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【恐怖、絶望】能力者スレ【そして希望】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 22:30:13.51 ID:Uvk4EK9SO
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。

無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。

【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.m.livedoor.jp/b/i.cgi/sports/37115/

【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
・完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
・弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
・基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
・書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
・他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
・「コテハン」は禁止の方向で!
・基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
・スレチなネタは程々に。
スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
・基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
・国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
・他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
・時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
・特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
・あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
 勝手に世界を氷河期などにはしないように。
・能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
エロ描写について
 確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
 なので、全面的な禁止はしていません。
 ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します
 やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
 カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
 あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/part4vip/1301686797/-20
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/05(火) 22:33:37.37 ID:TonQtUy9o
>>1
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 22:33:50.66 ID:9lJxrBzeo
>>1
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) :2011/04/05(火) 22:34:05.22 ID:fnyOLT4Ro
>>1
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/05(火) 22:34:28.25 ID:Kc91ajgjo
>>1
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/05(火) 22:34:28.79 ID:6SPXzuVI0
>>1
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 22:36:55.77 ID:AG70z+NDo
>>1
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) :2011/04/05(火) 22:39:45.69 ID:zCGn3Z0AO
>>1
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/05(火) 23:16:55.44 ID:WPdaSNzqo
>>1乙ですー
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/05(火) 23:17:52.37 ID:mU05UnGk0
>>1
乙パイ
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/05(火) 23:19:26.31 ID:lKrazSc1o
>>1000
/補足です。使用したのは左足です
/襲撃者は少女から見て斜め左前に居ます
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/05(火) 23:19:32.54 ID:gmvL2Shh0
>>1乙モード起動します
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/05(火) 23:19:48.04 ID:/Bqd9nsUo
>>1

>>993


……そうだろうな、俺にも判らん。

【――そもそも、自分が狂っているのかどうかすら】

【痩躯の発する言葉に頷きつつ、ケチ臭く彼は飲む】
【まだ半分以上は壜の中に残っているのに。彼は、啜る様に】


――居ないんだな、此れが。


……ガキの頃には『居た』のかも知らねぇが――。
気に入らねぇ奴殴ってくれる様な奴なんて、オッサンになると居なくなる。
地位とか、体面とか、下らねぇ癖して必要なモンに雁字搦めだ。


【「だから、さ」と彼は、一度言葉を切って】


お前はソイツがオッサンになっても助けてやれよ。

……ま、言われるまでも無いかも知れねぇが。


【「年取ると説教臭くなって困るんだ」――そう、呟く様に付け加えて】
【彼は壜と蓋を地に置いて立ち上がると、大きく伸びをした】
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/05(火) 23:19:50.39 ID:H9ahC8EVo
>>1
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 23:23:11.18 ID:AG70z+NDo
>>998

……聞くブンだとよォ、結構ォ良い親じゃねェか
意味が有ンなら尚更、ちゃんと帰ってやれよなァ―――。

【「帰る場所があるのなら」、と。言葉を続け】

オレ様ねェ……多分、イヌだのオオカミだのじゃァねェンだよなァ
だからってネコでも無ェし、耳見る限りじゃァ“そういう系”だしよォ

……っつーワケで、「人と獣」ってェ所じゃァねェかァ?
自分で分かンねェってのもアレだが、ヒントも無ェし
そォいや変身も……ヘイロンはよォ、竜そのものにァなれんのかァ?
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/05(火) 23:23:12.22 ID:iNpQPj2go
>>994

──お前は理解しなくていい。俺がそう思うんだから、俺の中では“決まってる”。
悪者に仕立て上げたいのなら、さっきも言った通り御自由に、だ。勝手にやれ。

そんで、そう思いたいなら、そう思え。

【──ふう、と溜め息。何処か馬鹿にしたような笑みを浮かべているような気もする。】
【自分の枠に当てはめようとする者を嘲笑うかのような──そんな言葉を繰り返す男。】

【彼には彼の理論があり、少女には少女の理論がある。】
【“コレ”は──何時になったら譲るのだろうか】
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 23:25:26.23 ID:9lJxrBzeo
>>996

シ――――ッ!!?

【先程と同じ様に、黒い球体を斬り落とそうとするが…透き通る】
【そして、身体に取りつかれ】

【ずるり―――盗まれたのは、僅かな体力】
【魔力は――――男の身体に“存在しない”!?】

(抜かった、か―――)

【体力を奪われると、僅かに息を乱すも、大きく息を吐いて無理矢理ソレを正し】


・・…・……なれば、ちと“荒療治”と行こうか

【闘いたくない為らば…・と】
【一度、刀を鞘へ納めて―――深い、大きく身体を捻じり―――居合の体勢となる】
【じり―――摺り足で少女へ寄って―――己の間合いへ納めようとし】
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/05(火) 23:25:52.25 ID:WPdaSNzqo
>>1000

なっ!わっ!…

【胸を蹴り込まれるとバランスを崩して後ろに倒れ】


ま、まぁ…別に隠してる訳じゃないんだけどね…

ずっとこの格好だから平気かなー…


ふぅん…私をやっつける人?…

やってみなよ…!

【そう言うとニヤッと笑うと同時に左手の先がグチュグチュと言う嫌な音と共に伸びて】


そりゃっ!

【それを相手に向かって振るう、先ほどのことを考えると当たるのはまずいかもしれない】
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 23:26:10.77 ID:IIu/SQJDO
>>995

ふふ──雀のような子だね、キミは
でも気をつけて?
あんまり囀りすぎると、中身が知れるから

【くすくすくす、と彼女は笑う】
【囁くような笑みを、さざ波のように漏らす】
【少なくとも、少女の言葉に対しては何の感情も動かないどころか──】
【逆に、神経を逆撫でするような言葉までかける始末】


でも──キミみたいな子。嫌いじゃあないよーぉ?
むしろ『愛して』あげたいくらいだ

ねぇ、マーシャル君
キミもだいぶお疲れみたいだし──先に帰ってたらどうかなーぁ?


【再び、エメラルド色の視線が其方を──マーシャルの方を向く】
【それは或いは。彼の耳には、純粋に彼を心配する声に聞こえるかもしれず】


/いちおつ
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/05(火) 23:28:20.06 ID:IWljo0sAO
>>13

自分では正気と思ってても、まわりからはなんて思われてるのか分からないしな

【それは酷く有り触れていること】
【どこからが狂っていて、どこまでが正常かなんて――個人に委ねられる事柄だ】
【だから、確かに正確な境界線など誰にも分からないのだろう――そう、考える】

……へぇ

【居ない。それは確かに、普通な解答だった】
【自分のような存在はイレギュラーなのだろう。定職もなく、しかし生活が逼迫しない程度に金はある】
【彼の周りに居ないというのも、職を持ち上司のいる普通の生活を送っているのであれば当たり前だった】
【……そんな“普通”な人物が、此処までくるのかという疑問まあるが】

ふふ、勿論だよ
俺は『手元にある物』はいつまでも大切にするタイプなんだ
あと、気に入ったものはすぐに手元に置きたいタイプでもある

【物持ちがいいんだ、と冗談を転がす】
【続いた言葉は彼の瞳を見て紡がれて――くすりと、薄い唇が弧を結んだ】
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/05(火) 23:28:20.00 ID:SIWevtD80
>>1
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 23:30:55.80 ID:Uvk4EK9SO
>>15

はぁ。実は、僕のいた世界はここじゃないんですよね……。
帰りたい。でも帰れない。

【少し俯いて呟く】

…えぇ。でも、そんなに長くは変身出来ないし、変身にも時間がかかりますけど。
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/05(火) 23:32:30.01 ID:IWljo0sAO
>>1
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/05(火) 23:35:09.79 ID:mU05UnGk0
>>19

あ?私の中身を知っていいのはロウ様だ「ひなた、もう帰るぞ」

…ロウ様?

【ひなたが不思議な顔をして隣のロウを見る】

このねーちゃんには何言ってもかなわねぇよ…
っと、ねーちゃんよ、あんた危険な女だよ…危うく引っかかっちゃいそうだったぜ?ハハハッ。
まぁ…なんか裏があるってのはなんとなくあんたの眼でわかった。…多分裏があると…思う。
ただのビッチではねぇ…だろ?

【ロウは今度は堂々と彼女の近くにズイッっと寄り聞き出す その距離30cm】
【お酒パワーか?ロウは不敵な笑みを浮かべながら彼女に近づいていた もう少しで鼻先が触れそうな距離まで】

ひなた「ちょっとロウ様近いよ…」
ロウ「スマンがチョイ待ってろ。(探りは通用しねぇだろうが一応…)」
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/05(火) 23:35:14.87 ID:/Bqd9nsUo
>>20

【物持ちが良い、と、口の中で転がす様に呟く彼】
【何か思う所が有ったのか、只、『何となく』だったのか】
【……どちらでも良い、とでも云う風に、軽く首を左右に曲げて】

……じゃあ、其の酒は進呈しよう。
丁度、お前の手元に有るし。 ――さっさと飲んだほうが良さそうだけどな。

【転がされた冗談を更に転がす様な、彼の冗句】
【痩躯が其れを『気に入った』か如何かは不明なのだが、そんな事は如何でも良いのだろう】


…………お前、名前は?


【――万華鏡を見つめ返す彼の瞳は、ごくごく『普通』の黒を湛えていた】
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 23:36:41.15 ID:AG70z+NDo
>>22

ォお、亜人の上に異世界人とかレアじゃねェのよ
気を付けろよォ?お前みてェなヤツ、狙ってるアホも居るからよォ

……でもまァ、絶対に帰れないってこともねェだろォ?
なんならオレ様も方法探すくらいはしてやるしよォ

【元気出せ、と言うように声をかけ】

……だよなァ、短くても出来ンなら、どんな生き物かも解るんだけどなァ?
別にオレ様、雑種でもいいから片割れが知りてェンだよなァ
自分がナニかも分からねェで生きるっつーのも、気持ちワリーしさァ

【そう言うと不意に立ち上がって、ぐっと身体を伸ばし】

27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/04/05(火) 23:41:04.04 ID:itkwYqTAO
【水の国 人の少なくなった公園】

【のベンチ、両サイドに買い物を置いて、座っている人が一名】
【グレーのパーカーとジーンズ、とありきたりな格好で】
【目深にパーカーを被り、パーカーの端からは黒い髪の毛がはみ出ていた】

……戦争、ねぇ
まぁ、僕には関係ない事だろうけどねぇ

【新聞紙を広げ、その様に呟いていた】
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/05(火) 23:41:41.00 ID:g5d1BkMVo
/>>1乙ッ!

>>17

…………

【少女の雰囲気が変わる】
【男を見る眼が――何処か冷たいものへと変わった】

【黒球の手ごたえは確かにあった】
【だからわかった】

【この人の中には魔翌力が存在しない―――】
【この人と戦っていてもいみがない―――】

【無論、少女は目の前の相手が自分を救おうとしていることには微塵も気が付いていない】
【それどころか、襲いかかってくる敵と見なし、排除しようとしている】


【ヒュンヒュン】
【風を斬る音が近づいてくる】

…………次で――

【少女は右手に残った刃を、宙に抛る】

…………最後――

【猛烈なスピードで回転するそれらは互いに衝突し――】

―――アーテル・ラクリマ


                        【パリィ―――ン】



【砕け散る】
【それは悉皆―――黒い雨】
【その破片は意志を持っているかの如く、黒い無数の刃となって男の周囲に、降り注ぐ!!】
【一つ一つは小さく、ダメージも少ないかもしれない】
【だが其れに反比例するように、量は多い】

【少女は男の接近を気にかけていない】
【防御するよりも攻撃を優先した】
【其れは捨て身の行動とも取れるか】

【男が次に繰り出す攻撃が、黒い雨よりも早く彼女を捉える事が出来れば――雨は霧散するだろう】
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/05(火) 23:42:19.40 ID:lKrazSc1o
>>18

(人間じゃないというのは、ホントなのか?)
(人外なら、私は……)
(……いや、能力者が嘘をついてるという可能性も――)

く、ぅっ

【廃墟に仰臥したキミの視界の斜め左】
【衝撃者は、伸びてきた左手の先を右腕で受け止めよう≠ニ】

【――ギャギャギャギリッ】
【多数の金属の破砕音と共に、襲撃者の右腕は、その中程までを絶たれた】
【傷口から覗くのは、無数の鎖≠ェ、その断面から血を流している光景】

――――〜〜〜〜ッ!

【その痛みに、声を殺して唸る少女】

馬鹿力め……

(近接では分が悪いな)
(そう何度も受けきれない……封じなくては……)

【傷口からヘビの群れの如く這い出した青銅の鎖が】
【キミの左手に絡み付こうとする】

【その動作とは別に】
【左足の裏から青銅杭を生やし、キミの胸部へ深く打ち込もうとする】
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/05(火) 23:42:23.50 ID:gmvL2Shh0
>>16

…きみの言いたいことはわかった
考えは、さっぱり分からないけどねぇ

【――声色が、俄に変わって】
【暗に示されたのは、完全な決裂の意】

……自分から「悪」と扱われることを拒まないなら、都合がいいやぁ
疑う余地を挟まず、きみは悪いヤツなんだろうさ

【そう紡ぐと――少女は、おもむろに車輪を回し始めた】
【加速がついたなら、それを宙空に放り投げて】

――さて。口を割らせるには、実力行使も必要だ
「法」の水面下では、認められてることだよねぇ?

【落ちてきた其れを、がっしりと掴む】
【すると、見る見るうちに車輪は「円盾」へと変じた】
【月明かりに浮かぶ銀光沢は、1から12までの数字が等間隔に刻まれたディテールを映し】
【中心に据えられた、持ちて部分を裏付け固定するための鋲からは】
【長針と短針。そうとしか表現できないものが、正反対の方向に伸びていた】

嫌なら、少しはきみの安全性を証明してくれれば良いんだよ
我慢してたけど、僕には「闇のなかで刃物を向けられた」って背景が有るんだから――

【ポップアートのような柔らかい笑みは、もう無くて】
【口元に描かれる表情は、戦に臨む人間のそれ】
【―――きつく結ばれた唇】

【肘を曲げ。肩から肩ぐらいまではカバーできる盾を、胸の前で構え】
【相手の様子を見ながら――「短針」へと、片手を伸ばした】
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/05(火) 23:43:24.06 ID:IWljo0sAO
>>25

へぇ、じゃあ、ありがたく

【返された言葉を受け取り、戦利品を得た】
【まだ手元には届かない“イイモノ”――いつか触れられればいいと思いつつ】
【更に、酒を一口。酔いは回らなくとも、気分は良くなるものであって】

……ん。名前か
ツァーリ、という。宜しくな

【漆黒の深い瞳に、そう名乗る】
【好きな色をしていた。万華鏡は青でとまり、上機嫌に細められて】
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 23:49:06.26 ID:Uvk4EK9SO
>>26

そうですか。大変ですね…。

【立ち上がり、同じ様に体を伸ばす】

元の世界でも、気味悪がられたり、泊めてくれなかったり、捕まりそうになったり。
この世界では比較的少なかったですけど。

零さんは、そういう困った事になったりしませんでしたか?

【ベンチに座り、尋ねる】
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/05(火) 23:50:10.96 ID:WPdaSNzqo
>>29

ん、大丈夫ー?…
そっちが攻撃してくるのが悪いんだよ?…

【右手が半分ほど無くなった相手を見て、純粋な笑みを向けて】


っわっ!な、何っ!?…

【そして左腕に絡まる鎖を、少しあわてながら左手をブンブンと振り回すことで無理やり千切ろうと】


あぐぅっ!?…

【しかし、胸に深く杭を打ち込まれたことでその動きを止めて、大人しくなる】
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/05(火) 23:53:11.83 ID:IIu/SQJDO
>>24

ふふ、夜の女王様の次は危険な女──
好きだよ、そういう呼ばれ方

【いつか誰かが彼女のことを≪夜の女王≫だと呼んだ】
【甘い甘い語尾に、蕩けるような言葉】
【胸元のアクアマリンのネックレスやエメラルド色の瞳──】
【宝石をも自らの引き立て役に替え。さらりとした藍色の長髪を風に揺らす彼女の姿は】
【確かに、我が儘な女王と呼ぶにはふさわしいかもしれず】
【彼女は心地よさげに、碧色の宝石を宿す目をすっと細めて──】


そして──そんな風に呼んでくれるマーシャル君のことも……

────『愛しているよ』

【鼻先が触れそうな──そんな距離まで近付いた彼に対しては、なんの動揺も見せず】
【むしろ愛おしげに、熱く湿った吐息をそっと漏らしてから──】

【────唐突に】
【彼の唇と己の唇を、あわせようとする】
【この至近距離──】
【ただ首を僅かに捻るだけという些細な行動は】
【妨害するには、少々難易度が高いかもしれない】
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/05(火) 23:54:09.85 ID:/Bqd9nsUo
>>31

【こくり、と、ツァーリの言葉に頷くと、微かな蔭も同時に動く】
【……其れから影絵は、不恰好に『口元に手を当てた』図を映写して】

……名前、か。

【ぽつり、少し困った様に呟き】


……ツァーリ。 お前、俺の名前は何だと思う。
姓・名の『名』の方だけで良い――適当で構わないから、さ。


【――彼は、酷く不思議な問い掛けをした】

【真坂、自分の名を思い出せない訳でも無いだろう】
【「信用に足る友人は居ない」と云う所まで覚えていたのだ――ならば、】
【何処か真剣な色さえ伴うこの問い掛けは、一体何なのだろうか】

【……無論、応えるも応えないも、ツァーリ次第だが】
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/05(火) 23:56:35.40 ID:mU05UnGk0
>>34

【ロウはニヤリと笑ったまま動かない】

ちょ…

【ひなたが止めに入るが間に合うかはギリギリのライン】
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 23:57:05.59 ID:9lJxrBzeo
>>28

――――では、参る

【男は、眼が見えぬ】
【代わりに手に入れたのは過敏すぎるとも言える五感の“残り”】
【“視”る代わりに“観れる”様になった感覚である】

【風を斬る音が寄ってきた事】
【少女が右手の刃を放った―――――と、同時】

【ダンッ――――】
【初撃とは違う、一足で3mを跳び込む男の、本気の“踏込”】
【“彼我の距離を縮める為の”―――――“移動”である】

【背中を削る黒い雨に、歯を食いしばりながら】
【“安全圏”であろう少女の傍まで、近づこうとし】

【近づいたならば、強烈な踏込と同時】
【少女の鳩尾へ、“右手甲”による裏拳を叩き込もうとするだろう】
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/05(火) 23:57:23.07 ID:AG70z+NDo
>>32

ン〜……まァ、フツーに暮らすだけなら、寧ろ周りの目は悪くねェンだが
路地裏だとか、そォいうトコ行くと逆に的にされるよなァ
なんせ耳だの翼だの、人間は無ェから一部のヤツがシットすンだな

……ってなワケだ、用が有っても路地裏は行かねェ方が良いだろォよ

【そういう本人は、行かないなどとは口にせず】
【ひゅう。どこからか吹いてきた風に、青い髪を靡かせて】

ンじゃ、オレ様ァ休憩も終わったし、テキトーに遊んでくるとするぜェ
また機会が有れば会おうじゃねェの、ヘイロンよォ――――。

【にっ、と笑ってみせると、彼は風をまとって飛び上がり】
【やがてその姿を空の何処かに同化させて、消えていった】

/お疲れさまでした〜
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/05(火) 23:59:09.37 ID:iNpQPj2go
>>30

…法なんて物を引き合いに出すとは、な。
まあ、何処までも自分を正当化してろ。納得の行くまで。

──“壊れる”まで。

【言い放つと同時に地に突き刺す刃。先程展開した術式は、未だその効力を失ってはいない──】

── < ブラスティングハザード >


──『烈震』

【突き刺した地面が、吹き飛ぶかのように“飛散”し──辺りに砂埃を撒き散らす。】
【──無論、目に入る事での痛みはあるが、重要なのは視界。】

【能力で“音”を、砂埃によって“姿”を抹消しての移動。その間に攻撃が来ないと言う保証はない。警戒をせざるを得ないだろう。】
【その間に、彼の“気配”は上方へと移動している。】
【廃屋の上に登っているような────そんな雰囲気である。】
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/06(水) 00:01:47.77 ID:ygmiIrzAO
>>35

【此方はその動作を見守っていたが――想像してなかった問い掛けに、眉を寄せた】
【流石にそんなことを聞かれるとは思ってもみなかったのだろうが、】
【しかし――すぐにその困惑も氷解させて、唇に曖昧な笑みを浮かべると】

それが名前だ、とか言わないでくれよ?

【と、はぐらかすことだけはやめろという旨の言葉を投げかけながら】
【彼をじっと見詰めて考えこむ】

【何秒経っただろうか。僅かな沈黙のあと、薄く開かれた唇は】

……空人(くうと)、とか。

【そう、小さな音で呟いた】
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 00:02:10.47 ID:maZ7xyiSO
>>38

はい。さようなら、零さん。またいつか。

【そう言うと、翼を羽ばたかせ】
【そのまま何処かへ飛んでいった】



/乙でした!
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 00:05:19.57 ID:IyrzJv6DO
>>36

【きっと、少女は間に合わない】
【彼女と彼との距離が、あまりに近すぎたから】
【だからきっと──少女がエメラルド色の彼女を止めることは出来ず】

【──全ては、マーシャル・T・ロウの行動に託された】

【彼女が行動を止めることは、当然ない】
【「ただの」ビッチではないと彼は言ったが──】
【確かにその言葉は、様々な意味で彼女のことを的確に表していたかもしれない】

【彼との口付けを交わすことが出来たならば──】
【エメラルド色の瞳の彼女は、そのまま】
【ほんの少しだけ──彼の唇に己の舌先を触れさせようとするはずだ】
【まるで遊戯のようなそのキスは──】
【きっときっと。ミントのような味がした】
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/06(水) 00:05:36.85 ID:qty+RQo3o
>>33

【キミの純粋な笑みを見て、襲撃者の勢いが僅かに殺がれた】

……ふふっ
心配するなら、もっと、心配そうな顔をして欲しいな

お前は、ひょっとすると戦闘が好きなのか?
それとも、誰かを傷つけることが好きか?
……もしかして、人の苦しんでる顔を見るのが好きなドSか?

【力の抜けたような――羨ましそうな笑みを、キミへおくる】
【その間にも、傷口から血液が流れだしていく】

【圧倒的な膂力で引っ張られ、絡みついた鎖ごとバランスを崩しかけるが――】
【――すぐに収まったために、つんのめるだけで踏みとどまることが出来た】
【今の行動を続ければ、効果があるのかもしれない】

ああ、駄目だ……血が足りない
少し確かめさせてくれ

【人間か、否かを=z
【襲撃者の心臓部分から、ポンプの駆動音のような重低音が響く】
【胸に打ち込まれた青銅杭が、ドクンドクンと振動して】
【――キミの体液を、襲撃者の体の方へ、吸い上げようとする】

【成功した場合】
【キミが、真っ当な血を通わした存在ならば、徐々に血液が】
【そうでないときは、それに代解するものが、ゆっくりと奪われていくだろう】
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 00:05:53.63 ID:HAr9bnaio
>>37

【一瞬、だった】
【渾身の魔法をいとも容易く躱され、接近される】


―――か、はッ……

【鳩尾への強烈な一撃】
【呼吸が止められたような、重い拳打。思わず胃の中のものが逆流しそうになる、思考が止まる】
【それは、少女を鎮めるには十分すぎる一撃で】


…………

【短く発せられた悲鳴を最後に、静かに後方に倒れこむだろう】

【意識は――ある】
【しかし指一つ動かない、動けない】
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/06(水) 00:10:55.35 ID:pKOEM3yN0
>>42

【ゴン。】
【鈍い音が軽く響く】
【そう これは頭がい骨の音】

【ロウはギリギリのタイミングで頭を傾け頭突きを食らわせた】
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 00:11:31.95 ID:zZl1mAwP0
【大通り】

【濃い灰色のローブに身を包み、首から「L」の字を模った首飾りを下げ】
【両手の親指に銀色の指輪をはめた少女が】

【広い通りをあっちへうろうろ、こっちへふらふら】
【見ていて不安になるほどよろけながら歩いている】
【心なしか顔色も悪そうではある】
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/06(水) 00:12:29.95 ID:OH9N3prno
>>40

【空人、と口の中で数度転がし】
【口元に微かな笑みを浮かべ、軽く頷いて見せて】


 ―――― 俺は今日から、神鷹 空人≠セ。


【――口元の笑みとは対照的に、『大真面目』な黒を向けて、そう言い放った】


……言っとくが、はぐらかしちゃあいない。
其れが俺≠セ。 ――何なら、『昨日までの名前』でも教えようか?
お前と全く接点の無い人間の名前を、さ。


【彼の理論はよく判らないが――少なくとも、今宵の彼は神鷹 空人≠ナあるのだろう】
【此処に現れ、月を見、酒を飲み、話した彼は、『其れ』なのだ】


【――そして彼の言葉を信じるなら、明日からも=Aだ】
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/06(水) 00:14:00.72 ID:qty+RQo3o
>>43
/うわぁい、誤字です
/「代替するものが〜」です
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/06(水) 00:14:01.29 ID:d0KVx/Goo
>>43

私も攻撃されない限りは攻撃しないよ?後挑発されてもするけど…


戦うのはー…嫌いじゃあないけど…
私を馬鹿にする奴を殴るのなら…
…ドS?

【ひとつひとつ質問に答えて行く。最後の質問はドSと言う単語が分からないらしい】


ぁっ…ぐぅっ…

【振り回し続ければ勝てるかも知れないが、痛みでそれ所では無いらしい】
【傷口からは、ドクドクとドロッとした黒い液体が流れ出して】

っあっ…あっ…

【少女から流れる液体と同じものが、奪われて行く】
【それと同時にあなたには分かるであろう、この少女の心臓が当の昔から「動いていない」のが】


50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/06(水) 00:14:38.94 ID:GZ5ATlvJo
>>44

―――――――ふぅう

【…と、大きく息を吐き出して】
【倒れないようにバランスを崩した少女の手を引こうとし】

………大分、“マシ”になったでござろうか?

【黒い雨が抉った背中が痛くて、一瞬声が出なくて――目が無事なら、涙が出ていただろう】
【それでも、マシになったか?と少女へ心配そうな声をかけ】
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 00:16:51.00 ID:IyrzJv6DO
>>45

────っ、ぅ……

【その頭痛を受け、彼女は思わずふらついた】
【精神的ないしは言葉による反撃や攻撃はある程度想像していたのだろうが──】
【きっと、こんな形での攻撃は想定外だったのだろう】

【2、3歩よろけた後に、彼女は痛そうに額を抑えていた】
【わりと痛かったのか】
【目尻には小さく、涙まで浮かんでいる】

/確定描写は避けた方がいいですよー
/ギャグ絡みならともかく、平常時での絡みも極力確定はしない方がいいかな
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/06(水) 00:16:58.05 ID:29op4fiw0
>>39

「連合」の人間として、「クレプシドラ」の一族として。
きみのような人間を野放しにしておくのは、少し危険かも知れないと判断したまでだよぉ――!

【二人して、頑固な人間なのだろう】
【少女の場合、ここ最近の環境の変化で色めき立っていることも否定できないが】

【さて、「短針」――注視すれば、人間が握りやすい細かい襞を付されたそれを】
【するり。手応えも音もなく、先端の側から引き抜き】

――ふっ、…。

【爆ぜた大地の破片から、盾を上にスライドさせることで顔面を守った】
【そうして、気配から相手の動きを朧気に察し、少女は――】

 【――瞬間、「奇妙」が起きた】
 【吹き寄せる風の流れや勢いが、急激に変化した訳では無いと云うのに】
 【少女――クレプシドラの周辺でのみ、砂埃が急激に払われていく】

【ごくごく狭い範囲で起きた現象を、上方の青年が捉える事ができるかは分からないが】
【その光景は――まるで、本来はゆっくりと風に攫われていく砂が】
【「巻き送り」したかの如く、足早に去っていくものと見えるかも知れぬ】

【半径2メートルに満たない、晴れた領域の中で】
【少女が右手に握る「短針」、その根本側――つまり、持ち手と反対の方から】
【真っ白な魔力の束が、五月蝿く。光を放っているのが見えるだろうか】
【蛍光灯を握っているような――病的に白く、熱さを孕んだ光が】
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/06(水) 00:18:18.59 ID:ygmiIrzAO
>>47

マジかよ……

【思わず、そんな言葉が零れた】
【本当に予想外だったらしい。正直なとこ、ちゃんと教えてくれると思っていた】
【要は、名を変えるということ。彼は、今日から昨日とは違う人になるという――】

あぁ、いいよもう
……神鷹な、記憶した

【自分は確かに彼という男の内面を好いたので、構わない筈だが釈然としない】
【しかし騙された(?)ような形とはいえ、名付けたそれで呼ぶのが気恥ずかしいのか】
【この人物にしてはかなり稀なことに、相手を苗字呼びして、呆れたような笑みを浮かべてみせた】
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 00:20:01.31 ID:HAr9bnaio
>>50

………っ…、っ…

【衝撃がまだ身体の中に重く残っていて、うまく言葉がでない】
【断続的な、荒い呼吸を暫くの間続けて、男の問いに―答える】


な………に……が……?

【その声は依然苦しそうで】
【少女の眼は――まだ男を敵と見ているようで】


//うわわばば黒い雨の攻撃喰らってますね
//ボーッとして知らずのうちにスルーしてました
//申し訳ございません…
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/06(水) 00:25:12.73 ID:pKOEM3yN0
>>51
/いや阻止が難しいくらいの距離なら確定的に頭突き入ると思ったので省きましたが…良くないことですね。すみませぬ。

プッ…ハハハッ。そう言う涙目の表情は凄い俺好みなんだがな!
…よしすっきりした。帰るかひなた。

ひなた「…さすがロウ様!!そこにしびれる憧れるぅ!!…でも俺好みって…」

【ロウはこちらには苦笑いをし】

じゃ…帰るわ。じゃーな。えーと…名前わからんしビッチさんでいいか。じゃーなビッチさん。

【そう言っていつもの決めポーズ2本指敬礼をロウがし、なぜかひなたも真似をする】
【そう言うと2人は彼女の横を通り帰ろうとする】
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 00:25:52.93 ID:4rnUXDD6o
>>52


(──ち。面倒な奴に声掛けちまった──…かな)
(…安易に逃がしてくれるとも思えねえし──少し時間稼ぎでも)

【屋根に立つ其の影は、周囲に漆黒の術式を展開しながら静かな声で語り掛ける。】

────…闇の魔術。

魔術と言う光が世界に広がっていく中で、その存在を抹消された力。邪悪なるモノ。
──お前が言う通り、俺は「悪」。世界に対する、毒そのもの。


お前が戦う理由なんて、こんなモノでいいかもしれねえが────

【手に持った漆黒の刃。“闇の魔翌力”で構成した刃型デバイスを手に、前に向けて歩き出す。】
【──其の間も、描いた術式は“起動”し続け何かを構成しようとしている。】

──…まあ、“どうでもいい”。
お前が何者か、そして俺が何者か、なんて事も────

【───仕掛ける様子が見られない。未だ、会話に拘るつもりなのだろうか。】
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/06(水) 00:26:51.30 ID:qty+RQo3o
>>49

【ゴクン、ゴクンと、キミの体液を飲み込んで】
【鎖の少女は顔を思いっっきり顰めた】

……ぅ、……美味しくないな
本当に人間じゃない……というか、死んでるのか?

血の巡りが停滞した人間は、さすがに専門外……

【自分勝手な大酷評をぶちあげた後】
【ポンプの蠢動が止まる】
【申し訳なさそうな顔をしたのも、一瞬だけ】
【また、不機嫌そうな表情を作りながら】

……ドSが何か、教えて欲しいのか?

【そうたずねつつ、杭を左足ごと引きぬいた】
【襲撃者から敵意は消えたものの、ピリピリとした警戒心は今だ健在だ】
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/06(水) 00:26:56.31 ID:GZ5ATlvJo
>>54

いや…最初会った時に魔力が抑えれて無い様だったのでな
いっそ発散させてみては―――っと。

【一瞬、(自分にとっては)余計な事を言いかけた為。中途半端な言葉となり】
【敵意の有る視線に、少々困った様に笑うと】

―――――――
(……あ、太いのが刺さってるでござる)

【少女からも、男からも見えない男の背中で―――太く黒い破片が刺さっている為か】
【少々笑顔が引き攣った】

/絡みの拙さは責められる覚えは有っても謝られると困るかな!気にしないで!
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/06(水) 00:29:58.98 ID:NuRB24/SO
>>46

体温、脈拍に異常があります。
大丈夫ですか?

【左前髪に黒のメッシュが入った金髪を腰まで伸ばし、すらりとした肢体にメタリックブルーの手足を剥き出しにした機械鎧を纏う女性】

【背後から>>46に機械的な抑揚の無い声で話し掛ける。】
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/06(水) 00:30:18.26 ID:OH9N3prno
>>53

あぁ、マジの大真面目だ。

【きっぱりと言い返した彼は、或いはアホなのかも知れないが】
【機嫌は良さそうな風をしているので、此れで良い……のだろうか】


何だよ、余所余所しい。
……別に空人≠チて呼んでも俺は怒らないぜ?


【あはは、と笑い声を挙げる彼は、100%確信犯なのだろう】
【――だが、急に纏っていた重さ≠ェ消え、少し明るい人物になった辺り】
【彼にとって其れは『不可欠なプロセス』であったのかも知れない】
【恐らく、『少し軽い』方が本来の彼であろうか】


……じゃ、名前も決ま――思い出したし、俺は行くわ。
またな、ツァーリ。 ……『死ぬなよ』。


【――酷く物々しい、其れでも、この世界では日常なのだろう言葉を添えて】
【壜が消えた事で“何も持たなくなった”神鷹は、軽く手を挙げて背を向ける】
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 00:31:20.75 ID:HAr9bnaio
>>58

………

【少女には其れがどういう意味を持っているか、直ぐには理解ができなかった】
【飛びそうになる意識を辛うじて保ちつつ、思考を巡らせ】

【数瞬後】


―――じゃ…あ……わたし……の為……に…?

【今にも折れそうな細い声で、そう問うた】
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/06(水) 00:32:19.07 ID:d0KVx/Goo
>>57

そりゃ私の血なんて美味しくないよ…

【苦しそうにはしているが普通にそう言う】


だから言ってるじゃんか、私は人間じゃないって…

【血らしきものをを抜かれたのが嫌だったのか、こちらも不機嫌そうにして】


私は知らないよ?ドSなんて言葉……あなたが教えてくれるの?

【また無垢な様子で首をかしげて】

っぐぁっ!…

【杭を抜かれると、やはり痛みは感じるのか、顔を顰めて】
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/06(水) 00:34:05.25 ID:aeSchMtLo
【路地裏】

【一発の大きな銃声が、静まり返っていた夜道に響き渡る】

【毎日のように戦闘や殺戮が行われている暗がり】
【どうやらいつも通りに、普通の争いが行われているようだ】

【もし銃声に誘われて、或いは偶然にこの路地裏を通りかかれば】
【くすんだ銀色の髪を持つ、小学生程度の少女の存在に気づくことだろう】
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 00:36:04.06 ID:dimpp3YSO
【既に閉店した店の前に一人の女性が立っている】

どれ…困りましたね……私だけ無職というのも後ろめたい……

【その金髪ツインテールの女性は本格的なメイド服を着用しておりショーウィンドーに移った自分の顔を見ている】
【ただ、腰に鞭を装備しているのが本当にメイドか疑問を持たせるところでもある】

やはり笑顔でしょうか…?
兄さんはともかく、あの妹にまで仕事があるというは……
うーむ…由々しいですね

【指で自分の頬っぺたを摘んで釣り上げたり目尻を下げたりしているが】

(やっぱり似合いませんね…全く)
はあ……
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/06(水) 00:36:27.71 ID:GZ5ATlvJo
>>61

…………………

【余計な事を言った、と少々苦虫でも噛んだ様に口元を歪ませて】
【一度、自分に呆れる様に小さく溜息を吐くと】

……んや。拙者は単に闘いたかっただけでござるよ。

【言い訳がましく、そう言って】
【――オッサンになると、簡単に嘘を吐く様になる】
【尤も、このオッサンの嘘はバレバレだろうが】
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/06(水) 00:36:53.77 ID:ygmiIrzAO
>>60

くっそ、何か詐欺にあった気分だ……!

【一方、まだ理不尽を受け入れない様子】
【本気で悔やんでいる訳じゃなかろうが、少しばかり拗ねてしまったらしく】

いい、お前だけは一生苗字で呼んでやる

【と、訳のわからない宣言まで出る始末】
【それでも彼の雰囲気が少しばかり良い方向へと転換したのに、頬を緩ませると】

あぁ、勿論だ
ばいばい神鷹、“またな”

【言って、人外はひとり。空を見上げて、月見酒】

/お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 00:37:27.63 ID:IyrzJv6DO
>>55

──っ、あは
一杯喰わされちゃった、かなーぁ?

シズリ。
親愛の証として、シズちゃんでもシズりんでもシズリちゃんとでもシズリさんとでも──
好きに呼んでいいからね?

えぇと──マーシャル君に、ひなたちゃん、だっけ?

【くすくすという囁きのような笑みは】
【どこか明朗な──楽しげな笑みへと変わる】
【恐らくは、予想外の行動をしてきた相手に好感のようなものを抱いたのだろう】
【額を押さえ。未だ涙を浮かべながら──彼女は、自身の名を紡ぎ】


──じゃあね、お二人さん
二人まとめて──『愛してるよ』

ふふ……あはははははっ──

【──余程、愉快だったのだろう】
【そう、別れの言葉を奏でた後の彼女は】
【彼らを止めることなく。ただただ、可笑しげに笑っていた】
/面倒くさいでしょうが、やはり相手にも行動の余地は残しておいてください
/こういうスレでのその手の気遣いは特に重要ですから
/相手キャラにも、それを操作するプレイヤーがいることをお忘れなくー
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/06(水) 00:41:31.52 ID:pKOEM3yN0
>>67
/おkですー乙でした

【後ろから聞こえる彼女の声にロウが反応して振りかえる】

…わかった。親愛の証にビッチと呼ばせてもらおうじゃないの

【そう言ってまた振りかえり、後ろを向いた状態でまた2本指敬礼】
【ひなたも2本指敬礼を真似する】

【そのまま二人は彼女の視界から消えていった】
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 00:42:16.70 ID:zZl1mAwP0
>>59

……? ……大丈夫です、が……

【足を止め、少し置いてから声のした方を振り返る】
【普段よりも血の巡りの良くない少女の体温は、低い(高めの平熱と併せれば普通に近いのだが)】
【また、血が少ないのを補う分、脈拍は平常より多いものとなっているだろう】

よく分かりますね……

【が、不調を一目で見抜かれたことに、疑問を通り越して不審感を覚える】
【故に、振り返った少女の顔に、疑るような色が見えたのは、至極当然のことである】
【ふらついてはいたものの、呼吸に目立った特異さは見られないだろう】
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/06(水) 00:45:52.38 ID:OH9N3prno
>>66

【――月の下を、彼は歩く】
【空には月、地には自分独り】
【こんな状態を表す言葉が有ったな、と頭を悩ませる】

【『唯我独尊』――此れは違う、何だか偉そうだ】
【『天涯孤独』――そんなに寂しい気分でも無い】
【『幽明界を異にする』――さっきの会話がオカルトチックになっちまう】




 ………、 あー……  …… 不羈自由=Aか。




【―― 暑い季節がやって来るから、北にでも行こうか】


/お疲れ様でしたー!
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/06(水) 00:48:07.06 ID:29op4fiw0
>>56

…時間がある人間なら、もっとじっくり話してたかも知れないけどねぇ
僕の「未来」は、いつまでも待っててはくれないはずなんだ。

【前置きというよりは、自分に対する戒め】
【“時間がない”ことを強調する言葉は、何を意味するのかは分からないけども】
【彼女の精神が余裕と慈悲に満ち満ちたもので無いことは、良くわかるハズ】

――それと。

人間の心はさぁ、その「毒」を飲み干せるようにはできてないことが多いんだよ
それで毒を扱う人間の人権を認めないことは無いけど、でも普通の人間とは相容れないよねぇ?

だから、経験則と中途半端な人道主義でそれなりの「妥協」をしなきゃいけない
――結果として、僕達みたいな人間は、ある程度まで完成されたルールを作って合意することになる

……魔術の世界も、法の世界と同じなんだね
きみの使う力の存在は、僕達の合議によって許されないこととなった


―――死ぬのが嫌なら、鎖につなぎとめておくか、使「われ」方を考えるしか無い
幸いなことに、人間の世界は反省を認めるようには出来ている予定だからさぁ


【“世界平和”の推進。それを求めるために、振るう苛烈な暴力】
【彼女は、それを良しとする人種】
【現実に当てはめれば、過激派の傾向を持った死刑賛成論者】
【――しかしこの世界では、その「鎖」は果たして、機能しているだろうか?】
【そこまで理解しているか否か、それは図りかねるかも知れず】

(…さぁて、どうしようか)
(あんなにホイホイ、屋根の上なんか登れないんだけどなぁ……。)

――Clock Chick=B

【動きを見せない青年に対して、少女は盾の「縁」を向けた】
【すると残された長針がかちかちと音を立てながら、そちらを向こうと旋回して】
【その先端から――「針」の形をした微小な魔力塊の群れが、放たれる】

【狙いは顔面と喉もとで、一本一本の行き先はかなりいい加減】
【攻撃力も、さしたるものではない――もはや裁縫針程度のものだけど】
【牽制や「集中力」削りには、力を発揮するだろうか】
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/06(水) 00:48:17.50 ID:NuRB24/SO
>>69

サーモグラフィーと高感度音響センサーを搭載しております。

【疑いの眼で見られても変わらず無機質な無表情を顔に貼付けている】
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 00:48:20.51 ID:IyrzJv6DO
>>68

結構、結構
じゃあねー

【そんな、蔑称ともいえる呼び方を聞いても】
【彼女──シズリは気にすることなく。むしろ更に機嫌良さそうに挨拶を返した】
【きっと、自覚はあるのだろう】
【鏡に映った己の姿を見て、怒る必要などないのだから】
【故にきっと。売女だとか雌犬だと呼ばれても】
【彼女は笑って、『愛してる』というのだろう】


【──そして。彼らと別れ】
【自室に戻ったシズリは、携帯電話に何かを打ち込んでいた】

……んーふふふふふ
たまーには仕事しなきゃ、ねーぇ?
最も──『愛する』みんなが動いてくれるかどうかは……分からないけど、ね

【かこ、かこ、かこ】
【シズリの部屋に。静かに、キー操作の音が響いた】

/お疲れさまでしたー!
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/06(水) 00:51:18.56 ID:qty+RQo3o
>>62

【キミが苦痛に眉を顰めると】
【それを見た鎖の少女も、同じように顔を引きつらせて】
【――黒い血濡れの左足が、地面についた】

心臓が止まったまま動いているヤツに出会ったのは……何度目だろうな
でも、その場合は、大抵近くに術者がいるものだ

お前は…、どうして動けてる?

【ドSについて、質問が及ぶと】
【無表情で数秒間黙考し】

……いいよ、教えてやる

【キミの左腕を解放し、地面に膝を折った】
【ハンドベルを仕舞い、左ポケットからビンを取り出す】
【環境光に照らされる内容物の色は、着色料でも使ったかのような真青――】

たぶん、これと真逆≠フことだと思う
……私も、よく知らないが

【あまり、美味しそうでないソレの蓋を開けて】
【上体を重ねるように、仰向けのキミへ這い寄ると】
【液体を無理やり、強制的に、息継ぎも許さず、全部飲ませようとする】

【中身は強力の回復薬】
【もし飲んだのであれば、傷口は徐々に癒えていく筈だ】
【もちろん、口を開けずに拒否することも出来るだろう】
【その場合、廃墟の地面が潤うだけである】
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 00:56:17.22 ID:HAr9bnaio
>>65

……う…そ…だよ

【今までの無表情がほんの少しだけ崩れ、僅かな笑みが生まれた】
【目に籠っていた敵意も、そこにはもう――ない】


だ…って……

【だって、矛盾してるんだもの】
【そう言いかけるが、ズキンと鳩尾のダメージが一瞬蘇り、消えてしまう】

【さっきの台詞は、やっぱり優しさの籠ったものにしか聞こえてなくて】
【この少女がどんなに純粋であっても、今の言葉は嘘だと、そう思わざるを得なかったから】


あなた……は…

【そして紡がれる】

わたし…が……戈を…持っても……それを…“止めて”くれた……
そうして…今…こうやって…言葉を掛けてくれる…

やっぱり…死人でも…あなたは……“武人”だと…思う…

【途切れ途切れに、紡がれる言葉は、一つ一つが澄んでいて】
【今は、あたり構わず攻撃してしまった自分が、情けなくて、悔しくて】
【自分のなかの“狂気”を抑えられないのが、情けなくて】

……いっぱい傷つけてしまって、ごめんなさい……

【無理に作る笑顔が、たまらなくて、素直にそう謝る】
【そして少しだけ、回復したその手で、男の背中を優しく、撫でるだろう】
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 00:56:35.14 ID:zZl1mAwP0
>>72

そんな便利な機能で、やってることは人間観察ですか……

【呆れたように呟き、ため息を一つ零す】

……それで? どうして私に目をつけたんですか?

【一応聞いてみる。大体答えの見当は付いてはいるが】
【「ただふらついていたのが気になった」以外の答えを期待するような、恐れているようなそんな目で見る】
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 00:59:09.21 ID:HAr9bnaio
>>65
//キャラが抱いている想いと違うことを言っているかもしれませんが
//もうそうなら、この少女がまだ幼いからだと解釈しておいてください
//実際は中の人の頭が悪いだけです\(^o^)/
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/06(水) 01:03:17.38 ID:NuRB24/SO
>>76

貴女がふらついていたのが気になったからです。

【少女が期待や恐れを感じているのを思い切り裏切って普通の返事を返す】
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 01:04:19.15 ID:4rnUXDD6o
>>71

───“急ぐ”必要は、果たして何処にあるのやら。限りがある物を、有効に使う必要は果たしてあるのやら──…っとぉ。

(──“無駄話”してる間に、来やがったな)

【独立詠唱の“中断記憶”。再びこの詠唱を開始した時、既に詠唱した部分の破棄が可能となる。】

────だから、俺は“悪”を。
てめえらみたいのに、背く道を選んだんだ──ッ!

【ぽつり。小さく呟くと共に────針に合わせて刃を手に飛び降りる。】
【急降下しながら、体重を乗せて振るう刃。】
【その軌道は一直線であるものの、刃には注意を向けた方が良さそうだ。】
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/06(水) 01:04:29.00 ID:aeSchMtLo
>>64

【一人の少女が女性へと近づいていき、無表情で話しかける】

……どうしたの?
変な顔……して。

【漆黒のローブを着用し、人目を避けるかのように深くフードを被っている】
【フードの隙間から覗くのは、くすんだ銀色の髪と】
【りんごのように透き通った真紅の左眼に、固く閉じられた右眼】
【首全体が黒色の水晶で構成されており】
【大口径拳銃をローブに括りつけ、翡翠色の指輪を左手中指に嵌めている】

/まだいらっしゃいますか?
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/06(水) 01:05:02.82 ID:d0KVx/Goo
>>74

だって……
この体は…今はもう器だから…
記憶も残ってるけど…私は人じゃなくて…化け物……


【右手で傷口を抑えながら、平然とそう答える質問されるのには慣れているのだろうか】


な、何それ…お薬?…

【ビンの中の液体を見ると、途端に恐怖の表情を見せて】


いやっ!っ!!〜〜!!

【体を重ねられ、飲まされたくないからか抵抗しようとするが傷のせいで体は動かずに】
【口を閉じる前に強制的に流し込まされてしまう】


うあっ!?がっ!!ぁああっ!!

【そして飲んだ直後から少女がとても苦しそうに首を振るう】

【傷が回復する様子は無く、むしろダメージを受けている様に見える。】

【余程苦しいのか、涙を流しながら必死に首を横に振って】
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 01:11:45.06 ID:dimpp3YSO
>>80
(……変…ですか……)
……私、変な顔でしたか?

【相手が子供であっても丁寧な口調で話す】

笑顔とは難しい物ですね……
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/06(水) 01:12:06.94 ID:GZ5ATlvJo
>>75

…………何か、恥ずいでござる

【何故、自分よりも一回り以上若い子に褒められているのだろう】
【――きっと目が無事でも、少女の眼は見れない位――顔が赤い】

【最後の攻撃の折…一番短い刀を使わず素手で“叩いた”のは 少女の身体を傷付けぬ為だろうか】
【尤も――聞いても答えそうにないが】


………悪い。“ソレ”は認めれぬよ。
“武人としての”拙者は、既に死んだのでござるから

【小さく頭を振って、そう伝える】
【彼の声も、少女には及ばぬとは言え静かで、耳触りがよく】

【その後、もう一度微笑んで見せると――――】

なぁに、死人に1つや2つ傷が増えても問題ないでごザァ――――――ッッッ!!?

【―――突然、凄い叫んで肩を震わせた】
【原因は少女の手にも感じたであろう異物―――背中に刺さりっぱなしの黒い雨の破片である】

【暫くの間、凄く唸ってて】
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 01:12:45.83 ID:zZl1mAwP0
>>78

【喜びと落胆と、二つの感情が顔に表れたかのようで】
【思わず、またため息がこぼれる】

全く……こんなふらふらな人間を捕まえてどうしようって言うんですか……

【思わず、ストレートに思った言葉が口をついて出てくる】
【注意喚起のためだけに呼び止められ、どうにも返答に困ってしまう少女】
【困惑が今一番大きい感情か】
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/06(水) 01:17:47.36 ID:NuRB24/SO
>>84

ひとまず身体を休めることをオススメします。
可能ならば医師の診察を受けるべきかと。

【無機質な無表情は変わらないがどこか諭すような声色だ】
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/06(水) 01:18:50.97 ID:aeSchMtLo
>>82

……うん、変。すごい変。

【相手が年上であってもタメ口で話す少女】
【しかも本心を隠そうともせず、どストレートに伝える】

わざわざ、作ろうとしてる辺りが……。
表情って……そういうものじゃ、無いと思う。

【表情について語るこの少女は、一貫して無表情なのだが】
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 01:22:02.34 ID:HAr9bnaio
>>83

…………?

【不思議そうな顔で恥ずかしがる男を見遣る】
【何に恥ずかしがっているのか、少女はよくわかっていないようで】
【最後の攻撃の意図も、彼女はきっとわかっていないだろう】
【でも、そのときに伝わらなかった優しさが全部、今わかったようで、それを全身で感じ取って】


……そう…

【何か理由があるのだろうと】
【頑なに否定する男に、それ以上はなにも――言わなかった】

【只、心地の良い声が耳に入り、身体を掛けてゆく、それだけ】


…………あ、

【やっちゃった、と言わんばかりの感嘆符】
【何が起こったか、流石に理解したようで】

……ごめんなさい…

【と、固まって呻く男に、とっても申し訳なさそうに言って】
【慌てて背中から手を離した】
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/06(水) 01:24:54.03 ID:qty+RQo3o
>>81

それじゃ、私も化物か?
この腕を見れば、そう思うよな

もう鎖にはならないって決めたのに、
ちょっと喧嘩したくらいで、この有様
ああ、もう、なんて弱いんだろー……
ハハハ……

【化け物≠ニいうフレーズに反応したらしい】
【鎖の露出した自身を見て、自棄っぱちに渇いた笑いを零す少女】

……うん?
薬を嫌うなんて子供みたいだな
大丈夫、味はアレだが効果は保証――

【お姉さんが、年下の子どもをからかうような笑みを浮かべて】
【言いかけたセリフが、途切れた】


おま……っ

なんて面倒な身体してるんだ!殺しても死なないくせに!

……そういうことは、先に! ああ、もう! 吐け! 全部吐き出せ!

【初めて、少女の顔に焦りが滲んだ】
【ビンを投げ捨てると】
【彼女を、左側面が下になるように、横臥させようとして】
【成功すれば背中をガシガシ摩ろうとするだろう】
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/06(水) 01:26:35.63 ID:29op4fiw0
>>79

…さぁ?
時限爆弾を抱えた人間になってみないと、その必要分からないんじゃないかな

今は、良い方だけどねぇ。
その爆弾がいつ爆発するか、ほんとうの意味で「分からなく」なってるからさぁ
僕に、どんな限りがあるかどうかは模索中だ――!

【―――満天の星月を遮って、「黒」が堕ちてくる】
【どこか陶然としたものを感じさせる会話を、ひとまず打ち切って】
【クレプシドラは、燻銀を纏った盾を仰角に向け】

――Clock Crack=I

【ちく、たく、ちく、たく、ちく たく ちく たく ちく たくちくたく――】
【弾む脈動、加速する時間をあらわすように】
【盾の「長針」が廻り、仕掛けられた歯車が火花を散らす】
【膨大な魔力を用いて――少女は、この夜で刻まれる時を置き去りにする】

 【時空加速が起こる時間は、彼女の体感時間でも僅かな時間】
 【青年が落下した途中と、着地するかしないかの間】

……――パァっ!!

【その間に彼女は、右方に一度ステップ】
【軌道のそれたヤイバを握る青年の手を、横から盾で強く殴りつけんと試みる】
【手首の関節を、はじき飛ばしてしまうみたいに――】
【いわゆるシールドバッシュ、乃至はシールドスパイトと呼ばれる一撃】

【とは言え、所詮は少女の攻撃】
【外面的には卓越したスピードと反能力を備えている、「それだけ」】
【加えてその効力は、青年が最短で接地した場合でも、そこまでは継続しない】
【迎撃にも反撃にも。十分やりようはあることだろう】
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 01:29:12.72 ID:zZl1mAwP0
>>85

……あえて聞きましょうか。
一つ、自分の体の具合すら分からないほどバカだと思いますか?
二つ、こんな時間に出歩いている人が、何の対策も打っていないと思いますか?

【プチッ、とか、何かが切れた音がしたような気がするだろう】
【要するに、八つ当たり気味にキレている。目つきが鋭い】
【今にも襲い掛かりそうなくらいに、殺気立っている】
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/06(水) 01:30:04.82 ID:GZ5ATlvJo
>>87

…すまぬな。

【と、下手に深入りしないでくれた少女に礼を言って】


――――の、no problemにござッる

【ぎしり―――思わず咥内で歯を食いしばりながら痛みに耐えて】
【それでも痛いのだろう、少々息があらい】

びょー、いん…行くでござるか?

【「拙者は行きたい」―――とかそんな弱気な言葉】
【言葉にはしないが―――雰囲気が語っていて】
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 01:30:22.48 ID:dimpp3YSO
>>86
たしかにそうかもしれませんね……
ですが、そうは言いましても…一応客商売ですしね
御主人様の前で常にムスッとしているのも感じが悪いのでは…と思い悩んでいたところです

【ここで、当たり前の事に気が付く】

ところで貴女様はなぜこんな所に?
通常、子供が出歩くには少々危険で常識はずれな時間かと思いますが…

あ、私はサシャと申します、見たとおりのメイドです
(まあ…今はフリーなのですけどね……)
貴女様の名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/06(水) 01:35:26.00 ID:d0KVx/Goo
>>88

…あなたも…お姉ちゃんも…私と同じ?…

私のほうが人間とはかけ離れてると思うけどなー…

【小さく首をかしげて】


げほっ!あぐっ!…

【咳き込むたびに先ほどの黒い液体を吐いて】


うがああっ!!?…

【あなたが少女を傾けようとしたその時───】
【ぐしゃ、と言う音と共に右腕の肘から下が、ぼろりと落ちて
あなたの腕と同じように少女の右腕から先が無くなり】


さ、触らないで!!…
今…形を保つのに必死だから…!

【必死になってそう言う】

【そして少しして】


はぁっ…はぁっ…!

【しばらくして、大分静かになって】

……うん…ひとまず…大丈夫……



94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 01:37:09.97 ID:HAr9bnaio
>>91

……でも…

【凄く心配そうな瞳で男の顔を覗いて】


【男の問いには「わたしは怪我してないからいい」と答えるつもりであったが】
【ズキリ、と左腹部に痛みが走り、表情が痛苦で歪む】
【どうやら今の今まで痛みなんてどっかに吹っ飛んでいたようで】

【そして何より男の醸し出す雰囲気が、何かを訴えていると悟って】


……

【無言でコクリ、と頷いた】
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/06(水) 01:38:33.09 ID:NuRB24/SO
>>90

客観的に見て歩行に支障が出るほどの症状ならば出歩くべきではないかと。
例え対処方法があろうと完治に更なる時間を費やすことになると思いますが。

【理屈立てて答える】
【悪気は無いようだが直情的な人間にはとても欝陶しい】
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 01:42:15.02 ID:4rnUXDD6o
>>89

──「天雷牙」

【飛び込む瞬間に、何か来る事は分かっていた。】
【能力者に向かって突撃するという行為。其れはあまりにも無謀な行為──】

【──だからこそ、ダメージを与える隙は出来る。】
【振り下ろす刃。それと共に、刃を構成していた魔翌力が爆発へと変化。辺りに熱を放出する。】

【相手が横に来る事までは予想出来ないものの、至近距離での攻撃ではダメージを負う事となるだろう。】

────ッ!
(…なんつー“ふざけた”速さなんだよ…ッ!)

【──衝撃をまともに受けたのか腕が痺れ、暫く動かす事が困難となる。】
【左手にて即席で生成した数本の短剣を放りながら、バックステップ。】

【組まれた術式は全く同じ。込められた魔翌力を、爆発へと変化させる。】

────。知る事は、お前の何に繋がる?

【…不意に、そんな問い掛け。】
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/06(水) 01:42:28.20 ID:aeSchMtLo
>>92

じゃあ……さっきの変な顔でも、したら。
ムスッとするよりはマシじゃない……?
……私も、笑顔についてはよく分からないけど。

【悪気は(多分)無いのだが】
【無表情なのに加え声が冷たいため、言葉が刺々しい】

……帰り道に、偶然貴方を見かけた。
私は戦えるから……別に、危険じゃない。

【小学生程度の見た目に似合わず、拳銃を所持していることからも】
【どうやら一般的な子供ではないらしい】

……───ニナ。

【非常に簡潔に、自己紹介をする】
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/06(水) 01:43:50.90 ID:GZ5ATlvJo
>>94

ぃ、よし――――とっとと行くとしようかぁぁぁぁぁ!!!

【痛みを誤魔化す様に、叫んで】
【少女を肩に担ぐと猛然とダッシュを開始するだろう】
【因みにその際―――真白だったシャツの背中が真っ赤になってるのに気付くだろうか】

【さて―――向かったのは極一般的な病院】
【しかしそれは少女を送り届ける為だけに行った場所で――――】


【男は、少女が診察を受けるならばその間に、姿を消しているだろう】
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 01:45:05.66 ID:zZl1mAwP0
>>95

……残念ながら安静にして完治するような問題ではありません。
ついでに言えば、深夜でも歩くのが好きなんです。
そんなことにまで干渉される謂れは無い筈なんですが。

【相手の何処までも冷静な態度に、自身も平時の冷静さを取り戻す】
【理に適っているようにも思えるが、よくよく考えればどこかがおかしい】
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/06(水) 01:50:12.10 ID:NuRB24/SO
>>99

確かに見ず知らずの他人である私が口を出すことではありませんでした。
申し訳ありません。

【そう言って頭を下げる。】
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/06(水) 01:50:39.40 ID:qty+RQo3o
>>93

……それは、秘密だ
かけ離れてる度合いで競うとか、そんな悲しいことはしないからな

【そう言う少女は寂しげで、突き放すようでもあった】


……っ

【浅慮によってキミの右腕が損壊したことを知り】
【弾かれるように、少女は手を離した】

【それから、自身の行為が原因で苦しむキミを】
【ただただ申し訳なさそうな表情で見つめる少女】

【触らないでと言われ】
【手持ち無沙汰に空中をふらふらする両手は、とても情けなく見える】
【結局、少女の肩の力が抜けたのは】

【キミが『ひとまず大丈夫』と知らせた後だった】


……右腕、治るのか?

【当初、人間と誤認し襲いかかってきた少女とは思えないほど】
【おずおず、と彼女に尋ねて】
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 01:52:47.75 ID:HAr9bnaio
>>98

わっ………と…

【強引に担がれ、運ばれる】
【そして気がつく、彼の服が血で染まっていることに】

【少女としては撫でてあげたかったが、其れをすればさっきの二の舞となる】
【其れが歯痒くて、ギュッと奥歯を噛んだ】


【着いた先の病院で、治療室に入り診察を受けている途中】


……わたしと一緒に来た、男の人は…?

【と少女は医師に訊くだろう】


「さあ…何処かへ行ってしまったみたいだけど…保護者じゃなかったの?」

――――え?

【そして、名前も訊けずに去ってしまったことを――知る】


―――――――――“ また会おうね ”

【そんな透き通るような声が、世界に響いた】


/お疲れさまでした!
/上手くロール出来なくてごめんなさいごめんなさい
/なんかもうそれ以前の問題でごめんなさいごめんなさい…
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/06(水) 01:54:36.62 ID:GZ5ATlvJo
>>102
/お疲れ様でしたー!
/いえいえ、怪しいと言われ続けるオッサンの相手をしてくれただけでも感謝ですw
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 01:57:01.51 ID:dimpp3YSO
>>97
………今のままで良いでしょう
あからさまに作った笑顔は逆に不快感を与えるかもしれませんし

【あっさり諦めた】
【名前を聞いて一度腰を折ってお辞儀して挨拶する】

ニナ様ですか
たしかに、武装はしてらっしゃるようですね
とはいえロリコンのパワーを甘く見てはいけませんよ?
(親御さんは、と聞きたいところですがおそらく特殊な事情があるのでしょうし…困りましたね)

【直接尋ねるのも悪い気がして結局無駄な詮索は避ける】
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 01:58:16.13 ID:zZl1mAwP0
>>100

【次にどんな長い文が帰ってくるかと思ったら】
【意外にも素直に頭を下げられ、動揺を隠せない】

……あ、いや、その……謝られるようなことじゃないんですけど……

【うろたえながら「顔を上げてください」と告げてみる】
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/06(水) 01:59:06.40 ID:d0KVx/Goo
>>101

ふぅん……
私は色々言われるのは慣れてるけどねー…
それでも毎回言った相手は殴るけど…。


……もう…私が良いって言ってないのに…勝手に飲ませないでよ……
危うく存在が消える所だったー…

【ため息をついてぐったりとして】


あぁ、うん、傷口に触れさせておいてくれたらその内引っ付く…。
それに、胸の傷も…数時間もしたら塞がるのに…
……あのお薬、なんだったの?…


ね?私そこらへんに居るのとは違うくらいに化け物でショー?…

【あなたを見て、苦笑してみせる】
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/06(水) 02:04:30.13 ID:29op4fiw0
>>96

【腕ごと斬撃を躱し、更には手首に一時的な損壊を与えても】
【魔力の爆発までを予想し対処できる道理は、無かった】
【暗中で迸る獅子の鬣のような熱波は、存外に明るくて――】

きゅぅっ……!

【――見た目通り、当たると痛かった】
【「盾」と云う根本の性質のおかげで、スムーズに防御は出来たけど】
【体と武器をコネクトすべき腕が、じんじんと痺れる】

(…迎撃、爆発するかまでは分からないけど
すぐ片付くんだ、やってみるリスクもそう無い。)

Clock Chick =\―!

【矢継ぎ早に投擲された短剣に対して仕掛けるのは、先も用いた魔力針】
【蜘蛛の子を散らしたような、「長針」をそのまま縮小した形たちは】
【あるものは短剣を文字通りに刺激して、爆発を喚起し】
【大多数は、魔力の開放に巻き込まれ、物体を捉えることなく霧消してしまう】

……はぁ、は、っ…、…。

…きみを知ることは、きみを見逃すことに繋がるかも知れないねぇ
あるいは、もっと知りたくなるという展望もあるかも?

【盾を携え、短針が転じた光剣の柄を握り続け】
【戦場に生まれた小さな「間隙」、彼女も言葉を発した】
【――これだけしか動いていないのに、肩で息しはじめている】

「クレプシドラ」の一族、特に男性は先祖以来、法の番人と平和の庇護者を務めてきたんだ
仕える国を選ばず、ただ「正義漢であれ」ということでねぇ

……何で僕がその道を選ばず、力に訴えるのか
それを知ったら、君は何か変わるかなぁ?

【攻撃の動作に移ることなく――青年を見据え、そう尋ねた】
【再び時間を制御するには、もう少し待つ必要があるだろう】
【この世の「法」則を歪める力には、相応のリスクが付きものであるらしく】
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/06(水) 02:06:07.47 ID:NuRB24/SO
>>105

【そう言われて頭を上げ】

差し出がましい事をお聞きしますが、先程安静にしても治らないとおっしゃられましたが、
何故なのでしょうか?

109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/06(水) 02:08:38.39 ID:aeSchMtLo
>>104

……日頃から、意識して笑えば?
いつも笑ってれば……その内、自然になるかも。

【自分の言ってることにあまり自信がないため、断定はしない】

ロリコンが何かは、知らないけど……。
能力者であろうと……そう簡単に、私は負けない。

【しかし、戦闘に関してはそれなりに自信があるらしい】
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 02:09:42.81 ID:zZl1mAwP0
>>108

そうですね……

【軽く黙り込む。全部を告げる必要はないだろうが、それでも聞かれたからにはある程度は答えるべきだと】
【それに、元はといえば自分から振った話題。流してしまうのは明らかに不自然で】

一言で言えば血の問題と怪我の問題、ですかね。
……あ、二言になってしまいました……

【そこは今は問題ではない】
【更に突っ込んだ質問をすれば、ある程度までなら答えてくれるだろう】
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/06(水) 02:15:15.48 ID:NuRB24/SO
>>110

………。

【少女の答えを聞き】
【無表情だがジトーっと湿った目つきで批難するように睨む】

血の問題は分かりませんが、怪我は安静にしたほうが早く治るのでは?
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 02:18:15.47 ID:4rnUXDD6o
>>107

──…さあ、な。

【───静寂の中で、朧気に光る先程の術式。】
【緊張は解かない。寧ろ、動きに対してより警戒を強めている。】


──言ったろ、理解する必要はねえと。
見逃して“もらう”つもりなんて、今更ねえよバカ。
そんで、てめえを知らない他人に、一体何の理解を求めようとしてんだよ。

【右手を抑えながらの、会話。左手があるとは言え、攻撃に移れないのは此方も同じようだ。】
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 02:20:49.44 ID:zZl1mAwP0
>>111

確かに怪我は安静にしていれば治りは早いとは思いますが……そういうことじゃないです。
怪我はもう治療しました。……が、どうもその治療の仕方に種があったようでして……
……まあ、要するに、治療の副作用みたいなものです。

【だったら「治療の問題」なはずなのだが、この少女、気づいていない】
【あるいは、気づいていない振りをして惚けているのか】
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/06(水) 02:23:10.26 ID:qty+RQo3o
>>106

慣れてるのと、平気なのは、違う
……怒るってことは、否定したいんだ。きっと

そうだ、お前
友人や親しい人は居るか?

……傍に誰も居ない頃の私は、暴言に対して無敵だったんだ

【キミの話を聞いて】
【とつとつと、思い出すように喋る少女】

【治るらしい、ということが分かり】
【ほんの少しだけ――キミには分からないくらいの変化量?――表情を明るくする】

……それなら、良いんだ
あの薬は、知り合いから分けてもらったんだ
なんでも、市販の薬をお手本にした新しい回復薬とか

まだ未熟な薬だな。とても不味い。


……うん?
そう、だな……
少なくとも、私がこうして、笑顔を見せられるくらいには……、人間じゃないのかもな

【化物≠ニも同類≠ニも言わずに】
【キミの苦笑に、同じような苦笑を返して】
【白い歯列を見せた】
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/06(水) 02:28:32.74 ID:NuRB24/SO
>>113

そうですか。
余計なお世話になるかも知れませんが、
どうぞお体をお大事にしてください。

【そういうと女は立ち去った。】


//すみません、眠気が限界に達してしまったため、寝落ちしそうなので、落ちます。
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 02:30:24.77 ID:zZl1mAwP0
>>115

……言われなくても、そのつもりですよ。

【そのつもりなら夜出歩かないだろうが、そこにツッコミを入れてはいけないのだろう】
【立ち去る女を見送って】

……そういえば、名前聞いてませんでしたね。ま、いいですけど

【そう独りごち、またふらふらと歩いていくのだった】

/お疲れ様でしたー
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/06(水) 02:40:31.55 ID:d0KVx/Goo
>>114

否定したいのかなぁー…
ただ…私のこの体を侮辱されるのが嫌。
人間の心と記憶を持っていて、この異様な体…全部まとめて今の私。…
だからね、体を否定されるって事は…私が否定されるのと変わらないの…。
……だから侮辱する人は…嫌い。

家族は「元々の私」と一緒に事故で死んじゃったよー
今は、この新しい命と体をくれた人と一緒に過ごしてる。


……お姉ちゃん…一人ぼっちなの?…


回復薬かー…そりゃ私は大ダメージ食らうよー…
私の体はねー…元々の私の死体と怪物の組織が融合して
かなり不安定な状態で今の私を形成してるんだって…
だから、お薬でいきなり成分を弄くると
この形が保てなくて、さっきみたいにすぐにバラバラになろうとするんだー…

私があんなにダメージ受けたって事は、効果はあるんだと思うよ、うん…。


私とお姉ちゃんは、似てるのかなー?…

【笑いながら首をかしげて】
【先ほど襲い掛かってきたことはもう気にしてない様子で】


/すいません、眠気がまずいので寝床に移動しますです…。
/余裕があれば携帯から返しますが難しいかと思われますのでそちらも休んでもらって結構です。
/申し訳ないです…

118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/06(水) 02:42:12.43 ID:29op4fiw0
>>112

…いーや、試しに聞いてみただけさぁ

【――さらり】
【何食わぬ顔で、少女はそう口にする】
【しかしその声は、どこか、か細いもの】
【戦闘の苦痛か、心境の変化か――そこまでは、表には出ないけども】

「闇」への理解を求めてきみは悪いヤツになろうとしたのかなぁ、なんて。
薄々思い始めてたんだけどさぁ、それはとんだ見当違いだったみたいだねぇ?

……理解なしに、相手を知れというのなら
きみの人生に、そもそも理解すべき価値なんて無いと思われても仕方ない

【――頭が過熱するにつれ、優しさというのは焼却されてしまうみたい】
【彼女の口から飛び出してくるのは、冷徹なビジョンをふくんだ言葉】
【憐れみに似た感情と理不尽な怒りが渦を巻いて】
【最悪のフレーバーの、キンキンに冷えた氷菓子が、心に盛りつけられる】


…衝動だって理由なのに、理由がないなんて事があるか!


【支離滅裂に、言葉を結んだ】
【――かち、かち、ちく、たく】
【感情の箍がハズレかけるのと重なって、歯車が走りだす】
【先程の様子からすれば、これは時間制御の前兆】

【しかし、魔術師らしい青年の目には】
【その魔力の精錬が、不確かでほころびの多いものに見えるかも知れぬ】
【簡単にいえば、「暴発や不発の可能性が高い」と言うこと――】

//すこし、眠気が厳しいかも知れません
//迷惑をおかけしないよう、撤退フラグらしいものは立てたつもりです
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 03:01:13.69 ID:4rnUXDD6o
>>118

──“どうでもいい”って言った筈だ。俺は。

【無表情。其の瞳に写るのは、何処までも続く闇。暗き淵。】

今は、俺が。
俺が俺であるのなら───


──…それでいい。

他には、何も要らない──

【────気紛れ。】
【世間から見放され、生まれた意味すら失った彼が、生きる為に選んだモノ。】
【動きたいから、動く。やりたいから、やる。】
【其処に理由を付けるとするなら────】


【────廃屋の上。其処から魔術の電撃が走った瞬間に、男の姿は掻き消える。】
【逃走を目的とした転移術式。先程までの会話は、其れを構成する為の時間稼ぎに過ぎない。】

【男は既に此処に居ない。この場にはその事実だけが残る。】
//んー、ちょっとごめんなさい。無理矢理ですが締めさせて頂きます。この後の展開は、まだ次回絡む時に出来ましたら。
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/06(水) 03:10:55.63 ID:qty+RQo3o
>>117

……そっか
そういう考え方も、あるのか…
どちらかと言えばプライドに近いの、か?

侮辱されても殴って″マますなら
……それ以上、踏み越えないなら
それは人として、正しい怒り、なのかも……


……ちょっと前までは、違ったんだぞ
今≠ヘ、そうなっちゃったな

人外の私が、傍にいていいのかなって…
不幸にしないかな、って…
あなた……じゃない
……えぇっと、お前は……、その体をくれた人に対して、不安になることはないか?
釣り合いが取れないんじゃないか、とか、捨てられないか、とか……

【難しそうな顔をして、他愛も無いことを聞く殺人鬼】
【キミと少女では、抱える問題の性質が異なるために】
【――きっと、その答えは、少女の求めるものにはならないだろう】
【少女もそれに気がつき、我に帰って頬を染めた】

……私は、何を話してるんだろうな

似てないぞ
いきなり襲った私に、こんなに接し方するお前が、似てるはずがない
私はそんなに、良い子じゃないんだ

【ふい、と顔を背けて、立ち上がる】

じゃあ、な
私はこのまま行く。 お前は、もう少し休んでいけ
……薬の効果が褒められて立ってことだけは伝えとく

【そう言って、つかつかと歩き去っていくだろう】

/いえいえ、この時間帯までお付き合い頂いて、嬉しかったですよ
/こちらのレス速度がいけなかったのです
/明日来れるか分からないので、終わらせておきますね。ありがとうございましたー!
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/06(水) 03:20:17.57 ID:29op4fiw0
>>119

Clock =c…っ。

【踊り狂い、竜巻を盤上に描いていた長針】
【敵の姿が消滅したことを確認すると、それはみるみるうちに減速して】
【所在なさ気にゆっくりと時を刻み、やがて完全に停止した】

……自称悪人に情状酌量の余地を見ようとした、僕が可笑しいのだろうか
だって、最初は刃ぁ向けられてたんだし、怖かったもんねぇ…。

【緊張が失せて、だらりと肩が落ちる】
【「短針」を、文字盤に戻して嘆息】
【――余りに違う生き方と出会って、自分を見失いそうになった】

馬鹿みたいだなぁ

…自分が自分でなくなることなんて、無いよ
どこまで行っても、どうせ自分にしかなれないんだから

――だから僕は、自分でない「  」を、理解しようと思えたんだから

【―――――食い違う。】
【二人の間でも、少女の中でも】

//お疲れ様でした
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 13:27:56.62 ID:bsmS5/Ic0
【路地裏】

ったく…………暇を持て余してっから、女のケツを追っかけるなんて、ケチな事を考えるんだよ、ガキどもが…………ッ!!
次にやったらなぁ、ガキを作れなくするぞ、小僧ども…………!

【黒い質素なドレスの下に何故かズボンを履き、表が青で裏地が赤と言う不気味なマントを羽織り】
【手には先端に玉が施された細い金属製の杖を持ち、悪魔のような意匠をした禍々しいデザインの金の冠を被った】
【腰まで届くような銀の長髪が印象的な「少女」が】
【地面に倒れ伏している不良達を、忌わしげな目でにらみつけている】
【不良達は、皆一様に股間を抑え、悶絶している】
【どうやら、少女に対して落花狼藉に及ぼうとして、返り討ちにあったらしい】

まったく…………近道しようとすればすぐこれだ…………盛りのついた猿どもが…………
せっかくの昼下がりだってのに、台無しだぜ…………

【不機嫌そうにため息をつく少女】
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 14:45:45.16 ID:NWvN+Pcao
【公園】


【広場の脇、櫻の樹が並ぶその一角に何やら少し人だかりができている】

【昼間と言うこともあり子ども率の高いその中心にいる人物は】
【10〜12歳ほどの背丈に、真っ直ぐに下された腰に届く程長い淡い紫色の髪、前髪は短く切り揃えられていて】
【澄んだ紫色の双眸を持ち、袖のない濃紫のワンピースに紫のスニーカーを履いた少女である】

【わっ、と何かの歓声が上がった】
【少女は何をしているかというと、櫻の樹にインクペンで厚紙に書いた的を貼り付け、そこ目掛けて――ダーツをしている】

【的を見れば一本、普通よりも“細い”それはちょうど狂いなくど真中を射抜いており、先程の歓声はこれであることがわかるだろう】


…………

【少女は右半身を櫻の樹に向けて、その細く真っ白な右腕を眼の高さまで上げ、次の投擲体制に入った】
【尚、少女の表情はというと、一切の感情を持ち合わせていないかのように――無表情】

【その姿は紫色と相まって、何処か幼げながらも、凛として見えるかもしれない】
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 17:06:53.39 ID:IyrzJv6DO
【路地裏】

【かつん、こつん】
【昼間ですら静けさを孕む其処に、そんな──女性特有の靴音が響く】

【靴音の主は、一人の女性】
【藍色の長髪を真っ直ぐに伸ばし、エメラルド色の瞳を持った女性だった】
【彼女の纏う純白のワイシャツは淫らに乱されており】
【豊かな胸元のみで止められたボタンのせいで、彼女が歩を進める度に白い素肌が風にくすぐられていた】
【露出の多い上半身とは真逆に、脚部はベルボトムのジーンズで隠されていて】
【そのおかげで余計に──彼女の胸の双丘やきゅっとしまったウェストに目がいくかもしれなかった】

うんうん、やーっぱりこういうところを歩くと気分転換になる、かなーぁ

【──凛】
【首元を彩るアクアマリンのネックレスが静かに煌めき】
【右耳にかしずく鈍銀色のイヤリングが小さく揺れる】
【≪No.CZ≫──右耳を飾る其れに施された、その数字の意味は──】
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 17:14:31.28 ID:bsmS5/Ic0
>>124
はぁ…………全く、無駄な体力を使っちまった…………

【黒い質素なドレスの下に何故かズボンを履き、表が青で裏地が赤と言う不気味なマントを羽織り】
【手には先端に玉が施された細い金属製の杖を持ち、悪魔のような意匠をした禍々しいデザインの金の冠を被った】
【腰まで届くような銀の長髪が印象的な「少女」が】
【これ以上ない不機嫌な表情を浮かべて、歩いている】
【汗に濡れた髪を、いらだたしげにかきわける仕草から、ここで何かをしていたのは間違いないだろう】

――――おいアンタ、そんな恰好でこんな所をうろつくもんじゃねぇぞ…………
下手すりゃ、襲われかねねぇからな……さっきの俺みてぇに

【女性の姿を認めると、不機嫌な表情のまま、ぼそりとそんな文句を口にする】
【その言葉から察するに、この少女も先ごろ暴漢に襲われたようだ】
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 17:19:43.98 ID:kg3ez1f5o
【路地裏】

仕事に疲れたんだ、分かるか?

「にゃー」

【薄暗い路地裏に妙な状況が展開されている】
【不良のような青年が、猫に愚痴っているのだ】
【青年は、整ったやや長い黒髪に、高めの身長】
【茶色のコートを羽織り、同じ色のブーツを履いて、灰色のジーンズにアクセサリーとしてチェーンをつけている】
【鋭い、或いは悪いと表現出来る目つきのせいか、雰囲気などが不良やチンピラに近い】

誰も労ってくれねぇし、労わってくれねぇんだよ
分かるか!?

「にゃあ」

【青年は余程鬱憤が溜まっているのか、結構な剣幕で愚痴を……猫に……】
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 17:27:29.06 ID:IyrzJv6DO
>>125

んー?
ふふ、いつから路地裏はこーんなにも優しい人間の溜り場になっちゃったのかなーぁ?
こういった場所でそういう言葉をかけられたの──何度目だっけ?

【──その言葉に。彼女は甘く甘く緩んだ語尾と共に答えを返す】
【くすくすくす、という笑い声は、まるで囁くかのように淡く】
【まるでさざ波のように──さぁっと路地裏の空気に溶けていく】

で──ご愁傷さまなのか、なーぁ?
災難だったね……この場所は手荒な歓迎を最も好むから

【漏れるさざ波の、笑い声】
【一体何が可笑しいのか。彼女はそう言って、喉を小さく震わせる】
【──かつん】
【相手との対話を望んでいるのか】
【靴音をもう一度だけ奏で。彼女は相手の近くで立ち止まる】
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 17:37:50.33 ID:bsmS5/Ic0
>>127

――――別に、こっちだって意味もなくこんな所をうろついてた訳じゃねぇ…………止むに止まれずって奴だ……

【少女がこの道を選んだのは、単に目的地に近道するため】
【『溜まる』ための行動でもなければ、普段から入り浸っている訳でもないと反論し】

…………っ、何度目って…………
おいおい…………あんたが娼婦として客引きでもしてるってんなら、それは俺の取り越し苦労だったって認めるよ?
俺だって、後ろめたい事の全くない生活をしてるなんて言わねぇ…………ある程度世間一般で言う『あくどい』稼ぎ方もしてる……
だがな……意味もない前衛的なファッションのつもりだったり、自分の身体が大事だって言うんなら…………その何度目かの忠告に耳を傾けてくれよ

【女性の言葉から、既に自分以外にもその服装に忠告を――――恐らく『突っ込み』ではないのだろう――――した者がいると分かり】
【少女も少女なりの言葉を尽くして、諫めに掛かる】

まぁ…………その『手荒な歓迎』は、例外なく無礼討ちにしてやったけどよ?
俺が普通の女でなかったら、泣き寝入りして、トラウマの一つにでもなったろうよ…………
ここはそれだけ危険な場所だ…………

【吐き捨てるように、後ろを振り返りながら口にする少女】
【魔術師然とした――――と言うよりも、色々と奇抜な格好をした見た目通りに、少女はある程度腕に自信があるのだろう】
【もし襲われたのが普通の女性だったら――――そんな事を思ったのか、最後には安堵とも悲嘆とも取れるため息を一つついて】

――――ともあれ、何かの目的があるってんなら、なんであんたはそんな恰好でこんな危ない場所をうろついてるんだ?

【一歩近づいた相手に、訝しげな表情を向けながら、更に問いかける少女】
【公的な立場ではないが、さながら公安の職務質問だ】
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/06(水) 17:54:35.72 ID:SnIjpovoo
【公園】

ふっ、は、ッ、と、らぁッ!

【ひゅひゅひゅ、と風切音が響く】
【タンクトップ姿の少年が、どうやら鍛錬をしているようだ】
【タンクトップから見える体は、細いながらも鍛え抜かれている“締まった”体だ】
【そこらじゅうに、傷跡や火傷跡が見えるため、少々威圧感を感じるかも知れない】
【白い髪は、ハリネズミの如くつんつんにトゲトゲに逆立てられていて】
【右目には、拘束具めいた黒革の眼帯が装着されている】
【左腕は、どうやら根元から全て義手であるようで、白銀の装甲に包まれているが、まるで生体の様に、流動的に動いていく】

ひゅー……っ、ふぉっ!

【少々ぎこちない動作で、なにやら拳法の真似事等もしているが、マネの域は出ない】
【だが、動き自体は戦いに慣れている事を思わせて、速度自体も悪くはない】
【確りと技術を学べば、強くなるタイプかもしれない】

やっぱ、し、蹴りかねェッ!

【だぁん、と地面を蹴り、後ろ回し蹴りを放つ】
【先ほどの中国拳法もどきと比べて、此方は大分慣れている様で、流れるような動きだ】
【そのような調子で、10分程鍛錬をした後、公園の水道で水を飲んでいるだろう】
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/06(水) 17:59:29.92 ID:AF/8Wvz40
>>129
なかなか、ではないか!
私が教えなくっても大丈夫じゃないか?

【爽やかな声が響き、そちらへと歩いてくる人影】

【オレンジのショートヘアーに、茶色の瞳で、赤いジャージを着た女性だ】

【爽やかに笑いながら、足音を立てやってくる】
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 18:00:34.66 ID:IyrzJv6DO
>>128

ふぅん──そうだったのかぁ
最も、キミの運が悪かったというのは、どんな理由があっても変わらない、かなーぁ?

【小さく小さく、さざ波の笑い】
【恐らく彼女にとっては、相手の目的は然程重要ではないのだろう】
【岸辺に落ちた言の葉は──彼女の囁きで静かに流されていき】

ふふ、まさか
こんな場所をうろついてる子たちはあーんまりお金なんて持ってないから、ねーぇ
身体を売るつもりなら──それこそ、もっと場所を選ぶよ

でも──キミの優しさはありがたく受け取ろうかなーぁ?
それに……強いんだね
ふふ、優しくて強い子。『嫌い』じゃあないよ
むしろ──『愛して』しまいそうかなーぁ

【──囁かれたのは。相手の気遣いを受け入れる言葉と、自分の思考】
【熟し始めた葡萄酒が如く。彼女の言葉に──次第に芳しさが混じりはじめ】

目的、目的、かぁ──
強いてあげるなら……誰かとの会話、かなーぁ?
街にいる人ともよく話すけど──ここにいる人たちはちょーっと毛色が違う感じ、するんだぁ
格好については──うん、趣味

【彼女はそう告げて、また笑う】
【話だけ聞けば、まるで特に目的はないように見える彼女】
【更に言えば、今の格好は完全に趣味らしいが──?】
【──だが。蜜を運ぶ蝶は、見るものが違えばただ風に遊んでいるようにも思える】
【目の前にいる彼女は果たして──優雅な蝶なのかもしれず】
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/06(水) 18:02:38.23 ID:SnIjpovoo
>>130
お、殺さん、どうも。

【ぴょこ、と右手を上げて、挨拶をして】

いやぁ、素人技だよ、俺のはな。
蹴りにはそこそこ自信はあるけど、それも師に付いてやったもんじゃない。

【ひゅっ、とローキックを近くのブロックに入れる】
【靴になにか仕込んでいるのか、ごっ、と硬い音を上げてコンクリに罅が入った】

つーわけで、オレに技を教えてくれ。頼む。

【すっ、と頭を下げて、そうお願いした】
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/06(水) 18:03:43.65 ID:e6bfs20AO
【獣のようなギョロリとした目を持つ小柄な男が路地裏を走っていた】
【男の両腰には二振りのタルワールが据えられており、刀身に小さくNo.31と彫られている】
金の国で“お見舞い”は粗方終わったし、急いで戻らないと…

【そんな事を呟きながら男は走る。彼は昼の国支部所属の機関員である】
【先日の機関支部襲撃の際に出払っていた為、所属支部の被害状況を心配していた】

【そこそこの速さで走っているため、人が飛び出してきたならぶつかるかもしれない】
【目が良ければ外灯の明かりで刀身のナンバーを読み取れるかもしれない】

/予約ですすみません
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 18:11:54.43 ID:bsmS5/Ic0
>>131

…………あぁ、最悪だったな…………
近道のはずが道草食わされて…………『急がば回れ』の言葉通りになっちまったよ……

【女性の言葉通り、わが身の不幸を呪う】
【それは、単に時間的な喪失だけを意味しているものではなく――――】

それは…………言えてるな
こんなケチな連中に、買春出来るだけの金はない、か…………

【むしろ、だからこそこんな場所に吹き溜まっているのかもしれない】
【女性の言葉に、納得した様子を見せる少女】
【場所を選ぶと言うのも然り。非合法とはいえ、それなりの体勢で運営されている売春宿なども、探せばあるだろう】
【そうした場所で『身を売る』方が、どれだけ安全か、計り知れない――――尊厳と言うものを考えると、決してほめられたものではないが】

――――悪ぃ、あんたに悪気はないんだろうし、こんな事、あんたも知らないんだろうが…………
俺の前で『愛』だのなんだのって言うの…………口にしないでくれ。俺がこの世でもっとも嫌いな言葉なんだ…………

【――――その言葉を聞いた瞬間、さっと顔を反らして、それだけを絞り出すように伝える少女】
【恐らくは、顔を背けたのは、苛立ちに満ちた表情を隠すためなのだろう。身体が、フルフルと震えている――――恐らくは、怒りによって】

それは分かるがな…………ここにいる連中は、外の連中とは違う…………
あぁ……どこか、アウトローなんだろうなぁ…………報われねぇ奴も、一杯見てきた……

【恒常的に身を置く『住人』と言うほどでもないが、ある程度はこの様な場所になじみがあるのだろう】
【何かを追憶している様に、その表情は遠いものになる】

趣味…………ね
何がどうして、そんな服装を好むんだよ?
まるで…………アレだ、痴女だぜ?

【その趣味は、流石に少女にも理解しがたいものの様で】
【呆れ半分の表情を浮かべながら、少女は女性に対して問う】
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/06(水) 18:15:45.95 ID:ErTZjdHv0
>>132
ふむ…
【顎に右手をやり、普段使ってない頭をフル回転させながら彼女は考える】

【どうやれば簡単に教えられるだろうと】

そうだ!
【そして彼女は両手をポン!と叩く】

まずアレが人としよう
【近くの木を指差す】
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/06(水) 18:18:48.91 ID:SnIjpovoo
>>135
ん、あれが、人、ね。

【真剣そうな表情で木の方を向く】
【腰のベルトに引っ掛けていたタオルで汗を拭きながら】

(……一言も聞き漏らす訳には行かねぇ。覚えなけりゃな。
教えてもらう手前、ヘマする訳には行かねぇんだから)

【そう、思考を巡らせている】
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/06(水) 18:21:42.24 ID:tlv/E93Q0
>>133

【男の進路から、独特の靴音が響き始めた】
【音はその男の元へ、徐々に近づいている――】
【男が前方を見れば、そこにその人物の存在を確認出来ることだろう】

(あーあ、なんかいつの間にかデータベースに別の31が出てきてたわねー…どういう事なのよッ!!)
(…そりゃー、私はナンバー手にして5年間何もしてなかったけどー…)

【ハイヒールを履いて歩いて来るのは、赤い眼鏡を着用した可憐な19才程度の少女】
【リボンで縛った赤髪のツインテールで、左目の下にある小さな星型の刺青が特徴だ】
【フリフリとした桃色のドレスに黒いミニスカートを着用するケバいその身嗜みには、彼女の性格がよく表れているかのようだ】
【何か考え事をしているだろう、足元を見ながら歩くその姿には襲撃に対する警戒心が感じられない】

……ん?

【人の気配を察し、訝しげに顔を上げる少女】
【その瞬間に、光に照らされる刀身の数字を少女は確認してしまった】
【何の注意もしていなかった筈なのに目に入るとは、少女は余程その文字に執着を覚えていたのだろうか…?】

――――――――――あ、ああああああああああーっ!!!

ねえ!?アンタでしょ!?31って!?

【刻まれた数字を確認したその瞬間である】
【指を指して、狂ったように少女は男へ声を上げた――】
【突っ立ったままの少女に、おそらく男は全力でぶつかることになるだろう】

【彼女は元(?)No.31、ラッティー・プリケット 機関には大分前から所属しているようだ】
【だが、与えられた任務を全て断ることから数字キーパー%凾ニ彼女を罵る人物も少なくない】
【人によっては、面識が無くとも彼女を既に知っていておかしくはないだろう】

/念を押して言っておきますが、中の者はこの件に何の恨みも怒りもなく、むしろ反省している次第です
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 18:30:45.59 ID:bsmS5/Ic0
>>131
/>>134に追記、飯行ってきます
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/06(水) 18:34:03.90 ID:kBMsQ/3a0
>>136
そして、あそこが人の腹部とし
【ちょうど、自分の腹部にあたいする場所を指差し】

アレを頭としよう
【自分の頭と同じ位置の場所を指差す】

まず…相手を殴る際には身体の芯を捕えるようにした方がいいだろう
【そう言いながら、右足を左足の少し前に出し構える】

流れるように、身体を動かし
【スゥーっと流れるように速く右足を前へと出し】
【それ同時に身体を捻るように右半身を前にだし、右肘を曲げ、流れるように】

それと同時に打ち込む
【木の《腹部の中心》へと右拳を打ち込むだろう】

まあ!私は説明が下手だから実際に見てもらったがな!
【そう爽やかに笑う】
【彼女は説明するのは下手だ】
【だから自分の動きを見て覚えて欲しいらしい】
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/06(水) 18:37:56.17 ID:e6bfs20AO
>>137
(女か…すれ違いざまに斬られないようにだけ注意ですわ…)
【行く先に現れた女を見て、路地裏を通る者特有の思考をしつつ先を急ごうとする男】
【だが叫び声を上げられ】

〜〜ッ!?
うっ、うるさいですわ!お前誰だ?!
……同僚?
【思わず耳を押さえて女の前で停止した】
【31はお前かという問いに機関員である可能性を考慮したのだろう。腰のタルワールにゆっくりと手を伸ばしつつそう尋ねる】
【女の問いには答えなかったものの、彼女がデータベースをしっかりと読み込んでいるなら男の口調で彼が31だと確信を得ることも可能だろう】

/構いませんよ
舞台裏にも書きましたが私パソコン持ってないんで絡み後の編集はお願いしたいです
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 18:44:40.61 ID:IyrzJv6DO
>>134
ま──本当にキミが後悔しているのであれば
もう路地裏を通らない方がいいんじゃないかなーぁ
キミとこの場所は……あまり、相性はよくなさそうだし

【相性はよくない──それは性格的な意味合いでかけられた言葉】
【「たかが襲われた程度で」──】
【そんなことを、きっとエメラルド色の彼女は考えているのかもしれない】

そーいうこと。
それにしても──へぇ?嫌いなの?愛が……?


        そっかぁ──少し、残念、かなーぁ?


ごめん、ねーぇ?

でも────もし、よければ


                      その理由

  教えて

          ほしい

    かも

【「愛を嫌う」──】
【その答えは、彼女にとってはきっと予想していないものだったのだろう】
【故に、彼女は──すぐに、やめた。『愛』を、語るのを】
【更には直ぐに謝罪の言葉をかけ──】

【──どろりと甘く、熱く蕩けた言葉を、醸し出す】
【日は──もう落ちてきて】
【彼女のエメラルド・グリーンの瞳が、本物の宝石のように其方を見つめる】

この場所は──スリルがある
いつ襲われ、生死の選択を迫られるか分からぬスリル──
自分が強いと幻想を抱ける心地好さ──
それは麻薬のようなものだよ、魔法使いちゃん
一度惹かれたら……一度、魅了されれば中々断ち切れない
そんな──甘く痺れる、麻薬

私がこーんな格好をしているのも……肌を曝け出す感覚が心地好いから
キミは嫌かなーぁ?でも──私は好きだよ

痴女、売女、雌犬、痴れ者──
そんな言葉は数多く見聞きしてきた
だけど──

キミは、やめられるかなーぁ?
自分が好きなものを。好きなことを
他人に、ちょぉーっと悪く言われたくらいで
其れを、やめられるーぅ?


【──くす、くす】
【さざ波の笑い声に、粘り気が混じる】
【彼女の言葉はまるで、蕩けすぎた蜂蜜のような其れ】
【一度囚われた哀れな罪人を逃がさないかのように】
【どろり──彼女の紡ぐ言の葉は、次第に湿り気を帯はじめる】
//遅レスすぎて申し訳ない
//ちょっとご飯食べてくるので次、遅れます
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/06(水) 18:45:41.83 ID:SnIjpovoo
>>139
……成程、芯を捉える。
正中線、だっけか。なんかの記事で読んだな。

【そう呟きながら、木に目線をやりつつ、殺の動きを見逃さないようにする】

流れるように、全体の流れを大切に。
……、蹴りで似たようなことが出来ているんだ、出来ないはずは無い筈だ。

【そう、自分に言い聞かせて】

成程、ちょっとやって見る。

【脳内を、先ほどの殺の動きの重心などをデータ化した物が駆け巡る】
【完全にアートマンと融合した谷山は、基礎的な身体能力が底上げされた上に、情報処理能力が爆発的に上昇している】
【コレは、技を覚える上では、とても役に立つものだ】
【木の前まで歩んでいき、腰を落とす】

……芯を捉えて――――、

【左腕を引いた。義手の方が強いからだ】
【左足を、すぅ、と重心を前に移しながら進めていく】
【徐々に、重心がずれていき、その瞬間に、腕を流すように動かす】
【脳内で、強くなるために集めた技術のデータが応用できるかどうかすさまじい勢いでOKかNOかを判断していく】

流れるように――――。

【拳法の脱力の技が、ほぼ無意識に適用された。腕がまるで鞭の様にしなった】
【そして、空手の技術である、“拳”で相手を踏む技術。それが適用される】

――――――打ち込む――――ッ!

【左足が地面についた瞬間に、インパクトが発生した】
【左腕は、拳全てが木にめり込む程の威力を発揮した】
【殺の教えた流れが、谷山の持っていた“知識”を繋ぎあわせた様だ】

……おお、すげー。

【自分でも、ここまでの威力は予想外だったようだ】
【しかし、動き自体は殺の物をベースとした別物となってしまった】
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 18:56:24.60 ID:dimpp3YSO
>>109
それが先程の変な顔なのですけどね……
もういいです、無理に自分を変えたりしません
私は実務で認めていただくことにします

【変な顔、というのがなかなか響いているようです】
【少女の自信を見て】

ああなるほど、もしかすると貴女も能力者ですか
ロリコンについては知らなくてもよろしいでしょう
貴女には必要の無い知識でしょうし

【貴女も、というのは自分も、という意味で間違いない】
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/06(水) 18:57:34.75 ID:tlv/E93Q0
>>140

ちょっと何なのよアンタ!こっちに突っ込んできてさ!!
それよりアンタ31!?三十一番なのよね!?ねぇ!?

【かなりの勢いを抑えて目の前で止まる男を、憤りの混じった顔色を保って見つめる女】
【突っ込んできたり耳を押さえながら叫ぶ様子に動じる様子は微塵もなく、むしろ逆に文章のおかしな質問を繰り返す位だ】
【態度といい、姦しい事この上ない女である】

――ん…

【一段落暴言を吐き終えると、少し頭を冷やしたのか対面当初を思い出し】

…わ!?ああっ!?わぁっ!?
そう!その口調よ!わ≠諱I
アンタわ≠ナしょ!?

【男が武器に手を掛けてもお構いなし、質問も無視して自分の意向を押しつけようとする少女】
【今も混乱し続けているのか、言ってる事が殆ど伝わらない】
【とりあえず、その積極性から彼女が同僚≠ナある事は窺えなくもないだろうが…】

/了解!
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/06(水) 18:57:43.69 ID:oxyYV2n90
>>142
ほぉ…
【谷山の動きを彼女は息を飲む】
【自分が教えた動きより更に上へと行く動き】

【コレは自分を超えられるなと彼女は笑みを見せ】

凄いではないか!
ついでにこの後の動きは様々にあり
相手が前屈みになれば顎に向かい膝蹴りや頭に肘打ちを放ったり、防いだりしたらそのまま廻し蹴りを放つなど応用は聞くぞ
【爽やかに笑い】
【攻撃を放った後の相手の動きを考え、想定しそれにあった対策を作るよう説明した】
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/06(水) 19:02:40.30 ID:SnIjpovoo
>>145
やば、抜けねぇ。

【腕を引っ張り、腕を抜こうとしている】

……忘れてた。

【左腕の形状はある程度変えられるようで、腕を捕捉する事で腕を引き抜いた】
【そして、相手の賞賛を受けて、頭を掻いて照れて】

いやはは、まさか俺も上手くいくとは思わなかった。

【そして、相手が聞いた応用法を聞き、もう一度木に向い】
【ひゅ、と腕を趨らせた直後、膝蹴りに移った】
【まだ繋ぎは少々ぎこちないものが見えるは、蹴り自体はそこそこ自己流でやっているようである】
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/06(水) 19:05:18.84 ID:aeSchMtLo
>>143

…………そう。

【常に無表情な少女】
【恐らくこの子も、笑顔が出来ないのだろう】

……うん、私は能力者。
貴方も……能力者?

【相手の問いを肯定し、問いかけ返す】
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/06(水) 19:08:33.76 ID:AC5mbc7ho
【とある公園】
【どこかの不良共の集会だろうか、15人程のガラの悪い奴らが地べたに座り込んで―――】
【―――いや、正座して何かの演説を聞いている】
【演説をしているのは、パンダ型の遊具の上でヤンキー座りしている女性だ】
【濃いオレンジの長髪に毒花を挿した、スウェット姿のねーちゃんである】

いいかァ?お前らみてーなクソ共は、毎度毎度お決まりのようにボコられる運命にある訳だがァ
まァ、この世は愛と勇気とケンカで出来てるからなァ。お前らがボコられてくれねーと、世の中うまく回んねーのよォ
いわば、お前らは世の中のために大役を担ってるって事だなァ!
この事をよーーーく胸に刻んで、これからもボコられるようにィ!以上ッ!!!

【―――誰かまともな神経の人が通りかかれば】
【公園を占領している事を咎めるかも知れないし、】
【演説の内容に突っ込みを入れてくれるかも知れないし、】
【半泣き状態で怯えている不良達に救いの手を差し伸べてくれるかも知れない】
【まともな神経でない人の場合は、この限りではないだろうが―――】
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 19:11:59.36 ID:dimpp3YSO
>>147
(私が言えるものかは別として、この子もあまり愛想は良くありませんよね……)

【初対面だし口には出さないが】

はい、そうです
ちなみに、兄と妹も能力者ですよ
二人の能力は似ているのですけど、私だけタイプが違うんです

【誤解を防ぐためか言葉を付け足す】

間違いなく兄弟ではあるはずなんですけどね
腹違いとかでもないですし…
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/06(水) 19:12:17.68 ID:e6bfs20AO
>>144
────っ!
誰が聞いてるか分かんねぇ所で“数字”連呼するんじゃねぇですわ!!
【女の発言を受けて焦りながら小声で怒鳴る男】

あーもー分かった。分かったですわ
俺が31として何の用だ

【男は早歩きで目的地の方へ向かいながら質問する。話をしたければ歩きながらにしろと言いたいのだろう】
【念のため自身が31だとは明言しないものの、発言と態度の節々から相手が同僚であり、自らが31であると言っているような感じが伝わるだろう】

/急いでご飯すませてきます
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/04/06(水) 19:15:01.78 ID:Dso2wHYAO
>>148

【それを見て、ある人はこう言った「うわぁ、理不尽極まりないね」と】
【ただそれを見て何かする訳でもない、言ってしまえばあれに関わりたくない】

うん、あれは傍観するに限るね

【そう言って、彼らから近場のベンチに腰掛けそれを眺める】
【グレーのパーカーにジーンズ、とどこにでもいそうな格好をした彼】
【目深に被ったパーカーからは黒い髪がはみ出ていた】
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/06(水) 19:19:31.19 ID:aeSchMtLo
>>149

……能力なんて、正体不明のものだし、
そういう事も……あると思う。

【慰める意図は殆ど無い、合理的な考えを口にする】
【声すらも冷たい辺り、愛想など欠片も感じられないだろうか】

まあ、私の能力は人工的なものだけど……。

【ボソッと、小声で重要そうな言葉を呟く】
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/06(水) 19:22:06.14 ID:W0NXwwim0
>>146
ハハハハ!!焦るな!焦るな
【笑いながら、腕を抜こうとしてるのを見て】

センスがあるぞ!喧嘩するときが楽しみだ!
【ジロジロと谷山を見て】
【爽やかに微笑む】

ふむ…少しぎこちないが…
足技も相手の芯を捕えるようにした方がいいだろう
【すると先程の突きを放ち】
【そのまま、流れるように左足を膝から上げ、左半身を前に出すように、左膝での膝蹴りを《木の腹部》へと放とうとする】
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 19:25:32.10 ID:kg3ez1f5o
【街中】

(これか……)

【街中のある壁にポスターが張ってある。それには『青義同盟』と書かれていた】
【そのポスターをじっと眺めている青年が居る】
【青年は、整ったやや長い黒髪に、高めの身長】
【茶色のコートを羽織り、同じ色のブーツを履いて、灰色のジーンズにアクセサリーとしてチェーンをつけている】
【鋭い、或いは悪いと表現出来る目つきのせいか、雰囲気などが不良やチンピラに近い】

マーシャル・T・ロウ、か

【ぼそりと、そのポスターに書かれている代表者の名前を口にした】
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 19:26:45.87 ID:dimpp3YSO
>>152
でしょうね、分かっているつもりです…と、人工?
魔術や科学技術などではなく、人工的な能力ですか?

【今までに聞いた事はなかった】
【しかし能力自体よく分からない物だし、無くはないか、とも思えた】

そんなことが可能なんですね…

【科学者ではないし詳しい事は分からない】
【とりあえず科学の発展に素直に感心】
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 19:27:13.77 ID:bsmS5/Ic0
>>141

へっ…………程度の近い事は、今まで何度かあったぜ?
大した実害も無しに…………利便性を捨てられるかよ。こんな場所をビビってるぐらいなら……こんな暮らしはしてないしな

【鼻で笑い飛ばす少女】
【少女にとり、路地裏の存在は、不可欠ではなくとも、ある程度必要性のある物ではあるらしい】
【長らく行く末を見ていたと言うのも、あながち嘘でもないようだ】

――――『愛』が嫌いな理由? 簡単な事さ
――――親父が、母さんに『愛』を語らい、俺を孕ませ、捨てたからだ
結局母さんは俺を抱えて苦労して、俺が10歳の時に、死んじまった……

【少女が語るのは、自身の『愛』に関する凄惨な体験談】
【忌々しげに、しかし人に説く様な熱を込めて、それを語る】

俺は母さんを甦らせて、もう一度親孝行したくて、魔術の道に――――黒魔術の道に入った
しかし、失敗してこのザマだ…………俺は元々男だったのに、こんな、完璧に女の身体になっちまって…………
女として社会で生きてみて…………ヘドが出るほど味わった
男の好色な視線を――――女の身勝手な語らいを――――両方の立場から、余すところなくな
――――――――愛なんてのはな、性欲と虚栄心と自己保存欲求を、見栄え良く言い換えただけに過ぎないんだよ

【波乱に満ちた自身の半生を口にしていく少女――――否、元少年】
【最終的に、この人物は、『愛』に対する痛烈な批評で、言葉を締めくくった】

…………麻薬だな。本当に、精神的な麻薬だよ…………あんた

【スリル――――、一度魅了されてしまえば、中々忘れる事の出来ない快感】
【これを求め、人は無謀な行いを繰り返す――――悪童のいたずらも、スピード狂の暴走も、バーサーカーの戦闘も、皆同じ】

――――止められねぇな。俺だって、そんなものはそう簡単に捨てられる訳ねぇ…………
黒魔術を、人に外道の術と言われれば、その通りだと認めなきゃならねぇ…………罵られれば、恥じなきゃならねぇ…………
――――だが、母さんを生き返らせる事を『自然の摂理に反する』とか何とか言われても……この気持ちを曲げる気はねぇ
――――そんな理屈なんかで、俺は止まらねぇ…………!!

【少女の言葉にも、徐々に熱が帯びてきた。だがそれは、女性の持つどこか色めいたものではない】
【己を貫き通し、目指す場所へと至ろうと言う――――信念】

――――似た者同士かもしれねぇな。俺とあんた…………互いに身を置く場所が違うだけで…………
だがあんた、感情としてはともかく、理屈として、自分の行いをどう見ている?
もし自分を改めたいんなら…………手助けをしてやっても良い
黒魔術には、他では出来ない事が、出来るんだぜ?

【『愛』を語らい、淫らな所作をする女性に、最初は嫌悪の情を見せた少女だが】
【徐々に、自分の思いをさらけ出して行くうちに、本質はそう変わらないのではないか、という思いが芽生える】
【そして――――麻薬の様に染みついたそれを、望むなら変える事も出来ると、口にして】

/ただ今戻りましたー
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/06(水) 19:27:37.46 ID:SnIjpovoo
>>153
いや、焦ってねーし、平常通りだし。

【顔を赤くして、訂正する】
【この少年、冷静に見えて案外照れ屋でそそっかしい】

喧嘩か。
まあ、技術こそ無いが、経験“だけ”は豊富だからな、割と。
伊達に、銃弾飛び交う戦場でカメラ持って取材してないさ。

【そう、戦闘の経験自体は豊富なのだ】
【技術は無いが、センスだけは戦闘の中で磨かれていった】
【荒削りだが、下地だけは出来ていたのかも知れない】

芯、芯、芯……。

【ひゅ、腕が突き刺さらない程度に調整した突きを腹部に放ち、木が揺れる】
【両目に蛍光色の光が宿り、木の跳ね返りがスローモーションで見えるように成る】
【体の動きも、スローで感じて、微細に調整しながら、膝蹴りを《木の下顎部》にぶち込んだ】
【小柄だが、その分バネが有るようで、体がやわらかい】
【木が跳ね返って戻ってくる瞬間に、蹴りがヒット。木がぶるぶる、と震動した】
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/06(水) 19:32:09.67 ID:aeSchMtLo
>>155

……私としても、よく分からないし。
もしかしたら、魔術や科学なのかもしれないけど……。
一応は……能力ということに、なってる。

【自身の首を指さす】
【水晶化している首、これが少女の能力の一端なのだろうか】

…………そもそも、私の存在自体人工的なものだし。

【重要そうに見えて意外にそうでもない単語ぱーとつー】
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 19:37:35.94 ID:dimpp3YSO
>>158
存在が…人工的、ですか?

【結構驚いているが冷静に見える】
【プロのメイドはいかなるときも冷静に対処するのだ(多分)】

あまり聞かない話ですね…
(クローンやサイボーグ?ホムンクルス……は違いますか…)
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/06(水) 19:40:17.21 ID:AC5mbc7ho
>>151
【一通り演説し終えて、満足したらしい女性は】

いよォし、早速お前らクソ共にミッションを与えるとするかァ

【斜め後方を、自らのものではない“手”で指差す】
【その先には―――ベンチに腰かける>>151

(…あの人にカツアゲしてこい、とかかなぁ…)
(いや、でも普通の格好してるし大丈夫だろ)
(つーかいつの間にいたんだ?アイツ)
(まぁ何にせよロクな命令しねーよ、優蛾サンは…)

【こそこそと耳打ちし合う不良たちに、ニタリと笑いかけて】
【優蛾、と言うらしきねーちゃんは指令を下す】



ヤツの目の前でチューチュートレインッ!!!!!

((((ほんっとにロクでもねーーーー!!!!))))

/すまぬー飯ってました
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/06(水) 19:42:12.29 ID:aeSchMtLo
>>159

……いわゆる、アンドロイド。
人によって作られた存在……。

【性格や表情などは、多少人間味が欠けているが】
【身体や外見は、普通に人間である】
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/06(水) 19:44:53.98 ID:tlv/E93Q0
>>150

【怒鳴って咎められた挙句、やっと少女も落ちついたのだろうか】
【ツンとした表情で瞬きを1度2度すると、深呼吸をして】

――まあ、いいわ

【男の歩調に合わせつつ、やや一歩遅れて付いて行くように少女も歩き始めた】
【その表情はどこか味気なさを感じさせる】

それでさ、実はアタシもNo.31なのよ
証拠なら、金獅子≠フ議員昇格議会に賛成派として参加してたってのがあるかしら?

【嫌味ったらしい言葉と共に、自身の証拠を決定づけようとする少女】
【金獅子≠ニは、当初のシェン・ロンド議員のことである】

その時は、見せかけの威厳と実力に縋りついてる騙され機関フェチ共を散々野次ってやっただけだったんだけどね〜っ♪

【そして、自己紹介に紛れてのこの発言である】
【事実としてこの女、議会の際にはナンバーズや議員相手に“働きもしない議員達”“ナンバーズの一人二人死んでも”等と身内へと喧嘩を売る発言をしていた】
【性格が歪んでいるとか人を小馬鹿にするのが好きと言った程度のレベルを完全に超越しているブラックゾーンの問題発言だ】
【これなら、彼女が周囲から罵られるのもよく頷ける】

――なのに、いっつの間にかナンバーが勝手に入れ替わってるんだもの…
一体どういう事なのよアンタ!?

【そんなこと言われた相手はどうしろってんだ】

…まあいいわ、本題はそれじゃないのよ…あのさ…

――いいわよ、アタシ
No.31はアンタが取得してるってことでこの一件は決着付けても…
別にさ、そんな執着してるワケでもないんだよ、アタシ?

【ついさっきまで狂い叫んでいた女が言ったとは、とても思えない発言だ】
【歩調も表情も一つと変えず、あっさりとそう言いきってみせた】

ただひとぉーつ、ちょっと教えて欲しいことがあるんだけどーぉー――…

【しかし急に口調を変え、今度は素直な態度を見せ始めた】
【先の読めない発言ばかりの彼女であったが、全ては次の発言へと繋げるのだろう――】

/食事と聞いたので長めに描きました
/今更ですがごゆっくりどうぞ!
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/06(水) 19:48:56.36 ID:W0NXwwim0
>>157
ハハハハ!!顔が赤いぞ!
カワイイではないか!!
【爽やかに笑いからかいながら】
【彼女は彼の動きとセンスに感心し】

なるほどな…
《習うより慣れろ》
私の父がそう言ってたな
その経験こそが貴方の強さに繋がってるんだな
【真剣な表情で、褒める】
【更にそれに技術が加えればどんなに化けるか……】

凄いな…
【たった少し自分が教えただけこんな化ける……】
【なら】

貴方は戦った相手の技を盗む事ができるかもしれないな…
【見よう見真似で、相手の技術を越える事はできなくとも自分なりに改良した技を使えるんじゃないかと彼女は足りない頭で思った】
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/04/06(水) 19:49:55.53 ID:Dso2wHYAO
>>160

あ、終わったんだ、もう少し見ていたかったんだけど
(ろくでもない事って何なんだろうねぇ)

【不良たちの声が少し聞こえていたのか、そのミッションとやらについて考えてみた】
【やるなら、先ほどの演説を活かした何かなんだろうけど】
【やられ役にはなりたくないなぁ、と思っていた中で、その指令が下された】

随分楽しそうな事をするんだね、君は
巻き込まれる立場としても、非常に困るよ

【回るあれ、人数も十分、回るには問題ない】
【見せられて、どう反応すればいいんだろう……】

/気にするこたぁない、うん
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/06(水) 19:52:43.19 ID:SnIjpovoo
>>163
//すいません、ご飯作ってきます!
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/06(水) 19:53:33.71 ID:W0NXwwim0
>>165
/わかりましたー
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/06(水) 19:55:45.31 ID:aeSchMtLo
>>159
/すいません、飯落ちです。
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/06(水) 19:59:36.95 ID:e6bfs20AO
>>162
あーそういうこと…
つーか俺はナンバーを与えられただけだからそんなの知ったこっちゃ──??
【やたらと突っかかってきたことに対しての彼女の説明に、めんどくさいと思いつつ男は納得した顔を見せ】
【次いでその件は本題ではないとされると訝しげな顔となる】

…………
【そして態度が変わった彼女を、怪しいものを見るような表情で見つめる。無言の肯定と捉えて良いだろう】

/お気遣い感謝します
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/06(水) 20:07:23.66 ID:AC5mbc7ho
>>164
「あ、あの…マジでやるんスか?」
「優蛾サンの為に言いますけど、ぜってースベりますって!」
「15人がかりでシカトされたら、たぶん俺立ち直れない…」
「というかやられる側も反応に困ると思うんスけど…」

【不良の割に小心者な彼らである】

アッハハハァ!可及的速やかに、しめやかにやれよォ!

【コイツはコイツで、不良たちの進言を全く聞いていない】
【しかも謎の指示が付け足される】



((((『しめやかに』って何なんだ…!!!))))



【結果、不良たちはそっと>>164の前に並び】
【沈痛な面持ちで静かに回り始めるのだろう】
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 20:09:00.05 ID:IyrzJv6DO
>>156

──なるほど
だぁーったら、問題なさそうだねぇ──?

【そんな相手の様子を見て。彼女はまた、くすくすと笑う】
【或いは、目の前の少女が路地裏に慣れているのが「予想外」なだけだったのかもしれない】
【「──魔法使いちゃんは、なんだか楽しそう、かなーぁ?」】
【さざ波の笑みと甘い話し方の狭間。際奥の暗闇にある思考の中──】
【彼女は其処でもくすりと笑い。己の意識に波紋を浮かべた】
【そして。彼女は意外にも相手の話を静かに聞き】
【エメラルド色の視線を、ずぅっと相手に向けていた、が】

──なるほど、ねーぇ?

  【ぽん、ぽん、ぽん】

【彼女は、張りつけた笑みと共に】
【相手が話し終わってしばらく後──拍手を、捧げた】

なるほど、確かにそれじゃあ、愛が嫌いになってもしょうがないよ、ねーぇ?
名前も知らない魔法使いちゃん……キミはずいぶんと──苦労をしてきたみたいだね
私には──いや、私はキミ自身じゃないから、分からない。キミの、本当の苦労が
其れは……とてもとても残念なことだよ

        だけど

私はキミを労うことが出来る。キミを慰めることが出来る
ねーぇ、魔法使いちゃん──

黒魔術の勉強は大変かなーぁ?
仮にもこの世の摂理に反するとされている其の願いを叶える禁呪──
其れを完成させるのは……大変だろう?

