああ。……オレは、オレの遣りたいようにさせて貰うよ。
後の世が決めること=\―なんて、月並みな科白だとは思うけれど。

【酷くエゴイスティックな言の葉を口にして、淡く幽かに嗤うのだ。そこから先は、語る迄もない】
【すう、と。重心を前方に傾けて、滑るように影は動いた。踏み込み、急速に距離を詰めれば】


――……出来ない≠フ間違いだろう?


【風を斬り、瞬く鋼。刃の走る先には、頸筋――動脈を撫斬る軌道で】
【疾く鋭い、一閃が放たれる。殺し技=\―だが距離があるのだ、十分にに目で追える】
【小手調べといった所か。純粋な膂力には長けないのだろう、軽い=z

【或いは、そこから彼女≠フ性別が解るやも知れないが。それはさておき】
【彼の左側を擦れ違うような踏み込みが完全に成ったのならば、彼の後方3m辺りに】
【何等かの原因により阻害されたのならば、彼の左前方に佇んで。影は、小さく囁くだろう】
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/03/26(土) 21:20:31.89 ID:37Kj256j0
>>474(ツァーリ)>>479(櫻芽)>>480(オーベール)>>472(吟雪)>>467(緋天)>>471(重太郎)>>493

良い攻撃の連鎖だがッ……まだ甘いッ!!このオレに一撃、決定的なモノを叩き込みたいというのなら……!

【ぶしゅ、と。右膝より微かに血を噴出しながら、彼は両足に力を込めて】

――――かァッッ!!!

【覇気の一閃と共に、左手の剣を振り切り。突進してきていた吟雪を、弾こうとするだろう】
【更に、向かい来るオーベールに対しては、両手の剣を即座に振り上げ――】


このカーネルとしても、ようやく暴帝ポポルの力が馴染み始めた“初陣”よ……!
クハッ、ハハハハハ……だからオレは貴様らにこう宣言してやるのだッ!!いいかァ、マヌケどもよッ!!

――いきなりクタばるんじゃないぞォォォォオオオオオオオオーーーーーーーーッッ!!!!


  ≪  ブレイド  ≫


       ――刻みッッ!!


                  ≪  ノイズ  ≫


              響けェッッ!!――


【叫びと共に、カーネルは双剣をその場で振るう】
【するとどうであろうか――彼はただ一度、剣を振るっただけだというのに】
【その剣身から、幾重にも連なった『斬撃の衝撃波』が放たれ、周囲に居た全員に向かって飛来するだろう】
【斬撃波の起動は一直線、直撃のダメージは一度斬られた場合と同程度……落ち着いて見切れば、放たれてからでも回避は難しくない】
【だが、向こうから突っ込んでいるオーベール、上述の弾き飛ばしが成功していれば体勢を崩している吟雪にとっては、脅威か】

……やらせはせんぞッ!!

【更に彼は、何らかの準備を始めているらしい緋天に向かって駆け出そうとする。ばしゃ、と水が音を立て跳ねるだろう】
【その進行ルートの近くには、遠距離より攻撃した櫻芽や重太郎も居るはずだ】


/次のレス、少々遅くなります
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 21:25:05.86 ID:vQv8bW1Po
>>490

(うひゃー……クールだね全く、もう少しくらい反応して欲しかったぜ)

【少しの期待が裏切られるが、まあどうでも良い】
【大事なのは次なのだから……】

特に、それほど踏みしめてないよ。
つーかそこまで深く考えた事があるかどうか……ね――――!

【刀、それを両手で持ち直す、片手よりは力が入る】
【同時に刃と峰を入れ替えるように180度回転させる、刃のない刀それは鈍器のような物】
【まだ小手調べ……相手の情報を得る】

(後方には2人いる、オレがウェル子に突っ込めばアイツは対応せざるを得ない)
(その時に他の2人に情報が伝わる、ウェル子の戦い方が……)

【実際、ウェル子の戦闘方法は分からない】
【見たことがあるのはカラスを操った事くらいで、戦うには情報が乏しい】
【ならば、と――――少年はウェル子に行動させるべく表面上の刃を振る】

ほらよっ!亡霊の刃だ……!

【敢えてウェル子の前に出、彼女から見て左から右へと刀の峰で振り抜こうとするだろう】
【もっともそれは何の妨害もなければ、の話であるが……】
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 21:26:24.27 ID:JbS+17fAo
>>450>>485

ふん……絶対など、幾星霜駆けようとも
人の身で辿りつける境地では無かろう。

故に、妾も貴様らも己等の成せる最善を目指す
幾つ底なし穴があろうとも、否定の石を投げられようとも。そうじゃな……じゃからこそ

【こちらも揺るがず。己の正義を胸を張り告げる】
【目を逸らさず、ガルニエの思想を、言葉を刻んで上で自身の考えを述べて】

……こうして武を以て決する以外あるまい。
幾百万の言葉を交わそうとも、平行線は揺るがん。
しかして彼の者の為すことは許せぬ。故に決闘し――勝者が敗者を踏みしめ道を進む。

「――そして私は、織守様の為すべき正義を守護すべくここに在ります」
「この身は織守様の前に在る限り退く事知らず。……対する覚悟はとうに出来ております」

【織守と代わる代わる】
【ポニーテールの少女はゆらりと髪先を揺らしながら真っ直ぐにガルニエを捉え】
【両者退く事無く、強大なる敵へと立ち向かう姿勢を崩さなかった】

……行くぞ、神衣!
援軍は一人、意識を研ぎ澄ませ連携を意識するのじゃ!

「――はい、織守様!」

【ガルニエが行動を開始すると同時に、織守と神衣も行動を開始する】
【織守の背から折り紙の「翼」が出現し、その特性により後方への推進力を発生させ移動】

【同時に織守の懐から無数の折り紙が出現し……「その場に留まった神衣の身体に付着していく」】

                   <貴宝院流外伝・無限童子:獣神闘衣>

【神衣の身体を覆うは異様な「折り紙の甲冑」】
【頭部は雄牛のように猛々しい二本の角を生やし、左腕部に大顎を開けた虎の頭】
【右腕部には太く長い三本の爪。胴から脚部まで装着されるは甲殻類を思わせる複合装甲】
【背筋をなぞるようにして伸びる大蛇が尻尾のようにゆらりと揺れながら、戦の空気に震えた】

「裏貴宝院流外伝無限童子が継承者、貴宝院神衣……参りますっ!」

【神衣は腰を落とし姿勢を低くするとダンッ!と地を蹴り】
【輪を広げ走りだしたガルニエへと向かい俊足を以て駆けていく】

「(光の輪っか……恐らくは切断力を備えていますか)」
「(手に持った光も気になりますし、一合目は様子を見ておきたいですね)」

【神衣の動きには若干の緩みが残されている】
【真正面から向かっているが、内心には様子見の意志】
【輪と接触する寸前に素早く方向転換できるようにとの備えだろう】

【状態:織守……後方待機。 神衣……ガルニエに向かい突撃】
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 21:27:05.85 ID:81Dwsm4SO
>>483
えぇ〜・・・・

駄目ええぇえぇぇ・・ちょっ・・待っ・・待って下さい!!
通報はらめえええ!!
【思わず慌てて叫ぶ】

・・・だいたい、僕みたいな人はそこら中にいるじゃないですか!
【見ての通り、学生だから警察沙汰は勘弁なのだろう】
【必死にそう説得する。】
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/26(土) 21:27:53.48 ID:Y5As/Ywz0
>>478

自分の組織が馬鹿にされてんのに随分と薄情なやつだ……
まぁいい……撤回させてみろよ……青義の一員さんよ、覚えとけ……この俺様の名をッッ!!
俺様は水の国支部支部長代理=cレギン=カーマイン様だ!!!

【自らの名を宣言しながら相手を見つめながら嗤う】
【とび蹴りに対しては大きくバックステップしながら岩を飛び交え、回避する】

おお、凄いパワーだなオイオイオイオイ……生身はどんくらいなんだ…あ?
まぁ期待してるから楽しませてくれよ、人形野郎

【クックと笑いながら相手を見つめて頷く】

>>489

さぁーてと……一応全員参加してくださるようで結構結構……ではここで…
サーカスにはライオン≠ェ必要だよなぁぁぁぁ!貰いものだが使わせてもらうぜ!!

こい!≪忌まわしき災厄の天使!!!!
                  人造天使!カテゴリー大天使!=

   ≪審判の焔!!神の火 フォルティオニスカ=竅I!!!!!!!!!


【バンっと片手を草原の上に叩きつけ、叫ぶ】
【同時に大規模な光の魔法陣が広がり始め、徐々に活性化していくだろう】
【そこから何か巨大な生物が姿を現し始める、ミストドラゴン達は一度見たことがあるかも知れない(遥か昔だが)】


『ギャァァァァァァァァァァゴォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!』
『我、破壊するもの……我…滅ぼすために生まれたもの……降臨した』

ハッハー意外とすげぇじゃん!!!こりゃあいいや!!!ハハハハハハハ!


【双頭の首を持った真っ白な15mはあろうかという巨大なドラゴン】
【腹部には石像の顔のような巨大な建築物があり、その中心に真っ赤なコアがある】
【双頭の鎌首の額にも同様のコアがあり強烈なテレズマ≠放っている】
【背中には金色に輝く四枚の巨大な翼に背後には神々しい円が】
【鎌首の頭上には光り輝く輪が回転しながら存在する】

【レギンはその白いドラゴンの上に飛び乗りながら楽しむように叫ぶ】

【同時に、二組に対してドラゴンの口から3m級の光り輝く焔弾が放たれる】
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 21:29:11.95 ID:g6Ls2BPDO
>>476
なんという人外……あたしは小細工に回った方が良いかしら?

【そう言って、ちらりと札がベタベタの扉を―――「小細工」を見やる】

>>482>>492
【暴風に煽られた札は、力を発揮出来ずに吹き飛ばされる―――】

―――ちっ、相手したくない方が来たわね

【此方に近付く老人を見て、露骨に舌打ちし―――今度は左手で青模様の札を一枚】

貫きなさい――蒼炎「ヒートソリッド」!

【そう宣言して、札を投げる―――投げられた札は青い炎を纏い、ナイフのような鋭さと硬度を得て老人の鳩尾に飛んでいく】
【実際のところ、先ほどの攻防から見てコレが当たるとは毛頭考えてはいない――要は時間稼ぎの一環に過ぎない】

【札を投げた直後、少女は数歩後退、そしてチャクラムの方は白みを帯びた炎を吹き上げ始める―――】
【近接戦に備える意志と、正面切って戦いたくない感情が混じったような動きだ】

後ろからも一名………さーて

【老人を追って登ってくる少女を値踏みするような調子で見ている―――】
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 21:29:33.81 ID:1sAIN1jDO
>>488

――――ッ!

(速い――!!)

【橋を蹴り出し、直線的に突進してくる少女を見て、サーベルを握る力をぐっと強める】
【集中力を最大限に高めていたために、自身の反応が遅れることも無かった。素早かったものの、少女の動き自体に意外性は無く十分目で追えるもの――咄嗟に回避行動をとることも出来たのだが】
【鋭い爪を用いた単純でオーソドックスな攻撃なら―――と】

【軸足を一歩引き、相手の切り裂きをそのままサーベルで防御しようと試みるだろう――】
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 21:30:35.56 ID:1i0TQlaoo
>>498

そこら中に居るが俺の目にとまったのはお前だ!

【と、びしっ、と指を差しながら言う】
【まるで”お前は運命の人”みたいな言い方だが全く違う】
【迷惑極まりない】

どうだ、ん? ついでにどこの学校に居るとかどこに住んでるかとかも吐くか、ん?

【携帯を少年の目の前で振りながら、さも自分が取調官のような口調で問い質そうとする】
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/03/26(土) 21:30:45.70 ID:vxTwS1Hyo
>>490

【答えを聞きながら、釈然とは、しない思いを抱えるものの
戦闘中、しかも、エルフェスはウェル子へと前進しているのだ、言葉をかけるほど、愚かではない】

【そして、後方へと下がるルシアの様子を確認すると、彼女はその場に居る、ことを選択した
彼女は大体の距離であれば、対応はできる
それゆえに、どこかの距離が格段に強い、というわけではない】

【――――その為、邪魔をするなら、と思い、中距離支援を選択する】


……なるほど、どうやら込み入った事情があるんですね
理解しました、これで気にせず、貴女へと刃を向けることができます


【そっと、指先でなぞるように、すっと、伸びた右の腕
華奢な細さを強調しながらも、スラリと無駄な肉のついていない二の腕は、力強く伸びて
その指先を、しっかりと、貴女へと向ける】


本来ならば、以前できなかった分、思いっきり殴ってあげたい気分ですが
どうやら先客がいらっしゃる御様子、ならば、私はこの位置に甘んじましょう
……貴女を倒す、それを優先すべき、なんですから――――……!!

――――Thnks fr th Mmrs


【それはウェル子の周囲で舞い踊る、黒い羽根が如く
ゆらり、と彼女の手首のリングから零れたワイヤーが、揺れる
白銀の軌跡が、ステンドグラスのようにキラキラ、と輝くと――――……右手の掌の中へと集まっていき】

【瞬きの合間に――――……収束したワイヤーが変化、結果として右の手にCz75≠ニ呼ばれる拳銃が握られた
黒き銃口は、無骨な色を覗かせながらも、そこにしっかりとした質量を感じさせ
それが命を削る武器であり、貴女へと迷うことなく向けられている、ということを示す】

【――――――――それはきっと、ため息のように】

【室内へと零れる、靄のような硝煙の煙、彼女の顔を、微かにスモークグラスで隠しながら
銃口から放たれた銃弾は、空気に軌跡を刻み、その弾頭をウェル子へと向ける
ウェル子の右肩を狙って放たれた銃弾は、エルフェスの攻撃とも、リンクしている】

【エルフェスの(シオンから見て)右から左への一閃、回避するとなると、どうしても(シオンから見て)左側へと行動が制限される
それを突いた攻撃であろう、単純ではあるが、牽制とすれば、申し分ない、かもしれない】

【尤も、上手くいく、とは思っていない――――ウェル子の羽根=\―――その恐ろしさは、身を持って知っている】
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/26(土) 21:30:56.17 ID:btvHVcyco
>>494

そうかい……んじゃ、おれは俺で今を変える努力をしよう

【さて…彼は大衆の為に戦うヒーローではない】
【己が目的の為に他を殺す――――そう見れば間違いなく“悪”】
【淘汰されるべき者が、何故――――――“ヒトリ”“此処で”“生きて居れる”?】

【理由はきっと―――貴方の耳と手応えで知れる筈だ】

【ギ、キィン―――ッ】
【擦れ違った彼女の刀の切先は、確かに男の動脈を捉えた】
【其の筈なのに、響いたのはまるで刀と刀を叩き合わせた様な金属音、そして手応えは音に合わせた“硬度”を持っていて。ともすれば貴女の凶刃すら欠けさせそうである】

………あぶねぇなぁ、オイ

【擦れ違う一撃を放った際、人間ならば喉笛すら切り取られて発せない筈の“声”を出しながら】
【ポケットから手を出して彼女の手を掴もうとする筈だ】
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/26(土) 21:31:28.35 ID:gbcppXeV0
>>487

…お前らRIPから民を守り、RIPの奴らを更生させるために私は貴様の邪魔をする…!!まずは貴様の心を完全に打ち砕く!!
【タツミは彼をRIPのメンバーだと思い込んでいる】

【彼が石畳に放った踵落としが地を這い、大地を割りながらタツミに迫る】
【しかし彼はよけずにそれを眺める、そして当たる直前に消える彼の姿】

【正確には消えたのではなく高速で動いたにすぎないのだが――】
【――移動音が全くしない。 そしてまるで桜の花びらのようにゆらゆらと、緩急をつけた動きで】
【大地の削れたあとのやや右にいた】
【先ほど彼がいた位置には1、2秒ほど残像が残っていた】

【彼が撃つ追撃――先ほどと同じものを広範囲の技ながらタツミは一瞬消え、次は削れた後の左におり、ゆらゆらとしながら彼に接近する】

【この奇妙な動き――これは蒼心流の高速移動幻影術「無音移動術――幻櫻――」というもの】
【無音の移動術とリズムをつかませない作為的な動き(緩急をつけた動き)によって残像をつくり、相手を幻惑させることをその特長とする】
【しかし彼の追撃をかわすほどの広範囲の移動にはかなりの体力を使うため、一回で移動する距離も限定されるだろう】
【つまり、あの技を今後はこの移動術以外の方法で対処する、ということか】
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/03/26(土) 21:31:44.01 ID:NpJRtZilo
>>457>>466>>484

(───アイツは、確か。)

【つい先日あったjusticeの会合にいた少女】
【名前は確か──「白坂カゲツ」、だった筈だ】

(バレバレか。だよな、そうだよな。)
(……けど、俺はアイツの能力、あんまり分からないんだよなぁ。)

【敵の一人、ハニーとは二度"仲間"として戦った】
【が、片方は仲間をやられた怒りで記憶が殆ど飛んでいたり】
【もう片方は戦闘自体ほとんどしていなかったりで、戦闘スタイルの印象が薄い】

…………ったく、なんでそっちにいるんだよ、お前。

【ボソリと呟かれた言葉は、愚痴5割、疑問5割で】

……独りよがり、か。
俺には仲間がいる──これで、充分か?

【思想合戦は苦手らしいし、わざわざ自分からする理由もない】
【簡潔に、男の言葉に答え】

───《 ストレートフラッシュ 》ッ!

【飛んできた血液に対して左手を向けると】
【その掌から太陽の如き光の奔流が放たれ】
【血液を飲み込みつつ、カウンター気味に戒能へと向かっていく】

【ハニーの言葉通り「非常に重い一撃」である】
【──だが、軌道が一直線であり、かなり単調な攻撃でもある】
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/26(土) 21:34:29.84 ID:Bl+20SZWo
>>491

ええ 勿論私も変わり者です

【右手を上げて、人差し指を上げて 自身の頬に指を当てる】
【動作と口調と、その意味を完結にまとめるなら、“何を今更”】

回数制限もペナルティも無いゲームなんて、無意味です
それならばただ答えを聞きたいですね 精錬されていない“無意味”なんて誰も欲しがりませんよ

【制限を求めているわけではなく、言葉通りに早く答えを聞きたいだけ】
【とはいえゲームを楽しくしろ、と言っているように取られても仕方の無い言い方】

【言いながら左手でスカートのポケットの中を探る】
【対して時間も掛からずに取り出されたのは、何と言うことはないただの飴玉】

せっかくの出会いですから、何か渡せるものはないかと思ったのですが
これくらいしかありませんでした 食べます?

【安っぽい包み紙に入ったままの飴玉を差し出す】
【受け取るために彼女の手に触れば、彼女の能力を受けることになる】
【名前・年齢・種族・所属あたりの基礎情報、そして表層心理を読み取られるだろう】
【彼女が自身の職業のことを特に意識している状態なら、そこも読み取れるかもしれない】
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/03/26(土) 21:37:53.85 ID:cOTv1W/o0
>>493>>495

――お前の主人に、友はいないみたいだな

【接近したためにカーネルとの受け答えはできず、自然と相手はヴュネルドに移った】
【瞳には戦闘に対する喜悦。一方で、会話の愉しさも存在するのか軽く唇を舐めて笑い】

【相手は武人、体格的に見たところでどうやっても力では押し負けるだろうし】
【機械斧という重厚な武器もまた、こちらの細い刀より力は圧倒的だ】
【しかし軽装ゆえか、スピードでなら上回ることも可能かもしれない】

(勝機はそこ“だけ”、だな……)

【ぼんやりと思考しながら接近しようとしたところに――迫り来るカーネルからの斬撃】
【幾重にも重ねられたそれを全員へと向ける能力の高さに舌を打つと、ぐっと右足に力をこめて】

―――、……ッ!

【ぐわんと重力が軋む音と共に、自分の身体を大地に縛り付けようとする力から僅かに逃れて跳躍】
【斬撃を避けると共に接近しあったヴュネルドを飛び越えて背後に落ちようとするだろう】
【成功すれば武器が触れるだけの余裕がある背中合わせの状態で――片足を軸に反転し、相手の左脇腹を切りつけようとする】
【勿論、ここまでの動作にはそれなりの時間がかかる――歴戦の武人たる彼ならば、反応も容易いはずで、】

――クロワだよ。俺の“友達”はな

【そう、興味を持ったらしい彼に、答えを返す】
【昔の彼がどんな男だったかは想像に難くない――どう思うのだろうか】
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/26(土) 21:38:17.36 ID:bHe9+8Igo
>>497(織守)

【三階通路に降り立った彼が、横目で織守らを一瞥する】
【今にしてようやく気付いたかのように、二度ほど瞬きして】

 ……──ふん。まだ生き腐ッてやがったのか、貴宝院織守
 貴様には色々と手痛い借りがあるから、脳漿抉り出しつつ返してやりたいところだが──

【鋭い犬歯を露にし、足元から這い上がる魔力が陽炎の如く揺らいだが】

 ──何故だか今日は、調子が悪い
 貴様を狙った攻撃が全部、手元が狂って近場の不幸な人間に流れていくような気がする

【その視線が再びガルニエに戻り、口の端が笑んだ】

>>485(ガルニエ)

【背に纏っていた紅翼が、縮小して消滅する】
【紡がれる鉄色の言葉を耳に収め、口元が更に歪んだ】

 (……あーあ)
 (カノッサにこんな上物がいると知ってたら、)
 (もっと早くに喧嘩売りに行ったンだがな──)

【それから、互いの視線を交錯させたまま、】
【羽織っていた魔繊外套の襟を軽く掴み、両肩が露になる】
【そのまま、長躯の背を滝となって滑るように外套が地に落ちる】

【中に着ていたのは、暗黒色の袖無し胴衣に、同色のズボンとブーツ】
【墨色の長腰布を纏い、褐色のベルトの上に、斜め掛けの赤銅色のベルトが一本】

 ──クハハッ。底抜けに良い面だ
 ……──だが、少しばかり不運そうな面をしているな
 気の毒だなァ……気の猛毒だ。笑いたくなるほど、致死量だ──

 ────今からどッかの不機嫌な流れ弾が行くから気を付けやがれ

【氷点下の冷笑が滲んだ、その刹那──】
【號──ッ、と噴き上がる濃密な瘴気と共に、白皙が弾かれたように疾駆する】

 【 ≪ 壹ノ咎:死神道化の鎌 ≫ 】


 ──る瑠ウウ雄雄おおおオおおオオぉおお雄おア亜あァ阿ー────っッ!!


【獣の咆哮。突如、彼の右手中に、爆ぜるようにして一振りの大鎌が出現する】
【黒地に紅い刃紋を持つ三日月型の刃に、捻れた黒い触手らが絡みついたような禍々しい柄】

【それを両手で握り締めながら、ガルニエの真っ向から迎え撃つように疾走を続け】
【光輪に接触する前、胆ッ、とその足裏が強く床を蹴りつけ、重力を軽視するように身体が舞い上がる】
【波紋のように広がりいく光の円弧が、彼の下を通過──そして、放物線を描いていくその長躯が、背を丸め──】

【暴──ッ! と、大鎌を握りこんだまま、空中で鋭く縦に回転するだろう】
【もしも人間が触れれば、その身を頭から縦に二等分するような、車輪に似た刃の軌跡】
【しかしながら、予備動作が大きく、目を逸らさなかったならば、予測することもさして難しくはないだろう】
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/26(土) 21:38:33.50 ID:8a1HCGjRo
>>490

そんな事言われたら……「違う」、って言いたくもなるじゃない?
血の流し合いなんて――争いなんて、私としては望むところじゃない。

けど、血を流さないと大人しくしてくれない人だって居る。
こっちの言い分を聞いてくれない人も居る。
力を示さないと納得してくれない人も居る。

――――聞くけどウェル子ちゃん。
貴女は、話し合いでこの場を解決する積りは、有る?

【相手の言葉に律儀に耳を貸し、言葉を返す】
【誰を相手にしようと、出来る限り武力による鎮圧は善しとしない】
【そんなルシアの甘い考えは、この様な場においては致命的な物で】

【然し、反応せずには居られないのが、強さであり、弱さであるのか】

【ウェル子から視線は逸らさない。接近するエルフェスも視野に収まっている】
【中距離、視界の端に映るシオンの行動にも当然、注意を払う物の】
【右手に持った剣を握り締めたまま、ルシアは攻めの一手を講じない】

【飽く迄も、相手の返答次第、と言うことだろう。ルシアは、ただ、待つ】
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 21:39:05.41 ID:WBW68LPno
>>466>>484

【まず、腹部を狙う戒能の紅い弾丸。横に跳んで、それを回避】
【着地した先で、体勢を、おおきくおおきく落とす――予備動作】

はい今晩は、……コックさん?
私は<Justice>の、すみっこの方に属しています、

薄汚れた「ひとごろし」と呼んで、白坂カゲツって読む、らしいですよっ

【次に、前に飛び出して、駆ける。その時にはすでに、目の前には黄金の津波】
【訝しげに顔を顰める、意図が、読めないから】
【刀を握らない左の腕を、顔の前に。視界を塞がれることだけは回避しよう、と考えて】

【最初に飛びだした分だけ、距離は詰められている、はず】
【切っ先がぎりぎり届くかどうかの間合いから、ハニーから見て右から左へ】
【胴の部分を狙った横薙ぎ。ただし、当たったとしても、ちょっと豪華な引っ掻き傷程度にしか成り得ない】

わぶっ、……!

【蜂蜜、直撃。顔は守っていたけれど、ちょっとだけたたらを踏んでしまう】


>>506

……ぷっは!
「あまがや、ふたヴぁ」さん! ですよね、先日の会合でお顔を拝見しましたっ、
白坂カゲツと申します、前衛はどうか、お任せ下さいっ……甘ッ!

【すでに蜂蜜でべっとべとになっている、任せられるのかはちょっと微妙だが】
【彼女にしては大きめの声に込められた意気は、伝わっているだろう。多分】


【カゲツの位置:ハニーの前方、持っている刀の切っ先がぎりぎり届くくらい。状態:蜂蜜まみれ】
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 21:40:18.88 ID:WBW68LPno
>>511
//オウアアアア何故ここでタイプミスっ……
//「ふたヴぁさん」を「ふたばさん」に脳内変換お願いします、申し訳御座いません……
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/26(土) 21:40:52.28 ID:KdWvw8RP0
>>482(花城)>>492(クルス)
あら……なかなかやるわね…
おじいちゃんの方はいい判断だわ…
貴女は……まあ、いいわ
【そう言うと】
【両手に一丁ずつ大型拳銃を抜き】

>>500(パニキュレーたん)
あら…酷いわ
《ゾンビ》も立派な人間よ…一回死んでるけど
【そう言いながら】

どちらでもいいわ…けど今は私がサポートするわ…
できるかわからないけど…

>>ALL
一対一と二対二…どっちがやりやすいかしら?
【そう言いながら】
【右手の大型拳銃を花城の左足あたりを狙うよう定め】
【引き金をひき、銃弾を花城の左足を狙い放とうとする】
【狙いはパニキュレータの為に花城の隙を作ろうとする事】

【それと同時に左の大型拳銃を前上に向け、引き金を引こうとする】

【成功したら銃弾が放たれ】
【天井の一つのシャンデリアを支える鎖を撃ち抜き】
【クルスがこのまま進めば、クルスの上からシャンデリアが落ちてくるだろう】
【気付いて急いで回避すれば間に合うかも】
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/26(土) 21:43:40.88 ID:ZG/Y9syto
>>493>>495

いーやそんな戦争なら要らないね!休みたい時に休めないなんていい迷惑!
大体弱者捻り潰して遊んだって、本当には気持ち良く楽しめなくってさあ……

(ディルガの鱗を……!?)
(いや、耐えきれる、問題は腕………継続する衝撃≠ヘ耐え続けられない……!)
(一歩離れて……いや、足りない!)

【金属同士の衝突とは、また異なる感触、音。これまでの経験は、原因が自分にのみ有ったが】
【今回は、相手方の武器も、通常の金属武装では無かった】

【古赤龍ディルガの鱗に、魔術的な行程を経て作られた籠手】
【刃によって切断される事こそは免れたが、その振動のシャットアウトは出来ない】

【咄嗟の判断。大きく左足を前方に踏み込み、上体を跳ね上げる様にして起こす】
【両腕の位置は少し引き下げ、胴体を庇う様にして】
【後方に体重をかけた状態で、カーネルの振るう光剣を籠手に受ける】
【体を起こす勢いに、カーネルの腕力。軽量級の吟雪は、それこそ文字通り宙に舞って】
【最初に予定していた一歩より、更に離れて川面に膝から着地した】


(あれと押し合いを続けたら、幾らディルガの鱗でも何時かは斬れかねない)
(此処は武器を切り替えて、防御に徹しながら―――)

――って、そうそう待ってくれる筈も無いよねっ……!

【吟雪は武術を中心に戦う者だ。体勢を立て直す術は、幾らでも知っている】
【だがそのどれもが、このタイミングでは間に合わない】
【咄嗟に選んだ防御は、左腕で胴体を。右腕で左目から鼻、そして首を庇い、身を縮める事】

【衝撃波の幾らかは、籠手による防御で散らされるが】
【庇いきれなかった左腕上腕、右肩に裂傷。右膝にも軽度の負傷】
【然しこの攻防で受けた、最も大きな痛手は】


…………っ、あー、たた……

(ヤバ、見えな………いや、大丈夫、多分―――)

【右の眉を斜めに、衝撃波の端が切り裂いていた事】
【負傷の度合いは小さいが、出血がどうしても多くなる位置。ダメージに比例しない出血が、右目を覆う】
【洗う為の水は幾らでもある戦場だが、洗った端からまた血は流れる】
【己の眼球の無事は確信しながらも、その動揺ばかりは消せずに居た】

【開いている左目で、咄嗟に周囲の確認】
【カーネルは、今は自分から遠ざかって行く。ヴュネルドは、見知った顔と戦闘中だ】
【最近の会合で見たばかりの顔もあるが、基本的には親しい者は少ない、と言って良いか】
【助けを求める相手に事欠く状況。苦しくて楽しくて、また口が裂ける様に、笑いが零れる】
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/26(土) 21:43:46.04 ID:1cnFDOyso
>>501

…刃物は嫌いなんです
だって───痛いですし、怖いです

【斜め前へ角度を変えて、丁度、そちらとすれ違うような形で腕を振り切る】
【ギギギっと鈍い音と火花を上げて、サーベルと爪が接触しあい】
【さすがにサーベルを断ち切ることはできないものの、刃に細くだが爪の痕が残るであろう】


───。

───余所見は、してはダメですよ?


【しかし、すぐにサーベルを確認したり、引っ込めたりすると不味いことになる】
【すれ違い、真横に並んだ瞬間、そちらの顔をめがけて彼女の尻尾が鞭のようにしなり、飛んでくる】

【たかが尻尾と馬鹿にするなかれ───踏み込みとしなりでそれなりの速度は付いている】
【顔に当たればかなり痛いエネルギーを持っている】
【しなる分、距離はある。冷静に見極めれば避けるのはそんなに難しいことではない】
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/26(土) 21:43:51.88 ID:7HC2Y7Zvo
>>492
【老人は、ただ戦いに興奮しているだけではない】
【死人が出るのを良く知っていて、洒落にならない事であるのを認識した上で――】
【――――楽しんでいる】
【その様は、戦場を遊技場として駆けまわる幼子の如き物】
【子供のように笑い駆ける、御歳70の戦闘狂はクルスに無邪気な笑みを向けた】

ああ、任せとけ、嬢ちゃん。
こんな大戦、駆け抜けなけりゃ損ってもんだわい。

【にぃっ、と歪んだ笑み。突き抜けるほどに歪んだ笑みで応えた】

>>500>>513
ほう、術師系かの。

【などと呟きつつ、月光の様な光を放つ瞳を細めて】
【迫る符を、軸をずらさずに体の重心移動だけで体を動かす技術で、ぎりぎりで回避して、そのまま前進していく】
【服の脇腹が一枚裂けたが、皮膚には薄いキズが走るのみ】
【ぎりぎりの動きをしてでも、距離を詰めるつもりだ】
【だぁんっ!と強く踏み切って急加速、両手で刀を握り締め、放つは一閃の両手突き】
【刀身には櫻の花びらがまとわりつき、徐々に其の形を変えていく】
【少し太めの針程度の切っ先が10。刀身に纏わり付いた】


花之弐――――


【一直線に、距離を詰めながらの高速の両手突き。シンプルながらも、威力のある攻撃】
【初手としてはまずまずか。刀身は相手の胴を狙い突き出され、10の切っ先が枝葉が分かれるように打ち出されるだろう】
【老人の技は“重く”は無いが、“疾く”、“鋭い”技だ】
【防御力が高く、攻撃を受け止めるタイプには分が悪いが、相手はどうだろうか?】
【そして、迫る銃弾。しかし、今の老人は既に高速で移動している。狙い撃つのは難しいだろう】
【老人の左足を掠め、脚絆を抉り、皮膚を削ったが、老人をとどめ置くことは難しかった】
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/26(土) 21:44:37.90 ID:7HC2Y7Zvo
>>516
//うげっ!技名抜けてた!花之弐――蓮華です!
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/26(土) 21:45:04.57 ID:6TPYrQzO0
>>499

【が、が、が、がぁ――バキン!】

【避けられた人形。地をすり減らし。木を追突し。そんな事があったにもかかわらず】
【――彼は無事であった】

(《防音処置、不能》)

【彼の脚部は其れによって“焼け”
 ――銀色の骨。顔と同じ。銀色が露わになる。詰まりは。そう云う事である】
【きぃい、と其の金属音が五月蠅く響き。――むくり。何事も無かったかのように立ち上がる】

(《不時着、成功》)

【其の双眸をその焔弾へ向けつつ。少し左足を屈んで】


(《計算中……》)

(《跳躍体制》)


【左後ろに広がる地獄絵図。彼は、そのまま横跳びに避けつつ。着陸した右足へと伝え――】
【びしゅん。左足の其れを伸ばしてレギンへと跳び蹴りの感覚で襲う――!】

【しかし、先程よりは速度と威力は劣り
 更に同じく直線的及び、音が五月蠅い為避ける事は難しく無い筈だが果たして――】
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 21:46:21.45 ID:81Dwsm4SO
>>502
・・・そ・・そんなぁ・・
【青年の言葉に完全に弱りきって】
【更に涙目になる、】

・・・ぼ・・僕は《Justice》の人間ですっ!
いざ、テロとか事件に遭遇した時、素手で・・闘えって言うんですかぁ・・っ!
【更にそう反論する。】

僕にはそれ程の戦闘力がありません!
そんなの・・・何も護れないじゃないですか!
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/26(土) 21:47:19.09 ID:sd1ECH0Q0
>>493 >>495

…………すんッ

【刃の隊列は、分け隔てなく侵略を開始する】
【まるで彼の「世界」を、体現するように思えて――美しかった】
【しかし見惚れることはなく、櫻芽は水底を蹴って横に飛ぶ】

【斬撃が櫻芽に降りかかることは、無かったのだけど】
【その左側で『固まり』始めていた煙が、剣圧と魔力により散らされて】
【ぱりん、と。氷を打ち砕いたそのものの音が生まれる】
【目を凝らせば、それが出来損ないのネズミの形をしていた事がわかるかも知れず】

吸血鬼風情? いや、そう言われることに異論は無いがね
君の野望の果てになるのは、血を啜って生存する生命だけの世界ではないかな?

言い換えよう、それは「万人の万人に対する闘争」の時代だ
その世界には私は特に異論を差し挟まない――どうなろうと、生きられるだけ生きていくだけだ

―――知りたいのは、君達の力と言う名の絶対的な真実

……なぜ、君は人修羅であろうとするのだろうな

【いつしか、尋ねるつもりは無いことも―――抑え切れず、開放した】
【儚むのでは無く、自己を恥ずかしむように刹那目を細めて】

【櫻芽の周りを渦巻いていた白が、蝙蝠の形を取っていく】
【雪を固めて作ったように、煙と同じように、まっしろなそれが】
【「三匹」―――彼女の頭上で、くるくると飛び回り始める】
【精巧な出来と言うべきか? 彼らはキィキィと騒がしく鳴いていた】


――“凍銛(こおもり)”よ、獲物は見えているだろう…


【その内の一匹は、カーネルの道に立ち塞がるが如く】
【ふわりと舞い上がり、飛翔――颯護と彼の間に割り込もうとするだろう】
【立ち位置は、カーネルの胸と喉の間ほどの高度だ】

 【櫻芽の術のひとつ――凍銛(こおもり)=z
 【形作られた氷翼を持つ蝙蝠は統率者に操られ、任意に「爆ぜる」ことができる】
 【すると、範囲は狭いものの濃密な煙がその場に立ち、無数の氷の小刃が飛び散るだろう】
 【お世辞にも高火力とは言えないが、扱いやすい誘導武器であり】
 【「物にぶつかっても爆ぜる」性質から、特攻や相殺の使い方も認められる】
 
【今はどちらかと言うと、カーネルの自爆を狙っているらしい――】
【何かに触れない限り、それは何も起こすことはしない】

>>467 >>514 (颯護さん)(吟雪さん)

黒いのと灰色の!! ……使う気があるなら、使いたまえ
――私よりも、コイツの方が聞き分けが良いはずだ

初対面の諸君の思想から出た“行動”を手伝う気はまだ起きないがね、戦闘は別だ
この一戦に介在する「君」という存在を最大限に利用することによって――

私は――初めて全力を尽くしたことになる

立場がどちらであろうと、不確定事項を使いこなそうとせぬのは怠惰なのだよ。

【“押し付ける”ように――淡々と、以上のことばを彼らへと紡ぐと】
【もう一匹のコウモリが、颯護の元へと飛来し、その肩に乗ろうとするだろう】
【成立したなら――その支配権が譲渡され、上記の通り動かせるはずだ】
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/03/26(土) 21:48:57.98 ID:sEAwlsJOo
>>505
≪R.I.P.≫等、私には関係ない
私はどこにも属さない。属してしまえば、それだけ戦場が減るというもの
そして心しておけ、この私を砕くと言うのならば――貴殿もその身を砕くことになると!

【タツミに移動術、ハンニバルはそれを見て、スピード勝負では相手に分があると悟る】
【だが同時に、それは長続きするものでもないと推察する】
【とは言え、ゆらゆらと揺れるタツミを眼で追うのは愚策と考え、男が注視するのはただ一点】

(如何に幻惑を持った移動術であろうと、結局は刀を振るわねば意味がないのである
故に、貴殿の最終目標は私に剣閃を当てること…であれば、対処も可能である!)

【相手の移動を眼で追う事はせず、男は方天戟を片手に持ったまま、ガツンと石畳に突き立てる】
【途端、石畳が捲れ上がり、男の周囲で浮遊して、盾の様な形を取るだろう】

”魔闘・石破陣”

【切れ味の無いと言う、タツミの刀で、この石の盾をどう対処するのだろう?】
【そして、男は三度、”魔武・獅子戟衝”を放つだろう】
【相手のスタミナを、奪い、機動力を殺す為に――】

522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga sage]:2011/03/26(土) 21:49:12.89 ID:a8F1lMMd0
>>507

ま、こんな場所で平然としてる時点で、ここにも毒されてますわね。
変人のワンランク上ってところですかしら?

【にこりにこりと笑い、なんでもない世間話のような雰囲気】

では、あなたが望んだ回数で構いませんわ。
わたくしとしては、クイズに意味はありませんの。
だからといって、そう簡単に答えるつもりも特に無いのですけれど……。

【答えを求める相手に、あっさりとそれを拒否して】
【要は、「特に意味も無いけど、簡単に答えるの癪だから」……と。そんな具合か】


【ポケットを探る仕草、それにも、彼女は警戒を示して】
【目をわずかに細め、軽く、かかとで木箱を打つ】

いえ、結構ですわ。
わたくし、甘いものは好きですけれど……今、そういう気分ではありませんの。
申し訳ありませんわね。

【木箱に手をついて、変わらぬ笑みをわずかに、どこか演技臭さのある申し訳なさそうなものへ変えて】
【口に乗せるのは、拒否の言葉。要らないと言って、手を伸ばす仕草さえない】
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/26(土) 21:50:14.42 ID:qVBSoQfno
>>493>>495
はっ、到達出来ない世界になどボクが言ってやるものか!
オマエはその夢想に縋りついたまま、そのまま絶望するが良いよ!

【その『次』に起こる事象を知らぬ身は、その双剣をそのまま押し切らんと大きく腕を振りかぶる】
【僅かな瞬の末に危険を察しはするものの勢いは止まらない、そのまま迷い無く突っ込もうとする、が】

骸――

【明らかに異質な、しかし決して相手にではない怯えを丸い眼に移して身が小さく震える】
【振り切らずに止まった大鎌は幸か不幸か、腕を前に差し出した姿勢で止まる】
【決して防御の姿勢とは言い難いために全身に裂傷を負うものの、なんとか致命傷には至らずに済む】
【小さな体は、そのまま後方へと吹き飛ばされ肩から地面に叩きつけられた】

骸、と、言った、な

【震える声を絞り出しながら、地に手をつき身を起こす】
【取りこぼした鎌は左手を胸に当てると共に消失し、同時に右の袖が異常な形に張った】
【そして】

――煩いッッッ!!!!!
煩い、うるさいうるさいうるさいうるさい!

ああ、糞、蟲が、ボクを、蟲が、畜生め、蟲が、虫けらが、ボクを、このボクを、骸だと!?
蟲のくせに、汚らしい穴から這いだして産まれた腐った肉塊がボクを骸だと言ったな!!!
ふざけるな、嗚呼、畜生め、蟲が、蟲めが、死ね、殺してやる、死ね、死ね、死ね死ね死ね死ね死ね!!!
喉を食い破って殺してやる、開いた腹を焼き水に沈めて花瓶へと身を貶めてやる!!!
ああぁぁぁあぁぁあぁぁぁああああ、ボクは、ボクは骸なんかじゃない――……!!!!!

【泣き叫ぶにも似た咆哮を上げ、『触覚』のみを顕現した右腕が天に翳される】
【明確な音として形容しがたい叫びを響かせながら、右腕らしき見えない何かが地面に叩きつけられた】
【地を抉るような軌道、礫は大小問わず、目標はヴュネルド・カーネルの両者へと】

このオーベール・ブノア・リシュタンベルジェルを馬鹿にするなッッッ!!!!!

【強い感情を伴って生成された『右腕』は、僅かに視覚への顕現も伴い】
【一定以上の魔力を持つ者には見えるかもしれない】
【その、細く歪な、ねじれた形で存在するにせものの右腕が】
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/26(土) 21:50:46.65 ID:sd1ECH0Q0
>>520
//やばい、ひどいミスです
//【一匹ずつコウモリが、颯護と吟雪の元へと飛来し、その肩に乗ろうとするだろう】に、修正してください
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/26(土) 21:51:25.14 ID:U/eWMgv2o
>>496
峰打ちとは……舐められたものですね――

【あざ笑うかのように、ウェル子は左手の脇差で斬撃を受ける】
【余裕の佇まいにて、つば競り合いの状況に入ることになるのだが――】

【一方で、右手の刀――《水鏡》――へ、「黒い羽根」が纏われていく】

>>503
さても皆様方は思慮深い方々ですね……
お仲間に攻撃を譲り、自分は後方にて支援――

【エルフェスの攻撃を防ぎつつ、シオンを見遣り、】


……だから、貴方様方はいつまでもいつまでも、変わらぬ「正義」とやらを掲げ続け、
結局前進も後退もできないと、いつお気づきになるのですかねえ――


【玉座のカラスが、飛んだ】
【素早くカラスは、銃の射線上へ】

【結果、弾丸を受けたのはカラス】
【そしてこのカラスは、あえなく地に落ち、その姿を「黒い羽根」へと霧散させた】

>>510
……さて、お話は戦いながらでもお聞きできますが――

問題は……ルシアお姉様の「覚悟」――
大事なのは……貴方様の「自ら茨の道を進む決意」――

…………「御理解」頂けますか?

貴方様方は、三人
わたくしは、一人

わたくしの背後では、死神が微笑んでいるのです
希望をえぐれ、絶望へ誘え……さもなくば……貴様の魂を抜いてやる……とね


>>ALL

――『他を尊重せし殊勝なる輩に氷点下の洗礼を』――

【ウェル子が、右手の《水鏡》を、天に掲げ――、】

       ――《義の代償》――

【――エルフェスの横で、一気に、振り下ろす】

【すると、《水鏡》に纏われていた「黒い羽根の塊」が、二グループ、二手に分かれて飛ぶ
【その「黒い羽根の塊」は、それぞれシオンとルシアに一つずつ襲いかかる】
【エルフェスは、ウェル子とつば競り合い中なので、この被害が及ぶことはない】

【「黒い羽根の塊」は大きな刃だと考えてよい】
【直径1メートル程度の円形に纏まったそれは円形カッターの如き姿】
【水平に、そして空気を切り裂き迫るそれを、しゃがむか、飛ぶか、横移動か、叩き落とすか、防ぎきるか――】
【なんにせよ、対処をしなければ、痛い眼を見るのは明らかだ】
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 21:51:39.74 ID:UhIMKRDKo
>>493>>495

言われなくてもそのつもりだ!!
証明してみせるッ!!
【弾丸を最小の動きで避けたカーネルに驚くが、次の言葉】
【単調―――その言葉に頬を緩めたくなる気持ちを必死に抑える】


チッ…まじかよ……
「さすが≪R.I.P.≫の新リーダーってところだな。」
『相変わらずホント呑気だよね。口黒。ヤバイよ?どうする?』
どうするって行っても…これしかないだろ…!
【そう行って、自分の周りに鏡の盾を出現させる】
【この鏡には重太郎の魔翌力が込められているため、なかなか固い】
【今は念を入れて、3枚重ねて出現させている、どこまで消えるかは分からないが】
【全部壊されることはまずないだろう】

>>514

だっ、大丈夫ですかっ!?
【会合で見た覚えがある、傷ついたその少女へと咄嗟に心配の言葉をかける】
【少年と特に親しいというワケでもないし、話したこともないが、心配する気持ちは抑えられず】
【そして、この少年もこの中で話したことのある相手は、誰もいないワケであって】


「おいっ!カーネルが動いたぞ!、重太郎っ!」
【その言葉で、視線をカーネルへと向けて、状況を把握する】

…チッ、ここで使うか!
行くぞ口黒ッ!
『了解っ!』
【右手の銃、口黒からカーネルへと向けられた魔弾】
【先程から魔翌力が込められたこの攻撃は、中級魔術ほどの威力がある】




527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 21:53:15.16 ID:1i0TQlaoo
>>519

──『Justice』?

【その言葉を聞いた途端、彼を取り巻く空気が一瞬硬直した】
【それに伴い、青年の言葉、声、表情や瞳に真剣味が帯びていく】
【少年が口走った言葉を鸚鵡返しした直後、青年はまるで観察するかのように、目の前に居る『Justice所属の人間』をじっと見つめ始めた】
【それは品定めのようにも、疑っているようにも、ただじっと眺めているようにも見えた】
【しかし、それも束の間。ほんの数秒の出来事】

おいおい。冗談を言うならもっとマシなもんにしろって
誰が信じるんだ?

【すぐに砕けた口調で彼は答えた】
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 21:54:40.83 ID:VHci/xyUo
>>497

ほう……随分と物分りが良いようだな
流石は正義の象徴、Justiceの頭、といった所か

多くのしがらみに動きを囚われ、一方向性の思想故、下手な真似も出来ず
それでいて私達のような者には変則的、永続的に狙われる
仮に私がそちら側ならば、さっさと諦めて下野するところだ

【折り紙の甲冑、そして此方へ向かう「神衣」というらしい相手を――視界に捉え】
【先ずは一人、と左手の光球をそちらへと飛ばす】

【効果は物理的なものではなく、相手の目前まで飛来すると炸裂、閃光を発するというもの】
【狙うは拡大の一途をたどる初撃、光の輪による斬撃の“当たり”】
【目潰し。それが成功すれば距離によっては頭痛を感じる場合の有りうる、が】

【多少警戒すれば勘付くか。光の球なのだ、眼を晦ます作戦など誰でも思いつく】

>>509

不運なのは昔からでな、既に慣れた。

そういう貴様は、また随分と愉快そうだ。少しは私にもそれを分けろ
どうにも、いつしか笑顔と云うものを忘れてしまいそうでな
鉄仮面などという重い物でも、これまた慣れてしまうから恐ろしい―――。

【カッ。軍靴が絨毯を抜き、大理石の床を高らかに打つ】
【標的が宙へと浮いた。首を上に向け、ほんの暫くの猶予を思考に使って】

……悪いが、私は骨の髄まで「鉄の女」でな
空中、更には地上からの支え―――身動き出来るか。いや、出来まい?

【右腕を高く上げて、自らの頭部が割れるよりも先に鎌の切っ先を自らの下腕へと裂き込ませる】
【が、右手ごと左右に割れるかといえば、そうではなく】
【ガリガリという耳障りな金属音を立てて、無理矢理に鎌の動きを止めようとして】

【更に、“上手くいっていれば”一瞬だけ身動きが止まるだろう相手へと右手の光球をかざし】
【それを光の奔流という簡素な物理エネルギーへと変換―――相手を、巻き込もうとする】
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/03/26(土) 21:54:57.73 ID:5k9QTfk/o
>>484>>506>>511


(………………へぇ。)

……了解だよ、マロンちゃん。
魔翌力なら『見える』。 ――――うん、状況も実に判り易いね。

【内心――戒能は、ハニーの言葉に舌を巻く気分になる】
【見た目とは裏腹に、満点≠ニ言っても構わないほどの説明力と状況判断】
【可笑しな『渾名』が付いている所が気になるが、そんな事を言っていられる状況でも無く】


あぁ、十分だよ――――……っと。 いっきなりだねぇリーダーさんッ!!


【発された『カウンター』を、軽く右へと跳ぶ事で回避】
【直撃した血液は木っ端微塵に砕け散り……、恐らくは、蒸発して消え去ったのだろう】
【明らかな“熱量”が擦れ擦れで肌を焼き、軽く火傷≠ナもした様な感触を感じる】


(……魔術師¢且閧ネら、『魔翌力』を使っちゃ直ぐにバレるな――。)
(「リベルタス」と「トートロジー」はお蔵入り、加えて「ルサンチマン」は複数戦に向いてない。)
(斯く成る上は……、 …仕方無いね――。)


…………ちょっと、卑怯≠ネ手を使うよマロンちゃん。


【彼が弾き飛ぶ様に向かうのは――カゲツ≠フ方向】
【丁度、双葉≠ゥら見れば戒能≠ヘカゲツの向こう側≠ノ居る様な位置取りだ】
【蜂蜜が直撃し……、…『べっとべと』に成っている彼女に対し】


……さぁ、今の内に遣ってしまえ=B


【突き出すのは閉じた番傘=c…先端部は『金属』で出来ているらしい】
【大振りの攻撃で狙うのは鳩尾=B 直線的な為、防御や回避を行うのは其れほど難しくは無いだろう】
【――――だが、其れこそが『戒能の狙い』なのだろうか】


【……双葉からすれば、迂闊に攻撃すれば味方に当たる¥況】
【だが、「点≠衝く攻撃は無い」と戒能が思い込んでいる以上――又と無いチャンスなのかも知れない】
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage saga]:2011/03/26(土) 21:56:54.00 ID:tWQrLgfco
>>500

【花城を警戒しつつも、こちらに向けられた視線に、こちらもそちらへと強い意志を秘めた眼差しを返す】

(……余裕ありげ、ですね)

【自分があの刀の標的になることを考えると、身震いのする思いではあるが】
【――あの仮面の女性には、あの剣鬼と正面切って戦うだけの実力がある、ということだろうか】

>>513

【軍服の少女の銃口が、こちらを向く――かと思えば、急にソレは、照準を上方へと修正した】
【威嚇射撃でも行うつもりか、と、あまりに自分に都合の良い解釈でそれを眺めていれば――】

……! しまっ……!

【――何のことは無い、狙いは、自分の頭上にある、もっとも単純な『質量』による、圧壊が目的だったというだけの話】
【階段の中腹に差し掛かろうとしていた足を止めて、後ろに跳ぶ】
【階段を五段ほど下りた所で、シャンデリアが落下――】

くっ!

【――落下したシャンデリアがあっさりと粉砕、ガラスや金属の破片が、そこかしこに飛散する】
【咄嗟に階段状に伏せて、それはやり過ごしたものの――】

(……分断された!)

【――階段を上りきった花城と、階段の中腹に破片を撒き散らすシャンデリアに阻まれた自分】
【これでは、花城が、二体一になってしまうことは明白】

……『銀貨を聖所に』ッ!

【――クルスは、迷うことなく、奥の手を発動】
【自身の身体に魔力を纏わせ、無理やりに転移を行う術式を自身に行使する】
【消費する魔力量、自身の肉体への負担、それら諸々の不利を負ってでも――2対1の状況を作り出すことだけは、避けなければならない】

【クルスの身体が、蒼い光に包まれた次の瞬間】
【銃を抜いた拳銃の少女の眼前に、クルスが、着地の衝撃を堪えながら、出現する】

……あちらの邪魔は、させません、よ!

【着地したままの低姿勢から、ダッフルコートの裡から、音高く短刀を引き抜いて】
【リンに向けて、その短刀を逆袈裟に切り上げる!】
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/26(土) 21:57:30.05 ID:6TPYrQzO0
>>518
/>>489安価抜けですorz
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/26(土) 22:00:30.29 ID:FmnSr8Ppo
>>495


──来やがったか…ったく
(糞…準備がまだ済んでないってのによ……ッ!!)

【不敵な笑みを浮かべながら、此方に飛来する衝撃波を視認。】

消え──…失せろッ!!

【途中まで構成していた術式を保留。手に構成した“漆黒の刃”を“斬撃”に向け力強く振るう。】
【“漆黒の刃”と“斬撃”、その二つは衝突したまま膠着状態に入る。】

……ちいッ!!
(──最初からこれかよ……っざっけんなッ!!)

【“漆黒の刃”と“斬撃”は相殺し、どちらも消失。】
【闇の魔翌力で構成された“漆黒の刃”は、「陰の力」───相反する力をぶつけ相手の攻撃を相[ピーーー]る事が出来るが、魔翌力を失った分だけ刃は消失する。】
【“斬撃”と“漆黒の刃”は、同等のエネルギーを持って──いや、“斬撃”の方がやや大きなエネルギーを持っていたようだ。】

【“漆黒の刃”を失った今、防御に移行する“力”は存在しない。】
【攻撃を直撃する可能性が出来た今、回避に全力を注ごうとするが───】


…いや、“やめた”。

──あっちが“アレ”で来るってんなら、最初からかっ飛ばすッ!!
【周りに幾らか“敵の敵”が居る事を確認し、中断した術式を再開する──】

…弾けろ

【“闇の魔翌力”が浸透した、真っ黒な水球が幾つか彼の周りに浮き上がる。】
【術式が完全に構成されてから、放たれるまでに大きな隙が出来る為、相手が再び“妨害”されなければ、次の攻撃は直撃する事となる】
【その危険を知って尚、彼は賭けに出た──!】

────< ブラスティングハザード >ッ!!

【水球が漆黒の光を放つと共に、前方に放出される膨大な“黒”──濁流を彷彿とさせる猛烈な水流がカーネルに向けて放出される────!】
【この技は相手に傷を負わせると言うよりも、吹き飛ばす意味合いが強い】
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 22:00:43.72 ID:KPDxrY5SO
>>499 >>518
ああ、他力本願かい……大層な“肩書”で大層な事言ってる割には“チート”に頼るなんてさ……駄目だなあ。

【小さく舌打ちしながら……交戦経験があるからこそ、現れた“神”に対して、“面倒臭い”という感情を覚えつつ】

……デイドリィム。あれは防ぐよ……流石に、かわし切れない。

『了解ですから!』

【……この世に3mの焔弾を避ける事が出来る者はそうそう居ない。ミストドラゴン達も、例外では無く】
【デイドリィムの腹から文字通り「溢れ出した」“黒い包帯”が……“ドーム”の形状を成して】

…………流石は神の炎、って訳かな。

『あ、あつッ!! やばいですから! もうもたないですから!!』

【放たれた炎を防ぐ……然し、デイドリィムの苦痛そうな表情、台詞からも分かる事だが……完全に防ぎ切れた訳では無い】
【包帯に、少しずつ炎が燃え移り……恐らくもう一撃加えられれば、この守りは決壊するだろう】
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 22:02:24.96 ID:81Dwsm4SO
>>527
・・・・確かに信じろといっても難しいですよねぇ・・
【少年はそう落胆して】

・・・・でもこれが本当なんですって!
・・・証明する物もありませんが、本当なんですっ!

・・・・信じて下さいってばぁ・・・
【口で駄目なら目で語れ】
【少年はウルウルとした瞳で語りかける】
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 22:03:48.06 ID:RWhGfPtSO
>>504

【音より速く伝わる手応え。――人影は驚いたように目を見開きつつ】
【此方を掴まんとする青年の掌を、腕を振り切って躱しながら急制動を掛ける】

――……成る程、易々抜けはしないと。……なら、ッ!

【その掌が空を掻くと同時に、時計回りに捻った体を逆回転。更に一拍、打ち放たれるは】
【――――中段、右の前蹴り。いや、ヤクザキックと呼ぶ方が近い】
【足裏、固い靴底を用い、体重を乗せて突き放すような一撃である】

【この短刀では効果が薄い、さりとて手や足で直接¢ナてば、使った部位を逆に痛めるのは自明】
【恐らくは、咄嗟にそう判断した結果であった。位置関係上、狙いは左の脇腹となるか】

【堅牢なのが取り柄だ、短刀は未だに欠けてはいないが。刃筋がズレていれれば、毀れても可笑しくなかったと】
【頭の端にそんな思考が過ぎるが、其れも直ぐに消えて失せる。意識は、眼前の敵≠ノ向いていた】
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/26(土) 22:04:16.90 ID:Bl+20SZWo
>>522

ワンランク上の変人ですか 褒め言葉として受け取っておきます

【僅かながら頬の丸みが増す 本心から喜んでいるのかもしれない】

それもまた無意味です それとも私との会話自体を目的としているのでしょうか?
暇潰しなら、金の国の騒動にでも関わって来たほうが愉しめそうですよ?

【行き場をなくした飴玉から、仕方無しに自分で包み紙を剥ぐ】
【薄汚れた路地にゴミが一つ増えたところで大差無いだろうに、包み紙を律儀にポケットに入れなおして】
【飴玉を口に入れる 飴玉の色は、日の光が無いところでは良く見えない程度の薄いものだということしか分からない】

とはいえ、こんなことに時間を使うのもまたおかしな話……

そうですねー 路地裏で出会った人は大体、機関員か正義の味方です
でもあなたは違う気もします

【木箱の上に座る女性に向ける視線は、問いかけというより観察】
【相手の眼の細かな動きを、自身の眼の中に映している】
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 22:05:07.70 ID:vQv8bW1Po
>>525

だってなあ、そこまで[ピーーー]つもりねーもん。
お前が悪人だって証拠もないし、つーか何も考えないで[ピーーー]……っていうのは避けたいのさ。
こういう考えは甘いんだろうけどさ、それでも……。

【鍔迫り合いのまま力が均衡するように調整し、そう告げる】
【ウェル子を[ピーーー]のは本分ではないという事を】
【なまじ彼女と会話をした経験がある分、戸惑うのだその彼女を[ピーーー]ような事態に】

それを踏まえてオレがしなければならない事っていえば……。お前と戦いつつしかし殺さない、っていうような事だけどさ。
実際どうなんだ?お前はオレを[ピーーー]気とかあんの?

【ゆっくりと刀を支える両手に力をこめてゆく】
【彼女は片手でこちらは両手、単純に計算するならば2倍の力がある筈だ】
【脇差を刀で押し進もうとしながら――――】

【一方、少年の右肩辺りから「黒色」が滲み出て】
【細長い腕その先に鋭い爪のついた物が形成される】
【人間の腕という訳ではなく、それはどちらかというと骨に少し肉付けしたような感じ】
【強い力が加われば折れてしまいそうですらある】

>>503>>510

おい、お前ら気をつけろ!羽根がいったぞ!
(予想通りには動いてくれない訳ね、まあコイツらしいといえば……)

【計画通りに全てが進むという事は、それこそ珍しい】
【全ては不確定の中で行われているのだから……】

【少しだけ後ろを向き、後方の少女2人に注意を促す、不要かもしれないが念のためというヤツだ】
【一方、エルフェスが振り向いた、その行動はウェル子にとっては微かな攻撃のチャンスになるかもしれない】
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/03/26(土) 22:05:29.88 ID:vxTwS1Hyo
>>525

【――――……分かっている、ウェル子のその言葉が、誘いの言葉である、と
それはつまり、心を揺さぶる、魔法のコトバ、耳を傾けてはいけない、そんな甘い甘い、台詞で】

【けれども、それを聞き逃すには――――……やはり、彼女は若すぎた
彼女らが冠す正義≠サれを犯され、黙っているほど
――――彼女の正義≠ヘ、軽いモノではない】


……っ一体、どういうこと、ですか――――……!?


【思考が、ほんの寸刻、そちらへと傾いた刹那に、耳に流れ込むは、空気の裂かれる音
詠唱の後に、聞こえた風切り音に、バッと、視線を、そちらへと向ける
息を呑む音は小さく、風に紛れて消えて、後に残るのは、果て無き空気の残響
――――ギリギリ、であったが、気づけた、回避はそこまで難しくない、はずであった】

【ここで、彼女が、貴女のコトバに耳を傾けたのが仇となった
寸刻、ほんの寸刻、右方向へと向け地面を蹴った左足が、離れるのが遅れ
そして、その左足が、無残にも、カッターに巻き込まれた】


……くぅ――――……痛い……ですね……っ
ですが、この程度で倒せる、と……んぅ……思われているのなら、心外、です……!
このような攻撃では……私の前進≠止めることすら、できませんよ――――!!


【ゆらり、と風に弄ばれる紫苑が如く、その華奢な花弁を揺らすと
ぐっと、地面を踏みしめるものの、ニーソックスを破り、染み渡る血液の量は存外に多い
細かく揺れる、華奢な左足は、今にも崩れ落ちそうなほどで】

【一歩踏み出すたびに、傷のダメージ、というよりかは、痛みの方を強く感じるのか
微かに、その整った表情を、苦痛に、揺らして――――……】

【右手の銃が、形を崩すと、元のワイヤーへと変化し、しゅるり、軽い音が再び湧き出て
零れ落ちるワイヤーの量は多く、彼女の右足元へと溜まって行く】


ハァ……ハァ……Thnks fr th Mmrs=\―――!!


【再び、彼女の手元で形を成す、ワイヤー、高く、高く積みあがっていくそれは、一つのヒトガタを為す】

【黒いサングラスで眼を覆った、大柄の男
鋭く襟を立て、前面のボタンを全て留めた黒いロングコートに身を包み
そして、その背中には――目を見張るほどに巨大かつ強大な、“機械仕掛けの大斧”が背負われている】

【ワイヤーはその男≠ヨと変化し、彼女の眼前に在るだろう
――――どこかで、見たことあるかもしれない、が……】
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 22:05:52.04 ID:g6Ls2BPDO
>>513
【リンのゾンビ発言を聞いて―――】

ふ、ふははっ!それはいいわ!あんた『も』あの世を知っているのね!?あの泥の底のような安らぎを!

【とても愉快そうな笑い声を上げる―――『も』ということは……?】
【興が乗ったか、パニーは更に上機嫌に声を上げる――】

なら主演パニキュレータ、助演リンで特別に踊ってあげましょうじゃない!

>>516
うるさい爺ね。あたしはあなたを、『拒絶する』―――

【ふっ、と感情を内側に押し込め、変わりにより純粋な殺意を露わにする―――】
【そして老人が刃を突き出すのに合わせるようにして、チャクラムを前に突き出し―――】

―――白炎「ヒートリジェクタ」!

【白はあらゆる色と交わることを望まない―――
―――チャクラムから広がるように放たれた白い炎は、あらゆる物体を弾く障壁となる】

いい年をして戦闘狂など―――さっさと隠居すればいいものを!

【かつての自分を見ているような、不愉快な感触―――】
【だが、小さい刃はともかく本体の剣閃の勢いは殺しきれない―――力で押され、僅かに、しかし確実に後退する】

>>530
【転移術だろうか、一気にリンに詰め寄った少女を見て歯ぎしりをする】

(あっちの方が小細工派かしら………!?嫌なマッチアップね)
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 22:06:19.38 ID:vQv8bW1Po
やだピーーーばっかっでなんか卑猥……
直しましょうそうしましょう
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/26(土) 22:07:17.61 ID:vQv8bW1Po
>>540
/まさかの誤爆
/スルーしてください
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/26(土) 22:08:31.05 ID:Y5As/Ywz0
>>518

いやーアホみたいな単純な戦法と馬鹿げた身体機能……面白れぇなぁ…
ねぇ……誰が設計したの?紹介してよ、興味があるんだけどさぁ……ハハハハハハ!

【左腕で攻撃を受け止める、それにより腕からぽたぽたと血がしたたり落ちる】
【レギンはニッと笑うと、ゼビレイを見つめて、口を開く】

でも知ってるか?猪突猛進馬鹿は早死にするんだぜ?いくら生身でなくても…無茶しすぎだぜ…

開け……災厄の博物館≪パンドラ・ミュージアム≫

レッド・ローズ=c……グッバイ……機械人形…

【受け止めている左腕を弾き、バランスを崩そうとしながら能力を発動する】
【刹那、レギンの後方の空間が歪み、波紋のように揺れる】
【レギンはそこに手を入れて、ワインレッドのロングバレルマグナムを取出し】

【ゼビレイの眉間部分に向けて一気に二発の魔翌力で強化された弾丸を発射した】

>>533

(あっちはダメージ受けてるな……まだ放置でいいか)

あぁ?なんか言ったぁぁぁぁぁ?しらねぇーよ!作ったの俺じゃねーし!
まぁ貰いもんは使わないとねぇえぇぇぇぇぇ!美しいし!コレクションもたまには使わないと!

【ゼビレイに発砲しつつも顔を向けて相手に叫ぶ】
【が、レギンがゼビレイに意識をもっていかれてるために、指示はでない】

【ただ大地を震わせながら一歩一歩近づいていくのみである】
【コアはさらに光を増して輝きだしている】
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 22:08:32.03 ID:1sAIN1jDO
>>515

君の持ってるその立派な爪も、あんまり人に向けて欲しくないものだけどね…!

【衝突し合う感覚で、互いの得物の切れ味を確認――人間など軽々引き裂いてしまいそうな彼女の恐ろしい爪を間近で見て】
【あんなモノをまともに身体に受ければ、切り傷だけでは済まない―――改めてそう認識する】


えっ―――うわ!!?

【直後生じる風切り音――相手の武装≠ヘ爪だけではなかった】
【顔面目がけて飛来してきた尻尾が視界に入ると、頭で理解するよりも先に身体を反らして――僅か頬に擦ったものの、間一髪直撃を避けることに成功】

【そしてその勢いで少女から再び数メートルの距離を取り】


………顔を狙うなんて嫌な趣味してるね。女の子らしくないんじゃない?

【ツー…、と。先程尻尾が掠めた頬に一筋の血を滴らせながらそう呟くと】
【構えたサーベルの刄に、熱を帯びた橙色の魔翌力を宿らせるだろう。恐らくは――典型的な炎≠フ力を】
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 22:09:16.10 ID:1i0TQlaoo
>>534

(余計に信じられねぇ)

【少年が瞳をウルウルさせて、青年は余計に猜疑心を深めてしまった】
【『Justice』といえば、あらゆる市民の敵に対する”戦力”として結成された組織。今や知らない人間の方が少ないほど活躍、活動しているグループだ】
【そのおかげでネームバリューもある程度は構築されている。自分がそうだと偽る人間が居ても何ら不思議は無い】
【不思議は無いのだが──】

じゃあ質問だ。『Justice』の本拠地は?

【この状況、偽る理由があまりに無い。強いて言うならば学生が帯刀しているのを見咎められたため、咄嗟についた言い訳程度。それも警察に言えばあっさり看破される】
【ひとまず青年は簡単な質問で探ることにした】
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 22:11:23.04 ID:JbS+17fAo
>>509>>528

「ふっ……っ!」

【飛来する光球、そして迫る光の刃】
【神衣の行動は決まっている。初撃は様子見――回避行動であった】

【ダンッ!と強く地を蹴り、前進の勢いをそのままに神衣は跳躍する】
【行動自体はゲーティアと同じ。宙に舞う事で刃を避けての攻撃への以降】
【しかし、刃・光球ともに回避自体は成功する……が、】

「初撃、頂きまし――」

……いかん!目を塞げ、神衣!

【炸裂する光に視界を奪われる。跳躍だけでは目潰しの範囲から逃れることは出来ず】
【また、的確な行動をするには反応が間に合わない】
【神衣の目に膨大な光が差し込み、距離が多少取れていたがゆえに頭痛などの追加効果は受けなかったが】
【一瞬、神衣から場の情景が消え、対象となるガルニエの姿も失われる】

正面――そのまま、薙ぎ払うのじゃ!

「……っ!は、い!」

【即座に織守からの鋭い指示】
【神衣はそれに従順に応じ、背から伸びる「蛇折り紙」を空中で鞭のように振るった】

【方向はガルニエから見て左方、上から斜めに叩きつけるような軌道だ】
【大蛇はワイヤーを束ねたような硬度を持ち、直撃したならば相応のダメージを与えるだろう】

【しかし、目が眩んだ影響で始動が遅れ狙いは甘い】
【あくまでも牽制。苦肉の策ともいえる行動であった】

(……やはり、神衣には経験が足りぬ)
(少々因縁はあるが、あやつと何らかの形で連携を取らせねば打ち取ることは難しいか)

【織守は後方から、いつでも支援できるようにと意識を研ぎ澄ませながら考える】
【神衣一人では実力が足りない。しかし自身も本格的な戦闘行動をすることは難しい】
【故に状況を見極め、勝利を手繰り寄せるべくセコンドとしてのポジションを全うしようとしていた】

【状態:織守……後方待機 神衣……ガルニエの正面上方。攻撃中】
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/26(土) 22:13:02.94 ID:gbcppXeV0
>>521

…フン、お前の剣ではこの石畳を砕けん、と。…笑止。
私の一番の武器は足捌きではなく、一撃の威力だ!!

【そう言って彼は超スピードで間合いを詰めると右手で突きを放ちその盾に剣を突き立てる】
【凄まじいスイングスピード、はたして目視できるのかというくらいの】
【――この蒼天と言う剣は、大きな特徴が5つ。】
【1つは見た目で解る通りその長さ。腕を伸ばせば3m、踏み込めば4mまで届く。】
【2つ目はこれもタツミが言った通り「切れない」と言うこと。その分を威力に回してあることも彼は言っただろう】
【そして3つ目、それは剣の重さが極端に剣先に寄っている、つまり振り抜きやすい構造であること】
【2番目に大きな特徴、4つ目。それは100kgを優に超えるその重さ。加えて2mの刀を片手で楽に振りきる彼のパワーはまさに人外】
【そしてこれが1番の特徴か、5つ目。それは「しなる」という所。】
【この少しの「しなり」が相手が斬撃を受け止めたときの衝撃を通常の2倍近くにするのだ】

【故に彼の攻撃にとって石畳など――そのへんの柔らかい土と変わらない】

【石畳が簡単に砕けたのをみて彼はまた衝撃波を飛ばすが】
【タツミは手首を軽く一回転させ最初に見せた盾を出す】
【2m、100kg超の刀を右手首1本で簡単にくるりと回す――この男の「パワー」がよくわかるであろう】

【その衝撃波を盾で受けた後、タツミは彼から4mの距離まで近づき、踏み込んでの薙ぎ払いを放つ――が】
【先ほどの説明から普通の薙ぎ払いとの威力の違いはきっと解るに違いない】
【そしてさらに注目すべきはスイングスピード――衝撃波が素で飛びそうなほどの速度がさらに一撃の威力を倍増させる――!!】
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/26(土) 22:14:12.21 ID:LU0UFIzto
>>506 >>511

……今までが、おかしかったんです

わたしが目指す地点への道のりで
…たまたま、同じ方向に歩いた
途中まで一緒だった……、それだけです

【彼の呟きが耳に届いて、――自分に言い訳するように、囁いた】
【覚えてないかも知れないけれど】
【あの日、双葉と、もう一人の彼女が居なければ、ハニーはここに居なかった】
【後遺症の残る右腕が、涙するようにジクリと痛んで】
【彼女を回想の海から引き戻す】

【――気がつけば、カゲツは既に距離を詰めていて】

【刀を振られたのは、槍で防御できない方向からだった】
【寸前まで攻撃していたために、咄嗟にバックステップも間に合わない】

――く、ぅっ

【頑丈な筈のコートは、短い悲鳴と共に白銀に裂かれ】
【たたらを踏む形で、傷を貰い受けた】

【コックコートに鮮血の赤が滲む】
【しかし――、カスリ傷だ。怯みはしない】

白坂カゲツ……実に良く似合う名です

それじゃ、ついでにもう一つ、教えて欲しいです
あなたさん、刀の他に、何か持ってるです?

あるなら早急に出さないと……

【「殺される側になっちゃうよ」】
【踏み込んできた戒能と入れ替わるように、更に後方へ跳ぶ】

視えるなら良し
……って、だれがマロンです!
わたしはハニーとっ!

…もう、いくです!

【――彼が隙≠作ってくれるなら】
【刺突の重ね打ちよりも有効な方法を――】

――― ≪パウダー シュガー ブリザード≫

【腕を真っ直ぐ伸ばして、柄の中程を両手持ち】
【トライデントじみた巨大フォークを、カゲツにかざし】
【両手を巧みに動かして、グルングルンと回し始める】

【まるで大型送風機のように高速で回転するフォーク】
【フォーク全体から噴出される、冷気の込められた粉砂糖】
【熱を強引に吹き飛ばして貫通する鋭利な凍気が、カゲツに付着した蜂蜜ごと、カゲツを凍らせんとする】
【一方で、水分を持たない戒能への余波は薄い】

【瞬間凍結とはいかないものの、この状況下での近接戦闘は危険かも――】
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/26(土) 22:14:18.28 ID:btvHVcyco
>>535

【ドッ―――】
【幾らこの男の身体が“堅牢”と言えども、“衝撃”までは逃がしきれない】
【蹴られれば僅か後方へとよろける】

【しかし――――】

―――ってぇなコラ

【―――それでもまだ、笑って居られる】
【貴女の素早いアクションの間に、彼も腕を引き戻す位の余裕は有ったか】

【蹴られた際、今度こそ彼女の身体の一部――――蹴りを放った右足を、掴もうとして】
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/03/26(土) 22:15:27.45 ID:37Kj256j0
>>508(ツァーリ)
「……己の主人は、いつまでもポポル様のみだ」
【視線の、一瞬の交錯。サングラスの奥の鋭い瞳と万華鏡が、刺し合い】
【「……彼もまた、孤独だったがな」と、小さく独り言のように呟いて――】
【ぐん、と。急激に飛び上がった相手を、即座に視線で追いかけ】

「……平生の動きとしては有り得んな。……能力か」
「だが……未だ未だよッ!!」
【一瞬の背中合わせ。そこで彼は、敢えて振り向くことなく】
【機械斧を持たぬ左腕の肘を後方に突き出して、左手を右拳で支え】
【一挙に地を蹴り、後方。ツァーリの方へ飛びながら、肘打ちを繰り出すだろう】
【その巨躯から放たれる威力は高い。加えて、懐へ飛び込むことで斬撃威力を殺そうとしている】
【とはいえ、完全回避は成らず、彼の左脇腹は微か引き裂けるのだが】

「……クロワ?……クシャルクス・クロワールか?」
【……ゆらりと振り向きながら、そう問い返す】

>>514(吟雪)
ふゥッ……!
【吟雪が離脱すれば、カーネルは一つ細く短く息を吐いて】

――休息の権利もまた、強者のみが手にすることが出来るのだッ!
それは何時だって、生物としては当然の姿……原初の姿、序曲に還すだけよッ!!
そして――このオレの信念は、と問うたなァ、人狼ッ!!
いいだろう、教えてやる。このオレの信念は――!

>>520(櫻芽)
――『日陰』から、『陽光』の地へと至ることッ……
正当ではない不運がために、力を持とうとも『不幸』という『天秤の下』に落とされた者たち……
彼等を率いて、『天秤の上』へッ!!相応しいものが幸福を手にする世界を作るッ!!
【彼が叫ぶ言葉は、吟雪に対しての回答である】
【だがそれは、味方を変えれば。櫻芽の問いに対する答えにも、成り得るだろう】

我が≪信念≫の根幹とは、即ち≪ 幸福への渇望 ≫ッ!!
オレもまた『日陰』にて泥を啜っていた……『支配』される苦痛を存分にこの身で感じたッ!!

もう誰にも支配されぬ圧倒的なパワーを手に入れッ!!
オレが『支配者』と成り、正しい世界を導くッッ!!
等しく実力だけがステータスとなり、強いことが幸福を掴むことへ繋がる世界をッ!!
【――立ちふさがる、氷の“凍銛”――】

>>523(オーベール)>>526(重太郎)
【突如として半狂乱に陥ったオーベールの、異形の腕が砕いた地面の榴弾】
【重太郎が放った、チャージの末の口黒の弾丸……】
【……全て】

……――邪魔だァッ!!
≪クラシカル・アサルト≫ッッ!!

【――力強さに、洗練された流麗さを兼ね備えた、何の変哲も無い連斬撃】
【だが、それ故に最もシンプルで、そして最も剣士の実力が判る技――】
【剣閃で巧みに魔弾の威力を殺ぎ、往なし、受け流し】
【自身に大きなダメージを齎すであろう榴弾のみを、斬り飛ばし、弾いて】
【そして立ちふさがる凍銛もまた、突きの一撃で破壊せんとする】

【だが、これで全てのダメージを殺ぐのは無理だ】
【防ぎきれなかった榴弾、魔弾がカーネルの身体を喰らい、少しずつ傷を増やしてゆく】
【なにより、凍銛の爆発は読みきれず――咄嗟に顔を防いだ右腕に、幾つもの氷欠片が突き刺さる】
【紅い魔獣が、更なる紅に染まってゆく……】

「……――む、ッ!」
【一方のヴュネルドも、飛来した榴弾を防ぐために機械斧を其方に向ける】
【巨大な刀身はそれだけで盾になる……ツァーリには、隙が生まれるだろう】

はぁッ、……――貴様らは、そのための『土台』と成るのだッ!
貴様らの骸の上に、オレは素晴らしい理想郷を築いて見せようッ!!
/次レスへ
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/03/26(土) 22:16:01.96 ID:37Kj256j0
>>508(ツァーリ)>>514(吟雪)>>520(櫻芽)>>523(オーベール)>>526(重太郎)
>>532(緋天)

だからこそッ……この程度の道の途中で、貴様らに邪魔されることは成らんッ!!
このカーネルの新たなる力で……貴様ら纏めて、屠ってくれるわッッ!!

――蝿がァッッ!!!

【――緋天へと駆けながら。全身に細かな傷を負いながらも、カーネルは止まらない】
【いや……≪ブレイドノイズ≫。駆けながら再び剣閃だ】
【だが今度は、近くに居る緋天、櫻芽、重太郎にしか剣撃は飛んでこないだろう】
【他のものを攻撃している余裕は、今は無く――】


……くっ、お……――!!

【どぱぁ、と。カーネルの姿は、水流に飲まれることになる】
【流石の彼でも対処のしようが無く――身体の複数箇所から滲む血と共に、大きく流され】
【幾分か体勢を崩した状態で、再び吟雪の周辺に押し戻されるだろう】
【……大きな隙となるか】

(……くッ、げほっ、……数が多いうえに、バラけていては……幾らオレでも捌き切れんッ……!
 “例の”も……まだ足りぬか……!)

【水に濡れた体をなんとか起こして、両手の剣を再び構えなおそうとしながら、カーネルは周囲を見回す】
【……そしてその時。カーネルの視線が、近くにあった死刑執行場の大きな塀の上で、止まるだろう】


『……アーン……ズイブンと……ゴキゲンな様子じゃァ無ェか、カーネルよ……!』



【……同時に、河で戦闘を展開する能力者たちにも、声が聞こえてくるはずだ】
【或る人狼は、ひょっとするとまだ匂いと共に覚えているかもしれない声】
【或る少年は、会合の席で直接会話はしていないものの聞いたことがあるかもしれない声】
【或る男は――恐らくまだ忘れていない。神社で己を犠牲に逃げ延びた青年の、声】

【――執行場の塀の上を見上げれば】
【短いアシメの黒髪で左目を覆い、首に紅いチョーカー、黒のタンクトップの上から白い陣羽織を着崩した装いに】
【首から大きな二つの『B』が鎖のように連なったデザインのネックレスを下げた青年が居るだろう】
【チョーカーには、また紅い羽根のようなものが二つ結び付けられ――】
【白い陣羽織の背中には、漢字の≪紅≫という字を崩したデザインが大きく描かれていた】


……紅丸……紅斗ッ……!

【カーネルが忌々しげに呟いた名前は、或る“友人”にとっては、大きく聞き覚えのある名前かもしれず】
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/26(土) 22:17:01.03 ID:8a1HCGjRo
>>525

……戦いながらじゃ、血ぃ見ちゃうじゃん……。

【其処まで見たくないのか】
【誰の、とは言わないが、この場に居る以上、流血を避けるのは不可能】
【例え自身が無事であろうとも、他の三者もまた無傷、とは行かない】

…………覚悟、決意――。

【ウェル子の言葉、其れを理解できるかと言われれば、「出来ていると思う」というレベル】
【言わんとしている事は判っている積り、ではあるが、其れが正しいかと言われれば】
【また、首を傾げざるを得ないかもしれない】

【それでも】

――――私は、私のやり方で「希望」を切り開く。
その為なら、私がどれだけ傷付いても構いはしない。

覚悟も、決意も有る。
傷付けても、失わないように、努力するんだから……!

【力強く、剣を握り締める。エルフェスの攻撃が防がれ、シオンの攻撃もまた】
【黒い羽が刀へ――《水鏡》へと纏われるのも、全て見ている】
【防ぐことはしない。威力の判らない攻撃だ。盾を構えるのは些か不安定】

【故に、前に出る】

【ルシアは、黒い大きな刃を、地を軽く蹴ることで飛び越える】
【空中で身体を前に一回転させる事で、跳躍の高さは必要最低限に】
【無駄に回転したお陰でシルクハットが落ち、マントの端が刻まれるが、気にしない】

【1、2m程の距離を埋めて、ルシアは大理石の床に足を着く】
【そして、小さな呟きと共に右手に持っていた剣と全く同じ物を≪精製≫、左手に握りこんだ】
【攻めの準備は――覚悟は整った。後は、動くのみだ】
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/26(土) 22:18:40.28 ID:FmnSr8Ppo
>>520

…。
───うっせバーカッ!

【厳しい戦闘の中そんな言葉を投げ掛けつつ、自らの“闇の魔翌力”で構成した「黒刃」を相手に向けて投げつける】
【───それなりに鋭い“武器”を投げつけるとは、何を考えているのだろうか?】

【──この「黒刃」は、相手の攻撃を込められた魔翌力分だけ消失させる程度の効果を持つ。】
【しかし、失われた魔翌力の分刃は消え去り、カーネルの凄まじい攻撃を防げるのは、精々一回程度である。】

【──そう、“たった一回”しか使えない。】
【しかし、裏を返せば“たった一回”だけなら防げる、という事だ。】
【利用するかどうかは、自由である。】
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga sage]:2011/03/26(土) 22:18:53.82 ID:a8F1lMMd0
>>536

あら、喜んでいただけましたの?
でしたら、良かったですわ。まったく意図していなかったのですけれど……。

【なんとなく嬉しげな相手を見やり、元よりまん丸な瞳が、わずかに丸みを増す】
【それから、発せられた笑顔は、寸前のものよりいくらか強く】
【やはり演技臭さはいくらもある、そんな笑顔】

ええ、そうですわね。
わたくし、お仕事をする必要性は現在ありませんの。
それなのにこんな場所に居て、することも無くて。では、通りすがりの方とお話くらいしたいですわ。
いえ、そんなこと。クイズよりもずっとずっと興味ありませんわ。
お仕事ならともかく、自主的に向かうなんて、そんな。

【目的が相手との会話である、と。少女はあっさり肯定して】
【することも無いのにここに居るのが暇だから、と。そんな理由らしく】
【どこかの騒動に対しては、一切の興味も無いらしい】
【「ありえませんわ。」と、最後に繋げ、緩く首を振って】

わたくしの意見としては、その二つにプラスして。
群れて粋がるチンピラ共と、日向で生きられない人種、を付け足したいですわね。
チンピラは言わずもがな、機関員でもなければただただ数ばっかり居るやつら。
日向で生きられない人種は、人を殺して逃げてるだとか、家もお金も何もかも無い子どもですとか。まあ、雑多なかたがたでしょうかしら。

【チンピラはともかく、二つ目は。付け足したら、どうも比率が増えすぎる気もするのだが】
【そこは、考えていない、または考えないらしく】
【そんな意見を軽く述べ、軽く首をかしげ。自分のことについては、触れなかった】

【自分の眼を見つめる相手の眼を、少女はじぃっと見つめ返し】
【営業スマイルのような笑顔は、一切崩れない】
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/26(土) 22:20:42.14 ID:LU0UFIzto
>>547
/わーん、安価ミス!
/>>529さんもです!
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/26(土) 22:21:16.18 ID:6TPYrQzO0
>>533 >>542

( 《怪奇現象を把握》 )

 あいつは俺を利用しただけだ…

【其れは、その質問に答えたのだろう。バランスは崩して】

 しかし、あんたも大概だな。“人間”

【くくと笑いつつ。否。笑う余裕があって】
【眉間。その位置が悪かった……そこは顔である
 カキィン!と云いつつ。彼は後頭部より突き落とされるが】

【スタッ。何事もなく。着地した】
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/26(土) 22:22:04.62 ID:U/eWMgv2o
>>537
お笑いですねえ……

≪R.I.P.≫所属者にして、「この玉座」に配置される程のこのわたくしが……

『悪人だって証拠がない』――?

【脇差は徐々に押し込まれていく】
【そもそも純粋にウェル子は少女だ】
【腕力自体はそれなりでしかない】


―――― お 馬 鹿 様 …………


【いきなりウェル子が動いた】
【するりと、エルフェスを受け流すように、その身を回転させながら横移動】
【脇差エルフェスの刀の峰を滑るように動き、そして離れ、鍔迫り合いは解除される】

【エルフェスから見て、左に出た彼女は、見下すような視線をエルフェスに向けて――、】
【左腕による肘打ちを、エルフェスの左肩あたりにぶちかまそうとするだろう】

>>538
どういうこともなにも……

【なおかつ、ウェル子の周囲に舞う黒い羽根】

……ヴュネルドお兄様だろうと、眼球を抉るのがわたくしですから――

【黒い羽根が、黒い閃光と共に二羽のカラスとなり、】

――要は、「停滞」した人間では、所詮カラスの餌ということですよ

【そのカラスの内一羽が、「ワイヤーの男」の右目を抉るべく、クチバシを突き出して真っ直ぐ宙を突進してくるだろう】

>>551
【キラリ――と、ウェル子の眼鏡が室内の光を反射して、】


――――『結構』…………


【誰かが気付くか、いや、誰も気付かないだろうが――】


……では、改めて、「さようなら」


【――ウェル子が、薄く、薄く、極々薄く……微笑んだ】


【次の瞬間には、カラスが一羽、ルシアに向かって飛ぶ】
【着地したルシアの右目あたりを貫こうと、カラスがクチバシを向けて迫ってくることになるだろう】
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/26(土) 22:24:44.52 ID:vgnKiWZD0
>>516(花城)>>530(クルス)
……あら?相性が悪すぎるわね…
【花城の速さを見てそう言い】

テレポートかしら?…
【そう言いながら腹部に袈裟切りをくらい、血が噴出するが】

痛くないわね…
【痛みを感じないゾンビの身体。それを利用し】
【すぐにクルスの横腹に蹴りをいれようとする】
【義足の裏に「きーっく」の文字が見える】

【蹴りは彼女を吹き飛ばすくらいの蹴りだ】

【だが痛みを感じないはメリットだけじゃない】
【肉体の限界もわからなくなるというデメリットがある】
【更に血が噴出すると彼女の体力も減るのだ】

【そして、左の大型拳銃で花城の上のシャンデリアの鎖に狙いを定め、引き金を引こうとする】
【成功したら花城の上からシャンデリアが落ちてくるだろう】

【狙いは彼をパニキュレータから離すことだ】

>>539(パニキュレータ)
あら…偶然
私はもう死にたくはないけど…
助演がんばらせてもらうわ…
【ニコリと微笑み】
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/26(土) 22:25:04.06 ID:1cnFDOyso
>>543

……ごめんなさい、です
尻尾を振った先に顔があった────と、言い訳しておきます

でも、原始的な戦いってそういうものですよね?
私は人間ではないので…価値観は、分かりかねます

【勢いを[ピーーー]ために身体を反対方向に捻り尻尾を翻し、地面に垂らす】
【それから、距離を取ったこともあり、小さく会釈のようにまた頭を下げて】

───!

不思議な、刃物ですね
熱には結構強いと、自負しているんですが刃物に乗せられると話は別になってきますね

【腕を、爪を、前に伸ばして雷の魔翌力を再充填していく】
【爪、一本一本が電極のように指と指の間を青い線が何本も走る】
【そのまま、サーベルに完全に宿るのを待つように、深呼吸して呼吸を整えながら───】
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 22:25:55.95 ID:81Dwsm4SO
>>544
水の国の森の中にある「風霊統主の城」です。
【即答である。その間、僅か数秒】
【だが、これもある程度知れている情報だ】
【敵である《R.I.P.》でさえそれを知り】
【城へ攻めてくる程なのだから】
【青年の疑惑を取り除くには未だ足りないだろう】
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/26(土) 22:28:07.90 ID:7HC2Y7Zvo
>>530>>539>>557
【目だけをクルスの方に向けて、花城は刀を持たぬ右手の親指を一瞬立てた】
【――――そっちは任せた。そう言わんばかりである】

(……シャンデリア落としか……、こういう大きな物壊す機会なかなか無いからのう……)

【などと思考している】
【おそらく、必要があればシャンデリアを落とし、柱を切り払い、天井を落とすだろう】
【老人は、その気になれば其れが可能であった。だが、今は其れは必要ないからしないだけである】
【そして、迫る刃を防ぐ為に放たれた白い炎】
【小さき刃は防がれたが、確かに相手を押し、退かせる】
【老人は、10代から戦場に立つ“生粋のキチガイ”だ。そして、自分がおかしい人間であることもよく知っている】
【故に、その程度の挑発では、決して揺らがない。其の態度が相手の激昂を招くかも知れないが――――】

かっかかかっかかか!!
悪いが死ぬのは戦場と決めてての、黙らせたいなら殺しに来い!

【挑発するように、そう呟きながら、更に躊躇うこと無く前進していく花城】
【その動きの繋ぎが、刀を引く動作が、どれも洗練されきったもので】
【実践を考慮しない美しい型ではない、必要に駆られて極まった結果出来上がった動作の機能美だ】
【其の動きは、日本舞踊の物とも通じるものかも知れない。足や腕は、伸ばすのではない、延べるのだ】
【すっ、とそこに最初からあるかのように、手足をそこに進めていくだけ】
【どうやら、大ぶりの攻撃よりも、小さな攻撃を数を重ねて放つ方がいいと判断したようだ】

鳥之弐――鶯ッ!

【打撃で有っても威力をもたせられないような近距離まで距離を詰めて放つ斬撃の技】
【下から袈裟に放つ切り上げは、途中で鶯の鳴くような風切音と同時に、突如急加速するだろう】
【コンパクトな動作で、普通の斬撃に迫る威力を持たせるための技だ】
【動きは極力コンパクトな物。次の動きへの繋ぎが早いため、当ててからシャンデリアを回避するつもりだろう】
【一か八かの危険な賭けすぎる。だが、老人は躊躇うこと無くその手を選んだ】
【どうせ70の老体、何処で死のうともう迷いも未練も無い。故に、捨て身の手に躊躇いなく出る事ができる】
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/26(土) 22:28:15.70 ID:FmnSr8Ppo
>>549-550

…は…ッ…は……ッ…!
【技を放った反動か、若干息を乱しつつ塀の上に目を向けた。】

(────やっぱり、来た──…来やがったか…)

【彼が来る事に対し、特に驚きは無かった。】
【寧ろ、遅いと思っていた位である。】

(…知り合い…?)
(ソレに、紅丸紅斗ってのが奴の名前…か…?)

【──会話の邪魔はしない。暫し耳を傾ける。】
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 22:30:38.27 ID:KPDxrY5SO
>>542
【近付いて来る“神の焔”】
【それに対して、ミストドラゴンとデイドリィムは……“一旦”だが、攻撃が止んだ事で】

ドーム、解除だ。

『あつつ……どうするですから!? 何度も防いでちゃ魔翌力の消費は馬鹿にならないですから!』

【デイドリィムは包帯を“消し”、ミストドラゴンは“ギターの斧”を……“斧として”では無く“ギターとして”構えて】

そうか……まあいいや。取り敢えず、俺の曲でも聴いてくれよ……

「殺人演奏」……第三楽章。

《マーチ・オブ…………

【……ギターに、魔翌力を溜め始める】
【属性は“音”だ。恐らく次のレスには……ギターを媒介にした、強力な攻撃を放つのであろうか】
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 22:31:01.22 ID:1i0TQlaoo
>>559

ふーむ
そうだな、じゃあ『Justice』関連で、答えられることを片っ端から教えてくれよ
そしたら信じてやる

【両腕を組みながら、さも偉そうな態度で言い放つ】
【こちらが確認出来て且つ『Justice』所属の人間しか知らない情報というものが、ぱっと思いつかなかったためだ】
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 22:31:47.71 ID:KPDxrY5SO
/>>562の対象に>>555を追加

565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 22:32:07.52 ID:vQv8bW1Po
>>556

実際、その現場を見たことがない……って話だよ――――っと!?

【このまま押しこんでどうしようかと思っていた矢先】
【唐突に手応えが、無くなる――――】
【流された、と思った時にはもう遅い正面に彼女はいない】

ちぃ……っ!!

【それでも気配というのは同じ人間であろうから分かる、この近距離では尚更の事】
【視界の内では彼女の肘打ちは確認出来た、だが重心のズレた身体を動かすには間に合わない】

…………っ!!

【左肩にゴリ、という感触】
【骨の隙間を縫い神経を直接叩くような痛みが脳に伝達されそれはリアルな痛みとなる】
【そして同時に痺れが肩から腕へと伝わる】

んの野郎――――!!

【姿勢が崩れている状態での攻撃手段はある】
【右肩に寄り付いた「黒色の腕」が反応する、「腕」は自身を大きく振りかぶり】
【ウェル子の左肩から胸部へとその爪を振り下ろそうとするだろう】

【その成功失敗を問わず、エルフェスは左肩を抑えながら3歩程跳ぶように後退しようとする】
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/26(土) 22:32:56.10 ID:ZG/Y9syto
>>520
【周囲を、血の入らない片目で見回して】
【その視界に、おそらく自分の事を呼んでいるのだろう、誰かが止まった】
【先程の攻防で、確か氷を武器にしていた筈の彼女】

……色で呼ぶのは識別が不便になるって言っておこうかな白いの!

【最高で、最悪の味方だ】
【吟雪は水の魔術師でもあり、四肢を武器とする武術家でもある】
【彼女にとって水は魔翌力節約の道具でもあり、魔翌力で生み出せるものでもある】
【そして、滑る足場は武術家にとっては、その機動力を半減させて余りある凶器】

…………私に「合わせろ」、分かる?
私から能動的に合わせにいける事は少ない。要求されれば別だけどね
せいぜい、私の足を張りつけない様に気をつけなよ!

【吸血鬼とは縁が有るなと、深い事は考えずに思って】
【灰色の髪を書き分けるように、ぴょこりと獣の耳を出現させた】
【顔の横に在った人の耳は、何処かへと消えていく】
【吟雪は、人狼である。血の香りを、吸血鬼程ではないが楽しむ事を知る種族だ】

【だが、一方で。コウモリに対しては、振り払うようなアクション】
【早めに退けなければ、衝撃で爆ぜるという性質が、味方へ牙を向くだろう】

>>549-550

………ああ、良いね。何もかも懐かしいし、何もかも初めてだ
本当なら私は、この戦場を「完全に懐かしむ」筈だったんだ……
この感覚を始めてだと、いう筈はなかったんだけど……

………そう、弱肉強食は間違ってないし、恵まれないなら幸福を求めたって良い
餓えて餓えて痛みを感じる程に渇望したのなら、それを手に入れる権利は有ると思うんだ
だから、私は……貴方の≪信念≫を≪思想≫を、否定しないし出来ない
だけど、さ………――

【自分から動かずとも、カーネルが近づいて来た。おそらくは最初にして、二度目は無い好機】
【完全に用意は出来て居なくとも。吟雪は、右手を顔の高さまで引き上げる】
【右手の指全てを真っ直ぐに伸ばし、揃え。左足を軸に、身体を極限まで後方に捻る】


――お前≠ヘベリルに何をしたァッ!?

【開かれた灰色の瞳は、未だに一つ。距離感の不安は有る、カウンターを回避する事も難しい】
【本当なら、この局面で放つべき技では無い筈なのに】

【捻り込んで蓄えた力を、右足の踏み込みと共に解放】
【これまでとは違う明確な『怒り』の感情を露わにした吟雪は、十八番の右四本貫手を、カーネルへと放つ】
【狙いは腹。防御を捨てて前のめりに、もはや斬撃の領域に到達する指先を叩き込まんと、吼えた】

【酒飲みの友くらいに数えられるかも知れない、彼の声は】
【まだ「今の」吟雪は、察知していない。】
【いや、もしかすれば。今の彼女は、他の誰にも、注意を「払えて」いないのだろう】
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/26(土) 22:32:57.36 ID:YionVciAO
>>549>>550

……へぇ
ならなぜ、お前は『其処』にいる。主人を失って、なお――成し遂げたい“大義”があるのか?

【それは極々純粋な疑問だった】
【寡黙な男――なんとなくだがその性質は、愚直そうなところがある気がする】
【故に、自分が思い抱く“普通”ならば、彼はカーネルにその斧を振り下ろすべきではないのか】
【それをしないというのは、何か契約でも有るのだろうか。もしくは――機を狙ってでも?】
【そんな思考の後に、ヴュネルドからの攻撃の躱し方へと思考をシフトさせようとして――】
【耳に声(>>523)が飛び込んできて、その一瞬、痩躯が止まることになった】

(――オーベール、……ブノア・リシュタンベルジェル……?)

【こんな死地で旧知の姓を聞くことになるなど、思ってもみなかったからだった】
【まさか、いや。しかし。あの男は確か、息子が居ると言っていた記憶が――】
【確認したいと思う気持ちは、仕方がないことかもしれなかっただろう】
【そしてそれが、僅かな隙となる】

――――ッ!

【無理矢理に刀の柄を、彼の肘に当てることでダメージを減らそうとするが――ギリギリで間に合わない】
【後方へと回避しようとした瞬間、ずしりと臓器まで響く重い打撃に肺の中の空気を思わず吐き出すと】
【しかしそのまま、一見すればノーダメージのような動きで彼と距離を取ろうとするだろう】

(気持ち、悪……流石に、コレは……)

【痛覚が鈍いことが、救いだろうか】
【どことなく身体を巡る吐き気に襲われながら、軽く頭を振ることで体勢を立て直そうとしつつ】

クシャルクス・クロワール・レッドスカイ、だな

【そう、返答し――戦況が動く】

【現れた男は、戦場の焔に照らされて咲く桜のような印象を抱かせた】
【どこまでも強く、燃えるように生命を伸ばす――その姿は、誰かと重なるようで】

紅丸――あれが……

【思わず視線を青年へとやりながらも――ダメージが残っているのか、ヴュネルドへとすぐに攻撃出来そうにない】

/携帯に移行します
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/26(土) 22:33:24.90 ID:bHe9+8Igo
>>528>>545

【暴、と、空気を引き千切るような颶風を引き連れ、刃は虚空を薙ぐ──と思われていた】
【だが、虚空を引き裂く音の代わりに、硬質な衝突音が絶叫し、それから軋り声──】
【遠心力の乗せた大鎌の刃が、止まっている。宙空の白皙の貌に、刹那、微細な驚愕が滲む】

 (──こいつ、受けやがッ──!)

【思った時には既に、視界が白く染まって──】

 ────っッ、ぐ──!

【どんンッ──!】
【光の奔流が確かな質量を伴って、その長躯を打ち据える】
【跳躍した軌道を再び巻き戻るような形で、体躯は奔流に弾き飛ばされるまま、天井へと向かっていく】

【その空中で、彼の背に再び緋光の翼が顕現】
【一度強く翼をはためかせて、空を叩く反動で身体が停止、天井に衝突するのを防ぐ】

 (ちっ……やられた、少しはしゃぎすぎたな──)

【身体から白煙のあがる彼。漆黒の血反吐を、下に吐き捨てる】
【そのまま不安定ながらも翼で羽ばたき続け、空中に留まりながら、】
【神衣とガルニエを瞳に捉え、瞬時、黙考──】

 (群れて戦うのは好きじゃないンだが──)
 (そうも言ってられないな、クソったれ。……遊びは、終わりなンだよ)

 (だが──こんな狭いところじゃ、二対一にはなりえない)
 (あの狭い幅を活かされて、“一対一を二度”やられるのが関の山だ)

 (なら──)

【瞬間、彼が握っていた大鎌が黒い粒子と化して消滅】
【異貌の双腕、その掌を、上空からガルニエの方面へと向けて──】

 ──ンな狭苦しいところで乳繰り合うのは褥の上だけにしやがれ
 今すぐそこに愉快な風穴開けてやるから、瓦礫になりたく無いやつは退くンだな


  【 ≪ Red Soil of Calvary ≫ 】


 ────≪ 拾玖ノ咎 : 四理ノ執炮 ≫


【起動詠唱、魔導励起──】
【義手の法陣から漆黒の魔力が滲み出し、彼の周囲が蜃気楼の如く揺らめく】

【彼の掲げた手の前方に、巨大な魔方陣が出現するが同時、】
【それをゲートのようにして、陣の中から、重厚な鉄の大砲が、頭から徐々に姿を覗かせる】

【古くなって酸化した血のこびり付いた包帯が巻かれたその砲身】
【木の虚(うろ)よりも尚暗い無明を湛えていた砲口の奥に、濃密な漆黒の魔力が収束し始め】
【大気を僅かに振るわせるような振動を伴って、緩慢ながらガルニエの方へと照準されていく】

【ただし、それはまだ放たれない】
【空中で不安定ということで狙いも定まらないが、】
【彼の狙いは、戦いの舞台を一階の広いロビーに移さんとすることだった】

【無論、今の彼は隙だらけだ。妨害しようと思えば、彼に防ぐ手立ては無いが──果たして】


//うごぁ、失礼、お待たせしました…… 
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/03/26(土) 22:34:38.99 ID:sEAwlsJOo
>>546
――ッ!

【速い。と、そう率直な意見を、男は感じた】
【石の盾が突き崩され、直後に放った衝撃波も、能力で防がれる】
【しかし、相手の攻撃こそ、男の備えていた物だ】
【男の視界には、しかと、タツミの剣閃は見えていた】
【故に、”魔武・獅子戟衝”を放った直後、方天戟は捲れ上がって土の見える地面に、突き立てる】
【そして、腰から二振りの剣を抜き、あろうことか、タツミへ向かって踏み込んだのだ】
【手首、柄の動き、諸々の事情と、対長柄の武器に対しては、”懐へ飛び込む”こと】
【相手が態々スピードを出して突っ込んで来るならば、此方は一歩踏み出すだけで良い】
【刀が長ければ長いほどに、踏み込んでしまえば、”振り切れない”部分が生まれるのだから】

生き残る術とは観察だ
貴殿は私に何を見た?
始めに言ったな、『力に任せている』と。…であれば何故パワーで分があると見た?

【そう、男は体躯通りのパワータイプ】
【如何な装備で、如何な一撃でも、その事実は変わらない】
【つまりハンニバルは、上記の行動も含め、タツミの剣閃を、二振りの剣で受け止める事は――可能】
【大地を踏みしめて、その一撃を受ければ】
【踏み込んで相手の勢いを殺した分、衝撃は和らぐ】
【それでも、タツミの一撃は強力だ。男の巨躯は、薙ぎ払いによって、横滑りするように、数m移動するだろう】
【しかし、直ぐに男はタツミに向かって剣を動かすだろう】

”魔武・旋風双刃”…!

【左右に握る剣を、一度づつ振るえば、「×」印の斬撃が空を斬り、タツミへ向かうだろう】
【パワーにはやや欠けるものの、風の魔力を纏って放たれたそれは、”獅子の衝撃破”よりも、速い――!】
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 22:35:55.87 ID:RWhGfPtSO
>>548

気安く、触れんな――――よっ、と!

【体重を乗せた一撃だ、隙も出来よう。引き足よりも尚速く伸びる掌に、その足を掴まれ】
【だが然し、彼女は躊躇わず。続いて取った行動は、莫迦≠ニしか言いようも無い――――】


(――限定斥力≠アクティブに。仕留め切れずとも、其の儘にはさせない……!)


【――――追撃=z

【右足を掴んだ腕が確りと握られるより先に、左一本で跳躍すれば。空中で、更に】
【彼女はその左足を、顎を跳ね上げるような軌道を描いて振り抜くだろう】

【頭部を揺らせば、恐らくは拘束も僅かなりと緩もうかと――そんな狙いは想像に難くないが】
【にしても奇策≠セ。この挙動、或いは意表を突けるやも知れない】

【成否に関わらず、蹴り足を中心としてその周囲に、衝撃波≠ェ展開される】
【蹴りを受ければ二段の衝撃、そうでなくとも掴んだまま≠ナは影響は避け得ないか】

【硬い装甲は、却って内側に衝撃を通しやすい筈である。為らば――――】
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/03/26(土) 22:37:26.09 ID:NpJRtZilo
>>511>>529>>547

…………ッ、てめぇッ

【戒能がカゲツの方向へ向かっていくのを見て、その狙いに気づき】

……あぁ、任せる。
けど──一旦、体勢を立て直せっ!

───《 フルハウス 》ッ

【カゲツと戒能の間に、氷の盾を作り出す】
【戒能の接近を邪魔するために作ったものであるが】
【盾が出来たのとほぼ同時に突き攻撃が放たれたため、ほぼ偶然に近いがそれを防ぐ】

【だが、攻撃の直後のため魔力が不足しており】
【かなり薄く、範囲も狭く、耐久力も高いとは言えない】
【時間稼ぎにはなるかもしれないが、防御としては頼りなく】
【番傘の突きを受けただけで、盾全体に大きな皹が出来た】

【また、カゲツから見て戒能の側に作ったため、】
【ハニーが放った粉砂糖の嵐を防ぐことは、あまり出来ないし】
【わざわざ防御をしたということは、"点"を衝く攻撃は少ないと自ら白状しているようなものだ】
【───実際、一つの"必殺技"を除いては、点を衝く攻撃はないに等しい】
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 22:39:48.77 ID:UhIMKRDKo
>>549-550

――ん、なっ!?
『んー…少しはダメージ負ったみたいだし、まぁいいんじゃないのかな?』
『ショックといえばショックかな…』
【少年が出せる技の中でも中々の火力を誇る攻撃】
【他の能力者達との攻撃も合わさった攻撃を裁くその姿に、実力の違いを痛感させられる】

チッ……これがだめなら…
【そういって、先程よりも速いペースで口黒へと魔翌力を込め始める】
【おそらく、前の攻撃よりも強い魔弾を放つつもりだろう】

「…おいおい、なんだアイツ?」
『覚えてないの?会合にいた人じゃん…ってあれ…じゃあなんでカーネルと?』
(おいどういうことだ?あの人は正義の味方…じゃあないのか?)

そ、そこの貴方っ…!会合に参加しました対機関連合宮本重太郎です!
おぼえていますか?あなたは、どっちの正義側人間ですよね!?
【片目で、>>566を見て、まだ危なくはないと判断してから】

【希望的観測を交えながら、突如現れた青年へと声を掛ける】


573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/26(土) 22:40:51.16 ID:Y5As/Ywz0
>>555

利用……大いに結構じゃねェかよ……この世は利用し、利用されるだけの世界だ…
それが嫌なら家に引きこもって寝てるんだな……それが一番楽でいいぜぇ?

【銃で撃ったとしてもある程度の手ごたえの有無はある】
【今回は全く手ごたえを感じなかった、それの不快感を露骨に顔にだして】
【血が滴り落ちる腕を振りかざしながら】

ちぃい………やたらめったら固いやろうだぜ……うぜーつの
踏みつぶせ!模倣天使!跡形もなく粉砕してしまえ!!!!!そのデカい足でな!!

【ゼビレイのいる下方に向けて適当に銃を連射しながら叫ぶ】
【同時に白いドラゴンが右足を振り上げ、そのままゆっくりと踏みつけようと足を降ろす】

【動きこそ遅いが、範囲、その攻撃による大地の飛散などによる岩石には注意が必要だ】

>>562

オラオラオラオラ!!!レクイエムにはまだ早いぜぇぇぇっぇぇぇ!!!!!!

まずはそこの……女の子から始末してやんよぉぉぉぉ!!!!

災厄の博物館≪パンドラ・ミュージアム≫!!!!!!

ブラッド・クイーン=I!!

【再び空間に波紋を起こし、マグナムを投げ入れる】
【そこから機械仕掛けのギアの沢山ついた持ち手にトリガーがある剣を取り出す】

おらぁぁぁぁぁぁぁ!楽しもうぜぇぇぇぇぇぇ!!!!!!

【ダンッとドラゴンの上から跳躍し二人まで接近】
【デイドリィムの脳天から真っ二つにするかのように、思い切り振り下ろす】

【距離があるため、空中の移動時間はかなり長い、対応のしようはある】
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/03/26(土) 22:41:31.31 ID:vxTwS1Hyo
>>556

【彼女がヴュネルド≠生成したのには理由がある
この距離において、機動力を削がれた彼女に重要≠ニなるのは、無論、防御であろう
故に、彼女は、彼を、楯として彼女の眼前に置いた】

【ならば、その楯に自ら攻撃しようとするのだ、防御する必要など無い筈
しかしながら――――……この能力は、存外に魔翌力を使うのであろう
彼女の取った策は、微かに、奇妙であった】

【彼≠フ眼前にまで迫る、鴉――――……ピクリ、とも動かぬ彼は
まさしく、停滞した人間、であるだろう】


……なるほど、確かにそうかもしれませんね
過去を顧みることもなく、未来を望むこともなく、ただその場で澱む者など、餌にしかなり得ないのでしょう

ですが、可笑しいですね、そのコトバは、私達≠ノは当てはまりませんよ?


【彼女の右手が、すっと、彼女の身体を横断する、とキラリ、と光る閃光が一筋
目を細めて見れば、彼女の右手のリングから零れ落ちたワイヤーは彼≠フ足元へと繋がっていて
そして、絲を惹かれると、それに連動し、微かに――――……駆動の、音が響いた】


――――……お分かりでしょう、私達は、この手で切り開き、前へと進む者
鴉の餌になんか、ぜーったいになりませんよ……!!


【彼女の胸の前に在るのは、右手から伸びたワイヤーが一筋
彼女はそれを、左手でぐいっと摘み、下方向へと引っ張る――――……すると
彼≠ェ、おもむろに左手を伸ばし彼≠フ眼前へと襲い掛かる鴉のクチバシを掴もうと、為すだろう
そして、成功したならば、そのまま思いっきり、貴女へと鴉を投げつけようと、する】
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/26(土) 22:42:43.51 ID:Bl+20SZWo
>>553

目的も義務も無し、ですか 平和な生き方ですね、長生きしそうです
それとも長生きするためにそういう生き方をしているんでしょうか

【今一煮え切らない言葉で話を繋ぎつつ、相手に触れる方法を思案】

【既に少しは警戒されている、もう一度はっきりと接触を避けられたら、もう無理に触る他無い】
【不必要な戦闘で怪我はしたくないし、服を汚すのも嫌だ、と思っている】

ああ、そうですね
私は、何も考えていない人にはあまり興味がありませんから、そこは忘れていました
群れて騒ぐだけなんて、動物以下ですから 基本的には同じ、つまらない生き方をしている方々ばかりですし

そして日向で生きられない方は……すくなくともあなたは違いますよね

【少し口を大きく開いて、感心した様子 チンピラは本気で忘れていたようだ】
【ただ少し言葉を付け加えるなら、チンピラの内面には興味が無いが、何故チンピラが絶滅しないのかには興味がある】
【わざわざリスクを増すような真似を、どうして団体で行うのか 凄惨な死体を見る機会だってあるだろうに、何故危機感を覚えないのか】
【そういった部分には興味には興味がある もっと言えば、彼女は世の全てに興味を持っている】

悪党・正義の味方・仕方の無い人
いずれでもないとなると少し困りますね…… では、傭兵とかどうですか?

【相手の眼の中に移った自分を、また自分の眼の中に】
【眼と眼とを回る光のリレー けれど、もう相手の表情から何かを読み取ることは諦めつつある】
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/26(土) 22:43:36.31 ID:qVBSoQfno
>>549

黙れ、蟲め、ボクが骸に成る事など有り得てなるものか!
ボクが、息絶え縮こまる終末の胎児に、もど、成るなど有っては成らぬ事だ!
あの暗がりに回帰する事など――ああ、そうだ、オマエこそが空洞の骸となるべきだ!
オマエが夢想家に過ぎぬという事、噛み締めて伏すが良い!

【いつしか、童子というべきほど幼い少年の口調は詩を謳うようなものになっている】
【語彙も言葉の選び方も、まるで成人であるかのように整っている】
【品の無さはともかくとして、だが】

【激高によるある種の集中が僅かばかり痛みを軽減しているとはいえ、この怪我】
【頭を打つような激痛も滴る血も治まっているわけではなく、むしろ増え続けていくばかり】
【大きな力を加えられた事に依り更にひしゃげた腕を奮い、一足飛びにカーネルの方へと跳躍する】
【軌道は横薙ぎに、相手の胴を狙うように右から左へと叩き付けんとする】
【視覚に訴える事の無い見えないその『右腕』は、しかしこれだけではただの打撃】
【怪力とは裏腹に細く打点を捉えにくいとはいえ、揺れる袖を見れば軌道も読み易いだろう】

オマエに分かるか、『振り出し』にも立てぬ者の絶え間ない悲哀というものが!!

【それを見越してか、その打撃に合わせるように体を捻り低空で半身を返す】
【振るわれる右腕に続くように叩きつけられるのは、外套を変化させた硬化した翼】
【歪な形に尖り薄く研ぎ澄まされた翼は、右腕とは違い斬撃の性質も持つだろう】

――あの時の、悪趣味野郎ッ!
【声に引きつけられるように横目に視認するのは、かの日に共闘した彼】
【よそ見をする余裕など無いため反応は短いが、ここに現れた事への驚きは相応か】
【叩きつけるような怒号は、幼い平常の彼のものに戻っている】


>>567
【――そして】
【彼女と面識が無いが為に振り向く事は無いが、】
【それは偶然か、赤いシャツと黒色のちりばめられた服装は、『彼』の平時の服装に似ていた】
【そして僅かな面影と、酷く鮮烈な印象を孕んだ緋色の双眸――】
【彼女は、それをどう見るか】
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/26(土) 22:43:50.78 ID:sd1ECH0Q0
>>549

……不幸、か
どれほどのものかは知らないが――。。
背負ったモノを鍛えさしむだけの重みは、あったようだな

………さて、なぜ人修羅を選んだ

 【ほぼ反復している問いには、如何な意味が隠るのか】
 【そこだけが余りに無感情だから、何の意味もないのか――?】

【大嘴は涼しい顔で紡ぎながらも、内心戦慄を禁じえなかった】
【攻撃、攻撃、攻撃――防御の姿勢を見せることさえせず】
【獅子すら竦む威風を放ち、猛虎より強く、獵豹(チーター)の如く疾い】

【カーネル―――櫻芽が「求める」に値する男】

(ピンポイントで足を凍らせるには、蝙蝠の数が足りん)
(煙の状態で運んでいけば、均等に表面のみを凍結させながら煙は失)

…うくぅ……!!

【接近されたのならブレイドノイズの完全な回避は難しい】
【的を絞ったことも、効を奏しただろう――刃は跳ね上がった櫻芽の体を襲い】
【指で砂を噛むようにして、着地は決めたけども】
【清流に汚れた真紅が混ざり、鮮やかな波が、ちゃぷり】
【左二の腕に、小さいとは言えない傷が生じる】

……さて、吸血鬼ハンターのお出ましかね?
君も運命の引力に誘われたのだとしたら、止めはしない――止められんよ

【今は攻勢に出ず、その身に煙を滂沱と溢れさせ、纏い】
【先よりスローペースに、一体の「凍銛」を形成しようとしつつ】
【視線を止めたカーネルに対し――後退を開始する】

>>552

……ふん!

【大声に対して振り向くと、彼女は微かに身を引いたのだけど、たじろがず】
【「黒刃」――それを受け止めるように、煙が一点に集中して】
【凍らせるのではなく、水分を通して魔力を反発させているのだろう】
【それを破壊すること無く、水に落とし――】

………君も、精精使いこなすんだな、不確定要素を。

【憎まれ口を返し、傷のない右手に拾い上げた】

>>566

なら服装で呼べ、黒いだろう?

………いや今のは忘れたまえ、君のことは「狼」と呼ばせて貰う

【どこか漫才めいた台詞。それを、何の気も無しに、冷泉と言い遂げて】
【だがしかし、話は聞いていたのか――コウモリは、退かせた】
【ぐんぐんと高くへ飛び上がるそれは、帰ってくるのが遅い分、誰に当たることもない】
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 22:44:31.48 ID:WBW68LPno
>>529(戒能さん)>>571(双葉さん)

――――ッ!?

【今の自分は物理的に甘いのだけど、思考もべたべたに甘かったということを認識】
【先に、自分より厄介であろう「双葉」を潰すものだと、そう考えていた矢先の「戒能」の「自分」に対する攻撃】
【「双葉」の言葉を受け、後ろに退こうと――】

双葉さん、すみませ、あ、

【し、た。その行動はきっと、「普通なら」成功したはずだけど】
【「蜂蜜まみれ」の今の状況では、足元までべったべた。ずりゅっと変な音がして】

――――ぃ、だっ!

【後ろに、滑るかたちでずっこけた。「カゲツ」にとっては絶対的な隙を晒す失敗、だけども】
【「双葉」にとっては、「的」を遮るモノがなくなって、絶対的なチャンスじゃあないだろうか――?】


>>547(ハニーさん)

【一方、「ハニー」の方角から――「さむい」、?】
【感じた瞬間と、背中と地面が熱烈に激突する瞬間はほぼ同じ】
【ぱき、びき、ぴきん。凍りつき始めた自分のシャツを見て、慌てて後転】

……ご、忠告、どうも……ッ!
刀のほかには、そうですね……猛毒、などを持ってますっ!

【じわ、】
【一拍置いて、ハニーに引かれた赤い線を中心に。軽い、軽い……不快感が襲うだろう】
【「今はまだ」多少の違和感。なんだか、くらっとする。その程度のソレしか与えられないし】
【ハニーが「毒」に対して対抗する術を持っているなら、ソレは発動しない】

【……「毒」。それが、刃に仕込まれている――!】
【今はまだ、量が少なすぎる。けれど、後々蓄積されては、厄介になることこの上なし】

【――仕込めたのはいいけれど、詰めた距離は振り出しに戻るわけで】
【ぎり、と軋む音を響かせる歯の間から洩れる息は、まっしろ。……もうすぐ春なのに】


【カゲツの位置:ハニーと戒能の前方、距離が開いている。状態:こけてしまったので体制は低く、シャツの一部が凍結】
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 22:45:28.10 ID:81Dwsm4SO
>>563
というより・・・・・ちょっと待って下さいよ。
【ふと、少年がタンマをかけた】

それは・・僕らの情報を貴方に流せと言う事でしょうか・・?

貴方が僕を疑う様に、
僕も貴方を完全に信用できる訳じゃないんですよ・・?

・・・・貴方が例えば、機関など繋がりがあるかもしれないじゃないですか・・?

まずは・・人を疑う前に
自分の事を証明したらどうなんですか?!
【形勢逆転のチャンスてばかりに】
【今度は少年が詰め寄る】
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage saga]:2011/03/26(土) 22:45:35.83 ID:tWQrLgfco
>>557

なっ……!

【目の前の少女に振るった刃からは、それなりの手応えが返って来た――】
【だが、目の前の少女は平然とした様子で、蹴りを放ってくる!】

あぐっ!

【驚愕に放心した隙を、容赦ない蹴撃が縫い止める】
【横腹を綺麗に打ち抜かれ――あっさりと、その矮躯が後ろへと吹き飛ぶ!】

うぐっ……! こっ、のっ!
ごほっ!

【地面を転がった先で、どうにか四つん這いになって、立ち上がろうとする】
【――が、腹部を強烈に痛打されたため、嘔吐感にも似た脱力感が、クルスの身体を襲う】

>>539 >>560

くぅ……!

【痛みに喘いで、ふと上を見上げれば――】
【――また、あの少女の銃弾が、シャンデリアを射抜いている】

(……ま、たっ!)

【痛みにふらつく視界に移るシャンデリアに向けて、クルスは魔力を発動する――!】

そう、何度も同じ手を……!
……ッ、ハッ、『三十枚の銀貨』ッ!

【叫びと共に、花城の左右、すれすれの位置から】
【先端部が枝分かれした槍が、左右それぞれ二本ずつ、あわせて四本、伸び上がる】

【急激に伸び上がったソレらは、それぞれが三角錐を形成するような傾度を持ち】
【落下し始めたシャンデリアを、受け止める!】

【先端部の枝分かれした部分に、衝撃を分散して吸収され、シャンデリアは花城の頭上、数メートルの場所で動きを止めた】
【――槍が木組み。シャンデリアは炎。――焚き付けられた篝火のごとく、奇妙なオブジェと化して、シャンデリアによる攻撃は受け止められた】

【クルスなりの――自らを省みず攻撃する花城へのサポート、なのだろう】
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 22:50:21.86 ID:VHci/xyUo
>>545

この状況で素直に指示に従うか……随分と信頼は篤いらしいな
察するに、親族。或いはそれに準ずる繋がりと見たが、今はどうでも良い
貴様のその術は、今後我々の大きな障害となるだろうな。つまり―――

【幸いである。右手が使えない状況で、偶然にも左方からの攻撃】
【ならばと受ける動作は一つ―――左腕にて、鞭のような一撃を受け止める】

【何かがズレる音がした。水音が混じったのを聞くと、服の下で皮膚でもずれたか】
【しかしながら、ガルニエは表情ひとつ変えず―――即座に蛇を手で掴もうとし】

――――貴様は邪魔だ、早々に舞台から引きずり下ろすとしよう

【グイ、と左肩も外れんばかりの力を持って自らの後方へと投げ飛ばそうとする】
【この動作が成功していれば、背後は―――先程、光の輪によって柵の消えた、吹き抜け】
【―――重ねて。蛇を掴めなければ、行動自体が“スカ”に終わるということは言うまでもない】

>>568

―――“D”というクスリが、水の国で流行っているそうだ

何でも、天狼会という組織が絡んでいると聞くが……
それはさておき、これは良い。痛みも無い、感覚もいくらか研ぎ澄まされる
……最も、使い過ぎは命に関わる。使用は程々にと言ったところか

【鎌の刃を引きぬいて、うっすらと“向こう”の見える右腕を服で簡素に縛りつけ】
【確かな効果が有ったことを碧い視界で認識し、相手の更なる変化も直ぐさま認め】

巨砲は個人を狙うものではない……つまり、その砲口は殆ど脅しと考えるが―――

さて……よかろう、「此処がイヤだ」と言うのなら、場所を移すとしよう
私は相手の移行を無視して拘るような人間ではないのでな

―――“貴宝院”の二人、まさかそのままリタイアは無いだろうな―――と、先に失礼しよう――――。

【『ニヤリ』と、初めて小さく笑ってみせ、途端に踵を返して走り出し】
【柵の無くなった吹き抜けへと飛び降りて、一階へと向かい落ちていく】

【しかしながら、僅かな煌き――ガルニエの背には、光の大翼が創りだされ】
【あくまで身の持つ程度の速さを調整しつつ、落ちるというよりは下降していく】
【ガルニエは乗ったのだ。つまり、戦いの舞台は三階と、プラスで一階へと拡大することとなる】
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/03/26(土) 22:50:42.49 ID:8a1HCGjRo
>>556

――――だから、ッ!

【着地、武器の≪精製≫】
【衝撃を殺すために膝を曲げ、やや屈んだ体勢のルシア向けて飛来する一羽のカラス】
【ルシアはその“攻撃”を首を大きく左に傾けることで、往なす】
【その際、鋭い嘴がルシアの右耳を掠め、傷つけるも、行動に支障は無い】

……「さようなら」する気なんて、私には無いんだけどなぁ。

【ぽつり、ウェル子の言葉に対し呟いて】
【然しその声は小さく、彼女の耳には届かないかも知れない】
【届いたとて問題ないが。どうせ意思は変わらず、自分の理想が通るとも限らない】
【だが、だからこそ。此処で立ち止まってはいけない】

――――――兎に角、前に進む。話はそれから。
貴女を“黙らせて”、でも、“終わらせない”。

【立ち上がり、左手の剣の切先をウェル子に向ける】
【そして】

≪射出≫。

【撃ち出した】

【漆黒の剣は刃の弾丸となって、真っ直ぐウェル子に向かって飛翔する】
【狙う先はウェル子の足。右足か左足、ルシアから見て近い方目掛けて】

【攻撃は直線的で回避は非常に簡単。カラス一羽消し掛けるだけでも飛翔を止められるほど、剣も軽い】
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 22:51:02.68 ID:1i0TQlaoo
>>579

俺のことを証明する必要など無いっ!

【両腕を組んだまま、はっきりと、そして相変わらず偉そうに言った】
【それもこれ以上ないほどの自信と共に】

この場において最も重要なのは、お前が本当に『Jusitce』の人間かどうかだ。正直、情報云々はそれを証明するための”手立て”でしかない
そしてもっと言えば、別にお前が『Justice』かどうかはどうだっていい。別に信じる必要は無いからな
ただその場合、銃刀法か何かでおまわりさ〜ん、って叫ぶけど

【青年は急に真面目な口調になって自分のことを証明しなくていい理由、更にこの場での目的、情報開示の理由、全てをすらすらと言ってみせた】
【しかし最後の最後に真面目な口調はどこかへ吹っ飛び、ふざけた声色に戻っている】
【これは脅、迫?】
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 22:52:14.98 ID:1sAIN1jDO
>>558

………っ

(やっぱり……電撃系統の能力?)
(おまけにリーチの長い尻尾も使ってくるし……迂濶には近付けない)
(……――厄介だな)

【前方の少女を見据えながら、これまでの一連の流れで得た相手に関する情報を分析し、静かに思考を巡らせる―――その間にも刄の周りを纏う炎は増幅していく】
【物理的な爪の引っ掻きとは違い、雷の魔翌力を用いた攻撃となるとそう簡単には防げないだろう】

【それならば―――】


ふふっ……人間ではない≠ュせにけっこうなお喋りなんだね。実は寂しがり屋だったりするのかな?

でも今は戦闘中だよ。あんまり余裕を持ちすぎると―――火傷するよっ!!

【一声張り上げると同時――サーベルを大きく真横に振って宙を切り裂く】
【するとやや大きめな三日月形の炎弾が出現し、少女に向かって飛んでいく――】

【―――それは彼女の手前3メートル程に到達すると"分裂"し、今度は小型の2発の炎弾となって襲い掛かるだろう】
【そこそこのスピードは有るものの、集中を切らしていなければ両方とも回避は可能だ】
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/26(土) 22:54:49.88 ID:btvHVcyco
>>570

ッっぶね――――

【掴んだ右足が一瞬ふわりと浮いた事で“軽くなった”】
【それによって下からの攻撃を察知したか、上を向いた顎への攻撃を避けて】

【――――眼前にきた彼女の右足から、放たれる衝撃波――――】

【――――ゴゴンッ】
【彼女の脚を手放しながら、後方へ吹っ飛ばされる】
【後頭部、背面、腰を強打しながら転がって―――――――】

……………あ゙ー……

【低い、呻き声と共に】

―――……みっともねぇ。やられっ放しじゃねぇか

【此処までやられっ放しの男はまだ――――立ち上がる】
【頭からは多少の血が流れるも、口元に到達すればそれを一舐めする程の余裕が有って】

【硬い箱をハンマーで叩いても、中の物は壊れない。それは、この男も同じであって……】
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 22:56:30.68 ID:g6Ls2BPDO
>>557
【死にたくない――その言葉に不意に言葉が詰まる】

――……あたしは………

>>560
【或いは生死への躊躇いが、二人の差なのかもしれない――少女は確実に押されている】

戦闘狂の常套句ね―――忌々しい!

【だが、此方の得物はチャクラム――打撃の間合いと要領で刃を振るえる】
【間合いをさらに詰めようとする老人――その刀に向けて、迎撃の右こぶしを打ち下ろす!】

黒炎「ドリルフレイム」!

【全ては黒に染まる―――黒い炎は触れた物を削り穿ち、破壊する―――】
【チャクラムにそれを纏わせて切り上げる刀と打ち合おうとする―――武器を破壊し、戦力を奪うために】

【ふと、頭上で聞こえる破砕音―――】

(シャンデリアか……かわせるかしら?)

【少女がわずかに引け腰になる―――老人は退くか?攻めるか?】

>>580
【だが、止まる――クルスが余計な出だしをしたらしい】
【刹那の逡巡―――そして誰ともなく言う】

―――次の合図で「仕掛け」るわよ

【恐らく伝わるのはリンだけだろう―――戦闘が始まる前からの「仕掛け」に】
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga sage]:2011/03/26(土) 22:57:33.89 ID:a8F1lMMd0
>>575

ええ、ついでに言えば義理もありませんわ。
ただし、それもお金が尽きるまでのお話。
そうですわね、お金が尽きたら目的も義務も義理も、発生しますわね。
長生きするためかどうかは、分かりませんわね。そんな生き方は、こんな場所から全力で逃げた後にするべきものですもの。

【目的も義務も義理も、無く】
【本当の本当に、彼女がここに居る理由は惰性のみ】
【惰性のために、こんな場所に居るのは、長生きする生き方、とはいえないかもしれなくて】
【どうやら、本人もそれは自覚しているようで。しかし、どこかへ行く様子は一切無い】

【相手の思考には、当然のように気がつかない】
【それでも、先に抱いた警戒は、持続しており】
【演技臭い笑顔を浮かべたままに漂わせる警戒感。信用できないと、思えるかもしれないが】

彼らにとってはアレが最高の生き方なんですわ。
わたくしには理解できないのですけれど……、話す機会も、滅多にございませんもの。

さあ、それはいかがかしら?
確かに、わたくしは宿もお金もありますけれど。
その宿もお金も、ここで働いて手に入れているものですわ。
ですから、考え方ではわたくし、4つ目の人種かもしれませんわね。

【チンピラに対しては、自分には理解できない、と。そう返して】
【次いだ言葉には、首をかしげ、そう返す】
【日向には出て行ける、日向で暮らすことも出来る、ただし、日陰で暮らすことを選んでいる】
【ひどくあいまいな立ち位置である、と。あっさりバラして】

そうですわねぇ、どうしても知りたいのであれば。
その知識に見合うだけの報酬をいただければ、わたくし、話してもいいのですけれど。

【とんとん、と】
【不定期に、かかとで木箱を打つ】
【そうしながら、口にするのは、そんなこと】
【要するに、交換条件。見合うものをくれれば、話してもいい、と】
【この発言。もしかしたら、彼女の職業へと続いているヒントかもしれず】
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/26(土) 22:58:17.37 ID:U/eWMgv2o
>>565

――ん、なるほど、タダでは転びませんね……

【一度エルフェスの戦闘を観察したことがあるウェル子だ】
【「黒」の攻撃を予想していなかったわけではないが、】
【実際に唐突な攻撃を貰えば、流石に完全回避は難しい】

……………………

【ゆえに、上体を後方に反らして被害を軽減しようとするも、ダメージを受けてしまう】
【結果として浅い入りとなったが、確かに左肩から胸にかけて、赤い線が引かれた】
【またエルフェスの後退に一切の妨害はない】

>>582
【攻撃をかわされたカラスは、そのままルシアの後方で滞空】
【しかし、なぜか、連続攻撃に移ることはなかった】

【そしてルシアの攻撃】
【ルシアとしては防がれるつもりだっただろうか】

【――なんとウェル子は……】

降りかかる火の粉をわざわざ払う必要性って……

【エルフェスの攻撃の後に体勢を戻すと、両脚に力を込め、】

……無いと思うのですよ、わたくしは

【ザクリ――と、右脚首に剣が刺さって、】


/すいません、続きますよ
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/26(土) 22:58:52.88 ID:U/eWMgv2o
>>588続き
>>574
へえ……

【しかしウェル子は怯まない】
【やや苦痛に顔をしかめたが、それも一瞬のこと】
【すぐさま、前に走り出したではないか】

――一応、申しておきますが……

【エルフェスを無視して横切り、ルシアにも一切眼をくれず、】
【シオンの方へ、ワイヤーのヴュネルドの方へ、疾駆する】

わたくしは……

【カラスはあえなく掴まれ、投擲されてしまうのだが、】
【なんとウェル子は回避も防御もしない】

――口だけの人間では、ございませんよ……?

【ただただスピードを求め、前方へ進み、しかも運悪く、投げられたカラスのクチバシが腹部に刺さる】
【そして刺さったカラスは、その時点で黒い羽根へと戻った】

――――フフ…………

【エルフェスの攻撃と、このカラスにより、赤の度合いが増えていくセーラー服】
【その上、走っているせいで、右足首からも出血は加速していく】
【そんな彼女は、右手を左手を、同時に振りかぶり――】

――『危険を冒した者が勝利する』――

【リーチ内に入るやいなや、脇差と《水鏡》を、同時に振り下ろし、】
【縦の斬撃が平行に二閃、ワイヤーのヴュネルドに襲いかかるだろう】

>>565>>574>>582
【現在、シオンと対峙中のウェル子】
【エルフェス及びルシアの丁度中間辺りにいることになるか】

【縦横無尽に攻撃を繰り出すウェル子を仕留めるならば……】
【とにかく、攻勢に回るしかないだろう】

【絶望をはね除けろ】
【希望の光でカラスを焼け】

【「虚」に惑わされず、「実」を討て――!】
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/03/26(土) 23:01:33.87 ID:5k9QTfk/o
>>547>>571>>578

【パキン――と、氷が割れる♂ケ】
【背後からの『寒さ』を考えるに、ハニーの物だろうかと訝かしむも、】
【味方の攻撃を“阻害”する道理も無いだろう、と、再び傘を引き】


      ……………時間稼ぎなら、無駄な手段だったね。

           【――――――突く<b!!】


【今度は『素早い』其れ――ほんの数秒も経たぬ内に、氷の壁≠ヘ消え去るだろう】
【さぁ、其の「向こう」に居るであろう少女に対して“決定的な1打”を叩き込まんと……】



…………ハハハッ。


………………オイオイ――、なんつーラッキーガールだよ。 ホワイト少女。


【―――  白 坂 カ ゲ ツ は 立 っ て い な い =z


【此れは即ち、『盾として機能しない』事に他ならない】
【今の状態から攻撃されれば、回避は先ず不可能――“其の積もり”も無かったのだから】
【笑い声を上げつつ、彼が次に取る手は―――】



                ≪ 血點  ……――――――ッ!!



【防御≠ナは無く、攻撃≠フ準備――――!!】
【自分が倒れても、ハニーは万全の状態で――無論、毒の存在など考慮に無い――居る】
【ならば、『カゲツを潰す』事の方が先決であろうと、彼はそう考えた】


【バタン――!! と音を立て、天≠指した唐傘は開かれる=z
【周囲に飛び散るのは、『液体化』された“血液”……カゲツにも幾らかは飛来するだろうか】
【尤も、彼のこの時間に可能な行動は此処まで。 “総て”を実行するには、時間が足りない――】
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/26(土) 23:02:52.92 ID:gbcppXeV0
>>569

…まだ解らないのか?───パワーもスピードも私のほうが上手だ───
一応これでも賞金稼ぎ界トップの阿呆の相棒をやらせてもらってるんでなっ!!

【そう言うタツミに、「×」印の斬撃が迫る───が、彼は左手の鞘を斬撃に向かい振る】
【鞘の重さ約8kg──それでも鞘としては規格外の重さだが】
【刀に比べれば何倍も軽く、スイングスピードもそれに比例する】
【その結果起こる衝撃波】
【その風の刃が斬撃を相殺】
【この技「斬空」は魔力などの小細工は一切無く、単にスイングスピードの速さだけで起こす──これが本物の風の威力と言わんばかりの】
【まさにスイングスピードを第一とする蒼心流の象徴の技】

【そして直ちに低い姿勢で間合いを詰めながら腰を捻り最初に見せた独特のフォームをとる】

【彼の攻撃は何発も受けきると握力が尽きて獲物を握れなくなったり、獲物が耐えきれず砕けたりするくらいである】
【実際彼はそうやって相手に獲物を握れなくして降伏させることがよくあった。このことから「獲物砕きのタツミ」と言われている】

【そして今から繰り出すこの技で多くの獲物を砕いてきた───】

…フッ!!

【彼が見せるのは先ほどの薙ぎ払いに比べ桁違いのもの───それが彼の得意とする、「居合」】
【剣は鞘に収まった状態ではないが、それでも化け物じみた速さ、そしてそれに比例する、威力。】

【もし彼が回避したとしたら、その瞬間に何かしらのアクションを起こすであろう】
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/26(土) 23:08:28.01 ID:KdWvw8RP0
>>560(花城)>>580(クルス)
……相手が悪いわね
隙がなさすぎるわね…
【舌打ちをしながらそう言い】

(ロウの見よう見真似いくわ…)
【そして二丁の大型拳銃をあらぬ方向に向け、引き金を引こうとする】

【成功したら、銃弾はそれぞれ柱に向かうが】
【キィン】
【二つの銃弾は柱から弾かれ、それぞれ花城の背中、右足に向け跳んでくるだろう】

【跳弾――銃の高等技術】
【ロウに負けてから対抗するために練習した技】
【ロウよりは上手くいかないが……】

>>586(パニキュレータ)
……
【パニキュレータの反応を見て、黙り】

わかったわ…
【恐らく、札の事だろうと理解しそうポツリと言う】
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 23:09:06.02 ID:vQv8bW1Po
>>588>>589

ち、避けるかよアレを……。

【少なからずカウンターの狙いもあった】
【しかしそれはウェル子の冷静な動作により痛恨の一撃とはいかず】
【少年は肩の具合を確かめながら顔を顰める】

【動くが僅かにレスポンスが遅い、まあ時間の経過でそれも治るだろう】
【次、である……次の攻撃に入る、とウェル子へと気を割いてみれば――――】

【彼女は血を滴らせ、走っていたのだ】
【エルフェスはその精神性に驚嘆した、攻撃を受けようが走り続ける彼女の姿に、だ】
【同時にその姿はどこか美しくも感じられた】

やるじゃんか、比べて情けないねオレ……。

【ウェル子の方向へと向き直る】
【その最中、「腕」はその辺りに転がっているだろうナイフを拾い上げその身をしならせる】
【弦が強く靭やかであるほど、矢は鋭く空を裂き標的を穿つのだ】

よーく狙え、オレなら出来る筈だ……っ!

【張り詰められた「腕」はその声と共に一気に振られ】
【その手の中のナイフをウェル子に向けて放つ、速く、風を裂く音】
【狙いは彼女の右脹脛の辺り、更に行動力を奪うのが目的か】

【その動作の後、エルフェスは刀を持ち直しウェル子まで走りだすだろう】
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/03/26(土) 23:09:34.41 ID:37Kj256j0
>>561(緋天)
【突如、塀の上に現れた青年……――『紅丸(べにまる)』】
【彼は満月を背負いながら、眼下のカーネルを。髪によって隠されているゆえの隻眼で、見据えて】

『……久しぶりだなァ。会いたかったぜ……カーネル。
 オタクが暴帝ポポルをツブしたッて聞いてよ……どンなもんかとビビッてたンだが――
 ……なるほどなァ、ッて心境だァ』

……マヌケが、わざわざ裏切り者がオレの前に姿を現すとはな……
良い覚悟だ……容赦はしてやらんぞ……

『へッ……覚悟なんざ、とうに十二分に括ってらァ…………アーン?
 ……なンだい、オタクも来てたのか。こりゃまたズイブンとブチあげた相手に嫌がらせしてンなァ』
【と、会話の途中で。緋天の存在に気付いたようで。そう冗談めいた言葉を、投げるだろう】
【当主の証、と言っていた白い陣羽織が靡く。……この状況において、妙に頼もしく映るかもしれない】

>>566(吟雪)
……クッ、フハ、ハハハハ……ベリルハーツ=c…だったか?――「アレ」か……
“旧知の者”から頼まれてなァ、それがオレの為に繋がるからそうしたのだッ!!
多少の後ろめたさはあれど罪悪感など微塵も無かったなァ――

――いつだって理想的な世界には『犠牲』がつきものだッ!!
万人の幸福のために1を切り捨てるッ!!全くこの世界では必要なことよッ!!
それに――聞けばヤツは、かの≪ネル・ナハト≫の元副官らしいではないか……!!

――よかったんじゃあないかッ!?自らの罪を、自らを犠牲にすることで償えるチャンスをくれてやったんだッッ!!
下手に拒むから何度も何度も痛めつけるハメになってしまったがなァッッ!!
涙を湛え許しを懇願することも無く、ただ協力はすまいと示すかのように固く唇を結びッ!!
抗えども圧倒的な力には叶わず、ただ無力を噛み締め痛みに耐えるばかり……


――――“あの日のオレを見ているようで、酷く吐き気がしたわッッ!!!”


【――突っ切ってくる吟雪に対して、右の剣を突き出す】
【が、少々狙いが甘い……吟雪が予想以上に速かったのか、先程の体勢を回復し切れていないのか】
【恐らく剣は、吟雪の右肩あたりを微かに裂くだけに留まるだろう。そして――】

……ぐッ、ぉ……!!

【――ずん、と。初めてカーネルに対する、明確なヒットが生まれる】
【腹部にめり込んだ抜き手の斬撃は、したたかに紅を散らすだろう】
【……が、奇妙でもある。『ベリルの拉致拷問』は……『ポポル』の命では、『無い?』】

>>567(ツァーリ)
「……さぁ、な
 己もまた……その答えを探すために、此処に居るのかも知れん」
【榴弾を防ぎ終えて、ヴュネルドは改めて其方に向き直り】
【此方も、即座に追撃してくるような様子は無い――】

「だが……これだけは言える。
 己は……『闘争』に魅入られた。
 ≪信念≫をぶつけあうという『聖なる領域』……それに、どうしようもなくな」

「……幾重の闘いが、己を高めてくれる
 その果てに何があるか……知りたいのかも、しれん」
【――がしゃ、と。機械斧の構造に変化が見られる】
【まるで、エネルギーを解放するために“砲門”を開いたかのような……そんな気配】
【事実、みるみるうちに、斧の刀身に力が集束してゆくのが感じ取れるはずだ】

「……クシャルクス……“レッドスカイ?”……まぁ、いい。
 ……己の目標だった男だ。裏切ってから、全く音信不通だが……元気なのか?
 ……応える前に、死んでくれるなよ」
【……戦場において、まるで他愛も無い会話をするような。そんな調子】
【だが、ヴュネルドの最後の言葉が、即座に世界を現実に引き戻す――】
【……紅丸に対しては、ヴュネルドも。ちらりと一度、視線を投げただけで】
/次へ
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 23:09:50.89 ID:JbS+17fAo
>>581

「……ッ!」

【振るわれた蛇は、ガルニエの手により掴まれる】
【それは予想外の行動】
【回避や防御は容易であろうが、それにより若干の隙が生じるものと考えていた】
【しかしこれは――】

「……貴方は強い、ですが余裕を見せ過ぎましたね!」

【――好都合。思ってもない好機と取れた】
【掴まれ力を込められた瞬間、蛇の折り紙は神衣の甲冑より「剥離」する】

【この甲冑は単体ではなく無数の折り紙の集合体】
【故に分離し……操作することが可能であった】

【蛇は投げ飛ばされる動きに抗うように】
【長い胴を鎖のようにガルニエの左腕に巻きつけようとし】
【これが成功したならば投げられる行動を防ぐとともに、ガルニエの左腕部を拘束し締め上げようとするだろう】
【しかしこの折り紙は然程耐久力などに優れるものではない。対処可能な場合「確定で破壊」しても構わない】

(後方……巨砲か、利用するには難しいかの)
(ならばこの流れに沿い、直線範囲から離脱することを考えながら――)

――神衣、追え!
あ奴が余裕を見せておる間に攻めきるのじゃ!

「はい、織守様!」

【神衣は着地すると素早く体制を立て直し】
【甲冑の補助で強化された脚力で素早くガルニエの後を追って駆け出し】
【同様に、一階に向かい己の身体を投じた】

【翼を持たない神衣は、ガルニエから離れた柱に向かい飛ぶ】
【そして柱と接触した瞬間、左腕の虎の頭を叩きつけその牙を食い込ませることで身体を固定し】

「――はっ!」

【返す刃で右腕を振るう】
【すると、右腕に装着されていた三本の爪のうち二本が矢のように射出される】
【狙いはガルニエの両肩付近。左右を挟むような軌道での射撃だ】

【小剣のような長さの鋭利な爪は、刺さったならば相応のダメージを負うだろう】
【しかし狙いはそれではない。ガルニエの回避行動を抑制し位置を固定させることが目的だ】

【これはゲーティアの砲撃を支援するための行動】
【自身は離れた柱に張り付いているため、射撃の範囲から逃れている】

(さて……どうなるか。好転することを願うがの)

【織守は後にゆっくりと続くように翼を羽ばたかせて移動を開始する】
【しかしポジションは変わらず。場の全体を視界に治めることが出来る位置で停止するだろう】

【状態:織守・移動中 神衣・柱に身体を固定している。高度は二階付近。ゲーティアガルニエ両者と距離あり】
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/03/26(土) 23:10:02.20 ID:37Kj256j0
>>572(重太郎)

ぐッ、ふ……!
【カーネルは――吟雪の一撃によって、初めて明確なダメージを負っている】

【だが、それは無論、全員の攻撃によってカーネルの体力が削られたために成功した一撃】
【重太郎の一撃が無ければ、成功しなかったかもしれない……それは誇るべきことだ】

『……アーン、対機関連合かァ?!そういや居た気もするなァッ!
 安心しな、ぼくの名は≪紅丸紅斗≫……あの会合の場でも宣言したとおり――
 ――≪Justice≫!≪対機関連合≫ッ!オタクらの≪味方≫だッ!!

 ……今のうちだぜ、今からぼくがカーネルに追撃するッ!
 それに合わせて――叩き込めや、オタクの≪正義≫をよォッ!!』

【頼もしい言葉と共に――青年、紅丸の両手に炎が集結してゆく――】

>>576(オーベール)

ふッ、く、くく……
なんだ……心傷(トラウマ)にでも触れたか?……ふ、フハハハ……

――マヌケめがァッッ!!貴様の過去などオレにとってはどうでも良いのだッ!!
悲哀?暗がり?知ったことではないッ!!同情などされると思っているのか?
戦場において、何よりも思想を考えを雄弁に語るのは己が剣のみ……
ならば、揺らぐ感情の影響を最も受けるのも、己が剣よッ!!

――感情に振り回された一撃でッッ
このカーネルを『否定』できると思うなァーーーーーーーーーーーーーッッ!!!

【腹部からぼたぼたと血を零しながらも、彼は剣を交錯させて打撃を受け――】
【――翼が迫り来るより早く、無理矢理にでも弾き飛ばし、距離を取ろうとする】
【バックステップも挟んで緊急回避も行いつつ、だ……だが、防ぎきれ無い打撃の衝撃は、カーネルに響いている】

『……――よォ、あン時の糞ガキじゃねェかッ!
 ズイブンな様になってやがンなァ……――いいぜッ、一緒にカリを返すとしようかッ!』
【オーベールの姿に、紅丸はそんな風に返して……炎を、集束させゆく】

>>577(櫻芽)

ふ、はッ……

【カーネルは、一進一退の状況で。腹部より多大な出血を零しつつ、微かに笑い――】


……選んだ、だと?
オレに選択肢があったと、思っているのか?


【意味深に……そんな言葉だけを、返して――】


――追撃ッ、ブレイド――『させるかよォッ!!』――くそッ、マヌケがッ!!


【櫻芽に対して追撃で放たれようとしたブレイドノイズ】
【それは、塀上の青年が振るい放った炎によって、中断される】
【そして、青年は――】

『よォ、オタクッ!悪いがぼくも加勢させてもらうぜ!
 何人かは見知った顔が居るが――ぼくはオタクらの味方だッ!
 このバカ野郎とは因縁があるんでなァッ……!』

【と。櫻芽に向かって、宣言するだろう】

/次へ
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/03/26(土) 23:10:42.85 ID:37Kj256j0
>>561(緋天)>>>566(吟雪)>>567(ツァーリ)>572(重太郎)>>576(オーべール)>>577(櫻芽)>>594>>596

【紅丸、と呼ばれた青年は。集う能力者たちにそれぞれ声をかけると】
【ぼう、と。その両手に、火炎を渦巻かせて――】

『さぁ、行くぜ……もうぼくは目を背けない。
 見てろよ……“オマエたちの幸福”は……ぼくが、守りきってやるからよ――!』

【独白のように、そう呟くと】
【ば、と――両手を天に、突き出して】


『……――さァ目を剥け耳を張れ手を開け、天地人妖我を聞けェッ!!

 五代前より連なる脈々の、気高き槍の嘶きは火を穿つ!!

 並々平伏す上座の華に、一迅烈風石火雷影、今宵暴るは紅櫻、御覧に入れるは白裂閃ッ!

 この穂の先には誇り在り、櫻の戦場我は在り、我裂く向こうに栄華在り――!!

 
 <槍の紅丸>六代目、
 ≪紅丸紅斗≫は此処に在りィッッ!!』


【――高らかに、名乗り向上。同時に両手の火炎が、≪紅く短い槍≫と成る――!】


『行くぜッ……全員で押し切れッッ!!≪ ウォーーーーー・ブリンガァーーーーーーーーーーーーッッ!!! ≫』


【――叫びと共に。ドン、と。紅丸の真っ黒な髪が、赤く変色して逆立ち】
【露出した左目の周囲には、陣羽織と同じデザインの≪紅≫という字を崩した刺青が光る】
【そして両手の短い槍には火炎が纏われ、紅丸はそれを両手に塀から飛び降り――】
【――がぁん、と。そのままカーネルに、斬りかかるだろう】

く、ぐッ……!!

【きん、という音を零して初撃を弾けば、後は怒涛の斬り結びが始まる】
【――紅い双光剣と、紅い双槍。二刀流と、二槍流――紅丸という青年の槍捌き。片手ながら、洗練されている】
【緋色の残像を周囲に幾重も振りまきながら……――両者とも、凄まじい武器捌き、だが】
【カーネルの方が、僅かに押されているか……?……腹部に負ったダメージが、大きい】

『はァッ……やれッ!!畳み掛けちまえッッ!!
 今のうちに――出来るトコまでブッ込めばッッ!!≪勝機≫はあるッッ!!』

【切り結びながら、紅丸は叫ぶだろう。今、カーネルは紅丸の相手で手一杯だ……確かに、チャンス】


【だが……目先の希望に意識を奪われてはならない。この男は、そんなに甘くないのだ】
【……その『奇妙』、『不信』に気付けるものは、あるだろうか?】
【とはいえ、此処で追撃を放たないのも、『勿体無い』かもしれない……どう動くかは、諸君ら次第だ】
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/26(土) 23:12:40.05 ID:7HC2Y7Zvo
>>580>>586>>592
此方を潰したらそっちに加勢するッ!
待ってろクルス嬢ちゃん!

【クルスの方が見えていないわけではない】
【此処で、自分が全力を出してでも敵の数を減らして二対一に持ち込むべきと判断したのだ】
【がっ、と音を立ててチャクラムと撃ちあう刀身】
【刀身にヒビが入るが、その瞬間、刀身を滑らすようにチャクラムに沿わし動かし、受け流した】
【ひゅっ、と刀を右手で持ち替えながら、その刀を受け止める勢いそのままに回転】
【後ろ回し蹴りを放つ。気を圧縮した流れるような連続攻撃である】

ぬぅっ!

【老人の下駄は鉄下駄。刀匠により鍛造された其の下駄は並の鉄下駄の数倍重く、そして数倍堅い】
【気により高速化された蹴りは容赦なく右脇腹に襲いかかるだろう】
【一瞬引け腰になり、その逡巡を見逃しはしない。老人は、その間に逡巡も引くこともせず前へ出た】
【刀の刀身からは、多めに妖気が吹き出して、刀身を自動修復している。かたかたと刀身が震えて、怒りの気配をパニキュレータに送るだろう】
【この剣は“生きている”】
【そして、老人は回し蹴りの動きにより、極力的を絞らせない】
【跳弾を防ぐよりも、攻撃を当てることを選択した】
【右足には、丁度回し蹴りの為に気が集中されている、当たっても致命とは成らないはず】
【背中狙いの其れは、回転の動きで背中ではない所に当たるだろう。おそらく、脇腹当たり】
【クルスが邪魔をしなければ、老人に二つの玉が当たることと成る】

(……複数も、ハラハラして楽しいのう……ッ!さぁて、何を「仕掛け」てくるか)

【動きながらも思考を回し、周囲を警戒しながら全力で回し蹴りを老人は放つ】
【パニキュレータの脇腹……、肋骨を抉り込むような蹴りが襲いかかっていく】
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/26(土) 23:13:04.97 ID:1cnFDOyso
>>584

人間ではなければよく喋っちゃだめなんですか?
───寂しがり屋なのは肯定しますが、そんなルール、認めませんよっ!

【初めてにこっと小さく笑った】
【どこかあどけなさが残るその笑顔は無邪気なままで】

余裕なんて持ってませんよ?
言葉も、私の大切な武器です…あちっっ!?

【彼女が次にとった行動は、防御でなく───前進だ】
【一発は小さく身を反らしてぎりぎりで避け、もう一発は故意に当たりに行く】
【というよりは、一発を犠牲にしてでも前へ進みたかったのだ】
【右腹部の着弾箇所は服ごと黒く焦げて、動く間に灰になって風に散る】


思ったより………熱かったです!

───お返しですよー?

【距離を縮めると、小さく飛んで、空中で両手を交差させて爪を構える】
【もし直撃してしまえば胸に十字の傷が入ってしまうだろう】
【更に、振り下ろす前に彼女は顔を上に向けて深く息を吸い込む】
【彼女の唇周辺の大気の温度が上がっていくのが肌で感じ取れるかもしれない】

【そう、彼女は人ではない。彼女は、あの龍なのだ】
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 23:13:08.60 ID:JbS+17fAo
>>595
>>568への安価を追加です
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/03/26(土) 23:14:33.26 ID:vxTwS1Hyo
>>589

【それは彼女の想定外の出来事であった、と言えるだろう
ウェル子の接近も、その速度も、その全てが慮外の行動
――――……彼女が、それを組み入れた上で、作戦を立てることのできる時間など、コンマ数秒にも満たない】

【本来ならば≠サれだけの短時間、思考を働かすなど、不可能に等しい
人が瞬きの間に考えることは、瞼の動きしかない
そう、それが、通常のこと――――……一般の人間であるならば、である】


……見直しました、ややもすれば、貴女こそ鴉の餌になるべき、と言い掛けました
確かにその通りです危険≠犯してこそ――――……勝利という結果≠ヘ得られるのです
では、双方が――――危険を犯した場合は、どうでしょうか?


【高速思考=\―――彼女のその、卓越した頭脳は、その僅かな時間で、対処法を導き出す
正確に言えば、それは貴女のお陰でもあった、と言えようか
貴女が攻撃してきた≠ゥらこそ、彼女の策は萌芽するのだ】


Thnks fr th Mmrs≠、解除します……っ!!


【それもまた、瞬きをする間に、彼女の眼前に在る彼=\―――もといヴュネルド≠ェ一片のワイヤーへと、姿を戻す
すなわち、彼女を護る楯が居なくなる、ということ……そして同時に、彼女にも、貴女にも、プラスと、マイナスが生まれる】


……双方が危険を犯した場合、勝利は――――……
最後まで退かなかった者に、送られるんですよっ!!


【勢い余って、ウェル子が刃を振り下ろしたならば、目標としていたヴュネルド≠ェいないのだ、攻撃は外れる
――――否、正確には、その奥に居るシオン≠ヨと攻撃は向かうだろう、致命傷とは言いがたいものの
彼女の胸の前を横切っている右腕を深く切りつけることは可能であろう】

【そして同時にヴュネルド≠ゥら変化したワイヤーは、刃を振り下ろしたウェル子を捕まえようと、為すだろう
依然として、彼女の右手にワイヤーは繋がっているのだ、意志を持っているかのごとく、巻き上がり、ウェル子を縛り上げようとする】

【退かなかった者≠サれはすなわち、ワイヤーで縛られるのも構わず、彼女の腕へと深く、切りつけていたなら、のこと、であろうか
貴女を縛ろうと為すワイヤーは、彼女の右腕から伸びている
右腕が深く傷つき、意識が薄まったならば、その効果も薄れるやも、しれない――――……そうすれば、貴女にも勝利のチャンスは十分に在る】

【――――余談、ではあるが、もし、何らかの天啓を受け、彼女が右手にしている手袋に触れたならば
ワイヤーが一瞬緩み、苦しそうながらも、凛とした表情を崩さない彼女に、動揺が生まれる
手袋に何か、あるのであろうか】
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/03/26(土) 23:19:17.65 ID:tWQrLgfco
>>598

どうぞ、お気遣い、なくっ……!

【気遣うような花城の言葉に、クルスは掠れた声でそう返す】
【――パニキュレータを押し込んでくれている今、むしろ足手まといになっているのは自分の方だ】

【サポートだけに回るわけには行かない。自分にも、できることがあるのだから】

>>592

【四つん這いの状態からどうにか立ち上がって、再びリンの方へとクルスは向き直る】

【血の溢れるリン腹部に、鋭い眼差しを向けながら】

(痛覚遮断。不痛症。――あるいは、まやかし)

【あまりにも不自然な、その平然とした態度へ、推論を並べ立てる、が】
【――頭を振って、それら浮かんだ考えを振り払う】

(やるべきことは一つ……)

>>586

【仮面の少女が発した、不穏な響きを持った言葉を、クルスは耳聡く聞きつけた】

(……仕掛ける?)

【――ここで迎撃の準備を取っていたのなら、ここに罠の類が仕掛けられていてもおかしくはない】
【そして、それを感知する術は――どうやら、自分にはない】

【ここまで行使した、転移の魔術に、大型の槍】
【――残された魔翌力の残量は、もう僅か】
【相手の反撃をやり過ごすためにか、あるいはその後の反撃にか】
【残されたチャンスが少ないことを自覚しながら】

【せめて、何が起こっても対処できるように、と周囲への警戒を新たにするのがせいぜいだ】
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/26(土) 23:21:14.43 ID:6TPYrQzO0
>>573

ぐぅあ……!

【彼は全てが堅牢な訳ではない。肩及び、其れに準ずる腕は装甲などは無い】
【よって、彼は血を吹き荒らし。怯むのであった其れは同時に――龍の右足は】

 回避は不可能――か

【コンピューターに頼らなくとも。其れは明白であった】


>>562


 ……任務は遂行する――後は頼むぞ

 出力。100%!