魔術と言って真っ先に思い浮べるのは彼の有名な「魔術協会」だ──
きっとキミの望むものに繋がるヒントくらいは──あるんじゃないかな……?

────ひとつ。
まずはひとつ、質問をしよう魔法使いちゃん

        キミは

 魔術協会に

                  所属している、かなーぁ?


【──笑みが、消える】
【変わりに浮かんだのは、相手に同情するかのような──そんな表情】
【甘い声は成りを潜め。静かな、静かな──やや重い声色となる】
【そして問い掛けたのは、そんな。相手の所属を問うもの】
【──どろり】
【甘さのなくなった声は。未だ、粘りだけは帯びていて】

//続
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 20:09:28.16 ID:IyrzJv6DO
>>156
──私は其れ。外道だなんて思わないよぉ?

自分の望みを叶えるために動いて、何がいけないのかなーぁ?
お母さんを生き返らせたい──素晴らしいことじゃないか
たったひとつの願いのためにそこまで努力が出来るキミを、むしろ尊敬するよ
魔法使いちゃん──いや、魔法使い君、かな

キミは愛を嫌う
でも──それなら、さぁ……

        『友達』

────これなら、どうかなーぁ?
愛を嫌うキミのために。私は敢えて『愛している』とは言わないよ
だけど──キミとはお近づきになりたい。敬意を持っているから、ね

だめ、かなーぁ。

【──そう告げた彼女の目は。とても、真っ直ぐに相手を見据えていた】
【『愛する』のがだめなら、せめて『友達』に】
【其れはきっと──彼女なりの配慮、なのかもしれず】

──理屈で言えば、こんな格好で街を歩くのはイケないことかもしれないねーぇ
だけど──私は私を変えようとは思わないよ
キミが願いを諦めないかのように、ね

私は──今の自分を気に入っているんだ
望まぬ私には──魔法使い君の魔術はちょぉーっと過ぎてる、かなーぁ?

/ただいまー
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/06(水) 20:14:08.58 ID:fQwEXr/A0
【草原。其処に、ぽつんと、存在する、野外劇場】
【円状で、石作りのステージを、中心に。同素材の椅子が、180度、舞台を囲むように、階段状に並んでいる】
【第三世界の言葉で、表現するならば、恐らく、ローマ式の、其れに近い。装飾された柱等も、彼方此方に、見える】

【そして、椅子の、数十段目。適当な、場所に、腰掛け。其れを、眺めている、人の影。然し、異形のもの】
【自らの、傍に、灯りの点いた、懐中電灯を、一つ、置いて。柔らかな、光に、照らされながら。携帯の、画面を、じっと、見詰めていた】

……、青義同盟と……。……接触……したんだ、……
……しずり。……は、……

【人物の、容姿は、黒の大きなキャスケット帽を被り、旧い血の色をしたボブヘア、蝋燭の様に白い、死人の様な肌、右頬に深い傷跡】
【畏れる様な、不安な面持ち。死者の様に、生気の失った、然し、淡く輝く、オレンジの瞳】
【赤と黒のボーダー、タートルネックの、ニットワンピース。黒いオーバーニッソックスに、同色の、レースアップブーツ】
【左腕が、皮を剥いだ肉の様な色の、悪魔の様な、鋭い爪を持つ巨大な異形の腕。手の甲の中央に、簡略化した山羊と、六芒星が掘り込んである】
【異形の左を隠そうと、血で穢れた包帯を巻いているが、其れは意味を成さず。脈動するグロテスクな肉が、大きく覗いている】
【十字架型ドッグタグ、右手首に、「No.90」の刻印が入った、銀のハンドカフスを着けた、背の低い、十八歳程の少女だった】

……、

【紡がれた、言葉の後、次いで、聞こえた物は、地を、靴で、叩く音。恐らく、無意識の、行動】
【何が、怖いのかは、判らないが。兎も角、凍り付いた、表情で。異形の、其れは、規則的に、足音を、響かせる】
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/04/06(水) 20:14:26.47 ID:Dso2wHYAO
>>169

うん、命令通り、湿やかだねぇ

【陰鬱な雰囲気がひしひしと伝わってきております】
【15人の不良が並んで少しずらして回るあれをやっている】
【公園の外から見れば、さぞ訳のわからない光景だろう】

さて、そこの人、少し聞きたい事があるんだけど、いいかな

【そのあれにはあまり触れず、立ち上がり、女性の方へ歩みを進めた】
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/06(水) 20:18:43.85 ID:SnIjpovoo
>>163
いや、かわいくねーし、赤くねーし……。

【頬をぽりぽりと掻きながらそっぽを向く】
【可愛いとかそう言われても上手く反応できない、恥ずかしい、顔真っ赤】

……だな。
確実に、実戦経験は役立っているよ。
俺の戦闘技術の大半は、実戦で得た物が大半だからな。
ワイヤーは奇怪のバックアップとかしているけど。

【こくり、と頷きを返して】
【そう、経験――基礎は既に出来上がっている、莫大に】
【故に、ここからの“伸び”は期待できると思えるだろう】
【そして、殺の言葉を受けて、腕を組んで】

盗む、か……。成程。
今の俺なら、出来るかも知れない、な。

【先ほど、殺の技術をデータとして詳細に分析した技能】
【そして、バランスが取れた上で、高い身体能力。大抵のことはある程度はこなせると見て間違いない】
【殺の提案した戦法は、有効かも知れなかった】

//食べる前にぎりぎりで返信ッ!すいませんマッハで召し食っていきまぅ!
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 20:21:05.55 ID:ukvbZ/ESO
>>172

【ふと、人の気配がするだろう】
【位置的には女性の背後からだ】
【振り向けば、そこには……】

…………檸檬…さん
【見知った友、いや敵の少年の姿があった】
【白のカッターシャツに青のネクタイを着け、腰には二本の刀を携えた少年だった】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/06(水) 20:21:08.94 ID:A5QgILxfo
【街中】

然し、下らない疑問を持ったものだな。
1+1は何故2なのか、と同レベルのくだらない疑問な訳だが――

答えが出ないが故に考えるのが面白い、と言うのもあるかも知れないな。
ま、幾ら考えたところで何も実らないわけだが……

【紺藍色の髪を赤いリボンでツインテールに結んで、青渕のメガネ】
【ベージュ色のセーラー服の上に身の丈よりやや大きな白衣を纏い】
【紅と青のチェックのミニスカートの下に青ジャージを穿いて】
【右腕に腕時計の様な機械、白衣に隠れてはいるが、腰の左右には白と黒のハードポイント】
【頭部に茶色の犬耳、大き目のヘッドフォンを装着し、スカートから茶色の尻尾を覗かせている】
【140cm程の小柄の少女が、独り言を呟きながら街中をふら付いている】
【白衣の胸元に綺麗に縫い付けられたワッペンから、“魔術協会”の生徒だと判るだろう】

【自分の世界に入り浸っているのか、前を見ていない様子だ】
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/06(水) 20:22:24.45 ID:njsuoBKE0
>>172

【ふと、劇場の前に誰かが立っている】

こんな所で何をしているんだい?ああ、君は…………悪≠ニ善=c

【中心から左は純白♂Eは漆黒≠ノ分けられた腰ほどまでの美しく、奇妙な長髪】
【ローブのフードを深目に被り、表情どころか、輪郭すらも全く見えない】
【腰ほどまでの長さの、白い十字架≠ェ規則正しく幾つも付いたディープブラックのローブ】
【中には灰色のストライプの入った漆黒のスーツに、黒い十字架≠フ入った純白のネクタイ】
【スラックスの腰部分にはXを描くように二本の白≠ニ黒≠フ拘束用のベルトが巻かれ】
【靴は、刺々しい装甲の付いた黒い装甲靴で、左腕には天使≠フ刺青、右腕には悪魔≠フ刺青が】


【身長は180程か、声は美しく響き渡る、年齢は判別できないが男ではあるだろう】
【これほど異質≠ネ格好をしながらも、どこか存在感の薄い∴象を放っている】
【聖人≠ノも悪人≠ノも見える、不可思議な人物】

【綺麗な声でそう話しかける】
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/06(水) 20:23:42.25 ID:njsuoBKE0
//華麗に>>177をなかった事にする!大嘘憑き!
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/06(水) 20:24:32.24 ID:fQwEXr/A0
>>175>>177
/複数致しますか…?
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/06(水) 20:25:33.59 ID:tlv/E93Q0
>>168

…あのさ、アタシは行きたいトコが一つあるの

AOE≠

【AOE――そう、言わずと知れた機関の総本山】
【その所在は知る者のみぞ知り、攻撃などを受けることが全く考えられぬ影の勢力象徴市】

【――なのだが、機関員の多くはここに目を付けておらず、近年に渡っては何らかの大規模な議会の際の集合場所程度にしか使用されていない】
【ポケットから折り畳まれた紙を取りだすと、それを広げていきながら静かに語り出した――】

アタシはずっと『(機関の生活)施設』で引きこもって、この数字≠フ権力を振るって運営とは縁のない気楽な生活してたもんよー
だから外のコトなんて全然気にしてなかったし、気にする必要自体無かったの
だって数字持ちだからね、数字一つで特権持ちだもの、こんなに楽なこと無いわよ

――だけどね、アタシにも行かなきゃいけない理由が出来たの…

…教えてくれる、かしら――?

【AOEの座標――機関員なら一般常識レベルで大体知っているはずの情報を、外界に興味の無い彼女は知ろうとしていなかった】
【性格破綻・懈怠・高慢・自己中…そして“嘘つき”――嫌われ者”は問いの答を静かに待つ】
【あらゆる要素を取り揃えた女ではあるが――今の少女の言葉に、つまらない誤魔化しは、無い】

ここに書いてくれればいいわ、点で記してくれるだけでいいから…

【一通り展開された外灯に仄かに照らされたのは、世界地図】
【ボールペンを男へ差し出すと、彼の目を黙って見つめ続ける】
【常識外れの機関員でない限り、この情報は誰でも知っている筈だ】
【黒く彩られた無機質な一本のペンは、マウリッツへと託された――】
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 20:25:48.49 ID:bsmS5/Ic0
>>170>>171

…………あぁ。身を守るだけの心得はある……
そうじゃなかったら、俺は今頃、この暗い死角のどこかで、慰み物になってるところだ…………そうはならないだけの、自分の面倒は見れるさ

【見方によっては黒い商売をしてきた少女には、魔術の利用法として『戦い』と言う物もあるのだろう】
【再び、吐き捨てる様な語調が覗いた――――襲ってきた輩に、相当な怒りを抱いているらしい】
【それは、彼女の先ほどの主張を見れば、ある程度は『理解』させるものだろう――――『納得』されるかはともかく】

…………!?

【拍手――――予想だにしなかった女性のリアクションに、純粋な驚きの表情を返す少女】

あぁ…………そうだな、大変だ…………
完成したと思ったら、抜けがあったせいで…………俺は女になっちまった…………
今でも、生きるためにこの術で商売しながら、研究を続けてる…………

【先ほどまでの妖しい雰囲気が引いたためか、少女の口調も柔らかいものになりつつあり】
【労いの言葉にほだされてか、表情には苛立ちの代わりに憂いの様な物が覗く】

『魔術協会』――――いや、あそこには所属してない。俺は流れ者の魔術師だ…………
黒魔術師って事で、あそこ所属の魔術師と、やり合っちまった事があってな…………これからも、顔を出す気はないんだ…………

【女性の問いには、首を振る少女】
【自分の出自を語るまで、黒魔術師と言う身分を隠していたのは、その経験があったからなのだろう】

――――そうか…………俺のやってる事を、認めてくれるのか…………!?

【少女は、ざっと顔を上げる】
【普段は隠している事――――それを知った上で、変わらず接してくれる女性に、微かな感謝を感じているのだろう】

『友達』…………か…………
――――だったらせめて、俺の前ぐらいでは、もう少し厚着してくれねぇ、か…………?
『愛』や『恋』だけじゃない…………『性』を意識するのも、俺は嫌いなんだ…………
あんたの恰好は、どうしてもそういうものを想起させる…………

【『友達』になれないかと聞かれ、少女はどこか申し訳なさそうにそう告げる】
【男の立場でも、女の立場でも、性に触れて嫌な思いを繰り返し、心をすり減らしてきたのだろう】
【それを許容する事は、どうしても無理な様だ】
【――――『性愛滅却薬』などと言う、独自の薬品を作っている事からも、それが分かるだろうか?】
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/06(水) 20:26:13.48 ID:AC5mbc7ho
>>173
(―――ああ、分かってたさ)
(こんなバカみてーな事させるのは優蛾サンだけだし)
(まともな人は触れないようにして去っていくのが当然だ)
(それでも俺らは、やるしか無い―――)

アッハハハハァ!!!非常にセンセーショナブルだぜェお前らァ!!!

【ひとしきり笑ってから、“手”を6つ出現させ】
【しめやかに回る列目掛けて突撃させる】
【即席エグ○イル達から悲鳴が上がった】

ん…
オレに、かァ?

【「理不尽にも程があるっスよ!!」とか叫びながら逃げていく不良たちを無視し、】
【グレーのパーカーにジーンズ、といった出で立ちの男を見る】
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2011/04/06(水) 20:26:18.35 ID:eI6aaZ2Po
【街中】

あーあー、晩ご飯どうしましょう?
コンビニでお弁当? カレーでも作っちゃう?
あーん、シチュー食べたいです!

【人影も疎ら、さまざまな要因で冷えてきた街中に声が響いていた】
【声の主は一人の女性】
【くるりと巻いたカーネンションピンクのセミロング・ヘアーを揺らし、頭の上にはナースキャップがある】
【ぱっと抜けるようなシアンの瞳は街明かりを返し、きらきらと輝く】
【着ているのは、あまりサイズに余裕の無い丈の短い薄ピンク色のナース服。
 そこから覗いているのは、細くも太くも無い健康的な太さのもも。白のオーバーニーソを履いている】
【ナース服とは対照的にだぼっとした白衣のポケットには何かが入っているようで、やけに膨らんでいて】
【水色のナースシューズを履いていた】

あー、オニオンスープもいいなぁ、パンにしようかなー。
肉じゃがもいいな!

【挙げているメニューには統合性が無く、女性がそう言う性格だと分かるだろうか?】
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 20:29:54.91 ID:kg3ez1f5o
>>183

おーいそこの姉ちゃ、あ、間違えました

【女性の近くで、人々、というか女性(或いはそれに似た人)に声をかけている青年が居る】
【青年は、整ったやや長い黒髪に、高めの身長】
【茶色のコートを羽織り、同じ色のブーツを履いて、灰色のジーンズにアクセサリーとしてチェーンをつけている】
【鋭い、或いは悪いと表現出来る目つきのせいか、雰囲気などが不良やチンピラに近い】

女装とかびびるなおい……あ、そこの姉ちゃん、今暇?

【どうやらナンパをしているらしく、女性に近付きながら声をかけた】
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 20:33:16.18 ID:ukvbZ/ESO
>>179
/すいません、今は携帯が使い慣れない代替機なので複数は少しきついです。
/本当に申し訳ありません。
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/04/06(水) 20:33:39.36 ID:Dso2wHYAO
>>182

(まぁ、好戦的な訳でもないから大丈夫かな)
そ、君だね、あっちの不良でも良かったんだけど
あれに関わるのは、ちょっと嫌だったからね

【だから、まだきっとまともであろう彼女を選んだ訳です】
【かなり理不尽な点はありますが、妥協せざるを得ない】

探してる奴がいるんだ

【口調、及び雰囲気が変わった、気がする】
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/06(水) 20:34:45.21 ID:njsuoBKE0
>>185>>179
/なかったことにした≠フでお気になさらず!ww
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/04/06(水) 20:35:17.69 ID:FOmzg+G3o
>>176
【少女の歩くその手前、距離にして2mほど先で・・・・】

っく・・・・・・

【黒い服、漆黒のマント、フルフェイスタイプの仮面を見につけた男が】
【地面に幾つも転がったリンゴを拾っている】

詰め放題だからと言って少々詰め過ぎてしまったようだ・・・・・
まさか破れるとは・・・・・不覚だ・・・・・

【その様子を街行く人にじろじろと見られ】

貴様ら!見世物じゃないぞ!!散れ!!!

【その人たちに向け手をピッピと振るう】
【なんともその姿は】

あ!貴様!!写メをとるな!!!

【情けないものだった】

【もし少女が気が付かなければその転がったリンゴを踏んでしまうかもしれない】
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/06(水) 20:36:20.46 ID:OH9N3prno
【 ――廃劇場 】


【嘗ては、貴族か誰かの所有物であったのだろう其処】
【今では往時の栄光を見る影も無く――観客の代わりに、座すは埃】
【舞台の幕は引き裂かれ、照明は砕かれ、月明かりが優しく其処を照らすだけだ】


……下りたがってるのなら、クルティナ≠セけ買い取っといてよ。
確かver.9だったろ。 ――あぁ、其の辺りは適当で良いよ。 じゃ。


【――観客席に座る者が、一人だけ居た】

【黄金の双眸、西欧人的な容貌ををした―――肩までの黒髪を持つ男である】
【黒髪は耳元辺りで一部が左右に跳ねており、少し特徴的な髪型だ】
【身に着けているのは、紅の着流しに漆黒の帯と羽織、極彩色の『蝶』の髪飾り】
【衣服と相貌とのアンバランスさが何処か、浮世離れした印象を放っている】

【携帯電話を片手に、二言、三言話すと、通話を切断して】
【どさり、と座席に身を預けると――】



………………………眠い=Aな。



【――――何とも詰まらなさそうな声が、劇場に響いた】
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/06(水) 20:38:31.72 ID:fQwEXr/A0
>>178
/了解しました。また、いつか、お願いします!

>>175

【ふと、感じた、何者かの、気配。気付いたのか、すぐさま、見られたく無い様に、携帯を、畳む】
【恐る恐る、振り返って。其処に、居た、彼は。記憶に、確かに、焼き付いて居たひと】
【時が、止まった様な、息の詰まる、感覚。旧い血は、夜の色に、靡き。やがて、口を開く】

……もしかすれば、……僕は。……
……檸檬≠カゃ、……無いかも……しれないよ……?

【冗談を、紡ぎながら。眠りに、落ちる様に、緩やかな、動作で、立ち上がる。そして、彼へと、向き直るだろう】
【本質は、悪。表面は、偽善。 対峙する、少年は、淀みの無い、正義=z


……。久しぶり。……元気だった……?


【再会の、挨拶と、共に。異形が、浮かべた物は。以前、彼と、交戦した際の、気が違った、其れでは無く。只管、寂しげな、微笑みだった】
【会ってしまった。以前の、友として。敵として。其の、事実が。胸の、痛みと成って、奔る】
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) :2011/04/06(水) 20:39:25.12 ID:eI6aaZ2Po
>>184

お魚でもいいな、鯖味噌ー……塩焼きー……。
煮物とかどうでしょう、鰤大根!

【絶えず挙げられるメニューに、やはり共通点は薄い】
【変わらぬ声の大きさは、だいぶ暖かくなった風の通り抜ける街中によく響き】
【自分の世界に没頭しているのだろう、自分の近くの人間に声をかけている青年にも気がついていないようだった】

んー、パスタとかもいいですねー。
菜の花とか季節ですし! 桜餅とかも……、あ、はい?

【最終的に挙げたものは、最早食事を通り抜けていて】
【声をかけられ、きょとんとした表情をしながらも、そちらを向いて首をかしげた】
【暖色で纏められた中の抜けるようなシアンは、彼女の身体の中でも視線を惹くかもしれない】
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/06(水) 20:40:15.72 ID:AC5mbc7ho
>>186

探してる、ヤツ―――?

>>186の雰囲気が変わった事を察したのか】
【ヤンキー座りを止め、パンダの上から降りる】

オレがソイツを知ってるかは、保証できねーけどよォ
どうせヒマだし協力するぜェ

―――ソイツの、名は?

【真摯な表情で、問う】
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/06(水) 20:40:29.90 ID:ErTZjdHv0
>>174
ハハハハ!真っ赤だぞ?
きっと貴方みたいな人ならフラグ乱立だぞ?
【谷山に近づき、肩を叩きながら笑うだろう】

ふむ…経験だけであそこまで戦えてた貴方は凄い!
私が教えただけでここまで伸びるんだ
技術を盗んだり、他の誰かにご教授してもらえれば貴方は更に強くなる

【爽やかに笑い、彼の成長を期待する】

/おかえりなさーい
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/06(水) 20:41:12.66 ID:OH9N3prno
/申し訳無い、中身の方に眠気が襲って来たので>>189は無しで
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 20:42:10.13 ID:Fa4eOOVSO
【路地裏】
――……っ…ん

【ペパーミントの髪色、空色のYシャツに赤いネクタイを巻き、白を基調としたブレザーを羽織ってチェック柄の紺のズボンを履いた少年が俯せで倒れている】
うぅ……

【幼げな顔立ちとその服装から、歳は15、6程度だろう】

196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 20:44:44.49 ID:kg3ez1f5o
>>191

(これは、嫌な予感がする)

【かなり手当たり次第に声をかけていたようで、近付いたことで初めて女性が何を言ってるのかが耳に入ってきた】
【共通点の薄いメニューをひたすらに口に出している様子から、何となくだが一つのことに集中するタイプからマシンガントークか電波か、あまりよろしくない予想が脳裏を過ぎる】
【しかし声はかけてしまった。後には引けない】

え、えぇと、暇ならお茶でもとか誘おうと思ったんだけど、あんまり暇じゃなさそうだね……?

【苦笑いしながら首を傾げている女性に返事をする】
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/06(水) 20:45:43.83 ID:W0NXwwim0
/間違えた>>193のおかえりなさい、は
わかりました
です
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/06(水) 20:46:19.83 ID:SnIjpovoo
>>193
【殺のその言葉に、目を白黒させて、わたふたしながら】

いや、それはねーと思うぞ、うん。
つーか……、なんだ。
…………、その、…………、照れくせぇし、そういうの。

【  中  学  生  か  コ  イ  ツ  は  】

ああ、弱いままじゃ、俺の夢は叶えられねぇ。
だから、もっと頑張らねーと。

【ぎゅっ、と拳を握り、強い瞳で殺を見据えて、そう言って】
【そう、“夢”の為に、生きているのだ、この少年は】

ん、ありがとう。殺さん。

【にっ、と照れくさそうに笑みを返し】
【次の瞬間には、真面目そうな顔をする】

そうだ、殺さんがこの前使ってた、気……でいいのかな。
あれって、どう遣るんだ?
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/06(水) 20:46:42.95 ID:SnIjpovoo
>>193
//麻婆豆腐かっこんできました口痛いですただいまです
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 20:47:36.96 ID:IyrzJv6DO
>>181

【「なるほど──なるほど」】
【彼女はそう言って、どこか満足げに頷いた】
【相手の少女が思ってた以上に「腕がたつ」のが分かり──嬉しかったのだろうか】

ふぅん──じゃあ事故だったわけだ、キミが女の子になっちゃったのは
でも──身体を……性を転換させるだけでも大したものだねぇ魔法使い君は

それに──魔術協会に所属はしてない、と
ま、確かにああいうところの連中は頭かたそうだからね
お勉強が出来る人間には──必死に何かを願う人間の気持ちなんて分からない
──違う、かなーぁ?

【やれやれ、と言った様子で彼女もまた首を振る】
【共感はしているのだろう──】
【彼女の表情にもまた、何かを憂るような色が浮かんでおり】
【次いで再び。蜜のように甘い同意の一言を、紡ぎだす】

ああ────キミのやったことは素晴らしいよ
普通の人間なんかは禁忌禁忌とバカのひとつ覚えのように言ってばかり
実際に死別した人間と会うことが出来れば、涙を流して喜ぶ癖に、ねーぇ?
魔法使い君。だからキミはすごいんだ
周りの人間にあらがって、尚願う
それは──そう簡単に為せるものではない

【真剣な表情で。エメラルド・グリーンの瞳で彼女は相手を見つめ──】
【「ああ、それはごめんねーぇ?」】
【そう、簡単に謝ってから】
【開けていたシャツのボタンをぷちぷちと閉めはじめる】
【上着は生憎と手元にない──】
【ならば、隠せる範囲内で努力はしようということなのだろう】
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/06(水) 20:48:30.15 ID:e6bfs20AO
>>180
【男は黙って女の要求を聞いていたが】
【すいーっ、と、滑るように彼女から距離を置く】
嫌、ですわ
【そしてその口から紡ぎ出されるは拒否の言葉】

まぁ言動からお仲間さんだとは思ってはいるが……万が一違ったとしたら俺、裏切り者になりますわ
流石にそんなリスクを持ちたくはないですわ
そんなに知りたいならあの目立つ水の支部とかに行って、そこで聞いてほしいですわ
この考え、仲間なら分かってもらえると思いますわ
【彼女の実際の思惑はどうであれ、男は要求に違和感を感じたらしい。手近のゴミ箱を手にし、彼女の挙動を注意深く観察しながらこの場からの撤退を試みるだろう】
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) :2011/04/06(水) 20:49:06.24 ID:eI6aaZ2Po
>>196

【青年の予感は、きっと外れては居ないのだろう】
【この格好からも、それは予想出来る。
 勤務終わりだとしても、ナース服を着たまま帰宅するナースなど居ない。
 ならばこれは私服であり、つまり、いい年をしながらも、特に恥ずかしいとも思っていない】

あ、お茶ですか?
いいですねー、私晩ご飯迷ってたんですよー!
じゃあ一緒にどっか行きましょ、私メニュー決まってないんで、どこでもいいですから!

【青年はある種の後悔を抱いているのだろう。
 もしかしたら「断ってくれた方がいい」とも思っているかもしれない。
 しかし、女性はあまりにもあっさりと承諾してしまった】
【行き詰った現実に救世主現る! と言った様子。嬉しそうに両手を合わせ、シアンは一層輝いて】
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/04/06(水) 20:50:22.74 ID:Dso2wHYAO
>>192

協力ありがとう、何人かにも頼んだんだけどね
まだ見つかっていないんだ

【他にも協力者がいることを告げ、本題に移る】

名前はシルヴァーグ、吸血鬼だ
もし知っていたなら、気を付けてくれ、君を騙してる
悪趣味な奴でね、信頼を得てからその人を襲うらしいんだ
結構な数の人が、被害にあってる

【彼はそう告げる】
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/06(水) 20:51:28.51 ID:A5QgILxfo
>>188

然しながら、1+1は何故2に成るのか。
そもそも何故一つを1、二つを2と数えるようになったのか――

……そんな事を言い始めたら、言語が生まれる前の世界まで遡る必要があるのか。
興味は尽きないが、考えても意味がないな……ふむ。

【少女世界はどこかぶっ飛んでいるらしく】
【極一部の子供が何となく疑問に思って、直ぐどうでも良くなるようなことに対して】
【なにやら真剣に考えている様子】
【当然、前も横も足元も注意を払っておらず――】

――――む……ぉ!?

【転がっていた林檎の一つを思い切り踏みつけてしまう】

【踏みつけた林檎は少しだけ地面に擦れて削られ】
【然し、林檎そのものの硬さが少女の踏みつける力を上回って転がり】
【転がった林檎に足を取られ、少女は尻餅をついた】
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/06(水) 20:55:20.31 ID:29op4fiw0
【火の国 / 温泉街】

…水の国って、思ったより懐がジュージツしてるのねー
上手いぐあいに数字付きを見つけたのは、らっきーだったってカンジ?

「いやむしろ、「生き残ったこと」を幸運と捉えるべきでありましょうな
 マスター。ロロケルム殿の仇討ちに燃えるそのお心持ちは十分承知しておりますが――」

【装いはデニムの半ズボンに、ピンクの「パンダ」が描かれたTシャツ。小学上級生ぐらいの容姿】
【紅眼白皙、癖の強いセミロングの黒髪が特徴的で、値打ちのしそうな「紅い指輪」を付けた】
【そんな風采の少女が――見えない誰かと、小さな声で話していた】

戦場は一期一会、もう諦めろ…それ、そろそろ聞き飽きたんだけど。
ダメ元でやってみられるのって、若い間だけなんだよ!?

…まあ今はおいとこっか、この話
温泉でノンビリしよーって来てんのにサ。あんまりっちゃ、あんまりじゃん?

【円やかに熟した男声に対して、突き放した口調で応じ】
【朧な湯けむりが舞う橙色の景観の中を、どこかへ向かって歩んでいく】
【――周辺には、さほど注意を向けていないようだ】
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 20:56:22.32 ID:kg3ez1f5o
>>202

(ぐぅ……!)

【全くもってその通り。嫌な予感がした以上、きっと断ってくれるだろうという希望を持っていたのだ】
【しかし残念、これが現実。あっさりと──そう、女性が快諾した通りあっさりと、その希望は風に吹かれて飛んでいってしまった】
【こんな時間にナース服着ている時点で怪しむべきなのだが、そこは彼の注意力散漫に責任がある】
【しかし、彼はめげない。いや、めげないようにしようとはする】

(か、考えろ! 今まで会ったのは吸血鬼や守銭奴や肉体の予備を使ってるマッドサイエンティストや左腕が化け物のやつ! それに比べればこれぐらい……こ、これぐらい……!)

【彼の脳裏には今まで会った女性が想起され、すぐ消えた】
【それらに比べればマシンガントークやナース服ぐらい何でも無い、と思いこもうとしている】

よし。それじゃあ美味いところに連れていってやろう!

【テンションアップ。空元気。無理をしている。表現色々】
【ともかく元気良くそう返事をして、道案内しようとする】
【行き先は少し高そうな料理屋だ】
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 20:58:05.44 ID:maZ7xyiSO
【森】

【14〜15歳程に見える少年が、木漏れ日の様になった月明かりを浴びている】

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】

………。

【両腕と翼を広げ、目を閉じて光を浴びる姿は、神秘的な雰囲気】
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/06(水) 21:00:48.98 ID:AC5mbc7ho
>>203

う〜〜〜〜〜〜〜〜む…
悪りーけど、知らねェわ

【過去にケンカした奴らを一通り思い返してみるが、】
【シルヴァーグ、そして吸血鬼という条件に該当する者はいなかった】

なるほどなァ。それならソイツ、とっ捕まえねーとかなァ…?
これでもblue justiceっつー正義組織の者なんでなァ。新入りだけどよォ

【そう言って、blue justiceと大きく書かれた青いカードを見せた】
【この同盟については、派手なポスターがあちこちに貼られているため、>>203が知っていても不思議ではないだろう】
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/04/06(水) 21:02:34.97 ID:FOmzg+G3o
>>204
ぬ?

【くるり、と「む・・・・・ぉ!」と言うなんとも不思議な声のしたほうを振り向くと】

の、NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!

【少女の踏みつけたリンゴを拾い上げ】

わ、私のリンゴ(袋に詰め放題1000円)があああ・・・・・・・

【地面により擦れ、削れたリンゴを手にワナワナと震え】

き、貴様!!なんというこ・・・・・・

【そのリンゴを握り、前を向く】

・・・・・・・・・・・・

【と、男は何を思ったか】

【パンッっと両手を叩いて鳴らし】
【シュビっと右手でVサイン】
【次に左手の人差指と、親指で丸を作り】
【最後に両手を手の上に、遠くを見るときにするような仕草を行う】

先に言っておくが、不可抗力だからな!
私も見たくて見たわけではない!!

【と、言った後そそくさと残りのリンゴを拾っていく】

【まぁスカート穿いて尻餅付いてたら・・・・・ねぇ?】
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 21:02:47.01 ID:bsmS5/Ic0
>>200

あぁ……全く予想だにしなかった事だ…………
変な亡霊を呼び寄せちまってな……恐らく、この体の元の持ち主だと思うが……呼び出しに失敗して、乗っ取られかけてな…………
よっぽど現世に未練があったんだろうが……もしあのまま乗っ取られてたらと考えると…………はは、今でも怖いぜ…………

【死者の復活の為の術の事故で、性転換してしまうと言うのは、なにやら筋が通らない様にも取れるが】
【続く言葉で、その疑問は解消されるだろう――――少女の姿は、元々亡者だったのだと言う】
【その事を思い出してか、身体が、怒りではなく恐怖に震える】

――――そう、なんだろうな…………
父親に逃げられ、母親に死なれて…………母さんを生き返らせるってだけじゃねぇ…………そうやって食ってくしかなかったんだ、俺には…………!

【父とは顔を合わせた事もなく、母は死んで、少女は孤独に身を立ててきたのだろう】
【むしろ、路地裏を落ちぶれる様な存在にならず、生計を立てられるのも――――黒魔術のおかげ】
【黒魔術に師事した事で。誰かの『物』じゃない、自分の人生を開く事が出来たのだ】

――――ありがとうよ
そこまで全面的に、理屈抜きで『認めてもらった』のは、初めてだ…………
今までは、あくまで互いのやる事には干渉しないってスタンスか、実益込みでようやく認めてもらったか、一方的にお節介焼いてたかしか……なかったから
腹を割って話して…………受け入れてもらったのは、初めてだ…………

【侘しくも、清々しい――――心を打つような笑みを見せる少女】
【その言葉は少女の胸に、救いの福音の如く染み込んでいき、何かから解放された様な心持ちになった】

――――なぁ、あんた…………名前はなんて言うんだ?
俺はイマミレイ、イマミレイ=シークって言うんだ…………

【ボタンを止める女性を見やりながら、名を名乗る少女――――イマミレイ】

そして…………女になる前に使ってた、俺の本当の名前は…………
イマミオ、イマミオ・ル=シークだ…………

【全てを話し、受け入れてくれた初めての相手に、今は使っていない『本当の名前』をも口にするイマミレイ】
【行きがかり上であるとは言え、全てを話せたのは、少女にとって幸せだったのかもしれない】
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/06(水) 21:03:03.44 ID:MVG7x8Sk0
>>198
ハハハハ!!カワイイな!カワイイなぁ〜!!
【クシャクシャと谷山の頭を撫でようとする】
【まぁ簡単に避けられるだろう】

ふむ…《氣》か
実は私もよくわからないから知り合いにきいてみたんだが
【メモ翌用紙みたいのをとりだし、読み始める】

『氣とは本来生命エネルギーとよばれるものである』
『人間、修業をつめば体得できるものであるが、それにより身体を硬化したりできるが』
『相手に直接放つ事ができる……しかし氣を放つという事は身体硬化と違い、生命エネルギーを放つのと同じである。それは寿命を削るのと同じだ』
『……彼女の場合は、彼女の体内にある霊玉という物質により氣を代変えしてるようだが』
『陰陽道の五行の氣を使い生命エネルギーの氣とは別物だが…私もよくわからないんだよ』
【という内容だ】

/お帰りなさい
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) :2011/04/06(水) 21:03:55.54 ID:eI6aaZ2Po
>>206

【「街中で、普通に独り言」「ナースのコスプレ」――何よりも、「彼女は見て分かるほどに大人である」】
【神は、案外優しくない。それとも、これは気がつけなかった青年の自業自得であろうか?】

それはありがたいですー!
あ、ところで私、セロリとか嫌いなんで、そういうのが無いところがいいですね。
あと嫌いなものは茄子とか、グレープフルーツとか――――。

【そして、彼女は道案内を受け入れる】
【そこへとたどり着くまでも、彼女の言葉は止まらない】
【泳ぐ続けねば死ぬ鮪か何かのよう、喋っていなければ呼吸が出来ないのだろうか。まさか】
【歩いている最中、耳を澄ませば彼女のだぼつく白衣のポケットから、硝子同士がぶつかるような音がすることに気がつけるかもしれない】

……あーん、私あんまお金持ってないですよ?
ファストフードとかにしましょうよー、ファミレスとか!
あ、飲み屋さんとかでも全然大丈夫ですよ、屋台とかでもいいですし、コンビニでお弁当買って公園とかでも!

【店にたどり着き、外見を見やれば、彼女はそう言い出す】
【あまりお金を持っていないようで、高そうなその店は嫌だと――】
【そして挙げる代替案は、やはり共通点が薄かった】
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 21:04:06.74 ID:NWvN+Pcao
>>207

【その少年に近づいてくる気配が一つ】

【それは10〜12歳ほどの背丈に、真っ直ぐに下された腰に届く程長い淡い紫色の髪、前髪は短く切り揃えられていて】
【澄んだ紫色の双眸を持ち、袖のない濃紫のワンピースに紫のスニーカーを履いた――少女だ】


………

【無言で、凍りついたように変化のない表情をぶら下げて、静かに少年の方へと歩いてくる】
【キョロキョロと周りを見渡しながら歩くその姿は、傍から見れば完全に迷子】

【魔翌力を感知できる者ならば、ある程度まで近づけば、その少女の周囲にどす黒い魔翌力が滲み出ているのに気がつくかもしれない】
【然し彼女は敵意の類は持っておらず、勘が鋭いなら魔翌力を制御できていないとわかるかもしれない】
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/04/06(水) 21:07:38.08 ID:Dso2wHYAO
>>208

まぁ、期待はしてなかったんだけどね
水の国にいる、って言うのは分かったんだけどね
あまりに範囲が広すぎて、僕だけじゃ無理なのさ

【どうにかこうにかして、場所だけは掴めたらしい】
【出来るだけ早く見つけなければ、被害は広がっていく】

あぁ、ポスターが貼ってあったね、あれか
その組織に協力出来れば心強いんだけど、頼めるかい?

【手は多い方がいいんです】


/ 風呂いてくるぜー
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/04/06(水) 21:07:47.29 ID:FOmzg+G3o
/>>209訂正
/× 両手を手の上に
/○ 両手を額の上に で
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 21:08:24.17 ID:ukvbZ/ESO
>>190

ふぇ……あの、夢幻檸檬さん……ですよね…?

【その言葉におもわず疑いを口にする】
【もう友人ではなく、敵に変わってしまった彼女に不安を抱いて、名を呼んで尋ねてしまった】


元気……とは少し言い辛いです…かね。

【そう苦笑いをして、答える。】
【何かあったらしく、それを無理矢理隠す様に、苦笑いをして】

/すいません、遅くなりました
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/06(水) 21:10:46.91 ID:SnIjpovoo
>>211
わふッ!?

【しかし、ぼやっとしていたため、頭を撫でられてしまった】
【しかしながら、谷山の髪はぶっちゃけて言えば“刺さる”】
【何で固めているか検討がつかないレベルで固定されているのだ】
【くしゃくしゃどころか、撫でようとすれば手に髪が突き立つだろう】
【そして、相手の話を聞き、思考を巡らせる】

命を削る、ね。
生命エネルギー、か……。

【目を瞑って、深呼吸などをしてみる】
【瞑想とかすると、いいような気がしたからだ】

すぅ……、はぁ……。
すぅ……、はぁ……。
すぅ……、はぁ……。

【……】

すぅ……、はぁ……。
すぅ……、はぁ……。
すぅ……、はぁ……。

【……】

すぅ……、はぁ……。

【…………】

……………………、何も起こらねぇ。

【谷山、涙目】
【気分が落ち着いただけだった】
【まあ、これまで縁の無かった力であるから、仕方がない事ではあるのだが】
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 21:11:19.38 ID:kg3ez1f5o
>>212

き、嫌いなもの多いね

【怒涛の波のごとく押し寄せてくる言葉に対し、小さな石を投げ入れるように、ささやかな相槌を打つ】
【早くも彼の心は折れそうだが全ては自業自得。波に自ら突っ込んでいったのだから飲まれて揉まれるしかない】
【しかしそんな状況であっても、白衣のポケットからする独特の音だけはしっかりと耳に入り、脳が認識していた】
【その音が聞こえてきた瞬間「ん?」と声をあげるだろう】

声かけたのはこっちだから奢るつもりだけど、こういうところは気が張る、っていうのであれば変えるよ?

【当然のように奢るつもりではあったようだ。ようやっと普通に返事が出来た気さえする】
【選択権を女性に譲り、返事を待つ】
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/06(水) 21:13:18.04 ID:A5QgILxfo
>>209

――――っ、つぅ……
何だ……何なんだ、一体……!

【尻餅ついて痛めたお尻を数回撫で、悪態を吐く】
【痛みに顔を顰めながらもゆっくり立ち上がり、スカートを叩いて】

………………壊れてない。耐久力も上々、か……。

【スカートから覗いている犬尻尾を掴んで眼前に運び】
【なにやら満足げに数度の頷き。そして】

何時の時代の餓鬼だ貴様は。今更そんな動作、小学生でもせんぞ。
それにそんな事、改めて確認しなくても判ってる。

【そそくさと林檎拾いに戻った仮面男に対し】
【睨みつけるような半目を向けながら、罵倒とも取れる言葉】
【元はといえば貴様の所為で、と目が暗に語っている】
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 21:15:33.25 ID:maZ7xyiSO
>>213

………うん?

【なんとなく少女の気配を感じた少年】
【ゆっくりと目を開き、腕を下ろし】

……誰?

【きょろきょろと気配の出所を探る】
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/06(水) 21:17:19.03 ID:jlKWctnM0
>>217
ハハハハ!!刺さってしまった
【撫でた時に髪が刺さり】
【爽やかに笑いながら痛そうに手をふる】
【……あ少し涙目】

ふむ…やはり私にはよくわからないが…
《氣》にこだわらなくっても何かで代用できないか?
相手に掌底を打ち込むときに《魔翌力》とか《何かを》打ち込み、内部にダメージを与えられないか?
【そう彼女は足りない頭をつかい言う】
【それが何かヒントになるかどうか…】
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/06(水) 21:19:42.87 ID:tlv/E93Q0
>>201

【彼女の期待が裏切られたからか、やはりその表情通り質問に重みを感じていなかったのか】
【始めの一言を聞き、目を見開きして無言になる】

【やがて少女はクスリと、男を鼻で笑い、笑顔を見せた】

うんうん…なら、仕方ないわよねー…
アンタの言ってるコト、間違ってないし〜…
いや、むしろその考え方が一番正しいかもね〜?

【一人頷きながら、少女は地面を相手に言葉を吐いていく】
【正しいはずの男の答えを否定すること等、勿論彼女には出来ない】

――でも…ね

【笑顔が解れ、僅かに顔を上げて男の目を見つめ】

もし仮にアタシが“裏切り者”だとしても、アタシはアンタからこの情報を聞いたってコトは絶対言うつもりないわよ…?



――なーんてね…
分かってるわ、冗談よ!

【軽く笑いながら、再び性格の悪さを感じさせない笑顔を見せる少女】
【その笑顔は、果たして何を意味するのか――】

じゃ、お別れの前に質問をチョコっとしまーす
貴方は機関に対して、どれ程忠誠を誓っているんですかー?
…いや、言い換えれば、貴方は機関の生存能力≠どれだけ信じてる?

【少女もいよいよ帰路に後ろ向きのまま歩きつつ、男へと質問を投げかける】
【男は機関に対して、己が身を挺してでも尽くすか、それとも見切ることも頭にあるのか】
【これからも機関があらゆる勢力より上の椅子に座る時代が続くことを信じているのか】

【本当のことを言う必要もなければ、信念を深くまで態々話す必要もない】
【これも少女の気まぐれから生じた質問なのだ、答えるかどうか自体が自由である】
【おそらく男が答えるとほぼ同時に、少女は路地裏の外へ抜け出そうと進んでいくだろう】
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) :2011/04/06(水) 21:20:23.96 ID:eI6aaZ2Po
>>218

そうですか?
私臭いの強いもの駄目なんですよー、くさやとかふっざけんなって感じですし。
あー、あとは苦いもの駄目です!
酸っぱいのは全然平気なんですけどー、あ。渋いのも駄目かな。
ピーナッツの薄皮とか品種改良して無くせないのかっていつも思うんですけど、無理なんですかねあれ――――。

【嫌いなものが多い。そう言われれば、会話が成立してしまう。
 投げ入れられた小さな石は、不思議なほどに波を立てた】
【嫌いなもの、嫌いなもののタイプ。それを挙げ始め、話はさらに展開されていき】
【そして、きっと話題はさらに縦ではなく横に展開していくのだろう】
【挙げられた声にはこちらも疑問系の響きを返し、しかしその後に再び全く関係も描写する価値も無いような雑談が繰り出される


そんな、奢ってもらうなんて悪いですし……。
だから、ホントに適当でいいですよ?
中華料理屋さんとかもいいですし、カラオケとかも案外ごはん美味しいですよね!
洋食とかも全然大丈夫ですし、店内で食べられるパン屋さんとか――。
あ、暖かいからもうホントに外でも大丈夫です、私花粉症とか無いですから!

【街中で平然とコスプレをかます勇気があれど、初対面の人に奢られるのは申し訳ないと思うらしい】
【適当で言いと言いつつ、挙げるものは本当に適当すぎて】
【彼女に任せておいては、きっとしばらく店は決まらないのだろう。
 普段どうやって食事のメニューを決めているのか、それはそれで謎だった】
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/06(水) 21:22:14.27 ID:AC5mbc7ho
>>214
確かに、あの国はだだっ広いからなァ…
OK、オレらも気をつけて探してみるわ
ソイツの特徴とか、詳しく教えてくれねーか?

【快く協力を申し出てから、ふと何かを思い出したような顔をし】

そういや、アンタの名前聞いてねーな。
オレは優蛾チャン女性19歳独身マイブーム必殺技用サンドバッグ!

【区切れ】

/了解でござります、ごゆるりと〜
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 21:22:48.18 ID:NWvN+Pcao
>>220

………

【一瞬ピクッと何かに驚いたような仕草を見せた後、反射的に声の方へと向く】
【どうやら、少年に気が付いてなかったのか、そのまま立ち止って】


『自立自動殺戮ユニット―――Iamyプログラム code:Failer-001』

……ゼーロ・ウィオラーケウス

【と何処か機械的な口調で名乗った】

【因みに少年とこの少女の距離は5mくらいである】
【暗いとは言え、直ぐに気がつくだろう】
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 21:23:05.30 ID:IyrzJv6DO
>>210

なるほどねーぇ
どーして生き返らせようとして性別変わっちゃうのか疑問で、でも敢えて突っ込まなかったけど──
女性という共通点から別の人がこっちに来ちゃったわけ、か
でも──それを考えると……
キミの死者蘇生の術、案外いいところまでいってたんだねぇ

【「そうじゃないかなーぁ?」】
【ふむふむと彼女は頷いて、更にそんな感想を付け足した】
【もし──もし目の前の少女が亡霊に本当に乗っ取られていたならば】
【それは、完全なる死者蘇生の術】
【術者が犠牲になるという点に目を瞑れば──相手の術は、完成に近いのではないか】
【そう、彼女はそっと思考し】

──つらかったね、魔法使い君
大丈夫。キミの苦労を──生き様を、私は笑いはしない
むしろ──さっきも言ったけど尊敬するよ
よく……頑張ったね。今まで、よく──耐えた

【そして彼女もまた】
【その笑みに応えるように──にこりとした端正な笑みを向ける】
【「キミを理解できるのは、私だけだからね」──】
【まるで、そう言うかのように】
【「キミの味方は──私だけ」】
【まるで、そう告げるかのように】
【彼女は、相手の心を。優しく、優しく受けとめようとしていた】

イマミレイ──イマミオ

ふふ、いい名前だ……
キミが構わなければ──キミと2人きりの時は、イマミオと呼んでもいいかなーぁ?
もちろん、普段から人前で呼んで構わなければそう呼びたいけれど、ね

私はシズリ
親愛と友情の証として──シズちゃんでもシズりんでもシズリちゃんでもシズリさんでも
好きなように、呼んでくれていいから、ねー?

【紡がれた名前に対し。どちらの名前で呼べばよいか問う彼女──シズリ】
【もしかしたら相手が、過去の名前で呼ばれることを拒むかもしれない】
【──そう考えての言葉であった】
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/04/06(水) 21:23:11.96 ID:FOmzg+G3o
>>219
ふむ・・・・確かにその通りだ、すまなかった。

【最後のリンゴを拾い終えて】
【パンパンと膝の汚れを叩き落して立ちあがる】

3つほど足りない・・・か・・・・・

【誰かに拾われ、盗られてしまったようだ】

で、だ。
私は結構騒いでいたはずだが・・・・・・
その耳ならば絶対に気が付いていたはずだ。

【彼女に付いた獣の耳をじっと見つめ】

前の様子を気にできないほど何をやっていたのだ?
先に断っておくがこれは私の只の疑問だ。
まったくもって他意はない。

【と、疑問を投げかける】
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/06(水) 21:25:04.71 ID:fQwEXr/A0
>>216

【問い掛けられ。其の、純粋な、返答に。思わず、口元を、緩める】
【此の、穏やかな、状況が。異形に、とって。目を、背けたくなる程、悲痛に、感じた】

……。勿論……、……僕は、……檸檬だよ……
……まもるは、……純粋だね。……

【詐欺には、気を付けないと。そんな、言葉を、続けて。キャスケットを、深く、被り。橙の、瞳を、隠してしまうだろう】
【瞳は、更に、濁る。複雑な、心境に、押し潰されそうに成る】

……、……如何して……?
機関の事……?……恋の、……悩みとか?

【苦笑する、少年が、気に成ったのか。再び、瞳を、見せて。悲哀の、笑顔】
【次いで、問い掛けた事は。余りにも、日常的で。思わず、自分で、笑ってしまう。此れでは、まるで、友の、其れに、戻った様では、無いかと】

/大丈夫ですよ!
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 21:26:34.04 ID:kg3ez1f5o
>>223

(だ、誰か助けて!)

【まさかの返事、横展開】
【予想外の状況につい心中で助けを求めてしまう】
【しかし援軍など当然居ない。孤立無援である】

じゃあ無難にファミレスで

【中々決まりそうにないのでぱっと提案し、道案内を再開しようとする】
【それほど遠く無いところにファミレスがあり、店内へ入ろうとするだろう】
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/06(水) 21:29:47.48 ID:SnIjpovoo
>>221
あんまり、撫でないほうがいいぞ。
冗談抜きで刺さるから。

【文字通りのハリネズミヘアーだ】
【殺のヒントを受け、首をひねって】

……あ。

【そう、声を漏らすと、腰を落として、息を深く吸った】

“アレ”以来使ってなかったが、行けるか。

【口を開き、谷山は能力を発動する】


《Hello――――Truth World!!》


【右目を覆う、拘束具めいた眼帯が膨大な力を抑えきれずに吹き飛んだ】
【右目からは、炎のように大量の数式が吹き出して】
【全身から数式が現れていく。これは、莫大なデータを視覚化したものである】
【現在の谷山は厳密には人間ではない、アートマンと人間の融合した、新しい存在である】

《肉体、情報変換。純粋衝撃へと、変換効率は80%、くらいか》

【左手に、大量に数式がまとわりついていく】
【ブツブツとつぶやき、何かを調整しているようで】

《浸透させるイメージ、中から吹き飛ばす、流しこむ感じ》

【大きめの木の前に立つ】
【先ほどの打撃のように、左腕を引き、そして、左足を出す】
【左腕が鞭の様にしなった、速度は先程よりも速い】
【左足が地面につく、その瞬間掌底がヒット】

《いまだッ!》

【数式が、その瞬間“衝撃”に変換】
【次の瞬間に、木がヒットした点を中心として爆散した】

《……うぉ……ッ》

【反動で、谷山は数m吹っ飛び、尻餅を付いた】
【吹出す数式は、少し弱まっている】

《…………、これ、どうだ?》

【殺の方を向き、問いかけた】
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) :2011/04/06(水) 21:33:08.33 ID:eI6aaZ2Po
>>299

【彼女の話には、ひとつひとつに厚みが無い。
 話題たちはあっさりと棄てられ、別の話題へと変わってしまう。
 何かひとつの話題に固定させることが出来れば、もしかしたらある程度マトモに話すことは可能なのかもしれないが】
【心中で助けを求めるほどに追い詰められた青年、しかし彼女は、相手にそう思わせているかもしれないという予想すら立てて居ないのだろう】
【本人だけはやたらと楽しそうに笑い、時には身振りを交えながら話していた】

あ、はい、それなら大丈夫ですよ!
ファミレスって、家族で来ること前提ですし、いっぱいメニューあるんですよね。
私オムライスとか結構好きなんですよ、親とかには子どもっぽいって馬鹿にされたりするんですけど、美味しいんだから仕方ないですよね?
そだ、お兄さんはどんなの好きですか? 何となーくだけど、和食とか好きそうですよね、まさかとは思うけどキンピラとか?

【自分で考える際はやたらと案がバラけてしまう割りに、誰かに提案されればぱっとそこに決めてしまう】
【見ようによっては自分がないように見えるかもしれなくて】
【誰も彼女の好みなど尋ねていない、それなのにそんな話題を出して――相手も、そろそろそんな話題展開に慣れてきた頃だろうか?】
【そして尋ね、次いだ言葉は――――とてもとても下らない駄洒落だった。相手の容姿を見ての言葉か】
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/04/06(水) 21:35:57.13 ID:Dso2wHYAO
>>224

特徴、と言っても全然分かってないんだけどね
存在と名前と、あとは手口ぐらいかな
けど、吸血鬼である以上、日の光の下は歩けないはずだよ

【白昼堂々と出歩く吸血鬼は多分いない】
【出歩くならば日の沈んだ夜、と言う事だろう】

……優蛾、でいいんだよねぇ?僕は、スーフォン

【握手を求めたりとか、そんな事は無かった】

/ たでま
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 21:36:15.80 ID:maZ7xyiSO
>>225

「ゼーロ・ウィオラーケウス」さんですか。
僕はヘイロンって言います。はじめまして。

(自立自動……?ユニット……?何だろう、それ……?)

【少女が名前の前に付け加えた言葉を理解しようとするが、それが何かは分からず】
【とりあえず自立自動なんとかとやらは無視して名前であろう所だけを覚えておく事にした】

【とりあえず、少女に近づいてみる】
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 21:36:16.75 ID:bsmS5/Ic0
>>226

――――かも、しれねぇな…………
ただ、母さんの霊を召喚するのに失敗した時点で、ヤバかったけどな…………

【女性の言葉の通りだ。もし失敗した際に、肉体まで乗っ取られてしまっていたら】
【――――それは、望まなかった対象ではあるものの、『復活』という事象そのものは成されていただろう】

繰り返しになるが…………初めてだぜ、そうやって労わってもらったのは…………
世話になってる旦那には、認めてはもらえたけど、自分の道を行く責任は、自分で取れって言われたし…………
他の人には、怖くて言いだせなかった…………

【次第に、女性に対する心の壁が消えて行くイマミレイ。だがしかし――――そこに一つ、立ちはだかるものがあった】
【それは、女性以前に、イマミレイを受け入れてくれていた、とある人物の存在】
【魔術師として独り立ちして以来、その人物は父親のいない、父親に捨てられたと言って良いイマミレイにとっての、父親代わりだった】
【その人物との絆が、イマミレイの心に、女性が唯一の存在あると言う事を認める事に、ブレーキを掛けていた】

あぁ、構わねぇぜ、人前じゃなきゃな…………
一応、人前ではイマミレイで通してんだ…………イマミオって呼ぶのは、なるべく控えてくれ

そして――――よろしくな、シズリさん……

【イマミオと言う名前では、女性の見た目とのギャップに違和感が残るだろう】
【そう気遣って、彼女は名前をイマミレイに改めたのだ――――もっとも、どこかで男を捨てきれていないから、ドレスにズボンと言う服装をしているのだが】

【そして、言葉通り、女性――――シズリを名前で呼ぶイマミレイ】
【呼称が『シズリさん』になったのは、年上であろう事を意識したからなのだろう】
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/06(水) 21:36:41.04 ID:W0NXwwim0
>>230
それを先に言って欲しかったな…ハハハハ
【若干、涙目で笑いながら】
【ふぅふぅ……っと刺さった手に息をやる】

アレ?
【そう言って、彼の行動を見て】

おおお!凄いではないか
【目をキラキラ輝かせ彼を見る】

上手く調整すれば《氣》と同じような事ができるかもしれないな
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 21:36:44.10 ID:kg3ez1f5o
>>231

俺か。何が好きってのも無いなぁ

【慣れてきたのか割とまともな返事ができた】
【予想外かどうかはともかく、好みが無いのは珍しい部類だろうか】

キンピラ……チンピラ……
0点

【駄洒落と認識したようで、点数を呟いた】
【どうやらおきに召さなかったらしい】

【道案内が終わればファミレスに入り、適当な席につくだろう】
【ついた後は、すぐにメニューを女性へと差し出す】
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/06(水) 21:36:47.03 ID:A5QgILxfo
>>227

判ればいい。己の器を履き違えるから過ちが起こるんだ。

【若干見当違いな回答だが、強ち間違いとも言い切れない】
【然し、そもそも騒ぐ声は耳に入っていなかったのでは……】

ふん、お前がどんな内容で騒いで居たか等、さして興味も無い。
耳には入っていたが、気にするまでも無かっただけだ。

【何とも言い訳がましいものである】
【本当に頭には入っているようだが、微塵も意識を回して居なかった】
【それ故に足元の林檎にも気付かなかった、らしい】

――先の断りが無駄に怪しさを増しているが、まぁいいだろう。

1+1が何故2になるのか。 其れを考えていた。

【半目でじとりと男を睨み付け、然し溜め息一つ】
【疑問に対して、何故か自信満々にそう答えた】
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/06(水) 21:37:49.19 ID:e6bfs20AO
>>222
…なんか俺、アンタの事好きになれそうにないですわ
【男の顔には不快感がありありと表れている】

機関の生存能力…ねぇ。少なくとも俺が生きてる間は健在だろうさ
【根拠等は口にせず男は端的にそう述べた後、路地裏から撤退】
【最後に苛立ちを表すようにゴミ箱が蹴り捨てられ、後には無惨に散らばったゴミだけが残された】

/乙でしたー
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/06(水) 21:41:58.94 ID:SnIjpovoo
>>235
悪いな、まさか撫でてくるとは思わなかったから。

【髪をいじりながら、そう答えて】
【そして、ムクリ、と起き上がって、吹き飛んだ眼帯を装着しなおす】
【すると、吹き上がる数式も少なくなり、次第に消えていった】

かもしれないな、だが、制御が難しそうだ。
こりゃ、要練習だな。

【左腕を振りながら】

とりあえず、色々と糸口は見えてきたかも知れない。
ありがとう、殺さん。

【頭を下げて、礼を行った】
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/06(水) 21:44:18.79 ID:tlv/E93Q0
>>238

(…私は生きてみせる…)
(…生きようじゃない、本物の“嫌われ者”として――)

【少女が路地裏を出た瞬間、不意に風が吹き込む】
【少しビクッとして目を閉じるが、その歩みは止まらなかった――】

/お疲れ様でしたー!
/ここまでコンパクトに収まるとは思わず、自分でも驚いてる次第です!
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/06(水) 21:46:26.85 ID:Ne5j+oC60
>>239
どういたしましてだ
【爽やかに笑い、そう言うと】

では、私はこの辺で失礼しよう
頑張ってくれ!谷山
【そう言いながら手を振り去っていった】

/少し用事ができましたので、きりがいいですしこの辺で
/お疲れ様でしたー
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/06(水) 21:46:34.21 ID:AC5mbc7ho
>>232
成る程なァ、夜に徘徊した方が会えるだろうな
しっかし、『信頼を得てから襲う』か…タチが悪りィなァ。
誰彼かまわずケンカ申し込む方がよっぽどマシだぜ

【マシなのかは甚だ疑問である、しかも他人事のように言っているが自分の事だ】

よォしスーフォン、

   ―――暴れ足りてる、かァ?

【ニタリと彼女が笑い、ゆらりと6つの“手”が現れる】
【もしも、「足りてない」と答えたならば―――】

【―――それは、『戦闘開始』の合図とみなされるだろう】
【この誘いは断っても何ら問題は無い、脈絡がないのはいつもの事である】

/おかりー
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) :2011/04/06(水) 21:46:41.95 ID:eI6aaZ2Po
>>236

えー、勿体無い!
アレが好きー、とかこれが好きー、とかないんですか?
決めちゃいましょうよ! この際ですもん。

【返された言葉に、彼女はそう返す】
【勿体無い。決めていたら何か得があるのか、得になると思っているのか】
【そして、何がこの際なのだろう?
 道案内されているなら、青年は彼女の前を歩くはずだ。
 小走りで数歩、彼女は青年を僅かに追い越し――頭を下げ、青年を僅かに下から見上げ、決めてしまおう、と提案した】
【当然、走ればポケットから鳴る音も、かすかに大きくなる】

あーん、お兄さん手厳しい!
駄目ですか? 私キンピラ好きですよー?

【告げられた点数に、ぎゅっと目を閉じて、打たれる寸前の子どものような表情をしてみせる】
【しかし、ぱっと表情が変わるところから、それはわざとの演技だったのだろう】
【彼女がキンピラを好むから、どうなるというのやら――】

【店に入れば、店員に人数を聞かれるはずだ】
【そうすれば彼女は、「今日は二人ですよ!」と、返す】
【別に、馴染みの店ではない、現に店員も疑問符を浮かべていて】
【――ただ単に、普段ひとりで食事をしているものだから、嬉しくなっただけ】
【ただの、余談であって】

あー、じゃあ、うーん。
私は……えーと、パスタもいいなぁ、ハンバーグとかも……あー、ん、パンとかも捨てがたいですけど……。

【メニューを渡されれば、彼女はそれを受け取って】
【開き、眺め。悩む言葉と共に、ページはせわしなく捲られ続ける】
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 21:46:44.55 ID:NWvN+Pcao
>>233

ヘイロン……さん…
あ……さっきのは…その、言わなきゃいけないから…言ったの…気にしないで……

【教えて貰った名前を確かめるように呟き、そう付け足す】
【それは先程のような機械的なものではなく、透き通った玲瓏な声だ】


………

【接近を嫌がったり、妨害するような素振りはなく、それどころかその場から動く気配さえもない】
【近づかれて気がついたのであろう、少年の背中から生えている翼を珍しそうにまじまじと見ている】
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 21:47:01.84 ID:ukvbZ/ESO
>>228

…ですよねぇ、

【それからはぁ、とため息を一つくと】
【次の言葉を出す】


機関も…ですが…

……今は、恋の方…ですかね。
初めて会った女性に「愛してる」って言われて、

何て、反応対応すれば良いかわからなくて、

【「まるで」、友人に話す様に、照れ臭そうに】
【目の前にいるのは敵だが、それすら忘れてしまって】
【以前の檸檬に話す様に友人として、話してしまっている彼がいた。】
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/04/06(水) 21:48:20.47 ID:FOmzg+G3o
>>237
ふむ・・・・・
1+1は何故2になるか・・・・か・・・・・・
そんなもの決まっている、1を物体と見なしているからだ。

【と、袋からリンゴをふわり、と少女の目の前に浮かせる】
【片方は少々小ぶりであり、もう片方は少々大き目、小さいのと比べ1割ほど大きい】

此処に大きさの違うリンゴがある。
何個あるか、と尋ねられれば2個、と答えるだろうな。
まぁ是と同条件であっても1+1が10になる場合もあるが、な。
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 21:49:30.92 ID:kg3ez1f5o
>>243

【ひとまず場面は店内に】

(こりゃ時間かかりそうだ)

【メニューを見ながら忙しなくしている女性を見て、予想通りだとか思っている】
【彼自身はメニューを見ておらず、既に頼むものは決まっていた】

名前、なんていうんだ?
俺はフォルスっていうんだが……

【手持ち無沙汰なのもあり、一つ質問をする】
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/06(水) 21:51:23.60 ID:SnIjpovoo
>>241
ああ、ありがとう、殺さん。

【にぃ、と笑みを返して】

殺さんも体に気をつけてな!

【そうして、殺を見送ると、谷山は腰を落として動きの反復練習を繰り返し始めた】

//乙でしたー!
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 21:53:29.45 ID:maZ7xyiSO
>>244

【翼に興味を持たれている事には露知らず】
【はたはたと翼を羽ばたかせながら】

……どうして、こんな所に?

【何故こんな所に来たのかを尋ねる】
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/06(水) 21:54:54.58 ID:A5QgILxfo
>>246

決まっている、と決め付けるのは早計だ。
その答えが100%天上天下、誰に誓っても正しいという根拠は無い。

【「然し、其れもまた一つの考え方だろう」と】
【男の返答に対し、少女は数度頷いて見せ】

1を物質、物体と見れば、1+1は其れこそ1にも2にも、10にもなろう。
然し、楽しい楽しい算数の上では1+1は2にしかならん。
何故2にしか成らないのか、別の数字も当て嵌まるんじゃないか。
そんな疑問を抱いた小学生も少なくないだろうな。

【要するに、その小学生と同レベルの話で悩んでいたわけで】

――――必要なのは答えじゃない、考える事と考え方なんだ。

【(キリッ】
【真面目な顔して自己を正当化しようとしている】
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/04/06(水) 21:58:46.89 ID:Dso2wHYAO
>>242

……で、誰彼構わずにケンカを仕掛けるのが君、と
残念ながら、僕はケンカが好きじゃない
それに得物も持ち合わせていないしね

【丁重に断っておこう、痛い思いはしたくないし】
【ケンカが好きな程戦闘狂な訳でもない】

まぁ、僕は用事が済んだから、そろそろ帰らせて貰うよ
(あんまり、期待は出来ないかなぁ)

【何か用事が無ければ、彼は公園から去っていく事だろう】
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/06(水) 21:59:32.24 ID:29op4fiw0
【火の国 / 温泉街】

…水の国って、思ったより懐がジュージツしてるのねー
上手いぐあいに数字付きを見つけたのは、らっきーだったってカンジ?

「いやむしろ、「生き残ったこと」を幸運と捉えるべきでありましょうな
 マスター。ロロケルム殿の仇討ちに燃えるそのお心持ちは十分承知しておりますが――」

【装いはデニムの半ズボンに、ピンクの「パンダ」が描かれたTシャツ。小学上級生ぐらいの容姿】
【紅眼白皙、癖の強いセミロングの黒髪が特徴的で、値打ちのしそうな「紅い指輪」を付けた】
【そんな風采の少女が――見えない誰かと、小さな声で話していた】

戦場は一期一会、もう諦めろ…それ、そろそろ聞き飽きたんだけど。
ダメ元でやってみられるのって、若い間だけなんだよ!?

…まあ今はおいとこっか、この話
温泉でノンビリしよーって来てんのにサ。あんまりっちゃ、あんまりじゃん?

【円やかに熟した男声に対して、突き放した口調で応じ】
【朧な湯けむりが舞う橙色の景観の中を、どこかへ向かって歩んでいく】
【――周辺には、さほど注意を向けていないようだ】
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) :2011/04/06(水) 22:01:04.00 ID:eI6aaZ2Po
>>247

あ、そだ、オムライスとかもいいな!
好きなんですよオムライスー、さっき言いましたっけ?
トマトソースとかもいいけど、デミグラスとか……ハヤシソースとか……。

【ここまで会って数分で行動の読みやすい人もあまり居ないだろうか?】
【オムライス、と絞っても、そのソースで迷い始め】

あーん、カレーとかもいいなぁ、辛いかなぁ……。
ドリアとかも……。

【ファミレスに限らず、メニューというものは同ジャンルがおなじページにあることが多い】
【メインもの、特にごはんものの書かれたページなのだろう、おなじページの別のものへと意識が向かい、さらに膠着する】

パスタ……、ミートソースとかも……。
えっと……、やっぱオムライスかなぁ。
え、名前ですか? 薬香りすくです、名前はひらがなです、リスクじゃないよ。
じゃあえーっと、デミグラスソースのオムライスで。あとオニオンスープ飲みたいな!
フォルスさん、メニュー見ますよね?

【視線はメニューのまま、僅かに数秒、青年の問いをスルーした】
【数秒の後にようやく問いに返し、妙な説明を足して】
【やっとこさメニューを決めることが出来たらしい、そして、相手に尋ねた】
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 22:01:38.55 ID:IyrzJv6DO
>>234

──成功、するといいねぇ?
私はキミのこと──応援してるからねーぇ?

【にこり──浮かべた笑みをそのままに】
【相手を後押しするかのような。励ますかのような言葉を紡ぎだす】

(旦那、ねーぇ──)
(なるほど、完全に独りってわけじゃなさそう、かなーぁ)

なるほど──いい人に巡り合えてたようだね
これからは私も、キミの『友達』なんだし……
言いたいことがあれば、愚痴でも相談でも──なんでも言ってくれていいから、ねーぇ?
存分に私を頼ってちょーだい、ね?

【くすくす、くす】
【さざ波の笑い声を路地裏の壁に染み込ませ】
【彼女は笑みを崩さぬままに、そう告げた】
【そして、ポケットにでも入れていたのだろうか】
【一枚の名刺──シズリの名と携帯の番号やアドレスがかかれた其れを取り出して】
【そのまま、イマミレイに差出し】

こちらこそ、よろしくイマミオ君
街中ではイマミレイ君と呼んだ方がいいみたいだけど──幸いここはこんな場所
誰もいないだろうから……イマミオ君って呼ぶね?

【彼女は。シズリはそう言って、イマミレイ──イマミオの名を呼ぶ】
【イマミオ君。イマミオ君──イマミオ君】
【会話の所々に彼の名を混じえ。シズリは楽しそうに会話をする】
【──まるで己の存在を、彼に刷り込むよう】
【またひとつ。彼の名を紡いだ】
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 22:06:46.50 ID:kg3ez1f5o
>>253

(猛烈に会話がし辛いな……)

【だいぶ慣れてきたあたり、若干の苛立ちが募ってきた】
【職業の特性上、彼は会話を重視するタイプになっており、会話のし辛い相手は根本的に苦手なのだ】
【とはいえ、ここで折れるほど沸点が低いわけでもない】

いや、俺はいいよ。もう決まってるからな
りすく? りすくちゃん? どう呼ぶ?

【呼び方を聞きながらボタンを押して店員を呼ぶ】
【やってきた店員に対し、りすくが呟いていたものと鳥がメインのヘルシーな料理を注文しようとする】
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/06(水) 22:07:01.88 ID:fQwEXr/A0
>>245

【照れ臭そうに、語る、彼に。此方も、思わず、照れる様に、微笑む。顔は、何故か、赤らめないが】
【自らに、好きと、言う、女性が、現れた。然し、其の、愛の言葉に。何か、引っ掛かった】

……、

(……愛してる=c…)

【愛している。最近、聞いた事が有る、フレーズに、感じた。然し、誰もが、口にする、言葉だと、考えて。其の、疑問を。違和感を、残したまま、完結させる】
【異形も、ふと。氷を遣う、彼≠フ、笑顔を、想起して。其の、イメージを、振り払い。其の後、ぽつりと】

……。……答えは、……まもるが、……決める事だよ……
……良く、……考えて。……決めて、……人生を、……左右させる、……事だから……

【返した、答えは。彼の、意思に、任せたいという物だった。無難、極まり無い、其の、言葉】
【だが、其れは。もしかすれば、彼が、毒牙≠ノ、掛かる事を、助長させたのかもしれない】

……。……ねぇ……、まもる

【そして。彼の、名を、一つ。呼んで】
【もう一つの、違和感を、振り払う為に。異形は、漸く、日常を、強制終了させ。行動を、起こす】


……。僕は、……敵、……だよ……?


【余りにも、今更過ぎる、言葉。然し、此の、違和感を。全て、吹き消し、現実逃避させてくれる、滑稽な、言葉だ】
【ぎこちない、機関員≠フ、笑みを、浮かべると。紅く、黒い、グロテスクな、左腕に、力を込め。ぱきり、小気味良い音を、鳴らして】
【続いて、紡がれた、言葉は。ふざけているのか、と、少し、怒りが、込められた、其れだった】

【其の、威嚇は。彼への、警告】
【其の、細い、首を、絞めて。笑みを、浮かべる、顔を、陥没させて】
【情報でも、何でも。全て、奪い尽くす。そう、言いたいのだ】

【一歩。近付こうと、するだろう】
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/04/06(水) 22:07:35.11 ID:FOmzg+G3o
>>250
ふむ・・・・
考えることと考え方、確かに其れも大事だろう。

【彼女の話に、一定の理解を示す】

考えるのもいいだろう、考え方を模索するのもいいだろう。
だが其れは所詮哲学、だ、哲学は実体を伴わない。

私はして見せた、この場で。
君にわかるように、100%正しいと、その目の前で見せただろう?
やろうと思えば1+1や10にもすることも可能だ。
もちろんこの場で、な。
だから教えてくれ。
1+1が何になるのか、其れを証明してくれ。
其れが正しいと、其れが唯一無二の理であると。

教えていただけるか?
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/06(水) 22:08:30.22 ID:AC5mbc7ho
>>251
あれ、バレちった…アッハハァ!
オマケに振られちったなァ

【悪びれた様子もなくそう言って、笑う】
【断られる事はどうやら見こしていたようで、気を悪くする風もない】

おー、また会おうぜェ
あと、シルヴァーグとやらをもし見つけられたら―――

        ―――なるべく生かして、渡してやるさ

【そう言い、ニタリと笑って】
【公園から去って行こうとする彼に、ひらひらと“手”を振った】
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 22:10:06.83 ID:NWvN+Pcao
>>249

………

【何故か直ぐには答えず、翼を凝視していた眼が一瞬泳いだ】
【無表情のまま、暫く硬直すると】


……えっと……晩御飯を…取りに
ほら……春だし……タケノコとか…しいたけとか…鮭とか…オットセイとか…

【野菜類はともかく、鮭の旬はもう少し後である。最後のはもう食べれるかどうかすら不明】
【そんな、無理矢理な嘘を吐いて】


(理由……言わなきゃ…ダメだったかな……)

【勿論…ここに来たのは何か理由があるのだろうが、何か言えないことでもあるかもしれない】
【なんにせよ、こんな少女が森に来るのは危険極まりないことだ】
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) :2011/04/06(水) 22:10:59.38 ID:eI6aaZ2Po
>>255

【彼女と会話をするならば、きっと、要点だけを拾い上げ、その他は切り捨てるのが望ましい。
 そうしたとしても、彼女は無駄な話題をバラ撒くのだろうから、会話が途切れることは無いだろう】
【彼女当人には、やはり罪悪感の類は無いらしい。にこにこと笑い、よくもまあ話題が尽きないものだと感心するほどの話題を振りまき続ける】

そうですか?
じゃあいいです、あ、あとお茶。
ウーロン茶!
ちゃんでいいです、りすくちゃん!

【決まっていると言われれば、彼女もさすがにそこに返すことはしなかった】
【それからドリンクの情報を店員が居れば店員に、居ないならばフォルスへと追加する】
【ドリンクについては一切迷わなかったのは、店員を呼んだあとだったからなのだろうか】
【呼び方については、ちゃんで異論はないようだった】
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/04/06(水) 22:12:39.07 ID:Dso2wHYAO
>>258

まぁ、またいつか、ね
(好戦的で戦闘狂、まではいいんだけどね)
(青義に所属してるとなると、多少は変わってくるか)

【思考を巡らせ、彼は公園から去っていった】
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 22:13:25.07 ID:kg3ez1f5o
>>260

はいはい、ウーロン茶ね

【立ち去ろうとする店員を呼びとめ、追加注文をしておいた】

りすくちゃん、か。俺のことは好きに呼んでくれて構わないぜ
で、りすくちゃんは……ナースじゃねぇよな? 何してる人なんだ?

【呼び方についてこちらも聞かれる前に言い、それと一緒に仕事を尋ねる】
【ナースがナース服でうろつかないとは思っているようだ】
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 22:16:56.93 ID:bsmS5/Ic0
>>254

…………今の俺には、これだけが生きる意味なんだ…………
応援してもらえると……本当にありがたいぜ……!
って……さっきから『ありがたい』ってばっかり言ってるな…………俺

【もはや、一人の魔術師として身を立てて行くには十分な技量を持っているのだろう】
【しかし、イマミレイの望んでいる事はそんな事ではなく、母を生き返らせ、失った幸せを共に取り戻す事】
【そこに向けてのエールは、非常に励みになるのだろう――――】

あぁ…………旦那のおかげで客にも困らねぇ…………俺の嫌な薬の製造は、断れるしな…………
――――ありがとう、シズリさん…………だがそれは、お互い様だぜ?
そっちも、何か困った事があれば、俺に聞いてくれよ?
…………言い忘れてたが、俺は魔法薬の販売で生計を立ててるんだ…………そっちの腕は、頼ってもらって構わないだけのものはあるからな!

【差し出された名刺を受け取りながら、そう告げるイマミレイ】
【その笑みに、もうなんの疑念も違和感も挟まない。自然に、彼女の心に吸い込まれて行く】
【そして、魔法薬で何か必要なものがあれば、都合すると申し出る――――『友達』への、商売っ気なしの彼女の善意だ】

――――本当、久しぶりだな…………『イマミオ』で呼ばれるの…………
当たり前っちゃ当たり前なんだが…………あぁ、こっちも、二人きりの時は好きに呼んでくれ…………

【イマミレイ――――否、イマミオは、久しぶりに呼ばれるその名に、ノスタルジーを感じていた】
【それこそが『彼』の本当の名前――――『彼』が感謝している、母から与えられた名前】
【それは最上の歌の様に、心地よく『彼』の心を癒す】

……そうだ……
こっちには、携帯とかの連絡手段みたいなのは無いんだけど…………何かあったら『八福尽星』って酒場の用心棒やってる人に、俺の名前を出してくれ
多分、そうすればすぐに連絡がつくと思うから、さ
――――あぁ、けどその時も、服装には気をつけてな? 多分、さっきまでみたいな恰好をしてたら、怒られるからさ?

【ふと、自分の方に連絡手段が無い事に気づくイマミオ】
【だが、その窓口に当たる店を紹介して、代替手段とした】
【――――もし、推察が行きあたれば、その『用心棒』こそが、『彼』の世話になったと言う『旦那』だと、気がつくかもしれない】
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/06(水) 22:17:18.24 ID:AC5mbc7ho
さーてェ、と

【スーフォンを見送り、キョロキョロと周りを見回す】

クソ共は逃げちまったしなァ…誰か遊んでくれねーかな

【濃いオレンジの長髪に毒花を挿した、グレーのスウェット姿のねーちゃんが一人】
【公園にて暇を持て余している】
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 22:18:34.66 ID:maZ7xyiSO
>>259

鮭…オットセイ?
そんなの食べるの…?

【少女の答えに少し戸惑う】

ま、まぁとりあえず…。

真夜中の森って、いろいろ危ないよ?
キノコとかはともかく、オットセイは森にはいないし……。

【警告してみる】
【ちなみにこの少年、少女の言った事が嘘だとは気づいてない】
【さすがに変だとは思っているが】
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 22:20:24.48 ID:dimpp3YSO
>>161
アンドロイド……ですか
普通の人間と何も変わらないように見えますね
えと…お顔に触ってみてもよろしいですか?

【中々に興味津々】

267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/06(水) 22:23:12.17 ID:A5QgILxfo
>>257

所詮哲学、か。まぁ、そうかも知れんな。
そもそも、思考に実体は伴わん。机上の空論と言うものだ。

【否定された様な物言いだが、少女は気にも留めない】
【元々他人からの評価は気にしない方なのかもしれない】
【更に言うなら、この思考が無意味であることも理解しているが故、か】

証明……証明だと?
何を言っているのか理解できないな。
誰が1+1の解を理解していると言った?

【露骨に訝しげな視線を男に向けて、少女は腕を組み】

1+1という単純な数式にも、無限の解釈がある。
田んぼの田! と自信満々に答えた経験だってあろう。
何が正しいも、何が間違っているも、ボクはまだ其れを理解していない。
そんなもの、証明できる訳がないだろう。

【要するに、判らないのだ】
【いや、元々解など無いのかもしれない】
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 22:23:35.75 ID:MjhuoVTSO
>>前930

ああ、頼むよ。

【そう言って。彼は、ギターケースから、勢い良く……“斧”のようなシルエットを持つ物を取り出した】
【それは……“ギター”だ。然し……鈍い金色のそれからは、“赤い刃”が、生えていて。だからこその“斧”】

【空いていた左手も、そのギターを握る】
【本来のギターの持ち方では無く、明らかに“斧”としての、持ち方で】

…………しゅぁッ!!

【やや強引に、力任せに。それを、少女の腹に向けて、横薙ぎに振るう】
【刃には“振動”が纏わりついていて、切れ味・破壊力を強化していて。然し】

(…………っ)

【ここまでのダメージからか、振るう速度はやや“遅い”】
【まともに当たれば、かなり危ないが……回避や、防御は、それ程は難しく無いだろう】

【そして、割れるような音は】
【少しずつその音源となる空間を“上”にずらしながら、継続している。断続的に、鎮魂歌(レクイエム)は鳴り続ける】
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 22:25:28.87 ID:NWvN+Pcao
>>265

………わからない……
(あれ…バレない……よかった…)

【言った本人が言う台詞じゃないと思う】
【少年の純粋さに感謝しつつ】


……うん…気をつけるね…

【素直に返事をすると】


ヘイロンさん…は、何をしてたの?……

【一応、訊いてみることに】
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 22:25:32.76 ID:ukvbZ/ESO
>>256

………僕、は……

【護は、本当に悩み苦しんでいた】
【こんな経験は初めてで、どうすれば良いかなんてわからない】
【どうやらその答えは、未だもう少しかかりそうだ】


【そして、しばらくしてから気づいた】
【今の自分は】

―――………そうでしたね、
【敵を前にして何て、隙だらけだったんだ。と】
【漸く、「檸檬は友人」と言う認識からら脱出する。】

………敵、なんでしたね

僕らの関係性はリセットされた、
全て、元に戻ったんでしたね
【迫る一歩に合わせて、こちらも一歩後ろへ引いた】
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/06(水) 22:26:42.77 ID:iq+lOv+jo
【樹海】

【──いつもは闇と静寂に充ち満ちる深緑の中、】
【今宵は、何故か、透き通る笛の音が、緩やかに漂っていた】


【音源の方に近い、やや木々の開けた場所】
【枝葉の天蓋の隙間から、細切れの月明かりが差し込む一帯】

【そこには、黙して月光を浴びている、一組の白骨体の姿があった】

【それらは、幹に背を預けて座り、互いに頭を寄せ合う形で、隣同士に並んでいた】
【白骨の表面には、薄らと苔の化粧を帯びていて、その歿後の悠久を言葉なく物語る】

【ただし、そこには、ほんの少しの奇妙】

【片方の骸の頭蓋には、まだ真新しい薄桃の花たちで編まれた、冠が乗せられていて】
【もう片方の骸には、肋骨の辺りに、純白の花と蔓草で作られた胸飾りが差されていたのだった】

【──夜気を揺蕩う独奏は、丁度、そんな彼らの真上から響いていた】


 ────…… ──…… ────


【樹木の枝の上に、その奏者は腰掛けていた】

【深黒のローブコートを羽織った、白皙の長躯】
【所々毛先が白く染まった烏羽色の髪を持ち、】
【首元には、古風な鍵が付いた黒のチョーカーが巻かれている】

【構えた金色の横笛に、唇が乗せられていて、睫毛は伏せられたまま】
【ただ調べを奏でることだけに心を埋めている様子で、その身は不動だった】

【──夜の樹海ともなれば、獣たちだけでなく、魔ノ物までもが蠢き出す魔境と化すが】
【その音色が響く一帯は、どういうわけか、生き物たちの気配が酷く希薄になっていた】

【綴られる名も無い譜面と、夜気を流れていく旋律】
【その音調は、物言わぬ骸へ送るのこそが相応しいような、昏く嫋やかなものだった】

【彼には、何ぞ乱すものが訪れない限り、その独奏を止める心積もりはなさそうだった】
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 22:27:06.09 ID:XNlqq6eSO
>>252
【朧に霞んだ湯屋の明かり、夜も更けているにも関わらず、がやがやと賑わしい町並み】
【温暖なこの地ならば、ともすれば早咲きの桜など目に掛けることも適うだろうか】

【風情溢れる春の宵、彼女の対角線上に。そんな中をふらふらと歩む人影がある】
【それは黒髪にひょろりと伸びた長身、黒い浴衣に健康サンダルといった軽装の】
【何と言うか、飄々と――軽そう≠ネ雰囲気をした、青年だ】

えーっ、とー。試行かいすーが、1536回で、結果として成功確率98.92%、くらい……
財布もあったかいし、もう一件くらいハシゴしちゃって大丈夫、だよねー?……、ね?

【頭上に風呂桶、小脇に手ぬぐい。どこからどう見ても、観光客――もとい、温泉宿の宿泊客スタイルで】
【頬がほんのり赤らんでいる所より鑑みるに、ほろ酔い加減のようだった】


【足元が覚束ない感じだったり、口調がどことなく舌足らずなのも。恐らく、その所為だろうか】
【ひょっとするとこの青年、彼女達(?)に衝突してしまうやも知れない。はた迷惑な話である】
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/06(水) 22:27:15.52 ID:aeSchMtLo
>>266

……───別に、いいけど。

【「いきなり触りたいとか、なんなのこの人」てきな目付き】
【人造人間ならではの(?)、氷のように冷たい視線を送る】

【触ってみれば分かるだろうが、肌の感触はふっつーである】
【強いて言えば、子供特有のすべすべもちもち感があるくらいだ】
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 22:27:22.03 ID:XNlqq6eSO
>>252
【朧に霞んだ湯屋の明かり、夜も更けているにも関わらず、がやがやと賑わしい町並み】
【温暖なこの地ならば、ともすれば早咲きの桜など目に掛けることも適うだろうか】

【風情溢れる春の宵、彼女の対角線上に。そんな中をふらふらと歩む人影がある】
【それは黒髪にひょろりと伸びた長身、黒い浴衣に健康サンダルといった軽装の】
【何と言うか、飄々と――軽そう≠ネ雰囲気をした、青年だ】

えーっ、とー。試行かいすーが、1536回で、結果として成功確率98.92%、くらい……
財布もあったかいし、もう一件くらいハシゴしちゃって大丈夫、だよねー?……、ね?

【頭上に風呂桶、小脇に手ぬぐい。どこからどう見ても、観光客――もとい、温泉宿の宿泊客スタイルで】
【頬がほんのり赤らんでいる所より鑑みるに、ほろ酔い加減のようだった】


【足元が覚束ない感じだったり、口調がどことなく舌足らずなのも。恐らく、その所為だろうか】
【ひょっとするとこの青年、彼女達(?)に衝突してしまうやも知れない。はた迷惑な話である】
//まだいらっしゃいますかー?
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) :2011/04/06(水) 22:28:07.95 ID:eI6aaZ2Po
>>262

ふー、これでやっとごはん食べられます!
1時間くらいかな? お腹減ったからごはんにしようと思って、それからずーっと考えてたんですけど。
フォルスさんもそういうことありませんか? 
お腹減ってるしごはん決めようって思って、よしこれにしよう! って決めてもなんかアレもいいなぁみたいになっちゃう時。

【そして立ち去る店員さんを見やり、ここで彼女はようやく伸ばしていた背を緩め、椅子に寄りかかる】
【それから、きっとあるのだろう紙ナプキン入れに手を伸ばし、自分の右手側に置き】
【これまたきっとあるのだろうカトラリーケースから一揃い取り出して、紙ナプキンの上に並べた】
【一息吐いて、机に肘をつく。組んだ指の上に顎を乗せ、緩く首をかしげて】

じゃあフォルスさんって呼びます。
あ、はい、ナースさんはしてませんー。
この服可愛いなぁって思って着てるだけですよ、可愛いですよね、なんかこう、白衣の天使ー! って感じで!
あと、人救ったりしながらさり気いろんな微生物とか殺しちゃってる辺りも萌えポイントじゃないですかっ?
何してる人って聞かれたら、えっとですね、すねかじりしてる人です!

【フォルスのことは、そう呼ぶと決め、宣言する】
【そして問いに答え、やはり、発言は逸れていく】
【それでも、服についての理由を述べている分にはマシなほうか】
【そしてそれは職業ではない、職業ではない】

……あ、ナースもいいけど和服とかも好きですよ、和服!
でも和服って黒髪とかのほうが似合うじゃないですか、胸とかも潰さないといけないし、それってちょっと窮屈ですもん。
着てみたことあるんですけど、下準備がちょっと面倒すぎて、日常着るのには適しませんねー。
慣れたらそうでもないとは思うんだけど、慣れるまでがアレですよね。

【それから思い出したように、そんなことまで述べ始めた】
【胸を潰すとさり気なく発言している通り、実は案外体型は豊かなのだった】
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 22:30:49.24 ID:dimpp3YSO
>>273
…失礼します

【頬っぺを軽くムニムニ】

なんら……変わりありませんね、普通の人間と
体力や筋力の方はどうなのですか?
やはり人より強化を?
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/06(水) 22:31:30.28 ID:njsuoBKE0
>>271

【ヒュウと風が吹き抜ける】
【吹き抜けた後、木々の間から、誰かが歩いてくる】

やぁ、こんばんは……いい夜だね……そしていい音だ……

【中心から左は純白♂Eは漆黒≠ノ分けられた腰ほどまでの美しく、奇妙な長髪】
【ローブのフードを深目に被り、表情どころか、輪郭すらも全く見えない】
【腰ほどまでの長さの、白い十字架≠ェ規則正しく幾つも付いたディープブラックのローブ】
【中には灰色のストライプの入った漆黒のスーツに、黒い十字架≠フ入った純白のネクタイ】
【スラックスの腰部分にはXを描くように二本の白≠ニ黒≠フ拘束用のベルトが巻かれ】
【靴は、刺々しい装甲の付いた黒い装甲靴で、左腕には天使≠フ刺青、右腕には悪魔≠フ刺青が】


【身長は180程か、声は美しく響き渡る、年齢は判別できないが男ではあるだろう】
【これほど異質≠ネ格好をしながらも、どこか存在感の薄い∴象を放っている】
【聖人≠ノも悪人≠ノも見える、不可思議な人物】

【透き通る音色のような声で、そう話しかける】
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 22:31:55.56 ID:kg3ez1f5o
>>275

中々それはねぇなぁ

【食事の選択を迷うか、という質問にはこう答えた】
【食事に選択肢がある、という状況が珍しいからだ。そのせいか、迷うということがあまり無い】
【そこまで深くは語らないが】

すねかじりねぇ

【ナースに関する話より、その部分の方がフォルスにとっては重要であった】
【何でも無い質問に思えるかもしれないが、これはフォルスの職業に直結する質問だからだ】

普段は何してるの?

【頑張って話をスルーしつつ、質問を続ける】
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/06(水) 22:32:42.62 ID:DQA93iyAO
>>268

ええ、でも―――。

【取り出された紅の戦斧、否、ギターか】
【其れを少女は、避ける訳でも、受ける訳でも無く】
【斜めに構えた細剣で、斜め上にと、細剣の刀身の上を滑らせて『受け流そう』とする】
【本来なら、細剣でそんな事は出来ないが、今の淡い光を纏った細剣ならば、魔術で強化された其れならば、出来る筈なのだ】

―――折角、こうして聞いているんですから。
魅せてくれる事を期待しても、良いですよね?

【ふんわりとした、柔らかな微笑みを浮かべた少女は、これでいて割と容赦が無い】
【もし、受け流す事に成功し、青年に隙が出来てしまったなら】
【無防備になった腹部――先に一撃を加えた場所に、靴先をめり込ませるような、無慈悲な蹴りを放つだろう】
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/04/06(水) 22:38:53.79 ID:FOmzg+G3o
>>267
証明することができなければ、その考えは認められない、と思うがな。
証明するからこそ、人は其れが正しいと知ることができる。
例えそれが机上の空論であったとしても、実体を伴わない虚像であったとしても、だ。

【彼は、ごく当たり前のことを続ける】

田んぼの田などと答えたことはないが・・・・・・
さらに言っておくが其れは思考ではない、只の自己満足だ。
自己満足でよいのであれば、そのように証明されたことを否定するのもかまわない。
所詮自己満足だから、な。

【ちらり、と魔術教会のワッペンを見つめ】

(魔術協会・・・・・・魔術師というより只の偏屈なような・・・・・・)

【そんなことを、思う、その程度か、と】
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/06(水) 22:39:07.47 ID:aeSchMtLo
>>276

……。

【ほっぺをムニムニされても、やはり無表情】
【殆ど感情を表に出さないその姿は、まるで人形のよう】

…………いや。
身体能力は、一般人以下……。
成長もしないから、一生この体型だし……寿命も、短め。

【アンドロイドとはいえ、そんなに万能なものではないようだ】
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 22:40:27.78 ID:IyrzJv6DO
>>263

ふふ──気にすることはないんじゃないかなーぁ?
だって今まで、誰にも言えなかったんでしょう?
積もり積もった感情を、無理にせき止めることはないよ

【そんな彼の様子を見て、ほんの少しだけシズリは困ったような笑みを見せる】
【だがその笑みは困惑というより──弟を見るかのような、そんな暖かいもの】
【今まで我慢してきたのだ──この瞬間くらいは、いいじゃない】
【──そんな気持ちが、籠もっているのだろう】

魔法薬か──じゃあ、何かあったら頼りにしようかなーぁ、イマミオ君?
あんまり魔術方面に詳しい知り合いもいないし……案外、イマミオ君を頼りにする日は近いかもねーぇ?

【くすくす、くす】
【何度も、何度も。彼の名を呼んだ】
【イマミオ君、イマミオ君。ねぇ、イマミオ君】
【悪戯っぽく囁かれた台詞に、彼の名は混じる】
【普段と変わらぬ路地裏の空気──それでも、今この瞬間は。シズリとイマミオの会話は】
【まるで、子供同士が語り合う秘密の作戦の、ワンシーンのようで──】

『八福尽星』──なるほど、もしかしたらその用心棒が「旦那さん」かなーぁ?
だとしたら……いつか会いにいかなきゃねーぇ
大切な『友達』であるイマミオ君がお世話になってる人だから、ね
それと、格好については了解したよ
出来る限り、善処する

【──かつん】
【笑みを張りつけたまま。一歩シズリは前へ進む】
【話しはじめて、だいぶ経った】
【そろそろ、お開きの時間だろう】
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 22:41:46.33 ID:maZ7xyiSO
>>269

さっきしてた事?
月が綺麗だなーと思って、月明かりを浴びてただけだよ。

【先程の「わからない」で釈然としない気持ちになりながらも、翼を羽ばたかせながら少女の問いに答える】

それにしても、今日は星が少ないね…。
人の街からそんなに離れてないと言っても…。
【空を見上げながら呟く】
【ちなみにこの時、空は晴れており】
【星はそれなりに光っていた】
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) :2011/04/06(水) 22:42:42.97 ID:eI6aaZ2Po
>>278

そうなんですか?
えー、羨ましいです。
だって私、結局決まらなくて晩ご飯抜いたこととかあって――――。

【あまり語らないことに、単純にそう言う性格なのだろう、ときっと彼女は判断したのだろう】
【結局迷ってて眠れなかったとか、お腹が減って凄かった、とか。やはり、どうでもいい言葉の群が踊り狂う】

はい、すねかじりしてます。
親っていうか母親は働け働けってうるさいんですけど、なんかこう緊張感無いんですよねー。
だって親のお金あれば普通に生きていけるじゃないですか?
ごはんだって普通に食べられるし、家あるし、洋服だって買えちゃいますしー。
これが親いなくてお金ない! とかだったらもうそれこそナースでもやろっかなって気分になりますけど、ねー?

【すねかじりについて、彼女は何の罪悪感も抱いていないらしい。
 こうして外に出ている辺り、家どころか自室からも出てこない人種よりもマシなのかもしれないが、
 外に出るということは、つまり。その分お金もかかるということ。
 親からしたら、どちらがマシなのだろうか?】
【多少行儀は悪いが、いまだに食事は来ない。肘をつくことをやめないまま、彼女が口にするのは、この世界にしてはずいぶん平和に汚染された言葉】
 【きっと、あまり苦労して生きたことが無いのだろう。「これが当然」とばかり】

普段ですか? そうですねー。お散歩とかお買い物してますよ?
たまに親の仕事手伝うんですけど、あんまりやりませんねー。

【やはり、定職は持っていないらしい】
【無理矢理に仕事としてあらわすならば、臨時のアルバイト、だろうか?】
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/06(水) 22:42:44.47 ID:iq+lOv+jo
>>277

【──ぴたり、と】
【奏でられていた旋律が、溶け入るように先細り、そして途絶えた】

【閉ざしていた瞼が開かれ、紅玉の瞳が覗いた】

 ──……生憎、誰かに聴かせるためのものじゃないンでな

【横笛から口を離すと、冷たい色を点した双眸が、現れた人物を見据える】
【そして、その幽玄さを感じ取ると、何処か怪訝そうに、その眉が僅かに顰められた】

 ……自殺しに来たのなら止めない
 寝床の近くだったンなら、騒がせたな

 それとも何だ貴様は、森の妖精か

【と、樹上に腰掛けたまま、彼の方へと言葉を放り投げた】
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/06(水) 22:45:55.95 ID:fQwEXr/A0
>>270

【返答。そして、一歩、引いたのを見て。瞼を、一度、落とす。笑みは、浮かべず】
【彼の、言葉を、咀嚼する様に。唯、胸の内で、繰り返して。だが、己の、唯一は、未だ、見付からず。 揺らぐ、ばかりで】

……。そう、……そうなんだよ……正に、……
……≪No.700≫だった頃と。……初めて、……会った、時に……戻った、……

……だから。……。……だから、

【何度も、結論を、出す前の、言葉を、紡ぎ。答えは、決まっている筈なのに】
【どろり。感情を、吐き出す様に。表情は、悲痛な、物だった。其処に、意味は、有るのか。見出す程の、事が、有るのか】

……恥ずかしいから、……一度、しか、……言わない……
…………拙者は。貴方に、申し訳無いなんて、想わない

砂糖みたいに、甘い、表情を、向けるなら。 遠慮無く、殺す

【彼を、挑発する様に】
【大昔の、口調。初めて、出会った時の、口調。まどろみ、未だ、眠りから、覚めない様な。甘ったるく、只管に。恥ずかしい、言葉で】
【恐らく、最初の、出会いを、意識しているからか。場の、空気を、壊す様に。ぽつり、紡いだ、其れは】

【そして、左腕から、骨と、肉を、組み替える様な、不気味な、音。腕の、形状を、変化させ、レイピアの様に、細い、刀身が、現れる】
【交戦の、合図。向けるのは、殺意。明白な、意思。 だが、其処に。僅かな、躊躇いが、混じっている事に。彼は、気付くだろうか】
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/06(水) 22:45:58.76 ID:29op4fiw0
>>274

【対してこの少女は、髪からはとうに水気がはけ切っていて】
【きらびやかな灯の中、浮かぶ生娘の肌はひたすらに白く、服は僅かに汗ばんで】
【恐らくは、風呂は後回しで夕食後のそぞろ歩きと言ったところか】
【――なんだか遅いような気もする】

…どーしよっかなぁ、射的とかしよーかなぁ?
おっきいダルマ落としがあれば、負ける気しないのにサぁ!

【思考の中身を、完全に遊び歩くことへと切り替えて】
【持て余す元気から小走りに進む姿は、どうにもこうにも子どもらしい】
【131センチの背丈を考えれば、自然なことだけど―――】


「…む。マスター、前方に何方か居らっしゃい――」


 【―――ごつんッ!!】


――ん、っ…!!

【依然として姿なき第三者の助言も、むなしく】
【少女の頭は、青年の胴体とごっつんこ! してしまうだろう】
【――ぺたりと尻餅をついて、不満げな眸が彼を仰いだ】

//「俺はここにいる。ここでお前を待っている。ずっと…」
//つまり、よろしくお願いしますということです!
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 22:46:05.73 ID:dimpp3YSO
>>281
そうですか、色々と犠牲になっているのですね
かわいそう…というのはこの場合失礼ですかね
私は悲しいです…とても

【話を変えるためかポンと手を叩き】

ところで、一体どなたが貴女をお作りになったのですか?
(科学者といえば身の回りがおろそかなのが大抵ですしね、お金もありそうです)
(もしかしたら仕事があるかも…)
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 22:51:36.17 ID:NWvN+Pcao
>>283

………そう…

【小さく返事をして、夜空を見上げる】
【そこには確かに綺麗な月が浮かんでいて、その周りにはそれを引き立てるように星が散らばっていた】


……うん…綺麗だね…
きっと……お星様も…遠慮してるんだよ……

【そんなロマンチックな言葉を口に出すが、以前その顔は無表情】
【けれど、その姿は紫色と相まって凛として見えるかもしれない】


(どうしよう……)

あの……本当は…道に迷ったの……
…町は…どっちか…判る?

【本日二度目の嘘を吐いた】
【それはさっきの様なものよりは、数段わかりにくいものだ】
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 22:51:55.61 ID:kg3ez1f5o
>>284

(驚くほど一般人……どうせ一般人ならもっとこう普通のをだな……)

【すねかじりに関して殆ど罪悪感が無く、定職にもついていない】
【一般人、かどうかはさておき、少なくともフォルスからすれば普通の人間】
【この時点である種の”期待”からは逸れているが手当たり次第に声をかけていたのだからそれも当然】
【どうせ外すのならもうちょっと大人しいのが良かった、なんてことを思い始めていた】

なるほどねぇ

【そうフォルスが相槌を打つころには、頼んでいた料理が運ばれてきた】

ところで、だ
りすくちゃんは、変わった過去とか経験とか、ある?

【頬杖をつきながら、変わった質問をかけた】
【呆然としても仕方ないし、何故、と疑問も持つだろう】
【当人からすればこれは当然の質問で……まぁ端的に言えば、親に対して罪悪感が無いことと驚くほどのマシンガントークには、何かしらの理由がある、と考えたのだ】
【つまり、変わり者である理由を探ろうとしている】
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/06(水) 22:52:21.94 ID:o+b21+lqo
【街中】

………

………寒い。

【春になってきたとはいえど、まだ夜風の寒いこの時間帯】
【人通りもちらほらとまばらな街中を、闊歩するのは一人の小柄な少女】

【月光を鮮やかに反射する銀色の短髪に、アホ毛が一本ぴょいんと伸びて】
【時折瞬きする程度、人形の様に動かない深紅色の瞳】
【白いローブを纏って、そこから伸びた四肢は病的にまで白い】
【おまけに、首にはNo,27と刻まれた金属製のネームプレート】

【そして、何より異彩を放つのは、彼女の周囲にある、数本の触手】
【ローブの内側から伸びているようで、彼女を守るように蠢いている】


……へくちっ


【更に言うと、行動全てがどこか、機械的で、無機質で、端的に言うと】
       【───人間らしさを感じない】
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 22:52:56.80 ID:MjhuoVTSO
>>279
【その策は、成功するだろう】
【“ギター斧”による斬撃は、少女の細剣に受け流されて。然し】

【“振動”だけは、僅かに】
【細剣に、細剣と繋がる少女に。確かに、伝わるだろう……とは言えど、ほんの僅かな、“弱い”振動だが】

がっ……

【そして、策の成功は、そのまま、少女の一撃の成功にも繋がり】
【身体をくの字に折り曲げ、吹き飛ばされる青年……彼はそのまま、路地裏の壁に背中から激突して。カッコ悪いが、尻餅をついて】

【然しその時】

【“不思議な事”だ】
【“割れる音”が最後に鳴った空間が、いきなり“破れた”のだ】
【そこから現れる、白い、あまりにも……病的なまでに、“純粋な白”(ラインヴァイス)な、右腕。無数の「切り傷」が刻まれた、不気味な腕】

【そこから、その掌から“放たれる”】
【それは、“酸属性魔翌力の線”……所謂魔翌力レーザーと呼ばれるそれ】

【狙いは、少女の足元。薙ぎ払うようにしたそれは、命中した物を“溶解”する】
【回避自体は簡単。然し当たれば被害は大きい、危険な攻撃】
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 22:53:06.70 ID:bsmS5/Ic0
>>282

そう、か…………そう、だよな…………
じゃあ素直に言うぜ、シズリさん――――――――色々、ありがとう

【誰に気兼ねする必要もない。シズリに言われて、ふとそれに気付いた】
【なら、伝えたい言葉は、伝えられるうちに伝えるのが正解なのだろう】
【何度目かもわからない、しかし偽らざる本心――――自分の過去を、認めてくれて、ありがとう】

あぁ…………!
まぁ、愛を語らって、スリルを楽しむシズリさんに、こんな事は言う必要ないだろうけど…………
媚薬なんて言われた日には、逆の薬を進呈しちまうから、そのつもりでな!

【冗談めかしつつ、そんな警告を飛ばすイマミオ】
【『愛』や『性』の語が嫌いだと言う『彼』なら、媚薬に相当する薬は作れても、絶対に作るのを拒否するだろう】
【『彼』にも、嫌いな薬と言うものは存在するのだ】

(妙に…………落ち着く様な、落ち着かない様な…………やっぱり、良いもんだな…………『本当の名前』って言うのは…………)

【繰り返される『イマミオ』の語】
【もはや、偽名である『イマミレイ』に慣れ切ってしまっているのか、なんとなく落ち着かない響きでもあるが、それでも】
【やはり、『彼』にとっては『本当の名前』なのだ。その落ち着かなさは、不快な物ではなかった】

良く分かったな、シズリさん…………あぁ、大事な旦那だ…………
俺のお得意様でもあるし、商売に際して色々と手間を焼いてもらったし…………今でもたまに、仕事を紹介してもらってる…………
だからさ、連絡手段があるって言うのは。まぁ、リアルタイムとまではいかないだろうけどさ

【問いかけには、首を縦に振るイマミオ】
【仕事上では、一番強い結びつきの相手なのだろう。イマミオの言葉にも、節々に強さが戻っている】

――――ん?
どうした、シズリさん…………

【会話も一段落つき、そろそろお開きかと思われる場面で、一歩、足を踏み出すシズリ】
【その動作の意図が読めず、イマミオは微かに首をかしげた】
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/06(水) 22:54:12.76 ID:njsuoBKE0
>>285

それは把握している……誰かに聞かせたいなら街中で弾けばいい……
ただ、僕は感想を述べただけだよ……

この美しくも切ない魔境≠ノ引き寄せられて…

【透き通るような、それでいて無機質な声が響く】
【月明かりに照らされても、一向に表情は伺えない】

むしろ逆だね……僕はそんな人がいないか探しにきた
寝床でもないね、それに、ここではあまり心地よく眠れそうにない……

フフ……妖精≠ゥ……そうかもしれないな……君にはどう映る?

【ただ作業的に、二つの問いにスラスラと回答をしていく】
【三つ目の質問に少し可笑しそうに、笑を含んだ回答をする】

僕からも質問していいかい?君は何故このような場所にいるんだい?
君は自分を善≠ゥ悪≠ノ区分するならどちらだと思う?

そして……君は救いを求めているかい?
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/06(水) 22:57:11.01 ID:A5QgILxfo
>>280

何が正しいかも判らないのに何を証明しろというのか。
そもそも、正しさを求めることも自己満足だ。
別に、何かを求めているわけじゃない。頭を動かしているだけに過ぎん。

【男の考えに同調するでもなく】
【少女は自身の考えを主張する】

そうか、答えたことがないか。まぁいい、人其々だ。
誰が何を考えていようと個々の自由、関係のないこ事柄。

だが、言い方が悪かったのも事実かも知れんな。
正しくない、と言ったのではなく、それだけでは無い、という意味だったのだが……

【まぁいい、と】
【苦笑いにも似た表情を一瞬浮かべて】

――――無意味だな。議論でも討論でも日常会話でもない。
そもそも、話の題材が問題だった。盛り上がる内容じゃない。

【そういうと、ワッペンを見つめる視線を知ってか知らずか】
【両手を白衣のポケットへと突っ込み、男から視線を外して】
【男の横をすり抜けるように、歩き去って行こうとする】
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/06(水) 22:58:06.34 ID:aeSchMtLo
>>288

……別に。
貴女が気にするようなことじゃ、無い……。

【無表情という仮面は、揺らがない】
【仮面の奥では、悲しみの色を見せているのだけど】

……──知らない。
正確に言えば……少しは、知ってるけれど。
…………口出しを、禁じられてる。

【あまり、"創造主"との仲はよろしくないようだ】
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/06(水) 22:59:23.20 ID:GypFWivco
【ビル屋上】

本当、面白いくらいに、鉢合わせ無いものだねェ
……嗚呼、もう。探してるから、逆に見つからないのかな

【指先から紙飛行機が舞い、眼下の旧市街へとごくごくゆっくりと下降していく】
【フェンスを乗り越えた先に白い足を垂らして、ぽつりぽつりとつぶやく金髪赤目の少年が一人】
【黒紫の襤褸外套に柄有り、右肩から胸下までベルト付のニットポンチョにこげ茶ハイネック】
【白黒のフリルショートパンツにモノトーンの縦縞タイツ、白いハイブーツ】

【少年と言うには少々女性的な服装、ぽつぽつと語る声はボーイソプラノ】
【どこか悲哀を込めた口調で、乾いた夜空に視線を馳せた】
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/06(水) 23:04:03.02 ID:DQA93iyAO
>>292

【僅かな振動を受けたが、それは握り締めた細剣を取り落とすには至らない】
【吹き飛んだ青年に視線をやり、更なる追撃を加え、戦意を全て吹き飛ばしてやろうかと考え】
【ぐ、と、夜天に翳すように、細剣を振り上げた所で】

【生じる、異変】
【空間を突き破り、現れた傷だらけの白亜の魔手】
【それが何を仕掛けてくるのか解らず、一瞬、戸惑ってしまった所に、放たれる一筋の光】
【危ない、と、瞬時に其処を飛び退いたが、確かにその光は少女の左足を掠めていて】

……うぁ、っ、掠めた、だけなのにっ……。

【制服は、溶け落ちて、少女の左足にも、斬り裂かれ、其処に薬液を流し込んだような、酷い傷が生まれていた】
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) :2011/04/06(水) 23:04:07.73 ID:eI6aaZ2Po
>>290

まあ、やっぱ親がいなくなったら働きますねー。
だって片親ですもん、母親だけ。
普通の家なら二人分余裕ありますけど、うち一人ですから。
当然蓄えも一人分ですよ、そしたらどうしようかなあ。

【すねかじりに罪悪感は無い、寧ろ、親を自分が生きるための財布と見ている節さえある】
【ため息をひとつ吐いて、視線を僅かに右へと投げて】

やっぱ親孝行とかした方がいいんですかね?
私がもし親だったらどっちがいいかなぁなんて考えることはあるんですけど、
私親だったことが無いから良くわかんないんですよねー。
「相手の気持ちになって考えろ!」なんていいますけど、私は私であってその人で無いんだから、そんなの無理なんですよね。
同じような経験したからって、私と他人、考え方違いますもん。
同じような気持ちになることはできても、それって似たような何かですもんね。
細部が違うくせにやたら細かい助言なんて邪魔でしかなくないですか?

【店員が来ようと、彼女は知らん振り】
【話を途切れさせることは無く、しかし、小さく会釈だけして】
【最終的に投げた疑問は、親孝行とは無関係】
【運ばれてきた料理を自分の方へと寄せて、ついでに運ばれてき(て)たウーロン茶に手を伸ばし】

ていうかオムライスですし、アイスティーとかの方が良かったかな? 横文字ですし。
まあこれもティーですよね、アイスティーって紅茶でしたっけ?

え。変わった過去ですか?
フォルスさんー、女の子口説くときは順序ってものがありますよ?
ナンパして即思い出話なんてやだなぁ、いただきまーす。

【ストローでちゅーちゅー吸ってから、そんなことを尋ね】
【投げられた質問にはきょとんとした後に、からかうような笑顔を向ける】
【冗談やその類のものとして処理されてしまったらしい、頬杖をつくのをやめて、両手を合わせて】
【定型文を口にし、先ほど並べたフォークで食事を開始】
【オムライスとスープでナイフまで並べる必要があったのか、どうも謎だった】
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 23:04:15.65 ID:maZ7xyiSO
>>289

そう…かな?まぁ、そういう事にしておくけど。

【生憎、少年はそこまでロマンチックではなかった】

…えっ?「道に迷った」?
食べ物を探してたんじゃなかったの?

(嘘だったんだ……。)
(まぁ確かに変な所はあったけど……。)

「町がどこか」、ねぇ……。
ちょっと待ってて。

【そう言うと、少年は翼を広げ】
【空に飛び立った】

【数秒経ち、少年が降りてくる】

…あっちの方に光が見えました。あっちに行けば、町に着くと思う。

【そう言い、町があるのであろう方角を指差す】
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 23:07:39.97 ID:ukvbZ/ESO
>>286

――…………えぇ、懐かしいですね、檸檬さん

【護は、檸檬の言葉に出会った時の事を思い出して、そう言いながら】
【腰の刀を抜く、それは前回のあの能力の一本でも、機関のデータベースに書かれていたあの鍛練用の一本でもなく】
【もう一本、正真正銘の刀、無銘刀だが真剣である。】

………、
僕も、気持ちはこの前から変わっていませんよ。

………“[ピーーー]寸前まで、闘りますよ。貴女のその夢幻想を潰すまで。”
【戦意は十分、心意気も十分】
【檸檬とは相対的にもう護の迷いは完全に無くなっていた】
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/06(水) 23:09:46.11 ID:iq+lOv+jo
>>294

【窺い知れない表情から発せられる声は、彼に警戒の色を濃く滲ませた】
【滔々と言葉を並べていく男に、ますます眉は顰められるだけで、応答も殆ど無く】

 ……あァ、そうだな
 良い歳こいて自分のことを妖精だとか言っちゃうやつは、間違いなく妖精だろう

【「脳味噌の容量がな」】
【そのように吐き捨てて、金色の横笛を、軽く宙空に放り投げる】
【と、その横笛は、金色の粒子と化して、空気に溶け入るように霧消していった】

【両の手は外套のポケットに差し込まれて、未だ仏頂面だったが、】
【男から返された問いを聞くと、短い鼻息で小さく笑んで、】

【「……宗教なら間に合ってンだが」】
【呟き混じりに、左手で頭を掻く青年】
【その腕は、屍肉で出来ているかのように血の気がなく、そして薬指には銀環の姿があった】

 ──別に。静かなところを探しに来ただけだ
 俺は善人じゃない、だから消去法で悪

【そこで一息挟んでから】

 ……──救い。あァ、欲しいだろうな
 だが、他人から与えられるような安っぽいそれなら、全く要らないな

【と、そこで漸く口を噤んで、冷え切った眼差しを向けた】
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 23:11:28.52 ID:kg3ez1f5o
>>299

(流石に初対面の男にそう易々と昔話はしない、か)

【こんな短時間で昔話を聞くなど、軽率な行動ではあった】
【信念や信条、或いは何かしら戦いに身を置く人間は昔に何かあることが多く、聞けばあっさりと話してしまう人間が多かった】
【しかし目の前の女性は普通の人間。少なくとも今はそういう認識。ならば話さないのも当然だ】
【その過去が良かろうと悪かろうと関係無しに】

まぁ流石にそうだよなぁ。話さないよなぁ
ただ、普通は親のすねかじりしてる人間ってのは、ありえないぐらい劣等感を抱えてることが多いんだ
それが殆ど見えないから、何か特別な事情でもあったのかって思ったんだよ

【おかしな質問をした理由を話しながら、食事に手をつけ始める】
【当然知らないだろうが、彼が行動の理由を話すことは非常に珍しい。しかも嘘ではなく本当の理由だ】
【とはいえ、この発言は人によっては心を覗かれているようで不快かもしれない】
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 23:12:41.69 ID:dimpp3YSO
>>296
そうかもしれませんが
なんだか、申し訳ありませんね
他にどう言えば良いのか分からなかったものですから
どうかお気になさらないで下さいね、先程のは私の単純な感想と言うか気持ちと言うか…
失言でしたね

【例えば他人のコンプレックスを知らず知らずつつくような、なんだか悪いことをしたような気がして】

【その後残念さを表すため息を一つ】

そうですか
貴女の御主人様は秘密主義なんですね
仕事が見つかるかと思ったのですが……残念でした
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 23:14:06.20 ID:NWvN+Pcao
>>300

…うん……
だから……あなたもここにいたんじゃ…ないの?

【さっきそう言ってたじゃないか、と言わんばかりに】


…うん、……ごめんなさい…

【嘘を塗り重ねているのが申し訳なくて、そう謝罪した】

わかった……ありがとう…

【踵を返し、指された方角へと歩き出そうとするが】

……ヘイロンさんは…魔法が使えたりする?……

【唐突にそんな質問を投げかける】
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 23:15:07.38 ID:MjhuoVTSO
>>298
……ッ、……はぁッ……「D・D・R(ディファレントディメンジョン・レクイエム)」……

【純白なる腕。それは再び、破れた空間の中に潜伏する】
【その数瞬後、空間の破れは修復。青年は相変わらず、“不気味な笑み”を浮かべ】

…………“「酸」の能力”……それ以外は……俺にも、“詳しく”は分からない。

【血混じりの唾を吐き捨てて、ギター斧を強く握って立ち上がり】
【ややふらつきながらも、青年は、虚ろな瞳で、少女を見て】

【ギターには、音の魔翌力が蓄積され始めていて。先程の“腕”……空間を破る、“禁忌”は、動きを見せない】

【然し……“完全に消えた”“二度と出て来ない”訳は無い】

【《レクイエム・from・ラインヴァイス》……正体こそ不明だが、それは確かに、青年が持つ“特異”】
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 23:16:52.47 ID:XNlqq6eSO
>>287
【体を洗い清めて湯舟に漬かり、すっかり暖まったところに酒と肴を口にした後】
【後は宿に帰って寝るだけだが、いやどうしようか、と――】
【すっかり上機嫌なもので、周囲への気遣いは思考の端に追いやられていた、彼】
【避けることなど出来はしない。それはそれは見事な、正面衝突の図が出来上がる】


…………う、わ――っとぉ!?