(《出力100%》)

【彼の任務。それが彼の生きる道】
【其れを聞こえずとも呟いて。彼は両足を屈み――】


>>ALL


 (《跳躍体制》)


【不可能。其の文字を見ながらも。】
【しかし。其の心意気は変わらず――その龍の右足へ堅牢な『顔』から突っ込むのであった】
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/26(土) 23:21:55.51 ID:8a1HCGjRo
>>588>>589

(――――――ッ!)

【刺さった】
【自らの撃ち出した剣は、何の抵抗も無くウェル子の右脚首を貫いた】
【回避、または防御されると思っていたルシアは、その事実に驚き、息を呑む】
【傷つけた。そんな事実が辛苦となって心に突き刺さるが、それでも】

(……何だろう、この、違和感……?)

【攻勢は緩める積りは無かった。が、感じる違和感に思考の時間が生まれる】
【確かに突き刺さった剣。足止めか、当たれば回避動作も潰せるという目的で狙った足】
【其れなのに、ウェル子が痛みを見せたのはほんの少し。まさに一瞬の出来事】
【血を流し、己を血に染め上げながら走るウェル子に感じた微細の恐怖と、違和感】

【ウェル子を追って視線を動かせば、迎撃体制のエルフェス】
【ワイヤーによる楯を解き、ウェル子の捕縛を試みるシオン】

【二人を尻目に、ルシアは】

…………気になるんだよねぇ……。

【左手に再び同質の剣を≪精製≫】
【握り具合を確かめた上で、右手の剣の切先を駆け出したウェル子へ】
【そして、左手の剣の切先を、自身の後方、先程往なしたカラスへと向けた】

【両手を左右に広げ、切先を其々に向けて立った状態】
【視線は以前ウェル子に向けられているが、意識は殆どカラスに向けられていた】
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/26(土) 23:21:55.83 ID:LU0UFIzto
>>571 >>578 >>590

(氷の盾は……、初めて見るです)
(………いつから仲間のサポート≠するようになったんです)

(…ん、カゲツは逃れた、です?)
(このまま爆破は――、ちょっと難しいです……)

……毒…?

【患部からじんわりと、熱が込み上げてくる】
【鈍痛とはまた別の――抉るような痛み】
【ズキン――ッ! 一度だけ身体に響いて、大槍を繰る腕が、強制的に停止する】
【まだ微量ながら、掠っただけでこの即効性は――驚異的だ】

……あぁ、どおりで……、優しい人だと思ったわけです
毒使いってのは……、そんな方ばっかりです

……わたしと、相性悪いくせして……、
人体に、害しか与えないくせして……なんで、こうも……!

【脳裏に蘇るのは、別の毒使いの男性】
【彼も正義側で――亡霊の少女を殺してしまった自分を慰めてくれて】
【敵対した自分を、見逃してくれて】

【目の前にいる女の子も、純粋に秩序を守る存在なのだろうか】
【――羨ましくて反吐が出る】

  レニエント……

【持ちうる技の中で最大のものを発動しようとして――、やめた】
【どうやら、考えることは同じらしい】

【――仲間が今、攻撃の準備をしているなら】
【その隙を埋めなくてはならない】

  Sweet Bogie

【身の丈ほどもある銀フォークを、思いきり振りかぶって】
【双葉の方へ、投擲する】

【もっとも、少女の膂力では届かないが――】

【――失速すると思われた瞬間】
【銀槍の後部、石突きと呼ばれる部分から、蜂蜜がジェット噴射】
【噴流の反作用を推進に変え、爆発的な加速を獲得】
【空中を自走し、双葉を穿たんと水平に飛翔する】

【代わりにハニーは全力の投擲によってバランスを崩し、武器も失う】
【この間、カゲツはノーマークだ――】
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 23:24:04.83 ID:81Dwsm4SO
>>583
・・・・それでも情報をらすと言う可能性はあるので・・えっと、あ、
【と、ここである事に気づいた】

・・・今更気づいたんですけど、普通に僕が名乗れば良いじゃないですか・・
名乗って他のJusticeの人に僕の事を聞けばいい。

いや、それに何より警察は、捕まえた人の身元調べるんですから、
自然的に、僕がJusticeの人間って分かるじゃないですか・・っ!!
【そういえばそうである・・何故今まで気づかなかったのか】
【何はともあれ、少年は最初から名乗りさえすれば良かったのである。】

・・・僕は護と言います。

さぁ、後は貴方の言う通り、お巡りさんを呼んで下さいよ・・?

・・・・そうすれば僕はJusticeである事が『立証完了』ですっ!
【そう今度は青年の脅迫を逆手にとった】
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/26(土) 23:25:39.11 ID:Bl+20SZWo
>>587

お金なんて、そんなに苦労しなくても手に入りません?
気付かれないように人の懐からお財布を持ち出す、くらいならあなたでもできそうですけど

【善悪は考えない 自分さえ良ければいい】
【清清しいまでに自己中心的なことを言う彼女の表情は、子供のように純粋な疑問の色合い】

【どこか自然でない笑みは、同類の証 彼女にとってはこういう相手の方が落ち着く】
【だからといって、それで相手を信用することなど無いのだが】

【交換を申し渡されて、指先で額をこつこつ叩く 考えているポーズだろうか】

対価ですか たとえば、そう、ですね――
私が実は殺人中毒だったとして、ここであなたに刃を向ける予定を中止……

いえ、おもしろくないですね これはやめましょう

【場所と時間を考えると、冗談としては不適切極まるもの】
【さらっと危ないことを言って、すぐさま引っ込める 何も悪びれた様子は無い】
【少しまゆを傾げているのは、ただ自分の発想が不満なだけだ】

では――

実は私、同性愛者なんです

【言うや否や、両手を相手に伸ばし、首の後ろの回して抱きしめようとする 触れることができれば読み取りが行われる】

気持ち良くしてあげましょう ……でどうです?

【濡れた瞳にほのかに紅い頬 語調から仕草に至るまで 相手の観察力が高ければ高いほど、嘘ではないと感じるだろう】
【自身の能力で読んだ他人を再現する 彼女の能力に起因するものである】

【当人にはそんな趣味など無い 別に相手の性別がどうだろうが関係ない、という形での否定になるが】

【ともかく彼女なりに考えた、一瞬相手の注意を逸らして触るチャンスを作る方法である】
【相手にどう思われようが関係無いのだろう】

【情報屋? なんて選択肢も浮かんだが、相手から正解が聞けたところで信用はできない】
【結局あとで読もうとすることは変わらない】
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/03/26(土) 23:26:16.76 ID:sEAwlsJOo
>>591
貴殿、慢心は身を滅ぼすぞ
驕りこそ、直接の死に繋がるものだ

【チラリと、ハンニバルは握った剣に眼をやる】
【僅かに――皹が入っているか。と、彼は剣の状態を見て、内心で吐き棄てる】
【特徴的な加工はされていない、ただの剣だ。皹が入るのも、無理は無い】
【普通に防御をしていては、何れ砕かれる】
【ならば、此方はタツミには出来ないことで対応する必要がある…か】

(さて、小細工は好きではない。握力もまだ健在である…
だが、愚直に攻めるのは敗走の道――で、あれば策を弄するしかあるまい)

【一撃は…受ける必要があるか。と、内心で笑み、ハンニバルは行動を起こす】
【猶予時間は短い。故に、行動は迅速に】

”魔闘・土壁”

【隆起する地面が、男の前面180度を覆うように、勢いよく迫り出して】
【当然、これだけで止められる剣撃ではないと、理解はしている。せいぜい、目くらまし程度にしか役には立たないだろう】
【しかし、目くらましは今の状態においては重要だ】
【次手、恐らく土の壁が吹き飛ぶ直前、風の魔法でも使用したのか、男は足元に風溜まりのようなモノを発生させ――それに弾かれるようにして移動するだろう】
【無論、そのルートはタツミの剣閃を避けるためのルートであり――彼に近づく為のモノだ】
【土壁で一瞬相手の視界を塞ぎつつ、獣のように身を屈めて、土壁が崩された瞬間に、風の推進力によって相手へ突進する算段だ】

609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 23:26:45.54 ID:81Dwsm4SO
>>606
/訂正
/らすって何ぞ、「漏らす」です。
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/26(土) 23:27:01.45 ID:bHe9+8Igo
>>581

 (いやに容易く乗りやがったな……それほど腕に自信でもあるのか)
 (──上等だ、クソったれ。物分かりの良いやつほど殺し合いは甘美だ)

【鉄の女王が浮かべた笑みに、呼応するように口唇を歪めてみせる】
【しかしその実、空中静止と大砲照準の並行魔力展開のため、】
【負担は大きく、額には脂汗すら滲み始めていた。──相手が乗ったことで、僅かばかりの安堵】

 ……──ふん
 不運に重ねて、自分から身体を壊しに行きやがるとは

 狂おしいほど破滅的で、それ故に反吐が出るほど高尚だ

【大砲に溜まり行く、大気の振動すら伴う大質量の魔力】
【しかしそれは、足場の定まらないこの空中で、しかもガルニエが言う通り一個人を狙うには適さない】
【ここで撃ってしまえば、守りにきた王城そのものを破壊する羽目になる──奥歯を噛み、破壊衝動を抑え】

【そのまま、大砲を消滅させんとする──】
【──が、神衣の行動を見て、刹那、彼の思考が閃く】

 (成る程、上出来だクソガキ──)

【収束していた巨大な魔力が、瞬時に小さく萎み、】
【空気の振動と砲身の振るえが収まった途端、砲口が小回りにガルニエを照準する】

 ──正々堂々は美学だが、生憎と俺には備わってねェ


 【──ヴン】


【刹那、巨大な砲口から迸ったのはしかし、細身の魔力螺旋砲】

【せいぜいが丸太程度の太さと質量しか持たないが、その分幾らか正確性を得て、】
【漆黒の細い魔力砲の周りに、真紅の攻性魔力光が螺旋を描きながら追随し、】
【ガルニエの腹部辺り目掛けて、鋭く飛翔する──軌道は単純だが、果たして──】
611 :610 [saga]:2011/03/26(土) 23:28:31.00 ID:bHe9+8Igo
//うあああっ>>595宛てでもあります。何同じミスしてるんだ俺は、申し訳ない
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 23:30:15.31 ID:1i0TQlaoo
>>606

護、護ねぇ

【両腕を組んだまま、青年は目の前の少年──護から顔を逸らした】
【その視線は斜め上の、空だか建物の壁面だかに向けられていて、護のことを無視してるようにも別の何かを考えているようにも見える】
【数秒間だけそうした後、青年はもう一度護に視線を戻した】

まぁそこまで言うなら本当なんだろ。仕方ねぇから通報だけは勘弁してやるよ

【と、渋々といった様子で両腕を下ろして通報するのを止めた】
【どうやら『Jusitce』であることを信じたようだ】
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/26(土) 23:31:21.97 ID:YionVciAO
>>594>>596>>597

……つまり、ポポルへの忠誠心を欲が上回ったのか――人間らしくていいことだ

【皮肉のように聞こえるが、そうではないのは声音の質から分かるだろう】
【人間の『欲望』という部分を決して汚らしいものとして思っている訳ではなく、】
【ただただ研ぎ澄まされた――己のもつ透明な刃のように、感じていて】

なぁ。その欲は、“隣”には向かないか

【それは、純粋な疑問だった】
【彼の隣に立つ男――カーネル。己の確固たる『領域』を持ち、破壊力も高い】
【そしてヴュネルドには彼を攻撃する理由もある――なのにそれは、揺るがなかったのかと】

【機械斧の構造に変化が見えると未だ若干の平行感覚を失った身体で立ちながら】
【『大技』が来る――そんな雰囲気に、警戒心を抱くと共に刀を軽く振った】
【瞬間、澄んだ硝子の刀身が曇りはじめるのと共に、赤くのたくる術印が刃を覆う】

あぁ、元気だよ――アイツはいい男だ
なんだ、やっぱりお前とは……出会う場所が違えば、仲良くやれたかもしれないな

【生死のやり取りをして、現実を直視しながらも両者な間にある雰囲気は一定のものだ】
【右手で再びナイフを引き抜くと、それを足元に落として更にもう一本抜き――駆ける】

【僅かに浮かぶ焦りは、紅丸の言葉だった】
【オマエたちの幸福――其処に、この場に居ないあの男のものは含まれているのか】

(――はやく、終わらせなければ)

【その意志が、強かった】
【引き抜いたナイフを先程と同じく無重力を纏わせながら再び投擲】
【狙いは――機械斧に射出口のようなものが存在するならば、其処に】
【なければヴュネルドの顔へと定めながら――脈動するように呪印が動く】

>>576

(……気を巡らせる、余裕はない)
(あとで、もしくはいつか。尋ねるしかないだろう)

【一瞬見ただけだというのに、妙に脳裏に残る顔立ちに少しだけ眉を寄せる】
【傲慢でサディスティックだった懐かしい友人の面影に、懐古に浸りたくなるも】
【それをするのは後だ――少年に対する意識は、ここでシャットダウンされる】
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/26(土) 23:31:33.20 ID:ZG/Y9syto
>>594>>596-597
【自分の右肩を剣が裂く過程。それもまた、視界の外】
【先に受けた斬撃と合わせ、そろそろ右腕自体の動きが大きく鈍ってくる頃か】
【然し、どちらにせよ。この一撃の反動もある、右腕はロクに使える状況にはならない】
【引き戻した右手を、ダラリと引き下げた】

【そして返された言葉】
【つらつらと並べたてる申し開き、反論、弁解――吟雪はそう解釈した――に】
【目の灰色の怒りは、度合いが過ぎる程に増していく】

それが……それがお前の考え方か!?お前の思想か!?
過去の自分と同じ境遇の者を、痛めつけて「よかった」とほざくのが!!
それが『世界を導く者』であろうとするお前の言葉か!?
世界に『日を浴びる機会』を与えるべき者の言葉かあッ!?

過去の罪?そんなものでお前は、一人の人間から太陽を奪うのか?
過去に弱者で在った者が、強者となる過程で生まれた罪を……お前は、許さないと?
だったら!お前の≪思想≫も≪信念≫も、私はすべて気に食わない=I!
お前は、キルベルク・シルバーソードに遠く及ばない<bッ!!!

【水面を強く踏みつけて、水を跳ねさせ。右目の周囲の血を洗い流す】
【どうせ十数秒でまた見えなくなる目だが、それでも僅かな時間だけ、両目にカーネルを映す】


≪ネル・ナハト≫元副官――ベリルの後任――吟雪。今は<Justice>所属だけど
私は、貴方のやりかたが気に食わない。だから、その≪信念≫が実現する事を邪魔させて貰う

……友人少ないからね、私。あんまり雑に扱われると困るんだよ

【倒すと決めた相手に、ようやっと名乗りを上げて】
【吟雪はこの戦場で初めて、明確な思想の元に、カーネルに敵対した】


【そしてまた、吟雪は思考する。次の攻撃の用意の為、呼吸を整えながら】

(……直ぐに動いても、良いのは入らない。寧ろ私が貰っちゃうね)
(何人かが突っ込んでいけば、上手くダメージは与えられる筈……だけど)
(こういう相手は、追い詰められた時の為に手を隠してるのが普通……)

(……悪いね、そう簡単に死なないでしょ?私に見せて頂戴)
(カーネルの力、それが何処まで出来るのか)

【彼女の選択肢は、待機。防御に徹する事】
【後方へと跳躍しつつ、負傷していない左手を体の前に翳し、左半身をカーネルに向け】
【何かが起こった時に備えて、咄嗟に回避か防御に転じられる用意を整えた】

【まだ、攻撃に移れる程には、回復出来ていない】
【次の攻撃をしのげれば――攻撃があれば――その頃には、或いは】
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 23:31:58.37 ID:UhIMKRDKo
>>594>>596>>597

よ、よかった、安心しました!
お供させてもらいます…!
行くぞ口黒ッ!
『はいよっ!』
【突如現れた味方、少年は彼の言葉を信用しきっている】
【そして、彼の言葉通りに、青年の攻撃に乗じようと、右手の銃へと込める魔翌力を強くする】
【先程よりも強い一撃を放つつもりだ】

行けッ!!
【そして、右手の銃への魔翌力の溜めをやめた頃】
【右腕から放たれる攻撃。恐らく少年が出せる最大火力の攻撃が、カーネルを襲う】

「……………」
【そして左手の銃白口。青年に対してどうも腑に落ちないといったご様子】
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/26(土) 23:33:14.77 ID:U/eWMgv2o
>>601
………………!

【ウェル子が、無表情でありながら、僅かに眼を見開いた】
【――「攻撃を外された」――】
【その事実は、無力に空を切る二本の刃が物語る】

【無論、思い切り振り下ろした刃が止まることはなく、シオンの右腕への斬撃は入ってしまう】
【とはいえ、当初の目的としての「敵の能力」を切り刻む策が失敗したのは大きい】

【攻撃がかわされた瞬間、ウェル子はスローモーションの世界を味わっていた】
【強き意志が、シオンの瞳が、ここまで憎らしく見えたのは初めてだった】

…………不覚…………

【まさしく不覚】
【ウェル子は、ワイヤーに縛られていく】

>>593
【表情には出ていないが、内心の憤りは中々なウェル子へ、】
【エルフェスのナイフが向かっていた】

【そしてワイヤーに縛られ動けなくなったウェル子に、ナイフが刺さる】
【右ふくらはぎへ、吸い込まれるように、サクッと、打ち立てられる】

【なんの覆いもない素肌からは、痛々しい流血】
【彼女の脚を、靴を、紅に染め上げていく】

【当然ながら、接近に支障は一切無い】

>>604
【カラスが、これもまたあっけなく、剣を受け入れた】
【身体に剣が刺さり、断末魔と共に黒い羽根へと姿を戻すカラス】

【やはり不思議だろうか】
【実は、気付くか気付かないかは別として、至極単純なカラクリがある】

【カラスは、ウェル子が脳内で指令を送らない限り、動かないのだ】
【ゆえに、そう、今シオンに不覚を取らされたウェル子は、カラスに気を回している場合ではなかった】

【さて、今、ウェル子はワイヤーに縛られているが……】


>>ALL
【残念ながらウェル子はシオンの手袋に触れることも敵わず、】
【その上ふくらはぎをやられ、尖兵のカラスも全滅】

【この不利な状況にて、彼女は…………】


………………『血で血を洗えば血が落ちる』………………


【いつもの澄んだ声とは少し違う、ややドスのきいた声】
【普段とは違う意味で絶望感溢れるその宣告と共に、】

【――ウェル子の周囲に、黒い羽根が、一層猛々しく狂い踊り始める】
【加えて、ウェル子の流す血も、羽根に混ざって宙に流れ込み、小さく逆巻く】

【……縛られたまま顔を伏せ、影にその表情を隠したウェル子から、絶望の波動が一層増していく――】
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 23:34:07.32 ID:RWhGfPtSO
>>585
【――――ふむ、と小さく鼻を鳴らして。人影は内心、感嘆していた】
【壊れなく≠ニも、衝撃は徹る。ならば僅かなりと、影響は有る筈だ】

【例えるならば、箱の中の物体=B揺すられれば内壁に、或いは物体%ッ士で衝突し、ともすれば傷付く】
【頭部ならば平衡感覚の揺れ、胴体ならば内臓へのダメージ、四肢ならば痺れ――と】

【だが。……見たところ、青年は全く以って堪えておらず。直接の攻撃行動も、未だに取っていなかった】


……そういう℃味でも有るのかよ?随分と悠長なコトやってるけど、さ。


【彼女は同時に、それを嘗められている≠ニも――つまり、挑発≠ニ受け取ったようだ】
【不快感も露に、受け身を取って着地すると。ひゅう、風を切って腕を一振るい】

【蒼い――蒼い結晶の刃≠二ツ宙に具現すると、其方に向けて射出した】
【斬撃≠ヘ通用しない。其れを識っていながら、この一手――悪手に見えるが】

【狙いは、態勢の立て直しだ。ついでに、分厚い装甲も、攻撃を積み重ねれば傷付くやも、と】
【蹴りを打ち込んだ胴を狙って――――ダメージの蓄積≠図っている】
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/26(土) 23:36:49.17 ID:sd1ECH0Q0
>>594

…紅丸紅斗か、心得た。
私のことはひとまず大嘴と呼びたまえ

……同郷だな。

【小さな、腹を引っ込めたような声で――櫻芽は、そう漏らす】
【分り易いと言えば分り易すぎる名前のとおり、彼女は櫻咲き誇る地に生を受けた】
【髪や眸は奇妙な色に染まっているけども、顔立ちは完全に極東のそれ】
【――だが互いに、気を遣る隙は無く。おそらく此処まででこの会話は断たれる】

(選択の余地など無い、か……)

【交錯する真紅の閃光を、臨場感ある遠景として睥睨す――】
【一歩二歩だけの踏み込みが通じない位置の者だけが享受できる、思考の時間を】
【攻撃スピードに優れない彼女には貴重な、煙を殖やすべき刻を】



―――選択の余地など無い…か!


【この好機を逃し、次の機に賭ける勇気も天才性も、彼女は持ち合わせず】
【霧中から更に一匹の「凍銛」を陣列に加え、離れているものも含めれば、併せて三匹を所有】(颯護に分けたものは除く)
【きぃきぃ。耳に引っかかる醜い高音がセッションとなって流れに溶けていく――】

… 獲物は一つ、カーネル・アドルフ・レルゼクム。
紅い紅い、血とて凍り果ててしまえば――!

【まず一番槍――吟雪に譲渡しかけたコウモリが、上空から狙いを定め】
【頭上7メートル程で羽を畳み、脳天へ急降下攻撃を仕掛ける】
【殺気なども条件に含めた上で、これに「気付く」ことは容易だろうけど――】
【被弾すれば、衝撃と「凍銛の基本ダメージ」を、ほぼ同時に受けてしまう】

【それに加えて残ったコウモリ二匹は、左右よりの挟み撃ちを謀ってくる】
【カーネルの「足」と「河」の境界に近づいたところで、それは爆ぜ】
【極寒の白煙の雲を解き放ちながら、他よりは少ない量の氷の刃を撒くだろう】

【―――よもや、それでカーネルを封じ込めてしまえるとは思わないが】
【戦闘の要となる脚を、凍った水と血に縛られるかも知れぬ】
【重要な部位へのダメージは、例え機会を誤った下策より生まれたものでも】
【今後の戦闘を有利に運ぶ“鍵”に、なってくれる筈だから――】
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/26(土) 23:39:18.76 ID:qVBSoQfno
>>594
っぐ……!

心傷(トラウマ)? ハッ、オマエみたいなのとボクを一緒にするな!
そうともオマエみたいな蟲けらの同情など受けてやるものか、ああしかし!
ボクの唯一の『汚点』に触れた罪だけは、許してなどやるものか!

【少年は認めないだろうが、希望の光が現れた事による心的な影響は大きく】
【僅かながら冷静さを取り戻した体は、弾き飛ばされるがままに下方へと己の体を落とす】
【外套を下敷きにして衝撃を軽減、数瞬後に何も持っていない右手を胸に当て深く息を吸う】
【膝をついて立ち上がり、カーネルを見据えて足を踏み出す】
【唱える言葉は、先とは微妙ながら違うもの。右の袖は完全に空になってへたり、外套もただの布へと戻る】

命ず命ず命ず、吾身を守り矛と成れ、
≪薔薇の名前・un serment≫(エーコ・マレッシャル・ニエル)――――!!!!!

【ほんの一瞬、紅丸に眼を向け、確かに頷く】
【彼も己も『おしゃべり』をしている時ではないと、だからこそそれだけに望みを託し】

【叫ぶ呪文と共に背後に現れるのは、黒い影のような歪みねじれた女性体】
【否――】
【それは殆ど黒に近い、青の花弁を散りばめた、幾つもの棘を持つ薔薇の茎】
【どれほどの量で出来ているか分からないほど大量の、薔薇の蔓の塊だ】

【それが危険であろうとも、好機を逃す訳にはいかない】
【血と肉を覗かせるぼろぼろの左腕を大雑把に覆うように、薔薇の蔓が絡まる】
【それを媒体とするように、一抱えほどもある巨大な球の形の触覚と衝撃がが更にそれを取り囲む】
【言うなれば、突撃する衝撃波の塊と言うところか】
【拳撃の形で、その左手をカーネルの脇腹に突きだした】
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/26(土) 23:41:57.84 ID:FmnSr8Ppo
>>597

……!
(……やる、な。“無駄に”。)

……調子乗ったら死ぬぜバカッ!
(…“癪”だが──チャンスはチャンス──…か…?)

【此処で、】

【だん、と力強く踏み出すと共に、自らが吹き飛ばした事で生まれた距離を急激に縮めていく】
【───手には闇の魔翌力で生成した“漆黒の刃”、「黒刃」。】
【基本的にはエネルギーを相[ピーーー]る術式しか作動しないが、彼の手にある際は様々な魔術の“媒体”となる。】
【切っ先に術式を追記、刃に込める魔翌力を消費する事で──】

黒走牙ッ!!

【──魔術を発動。オルキネス式魔術の、高等戦術と呼ばれる技法の一つである。】
【足元から垂直に向かって黒い残像を描くと共に、一直線に足下の水を散らしながら進む影。】

【「黒刃」の断片が、地を駆け接近。相手の下に行き着くと共に、足下から爆発を引き起こそうとする。】

【だが、河という場所である以上、一直線の攻撃は至極見切られやすい。】
【しかし、味方を巻き込まずに現時点で放てるような技、方法を咄嗟に思案する事までは適わなかった。】
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 23:42:06.75 ID:81Dwsm4SO
>>612
――――・・やったっ!
【青年が通報を諦めた様子を見て】
【少年――護はガッツポーズで喜ぶと】

有り難うございます。
【そう青年に礼を告げた】
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/03/26(土) 23:42:39.73 ID:vxTwS1Hyo
>>616

【思わず、心の中でガッツポーズをしたくなるほどに、彼女の策が上手く行った
が、しかし、彼女のダメージも大きい、それ故か、行動には起こさず、静かに心の中へと留めた
――――尤も、微かに漏れるのは、彼女の心、少し嬉しそうに、表情が緩んだ】


っ……くぅ――――……中々、厳しいです、ね……
ですが、もう捕まえました、多数に無勢、ここら辺で――――……ッ!!


【そのように、相手を説得為そうと為したコトバが、不意に途切れた
彼女に触れる空気の桁が変化した、のだ――――それこそ、突然に
ゾクリ、と背筋をなぞるソレは、まさしくこう、表現されるもの】


(――――……絶望=\―――!?)


【急に、ワイヤーが緩むのを感じるだろう
踊り始めた羽根に、気をとられデモしたのだろうか】
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 23:42:58.06 ID:KPDxrY5SO
>>573 >>603
来るか……デイドリィム。かわせるね?

『……勿論、ですから!』

【空中から飛来するレギン】
【しかし……デイドリィムも、見た目は幼女だとは言えど……“歴戦”と言えるレベルの戦闘経験はある】

【素早く、後ろに数歩分跳ねて】
【レギンの攻撃が、少なくとも“完璧”には決まらないようにしつつ】

飛んで火に入る夏の君……さあ、聴け。

《マーチ・オブ・プルウィア(雨の行進曲)》

【ミストドラゴンのギターから放たれるのは、“雨”……正しくは、銀色の、命中すると“振動”に襲われる……“音魔翌力の可視光線”のシャワー】
【それは、“神の焔”や……それに果敢に突っ込んで行ったゼビレイには、一切当たらない】

【狙いは、ただ一人】
【デイドリィムに刃を振るう、悪(レギン)、ただ一人だ】
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 23:43:14.09 ID:1sAIN1jDO
>>599

なっ……!?

【攻撃は命中≠オた―――だが然し、その瞬間少年は意表を突かれたかのような表情を浮かべた】
【当然、威力を手加減したつもりなど更々無い。相手にダメージを与えるためのれっきとした攻撃を放ったつもりだ。そうすれば、彼女は回避か防御、又は攻撃の相殺といった行動を取るハズ―――】
【それなのに、少女は自ら1発の炎弾に当たりに行ったのだから――少年自身も驚きを隠せなかった。その間に二人の距離を一気に詰められてしまい】


くっ……ッ、――……!?

【次の一手は爪による切り裂きがくるであろうと予測し、バックステップをしてサーベルを横に構えてそれに備えようとして―――】

【―――背筋に悪寒が走る。彼女の、大きく息を吸い込むというモーションは、少年にハッキリとした警告を与えた】
【確証は無いが、直感的に理解したのだ。「早く避けなければ―――」と】


(や、ヤバい―――!!)

【少女の息吹≠逃れるために、死角となる彼女の真下になんとか転がり込もうと身体を投げ出すことを試みるだろう】
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 23:43:57.60 ID:RWhGfPtSO
>>617
//ミス。狙いは〜の所、正しくは「狙いは態勢を立て直す為の時間稼ぎだ〜」です
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/26(土) 23:44:08.85 ID:FmnSr8Ppo
>>620
//あばば、【】がバラけてますが元々一つの文章です。
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/26(土) 23:44:28.86 ID:gbcppXeV0
>>608

これは過信ではなく「自信」だ。そして───

【そう言って土の壁を難なく砕く、そして吹き飛んだ土の隙間から見える身を屈める彼】
【賞金稼ぎというものはどのような場所でも戦闘の可能性があり、その仕事上「眼」すなわち視野は1番重要と言っても可笑しくない】

───その程度で私の活人剣から逃げられると思うな───

【振り切った剣が凄まじいスピードで切り返され、彼に迫る───明らかに先ほどの居合より加速している】
【その速さ、まさに「神速」】

───「秘剣・葵返し」───

【これが彼が獲物を砕くときに良く繰り出す秘剣】

【彼の能力は最初の盾以外何も無く、魔力も全く無い】
【その分を人外じみた身体能力と謎に包まれた「蒼心流」でカバーしているのである】
【彼は今までもそうやって能力者の賞金首を何度も捕らえてきたのだ】
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 23:45:02.93 ID:g6Ls2BPDO
>>592
【リンの言葉に、パニーは黙して頷く―――お互い全ては了解したということか】

>>598
【一瞬の引いた隙―――そこに老人の蹴りが叩き込まれる】

く、はっ……!

【強烈な一撃―――たまらず真横に弾かれる少女―――そう、「外側に」】
【柱に叩きつけられて、息を吐き出す―――】

が……白炎「ヒートリジェクタ」!

【チャクラムから吹き出る白い拒絶の炎―――だが、届かない】
【だが、仮面の下には黒い笑み―――全力の回し蹴りと言う致命的な機動力の隙を見逃さない】

ぅ……リン!御札、行くわよ!

【だから声を張り上げて「合図」を送る―――「小細工」にして「大仕掛け」の―――】

>>602>>all
【さて、状況―――というか、配置の整理である】
【まず四人は、全員階段上のスペースで戦闘中であり、そこには玉座に繋がる大扉がある】
【リンと少女は交戦中―――ちなみにリンの側の柱は二本折られている】
【一方、老人とパニーだが、此方はパニーが蹴り飛ばされて、空間隅の柱に叩きつけられている―――
―――そう、パニーは空間隅にいる、だからこの一手を打てる】


起動しなさい―――爆炎符!

【札が―――『扉に張り巡らされた』赤い札が一斉に起爆する―――!!】
【扉の接合が外れる、地面近くが砕ける―――扉が『こちら側』に向かって倒れてくる―――】
【大扉は当然巨大にして大質量、そして倒れゆくそれはパニー以外の三人を巻き込む軌道にある―――!!】


//遅くなりました、スミマセン
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 23:45:11.49 ID:1i0TQlaoo
>>621

なぁに、構わねぇよ

【青年はとてもいい笑顔で答えた】
【そして”ただし”と続けた】

どうもお前は刀で戦えるようには見えねぇんだけど、どうやんの?

【と、首を傾げながら尋ねる】
【”ただし”と続けたのは意訳すれば、”言わなければ”という意味だろう】
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/26(土) 23:46:57.72 ID:vQv8bW1Po
>>616

(拘束された、か……ナイフは余計だったか?)

【シオンという人とは数回言葉を交わした程度だが……】
【ワイヤーを用いたあのような技まで所持しているとは、と素直に感心した】
【彼女の技術により拘束されたウェル子、エルフェスは近付きつつ戦いはここで終わりか、と一瞬考えたが】

いや、……――――

【それはどうやら違う】

【逆巻く黒の羽根と赤色】
【どこかでその色の組み合わせを見たことがあるような気がして】
【それはトランプの色分けだと思い出す、いや渦巻いているからどちらかと言えばルーレットか】

【そんな至極どうでも良い考えを浮かべながらエルフェスはウェル子を中心に移動する】
【ウェル子から見て一方方向に他の面々と自分がいるように、だ】
【多分、シオンの少し右斜め前辺りへの移動になるだろう】

ここまで来てまだやるってのは、正直凄いな……
したくないけど感心しちまうよ、全く。

【来るかもしれない攻撃に、脳内で「盾」の生成の手順を整える】
【準備するに越した事はない、これまであまり役に立ててないのだ】
【それぐらい身体を張ったって罰はあたるまい、と……】
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga sage]:2011/03/26(土) 23:51:40.09 ID:a8F1lMMd0
>>607

そうでもないのですわよ?
残念ながら、わたくしにはそんな技術、ありませんし……。
見返りを得るなら、それ相当の何かをいたしませんと。

【どうも、この少女。そういうところはしっかりしている……というわけでもなく】
【言いながらため息を吐くさまは、どうやら。比較的信じられそうなレベルで、そうらしく】

【相手がこちらを信用していないように、こちらも相手を信用していない】
【鞄に手を伸ばした仕草、それもあるのだが。全体的に、なんとなく】
【女の勘とか、そういうものだかは分からないが。ともかく、こちらも、相手を欠片も信用していなくて】
【ただし、そんなものはすべて、笑顔の裏っ側。表に見えることは、ほとんど無くて】

あら、そんなの対価になるかならないか、分かりませんわ。
わたくしが逃げ切ることが出来れば、それは無駄なもの。
逆に、わたくしが逃げ切らなければ、それはとてもとても価値のあるものになるでしょう。

【途中で断ち切られた提案に、彼女は】
【「死にたくない」、と。そのような意味の言葉を返して】

……あら、わたくし、女の方に貞操を狙われるケがあるのかしら?
ここ数日で二回目、でしてよ――残念ですけれど、遠慮させていただきますわよ。

【伸ばされる手を、大人しく首なんかに触れさせるわけが無い】
【木箱に置いていた手を伸ばし、伸ばされる腕を掴み、空中で留めようとして】
【ただし、少女の細腕にはそれほどの力は無く。平均よりもいくらか低い力しか持たない少女の手は、払おうと思えば払えるかもしれなくて】

要りませんわ、したければ、それ相当のお金か物品をどうぞ。
お仕事なら受けさせていただきますけれど。

【相手の言葉に、そんなことを返す】
【お金か何か、価値のあるものを積めば、彼女は応じるらしく】
【「話してもいいが、その代わりに何かを」「何かをくれれば、身体でさえ」】
【会話のうちに出てきたヒントのようなものは今のところ、これくらいだろうか】

【そして、こちらの手は相手に触れることになり】
【きっと、相手に情報を読まれることとなる】
【二谷 音々子(ふたや ねねこ)。17歳。人間と同じようなステータスしか持たない、吸血鬼。未所属。「仕事になっちゃうのかなぁ」なんて、どちらかと言えば嫌そうな、どこか素のような心中】
【見た目的には、伏せた眼と、変わらぬ笑顔。心で思ってもいない、「やめて?」とでもいうような、そんな仕草】
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/26(土) 23:52:03.24 ID:btvHVcyco
>>617

…………………少々凹むなオイ

【これでも、コイツにとっては必死な戦いである】
【防御力任せに突っ込んで掴んで、引き寄せ、ぶん殴り続ける。それがこの“今の”男の戦い方なのだろう】

【そして、ダメージも全くない訳ではない】
【最初に刃を当てられた首はヒリヒリするし左脇腹も中々痛い。そして後頭部を打った際すぐに立ち上がれなかったのはダメージが有る証拠か】
【とは言え―――――彼女が予想するように“内側”は至って普通と言う保証も無いのだが】

――――やっぱチマチマすんのは、似合わねえってかァ

【両腕を腹の前でクロスさせ、斬撃を受ける】
【否―――それは“構え”】
【“構え”た其処に、刃が飛来したに過ぎない】

コォォォォォォォォ―――――

【深い息吹は体内に残る澱みを全て吐き出す様なモノ】
【パキン、、パキリ…】
【音を立てて―――彼の身体は末端から段々と“黒化”していくのが見えるだろう】

【そして―――身体全体、顔すらも化物の様に“黒化”する】

もうチマチマ掴もうとしたりはしねぇよ
ただなァ――――――

【コキンッ…僅かに痛む首振って骨を鳴らして】
【その場に、膝を突く――――】

【“クラウチングスタート”と言う、ロケットスタートを慣行する為の“構え”である】
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/26(土) 23:53:20.07 ID:vgnKiWZD0
>>598(花城)>>602(クルス)
……まったく…酷いわね
【すると】
【彼女から流れる血と血だまりが突然、霧のようになり】
【クルスに向かっていく】
【恐らく目くらましだろう】

(後は…タイミングをあわせて)
【グググ……としゃがみ込むように両義足に力をいれ】

>>628《パニキュレータ》
【ダンッ!!!!】

【行くわよと言う声と共に】
【彼女の義足《タラリア》の力により、天井ギリギリまで高く跳び上がり】
【そこから風の魔翌力により浮かび】
【倒れてくる扉を回避しようとする】

……凄いわね
【ポツリと言いながら】
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/03/26(土) 23:54:11.75 ID:sEAwlsJOo
>>627
【切り返して来た剣閃が、ハンニバルの身体を叩く】
【「神速」とまで評されたそれを、避けられる筈も無く、勢いよく地面に叩き伏せられ、男は肺に溜まっていた空気を、全て吐き出してしまう】
【無論、それだけではなく。その一撃は彼の背骨すらも砕いて、絶命させる】
【当然だ。100kgもある塊が、凄まじい速度でヒットしたのだから】
【男は、もう動かない】
【この勝負は――タツミの勝利だ】
【しかし、彼は「護る為に振るった力」で、殺人を犯したことに、どんな思いを抱くのだろう?】
【それは最早、ハンニバルの知るところでは、ないのだが】






―――ハンニバル=バルカス、絶命。


/お疲れ様でした。
/絡みありがとうございましたー
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/26(土) 23:54:24.03 ID:Y5As/Ywz0
>>603

【ドパァンッッッと、踏みつけた右足が弾ける】
【激しい力の激突に屈したのだ、血が出る事はなく、光り輝く粒子が舞い上がる】

ちぃいい!エネルギー体である事が災いしたか………だが!

まだ本体はピンピンしてんぜぇぇぇぇぇぇ!!ハハハハハハ!

【ドラゴンはバランスを崩して、必死に羽ばたこうと翼を広げる】
【そのままゼビレイに向けて光り輝く火炎放射を放つ】

>>623

【剣は豪快に空振りをして、レギンはそのまま不安定に着地をする】
【それにより光線を回避どころか目視することすら敵わず、全身に受ける】

が、ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!な、ん、だとぉぉぉぉぉぉ!!!!

ぐ、う、何だ、この衝撃はッ………振動かッ!!!

【全身を壮絶な振動が襲い、所どころ身体から血が噴出する】
【さらに振動熱により、コートが燃え上がり、煤だらけの体でコートを脱ぎ捨てる】

は、ハハハハハハアハハ!!!!良いねェ!最高だぜ!!!!

これだから………楽しいんだよなぁぁぁぁぁぁ!!アハハハハハハハ!

【ボロボロになり、ふらつきながらも楽しそうに笑う】
【天を仰ぎ、ただ嗤う、笑う、笑う】
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/26(土) 23:54:36.61 ID:81Dwsm4SO
>>629
見た目だけで判断しないで下さいっ

・・・・確かに未だ完璧にじゃないですけど・・
今、修業中ですっ!
【「これで」と、腰に携えていた刀を貸すだろう】
【もし、護が差し出した刀を受け取れば―――凄く重い】
【しかも、鞘から抜けば刃がないのに気づくだろう
【どうやらこれは修練用の刀である様だ。】
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/03/26(土) 23:55:03.84 ID:NpJRtZilo
>>578>>590>>605

【彼が高火力の魔術を放つにはタメが必要で】
【残念ながら、チャンスを活かすことが出来ない】
【魔力をタメる隙がなかったという点で、此処は相手を褒めるべきか】

(…………マズい、何かやる気か)

カゲツ、そのまま体勢を低くして───

【しかし攻撃するのは間に合わないが】
【戒能が攻撃する前までには、ある程度の魔力が集まった】
【面による攻撃に巻き込まないために、カゲツに指示を出し】
【"盾"になろうと、大技を迎え討とうと、戒能へと左手を向けるが───】

……────ッ!?

しまっ………─────ッ

【構えた左腕を、投擲された銀フォークが貫く】
【戒能を警戒しすぎていて、ハニーの攻撃に対する対処が遅れたのだ】
【そして、ダメージとフォークの重量により──向けた左手を降ろしてしまう】

【───こうなってしまうと、"戒能の一撃"に対し、双葉からのサポートは期待できない】
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/26(土) 23:55:28.90 ID:8a1HCGjRo
>>616

(――――、呆気無い……)

【カラスの断末魔が耳に入り、カラスを討てたと理解する】
【然し、その余りの呆気なさに、逆に怪しさを覚えて眉を顰める】
【面倒な予想が外れていた事は喜ばしいが、其れは其れ、コレはこれ】

……痛みはあり、命もあるはずなのに、何故――

【何故、攻撃を避けなかったのか】
【“死”という絶望を受け入れてしまっているからか、はたまた別の理由か】
【浮かんだ疑問は、自己内で理由付けして補完出来てしまうほどの物】
【ともあれ、と。ルシアが下した決断は一つ】

――――≪精製≫。

【呟き、黒が集まる。漆黒の魔翌力は中空に枠を取り、形を作る】
【それらは其々、刃渡り2m程、厚みのある大剣を成し、ルシアの前に浮翌遊した】
【それらはいわば“壁”。ルシアとウェル子、彼我距離はあるものの、安心できるレベルじゃない】
【いざと言う時、少しでも自身の被害を減らす為。そして、これ以上この手で彼女を傷つけないために】

【エルフェスがシオンの前に立つ。何となく彼の意図を理解したルシアは】
【大剣二本という即席の盾を宙に構えながら、一歩、二歩、ウェル子へと足を踏み出した】
【彼我距離は遠い為、数歩歩いたところで、シオンの横にも届かないだろうが】
【いざと言う時、距離が離れすぎて居ても対応が間に合わなくなる。そのような事態を防ぐ為に】
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/26(土) 23:57:35.70 ID:1i0TQlaoo
>>636

重いな、おい

【手で掴み、何度か上下させてから護へと返す】

何だよ修行中かよ
今目の前で誰かが襲われてたら、どうすんだ?

【ニヤニヤしながら、嫌味な口調で聞いた】
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/27(日) 00:01:19.94 ID:adDjkk95o
>>624

【その直感は間違いなく正しかった】
【体を投げたことで、両手の爪は綺麗にスカって宙を切る】

────

【直後、そちらの真上を火炎が踊り狂った】
【魔翌力で生成された炎は、彼女の魔翌力を吸って更に昂ぶる】
【なるほど、いくら"女の子"でも龍なことにかわりは無いようだ】
【だが、あくまでもブレス。そう長くは続かず、
 熱された空気によって熱いと感じたときには既に消えていて】

───けほっ

おおおっ!?
まさか避けるとは…っ!

【彼女もここまで完全に避けられるとは思っていなかったようで驚いて】
【橋の上から、投げ出した先───堀へと視線を向ける】

…水、冷たくないですか?

【悪戯っぽく、そんなことを尋ねて】
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/03/27(日) 00:02:08.96 ID:BtnCl0W10
>>613(ツァーリ)
「……さぁ、な。だが……見たいのかもしれん。ポポル様を倒したあの男が、何処に往くのかを。
 どんな世界を導き……どんな結末を迎えるのかを、な。
 ……今とて、ヤツは確かに追い込まれているように見えるが……
 
 ……あの男は、そんなに甘くは無いのだ。暴帝ポポル様を、倒したのだというのなら……
 ……この程度で、『窮地』に陥ることすら、あってはならない
 己は……その点だけは、カーネルを信用している……」
【――迫るナイフ、交わす会話……ヴュネルドに動揺は見られず――】

「……そうか、少し安心した。簡単に死んでもらっては、己の立場が無い
 己が、今までで唯一、敗北した相手だからな……」
【――ナイフが、眼前まで迫っている。斧のエネルギーは、未だ溜まらず……?――】

「……――――“サイサリス”」
【ぽつり、と。極限の状態で、そう呟いた瞬間】
【ヴュネルドの身体に、青白い炎が纏われた気がして】
【――彼は。そのナイフを、本当にスレスレで。――究極の刹那まで一切目を離さず、スレスレで回避するだろう】
【頬を穿ち、耳が裂け。大きなダメージを負いながらも――攻撃態勢は、崩さなかったから】

「……征くぞ、『エルザ』。全て、お前の物だ」
【……エネルギーチャージは、完了してしまった】

 
   ≪  ラ  テュオレ  セルフェタス  〜 美徳の抱擁=@ ≫


【――ずぁ、と。機械斧に集束されていたエネルギーが、それが薙ぎ払われると同時に爆ぜた】
【暴風のような斬撃波動が、一挙にヴュネルドの前方広範囲を喰らいつくさんと放たれる】
【凄まじい威力――だが、急いでバックステップを刻むことが出来れば、威力は大きく低減できるだろう】
【範囲は広くとも、射程はそれほど長くは無いのだ】

>>614(吟雪)
はッ……奇麗事だけで世を渡っていけるものかッ!!
犠牲は必ず付き纏う……誰かの幸福は誰かの不幸の上にしか成り立たないッッ!!
結局は、どうあれ……『力』が全てなのだ、≪強者≫が≪弱者≫を支配する≪摂理≫ッ!!
……それを強く再認識させてもらうことにもなったよ、あの小娘にはなッッ!!
【――と、短く切り返して。彼は、紅丸との激闘へと意識を戻すだろう】
【が、吟雪の読みどおり、か……追い込まれているようには、何故か見えないのだ】

>>615(重太郎)>>618(櫻芽)>>619(オーベール)>>620(緋天)

……――――糞がッッ!!
【――脳天に迫る櫻芽の氷に気付き、咄嗟に剣を其方に振るって、凍銛を破壊する】
【が、その一瞬は、大きな隙を生み出し――】

……、ッ、がっ……!?
【――重太郎の、銃撃。オーベールの、強烈な衝撃の突きを直撃し】
【更に櫻芽の凍銛と緋天の黒走牙が、期せずシナジー効果を生み出し】
【足元にて炸裂する黒刃片と、氷結。足を封じるという目的は達せずとも、足に大きくダメージを与え】
【白い軍服の過半が己の血で真っ赤に染まるほどのダメージを受けた、カーネルに――】

『ッ――――取れるッッ!!』

【紅丸が、トドメとも言える右槍の突きを放ち。それを咄嗟に防ごうとしたカーネルの両手を、上方へ弾く】
【……完全な、ノーガード。しかし紅丸には、まだ左の槍が残っている――“勝てる”――!?】




  ……――――仕方あるまい、か。“取っておきたかった”、んだが


【……だが、そこで。  ぞわ、と。カーネルの纏う空気が、変わった――】
【腹部、脇腹から溢れる血が、右腕から滴る赤が、身体の各所から伝う紅が――】
【――全て、不自然なまでに。『停止』、する】
/次へ
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 00:02:22.31 ID:9tdizxQdo
>>602>>628>>633
応ッ!!

【短く応える花城】
【激戦の中でも、老人の表情は笑みだ】
【微笑みなどではない、歓喜の笑み】
【其れでも、周りを見ることは怠らない】
【それに、心配もあったのだろう。前の組み手で失った腕の感覚に慣れず転んだのを目の当たりにしている当たり】
【それでも、当面の協力者として、花城はクルスを信用していた】
【老人に二発の鉛玉が命中、脇腹を一発貫通、幸い急所は外した。右足に一発、脛の骨を削った位で済む】

ふぅぅううっ!!

【全力の回し蹴りを脇腹に叩き込み、地面に着地、ず、ざ、ざと床を削った】
【そして、直後の爆炎符、倒れこむ扉】
【刀は?未だ修復中だ、素手の技では威力が足りない、引くにも時間が足りない】
【どうする?どうすればいい、老人のとる手は有るのか?】


――――終之極――――――――――


【次の瞬間、老人の体から爆発的な気が吹き上がった】
【老人の周囲10m程が、莫大な桜吹雪に包まれていく】
【其の桜吹雪が、倒れこむ扉と拮抗しているのが視えるだろう、そして、当の老人は桜吹雪に飲み込まれてその姿を視認することは難しい】
【扉に、徐々に罅が入っていくのが見えるかも知れない】
【少なくとも、花城以外には、其の被害が来ることはない。クルスの防御力を判断し、自分が受ける選択をした】
【が、が、が、と音を立てながら扉を受け止め、砕く音が響いている】


―――――――――花鳥風月――――ッ!!


【ぶ、わ】
【桜吹雪が膨れ上がり、その瞬間扉が粉砕された】
【人間の頭程の瓦礫が、周囲にすさまじい勢いで飛び散るだろう】
【そして、桜吹雪の中心、そこから一人の人影が歩み出す】

――ッカカカッカカカ……ッ!!
之を使うのも、年に数度位なもんじゃからの、儂の“とっておき”じゃ。
凄いじゃろ?

【刀は、完全に修復されている、コートはいつの間にか吹き飛び、和服の上半身ははだけている】
【そこに居たのは、二〇代前半の凛々しき剣士。全身から桜の花びらを吹き出して、そこに佇む】
【喋りや動作から、この“若者”が“老人”で有ることがわかるだろう】
【そして、気や魔力に敏感な物が見ればわかるかもしれない、今現在、この男の肉体は全て“気”で構成されていると】
【肉体の全てを気に変換することで、莫大な力を得る、老人の奥の手、終之極花鳥風月である】
【其の莫大な力で、扉を爆散させ、刀を修復したのだった】
【“老人”は隙無く周囲を見回し、刀を左手で持ち直す。刀の表面の酒の膜は漣を起こし、きちきちきちきち、と音を漏らしている】
【先ほどまでとは、別物と考えるべきだろう。だが、これだけの力を得るなら、その反動も、持続時間の短さもかなりの物と思うべきかも知れない】
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/03/27(日) 00:03:01.19 ID:BtnCl0W10
>>613(ツァーリ)>>614(吟雪)>>615(重太郎)>>618(櫻芽)>>619(オーベール)>>620(緋天)>>641


……残念だったな、紅丸


【戦場の中空に、妙に落ち着き払ったそんな声が、響いて】



      ≪  ――――   R    I    P =@――――  ≫


【――どぐん、と。この場に居る全員は、まるでこの空間の空気が鼓動のように震えたのを感じるだろう】

『っ…………――――!?  ――ぐッ、がァはッ?!』

【同時に――カーネルの両手の剣は、それを握る手は、上方に弾かれて、そこに在るというのに】
【対峙していた紅丸の身体を、“剣閃”が。引き裂いた――紅丸は、思わずバックステップを刻んで】
【――カーネルは】


……先に言っておいてやる。対等こそが強さを生むからな……
このカーネルの『ダメージ』が、すべて癒えるわけではない……痛みは蓄積されているし、傷を重ねれば死ぬ……


【ずくん、ずくん、と――まるで世界中が魔獣の胎内に放り込まれてしまったかのような、気味の悪い空気の脈動を感じる】
【だが、目を凝らせば……それはカーネルが放つ魔力が。彼の着る、紅い鎧が脈動しているのだと。気付けるかもしれなくて】


事実……予想外ではあった。『過信』があったのかもしれない……認めよう。
このオレが、初陣とはいえ此処までダメージを負うとは思わなかった……

だが……貴様らに与えられた『痛み』が。オレが流した『血』が……
……すべてが、オレの『刃』となり『盾』となる……


【更に、よく見たのなら――】
【――腹部から滴っていた『血』が。鋭い≪鎌≫のように形を成して、カーネルの腹から生えているのが、見えたか】


これが……このカーネル=アドルフ・レルゼクムの能力
――≪リターン・イン・プレリュード≫……だッ……!


【――ずぐん、と。一際強く魔力が脈動すると、ぞぐ、ぞぐ、と不快な音を立てながらカーネルの鎧が変貌してゆく】
【……違う。鎧じゃ、ない。≪血≫だ。……鋼のように硬質化した、≪血≫――】
【その≪血≫が……まるで化け物のように、自在に蠢いて――!】


……存分に――――

――――思い知るがいいッッッ!!!!


【――どばぁ、と。憎悪と狂気が決壊する】
【周囲、全方位に。小さな「杭」のような血鋼を幾重にも飛散させて】
【更に接近しているオーベールには、鎧そのものが変化した鎌の一撃が、襲い掛かるだろう】
【カーネルの纏う鎧が、どぐどぐと脈動しながら、次々にカタチを変えてゆく……】
【まるでカーネルを守り、包み込むよう城塞のように、或いは全ての敵対者を引き裂く無数の剣のように】
【カーネル=アドルフ・レルゼクムという1人の人間の周囲で、文字通りの紅い魔獣が。守護者として、佇むように】
【更に威圧的な、狂暴なフォルムへと変化した鎧を携え、剣を構えなおし――カーネルは、笑むのだ】
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 00:04:15.10 ID:cUEmkoxSO
>>639
・・出来る限りは僕も戦い続けます。
それで誰かを救えるかも知れないなら、

僕は、精一杯力を尽くします。
【そう言葉を返す】
【決意をこめた言葉で】
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/27(日) 00:06:46.53 ID:7/IWiCG7o
>>622>>630>>638

【ワイヤーが緩む緩まないなど、もう関係なかった】
【追い詰められたカラスは、最後の最後に金切り声を鳴き叫ぶ】
【顔を上げたウェル子は、やはりいつも通りの「無温度」な顔付きで――】



―――― 《 血 の 代 償 》 ――――



【ウェル子の身体が、激しく黒い閃光に包まれた】
【いつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつも】

わたくしはこうすることしかできない

【刹那の後に閃光がやめば、見えてしまうだろう……「巨大な黒い影」――】

ええそのとおりそうですそうですとも

【強い風を巻き起こし、ウェル子の頭上、天井付近で羽ばたく「それ」は……】
【体長3メートルはあろうかという、「巨大カラス」――】
【鳴き声なのか衝撃波なのか分からないような、そんな声で空気を激しく揺らして】

わたくしは、ただの、悪人ですから

【ワイヤーの拘束を振り切るように、がむしゃらに、ウェル子が両腕で虚空を斬る】
【何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も脇差と《水鏡》が、空気を切り裂く】
【暴走しているだけに見えて、よく観察すれば、黒い羽根が、二本の刃に纏われていき――】

【そして、とうとうウェル子に向かう三者に対して、】








――――――  《  絶  ・  苦  の  代  償  》  ――――――








【巨大カラスの羽ばたきとともに、上空より、「黒い羽根」が雨の如く降り注ぐ】
【――更に同時、ウェル子が脇差と《水鏡》を振り抜けば、「黒い羽根の塊」が3つ、上へのぼってから、下降】


【よって、三者には、「一撃一撃が弱いが数が多く避けにくい羽根の刃」と、】
【「一撃の威力が大きい、直径1m程の黒い円盤の刃」が一人に対して一つずつ、「上」から迫ってくる】



…………"Judgment of a Pilot"…………


【もはや……それは……呪詛、であった】

【だが、ウェル子の最終手段とも言えるこの奥義……】

【なんとか凌ぎきり、トドメの一撃を叩き込めば――】
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 00:07:17.95 ID:m2yLIt6SO
>>590(戒能さん)>>605(ハニーさん)>>637(双葉さん)

……背中はしくしく泣いてますけど、ええ、とってもラッキー……!

【回避できたことに関しては当然そう思う、だけども幸運なのはもう一つ】
【先程ハニーの蜂蜜を食らって、自分はこの状況に陥っているわけで】
【「ダメージは無くても、浴びると危ない攻撃もある」。そう学習できたのだ】【ここでようやく立ち上がって、距離を取る。血液を浴びないために、後ろに下がる】


……害だから、自分が有害だってわかってるから、
触れるのが怖いんですよ、触れたくないんです!
だけど、周りの人々はどうです――むこうから触れようとしてくるじゃないですか、

【「ハニー」に向けてこぼす言葉、だから、と続けながら首を振る――一瞬だけ覗く、少女の顔の右半分】
【隠されていたそこから、ちら、ちら。白く鋭く光るなにかが零れ落ちた】

…………そしたら今度は、その手を振り払うのが怖くなって。
すこしでも害を与えないように、なんて。馬鹿なこと考えはじめる。
だから、……優しい、じゃなくて。臆病なんです。
優しいのは、害があるってわかってるのに、手を伸べる人ですよ……!

【――長さはおよそ5センチほど。剃刀ほどの薄さを持った、刃が十】
【十のうち、ニ。「戒能」の胴――人体のうち、最も広い的を狙って、射出される】
【刺さっても大したダメージにならないであろうそれは、一瞬でも「戒能」を怯ませるのが目的で】


――――双葉さんっ!

【「カゲツ」自身は、「優しい人」の近くへ寄ろうとする】
【万が一「戒能」の攻撃が彼に及ぶ場合、なんとか対処できそうな位置へ――】


【カゲツの位置:双葉寄り。やや右にずれて、攻撃の邪魔にならないように】
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 00:09:19.68 ID:w7AFcPsro
>>644

で、瞬時に殺されて犬死、か

【青年は未来を予測するような口調でそう続けた】
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/03/27(日) 00:10:16.79 ID:BtnCl0W10
>>643
/しまった、回避余地の描写と威力描写を入れ忘れました
/杭に関しては直線的かつ質量が薄いこと、一撃の威力は低いため防御し切ることも可能です
/鎌に関しては射程が短いため、回避行動を挟めば回避は容易ですー
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 00:10:40.02 ID:+0crjj440
>>623 >>635

 ……!グクッ!

【網羅する数値とアラートの中。そんな事を呟いて】
【そんな、ノイズを呟いて。ローブの左腕が出て来る――】

 未だウゴケルナら……未ダ動ける――クゥ……正義ヲ守ルニハ……セメテ此レヲ何トカ――

 《シコウフノウ……シコウフノウ……》

【確かに。この状態は能力が向上する。しかし。その判断には欠ける。
 最早、彼には龍しか敵と認識出来なかった。其れが。「目的」となりつつあって】


(口ヲ開イタナ……――!)


【乾いた、二つの音】
【彼は、龍が火を吹く瞬間。其の口内へ向けて。其れに左手の散弾銃を2発。撃ったのであった】
【しかし。其れはゴム弾だ……威力には乏しいかもしれない。如何であれ、彼は。落ちる】

【脚を下にして――】
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/27(日) 00:12:00.81 ID:FYLzi6hBo
>>631

一回目の方が気になりますね
類は友を呼ぶそうですし、私に近い人なのかもしれません

【彼女もまた筋力は見た目相応、同年代の者と比べても低い部類】
【なのだが、今は能力ゆえに成人女性並みの力がある】

ますます分かりませんね あなたにとってお金の価値はそこまで高いのですか?
もう少し仕事を選んだほうがいいのではないでしょうか?

【振り払っての続行を試みる】
【どんな形であれ、継続して触り続けることができそうなら「あなたのお仕事はなんですか」、と聞き】
【相手に意識させることでその質問の答えを読もうとする】

【吸血鬼 以前にも会ったことがあるとはいえ、珍しいことに変わりは無い】
【殺して、読んでみたいな なんて、一瞬そんなことを思う】
【吸い込まれるような黒さを持った眼の中で妖しく輝く光は、裏側ではよく見かけるただの狂気】
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/27(日) 00:20:42.40 ID:uCRcneaAO
>>641

あぁ、なるほど
――“馬鹿”なんだな。お前も

【くすりと、苦笑する姿――≪R.I.P.≫という組織は快く思えずとも、】
【ヴュネルドという潔く筋の通った個人には、それなりに好意が持てるようで】

……へぇ。
つまり、お前に勝てれば少なくともクロワとは同等か。なるほど、負けられない

【なんて、軽口を叩きながらも風に遊ばれる髪は流血しているかのようだった】
【……否、能力の反動で身体は傷付いているのだが――今はそれは、関係ない】

【チャージが完了したことを、好機と取るかどうかは性格が別れるところだが】
【少なくとも、自らが傷付くことを恐れないこの人外は、歩を緩めなかった】

【迫り来る攻撃に、後方に飛べば怪我は少なく済むと思いながらも、否定する】
【これだけの攻撃を放つ斧を支える、身体――僅かでも反動があると思いたくて】
【ダンッ――もう一度、重力を操って高跳びのように彼の頭上まで迫るだろう】

【身体を切り刻み、荒れ狂う暴力の嵐に、しかし眉一つ動かすことはなく】
【刀を伸ばすと――突然、痩躯が有り得ない速度で『落ちてくる』】


    ≪ ディスフィギアー・リンボ 解体される生死=@≫


【――それに“技術”などなかった】
【魔力を練れるだけの余裕がない今、派手な大技など放つことが出来ない】
【だからこそ、呪印の効果で切れ味を捨てるかわりに刀の強度を底上げして】
【刀と自身に重力を増加させて、落下――それを異常なまでの『重さ』を持つ、ギロチンの一撃にかえた】

【狙いなど、あってないようなものだ】
【ヴュネルドに当たれば――それでいい】
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/27(日) 00:22:27.44 ID:WKdZ1dAc0
>>634


【見ただけでわかる。彼は、死んだのだ。この一撃が当たれば死ぬということは解っていたのだが、全力で答えないわけにはいかなかった】

嗚呼、ついに、殺してしまったか。

【そう、上を向いてつぶやく1人の悲しい侍】
【その声はむなしく空に響いて───】
【しかし、青義同盟のルールには決して反したわけではない】
【正当防衛は仕方が無いのだから。さらに彼は戦闘狂、放していては危ない。いろいろな点から見ても──「ルール」には、反していない】

【しかし───彼の心には「殺した」という事実が重くのしかかり】
【その場に力なく座り込み、おもむろに誰かに電話をし始めた】

…ああ、私…だ…ロウ殿。俺は…殺人者だ。仕方が無いことだと解っていても…駄目なんだ…

【その言葉から始まった電話】
【口調が若干変わっていることから心情も多少伝わってくるだろう】

…あぁ。そうだよな。俺がよく言っていたもんな…「殺すなら──悩んで悔んで──背負うべし」だよな…。
…。俺があいつの死を背負う…それしかできない…のか…背負うって言っても…

【さらにここから8分程度ロウと言われる人物と話し、電話を切る】
【うつむいていた彼が顔を上げる】
【その顔にはどこか凄味のようなものが増しているような──】

【そして彼は自らの剣で黙々と墓を作る】
【彼の体を埋め立派な方天戟を墓標代わりに突き立てる】

【そして、つたない文字で深く土に】

──────我が敵(とも)、ここに眠る──────

【何故こう書いたかは本人の心の深くにしまっておくつもりだ】
【しかしいずれこの文字もかき消されてしまうだろう】

【侍は、その場を去る】

/乙でした! 下手ですみませんでした…
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/03/27(日) 00:25:22.93 ID:sBMM3jS5o
>>605>>637>>646

【――ぴちゃり  …ぴちゃ、ぴちゃ    ぱち、ぱち、ぱち  】

【地に落ちた血液が奏でるのは、まるで拍手の様な破裂音=z
【戒能は傘を振り、まるで『舞う』かの様な――妙に小慣れた、そんな所作】


       【―――――ざくり、と胴に厭な感触≠ェ響く】


【然し、戒能は舞を止めない=c…『痛覚』を押し[ピーーー]かの様な、妙に“無感情”な相貌】
【腹からは血液が滲み出、内蔵にも「ダメージ」が通っている筈なのだが、其れでも止めない】
【宛ら――そう、役者≠フ様な、そんな「鍛錬によって得た何か」が、彼の体を動かし続け――】




――――……   輪舞曲 ≫ ォォオオオオオォォーーーーー――ッ!!!!




【――――叫び声≠ニも言っていい様な『発動号令』と共に、彼は血走った双眸を見開く】


【瞬間、“浮かび上がる”のは地に落ちた血液=c…其れ等は、少しづつ統合を開始】
【数十の『血液の球』を形成し、“魔翌力”によって彼の周囲を「動き始める」】
【パチンコの玉程度の大きさの其れは、其れでも確かな凶悪性≠感じさせる『何か』を纏っていて――】



………………≪ 阿 ≫―――。



【『掛け声』と共に、“五秒強”のラグを置いて――緩慢に、戒能の前方≠ヨと集結し始める】
【明らかな「大技」の気配……恐らくは、発射されれば重傷を免れないと感じさせる、気迫=\―。】



【―――― 一瞬だけ、彼が噴水≠気にしたのが判っただろうか ……彼が操っているのは血液≠ナある】
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 00:25:45.64 ID:cUEmkoxSO
>>647
そ・・・・そんな事ないですもん!!
【青年の残酷な一言に】
【再び、少し涙目になりながら必死に言葉を返す】

・・・・・ってもうこんな時間じゃないですか
【論戦などを繰り広げてる間に時間は随分立ち】
【ふと気づけば既にもうこんな時間である】
【護の腹が鳴る】

・・・じゃあ、そろそろ僕はこの辺で失礼しますね。
帰りに牛丼屋に寄らないといけないので
【そう告げて、青年に背を向けるだろう】
【もし何か告げるなら次が最後になるだろうか】
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage saga]:2011/03/27(日) 00:26:03.76 ID:85ySs7ofo
>>633

……!?

【身構えていたところに突然、血色の霧があふれ出して、クルスは狼狽する】
【右手を振って、霧を払おうとするものの、それで払いきれるほどの量ではない】

何を……!

【鉄の臭いのする霧の中、視界が著しく低下した中で、寸刻前まで、リンが居たはずの場所に向かって叫ぶ】
【――なにしろ、霧は視界を塞ぐばかりで、実害はないのだから】

>>628

(『御札』……!?)

【霧の中、周囲を警戒していたクルスは、仮面の少女が放った一言に、大扉があったはずの方角を振り仰いだ】
【べたべたと貼り付けられていた、赤い札の数々――それが、脳裏に思い起こされる】

くっ!

【霧は目くらまし、本命はパニキュレータの次撃――!】
【攻撃の気配は察知したが、それですぐに回避行動に移れるわけでもない】

【爆発音と共に、すわその爆風に巻き込まれるか、と思っていたが、さらに聞こえてくるのは】
【重厚な、扉の軋む音】

【――そして――】

>>642

……!

【あれだけの重量の扉だ、こちらの魔術で作成した刀剣を、閊え棒のようにしても抗しきれるかわからない】
【それでも、と覚悟を決めた刹那、膨大な桜色の吹雪が、周囲を吹き荒れた!】

え……?

【赤い霧すら吹き飛ばし、大扉そのものを打ち砕いて、一人の青年≠ェ、歩み出てくる】
【――桜色の気】
【――聞き覚えのある声音】

【信じられないが――この人物が、青年が、花城六輝だと、いうことだ】

【そして、もう一つ】
【吹き飛ばしたパニキュレータの追撃を諦めてまで、この防御陣を展開してくれたと言う事――】

【驚愕はまだ心を多く占めたが、ソレに勝ってクルスを突き動かしたのは、使命感だった】
【――今、最も素早く動けるのは、自分!】

……アアアァァァッ!

【桜色の気に中てられるように、クルスの身体から、氷のような魔力が吹き上がる】
【青白く、不気味なまでに禍々しい魔力は、精悍な花城の気に混じり、周囲の気温を、冷やしていく】

【――それは、まるで、桜の氷室】

丘に十字架もて降り立つ聖人=\―!

【その中にあって、クルスの声が、高らかに呪文を紡ぎ上げる】
【残った魔力をフル展開、瞬時にクルスの周囲を囲むように現われた短剣の数は――実に、13本に及ぶ】

【――七本は、空中にあるリンの両手首、両足首、両肩、腹部へ】
【――六本は、柱に寄りかかったパニキュレータの両手首、両足首、両肩へ】

【13本それぞれが独立の、らせん状の複雑な軌道を描いて、その四肢を磔にせしめんと肉薄する――!】
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/27(日) 00:26:23.36 ID:9rxhTa/5o
>>641>>643

化けの皮が剥げたら………もう貴方なんか恐れるに足らず!
せいぜい思う様に叫んで、強いお友達とだけ並んで歩いてれば良いさ
私はそれだけだと飽きそうだからやめとくけどねー
弱いなら弱いで、何時かは強くなるかも知れないし

………さて、と

(………あたり。漸く、切り札を持ってきたようだね)
(知らない技じゃあない。その気になれば、腕を落したって血を止められる筈)
(川に流れた血でさえ、安心は出来ない。何時、どんな形で向かってくるか分からない)
(或る程度は、分かるよ……≪血≫の能力者なら、一人殺した事がある)

【走り込んで、蹴り飛ばす。それだけの体力は、また回復した】
【血で覆われて視界の半分が消えて、右腕は上がらない。防御面で言うなら、かなり危険な状況】
【後方に退いて、見ていたのが功を奏したと言えよう】

【血を操る能力者は、過去に一人、戦っている。奇しくも金の国で、だ】
【その時は、速度に優れる自分が、先に首を落して勝利を収めている】
【眼前の敵は、その相手と比較するには、強大に過ぎるかも知れないが】
【少なくとも、その能力に適応するまでの時間は、非常に短時間で済んだ】


【カーネルの腹部からの、鎌の出現を見届けて】

………これを耐え抜いて………近づいてっ!
そうすれば、そうすれば後は………!

【左手の手の甲で頭を、腕の部分で顔の左側から胸を庇い】
【動かない右腕はぶら下げたまま、吟雪は再び接近を開始した】
【放たれた杭に、真正面から飛びこむ形で、だ】

ぁぁあああありゃあァッ!!

【そして、衝突の瞬間、体を極端に前方へと傾けて飛びこむ】
【最低限、守らなければならない部分だけを守って、頭からの特攻】
【杭の幾つかは籠手に弾かれ、川面に落ち、或いは砕け。そして幾つかが、防御の薄い右半身に突き刺さっていく】
【右の鎖骨の周囲、肩、少し離れて腰、右の大腿、脛。一つ一つ小さくとも、数が重なる】
【眉骨の上から頬まで、右目を通過し、皮膚を削り落し、その下の肉を削いで】
【おそらく、この戦闘中、もう右目が開く事はない。失明はしないだろうが、経過によっては――】

【それでも、吟雪は、前に出る】
【接近を妨げる攻撃が無ければ、再び、カーネルの右脚の前へと】
【今度は左足から踏み込み、自分の左膝とカーネルの右膝を、ぶつけようとするだろう】
【今回はダメージ狙いではない。迎撃される可能性が高いと、知ってはいるが】
【近づかないでカーネルに叩きこめる技など、持っていたとしても使いはしないだろう】
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga sage]:2011/03/27(日) 00:26:46.74 ID:yVkGhGWJ0
>>650

あら、そうですの?
たいしたお話でもありませんわ、知りたいというならば、積んでくださいまし。

【にこりと笑いながら、首をかしげる様は、内容と状況を無視すれば、なかなかに平和的】
【もはや、何を積めばいいのか。それさえも口にせず】
【記憶を辿る、ということさえ、あまりしなかったのだろう】
【相手に伝わるかもしれないことは、そのときに人間をやめた、と。そういうことくらいで】

【力の弱い少女は、成人女性ほどの力にも、対応できない】
【さらに、スタミナも特に無いのか。押し続けていれば、だんだんと押され始めてしまい】
【もしも相手が魔力の感知に敏感ならば、この時点で、彼女の身体からふわりと魔力が溢れ始めたことに気がつけるかも知れず】
【ついでに、何の脈絡も無く、「猫――」なんて、思考したことも、読まれてしまうかもしれず】

お金が無ければ、人のような暮らしも、安心して眠れるベッドも、まともな食べ物も、きれいな服も、手に入りませんのよ?
選べるならば、それが良かったですわね。もうわたくし、このお仕事になれてしまったのですけれど。

【警戒している相手に迫られているようなこの現状が原因なのか、それとももともとなのか】
【少女は、あまり会話に対する思考を巡らせておらず】
【変わりに、考えていることは。「猫」とか、「どうしようかな」とか、「寒くなってきたかな」とか、「そろそろどうにか……」とか。関係ないと思えるようなことも、なかなかに多く】
【にっこりと笑って、いたが、最後の方で若干残念そうな表情に変え、ため息をついて見せ】

ですから、知りたければ、それに見合うだけの報酬をくださいましな。
万引きは許されませんでしょう?

【そろそろ、力も尽きてきて。抵抗は為されているものの、効果は薄い】
【仕事について尋ねられても、口ではそう返し。やはり変わらぬ営業スマイル】
【さて、心中では――「お金持ってないのかしら」】
【……世の中とは、思い通りに行かないようで】

【そんな会話をしながら、少女は。垂らしていた足をそっと持ち上げ】
【抱きつこうとしている、ということは。だいぶ近いのであろう、相手と自分の身体。その隙間に、体育座りのように畳んだ足を、割り込ませようとして】
【「蹴っちゃえ」、と。軽いノリ。しかし、いまだに実行には移されず】
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/27(日) 00:27:47.55 ID:FlOaUh1Q0
>>643

【それはまるで、新たに生まれる世界の】
【――文字通りの“新世界”の、脈動であった】

【櫻芽はその種族が故に、血の専門家であると言っても過言ではない】
【知識に加えて、第六感が――カーネルの能力に踏み込むべくフル回転する】

くぉっ――!!  ……ふ、……?、、!――う゛ぁぁぁあぁっっ!!!

【されど―――理屈で「防げる」ものではない】
【氷の煙で抗うにも既に硬質化しているのなら、魔力抵抗以外手は出せず】
【彼女の体のあちこちが芽吹き、他者から奪い続けた血が花と散る】
【白煙と共に有ることで、正にそれは春霞――】

【体に刺さった血を吸収しようとしてみたが、それは何故だか無理らしい】
【連続の攻撃を受け倒れた体に、川の水が染み渡っていく】
【―――十数年ぶりに、悲鳴らしい悲鳴が飛び出した】

【火達磨になるような痛みから逃れんと、立ち上がって】
【幸いに内蔵は傷ついていない――水を吐き出し、息を整え始めた】

 【それで何をするかといえば、立て板に水の長台詞】

くっ……アドルフ、レルゼクム。
実のところ私は君に、一片のカリスマ性も感じえ無いのだ

【――少しだけ。強がりも入ったけど――】
【櫻芽に、彼は唯一絶対の指導者であるとは映らない】
【この世に生きたどの英雄でさえも――運命の流れを掴んだだけの、強い人間に過ぎず】
【時代という激流に揺蕩う彼らは、いつの日か押し流されてしまうと想う】

ただ単に、君は「強い」――そんな人間に思えてならん
交わることのなかった他を喰らい尽くし、己を高め続けることで、生き残ってきた


     ……くく、くくくくくく、はははっ…。


       【―――――???】


 【さて、いま――大嘴が突然、声に出して哂った――】
 【心底面白そうに口の端を歪め。眼鏡を、細い月明に妖しく光らせ―――】


――君は、私が期待を持つ「人間」の理想像に、限り無く近いぞ!!

仮にあした。君が目覚めたその時、吸血鬼になってしまっていたとしよう!
だがそんなことは、君にとり大きな障害にはなるまい――


   ………カーネル=アドルフ=レルゼクム。君は既に人を辞め、獣に身を窶しているのだろうな?
   そのはじまりは望まれぬ呪わしき物だったと思うが、然し君は現在まで生き残ってきた
   いや、それどころか、己の思想を、自らの手で八紘に知らしめることさえしてのけた!!


―――では何故、そうなることが出来たと思うかね?


【―――満身創痍に加え、魔力タンクも既に半分以上は使い果たした】
【武器らしいものは右手の「黒刃」だけ。左手の鋭い爪は、何時の間に欠けていて】
【そんな彼女が、余りにも行き成り――堰を切ってしまったが如く、語る】

【まだ攻撃を仕掛けることはないが、カーネルの慧眼には】
【彼女の体から溢れる血と煙が、少しずつ混ざり合っていることが】
【状況次第だけれども――ハッキリと映っているのかも知れず】
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 00:27:48.53 ID:q5YxPhEDO
>>640

―――ぷはっ!

【飛び込んだ後、直ぐさま水の中からザバッと頭を覗かせる。堀は予想以上に深かったらしく、地に足が着かなかったようだ】
【フルフルと、仔犬のような動作で頭を振って水飛沫を飛ばして】


けほっ……確かにこの時期の水浴びはかなり冷たいけど、火炙りにされるよりはマシかな…!

【彼女のブレスによってメラメラと燃え上がる木製の橋を見つめながら、至極愉しそうに答えてみせた】
【それから再び橋に上がると、水により纏っていた炎が完全に消滅してしまったサーベルを力強く構えて、魔翌力を溜め直すだろう】


―――さあ、これからもっとペースアップしていこっか!

【正面に対峙する確かな強者に向けて――ほんの僅か口元を吊り上げて笑いながらそう言葉を紡いだ】

【人間とはかけ離れた身体能力、爪、尻尾、炎のブレス、そのどれもが『龍』としての武器―――一筋縄でいく相手ではないと、覚悟を決めて】
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 00:28:20.24 ID:w7AFcPsro
>>654

おう、じゃあな護

【青年は普通に別れの言葉を告げ、普通に手を振って見送った】
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/03/27(日) 00:29:07.36 ID:E9TtoJdLo
>>645

【すぐ眼前で起こる、変容
――――……寸刻、何が起きたか、理解は出来なかった
否、違う、視る事は出来た、聞くことも出来た――――……そう、ただ、単純に、理解したくなかった、だけ、のこと】

【黒に染まっていく視界は、その巨大な鴉が、為に
身体に触れる空気は、激しく彼女へと叩きつけられる】


……ただの悪人、でしたら――――……先刻の時点で諦めていた、筈です
ですが、貴女はそうせずに、賭けにでた、それはきっと、貴女が強い人間だからでしょうか
諦めを踏破し、自身の意志を貫く、本当に、にくったらしいくらい、強い人です……


【――――この状況において、紡ぐコトバは、はっきりとした、理解する言葉
貴女をどこか讃え、どこか冷静に分析する様子は、貴女から見ても滑稽に見えたことだろう
否、それは――――彼女の心へと打つ楔、目の前の絶望から逃げないと、自身に誓う、強き言葉
そして同時に、この戦いの終幕を告げる時を、微かに、感じてか――――……】


ならば、その強者を、真正面から打ち破ってこそ、私の正義の強さが示せる、というもの
我が信念の為に、我が思いの為に――――……倒させて、いただきます……っ!

――――……Dead Memories=I


【膝を床へと付け、彼女は左手を大理石の床へと触れさせた
右手から零れる血液の量は多く、長時間の戦闘が不可能であることを示している
ならば、寸刻で、決めねばならぬ、と十分に理解していて――――……】

【彼女は左手のリングからワイヤーを零し、ワイヤーを熱を持っていた状態≠ノ変化させ
熱したワイヤーで、大理石の一部を切り取ろうと、為すだろう
そして、彼女は左手に、切り取った大理石の一部を握るはず、だ】


……これで、最後、です――――っ……!!


【彼女は左手に大理石の一部を持ったまま、左手を床へと、付着させる
Dead Memories≠ノより、大理石の過去の状態――――すなわちカケラ≠元のカタマリ≠ヨと変化させる
膝をつけ、左手を自身の前に置いた彼女、その状態から、彼女を前面から頭上までを覆うように、大理石のカタマリが出現していく】

【寸刻語、彼女を覆う、大理石の壁が出現し、ウェル子の攻撃を止めようと為すだろう
――――強度的には五分五分、といったところか、判断は――――貴女に委ねられて
彼女はトドメの一撃を指す余力は無い、結果は、コチラも他人負かせ、となるだろう】
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 00:30:38.76 ID:EKRYSDwZo
>>645

【黒の輝きに、それはどこか詩的な響きだなと思いつつ少年は目を塞ぐ】
【それも一瞬で終わり、瞳を開ければなんら変わらない世界だった、いや――――】
【何かの気配、頭上だ、と見上げれば】

レイブン、化物じみた大きさだ……。
厄介そうな物を呼ぶなよな……ウェル子よう……。

【今更言っても、である】
【無論、その大鳥を呼んだからには目的があろう、攻撃という目的が】
【そう予想しているとウェル子が次の行動へと――――】

【凶鳥が、羽ばたき】
【空に飛んだ巨刃が、自分を狙い堕ちて】

(耐久力……は保たない、いややるべき時にやれ)

【「盾」の構想を変更、別の定型へと移行】
【描かれるのは六角の傘、写しに過ぎないがそれでも……】

――――骸返し――――

【右肩に宿った「黒の腕」が右腕へと絡み纏われる】
【「黒色」と「黒色」は重なり合い、その掌を上へ伸ばす、やがて「黒」は六方に分かれ……】
【形成されるのは大きな黒い傘、いや色を失った模倣品のような傘】
【他の2名、ぎりぎりルシアまでをカバー出来る範囲で展開されるが】

【模倣故に作りは粗雑で――――】
【周囲に飛来する小さな羽根は防げても……】

くの……やろ……。

【自分個人を狙う大きな刃には敵いそうになく】
【傘の最上部、支えの部分に刃がめり込み押される、その重量に耐え切れず膝を付く】
【ゆっくりとゆっくりと刃は迫るのだ、掲げる右手へと、手から手首へと、手首から腕へと】

くぅ……――――!

【絡まるような痛み、苦悶の声を抑える方が難しい】
【だがこの局面を打開しなければなるまい、採れる手段は1つ】
【全体重を掛け、刃のめり込んだ右腕を右へとずらす同じく刃もずれて地面へと落ちるだろう】
【右腕一本と命では比べるべくもない、生き残る為の代償ならば安い、と】
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 00:32:29.86 ID:4xHVlEISO
//こんな時間から絡める方いらっしゃいますか?
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 00:32:48.96 ID:cUEmkoxSO
>>660
/乙でしたー!
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 00:34:17.34 ID:s7fLK3Eko
>>641>>643


よし…ッ!!
やった…か…?
【銃撃が当たると同時に、まるで、カーネルの首を取ったかのように喜ぶ少年】
【そして、紅丸が突きを放った後に、その喜びは加速する】

【カーネルの声を聞いて、静止する少年。この状況で、こんな声が、こんな様子で出せるとは思えず】

…は…………?
【次の光景を見て、思わず、そんな声が口から漏れる】
【その光景は、少年にとっても信じ難い、というより信じたくないものであった】
【そしてしばらくの―――放心】

「おいっ!馬鹿重太郎!前見ろって!」
『ヤバイよ!重太郎!』
―――ハッ
【銃の呼びかけによって、ようやく気がつく少年。カーネルの攻撃とほぼ同時であった】

っやばっ…!
【反射的に、鎌を間一髪で避ける。だが、別方向かた来た杭には意識を向いておらず】
「『危ないっ!!」』

【銃が叫んだのと変わらない位に、杭が少年の腹辺りに刺さろうとするが、致命傷を避けようと瞬間的に右腕を出す】

―――い…ッ……!!
【右手に被弾するが、手に握られた銃を決して離さない】
【右手からは血が溢れ出て、黒い学生服と、垂れた血液は、水と混ざり、それぞれの場所を染めてゆく】
【歯を食いしばりながら左手で右手へと刺さっている杭を引き抜いてから】

『だ、大丈夫!?重太郎!』
「おい、大丈夫か!?キツいと思うけどへこたれてる時間はないぞ?」
分かってる…ッ。
……………クソォォォオオオッ!
【左手の銃で、無駄と分かっていようとカーネルの頭の遥か上へと発砲】
【そして、カーネルの後ろへといった所で、鏡を作る】
【この鏡の性質は重太郎の魔翌力に反応したものを反射する】
【微かに、銃弾へと込められた少年の魔翌力に反応して、カーネルの背中を襲うだろう】

【そして、再び、右手の銃へと込められる魔翌力。後撃てるのは、1度か2度だろうと予測しながら、右手に魔翌力を集中させる】

666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/03/27(日) 00:34:44.62 ID:dOBimM+go
>>663
/そう言ったことはなるべく舞台裏のほうがいいと思うよ?
/もしくは投下してみるか
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 00:34:51.37 ID:hxY8gdgSO
>>632
【きぃ、ん――――】
【蒼刃は澄んだ音を立てて弾かれ、くるくると回転しながら宙を舞い】
【――――そのまま重力に従い、青年の後方の地面へ、深々と突き刺さった】


あぁ――……敢えて二度言うぞ、悠長が過ぎる=B
……まどろっこしいコトは抜きにして、最初っからそう≠キれば好いんだ。

【ゆるり。立ち上がって構え直せば目を細め、人影は青年の変化を眺める】
【息吹を切ると同時、徐々に黒く黒く染まってゆくその体躯。それは、禍々しさすら漂わせ――】

【唯ならぬ物である<Rトは、対峙する人影とて重々承知していた。にも関わらず、待つ≠フは】
【恐らく、彼女が正義≠ニは遠い人で無し≠ナありながらも、根っからの武人たるが故】

【ふわり。手をもう一つ振るえば、棚引く霞が彼女の周囲に現出し】
【羽衣宛らに、その背後にふわりと漂った。纏う気配は蒼刃≠ニ同質】

【能力の媒体だろうか。同時、右の手にも短刀――二本目≠、引き抜いた】
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 00:35:08.31 ID:qi1NcTEjo
>>663
/短時間でよければ、やります?
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/27(日) 00:38:55.22 ID:O2HFcWyco
>>643

(糞───ッ!不味い。全身が警告してやがる…!)
(さっきのだって…充分ふざけた力だったじゃねえかよ…ッ!!)

 【声ひとつあげることが出来ない。】
 【心臓を掴まれているかのような感覚が伝わる。】
 【血流が異常に速くなり、全身から冷たい汗が噴き出す。】


【───立ち止まる。いや、正確には立ち止まらざるを得なかった。】
【その存在感に対し、身動き一つする事すら難しかったのである。】

【そして、其れが仇となったか。】
【反応が一瞬遅れ、適切な防御を思考する時間は消えた。】

──これ…は…ッ!!
(受けるのは不味──────)

【────咄嗟に、手元の黒刃を目の前で構え、“自爆”する。】
【襲い掛かる“紅い雨”を、晴らす事は出来ただろうか。】
【“自爆”で吹き飛んでの、直撃の回避。更に爆風での軌道の調整。】
【かなりのダメージを負うものの、この場の“回避”としては十分であろう。】

【少しフラつきながらも素早く起き上がり、辺りを確認。】

……あんのバカ……ッ!!死んでねえよなッ!?
【紅丸の姿を探しているらしい。かなりの近距離であり、ダメージも負っている。尤も、“死ぬ”とまでは行かないかもしれないが───】

(───<ブラスティングハザード>ならまだ有効かもしれねえけど、もう撃つ暇なんざ与えちゃくれねえだろうな…)
(しかも、仮に撃てたとしてもそこまでのダメージは与えられねえ──消耗はしてんだろうが、こっちも魔翌力がそんなにねえ…)

──ち。
無謀かもしんねえが──…

【再び、右手に「黒刃」の形成。しかしながら、その刃は短剣程の長さしかない。】
【その“刃”を片手に、前方に走り出す。】
【相手とは若干の距離があり、それを詰めるまでの間、攻撃はしない。】
【“回避”だけに全力を注ぎ、ただただ接近を試みる。】
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/27(日) 00:39:22.75 ID:adDjkk95o
>>659

わかりました…
あと少しだけですが…まだ上げれますよ!

【堀から上がってくるのを待って再度、雷を纏った爪を構え直す】
【構え直すたびに稲妻の音が高くなり、派手になり、青白くなる】

(…ふぅー……やはり、この姿になったばかりだからでしょうか…?)
(魔翌力の消費が……早いです……)

【楽しそうな笑顔で取り繕っているが、細かく観察する余裕があったなら】
【彼女が疲弊してきているのが分かるかもしれない】
【こんなに大技を持っている上、そちらが知る由も無いが
 化物の姿に成り立てで最適化されてない今、燃費も良い筈がない】

────いいのですか?
服までずぶ濡れだと、感電しやすくなってしまいますよ?

【そちらが垂らした水滴にそっと爪を這わすとバチッ!と甲高い音を立てて】
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 00:39:32.74 ID:w7AFcPsro
>>664
//お疲れ様でしたー
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 00:39:58.72 ID:btvnLkiSO
>>635 >>649
ふゥー……いや、良いね……思ったより君は……“良い”題材になりそうだよ。

【すっ、と……ギターを肩に担ぐようにして、ニヤニヤと不快に笑いながら、彼はそう言った】
【そして−ギターから生えた刃に、再び……魔翌力が充填され始める】

だが……まだだ。

『……包帯ぃぃッ!!』

【ミストドラゴンの言葉に呼応するように……デイドリィムの右腕が、何重にも、何重にも……黒い包帯に包まれていき】
【徐々に形作られて行くのは……巨大な、黒い包帯の、『拳』】

【この技もまた、“溜め”が要る】
【……次のレスで、繰り出されるのであろう。巨大な、パンチが】

/ぎゃーごめんなさい……遅れました
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/27(日) 00:42:42.36 ID:04OGaRXXo
>>641>>643

【確かに、触れた。目の端でしかなかったが、他の者の攻撃が当たったのも確実に視た】
【彼の、紅丸の槍によって、全てが終わると――そう思っていた】

【接近していた少年の目には、液体の停滞という不可思議な事象をしかと捉える事が出来てしまった】
【ざわめくように震動した大気を身に受け、表情は昂揚が引っ込むように失せた】
【死を甘んじて受けるとは思っていなかったものの、明らかな変化に対して即座に反応する事は出来なかった】

なっ……これ、が……!

【息を呑み、振り切ったまま止まっていた手を引く】
【あの日モニター越しに見た映像が脳裏に蘇り、その変容の脅威と意味を本能的に察知してしまった】

≪薔薇の名前(エーコ)≫、ボクを守れ……うぐぁっ!

【己の操る能力を呼び、固めていた蔓を散開させて防護壁とする】
【しかし『触覚』を付与する余裕が無ければ所詮は蔓、僅かに速度を緩めるばかり】
【杭は辛うじて幾らかを弾いたとしても、すり抜けた分は傷だらけの体を追い肉へと食い込む】
【鎌は盾とした左腕まで達し、裂傷がまた増え血が噴き出した】
【先ほどの位置から人二人分ほど退いたところで膝を付き、更なる脅威と化したカーネルを見上げる】

……なら、ば、全部失わせてやる!
その血も、力も、オマエの理想も!!!

【立ち上がる事が出来ない。疲弊した体力は未だ補えない、坐したままの行動がそれを物語っている】
【それならば、防御と攻撃を半々にして戦えば良い。左手と足とで、なんとか体を支える】

【散開した蔓薔薇が十本、両手の指を広げるかのようににカーネルの方を向く】
【半数は、平たい形に。半数は、尖った形に生成された物理的な性質で覆って】
【どちらも視覚的な属性は伴わないため、見た目にはどちらも変わらないように見えるか】
【性質の異なる蔓薔薇を、真っ直ぐにカーネルへと向かわせる】
【全弾当てようなどと無謀な考えはしない。ただ、一つでもぶつけられるようにと、間は広げて】
【己で止めとはしない、それは、微塵も考えた事など無かった協力の姿勢なのかもしれない】
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 00:42:50.62 ID:4xHVlEISO
>>668
//お願いします。



【路地裏】
【赤い血に塗れた汚れた黒いロングコートの青年が壁を背もたれに力無く座り込んでいる】

…死にたく…ねぇなぁ……。

【あたりにはかなりの量の血が広がっている】
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 00:45:49.64 ID:Pko15YMDO
>>655>>633>>642
【パニーは、目の前の光景を、驚愕の視線で見つめている―――】
【扉の破片が飛来する――右肩を掠める―――】

とんだ奥の手があったものね……かはっ

【先ほどの蹴りが余程決まったのだろう―――血を吐きながらそうのたまう】

―――でもさ、あたしは気付いちゃったんだ―――

【それでも、彼女は立ち上がる……「自らの信念」を貫くために―――】
【同時に飛来するのは、クルスの放った6つの刃―――突き刺さる、鮮血が流れる、再び柱に叩きつけられる―――】

……あたしは、まだ生きたい―――

【握力を失った手からチャクラムが滑り落ちる―――】

あの男の行き着く果てを見届けたい―――!
まだ―――

【だが、気付けるだろうか―――仮面の下の瞳は、未だ輝きを失ってはいないことに】

―――――まだ[ピーーー]ないのよおぉぉぉぉぉぉお!
―――来い!「無間炎翔」ぉぉぉ!!

【刹那、少女の背面から紅蓮が吹き出す―――!!】

……そう、あたしはパニキュレータ、嘗ては絶望と復讐の殺人鬼だった―――

【背中から具現化するは六枚の炎の翼―――切り札たるそれらは彼女を抱擁するようにまとわり付き―――】

………来なさい、若返り爺と小娘。扉吹っ飛ばしといて言うのも変だけど、まだあんたらは通せないのよ……!

【その翼の一枚が手招きするように掲げられる―――】
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/27(日) 00:46:34.15 ID:kXgGN2lbo
>>637 >>646 >>653

【双葉への攻撃が命中した】
【その事実に喜ぶでもなく、笑うでもなく】
【ただ暗い表情で、視線を逸らした】

……歪んでるよ
この世界の安定は、歪んでる

【冷え切った哀色の瞳は、寄り添おうとする二人を映す】

自分を受け入れてくれた人を、抱きしめた手で殺した人がいて……
恨んでいた世界を、愛そうと決めた矢先に死んだ人もいて……
寂しさを紛らわすために、遊ぼうとしたら殺された子もいて……
平和の為に頑張っていた人が、真っ先に食べられちゃって……
誰を殺すも躊躇しないって、悲しそうに言う人だっていて……

……こんな世界は、歪んでるんだよ!
絶対、変えなきゃダメなんだ! このままじゃ、不幸しか続かない!
この安定は、もう……一度壊しでもしなきゃ、取っ掛かりすら掴めない

カゲツ、貴女だって……
優しさに応えたその手で、『優しい人』も『親しい人』も『愛しい人』も

殺してしまうかもしれない

でも、歪んだ今の世界の理から解放される方法は、一つしかないの
分かる?

……誰かが謳ってたんだけどね

   Nemo ante mortem beatus.=@  って
   【「誰も死ぬまで幸福ではない」】


うん、私は初めてひとごろし≠ノなる

【ふぅわりと、蜂蜜色の髪がくすんだ】
【それは意外にもマロン色】

【決然とした動作で、腰の警棒――≪風霊螺旋剣≫を引きぬく】
【水色の魔力が込められて、警棒の周りに形成され始める真空のドリル=z

【体を引き絞るように振りかぶって――】
【戒能の大技をカバーできるように、力を蓄える】
【或いは――、見殺しにするか、直接手を下すかの違い】
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/27(日) 00:47:37.32 ID:Yh7MLA/oo
>>645

…………、――――――。

【黒い閃光が、ルシアの視界を奪う】
【目に刺激の無い光。ルシアは目を閉じることも無く其れを見詰める】
【そして、黒が消えた先、其処から見えたのは、黒――】

【其れは、化物と言っても過言では無い。其れほどに巨大な「カラス」】
【挙げる声は素直に声とも言いがたいもので、激しく揺れる空気は音を鼓膜に叩き付ける】
【それでも、ウェル子の声は確かに聞こえる。諦めたような声が】

――――ただの悪人だなんて……。

そんなこと……無いんじゃないかな……?

【ウェル子の両腕が、刃を振るう。カラスが羽ばたき、漆黒の雨が降る】
【ルシアは左手を前に出し、二つの大剣を自身の前方斜めに配置】
【大きな円盤状の刃を、力任せに右後方へと受け流す】
【その動作のお陰で二つの大剣もまた後方に吹き飛ばされ、使い物にならなくなるが、気にしない】
【小さな雨は、その殆どがエルフェスの盾によって防がれ、被害は少数】
【幾つかの取りこぼしが頬を、腕を、足を掠め、突き立つも、痛みは微小】
【傷口から流れる黒い血液を意にも止めず、ルシアは足を前に出し続け】

……でも、今は……今は、もう休もう?
傷も酷いし、ほら、そろそろ疲れたんじゃないかな……。

【だから】

――――――ちょっと痛くても、我慢できるよね……ッ!

【走った。数mという距離を一気に縮め、シオンとエルフェスの脇を走り抜ける】
【右手に持った剣を振り被る。軽い刃はルシアの能力で、今はただの板に変化している】
【刃のない刃は、当たったとしても斬れることは無く、ただ打撃翌力を与えるのみ】

【ルシアは、渾身の峰打ちをウェル子の脇腹目掛けて放つ】
【飽く迄も峰打ち。トドメの一撃には程遠いか――――?】
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/27(日) 00:48:40.45 ID:Pdnl8c5o0
>>649


「ゴガガガガガガガガ!!!ゴバァァァァァ!!!我…滅び…」

【口元を銃撃され、弱点の魔道コアにもダメージが及び、砕け散る】
【それにより右首全体も霧のように飛散していく】
【残るコアは左首と、胴体だけだ、判断力の乏しいゼビレイは有効打は撃てるのか】

【しかし飛散した輝く炎は落下するゼビレイに迫るッ!!】


>>672


いやはや、アンタも中々やるようだな……ちっとばかし舐めてたわ……
いやほんと、善人側についてるのが惜しいぐらいのいい敵意と攻撃だ……ヒャハハハハ…

災厄の博物館≪パンドラ・ミュージアム≫……解放……死刀 境界



【持っている機械仕掛けの剣を空間にリリースし新たな刀を取り出す】
【初撃を裁いた2m近い長さを誇る太刀だ、それを構え】

【ニタリと笑いながら思い切り踏込み、刀を振るう】

間合い外からの斬撃………受けられるかッッッ!!!!!?

三閃だッッッ!!!!!!!!

【瞬間、刀が発火し、そのまま炎を纏った三つの斬撃が、二人に向けて放たれる】
【高速の振りから放たれる一撃、拳の間合い外からの攻撃だ】

//いえいえ
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 00:49:15.23 ID:1HklHepko
>>667

………できりゃあしたくねぇんだよ。

【くっと、一度……唇を噛み締めると】

―――――轢き殺されるか、撥ね殺されるか、転落死か。
“そう”なりたくなきゃ…頑張って避けろよ?

【ギシリ――と、両足に力を込める】
【(嗚呼――――できれば、女を殺しにかかるのは嫌だった――――)】

【―――――ダンッ】
【そして、地面を蹴って走りだす】
【真直ぐ、真直ぐ、真直ぐに。貴女へ向けて】

GAAAAAAALAAAAAAARRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRッッッッ!!!!

【咆哮と共に迫りゆくソレは正に“化物”】
【硬質の身体に任せての、人間大の“鈍器”の突進である】

【その際、両腕を広げて―――狭い足場での逃げ場を失くして】
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 00:50:32.52 ID:qi1NcTEjo
>>674
ぽふっ、ぽふっ、ぽふっ。

おやおや、どうなさいました?

【妙に柔らかい足音を立てて、青年へと近づく者が一人】
【青年の意識が明瞭であるなら、その姿は、まさしく人型の猫、と呼ぶ以外に無い姿だと判別できるだろう】

こんなところで寝ていると、風邪を引いてしまいます。
治る物も治りませんし…病院へ行く事をオススメします。

【蒼い毛皮に、猫耳と尻尾。屈んで顔を青年に近づけて、その糸目でじぃと目を覗き込んだ】
【糸目のためか感情は読みにくいだろうが、その素足が血だまりに触れてなお平静であり続けたのは、如何なる理由か】

…もしくは、病院にいけない理由でもあるので?

【少女は一切口を動かさず、『声』を発してのけた】
【軽やかで涼やかな『声』も平静な立ち回りも、野性味溢れる姿からは、あまりにもかけ離れていた】

/よしきた、ではお手柔らかにー
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/27(日) 00:50:46.36 ID:FYLzi6hBo
>>657

それはまた 随分と辛い境遇を生きてこられたようで
選択肢の量の多さに悩む時代だというのに選択の余地が無かった、ですか

【言葉に出さずに後に続く思いは“読んでみたい”】
【同情も、安心も、優位も、おおよそ人間らしい表情は無し】
【相手の過去を想像する作業も、ただ知識欲のためという一点に要約される】

【触れたものから情報を読む能力、その“触れる”という条件は非常に緩く】
【空気のような形の無い物に対しても有効であり、彼女は読み続けることを自らの能力に強要されている そして、魔翌力にもまた】
【警戒は強めつつ、引くことはしない】

お察しのとおり、今の私はほとんどお金を持っていません
ですからこういうのはどうでしょう?

このまま直進して、一つ そこからさらに前に進んで、二回目の曲がり角を右にいって一つ
この付近にある新鮮な死体の場所、です もしかしたら、お財布を持ったまま死んでいるかもしれません

【空気の情報 風の動きと湿度温度、各種情報を組み合わせれば、眼で見ずとも遠くの物の動きが分かる】
【常に空気と接触するがため、周りの状況は自然と頭に入る 近くで殺人が行われようが、叫び声があろうが、一情報としてただ頭に入れていく】


【本来の力以上の動きをすれば、どこかで無理があるのは当たり前】
【能力による自己強化は、ダメージを伴う そこまで大きく強化しているわけではなくとも、継続すればやはり痛む】
【表情の変化が乏しいのは、痛みを隠しているからかもしれない】
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/03/27(日) 01:00:06.75 ID:BtnCl0W10
>>651(ツァーリ)

「……我が≪ラ・テュオレ・セルフェタス≫に対して、避けることなく突っ込んできたのは――
 ――“あの能力”を用いて真っ向から打ち破ったクシャルクスくらいだ
 ……結局、お前も、奴も、己も、馬鹿なのだろうな」

【――自身の最大の一撃に対して、迫ってきた痩躯に、しかし驚愕はせず】
【その細い身体の何処にそんな度胸が在るのか、なんて小さく考えて――】
【――発動によって完全に伸びきった体は、確かに今まで。クロワ以外の誰も突こうと考えなかった、絶好のチャンスでもあった】
【斧による防御も――間に合わない】

「……ッ、――ぐ、ぁっ……!!」
【――どず、と。断頭台の一撃が、彼の右肩を穿った】
【切れ味は捨ててあるためなのか、或いは――その青白い炎のオーラのためなのか】
【右肩が切断されることはなかったが――確実に、骨は破壊したのを感じるはずだ】
【右手に握っていた斧が、ずん、と大きな音を立てながら地に落ちる】
【よろり、と体勢を崩し――追撃のチャンス、か】

>>658(櫻芽)

……はっ、何を言いたいのか判らんが――
このカーネル、スデに真っ当な道で生きる選択肢など捨てているし、そんなものは無いッ!
ただ闘い研磨し高め支配する……幸福を掴み、日陰から日向へと至るッ!
その目標、信念があったからこそ……オレはここまで来ることができた……

……それは何故かと問われれば、オレはこう答えよう。

オレが……――眼前立ちふさがる全ての障壁困難に、
一切屈することが無かったからだッ!!
ただひたすらに上だけを見続けた……どんな障害すら斬り裂いてくれるッ!!

それは暴帝ポポルも、お前たちも……同じことよッッ!!

【――叫び終えると同時に、ヴン、と右手の光剣を振るい。再び、ブレイドノイズが放たれる】
【だが、今回のものは少々、大きさ・速度ともに先刻のものよりも小さく、遅い】
【……何故か?それは分からないが――これならば、回避も容易だろう。目的は攻撃ではなく、牽制か】

>>656(吟雪)

フン、まぁ――どう思われようが構わんッ!
オレはただ前を見据える。過去の行いを振り向くことや、後悔することはあってはならんッッ!!
過去は未来という成功を紡ぎだす唯一の導としてのみ用いられなければならない――

そして……

――このカーネルに真っ向から挑むとは、幾ら大層に吼えようが結局はマヌケかァッ!!

【――ぐん、と。カーネルの身体より、紅き鋼の刃が幾重にも伸びて】
【迫り来る吟雪を、迎撃せんとするだろう――が】

>>665(重太郎)

フン――!結局は威勢だけだったのか?
何処を狙っているッ!恐怖で狙いが定まらんかッ!!
いいだろう、ならば解放してやる……その恐怖、そして戦いの因果からなッ!!

【吟雪の対処は、纏う血の鋼に任せて。自身は重太郎に攻撃をしようというのか】
【両手の光剣を構え――『ブレイドノイズ』を放つ準備をしているようだ】
【――しかし、この隙。重太郎の目論見は、見事に成功するだろう】
【鏡によって反射された弾丸が、カーネルの背中に襲い掛かり――】

――何ッ!?

【カーネルは即座に振り向き、それを斬り弾く】
【が、その集中の“途切れ”が、吟雪を迎撃せんとしていた血の操作を鈍らせて】」

/次へ
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/03/27(日) 01:00:32.88 ID:BtnCl0W10
>>656(吟雪)>>669(緋天)>>673(オーベール)

…………くッ、……!

【ずん、と。吟雪の膝撃が、カーネルの右膝に叩き込まれるだろう】
【直接的なダメージは少ない。だが、大きく体勢を崩し、隙を作ることができる――】
【――しかし】

小癪な真似をッ――!

【どんな体勢であろうが――『血の鎧』は、自在だ】
【吟雪を大きくフッ飛ばし距離を取らんとするかのように、血が変質した『鎚』が】
【先程オーベールによって突きを受けた左脇腹の傷口から噴出し、吟雪の腹部に迫るだろう】
【視認してからバックステップを刻めば、回避することは難しくない】
【しかし、その予測不可能の攻撃は、言葉だけで説明する、その倍以上の難度を与えるかもしれない】

だが……ああ、やるな――認めざるを得ないッ……
――≪クラシカル・アサルト≫ッ!!間違いなく……『過信』していたことは認めようッ!!

【震える右膝に体勢を引きずられながらも、剣閃と鎧が変化した鎌の連撃で、オーベールの薔薇を対処する】
【といっても、防ぎきれるものではない……幸運なのか、反れた平たい薔薇の壱が、カーネルの右膝を更に引き裂く】
【蓄積したダメージ――彼の右足は、完全に機能停止に追い込めたか】

だがッ!!ならば貴様らは、なんとしても此処でこのカーネルを倒すことだッ!
経験は!!次なる戦いに、実績として上乗せされオレに更なる力を齎すッ!!
ああ、来るがいいッ!貴様らがこのカーネルを追い込めば追い込むほど……
オレは更に強くなり、再び貴様らの前に立ちはだかることになるぞッ!!
無論……この場とて、オレが制するコトが理想ではあるがッ――

(――――ヴュネルドめ、直撃しおったかっ……紅丸は――あの程度でクタばりはしないッ!
 ……英断も必要かッ…………!)


……――――かぁァァァァァッッ!!!

【そして。接近してくる緋天に対して、血を変化させた触手のような刃で総攻撃を放つだろう】
【その数は4。どれも不規則に動いて緋天を貫かんと迫ってくるが――】
【その動きに、キレは少ない。回避に全力を注ぐというのなら、避けきることも可能だろう】


『……ッ、く、はァッ!……くそッ、シクったッ……――!
 だが……まだ、だッ!!』

【一方、紅丸は――腹部に傷を負っているものの、まだ戦える様子で】
【槍を構えなおし、好機を伺っているようだ】
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 01:00:36.89 ID:4xHVlEISO
>>680

【足音に気付いてそちらに顔を向ける】
【少女の姿を見て】

俺はもう死んじまうらしいな…
変わった死に神がいるもんだ…。

【出血による幻覚だと思った様だ。】
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/27(日) 01:01:25.06 ID:7/IWiCG7o
>>661>>662>>677


「善」と「悪」では無く……「正義」と「悪」のお話をしましょう……


【ふらふらと、しかし間違いなく立ち続けるウェル子】
【ポタポタと身体の各所から滴る血が、血だまりを床に作り出す】


悪は……攻める――
目の前に広がる浮世が気に入らないから、壊そうとする……


【小さい羽根が、エルフェスの傘で防がれていく】
【傘に弾かれ、傘に刺さり、傘を斬りつけ――だが、届かない】
【その刃が、敵には届かない】
【届きそうで、届かない】
【届かないから、届かない】


正義は……守る――
目の前に広がる日常が大切だから、かばおうとする……


【大きな刃が、シオンの大理石を砕く】
【だが、砕いただけで終わる】
【砕いた瞬間に、羽根が霧散して消え去る】
【やっぱり、届かない】


ですから……間違っていない
この世の皆様は、何一つ、間違っていない


【漆黒の円盤が、ルシアに受け流される】
【受け流された円盤が、ルシアの後ろで地面に激突】
【ガリガリと音を立て、地面を穿った後、羽根はばらけて消える】
【……届いたのに、届かなかった】


殺しも正義たりえれば、救いも悪としてある


【羽根の塊が、エルフェスを押し込む】
【徐々に押し込み、断ち切ろうとする】
【しかし、最後には、エルフェスに逸らされる】
【逸らされれば、床を傷付けるだけ傷付け、羽根の塊は四散する】
【…………どうして、届かない】


……攻めた者が悪で、守った者が正義――


【……わたくしは、攻めた】
【もう、十分、攻めた】
【だから、今宵はもう……】



/続きます
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/27(日) 01:03:06.04 ID:7/IWiCG7o
>>685続き
>>661>>662>>677


ゆえに……そう、貴方様方は「正義」で、わたくしは「悪」……


【そして、ルシアが、峰打ちを放った】
【一瞬、ウェル子がそれに反応してゆらり――と、《水鏡》を動かしたが……】


そして……貴方様方の瞳に映る「誰か」を……「何か」を……
守りきったのならば……それは……正義の証明……


【…………メリッ――――、峰が、脇腹にめり込む】
【だが、ウェル子はただただ、無表情で、】


…………水先案内人の…………≪Judgment≫は…………


【それでも痛みに耐え、脇腹への衝撃で呼吸が出来ないはずなのに、】



…………貴方、様、方の、正義……を………………認………………め………………



【どことなく、安らかな……いや、やっぱり「無表情」を最後に見せて、】
【がくん、と、片膝をつき、顔を伏せた】


【――――――――まだ意識はあるようだが、もう既に、羽根の雨はやんでいた】



【巨大カラスが、ゆっくりと、滞空している】

【それは、この戦場を……否――ウェル子を、見守るように……】
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/27(日) 01:03:54.69 ID:KKyOn5oQ0
>>642(花城)>>655(クルス)>>675(パニキュレータ)
………私より化け物でしょ…
【変貌した花城と粉砕された扉…】
【それを見て呆れるように…呟き】
アレはまずいわね…
【回避しようと空中を走るが】

【右手・腹部・右足に短剣が深く刺さる】

【だがやはり痛みを感じてないようだが】
【疲れが顔に出始める】

まったく……ふざけすぎよ…
ふざけてるのは、私をこんな身体にした悪魔だけで充分だわ
【パニキュレータの隣に着地し】

……ふふふ
私も貴女と一緒に戦うのを忘れないで欲しいわ…
《踊れよ。踊れ》
《喰らえよ。喰らえ》
《全ての苦痛は炎へ変わり》
《炎は苦痛と変わる》
《さあ始めよう……》
《舞踏会を》
【そう唱えると】
【リンから流れてた血が炎になり、リンの身体を包む】

【そして眼帯を外し、右目が空洞になっていた】
【が】
【右目の位置に赤い炎が燈される】

悪魔によってゾンビにされた…私を忘れない事…
紅閻寺リン…同じく貴方達を通さないわ
【拳銃を腰に戻し】

《踊れ》
《弾け》
【リンから二つの炎が放射線状に花城とクルスに向かい】
【当たる直前で爆発を起こそうとするだろう】
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 01:06:41.24 ID:+0crjj440
>>678

 …――カチャ

【がしん。きぃい。着地した人形。左手から銃が零れ落ち音が鳴る。
 左肩からは。血が流れ、刻一刻とシステムだけでなく、「体」さえも最早虫の息といった様子へ】


 ………カチッ ボコォッ――!


【結局の所彼は。賭けに出たのだ
 地面に平伏す、其の銃と。「服の中に仕込んでおいたヘルメット」を右手にて外し――】
【ヘルメットに関しては、地に落ちる前に銃と共に思い切り、右足で蹴る。其れだけだ】

【狙い。付けてない。何処に当たるかなど、最早判断が出来ず。本能のままに
 全身全霊で――その行動をするのであった】

【如何であれ、そのまますっぽ抜けたように。彼は後頭部より倒れて
 仰向けになり。無防備に体を晒しつつ。其の瞬間を待つ ――――――】
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 01:07:49.70 ID:+0crjj440
>>688

/安価忘れです。>>672
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 01:08:59.62 ID:btvnLkiSO
>>678 >>688
あらら……褒めても何も出ないよ。出るのは…………

君 の 鮮 血 だ け だ

【その言葉が……この戦いにおける、ミストドラゴンの「最後の言葉」】
【地面を蹴り、デイドリィムの前に踊り出て−】

……………ッ

『ミス、ト……!』

【本来彼女が受ける筈であった斬撃を、全て。その身に受けて、地に伏せる】
【彼のコートは強固な“古龍”の鱗を素材にして作られた物故に、死に到る事は無いだろうが……然し、軽傷の筈も無い】

【想定外、だったのであろう】
【ミストドラゴンが僅かに受け切れなかった炎の刃で身体を斬られ、血を流しながらも】

『……包帯ッ……パァァァンチッ!!』

【下唇を強く噛んで、怒りか悔しさか、真っ赤になった顔で】
【ミストドラゴンに守られた事で、形を完全にした“包帯の拳”を、レギンへと、勢い良く突き出した−!】

【威力・範囲……申し分ない。まさに、決め技と言えるような……「巨大」な一撃】
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 01:09:59.01 ID:qi1NcTEjo
>>684
ん? ひょっとして、意識混濁してます?
ああ、これはいけませんね。

【少女は右手を開いて差し出す】

あなたがどうしても死にたくない、というのであれば、お手を。
別に気にしない、というのであれば、このまま沈黙をお願いします。

ただし前者の場合、承知の上とは存じますが、あなたは責任を負うものとします。
生きる事の義務と権利…もちろん承知していますよね?

【聞こえているか否かは関係ないのに、『声』はそう捲くし立てる】
【その間少女は首をかしげて笑ったままで、一切慌てた様子は無い】
【ひょっとするとぬいぐるみのような表情は、果たして】

選択を。死んで楽になるか、生きて苦しみと戦うか。

【果たしてその手は、青年をどこに導くのか】
【承諾した場合、キングクリムゾンを行いますか?】
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/03/27(日) 01:10:58.51 ID:E9TtoJdLo
>>685-686

【砕かれた大理石の破片が、パラパラと落ちて、彼女へと降り注いだ
視界が開けてみれば、残ったのはウェル子≠フ言葉と、姿のみ、で
ゆっくりと滞空する鴉が――――……黒く、輝いている】


……正義の証明、ですか……まだまだ、遠い話です
私は、この瞳に映る全てを護りたい、と思っています


【それは誰にも、聞かれぬ言葉――――……紡ぐだけ無意味、であろうか
それでも尚、その言葉を紡ぐのは、今のこの気持ちを大事にしたいから】

【一度は、追い詰められた相手、力の差を感じた相手
その相手に、辛勝できたのだ、少しの成長を感じていいだろう、と仄かに思う
――――尤も、三人がかり、というのも大きいのであろうが】


……まあ、まだ自分の正義≠ニいうものがつかめていない私に取っては、過ぎた言葉でしょうが
――――……それにしても、疲れました……っ……


【パタリ、と彼女はその場に倒れると、そのまますーすー、と寝息をたてて、その場で気絶するだろう
出血量は存外に多いものの、傷自体は閉じており、命に別状はなさそうだ】


/っと、そろそろ落ちるねー乙でしたー
/愉しかったぜー
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 01:11:50.69 ID:9tdizxQdo
>>655>>675
【クルスの方を向き】

無事じゃったか。

【そう、安心したように呟いて、にかっ、と先程までの老人と変わらぬ無邪気な笑みそのままで】
【そして、クルスの展開する氷のごとき魔力を見ながら、楽しそうに哂う】

かっかかか!
いぃのう、雪見と花見が同時にできるか、一石二鳥、一挙?得じゃの!

【奥義を成して尚、花城の有様は変わらない。それこそが花城の人間性か】
【花城の足元の床は、吹き上がる気で大理石に傷が走っている。其れだけ高密度、大量の気の奔流だ】
【桜の花びら一つ一つが、気弾にも匹敵する気を練りこまれたものだ】
【すっ、と右手を伸ばすと、その手に桜の花びらが密集していく】
【暫くすると、その手一杯に桜の花弁が生まれている】
【クルスの追撃を目にして、ここで本気を出すべきと判断したようだ】
【そして、パニキュレータの言葉を、信念を聞いて】

かっか、良い言葉じゃ、良い信念じゃ、良い力じゃ。
心のこもった力は其れだけ強い物だ、素晴らしいッ!!
それ故に、それ故に――――燃え上がるッ!!

【息を吸って】

名乗るぞッ!!
櫻の国、花鳥風月戦術道場開祖ッ!!花城 六輝[ハナシロムツキ]じゃ!!
見ての通り、“殺し会いの為に生きているただの爺”じゃ、臆せずして掛かってこい。
さぁて、退くは死ね、逃ぐるは死ね、臆すならば死あるのみッ!!
桜花の剣士として、いざ尋常に――――参る――――――ッ!!

【そのあり方は、正に《紅に渇く暮れ櫻》。血に飢えし老剣士は、戦場にて、なによりも美しく咲き誇るのだ】
【櫻の花以て、血の花咲かせよ。肉を裂いて、血の花咲かせよ】
【櫻の朱色は血の彩色、櫻を纏って老人はパニキュレータに駆けていく】
【己の獲物は、“お前”だ。そう宣言するかのように】
【パニキュレータの信念が、“見届けたい”のであれば、老人の信念は、“燃え尽きること”。自分の寿命が長いものではないと知っている】
【その短い命を穏やかに生きることなど耐えられない、だからこそ、燃料が切れるまでアクセルを踏み続ける、出来れば崖から落ちる事を願いながら、そのまま燃え尽きるまで駆け抜けるのだ】
【行くぞ、と小さくつぶやき、刀を構えて。刀には凄まじい気が込められている】

               ――――奥義――――ッ

             花     鳥     風     月  ッ  !!

【爆炎など、気にしない。それすらも飲み込み、今は目の前の敵[パニキュレータ]を倒すのみに全力を】
【吹き散り裂き舞う櫻は 《花》 の体現、鋭き無数の櫻の花びらがパニキュレータに殺到していき】
【花びらの流れは、空を華麗に舞い踊る旅鳥の軌道の如く、正に其れは 《鳥》 の素早さで】
【花びらと同時に放たれる暴力的なまでの 《風》 は、自然の厳しさを感じさせる】
【そして、刀身の描くのは、月の中でもっとも美しいとされる“三日月”。それは弧 《月》 の軌道、虚空に老人は月を描く】
【見た目だけで言えば、美しい。しかし、その内実は大量の桜の花びらの斬撃という、恐ろしい物。之が老人の奥の手、老人の七〇年の集大成の一つ、 《 花 鳥 風 月 》 だッ!!】
【爆発すらも、飲み込んで。花城は、爆風で脇腹が失われるも、人間と体の構造が異なる“気の塊”故、そのまま死ぬことにはならないだろう。それに、右手には、一輪の桜の花弁が有る。老人の、保険だろうか?】
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga sage]:2011/03/27(日) 01:13:17.83 ID:yVkGhGWJ0
>>681

いえ、最初に選んだものが、これだったものですから。
人というものは、慣れ親しんだものを好みますのよ?
ですから、わたくしはこれがいいですわね。
さすがに、ずっと未来ではこんな仕事、出来ないでしょうけれど。

【選択肢はあった、が。あくまで、選んだものがこれだった、と】
【今は出来るが、ずっと後の未来では出来ない仕事。これもまた、ヒントになりえるはずで】
【そう口で返しながら、少女の脳内にあるのは、眼だけがグリーンアップルに輝く、5匹の黒猫】
【映像も読めるならば、それは相手へと伝わるはずで、それでも、きっと。よく分からない】

【ゆらゆらと、ドライアイスから溢れる煙のように】
【薄く、それでも確かに。少女から溢れる魔力は、色で現すならば、グリーンアップル】
【月光か、何かのあかりを返したのだろう、少女の眼が一瞬、きらりと光って】

【相手の少女の言葉に、グリーンアップル色の瞳が、いくらか丸くなる】
【笑顔の失せた、驚きの表情。それから、ほんの少しの間の後に】
【畳んだ足を無理やり元に戻す、そんな形で。相手の腹を蹴ろうとし】
【それが失敗すれば、彼女の腰掛けたそのすぐ横に。溢れた魔力が形を成し、魔力で作られた猫が、一匹。現れる】
【黒の毛に、グリーンアップルの丸い瞳。先ほど少女の思い浮かべたものと酷似した、その猫は】
【おそらく、少女の能力の産物なのだろう。ぐっと身体を屈め、相手の少女の身体へと、体当たりをかまそうとする】
【見た目は、いわゆる普通の猫。ただし、それは猫の形をした魔力弾であって。それなりの、打撃系のダメージがあるはずで】

【蹴りが成功すれば、その猫は現れず】
【無理やりにでも、その手やらを振り払おうとして】

お察しの通り、ですって?

【そう返すのは、驚きと強い警戒の混ざる、そんな表情】
【彼女は、そのようなことを口にしておらず。あくまで、思っただけ】
【それを、相手が知っている。薄かった警戒が濃くなるのは、仕方の無いことかも知れず】

ええ、信じられませんわ。
どうぞ、あなた様がご自分で取ってきてくださいまし。

【相手の言った方向へと、指を差す】
【表情からは驚きがほぼ失せ、残るのは警戒の色ばかり】
【魔力は先ほどよりも濃くなり、いつでも戦闘に入れると言うような、気配】
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 01:14:33.71 ID:EKRYSDwZo
>>685>>686

【役目を終えた傘、その中央部は刃により大きく窪んで穿たれていた】
【傘の支柱における部分も中心を綺麗に裂かれ、もう役目は果たせない】
【外気に触れている箇所から霧散し、やがて完全に消滅した】

ぐ……クソっ……。
(なまじ機動力が落ちるから、防ぎきれなかった時にこうなる……)

【右腕は力なく垂れ下がる、血小板が凝固する前に血が流れ止まらない】
【肩の部分を「黒」で圧迫するがここまで損傷しては修復もクソもあった物ではない】
【いっそ絶ち切ってしまった方が邪魔ではないかもしれないが今はその時ではないだろう】

【彼女が、いる……】

よう、ウェル子……調子はどんなだ?
こっちはボロッボロだぜおい、右腕おジャンだもう隠すとかそんな次元じゃねーの、笑っちまうだろ。

【頭上のカラスの動きを監視しながら薄ら笑いのままウェル子へと近づいてゆく】
【カラスは生気の無い物の肉を啄む、どこかでそんな記述を呼んだ気がしたのだ】
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/27(日) 01:16:11.46 ID:uCRcneaAO
>>682

ぁ、ぐ……ッ……!

【代償もまた――大きかった】
【相手の骨をも砕く一撃だが、その反動は全てが細い手首に向かい、此方も何か鈍い音が響く】
【折れた――しかし、まだ。まだ、動ける。此処で仕留めなければならない、この男の力は楽観視出来ない】

【くるりと刀を回転させ、存在しない鞘に納めるようにして相手に柄を向けると】
【切り裂かれて赤い血に濡れる貌を、それでも笑みの形に保ちながら】

【頼むからこれで終わってくれと――再び能力を発動させ、重力のベクトルを変更】
【“ヴュネルド”を『下』に、“鞘”を『上』に――横から落ちる≠謔、に】
【足元がふらついて、まるでヴュネルドに寄り掛かるようになりつつも、そのまま】

――――……ッ、だァ!

【柄を最初に傷付けた彼の脇腹目掛けて、全力で打ち出すだろう】
【成功、失敗に問わず――痩躯は刀を手放して、勢いのまま倒れ込むはずだ】

【逆にいえば、彼は。この一撃さえ耐え切れば――勝機はまだ、そこにある】
【けれども千差万別の色彩を携えた瞳は、血に汚れたところで褪せず】
【この闘争を愉しむかのよう、狂人の様でうっすらと笑ってみせていた】

【カーネル達の死闘が遠く、どこか此処だけが切り離された空間に感じてならない】
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 01:18:09.92 ID:q5YxPhEDO
>>670

そうそう、そうこなくちゃね!お互い怪我させても恨みっ子なしだからね

(―――息遣いが荒い。いくら人間じゃなくても体力は年相応、といったところなのかな)

【彼女の顔色が、つい先程までと比べると若干ながら疲労の色が濃くなっているのは、少年からも見てとれた】
【疲労が溜まれば判断力も衰えるかもしれない。これを機に、一気にごり押しして勝負を着けることも考えたが、やはりそんなに簡単に事が進む相手ではないだろう】
【自分よりもずっと強力な攻撃手段を持つ相手――その点では、どうしても慎重にならざるを得ない】


……っ!じゃあ……君の炎で乾かしてもらおうかな?

【――なんて、表面上では軽口を叩いてみたものの】
【迂濶だった―――確かにあの時、水に飛び込むことで人間にとっては一撃必殺モノの火炎放射をかわせたとはいえ、彼女は電撃を扱うのだ】
【全身水浸しのこの状況――少女に一歩、アドバンテージを与えてしまったに等しい。そうするしかなかったと言えば、それまでなのだが】


【暫くして、魔翌力を溜めていたサーベル全体が炎に纏われると―――今度は刄がグニャリと、変形≠オた】
【それはまるで彼女の尻尾のように柔らかくしなって鞭のよう――刄の長さも約2倍になり、攻撃範囲が大きく広がる】
【どうやらこのサーベル、状況に応じてデフォルトの剣の形からいくつかの道具に変化させることが可能なようで―――】


/遅れました!申し訳ございません
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 01:19:19.84 ID:s7fLK3Eko
>>682-683

よしっ!当たった!
【自分の作戦が、成功し、喜びのためか、一瞬痛みをも忘れる少年】
【だが、出血は止まらず、河と学生服を赤く染めている】

『腕大丈夫?重太郎の魔翌力的に考えて、大技が出せるとしたら、多分あと1回が限度だと思う。』
…チッ。
じゃあもう少しまつしかないか…
「そうだぜ、今は我慢だぜ、それが皆の為にもなるだろうし。」
【今―――自分がカーネルを倒すために出来る事】
【頭で分かってはいたが、恐らく、口黒や、白口がいなければ出来なかっただろう】
【日ごろの分も込めて、感謝しながら、右手の銃口黒へと魔翌力を集中させる】
【今までよりも、威力の高い魔弾を出すためである】
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 01:19:32.38 ID:4xHVlEISO
>>691
【もうよく音も聞こえない、視界も暗くなりかけている】
【だが、ただ生きたいという執念(願い)が差し出された少女の手に向かい】
【文字通り最後の力で腕を持ち上げ、その手をとる。】

まだ…[ピーーー]……ねぇん…だ……。

【そう告げた。】

//キンクリは無しで
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/03/27(日) 01:19:39.16 ID:bnCfzhbLo
>>646>>653

(《 JOKER 》で───いやっ)
(例え全力で撃ったとしても、打ち勝てるかどうか。)
(……どうにか、しないと。)

【「大技」の気迫に、戦慄を覚える】
【必殺技を使えば、大抵のものは打ち砕ける自信がある】
【しかし、それでも──あれは打ち砕けるかどうか】

……─────?

(今、何か見て────)

【「大技」を警戒していた双葉は、戒能が何かを気にしたのに気づけた】
【その視線の先にあったものは──噴水、で】

【──光明が見えた】

…………毒だって何だって、使い方次第だろうが。
俺の魔術だって、人を傷つけることしか出来ない。
それでも、こうして正義組織のリーダーをやってるんだ。

確かに、この世界は歪んでるかもしれないッ!!
けど俺は、悲劇の果ての変革なんて望まないッ!

こんな世界でだって、楽しんで人生を送ってる人がいる。
こんな世界を、少しでも良くしようとしてる人もいる。
───それを、身勝手な悲劇で奪うなッ!!

死んだらその本人は解放されるかもしれねぇよ。
けど、ソイツの周りの人間は悲しむんだッ!!

【今までおとなしくしていた双葉が、激情を顕にする】
【寧ろ、今までが大人しくしすぎていた】
【こうやって叫びまくるのが彼の素。見た目通りかもしれない、熱血】
【語るのは理想論。最初は血生臭かったのに、戦っていくうちに青臭くなってきた】

【右手の処刑剣を地面へと置く。捨ておくのは、なんとなく嫌だった】

俺だってこんな歪んでない、平和な世界が好きだッ!
だから、そんな世界にとって邪魔な歪みは───全部、ぶっ壊してやるッ!!!

───《 JOKER 》ッ!!

【そして右手から、強大な光の奔流が放たれる】
【狙いは中央部の大噴水。それを、木っ端微塵にぶっ壊そうと】
【何の妨害もなければ、壊せるだけの威力が確かにある───】
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/27(日) 01:21:07.68 ID:9rxhTa/5o
>>682>>683

(………よし、止めた!)
(ここから踏み込んで次は右肩、右半身を潰したら左肩、その次は)
(次へ次へその次へ何処までも張り付いて削り落として――――)

【前へ前へ進んで打撃斬撃を打ちこむ吟雪の戦闘スタイルは、そもそも複数戦闘では不利】
【遠距離から周囲の状況を判断し臨機応変に切り替える、万能型こそが、この様な場所では求められるのであり】
【ならば彼女は、それとは真逆の方向に、今も突き進んでいる】

【負傷した右脚。カーネルのそれに比べれば度合いは小さいが、それでも通常通りの機動性は無い】
【攻撃に反応する事は出来ても、即座のバックステップは選べなかった】
【その代わりに、吟雪が選択した手段は】

水術「水柱往路」

使えるなら使え白いのっ!

【短時間に魔翌力を収束。自分の足元から垂直に、『自分を』打ち上げる形に、水流を出現させ】
【それと同時、左足だけを使って、強引に真上へと跳躍】
【どちらも咄嗟の行動、一つ一つは効果が小さいが、それの合わせ技で】
【腹部狙いの鎚を、吟雪は、その左の脚に受ける事になる】

>>658櫻芽へと、短い言葉】
【使え。カーネルの右脚の前に出現した、小規模ではあるが水の柱】
【吟雪の脚が離れた事で崩れ始める、「水」】
【冷気と氷を扱う櫻芽になら、それをも取り込んで―――】


【空中で、重心である腰を中心に、縦に回転を加えられて】
【カーネルの鎚の力を加え、空中で動く事に成功した吟雪は】
【最後の一撃を、狙う】

これで…………お、しゃあぁっ!

【両足の膝を、ただ伸ばし、揃える。後は、回転の遠心力に任せ】
【両踵を揃えて、カーネルの頭上に、それこそ鉄槌の如く振り下ろす】
【命中する直前、両足を強引に振り切り。最後の加速も与えるだろう】
【この攻撃の終了後。空中で自由に動けない吟雪は、そのまま落下する事となる】
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/27(日) 01:21:38.99 ID:Yh7MLA/oo
>>685>>686

(「正義」と、「悪」……)

【攻めた者が悪、守るものが正義】
【ウェル子の唱える「正義と悪」は、ルシアにも納得の出来る考え方で】
【だとすれば、自分達は正義を振り翳しているのだろうか】
【問われれば、自信を持って頷けるだろう。「コレが自分の正義だ」と】

【見苦しくても構わない。傷付いても傷付けても構わない】
【最終的に救われる道というものを、只只管に求めて行く】

――――エルフェスくん、ありがと。
そこの貴女は……、寝ちゃった、かな?

【シオンの名前は知らないので、名を呼ぶことは出来なかったが】
【振り返り、見知ったエルフェス相手に、礼の言葉と微笑を浮かべ】

……ウェル子ちゃん。――大丈夫?

【自分でトドメをさしておいて、その言葉は些か可笑しな物があるが】
【それでも、矢張り心配なのだろう。役目を終えた右手の板切れを後方に棄てて】
【カラスの存在を気にせずウェル子の前に膝をつき、顔を覗き込もうとする】
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/27(日) 01:28:16.78 ID:04OGaRXXo
>>682-683

っそ……ほんと、タフな野郎だなァ……!

【切り落とされた薔薇は項垂れてへたり込み、切られた先はぐずぐずに枯れて消失する】
【切断か所より此方側にある部分も、地を這うようにして背面へと待機する】
【形を変え分散しているとはいえ、見えぬ右腕と同じ、仮の血肉で出来た産物】
【元であるオーベール自体にも、体を削り取られるようなダメージが連続して襲いかかる】

【先ほどと違う点として、蔓薔薇は性質が線であること】
【ゆっくりと身を起こしながら、唯一残った薔薇に命令を送り続ける】
【せめても切り落とされるよりも前に、蔓の先端が更に傷を広げようとする】
【もがく蔓は蛇のように絡まんと、蛆のように肉を進んで食い破ろうと】

ああそうだ、オマエは、オマエは此処で潰えるべきだ……
何も、何一つとして達する事が出来ないままにさァ!

【他の蔓は消し去り、もう一度武器を左手に】
【先ほどとは違い柄のの両端に刃を持たせた大鎌を、縦にして握り締める】
【地を蹴ると共に、ようやく蔓との接続を切り離す――切り離された蔓は、即座に消失】
【鎌を縦から横へ回転させながら向きを変え、左腿から左半身に掛けての範囲を切り裂かんとする】
【突き進む者が上方から狙うなら、他の者が前方で力を溜めているなら、背の低い己は下方を】
【意識を一方に向かわせられなくするように、横をすり抜けるように駆け抜ける】
【出来る事ならばそのまま死角である後方へと、滑るように転がり込んで】
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 01:29:05.54 ID:qi1NcTEjo
>>699
承知しました。
ところで、あなたは運がいい。

【少女は、青年が手を取った瞬間、脇にあった汚れた扉を叩いた】
【少し間があって、中から聴診器を耳に当てた、一見して医者、といった感じの、壮年の男性が出てくる】

ドクター、彼の治療を。
もちろん早急かつ内密に。報酬は…お子さんとまた一日遊んであげればいいですか?

「ちっ、バレてたか…」
「ああ、ちょうど娘がまたぐずっててな、楽しみにしてるぜ、お姉ちゃん?」

はい、よろしくおねがいします。

【この二者のつながりは不明だが、医者は少女の要請に笑って、扉を開け放つ】
【それから、青年の手をちょっと強引に引っ張って、すぐさま診察台に寝かせる】

「麻酔掛けてる余裕がない、歯ぁ食いしばれ」

【少女が持ってきたタオルを、青年の口に有無を言わさず詰める】
【すると今度は、青年の頭の中に直接声が響く。少女の『声』とは別の、少年のような、低いトーンだ】

”君が正気を保っているうちに、話でも聞いておこうか”
”その傷はどうした? ああ、今は考えるだけで僕に言葉が伝わる。痛みで正気を失わなければね”

【乱暴に服が破かれ、その傷が露出する】
【医者は本当に麻酔無しで処置を始めたので、青年はおそらく、痛みに白む思考と戦いながら、この声に答えなければならないのだろう】
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/27(日) 01:29:16.29 ID:O2HFcWyco
>>683

……ふッ!

【迫る4つの刃を、時間を少し掛けつつも“着実”に回避する。】
【時間も体力も失われるが、攻撃を受けるよりマシであると判断したのだろう。】



【能力者として持つ、“眠り”の力。】
【普段は、傷の回復にしか使わない能力。】
【その効果は二つ。“静寂”と“調整”。】

(───疲労はしてるみたいだな…)

【──能力を解放。】
【走る事で発生する水の音を“静寂”に変える。】
【一瞬の戸惑い──ミスリードを誘いながら、近距離まで接近していく。】


【接近した瞬間、大嘴から受け取った“凍銛”を短剣に乗せて射出。】
【“炸裂”させるものの、狙いは先程生成した短剣にある。】

【能力の効果によって、短剣を相手に刺す事でそこから少量の魔翌力を流し込み───一瞬の間、“調整”。“硬直”させる事が出来る。】

【地味な効果ではあるが──この場に於いては絶大な効果を発揮するかもしれない。】

【だが───“無謀”であるのは、この後の逃走。能力に集中力を注いだ状態では、「黒刃」の再生成は出来ない──】
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/27(日) 01:29:55.21 ID:Pdnl8c5o0
>>688

【蹴る、ただそれだけの事に全身全霊をかけた一撃】
【それにより、ヘルメットは高速で放たれる弾丸と化すッッッ!!!】

【それは見事、胸部コアごと胴体を貫き、全てを破壊した】

「ゴゴゴゴゴゴゴゴ!我!ワレ!ワレが滅びるなどと!!」
「お、オオオオオオオオオオヲヲヲヲヲッヲヲ!!!!!!!!!!」

【一瞬の静寂の後、火の象徴たる天使は粉々に砕け散った……】
【全身全霊の……無意識なる攻撃が実を結んだのだ】

>>690

馬鹿がッッ!!!全て受けるなど!愚の骨頂!!!!

これで!俺様のか…………ち


【勝利を確信したのか、振り終わった刀を構え直さず、高笑いをする】
【それが一瞬の隙を生んだのだった】

しまっ!!!!!このガキ!!まだ戦意がッッ!!!!

ガガガあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁあっぁぁぁああぁっぁあぁ!!!!!!!!!!!!!

この俺様がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

【拳を全身で受け、大きく吹き飛び、近くの岩石に打ち付けられる】
【全身から血をながしながら吐血し、虚ろな瞳で相手を睨みつける】


ちぃ……向こうも幕切れか………ガハッッ!!!!!クッソ!!!

仕方ねぇ………引き上げだぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!


災厄の博物館≪パンドラ・ミュージアム≫!



【ドプンと歪んだ波紋空間へと沈んで消えていく】

じゃあな………次は……こんなもんじゃすまさねぇぇぇぇ!!!!!

【そのまま闇に呑まれて消えて行った………】

【白いドラゴンの痕跡から手に入るアイテム】
【メギド・ソウル=@ 巨大な光の魔翌力を持った宝石、物体に付加すれば光の焔を纏わせる事ができる】
【模倣天使の遺産=@ 模倣天使の骨、持ち主の魔翌力を高める働きがある、加工して武器にもなる】

【それぞれ二人分あるだろう】

//お疲れ様でした!!!!!!
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/27(日) 01:30:28.98 ID:7/IWiCG7o
>>692>>695>>702

【さて、ウェル子は、「正義を認める」と言おうとしたのか】
【もしかしたら、「正義を認めない」と悪態をつく気だった可能性だってある】


【だが、ウェル子が答えを続けることは決して無く――】


【――漆黒の閃光が、室内を黒く照らした】


【間もなくして、滝のように「黒い羽根」が、上から、部屋中にばらまかれる】
【……この間を支配していた威圧感が無くなったのは、そう、巨大カラスが消えたから】
【巨大カラスが消え、全てが羽根へと戻った】

【更に時を同じくして、ぱらぱらと「赤い小雨」が、僅かな時間だけ降ってくる】
【《血の代償》――名の通り、自らの血を削る技】
【巨大カラスにこめられていた血が、ここで降ってきたということだ】

【そして黒い羽根たちは、ゆらゆらとゆっくりと、地へ落ちていき、】
【地に着けば、その瞬間、淡く弱い黒き閃光を放って、完全に消滅する】
【ほのかな、絶望的魔力を、残り香として漂わせて――】

【――全てはウェル子の紡ぎ出した絶望の幻想】
【地獄の一丁目を演出するのも、「絶望の水先案内人」なのだから】


…………………………


【度重なる傷と、自らの捨て身攻撃に、そこへ追い打ちを掛けたルシアの一撃】
【痛みと疲労と貧血で、倒れないだけでもウェル子はかなり耐えている方なはず】

…………フッ…………

【――ふと、黒い羽根のシャワーの中で、ウェル子が小さく息を漏らした】

……「どんな調子だ?」に…………「大丈夫?」ですか…………

【顔を覗き込んだなら、それはそれは無機質な表情を垣間見られるだろう】
【ただし、瞳だけは、疲労を示すかのような半開きで――】


どこまでも……どこまでも……どこまで……も……「正義」とは……「悪」に厳しい……です……ね…………


【……とうとう、ばたり、と、うつぶせに倒れてしまうだろう】


/シオンの方、お疲れ様です、ありがとうございました!
/といっても、もう終幕はすぐそこですが!
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage saga]:2011/03/27(日) 01:31:43.21 ID:85ySs7ofo
>>675 >>687

く、は……!

【攻撃を放つと同時、クルスの膝が崩れる】
【柱の破片、リンの蹴り、そして急速なまでの魔力の消費】
【蓄積したダメージは、既に安全に$闘行為を行える、その限度を越えつつあった】

……!

【クルスは、荒い息を吐きながら、四肢に短剣が突き刺さったパニキュレータの絶叫を】
【同じく、四肢を貫かれたまま、その隣に降り立つリン】

【――3対6枚の炎の羽が、熱波を伴って展開され、リンの全身から炎が溢れ出す】

【あれほど、肉体を損傷しておきながら――まだ、彼らに膝を付く様子はない
【いったい、その気力はどこから湧くものか】
【クルスには――彼ら、ノクトクルセイドは、皆――誰も彼もが、狂信にも似た感情で動いているように見えた】

【リンの眼窩に、火が灯る】
【その眼差しならぬ眼差しに、リンの身体から膨れ上がった炎は、従って】

っ、ッ!

【放たれた炎から、縺れる足を叱咤して、真横に転がるように跳び退く】
【逃げ遅れた足元を、僅かに炎に炙られて――】

あ、ぅ!
っ、はっ、はーっ……。

【急激な炎に炙られた皮膚が、赤く腫れる】
【それでも、どうにか致命傷を避け得たクルスは、両肘を地面についた状態で、二人へと視線を向ける】
【――立ち上がらないのは、ただ単にそうしないだけか】
【それとも、もはやその力も残っていないのか――】

>>693

【炎の中へ、迷いなく突き進んでいく花城を見やりながら――】
【――意識が途切れる最後の一瞬まで、自分もまた戦い抜くことを決意する】

我が魔力既に尽きたり……
されど、我が力の源は魔力にあらず、式に在り。

【クルスの白い顔から、血の気がさらに失せていく】
【そう、クルスの能力の源泉は、あらゆる代償≠吸い上げる式≠ノこそある】
【魔力が尽きたら、次はその身体に流れる血≠代償に、魔術を練り上げる!】

……『三十枚の銀貨』ッ!

【花城がパニキュレータに向かうのならば、リンがその迎撃に加われぬように】

(……せめて、その間の注意を自分に向けるくらいは!)

【銀色の長剣が一本、うつぶせに倒れたクルスの頭上に出現する――】
        ゾンビ
(あなたが生ける屍だって言うのなら……浄化して差し上げるのも、私の務め)

【――そう、この少女は、本を質せば聖職者】
【あらざる形に歪められた、死なき死者を、祓い清めるのはその専売特許!】
【現われた長剣は、鍔元が広く、まるで十字架を象ったようなシロモノだった】
【銀に閃くその刃は直刃で、反りのない、両刃で細身の西洋剣】

魂に安息を∞その肉体に清浄を∞我が剣にて、その御魂を神の御許に送り届けたまえ=\―!

【十字聖剣が、呪文と共に、リンの炎が灯った眼窩を狙って、飛翔する!】
【――その不死者の身体が、リンの望んだものでなかろうとも】
【――破邪の魔力を秘めた長剣だ、貫かれれば、それ相応のダメージを被ることになるだろう】
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 01:32:14.97 ID:m2yLIt6SO
>>653(戒能さん)>>676(ハニーさん)>>700(双葉さん)

――――――、

【ああやっぱり――甘かった!】
【刃が刺さったはずの相手には怯む気配のひの字すら見えなくて、代わりに漂う鉄錆の香りがひたすら重い】
【ハニーを先にどうにかするべきだった、なんて後悔は遅すぎて。残った八の刃がくるくる空回る】


……歪んでる、この世界から。
みんなを解放しようとしてるんですか、あなたは。

【――そんな中。彼女は、ハニーの言葉に異を唱えることはなくて】
【むしろ、同意の表情すら見せている】

…………本当に優しいのは、あなたじゃないですか。
私を殺して、ひとごろしの因果から解放してくれるんですか。嬉しいです、けど、

【その表情のまま、かぶりを振る】
【仕草は正しく、拒否を表して】


――――優しい人を、「ひとごろし」に仕立て上げるのは、
絶対、絶対に――――いやだっ!!


【放った言葉は、ほとんど泣きそうなトーンに上ずって、格好悪い】


【双葉の放った「切り札」、それがどんな意図を持っているのか、彼女は気付くことはなかったけれど】
【「なにか」のために、噴水に攻撃を加えたことははっきり解る。だから、それを信じて】


――――――――ッ!!


【自分のやるべきこと。「双葉の切り札を邪魔するモノ」を「排除」する】
【そのために、刀を握りだして――――駆ける】
【向かう先は「ハニー」。残っていた八の刃を、刀の周りに纏わせて】


それ、――――――離してッ!!


【狙ったのは「ハニーの手元」。真空の、穿つための凶器を握る、そこに】
【斜め上から、振り下ろす。刀の軌跡に追従して、一の刃がニの刃が。三四五六七、八の刃が】
【夜を切り裂いて、はしる――】
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/27(日) 01:35:39.72 ID:FYLzi6hBo
>>694

人というものは、身近なものを最初に疑い、憎みますよ

【言ってから間も無く、彼女の蹴りが入る】

【文字通り、まるで分かっていたような動きで飛びのいて、蹴りを避け】
【防御の体勢すらままならない状態で無様に猫の突撃を受ける】
【身体能力は目に見えて低い 能力による補助無しでは到底戦えない】

【無防備な腹に猫の体当たりを貰って綺麗に仰向けに倒れた、まずは反射的な呻き声】
【次いでしばらく荒い呼吸、一度大きく息を吸って吐いて】

痛かったですよ ただの変わり者な女の子に、普通本気で打ちますか……?
骨は……ああ、意外に大丈夫みたいですね

【思い切り受けることで、その攻撃に関する情報も読み取れる】
【純粋に魔術――技術によるものなら、彼女にも使えるかもしれない】

はぁ…… 表情を読むのが得意って説明ではダメですか?

【確かめるように地面に手をおいて、それから力を込める】
【ゆっくりと起き上がって、向かうのは反対方向、リュックをおいたところ】
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 01:35:47.57 ID:+0crjj440
>>690 >>706

【彼はと云えば――動かない】
【死んでは無いのだろう。機械音が、五月蠅く木霊して】
【結局の所、「再起動中」なのだ。暫くは。其処で寝て過ごす事となる】

【――明りを無くした彼の目。彼。其れは正義にどう映ったのだろう?】
【そんな事を倒れる寸前。其の最後に思ったのだとか――――】

//乙でしたー!愉しかったです
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 01:37:18.77 ID:hxY8gdgSO
>>679

――……出し惜しみか、或いは殺し倦ねているのか。
何れにせよそんな生半可な覚悟で、何故敵≠ニしてオレの前に立つ?
正義/Justice≠阻みたいのか、試したいのかは識らないが……だが、な。

【双眸を鋭利に細めて青年を見遣り、人影はその眼光に冷たい感情の色を湛えて】
【頑なに、迎え撃つ¢ヤ勢を変えない。どうやら、彼女には理解らない≠轤オかった】
【……彼の、感情の機微というものは。この場に居る以上、何かしら思う所が有るのだろうが】


邪魔をするのなら、容赦はしない=Bそれと――その科白、そっくり返すよ。

【さて。空気を震わす咆哮、そして突撃――猛進する相手に対し、人影は短刀を交差させ】
【刀身――右に魔翌力、左に能力≠集束させ。白と蒼、色違いの光刃を成す】
【此により刃渡りを延長し、その切れ味を増強し。そして、真っ向から――――】


ぅ、ぐ――――おおおォォおッッ!!

【裂帛の気合いを発すると同時、化物≠フ一撃を受け止めた――――!】
【そのまま刃で胴を挟み込むようにし、反作用を以ってしてその身体に傷を刻まんとする】

【――だが、ウェイトや膂力の差は歴然だ。石の床を擦り、靴痕を刻んで彼女は後退し】
【やがて態勢を崩し、突進を受ける事となる。咄嗟に体を逸らしたまでは好い、が】

【拡げた腕が胴に叩き込まれ、痩躯はくの字に折れ曲がり。そのまま、宙を吹き飛ばされて】
【塀の内、並木道へと墜ちてゆく――――損傷は甚大。或いは、追撃の期も有るか】
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/27(日) 01:37:40.31 ID:adDjkk95o
>>697

はい、そちらがその気なら何時でも乾かしますよ?
ただし…火加減は調節できませんが

【冗談だと分かっていても悪乗り。わざとらしく単なる深呼吸をしてみたり】
【とはいえ、現在の彼女に、二回目の炎を放てるのだろうか】


───あはは、本当に不思議な刃物、ですね
熱で融かして…ではなくてそういう刃物なのかな?

ま、あんまり関係ないですね…そうだ!いいことを教えてあげます
この雷…流せるのは爪だけでは無いんですよ?


【そう言うと一番最初と同じように、爪を引く形で構えを取って】
【最初の一歩を踏み込もうと、後ろ足が宙に上がったとき、地面との間に稲妻が見えるだろう】
【そして、雷の魔翌力を爆発力に、速い初速を得て一直線に距離を詰めようとする】
【変形してリーチの大幅に伸びたサーベルにも臆さない。これが彼女の強さである】

いつでも………先手必勝ですっっ!

【同じく愚直な正面からの突進。だが速さが一番最初の攻撃とケタ違いだ】
【違うところは最初より、距離があること。これをどう活かすかで大きく変わってくるだろう】
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 01:39:08.94 ID:4xHVlEISO
>>704
【全身には無数の銃痕と斬傷】

【生きているのが不思議なぐらいだが不自然なほど急所は外れている。】

”…もう…痛みすら感じねぇよ…”
”…ちょっくら…でかい組織とヤり合って…な…”

【若干の自嘲が感じられる】
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/27(日) 01:40:32.77 ID:FlOaUh1Q0
>>682-683

(ふっ……エネルギーとしての吸収は出来なかったが…。)
(元より流れている、「人間の血の部分」に、カーネルの血が馴染んでいくのを感じる――)
(あの男の余りの尊大さと、能力に込められた何かが私に囁―――ク、ハハハハァァッ!!!)

【――確かに「吸血し収める」と言う点では、カーネルの血は吸収出来ていない】
【だが、覇王たる男の能力の洗礼を受けたそれは、櫻芽に何らかの変化を齎す】

【パワーアップではなく、その精神性への作用】
【脳裏に残響する特有の大笑が、「私」と一致していく】

ハハッ、「障害に屈することが無ければ負けない」――確かに的を得ているな
その理論を“実用”した人間の言う事だ、当然かも知れないがね。
他≒世界を悲観したなら、自分を信じるしか無い――恐らくは、私と相似する思考だ!!

――だが私にとって、それは結果論だよ
私は、本当に屈するべき“障害”――「運命」にはッ。
この幼き体を、老いた魂を、全て捧げてやろうと考えている…!!

【意気軒昂の体で語る櫻芽の身体を。ブレイドノイズが、更に深く切り裂いた】
【脇腹に紅が一筋走り、彼女の足元の河はもはや赤黒いだけと言っても良い】
【――「運命」なのか? ―――果して、この攻撃を受ける事が?】

もっともここでひとつ、考え直すべきことがある
「運命」の存在は絶対だが――言うなればそれは、飛び越えられないハードルなのだ

【謎を孕んだまま、いちど言葉は区切られ――】
【氷の煙が、櫻芽の上半身を包んでいく】

//続きます、遅れてゴメンナサイ!
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/27(日) 01:42:13.51 ID:FlOaUh1Q0
そう、「ハードル」と言う像を、「運命」や「事象」と結び付けたなら
己の力を高めることによって――それ以外は、乗り越えてしまう事が出来るッッ!!

誰の目から見ても君は、私より強いだろう――
君たちと闘う事は、これだけの多勢をもってしても、決死と言われるだろうものだ。

……そして私は、越えられないハードルを無理に跳び、墜ちようとはしない
君の様に、日向へ焼き尽くされに向かおうとする事もしない――

【これだけ言い終えると――白煙は櫻芽の体内に戻るように霧散して】
【櫻芽の身体の各所からどくどくと氾濫していた血河】
【それらが――ほぼ一斉かつ一様に、凍結を始めた】

その代わり「吸血鬼という野生動物」として生きられる限りの長きを生きる――その為に!!

――君を倒せば私は更に近づくだろうな、至れる限りの絶頂にッ!!!

【彼女の「悲観」――それは、自分の手が届く上限を定めることから始まる】
【だが吸血鬼としてのどす黒い本能と、カーネルの血が脳裏で騒ぎ立てるのだ】
【それ故の、どこか矛盾した様な言葉たち】


さあ、意趣返しを受け取りたまえ!!


             ―――――殺法・氷牙鬼=\――――!!!


【凍りついた「櫻芽の血」が、瘡蓋のように剥がれおちて】
【粘土の如く合わさり、自在にこねくり合わせられることによって】
【―――翼で人を覆い隠せるほどの、巨大な紅血の「コウモリ」が形成】
【ここまで太れば、もはや翼竜だとも言いたくなるだろうか】

【櫻芽の放った冷気で生まれる、相対的に生温い風を翼膜に掴んだそれは】
【カーネルの胴へと滑空し、突撃をかける――】
【スピードとサイズの相乗効果は、当たれば極めて純粋ながら大きな威力を産むだろう】

【その攻撃が成功すれば、更に】
【巨大な腕を用いて、カーネルの身体を包むように抑え込もうとする】
【――操っている間、櫻芽は一歩も動かない】
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 01:43:28.94 ID:EKRYSDwZo
>>707

フムン、案外ぐったりしてんのな……。
いや、オレが自分に甘く他人に厳しいだけだよ?

【その言葉の通りなら最悪の人種の出来上がりだが】
【言うまでもなく冗談をふくんでおり、その表情は悪戯っぽい笑み】

(ん?……カラスが消えたか、杞憂に終わって良かったかな……)
おーい、生きてるかー?おーい?

【傘は朽ちた、ルージュの雨はそのまま身に振りかかる】
【本来、その血はウェル子の物である筈なのにあのカラスの血のように感じられたのは郷愁か……】
【それは兎も角として、エルフェスはウェル子の近くで膝を付き「ぺちぺち」と意識確認の為に頬を叩こうとする】

>>702

んお?……あー、どういたしまして。
つーか久しぶりだな、何もこんなトコで顔を合わす必要もないと思ったけど元気してたか?

【無事である左手をルシアに向け軽く振る】
【彼女と会うのはいつぶりだろうかと、思い出そうとして思い出せなかったのでやめた】
【いい加減なヤツだった】
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 01:43:52.98 ID:btvnLkiSO
>>706 >>711
【吹き飛び、そして自らの能力で撤退したレギンに対して、デイドリィムは】
【“包帯”を消して、ゼビレイが倒した、“神の焔”を、横目に】

『……ガキじゃないですから』

【勝ち誇るような笑みを浮かべながら、そう言ったとか】

【戦利品はデイドリィムが回収して……後日、新たな武器となるのは、また別の話……】

/乙でしたー!
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 01:45:13.34 ID:qi1NcTEjo
>>714
”なるほど、よくある話だ”

【少女は処置台に寝かされた青年を眺めながら、ちらりと傷を見る】
【なるほど、先ほどの出血量は納得だ、といわんばかり】
【しかし、あっという間に傷が消毒、腕に輸血パックを点滴され、秒針が一つ動く間に2往復するような速さで縫合されていく】
【この医者の技術、まさに神業。そういうほかない】

”しかし解せないね、そんな組織に入っておいて、抗争引き起こしておいて死にたくないとは”
”あれかい? よっぽどやりたいことがあったのかい? そんな身体になってまで、裏世界の人間に身をやつしてまで”

【猫少女は、処置台の開いたところに頬杖を付いた】
【気だるい午後にテレビを見るような気軽さ】】
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/27(日) 01:48:32.36 ID:FlOaUh1Q0
//>>716に入れ忘れです!
//【だが蝙蝠の膂力は言うほど強くないため、捕獲への抵抗は容易だろうか】
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/27(日) 01:52:55.77 ID:FlOaUh1Q0
>>701

あのコウモリを見ろ
私の血だけで作ったのなら………失血死だ

【早口に――吟雪に、投げ掛けた】
【紅ばかりが目立つコウモリだが、周辺の水や氷の煙】
【そして、吟雪の水を冷凍したものを。構成要素として大量に含んでいる】
【これこそ、本当の水増し―――】

//いちおう、書いておきます
//レスは、不要です


722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 01:53:25.05 ID:Pko15YMDO
>>687(リン)
【隣に降り立ったリンの「一緒に戦う」という言葉に、不意にハッとした様子を見せ―――】

―――まさかこんなところで、「共に戦う仲間」を得られるとはね―――

【どこか皮肉っぽく、しかし嬉しそうに言葉を紡ぐ――爛々と輝く炎の翼は、パニーの未だ絶えぬ意志を代弁するようで】

例え死の彼岸を知っていたとしても、あたしたちは確かにここにいる―――
さぁ、あたし達の炎で、カーネルの紅き覇道を照らしましょう―――!!

【炎の翼は火勢を増す―――彼女の戦う意志を雄弁に示す――!】

>>693(花城)
【高らかなる花城の名乗り―――それすらもパニーの戦意を高ぶらせる】

お互い退く気は無いってわけね―――!
来なさい爺……この城をあんたの棺桶にしてやるわ!

【そして花城の奥義が―――花びらが、戦意が、殺意が迫り――】

黒炎、白炎、蒼炎、紅炎、黄炎、翠炎―――踊り狂え!