【ごつん。千鳥足ではろくに踏み止まることも出来ず、情けなくも脚を縺れさせ】
【彼もまた尻餅をついて、あー、とも、うー、ともつかない呻き声を唇の端から漏らした】
【ぱちくりと瞬きひとつ、ごしごしと目許を擦り。夢から現に、意識を引き戻すと】

【緩く着込んだ浴衣が片肌脱ぎに肌蹴たのを、左手で正して――それから】

あ、えーっと。その……御免、ねー?

【ひょいと立ち上がれば小さく一歩、少女へと歩み寄りその長身を屈め】
【へにゃり、人懐っこい――悪く言うならば、どうにも締まらない笑みを浮かべて】
【目線の高さを合わせ、細めた双眸の奥より心配そうな視線を向けると】

【「大丈夫かい?」なんて宣って、左手を少女に伸ばした。性質の悪い手合いでは、無いよう】
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/04/06(水) 23:16:55.62 ID:FOmzg+G3o
>>295
たしかに、その通り、だな。

【無意味、という言葉に対して、同意する】
【そもそもそんなことを言い出したら止まらないのだから】

こちらも話を広げることができず申し訳なかった。
他の者なら、うまく話すことができたのだろうが・・・・・・・

【横をすり抜け去っていく少女にそう言って】
【自身も少女とは反対方向に歩いて行く、リンゴの袋を抱えて】

/お疲れ様でした。
/話を広げることができず申し訳ありませんでした。
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/06(水) 23:17:17.28 ID:fQwEXr/A0
>>301

【迷いが、無い、其の、言葉に。異形は、罪悪感を、拭う様に、悪しき笑みを浮かべた】
【ああ、そうだ。彼は、何時だって、そうだった。何時もは、優しい子でも。真摯に成ると、自分の、意志を、確立させる】

【何て、―――何て。 正しい≠フか】

……どうせなら、……殺して……、……よ……

【ぽつり。紡いだ、言葉は、嘘だった。本当は、生きて居たかった】
【異形は。彼女≠ヘ。甘え腐った、夢を、愛で続けたいと、願い。彼は、其の、意志を、潰そうとする】

【護る為に】

【最初は、接近。一歩、大きく、踏み出して。其の、左腕を、彼に、振り上げようとする】
【階段という、地形の、悪さ。下手をすれば、自分が、転ぶかもしれない。然し、其れも、構わずに】
【左腕は、重量が、有るのか。目に見える程、遅い、其の動作で、向かうだろう】
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/06(水) 23:18:09.83 ID:A5QgILxfo
>>308

/お疲れ様でしたーっ
/いえいえ、此方の出した話題から悪かったです!申し訳在りません!
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 23:21:12.08 ID:maZ7xyiSO
>>305

いや、僕は迷ってはないよ。
迷っても、さっきみたいに飛べば帰れるし。


【少女の問いに対し】

…魔法は使えないよ。「変身」は出来るけど。

【そう答える】
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 23:21:32.91 ID:IyrzJv6DO
>>293

ん、どういたしまして、イマミオ君

【彼の素直な言葉に対し──此方も。恐らく初めて返礼をする】
【ありがとう──どういたしまして】
【2つで1セットの、その言葉】
【「キミと私は……」──そんな台詞は、紡ぎはしなかったけれど】

ふふ、そんなことしたりしないよ、イマミオ君
『友達』の嫌がるような真似、したりしないさ
でも──肝には一応、命じておくからね、イマミオ君?

【イマミオの言葉に対しては、更にそんな冗談をシズリは返す】
【そも媚薬なんて必要なさそうというのはあるし──】
【加えて、折角築いた関係を「媚薬如き」で崩したくないというのも──本心にあったのかもしれない】

なるほどね──話を聞けば聞くほど、いい人みたいだ
是非とも……いずれお会いしたいかなーぁ?

──いや、何もかにも
元々こっちに行く予定だったからさ
丁度、自宅もこっち方面だし

【「旦那」の話から、歩みの理由について、そう断り】
【彼女はまた、にこりと笑みを浮かべて自身の進行方向を指差した】


【かつん】
【また一歩、前へ出て──】

   あぁ、ところでイマミオ君

【かつん】
【イマミオの左横を、通り過ぎようと】

   イマミオ君──最後に、ひとつ

【──かつん】
【嗚呼、その位置ならば】

   イマミオ君──キミは

【────かつん】
【イヤリングのナンバリングは】
【シズリの右耳のイヤリングに施された数字は】

   ≪カノッサ機関≫を、どう思う?

【────────、】
【見えること、きっと叶わない】
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/06(水) 23:22:12.55 ID:aeSchMtLo
>>304

だから……気にする必要はない。
それくらい、言われ慣れてる……。

【ちょっとだけ、声に悲しみを織り交ぜた】

……どちらにしても、あんなののところでは働かない方が良い。
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) :2011/04/06(水) 23:22:43.70 ID:eI6aaZ2Po
>>303

まあまず、話すことなんて無いですからねー。
劣等感ですか? ありませんよ、だって親って子どもを養うのが義務じゃないですか。
たまに守れないで棄てちゃう人とか居ますけどね、うちの親違うみたいですし。
こんなでも適度に愛されてるみたいです、ありがたいですよー、堂々と齧れますもん。

【言いながらも、一度フォークを置いて】
【視線は左側へと動く――それから僅かに伏せられる先にはスープがあって】
【移動し忘れていたのだろう、それを持って、オムライスの右側へと動かす】
【こんな、と表現する辺り、ある程度の迷惑さは自覚しているのだろうか、悪びれている様子は欠片も無かった】
【ところで、彼女は最初から左下を見たのではなく。左を見てから、下へと視線を動かした】

特別な事情って言いますけど、それってその人にとっては大帝普通なんですよね。
社会的に見たときは特別かもしれないけど、本人から見たら普通と言うか常識……って。
世界っていうか、言葉って難しいですよね。
見る人によって意味が違っちゃう、だから戦争とか終わんないんじゃないですか?

……ってまー、そんなのじゃないですよね、現実って。
武器屋だって大工だってお金欲しいですもん、お金無きゃそこらへんでホームレスするくらいしか道が無くなっちゃう。
やですよねー、そんなの。

【時々オムライスの山を切り崩しながら、口に運んで】
【口の中にものがある間は、絶妙に口を紡ぐ】
【二度三度、噛んで飲み込めば、まだ言葉を吐き出して】
【数口食べれば喉が渇くのか、ウーロン茶かスープに手を伸ばし】
【水分を飲みながらも、啜る音は一切立てずに】

ところでフォルスさん鶏肉好きなんですか?
ていうか男の人はもうちょっとちゃんとしたの食べると思ってました、個人的主観ですけどねー。
ほらほらああいうの。

【尋ねながら視線を向けることで示す方向の先には】
【いかにも家族連れまたはデートに来た辺りの男性を狙ったような高カロリーがっつり肉、野菜無し。あと炭水化物。そんなメニューを食べている人だった】
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/06(水) 23:24:41.54 ID:njsuoBKE0
>>302

そんなに警戒しなくても大丈夫……僕はただ話しているだけだから…
もっとも…君が望む≠ネら君を傷つける事も喜んで承ろう……

【人見知りの子供を諭すような口調で言葉を紡ぐ】
【敵意は感じられないが、底知れぬ不気味さはひしひしと空間に溶け込む】

宗教≠ナはない……ただの質問だよ…第一…この世界で教会∴ネ外の教えを広めるのは
些かナンセンスと言えよう……相手が大き過ぎるんだよ

そうか、確かにここは静かでいいね……巷では革命≠竄辯戦争≠ニいった物騒な言葉が飛び交うが
ここはそういった俗世≠ゥら隔離された場所だ……これこそ原初の世界

そうか悪人≠ゥ、自覚のある悪≠ヘ正義に近い……そう誰かが言っていた

【声の調子を変える事はなく、単調に答えていく】

そうか、自分で救い≠得る事ができるのか……強いな君は……
だが……世界は君のように強い人間だけではないんだ……悲しいけれど

【すっと滑るように、一歩、一歩と近づいていく】

316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 23:25:48.10 ID:NWvN+Pcao
>>311

……そう…

【安堵したかのように肩の力を抜く】

変身……見てみたいけど…帰らなきゃ

【そう言って、止めなければ町の方角へと歩き去ってゆくだろう】
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 23:27:08.91 ID:dimpp3YSO
>>313
分かりました、じゃあ気にしないことにしましょう

【変にフォローしようとしても逆効果にしかならないと考えた】

(あんなの…ですか…)
お嫌いみたいですね、御主人様の事
(まあ、当然と言えば当然ですかね…)
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/06(水) 23:29:27.55 ID:DQA93iyAO
>>306

【青年が立ち直るのとほぼ同時に、負傷により倒れかける身体を、壁に手を付き、無理矢理起こす少女】
【痛みか、現在の状況を憂慮したからか、顔色はあまり宜しくない】

(……脚が動かないと、戦力が著しく落ちるのが、バレたんでしょうね)
(これは、殺されちゃうかもしれませんね……)

はぁ、酸ですか、この傷の治りは遅くなりそうですねー……。全く、乙女の柔肌に消えない傷が出来たらどう責任を取ってくれるんですか?

【まだまだ若いんですよ、青春もまだなのに、なんて、言いながら】
【無理矢理、自分自身に活をいれて、一歩、また一歩と歩みを進める】
【そして、それと同時に、細剣に宿った光が、段々と膨らみ、強くなっていき】
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 23:31:55.36 ID:kg3ez1f5o
>>314

(ま、そうなんだよなぁ。特別な事情は他者から見て初めて”特別”だ)

【りすくの言い分はフォルスからしても尤もだった】
【当人からすれば特別は特別じゃないというのは、彼自身も分かっている】
【それでもそんな聞き方をしたのは、分かり易くするためだったのだがその必要は無かったかもしれない】
【いずれにせよ】

(違和感は拭いきれねぇなぁ。とはいえ、正義組織の関係者でも機関に敵対してるやつでもないのは確かだ)

【彼にとって重要なのはそこだ。はっきり言えば、先ほどの事情云々という質問はただの私事に過ぎない】
【本当に必要な情報は、機関とどういう関係にあるか。その一点のみ】

脂肪をつけたいわけじゃねぇからな
あれじゃバランスが悪い。油分を取ると、野菜もほしくなるんだよ

【重めだけの食事は感性に合わないらしい】
【答え方は何だか理屈めいてもいる】

……ん、意外と時間が経っちまったな
誘っといて悪いんだが、俺はもう行かせてもらうぜ
ここ、奢っといてやるよ

【いつの間にか食事を終えていて、急いだ様子でそう言うと席を立ち上がった】
【そのまま伝票を持ってレジへ行き、立ち去ってしまうだろう】

//かなり駆け足で大変申し訳ありませんが、時間が遅くなってしまったため、ここで終わらせていただきます
//ありがとうございました。お疲れ様です
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 23:34:52.33 ID:bsmS5/Ic0
>>312

――――……………………

【イマミオの顔に、安らぎに近い笑みがこぼれる】
【何もかもをあけすけにして、言葉をやり取りする仲――――それは、『家族』に近いものを感じさせる】

…………それを聞いて、安心したよ。シズリさん…………
やっぱり、あんたは良い人だ…………俺はそう思う

【ほっと、表情にも言葉通りの安堵が訪れる】
【もう、奇矯な服装にも意志は向かない。嫌いではあっても、それを超える『良さ』が、シズリにはある】
【そんな事をイマミオは思い――――】

あ、あぁ……そうか…………そりゃ、変な事を、聞いて………………、っ、!?

【――――自分の思考に、決定的な欠落がある事に、終ぞ気付かず。その名前を聞いた瞬間、表情をこわばらせる】
【歩みは、ただ家に帰る為。そう聞いて、その背中を見送ろうとしたのだが、続く『機関をどう思うか』の問いに】

――――――――前までは、物騒も、よそでやるなら勝手にしろって思ってたけど…………
その『旦那』が…………今は無力化されたけど、前に『卵』を貰っちまって……………………
正直、感心しねぇな…………こうして、身近に被害が起きて、ようやく実感するよ…………
旦那の事だから、商売柄仕方の無い事だって、言うかもしれねぇけど…………

【振り返る事を止め、背中越しに、答える】
【その奇抜な格好に気を取られ、イヤリングのナンバーに気付かなかった。始めは、心理的な死角】
【そして、すれ違おうとしている今は、位置的な死角】
【――――――――絆の深い知人が被害を受けたと言うのなら、『彼』の心中において、『機関』は決して心穏やかに語れるものではないのだろう】
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/06(水) 23:35:37.90 ID:aeSchMtLo
>>317

うん……だいっきらい。
……好きになれる、要素がない。
あんな、最低な人…………。

【余程嫌いらしく】
【感情の乏しい少女には珍しく、かなり酷評している】
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 23:35:44.98 ID:maZ7xyiSO
>>316

そうですか。残念です。
またいつか会ったら、その時に見せますよ。

さようなら、ゼーロさん。

【そう言って、少年は少女を見送るだろう】



/乙でした!
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/06(水) 23:35:50.84 ID:LjTdZTEjo
【とある埠頭】

――さて、と……港にセーラー服とは、これはまたまさしくぴったりかつ幻想的風景で御座いますが……
……次なる手を考案しつつ、各地を転戦――……ああ、その内情はまさしく絶望的日々……フフ――
そのような中、夜の海は……光無き暗黒の世界――、少しはわたくしの心に響くものも……――なんて……ね――

【セーラー服に紺のスカートを着て、長い青リボンの巻かれた水兵帽を被り、縁無し眼鏡を掛けて、】
【金色に煌めくロングストレートヘアーを靡かせている――、そんな身長160cm程度の少女が、波止場に立ち、海を眺める】
【鋭く光る眼鏡の奥から、冷めた目付きと、澄んだ蒼色の瞳が覗き――】

……しかし、気付けば時間も時間……わたくしといえど、眠気には敵いませんからね――
そろそろ帰りましょうか……、……ん……

【――ひゅう、と潮風が彼女の長髪を撫でる】
【帽子が飛ばされぬように、少女は優しく水兵帽を右手で押さえ込んだ】
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 23:36:05.33 ID:maZ7xyiSO
>>316

そうですか。残念です。
またいつか会ったら、その時に見せますよ。

さようなら、ゼーロさん。

【そう言って、少年は少女を見送るだろう】



/乙でした!
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/06(水) 23:37:24.42 ID:29op4fiw0
>>307

あれ……?

【青年も尻餅を打ち相倒れる形となって、少女は瞼をぼんやりと緩める】
【――少し、意外だったのだろう】

【寝惚けたみたいな彼の仕草を見やりながら、徐に立ち上がろうとする】
【差し伸べられた手には、ぷんぷんと首を横に振り】

…ふーんッ、アタシお酒臭い男のひとってキライ

【最初のうちは、半ば睨みを効かせるような顔で】
【上気した青年の姿を流し見て、侮蔑らしいものを向けていた】

 【しかし持ち上げていた頸を下ろし、青年と視線を合わせると】

でも、反省してるなら…
――温泉だしね、羽目を外すのは大目に見たげる!

【青年の柔和な――とらえどころのない――雰囲気に絆されて】
【少女は勝ち誇ったような笑みを形作り、膨張最初期の胸を張る】
【何だか理不尽な気がしてならないが、納得したようだ】

「紳士殿、お怪我は有りませんかな?
 いやはや。私のご主人が迷惑をおかけしてしまい、面目無い」

【次いで――響くのは、前述の「第三者」の声】
【円やかに熟して、キンキンした少女の声とは対照的に、耳に刺さらないそれは】
【薄く圧延されるように大気に溶けていきながら、青年の鼓膜にも届く】

「…私は“ベンヌ”と申しまして、このお嬢様にお仕えする者であります
 見てくれは指輪ですがな、宜しければマスターの目付≠ニでも思って頂きたい」

まー声を聞いて分かったと思うんだけど、随分と口煩いヤツよ
…頭ん中はシケてるし、どーしよーも無いわっ

【声の主が、少女の人差し指に通した「指輪」であることは】
【これを見よと言わんばかりに手をひらりと翳した少女の動きを見れば、明白】
【音の出どころも、おおよそそう考えて正しそうだった】


【―――言葉を結ぶと】
【少女は、くるくるとそこかしこに眼を向け始める】
【本来の目的を思い出したようで、目線の先には土産屋やら射的やらパーラーやら足湯やら.....】
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 23:38:49.37 ID:NWvN+Pcao
>>324
//乙でしたー
//何にも話を展開できなくて本当に申し訳ない
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/06(水) 23:38:49.68 ID:iq+lOv+jo
>>315

【青年は、男のように、一つ一つの言葉に律儀に応答はしなかった】
【ただ、言葉が紡がれていくのを、黙って見送ったり、時たま瞳を細めたり】

 (……幽霊よりも、なまじ声を返してくるだけこっちの方が薄気味悪いな)

【──宗教も革命も戦争も、今の彼からさしたる興味を引くことはなかった】
【男が言葉を並べ終えて、一歩だけ近づいてきたのを瞳に写すと、そこで口を開く】

 ──……さァな
 自分でその『救い』とかいうのを得られるかどうかは、また別の話だ

【言外に、自分の手で『救い』を得られているような、上等な存在ではない、と告げて】

 ……なら、一つ聞くが
 もし、この俺が、単に貴様の問いかけに頷いていたら──
 ──“救いが欲しい”と阿呆面して言っていたら、どうするつもりだったンだ

【そう問いかけを放り投げて、再び眼下の男の様子を伺う】
【木の上から見下ろすのでは、角度上、ますます表情が窺い知れなかった】

【──二人の骸たちは、ただ黙して互いの体重を預けあうのみだった】
【時折、骨盤や大腿骨の上を、百足などが音もなく横断していく】
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) :2011/04/06(水) 23:40:15.74 ID:eI6aaZ2Po
>>319

そうなんですか?
まあ、あんまり脂もの食べると体重って言うよりもお肌荒れますもんね。
にきびとか出来ちゃったりして、あんまり触ると痕になっちゃうし。
でも何か触らないでも居られない、みたいなことになっちゃって。
お薬とか使えばいいかなぁとは思うんですけどねー。面倒じゃないですか? 一日三回とかきっちり使うのって。

【首を傾げながらも、同意に近い意見を返し】
【問題が肌荒れ、という部分はだいぶ女性らしいのだろうか。
 今時、男の人も気にしているとは思うのだが】

あ、そうなんですか?
……って、お金払いますよ、それくらい持ち合わせてます!
ちょっとー!

【フォルスの言葉に首をかしげながら返し、フォークを置いて】
【彼女が次いで手を伸ばすのは、白衣のポケット。小さな財布を取り出すも、
 きっと相手はその頃にはだいぶ席から離れているのだろう、
 静止の言葉をかけるも、あんまりにも離れてしまっているからか、好意に甘えることにしたのか、席について】


…………あーん、ケーキとか買って帰ろうかな。

【数十秒後には意識がシフトされ、とりあえず食べ終えてから、再びメニューに手を伸ばした】

/おつかれさまでした、ありがとうございました。
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 23:43:10.41 ID:ukvbZ/ESO
>>309

………――――いや貴女、もう死んでるらしいじゃないですか?

【ふと、今更思い出し気づいた様に】
【檸檬にそう確認の言葉を返す】


………ゾンビは、頭潰すと死ぬらしいです。

【ホラー映画が得た様な曖昧な情報だが】
【ふとそれをここで確かめて見るのも良いかも知れない、そんな事を思う】

………なら、頭以外はいくらでも死なないで大丈夫って、
そう言う事…ですかね。

【だが、あくまで頭を攻撃するのではなく、[ピーーー]のを前提にするのではなく】
【「なら頭以外では死なない」と逆の方向からの方法を取るのは】

【きっと彼はどこまでも不殺の精神は持ち続けているからだろうか】


【そして檸檬が接近してくる、】
【彼女を左腕を振り上げると同時に、刀を上に構えて】
【左手の刀身が振り下ろされるであろうと単純に攻撃を予想し防御の体制をとる】
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 23:45:14.34 ID:dimpp3YSO
>>321
貴女にそこまで言わせるとは…余程なんでしょうね

【今まで見た中で一番大きな感情だった】
【逆にここまで嫌われるとはどんな人間か興味が無いでもなかったり】

言えなければ構いませんが、その方は研究は個人で行われているのですか?
勝手なイメージなのですがそういった…その、非人道的な事をするのは機関やその類の組織と関わっている事が多い気がします
やはりお金もかかるでしょうしね
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 23:45:46.64 ID:dimpp3YSO
>>321
貴女にそこまで言わせるとは…余程なんでしょうね

【今まで見た中で一番大きな感情だった】
【逆にここまで嫌われるとはどんな人間か興味が無いでもなかったり】

言えなければ構いませんが、その方は研究は個人で行われているのですか?
勝手なイメージなのですがそういった…その、非人道的な事をするのは機関やその類の組織と関わっている事が多い気がします
やはりお金もかかるでしょうしね
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/06(水) 23:46:36.03 ID:u1gI3Zbr0
>>323

【――そう、夜の海は光無き暗黒の世界】
【……の、ハズだったのだが】

ッらぁぁぁぁぁぁだぁぁああああああああああああああああああああああああああッッ!!
待ちやがれェェェェエエエエーーーーーーッッ!!よォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!

【少女が帰ろうとした矢先、何やらクソやかましい叫び声が海の方から聞こえてくる】
【もし少女がその声を捉えて、海を見やったなら――】

畜生ォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオッッ!!逃がすモンかよォーーーーーーーーッッ!!
たかがピックッ!!されどピックッッ!!一枚のピックであっても魂(タマ)込めろッッ!!
それがビッグ・スタァーーーーの条件だぜェーーーーッッ!!キバれやオレ様ァァーーーーーーーーッッ!!

【――ツンツンの金髪に、上半身裸の上から真っ赤なジャケットを羽織っているというド派手な容姿の少年が】
【自分で自分を鼓舞するような滅茶苦茶な叫びを撒き散らしながら、車イスで海上を激走しているだろう】
【車イスで海上を激走しているだろう】
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/06(水) 23:50:57.37 ID:IyrzJv6DO
>>320

ふふ──そう言ってくれると嬉しいよ、イマミオ君
良い人と呼ばれるのは……気分の悪いものじゃあない
むしろ、やっぱり嬉しいもの、かなーぁ

【間延びした、甘い甘い声】
【それを引き連れ。彼女はかつんこつんと歩を進め】

【──完全にすれ違い。イマミオに背を向け】
【思い出したかのように、もう2歩分進んで】

……そうだよねーぇ

     『 私もそう思うよ、イマミオ君 』

特に、ほら──
この間の深夜にやってたでしょう?水の国の──ルビーシャだっけ?
戦争だとか、なんとか……
ふふ──ほぉーんと……
そういったことは知らないところでやってほしいよ、ねーぇ?

【──やれやれ】
【その言葉は。呆れたような口調で紡がれた】
【まるで『機関のことをよく思っていない』かのような──そんな言葉だった】
【そしてそのまま──】
【かつん、こつんと歩みを進め】
【イマミオが止めなければ。彼女はきっと、立ち去っていくことだろう】
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/06(水) 23:51:41.95 ID:aeSchMtLo
>>331

……私は、その人に命を握られてるから。

【重要そうに見えて意外にそうでもない単語ぱーとすりーを、ボソッと】

…………一応、組織には属してるみたいだけど。
資金提供してもらってるかどうかは……知らない。

【秘密主義だからか、"組織"の具体的な名前はぼかす】
【ただ、あまり善良な組織ではないことは確かだろう】
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/06(水) 23:52:22.32 ID:njsuoBKE0
>>327

それは勿論決まっているよ……救う≠ウ、君を……

僕の独断≠ニ偏見≠ノよる……独善的な救い≠与える…それが僕のやり方だ…
あぁ勿論、君の意思が最も尊重されるのは言うまでもないけどね

【笑を含んだような口調でその問いに即答する】
【骸をながめ、ただゆっくりとした様子で】

これは僕が決めたルールだ……こればっかりは否定されようが必ず貫く…
別に否定するなと言ってるんじゃない…価値観や主張は人其々だからね、ただ聞く耳を持たないってことさ

僕は僕のやり方で世界を戦乱から、崩壊から救ってみせる…それが僕の救い≠セ

独善的な救世主=痺Gゴイスティック・メシア≫たりたいのさ、僕は

【初めて意思をはらんだ口調でそう宣言する】
【同時に枝の上の青年に顔を向ける、月明かりに照らされながらも、表情は今だ見えない】
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/06(水) 23:54:58.48 ID:MjhuoVTSO
>>318
いやあ、悪いね。そういう君は……俺の助骨をどう弁償してくれるのかな…………

【対して、ふざけた口調で、彼は】
【然し、事実。二つの打撃を受け、彼が受けたダメージは決して“小さい物”では無い】

【くらっ、と。少し体勢を崩して】
【然し、気取られないように……いや実際は、気取るのはたやすいが。体勢を、立て直して】

……鎮魂歌の準備は出来ている。

新曲は決まりだ…………“死ね”

【痛みが、動きを阻害しない内に、彼は】
【ギター斧を、強く、血管が浮き上がる程に握り締めて。溜め込んだ音魔力を、振るうと同時に、“刃”として放つ】
【案の定、痛みのせいで刃の軌道がぶれ、音の刃は。致命傷となる首や胸を逸れ……地面に水平に、腰より、少し下。右足の太股辺りへと、飛んで行く】

/風呂落ちします
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/06(水) 23:57:09.73 ID:fQwEXr/A0
>>329

……。……僕は、……死んでるよ……

【其の、言葉に。肯定するしか、無かった。そして、頭以外を、狙うと、聞いて。眉を、顰めた】
【自分の、二度目の、死の、仕組みは。異形自身も、判らない。だが、恐らく。彼の、言う様に、頭部が、弱点なのかもしれない】

……だから、君は……甘過ぎる、……ッ!
……こんな時に、……ふざけた、話題を。……!

【紡がれた、言葉は。購いを、求めている様だった】
【何処まで、甘い。何処まで、優しい。何時までも、殺さない意志を、持っている事が、恐ろしく、怒りも、込み上げて。 同時に、羨ましかった】

【其のまま、左腕は、刀を、狙って。力強く、反逆する、意志の様に、硬度の有る物同士が、ぶつかる音が、響くかもしれない】
【恐らく、彼の、刃と。異形の、左腕が。交差して、其のまま、異形は、押し合おうとするだろう】
【然し、如何せん、筋力は、無いのか。彼が、刀を、押したり、隙を見て、蹴りを放つ等の、アクションを、取った場合】
【異形は、呆気無く、後方へと、転がるかもしれない】

/すみません、お風呂入って来ます…
/そして、次は、携帯移行です
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/06(水) 23:57:23.36 ID:LjTdZTEjo
>>332
【もちろんそんな騒がしい声を聞けば、嫌でも見てしまうのが義理人情】
【この陰鬱な少女ですら例外ではなく、ほぼ反射的に、声のした方向に顔を向けるわけだが――】

………………ああ――――――

――車椅子で海上を激走している方がいらっしゃいますね
――車椅子で海上を激走している方がいらっしゃいますね



………………えっ



【わたくし、少々寝惚けてしまいましたね】
【いやはや、困ったものです、あのシズクや赤男ですら海上を叫びながら激走などと言う真似はなさったことがございませんゆえ、】
【そのような珍現象目の当たりにするなど、明らかなるわたくしの脳の麻痺で御座いまして……】


【眼鏡をクイッ――とやって、】


……………………


【少女は、諦m……ゲフンゲフン――】
【少女は、穏やかなる無表情で、水平線の向こう側に視線を送った――】
【曰く、「車椅子で海上を激走なさっている方などいらっしゃらなかった」】
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/07(木) 00:00:17.95 ID:iN77JLLH0
>>333

みんな…………そうだろうぜ?
悪人って言われて喜ぶ奴なんて…………そうはいねぇよ

【『彼』とて、黒魔術について口にした時自分を外道と表現したが、あまり気持ちの良いものではなかった】
【『悪』に誇りを持つような者でない限り、誰だって良い人と言われるのは、嬉しいに決まってる】

――――全くだ…………可能な限り、関わり合いたくない…………
正直なところ、俺はそう思うな…………
アレに関わってたら、命がいくつあっても…………例え死者蘇生が出来ても…………まるで足りないだろうさ

【背中越しに、そう返事を返して】

――――またな、シズリさん…………!
――――『ペガサス・ウィンド』!!

【気を取り直した様な声で、再会を願う挨拶を交わすと】
【『彼』は、魔術を行使させ、宙へと飛翔し、家路へと飛び去って行った】

【――――――――思考の、決定的な欠落】
【それは、シズリを『良い人』だと思ったそれが、感情論であった事】
【自分に対しての好印象が、正確な判断力を奪ってしまっていた事】
【――――――――それに、とうとう『彼』は気付かなかった】
【感情に流されず、一歩立ち止まってみれば、あるいはその正体にも行きついたかもしれないのに】

【『彼』――――否、シズリと別れて『彼女』に戻ったその人物の先には、夕闇が立ちこめている】
【それは、果たして本当の『闇』に墜ちないとは――――――――誰にも断言、出来なかった】

/乙でしたー!
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 00:01:17.75 ID:LT1e8yCSO
>>334
命をですか?
それで嫌いなのに従っていると……
私でなんとかできれば助けあげたい所ですが……
専門的な科学技術は流石に…メイドとしてテレビの修理や爆弾解体ぐらいならできますが

【ここでいうメイドはSPのような護衛役も兼ねています、本当のメイドは爆弾解体なんかできませんのであしからず】
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/07(木) 00:04:48.04 ID:S82MFEIAO
>>336

ああ、えっと、それは……ごめんなさい。
では、お互い様、という事にしておいて下さい。

【拍子抜けするような、この場には似合わぬ謝罪の言葉を口にしつつも、一歩、また一歩と歩み寄り】
【半ばよろめきながらの、不安定な足取りで、青年との距離を詰めて】

悪いですけれど、まだ死ぬつもりはありませんよ。
まだ私は―――何も出来ていないんですからっ!!

【たん、と、痛む左足で大地を踏み締めて、その場から横に跳躍し、回避を試みる】
【だが、矢張り反応が遅れ、太股の辺りに、大きな傷が、また創り出されてしまい、顔を歪めるが】
【細剣を、突き付けるように青年に向け、構えて、その刹那】

【纏っていた光が、炸裂する】

【闇夜を日中のように染める、爆発的な閃光】
【目潰し以外の何物でもないのだが、その効果は、決して侮れるものではない】
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/07(木) 00:08:09.76 ID:/KqkvFEQo
>>335

 ……────

【即答してきた男に対し、青年は沈黙を返していた】
【──やはり彼にとってそれは、救いにならぬ救いであって】
【男の視線の行き先に倣って、彼もまた骸たちを一瞥する】

 ……随分と高尚なご意思の持ち主様だな
 石ころをお布施に包んで全力でぶつけてやりたくなる

【口の片端で僅かに笑みを作って、外套から右手を差しぬく】
【自身が腰掛ける枝の上に添えられたその手は、黒い鋼の光沢を帯びていた。装甲義手だった】

【そして彼は言葉を次いだ】

 ──なら、もう一つ興味で聞くが、救世主野郎様

 その“僕のやり方”というのが、どういうものなのか、
 この哀れな子羊めに、語りやがって下さると、大変嬉しいンだが

【吐き捨てるような言葉に反して、その顔に笑みはなかった】
【瞳の紅玉から出でる硬質な眼差しが、暗黒の表情へと吸い込まれていく】
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/07(木) 00:08:41.12 ID:tQSwLENZ0
>>338

届くッ!!届くぜ、もォすぐ其処だッッ!!
まだだ≪ディーーーサイドッ≫此処が正念場だぜもうチョイだァーーーーッッ!!!

【車イスで海上を激走している気がする少年は、右手を海面になんとか伸ばそうと身を乗り出している】
【その間も凄い勢いで激走している気がしており、時折指が水面に掠っては大きな飛沫を上げている気がする】
【……どうやら、海面に漂っている何かを掴み取りたいらしい】

よしッ、いいぜキてるッッ!!ビシビシバンバンキてるぜ今日のオレ様はよォーーーーーーーッッ!!
やっぱ根性だッ!とりあえず根性ブッ放しときゃァ出来ないコトはあんまり無いッ!!
だいたいこの程度ッ!!新大陸行く前の嵐ダイヴインザオーシャンに比べりゃあカスみてェなモンだッッ!!

……――ッッしゃァッ!!取ったッ!!!

【ばしゅ、と。高速で滑り往く海面を引っかくようにしてから、少年は右手を高く突き上げた】
【どうやら掴み取りたかったものは掴めたらしい、が】
【少年。この間、前は見ていない。加えて車イスは、未だに海上を激走している気がして】
【あまつさえ、何も見なかったことにした少女の方へ突っ込んできている気がして】


……あれ?


…………――――しまッ?!!


【 どーん 】
【――と。何やらとんでもない衝撃音と振動が巻き起こって】
【少年は、車イスごと少女のすぐ隣に激突転倒し】
【その身は思い切り投げ出され、埠頭をごろんごろん転がって、やがて倒れたまま動かなくなった】
【投げ出された後には血のよーなものが転々としており、中々凄惨な様子を醸し出している】
【謎極まりない情景から一転、昼ドラも真っ青な事故が少女の目の前で展開された――】
【――ような気がする】
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 00:08:49.43 ID:8sFIzQyDO
>>339

──ふふ
それは言えてるね、イマミオ君
全くもって──正論、かなーぁ?

じゃあね、イマミオ君──『また会おうねぇ』……?

【彼の言葉を、徹底的に肯定し──】
【次いで。魔術を駆使してこの場を立ち去る彼へ、そんな別れの言葉を告げ】

【──そして】
【イマミオと別れ。シズリの自室にて──】


──イマミオ君は……しばらく様子見かなーぁ
でも、いい人材だ。機関に入れるかどうか──迷うなーぁ
兎にも角にも──機関不信をどうにかしてあげなきゃ、ねぇ

ふふ……それにしても

≪ 『卵』の無力化 ≫──ね

       いいこと、聞いちゃった──ぁ♪


【かこ、かこ、かこ、かこ、かこ】
【携帯のディスプレイが、光を帯び】
【画面の中に、何かの文字列が打ち込まれる】
【それを操作している彼女の笑みは──】
【酷く甘く淀んだ──歪んだものだった】

/お疲れさまでした、ありがとうございましたー!
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/07(木) 00:11:01.58 ID:qnRNCeFCo
>>340

助けは……必要ない。
皆口だけで、本当に助けてはくれないから……。

【厭味ったらしい言い方であるが】
【逆に言えば、同じようなことを何度も言われたということであろう】

……それって、本当にメイド?

【無表情で、つっこんだ】
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/07(木) 00:11:02.63 ID:mqSS6GXAO
【路地裏】

【15分ほど前に其処で響いた爆発音を、聞いた者はいただろうか】
【日常茶飯事な能力者同士の争いでもあった、音を聞くならばそれだけで済む話】
【しかし――もし気紛れにその場へと足を運べば、奇妙な光景に遭遇するだろう】

…………、……。

【それは形の歪んでしまった檻に腰掛けた、ひとつの痩躯の姿だった】
【ワインレッドの長髪を風に流しており、包帯に片目は隠されていて隻眼】
【カッターシャツの上から黒のジップパーカーを羽織り、ジーンズとブーツ】
【包帯の巻かれた刀を右手に持ち、左手は何か数えるように虚空を彷徨っていた】

【前には――散らばった肉片と、焦げた地面。此処が争いの中心だったのは、間違いないのだろう】
【なら――この人物は、なんの関係があるのか?】
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 00:17:35.49 ID:amo+TizSO
>>325
【彼は少女が首を横に振り、立ち上がるのを目にすると。引いた左手の人差し指で頬を掻きつつ】
【突き刺さるような視線に、あははー、と頼りない例の笑いを零して返す】

【少女の物言いが酒精混じりの息に及べば、その掌を口許へ。「そんなに呑んでたっけ」と独りごち】


……嫌われちゃったかー。お兄さんしょーっく、なんて。
ともあれありがと、お嬢さん。寛大なお心遣い、痛み入るよー。

【彼女の許しを得たことにほっと胸を撫で下ろすと】
【彼は、総身に廻った酔い故か拙いながらも、ぺこりと一礼した】
【更に紡がれる、慇懃な口調での謝罪。柔らかく伸びる声音の御蔭か、厭味っぽい響きは微塵もない】


…………ん、ぇ?

【それから。第三者たる指輪の中の人(?)、ベンヌの声を耳に留め】
【彼は数秒、小首を傾げ。アルコールに鈍くなった思考を巡らせれば、合点した風に頷く】


ああ。保護者さんが居ないのはどうしてかなー、って思ってたけど……成る程ね。
随分情けないとこをお見せしちゃって、面目が立たないのはこっちの方だよ、ベンヌさん。
こう見えて頑丈なのが取り柄でね、怪我なんて何処にもないから、どうか頭を上げて欲しいなー?

そっかなぁ…………良いヒトだと思うんだけれど、ね。

【指輪に視線の焦点を合わせ、へらり、そんな事を言う青年】
【自分のことは気にも留めていないようで。「怪我、無い?」と軽く少女に尋ねる】
【インテリジェント・デバイスに頭が有るのかはさておいて、彼は】

【忙しく廻る少女の視線を傍から追い掛けて、「お詫びに、付き合おうか?」なんて】
【俗に言うナンパにしては年齢が年齢であり、何より不格好に過ぎたけれど】
//あわわ、遅くなりました済みませんっ!
//お時間の方、大丈夫でしょうか……?
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/07(木) 00:19:52.01 ID:mxOA6e/Ro
>>343

……………………

【まず、少女はただ海の向こう側を見つめていた】
【その間、一切の雑念など無い、明鏡止水の境地】
【少年が海を走ること自体に、害はない】
【ゆえに、まずは、関わりを持たない方向に動く】
【狡猾――実に狡猾なる、非情な戦略が、ここに垣間見られる】

【――そして海上を激走する少年が、目的の品を掴み取る】

【……風を、感じた】

【埠頭にて、水兵の格好をしたこの少女は、正しく「水兵」であった】
【五感全てを駆使し、波を、風を、そして運命すら見通すであろう、類い希なる感性と集中力】
【そう、水平線を見つめていただけのはずの彼女に、何か「不穏な影」が迫り来る――】


……なんですか、危ないですね――


【ふわり――と、少女は、華麗なるステップで横移動】
【結果的に回避しなくても大丈夫だったようだが、とにかく突っ込んできた少年をかわす】

…………ん、あら――――

【かわせば、その後で転がっていた少年へ、身体の向きを、視線を、推移させ、】

――なんてことしてくださるんですか……危うく、わたくしが大けがでしたよ……

【――最初に放たれたのは、むごいというかサディスティックというか自己中心的というか……】
【とにもかくにも、相手を一切気遣うことのない言葉であった……】
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/07(木) 00:21:40.16 ID:CAMTrZpM0
>>342

気に食わないならどうする?こんな戯言を吐かなくなるまで叩きのめすかい?
僕はそれでも一向に構わない……君はどうするんだい?

【全てを吸い込むような深い闇が青年の意思を問う】
【青年の問いに一度考えるような間を置いてから】

興味を持ってくれたか……うれしいね、お互いが興味を持てばこの邂逅にも意味が生まれる

だが、残念ながら概要は教えられないんだ、破綻してしまう恐れがあるからね……君が誰なのか僕はしらない
しかし、それでは興味を持ってくれた君に失礼だ……断片的に教えよう

駒を作り、駒を使って大局を動かす≠サの結果までは言う事はない…
しかしその駒≠フ選定も難しくてね、大局≠ノ少なからず影響を及ぼす者ではないといけない

かつ、僕に干渉できないように多重認識阻害≠掛ける必要もある、手間がかかるよ

さて、これでいいだろうか?否、恐らく君は納得しないだろうな

【優しい口調で、ただ台本を読むかのように答える】
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 00:27:17.22 ID:LT1e8yCSO
>>345
それは…必要無いのとは違うのでは?
必要だけど諦めているのでしょう
(とはいえ、私に何ができるか……)
二人でその御主人様を倒してしまう…というのは無理でしょうかね?

【助けたい気持ちはあるのだが】
【いかんせん創造主がどんな人物かすら分からないのでまともな案など出るはずもない】

もちろんです、私は上等なメイドですから
メイドの職務みならず御主人様のスケジュール管理や護衛など
秘書やボディーガードも兼ねているのですよ
この鞭もその為の武器ですしね
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 00:28:23.61 ID:PHoETX9SO
>>341
じゃあそれで良いよ……ついでに命の一つくれたら、有り難いなあ……

【距離を詰める少女に対して、彼は】
【一歩、後退り。「とん」。壁に、背中がぶつかった。額に、“冷や汗”……手に、汗握る】

それなら……“逃れて”みてくれよ……ッ

【ギター斧を握る手は、決して力緩めず】
【助骨や腹部の痛みから、冷や汗がもう一粒たらり。汗が、口元に来た時に】

【少女の閃光が、彼の視界を純に染め】
【彼は、咄嗟に。反射的に、目を閉じてしまった……“敗因”と成り得る、決定的な“駄目”】

【ギター斧に溜め込まれつつある魔翌力が散り、視界には光が散り。今の彼は、無防備な人形】
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/07(木) 00:28:58.95 ID:9c8zCDOf0
>>346

【ちりん、と。その場に小さく、鈴の音が鳴る】
【音の元へと視線を向ければ、そこには丸いグリーンアップルが二つ、あって】

……こちらのほうだったと思うのですけれど……。

【鈴の音とグリーンアップルの持ち主は、やがて暗闇の中から姿を現して】
【鈴を通した赤のリボンで二つに結った、長い黒髪】
【猫のようにまん丸な、グリーンアップルの瞳】
【同じくグリーンアップルのキャッツアイがトップを飾る、ペンダント】
【リボン飾りを適度に散らばした黒のバルーンワンピースに、黒のドレスグローブ】
【黒のオーバーニーソックスに、黒の編み込みブーツ】
【上から下まで黒尽くめの格好をした少女。たとえ闇から出てきたとしても、十分に黒色をしていて】

……あら、こんばんは。

【先客、当事者。どちらとも分からない人影に、営業スマイルと呼べる類の笑顔を向け、そう声をかけた】
【先の独り言を聞くに、どうも音に釣られてやってきた模様。闇の中でやたら輝く瞳は、どこか猫を連想させるかもしれなくて】
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/07(木) 00:30:59.80 ID:tQSwLENZ0
>>348

【からからと空回りする車イスの車輪が何処と無く痛々しい。この激突でまだ歪むことなく回っているのも凄いが】
【一方、少女が声をかけた少年は、うつ伏せに倒れたままぴくりとも動かず】
【いよいよ以ってヤバいような空気が漂い始めたころ――】

……ッだァァァァアアアアーーーーーーーーッッ!!大丈夫かッ、よォーーーーーーーー!!
正直全然前を見てなかったぜェェェェーーーーーーーーーーーーッッ!!

【いきなりガバッ、と起き上がり、少女の方を向いてその安否を確認する】
【少年はよろめきながらも起き上がると、改めて少女の方に向き直って】

……良かった、大丈夫そうだな。
悪ィなァ、オレ様もこうなっちまうとは思ってなくてよォーー……
なんにせよ、オマエさんにケガが無くて良かったぜ……ッッとォにスマネぇ!

【そう言って頭を下げる少年の額からはだらだら血が伝っているのだが、どうやら自分のことは二の次らしい】
【もっと他に言うことやすべきことがある気がするのだが、とにかく少年は謝罪一徹である】

【……なお、少女が聡明であれば気付けるかもしれないが。少年は先程まで車イスに乗っていたのだ】
【海上激走の件は置いておくにしても、ということは脚の何処かを悪くしているとみて間違いは無いはず】
【しかし少年は、自らの両足で確かに地面を捉えて立っている――その「奇妙」に気付けたのなら】
【少年の身体から、仄かに魔力が漂っていること……つまり今、少年の身体に『能力か魔術』による『何か』が働いていることに、気付けるだろうか】
【あの激突にしては怪我が少ないことも、ひょっとするとそれに起因しているのかもしれない】
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/07(木) 00:31:57.16 ID:qnRNCeFCo
>>350

……諦めてなんか、無い。
でも……反抗しても、倒す前に殺されるだけ。

【すぐにこの少女を殺せる仕掛けがあるのだろう】

上等なのに、仕事がないの……?
……余程、変な顔をしてるとか。

【なんか言い種が酷いのは、気のせいじゃない】
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/07(木) 00:33:01.06 ID:mqSS6GXAO
>>352

【――まず想起したのは、知人だった】
【鬱陶しいくらい髪の毛に鈴を付けた少女を知っているから、その線を思った】
【けれど、振り返ればその先に居たのは別人で、ほんの少しばかり落胆すると】

……あぁ、こんばんは
良い夜だな

【そう、彼女の言葉に挨拶を返す】
【中性的で、性別の概念が失われた不思議な響きの声――隻眼は青から緑へと変わりつつあった】
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/07(木) 00:37:11.04 ID:S82MFEIAO
>>351

【私の命は、高いですよ?】
【と混ぜっ返したかったが、今は止めておく】
【わざわざ目潰しをしかけたのに、声を出して自分の居場所を教えたら馬鹿以外の何者でもない】

【自分も満身創痍、何時、どの瞬間に倒れてもおかしくないと知っているから、油断は、無い】
【閃光を放った直後、動かぬ両脚に鞭打って、無理矢理、青年の懐に飛び込んで】
【今までの戦いで、青年が力を込めていた側の、つまりは利き腕の肩口を狙って、細剣による刺突を】
【更に、その一撃に相手が怯み、隙が生まれたなら、三度目の腹部への打撃を、放つだろう】
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 00:38:24.73 ID:mFF2SGMSO
>>337

ええ、甘くてすいませんねぇっ!!

【自覚は、している】
【命を懸けた闘いで、命を奪わない事がどれだけ甘いか】
【だが、それでも】

でもですね、檸檬さん!
僕はどうしても、これだけは曲げられないんですよ!

【誰にでも、譲れない物はある。】
【そして、彼にも】

これが僕の『信念』!『正義』だっ!

これが…『全て』なんだっ!!!

『護』と言う人間(ボク)なんだああああッ!!!!

【護は、蹴りを彼女の腹部に思い切り放つ】
【痛覚があるかはわからないが、成功すれば後方に倒すぐらいは可能なはずだ】

/了解です。
/行ってらっしゃいませ〜
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/07(木) 00:39:46.62 ID:eXBukV0R0
>>347

「…む、そうも気を遣われなくとも宜しいのですぞ?
 私のマスターとは申したものの、世の中を知らぬ青二才でして――」

―――しゃーべーるなっ!

【青年とベンヌ、どちらも口数が多い部類らしい】
【自分を置き去りにして進んでいく会話に、謎の危機感を覚えた少女は】
【ぱんぱんと指輪を左手で叩き、ぴしゃりと叱り付けた】
【どう考えても、少女が手を痛めているだけ――】

こいつはヒトじゃないしねー、それはまだ良いとしても下げる頭も無いわよ
アタシが闘ってるときだけ、周りを見てアナライズしてくれりゃいーのにサ……

「ぶつける頭なら、無きにしも」 …アンタは、黙ってるの!

【本気で嫌っているのなら、常に『彼』を持ち歩くとも思えない】
【だけど青年の口から褒められたことで、天の邪鬼にでもなったらしくて】
【想定された突っ込みに+αを、がやがやと並べたてる】
【―――ツンデレ?】

【さて、少女は差し出していた小さな右手を自然体の位置に戻し】
【その提案を受けると、軽く首を傾げて悩むそぶりを見せ】
【――何拍か、時が刻まれたのち】


……――そうね!! …少し付き合いなさいよ
ベンヌよりアンタと喋りながら行った方が、よっぽど飽きないと思うし!


【こちらもナンパとは思っていないらしく】
【ちょっと意地悪な笑みを、満面に浮かべた】
【「…応じなくても、よいのですぞ?」と――ベンヌの弱った声が、そっとこぼれて】

【彼が、どう返事をしようと】
【彼女はこの後、「温泉まんじゅう」の幟を立てた屋台へと、向かうだろう】

//大丈夫ですよー
//ただ、明日へ持ちこしの可能性が無いとはいえません
//駄目な場合は、ここで切っていただいて結構です!
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/07(木) 00:40:49.16 ID:mxOA6e/Ro
>>353

……………………!

【これは少々予想外だったか】
【思いの外少年が元気に起き上がったため、少女が反射的に身構えた】

…………ええ、はい…………気を付けてくださいね…………

【それから、やっぱり少女にとって想定外だったのは、普通に謝罪されたこと】
【先の発言からも分かるとおり、一切気遣う気がなかったのに、相手は誠意一杯に謝罪中】
【……ともなれば、どうしても毒気が抜かれてしまうのも無理はなく――】

………………ん――――――

【一歩、二歩――と、緩やかに、少年に向かって歩みを進め始める少女】
【――彼女は、ふと、違和感を覚えた】

……健常者なのに、車椅子のご使用ですか――?

【――ズバリ、奇妙の源たる部分を、指摘した】
【能力か、魔術か、はたまた未知の理由か……ある程度の推測を立てつつ……】

【さらり――と、夜風に吹かれて乱れた髪を、彼女は掻き上げた】
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 00:42:08.72 ID:LT1e8yCSO
>>354
それは…難しいですね……
では取り入って寝首をかく…とか…

【メイドが言うと洒落にならん】

そ…そもそもメイドの需要があまりないんです……
あと不況なんです

【言い訳】
【兄と妹は御主人様ちゃんといます】

あと、笑顔が苦手なだけですからね
普段から変な顔ではありませんので

【結構心に堪える】
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/07(木) 00:43:43.21 ID:9c8zCDOf0
>>355

【もしもこの鈴の音の主が彼女だったならば、静かな夜はきっと、墨汁に漬けた白い布よりもあっさりと染まる】
【局地的でなく、周囲までも巻き込む音の汚染。静かな夜、という意味合いでは彼女でなくて良かったのかもしれず】

ええ、こんばんは。
いい加減に夜も過ごしやすい温度になってくださって嬉しいですわね。
寒風吹きすさぶ中うろつきたくありませんもの、誰だって?

【返された挨拶に改めての挨拶を返し、軽く頭を下げる】
【かすかに鈴は鳴るも、相手の想起した人物と比べれば、鳴らないも同じほど】
【暗闇の中会話するに支障の無いほどの距離で彼女は立ち止まり、浮かべたままの笑顔で言葉を紡ぐ】
【わざとだろうか、隠すことが出来ないのか、演技臭さのある笑顔。目の前の人物を視認した瞬間から、浮かべられたままであって】
【疑問系の響きを持つ言葉は、首を傾げる仕草から見ても、同意を求めているようで】

ところで、この辺で音がしませんでしたこと?
気になって来てみたのですけれど……。

【尋ね、傾げた首を逆方向にかしげる】
【好奇心が猫を殺すような世界で、どうも好奇心に釣られてのこのことやってきたらしい】
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/07(木) 00:45:08.76 ID:/KqkvFEQo
>>349

【「……まさか」】

【一拍の沈黙が挟まれる。青年が片頬を綻ばせ、口唇を開いた】

 ……妬ましいだけだろう、俺はきっと
 例え独善だろうが何だろうが、他人に救いを齎そうというその意思がな

【口の片端で笑んだまま、その真紅の瞳が緩く細められる】
【そして、滔々と語られる男の言葉を、ただ黙して全て聞き入れると】

 ──あァ、納得しないな、納得しねェ

 ……誰も彼もが言いやがる
 曰く、“世界を塗り替える”
 曰く、“世界の天秤を覆す”

 そして貴様は、“駒を作って大局を動かす”と来た

【その時。中空に投げ出されていた両足が、一度撓められて、】
【それを大きく前へ投げ出すと、その長躯が枝から弾かれるように跳ぶ】
【ざっ、と、ごく短い放物線を描いて、彼が地上に降り立った】

 どいつもこいつも、皆大層立派でいやがるな
 貴様らの爪の垢を纏めて煎じて飲み干したら、俺も少しは利口になれるかもなァ

【着地点から鷹揚に振り向いて、紅玉が男を見据える】

 ──だが、良く分からないのが……多重認識阻害=H

 何故そんなものを掛ける必要がある
 何故……“干渉できない”ようにする必要がある

【ざり、と、青年が一歩を男に向かって踏み出して】

 ……そんなものおっ被って、暗がりの中から外を見るのは心地良いか
 貴様の動かす大局は、そんな引きこもりの手で成される安物なのか

【號──樹海の上空を、颶風が吹き抜ける】
【辺りの木々が、悪寒を患ったように、一度身を震わせ】

【また一歩、彼が歩みを進める】
【漏れ出すように魔力が揺らぐ。そして口唇が開かれる】


 ──俺は“ゲーティア”だ。貴様は“何”だ?


【紅い鋼の眼差しが、直線で、暗黒の奥へと向けられた】
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/07(木) 00:49:18.68 ID:qnRNCeFCo
>>360

そもそも、近づけない……。

【相手も、結構警戒しているらしい】

メイドの需要なんて……普通ないと思う。
……転職したら?

【メイドに向かって転職をすすめる人造人間】
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) :2011/04/07(木) 00:51:05.25 ID:tQSwLENZ0
>>359

いやな、チョイとした手違いでオレ様の『ピック』が河に落ちちまってよォー……
あ、ピックって分かるか?ギターを弾く時に使うヤツだ。
で、それを追ってるうちにいつの間にか海に出ちまってなァーーッ

【やがて少年は、誰に頼まれているわけでもないのに海上を激走していた理由を語る】
【どんな手違いでピックが河に落ちるのか知らないが、それを追いかけて海まで出る少年も少年か】
【ついでに何故車イスで海の上を走れたかなど、大事な点は全部すっとばしている】

ま、何はともあれ……オマエさんに怪我が無くてよかったぜ。
車イスも……無事だなァ、流石は若き天才博士・菊文字 司サマの作品ッてトコか?

【額から血をだらだら零しながら、少年は安堵したように微笑んで】
【此方は倒れた車イスに近付いて、それを起こした――その際、変な足音がしたようだが】

……ん?ああ、オレ様は残念ながら健常者ッてェ括りにゃァ入らねぇなァ〜〜ッ
何もしなかったら両足が完全に動かねェからよォー……触っても感覚すら無ェんだ。

オレ様が動けてるのは、オレ様の『アートマン』のお陰さ……そのものズバリ『振動波の操作!』
ついでに『自分の身にアートマンの力を宿す』ってェ別パターンの能力も持ってるからよォーーッ
そいつを使って無理矢理足を動かしてるに過ぎねェさ……アートマンそのものの保護と、振動波の力でよォー0

【少年は苦笑しながら、とんとんと己の両足を叩いてみせる】
【……『振動波の操作』。一口に言っても、その用途はとんでもなく広いものだ】
【恐らく、海上を車イスで激走していたのも『振動波』のためだろう。海面と車輪を『反発』させていたのか】

【……しかしまぁ、裏が無いというか何というか。初対面の相手に自分の能力をペラペラ喋る奴なんてのは、今時珍しいだろう】
【少年は車イスに腰掛けて、ほっと一息吐くと。改めて少女を見やって】

それで?オマエさんはこんなトコで何してたんだ?
釣りってワケでも無いだろうしなァ、春ッても夜の海は寒いぜ?
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/07(木) 00:51:38.35 ID:mqSS6GXAO
>>361

……さて。
寒ければ厚着をすればいい、露出を減らせばいい。それだけで過ごしやすくなる気がするがな
寒い冬は、それはそれで悪くはないものだ――人が急いでいるようで、見てて楽しい

【あまり寒さなどに対する感覚が薄いのだろうか】
【彼女の言葉に対しては肯定とも否定とも取れないもので返答してから】
【まるで大きな掌で押し潰されたように、拉げた檻を椅子へと変えている人物は】
【相変わらず左手で、どうやら飛び散った肉片を脳内で『繋げて』いるようだった】

あぁ、さっき人が爆発したからな。
……俺が原因じゃないぞ?

【くるり、くるりと廻るように変わる万華鏡の瞳を細めながら、そう答える】
【それから誤解されたくはないのか、付け加えて――もし彼女に魔力探知能力があるのならば、】
【確かに、戦闘などで使われるような攻撃性の指針を持たされたチカラは、この痩躯からは感じ取れないだろう】

【――なら、何故ここにいるのか】
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 00:54:07.65 ID:mFF2SGMSO
/夢幻檸檬の人へ
/1時になったら今度はこちらが風呂落ちします。
/30分くらいで帰って来ます。
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 00:58:28.45 ID:PHoETX9SO
>>356
【目がチカチカするなあ】
【肩を、刺されたらしい。痛い。血が噴き出す……“でも、見つけた”】

【ばりん】

……ッお

【ばりん】

【音を立ててギター斧が地面に墜ちた】
【刺突を受け、その堪え難い痛みに、無理矢理搾り出した精神力で、打ち勝って】
【無理矢理に、その体勢から。少女の打撃を腹に感じながら、彼女の傷付いた脚に、膝蹴りを】

【ばりん】

【全身の疲れ、視界を潰された不安、激しい痛みと、バッドステータスが三つ】
【だから力は殆ど無くて。魔翌力も無くて。単なる、嫌がらせ、足掻き程度の蹴り】

【ばりん、】

【これが決まっても決まらなくても、少女の打撃は、青年を打ち抜いて】
【彼は最早吹き飛びもせず、血を吐き、その場に崩れ落ちる】

【ばりん。空間が破れた】
【青年の背後。彼は崩れ落ちたから、青年の後頭部より少し上。そこから、腕が飛び出した】
【それは“まだ”何もしない】
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/07(木) 01:01:03.31 ID:CAMTrZpM0
>>362

何故=Hそれはその者の意思でなされなければ意味がないからだよ……
人の奥に眠る感情……それに従い大局≠動かす程の力を呼び覚ます……素晴らしいじゃないか

人の力で人の限界を超える……誰にも助けられずに…自らの足で…それが例え仕組まれた事でも…
その事実が重要なんだよ…まぁ、一人はもう理解してしまっているけどね…

僕に復讐するために、さらに、自らの力で進む、素晴らしいね…

【ゆっくりと、静かに言葉を紡いでいく】
【青年の名を聞いて、―――見えない顔が笑ったような気がした】

ゲーティア=c…いい名だ……成程…君はそうだったのか…

僕は何者でもない、ただの舞台裏の脚本家さ、調律者≠烽オくは顔のない男

真理を求め、神域を覗こうとしたが為に、個≠フ財産を奪われた愚かな男さ…

君なら分かるだろう……?……レメゲトン≠ノ到達した存在よ…なぁ…?

 ソ ロ モ ン =@?
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 01:01:51.69 ID:XqmwMkzDO
>>357

……甘い、正義だなんて……ッ!

【言葉を、聞いた後。異形は、再び、怒りの篭った、声を、上げる】
【だが、やがて。何処か、気付く様に。静謐な、雰囲気を、纏い始め。ぽつりと】

……。……、まもる……
……。だったら、……貫いてよ。……意思を……

僕に、……逸れを、ぶつけて
君の、意思を、正義を、君自身を、否定しようとする、僕に

―――君の、人間を、頂戴

【思想の、対話を、望んだ】
【答えを、探す様に。怒りや、笑みも、無く。 真摯な、表情を、向けて】

【異形が、子供の、如く、吠えている、間にも。彼の、蹴りは、成功する】
【痛みは、感じるらしい。苦痛に、顔を、歪め。堪える様に、歯を、食いしばったが、叶わず。矮躯が、揺れた】

……ッ!

【足場は、階段。ぐらり、唐突に、視界が、揺れる。戦意よりも、驚愕が、思考を、埋め尽くす】
【悲鳴は、上げなかった。余りの、出来事で、声が、出なかったのか。意思から、来る、逸れかは。判断、出来ない】

【―――そして。鋭い角の、連続。拷問の様な、痛みを。異形は、味わう事になる】
【もし、彼が、阻止しなければ。そのまま、異形は。下に存在していた、円状の、中央舞台に、向かって、堕ちていくだろう】
【大きく、距離は、開くが。暫し、痛みに、呻き、転がるばかりで、起き上がれる、状態では、無さそうだ】
【生命力に、関しては、矢張り、化物の、逸れか】

/只今戻りました
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/07(木) 01:02:31.55 ID:mxOA6e/Ro
>>364

…………はあ、左様です、か――――

【海を走っていた理由については、あまりの突拍子の無さに生返事】
【彼女が訝しげに目を細めているのも、当然と言えば当然か】

【そして、少年が語り出す――「車椅子の理由」】
【抜け目ない少女は、確かに「変な足音」をも耳にしっかり入れて――】

へえ……なるほど――それはそれは……なんと申しますか……
「恵まれた」能力を、お持ちですね――

【脚が動かずとも、それを補える能力を持つ彼に対して、そんな感想】
【「不幸中の幸い」とでも言いたいのか――しかし表情を無に固定した彼女は、多くを語らず……】

【続けて相手の質問が出れば、一旦、足を止めた後に、くるり、と少年に背を向け――】


…………「水先案内人」が、港にいるのは、不自然ですか――――?


【顔を見せぬ彼女の声が、無機質に、無温度、無感動に……けど、どこか寂しげに、波の音に溶けていった――】
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/07(木) 01:03:26.42 ID:9c8zCDOf0
>>365

厚着をするのはいいのですけれど、室内に入ると途端に暑くなりますのよ。
暑がりで寒がりですの、いちいち脱げばいいのですけれど……。
最後は何となく分かるような気がしますわ、要は、こちらは室内で、外は急の雨。……あら、違う気がしてまいりました。

【どこかわがままな発言をした後に、「面倒臭いんですの。」なんて、付け足して】
【何となくズレたような、そんな例えの後に。やはりズレていると感じたのだろう、口元に手をやって、考えるような表情に切り替わる】
【ぐんにゃりと形を変えている檻に対しては、先ほどの音に関連する何かだと思っているのか、特に反応はしない】
【相手の行動も、視界に入れ、目で追ってはいるが。それが何かは良く分かっていないらしい、目を細めただけだった】

……あら、それは物騒ですわね?
嫌ですわ、わたくし、そんな死に方はしたくない。
ええ、きっとそうですわ。だって、当人でしたらわたくしは現在もっと危ない状況のはずですもの。

【「人が爆発」。常ではありえないようなことに、少女は緩く眉を顰めて】
【困ったような笑顔を浮かべながら、誰だって嫌であろう。そんな意見を述べてから】
【違うと思う理由も、述べた】
【魔力の探知は出来ないわけではない、ただし、そこまで出来るわけでもない】
【「何となく大丈夫そうだから」なんて、こんな世界では甘くみえるかもしれず】

あなた様も音に釣られてやってきましたの?
わたくしはついでのついでくらいに人探しも兼ねているのですけれど……。
うわぁ、よく見れば見るほどひどいですわね、どこがどこかしら。

【自分は音に釣られて来たと、そんな発言をするのは何度目か】
【別の用事も無いわけではないらしいが、明らかにこちらがメイン】
【そんな疑問を投げてから、少女は正式に足元の元人間を見下ろして】
【相手がしているようなことを、軽く声に出してからしようとし。諦めたのか嫌になったのか、緩く首を振った】
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/07(木) 01:05:00.13 ID:S82MFEIAO
>>367

……っ。

【蹴り自体に、威力は殆ど無かったが、無かったのだが】
【傷に触れられる事で、精神力でどうこう出来るような痛みではない、今までで一番の痛みが身体に走り、膝を地に付きかけて】
【それでも、ここで倒れたら死ぬという恐怖が、少女の身体を、崩させない】

【そんな時に、現れた、白亜の腕】
【先の一撃を記憶している少女は、それを何より優先して叩く対象だと判断して】
【青年の肩に突き刺した細剣を、乱雑に、大雑把に、痛むように引き抜いて】
【飛び出した白亜の腕に向けて、全力で突き出した】
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 01:07:36.37 ID:LT1e8yCSO
>>363
とはいえ正面から攻めれば貴女が……手詰まり…ですか…
困りましたね
貴女は何か案はありませんか?

【きっぱりと】

それは出来ません
私はこれ以外の仕事をするつもりはありませんから…
それだけは絶対なんです……

という気持ちで今までやってきたので今更変えられませんね
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 01:08:27.45 ID:amo+TizSO
>>358


いやいや、嘴が蒼いのはお互い様さー。
それに前後不覚で使いようが無かった分、ここで使っておかないと……

――――ありゃりゃ。

【立て板に水とばかり、ぺらぺらと言の葉は紡がれてゆき――と、凛とした少女の声がそれを遮り】
【澱みが無いのは結構なことだが、流れの早過ぎるのも考え物。次は我が身だと、青年は口を噤んだ】
【両手と指輪のサンドイッチ。それを見遣って内心、痛くないのかと考えつつも顔には出さず】


いやいや、愛あればこそってやつだよ。可愛さ余って……あれ、これは違ったか。

――――あー、うん。失礼だったかなぁ。……頭突き?
さておき、仲良しさんなようでなによりなによりー……。

【数秒置いて。彼は少しばかり調子に乗ったか、気恥ずかしさを煽るようにそう述べて】
【自らのボケに漸く気付くも、あんまり悪びれた素振りは見せず】
【或る種ほほえましくもある二人(?)の掛け合いに、うふふー、と気の抜けた笑い声を上げ】

【更に何秒か、青年は少女が提案を呑んだと見るや】
【口の端や目尻に淡く乗せた笑みを、それこそ満面のものに変え】


あいあいさー!あれ、マムだっけ。それはこの際どっちでもいーや、うん……。
……お姫様の騎士には些か役者が不足だけれども、しっかりエスコートさせて貰うねーっ!

【一路目指すは温泉饅頭、すたすたと足取りも軽く彼女に続く】
//了解しました、それでは引き続き宜しくです!
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/07(木) 01:09:48.91 ID:tQSwLENZ0
>>370

ま、どうだかなァ、ってトコだなァーーッ。
この能力のお陰で色々引っ掻き回されたし、そもそもコイツが無きゃァ足をやらなかったかも知れないしよォー。
……ま、コイツが無きゃあ今のオレ様も無かったんだ……結果オーライってトコかなァ〜〜ッ

【車イスに深く腰掛けながら、その場で回ってみたり軽く前後移動してみたりして動作を確認する少年】
【右手に強く握りこんでいたピックも、車イスの内側に取り付けられたポケットに収められて】
【動作に問題が無いことを確認すると、くるりと回転させて少女に向き直り】

……『水先案内人』だァ?

【その、何処か儚いような調子で紡がれた言葉に。少年は、眉を顰めて】

オレ様にゃあよくワカんねーけどよォーーッ
じゃあ不自然じゃ無いってヤツなのか?水先案内人、の言葉のイミが分かンねェからどうしようもねぇけどな。

でもよォー、どっかに案内してやるにしても、こんな夜中のこんな港にゃあ誰も来ないンじゃねェか?
それこそオレ様みたいなヘンなヤツとかよォーー

【どうやらヘンなヤツであるという自覚はあったらしい。いや、そんなことは今はどうでもいい】
【「水先案内人」という言葉の意味が分からない、というのも珍しいか――いや、そもそも用途が少々ズレているのだが】
【少年は純粋な調子でそう訊ねて。特に近付くことも離れることもせず、其処で車イスに座って、少女の後姿を見やっていた】
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/07(木) 01:12:14.17 ID:mqSS6GXAO
>>371

脱げばいいのにな。まぁ、面倒か
……ふふ。面白いなぁ、お前

【我が儘なお嬢様、という印象を与える少女。しかし不愉快なそれではない】
【血統書付きの猫のようだが、決して話をしにくい訳ではなくて、】
【ほんの少しズレている側面が齎す隙が、彼女の魅力を引き立てているようにも見えた】

あぁ、俺だってお断りだな。コイツも、そんな死に方はしたくなかっただろう
分からないぞ? こう、篭絡して、もっと懐かせてから――パクっと

【眉を寄せる相手に同意しながら、次の言葉にはそんな事を言ってみせた】
【少しくらい警戒心を持たれないと不安になる、のだろうか。曖昧に笑ってみせ】

ん……まぁ、そんなところかな
……あそこが頭。頸、肩、腕……腰から下は燃え尽きたらしく、残ってないな

【――指し示す先は、ぐちゃぐちゃな塊があるだけで原形は留まっていない】
【それでも迷いなく指を滑らせて、そう言い切る姿は……少しばかり異常だった】
【そして、「探し人?」と、彼女の零した言葉に言及するだろう】
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 01:15:08.99 ID:PHoETX9SO
>>372
《 レクイ……エ……、ム……fr、om

【肩】
【急激に失われた血】
【“死”の実感】
【腹部に鈍痛】
【あるいは刺すような。もしくは両方】

【今倒れられないのは、青年も同じ】
【膝は付いたまま、虚ろな目で】

……ライ、ン ヴァイス……》……ッ

【白亜の腕は、抵抗すらせずに】
【その腕を、貫かれ。青年の同じ部位からもまた、血が流れ】
【“アートマン=発動者”。ダメージのリンク。フィードバック】

【腕が、不気味にうごめいて】
【空間の穴を中心にヒビが広がって……破れた。現れる、“全体像”】
【白い、あまりにも“白過ぎる”肌に刻まれた、無数の“切り傷”……それが何を示すのかは不明だが】
【それらは全て“生々しい”までの本物。全身が「滑らかな柔肌」に覆われた、その“包丁”を思わせるシャープな流線型のフォルムと、赤い目から放たれる威圧するような鋭く眼光が特徴的な……人に近い龍人型“アートマン”】
【その背に揺らめくのは、青白い“霧(ミスト)の翼”】

【既に、青年は。戦いが出来ない状態】
【空間の穴は消え、然し魔翌力が完全に切れた訳では無い。現れた白亜の霧龍は、その眼光を、少女に浴びせる】
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/07(木) 01:15:39.16 ID:qnRNCeFCo
>>373

……案があったら、もう実行に移してる。

【少女もキッパリと、言い切り】

じゃあ……頑張って、笑えば?

…………そろそろ、帰る。

【サシャに背を向けると、その場から歩き去っていった】

/明日朝早いのでもう寝ます。お疲れ様でした。
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 01:18:41.04 ID:LT1e8yCSO
>>378
ですよね、聞いてみただけです

ええ、お時間とらせて申し訳ありませんでした

【メイドが御主人様を見送るようなお辞儀で見送る】
………………ニゴォ
…駄目ですね、やっぱり

/はい、ありがとうございました
/お疲れ様でした!
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/07(木) 01:25:20.95 ID:9c8zCDOf0
>>376

室内に入るたびに脱いでいては凄く面倒ですのよ?
それに、埃も立ってしまいますわ。手に持つのも面倒ですし、だからといって、腰に巻くのは無理がありますでしょう?
……そうですの? それはそれは、ありがとうございますわ。

【はあ、と。ひとつため息を吐いてから】
【確かに埃は立つかもしれないし、手に持つのは面倒だし、冬のコートを巻くというのには無理がある、が】
【それらは果たして、寒いのを我慢して震えることになるのとどちらがいいのだろう。少女の優先基準は謎で】
【面白いといわれれば、満月のように丸い瞳を、半月よりも多少かけたほどに細め、笑う】
【今までの笑顔に比べれば多少の演技臭さも薄れ、ある程度本心が混じっているのだろうか】

そもそも、事故死とか、転落死とか、水死とか。
そういうありきたりな可能性は考えますけれど……まさか爆発死なんて考えませんものね。
完全に選択肢外ですわ、そんな死に方をしたこの人はどんな気持ちだったんでしょう?
……あら、あら。それは怖いですわ。油断して背中を見せたら真っ二つ、ですかしら?

【爆発死。普通に暮らしていればまず遭遇しないであろうそんな死に方】
【やはりと言うか、少女もそんなことを想像していなかったらしく。「これからしたほうがいいかしら?」なんて、冗談っぽく口にする】
【それから、ほんの少しだけ。肉片へと変わってしまった人の気持ちを考えようとして、これまた諦め、首を振る】
【次いだもしかしての可能性には、手を口元にやり、くすくすと笑うことで返す】
【あまり本気と取っていない、ような】

……まあ、いきなりあんな音がしたらびっくりしますわよね?
暇でしたし、興味もそそられてしまいますわ。好奇心は猫も殺しますけれど、興味は何を殺すのかしら。
…………わたくしには良く分かりませんけれど、そうなんですの?

【まあ、確かに。深夜に爆発音がすれば、驚きもするだろうか】
【そこで、実際にその場に足を運ぶ人はあんまり居ない気もするのだが】
【そして、どうでもいい疑問をひとつ。本当にどうでもいい】
【言い切る姿に、彼女は僅か、本当に僅か。眉を顰め、指を追いかけ、その先に繋がる肉片も追いかける】
【頭であれば、頭髪があるだろうか。顎なら、……肩なら、腕なら。分かりやすい部位なら、きっと彼女も分かるのだろうが。如何せん、肉しかない部位は分からずに】

ええ、人探しですの。
ちょっとしたお仕事ですのよ、あなた様はたくさんの鈴の音を聞いた事がありまして?

【「近くに居れば絶対分かるらしいのですけれど。」なんていいながら、挙げた特徴は。知っていれば眼前の相手でなくとも忘れられないような】
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/07(木) 01:25:46.76 ID:/KqkvFEQo
>>368

 ……成る程、単なる腐れた引きこもりじゃなさそうだな

【「俺と違って」】
【唇が、僅かに歪んだ。それは笑みに分類できるものだった】
【それからすぐに、男の言葉に対する応答が次がれていく】

 ……人の意思すら、貴様の盤上に組み込もうという訳か
 地に這い蹲り骨を噛み、脳が灼き切れるほど懊悩した結果の選択すら、
 それは結局、周りの何かによって“選択させられている”に過ぎないと──

 【「──最高にクソったれだな」】

【彼の口腔から、鋭利な犬歯が覗いた】
【真紅の瞳の奥で、赤熱した何かが渦を巻き】
【滲み出した灼熱色の魔力が、彼の周囲を蜃気楼の如く歪めたが──】


      【「成程…君はそうだったのか…」】

  【──どクん】


【その時だった。さらに一歩詰め寄ろうとしていた彼のその足が、止まった】

    【「レメゲトン≠ノ到達した存在よ」】

       【七十二柱】        【何を、言っている──】

    【──いや、違う】      【熱い】

                【止めろ】

【──白皙の貌が、石化していくように硬直していく】
【何だか世界が遠のいていく感覚が過ぎる。足裏の感触がない】

【見つめた視線の先は果てない暗黒】
【時の流れが酷く緩慢だ。闇色の大気が渦を巻いている】

【何故だか視線が逸らせない】
【唇よ、動け。いや、もう既に、遅い】

 【その名を、紡ぎ──】

 【──きぃんっ】

【──鉄琴の最高音を殴りつけたような、酷く甲高い音が鳴り響いた】
【同時だった。彼の首元の古風な真鍮の鍵が、誰も触れていないのに、一人に弾けて、割れた】


 ──……、……ぁ


【彼の眼差しから、急速に光が衰えていった】
【地に散らばった鍵の破片。亡羊とした瞳が、それを虚ろに眺める】

【それから、数拍、無言。やがて、彼がうわ言のような何かを呟き始めた】

 ……去れ。去れ。去れ
 その名は最も偉大にして最も異なる要素
 その名を口にするな。??rムa億年と最果てに

 真理など要らない。去れ。去れ。さ*??gギ

【──彼は地面を見つめたまま、動こうとはしなかった】
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/07(木) 01:27:17.55 ID:mxOA6e/Ro
>>375

船舶の航行の際……危険な水域に於いて、船長に代わり、操船を担当する者――

それが…………『水先案内人』――――

【言うが早いか、少女は、脚はそのまま、上半身と首だけを捻り、流し目で少年に視線を送る】
【眼鏡のレンズに、心許なく存在していた外灯の光が反射して光り――】


――です、が……わたくしの場合は、「船」よりも……「人」を案内する水先人……


【タン――、と、再び、少年に、身体を向け直した】
【そして少女は、両腕を背中側に回して組むポーズを取り、】


……今し方申した水先案内人の説明を、少し変換すれば、おわかり頂けることでしょう――


人は誰しも……迷い、戸惑い、暗中模索、五里霧中の危機に陥るもの――

そんなとき、わたくしは、迷える旅人の前に降りたって、そっと、手を差し伸べて…………


【ふっ――と、小さく息を漏らす彼女の口の端が、判別しにくい程度に僅かに吊り上がり――】




……――暗闇の奥へ、導いて差し上げるのです




【――「カー」――】


【空高くより、不吉な鳴き声が、こだました――】
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/07(木) 01:28:14.10 ID:S82MFEIAO
>>377
//すいません、今夜に続きを回せるでしょうか?
//そろそろ眠らないと、明日が早出なので厳しい事に気付いてしまったんです
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 01:29:19.61 ID:PHoETX9SO
>>383
/了解です。
/今夜も、7〜8時から始められれば理想的です。では、お休みなさい
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/04/07(木) 01:29:42.94 ID:eXBukV0R0
>>374

…アイアイ≠ヘ、あなたさまの指示を了解しました≠セからオッケー

だけど、やっぱサーじゃなくてマムよね
それだとサ、女っ気無いって言われてるカンジ……!

「…間違ってはおりませんがな
 とはいえ貴殿も、そう破廉恥な方ではありますまいて?」

【―――――、――― ?】
【高く見積もっても、12歳程度にしか見えないこの少女が】
【こんな、特に前半の蘊蓄を披露する光景は、なかなか見られないものだろう】

【とくに意識の無い自然な言動と、柔らかな頬を膨らませての言葉の結び】
【それからすると、彼女にとっては「常識」なのであろうか――】

……お姫様と騎士なんて、冗談じゃないわっ!
どうせなら、「大佐殿」とでも呼びなさいってのこんの黒アリやろー、…――

【他愛の無い会話≠ェ過ぎて】
【2分に満たないうち、そこはもう屋台】
【遠目には煙が白いだけでも、近づけば店構えの全貌を理解できる】


【されど屋台とは言ったけども、実際は小さな掘立小屋のような印象で】
【もうもうと立ち込める白煙の中に見え隠れするのは、幾重にも竹を編んだセイロ】
【湯の匂いに混ざる、香ばしさから想起されるのは――看板通りの品物か】
【提灯の優しい明りも、また絶妙に食欲と情趣を盛りたててくれる】

【札を見ると、温泉まんじゅう以下だいたいの商品は、新世界の通貨単位で「100(税抜き)」であるらしい】
【―――この地域の行政には消費税と言う概念が有るようだ】


――おじさーん、温泉まんじゅうふたつー!


【少女の威勢良い声を受けて、初老の男性も「はいよ!」と応じた】
【せいろの蓋を丁寧に開くと、箸で慎重に挟みながら、竹の皮でそれを包みこみ】
【何時の間にか財布の中から通貨210を取り出し、精算の方に置いていた少女は】
【差し出された二つを順番に受け取ると、屋台の前を退く】

アンタも、好きなものを買って食べちゃえば…――

…ん、そーいえばサ
アンタ、名前はなんて言うの?

アタシはって言うと「海部 史音(アマベ アヤネ)」
でもってこいつは、「ベンヌ」…まあ。いちおーね。

【少し引っ掛かる所が有った彼女は、言葉を区切って】
【青年の名前を尋ねる言葉を、口にした】
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/07(木) 01:37:16.46 ID:tQSwLENZ0
>>382

えーっと……アレか、スタントマンみたいなモンか。水先案内人ってェのはよォー

【何処かズレているような的を射ているような返答と共に、少年は首を傾げて】
【続く少女の言葉に、「……――――ヒト?」と、眉を顰め】

……暗闇の中で迷ってるヒトをよォー……
オマエさんは、さらに暗闇の奥の方に導くってェのか?
例えンならッ!方位磁石も利かない、光も届かない、昼も夜も分からないよーなアホ暗い森の中で……
迷って彷徨って、もうどうしようもない!って人に、ワザと自分から間違った道を教えるようによォーー

【振り向いた少女に、少年は訝しむような表情を見せるだろう】


――何のために?


【続けて、訊ねる。純粋な心の裏に潜む、確固たる輝きが微かに見え隠れする】
【位置関係は不動。少年は車イスに座したまま、其処から少女を見上げているだろう】

(……カラス?……カラスってよォ、夜でも鳴いたっけか?)

【と、若干の不信は抱きつつも。炎のような朱色の瞳は、ただ少女を見据えていた】
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/07(木) 01:37:17.02 ID:mqSS6GXAO
>>380

あまりそれを、手間と思わないからなぁ。そもそも“寒い”はよく分からないし

【話を膨らませられない理由は、それだった】
【“暑い”ならともかく“寒い”は分からない。感覚が反応しないようで】
【困ったように頸を傾げながら薄く笑う姿は、酷く曖昧なところがあった】

……まぁ、能力者とかいるしな。何が起こるかなんて分からない世界だ
さてね、読心術は持ち合わせてない。他人の心など自由に推測するべきだろうよ

――――ぐしゃっと、潰れるかな

【死≠日常に捕らえる時点でありきたりとは呼べない気もするけれど】
【しかしそんな常識は通用しない世界だ、仕方ないのかもしれない】
【次に言われた言葉は――笑い混じりの、冗談みたいなもので】

耳障りだな、と思うくらいだがな
興味で死ぬのは探究心くらいか。満足して昇天するのかもしれないが

【その間にも瞳は肉片の間を彷徨い、姿を写しだそうと死を掻き集める】
【――が、次の問い掛けに反応すると】

あぁ。あるよ

【そう、簡潔に答えた】
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/07(木) 01:49:29.79 ID:mxOA6e/Ro
>>386

……………………

【――「何のために?」――】
【少年の発した言葉の後に、続く答えはなかった】

【少女は、ただその場に立ち尽くして――】
【――おもむろに、右手人差し指で、自分の右目を、指さす】


――――瞳…………、それは輝かしい未来への道を照らす灯火――――


【少女の眼は、深淵の蒼】
【光も闇も希望も絶望も喜びも悲しみも善も悪も未来も過去も自分も相手も……全てを、吸い込む、底無しの、清澄】


…………一つ、だけ、「ヒント」を、差し上げましょうか――――?


【「カー」――、もう一度、あの声が、鳴り響いて、】

古来より「カラス」は……迷い人を導く「水先案内役」として喩えられてきました――
それは……時に善良に……時に邪悪に……――

【……ふわっと、少女の眼前に、上空より、一枚の「黒い羽根」が舞い降りて――】


ええ……そんな「カラス」は、「光り物」を、収集する癖を、有しています――
例え、誰かの懐から奪うことになろうとも……ね――?


【――バサ……バサ……――、漆黒の体躯が、少女の頭上に降臨する】
【――「カラス」――、まさしく一羽のカラスが、現れて、そして、少女の頭の上に、止まった――】
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/07(木) 01:49:37.75 ID:9c8zCDOf0
>>387

……そうでしたの?
でしたら、少し羨ましいですわ。本当に寒いのは苦手ですのよ、わたくし。
今ぐらいの季節が一番ちょうどいいんですの、あなた様はいつ頃の季節が好きですかしら?

【羨ましいと。きっとその言葉は比較的本心から】
【小さくため息を吐いてから、寒さについての話題は駄目だと分かったためか、そんな質問を投げる】
【自分は春が好き、と。重要性の低い、本当の雑談】

さすがに水の無いところで溺死は無いし、地面の上で墜落死は無い、と思いたいですけれど、ね。
それが思えないからどうしましょう。
それは……そうですわね、答えの無いクイズになってしまいますけれど、時間つぶしにはなるかしら。

……あら、怖い。

【先ほどの発言とは、微妙にズレるようなそんな発言】
【小さく肩を竦めてから、そんなことを言って】
【答えの無いクイズで時間を潰すなんて、まるで時間の無駄な気がするのだが】
【次いだ笑い混じりの言葉に、返したのはやはり演技のような笑顔と、軽い言葉だった】

そうですの?
わたくし、結構ぼんやりしていたから3センチくらい飛び上がった気がしますけれど……。
ま、個人差ですわね。
満足して死ねるならば、それは本望ですかしら? でしたら羨むべきですわね。

【耳障り程度で済んだ相手と、飛び上がったような自分】
【そこを比べ、なぜか微妙に悔しげな表情をするも、個人差で自分を誤魔化して】
【肉片たちを見つめる相手の視線をなぞるように地面に視線を落として、羨ましげな表情を浮かべ、以上】
【半紙よりも薄っぺらな羨ましさを向ければ、相手の言葉に目を僅かに丸くして】

それはいつ頃ですの?
ここ三ヶ月未満だと嬉しいのですけれど。

【足を出しそうになって止めたのか、足元から軽く擦れる音がして】
【先の「お仕事」「人探し」の発言と、今の「三ヶ月」の発言。肉片よりか、いくらか繋げやすいパズルになるだろうか】
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/07(木) 01:50:02.07 ID:CAMTrZpM0
>>381

無駄だよ小さき王よ……この世界での君≠ツまりゲーティア≠ェどういった存在だろうと…

名≠ニは原初の記憶……存在の形だ……持った瞬間に君はそうならざるおえなかった
だが少しばかり容量≠フ方が足りなかったようだ……それでは顕現しきれない…か

【地面に崩れ落ちる青年を見つめ、一歩、一歩地付いていく】
【目の前まで到達すると、両手をローブからだし、オペを始める執刀医のように構える】

君≠フ意思が消えかかる前に、器≠広げてあげよう……だが…
それは君が自らの内にある計り知れない巨大な理≠受け入れなくてはいけない…

道しるべ≠ヘ示そう……後は君次第なんだ……

≪ [Ain Soph Aur]≫――――セフィロト≠フ顕現………構築

≪[000 - Chasek]≫――――クリフォト≠フ顕現………構築

【ズズズズズズと両手の刺青が、違う模様へと変化していく】

【それは生命の樹≠ニ邪悪の樹≠ナあった―――――】

これも同じだ……名≠ヘ意味を持つ―――同一の存在≠ナなくても……同義≠ノはなりうる

【その相反する二つの樹が刻まれた両腕を、青年の左右のこめかみ付近に思い切り当てようとする】
【もし当れば、青年の個≠フ器≠ヘ膨大に膨れ上がり、凄まじい情報が流れ込む】

【当たっても当たらなくても、顔のない男は立ち去っていく】

Ars Nova ≠ノ目覚めろ………そうすれば君はもっと高みに行ける……
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 01:51:34.80 ID:mFF2SGMSO
>>369
えぇ、構わないですよ
否t………あっ、

【と、喋る途中だったが】
【ふと、階段から落ちたのを見て、救いの手を差し伸ばす】
【しかし間に合わず、そのまま階段を落ちていく見るからに痛々しい檸檬の光景から思わず目を背けて】
【暫くしてから、漸く恐る恐る舞台の方に落ちたのを確認すると】


………檸檬さん。大丈夫ですか?

【思わずまた、再び敵なのにに優しさを向けてしまう】
【護も階段を下りていき、自分も舞台へと上がるだろう】

/ただいま戻りました!
/お帰りなさい!
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/07(木) 01:58:22.30 ID:tQSwLENZ0
>>388

…………“輝かしい未来”ッてェのを“しっかり見据えてるヤツ”ならよォーー
当然……それが映りこんでキレーに光り輝いて見えるわな……
オマエさんの『瞳』は……――

【――少年は、彼女の言葉に。其の瞳を覗き込むように目を細めながら、何処か独り言のように呟いて】

【「……オレ様はなァー、貰えるモンは大体なんでも貰うぜ?タダならよォー」と、何処か見当違いのような言葉を零しながら】
【ヒントをくれる、と言い出した少女を――いや。少女から視線を外し、上空を】

(……気のせいじゃねェ)
(……なンだァ?)

【……舞い降りた一羽の鴉。夜闇に解けてしまいそうな、黒き翼】
【少年は、不思議と身が強張るのを感じていた】
【……それは、彼が歩んできた道において練磨された、歴戦の「勘」というやつなのか】
【今はまだ、判断がし難いが――】


……へェ、それで?
どうかよォー、チョイとオツムが足りねェこのオレ様にも分かるように説明してもらえるかい。
今の「水先案内人に例えられてきたカラス」と、「瞳」と、「光物を収集するクセ」と――
それから、オマエさんが迷い人を暗闇に誘いこむコトの『相互関係』をよォーーッ


【少年は、笑みながら左手の人差し指で自身の米神をとんとん、と叩き】
【その笑みは余裕?或いは状況を飲み込めていないがゆえの愚行?……“いや”】
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/07(木) 01:58:46.52 ID:mqSS6GXAO
>>389

……好きな季節は特にないな
あぁ、ただ夏は嫌いだ。暑い。ウザったい

【考えこむような表情をしたものの、解答はかなり杜撰なものだった】
【夏が嫌い。確かに腰まである髪は夏には暑苦しいの一言につきるだろうか】
【ともかく、もう少しすれば迫る季節に、本気で嫌そうな表情を見せて】

陸上での溺死も地面での墜落も『現実的』すぎるのが怖いところだ
少なくとも墜落なら、やろうと思えば可能だからな。俺は、だが

【この世界で見る“現実”ならば、どれも不可能とは言い切れない】
【それから自分もひとつは可能だと答えて、薄い唇に薄っぺらい微笑を浮かべた】

……少し煩かったくらい、だっただろう?

【先に到着して、肉片で遊んでいたりしたのだから此方の方が近かったのだろうが】
【耳がおかしいのかそんな風に頸を傾げて、緑に染まった瞳を瞬かせた】
【――どこか、変なのだろう。やはり】

いや、最近は会ってないからな

【そして、返答は少しばかり噛み合わない】
【パズルを考える気はないのか、答えてからゆっくりと立ち上がった】
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 02:09:58.55 ID:XqmwMkzDO
>>391

【弱った、腕に。力を、込めて。漸く、立ち上がる事が、出来た。体の痛みが、体力を、奪って行く】
【体を、庇いながら。ステージの、上で。ふらり、揺れ。今にも、転びそうな、満身創痍の、状態で】

……、……まもる

【彼が、何も、しなければ。ぽつり。詩を、読む様に、言葉を、紡ぎ始めるだろう】
【か細い声で。時々、小さな、呻きを、交えながら】

……。君は、……最初。……
……僕が、……。つい、脅かして……逸れに、怯えていた……

【恐らく、これは。彼女の、どうしようも無い、自己満足の、言葉だ】
【馬鹿で、愚図の、癖に。自ら、全て、棄てた癖に。走馬灯の様に、逸れを、紡ぐ】
【その間にも、左腕を、変形させようと、するだろう。次は、手が、鎚の形状へ】
【蹴り、そして、階段から落ちた、ダメージが、大きいのか。接近する事も、難しそうだが】

その時から、……優しい、子だと、思ってた
……優しくて、……強い、……子だと……思って……

……、逸れから……

【逸れから。苦痛を、紛らわす様に、息を、大きく、吐いて。瞳を、伏せる】
【泣いては、居なかった。だが、今にも、涙を、零しそうな、表情だった】
【そして、最後に。彼女は】


……。……友達に、……なれた、事が……嬉しかった……


【漸く。本心を、漏らす】

【敵では、無く。何時までも、友達で、在りたかった】
【ただ、無感動に。世界は、廻る。恐らく、中心は、居ないけれど】

/お帰りなさい…!
/そして、自分は、そろそろ、眠らないといけません…
/今日は、用事が終わり次第、午後から、待機出来ます
/帰宅後、本スレで、護君の方に、待機する旨を、伝えます…
/すみませんでした…勝手ながら、落ちさせて頂きます…一旦、お疲れ様でした…
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 02:12:29.28 ID:amo+TizSO
>>385

だよ、ね……女の子に言う科白じゃない。
ちょーっと、デリカシー足らなかったかも……。

【「物知りさんなんだー」と軽い調子のままに宣えば、少し恥ずかしげに】
【ぺし、と自分の頭を一つ叩いて、笑みに僅かな苦味を加える青年】
【彼女の語る内容は、この年頃の少女が常識とするには少々不似合いな事柄であったが】

【その辺りはまあ、色々あるのかも知れないし無いのかも知れないな、と】
【特に気に留めることは無く、思考の端へと一時捨て置いた――】


……えー、その歳でもう佐官?エリート街道まっしぐら、って感じー……。

【さて。屋台に着いたならば、彼もまた懐に手を遣って財布を取り出す】
【昔ながらの優しい香りと雰囲気とに包まれれば、自然と紐も緩もうというものだろうか】
【元祖≠セの本格派≠セのの無粋な宣伝の文句が無くとも、湯気と饅頭の皮の色艶とで、十二分に購買意欲はそそられる】

それじゃあ、俺もひとつお願いねー!

【ごくり。口の中に湧く生唾を嚥下し、逸る手を宥めつつ硬貨105を取り出し】
【ぱしっ、威勢よくカウンターの天板へと置いて。当然ながら湯気を立てている、ほかほかの其れを受け取った】


…………はむ、っ。

あやねちゃんとベンヌさん、か。俺はカイって言うんだー、カイ=スケイプヴェルト。
しがない何でも屋さんをやってるから、縁が有ったら宜しくねー?

【道すがら、早くも饅頭をぱくつく彼。尋ねられながら、もきゅもきゅと咀嚼し嚥下して】
【さりげない売り込みの言葉と一緒に、自らの名前を口にする】
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/07(木) 02:19:54.71 ID:/KqkvFEQo
>>390
【崩れ落ちた膝に、もう力など微塵も入らなかった】
【壊れた鍵の破片を、這い蹲るようにして掻き集める】

 【「ぁ……ァ……唖……」】

【男が近づいてくることなど、全く意中にないようで】
【ただ恥も外聞もなく、完全に余裕をなくした幽鬼の貌】

【──そして、その頭部に、月光を遮る影がかかる】
【目の前に男がいることに、漸く彼が気付いて、面を上げた】

  ひ……──

【──その時、彼の貌は、今にも泣き出しそうな子供のようだった】
【そこに、幾星霜を重ねた魔族の面影はなく、ただの脅えの色しかなかった】

 ……、……う、ぁ……

【顕現した二柱の超事象に、彼の眼が大きく見開かれる】
【圧倒的な恐怖がそこに彼の脳髄を満たしていた。身体は石となっていた】

 【──迫り来ているその『超越』した双腕が、コマ送りで目に捉えられているのに】
 【身体が、時の流れから取り残されたように、全く、微塵も、動きはしなくて──】

【そして、枠組みを超えた凄絶無比なる事象の連続概念の波濤が】
【意識を恐怖攫って次元を破壊して自己を掻き乱して悪寒到達し】
【連続性の消滅五次元六次元消失再構成十一次元展開し展開】


 【 ──“    ”── 】

                   【 ──『 』  ──“   ” ── 】

  【 ──「   」  「  」 「    」────  】


                          【Theurgia=z

    【Pauline=z


                【Almadel=z



      【 ── ThE NovA >氛氈@】



  ──────っッっぁアaあ唖あ亞Aアぁア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛アア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛っッッっ!!??!



【心臓の破裂したような絶叫が、彼の喉奥から炸裂した】
【彼の身体から爆裂した魔力風が、辺りの草木を押しつぶすように駆け抜ける】
【寄り添っていた二人の骸は、その冠が千切れ飛び、頭蓋と肋骨と骨盤それぞれがばらばらになって吹き飛んだ】

【ビきびキびキビキと異音を伴って、彼の肉体の表面上を、黒い漣が覆い尽くしていく】
【彼の白皙が、異常に刺々しい漆黒の甲殻へと塗り替えられ、壊れた魔力が漏れ出していく】
【顔の半分が暗黒色の硬質な殻に覆われて、鋭い爪で、胸を、肩を、喉を、掻き毟り始めた】

【甲殻の奥から青白い肉が覗いて、漆黒の血液が噴出したり漏れ出したりしていくが彼はそれを止めない】
【自身の腕に喰らい付いて筋繊維を引き千切り、それを喰らいながらも尚、顔面や、足などを掻き毟る】

【──去っていく男など、最早眼中になかった】 【ただただ、彼、或いは彼だった何かは慟哭していた】
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/07(木) 02:20:42.00 ID:9c8zCDOf0
>>393

ああ、わたくしも……夏は嫌いですのよ。
寒いことよりも、暑いことのほうが嫌いですの。
梅雨なんかも嫌いなんですけれど。

【先ほど暑がりで寒がり、なんて言ったとおりに、暑いのも駄目ならしく】
【特に意味の無さそうな同意の声と、どうでもいい付け足し】
【それから、「髪は上げないんですの?」なんて、尋ねて、自身の二つの髪の房、右のものに触れる】

まあどっちにしろ。結論としてはわたくし、まだ死にたくないですので、どちらも遠慮したいですわね。
わたくしは考えるまでも無く、どちらも出来ませんけれど……、飛翔系ですの?

【現実から目を背け、最終的に出した結論はそんなもの】
【そんなことを言ったところで現実がどこかへ行ってくれるわけもないのだが】
【そしてこの少女には、そのどちらも実行は出来ないらしく。ずいぶんと直球の質問ひとつ】

そうでした、かしら?
……まあ、過ぎたことですし、どちらでも構いませんわ。

【首を傾げる相手に、釣られたように首を傾げ】
【意見が違うなら無理に擦り合わせる必要も無いと判断したか、考えることを放棄して】

じゃあ、その人がクリスマスに会いそうな人なんて分かりますかしら?
妹さん曰くクリスマスに用事があるからって出かけて以来音信不通だそうですの。

【そのズレは、彼女は気にしなかったらしく】
【質問をそんなものに移して。相手が立ち上がれば、半歩分ほど後ろに下がった】
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/07(木) 02:21:09.27 ID:/KqkvFEQo
>>396
//ああっと入りきらなかった
//もうお待たせして申し訳ない! 一応ここらでしょうか、お疲れ様でした、ありがとうございました!
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/07(木) 02:23:55.22 ID:mxOA6e/Ro
>>392

あら……「ヒント」は差し上げると申しましたが……「答え」まで公表すると、誰が申しましたか――?

【緩やかに、両腕を広げる少女】
【それは、埠頭の、港の、海の……いや、最早、世界の支配者でもあるかの如く、威風堂々たる佇まい】
【……が、敵意や、殺意は、無い、ような――?】


…………です、が――――ああ、憎いですねえ…………


【カラスが、彼女の頭上で、翼を羽ばたかせる】
【そんな中、少女の視線は、少年の瞳に注がれており――】

その未来を信じて疑わない……強い、強い、強い煌めきを放つ瞳……


どうして、人は、希望を抱くのでしょう――?
どうして、人は、未知なる道を行くのでしょう――?
どうして、人は、前を向いて歩くのでしょう――?
どうして、人は、暗闇から目を背けるのでしょう――?


そんな世界が嫌いで  そんな世界が憎くて  そんな世界が忌まわしくて


――はあ……もうよろしいでしょう……その見つめていると気が狂いそうな瞳に免じて、このように、お伝えいたしましょう……




光っている貴方様が……いえ、「世界」が……、眩しくて、眩しくて、ただただ眩しくて――だから、だから、大嫌いで――――



………………ああ…………本当に…………みんn【――――――――――さよならは突然に】



   【少女の頭上のカラスが、前触れ無く、いきなり、少年の「右目」に向かって、飛んだ】

  【クチバシを前に突き出して勢いよくカラスは、明らかに眼を抉り取らんとしているが――――】

 【冷静に見れば、ただの直線的な突進であり、少年程の能力者ならば……回避は難しくないはずだ】
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/07(木) 02:27:11.23 ID:mqSS6GXAO
>>397

長袖で行動する奴の事も考えてほしいものだ
あと、梅雨はまだいい。許してやる。雨は嫌いじゃないからな。
――基本的にはあげたくない。流石に夏は考えるが

【と、つらつらと恨み言】
【髪に関しては何かこだわりか、それとも理由があるのか、そんな風に呟いて】

あぁ、そりゃそうだ
……当たらずとも遠くはないな

【曖昧な形に解答するのは、面倒なのか隠したいのか、それとも両方だろうか】

…………恋人、のところじゃないか?
居場所は知らない。もういいか?

【――どうやら、そろそろ帰るつもりらしい】
【肉片を踏み潰して数歩進めば、そんな風に問い掛けて頸を傾げた】
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/07(木) 02:30:58.67 ID:CAMTrZpM0
>>396

大丈夫だ……君なら王≠ニなれる…………

暫くは………これを付けておくといい………何、ただの呪いがかった鎖骨≠セよ

【そう言うと男はローブから黒い骨によって形成された鎖骨≠フような形状をしたネックレスを取り出す】
【それを悶え苦しむ青年の目の前にそっと置いて、踵を返す】

それがあれば通常時の制限≠ヘ可能になる、もっともそれも君しだいだ…

完全に……御≠オたら、また会おう………さよならだ、王よ…

君に救い≠ェあらんことを………独善的な救世主≠謔閨\―――

【一度だけ、顔をそちらに向けた後に、そのまま闇に消えていった】

【残るのは――ただ木々の囁きのみである】

//お、お疲れ様でした…!
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/07(木) 02:31:11.50 ID:eXBukV0R0
>>395

……んむ、もぐもぐ…。

【欲張りにも両手に持ったそれを、熱が抜けぬよう交互に口に運んで】
【ほむほむと、ハムスターみたいに膨らんだ口が噛み砕いていく】
【両方とも二口ほど欠けたところで、史音は喉を軽く鳴らし】

カイ=スケイプヴェルト…
意外と、響きが良いんだねー。

「…マスター、その言葉は聞きようによっては失礼に値しますぞ?
 ……おっほん。兎角、よろしければお見知りおき下さいませ。」

【直情の人であるが故に周囲を振り回す史音と、それを御さんと努めるベンヌ】
【そんな図式は、自己紹介においてすら成立するらしくて――】
【ほぇー、と呑気に感心する史音を尻目に、ベンヌは火消しに回る】
【その様は、カイが評したとおり「保護者」と形容するのが近いかも知れず】

ところでサ…なんでも屋って、なんでも屋って何さ
ショーキン稼ぎとか傭兵とかじゃなくて、なんでも屋なんでしょ?

【そして一歩引いた様子のベンヌに対し、史音は何事にも首を突っ込む】
【屋台から離れて、先ほど眼を付けていた足湯の方に向かう彼女は、眼を薄ら輝かせて】
【浮かんだ疑問を――これまた、拙くはあるものの】
【彼女の見た目と比べると、少し剣呑な雰囲気を宿した例を示しながら、問うた】

【なお次のそちらのレスが終わるころには、史音の目的地に到着するだろう】
【そして他に行きたい場所が有るなら、そこに寄っていく事もできる】

//眠気が、危険域に近いかも知れませぬ
//よろしければ明日以降に持越してもらえると、ありがたいです
//あやベン中身は、これから暫く19時30分ぐらいには来れるはずですので
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 02:35:47.25 ID:amo+TizSO
>>402
//了解致しました、それでは今日のところはこれにて!
//遅くまで有り難うございました、おやすみなさい!
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/07(木) 02:38:38.04 ID:9c8zCDOf0
>>400

半袖まで行かなくとも、七分袖でも多少は楽ですのよ?
寒いなら厚着をすればいいって、あなた様が言ったことですわ。
……どうして髪ってまとめて熱持つんでしょう。

【寒いなら厚着をすればいい、じゃあ。暑いなら薄着をすればいいじゃない、と】
【だいぶ前の相手の発言を掘り返し、にこりと笑んで】
【最後の一行では、多少の恨みが混ざり。ツインテールの右側に軽く指を通して】

でしたら、相性は悪いかしら。

【曖昧な回答に、あっさりと不利だと呟いて】
【相手を信用しているのか、よほど自信があるのか、馬鹿なのか、そもそも嘘なのか】
【「不利ですので、潰さないでくださいましね。」とも、言ってみたりして】

出来たら、その人のお名前とあなた様のお名前を。
わたくしの名前が必要ならば名乗りますわ。

【帰ることについて、とりあえず直接的な妨害はない、が】
【尋ねることで、強制力も無い遠まわしな妨害をひとつ】
【相手の向かう方向によっては、動かない少女は邪魔になるかもしれず。方向によってはこれが直接的な妨害になるか】
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/07(木) 02:40:59.05 ID:tQSwLENZ0
>>399
【徐々に、その本質を露にしてゆく少女の科白】
【少年は、車イスに腰掛けたままではあったが――未だ、相手の瞳を真っ直ぐ見据えて】

……はッ、なるほどなァーーッ


“どっかで見たことあるような目”ェしてると思ったんだよ


【小さく呟いた言葉は、独り言だろうか】
【――それは唐突。突如襲い掛かってくるカラスの姿】
【しかし、少年は。動じることなど無いとでも言うように目を閉じて、それから――】

【――――ぐ、と。右拳を握りこんで】


―――― ≪ ディーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーサイドォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!! ≫


【――咆哮。同時に少年の身体から弾き出されるようにして具現される――アートマン≪ディーサイド≫】
【黒い流線的なフォルムの装甲を纏った白いヒトガタ。目元は仮面によって隠されており、無機質な白い唇が露になっている――】
【≪ディーサイド≫は具現と同時に少年の眼前に立ち、迫り来るカラスを右拳のアッパーで弾き飛ばそうとするだろう】


つまりだ……
【そして、少年は。未だ車椅子に座ったまま、またゆっくりと目を開いて】

オマエさんは……周りが羨ましくて妬ましくて仕方ねェってワケだなァ〜〜ッ
なんせオマエさんが“方位磁石も利かない昼も夜も分からない森の中”で迷ってるッてのに……
どいつもこいつもやれ未来だの希望だのとウルセーくらいに喚き散らすからよォーーーーッ

それで手前独りだけ迷ってンのはシャクだから周りも一緒に迷わせちまおうってワケだ……
……よォーーくッ!!ああ、よォォォォォォォく分かったぜッ!!

【――アートマン≪ディーサイド≫が、静かに少年の身体へ戻っていく】
【いや、違う……先程彼は言った。『アートマンの力を身に宿す――能力!』
【……少年は。全身に白い魔力を纏うと、ゆっくりと――“立ち上がって”】


言い忘れてたなァーー、オマエさんが『水先案内人』だってェならオレ様もある意味『水先案内人』でよォーー
ただしオマエさんとは『真逆』……オレ様はな……≪星≫になりてェんだ。

……たとえどんな真ッ暗闇でもッ!!空を見上げれば必ず其処に輝いていて――
見上げた人たちを≪笑顔≫にしてくれるッ!!そんな『輝けるビッグ・スター』にッッ!!


――オレ様の名はイルゾルッッ!!


『クリサンセマム・リチェルカ』所属――
                   ――『六王教団・聖都勝利王支部』所属――

        ―― いずれ≪世界一の超ビッグ・スター≫になる男ッ!! ――



  ―― ≪ イルゾル・ビッグスター ≫ だッッッ!!!



目の前によォーー……暗闇で困ってるヤツが居るンならッ!!
殴られようが抉られようが殺されかけようが、手を差し伸べねェと気がすまねぇッ!!
オマエさんもよォーー、ッとに面倒なヤツに出くわしちまったよなァーーーーーーーーーーッッ!!

【――ざ、と。潮風を受けながら、少年――イルゾルは其処に立つ】
【靡く真紅のジャケットからは、微かに焔の魔力が漏れ出しているか――】
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/07(木) 02:45:01.90 ID:mqSS6GXAO
>>404

……七分丈も、無理なんだ
着込む枚数は減らすんだがな……

【そこまで拒むには、何か肌に理由があるようで】
【小さな溜め息を零しつつも、諦めたように頸を振ってから瞳を閉じた】
【……髪の話題には触れない。回想するのも嫌なくらい、暑いのか】

……それは断る。俺の名前はツァーリだ
お前のも、教えてくれると嬉しいな

【少しの沈黙、名前は紡がれなかった】
【彼女が探している人物が、自分の想像する少女と一致しているのか確信が持てず】
【故に拒否を零すと彼女の名前を聞いてから――人肉を踏み付け、反対方向に歩みだすはずだ】
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/07(木) 02:49:01.96 ID:/KqkvFEQo
>>401

【──男が去った後、そこに蠢くものの姿はなかった】
【ただ、黒い血に塗れた肉塊が、果てない虚無を湛えた瞳で、虚空を見ていた】

【完全に弛緩しきった無機の顔の上を、百足が一匹、横断していった】

【月はただ、鋭利だった】


【──────】
【────】
【──】

 【「──“鎖骨”。成る程、その“誤植”まで手に出来ているとは」】

【──何処かで、誰かが呟いた】

 【「あれあれ、これはおちおち眠っている場合ではなさそうだよ」】
 【「ようやく、遠い孫の顔を見られると思ったんだがね──」】

 【「“顔のない男か”……これは全く、してやられたようだ」】

【その人物は、うーんと唸って、眉を顰めた】

 【「──アルス。聞こえるかい、ゲニヰの子、アルス」】
 【「第……何代目だろうか、済まないね、最近物忘れが激しくて思い出せないんだが」】

 【「私の遠い遠い末裔、この“楽園”よりの声が聞こえるか」】
 【「君は私を書物の中でしか知らないだろうが、私は君を知っているよ」】

 【「だが、君に触れることが出来ない私の無力を許してくれ、アルス」】

 【「……私から言えることはただ一つ。その“誤植”に縋ることは、危険だ」】
 【「声が聞こえているな──、どう──れだけ、肝──銘じ──さ──」】

 【「──Ar──s──生──て──贖──を──……──……────」】 

【──声は、先細り、そして消えた】


//一応付け足し。改めて、お疲れ様でした!
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/07(木) 02:52:29.95 ID:9c8zCDOf0
>>406

……あら、そうですの?
でしたら、最終手段的ですけれど、パーカー直なんて手も……。
……ありませんわね。

【七分も無理ならば、と。挙げた案は、なんと言うか】
【言った本人的にもあまり無い、と感じるような答えらしく】
【軽く首を振ってから、「忘れてくださいまし。」なんて】
【返されなかった髪の話題について、こちらも特に意味があるわけでなく。沈黙を返し】
【数度指を通せば、手櫛にも飽きてしまったようで。髪を後ろに払った】

そう。残念ですわ、お仕事が少しは楽になると思ったのですけれど。
二谷音々子。音々子とでもお呼びくださいませな、ツァーリさん。

【どうやら、すっかりと探し人の特徴を挙げていなかったことには気がついていないらしく(※中の人は過去形)】
【笑顔をわざとらしい残念そうなものに切り替えてから、こちらも名乗り】
【ふたやねねこ。小さく頭を下げる姿は、見えないかもしれないが。声の調子と、小さな鈴の音。何となく見ずにも分かるやもしれず】
【今度は静止のような声もかけず。相手が立ち去るならば、極々普通に見送るはずだ】
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/07(木) 02:56:55.13 ID:mqSS6GXAO
>>408

……音々子

【ぽつり、名前を繰り返す】
【それに何か意味かあったのか。瞳を無意識に空へと向け、浮かぶ月を眺めて】
【アレと最初に会った時も路地裏だったなと、回顧に浸りながら――ひらりと手をあげた】

ばいばい、“また”な

【探されている。何かに巻き込まれたのか】
【別の案件のせいで、余裕はあまりない。故に薄く手伝いを拒んだ】

【消える痩躯の姿は――闇によく馴染む】

/最後の方、眠くて力尽きました……
/遅くまでお疲れ様でした、ありがとうございましたー
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/07(木) 03:02:48.29 ID:mxOA6e/Ro
>>405

ええ……ですから、いつかのわたくしは、「どうして?」などと、帰ってくるはずもない疑問を、虚空に呟くのを、やめました――
世界に救いはあれど、その救いがわたくしに差し伸べられることはない――と、悟りました
世界は不公平です……ですが……、それで朽ちるわたくしではございません……

【カラスが、攻撃をもろにくらい、軌道をめちゃくちゃに狂わせ、宙できりもみ回転し、その後、地に落ちる】
【落ちたカラスは、その身を「黒い羽根の塊」へと変化させ――】

不公平ならば……皆を皆、同じ場所に、叩き落としてしまえばよろしい……

そして今のわたくしは……「どうして?」と呟く有象無象を……「どうしても」と、絶望の淵に叩き落とす――――


――――『絶望の水先案内人』として、世界を、睥睨する役に、身を……置いたのです…………――――!


【無表情……の中に、極々薄く、怒りや憎しみの感情が滲み出る】
【……今、彼女は、ギリ……と、何も悟られぬように、感情を押し殺すように、歯軋りをしていた】


……やめて……ください……、……輝かないで、ください……――

わたくしは……世界を……全てを……絶望に…………!


………………『イルゾル・ビッグスター』――――――


【カチリ―――― 少女の中で、 一つの、 ピースが、 はまった】



…………ああ、なんだ、簡単な話じゃないですか――――



【――イルゾルの放つ魔力に対抗するかのように、少女の周囲に、「黒い羽根」があふれ出す】
【オーラを纏うように、ふわりふわりと舞い踊る羽根は、どこまでも黒く滑らかで……】


あるところに「世界平和のために世界を征服する少女」が、いました……
とても優しい心を持つ少女は……義姉や、世話になった保護者のため、そして何より自分自身の信念のために……ある決断をしました……
例え、その道が、茨の道だろうと……絶対に、みんなと「手を繋いで」歩ききってみせる……と――――


…………結論――――「輝かしい未来など……『星』など、『激流』に飲まれて消えてしまいなさい」


【ゆらり……少女は、右手の中指で、眼鏡のブリッジを、ゆっくりと、押し上げ、イルゾルを、視線で射貫いた――】
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/07(木) 03:14:20.82 ID:9c8zCDOf0
>>409

【繰り返される名前に、少女は反応を見せず】
【何かを覚えるために繰り返し口にすることは、よくあること】
【相手がこちらを見ていないとしても、笑顔はやはり変わらないままで】

はい、ではまた。

【手での挨拶に応じないのは、きっとこちらに視線が無いからだろうか、それとも、しないクチなのか】
【挨拶の言葉を返して、相手の姿が失せてから、しばし】

……ま、宇宙の悪意は最悪を選ぶって言いますし。
常温で肉を三ヶ月放置したら冬でも腐るでしょう、きっと。

【ほんの少し歩いて向かうは、相手が腰掛けていた檻】
【拉げ具合が気になっていたのか、そっと指でなぞりながら呟くのは、そんなことで】
【拉げ具合を見終われば、ここに居る意味もないとばかり。相手とは逆方向に向かって行って】

【本人にとっての最悪に巻き込まれた敗者に選択の権利なんか無くて、死人には口含め身体が存在しないので】
【なんというかもう、さっさと諦めて、きっと正解】

/おつかれさまでしたー
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/07(木) 03:16:29.21 ID:tQSwLENZ0
>>410

よォ、『絶望の水先案内人』サンよ……悟ったキブンになってるトコ悪いケドよォォーーッ
“なんでオマエさんに『救い』が差し伸べられないか教えてやろうか?”

【イルゾルは――白い魔力を纏わせ、その両手で確りと地を踏みしめ】
【一歩。一歩と、少女の方へ歩んでいく】
【あふれ出す黒い羽根、突き刺さる視線にも屈する事無く、ゆっくりと】
【――本来なら彼は。ギターを構え、その音の波動を増幅し『衝撃波』と成す技を主戦力としている】
【が、今はそのギターを持ち合わせておらず、攻撃手段は直接打撃しか無い。だから近付く】
【……いや、もしこの場にギターがあったとしても。彼は歩んで行っただろう】

勿論よォー……聞くも聞かないもオマエさん次第だ
いきなり現れてよォー、オマエさんのコトを分かった気になってるバカヤローの戯言だもんなァ
ましてさっきオレ様自分の無知を晒しちまったしよォー、アホくせェったらこの上無ェぜ……

【まるで相手の心を乱すような言葉を重ねながら、彼は歩むことを止めない】
【しかし、それはとてもゆっくりした足取りであり、今すぐに距離が詰められるということはないだろう】
【――海風に、真紅のジャケットがただ揺れる】

【――が、その表情は、微かに崩れることになる】


……何?