【その言葉と共に、6つの翼が各々6つの色を纏い、翼たちがパニーを起点に広がる―――!】
【黄色い火柱が花弁を焼き、白い閃光が跳ね返し、黒い猛火が喰い穿ち、紅い爆炎が飲み込む―――だが、足りない】
【なおも殺到する花弁の斬撃は、確実にパニーを刻んでいく―――彼女が膝を着く】
【だがまだ戦意は消えていない―――残った意識でもって、青い翼が切り離され、飛翔する――
―――大剣並みの大きさの蒼い刃が回転しながら飛翔し、花城の胴を両断せんとする軌道で迫る―――!!】


【そして桜が止む頃には、四枚のボロボロの炎の翼を背負ったパニーが倒れ伏して―――「四枚」?】


>>708(クルス)
【そう、この少女も討たねば勝利は果たされはしない―――だからパニーは半ば無意識に、その翼を「放っていた」……!】
【緑色の炎が持つは「透過」の力―――
―――『花城の気』をすり抜けるよう定義された翠の羽根は、クルス自身を直接狙い―――撃たなかった】

【巨大な炎の矢が飛翔した先は、クルスの投げた十字剣―――
両者は衝突し、翠の炎は飛翔する十字剣の勢いを大きく殺してその役割を終えるだろう】
【……無意識のうちに、リンを守ろうとしたのか?】
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 01:53:31.79 ID:1HklHepko
>>712

【最速、躊躇いの無い硬度任せの暴走列車の一撃】
【それは、全て――――己へ帰ってくる】


ッ゙―――――

【刃が己が鋼鉄の如き肉を裂く熱さが有る】
【それでも無理に身体を押し込めば更に疵は広がり――――】

(マ、ズ―――)

【―――撥ねたか】
【そう思うと行動はどちらが先だったか】

【吹きだす鮮血の熱さすら忘れて、吹き飛んだ彼女の方へと駆け出して】
【城壁の上から飛び出すと、服乃至足を掴もうとして】

【その直後に城壁へともう片方の腕を突き立てて無理矢理ブレーキをかけようとするだろう】
【もしつかめなければ―――彼もまた落ちていくだけだ】
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 01:54:04.80 ID:4xHVlEISO
>>719
”順序が逆…なのさ…”
”…生きるには…そう…せざるを…えなかった…”
”んだが…な…”

【開かれた瞳の先はぼんやりと宙を漂う】
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/27(日) 01:55:00.19 ID:Yh7MLA/oo
>>707

う、わ、わ――――

【突如、滝の様に降り注いだ「黒い羽根」に驚き、わたわたと慌てふためいて】
【幾つかの赤色の雨が、頬や手に触れて、紅い筋を幾つも作る】
【黒い服装は血の色をも吸収するが、白に近い肌、銀の髪は其れを許さず赤に染められて】

【現れた時と同じ様な閃光を持って消えていったカラスを見送り】
【ウェル子の前に膝を着いたまま。もう一度、その顔を覗き込もうとして】

……ウェル子、ちゃん。

【倒れこむ直前、一瞬だけ見えた、疲労を湛えた瞳】
【うつ伏せに倒れたウェル子にはエルフェスが手を伸ばした為、今はその様子を見守る事に】
【死んではいないだろう、と言うのは、只の予想か、それとも願いか】

>>717

ん、お久しぶり。
次会う時は血を見ない場所でお願いしたいけど、それなりに元気にしてたよ。

【そっちは? と言おうとして、言葉を止める】
【エルフェスの右腕は、先程の攻撃で負傷していたからだ】

【何となく言葉を止めてしまったルシアは、微妙な表情でエルフェスの右腕を見た】
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/27(日) 01:59:55.97 ID:7/IWiCG7o
>>717

……………………

【返事はないが、息はある】
【普段のウェル子なら容赦なく払いのけるはずの頬叩きも、今は甘受するしかなく、】

>>725

【……無論、死んではいない】
【いや、死ねないのだ】
【彼女は、こんなところで死んではいられない】

【上司や同僚、目の前の敵、果ては義妹ですら、まだ絶望に誘っていないのに】
【ここで果てるなど、そんなのは、天が許せども、ウェル子が、カラスが、死神が許さない】


/最後の最後に、続きます
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/27(日) 02:00:49.03 ID:7/IWiCG7o
>>717>>725


【――そして――】


……………………「さようなら」――――――――


【ウェル子のすぐ真下に、「黒い水たまり」のようなものが出現したかと思えば、】
【それにとぷん、とウェル子が飲まれ、水たまりもすぐ消え失せる】

【――転移装置による逃走】
【もはやノクトクルセイドの者のお決まりであるが、とにかくウェル子は帰ったのだ】

【きっとまた、彼女は、絶望を振りまくために現れる】
【何度も、何度だって、何度だろうと、決して変わること無い後ろ向きの全力疾走】

【「道」が、一つしか残されていないなら、選択肢は「前」か「後」のみ】
【同じ道を歩く者もいなければ、その道へ付き添ってくれる者もいない、そんな荒れ道】
【「前」か「後」か、選べただけわたくしはマシだ】
【そう言って、二者択一の中から「望んで選んだ道」を走り続ける】

【そうだ、ウェル子は、負の選択肢を取っただけの、ただの「悪」】

【……ただの……】


【――――――――――】


【……私だけ絶望に取り残されはしない――】
【一人は……もう……嫌です――】
【みんな……一緒……です――】
【みんな、みんな――一緒に、絶望の淵で……壊れてしまいましょう――】


【いつだったか、ウェル子が、ある同僚に漏らした言葉】


【それはそれは、さても妖しき、「聞こえないはずの声」が、玉座の間に、こだました――――】









                ……なんて、ね――









【絶望の水先案内人――かく、語りき……?】


/vsウェル子組は、これで終了と致します! お疲れ様でございます!
/あ、もちろんお二人の会話が続くならそれはどうぞご自由に!
/とにかく、ここまでのお付き合い、本当にありがとうございました!
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/03/27(日) 02:00:53.84 ID:sBMM3jS5o
>>676>>700>>709


【とん、とん、とん、  ……――とん、とんとんとんとん】
【……運ばれる『足』は、調子を取るかの様に定期的に地を叩く】



   ≪ 阿 ≫。  【血液の球は、『球』の儘に集った】

   ≪ 阿 ≫。  【声と共に、其れ等は波打って=z

   ≪ 阿 ≫。  【朗々たる声は、庭園に似合わない】



   ≪   ……………………………。 あぁ、『 判った 』。



【――――ぴたり、と、戒能の動きが止まった】
【其れは、噴水を壊された≠ニ認識したからだろうか……確かに其れも、理由≠ナは有るのだろう】
【だが其れは、確かに“他の三人”の「言葉」に反応したから、と言う風にも受けとめられて――】



…………マロンちゃん、君は『救い』を求めてるタイプの人間か。
うん、俺は好き≠セよ、其の考え方―― でも、「甘い」。


――――君、≪R.I.P.≫に与してる身で、そんな事を唱えていいと?


この国で最近起こった事、知ってるだろう? ……ザンシア君とか言うのがやったアレ。
如何見ても、“屑の所業”じゃあないか。 アレで『幸福が減らない』とでも?
……今回の襲撃だって、俺には「怪我人を引っ叩いてる」様にしか見えないぜ?
多分、君が一生に“救える”以上の数の不幸が、生まれてるだろうさ。
……あぁ、若しかして君、『この世界に真の幸福が無い』なんて思ってるのか。



【――不思議そうな顔、だった】

【「何でコイツは此処に居るんだ」とでも言いたげな……そんな顔】
【思わず水と混じって地に落ちる血≠ノ、何の対処も出来なくなる程に】
【嗚呼、でも其れは、仕方の無い事なんだろう】


――……幸福が有るから不幸が有る≠じゃないか。
そんな解決法を使って貰っちゃ俺は困る。


………………… 俺が自由にブッ潰せる幸福が無くなる 



【―――――――この男も、屑≠セ】


【彼は只、『端末』を取り出すと……攻撃中止=z
【“撤退準備”をしつつ、下らなさそうな顔で――三人≠眺めていた】


/申し訳ない、お待たせしました
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 02:01:00.48 ID:qi1NcTEjo
>>724
”生きるには、か”
”そうか、そっちか”

【青年の口に詰めたタオルをはずして近場の洗面器に放り込む】
【予備のタオルを手にしたとき、傷はものすごい勢いでふさがり続けていた】
【それをみて、少女はタオルを口に詰めるのをやめる。ちょっとつまらなそうにも見えるのは何故か】

”でも、その結果がこれだ。必要に迫られ、生きるための選択の結果、今君は死にかけてる”
”ひょっとして君は、こうなることがわかってたんじゃないのか?”
”いずれ酷い目にあう事を覚悟して、そのときは覚悟を貫いて”
”…それで、いまその覚悟に背いて怯えるのは、何故だい?”
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/03/27(日) 02:03:30.45 ID:BtnCl0W10
>>696(ツァーリ)
「……見切った。……『風』か何かかと思っていたが……『重力』……か」
【右腕は力なくぶら下がっている――恐らく、凄まじい激痛だろう】
【だが彼は、表情も、声色も、一切変えることなく。左手で、斧を拾い上げて】
【……いや、違う。微かに息が荒くなっている。……痛覚が無いわけではなく、精神力か】

【そして、ツァーリが放った、最後の一撃は――】

「……ッ、……ぐッ、……――――お、……!」
【ずん、と。その傷に、深く叩き込まれて】
【ヴュネルドは――これも、彼が戦いに出て。“彼”以外には成せなかったことだが――片膝を、ついた】
【……しかし。サングラスの奥で光る鋭眼は、まだ死んでいない――】
【――苦痛に悶える息を必死で整え、ヴュネルドは……淡々と紡ぐ】

「……ッ、は……、……己は……まだ、闘える。斧を振るえる腕がある限り、動ける足がある限り……」
【……震える左手を伸ばし、機械斧を掴む。……まだ斧を振るう力が残っているのならば】
【倒れこんだツァーリに向かって斧を振り下ろせば――勝敗は、決するのだろう】
【……だが、ヴュネルドの身体からは。立ち上っていた青白い炎のようなオーラが、掻き消えて】

「だが……これ以上続けるのも、……無益、か」
【――彼は。ゆるりと、遠のいていた死闘を。カーネルらの戦いを、見やる】
【その言葉が意味するものは、――】

>>698(重太郎)>>701(吟雪)>>703(オーベール)>>705(緋天)>>715-716(櫻芽)

……このカーネルを謀るとは、……ッ……威勢だけでは……無い、か……!
【あの状況で、能力らしきものの産物とはいえ、跳弾で彼を狙うという技】
【それを狂い無く実行してみせ、更に追撃の機を伺う重太郎を見据え――】

……ッ!?、く、はッ――――!、……オーベール、ッ……!
【オーベールの命令により、右膝に劈くような痛みが襲う】
【が、それを。歯を食いしばって耐え切り、カーネルは。迫り来るオーベールを見据え――】

(チ、……――――当たらん、全てッ……!)
【……突如消えた水の音に、意識を一瞬削がれながらも】
【――4つの刃を全て回避して迫り来る、緋天を見据え――】

――――き、さまッ……ら……!
【水流を用いて鎚を回避し天へ至り】
【更にその体勢から、何処までも追撃を繰り出さんとする吟雪を見据え――】

ッ、……く、ッ……そ―――ー!!
【――そして。昂揚した様子で『運命』の論を口走りながら】
【凄まじい、最早ワイバーンにすら見える血のコウモリを放った櫻芽を見据え――】


【短剣に乗せて放たれた凍銛を】
【薙ぎ払われる鎌を】
【振り下ろされる両脚の一撃を】
【今にも解き放たれんであろう魔銃の波動を】
【直撃すれば己の全てを喰らい尽くすであろう血竜の突撃を】

【加えて、】

『……――まだ、だァッッ!!』

【復活した紅丸の、槍撃を――カーネルは、】


…………――――く、ぁっ、……――ッの、ォ……


ぉ、……ォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!


/次へ
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga sage]:2011/03/27(日) 02:04:44.10 ID:yVkGhGWJ0
>>710

それはそれ、これはこれ、ですわ。
嫌になったらやめればいい。
やめられるかは分かりませんけれど、やめるという道が無いわけではない。

【憎んだならば、やめればいい、と】
【あっさりと、少女はそう返して】
【「しなきゃ死ぬというわけでもありませんのよ。」、とも、付け足す】

【相手の身体へと体当たりを当てれば、猫は、ぱちんと音を立てて、はじけ飛ぶ】
【グリーンアップルの魔力の欠片は数度、地面を跳ね、そのたびに小さくなり、そのうちに失せて】

【猫の体当たりで倒れた相手を見下ろし、ひとつ、息を吐く】
【それから、木箱から降り、相手からなるべく遠い道を通り、相手の居る側ではない道側へとたどり着き】

ええ。
わたくしも、女ですもの。
良かったですわね、男性で無くって。そしたらもっと痛い目を見ていましたわ。

【左手でぎゅっと、キャッツアイのペンダントを握り締めながら、あっさりと言い切る】
【女子であれば、女子を撃つことも厭わない、と】
【それから続くのは、そんなことで。表情にはいくらか笑顔が戻り、にこりと笑んで】

【読み取れることは、「猫の属性を持った魔力であること」】
【魔力として様々なことに使えもし、固めてやれば猫と同じような仕草をする】
【そんな、どっちつかずのような、どっちにもついているような、そんな正体】
【なお、これは構成魔力についてであって、形を作るまで。それを操作するのは、彼女の能力が大部分を占めていて】
【自分の魔力を、ほぼ考えることなく操作することが出来る。そんな、魔力と能力、どちらも使った戦い方】
【魔力の扱いなんかに長けていれば、真似することも。可能であろう】

ええ、駄目ですわ。
今なら見逃して差し上げましょう、鞄を回収してどこかへ言ってくださいませな。
もう夜中ですもの、ねぇ?

【どうやら、その説明は信用しないらしく】
【彼女から溢れた魔力が、彼女の足元で、ひとつ、ふたつ、と。固まりはじめ、ゆっくりと猫の形を成していく】
【今ならば許す、と。どこか、上から見た発言をしながら、ゆるりと首をかしげた】
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/03/27(日) 02:04:52.23 ID:BtnCl0W10
>>696(ツァーリ)>>698(重太郎)>>701(吟雪)>>703(オーベール)>>705(緋天)>>715-716(櫻芽)>>730
【――全ての攻撃が。或いは、全ての意志が交錯した中心】
【カーネルを撃破せしめんと、それぞれが放った攻撃は】

【……恐らく、その場の誰にも。『手ごたえ』を、与えることはなく】


…………、……『屈辱』……

……なるほど、な


……これが、……『屈辱』……か……!

【……カーネルは。その場に、佇んでいた】
【ただし、河にしゃがみこんで。流れる水に、或いは河にたゆたっている血に手を触れて】
【己の血、他人の血、全てを集結させて、自分自身を包み込む『バリア』を、生成した状態で……だ】

【……彼は、凄まじいプライドを持つ。今まで、どんなに攻撃されようとも】
【明確な、これほどまでに明確な『完全防御』を、カーネルはしなかった】
【いつだってカウンターを狙うか、攻撃をすることで最大の防御とするか……その二択】
【……今彼は、初めて。確かに生命に危機を感じ、完全なる防御に徹したのだ】

……新たな能力を……力を得て……浮かれていたと……
……認めざるを得まい……、……この湧き上がる感情ッ……どうしようもなく――
……自分自身を許せまいと燃え滾る、これがッ!このドス黒いものが、『屈辱』かッッ!!


……いいぞ

クッ、ククククク、……クハッ、ハハハハハハハハハハ……
クハァーーーーーーーーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッッ!!いいぞッッ!!!
く、くくっ、ククククフフフフフフははははははははっ……、……オレは……負けたのかッ……!

だがッ……この『敗北』は……必ずや『次』につなげてみせるッ……
これは……『撤退』だ。無様な『撤退』だ。それを心に刻まねばならんッ……
――しかしだッ!!この『屈辱』!!決して忘れることはあるまいッ!!
ならばこの『経験』!『糧』として、『動力』として……必ずやオレは、更なる力を手にして舞い戻るッ!!

櫻芽と言ったか……
『運命』の存在が『絶対』……ああ、間違ってはいない……オレもそう考える、が……
……最早、オレは何ものにも屈することはないッ!今、この敗北に誓って見せよう――
『運命』がオレたちに『滅べ』というのならッ!!オレは『運命』すらも『斬り裂いてやるッッ!!』


……この、屈辱をッ……

【――カーネルは。右手に持った光剣の出力を調整し、『短剣』として――】

この身に、刻みッ……!

【……――ぞぶ、と。自らの胸に、突き立てて】
【吐血を零しながらも、愉悦の表情――狂気を貼り付けたように、ぎりぎりと傷で線を引き】


――≪理想郷≫へ、…… 『至るッッ』!!


【――胸に、血十字架を刻み込んで。カーネル=アドルフ・レルゼクムは――】


……忘れる、なッ……!…………――――――――!!


【――最後まで。その瞳から、闘志を失うことはなく。『転送装置』で、離脱するだろう】
【戦いには勝利したはず、なのだが――……去り際の彼の、異様な気配が。心に一筋の不安を残すかもしれない】
【一方、残った紅丸は、『……くッ、そ……!』と小さく零して、膝をついて】
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 02:11:21.93 ID:4xHVlEISO
>>729

”…覚悟なんてそんな上等な物を持った覚えはなかったな……”

”ただ…死が怖かった…ただ…な……”
”いつかこうなる…とは思ったが……”

”選択したときは殺されるか従うかの二択だったのさ……”

【彼の瞳は、自分誇り高く死ぬ勇気の持てない屑だ。と語る】
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 02:11:32.91 ID:EKRYSDwZo
>>725

絶賛血溜まり中だけどな、いや実際転がりまわりたいくらい痛いんだぜコレ?
多分次に来る痛みは頭痛だろうから……今から嫌になってきた。

【わざとらしく右腕を左手で指し】
【どうやら既に自分の言う事を聞かない右腕の対処に悩んでいたらしかった】

>>726

のーれすぽんす、つまらん……。

【そんな事を言いながらも「ぺちぺち」と叩き続けるコイツはもしかしなくても嫌なヤツ】
【ちなみにニヤニヤ笑っていたりいなかったり】

>>727

んお……!?

【この「黒色」は自分の支配下ではない】
【だとすれば操作しているのは目の前のウェル子しかおらず】
【次の瞬間には彼女は何処かへ消えた】

……だー、逃げられちまった。
こう手の内からするり抜けていく感じがスッゲー腹立つぅ……。

【「きー」とヒステリックに叫び地団駄を踏む】
【それも右腕に響いていたかったので即止めたが】

ま、聞きたい事はまた今度会った時にでも問い詰めて……いや尋問してやる。
今回は見逃し、次は確実に……だな。

【ウェル子の退散で緊張の糸が緩んだのかエルフェスはその場に座り込む】
【大きな溜め息を吐いて、全身の力も緩めるのだった】

/乙でしたー!
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 02:14:57.49 ID:q5YxPhEDO
>>713

ふふ…カッコいいでしょ?これだけじゃなくて、弓やライフルなんかにもできるんだよ?あんまり使わないけどね

【しなやかに伸びるサーベルをバシンッ、と橋の上に叩き付けて感触を確かめる】
【立ち位置から一歩前に踏み込んで、自身と少女との正確な距離感を把握して、いつでも迎え撃てる体勢を整えて――】


……――ッ、ふーん…器用なもんだね――!!

【雷の力を応用した加速――それは想定外のスピードだったが故に、内心で一瞬動揺してしまった】

【突撃に対して思案する間など無い―――速度の差が有りすぎるため、たとえ避けることに成功したとしても今度こそ大きな隙ができてしまうだろう】

【幸いなことに少女の動きはさっきと同じで一直線。対処出来ないこともない。再び一歩、踏み込んで―――少女に向かってサーベルの鞭を大きく振るって一撃を与えようとする――単純な攻撃には、同じことを】

【先に言ってしまえば、この"鞭"は打撃≠ナはなく、斬劇≠ナある。まともに受けてしまった場合は、刄が深く身体に斬りかかるだろう】    

736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/27(日) 02:16:35.14 ID:9rxhTa/5o
>>730>>732

………………ちぃっ!

【川に背中から落水して。溺れる程の水量は無くとも、顔の血が水で流れる】
【一瞬だけ両目で見た光景には、明確な勝利は映っていない】
【仕留められずに悔しがると言うより、期待した手応えが無かった空虚さ】
【100の成果を期待して1でも欠けたら不平を零すような、贅沢な怒り】

【川の中、上体を起こし。早、血に隠れた右目は閉じたまま、左目一つ】
【カーネルが己の身に、傷を刻んでいく、その行程を見て】


……その傷は、目立つようにしとくんだろうね

【「誰かさんの腕みたいに」とまでは続けなかったが。消えて行くその姿を、血に酔う笑みのまま見送った】
【きっと、次はもっと楽しい。次はもっと酔える、次はもっと気持ちいい】
【自分で殺せるチャンスは、もしかしたら今日が最後だったのかも知れないが】
【更に強くなり再び立つだろうカーネルの、その勇姿と印象深い笑いを思い浮かべて】

あー………楽しかった

【ばしゃん、と。もう一度、川に身を預けた】


……紅丸だっけ……大丈夫ー?
結構ざっくり行ってた様だったけどさー………それより、寧ろ

ねえ、どう思った?昔を知ってる人間として
強さとかそーいう事じゃなくてもっとこう、遠回りだけど……ほら、性格?とか

【其処に居る彼に掛ける言葉は、戦いの緊張感から抜けた為か、妙におぼつかない】
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/27(日) 02:17:00.97 ID:gFFP54Y60
>>693(花城)>>708(クルス)>>722(パニキュレータ)
ええ…
【パニキュレータに優しく微笑み】

あら…私は眼中にないのね
まあ…助演だから仕方ないわね…
【溜息をはき】
【悪魔の魔翌力が膨れ上がり】

《燃やせ》《暴れろ》
【炎が鞭の形になり燃え上がり暴れるように、花城とクルスに向かい4つずつ向かっていく】

しまっ…!?
【クルスが放ってきた聖なる攻撃…ゾンビである自分にはマズイ】
【ましてや頭を潰されたら死ぬ彼女にとってはデッドポイント…】

【間に合わな………】

あ…
【それを救ったのは聖剣に放ったパニキュレータの攻撃。それにより弱まり】
【彼女は右腕で聖剣を防ぐ】

ぐっ……
【ゾンビになってから初めての痛みにより顔を歪ませ】

お前っ!!…ゾンビだから殺そうとしたな!?
私はゾンビになっても私は《生きたい》のよ!
ゾンビに人権がないかっ?人じゃなければ全て悪か?…

人を弄ぶ奴も大嫌い!!…
地位とかは高い癖に他人を利用して自分はなにもしない奴も嫌い!
そして…私はカーネルの邪魔をする奴を…彼の理想を邪魔をする奴と…敵対する
【クルスがゾンビである自分を殺そうとしたと叫びながら】


私は悪魔により殺された
悪魔により屍人として生き返らされた
記憶を弄られ、偽の復讐の為に生きた
騙されたのに気付き再び死んで悪魔に身体をとられた
………けどね!!私は《生きたい》の
悪魔が消滅したおかげで私はゾンビとして生きてるの!!
貴女が再び私を《[ピーーー]》なら、私は貴女に抵抗するわ!!
【怒りの視線をクルスにぶつけながら】
【《ただ生きたい》ゾンビは】

正義を掲げる人は何処までも非情で残酷になれる……
貴女もそんな人間かしら?
【少女を見る】

パニキュレータ!?
【自分を助けるよう炎を操作してくれた彼女を支えるようにし】

……くっ
【彼女を庇うように前に出ようとする】
【自分ももう限界が近いのに…】
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/27(日) 02:19:30.41 ID:uCRcneaAO
>>732>>730

……ばれたか

【小さく呟くのはふざけた言葉――しかし、やはりどこか愉しそうな響きを孕み】
【かふ、と、一度だけ血を吐き出すと、そのまま最後の一撃を天に任せた】

【膝を付いた彼の横で痩躯が落ちて、刀が掌から落ちるのと同時】
【ほぼ反射的に右手で最後のナイフを引き抜いて、ヴュネルドの踵付近に添えようとするだろう】
【実際は疲労困憊といった状態でそんなことは出来ないのだが、それでも、彼の「まだ闘える」という言葉に対する意地か】

【そして――ヴュネルドから漸く視線を離すと、久方ぶりにカーネルを瞳に映して】

【――ぞわりと、した】
【恐怖とは違う。それではなく、もっとドロドロに煮詰められたタールのような、】
【暗黒色の中に血を混ぜたような――そんな、奇妙な色彩を『知覚』した】
【ついで、この死闘の中でカーネルが遂げた成長を気持ち悪いと思った】
【なんだろう、アレは……シルバーソードとは一線を画する何かを感じる】
【おそらくはフィールドが違うのだろう。カーネルが立つのは、もっとずっと深く、暗い何か――】

――まだ、強くなるのか。“化け物”め

【笑うように呟いてから、恐らくは後を追うようにして撤退するのだろうヴュネルドに視線を向けると】
【一言だけ、最後に尋ねるだろう】

あの馬鹿に、何か言いたいことは?

【或いはそれは、ヴュネルド個人に対する好意から生まれた感情が、なにも考えずに口から転がした言葉だった】
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/27(日) 02:20:44.24 ID:Yh7MLA/oo
>>726>>727

……あ――――――。

【静かな沈む音と共に、黒の中にウェル子が飲み込まれる】
【手を伸ばすよりも早く、ウェル子は逃げ去ってしまった】

【然し、その事にルシアは悔しさよりも安堵を覚え、ほ、と息を吐く】
【そして】

―――「また会おうね」。

【黒い水溜りも既に消え去った室内で、小さく呟いた】
【お互いが生きていれば、また会えることもあるだろう】
【もっと別の場所で会えば、もっと別の話が出来るかもしれない】
【“希望”はまだある。絶望する理由なんて、何処にも無かった】

>>734

【エルフェスに習うように、膝をついていた姿勢をやめ、立ち上がる】
【お陰でエルフェスを見下ろす形になるが、当然気にもせず】

貴方は貴方で大丈夫そうじゃないね……。
治療、居る? っても、応急処置位しか出来無いけど。

【「消毒したりー、固定したりー」】
【ルシアが挙げる物はどれも本当に応急処置】
【何時かの様に魔術による治癒を行おうとはせず】

【立ち上がった序でに、戦闘の際に落ちたシルクハットを拾いに戻った】

/お疲れ様でしたー!
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 02:22:06.21 ID:9tdizxQdo
>>708>>722>>737
【振るう、無数の櫻の花弁を】
【自己の肉体、自己の命を削り成される櫻の気だ】
【花鳥風月一派における気は“生きる力”、その源は肉体である】
【そして、その肉体其の物を気に変換するのが、老人の奥義、終之極-花鳥風月だ】
【……故に、一時的に莫大な力を得るものの、その反動は、生命力の枯渇にある】
【長く戦えば、其れだけ“命”が失われる。奥義ともなれば、その消費は、凄まじい物】
【だが、そうまでしても。倒すべき敵だと、そう判断したからこそ、老人は全力を以て、パニキュレータに当たるのだ】
【死ぬかも知れない?そんなモノは関係ないのだ。むしろ、死ぬかも知れないからこそ全力を出さなければならない】
【死んだ時に全力を出せなければ、きっと後悔するから。そう思っていて、それは多分間違いなくて】
【故に、自分の全てを掛けた奥義で。死ぬならば死ぬで、前のめりに死んでゆきたいから、だから――――全力ッ!後先など考えないッ!!】


おおおぉぉおぉぉおっぉおぉぉぉおぉぉおぉぉぉぉぉおぉぉぉおぉぉぉぉおぉ――――――ッッッッッッ!!


【退くは死ね、逃ぐるは死ね、臆すならば死あるのみッ!!】
【故に、引くことなどあり得ない、引くことなど出来るはずが無いッ!!】
【だからッ!更に一歩、もう一歩ッ!前に歩みを進めた。青い刃が迫るのなど、もう見えていないッ!】
【其れでも花城は、進む。右手には、残る一輪の花びらが】
【その花を握りしめた、花城は――――――】
【その手に、残る気の大半を注ぎこむ、そして、その腕を――――ッ】
【――――――振るうッ!!躊躇いなく、引くこと無く、臆すること無く、逃げること無くッ!立ち向かうことを選択したッ!!】
【撃ちあう、腕と刃。が、が、が、が、が、が、が、がががっがががっがががががっががががががっががががががががっがががッ!!】
【刃と腕。そんな本来ならば両断されても仕方のない物。それに、花城は挑んで、その腕に、文字通りに《命》を掛けて……】

う、ぬ……ぉ、っ……ッ!

【び、き、り。と音を立てて、老人の腕が、砕けた。その瞬間、青い刃も砕け散って】
【……ばっ、……た。花城は、倒れこんだ】
【右腕は、肩の先から失われている、まるで元から無かったかのように、そして、そこからはしとどに血が吹き出して】
【……土気色の皮膚。かさかさに渇いた唇。濁った瞳。艶のない髭。どう見ても、老衰寸前の老人の姿、之が反動。そして、花城はおそらく、敗北していた】
【炎を受けて。体が、燃え上がっていく。既に戦うすべはない。其れでも刀だけは離さない】
【……暫くして、炎が吹き飛んだ。妖刀が、かた、かた、がたがたが、と震えている】
【主に傷を付ける物を許さないとばかりに。死にゆくかも知れない、花城の安息を守るかのように】
【《ただ生きたい》ゾンビは、この老人が見えるだろうか】
【誰よりも、生きることを駆け抜けようとした老人が、《死》に近づいていくことが】

……く、る……す。じょう、ちゃ。

【カサカサの唇を、渾身の力で動かして】
【指先に、摘まれていた、一欠片の桜の花びら。ごく、僅かな。 《命》 を 《力》 を】
【花城は――――クルスに向けて、送り込んだ】
【触れれば、すこしだけ、元気が出るだろう、すこしだけ、力が得られるだろう】
【これが、今の老人のせいいっぱいだった。】
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/27(日) 02:22:58.66 ID:FYLzi6hBo
>>731

まあ、痛いのは慣れてるからいいんですけどね
骨や内臓がやられると困ります

【慣れているからこの反応なのであって、本当に“ただの変わり者の女の子”なら動けないほどのダメージ】

見逃す、という表現はどうかと思いますよ 私は客として見られてはいないのでしょうか
っとと 結構汚れちゃいましたねー

【服をはたいて、軽く汚れを落とす 自身の能力ゆえ、汚れている箇所が見えないところでも、分かる】
【それからリュックを取るために手を伸ばし、その手の中の指輪に目が止まる】

もう夜中ですからね 心配させるのはよくないですが……
心配させてみるのもまた一興でしょうか

【猫と彼女と指輪と、順番に眼を移していって】
【最後に猫に視線を戻して、溜め息】

次に会う時は用意しておきますから、金額のほどを教えてください

【戦いに自信が無いわけではない 死線を数回越えている 越えた経験を数百回読んでいる】
【ただ、お金で解決できる問題のために戦うのは“無駄”が大きいと思った】

ああ、あと死体の話は嘘じゃないですよ 行ってみるといいです
それとも時間が心配ですか? 朝日まではまだまだありますから大丈夫ですよ

【一度失った信用はそう簡単には戻らない】
【ならば相手の弱みを見せて、優位に立とうとする】
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 02:24:02.41 ID:hxY8gdgSO
>>723

(――ッ、う……阿呆が、この程度で、オレが死ぬかよ……!)

【視える、だろうか――その身を跳ね飛ばされ、焦点の定まらない人影の双眸】
【――其れが未だに、強い光を。蒼色をした戦意を、確かに宿している事に】

【この女、この期に及んで――まだ戦う心算で居るとでも云うのか?】
【そんな疑問を、微塵でも青年が抱いたとしたら。いや。抱かずとも、答えは是≠セ】

【ぐるり。宙空にて身体を回転させ、姿勢を制御し――――】
【彼女が次の瞬間放った、左の廻し蹴り≠ェその証左である。それは、攻撃でなく】

【自分は死なない≠ニいう意志表示であり、また塀を離れつつある彼を】
【城壁の付近へと吹き飛ばし、腕に因る急ブレーキを掛けさせる為の一手】


っ、くぁ……う、ぐッッ!!?


【成否を問わず、助けを拒んだ彼女は落下してゆく。折れ飛ぶ並木の枝に、近付く地面】
【叩き付けられるすれすれの所で身を翻し、先程と同じ衝撃波≠真下へ放ち】
【ダメージを最低限に抑えて、五点着地を決めた。――人外じみた身のこなしだ】

【――だが、軽くは済まない。減じて尚凄まじい衝撃が全身を貫き、傷付ける】
【背や腹の皮膚を枝に引っ掛けて破いた傷が、それこそ可愛く見える程に】

(……脚が完全に逝ってないのが、不幸中の幸いだな。肋を何本かと、右腕と――左肩)
(痛まない所が無い。だが、……決着は、手前の手で付けるのが、流儀だ)


――――どう、した。来ない、のか……?

【それでも、彼女は立ち上がる。――それは、意地≠ゥ】
【ふらり。揺れる身体を無理矢理に御して、痺れた膝の震えを押さえ込み】

【其方を、見遣った】
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/27(日) 02:25:50.05 ID:kXgGN2lbo
>>700
少しづつなんて、笑わせないでよ…!
貴方が悪者をやっつけたら、悪事はついえるの?
私がケーキを配り歩いたら、飢餓はなくなるの?

規定範囲内で足掻いたって
安定は揺るがずに収束しちゃうんだ
だからこそ、安定。だからこそ、天秤。

楽しく生きてる人達の裏で、咽び泣いている人達は、そのままなの

だから、この大規模な変革が、世界の歪みを修正するチャンスになるなら…!
望む未来≠ノ届くなら!

私は今≠フ全人類に、悲しさを押し付けることだって厭わない!
正義の味方だって、命の恩人だって、「  」だって、裏切ってあげる!
いま、一番味方したい人達にも剣を向ける!

【両手に握っているのは、充ち満ちた魔力を迸らせる風霊螺旋剣】
【右腰に構えていたそれを、《 JOKER 》発動前に振り上げようとして――】

>>709
【――グシュッ】

【生暖かい、水の音がした】【舞い散る粘性の赤、鉄錆の香】
【ハニーの左手から下膊に掛けて、四つの刃が刺さっている】

【逆側も、同様】

……優しくなんて、ないよ
買い被り過ぎ…! 一緒の道が歩めないから、せめて…!

【咄嗟に腕と上体を下げた為、カゲツの握る刀は真空ドリルの根元あたりで受け止められ】
【金属が研磨されるような高い音が鳴り響いているだろうか】
【この状態が続けば、刀身は深刻なダメージを受けるかもしれなかったが――】

――あっ

【――乾いた響きと共に、元螺旋剣の警棒≠ヘ地面に落ち】
【その心配はなくなった】

【右腕からは、血液の代わりに遊色の気体が漏れでて】
【その度、苦痛に表情を歪めた】

>>728
【――攻撃が、ない。縋るように戒能の方を向いた】
【それから彼の表情を見止めて、痛みではなく、悔しさに奥歯を噛み締める】
【軽率だった。喋るべきじゃなかった。後悔の念が押し寄せる】

……唱えて、良い。貴方が屑を容認するなら、私も屑だよ

……最初に、言ったよね
『個人の大義の関係ない』
『所属に帰結する荒削りな勝利だからこそ、手が組める』

双葉にも言った
『わたしが目指す地点への道のりで、同じ方向に歩いた。途中まで一緒だった』
それが、いまは、貴方だっただけのこと

……帰りたいなら、私の見込み違いだった、だけのこと
私は、一人でも、やる……よ……

【もう、彼の方なんて向かない】
【彼は最初に言った】【君次第≠ニ】【ならば、これは自業自得】
【右手はもう動かないから、利き手じゃない左手に小型のフォークを生成】
【目の前のカゲツの瞳へ、突き立てようとして――】
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 02:26:39.40 ID:EKRYSDwZo
>>739

死んでないからオレの勝ちー、だからだいじょうっ……――――!

【いつもの悪ガキのような笑みを浮かばて見上げるが、言葉に詰まった】
【血を流し過ぎた、視界が一瞬消えてしかし何とか意識を連れ戻す】

だー、大丈夫じゃないやこりゃ……。
治療を頼みたい気持ちでいっぱいです、実際冗談を行っていられる状態じゃなくなりつつあるし。

【彼女のそんな提案を珍しく受け入れる】
【どうやら三途の川は渡りたくない程度には生き惜しいらしく】
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/27(日) 02:28:04.48 ID:FlOaUh1Q0
>>732

【氷牙鬼=\―念のため読みを示しておくと、「ひょうがき」は】
【カーネルのバリアに削り取られるようにして、片翼を失った】
【自らの勢いにもんどりうってから、胴体着陸】
【ズルズルと滑るにつれ、氷は砕けてシャーベット(吸血鬼の血味カーネルトッピング付き)が出来た】

【櫻芽は武器としての価値を失った彼を操ることを投げ出す】
【紅き運命の吸血竜は、血・河水・櫻芽の煙に】
【構成していた三つの要素それぞれに、還っていった】
【残るものは、赤黒いだけの水溜り――牙を剥くことなど無く】

切り裂くことが出来ないから、私はそれを運命と呼んだのだよアドルフ君

……そして私とその眷属は、十字架を恐れることをしないよ。

【――氷牙鬼が還元されたように、櫻芽もほぼもとに戻ってしまった】
【痛みに対しても興奮は見せないで、淡々と言葉を紡ぐ】
【結んだ言葉は、櫻芽ならではの黒いジョークだったのだろう】
【川の上に立っているように、彼女は弱点らしい弱点がとても少ない吸血鬼】
【種族単体としてはそれだけが取り柄の、吸血鬼】

 【消えていく彼を追撃しようにも、ヴュネルドに眼を遣るにしても】
 【正しく心血を注いだ技は、全力によって防御されてしまい】
 【魔力がほぼ底を付いた自分にできる攻撃は、もはや無きに等しい】

【「運命」だけを、受け入れるため】
【力を使わないよう彼女は躊躇いなく膝を付いた】
【春のせせらぎでは、涼しいとすら思えない】

>>736

……私は、吸血鬼よりも狼に近いのかも知れんな

【そう呟いたのが、人狼の耳に届くのだろうか】
【無視されたところで、彼女はどうも思わない】
【むしろ独り言を拾われたことに、吃驚する知れないけど――】
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/27(日) 02:29:34.31 ID:kXgGN2lbo
>>743
/わー、すみません
/狙っているのは、カゲツさんの左目です!
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 02:31:05.10 ID:s7fLK3Eko
>>730>>732

負ける…じゃない、俺がこの手で、終わらせてやるッ!!

【魔翌力の溜めが終わり、残るは引き金を引くだけとなった少年と銃】

よしっ!行けるッ!!
喰らえッ!!
【口黒の引き金に手を掛けて、今にもその引き金を引こうとしたその瞬間】
【――――その瞬間】

【目の前から消えた、強大な敵、カーネル】
【恐らく、俺達は、勝ったのだろう。頭では分かっていても、本能というか、体が
 後一歩で止めをさせたであろう事から、後悔の念に襲われる】

…………クッソッ!
【尻餅をついて、左手の銃を体の上に置いてから、左手を水の中へと叩きつける】
【恐らく奴は、きっと強くなって帰ってくる、そのことが、少年は怖くてたまらなかった】

「もっと、強くならないとな……」
分かってる…っ……!
…チッ、
【これでもかと言うほど痛感させられた実力不足、これから、自分は、どう強くなっていけばいいのか】
【今自分に出来る事は、何かと自問自答を繰り返しながら】

『重太郎…過ぎたことはしゃあないよ…』
そんな事も…っ分かってる…!
【唇を血が滲み出る程に強くかみ締める、そして右手の銃を空へと向けて、フィナーレを告げるが如く、空へと放つ】
【魔翌力を使い果たし、バタリと体を河の流れを体で感じるように倒す】
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/27(日) 02:31:31.33 ID:04OGaRXXo
>>730>>732

【思い切り空間へと突っ込んで、一撃に力を込めて、足にかかるブレーキは酷く弱く】
【それでもすぐさま振り返ったのは、追撃せんとの意志と、肉を裂いたのではない感覚から】
【むしろ、だからこそ、その先にあった風景を見て、再び駆けだす事が出来なかった】
【上体だけを相手に彼らに向けたまま、目を見開いて見つめる】

やって、ない……いや、全て、防御した?
……あいつが?

【思えば、未熟な己が今もう一度攻撃を食らってない事が既に違和の対象なのだ】
【戦場であるこの場にふさわしく無いほど困惑した表情で、ただただカーネルの言葉と哄笑を聞く】
【自身の狂喜は己に抱えているものだから理解出来た、しかし他者の愉悦は、狂気は、そうはいかなかった】
【『いやな予感』とでも言うべき何かざわめく畏怖と――畏敬を、震える唇に込めて、ただ観ていた】

……ははは、ハハハハハ! ざまあみろ、あの野郎、あの、野郎……
――糞。仕留め損なった、か……

【勝利の雄叫びなど、あげられる筈もなく】
【ぐらりと揺れる体を抑え、何とか浅瀬にへたり込む程度に留めて、離脱した箇所に目を向け続ける】
【己の弱さを、未熟さを、尽きる事のない欠点の数々を全て暴かれたような、深い雪辱】
【唇を噛み締め、赤黒く染まった衣装で、未だあふれては来ない涙を拭いとる】
【尤も、血で汚れるばかりで何の役にも立ちはしなかったが】

紅丸。だったよねェ
……まァた、心底カッコワルイ事になってんじゃァないの

【いつだったか言われた台詞を思い出しながら、辛うじて相手に届く程度の声量で】
【皮肉ったように口角を吊り上げようと試みながらに、眉を下げた】
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 02:31:41.87 ID:qdbhylGGo
>>733
【処置が恐ろしい勢いで進み、医者はやがて糸を切り、処置道具を片付け始める】

「傷は一通り塞いだし、輸血は順調。少し喋るくらいはいいんじゃないか? 気が済んだら寝ろ」

【医者はぶっきらぼうに言って、処置室の扉を開けて出て行こうとする】
【その後姿に、『声』が僅かに嬉しそうに】

ありがとうございます、ドクター。

【呟いて、見送った】

”死にたくない。その願いが最初からあったから、生きてきたのか”
”いい答えだ、だから教えよう。灰は灰に、塵は塵に…最近ではごみは[ピーーー]、と言った類の意味に取られるこの言葉だが、前文がある”
”『土は土に』。大地が生み出したものはいずれ大地に還る…そんな意味だ”
”だが、決して悪い事じゃない”

【言うと、少女は立ち上がった。自身も処置室の扉へとゆっくり向かっていくが、頭の中に響く声は距離で減衰しない】

”人間はいずれ死ぬ。それまでどう生きてきたかで、違って見えるだけ”
”よりよく死にたきゃせいぜい『好く』生きなさい”
”たまたま出会えたんだから、たまたま突破口だって見つかるかもしれないし”

【少女は扉に手をかけて、ふと振り返る】
【ボサボサの黒髪が僅かに揺れて、奥に蒼い目が輝いていた】

”君の選択が君にとってこそ良き物であらん事を願う”
”今は眠れ、安らかに”

【ばたん。扉が閉じて、あたりには静寂が満ちる】
【少女は、扉の向こうにいるのかいないのか、何かを待っているようでもあった】
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/27(日) 02:32:47.88 ID:adDjkk95o
>>735

【斬撃が、しなり、飛んできた瞬間───彼女はなんと、はにかんだ】


引っかかりましたね!
───私の計算通りですっ!


【そして、飛んできたサーベルの鞭を稲妻走る異形の腕で受け止める】
【異形の腕と言っても金属だったり、滅茶苦茶硬いわけではない】
【素早い斬撃は受け止めた手の肉を容赦なく、斬りつけて】
【1cm近く食い込んだところで、サーベルの鞭の動きが止まるだろう】
【痛みで手を離すどころか、がっちりと掴んでしまって】

いくら鞭に姿を変えても、サーベルはサーベルですよね?
材料も…

───金属のまま、ですよね?

【そう、彼女の狙いはサーベルを通して大電流を送り込むこと】
【柄や鍔が非金属の場合でも、濡れた手によって水滴が付いている】
【────それを待っていたのだ】
【しかし、その代償も大きい。手のひらからは勢い良く血がどくどくと流れて】

【魔翌力の限界も来ているのか、それを象徴するように】
【彼女の背中の翼が端からどんどん霧散していく】
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/27(日) 02:33:17.93 ID:O2HFcWyco
>>732

──。撤退──

【緊張の糸が切れたかのように、その場にばしゃん、という水の音を立てて倒れ込む。】

…勝てない。糞。
流石に───勝てる…訳がねえ…

“独り”、じゃ───

(…こんだけの人数で囲んで、戦って。果たして勝ったとは言えんのか──?)
【大きな、溜め息。暫し空を眺める。】

【若干他人の血が混ざったような水を滴らせつつ、立ち上がるとゆったりとしたペースで紅丸の方へと近付いていく。】

……あんときの事で、一発ブン殴らせろとか言いたい所だが───そんな事よりも聞きてえ事がふたつ。
一つ目は、治療が必要か、という事。
二つ目は───。

【───言い掛けて、途中で何かを考え始める。】

──。ああ、このバカに変に気遣うの面倒くせえ。
【少し───いや、かなり嫌そうな顔を見せて】

“裏切り者”って何だ?
…この場の全員が疑問に思ったと思うんだが。てめえが変に遅いから、な。

【全くぼかす事無く、率直に聞いた。】
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 02:37:52.16 ID:qdbhylGGo
>>749
/失礼、最後の文章、
【少女は、扉の向こうにいるようだった】
【けれど存在感は徐々に希薄になっていて、でも気配はまだ処置室を見ている】
【何を、待っているのだろうか】

/に訂正
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 02:38:22.13 ID:1HklHepko
>>742

ぐ、ぉ――――ッ!!?

【回し蹴りを受け、彼の身体が城壁へと押し戻される】
【しかしそれでも落下は続き】

あ―――ほうがぁ!!!!

【ドゴンッ…】
【音を立てて壁へ腕を突き立てブレーキにしながら城壁を降りていき】
【それは彼女と比べると、彼のダメージは無いに等しいか……】

【かつん――――】
【足音を立てて、貴女の方へ一歩踏み出すと】

…………そう言えば、聞き忘れていたな

【パキン――――黒い皮膚が、一度彼の身体から消え去る】
【それによって傷が開いたか、両脇腹からジワリと血が溢れ】
【そして、尋ねた事は1つ――――】

汝ら何を以て正義を語るや?

【―――ただ、それだけ】
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 02:40:22.82 ID:4xHVlEISO
>>749

”…ああ…いまは眠らせて貰う……”

【少女を見送り】

…不思議な奴だ……。

【名前を聞けなかったな、と呟く】
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/03/27(日) 02:40:46.37 ID:BtnCl0W10
>>736(吟雪)>>748(オーベール)>>751(緋天)
……、……アーン、……吟雪、か。
大丈夫だ、問題は無ェ……結構痛ェが、致命傷にはならねェよ。……クソッ、取り逃がしちまったかッ……!
【紅丸は――両手の槍を、炎として霧散させて】
【赤く逆立っていた髪も、元の黒いものに戻り】

……ああ、そうだな……、……厄介な方面に進化してる気がするぜ。
以前のアイツはよ……なんつーか……『隊長の器』を供えつつも……ただのバカらしい節があった、が……
……悪い意味で……『バカ』になってやがる、気がしてならねェ……一番、戦場では『強い』タイプの『バカ』だ……

……聞いたところ、長年の相棒だったイザベル・ヘスを亡くしてかららしい、なァ
へッ……そういうトコが妙に人情滲んでて……ヘドが出ッぜ
【――と。或いは紅丸らしい表現で、そう返すだろう】

……なンだよ糞ガキ。オタクに言われたくねェよ、鏡見てみな
【やがて声をかけてきたオーベールには、そんな風に返して見せて】
【緋天には――】

……一つ目。大丈夫だ、知り合いに腕利きの治癒術士が居る。金の国に待機してッからな
二つ目……、…………ぼくは元≪R.I.P.≫だ。裏切った。……そンだけだ
【此方も、全くぼかす事無く。率直に、返す】

>>738(ツァーリ)
「……厄介な能力よ。
 己にも能力は在るが……ちっぽけなモノだから、な」
【それは――先刻まで発動していた蒼い炎のようなオーラのことなのか】
【「サイサリス」……と、直前に呟いてはいたが】
【……ツァーリの“最後の抵抗”には、ふ、と口元を緩めて】
【去っていったカーネルの方を、サングラスの下の眼で見据えて】

「……何処まで行くのか。
 ……言っただろう。己は、あれの果てを見たいんだ。……」


「……そうだ、な。またと無い機会だ。ひとつ頼もうか。


 …………――“アリスの鎖は、解けたのか?”   」


【…………、…………?】

「……伝えて、もらえるか?……――ああ、そうだ。……お前、名前は」
【やがてヴュネルドは、足元に黒い水溜りを。転送装置を発動しつつ、最後にそう問いかけて】
【……しかし、もうヴュネルドの身体は沈みはじめている。疑問に答える余裕は、与えてくれない】
【ツァーリに出来るのは、きっと。己の名を、告げることだけ、か――】

>>745(櫻芽)>>747(重太郎)
【――ただ、その場には。静かな月の光が、降りるばかりで】
【激戦の後の河のせせらぎは、何事も無かったかのように流れていた】
【……カーネル=アドルフ・レルゼクムの撃退には、成功した】
【だが、それは。これより更に激化する戦いの、幕開けに過ぎないのかもしれない……】

【しかし、今ばかりは。束の間の勝利と、安息に。浸るべきだろう――……】

/VSカーネルのメイン進行は此処で終了とさせていただきます。お疲れ様でした。有難う御座いました!
/暫くの間、キャラ同士で絡んだりするのは自由とします。主催者も、赤レスは外しますが暫く居ますので
/紅丸などに話しかけたい場合は、ご自由にどうぞ。もう話しかけてる方もいらっしゃいますが。
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 02:46:53.57 ID:qdbhylGGo
>>754
”次あったとき聞かせてもらうさ”

【そんな言葉を残して、少女の気配は本当に消えた】
【医者もその行き先は知らないというだろう】

「何せいろいろ唐突だからなぁ、『アレ』は」

【聞いてもそういって、医者は呆れるだろうが】
【それから、どういうわけか二日で青年は退院できるほどに回復するだろう】
【一度病院から出ると、どういうわけかどれほど探しても病院は見つからなくなってしまうはずだ】
【果たしてそれは、なんだったのか。答えは誰も持たない】

//そんな謎な感じでフェードアウトします
//あ、医者はNPCです、空気の一種だと思ってください。では失礼
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/03/27(日) 02:47:45.46 ID:bnCfzhbLo
>>709>>728>>743

……俺一人じゃ無理だろうな。
だけど、何万人も集まったら、いつか出来る。
所詮、綺麗事だけど──数でその規定範囲を越えることだって、出来るはずだ。

【だからこその、対機関連合】
【一人じゃ力が足りないから、仲間という力を結集した】

後、ここからは正義とか関係ない、ただの私情だけど───
───"皆"を悲しませるっていうのなら、俺はてめぇを許さねえぞ。

【彼の信念は、"皆を守る"というもの】
【それはハニーの考えとは、あまりにも食い違っている】

【そして処刑剣を拾い上げると、戒能の方へと向き】

───……次こそは、絶対に倒す。

【追撃はしないようだ】
【ハニーを放置しての追撃はリスクが高いし】
【まず前提として、攻撃をするだけの充分な魔力が溜まっていない】
【だが、わざわざ戒能の方へと向いたのは万が一の警戒の意味合いもあるようで】
【もし攻撃でもしてきたのなら、直ぐに反応して何らかの行動をとるだろう】

【話をしながらも、左手に蒼穹の魔力を集めるのは忘れない】
【左肘の辺りにフォークが貫通しているが】
【傷としては深いものの、綺麗に貫通しているお陰で逆に出血は少ない】
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 02:47:52.53 ID:mw88vuiDO
【風の国──廃墟の庭】
 
【路地裏から程近い所にある廃墟の庭に、人影があった】
 
 せっ!
 
【風切り音と共に、正拳。ごおん、という音】
【黒いシングルライダースジャケット、裾に燃え盛る炎の刺繍が入ったジーンズ──赤毛混じりの黒髪をした青年だ】
【左足を前に出した半身の姿勢で、青年は拳と足を左右左右とを前に繰り出す】
【繰り出された四肢の先はぐるぐると縄の巻かれた建設作業用の厚い銅板に当たり、その度にごおん、ごおんと重い音を響かせる】
 
 ふ、
 
【また一つ】
【青年は左足を前に出した半身の姿勢から右足を前に踏み込み、中段へ右拳を撃ち込む】
 
 ──は
 
【続けて、一つ】
【右拳が銅板に当たると同時に青年は胴を捻り、右拳を引き戻す勢いと胴を捻る勢いを利用して左拳を放つ】
 
 せェッ!
 
【更に、一つ】
【左拳を放った勢いのままに青年は左足を継いで軸としながらくるりと瞬転。銅板に叩き込まれたのは上段の回し蹴り】
【撃ち込まれる度に銅板はびりびりと震え、重い鐘のような音を響かせた】
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga sage]:2011/03/27(日) 02:49:08.53 ID:yVkGhGWJ0
>>741

わたくしだって、骨や内臓を抉られるのは嫌ですわ。
ほぼ例外なく誰だって嫌だと思いますけれど。

【体当たりを喰らって、それでも。案外大丈夫そうな相手に、警戒は途切れない】
【軽くそんなことを言って、口元に笑みを浮かべるも。先ほどまでとはずいぶん薄く】

わたくしに危害を与える客は、わたくしにとって既に客ではありませんわね。
それに、あなた。何を知っていますの? わたくしの、何を知りましたの?

【あっさりと、客でない、と認めてしまう】
【それから尋ねる言葉に、演技のような気配は無く。きっと、本心からの言葉なのだろう】
【相手に向けて伸ばされる右手と、指示を待つかのような、いまだにわずか欠損のある二匹の猫 

でしたら、そんな橋渡らず素直に帰ってくださいまし。
それが恋人だかは知りませんけれど、カップルとかって案外簡単に壊れますのよ?
家族とか、そういうものでしたら、心配はかけないのが得策ですわ。

【相手の言葉を取って、帰れ、と】
【そういい終わるころに、猫が。完成する】
【サイズは、ごく普通の猫サイズ。二匹の猫を足元に侍らして】

あなた様が十分だと思う金額でいいですわ。
あまりにも安いのは、論外ですけれど。

【「いくらか」と聞かれ、「いくらだと思う?」、と】
【そんな答えを、彼女は返す】
【相手に任せた丸投げ方式。しかも、気に食わなければ論外だ、と切り捨てる姿勢】

わたくし、今はお金に余裕がありますの。
それに、その人が財布を持ったまま死んでいるとも限りませんわ。
あなた様に背中を向けて、しかもそれは確実ではない。
わたくしは遠慮しておきますわ、お金を持っていないあなた様が見に行ったらいかがかしら?
もしかしたら持っているかもしれませんわ、ねぇ?

【お金に余裕はある、相手に何かされる危険性がある、そもそも、確実ではない】
【それは、彼女が死体漁りを放棄するには十分だったらしく】
【そもそも、彼女が死体を漁る人種なのかは不明。もともとしないのかもしれないが】
【ともかく、それに行くつもりはないらしく。相手をどこか馬鹿にするよな、そんな言葉を投げて】

こんな場所ですもの、日を遮るものなんて、それこそいくらでもありますわ。

【朝日は怖い、とも取れるそんな発言】
【ただ、この場では。朝日は怖くないらしくて】
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/27(日) 02:50:58.66 ID:uCRcneaAO
>>755

厄介だよ。自殺紛いの力だ

【なんて――冗談でない言葉で笑うと、】
【自分の抵抗を見て口元を緩ませた武人にムッとして、べーっと舌を出す】
【……よく分からないが、馬鹿にされた気がしたのだろう。馬鹿にされたのだが】

……アレの先を見るなんて、それこそ自殺志願者の新しい就職先だ
お前は――しかし、それしか道がないのか

【なんて、呟いてから――最後の言葉】
【アリスの鎖――彷彿されるのは、彼が保有する聖女のような、アートマン】
【「嗚呼、確かに」。伝えることを承諾してから、しかし。唇を僅かに舐めると】

……ツァーリだ
今度は戦場以外で会いたいものだよ、ヴュネルド

【そう言って、それを別れの言葉とした】

>>オーベール

【そして、隻眼を少年に映す】
【一番気掛かりだったのだが――はたして、彼には会話するだけの余力があるのか】

/まだ眠気は大丈夫でしょうか?
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 02:51:44.33 ID:4xHVlEISO
>>756

【最後の言葉を聞いた後すぐに青年は眠りに落ちた。】

//乙です。
しかし本当に謎でしたねwwww
こっちもですがww
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/27(日) 02:53:34.13 ID:O2HFcWyco
>>755

…。まあ、それなら良い。
俺も疲れてんのに、わざわざ能力なんざ使いたくないしな。
【──暗に、“治療に使える能力”を持っていると言っている。】

…うお、あっさり。
あっさり過ぎてなんとも言えねえよ。
取り敢えずへー、と言ってやろうか。へー。

【──苦笑い。若干気を遣おうと、思った結果がこれである。】

まーたなんか、ややこしくて面倒くせえわ…

【ぱしゃり。腰を下ろして辺りを眺める。】


//事後について、治療等の用があれば誰でも話し掛けて頂いて結構です。
ただ、この場に居る事は前提ですが。
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage saga]:2011/03/27(日) 02:53:50.89 ID:85ySs7ofo
>>722

【朦朧と霞み始めた視界にも、炎が自分の投げた長剣の威力を減衰したことは、見て取れた】

(く……! どうか……!)

>>722

【だが、クルスの願いも虚しく――決死で放った一撃は、リンの右腕に差し止められ】
【その頭蓋を貫くまでには、至らなかった】

う……ぁ……。

【リンが、なにやら急激に激昂した様子で、まくし立てているのが見えるが】
【――彼女の言葉に反論したくとも、この身体にはもう余力が残っていない】

【――最悪の場合、この身に巣食う悪魔の顕現すらありうる――】

【自制の意味合いが強い、決して意識を手放すまいとする意志】
【ギリリ、と唇を噛んで、どうにか意識を引き戻すが――だが、意識を手放さなかったとして、もはや動く活力など、何処を探しても――】

>>740

【ふわり、と】

……え?

【不明瞭に歪んでいた視界が、急に常態を取り戻す】
【――身体は重く、またあちらこちらから激痛を訴えているものの】

(……動け、る)

【突っ張っていた腕に力が戻る。ゆっくりと、火傷の痛みを堪えて、立ち上がる】

……花城、さ……。

【かすかに届いたのは、桜の気力】
【全ての力を使い果たし、そこに倒れ伏した老人の、最後の力】

【それを把握したクルスは、与えられた余力で――魔力を、展開した】

【氷付けの桜の花弁が、舞うように――】
【――クルスの魔力が、行使される】

/続きます
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage saga]:2011/03/27(日) 02:54:27.31 ID:85ySs7ofo
>>722 >>737 >>740

【パニキュレータに攻撃するわけでも、リンに攻撃するわけでもない】

【花城とクルスに向けられた、リンの攻撃を、防ぐように】
【シャンデリアを受け止めた槍の様に、地面から、銀色の壁がせり上がる!】

【四つの炎弾は、その壁に阻まれて、火の粉を散らす】

……貴方がゾンビであろうとなかろうと、私の道を阻むなら、退けるのみ。

【その盾に、与えられた余力の殆どをつぎ込んだ】
【しかし、まだ余裕があるように見せるために、無理を推して。はっきりとした口調で、リンへと言葉を返していく】

……貴方の気持ちは、良く分かります。
譲れぬ物もあるのでしょう。

【彼女が、悪魔によってゾンビと化したというのなら、クルスは悪魔の力を行使する者】
【望まぬ異形の身体を持つ、その苦しみもまた、良く知っている】

……ですが、それは私とて同じこと。

【――だが、ならば最初から、戦いの場に立たなければ良いはずだ】
【それをしないのは、クルスの選択で――リンの選択。互いに相譲れぬ道のために、戦ったのみだ】

……誰かに救って欲しいのなら、まずは手を伸べなさい。
伸べられた手を払うばかりでは、誰も貴方を救うことなど、できはしないのですから。

【立ち尽くしたまま、精一杯の虚勢を張って、リンとパニキュレータへと、最後の通告を言い渡す】

さぁ。パニキュレータ共々、去りなさい。
彼我の命を削って戦ったその場で……その言葉は、余りにも、見苦しい。

【――これで、立ち去るのならば】
【――倒れている花城を救うこともできよう】

(……お願いです……騙されて!)

【余力のある風を精一杯に装い、クルスはちらり、と花城へと視線を投げる】
【――その戦を望む姿勢はどうあれ、共に戦った仲間を、捨て置くわけにはいかない】
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/27(日) 02:54:53.01 ID:9rxhTa/5o
>>745

……人狼は、血の滴る肉は好むけど
殊更に血だけを好んで飲む様な偏食の集団じゃあないよ

ついでに言うと。運命がどうとか言って、生きる事を投げだせるほど……
私達は、長生きできるように生まれついてないからね

あと、三十年とちょっと。運命なんか踏みにじって生きてやる

【似ていないだろう、と吟雪は答えた】
【長命種の代表格として挙げられる吸血鬼に対し、人と狼の中間の人狼】
【狼の寿命を考えれば、その要素が強ければ強いほどに、きっと】

>>755

……厄介な、ねー……だったら嬉しい、かな
次に戦う時、もっと手強くなってるのだとしたら……
それまでに私がどれだけ強くなれたか、確かめられる

ま、恋人がどうこうは………同情するけど
もう遅い、やった事は取り消せない。そしてあれは……
……似てて、届いていないから、「気に食わない」

【過去を知る者の目から見ても、知らない者の目から見ても】
【未来の予測は同形、より強く強く更に強くなる姿】
【それでももう吟雪は、カーネルに誰かを重ねて、気圧される事は無いだろう】

【支えにした一方通行の感情は、もう決して崩れない大樹の根となる】

………楽しみだなー

【居合わせる事の出来なかった戦地で、一年越しにこうして戦って】
【思った以上の満足感。吟雪は、動く左足で水を蹴り飛ばした】

/あいさお疲れさまでしたー!
/吟雪は、こちらの会話は離脱しますぜー
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 02:55:12.65 ID:m2yLIt6SO
>>728(戒能さん)>>743(ハニーさん)>>757(双葉さん)

買い被ってなんか、ない。
私がそう断言しま、す、
だって私は、――――う、れしかった、よ?
救おうとしてっ、くれた、そのきもちが、うれしかったの。
凶器を握ってでも、手をっ伸ばしてくれた、でしょう――――

【すとん。簡略な音を立てて、切っ先を地面に吸い込ませた刀】
【もう、手にはなんにも握らない。まっさらな手を伸ばしかけて、とどめる】


私は、わたしは――幸福だよ、


【意地でも泣かない。嗚咽と、鼻を啜る音で言葉がぶつぶつ、不恰好に途切れても】
【「幸福」のあかしに、笑ってみせる】


欲を言えば――あなたが「ひとごろし」にならないでくれれば。
もっと、幸せ。


【――――】

【迫るフォークに、防御行動は無い】
【反射的に閉じた瞳は、瞼を割って眼球を抉る金属の冷たさを、待っているようにも見える】
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 03:00:08.84 ID:s7fLK3Eko
>>755

…っ……痛ってぇっ…!
【水が傷口に入ったせいでか、右腕の痛みを思い出して、右腕を押さえる】

『ここは…食って寝ろって感じじゃないかな?とりあえず』
「俺も賛成だぜ?早く医者いこうぜ」

…体治さないとな……
【勝利の余韻に浸りきれては居ないが、前向きな考え方をしていかなくちゃ駄目だ、そう言い聞かせながら】
【ゆっくりと立ち上がり、別れの挨拶も告げずに、その場を立ち去っていくだろう】
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 03:02:27.76 ID:s7fLK3Eko
>>767
/おっと忘れてました。皆様お疲れ様でしたー
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/27(日) 03:03:48.00 ID:FlOaUh1Q0
>>755

【重さが何倍にもなったような鈍い動きで立ち上がった彼女は】
【紅丸の方に少し歩み寄り、タイミングを図って語りかける】

……同郷、紅丸だったか?
君の乱入は想定外も良いところだったが、勝利には不可欠だった
あの男の直撃を受けて尚、健在であることと纏めて賞賛しよう。

ひとつだけ、注意するとすれば――

炎の槍を出した状態で、可能なかぎり吸血鬼には近づかないでやってくれ
ともすれば、成仏してしまうかもしれないからな

【持って回った言い回しで感謝するのは、櫻芽の言ではよくあること】
【後半を紡ぐ時のどこか淋しげな素振りが違和感には成りうるけど】
【彼女とは初対面なんだから、疑問には思わないかも知れない】

【――櫻芽は炎に触れたら消滅する吸血鬼じゃないとも、分からないだろうし】

>>762

……これ、返すぞ
使えなかった事については、一応済まなかったと思っている気がする

【それを終えると、次は颯護のもとに向い】
【右手に握られたままの刃を、無表情で返却しようとするだろう】
【――目の前に、ぽいと投げつける形で】

>>765

………君がそう思ったのなら、それで良いだろう
生き残りたいのは私とて同じ、動物みな思うところだからな

……自殺志願者ではないとだけ、理解してもらえれば十二分だ

【「理解してもらえなくても、十分」と、暗に】
【よく人に押し付ける「悲観」を押し付けないのは、どういう風の吹き回しだろうか】

>>みんな

…さて、私はこれで失礼する
下手に人の治療法を使うより、血を飲んで寝たほうが得になりそうだ

【無愛想な台詞を言い残して――彼女は去っていくだろう】

(……、…たりない、よぉ………。)
(もぉ、焼けるのはや、やっ、……、。。。)

【「運命を背負う勇姿」を繕っていられる時間は、残り少ないから――】

//主催者様、みなさん、今日はお疲れ様でした
//ところどころ遅レスがあって、ゴメンナサイ
//ではでは、おやすみなさいませーっ
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/27(日) 03:04:24.99 ID:04OGaRXXo
>>755
うるっさい。ボクだってさァ、分かってんの。
はいはいチョーブザマっていうか、自業自得ってやつ?

……あのさ
ボクって相当ジイシキカジョーなワケ。勿論実力も伴っての結果だけどサ
だからさァ、それなりに敵う自信もあったの。ブッ殺してやろーって本気で思ってたんだよ?
でも、さ。……ゼンゼン、歯が立たなかった。スッゲー、強いし、ヤバイって感じた

【それは。弱音、というよりも、幼稚な頑固さで塗り固められた中の、本音だったのかもしれない】
【ぽつぽつと呟くように訴える言葉は、少なからず命が助かっているという事への緩みか】
【ころころと変わる表情は、今だけはただ真剣だった】

……勿論、ゼッタイ今度はボッコボコにしてやるけどね!

【思い出したように、無理に作った笑顔でそう付け足して】


>>760

【独り言めいた語りを終えて、ふと視線に気づいたのか相手に目を遣る】
【……なんだかとても不機嫌そうに、じとーっとそちらを眺めまわして】

ナニ。おば……さん? おじさん?

【いつも通りの、非常に失礼な物言いで】
【眉間に皺を寄せて、口角を吊り上げて、何処かそっくりな表情で、声を掛ける】

/L発言もこちら宛てでしたら、バッチコイでございます。なんせ起きたの14時ですからね!


>>762
ちょっと。そこの。

【加えて、聞き耳を立てていたのか、彼にも声を掛けた】

……治療出来るんなら、トーゼンしてくれるよね?
だってボク、今ケガしまくってるし。ね?

【人に物を乞うにしてはあまりに無礼な態度で、無邪気な笑顔で問いかける】
【機嫌如何では、断ってしまっても構わないだろう。なんなら殴っても。】
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 03:06:07.80 ID:Pko15YMDO
>>737(リン)>>740(花城)>>763>>764(クルス)
【起き上がることもままならない傷を負い、かろうじて顔だけを上げ―――】
【半分砕けた仮面の右側から覗いている、鮮やかな夜色の瞳がその光景を見る―――】

………なんだよ、そのマヌケな様は……

【まず目に入るのは、同じく倒れ伏した花城―――だが、その姿に先程までの「強さ」は全く感じられず―――】

そんな無様な姿を晒したくてあんたは殺し合いを願ったんじゃねぇだろ……!!

【呻くように叫ぶパニー―――その右目は泣きそうにすら見える悲壮さを帯びていて―――】

【ふと、視線を上げれば、自分の前で対峙している二人―――その二人の様子を見て】

リン……退きましょう。いや、退きなさい
もうここに、あたし達の戦うべき敵は居はしないわ―――

【―――そんな言葉を2人に聞こえるように放った。静かに、しかしはっきりと】
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/27(日) 03:09:25.17 ID:BtnCl0W10
>>760

【――そのすべての言葉に、答えは帰ってこない】
【が、恐らく。ツァーリの言葉は、転送されるギリギリのヴュネルドに届いただろう】
【……静寂。そこを切り裂くのは、】

……よォ、オタク。
なンか興味深い名前がオタクの口から飛び出した気がしたんだけどな、今良いかい?

【……近くの河原で座り込んでいる、……紅丸だ】
【腹部の傷。カーネルによって抉られたそれが、やや痛々しいか】

>>762

……悪いな、もったいぶるのは好きじゃねェんだ。
……意外だな、もう少し突っ込んでくると思ったンだけどよ

【意外にも追及する気配の無い緋天に対して、紅丸は軽く笑みを零して】

……しかしオタク、よくあのアホ巫女に捕まって普通に出てこれたな。
あの後よ、一応財布持って助けに行ったんだけどよ

【……らしい。完全に見捨てるほどの者ではなかった、ということなのか】

>>765

……オタクも、奇特なモンだなァ。
相手が強ければ強いほど良いってェのは少し分かるけどよ――
ぼくの場合、カーネルだけは御免だ

【紅丸は、冗談と本気が半々ずつ入り混じった調子で、そう呟いて】

……ま、お疲れサンだ。よぉく休むといいさ。
島津の野郎によろしく言っといてくれや。

/了解です。お疲れ様でした、ありがとうございました!
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 03:11:09.75 ID:q5YxPhEDO
>>750

―――ッ!!

(なん…ッ、ま…また!?)

【一度ならず二度までも、こちらの攻撃をその身でダイレクトに受けた彼女――その意図が理解出来ず、先程にも増して驚愕してしまう】
【手応えは十分。ザックリと刄が食い込むのが分かるが―――斬りつけたのは、彼女の両手。戦闘不能に追い込むまでの致命傷には至らない】


えっ……??ぁ―――っ

【―――しまった。気付いた時には、ゾクリ、と。全身の神経に恐怖に近い寒いものを感じ取っていた】

【彼女の読み通り、サーベルの刄は金属でできている。魔翌力で変形≠ウせたのはあくまで"形"のみで、元々の材質までは変わっていないのだった】
【相手の攻撃を食らってでも、その上からそれよりもさらにより決定的な一発を叩き込む、己の流血を伴う戦法―――そのことを、アリエルは見抜けなかった】

【深く食い込んだのが逆に仇になったか、刄は彼女にしっかりと捕まえられていて離れない】
【咄嗟にサーベルから手を離そうとしたが―――もう遅い】
【全身が水に濡れている影響で、威力は何倍にも―――】


ぐッ――――ぅぁぁッッ!!!

【――――為す術もなく、強烈な電流がビリビリビリと全身を駆け巡る。もはや雷の直撃を受けたにも等しかった】

【地面に落としたサーベルは淡い光と共に消滅し――ゲホッ……と。真っ赤な液体を口から吐き出して】

【ガクンッ――、そのまま膝から崩れ落ちてしまうだろう】
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/27(日) 03:12:06.79 ID:9rxhTa/5o
>>769

運命なんて言葉は、プラスになる時だけ使えば良いんだよ
最高の恋人見つけた時とか、ね?

【「良いよー恋人」なんて、随分と気の抜け切った惚気話】
【その恋人≠ェ二人でしかも同性というのは、この珍妙な世界でもまた珍しかろうが】
【兎角この人狼は、自分より随分長生きしているだろう吸血鬼へと】
【恋愛は楽しいぞ、という。随分前に通過していそうな話題を投げてやっていた】


………私も、帰ろうかなー……いいや、やっぱり何処かで休んでいこう
このまんまじゃ、とても帰れない…………ふふ、楽し過ぎるよ、やっぱり

【水面に小さな波が起こり、吟雪の体を飲み込んで】
【波が引いた時には、その姿は何処かへと消えている】
【水をゲートとして、事前に指定した一点へと移る転移魔術】
【川の冷たい水をたっぷりと吸った衣服は、きっと重いのだろうが】
【心の内は、何処までも軽かった】


/こちらもお疲れさまでしたー
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/27(日) 03:12:11.09 ID:JK4J/zqU0
>>740(花城)>>759>>760(クルス)
!?
【相手の姿を見て、嫌なイメージが浮かび】
【炎が血に戻り】

やめろっ!死のうとするんじゃないわよ!!
【死に向かおうとする老人に向かい叫ぶ女】
【誰よりも《死》を恐れるゾンビは叫び】

ごちゃごちゃ五月蝿い!!
そんな事言ってる暇があるならそこのおじいちゃんを速く病院に連れていきなさい!
【正論みたいな事を彼女に言い】
第一私は手を払ってないわよ…
貴女はそんな戯れ言を私に言って、そこのおじいちゃんを見殺しにするき?
【リンにとって今のクルスは仲間を助けるよりこちらを倒すのを先決しようとしてるように見えた】

【普段の彼女はクールだ】
【だが本当は優しい性格だ】
【ゆえにこう熱くなってしまう】

>>771(パニキュレータ)………熱くなってしまったわ
【すぐに落ち着き、そういい】

ええ…わかってる
端末使える?…大丈夫?
【そう言いながら撤退の準備を始める】
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/03/27(日) 03:13:07.40 ID:sBMM3jS5o
>>743>>757>>766

――そもそも、君は『本物の屑』を知らないんじゃないかい。
其れに残念だが、俺は屑≠ェ嫌いでね。

…………屑に成りきれないアホ≠セよ、君は。 さっさと撤退するといい。

【話しつつも、顔は端末の画面へ――】
【自分で弄ってみた御蔭も有って、『転送』は直ぐに開始される】
【はぁ、と大きく溜息を吐き……眠たげな眼を、敵≠ノ向けて】


――……君とは又、近々会うかも知れないね。
精々、俺は君に“ぶつけられ無い”様に祈っておこうか。


【ずぶり、ずぶり――、―其の身が黒い水溜りに、落ちて行く】
【途上、戒能は『銃』の形に右手を作り……三人≠フ方向に向ける】
【最後、右手≠セけが黒い沼から出る様な格好と成り、先端に血の結晶≠ェ形作られ】


【―――ポン!! と、軽い発射音≠ニ共に放たれる『血液の塊』】
【三者の近辺まで到達すれば、『血煙』と成って、少しの間だけ周囲を覆う“目潰し”と成るだろう】



【――――彼なりの、義理立て≠ナは有るのかも知れない】


/では、お先に失礼します。 お疲れ様でしたー!
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/27(日) 03:13:22.47 ID:FYLzi6hBo
>>759

何か危害加えましたっけ?
それなら謝りますから、敵と見なすのはやめていただきたいです

【何ら悪びれるところも無く言ってのける】
【演技か、本心か きょとんとした顔】

何も知りませんよ あなたのことを知るためにお金を渡すって話だったじゃないですか

【しゃがみ込んで、リュックを背負ってから立ち上がる】
【そうしなければならないほどの重量なのだろう その動作の最中は隙だらけだ】

カップルや恋人とは違うと思うんですけどね
あえて言葉にすれば恋人なのでしょうか

案外楽しいものですよ あなたも作ってみたらどうですか?

【愛情以外のものも目的とした、不純な恋愛関係】
【互いが互いで遊ぶ状態を、通常は恋とはよばない】
【歪んだ関係は、だからこそ長続きしていたりして】

背を向けることすら嫌ですか
それだと太陽が真上に昇るまで私がここに留まっていると、あなたは困ったことになりませんか?

まあ、そんなことはしませんけど

【ふいにくるりと背を向ける】
【月明かりの中で舞う黒髪黒目 夜闇以上に暗い色合いが夜闇を見る】

家に帰って金の無心をすることにしましょう
幸い、私もお金に余裕はありますよ

【能力で背後を最大限に警戒しつつ、一歩一歩と離れていくだろう】

/眠いのでそろそろ……
/お疲れ様でしたー 久方ぶりの拙いロールに付き合っていただきありがとうございます
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/27(日) 03:14:53.36 ID:O2HFcWyco
>>770

…。
【無言。無表情。一体何を考えているのだろうか】

>>769

──ああ、良い所に。

【ぱし、と彼の魔翌力によって生成した「黒刃」を受け取る。】

>>770

【す、と立ち上がり、漆黒の刃を手に此方に向かってくる。】

こっちも疲れてるから、よ。
…謝る時間は、やるよ。

【ふはははははははははという笑みを垂れ流しながら、ゆらり、ゆらりと近付いてくる。】
【その真っ黒い姿から、死神に見えてくる気もしない。】
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/27(日) 03:16:27.34 ID:BtnCl0W10
>>767

【紅丸は、去り往くその背を見送って】

(……宮本重太郎、だったか)

(大した根性、かね……対機関連合か。また機会がありゃあ、話して見ッかァ)

【なんて、考えていたとか】

/お疲れ様でした、有難う御座いましたー!

>>769

……アーン、オタクも櫻か。最近は同郷人がテンコ盛りで嬉しいね。
オタクも相当出来るみてェじゃねェかよ、今度また遣り合ってみたいモンだ。

【歩み寄ってきた櫻芽には、此方も賞賛の言葉をかける】
【が、続く言葉には眉を顰めて――】

……アン?……よくわかんねェが……ま、いいさ。了解。
(……血を飲んで?……アーン、……そういうコト、かァ?)

【去り際の台詞で、一人納得したようだが】
【それだけの事だ。だからといって、櫻芽への見る目が変わるはずも、紅丸ならば、無かった】

/お疲れ様でした!有難う御座いましたっ
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/27(日) 03:16:52.94 ID:uCRcneaAO
>>770

【性別を問う彼の言葉には反応せず、立ち上がると刀を片手に】
【痩躯を引きずるようにして彼へと近付いていくだろう】

【実際に歳喰ってるのでオバサンでもオジサンでも構わないのだが、彼を見ると】
【もう泥だらけの血まみれなので、汚れることも厭わず適当な場所に座り込む】
【頸を傾げて、一言】

……ピアスは、開けないのか

【なんて問い掛けるだろう】

>>772

あぁ、うん。構わないよ
……その前に、さぁ。お前……剣士じゃない、よな?

【オーベールの顔を見るために接近したので、彼とも話しやすくなった】
【此方も気になっていたことだし、軽く頷くと……まずそんなことを問い掛けて】

【例の馬鹿が持つ、ものごっつい名前の刀。あれとの関連性が、気になるらしい】

>>緋天

あ、おにーさん次こっちで
あと早い再会だな

【とりあえず、此方も手首をなんとかしてほしいらしいが、扱いが酷すぎる】
【へらりと笑って、「久しぶり」と言った】
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 03:18:55.58 ID:9tdizxQdo
>>763>>764>>771
【濁った瞳で、クルスを見て】

が、……ば・、れ、ス……、嬢……ちゃ……ん

【聞こえるかどうかも、定かではない、その言葉で、クルスを後押しして】
【刀を、指で軽く握りしめた】
【……クルスは、老人を助けようとしているが。おそらく、今宵。老人は死ぬこととなる】
【其れが、分かってしまった。だが、其れでも。自分を思って何かを成してくれるのは、うれしい物であって】

……あぁ……、死ぬな、こりゃ。

【そう、呟いた】
【失血は、酷い。そもそも、70の年で、ここまで動けたのが奇跡のような存在だった】
【正に、《命》を削って、戦っていたのだ】
【他の、敵ですらも。己の命を見てくれる】
【だが、わかる。今日、死ぬ】
【生き延びたとしても、もう、そこで剣士ではない】

クルス……嬢ちゃん。

【確りとした声色で】
【ミイラのように、土気色の皮膚をした、死にかけの老人は、立ち上がる】
【確実に、命を削る行動だ】

……儂は、もう、此処で生き延びたとしても。
《剣士》じゃない。

【確りとした声色で、そう言って】

だから、……儂は、此処で逝く。

【刀を、持っていられるだけの体力が残っているうちに。老衰で死ぬ前に、白刃の元で死にたくて】
【その前に、頼むことが一つだけ】

桜の国に……、孫が居るんじゃ。
わしが死んだら、そいつ、に。この刀を。

【妖刀は、かたり、かたり、と震えを返している】
【主の死を、剣は受け入れている】
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 03:19:23.60 ID:9tdizxQdo
//>>781のレスは
//>>763>>764>>771>>775
//です
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/27(日) 03:22:33.14 ID:BtnCl0W10
>>770

ケッ、だったら黙って安静にしてな。傷に響いて仕方無ェぜ。
大体……、……なンだよ

【と、悪態を連ねる気だったのだろうが。少々雰囲気を変えた相手に、振り向いて】

…………、…………。
…………。

……アーン、やっぱオタク、チョーブザマじゃ無ェか。

【――と、呆れたように溜息を吐きながら、肩を竦めて】

無理してンじゃねェぞ。
結局、ガキなンだ。十分よくやってる方だと思える程度の、な。
誰も咎め無ェよ、オタクがその強がりの仮面を外そうがよ。

……ま、好きにすりゃいいんだがな

【なんて、そう。独り言のように、呟いて】
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 03:23:16.05 ID:hxY8gdgSO
>>753

――……オレ自身は……正義≠ネんざ、生憎と――持ち合わせちゃ、居ないさ。
だが、信じている。Justice=\―あいつ等の道が、最も正しいそれ≠ノ繋がると、な。
この正義/道≠ヘ、昨今殺す正義≠セ何だと妙ないちゃもんを付けられちゃあ、いるが。

……だが、其れでも殺さない℃魔熄o来る正義だ。あいつ等は、汚れ切っちゃいない。
善も悪も別け隔てなく受け入れてやれるんだ、あいつ等は。――手を、伸ばせるんだよ。

…………とんでもなく傲慢だがな。それでも、皆が倖せになれば好い≠ネんて、本気で考えてやがる。

【――――からん。その手に提げた両の短刀が、光を喪い取り落とされる】
【ゆらゆらと佇んだ儘に、近寄る彼を、影は見据えて。淡々と、だが何処か誇らしげに】
【誰かの正義≠、語る。――それは借り物だが、断じて紛い物には非ず】
【長きに亘って共有したのだろう理想は、彼女自身の信念≠ニして、確かに昇華されつつあった】


【ぎしり。感覚の失せた掌が、腰の太刀――最後の一振り≠掴む】


オレはその甘ったるい優しさに惚れて、信念に救われて、莫迦みたいに低い可能性に何もかも懸けたくなった。
だから、強いて言うのなら――あいつ等の蒼い理想を、そのままに貫けるよう支える<Rトが。


    【――――オレの、正義≠セ】

【彼女はそう断言して腰を僅かに落とし、誰が見ても一目瞭然の居合構えを取り】
【体を捻り重心を低く、引き絞られた弩の如く。絶速≠フ斬を放つ準備を、整える】

【鯉口が切られれば、其処から溢れるは妖ノ気。――鞘の内の刀身に、魔力と能力≠集束させつつ】

――――お前の、正義≠ヘ?