【――「世界平和のために、世界を征服?」】
【そんな“馬鹿げた理想”……そう、或いは自分の夢と同じくらいに馬鹿げた理想を掲げる『少女』】
【そう何人も居るとは思えない。彼の心境において、ある一人の人間が該当し浮かび上がっていた】

……何だ?オマエさんは『誰』のことを言ってる?
何のコトだか知らねェが……≪星≫はよォ、激流程度じゃ動かねェ
空の高く高く……雲も何もかもを越えた天高くで、いつだって輝いてるんだ……
例え曇り空でそれが見えなくとも、その向こうで絶対に輝き続ける――

……オレ様が目指すのは、そういう≪星≫すら越えた≪ビッグ・スター≫だ。
何が来ても、揺らがねェよ

【……此方から攻撃する気配は無い。ただ、今は歩み寄るだけだ】
【……だが。『何が来ても揺らがない』と宣言しつつも。今、彼の鼓動は嫌に高鳴っていた】
【不思議と嫌な予感がした――……『激流』?何故そんな比喩を用いて、加えて今言った『少女』というのは――】
【――あまりにも……――『符合しすぎてはいないか?』】
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/07(木) 03:34:19.15 ID:mxOA6e/Ro
>>412

…………お説教ですか――――?
わたくし……人様に怒られるのは、世界の次くらいに嫌いでして……

【じり……本能的に、下がる】
【一歩、二歩……数えて、少女は、止まる】
【…………「下がれない」――――】

【ここは埠頭……そして今の位置関係――】
【そう……この少女は、これ以上下がると、海に落ちてしまう位置に、いた】

…………なる、ほど…………「後ろ向きに全力疾走」は……貴方様に通用しないということでしょうか――――
よろしいでしょう……貴方様の弁……聞いて差し上げましょう……
「説教」か、「詭弁」か……さあ……示してください……

【少女は強気だった】
【たかが出会って少し話しただけの相手に、何が言える、何が分かる】
【そんな当然の思考の下、彼女は、イルゾルの言葉を、一笑に付してやろうとでも、企んでいるのだろう】

【加えて――】

「誰」――と申しましたね?
またまたご冗談を……貴方様が、「あの娘」をご存知なのは、わたくしとて百も承知……
「あの娘」の特に親しい相手くらい……日常会話にすら登場するもの――

――ねぇ……? わたくしの義妹の、ライバルにして義兄的存在……『イルゾル・ビッグスター』様――?

【――それは、誰もが知っている情報ではなかった】
【それは、きっと、当人達と、その特に親しい間柄の人物程度しか知り得ない情報だった】


【それは、もしかしたら、「星」ですら掻き消すかも知れない「激流」の主たる「少女」だった――】
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/07(木) 03:54:57.68 ID:tQSwLENZ0
>>413

いーやァ?オレ様だって怒られるのは嫌いだからよォー、自分の嫌がるコトを他人にしないなんてェのは大鉄則よ。
言っただろ?オレ様は『教えてやろうか?』って言ったんだぜ

【――少女が下がれない位置まで後退したのを確認すると、彼も途中で歩みを止める】
【必要以上に追い詰めることはない……拳が届く間合いではない。まだ遠い。一歩踏み込んでも届かない】
【今するべきは『戦い』ではない――それが分かっているから、イルゾルはこの間合いで止まる】
【相手に『脅威』を抱かせず、かといって無関係ではいられない……そんな間合いだ】
【だが、間合いとは距離。距離とは双方ともに共有するもの……イルゾルにとっても、護身の面においてギリギリの間合いだった】

そうかい、聞いてくれるッてンならオレ様も気合が入っちまうぜ。
とはいえだ……あんまり簡単な答えなモンで、気合の入れようが無ェんだけどよォーー
オマエさんに救いが差し伸べられねェ理由だろ?簡単さ


――オマエが救いを求めて無いからだ


【――真っ向。今までの何処かふざけたような、余裕があるような態度も全て捨て去り。真っ向、少女を見据える】

……言葉尻捉えて勝手に完結させるんじゃないぜ。オマエは確かにかつては救いを求めてたんだろうな
だが、違う。「それ」だけじゃあ足りないんだ。“救いは差し伸べられるものだ”って思ってるうちはな。
……世界は不公平なんだぜ?分かってるじゃあねぇか。奇麗事なんて言わねェよ、世界はこれ以上ねェくらい不公平だ……
…………そんな不公平な世界で、自分にも救いが“与えられる”って思ってるコトが、もうスデに間違っちまってるんだよ


――『救い』ッてぇのはッッ!!決して誰かから『与えられるモノ』じゃあないッッ!!
『自分自身で手を伸ばして掴むモノ』だッ!!例え手を伸ばした先が茨であろうと暗闇であろうと――
それでも勇気を持って『“手を伸ばすということ”ッ!!』傷つけられることを恐れず『“踏み出すことッ!!”』
『それ』が出来ねェ奴にッ!!等しく『救い』が与えられるほど、この世界は優しく出来て無ェッッ!!


それをテメーばっかり勝手に不幸だと思い込んで決め付けて塞ぎこんでちゃ、世話ねェよな……!

【――強い自信。確固たる信念。何故この少年は、そこまで言い切ることが出来るのか】
【違う。この言葉の重みは『違う』。この少年は、自分が間違っている可能性というものを一切考えていない】
【だからこれほどまでに言い切ることが出来る……『何が?』……何が少年に、其処まで“言い切らせて”いるのか?】
【とはいえ――“だからこそ”、少女の琴線に触れてしまう可能性もあるのだが】

【――そして。そう言い切ってみせたイルゾルであっても】
【思わず――そう、思わず。目を見開かざるを得なかった】


……おい、待ちな
オマエは……なんでそれを“知っている”?
いや、そうじゃない……オマエ……今、『なんて言った?』
『あいつ』が『どんな道を選んだ』って『今言ったんだッ!?』


……――“シズク”……

――『スペクタクラー・ミズガネ・比叡山延暦寺・シズク』がッッ!!


【……自らを『兄』と慕ってくれる“先パイ”の、大切なひと】
【“先パイ”は、イルゾルが心から憧れ慕う“大先パイ”の、大切な娘で】
【ならばそれはイルゾルにとっても大切な存在であり――“先パイ”であり“妹”であり】
【その“妹”の大切な存在であるなら……――彼にとっても、大切な存在であった】

【それは、或いは希薄な繋がりなのかもしれない】
【だが、彼に限って言えば、そうはいかなかった】
【『妹……家族』というものに、強く執着し“憧れている”、彼にとっては】

……そンでもってよォー……
オマエさんが……シズクの、“義姉”……だと……
【――握り締めた拳が、微かに緩んで震えているのが分かってしまった】
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/07(木) 04:18:45.05 ID:mxOA6e/Ro
>>414

【イルゾルの言葉を、恐らくは信念の吐露を、少女は、聞かされた】
【或いは自ら望んで、聞いてしまった】


……………………言って、くれますね……………………


【下らぬ「説教」だと吐き捨てるのは簡単だった】
【詰まらぬ「詭弁」だと悪態をつくのも自由だった】

【……けど、彼女には、出来なかった】
【何も反論が無かったのは、イルゾルの教えが、少なくとも彼女に「響いた」ことを意味しており――】

……です……が……、もう「遅い」……――

もう既に、わたくしは、十分すぎる程の暴力を世界に振るい、
取り返しの付かない程の絶望を世界に撒き散らしました――

『水先案内人』もすっかり板に付いてしまいましたし……ね――
フフッ……「遅いなどと言うことはない」……なんて台詞は要りませんよ……
一切合切、芯の底まで黒に染まりきった者が、救われることなどありはしませんから――
わたくしは……絶望の未来に死ぬために、これからも世界を絶望させ続けるでしょう……

【――そんな、ある種負け惜しみにも聞こえる、呪詛が返された】
【黒い羽根の舞う中で対峙する彼女は、どこまでも漆黒に映えて……】



……「シズク」が、自ら望んで、わたくしたちとともに、「世界に仇なす」――そんな選択をした、と申しました

まあ、もちろん……あの娘は、「平和的世界征服」を虎視眈々と狙っているとは思いますが……



【しれっと、繰り返しの説明をしてみせた】

――ええ、そうですよ、わたくしは、間違いなくシズクの「義姉」……
名乗っていませんでしたが……わたくし、『ウェル子』――と申します……

……恐らくは、あの娘の「世界征服開始以前」の過去は……現「配偶者」ですら詳しく存じないでしょう
シズクは自身の境遇をひけらかすような娘ではありませんから、ね――

つまるところ……あの娘が、数年前まで何をしていたか……誰とどう関わりがあったか……
それらに関して、どのような事実があろうと、不思議ではないはずですが――いかがでしょう?

【不敵な少女――ウェル子が、小首を傾げた】
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/07(木) 04:39:56.35 ID:tQSwLENZ0
>>415
いいや、奇麗事は言わねェって言ったろ。
確かに遅いのかもしれねェな、こンだけ言ってもオマエは手を伸ばそうとしねェんだからよ
【――イルゾルは、彼女の心に自らの言葉が少なからず響いたことを見抜いてなのか、それとも素なのか】
【実にあっさりと、そう返して――】

……これ以上何も言わねェよ。こっからは結局、オマエ次第だ。
他人が何を言おうと、自分(テメエ)が自ら踏み出さなきゃ、世界が変わることは無い。
ただ……――

……――かつて。世界の全てを戦争に巻き込もうとしたテロ組織、≪ネル・ナハト≫。
そこのボス、キルベルク・シルバーソードの元で幾重にも犯罪に手を貸して……
かつての友人でさえゴミのように罵り、大切な人にさえ武器を向けて。
何もかも信じられなくなって、堕ちるところまで堕ちて。世界の全てに『絶望』しながらも。

……差し伸べられた手を、掴もうと手を伸ばして。もう一度、光を見ようと一歩踏み出して。
そうやって……『光』を。『未来の希望』を、掴み取って見せたヤツが。

……オマエの目の前に、居る。

【――気高き赤を受け継ぐと誓った、その瞳で。少女を真っ直ぐに見据えて――】

……オマエに向かって手を差し伸べようとしているヤツも、此処に居る。
【握っていた右拳を解いて。ゆっくりと持ち上げ、示しながら――】

……それでも手を伸ばすか、伸ばさないかは。全部、オマエ次第だ。


……世界って、ヘドが出るくらい不公平だけどよ。
案外、悪くなかったりするんだぜ?


【にこり、と。柔らかく、微笑んでみせるのだった】



【――その微笑も、脆くも崩れ去ることになってしまうのだが】


……はッ、……そうかい。シズクが……なァ……「ウェル子」……。
【半ば、受け入れたくない気持ち。それはどうしようもない事実であった】
【『世界征服』。それは彼女にとって、きっと紛れもなく本気のものだったのだろう】
【だが、それは一歩手段を間違えば――……間違ったというのか?あのシズクが?】
【違う。きっと間違ったなんて思っていない。それが正しいと心から信じ続けているから――】
【――ああ、クソッ】

……澪音先パイ――
【――「配偶者」。そのワードに、思わず彼が“先パイと慕う「妹」”の名が、零れる】
【それは正しくは「芸名」ではあるが。彼にとっては、目指す道を先に往く先人でもあるから、そう呼んでいる】

……ああ、確かにそうだ。一年も経てば、人ってェのは頭から爪先まで引っくり返るくらい変われる。
全然不思議じゃねェよ……そもそもオレ様は、なんでアイツが其処まで世界征服に執着するかも知らねェんだ。
それでもオレ様は、その夢を応援したいと思った……オレ様と同じように、最終的に行き着く先が『誰かの笑顔のため』であるのなら。

……だが、だ……

もし……。もし、シズクが……その夢を達成しようとする過程において……
たとえそれが、過程の一瞬であったとしても……力や不安によって、誰かの『笑顔』を奪いかねないって言うのなら――



…………“オレ”は。『覚悟』は出来てるぜ



【……――それでも彼は。――――揺らがない。】
【その信念の根幹が、誰かの『笑顔』のためである限り――】
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/07(木) 04:56:50.09 ID:mxOA6e/Ro
>>416

どんなに熱い言葉を並べ立てようとも…………
そしてそれがどんなにわたくしの心に響こうとも……

【イルゾルが固い信念を抱くのと同じ……ウェル子もまた、悪い方向だとは言え、あまりに堅い信念を抱えている】
【ゆえに、その牙城を突き崩すには、この場での会話だけでは全く足りず……】

――わたくしは、決して、誰にも、好意を抱いたりなどしない

【……無情にもイルゾルの赤の光と、柔らかい微笑は、深淵に吸い込まれて消えた】


わたくしがいる限り……世界に平穏は訪れない……訪れさせはしない……
わたくしの手には……狡猾に収集したいくつもの「武器」がございます……
シズク……彼女もその武器の一つ……

そして、わたくしは、まず世界を揺るがす大型爆弾……≪R.I.P.≫と共に、世界の天秤を逆転させる……



――≪R.I.P.≫……『ノクトクルセイド』所属――


   絶望の水先案内人 ―― ウェル子



イルゾル・ビッグスター様――
貴方様の選択いかんにかかわらず、世界は終焉へのカウントダウンを刻み始めているのです……


『星』は……絶望にのたうつであろう人々を見下ろして無力に輝くだけでしょうか――
それとも……『激流』『極寒』『灼熱』の中へ飛び込み……その光で「道標」となるのでしょうか……

世界を裁く『水先案内人:≪Judgment≫』の判定は――――




【ピピピピピピピピピピ――――突如割って入ったのは、アラームらしき電子音…………?】




                               ――――残念、またいずれ…………



【唐突に、ウェル子の背後で水しぶきが上がる】
【海を割って出てまで強引にこの場へ介入するのは――】


/普通の絡みなのに、次レスへ続いてしまいます
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/07(木) 04:59:32.04 ID:mxOA6e/Ro
>>417続き
>>416

【――「蟹」――】
【なんと、高さ2メートルはあろうかという「機械の蟹」……というか「蟹型のロボット」が、目に入るだろう】
【この蟹ロボットのボディは、塗装のされていない金属そのままの鈍い灰色】
【眼の部分は赤く発光していてまさに機械仕掛け、と言った雰囲気】
【蟹の特徴たるハサミは体長相応の大きさを誇り、見る限りではかなりの力を有していそうだ】
【そして時折、プシュー――と、関節から魔力混じりの蒸気を噴き出していた】


【そして――】

【その蟹の背中に乗るのは――】

【首に銀色の鈴に紐を通しただけの簡素な首飾りを掛け、涙の形をした透明なイヤリングを両耳に着け、】
【濃紺のショートヘアーの前髪をヘアピンで止め、眼鏡と白衣を着用した身長150cm弱程度の少女であった】
【左薬指には白銀色をした金属の指輪が輝いている】

「――――お姉ちゃん、帰りが遅…………!?」

【――嫌でも理解できるだろう、嫌でも分かってしまうだろう】
【目を見開いた『彼女』もまた、姉と対峙する誰かが、誰なのか、嫌でも知ってしまったというのか】

【――『彼女』は、蟹の上で、両腕を横に広げ、「海水」を操り、自身を濡れないようにしていた】
【海上にいる蟹の周囲で巻き上がる海水は、さながら竜巻の様相を呈し――】



     "Judgment of a Pilot" ――絶望の水先案内人、かく語る――



               ――「さようなら」――



【ウェル子が、海に向かって、跳躍】
【ウェル子を迎え入れるべく狭間の出来た「海水の竜巻」の中飛び込み、蟹の背中へ】


【すると、間もなく蟹は再び海中へと潜っていく】

【逃げるように、身を隠すように、『私は違うんだ』、とでも言いたげに』

【それは、何者の介入も許さぬ逃走劇】




         「 "The world is mine." ――世界は我が手に―― 」




【聞こえぬはずの声が、イルゾルだけが残る埠頭に、響いた…………ような――――】
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/07(木) 05:23:18.30 ID:tQSwLENZ0
>>417-418

【――ぴくり、と。少年が、彼女の何らかの言葉に反応した】
【……が、今は。それでも今は、それを表には出さず】

……はッ、オレ様だっていきなり変わるとは思ってねェさ。
ただ……「道」は示したぜ。『選択肢』はな。

【そう言って、一歩、下がる】
【その行動は何を意味していたのだろうか?――きっと、イルゾルだけが知っている】
【今、さらにウェル子から距離を取っておかなければ。“暴発”し兼ねなかったからだ】

……≪R.I.P.≫なァ。タイソーな理想掲げてゴクローサンってところだぜ。
でもよォー……オレ様にとっては正直、そんな組織のコトなんかどうでもいいんだよ。
なんせ、オレ様以外にも立ち向かうヤツが多すぎる……いずれ打ち倒されることは見えてるぜ。
それを抜きにしても……ああ、今まさにオレ様にとっては、どうでもいいコトになっちまった……
そんな『外面』よりも……『ウェル子』……オマエしか見えなくなっちまったからな……

【……少々、雰囲気が可笑しい】
【先程までのように、真っ向からウェル子の心の闇に切りかかっていくわけではない】
【かといって、出会ったときのような何処か抜けた調子であるわけでもない】
【明らかに――『異様』な空気でもあった】

オマエが世界を『絶望』に引きずり込むッてェなら……それはそれで大したコトだよ……
オレはそれを全力で防がなきゃならねぇ……≪世界一の超ビッグ・スター≫としてな……

だが、そういう『タテマエ』なんか全部どっかに吹っ飛んじまうような……よォ
オレにとっては、それだけ『大事なコト』……なんだけどよォーー
チョイとばかし……もっかいだけでいいから、聞かせてくれねェか……オリコーサンよ


オマエ、今シズクのことを何て言った?


【――その瞳に渦巻く、炎は】


オレの耳がどこかしらイカれてなきゃあよォ……オレには『武器』ッたように聞こえたんだ……
っかしいな……どうしてもそうだとは思いたくは無いんだがよ……『武器』って聞こえちまったンだ……

別にだ……オマエが世界を絶望に叩き落すためにどんな手段を使おうが、構わねェんだよ
オレや、この世界を護ろうとする誰かは、それに真っ向から立ち向かっていくだけだからな
シズクだってそうさ。アイツがそれを心底信じきって戦おうってンなら、オレは真っ向からアイツとブツかってやる

けどな。そうなった場合、オマエとシズクは『仲間』ってコトになるんじゃねェのか?
そうだよなァ、テメーら組んでるって言ったもんなァ。「わたくしたちとともに」って……言ったよなァァァ

テメーがどんな『武器』を揃えようが勝手だぜ。オレらはそれを叩き潰すだけだ
でもな、『それ』ばっかしはどうしても……話が変わってきちまうんだよなァ……


――――テメーーーーはッッ!!テメーーの『仲間』をッッ!!――『妹』をッッ!!!
今!!平然と『道具』扱いしやがったのかァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!


【――全てが、爆ぜた】
【其処に渦巻くのは、明らかな怒気。隠すことなく全身から焔の魔力の撒き散らしながら、イルゾルは猛る】

/ええ、普通の絡みなのに次のレスへ続いてしまうんです

420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/07(木) 05:26:59.44 ID:tQSwLENZ0
>>417-418>>419

テメーが!どんなにテメーの為に何かを『利用』しようと好きにしやがれッ!
だがなァッ!!それだけはやっちゃァいけねェことなんじゃねぇのかッッ!!
間違ってもテメーの『仲間』を『武器』だなんて言うことはッ!!どうあっても絶対にッッ!!

どォやらよォォォォォォォォ〜〜〜〜……ッ
テメーのことをその暗闇から引っ張り出す前に……そのクソみてェな性根を叩きなおす必要があるらしいなァ……!
いいか……二度とだ……二度と、もっかいその口で今のフザけたことを言ってみな……テメーは自分の仲間を、妹を道具扱いしただけじゃねェんだぜ……


例え戯れみてェな関係だろうと……例え他人がバカみてェだって笑うような関係だろうと……――
直接的な繋がりが無かろうと……オレにとって、かけがえの無い……――よォ……



――もう一度その口で、オレの『“妹”』を道具扱いしてみろッッ!!
そンときゃあ、オレは貴様を許さないッッ――――!!!



【――叫び。決意。全ては、もう届かないのかもしれない】
【現れた機甲。其処に乗っていた少女。見開かれた、眼。……目が、合った】
【去り往くウェル子を見送って、イルゾルは。ひとり、港に残されて――】


……シズク……ウェル子……――――見てやがれよ……

オレは……イルゾル・ビッグスターだッ……!どんな真ッ暗闇だって……必ずや明るく照らす……!
……世界一の……超、ビッグ・スターだッ……!!


オマエらが歩むべき道が……暗闇に紛らわされて正しく見えねェってンなら……
それだって……綺麗に照らし出してやるッてンだよ……!!


【――誰にでもなく。自分に向けて、彼はそう呟いて】
【やがて――静けさを取り戻した海に、背を向けるのだろう】




……あれ、額から血ィ出てンじゃねェかオレ様。何時出たんだ?コレ


/と、いうわけでお疲れ様でしたっ!ありがとうございましたー!
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/07(木) 05:29:26.33 ID:mxOA6e/Ro
>>420
/おおう、こんな時間までお疲れ様でしたー!!
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/07(木) 12:54:13.91 ID:eOepLXN40
/夢幻の中身、帰宅しました
/護君の方は、居りますか…?
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 13:57:40.04 ID:mFF2SGMSO
>>422
/護中身ここに
/ただ、今から大学で健康診断があるので少しばかり、未だ一時間ほどお待ち下さいませ
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/07(木) 14:00:45.81 ID:eOepLXN40
>>423
/了解しました! 引き続き、待機してます
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 15:05:59.65 ID:mFF2SGMSO
>>424
/護中身ただいま戻りました
/今から返信書きます。
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [saga]:2011/04/07(木) 15:21:14.38 ID:uXG9vNwk0
【街中、人気の少ない道】
【こつこつと音を立てて歩く女性が一人】

――――――‥‥‥‥あ

【背丈は170cm程、年齢は19歳ぐらいで黒色の左目】
【黒と白を基調としたスカートが長めのエプロンドレス、白いフリルのカチューシャ】
【少しだけクセのあるショートカットの黒髪などが特徴のいかにも「メイド」だと分かる女性だ】

【――右の瞳孔が灰色で黒色の×印が描かれている、と言った特徴が無ければ普通のメイドとして通用したかもしれない】

‥‥しまった、ナスを買い忘れた

【女性の右手には、色々入った買い物袋】
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 15:33:59.64 ID:mFF2SGMSO
>>394

……えぇ、そう言えば
僕達が最初は、そんなのでしたね。

【檸檬が話を始また頃には、もう護は刀を腰の鞘に戻していた】
【ここから先は話し合いで事を解決しようと言うならば】
【もう、これは必要ないだろう】


…僕も、檸檬さんと友達になれて良かったです。

機関は…、悪い人だらけだと思ってましたから。機関員と解り合えないとそう考えていました

でも、貴女は優しくて、僕を殺そうとはしなかった。

僕のその常識を潰してくれたのは、檸檬さん、貴女だったんですよ。

【護も、そう素直に本音の感謝を口にする】

/ではよろしくお願いします。
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/07(木) 16:02:01.22 ID:eOepLXN40
>>427

……、……礼なんて……言わないでよ。……
……僕に、……そんな、資格は。……僕は。……まもるに、……何も、……出来なかった

【本来ならば。異形が、謝らなければ、いけないのに。声が、枯れる程に。例え、枯れたとしても、有難うと、言い続ける可きなのだ】
【彼の、言葉は、暖かかった。腐り落ちた、どうしようも無い傷に。裂けた、穴を、埋める様に、矢指が、流れ込む様だった】
【だからこそ。其れに、甘えては、いけなかった。此の場では、否定するべきだった】

……、……如何して、……こんな事に、……成ったんだろう
……。僕は、……最低で。……。気違いで、……機関員で

……まもると。友達に成る、資格なんて。無かったのに

【一度、言葉が。はっきりと、紡がれた。何を、意味するかは、判らない。恐らく、今の、状況では、意味の、無い、物かも、知れず】
【異形は、気持ちの悪い、言葉ばかり、吐いて。只管、彼に、謝罪する様に、哀が、込められた、橙の双眸を、向けるだろう】
【諦めている。もう、何もかも、御仕舞だと。気持ち悪い程に、吐気がする程に、諦めている。 初めから、出会わなければ、良かったとまで、想って】
【本当は、其の、思考すらも。 餓鬼臭い、甘え腐った、嘘だったが】

【そして。漸く、行動を、始める】
【異形は、先程、勝手に、喋り始めながら、手を、槌に、変化させていた。詰まり、戦意は、削がれては、いない】

……、……まもる

……出来れば、……もう一度、……構えて。……

【言葉で、終えるかと、思えば。刀を、鞘に、戻した、彼に。そう、告げるだろう。意味の、分からない奴だ。 攻撃は、未だ、続ける、心算の様だ】
【此れは、異形の、我侭だ。彼が、此の、言葉を、否定すれば。大人しく、会話を、続けようと、するだろう】
【左腕を、構え。再び、彼が、武器を、手に、取るまで。其の場で、待ち続けるだろう】
【然し、既に、激しく、駆動出来ない程、異形は、傷付いている。体力は、殆ど無い。今後の、攻撃の、回数は。精精、二、三発と、言った所で】

/宜しくお願いします
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 16:40:21.19 ID:mFF2SGMSO
>>428

こうなったのはきっと、

貴女はただ一時夢を見てしまっていたんですよ、『哲学者の卵の孵化』という悪夢を

【護は、想う】
【だが、今はもう彼女に卵は無い、悪夢は醒めた】
【ならば、きっと――】


檸檬さん、全てをやり直す気は、ありませんか?

【―――未だ、取り返しはつくかもしれない】
【護は刀を抜きながら、尋ねた。】

/遅くなりました。すいません。
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/07(木) 17:01:10.51 ID:eOepLXN40
>>429

【悪夢、と、称した、其れに。異形は、おぼろげな、思考の中。水面を、漂う様に、ふと、考える】
【全て、悪夢。幻で在り、誰かが、見ていた、或いは、自身が、見ていた、白昼夢】
【もし、目覚まし時計の、けたたましい、ベルの音で、起きたなら。 起こされた≠フなら】

……、

【眠っていた、自身の、傍で。誰かが、笑顔で、お早うと、言ってくれるのだろうか】
【まるで、一度、カットを入れて。再度、取り直した、映画の様に。変わる、事は、願っても、良いのだろうか】
【護は。既に、目覚めた、現実の、世界の、中で。平穏の、日々を、送り続けて。幸せそうに、笑ってくれるのだろうか】

【悪が、夢なのか。正義が、現実なのか。其れの、判断は、恐らく、人其々で。異形は、酷く、失礼な事を、考えている】
【だが、其れでも】

……、……。……僕は。……
……こんな事を、……考えるのは。……卑怯だって、……判ってる……

……でも、―――……本当に……、もう一度。……
……暗い、……終り方でも、……良いから

【異形は、覚めたいと、強く、願った。沼の底へ、沈む様な、悪夢は。此れ以上、見たくない。我侭だ。此れは、本来、此の甘え垂れが、願っては、いけない事だ】
【次いで、紡いだ、言葉は。酷く、我侭で、嫌な、答え。希望を、望む、答えだった】

【やり直したい=z


……、――――ッ!


【叫び。彼へと、突撃した。槌を、思い切り、振り被りながら、接近しようとするだろう】
【然し、矢張り、接近の速度が遅い、大振りな攻撃。対処が、思い付く、時間も、多く有る】
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 17:25:45.05 ID:mFF2SGMSO
>>430

――――………誰にだって、幸せになる権利はあるそうですよ。

【それ自体は、とてもとても簡単な事だ】


……難しいのは、“それを受け入れる事”、“そうなる自分を許す事”

檸檬さん、貴女はもしかして。
自分は“只の人間”じゃないからとか
そんな理由だけで幸せになる事を否定していませんか?

【問い掛ける、何故彼女は幸せになろうとしないのかを】


………ぐッ!!
【護の顔が痛みで歪む】
【檸檬の攻撃を避けなかった、彼女に、ちゃんと向き合った】
【杭が突き立てられた所から服が、紅に染まっていく】
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/07(木) 17:33:48.77 ID:eOepLXN40
>>431
/すみません、変化した形状は、杭では無く、槌です…手を、ハンマーヘッドにした感じです…
/もし、攻撃が、直撃した事に、なったならば、当たった部位を、教えて下されば、助かります…
/すみませんでした…
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 17:38:59.27 ID:mFF2SGMSO
>>432
/すいません、読み違いしました…
/なら、【左手を肩に叩き込まれる】と訂正します
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/07(木) 17:49:24.58 ID:09N1cLayo
【路地裏】

今日は一休み、っと

【路地裏の壁に青年がもたれかかっている】
【青年は、整ったやや長い黒髪に、高めの身長】
【茶色のコートを羽織り、同じ色のブーツを履いて、灰色のジーンズにアクセサリーとしてチェーンをつけている】
【鋭い、或いは悪いと表現出来る目つきのせいか、雰囲気などが不良やチンピラに近い】

【こんな場所で休めるのだろうか】
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/07(木) 18:14:43.55 ID:eOepLXN40
>>433
/ありがとうございます…!

【彼が、自分に、向き合い。攻撃が、成功した事に、異形は、驚いた様子だった】
【与えた、ダメージに。喜ぶべきなのか、嘆くべきなのかも、判らなかった。只管の、混乱ばかりが、思考に、広がって】
【何故、避けなかったのか。時間も、たっぷりと、有った。だが、受け止めてしまった、彼を、心配している、自分に、気付いた】

【次いで、小さな、歯軋りが、響く。こんなにも、近い、距離で。攻撃が、想いが、受け止められた事が。堪らなく、悔しく。そして、嬉しかった】
【口を、開けば。発せられたのは、震えた、声。 原因は、涙】

……僕に、……幸せに、……なる、権利なんて。……
……有る訳、……無い……!

【屍は、瞳から、水を、流した。まるで、心を持ち、人間の、真似事の様に。久しぶりに、恐怖以外で。感情の、暴発で、溢れ出した、其れは】
【ただ、激情の侭に。異形を、突き動かす。自身を、恥じ、叱咤する。優しい言葉を、問い掛けた、彼を、激励する】

だって!人を、殺したんだ。何人も、何人も!
今更、自分を、許せる訳が、無い。赦せる筈がッ!

レギンの、言う通り。此れだけは、赦しては、いけない
僕が、幸福を、否定しなければ。殺した、人達は。……どうなる……!

【異形の、意志は。彼の、推測の、通りで。演説の様に。一方的に、自分の、感情を、ぶつける。ただ、只管、化物の様に、気味が悪い様だった】
【其れが、異形にとっての、禁忌で有り、罰で有り。一時期、卵に、心を、囚われた、要因でも有った】
【殺戮の日々を、全て、否定して。そして、幸せに、成れるなんて。有り得ない。誰でも無い、自分自身が、赦せなかった】

【そして。異形の、左腕が。今度は、大砲≠フ様な、形状に、変化していくだろう】
【満身創痍故か、形状の、変化さえ、手間取っている。未だ、準備段階だ。彼に、反撃されても、可笑しく無い程に、隙を作っている】
【其の、形状から。恐らく、次は、どういう攻撃を、放つのかも、予測出来るかもしれない】
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/07(木) 18:24:32.77 ID:CUagUGDio
【路地裏】


……ぐすっ………うう…

【壁に凭れかかって三角座りの体制で蹲り、啜り泣いている少女の姿が一つと、地べたにうつ伏せのまま動かない女性の姿が一つ】

【少女の風貌は10〜12歳ほどの背丈に、真っ直ぐに下された腰に届く程長い淡い紫色の髪、前髪は短く切り揃えられていて】
【澄んだ紫色の双眸を持ち、袖のない濃紫のワンピースに紫のスニーカーといった格好だ】

【うつ伏せの女性は死んでいるわけではなく、傷も見受けられない】
【ただ状況を確認するかのように、辺りを見回している】
【どうやら、指一本動かせないらしい】


……ごめん…なさい…

【女性に対しての謝罪だろうか】
【少女の言葉は薄暗い路地裏に響き渡り、吸い込まれた】
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/07(木) 18:25:43.18 ID:wrr8Du2Jo
>>434
ちゃんとした服持ってねーとアレかなァ…
良い雰囲気で佇んでる奴見ると、なんか敗北感あんだよなァ

【路地のショーウインドーを眺めながらブツブツ言っているのは】
【濃いオレンジの長髪に毒花を挿した、グレーのスウェット姿のねーちゃんだ】

まァいいかァ、これがオレの正装みてーなもんだしよォ!

【思考時間5秒、考えるのも飽きたのか街中を抜け、路地裏に入っていく】
【運が悪ければ、>>434は彼女とはち合わせてしまうかも知れない―――】
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/07(木) 18:26:53.58 ID:pSVz8umWo
【公園】

…………いやはや、鈍ったで御座るなぁ

【無精髭を生やした30代の男性が顎を掻きながら呟いた】
【真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ、赤い手甲を着用し、左腰に脇差を2本、中位と長大な刀を1本ずつの刀を携えている】
【身長は170cm後半とそこそこ大きくガタイも良いが乱雑に切られた黒い髪と黒い瞳は左程特徴的でも無く】
【だが彼のその両の瞳は、薄くとは言え包帯が巻かれていて視界を閉ざしており】
【腰に差した計4本の刀と、それだけが特徴的だ】
【言うまでも無く―――怪しい人物だが】

【目の前に刺さった杭に顔を向け】
【辺りには真っ二つになった兜が幾つも有る】
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/07(木) 18:33:51.06 ID:09N1cLayo
>>437

【黙ってじっとしていたところに、変わった髪の色のねーちゃんがやってきた】
【人がやってくればそちらを振り向くのは自然なことで、青年もそんな理由でねーちゃんの方に視線を向ける】

(目にくる色だな……)

【いつもならすぐ話しかけるのだが、髪の色やら格好やら、何だか苦手なタイプな気がして声はかけず、一瞥するに終わった】
【そのまま変わらず壁にもたれ続けている】
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/07(木) 18:44:17.65 ID:wrr8Du2Jo
>>439
ん…

【路地裏に入り、壁にもたれ掛かる男を見つけ】
【つま先から頭まで男を観察する】
【彼女としては、直前の言動から察するに服装に興味を持っての行動だったのだろうが】
【相手からすれば、ヤンキーのねーちゃんにガンを飛ばされているように感じるかも知れない―――】

…何かムカつくなァ
(キマりすぎだろ、オイ)

【―――まして、こんな言葉を掛けられては】
【勘違いしても、おかしくは無い】

/飯ってきますー
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/07(木) 18:48:31.68 ID:09N1cLayo
>>440

(休もうって決めた日に限って、どうしてこう変なのが来るのかねぇ)

【呟きが聞こえたらしく、思いっきり深いため息をついた】
【青年は完全に喧嘩を売られている、という認識になっている】
【非常にめんどくさそうな表情をそちらへと向け、】

何か用?

【ぶっきらぼうに尋ねるだろう】

//はーい
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 19:04:18.18 ID:mFF2SGMSO
>>435
/すいません、せっかく書いた文章が消えてしまいました。
/もう少しお待ちを
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/07(木) 19:12:42.65 ID:wrr8Du2Jo
>>441
よォにーちゃん、ちょっと面貸せよ

【ずり、ずりと健康サンダルを擦って】
【青年にゆったり近づいていくねーちゃん】
【ケンカが勃発してもおかしくないような雰囲気、だったが―――】



聞きてー事が、ある
「シルヴァーグ」って吸血鬼、知らねェかァ?

【―――意外や意外、真摯な表情で彼女は問うた】

ちょっと頼まれごとでなァ、まァ仕事でもあるんだけどよォ

【“吸血鬼” “頼まれごと” “仕事” という言葉から、彼女が正義組織に属している可能性を】
【勘の鋭い者なら、察するだろうか】

/ただいまー
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/07(木) 19:13:22.15 ID:B1FV+6SDO
【町中】

ホラ、食べてごらん――
大丈夫、見た目は悪いけど食感はプリンのようになめらかで
味にはウニのような深みがあって

きっと美味しいよ――

【黒い髪に黒い眼、黒い服の少年は手で掬ってそれを幼き少女の眼前へと遣った】
【少女はすでに放心状態、心ここにあらずと言った風だ】
【グチャリと音を立て、赤い汁を滴らせて糸を引く――】

好き嫌いはよくないからさ、ホラ――
好き嫌いすると、大きくなれないよ?

さぁ、食べなよ――…


「いや………、…お……かぁ…、さん………」

もしかして、お母さんは嫌いだった?
でも、好き嫌いは良くないよ

だから残さず食べなさい、幼稚園で習わなかったのかなぁ?



【そして、その傍らには額から上のない死体――女性のものだ】
【少年の左手には、血濡れのナイフ――鋭い刄】
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/07(木) 19:18:18.16 ID:09N1cLayo
>>443

(うざってぇ……)

【喧嘩を挑む際にかなり多いであろうその台詞は、青年を勘違いさせるには十分だった】
【苦々しい顔をしながらコートのポケットに手を入れたところで──】

……吸血鬼?

【全く予想だにしていない言葉をかけられた】
【それが質問であると脳が認識するのに数秒かかり、脳内の記憶を探るのにまた数秒】

いや、知らない

【返事には十秒ちょっとかかることとなった】
【今のところ、正義組織であると気付いた様子は無い。知人の頼まれごとという可能性もあるし、便利屋という可能性もあるからだ】

//おかえりなさい
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/07(木) 19:27:18.43 ID:wrr8Du2Jo
>>445
【知らない、という返事に彼女は少し残念そうな顔をするも、】
【まァ一発目からビンゴな訳ねェよなァ、と呟いた】

サンキュ、邪魔して悪かったなァ
ああ、あとアンタ…なかなかイケてんぜェ

【そう言って、青年に背を向け歩き出そうとするねーちゃん】
【だが―――】



―――ひらり



【彼女のポケットから落ちた、一枚の青いカード】
【大きく刻まれた『blue justice』という文字が、青年の目に入るかもしれない】

【彼女は落とした事に気づいていないのか、そのまま歩き出そうとしている】
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/07(木) 19:31:24.15 ID:pSVz8umWo
【公園】

…………いやはや、鈍ったで御座るなぁ

【無精髭を生やした30代の男性が顎を掻きながら呟いた】
【真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ、赤い手甲を着用し、左腰に脇差を2本、中位と長大な刀を1本ずつの刀を携えている】
【身長は170cm後半とそこそこ大きくガタイも良いが乱雑に切られた黒い髪と黒い瞳は左程特徴的でも無く】
【だが彼のその両の瞳は、薄くとは言え包帯が巻かれていて視界を閉ざしており】
【腰に差した計4本の刀と、それだけが特徴的だ】
【言うまでも無く―――怪しい人物だが】

【目の前に刺さった杭に顔を向け】
【辺りには真っ二つになった兜が幾つも有る】
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 19:33:07.10 ID:mFF2SGMSO
>>435

それで、自分は人を[ピーーー]殺戮に魅入られた化け物だとでも……言いたいんですか

化け物ってのは血も涙も無いって良く聞きますけどね、

――――ちゃんと涙、出てるじゃないですかっ。

【檸檬の目から流れた涙を見てそう告げる】
【そして確信する】

【―――彼女は、本物の化け物にはなれない、と】


…………だったら貴女は、尚更幸せになるべきです。幸せを奪った人達の分までちゃんと生きて下さい。

――――それがきっと、本当に貴女がするべき罪滅ぼしですよ。

【そう、優しい口調で告げると】
【砲口に向かって、刀を突き刺そうとするだろう】

/遅くなりました。すいません
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/07(木) 19:35:48.31 ID:09N1cLayo
>>446

そりゃどーも

【最後の褒め言葉には何故だか嬉しくなさそうに答えた】
【それから──】

(……こんなところで『blue justice』か。仕事って気分じゃねーんだがなぁ)

【落ちた青いカードは当然、青年の視界に入った】
【あぁリーダーから貰った名刺ってだけでメンバーじゃねぇかもなぁ、とまで一瞬思うほど、今日の彼はモチベーションが低かった】
【それに加え、少なくとも彼自身は『blue justice』にはあまり興味が無かった。仕事柄、調べておく必要はあるだろうという認識はあれど、機関にとって危険にも思えないため優先度が低いのだ】
【しかし、それはそれ】

ねーちゃん、カード落ちたぞ

【地面に落ちたカードを拾い上げ、歩き去ろうとする彼女を呼び止める】
【優先度が低かろうが危険度が低かろうが、彼の脳内予定には”『blue justice』のマーシャル・T・ロウに接触する”という項目はしっかりある】
【ならば、そこに至るまでの人脈、パイプを作る機会が訪れたのであれば、活用しないという選択肢はなかった】
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/07(木) 19:46:14.98 ID:UBfalW36o
>>447
【そんな怪しい人物の姿を見つめるのは、ベンチに腰掛けた猫の獣人】
【中肉中背、猫耳尻尾、着るものといえば胸と腰に巻いた布くらいで、ボサボサの黒髪の向こうに糸目を隠している】
【猫少女は一切口を挟む事無く、じっとその姿を見ていた】

【仮に、男性が全盲だったとしても】
【鼻が利くなら、先ほど風呂に入ったばかりなその毛皮からボディーソープの仄かな香りに気付くだろう】
【耳がいいなら、時折片足を上げて膝を抱える仕草の音に気付くかもしれない】

【魔的感覚が発達していたとすれば、彼女が展開しているホロスコープの存在や】
【周囲に漂う魔翌力が僅かに濃度をあげている事に気付くだろう】

【いずれにせよ、突如として現れた猫少女は自分から声をかけることはなく】
【何を思うのか、笑顔のような表情で彼の動向を見つめ続ける】
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/07(木) 19:49:46.34 ID:CUagUGDio
【路地裏】


……ぐすっ………うう…

【壁に凭れかかって三角座りの体制で蹲り、啜り泣いている少女の姿が一つと、地べたにうつ伏せのまま動かない女性の姿が一つ】

【少女の風貌は10〜12歳ほどの背丈に、真っ直ぐに下された腰に届く程長い淡い紫色の髪、前髪は短く切り揃えられていて】
【澄んだ紫色の双眸を持ち、袖のない濃紫のワンピースに紫のスニーカーといった格好だ】

【うつ伏せの女性は死んでいるわけではなく、傷も見受けられない】
【ただ状況を確認するかのように、辺りを見回している】
【どうやら、指一本動かせないらしい】


……ごめん…なさい…

【女性に対しての謝罪だろうか】
【少女の言葉は暗い路地裏に響き渡り、吸い込まれた】
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/07(木) 19:51:34.53 ID:wrr8Du2Jo
>>449
【彼女は青年に声を掛けられ、少し離れた地点で振り返った】

ん…あァ、悪りィな

【言葉の割に感謝している風は無い、むしろ】
【ニタリと、笑みを浮かべているように見える】
【そして、カードを受け取ろうとして―――】

【―――彼女の物ではない“手”を、青年に差し出す】
【毒々しいマニキュアが塗られた、女性のものと思わしき“手”だが、】
【それは手首から先を持たず】
【宙に、浮いている】

/風呂入ってきますー
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/07(木) 19:54:00.86 ID:pSVz8umWo
>>450

……して、先程からずぅっと気になってるでござるが。何方かな?

【顎を指先で掻きながら、顔を其方へ向けて】
【男が何故、少女に気付いたかは分からないが…兎に角少女には気づいていた様で】

【一度ハァ、と自分に対して呆れた様な溜息を吐いてから】
【少女の方へと歩いて行くだろう】

【その最中、左手の置き場が無いのか…一番小さな鞘の上に左手を置く筈だ】
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/07(木) 19:55:37.12 ID:09N1cLayo
>>452

へぇ、それが能力か?

【突如現れた”手”を見ると、興味が出たのか気力の無かった表情がやや明るいものに変わった】
【別に手に興味が出たわけではなく、そうみせるための”演技”だ】
【しかしその手にカードを渡そうとしない】

流石、『blue justice』のメンバーは違うな?

【まるで賞賛するかのように彼は言った】
【本当にメンバーか確認するために】

//はーい
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/07(木) 20:00:11.83 ID:UBfalW36o
>>453
”不躾だったね、申し訳ない”

【男性に向けられたのは、耳朶を打つ類の『声』ではなく、脳に直接届く念話】
【少年のような若干低いトーンの、野性味溢れる姿からは程遠い、冷静な言葉】

”太刀筋に見とれてたんだよ。長年の修練が見て取れる、荒削りでありながら剛胆とも言える”
”単なる求道者、というだけでは言葉が足りない、優れた剣だと思うよ”

【そう言って、笑みを深める猫少女】
【見えないにせよ、その感情は確かに喜色である】

”けれど、それで鈍ったのかい? しばらく本気を出してない、とか?”

【興味を示す猫少女は、そこで自分の失態に気付いたように立ち上がる】

”僕は、ブルーライン。通りすがりの…変な猫、だよ”

【それでも、型通りというべきか、完璧なお辞儀を一つかまして】
【普通の人と接するがごとく、猫少女は名乗りを上げた】
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/07(木) 20:12:20.65 ID:pSVz8umWo
>>455

うおっ、気持ち悪ッッ―――!!?

【思わず両手で己の耳を塞ぎ、歩みを止めて】
【直接脳内に響く声は、それでも彼には聞こえてしまって】
【……何だか背筋がゾワゾワとする】

お褒めに預かり光栄にござるが―――あー。
業そのものが鈍った訳ではござらんよー

【耳を塞いでも無駄と判断したか、ゆるりと腕を下げて】
【また左手は鞘の上に置かれ、右手はゾワゾワする感覚を誤魔化す様に後頭部を掻いて】
【男の言葉通り、業そのものが鈍った訳ではない】
【寧ろ戦い続けた昔より、業そのものの鍛練の時間は増えたと言える】
【ならば、何が鈍ったのか―――?】

【そして。獣人の名を聞いて】

…変な猫のブルァーイン…さん?ちゃん?いやそれとも―――――

【―――耳悪いなオイ】

/スイマセン、ちょっとオフロ言ってきます
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/07(木) 20:13:12.01 ID:eOepLXN40
>>448

【涙。言われて、頬を伝う感触に、漸く気付いたのか、唇を噛み、子供の様な、泣き顔を、浮かべるだろう。滑稽な姿】
【此れが、コメディー映画ならば、笑いを取れるかもしれない表情。言葉は、出なかった。反論もせずに、彼の言葉を、聴いていた】

【もしかすれば、待ち望んでいた、言葉だったのかもしれない。誰かに、言われたかった、其れなのだろう】
【無論、其れを、言われる資格は、此の異形には無い。此の異形は、自意識過剰だ。自分に、酔っている、だけだ】

……、

【だが、信じたいと願った。例え、其の資格が無くても、手を掛けた人々へと、罪を、購いながら。生きる事を、望んだ】
【護は、手を差し伸べる。優しく、言葉を紡ぐ。其れは最早、異形にとって、甘さには、感じ無かった】
【其れが、彼の正義。彼という、存在。 全て、受け止めた】

……、……生きても……良いのかな。……幸せに、
……本……当、に。……

【砲口に、刀を、突き立てられた事で。集束し始めていた、魔力が、砲内で詰まり、行き場を失う】
【ぽつり、か細い声で。 彼が、其のまま、突き刺し続けているならば】

【石に、皹が入った様な、音が聞こえた。 砲を、放てなかった故の、自爆=z
【所々、罅割れたと言うよりも、裂けて、空洞を覗かせる、左腕から。魔力の光が漏れ―――蝶の燐粉の様に、周囲を漂うだろう】
【魔力の色合いは、何時もの、闇と紅では無かった。暖かな陽を受ける、果実の様な、橙】

―――……護。……、……

【左腕の、鋭い痛みに耐えながら、然し、呻く事無く。続けられた言葉は、三つ】
【幸福に、生きる事。少年への、謝罪。 そして】


……また、……友達≠ノ。……


【檸檬は。全身が、弛緩し、前に倒れるだろう】
【自ら絶った幸福を、求めて。絆を、今更、請い】
【夢≠ゥら、覚めた】

/大丈夫です…!
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(群馬県) [sage]:2011/04/07(木) 20:14:02.78 ID:Pk8reLWjo
【街中】

【黒の紳士服をまとった女性は、街中を歩く】
【全身から薄く立ち上るのは硝煙の香り】
【そして少しのコーヒーの香りを混ぜた女性は、しごく機嫌の好さそうに街中を歩く】
【鼻歌さえも小さく歌いながら】
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/07(木) 20:15:21.39 ID:CAMTrZpM0
【聖都――――街を一望できる丘】

【古代聖堂グリモアード】

【街を一望できる小高い丘の上にひっそりと佇む神聖な遺跡】
【その外観は、悠久の時を刻んでも変わる事のない大聖堂のような煌びやかな美しい作りになっている】

【その入り口付近に佇み、聖都を眺めている一人の人物】

彼≠ヘ自らの内に眠る大きな力に打ち勝つ事が出来るのだろうか……これは賭けだな…

僕はただ待つしかない、次に進めるような存在が現れる事を……ただ祈って…フフフ
また暫く……院≠ノ戻って世界の歩みを傍観するとしようか……

【中心から左は純白♂Eは漆黒≠ノ分けられた腰ほどまでの美しく、奇妙な長髪】
【ローブのフードを深目に被り、表情どころか、輪郭すらも全く見えない】
【腰ほどまでの長さの、白い十字架≠ェ規則正しく幾つも付いたディープブラックのローブ】
【中には灰色のストライプの入った漆黒のスーツに、黒い十字架≠フ入った純白のネクタイ】
【スラックスの腰部分にはXを描くように二本の白≠ニ黒≠フ拘束用のベルトが巻かれ】
【靴は、刺々しい装甲の付いた黒い装甲靴で、左腕には天使≠フ刺青、右腕には悪魔≠フ刺青が】



【身長は180程か、声は美しく響き渡る、年齢は判別できないが男ではあるだろう】
【これほど異質≠ネ格好をしながらも、どこか存在感の薄い∴象を放っている】
【聖人≠ノも悪人≠ノも見える、不可思議な人物】

【誰に語りかけるでもなく、ただ空虚に言葉を発している】
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/07(木) 20:15:49.80 ID:eOepLXN40
>>457
/すみません、遅れました…そして、護君の方は、遅くないです
/寧ろ、自分の方が、遅れています。すみません…
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/07(木) 20:21:08.57 ID:UBfalW36o
>>456
”気持ち悪いとは失敬な”

【ちょっと拗ねたような言葉とは裏腹に、猫少女は微笑んで】

”声が出せなくてね、こういう形でごめんよ”

【そう言って、その奇態にも謝罪した】
【でも、散らばった兜に目をやり、口の前に手をやり思案の仕草】

”剣そのものか…何か、思うところでも?”

【業そのもの、ではなければと、続けた言葉は、慎重な響きがあって】
【気が抜いてはいるが隙がないその足運びに、何を思うか】

”呼びにくければ青線でも青猫でも、単に猫でもいい”
”無理して覚えなくたっていいよ、お侍さん”

【楽しげな猫少女は、再びベンチに腰掛けて、可笑しそうに笑った】
【何処かひょうきんな振る舞いは、猫のお気に召したようだ】

/了解しました、どうぞごゆるりと
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/07(木) 20:30:31.67 ID:9c8zCDOf0
【公園】

……どうしてこうもやったら眠いんでしょうか。
お仕事真面目にやりすぎましたでしょうか、わたくし真面目ですし……。

【電灯に照らされるベンチ、その真ん中に、ちょこんと座っている人影がひとつあって】

【鈴を通した赤のリボンで二つに結った、長い黒髪】
【猫のようにまん丸な、グリーンアップルの瞳】
【同じくグリーンアップルのキャッツアイがトップを飾る、ペンダント】
【リボン飾りを適度に散らばした黒のバルーンワンピースに、黒のドレスグローブ】
【黒のオーバーニーソックスに、黒の編み込みブーツ】
【明かりに照らされながらも真っ黒な、そんな少女】

はあ、ナルシストの類にはなれそうにありませんわね。
あの人たちはどんな思考回路をしているんでしょう、ネジが足りないのかしら多いのかしら。

【なんだかある種失礼な独り言をぶつぶつと呟いて】
【一通り言い終われば、あくびをひとつ。潤んだ目元をぐしぐしと拭いながら、なんだか退屈そうだったり】
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/07(木) 20:47:27.43 ID:pSVz8umWo
>>461

・・・・お、おおう。失礼。

【微笑みが見えぬ彼にとっては、少女を不機嫌にさせたと思い】
【それでも、中々慣れないのかゾワっと肩を震わせて】

ふむ……何でござろうなぁ
昔はもっとこう――――ううん?

【と、少女の慎重な質問に首を傾げて見せた】
【…自分でもよく分かって居ない―――いや、“思い出せて居ない”のか。 今一要領を得ない様子で】

【右手は後頭部…左手は鞘の上に置いているだけで】
【ともすれば恰好の“獲物”側になりそうな男だが……】

あいやすまぬな。
顔も見えぬし…覚えづらいんでござるよ、名前

【あはは、と少々情けない様な笑いを漏らして】
【しかしそれは多分…聞いた直後に名前を間違えるのとは関係が無いと気付くだろう】

ま、今度また出会ったら名乗ってくれると嬉しいでござるよ


/只今戻りました。頭皮にボディーソープ塗り込んできました
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 20:47:35.00 ID:mFF2SGMSO
>>457

…やっぱり、貴女はさっきの化けの皮なんかより、その素の顔の方が似合ってますよ。

勿論、“幸せに生きていて良いんですよ”、檸檬さん

【相変わらず、優しい口調で、微笑み】

…………だから、こちらこそお願いします。
どうか、もう一度、友達になって下さい。

【そんな台詞を、口にした】
【バッドエンドを向かえようとしていたホラー映画の脚本は、】
【いつの間にかハッピーエンドのコメディ映画へと、書き変えていかれていく。】
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/07(木) 20:48:35.20 ID:S82MFEIAO
>>377

うん、本当に参りましたねー、此方は満身創痍だっていうのに、手強そうなのが出て来てしまいましたよ……。

【段々と、身体から血が抜けていくのが解る】
【太股を斬り裂かれたのは、まずかったか、と、今更ながら後悔するが、そんな事が何か意味を成す筈も無く】

【溜め息を吐きながら、裏路地に転がっている鉄パイプに、空いている左手を伸ばし、掴み取って】
【そのパイプにも、淡い光を宿らせる】
【翠玉のような瞳に宿るのは、公園でアイスを幸せそうに食べていた少女には似合わぬ、闘志の色】

さて、閉幕にしましょうか。
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/07(木) 20:55:03.94 ID:wrr8Du2Jo
>>454
―――アッハハハハハァ!!!

【賞賛の言葉。だが何が可笑しかったのか、彼女は大声で笑う】

ずいぶんエラい言い様だなァ!
思想もメンツも、リーダーさえもまだまだ青い同盟だぜェ?
まァオレは“ただの新参”だがなァ

【楽しげに話す彼女と対照的に、しょげた様子の“手”】
【どうやらその原因は、カードが渡されない事らしく】
【そっと青年の手のカードをつまんで、ちょっぴり引っ張ったりしている】
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/07(木) 20:56:17.38 ID:wrr8Du2Jo
>>454
/書き忘れてた、お待たせしましたー
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/07(木) 20:57:25.37 ID:UBfalW36o
>>463
”なにやら難儀そうだね”

【質問の答えが要領を得ず、けれどこれ以上踏み込むことはしない】
【さてどうしたものかと頭を掻き、男性へのかかわり方を考える】
【声を掛けておいて、捨て置くのもどうかと思うわけで…この猫、変に律儀なのだ】

”じゃあ、対人稽古、してみる?”

【その言葉を、あっさりと口にして、少女は手に槍を出現させた】
【少女の身長は、150あるかないか。それと同じ程度の長さを持つ、穂先から尻まで青褪めた槍】

”そういうときは、いつもと違うことをするといいよ”
”ここ最近、魔翌力に頼った戦い方をしていて、僕もあんまりこっちの練習、してないんだ”

【槍を肩に乗せ、その上に手をかけて、気楽そうに構えるネコヒト】
【武術の心得は、素人に毛が生えた程度といった様子】
【けれど闘気は百戦錬磨のそれで、男性とは別の形で修羅場を潜り抜けてきているのが伝わるだろう】

【もっとも、それでも許可を得ず襲い掛かることはしない】

”どうかな、そういうのは?”

【いつでも構えを解き、臨戦態勢を解除できる程度の、境界ギリギリの闘気を出しながら】
【猫少女は、侍の答えを待つ】
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/07(木) 20:57:29.90 ID:GI18iEaX0
>>462

【その退屈そうな彼女の右耳に「ブゥン」という音が一定のリズムで聞こえるだろう】
【彼女から見て公園の右端の方にやたら長い刀(鞘におさめたまま)を振り回す藍の単着物を着た侍をイメージさせる風貌の若い男】
【素人からでもそのスイングスピードの速さは解るであろう】
【2mもの刀を振るうたびに後ろに結んだ長い黒髪が揺れる】

…フッ! 
【ブゥン】
【この一振りで刀を振るうのをやめ、「ふう」と一息】
【そして刀を腰に帯び、自動販売機に向かい、軽く「うーん」と言う悩むしぐさをして】
【おしるこ のボタンを押し、彼女に気付かない様子で2つ隣のベンチに腰をかけおしるこで両手をあっためる】
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/07(木) 20:58:41.38 ID:UBfalW36o
>>463
/連投失礼、そしておかえりなさいませ
/シャンプーを胸に塗りたくったことがある自分に、隙はなかった
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/07(木) 21:02:35.12 ID:xVmnkMQgo
【街中】

………

………寒い。

【春になってきたとはいえど、まだ夜風の寒いこの時間帯】
【人通りもちらほらとまばらな街中を、闊歩するのは一人の小柄な少女】

【月光を鮮やかに反射する銀色の短髪に、アホ毛が一本ぴょいんと伸びて】
【時折瞬きする程度、人形の様に動かない深紅色の瞳】
【白いローブを纏って、そこから伸びた四肢は病的にまで白い】
【おまけに、首にはNo,27と刻まれた金属製のネームプレート】

【そして、何より異彩を放つのは、彼女の周囲にある、数本の触手】
【ローブの内側から伸びているようで、彼女を守るように蠢いている】


……へくちっ


【更に言うと、行動全てがどこか、機械的で、無機質で、端的に言うと】
       【───人間らしさを感じない】
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/07(木) 21:03:51.60 ID:09N1cLayo
>>466

なるほどなぁ
でも、これからでかくなるんだろ?

【にやっ、と自信ありげな笑みを浮かべてみせる。まるでこれからそうなることを確信しているかのように】
【話術と呼ぶにもおこがましいような、ありきたりな持ち上げだ。持ち上げられていると感じるかどうか、気付くかどうかは分からないが】
【メンバーだという証明はとれた。なら次にやることは一つ】

俺もこんなナリだが、実はちょっと興味があってな
マーシャル・T・ロウ、だっけ? リーダーさんと話がしてみてぇとは思ってんだよ

【リーダーとのパイプだ。遠回しに”会わせてほしい”と言っている】
【軽く手に引っ張られると、あっさりとカードは手放してしまった】

//おかえりなさい
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/07(木) 21:06:20.78 ID:pSVz8umWo
>>468

難儀で御座るなぁ。
昔は考える前に身体を動かしていたのに……老いで御座ろうか?

【なんて、心にもない様な事を言ってみて】
【心身ともにまだ全盛に“近い”のだ…老いを感じる頃ではない】

対人………ふむ

【少女の百戦錬磨のソレに対して、男は飽くまで自然な体勢と気配である】
【後頭部へやっていた右手をダラリと下げて…・・・それでもまだ、刀へは伸ばさない】

……面白い。
とは言え、拙者―――加減は出来ぬで御座るよ?

【ニィ、と少々自信有り気な笑みを浮かべて見せながら】
【更に―――、一歩】
【少女の間合いのギリギリ“外”で、立ち止まる】


【スッ―――――と】
【いつでもどうぞと言う様に…右腕を広げて見せて】
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 21:07:44.99 ID:PHoETX9SO
>>465

……“まだ”だ。

【呟くように、吐き捨てて】
【白亜の霧龍。異次元からの襲撃者】

今は、ね……“今回”は…………閉幕だ。

【既に、お互い満身創痍】
【とても、戦える状況では無くて。白亜の龍は、青年の衿を掴む】

俺は「SS(サイバーショット)=ミストドラゴン」…………縁はある。また会うだろうね……

【彼はそのまま、再び現れた“異次元の入り口”……“破れた空間”に、引きずり込まれる】
【なお、少女の話が終わるまで、異次元の穴は消えず。仮に攻撃したとしても……手応えは、無いだろう】


/長時間、お疲れ様でした。
/適当な終わらせかたで、申し訳ありません
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/07(木) 21:09:02.19 ID:9c8zCDOf0
>>469

とりあえず、眠いまま仕事をするなんて論外として……。
どうしましょう、早く寝るにしても、こんな時間では早すぎますし……。

【その風斬り音は、少女の耳に届いてはいる、が】
【ここは公園、公共の場】
【誰が何をしていようが、基本的には自由な場】
【彼女がベンチを独占し、うとうとしていることに男が気がついていないように、彼女もまた、男に意識を向けておらず】

そもそも、あの仕事を引き受けたわたくしが馬鹿でしたでしょうか。
……ああもう、眠たい。

【ぼそぼそと独り言を紡いでから、再びもうひとつあくびをして】
【猫が顔を洗うような仕草で、潤む目元を擦り始めた】
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/07(木) 21:12:42.45 ID:UBfalW36o
>>473
”いいのいいの、加減なんてしないで”

【念話を飛ばして、少女はにぃっと、ちょっと獰猛に笑う】
【なんというか、男の子な表情であり、感情だった】
【肩に乗せた槍を持ち替え、だらりとおろすように構える】

”勝敗は…そうだね、膝を屈したほうが負け”
”シンプルでいい感じでしょ? 知り合いにならったんだ”

【やたらと体育会系な知り合いがいるらしい少女は、その問いの答えを待たず駆ける】
【疾風と評するに相応しい瞬迅! 一瞬で間合いをつめ、槍の尻で横合いから殴るように振り回す】

【当たっても痛くはないだろうしわかりやすい軌道だが、とかく早い】
【右腕の肘を狙い、間接を封じようとするその一撃を、どういなすのか、猫は冷静に見ている】
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/07(木) 21:16:34.57 ID:eOepLXN40
>>464

【幸せに、生きても良い。再び、少年に。友達に成って貰える】
【ならば。言われた通り、其れを、肯定しようと思った。何時までも、進みたいと、願った】
【もう一度だけ、チャンスを。今度は、自ら手放さない。友達の隣で、同じ景色を見て、自分らしく、変わりたい】

【本当に。此れでは、まるで、コメディ映画だ。救いの無い展開が、石を投げられて、退散した様に感じる】
【然し、笑顔は、浮かべられなかった。涙が、流されるばかりで。ならば、恐らく。主人公は、自分では、無いのだろう】



【其れを、書き換えたのは。物語を、確かに、紡いだのは。一人の、少年】
【彼に、言われた通りに。無理に、笑みは、作らずに。くしゃり、歪んだ泣き顔で】


……、ありがとう


【雨では無い水滴が、地面を濡らす。体温を失い、酷く、冷たい、異形の涙は。今ばかりは、暖かく感じた】

……。……う、……ン、く……ああ、ぁ、……ッ

【泣きながら。今度こそ、満たされた様に、微笑む。見っとも無く、嗚咽を上げ始め、遂に、大声で泣き出したが、何時までも、笑っていた】

【泣きながら、笑いながら。潰える、古びた血は。暫し、眠りに堕ちる】
【少年の、全てを、護り抜く意思を。確かに、感じて】

【目覚めたら。彼は、最初に、何と、言うだろうか】
【其ればかり、考えながら】

/此の辺りでしょうか…?
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/07(木) 21:18:21.91 ID:GI18iEaX0
>>475

…ふぅ。

【手を温め、一息つく。そしておしるこのプルタブを開け―――――飲む。】

―――――あっつぅ!!

【無口な感じの彼が余りの熱さに絶叫】
【彼女の耳に大きく響いて迷惑であろうか】
【男は缶をベンチにさっ と置き】

…(キョロキョロ)

【恥ずかしかったのか、今の行為を誰かに見られていないかキョロキョロする】
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/07(木) 21:18:57.61 ID:glPEhT/jo
【公園】

この国には、櫻は咲いておらんのかの?

「えぇと……すみません」
「私も外国のことには詳しくないので、判らないです」

【公園のベンチに二つの人影があった】
【一人は櫻の紋様を刻んだ着物に身を包む小柄な黒髪の女性】
【もう一人は夜桜のような黒を基調とした和服を羽織る、身長160cm少々のポニーテールな少女】

【二人は静まり返った公園のベンチに座り語らっている】
【ポツポツと零れる女性の言葉を少女が応えるようにして】

……そうか。
あるのならば、花見の席でも考えてみたかったのだがな。
まあ、そのような悠長な催しを考えておられる時期でもないがの

【本気で考えているわけではなく】
【ふと頭の端に過ぎった考えを話題の一つとして出してみただけなのだろう】

【女性はそれ以上語ることはなく】
【自身の漆黒の髪を軽く掻き上げると、ただ静かに顔を上げて星空を視界に入れた】
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/07(木) 21:19:43.10 ID:wrr8Du2Jo
>>472
そうなればいいなァ―――

          ―――そうならなくても、いいなァ


     どっちにしろ、面白いだろ?


【ニタリと、それはそれは楽しそうに笑って】
【とてもとても、冷たい言葉を吐いた】

なんだ、大将に会いてェのか?
水の国のBAR FATEっつーとこに良く出るぜ。

   ―――ああ、そういやメンバー個人の勧誘も自由だったなァ

【どうしたい? そう問いかけて、彼女はニタリと笑った】
【予想外にカードをあっさり手放され、“手”が勢い余って軽くコケたのはまた別の話である】
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/04/07(木) 21:22:43.23 ID:S82MFEIAO
>>474

……私はアカリ、カノッサ機関《No.300》の、アカリです。

【返すのは、己の名と、カノッサ機関の、ナンバー】
【こんな事を教えても何一つ得られるものは無いと解っているけれど、損をすると知っているけれど】
【戦った相手に対する『敬意』が、沈黙を、非礼を、赦さない】

次に逢う時に、決着が付くか、楽しみですね。
それまで――――殺されないで下さいよ?

【血が抜けて、ふらふらする身体で、血色が悪くなった顔で、微笑んでみせて】
【少女も、その場を立ち去ろうとするだろう】



//何日も拘束してしまって、すいませんでした
//全力での勝負、楽しかったです、ありがとうございましたー
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/07(木) 21:24:31.36 ID:09N1cLayo
>>480

いやぁ、やっぱ誰かの紹介がある方が……え?

【リーダーの居場所を言われたのに合わせ、一人で行かない理由を答えようとしたが続けられた言葉を聞いて止まってしまった】
【”メンバー個人の勧誘も自由”──そう言ったのか、と一瞬自分の耳を疑った】
【だが当然、それは冗談か何かだろうとすぐに考え直す】

ははは、そりゃ自由でいいじゃねぇか

【と、笑って返した】
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/07(木) 21:25:14.88 ID:pSVz8umWo
>>476

成程――――然らばッッ!!!

【少女が左足を軸に、右足を後方に引いて90度回転】
【少女に対して真半身になり―――槍を受ける】
【右肘一か所でなく、身体の前面…柔軟な腹筋等でだ。普通に受けるよりはダメージを軽減出来る】

【――――だけ、では無く】

【その動作と同時に左手が“奔る”】
【鞘を小指と薬指で挟む様にしながら滑らせ、鍔へ指を“引っ掛けて”】
【其の儘引き抜き“投擲”する】
【鞘は刀身を滑らせ加速させる為の“レール”と化し】
【腰の捻じりと男の強靭な腕力による更なる加速】
【それはさながらガンマンの早撃ちの様に素早く―――正確で】

【投擲の直後、男の右腕が左腰…未だ携えられた刀へ奔る】
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/07(木) 21:25:58.16 ID:W7GyLZ3To
てす
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/07(木) 21:30:38.51 ID:X6V+Urj4o
>>479
ふぅ……ん、む。
むぐっ、もぐっ、はぐっ、はぐはぐはぐっ!

【歩きながらすさまじい勢いでおにぎりを口に突っ込み続けている少女が眼に入るだろう】
【長い黒髪をポニーテールとして、腰まで垂らして】
【黒いジャケットとベージュのロングスカートという目立たない装いながら、腰に有る二振りの刀がそれ故に異彩を放つ】
【顔は、平時であれば凛とした物なのだろうが、今は観る影もなくおにぎりが詰め込まれている】
【おにぎりを飲み込み、周囲の木々を見て】

ここでは、花が咲かないのか、残念だな。

【ふぅ、とため息を付き、ベンチに座り込み】

…………花之壱、桜楼。

【頭上の老木に向けて、徐に右手を延べた】
【手には気が集中し、桜の花びらのように周囲に噴射し、舞い散って】
【生命力其の物を気に注ぎ込んだ結果として、頭上の桜の木に、少しだけ桜の花が咲いた】

お、咲いたじゃないか、さすがだな私、はっはっは!

【高笑いしながら何処からか取り出した麦茶を飲む姿はかなり目立つかも知れない。彼女の周囲だけ櫻が咲いているし、昼間のように温かいし】
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/07(木) 21:32:35.95 ID:9c8zCDOf0
>>478

【風斬り音も失せて、少女がぶつぶつ紡いでいた独り言も、今は無く】
【ぐしぐしと目元を擦りながら、彼女はきっと風が鳴らす木々の葉の音や、彼女の髪を結わうリボンについた鈴の音でも聞いていたのだろう、が】

【突如に響くその大声に、少女はびくりと身体を跳ねさせ】
【幸いなのか何なのか、妙な声こそあげなかったものの。変わりに、鈴が高い音を発し】

あら、いいお年を召して、夜に大声を挙げない、なんてルールも守れませんこと?
眠気が覚めてしまいましたのですけれど、どうしてくださるのかしら。

【きょろきょろとする男に、少女はようやっと意識を向けるも】
【まん丸の瞳は半分ほどに伏せられ、どこか不機嫌そうなオーラを放ち】
【平常のトーンよりも僅かに低い声で、そんな文句を付ける】
【どうも、今の大声で眠気が覚めてしまったらしく。得物を持った相手に文句をつける辺り、きっと、ただの少女では無いのだろう】
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/07(木) 21:34:48.95 ID:UBfalW36o
>>483
【腹筋で槍を受けるその姿に、少女は口笛を吹いて歓待】
【続ける太刀の投擲を前に、槍を下に叩きつけるようにした反動で上空へ跳んで逃げる】

【今の一撃を回避したのも、おそらく槍の風圧を皮膚で感じていたからだ】
【対処へ割くタイムラグはゼロ、ほぼ反射でそれを受け、巧妙な技術で隙なく、虚を付く形で攻撃を仕掛けてくる】
【この男性、視覚が潰れたくらいでは一切のハンデになっていないと、上空を舞う数瞬で少女も判断】

”なるほど、手錬だ”

【着地と同時に、自身は背を向けたまま、地に置いていた槍の尻で背を小突くような突きを三つ】
【背骨と腰に向けた三連激、速さと正確さを備えたそれが決まれば数瞬の隙が生まれるはずで】

【それから間をおかず一歩距離を離しながら、眉間、でなければ側頭部を狙って若干大降りな一突きを繰り出した】
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/07(木) 21:36:18.51 ID:uyxkyWJco
【水の国、ルビーシャ近郊】


……部隊の展開、したは良いんだが……
正面から突っ込んだ所で、物資届ける前に全滅しかねないんだよなあ
空輸は……ウチの支部じゃ無理だし昼も無理だろうし……

【ずらり並んだトラックや装甲車に、歩きまわる武装兵士】
【如何にも≠ネ雰囲気の部隊が、平原に展開している】
【テントなども幾つか用意されて、設備はまさしく戦場の雰囲気が有るのだが】
【然し哨戒などは緩く、今すぐに戦闘、という風情ではない】


………腐らす訳にもいかないしなあ

【そして何故かそこには、直径数mはあろうかという巨大な鍋が】
【水を湛えて野菜や肉を浮かべて、ぐわらぐわらと煮立っていた】

【一応程度に「カノッサ機関夜の国支部第一陸戦部隊」などと、木の板に書かれてテントに立て掛けて有ったりもするが】
【然しそれも、風に乗って流れていくみりんの匂いの前では些細な事かも知れない】
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/07(木) 21:37:36.57 ID:H8hMRnQr0
【路地裏】

 宜しくお願い致す……

【丁寧に一礼する。紅い囚人服の様な服装で。其の背には『NO.666』と云う意味深な数字が並ぶ】
【頭蓋骨は少し破損していて、其の骨の様な両腕は包帯を巻かれ
 然し、小さな白煙の様な其れが眼窩に収まり。眼の代用をしている様子】

【ふぅ、と心地よい微風が吹いた気がする――】


 “ 微 風 流 掌 ”


【其れを呟き。左脚を軸に右膝を曲げニ回転。『地を流れる』ように。一直線に間合いを詰め
【しかし。其の右足は、“地”を捉えてない。道理。其の者は、後方に体を反り
 重心が疎かに見える。其の仰向け左掌打の先。其れはチンピラの背。腰辺りであった】


『てぇッ〜〜!?てめ、何するんだっ!!』

【突如として不意を突かれたチンピラは、怒りの余りその顔を見ず】
【矢張り。其処迄効いた様子は無い。左軸足。其れに右脚でローキックをする】
【此れで。チンピラは倒れる筈だと過信し、そして其れは。正しい筈だった――】


『はっ―?』

【応えもあった。確かに『当たった』だが。――】


 “ 風伯流・秘技 ” ――

【其れは。前のめりになって縦に“一回転”軸脚の左脚は、チンピラ。その脳天にあって】

 ――“ 嵐 ”


【 ズドンッ 】


『がっ――!』

【その場にうつ伏せて倒れたのは。チンピラの方であった――】
【思い切り、地に頭をぶつけ、絶命している様子】

【 スタッ 】
【寡黙に見据える、其の者は。一つ。礼をすると夜空を見て嘆息した――】
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/07(木) 21:37:42.07 ID:wrr8Du2Jo
>>482
自由っつーかユルいっつーか…
前に一緒に飲んだ時に、確かそう聞いたんだよなァ。

あァ、勿論―――条件アリ、だぜ?
殺しが嫌いで、善悪関係なく救いたいっつー特殊な性癖がある事、だったかなァ

【コイツもうろ覚えだが、中の人も多少記憶が危うい】

別に入ろうが入らなかろうが構わねェが、お名前教えてもらえねーかなァ?
紹介はちゃんとしてやるからよォ。
オレは、優蛾チャンさ

【返ってきた青いカードをポケットにしまい、青年にそう問う】
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/07(木) 21:39:27.09 ID:GI18iEaX0
>>486

む…す、すまん。(見られてた…のか?)

【とりあえず謝罪の言葉を述べる】
【しかし「どうしてくれるのか」と言われてもどうすればいいかわからないので】
【そそくさと席を立ってさっさと逃げようとする】
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/07(木) 21:41:09.20 ID:pSVz8umWo
>>487
/えっと…真半身に構える様になってた男の背後へ着地したって事で宜しいのでしょうか?
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/07(木) 21:41:59.36 ID:09N1cLayo
>>490

特殊な性癖かよ……

【その恐らく間違っているであろう説明に苦笑いをする】
【脳裏では、この状況に対してどうするかを考えていた】
【確かに内部にスパイとして入るのはこれ以上無い諜報活動だろう。しかし、それを行うには味方であり続けなければならない】
【つまり、入ったその瞬間からこの顔、この見た目、この口調では人を殺せない、という制約がつくことになる】
【果たしてそんな制約を抱えてまで、今の『blue justice』に入るのは得策なのか】

(いや、違うな)

【彼はそうは考えなかった】

俺はフォルス。よろしくな、優蛾

【心中は微塵も表には出さず、笑顔で自己紹介をした】
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/07(木) 21:42:03.92 ID:glPEhT/jo
>>485

いや、妾達が知らぬだけで
何処かの国では咲いておるのやも知れぬがな。

故郷では飽きるほど見てきた国華ではあるが
半年も目に入れねば恋しくなるものじゃ……。

【突然と放たれた声に、しかし動揺せずに言葉を返す】
【櫻が国華と言うことは櫻の国の出身なのだろうか】
【流し目気味に少女を視界に入れながら、いと恋しやと言わんばかりに淡い吐息と共に黒髪を揺らす】

「わぁ……これは……」

ほぅ――何とも華やかな術じゃな。
花見の席を設けるにはちと物足りぬが、目の保養にするには十分じゃ。

【目をキラキラとさせながら桜の花弁を見つめる少女】
【女性もその光景にふっと、頬を緩めて賞賛する】

良いものを見せてもらったのじゃ
そこの御主、こちらに来て話でもせぬかの?

花見をするには用意が出来ておらんのでな
ちと侘しいものになるじゃろうが、ここで会ったも何かの縁。
桜を肴に菓子の一つもつまんでゆくがよい

【女性はベンチから少しずれてスペースを作ると】
【自身の膝の上に、懐から出した団子の包みを載せて誘う】
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/07(木) 21:42:59.93 ID:UBfalW36o
>>492
/すみません、男を基点に反対側です
/お手数かけます、申し訳ない
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/07(木) 21:49:23.75 ID:X6V+Urj4o
>>494
【この少女の格好こそ、和服ではないものの】
【髪留めや腰の刀から、櫻の国の雰囲気が感じられるかも知れない】

うむ、はっは。

【楽しげに笑いながら、舞う花弁を指先で弄び】
【そちらの女性に話しかけられ、振り向く】

気の扱いは余り得意では無いのだがな。
お祖父様はもっと上手いのだ、桜花の剣妖と呼ばれてたのだぞ。

【少し、誇らしげで自慢気だ、無い胸を張っている、虚乳である】
【そして、宴席の誘いを受けて目を輝かせる】

ああ、断る理由がないさ。
では、相伴に預からせてもらおう。

【そう言うと、軽く会釈をして、そちらのベンチに座り込む】

おにぎりは要るか?
今日はおかかと梅と鮭とたらこといくらとツナマヨ位しか無いが。

【ジャケットのポケットから大量のおにぎりを取り出しながら聞く】
【どう考えてもジャケットの容量からはあり得ない量である、そしてサイズがデカイ】
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 21:49:37.57 ID:amo+TizSO
>>402
【史音が小動物めいた仕種で饅頭を頬張るのを、ちらと横目に】
【カイも大きく口を開けて、もう一度齧りつき。今度は確りと噛み締め、味わう】
【舌の上に拡がる、しっとりと蒸し上がった生地の仄かな甘味。彼はむふー、と満足げに息を吐いて】


あはは、この名前を褒められたのは初めてかなぁ。
うん――自分でも、なかなかに気に入っては居るんだけどさーっ。

まあまあ。こんな場所だしこんな人だし、細かいことは大丈夫だいじょーぶ。
さておき、こちらこそ宜しくね?お仕事は抜きにして、縁が有るといいなぁ、なんて。

【何が可笑しいんだか、溢れるくすくす笑いを口に宛てがった掌で押さえつつ】
【喜びも露に、例えるなら衣服や装飾品を褒められた時のような反応を返すと】
【カイは終始そつのない気遣いっぷりを見せるベンヌへ、無礼講だとばかりに告げた】

【次いで少女へ軽く目配せすれば、糸のように目を細め、答える】


何でも屋さんは何でもするから何でも屋さん、なんだよー?
ごみ拾い、犬のお散歩、要人警護に情報収集まで、可能な限りは何だって。
そこまで器用な方じゃないから、単純な荒事担当のが得意っちゃ得意なのが哀しいけれどね……。

【要は便利な使いっ走り、堅気や真っ当といった言葉とは縁遠い商売だ】
【苦笑を浮かべつ言い終えれば、「でもまあ、そこまで節操が無いって訳でもないんだよー?」等と】
【言い訳めいた二の句を接ぎ、肩を竦め。仕事のえり好みが出来るという事は、つまりはそれなりに――】
【少なくとも、無能ではないのだろう。或いは、馬鹿なロマンチストという線も無きにしも、だが】

【言い終えればふらりと何処かへ。途中に有った土産物屋など軽く冷やかし、何やら買い求め】
【歩みの遅れを取り戻すべく、小走りに少女の背中を追う。手には、飾り気の少ないラッピングのされた小箱】
【濃紺、無地の包装紙に白のリボンが巻かれたそれは、誰かへのプレゼントだろうか――?】

さーて、足湯足湯っと。

【それも手を空ける為に――または、視線を避けるように】
【直ぐに懐に仕舞い込むと、隣に並んでへらりと宣った】
//遅まきながら、宜しくお願いします!
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/07(木) 21:54:26.73 ID:9c8zCDOf0
>>493

……あら、口で謝るだけなんて、小さな子どもにだって出来ますのよ?
悪いことをしたら「ごめんなさい」。そう教わりますものね。
はい、では、大人のあなた様には何が出来ますかしら?
わたくし、寒いのは苦手ですので、暖かい飲み物なんてあったら嬉しいのですけれど。

【じとりと伏せた目を、今度はにこりと笑ませる】
【わざとだろうか、隠すことが出来ないのだろうか。演技臭さの残る笑みは、なんだか別の意味で怖く見えるかもしれず】
【にこりにこりと笑いながら、紡ぐ言葉。視線の向かう先は、いつの間にか相手ではなく、自販機に動いていて、つまり】
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/07(木) 21:55:43.21 ID:pSVz8umWo
>>495
/はい、諒解しました〜

>>487

―――いいや。

【ギュルッ―――】
【彼女が己の上空を通り過ぎれば、右足を起点に。時計回りに90度回転】
【背骨と腰は元の位置からズレ、槍を避け】

【流れる様な、少女に負けない位素早い動作】
【“そう”で無ければ…能力者相手に―――】

――――死人で御座る

【凡夫、死人、無能】
【能力者でも魔術師でも無い唯の“元”武士であるこの男が】
【“強く”なくして、何故戦えようか】

【彼女が一歩距離を離せば、此方も一足…距離を詰める】
【古の剣の達人は一足で3mを跳び込む……そして、この男も間違いなく“達人”の域に達していて】

【一気に彼女と距離を詰める際、男の側頭部に突きが掠ったか―――】
【だが其れすら気にせず、男は中位の刀を抜刀――同時に彼女の右肘を刀の峰で叩こうとするだろう】
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 21:59:41.11 ID:mFF2SGMSO
>>477

【護はただ、涙を見守っている。】
【今は幸せそうに泣く彼女には何も言葉はかけない】


……―――あれっ、寝ちゃいましたか?

【そして、それから】
【彼女が泣き止んで、眠ったのに気がついた】
【もしこのまま暫く眠るのなら、起きるその時まで彼女の傍についているだろう】


【そして―――「お早うごさいます、良い夢見れましたか?」】
【そんな質問を起きたての彼女にぶつけてみるのだった】


/お疲れ様でしたー!
/楽しかったです!、本当にありがとうございました。
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/07(木) 22:00:11.16 ID:qTbsTxjAO
【路地裏】

おねーちゃん、どこー……?

【はぐれたのかキョロキョロと辺りを見渡しながら歩いていた小さな子供がいた】
【胸にデフォルメされた羽のイラストがある空色のシャツを着た】
【六歳ほどの可愛らしい顔をした男の子だ】

あぅ……あしつかれたぁ……

【歩き疲れたのか、その場にペタンとしゃがみこんでしまった】
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/07(木) 22:00:34.70 ID:glPEhT/jo
>>496

ほぅ……生憎と剣術には明るくないので知らぬ名じゃが
御主を見て居れば、祖父殿の雄姿が透けて見えるようであるな。

【身内を誇らしげに語る少女へと、微笑ましげに目を細めながら】
【小さな笑みと共に彼女の祖父を褒め称える】

うむ、快い返事に感謝する。
夜の此処はちとばかり寂しいのでな。人恋しい気持ちでもあったのじゃ

【挨拶の類かはたまた本気か】
【そのような事を口に出しながら彼女の背金を、着席を許す】

――では、そうじゃな。妾は梅を貰おうか。
神衣よ、御主は何が好きじゃったかの?

「私はその……つ、つ、つ……つなまよ?という物を食べてみたいです」

【女性は、おにぎりの梅を所望すると控えていた少女の方にも流し訊く】
【少女――神衣、はどこか緊張したような声でいい慣れないワードを辿たどしく口にしてツナマヨを選択した】

……さて、申し遅れたの。
妾の名は貴宝院織守。後ろの者は妾の守護役である貴宝院神衣じゃ。
御主の名も、聞かせてもらって良いか?

宴を共にする仲じゃ、まずは名を知っておくのが礼儀というものじゃからのぅ。

【コロコロと幼げにも見える表情で、少女に向けて名を問うた】
【その問いを掛けながらも自身の懐から笹団子を数包み取り出すと、織守と少女の間に広げて置く】
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/07(木) 22:01:02.19 ID:wrr8Du2Jo
>>493

フォルス…OK、覚えたぜェ
んで、どーする?
決めらんねーよクソ、ってんならまた後日でいいぜ

【“手”を6つ出現させ、暇そうに弄びながらそう言う彼女は】
【よろしくという言葉にも、見せられた笑顔にさえも反応を示さない】

【ただ、フォルスに対しある程度の思考の時間は与えているようで】
【ぶっきらぼうな中にも思慮深さがある、ように思える】
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/07(木) 22:02:12.39 ID:j0Kuvhy0o
【とある小高い山頂にある、天望・観測施設―――の、屋上】
【眼下に街の灯を望むことの出来る此処に、一人の少女が佇んでいる―――】

―――……

【丁子色の長髪の左側面に黒いリボンを結び、金色の瞳を持ったスタイルのいい少女】
【制服風の白い上着とスカートを黒いインナーに重ねるように着ており、その上に黒い外套を羽織っている】
【左腰には灰白色の鞘に収まった青白い鍔の刀を提げ、両手首には枷の様な大きな腕輪を嵌めている】
【それから左中指には、翡翠色をしており水晶のように透き通った指輪を嵌めている】

【不意に、強い風が吹く―――木々がざわめき、少女の髪と外套が棚引いている】

ああ、此処はいい風が吹くわね―――眺めも悪くない

【少女は徐に手すりに左手を置き、輝く街並みに視線を巡らす―――】

505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/07(木) 22:02:36.43 ID:eOepLXN40
>>500
/二日間、ありがとうございました!お疲れ様でした…!
/仲直り出来て、キャラだけでは無く、中身も安堵しています…
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/07(木) 22:03:50.23 ID:GI18iEaX0
>>498

…どれにするんだ?

【男は5秒くらい硬直した後、苦笑いを浮かべて彼女に尋ねた】
【自販機にある温かい飲み物は、おしるこ、コーンポタージュ、お茶、コーヒー、レモンティー、ミルクココア】
【彼はやれやれ、といった感じで自販機の前に向かう】
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/07(木) 22:09:29.48 ID:09N1cLayo
>>503

まぁなんだ。どっかに所属するっつうのはやっぱ吟味するもんだろ?
お前んとこのリーダーと直接話してから決めるわ
だから、暇があったら俺のこと、紹介しといてくれや

【彼の返事は早かった】
【嘘偽りなく、慎重な姿勢を見せている。ここは彼にとっても重要なところだ】
【紹介を頼むと、もう言うことはないのか、片手をあげてから背を向けて歩きだそうとする】
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/07(木) 22:10:13.46 ID:9c8zCDOf0
>>506

……あら、奢ってくださいますの?
まあ、それはそれはありがたいですわ。ありがとうございますの。

暖かくなってきたとは言え、まだ夜は冷え込みますでしょう?
ですから、身体も冷えてしまいまして……。

【あら、白々しい】
【男の苦笑いなんて、どこ吹く風】
【わざとらしく自身の身体を抱きしめ、寒そうな素振りを見せてから】

ではわたくし、ココアがいいですわ。

【改めてにっこりと笑い、そんな注文】
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/07(木) 22:10:33.68 ID:X6V+Urj4o
>>502
はは、未だ辿りつけぬ至高の高みだよ、お祖父様の居たところはな。
それ故に、乗り越える価値が有る。
緩やかな道など、登る意味が無いではないか。

【祖父の強さと、己がそれを越えんと挑むそのこと双方を誇りとしている様だ】
【見た目自体は、凛として涼やかな雰囲気であるが、話をすると表情がころころと変わり、その印象は見た目だけの物という事が分かるだろう】

私もだよ。
故郷に妹分を置いて旅に出てきてな。
少し、あの子が心配ではあるが……、待っていてくれると言われたのだ、今更引く訳にも行くまいさ。

【苦笑を漏らして、故郷に置いてきた血の繋がらない妹分を思う】
【そして、ポケットから取り出したおにぎりの梅とつなまよを二人に手渡すが】

おっと、少し待ってくれ。

【そう言うと、手の上におにぎりを載せて、少し目をつぶる】
【手のひらの上に一瞬蜃気楼が立ち上り、次の瞬間にはほかほかの出来立ての様に暖かなおにぎりが渡されるだろう】
【大分大きめのもので、アルミホイルで包まれている為に、おそらくこの少女の手作りの物であるのが分かるかも知れない】
【織守と神衣の自己紹介を受けて】

花鳥風月一派戦術道場二代目頭目、花城 火憐[ハナシロ カレン]だ。
気楽に火憐と呼んでくれ、織守と神衣。

【そう言い、にぃ、と気取った笑みを浮かべた】
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/07(木) 22:10:42.71 ID:UBfalW36o
>>499
【強撃、歩法。歴史を刻むその重く鋭い太刀筋】
【最初に口にした鈍ったという言葉を考えてこれなら、全盛状態ならどこまで到達するのか】

【右肘を打たれ、バランスを崩す猫は、笑う】

”…へぇ、死人”

【落とした槍を拾う様子もなく、しびれる右腕の感覚にすら、『わらい』、膝を突くまいと足を出し、踏ん張る】

【何とか直立状態が保てた猫は、徒手空拳の状態で全身に気合を巡らせる】
【概念『竜』。中華の国にて、それは武芸者の境地の一つとして引き合いに出される伝説】
【構えが変わる、全身にみなぎらせた力が、一時的に少女の体を武芸者のそれまでに作り上げる】

【無事な左手で繰り出す鋭い掌底は腹に、続けて右手の痛みを無視して繰り出す甘い掌底は顔に伸び、掴みかかるように指を曲げる】
【その握力は、先ほどの打撃翌力に欠けた槍さばきからは想定もできないであろう、中々の握力】

”でも、いい。君の意思は死んでないから、ヒトだ”

【猫の糸目が、開いた。それは、盲目の眼にすら知覚できる力の元に輝く、海より深く空より遠い蒼】
【取り落ちた槍が浮かび、後ろに回された左手に帰ってくる】
【掴んでいるなら、頭を振り回すように、そうでなければ鮮やかに交錯しながら、おおむね三メートルの距離を取る】

”生きているものとしてお相手する、かつてのヒトよ”

【そして少女は、槍の穂先をついに男性に向けた】
【アツくなっているのか、はたまた冷静なのかは判別しがたい】
【間違いないのは、楽しそうであるという事だけだ】
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/07(木) 22:16:47.16 ID:c3a9lXbjo
>>504

ここは眺めがいいねぇ
酒もうめぇってもんだ

【その青年は、濃紺のバサッとしたザンギリ頭で、白銀の瞳と端正な顔持ちで】
【赤地に金のラインが入った忍服の上から黒地に金の豪華な羽織を羽織って金の下駄を履いている。】
【背中に2つの大きめの金色と銀色の煙管(キセル)を担いでいる】

さて、、、あらよっと

【観測施設の望遠鏡から飛び降り、少女の近くの手すりにもたれかかりながら盃で酒を飲んでいる】
【少女はその派手な青年に気づいているだろうか】
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/07(木) 22:18:29.91 ID:GI18iEaX0
>>508

…子供なら子供らしく振る舞ってほしいものだが…ココアね。

【軽く文句を言いながらもココアを買い彼女のもとへココアを渡しに行く】
【先ほど彼が「あっつう!!」となったようにここの自販機の「あったか〜い」はありえないほど熱い。中身が。】
【彼女も油断していたら彼の二の舞になりかねない】
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(群馬県) [sage]:2011/04/07(木) 22:21:39.70 ID:Pk8reLWjo
【街中、どこかの屋上】

【黒い紳士服をまとった女性が、鉄柵のうえにこしかけながら鼻歌を歌う】
【左目に装着したモノクルはきらきらと月光を照り返し、長い黒髪はつやを持ちながら星の明かりを返している】

「こんなに良い夜なんですもの。昂りもするわよね」

【誰に言うでもなく女性は呟く】
【自らの左腰に手を添えると、銃身の長い拳銃がきらりと光った】
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sagasage]:2011/04/07(木) 22:23:26.32 ID:eXBukV0R0
>>497

信念ある仕事人、かぁ
アタシもだいたい荒事でお金稼いでるんだけどねー、それにしても…

――けっこー素敵そうじゃーんっ、アンタのお仕事
アタシからもよろしくっ、カイ。

「……斯様な小娘と、姿なき人でなしではありますがな
 こちらこそ、よろしくお願い致しますぞ。」

【にこりと笑んで、八重歯を覗かせ】
【共通項もある相手の仕事ぶりに対して、想像ながら好感を抱いたらしくて】
【変声前の甲高い声に、喜色が滲んだ】
【尤も不躾さに改善は見られず、ベンヌが自嘲的なフォローに回った】

 
【――そして。カイが史音の背中に追いつき直した頃には】
【すぐ目の前の一角に、湯気に覆いかぶさった簡素な櫓が見えるだろう】

…アタシさ、何だか知らないけどふつーの人より体温が低めなのよねー
情熱は人並み以上に持ち合わせてる気でいるんだけど、ナンだかなっ!!

「血の気が多いだけとも言いますがな?」 ――しゃあらぁーっ、ぷ!

【仄かな温もりを秘めた石畳の近くまで赴くと】
【カイにうんざりした様な顔を向けて愚痴りながら、靴を脱ぎ捨て下駄箱へ】

 【日本人然とした名と容姿に違わず、程良く肉の付いた足は類型的なギリシャ型】
 【――温暖湿潤なこの地でも、素足履きはまだ珍しいかも知れず】

 【夜に歴史が動く新世界だけあり、足湯はこの時間もちゃんと解放されているらしい】
 【早朝に清掃や湯の取り替えがなされるのだろうか】

【と――比較的末節に近い事を並べたところで、重要なことを記載しておくと】
【まず。少しせせこましくもあるこの湯は、無料であり】
【効能は色々列記されているのだけど、きっといちばん重要なのは「冷え性に効く」こと】

【そして、極めつけに】
【備え付けられた灯篭の明々とした光照の中には、桜の大樹】
【長大にして悠久な時を思わせずにはいない、満開の典雅を纏った剛健な幹は】
【正しく、「夜桜」の風情を体現していると言って良かっただろう】

…わー、綺麗。
アタシの庭の桜たちよりも、ずーっと…。

…とっとっと、待たせちゃいけないわねーっ
さっそく、プチ湯治と行きましょーか!!

【どこか懐かしげに、儚く眸を鎖した史音は】
【それでもすぐ、いつもの彼女に戻って湯場へと足を運ぼうとする】
【ちょいちょいっ。手招きをする姿は、カイとこの楽しみを共有したい気持ちの――】

【――桜「たち」があるほど、大きな庭?】
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/07(木) 22:23:53.70 ID:j0Kuvhy0o
>>511
【場所を同じくして酒を飲んでいる青年―――それに気付くと、少女はそちらに向き直る】

―――あら、誰かしら。こんな時間にこんな所で

【不敵な表情を浮かべて、派手な青年を見据える―――金色の瞳が、光を反射して輝いている】
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/07(木) 22:24:52.93 ID:pSVz8umWo
>>510

ッ――――

【ヒュ―――と、先程とは比べ物にならない“速さ”で】
【2つの手が迫る事を感じる】
【彼女の左手の掌底を、己の左手甲で防いで】
【しかし彼女の右手は、確りと男の頭を掴んで】

――――

【パシッ―――と】
【頭を掴まれた際、彼女の右手の“小指”を……武器を扱うに際して一番重要と言える其処を、掴もうとして―――掴めば其の儘力任せに間接を“外そうと”するだろう】
【そして、手放されれば3mの距離を離される】

…………あー、全く
貴様と違って、コッチは刃じゃない場所の方が少ないんでござるよ

【頭を振り回されれば、当然ながら気持ちが悪い】
【その嫌な気分を大きく息を吐くことで無理矢理正してやり】

【――――チンッ】
【一度、中位の刀を仕舞って】
【右足を―――前に出す。    後の先を取らんとせん。居合の構えだ】
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/07(木) 22:26:36.44 ID:wrr8Du2Jo
>>507
了ー解、ロウにちゃんと紹介してやるさァ

【そう言って彼女はニタリと笑い、背を向けて去っていく彼に手をあげ返したが、】
【ほんの一瞬だけ】
【眉根を寄せて、彼を睨んだ】

(嫌なヤツ)

【本能や直感で何かを感じ取ったのだろうか】
【フォルス、その名をもう一度頭の中で復唱し】
【彼女も、その場を去ろうとする】
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/07(木) 22:26:47.49 ID:glPEhT/jo
>>509

肉親は師であり最も近しい好敵手でもあるからのぅ
祖父様の背を追い抜かす事を目標とするのは良いことじゃろう。
其れが誇るべき人物であれば余計にの――……。

「乗り越える価値……ですか……。」

【織守と神衣、両者思うところがあったらしい】
【思うところの方向は違えど、火憐の言葉に対して反応を示した】

む――……本当に便利な術じゃのぅ。

「わっ!熱っ……ととと……!」

【織守は彼女の術を興味深げに観察しながら受け取り】
【神衣は予想外の熱があったためか、受け取った瞬間にお手玉のようにわたわたとする】

ふむふむ、中々に立派な肩書きであるな。
ならば妾も負けずに貴宝院流カミオリ術第二十三代継承者とでも名乗っておくべきかの?

【少し冗談めかした声色を混ぜながら、火憐の名乗りに合わせ自らの肩書きを口に出す】
【とうの昔に捨てた名であるが、火憐の名乗りに合わせた結果口に出たものだろう】

さて、自己紹介も済んだことじゃし。
何か語らう話題でもあればよいが……そうじゃな、

【織守は自己紹介に一段落つけると】
【火憐と神衣へ順に視線を送り、何やら一人で思いついたとばかりの表情を作り】

たまには、御主が主体となって話をしてもよかろう。
御主はどうにも人前で遠慮する癖が抜けぬしの、同年代の女子と語らう機会も必要じゃろう。

――どうじゃ火憐よ。
至らぬところの多い娘じゃが、ここは一つ神衣の話し相手になってはくれんかの?
妾は少し、場を整える役にも回りたいのでな。

「えっ……?あ、あの……織守様?」

【織守はベンチからそっと立ち上がると、神衣の肩にそっと触れて移動を促す】
【神衣は動揺しながらもそれに釣られるようにして、火憐と対面で向きあうような位置関係になるだろう】
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/07(木) 22:27:42.55 ID:9c8zCDOf0
>>512

あら、わたくしそこまで子どもでもありませんのよ?
成人していない、という意味合いでは確かに子どもですけれど……。

【その文句に、彼女はにこやかにそう返し】
【見た目で言えば、高校生の途中ほど、だろうか。確かに子どもではないが】

ありがとうございますわ。
これくらいでチャラですかしら?

【演技のような笑顔と、紙切れよりも薄いような感謝の言葉】
【とりあえずの感謝の形を現しながら、軽く頭を下げて】
【中身がそこまで熱いのならば、金属で出来ている外側は、きっと、相当に熱いはずで】
【ドレスグローブ越しに受け取った少女は、その缶を躊躇い無くベンチのほうに置いて】

改めて、ありがとうございますわ。
先ほどどこかへ行こうとしていましたけれど、御用事ですかしら?
でしたら、わたくしに構わず行ってくださって構いませんのよ。

【……微妙に熱かった、らしい】
【表情には出さないが、受け取ったほうの手を、不自然ではない程度にゆるゆると振るっていて】
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/07(木) 22:30:11.29 ID:09N1cLayo
>>517

【その後──】

あー、『blue justice』かぁ、やる気起きねーわー
つってもこれから広がりそうではあるからなぁ。先手ぐらい打っておくかぁ

【偶然の産物。パイプは手に入れた】
【今日あった彼女が、自分の最も苦手なタイプとは知れなかったが】
【本能と直感は常に敵だ】

//お疲れ様でした
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/07(木) 22:32:28.62 ID:AHAnpsLzo
【街中】

【街灯の下、屋台が店を構えていた】

……親父。

【今宵の客は、一人の男性】

『へい、なんでありやしょーか?』

【白革手袋を付け深緑色のコートを着ている、額縁眼鏡をかけた】
【やや長いアジサイのような明るい青紫色の髪を後ろで纏めている男性だ】

【彼は、無機質とさえ思えるような、愛想の無い表情で、白いコップに入った飲み物をズズ……。と啜ると】

この店のコーヒーはひどく不味いな。

『……』

【などという、男のクレームに対して。親父……と呼ぶには少々、若い店主】
【アホ毛が前方に飛び出した外跳ね気味の茶髪の蒼い瞳の青年が、フフフ。と笑いながらこう返す】

『おでん屋でコーヒーを注文する貴方が悪いんでありますよっっ!!』

【────そう、当店は、移動式おでん屋台】
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/07(木) 22:33:01.11 ID:GI18iEaX0
>>519

…飲まないのか?(…やっぱり熱いだろうな)

【ちょっとこのませた態度に腹が立ったのか】
【自分と同じ目に遭ってほしいと思った彼は彼女にココアを飲むように急かせる】

【自分はもうすっかり適温になったお汁粉を飲む】
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/07(木) 22:33:09.64 ID:wrr8Du2Jo
>>520
/乙でしたー!
/また機会がたらよろしく〜
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/07(木) 22:33:17.04 ID:c3a9lXbjo
>>515

【少女の視線と声に気づいた青年は少女のほうを見る】

ああ、オイラはただの旅人でぃ
眺めがいいところだねぇ

【青年はこの眺めが気にいっているらしく】
【少女を見ながら】

眺めがいいと酒もうまくなるってもんよ

【青年は盃の酒の飲み干したようだ】
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/07(木) 22:38:23.65 ID:X6V+Urj4o
>>518
ああ、それこそが私に出来る唯一の事、お祖父様への最高の追悼と成る。

【こくり、と首肯して。真っ黒な瞳は、しかしながら紅蓮を想起させるものだ】
【そして、追悼。祖父は、既に死んでいるようだ】

いや、術じゃないのさ。
体質でな、体温を際限なく上昇させることが出来るんだよ、私はな。
まあ、その代わりに異常に腹が減るから一日五食も人並み以上に食わなければ餓死仕掛けるんだが……。

【苦笑を漏らす。大量のおにぎりは、緊急時の栄養補給の為も兼ねているのだった】
【そして、神衣がおにぎりをお手玉のようにしているのを見て、楽しげに目を細める】

そちらも中々に物々しいじゃぁないか。
まあいい、その手の事を気にするタチでも無いのでな。
仲良くしようじゃないか、織守。

【肝が座っているというか、遠慮がないというか】
【ともかく、そのような名乗りを受けても気負う様子は見受けられない】

話題か……。

【腕を組み、思考を巡らせて】

成程、確かにさっきから落ち着かなかったな。まあ、考えように依っては特徴でしかない。
そこまで気にすることも無いと思うがな。
とにかく分かった。話し相手くらいならいくらでも請け負おう。

【体温を上げて腹が減ったのか、おにぎりを口に放り込んだ】
【ひょい、ぱく、もぐ、ごくん。その間1秒】
【神衣の方を向き、愛嬌の有る笑みを浮かべて目を合わせて】

なに、遠慮は要らんさ。
之でも心が広いと自覚している、安心するといい。

【はっはっは!と高笑いしながら神衣を安心させようとする】
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/07(木) 22:38:24.80 ID:9c8zCDOf0
>>522

いえ、わたくし猫舌ですの。
ですから、もう少し冷えたらいただきますわ。
お気になさらないで下さいませな。

【相手の言葉に、ゆるゆると首を振って、そう返す】
【悪意のあるような類ではなく、本当の本当に、彼女は猫舌なのだが】
【普段の態度からして、相手をからかっているように、もしかしたら思われてしまうかもしれず】

【手の熱さも、程よく冷えたらしい。両手ともにベンチを置いて、笑顔で相手を見上げた】
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/07(木) 22:40:23.40 ID:UBfalW36o
>>516
”抜き打ちか”

【右手の小指がイカれていた。修復には時間がかかる、試合中は無理だとして右手を諦める】
【その構えを見たことは、猫には幾度となくある。そしてそれを行ったものの中に、一人とて半端なものはない】

【左手に槍を持ち替え、右手は添えるだけにして、低く構える】

”急所を外すくらいはやらせてもらうさ”
”それに、それくらいやらなきゃ稽古じゃない。ガンガン来な”

【一瞬、少女の脳裏に不意を着く術を思いつくが、首を振ってそれをやめた】
【今回はお互い稽古であり、死合いではない。如何にトチ狂った猫とはいえ、それくらいは弁えている】

【だから、今回は槍によって決すると、少女は決めた】
【武芸者として、男は猫の及ぶ域にはないが、】
【男として、ここで禁じ手を使うほど落ちぶれているつもりは、『ソレ』にはない―――――】

【間をおいて、誘いに乗った】
【今度は疾風を超え、けたたましい雷鳴を響かせながら男に迫る】
【速度は雷速、反射も光速】
【けれどこの男の腕は、その刹那にすら及ぶだろう】

【動きだけを見ればどこか甘く、狙いと速度だけは一級品】
【ちぐはぐな猫の一撃は、右足を狙って閃くか―――――――】
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/07(木) 22:42:26.40 ID:j0Kuvhy0o
>>524
そう、旅人。こんな所に訪れるとは、随分変わった趣向をしているのね

【そう言うと、僅かに口の端を上げてクスリと笑みの表情を作り上げ―――】
【その微かに笑んだ表情のまま、視線を街の灯に戻す】

なるほど、この眺めはおまえには酒の肴と捉えられたのか
確かにそれも良いわね、いい眺めというのはしばしば人の心を満たす役割を果たすものだわ

【初対面の青年相手に、いささか不遜な、彼女にしてみれば愉快さを帯びた調子で言葉を紡ぐ】
【遠くの街の灯りは、薄暗くも確かに少女の横顔を照らしている―――】
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/07(木) 22:47:16.11 ID:GI18iEaX0
>>526

…。今日は寒いから、簡単に冷えるぞ。もう十分に冷めてる。ぬるいココアほど嫌なものはないぞ?

【さぁ飲め と言わんばかりの押し。 少々強引ではある】
【実際はまだ大分熱いのではあるが】
【しかしさすがにこれでも飲まないのならあきらめるだろう】
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/07(木) 22:51:25.39 ID:glPEhT/jo
>>525

しかし将来は貴宝院の看板を背負って立つやもしれぬのじゃ。
それを考えたならば、こうも人前で上がるようではいかぬ。

同じ年頃の娘であれば話も弾もう。すまぬが頼むぞ火憐よ。

「うぅ……お、お恥ずかしい限りです……。」

【織守のズバズバとした物言いに、神衣は顔を真赤にして小さく縮こまる】
【自覚していた点でもあったのだろう、それ故に人前で言われてしまうと余計に羞恥心が擽られる】

【織守は二人の顔をもう一度眺めた後】
【ベンチから立ち上がり、何をしようとしているのか近くの樹まで歩き出した】
【神衣はそれを目で追った後、おずおずとした仕草で火憐の方へと視線を送り】

「……えっと、粗忽者ではありますがよろしくお願いします火憐さん」
「ですがその、急にお話をしようと思っても話題が……うぅん」

【見たとおり口の達者な質では無いのだろう】
【いざ話をしようと火憐と向かいあっても困ったような顔をして歯切れの悪い声を洩らす】

【艶やかに伸びた黒のポニーテールを猫の尻尾のように風に揺らしながら】
【数瞬、そうして時間を経過させたあと】

「えと、火憐さんは……ご、ご趣味などはありますでしょうか?」
「私は自己鍛錬くらいしか、趣味と呼べるものはないのですが……」

【まるでお見合いのような典型的な質問を投げかけた】
【ついでに神衣自身のなんとも色気に欠ける趣味(?)を口にしながら】
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/07(木) 22:52:30.38 ID:c3a9lXbjo
>>528

色んなとこに行けるのも旅人の特権だからな

【あくまで自分は縛られないという様な――――】
【盃を懐へしまうと】

こんな世の中だ、心くらいは平穏でいてぇもんだ
悪ぃやつらなんていくらでもいるんだからいつ襲われたっておかしくはねぇんだけどな

【この世界は争いが絶えず続いている】
【そんな世界だからこそ息抜きも必要と言わんばかりの言動】

まぁこんな旅人風情誰も襲いもしねぇだろうがなあっはっは!

【冗談交じりで話をしているようだ】
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/07(木) 22:57:59.03 ID:9c8zCDOf0
>>529

さすがにそれは無理がありますのよ?
この速度でそこまで冷えるとなると、気温はどれだけ低いのでしょう。
さすがにそれが分からないほどに感覚器官が死んでいるつもりはありませんのですけれど……。

【あくまで、彼女にとっては本当に猫舌だからまだ飲みたくないだけ】
【「この人何いってるの」とでも言いたげな雰囲気さえも漏れ出してくるのは、あまり気のせいではないはずで】

ぬるいのが好きなんでしてよ?

【ずっと浮かべられた笑顔は、最早ある種の無表情】
【ふざけているわけでもない真面目な声色。何度も言うが、本物の猫舌である】
【ちょっと前に知人の前でそれを披露してしまって、盛大に恥ずかしかったから拒否している、というのも幾分かあったりするのだが】
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 23:00:45.87 ID:56bBhjjz0
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/07(木) 23:04:01.14 ID:X6V+Urj4o
>>530
ふむ、それは確かに困るかもしれんな。

いいだろう、この花城火憐、話術には自信が有るっ!

【胸をばしっ、と叩いて胸を張る】
【ぶっちゃけて言うと、自称だ。そこまで話が上手いわけでもなかった】

なに、アレだ神衣。
君が思うほど周りの人は君を見ていない。

【赤面する神衣の方を見て、落ち着いた様子で話す】
【火憐は下に妹と弟が三人居る、なんとなく、目の前の少女に姉っぽい態度で接していた】

見ていると思うから恥ずかしいのだ。
観ていないと思えばだな、私の様に大声で笑うのも簡単だ!
まあ、私はそもそも羞恥心等何処かに於いてきてしまったのだがな!

【はっはっはっは!!】
【高笑いは公園に響きわたっている。無駄な声量と響く声質である。役に立つ機会はきっと無い】

うーむ、話題かー。
唐突に話題と言われれば、確かに迷うなぁ。

【腕を組んで、首を捻る。喉が乾いたのか、どう考えてもジャケットから出てこないサイズの水筒を取り出して麦茶を飲んだ】
【神衣の質問を受けて、麦茶を飲むのを中断して】

そうだなぁ……、私も、基本は鍛錬ばかりだな。そもそも旅をしているのも鍛錬のためだしな。
……………………、あ。そうだ、食べるのが大好きだぞ!
櫻の国では食べられなかったものとかが色々食べれてなぁ!
ケーキとか、ぱふぇとか、クワトロベンティクラシックキャラメルバニラアーモンドヘーゼルナッツアドジェリーエキストラチョコレートチップエキストラチョコソースエキストラキャラメルソースエキストラホイップエキストラシロップノンティーゆるめマンゴーパッションフラペチーノとか!
故郷の外には色々と面白い食べ物が有って、日々感動なのだ!
特に、洋菓子の甘味は和菓子とはまた違った、軽いながらも奥のある甘みが美味しくてなぁ。
この前宿のテレビで見たんだが、えーと……なんだけっけ……、うーん……?

……なま……、なま…………まな……?
マナどらやきが美味しいと聞いたぞ!和菓子と洋菓子のコラボレーションと聞いてな!
いやはや、是非今度食べなばならぬと思っていたのだ!

【マシンガントークという言葉が相応しいくらいによく話す。対照的と言っていいかも知れない】
【厚顔無恥なまでに、自由気侭にマイペースである】
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/07(木) 23:04:41.78 ID:j0Kuvhy0o
>>531
旅人を名乗るは自らの自由の主張でもあるわけね……

【長髪を風の吹くままに靡かせ、街並みに視線を向けたままそんな事を呟く】

平穏を望むのは、人として一向に問題ない感情だと思うけれど―――

【そう言ったところで、首から上だけを青年の方に向け―――】

おまえのその服装は、平穏を語るには些か派手が過ぎないかしら?
趣味だと言われればそれまでだけど―――そんな豪奢な外見だと金目当ての輩に目をつけられるんじゃないの?

【やや呆れた様子で、各所に金色を配した青年の服装をそう評した】
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/07(木) 23:04:56.04 ID:pSVz8umWo
>>527

―――――――

【―――クツリ】
【彼女がこの構えを唯の抜き打ちと見たならば―――好都合】
【男の内心、僅かに浮かんだ笑みがソレを物語る】

【キンッ―――】
【鯉口を切る音が響くと、ソレを振り切るのはほぼ同時と言っても過言でない】
【それほどの―――人を逸脱した“速度”】

【――――。一撃、ならば。】
【一撃ならば、“之”で凌げる】

【ギ――――ィンッッ】
【そう、狙いは彼女の放つ“一撃”そのもの】
【閃く様な一撃には、閃く様な一撃を以て応対し、彼女の槍を“弾いた”】
【業物にも及ばぬ彼の刀では、それだけで刃を零すが―――問題ない】

【ザシャッ―――右足を引いた】
【キチチッ―――――同時に反される、刃】
【狙う一撃は“逆胴”…見ればわかるだろう。“視”て “認識”して “応対”する暇が有るならば……簡単に対応できる筈だ】

【―――――ヒュンッ】
【風の斬る音は、後から響く―――――誰が予想し得ようか】
【その一撃は正に“疾風”】
【太刀割り、鎧斬ると謳われた、男の“必殺”】

【誰が予想し得ようか―――――“居合”より“速い”一撃等】

【狙いは彼女の“左脇腹”】
【しかし、当たるとしても…彼女の衣服と薄皮一枚を裂いた所でその凶刃は停止するだろう】
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/07(木) 23:08:35.62 ID:GI18iEaX0
>>532

…そうか…。ならもう言わん。では。
(同じ高校生くらいでもひなた殿とは大違いだな…正直苦手だ)

【すこし苦々しい顔でそう言い、お汁粉を飲み干しゴミ箱に捨てると】
【男は右側の門から帰ろうとする】
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/07(木) 23:14:17.88 ID:UBfalW36o
>>536
【弾かれ、跳ぶ槍】
【回転しながら宙を舞い、驚きに目を見開く猫は、二手目を捉えて震えた】

”二の太刀!?”

【読みが甘かったのは認めるが、技術力は想像以上!】
【対応は、できる。しかし、猫の思考は瞬間、揺れた】

【意地が、あきらめろといった。貴様の敗北で、鍛錬不足を受け入れろと】

【身体が、叫んだ。まだだ、槍を頭上から落とせば、勝てると】

【けれど、迷いは一瞬で消える】
【猫は決意に従った。この試合は、槍によってのみ行われるのだと】

【故に、その防御が無意味であると知っていても、もう一本の槍を出して、全身で押し出すような防御姿勢をとり】
【止まった刃に、息を呑む】

【すさまじいまでの剣圧に、皮膚の表面が切り裂かれる。薄い腰布と胸の布も、ズタズタにされて】

”…弱ったな、やっぱり、ジャンルが違うか”

【呟き、崩れ落ちる猫は、確かに膝を突いた】
【ひらりと宙に二枚のボロ布が舞い…】

”悪かったよ…僕じゃ、君に武芸者としてはまったく届かない”

【―――――心底悔しそうに、『わらった』】
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/07(木) 23:15:55.94 ID:c3a9lXbjo
>>535

まぁ平穏が続くと退屈な時もあるが
結局は平和で過ごせるのが一番なんでぇ

【退屈な時あれど、平穏が続くという事】
【それは青年にとっていい事のようで】

まぁ、金目当ての奴らならたまーに突っかかってくるな
(どっちかって言うとオイラそっち側なんだがな……)

まぁ派手好きにわりぃやつは……―――――いるかもしれねぇな…
逃げ足ならオイラ自信あるからな!

【ただの派手好きが何故、忍服を着ているかどうかは別として】
【どうやらよく分からない男である】
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/07(木) 23:16:49.93 ID:glPEhT/jo
>>534

「そ、そういうものなのでしょうか……。」
「しかし私はその、不器用……ですので」
「守護役の立場もありますし……人様にお見せ出来ない粗相をしでかしてしまわないかと心配で……」

【対照的にこちらはよく通る、しかし控えめな声量で語る】
【堅物で真面目、自分を前面出すと言う事をまだまだ出来ていない性格のようだ】
【堂々とした火憐の態度に少し羨ましそうな視線を送っていた】

「火憐さんも鍛錬の旅を……え?あ、あの、あの……?」
「く、くわとろ……きゃら……あどじぇりー……な、何をおっしゃっているのか私には……」
「申し訳ありません、私の見聞が狭いばかりに……火憐様の流派に伝わる呪文でしょうか?」

【火憐のマシンガントークと、聞きなれない横文字の嵐に頭がヒートする】
【最初に食べ物であることを聞いていたにも関わらず何故か呪文の類だと勘違いして】
【話に乗れず申し訳なさそうにシュンしてしまう。】

【真に対照的。落ち着きがあるといえば聞こえはいいが】
【本人の言うとおり不器用で対応力に欠ける点が多々見られた】


(……これで、少しは年頃の娘らしくなってくれればよいが)
(さて、妾は飾り付けを始めるとしようかの)

【織守は二人のやりとりを穏やかな微笑みをふっと……眺めた後】
【近くにあった樹に片手を触れると、樹の表面になぞるようにして自身の術を行使し始めた】
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/04/07(木) 23:19:17.29 ID:9c8zCDOf0
>>537

ま、それがよろしいですわね。
何をいつ飲むかなんて、人の自由ですもの。
では、御機嫌よう。帰り道にはお気をつけて。

【相手の表情と、こちらの表情はまるでズレていて】
【にこにこと、絶えず笑みながら】
【挨拶の言葉と、軽い礼。相手を見送った後に】


眠気も覚めたことですし、仕事にでも行きましょうかしら……。

【なんて、独り言を呟いたとか】

/おつかれさま
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/07(木) 23:19:58.28 ID:qnRNCeFCo
【路地裏】

【漆黒のローブを着用し、人目を避けるかのように深くフードを被る少女】
【フードの隙間から覗くのは、くすんだ銀色の髪と】
【りんごのように透き通った真紅の左眼に、固く閉じられた右眼】
【首全体が黒色の水晶で構成されており】
【大口径拳銃をローブに括りつけ、翡翠色の指輪を左手中指に嵌めている】

はぁ……─────

【道端に座って、溜息を一つ】

【小学生程度の外見の少女。】
【路地裏のような危険な場所には似付かわしくない存在に思えるかもしれないが───】
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/07(木) 23:27:43.58 ID:pSVz8umWo
>>538

――――――よく言うでござるな

【緊張の糸が切れたか……はぁ、と息を吐いて】
【パ…・キンッ】
【受け止められた刃が―――音を立てて“割れた”】
【数打ちもの…何処にでも有る“駄作”の刀は、そうそう幾つもの必殺の衝撃に耐えれるモノでは無くて】

どうせなら、殺す気で相手して欲しかったでござるよ

【折れた刀の柄と鞘を地面へと捨て、少々残念そうにそう言った】
【嗚呼―――“手を抜かれた”と、解って居る】
【“禁じ手”が有る闘争に本気になった自分は、少々大人げないと思ったらしい】

【―――そして、ボロ布が宙を舞う音に】

ん…?ゴミ袋か?

【と、少女に確認する様に首を傾げた】
【―――――――嗚呼、眼が見えないって素晴らしい(?)】
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/07(木) 23:29:02.00 ID:j0Kuvhy0o
>>539
しかし平和とは同時に停滞も意味するわ―――
人が人として世界に生きる限り、世界は流れるもの、永遠の平和なんて有り得はしないわ

【今度は視線だけ街の方にやって、何処か嘲るような口振りでそんな事を宣う】

……まぁ、「平和」がおまえ一人に限った話なら別だろうけど

【―――そう、何処か嘲るように、不意に金の瞳を青年に向けて】

ふふっ…まぁ妥当でしょうね。俗物が多くて何よりだわ
そう言えば収入源は何かしら?流浪の人なら、定職に就いている訳でもないでしょう?

【不敵な笑みを浮かべて、些か不躾にそんな興味本位な質問を向けてみる】

……派手な悪人、ねぇ。最近はどこぞのテロ集団のリーダーが紅白スタイルをしているという話を聞いたけど

【身を赤と白に包んだテロリスト……おそらくは≪R.I.P.≫のあの男の事だろうか。
 ホットな話題なので、余程世俗離れしていない限り名前やおおよその外見くらいは知っているだろうか】
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/07(木) 23:29:05.78 ID:X6V+Urj4o
>>540
なぁに、私も不器用だ。
昔は良く窓の掃除で窓を割ったり、廊下の掃除で廊下を燃やしてたりしたものだ。

【不器用というレベルではない、何をどうすれば廊下が燃えるのか】

私も神衣もまだ若い。
至らぬのは当然のことだ。それに粗相をしたなら、謝れば良い。
ごめんなさい、とな。
どんな粗相をしても、心の底から謝れば、許してもらえるものさ。

【にっ、と男気溢れる笑みで、火憐は神衣を勇気づけるように言った】
【火憐は真面目でないわけではない。只、自分を強く押し出す芯の強さを身につけているだけで】
【根は堅物、しかしながら振る舞いは自然体。そんな少女だ】

私のようになると、アレだ。
家族にバ火憐とか色々変なあだ名で呼ばれるから参考にしないほうがいいぞ?

【うらやましそうな視線に気づいたのか冗談めかして】

いやはは、違うさ。
私の流派は気と“戦術”の流派でな。

技の無駄を省いた結果、舞いと呼ばれるようになったが、本質は殺しの技の数々だ。
故に、外弟子には決して教えられぬ技も多々としてあるのだがな。
まあいい、華やかな場の話じゃなかった、悪いね。

【流派など、戦いに纏わる話をする際の火憐は、これまでの態度とは違う、純粋な刃金其の物の様な鋭い表情を浮かべている】
【まあ、直ぐにその表情は元の緩んだ物にもどるのだが】

じゃあ、神衣はなんか好きな食べ物とか有るか?
私はだな、甘いモノが好きで好きでたまらなくてな!
でもおにぎりと麦茶も好きだな!弁当はそれと古来から決まっている!

【食事が本当に好きなようだ】
【ともかく、質問は好きな食べ物にツイテである】
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/07(木) 23:30:04.61 ID:amo+TizSO
>>514
【「いやあ、それ程でも――――」なんて、些か気恥ずかしげに頭を掻きつつ零すカイ】
【歳の所為もあろうか、含みのない真っ直ぐな史音の感情表現に、何だか少し擽ったさげだ】
【とはいえ、こう褒められて不快になろう筈も無く。終始でれでれと口の端と眦を緩ませっぱなしで】

【――なんというか、激しく三枚目っぽかった。さて、そうこうしている内に目的地は近付く】
【もうもうと湯煙を立ち上らせる、阿舎の傍らで。彼もまた靴箱にサンダルを放り込み】


寧ろ、だからこそじゃないかなぁ?手が冷たい人は心が暖かいって、言うしさ。
ハートは熱く、頭脳は冷たく、ってのも……まあ、つまりはそーいうコト。

【事もなげに、尤もらしい慰めの言葉を並べた。――拙いながらも、気遣いだけは受け取れる、か】

【暖を求めてぺたぺたと湯に向かう、僅かな湿り気を帯びた二つの足音】
【ぺたり。風流というものを絵に描いたような光景に、それは束の間だけ止まる】
【カイの視線は咲き誇るこの桜と、その向こうに、違うなにかを見ているような眸との狭間を行き来して】


(……ああ。お姫様ってのも、あながち間違っちゃいないのかもな)

【柔らかな灯籠の光に浮かぶ、薄紅の花片。憂いを帯びた貌と、その言動】
【物語の一頁めいた全てに、彼はふと先程の喩えを引き合いに出して一人合点した】

【それも、刹那。ふと我に返れば、彼は「うん」と生返事を寄越す】
【それから、また。目の前の楽しみ目掛けて、駆け足で突撃を――――】


―――――っ、とぉう!?


【あ、転けた。】
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/07(木) 23:30:26.68 ID:CUagUGDio
>>542

【銀髪の少女の方へと、やや俯き加減で静かに歩み寄ってくる影が一つ】

【10〜12歳ほどの背丈に真っ直ぐに下された腰に届く程長い樗色(おうちいろ)の髪、前髪は短く切り揃えられていて】
【澄んだ紫色の双眸を持ち、袖のない濃紫のワンピースに紫のスニーカーを履いた――少女だ】


―――っ!

【凍りついたような無表情を携えながら、銀髪の少女へ接近し】
【彼女を視界に捉えるや否や、ビクリと反応し歩みを止めた】

【そして】

……に…逃げて…お願い…っ

【酷く震える声で、そう告げた】
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/07(木) 23:36:35.01 ID:UBfalW36o
>>543
”本気で言ったよ、僕に武道家の心得なんかない…”
”本当はね…いや、よそう。すまなかった”

【猫は地面にふしたまま、素直に謝罪する】

”こんな気持ち、久しぶりだ。ルールに則って、なんて、らしくもないこと考えてさ…”
”…でも、少しわかった。『こいつ』も、ちゃんと鍛えてやらない、とね”

【『こいつ』とは、自分の体のことだろう】
【でも、それにはちょっと遠い響きが含まれていて、何処か人事だったけれど】
【それからふと視線をおろすと、自分の胸が目に入って】

”…あれ、なんだろ、ちょっと育って…はっ!?”

【念話でもらし、いきなり大事な部分を隠すように腕を動かし】

”…すまない、布を、できればマントとか風呂敷とか、そういう類の大きな布はないか?”
”さ、流石にちょっと、恥ずかしい、ですよ?”

【男性には見えないだろうが、猫は珍しく純然たる羞恥に真っ赤になっていて】
【へたり込んだまま、動くに動けずにいる】
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/07(木) 23:40:17.16 ID:c3a9lXbjo
>>544

オイラ一人だけの平和ねぇ…
まぁ今んとこはそれでいいか

【今のとこという言葉……それは何か意味しているのか】

収入源かい?
ウーン…そうだなぁー
(こりゃごまかすしかねぇか)
絵を描いて生活してるぜ?
ほらよ?

【しばらく考えるそぶりを見せた後】
【青年は懐から高級そうな水墨画の巻物を取り出し、少女に見せた後しまうだろう】
【どこからか盗んできた物だろう】

あ!そいつなら知ってるぜ?
たしかラジオ塔かテレビ塔か忘れたけどそこで下克上起こした奴だろ?

【この青年も塔にいたようで】
【なんとなく覚えてはいるようだ】

ところで嬢ちゃんはオイラの事きいてどうするんでぃ?

【収入源など色々質問をする彼女を警戒しているのか】
【青年も質問をするが……―――あまりにもストレートすぎる質問】
【狙ってしているのかしてないのか読めない男である】
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/07(木) 23:42:16.91 ID:qnRNCeFCo
>>547

……どうして?
どうして……逃げる必要が、あるの?

【冷静な、感情の欠けた声で受け答えし】
【立ち上がると、紫の少女の方へと向く】

【どうやら、少量ではあるが魔翌力を保有しているようだ】
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/07(木) 23:42:27.57 ID:OkKeLWD+o
【街中の人通りの少ない通り】

まあ、こんなもんだよな現実って……。

【新雪のような或いは白紙のような白い髪、緑色に染まった瞳】
【白のタートルネックの長袖シャツ、その上にファーのついた深い緑のモッズコートを羽織り――――】
【手には黒いドライバーグローブ、膝下までの長さの収納がやたらと多いズボンに黒いゴム製の安全靴を履き】
【ズボンのベルトの右側に無骨なナイフを2つ平行に掛け、左側に妖しい魔翌力を隠すように包帯で刀身を隠した刀を掛けた】
【小さな身長(160cmくらい)の少年がぼうっとした表情で歩いている】

(腕一本までなら生きていけるとして、後は……)
……駄目だな何の考えも浮かばね、もういいやこういう時はぼうっとしてよう。

【彼の右腕は包帯でぐるぐるに巻かれていて、手首から先が無い】
【直接腕をコートに通さず右肩からだけ羽織るようにしている】
【溜め息の原因やらは多分この右腕と見て間違いなく】

なんか美味しい物でも食べるかな……。

【時折思いついた言葉をそのまま口に出して、また大きな溜め息を吐くのだった】
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/07(木) 23:45:58.89 ID:pSVz8umWo
>>548

……いいや。殺し合い等、無い方が良いでござる

【くすり、と…一度笑って見せて】
【謝罪に対して気にするなとでも言いたげで】

【「こいつ」の言葉に、はて?と首を傾げるが―――】
【―――突然、彼女の“雰囲気”が変わった事を察すると】

んー、布…でござるか?
拙者の変えのシャツなら有るでござるが――――

【少女がそれでも良いと言うのなら。一度杭の有る方へ走って行き】
【其処から新品のワイシャツを取ってくる……少女からすれば大きめだろうか】
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/07(木) 23:48:57.79 ID:glPEhT/jo
>>545

「許して……いただけるのでしょうか」

【神衣は、火憐の言葉を聞いて少しの間思考に耽る】
【思い返すは、自身の重ねた修業の日々】
【生まれて以来長らく、少女らしい趣味も持てずに貴宝院流を習得するべく厳しい練習に明け暮れていた】
【……――に比べて才に恵まれなかったが故に、余計に苛烈に】

【次に頭に過ぎらせるは、織守と共に国外に出て以来の事】
【様々な人に出会い、多くの経験を積んだ】
【歩んできた道の中で、神衣を見てきた人たちは……】

「……そうですね。きっと、火憐さんの言うとおりだと思います」
「誠意を以て謝罪をすれば、皆さんは笑顔で許してくれるような……そんな気がします」

【肩の憑き物が一つ落ちたような、そんな表情を浮かべながら言葉を返した】

「気と戦術……成程、先程の話からすると実戦剣術の派生ですか」
「私の術も、その……『そういう点』で考えると火憐さんの技と似ているのかも知れませんね」

【紙折り芸術を基とする戦闘技術である貴宝院流。】
【どこを引きぬいてか、神衣にとって彼女の言葉は興味深く共感が持てるものだった】
【話を切ることになって少しだけ残念そうであったが、火憐の言葉に「いえいえ」と短く返して神衣もこの話題を終えた】

「好きな食べ物……ですか。えっと、お饅頭でしょうか……」
「えっと、それと……実家にいた頃はよくお魚を食べていたと思います。」
「どういうものか……と聞かれると詳しくは分からないのですが……。」

【どうにもこうにも無知なようである】
【箱入り娘か何かであったのだろうか】
【16、7程に見える見た目に反して、外の世界の知識が著しくかけていた】

「あの、火憐さん甘いものがお好きでしたらいかがでしょうか?」
「織守様も、火憐さんに口にしていただきたいと思いますし……。」

【甘いモノが好きと聞いて、神衣は先程置かれた笹団子の包みをそっと開いて彼女へと差し出す】
【中には串に刺された緑色の団子が入っており、噛んだならば中からじわりと餡が出てくるだろう】
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/07(木) 23:49:16.49 ID:CUagUGDio
>>550

お願い……っ
抑えてられる……間に…

【ギリ、と何かを堪えるように歯軋りをしながら】

でないと…わたし…は
あなたを……傷つけてしまう…っ
……あなたの魔翌力を…奪おうとしてしまう…

【それだけの言葉を発すると、その場で立ち尽くす】
【両手を強く握りしめて、自分を抑えつけるように】

【貴方が魔翌力を感知出来る者ならば、彼女の周りにどす黒い魔翌力が滲み出ていることに気づけるだろうか】
【しかし、紫の少女には“まだ”敵意は―ない】
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/07(木) 23:51:13.50 ID:eXBukV0R0
>>546

【軽く衣擦れさせながら、デニムに護られたお尻を石の上に置いて】
【すこし蒸れて赤みのついた足先を、そっと水の中に――】

「マスターこのような場所で走りまわってはいけませぬと何度…
 ……――むむ、ん………くぁ、カイ殿…‥!?」

…えっ、マジで

【ばちゃん、と爪先が沈んだ其の刹那】
【手の中にあったベンヌは、湯煙に感覚を閉ざされてしまい】
【多少の混乱を交えつつも――史音に急を告げる】

【無視するわけにも行かなくて】
【音の方を見やり、濡れた足でゆっくり立ち上がった】
【「彼」の所業を受けての反省――】


だらし無いわねー、カイ=スケイプヴェルト!!
仕方ないからサ、大佐殿が助けちゃ――

【まんじゅうを一口だけ含み、はきはきと叫んで】
【カイの元へと、小さな影が“踊り出る”】
【―――あれ、反省は?】


――――いったぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜イッ!!!!!


【盛大な水音。それは足湯の規模では期待できぬ】
【取って代わられたのは、仰向けの踵をごんっとぶつける音】
【加えて――夜の静寂も桜の風情もかっ飛ばす、悲鳴】

【これでは、どちらが助けられる側か分かったものではない】
【背中から湯の中に落ち、腰を濡らしながら起き上がる史音の眸は、潤んでて】
【きまぐれに足の裏を合わせた彼女の、踵を撫でる手の上に】
【まだ少し早い散華が。はらりと、ひとつ】

「…カイ殿、誠に申し上げ難いのですがな。
 愚かなお嬢様を、どうかお助けしていただきたいのだ
 ――当方、あいにくと手が無い故。」

【懇願するような男声は、円やかに溶けていたと言うより】
【へんにゃりと潰れていたと表現するほうが、精確で】
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/07(木) 23:55:02.89 ID:UBfalW36o
>>552
”いい、それでいいから頼むっ!!”
”くそっ、あのバカ…なんでこんな設定にっ…!!”

【その場にいない誰かへ意味のわからない悪態をつき、いそいそと着替える猫少女】
【大きめなの幸いして、下も何とか隠れているが、どうも胸の辺りがきつい。下もギリギリで、下手をすると…】

”…あー、その、ありがとう、恩に着るよ…”

【深く考えると負けだと頭を振って、見えないとわかっていても頭を下げる猫】

”あの、さ、君、侍だろ? 櫻の国とやらの出身なのかい?”
”いや、この世界で侍がいそうな場所って、あの辺くらいだからっていう、簡単な理由なんだけど…”

【気恥ずかしさをごまかすためか、いきなり関係のない話題を振り出す】
【自分の尻尾を何とか押さえつけるのに必死で、男性の目が見えていない事が幸いだと思っているらしい】
【…念話でちょっと、漏れたかもしれないと、警戒はしているけれど】
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/04/07(木) 23:55:02.49 ID:qTbsTxjAO
>>551

【ただでさえ人が少ない通り、そこで奇抜、と言えば言い過ぎだが】
【少し変わった物を持っていればよく目立つ】

……よ、どうかしたのか?
(……義手は流石に作れないな……)

【見えた彼の右腕、溜め息の原因はそれか、と推測しながら】
【見知った顔に会ったから、と言う理由で彼女は後ろから声を掛けた】
【そちらを見れば、深い赤色の眼に短い銀髪、それに黒いローブを纏った女性】
【身長の方は170と少し、と彼より高い、うん】
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/07(木) 23:58:11.69 ID:j0Kuvhy0o
>>549
それで満足なのね……まぁ正直なのは一向に構わないけれど
まだ何かあるようだけど―――今日のところはやめておきましょう、お互いそんなに親しい仲でもないわ

【「今んとこ」という言い回しに引っかかるものはあったようだが―――この場で追求するのは思い止まったようだ】
【他人の深みに入ろうとすれば、必然自分も深くの部分を晒すリスクを負う―――そんな考えもあったり】

【青年の見せた巻物を一瞥すると―――】

……夜景は水墨画で書くものじゃないわよ

【そう言ってジト目を向ける―――何かに気付いた(気付いてしまった)のか、妙な焦りのようなものが言葉端から漏れている】

そう、それよ。あの手の建物は景観がいいから気に入ってたのだけど
世界を変えるとはなかなか好き者だと思うわ

【目を閉じて、残念さを表すように深めの息を一つ吐くが―――待て、そこが問題なのか?】

【それから、「訊いた理由を訊かれる」と、再び「いつもの」不敵な表情を浮かべて―――】

有り体に言って興味本位よ。他人の行動原理なんかは、人によって様々で訊くに飽きないものだわ
それにおまえのように自ら旅人を名乗る者はそこそこ珍しくてな、些か興が乗ってしまった

【そこまで言った後、ふん、とまたも不遜な笑みを浮かべて言葉を区切り―――】

自分のことを話していないと非難するのなら、折角だし、先に名前を名乗りましょうか
私は翠川 一葉(みどりかわ かずは)よ。宜しく
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/07(木) 23:58:43.88 ID:qnRNCeFCo
>>554

…………そうね。
それでも……逃げる必要はない。

【この少女は魔翌力の感知はできないが】
【なんとなく、嫌な感じはする】

───……貴方を、倒せば良い。

【機械的な、人形のような、無感情な無表情】
【氷のように冷たい言葉の中に、若干の殺意を織り交ぜ】

───《 Luminous Vista 》

【そして、少女は能力を発動する】
【まだ何の現象も起きていないが】
【銀髪の少女の周囲の雰囲気が、変わったように感じるかもしれない】
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 00:00:55.75 ID:kYYjRXaNo
>>556

ん……多少の余裕も有るし、服でも買おうか?

【と、何だかブツクサ言っている少女に言ってみる】
【――――あれ?】

……服だけに、か?

【――――――おいコイツ、裸って気づいてるぞ】


いや、異世界の出身に候
とは言え、其処が何と言う場所かは知らぬでござるがな

【しかも何事も無い様に話題に乗った】
【嗚呼、童貞も37年続けると―――ある意味賢者となるらしい】

っと、そう言えば拙者―――名乗ったか?
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 00:01:15.87 ID:BLQEE7Nxo
>>553
ああ、ちょっとやそっとの失敗、気にしていたら生きて行けぬさ。
私なら多分死んでるな、とっくのとうに。間違いないさ。

【楽しげに笑う火憐。火憐の場合は、恵まれていたのだろう】
【剣豪として名を馳せ、一代で流派を築いた祖父】
【そして、剣の道を進むのに向いている、強い性格と、剣の才】
【同じように、火憐の日々の大半は鍛錬と修行と他流試合に染め上げられ18年生きてきたが】
【同じ苛烈であっても、その受け方はおそらく違った筈だ】
【それが、この二人の違いを生んでいる一つの理由かもしれない】

そうだな、と言っても打撃から城攻めの兵法までなんでも学ぶさ。
“戦術”とは、正に“戦場を駆け抜けるが為の術”だからな。
そういえば、神衣の術は、どういう術なんだ?

【興味深そうに、そう問いかけた】

饅頭かー、私も好きだぞ。今度でも、うちの道場の名物饅頭を食べさせてやろう、旨いんだ之が。塩漬けの櫻がいいアクセントでなぁ。
魚は、ウチの立地は山だからな。余り喰えなかったが、たまに行商の物が来るとよく食べたよ。
その点、都会は何でも食べれて便利だな、はっはっは!

【祖父は、よく旅にでていて。そのたびに外の世界之話を良く聞いていた】
【18になるまでは、他流試合以外で外に出ることは殆ど無い“箱入り娘”であったが、見識自体は広かった】

ああ、そうだな。出された物を食べないのは失礼だ。
では、いただきます。

【手を合わせて、頭を下げて】
【笹団子をあむっ、と大口を開けてほおばった】
【もっきょもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅ】

おー!コレは旨いな!
うむ、うむうむ!やはり、和菓子は心が落ち着く味だ、タマランな!
ほら、神衣も食べるといい!

【満面の笑みでもっきょもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅしながら、神衣に笹団子を差し出した】
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/08(金) 00:06:17.87 ID:PcQT9kqgo
>>558

あ、夜景はやっぱり油絵っつう・・・まぁアレだな!

【下手なごまかし方でごまかすと】

世界を変えるねぇ…一度はやってみてぇもんだが……
下克上なんざ昔やっちまったからな…おっと今のは最近流行の読み物の事な!

【一瞬でた本音―――ごまかせれるといいのだが】
【そして男は話題を変えるように】

翠川 一葉ってんだな!
オイラの名は獅子堂 輝天てぇんだ

【名乗られ、こちらも名乗る。青年なりの礼儀だろう】

ところで、嬢ちゃんは平和と混沌はどっちが好きなのかい?

【唐突すぎる質問】
【この少女はこのような問いかけを予想していたであろうか】
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/08(金) 00:07:41.86 ID:cOOK7m1ho
>>560
【前半の冗句を華麗にスルーする】
【どの道目が見えたところで、いるのはケモ少女だ、人外属性がないなら大丈夫だ問題ない】

”異世界? 君もか?”

【そんな言葉に、改めて男性を観察する猫は、感情を抑えるように口を押さえる】

”…何で気付かなかったんだろ、ダメだな、なんか迷ってるっぽいぞ、僕”

【とにかく、自分を律するべく頬を叩き、続ける言葉に首を振る】

”いや、まだだね。ああ、ついでに僕も名乗りなおそう”
”…アオ、でいいよ。覚えにくいならそう覚えてくれ”

【言葉だけは冷静に尋ねた】
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 00:10:33.88 ID:iahvX9eAo
>>557

んお……?ああ、なんだシルヴァーグかビックリした。
こんな夜中に何やってんだ全く、ともこんばんは。

【かつて聞いた声に足を止め振り向く】
【声の主は想像していたものと同じ姿で】
【なんだかんだ言いつつも挨拶をする少年】

どうしたもこうしたもねーよ、いつも通りの平常運転だけど?
……あ、もしかして右腕の事か?

【途中で彼女の言葉の意味を察したのか】
【自分の右腕をチラリと見て、つまらなさそうに鼻で笑う】

ただの怪我だから問題無い。

【ぶっきらぼうにそう答え】
【時折忌々しそうに右腕を見つめるのだった】
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/08(金) 00:12:20.37 ID:68xCF9gvo
>>559

……お願い…

【力無く呟かれた言葉は、虚しく路地裏の闇へと吸い込まれていった】
【両手を握る力が、更に強まる。グジュ、という嫌な音を立てて、爪が掌の肉に食い込み、血が指の間から滴る】

…ああ……

【やがてふと力が抜けると、彼女の雰囲気が、変わった】
【―――確かな“敵意”と“狂気”を、帯びた物へと】

ダメ……だってわかってるのに…
身体が…言うことを……きかない…止まれない…

【完全に気力を失った声で独り言を零す】
【次の瞬間――】

あなたの魔翌力―――ちょうだい?

【先程までの無表情は消え失せ、兇猛な笑みが浮かび、魔翌力が一気に噴き出した】
【路地裏を埋め尽くさんとする漆黒の魔翌力】

【そして銀髪の少女が放った、倒せば良い、その言葉を聞きとると】

……止め……て・・・

【と、弱弱しく、聞きとれるかどうか怪しいほどの音量で、呟いた】
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 00:14:00.36 ID:kYYjRXaNo
>>563

君“も”、と言うと…其方もか

【ほぉ、と…頷きながら僅かに身を乗り出して】

…宜しければ、君の世界の話を聞かせて貰いたいで御座る
ああ、無理強いはしないが、教えて貰えると嬉しい

【ずずい、と更に身を乗り出して語りかける】
【…目が無事なら、きっと少年の様にキラキラした瞳が―――】

アオ、か。うむ、覚えた。
拙者は山本 正勝(やまもと まさかつ) 何処にでも居る、落ち武者に候
あ、因みに呼び方はご自由に。あまりにもひどいモノじゃなければ何でも良いで御座る

【少々おどけた様に、そう言って】
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 00:18:48.58 ID:fEM9GqZto
>>561

「……え?あ、あの……。」

【話題が終わってしまったものと考えていたため】
【続いたことに少しだけ驚いて、】

「戦場を想定した実戦闘法ですか……。」
「私の術……その、上手く説明できませんが、貴宝院流は折り紙細工を基とした術の流派です」
「初代貴宝院様の代より受け継がれる「オリガミ」様の秘術で色々な事が、出来ます」
「家庭に根付いた使い方から、戦場でしたら索敵から情報伝達、後方支援から直接攻撃……」
「……細かい使い方まで考えると多岐に渡りすぎて説明に困りますね」

【芸術より生まれた神術、貴宝院流】
【其の強みは万能さと汎用性にこそある】
【神衣は、手元に「小さな紙を出現」させると空中でパタパタと折り「折り鶴」を作ると】
【鶴は息を吹き込まれたかのように翼を動かして空へと飛んでいった】

「櫻の入ったお饅頭……それは食べたことないです」
「塩漬けの櫻といいますと、う〜ん……味が想像、出来ませんね」

【名物饅頭に興味を示す】
【どうやら甘いものが好きなのは火憐と変わりがないらしく】
【顎に指を当てて小さく唸りながらその味に思いを馳せた】

「は、はい……!ではお言葉に甘えて……」

【神衣は、火憐の言葉に甘えて団子を受け取る】
【いつの間にか、声量も上がってきており少し打ち解けたようにふわりとした微笑みを浮かべていた】


(……うむ、どうやら仲良くなれたようだな)
(少し不安だったが、これもよい刺激になっただろう)
(しかし、夜ももう遅い――そろそろ、頃合いかの)

【織守は二人が団子を食べる様子を見ながらも】
【「準備」を終えて、二人の元へと歩み寄ってきて】

――うむ、神衣を任せてしまって悪かったな火憐よ。
神衣、火憐と仲良くなれたかの?

【二人の前に立ちながら、どこか慈しみの気持ちを篭めた笑みでそんな声を発した】
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/08(金) 00:20:20.64 ID:89suGzjOo
>>562
オールラウンダーなのね

【こっちもこっちでざっくりとしたあしらい方である。無闇につついて蛇を出すこともない、と判断したのか】

私は私が楽しければ満足ね。志が大きいのは結構なことだけど
―――そうね、下克上は古くからの浪漫と、しばしば認識されるものよね

【なんか不自然な、間があったような……恐らくは気付いたか】
【しかしその様子は語り口には出さず、ただ瞳をニヤリと細め、その金色で青年を射抜く―――】

獅子堂 輝天、ね。記憶したわ

【淡々とそう名前を復唱し―――不意に、輝天からの質問】
【その内容に対して、一葉は迷うこと無くこう返した―――】

―――混沌こそが、世界の本来の形というものよ
そしてそれは、「欠落した」私の知識欲を満たしてくれるもの―――

それじゃあ、私は此処を後にするわ。なかなか面白かったわよ

【それこそ研究者のような、楽しそうな調子でそれだけ言うと、不意に黒い外套を翻して、輝天に背を向ける―――】
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/08(金) 00:21:04.94 ID:cOOK7m1ho
>>566
”他にもいろいろいるらしいけどね、異世界のヒト”

【と笑っていたが、続く言葉に、言葉を詰まらせる】
【重苦しい沈黙が続いてから、猫は小さく言う】

”――――――僕の世界は、ない”

【強い、これ以上の質問を断ち切るような響きがあった】
【念話を通して、正勝は、アオの脳裏に浮かぶ一瞬だけ浮かんだ光景を見るかもしれない】
【色をなくし、輪郭だけが残る都市を】

【それから猫はイメージを振り払い、冷静な口調を作って続ける】

”いろんな世界を巡って、いろいろやってる。ここに来たのもその一環でね、仕事であり、バカンスみたいな感じかな”
”…しかし、君の世界の特定はちょっと難しいかもしれないね、たくさん見たから、ハハハ”

【作り笑いだった】
【捲くし立てて、それから、名乗りに答える】

”わかった、正勝。コンゴトモヨロシク、ってね”

【まだその表情には痛みがあったけれど、割と本物の笑顔を浮かべる】
【親愛の情を表現して、でもちょっと眉が下がった事に、彼はきっと気付かない】

”酷いものって、何か酷い呼ばれ方をしたことがあるのかい?”
”カツカツとか?”
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/08(金) 00:21:15.45 ID:CvMUO2+do
>>565

……───やだ。
話は……貴方をぼこぼこにした後、聞いてあげる。

────《 射出 》

【銀髪の少女の上空に、"赤色の水晶"が精製され】
【紫の少女の腹部を狙って放たれる】
【水晶の先端が尖っており、攻撃の軌道が一直線、】
【速度があまり速くないなど、この攻撃自体の対処はあまり難しく無いだろう】
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/04/08(金) 00:22:47.30 ID:0HcFVdaAO
>>564

いきなり声掛けて悪かったな、どうも気になるのが多くてな
……夜行性なんだよ、それにお前が言えた事でも無いだろう?

【数秒の間を開け、それを言った、あまりいい気分では無さそうだ】
【エルフェスは知っているだろうが、彼女は吸血鬼である】
【日の光を嫌い、日が沈み月の登る夜を好む】

それもあるな

【も、である、次いで向けた視線は腰に掛けた刀】
【エルフェスが刀を持っている、と言うのが意外だったのだろう】

ただの怪我、ね
ただの怪我で手首から先が無くなる物か

【彼女としては、怪我の経緯を聞き出したいらしい】
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/08(金) 00:26:35.18 ID:CvMUO2+do
>>570
/補足
/水晶に魔翌力はほんの少しだけあります。
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 00:26:58.71 ID:BLQEE7Nxo
>>567
ああ、悪い。
つい、その手の話になると無意識に、な。

【苦笑を漏らして、そう呟いた】
【そして、神衣の作った折り鶴や、その動きを見て】

おー!凄いな!
中々便利そうではないか!

【ぱちぱちぱち!と手を叩いて、目を輝かせて鶴の飛んでいくさまを見送った】
【脳内では、その技の性質を戦闘する場合として思考してしまうのは、剣士の染み付いた思考の癖だが】
【それでも、素直に賞賛を覚えているのは間違いなかった】

いや、之がなかなかうまいんだ。
スイカに塩をかけると甘くなるだろう?そう言うのと同じことだな。
彩りも綺麗だし、香りも立つ。

【食べ物と戦いとなると、ただでさえ口数が多いのにさらに饒舌と成るようだ】

といっても、私が作ったものではない。
遠慮せず食べるといいさ!

【もっきょもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅ】
【そして、歩み寄る織守の気配を感じ、声を掛けられる前に振り返って】

なぁに、気にすることはない。
なかなか楽しい話をさせてもらったよ。

【団子を食べながら、本当に大した事をしていないと思っているふうに応えた】
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 00:29:02.54 ID:kYYjRXaNo
>>569

【彼女の作り笑いに…いや、他人の作り笑いに、盲目の男は敏感で】
【彼女の念話を通じてみた一瞬の光景がまるで、写真の様に鮮明に頭に浮かぶ】

………拙者と似た様なモノ、か

【嗚呼―――亡国の迷い人なれば】
【失礼かも知れないが―――彼は彼女に自分を重ねる】
【故に、だろうか。  先程彼が“死人”と名乗ったのは】
【呟いた言葉は…人の耳でも何とか聞き取れる程度のモノで】


……うむ。宜しく頼む、アオ
因みに――――余り拙者の渾名について深入りはしないで欲しい                                                泣くから

【…最後に付け足す様に言う際には、表情がブツリと途切れていた】
【「ヤマジュンは無いでござるよなぁ…」とかボヤいてる辺り…簡単に想像がつくだろう】
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/08(金) 00:29:44.94 ID:PcQT9kqgo
>>568

混沌こそが世界の本来の形…だと―――
欠落した…知識欲…
(コイツ…―――今はいいか)

【少女からの答えに驚く】
【そして背を向けた彼女に対し】

あ、言い忘れてたぜ
オイラぁ金目のモンもってねぇから襲うなよ!
またな!

【青年は背を向けて去ろうとする彼女を見ながら印を組む】
【すると無数の美しい桜吹雪が舞い青年の周りを覆うように舞う】
【そして桜吹雪が散る頃、青年の姿は無くなっているだろう】
【青年がいなくなった後、残った桜の花びらが風に舞ってそれもまたどこかへ―――】

/お疲れ様でした!ありがとうございました!
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 00:34:14.09 ID:iahvX9eAo
>>571

暇人め……、まあ夜行性だから仕方ないか。
うっさいな起きたら太陽が沈んでたんだよ……。

【見た通り生活習慣がダメダメらしかった】
【シルヴァーグに正論を言われムスっとしたとかなんとか】

ん?まだ何か……ああ、コレ?コレは……そう拾い物だよ。
偶然変な奴に遭遇して偶然頂いたのさ、いいだろ?欲しくてもやらねーよ。

【刀はなにやら妖しい魔翌力を発しており】
【しかしエルフェス本人は魔翌力に関して鈍い、故に気にしておらず】
【なんだか得意げな表情でそう言うのだった】

ちょっと階段で転んで、擦りむきまくったらこうなった。
まじヤバイ、階段がリアル紅葉おろしでまじヤバイ、オレ絶叫。

【もう相手ここまで言及されてしまってはどうしようもないのだろうけど】
【そこは少年、ひねくれ者らしくひねくれた回答で返す】
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/08(金) 00:37:17.23 ID:68xCF9gvo
>>570

………

【それ以上、彼女は口を開かなかった】
【銀髪の少女が水晶を射出するのを確認すると、掌を天へと向けて両手を広げ】

――― アーテル・スフィア

【両の掌の上に30cm程の大きさの、中心ほど“黒い”球体が生成された】
【左手の其れを、水晶の軌道に合わせようと運ぶ】

【水晶はその中へと呑み込まれると、急速に速度が低下した】
【このことから、この黒い球体に実体は無いことがわかるだろう】
【そして、紫の少女は遅くなった水晶を――躱そうと、しなかった】

【威力は大幅に削がれたものの、それは狙い通り少女の腹部へと突き刺さった。但し、傷は浅い】
【然し鮮血が、そこから滴り少女の表情に苦痛の色が浮かんだ】

【だが、受けてばかりではない】
【お返しとばかりに、右手に残った黒球を振りかぶり、銀髪の少女へと投擲するだろう】

【そこまで速さはなく、直線的だ】
【しかし命中すると、少女の魔翌力を奪い、更には漆黒の魔翌力を身体に流すことにより体力を僅かながら減少させる性質を持つ】

【左手の黒球は、消滅している】
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/08(金) 00:37:46.00 ID:cOOK7m1ho
>>574
【猫は、呟きに何も返さない】
【それは、暗黙の了解。お互いの領域を知る、近しいが故の礼】

【その先を決して考える事無く、猫は移り行く話題に身を任せる】

”いやいや、そりゃつまりいい男って事なんだろ?”
”他人がどうこういったっていいじゃないか、かっこいいよ、こう…座頭一みたいな渋さがあってさ。あ、もちろん初代ね”
”何より実力が伴ってる、うん”

【励ますように肩を叩き、同情するように頷くブルーライン】
【けれど調子に乗ったせいか、明らかに地雷臭のするこんな質問をぶつける】

”でもさ、そのあだ名を否定するって事は女性が好きなんでしょ?”
”どんなのが好みなのさ”

【…半ば、確信しているような、厭らしい笑みを浮かべながら】
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/08(金) 00:40:58.93 ID:89suGzjOo
>>575
【一歩】

誰もがみんな仲良く、傷つくこと無く生きる世界。大変素敵だとは思うわ

【輝天を背に歩きながら、そんな事を独り語りのように語る】
【二歩】

―――だけど平和は、作られた均衡にしか過ぎない。常に崩壊と修復のイタチごっこ
だから私は、混沌という原初の姿を肯定するわ

【三歩―――】
【踏み出したと同時、一葉の足元に渦状の力場が発生し―――その中に彼女を引きずり込んでいく】

安心なさい、私は物取りの趣味はないわ―――ではね

【渦に消える間際、半分だけ振り向いたその横顔には、妖艶なる笑みが浮かんでいて―――】

【………】
【……】
【…】

/お疲れ様でしたー!
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 00:41:45.30 ID:fEM9GqZto
>>573

「そ……そうでしょうか?」
「私の技術なんて、まだまだ未熟で……」
「先人方や織守様に比べればお恥ずかしい限りです……。」

【褒められても、中々自信を持つことは出来ない】
【境遇の問題か何かであろうか、この辺りは治るまで時間がかかりそうであった】

「なるほど、ただ甘味だけを強くするのではなく」
「塩味などの一見方向性の違う風味を取り込むことでより美味しくする……ですか」
「うぅん、奥が深いです……」

【自分の知らない世界がまだまだあるのだと、再認識しながら】
【その場で腕を組む仕草を見せて、一人うんうんとしきりに頷いていた】
【そして、団子を食べながらも少し時間が過ぎ】


ならばよかった
今日は、御主に会えてよかったのじゃ。

【織守は火憐の様子に快く言葉を返し】
【更に歩み寄り神衣の傍にまで立つと】

これからもよければ神衣と仲良くしてやって欲しい。
見ての通り物を知らぬ娘なのでな
御主には世話を掛けるかも知れぬが、不出来な妹を持った気持ちで色々と教えてやってくれると嬉しいのじゃ

「織守様……。」

【火憐に向けてそんなお願いをして、ベンチの上の残った包み紙などを懐に仕舞う】
【神衣は一度、火憐の方へと視線を送った後、ゆっくりとベンチから立ち上がる】

【言葉からするに、どうやら今日の語らいもそろそろ仕舞いにするらしい】
【まだ、先程織守がしていた「何らか」のアクションが起こされていないが――。】
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 00:42:58.08 ID:kYYjRXaNo
>>578

……男に持ててもなぁ・・・拙者は嬉しく無いでござる
それと、爺臭い故に――――寄ってくる、女は…………・

【ぐすっ…と、鼻を鳴らしてギリギリ泣いてる様子である】
【…いい年したオッサンが見っとも無い】

んや、まぁ――――

【ふむ…と、少々悩む様に顎を掻いて空を仰ぎ】
【「んー」と声を漏らしていたが…其方へ向き直ると】

―――君が好きだ。

【――――突然の爆弾発言】





と、まぁ。拙者が軽い男ならこう言ってるんでござろうなぁ

【――から、大分間を開けて、そんな風におどけてみた】
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/08(金) 00:43:06.37 ID:jHv1BEvSO
>>555

痛っ――――たたた、たぁ……。

【これでは、風情もなにもあった物ではない。強かに打ち据えた腰を押さえ、カイは唸った】
【醒めたままに夜桜の夢を見ていられたのも数瞬、ずきずきと響く鈍痛にあっさりと現実に引き戻され】
【二日だか三日だかの、刃のように細い月の浮かんだ空を仰いで。道化じみてるな、と内心で呟く】

【でもって浴衣越しに、嫌というほど濡れた石畳の感触を味わいつつ、視線を下ろせば】
【足湯の縁、つるりと足を滑らす史音の姿が、そこに有って――――】


…………ミイラ取りがミイラであります、大佐。


【ぽつり。半ば反射的に思い浮かべた単語を口にして、彼は立ち上がった】
【よっこいしょ、とやや年寄り臭い掛け声。水気を帯びた浴衣の尻の辺りを、ぱしぱし払って】
【今度こそ落ち着いて、少しずつ史音へと歩み寄る。三度目の正直だ、流石にこれ以上の愚は犯さない】

【足を滑らさぬよう、どっかりと縁に腰を下ろせば。「大丈夫かい?」と、手を差し延べて】

【ひらり。俄かに吹き始めた夜風が、湯煙を払うと同時。ふたひらめの花片が】
【散り急ぎ、宙を泳いで、彼の肩にもまた留まった】
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/04/08(金) 00:47:25.15 ID:0HcFVdaAO
>>576

……エルフェス、朝起きろとは言わないが
せめて日の登ってる内に起きた方がいいと思うぞ

【彼女なりの気遣い、食事もジャンクフードだろうから】
【せめて、せめて起床時間だけはちゃんと、と】

いや、別に欲しい訳でもないんだが……鞘無いと危ないだろ?それ
それに……その刀、何か変な感じがするんだ

【一つは抜き身で持ち歩いてたら怪我するだろ?と言う事】
【二つは彼女なりに感じたその刀の雰囲気、あまり具体性はない】

……まぁ、そう言うことにしておくよ
どうやっても教えてくれそうに無さそうだからな

【諦めが半分、妥協が半分、と言った所】
【どうであれ、彼女は勝手に推測でもしてるんだろう】
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 00:49:48.64 ID:BLQEE7Nxo
>>580
っは、私だってそうさ。お祖父様には遠く及ばない。
だがそれでも、恥ずかしいなど言えるはずは無い。
恥ずかしいということは、自分の流派が恥ずかしい物と行っているようなものだと私は思っているんだ。

未だ未熟なれども、我が流派は恥ずべき物である筈が無い。

そう思って、胸を張るべきだと私は思う。
教えてもらったものにも、それでは失礼ではないか。

【自信を持たぬことは、流派に対する侮辱だ。と火憐は包み隠さずそう言った】
【誇りを持つからこそ、極めようという気が生まれる。故に、恥ずかしいと思うことなど無いのだ、と】

之でも料理は得意でな。
和菓子も良くお祖母様と作るんだ。
お祖母様程には、上手く作れないがな。

【楽しそうに、そう話して】

私もだ、織守。
なかなかに楽しいひとときを過ごさせてもらったよ。

【麦茶を飲みながら、そう言葉を返す】
【織守の言葉を受けて、苦笑を漏らして】

姉、というかな。私も神衣と同じく未熟者で物を知らぬ者さ。
だからこそ、友達になろうじゃないか、神衣。

【にぃ、と笑みを浮かべて立ち上がり、火憐は右手を神衣へ差し出した】
【その手は、普通の人間より体温が高く、40度近く有るが平熱である】
【剣ダコ等で、手のひらはかちかちに固まっているのが、彼女の鍛錬の程を思わせる】
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/08(金) 00:51:20.25 ID:cOOK7m1ho
>>581
”          ”

【念話にすら乗る沈黙】
【それはドン引きと呼ぶにはあまりにも冷たく、動揺と呼ぶにも冷ややか過ぎて】
【時が止まり、軽蔑を通り越してこいつ死んでくれねーかなという類の感情を乗った目をする猫】
【が、突然】

いいわけないでしょうがーーーーーーっ!!

【と、けたたましいまでの絶叫】
【それは耳朶を打つ類の、いわゆる普通の音声で、念話が少年のものなら、こちらはブルーラインの外見相応な少女の声】

あなた正気ですか!? マスターですよ!?
恐れ多くも世界をまたにかけ、出会う敵をちぎっては投げちぎっては投げの大活躍をする魔法使いたるわが主になんたることをっ!!
そもももっ、マスターは、私のですっ!!!
私のだったら私のですっっっ!!!!

【大音量、かつ高音で怒鳴りたてるため、鼓膜にも夜の住宅にも優しくなく】
【どこから発声されているのかは不明だが、とにかく『声』は必死にブルーラインの所有権を主張する】

”…ラーズ、君は黙って”

いいえこればっかりは黙りませんよ!?

【『声』に気圧されたように、ブルーラインは目を逸らし】

私はあああああああ、マスターがああああああああああああ、
だいsきゃああああああああああああああ!?

ぶつっ。

【いきなり、音が消えて、電話の保留音のような気が抜ける音と共に、猫の周囲で『しばらくお待ちください』の文字が躍りだす】

”聞かなかったことにしてね”

【お願い、ではなく、命令形の強い響きを伴いながら、念話が正勝に呟いた】
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/08(金) 00:51:22.68 ID:CvMUO2+do
>>577

(……水晶は、命中した。なら───)

───《 射出 》

【橙色の水晶を作り出し、放つ】
【色以外は、先程の水晶と殆ど変わらない】
【狙いは紫の少女から見て左後方の"地面"】
【相手に当てるつもりはないようだが、恐らく何らかの狙いがあるのだろう】

…………っ

【そして、左に跳んで黒球を回避しようとする】
【あの速度と軌道なら回避できると踏んだようだが】
【先に水晶を射出した所為で行動が遅れてしまい】
【銀髪の少女の右腕に黒球が命中する】

【元より少ない魔翌力を奪われ、体力をも削られる】
【しかしそれでも、無表情を崩さない】
【息を切らしている事からすると、効果はあるようなので】
【それなりの数の戦闘をこなし、攻撃を受けるのに慣れているのだろう】
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 00:57:47.30 ID:iahvX9eAo
>>583

うっせ、オレも夜行性なんだよ、夜行性なら仕方ないだろ。
つーか布団が悪いんだ布団が、アレが暖かいから駄目なんだ。

【どんな理論だ、と思うだろうがあのぬくぬく加減は悪魔的でもある】
【結果眠りすぎて逆に疲れる、なんてこともあるといえばあるのだけど】

【でもまあそれなりに生活態度は改めるでしょう、きっと】

ふふん、ところがどっこい包帯で巻いているだけではないのだよワトソン君……
刃を包帯で巻いて、そしてその上から糊でコーティングしているのでそんなに危なくない!
…………いや、まあ鞘は欲しいんだけどさ中々サイズに合う物がないのさ。

【包帯の布地を糊で固めて強度を上げ、それを代用の鞘として使っているらしい】
【いささか不恰好ではあるが今のところは問題無いようです】
【火が燃え移ったりしたらどうするんでしょうねこの子】

ん?……まあなんというかさ、ちょっと戦って爆発に巻き込まれたり――――
空から大きな刃物が落ちて来たのを防御したりでこうなった。
でも気にする程の事でもないよ、ホラ生きているしさ。

【そう相手に引かれると、つい事情を話してしまう】
【天邪鬼という訳でもないけれど、相手がシルヴァーグさんだったからでしょう】
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 01:00:14.97 ID:kYYjRXaNo
>>585

……………あー

【「すまん」とでも冗談にしても酷かった事を謝罪しようと口を開きかけるが―――】

【ビッッッックゥ!!!!】
【突然の大音量に、肩が震え。思わず両手で耳を塞いだ】
【えっ、何?何が起こってるの?とか思ってるが、目の見えない彼には今一状況が把握できない】
【自己主張する少女の声に、ビクビクしていたが】

【ぶちんっ…と、鼓膜を震わせた音声が止んで…そっと両手を耳から離すと】

―――――・・・・・・すまぬ

【嗚呼―――マジ謝りです】
【言われずとも、聞かなかった事にするでしょう】

【そして気を取り直そうと、話題を探して――――】


…あ゙、刀―――どうしたものか

【と、ポッキリ折れてる中位の刀を思い出して言った】
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/08(金) 01:00:41.84 ID:2AoTpgrw0
>>582

「…有難うございます、カイ殿
 こうなんども振り回してしまい、いかようにお礼しお詫びすれば善いものか……。」

【カイに手を差し伸べられて、先に声を発したのはベンヌ】

【そして史音は、桜の張り付いた右手――「お目付け役」が鎮座するそれを】
【彼へと向けようとしたけども、ふるふる震わせながらも引っ込めた】
【代りに差し伸べた左手が握っていたのは、「誰 / 何」への気遣いなのだろうか】

【紫のあんこで、わずかにべと付いた空っぽの左手】
【――転んでからも食い意地は張ってたみたい】

【それから史音は思考停止的に沈黙して、手と手を合わせたまま】
【「大丈夫」との問いかけに首をこくりと振る】
【よく見なくても。膨れた頬が帯びる、忸怩たる桜色を見とめられるけど】
【―――ややあって】


…ア、アンタを起こしてやろうと思ったアタシを、アンタが助けるのはサ
正当な関係というか御恩と奉公ってゆーか
上司命令にしてGive and Takeであって大いなる回帰で…、て――

―――とにかくっ!!

アンタは、トーゼンやるべき事をやっただけなの!!!

だからサ。アタシまでミイラにしないでよねっ!


【涙を堪えて赤くなったまなこを突きつけるため、カイの眼に顔をぐぐっと寄せて】
【整序の狂った言葉――思いの丈をぶつけようとするだろう】
 【頬の色が、みるみるうちに濃くなっていくのに】
 【随分と重くなった衣服に引っ張られるのも嫌で、手を離せなかった】
【―――ベンヌのため息が、湯煙に紛れて消える】

【さて。引き上げるのに苦労はしないだろう、この少女は妙に「軽い」みたいだから】
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/08(金) 01:02:02.06 ID:68xCF9gvo
>>586

あ……あ……

【小さく呻きながら、銀髪の少女へと静かに、歩いて接近し始める】
【水晶は、眼で捉えるが、当たらない軌道だと判断すると、無視した】
【故に、彼女の目論見は何かはわからないが、恐らく成功するだろう】

お願い…

【もう一度、懇願するかのように言葉を零す】
【その眼は依然――狂気を孕んでいる】

――― アーテル・リリース−黒針−

【漆黒の魔翌力が少女の両手に集中し、小さめの針の形と成った】
【ゆっくり、然し着実に銀髪の少女へと歩みながら、先ずは右手の其れを投擲するだろう】

【速度は、黒球と違い、そこそこ速い】
【だが、針は小さいので当たってもダメージは少ないだろう】
【それでも当たらないに越したことはないが】
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/08(金) 01:05:31.93 ID:cOOK7m1ho
>>588
”…ごほん”

【場の空気を無理やり変えるような咳払いをかまし、猫は正勝の言葉を捉えて頷く】

”それ、使う?”

【それ、とは、おそらく、折れた刀の事だろう】
【鞘に半端な長さで収まっている刀は、そのままにしておくのは剣士としては辛いものがあるだろう】
【なんとなく、猫は自分の経験から判断する】
【いつもあるはずのものが違うのは、違和感が強くて仕方ないのだろう】

”話に付き合ってくれたお礼…って言うのもへんだけど、あれだ、その刀、何とかしてみよう”

【本心から、猫はそう吐いた】
【なんとなしに、きつそうな胸を張る】

”見たところ半端な奴だったらしいし、いい機会だからちょっと弄ってみようと思う”
”すぐできるよ、君の要望があるなら言ってみるといい、かなえてみる”

【どうだろうか、と、手を差し出した猫は】
【再び胸を張って、ちょっと誇らしげに言う】

”何せ、魔法使いだからね”
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 01:06:46.99 ID:fEM9GqZto
>>584

「そう……ですね。火憐さんの言う通りだと思います」
「ですが、その……――うぅん……。」

【何か自信の持てない理由があるのか、火憐の言葉を尤もだと思いながらも】
【歯切れが悪く、モヤモヤとしたような反応を見せていた】
【こうも根深いと、一朝一夕では改善するのは難しそうだ】

「お料理……女の子らしくて、とても羨ましいです」
「私はその、実家では包丁を握らせて貰ったことがなかったので」
「……お料理の出来る女性に、ちょっと憧れているんです」

【火憐に羨望の眼差しを向けながら】
【ちょっとはにかんだ表情で、顔を微かに俯かせてそんな告白をする】


「――え?」

……ほぅ。よかったではないか。
火憐は妾の思う以上に、大した傑物であったようだぞ。

【神衣は火憐からの申し出に】
【一瞬何を言われているのか分からないかのように呆けた声を出し】
【その様を見ながら織守は、ニヤニヤと笑いながら成り行きを見守り……】

「……その、私でよければ……喜んで」
「お、お友達になって……ください、火憐……さん――」

【緊張で手を小さく震わせて、頬を林檎のように染めながらも】
【ゆっくり、ゆっくりと彼女の手に近づいて、きゅっと、握りしめた――。】

……。

(神衣の初めての友達、か。何やら感慨深いものじゃ)
(……今のうちに、こやつにも味方を作っておかねばならんからな)

【そんな事を考えながら、織守は先程触れていた樹の方へと視線を送り】
【手をそっと上げると――パチン、と指を一つ鳴らした】

【……生まれるは、一面に咲き誇る満開の櫻】
【紙により造られたの無数の花弁が、一つの樹を覆い尽くすように幻想的な色を見せる】
【それは祝いの演出か、最初に火憐が見せてくれた技への意趣返しか。……恐らくは両方であろう】

【ひらひらと、月光に照らされながら細かい櫻の花弁は宙を舞う】
【躍るように、競うように――】
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/04/08(金) 01:14:01.92 ID:0HcFVdaAO
>>587

言い訳にしても苦しすぎると思うぞ、それ
……あぁ、ちゃんと寝床探せたのか、よかった

【思えばこの前はコンクリートで寝ていた気がする】
【コンクリートと布団では随分差があるし、仕方ないかも知れない】
【あの時も夜だった様な気がしないでもないんだが】

抜き身よりはずっといいだろうが……あんまり意味無いと思うぞ、それ
すぐに使えない、って言うのは問題だろうな
……刀のを作るのは初めてだが、作ろうか?

【使う事態にならない、そもそも選択肢に入らないだろうが】
【そしてこの提案、それなりに技術はあるらしい】

……思ってたより、色々やってるんだな
そう言うのに関わらないと思ってたよ

【厄介事には首を突っ込まないタイプ、と思っていたらしい】
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/08(金) 01:15:00.81 ID:CvMUO2+do
>>590

…………だから、やだ。

【何度懇願されようと、冷たく突き放す】
【死にかけでもしない限り、今更戦闘を止める理由などこの少女にはない】

……。

【元々、身体能力が低めの銀髪の少女】
【体力が削られている事もあって、速く向かってくる針は避けられない】
【急所に命中してしまうのは避けようと、右手を前に突き出して針を受ける】
【針が掌を貫くが、この少女は無表情を崩さない】
【その理由はダメージが低いからではなく、ただ単に痛覚自体が存在しないから】
【傷を負った手では拳銃は扱えないし、出血の量もそれなりに多い】

───《 爆破 》

【ボソッと、三文字の言葉を呟く】
【その数瞬後、閃光と共に紫の少女の腹部に突き刺さっている赤色の水晶が爆発する】
【規模も威力も爆発にしては小さめな分、発動までのタイムラグが短めである】
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 01:15:01.69 ID:kYYjRXaNo
>>591

………………
(なんだったんだろうなぁ、さっきの)

【気にしないでと言われたが…矢張り気になってたりはする――言えないが】

んー、無ければ最悪残りのモノで戦うしか無いでござるが――――

【が―――――】
【ぐるん、と其方を向くと】

――――是非に

【スッと、頭を下げた】
【死人に誇りなんて無いのである】

【誇らしげに胸を張る彼女に、一度笑みを作って見せると】

感謝するよ。WarRock(男魔女)。

【――それは遠い過去。己が着けられた渾名の1つ】
【武勲を立てた者に贈られる、誉れ高い称号である】
【…とは言え、今の自分はそう呼ばれる資格は失っている―――だから、君に贈って】

ま、要望と言っても無いでござるがな
強いて言うなら拙者の“全力”で壊れぬ程度に頑丈なら嬉しいでござる
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/08(金) 01:16:16.68 ID:CvMUO2+do
>>594
/追記
/【橙色の水晶:紫の少女から見て左後方、コンクリートの地面に刺さっている】
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 01:20:29.71 ID:BLQEE7Nxo
>>592
うむ、そうそう意識など変えられるはずがない。
おいおい、意識を変えていくといいと思うぞ。
健全な精神は健全な肉体に宿るというがな。
完璧な技は、強き心に宿るというのが花鳥風月一派の教えだ。

自信の有る無しとでは、世の中の見え方も、違ってくるぞ?

【直ぐに変われないのは当然だ、と受け入れて】
【受け入れた上で、変わることを提案した】

そうか……、戦場で料理もできなくては困るからな。
ある意味、料理も流派の修行を兼ねていてな。
世の中学んで困ることなど先ず存在しないものだ。
何事も経験、いつか挑戦してみるといい。いくら下手で失敗しても、自分で作った飯は旨いぞ!
なんなら織守に食べてもらえばいい。料理は他人に食べさせて初めて、一人前だと思うからな。

【料理を作る物として、料理を食べさせるのはとても楽しいことである】
【その楽しみを、神衣にも知って欲しかったりした】

ああ、今から友達だ、神衣。
なぁに、君で良ければ、などではないのさ。“君だから”、私は友達になりたかったんだ。

【きゅっ、と手を握り、ははっはは!と笑いながら上下に手をぶんぶんと振り回し初めた】
【本当に、緊張のしがいが無い奴であるが、まあ、逆に丁度良かったりするかも知れないのかも】
【暫く、手を握り、笑いながら手を上下に降っていたが、咲いた桜を見て】

おぉおおお!
凄いな!織守がやったのか!?

【櫻を見て、楽しそうにその場でぴょんぴょんと跳ねた】

では、此方も、すこしばかり。

【こほん、と咳をして、桜の木の下に行き、刀を抜刀】

未熟だが、剣舞でも演じて見せようではないか。

【にぃ、と口を弧月に歪めて、刀を降り始めた】
【すぅ、と既にそこに腕が有るように、腕を伸ばすのではなく延ばす動きは、日本舞踊等に通じる技術】
【すり足の動きも、生きた武術の動き。それは、正に戦いのための動きであるのに】
【究極までに洗練された流派の技は、機能美故に、舞いと言って良い域へと昇華されていた】
【数分間、気の櫻と、紙の櫻の中で火憐は剣舞を舞い続けた】

……っふ。

【ちん、と鍔鳴りがして。二人の方を向いた】

未熟な剣舞、ご披露させていただいた。
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 01:22:42.34 ID:iahvX9eAo
>>593

い、いいんだよ冗談半分なんだからっ!
寝床どころか一部屋ゲットした、日頃の行いだよねやっぱ。

【ふふふーん、となんだか偉そう】
【日頃の行いというならばもっとひどい目に遭っているだろうに】

そんな事言ったってー……刀の鞘オンリーで売ってくれるようなトコないしさ……。
…………!?お?え、なにシルヴァーグが作ってくれんの?
渡りに船だし断る理由もないんだけど、っていうかそういう技術持ってんだ?

【彼女の口から出たワードの過敏に反応した、やっぱり鞘は欲しかったよう】
【しかし今までの彼女の人間像からそういった技術を持っているような雰囲気はなかった為に】
【少し不安だというのも本音、でもまあそれなりに信用しているので頼むのだった】

んう……なんというか、気がついたらこうなってた。
どうして?と聞かれても微妙に困るんだけど、きっとオレはそういう性格なんだな。
個人レベルだったら危ない物になんか絶対関わらないけどもね……多分。

【「多分」と付け加えたのは微妙に自信がないから】
【全てはその場の状況次第である、推測の外側の事は予測も出来ないのだから】
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/08(金) 01:25:36.07 ID:68xCF9gvo
>>594

……

【言葉で突き放されると、少女はまた沈黙した】
【歩く速度は其のままで、銀髪の少女へあと少しまで接近できようかというところで――】

【『爆破』】

【その単語が耳に入り―】

【次の瞬間には、腹部の水晶が爆発していた】
【身体に密着しているものが爆発するなど、到底避けれるものではなく】
【見た目相応に軽い少女の体は爆風に乗り、宙を舞う】

【濃紫の服は破け、少女の白い肌には、痛々しい火傷の跡がついた】

…………

【カランッ】

【彼女が左手に持っていた針が地に落ちると同時に、少女の体も地面へと堕ちた】
【仰向けの体制のまま、動こうとはしないだろう】
【だが、息はある】
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/08(金) 01:31:13.27 ID:cOOK7m1ho
>>595
”心得た”

【頷き、刀を受け取る。半ばで砕けるように折れた刀を抜き、念話の中で小難しい言葉を呟く】

りぃん。

【鈴の音が高らかに鳴り響き、剣に蒼い輝きが集い始め、然る後に浮翌遊する】
【砕けた刃が地に着き立つように直立し、それに連なるように、握り側も飛ぶ】
【その隣には鞘もまた浮き、集う光によって『書き換えられて』ゆく】

ぜぇーっっ、ぜぇっー…
と、刀剣の再構成を開始します。

【なにやら帰ってきたらしい『声』が、ちょっと荒い息ながらも、勤めて冷静な声を出した】

注文は強度のみ、であるならば、こちらもちょっと憎悪を…

”ラーズ”

【ブルーラインが凄むと、言葉を詰まらせた『声』が嫌々ながらに続ける】

…きょ、今日の出会いへの感謝としてっ!! ちょっと仕込みをさせていただきますっ!!
形成っっっ!!

【やけっぱちな声だったが、現象は神秘的だった】
【刃と持ち手が合わさり、輝き、周囲に蒼い光の輪が幾重にも重なる】
【鞘もまた、同じような輪に囲まれて、急速に変革を遂げる】

【また、念話からイメージが漏れた】
【それは、両手に持ったブレードを高速で、かつ同時に振る事によって、その位相差で敵を斬るという行為に偏執的だった、ある男の姿】
【『死んだ事にすら嘘をつく男』と呼ばれたその傍らには、常に小さな相方の姿が―――――】

”出来上がり”

【その言葉に、現実へ戻ってきた正勝は、それを見るだろう】
【刃は、ごく薄い。紙よりも薄いそれは、少女がどれだけの力をこめてもびくともせず】
【漆黒の下地に、鍔付近には青と燈色の線が五つ、短く絡む模様を持つ鞘に仕舞い、居合いの構えを取って、虚空を斬る】
【…そこにあったのは、斬撃の残像】
【ある程度の距離に伸びたそれは、数秒ほど残留し続けた】

”名付けるなら帳(とばり)丸。見ての通り、集中して斬る事でしばらくその効果が残る”
”重さや使い勝手は、能力を開放しない限り変わらない”

【言って、一度剣を直し、抜刀すると】
【先ほど折れる前の剣となんら変わらない姿が、そこにあった】

”お気に召すといいんだけど”
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/04/08(金) 01:35:59.60 ID:0HcFVdaAO
>>598

はぁ……まぁせめて昼には起きてくれれば、私は嬉しい
……日頃の行い、ね……

【寝床を確保出来たのは素直に喜ぶべきだろうが】
【報われた、とかそう言うのではない、と彼女は思う】

そこまで驚く事か?刀のは初めてだが鞘だけなら、多分大丈夫だろう
一応、元鍛冶師だしな、それに駄目だったら、知り合いに頼んでみるよ

【今まで過去を話した事が無いため意外でも仕方ないだろう】
【それに女性の鍛冶師だ、結構珍しく思える】

巻き込まれやすい体質なのかもな
本人にとっては迷惑極まりないだろうが

【トラブルメーカーとは紙一重】
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 01:39:09.57 ID:fEM9GqZto
>>597

「は、はい……善処してみます」
「私自身、このままではいけないということは常々思っていることですから……。」

(「織守様を、――様をお守りするためにも……。」)

【自信をつけるためには、まだ足りない】
【経験も、技術も、実績も。】
【神衣はより一層精進するべく、心の中で意志をより強固にした】

「織守様は――……いえ、そうですね。」
「いつか人様に披露できるよう、お料理も勉強したいですし……。」

【織守の「身体」の事を一瞬考えに過ぎらせるが】
【それを考えるのは無粋と改め、すぐに一般的な方流れにシフトさせる】
【神衣の傾向として誰かのために、誰かに尽くすというものが大きいようである】

「あ、有難う御座います……。」
「私貴宝院神衣は、火憐さんのお友達として恥ずかしくないようこれからも誠心誠意振舞っていきたいと(ry」

【緊張のためか何か、えらく堅苦しい口上を並べ立てていく】
【礼儀正しく振舞っているように見えて、其の実声が上擦っていたりする】


――ふむ。見事じゃな
これは賞賛せざるを得まい。妾の術の華やかさに勝るとも劣らぬ剣舞であった

【織守は火憐の剣舞を最後まで見届けると】
【パチン――ともう一度指を鳴らし散らばった紙を消しながら、素直な褒め言葉を放った】

次は御主に比類する技を、神衣が出来るようにしてやらねばな。
何にせよ、今日は妾も神衣も有意義な時間を過ごさせてもらった。
この出会いに、この縁に感謝するぞ火憐よ。

「――……。」

【織守の後ろに戻った神衣と共に、改めて頭を下げて礼を述べ】

――妾は、Justiceが頭領貴宝院織守。
何か困ったことがあるならば妾を頼ってくるがよい。出来る限り、力になるのでな

【最期に改めて、「今の肩書き」を名乗ると背を向けて歩き出す】
【神衣はそれに倣う……前に、一度火憐の顔を見つめながら】

「あの――また、お会いしましょうね……火憐さん……。」

【不慣れな「友達への」言葉を辿たどしく告げると】
【小さく手を振って、織守の背の付き従いながら夜の公園を後にして行った】

/お疲れさまでしたー
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/08(金) 01:40:04.77 ID:CvMUO2+do
>>599

……言ったでしょう?
貴方を倒す……と。

【地に伏した少女を見て、一言】

【右手に刺さった針を抜くかどうか迷ったが】
【出血が酷いことになりそうなので、抜かない】

…………どうして、こんな事をしたの?

【息を切らしながら、ゆっくりとした足取りで紫の少女へと接近していく】
【そして接近が成功したならば、紫の少女に腰掛けようとするだろう】
【痩せ細った小学生程度の体格の少女は、見た目以上に軽い】

【尚、この少女は多少油断しているようだ】

【橙色の水晶:紫の少女から見て左後方、コンクリートの地面に刺さっている】
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 01:43:40.82 ID:kYYjRXaNo
>>600

―――――
(――交叉法、か)

【盲目の彼が“視た”念話の中の景色】
【その業は、生半可な強さで出来るモノでないと言うのを知っている。それに見とれると同時―――その傍に居た相方の姿も――――】

っ…あ、ああ。

【現実へ戻ってきた正勝は寝起きの様に適当な返事を漏らして】
【ヒュ―――と、音を立てて風を斬る音を聞く】
【それにより、刃の薄さや重さ等を何となく把握して】

…………一度、試し切りをして宜しいでござるか?

【帳丸…謂わば初めて手にするであろう名刀】
【その刀そのモノが持つ強さに―――惹かれて】

【ゆるりと、手を差し出した】
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 01:46:19.32 ID:iahvX9eAo
>>601

昼に起きてたら夜に寝る訳だ……そうすると夜行性のシルヴァーグさんには会えないな。
なんて、冗談だよ冗談、適当に生活してるからそんな心配すんなっての。

【けらけらと笑みを浮かべる】
【少年は気分屋ではあるけれど、一線を超える程の無茶はそうそうしない】
【生活態度にしたってそうである、それなりに過ごすんじゃあないでしょうか】

驚くさ、だってお前……うーん……。
元鍛冶師かあ、人は見かけによらぬもの……かな。
ああ、いや決して悪い意味じゃなくてだな純粋に驚いたというかなんというか。

ともアンタがやってくれるっていうなら頼む、よろしくなシルヴァーグ。
で、鞘を作るのにこの刀って必要?サイズ分からないと不便だよな?
無いと困るけど必要なら持っていってどうぞー。

【ベルトから包帯の端を抜いて、刀を外す】
【そうして小首をかしげながらシルヴァーグへと刀を差し出すだろう】

どうなんだろう?特にそういう体質だって思った事はないけれど……。
ついでに迷惑とかも思った事ないなあ、ほらオレって基本良い奴だからさ。

【とやかく言う前に少年は「良い」という意味を辞書で引くべきであった】
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/08(金) 01:47:28.16 ID:cOOK7m1ho
>>604
”どうぞ。ちなみに注文どおり、硬度はお墨付きだ。像が踏んでも壊れない”

【剣を手渡し、自分の術を起動】
【がしゃん、と、重々しい音を立てて、猫の前に鎧が現れる】
【全長約二メートル、丸みを帯び、蒼いラインが体に走る猫耳騎士】
【硬度は、中々のものだろう。防御に特化しているそれを貫通するのは、容易ではないはずだ】

”さっきの技を見る限り、いけるはず”

【期待の眼差しで、猫は侍を見る】
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 01:48:12.77 ID:BLQEE7Nxo
>>602
ああ、変えようとする思いが有るならその時点で十分さ。
それならいつか変わる事ができる、間違いないさ!

【意思を強めた神衣に発破をかけるようにそう言って】
【そして、堅苦しい口上を上げる神衣を苦笑しながら、見守っていて】
【織守の賞賛を受けて、胸を自慢気に張った】

なに、今度会うときは、より絢爛たる剣舞を見せ用ではないか。
期待しておくといいぞ!はっはっはっは!!

【高笑いは変わらず、公園に響きわたり】

ああ、出会いに感謝だ、神衣に織守。
次会うときが、楽しみだよ。

【此方も、ほんとうに楽しかったようで、満面の笑みで礼に返し】

justice――――か。
いつか、頼らせてもらうかも知れないな。
その時は世話になるよ。

【一瞬、言い淀んだが次の瞬間には元の優しげな表情で】
【神衣の辿々しい別れの言葉に】

ん、またな。神衣。

【そして、去っていく二人の背が見えなくなるまで火憐は腕を振り続けていた】
【去っていった後、月の昇る夜空を見つめて】

justice、ね。
…………私は、“人殺し”の剣士。
もしかしたら、ぶつかるかも知れないか……。

――――否[イヤ]、仕方があるまい。それが剣士である宿命だ。

【つぶやき、火憐は歩き去っていった】

//乙でしたー!
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 01:50:50.53 ID:jHv1BEvSO
>>589

気にしなくて良いよー。さっきベンヌさん、俺のコトを紳士≠チて呼んだよね?
仮に俺がそうだとするならば、目の前で困ってるレディに手を差し延べるのは、当然のコトだと思わない?

【対して、カイ。へらへらと理屈を弄んではいるものの、早い話、今までと何等変わらず】
【これまた気にするな≠ニいった風な事を宣って。やっぱり、あの飄然とした笑みを浮かべる】


(……こっちとしても、有り難いかも、ね。)

【ふわり。夜気を孕んだ袂から覗くのは、半ばまで包帯の巻かれた右腕】
【少女の右手に座する、お目付け役の彼には――きっと、見えていただろうか】
【彼の右手を包んだ黒い革手袋が、ゆらり、と。吹く風に従って、小さく靡いた=z

【まあ、だから何だという話である。きっと、ただそれだけに過ぎないのだ】
【差し出す左手が、クローズアップ・マジックにも似た手管で、巧妙に史音の視線を遮らんとしている所から、鑑みるに】

【――きゅ、と握り返す左手。餡子で些かにべとべととしているのは、きっとお互い様である】
【ややあってカイは肘を畳んで腕を引き寄せ、その矮躯を持ち上げると】


――――ふふふー。勿論さぁ、マム。
飽くまで俺の行為は忠義であり義務であり当たり前の帰結な訳だから、ね。

だからきっとこれはノーカンな筈で、仮に貸し借りがあったとしても相殺されてプラマイゼロ。でも、まあ……うん。

……だとしたら、ミイラに助けられるミイラ取りって図が完成するコトになるんだけどさ。
これって随分と、恥ずかし――――いや。美女と野獣って考えれば、うん……。

【あの花の淡い色を通り越して、朱く朱く染まってゆく史音の顔を間近で眺めつ】
【幾分か捻くれて、戯言めいたからかいの科白を投げ掛けた。吐き出す息は、酒精の香】
【天真爛漫な少女がふと見せた恥じらいに、一寸した悪戯心が湧いたのだろう】
【へらへらと浮かべる笑みも、どことなーく意地悪そうに見えたり、見えなかったり】

【人がよさそうに見えて、存外に性質の悪い酔っ払いである】
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/08(金) 01:54:06.66 ID:68xCF9gvo
>>603

………

【意識が飛んでいるのか、直ぐには答えられなかった】
【銀髪の少女が乗ると、ゴボッと濁った咳をして、小さな口からドロリと血が零れた】

……ごめん……なさい…

【漸く後に口を開いたかと思うと、その一声は、謝罪の言葉】
【初めからこの少女の行動は全てが支離滅裂で、何一つ理に適っていない】

…それは……そうしないと……いけないから…
わたしは……人の魔翌力を奪うように……創られた…“兵器”だから…
……逆らおうとしても…抑えられない…

【つまり、この少女は何者かに創られた“兵器”であり、魔翌力を持つ者から其れを奪うようプログラムされた存在であるということか】
【然し、彼女が其れを拒んでいるところを見る限り、不完全体であるということが予想できるかもしれない】

……傷つけてしまって…ごめんなさい…

【最後に一言、もう一度だけ謝罪の言葉を紡いだ】
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/04/08(金) 02:01:33.94 ID:0HcFVdaAO
>>605

……嘘でも嬉しいな、そういうの
まぁ、私がとやかく言っていい事でも無いからな……

【不規則な生活が少しばかり気になっただけ】
【守ってくれたら嬉しいな、程度の事だ】

だって……何だ?あまりいい事言われる気がしないぞ?
ん、それじゃあ、借りてくよ、完成したらどこに送ればいい?

【やはり無いと不便なのか、柄を握り、受け取った】
【寝床を確保した、と言っていたからそこの場所を聞いているんだろう】

なら、たまたま大きい事に巻き込まれただけだろう
まぁ、悪い奴じゃないだろうな、私が保証してやる

【良い奴か、は断言出来ないが、悪い奴ではない】
【そう言いながら彼女はローブの内側のベルトに】
【刀に巻きついている包帯の端を挟んだ】
【その際、ちらりと剣の柄が見えるかもしれないが、それだけだ】
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 02:03:25.45 ID:kYYjRXaNo
>>606

かたじけない。因みに拙者がやったら壊れるなんてこたぁ無いでござるよな?

【と、お礼次いでに少々おどけて見せて】


…………ドラえゲフンッッ!!!

【“蒼い”と猫耳に反応しました】

【刀を受け取ると、薄い―――紙の様な刀身の状態で抜刀】
【鞘を腰に差し――――構える】

【右足を前に、標的に向けて真半身に】
【今回は“逆胴”では無く、刀を振り上げて】

――――――ッッッ

【―――――みしり】
【空気を軋ませる様な音が、“聴こえる”だろう】
【正勝は左手で刀身を“掴み” 本来ならば出来る筈のない“溜め”を作って】
【一体如何程の力を込めているのか…如何程の集中をしているのか】
【空気は静かでありながら、まるで彼に掴まれた刀身の様に人の神経を押し潰そうとし】
【彼自身も歯が根を上げて、今にも罅割れそうなほど力を込めている】

【彼の唯一の、“業”らしい“名”を持つ“奥義”】
【餞別代りに、見せてやろうと言う事らしい】


――――――彗星ッッ!!!

【ヒュカッ―――――】
【音が鳴るのと彼の動作、一体どちらが速かっただろうか】
【左手を離した瞬間、“溜め”られた力は爆ぜ。ソレは刀身を一気に加速させた】
【振り下ろす際には切先だけが光を照り返し、まるで彗星の様に瞬く】
【―――それに見とれれば待つのは確実な死であろう】

【尤も――――“並”の刀ならば、刀の目釘の方が壊れるのだが】
【今回の刀は―――――“最上”である】

【――――――“貫通”、否。斬り裂けた だろうか?】


【確認するまでも無いと言う様に、一度血振りをして、彼は帳丸を鞘へ納めるだろう】
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/04/08(金) 02:09:31.62 ID:CvMUO2+do
>>609

……別に、謝る必要はない。

【紫の少女の瞳を、紅色の瞳で真っ直ぐに見据え】

私も……人に造られた、存在。
今までに、何人も人を殺してきた…………。

【事務的な口調で、自身も"似たような存在"だと告げる】
【"殺人"と"魔翌力奪取"】
【目的は違うものの、逆らえずに人を襲うのは変わらない】

抑えられないのなら、仕方ないわ……。

……──それに、どうせ私と貴方は他人だから。

【けれど、二人には大きな差異がある】
【この少女は、もう人を襲うという行為に慣れてしまった】
【だから、顔色一つ変えないし、紫の少女を責めたりもしない】
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 02:12:07.22 ID:iahvX9eAo
>>610

今回のは良い意味の「人は見かけによらぬもの」……だよ。
はいよー、送り場所だけど風霊統主の城って所で頼むよ。
そこが住処というか下宿先というか、ともオレがいる場所だからさ。

【城というのは森の湖の所のアレである】
【どういうわけか少年が住む事を許されて、現住所はそこらしい】

たまたまが何度続くのやら、まあ左手を失わない程度に気を付けるよ。
んー?そうかなあ、どっちかっていうと悪い側の人間だと思うのだけど……。
ま、どっちにしたってオレはオレかなあ、深く考えるのは面倒臭い。

【ちらちら見えた剣の柄、少し気になったが所詮少し程度】
【変な銃を所持していた事もあるし、きっと色んな武器を使う人なのだろう】
【と、適当に納得するのでした】

ほいじゃよろしく頼むなー……っとそうだそうだ。
報酬とか要るよな忘れる所だったよ、えーっと何がいいんだろうこの場合?

【疑問の言葉は自分へと、それと同時に彼女へと向けられている】
【お金とかふんだくればいいと思います】
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/08(金) 02:12:08.08 ID:cOOK7m1ho
>>611
”ないない、絶対硬度…げふんげふん”

【おどけて返したのか、マジで失言だったのかは判別につかないが】
【とにかく、鎧と正勝を交互に見る。二回目はスルーしてだ】

【…そして、業を、鎧を見る】

”…こりゃアレだ、何とかに刃物?”

【見事、というほかない】
【見事に、真っ二つ。切れ口は単分子カッターもかくやという怜悧なもので、けちのつけようがない】
【内部は空洞で、自分が騎士装備状態でも貫通されて真っ二つだったろう】
【今後の課題が増えたと内心で舌を巻きながら、こいつを敵には回したくないと、改めて思う】

”お見事”

【言葉が見つからず、端的に述べて、猫は拍手と笑顔を返した】

”大事に扱え、なんていわない。せいぜいこき使ってやってよ”
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/08(金) 02:12:20.89 ID:2AoTpgrw0
>>608

「(……軽いように見せて、いやはや出来た丈夫でありますな)
 (能ある鷹は爪を隠すとは、ふむ――)」」

「それは、失礼でありました。
 杜撰な表現ですがな。私はカイ殿を見縊ってしまっていたようだ」

【感心した調子で、ベンヌは穏やかに言葉を紡ぐ】
【「爪を隠す」という言葉が、どうも脳裏に引っかかったけど】
【口に出すほどでも無し、と封殺して】

【その間に、ベンヌの依代である指輪に通された指は】
【引っ張り上げられたところから最後の一押し、岸に這い上がって】
【ぱん、とハタくみたいに、左手の方も放し】

…、……なぁーによ、それっ!
キモいったらありゃしない、ベトベト黒ミイラなんて――

ぇ、美    …女――…………。。。。

【実は、史音もどちらかと言えば「仕掛ける側」を自認する人間】
【されど。ここまで守勢になる条件が揃えばどうしようもなくて】
【湯を蒸気に作りかえてしまいそうなくらい、胸の奥がじんじんと熱くなる】
【――それでも彼女の身体は、どこか冷たかったのだけど】

「…やれやれ、私の方が羞恥に耐えられなくなってしまいかねませんな
 史音様。足を冷やす為に、ひとまずお上がりなさるべきかと思いますぞ。
 朝になれば、湯船にだって浸かれるのですから――」

……そそそ、そそーね、そうしよう
頭が熱い、やじゅー死すべし――。

【折角の足湯だと云うのに、史音は這うように湯船から離れていって】
【引き止められることがなければ、先の靴箱までたどり着くだろう】

「……カイ殿、これより先は私にお任せくだされ。
 調子に乗ると痛い目を見ると云うことは、しかと言い聞かせておきますのでな――」

【そして彼が選んだのは、カイの手助けを求めずに、敢えて史音を困らせること】
【死に直結しない程度に。痛々しい思いができるのは貴重な機会】
【苦痛の毒も、薬の苦味に転じることが出来れば――なんて、思考なのかも知れず】
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/08(金) 02:17:19.40 ID:68xCF9gvo
>>612

……え…?

【眼に映る少女の言っていることが、一瞬理解できなかった】
【紅色の眼を、澄んだ紫色で捉え】

(…………わたし…と同じような人が…いる…)

【自分と同じような人がいるなんて、予想だにしていなかったのだろう】
【明らかに困惑したような表情になる】

……じゃあ、あなたは何故……[ピーーー]の…
…あなたは…それが…ッ

【ズキリ、腹部が痛み言葉が途切れる】
【然し、この答えは予想できた】
【きっと少女は「そう命令されているから」と、そう答えると】
【だけど、彼女の口から真実を聞くまでは――】
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 02:18:26.92 ID:kYYjRXaNo
>>614

………ヤンデレ、でござろうか?

【ヤンデレに刃物。確かに恐ろしそうである】
【とは言えこの業、あまりにも隙が大きくて普段は使えない】
【矢張り―――注意すべきは、“逆胴”だろうか】

ん、有難う。
ついでに何か賞品でも有れば嬉しいでござるな

【なんて、少々おどけた様に言って】

―――真っ二つになってもまだ働いて貰うでござるよ

【…そんな言葉は、如何だろうか?】
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/08(金) 02:27:17.90 ID:cOOK7m1ho
>>617
”えー賞品ー?”

【今度は心底面倒そうな口調で言って、けれど、その後噴出すように軽く笑う】

”じゃあこれだね”

【シャツのボタンを上から二つはずし、いろいろと目に毒なモノをちょっとさらし…ごそごそと、腕を突っ込み、取り出したのは】
【手帳。何の変哲もない手帳である】
【それにペンで何事かを書いて、手に握らせるだろう】

”じゃあね、正勝。今日は手数をかけた”
”今度は…互いに死なない程度に、本気出してやりあう事を約束しよう”

【見えるかどうかは、定かではないけれど、猫少女の足元が消え始めて、瞬く間にその姿は闇に飲み込まれてゆく】

”それまでに、君が感じていた鈍り…消えてるといいね”
”尊厳と共に在れ、かつてのヒトよ”

【それを最後に、ブルーラインの気配は消えた】
【夜の風は冷たく、明かりがなければ見通しもつかない世界だったが、正勝の手に握らされた紙の文字は】

”夢幻チケット”
”運がよければ見たい夢が見られる”

//長時間のお付き合い、お疲れ様でした
//他人様のキャラに変なもん渡してんじゃねーよとか、いろいろ振り回してすみませんでした(スライディング倒立土下座
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/04/08(金) 02:27:44.98 ID:0HcFVdaAO
>>613

(……確かjusticeの……)
ん、分かったよ、完成したら届けるよ

【どうしてそこに住んでいるのか、は知るつもりはない】
【もしも所属してたら、嫌だなぁ程度の事だ】

まぁ、私にとっては、悪い奴じゃないのさ
あぁ、そうだ、右手の事だけど、金に余裕があれば、だけど
水の国の都市の外れにfairy's Giftって義肢の店があるから、行ってみるといい

【右手が無いのが不便そうに見えたのか、そこを進めた】
【少なくとも誰かに進める程度には悪い店では無いだろう】

報酬はいいよ、私が勝手にやった事だ
じゃ、私はそろそろ行くよ

【報酬の事をこれ以上話させない様に彼女は足早に去ってしまうだろう】
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/08(金) 02:30:21.93 ID:CvMUO2+do
>>616

───……生きたいから。

私は、死にたく、無い……。
命令に逆らったら、殺されるから……人を、殺す。

【紫の少女にとっては、予想外の答えかもしれない】
【「命令に逆らう」という道も、この少女にはあるのだ】
【けれど、それをせずに命令を受けるのは──偏に、死にたくないから。】
【常に無表情で、人形のような少女にも、確かに感情というものはあるということ】

……貴方も、いずれ私みたいになるわ。
私だって……最初の頃は、嫌だった。

けれど、今は─────

【左手で拳銃を抜き、紫の少女の頭に突きつけようとする】

【冷静に考えれば気づくだろうが】
【銀髪の少女の細腕では、片手で拳銃の引き金を引くことは出来ない】
【故にこの行動は、"自身は殺人鬼"であるというアピールに過ぎない】
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 02:31:17.81 ID:kYYjRXaNo
>>618

ん、確かに……有難う御座いますオダイカンサマー

【とかなんとか、手帳を受け取りながら年齢に見合わぬ楽しげな笑みを浮かべてそう言うと】

ああ、その時までにはきっと―――――元の“――”に戻って居よう

【消えゆく気配に向けて、それだけ言うと】
【緩く手を振ってソレを見送った】

/此方こそ有難う御座いましたー!
/いえいえ、実は壊れない刀は欲しかったところw
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 02:38:02.90 ID:YY6sG3pSO
>>619

んじゃそういう手筈で頼むよ、期待して待ってるぜ?……フフフフフ。

【なんかいやらしい笑みを浮かべたり、それなりに期待をしている事の表れだろう】

ふうん、まあそういうことにしておくか……。
ん?fairy's Gift……うん、気が向いてお金に余裕があったら行ってみる。

【彼女の推薦ならば悪い店ではあるまい】
【自分が知ったる某胡散臭い店(?)よりは数倍良い店だろうとも分かる】

え、ちょ……おま……。
ああ、もう……ほいじゃーなっシルヴァーグ!

【正当な労働には正当な報酬が払われて然るべきというのに、彼女はそういったのが苦手なのか……】
【引き止めようとするがそれも不粋かと手を引き】
【仕方なさそうに肩を竦め、少年もそこから去っていくだろう】

/お疲れ様でしたー
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/08(金) 02:53:27.04 ID:68xCF9gvo
>>620

…………

【彼女の回答を受けて、少女は何を思ったのだろう】
【虚空を見つめるように虚ろな眼で、銀髪の少女へと視線を注ぎつつ】
【暫くの間、重い静寂がこの場を支配した】

――――だ

【蚊の鳴くような声。だが、しっかりと明確な意思を乗せた言葉が響いた】

【数瞬後、元の澄んだ眼で銀髪の少女を捉えると】

イヤだッ!生きたいから…そんな我儘で、皆を傷つけていいなんて!
わたしは…そうは思わない!

【残った力を振り絞り、全力で彼女を批判する】
【“それは間違っている”――と】
【いや、恐らくこれも、只の戯言でしかない】
【其れでも】

わたしが創られた人間でも、失敗作でも、そんなのは関係ない!
わたしは――打ち克って見せる!
わたしは――あなたみたいにならない!

【銀髪の少女と違って同じ人造人間であるのに、なぜ考え方がこうも違うのか】
【彼女が口にした“失敗作”という言葉…】
【そう、彼女は人造人間を生み出す計画の失敗作なのだ。彼女は其れを知っている】
【だからなのかどうかはわからない―が、現時点で二人の考え方が違うのは事実だ】

【そして銃口が突き付けられる】
【銀髪の少女が引き金を引けるかどうかなんて、どうでもよかった】
【最後の力――残った全ての体力を使い、彼女の足首を掴もうとするだろう】

【成功すれば、そこから急速に魔翌力と体力が奪われてゆくだろう】
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/08(金) 03:15:40.58 ID:CvMUO2+do
>>623

…………ふざけ、ないで。

じゃあ、今から死ねばいいの……?
私が死んだら……今まで殺した人達の、意味がなくなる。
意味もなく、私なんかに殺されたことになる──それは、やだ。

……私は、生きる意味を見つけたい。
それに……私が死んで、皆を悲しませたくないっ

【この少女は、中途半端に優しかった】
【本当に優しかったら、最初に殺人を犯す前に自殺していただろう】
【けれど、下手な優しさを持ち合わせていたから、死ねずにここまで生きてきてしまった】

……───ぅ………ぐ─────

【足首を掴まれ、魔力と体力が吸い取られていく】
【力が抜けて、拳銃を手放してしまう。が───】

……───だったら、貴方だって死ねばいいっ!

死ねば──人を傷つけずに、済む。
貴方は、まだ……私みたいに、なってないんだから。

【残った力を振り絞って、紫の少女の胸ぐらを掴もうとする】
【殆ど、力など残っていないに等しい】
【成功したって、相手にダメージを与えることはおろか、何もできないに等しい】

【けれど、この行動は──人形のような少女が、怒っているという証だ】
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 03:18:17.38 ID:jHv1BEvSO
>>615

や、そんな大層なもんでも無いってばー。見縊るも何も、俺は端から見たまんまだし……。
有り体に言えば、ありのままの自分というか、自然体というか。

【面向かってこうも褒められるというのには、どうにも慣れないらしく】
【彼は、しきりに謙遜する。……と言うよりは、事実その通りなのやも知れない】
【現に。やや慌てたように首を左右にぶんぶん振る仕種や、口調には。貫禄やら威厳やらは見出だせそうになかった】

【もしそれが仮面だったとしても、その奥に果たしてそれが有るのか、否か】
【その解はχのまま。解るのは少なくとも、世を忍ぶ仮の――なんてえのは、彼の柄じゃないという事位のものだ】

【閑話休題。弾かれた手を口許に遣り、カイはうふふと惚けたような微笑みを唇に乗せて】
【滲む毒気も今はいずこ、「あ、花見酒なんて良いかも」等と独りごちる】
【くるくると含んだ意味を変える笑み。それはアルコールの魔翌力に因るものか、元からの性質か】


…………べとべと?うそー、マジで!?確り洗った筈なのに、そんなぁ!
お兄さんショック、というか……歳?いや、そんな。だって俺まだ硝子の二十代だし……

…………あ、うん。美女。ホントのコトだし、別にいーよね?

【それはともあれこの青年の心には、べとべと黒ミイラ≠フ一言が余程重く圧し掛かったか】
【美女云々は横に放り出して、すわ、更年期の到来かと顔やら髪やらを触って確かめているのだった】
【――――所謂ところの、痛み分け?からかった心算が、思わぬカウンターを喰らった、っぽい】

【しれっと「美少女の方が良かったかな」とか首を傾げる辺り、僅かな余裕は感じられたが】


……ぁ、うん。死にはしないけど、確かに夜更かしは良くないものね。
それじゃあおやすみなさい、史音ちゃんにベンヌさん。
風邪なんかに罹らないよう、くれぐれも気をつけて――――じゃあ、また何れ!

【もう良い時間だ。服もすっかり濡れてしまった事だし、これでお開きにすべきか、と】
【此方もそう思ったのだろうか、特に引き止めるような事はしない】
【ただ史音の身を案じてか、「真っ直ぐ帰るんだよー?」等と子供を窘めるように釘を刺すのみだ】

【何事も無いのなら、彼はひらひらと手を振って二人を見送る―――――】
//お疲れ様でしたー、亀な上に拙文で申し訳ないのです……orz
//大変楽しませて頂きました。二日間のお付き合い、真に有り難うございましたー!
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/08(金) 03:34:45.26 ID:68xCF9gvo
>>624

でも、それは―――

それは…あなたが悪いんじゃ…ない…
あなたを“創った”人が悪いんじゃないの!?
あなたもわたしも生きてれば、今まで傷つけた人皆を悲しませて、皆に恨まれて、生きていくことになる
でもそれは、わたし達に殺せと命令した人が原因でしょう!?

わたしは――わたしを創った人も、あなたを創った人も赦せない!!

【違う――】
【本当に優しく出来ていたのなら、自殺なんかしていない】
【其れは単なる逃げ口でしかない】
【本当にいけないことをしているしようとしていると思うならば、その根源を叩くべきだ】

【だから紫の少女は―銀髪の少女に、訴える】

わたしは――死なない
わたしだって、生きたい!
でも、人を傷つけずに、生きる
あなたのようには――ならない!

だからあなたも―――

【少女の言葉は、届くのだろうか】

【彼女の怒りが、伝わってくる】
【でも、向けるべき相手を間違えている】
【だからあなたにも―――それに気付いてほしい】
【まだ…やり直せる筈だから…と】

【依然、手は足首を捉えたまま】
【このままでは、銀髪の少女の力を吸いつくしてしまうだろう】

【だけど――紫の少女は、その手を―――――“離した”】
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/08(金) 03:59:44.74 ID:CvMUO2+do
>>626

──……じゃあ、どうすればいいの?

怒りだけで人を殺せるなら……苦労は、しないし、
どんな理由があっても、殺したのは私…………。

【紫の少女の言い分が正しいのは、分かる】
【しかし、いくら正しかったとしても、現実を打開できなければ意味が無い】
【殺さなきゃ殺される。逆らっても殺される。なら、今まで通り従うしか無い】

…………貴方はまだ、知らない。
私たちは所詮──創造主たちの、人形に過ぎないって。

……私は、人を殺すために創られた。
貴方は、人から魔力を奪うために創られた。
この前提を覆すことは、出来ない…………。

…………もう一度、言う。
──貴方もいずれ、私のようになる。

いや、違う──私みたいに、なってしまえばいいんだ。

【──今のこの少女は、理屈などでは動いていない】
【自分と似た境遇なのに、希望を抱いている彼女が憎い】

【二人は似てるようで、大きく違うのだ】
【この少女は"人形"として生きる意味を探そうとしている】
【もう、人形じゃなくなることを諦めてしまった】

【足首を掴んだ手が離れると、数秒の間を置いた後少女は立ち上がる】
【落とした拳銃を拾ったりする余裕はないけれど】
【時折休憩を入れながらならば、残った体力でも家に帰れそうだ】

────"Type - C "

【最後に、小声で名前を告げると】
【その場から、覚束無い足取りで歩き去っていこうとするだろう】
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/08(金) 04:20:20.77 ID:68xCF9gvo
>>627

…………

【それ以上は、出す言葉が見つからなかった】
【結局、この少女の考えも幼く、未熟なものなのだ】
【其れが自分の信じる道であったとしても、幼い頭ではいくら考えてもその答えは――出ない】

【二人の違いを明記するとしたら、もう一つ、紫の少女は別な世界に創造者がいる、ということだろうか】
【何らかの意図があってかはわからないが、兎に角、少女はこれまで創造者の顔をまだ見ていない】
【つまり、脅されてもいないし、命令されてもいない】
【でも、魔翌力を奪うために創られた、それが根本なのだから、其れを覆すことは到底できそうになかった】
【人形に成り下がるしか、なかった】
【――――だけど、諦めることだけは絶対にしたくは無い】
【いつか、自分が自分を確立できる日が来るまで】

なってしまえば…いい…

【無意識に、少女の言葉を繰り返していた】

諦めてるようじゃ…無理……だよ
だから…わたしは…諦めない

わたしも…もう一度だけ言う

―――――――――――――あなたのようには、ならない

【ふらりと力なく立ち上がると、銀髪の少女の背中を見つめて】

『自立自動殺戮ユニット―――Iamyプログラム code:Failer-001』

ゼーロ・ウィオラーケウス

……今はこう名乗らなきゃいけないけど、いつか―――

【今までと違う、何処か事務的な、機械的な口調で名乗ると、銀髪の少女とは逆の方角へと身を翻して】

――――“ また会おうね ”

【それだけを残すと、痛む身体に鞭打って、どこかへ去って行った…】

//こんな遅い時間まで付き合わせて申し訳ない…
//お疲れさまでした!
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/08(金) 04:26:18.62 ID:CvMUO2+do
>>628
/お疲れ様でした!
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 14:27:45.63 ID:gNbPnt4qo
【街中】

(『blue justice』か……確か、谷山基樹が取材した文によれば、元々別組織の人間に反発する形で発足したはずだ)

(なら、わざわざ内部に工作員として入って関係を悪化させるまでも無い、か? それとももう一押しするか?)

……対立させても比較になんねぇか

【表通りに、独り言をぶつぶつ呟いている青年が居る】
【青年は、整ったやや長い黒髪に、高めの身長】
【茶色のコートを羽織り、同じ色のブーツを履いて、灰色のジーンズにアクセサリーとしてチェーンをつけている】
【鋭い、或いは悪いと表現出来る目つきのせいか、雰囲気などが不良やチンピラに近い】

【通りのど真ん中で突っ立っているせいで、非常に邪魔】
【誰かにぶつかりそうだ】
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/08(金) 18:11:03.43 ID:IEMajF+DO
【街中──オープンカフェ】
【春も近づき、街を行く人々の服装も少し前と比べると薄くなってきた】
【公園や広場で食事や休憩を取る者も増えてきたであろう──そんな日常の、ワンシーン】

────、

【大通りに面した席のひとつに、1人の女性が座って本を読んでいた】
【藍色の長髪を真っ直ぐに伸ばした、エメラルド色の瞳の彼女は──今日は眼鏡をかけていて】
【身に纏う純潔が如き真白なワイシャツは淫らに着崩され】
【其のボタンは豊かな胸元でしか止められていなかった】
【しかしその反面、脚部はベルボトムのジーンズのせいで露出は最低限に押さえられており──】

──これはちょっと反則気味、かなーぁ?

【はらり】
【彼女はそんなことを呟きつつ本の頁を捲る】
【生憎と本にはブックカバーが施されており、タイトルは直ぐには分からないようになっていた】

【──凛】
【首元を彩るアクアマリンのネックレスが、小さく煌めき】
【右耳を飾る鈍銀色のイヤリングが、幽かに揺れる】
【≪No.CZ≫──耳元の装飾品の刻印。其の意味とは】
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 18:18:56.46 ID:kYYjRXaNo
>>631

―――っと

【チリリン……】
【と、少々金属質な音が女性の背後から響く】

【視ればすぐ後ろに腰かけた人物がスプーンを落とした様で…】
【男は其れを地面に這い蹲って探している】
【すぐ近くに有るソレは―――男には“見えていない”】

【理由は簡単。男は目を包帯で覆っているからだ】
【その男性は無精髭を生やしており、年齢は30代程だろうか】
【真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ、赤い手甲を着用し、左腰に脇差を2本、中位と長大な刀を1本ずつの刀を携えている】

【身長は170cm後半とそこそこ大きくガタイも良いが乱雑に切られた黒い髪と黒い瞳は左程特徴的でも無く】

【だが彼のその両の瞳は、薄くとは言え包帯が巻かれていて視界を閉ざしており】
【腰に差した計4本の刀と、それだけが特徴的だ】

【さて、手を差し伸べるも嘲笑うも、無視するのも貴女の自由だが―――どうだろうか?】
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/08(金) 18:28:45.03 ID:IEMajF+DO
>>632

流石にこのエンディングは「ない」かなーぁ?
娯楽として読む分には十分だけど──ん?

【ぱたん】
【本を読みおわったのか、或いは其の「エンディング」とやらの途中で本に見切りをつけたのか】
【彼女はそう呟いてから、本を閉じてテーブルに置き──】
【──「ちりん」】
【その時聞こえた、高めの異音】
【彼女はくぃ、と眼鏡をあげつつ音の聞こえた方を振り向いて】

……、……大丈夫、かなーぁ?

【そんなことを言いつつ、彼女はそっと椅子から立ち上がって彼の方へと向かう】
【かつん、こつん】
【女性特有の靴音を奏で──そのまま。彼の落としたであろうスプーンを拾おうとする】

【──からん】
【彼女の居たテーブルに置かれたカフェオレの氷が】
【涼しげな音をたてた】
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/08(金) 18:28:51.07 ID:aqJzk+BAO
【街中】
【車椅子に乗った黒髪の少女が大通りを進んでいた】
【少女が進む道が下りに差し掛かり、彼女は重心を後ろにしながら速度を調整しようとする】

「あっ!す、すみません!急いでるんで!」
きゃっ!!
【とそこで何やら急いだ様子の青年の荷物が車椅子に接触する】

ちょっ──イヤァァッ!!!
【握りにまだ力を入れていなかった少女は走り始めた車椅子を止める手段を持たず、そのまま絶叫を上げながら道を転がり落ちる】

【そこは普通の通りであるが、路地裏に繋がる道もある。いずれにしても進行上にいる人間は危険に晒されるだろう】

/ご飯なんで返信遅れます
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 18:35:08.54 ID:9vs+9boP0
>>634

ふむ…………たまの休みと言われても、何をして良いものか…………

【ごつごつした顔つきの、短く角刈りにした水色の髪をした、2m半はあろうかと言う巨体を誇る大男が】
【時間を持て余している様子で、ゆっくりと歩いている】
【タンクトップとジーパンという、かなりの薄着だが、巨大な体躯もあり、さほど寒くはない様だ】

そうだ…………兄者やリーナ殿への土産でも買っていこうか…………
――――ッ、む…………!!

【突如、背後を振り向く大男】
【後ろから、暴走し出した車椅子が迫っているのを感じ取ったのだ】

まずい…………止めねば!!

【その場で、深く腰を落とす大男】
【どうやら、車椅子を受け止める体勢に入ったようだ】
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 18:38:03.44 ID:kYYjRXaNo
>>633

…?

【最初に其方に意識を向ける理由となったのは、椅子を引いた音】
【思わず其方へ顔を向け】

ああ、済まない……読書の邪魔をしたでござるか?

【スプーンと地面が擦れた音で。ソレを拾ってくれた事を把握して礼を言い】
【片膝を突いて其方へ手を差し出すと、スプーンを受け取ろうとして】
【目元こそ分からないが…口元には少々愛想のいい笑みを浮かべていた】
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/08(金) 18:50:26.88 ID:IEMajF+DO
>>636

(────?)

【ふと抱いたのは、違和感。異質な感覚】
【目が見えないのに関わらず、何故このような場所にいるのか】
【いや、まだそれはいい】
【問題は──何故、自分が本を読んでいたのが分かったのか】
【独り言の内容を聞いていたのか。仮にそうだとしても──】
【何故。カフェに多くいる人間の会話や独り言の中で「私」のものを捉えたのか】
【──生まれたのは、幽かな男性への、不信】

んー?
気にすることはないよーぉ
困ってるようだったし、ね

【しかし、覚えた感情は全く表へは出さず】
【にこりとした笑みを浮かべて、彼女は彼へスプーンを渡す】

──それにしても……その目、どーしたの、かなーぁ?
あんまり出歩くことはおすすめできない感じだけど?

【純粋な興味──そんな色を付けた声色で、彼女は問い掛ける】
【──ふわり】
【薫ってくるのは、柔らかなシャンプーの其れ。きっときっと、彼女のものだろうか】
【甘ったるく間延びした語尾は、シャンプーの香りと相まって──まるで、蜂蜜のようで】
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/08(金) 19:00:33.85 ID:aqJzk+BAO
>>635
────ッ!!!
【少女は上半身をのけ反らせ、恐怖にひきつった顔で硬直している】
【対称にグングンとスピードを上げる車椅子。そのまま男へと突っ込むことになるだろう】


/ただいま帰りました!
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 19:01:56.80 ID:kYYjRXaNo
>>637

………?ああ、スマヌ。怪しい者では御座らぬよ

【違和感を感じた彼女に、何故か男の方も首を傾げるが…】
【そんな風に今まで見た目で散々怪しいだの18禁な飴持ってそうだの言われた経験からか。予め釘を刺してみた】
【しかし、こんなことを言われてもきっと彼の怪しさは変わらないだろう。寧ろ怪しさが増すかも知れない】

いやはや、忝い。
慣れぬ場所に来るものではないでござるな矢張り

【たはは…。と少々情けない声を漏らして頬を掻き】

―――視ての通り、怪我をしたでござる
住む場所も無いでな。路地裏ブラブラしてたら―――な?

【今まで何度も聞かれた事が有るのだろう。特に躊躇う事も無く答えた】
【そして、甘い香りと声のせいだろうか…彼にしては珍しく―――“左手”すら刀へ置いていない】
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 19:08:09.11 ID:9vs+9boP0
>>638

――――――――今ぞ!!

【ぐっと腰を溜めながら、突っ込んでくる車椅子のコースとスピードを見切る大男】
【彼我の距離が1mを切った瞬間、大男は身を前に踏み出した】

むぅぅぅぅぅぅぅぅん――――――――!!

【左手で、車椅子の右の車輪をとらえ、右腕は乗っている少女の身体を、腕全体を利用する体勢で抑え込んだ】
【車椅子を受け止める際の反動で、少女が落ちてしまわない様に抑えつけた格好だ】

加速度を考慮しても、重量は100キロにも満たん…………この程度…………ッ!!

【その常識離れした体格の通り、大男には強力な筋肉がついていた】
【人を乗せ、坂道を暴走する車椅子に対しても、一歩も引かない。踏ん張った足が、ズルズルと押されるが、力強く踏みとどまり】
【―――――――――数瞬の後に、車椅子の速度はゼロになるだろう】

――――ふぅ……………………
大丈夫か、お嬢さん……?

【一筋の汗が頬に流れ、ホッと一息つく大男】
【そのまま、少女の無事を確認すべく声を掛ける】
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/08(金) 19:13:07.81 ID:IEMajF+DO
>>639

……その一言がなければ、「怪しい人」だなんて思わなかった、かなーぁ?

【くすくす、くす】
【彼の言葉が可笑しかったのか】
【先ほど浮かべた笑みは変わらず。彼女はそんな、囁きのような声を零す】
【さぁ──と】
【彼女の笑い声はまるでさざ波のように儚く、淡く。すぐに甘い香の混じる空気に溶け】

怪我ーぁ?
ふぅん──でも、それで周りの景色とか見えるのかなーぁ?

【どこか不思議そうな声色で、彼女は尋ね】
【そっと、胸の下あたりで腕を組んだ】
【──そのせいだろう。彼女の胸の双丘は更に豊かになったように見え】
【柔らかな肌を、夜になりつつあった風に触れさせていたが──】
【或いは。目の見えないであろう彼には、其れは分からないことかもしれず】
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/08(金) 19:15:46.99 ID:aqJzk+BAO
>>640
──ッ!!
【少女は怪我無く受け止められた】

【そして男の問いに対し、ガクガクと震えながら小刻みに首を縦に振る】
【視覚だけでなく男の右腕からもまた、少女の小さな体の震えが伝わってくるだろう】

【男の記憶力が良ければ、この少女に見覚えがあるかもしれない】
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 19:21:27.79 ID:9vs+9boP0
>>642

そうか…………もう安心だ…………

【言葉通り、大男の方も安心した様な微笑みを浮かべ、右腕を離す】
【左腕は、まだしっかりと車輪を保持しているが、もう大した力もかかっていない】

(こう震えていては…………今手を離しては、また暴走するやもしれぬ…………
落ち着くまで、こうしているのが一番、か…………)

【未だ恐慌状態にあるらしい少女の様子から、手を離すのは危険だと判断したためだった】
【言葉も出ない様な状況では、、手に力を込める事は出来ないだろう】

…………落ち着くまで、どこかの店でコーヒーでも飲まぬか?
せっかくなのだ。わしがご馳走してやろう…………

【少女の様子を慮り、そう切り出す大男】
【何か飲み物を飲めば、少しは心が落ち着くだろうと判断したためだった】

(――――――――む?
この少女…………どこかで…………?)

【ふと、その少女の外見に引っ掛かるものを覚える大男】
【過去に会った事はあるのだが、状況が状況ゆえに、咄嗟に思い出す事が出来ないのだった】

/今度はこっちが飯行ってきます
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 19:21:35.17 ID:kYYjRXaNo
>>641

………………えっ?

【マジで?とでも言いたげな、虚を突かれた様な声を漏らす】
【ではこの様な場合、なんと答えれば良いのか――――ううむ。と少し悩んだ挙句】

然らば、何処にでも居る怪しい人間にそうろ…う?

【と、自分で言ってて何かおかしい事に気付いたのだろう。首を傾げて】
【その後の不思議そうな質問へ】

いいや、光は一切無いでござるよ
おかげで君に要らぬ手間をかけたでござる。

【改めて謝礼をすると同時、小さく頭を下げて】
【言葉通り、“視”えぬのだろう―――彼女の胸へは目は行かず。ただ彼女の顔の方へこの男は顔を向けていて】

【嗚呼、ならば何故―――この男は色々な事を“把握”出来ているのだろうか】


…そう言えば、何の本を読んでいたでござろうか?

【…勉強の途中だったなら邪魔しちゃ悪いか、と】
【そんな風に思って尋ねてみて】
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/08(金) 19:33:32.48 ID:IEMajF+DO
>>644

ふふ、何処にでもって──
怪しい人間がそこらじゅうにいたら大変じゃない、かなーぁ?
大丈夫。キミは目に包帯を巻いて出歩いている以外は普通だと思うよーぉ?

【「最も──怪しいって言われたいなら話は別だけど、ね?」】
【そんな一言を付け足して。くすくすくすと彼女は笑う】
【囁きのような声は静かに静かに、空気に溶け】
【より一層、甘さを増して再び紡がれる】
【とろりと漏れ出る吐息はしかし。まだ、熱いものではなく】

──推理小説、かなーぁ
古本屋で叩き売りしてたのを気紛れで買ったんだけどさぁ

……あぁ、そうだ。
『愛しい』キミのことも──ちょーっと推理させてくれていいかなーぁ?
探偵なんて柄じゃないけどさ

【──再び漏れる、囁きの笑み】
【どうやら先ほど彼女が読んでいたのは推理小説だったらしい】
【最も、彼女の独り言から察するに、あまり気には入らなかったらしいけれど】
【そして次いで紡がれたのは、そんな言葉】
【甘い甘い語尾と共に──少しだけ、言葉を蕩けさせ】
【先ほど読んだであろう本に出てきた探偵の真似事をしたいと、望んだ】
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/08(金) 19:39:40.69 ID:aqJzk+BAO
>>643
ふぅ─すぅ─ふぅ─……
【ゆっくりと呼吸を行い、段々と落ち着きを取り戻していく少女】
【ハッと思い出したようにレバーを引いて車輪を固定。これで安心だ】

【少女は男の顔を見て震えた声で礼を言う】
あ、ありがとうございました…
…じゃあ…お言葉に甘えて……
【普段の彼女ならまず断る申し出を受けたのは、やはり動揺がまだ残っていたせいだろう】
【その証拠として声に加え、茶色の瞳がまだ小さく震えている】
【少女はこのまま男に付いていくだろう】

【さて、少女は男の顔を見ても何も違和感を感じなかった】
【そもそも(確か)前回男の姿を見たときには気絶寸前であり、輪郭程度しか認識出来なかったためだ】
【この出会い、互いに初対面ではないと気付かないままに終わるかもしれない】

/いってらっしゃいませー
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 19:50:46.33 ID:kYYjRXaNo
>>645

う、むむぅ
とは言え、疵を見せたら逆にひかれそうな気もするんでござるが……

【包帯の下、深く抉られた様な疵は…晒せば怪しさより怖さが際立つ】
【まぁつまり、この男はどうしても他人から距離を取られる性らしい】
【彼女の甘い、蕩ける様な声に聴き入りながら】
【応える言葉は年齢相応の深い溜息を吐いて】

推理小説……ほぉ

【と、良ければ文字の見えない自分に代わって。その小説について教えて貰おうかと思ったが】
【次いで紡ぎ出された言葉に、その言葉を飲み込んで】

…………どうぞ。
とは言え、“死人”の拙者に隠すような事も大して無いのでござるが

【その言葉を、先程の礼だと言う様に…快く承諾した】

【―――さて、隠し事は大してない男だが】
【―――――“忘れて”いる事が有ると昨日思い出したばかりだ】
【……これが切欠となり、思い出せれば良いが】
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 20:04:40.17 ID:9vs+9boP0
>>646

(――――もう、大丈夫な様だな…………)

【少女の仕草を見て、そう判断する男】
【そっと左手を離しても――――もう不意の動きを見せる事はなかった】

うむ、では…………丁度あそこが開いておるか

【見回すと、そばに丁度良い喫茶店が開いていた】
【大男は少女のペースに合わせ、ゆっくりと店内へと入ってゆく】

「いらっしゃいませ。二名様でしょうか?」
うむ…………

【接客の店員の誘導に従い、席に着く大男】
【その巨体ゆえか、なんとなく納まりが悪いのがどこか滑稽だ】

ブラックコーヒーとマロングラッセを…………
あなたはどうする?

【メニューから注文を決め、少女に問いかける大男】
【ほんの休憩程度のメニューを選び出したようだ】

/ただいま戻りましたー
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 20:05:57.32 ID:DyfGwqajo
【水の国――】
【とある建物の前で立ち止まる、人影ひとつ】

……、……

【鮮やかで爽やかな薄緑色の瞳を持つ、黄緑のパーカーに身を包んだ少女だ】
【丈が長くてミニスカワンピースみたいになっているその服には、フードに三角耳と背中に尻尾のお飾り付き】
【濃緑のショートカットは、何故だか左サイドの一房だけ長くて。「鈴付きの紫のリボン」で結ってある】

っ、…………。

【その、硝子張りの扉へ脚を伸ばしかけるが、履き古したスニーカーは躊躇うように宙を泳ぎ、元の位置へ】
【ひとかけらの生産性もないその行為を繰り返し、繰り返し。前髪の奥の眉が、きゅうっと寄った】


   【ここは「カノッサ機関水の国支部」、無機質に聳え立つ黒い塔――】
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/08(金) 20:09:49.69 ID:IEMajF+DO
>>647

あー、確かにびっくりはする、かなーぁ?
普通に正面から、目のない?ないのか抉られたのかは分かんないけど──
そーんな人がふっつーうに歩いてたら二度見くらいはしそうかも

【奏でる言葉は、冗談なのか本気の一言なのか分からない其れ】
【だが、さざ波のような笑い声が零れているあたり──冗談半分、といったところだろう】
【胸元で腕組みをするのにも飽きたのか】
【右手人差し指をそっと、自分の唇の上に乗せ】
【くす、と。また小さく笑う】

──えーっと、まず刀を持っててー
だから剣士さん……うぅん、言葉遣いから、侍さんといった方がいいのかなーぁ?
あれ、でも目が見えなきゃ刀持ってても戦えない、よねーぇ
ってことは相当な使い手さんかな?

例えば──目を閉じてても、周りの音や気配でなんとなぁーく状況が理解出来るとか

今気付いたんだけど……さっきのスプーンもさ
「落下音」のせいでなんとなく位置は分かるけど──落ちた後のスプーンは、音をたてない
だから、探していたんじゃないかなーぁ?
気配をもたず、音もしない無機物──それを探り当てるには、どうしても視力が必要だから。

【唇に指を当てたまま。思考の向かうがままに言葉を紡いでいく彼女】
【甘い語尾と、比較的ゆっくりな言葉遣いは自分の「推理」を語る時も尚変わらず】
【にこりと浮かべた笑みはそのまま。ただただ、言葉を奏で続ける】

でも──「死人」……?
それは社会的な意味でってこと、なのかなーぁ?
それとも、肉体的な意味?