【正義を語り終えた、人でなし≠ヘ。彼がそうしたようにまた、悪≠フ正義の在り処を問うた】
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/27(日) 03:25:12.63 ID:O2HFcWyco
>>772

──突っ込んだ所で、な。
そりゃ、凄く面白い話に出来るスキルがてめえにあんなら、聞いたかもしれねえが。
…それによ───フェアじゃねえだろ?
自分の事を言わずに、根掘り葉掘り聞こうとすんのはよ。

【──ニヤリと笑みを浮かべる。比較的、疲労の色は少ないようだ。】

…。……。ちょっと待て。
確かに、普通に出られた事は出られたぜ、俺は。
“よく出られた”って事は────。

【うわあ、と言いたげな表情。】
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/27(日) 03:29:24.73 ID:adDjkk95o
>>773

ふふふ…!

勝負アリ───ですね!

【サーベルという流す先のものが無ければ、もう放電はできず】
【しかも、刃が抜けたものだから受け止めた手からはかなりの出血をして】
【膝から崩れる姿を見て勝ち誇った顔をするが、彼女も既にふらふらで】

…………………きゅぅ…

【魔法で具現化したものなのだろう】
【翼も尻尾も爪も、砂でできたあお城のように消えていき】
【兵装の消えた彼女の姿が見えたと同時にどさりと倒れる】

【龍の様な魔法生物にとって、魔翌力は命も同じ】
【ほとんど空になれば消滅するのを防ぐため、
 僅かな魔翌力の消費を抑えるために仮死状態になるのだ】
【───分かりやすく言えば、充電切れ】

【もし、ここで少しでも意識があれば、そちらの勝ちなのは言うまでもない】

/眠気が限界ですが、この辺りでしょうか?
/久々の戦闘ロール、楽しかったです!お疲れさまでした
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/27(日) 03:29:39.44 ID:Yh7MLA/oo
>>744

大丈夫、じゃないよね。凄く痛そうだし――――。

ちょっと待ってね。治療道具治療道具、と……。

【エルフェスの悲痛な願い(?)に応えるように、ルシアはシルクハットを拾い上げ】
【その中に手を突っ込み、当然の様に包帯や消毒液などを取り出していく】
【取り出した物を使って、とりあえずの止血と消毒、固定処置を施すだろう】

――後はまぁ、お医者さんに見せて治して貰うようにね。
流石に、私じゃこれほどの傷は治し切れないし……。

【「お手上げだよ」と両手を小さく挙げる仕草、そして】

………………それじゃ、私はそろそろ行くね?
色々あって、早い内に帰らないとだから。

【色々、と。明確な理由は示さなかったものの】
【消耗の少ない身体。不自由なく、勝手に自らの足でその場を去って行った】

/最後の最後で寝落ち……! 申し訳在りません!
/余り長引かせるのもアレなので、これで。お疲れ様でしたっ
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga sage]:2011/03/27(日) 03:29:41.74 ID:yVkGhGWJ0
>>777

ええ、不愉快ですわ。
どうして口にしていないことまで、知っているのかしら。

【きょとんとした顔に返すのは、にこりとした笑顔】
【笑顔とは逆に、声色はずいぶんと険悪なものが混ざっていて】

今回の謝罪を含めた大金でも渡してくれるとありがたいですわね。
働かないでいい時間が増えるのはいいことですわ、ええ、とても。

【それのお金にプラスして、さらにのお金を要求するも】
【やはり、具体的な金額は述べない。結局のところ、相手任せで】

ま、どちらでもいいですわ。
わたくしには関係ありません、あなた様がどこの誰とどんな関係であろうと。

お金か何か、見合うものをいただけるのであれば、お受けしますけれど。

【いまだに相手に向けられた手と、足元の猫たち】
【何かしたら、しようとすれば、攻撃する、と。言葉以外で言っていて】
【つまりそれは、何もしなければ何もしない。強い警戒があるが、表情には既に笑顔が戻っていて】
【やっぱり、お金やらなにやらをくれれば、と。そういう話になってしまうらしく】

ええ、信用している人にならともかく、信用していない人に背中を向けるなんて、論外ですわ。
信用している人だろうと時と場合によっては後ろから銃を向けてくる、そんな世界ですもの、ここは。

そうしたら、夕方、夜まで。時間をしのげばいいことですわ。
建物の中にでも入ってしまえばいいのですもの。

【彼女にとって、それは論外、らしい】
【まあこの状況。信頼していないだけでなく、警戒まであって。背を向けろ、というほうが難しいか】
【そんな例を挙げつつ示す「ここ」とは、路地裏の中のことか、それとも、世界全体のことか。分からないけれど】

【それに返すのは、そんなこと】
【昼になってしまったのならば、夜を待てばいいじゃない、と。たいしたことない、という風で】

……ま。
満足のいく額であることを願ってますわ、名前も知らない誰かさん。

【相手が去り行くのであれば、彼女は何もしない】
【向けていた右手でツインテールの右房に指を通し】
【かけた声は、届くか届かないか、微妙なライン】
【ある程度相手が離れていけば、二匹の猫がぱちんと弾ける。そんな音が、路地裏に響いた】

/お疲れ様でした、ありがとうございましたー
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/27(日) 03:29:56.90 ID:kXgGN2lbo
>>757 >>766 >>776

……そんな、こと……

【数でその規定範囲を越える=z
【それは否定できなかった】
【――だって、誰もやったことがないんだから】

許されなくたって、構わないもん
勝てばいいだけ…

(……私には、仲間なんて……、居ないんだから)
(誰も傍に、居てくれないんだから)

【視線は決して交わさず、伏し目がちのまま、吐き捨てるように呟いた】
【――仲間の力なんて、全力で否定したかったけれど、出来ないから】
【悔しさに耐えかねて、下唇を噛み締める】

>>766

……そんなお願いは、ズルイよ

【淀みなく動いていた左手が、中空で止まった】
【涙の滲む笑顔につられて、泣きそうになる】
【――どうみたって、こんなのは、笑顔じゃない】

【「幸福」なら、どうしてそんな、無理をしてるのか――】

【――――理由なら、さっき聞いてしまった】


【カゲツの左瞼に、銀食器特有の凛とした冷たさが押し当てられる】
【瞼に感じる微かな振動はきっと、少女の惑いの顕在化】
【一息で眼球ごと串刺しそうな、それは】
【いつまでも押し込まれることなく、寸前で静止していた】

(……私は、こんなところで立ち止まるべきじゃない、のに…!)

【カゲツの、真っ直ぐな心が受け止めきれない】
【吐いた言葉すら実行できない自分の不甲斐なさに、涙が止まらなくて】
【伸ばした手を握ってくれる彼女に、慰めて欲しいとすら思ってしまって――】


【――クシャッ】


【奇妙な水音を立てたのは、ハニーの右腕だった】
【時間は待ってくれない。患部から次々に身体が気化≠オて、止まらない】

――つぎ、あったら……かならず…!

【決まりの悪そうな表情で紡ぐのは、どうしようもない捨て台詞】
【警棒を拾うと、バックステップで戒能が創りだした血煙の中へ飛び込んだ】

(じゃあ、おにーさんは、なんだっていうんです)

【――煙が晴れたとき、ハニーの姿は、その場から消失しているだろう】


/わー、すみません、このあたりで!
/お疲れさまでした―!ありがとうございましたー!
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/03/27(日) 03:30:23.61 ID:85ySs7ofo
>>771 >>775

【二人が撤退の準備を始めたのを見て――】
【――クルスもまた、花城を助けねばならない、のだが】

(……うご、け!)

【残された力は、もうそれほどない】
【今にも崩れそうな全身を震わせて、ゆっくりと、一歩目の足を踏み出す】

……なら、早く行きなさい。
そうすれば、私も、心置きなくその人を、治療することが出来る。

【こつ、こつ、と。ゆっくりと花城のほうへと近付きながら、それでも未だ撤退を終えない二人へと警戒の眼差しを向けている】

ごちゃごちゃ五月蝿いのは貴方だ!
貴方の所属する組織が、どんな風に見られているか……。
それをもう一度見つめなおしてから、手を払っていないと、言ってみなさい。

【苛立たしげに、クルスはらしくなく叫ぶ】
【世界を相手に、世の天秤を返す。その思想と号令の下、こうして国を襲撃してみせるようなマネをしておきながら】
【――誰の手も払っていない、と言えるリンが、クルスには理解できなかった】

>>781

【どうにか、花城の下へと辿り着き――】
【目の前で、花城が立ち上がったのを見て、目を剥いた】
【傍から見ても、瀕死の重傷を負っているのが分かるのに、立ち上がるなどと――!】

……花城、さん……。
なにを……!

【その口から零れる、己の死を見据えた言葉に、クルスは反発する】

そんなの、貴方が渡せば良い……! 
死ぬだなんて、バカなこと、言わないでください!

【敵の存在も忘れて、クルスは花城の傍で、その身体を支えようとする】
【――だが、クルスに残された程度の力では、その身体を支えることも出来ようもない】
【ただ、その身体に寄り添うだけ、の形になる】
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/27(日) 03:31:04.08 ID:O2HFcWyco
>>780

────。あー、うがー。
…どいつもこいつもブン殴ってやろうか、ホント。

…ちょっと待て、“粛清”してるトコだ。

【イライラ。】
【──颯護は、実の所“自爆”以外の傷は負っていない。】
【取り敢えず、凄いピンピンして見える。】
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/27(日) 03:31:22.85 ID:BtnCl0W10
>>780

あァ、センキューだ。ンじゃ、とりあえず。
オタク、シャルのダチコーかい?

【此方も、かなり率直というか、簡単というか】
【“ダチのダチはダチ”とでも言わんばかりの軽さで、そう話しかけて】

……アーン?見てりゃ分かンだろ。槍遣いだよ。

【いや、確かに見てれば分かったのだが】

>>785

……そうかい。なかなかクサれてるかと思えば、良い性格してンなァ

【と。何処か皮肉交じりのような、冗談交じりのような。そんな調子で返して】
【彼もまた、浮かべる表情は柔らかかった】
【柔らか、かった(過去形)】

【緋天がそのことに関して追及しようとするものなら、見る見る紅丸の表情は暗くなり……】

……ンだよ。ああ、捕まったよ!
結構な賽銭も叩き込んでやったのに、
『如何なる理由が在れど、連れを見捨てるとは不届千万。
 そんな悪行を重ねていては、その程度のゼニ如きでは神は振り向いて下さらんぞ。
 それどころか天罰が下るわ、この罪を祓うには我と共に境内を掃除して云々』……あー、畜生ォーッッ!!

【……だそうである。自業自得か】
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/27(日) 03:36:58.83 ID:uCRcneaAO
>>791

一応は怪我人だからさ、殴られると更に重傷に変わるんだけど
応急処置程度でいいから、あとで頼む

【にこにこ】

【よく分からないけど上機嫌です】
【それからなんだか手がぷらーんってなってる左手をひらひら振ってみせて】

>>792

ん、一応な

【彼の古い幼なじみから真っ直ぐに友達かと問い掛けられるのは、なんとなく気恥ずかしい】
【故に少しだけ逸れた言い方になるも、頷いてから不思議そうに頸を傾げると】

……紅丸カオス。あれ、お前のじゃないのか?

【口に出す度にふざけた名前だなぁという感想を持つ刀のことを、話題に出してみた】
【別に重要度は最下層なのだが、気になって仕方ないらしい】
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/27(日) 03:37:14.57 ID:04OGaRXXo
>>778
……ちょ。
ヤーダー何すんのふざけんなバカ! 児童虐待!

【どこにそんな元気があるのか、ばたばたと足をばたつかせて騒ぎ出す】
【逆に言えば、騒ぐだけの気力しかない、とも言えるかもしれないが】
【その拍子に、失血した体がぐらりと揺れて危うく倒れこみそうになり】

う……、駄目、だ……
……ゴメンナサイ。治してクダサイ。

【東京すかいたわーより高いプライドの持ち主である少年も、さすがに命と引き換えには出来ないと見たか】
【ものすごーく長い思考の末に、ぼそぼそと呟くように口にした】
【この様子だと、治した途端手の平を返しそうだが。それくらい性格悪そうだが。】

>>780

【上記の例があってか、些か身を引きながらも】
【ただ近付いてきただけなのだと見ると姿勢を戻し、怪訝そうに見つめる】

……まだ。でも、開けようかなとは思ってる
なんでイキナリそんなこと聞くワケ? 変態サディストなの?

【やっぱりものすごく口が悪い。というか、態度が悪い】
【それでも、日常的(?)な問いであることに拍子抜けしたのか、どこかばつの悪そうな表情だ】
【金髪は血だ泥だと随分と汚れて黒っぽく、一層それっぽいカラーリングになっている】

>>783

無理なんてしてないし。カッコ悪いじゃん……こういう事、言うのとか
あぁもう強がってない、すぐコドモ扱いされるから言いたく無いんだよ!

……好きにするさ。いつか、望みが叶うまで

【少年期にはありがちの、それはやはり強がりなのだ】
【ご不満とばかりに膝に顎を乗せ、独り言じみた返事をした】
【目標ではなく、望み。ただ、水面に視線を漂わせて】
【ともかく相手から何もなければ、そのままそっぽを向くだろう】
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/27(日) 03:39:39.03 ID:O2HFcWyco
>>792

──良い性格とか、悪い冗談だっての。
【自分で、ひねくれているとでも自覚しているのか。】
【顔を引きつらせながら、そんな言葉を放った。】

…ざぁんまあああああああああああッ!!

【プギャー】
【そんな様子を指差して、ゲラゲラと大爆笑。】

──まあ、ブン殴らずに済みそうだわ。
あん時は殴り殺してやろうかと思ったけどありがとう
【最後は感情のこもっていない話し方。いわゆる棒読み。】
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 03:41:26.04 ID:1HklHepko
>>784

……………ああ、何とも

【くつり、と思わず浮かんだ笑みは―――嫌味なモノでは無く、本当に】

…羨ましい、限りだ

【最初に、言えなかった言葉にピッタリの…何処か無邪気な、幼い笑みで】

【誰かと共に在り、誰かと支え合う】
【彼にとってそれは、“非日常”だからこそ―――余計に眩しくて】

………俺の正義は、正義と言うものを正す事。か?
この世界の正義は少し―――変わっている

【彼女が最後の一振りに手をかけようと、微動だにしない】
【彼女が答えたなら、此方も答えるが礼儀である】

正義の味方よ俺は正義が憎いんじゃない。人が嫌いな訳でも無い。


“正義の為”を人殺しの理由にし、それを正しいと言う誰も彼もが“勘違い”した世が憎い

その様な偽善を振り翳し、今を作り上げた過去の英雄が憎い

それを“仕方ない”と言う正義の味方気取りの眼を覚ましてやりたい


……正義なればこそ。人を殺めた事を誇るんじゃなく。救えなかったと悔いるべきだと知らせる為だけに
俺は世界に。正義の味方に喧嘩を売らせて貰って居る

【「だが……」】
【と、この男は言葉を続ける】

…最近は、正義の味方も変わってきて……迷ってる訳だ

【自分の知らぬところで、大分変ってきた世界に…男は少々“迷っている”様で】

………ったく。
前なら迷わず殺しにいけたのになぁ

【自嘲的に笑うと、僅かに―――前傾姿勢をとった】
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 03:42:01.40 ID:EKRYSDwZo
>>787

(おお、リアルマジシャン……)

【いかにもな治療道具の出し方に感動してたとか何とか】
【そして時折「痛っ」やら「ぐっ」やら呻きつつ治療を受け】

治療サンクス、助かったぜい。
んまあそうだろうな、でも医者は嫌いだし……。あ、いや適当に治療するよ?うん……。

【医者でもこの裂けたような傷を治せるかどうか】
【心当たりはあるがその人物には頼りたくないし……】
【どちらにしても医者には行かなさそうな雰囲気だった】

あいよ、気をつけてなー。

【座り込んだまま手を振り】
【共闘した仲間を送るのだった】

ふう、……頭痛いね2つの意味でさ……。

【玉座の間の豪奢な絨毯の上に寝転んで、夢の中へと逃避するのでした】

/いえいえ、おつでしたー
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/27(日) 03:47:06.23 ID:BtnCl0W10
>>793

そォかい。ンじゃ、相当仲は良い見てェだな

【しかし、彼は流石に古い幼馴染か。当然のように、そう返して】

……「一応」でもな。そう言い切れるってェことは、シャルから友人だと認められてるッて事だ。
アイツのコトはよォーく分かってンだぜ?アイツにとっての『友人』は『親友』レベルだからなァ

【くつくつと、何処か楽しそうに。そして、嬉しそうに笑って……――】

ああ、紅丸カオスか?そりゃぼくのだ。
槍ばっかじゃキツいこともあってな、サブウエポンみてェなノリで使ってた。
例えwikiに剣士って書いてよォが、そういうコトだ。あンまり触れるもんじゃないぜ

【……らしい。乙である】

>>794

だァーからなァ、そういうのがガキだってェンだよ!
コドモ扱いされるのはオタクがコドモだからだろうが!

……ああ、好きにしろ。セーゼー、死ぬンじゃねェぞ

【と。そっぽを向いてしまったオーベールに、それだけ返して】
【以降、向こうからアクションが無い限りは――紅丸も、オーベールに話しかけることはないだろう】
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/03/27(日) 03:52:35.16 ID:bnCfzhbLo
>>776

…………ッ!?

……どこまでも、気に食わない奴。

【いくら警戒していて、反応は出来ても】
【目潰しに対応することは出来ず】
【煙が晴れた頃には──既に二人の姿はなく】

【卑怯な戦い方だったり、最後の目潰しだったり──なんかこう、正義とか抜きにムカついた】

>>789

……───じゃあ、勝ってみろよ。
てめぇの言う変革が、本当に正しいんならな。
…………負けてやるつもりは、欠片もないけど。

【仲間の力を心から信じてる彼は】
【迷うこと無く、去っていくハニーにこう言い放った】

【──左腕に、おっきなフォークが刺さった姿で】

/お二方、お疲れ様でした!

>>766

……大丈夫かッ!?

【煙が晴れたら、フォークを引き摺りながら駆け寄っていくだろう】
【フォークが邪魔だったり、体力が限界に近かったりで、覚束無い足取りではあるが】
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/27(日) 03:53:46.24 ID:uCRcneaAO
>>794

あぁ、やっぱり……

【(?)】
【彼からすれば疑問しか呼ばないだろう言葉を零しながら、少し頸を傾げると】
【似たようなカラーリングに少しだけ懐かしくなって、薄く唇を開いた】

……オーベール、だよな
お前の血縁にシルヴェストルって男はいるか?

【――それは、直球だった】
【疲労で気を使う余裕もあまりないのか、ドストレートで彼に球を投げる】

>>798

……お、お、おう。勿論さ

【戸惑ったのは此方だった】
【彼との関係は閉鎖的なもので、故に他者から関係を指摘されるのは初めてである】
【普段は本人との会話だから気にもしないが、改めて他人からそう言われると】
【なんというか、物凄く――恥ずかしくて、僅かに耳を赤くしたりしつつ】

あぁ、そうか。うん、とりあえずひとつは疑問が溶けた

……で、だ。昴、だっけ。再会出来たか?

【クロワの友人、という話から逸らしたいらしく、もうひとつ気になっていたことを尋ねてみたりする】
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/27(日) 03:54:03.90 ID:O2HFcWyco
>>794

──…。
(ああ、ホントに一発殴りたい──)
【ああ こんなにも治療を お断りしたいと 思ったのは 初めてです】

【「黒刃」の切っ先を向けて、其処から術式を発動。】
【いつもは掌からやるのにも関わらず、“凶器”を向けているという事は、刺すぞという意志表示だろうか】

【“眠り”。睡眠は、心身の休息、記憶の再構成など高次脳機能にも深く関わっているとされている。 】
【彼の能力は、体の部位を休眠状態に移行させ、其処に魔術で補助をする事により、“疑似自然回復”を超高速で行う事が出来る。】
【暫く動かし辛くなると言ったデメリットがあるので若干使い辛くはあるが、“自然回復”の可能性がある部位はかなりの精度で再生する事が出来る。】

──一応、終わったが。
…調子に乗んなよ?な?な?
【ちくちく。切っ先を向けて笑みを浮かべる。】

>>793

…なら治療が終わったら、ブン殴っても?

【やり取りが終わると、此方に移動。】
【同じ方法での、治療を試みる。勿論、こっちも切っ先を向けている。】
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 03:54:38.14 ID:Pko15YMDO
>>775(リン)
……目は覚めたかしら?
あたし達のするべきはもはや戦えない老人をいたぶることでも、それを庇い立てする小娘を取り[ピーーー]ことでもない
個人的に気に入らない事もあるんでしょうけど―――今の私達が≪R.I.P.≫である事だけは忘れちゃいけないわ

【目を瞑り、紡ぐ言葉はパニー自身に言い聞かせる響きを含んでいて―――】

端末は……生きてるわ。帰るのに支障は無いはず

>>781(花城)
【自らの死を受け入れ、言葉を紡ぐ花城―――その言葉を聞きながら】

(あくまで剣士でありたい、か……きっとこの爺は、本当に戦いの中で死にたかったのね)

―――きっちり殺してやれなくて悪かったわね、爺

【彼の死出への餞の言葉―――伏せたままのパニーの瞳には、真実謝罪の意志があった】

……それから生憎だけど、あたしは今しばらく、図々しくも生き残らせて貰うわ。…こっちは謝らないから

【そう言って、転移装置を起動する―――パニーの体が、黒い水溜まりに沈んでいく】

>>790(クルス)
世界の敵って楽じゃ無いわね……

【クルスがリンにぶつけた言葉を聞きながらそうぼやき】
【それから花城を「引き留めようとする」クルスに対して―――】

自らの死をそこまで悟った人間に「逝くな」とは言うものじゃないわ……
そいつが戦場で死ぬことを選んだのなら、此処で死なせてやりなさい、そうしないと―――

        ―――心が、死んでしまうから

【そこまで穏やかさすら持っていたパニーの声音が、途端に剣呑さを帯びる】

真に強き意志と力を持つ者が輝く世界―――あたしは≪ノクト・アルカディア≫をそう解釈してる
あんたがその爺の意志を無視して生かそうとするなら―――あたしは≪R.I.P.≫として「爺のために」あんたを―――――

【水溜まりに沈んだ言葉は其処で途切れる―――後は只、癒えぬ傷跡が在るだけ】

【………】
【……】
【…】

//私はコレにてお疲れ様でしたー!最後まで遅くて申し訳ない
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 04:00:51.33 ID:m2yLIt6SO
>>776(戒能さん)>>789(ハニーさん)

【血と硝子体が交じったどろどろが頬を伝う感覚は、いつまで経っても現れず】
【次に目を開いたときには、二人の「敵」はいなかった】

……かならず。何ですか、
なんなんですか……っ

【ぼた、ぼた、ぼた。】
【その代わりに頬を汚す、さらさらの透明の液体は】
【何が原因で発生しているのか、彼女自身にもわからなかった】

//お疲れさまでした、ありがとうございましたー!


>>799(双葉さん)

私は大丈夫、ですよ。
むしろ双葉さんのほうが、危ないじゃないです、か……

……救急車、呼びます、ね。

【転んで背中を打ったのと、軽い凍傷と、それから蜂蜜】
【目の前の青年が負った傷なんかより、ずっとずっとましだった】
【未だ頬を濡らしたままで、携帯電話を操作。しばらくすれば、サイレンが聞こえてくる、だろう】

……双葉さん、「敵」って、なんなんでしょう。
私にはそれが、なんだかよくわからなくなってきました。

【救急車に乗る直前の、最後の質問。縋るような弱々しさで、訊ねた】
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 04:01:10.89 ID:q5YxPhEDO
>>786

………あぅ……ぅ……ぁ……ッッ

【たった一度だけの、然しながら耐えるにはあまりにも強力な電流を全身に流された少年の身体からは、未だバチバチと電気が散っていて】
【最後の気力を精一杯振り絞り、なんとか意識を保とうとするも―――】

【ほどなくして、バタリと―――糸が切れた操り人形のように、彼は橋の上へと倒れ込んでしまうだろう】

【視界が狭まり、闇に落ちていく意識の中。トドメを刺されることを覚悟していたが――前方からも人が崩れ落ちる音がして、彼女の方にも限界がやってきたことを悟る】 
【痛み分け、と言いたいところだが、決定打を成功させたのは彼女の方に軍配は上がったと言っていい。そんなことを思案しながら、彼もまた意識を鎖していく―――】


【―――金の国・城門前跳ね橋。傷付き力尽き、気絶した少年少女を残し、静寂の中でまた新しい夜明けを待つのみ】


/乙でしたー!
/超久々の戦闘めっちゃ楽しかったです!あと遅返信本当にすみませんでした……
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/27(日) 04:01:16.00 ID:Cp22KVzr0
>>781>>790>>802
それは世間一般から見てでしょ…
国と国の戦争で負けた国は悪のレッテルをはられ、勝った国が正義のレッテルをはられるのと同じ
悪も正義も根本は変わらない…ただ世間一般の常識で決められちゃう不公平な多数決よ…
まあ私たちが世間一般的な悪の組織ってのは認めるけど…
【はぁ…と溜息をはき】

……安らかに
【花城にそう言い】

わかってるわよ…そのつもりは最初からなかったわ…
……今度一緒にココア飲みましょう
【パニキュレータにそう言いながら端末をいじり】
【彼女は去った】

/皆さん乙でしたー
/おやすみなさい
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/27(日) 04:02:44.55 ID:BtnCl0W10
>>795

ああ、冗談に決まってンだろ

【さらり。……これはこれで鬱陶しい、か】

ああ、糞ッ!うぜェッ!糞うぜェぞ!
ケッ、まァいいさ。饅頭まで馳走になっちまったからなァ、アホの食いさしだったけど。

そりゃあどうも。ぼくはまだまだやりたいことがあるからな。
……そういやオタク、名前は?ぼくは紅丸だ。此処に来た時に言ったよなァ

>>800

……なンだよ。オタク、もしかしてシャルのオンナかァ?
違うよなァ、そいつは確かルカスってヤツだろ。
そこまで照れるモンかよ、たかがシャルだぜ?
【されどシャル(クロワ)である】
【というか、紅丸は現在のクロワがいかにドツンデレか知らないのだ。それはある意味罪かもしれない】

……スバル、か。結構なトコまで踏み込んでるらしいな。
アーン、今アイツが『天ヶ谷』の家の人間として生きてるトコまでは掴んだ。
が……流石に、相当「追っ手」を気にしてンのか……なかなか難しいな。

とはいえ、スバルには。ぼくや、シャルが生きてるコトは伝わってるらしいンだ。
こうなりゃあ、時間の問題ってヤツだろ。近いうちに、再会できそうだな……

【……と。本当に嬉しそうに、そう語る】
【この3人は、文字通り10年以上ずっと生死を共にしてきた、ある意味家族よりも強い絆を持つ――】
【それが3年ぶりに再会できるかもしれないというなら、それは嬉しいことだろう】
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 04:07:43.75 ID:9tdizxQdo
>>790>>802>>805
は……は、優しいのう……嬢ちゃん、は。

【嬉しそうに、笑みを零すその姿は、あの公園で会った日の好々爺だ】
【違うのは、もう少しで死ぬ、それだけの違い】

でも、……なぁ……。儂は、剣士じゃったのさ……。
剣士として、生まれて、剣士として生きてきた。
命の奪い合いの世界で、生き延びて、死にたくないのを、誤魔化して。
ようやっと、死んでもいい、って思えたのは、60超えたぐらいでの……。
だからこそ、剣を振れなくなる前に、死にたかった。
儂は、剣士だったから。剣士でない時など、無かったからのう。
……は、は。死ぬ前の全力、爽快じゃわ……。
やっぱり、寝床で死ぬのは、……お断り、じゃ、な。

【ぽつり、ぽつり、小さく、微笑みながら話していく】

――――――もう、いいんじゃ。
……十分じゃァないか、クルス嬢ちゃんみたいな可愛い子に、そんな心配されるなんて、儂も、まだまだ……、捨てたもんじゃ、無い……。かの。

【からかう様に、笑って。寄り添うクルスを見下ろして】

何時死んでも良かったんじゃ、今日がたまたまその日だっただけでの。
任せたぞ、桜の国、花鳥風月戦術道場じゃ、忘れないでくれ。儂の、後生の頼みじゃ。
あぁ……、綺麗な櫻が。

【妖刀が、妖気を放つ。花城の、周りから桜の花弁が幾らか現れ、周囲にふわり、ふわり、と揺れ動いて】
【パニキュレータに、優しい瞳。人斬りには見えない瞳を向けて】

なぁに、気にすることはないさ。お嬢ちゃんの本気、確りと受けさせてもらった。
――――楽しかった、簡単には死ぬなよ、パニー嬢ちゃん。

【敵すらも、応援するように、声を掛けた】
【レンのその言葉に、微笑みを返し】

――――有難う。又いつか、死出の旅路にて逢わんことを。

【少し、気取った様子で、そう言って】

クルス、嬢ちゃん。
悪いな、これから、嫌な物を見せる。

【詫びて。クルスから距離を離し、左手で刀を逆手に持ち、振りあげる】

――――――あー、楽しかったッ!!

【そう、愉しげに言い残して。何処にそんな力が有ったのか。刀を胸に突き刺して、絶命した】
【……ふわり、ふわり。桜の花は周囲に舞い散る。老人の表情は、長く遊んで遊んで、遊び疲れて寝てしまった少年の様】
【老人が、仰向けに崩れ落ちると同時、桜の花は、全て地面に舞い落ちた】
【――――花城 六輝:自刃にて、絶命】
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 04:08:38.40 ID:9tdizxQdo
//皆様、乙でしたー!!
//凄く熱い展開を遣ることが出来て、本当に楽しかったです。
//ほんっとうに、乙でしたー!!
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/27(日) 04:09:03.76 ID:04OGaRXXo
>>800

ナニさ本当に。 ア、ボクの魅力に目でも眩んじゃったワケ?
しょーがないよそれはさァ。ボクって凡人とは比べ物にならないくらい見目麗しいもん

【やれやれ、とばかりに首を横に緩く振ってため息を吐く】
【やっぱり同じくらい、いや、それ以上にとんでもなく性格悪いナルシストだ】

――!
アンタ、パパを知ってるの!?
こんなところでもパパを知ってる人に会えるなんて、ねぇ、どんな人だったの!?

【が、己が父の話となると、飛び付かんばかりに問いを投げかける】
【どうやら確かに息子の立場のようだ。……それにしては、どこか質問が、奇怪なような気もするが】


>>801
【ダブルドSですね分かります】

【口を開けば憎まれ口がでそう、とばかりに唇を噤んで治療が終わるのをじっと待つ】
【だるくなる様な体に違和を覚えたのか眉をひそめながら、己の体を見つめる】
【確かに少しずつ負傷が治っていくのを感じたのか、相手の顔を上目遣いに見上げて】

あの……ありがと。戦闘でも。助かったし。……それと

>>798
【ここで。本来終わるはずの会話に、そっと白羽の矢が立った】
【いそいそと膝立ちで紅丸の背後に回ると、対角線上に緋天を置き】

>>801(再)

……最初っから黙って治せっつーの! バァーカ!

【何この糞餓鬼】
【これはガンジーでも助走をつけて殴るレベル】
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/27(日) 04:10:47.08 ID:uCRcneaAO
>>801

……暴力反対、だけど一発なら我慢する

【逆にいえば、一発は我慢してでも治してもらいたいらしく】
【精神的な経度の不眠症持ちだが、肉体に効かない訳では勿論なくて】
【ちょっとだけ気持ち良さそうにしてから、「ありがとな」と礼を言うだろう】

>>806

いや、それだけはない、が……うん……

【思わず言葉に詰まる】
【どうして、言えようか――『貴方の幼馴染さんのデレが凄くてヤバい』なんて】
【とりあえず視線を逸らして適当にごまかすと、彼の言葉に頸を傾げて】

それなんだが、昴の兄が知り合いでな
クロワの連絡先を渡してくれって頼んだから、近々会えるんじゃないかと思うよ

【まだ伝わってないらしいが、少なくとも繋がりそうだと、彼に伝えて】
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/27(日) 04:13:45.68 ID:O2HFcWyco
>>806

──ま、その方が良いに決まってる。
本気で言ってたら頭が可哀想な子だと認識してたトコだよ。

【一瞬はあ?という顔をした気がする。】
【──イラッと来たのは、確かか。】

…“アホ巫女”だな、ホント。
不意に言っちまったが、それ以外の奴が思い付かねえよ。何だコレ。

──緋天、颯護。
“光”の魔術師家系、「緋天」の家系の隠し子。

【──さらりと、小さな爆弾を投下して見せた。】
【先程さらりと言われた、返しなのだろうか。】
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/27(日) 04:17:24.75 ID:BtnCl0W10
>>809

……おい。何、ぼくを盾にしようとしてンだ?

【言うや否や紅丸は、ゆるりと立ち上がってオーベールの背後に回ろうとする】
【何このぐるぐる大会】

>>810

そうかい、よかったぜ。正直シャルの浮気とか考えたくなかったからな。
しっかしアイツも本当によ……アリスの件があった時は、大丈夫かと思ったモンだが――
ッとに、良かった。立ち直れたみたいでな

【……――、……アリス?】
【≪アリス≫とは……クロワのアートマン、ではないのだろうか】
【だが、この紅丸の語り口は、とてもそんな風には――……?】

……スバルの、兄?……あァ、『天ヶ谷』。
そうか……恩に着る。有難うよ。
一応、ぼくとシャルは連絡先を知り合ってるからな。それさえありゃあ、もうイッパツだ

【と、彼は。座ったままではあったが、深く頭を下げるだろう】
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/03/27(日) 04:18:21.07 ID:bnCfzhbLo
>>803

【結局使用しなかった処刑剣を、腰に帯びる】

俺は丈夫だからな。
此れ位、問題ないさ。

【この言葉は、ただの強がりで】
【体の一部を貫通するような傷が、軽いはずがない】

それは、一人一人の正義によるんじゃないか?
あんまり役に立てなくて悪いけど、
今日どうして戦ったのか、自分の正義とはなんなのか。
……そういうのを一度見つめ直してみたら、いいんじゃないかな。

【人生の先輩として、協力組織のリーダーとしてアドバイス】
【実際、双葉は自分の信念をしっかり持っているからこそ、迷わないし揺るがない】

…………それと、これ持っとけ。
俺よりは、お前が持ってるほうがいいだろ。

【そう言うと、右手でハニーのフォークの持ち手を握り】
【──力を込め、一気に引き抜いた】

……──────ッ───

【フォークによって抑えられていた血が、一気に傷口から溢れ】
【激痛に顔をしかめるが、声には出さない。無言の悲鳴】
【そして無言で、カゲツに手渡そうとする】

【この行動の成否にかかわらず、双葉は救急車に乗るだろう】
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 04:20:35.47 ID:hxY8gdgSO
>>796
【――……そりゃどうも、と。そう応じて彼女もまた、口許を緩い弧に曲げて】
【凛として涼しげな、透徹した笑みを浮かべる。それから――――】


成る程――――そう考えれば、正義の味方≠ニ呼べなくも無いな?
…………もう一つばかし多いとも思うけれど、さ。

【くすり、心底可笑しげに。微かに喉を震わせて、だが然し構えは微塵揺るがず】
【相手の正義を確りとその耳で聞きつつ、ただ最後の一合を待ち続ける】


……成る程、道理ではある。正義を題目に掲げりゃ誰も彼もが正しいなんて、糞喰らえだ。
必要だ≠ニは思っても、仕方ない≠チてのは頂けないやな。正義は諦めないもんだ、そうと相場が決まっている。

んな訳で。少しばかり穿ち過ぎてるけど――――悪くないよ。有りなんじゃないか、そういうのも。
オレは、後者に加えて……救えたコトを喜ぶ≠チてのが、一番らしい≠ニ思うがね。

【さて。そう告げて話を切れば、残りは互いの得物で語れ、とばかりに口を鎖す】
【礼も信念も出尽くした、となればお次は力≠尽くす番だ。――この交錯で、全てを】

【息を整え太刀を握って、構えを取って心を練って。十全に研ぎ澄ましたならば、後は放つのみ――――!】
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/03/27(日) 04:25:03.31 ID:85ySs7ofo
>>802 >>805

……。
ッ……。

【消え往く二つの影を見送って、クルスは悔しげに歯を噛み締める】
【――彼女らにも、彼女らの事情があって】
【――そして、叶うならば彼女達を、世界の敵対者、などと言う立場から救いたい】

【――だが、リンのように、自分には理解できない相手も存在することは、事実】
【それらと刃と刃を交わすことしか、今の自分には出来ないのか】

【どこまで行っても、無力な自分が悔しかった】
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/03/27(日) 04:25:48.42 ID:85ySs7ofo
>>807

……花城、さん……。

【思い出すのは、ハッカの味】
【ハッカの匂い、舌を刺す様な辛さ】
【美味しいと、そう言った自分の言葉を、まるで聞き分けのない子を見るように笑っていた、花城六輝の顔――】

……っく……。
ぅく……。

【パニキュレータの言葉から――この男の姿を、この目に焼き付けて】
【そして、その死を見送るのが、自分の役目なのだと知る】

【戦う者として、死にたい――その気持ちが、分からないわけではない】
【――それでも、目の前で死にゆく命を、共に戦った仲間の死を、稽古を付けてくれた教師の消滅を】

【涙なしに見送ることは、出来なかった】

はなしろ……さ……。

【口が上手く動かない。何が言いたいのだろう。何を言えるだろう】
【さようなら? ありがとう? 死なないで?】

【そのどれもが言いたいことのようで――そして、どれも適切な言葉の様には思えなかった】

【枯れ木のようなその身体が、クルスの身体から離れるのを、右手で追いすがるように差し伸べて――しかし、その手は、どこにも届かない】


【クルスの目の前で――ついに桜の古木は、その紅き花弁をちらして、倒れた】


【――口を噤んで、しかしその姿をしかと目に焼き付けて】
【クルスは、床に腰を下ろして】

うあああぁぁぁッ――!!

【声を上げて、泣いた】
【どれだけの人の死を乗り越えて】
【どれだけの戦いを乗り越えれば】
【――全ての平穏を、この目に見届けることが出来るのか】

っぐ、ひっく……!
……ひ、う……! ぅぐ……!

【嗚咽を漏らしながら、その亡骸に突き刺さった妖刀を、引き抜く】
【その刃を濡らした、花城の血を、袖で拭ってから、鞘に戻して、右手に持つ】

(せめて……葬儀だけは、執り行わせて、くださいね……)
っく、っく、うう、うあああああああぁぁぁぁっ!

【無人の階段の傍、激しい戦闘跡に一人、佇んで】
【少女は、声を限りにと、泣き続けるのだった】


 【玉座へと続く大階段――戦闘結果】
 【パニキュレータ――逃走】
 【紅閻寺リン――逃走】
 【花城六輝――死亡】
 【クルス――生存、戦闘続行不可能】

 【勝者――ナシ】

/長時間、皆様おつかれさまでございました!
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/27(日) 04:26:35.37 ID:uCRcneaAO
>>809

ハイハイそーですね

【右から左でした。これはひどい】
【しかしそんなところにもなんとなく面影を感じて、僅かに笑むと】

え、ぁ……お前……知らない、のか?
なにも?

【彼の反応に驚いたのか、素で不思議そうに尋ねかけるだろう】
【決して出し惜しみ的なものではないのだが、彼には焦らされてるように感じるのかもしれない】

>>812

あの馬鹿は浮気できるほど器用じゃないだろ

【変なところで不器用なのは――多分、昔からな気がしてならない】
【が、次の言葉――アリス。それに眉を寄せると、どうしていいか分からず唇を閉じた】
【蘇るのはあの夜、自分にすべてを話そうとして刹那的な錯乱を見せた、彼のひどく脆そうな姿】
【話そうと必死になって、話せなかった深部――其処に≪アリス≫が眠っている、気がして】
【気になりはするが、今回は意図的に無視をすることにしたのか、曖昧にその話題は流すだろう】

構わないよ
俺は、基本的には友人の味方だからな

【気に入った相手のためならば、なんだってするのがコイツの信条だった】
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/27(日) 04:28:14.09 ID:O2HFcWyco
>>809保留
>>810

──。てめえの顔見てると、ホント色々とやる気無くすわ…

【──溜め息。結局殴らないらしい。】

…。
【ジト目。視線の方向は、瞳にある。】

ま、良いよな、どうでも。
──てめえが“何者”か、なんて質問。

【そう言って、再び“制裁”に戻る。】
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 04:29:12.62 ID:m2yLIt6SO
>>813

……一人一人の、正義。
わかりました、必ず見付けてみせます。

【腕でぐいっと頬を拭って、一回だけはっきりと頷いた】
【そして、彼がフォークを引き抜く様を。目を反らすことなく見届けて】

はい。……返しときますね。

【ちょっと引きつっているけれど、笑ってみせる】
【まるで、友人にそうしておく、とでも言うような軽さの言葉に重みを乗せて】
【血を吸った銀のそれを、確かに受け取った】


――――ありがとうございましたっ。

【やがて救急車のドアの向こうに消えるだろう双葉に、頭を下げて】
【ドップラー効果でだんだん低くなっていくサイレンの音のほうを、聞こえなくなるまで見つめていた】


//ここらへんでしょうか、ありがとうございましたー!
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/27(日) 04:31:04.35 ID:O2HFcWyco
>>809,812

オルキネス式魔術、高等戦術の一つ、『固定』。
…魔翌力をそのままの性質で固定。術式を追記して、戦う。

【──彼の握る刃、「黒刃」の事を指している──何故語り始めたのだろうか。ヤバい気がしなくもない。】

…これには一つ「特性」があってな?
元が魔翌力である以上、「魔翌力伝導率」はブッ壊れた値を持つ。
つまり、此処に莫大な魔翌力を注ぎ込む事が出来る。

【刃に、次々と注ぎ込まれていく魔翌力。ちょっとヤバい気もする。】

──とまあ、さておき。…安心しろ。
俺は“盾にされた罪”でも、良心の呵責無しに裁いてやれる。

【にこり。かなりヤバい気がして来る。】
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 04:32:54.81 ID:1HklHepko
>>814

…なぁに。喜ぶのは―――正義の味方だけで十分だ

【嗚呼、己は悪なのだ】
【誰からも賞賛されず、誰からも手を差し伸べられない】
【そんな生き方を――――今、している】

【迷いはある、変わってきた世界には…もうきっと己は必要ないだろうから】

【だが、それでも――――】

最後、かねぇ。

【之には…今この時。彼女には応えておかねば、黒縄無間と言う“人間”が後悔する】
【故に―――彼女へと歩を進めた】

【ざっ、ざっ……】
【構えるでも無く、ただ普通に―――】
【――不気味なほど、ゆっくりと…】

【妖刀の存在に気付いていない訳ではない、ソレをいとも簡単に受けれると思うほど、愚かでも無い】
【だがそれでも――――彼は、彼女の間合いへ―――踏み入ろうとする】
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/27(日) 04:37:25.80 ID:BtnCl0W10
>>811>>820

ああ、やっぱオタクはそっちのが良い気がすッぜ。
なンか、ぼくの中ではそういうキャラだッて認識されちまってるからな

【なんて言いながら、ひらひらと手を振って】

ああ、よく的を射てると思うぜ。
でもなァ、あのアホ巫女……イミナ、だったか?なンか……奇妙ってェか……
……変な感じがするンだよなァ。ま、賽銭さえ恵んでりゃ害は無いッポイけどよ……。

緋天、か。魔術師家系のかk――げほっ。
……ま、まァいいさ。どうだって良いコトだぜ、うん。

とりあえず、まァ……『赤』を背負うモン同士、ガンバるとするかい
……ぼくはそろそろ行くぜ。オタクに滅茶苦茶な理由で攻撃喰らう前に

【緋と、紅。そのことを言いたいのだろうか】
【紅丸はゆっくり立ち上がると、そのまま歩いていこうとするだろう】

>>817

はっは、違い無ェや。よく見てンじゃねェか。
ま、また機会がありゃあよ。シャルでも交えて、酒でも飲むかよ。
アイツ、まだ断酒してンのか?だったらアイツだけ水だけどなァ

【……アリスに関して。紅丸は、ツァーリがそれを知ることはないと勘付くことすらなくて】
【話題は再び、当たり障り無い、他愛ないものに戻る。……そういえば、クロワが酒を飲むシーンを見たことが無いだろう】
【冷蔵庫にミネラルウォーターぎっしりな光景は、ひょっとすると「完全記憶」のワンシーンに刻まれているかもしれないが】

そうかい、そいつァ心強い。
ま、ぼくもそうだが、オタクも身体にゃ気ィつけることだ。
戦いの果てで死なれちゃあ、シャルも困るしぼくも困るからな。
……アイツのダチコーなんて、片手で数えられるくらいしか居ないンだ。これからもよろしくしてやってくれ

【……幼馴染3人の中で、紅丸は最も年長である】
【“外見年齢”だけ見たなら、ツァーリよりも少し上くらいか】
【ゆえに、まるで3人の『兄』であるかのように振舞う時がある。今回が、それだ】
【……やがて紅丸は立ち上がって、そろそろ帰るつもりらしい】

じゃあな。生きてりゃあ、また会うとしようぜ

/このあたりで落ちさせていただきます。ふたりともお疲れ様でした、有難う御座いましたー!
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/03/27(日) 04:41:32.45 ID:bnCfzhbLo
>>819

……───どういたしましてっ

【笑ってくれたカゲツに対し、双葉も笑顔で答え】
【救急車に乗ると、担架の上へとバタリと倒れこみ】

…………また、病院かぁ。

【「最近、お世話になってばかりだなぁ」とか】
【そんな事を思いながら、深い眠りについた】

/お疲れ様でしたっ
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/27(日) 04:45:20.10 ID:O2HFcWyco
>>822

…まあ、深くは考えないでおく。

──奇妙?…奇妙、か。
何がどうなのかは分かんねえが、取り敢えずその言葉は覚えとくわ。
【──さっぱり、と言った表情。】
【その通りである。彼は何の疑問も抱かなかったのだから。】

…赤、ねえ。背負ってんのかどうかは知らねえが、とっとと行っていいぜ。

【──“必殺技”でも放ちそうな雰囲気を見せながら、見送った。】
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/27(日) 04:45:41.87 ID:uCRcneaAO
>>818

(ツンデレってこういいのをいうのかな)

【サブカルチャーはよく知らないが、なんとなくそんなことを思ったりした】
【考えてることが知られたら、殴られても全然おかしくない】

【それから不思議そうに極彩色の瞳を瞬かせると、僅かに頸を傾げてみせ】

何者か、って……興味あるのか?

【と、尋ね返してみる】

>>822

浮気できるだけ器用なら、もう少し友達とかも増えてるだろうよ
……断酒?水ばっかなのは、知ってるけど……酒を断ってるのか、アイツ

【少しばかし不思議そうに言いながらも、確かに記憶にある彼の家の冷蔵庫はミネラルウォーターばっかりだった】
【なんとなく下戸っぽいなとか思いつつ、その誘いには嬉しそうに頷いて】

ははっ、違いないな

【そう笑うと――彼の言葉が少しばかり痛いところをついたのだろう、苦く笑って】

あぁ、“また”な

【ひらひらりと、その背中を見送った】

/長い間お疲れ様でした、ありがとうございましたーっ!
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/27(日) 04:50:10.96 ID:04OGaRXXo
>>812
うわァ! ちょっと何すんの動かないでよ!
コドモ相手なんだから守るのがトーゼンでしょ、人身御供だよ人身御供!

【勝手に人を供えるなと】
【怪我も完全に治っていないのに、必死になってぐるぐる背後に回ろうとする】
【ちょろちょろ足元を動いているのでそのうちけっ飛ばされそうだ】

>>817
知らない、何も。会った事も無い
……多分パパの方は、ボクが産まれている事すら
けど、ボクはずっとパパに会いたくて、ようやくこっちに来たんだ。ずっと、どんな人か知りたくて、なのに……

【相手の反応に、どこか、寂しそうに眉を下げる】
【多少わがままながら会話は出来ていた言葉は、ひどく幼い響きへと移り変わる】

……なんで、死んじゃったんだろう。
【悲しげに、そう呟いて、】

どうして。ボクはパパに必要とされたからここに来たのに。パパがボクを必要としてくれたからここに来たのに。
なのにパパが殺されるなんて。おかしいよ。ボクずっとパパのそばに居るよ。だから戻りたくない。絶対に戻りたくない。
ボクからパパを取り上げたヤツ、絶対に許さない。みんなみんな許さない。ボクはパパのそばに居たかったのに。
要らない、パパを殺したやつなんて、パパを殺したやつらなんて、みんな、みんな要らない、みんな、みんな、みんな、

【……早口で、ただ、押し殺したように、誰ともなく、そう呟いて】
【その明らかな呟きは、他の二人にも聞こえていたかもしれない】

>>820
【と。確実にとてもヤバそうな雰囲気に、ばっと顔を上げて硬直する】

うっ、あ、あの……ぼ、ボク、終わったらサンドラに呼ばれてたんだったァ!
そ、その……ゴメンナサイッッッ!!!

【今回、一番の怯えを見せて、最後に本気の謝罪を告げて――とても、手遅れっぽいが】
【くるりと踵を返すと、三者にまとめて小さく手を振り、走り出した。もとい、逃げた】

【そこだけ見れば、ただの――とても性格の悪い――10才ほどの少年】
【だが、カーネルとの戦いのときに見せた激昂と悲しげな呟きは、とても良く似た内容だった】


/そろそろ夜も明けるころなので、こちらもこの辺りで。
/主催者様、参加者の方々、お疲れさまでした! そして緋天お兄すみません。ほんとに。
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/27(日) 04:54:55.39 ID:O2HFcWyco
>>825

…あ?

…無くは無いってトコだよ。
俺がこんな身体、してっからな。

【刃全体が此方に見えるように、軽く身体を捻る。】

【先程から見せている、この「黒刃」。】
【純粋な“闇の魔翌力”で構成されており、それ以外の物が一切含まれていない。】

【清らかな水に墨汁を流し込まれたような感じ。】
【正気さえ奪われるような感じ。】
【すべてを塗り替えられるような、そんな感じが―─―辺りを覆っている。】

【“聖職者”にとっては穢れと断じられる其れが、身体から出す魔翌力の全てを占めているという事実を示している。】
【尤も、知識があまり無いなら其処まで理解は適わないかもしれないが。】
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/27(日) 05:00:25.09 ID:O2HFcWyco
>>826

待…ッ!…流石に追う元気ねえぞ、アレ。

…サンドラ、か。
まさか、こんなトコでこの名前を聞くとは思ってなかったわ…

【──曖昧な表情を浮かべながら、見送った。】
//いえいえ、寧ろこんな時間までお付き合い頂きありがとうございます。
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/27(日) 05:05:08.10 ID:uCRcneaAO
>>826

え、ぁ……――――

【血縁が、いない】
【だからこそ彼の執着心は欠片も理解出来なくて、その言葉の群に――ぞっとした】
【気持ち悪かった。感情云々ではなく、何故そんなにこだわるのか分からなくて】
【故に、何も返せない。去る彼を見ながら、しかし――もう、少年の前で父の話題を出したくはなかった】

/長い間お疲れ様でした、ありがとうございましたー!

>>827

ん……あぁ……
悪いが、俺は自分の身体のことは何も知らなくてね

【困ったように笑うと、立ち上がりながら彼の魔翌力を見る】
【異端に属すのだろうその力は、自分にはよく馴染むから困ったもので】
【澄んだ水よりも多少は汚れた水の方が、息がしやすかったのだ】

じゃあ、俺らも解散だな
今度こそ“また”な、ばいばい

【そう言って、ひらりと手を振って――此方もまた、去っていった】

/では、此方もこの辺で
/長時間お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 05:06:38.45 ID:hxY8gdgSO
>>821


――――邂逅=A「終ノ太刀」。

【極度の集中状態に於いて、加速度的に先鋭化してゆく五感。――俗に云うところの、過覚醒】
【纏う霞は光に換わり、それは先程とは違い、持続的に作用する力場≠ヨと昇華する】

【外部からの動作のアシスト。出力はたかが知れているが、この一手のみでも、常のように動ける】
【スタンスは違えど確かな信念=Aそれと真っ向、全身全霊で対峙出来る。――上々だ】


……何をする心算だ?いや、好い。遣りたいようにしろ。けど、悔いは残すな。

【何をするでもなく彼が間合いに踏み込む事を、僅かに訝るような仕種を見せるも】
【彼女は、数瞬も迷わなかった――――相手が応じたのならば、此方もまた、と】

【一歩、二歩。間合いに踏み入ったその刹那に太刀を鞘走らせ、即座に抜き打つ】
【軌道は逆袈裟。鞘を用いて加速した刀身は、連動する全身の捻りで、二段】

【更に力場≠ノよる都合三段の加速を経て、解き放たれる】
【彼女が今振るえる中で、文句なしに最速、最鋭の一閃】

【――――此を以って、彼の心意気に答える】
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/27(日) 05:28:46.92 ID:O2HFcWyco
>>829

──ああ、“また”。

【微かに笑みを浮かべ、見送る。】

 【──此処に居るのは、ただ一人。】

 【俺は目を閉じ、深く、深く、息を吐く。】
 【深く、深く、より深く。】

 【心の中に、微かに惑う自分を沈めるかのように。】
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 05:33:33.25 ID:1HklHepko
>>830

さって、何しようとしてんだ俺ぁ

【パッと思いついた作戦が、1つ】
【ハッキリ言って“馬鹿げている”としか言いようのない作戦である】
【尤も、それくらいしか自分は応え方を知らないし。そうしないと多分マミるか重傷だろうと言う予感】

……はぁ。

【と、漏らしたのは小さな溜息】
【――――馬鹿すぎる、自分へ向けたそれ】
【それは、貴女に「付き合せてスマン」とでも言いたげで】

【さて―――――貴女の最速とも言える一撃に、この男の視覚はほぼ追いつけないと言えるだろう】
【だがそれは元より宛てにしていないと言ってもいい。ただ攻撃の“瞬間”さえ見えれば問題ない】
【攻撃の放たれる線は、構えから予想出来る。横薙ぎならば仙骨が邪魔か…ならばきっと、この様に】

(ビンゴ―――ってか!!)

【―――脇の下を抉る様な一撃が、彼の鋼鉄の皮膚を裂く。その下の鋼の真皮を裂く】
【肉すら裂かれる前に、男のとった行動は】

【両腋を、“締める”】【それだけである】
【そうすることで太刀の刀身を挟み込み。刃を無理矢理“寝かせ”ようとしたのだ】
【刃が立っていなければ、如何な名刀とて鈍らと同じだが―――】

【――――――分の悪い、賭けである】
【もし、彼女が狙ったのが脚ならば、反応出来ていたか】
【もし、彼女が狙ったのが腹ならば、裂かれていたか】
【もし、彼女が狙ったのが首ならば……――――――――考えれば、切りが無い】

【それでも男は、生きて居る】
【読み通りに脇の下に刀身を挟み込み…それでも多少間に合わなかったか、脇の下の太めの血管を多少傷つけられて、刀身の一部を赤く染めている】
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 06:03:04.39 ID:hxY8gdgSO
>>832
【――――ほう、と。心底魂消た、と言わんばかりに感嘆の吐息が零れる】
【如何に初動を読めたとて、四方やこうも鮮やかに――こうも阿呆らしい′ュり方で】
【此処まで威力を削いで見せるとは、人影は予想だにして居なかった】

【いやはや全く、何とかと天才は、というのも――――そんな思考を、巡らせて】

…………く、くくっ――はははははははっ!いや、見事と云う外に無いな?
確かに刃筋が立たなきゃ斬れないのは当たり前だが、一寸でも遅れれば、胸から下と泣き別れだぞ!

全く、大した度胸だ……っふふ、悪い。こう気持ちの良い莫迦ってのも、そう居ないものだから、な……!

【太刀を引き戻し、血振るいすれば懐紙を取り出して刀身を拭いつつ】
【彼女は、酷く愉快そうに肩を震わせた。……酷い言いようだが、なあに。これでも褒めているのだ】
【かんらかんらと頭に莫迦が付くほど笑えば、彼女はそこで、ふと或る事に気付く】


…………そういや、名は?

【死合の初めには名乗りが付き物だと言うのにも関わらず、今の今まで】
【――其れを訊くのを、すっかり忘れていたのだった】
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 06:09:47.64 ID:1HklHepko
>>833

うっせ!見えねぇんだったら当たる他ねぇじゃねえか!!

【最後の一撃、故のやり方だろう】
【もし逆に今思いっきり引き抜かれたりしたら脇の下の血管がヤバイ】

【彼女が太刀を引き戻す際、彼も締めていた腋を緩めて】

―――――――……あー、こわっ。二度としねぇ。

【…今更、冷や汗がぶわっと溢れてきた】
【正直、自分でも成功するとは思って無かったのだろう……】


あ?ああ・・・・・・黒縄 無間。だ。
で、え――――――女、だよな?いや、男か?まぁいいや。お前は?

【と、自らの名を名乗ってから…彼女の名を尋ねる】
【嗚呼――――未だに、女と何処か信じれていない】
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 06:33:19.60 ID:hxY8gdgSO
>>834

くく、ふ、ふふ……そりゃあ確かにそうだろうが、何と言うかもう少し、なあ?

【空いた右掌で口を覆ってくぐもった笑い声を零せば、防ぐとか流すとか、と無茶振り】
【太刀を鞘に納めて、短刀二振りを回収。片方を同じく納刀し、もう片方を手慰みにくるくると弄びつつ】

【「――それが好いよ」と、人影は微笑ってそう告げた】


……――――だって、二度はさせないから。

【で、飛び切り剣呑な言葉を付け加えるわけで。――かなり、洒落になっていない】
【そんな科白と裏腹に、戦意は失せたのだろうか。気配も再び穏やかに凪ぎ、すう、と瞳の蒼が引く】

――――あいよ、黒縄ね。以後、縁があれば宜しく頼む。
一応は合ってるけど、瑣末なことだろう。――識槻朔夜、朔夜で良い。

【彼女は軽く頷くと、事もなげに肯定。それから、名前を告げて】
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 06:45:50.60 ID:1HklHepko
>>835

ああ、俺も二度とさせねぇ
次戦うとしたらもう――――あ〜、人に押し付けて俺はけぇる。

【余程怖かったらしい。出来ればもう戦いたくないそうな】
【しかし戦意が無いと解って居るからか、急いで逃げる様な真似はしない】

朔夜、ね。OK覚えとこう…忘れるまでは
…あー、お前≪justice≫なんだろ?んじゃ、近いうちにまた会うかもな

【そう言うと、両手をポケットへと入れて】
【くるりと踵を返し】

んじゃ、俺ぁそろそろ帰る。
色んな意味で限界なんだ

【ふぁ…と、欠伸を溢しながら。歩き出そうとし】
【去りゆく際に、背中越しに手を振って見せる筈だ】
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 09:44:14.06 ID:hxY8gdgSO
>>836

……そりゃあ、何より。こっちも、只で済む自信が無いし、な。
けれども――押し付ける相手は、せいぜい熟慮した方がいいよ。

つまんないの押し付けたら、追っ掛けてって蹴り飛ばすから。

【等と勝ち気に宣って、くすくすと喉を震わせる朔夜。それから――】
【背中越しに振られた手に、淡く微笑み。ひらひらと手を振り返してみせて】

あ、ああ。……それじゃあ、また何れ。

(――――近いうちに=c…?)

【去り際の彼の言葉には、どういう事なのだろう、と怪訝そうに眉を寄せる】
【ともあれ、戦いは終わった。彼女もまた踵を返し――――ぐらり、その身体が大きく傾ぐ】


(……あ、れ?意外と、ヤバかった……のか――、――――……?)

【彼女は態勢を大きく崩し、並木の一つに寄り掛かるように倒れると、そのまま】
【既に限界に達していたのだろう、眠るように意識を手放したのだった】

【さて。判定は付け難いが、最後まで立って居た方が勝者だ≠ニするならば】
【黒縄 無間 vs 識槻 朔夜――――勝者、黒縄 無間】

【と、云うコトになるのだろうか。最後の一合を見事に凌がれたのだ、当人とて異論は有るまい】
【眠る彼女の、何処となく清々しい表情が――――その何よりの、証拠であった】
//最後の最後で寝落ち……ともあれこれでお疲れ様です。長時間有り難うございました
//掴み拒否し過ぎたかな……申し訳ない。あと、一レス中で確定にならない程度に掴みの後の行動を書く位なら大丈夫かと
//【掴もうとする。掴めたなら〜】みたいに。何より、そちらの方がテンポもいいかと思います。
//つまる所、もっと遠慮なく反撃してくれて構いませんのぜ! 拙い自分が言うのもアレですが……!

//それはさておき、楽しませて頂きました。遅くまで付き合わせちゃってすみません、重ねて有り難うございました!
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 12:45:53.17 ID:VbnDy0fpo
【街を見渡すことの出来る丘──】
【──そこにある、廃虚群】

【青く縁取りのされている星が描かれた、灰色のポンポンつきニット帽を被っている14、5歳ほどの少女がいる】
【ぴょろんと外ハネしている黒髪は胸元に届くか届かないかといったところ】
【デフォルメされた猫のキャラクターTシャツとタータンチェックのショートパンツの上にフード付のミリタリージャケットを重ね】
【茶色のハイカットスニーカーをはくその足は、寒さ対策なのかなんなのか。しっかりと黒いタイツで覆われていて】

……一度、全体を見渡してみればと超思ったんですけど
超、だめですね。アイディア、超浮かびません。

【廃虚にある建物の一つの屋上から街を見下ろす少女は、ため息を一つついた】
【彼女の足元にはどういうわけか、掃除機がひとつだけ転がっており】
【更には、10体の歪な人形たちが】
【操り糸も無いのに、少女の周囲を思うままに蠢いている】
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 13:18:08.39 ID:s7fLK3Eko
>>838

【そこに現れる1人の青年。黒いスーツにカーキのモッズコート、湾岸署にこんな刑事がいたかもしれない】
【頭髪と瞳の色は黒で、短く切られた頭髪は結構さわやかな印象を与えるかもしれない】
【身長170後半で、年齢は20歳前後だろう】

…こんなところに女の子なんて珍しいね…
いや女の子と…なんか変な……人形さん?…かな?

何かお悩みかな…?俺に手伝えることがあれば…手伝おうか?
【少女の周りにいる人形へと視線が向くが、気にせずに、どうやら悩んでいるらしき少女へと声を掛ける】
【青年の様子は何と言うか、気前の良いお兄さんといった感じ】
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 13:25:14.39 ID:VbnDy0fpo
>>839

【傍に誰かが──青年が近付いてきたためだろうか】
【思うがままに動いていた人形たちが突然、一斉に男の方を振り返った】
【彼に集中する、10の視線】
【──いや。人形の何体か。“目の無い”人形もいる】
【故に、彼を見つめる目は20未満というわけであるが……】

……?
んふー、ちょっと超研究で超詰まってしまっちゃったんです
だから超気分転換がてら、ここで超街を眺めていたんですよ

【くるり。相手に声をかけられ、少女は街から彼へと視線を移す】
【言葉から察するに、彼女はきっと研究職の人間だろう】
【最も、彼女の見た目はかなり普通の人間のものだ】
【更にいえば中学生ほどの見た目である故に】
【彼女が研究者だというのは俄かには信じがたいかもしれない】
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 13:31:35.05 ID:s7fLK3Eko
>>840

…ん、結構怖いなぁ…
【自分へと向けられた視線と、ちょっとグロテスクな人形に恐怖を感じているかのように独り言を言うが】
【口調は先程と変わらず、そんな風には思えない】

ええと…け、研究…?
君みたいな…言い方悪いけど君みたいな小さい子供が?
もしかしてあれ…?天才中学生研究者!!とかそんな感じの…?
【こんな少女が研究者とは俄かには信じられないといったご様子】
【少し取り乱していて、少し早口になっている】
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 13:37:52.06 ID:VbnDy0fpo
>>841

んー?
超怖いですか?超個人的には超可愛いと思うんですけど
まぁそこは超感性の差ですね。
みんな、この人は超大丈夫ですから超安心してくださいね?

【その言葉を聞き、すぐに人形たちの事を差してだと察したのだろう】
【不思議そうに。或いは軽く拗ねたように唇をきゅっと尖らせてかくんと首を傾げ】
【下唇をそっと指で触れてから、彼女は人形たちにそんな指示を下す】
【すると──彼女の言葉に従うかのように】
【再び、人形たちは思い思いの行動を始めるのであった】

んふー、おにーさん、中々超いい線いってますね
超超超超大正解です!
私は何を隠そう、超天才魔術師なんですよ!
そして超訂正をお願いします、私は中学生じゃなくて、超成人しています!
超よく間違われるので、超仕方の無いことかもしれませんけれど、ね

【きっと、「天才中学生研究者」という言葉に気を良くしたのだろう】
【尖らされた唇は、すぐに悪戯っぽい笑みを作り出し】
【にま、と。悪戯笑顔をキープしたまま、少女は嬉しそうに言った】
【──どうも、成人はしているらしい】
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 13:49:49.69 ID:s7fLK3Eko
>>842

俺は…こういのはちょっとあんまりかな…
襲わないようにしてくれるのはありがたいよ、ありがとう。
【かわいいという少女に気を使ってか、表現をソフトにしてから、お礼を言う】

せっ…成人っ!?
どう考えても中学生でしょうよ……
まぁ…嘘はついてないとは思うけど…

ってことは…その掃除機も…何かの道具?
【今までで一番大きな声を上げた後に、考察というか自分に言い聞かせるように呟く】

【そして、前々から気になっていた掃除機を指差しながら質問する】
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 14:00:40.48 ID:VbnDy0fpo
>>843

最も、この子たちは超誰かから襲われない限りは超無害ですけどね
所謂超護衛ってやつです。
ほら、最近超物騒じゃないですか!そのための超対策って奴です

【どうやらこの人形たち。攻撃を受ける事によって初めて反撃をするらしい】
【少女の指示を聞いていた事から察するに──】
【人形が初撃を自動で防御・反撃してから少女がその後の攻撃指示をするかたちだろうか】
【兎も角。こんな小さな人形たちを護衛にするとは彼女のセンスもなかなか、アレだ】
【それにしてもこの人形たち。そもそも攻撃や防御が出来るのかも謎ではあるのだが】

むーぅ、みーんな超そーいうんですよね
私超童顔な上に超成長期がこなかったんです。
だから超ちっちゃいままで──

──っとと、んふー、でもでもやっぱりおにーさんは超お目が高いです!
この掃除機はこの超天才魔術師が創った魔導具です。
ほらほら、超浮くんですよ?

【悪戯笑顔がまた、拗ねたような口元へと変わる】
【どうも本人自身、見た目がかなり幼い事に不満を持っているらしく】
【そのまま──青年の質問が無ければ日が暮れるまで容姿に関する不満を述べようとしていたが】

【掃除機に関する問いかけを投げかけられ。今度はまた悪戯笑顔に】
【にまりとした笑みを浮かべたまま、少女はぴょこんと子供っぽい動作で掃除機に跳び乗り】

【──ふわり】
【彼女の言葉どおり。掃除機がその場で浮遊する】
【浮遊する掃除機。なんとも前衛的なものであるが、彼女曰く魔導具らしい】
【家電製品の魔導具など、誰得なのだろうという考えが浮かんでも仕方ないかも知れず──】

ほらほら、超すごいでしょー!?

【掃除機の上ではしゃぐ少女】
【……本当に成人しているのだろうか】
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 14:12:19.82 ID:s7fLK3Eko
>>844

ええと…この小さな子達は役に立つの…?
【青年はこんな小さな人形が防衛用に使えるとは到底思えず】

―――うっ、浮いた!?
【浮く掃除機に異常なまでの反応、オーバーリアクションを見せる】
【何故掃除機等という考えは頭に浮かばず、驚きだけが彼の心を占領する】

【大分らしくないリアクションを見せた後に、落ち着かせてから】

…君が作ったというのか……すごい…女の子だ……
【先程のリアクションを恥ずかしく思いながらではあるが】
【心底、スゴイと賞賛する青年】

もしかしたら…違うものも…作ってたりとかするの…?
【黒い瞳を少し輝かせながら少女へと質問を続ける】


846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 14:25:43.05 ID:VbnDy0fpo
>>845

んー?ふっふっふー、超利織ちゃんの事、超誤解しているようですね
そこは超何と言っても超天才!
こう見えたってこの子たちは超超超役に立ってくれるのです
そうですね……今日のデモンストレーターはガリくんと行きましょう

【浮遊する掃除機に乗ったまま、またしてもにまりと笑う少女】
【解説という名の自慢をしている最中、さらりと彼女は自分の名を語った気はするけれど】
【きっと、そこは気に留めてはいけないところだ】

【「当然、超浮きますよ。なんたってこの超天才が──」】
【最早相手にとっては聞き飽きてきたであろうそんな言葉を紡ぎつつ】
【少女は、青年とは別の方向を向き。明後日の方をびしりと指差して──】

それではガリくん!超どーぞ!

【とててて……と。彼女の指が向く方向に歩きだしてきたのは、10体のうちのひとつ】
【頭がやけに大きな、目の無いお人形であった】
【その人形は、一度だけぽぉんと飛び跳ね──】

【──きィん】
【「ガリくん」と呼ばれた其れの正面に、蒼い光─恐らくは水属性の魔光─が集まり】
【その光が集まりきったところで──】

       【  ばしゅン ! 】

【人形が集めた光。そこから、大量の水が放出された】
【火は消せるだろうし、或いは水圧によって相手を怯ませることもできる】
【そんな量の水が、少女と青年以外いない廃虚の地面に放たれる】
【──しばらくすると人形は水の放出を止め。力尽きたかのように彼女の手の中にぽとりと落ち】
【後に残ったのは、水でぐちゃぐちゃになった地面だけであった】


──っと、まぁ超こんな感じです。
超名乗り遅れました。私の名前は南雲利織(なぐもかがり)
魔術協会研究部門、魔導具開発班に超所属しています。

もちろん、超違うものもいろいろ創ってますし、製作依頼も超承っています
何か超改造して欲しかったり創ってほしい魔導具があれば、この利織ちゃんまで超御連絡を!

【ふふん、と。悪戯笑顔を浮かべたままのドヤ顔で青年を見る少女──利織】
【違うものも創っているどころか、製作依頼も承っているらしい】
【何か創ってほしいものがあれば、別に今頼んでも彼女は快諾することだろう】
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 14:42:37.12 ID:s7fLK3Eko
>>846

結構凄い水圧だね…

後9匹こんな能力を持った人形がいるって事だよね?
【パチパチ、と拍手をしながら、割りと冷静に状況を判断する】

あ、自己紹介か…
紳士的じゃあないなぁ俺も…ま、そんなことは置いておいて
宮下正次、とくにこれといった所属はないよ。

うーん…じゃあ1つお願いしていいかな…?
今何十本か刀を持ってるんだけど、そのうち何本の
刀身の強化と、属性の付加をお願いしたいんだけどいいかな…?
【刀、確かに青年はそう言い放った。それも一本ではなく数十本と】
【だが、見たところ、刀らしく物は、1本も所持していない青年】
【果たしてどこに刀が…?】
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 14:51:06.26 ID:VbnDy0fpo
>>847

みんながみんな、超水を出せるってわけじゃないですけどね
それぞれ超違う属性を持たせていて、超役割分担している感じです

【拍手をされ、かなり嬉しそうな表情になる利織】
【たいがいの人間はそうであるが、矢張り褒められたり賞賛されると嬉しいものらしい】
【それにしてもこの人形。ただ一撃を放つだけでその機能を停止させていた】
【そこから推察できるのは、人形がそれだけの魔力しか内包出来ないということだ】
【つまりこの少女。人形だけで戦うには、防御攻撃合わせて10の行動しかできない】
【──最も。人形たちが「護衛」の役割であったら、それだけで十分なのかもはしれないが】

んふー、宮下さん、ですね。
超よろしくお願いします!

……、えっと。
超構いませんけれど……刀、ですか?
超失礼ながら、刀を持っているようには、見えませんけれど──?

【そして、嬉しそうなものから一転。きょとんとしたような表情になる】
【割と考えている事が顔に出る性格らしく、利織はしぱしぱと不思議そうに目を瞬かせていた】
【きっと彼女。嘘が酷く苦手な性格なのかもしれない】
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 15:06:27.58 ID:s7fLK3Eko
>>848

へぇ…相手に合わせたりして…ってことかぁ…
【ピタリと拍手を止めてから、やや上の方を向きながらそう呟く】
【嬉しそうな彼女の表情は青年にとっては中々眩しい物で】

あ、忘れてた忘れた…。
ついうっかり、ってやつだね。
ええと…ちょっと待ってね…
【そういってから、コートのポケットの中に手を入れて、ゴソゴソと何かを探している】

【そして青年の左の手の平に10円玉サイズの何かが置かれる】
【よく見ると鞘に入った刀である事が分かる。このようなサイズになったのは彼の能力だろうか】

ええと…コイツに氷の属性を追加を…
【そう言った後、1つの刀を右手で触る】
【触ると同時に、それはぐんぐんと伸びて行き、普通サイズの刀となるだろう】
【普通サイズになると同時に、刀を手渡そうとする。その刀が、普通の刀の重量に比べて、半分程なのが分かるだろうか】

後、コイツに…炎の属性の追加をお願いね…
【少女の言葉も待たずに、先ほどと同じような手順で刀を渡そうとするだろう】
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 15:14:41.32 ID:VbnDy0fpo
>>849

【「えぇ、超そんな感じです」】
【こくんと彼女は頷いてから】
【いつまでも掃除機に乗っているわけにはいかないと思ったのだろう】
【すたりと地面に降りてから、その場に掃除機を着陸させた】
【──掃除機を着陸、なんて表現は。ほんの少しだけ、おかしいのかもしれないのだけれど】


……って、わ、わ、わ!
なんか超すごいです、これ、宮下さんの超能力ってやつですか?!

──で、でもでも。
なんだか普通の刀より、超軽いよう、な……?

【そして、大きくなっていく相手の刀を見て今度は利織のテンションが高くなっていく】
【この反応から察するに、「魔術」は見慣れているが「能力」はあまり見慣れていないのだろう】
【所属組織が魔術協会だというのも影響しているのかもしれない】
【協会は魔術を研究・教育する機関だ】
【そんな場所に居たのでは、確かに「異能」を見慣れていなくて当然か】

【その後、彼女の手に渡った二本の刀】
【重量が半減されているものの、彼女の手には割と重いものだったのだろう】
【ずしりと、手に確かに伝わる感触を味わいながら】
【再び、彼女は宮下を不思議そうな表情で見る】
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 15:23:20.94 ID:s7fLK3Eko
>>850

まぁ、そういうもんだよ…
俺の能力は、物体を小さくする能力だからねぇ…
後、軽くなんかもできるけどこっちはあんま得意ではないかなぁ…
利織ちゃんは…こういう能力持ってないの…?

【テンションが上がっていく少女に対して当然、と言った様子の青年】
【青年にとってはさほど珍しくないものらしくて】

ん、あ、少し…重たかったかな?ちょこっとだけ小さくするよ?
【そう言って、少女の手にある刀に触れて、30センチほど小さくする】
【小さくなるのに比例するかのように、軽くなっていくのが分かるだろう】

あ、後…連絡先がいるかな、できたら…電話か、メールいれてね…
【そう言って、懐から、連絡先が書かれたメモを手渡そうとする青年】
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 15:30:08.45 ID:VbnDy0fpo
>>851

軽くしたり、小さくしたり、ですか──
なんだか超便利そうです!

んっと……利織ちゃんも、能力は持っているんですけど
宮下さんみたいに便利なものじゃ、ないですよぉ?
最も、利織ちゃんからしてみれば超便利なんですけどね!

【まるで遊園地に来た子供のようにはしゃぎ、相手に向けて拍手を送る利織】
【そんな彼女ではあるが、能力と呼ばれるものは一応持っているらしい】
【それにしても──「便利じゃないが超便利」】
【一体、どういう意味だろうか】
【もしかすると、「使う人間を選ぶ」──そんな能力なのかもしれない】

わ……や、やっぱり超便利です。
んっと、氷と炎属性でしたね?
調整料金──所謂超技術料を、刀1本につき5,000頂きますね
代金は、出来た時に刀と超引き換えです!

【小さくなっていく刀。それをみて、やっぱり嬉しそうに驚きながら】
【念のためだろう。刀を改造する際の値段を告げ】
【それからやっと、渡されたメモを受け取るのであった】
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 15:41:02.91 ID:s7fLK3Eko
>>852

まぁ…、あれだよ、荷物も少なくなるし…
旅とかにはもってこいだよ…

んー俺にとっては便利じゃないけど…利織ちゃんにとっては便利…?
【頭の中で疑問符を浮かべるが、中々答えは出てこずに、考えるのをあきらめる】
【研究者ってのは、よく分からないもんだなぁ…と心の中で呟いてから】

5000…結構リーズナブルな値段だね…ありがとう…
それじゃあ、出来たら、連絡よろしくね…
後、お仕事頑張ってね…
【一本1万はするかなぁと考えていた青年だが、思いのほか安く、その事が口からポロリとこぼれる】
【少女の悩みというか、手伝いを出来なかったのは残念だったが、予定があるために別れの挨拶を告げようとするだろう】
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 15:48:34.60 ID:VbnDy0fpo
>>853

なるほど……ほんっと、超便利ですね
んん?も、もしかして宮下さんは超旅人さんだったり、とか……?

そしてそして、この超天才魔術師利織ちゃんの能力にかんしては!
超、次に会うまでの超宿題にしておきましょう!
超頑張って超考えてきてください!

【「旅とかにはもってこい」】
【その言葉を聞き、またも利織はかくんと首を傾げてしまう】
【相手の容姿はどう見ても旅人の其れではないが──もしかすると】
【そんな疑問が、浮かんだのだ】
【だが、能力に関する彼の呟きを聞くと再び、にまり。悪戯笑いが零れ出て】
【子供が大人になぞなぞをだすかのような表情で】
【無理難題ともいえるクイズを、彼に押し付けるのであった】

今は超お金に困ってもないですからね
超特別セール中なんです!セールなうなうなう!
仕事に関しても超頑張ります!
それじゃ、まいどありです宮下さん!
出来たら超すぐに連絡しますねー!