【だが。ヒントの少ない相手のことを理解するにはここが限界だった】
【加えて彼女は探偵でも何でもないのだ】
【まるで、「キミのこと、もっと教えて」──そう、言うかのように】
【ぐぃ、と彼女は彼に顔を近付けようとする】

/申し訳ない、次遅れます
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/08(金) 20:11:06.82 ID:D7UEidsj0
>>625

「ははっ、我々で宜しければ、またいずれ――
 さようならでございます、カイ殿。」

【どこからともなく取り出したタオル】
【無言で沸騰中の史音は、飛ぶような速さで足や体を拭いて】
【幸いにも宿は近い。多少水を絞った服をまとわりつかせながら、歩き去っていった】
【足早なところを見ると、そう大きな怪我でも無いらしい――】

 【―――道中】

「マスター、水の中に落ちなさったのがああも気恥ずかしくありましたか?
 いつもいつも、もっと恥ずべきことが有りましょうと当方は――」


  ―――――アタシ、「思い出しちゃった」んだ。


【濡れた髪に、すぅっと手ぐしを通して】
【ベンヌの言葉に、重いトーンで彼女が答えると】
【何かを察したようで、「彼」は黙った】

(…カイ、アンタね、ちょっとだけ“似てる”のよ)
(いつ見てもほっとけなかった、大切なアイツと―――)

(……もっと、がんばらないと)

【ぼんやりとした温泉街の灯を見通す、ピンぼけした視線は】
【「この世界」のいかなる場所も、捉えてはいなかった】
【開かれた手の中には、くしゃくしゃになっても瑞々しい花弁】

【――はらり、桜が散りゆくように】
【遠い日に葬られた思いは、子供には嚥下しきれない苦さ―――】

//ラストシューティングで寝落ち、本当にゴメンナサイ
//お疲れ様です、そしてありがとーございました!
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/08(金) 20:14:26.96 ID:YTc79Cin0
>>649

この建物に何か御用ですか?お嬢さん…?

【不意に後ろから声がかかる】
【振り返れば】

【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】
【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【帽子を抑えながら柔和な笑みを浮かべて立っている】

653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/08(金) 20:15:46.19 ID:OFenUspXo
>>649
はっはァ、迷子だなァ
(…オレがな!!)

【少女に向けてそう言ったのは】
【濃いオレンジの長髪に毒花を挿した、グレーのスウェット姿のねーちゃん】

おじょーちゃん。ここがどこか、分かってのかァ?

【そう言って、ニタリと彼女は笑う】

(オレは分かってねーけどさァ…!!)

【この馬鹿は、今一番来るべきでない場所に来てしまっている事に気づいておらず―――】
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/08(金) 20:16:54.13 ID:OFenUspXo
/うわぁ被りすぎだろ自分\(^o^)/
/もし良ければですが、複数できませんか…?
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/08(金) 20:17:48.59 ID:aqJzk+BAO
>>648
じゃあ私はモンブランとストレートティー下さい

【少女はそう店員に告げると改めて男の方を見て、頭を下げた】
【それに合わせてポニーテールにされたウェービーな髪が小さく揺れる】

さっきは本当に助かりました。あなたがいなかったらどうなってたか…。あなたも、怪我は無かったですか?

【今気が付いたのが申し訳ないといったような顔をして男に尋ねる】

/おかえりなさい
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 20:22:04.08 ID:DyfGwqajo
>>652

っ、

【ぴくり。肩を震わせて、警戒気味に振り向いた】
【薄緑が揺れる・揺れる、柔和な笑みがかえって怪しいようにも見えてしまって】

……ボク、ここの、偉いヒトに会いたいんです。
カノッサに……入りたくって。

【――それもあったけれど、揺れる要因はもうひとつ。これ、だ】
【青年がもし、「正義側」だったなら――邪魔されてしまうだろうとも考えたから】


>>653

……解ってる。
ここは、カノッサ機関、水の国支部。
解ってるんならなおさら来るような場所ではないとは思うんだけど、ね、

【曖昧に誤魔化し笑い。瞳は微妙に揺れっぱなし】
【この女性が「どちら側」なんだか解らない、けれども少女は退くわけにはいかず】

//私は大丈夫ですよー
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 20:25:57.65 ID:gNbPnt4qo
【路地裏】

そういやぁ、結局横のパイプ増えてねぇよな

(機関員探してたんだが、前回のは目的が果たせてねぇも同然だ)

【路地裏を青年が歩いている】
【青年は、整ったやや長い黒髪に、高めの身長】
【茶色のコートを羽織り、同じ色のブーツを履いて、灰色のジーンズにアクセサリーとしてチェーンをつけている】
【鋭い、或いは悪いと表現出来る目つきのせいか、雰囲気などが不良やチンピラに近い】

【妙にきょろきょろしており、人を探しているか人に追われているように見える】
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 20:27:17.67 ID:9vs+9boP0
>>655

「はい、かしこまりました
それでは、少々お待ちください…………」

【注文が出そろい、店員はいったん店の奥へと下がっていく】

いやいや…………あの場ではああするのが、人として当たり前の事だ…………
――――わしの体の事なら大丈夫…………
これでも……と言うより、見た目通りかな…………身体を使ってる仕事をしているのだ
そこらの普通の人間よりは、頑丈に出来ておる…………

【堅苦しく、どこか古風な言葉遣いだが、その義侠心も、どこか古武士の様な清々しさに満ちている】
【強力な筋力に違わず、その身のこなしもかなり力強いそれで、どうやら何ともない様だ】
【――――大男の『仕事』の場面に、少女が遭遇した事は、互いに気づいていないと言うのが、何とも滑稽だが…………】

――――わしの名前は、グルゴン=イクシール
ガードマン…………と言うか、雇われのボディーガードの様な事をしておる……

【そういえば、まだ名前を名乗っていなかったと思い返し、名を名乗る大男――――グルゴン】

しかし、先ほどは本当に災難だったの…………

【身体が不自由と言うのは、自分には到底分からない不便に満ちているのだろう】
【ましてや、先ほどの様に日常の一コマでさえ、命の危険を迎えることすらあるのだ】
【少々不憫そうな声色で、それだけグルゴンは口にする】
【――――余計な憐れみの言葉は、かえって失礼だと言う事を、十分に把握していた】
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/04/08(金) 20:27:55.63 ID:DZ4uBBoZo
【街中】

………

………寒い。

【春になってきたとはいえど、まだまだ風の寒いこの時間帯】
【そんな中、悠々と闊歩するのは一人の小柄な少女】

【月光を鮮やかに反射する銀色の短髪に、アホ毛が一本ぴょいんと伸びて】
【時折瞬きする程度、人形の様に動かない深紅色の瞳】
【白いローブを纏って、そこから伸びた四肢は病的にまで白い】
【おまけに、首にはNo,27と刻まれた金属製のネームプレート】

【そして、何より異彩を放つのは、彼女の周囲にある、数本の触手】
【ローブの内側から伸びているようで、彼女を守るように蠢いている】
【異彩というか、触手の動きがキモイので、近くに誰も寄っておらず
 遠くから見たら、彼女専用の道が作られてるのではないかと勘違いでもしそうだ】


……へくちっ


【更に言うと、行動全てがどこか、機械的で、無機質で、端的に言うと】
       【───人間らしさを感じない】
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/08(金) 20:30:29.19 ID:YTc79Cin0
>>653

おや、そちらにもお客様がいらっしゃる……何か御用で?

ああ、私はここで働いているハーネットと申します……

【丁寧にお辞儀をしながら柔和に笑う】

>>656

おやおや、貴女のようなまだお子様が…っと失礼……

機関≠ェどんな事をする場所かはご存じですよね?遊び半分で入れませんよ?

【柔和に笑いながら少女を値定めするように眼を開く】
【金色の瞳は絡み付くように視線を這わせていく】

しかし貴女は幸運だ!ここで機関員と遭遇できたんですからね!
まぁ取りあえず……支部長室≠ワでご案内いたしましょうかね……フフ

【元の開いているのか分からない瞳に戻り、笑顔を作る】
【自らの階級などは一切説明しない】
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/08(金) 20:30:57.19 ID:YTc79Cin0
>>653
//オッケーですよっと
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 20:33:20.03 ID:kYYjRXaNo
>>650

………矢張り包帯は巻いておくか。
ジロジロ視られるのは―――はぁ…天涯孤独も悲しいよな

【小さく笑う彼女に対して、男は小さく息を吐いて】
【冗談、と受け取り切れなかったらしい……】
【腕がだるいのか、左手はゆるりと刀の鞘に置かれて】

………驚いた

【彼女の推理に、ただ率直な感想を漏らす】
【口元に浮かんだ笑みは、ただ貴女を賞賛する様に浮かんでいて】

8割方、正解に御座る。戦いに際しては後は大抵“感覚”に候
肌に感じる殺気で“来る”位置を把握しているでござる

【…要は“勘”】
【長年、幾度もの戦を経験する事でしか得られない筈のモノを男は手に入れている様で】
【―――しかし、此度の「推理」とソレは無関係。】
【彼女の「推理」に関しては…100点を挙げても申し分ない】


【そして、次の言葉に―――】

…………武士は、仕えるべき主君を失えば“そう”なってしまうでござるよ

【肉体的でも、社会的な意味でも無い】
【彼の死は“心”の死】
【“必要”なモノを失って、“必要とする”者も居ない。なれば…それは】       【“―”と同意だろうか】
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/08(金) 20:38:58.23 ID:2jl10+N7o
【櫻の国、とある公園】

【日も暮れて、辺りもすっかり暗くなったというのに、一人の少女が広場で、なにやら鍛錬をしている】

【少女の風貌は10〜12歳ほどの背丈に、真っ直ぐに下された腰に届く程長い樗色(おうちいろ)の髪、前髪は短く切り揃えられていて】
【澄んだ紫色の双眸を持ち、袖のない濃紫のワンピースに紫のスニーカーといった恰好で】

【両手にそれぞれ木の枝を持って、簡素な休憩所の柱を敵と想定して一所懸命に其れを振っている】
【その様子から察するに、きっと剣術の修行だろう】

………。……

【ピシパシと枝を柱に叩きつける小気味良い音が聞こえてくるものの、肝心の剣術は子供のチャンバラ以下の其れで】
【剣の心得など少女には皆無なのが、見ているものにはわかるだろう】
【更には、体力も少女の其れのようで、只枝を振っているだけだというのに、息もあがっている。あ、今すべってこけた】

いたた……

【然し少女の表情は真剣で、其れが遊びではないという雰囲気を纏っている(単に無表情だからかもしれないが)】
【通りすがりの人は、こんな時間に一人で剣術修行をしている少女を、きっと怪訝そうな眼で見るだろう】

【因みに、広場はライトのお陰で、明るい】
【少女の周囲には保護者と呼ばれるような人物は見受けられない】
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 20:42:34.67 ID:Jas0ZG2SO
【路地裏】

【14〜5歳程に見える少年が、呆然と立ち尽くしていた】

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】

本当に、路地裏って危ないんだ……。

【彼の目の前には、血まみれのチンピラが一人転がっている】
【おそらく死んでいる】

そうだ、早くここから出ないと……。
勘違いされるかも。

【そう言うと、少年は踵を返し、小走りに歩き出す】
【傍目から見れば、この少年がチンピラを殺した様にしか見えないだろう】
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(群馬県) [sage]:2011/04/08(金) 20:46:01.80 ID:IOBp50iZo
【路地裏】

>>664

「あら」
【一人の女性が、言葉を発する】
「あらあら」
【その女性は黒の紳士服を身にまとい、左目にモノクルを付けた痩身の女性】
「なんということでしょう」
【どこか芝居がかった言葉とともに、女性は口角を引き裂けんばかりに釣り上げた】
「一大事ですわ。きっと死んでいるでしょうけれど」
【とてつもなく楽しそうに、女性は言う】
【ただ、その言葉に隠しきれない狂気を混ぜて】
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/08(金) 20:50:25.50 ID:aqJzk+BAO
>>658
そうですか、良かった…
何と言うか、パワフル!…といった感じですよね。皆から頼られてそうです

【少女は穏やかな笑みを浮かべながら男の話を聞く】

イクシールさんですね。私はセシリア・ランツと言います。近くの本屋と駅でアルバイトをしてます
ボディーガード…ですか。こんなご時世だし危険がたくさんあると思うんですけど、大丈夫ですか?

【男の自己紹介を受け、自らも名乗るセシリア】
【そして彼の職業を知ると心配そうな顔付きでそう尋ねる】
【こんなご時世だからこそ需要もあるのだろうが、やはりそう口にせずにはいられなかったようだ】

いえ、もうしょうがないことですから

【グルゴンの言葉に対してそう言って、彼女は笑う】
【物心がついてすぐ事故で脚を失うこととなった彼女にとって、最早これは宿命なのであり】
【生活での不便さという点について言えば、もうサッパリと諦めがついているのである】
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/08(金) 20:52:41.40 ID:zkWrKW9Lo
>>663


……鍛錬なら、一振りの方が良い。
二振りいきなり使えるのは、アホみたいに才能の有る奴だけだ。


【――と、男の声が、彼女に掛けられる】


【振り向けば其処に立っているのは、旅人風の男性だ】
【年の頃は二十代後半程だろうか、茶のファーコートを羽織っており、髪は黒】
【両腰には日本刀が二振りずつ、計『四振り』の刀を装備している】
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 20:52:45.29 ID:Jas0ZG2SO
>>665

……!?

【少年は立ち止まり、女性の方を向く】

こ、この人、僕がやったんじゃないですよ!?
たまたま通りかかったら、倒れてて……。
僕じゃないです!本当に!信じて下さい!!

【涙目になりながら、必死に弁解を始める】
【どう受け取るかは、女性次第】
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/08(金) 20:54:40.18 ID:OFenUspXo
>>656
アッハハァ、なァんだカノッサ機関水の国支部かァ!
そうかそうかァ!!アッハハハh…

    ( ww h a t ! ? )

【豪快な笑い声がピタリと止み】
【この馬鹿の脳みそは、久々にフル回転する】

(なんかヤバい。とてつもなくヤバい何かを感じる。青義の仕事内容にこいつらの更生だとか入ってた気がするけど知らなかった事にすれば問題ねェだろだって絶対めんどくさい事になるぜコレ!!どうせオレささやかにしか知られてねーし大丈夫だよな、うん絶対大丈夫フラグだろコレ)

【まさか自身の情報が、昨日出会ったフォルスによって機関の“データベース”に記されているとは、露ほどにも知らず】
【とりあえず脱出しようと振り返った、が】

>>660

【くるりと振り返った先、歪な雰囲気を醸し出した男が目に入った】
【おおイカした格好じゃねーか…と思い、上から下まで彼を見て】
【左手の甲、その中の数字を見て―――】
【―――やっぱり見なかった事にして】

………うん、オレただの迷子だから!
気にすんなよ、絶対に気にすんなよ!
むしろ用あるのコイツだから!!!うん!!!

(まさかの死亡フラグ?最高だなァオイ今日の占い1位にしたやつ訴えるぞ本気で!!!)

【何でもない風を装って、>>656を指差した】
【というか>>656にいろいろと任せて、逃げようとしている】

/サンクス!
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(群馬県) [sage]:2011/04/08(金) 20:56:10.70 ID:IOBp50iZo
>>668

【ふむ、と女性は黒い瞳を少年に向ける】
【そして、にっこりとほほ笑んだ】

「そんなことは、百も承知ですわよ」

【なんの邪気も含まぬ様な、ただただ明るい笑みを浮かべる】

「問題なのは、ここに死体があるということ。そして、血の匂いがあるということ」

【邪気を含まぬ笑みで紡ぐ言葉は、狂気】

「それだけで私は十分ですの。それだけが十分ですの」

【眼下の死体を恍惚の表情を浮かべて見やる女性】
【間違いなく、通報ものだろう】
【そしてきらりと、女性の左腰の拳銃が明りに反射した】
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/08(金) 20:57:25.56 ID:2jl10+N7o
>>667

……?

【声を掛けられると、一旦動きを止めて、ゆっくりと男の方へ振り返った】

……ふたつ使っちゃ…ダメなの?

【両手に握る枝を持ちあげて見せて、無表情ながら、何か思考している】
【その間は、如何にも少女が「どうして?」と言っているように見えるかもしれない】
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 20:59:42.21 ID:DyfGwqajo
>>660

……重々承知はしてる、ボクはミジュクモノだよ。
だけど、……何でもやる。やるから、――

【肌の上を蛇が這って行くような、心地いいとは思えない感覚】
【けれどもその足は、退く姿勢を見せず。揺れを押さえつけて、視線を返す】

――――ほんとう?
それなら、お願い……します。

【ほ、と。少しだけ緊張が紛れたようで、青年に着いていく姿勢を見せる】


>>669

……キミもなかなか大変そうだね……うん。
とりあえず、ね、ボクは今から「コッチ側」に付くことになると思うから、

【足音を立てずに一歩、二歩。歩いて】
【少女は青年の傍らに、立ってしまう】

キミが、「アッチ側」に居るのなら。
……逃げた方がいいと思うよ、うん。

【もう動かない薄緑の瞳。それはとても、冬の空気に似た突き刺さる感覚を与える、ような】
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 21:02:32.86 ID:9vs+9boP0
>>666

「お待たせしました。モンブランとマロングラッセ、ストレートティーとブラックコーヒーになります
ごゆっくりどうぞ…………」

【注文の品を携えて、店員が再び現れる】
【二人の前に丁寧に品を並べて行くと、一礼して再び店の奥へと下がって行った】

確かに、職場でも力仕事を回される事が多いのぉ…………
適材適所と言う意味では、正解なのだがな

【照れくさそうにそう言いながら、笑って見せるグルゴン】
【堅苦しい面もあるが、一方では割りに気さくな気質も持ち合わせているらしい】

セシリア殿か、よろしく
これはわしの連絡先だ…………良かったら、記憶に留めておいてほしい

【少女――――セシリアの名を口にしながら、そっと名刺の様な物を渡すグルゴン】
【名前と連絡先のみが記された、シンプルなものだ】

まぁ…………確かに、日々を無事に過ごしている…………とは言えないのは事実だ
だがわしとて、備えも無しに仕事をしている訳でもないよ
これでも、成人する前は修行を積んできたし、主からは大層な武具を与えられた…………
ケチな銃を持った通り魔一人ぐらいなら、仕事の上なら怪我もなく取り押さえられるじゃろう

【コーヒーの香りを楽しみながら、そう語るグルゴン】
【どうやら、単純な体力自慢と言う訳でもないらしく、それ相応に『腕に覚えがある』らしい】
【先ほどの、適切な車椅子への対応も、そうした経験の延長線上にあるものなのだろう】

うむ…………

【その現実を、しっかりと見据えて日々を生きているのだろう】
【その姿に心打たれた様に、グルゴンは強く頷いた】
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/08(金) 21:05:17.00 ID:IEMajF+DO
>>662

ふふ──天涯孤独、ねーぇ?
だったら……うぅん、侍君
かっこいいキミのこと──『愛して』もいいかなーぁ?

【──くす、くす】
【淡い淡い囁きが、木漏れ日のように小さく落ちる】
【告げられた言葉は文字通り、『愛』を語るもの】
【唇に添えられた指を愛しげに咥え。愉悦を覚えるかのような笑みを浮かべ──】
【──ゆるり】
【醸しすぎた蜂蜜が如き言葉を、彼女は紡ぐ】


なぁーるほどねーぇ
ふふ、意外とあたるね、真似事でも
それにしても──じゃあ、随分と戦い続けてきたんだねーぇ、侍君は
そぉんな侍君がカフェにいるなんて──ギャップがあって、それはそれでいいかなーぁ

【──なんて】
【賞賛の言葉には、満足げにそう返し】
【「ねぇ、侍君。侍君──」】
【繰り返し。彼の「存在」を──甘く蕩けた声で、紡ぐ】
【「──侍君」】
【まるで。自分の存在を、相手に教え込むかのように】
【そして──】

────なるほど、ね
じゃあ、ひとつ質問をしよう、侍君


                   キミは

    未だ主を

          欲してる、かなーぁ?


【────其の問いかけの、意味は】

/ただいまー
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/08(金) 21:07:34.52 ID:YTc79Cin0
>>669

おやおやそうだったんですか……これは失礼いたしました
ですが………

【スッと音もなく接近をして、思い切り肩を掴もうとする】
【掴めたらそのまま耳元で囁くように】

まぁ折角ですし……貴女もお茶でも飲んでいったらどうですか?
道もお教えしますよ……丁寧に…ね

貴女からも何か面白い話が聞けそうですからねェ…ククク

【鋭い瞳を露わにしながら口元を歪め】
【ゆっくりと言葉を放っていく】

>>672

結構結構……何やら事情がおありのようだ……

ちなみに数ある支部の中で何故この水の国≠ヨ……?

【少女の方を振り返りながら、笑顔を作って問いかける】

676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/08(金) 21:10:35.63 ID:zkWrKW9Lo
>>671

【無表情の中に篭った幼さに、幾許かの可笑しさを感じたのだろうか】
【男は軽く苦笑を浮かべると――少しだけ、彼女へと接近して】

良いかい、お嬢さん。
ふたつ使うのは一見、滅ッ茶苦茶に強そうに見える。
……と言うか、使いこなせてれば実際、べらぼうに強いんだ――が、だ。

【そのまま彼女を通り過ぎ、腰掛けるのは休憩所の椅子】
【位置取りとしては彼女の様子をよく見ることが出来、声も掛け易い場所だ】


……ああ言うの使う奴は、大抵、『技術』か『力』のどっちかが飛びぬけてるのさ。
片手で刀を使うって事は、両手で振った時の半分以下しか力を篭められないって事だからな。
相手の両手と同じほどの『力』が有るか、いなす『技術』が有るか――。


【此処まで言って、自分の言っている事が少し難解すぎる可能性に気付いたのだろう】
【目の前の少女は凡そ、剣術はおろか戦闘に熟練しているようには見えない】
【「ちょっと難しいか」、と呟く様に彼女へと語りかけ、頭を掻いて】


まぁ、簡単に言うと――そうだな、二刀流は難しいから、簡単な方から練習しろ、って事だ。


【――少し論旨がずれた様な気もするが、早い話が『基礎から固めろ』と言いたいらしい】
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/08(金) 21:12:21.92 ID:Jas0ZG2SO
>>670

わ、わ、わ……。

(どうしよう何言ってるんだろこの人路地裏になんか来るんじゃなかったそうだ早く逃げようそうしよう)

【そんな事を考え、逃げ出そうとするが】
【その時、女性の拳銃が目に入る】

け、拳銃……。

(どうしようどうしようどうすればいいんだろう早く逃げなきゃでも足に力が入らない)

【女性の雰囲気に圧倒され、腰を抜かしてしまった】
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 21:12:41.10 ID:kYYjRXaNo
>>674

…………ハハ。あまりそう言う事を言わんでくれ。
思わず、本気にするで御座るよ?

【なんて、これこそ冗談だろうと思ったのか…おどけた様に答えた】
【『愛』を語るなんて、今まで経験も無い…無縁のモノと考えている】

そりゃあ拙者とて腹も減る。
ついでにコーシーだって飲んでみたくなる時も有ればサンドウィッチだって食べたい
……豚カツや肉は、遠慮願うで御座るが

【――何故、だろうか】
【ヤケに彼女の“褒め言葉”が、耳に着く】
【実際に…多くなっているのだろう】
【甘い甘い囁きに、彼女の存在を―――視覚でなくその他の5感で“観る”】

【問われた、言葉には――――】

【―――。一瞬、言葉を失った】
【嗚呼、欲していたのは。それだろう “――”の代わり。新たな“―”】
【それが有れば。戦う“理由”が出来るだろう】
【それが有れば、己が剣はより高みに昇れるだろう】
【そして、この侍は。嘘を吐くのは苦手らしく】

…………ああ。欲しいよ

【生温い。人肌の声で、答えた】

/おかえー
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(群馬県) [sage]:2011/04/08(金) 21:17:09.78 ID:IOBp50iZo
>>677

「そんなに怖がらなくても良いじゃないの。別に取って喰おうってわけじゃないんだから」
【今度は人受けの良い笑みを浮かべる】

「ごめんなさいね。一応この通りの場所だから警戒することにしてるの」
【軽くウィンクをしながら】
【良く見れば女性の胸元からは銀色の猫の肉球をかたどったアクセサリーが下げられている】
【少なくとも、敵意を向けなければ悪い人ではないだろう】
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/08(金) 21:18:06.87 ID:XisrmCqho
【街中】

木を隠すなら森の中という言葉があるように
人を探すなら人ごみの中なんじゃなかろうか、なんて。
そんな安易な考えでこの辺りを歩いているわけですが――――

ま、そう簡単には往かないのが人生ってもんでしょうよ!

【黒の大き目のシルクハットに、下半身までを覆う漆黒のマントを羽織って】
【膝上数cmまで伸びただぼだぼの黒いセーターに、足のラインを際立たせる黒のニーソックス】
【兎を模したネックレスを着け、右手中指に猫目石の指輪を嵌めた銀髪ポニーテールの少女が】
【何かを探しているのか、あちら此方へと視線をめぐらせながら】
【未だ人通りの多い街中をふらふらとしている】
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/08(金) 21:20:28.01 ID:aqJzk+BAO
>>673
ふふっ。たくさん人の役に立てるって、良いことですよね
(なんか、かわいい人だなぁ…)

【グルゴンの仕草に密かにそんなことを考えながら、運ばれてきたモンブランにフォークを伸ばす】

っと。ありがとうございます
えーっと紙紙…私のも渡しときますね

【とそこで名刺を渡され、上着のポケットにそれを入れる】
【テーブルに置かれていたアンケート用紙とペンを取り出し、さらさらと連絡先を書いてグルゴンに渡した】
【丸みを帯びつつも綺麗な字を見ることが出来るだろう】
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/08(金) 21:22:56.13 ID:OFenUspXo
>>672
【自分を見据える薄緑の瞳が、もう揺れる事は無く、見る者に緊張感を与えるものに変化したのを見て―――】
【―――高翌揚感が、背を駆け上がる】


   (もし、こいつが機関側について)


                     (青義のオレを、殺しに来てくれるなら)


             (最高に、楽しいだろうなァ)


【そんな事を考えて、少しの間呆けていたせいか―――】

>>675

【―――気づけばがっしりと、肩を掴まれてた】
【耳元で囁かれるのは、断れなくは無いただの誘いだが】

【断ることを、彼の歪な雰囲気が許さない】
【このまま流れで>>672と一緒に、今一番入るべきでない場所に足を踏み入れてしまうのか】
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/08(金) 21:27:01.54 ID:Jas0ZG2SO
>>679

あ、す、すみません……。

【なんとか立ち上がる】

そ、そうですよね。危ないですよね。すみません変に怯えて。

【なんとか言葉を返す】
【それでも大分緊張している様子】
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/08(金) 21:27:17.39 ID:89suGzjOo
>>680
【不意に、そんな少女の独り言に返事が返って来る―――】

木の複数形が森で、人の複数形は人ごみ……
人は増えると価値が無くなったりするのかな?

【淡々と、淡々と。皮肉なのか、純粋な疑問か―――微妙な響きを持った声が伝わってくるだろう】
【で、その声の方向に視線を向けレバ―――】

【鮮やかな黒髪黒目を持ち、鍵形の木製の髪飾りを付けた比較的胸の大きな少女が街角に佇んでいる(ちょっと通行の邪魔)】
【漆黒の長髪はうなじの辺りで束ね上げられ、夜色の瞳は透き通る輝きと吸いこまれそうな暗さを備えている】
【制服風の白い上着とスカートを黒いインナーに重ねるように着ており、黒いタイツが足全体を覆っている】
【その両腰辺りには、それぞれリボンをあしらった白い半月形のポーチらしきものが付いている】

【※若干の間】

……人探し?

【それでもって、ようやっと?ポニテ少女の独り言の本来の意図に言葉を向ける】
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/08(金) 21:28:07.71 ID:2jl10+N7o
>>676

【魔翌力を感じとれる者ならば少女に近づけば判るだろう】
【彼女がどす黒い魔翌力を垂れ流していることに】
【然しながら彼女は男に対して敵意や、殺意といった類のものは微塵も持ち合わせていない】
【勘が鋭ければ、魔翌力の制御が出来ていないということを予想できるかもしれない】

………

【時々こくりと相槌を打ちつつ、黙っておとなしく男の説明を聞いている】
【言いたいことは何となくであるがわかった。二兎を追うものは一兎も得ず、というものである】
【剣術に精通していない者が、高等剣術を習得しつつ、基礎も習得してゆくというのは確かに無茶な話だ】
【尤も、少女はそんな小難しいことを頭の中で思ったのではなく、“何となく”理解しただけではあるが】

……わかった…そうしてみる…

【やがて、男の説明が終わると、其れだけの言葉を呟いて、左手の枝を地面に落した】

【そして、真剣を持つが如く枝を両手で握ると、先程と同じように柱を斬りつけ(?)始めた】
【だがやっぱり、太刀筋も、持ち方も、無茶苦茶で、基礎の基礎と言える所から全て彼女は知らないようだ】

【因みに、述べてはいなかったがこの少女は自分の刀を持っていない】
【では何故剣術修行などしようと考えたのか…そんな疑問が頭を過るかもしれない】
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 21:28:17.68 ID:DyfGwqajo
>>675

……たまたま。知り合った子が、この国へ。
連れて来てくれたんです、そう、ほんとにたまたま……

【其処まで言って、一拍。くっと唇を引き締めて、舌で湿す】

……もう、会うことはないです、けど。

【きっとそれは、「知り合った子」のことを言っているのだろう】
【俯き気味だった顔を上げて、振り返ることなく。少女は、前へ踏み出した】


>>682

……キミがそれでいいなら、いいけどね。

【スニーカーのゴム製の靴底は、足音を立てることはなく】
【黒いビルへ吸いこまれてゆく、黄緑のパーカーの背中】
【飾りの尻尾は不穏そうにゆらめいて、リボンに付いた鈴だけがちりんと鳴いた】


【――――きんぐ・くりむぞん?】
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/08(金) 21:30:15.72 ID:dcoTmS3Io
【風の国・ルクシャトリスのとある公園】

………………ん………………

【セーラー服に紺のスカートを着て、長い青リボンの巻かれた水兵帽を被り、縁無し眼鏡を掛けて、】
【金色に煌めくロングストレートヘアーを靡かせている――、そんな身長160cm程度の少女が、ベンチに座って缶コーヒーを飲んでいた】
【鋭く光る眼鏡の奥から、冷めた目付きと、澄んだ蒼色の瞳が覗き――】

………………甘っ………………

――ふう……やれやれ、試しに戦場の下見に来てはみましたが……これと言った収穫もございませんねえ……
……ま、よろしいでしょう――、今は平穏無事な方が「本番」の盛り上がりへの期待も高まるというもの、でしょう……ね――フフ……

【少女は、缶を右手に持ち、左手人差し指でクイッと眼鏡のブリッジを押し上げると、】
【眼前に広がる「日常」を瞳に収め……それから、またゆっくりと、缶を口へと運ぶ――】
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(群馬県) [sage]:2011/04/08(金) 21:31:21.11 ID:IOBp50iZo
>>683

「ま、誰だってそうなるわよ」
【ふふん、と平らな胸をはり、女性は笑う】

「拳銃差した女が狂気じみた言葉吐きながら笑ってたら誰でも怖がるわよ。心配しないで」
【くつくつと喉を鳴らし、女性は笑う】
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 21:32:32.00 ID:9vs+9boP0
>>681

うむ…………
こんな事を言うのは不躾かもわからんが、職場では、素敵な女性に会えたしの…………

【変わらず、照れくさそうな表情のままで左手で後頭部を掻き毟る】
【どうやら、同僚に惚れた女性がいるらしい】

あ…………ありがたい。確かに頂戴した

【差し出されたアンケート用紙を、丁重に受け取るグルゴン】
【ラフな服装が災いしてか、仕舞い込むに適当なポケットなども無かったので、財布の中に仕舞い込んだ】

――――まぁ、幼い頃から武者修行に出てたせいか、わしの性の様になっておるな…………
人の為に何かを成さなければならない、と…………
わしの主も、そんなわしを見込んでくれたのだ……

【フッと、柔らかい笑みを覗かせる】
【先ほどセシリアを助けたのも、彼にとっては半ば衝動的な事だったのだろう】
【普通に考えれば、プロとして無駄に怪我を負いかねない暴挙には飛び出さないものだ】
【そこまで冷徹かどうかはさておき――――どうやら、困った人を放っておけない性質らしい】
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 21:33:42.29 ID:gNbPnt4qo
【街中】

(流石に街中うろつかねぇよなぁ。いくら機関員とはいえ)

(『Justice』とも後一つはパイプがほしい。護一人じゃ小さすぎる)

やること多すぎるな

【まだまだ人の多い表通り。路地裏の出入り口あたりの壁に背もたれている青年が居る】
【青年は、整ったやや長い黒髪に、高めの身長】
【茶色のコートを羽織り、同じ色のブーツを履いて、灰色のジーンズにアクセサリーとしてチェーンをつけている】
【鋭い、或いは悪いと表現出来る目つきのせいか、雰囲気などが不良やチンピラに近い】

【人を探すようにきょろきょろしており、仕草のせいか若干目立っている】
【また、路地裏側からすれば通るのにやや邪魔だ】
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/08(金) 21:36:12.49 ID:IEMajF+DO
>>678

ふふ──別にいいんだよーぉ?
むしろ……本気にしてくれた方がいいかなーぁ

【くすくす、くす】
【──さざ波の、笑い声】
【彼女の意図するところは、分からない】
【本当に彼へ『愛』を語っているのか──】
【──或いは、冗談なのか】
【言葉に浮かんだ淡い波は】
【深渕に沈む彼女の思考を、そっと隠し去る】

なぁーるほど
確かにそうだよねーぇ
人間なら誰しも、お腹すくもんね
あ、でもちょーっと意外かも
お肉、もしかしてダメなタイプ?

【──さぁ】
【囁きのような言葉を零し。小さく淡く、彼女は笑う】
【「存在」────】
【彼女の其れは、確かに人だった】
【他者を惑わす妖魔でもなければ、他者を誑かす異形でもない】
【しかし異質なのは──彼女の表層】
【紡がれる言葉。醸される思考】
【────『愛している』】
【他人への甘い甘い好意に満ちているように見えながら】
【だが、それでも】
【──ただ「観る」だけでは分からない彼女の意識の奥底に】
【何か致命的とも言える「歪み」のような其れは、あった】
【表層で感じ取るとすれば──まるで】
【まるで、軋みのようなものを、覚えるかもしれず】


────シズリ
其れが私の名前

ねぇ、侍君──


           私に仕える気は、ないかなーぁ?


          【────────】


【其れはきっと】
【甘く、甘く──どこまでも甘い】
【腐りかけの果実酒のような。熟れすぎた蜂蜜のような】
【──そんな、言葉】
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/08(金) 21:37:30.23 ID:Jas0ZG2SO
>>688

はぁ。そう、ですね。はい。

【適当に相槌を打つ】
【緊張はそれなりに解けてきた様子】

僕は、ヘイロンって言います。あなたは…?

【名前を名乗り、女性の名前を尋ねる】
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 21:38:23.10 ID:EY2TUKqso
>>687
『戦場』――…?
ああ――…『戦場』になるんだな?此処。

【公園内にある上り棒、その天辺に】
【座り込む一つの影】
【少女の言葉を聞いていたのか、眼下へ視線を傾けて】
【身を包むマントが、風にはためいた】

で――…口ぶりから察するに、アンタは仕掛ける側?

【陰鬱な、出の悪いコピー機のような、喋り方で】
【少女に向けて、言葉を投げる】
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/08(金) 21:38:37.87 ID:YTc79Cin0
>>686 >>682

では、お二人とも、どうぞこちらへ………ご案内いたしますよ……
いやぁ……来て頂いたのなら勝手に入って頂いて構わないんですけどねぇ……ハハハハ

【左手で道を開けながらゆっくりと歩き出す】
【そしてビル内部に入って、入口ホールの受付で何かを話ながら、何かを受け取る】

【心なしか、受付嬢は何やらビクビクとしているようだった】

はいどうぞ……ここのIDです、機関員になりたいというお嬢さんにはナンバーズ用のIDを…100階までの全施設が利用可能です

そちらの方には……こちらの来客用IDを……50階までの利用が出来るので、今度いらした時にでもご利用下さい

さて、では支部長室にご案内いたします……

【二人にIDカードを差し出すと、ホールを真っ直ぐ行った先のエレベーターに乗り込む】
【開<{タンを押しながら、二人が入るのを待つ】

そういえば、お二人のお名前をお聞きしていませんでしたね……

私は先ほど申した通り、ハーネットと申します…以後よろしくお願いします
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/08(金) 21:43:21.94 ID:XisrmCqho
>>684

見ろ、人がゴミのようだー……って?
まぁ、高いところから見下ろせば人もまたゴミに見えなくも無く――

とはいえとはいえ。人が混み合ってるからこその人混みなんだけどね?

【独り言に対し帰ってきた言葉に、少女は足を止めて】
【声のしたほうへと視線を向けながら、呟くように言葉を紡ぎ】

――そ、人探し。
待ち人来たらず、って所かなー。

【小さく微笑を浮かべて、問いに対し答えを返す】
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(群馬県) [sage]:2011/04/08(金) 21:44:52.81 ID:IOBp50iZo
>>692

「おっと、申し遅れたわね」
【今気づいた、といわんばかりに。ちゃり、と胸元のアクセサリーが音を立てた】

「ライシュッツ。わたしは、ライシュッツ」
【よろしくね、と付け加え、笑みを浮かべた】
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/08(金) 21:45:11.71 ID:zkWrKW9Lo
>>685

【この男――魔翌力に対する感性は鈍い様で】
【其れでも、『全く感じられない』と云う事ではなく、中途半端には何か感じる】
【結果、「風邪でも引いたか」と結論付け、身中僅かに首を傾げて】


(………、… 放っとくのも、何だかなぁ――。)


【――彼女の一生懸命な鍛錬に、心中で浮かんだのは苦笑】
【本人が一生懸命やっている事は判る以上、何らかの手助けはしてやりたい】
【とは言え、基礎的な事を仕込むのには時間が掛かる――】


(…………………重心がブレてる――、―んだろうな、多分。)


【一分経過】


(…………………否、よく見りゃ握り方からか――。)


【二分経過】


(…………………踏み込みは――無意識か?)


【三分経過――段々と男の方も、色々と気になって来た様で】
【「うずうず」と云う擬音が見えそうな、そんな状態と表情と化して来たご様子】



――……、……お前、誰か剣術習ってる人は居るのか。



【――修行を独りでしていると云う事は、居ないのだろうか】
【ならば何故、少女は剣術修行など行っているのか――ちょっとした、疑問を口に出す】
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 21:46:17.74 ID:kYYjRXaNo
>>691

………―――――いやはや。大人をからかうのは止めて欲しいでござるな

【…口元にだけ、笑みを浮かべた儘。呟いた】
【悪い…悪い冗談だ。冗談であってくれ】
【冗談としか、思えない―――】【―――“何故”なら】

シズリ殿……

【温い。浸かれば多少の肌寒さを覚える程度の…ぬるま湯の声で名を呼んで】
【違和感を覚えたのは、最初に“――――”と言われた時】
【その違和感は、“識っている”】


……貴殿は、“誰を”愛している?


【彼女の甘い、ウィル・オー・ウィスプに誘われる前に――】
【一度、“確認”してみよう】
【―――お得意の、“かまかけ”で】
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/08(金) 21:46:58.21 ID:dcoTmS3Io
>>693

…………………………

【眠たげな半開きの両眼で、ジトーッと、風景を眺めつつ、ゆーっくりとコーヒーを飲む少女】
【彼女は、ある程度飲んだ後に、再び缶を口から離して一息つき、】

――――はぁ…………、いやはや……缶コーヒーは甘くていけませんねえ…………

【ちゃぷっ……と、コーヒーの残量を確認するように、缶を軽く揺する】

【それから――】

……さて、優雅……とは申せないにしても、穏やかなティータイムへ不躾に御邪魔なさるこの声は……

――登った後に降りられなくなり、ご自宅に帰りそこねた、登り棒愛好家か何か、でしょうか、ね……?

【――「いきなりそんな質問をして御丁寧に返答なさるとでも?」とでも言いたげに、】
【少女は、冷たく鋭い視線を、謎のマントへ、投げ掛けた】
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/08(金) 21:49:47.25 ID:aqJzk+BAO
>>689
【グルゴンの言葉を聞き、きょとん、とした顔をするセシリア】
【次いで、その口端が横に伸びていく】

かなりの爆弾発言ですよー、それ。ちなみにアプローチしてます?

【にやにやとした顔でそんな言葉を投げかける。恋の話は女の子の大好物だ】


【次ぐ彼の話に、あぁ、凄い人だなぁ…と、そんなことを考えるセシリア】
【砂糖を溶かした紅茶をティースプーンでゆっくりとかき混ぜながら言葉を洩らす】

なんか、イクシールさんみたいな人って、とっても尊敬出来ます…
こんな人に会ったのは…二人…目……

【カラン、と音をたててその手からスプーンが落ちる】
【はぁはぁ、と息を切らしながら、左手で胸を押さえている】
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/08(金) 21:51:03.14 ID:89suGzjOo
>>695
高いところから見下ろす景色はそれはそれで。でも此処は普通の街角だね
つまり私たちが誰かにゴミ扱いされているかも知れないわけだ

【目を閉じて、んー、と考える素振り(多分本当にフリだけ)をして】

……おお、その発送は無かった

【本当に無かったby中身】
【それから、はいてない少女に向けてテクテクと足を運ぶ】

そう言うキミは待たずに自分から探しているみたいだけど―――待ち飽きた?

【中性的な顔立ちをそのままに、ちょいと首を傾げてみる】
【ちなみに、顔はややボーイッシュであるものの、身体の一部の起伏から、男と見紛うことはまず無いだろう】
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/08(金) 21:52:20.66 ID:OFenUspXo
/自分のレス見返したらだいぶ返しづらい事に気がつきました、以後気をつけます

>>686 >>694
(なんでここにいんだよ、オレ…)

>>686と共に入ってしまった、この不穏なビル】
【おまけに“支部長室に案内する”という非常に不安な言葉も聞こえたのだが…】
【エレベーターに乗り込んでから思案しても、もう仕方のない事だ】
【素性を明かさなければ面倒にはならない、と受け取ったIDカードを弄びながら結論をつけた】
【明かす気がなくても、すでに明かされているのかもしれないが―――】

ん…あァ、オレは優蛾チャン。
………覚えとかなくていいぜェ、つーか今すぐ忘れてくれると嬉しいなァ

【相手のペースに乗って、早速名前を明かしてしまった馬鹿野郎であった】
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/08(金) 21:53:45.81 ID:Jas0ZG2SO
>>696

ライシュッツさん、ですね。はじめまして。よろしく。

【一通り挨拶をする】

ライシュッツさんは、普段からこういう所を通るんですか?
通るんだったら、さっきの僕みたいに誰かの死体を見つけちゃう事も、ありますよね?

【とりあえず質問してみる】
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(群馬県) [sage]:2011/04/08(金) 21:55:49.14 ID:IOBp50iZo
>>703

「んー、私は結構通るよ。近道だから」
【くつくつと笑いながら】

「死体も結構見つけるよー。まあ、こっちは魔物狩って生計立ててるもんだからそんなにためらいもないけどね」
【実際に狩るのは魔物だけではないが、まあ間違ってはいないはずだ】

「しかし君はこういうのは初めてみたいね」
【眼下の死体に軽く視線を向けて】
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/08(金) 21:57:01.93 ID:IEMajF+DO
>>698

ふふ──私だって、大人だよ?
侍君に比べたら……年下だろうけど

【くす、くす、くす】
【次第に。甘い笑いに粘りが混じる】
【其れはまるで芳しい腐酒の如く】
【其れはまるで愛しい蜜壺の如く】
【どろりと、甘く。熱く。ただただ──艶やかに】


          キミを含めて──

          世界にいるすべての人間を

          ────『愛している』よ


【──迷いなく告げられた、言葉は】
【『愛』を紡いだ、其の言之葉は】
【酷く酷く──狂おしいまでに】
【────『愛して』いた】
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/08(金) 21:57:35.28 ID:2jl10+N7o
>>697

【その3分間―――】
【少女は自分なりに一所懸命枝を振るっていた】
【男が感じたとおり彼女は、重心、握り方、踏み込み、その他諸々――そんな基礎技術など一切合切持っておらず】


                    【詰まり、だ】


―――……いない…だって…練習し始めたの、……今日が初めてだから…

【 そりゃ無茶苦茶なわけです^q^ 】


……でも…強くなりたかったから…

【小さく、そう言葉を零すと、再び柱へと向き直り枝を振るい始めた】

【強ち、少女はふざけてなどない】
【寧ろ純粋に強くなりたいと思っているようで】
【枝を振るうその真剣な顔つきが、其れを物語っているのに、気付くだろうか】
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 21:59:01.29 ID:DyfGwqajo
>>694

……どう、も。

【受け取ったカードをひらひら、二回だけ空中で踊らせて】
【エレベーターの内側に、足を運ぶ】

ハーネットさんと、ユウガさんね。覚えたっ、……多分。
ボクは、そうだね……

――――「セラフィナイト」と、名乗っておくよ。
セラフィって、縮めて呼んでも良いから。

【上る登る昇ってゆくエレベーター、そこから下を見下ろして】
【ついさっきまで傍らを歩いていた人々が、ここから見れば芥子粒ほどのサイズに見えてしまう】
【ああこれが――――「上」から見る世界の風景か、と。ぼんやりとそう、思った】

【黒い塔の中の黒い箱は、上へ上へ、昇ってゆく】
【それは確かに少女が望んだ場所だのに、――どうしてちょっとだけ、かなしくなったりするんだろう】

【外を眺めたまま、少女は「そこ」へ辿り着くまで、待っている】
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 21:59:31.75 ID:EY2TUKqso
>>699
【薄闇の中、少女へ向けられる瞳は、まるで猫のようで】
【相手の返事を受けて首を捻る動作は、オウムかインコのように、小刻みだ】

答えない――…かあ。
ま――…いいや。

【鉄棒の頂点から、それは跳ぶ】
【瞬間、少女には見えるだろうか】
【鉄棒から跳躍したそれの『脚』――その形状が、猫に酷似していることに】
【そして、衝撃を[ピーーー]ように、しなやかな着地を持って、少女の近くへ落ちてくることだろう】

……――…さて、どうしようかな。

【マントの埃を払って、立ち上がり】
【顔を、上げれば】
【瞳は先ほどと変わって、人間のそれと変わらず】
【マントから覗く脚も、人間の物だ】
【ボサボサの黒髪を掻きながら何やら思案するこの青年は――見た限りは『人間』にしか見えないだろう】
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/08(金) 22:01:08.62 ID:XisrmCqho
>>701

酸素を吸って二酸化炭素を吐く生物。
世界的に考えて、果たしてゴミ以外の何であるだろうか。

【考える仕草に対し、教示するように偉そうな口調】
【ゴミ扱いについては特に否定意見は無い様で】

【何をはいていないかは聞かない事にします】

んー、飽きたってのは、ちょっと違うかな?
ただその、待ってたら春も終わっちゃうし、待ってるだけじゃ寝ちゃうし。

【少しだけ、何と言うべきか言葉を考えて】
【過程は結構無視して結論から伝えてしまう】
【口元に人差し指を当て、小さく首を傾げる仕草は】
【外見年齢より大人びて見えるかも知れない】
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/08(金) 22:07:19.98 ID:zkWrKW9Lo
>>706

【――「今日が初めて」】
【流石に其の解答は予想外だったのか、男は若干口を開け】
【其れでも、飛び出しそうになった声を飲み込む様に喉を鳴らすと――】


(……強くなりたかった=Aな―――。)


【かちり、金属のぶつかり合う音と共に男は立ち上がり】
【一際大きく伸びをすると――其の黒の双眸を、彼女へと向けて】


ちょっと振るの止めて、こっち見てみ。
少し、お前に訊きたい事が有る。 ……何、十秒もありゃ終わる質問だ。



――――……何でそんなに強くなりたい。 誰かを負かしたり、何かをブッ壊す為か?



【 ――双眸の奥には、暗さと明るさが混在したかの様に揺蕩っていた 】
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/08(金) 22:07:29.51 ID:Jas0ZG2SO
>>704

「魔物を狩る」…ですか…。

【少年に少し鳥肌が立ち、翼が落ち着かなくなる】
【背中の翼を見れば分かる通り、少年は「人ではない」】
【どちらかと言えば魔物に近い存在である】


…はい。この前、知り合いに「路地裏は危ない」って聞いて、怖い物見たさで。
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 22:07:32.48 ID:kYYjRXaNo
>>705

【くつり―――】
【粘り気と熱を増す彼女の笑みに対して…彼の笑みは1度だけ。後腐れも無い、一度切りの斬る様な笑み】


―――――― “ 嘘 ” 。


【迷いのない、“応え”に】
【此方も迷いのない“応え”を囁いた】
【嗚呼、君の様な子は…長い事生きて居れば視る機会も有った】

【総じて―――君の様な“子”は】


君が“愛している”のは、“君だけ”じゃないか?
“愛してる”と、自分で言い聞かせれないから…他人に囁いて貰って。
心にも無い≪言葉/愛してる≫を囁いて。

……自分が満足する為だけに、“そう”言って 自分が必要とされる為に“そう”なった


戯言にござる。妄言に御座る
されど――――拙者は“そう”としか思えぬ

【温い温い、人肌の声】
【心に染み渡る湯船の様に―――人の心にじんわりと入り込んで行く】

【だがそれでも―――未だ、“軽蔑”も、“拒否”も、吐いていない】
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/08(金) 22:08:13.97 ID:cOOK7m1ho
【とある廃墟】
【繁華街からやや外れた、人気の少ない区域、そのとある一角】
【いつもは本当にゴーストタウンかと言われるほどに、夜になれば『死ぬ』場所だったが、だからこそ、時々誰かの鍛錬の場となるのであるわけだが】

【今日はちょっと、変わっていた】

【剣戟、幾度となく鳴り響く金属音】
【その間隔は短く、攻めている側は怒涛の連続攻撃を仕掛けているのだと、音だけ聞けばわかってしまうだろう】

【ボロボロの窓枠から中を覗くと、影は二つ】

【ひとつは、鎧。全身に蒼い線を輝かせ、二メートル近い体躯の猫耳のような飾りをつけた騎士甲冑】
【手に持ったツヴァイハンダーは取り回しに優れないのか大振りで、けれど一撃が重たいだろう】
【そのツヴァイハンダーを盾にするようにして、相手の攻撃を防ぎ続けている。速度重視で払えないのだろうか】

【もう一つは、人型の猫。全身が毛皮で覆われた、猫耳尻尾の獣人が、青褪めた槍を振り回し暴れている】
【騎士とは逆に、速度に重きを置いたようなスタイルだ。的確に鎧の間接を狙い、大剣の防御の隙間を縫おうと前進する】
【ボサボサの黒髪を一層振り乱して、糸目ながらも、全身が汗で滲む姿は真剣そのもの】

ま、マスター、ちょっとやりすぎでは…

【少女のような『声』は、獣人のものではない。口が一切動かなかったからだ】
【では、鎧のものだろうか? それにしては、少女らしい、軽やかで涼やかに過ぎると思うだろう】

”いいんだ、スタミナを測るためににやってるんだ、無理なくらいが丁度いい”

【近くに居合わせたものは、その念話によって、頭の中に声が響くのを自覚するだろう】
【少年のような、ちょっと低いトーン】

で、ですが…その、その姿、見られでもしたら…

【恥らうような、『声』が指摘した、その姿】

【…少女の体を覆うのは、今現在、その毛皮だけだ】
【標準よりやや肉付きがいい身体が、全身を縁取るような蒼い線で闇の中強調される】
【それが残像を描き、汗にまみれ、踊り狂うかのような姿。自分のためにも子供のためにも衆目に晒していいものではない】

”…あんなの着て運動するくらいなら全裸のほうがマシ”

【あんなのとは、端のほうに無造作に脱ぎ散らされた一枚のカッターシャツだろう】
【確かに夜も深く、人目がないこの状況なら、それでいいのかもしれないが…】
【とにかく、そんな二つの影が、人気のほとんどない廃墟で交錯している】
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/08(金) 22:09:07.45 ID:89suGzjOo
>>709
もう少し人間本位に考えてみてもいいんじゃないかな、とも思うけど
世界的にというか、地球的に。うん。

【こっちの黒髪少女は驚きもせず、またも淡々と言葉を返す―――哲学性はともかく、ネタ話としては完全に滑っている】

【それから、鉄壁セーター少女の話にうんうんと頷きながら耳を傾け―――】

捜し物は早く見つかるに越したことは無いってことかな
それなら私にもよくわかるな

【さっきからとんと表情に変化が無いが、これでもちゃんと受け止めて会話してますよ】
【……「私にもよくわかる」と言う事は、こっちの少女も何か「捜し物」があるのだろうか】
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(群馬県) [sage]:2011/04/08(金) 22:10:17.39 ID:IOBp50iZo
>>711

「ああ、その点は大丈夫。何も人間以外全部敵、ってわけじゃないし。問題なのは害獣なのよねー。作物を食い荒らすわ何やらで」
【いやだいやだ、と呟いて】

「まあ、慣れておくのも結構だわ。そのうち嫌でも見ることになるでしょうけれど」
【ならなければいいけどー。と小さく呟く】
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/08(金) 22:10:37.11 ID:95J+oLoz0
【数ヶ月前――某国 路地裏】

【腐敗した治安維持局の存在により、あらゆる邪道が許される無法地帯と化している路地裏】
【ここでは罪無き者を襲う殺人鬼による祝宴が日々繰り広げられるこの区域では、通らんとする者に対して常に魔≠フ恐怖が付き纏う】
【だが――その逆も存在することを知る人間は、この世界に果たして何人存在するのだろうか】

【そして今、また世界の何処かでこの環境を逆手に取る者が存在した】
【一発の銃声を合図とするかのように、次々と無数の銃声、それに続く悲鳴とが路地裏から響き渡る――】
【1分程度続いたそれが終わった後の路地裏は、見るにも酷いものとなっているのである】
【壁と床、それぞれ一面は赤に染まり、路地には蹲りながら悶える者が無数に転がる】
【だだ唯一の共通点として、その犠牲となったのはガラの悪い男達やその家族身内であろう者達ばかりのようだ】

【そして、この一件の実行犯であろう輩の姿が徐々に路地裏の奥からやって来る】

【現れたのは、作業着を模した水色の清掃服とキャップ帽を着用した3人の男達】
【顔つき等に多少の違いは見られるものの、いずれも服装に関しては共通している】
【更に、全員の片手にはダブルアクションの拳銃を握っており武装も侮れるものではない】

【その男達の一人は、手帳を片手に転がる無数の男女の死体の顔を次々と覗きこんでいく】

ヒュー!はーいここ一帯は後始末完了ーッ!!
賞金首は…うーんと…ああコイツだ生きてる、これで10万って所だ
拷問すりゃ、多分賞金持ちの仲間の居場所へ案内する金の成る木になるぜ?

…あ、ゲンさんはこれからどうすんのよ?

『まだ生きてる女は俺にさせろ、ノブはどうすんだ?』

「…俺も女は頂くわ、あ…じゃあ、あそこに転がってる女で」

ふーん、お二人ともアツアツの仲なのに浮気公認っすか?
掘るのが好きなんっしょ?

『…うっせーな、俺もノブも女が欲しい時はあんだよ』

(にしても狂人≠ヒぇ――)
(まあ、俺ら全班総動員すりゃ誰かしら見つけるかもしれないだろうけどよ)
(…一体、どこの班が幸運なんやら不運なんやらに見舞われるんだか)

/予約の者で御座います
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 22:10:51.28 ID:9vs+9boP0
>>700

む…………!?
い、いや…………あの方はわしを見てくれているかどうか…………
わしはただ、遠目に見守ってるだけだの…………
何かするなどと、とてもとても…………

【途端、言葉がおぼつかなくしどろもどろになるグルゴン】
【しかし、すらすらと素直に口にしてしまうのも、下手な嘘はつけない性格ゆえか】
【もっとも、無意識にさりげない気遣いをしたりしているのだが――――】

そうか…………
わしの兄は、粗暴で軽薄な人だから……、っ、――――――――!?

【自身の兄の事を思い出し、少し困ったような表情を見せる】
【しかし――――突如胸元を抑えたセシリアの様子に、再び表情が一変する】

せ…………セシリア殿!?
どうなされた…………!?

【ガタっとイスから立ち上がると、セシリアの側へと駆けより、横から顔を覗きこむ】
【何かの発作でも起こしたのか――――グルゴンの表情に焦りが浮かぶ】

/すいません、遅れました
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/08(金) 22:11:33.78 ID:dcoTmS3Io
>>708

……………………

【少女は、跳躍した相手から視線を逸らさず、その動向を見張る】
【その深く蒼く澄み渡る瞳には、「脚」もしっかりと映っていて――】

――ん、先の質問……お答えすることにそこまでの不都合は御座いません……
御座いませんが……

【着地した青年……と思しき相手の眼を、相変わらずしっかりと見据え、】

いくら何でも、「正体不明すぎる」というのは些か不気味なものです――
ゆえに……一目で貴方様という人物が推し量れぬ以上、警戒するのは致し方ないこと……

【――どことなく事務的に、そうやって言ってのける】
【そう、今の彼女は、人間かどうかも分からぬ相手に対し、「警戒心」を抱いているのだ】


…………ところで、「これ」、飲みます?
半分くらい飲んだのですが……どうにも甘いものでして、ねえ――


【――おもむろに、右手の缶コーヒーを、相手に見せるようにして、軽く差し出す素振りを見せた】
【…………怪しいと捉えるか、素直に捉えるかは、青年次第だが――――】
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/08(金) 22:14:45.34 ID:YTc79Cin0
>>702

優蛾………はてどこかで聞いた名ですね……どこだったかな……あー思いだしましたよ…
フォルスさんと戦闘した、敵勢力の方でしたか…確か組織名は 『blue justice』…
能力は空中に出現させた手を自在に操る…でしたっけねぇ?

【つらつらとまるで台本でも読むかのように笑顔で返答する】
【と、手を広げて、にこやかに笑い】

おっとご安心を……たとえ敵勢力でも…今はお客様≠ナすから…
丁重におもてなしさせて頂きますよ……ですが、あまり不用意な行動は慎んだ方がよいかと…
もはや名前、容姿、能力が漏れているんです…不用意な行動は命を落とす羽目になりますよ?

【帽子のズレを直しながら敵に向けてアドバイスをする】

>>707

セラフィナイト……変わったお名前ですね……
では上っていきましょうか……

【カチっと108階のボタンを押して、ドアが閉まり、上昇していく】

>>All

さて、付きましたよ……ここが支部長室のある108階です…

【ポーンと音を立てて、エレベーターは停止する】
【ドアが開き、目の前の綺麗な絨毯が引かれた通路の先に、新たな扉が見える】

ようこそ…水の国支部支部長室≠ヨ

【ハーネットは軽快に扉をあけ放つ、そこに広がる光景は…】

【両サイドの本棚には様々な魔道書≠竍古文書≠ネどが規則正しく置かれ】
【中央には黒いソファーが向かい合って二つとガラスのテーブルが一つ】
【奥にはいかにも管理職といった大きな木製のデスクの上に書類の束】
【デスクの社長椅子の後ろには4つの巨大なモニターがあり、デスクの脇の4つのPCに接続されている】
【部屋の隅には小さな螺旋階段があり1.5階といった部屋の上段に繋がっており】
【上段にはカプセルに入った様々な鉱石や、武具などが飾られている】
【部屋の隅には黒いソフトハットしか掛っていない帽子掛け】
【巨大モニターはリモコンで上昇し、天井に収納、ガラス張りの壁になる】

【ハーネットは帽子掛けに自分の帽子を掛けると、社長椅子に腰かける】

では改めまして……水の国支部 支部長代理=cレギン=ハーネットで御座います…

【手を組みながらにこやかに笑い、蛇のように細い眼で見つめる】
【どうぞ、と目の前のソファーに手を差し出す】

720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 22:16:20.71 ID:BLQEE7Nxo
【路地裏】

ふむ……、そこの女子。
大丈夫かね?

【ダンディな声が、周囲に響き渡った】
【そこに複数の人が転がっていた】
【所謂、チンピラと言うものだろう。壁に背をもたれかけ、少女が驚いた表情を浮かべている】

「……え、あの。え……?」

【困惑、という方が正しいか】

なに、忘れたほうが良い。
帰りたまえ、今日見たのは悪い夢だ、そう、忘れたほうが良い事。

【そう言うと、“しっぽ”を路地裏の外へ振り、でていくように促す】
【少女は、こくり、と頷くとふらふらと路地裏を後にして行った】

……やれやれ、柄にもない事をしてしまったな。

【そこに居たのは、一匹の“猫”である】
【右目が金、左が灰。毛艶の良い黒い毛は、夜闇に紛れ込むかのようである】
【路地裏の影がずるり、と伸び、そこからバーボンを取り出して、不良の頭の上で丸くなりながらぺろぺろと酒を舐めていた】
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 22:19:08.48 ID:EY2TUKqso
>>718
『正体不明』――…あー、確かに。
どうするかな――…名乗る?

【カリカリと、耳の裏を掻きながら、少女の言葉に頷いて】
【警戒されていることはわかっているのか、「名乗った方がいいの?」とでも言いたげなトーンで、そう話し】

うん――…?
貰おうかな――…甘いのは嫌いじゃないし。

【そうして、受け取ろうと手を出して】
【受け取れば、それを躊躇い無く口元まで持っていき――飲むだろう】
【ただしそれは『人の口』ではなく――】
【ズズ...と音を立てて缶の中身を啜るであろうその口は】
【――蝶のような、『ストロー』になっているだろう】
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/08(金) 22:19:31.36 ID:2jl10+N7o
>>710

―――?

【言われるまま、少女は男を見る】
【先程からの鍛錬の所為で――とはいえこれっぽっちも成長していないが】
【額には大量の汗が浮かび、荒々しく肩を上下させている】

【それでも振り返る姿は、真っ白い肌が月光に照らされ、全身の紫色と相まって幼げながらもどこか凛―としている】

【そして、男の問いには、直ぐには答えなかった】
【暫く――といっても5秒かそれくらいだろう、彼女の顔に、本当に僅かではあるが躊躇うような、そんな表情が浮かび】
【数瞬後、何かを決意したように男へと向き直すと、元の無表情な顔で、澄んだ紫水晶のような眼で男を見つめて】


………わたしを“創った人”を倒す為……

【その眼には、確かな決意が宿っていた。同時に――怒りも】

【して、彼女を“創った人”とは一体――?】
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 22:22:01.54 ID:WYTDXIhDO
【夜の公園】


「もし私が、一人の心を傷心から救ってやることができるならば」
「私の人生は無駄ではないだろう。」


【黒い髪、黒い目、黒い服の少年は鋭い刄を振りかざす】
【鋭利なナイフ――闇夜の中、僅かな光を反射してそれは確かに煌めきを放って】


「もし私が、一つの生命の悩みを慰めることができるならば、」
「あるいは一つの苦痛をさます事ができるならば、」


【逆手に握られたその刄を、何度も、何度も少年は突き立てた】
【そのたびに吹き出る鮮血を、少年は浴びる】


「あるいは一羽の弱っている駒鳥を助けて」
「再び巣の中に戻してやることができるならば、」




【少年は、立ち上がる――】




【馬乗りになっていたのは、幼い少女の、末路の果て】
【少年の手によって作り出された、一つの肉細工】








「私は、無駄には生きていないのだろう。」
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/08(金) 22:23:15.03 ID:Jas0ZG2SO
>>715

そうですか。人も大変なんですね……。

【しみじみと呟く】


死体は……、見慣れたくないです。見慣れる必要が無いくらい平和になればいいのに。

…そうだ。この人、どうしましょう?

【転がっている死体を示しながら言う】
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/08(金) 22:23:42.50 ID:XisrmCqho
>>714

人間なんて壊して崩して垂れ流すだけの害悪じゃないですかー。
こう、世界的に考えて、ゴミは何をしてもゴミと言いますか。

【毒舌極まりない】
【その枠組みに自分も確り入っていると理解しながら】
【それでも、「これが世界の意志だ!」とでも言いたげに】

ま、見付からなくても良いものなら探すことも無いしね。
その子の事探してる子が居るから、出来れば早く見付けたいし。

【「何より、私が会いたい!」と】
【ぐ、と拳を握り締めて力説。よっぽどなのだろう】
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/08(金) 22:24:04.64 ID:IEMajF+DO
>>712

────残念♪


【彼女はただ、そう告げた】
【その答えは「ハズレ」だと】
【彼女は笑顔で、そう告げた】

【もしも彼女がまだ子供であるならば】
【もしも彼女がまだ未熟であったならば】
【其の言葉。或いは通用したかもしれぬ】
【しかし彼女はもう大人】
【しかし彼女は──熟していた】
【故に、響かない】
【彼が戦ってきたのと同じくらい。彼女もまた、『愛』を語ってきていた】
【彼が紡いだのと似たような言葉も、きっと──】


さて、私は応えた
今度はキミが答える番だよ、侍君

トゥルー・オア・フォルス(嘘か真か)──じゃなく
イエス・オア・ノー──解答は実に、シンプルだ


【にこり──】
【浮かべたのは、端正な仮面の、笑みだった】
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 22:24:57.48 ID:OHJoNo7Q0
>>716

【ひた、ひた】

【嗚呼。その脚音は、すぐ其処に―――】


 ――おい、何をしている……?

【制する訳でもなく。傍観。その声は其の者達の後方から確認出来る】
【振り向けば。その顔、無数痣と、攣り目の鋭い黒眼―― そして黒と白のゼブラ。其の囚人服者】


 ………此れは貴様等がやったんだな。何の為に≠竄チた?
 ――こいつ等が全員揃って、犯罪者≠ネら話は別だがな………

【ふぅ、と辺りを見回せばそんな推論をする其れは静かでも水面下に怒り≠フ感情がある様子】
【微妙に震えて見せて。少し離れた其の人間は、前の感情を押し殺し笑っていた=z

/宜しくですっ
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/08(金) 22:26:12.31 ID:aqJzk+BAO
>>717
【世界が回っているように感じつつも、右手でテーブルを掴み、何とか突っ伏すことは避けられた】

う…ごめんなさい、イクシールさん……
きっと…さっきみたいなのの、すぐ後に甘いもの食べたから…酔っちゃってる、だけ……
平気ですから、心配…しないで下さい…

【セシリアは隣に来た彼の顔を見上げて、何とかそう言葉を返した】
【顔は青ざめ、唇は震えている】
【とある人物によって壊された少女の心。未だ修復されていない傷に、思いがけず触れてしまった】
【きっとグルゴンには、彼女の豹変の原因は分からないだろう】
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(群馬県) [sage]:2011/04/08(金) 22:28:49.35 ID:IOBp50iZo
>>724

「どうするも何も、死んだ後の面倒まで見るほど私はお人よしじゃないわ」
【冷酷にも聞こえるが、これは彼女の本心である】

「もともと、私本来の性格だったらこの死体に向けて銃弾を撃って、硝煙と血の匂いに酔いしれるでしょうね」
【くつくつと笑うそのさまは、どこかおどけているようにも思える】
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/08(金) 22:29:15.66 ID:cNh2JnL10
【森。何故か其の場所に、錆に覆われた、小さな廃船が棄てられている】
【誰の手に拠って、何の意図が有って、此処に廃棄されたのかは判らない。其の身には、苔まで生えており、恐らく、かなりの年月が経っている】
【其の傍。船を背に、寄り添う様に、地に座り込む、人物が居た。月光が、雲から顔を覗かせれば、其の姿を浮かび上がらせる】

【人物の容姿は、腰まで届く、艶やかな黒髪。亜人の証拠である、ふわふわした犬耳と犬尻尾】
【紺色青リボンブレザーに黒ストッキング、ローファを履いた十七歳程の少女だった】
【首には、蒼い首輪と、魔石の埋め込まれたネックレスをしている】

……檸檬様も、……不平等様も……。……連絡が付かない……

(……ベリルは……≪R.I.P.≫で……心に、……深い傷を……刻まれた)
(……。何も出来なかった。……、……何故、……ベリルが……)
(……京君は、……)

……、

【青白い月明かりに照らされた、其の表情は、御世辞にも、明るいとは言えない面持ちだった】
【ほう、と。鳥の鳴き声が、何処からか響く。暢気な声だ。暗い思考に、そんな言葉が過ぎる】

……、何故。……

【片手に力を込め、地面を削りながら、其れを握った。指で抉られた軌跡は、無力で、役立たずな自身を、叱咤している】
【紡いだ言葉は、何に対しての、疑問だったのか。其れは、少女自身にも、判らなかった】
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/08(金) 22:30:16.99 ID:aqJzk+BAO
>>728
/いやいやいや全然遅くないですよ;
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 22:31:16.22 ID:BLQEE7Nxo
>>730
……あ
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/08(金) 22:31:42.87 ID:dcoTmS3Io
>>721

…………「名乗る?」――――とは、これはまた随分とご挨拶ですね…………
――確かに、人に素性を尋ねるならば、自分から……というのがスジ……ではございますが……

【思いの外「掴めない」相手に対し、やれやれと言った心境で肩をすくめる】
【とはいえ、声のトーンは冷めたまま、顔も無表情のままで、この少女もこの少女で心情を察しにくいか】

…………ん、ああ……どうぞ――――

【無論、相手が受け取るならば、素直に渡す】
【缶の中身は、自動販売機で売っているごく普通のホット缶コーヒー】
【毒も変な薬物も混入していない、まったくもって何の変哲もない代物】

【……が、少女はコーヒーを飲む明らかに「異様な口」を目撃してしまうわけで――】

…………猫の如き脚に、蝶の如き口――――
本当に、ますます「正体不明」で末恐ろしいわけですが…………

【さて、どうしたものか、と右手を軽く口に添え、】


…………ふう…………、はい……わたくしは……『ウェル子』――――
とある「水先案内人」を自称する……まあ、能力者でございます……


【ふと、そんな風に、落ち着き払って名乗り上げた】
【――先に述べた「人に素性を尋ねるならば自分から」という言葉の実践、だろうか】

【そうして名乗ってから、彼女は、自身の滑らかな長髪を、さらり、と掻き上げた――】
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 22:31:46.62 ID:BLQEE7Nxo
>>732
//うぎゃー!絡もうと思って文書いたら途中投稿ーッ!すいませんッ!
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/08(金) 22:32:05.02 ID:89suGzjOo
>>725
世界政府が目を背けている現実だね
実際直視してどうにかなるものでも無いからだろうけど

【おー、と饒舌極まる絶対領域少女の言葉に若干の感嘆、それから普通に返答。普通に】

私の捜し物は………うーむ

【なぜだかそこで悩む素振りの黒髪少女。一体なんだというか】

しかし、探してる子のことを探してる子がいるって、なかなか気の遠い話だね…
見つかる当ては―――って、有益な情報があるなら手当たり次第に探さないか。どんな人なの?

【顔を少し伏せ、右手を顎の辺りに当てて、なんとなく探偵っぽい姿勢を取ってみる。多分名案は期待できないが】
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/08(金) 22:32:41.04 ID:zkWrKW9Lo
>>722

【――ほう、とでも言うかの様に、僅か眼球の露出範囲が拡大する】
【あの様な前置きをした上で、尚、『倒す為』と宣言した少女】
【其の決意≠フ強さの程は、想像するまでも無く――】


……“創った人”って言うと――、 ―何だ。
お前は『アンドロイド』か何かか。 ……まぁ、其れは如何でも良い。


【この時、男の心中に一つの『疑問』が浮かび上がった】
【……だが、恐らく其れは、自分が尋ねても詮方の無い事】

【――生まれて来たく無かったのか%凵A部外者の自分が尋ねて何に成るというのか】



…………『基礎』だけなら、鍛えてやっても良い。
勿論、お前がそう望むのなら、だけどな。 ――自分で決めろ。



【放った申し出は、剣術を教えても良い≠ニ云う其れ】
【見た所、男は『剣士』では有るのだろうが――実力は全くの未知数】
【この申し出を受けるか否かは、彼女次第であるが――】
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 22:35:45.79 ID:BLQEE7Nxo
>>730
【がさがさ、と茂みが揺れて、人影が唐突に現れた】

……ありゃ、なんでこんなトコロに出ちまったんだ?
つか、船か。なんでまたこんなトコロに……。

【そう呟くのは、一人の少年である】
【着崩した学ラン姿が特徴的で】
【白骨よりも白い髪は、ハリネズミのようにツンツンに逆立てられて】
【腰にはベルトポーチを巻き、仕込杖を差している】
【右目には拘束具めいた黒革の眼帯が装着されていて、よく目立つだろう】
【首には、銀糸のスカーフが巻かれており、風にバタバタとはためいている、そんな少年】

……うわ、めっちゃ錆びてるな。
でも之は之でなんか、悪くないかもしれねぇな。

【そう呟きつつ、廃船の周りをぐるぐると歩きまわった、が】

うおっ。

【足元に少女が居たのに気づき、驚いた表情を浮かべた】

……えっと、コンバンハ?

【首を傾げて、そう挨拶等してみた】
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 22:35:54.24 ID:VV2XENNso
【路地裏】
【妙に開けた場所、街灯の光も差さない暗がりで誰かが屋台にいる人物に話しかけている】

「はーて…そのような方は特に情報は来てないですなあ…」

…そっか、榊さんでもわからないか…ありがとうね
あ、これ代金…釣りはいいからこれからも何か面白そうな事を掴めたら教えてね

【それは茶髪に黒のフェルトハットに左目の眼帯、首周りにふさふさした毛の帯がついた黒の革製コートに黒いシャツ
青の膝が破けたジーンズに銃を収めたホルスター付きベルトにウエスタンブーツの青年がテーブルにくしゃくしゃの札とわずかな小銭を置いて屋台から去るところだった】
【先日、とある人物を探す依頼を受けたその青年は普段彼が利用している情報屋で情報を得ようとしてたところだったのだ】

【しかし、特にその情報が入ってきてなかったため、表向きに売っているおでん(特に牛筋)だけ食べて代金を払ったところだったのだ】

…しっかし、探している人物が本当に『言われた通りの人物』だったとしたら…
オレなんぞにはとうていみつけられないんじゃあないか…?先に一般的な依頼のほうを片づけた方がいいかなあ…

【いつになく不安そうな顔で、彼は夜の道を歩いて行く】
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 22:36:37.16 ID:9vs+9boP0
>>728

(むぅ――――――――まさか、さっきのせいでASD(急性ストレス障害)が発症したのか……!?)

【セシリアの言葉を聞いて、顔を顰めるグルゴン】
【俗に言うパニック障害のPTSD(心的外傷後ストレス障害)は、慢性化したものにのみ用いられる呼称で、急性のものにはASDと言う略称が使われる】
【一歩間違えれば命に関わっていた、先ほどの出来事のせいで、過覚醒症状を起こしてしまったのではないかと、グルゴンは心配したのだ】
【――――もし、本当にPTSDになってしまえば、長く心の傷を引きずる事になってしまう】

…………わしには、大丈夫な様には見えんが…………
だが、セシリア殿がそういうのなら、救急車などは呼ばないでおこう…………
「お客様、何か…………!?」
いや、大した事はない…………気にしないでくれ

【青ざめている顔色は、とても大丈夫な様には見えない】
【しかし、受け答えはしっかりしてるので、グルゴンはセシリアの言葉を信じた】
【慌ててやってきた店員も、やんわりと追い返す】

――――セシリア殿
今日は、ゆっくり休んだ方が良い…………
なんなら、わしが家まで送って行こう……幸い、今日は休暇…………時間ならある…………
この様な発作が出ているのでは、一人で家路につくのは危険じゃ…………!

【そっと席に戻りながら、グルゴンはそう告げる】
【精神的な物が作用している以上、一人にしておくのは危険だと判断したのだろう】
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/08(金) 22:36:47.45 ID:OFenUspXo
>>719
( 割 れ て や が っ た ! )

【あの胡散臭かった男の笑顔を思い出し、ギリッと音がしそうなほどに拳を握りしめた】
【確かに、彼―――フォルスが不穏な空気を醸している事を感じた上で、優蛾は自分から所属や能力を晒したのだ】
【まぁそう考えると自業自得な気がしないでもなく】
【機関員であるフォルスををロウに紹介していいものか、と悩んだところで、ロウ自身も機関員との対話を望む節があった事を思い出す】

(約束は守ってやるか…

    まァ、次に奴に会ったらラリアットかますけどなァ!)

【優蛾がまたひとつ新たな目標を見つけたところで】
【エレベーターのドアが、開かれた】

【そして―――さっきまで自分達を案内していた男は】
【何食わぬ顔で支部長席に腰かけ、
【支部長代理と、名乗った】

…そういうオチかよ!!!
んじゃー、面白いお話の一つでもしていかねーと、かァ…

【ため息をひとつ落として、どうぞと勧められたソファーにドサリと腰を下ろした】
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/08(金) 22:43:43.26 ID:Jas0ZG2SO
>>729

そう……ですか。

【彼女の答えを聞き、少し悲しそうな表情をする】

では、お互いに見なかったことにしましょう。
では、さようなら、ライシュッツさん。今度は路地裏以外の所で会いましょう。

【そう言うと、翼を広げ】
【どこかへ飛び去っていった】


/乙でした!
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 22:44:25.51 ID:DyfGwqajo
>>719>>740

ん、……「一応」の名前、だしね。
「ここ」でのボクは、「セラフィ」だ。……それでいいでしょ?

【つまるところ、「セラフィナイト」は「偽名」のようで】
【機関で使う名前として、それを選択したらしい】

【踏み入った部屋、その(少女にとっては)異様な空間を見、わずかに顔を顰めるけれど】
【すぐに平淡平坦な表情を作り直して、ソファーに座る】

……メンセツ、ってヤツが必要なのかな?
何を話せばいいんだろうね、志望動機だとか……

【面倒臭いね、と。緊張が解けた途端に発生した欠伸を噛み殺し】
【耳に挟んだ優蛾の所属を脳に焼きつけつつ、さてどうしようかと。とりあえず、ネコミミ付きのフードを取った】
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 22:45:01.58 ID:EY2TUKqso
>>733
【余談だが】
【小さい頃、ホットな飲み物はストローで飲むなと、母親から言われたことがある】
【ストローで熱湯を啜ると、空気で冷やされる間も無く口内へ到達し――】

――ブボォッ?!
ゲホッ…ゲホッ…――…熱い。

【――めっちゃ熱い。正直涙目になった】
【青年は、例に漏れずそれを体験し、思いっきり吹き出した】
【その先にウェル子が居ないことを願うばかりである】
【因みに、口は人間の物へ戻っていた】

ケホッ…――…僕はアレッツォ。
アレッツォ――…シメール。

【まだ多少咳き込むものの、青年は返すように名を名乗る】
【とは言え、名前だけでは結局何もわからないのと一緒だろう】

んーまあ――…僕も能力者だよ。
『正体不明』って言うか――ただの生き物?いや動物?
まあ――…そんなところ。

【結局答えになっていない気がするが、青年が言うには「自分は生物」、だ…そうだ】

「水先案内人」――…ふーん、「闇」とか「地獄」?

【案内人――と聞いて、適当に単語を並べてみる】
【「地獄の案内人」とか、なんだか格好いいじゃないか】
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 22:47:37.11 ID:kYYjRXaNo
>>726

…………参ったな

【練達した剣士すら、驚いた】
【一応、彼女よりは長生きしたつもりだったが。此方の方が子供にすら思える】
【…しかし男に、『愛』を語った経験は無い】
【語ると言えば肉体言語か刀剣で、しかない】

【故に、彼女の“愛”に…応えるには】


……君の言葉に偽りが無いならば。君が“主”足り得るならば。その“覚悟”が有るならば。
そうで無いと判断した時は、遠慮なく斬り捨てる。

それまでは―――“仕えよう”

【彼の“答え”は、一先ずのYes】
【するり―――中位の刀を鞘ごと腰から引き抜いて】
【柄と鞘を掴んで、彼女に見せつける様に僅かに刀身を覗かせると】

――山本 正勝(やまもと まさかつ)。
約束を違えるその日まで…御身七生を以て守護させて頂く

【…ちんっ】
【覗かせていた刀身を、再度鞘へ戻した】
【金打と呼ばれる…武士の誓いの儀だ】
【今この瞬間。“死人”は“武士”と化す】

―――――嗚呼、尤も。
拙者は性経験なんぞ一度も無いからそっちは期待しないでくれよ?

【中位の刀を腰へ戻しながら――――――――童貞告白はそこそこ辛いのか、自爆して膝を突いた】
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/08(金) 22:49:36.47 ID:aqJzk+BAO
>>739
いや、そんな…何から何までお世話に、なるわけには…
あぁ……でも、うん。あなたのような人にはそっちの方が、居心地悪いのかな…
じゃあ、お言葉に…甘えさせてもらいます
ただ、その分せめて…ここの料金くらいは、払わせてください
【そう、ゆっくりと答えて、のろのろと財布を出そうとする】
【彼女の顔や手にはじっとりと汗が滲み始めていた】
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) :2011/04/08(金) 22:49:50.10 ID:95J+oLoz0
>>727

【足音が聞こえてきた瞬間から、彼等は銃を構え互いの顔を見合わせる】
【そして――其々が息を飲んだ瞬間に合わせ、銃を向けるように振り向いた――】

ん?

【そして目の前に現れたのは、見るからに“経験”を感じさせる男】
【囚人服と痣という特徴からも、ただの一般人ではないという感覚は確かに掴んでいたが――】

「(見た目からして脱獄囚って所か、返答次第じゃ即殺リ決定だな)」

『何の為って…そりゃこいつ等は人間を[ピーーー]罪人°、だからだろ…まあアレだ、“ボランティア”だよ』

「警察も腐って使いモンにならねーだろ、だから俺らが殺してんだ。…ってか、そういうお前は何なんだ?」

【それぞれが銃を目の前へと構え、冷たい目線と共に男を見据えた】
【指は既に引き金に掛けている、いつでも目の前に立つヤツを殺せるように――】

あ…ああ…!?

お、オイ待て…まさか――

【だが突如とし、その中の一人の表情が強ばってゆく】
【その目線は、犯罪者の特徴と名前が無数に連なった手帳へと向けられているようだが――】

嘘、だ…ろぉぉ――!?

「オイ、どうした?」

じゅ、銃下ろせお前ら!
コイツ多分…狂人≠セッ!!

『!?』

【男の一人が、目を見開きしながら仲間へと喋りかけつつ銃を静かに下ろしていく】
【それを聞いた仲間達も、続けざまに慌てて銃を下ろし始めた】

【一拍空けて、中央の一人が一歩前へと踏み込んで言った】

「――俺達はお前と殺り合おうって気は無ぇ。合わせたい人がいる」

【先程の攻撃的な態度とは打って変わっての異常な発言】
【警戒心を紐解くかのように、その男は銃を地面へと下ろした】
【男の発言に聞き入るかどうか、その答えは狂人≠ェ自ずと導く権利がある――】

/ごめんなさい!これで今日は一旦落ちます!
/もし良ければ、今度いつ出来るかの予定を書き添えて返信をお願い致します
/明日のお昼頃からでも明後日でも来週でも何でも結構なので、お願いします!
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/08(金) 22:50:10.27 ID:XisrmCqho
>>735

直視する→落胆し、己の害悪さに気づく→自ら命を投げ出す→Happy!
これだ! ……ま、ゴミとか害悪とかもうどうでも良いじゃない。
こんな排他的な話はきっと不利益! 不利益!

【テンション1割増しでお送りしている気がします】
【何が楽しいのか、頬がほんのり上気する程度にテンションが上がっている】
【拳を握り締めた右手をぐい、と天高く突き出しながら叫び】

まぁ、人探しを人に依頼するなんて日常茶飯事ですからですから。
見付かる当てもなにも無いけど、兎に角足で稼ぐしかないですからー。

――えっとね、昔は一杯髪に鈴付けてた子なんだけどね?
最後に会った時は、全体的に黒い服着て、黒薔薇のコサージュつけてたかな。
特徴としては、兎に角「鈴」だと思うの。

【んー、と考える仕草。考えるとき、人差し指を口元か、頬に添えるのは癖】
【覚えている限りの探し人の容姿を上げ、相手からの答えにほんの少しの期待】

…………あれ、貴女も、何かをお探し?

【と、其処で少し前の言葉を思い出したかのように】
【少女に対し、私と同じ? といった感じで尋ねた】
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/08(金) 22:51:29.06 ID:YTc79Cin0
>>740

いいリアクションですねぇハハッハッハッハ!まぁ理解が早くて助かります…
では少しお待ちを…………

【ピッとデスクの上の電話の内線ボタンを押して、何やら指示を出す】
【数分後、機関の制服に身を包んだ女性が入って来て、テーブルに二つのカップと紅茶を置く】
【女性のラフな格好に怪訝な顔をしていたが、すぐに一礼し、退出していった】

ではそれでも飲みながらごゆるりと、何か質問などありましたら気軽にどうぞ

>>742

面接?嫌だなぁ…そんな固ッ苦しい事はしませんよ……
機関も人員不足でしてね…文字通り…猫の手≠燻リりたいんですよ…なーんて

聞きたいのはナンバーズという実働部隊に所属したいのか、特殊部隊などを率いたいのか
はたまた研究員として働きたいのか…、または事務員か…そんな所です

【手を組み換えながら柔和に笑って軽い調子で話す】
【自らのデスクにも置かれた紅茶を飲みながら、眼を向けて】

それと、機関員になるにしたがって、何か欲しい物、必要なものはありますか?
たいていのモノなら手に入りますよ?
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/08(金) 22:54:11.73 ID:2jl10+N7o
>>736

―――そう
わたしは……人の魔翌力を奪って、成長して、人を殺める為に“創られた”――人間
…失敗作だから…[ピーーー]ことはしないけど…

【この少女は戦った相手の魔翌力を奪い、吸収した後、相手の息を止める―その為に創られた“人造人間”らしい】
【だが、彼女が言った通り失敗作であるからか、彼女には“人を殺める”という行動はインプットされていないようだ】

【もし―彼女のように失敗作ではない完全体が複数いたならば】
【それはとてつもなく強力な軍隊になりえるだろう】
【放っておけば勝手に強くなり、命令一つで相手を殲滅する、恐怖の軍隊だ。彼女はその―先駆けといった存在なのか】

【さらに、彼女は続ける】

わたしは……誰も傷つけたくない…
だから……自分を確立するために…その人を…倒す

【自分を確立するために――この言葉から、男が抱いた疑問は解決されるだろうか】
【生まれてきてしまったのは仕方がないことだ。ならば、その先はどうするか――】
【彼女は今まさに、その場所に立っていた】
【昨日出会った少女のように、諦めることだけはしたくないから―――】


……いいの?

【男の申し出に思わずそう聞き返してしまう】
【あなたが許可した場合、少女は左手を突き出し】

――― アーテル・スフィア

【と小さく呟くと、30cm程の大きさの、中心ほど「黒い」球体を眼の前に生成するだろう】

……わたしは、…刀を持てないから…これを斬って…
…そしたら、刀を作るから…

【どうやら、彼女の能力で刀を作るようだ】
【確かに、彼女の細い腕では、重量のある刀は持てないだろう】
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/08(金) 22:55:19.97 ID:cNh2JnL10
>>737

【草を掻き分ける音に、其の耳が、ぴくりと震え、体が強張った。敵意の有る人物が、来たのかと、恐れる】
【一瞬浮かべたものは、驚愕と、警戒の混じった其れだった。だが、彼は、好戦的な人物には見えない】
【だが、船の周囲を歩き回り始めた彼に、きょとんという擬音が似合いそうな表情で、固まった】

……、

【目を丸くし、一度瞬きして。そして、夜の挨拶を聞いた少女は、更に、驚愕するばかりで】
【彼の挨拶を聞き、数秒の間の後。恐る恐る、少女は、口を開くだろう】

……。今晩は、……少年様

【困った様な、だが、嬉しそうな笑顔。暗い雰囲気も、一度、吹き飛ばそうと思った】
【そして、彼に付けた、妙な呼称。卑屈というよりも、物腰柔らかな其れで、彼を呼ぶかもしれない】

……、迷っていらしたのですか……?

【先程の、彼の発言も、拾っていたのだろう。黒い耳を揺らしながら、か細い声で、訪ねる】
【座る体勢は、三角座りと呼ばれる其れへ。そして、見上げる姿勢は、変わらずに】
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/08(金) 22:59:02.69 ID:dcoTmS3Io
>>743

【――唐突なコーヒー吹き出し攻撃ッ……!】
【ベンチに座っているウェル子からすれば、これほど回避の難しい攻撃は無い――!】

【――が、】

……咳き込みで少々聞き取りづらかったですが――

【冷静沈着に、彼女はスカートのポケットに手を突っ込み、】
【間髪入れずに「ハンカチ」を一気に引き抜く】
【そしてそのハンカチを、バサッと両手でつまんで自分の前に展開】
【吹き出されたコーヒーを遮る「防御壁」を作り上げ、事なきを得る――ッ!】

【――その迅速さたるや、かなりの反射神経や運動神経を有することを垣間見せたという……】

――『アレッツォ・シメール』様……ですね……?

【……その上で、何事もなかったかのように、ハンカチを畳みながら、そう尋ねる】
【何というか、色々と常人離れした振る舞いであった】

……人間では、無いと? いえ、まあ、人間であるかどうかはさほど重要でもありませんが――

【ふむ、ととりあえず相手の言葉を聞き入れて、畳んだハンカチを元のポケットにしまう】

……そこで、通常の水先案内人を想起なさらなかったのは――
「冗句」でしょうか、「洞察」でしょうか、はたまた……「阿呆」――……?

【例えば冗句――それは、ウケ狙いで「闇」とか「地獄」などと言ってみること】
【例えば洞察――それは、相手の「内」を見据え、こいつはただの少女ではない、と勘繰ってみること】
【例えば阿呆――それは、何の考えも無しに、思いついた事を適当に喋ってみること】

【――もっとも、こんな返しをしながらアレッツォを見つめるウェル子は、】
【どこまでも、どこまでも、底知れない瞳を、携えていた――】
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 23:00:19.45 ID:gNbPnt4qo
【街中】

(流石に街中うろつかねぇよなぁ。いくら機関員とはいえ)

(『Justice』とも後一つはパイプがほしい。護一人じゃ小さすぎる)

やること多すぎるな

【表通り。路地裏の出入り口あたりの壁に背もたれている青年が居る】
【青年は、整ったやや長い黒髪に、高めの身長】
【茶色のコートを羽織り、同じ色のブーツを履いて、灰色のジーンズにアクセサリーとしてチェーンをつけている】
【鋭い、或いは悪いと表現出来る目つきのせいか、雰囲気などが不良やチンピラに近い】

【人を探すようにきょろきょろしており、仕草のせいか若干目立っている】
【また、路地裏側からすれば通るのにやや邪魔だ】
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 23:00:54.30 ID:9vs+9boP0
>>745

うむ…………そうしてやってくれ
互いの為にも…………

【未だ調子を取り戻さないセシリアの姿を、グルゴンはどうしても捨て置けなかった】
【遠慮を引っ込めたセシリアの言葉に、真面目くさった表情で、頷いて見せる】

それは…………いや、確かに、その方がセシリア殿も納得できるのだろう…………
なら、レジまでわしが押して行こう…………

【始めは、代金も固辞するつもりだった】
【なぜなら、身に余るほど、必要ないほどにグルゴンには給与が支払われているから――――持ち合わせも、大分あるのだ】
【しかし、セシリアも言った通り、本人の納得できるようにしなければ、居心地が悪いだろう】
【故に、グルゴンはセシリアのその言葉にも、頷いて見せる】

【――――それでも、財布を出すのすらおぼつかない姿に、そっとセシリアの後ろに回り込むと、車椅子をレジまで誘導してやる】
【さりげない気遣い――――本人も意図せぬうちに、想い人に対して行っている、彼の良さだった】
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 23:01:02.82 ID:BLQEE7Nxo
>>750
……?ああ、割と顔怖いからな。
見た目ほど怖くないから、そうビビるなよ。

【どうも、自分の見た目が怖そうに見えたかも知れない、と。少女の固まった反応を見て勘違いしたようだ】
【確かに、眼帯に傷だらけで白髪ハリネズミというのは、威圧感を与える風貌かも知れない】

ん、割といい所だな此処。
なんか、落ち着く感じ、ってやつ?

【にぃ、と胡散くさいながらも何処か人の良さを感じさせる笑みを浮かべつつ、その挨拶に言葉を返し】
【少女の質問を受けて、頬をぽりぽりと掻きながら、あさっての方向を向いて】

……迷ってない、道を見失っただけだし。
多分、何とかなったし。……多分。

【人はそれを迷子という】
【どうも、案外歳相応であるようで、少し強がりを言っていた】
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/08(金) 23:01:34.76 ID:89suGzjOo
>>747
自殺はエコって話?でもそうすると、死体処理がとっても面倒だね
そうだ、ネクロマンサーでも呼んで死体のサイクリングを始めよう、おー!

【そう返事をして、一緒に右拳を天に上げる(ただしいつも通りの表情で)】
【ビックリマーク使っている割には声自体のテンションがサッパリ上がってない。こわい】
【実はネクロマンサー云々は別の話の伏線です。嘘です。概ね】

ああ、そんな探偵的な話なのか
……うーん、とにかく鈴、か。そんなに鈴な人には会ったことは無いかな。ごめん

【トントンと指で額を叩き、また探偵風のポーズ。当然何かが浮かぶなんてことはない】

ん、まあそうだね。おおよそ記憶と徘徊先と感情と、そのあたりかな
最後のは微妙な感じでもあるけど

【淡々とした調子で、自分の捜し物を挙げてみる―――いい連ねてみてあまりの酷さに中の人が引いてます】
【かなり大事な状態だが、それにまるで動揺していないのは、やはり「動揺すること」を失くしてしまったからか―――】
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 23:06:19.41 ID:iahvX9eAo
【路地裏の奥の更に奥】
【犯罪が日常的に行われているその場所にて】

…………………――――

【小規模ではあるがとある異変が起きていた】
【その酷く醜悪な場は異形とも言えるような物体に侵されていた】

………………………

【その異形、例えるならば限りなく平面に近い薄さのそして限りなく透明に近い白色に染まった……「手」】
【その「手」はその薄さ故に関節と呼べるような物はなく、爪もなく、血管もなく、表裏の区別すらつかない】
【人間の手と腕を極限まで簡略化したようなその「手」は石畳の隙間から植物のように無数に生え】
【時折吹く冷たい風に身を任せ樹のざわめきのようにふわりふわりと揺れている】

【澄んだ月明かりを受けて淡く輝くそれは幻想的ではある、だがそれ故に酷く――――不気味】
【およそ自然界では見られないその光景を例えるならば変異域、異空間、非日常、そのどれもが当てはまるに相応しく】
【地面に加えて左右の壁からもその「手」が無数に広がり侵食していた】

【まだこの場に犠牲者はいない、まだ……だ】
【だが彼らは狙っているのだ、この狩場へと足を踏み入れる者を、得物を……】
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 23:08:26.11 ID:OHJoNo7Q0
>>746

 ……ほう。俺も有名になったもんだな。如何にも。この俺こそが狂人≠セ……
 そうなのか。ならば手間が省けた=c…が。嘘を云っているならば今の内にしておけ


  生き地獄≠味わいたくは無かろう……?


【通り名を知っている事に少し上機嫌。銃を確認せずとも、欠伸をしつつ
 左手を持ち上げ、「辞めとけ」と云わんばかりにぶらぶら振る……何という奴だろう
 兎も角。其の者達の警戒は解かれるだろう……睨んでたりはするのだが】

 ――フフ、案外気に入った云い名なんだ。狂人≠ヘな……


       ――― 馴染み過ぎて


       ……フフフ、ハハハハハ……


【 クツリ 】
      【 クツリ 】


 ――― ……変わった野郎だな。興味は在る。断る義理も無いさ


【俯いて顔を歪ませれば。二つ震えて笑って】
【「嗚呼」、とすれば右手で髪を搔き上げ少し後頭部あたりで掻き欠伸を一つ
 ――― 随分な、礼儀知らずで。然し、その質問は肯定していき付いて往くだろう】


/来週であれば、恐らく確実にお相手出来ると思われますので、来週と云う事で……済みません
/ではでは、今日の所はお疲れ様です。有難う御座いましたー!
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/08(金) 23:09:30.10 ID:RzxE44YFo
【水の国、市街地】


……うん、やっぱりそうだ。私には文才が無い
どうしようもない事実だけど認めたくなかった

【一枚の巨大な立て札の前に、一人の少女が立ちつくしている】
【藍色がかった白髪に、マフィアの様なソフトハットを被せて。ロングコート、ズボン、戦闘靴】
【両手をポケットに突っこんだまま、煙草の煙をゆらゆらと。そんな彼女の表情はと言えば】
【如何にも、残念なものを見てしまったような表情】

【立て札には、きっと何度も文章を書いては、書き直したのだろうと思われる墨の痕跡】
【線が重なり過ぎて、もはや意味が成り立たないそれを注視してみれば】
【『機関』『連合』『Justice』『教団』など、所謂組織の中でも有名所の名前が、ちらほらと見えている】

………騒ぎの最中のこの国なら、人も居るんだろうけど
これじゃあなあ……

……その前にどうやって片付けよう、これ

【はぁ、とため息交じり、白い煙を吐き出して】
【少女は、自分のしでかした事に、途方に暮れている】
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 23:09:47.26 ID:IEMajF+DO
>>744

──ふふ、女の子は複雑なんだーぁ

【「でも、もしかしたらいい線は行ってたかもね?」】
【にこりと浮かべた仮面の笑みを、彼へと向け】
【慰めとも取れる一言を付け足して、彼女は再びさざ波の笑い声を零す】
【──、そして】


────其の誓い。「受け取った」

山本正勝──我が障害となると判断した者は斬り伏せ、斬り捨て、斬り殺せ
腕を断ち脚を刻み心ノ臓を貫き
骸を灰に還し其の魂すら塵にせよ
輪廻も転生も決して許すな敵は総て無に戻せ

我が名はシズリ。今この刹那を持って、そなたの生は我が物也──


【──凛とした声で、彼女もまた宣告する】
【エメラルド色の瞳は真っ直ぐに彼を捉え。決して逃げることはない】
【貴様は私の「物」だと告げる其の姿──】
【それは確かに。武士と主の、ひとつの在り方であった】


──ふふー
キミが望むなら……「そっち」の方は私が教えてあげようかーぁ、正勝君?

【──なんだかいろいろと、台無しかもしれない】
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/08(金) 23:10:40.45 ID:OFenUspXo
>>742 >>748

おー、オレもセラフィチャンに興味あるからなァ
先にソッチのお話どーぞ、暫くごゆるりと聞いてるわ

【そう言って、彼女は紅茶に手をつけるが】

(やっぱこの格好マズったかな…今のレディー、ガン見してたじゃねーか…)
(帰りに何か服買うかなァ…うーむ)

【先だっての悩み事が頭を巡り、セラフィの話に集中出来そうもない】
【心ここにあらずといった今の彼女の前でなら、あまり他人に聞かせたくない話も出来てしまうだろう】

/すみません、寝ます…
/セラフィさんが帰る頃に、適当に一緒に帰した事にして下さいなー
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 23:10:49.79 ID:EY2TUKqso
>>751
おぉ――…ふ…。

【ぱちくり。瞬きを一回、反応速度に驚いて】
【一体この少女は何処にあんなパワーを持っているのか?少々疑問を持ったアレッツォであった…】

うん、アレッツォ――…ウェル子だっけ。
人間じゃあない――…って言うか、『人間でもある』って言うか。

【百聞は一見に如かず。ならば、直接見せた方が速い】
【青年は、マントを後ろへ払って脚を露にした後、両手を突き出す】
【そして、その両手、両足が、次々と――変わっていくだろう】
【猫の手、熊の手、はたまた蟷螂の腕――】
【象の足、チーターの足、はたまたバッタの足――と言った具合に】
【動物、昆虫、様々な生物の手足に、人間のそれが置き換わっていく】

まあ――…基本は人間?かな。

【一通り見せた後、全て『人間』に戻して、ウェル子の話を聞くだろう】
【そうして、首を捻った後に、遠慮なくこう言い出すのだ】

んー…――…なんか、全体的に「暗い」雰囲気だし。
表情も変わんないから――…なんとなく。

【そんなんじゃあないかなー。と】
【分類するなら何処だろう、多分「阿呆」だ】
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/08(金) 23:12:08.20 ID:aqJzk+BAO
>>753
あ…ありがとうございます…

【そっと為された彼の気遣いに、セシリアは礼を述べる】

(イクシールさんに連れられていくんだから…シズリさんの所に帰ったら駄目だよね…)

【そして代金を支払えば、彼に自分のアパートの場所を教える】
【現在同居している人物の元ではなく、本来の自身の家の住所だ】

ごめんなさい…ちょっと、寝させてもらいますね…

【そう言うとグルゴンの許しを得れば車椅子の操作を彼に譲り、目を閉じるだろう】
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/08(金) 23:13:22.79 ID:zkWrKW9Lo
>>749

【『自我の確立の為』――根底に存在するのは、厭戦か】
【「傷つけたくない」から、「傷つける技」を修得する……】

(――……ジレンマ、って奴か。 ……俺が感じても仕方無いが。)

【彼女の言葉、次いで、確認に返すのは、首肯のみ】
【だが、其の眼からは『深い』何かを感じる事が出来るかも知れない――】


…………一つ訊くが、お前の『能力で作った刀』に永続性≠ヘ有るか。
有るのなら構わねぇが、無いのなら此れから能力で創るのは止めとけ。
鍛錬の時は木刀か竹刀、最悪、竹光でも良いから「実物」を使うんだ。

この世界、トンデモ物質の軽い刀も多分存在するし、
鍛えりゃある程度の重量まではお前でも耐えられる――多分、な。
剣術を『武器』として使いたいのなら、安定して使える状況は作っとけ。


【まぁ、やたらと『多分』の多い彼だが、早い話が「生成条件が不安定な物は使うな」と云う事か】
【彼女の言葉から彼が推測したのは、属性吸収≠フ類であろう、と云う事だ】
【剣士相手なら刃物の生成は容易だが、其れ以外の場合が難しい――そう言う考えだろう】
【故に、軽めの物でも良いから常装しておけ、と暗に示して】


…………其れと、まだ刀はいい。 鍛錬じゃ『コイツ』を使え。


【彼は腰から一振りを外し――彼女に差し出す】
【持てば、異常に軽い≠ニ云う事が判るだろうか……「竹光だ」、と、言葉を添えて】
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/08(金) 23:15:38.02 ID:zkWrKW9Lo
>>763
/「此れから能力で創る」→「能力に頼り切る」、でお願いします
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/08(金) 23:17:03.91 ID:XisrmCqho
>>755

大丈夫、死体は自然に還るよ! または誰かが食べる。何かが食べる。
全ては無に還るんだ! きっと何とか為るって!

【何ともなりません】
【突き上げた手を下ろし、ふ、と一息】
【若干このテンションに疲れた感じが滲み出ている】

探偵的というか、なんというか。
そっか、やっぱり知らないかー……。

【会った事はない、との言葉に少し落胆した様子を見せるも】
【予想通りでもあったからか、結構立ち直りも早く】

――記憶? はいかいさき? かんじょー?
イマイチよく判らないんだけど……サガシモノ?

【何を言っているのか、と言った表情】
【頭の上にクエスチョンを幾つも並べて、首を傾げてみせる】
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 23:17:45.14 ID:AASxO7NSO
>>748

そ、か。それなら気が楽だね。
ボクの手でいいのなら、二本とも貸して差し上げるよ。

【安堵が生まれて余裕の種を撒き、少女の心は少しずつ落ち着きを取り戻したようで】
【ふ、と。口だけでつくる笑みを浮かべた】

んー……、「番号」が欲しいかな、ボクは。
見ての通りデスクワークなんかは出来ないし、部隊を率いることが出来るほど真面目じゃない。
ヒトリでのんびりできればいいな、って。……あ、番号は好きなモノを貰えるのかな?

【カップに触れて、温度確認。熱いモノは苦手なようで、まだ口は付けない】
【問い掛ける金の瞳を見つめ返してから、それから視線を紅茶の表面へ、落とす】

……お金。生れ故郷が、ぐちゃぐちゃのままだから。
せめてみんなが、屋根の下で眠れるようになるくらいの、お金が欲しいの。
……ダメかなぁ?

【紅い水面に映った少女の顔が、少しだけ波打った】


>>760
//おつありがとうございましたー、話を膨らませなくって申し訳ねぇ……
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/08(金) 23:18:00.91 ID:cNh2JnL10
>>754

……。いえ、……大丈夫です。……恐く無いです!

【其の言葉を、必死に否定する。彼は、もう、優しい人物だと知った故に、其処を、否定したいのだろう】
【容姿も、少し、恐いかなと考えたが、其の思考も必死に振り払う。其の様は、何処かの血髪にも通じていた】

……其れを、言って下されば……船も、喜ぶと思います

【告げると、嬉しそうに、微笑んで。思い入れの有る場所なのか、彼の言葉を租借する様に、瞼を落として】
【苔生した表面を、柔らかに撫でる。髪にも、少し苔が着いていたが、其れも気にせずに】

……。そうですね……夜ですから……其れも、致し方有りません
……少年様は、……ツンデレ様なのですか……?

【小さく、愉しそうに微笑んで。彼の言葉を、信じた。そして、此の獣人が、何を聞いているのかは、中身にも判らなかった】
【純粋な疑問なのか、其の、静謐な(何処か、からかってみたいと考えている様にも見える)双眸を、彼に向け続けるだろう】
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/08(金) 23:22:06.14 ID:Kblzt0Dfo
>>756

よっし!ここのお宝もいただきだぜ!

【その青年は、濃紺のバサッとしたザンギリ頭で、白銀の瞳と端正な顔持ちで】
【赤地に金のラインが入った忍服の上から黒地に金の豪華な羽織を羽織って金の下駄を履いている。】
【背中に2つの大きめの金色と銀色の煙管(キセル)を担いでいる】

ようしここまできたら追ってもこねぇだろうな!

【青年は盗んできたであろう高価そうな簪を懐へしまいながら】
【逃げ込んできた路地裏の奥の方を見て異変≠ノ気づく】

なんだ…ありゃあ・・・――――――手か?

【無数に生え、まるでこちらかに誘っているかのような―――】
【無数の…不気味な手を見て驚いている】

なんか近づかないほうがいいみてぇだな……

【青年は警戒をしているようだ】

769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 23:23:56.66 ID:kYYjRXaNo
>>759

・・・・………承った。我が主よ
貴殿の敵は拙者の敵。
全て斬ろう。全て殺そう。されど―――之だけは覚えて置いて欲しい

【武士と主。酷く言えば飼い犬と飼い主の関係である】
【主に忠実に働き、敵の喉笛を掻き切る。敵の首を斬り落とす】
【されど―――】

―――拙者は貴殿が“間違える”のも―――“赦さない”

【――山本正勝は一本の刀である】
【意志を持つ、誇り高き武士である。そうさせたのは、他でも無い貴女】
【手元に置くならば―――精々、扱いに気を付ける事だ】

【―――――まぁ】

……いや待て。
ソレ、大分痛いと聞いたのだが――――

【じり、と。一歩下がった】
【乙女かよ】
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 23:24:12.95 ID:BLQEE7Nxo
>>767
……そうか、なんつーか。ありがと。

【その言葉が少し、嬉しくて。でも、素直に言うのは、どこか気恥ずかしく】
【そっぽを向きつつ、素っ気なく答えてしまった。しかし、口元が緩んでいる】

こういう景色、好きなんだよ。
写真取るのが仕事でな、俺。

【ベルトポーチからカメラのパーツを取り出し、手慣れた様子で組み立てて】
【船に向けて、カメラを構えてぱしゃりと一枚二枚】

ん。

【満足したようで、直ぐにカメラをベルトポーチに戻した】
【そして、少女のその問いに、わたふたとして】

うぇ、いや、そんな事ねーから、違うから。
あーもう、なんでそう云う事言われるかな俺。

【恥ずかしそうに、目線を空して、そう答えて】
【恥ずかしさを誤魔化すように、少女の方へ一歩歩み、少し乱暴な調子で口を開いた】

谷山 基樹[タニヤマ モトキ]だ!
俺の名前な。なんか、少年様って、こそばゆいから名前で呼んでくれ。
敬称とか要らねーから。

【頬をぽりぽりと掻いている。緊張したり、落ち着かないときの癖の様だ】

で、お前の名前は?
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/08(金) 23:24:45.00 ID:89suGzjOo
>>765
つまり、世界はハイエナが支配する、と……

【そんな話だったっけ?】
【こっちも手を下ろし、それからなんとなく拍手。とりあえず熱意は伝わったらしい】

面目ない

【ぺこりと頭を下げて、謝罪の意を示す。というか謝罪するところかここ】

つまり、私は暫く前からの記憶が抜けていて、主に≪R.I.P.≫の活動する前後にどこかに徘徊してて
それから、感情がいまいち表に出ないってことなんだよ、うん。何処かで私を見なかった?

【本当に何を言っているのかこいつ。しかし話した通りなのだから仕方が無い】
【最後の質問もいまいち要領を得ないが―――「『徘徊している』私を見なかったか」と解釈するのが妥当だろうか】
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 23:26:29.07 ID:9vs+9boP0
>>762

「はい、ありがとうございました
――――その……道中お気をつけて…………」
あぁ、ありがとう

【会計を済ませた店員が、そっと心配そうな声で送ってくれる】
【先ほどの騒ぎを、やはり気にしていたのだろう】

――――うむ、なるほど。大体分かった…………
後は安心して、休んでて良い…………着いたら、起こしてあげよう…………

【場所を聞いたグルゴンは、ゆっくりと頷いて、車椅子を押し進めて行く】
【安らかな眠りを妨害しない様に、早すぎず遅すぎず、適度なペースで歩いていく】

(むぅ……………………っ、――――――――!!
はっ、そうか…………どこかで見たと思えば、セシリア殿…………!!)

【静かに押し進めながら、その青ざめた顔を覗きこんで、様子を窺ったりしていたのだが】
【そうした姿が、ようやく記憶の中の存在と結びついた】
【――――――――以前、敵である『Justice』の少年――――護と、リーナ=ヴェイセシスが戦っていた、車椅子の少女】
【それが、このセシリアだったのだろう】

(――――全く、奇縁と言う他ない…………
しかし、リーナ殿も、この子の事は殿に報告していなかったし、別段、気に止めている様子でもなかった…………
何も気付かなかった事にしておくのが、一番か…………)

【しかし、過去に一度敵対した人物であると言う事実を知っても――――グルゴンは何もしなかった】
【仕事上ではむしろ、自分の主の非道――――そう言っても構わないだろう――――に、苦々しいものを抱いているのだ】
【更に、リーナもセシリアに対しては、どこか同情的な態度を見せていた】
【なら――――セシリアが気づかない限り、自分も知らない振りをしている事が、一番なのだろうと】
【疲弊して眠っているであろうセシリアの顔を、そっと覗きこんだ】


【――――――――そして数十分後】


――――セシリア殿、セシリア殿
ついたぞ…………起きてくれ

【告げられた住所のアパートの前につき、セシリアの肩を叩くグルゴン】
【多少やり過ぎな感はあるが――――下手に揺らすと良くないと、無意識に肩を叩いたのだろう】
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 23:27:46.80 ID:iahvX9eAo
>>768

ヒトリ……、カカッタ……。

【発せられるのは無機質な声】
【「白い手」は一斉にそちらへと向けられる】

……………――――。

【「手」共は一度ピクリと揺れて停止】
【その動作は完全に同時であった】

…………………。

【その数瞬後に「手」が青年に向かい伸びてゆく】
【「手」の先にある指を鋭く変化させ、その鋭さはナイフ程の物】
【「手」の群れが合計5本、青年の両足を切り裂こうと突撃してゆく】
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/08(金) 23:29:16.09 ID:YTc79Cin0
>>760>>766

//優蛾の方お疲れ様でした!!

ええ、遠慮せずに貸して頂きますよーフフフフ

【にこやかに笑いながらそう返答する】
【相手の返答に、一度頷いてからデスクの引き出しを開け、中から携帯端末を取り出す】

【それをセラフィに投げ渡しながら口を開く】

了解しました……その端末はいまから貴女のモノです…ナンバーも空いているのをお選び下さい
基本的にはアンダー・ナンバーからのスタートですが…今は欠番も多い…ノーマルでも問題ないでしょう

所属は我が水の国支部にしますか?それとも別の支部?紹介状は出しますよ
まぁ、フリーでも大いに結構でありますが…フフ

ちなみにお住まいはどちらに?

【事務的な質問をしながらカップを口に運んで紅茶を啜る】
【少女の願いにパンっと手を鳴らし】

それは大変だ!我が水の国支部の特派部隊を派遣して復興を手伝いましょう!
資金、食料、物資、全てお任せ下さい、数週間で元通りにして差し上げます…

それにしても…故郷を救う為に自らを捨てるとは……泣かせますねぇ…

【わざとらしくうんうんと頷き、感動したようなそぶりをする】
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/08(金) 23:31:38.83 ID:2jl10+N7o
>>763

……ない…
わたしは剣を使う人と戦うのは苦手だから……
…だから、わたしも剣を使えたら…と思って練習してたの…

【そう告げた後に、「わかった、そうする」と言うと、差し出された竹光を受け取った】
【凄く重いものだと構えていたからか、持ってみれば意外と軽いものだと気付く】
【だからと言って、きっと木刀は扱えないだろうが】

【男の眼に宿るものは――少女には感じられなかった】
【只、男に向けられるのは、澄んだ紫の視線だけ…】

【因みに、男の推測は、的中している】
【彼女の能力は、“吸収”。相手の魔翌力等の威力を吸収、または其れを放出して戦う】
【だから、魔術師の類と戦うには適しているが、ファイターや剣士には滅法弱い】
【其れを克服するために、訓練していたのだ】


………。…

【無言の内、彼女は渡された竹光を、先程までの無茶苦茶な構えているだろう】
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/08(金) 23:34:23.28 ID:dcoTmS3Io
>>761

…………へえ、なるほど――――

【興味があるんだかないんだか、イマイチ判別しにくい無の表情で、】
【アレッツォの手足が種々の生物のものへ変化する様をジーッと見つめるウェル子】

それで、高所からの飛び降りに猫の脚――
飲料の摂取に蝶の口――と、適切な形態を使い分けていた、と……
ま、蝶の口という選択は失敗だったようですが……思ったよりも面白いチカラをお持ちで……

【よく見ていた、とでも言うべきか】
【ウェル子はそんな風な推測を立てて宣う】

【それから、一段落の意味合いも含めて、カチャッ――と、軽く眼鏡の縁に触れて位置を整え、】

暗い……ですか――……一応、正解、と申しておきましょうか
――では、ついでに質問をもう一つ……

【ピッ――と、右手人差し指を立てて見せて、彼女は続ける】

出会い頭……貴方様の仰った言葉――

「ここが戦場になるのか」……という一言はよしとしましょう……
わたくしのあの台詞を聞けば、誰しもが思うであろう事ですから……

問題は……「アンタは仕掛ける側?」という質問――
貴方様は……何を意図して、この質問をなさったのでしょう、か――?

わたくしが仕掛けるのも、仕掛けられるのも、言ってしまえば「通りすがりの方」には全く関係のないお話――
わざわざ尋ねられたと言うことは……何かしら、「事由」が、ありますよね――?

【――それは、言ってしまえば、ひどく圧迫的な質問】
【ウェル子が言うように、それなりの事由があって尋ねたのなら確かに成り立つ話】

【……だが、時に人は「なんとなく」で、質問を繰り出すこともある】
【ゆえに、アレッツォが最初に言ったその台詞も、特にこれと言った背景などないかもしれないのだ】

【……が、実は、ウェル子は、「それも」含めて、こんな質問を繰り出している】
【そう、これはいわば相手を試すための、芝居がかった一幕――】
【この「意地悪」かもしれない問いに対し、相手がどんな反応をするか――】
【――彼女は……「正体不明」の彼を、見極めようとしている……】
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/08(金) 23:42:14.41 ID:Kblzt0Dfo
>>773

(こっち向きやがった…いやな予感がするぜ……)

【そう思った瞬間、手が青年の両足めがけて切りかかろうとしてくる】

ちぃ、仕方ねぇか

【青年は即座にすばやく後ろに跳んで距離をとりながら】
【その間に青年の両手から青白い雷が発生し、右手に3枚、左手に2枚の雷の鋭い手裏剣が模られていく】

いてぇのはごめんだぜ!

【青年は着地後、その雷の手裏剣を5本の触手に投げつけ迎撃しようとするだろう】
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 23:42:33.24 ID:AASxO7NSO
>>774

【受け取った端末が、なんとなく重い気がして嫌だったので、さっとポケットに仕舞い込む】

……この国、結構気に入っちゃったし。
ここに所属させて貰いたい、な。
住所は不定。今は宿を転々としてるんだ、何処かイイ場所があれば住み着いちゃうけど。

【ようやく紅茶も冷めてきた頃合い、青年が鳴らす芝居じみた響きを耳にして】
【ミルクを混ぜた水面と同じような曖昧に濁った笑みを、浮かべた】

……捨ててないよ、多分。
機関は「いいところ」なんでしょ、所属出来て幸せだよ……なーんてっ。

…………あ、そうだ。もう一つ、我が儘聞いてもらっていいかなあ?

【口にした液体は、やっぱり曖昧な温度をしていて、笑ってしまった】
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/08(金) 23:43:49.02 ID:cNh2JnL10
>>770

……写真家様で、いらっしゃるのですか……?

【恐らく、船は、どや!とした様子で佇んでいたかもしれない。所詮、無機物なので、幻想かもしれないが】
【彼が、シャッターを切る様子を、見詰めた後に。容姿は学生だが、写真を仕事としていると聞き、其れが気に成ったのか、問い掛けるだろう】

……申し訳御座いません、……先程の様子が……御可愛らしく……、

【照れた様に、笑って。視線を逸らす彼の反応が、楽しく感じてしまう】
【彼と、同年代の癖に、まるで年上の様な、腹の立つ口調で言っている。変な獣人である】

谷山様ですね、……絶対に、忘れません
……其れは、いけません。谷山様は、谷山様で御座いますから

【彼の名を知った事が、更に、嬉しかったのだろう。敬称を着ける事に、拘りが有るらしい】
【敬語や尊敬語等が、闇鍋の如く混ぜられた、妙な言葉遣いで。尻尾を振り、何度も、地に叩き付けながら】

……、城嶋わんこと。申します
谷山様の、御好きな様に、……呼んで下さい

【更に、妙な名前を述べるものだから、此の獣人は、いよいよ、変態極まり無い。相変わらず、微笑みは、崩さないが】
【胸に手を当て、座った姿勢の侭に、頭を垂れて。再び、耳が小さく揺れる】
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/04/08(金) 23:43:55.14 ID:aqJzk+BAO
>>772
【グルゴンの許しを受けて、彼女はふぅ…と息をつき、寝息をたて始める】
【短くはない道のりの中で、少女は一度だけ小さく寝言を洩らした】

シ…ズリさん…護…君…

【と。その声は闇夜に溶けていったが、ひょっとすれば、彼の鼓膜を微かに叩いたかもしれない】


う…あい…。あ…イクシールさん、どうもありがとうございました

【肩を叩かれて目を覚ますセシリア。一瞬寝惚け眼だったものの、すぐに事の次第を思い出して礼を言う】

縁があればまた会いましょうね。色々、頑張ってください

【玄関を開けて振り返り、そう言った。何をもって色々なのかは、彼女の口元を見れば分かるかもしれない】

それじゃ、また

【そしてドアはパタンと閉じられた】

/乙でしたー!
楽しかったです!
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/08(金) 23:44:33.62 ID:zkWrKW9Lo
>>775

相手が『魔術師』でも何でも、剣≠チてのは有効だ。
懐に潜り込めばこっちで圧倒出来る――常に使えて、損は無い。

【――「どうせ使うのなら、あらゆる局面で使えた方が得」】
【彼が言いたいのは詰まり、“手数”を増やせと云う事だろう】

【――さて、『構え』である】

【無茶苦茶な構えを、男は其れでもじっくりと観察する】
【無茶苦茶すぎて何処から指導すれば良いのか判らないと云う事も有ったが、】
【無茶苦茶であるからこそ、其の人物の持っている根本的な物が判るのかもしれない】
【無茶苦茶な構えを無茶苦茶真剣に見る男の姿は、無茶苦茶怪しいが――】



…………二つ、質問してもいいか。 刀は鞘にしまっとけ。




@、お前の名前は何だ? ……俺は神鷹 空人(こうたか くうと)だ。

A、腹減ってないか?



【――――……えっ】
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/08(金) 23:47:09.58 ID:IEMajF+DO
>>769

──ふ

私は私の道を行くのみだよ、正勝君
正勝君の言う「間違い」がどんな間違いかによるけど──

────私の進む道に迷いも違いもない
私の決めた道だ──「主」の決めた、道だ

だから、ついておいで
私が生きる限り
──キミが、生きる限り

【主を疑うな。主を信じ──ただ、傍に在れ】
【其れはあまりに絶大な、「己への自信」】
【自分の歩んできた道を悔やまない、直刃の如き意志】
【凛とした態度。甘い甘い声】
【どちらが彼女かと問われれば──どちらも、かもしれない】
【此れもまた。彼女が人と接する中で──『愛』を語る中で身につけたもの、なのだろう】
【最後の最後、紡いだ一言は】
【とてもとても──『優しい』一言、だった】


【────んで】

ふふふふふふ
なぁーに、痛いのは女の子だけだよーぉ?
大丈夫大丈夫ーぅ、ほーら怖くないからこっちおいでーぇ?

【離された距離を、かつりと詰め】
【浮かべた笑みは、とてもとても、清々しいものだった】

【今後彼らがどう過ごしたのかは、ここでは語らない】
【ただ──もし彼が。正勝が望むのであれば】
【彼女は彼を自室へと迎え入れることだろう】
【複数ある拠点のひとつ──誰もいない部屋のひとつに】
【その場合──彼女は数日置きにしか帰ってこないであろうけれど】
【或いは、彼が彼女の傍に常にいることを望まなければ】
【きっと彼女は、一先ず彼を自由にさせているはずだ】

/このあたり、でしょうか?
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 23:47:21.35 ID:EY2TUKqso
>>776
『ストロー』は、失敗だったかなあ――…うん、便利。
獣の力は適所に充てれば――…凄く強力だ。

【パチパチと、ウェル子の動作に合わせて瞬きをし】
【その度に、その瞳は人から離れて――最終的には人へ戻り】
【ウェル子の話に耳を傾けながら、その耳をピクピクと動かして】
【彼女の質問に――さも当然のように。答える】

なんでそんな質問、したかって?

【先ほどまでと違う、はっきりとした口調で】
【ざわり、ざわりと波打つ髪が――少女と同じく金色に変わり】
【『ライオンの鬣』のような、髪型へ】

《試しに戦場の下見に来てはみましたが》――こんな台詞、『護る側』が吐くのかな?

【声真似――と言えば聞こえはいいか】
【しかしそれは、ウェル子の声に限りなく近く】
【『オウム返し』――そう言って差し支えない】

別に、僕はそれを止めようって訳じゃあ――…ないけどね。

【欠伸を一つ、手で隠し】
【鬣はまた、ボサボサの黒髪に戻ってしまう】
【飄々としたその様を、ウェル子はどう捉えるか――】
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/08(金) 23:53:30.78 ID:YTc79Cin0
>>778

そうですか、それは良かった……これからよろしくお願いしますね……セラフィさん

それはそれは、では、こちらの支部にお住まいになりますか?70階に宿泊用の部屋があります
その一つを貴女にお貸しするという事で…どうです?模様替えも好きにして結構です

高級ホテル並みの設備なので、居心地もいいと思いますよ?

【柔和に笑いを浮かべながらそう提案する】
【空になったカップを置きながら、返答を効き】

まぁそれは人其々……ですかねぇ……まぁ好きに利用≠オちゃってください

はい、なんなりと…
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/08(金) 23:53:52.41 ID:BLQEE7Nxo
>>779
いんや、ジャーナリストさ。
正確に言うと写真を撮るの“も”俺の仕事だな。
世の中の真実をシャッターで切り取り、正確な情報を分かりやすく皆に伝えるのが俺の仕事さ。

【そうして、自分の仕事を語る姿は誇らしげで】
【自分の仕事に誇りを持っている事が分かるものだろう】

か、可愛くねーし。
そう言うのは、あんたみたいな子に使うべき形容詞だっての。

【顔を赤らめながら、そう応えたが】
【要するに、意識はしていないがその発言は目の前の少女が可愛いと思っていると暗に示していた】
【そして、少女のその言葉遣いに関しては、特に気にすることはなかった】
【友人には、そんなレベルではない“ひどい”奴が居るのだ。この程度で目くじらを立てていては心労で死んでしまう】

んー……。
ま、いいか。好きに呼んでくれ。拘っている訳でもねーし。

【相手が、そう呼ぶと決めているなら、無駄に干渉はしなかった】
【名前は所詮名前。どう呼ばれようと気にはしない。ツンデレとか呼ばれると気にするけど】

わんこ、ね。
正に見た目のまんまな名前じゃねーか。
ま、よろしく。わんこ。

【変わった名前だな、とも思いつつ、わんこの名前を呼び返して】
【思い出したように、わんこに問いかける】

そういや、俺は迷……ってない、たまたま道を見失っただけだが。
なんで、わんこはこんな夜の森のこんなトコロに居たんだ?
寄りにもよって可愛いんだから、夜中の一人歩きは感心しねーぞ。

【咎めるようであったが、心配しているようだ】
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/08(金) 23:55:30.36 ID:9vs+9boP0
>>780

――――――――すまぬ、セシリア殿…………
リーナ殿も、護とやらは…………許せない様だ…………
君の友人を、葬らなくてはならないわしを…………許してくれとは言えない…………
――――――――すまない…………ッ…………!

【道中聞こえたその名前】
【グルゴンは、胸を痛めながら、ポツリとつぶやいた】
【想い人であるリーナは、護に対して、まるで自身の兄の様な、粗暴な殺意を隠そうともしていない】
【更に、主にとっても護は『殺す事が前提の敵』として対処するよう、命令されている】
【主への忠義。想い人の怒り。そして自身のある種武士の情け――――その板ばさみにあって、グルゴンは謝罪する事しかできなかった】



うむ…………今日はゆっくり休んでくれ
調子が戻るまで、無茶はしないようにな

【中へと入ろうとするセシリアを見送るグルゴン】
【心の傷、トラウマとなったものは、簡単には癒えないだろう】
【だから、ゆっくり養生する事が大事だと、言外に含ませた】

あぁ、また会おう…………、っ!?
やれやれ……わし一人で良かった…………まったく、人をからかいおって……………………

【明らかに、片思いしている人がいる事を意識しての『色々頑張ってください』と言う言葉なのだろう】
【閉じられたドアの前で、気恥かしそうに頭を掻き、照れ笑いを浮かべるグルゴン】
【何事かをぶつぶつ呟きながら、アパートを後にした】

/乙でしたー!
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 23:56:51.26 ID:iahvX9eAo
>>777

……………!

【手裏剣は問題なく当たりバチバチと火花を散らし】
【「手」は地面に伏し、そして地面に溶けるように消えていった】
【「手」はそれ単体ではそれほど強くはないようだ】

……………………。

【だがその弱さを数で補っているようで】
【青年の後方の地面の間から彼の後退を妨げる「手」が2本伸びる】
【同時に前方から3本、新たに現れる】

【やられていった「手」はただやられた訳ではない】
【他の「手」へと自身が受けた攻撃の情報を送っている】
【それゆえ戦い方は段々と厄介になってゆくかもしれない】

……………………。

【青年の前方の「手」、その全てが天を裂くように大きく指を開く】
【同時に五指は伸び、長さは刀の刀身程に変化――――】
【加えてその鋭さも同等に、薄く鋭く変わる……】

アシヲ、キリサイテ、シュウシュウ……。

【またも響く無機質な声、それを合図にしてか】
【前方の「手」は動き出す、ただ動きは先程と違うのが近づく過程で分かるだろう】
【3本の「手」が青年に向かう最中で遺伝子構造のように螺旋状に捻れそして1つになり】
【まるで1つの槍の如く姿を変えたのだ】

【ただ指の数はそのまま5本×3、つまりは15本の刃が乱れながら】
【青年の右足の膝頭を狙い突き進んでゆく】
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/08(金) 23:57:58.58 ID:2jl10+N7o
>>781

―――うん…

【確かに、手数は多いに越したことはない】
【それはきっと戦闘でおおいに役に立ってくれる筈だ】
【其れが理解できたから、少女は小さく答え、頷いた】

【そして男の眼が、手に集中する】
【どんなことを教えてくれるだろう?刀なんて持ったことがないから、どうやって振るのだろう】
【様々な期待が、頭の中を駆け巡り―――】


……しまうの?

【嗚呼―――もしかして諦められた?】

@、『自立自動殺戮ユニット―――Iamyプログラム code:Failer-001』

   ゼーロ・ウィオラーケウス

……名前以外の言葉は…気にしないで

A、減ってる…そう言えば…喉も渇いてる…

【@に関しては、何処か機械的な口調で】
【Aに答えるときには、もう其の口調ではなくなっていた】
【そう名乗れ、と決められているのだろうか】

【なにか奢ってくれるのかな――そんな眼ではなく】
【突然の問いに対し、なんのこっちゃと頭の上にクエスチョンマークを浮かべて】
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/09(土) 00:00:17.66 ID:VDKPaucjo
>>783

……あら、不気味、ですねえ――

【自分の声に似た声が帰ってくる――】
【そんなのは、不気味以外の何者でもない】
【……とは言え、ウェル子は一切態度を崩さぬクールっぷりなのだが】

――――フッ…………ええ、ご明察…………
無論、ここが戦地になることを知るのは……そう、情報が漏れてでもいなければ……「攻め入る側」のみ――

【……が、アレッツォの返事は、腑に落ちない部分もある】
【彼の返事を解釈すれば、「ここを襲おうとしている者がいたので、確認してみた」――となる】
【――なぜ、そんな確認を? 止める気もないならば……興味本位?】
【ウェル子は、表情に出さず、キリキリと脳を回転させる】

「正体不明」なのが「正体」――そんな存在があっても、よろしいですよね――?

【――そして、ポツリと、誰にともなく、呟いた】
【いや、眼前にアレッツォがいるのに、「誰にともなく」なはずがない】
【きっと、それは、アレッツォへの確認で――】


…………≪R.I.P.≫という組織を、ご存知ですか?


【――ふと、何のつもりか、そんな言葉を、穏やかに投げ掛けるだろう】
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/09(土) 00:02:42.36 ID:51wfBlmyo
>>782

…………さて、何であろうな。間違いとは

【…彼の言う間違いとは、一体何か】
【ソレはきっと、彼の口からは語られない。“間違えた”その時まで】
【それが無い事を、唯願う―――唯、信じる】

…死なぬよ。同時に、死なせはせぬ。
貴殿が拙者の鞘…在り処ならば、拙者は其処に居よう
露を払えと言うのなら―――その時は。

【貴女が貴女で在る限り、この男もこの男で在り続ける】
【ついて来いと言うのなら、ついて行こう】
【前が見えぬなら、闇を斬ろう】
【貴女の刃は、貴女の望むままに。スベテ斬ろう】
【尤も――――彼の拠所は、貴女の言葉でも、容姿でも無く――――貴女の“   ”】


あ、いや。その。待って―――心の準備が―――――――

【――――ぶつん】



【…数日後、帰って着た彼女が見るのはきっと膝を抱えて「汚された」とか呟くこの男だろう】
【更にその数日後には、その部屋に1つのモノとメモを残して消え去っているだろう】
【残されたソレは――“犬笛”】
【メモに寄れば、笛を吹けばすぐさま山本が“転送”されてくるそうだ】
【戦いの折も、その他の用でも…必要な時に呼べばいい】

【刃、なのだ―――不要な時は、“抜き身”とならぬ】
【―――――本音を言えば、オッサン傍に居ても邪魔だろうと言う…そんな心遣いである】

/あいさ。お疲れ様でしたー
/……ビッチさんマジビッチ!
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/09(土) 00:04:23.71 ID:j5bKmFASO
>>784

ほんと? なら、借りちゃおうかなっ。
安い宿にしか泊まったことないからわくわくするなーっ……

【くっと喉を鳴らして二口、紅茶を胃に流し込み】
【一息ついてからカップを置いて、視線をレギンに向ける】


――――「首輪」が、飼い猫の証が欲しいの。

ボクは――――あなたに、機関に飼われる立場であるということを証明するための。

何処にも逃げちゃわないことを誓うための、首輪をひとつ。


【ダメかなぁ、と問う声は】
【人間に餌をねだることに慣れてしまった野良猫の鳴き声に、よく似ている】
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/09(土) 00:12:17.79 ID:G3VgABjno
>>788

【機械的な口調――其れには、余り大きな反応は見せない】
【まるで『慣れている』かの様な、そんな表情に感情は浮かばず】

【――返答を終えた彼女に、笑顔を向けて】


よぉーし、ゼーロ。 今日はもう此処で終わりだ。
腹が減ってちゃ戦は出来ねぇし、鍛錬も同じ。
其の辺りの屋台か飯屋にでも入って何か喰おうぜ。 ……勿論、俺の奢りでな。


【いきなり、何処か軽い兄ちゃん臭≠ェ漂い始めた神鷹】
【恐らくは普段の彼は此方――少女の真剣な言葉に絆されて、真面目な調子になっていたのだろうか】


どーせ俺ぁ暇な旅人だ――お前の基礎が出来上がるまでは、櫻に居る事にするよ。
そんなに時間も掛からねぇと思う。 一日数時間で、精々、長くて一月、短くて一、二週間位だろ。
大体、剣術初めて習う奴に一晩で基礎詰め込むのは、先ず無理だからな。


【大きく伸びをすると、ニカッ、ともう一度笑いを浮かべる彼】
【早い話が、「明日から本気出す」って事でしょうか。何か駄目だコイツ。】
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/09(土) 00:12:51.76 ID:dtOfTPHH0
>>791

ええ、どうぞお好きに……食事などもIDを見せればこの支部内の店を無料でご利用できます
中華、洋風、ジャンクフードとなんでもありますので、飽きることもないでしょう、多分

【説明しながらクルクルと椅子を回しながら】
【少女の要求にトントンとこめかみを叩きながら考え】

首輪≠ナすか……ふむ………あぁそういえばビショプが開発したあれがありましたね

これでいいですかね?

【そう言いながら引き出しから機関のエンブレム≠ェ入った銀色のチョーカーを取り出す】
【それを投げ渡す、真ん中にはネームプレートがあり、ナンバーを刻める】
【さらに装着時には、特殊なパルスを発して、装備者の身体能力を向上させる効果がある】
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/04/09(土) 00:14:02.67 ID:9LMZe65AO
>>789
/ID変わりまして、携帯より

『カノッサ』か、はたまた別の組織か──…でもま、限られるよねえ。
派手にテロを起こせる組織なんてさ。

【「攻め入る側」──ウェル子の事を言っているのだろうか】
【アレッツォが投げかける言葉もまた、相手を試しているものなのかもしれない】

≪R.I.P.≫──…ああ、放送局の。
見たよ、映像。

【つまり、知っている】
【派手な演出を多々繰り返している組織だ、アレッツォが知っていてもおかしくはない】

世界を序曲に──…ってヤツ。
日陰者にとっては、革命の時──…なのかねえ?

【遠い国で起きた事件──そんな調子で、アレッツォは言う】
【目の前に、その構成員が居ることを知ってか、知らずか】
【彼女の「誰にともなく」発された言葉には、敢えて無言で答えて】
【「肯定」か「否定」か、結局それは受け取る側に委ねられる──】
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/09(土) 00:14:07.03 ID:s+iOhILko
>>787

どうでぃ!って浮かれてる場合じゃねぇ!

【迎撃は成功したが…数が多い…油断はできないと】

(あの眼は気力が最後までもつかわからねぇが仕方ねぇか……

【長期戦になるかもしれない。しかし遠慮すれば殺られる・・・そう踏んだ青年は後ろの2本の手に気づき】

(逃げ道もふさがれたか……)

【そして3本の手が、集まり15本の刃を持つ槍となって襲い掛かってくる】

(やはりアイツの狙いは脚か……)
(あの攻撃を迎え撃てる攻撃は今すぐには無理だな)

わりぃがオイラの脚をくれてやるわけにはいかねーんでね!

【青年の右足の膝目掛けて攻撃をしてくる強力な槍】
【強力な攻撃こそ隙が生まれると思った青年は後ろに控えている2本の手を警戒しながら近づき】

ちょうどいい、この術の鍛錬をしておきてぇと思ったところだ

【青年の白銀の眼に卍のような刻印が浮かび上がる】
【その眼は発動中は気力は消費してしまうが洞察視力・動体視力に長ける眼になる】

一石二鳥ってか!?

【後方の手の動きを警戒しできる限り近づきながら、前方の敵の攻撃を見切ろうとする】
【もし見切れれば、青年は間一髪のところで右に交わし、後ろの2本の手にその槍の一撃が当たるかもしれない】
【もし失敗すれば右足に攻撃がかすれるだろう】

おい親玉はどこだ!でてこい!
【その後、青年は親玉を呼び出すように呼びかけるだろう】

796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 00:15:30.14 ID:Di3iUl7DO
>>790

──ふふ

嗚呼────『愛してるよ』 正勝君


【その言葉に返ってきたのは】
【彼女が一番よく使う、そんな言葉】
【シズリの『愛』は、何なのか】
【正勝の『間違い』は、何なのか】
【──それが明かされる日は、くるのだろうか】



────く、ふっ……
ぁは……は、はははっ

『武器』は手にいれた──ぁ
後は何かなーぁ?
『恋人』や『友達』はいるけどーぉ

ふふ、ふっ……あは、あははははっ

あ──ぁ、楽しい。楽しいなーぁ


【────『愛してる』】

【誰もいない部屋の中】
【彼女はそう言って、嗤った】

/お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/09(土) 00:16:45.19 ID:s+iOhILko
>>795

/右に交わし→青年のほうからみて左に交わし
/ですorz
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/09(土) 00:17:06.54 ID:B6AJ7SxX0
>>785

谷山様は……ジャーナリスト様で、いらっしゃいましたか
……皆様に、真実を、……伝える……。……崇高な、御仕事を……
……、……正義の志を、……御持ちなのですね

【彼が誇りを持って、勤めている仕事に。此方も、嬉しく思い。瞳を細めた】
【頑張って下さい、と、彼を応援して。仕事上、恐らく、危ない場面も多いかもしれないと、推測したのか。胸の内で、彼の行く先に、暗い其れが無い事を、願う】

……其の言葉は、私には、勿体無いものです……!
だから、谷山様は御可愛らしいのですってば!

【何故か、酷く怒った様子で、両腕を軽く挙げながら、力強く返答を放つだろう。何故切れたのか】
【寧ろ、其の反応は、照れ隠しなのだろう。恥ずかしいのか、頬が赤く染まっている。数拍の間を開け、獣人は、漸く落ち着くかもしれない】

【彼が赦して貰い、「有難う御座います」、と告げながら、正座に変えると。土下座の様に、深く、頭を下げるだろう】
【其の後、顔を上げ、再び、彼を居見上げる姿勢で。問い掛けられた言葉に、一度、蒼混じりの黒の双眸を見開いた】

……。少し、……考え事を。……
……頭を冷やす為に、……此処へ……

【今度の笑顔は、苦いものだった。片手で、くしゃ、と前髪を掻き分け。瞳を、伏せる】
【然し、直ぐに、其れを取り消そうと。「谷山様の方が、御可愛らしいです」と、明るい調子で、言葉を続けるだろう】
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/09(土) 00:26:12.14 ID:GGWBElz0o
>>795

…………………!

【射程範囲内、このまま行けば当たる……筈であった】
【既の所での回避に「手」は対応できずにそのまま直進】
【後方に配置された「手」に当たり、声も無く「手」は消滅してしまう】
【槍と化した「手」も起点から離れすぎた為か消滅】

…………………。

【だがまだ「手」はどこからともなく現れる、それこそ無限を思わせるように】
【壁の隙間から地面の間から不気味な薄い白い肌を覗かせて現れる】
【生物か非生物か、有機物か無機物か、その括りすらも正しい表現ではないのかもしれないが】
【青年の前にはただ現実として「手」が居るのだ】

……オヤダマ、ナドイナイ。
シュウシュウコウドウヲケイゾクスル……。

【返す言葉はそれのみ、およそ人間同士の対話ではなく】
【機械的にただ返答しただけのよう】

【そうして告げられるのは“継続”という言葉】
【周囲の壁から「手」が複数本生える、青年の上方】
【その四方、つまりは右、左前と右、左後からである】

【それぞれ先程と同じように指の先端を研ぎ、鋭くさせ】
【全く同時のタイミングで青年の腹部を狙い攻めてゆく】

【ただ全ての「手」の狙いが確定している為避けやすいだろう】
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/09(土) 00:26:29.72 ID:VDKPaucjo
>>794

……ええ、その≪R.I.P.≫です――

【こくり――小さくも明確な首肯を交え、ウェル子が言の葉を紡ぐ】

では……貴方様が≪R.I.P.≫という前提で、お話をさせていただきますと……

【そして、おもむろに、ベンチから立ち上がり、前へ】
【ふわり、と、彼女の歩く軌跡に沿って、水兵帽のリボンがゆらめいて、尾を引く】
【さく、さく、さく……公園の土を、柔らかく踏み締めて、緩やかに、アレッツォに背を向けて歩み……】


…………わたくし、≪R.I.P.≫の所属者、でございます――――


【くるり――軽やかな足取りで、ターンを描いてアレッツォに向き直しながら、】
【ウェル子は、さらっと、その事実を伝えた】

そして……ここ、「ルクシャトリス」に「攻め入る者」……
先程「止める気はない」と仰った貴方様は……特に気にはなさらないのかも知れませんが――

【右手を、優しく、水兵帽に添えて、ちょっとだけずれた帽子の位置を整えて、】


『絶望の水先案内人』――――『ウェル子』

それが……ええ……わ、た、く、し――


【暗闇へ誘うような、夢幻へ導くような、幻想的で、虚無的で、そして、そこはかとなく寂しげな声……】

【ウェル子は、ここにおいて、アレッツォへ、「ここまでの会話に対するすべての答え」をさらけ出した――】
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/09(土) 00:27:45.02 ID:MXY/lC3vo
>>792

……え、いいの?

【そうか、おなかが減ってたら、動けないもんね!】
【純粋なこの少女は、きっとそんな風に神鷹の言葉を真に受けるのだろう】
【まだ何もはじまっちゃいないってことを、隅に置きつつ――】

【雰囲気と態度が豹変した神鷹には、え、なんか雰囲気変わったと、若干首を傾げただけで特に追及しなかった】
【突っ込んだら負けだと思ったのかな】
【そんな彼女は、少女の真剣さに自分が影響されていたという神鷹の真意など、気付けてはいないだろう】
【どっちが本当の彼かも、今はきっとわかってない】


……本当?…じゃあお願い…

えーと…空人お兄ちゃん?
それとも――空人師匠?

【その好意を素直に受け取る。彼の笑顔につられてか】
【今までずっと変化のなかった口元が、少しだけ、少しだけ吊りあがって笑顔を見せた】

【呼び方は…好みのものをどうぞ】
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/09(土) 00:29:45.47 ID:j5bKmFASO
>>793

……ふふ、ありがとっ

【受け取ったチョーカーを首に通して、満足気に笑う】
【とん、とん、ネームプレートのあたりを指先で軽く叩くさまは、年相応の少女らしいそれだった】


番号――――≪119≫を貰おっかな。
レスキューナンバー、覚えやすいでしょ?

んじゃあ。
「レギン様」、今この時点から。ボクはあなたに飼われたげる。
あなたがボクを可愛がってくれるなら、ボクは喜んで「鼠退治」をやるから、ねっ。

【くるり。軽やかに踵を返して、IDカードを持った手を振る】
【何もなければ、少女は与えられた部屋へ行くだろう】

【≪No.119≫セラフィナイト――何に対して、救いを求めているのかは、誰も知らないまま】
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/09(土) 00:31:26.70 ID:XnROS70So
>>798
まあ、アレだぜ?崇高って言っても、戦場を駆けずり回って泥啜って生き延びるような仕事さ。
最前線の現場の真実を伝えるのが、俺の使命で信念だからな。
後一つ。俺は正義だが、善人じゃない。覚えておいたほうがいいぜ?

【苦笑を漏らしながら、自分のしている仕事はけして尊敬されるような物ではない、と言う】
【そして、Justiceでありながら、少年は己を善とは認めない】
【少年は、正義の反対に悪を見ない。誰かが言った言葉だが、正義の反対は別の正義なのだ】
【ならば、悪の反対は?と問われれば。それこそが、善である】
【少年は、自分の信念で有る“正義”の為ならば、善にも悪にもなる覚悟を持っていた】

んー……、そうかね。褒め言葉に勿体無いも何も無いさ。俺は率直な感想を延べたまでだしな。
そ・し・てッ!オトコノコは複雑なんだよっ!せめてかっこいいって言ってくれ、頼むから!
あ、でも本当に言うなよ!?反応に困るというか恥ずかしいというかああ俺何言ってるんだオイ。

【脳内ぐっちゃぐちゃのわたわた状態である。久々に歳相応だったりするが、コレは、わんこに素を見せても構わない、と無意識に思っていたからが故である】
【しばらく、うーうー喚いていたが、暫くして落ち着いた】

【なんとなく、見上げる姿勢を見て。あー、見上げるのって割と首疲れるんだよなぁ、と思いつつ】
【徐にわんこの正面にあぐらをかいて座り込んだ】

……考え事、ね。
話して楽になるなら、話していいぞ。
自分で考えたいなら、何も言うな。そのほうがいいから。

【真剣な瞳、気遣う色の有るそれで、少年はわんこを見据えた】
【ガラス玉に水銀を流しこんで目と入れ替えればこうなるかのような瞳である】
【そして、わんこの続けた言葉に苦笑を持って「……だから、可愛くねー、っての」、とぼやき】
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/04/09(土) 00:33:26.07 ID:dtOfTPHH0
>>802

ええ、ほどほどに期待をしておきますよ……

基本は自由行動ですので、どうぞご自由に…ね
それではこれからどうぞよろしくお願いします……フフ

【丁寧にお辞儀をすると、軽く手を振って見送った】

//お疲れ様でした!
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/04/09(土) 00:40:32.58 ID:9LMZe65AO
>>800
【自分に背を見せながら、緩やかに歩むウェル子を、視線で追って】
【やがて首を曲げるだけでは追いきれなくなり、身体ごと向きを変え】
【向き直ったウェル子と、タイミングよく正面を向き合う】

僕は所謂『無所属』だから──…どっちにも転べるけど。
ふーん、≪R.I.P.≫──…ねえ。
確かに僕は気にしないし──…する義理もない、かな。

【アレッツォは正義の味方ではない】
【限りなく本能に従い、出来る限り理性に従う】
【そんな生き方をしているのだから】

でも──…そうだな。
もし「此処」を落とせたら、賞賛くらいはしてあげるよ。

【誘惑の──幻想的な──ウェル子の声】
【それを受けるアレッツォの身体は、次第に薄らぎ】
【闇夜に『同化』するように──消えて行く】
【何時の間にか、脚が『バッタ』に変わっており、直ぐにでも跳べる用意が成されている】

じゃあね──…≪R.I.P.≫のウェル子。

【ダンッ!と飛蝗脚が地面を蹴れば】
【闇夜に同化したアレッツォの姿は、直ぐに視認が難しくなり──やがて消えるだろう】
【「正体不明の正体」──よく解らない物を、残して】



/お疲れ様でした!
/ありがとうございましたー!
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/09(土) 00:41:22.89 ID:G3VgABjno
>>801


うん、ゼーロ。 お前は良い子だ。
最近のガキは、三十越えたら直ぐにオッサンって呼びやがる。
――まぁ……何でも良いよ、お前の好きに呼ぶといい。


【微妙な年頃らしく、「オッサン系統以外なら何でも良い」と云う趣旨の発言】
【『空人おじさん』とか呼んだ日には目の端ピクピクさせるかも知れないが――其れ以外なら何でも良いご様子】


 ――……うし、じゃあ行くかゼーロ。 何か喰いたい物有るか?


【最後に彼女の頭に手を伸ばし、擦れ違い様に撫でようとしつつ】
【既に暗くなった公園を、彼女の歩調に合わせて――ゆっくりと、去ろうとするだろう】




【 ――……其処には、国の名に違わぬ見事な其れが咲き誇っていて 】


/この辺りでしょうか、お疲れ様でしたー!
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/09(土) 00:48:47.24 ID:VDKPaucjo
>>805

――へえ、それは楽しみですねえ……
是非とも賞賛していただきたいものです――

【場合によっては嫌味にしか聞こえないアレッツォの言葉を、難なくいなしてみせる】
【極々うっすらと浮かんだ彼女の微笑は、果てしなく不敵で……】


――祈ることです……二度はわたくしに出会わぬ事を……
――願うことです……わたくしの「能力(チカラ)」を知らないで済むことを……


……でないと……賞賛されたときに……貴方様の「光り物」を抉ってしまうかも知れないから――


【アレッツォの去り際に掛ける言葉は、意味深なもの】
【……いや、もしかしたら、「非常にわかりやすい真っ直ぐな言葉」なのだろうか――】



――――「さようなら」…………



【消え行くアレッツォを佇んで見守るウェル子】


【…………深夜の公園に、「カー」と、きっと動物に姿を変える彼ならば嫌でも知っているであろう、「あの鳴き声」がこだました――――】



/お疲れ様でございましたっ!!
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/09(土) 00:50:19.15 ID:s+iOhILko
>>799

よし!どうでぃ!

【突撃してくる手と後退を防ぐ手が消えてゆく】

(なんだ、あの突っ込んだ手も消えやがった)
(攻撃されて消えるわけだけじゃねぇってことか……)
親玉はいねぇだと……ここいら一体術式にでも覆われているってのか…?
またウヨウヨでてきやがる……

【増えていく不気味な手】
【そして、青年の四方から襲ってくる手】

ちぃっ!

【青年は上、そして左右からの攻撃を見切って前方に避けるが】
【左後方からの死角からの攻撃は完全には避けきらず―――右腹に攻撃が掠ってしまう】

いってぇな
(しかしこんままじゃラチがあかねぇ…長期戦になっちまうとお陀仏だ……)
一気に吹き飛ばせるか判からねぇし出てきてねぇ手に効くかとうかもわからねぇが…やってみるか

【青年は右掌に大量に気を集め、雷に変換させる】
【青年の右手からバチッバチィと甲高い音が鳴り、高密度の雷が生まれ、白銀の蒼雷と化す】
【そして青年はその雷を纏った右掌を自分の真下に撃ちつけるかのように地面へと突き出す】

―――――『雷光拳・地流撃』――!

【撃ちつけられた掌を中心に白銀の蒼雷が地面や壁を伝って青年の全方位に流れる】
【範囲は広いが威力自体は拡散しているため威力は劣るが、先ほどの一本一本の手の耐久力を考えると】
【効果的かもしれない攻撃】
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/09(土) 00:54:38.59 ID:MXY/lC3vo
>>806

良い子……

【その言葉をいってくれた人は、神鷹で二人目であった】
【故にゼーロの顔は赤くなり、その表情にはあどけない、そしてどこかぎこちない笑みが浮かぶだろう】

【そして、頭を撫でられるといよいよそれは、完全な笑顔となって――】


じゃあ……ラーメンがいい!

【今日一番の元気な声でそう言うと、神鷹と一緒に、何処かへ去ってゆくだろう】

【公園の夜櫻を背景にして―――】

/お疲れさまでした!!
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/09(土) 01:05:37.90 ID:GGWBElz0o
>>808

……………!

【掠った後も「手」は突き進みやがて地面を貫き停止する】
【丁度壁から地面へとアンカーが伸びたような感じである】

――――――――……。

【地中に潜った「手」は2本1組で混じりあい融合】
【その姿を地の中で変異させてゆく】

…………………。

【そして再び地中から現れた時にはその姿は巨大な「手」となっていた】
【丁度青年を包み込める程の大きさの「手」、それが青年を左右から挟むように現れる】
【そうして押し潰そうと迫る「手」だが響く雷の音を感じ取ったのかその動きを止める】

【が、それは既に遅く】

………………!!!?

【地面から壁から流れる電流にその身を焦がし震え、そして】
【そしてへたり込む、青年の近くにいたのが悪かったのだろう】
【へたり込みそして同じように霧に霞に消えていってしまう】


――――――――。

【その様子を電撃の範囲外で観察していた瞳があった】
【今までの「手」と姿は同じ、ただその掌に金の瞳を携えた「手」】
【其れは視覚としての情報を蒐集する為の「手」である】

【「手」は思う、彼は簡単に武装を解除させられるような人間ではなさそうだ……と】
【それでは本来の目的を果たすばかりか、むしろ損をしてしまうかもしれない】
【一矢報いようなどとは「手」は考えない、最大の功利を求めるだけ、合理的な行動を続けるだけ】


…………………。

【現在青年の近くには通常の「手」が数本残っているだけ】
【それも電撃で弱々しく、この場にいる怪異を潰すとするならばそれらを消せば十分だろう】
【青年の前方に4本程が固まってうごめいていた】
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/09(土) 01:07:23.79 ID:B6AJ7SxX0
>>803

私は、……其れは、素晴らしいと、思います
危険な場を奔り続け、身を犠牲にしてでも、新たな情報を、……真実を、得ようとする意思も

(……、善人では無い……?)

【其の仕事が、立派だと、想った。子供の様に、拙い言葉を、告げるだろう】
【彼が、自身を善人と認めていない事が、少し気に成った。正義の形は、人其々だが、獣人は、確かに、彼を正義だと、善の存在だと、感じていた】
【上手く言葉が見付からない為か、初めて会った彼を、否定する事も、失礼だと感じたからか。深くは、言わなかったが】

では、格好良いと……
恥ずかしがる谷山様を見るのは、楽し……いえ、……何でも御座いません

【何か言った。言い掛けた。最早、何なのだろうか、此の獣人は】
【兎も角、歳相応に、恥ずかしがる彼の、反応を、愉しんでいたが。 やがて、次の話題に】

……谷山様。……お気遣い、有難う御座います
……。……では、……ごめんなさい。……少しだけ……話を

【自力では解けない、獣人の周囲を覆う、問題の紐を、どうしても緩めたかった。故に、彼の言葉を欲した】
【心が弱く、頭が悪い獣人は。自分一人では、何も出来ない。只管に、希薄な存在だった】

……考えていた事は、……二つ
……組織に、……傷付けられた、家族の事……
……連絡の付かない、……恋人の事。……

【家族。そして、恋人。双方、獣人にとって、親しい存在。表情から、既に笑顔は消えていた】
【胸が、針で刺される様に痛む。無意識下からか、怒りを抑える為か。胸元を、握り締めていて】

……家族は。……組織≠ノ……酷い、仕打ちを受けて
……心にも、体にも、……傷を

【其れを初めに、ぽつり、ぽつりと、言葉を続けて行くだろう】
【傷付いた家族を、見ているだけしか出来ない、自分が嫌だ。組織に対抗する、力も無い、自分も嫌で。何も出来無い事が、只管、情けない】
【早く、家族を治したい、また、幸せに、笑って欲しいのに。 何時の間にか、涙を浮かべている事にも気付かず。獣人は、自身を、罵倒し続けるだろう】

【ただ、弱い。薄弱な存在の、弱音】

/すみません、遅れました…
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/09(土) 01:16:59.65 ID:s+iOhILko
>>810

どうでぃ!

【傷をおいながらも手の撃退には成功はしたようで】
【金の瞳を持つ手を見つける】

あいつだけなんか違うな…あいつがひょっとして

【金の瞳をもつ瞳を見つけ視認した後

あとはあいつらを片付ければ……

【青年は傷ついた腹を押さえ、近くの残った弱っている手を見渡す】
【気力の消費を抑えたいためか、体術で手に対し攻撃しようとする】
【鋭い拳打や回転をいかし威力をあげた回し蹴りで攻撃を行うだろう】
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/09(土) 01:19:36.25 ID:XnROS70So
>>811
……、そう言ってくれると、すこし嬉しい。かな。
たまに言われるのさ、人間の生き死にで飯喰ってる屑野郎、とかな。
まあ、それで収入を得ていることは確かだけど、なんだかな、って思うんだよなぁ。

【戦場の取材。死体を写すことも有った】
【安全地の者達に、戦地の真実を伝える行動は、必ずしも受け入れられるものではない】
【故に、わんこのその言葉は、少年の心に、染み入った】

いや、だから言うなと言ったろうに……ちくしょうやっぱり恥ずかしいじゃねーかコノヤロー!

【うがー!と気炎を上げて叫ぶ谷山。意外と弄られ体質?】

……俺からかっても楽しくないだろうに。
はぁ……。

【少し恨めしいような表情をしていた】

なぁに、心遣いって程のもんじゃねぇ。
人間助け合いの精神が大切ってのが持論だしな。
遠慮せず、悩みを吐き出してみればいいさ。

【優しく、柔らかい笑みで。労るような声色で少女に語りかける】

……………………。

【言葉は、掛けない。おそらく、自分に解決策を出すのは難しかったから】
【故に、吐き出される言葉全てを甘んじて受けようとそう決めた】

……………………組織、ねぇ。
世の中には、色んな惨劇が有るもんだ。俺も、わんこも例外じゃねぇ。

一つだけ、聞くぞ。

“お前はどうしたい”

【わんこの瞳を見つめて、銀色の瞳がぎらついた】
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/09(土) 01:26:27.74 ID:GGWBElz0o
>>812

「………………」

【金の瞳は自分が見つかったという事を把握する】
【ただ自身の仕事も果たさなければならない反面そうそうこの場から撤退する訳にもいかず】
【まだその場に留まっている】

…………………。

【一方、青年の前の「手」の群れは……】
【さして抵抗もなくその拳と蹴りにやられ地面に伏す】
【ただもしかしたら青年は「いやに手応えがない」という事に気がつくかもしれない】
【まるで青年の油断を誘うように……何かの策のように】
【その証拠に「手」は地面に伏しているものの消滅はしていない】


【そして青年がそんな微かな違和感を気にせずにその場にいたのならば】
【突然「手」の群れが一体化し大人の腕を一回り大きくしたようなサイズになり】
【地面から青年の頭を掴もうと腕を手を伸ばそうとするだろう】

【青年がその場から離れたのなら「手」の群れは何も出来ず】
【ゆっくりと消滅してゆくだろう】
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/09(土) 01:35:41.02 ID:s+iOhILko
>>814

それにしてもこいつらなんでオイラを……

【倒れ伏している手を見ながら】
【なぜ自分がいきなり襲われたのかと考える】

アイツは…逃げる様子もねぇな……

【その場から動こうとしない金色の瞳を見ながら】

(腹に多少の傷は負っちまったが、なんだこの違和感……)
(それにあの手は消えてはいねぇ……罠か…あるいは…)

【違和感を感じ取った青年はしばし考察している】
【それと同時に警戒そしており、用心はしているようで】

ここはいやな予感がするな……

【青年は手と金色の瞳から離れるように逃げるように移動する】
【そしてある程度はなれた所―――15mほどはなれた建物の屋根の上で様子を見るだろう】
【何も起こらなければ……青年は去るかもしれないが】
【念のため、背中の煙管に手を伸ばそうと右手を移動させている】


816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/09(土) 01:42:09.05 ID:B6AJ7SxX0
>>813

……心無い言葉は、……辛いです。……だけど、
私は、……そうは、思いません。……谷山君の仕事は、正しい物です
……私は、信じています……だから、……

【彼の仕事を、受け入れられない人の考えを、否定したい。だが、恐らく、其の人の考えを、変える事は、難しい】
【故に、自分の意思を、伝える事を。事実を、真実を伝える。屍をファインダーに収める事も、正しい行いだと】
【微笑んではいなかった。浮かべていたのは、悲痛な表情】

【惨劇は、世界中で、行われている。其れは、獣人も、理解していた。人によって、悲しみの形は、様々だ】
【世界で哀しんでいる人の事よりも、親しい人に起こった悲劇を、哀しむ事は。いけない事なのか、赦される事なのか、判らなかった】
【問い掛けられた言葉は、胸を締め付ける。頬を伝う涙は、蒼白く輝く景色を歪ませた。 自分は、どうしたい】

【私は】

……私は。……彼女に、……


……笑って、欲しいです

……笑顔で……また、……お話したい
……抱き締めて。……其れで、……ッ……

【本心を述べる。心を傷付けられ、外出する事を望まなくなった、其の家族に。またいつか、元気に笑って欲しい】
【だが、自分は、何も出来ない、無力だと。 そんな、甘ったれた、逃避の言葉を吐いて。何も出来ないと、うじうじと諦め、沈もうとする】
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/09(土) 01:43:44.81 ID:GGWBElz0o
>>815

【青年を狙った理由は青年が生きているから】
【「手」は人間の、いや生き物の生命力を蒐集しているのだった】
【生きているならば生命力は宿しているだろう、ならば「手」にとっては獲物である】
【今回は相手が倒し難い、能力者だった為にその目的は果たせず終い】

……………………。

【青年に殴られ倒された「手」の群れは、体を張った罠の介もなく】
【音もなく地面と溶けるように消滅していった】

「……………………」

【その出来事の終始を見つめていた金の瞳は、情報収集行動を終了】
【戦闘方法その他の情報を糧として次の蒐集活動に活かす】
【金の瞳の「手」は地面へとその身を潜らせる】

【それから青年が周囲を見ている間「手」は現れず】
【また路地裏のどこかに消えていったのだろう】
【そうしてまた時期を置いて路地裏に魂でも吸われてしまったかのような人間が現れる】
【それをやったのは何者なのか、言う必要もないだろう、怪異は続くのだ……】

/お疲れ様でしたー
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/09(土) 01:48:05.97 ID:s+iOhILko
>>817

何もおきねぇか…傷も負っちまったしここいらで帰るか

【屋根の上から動向を探ってはいたが、何も起きないのだろうと】
【青年も傷を癒すためにここから去ろうとするだろう】

夢にでてきそうだぜ……
むやみにこんな気味悪いとこ来るもんじゃねぇな……

【そうつぶやくと青年はその場から移動するに去っていった】

/お疲れ様でした!
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/09(土) 01:53:10.91 ID:XnROS70So
>>816
……、ありがと。

【短く、言葉を返して。微笑んだ】
【谷山は、そういう受け入れられない人間にも、理解を得てもらうために動いていた】
【故に、普通よりもそういう言葉を受ける機会は多い。そのために、慣れていたと思っていた】
【だが、わんこの言葉が、心に凄く染みていく当たり、やはり心に、傷はあったみたいで】

【世界中で、惨劇はある。だからといって、泣いていけないわけでもない】
【泣くのもいい、悲しむのも良い。人であれば当然だ。だが】

【わんこの言葉を受けて、表情を変えぬまま言葉を放つ】

俺、今からお前にひどい事言う。

【そう、前置きして】

――甘ったれんなよわんこ。
ぐじぐじ、うじうじずっと沈んでいくのは楽だよなぁ、ああそうだ。おれだって沈んだことは有るさ、そして沈む楽さもよく知っている。
浸って、沈んで。それだけで、自分はその相手の事を思いやった“気”になる、“気だけ”だがな。
逃げるなよ、見据えろよ。
見据えた上で、どうすればいいかどうか考えろ。
逃げているだけじゃ、物事何も変わんねぇ。いや、むしろひどくなるかも知れねぇんだ。
泣くなとは言わねぇよ。泣くなら泣くで、泣きながら立ち向かいやがれ。

【悲しむことは、否定しない。だが、悲しみながらでも、現実に立ち向かえと少年は言う】
【その言葉は酷薄なまでに現実的で、鋭く、重く、ひどい】

笑ってもらうためには、笑顔で話をするためには、抱きしめてもらうために。
お前自身が何ができるか、考えてみろ。
何も出来ないなんてことはありえない、自分一人で何かをする事だけが、出来ることじゃないんだ。

例えば――――誰かに頼んでみる、とかも悪くないんじゃァないか。

【そして、ココまでひどい言葉を叩きつけた上で】
【遠まわしにだが、助力をする、と言い放った】
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/09(土) 02:01:34.62 ID:f3hWbNsLo
>>771

まぁ、ほら、食人鬼? って種族もあるみたいだし。
持ちつ持たれつ、良い感じなんじゃないかな。多分。

【一気に大分ぞんざいに成った】
【拍手されれば、いやいや、と両手で制し】

ん、いいのいいの。
あの子、猫みたいな子だったから、何時かひょっこり出てくると思うし。

【希望的観測。だが、其れに期待するしかない現状だというのも事実】
【何処かの室内に篭っていたりでもすれば、足で探すのも不可能な訳で】
【結局、捜し歩いても“待っている”事に変わりは無く】

――――――物凄い哲学とシュールレアリズムを感じるよ……!
生憎、何処かで貴女を見た記憶は――無い、かな……? 無いよね?

【聞くな】
【言っている事は正しいのだろうが、イメージがしきれない様で】
【眉間に皺よせ首を傾げて、とりあえず目の前の少女と会ったことがあるかどうか】
【其れだけを考えて、話を進めていく事にした、様子】
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/09(土) 02:12:47.68 ID:zByCB83zo
>>820
カニバリズムをどうこう言うつもりはないけど、人間がいなくなったら彼らも存続出来ないんじゃ無いかな?

【だからピントがズレているって……】

猫みたいな……
はっ!まさか探していないときに限って現れるフラグ?

【感情が欠けてる割に、妙なところでノリの良い女である】

自分で話してて何か奈落とか深淵とかそんなものは感じるね、うん
まぁ、そんな返事が来るとは予測していたけど。私も訊いて回った事あるし

【「私と同じ顔の子を見ませんでしたか?」とでも訊いたのか?こいつ】
【絶対領域少女と同じように考えるポーズを取るが、どうにも緊張感が足りない気がする】

そうだね、もし見かけることがあったら―――「キミの願いはそこにあるの?」とでも聞いておいて欲しい
ああ、そう言えば名前をまだ名乗っていなかったね。私は穂躑躅輝夜(みつつじ かぐや)っていうんだ

【ほつつじてるよと書いてそう読ませます。因果な(?)】
【しかし伝言の内容―――自分がいわゆる多重人格だと、そう踏んでいるのだろうか】
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/09(土) 02:13:53.62 ID:B6AJ7SxX0
>>819

【言葉を聴き届け。瞼を、落とした】
【然し、獣人にとっては、其れは、叱咤する言葉には聞こえなかった】
【暖かかった。自身が、甘えていたという、現実に。向き合わせてくれた様に、感じた】
【視線を逸らさずに、全て、告げてくれた、彼に】

……、谷山様

【精一杯の、感謝を。柔らかな色合いの、花束を手向ける様に】
【ぽつり、名を紡いだ】

【暫し、小さな嗚咽を上げ続けた後。やがて、其の声も止むと】
【手で、涙を拭って。紅く成った顔を、見せながら】

……。彼女と、……向き合います……

【向けた表情は。未だ、涙を浮かべていたが、決意した其れだった】
【そして 申し訳無い感情も、有ったが。助力する、と、告げた彼に】

……其の子の、名は……ベリル

【彼にも、彼女≠、知って貰おうと、想った。故に、名を、告げる】
【彼も、何か、彼女に、言葉を、掛けて欲しいと。考えた】
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/09(土) 02:27:08.22 ID:XnROS70So
>>822
……ンだよ、わんこ。

【ちょっと言い過ぎたかな、と実は心の底では後悔していたりしたところでの不意の言葉】
【つい、ぶっきらぼうな返しになってしまった】

【暫くの、嗚咽の後の、その言葉と、その目、表情を見て】

なんだ、そういう顔も出来るんじゃねぇか。
辛くても、目をそらすんじゃねぇぞ。泣いてもいい、絶望してもいい。
だが、“目を逸らすな、逃げるな”。俺からのアドバイス……って程のものでも無いけどな。

ま、覚えておくと、役に立つかも知れねぇから。

【にぃ、と元気づけるように笑みを浮かべて】

“ベリル”、か。
よし覚えた。会ったら何らかのアクション掛けてみる。

【名を反復して、安心させるように、言葉を返して】

……さて、と。
夜も更けてきた、俺はそろそろ行くわ。

【そう言うと、徐に立ち上がり背を向けて】
【気がついたかの様に、ベルトポーチを漁り、一つの紙片を相手に飛ばした】
【その紙には】

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
統一征斗会新聞部部長、メディア関連部会幹部、Justiceメンバー

谷山 基樹[タニヤマ モトキ]

Tel.×××-×××-×××× E-Mail ××××@News.co.jp
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【そう書かれていて。所謂名刺であった】

一応、夜道には気を付けろよ。
じゃ、な。

【そう言うと、後ろ手に手を振って歩き去っていった】

//乙でしたー!!
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/09(土) 02:29:36.93 ID:f3hWbNsLo
>>821

そこは――ほら、えと……養殖?

【言葉選びが酷い】

無きにしも非ず、って所だからなー……。
まぁ、探す足がある内は歩き回るけどねっ。

【有り得るらしい】
【何かを探すって言うのはそういう事なのかもしれない】

そんな虚無的な何かを感じ取らなくてもいいからっ。
でも、探してる時に限って聞く人聞く人皆知らなかったりとか、あるよねー。

【探す苦労と言うか、そういうのを身をもって理解しているからか】
【うんうんと数度頷いて、それから小さく溜め息を吐く】
【そして、セーターの丈を何となく直しながら】

――――? うん、判った。「キミの願いはそこにあるの?」、だね。
ああ、そういえば。ご丁寧にどうも、です――?
……私はルシア。ルシア・マリカ。よろしくねっ?

【穂躑躅輝夜。その名前を聞いた時、少しだけ反応遅れて疑問符が一つ】
【然し、確信に至らないか、はたまた別の理由か】
【少女は、素直に自己紹介を返すに留まった】
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/09(土) 02:30:26.12 ID:B6AJ7SxX0
>>823
/遅レス、すみませんでした…お疲れ様でした!
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/09(土) 02:42:09.54 ID:zByCB83zo
>>824
養殖施設のような文明物があるとなると、当初の目的が達成されていない様な気が

【だから指摘するのはそこじゃない】

まぁ、果報は寝て待てなんて都合のいい話に過ぎないしね
出来ることがあるのになにもしないのは〜っていうものかな

【ふむ、といった感じで軽く頷く―――
 ―――ぶっちゃけ感情が表に出ないと描写することがなくなるから嫌いコイツ】

―――もしかしたら私は、思っている以上に絶望の縁にいるのかもしれないけど
それなら記憶が閉じている事の理由にもなるかもしれないし

【僅かに眉間にシワを寄せ、本日始めての嫌そうな顔をする―――流石に深い想像はしたくないか】

キミの捜し人の片手間でもいいから、友人も誘って是非
……?うん、宜しく、ルシア

【どっちだよ、な感のある頼み方だが、それはともかく】
【相手の名前を復唱して、握手のためだろう右手を差し出した】
【そう言えばボスラッシュ(以下略】
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/09(土) 03:00:18.24 ID:f3hWbNsLo
>>826

あれ……そうだっけ?
そもそも何の話を繰り広げていたか……。

【遂に当初の目的を忘れてしまった】

寝て待ってくる果報は、探しても見付からないものだしね。
大体そんな感じかも。探してた、って体裁が欲しいだけって事も有り得る!

【それは有り得て良いのだろうか】
【ともあれ、これからも探して歩き回る積りだろう】
【歩いていれば出会いもある。多くと出会うには、出歩くのが一番な訳で】

んー、あんまり物事悲観的に考えないほうが良いと思うよ?
病は気からとも申しますし、楽観的こそ幸せへの道とも。

【言えるかどうかは知らないが、垣間見えた相手の表情にそんな言葉】
【実際、様々な境遇を経てこの結論に至ったが故の言葉だが】
【非常に軽い言葉に聞こえるのは、発言者がこの少女だから】

うん、友人を誘うかは兎も角、見掛けたら声を掛けておくね。
――宜しく、輝夜ちゃんっ。

【差し出された右手を同じく右手で握り、握手に応じる】
【何時かのイベントで見た時とは大分違う雰囲気なうえ】
【当時の事を説明するのも非常に難しい為、敢えて何も言わず】
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/09(土) 03:09:14.89 ID:zByCB83zo
>>827
もう「人間=ゴミ」と諦めるのが早い気がしてきたね

【確かに記憶力はゴミの……痛い痛い石投げないで】

ある種の自己満足なのかな、そういうのは
何もせずに後悔はしたくないというか、なんというか

【ああ、また妙な所に乗っかった―――】

残念ながら、楽観も悲観も、するほど感情が満ちていないんだ

【……なかなか付ける薬がない】
【―――まぁ兎に角、そんな事を言っていても二人の握手は交わされるのである】
【さて、それから手を離し、一つ会釈をして】

うん、ありがとうルシア
私も調べてはみるけど―――もしもの時は宜しく
それじゃあ、そろそろおやすみ。またどこかで

【もしもの時ってなんですか―――それはさておき、そう夜の別れの言葉を告げたなら、流石に人通りの減った街中を歩いて、家路につくだろう】
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/09(土) 03:19:45.70 ID:f3hWbNsLo
>>828

ゴミィ……え、何で人間がゴミとかいう話に――

【ゴミクズ同然だ!】
【自分の振ったネタすら忘れる始末】

待ち切れないから探すんだもの、自己満足だよ。
早く会いたい訳じゃないなら、そもそも探す必要がない。

感情が……ん、まぁ、考えない事が一番と言いますか……。

【感情が湧かないのであれば、悲観も楽観も無い】
【ならば、その話題に触れない事が一番楽、かもしれない】

【握手が済み、された会釈に会釈を返し】

いえいえ、多分片手間になっちゃうだろうけどね。
それじゃ、おやすみなさい。良い夜をっ!

【もしもの時は――も自然に聞き流し】
【去り行く相手に手を振って見送り、少女もまた帰路に着いた】

/お疲れ様でしたー
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/09(土) 03:24:19.24 ID:zByCB83zo
>>829
//お疲れ様でしたーのよ
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/09(土) 15:51:53.36 ID:TWSSEdRoo
【路地裏】

機関員とのパイプ……普通の女の子……うーん
どっちが重要だ?

【路地裏のど真ん中で突っ立っている青年が居る】
【青年は、整ったやや長い黒髪に、高めの身長】
【茶色のコートを羽織り、同じ色のブーツを履いて、灰色のジーンズにアクセサリーとしてチェーンをつけている】
【鋭い、或いは悪いと表現出来る目つきのせいか、雰囲気などが不良やチンピラに近い】

どっちかっていうと、普通の女の子?
いや仕事的には……うーん

【何やらぶつぶつ呟いていて通行の邪魔だ】
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 16:12:00.63 ID:Di3iUl7DO
>>831

【──かつん、こつん】
【そんな彼の背後から、女性特有の足音が聞こえてくる】
【ふわりと薫るはゆるやかなシャンプーの香】
【この淀み澱んだ路地裏の空気に、其の香りはどこまでも甘く、芳しいもの】

────ふぅん?

だぁーったら……「機関員」と「普通の女の子」

【──聞こえた声から、想起されるのは】
【甘い甘い声。仮面の笑み】
【囁きの笑い声に──蕩けるような言葉】

……どっちの条件も満たせば、いいんじゃない、かなーぁ?

【──酷く痺れるように間延びした語尾】

ねぇ──フォルス君?

【──想起されるは】
【     『 愛している 』     】
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/09(土) 16:15:37.16 ID:TWSSEdRoo
>>832

……じゃーんじゃーん、げぇ

【棒読みでよくある銅鑼の音と驚く声を真似てみせるが、全く気力が無い】
【はぁ、とため息までつけて、うんざりしたような表情で靴音のした方向を振り向く】
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 16:23:34.32 ID:Di3iUl7DO
>>833

やーぁ、フォルス君『愛しているよ』
常々諜報活動ご苦労様ーぁ
おかげで素敵な出会いに恵まれたよ

【かつん】
【彼が振り向くと同時。靴音が止み】
【恐らくは彼の予想通りの人間が、立っていることだろう】
【藍色の長髪を真っ直ぐに伸ばした、エメラルド色の瞳の彼女は】
【以前彼と会った時と変わらぬ服装のまま、其処に居た】
【アクアマリンのネックレスは今日も静かに彼女の首元に控え】
【数字の施されたイヤリングは鈍銀の光を淡く浮かべる】
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/09(土) 16:31:33.20 ID:TWSSEdRoo
>>834

最上の褒め言葉痛み入るぜ
感涙の海で溺死しそうだ

【上機嫌そうな彼女に対し、皮肉をたっぷりと込めた返事で応対する】
【フォルスはかなり不服そうだ】

護、セシリア、マーシャルあたり、そっちも色々手ぇ出してるみてぇだな

【労う意思など欠片も無く、ただ近況を確認するように言う】
【諜報活動に関してはお互い様、というところか】
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 16:43:12.63 ID:Di3iUl7DO
>>835

おーっと、それはちょーっと困るかなーぁ、フォルス君
キミに死なれたら……私が『愛』を向ける人が1人いなくなっちゃうから、ねーぇ?

【毒を含んだ其の言葉に対し。彼女──シズリは蜜をもって返す】
【ゆったりとした口調の中に混じるのは、幽かに痺れる麻薬だろうか】
【くすくすくす──】
【小さく、儚く。彼女は蜜の水面に、囁きの笑みを落とす】

ふふ──なぁーんだ
マーシャル君はともかくとして──
護君とセシリアちゃんのこと、もう知ってたんだぁ
最も、セシリアちゃんにキミを頼るよー言ったのは、私だけどねーぇ?

【エメラルド色の視線を僅か細め。艶やかな紅の塗られた唇へ人差し指を触れさせる彼女】
【その表情はまるで、悪戯がばれてしまったかのような】
【それでいて、全く悪怯れる気のないもので──】
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/09(土) 16:47:45.09 ID:TWSSEdRoo
>>836

てめぇがマジで困るんなら、いっそ死ぬのもありかもなぁ?

【彼にとってはシズリの蜜も毒も似たようなもの】
【口から出るのは嫌味ばかりだ】

護も途中で誰かが余計なこと言ってなきゃ、少なくともあと一回はお前に会うはずだ
俺がそう仕向けておいた

【壁に背を預けながら、自分が行ったことを教えておく】
【シズリがセシリアを促したように、彼もまた護を促しておいたのだ】
【その理由までは言わないが】
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 17:04:42.69 ID:Di3iUl7DO
>>837

ふふ──嫌われたものだねーぇ、フォルス君?
それじゃあ私は、フォルス君が死んだらせめてもの弔いとして花を供えてあげよう

情熱の薔薇や感謝を示すカーネーション、無邪気カスミ草──
愛を告げるチューリップに移り気な紫陽花
悲しみを好むホタルブクロなんかもいいかも、ねーぇ?

【唇から指を離し。其の両腕を大きく広げた後に祈りのポーズを捧げるシズリ】
【あげられた花々は凡そ、死者に供えるには相応しくないものばかり】
【くつくつくつ、と】
【何が可笑しいのか。彼女は喉を震わせ、笑う】

へーぇ?
それはありがたいことだねーぇ、フォルス君
フォルス君がそんなことをしてくれるなんて、ちょーっと意外だったかなーぁ?

【捧げた祈りは神へか。悪魔へか】
【兎も角彼女はその姿勢をすぐに戻し。ほんの少しだけ、驚いた表情を見せた】
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/09(土) 17:11:38.40 ID:TWSSEdRoo
>>838

……あーくそ、てめぇの首の上に乗っかってるサッカーボールを今すぐシュートしてえ

【びきびき、と効果音が聞こえてきそうなくらいには苛立った表情になった】
【嫌味と皮肉の応酬。何とも機関員らしい会話となっている】

男の篭絡なんざてめぇにしか出来ねぇからな
一応は同僚だ

【驚いたシズリに向かって理由を説明する】
【同僚などと言っているが、逆に胡散臭く聞こえるかもしれない】
【実際の理由としては、たまたま護が迷っていたため、信用を獲得するためにそれらしいことを言い、”ついでに”シズリと繋げておいた方が面白いだろう、と考えただけだ】
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 17:25:28.31 ID:Di3iUl7DO
>>839

ふふ、フォルス君は一度早急に機関の病院で精密検査を受けた方がいいんじゃないかなーぁ、フォルス君?
この私の、キズひとつない完璧とも言える顔をサッカーボールだなんて……ねぇ、フォルス君
眼科に加えて脳の機能が正常に働いているかどうか──
ちょーっと診てもらったほうがいいんじゃないかなーぁ?

【ゆるりと間延びした語尾は変わらぬまま。酷く甘美な鈍い毒を静かに溶かす】
【さざ波にも似た囁きの笑みを浮かべ──】
【宝石のようなエメラルド・グリーンの瞳は】
【或いは彼からすれば毒蛇の其れにも似ていたかもしれない】

一応は、ねーぇ?
ふふ──そういうことにしといてあげるよフォルス君
『愛しているよ』──ありがとう

【そしてシズリは、矢張り囁きを零し】
【どこか皮肉にも聞こえる言葉を、ゆぅっくりと紡ぎだす】
【『愛しているよ──フォルス君』】
【──くすくすくす】
【さざ波が、路地裏の空気へ静かに消えた】
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/09(土) 17:32:08.75 ID:TWSSEdRoo
>>840

俺に精密検査が必要ならてめぇは最早転生が必要だろ
文字通り第二の人生を歩ませてやろうか?

【がるるる、と音がつきそうな表情だ】
【何と、仲の、悪い】

礼ぐらいまともに言えよボケ

【その言葉を、ちゃんとしたお礼とは全く捉えなかったようだ】
【相変わらず不機嫌そうな声色で返事をした】

あー……ちょっとホテル行くか
いや、ホテルは駄目か? とにかく、二人だけになれて人目につかない場所に移りたいんだが

【唐突に場所を変えたいなどと言い出した】
【前回の最後の言葉でも思いだしたのだろうか】
【それにしては、真面目な表情をしている】
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 17:45:21.03 ID:Di3iUl7DO
>>841

なるほどフォルス君は私のことを殺したいくらい愛していると──
ふふ、そういうことかなーぁ、フォルス君?
嬉しいなぁ、まさかフォルス君がそぉーんなことを言ってくれるなんて
そんなに焦らなくても大丈夫だよーぉ?
私もフォルス君のこと──『愛している』からね?

【一方シズリはなにやら機嫌が良さそうに、端正な笑みを表情に張りつけている】
【くるりくるりと言葉を片っ端から返していく彼女】
【──どうやら、このような場面にもある程度慣れているらしい】
【或いは此れも、彼女の性格のひとつなのだろうか】

ふふ、今のじゃあ不満だったのかな、フォルス君
キミは案外強欲なんだねーぇ

んで──ふふ、まさかフォルス君から誘ってくるとは思わなかったよ
一手遅れちゃったーぁ

兎も角……二人きりになれるところなんてそう多くないからねーぇ
ホテルが一番イイんじゃない、かなーぁ?

【真面目な表情の彼とは裏腹に、笑みを浮かべたまま彼女はそう言った】
【ホテルを選んだということは、自室なんてものに誘い込むつもりはないのだろう】
【──僅かばかりの、警戒心】
【其れはきっと。彼がシズリの『愛』を受け取ってくれないからという一点にある】
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/09(土) 17:51:58.22 ID:TWSSEdRoo
>>842

オーケイ、その愉快に曲がった根性を逆方向に折り曲げてやる

【ポケットから黒い手袋を取り出して両手にはめる】
【明らかに戦闘態勢だ。物理的に折り曲げるつもりなのか】

ホテル、か。選択肢の中じゃ最底辺だが妥協してやる
てめぇの脳内と精神をミキサーみたいにこねくり回すのは移動してからだ

【ふん、と鼻を鳴らして歩き始める】
【あらかじめどこのホテルにするのかは、言い出した時点で決まっていたのだろう】
【移動中に会話をするかどうかはシズリの自由だ】
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/09(土) 18:00:43.77 ID:B6AJ7SxX0
【墓場。十字碑が並び、夜になれば、不気味な雰囲気で佇んでいそうな、此の場所だったが】
【今は茜に染め上げられ、眠る死者の静謐な其れも、少しばかり、明るい雰囲気を孕んでいる様に感じた】
【そして、墓と墓の間の、広い道。芝生が覆い尽くす、其の場所に、汚れる事も厭わずに、寝転がっている人物が居た】

【人物の容姿は、黒の大きなキャスケット帽を被り、旧い血の色をしたボブヘア、蝋燭の様に白い、死人の様な肌、右頬に深い傷跡】
【今にも眠りそうな、ぼんやりした表情。死者の様に、生気の失った、然し、淡く輝く、オレンジの瞳】
【赤と黒のボーダー、タートルネックの、ニットワンピース。黒いオーバーニッソックスに、同色の、レースアップブーツ】
【左腕が、皮を剥いだ肉の様な色の、悪魔の様な、鋭い爪を持つ巨大な異形の腕。手の甲の中央に、簡略化した山羊と、六芒星が掘り込んである】
【異形の左を隠そうと、血で穢れた包帯を巻いているが、其れは意味を成さず。脈動するグロテスクな肉が、大きく覗いている】
【十字架型ドッグタグ、右手首に、「No.90」の刻印が入った、銀のハンドカフスを着けた、背の低い、十八歳程の少女だった】

……、

(……友達。……)

【嬉しい出来事でも有ったのか、始終口元を緩め、まどろむ様に瞼を落としていた。暖かさを求める様に、右手を夕日に翳す】
【横たわった事で、広がった髪にも、淡い夕焼けに照らされていた。もう直ぐ訪れる夜色に、寂しさを感じる様に、風に靡く】
【ふと、思い出した様に、何処からか、携帯を取り出す。開き、暫しの操作の後、文章の並んだ画面に到着した】

……データベースは……blue justice≠フ話題が、最近、上がってる
……後は、……卵の事と……

【取り出したものは、機関の、情報端末だったらしい。誰か、近くに居たら、聞こえそうな程の、声量で】
【其の後も、記録を遡ると、気に成った項目で、操作する指を止めた】

(……。卵の件は……、気に成る)
(……僕も……調べよう。……)

【夕よりも、明るい色合いの、果実の様な双眸を細め。微笑を消すと】
【やがて、思考も終えて。其の後も、転がりながら、情報端末を操作し続け、ログを読んでいた】
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 18:06:25.87 ID:Di3iUl7DO
>>843

ふふ──自分から皮を被りにいくなんてフォルス君も奇特だねーぇ?
それとも……自分のモノをそうやって護らなきゃ愛撫も出来ないのかな、フォルス君
ちょーっと残念だなーぁ
私はこうしてキミを『愛して』いるのに
キミは私を直接愛してはくれないんだもの、フォルス君

【口数は減らさず。むしろ更に多くの毒蜜を紡ぎ】
【くすくすとさざ波を蜜壺に浮かべ、彼女は笑う】
【そして、甘美なドルチェでも味わうかのように──そっと】
【ほんのりと赤い舌を艶やかな唇に這わせ──】

怖いこというねーぇ、フォルス君
それとも──やぁーっと私を愛してくれる気になったのかなーぁ?

【──なんて】
【最後の最後まで減らず口を叩き】
【かつんこつんと靴音を立てて、彼女は彼についていくことだろう】

【仮に口を開いたとして──】
【きっときっと、ホテルまでは痺れ毒にも似た会話くらいしか望めないはずで】
【此れ以降。彼から何かを問う迄は彼女は何も語らないだろう】
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/09(土) 18:10:00.72 ID:TWSSEdRoo
>>845

てめぇに直接触るぐらいなら火でも愛撫してた方がまだマシだ

【移動前にそれだけは反撃をしておいた】
【火の方がマシとまで言うあたり、余程嫌なのか】

【適当なホテルに入るとさっさと部屋を借りて移動】
【入るなり天井や床、部屋全体をきょろきょろと見回してからソファに腰かけた】

まぁここなら安全か

【と、ぽつりと呟いた】
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/09(土) 18:12:53.86 ID:UfAmAH0AO
>>844

【――さくり】
【短い雑草を踏み締めて、近付いてくる気配がある】
【人影はまだ見えず。ただ、彼女のひとたに訴えるものがあるだろう】

【懐かしい――枯草≠フ香が】
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 18:19:59.42 ID:Di3iUl7DO
>>846

【「やれやれ、すぅーっかり嫌われちゃったかなーぁ」】
【そんなことを、矢張り仮面の笑みと共に紡ぎ】
【此れで一先ずは──第一ラウンドは終了だろうか】


【──そして、ホテルの一室にて】

ふふ──随分慎重だねーぇ?
それで……どーぉしたのかなーぁ?
ヤりたいってわけでも、ないんじゃないかなーぁ
最も──私は構わないけど、ね

【くすくす、くす】
【囁きの笑みは変わらず。変えようともせず】
【ぽふん、とシズリはベッドに腰掛ける】
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/09(土) 18:24:56.33 ID:TWSSEdRoo
>>848

悪ぃがそいつは後回しだ

【目的を尋ねられ、まずはこう答えた】
【最も本音としては、シズリ相手にやることに若干の恐怖があるわけだが、それは表に出さない。いや出せない】
【まるで敗北宣言のようにも思えるからだ。意地だ】

ここいらで一つ、情報交換といこうじゃねぇか
機関にとって敵であろう人間は片っ端からデータベースにあげてるが、全てが全てそうってわけじゃない
俺の今んとこの人脈から、お前が気に入るようなのが居るかもしんねぇよな?
で、お前はお前でデータベースにあげたりしねぇから、お前の知ってるやつを俺が知るには、直接お前から聞くしかねぇってわけだ

理解出来たか?

【ソファに腰掛けたまま、シズリの方に顔を向けて目的の詳細を語る】
【お互いの人物情報の交換。それは双方にメリットがある、というわけだ】
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/09(土) 18:25:51.08 ID:B6AJ7SxX0
>>847

【草を踏み締める音に、接近している存在に気付き。警戒からか、立ち上がろうとした】
【急いで情報端末を畳み、仕舞う。好戦的な人物だろうかと、其処まで、思考した後。漸く、其の香り≠ノ気付く】

―――

【全身が、凍り付いた。想起されるのは、体が引き裂かれた感覚。死の体験】
【記憶を受け入れたと言っても、矢張り、其の身に刻まれた恐怖は、拭えなかった様だ】
【愛。Goetia=B鐘の音。枯草。腐敗。群青の儚さ。 屍の、】

……、……う、……そ……

【「嘘」】
【「そんな、まさか」】

【心を埋め尽くす焦燥から紡がれた言葉は、余りにも情けない声音だった】
【立ち上がり掛けた両脚は、恐怖で弛緩し、地にへたり込む。其の際、キャスケットが、落ちた】
【友人の処置で、腐敗していない旧い血の頭部は、周囲の紺に染められる】
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/09(土) 18:33:10.66 ID:UfAmAH0AO
>>850

【さくり、さくり、さくり】
【これもまた、あの時を彷彿とさせるような登場の仕方だった】
【違和感なのは――囀るような甘ったるい声音が、先に釘を刺さない事と】
【なによりもあの、熟れすぎて堕ちた果実のような香が存在しなくて――】

【音は、彼女の背後から】
【緩やかに近付いてくる】

――嗚呼

【―――ぽん】
【彼女の細い肩に、熱の存在しない硬い掌が、そっと置かれるだろう】
【同時、鼻孔を擽るのは武器を彷彿とさせる火薬の香】

【声は、男性のものだった】
【しかしその気配や魔力は、彼女の“主人”を連想させて仕方ないはずだ】
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 18:40:33.51 ID:Di3iUl7DO
>>849

ふふ、それじゃあ楽しみにしておこうかなーぁ、フォルス君?

【そう言って彼女はまた、笑う】
【──もし彼が其の内に抱く恐れを僅かにでも出していたら】
【或いは彼女の反応は違ったことだろう】
【狂喜乱舞とまでは間違えてもいかないが──】
【少なくとも、彼相手であっても彼の感情を絡めとりにいっていたかもしれない】

──なるほど
それはとてもいい案だね、フォルス君
確かに私はデータベースをあまり使わないからね

────ただ
私の人脈をデータベースにキミがあげるのは、勘弁してほしいかなーぁ?
なに、私はフォルス君のこと『愛している』からね
そんなことなんかしないと──『信じて』いるけどねーぇ?

【──データベースに己の人脈をあげないのは、恐らく】
【手にした人間を、他の機関員に取られたくないという独占欲のようなものなのだろう】
【自分の『愛した』誰かが、自分の思考外で動く──】
【それは、とてもとても。彼女にとっては、「つまらない」ことだった】
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/09(土) 18:46:10.58 ID:TWSSEdRoo
>>852

んな無意味なことしてどうすんだ。俺に何のメリットがある?

【馬鹿言うな、とでも言いたげに両腕を広げてみせる】
【そんなことをしてもフォルスには何のメリットも無い。確かにそうだ】

【ただし、その”情報”のおかげでメリットが生まれた】
【互いが情報を持ち合うような状況になるが、シズリ自身がデータベースにあげられるのを嫌がるのであれば、ちょっとした脅しぐらいには使える】
【シズリの言葉から即座にそれを思いついた】
【実際やるかどうかは分からないのだが】
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/09(土) 18:47:00.48 ID:B6AJ7SxX0
>>851

【出逢った時を、想起させる足音。益々、恐怖が、思考を覆う】
【汗を掻かない筈の体が、じっとりと、冷たい其れで、湿って行く様な感覚を覚えた。】
【然し、ふと感じる、違和感。彼女≠ニは違う点が、幾つか有る事に気付き、そして】

―――ッ!

【触れた瞬間、体が小さく跳ねるだろう。漏らした小さな悲鳴は、彼≠フ耳にも、届く筈で】
【熱の無い、死した体に触れる、熱の無い掌。火薬の香り。 主人≠ナは無い事が、確定した】

【然し、男性の声だったのが、気に成った。異形の記憶で微笑んでいる者は、少女の姿だから】
【主人≠フイメージは、脳裏から離れない。例え、男性の声でも、主人≠ニ他人のものとは想えなかった】
【暫し呆然としていたが、力の抜けた左腕が、地を撫でる感触に、我に帰り。意を決して、振り返るだろう】
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/09(土) 18:54:48.31 ID:UfAmAH0AO
>>854

【風に流れる曇天のような髪も、夜空より明るい群青の褪めた瞳も】
【薄い肌の色、纏う漆黒、香――印象的なパーツはどれも同じではあった】
【しかし燕尾服を纏った『彼』は、少なくとも『彼女』ではない】

………………。

【反応に驚き、触れた手が浮いていた】
【手袋を嵌めた左手は包装された花束――ただし何故か枯れている――を、握っていて】

【見下ろす瞳には、小さな困惑と疑問】
【その顔立ちはどことなく似ていて、彼女を青年にすればこうなるような、ものでもあった】

【彼は、黙りこくっている】
【妙に冷たかった掌は手袋に隠れて、その理由は分からないが】
【その視線。冷たく鋭い剃刀のような、薄っぺらな二条の眼差しは、怯える彼女にはやや『痛い』かもしれない】
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 19:00:39.05 ID:Di3iUl7DO
>>853

ふふ、確かにそうだねーぇ?
ただ──フォルス君ならば私への嫌がらせにそれくらいはやってのけそうだと思って、さ

でもそれは杞憂に終わりそうだ……違うかな、フォルス君

【そんな彼を見て、彼女はベッドの上でくつくつと喉を震わせる】
【さざ波の笑みが減り、震えるような其れが増えてきたのは──】
【少なからず、彼が相手で且つ周囲に誰もいないからだろう】
【相手は機関員。誰にも見られないならば──ある程度の本質は見せてもいいだろう】
【──ある程度の本質は見せても、「逃げ」られないだろう】
【其の行為の意味は、そんな打算的な思考に基づくもの、だろうか】

──さて、それじゃあ互いの手札を覗き逢おうじゃないか、フォルス君
ブラック・ジャックにポーカー、スピードにセブン・ブリッジ──
ゲームは何がお好みかなーぁ?

【「ゲーム」──彼女は確かに、そう告げる】
【くつくつ、くつ】
【仮面の笑みは次第に、愉悦を含みながらもどこか澱みを帯はじめ】
【さらりと──】
【ただの一度。彼女はその藍色の髪をそっと、梳く】
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/09(土) 19:06:29.68 ID:TWSSEdRoo
>>856

分かってんならいちいち確認するように言うんじゃねぇよ
怯えてんのか?

【その仕草が神経を逆撫でしたのか、苛立つような声で挑発に似た言葉で返した】
【わざわざ確認しているところが彼には怯えと映ったようだ】

ゲームなんてまどろっこしい方法じゃなく、素直に大人しく交換し合おうじゃねぇか
つっても、互いに全部言ってたら日が暮れる。そのへん、どうしたもんか

【どうやって互いにとって良い人脈を紹介し合うか、その方法までは思いついてなかったらしい】
【うーん、と唸りながら、その手段を考え始めている】
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/09(土) 19:09:42.34 ID:B6AJ7SxX0
>>855

【容姿は、まるでパズルの様に、当て嵌まるものが多かった。然し、最後のピースの形が違う】
【自分から離れた、冷たい感覚。手袋で隠された、其の手の理由。混乱する脳に、ふと、其れが引っ掛かった】
【開いた傷に、深く刃を差し込む様に。今も未だ、呼吸をしていたならば、恐らく、不規則的に成っていただろうと思わせる、鬼気迫った表情】

……、

【彷徨っていた視線が、枯れた花束を見付ける。そして、此処が墓場だったという事を、思い出す】
【誰かを、弔いに来たのだろうかと思考して。其の、枯れた花から、再び枯草の香りを漂わせる少女を連想して。思わず、ぽつりと】

……。……君……は、


     =H


【紡いだのは、彼女≠フ名だった。異世界の響きで、鐘≠意味する単語】
【疑問符の付いた調子で、放たれた其れは、恐らく、問い掛けなのだろう。彼が、彼女に関係する人物だと、其の容姿から、判った様な気がしたから】
【彼が、其の名を聞いて。何らかの、反応をするかもしれない事を、祈っていた】
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/09(土) 19:18:25.35 ID:UfAmAH0AO
>>858

………………。

【『彼女』の名前を聞いて、彼は露骨に眉を寄せる】
【嫌なものを耳にした、という表情。それだけでも明確な答になっただろうが、】
【すぐさま何かを拒否するように、横へ数回頸を振って確定的なものとした】

【ドライフラワー、などの洒落た類ではない】
【本当にただの枯れた花だ。花びらも数えられる程度しか残っていない】
【彼は、相手の視線がそれに向かった事には気付いたが、黙殺して】

遣いとは、また違うようで御座いますね
……捨てた、か。珍しい

【何かを確認するように呟くと、そのまま彼女の横を通りすぎるだろう】
【そこから数歩進んだ先の、一画。本当に小さな、朽ちた光輪十字の墓がある】
【風化して名も読めないそれの前に立った彼は――何かを厭うように、再び黙って】
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 19:20:39.03 ID:Di3iUl7DO
>>857

そうだよ、私は臆病なんだ
だから、そぉーんな怖いこと、言わないでくれないかなーぁ?

【──其の言葉は嘘か真か】
【くつくつと笑う彼女の真意は未だ、淀んだ際奥に囚われたまま】
【だが少なくとも──彼の指摘した感情は表へは出ていなかった】

──それじゃ、一気に3人づつ、交互に
名前性別所属思考特徴その他特記すべき点を簡潔に
そうだねぇ……敵対の可能性がある人間→機関→その他
こぉんな順番で言っていくのはどう、かなーぁ?

もしくは──自己判断で、とか?
全員分の情報は言わなくていいから……さ

【──そう言って、彼女は笑い。エメラルド色の視線を彼へと向ける】
【どうするかは彼に任せる、といったところだろうか】
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/09(土) 19:27:25.57 ID:TWSSEdRoo
>>860

ちっ

【ふざけてるとも取れる態度には何も返さず、舌打ちをするだけだった】

悩ましいところではあるな。どうでもいい人間の情報交換は互いに無意味だ
自己判断でいくか。俺はお前が、お前は俺が、気に入るであろう情報を自分で取捨選択する
どうだ?

【彼が出した結論は自己判断】
【しかしそれは聞こえはいいが、相手が自分にとって最も良い情報は隠すのではないか、という疑念も生む】
【これを行うには信頼か、或いは隠されても構わないという気概が要る】
【気概はともかく、この二人に信頼などあるのだろうか】
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/09(土) 19:35:35.46 ID:B6AJ7SxX0
>>859

【拒否する様子に、異形は漸く、安堵の表情を浮かべるだろう。強張りは、抜け切っている様には見えないが】
【否定し、表情を浮かべた。矢張り彼は、深く関係している人物なのだろうと、思考する】
【そして、枯れた花を、手向けに来た事を、疑問に思う。彼に申し訳無いが、其れは、死者への冒涜ではと考えてしまった】

……、

【自身の事を、把握された。自身が、屍だと、知られた。左腕が、腹部の傷が、針で刺された様に痛む感覚】
【青年は、本当に、何者なのか。其れを問い掛ける前に、彼の向かった先の其れが、橙の双眸に映った】
【彼が、沈黙した様子に、言葉を掛ける事を躊躇ったが。暫し、間を空けてから、決意した様に】

……。……誰の、御墓?

【未だ怯え抜けず、力の入らない体。其れを感じながら、か細い声で、青年に問い掛ける】
【宵闇の中。風化してしまった、十字の前で立つ彼は、一枚の絵画の様で。美しい、と感じた】
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 19:35:37.35 ID:Di3iUl7DO
>>861

ふふ──賛成、かなーぁ、フォルス君?
それにしても──フォルス君が気に入りそうな子かーぁ
誰がいるかなーぁ

セシリアちゃんや護君は兎も角として──
檸檬ちゃんでしょーぉ、イリスちゃんもかなーぁ
マーシャル君やひなたちゃんはデータベースにあげちゃったしー……

──あぁ、もういいや
フォルス君からどーぞ?

【信頼──確かに、ある意味では信頼はあるかもしれない2人であったが】
【こと、このようなプラス面での信頼という話になれば──皆無であるかもしれなかった】
【それ故、だろうか】
【彼女は何人か知人の名をあげると、そのまま】
【先手をフォルスへと、丸投げする】
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/09(土) 19:46:05.90 ID:UfAmAH0AO
>>862

【申し訳なく思う必要は、ないのだろう】
【もはや墓とも呼べないような、形だけのその場所に、青年は乱雑に花束を落とす】
【……或いは『墓参りに来た』という“ポーズ”が、彼には必要だったのかもしれなかった】

【相手に混ざっている、自分によく似た魔力から推測など容易かった】
【興味はない。知識として、存在を知っておくべきか迷ったが】
【――あの女の考える事など、自分にはなにも理解できないのだから】

【呼び掛けてきた細い声に視線をあげる】
【数秒、そちらを見詰めてから、薄い笑みを浮かべてみせると、彼は】

……一族の墓で、御座います

【そう、解答した】
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/09(土) 19:47:40.30 ID:TWSSEdRoo
>>863

あーくそ、めんどくせぇな

【がしがしと乱暴に頭を掻き毟る】
【自分も同意しておいてなんだが、人物の取捨選択など面倒なことこの上ない】
【別にシズリとはよく見知った仲でも信頼しあった仲でもないのだから尚更だ】
【しかし、今更やめるわけにもいかなかった】

とりあえず、三人から行くか

【結局、取捨選択しつつ三人ずつという、両取りになってしまった】

まずは、データベースにもあげた吸血鬼の女
友人がほしいつってたから乗ってやりゃいいんじゃねぇの? 容姿とか手口とかはあげた通りだ

次、ガートルッド。予備の肉体使ってるマッドサイエンティスト。女だ
つい最近、機関のナンバーズになってたな。性格は会えば分かるが概ね”それらしい”性格だ
上手く篭絡出来りゃいい手駒になるが、俺ぁ要らねぇからお前にくれてやる

最後に優蛾。こいつもデータベースにはあげたな
あぁでも、『blue justice』にはもうお前は面が割れてたっけか。だとしたらこいつの利用価値はそんなにねぇな

【三人、といったが実際には一人のようなもの】
【あがったのは全員が女性。最後に至っては当人でさえ情報としては良くないと判断している節が見えた】
【あまり役立たないだろうか】

そうそう、檸檬だが俺も知り合いだ
それが夢幻檸檬っつうならな

【と、シズリが挙げた名前の一つに反応を返した】
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 20:00:19.93 ID:Di3iUl7DO
>>865

──吸血鬼ちゃんにガートルッドちゃんに優蛾ちゃん、かーぁ

吸血鬼ちゃんはなんだか面白そうだねーぇ?
最も──人間やめるメリットデメリット考えたら……迷うところかなーぁ
もしガートルッドちゃんと吸血鬼ちゃんが鉢合わせしたら、それはそれで楽しい事になりそう。
主に吸血鬼ちゃんの方が、ね?
優蛾ちゃんは──ふふ、誘蛾灯の役割かもしれないね、名前的に

【そんな──今瞬間的に思考に浮かんだものを彼女は思うが儘に並べ立てる】
【口元に浮かぶ三日月は綺麗に澱んだ弧を描き】
【さざ波の奔る彼女の奥底が──僅か、垣間見えるだろうか】

──へぇ?
檸檬ちゃんと知り合いだったのかーぁ
彼女、どんな様子だった?

【そして──夢幻檸檬のことに関してはその返事を持って肯定し】
【心配ともまた違う問いかけを、投げ掛けた】
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/09(土) 20:03:03.56 ID:B6AJ7SxX0
>>864

【薄く微笑む青年を見て、矢張り、少女の影を追い】
【紡がれた返答に、少しばかり、俯いた】

……そう、……

【一族の。其処まで言葉を紡ぎ、瞳を伏せて。暫し、思考の海に浸る】
【乱雑に、朽ちた花束を落とした青年。何か、嫌な想い出でも有ったのだろうかと考えてしまう】
【だが、此処には、彼と血の繋がった者が眠っている。 其処まで考え、ぽつりと】
 
……僕も。……祈って、良いかな

【彼が浮かべた微笑に、真摯な表情を、返すだろう。何故其の思考に至ったのか。恐らく、馬鹿なのか、其れとも、偽善が心に在るからか】
【よろけながらも、立ち上がり、彼の反応を伺いながら、恐る恐る、近寄って、隣に立とうとするかもしれない。何も、知らない侭】
【キャスケットも放置したまま、今にも、歩み寄ろうとする異形。死者が、死者を弔う等、コメディーの様な展開だったが】
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/04/09(土) 20:05:04.03 ID:nFfswO7f0



            【 ≪R.I.P.≫ tHE EiGhtH eVEnT...>> QuiNtET=@】




             【 < 生きるという意味 〜 "I" Kill To You In Me > 】





                   【 何のために、叫ぶのか=@】




【 ――風の国東部 『悠久の流れを閉じ込めた街 ルクシャトリス』 ――其を見下ろす高台 】


【……――研ぎ澄まされた刃の様な、果てを見据える真紅の瞳】
【秘めたる野望の具現の様な、燃え盛る灼焔を映した髪――……】

【金糸の装飾が施された純白の軍服は、高貴絢爛たる様相を呈し】
【腰に挿した、双振りの大きな鞘。白い手袋を嵌めた両手】
【各部を覆う、月輪の如き玲瓏な輝きを放つ紅い鋼の鎧が、覇者たる風格を放ち】
【そして靡く真っ赤なマントが、それを彩り纏め上げる――】


【……――≪R.I.P.≫新総帥。カーネル=アドルフ・レルゼクム】
【ただ其処に立ち、変わらず時の流れの中に在り続ける街風景を見下ろしていた】
【その軍服の胸部は、まるで十字架のように十文字に引き裂かれていて】


……矢張り、変わらんな。この街は、何時まで経っても


…………だが、それではいかんのだ



マヌケどもに知らしめてくれよう
『世界』は……変わり往く、ということを。
変わり往かねばならない……『成長』を見捨てたものに待ち受けるのは、忘却と枯渇という名の『死』だけだと!!

……そしてオレたちは……『上』を見続け、突き進む……――――


     ――『何のために』と問われれば、それは……



『幸福』を……  掴み取る、ためだ…………!


【――やがて彼は、すぅ、と両手を広げ】
【ギラついた紅き瞳で眼下を見据え――秘めていた魔力を解き放ち、その肉声で、大きく自身の存在を誇示しながら】
【力の限り、叫ぶ】


/Next...>>
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/09(土) 20:05:42.47 ID:TWSSEdRoo
>>866

ま、好き勝手に使え
後は谷山基樹ぐらいか。卵をどうにかしようとして失敗して、化け物になってからどうなったか知らねぇんだが
もしもまともな人間の形してりゃ、お前で篭絡出来るかもな。なんといっても『Justice』だ、利用価値はでかいぞ

【谷山基樹──彼もまたフォルスがデータベースに既にあげている名前だ】
【あまり真新しい情報とは言いがたいが、シズリにとって有用であると判断したのか、軽く勧めた】

機関員なのに機関に敵対してるやつを友人にしたくなるって悩んでた
だから適当にそれっぽいこと言って信用度をあげといた

【問いかけに対し、フォルスは素直に答えた】
【それから”そういえば”と続け、】

お前に接触したわりには何だかまともだったな
あれか、俺が先か?

【と、首を傾げながら疑問を口にした】
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/04/09(土) 20:06:48.57 ID:nFfswO7f0
>>868>>イベント参加者・ルクシャトリス周辺者全員


――――聞けッッ!!この街の風の流れに微睡み生きる民衆どもよッッ!!!
この街はこれより、このカーネル=アドルフ・レルゼクム率いる≪R.I.P.≫の手に陥ちるッッ!!
『全生命体の淘汰』――弱きものは滅び、真に強きものが幸福を手にする世界ッ!その礎と成るのだッ!!

立ち向かう意志無きものは無様にマヌケを晒して逃げ惑えッッ!!
自分は無関係だと思い込んでいる馬鹿者は即座に目覚めよッ!!
貴様らの、都合の良い『夢』は今宵限りで終わりを告げるッ!!偶然の果てに掴み取ったであろう夢想庭園はッッ!!

しかし……――これは『暴虐なる侵略』ではないッ!!
諸君らに、そう、全民衆に『等しきチャンス』を与えるための『闘争』だ!!
害虫による災害によって全てを失ったものたちよ!!諸君等に問いたいッ!
『運命』を妬んだことは無かったか?『偶然』に踊らされたことは無かったか?
『何故!!』……何故、“奴等”は未だに安息と平穏に寝そべっているのか!?
何故、我々は不公平にも不幸をおっ被り、今なお苦しき生活を強いられているのか!?

――『奴等』と『我々』!その違いは何だッッ!?
『生まれ』か!?『力』か!?『努力』か!?……はたまた『優劣』か!?
――――全て≪否ッ!!≫……彼我に違いなど一片もありはしない!皆人間である限りはな!!
違いは、ただひとつッ!!ただ単に『偶然の女神に微笑まれたか、そうでないか』だッッ!!
世界は不平等である……それは曲げ難い真理ッ!それだけは正しいことだ!
だが……その不平等なる世界に踊らされるまま生を終えることを、果たして善しとするのか?
ただ運命や偶然といった不確かなもののために……力を持たぬマヌケが、努力すら知らぬ阿呆が幸福を掴み……
今も暗闇でもがいている己にだけ不幸が与えられる……それでいいのか?


……――今こそ世界はッ!!原初の姿に戻るべきであるッ!!
それは≪力在るものが全てを掴み、弱きものは何も手には出来ぬ≫という≪弱肉強食の世界≫ッ!!
それこそが、全て人間が等しく『納得』できる≪最善の選択≫であるとオレは考えたッ!!

……これは暴虐なる侵略ではない。在るべき姿を取り戻すための叛乱なのだッ!!
其処に『正義』や『悪』といった概念などは存在しない!!――我々を『悪』と断ずることは出来ないッ!!
ただ純粋に求めるもののために立ち上がり、幸福を欲して剣を取った貴様等は!
気高き『信念』をその身に内包する≪戦士≫となるッッ!!



/2レスのつもりでしたが、行数ではなく文字数が越えたのでもう一度分けます

871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga !red_res]:2011/04/09(土) 20:07:19.95 ID:nFfswO7f0
>>870

それを踏まえたうえで、我々の成し遂げたい夢を阻まんとする諸君よ。
彼我の何が違う?……何も違わない。ただ純粋に、『幸福』を求めるだけだ。
それとも何か?我々には、あたりまえの権利を求める、その権利すら与えられていないというのか?
……そんなことがあっていいはずがない。それでも世界が我々から全ての権利を剥奪するというのならッ!
――オレたちはッ!!その世界に対する反逆者となり、そして革命者となろうではないかッッ!!


……さぁ、貴様らは何のために戦うッ!何を求め、如何なる信念を以て此処に立つッ!!
どんな理由があるにせよ、己の信念を証明しッ!!そして求めるものを掴みたいと願うならッ!!
もはや示されし道は『闘争』しかないッ!!歴史はいつだってそうやって進歩を繰り返してきたのだッ!!
この戦いは、大いなる時代流動の中に刻まれる革命の、栄光の一つの歩みとなるッ!!
『あたりまえのしあわせ』を掴み取るが為にッ!!立ち上がり、戦うのだッッ!!



――≪ R. I. P. ≫ィィィィイイイイイイイイイイイイイイーーーーーーーーーーーーーッッ!!!
総員ッッ!!≪攻撃≫を開始せよッ!!我々が求める≪理想郷≫の第一歩を、己が手で刻めッッ!!!
≪ 進撃せよッ! − Go! Ahead!! ≫目の前に立ちふさがる信念を……更に強固な決意で以て砕き散らせッッ!!




                  ……今こそ、世界を。
                            序曲に、還せッッ!!!



【――恐らくは、その宣言を皮切りに。各地で戦いの轟音、魔力の閃光が巻き起こるのだろう】
【何のために、戦うのか。何を求め、何を信じて、何を想い、此処に居るのか】
【正義や悪を越えた「信念」……幸福を掴みたいと願う有り触れた「希求」。正しいものは「何」か】
【……証明は、戦いの果てにだけ存在するのだろう】

【――能力者たちよ、今こそ吼えよ。戦いの果てに在るものを見据え、立て!】


/これよりイベント開始とします。各戦闘フィールドともに、「襲撃側」の方から投下してください
/VSヴュネルド&エンジの方につきましては、これより対応するレスを投下しますのでそれに絡んでください
/本日は、どうかよろしくお願い申し上げます。
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/09(土) 20:07:57.94 ID:nFfswO7f0
【ルクシャトリス遺跡群――環状墓碑(サークル・グレイヴ)】
【妙に真新しい円形の墓地……その中央部、四角錐型の石碑の元】
【彼は闘気を纏わせて、そこに立っていた】

……何のために、戦う……か

【――黒いサングラスで眼を覆った、大柄の男】
【鋭く襟を立て、前面のボタンを全て留めた黒いロングコートに身を包み】
【身体から溢れ出す闘気は常に周囲の空気を震わせるほどであり】
【そして、その背中には――目を見張るほどに巨大かつ強大な、“機械仕掛けの大斧”が背負われていた】

…………何故……と問われれば。かつての己(オレ)ならば、恩義のためと。そう答えたのだろう
しかし、今の己は……恩を返すべき主君を失い、その仇に仕えて。
何のために戦うのだろうな。

だが、きっと……最も当てはまる言葉を選ぶとするならば……
戦いのために、闘うのだろう。

それとも……お前たちと闘うその果てで、「答え」が欲しいのか?


……≪R.I.P.≫のNo.2、ヴュネルド・ダーンヒュラインだ。
お前たちは何のために闘う?……この己に見せてくれ。お前たちの、≪信念≫というものを


【――彼は、サングラス越しの鋭眼で、集まり来るであろう戦士たちを見据えながら】
【ゆっくりと、背中の巨大な機械斧に手をかけ――片手。右腕一本で、それを構えるだろう】



【一方、その傍らには、戦場には不釣合いな影がひとつ――……】


「……ユヒカが、……戦う、理由……」

【桃色の髪から生えた狼耳、そして黄金の瞳を持つ、小柄な少女が居た】
【分厚い黄色の手袋を着用して、纏っている衣服は長さが足りずにおへそが露出している】
【身につけた短パンを締めるベルトには、特徴的なドクロマークが描かれていた】
【そして短パンの後ろからは、薄桃色の獣の尻尾が飛び出している】

「ちょっと前までは……自分が戦ってるコトすら、気付かなかった
 気がついたら爪が真っ黒になってて、日によっては目の前にニンゲンが転がってて
 自分が怖くて、ニンゲンが怖くて……何もかも、わからなくなって」

「……全部分かったあの日から、いっぱい悩んだヨ
 ユヒカはどうしたらいいのかって……もしかしたら、死んじゃったほうが、いいのかもしれないって思った」


「でも……もう、覚悟は決めたヨ
 ユヒカが何のために戦うか……決まった」


「それは……ひょっとすると、間違ってるコトなのかもしれない
 けれど……ユヒカが「正しい」って思ったことだから、何処までも戦うッ!!」


「『輝宮 結光』としてじゃなくて……≪四刃≫の、≪エンジ≫としてッ……!」


【――少女は、その身には似合わぬ決意の炎を滾らせた金の瞳を、揺らす】
【ただの少女では無い。何かが、違う……「油断」していれば、今にも引き裂かれそうな】
【そんな謎めいた気配が、在った】


/VSヴュネルド&エンジ組の方、よろしくお願い申し上げます!
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/09(土) 20:09:52.22 ID:VDKPaucjo
【風の国東部・ルクシャトリス】

【街を貫く流河――橋上】

【今宵、カーネル=アドルフ・レルゼクムの咆哮と共に、この街は戦場と化した】
【有象無象の区別無く巻き込む戦渦は、当然、ルクシャトリスのメインブリッジたるここにも――】

【そう、ここは、ルクシャトリスの街を寸断する大きな河と、その上に掛かる巨大な石造りの橋】
【橋から河までの距離はあまり無く、万が一落下しても近くにある階段を使って頑張れば復帰可能】
【河は割りと深いため、落下したとしても全身打撲でお陀仏ということは無いが、相当に痛いはず】
【なお河は海から注いでいる――】

【そんな、この場を、訪れる者がいるならば――】

「――《蟹光線β》――」「――《蟹光線β》――」「――《蟹光線β》――」「――《蟹光線β》――」「――《蟹光線β》――」「――《蟹光線β》――」「――《蟹光線β》――」「――《蟹光線β》――」「――《蟹光線β》――」「――《蟹光線β》――」

【――「蟹」――】
【なんと、高さ2メートルはあろうかという「機械の蟹」……というか「蟹型のロボット」が、橋の中央に陣取っているのが目に入るだろう】
【少女を追うように波打ち際を横歩きをするこの蟹ロボットのボディは、塗装のされていない金属そのままの鈍い灰色】
【眼の部分は赤く発光していてまさに機械仕掛け、と言った雰囲気】
【蟹の特徴たるハサミは体長相応の大きさを誇り、見る限りではかなりの力を有していそうだ】
【そして時折、プシュー――と、関節から魔力混じりの蒸気を噴き出していた】

【蟹は謎の機械音声を発しながら、「眼」の部分より「赤い光線」を何度も何度も、四方八方へ発射しているではないか】
【光線は、橋の周囲に存在する建造物や樹木などに命中しては、その部分を穿ち、その上で黒く焦がす】
【無差別に撃たれ続ける光線群により、既に炎上し始めている場所もある程で……】
【橋と、その周辺は、焦げ臭い煙と、夜を照らす炎のイルミネーションに彩られていた】


【――ところで、「喧噪」の中にあってこそ、「静寂」はその色を濃くする】
【ゆえに、『彼女』は、きっと、誰よりも、何よりも、「ここ」では、映えているのだろう――】


【――誰かを待ち受けるように、誰かを誘うように、誰かを導くように……】
【橋の上に、不穏で、剣呑で、邪悪で……でもどこか茫漠として、寂寥たる、絶望的な……】
【……蟹の傍ら、「一人の少女」が存在するこの場には、そんな空気が充満していた】



……………………………………………………



【それは、ぼんやりと、橋の中ほどで、縁に腰掛け、河を眺める少女――】

【セーラー服に紺のスカートを着て、長い青リボンの巻かれた水兵帽を被り、縁無し眼鏡を掛けて、】
【金色に煌めくロングストレートヘアーを靡かせている――、そんな身長160cm程度の少女、である】
【鋭く光る眼鏡の奥からは、冷めた目付きと、澄んだ蒼色の瞳が覗き――】

【――少女は、右手に、「コーヒーカップ」を持っていた】
【中身は外から分からずとも、カップから立ち上がる湯気と、ちょっぴりの香ばしい芳香に気付いた者ならば、】
【疑う余地もなく、中身がコーヒーであると判断できる】

【そして少女が呼吸をする度に、彼女の身体から数枚の「黒い羽根」が現れてはふわり、ふわり、と、宙に舞う……】


【そんな中――】


         【……ざわ……】


                  【……流れる不吉な風が、彼女の髪を撫でながら、通り過ぎた――】


/ウェル子です 火憐の方、本日のお付き合い、よろしくお願いします
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/09(土) 20:10:25.25 ID:UfAmAH0AO
>>867

……祈る?

【その言葉に彼は、ひどく不思議そうな顔をした。祈る。誰に?】
【そしてそれが、この墓に眠るものに対するものだと気付いたらしい】
【やはり眉を寄せると、近付くことこそ拒みはしないが、短く頸を振って否定した】

御冗談を。貴女様は、何に祈るというのか

【彼女の推測は当たっていたようだった】
【嫌な想い出。この世界には有り触れたそれが、青年の中にも存在するらしい】

【群青の瞳は、彼女が死の間際に見た色と似た明かりを燈しながらも】
【それよりずっとずっと酷薄で、嫌悪感が滲み――人間らしく、思えた】
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/09(土) 20:10:34.42 ID:JKs86qwao
【轟、と。六つの火柱が夜の星を焦がした】
【高空の冷気を歓迎されない熱気が叩いて、ぐうにゃりぐにゃりと光を捻じ曲げる】
【臓腑を掴んで揺さぶるが如き、爆音と地の振動。何処か遠くで幼子の泣き声】

【それ≠ヘ、未だ火の回らぬ中央ホールに、古の生物の骨格を背にして】
【二本の柱を繋ぎ渡された鎖を、椅子の様に使って座っていた】

ふふ、ふふふふ……あーっはっはっはっはっはっはァ……!

ああそうだよアドルフ、キミは良く分かってるねえ!
この役目は他の誰でも駄目だ、キミですら適当じゃあない!
高尚な思想を抱く者達に、こんな下卑た鬼畜の所業なんて似合わないからねえ……!

燃えろ、燃えろ、血紅に黒く!灰をも燃やして原初へ堕せ!


【風の国・ルクシャトリス市街部中心・博物館】


【人が住まうには不満を抱くだろう、冷たい作りの柱も壁も、神々と屍の住居には相応しく】
【もの言わぬ鉱物は、伝わる熱気すら感じる事は無い】
【過去に地上を踏破したものの成れの果てを、見張る現在の支配者達は、今はここには居ない】
【炎への本能的な恐怖、文明とは遠い感情に振り回されて、彼等は職場を放棄した】

【だから、此処に居るのは、この街や国の支配者である人間では無い】
【鎖に腰掛けて、此処へ現れる誰かを待っているのは。それは、人間では無い】


ねえ、キミ。此処をどう思う?古臭くてくだらない場所だと思うだろう?
此処は、何時も後ろを向いて≠「る人間の場所なんだと、分かるだろう?
だからこそボクは、此処を任された事を誇りに思い、喜びに感じよう
未来へ進めなくなった愚者を序曲に還す……ああ、ゾクゾクするような楽しさだよお……

【桜色の髪は襟に届かない程、左右で瑠璃色と金色のオッドアイ。腰の二つの鞘には、長剣が一つと黒い散弾銃が一つ】
【爪先から膝までを覆う脚甲の底は滑り止めが施され、左腕全体から左肩を覆う籠手には鷲を模った装飾】
【右腕の装甲は肘から手首まで。ミニスカート大の草摺と背甲は一体化されている】
【胸から脇、喉、弱点となり得る部分にも装甲。腰から足首を覆う布は青紫、装甲の黒に比べて華やかに】
【戦装束に、野卑なドレスを組み合わせた様なその姿。陶酔に赤く染まる頬と、言葉を止めようとしない紅い舌】

さーあ始まりだ楽しい楽しい大舞台、助演はボクでエキストラは大量!
照明小道具衣装脚本、メイクは和洋で何でもござれ、百でも足らずと欲張れば良い!

主演は男優、それとも女優?登場したまえ、くだらないファルスを始めよう!!

【少年的な容貌と、それに釣り合わぬ豊満な胸囲を持つ≪彼?/彼女?≫】
【魔界の『砲撃大公』にして人界の『死刑囚』、ピンク・スクァーレル<Uンシアは】
【この素晴らしい夜会の最高翌来賓へ、期待と熱望の拍手を捧げた】


/ゼーロ・ウィオラーケウスの人、宜しくお願いします
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/09(土) 20:11:12.89 ID:zByCB83zo
【ルクシャトリス・遺跡部 〜見放された祭壇〜】
【その呼び名の通り、長らく生活環境から隔絶された、遺跡の深くにある広間】
【石畳の敷かれた広間の中央には石造りの簡素な祭壇、そして広間の四隅には炎の灯った燭台が】


此処に月は昇りはしない、いわんや太陽をや……

【夜色ののっぺりした無装飾な仮面を付けた、壊れた錠の形の髪飾りを付けたポニーテールの人物が、祭壇近くに立っている】
【漆黒の長髪は後頭部の高いところで結ばれポニーテールとなり、夜色の仮面は無機質さと冷たさを感じさせる】
【制服風の黒い上着とスカートを赤いインナーに重ねるように着ており、白のニーソックスが足を覆っている】
【その両腰辺りには、それぞれリボンをあしらった黒い半月形のポーチらしきものが付いている】

ああ、しかし此処は好きになれないわ―――まるで手術室みたい
隊長からの指示でなければ、絶対来はしなかったでしょうね

【特に意味合いがある訳でも無しに、周囲を見渡す―――無機質な石の壁、あまり高くない天井、】

ま、結局壊すんだからある意味好都合ではあるけど―――

【それから、此処に通じる一本だけの通路―――そちらに視線を向けて】


しっかし実際問題、昔の人間は何考えてこんなモノをこんな所に拵えたのかーねぇ……お



はい今来た真面目な正義の味方、ちょっとなんか面白い答え返しなさいよ。『この祭壇では一体何を祭ってたと思いますか?配点20』!

【此処に来る自らの敵との対峙は、そんな質問から始まるのだった―――】


/パニキュレータの人だったりするよ、お二人様宜しくご案内です
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/09(土) 20:13:03.66 ID:LlpzfO6Lo
【風の国:ルクシャトリス──『名も無き螺旋塔』】


   【 ──號っッ 】


【──幕開けの刻】

【紅き鋼の絶唱に呼応するが如く、】
【その時、大気をうち震わす轟音と烈風を伴って、】
【搭の頂から、長大な真紅の光柱が天空へ向けて迸った】

【雲海の一点へと大穴を穿った烈光の柱は、次第に細り、消え行く】
【だが、搭の頂には、蝋燭に点された火の如く、煌々とした真紅の魔力光が宿り】
【搭の表面に、純白と金色をした未知なる異界の文字列たちが、螺旋を描くように這い回り始めた】

【──碑も目的も喪われた名も無き搭は、今、新たな生を吹き込まれようとしていた】


【そして、その螺旋搭の屋上──清浄閑静たる伽藍の頂に、その人影はあった】


 ………………────


【所々毛先が白く染まった烏羽色の髪と、真紅の瞳を持つ、白皙の長躯】

【鎖骨を模したような、黒い骨製のネックレスが掛けられ、両手には黒い手袋】
【黒衣の上下と、暗黒色のブーツを履き、腰元には赤銅色のベルトを二本着用】
【金色に縁取られた五つの黒い帯を束ねたような、裾が分かれたマント状の外套を羽織っている】

【その人物はしかし、荒々しい魔力の咆哮に反して、】
【屋上の中央にある祭壇の上に腰掛け、訪れる何かを待っているようであった】

【身の丈程もある燻銀色の大鎌を抱え込む形で、ただ俯いて瞑目していた】
【如何なる機構なのか、その柄の上部には、二連結した回転弾倉を有している】

【──しかし、力有る者ならば気付けようか】

【祭壇から煌々と漏れ出している真紅の光、それに伴う大気中の魔力量の上昇】
【──そして既に、何らかの術式が、彼によって高速で紡がれ始めていることに】


       ──Omnes enim, qui acceperint gladium, gladio peribunt.

       【「剣を取る者は皆、剣でもって滅びることになるのだから」】


【ぽつり──呟いた、詠唱とは関係のない言霊。そして彼はただ、眠るように術式を紡ぐ】
【内部の螺旋階段を上るのならば、そこに妨害は無く、容易く屋上まで辿り着くことが可能だ】


 【──天上に浮かぶ鋭利な月に、少しだけ近い場所】
 【静かなる魔力の高鳴りは、月光に中てられたが故なのか】

 【何が訪れ、何が齎されるのか。それは天さえも未だ知らず──「いざ」】


//ゲーティアです。緋天の方、エルフェスの方、よろしくお願いいたします!
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/09(土) 20:13:39.07 ID:G3VgABjno
【 風の大路=\――『ルクシャトリス大通り』 】


【――びゅう、と、風の鳴る音が響く】




【「あれは何か≠ェ通る前触れなんだ」と言っていた人は誰だったのだろうか】
【『何か』って何? ――そう訊くと決まって、「大人になれば判る」と言われた様な気がする】
【……尤も、子供の頃の記憶だ。 夢か何かと混同しているのかも知れない】





          【 ―――――――――。 】





【――並木通りの中央、鮮血の様に真っ赤な唐傘&ミ手に佇む者が独り】



【黄金の双眸、西欧人的な容貌ををした―――肩までの黒髪を持つ男である】
【黒髪は耳元辺りで一部が左右に跳ねており、少し特徴的な髪型だ】
【身に着けているのは、紅の着流しに漆黒の帯と羽織、極彩色の『蝶』の髪飾り】
【衣服と相貌とのアンバランスさが何処か、浮世離れした印象を放っている】

【其の特異な出で立ちが示すのは、明らかな異質性=z
【今宵『起こっている事』と併せて考えれば……“敵性”は疑うべくも無く】





 …………………………さーぁ、来いよ。





【――――何が来るかも知らないのに、乾いた笑いを彼は上げた】


/戒能です、宜しくお願いします
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/09(土) 20:14:44.54 ID:XnROS70So
【長い黒髪をポニーテールにした少女だ】
【黒いジャケットにベージュのロングスカートという目立たない装いだが腰に差す刀が、逆にその格好の中で浮いている】
【目元は鋭く、涼やかで。黙っていれば、所謂美人系に属するであろうことが分かるだろう】

≪R.I.P.≫――――。
お祖父様の、戦った相手――か。

【普段は、穏やかか馬鹿な笑みを浮かべている彼女】
【今宵は、鋭き刃の如く、猛り狂う業炎が如く、その表情は阿修羅の様相】

私は、どこまで行けるのだろうか、どこまで駆け抜けるのか。
お祖父様の死んだ戦場に、私も立つのだ。
善も、悪も――――関係など無い。

――――唯私は剣士として、此処に立つとしよう。

いざ、出陣。

【た、た、た】
【軽い音を立てて、少女は走りだした。右手には“おにぎり”を持って】

――――久しぶり、だな。ウェル子。

【橋にたどり着き、橋の上の少女を目に収めた】

――君は“敵”、か。

【獣の如き本能が教える。コイツは敵だと、コイツを斬らねばならぬと、コイツを殺せ、と】
【紅蓮の漆黒を満たす双眸は、猛禽が如く細められ。おにぎりを口に二つ放りこみ、咀嚼、嚥下】
【ゆらり、と両手が腰の刀に伸びた。その姿は、あの路地裏の馬鹿な箱入り娘ではない】
【武人、花城六輝が技を受け継ぎし、二代目頭目、――――花城火憐がそこに居た】
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/09(土) 20:15:00.19 ID:ATPFdJcBo
>>875

【ぞわり。そんな感覚が、背中を駆けていった気がした】
【何故――それはこの場所に人が一人、いや、悍ましい闇が一つ、静かに、ゆっくりと、だが着実に近づいてきているからだろうか】

【その闇は10〜12歳ほどの背丈に、真っ直ぐに下された腰に届く程長い樗色(おうちいろ)の髪、前髪は短く切り揃えられていて】
【澄んだ紫色の双眸を持ち、袖のない濃紫のワンピースに紫のスニーカーを履いた――少女だ】

【魔翌力を感じとれるならばわかるだろう】
【まるで全てのモノを闇に引き摺り込むかのような、どす黒い魔翌力を振りまきながら、その少女が歩いてくることに】

――アハッ
ハァーーーッハッハッハッハッハッハッ!!

【少し――様子がおかしい。この少女は普段よほどの事がない限り、自発的に笑おうとしない】
【それがどうだ、今宵の彼女はまるで野獣のように、甲高い笑い声、いや――咆哮を上げているではないか】
【――狂気に満ちた、兇猛な笑顔で小さな顔を満たして】

―――止められない!抑えられないっ!

【何が彼女をそうさせたのか――この町に満ちる“戦い”の気配か?】
【それが作用しても何ら不思議ではない。だって彼女は】

【―――人を殺める為に創られた“兵器”なのだから】


………?