【そして。別れの言葉を告げた彼に対してはやっぱり、にまりとした笑顔を浮かべ】
【ぴょこんぴょこんとその場で飛び跳ねて、彼の依頼を快諾するのであった】
【──この時】
【人形たちも利織を真似てぴょんぴょんと跳ねていたのは、全くの余談である】
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 15:57:53.85 ID:s7fLK3Eko
>>854

旅人…っていうか人探し…ってところかな…

し、宿題…うーんまぁ時間はあるし、暇なときにでも考えておこうかな…
まぁ、正解はしないとは思うけど…
【少女のクイズを快く、といっても口調はそうでもないが、心の内では、快く承諾したつもりである】
【言葉に言ったとおり、正解は100%無理、と思ってはいるが】


心広いねぇ…
さすが研究者って所だね…商売人には向いてないと思うけど…
【セールでここまで安くしちゃう少女に素直に感心しつつも、思ったことを口に出しちゃう青年】
【ぴょんぴょん跳ねるその光景に少し頬を緩める】

それじゃあ、さようなら…
【右手を少女の方へと上げてから、町のほうへと歩き出す】

/おつかれさまでしたー!
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 16:00:23.02 ID:VbnDy0fpo
>>855
/おつかれさまでした、ありがとうございましたー!
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/27(日) 19:05:02.64 ID:9rxhTa/5o
【水の国、港】


うーし、いっちょやったるでー……いや宣言せえへんでもええんやけど
しっかしなー、黙ってやるのもつまらんからなー……

【からんころんと下駄の音を鳴らしながら、波止場を歩く影が一つ】
【やがてそれは、一つの倉庫の前で立ち止まり】
【何処からか、巨大な筆を取りだした】

えーと、確かー………そうそう、こんなんやな、うん

【ほおずきの様な赤さの着物の、右目に眼帯をつけた少女が】
【コンクリートの上に、何やら赤いインクの様なもので、奇妙な図柄を描き込んでいく】
【丸を中心に、何本もの線と幾つもの文字が交わった、読むにも読めない奇妙な図柄】


………本当にインク足りるん?

【直径8m程のそれを、完成出来るかどうか自分で疑いつつ。少女は作業を継続している】
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 19:17:57.49 ID:T/1MIF/bo
>>595>>610

――――何、ッ……?

【ギシ、ぎしと―――分離した蛇によって腕が、骨格そのものが絞めつけられる】
【“想定外”を“想定外”で返されたのだ。これには流石に表情も動く】
【小さな変化ではあるが、それは確かに効いているという証拠――――】

【―――しかし、やがてそれも腕より創りだされた光の刃によって破壊され】
【タンッ、という小気味良い音と共に、紅い影が風に靡いて落ちてゆく】
    
     【―――しかし】
  
         【“空中”“翼”“余裕”というキーワードは】
  
             【“油断”という名の弱点を、厭という程に露出させ】

   【『ザシュ』『ドスッ』という有りがちな音と共に、ガルニエの両肩に牙が突き立つ】
 【そして一瞬、僅かな間でこそあるが―――空中でありながら、動きが止まり】
【其処へゲーティアの魔砲が、口を向け。低い発射音。迫る振動。――そして】

(……何処で間違えた?初手で『貴宝院』を狙うべきだったか?それとも、乗らなければ?)
(いや、乗らない私は私ではない、有り得ない、こういった状況になる想定など、一切していナイ)
(馬鹿ナ そんな まさか 夢ではなイのか しかし 私は 一体 ―――、――――?)


            これは現実か――――――――――――――?

【直撃。炸裂した魔翌力の砲弾は、光で出来た程度の翼など用意に打ち壊し、更には身をも叩き穿ち】
【“鉄の女王”はその重さに惑星の重力を加えて―――人が立ててはいけない音を響かせ、最下層へと墜ちる】


【死んだように、動かない】k【ならば死んだか】ほ【否】【何やら黒い】う【―――泡?】院―――。

【ゴポゴポと聞こえるのは、確かに泡の音。しかし、黒とは“『神衣ィイイイイ”―――?】“―――――ッッ!!!』”


【瓦礫と煙と、黒い泡の世界から赤銀の影が飛び出して。それは真っ直ぐに『貴宝院神衣』へと向かっていく】
【見れば、それは確かにガルニエで。しかしながら両肩、両腕、腹部と、背の原型を留めぬ光の翼には、件の泡】
【この場に居る者全てが感じるだろうモノは、醜悪な汚水の如き“卵”の魔翌力と、汚染された精神で】
【にたりと笑う、ガルニエという名の心の要塞から濁濁と。それらは無限に溢れ出し――――】

【―――飛翔する彼女は、やがて神衣との距離を詰める過程で左手を伸ばし】
【接近しきれればそのまま首を掴もうとして―――。その成否に関わらず、歪な輝きを放つ翼を柱に突き立て】

   ……戦いの為。戦うためならば、私の身体は命令通りに動いていれば、それで良い
   「余裕を突く」「卑怯にも思える手を使う」―――結構だ、戦はそうでなくては面白くないから、なァ――― ?

【ちか、ちか、ちか。吹き抜けの中央に位置する女神像の、白いティアラ。それが小さく点滅を始める】
【気付くどうかは人其々。光が反射するだけだと切り捨てるのも、“仕込み”だと対策するのも、ヒトそれぞれ。】
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 19:37:27.91 ID:plvhpC66o
>>610>>858

「ッ……!仕留め、まし――……!?」

神衣!奴はまだ生きておる!
まだ気を抜くでない!

【飛ばした爪がガルニエを突き刺し、更にゲーティアの砲弾が直撃したこの場面】
【真っ当な人間では、あのように叩きつけられれば命はあるまい】
【そう……そんな思い込みで油断を晒した神衣に、隙が生まれる番であった】

【いち早く気づいた織守の叱咤。しかし、未だ幼く熟せぬ神衣は瞬時に頭を切り替えられず】
【表情には確かな狼狽、精神には大きな同様を抱えながらガルニエと対峙する事となり】

「う、あぁぁぁぁぁぁぁ――――!……がっ、クッ……カハッ……!」

【冷静であれば、柱を蹴りガルニエの攻撃を回避することも出来ただろう】
【しかし精神的動揺がそれを許さず、神衣はその場で右腕に残った一本爪を振るおうとし】
【……しかし、間に合わず。ガルニエの手のほうが先に到達。首を掴まれ荒い呼吸の中掠れた吐息が吹き出された】

【状況的には柱に抑えつけられるような形であろうか?】
【何にせよ、神衣の体勢は死に体に近く一転窮地へと追いやられることと相成った】

……こうまでされて、高みの見物と洒落込む訳には行くまい。
この身が幾ら動くかは知らぬが、下らぬ算段などは那由他の果て捨て置こう!

【ガルニエと神衣の元へと、織守は折り紙の翼を羽ばたかせ飛翔する】
【未だ距離は遠い、しかし次のレスには到着するような位置関係となっている】

(今の身体では数合と持つまいが、窮地を脱する一閃程度にはなれようか)

【右手に構えるは、青銅色をした両刃の古剣】
【己の限界を知りながらも、守護役の危機を救うべく織守は立ち向かう判断を取った】
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/27(日) 19:53:31.73 ID:qWR/6A2qo
>>858>>859

 ……──ッ、ぐ

【今まで保っていた魔法陣と重砲が、ついに限界を迎えて霧消する】
【同時、背の緋翼が、突如と衰えるように揺らいで、長躯が重力に引き寄せられる】

【が、歯を食いしばって、苦し紛れに翼で空を叩き、】
【殆ど落下するような勢いだったが、二階の手すりを片手で捕らえ、そこに留まる】
【軽い血反吐と共に、溜めていた息を突風のように吐き出し、肩で息をする彼】

 (──やりやがった、はずだ)

 (──……が、何だ、この違和は)
 (これで潰えるには、あまりにあの気配は重すぎ──)

【二階の手すりに掴まったまま、階下のガルニエを見据える】
【確実に穿った感触、そして致命的な歪音を、確かに聞き遂げたのだが──】

 【──ぞわり】

【刹那、氷塊が背筋を滑り落ちるような悪寒を覚えた】


 ────ッ馬鹿っッ、奴はまだ死んで──!!


【──声を張り上げたときには既に遅く、ガルニエが神衣を捕らえていた】
【ダメージを負った身体では、弾丸のように舞い戻ってきたガルニエとの間に素早く割り込むことは叶わなかった】

 ……クソったれが

【舌打ち。身を撓め、手すりを力強く蹴って、長躯がバネのように跳ね上がる】
【右腕、装甲義手の掌の魔法陣で、術式を練り上げながら、ガルニエ方面へ飛翔】

【そのまま虚空を裂いて向かう先、織守とガルニエの間に、割って入るだろう】
【停止すれば、ガルニエを中距離の間合いで見据えたまま、織守に背中越し声を紡ぎ始める】

 ……──おい、織守
 何故最初から貴様が戦わなかった。とうとう更年期で腰痛でも患ったのか

 そんな耄碌した身体で前に出るとは、貴様らしくねェ愚行だな
 自殺したいなら俺が後で介錯してやるから、今は帰って呑気に茶でも啜るか、
 それかお山の大将らしく、今までどおり後ろで控えてやがれ

 ……“下”の玩具に気付かないほど、老眼でもないならな

【そう言って、彼は言葉を区切る】
【神衣がガルニエの手中にある以上、うかつに手は出せなかった】

【ただ今は、いつでも発動させられるように、術式を紡ぎながら、好機を伺う】
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 20:16:36.87 ID:T/1MIF/bo
>>859

―――さぁて、貴宝院織守。貴様はJustice、平穏が好ましいのだろう?

ならば我々機関は荒廃を、現行の秩序の消えた世界を望む存在だ
……毎度、毎度。ただ怪我をして、時が過ぎるのを待ち、それを治す
そんな戦いばかりでは味気ないだろう。少なくとも、機関員である私はそう思うのでな―――?

【ゴポ、と泡が立つ。それは心を蝕み、精神を汚染する瘴気の誘い】
【程度の差は個体ごとに異なる上、この度は触れる時間も少ないが―――】

【その忌むべき黒泡を、左手に。神衣と触れている、左手に発生させ】

そもそも高みの見物などと。今や機関の顔とも言うべき支部長クラスを、新米に?
何か勘違いしているのではないか、貴宝院織守。須らく、“生き物は死ぬ”のだぞ?

【にたり。生娘のような笑顔は、戦場に咲く華の如く】
【それでいて、毒蟲のような行為を為しながら――――】

>>860

素晴らしい判断だな、名すらも知らない、極上の戦人。
例えJusticeの頭目であろうと、不抜けた人間と剣戟を交わすのは退屈よ
その点、貴様は“無名”であっても評価に値する―――良い、印象だ。

【高さは二階に相当する。ふと一階の赤い絨毯を見やれば、ガルニエの下には大きく朱い染みが出来ていて】

【そう、ダメージを負っているのは確かなのだ。だが、“黒い泡”がそれを補っている】
【これが“卵”による変化なのか―――あまりに強烈な変化だというのに、彼女は気をヤった風もなく】

私は人質作戦というのは嫌いでな……何処ぞの国の、とある街の、奇妙な機関員等は別として

安心しろ。人は死ぬが、何時死ぬかは私が決める事ではない
魔術、使ったらどうだ?戦いは徒手でも楽しめるが、矢張り武器が有ったほうが味が出る

>>ALL

    ――――こういった仕掛けも、「また一興」というやつだ

【点滅。点滅。点滅。白いティアラなど、そもそも美品ではなく紛い物――光で出来た、罠】
【炸裂する。初手の様に閃光が散るのか―――違う。暗いのだ、まるで常闇の、夜の如く】
【ロビー全体の明かりが消える。ただ光っているのは件のティアラ――光を吸ったかのよう、白く煌き】


【そんな暗がりの中で、ガルニエは行動する】
【先ずは両肩の泡に埋もれた牙を両手で引きぬいて、神衣の両肩に、鎧の隙間を縫うようにそれを突き立てようとし】

【更に成否に関わらず―――彼女は柱を蹴り飛ばし、ゲーティアへと跳びかかろうとする】
【その動きは正しく弾丸のよう。直線的な高速で彼女は進み、距離を詰めようと試みる】
【頼りになるのは下方よりの白光、そして自身の瞳、勘。―――ゴポゴポという泡の音も、聞こえるが――――。】
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 20:43:07.83 ID:plvhpC66o
>>860

随分と気安い口を聞いてくれるものじゃな「げーてぃあ」よ。
じゃがな、それは無用な忠告じゃよ。

【ふん。と小さく息を吐きつつゲーティアの言葉に応える】
【羽ばたく翼の動きを止めず、声を置き去りにするように前進しながら】

……妾を、神衣を何処の誰だと思うておるか。
貴様は妾らの身など案ずる余裕があれば、好転させる手立てでも考えておれ――。

【声に宿るは揺るがぬ自信】
【如何なる理由をその身に刻んでいるのか、それを知る者は未だ数少なかった】

>>861

生物は死ぬ、そのような当たり前のことを今更説くでない
今まで妾が幾度死を見送ってきたと思っておるか

【ガルニエの言葉に、吐き捨てるような声で応じながら】
【織守は宙を疾駆し、右手に構えた古剣をゆらりと振りかぶりながら】

妾が為すは合いの一手に過ぎぬ。
貴様こそ侮ってくれるなよ機関員、神衣は貴様が思うよりも強い娘なのでな……!

【小さく不敵な笑みを浮かべながら】
【織守は大げさとも言える姿勢で、剣を――否、振るうことは、無かった。】

「かっ……!ふ、あぁぁぁ――――ッ!」

【織守の目指したものは、数秒の時間稼ぎだ】
【ガルニエがそのつもりになれば、微かな時間に神衣の首を折ることも容易い】
【動揺し冷静さを失った神衣ではそれに抗うことも出来ずにただされるがままとなるだろう】

【故に、後衛にいた自身が突貫するという姿を見せる事で注意を引き】
【神衣が「呼吸を整える」だけの時間を稼ぐ。それだけが、合いの一手……織守の目指したものだ】

【神衣は、照明の消えた中……苦痛に喘ぐ中で行動をした】
【突き立てられんとする爪を「紙に戻し」、突き刺さることを阻止すると】
【頭頂に生えた雄牛の角を勢い良く傾けることでガルニエの腕を払おうとする、が……】

……追うのじゃ、神衣!
御主から気を逸らしたこの一瞬こそ好機となろう!

「け、ほっ……!はい、織守様……!」

【両手で引き抜くガルニエのアクション……つまり解放される事となった神衣は】
【下方より灯される微かな光と、悍しき気配を辿り一拍遅れで柱を蹴り飛翔した】

【位置的にはガルニエの後方から追いすがるような物】
【先程自身を柱に固定していた、左腕の虎頭の顎を開き、其の鋭利な牙を剥き出しにしながら】
【自身の身体能力に甲冑による操作を上乗せした速度で迫らんとし】

【もしこの行動が成功したならば、神衣の左腕の「虎折り紙」は強い力でガルニエの左肩に喰らいつこうとするだろう】
【成功条件としては妨害の有無や速度差、接近の成否が関わってくる】

(さて……現状妾に出来ることはこれくらいか)

【織守の周囲にぽわ……ぽわ……と幾つかの光が灯る】
【それは「蛍」の折り紙。この場全体を照らすには余りに弱い光であるが】
【ゲーティアや神衣が少しでも多くの視界を確保できるようにとの援護であった】

【織守:中空にて待機。蛍折り紙を使役中。 神衣:ガルニエの背を追い突撃、左肩に向けて左腕虎折り紙による攻撃中】
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 20:54:28.22 ID:cUEmkoxSO
【街中】

・・・・もう夜かぁ・・
【白のカッターシャツに青のネクタイを着け、腰には二本の刀を携えた少年が歩いていた】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

せっかくの休みだって言うのに、
特に何もせずに、ウロウロしてただけで終わっちゃったなぁ・・
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 20:58:18.85 ID:BNEc8key0
【街中】

静かだねぇ…………。ま、人間皆殺しにしたんだし、当たり前ってとこかい?

【赤いウェーブがかったロングヘアーに、黒のライダースーツで全身を固めた、毒々しい赤い口紅が印象的な女性が】
【完全に沈黙し、ゴーストタウンの様相を呈している市街地の一角で、疲れを癒す様に座り込んでいる】
【その細い首筋には、『Canossa 616』と刻み込まれたプレートのついた、金属製の首輪がはめ込まれている】

【――――周囲には、殺戮された20人前後の死体が無造作に転がっている】
【死臭に満ち、血煙が星の光を反射して、かすかに漂う】

――――しっかし、良いもんだ…………
町の明かりも全部死んでみれば……星の光は、こうも綺麗なもんかい…………?

【汗をぬぐう仕草をしながら、空を見上げてホッと一息つく女性】
【その言葉通り、邪魔する光が駆逐された夜空は、皮肉な程に綺麗だった】
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/27(日) 20:59:51.47 ID:qWR/6A2qo
>>861>>862
 ……“ゲーティア”だ
 クソったれたこの名を貴様にくれてやる
 万が一貴様が生きて帰ったら、クソと共に便所に流しやがれ

【一時も、正常に狂える鉄の女王から視線を逸らさず、今にしてようやく名を告げる】
【──魔術を使えるものなら、使いたかった。しかし、神衣を視界の端に収めたまま、やはり歯を噛むのみで】

 【──誰も知りえない余談だが、彼の紡ぐ術式『Red Soil of Calvary』は、連続使用が不可である】
 【再使用が可能になるまでの時間を考慮すると、一戦闘中に二度同じ術式は使えない】
 【さらに、同時に二つ以上の術式を展開することも、規格の中にはない】

 【無駄に術式を放つことは、手札を溝に捨てることを意味する】
 【それ故もあって、彼は幾らか慎重にならざるを得なかった】

 ……──ふん
 それだけ憎たらしく突っ張れるなら上等だクソったれが
【織守に軽口を返しつつ、ガルニエの行動を伺う彼。だが──】

 (──……な、“光が消えた”、いや“吸われた”?)
 (どっちにしろ、クソったれ、これじゃ視界が効かな──)

【ふっ、と、空気全体と自身を闇が包み込み、視界が黒に塗りつぶされていく】
【眼下、あのティアラだけが、儚い希望色を湛えるように煌いているのが見える】

【──が、その刹那】

 (……──疾)

【鋭く闇を裂いて飛翔してくる気配を察知した時には、既に遅い】
【彼女に飛び掛られるまま、防ぐ手立てはなかった】

【もしそのまま打撃攻撃へ移ったのなら、彼はそれを受けて吹き飛ばされ、】
【何処かへ掴みかかろうとしていたのなら、それも叶っただろう】

【しかし──動き出した神衣の気配に気付くと、僅かに口の端が歪んだ】

 ────≪ 拾伍ノ咎 : 紅梟ノ舞劍 ≫

【──瞬刻。ヴン、と、詠唱から一刹那を置いて、】
【右掌の魔法陣から、二筋の紅い光の塊が飛び出し、下方へと向かって行く】

【夜目が利くのなら、その姿を捉えられただろうか。飛び出したのは、二振りの長剣だ】
【刃渡りはおよそ、人間の肩から指先程まで。鍔元からは、赤紫の羽毛が生え、】
【そして柄頭には、『梟(フクロウ)』の頭部を模した彫刻が施されている代物】

 【かつて召喚に応じた贋造悪魔の一柱】
 【序列ノ六十八:≪梟≫ノクテュア -Noctua-──その魂の喚起】

【ガルニエに攻撃を加えるでもなく、主の元を離れていく剣】

 【──再びの軽い余談だが、梟という猛禽は、鳥類でありながら夜目が利くことは有名だろう】
 【その喚び出された『紅梟ノ舞劍』もまた、同じような性質を備えていた。この場で役立ったのは、至極偶然であるが──】

【意思を持ったかの如く飛翔する双刃が、その切っ先を向けて狙う先は、】
【先ほど、まるで“光を吸い尽くした”かのように見えた、あのティアラだった】

【もし、そのまま妨害がなければ、だが──】
【迫り行く双刃が、そのティアラを、×字の軌跡で斬り裂かん、或いは破壊せしめんとするだろう】

 (──……あの、唯一の希望にも見える、宝飾品の光だが──)
 (……万が一、万が一、だ。本当に“光を吸った”のなら……)
 (それをブチ壊して、また吐き出させることは、出来ないか──?)

【──彼の仮説が正しいなどという保障は、何処にもない】
【何か手段があれば、妨害することも容易いだろう。──果たして】
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 21:06:58.68 ID:+0crjj440
>>863

【恐らく、否。絶対に後ろから肩を掴まれようとしている】


 あんた、学生か?こんな夜中に何をしている……?


【『何時の間にいた』そんな何処となく心配そうな言葉を投げ掛けられるだろう】

【振り返れば。其の両腕を漆黒ローブに仕舞っている風の其れより、
 「銀色の髑髏と眼窩に宿る赤い眼」のその顔が際立つ。無論其処以外は“人間”なのは確からしい――所詮アンドロイドの様な印象である】

【敵意は感じない。然し異形に小首を傾げられるって恐怖の他には変わりないのだが。果たして――】
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 21:08:08.68 ID:9tdizxQdo
>>864
……ッ!なんだ一体。

【その光景を見て、声を上げるのが一人居た】
【足音と共に、その人影は近づいていくだろう】
【割と、目立つ外見をしている少年だ】
【先ず、髪は白。白骨よりも、不気味に白い】
【そして、学ラン姿で、腰にはベルトポーチを巻き、仕込杖を指している】
【右目のある部分には、一閃の傷が走り、眼帯で其れを隠していて】
【左目は、ガラス玉の中に水銀を流し込んだような白銀だった】

……ッ、あんた、カノッサ……ッ。

【少年は、女性を視界に収めると、警戒するように目を眇め、腰を落とした】
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 21:16:06.81 ID:cUEmkoxSO
>>866
・・・・・?
【ふと、肩を捕まれた】
【その腕を見て、後ろを振り向くと】

夜と言っても未だ9時ぐらいですよ?
僕はちょっと外の風を浴びたくてウロウロとしていただけですよ。
【そう答えた】
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/27(日) 21:17:08.75 ID:Pdnl8c5o0
【金の国―――王城前】
【昨夜、大きな戦いが起こり、まだその爪が残っている場所】
【そこに、まだ滞在≠オている悪人が一人だけ存在した…】

【フォンと音を立てて空間が歪み、波紋のように広がる】
【そして、一人の人物がそこから這い出して来る】

あーやっと出れた出れた……ったくよぉ……疲れたっての…

もう戦は終わったいたいだなぁ……この様子だと、襲撃者達は敗北かねぇ…まぁいいや



【燃え上がるような腰ほどまで伸びる長さの真紅の髪に、“蛇のような”鋭い赤と黄金混ざった混沌≠フ瞳】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【真っ赤なシャープな印象を与える袖、裾、フードにファーの付いたロングコートをボタン全開で着て】
【中には真っ黒なタートルネックに夜色のボイドキューブ≠フネックレス】
【紅いスラックスに黒のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、紅い先の尖ったロングブーツを履いた】
【“混沌の雰囲気”を醸し出す190cm程のスラリとした長身の青年】

【どこか疲れた様子で辺りを見回すと、そのまま街へ歩き出す】

さてさて……どうすっかなっと……
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 21:18:55.43 ID:BNEc8key0
>>867

…………はぁ
せっかく良い気分で、運動後の休憩に浸ってたって言うのに……野暮だねぇ

【静寂そのもの――――死んだように全てが静まり返った中で響いてくる、足音】
【程なく形を結ぶ人影を認めて、女性はうんざりした様なため息と共に、立ち上がる】

――――『人間』のガキ
せっかくこうもお星様が綺麗に見れるってのに、邪魔すんじゃねぇよ
パッと見でカノッサだって分かんなら、さっさとフケな…………!

【軽く両腕を振るい、身体の調子を確かめる様な仕草を見せると、女性は低い声で威圧する】
【その声色には、視線には――――底冷えする様な『殺意』が現われており】
【そして、少年を『人間』と、一括りにする様な代名詞を用いて言葉を叩きつけた】
【どうも、この惨劇の後の、星を眺める一時を邪魔されたのが、腹に据えかねているようだった】
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 21:23:48.66 ID:T/1MIF/bo
>>862
……貴様、権力と周囲の強さに思想が犯されているのではないか?

その慢心とも取れる思想が人を[ピーーー]と言っているのだ
仮に、貴様がこの場に居なければその娘はマトモに動くことも出来ん
「攻撃しろ」「追え」「気を抜くな」……勝機を、幾度逃しかけた?

……それともう一つ教えてやるが、私は二度は同じ失敗を繰り返さない

【泡が、身を包むだけでは飽きたらず。その量を酷く増やして、宙に根を張る】
【勿論比喩表現であるが―――そう思える形で、ガルニエの肩から黒泡が噴出する】
【左肩を確かに噛まれ、肉を服ごと持って行かれ、泡に汚れた白銀の骨格が露呈する】

      【だが、今一度周囲を見回して頂ければ。】
              
  貴宝院神衣ッ!貴様は現在を以て“死ぬ”のだ―――ッッ!!!

【黒い泡に覆い隠されていた、光の翼が出現する】
【煌々と辺りを照らし出すさまは壮観だが―――それはまるで、神衣を囲う檻の様に】
【ガルニエの背後を丸く広く、包もうとし。肩からの泡と、翼からの泡を、滔々と滲ませ】

【先ほどとは比にならない量の“精神汚染”を喰らわせようと、試みて】

>>865
“ゲーティア”……そうか、良い名だな
私などとは大違いだ、幸運に恵まれていそうな、人も羨むような、良い名ではないか

   ―――で、あるからこそ。妬ましくもあるのだがな?

【呆気無く。背の翼を攻撃に使用したガルニエに、ティアラへ迫る梟は止められず】
【だが悔やむような様子もなく―――双刃は見事、贋作を切り裂き、破壊して――ロビーに、明かりが満ちる】
【丁度そんなタイミングである。ガルニエが飛翔の余勢を駆って、ゲーティアへと辿り着いたのは】

 【ちなみに云えば光を消したのは、大した作戦が有ったからではない】
 【戦いという名の料理に、ちょっとした味付けを、スパイスを――だからこそ、呆気無いのだが】

【話は戻って―――ゲーティアへと辿り着いたガルニエの取った行動は、相手の服を掴む事で】

 刀、槍、剣、鞭、槌、銃に魔術に能力に――――ただ傷つけあうのも、また飽いた
 如何かな、私と一緒に輝かしい奈落へと落ち下る戦の旅は―――“ゲーティア”?

【ふっ、と軽さが消える。場所は吹き抜けの真中ほどであろうか、下には砕けたティアラと像が見える】
【いや、もう一つ―――宝剣だ、すげ替えられた新品が、女神の手には握られているのだ】

【ガルニエは重みを増して行く。女性の重さではないが、それは左肩の骨格―――金属を見れば、分かる事】
【加えて彼女は、手を離さない。とはいえ、左肩の肉という肉はすべて削げ落ち、腕も蛇に絞めつけられ】
【また右腕に関しても、ゲーティアの大鎌による一撃がある。泡で補強しようと、ダメージが大きすぎる】

【にっこりとした笑みのまま、ガルニエは重力に隸おうとする。全力で振り払おうと思えば、振り払えるだろうか――――。】
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 21:26:57.68 ID:9tdizxQdo
>>870
【数秒、息を整えて。既に少年には動揺の色は無い】

悪いね、余り気遣いの出来るタチじゃぁないんだ。

【立ち上がる相手を見て、警戒しながらもそのような発言をして】
【左手の指をきち、きち。と確認するかのように動かした】
【そして、直後の底冷えするような殺意を受けるが、それを気にする様子は無く、受け流す】

残念、俺は之でもJusticeでな。
大量殺人者を見逃すつもりも無いし、悪事をするカノッサを見逃すつもりも無い。

【淡々と話す少年の目は、鋭い警戒心を感じさせるものだ】

俺をどかしたいなら、ここらへんに転がっている奴らの様にする以外に無いさ。

【挑発するように言い放ち、馬鹿にするように鼻で笑って】

それとも、アレか?
カノッサの人間は戦えない一般市民を殺すだけのビビリなのか?こりゃまた、大層なことだな!

【そう。挑発である。相手の冷静さを失わせるのは、この少年の常套手段だ】
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 21:27:04.64 ID:+0crjj440
>>668

 ふむ。其れもそうか。いやもっと幼いかと
 ……苦しい言い訳だ

 いや、申し訳もない
 俺は青義同盟の“ゼビレイ”だ

【掴んでいた肩を放しつつ。独り言の其れと
こほん、と咳込みを一つし、簡単に首で会釈して】

 まぁ、正義組織の都合上の身元確認みたいなものだ
 悪くは思わんでくれ。まぁ、どの道只者では無かろう?

【青年の腰に携えた、二本の刀。其れを見据えつつ。その言葉を発した】
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 21:30:38.89 ID:+0crjj440
>>873
/青年→少年ですね。すみませぬorz
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 21:34:52.77 ID:cUEmkoxSO
>>873
(青義同盟・・・ロウさんの所の人か・・)

いえいえ、
それに正義組織の人間なら
僕も同じ様な者ですよ。

僕は護、《Justice》に所属している者です。
以後どうかお見知りおきを
【少年――護はそうゼビレイに名乗った】
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 21:41:31.51 ID:BNEc8key0
>>872

――――『Justice』だと?
ガキの分際で…………ッ!?

【『Justice』――――ふざけた正義を掲げる、『機関』にとっての障害の一つ】
【それを名乗る少年に対し、女性は忌わしげに顔を顰めるが、その直後】

(いや、待てよ…………? 確か、こんなガキの情報が、“データベース”に……?)

【改めて容姿を確認。その姿が、仲間内で警告されていたものである事を思い出す】
【一応、『仕事』の上で必要なので、暗誦するまでではなくとも、それを読み込んではいる】

あぁ、なるほど……………………口車に乗っけなきゃ、なにも出来ないのかよ?
谷山なんとか、君?

【挑発の言葉に、一瞬こめかみがピクリと蠢きかけたが、ちょうどその刹那に、女性の脳は少年の情報を探り当てる】
【搦め手で、トリッキーな戦法を使う、学生服の『Justice』メンバー…………正式名称は分からないが、『谷山』と言う名前だけは、知れ渡っていた】

――――まぁ、あたしゃ、どっちでもいいねぇ…………
所詮お前は『人間』…………あたしゃ、お前みたいなのを殺すために生きてるんだ…………どっちに転ぼうと、同じ事さねぇ!!

【情報を、ある程度ではあっても保有していると言う精神的余裕が、挑発を無効化したのだろう】
【女性は、左腕からガトリング砲台を、右腕から熱を帯びた片手剣を取り出すと、構える】
【――――腕から直接装備を取り出す姿。この女性が『サイボーグ』である事が、分かるだろうか】

(『搦め手』って事は…………ペースを作られちゃいかんって事…………けど、相手はこっちに動いてもらいたがってる…………
こう言う時は…………そうさね、無難な手に専心しつつ、こっちのペースに引き込む隙を窺うのが一番、かねぇ!?)

【武器を両手に構えて、腰を落としつつ、女性は谷山の動きを細大漏らさず睨みつける】
【先手を取るのも、後の先――――カウンターを取るのも、『搦め手』の具体的な内容を見ないと、どちらが悪手に転ぶか、分からないものだ】

(確か……このガキの情報を持ってきたのも、何の因果か、パッション・プレイ支部長……だったねぇ
もう一度繰り返さないといけないねぇ…………『支部長の計らい、このブラックハート、無駄にはしない』ってさ…………!)

【“データベース”の情報提供者の事を思い出す女性――――ブラックハート】
【数少ない、素直に『上司』として尊敬している人間の齎した情報は無駄にはすまいと、ブラックハートは己を締め付ける】
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 21:46:33.23 ID:xx+3i3sDO
【──街中】
【時折この街では、男(主に不良と呼ばれる人種)が女をナンパし】
【そこに駆け付けた第三者によって男が追い払われるという光景がみられる】
【だが──今宵は少々、普段とは違った様子のようだ】

ねぇお兄さん、私と一緒にお茶でも……

【不幸な通行人(♂)に声をかけたのは、1人の女だった】
【藍色の長髪を真っ直ぐに伸ばした、エメラルド色の瞳の彼女は】
【ボタンを胸元だけ止めたワイシャツを羽織り、ベルボトムのジーンズを履いている】
【奇異なのは、まだまだ寒さが残るこの時期──】
【彼女の服装がやや薄めかつ、肌の露出が多いということだろうか】

……え?だめ?
まぁまぁそんなこと──
あーあ、いっちゃった……

【──どうやら彼女のナンパは失敗に終わったらしい】
【あまり残念そうな表情をしていない彼女の胸元には、アクアマリンのネックレスが煌めいており】
【右耳には──≪No.CZ≫と彫られたイヤリングが揺れていた】
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/03/27(日) 21:46:38.71 ID:PV19VD5g0
【街外れ。開拓された、道路と、荒野が広がる、殺風景な、其の場所】
【外灯も、無い。押し潰されそうな、闇の中。猫の、鳴き声が、ひとつと。女の、歌声が、響いていた】

ここに、今、僕がいないこと、誰も知らなくて……

【人物の容姿は、黒の大きなキャスケット帽を被り、旧い血の色をしたボブヘア、蝋燭の様に白い肌、右頬に深い傷跡】
【今にも眠りそうな、ぼんやりした表情。生気の失った、濁りの混じる、オールドローズの瞳】
【体の線が分かる、膝丈の、黒ずんだ赤の色合いのロングコート。エナメル質の、黒のサイハイブーツ】
【左腕が、皮を剥いだ肉の様な色の、悪魔の様な、鋭い爪を持つ巨大な異形の腕。手の甲の中央に、簡略化した山羊と、六芒星が掘り込んである】
【異形の左を隠そうと、血で穢れた包帯を巻いているが、其れは意味を成さず。脈動するグロテスクな肉が、大きく覗いている】
【十字架型ドッグタグ、右手首に、「No.90」の刻印が入った、銀のハンドカフスを着けた、背の低い、十八歳程の少女だった】

……そっと、教えてあげたくて、……君を、待っている。……♪

【そして。少女の、背から。骨と、血肉と、臓器や眼球、脳漿等で形成された、グロテスクな両翼が生えていた】
【見ているだけで、吐き気が、込み上げそうな外見。羽毛は無いが、その形状から、辛うじて、翼と判断出来る其れは】
【只管、冷たい、死人の体温の様な、魔力を、放っているだろう。少女の、左腕からも、同様の魔力が、溢れている】

……殺した方が、……良いのかな……。……言われたら、して置こう……
……あと、……情報を、……もっと、集めて……

【誰に、言う訳でも、無く。女の、気まぐれな、独り言】
【少女の、傍には。ぶち模様の猫が、拙い足取りで、着いて来ている】
【両翼をはためかせながら。少女は、無感情の、視線を、一度、其方へ向けて】

……、

【黙認する様に、つい、と、背けると。再び、前へ、前へと、歩き出す】
【後は、逸れ切り。誰かの、声も無く。ただ、一人と、一匹の、足音が、響くのみであった】
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 21:49:31.67 ID:plvhpC66o
>>871

どうにも、貴様は口の減らぬ女じゃな?
貴様の「自慢話」など、一笑にも値せぬわ馬鹿者めが

【ふん、と生意気げな息を一つ吐きガルニエの言葉を切り捨てる】
【この場に於いて「口喧嘩」が如何なる意味を持つのかと】
【漆黒の中でただ状況を見、意識を研ぎ澄ませながら織守は翼で宙を浮いている】

「――――ッ!」

【左肩に虎を噛み付かせた瞬間に、襲いかかるは精神汚染】
【未熟ながらも高潔に形作られていた神衣の思考に悪意の念が流入し】

【正気をシェイクされ狂気に転ずる混沌の渦が脳内で形作られる】
【思わず、神衣は右の腕で自身の額を抑え】
【一瞬でも気を抜けば人としての最低限すらも剥がれ落ちそうな破滅的な汚染現象に】
【歯が砕けるほどに食い締めながら……荒い息を吐いてただ耐える】

「ぁ、ぐ……っ!わたしは……[ピーーー]……ません!」
「私は、未だ何も……何も……成し得ていないのです……!」
「織守様への恩義に報いることも……――様と共に――す未来も、何も……何も……!」

【深い考えなど最早出来ない。】
【ただ己の根幹に刻まれた一念を以て崖淵で指を食い込ませ流されることを拒む】

「……ですから、私は……!貴女をここで、討ち、取らせていただきます……!」
「は、ぁ……!私は貴宝院神衣……!織守様の……守護役、なのですから……!」

【精神汚染に抗うだけで、殆どの意識を奪われている神衣の取れる行動は一つ】
【ただ前に進み、ただ拳を突き出し、ただ一つの対象に向けて攻撃する。それだけであった】

【神衣の左腕の虎が口を閉ざし、その牙を噛みあわせて堅固な「拳」と成る】
【一歩、技術とも言えぬ獣じみた動きでガルニエに向かい踏み込み、其の頭部に向けて強打を食らわせようとする】

(……これほど、か……。さて、妾の神気でどれだけ補える?)

【織守は、自身にかかる精神負担に眉根を顰める】
【神衣の纏う甲冑を通して神気の流れを作り不浄を清める術法を行うも】
【それでも神衣に与える影響は「あそこまで」しか抑えることが出来なかったのだ】

(生きて帰ってこい、神衣よ――。)

【織守:中空で浮翌遊しながら術法を展開中 神衣:精神汚染の影響を受けながらも、前進し左拳打】
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 21:49:33.75 ID:oB6PDdUDo
>>877

ここ最近、面白いやつが多いな

【そこに、何だかニヤついた青年が歩いてくる】
【青年は、整ったやや長い黒髪に、高めの身長】
【茶色のコートを羽織り、同じ色のブーツを履いて、灰色のジーンズにアクセサリーとしてチェーンをつけている】
【鋭い、或いは悪いと表現出来る目つきのせいか、雰囲気などが不良やチンピラに近い】

へっへっへ

【ニヤニヤしていて不気味だ】
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 21:50:44.47 ID:+0crjj440
>>875

 ほう。Justiceの護…実に語呂が良い名だ

【Justice。その言葉にぴくりと反応しつつも。気が行ったのは語呂の方であったらしい】
【…少し、怪しいが。其れはまた別の話だったり】

 ……ふぅむ
 いや、先ずはあんたにも謝罪をせねばならんな
 “あのやり方は酷かった”と

【いきなり。背筋を伸ばしつつ。その妖々しい眼を真っ直ぐに少年を見る】

 あの文。今の文も。共にもう少しで正義同士の戦争になる所かもしれん
 “青義の志”は。そうでなくとも。少なくともこの俺は
 其れは絶対的に望まん。だから謝る。本当に申し訳なかった

【大の大人が深々と少年へ礼をする。その姿に詐称の意は露程も無さそうだ】
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 21:52:43.51 ID:plvhpC66o
>>879
>>865への安価追加です
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 21:54:28.38 ID:9tdizxQdo
>>876
ガキだろうと、信念持って正義の味方してるもんでね。
正義名乗るのに年は関係ないだろうが。

【そう、表情を変えないまま答える】
【そして、相手が放った言葉を受けて、はぁ、とため息を付いて】

なんなら、相手してやってもいいぞ。之でもそこそこ鍛えてる。
アンタ如きにやられるつもりもない。
谷山 基樹。アンタの名前は?

【格好付けて名乗らなくてもいい云々などは言わない】
【谷山の行動は基本的に情報を得ることを大切としている。ジャーナリスト故に】
【容姿だけでなく、名前などの情報が有れば、仲間内に警戒を呼びかけることがし易いからだ】

……へぇ、サイボーグ。

【驚きはしない。自分も体の一部で言えば、似たような物だ】
【左腕には、無数の武装が隠されている】
【右手で刀を抜き放ち、右手を前に、左手を後方に構える】

(……読みに来たか。さぁて、どうするか。初手で相手の動揺を誘うには……)

【左目は、いつの間にか蛍光色を帯びており、思考を爆発的に加速させている】
【そして、思考を開始して1秒後、谷山が動いた】
【突然、素早い動きで左手を相手に構えたのだ】
【そして――――】

――――Bomb!!

【直後、その左手から爆風が巻き起こるッ!!】
【左手の内臓火薬に着火した、“奥の手”の一つである】
【牽制の技すら放たず、初手で隠し武装を顕とする暴挙】
【だが、意表をつくという点では、かなり有用だろう】
【高速着火で、金属粉が酸素を取り込んで爆炎を驚異的な速度で広げていく】
【普通の爆発ではない、粉塵爆発だ、酸素を奪う効果も追加されている】
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 21:58:04.83 ID:xx+3i3sDO
>>880

(……ま、あの子でもいいかな)
(リベンジ、リベンジっと!)

【去っていった通行人(♂)の背中を、ほんの数瞬だけ彼女は見つめていたが】
【すぐに、近づいてくる相手のことに気付いたのだろう】
【彼女は先ほどの失敗のことなど瞬時に忘れ、嬉しそうな笑みを浮かべる】

ねぇ、そこのキミ
にやにやしちゃって、何かいいことでもあったのかな?

【そして、そんな台詞と共に彼の方へかつりと一歩踏み出した】
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/27(日) 21:59:58.21 ID:qWR/6A2qo
>>871>>879

【──弾けた闇。満ちる光】
【確信三割、不安七割の賭けだったが、成功したことに刹那の安堵】
【役目を終えた猛禽の双刃は、その身を長く留めることは出来ず、また黒い粒子と化して霧消】

 【──堕ちた闇の中、神話の絵画の如く、互いの魔力光と剣戟の火花だけを頼りに、】
 【相手の心臓を狙い合う殺し合いも、彼には酷く甘美で身を打ち震わせる。だが、あえてそれを、拒絶して】

【服を掴まれ、不覚を取るも、しかし、彼は黒血の滴る獰悪な笑みを湛えていた】

 ────ふ、ク、クハハッ、ッハハハハハ!

 こんな呪われた名に幸運を感じる辺り、貴様はやはり根っからの不運だ
 だが──やはり、人は

【彼も彼で、最初に受けた光の奔流、それから翼を纏いつつの多重魔力展開】
【外的損傷で身体は本来の膂力を発揮できず、また内面的にも魔力量がやや底を見せ始めている】
【故に、ガルニエを振り解くことなどは、到底出来るはずもなかった】

【重たい重力と、冷たい拘束を伴って、彼の身体はガルニエと共に落下していく】
【陰惨な血塗れと破壊の後が残る階下、あの鋭利な慈悲を湛えた、女神像の宝剣──】

【──されど。突風のような摩擦風が上へと吹き上げて行くその道中、口唇が歪に笑んだ】

 ──……悪いな、崇高に狂える“ガルニエ”
 貴様の誘いは只管に甘美だ。このまま全てを忘れて乗りたくなるほどにな

 ──だが
 クソったれた奈落への旅路の伴侶は、もう“先客”がいやがるンだ──

【その両の手を重ね合わせ、緩慢ながら、ガルニエへと向けられる】
【掌の魔法陣が魔力光を帯びる。屍の左薬指に嵌った銀の指輪が、呼応するように煌いた】


 ────≪ 拾壹ノ咎 : 煉獄ノ咎人 ≫


【號──ッ!】
【瞬時、彼の掲げた両掌から、巨大な魔法陣が膨れあがり、】
【一呼吸の間をおいた後、再びあの煉獄の門とするように、】
【法陣の奥から──丸太程に巨大な、錆びた鎖を纏った拳が直線で突き出されるだろう】

【一瞬の溜めがあるため、攻撃の予測は難しくない。しかし──】

【──そう。奇しくも、狂気の深淵より舞い戻った神衣が繰り出した、猛虎の『拳』と重ねるように】
【ガルニエの胴体を打ち据えんとして、そしてあわよくば、それにより彼女からの離脱を試みんとして】

【咎人と名付けられたその『拳』もまた、空気を穿つように繰り出される──!】
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/27(日) 22:03:22.98 ID:qWR/6A2qo
>>885
//うわ、ごめんなさい、台詞が途中で途切れている……!
//前半部分、「こんな呪われた〜」のくだりから以下のように訂正です。格好つかねえ……!

 ────ふ、ク、クハハッ、ッハハハハハ!
 こんな呪われた名に幸運を感じる辺り、貴様はやはり根っからの不運だ

 だが──やはり、“人は死ぬまで幸福ではない”
 俺も貴様も、真に幸福な生を歩みきれるのか、死ぬときまでは誰にも分からない
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 22:03:43.87 ID:cUEmkoxSO
>>881
名前を褒められたの始めてです・・。

あぅ・・・ちょっ?!
ちょっと!!頭を上げて下さいってば!
【突然謝罪された護は慌て出す。】
【しかも、大の大人が子供に本気で謝るそのの異様な光景に】
【「・・・・ちょっとあれ何?」】
【ざわざわ・・・】
【周りが騒ぎ始めて、痛い視線が二人に向けられた。】

大丈夫ですよ・・・
それにロウさん本人も協力体制でありたいって・・言ってましたし・・!!
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 22:04:45.14 ID:oB6PDdUDo
>>884

あぁ?

【青年は声をかけられて呆気にとられた表情をした】
【声をかけられるとは全く思っていなかったのだろう。時間が経つにつれて驚きが表情から引いていき、代わりに”何だこいつ”とでも言いたげな目へと変わっていった】
【眉をひそめているのと目つきのせいで睨んでいるようにも見える】

(おっといけねぇ。気が緩んでやがる)

【だがそんな表情をしたのもこれまた数秒だけ】
【また少しすれば上機嫌な笑顔へと戻った】

あぁ、まぁそんなところだな

【にこにこしながらそう返事をした】
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 22:13:43.39 ID:BNEc8key0
>>883

あぁそうかい。そいつは御苦労さまな事で!
…………あたしだって、伊達や酔狂で『人間皆殺し』に命を捧げてるんじゃないんでぇ…………

【ともすれば、低レベルな口喧嘩とも取れるやり取りの中に、ブラックハートは己の、重く、暗い殺意を乗せて行く】
【――――ほぼ例外なく、彼女にとって『人間』は許せない存在。視界の中で息をしているのも忌々しい存在】
【それに命を捧げていると言うのは、大げさな表現でもなんでもないのだ】

……フン、なんなら泣きわめかせてやるよ…………
(油断はしねぇ。もう侮って痛い目見せられるのにも飽きた…………全力で潰す中で、可能な限りいたぶる……!)

【売り言葉に買い言葉ではあるが、まだ根本の冷静さは失われていないようだ】
【それは、痛みと共に戦場で学んだ彼女の経験則が、逸る心をしっかりと抑えつけているためである】

…………必要ないかも知らんが、覚えとけ
あたしゃ、カノッサ機関が≪No.616≫……ブラックハートだ…………

【名を問われ、必要最低限の言葉のみを返すブラックハート】
【――――その首輪を見れば、彼女の身分も丸分かりだろう。むしろ、それを誇示しているとも取れる】
【しかし、要注意人物として名の知れている相手との戦いだけに、余計な神経を消費したくなかったのだ】

――――ッ、左手は義手!?

【突如、腕から放たれた爆炎は、確かにブラックハートを揺さぶる効果があったようだ】
【咄嗟に、右腕で目を庇いつつ、バックステップで距離をとり、熱から逃れようとする】

(なーるほど、こいつは厄介な…………だとしたらどうする!?
――――知れた事。さっきのスタンスを、そのまま維持する事…………だ!)

【多少、皮膚や髪に焦げ付いた部分が作られるが、それ自体は大したダメージとはなっていない】
【爆炎から可能な限り距離を空けながら、ブラックハートは先ほど打ちあげた方針――――無難な手を打ちつつチャンスを待つ――――を実行する】

――――そうらッ!!
(鍛えてるとかほざけるんなら……この程度で落ちたりはしないだろうねぇ『人間』!?)

【バックステップから距離を空けながら、ブラックハートは左腕の『低出力ビームガトリング』を谷山に向け、発砲】
【一つ一つの砲弾は、当たっても大したダメージにはならないだろうが、いかんせん連射力に基づく物量が問題である】
【きちんと回避しなければ、連続被弾で無視できないダメージを負う可能性もある】
【――――だが、射線は一直線。ブラックハートにとっては『回避される事が前提』の砲撃であった】
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 22:17:49.04 ID:xx+3i3sDO
>>888

ふふっ、そんなに熱い視線を送らないでくれないかな?
私の肢体に見惚れる気持ちは分からなくはないんだけど、ね?

【睨むような視線を受けて、この反応である】
【女はくすりと笑うと、楽しそうな表情で指を自分の唇へと触れさせる】
【──因みに彼女。上半身に纏うのはたった1枚のワイシャツのみ】
【悪戯な風がふわりと彼女の白い肌を擽ってしまえば──】
【その、形のいい胸元の豊かな双丘は惜しげもなく外気に晒されてしまいそうだ】

なるほどね
どんなことがあったのかな?
立ち話もあれだから、そこの喫茶店でお茶でもどうかな?

【ふんふんと女は頷いて、彼に何があったのか聞こうと──】
【──いや、もしかしたらこれは、ナンパだろうか?】
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 22:24:51.69 ID:9tdizxQdo
>>889
此方だって、大真面目に世界平和を目指してるんでね。
そっちの信念自体を馬鹿にするつもりは無いさ。
ただ、許容できないからぶちのめす。それだけだからな。

【谷山の目標は、“世界平和”。世迷いごとの様な其れを、谷山は本気で実現しようとしている】
【冷静に、日々どうすればいいか、世界平和を考えていた、無駄に壮大だが、“やるつもり”なのだ】

泣かされるのはそっちさ。

【言葉と言葉が真っ向から殴り合っている】
【言葉のキャッチボールならぬ言葉のドッジボールだ】

ブラックハート、ね。一応覚えておこう。

【当然忘れるつもりなど無い。谷山は些細な情報も、得たならば忘れない】
【そして、爆炎の反動を内部サスペンションで吸収して、そのまま、前進していく】


――――Truth News!!


【駆け出す谷山。制服は耐火性であり、多少の爆炎ならば突っ切る事が可能】
【能力発動により、その目は蛍光グリーンの光を放っていて】
【五感の最大強化及び思考加速が谷山に齎されている】
【知覚で言えば、かなりのハイレベルを谷山は備えていると言っていいだろう】

ひゅぅ、アブねぇッ!!

【谷山は“前進しながら”回避をしていく】
【一発二発では大丈夫と判断し、致命傷を負わない程度の回避で全身を重視】
【二三発被弾で、服からは血が滲むが、次の瞬間、左腕を相手に向けて走らせる】

――――ッッ!

【その瞬間、爆炎の炎に依る影等に紛れるように、五指からワイヤーが伸びていく】
【極めて細く、視認しにくいそれは、爆炎も有ってかなりのステルス性を持っていると言っていいだろう】
【高速振動により斬撃の性質を持った特殊金属製のワイヤーは、相手の左腕に巻きつくように襲いかかり、うまくすれば腕を、成功しなくとも武器を使用不能にするつもりだ】
【爆炎は、この攻撃への布石であった】
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 22:25:37.52 ID:oB6PDdUDo
>>890

おいおい、そりゃ所謂逆ナンか?
受けるのは初めてだな

【両腕を広げて身体で驚きを表現してみせる】
【ナンパなら何度も、それこそ日常的にやっているが、ナンパを”される”のは初めてだ】
【口元には薄い笑みが浮かんでいるが、その内心では目の前の女性を警戒している】
【”何故こんなことを”・”何故自分なのか”】
【そんな疑問は普通の人間ならば決して持たないものだが、彼が持つには相応の理由があった】

……おーう

【唐突にヒュー、と口笛を吹く】
【その目線は下に向いており、胸を(出ていれば谷間を)ばっちりと視界に収めていた】
【警戒していようが注意していようがそれはそれ、これはこれ。美味しい場面を見ずにいるなど、男として物理的に不可能だ。逆に言えば、見なければ男ではない。見るからこそ男なのである】
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 22:27:32.39 ID:T/1MIF/bo
>>879
【今、ガルニエの視界からは神衣は見えない】
【然し、言葉だけあれば。その確かな効果を認めることは可能であって】

【幾度目であろうか。にやりと笑って、呼応するように泡が音を立てて噴き】

まるで洗脳ではないか、姉か従姉妹か知らんが、随分と“吹きこまれている”様に聞こえるぞ?
貴宝院神衣よ、貴様の大事なあの者は、ああして遠くで吠えるのみだな?
剣戟を交わし、身も心も刻んだ私の「自慢話」と、一体どちらが重いのか―――よく考えろ、自分の頭で

……あぁ、だが。そんな状態では、きっと誰の言葉でも甘く聞こえるのだろうな

【最後に僅かな侵食を残して、黒泡の蠢きは留まる事となる】
【“神気”による作用だろうか、それ以上に精神を止むようなことは、無い筈だが】
【果たして如何ほどまでに黒く塗りつぶされたのか。解るのはただ一人、神衣だけである】

>>885
……ならばきっと、私は死んでも不幸なのだろうな

私は生まれてからも死ぬまでも、そして死んでからも尚“ガルニエ”だ
不幸の名は憑きまとう。そして、その理由は私が私だからだ
どうしようもない話だな、いっそ自を害して、思考を捨てたいとも思うが―――

【フッ、と笑う。泡は応えない。それはつまり、負の感情が作用していないワケで】

【さて。そんな事は置いておき、背後よりの猛虎に彼女は気付いた】
【しかしながら避けられない。避ける気力も、そうする体力も無いからだ】
【鈍い音が響き、眼窩に星が飛ぶ。それでもまだ、意識は僅かにだけ、残っていて】

   それは、残念だ。良くしてやれ、“恵まれ者”め――――。

【腹部の泡がはじけ飛ぶ。あまりの衝撃に、肩や腕の泡沫までもが水滴と化す】
【胴体が強く衝撃を受け、一時的に意識が飛ぶが、胸部に伝わる衝撃で明かりが灯る】

【刺さっていた。綺羅びやかな宝剣が、左胸に―――そして、体重と剣が、肋を横に裂き崩し】
【酷く虚ろな瞳をした一人の女が、赤い絨毯を血で汚す。然し、彼者は足を地に着き】
【黒い泡と戯れるように僅かに笑み、戦女神の像を背にして支えとし】

 ……私は、世界のシステムを……超越する。して……全てを、変えてやる
    
       すこし、おうじょうぎわがわるすぎたか――――?

【前方へと倒れこみ、絨毯に自らを打ち付ける直前で――黒泡が掬い上げるように、その姿を覆い尽くす】
【その様はまるで底なし沼に落ちていく死体のようで、とても不気味】
【それだけでなく―――最後の言葉と、示した力と、携える気迫。全てが、不気味で仕方ない】

【だが、この場に於いては既に、彼女の姿は何処かへと消え落ちて。敵と言うべき姿は見当たらず】
【寂寞とした感と、僅かに希望を与えるような温かな明かりが、只々虚しく、空間を満たしていた】

/二日間にわたりお疲れさまでしたっ!また重ねて、ありがとうございましたー!
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 22:27:58.91 ID:+0crjj440
>>887

 協力体制だと!?

【がばっと鳴らんばかりに。顔を上げて】

 リーダーはそんな事を……!

【焦りに次ぐ何か。それが脳内を支配して】

 いいか。それでは、信頼性に欠ける……欠けすぎるんだ……!
 今まであんた等を愚弄したことを認め、案の定メンバーが集まらなかったと認めたようなものだ!

 そんな者に誰が付いていく!?其れは俺くらいのもんだっ!

【何時になく。感情的だったああでもないこうでもないと首を捻って】

 そうだ……

【はっ。と最終的に俯いていた顔を起こし。少年を見据えると】

 もはや許せ、とは云わん
 行動でこの俺は責務を果たす
 もし。もし……リーダーが暴走するようであれば

 この俺がこの命に賭けてでも止める事。其れを約束しよう

【俺の首に賭ける。そう最後に付け足して】

 正義同士、いがみ合う等非合理的かつ、非倫理的だ
 そんな事はしている場合ではないっ!
 あんた等は、あんた等の正義を突き通せば良い。こっちはこっちで解決する……!

【結局は、正義同士の戦いなど見たくないし、其れで気を反らせたくも無いのだ】

 ………

【彼は寡黙に覚悟を決めた】
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(秋田県) [sage]:2011/03/27(日) 22:29:33.57 ID:P8Kv/noNo
【路地裏】


【人気の無く、光源の乏しい、不安と緊張感が漂う”何時も通りの”路地裏】
【その所々に壁に寄りかかり座り込んだまま動かない人影や、横になって微動だにしない人の形をした何か…死体が転がっている】
【病によって倒れたのか、傷を負ってその果てに辿り着いたのか。彼らの死因は不明だが、死臭が漂うこの場所は数ある墓場の一つのようだ】


【時折、風が吹くことによって彼らが身に纏っているボロボロになっている衣類が揺れ、死臭が舞う】
【そんな名の無い人々の静かな墓地に足音が一つ響く】


………


【迷い込んだかのように現れた足音の主はやや小柄な体格で、独特の足音―妙に間の空いた、ゆっくりとした足音を響かせている】
【赤みがかかった黒のコートに同色のズボン、コートの下に着ているセーターは非常に映える白だ】
【背中まで伸びた脱色した白けた金髪はうなじ辺りでゴム紐で留め、白い頭に映える赤のカチューシャで前髪をかき上げ視界を確保している】


よっと………おお、酷い臭いだ


【道の真ん中に横たわっていた白骨化した誰かを跨ぎ、スン、と鼻を動かし臭いを感じ取る】
【並の人間ならば吐き気を催し逃げ出したくなるような臭いの中、彼女は何処か嬉しそうな表情で墓場の中を歩く】
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 22:36:55.33 ID:xx+3i3sDO
>>892

うん、一般的にはそう言われる行為だよ
それにしても……キミみたいなかっこいい子がまだ口説かれてなかったんだね
世の中の女の子たちは随分とシャイなのかなぁ?

【くつくつと笑う女】
【そんな彼女が喉を可笑しげに震わせるたびに】
【ぷるる、と──】
【張りのありそうな膨らみが、人肌恋しそうに揺れる】

ふふ、どうしたのかなーぁ?

【そして彼女は、何かを見透かしたかのような表情で笑い】
【ぎゅ、と──身体の前で腕を組む】
【偶然なのか、わざとなのだろうか】
【胸の下あたりで組まれた腕は、彼女の柔らかそうな其れの谷間を更に強調させてしまい──】
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 22:43:26.37 ID:cUEmkoxSO
>>894
ゼビレイさん・・

僕も正義同士で戦うべきじゃないと思います。
今必要なのは敵を増やす事じゃなくて
味方を増やす事です。

だから、ロウさんを宜しくお願いしますね。
【ゼビレイの確かな覚悟を感じて】
【護は、そう告げる。】

最後まであの人を信じて、付いていてあげて下さい。
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 22:44:08.80 ID:BNEc8key0
>>891

――――それぐらい割り切るんなら、もう何も言う事はねぇさ…………

【この谷山という少年、『人間の中ではまだ』交換の持てる方ではあるらしい】
【否定はしない。しかし敵対するから叩き潰す――――乱暴なように見えて、しがらみや自己矛盾から解放されるもっとも合理的な選択だ】
【そういう乾いた判断ができる人間が、人間賛歌を謳う『いわゆる正義』に身を置くのは――――残念でならない】

どうだかね…………お前慣れてねぇだろ?
『人間』を『解体』する事にはなぁ…………!?

【事実、バラバラ殺人など、人として生きて行く中で、実際に遭遇する確率などどれだけ低いのだろう】
【彼女にとっては、それはなんて事の無い日常――――『人間』を壊す事は慣れきったものだし、いまさら躊躇する理由など、ない】

(…………こっちは忘れねぇぞ、谷山 基樹…………支部長の齎した情報、更に補強してさしあげなきゃならないんだからよ……!
ここで始末つけられりゃぁ、その手間もはぶけるんだがな!!)

【『人間』を心から憎んでいるブラックハートにとって、相手をパーソナルに区別する事など無駄でしかない】
【ただ一つの例外。それは『相手が強敵だった時』だ。『機関』の“データベース”の中でも要注意人物として示されていた相手なのだ】
【好き嫌いは別として、その情報は持って帰らないといけない――――ここで止めを刺せない限りは】

(ッ、能力…………どんな能力だ畜生…………!
外見からじゃ、分からねぇ……戦闘は、この腕頼り…………戦いには関係ないのか!?
アートマンを使うなんて情報もあったが…………それらしい兆候もない…………!)

【高速で、無駄の無い軌道を取りながら接近してくる谷山をにらみつつ、ブラックハートは微かな焦りを覚える】
【明らかに能力を行使しているが、その作用が分からない――――戦いの中で、不確定要素ほど危ういものはない】

――――ッグ、ガ…………!!
あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!

【そこへ、襲い来るワイヤーの斬撃】
【左腕は、ガトリング砲台を備えている事もあり、完全に巻き付いた斬撃が作用している訳ではないが、それでも痛みは確かな異常を伝える】

くそったれ…………があああぁぁぁっっ!!

【感触から、何かが巻きついている事だけは分かる】
【ブラックハートは、咄嗟に右腕の『対人対物用ヒートカッター』を、左腕の周囲に振るう】
【如何に強固な素材でも、正体は細いワイヤー――――高熱を発する刃の前では、断ち切ることは難しくはあるまい】
【――――更に、流れに紛れてブラックハートは足元の何かをサッカーボールのように蹴りだす】
【それは、周囲に散らばっていた人間の死体の一部。腐肉と化したそれを谷山の目に命中させ、一時的にでもペースを乱させようと言うのである】
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 22:45:07.84 ID:oB6PDdUDo
>>896

世間一般的には、逆ナンはかなり稀有だからな
それをする相手としては、俺は見た目と居場所が悪いんじゃねぇの?

【逆ナンというだけでも稀有なのに、彼のような不良っぽい雰囲気を持ち目つきの悪い青年をその対象に選ぶなど、理論的且つ倫理的にありえない】
【ありえないのだが、目の前にはそのありえない出来事が起きていた。つまりこの結論は理論的でも倫理的でもないということだ】
【要するに、今後は逆ナンをされる可能性がある、ということだ】

いや、無いな

【青年は自身の考えを即座に首を振って否定した】
【やっぱり理論的に考えて逆ナンは稀有で、今回はたまたまだ、という結論に修正した】

……姉ちゃん、中々にアグレッシブだな?

【思わず両腕を組みながら視線を逸らす、なんて勿体無い上目の前の景色に失礼なことはせず、視線は動かさないまま言った】
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 22:45:39.08 ID:plvhpC66o
>>893

「……貴女には、きっと分かりませんよ……」
「私は織守様共に在ることを自ら望み……こうして此処に立っているのですから……」

「私は私の役目を果たし……この胸に抱いた願いを叶えるまで」
「織守様のお側に立ちお護りする、それだけ……です」

【ぐわんぐわんと揺らぐ意識】
【泥の中にいるように揺らぎ輪郭すらも捉えられない視界の中で】
【それでも神衣は真っ直ぐにガルニエを見つめながら言葉を紡ぐ】

【愚直ともいえる神衣の意志は、言葉通り一切揺るがずにいられたのか】
【それとも――精神の何処かに欠損を生み出したのか。それは、今の段階では神衣にすら判らない】
【今はただ――】

「ぁ……――。」

……神衣よ、ご苦労であったな。
今宵のお主の働きは万の兵にも勝ろう。

【――倒れかけた身体を支える暖かな気配に身を委ねて】
【安心したようにそっと、瞼を下ろして身体を擦り付けるだけだった】

【ゆらりゆらりと舟を漕ぐかのように数度、身を揺らした後神衣は静かな眠りに付く】
【織守は、彼女の身体を抱きしめたまま翼を動かしふわり……と浮かぶ】

……今は、眠れ。
妾にはこうして御主を抱いていてやることしか、出来ぬのじゃから

【紡がれた言葉に籠められた感情は、如何なるものであったか】
【ただ夜露のように音は吸い込まれていき、戦火の中に揺蕩っていく】

>>885

――……御主には因縁があったが
今この場でそれを持ち出すべきではなかろう。

此度の戦乱は、御主の助力があってこその勝利じゃ。
礼を言わせてもらうぞ、ゲーティアよ

【視線をゲーティアの方へと向けて、どこか不器用な礼の言葉を告げる】
【頭こそ下げず、言葉のチョイスも悪いがそこに漂うは一夜の「戦友」に対する感情が篭っていた】

御主とは気の合う仲にはなれぬじゃろうが
次に会う事があったとしても、刃を交える事が無いことを願っておるよ。

【織守はそう、言い残すと】
【神衣の身体を抱いたまま飛翔し、外に向かい移動していった】
【これ以上の戦闘は不可能、故に選ぶ道は退却。】

【こうして――不穏な空気を孕む一夜の戦いは終わりを告げた】
【この戦いの結果が後にどのような道に繋がるかは、織守にも知る由はなかった】

/お二方ともお疲れ様でしたですぜ!
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 22:56:54.94 ID:9tdizxQdo
>>898
ああ、俺とお前は“敵”だ。
だったらやることは一つに決まってる。

【谷山は、熱い心を持った少年だ。正義の志は、こう見えてとても強い】
【だが。だがだ、だからこそ。極限まで冷めた心で動くことを基本としている】
【感情に任せるのは、何かを成す事には不合理であることを知っているから、燃える心を燃やしながら、冷めた目で物事を考える】
【熱血と冷静が同居する人間。それが谷山基樹】
【そして、ブラックハートの言葉を受けて、鼻で笑い飛ばす】

ああ、悪いな。その手の死体はもう嫌って程見てきた。
目の前で高射砲で人が細切れになったりするのをな。
そして、生き延びるために自分の手を汚して殺したことだって有る。
ガキだと思って舐めてんじゃねぇ、三下野郎。

【谷山は、現在は余り取材として出向くことはないが、かつてはそこそこ有名な学生戦場ジャーナリストだった】
【悲惨な戦争の現状を伝えるために、戦地の中心に何ヶ月も出張ることも有った。その経験は、今の谷山を形作っている】
【死体に黙祷の意を覚えはしても、恐怖を感じることなど有るはずがないのだ】

【谷山は、よっぽど必要に駆られない限り“二つ目の”能力を発動することはない】
【そして、基本的に普段から発動している能力は、その発動が外部からは分かりづらい物】
【五感の強化と思考加速という地味な物故に、発動の察知が困難な能力なのだ】
【狡猾である。此方の手を極力見せないその戦略は】
【そして、巻きついたワイヤーを引き戻していく】

ッし!!

【しかし、ヒートカッターで五本の糸の内4本が断ち切られ、巻き戻される】
【残りの一本は、一瞬緩まると、ガトリングに巻きつき、引っ張ろうとするだろう】

ちぃっ!舐めるな、俺の知覚をッ!!

【右手の仕込杖で、躊躇いなく死体を切り払った】
【之以上の犠牲者を出さないためならば、死体を切り払う如き、気になどしない。そういう信念だ】
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 22:56:56.39 ID:xx+3i3sDO
>>899

うーん、そうなのかなぁ?
でも私は、キミという人間を気に入って声をかけたつもりなんだよね
それだけじゃ、ダメ?

【ふふ、と。彼女はまた笑う】
【どうやらこの女、割と単純な思考回路の持ち主らしい】
【つまりは──「気に入る」か「気に入らない」か】
【そして幸か不幸か】
【青年は先ほど彼女に声をかけられた通行人(♂)同様、彼女に気に入られたというわけだ】

そーいうキミも、なかなか度胸あるね
よければ名前を教えてくれないかなー?

【その体勢を維持したまま、彼女はにこりと笑ってそう言った】
【なんだかとても楽しそうなのは、決して気のせいではないだろう】
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 22:59:26.86 ID:+0crjj440
>>897

 そうだ。人間……いや。護。あんたも人のことは云えんぞ?
 同じ“正義”としての人間として誇りを持って突き進まなくてはな

【遠回しに、少年を賞賛しつつ。ふふ、と笑うと】

 云われる迄も無い。少々、頭が痛いがな……

【「あ"ー」とか云いながら。銀色の瞼を閉め。首を振る】

 身元確認は以上だ。ありがとう、護
 ふふ。矢張り正義/Justiceはすてたもんじゃない、な

【其れを言い残し、ふわり。きびすを返せば】
【彼は消える……足音。其れ事態は間だ近いが】
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 23:00:05.97 ID:+0crjj440
>>897

 そうだ。人間……いや。護。あんたも人のことは云えんぞ?
 同じ“正義”としての人間として誇りを持って突き進まなくてはな

【遠回しに、少年を賞賛しつつ。ふふ、と笑うと】

 云われる迄も無い。少々、頭が痛いがな……

【「あ"ー」とか云いながら。銀色の瞼を閉め。首を振る】

 身元確認は以上だ。ありがとう、護
 ふふ。矢張り正義/Justiceはすてたもんじゃない、な

【機械のような。堅苦しい其れを言い残し、ふわり。きびすを返せば】
【彼は消える……足音。其れ事態は間だ近いが】
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 23:00:24.90 ID:oB6PDdUDo
>>902

俺はそれでも構わねぇけどな

【表情は嫌そうではなく、逆に満更でもない、といった様子だ】

いい眺めだが、お預け喰らってる犬みたいでもあるな
そういった話は、やっぱ落ち着ける場所でしようぜ

【見飽きたか、それとも言葉通りこの状況が嫌になったのか】
【ともかく胸元から視線を外して彼は答えた。やはり立ち話は嫌らしい】
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 23:02:55.00 ID:+0crjj440
>>903>>904
/連投すみません。正しいのは>>904です
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/27(日) 23:03:21.51 ID:qWR/6A2qo
>>893(ガルニエ)
 ……──っッ、!

【ぎり、と皹が入りそうなほどに強く食い縛った歯】
【哀鉄色の女王を、確かに打ち据えた感触──】
【咎人の拳は、肘辺りまでを法陣から現した所で、再び黒い霧と化して】

 (──……討ッ、た──)

【背に纏う緋光の翼が、緩慢に明滅して、そして段々と溶解していく】
【自らも、万物が抗うことなど出来ない重力に引きずり落とされて行きながら、】
【その先を先んじて吹き飛んで行くガルニエの姿が、その紅玉に写る】

 【──時の流れが、まるで堰きとめられているかのように、緩慢に感じられた】
 【気高く、そして冷徹なる重厚さを纏っていたその身が、嘘のように、飛沫と散って行くのが見える】

 【無音の中、ガルニエの言葉が、頭蓋の中を反響していく】

 (──馬鹿が。貴様は、幸福が、欲しくないのか)
 (幸福を望まない人間など、この地にいるのか)

 (貴様のその闘争は、幸福になりえているのか──ガルニエ……!)

【──絶音】
【堰き止められていた時の流れが、再び滂沱と流れ出し、音が戻ってくる】

 ────ぐ、……ァっッ!

【ず、だんン──ッ、と、半ば潰れるように、彼の体躯が四足で着地する】
【──骨が罅割れる激痛が、身のうちを雷のように駆け抜けて行く】
【ぶしっ、と、口腔から血反吐が勢い良く吐き出されて、瓦礫を黒く濡らす】

【緩慢に起こした顔。その視線の先──】
【無機質の慈愛を湛えた宝剣が、一人の女へと捧げたのは、血の祝福】

 ……全てを変える前に、まずは貴様を変えやがれ

【血塗れの口から搾り出されたのは、呪詛とも、また祈りとも取れる言霊だった】

 【──“良くしてやれ”、等とこんな最低の自分に、幸福を後押しする言葉を向けられる輩が、】
 【何故、向こう側にいるのか。全く不思議でならないし、その理不尽さに身勝手な憤りすら覚えそうになった】

>>900(織守)
 ……、……──

【痛みに打ち震え蹲るまま、彼は織守を横目で一瞥】
【彼女の声色に内包されたその情を、彼は無言で受け取った】

 ……礼などいるか
 あれは全部、貴様を狙った流れ弾が、たまたま不幸なやつに当たったに過ぎない

 ……刃を交えたく、なかったら、その細い背中にも、目を貼り付けて、おくンだ、な

【最後まで、彼は、上辺だけの悪態で彼女を見送った】
【事実、彼も一人では勝利できなかったであろうことは、痛感している】

【しかしそれを素直に出せない程度には、彼もやはり不器用な存在で】


【彼女が去った後──】
【張っていた糸が切れたように、彼はその場に突っ伏した】

【無言のまま、静寂に身を委ねる】
【──ぎしり。漆黒の装甲義手が、軋り声を上げて、硬い握り拳を、作っていた】

//お二方とも、お疲れ様でした、ありがとうございましたーっ!
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 23:06:51.46 ID:4xHVlEISO
>>895

【”いつもどうり”の路地裏に一人の青年が入り込む】

【黒地に紅黒い斑模様のロングコートを纏い、艶の無い灰の短髪】
【血を連想させる赤い瞳】

…なんだ…?

【立ち込める屍臭に怪訝そうな表情を浮かべあたりを見回す。】


//まだいらっしゃいますか?
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 23:10:55.37 ID:cUEmkoxSO
>>903
ええこちらこそ言われるまでもなく、
僕は正義である事を誇りにしてますよ。
今も昔もこれからも、変わりなくです。
【自分の正義を誇りに思っている。】
【それはその真っすぐな瞳から確かに感じる事が出来るだろう】

では、ゼビレイさん。
また何処かで会えたら、
【最後に護は、そう去っていくゼビレイの背中を見送った】

/乙でした。
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/03/27(日) 23:11:14.16 ID:bnCfzhbLo
【路地裏】

……───────。

【漆黒のローブを着用し、人目を避けるかのように深くフードを被る少女が倒れている】
【フードの隙間から覗くのは、くすんだ銀色の髪と】
【りんごのように透き通った真紅の左眼に、固く閉じられた右眼】
【首全体が黒色の水晶で構成されており】
【大口径拳銃をローブに括りつけ、翡翠色の指輪を左手中指に嵌めている】

【地面にうつ伏せに倒れている少女】
【両眼を閉じており、一見気を失っているようだが】
【外傷が一切ないのが少々不自然に見えるかもしれない】
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 23:11:56.25 ID:BNEc8key0
>>901

あぁそうだねぇ……これ以上、余計な言葉はいらないってもんだ…………!

【言葉は、もうこれ以上の意味を成すものとは思えない】
【互いのスタンスは、しっかりと確認できた。敵だから殺す。互いにする事は同じ】
【ならば、もうこれ以上の言葉は、内に意味を秘めたものとはならない、空虚な音と化すだろう】

――――ヘッ
(舐めてんじゃねぇは、あたしのセリフだねぇ…………『殺し』にその程度の意味しかないお前とあたしゃ、根本が違うんだよ……!)

【表層に現れたのは、呆れた様な短いため息だけ】
【しかし内心では、ブラックハートの憎悪の炎はふつふつとその熱をたぎらせている】

(こいつは…………このガキ、ピアノ線か何か仕込んでやがったな…………!)

【ブチブチと、何かを断ち切る感触が、右手に伝わる】
【暗闇と、爆炎の齎す視覚の飽和の中でも、触覚は正確な情報をブラックハートにもたらす】
【思った以上に、谷山の義手は『兵器』としての機能に特化したものなのだろう】

――――――――もらったッッ!!
(こう言うチャンスをこそ、あたしゃ、待ってたんだ…………!!)

【ガトリングに、引く力が加えられる。それをチャンスと取ったブラックハートは、ここで大きく行動に出る】
【ガトリングは、腕と一体化している。安易に『取れてしまう』様な事はない】
【腕にかかる『引きの力』を感じた瞬間――――あろうことかブラックハートは、その力に乗って、大きく前方へと跳躍する】
【本来の、人間離れした肉体の機動に、更に敵からの要因を逆手に取った動きだ】

【前方に――――谷山に真っすぐ跳躍しながら、ガトリングを乱射する】

――――おうらよぉッッ!!

【更に、右腕を構えると、接近の勢いを利用しながら、谷山へと振るう】
【狙いは、谷山の右肩。直接左に向かう事で、更なる一撃を喰らわせられる事に、一応の警戒を見せた格好だ】
【しかし、それでもこのヒートカッターが直撃すれば、小さくないダメージを負わせられる事は必定だろう】
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(秋田県) [sage]:2011/03/27(日) 23:13:22.93 ID:P8Kv/noNo
>>908

【カツン――カツン――カツン―――】
【風の音しかしない静かな墓場とも言える路地裏に女性の独特の足音が響く】


――?おや、私以外に此処に来てしまった人が居たようだ
寂れてさみしい世界でこんばんわ


【女性が青年の存在に気付き、足を動かすのを止め、青年に向けてのん気に挨拶をする】
【女性の見た目は若く見えもすれば何処と無く老成しているようにも見える。実際には三十代に仲間入りしたばかりではあるが】

/うおおお、お前の後ろにぃ!
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 23:13:53.96 ID:xx+3i3sDO
>>905

うんうん、それで結構結構

【そんな相手の表情を見て、彼女も満足そうに頷いた】
【満足なのは彼と会話が出来るからか、或いはナンパの理由を追及されなくなったからか】
【兎も角彼女は頷いて、口元に笑みを張り付ける】

ふふ、それじゃあワンコちゃんのために喫茶店にでも移動しようかな?
それとも、別の場所の方がいいかなーぁ?

【張りつけた笑みはそのままに、彼女はそんなことを言った】
【彼が胸元から視線を外して尚、彼女は同じ体勢のままである】
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 23:16:15.44 ID:+0crjj440
>>909

【彼は。一瞬現れて振り返った気はするだろうか?】

(この感情、何処かで?しかし、どこで?)

【その応えは結局見つからず。膝を屈むと。】
【びしゅん。夜の空へと溶け込んでいった】

/お疲れさまでした!
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 23:20:34.24 ID:9tdizxQdo
>>911
【言葉は返さない。だって、もうそんなモノは意味を成さないから】
【相手の憎悪など露も知らず、谷山は真剣な表情で戦闘を続ける】

ちぃッ!そうきたか!

【相手の跳躍を目にして、左目の光が強まる。効果を強めたのだ】
【そして、迫るガトリングの弾雨に身を晒すのは良くないと判断】
【糸を緩めながら、横に跳躍する、が。足に弾丸が命中、バランスを崩す】

ッ!!

【痛恨】
【いくら反射神経がよかろうと、いくら思考が早かろうと谷山は“只の高校生”なのだ】
【並よりは鍛えているが、“それだけ”】
【故に、こうしてやられることもある、そして、右肩に走る裂傷が、谷山に痛みを与え】

おおおおおおおおおおおっ!!

【鮮血をまき散らしながらも、谷山は反撃を放つ】
【左手を相手を抱きしめるように動かしたのだ。そして左手の手のひらには、穴が空いていて】
【そこから先ほどの爆炎が生じたのはわかるだろう】
【そして……、爆発は一回分ではない分量を調整する事で“複数回”打てるのだ】
【幸い、此方は防火装備だ、確実に自己もダメージを負う。だが、其れでも此処を狙うべきだ】

――――――Boooooooooooombッ!!

【左手の穴から、カッ、と光が走り】
【爆炎が谷山をも巻き込む憩いで広がっていくッ!!】
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 23:22:12.75 ID:4xHVlEISO
>>912

…嫌な臭いだ……。

【反響する足音を聞き、警戒心を高め懐に右手を入れる】

【女を目視し暢気な挨拶を聞いた瞬間、警戒を最大にする】

……。

【射抜く様な紅い視線が女を貫く】
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 23:24:46.24 ID:oB6PDdUDo
>>913

誰が犬だ誰が。で、別の場所って?

【犬呼ばわりしたことに文句のように返してから首を傾げる】
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(秋田県) [sage]:2011/03/27(日) 23:30:45.28 ID:P8Kv/noNo
>>916

そんな怖い眼で見ないでくれ
ご覧の通り私は何も持っていないよ


【青年に睨みつけられ、肩をすくめてコートを広げたりする】
【一見すると言葉通り、何も持っていない。だが、青年に睨みつけられても何処か飄々とした言動だ】


私は路地裏を散歩するのが趣味…と言えばまぁアレだが暇潰しに、とこうして歩く場合がある
此処に来たのは初めてだし、こういう臭いは好きじゃないさ


【苦笑いを浮かべる女性の表情は青年に怯えている様子は無い】
【どう考えても怪しい存在ではあるが、仮にも女性で素手。どう対応するかは青年の自由だ】
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/27(日) 23:33:04.55 ID:WnWnEGzGo

──…。
(…だるさが抜けねえな、あまりにも魔翌力を消費し過ぎたか──)

【──水の国、噴水広場。】
【街灯と共に設置されたベンチで休む、“漆黒の男”。】

【黒髪、黒い瞳。黒衣に黒の手袋と、明るい色を徹底的に拒絶したかのような風貌をしている。】
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 23:33:04.85 ID:EKRYSDwZo
>>910

はぁーあ……っと、ゴミ掃除も大変だわね。
私とか絶対に肉体労働するような人間では無いじゃないですかー。

【黒色の女性ものの和服に薄紫の帯】
【その帯には不恰好ではあるがホルスターが掛けられており、錐が顔を覗かせている】
【左胸部が不自然に膨らんでいるのは何かをそこに入れているからだろう】
【脚の部分には毒々しくもある金糸で描かれた蝶が1匹】
【長い斑な黒色の髪を金色の簪で纏め上げた女性がそちらに向かい歩いていた】

代役とか言われても困るってお話でげしょうに、押しが強い人間って大嫌い。
今度毒でも盛ってやりましょうかしらん……ん?

【ややあって倒れている少女に気がついたのか、頭の上に「!」を浮かべ】
【下駄を鳴らしながらそちらに近づいて行く】

あれー……?えーっと、うーん……。
まあ、兎も角……お嬢さん起きているかしら?こんな所で寝ていると風邪を引いてしまうわよん?

【かつて少女と会った事がある筈の彼女、久連乃は少女の傍らにしゃがみ込み】
【少女の頬をツンツンとしようとするだろう】
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 23:35:12.39 ID:BNEc8key0
>>915

入った――――!!

【狙いは、思ったよりは上手く行った】
【引き寄せる事に、何らかの手を打ってくる可能性があった。故に戦力として重要な左腕ではなく、右を狙わざるを得なかったのだ】
【しかし、ガトリングとヒートカッターの二重撃は、確実に谷山にダメージを――――小さくないダメージを与える事が出来た】

(こいつ…………反応が良い。確かに、要注意人物に挙げられるのも、分かるってもんだ……!!)

【一つだけ気になった事。それは『接近しながらのガトリング乱射』に対して、大ダメージを負わない様に上手くいなした事だ】
【結果的に流れ弾に捉えられたとはいえ、こんな的確な動きは、並みの戦士には出来ないだろう】

ッ、しまった!!

【だが、相手が右肩に斬撃を受けながら、こうも早く反撃に入る事は、ブラックハートにとって、完全な想定外だったらしい】
【左腕に――――様々な兵装を内蔵した、破壊の腕に抱きとめられる】
【密着に近い体制をとっている以上、すぐさま離脱のための機動を取る事も出来ずに――――】

あ、あぁ――――ッ、グアアァァァァァァァァァァァァッッ!!

【至近距離から浴びる、熱と光の嵐】
【それは、甚大なダメージをブラックハートに齎した――――ライダースーツは焼け落ち、一糸纏わぬ姿を晒す事になる】
【その体には――――いくつもの箍(タガ)やコネクターなどが露出している。見紛う事なきサイボーグの証明を、晒すも同義だった】

【――――だが、『機関』の『試験体サイボーグ』が、窮地の中で易々と死に逝く様な、ヤワな存在であるはずもない】

――――――――Wake up............

Mode:Iron Maiden
>>Destroy them all.


【突如、ブラックハートの口から紡がれる、それまでの憎悪に満ちたものとは似ても似つかない、合成音声の様な文句】
【それは、生命の危機に陥った彼女の、モードが切り替わった事を意味する】

Stand by ready.........Go

【瞬間、ブラックハートは、爆炎が収まって数瞬も経たぬうちに、谷山の体を蹴り飛ばし、バックステップする】
【再び距離を取ったブラックハート。その表情からは、凶相が消えていた】
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 23:35:52.31 ID:4xHVlEISO
>>918

…この状況で笑える人間はまともじゃねぇよ…。

【手を懐に入れたまま、鋭い視線を緩めることなく話す】

923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/27(日) 23:37:11.98 ID:xx+3i3sDO
>>917

ふふ、キミが自分で言ったんじゃなったっけ?
お預けされたワンコちゃん?

【冗談半分で相手が紡いだであろう言葉】
【それを彼女は真面目に受け取ったのか。或いは彼女の言葉も冗談だったのか】
【笑みは相変わらず張りつけたまま、腕を組むのをやめて腰に左手をあて】

んー?落ち着ける場所って言ったでしょ?
この際だから、ホテルにでもいかないかなーっと

【──本気、なのだろうか】
【逆ナンした挙句いきなりホテルに誘うだなんて】
【何か作為的なものを感じるかもしれない】
【だが──それを確認するためには。目の前にいる彼女のことを彼はあまり知らず】
【更には、女の真意は笑みに隠され。そう簡単には見えそうになかった】
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/27(日) 23:37:51.01 ID:B1QWQzL30
【とある道】

……
(眠いですね…)
(昨日はテロがあったみたいですし、この世界はいつも大忙しですね)
【茶髪のフワフワヘアーに、紅と蒼のオッドアイで】
【怪しげな模様のある剣を腰にさし、ローブを着て、リュックサックを背負った少女が】

【2mくらいの鎧を纏ったような、カブト虫みたいな機械に乗りながら移動している】

【カブト虫の後ろにはロープで引っ張られてる台車があり】
【その上には、甲羅が紫色の宝石―アメジストでできた巨大な亀みたいな魔物の死体を乗せている】
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(秋田県) [sage]:2011/03/27(日) 23:44:04.49 ID:P8Kv/noNo
>>922

【青年の指摘に女性の笑みが濃くなる】
【あははは、とやや乾いた笑い声を出し、】


確かに、確かにそうだ。こんな所で平然と立ち尽くし、このように笑う存在なんて実に非常識でイカレている
全く自覚が無いわけではないさ
ただまぁ私にしては珍しく得物が無いんだ。少なくとも君に危害を与えるような真似をするつもりはないよ?


【苦笑。しかし女性の眼は微動だにせず、ただじっと青年を見ている】
【彼女の言葉が何処まで本当で、何処まで嘘か。何を信じるかは青年次第だ】
【だが、イカレている事を自覚しており、死者たちが黙するこの場に平然と立っている】
【警戒は必要かもしれないが、青年の行動次第では彼女の行動も大きく変わってくるだろう】


―――お望みならばこの場で全裸にでもなろうか?


【からかうように、小ばかにするようにそんな事を口にし女性が笑う】
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/03/27(日) 23:49:50.94 ID:bnCfzhbLo
>>920

……起きてる。

【頬をツンツンされると、倒れたまま返事】
【どうやら意識はあったらしい】

久連乃…………。

【寝転がったままゴロリと半回転して仰向けになる】
【外傷もないし、眠たげでもなさそうだし、首を除けば特に体に異常はない】

/開始早々すみません。次れす少し遅れます。
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 23:49:31.03 ID:oB6PDdUDo
>>923

そうだが他人に改めて言われるとむかつく

【自分でそう表現するのは許せるが、他人に言われると許せない】
【青年は表情を微かに不機嫌にさせて答えた】

……ホテルぅ?

【その固有名詞を聞いて、思いっきり怪訝な表情をした。勿論、今回は数秒で消えたりはしない】
【青年は目の前の女性を”アグレッシブだ”と表現した。だからある程度のことでは驚かない。だが今聞いた単語は予想の斜め上、驚愕を通り越して疑念を呼び寄せるほどのものだった】
【じっと相手の顔を見つめる。それは見とれているのではなく、その表情を観察するためだ。何を考えているのか、見据えるべく】
【しかし女性の表情は笑みから変わらない。例え何かしらの魂胆があれど、最も疑いを持たれるであろうこの瞬間に尾を出すはずがない】
【はぁ、と軽いため息をつき、青年は女性の顔を注視するのをやめた】

流石にそれはアグレッシブが過ぎるぜ、姉ちゃんよ
目の前に美味そうな餌を差し出されて、食っていいと言われてすぐに食うほど、俺は馬鹿でもマヌケでも無い
喫茶店で手を打とうぜ

【やれやれ、と言わんばかりに両腕を広げながら、”警戒している”と取れる言葉と共に、その提案を拒絶した】
【女性の返事を聞く前に、彼は路地裏の外に向かって歩き出すだろう】
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 23:51:22.17 ID:4xHVlEISO
>>925


…能力者なら得物がなかろうが全裸だろうが関係ねぇだろう……。
(…読めねぇな……)
(本当に狂ってやがるのか…?それとも演技か…?)

【そう思考を巡らせながらも警戒は緩めないが、懐に入れた右手を何もにぎらずに引き抜く】
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/27(日) 23:51:36.05 ID:oB6PDdUDo
//間違えた
//>>927の【路地裏の外へ〜】→【近くの喫茶店に向けて〜】に脳内補完しておいてくださいな
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/27(日) 23:53:24.06 ID:9tdizxQdo
>>921
【どくっ、どくっ、どくっ】
【心臓が早鐘を打つ、痛みが、やけに思考を明瞭とさせる】
【そして、放つ爆炎に、自己と共にブラックハートを巻き込んで】
【炎の中に飲み込まれる、谷山。放った、と思った瞬間に動いたとは言え、そのダメージは大きくて】

ッ!……く、そ。

【耐火服もさすがに焼け落ち、谷山はその肉体を顕としていた】
【ブラックハートがサイボーグであるのならば、谷山は人間其の物】
【生きてきたその軌跡を、体に刻み込んでいると言ってもいいだろう】
【全身、裂傷、やけど、縫い跡塗れだ、こうして、“生きて勝つ”為なら怪我を追ってでも攻撃をする戦法も有るが、そもそもの彼の境遇が、この肉体を作り上げていて】
【そして、それでも立つ、谷山はブラックハートを見て、苦笑を漏らす】

……ただじゃ、終わらせてもらえないか。

【そう判断すると、谷山はきち、り。と指を蠢かせる】

行くぞ、相棒。
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!
来なぁあああああああああああああああああああッ――――――!!》

【叫んだ瞬間、谷山の肉体から数式が吹き上がる。之が谷山の“二つ目”だッ!!】
【吹き上がる数式は、谷山の肉体自体に収束し、飲み込まれていく】
【途端、谷山は、変貌していく。まずは、左腕。ぎちぎちぎちぎちぎち、と音を立て、人工皮膚を引き裂きながらその外見を変貌させていく】
【鋼の腕は、巨大な爪を持つ強靭な剛腕へと変貌を遂げた】
【その表面には無数の線が走り、その上を数式が駆け巡る】
【そして、右腕は。手に持つ仕込杖を肉体にとり込み、刃が突き出す鋭き武器へと変化する】
【髪は人口的な冷たい蛍光グリーンに光り輝き、銀色の左目は閃光を帯びた】

《――――Hello world Ver 1.5!!》

【何処からか、そう声が響き、谷山は獣の如き前傾姿勢の態勢を取った】
【之が、進化した谷山のアートマンHello worldの発動だ】
【他のアートマンには殆ど見られないであろう、“融合型アートマン”】
【それは、谷山の弱点であった“身体能力が人間レベル”というのをクリアする物】
【アートマンと融合した谷山は、人間と言えるのか。人間かどうかも定かではない】
【だが、其れでも谷山は“谷山”として此処に立っている】
【挑発するような笑みを浮かべ、左手の人差し指をくいっ、と動かして】

《――――さぁて、第二ラウンドだッ!!》

【そう叫ぶと同時、地面が爆発した】
【肉体の組成の情報を組み替えることで、人間を超える身体能力を得た】
【並の人間では、その動きを捉えることも難しいだろう】

《Claw BLACK OUT!!》

【接近しながら、すれ違いざまに左脇腹に爪で攻撃を放つだろう】
【爪には数式が纏わり付き、触れれば莫大な情報が神経系に叩き込まれ、一瞬だけ神経がパンクし、感覚がブラックアウトするだろう】
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(秋田県) [sage]:2011/03/27(日) 23:55:14.91 ID:P8Kv/noNo
>>928

【青年の言動に反応しククク、と喉を震わせるように笑う】


確かにそうだな
まぁ流石にこの寒空の下で全裸になるのは不味い
風邪を引いてしまうからな


【何処かズレた返答をし、クククと再度笑う】
【と、突如何を思ったのか付近にあった死体を漁ろうとする】
【動きは何処か慣れている様にも感じ、考え方次第では何度も行っていると感じるだろう】
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/27(日) 23:59:47.55 ID:EKRYSDwZo
>>926

ああ、やっぱりしぃちゃんでしたー。
いやっほ元気?というかなんだか色々変わったわね、首とか眼とか……。

【再会を喜んで見せる一方でふつふつと探究心が沸き立つ】
【暫く見ない間に一体この少女に何があったのだろうか……】

解剖……いえ、なんでもないですわ。
……そう、しぃちゃんこんな所で寝転がって何をしてるのかしら、誰か待ってたの?
どちらにしてもその姿勢だと地面に体温を奪われちゃうでしょうに。

【そんな事を言いつつも未だ頬をグニグニと突っつこうとする】
【くすくすと笑っているので多分悪意があるのでしょう】

ね、ね、お姉さんすっごく気になるのだけど……
その首って一体どうしちゃった訳なのかしら、研究者として少し気になったり。
教えてくれないと眉間に錐刺しちゃうわよっ!

【無論冗談交じりの発言である】
【頬を突っついた指を「つぅ――」と下へと移動させ】
【その水晶の首に触れようとするだろう】

/了解ですー
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/28(月) 00:01:26.80 ID:CN0GXCfSO
>>931

…手慣れているな…。
【そう声をかける】

【警戒しながらも止める様な事はしない。】

【死体を漁る事に対して、別段気にするような人間ではない。】

934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/28(月) 00:02:08.83 ID:S02Z5XqDO
>>927

ふふ、それは悪かったよ
ゴメンね?

【不機嫌そうなその表情を見ても、彼女はあまり悪びれた様子を見せず】
【ぴ、と片手で謝罪のジェスチャーをしながら彼女は謝った】
【そして彼の返事を聞き。彼女はちょっぴり──残念そうな表情を浮かべる】
【もしかしたら本当に、行きたかったのだろうか】
【──ふわりと】
【そんな彼の疑念を誤魔化すかのように、ミント系の香りが彼女から薫る】

んー、それは残念
まぁ私はどっちでもよかったんだけどね

【くつくつ。笑みがまた、張りつく】
【彼女の言葉の意味は、どういうことなのだろうか】
【それを説明することなく、彼女は相手の後に続く】
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/28(月) 00:05:42.32 ID:ZPcc8X78o
>>934

【ひとまず喫茶店】
【内装もメニューも至って普通なもの。決してスター○ックスのように暗号化されたメニューは無い】
【その窓際あたりに青年は着席した】

聞きたいことは山ほどあるが、とりあえずは名前だな、名前
あんた、何ていうんだ?

【二人が着席するなり、青年はそう言って名前を聞いた】
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/28(月) 00:07:09.51 ID:nGKTV3PDO
【風の国──廃墟の庭】

【路地裏から程近い廃墟】
【月明かり以外に光源の存在しないその場所は、さながら夜闇に沈んでいるかのような様相を呈す】
【庭もまた同様であり、人の手が入らないようになって久しい庭木や草は、ただ月影に照らされるばかり】
【そんな場所に、動く人影があった】
 
 ────し、
 
【風切り音を立てて拳が空を切り裂いた。放たれたのは鋭く弧を描く右のフック】
 しッ
 
【人影はそのまま肘を曲げ、右足で踏み込みむことで体重を載せた右肘を打つ】
【ぐるり、と右肩が回される】
【肩を回して右腕を引き、右手を頭の上に位置させるような姿勢】
 
 せェっ!
 
【瞬間、空を割いたのは真上から真下へと落とす再びの肘撃】
【顔に拳を当て、踏み込んで喉に肘を入れ、肩を回して頭頂を肘で砕く──】
【一連の流れを見せたその技からは、そんな意図が見受けられる】
【人影は更に動く。彼が動くたび、その赤毛混じりの黒髪が風と月影に揺れる】
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/28(月) 00:07:42.37 ID:1X+J0BYw0
>>930

殖装…………展開

【距離を取り、身構えたブラックハートの体から、様々な武器が突き出す】
【肩口からは、左腕のそれよりも強力と思われる、4門の『中型ビームガトリング』が】
【そして、背中や腹を始めとした胴体部からは、蟷螂の腕の様な、8本の『機械鎌』が】
【全身武器庫――――殺戮機械――――どのような形容がふさわしいだろうか。ともあれ戦闘用サイボーグの真の姿を、解放したのだ】

<――――行クゾッ、人間ノガキ……ィ!!>
――――運動予測。被弾…………損傷中程度。反撃

【モードを児童戦闘モードに切り替えながらも、たまにブラックハート自身のものと思われる、怨霊の様な声が混ざる】
【本来のモードに割り込んででも、彼女自身の恨みは、憎しみは、抑えきる事は叶わない程の、深く、重く、暗いものなのだ】

【急速で接近しつつ、爪でわき腹を払わんとする谷山の動きに対して、甘んじてその攻撃を受けるブラックハート】
【距離を詰める事は、この状況では彼女も――――正確には、彼女に搭載されたAIも――――望んだ事なのだ】
【すれ違う刹那。ブラックハートの鎌のうち、左半面に生えているものの内の3本が、鋭く薙ぎつけられる】
【狙いは、谷山の左首筋、左わきの下、左太もも――――いずれも抉れば致命傷に至りかねない、急所ばかりだ】

――――離脱。旋回…………

【そうして、攻撃の成否に関わらず、ブラックハートは前方へと大きく跳躍】
【詰めてきた谷山を後方へと逃し、すれ違う様にして距離を空ける】
【――――爪から注がれた情報の嵐は、確かにブラックハートの体を駆け抜けたものの、モードが切り替わっていたために、大した影響は与えられなかった】
【この事は、自動モードのAIも計算に入れていない事だが、嬉しい誤算と言う形で、彼女に味方した】
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(秋田県) [sage]:2011/03/28(月) 00:08:33.45 ID:76pharJ0o
>>933

【ごそごそと死者に対しての冒涜行為を平然と行う女性は二、三度手を動かした後、無手のまま立ち上がる】


言っただろう?趣味は散歩だと
あんまり遠くへ行くつもりは無いから基本的に路地裏でうろついているんだよ
そうするとたまに彼らみたいなのが点々と存在している
一度手を出して旨みを見つけると、といった具合さ


【だが、”一人”だけ漁っただけで彼女はそれ以上漁るような事はしなかった】
【独特な考え方があるのかどうか分からないが、言動の端々にはイカレている、と分かる】
【しかし、それ以外はいたって何処にでも居そうな普通の女性だ】


―――でまぁそろそろ警戒心を解いてくれないかな?
私としては少し居心地が悪い


【苦笑いを浮かべる表情からは青年を嫌悪しているような様子は無い】
【解く、解かないは青年の自由だ】
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/28(月) 00:16:33.14 ID:CN0GXCfSO
>>938

警戒を解け…か…。
…イカレている人間相手に、な…。

(俺も人の事を言えねぇけどな…)
【と言いながらも自嘲的な笑みを浮かべながら警戒を緩める。】

940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/28(月) 00:16:44.81 ID:0DNLiSFuo
>>937
(……こりゃァ喰らえば危ないか)

【吹き上がる力の中でも、冷静さは失わずに】
【アートマンの力を従えて、谷山は駆け抜けていく】
【今の谷山は、あらゆる点で能力が強化されている、その知覚も言わずもがなだ】

《おおおおおおおおおおおおおッ!!》

【駆け抜けていく谷山、その速度は早い】
【爪で脇腹を裂き、すれ違う。その刹那に鎌が襲いかかる】
【しかし】

《ふぅぅぅぅぅうぅぅぅるううあああああああああああああああああああああああああああっ!!!》

【左手から大量の糸が伸び、それと同時に谷山は螺旋状に回転する】
【回転により、糸が鋭く巻きつき、そして、鋼と化した双腕は、回転の勢いでコマの如く弾く力を得る】
【そして、攻撃を弾き、わずかに傷を体に刻むも、急停止、谷山の首の後にボコリ、と目が出来背後を確認】
【そのまま後ろ宙返りをする】

《Code-Thunder!!》

【そう叫ぶと同時、谷山の左腕に数式が纏わり付く】
【数式は変換され、電撃と化した。今の一合で情報は無意味と判断したようだ】
【そして、獣のように五指を軋ませて跳躍、体のバネを利用して、弾丸のように飛び掛っていく】

《ツブスッ!!外さねぇぞォッ!!》

【爪の狙いは腹部。腕の長さは2m程で、そのリーチはかなり長い。当たれば爪に抉られ電撃が駆け抜けるだろう】
【サイボーグなら電撃が効くかも知れないと踏んだのだった】
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/28(月) 00:16:57.22 ID:S02Z5XqDO
>>935

ふふ、案外店選びのセンスは普通なんだね
てっきりファーストフードのバーガー屋かドーナツショップに行くかと思ってた

【店に入るなり、彼女はそんなことを言った】
【ファーストフードというのは、不良らしい彼の見た目から来た言葉であろうが】
【いくら何でも、失礼すぎる】

──シズリ。
親しみを込めて、シズちゃんでも、シズりんでも、シズリちゃんとでも
ま、好きなように呼んでくれて構わないよ
それで、キミの名前はなんていうのかなーぁ?

【シズリ。櫻の国の人間だろうか。それとも】
【和名にも洋名にも聞こえるそれが、彼女の名前らしかった】
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/28(月) 00:22:18.42 ID:ZPcc8X78o
>>941

ドーナツショップはともかく、ファーストフードのバーガー屋は好みに合わねぇんだよ
それに、わざわざ女連れてそんなところに行くほど、俺ぁ金に困ってねーよ

【意外なことに(?)彼の好みにバーガー屋は無いらしい】
【また金にも困っていないという。明らかに不良やチンピラな見た目をしているのに、仕事でもしているというのであろうか】

シズリ、か。和名に聞こえるが、ファミリーネームは?
あぁ、俺はフォルスな。呼びやすい渾名を募集してる

【ファミリーネームを聞きながら、自身の名前を答え返した】
【こちらもファミリーネームを名乗っていないが】
【渾名を募集というのは、笑いながら言ってるせいで分かり辛いが、割と本気だ】
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/28(月) 00:23:28.69 ID:O02cZSwgo
【市街地】

【夜間でもそれなりに人の出が有る通り】
【そういう場所には、美味い話も危険な話も転がっている物で】
【「その手の」人間が、一般人に混ざってうろついている】

【そして彼女もその一人】

あー……平和なんだか、どうなんだか
そろそろ次の計画進めなきゃないんだけどなー……

……正義組織だの同僚だの……探さなきゃあないの多いな

【白無地のポロシャツは襟のボタンを止めず、その上には≪死獸弌≫の印を背に刻むロングコート】
【裾へ向かうにつれて黒から赤のグラデーションを描くズボン、金属補強された戦闘靴】
【藍色がかった膝までの白髪に、マフィア風のソフトハットを重ねた、身長160cm程の少女】
【両手はズボンのポケットに突っ込まれ、口には煙草を咥えている】

【身分証明を堂々背中に刻み、然し争いごとを起こすでもなく】
【少女は、まだ営業している店の灯りを頼りに歩いている】
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/28(月) 00:26:30.00 ID:2b3354yNo
【人里はなれた山の中、通りがかるものはない、自然の王国】
【月は高く、星が空を支配する夜だ。如何に発展を続ける人類の灯りも、ここでは何の意味も持たない】

これより、解析概念の運用テスト、並びに、転移式の緊急制御による戦術利用に向けたテストを開始します。

【不釣合いに機械的な『声』が、風に紛れて存在を主張する】
【少しばかり開けた森の広場に立つのは、蒼い毛皮、中肉中背の、猫の獣人】
【全身に走る蒼く輝く光の線が、彼女に宿る力を示すかのごとく鳴動する】

概念、『竜』を第一、第二、第三抑制状態で起動。
身体強化機能を測定します、始めてください。

【声はまるで、少女を俯瞰するような物言いで】
【少女はまた、その声に応じるように頷く】

【その光景を目撃するものがいたとすれば、少女がオーラを纏ったように見えるだろう】
【ぼんやりと、けれどどんなに鈍感なものでも気付く程度に力強いオーラが、少女の姿を竜のように錯覚させる】

【口から短い息を吐きながら、少女は左後方の木、その真正面を突き倒すように正拳を一撃】
【少女の小さな手を中心として、大体直径三十センチほどの円を描くように空間が抉れる】
【存在したはずの木の幹が消し飛び、バランスを崩して揺らめく一本の木】

【少女は、その糸目を更に細めて、嘆息した】
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/03/28(月) 00:28:02.12 ID:L9iyPn9Mo
>>932

元気……じゃない。

【肉体的には健康なので、一度肯定しかけるが】
【生活的にはあまり元気とは言えず、少し遅れて否定】

……解剖は、ダメ。

【いつもの調子で警告をする。】
【頬をグニグニされても、相変わらずの無表情で止める様子もない】

死んだフリして……不意打ちしようとした。
……失敗したけど。

【女性の瞳をジッと見て、一言】
【相変わらずの悪い子でもあるらしい】

これは、能力の影響……。
刺されるのは……やだ。

【空気が読めない少女、冗談を真に受けて首を振ると横に振る】
【肝心の質問に関してはとても簡潔に答えた】

【水晶の首は硬く、それでいて脆く】
【人の温度が感じられない無機質な冷たさをもっている】
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(秋田県) [sage]:2011/03/28(月) 00:28:14.16 ID:76pharJ0o
>>939

まぁこういう場に居て平然としているのは単純にある程度死臭に慣れているからだよ
自分でもまともな倫理観があるとは思っていないし、一般人として生きるのは無理だとも理解している


【一呼吸入れ、続ける】


だからこそ誰かと普通に会話をしたり、食事をしたり、着飾ったりするのが楽しい
イカレている存在だからこそ、なのかもしれないけどね


君は”今”が楽しいかい?


【女性は一瞬、表情が無くなる】
【しかしそれは余程注意してみなければ分からなかった事で、すぐに”何時も通り”に小さく笑っている表情を向ける】
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/28(月) 00:29:29.28 ID:nGKTV3PDO
>>943
 お、よぉ。

【そんな少女に一切の気兼ねを含まない、軽い声が向かい側から掛けられた】
【炎の刺繍が裾に入ったジーンズを着た赤毛混じりの黒髪をした青年で、シングルライダースジャケットを肩掛け背負っている】
【口許には煙草をくわえているが──息がやや荒いあたり、運動後の一服といったあたりだろうか】
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/28(月) 00:33:39.17 ID:S02Z5XqDO
>>942

なるほど、キミはハンバーガーショップは好まないのか
もし次会った時のために、覚えておこうかな

【くつくつ。笑みが浮かぶ】
【彼女の言葉が本当かどうかはわからないが──】
【──なんとなく、彼女は覚えていそうな気がする】

ファミリーネーム、か
ふふ、そんなものは忘れちゃった
ま、私の苗字なんてどうでもいいことより、キミの名前だね

フォルス、フォルス……ねぇ
随分と変わった名前だけど──
うん、じゃあ親しみを込めて、これからはキミのことをフォルス君と呼ぼう
フォルス君には、ファミリーネームはないのかな?
ついでに、何かお仕事とかしてるのかなーぁ?

【「そんなものは忘れちゃった」──】
【その言葉は、苗字があるともないとも取れる台詞】
【しかし、彼女が語らないと言うことは、語りたくないということなのだろう】
【少なくとも、初対面の人間に対しては】

【そして今度は、彼女──シズリが尋ねる番だった】
【フォルス君、フォルス君と連呼しながら問いかけをするシズリ】
【──若干、しつこいかもしれなかった】
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/28(月) 00:35:07.58 ID:1X+J0BYw0
>>940

<コザカシイ…………ガキガッッッ!!>

【恐るべき反応速度――――あの刹那に、確実な防御を展開してのけた谷山に対し、苛立ちの中にも一種の驚きを伴った、ブラックハートの生の声が響く】
【この『正義の徒』、何より恐ろしいのはこの状況判断力だ。恐らく、トリッキーな戦法はこれの副産物に過ぎない。もっとも恐るべきは、この点なのだろう】

腹部、損傷…………!
――――防御、反撃
<――――馬鹿ナガキダ…………『腕』ガ増エリャア『捌キ』ノ効率モ格段ニ上ガル事ガ…………分カラネェカ!?>
――――Gatling Canister........................

【旋回したブラックハートの眼に映ったのは、間髪いれずに追撃に掛かってくる谷山の姿】
【しかし、AIは恐怖など感じない。状況を掌握しつつ、ベターと思われる一手を選択し、実行する】
【――――彼女に与えられたこの機構は、あまりにも彼女に『兵器』としての存在を強いる半面、強力な武器としても作用した】

【右腕で左わき腹を庇いつつ、それでもブラックハートは次の様な動作で、谷山の攻撃に対処した】
【爪を構え、再び突進してきた谷山に対し、ブラックハートの『鎌』が、振り払う様に、横薙ぎの打撃を与えて、攻撃を反らさせる】
【これにより、電撃が作用したために『鎌』の1本は沈黙してしまうが――――次の一手のためには、十分すぎる代償だった】
【攻撃を捌いたブラックハートは、谷山に対して、肩の4門のガトリング、そして左腕のガトリングをも向けて、乱射する】
【その狙いは、必ずしも正確な物ではない。大まかな狙いをなぎ払って、発射したビームバレットの3割も当てられればいいのだ】
【何より、あまりに狙いすぎては、例の反応速度でいなされてしまう危険性がある。ならば、正確さに欠けた方が、敵も予測を立てられないと踏んでの判断だった】
【肩口の4門のガトリングは、左腕のそれより、口径も出力も上の代物――――ブラックハートは、これを『最後の一撃』と位置づけたようだ】

【――――右腕で押さえている傷口からは、透明度の高い、肌色の液体がじくじくと流れる】
【それは、とても人の体液には見えない、油の様なものだが――――まごう事なき、ブラックハートの体を循環させる『人工血液』なのだ】
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/28(月) 00:35:08.61 ID:O02cZSwgo
>>947

ん?

……あー、お前か。何してんだ?

【つい先日会ったばかり。見忘れるほどに記憶力は低くない】
【前回とは違い、今回はローテンションからスタートしての返事】
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/28(月) 00:37:12.49 ID:wz8czefAO
>>944
【ポウ...と、"ソレ"は現れる】
【黒い球体。そうとしか表現出来ない、異能の気配を発する暗黒の玉】
【その球体が、形を変える】
【腕、手、脚、足、頭──球体部分を胴体と見立てるなら、大凡それらのパーツが構成され、丸かった部分も、引き伸ばすようにして"胴体"となる】
【黒い。黒が集まって作られたヒトガタの"頭部"には、爛々と光る、"眼"と思わしき発光があり、口は無い】
【身体の表面では、常に言いようのない闇が波打ち、揺らめく】

────────

【ぐるり。闇のヒトガタが、頭部を動かして、発光する瞳で貴女を見るだろう】
【危険度は未知数。しかし、警戒するには充分過ぎる程に──】
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/28(月) 00:37:48.79 ID:ZPcc8X78o
>>948

生憎と、俺もファミリーネームは忘れた口でね

【口元に嫌味な笑みを浮かべながら、同じ理由で返して苗字を答えない】
【仕返しか、答えたくないのか。それは今は分からない】

仕事か……あんたは?

【両腕を組んで悩むように目線を下げた後、答える前に聞き返した】
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/28(月) 00:40:14.47 ID:CN0GXCfSO
>>946

…さぁな……。

俺はただ逃げているだけだからな…。
だから楽しいのかどうかも分かりゃぁしねぇ。

【肩を竦め、ふざけた調子で答える】
【先程の警戒していた時とは異なる飄々とした態度】
【こちらが素の様だ。】
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/28(月) 00:43:08.01 ID:nGKTV3PDO
>>950
 一人稽古の帰りだよ。ついさっきまであっちの──

【赤毛混じりの黒髪の青年、朝宮暁は親指を立てて自分の背後を指差す】

 廃墟の庭でどっすんばったんやってた。銅板殴ったり一人組手したりな。
 んでまあ、前みたいに襲われたりもしなかったんで無事に一通りこなしてきた。
 
【前と言うのは恐らくあの時、公園での事】
【しかし、と青年は紫煙を吐いて言葉を続ける】
 
 ……若干物足りねえけどな。
 んで、お前は何してんだ? ナンパ待ちか?

【暁は最後にふざけるように笑って、そんなことを尋ねてみた】
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/28(月) 00:44:07.71 ID:S02Z5XqDO
>>952

ふーん、じゃあ似た者同士だね

【「似た者同士」】
【それは、語りたくないといった意味で告げたのか】
【或いは、苗字を忘れたもの同士といった意味で告げたのか】
【その意味はやはり。笑みに邪魔されているようだ】
【そして──】

カノッサ機関・アンダーナンバーズ
ナンバリングは──≪No.107≫

【かつん、と彼女は右耳にあるイヤリングに指を触れさせる】
【そのイヤリングには──読みづらいであろうが、確かに≪No.CZ≫と刻まれていた】
【しかし何故彼女は、こうもあっさりと所属を名乗ったのだろう】
【≪Justice≫や対機関連合なら兎も角、彼女の所属はあのカノッサだ】
【素性も分からぬ相手に名乗るものにしては──些か、危険がすぎる】
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/28(月) 00:44:11.04 ID:pTAVL8P1o
>>945

冷静に自分を判断出来るようならまだ平気でしょうね。
でも朝昼夜の三食はちゃんと食べないと私みたいになっちゃうからね、キチンと食べなさい。
食べ物を買うお金が無いなら私の所に来れば貴方ならごちそうしてあげるから。

【そう言いつつも少女の身体の全体像を上から下へと見回す】
【見た限りでは特に問題はなさそうだが、内部までは流石に分からない】
【首の水晶の件もあって少女の健康状態が少し心配でもあった】

いいじゃん解剖、ちゃんと麻酔かけてあげるからー。
でもホラ、自分の内臓の色とか見てみたくありません?ありません?
今なら術中に鏡を付けて被験者の貴方にも見えるサービス付きっ!

【サービスという姿をした嫌がらせでした】

不意打ちすればよかったのに、それはそれで面白そうだし。
あー、いやコレはもしや私がしぃちゃんにとって大切な人物だから手を出さない的な?
やだ、恥ずかしい……。

【解剖云々の話を続けるのなら】
【彼女の脳みそは多分ピンク色だろう、それもショッキングピンク】

フム、能力というとアレか……。
にしても首だけか、一体貴方に何が起きたのかしら?それとその眼、嫌な感じがするのだけど……。
波乱万丈という言葉では済まない程の経験をしてきたのかしら……ね。

【今度は両の手でその首を包むように触れてみようとするだろう】
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/28(月) 00:44:37.64 ID:0DNLiSFuo
>>949
【どう、谷山の一番の武器。それは状況判断能力。それに尽きる】
【並の人間の数十倍の思考速度は、どんな時でも“熟考”を可能とさせる】
【だからこそ、基本的に谷山は“最善”に限り無く近い手を選び続けることが出来るのだ】

《――――ッ!?》

【しかしながら、谷山は戦闘慣れしている“素人”だ】
【戦闘用プログラム程には戦闘には詳しくない。あくまでも、この少年が自分で考えて選ぶことの出来る最善しか出来ないのだから】
【爪は、打撃で逸らされて】

《ちぃっ、まずいッ!》

【左目の光が強さを増して、数式が炎に変換、急停止からの急加速で回避を試みるが】

《お、ご、がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!》

【被弾、被弾、被弾、被弾】
【いくら回避しようとも、何度かは当たってしまう。そして、ビームバレットが谷山の“右目”を抉った】
【ぶちゅっ、と眼帯の下から血が吹き出し、眼帯がちぎれ飛ぶ】
【なぜ、被弾したか。谷山の能力は負担が大きい。その負担が、“今”来ていた】
【眼帯の奥の、目のない空虚な穴から血を吹き出しながら、谷山は獣のように雄叫びを上げて跳び、走り回避する】
【だが、足が、止まって仕舞った。その瞬間、被弾】
【全身から血を吹き出して、倒れこんだ】

《糞……ッ……!!また、また俺は、負ける、のか……ッ!!》

【がり、っ。と地面を削りながら立ち上がろうとするも、体に力が入らない】
【右目の失われた穴に当たった傷が激痛を与えて思考を纏まらせない】
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/28(月) 00:44:38.99 ID:2b3354yNo
>>951
…!! マスター、敵性存在を感知!

【木を抉り出した後、続けざまに繰り出した蹴りが木に命中する直前、少女はその足を止めた】
【寸止めにより命中こそしなかったが、その余波か、木はその幹の半ばまでがごっそり喪失する】
【後方へととび、距離を取る少女。全身に纏う気は、変わらずに濃密】

対象存在、解析不能…アナライズ使用許可と臨戦態勢を!

【頷くと、少女は腰を低く落して気を吐く】
【糸目ながら油断のない身体運びは練達の武人を思わせ、その外見にはそぐわない】
【それに、更に不釣合いなホロスコープが少女の眼前に展開】

【敵の出方を伺うように、けれど自分からは手を出さない】
【ただひたすらに、永遠のような静寂―――――】
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/28(月) 00:48:06.29 ID:O02cZSwgo
/次スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1301240291/


>>954

昨日が昨日だ、血気はやって暴れたい奴もいないんだろーよ
今日くらいはのんびり、椅子に座って口動かすのがいいさ
……ま、それだと進まない事もあるんだが

で、私?特に何もしてないよ
ただ、何か進展のきっかけになるかと思って歩いてただけだ

【テンションの高低は、相変わらずあまり見られない】
【歩いている事自体に目的が無い、と言うのも言葉の通りで】
【接触してきた或いはした相手によって、行動を変えるつもりでいたのだろう】

………ま、あれから日も開いてない。変わった事なんてまず無いんだけどなー……
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(秋田県) [sage]:2011/03/28(月) 00:48:45.41 ID:76pharJ0o
>>953

君がどういう人物で、どういう立場に居るかは知らないし、知る必要は無いと思っている
私が言うような事も特には無い。ただまぁ―――


【青年の素が見れたことに気をよくしたのかどうか分からないがコレまでとは違う笑みを浮かべる】
【何となく、心底楽しそう、と言う言葉が似合いそうな、何処か歪な笑み】


笑え。笑う事によって少しばかり世界が楽しくなる
自論だが、死にそうな時でも笑ったほうが良い
陰鬱な気持ちのまま死んだらそれこそ情けなく、つまらない


【トン、という音が聞こえそうな軽やかな足取りで足を動かす】
【そのままくるり、と青年に無防備な背中を向ける】


だから笑え。楽しいまま死んだ方が気分が良いだろう?


【トン――トン―――と再び独特の妙に間の空いたゆっくりとした足取りで移動を開始する】
【散歩を再開するようだ】
【彼女の足取りは何処か楽しげに感じるかもしれない】
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/28(月) 00:51:30.09 ID:uZMCpb460
【金の国 / 王城前広場】

【ふんわりとウェーブした桜色の髪を、青いリボンで小さなツインテールにして】
【薄紫色の瞳は射抜くような意志の強さを感じさせるのに、垂れ目】
【可憐さに反し、灰色の地味な作業着に身を包んだ中高生っぽい少女がそこにいた】

…ゼロじゃ、ないはず

可能性は、ゼロじゃないはず――。。

【言い聞かせるみたいな言葉を、隅っこに立ち尽くした彼女は繰り返す】
【ちっちゃな手の中では、円月輪にも似た鋭い縁を持つ車輪を転がしていて】
【「止める」ことを恐れるように――からころと、回し続ける】

【着衣の灰色は不必要なまでにくすんだ色合い、あちこちに黒い斑が浮き】
【彼女が、文字通りの作業着としてそれを使った事を物語る】

【――のでなければ、何となく怪しげなムードを生むだろう】
【真夜中にしかもひとりで佇む姿は、どこか幽霊のようであるかも知れず――】
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/28(月) 00:51:40.09 ID:ZPcc8X78o
>>955

──カノッサ機関?

【その名称を聞き、青年は眉をひそめた】
【それは敵意や嫌悪から来るものではなく、興味に起因するものだ】
【何故ならば彼も、カノッサ機関のアンダーナンバーズ。ナンパのフリをして人々の情報を集める諜報員なのだ】
【最初にシズリが接近してきたとき、ただの逆ナンに対して警戒心を抱いたのは、その手法が自分と全く同じだったせい。また、諜報員という役職上、人を疑うことは生きるのに必要不可欠】
【それが初めの警戒心の理由だ】

こいつぁ驚いたな
可愛い可愛いシズリちゃんが、あの超有名な犯罪者組織『カノッサ機関』の一員だったなんてなぁ?
怖くて身震いしそうじゃねーか

【ニヤリ、とこれ以上ないほどに凶悪な笑みを浮かべる。その口から出てきたのは、たっぷりと皮肉を含めた言葉だった】
【当然、身震いをしそうな様子など微塵も無い。この状況で震えるのであれば、武者震いの方がずっと近いだろう】
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/03/28(月) 00:53:57.77 ID:wz8czefAO
>>958
【飛び退くようにして自分から距離を置いた少女に対して、彼か彼女か少年か少女か青年か女性か中年か老人か、全く解らない"ソレ"は、不思議そうに首を傾げる】
【ユラリ、ユラリと。此方はなんの警戒も抱かずに、少女へゆっくりと近付いて行くだろう】
【なんの構えも、攻撃に対する準備もみられない、隙だらけだ】

───ts存gknt?

【どんな言語にも存在しないであろう、意味不明の言葉を発して、"ソレ"は歩く】
【体格はせいぜい160cm程度で、少女とそう変わらないだろう】
【細身で、頭髪に当たる部分では、黒いオーラのようなモノが逆立っている】
【魔力の集合体だろうか?違う、それにしては"弱すぎる"】
【微弱な魔力こそ漂わせるものの、どう考えてもこのサイズのヒトガタを構成するには弱すぎる】
【一歩、また一歩。"ソレ"は、少女に近付いて──】
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/28(月) 00:56:00.64 ID:CN0GXCfSO
>>960

死ぬ時も笑え、か…。

ククッ、ハハハッ!
それは俺には無理かも知れねぇなぁ…。

【声に出し自嘲する】

俺は臆病者で死から逃げてんだ。
誇り高く笑って死ぬなんて無理難題、薄汚いどぶ鼠の俺に出来る訳がねぇ。
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/03/28(月) 00:58:12.89 ID:L9iyPn9Mo
>>956

お金はあるし……健康管理くらい、出来る。

【顔色は微妙に悪いが】
【常にこんな感じであるし、人造人間はこれが普通なのかもしれない】

…………爆発するよ?

【文字通り、ドカンと】
【少女の言葉には爆弾が仕掛けられている可能性がある事を、忘れてはいけない】

知り合いを攻撃するのは、嫌なだけ…………。

【冷静に、冷たい声で言い放つ】
【「か、勘違いしないでよね!】
【知り合いだから攻撃するのが嫌なだけで、べ、別に大切な人なわけじゃないんだから!」】
【とでも脳内変換すればいいのではないだろうか(適当)】

……哲学者の卵。

【疑問には詳しく答えず、嫌な感じの正体だけを言う】

【触れようとするのを拒否はしない】
【首全体、穴がなく全て水晶になっているようだ】
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/28(月) 01:00:04.90 ID:1X+J0BYw0
>>957

――――Sleep............ぎっ、う、ああぁぁぁぁぁッッ…………!!

【ガトリングのキャニスター制動が終了した瞬間、モード『アイアン・メイデン』もまた終了し、ブラックハート本人に、コントロールが戻る】
【瞬間、ブラックハートは左わき腹の傷口を押さえてうずくまる。AI稼働時には痛みを感じる事もなかったが、元に戻った以上、そうはいかなかった】

だっ……だが…………ぁ…………!!
今日のところは……この辺で、勘弁して、やる…………!!
『健全な身体』持ってた貴様には……分からないだろう…………!! 肉体を失う事の、意味が…………!
それを噛みしめて、これから、生きて行け…………ッ!! 死の瞬間まで、永遠に……な…………!!

【ブラックハート自身、ここから止めをさせるだけの余力も残っていない】
【だが、谷山の右目を潰した事で、一応納得は出来たらしい】
【――――現在は仲間であるが、とある機関員と敵として対峙した時に、その左腕を切り落としたのも、同じ感情によるものだった】
【ここでの殺害は叶わなくとも、右目の損傷はそう簡単に取り戻せるものでもない。今後に響く、重大なダメージを与えられた事になるのだ】

いずれ…………貴様も、殺して…………やる…………!
どっちみち…………あたしゃ、『人間』を、全部…………『駆除』するんだ…………!
その時が来るのを…………精々あがきながら…………待ってろ…………!
『Justice』の……谷山、基樹…………!

【捨て台詞を吐きながら、左半身を引きずって、ブラックハートはその場から逃げる】
【わき腹のダメージは、無視できないレベルに達している。速やかに施設に戻り『人工血液』の補充と、損傷個所の『治療』と『修理』を行わなければなるまい】

――――あぁ、くそ…………星が、綺麗だって、言うのに…………!
いや、さっきより、綺麗だ……………………何かの皮肉、かよ…………お天道様、よぉ…………!!

【この騒ぎのせいで、じっくりと星空を楽しむ時間が奪われてしまった事を悔しがりながら、ブラックハートは空を見上げる】
【そこには――――戦いが始まる前よりも、夜が更けたからだろうか――――先ほどよりも輝きを増した、満天の星空が開けていた】
【しかし、今のブラックハートに、それをのんびり楽しむ余裕はない。ブラックハートには、それが何か、自分に対する当てつけの用に思われた】

/乙でしたー!
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/28(月) 01:00:35.13 ID:2b3354yNo
>>963
【接近する『敵』、不自然なまでに微弱な魔翌力】
【明らかに内に爆弾を内包したタイプだと直感し、更に距離を取る】

接近を許してはいけません!
概念『竜』を収束、『炎』による遠距離攻撃を提案!!

【身体に描かれた蒼い線が、夜の闇に残像を刻む】
【ひときわ強く発光する右手の線は指先へと集中し、指を鳴らす仕草に同期して空中へと漏れる】
【漏れ出した線は一瞬火花を散らし、『敵』へと接近】
【接触するか否か、というタイミングで轟、と火柱を作り上げた】

【現在が夜である事を忘れるかのような業火は、敵が見た目どおりであればあっさり勝負が決まってしまうだろう】
【もっとも、少女は『敵』に攻撃が命中した、などとは露ほども考えていないようだが】
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/28(月) 01:01:03.79 ID:S02Z5XqDO
>>962

お褒めの言葉をありがとう、フォルス君

──いや、≪No.102≫といった方がいいかなーぁ?
今思い出して、今びっくりしているよ
護君とやらのデートは楽しかったかな?

それにしても……天下のカノッサ機関にチンピラがいるとは思わなかったよ
ふふ、なかなかいいカモフラージュだねーぇ

【「そうじゃないかな、フォルス君」】
【まるで化粧のように張り付けられた笑みは、相変わらず崩れない】
【それどころか、彼女の笑みはますます楽しそうなものになっていく】

【≪No.102≫──彼女がその情報を得たのは、データベースからだろう】
【フォルス。めったに見ない名前は確かに、機関のデータベース上にも乗っていたものだった】
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/28(月) 01:06:09.34 ID:cYRZhcSoo
>>961

【上を向いて、ぼんやりとした、心此処に在らずといった様子で歩く少年が1人】
【黒い目、ぺったんこの黒い髪に黒い学生服をキッチリと着た少年】
【腰にはホルスターが2つ、その中には1丁ずつ銃を入れ、その役目を果たしている】

「おい、重太郎、人がいるぞ…」
【少年のいる辺りから、声が発せられるが、少年の口は開いておらず】
【少年の口が開いたのは、その声が聞こえてから、数秒の沈黙を置いた後】

…ん、あ、本当だ……声掛けようかな…
【ハッとした様子で、少年のとは違う声へと返事を返す】

『ま、迷う前に行動しろ!ってことじゃないかな』
【また、そんな違う声が聞こえる、その声にコクリと頷いたことから、少年の声では違う事がわかる】

【そして少年は、少女へと歩みを進めていき】

こんばんは、何をされてるんですか?
【こんな、変哲もない言葉を掛ける少年】
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(秋田県) [sage]:2011/03/28(月) 01:09:44.38 ID:76pharJ0o
>>964

【トン――トン――】


私の持っている考えだ。無理に実行に移す必要は無いさ
むしろ、心構え的なものだよ
一種の精神統一……とまでは行かないが”そうあった方が良い”、と言う考え方さ


【彼女が何を経てその考えに辿り着いたのかは当たり前だが彼女にしか分からない】
【”そうあった方が良い”、と言う願いにも似た考え方の奥底に何があるのか】


なら臆病者らしく生きて行くといい
私はその生き方を笑いはしないし、軽蔑したりもしないさ。それが君の選んだ生き方ならね


【トン―――と、彼女は徐々に青年との距離を離していく】
【実にマイペースではあるが、元々の目的は暇潰しの散歩だ。彼女が何処へ行って、何をし、誰と会話をしようが彼女の自由である】
【去る、という選択肢に至ったのか彼女にとっての暇潰しが出来た、と言う事なのだろう。ソレを裏付けるかのように、】


いい暇潰しになったよ
君とは次回もいい出会いである事を祈るよ


【くるり、と一回転し、クスリと笑みを向ける】
【その笑みは何処か歪で、しかし楽しかった、と言えそうな感情が滲み出ていた】


/すみません、そろそろ寝なきゃならなくなりました。ありがとうございましたー
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/28(月) 01:10:08.54 ID:0DNLiSFuo
>>966
《……ッ!!悪いが、もう、見えなかったんでな。無くして……ッ、せいせい、してら、あッ!!》

【強がりだ】
【しかし、谷山も。健全な肉体とはとても言えない。まあ、サイボーグで有るブラックハートとは違うのだが】
【左手は、既に根本から失われていて、視力を失った右目は、今回で完全に無くなった】
【まだ18。往生して死ぬとすれば、70年近く、この肉体と付き合うのだ】

《……次、会ったら。ツブスぞ。ブラックハートオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!》

【右目の“あった”所を抑えながら。谷山は絶叫した】
【痛みで萎む、自己を奮い立たせるように。逃げ去ったブラックハートを応用に、無理やり立ち上がった谷山の肉体に、異変が起きる】
【融合が解けたのはいい、その反動で全身から血が吹き出したのも良い】
【その血が、沸騰するかのように熱くなったのだ】

―――――――――ッ!!?!?!??!?!?!

【声にならない絶叫を上げて、谷山は倒れこんだ】
【何が起きているのか、谷山には】
【しかし、谷山に予想ができるコトがあった。それは《Easter Egg》の存在】
【“卵”を加工して作った其れは、効果を起こすこと無く、谷山の血中に溶け込んでいた】
【それが、何らかの効果を発しているのは間違いなかった】
【激痛で意識が朦朧とする中、谷山はふらふらとどこかへ歩き去っていった】

//乙でしたー!!
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/28(月) 01:11:07.84 ID:ZPcc8X78o
>>968

ククッ、折角のいい女相手だったんだ、こりゃホテルを選んどいた方が正解だったなぁ

【カノッサ機関のアンダーナンバーズが二人。それだけでこの喫茶店からは客が居なくなり、店員一同が逃げ出し、Justiceを代表とする国民サイドの人間たちに取り囲まれそうだ】
【”いい女”と皮肉のような口調で言うフォルスの表情は、そんな状況を楽しんでいるものだった】

てめぇの方こそ、ビッチのフリしてどういったお仕事だ?
もっとも、カノッサ機関で私的な理由以外で働くような勤勉なやつぁ、俺ぐらいだろうがな

【口調、言葉の選び方、声色、雰囲気。その全てが『カノッサ機関』らしく、凶悪で下劣なものへと変わった。互いの素性が知れた以上、”仮面”を被る必要は無くなった、ということか】
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/28(月) 01:11:12.48 ID:pTAVL8P1o
>>965

あり、振られちゃったわ残念……。
ま、困った時か血迷った時にでも来てちょうだいな。

【ふ――と笑みで返す】
【思うよりこの少女は逞しいのかも知れない、と】

爆発したらしたで面白そうじゃない?
そういう状況で爆発したのなら少なくとも笑い話にはなるでしょう。

【爆弾を仕掛けられている張本人からしたら冗談ではない】

ほほう、それはそれは……。
色々と好きなように解釈出来る言葉をありがとう、都合の良いように受け取っておくわん。

【それが彼女の倫理観なのだろうか】
【なんにせよ、ちょっとかわいくもあった】

ほう、噂の卵ですか……私も現物を見てみたいなーなんて思ってたのよね。
その哲学者の卵の影響で能力が狂って、そして首がこうなった……という訳でもないのかしら?
冷たい、しかし神経とかどうなっているのかしらもっと明るいところで見てみたいわね……。

【首の根本まで手を移動させようとし】
【あるのならば水晶と普通の皮膚との境界線を探そうとするだろう】
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/03/28(月) 01:12:59.70 ID:wz8czefAO
>>967
【火花を散らし、迫る『線』。少女の読みでは、"ソレ"は続く火柱を避けるのだろう】
【しかし、轟!!と唸りをあげた火柱は呆気なく、"ソレ"を呑み込み】
【灼熱でその身を──いや、違う!】

──at炎kkq喜

【確かに火は柱と成った。しかし、その直後、"ソレ"に吸い込まれたのだ】
【"口"を開いて、空気を吸い込むように】
【火柱が"ソレ"吸い込まれた直後、"ソレ"の周囲で小規模な爆発が起こり、少女の近くまで多少の熱波を飛ばすだろう】
【そして、爆発が収まれば、其処には】

──f火muy

【真っ黒だった身体を、煌々と煌めく炎に変えた"ソレ"が、立っていることだろう】
【全身を波打つは炎。触れれば火傷は確実な、炎の身体】
【闇のヒトガタから、炎のヒトガタへと姿を変えた"ソレ"は、足元の草に、隣する木々を、炎で踏みしめ、炎で撫でながら、少女へ向かって、尚も全身を続ける──!】
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/28(月) 01:14:43.83 ID:CN0GXCfSO
>>970

…まぁ…忘れない様にしておくかな…。

【去っていく女に背を向け逆方向に歩き去っていく。】


//乙です。
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/28(月) 01:21:39.23 ID:uZMCpb460
>>969

【三色の声は、しんと静まり返った夜には十分に騒々しいもの】
【見えない何かを紡ぎ続けるが如く、車輪を回しながら】
【――少女は少年の方へ、緩慢に眼を向ける】

(…あれぇ、ひとりだけ?)

どうしよう。気のせいかな………
もしかして、怖い人だったりして――

【うつむき加減になって、不安そうに車輪を胸元に寄せた】
【単独の人影から届けられた複数の音は、彼女にはどこか不穏なものを感じさせる】
【留まっていた自分の否だって当然有るのだけれども】
【「得体の知れない」印象を、すぐに拭うことは出来ず――】

……こ、んばんは。

やや、僕は特に何もしてないよぉ。
しいて言えば――噴水。 噴水のほう、見てたんだ
さいきんこの国じゃ戦いばかりで、噴水も疲れてるみたいに思っちゃってさぁ

【嘘では無い―――でも、本当というほど濃くはない理由を述べた】
【声を詰まらせながらの挨拶を、勢いを付けたおじぎで誤魔化そうとして】
【視線の向かう先には、戦争の爪痕も生々しい庭園が広がる】
【昨日の夜よりは、いくらかマシな状態にはなっているようだが――】

ところで、きみは何をしてるのかなぁ?
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/28(月) 01:22:55.73 ID:2b3354yNo
>>974
熱波来ます! 概念『騎士』付与『炎』による耐熱防御!

【全身の蒼い線が、敵の発した小規模爆発に反応して瞬時に発光】
【身長二メートル、猫耳のような飾りと蒼い線が印象的な、丸みを帯びた騎士へとその姿を変えた】
【装甲は紅色で、見るからに炎を纏うかのごとき威容】

【けれどそんな事よりも、猫騎士は変貌した敵にぎくりと身を固める】

これは…魔翌力を吸収されたようです。
魔術攻撃は不利と判断します、『大剣』付与『聖』による近接戦闘を提案。
属性開放は非推奨します、可能な限り付与状態のまま、一撃翌離脱を!

【いきなり現れた大剣が、猫騎士の背後に刺さる】
【大きめな猫騎士とさほど変わらないサイズのツヴァイハンダーを引き抜き、正眼に構える】
【刀身に光を宿し、背から炎を吹き出して、突撃】
【速度は、衝撃波により周囲の木がいくらか薙ぎ倒される程度】

【そのまま突き出された剣は、敵の頭を正確に打ち抜く事ができるだろうか】
【少女は、フルフェイスの兜の下で懐疑的な視線を敵へと突きつけ続ける】
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/28(月) 01:23:23.02 ID:S02Z5XqDO
>>972

ふふ、じゃあ今度はホテルにでも行く?
私は構わないけどな

【まるで年頃の少女たちが、秘密のお話でもするかのような──】
【そんな声色で、シズリはくすくすと笑い】

「フリ」に見えた?
うーん、ダメだねフォルス君。その答えじゃ落第だよ
私はねーぇ、ああいうことが好きなんだフォルス君
むしろ人間が大好きなの。人間を逸脱した能力者たちはもっともっと大好き
だから、その愛を確かめるためにナンパという行為をしていたの

お分かりかな、フォルス君
私の仕事はね、愛を世界中にばらまくことだよ

そして──キミのことも、『愛してる』よフォルス君

【──それは、奇妙な感覚だった】
【例えば、話と話が噛み合っていないような】
【コマとコマの繋ぎ目がずれているかのような】
【そんな──感覚だった】

【シズリは人が好きだという】
【シズリは愛を世界中にばらまくという】

【──ならば、何故カノッサ「なんかに」存在している?】

【まるで呼吸をするかのように愛を語る女・シズリ】
【彼女の存在は、何かが噛み合っていなかった】
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/03/28(月) 01:24:20.48 ID:L9iyPn9Mo
>>973

私は、笑えない……。

【死んでしまったら笑えるわけなど無いし】
【そもそもこの少女が笑ったことなど、一度もないのだが】

……使ったのは、私の意志。
元の能力も使えるし……解除は出来ないけど。

【能力の制御は出来ているようだが】
【一度使ってしまったら、永遠にこのままのようだ】
【水晶と皮膚の境界線は鎖骨の手前辺りにある】
【こうして生きている以上、血管や神経は普通に通っているのだろう】
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/28(月) 01:29:29.85 ID:cYRZhcSoo
>>976

ふ、噴水…?
じゃあ、その手にもっている歯車は?
【噴水を疲れてると言った少女を少しおかしくは思うが、それよりも歯車の方が気になったようで】
【そして、この少年は銃2丁との会話は聞かれてなかった、と思い切っている】

お、俺…!?
うーん…特にこれといった事はしてないけど散歩…かなぁ…
【腕を組んで、いかにも悩んでいるといった風な仕草を見せる少年】
【少し、わざとらしいかもしれないが、その言葉に嘘はなく】
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/28(月) 01:37:34.08 ID:ZPcc8X78o
>>978

そいつぁ、俺とてめぇに”今度”なんていうクソ下らねぇ時間が出来ちまったときに考えるとしよう

【獰猛な笑みを貼り付けたまま、直球な表現を使ってフォルスは答えた】

──…………

【その言葉を聞き、まず最初に笑みが消えた】
【それは呆気にとられているようにも、耳に入った言葉を理解出来ていないようにも見えた】
【だが】

──くっくっくっくっくっ

【肩を震わせて】

くっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはははははははははははははははははは!!

【彼は大声で狂ったように笑い始める】
【あまりの唐突の笑い声に、店員も客もぎょっとした様子でフォルスを注視した】
【その笑い声は、不良やチンピラが出す軽くて頭の悪そうなものなどではなく、獰猛で重く、低く、とても普通の人間には出せないような狂気を孕んでいた】
【ひとしきり笑い通すと視線をシズリへと戻した】

いいねぇいいねぇ! 最ッ高に愉快じゃねえか!
愛の伝道師ってか? 俺に向かって”愛してる”なんて口走りやがったのも高得点だ!

──やぁっぱお前、”いい女”だなぁ?

【 フォルスは最高潮のテンションで、最大級の皮肉を込めた言葉を、最低の笑みで向けた 】
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/03/28(月) 01:39:25.84 ID:wz8czefAO
>>977
【少女の姿が、巨躯の騎士となっても、其れが素早く此方に駆けてきても、"ソレ"は少女を目指して歩いている】
【まるで、ひたすらに光を求める、闇夜の昆虫のように】
【だから、眼前に突き出された剣に対しても、"避ける素振り"を見せない】
【と言うよりも、少女の行動が、"攻撃であるということすら解っていない"。そんな調子だ】

──tkg美hgc死jd

【ぱん。と、乾いた音が響く】
【くすぶっていた焚き火を、崩して消してしまった時の、火の粉みたいに】
【"ソレ"の"頭部"は、弾け飛ぶ】
【普通であれば、終わり。頭部を潰されて、生きている者等、早々居ないのだから】
【しかし】

───pl我n?

【信じられないことに、"ソレ"は生きている】
【"胴体"から、破壊された筈の"頭部"が、再び現れる】
【けれど、先ほどとはどうも様子が違う】
【"はっきり"しているのだ。先ほどまでは揺らめくだけだった"頭部"が、はっきりと"実体"を得ている】
【頭髪と思わしき、逆立っている部分には、質感が生まれ、風を受けてそよぎ】
【顔面には、炎が揺らめきながらも確かな"艶"があり】
【瞳は、車のライトのように、爛々と光っている】
【それ以外のパーツは、相変わらず揺らめくだけの不確かなモノ】
【その右手を、少女へ伸ばすだろう】
【ゆっくりと、一見すれば敵意も悪意も無い】
【だが一度触れてしまえば、灼熱に身を焦がされる、その腕で──】
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/28(月) 01:40:22.97 ID:pTAVL8P1o
>>979

ジョークよジョーク、冗談ならば何でも言える例え嘘でも真実が紛れていようともね……。
でも個人的には死ぬ前に一回くらいは爆発オチを体験してみたい……。

【きっと戦隊物とかで使われるどこかの岩場で爆発します】

解除出来ないって、しぃちゃんって結構ギャンブラーさんね……。
触らせてくれてありがと、面白い体験が出来たわ。

【にっこりと笑い、ナチュラルな手付きで右手を頭に持って行き】
【くしゃくしゃーっと撫で回そうと企む】

ところで貴方って拳銃使えるのだっけ?ほら腰に掛けたそれ。
……実は私も持っているのよねん、拳銃1つ。

【和服の胸の部分にあった不自然な膨らみ、それはパッドなんかではなく】
【取り出したるは黒いリボルバー式の拳銃、銃の先から後ろまで全て漢字とも梵字ともつかない彫刻がなされており】
【銃筒の部分にはスライド式のジョイント部が取り付けられているが未だ何も接続されておらず】
【全体的に荒削りなデザインなのでどうやら試作品のよう】

ほらほら凄いでしょー、ぷれぜんてっど私の鉄砲!
……合う銃弾がないけどね。

【微かな月夜に照らして大げさにブンブンと振る、子供かお前はというような動き】
【そして最後に遠い目をしてボソッとその銃の存在意義すらなくなるような事を言ったとか】
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/28(月) 01:43:59.15 ID:nGKTV3PDO
>>959
 ああ、どこだかでテロが有ったんだったか。
 詳細知らねーんだがあれってお前んトコがやったのか? それとも別の組織?
 
 何かの進展なあ……カノッサの連中って意外と暇なのか?
 
【年がら年中あちこちかけずり回ってると思っていたが、なんて呟く】

 あー、そういや前はありがとな。飯馳走になりっぱだ。
 またなんか有って、俺見掛けたら声掛けてくれよ。手伝えるもんは手伝うから。

【カノッサ機関に助力を申し出る無所属の能力者。もしかしたら珍しい光景かもしれない】
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/28(月) 01:45:23.38 ID:uZMCpb460

>>980

【――不思議と、胸につっかえていたものが取れた】
【甘さや不注意と言ってしまう人は、少なからず在るだろうけれども】
【この少年の愛らしい部分が、顔立ちと声色から垣間見えて思えた】

…歯車に見えた?

これはさ、車輪なんだよねぇ
歯車は歯車どうしで噛みあうけど、これは地面とかを噛むものだよ

【濁ってはいないが、女性より少年のそれに近い質を持っている】
【ロックバンドの歌姫なんか向いているかも知れない、骨太な声は】
【少年の間違いを訂正するとき――小さな、笑みを孕む】

【この笑みは、彼を小馬鹿にして楽しんでいると言うよりは】
【抜けた一面を少年に見出し、冗談を楽しむ余裕が生まれたような、穏やかな其れ】

散歩? …べつに良いけど。
――きみってさぁ、ぼく達にはみえないお友達がいるの?

ひとりごとは分かるけど、明らかに喋ってるのはなんか怖いかもねぇ

【しかし、疑問が無くなったとは言えない】
【調子を取り戻したらしい少女は、首を傾げながら少年へ探りを入れる】
【その眸は、何か「喋りそうな」ものを求めてきょろきょろと上下していくのだが】
【それらしきものは遂に発見できず――仕方なく、少年の眼と向き合った】

【軽薄そうな、冗談めいた微笑を湛える彼女の手元から】
【車輪が歌っているみたいな涼やかな調べは、何時の間に失せていた】
【――「これ」が何なのかについて、まだ言及していない】
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/28(月) 01:49:23.48 ID:O02cZSwgo
>>984
違ーよ、ありゃ別なテロ組織のやった事だ
私等はもっと兵を動かすし要所を狙う
……それになあ。あれから数日で何が変わるってんだよ

【現在も活動中なのは変わらない。只、数日で大きな進展は無い】
【前回彼に遭遇した時と、少女の環境は何も変わっていない、と言うだけだ】

あー、礼を言うなら部下になれ。んで働け
能力者の駒、勝手に動くのが幾つか欲しいんだ
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/28(月) 01:50:13.91 ID:2b3354yNo
>>982
【猫騎士の兜が掴まれてしまうのを、少女はもちろん見ていた】
【そしてもちろん、今ので手品のからくりの一端が中央の球体にあることにも気付く】
【兜に熱が流れ始めるが、全身を焦がす前に、兜の結合を解除して首から下を地面へおろす】

【それから、鎧の色が変わった】
【炎を指し示すような紅色が薄く溶け、闇の中にありながら強く輝く白銀へと色合いが変わる】

【その状態で腕を顔の前で交差し、力をためるように身を丸め、】
【内側に圧縮した力を解き放つように、背を反らした】
【周囲に光が満ちる。先ほどの炎が夜を忘れさせるほどのものなら、これは夜を[ピーーー]ような殺人的発光現象】
【視界だけではない、これに触れた魔性は、低級なものなら存在の維持すら許さないだろう】
【中位ぐらいならしばらく動けない程度のダメージは与えられるだろうし、上位であっても隙ぐらいなら作れる】

【だが、これの狙いは別にある】
【照らし出された周囲は、少女に対する魔的干渉を排除する効果がある】
【それに夜の闇に紛れるものがあれば、姿を見せるかもしれない】

【砕け散る鎧から飛び出すように着地し、少女は周囲の、そして敵の様子を油断なく伺う】
【開かれた糸目の奥に浮かび上がる、宵闇すらも飲み込む暗い蒼が闇を射る】
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/03/28(月) 01:54:15.80 ID:L9iyPn9Mo
>>983

……じゃあ、爆発してみる?

【冷めた瞳を久連乃へと向け、淡々と言う】
【冗談か本気のどちらかと言われたら、多分本気】
【少女の能力からすれば爆発させるのは不可能ではないだろうし】

あの状況では……これしか、手がなかった。

…………何?

【撫でられること自体は拒否しないが】
【殆ど反応がないどころか、顔色ひとつ変えない】

一応、使えるけど……。

【最初の頃は、興味深げに取り出された拳銃を観察していたが】
【「合う銃弾がない」とか言われた瞬間、態度を変え】

……───全然、凄くない。

【氷のごとく冷たい言の葉で、一刀両断した】
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/28(月) 01:56:30.31 ID:S02Z5XqDO
>>981

なーぁに、人間たった1度や2度会っただけじゃあ互いを理解できないさ
僅か1度だけの出会い──
そんな刹那的で儚いものなんてすぐに壊れてしまうと思わないかな?
愛を深めあうためにも……「今度」ってのは重要だと思うんだーぁ

【フォルスが獰猛な獣であれば、シズリはさしずめ花から花へ飛ぶ蝶だろうか】
【風に吹かれるかのようにひらりひらりと花から花へ】
【一見頼りなさそうに飛ぶその姿は、捕まえようと思えばふわりと逃げて捉えようがない】
【美しい羽根を纏う蝶はしかし──決して、言葉を語ることはなく】
【人から人へ声をかけ】
【言葉でのらりくらりと愛を語り】
【笑みを張りつけて真意を見せない──】
【シズリは、そんな蝶だった】

……くっ
ふ、ふ──ふはっ……あははははははははは!!

お気に召したようでなによりだよフォルス君
キミのいう通り、私はいい女さ。自覚は十分にある
そんな私に会えた今宵は、フォルス君にとっては非常にラッキーだ
そうは思わないかなフォルス君?

【──浮かべた笑みは、僅か歪む】
【自分の魅力を自覚し。その愛を他者へ押しつける】
【そんな愛など──あって、たまるものか】
【だがシズリは語り、笑う】
【其れが愛だと】
【貴方を──『愛してる』と】
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/28(月) 01:56:34.13 ID:nGKTV3PDO
>>986
 へー、そうなのか。
 しっかしテロとか、一体何がしたいんだか分かんねえな。
 色んなモン壊して、一体どんな意味があるんだか。

【思案顔で暁は呟いた】
【テロ。──詳しい事は何も知らない。テロがあったという事だけ、小耳に挟んだという程度】
 
 ああ? おいおい冗談言うな。言っとくが俺は、カノッサがいけすかねえ真似するったら全力で妨害すんぞ?
 もしカノッサがテロみたいな真似するなら止めに行く気満々だしな。
 ……いや、金は魅力的だがよ。

【最後だけ小さな声。現在無職の暁であった】
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/28(月) 01:57:06.64 ID:cYRZhcSoo
>>985

……まぁ。
しゃ、車輪だったのかー、あはははは!
【間違いを小さな声ではあるが、肯定の言葉を吐き出してから】
【そして、間違いを誤魔化すように、わざとらしい笑い声を上げる】
【な、中身が間違ってたとかそんなワケではない、いや本当に、本当】

み、見えないお友達…?
「俺たちのことか?気づいてたのか譲ちゃん、なかなかやるな!」
『そら聞こえてたとは僕は思ったけど…、驚かせちゃったらごめんね』
【疑問符を浮かべる少年を気にせず発せられる2つの声】
【それは、両方とも青年の腰の方から聞こえていて】

あっ、コイツらの事…、コイツらはまぁ、
「ちょっとした」
『「魔銃ってとこ(さ)」』
【少女が言おうとした事に気づいた少年が、言葉を続けようとすると】
【息ピッタリで其れに続く銃2丁。その様子からは、なかりの仲の良さが分かるだろう】

『えっと、その車輪、ちょっと気になるなぁ』
【いたずらっぽくそう言うが、この銃も前から聞きたがっていたらしく】
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/28(月) 02:05:20.01 ID:O02cZSwgo
>>990

考えてみりゃ分かるさ、ああいうのは
分からないと決めたらそれまでだろうけどなー……
着眼点を、どこにするかだろ。壊す事だけ見てたんじゃ、な

………で。私の場合、それ以外に今、欲しいものが無いんだよ
私の仕事には、見分を広める事も有る。浅く、広く、な
その為なら、間接的に名が知れるだけでも良い。分かるか?

【敢えて質問の形にして、一拍置いてから】

……半端な立場じゃ、困る事もある
「カノッサ≠ノ居るけど良い奴」?そんなのは有り得ない、分かるよなこれは
こっちに居るなら、どんな理由付けて何しても外道畜生の仲間だ

私に親しげに話しかけるってのは、そういう事だぞ?
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/28(月) 02:05:37.35 ID:cYRZhcSoo
>>991
/なかりってなんだ…かなりです
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/28(月) 02:06:01.16 ID:pTAVL8P1o
>>988

爆発しても細胞レベルで復活するので意味ないわよん。
それとも爆発させてみたい?しぃちゃんったら恐い子ねえ……。

【復活云々の下りは先程と同じ冗談、久連乃は人間離れしているが人間である】
【殺そうと思えば神でなくても殺せるだろう、殺し難くはあるだろうけど……】

貴方のお仕事も大変ね、もう少し自愛してもいいんじゃないかしら?
ホラどこの国かは忘れたけれど確か温泉とかあったじゃない、案外行ってみると面白いかもよ。

(もう少し可愛い反応してくれてらコチラもからかいがいがあるというのに)
(もし成長したのならクールビューティーと化しそう……)

【そういえば自分が温泉と呼ばれる物に入ったのは何時が最後だっただろうか】
【チェルシーに提案しつつも自分が今度行ってみようかしらん、と思索するのだった】

……こ、これはアレよっ!自分で銃弾も創るのっ!
それにもしこの銃が誰かに盗まれても使える銃弾が特殊で供給出来ないようじゃあ悪用されないでしょっ!!

【と、捲し立てたがそれは即興の言い訳でして】
【本当を言うと拳銃を作るのはいいけれどどうでも良い箇所ばかりに熱中してしまい】
【そして銃に合う銃弾の事に気付いた時には既にプロトタイプが完成したというあるさあまだった】
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/03/28(月) 02:07:33.03 ID:wz8czefAO
>>987
────gb光n

【騎士の巨躯より発せられた光が、闇夜を、山を、"ソレ"を、呑み込んでいく】
【周囲が照らされる中、少女が辺りを見回しても、怪しい者は居ないだろう】
【最初から、居ない。最初から、少女と"ソレ"、だけ】

─────────

【光を浴びた"ソレ"の全身が、弾けた】
【少女の動体視力が高ければ、見えるだろう】
【いや、そもそも莫大な光量のせいで見えないかもしれないが】
【"ソレ"は確かに、上空に居た】
【身を屈め、両足を曲げて、胎児の様な姿勢で、確かに空中に停滞している】
【炎の身体は、先ほど弾けた。今は水色の身体を持ち、"実体"の存在が見て解る、人に酷似した、その姿】
【手品では無く、からくりでは無く。敢えて言うなら、羽化】
【頼りない姿の芋虫が、美しい羽を持つ蝶々へと変貌を遂げるように】

───《私を目覚めさせてくれてありがとう。感謝するよ》

【そして意外にも、"ソレ"は"言葉"を話した】
【話した…と言うよりは、直接、少女の脳内に向けたテレパシーのようなものだ】
【男性とも、女性とも取れる、どっちつかずの声色で】
【最早"敵意"も"悪意"も──そもそも最初から、"敵意"や"悪意"は無かった】
【発光する瞳が、少しばかり非難するような調子で、上空から少女を見下ろしていた──】
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/28(月) 02:09:04.29 ID:ZPcc8X78o
>>989

くくく、そのフザけた態度も気に入った。確かにこんな”いい女”と出会えた今日は俺にとってラッキーデイだったと言っていい
それを祝しててめえで言う”今度”とやらが来たときにはたっぷりと”愛を深め合って”やろうじゃねぇか。それこそ、ホテルだろうとどこだろうとな

【噛み殺しきれない笑いを漏らしながら、”フザけた態度”と評した相手の言葉を肯定する】
【当然その言葉は額面上通りのものなどではなく、最低最悪の”褒め言葉”だ】
【それに続けて約束にも仕返しにも聞こえる言葉を口にした。それすらも皮肉や揶揄が含まれているものだ】

さて、やたらと名残惜しいんだが、生憎と俺は忙しくてな。てめぇばっか構ってるわけにもいかねぇ
ナンパしてきたのはそっちなんだし、ここの金は任せたぜ

【と言ってフォルスは立ち上がった】
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/28(月) 02:18:35.89 ID:2b3354yNo
>>995
【少女の五感は、人間より優れていた】
【猫の特性か、はたまた人知を超えた魔技か】
【上空に現れ、浮かしたモノを捉え、僅かに目を細める】

”おはよう、使い魔か何かかと思ったよ”

【突然突き刺さる念話に対し、少女もまた念話を返した】
【だが、それは『声』とは異質な、少年のような低いトーン】
【それから、見下ろす瞳に宿った色を認めたのか、ちょっと皮肉げに笑い】

”手荒な目覚ましだったかい? ごめんよ、こっちは宵っ張りでね、おまけに他人の眼ざましの加減なんか知らないんだ”

【肩をすくめ、一切悪びれない様子の少女】

”でもそもそも、何でこんなところで寝てるんだい? 夢遊病か何かかな?”
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagesaga]:2011/03/28(月) 02:20:27.21 ID:uZMCpb460
>>981

…歯車ってのはさぁ、もっとギザギザしてるんじゃないかな
時計の中とかに入ってるからねぇ、実物を見ればもっと分り易いと思うよ――。

【――ちゃっかりと追い打ちはかけておくらしい】
【だが長々と引っ張る気は無いのか、すぐ話題を区切った】


―――、わぁっ! 


【否。精確には、区切らざるを得なかった】
【お喋り屋の魔銃二挺が前触れ無く言葉を発し、吃驚する】
【点になった目は、跳ね上がった手に従って半ば掲げられた車輪に隠れ】
【予想は十分出来ただろうに、彼女は絵に描いたような驚き方を――】

…なんてさ、派手にリアクションした方がお互い楽しいよねぇ?
どっちがどっちか、まだ分からないけど。よろしくねー魔銃さん達。

……あはは。二人?二挺?とも、よく喋るなぁ
あんまり話し過ぎると、持ち主さんの声を忘れちゃうよ?

【――したのも、これまた冗談だったらしく】
【楽しそうに口の端を歪めながら、皮肉とも取れる言葉を投げかける】
【享楽的なその姿からは、最初の車輪幽霊の面影を――到底感じられず】
【少し言葉が毒々しいだけの、快活な少女に思えるだろうか】

…別にぃ。ただの車輪だよ
ただ、ちょっと変わった娘から貰ったってだけ

……でもさ。何で僕たちはこれを「小さな車輪」だって分かるんだろぉね?
さっきのきみのことはひとまず置いといて、だけど。

【―――だが声は再びその色を変えて】
【惚けた笑みは絶やさぬまま、真摯さを帯びた問いが少年に投げかけられた】
【少年ではないものが答えたところで、不備はないけども】
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/28(月) 02:20:38.57 ID:nGKTV3PDO
>>992
 そんなもんか。……まあ、考えるにしても知識も常識も情報もねえからな、今の俺は。
 
【異世界から来てまだ僅か。どんな組織があり、どんな目的で動いているのかも全く知らない】
【それどころか、この世界の常識すら怪しい。】

(……ちっと勉強しなきゃ拙いか)
 見聞も広めるのが仕事? ……そりゃ羨ましいな。
 
【軽口を笑っていうが、次の言葉にはさすがに真顔になり、閉口したまま香月の顔を見る】
【ややあって、口を開いた】
 
 んなこた、知らん。
 
【先ずはそう一言】
 
 お前はそう思う。けどな、俺はそうは思わない。
 お前がテロだのなんだのしようとしたらぶん殴るし、殺しに掛かって来たら全力で殺し合うさ。
 でもよ、全体だけ見て全部ダメとか、全部悪とか考えるのは違う気がするね。

【いつもの調子で軽く言うが、その瞳には真剣味が看て取れる】

 お前は自分を外道畜生と思う。俺はお前をそうは思わん。だから普通に話す。おかしいか?
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/03/28(月) 02:20:52.79 ID:L9iyPn9Mo
>>994

…………嘘。
それに……人を傷つける趣味はない。

【冗談にも常に真面目に返事する】
【空気なんて読めないし、読む気もない】

……お風呂で充分。
温泉にいくメリットがない…………。

……………自愛する必要なんて、もっと無い。

【合理的且つ現実的な少女】
【「面白い」なんて理由では行動しないし、可愛い反応も期待できない】

…………非効率的。
盗難の心配以前に……使えなかったら意味が無い。
何かその拳銃にしか無い長所があるなら、また別だけど……。

【上体を起こして、詳しく久連乃の拳銃を観察してみるが】
【結局、良く分からないけど無駄が多い、という結論に達した模様】
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
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【散ればこそ】能力者スレ【いとど桜はめでたけれ】 @ 2011/03/28(月) 00:38:11.88 ID:O02cZSwg0
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