【狂い咲くように輝くその瞳で、鎖の上に佇むを見遣る】
【まるで相手を射抜くかのような視線は――魔翌力の有無を感知しようとしているかのようだ】


//ザンシアの方、今宵はよろしくお願いします
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/09(土) 20:15:32.13 ID:XnROS70So
>>879
//うきゃー!しょっぱなからミスとかすいませんの!レスは>>873へです
//ウェル子の方、よろしくお願いしますッ!
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/09(土) 20:15:42.82 ID:8zIfMNPAo
>>877

──。

【──黒。漆黒に身を包む影が、足音を響かせながら近付いて来る。】
【手元には邪悪なモノを感じさせる、これもまた漆黒の刃。──黒髪、黒い瞳。死神のような姿をしている。】

 【…“正義”。】
 【人間の社会行動の評価基準。】
 【──俺と一般的に“正義”を名乗るモノでは、瞳に映る世界は違う。】
 【たとえ、同じ時代、同じ場所で生きていようとも、彼らの言う“正義”と、俺の言う“正義”は違う。】

 【一見重なり合っているように見えても、俺と彼らは決して交わることのない階層の上で生きている。】
 【だから、俺は自分を“正義”だとは言わない。】
 【自分が正しいと思う事を、“正義”とは絶対に、言わない。】

【──こつん。立ち止まり、漆黒の刃を向ける。】

“アレ”に荷担するんなら────

──俺は、“てめえの敵”、だ。其れだけで良いだろ。

 【──その代わりに、俺の願望を“俺”と呼ぶ。】
 【“俺”を貫く、その為に。俺はこの場で戦う。】
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/09(土) 20:15:58.31 ID:51wfBlmyo
>>872

……ふむ。カーネルは高みの見物。か

【こつん、足音を立てて…まるで通行人の如く現れる人影】
【余りにも自然で、余りにも墓場に“似合い”すぎていて、存在そのものが稀有に感じられる“男性”】

まぁ、良い。
貴殿等の≪信念≫も、拙者が見届けよう
貴殿等の“生き様”も、拙者が刻もう

―――――その≪“価値”≫が、有るならば

【無精髭を生やした30代の男性だ。】
【真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ、赤い手甲を着用し、左腰に脇差を2本、中位と長大な刀を1本ずつの刀を携えている】

【身長は170cm後半とそこそこ大きくガタイも良いが乱雑に切られた黒い髪と黒い瞳は左程特徴的でも無く】

【だが彼のその両の瞳は、薄くとは言え包帯が巻かれていて視界を閉ざしており】
【腰に差した計4本の刀と、それだけが特徴的だ】

【すらり―――引き抜いたのは一番大きな刀】
【男の生き様を表す様に、静かに月光を照らす“忠義”の剣】

【静かに、誰かの傍らに立つ“刃”の様な≪信念≫が、彼等の前に立つ】
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/09(土) 20:17:02.23 ID:nFfswO7f0
>>878

【其処に。真っ向から。地を踏みしめ、現れる者があった】


……アーン……ズイブンと派手にやらかしてくれてンなァ


【――それは、短いアシメの黒髪で左目を覆い、首に紅いチョーカーを嵌め】
【黒のタンクトップの上から白い陣羽織を着崩した装いに】
【首から大きな二つの『B』が鎖のように連なったデザインのネックレスを下げた青年であった】
【チョーカーには、また紅い羽根のようなものが二つ結び付けられ――】
【白い陣羽織の背中には、漢字の≪紅≫という字を崩したデザインが大きく描かれていた】

【“彼”は。髪に隠されていない右の眼で、異質に佇む相手を真っ直ぐ見据え――】
【それでいて、まるで友人に語りかけるかのような軽さで以て、言葉を紡ぐ】


……博物館を燃やしたのかァ?ここいらまで熱気が伝わって……空も真っ赤に染まってらァ。
さぞゴキゲンだろうなァ、オタクらの大将と……オタクらは、よ。

だが……オタクがそれでゴキゲンだとしても……ぼくらはそれを許すわけにゃあ行かねェんだ……
……止めさせてもらうぜ。“ぼくら”にとって、オタクらは無関係じゃねぇンだからな


【――だが。雰囲気が、変わった】

/クロワ&紅丸紅斗の紅丸です。クロワは後程。よろしくお願いします!
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/09(土) 20:17:28.61 ID:ATPFdJcBo
>>880
//うわ、即効でドジった…
//鎖の上に佇む、のあと、「彼」というワードが抜けています。ごめんなさい
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/09(土) 20:25:49.67 ID:7M3I1qrn0
【ルクシャトリス遺跡群・時を刻まぬ回廊】

【悠久の流れに取り残された回廊。月明かりが差し込む何処までも続いた廊下は、何処か幻想的。幾つもの石柱に支えられており、何故かそれらは一切風化していない。欠けたところもゼロである】

【どうやら「不壊」の概念が付与された結界が施されているようだ】
【回廊の奥にある、台座に突き刺さった剣がある】

【その台座の近くに一人の影】
【長い翡翠色の髪に、右目に黒い眼帯をし、軍服を着た人形のような容姿の女】
【両足は膝から下は黒い義足がしてある】
【左右の腰には大型拳銃が一丁ずつ装備してある】

貴方たちは《正義》の為にここに来たのね…
けど《正義》ってなにかしら?
何を持って《正義》なのかしら?
所詮は世間一般の多数決によりそれが《正義》だと思うわ…
世間が気に入らないのは《悪》…
私は《悪》でしょう…けど…

《悪》なら《悪》らしく相手してあげるわ…
来なさい…《正義》
【ここに来る《正義》に向かい言う】

【さあ……貴方たちの《正義》をみせよ】


/《しんゆう》さん、ゼビレイさんよろしくお願いします
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 20:26:14.85 ID:Di3iUl7DO
>>869

基樹君──確かに『愛して』あげたくなるかなーぁ
今のところは面識ないからね。一方通行の『愛』は悲しみからね
護君以外にも≪Justice≫の子の知り合いはほしいところだし

──ま、ありがとねフォルス君
他に面白そうな子はいるかなーぁ?

【ぱち、ぱち、ぱち】
【頭の中に今得た情報を入力していくシズリ】
【彼女の深渕に沈みつつある情報たちは静かに静かに、蜜に塗れ】
【そっと、彼女の泉の中で組み合わせられていく】


……なるほど
私が接触した時は、何かに酷く怯えていた
だからきっと、キミの接触の方が後じゃないかなーぁ?
何かを信頼している人間は、ああいう風には怯えない
ってことは──

──っち
檸檬ちゃん……流された──?

【──初めてシズリの表情が、歪む】
【其れは笑みによる歪みではなく、苦苦しげな其れ】
【悔しいのか。或いは自分の詰めが甘かったことを知ったのか】
【目を細め、口元の弧を崩す彼女の表情は──きっと】
【そう滅多に見れるものではない】
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/09(土) 20:26:15.53 ID:GGWBElz0o
>>877

ああ、もうっクソったれめ!なんだこの長い塔はよう!!
……はあ、……はあ――――。

【白髪の少年は息を切らせて、塔を登り切った所だった】
【遺伝子構造のようにぐるぐると螺旋を廻り上がり、一段一段と段階を踏んで】
【ようやっと少年は頂きへと着いたのだ】

【新雪のような或いは白紙のような白い髪、緑色に染まった瞳】
【白のタートルネックの長袖シャツ、その上にファーのついた深い緑のモッズコートを羽織り――――】
【手には黒いドライバーグローブ、膝下までの長さの収納がやたらと多いズボンに黒いゴム製の安全靴を履き】
【ズボンのベルトの右側に無骨なナイフを2つ平行に掛けた】
【小さな身長(160cmくらい)の少年は息を落ち着け状況を整理する】

(しっかし、なんだコリャ……?変な感じがする)

【魔翌力の類に鈍いながらも塔に起きた事を漠然ながら感じているのだろう】
【少年はなにやら首を傾げつつも周囲を見渡す】
【そうして、見つける――――】

訳がわからねーけど、多分お前が根源だろうなあ……。
(鎌?……にしては変な形、機械兵器とかいうアレか……?)

【動きの鈍い右腕は戦いにおいては扱い難いだろう】
【少年は左手でナイフを引き出し、握り、構える】

【祭壇の上の人物へと、視線を向けて】

/エルフェスですお二方よろしくお願いいたします
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/09(土) 20:26:19.55 ID:sbxhAFou0
>>872

…相変わらず狂った考えの持ち主だこと。カーネル…だっけか? 
ま、いずれ【blue justice/青義同盟】が矯正してあげようじゃないの

――その間違った思考をな――

【どこから出てきたのか、両手をポケットに突っ込んでゆらゆらと歩くウェスタン風の男】
【足音はなく、まるで滑るように或る程度歩き、8m手前付近で止まる】
【男は深く被っている茶色のテンガロンハットをクイっとあげてニヤリとすると】

いきなりだが降参したほうがいいぜ?あんたらよぉ。
言っとくが格が違うぞ格が。カーネルとかいうボス的な奴でようやく釣り合うんじゃねーかな?ハハッ。

【そう言って両手をジーンズのポケットから引き抜き、右手に赤い銃、左手に青い銃が形成される】
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/09(土) 20:27:23.20 ID:VDKPaucjo
>>879>>881

…………………………

【……橋に腰掛ける少女――そう、『ウェル子』――は、カップに口を付け、コーヒーを飲む】
【それは、軽い、食前の景気づけにも見えて――】


――――『花城』……『火憐』……お姉様、でした、ね…………?


【それから、ゆらり――、ゆっくりと、顔だけを、火憐に向けた】
【ウェル子の顔は、この前と同じ、果てしない無表情】


……ええ、貴方様が「正義」であると仰るのでしたら……「悪」であるわたくしは、紛う事なき「敵」――


【冷静に、落ち着き払ってそんなことを宣うウェル子は、座したままの状態で――】

――です、が、貴方様は……何のために、戦うのですか……? どうして、血を流そうとするのですか……?

【キラリ――、街灯の明かりが、眼鏡に反射して怪しく光って、】





――――さあ、火憐お姉様……否、「我が敵」……、示してください…………





【――穏やかに言い終えて、ウェル子は、再びコーヒーを口に運ぶ】

【そして、そんなやり取りの間にも、「蟹」は、市街地へ光線を放っていくのだ――】
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/09(土) 20:27:56.06 ID:B6AJ7SxX0
>>874

【何に祈る=B其の言葉を、租借する様に、何時までも、心で繰り返す】
【矢張り彼は、嫌っていた。目の前で、花と共に眠る人々を。何が有ったのか、様々な想像が、異形に過ぎる】

……、

【彼が、其の瞳に、感情を込める様子に。思考が、安堵感と、幸福に満たされた】
【人間らしい。酷薄な視線を、心地良く感じた。彼は例え、息絶えてしまったとしても、何時までも、生者なのだろうと、思う】

……。でも、……

だけど、……眠る時は。……例え、悪しき人だとしても
……安らかで、在って欲しい

【甘ったれた言葉を、答えた。其れは、異形が、死者≠ノ成ってから、常々考えていた事だった】
【詰まりは、自己満足なのだろうか。言動も、行動も、不快な異形は、瞼を落とすと】
【黙祷を始めるだろう。全くの、偽善。彼の記憶を否定する様な行為。酷く、身勝手な】
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/09(土) 20:30:26.72 ID:oeTVngTa0
>>876

【――ととん、と、とん】
【冷め切った石畳を叩く足音が、幾度と反響する】
【閉ざされた遺跡の深奥とは――いわば潰えた信仰のクレイドル】
【いまや、揺れ動くのは。四つの炎と街の命運のみなれど】

   ―なんでなんだろう、ねぇ…

      ―――どんな話でも聞いてあげるのが僕の一族の仕事だから、答えてあげる

 振り返る過去はないし、無計画に夢を馳せるほど未来も残ってない、僕の拙論だけどさぁ……

【ふんわりウェーブした桜色の髪を、赤いリボンでふたつ。花束のようにサイドでまとめ】
【薄紫色の瞳は射抜くような意志の強さを感じさせるのに、垂れ目】
【桃色の地に青帯の『ミニスカ着物』に身を包んだ中高生らしい少女】
【―――微睡んだような淡い視線を引っさげ、現れた】

この祭壇で祭ってたのは、ズバリ


          他でもない“僕 達”――「 人 間 」だと思うんだぁ。

【大真面目な雰囲気とのんびりした口調に、奇妙な齟齬を孕みながら】
【仮面の彼方の眸を求めるみたいに、少年的なハスキーボイスが放たれる】
【理由については、1ミクロンも触れてくれないわけだけど――】

【その彼女の前腕を覆うは、腕時計の意匠を持つ直径60センチのラウンドシールド】
【盾心からは長短二本の「針」が伸び、ちょうど現在の時間を指し】
【かち、かち、かち―――過つことなくこの今さえも、時を刻んでいた】
【腕時計と同じくらいの大きさのベルト。この「クロック」は大きさが過ぎて】

【――さて。一旦、足を止めた彼女とパ二キュレータの間には】
【短く見積もって6メートル以上の隔たりが横たわっている】
【入り口から小刻みに。何歩か進んだ格好か】

//セシウス・クレプシドラと99.978%一致しました!
//重太郎さんパニ様、今日はお手柔らかに夜露死苦おねがいします
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 20:31:22.98 ID:URDLXAVSO
>>872
【円形の墓石、そこに来る者の一人】

【……いや、正しくは二人≠セ。二人……歪んだ笑みを浮かべる男、下唇を噛み締めて、真剣な表情の女】

あらら……ヴュネルド=ダーンヒュライン、か。“当たり”だね。そっちのお嬢さんは……知らないけど。

【背に金色のギターケース。首に赤く長い毛糸のマフラー、と蒼いペンダント型のオルゴール】
【黒いテンガロンハットを被り、瞳はくすんだ蒼で、目は虚ろ】

此処にいるって事は……少なくとも“当たり”には違いないね。

【「黒古龍の鱗」から作られた黒いトレンチコートと、焦げ茶色の長ズボンという服装。左人差し指に金色のギターのピック】
【メタリックブルーの髪を短めに揃え、左腰には二つの鎖鎌が輝く、二十代後半と思わしき青年……ミストドラゴン=z

『この人が……《R.I.P.》の……!』

【その傍、場違いな容姿。然し、纏う雰囲気は、決して場違いな物では無い】
【首に赤いペンダント型のオルゴール、左右のお下げを縦ロールにした銀色の髪、色白な肌、左が鮮血色、右が黒っぽい血色の所謂「オッドアイ」】
【裾に白いフリル、胸元に小さな蒼いリボンが付いた黒のワンピース、その上から羽織っているのは両袖に黒いフリルが付いたケープコート、ズボン代わりか白いドロワースを履いており】

『この雰囲気……気を引き締めないと……“殺られかねない”ですから……ッ』

【靴は黒く、赤いリボンが付いた、モコモコとした素材のブーツと、人形のような服装の幼女……デイドリィム=z

【彼の目には、確かな“戦意”】

/早速ですが飯墜ちです
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/09(土) 20:31:48.30 ID:SntBo4aP0
>>886

【かしん、かしん】
【そんな人外の脚音。少し。微風が吹いただろうか――】


 (ほう、此れも俗に云う「綺麗」何だろうな……いや、偶に聞く「幻想的」の方か
  ――― しかし『不壊の廊下』か……、まぁ何とも語呂が好いと云うか、何と云うか)


【そうして、その姿は現れるだろう―――】

【其の両腕を漆黒ローブに仕舞っている風の其れより】
【「銀色の髑髏と眼窩に宿る赤い眼」のその顔が印象強い】
【無論其処以外は“人間”なのは確からしい――所詮アンドロイドの様な印象である】

【位置関係的には其の者と向き合う形になるだろうか】
【其のまま寡黙に、其の者達を其の禍々しい双眸で少し見回しつつ】
【『月明かり』其れを横目に見やり。無表情のままに、「ふむ」と唸り苦笑すると――】


 最初に云っておくが青義同盟の規制の中に不殺の志≠ェ在る
 構成員である限り、俺は其れに従う。よって、殺傷する事は其れにそぐわない≠ニ判断し

 ――あんたを無力化する事=c…其れを目的≠ニして活動するのみ。覚悟は好いな?


【目標確認が点滅し、50%等と云う文字と数字が脳内表示される】

【一連の作業が終わったその瞬間、赤い眼を真正面へ向け極めて説明口調で
 目の前の人物を直視しながら。正義推論≠云い首を傾げ気味にそう、云い放ったのだった】

/ゼビレイです。『しんゆう』の人、紅閻寺リンの人宜しくお願い致しますー
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/09(土) 20:32:24.14 ID:I7acpah0o
>>876>>892

「おい、足大丈夫か?」
大丈夫。気にするな。
『ま、無理はよしてね?』

【通路からやってくるのは、1人の少年の姿と、3つの声】
【黒い学生服をキッチリと着こなし、黒い眼に、ぺったんこの黒い髪】
【腰にはホルスターを2つ付け、中には銃が1丁ずつ入れてあり、その役目を果たしている】
【そして、この2丁の銃は、どうやら魔銃と呼ばれる類の銃らしく、言葉を喋っている】

【顔付きは、怒りを抑えるが為に、唇を強く噛み締め、拳は、力強く握られている】

は…?
何の為、知るかってんだ……
「なんか言ってやれよ、相手は、女の子だぞ?」

分からんッ!!!
教えてくれっ!!
「『…………」』
【すぅ、と息を大きく吸ってから祭壇に響く、大きく、力強い少年の声】
【格好良く言っているが、内容は大分情けない。そして絶句する銃2丁】

【少年は、自分の正義を突き通すが為か、右手で、銃を右のホルスターから、抜いてから】

次は俺が質問させてもらう!
お前は、何故、こんな事をする!?何故、≪R.I.P.≫なんかに所属してるんだ!!
【右手に収められた銃を、少女の方へと向けてから、心の奥から湧き上がる怒りを、表したかのような叫び】
【引き金に手を掛けていて、返事次第で少女へと発砲するだろう】

/重太郎中身です。2人ともよろしくおねがいします

896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/09(土) 20:33:48.60 ID:8ORu/mXno
>>872

理由も何も、私はただ生きているだけで幸せなのだけれど、ねえ
強いて言うなら、平穏な日々を守る為に戦うのかしら?

【丁度、墓に添える菊のような。そんな白い日傘が、ふわりと揺れて】

(彼流の、しあわせの追求。何度聞き直しても間違っているように思えるかしら)

(こんなやり方は、幸福が来るのを待ちきれなかった子供と同じ。)
(『あたりまえのこううん』というものを、違う意味で知らないのかしら?)
(隣の芝は青く見えるものだから、仕方ないとも思うけれど―――。)

【其の者の名は『長谷部 沙莉菜』、金色の髪と瞳が、意外にも落ち着いた印象で】
【薄紫のドレスは、場違いながら着こなしている感を醸し、両薬指には指輪を填め】

…………それにしても、大仰すぎるお墓かしら
もしも入るのなら、私はもう少しくらい小さな櫻の国のものが好いかしら

 ―――貴方達も、希望が有るのなら言っておいたほうが良いかもしれないわよ?

【敵である二名に向けて、にこりという笑顔と黒い挑発の言葉を投げかけてみせ】
【立つ場は中央の四角錐より遙か、遠距離。傘を右手で押さえ、左手は前下方へ翳していて】
【既に準備は出来ているといったところで、“どちら”が“来る”かを注視して。】

/見ての通りサリナですー、主催様&皆様宜しくお願いしますっ!
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/09(土) 20:36:56.40 ID:UfAmAH0AO
>>891

悪しき人、で御座いますか。――はっ
“逆”だよ死人。正反対だ

【その言葉は、どう響くのか】
【彼は逆だと言った。裏側だと。つまりは「良い人だった」と、そう言いたいのか】

【安らかに眠る、そのこと自体は否定しなかった。彼女がどう願い何を祈るか、】
【それに関しては彼が干渉すべきではない心の内側のものだった】

【――だから、すぅ、と】
【無造作に、彼の右手が瞳を伏せた彼女の首筋に触れようとするだろう】
【絞めることはなく、親指でゆっくりと、キリトリ線でも描くようになぞって】

……貴女様は、アレに会いたいですか?

【とん、と、頸動脈で止めると、そう尋ねた】
【アレ。――『コーロコル/鐘』】
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/09(土) 20:39:44.91 ID:JKs86qwao
>>880

へえ……そうかそうか、今夜の主演は狂人か!
これは困ったなあ、折角用意した玩具の殆どが全く役に立ちそうにないぞ
本当に困って困って嬉しいくらいじゃあないか!

……そうだねえ、正義の味方でも現れたら、この博物館をアトラクション
悪夢の国と銘打って、とことん楽しませて上げられたのだけれど……
これならこれで、また別のシナリオで楽しむ事が出来そうだねえ……

【敵は一人、人数では全くの不足も問題も無い】
【その特性は、見れば分かろう。火に焼かれて跳ねる虫よりも尚、狂って狂っている】
【黒煙と魔翌力の黒は、濃度で見分けがつける。より黒い方を少女の魔翌力と判断した】

【じゃららと鎖を引きずって。彼か、彼女か、その人物は、数歩ほど歩く】
【柱に巻きつけられた鎖は、目測出来る柱の円周より、幾らか余って動かなくなって】
【それを伝って紅い液体が、ぽたり、ぽたりと落ちて行く】

【ザンシアは、裏方にあるまじき大仰な指揮者の様な動作で両手を振り上げて】
【紅く染まった掌を、少女の目に止まるように開いて見せた】


そこのキミ!ボクが脚本を手掛けた舞台に上がり込んだキミだ!
キミは己の役目を己で欺き、心にも無い正義を歌うつもりは有るかい?
それとも世界の固定概念を肯定するかの様に、思いもしない悪の思想を語るつもりは有るかい?
或いはただ狂人となって、正義も悪も全て喰らい潰す獣となるかい?
ボクはその全てに応えてあげよう、ボクの脳髄の全てを以てねえ……

【ザンシアの魔翌力の質は、この世界でもあまり類例は見ない事だろう】
【比喩ではない異名でもない、この存在は悪魔≠ニいう種族。魔翌力は量も質も、人間とは明らかな差異を見せる】
【黒い散弾銃――ザンシアの持つそれと似て、だが異なる魔翌力を持つ――を右手に持つと】
【銃口を自分のやや手前上方、まだ火は回っていないが、少しずつ罅の入り始めた天井に向けた】


さあ、開演だ!キミの役目を務めたまえ、ボクはボクの役を演じよう!

【引き金に指が触れると同時、その銃口には、周囲の魔翌力とザンシア自身の魔翌力】
【そして更に、何か別種。知識が有れば、特殊な鉱物の魔翌力が収束していくのが理解出来ただろう】
【ザンシアは、そしてその装備の数々は。生きている、魔翌力貯蔵庫と言っても過言ではない程に、多種多様多量の魔翌力を持つ】
【まだ、攻撃は始まらない。だがその規模は、かき集められた魔翌力から予想出来るだろうか】


【フィールド状況】

【現在地:中央ホール】
【広く、天井は高く。動く際に障害となる物は少ない】
【七つの通路が有り、その内の一つは後方、入口へと。残り六つは60度刻みで、それぞれ別な部屋へと向かっている】

【火柱は6つ。おそらくはどの通路の向こうも、激しく炎上しているのだろう】
【だが、もしもこのホールに居られない状況が出来たとしたのならば】
【そのうちの何処へ向かうかを、考えなければならなくなる可能性は有る】
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/09(土) 20:40:22.65 ID:XnROS70So
>>890
【ジャケットから、凍らせた麦茶の入ったペットボトルを取り出して、おもいっきり飲み干していく】
【氷はどんどん溶けていき、一気に500ml分、空っぽになって】

ぷ、は。

ああ、その名で間違いない。

【鋭い雰囲気を纏いながら、火憐はウェル子を見返した】


正義――――か。っはは。


【何処か、楽しげな様子で、笑みを作り、声を漏らして】


違うよ、ウェル子。
答えようか、何故私が戦うのか。


【鋭い雰囲気は、徐々に、熱い炎を感じさせるように、苛烈になっていき】

善悪のその前に、私は“剣士”だ。
そして、理由など、“剣士だから”で事足りる。
大層な信義など、必要ない。だって、価値は“戦いにある”んだから。
お祖父様も、私も。そういう、“ぶっ壊れた”人間なんだ。
だから、戦おうじゃないか。ウェル子。斬り合って、突き合って、殴り合って、血を被って、傷を受けて。

【示した言葉は、一貫した、揺らがぬ信念。戦うことに大層な理由など、必要ないという信念】
【それは、狂人の思考と言ってもいいかも知れない。そして、この少女は己が狂っていると分かっている】

――――月之弐、月読。

【両目に、黄金の光が生まれる。祖父も愛用していた技。目に気を集中させ、五感を強化する】
【腰の刀を抜刀。右に鬼酔割義人、左に楓凛火斬。周囲に酒精の香りが漂っていく】

――――敵は、ここに居るぞ。
街にうつより、此方を相手取ったほうが、楽しいんじゃァないか?

【にぃぃいぃぃぃい……っ、と祖父の様な笑みを浮かべて】
【挑発するかのように、殺気を周囲に放出した】
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/09(土) 20:41:00.38 ID:TWSSEdRoo
>>887

悪いが他に面白そうなのはいねぇな
『R.I.P』の総帥、カーネルとも一応会ったが、流石にああいうのは趣味じゃねぇだろ?

【彼の情報はここまで。ついでに、といった具合に一人追加するも、これはきっと無意味だろうとフォルスは思っている】
【その次に、彼は珍しくシズリが表情を歪ませたのを目にする】
【会ったのはこれで二度目だが、その表情が珍しいということぐらいは瞬時に理解出来た】

【その表情を見て彼は、驚くでも笑うでもなく、ただ目を細めた】

なる、ほど、な
だとすれば聞き捨てならない情報だ。明らかに他人に流され易いであろうというのは分かっていたが、洗脳・篭絡後に他人に流される形で立ち直られてはたまったもんじゃねえ
どうりで随分と簡単だなと思ったわけだ。まさかそんなカラクリだったとはな

【これに関してはフォルスも全くの予想外だったらしく、”それには”驚きと苛立ちの表情に変わった】
【飛んで火に入る夏の虫の如く、自ら網にかかった蝙蝠だと思いきや、その実するりと物を通り抜ける幽霊】
【捕らえたと思えば擦り抜けていき、またふらふらと戻ってくる】

当人にその意思は無いんだろうが、中々どうして不愉快じゃねぇか
もしも万が一にでも俺の前をふらふらするようなら童話のとおりに暗い洞窟にぶち込んで、それこそ二度と”出たくない”と思わせてやる

【表情を歪ませはしない。ただ妙に落ち着いた声色で、低い唸るような声で、目の前をうろちょろする蝙蝠への”罰”を口にする】
【シズリと違い、フォルスは感情を表に出すタイプだ】
【だからといって、珍しくないからといって、怒りを買ったことを脅威でないと思わせるほど彼は甘くない】
【これは恫喝でも脅迫でもない。これは確定事項だ】

【今この場で二人は、同じ人物に対し、恐らく同じ怒りを抱えている】
【つまりは、思い通りにならない、という怒りを】
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/09(土) 20:42:38.67 ID:LlpzfO6Lo
>>882>>888

【二人が現れると、祭壇の人物は緩慢に瞼を開いた】
【紅玉の瞳で、両者を一瞥すると、腰を上げて──】

 あァ……それだけで良い。十分過ぎるほど、十分だ

     Boni improbis, improbi bonis amici esse non possunt.
 (善人は悪人にとって、悪人は善人にとって、友人であることができない)

【だンっ、と、鎌の柄尻で、その地を叩いた刹那──】


  ──── ≪ The Clavicle of The Unknown King ≫


【號──ッ、と、魔力の解放に伴い、搭の頂に颶風が渦を巻き】
【彼のすぐ前方の床に、三角陣とその内部に魔法円を組み合わせた陣が出現】

  ────≪ 序列ノ十三:窘双梦 -Neekerulf- ≫

【刹那、陣の中央へと、轟音と烈光を伴う真紅の落雷】
【今まで紡がれていた喚起術式により多大な魔力が励起され、】
【陣の中央へと、邪悪なる濃密な気配が一柱、顕現する】


 お ォ オ オ 雄 お オ ォ オ 堕 ォ 緒 ぉ 怨 ん ン ンー────……っッ


【──ニーケルルフ】
【そこに現れたのは、人型の身体に、首から上は双頭の黒山羊という、異形の者であった】
【金に縁取られた黒の聖職法衣を纏い、チェス盤模様のベルトが腰に二本、右腕に一本巻かれ】
【その手には、二又の刃を持つ白銀の長槍。柄の部分に、噛み付き合う二匹の蛇が彫刻されている】

 さァ……存分に殺しあおう、最高に輝かしいクソったれども
 
【同時、彼を中心として、直径2m弱の、ドーム状の紅い光の幕が展開される】
【魔力による干渉結界──物理的にも硬度を備え、強固な防壁と化した】
【そう容易く破れそうにはないが──しかし、その分、彼の魔力量は著しく減った】


 “堕ん……ォオお怨──ッ”


【召喚獣ニーケルルフが、その結界の外にいる形】
【その白銀の二股槍で、一度虚空を薙ぎ、両者を視界のうちに納める】

【何処よりもかかってくるが良しとでも言うような、異形の黒瞳が相対する】
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/09(土) 20:44:36.44 ID:VNWxoq6Jo
>>886>>894
【ふわり、とどこからか降り立ったような柔らかい着地音と共に、気が付いたら女の目の前に人影が増えていた】
【目の前にいる事を視認するその時まで、ここに生きて存在などしていなかったのではないか、そんな希薄な気配とともに『それ』はいた】

―――――――――――――――…


【黒髪に黒い獰猛な『オオワシ』を象った…ショッカーマークのような絵が刻印された仮面で顔を隠した
赤いシャツに腰まで伸びた黒の革製コートと首の銀のネックレスを複数身につけ、銀の腕時計を手首に巻いたカジュアルなベルトに
青いダメージパンツの腰からシルバーアクセを2本垂らしたウエスタンブーツの人物】

また…≪R.I.P.≫との戦いか…
以前の戦い以降ずいぶんと久しぶりかもしれないね

今となっては、正義って呼ばれても実感がわかないんだけどな…そんな曖昧なまま、戦っていいんだろうか

【懐からバックル状の装備と白猫のカードを取り出しながら彼は隣の味方らしき人物をまず一瞥】
【特に問う事もなく、次は目の前の義足の女のほうを真っすぐ見て】


―――まずは、名を名乗るといいよ


/『しんゆう』です、お二方本日はよろしく
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/09(土) 20:45:02.77 ID:ZmIzn5nqo
>>872

……戦う理由、ね。
皆のため──皆のために、てめぇ等を倒す。

【燃えるように真っ赤な三本のアホ毛、青空のように透き通った空色の瞳の青年が現れる】
【白いシャツの上に灰混じりの黒色のパーカーを羽織り】
【左手首にはオレンジ色の包帯を巻き、左足には蒼を基調とした金属製の細身のアンクレットを身に着け、】

【左手には、彼の象徴たる蒼穹の魔力が集まり】
【右手の処刑剣を2人へと向け、敵対を宣言する】

/双葉の人です。
/改めて、本日は遅れてしまいすみませんでした。
/そして、よろしくお願いいたします。
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 20:45:06.02 ID:R6bdleBSO
>>878>>884

【ばさ、っ――男の後方上空から、何かがちいさく風を孕んで、はためくような音がする】
【月に叢雲が掛かるが如く、ぽつりと地面に影が落ちる】

【――――鳥の羽搏き、だろうか?明白だ、答えは否≠ナある】
【振り向き、空を仰いだのならば。それが如何なるものかは、容易に知れよう】

【他の方法≠用いたならば、或いは振り向かずとも見える≠ゥ――――】


【シャツの上から羽織られて、風にたなびく臙脂色のジャケット。手には、鈍く煌めく抜き身の短刀を提げ】
【肩ほどまで伸ばした夜空色の髪を、自由落下に任せて揺らしつつ。青い蒼い虹彩に彼を捉える、白皙の痩躯】

【数瞬の後。たん、と軽い音と共に、それは通りに降り立つだろう。そして】


――応=B一度目は偶然、二度目は必然、だったっけか?まあどうでもいい≠竅B
なぁ、戒能――オレ達≠ヘ、そう優しくないんだ。そいつの言った通り、これ以上は許さないよ。


…………語る事も尽きた。この辺で御託は切り上げて、始めようか。

【淡く口の端を曲げて、酷く冷たく微笑んだ。その眼には、僅かの喜色も湛えぬままに】
//朔夜ただいま此処に、宜しくお願いします!
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/09(土) 20:52:34.51 ID:VDKPaucjo
>>899

――――よろしい…………

【ズッ――と、コーヒーの残りを一気に飲み干し、彼女は橋の上へ脚を上げて、】


――『FoA』……後は、わたくしが、一人でやりましょう……


【橋上に、立ち上がるウェル子】
【同時、彼女の言葉を聞き取った蟹が、急遽光線発射を停止】
【――『FoA』というのは、「蟹」の名前だろうか】

正義とは……思想か、在り方か――
悪とは……過程か、結論か――

傷付け合うことに意味はあるのか……
血を流すことに価値はあるのか……

ああ……きっと、それは、ひどく曖昧な言葉……

ゆえに……愚かしい輪廻に、枯れ果てた軛(くびき)に、望み絶えた憂き世に……

【カツ……カツ……、ウェル子が、橋の中央へ、軽やかな足取りで向かい――】



……今こそ楔(くさび)を打ち込みましょう――



【ウェル子は、空になったコーヒーカップを投げ捨てながら、両腕を広げ、火燐を見つめ、構える】
【彼女の瞳は、火燐の両の眼を捉え、その輝きを吸収しようとでもしているかのようで……】

【――ぶわっと、一気にウェル子から発せられる「黒い羽根」が量を増して、】


「――待機モードに移行」


【――ガシャンッ!! 蟹が、動く】
【突如、蟹は、その重そうな身体とは裏腹の「跳躍」を行った】
【橋を蹴り、蟹が向かう先は――――――「河」】

わたくしは……剣士を闇へ誘った――
剣士は……戦いの中で、果てていった――



…………遺された意志は、今、そこに――――



【――――――河が、弾ける】
【蟹が、川に飛び込んだ衝撃で、凄まじい水しぶきが上がり、橋に霧雨の如く降り注ぐ】


【そして――――】


【パリン――――、ウェル子の投げたカップが、地に落ち、砕けて散った】
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/09(土) 20:52:36.78 ID:B6AJ7SxX0
>>897

――――……、

【黙祷を、止めた。止めた意味は、明白だった】
【異形は、彼が、善人だったと言いたい様に感じて。一度、人間の様に、瞬きする動作を見せる】

……逆って、

【全て言い終わる前に、伸ばされた指が、自分の首をなぞっていた。其の行為の意図は、判らなかった】
【ン、と、くすぐったそうに、小さく声を上げるだろう。瞼を閉じた後に、再度、橙を覗かせて】
【問い掛けの言葉に、数秒、固まった。視線を外しながら、弱々しく、答える】

……恐いけれど、……でも、……

【先程の反応からも、彼女と会えば、ただ恐怖するばかりで、震えている自分しか想像出来ない】
【だが、】

……何時か、……会わなければ、いけない様な、気がする

【勝手に、異形が、そう考えているだけだ。 少女≠ヘ、異形にとって、乗り越えなければいけない人物≠ノ感じていた】
【其れは、今、此の屍が、希望を与えられた状態だからこそ、言えるものだ。だが、望みを持っていたとしても、潰える姿は、目に見えている】
【今は、会えないかもしれない。会えたとしても、自分は、命じられる侭に終るだろう。だが、必ず再会し、対峙する日が、来て欲しい。そう想っていた】
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/09(土) 20:54:55.65 ID:nFfswO7f0
>>883(山本)
…………ほう。……『お前』、か
【現れた武人。その姿に、ヴュネルドは。何故か、見知ったような反応を返して】

カーネル=アドルフ・レルゼクムが言っていた……恐らく、盲目の剣士が来る、と。
そいつの『信念』……『覚悟』……『生き様』……を……
……この、ヴュネルド・ダーンヒュラインが……見極めろ、と。
  ……ああ、是非見せてくれ。
お前は、己にとっての『闘う理由』を見出させてくれる存在となるのか?
【――すぅ、と。右手に構えた巨大な斧を持ち上げ、切っ先を向ける】
【異様な大きさ……明らかに不釣合いだ。それを片手で軽々と振るうという筋力――】
【サングラスの奥。鋭い瞳が、包帯の奥に潜む双眸を見据える】

>>889(ロウ)
……間違った思考、か。さぁ、どうだかな……
そればかりは、己にも判断できん。いつだって、時代を切り開いた先人の考えは狂人扱いされたんだ……
果たして、あれが。本当に、今は認められぬ『天才』、或いは『革命家』となるのか。
それとも、狂人のまま生を終えるのか……
……ひょっとすると、己はその果てが見たいのかもしれんな
【挑発に動じる様子は無い。ヴュネルドは、静かに現れた男を見据えると】

……真に強きものは、驕ることはない。だが……
同時に、真に強きものは、相手と剣を交えずして実力を判断することも、無い。
……御託は不要。己はただ、お前たちが我等に立ち向かう理由を知りたいのだ。……来るがいい。
【その構えに、隙は無い】
【だが、彼我の、その距離約8メートル。明らかに、斧の射程範囲からは抜けている】

>>893(ミスト&デイドリィム)
……ほう。懐かしい顔が見えたな……。
未だ、この戦渦に身を置いて生き延びていたか。己も、お前も
【やってきたギターを背負う青年は、かつて出会った顔であった】
【しかしヴュネルドは無表情のまま、彼らを見据えて】

……幼子よ。己は、相手が女子供であっても容赦はせん。
何故なら、それは相手にとって敬意を欠くことになると考えているからだ。
お前がこの場に、お前の意思で立ち続けるなら。己は、お前であっても斬り伏せる。
もし、生命の遣り取りを恐ろしいと感じるのなら――……
【そこまで口にして、ヴュネルドの言葉は止まった】
【デイドリィムの瞳。其処に宿るものを、見据えて――】
――フ、無粋だったな。
いいだろう……ならば、見せてくれ。お前たちの、決意を
【微かに、笑みを零したように見えた】【きっと彼はかつてミストドラゴンが評したように――純粋なまでの、『武人』なのだろう】

>>896(サリナ)
……なるほど、な。
上等な理由だ。あれもまた、「平穏な日々」のために闘うというのだからな。
結局人が闘う理由など、それしか無いのかもしれない……
【遠方に佇むサリナをサングラスの奥から見据え、ヴュネルドは呟く】
【そして、続く問いには、風に吹かれれば消えてしまいそうな笑みを。一瞬だけ浮かべて】

……己に墓は必要ない。ただ、戦場に死ねれば本望よ。
守りたいものも、家族も無い。最早己が生涯添い遂げるのは、この『エルザ』のみ
【手にした機械斧を示し、冗談めいたように告げる】
【……少々、距離が遠いか、と。彼我の距離を測っても居た】
「……わぅ、……ユヒカは。まだ、死ぬ気は無いヨ。まだまだ死ねない。……死ぬわけにはいかないもン
 ……おねえさんは、ユヒカたちの邪魔をするの?」
【一方、傍らに佇んでいた少女は素直にそんな言葉を返す。……まだ、幼いように思える。全てが】

>>903(双葉)
……明快だ。嫌いじゃない。己には……そういえる者が無いからな、少し羨ましくもある。
他人のために振るう剣は、果たして如何なる強さを秘めているのか……
【現れた戦士に。ヴュネルドは、また視線を投げて】
【それから、傍らに立つユヒカに、小さく目配せして】

「…………。……いいヨ。 ユヒカは、あの2人と戦う。戦いたい」 ……好きにしろ
【短い会話を挟んで、ヴュネルドとユヒカはそれぞれが別方向に歩みだす――】
/次に続きます
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/09(土) 20:56:16.50 ID:nFfswO7f0
>>907、VSヴュネルド&エンジ
――……さぁ、語らうは最早無粋。此処は戦場だ。
成らば、それ相応の語り方が在るというモノ。


行くぞ


【それは、本当に他愛ない、呟きのような開戦宣言だった】
【言葉と同時に、ヴュネルドは。右手の機械斧を、力強く地面に叩き付ける!】
【単純な重量とパワー。地面は轟音と共に微かに陥没し、中でも一際大きな土石柱がヴュネルドの眼前に隆起する】

――かぁっ!!
【そして今度は、その巨大な斧を、あろうことか水平に薙ぎ払うように振るう】
【標的は、今の一撃で隆起した地面の土や石を含んだ柱――それを破壊する】
【さすれば、柱に含まれた石片が、前方にむかって大きく弾け飛ぶことになるだろう】
【石が直撃すれば多少のダメージにはなるものの、此処の威力は非常に低い――狙いは、目眩ましか】

【放った方角に居るのは――山本、ロウ、そしてミストドラゴンとデイドリィムであった】
【だが、土の榴弾を放つと同時に、ヴュネルドが身に似合わぬ俊敏な動きで駆け出した先には――】


……さぁ、見せてみろッ!カーネルが己に託した、お前の信念を!

【……山本、正勝――真正面から、あまりにも巨大な斧の一撃が振り下ろされるだろう】
【だが、射程距離は短く範囲も狭い縦振りだ。少ない動きで回避するのは難しくない】
【受けるとなれば――あまりのパワーだ。難しいかもしれないが】


【一方――サリナ、そして双葉の方へと向かったのは】

「……おにいさんも、おねえさんも。信じるものが、あるんだよネ」
【獣人の少女――ユヒカであった】
【彼女は、ゆっくりと両者に近寄って。まずは前方に位置しているであろう、双葉に歩み寄り】

「……きっと、“きほういんおねえさん”にも、信じるものがあって。
 だから、ユヒカたちと戦うんだよネ……。……どっちが正しいかなんて、ユヒカにはわからないヨ」

「でも、わからないけれど、信じることは出来る。
 ユヒカは、信じる。≪R.I.P.≫を……カーネルさんを」

「――――行くヨ。ユヒカは、もう迷わない。きっとこれが、ユヒカの進む道なんだナ、って思う……
 …………後悔なんか、しないッッ!!」
【決意と同時に。少女は、ユヒカは。両手を覆っていた分厚い手袋を、投げ捨てて】
【露になった鋭い両爪を構え、そして――】


「  ――それでも邪魔をするなら、何もかも燃えてなくなれ!!    」


【――――ごう、と。凄まじいまでの火焔が、少女の身へ集束してゆく】
【炎の渦が少女を包み込み、それが霧散した後には――】
【――血のような臙脂色】
【焔を閉じ込めたような鮮烈な、特殊な形状の紅い鎧装に包まれた小柄な体躯】
【染まりきった臙脂色の髪を靡かせながら、口元から漏れるのは狂気の吐息】
【紅い牙の様な仮面と両手両足の紅いツメ――仮面の奥に覗く、血走った黄金の瞳】
【針や刃、鋭利なフォルムを模した装甲を持つ魔獣が如き風貌――】

【――≪四刃(フィーア・シュヴェアート)≫最後のひとり。≪縛焔の葬爪≫、“エンジ”――……】

≪……――――行くヨ、おにいさん、おねえさんッッ!!≫

【ノイズのかかった、獣のような声でそう叫んで】
【両の爪を振るい――炎に包まれた斬撃を、飛ばす】
【それは牽制か、様子見か。斬撃は、両者に等しく直線で飛び掛る。回避は難しくないだろう】
/早々申し訳ないですが、次の返事が遅くなります。ご了承下さい
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/09(土) 20:57:01.94 ID:ATPFdJcBo
>>898

…………

【ゼーロは、ザンシアの軽口を只々、狂気に満ちた瞳で、顔で見つめるだけ―】
【ここに至るまでの業炎は熱くなかったのだろうか。いや、そんなことはどうでもいい】
【今宵戦場の空気に酔いしれる彼女には、炎の熱さなど、全くもって意味は無かった】
【――只、魔翌力を吸い尽くす“兵器”と化して、ザンシアの眼前へと、立つ】

【正義を謳うか?悪を語るか?それとも全てを喰らいつく潰す獣となるか?】
【その問いには――】


――アハハッ……ナイ、ナイ
わたしは―――

『自立自動殺戮ユニット―――Iamyプログラム code:Failer-001』

ゼーロ・ウィオラーケウス

【軽く2度、正義と悪を否定して、最後に残された獣には明確に答えず】
【己を、“殺戮兵器”と謳った】
【平生の彼女なら、これを自分から名乗ることなどまず、あり得ない】


演じる……?演じない……?

【ニタァ―と、口元が更に歪む】
【彼に集められた数多の魔翌力を感じとったか】
【その表情は、<狂気/狂喜>に満ち満ちて―――】

【そして彼女はゆっくり、足音物音ひとつ立てずに歩き、ザンシアに接近しようとするだろう】
【己から噴き出る、漆黒の魔翌力を渦巻かせながら、ゆっくりと―】


/なんか最初からわけわからん返信してしまって申し訳ない…
/ちょっと気引き締めますね
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/09(土) 20:57:32.84 ID:zByCB83zo
>>892
【祭壇に片肘をつきながら、一人目の来訪者を迎え入れる―――】

彼も人なり我も人なり―――人は人を奉り、人を崇め、そして人を罵り、害する
人間本位なのは大変に結構であるわね。15点

【そう言うと肘つきを解いて、真っ当な立ち姿勢で時計少女を出迎えることにする】
【それからパニーは、時計少女の時計たる所以―――
 ―――腕に装着された時計を見て、少しばかり上ずった、有り体に言えば楽しそうな声を上げる】

時計、いい趣味ね?円環は絶えぬ者、永遠の象徴だと言うけれど―――あなたが望んだ永遠はなんなのかしらね

【そんな事を言いながら、パニーはポーチから半円形の刃を四枚取り出し、組み合わせる
   ―――完成するは2枚のチャクラム、彼女の『円環』、そして彼女の牙】
【クスリ、と笑い声が漏れる―――程なく祭壇の間を満たし、炎を微かに揺らめかせる】


>>895
【チャクラムを両手に構えた頃、次に来た少年(と何か二人分)の答えは―――】

……やっべぇ、まさか素でその返しが来るとは思ってなかったわ

【その声に浮かんでいたのは驚愕、そして呆然】
【必死に仮面の下の表情を探る真似をするまでも無いほどに、声は驚きを示していた】
【或いは刹那、銃二丁と思考がシンクロしていたかもしれないが―――それはさておこう】

で、え?あたしが≪R.I.P.≫にいる理由?
えーと……最初はこの世界への復讐心、だったわね
私は一度か二度死んで、それでもこうやって新しい肉体を与えられて蘇った―――言ってみれば、自分の命でさえも自分のものでなかったのよ

【先程の回答の衝撃が抜けないか、右のチャクラムで額をたたきながら語り始める】
【その様子に反して、語るはおおよそ真面目である。うん】

しかし今では、すっかりカーネル隊長の思想と力に魅入られているわね
何もかも自由にならなかったあたしにとって、あの男の在り方はとても眩しい物だったわ―――
だからあたしは、彼の近くで戦い生きて、その結末に立ち会うつもりでいるわ

【一息ついてからの続きは、どことなく声がキラキラしている―――カーネルという男を、心底気に入っているのだろう】


>>all
さあ、そろそろご歓談の時間はお終いね。あんた達はあたし達を、力で以て止めに来たのでしょう

始めましょう―――「略式・無間の鳳凰」!

【その宣言こそが開戦の合図―――パニーの背中、両肩近くから自身とほぼ同じ大きさの2枚の炎の翼が顕現する!】
【同時に両手のチャクラムにも火が灯る―――赤き炎が、パニーの姿を禍々しく浮かび上がらせる】
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 20:58:49.21 ID:Di3iUl7DO
>>900

──あの手のは、≪Justice≫の子たちが勝手に遊んであげてるんじゃないかなーぁ?
私が何かをするまでもないし……それに話、聞いてくれなさそう
そういうタイプには私の気持ち──あーんまり伝わらないからねーぇ

【はぁ、とため息をついて暗に興味外だということを彼女は告げる】
【そう──彼にせよ、彼女にせよ】
【言葉を扱い操り、他者へ何らかの影響を及ぼすタイプの人間なのだ】
【それなのにも関わらず「言葉」が通用しないのは──即ち。戦えないのと同義】
【つまり──苦手なのだ。あのように、自分の意志を強く持ち「すぎて」いる人間が】
【「あーぁ」】
【彼女は再びため息をつき、ぱふんとベッドに其の身を投げる】
【薄くライトのついた天井を見上げ──また、ひとつため息をついて】


(『卵』──檸檬ちゃん……「機関外の人間と友達に」)
(──ふぅむ、なかなか厄介かなーぁ)
(2つは繋げられる。でもどーせなら、もうちょっと連鎖、組みたいよねーぇ)

──まだ、足りない
夢幻檸檬──檸檬ちゃんと周囲の人間関係が知りたい、かなーぁ

【──ぽつり】
【天井を見据え。まるで恨み言をいうかのように告げられた言葉の意味は、一体】
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) :2011/04/09(土) 20:59:20.37 ID:XnROS70So
>>905
//ごめんなさい!!ちょっと、晩飯作って来ます!!すいません本当!
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/09(土) 21:00:08.32 ID:VDKPaucjo
>>912
/あ、全然構いませんので、どうぞ焦らずに!
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/09(土) 21:01:48.33 ID:nFfswO7f0
/戒能の人、朔夜の人、次の紅丸の返し少々遅れます!ごめんなさい!
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [saga]:2011/04/09(土) 21:04:44.61 ID:G3VgABjno
>>884

【現れた彼の問い掛け――】
【唐傘を芝居がかった所作で振ると、男は青年を見遣り、応える】


少なくとも俺は、ゴキゲン≠カゃあないね。 此れでも博物館行くのは好きなんだ。
勿体無い事するよ全く。 奪って売り払えば良いのに。


【「旧弊をブッ壊すってそう云う事なのかね」――そう、続ける彼】
【悪戯っぽい笑みを浮かべる彼は、演説に高揚を浮かべる素振りも無い】
【意図的に論旨を摩り替えた返答は、或いは本気≠ゥ、或いはからかっている≠セけか】


>>904

【『振り返る』事は無い。 自信≠ェ有るのか、又、別な理由か】
【二度目の邂逅に――此方は、柔らかさすら感じる微笑を浮かべて】


……釣れないなぁ、識槻君。 会話は大事だぜ。
話題が無いのなら、こっちから提供しようか?
どーせ戦うなら、意見交換会も併催しようじゃないか。


【矢張り『巫山戯ている』……高尚な意思≠ネど、まるで存在していない】
【まるで「退屈を紛らわす相手が見つかった」とでも言う様に、二人を見比べて】


>>884>>904


…………さて、片方は知ってる顔だが自己紹介はしておこうか。
≪R.I.P.≫『ノクトクルセイド』の戒能 鴉≠セ。
もう一個の身分を名乗るなら、カノッサ機関=甎o.63≫の副官的な物ををしてる。


【一種、洗練された『美しさ』を内包した所作で為される、軽い一礼】
【≪No.63≫――曰く、『カーネルのシンパ』として挙兵した人物、其の部下】
【……戒能≠フ名が集積情報に登場したのは、挙兵の遥か前である筈だが】


……まぁ、見て判ると思うが――俺は大将の信者≠ナも何でも無い。
『ノクトクルセイド』を二つに分けるとすれば、俗物サイドの人間だね。


 ――……だから、少し君達に質問して“疑問”を解消したいんだ。


【閉じた唐傘≠フ先端を二名へと向けると、発せられるのは僅かな『魔力』】
【「何かが来る」と予測させるには十分な其れ――笑みを消し、真顔を作って】



カーネル=アドルフ・レルゼクム≠フ言ってる事、『実現不可能』に思えるのは俺だけかな?



      【 打打打打ァァァァーーーーー―――――――ッ!!!=@】



【発射されるのは血の結晶≠ェ作り出した弾丸――速度は中程度か】
【一直線に向かう其れは、十発程度ずつ二名へと放たれる……だが、威力は決して高くは無い】
【魔力の反応を感じ取れていれば、十分に回避・防御は可能であろう】
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage saga]:2011/04/09(土) 21:05:05.03 ID:jx9pb25Mo
【カノッサ機関 氷の国支部】


───望み、ですか…
  ……今の私が一番持ってはいけない物、ですね


【─────その入口、門番の制止を強引に振り切り、扉をくぐろうとする変わった影が、一つ】
【用が有って来た、というよりかは何かに引き寄せられたかのようにそんな雰囲気を漂わせる】
【事実、彼女がここにたどり着いたのは単なる、できすぎた、"偶然"】

【彼女が扉の内側へ一歩足を踏み入れた瞬間、敷地内の空気が更に凍てつく様に張り詰める】
           【その正体は、彼女を包むように溢れる────魔力】
【煮詰めたカラメルのようにどろどろで、ぐちゃぐちゃで、濃くて、歪で、不透明で】
       【やや離れた位置でも、肌でぴりぴり感じられる、そんな魔力】

【意外にもその異質な侵入者は、さらさらの翡翠色の髪、やや沈んだ翡翠色の瞳】
【持ち物も、身につけている黒いマント以外大きな物は無く、
 それだけを見れば、当たり障りの無い少女だ───それだけを見れば───】

【もちろん、本当に、当たり障りの無い平凡人であるはずがない】
【それを真っ先に象徴しているのが彼女の背中から生える、黒紅色の大きな翼】


─────っ……。


【侵入者を排除すべく、直ぐに彼女の元へ駆けつける警備兵───Iron Hollow】
【魔力量から実力を察するに、数体を倒すのは造作も無さそうだが、
   彼女の腕、鋭そうな爪の伸びた、異形のそれが走る先は、冷たく、硬い、地面ばかりで】
【どうも、その強大な力の矛先は、持ち主───彼女に向けられているように見える】

/パッション様よろしくお願いします!投下文に力を注ぎすぎた所為で次から文章量がガタ落ちすると思いますが!
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/09(土) 21:05:08.42 ID:UfAmAH0AO
>>906

……逆で、御座います
我が母は此に惜しみない愛と優しさ、厳しさ、体温……おおよそ『母』と呼ばれるものが、
『子』と呼ばれるものに与えるべきである感情の全てを備えておりました

【「それは行き過ぎた、ほどに」】
【ほつりと付け加えた言葉に滲む感情の色は、混ざりすぎて分からなかった】
【追悼、嫌悪、追憶、哀愁、後悔、憎悪、憐憫――そして、最終的に残るのは無】
【薄い唇はそれ以上は紡がず、無言で黙祷の“真似事”をする為に瞳を伏せて数秒】

【たった数秒――彼は何を思ったのか】

【すぐにまた群青を覗かせると、子が懐くように首筋をなぞりながら解答を聞いて】
【ふぅ、と、ため息のように小さく吐息を零してから、冷たく硬い手を離した】

……貴女様は、『何処』に向かいますか
何を志し、どれを揺るがぬ指針とし、何を基盤として立ち続けるので御座いますか?

【――不意に問い掛けられた言葉】
【それは、僅かに焦りの滲んだものだった。何か、選択を迫られているような】
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/09(土) 21:06:18.57 ID:TWSSEdRoo
>>911

話は全く通じなかったな
とりあえず信念だとかいうのを突いてみたが、全部「歴史が証明することだ」の一点張りで話にならなかったぜ
その手の話以外は乗らねぇだろうしな。歯が浮きすぎて空に飛ぶまで頑張っても、世間話するようには見えねぇしよ

【フォルスの語ることは恐らく、より一層シズリの考えを強化するものだろう】
【だからこそ、彼自身もデータベースにはあげなかったし、真っ先にシズリに教えなかったのだ】
【もっとも、誰がどう見ても、フォルスとシズリが得意な相手には見ないだろうが】

へぇ、そいつぁ面白そうな御依頼だな?
何企んでやがる。俺も混ぜろよ

【シズリの小さな呟きに、彼は興味津々といった様子で聞きだそうとしている】
【彼の本職は諜報員。精神や心を弄ぶのは仕事を円滑に進めるためなのだが、最早それは彼のライフワークと化している節がある】
【でなければ、こんなに食いつきはしないだろう】
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/09(土) 21:08:50.76 ID:8zIfMNPAo
>>901


【──刃を手元で回転させながら、相手──“ニーケルルフ”の出方を伺う。】

(──こっちも術式で仕掛けたい所なんだが──んな暇、正直無いか。だとすると、結構面倒そうな)

────ああそうだな、“クソったれ”。

【もう一人──エルフェスが何らかの行動を開始すると共に、一直線にゲーティアの方向へと駆け出す。】

【──簡単に壁を打ち破る方法等、勿論持ち合わせている筈は無い。】
【ならば、相手を知る事。そこから彼の戦いは始まる。】
【そのまま到達出来たならばゲーティアの方向に向かって。妨害されるようなら、ニーケルルフに対して攻撃。】
【彼の持つ“ブレード型デバイス”、「黒刃」を構成する物質の半分を、爆破に変換しながら切りかかる。】
【爆発する斬撃、と言えば少し分かり易いかもしれない。】
//ちょい遅れました、申し訳ない
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/09(土) 21:09:24.28 ID:JKs86qwao
>>909

そうだそうだ、下らないと一蹴しろ!残飯にも劣ると踏みにじれ!
正義も悪も所詮は呼び名、戦いの搾りかすの瓶に張られるラベルでしかない!
今この場所が、構成する要素にボクとキミが含まれるこの場所が、真に価値の有るものだからさあ!

殺しの道具、キミはどうやらこの銃に良く似ているらしい
そうだね、だったらキミに捧げる演劇は………これだ!

【ガチ、ガチン。二度、引き金が引かれた】
【天井へと放たれたのは、銃の色に良く似た黒い球体。魔翌力だけで構成された弾丸】
【罅が入り脆くなっていたその場所に、魔翌力弾丸が衝突。その瞬間、博物館の中を、二つの光が照らした】
【小規模の爆発。魔翌力弾丸は、何かに接触すると炸裂する性質を持つらしい】

【最初は、小さな破片が。やがて、拳大の破片が】
【それからまた暫くすれば、大きな瓦礫が、大ホールへと降り注ぐ事となるだろう】
【炎によって脆くなっていた天井を破壊して、自分の元へ接近する事を妨害し】
【更には、相手へダメージを与える事も狙っている】


【一つ一つの質量、人間一人が占める面積へ降り注ぐ量ならば、決して致命的なものにはなりえない】
【瓦礫の雨を凌いだのならば、暫しホールを観察する時間が与えられる】

【おそらくは、ザンシアの狙い通りなのだろう。通路7つの内の5つが、瓦礫で侵入が難しくなっている】
【何らかの手段で撤去して侵入すれば、追跡を妨害するバリケードにもなり得るだろう】
【解放されている通路の一つは、入口へ。そしてもう一つは、『文明の発達』と書かれたプレートの掛かる通路】


………うふふふふふふ………いーい事かーんがーえたっ

(きっと彼女は、とてもとても楽しく素晴らしい役者になってくれる筈だよねえ……)
(もしかしたら彼女のアドリブ次第では、最初の脚本が下水に浮かぶゴミに見えるようなストーリが描けるかも……)

【ザンシアは、降り注ぐ瓦礫を盾にして、先にその通路へ駆けこもうと走る】
【先に此処に居た、爆発が同時に起こった。おそらくは何か策を用意しているのだろう】
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/09(土) 21:10:32.85 ID:GGWBElz0o
>>901

ワケわからんが、どうやら交戦の意思有り……と。

【右腕のレスポンスは相変わらず鈍く遅い、戦闘で期待はできないだろう】
【そう思えばナイフを握る左手が自然と力を込める】

(魔術の類……なのかやっぱり?)
…………っ!!?

【現れた陣、その意味を知る由もないが意味があるからこそそこにある】
【戦闘において意味の無い事はない】
【陣が現れてその数瞬の後、乱れる気象に思わず身構える】
【それと同時に濃密な何かの気配を感じ瞳を細く開く】

……化物、召喚師。
んだよテメエはその壁の中で高みの見物かクソったれ、気に入らないな。

【刃渡り30cm程の銀の刃を2つ3つクルリと廻し】
【先ずは現れた異形へと視線を移す】

まあともあれ、だ……流れ的には中ボスを倒してからかね。
化物らしい化物相手ってのもよくよく考えると初めてかもしれんね、楽しませてもらうぜ。

【ニィ、と笑ったかと思えば――――刹那少年は姿勢を下げ重心を下げ】
【ニーケルルフにむけて走りだす、半ば倒れる程の前傾姿勢それ故に速い】
【自由の利かない右腕は速度に追いつけずだらんとしたまま、風に揺られる】

(槍相手だとナイフはキツイかもしれねーけど、取り敢えずは相手の力量から測らねえとだ)
(場合によっちゃあ…………フン)

【右腕、せいぜい盾くらいには使えるだろうと】
【少年は自身の事柄を冷たく判断するのだった】

【少年は異形に向けて一定のテンポを保ちながら接近し】
【異形の攻撃範囲に入るか入らないかの場所で停止、ニーケルルフの動きを見ようと画策する】
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/09(土) 21:11:21.58 ID:0YlHM18L0
>>894>>902
/スイマセン…書いてた文が消えました…
/少しお待ちください
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/09(土) 21:11:24.90 ID:51wfBlmyo
>>907-908

………いやはや、それは無理と言うもの。

【たはっ、と少々破顔して笑って見せる】
【きっと貴殿の“闘う理由”等と言うモノは、戦いの“外”に無ければならない】
【“闘いたい”と言う理由で戦うならば、この場で貴方は“疑問”を持っていないのだから】

貴殿は、貴殿の中の闘う理由を見つけだせぃ。
拙者に出来るのは―――――ソレを見出す為に“追い込む”事よ

【長大な刀をゆるりと…“下段”に構えた。切先は地面に向き、峰が相手に見える筈だ】
【ズッ――――摺り足で、僅かに身を“前へ沈めて”】

―――セェェェェヤァッッ!!!

【石飛礫へ向けて、“進んだ”】
【元より盲の者。思わず目を瞑る事もソレを恐れる必要もない】
【ただ、額に当たった飛礫が彼の額を裂いて】

【迫り来るヴュネルドに対して、刀を跳ね上げる様にして“突き出す”】
【刃は地面に対して寝かせ。切先の辺りで斧を迎えれば刀の“反り”を利用して巨大な斧の軌道を“逸らす”】
【代わりに殆どの刃は潰れるだろう。下手をすれば刀が圧し折れる可能性すら有った】
【―――その可能性を潰したのは、この男の“業”か】
【狙いはヴュネルドの“眉間”】

【“並”の人間なら…それで容易く“射抜ける”であろうと―――】
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/09(土) 21:16:46.59 ID:oeTVngTa0
>>895

不思議なめぐり合わせだねぇ重太郎くん…先輩の方がいいのかな?
まあそれはさておき――僕の実質的な初仕事と、きみの戦いが重なるなんてさぁ

【顔見知り――そして、対機関連合の「先輩」に面を向け】
【にっこり。お道化た笑顔を浮かべた】

――悪い奴を存分に喋らせるときは、まず一定の実力を行使するべきじゃないかなぁ
彼らって、そう言うやり方が好きなんだもの

【平然にして冷然―――顔色ひとつ変えずに言い放って】
【俄には優しげに見える葡萄色の眸を、少し細める】

>>910

【少女は「短針」――燃え立つ炎が如く波打った形のそれを掴み】
【右手で、先端からすっぽりと引き抜いた】

【その波状は指と指の間に挟まり、保持を強固とするためのもの】
【握られたのを見れば――必然的に頭と眼に飛びこむ事実だ】

精確には「神のお父さんは人間」ってことだけど
そう、実際には神様はいないし、この世界に物理法則以上のルールは当初無かった

         ――― でも…、…… ―――

―――認められてしまえば、勝ちなんだよねぇ

そして悪者が負け続けるのは、認められない思想を振り回すからさ…!

【 客観 / 主観 / 青い僕 / 気づかないまま / さまよう / ―――】
【彼女の思想はいかなる立場と状況で認められて、その逆はどんな時起こりうるか】
【突き詰めれば。日はもちろん年まで暮れていくのだろうけど】

【――強い意志には、苛烈な自我が混ざるのは確からしくて】
【高鳴る胸と熱を帯びた語には、依拠を持たずに暴走しかねない自信があった】

おーぅ、不死鳥みたいだねぇ
「何度も死んだ」らしい君には、お似合いなのかなぁ

さて、話は終わり……―――Clock Crescent

【軍法螺として駆け抜ける、埃塗れの遺跡の風を焦がす音】
【それに答えんと。少女も堅く唇を結んでその笑みを散らし】
【短針の「先端」――柄となった所の反対側から、白き魔力を噴出させた】
【グラディウス形に凝固したそれは、病的な光を放つ蛍光灯にも似たけど】
【母体たる“時計”と並べれば。古の剣闘士の影が、炎に揺らめく――】


―――……………死の理不尽さを知っている人間は、夢を追うらしい


【盾を構えながら、重太郎の邪魔にならないぐらい距離を詰めようとし】
【それでもって“他人事”らしい言葉を、密かに口にした】
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 21:18:18.83 ID:9arDypzko
>>916
はいはいはいー、今出ますよー

【喧騒たる支部の扉前、声を掛けた者はその重い扉の開かれた先は】

【燃える赤色のショートヘアに、温和な印象を持った金色の両目が輝く】
【フラワーハットを被った、紺色のブラウスとロングスカートの細身の女性】
【首元には十字架が輝き、ブラウスの裾には≪No.111≫の刺繍がある】

【扉から出たパッションの見た先の光景は、門番と対峙する、異形の、それ】


えぇと―――お客さん、道をお間違えで?

それとも喧嘩を売りに来たのならば、言い値で買いますよ?

【そう、来訪客へ、問いかけた―――】

【遭難者、あるいは支部加入者、もしくは敵性能力者か―――】
【いずれの用件とも異なると考えたパッションは】
【門番兵士達を戦闘態勢に構えさせて―――】
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/09(土) 21:19:20.38 ID:nFfswO7f0
>>904
【青年は。降り立った相手を見やると、軽く笑みを零して】

アーン、なンだ……オタクかよ。
仕合う前に、背中を預けるコトになっちまうとはなァ……

よォ、識槻。
セーゼー、足引っ張ンじゃねェぞ?
【軽い調子で、そう告げる】
【だが、バカにしている様子は一切見受けられない。むしろ内包されているのは、『信頼』で】

>>915

はっ、そうかい。そいつァ残念だったなァ。
オタクらの大将に言っとけや、キチョーな文化財を無闇に燃やすな、ってよ。


……紅丸 紅斗だ。所属はフリー。
いや……元々はオタクらの上司だった、って言っとくかァ

【さぁ、と。吹き抜けた風に陣羽織を靡かせて。青年、紅丸はそう返す】
【それは、冗談なのか、それとも精神のかく乱なのか――真偽は不明だが】
【青年、紅丸は。向けられた傘、そして微かに漏れる魔力にも動じることなく、一歩を刻んで】

……アーン?

【投げかけられた『疑問』に、眉を顰めるも――】

……ッたりめェだろ。今更気付いたのか?
『力』の果てに手に入れた幸福なんてなァ、そいつァ『幸福』……『平穏』とは言わ無ェ。
その手段が『暴力』である限り、必ず『復讐者』は付いて回るからなァッ!!

【紅丸は。宣言と共に、白い陣羽織を脱ぎ捨てると】


――いくぜッッ!!≪ ウォーーーーーーーーーーー・ブリンガァーーーーーーーーーーーーーッッッ!!! ≫


【――叫び、同時。両横に突き出したその拳に、火炎が集束していく】
【焔はみるみるうちに細く長く異様な変形を見せ――やがて、『真っ赤な二本の短槍』と成るだろう】
【短く切り詰められているとはいえ、それを両手に構え――云わば、≪二槍流≫とでも言うのか】

――――ッとォ!!!

【放たれた血の結晶には、大きく身を側方に投げ出すことで回避の手段を取る】
【が、回避一手間に合わず、ばし、と。その左腕付近を、結晶が掠めて――】
【同時に短いアシメの黒髪が焔の如く真っ赤に染まり、逆立って】
【それにより露出した左目の部分には、陣羽織と同じ――漢字の≪紅≫を崩した刺青が施されていて】
【羽織を脱いだことで露出した両腕。右腕には紅いリストバンド。そして左腕の肘から先は――“義手”。“隻腕”――】
【今の結晶撃で、肘間接部に微かに傷が生じているが――動作に問題はなさそうで】
【紅丸は、体制を立て直して立ち上がると。真っ直ぐ、戒能を見据えて】


――さァッッ!!目を剥け耳を張れ手を開け、天地人妖我を聞けェッ!!
五代前より連なる脈々の、気高き槍の嘶きは火を穿つ!!
並々平伏す上座の華に、一迅烈風石火雷影、今宵暴るは紅櫻、御覧に入れるは白裂閃ッッ!
この穂の先には誇り在り、櫻の戦場我は在り、我裂く向こうに栄華在り――


――『槍の紅丸』六代目、
      『紅丸紅斗』は此処に在り――――ッッ!!!



一丁、洒落込むとしようかッ!!戒能、識槻ッッ!!

【――双槍を構え、名乗り向上を上げ。相手の出方を、待つだろう】
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/09(土) 21:20:27.49 ID:oeTVngTa0
//おっとっとーこれはわかりづらい
//>>924の「短針剣」は、針の側が持ち手になって、反対側から魔力の剣が飛び出してるカンジです
//つまり、特殊なビームソード(形だけ)ですね
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/09(土) 21:21:11.36 ID:Bd3Bs6XP0
>>894>>902
あら…片方は《機械》みたいね…ロウの組織の人みたいだけど…
【ゼビレイの方を向き冷たく笑い】

もう一人は……《幽霊》みたいね…
まあ…《ゾンビ》の相手にはいいかもしれないわね…
【《しんゆう》の方を向き、二丁の大型拳銃を抜く】

名乗らせてもらうわ…
《ノクトクルセイド》の一人…
紅閻寺リンよ…
【そう言いながら銃口を二人の近くの柱に向ける】

さあ……
【《踊りましょう》】

【パン!!パン!!!】

【引き金を引き、左右の大型拳銃から銃弾を一発ずつ、二人の近くの柱に放つだろう】

【それは柱に当たると跳ね返り、二人の腹部に向かい来るだろう】

【跳弾―――そう呼ばれてる技術だ】

【そして彼女は両足に力を入れ、義足から風の魔翌力を纏わせ】

【ダンッ!!!】

【地面を蹴り、二人に向かい、跳んでくるだろう】

/おまたせしました
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/09(土) 21:21:36.66 ID:I7acpah0o
>>910

(「『やっぱりそう思うよな(ね)………」』
【あ、シンクロした、と心の中で呟いた銃2丁だが、反射的にその思考を頭から消し去る】
【そして、少年は沈黙、というより何も言い返せない、そして、対機関の少女の答えに驚きというか感心するが、態度では表さず】

復讐か……
俺の正義も、お前のと似てるかもしれない……
なのに、なんでこうなっちゃったんだろう……
【小さく、憂いを含んだ声で呟き、少しの間、少女へと同情するが、右手の銃を少女へと向けることは辞めない】

(コイツを、この子を殺せる…………?)
【こんな、後ろ向きな気持ちが、頭を支配するが、頭を素早く横に振ってそんな思考を振り払う】
【「[ピーーー]のは駄目だ……多分、この子の本質は悪じゃない」と、判断。というより信じる少年】


>>924

再会を喜ぶ暇は…無いらしい。
戦ってから聞きたいことがある!
【自分より、頭は確実に優れているだろう対機関連合のこの後輩へと、ちょっと先輩面をしたくなったが、それは敵わず】
【そして、勝利宣言のような言葉を吐いてから】

「重太郎は、結構丸くなるらしいぜ?」
『いつもならさっきの話の前に銃ブッ放してたよ!』
【少年とは、対照的に結構呑気な、様子の銃2丁】
【話さなくていい、と銃2丁へと言葉を放ってから】


>>910
その通りだッ!!俺が、止めてやるッ!
【[ピーーー]――とは決して言わない少年。其れは、この少女は救いようがあると信じたからだろう】
【左のホルスターから、銃を引き抜く。左手に収められた銃が、空気中から魔翌力を吸収している事が分かるかもしれない】

行くぞ!白口!
「うおっし!くたばんなよ重太郎ぉ!
【そして、右手の銃から放たれる実弾、少女の足を狙い、襲い掛かる】




930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/09(土) 21:21:58.27 ID:1zi/M6JSO
【人気の無い街道】

【男が一人、サイコロを軽く放り上げながら歩いている】

【黒い瞳、一つに束ねた黒髪】
【返り血を浴びてそのままにしたような赤黒い和服】
【腰には白い鉤手甲がぶら下がり】
【両腕には黒い鉤手甲を装備】
【黒い方は、鉤爪の代わりに長さ20cm程の刃が付いている】

久々に打ったが、なかなか強いヤツがいねぇな……。
儲かるから別にいいけどさ。

【そんな事を呟きながら歩く】
【どうやら博打をしていたらしい】
【よく見ると、懐の辺りが少し不自然に膨らんでいる】
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/09(土) 21:22:21.25 ID:8ORu/mXno
>>907>>908

【沈黙。それはヴュネルドの言葉に、そしてエンジの問いかけに対する無言のYES】
【微笑が無言の意を後押しし、左手を翳した空間に発生する何かが、決定付け】

【そして、先ずこちらに“斧”は来ないと判断すると意識を少女に集中させて】

……あら、それはきっと、どちらも正しいのじゃないかしら
世の中に単一の絶対はないもの。自分が信じるものが正道、それでいいの
だから私は邪魔をするし、貴女は燃やして退けようとするのが―――。


 ――――お出でなさいな、お嬢さん?


【前述した、手を翳した空間に発生する何か。“肉塊”を、斬撃に合わせて前へ】
【肉で斬撃を防ぎ、滴る赤の液体で炎を消し。また、能力からクるエネルギーを巡らせて】

【そうして創りだすのは、生き物。太い後ろ二本足に、小さな前足が二本】
【殆ど赤肉と白骨だけの存在だが―――その造形を見るに、“恐竜”か】
【然し、重ねて言うが完成には程遠く。全高3mはありそうなソレの背後に立つサリナは、実に無防備】
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 21:25:31.28 ID:Di3iUl7DO
>>918

うん、無理

【ばさりと、カーネルの話題をシズリの方から「切った」】
【無理なものは無理なのだ】
【能力者を複数相手取って尚生還する強さ。言葉の通用せぬ思考】
【あくまでも一介の機関員たる自分には、手に余る】
【せめて言葉が通じるならば──そんなことを考えるも】
【「たら、れば」は今この段階では全く意味のないもので──】
【「なるようになるだろう」──】
【カーネルのことに関してはその思考をもってして、ピリオドを打った】


……ふふ、そうだねフォルス君
今この段階ではどうしてもフォルス君の力が必要になる
一人では──ちょーっと難しいかもしれないから、ねーぇ

【すぅ、とエメラルド色を宿した目が細められ】
【口元に浮かぶのは、娯しげに歪んだ腐酒が如き澱んだ笑み】
【ベッドに仰向けになっているため、彼には見えないであろうが──】
【声で分かるだろう──】
【芳しく腐り醸された──其れは毒ノ林檎を思わせる、甘く悪しき、声】
【其の声はまるで男を焦らすかのように】
【ゆるりと、二人きりの部屋の中に染み入っていく】
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/09(土) 21:25:48.52 ID:B6AJ7SxX0
>>917

……なら。どうして
そんな……酷い事を。……

【思わず、其処まで、問い掛けて。彼が続けた言葉に、はっと息を呑むだろう】
【「行き過ぎた程に」という言葉から、ふと、嫌な想像が過ぎった。 過剰の愛は、時に、人を、破滅させる】

……、僕は

【橙を、見開く。突然の選択に驚き、焦りの滲んでいる言葉を、疑問に思ったが】
【自分は、何処へ行こうと想っているのか。其処に辿り着けなくとも、確かに進んで行きたいと願う道】

……弱くても、……大切な人の、笑顔を、掻き消さない存在
……光≠、……忘れ無い様に

【心を巡っている内に、思わず、そう漏らしていた。悪人が聞けば、馬鹿馬鹿しいと一蹴出来そうな、答えだった】
【其れは何処か、ずれている様にも感じる、答えだった。其の後、ごめんなさい、と謝罪を紡ぐだろう】
【悪しき化物が、悪しき側に居る化物が紡ぐには、滑稽な其れだった。恐らく、偽善なのだろう】

【そして、少しの間の後。思考に、浮かび上がった言葉】
【疑問。其れを、ぽつりと】

……君は……。君は、……何処≠ヨ、行くの……?

【風が、ひとつ。旧い血液が、夜の色の中で舞う。恐らく、蒼白い月光が、二人を、照らしているだろう】
【縮こまりながら、恐る恐る問い掛ける様は、本当に情けないものだった。希薄な表情だが、彼を、確りと見据え様と】
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/09(土) 21:29:47.93 ID:LlpzfO6Lo
>>919>>921

 “ぉォオぉ怨ンー────、っッ!?”

【硬質な金属音が絶叫──したかと思えば、その余韻に重ねて爆発音が咆哮した】

【ニーケルルフは、結界へと向かった颯護への間に割って入り、白銀の柄で斬撃を受けたのだが、】
【そこからの爆破が至近距離で、異形へと襲い掛かり──その身体が、後方へと吹き飛ばされる】

 【──びシ】

 【その時、どちらかは気付くだろうか】
 【防壁は直接の攻撃を受けていないのにも関わらず、】
 【ニーケルルフが攻撃を受けると、防壁の一部が欠けて、破片が散った】

 “ぐ──雄っッ!”

【そのまま、後方の魔力防壁へと衝突しかけた寸前、】
【宙空で身体を制御し、その足裏が壁の表面に着地】
【撓められた脚で勢い良く防壁を蹴りつけ、右方へと跳ぶ】

 “瑠っぅウウウぁあアぉお雄オォぉお怨ー──ッ!”

【その空中──風斬り音】
【ニーケルルフの携える白銀の穂先から、紅い血が滲み出し始め】
【その刃で、虚空へと横薙ぎの一閃を放つと──】

【刃から振り払われた紅血が、半月状の鋭利な刃と化して、】
【上空から降り注いでいく軌道で、両者へと向けて鋭く飛翔していく】

 【──が、またここで一つ、異変】
 【ニーケルルフが攻撃を放った瞬間、】
 【何ゆえか、彼の衣服の一部が、まるで斬られたように裂けて、漆黒の血が舞った】

【命中の如何に関わらず、ニーケルルフはそのまま地に着地せんとして】
【──爆破を直撃して、身体から白煙を上げてはいるが、未だ動きは鈍らず】
【身のこなしも軽く、彼ら二人を前にしても、一向に怖気付いているような気配はなかった】

【──召喚師は、依然として、祭壇の中から戦況を見つめるままで】
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/09(土) 21:30:05.86 ID:ATPFdJcBo
>>920

―――アハッ

あなたは…よく“囀る”ね
……まるでまるで…どの空でも自由に飛ぶ、小鳥みたいに……

【何を思ったのか、よく喋るザンシアへの皮肉なのだろうか、そんな言葉を紡ぎ始める】
【業炎渦巻く戦場の空でも、恐らくは平和に暮らす人々を見下ろす空でも】
【飛ぶ場所を自由に選ぶ、そんな小鳥だと】
【―――その時、そこをどういった理由で飛ぶかは…別の話――だが】


…!

【そして放たれる魔翌力の弾丸。それにより崩れる天井】
【ゼーロはそのどちらにも臆さなかった。寧ろ極上の獲物がかかったと言わんばかりに兇猛な笑みを振りまき続ける】


――― アーテル・スフィア

【左手を天井へ向けると、30cm程の大きさの、中心ほど“黒い”球体を2つ並べるように生成する】
【降りかかる瓦礫は、作りだされた黒球に呑み込まれた瞬間、急速に落下速度が減少した】
【同時に、ゼーロは前へと駆けだしていた】
【落下速度を落としたとはいえ、瓦礫が降りかかってきている事実に変わりは無い。退避しなくては致命傷を負いかねない】


…アハハ…待ってよ小鳥さん………
わたしの手の上で、わたしと一緒に―――

――――――――――――――――“ 遊 び ま し ょ う ? ”

【ザンシアが、自分の背後へと回った気配は感じなかった】
【ならば、彼が向かった先は唯一解放された『文明の発達』のプレートがかかった通路のみ】

【彼女は、聴く者が聴くならば、とてつもなく不吉なその言葉を響かせて――ザンシアを、追う】

【彼が用意しているであろう、策の存在も気に掛けずに】
936 :934 [saga]:2011/04/09(土) 21:31:08.57 ID:LlpzfO6Lo
//あ、補足
//半月状の刃は、二人にそれぞれ一つずつ飛んでいく形です
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/09(土) 21:31:19.42 ID:ZmIzn5nqo
>>907

お前にも、信じれるものがあるんだな。
確かに、俺にも信じれる物がある。
俺は仲間を──"対機関連合"の正義を、信じてるッ!

───正しいのは、俺達だッ!!

【高らかに、自らの"正義"を叫ぶ】

(炎の……獣人? 接近戦は不利か。)
(それに身軽そうだから、攻撃を当てるには隙を作る必要がありそうだな。)

……っと。

【左へと跳んで、炎の斬撃を危なげ無く回避】
【「対機関連合リーダー」の名は伊達じゃなく、】
【如何に相手が≪四刃≫といえども、様子見のような攻撃は簡単には当たらない】

【回避後、彼は様子見に徹する】
【能動的な性格とは対称的に、彼の戦闘スタイルは受身的なものに近い】
【幾多もの戦闘を乗り越えて磨かれたこのスタイル、簡単に崩せるものではないが──】
【───≪四刃≫がそんな簡単な相手では無いことは、この場にいる誰もが承知してるはずだ】

【"蒼穹の魔力"は、時間が経つほどに大気中の魔力を吸って大きくなっていく───】
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/09(土) 21:31:43.17 ID:TWSSEdRoo
>>932

ま、俺も同感だ

【フォルスにしても、シズリとほぼ同じ理由で諦めている】
【更に言えば──】

(あいつに対して何かしてもメリットがまるでねぇんだよな)

【彼にとっての敵はあくまでも機関に敵対しているものであって、『R.I.P』はそれに入っていない】
【その上、カーネルを篭絡だか洗脳だかしたところで、今のフォルスには使い道が思いつかないのだ】
【行動するメリットは無く、目的が達成出来る可能性など限りなく0に近い】
【なら、考える必要すらないというわけだ】

話してみろよ
誰にも俺らの会話をバレないようにするために、わざわざこんなところに来たんだからな

【どこか楽しそうな声色で続きを促す】
【そう、彼がここに来たのは内緒話をするためだ】
【ここの会話は誰にも聞かれず、二人の思惑は誰にも明かされない】
【古今東西、いつだって策略は秘密裏に行われているのだから】
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/09(土) 21:33:15.65 ID:sbxhAFou0
>>908

よっと!!

【ロウと彼との距離は8m】
【8mもあれば、彼にとっては石片など簡単に見切ることができる】
【山本に駆けだした彼から距離をさらにとるために後ろに下がりながら最小限の動きで石片をかわし、そのうち何個かは両手の銃で弾く】

(…ちょっとメンツが納得いかねぇが…そっちにかまってる暇も無いか)
【ミストドラゴンの方を軽くだけチラ見】
【そして距離をとると早速両手の銃でそれぞれ1発合計2発、普通の銃弾を両腕、(二の腕の部分)に向かい真っ直ぐ放つ】

まずは…小手調べと行こうかね…!!
(その剛腕、潰させてもらうぜ?)

【彼の両腕に月夜に輝く鉛玉が突き刺さろうと飛ぶ】
【大きな獲物を持つその腕に銃弾を当て、攻撃の手段を無くそうとするのが目的か―――】
940 :934 [saga]:2011/04/09(土) 21:34:16.86 ID:LlpzfO6Lo
//やばい、微妙に分かりにくいですね。連続で済みませんが訂正です
//×【何ゆえか、彼の衣服の一部が、まるで斬られたように裂けて、漆黒の血が舞った】
//○【何ゆえか、結界内にいる彼の衣服の一部が、まるで斬られたように裂けて、漆黒の血が舞った】
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/04/09(土) 21:37:41.86 ID:MsomvqDbo
【ルクシャトリス、外周部】

【今、街の各所から火の手が上がり、能力者たちの交戦によって、歴史が砕かれてゆく】
【それは、それを傍観するように、街から距離を取りつつ事のあらましを見つめていた】

【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背…より、やや肉付きがいいくらいの、獣人少女である】
【ボサボサの黒髪に糸目を隠しながら、ベストプレイス一歩手前くらいの見晴らしを誇る丘に生えた一本の木に腰掛けて、それを見ている】

”両方、正しいとは思うけどね、僕は”

【諦めの混じる溜息をはき、少年のような念話が呟く】

”正義か悪か、なんて言ってたら、キリがないよ”
”どっちも自分が正しいと思って、或いは正しさを確かめたくて、武器を手にして立ったんだから”

【少女は、ノースリーブ臍だし、クリーム色のインナーウェアに、濃紺ベリーショートのカットジーンズといった服装】
【野性味があるその姿からは程遠い冷静な、けれど酷く暗い感情を抱えた蒼い目で状況を傍観している】
【その頬には、一対の、太く純白な『髭』のようなものが生えていて、ぼんやりと輝いている】

あの、マスター、行かなくて…?

【鼓膜を揺らす音が、少女に問う】
【『声』は不安げ、というか、いぶかしげな様子で、少女が何故冷静なのか気になる、と言った感情がそれだけで読みとれた】

”…魔翌力が充分じゃない、今飛び込むのは危険だ”
”前回と今回の演説を聴く限り、カーネルは力ある馬鹿だ。その脇を固める連中やハイエナがいないとも限らない”
”それに、生態端末のスペックが変動している…増減するはずのない体重が少し増えた、引っかかる”

…まさか、ブラックボックス…?

”僕らは爆弾を抱えている、正体のわからない爆弾をね”
”だから、今回は動かない。…動けない”

【小さな、肉を破るような音がして、少女の口から一筋の血が流れる】
【目元だけを見るならつまらなそうにしている少女は、口元を憎憎しげに真一文字に結び戦場を傍観する】

【一見すると周囲に気を払っているようには見えないし、尻尾が不機嫌そうに垂れ、ぶんぶんと往復を繰り返している】
【垂れ流される念話にせよ、不機嫌オーラにせよ、近寄りがたいものがある】
【それでもソレに声をかけるものがあるのなら…何か、状況に思うところがあるものくらいだろうか】
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage saga]:2011/04/09(土) 21:39:12.14 ID:jx9pb25Mo
>>925

【警備兵の攻撃に対して、彼女は何故か防御も反撃もしなかった】
【一方的に傷つき、その白い四肢には無数の紅が走っていく】
【彼女を纏う魔力にも、ところどころ綻びが見えてくる】

【新たな登場人物の声に反応して、顔をそちらに向ける】
【完全に、自我を失った───獲物を見つけた獣のような瞳をしていて】


くるるる…

オオオオオオォォッ!!


【そして、真上へと顔を上げて、どこか悲痛な、咆哮をあげて】
【周囲の警備兵を振り払い、パッションへとその爪を向けて、一歩踏み出す】

【───が、次の瞬間には彼女の体が傾いて、地面へと崩れる】
【罅と罅が繋がり、大きな亀裂を作るように魔力の渦が収縮していく】
【あれだけの魔力を放出し続けて、ここまで持っただけでも十分すぎるはず】

【殺気と狂気が消えて行くと共に、彼女の翼も尻尾も異形の腕も、砂のように霧散して】
【残るのは、その本体、気絶した、単なる少女であった】

【もちろん受けたダメージはきちんとフィードバックされていて、
  女の子らしく丁寧に手入れされていた爪は、見る影もなく割れて、血が滲んでいる】
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 21:39:36.58 ID:Di3iUl7DO
>>938

【その同意の言葉には、何も返さず】
【ただ、沈黙のみを答えとして】


────『哲学者の卵』を、撃ちこむ


【紡がれた言葉は、あまりに退屈なもの】
【話をここまで引き延ばした割には、とてもとても「普通」が過ぎるものであり】

【それでも何故か】
【彼女の声は、愉しげに踊って────】


ただし────


          「 夢幻檸檬 」 が 「 私 」 に ────


【────浮かべた表情は】
【純然たる≪悪意≫に、染まっていた】
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/09(土) 21:40:59.07 ID:SntBo4aP0
>>902

 正義なんてのは、曖昧なものさ
 何が答えか等、少なくとも俺に解る事ではない

 ――― 今出来る事≠ヘ、正義ならば援護する≠ニ云う事だけ
 ……青義同盟の“ゼビレイ”だ。宜しく頼むよ

【彼は両脚を屈む。横目で“其れ”を見遣り、友好的で。敢えて其れに“呟く様”に云う】
【相手には少なくとも、其の名を確認する事は難しい様に徹底している=z

>>928

 ―― 何故リーダーを知っている……情報が漏れたのか?
 まぁ好いがな。記述には五体満足で生きて返せ%凾ニは記載されては無い……後は解るだろう?

【彼は、其の禍々しい双眸を目の前の跳び行く者に流し。一言。それは「外道」ではあるが】
【規則外と云う事でも無い=Bその極端な発想。外見を裏切らぬ、正に機械的な判断であった】

【跳弾。其の対応は左脚を胴体辺り迄曲げるのみ。被弾せず。跳ね返る=\―?】
【道理。其処迄近距離へ近づくと自分の跳弾が被弾するかもしれず危険だろうが】
【然し。銃弾が跳ね返る脚≠ニは一体―――?】
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 21:41:25.71 ID:URDLXAVSO
>>907-908

ああ……会いたいんでね、もう一度……

【そう呟いた彼の目には、何が写るか】
【口元には、正義感なそれとは明らかに違う笑み。背中のギターケースから、“ギターの斧”】

【鈍い金色のギターから、凶悪な赤い刃が生えた武器を、歪んだ形のキョウキ(凶器/狂気/狂気)をその手に】

『……見た目で判断したら痛い目見るですから! ワタクシは“兵器”……見た目なんて、ただの飾り!』

【そう叫んだ彼女の目には、何か、何かミストドラゴンとは違う“狂気”のようなモノが、見え隠れ】
【その右腕には、魔翌力。それは、“黒い包帯”というカタチで、彼女の右腕から、まるで触手のように】

【飛来する土の榴弾。対して、二人は】

【ミストドラゴンは、斧ギターを振るい、目や口に入る物だけを迎撃。残りは回避出来ないと判断し、受ける】
【少しだけ、表情を崩すが、然し。彼は抜かりない】
【斧ギターを振るった際に……ヴュネルドに向けて、“音の振動刃”を放った】
【咄嗟に放ったそれは威力が低く、切れ味はほぼ皆無だが……命中すれば、“振動”は伝わる】

【デイドリィムは、小ささを利用して。包帯をまるで盾のようにして、全身を護る】
【隙は出来た、が。それを確実に突くとなれば】

………………

【傍らに立つ、ミストドラゴン】
【彼を、どうにかする必要があるか】

>>939
【ミストドラゴンは、そちらを一切見ていない。推測だが、気付いてはいるだろう】
【仮に、だが。そちらがミストドラゴンやデイドリィムに対して、何か「挑発的」な……あるいは、「悪口」のような】

【そんな事を言ったならば……もしかすると、そちらを見て、更に、反応するかもしれないが】
【この状況でそれをするメリットは……割と、少ないだろう……ただ】

【“一時的な協力すら100%不可能”】
【と、言っている訳では無いが】

/ただいま帰りました
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/09(土) 21:42:32.44 ID:XnROS70So
>>905
……っふ。

【笑みが、自然と零れた】
【恩人を前として、それでも躊躇うこと無く戦おうとしている自分は、やはり、剣士なのだな、と思って】

正義も、悪も“どうでもいい”、というのが私の考えさ。
そんな大きいこと、馬鹿な私に分かる筈がない。
だったら、単純に生きたほうが好いだろう?

【そう、火憐は、正義にも、悪にも立たぬ者だ】
【そして、ウェル子の言葉を受けて、口元をほころばせて】

ならば、その楔。
尽くを切り払い、殲滅しよう。

【ちきり、刀を握る手に、力が込められた】
【直後、量の目は、金から真紅へと光を変えて、深淵の双眸を焼き尽くさんと輝いた】

ははははっは!!
成程、君は強いッ!

【ウェル子の様子を見て、高笑いを上げて】

≪R.I.P.≫――――。
お祖父様の、戦った相手。そして、お祖父様を殺した者の居る組織。

【すぅ、と息を吸って、吐いて】

コレは、復讐ではなく。追悼だ。
祖父を超えるのが、私にできること。
ならば、お祖父様を打倒した組織に対し、勝利すれば。
お祖父様に、近づける、いや、超えられる。

【足を、す、と伸ばして、次の瞬間】

行くぞウェル子――――ッ!!

【地面を強く蹴り、気勢と共に、接近して言った】

//ただいまです!おまたせしまして誠にすいませんッ!
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/09(土) 21:44:56.91 ID:JKs86qwao
>>935

言葉が使えるという事が、どれだけ偉大な事かキミは知らないのかい?
嗚呼、言葉とはとても偉大だ。一人の人間を壊し、一つの街を崩し、一つの国を滅ぼす
たった一人の妄言が数多の悲劇を生み、数多の狂言が一人の生を破壊する!
笑いを悲嘆を感動を、そしてそれに数倍する憎悪を、舌を動かすだけで作りだす!!

遊ぼうじゃあないか、ステージの上で!観客は向こうに用意したんだ!
沢山殺して殺して殺して、死体を玩具に遊ぶとしよう!

【軽量化されているとは言え、鎧を着用している。ザンシアの走る速度は、決して早くはない】
【おそらくは通路を抜けて次の部屋に到達する頃には、石を投げても届く距離に入るだろう】


【『文明の発達』】

【一般的な博物館と同様この展示室は、テーマに沿っての陳列が行われている】
【入口から進むに連れて、後の時代へ。一周して全ての閲覧が終わると、また入口へ】
【ザンシアを追ってその部屋に入ったゼーロに、与えられる光景は】
【ガラスケースに並べられた様々な鉱石、人骨の復元模型、土器石器等々】

【そして、縛りあげられ猿轡を噛まされ、天井から逆さにつりさげられている】
【おそらくは避難の際に不幸にもザンシアに遭遇してしまったのだろう、警備員の一人】
【彼女の頭は、大人の腰の高さより少しだけ低い位置にあり】
【体が揺れないように、両腕を左右に伸ばして手首をロープで縛り、近くの柱に結び付けている】

人間の文化の発達は、道具を作る事から始まった

両の脚で立ち、優れた形状の手で素材を扱い、加工する
ボクが身に付ける衣服も武器も、それらは全てこの行程の延長線上にある!

【投石程度で攻撃可能な距離に入られても、ザンシアは言葉を止めない】
【手に持つ黒い散弾銃に、再び魔翌力の蓄積を開始して】
【つりさげられた警備員の方へと向かいつつ、走りながら後ろを向く】
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/09(土) 21:47:17.87 ID:zByCB83zo
>>924
【「短針」を構えた時計少女を見て、チャクラムを構え直す―――仮面の下の瞳が、獰猛に睨んでいる】

そう、それはいい。この世界に神なんていないわよ
居るのは神の存在を説く人間、神の存在を信じる人間、それから自ら神を語る人間、それだけのこと

―――順番が逆よ。勝者の理論だからこそ、認められるに足るんだわ

詰まるところ、思想が認められないというのは正しくない――負けた者の思想なんて誰も認めはしなかった、それだけよ!

【口をついて出るは、時計少女と「順序が違う」言葉。それは二人の在り方の違いを象徴するようで】
【だからパニーは侵攻を開始する―――大気が焼け、爆ぜる音を間近に聞きながら、歩を進める】

そうね、死に恵まれなかったあたしには酷くお似合いね……蒼炎「ブレイズソリッド」!

【その宣言と共に、両手のチャクラムを包んでいた炎が変質を始める―――】
【赤々とした炎は色は青く染まり、揺らめきが留まる。もっと端的に言えば、『炎が固まっていく』】
【それぞれの炎は、腕と垂直な向きに伸びている―――つまりは、炎の刃で出来た剣が二本、出現する】

死んでなかろうと、体制に反する存在は往々にして浪漫主義なの、よっ!

【右手の刃を前面に構え、時計少女に向けて駆け出す】

>>929>>924
それは、所詮は些細な違いでしょう―――自分の為に世界を壊すことをよしとするか、それだけの問題!

【戦闘モードに入ったパニーは、そう鋭く言い切る】

止められるものなら止めてみなさい!もとよりその為に此処に来たんでしょう!?
―――ぐっ!

【駆け出す姿勢に入っていたために回避が十分に出来ない―――銃弾は左足を掠め、流れる血はニーソックスを紅く彩る】
【これで動きが鈍―――らなかった】

足を止めれば封じられるとでも思ったか!バカめ!


     「無間焔翔――炎生」!


【次の瞬間、炎の翼がジェットエンジンのように真後ろに一際強く炎を吹き出す―――そう、エンジンのように】
【この翼の機能の一つが、「推進装置」。鈍った足の分をそれで補い、時計少女に強引に急接近を図る】

まず一匹めぇっ!

【時計少女に肉薄したならば、右手のチャクラムから伸びた、炎の刃を振るうだろう】
【真横に一文字と大振りではあるが、炎に由来する高熱と実際の剣と相違ない強度は、人を害するに十分な威力を持っている】
【炎の翼が火の粉を散らす―――パニーの興奮を代弁するかのように、翼が大きく脈動し、揺らめいている】
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/09(土) 21:48:24.70 ID:nFfswO7f0
>>923(山本)

ほう、中々良い論を持っているな――!
では、是非……この己を、“追い込んで”貰おうかッ!

(……――突っ込むだと!?)
【男の選択に、ヴュネルドは少々の驚きを隠しきれなかった】
【相手は盲人……“だから”か?いや、それだけでは成し得まい】
【ともあれ、その半ばカウンターとなった一撃は、確かにヴュネルドの意識の裏を突いた】

ッ――――くおッッ!!

【が、斧を思い切り前方に振り降ろしているというのに。ヴュネルドは、その刃を回避してみせる】
【いや、完全回避は出来ていない。本当に、ギリギリのギリギリで首を後ろに逸らしただけだ】
【山本の一閃は、ヴュネルドの眉間を穿つことは無かったが――彼の鼻の上から額にかけてを、裂いた】
【ぱき、と。真っ二つに割れたサングラスが地に落ち、血が彼の顔を伝う――】

……見事なりッ!

【ぞくぞくした戦慄。それは、強者と死合うことにより生まれる云わば武者震い】
【それを感じながら、ヴュネルドは山本の腹部目掛けて前蹴りを放つと同時にバックステップを刻み、距離を取ろうとするだろう】

>>939(ロウ)>>945(ミスト&デイドリィム)

(対象は壱、弐・参、そして……銃が壱。そして壱は遣い手……)

……成る程、お前たちと打ち合えば。何かが見えてきそうだな

【サングラスが落ち、露になったカーネルの『右目』】
【その眼球、瞳には。不可解なことに『劍』という文字が浮かび上がっていて】

ならば、様子見などは不要。『敬意』を払い……全力で以て、斬る。

――――≪ サイサリス ≫……!

【ごう、と。ヴュネルドの身体から、蒼い焔のようなものが立ち上る】
【それは火焔というわけではなく、熱気も感じない……いわば、魔力の膜を纏ったようなものか】

……己の能力は単純よ。全身の力、敏捷性、そして防御力……身体能力を高めるのみ。
だが、究極にまで上り詰めたニンゲンのチカラこそは、異能をも打ち破る鋼の矛にして盾と成る。
それが、このヴュネルドの戦い方――ッ!

【――視界に入る、ロウの銃撃。銃口が、此方へ向いている事実――そして、ミストドラゴンの音の波動】
【ヴュネルドは――即座に。ロウの銃撃の方へ斧の刀身を盾のように突き出し、銃弾を弾く】
【が、斧の防御は一方向。ミストドラゴンの音の攻撃が、ヴュネルドの背後を打つ――】

――先ずは、お前が邪魔だなッ!

【同時に、ヴュネルドは。一挙にロウの元へと駆け出すだろう】
【先程よりスピードが上がっている――だが、一気に8メートルを詰めることは流石に敵わず】
【接近する途中で彼はいきなり斧を振るい、斬撃の波動で以て中距離からロウを攻撃するだろう】
【威力があり、範囲も広いが――射程はギリギリだ。それに気付くことが出来れば、バックステップで回避できる】

(……ギターを構えた、あいつともう1人は……未だ、だ。然るべき攻撃の刻を待つのが上策――)

【小さく、思考を挟んで――】

/VSエンジは次です
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/09(土) 21:49:10.21 ID:nFfswO7f0
>>931(サリナ)>>937(双葉)

≪そうだよネ――どっちも正しいと思ってるから、戦うんだよネ≫

【炎の獣人、エンジ――ユヒカは、火焔に包まれた凶暴なフォルムとは似つかわしくない語り口で、そう返して】

≪それが言葉だけじゃ説明できないから……戦うんだよネ……≫

≪……分かったヨ。だったら、ユヒカは≪R.I.P.≫が正しいって信じるッ!!
 どっちが正しいかは、……戦って、決めるッ!!
 行くヨ、もう様子見なんてしないッ!!――――≫

【――叫びと同時に、ユヒカは地面を強く蹴り、駆け出す】
【サリナが生み出しつつある肉塊。それに、本能的な危険を感じつつも】
【双葉の手に渦巻く魔力にもまた、危険を感じていた】
【むしろユヒカは、物理的な攻撃には炎の盾や敏捷性などが作用して、上手く軽減することができる】
【だが、魔力となるとそうは往かない……それが「水属性」だった場合、致命的だ】
【だからこそ、先に双葉の方を潰しに掛かる】


≪……――――ぐ、ぅぅゥゥゥウウウウウウウウウあぁぁあああああああああああッッッ!!!≫


【文字通り、獣のような咆哮。愚直なまでに一直線に双葉に突っ込むと同時に、右の爪でなぎ払いを放つ】
【火焔を纏ったなぎ払いだ。スピードは速いが、即座にバックステップを刻めば回避は容易い】
【だが、続く左爪の連撃では、バックステップの可能性を考慮して鋭く突きを繰り出す】
【この連続攻撃を回避し切るには、なぎ払いの回避に安心せず、更に気を張り詰めていなくてはならない】

【同時に、最初のなぎ払いの際に、火焔の斬撃エネルギーを、再び牽制としてサリナに向けて放つだろう】
【だが、あくまで牽制だ。回避は全く難しく無いし……それを乗り越え、双葉を援護するか否かは彼女の自由だ】
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/09(土) 21:50:49.52 ID:UfAmAH0AO
>>933

【彼は、答えなかった】
【姉が使役する屍だとしても、教えるつもりはない。――いや、“だから”か】
【一方通行なラインが存在する可能性も、無くはないと瞳を細めて思考しながら】
【この話題は、彼女が追求しなければ沈黙と共に流されるはずだ】

【――それもあるだろう、と思った】
【その道を選ぶヒトもいる、その選択肢自体を消すことは出来ない。……だが】

……貴女様は、その立場で光≠望むので御座いますか

【彼女の鈍く輝く数字が、その志しをくすませているように見えてならなかった】
【多大なる矛盾。何故、それがイコールで存在し得るのか、不思議で仕方なく】

【――何処へ】
【その問い掛けに青年は、視線を伏せた】
【『そこ』が彼の迷う道なのだろう。今、分岐が目の前に存在するようで】

……“感情”と、“恩義”
どちらが――重いのだろう

【吐き出した言葉は、取り繕うことすら忘れた“素”のものだった】
【『彼女』を知っている女性には、彼が少しだけ……幼く見えるかもしれない】

/申し訳ない、遅れました
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/09(土) 21:52:15.07 ID:9arDypzko
>>942
【放つ、無数の鉛の弾丸は―――】
【―――被弾して、傷つく来訪者】

(?・・・何事かと思いましたが・・・?)

【ほんの一瞬、爪を立てて襲いかかろうと威勢を見せるも】
【そのまま力尽きたのか、扉前に少女は地面に倒れこんだ】

えぇーと、そこで寝たら朝には凍死するんでしょうけど・・・

(あの様子を見るに・・まぁ、体力なり魔翌力なりが尽きた、ってところでしょうか)
(といってこのまま目の前で凍死するのを黙っておくのもちょっと・・・)

【「うぅん・・・」と思考をめぐらせるパッションは―――】

【扉前に立つ≪Iron Hollow≫の門番に、一つ命令を下した―――】
【”招かざる来訪客”の少女を支部内医務室に連れて行くように、と】

【その指示を受け≪Iron Hollow≫は構えた銃をホルダーに戻し】
【地面に倒れこんだ少女を担ごうと、そっと手を掛け―――】



【少女にあがなう力が残されているのならば、その手を振り切ることも可能だろう】
【しかし力尽きて気絶しているのならば、その身を動かすことも難しいだろうか―――】

【―――ならば、次に少女が連れて行かれる場所は―――】


【”医務室”として白いシーツの敷かれた、ベットの上であった】
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/09(土) 21:54:11.65 ID:TWSSEdRoo
>>943

【最初の返事は『卵』を打ち込むなどという、何ら面白みのないもの】
【あまりにも普通過ぎる。正攻法といってもいい】
【対するフォルスはどうしたか。驚きの声をあげたか、落胆するようにため息をついたか、引っ張ったわりに面白みのない答えに怒号をあげたか】
【いや、そのどれでもなかった。彼は何も答えずに待った】
【何故ならば、その答えは”普通”などという、この場、この空間、この一室という狭く小さい世界全てに対して似つかわしく無い答えだったからだ】
【それはこの部屋を一歩外に出ればありえた答えだろう。もしも外で、そして別の誰かが言ったならば、フォルスはため息をついていたかもしれないし、怒っていたかもしれない】

【しかし”普通(それ)”は】

【この場においてのみ、存在できない】

【二人の間に信頼や信用、まして友情や愛などという生温く下らない感情などない】
【しかしこと”悪事”に関しては、少なくともフォルスはシズリに対して絶大な信頼を寄せていると言っていい】
【だからこそ彼は待った】

くくっ……

【そしてそれは成就した】
【彼女の言葉が空気を響かせ、耳に入り、鼓膜を振るわせ言語情報として神経を伝達し、脳へと至る】

【彼女は何と言った? ──”が”と”に”が逆なんじゃないか?】

【そんな下らなくて無意味な冗談にすら笑いが込み上がる】

くっはっはっはっはっはっはっはっはははははははははははははははははははは!

【シズリの言葉が発せられてたったの数秒後】
【狂ったような、歓喜しているような、賞賛しているような、”狂喜”の笑い声が部屋中に響いた】
【その”悪意”は、フォルスを高揚させるには十分過ぎた】

いいねいいね最っ高だねぇ!! そんな悪意に満ち満ちた考えが出てくるあたりやっぱりお前は天才だよ!
俺が見込んだとおりだ!

あっははははははははははははは!

【最初に会ったときも、彼はこうやって笑っていた】
【だが今は、そんなものの比ではない】
【彼の予測──シズリは天才というものの証明となった】
【それをフォルスは一切包み隠さず、素直な賞賛の言葉をもって迎えた】
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/09(土) 21:54:48.61 ID:nFfswO7f0
/次スレです!
/http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1302353629/
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 21:54:55.94 ID:1zi/M6JSO
【人気の無い街道】

【男が一人、サイコロを軽く放り上げながら歩いている】

【黒い瞳、一つに束ねた黒髪】
【返り血を浴びてそのままにしたような赤黒い和服】
【腰には白い鉤手甲がぶら下がり】
【両腕には黒い鉤手甲を装備】
【黒い方は、鉤爪の代わりに長さ20cm程の刃が付いている】

久々に打ったが、なかなか強いヤツがいねぇな……。
儲かるから別にいいけどさ。

【そんな事を呟きながら歩く】
【どうやら博打をしていたらしい】
【よく見ると、懐の辺りが少し不自然に膨らんでいる】

/再投下
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/09(土) 21:56:50.40 ID:VDKPaucjo
>>946

――――ええ、わたくしは、強い…………

【目を細め、相手の姿を、しかと網膜に映し込み――】

ゆえに…………

【――――火燐が、駆ける】



…………『独り』であろうと、翼をもがれることは、無いのです――――



【火燐がウェル子に接近すると同時に、ウェル子の纏う「黒い羽根」がより強く宙で荒ぶり――】


――見せていただきます……

貴方様が、「虚勢の未熟者」か、「正しき強者」か、を……


【右腕を、天高く掲げると、右手の甲に、黒い羽根が集中し始め、】


――――《無の代償》――――


【――「カー」――】
【一羽のカラスが、黒い光と共に右手の甲に出現し、止まった】



…………わたくしは、『ウェル子』――――


『絶望の水先案内人は』……水上にて、猛る炎を、地の獄へと叩き落とす――



【――ヒュッ――、ウェル子が、右手を水平に振るう】

【すると、次の瞬間、こちらへ向かい来る火燐に対し、「黒い羽根」が真正面から大量に襲いかかってくるだろう】
【まずは様子見として放たれたそれらは、一枚一枚が「刃」と化した羽根】
【――威力は低いが、枚数が多いせいで回避や防御がやや難しい】

【橋の上という限られた空間――避けるならば、「地面に伏せる」か、「羽根を飛び越える」か、くらいか】
【もっとも、他にも防御や迎撃など、火燐の取れる対策はいくらでも存在するが……果たして――】


/いえいえ、お帰りなさい、お気になさらず!
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/09(土) 21:57:43.70 ID:8zIfMNPAo
>>934

【「黒刃」の残り半分で刃を受け止めるが、勢いに耐えきれずに後ろへと吹き飛ばされる。】

──ったく…
(…もう少し勢いをつけてやりゃ衝突させられたかもしれねえんだが──流石に二度目は素直に受けてくれねえか)
(受け身を取れる以上、“野生”かどうかは知らねえが知能は存在する)

(それと──さっきの様子だと、集中して撃破した方が良さそう…か)
(マルチタスクで“増やされる”のは勘弁だったんだが、そうでもないみたい、だしな)

【──ゲーティアの動きを観察していた為に、“結果を観測する”事は容易だった。】

【──魔翌力回路の解放。】
【彼の持つ魔翌力、“闇の魔翌力”を左手から放出し、刃の形にて形成。】
【魔翌力としての性質を保ったままの“デバイス”を出現させ、其れに術式を書き込んで“魔術”を生み出す。】
【──其れが彼の利用するオルキネス式魔術、高等戦術『固定』。】


(構成速度がやや速い──この場所の特性…か?)

【右手に長剣、左手に小太刀。】
【二つを身体の前で交差させると、徐に小太刀を地面に叩きつけ、“散らせる”。】

──「走牙」ッ!
【刃の断片が地面を一直線に突き進み、ニーケルルフの足下に到達次第、炸裂する。】
【一直線故に、存在に気付けば回避は容易である。】
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/09(土) 21:57:53.85 ID:51wfBlmyo
>>949

此方の台詞だ馬鹿力め!

【刃が潰れ、切れ味が極端に落ちた刀を引こうとし】
【それと同時にヴュネルドの前蹴りが彼の腹部へ叩き込まれる】
【刃を…身体を引こうとしたからか、多少は威力が軽減されるもかなり痛い】

【そして―――】

――――逃がすモノ、か


【ダンッ――――】
【古の剣の達人は一足で3mもの距離を縮める。そして、この男もまた“達人”の域】
【一足、二足、三足。それだけ有れば8mも移動しようとする彼には十二分に追いつけるか…?】

【間合いギリギリへ到達すると、刀を右手一本で振りかぶり…】
【後頭部の少し下。頸椎目掛けて反時計回りに振るうだろう】
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/09(土) 21:58:50.08 ID:qXmKlsYfo
>>955

暇かァ?にーちゃんよォ
オレと遊ぼうぜェ?

【男の前方、ふらりと現れた女性】
【濃いオレンジの長髪に毒花を挿し、グレーのスウェットに派手なサンダル姿のねーちゃんだ】
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/09(土) 21:59:20.06 ID:GGWBElz0o
>>934

(主従の関係は一応はある、のか?)
(そしてあの変なバリアっぽいのと化物はリンクしているかもしれない……と)

【少しではあるが情報を得る、そうしてある程度の推測を立て】
【戦闘で出来るだけ有利になるように事を運ばせていく】

(……って、うおおやべっ!!)

【数瞬思考の為現状把握が遅れた】
【自分に迫る赤い刃を視認し焦りの表情を浮かべる】
【だがまだ対応出来る距離だろうと判断】

こなくそっ……!

【再び姿勢を前傾に、体重をそのままにその場から前転紅色の刃を避け】
【一回廻り直ぐ立ち上がり、また走り出す】
【同時に左手から「黒」を滲ませナイフへと馴染ませる】
【創りだすのは細長い片刃の剣、両刃の西洋剣をそのまま半分にしたような感じ】

(予想を、確信に変える……っ!)

【下手に持った剣でざりりと地面を削りニーケルルフへと近づく】
【今回は直接の攻撃目当て、速さも心なしか先程よりは速い】

【緋天の放った攻撃の後に追従するように異形に近づいたならばエルフェスは剣を振り上げ、そして……】
【ニーケルルフの右肩から袈裟に切り裂こうと剣を降ろそうとするだろう】
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 22:01:36.43 ID:R6bdleBSO
>>915>>926

……事前に手札を見せ合っとくのも、悪かないだろうさ。
そっちこそ、転けても面倒は見てやらないぞ?

【ゆらり。彼女は猫か何かを思わせる着地態勢から立ち上がれば、その微笑みすらも掻き消した】
【左順手に携えた大振りな短刀を、くる、と廻して逆手に持ち替え】

【だが問答無用とはいかず、冷めたような調子の声が、律儀に応答を紡ぎだす】

積極的に意志疎通を計りたい相手と、そうじゃない相手が居るんだ。
オレにとっては……多分、お前は後者だよ。戒能。

――――茶飲み話くらいなら付き合っても良いけれど、TPOは考えようぜ?
【だが、それも長くない。語調が鋭さを帯びるに連れて、その態勢が俄かに前傾する】
【震え、張り詰めてゆく大気――向けられる傘を見遣りつつ、風が通り過ぎるのと同時】


Justice=A識槻 朔夜……推して参る。


【名乗りもそこそこに、彼女は動いた。極めて低く重心を落とし、前方へと疾駆】
【放たれた弾丸のうち大半を刀身にて弾き、或いは上体を屈めてやり過ごし】

【何事もなく接近が適ったのならば、前進の勢いを乗せた逆袈裟気味の一閃を放つだろう】
【鋭い刃、疾い踏み込み。だが然し弾幕を避けることを優先してか、浅く――狙いは、丁度傘≠ニなろうか】

語る迄も無い話だが――させない=B可能不可能なんて、そもそも問題じゃないんだ。

【その際に成否を問わず、右肩を、左の脇腹を、それぞれ弾丸が掠めて裂く】
【だが、傷は浅い――戦闘続行には支障は無いレベルだ】
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/09(土) 22:02:24.22 ID:TWSSEdRoo
>>943
//飯いってきますです
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/09(土) 22:04:41.24 ID:VNWxoq6Jo
>>944

…『しんゆう』、いや…この時だけキャットXと名乗るかな

【よろしく、と呟くと、男のほうには特に顔を向けず、スッ、と片手をあげて挨拶を行う】

>>928

…ハハッ、おもしろいこと言うじゃん、ぼくが『幽霊』だって?
実のところ幽霊に悩まされてるのはぼくのほうだって言うのにさ…まあそんなことはどうでもいいんだ
リン、って言うのか…どうもこんばんわ

【カードをバックルにセットすると、ベルトが腰に巻きつけられて起動準備を完了させる】
【左手を右斜め上に持って行くと、くるりと手首を返してバックルのプルバーを引く】

――――――…変身

【『Turn up』と電子音声が鳴り「山猫」のエンブレムが表に出た】
【続いてドア程度の大きさの縦の長方形のエネルギー体、『オリハルコンエレメント』がベルトから飛び出していく】

【ドアのごときエネルギーめがけて飛び込み、そのまま通過】
【通過した戦士はたんッ!と戦場に着地音を響かせる】

【目の前に猫をモチーフにした青色の仮面に水色の複眼、黒のスキンスーツに胸部、肩に青のアーマー、肘と膝に銀のガードがついた戦士が出てくる】
【左手に少し趣向の変わったカードリーダー付きの鉄扇と腕にカードをセットするホルダー、右腰に剣の持ち手のくっついた武器がある】
【右肩に『CAT−X』と書かれたその戦士に姿を変えた…確か、キャットXだったか】

【変身してまずキャットXの目に映ったのはリンがこちらに向けて拳銃を突きつけて来た事】
【相方の影響もあって、このキャットXの拳銃に対する反応は速い、相手が完全に射線を自分自身に合わせるまでに動かなくてはならない】
【その事がわかってるからこそキャットXは彼女がこちらに拳銃を向け終わる前には大きく姿勢を低くして突撃姿勢をとった】

【―――だからこそ、ワンテンポ遅れてわざと外した弾丸が跳ね、その腹部にぶつかってきたときには流石の彼もびびった】
【ガキィン!と、金属を叩き割るような小気味いい音とともに自身への着弾を悟った】
【弾丸の衝撃が自分の身体のどこかをみしり、と壊したような音が間違いなく彼には聞こえたのだ】

…痛いじゃないか、チクショウ!
跳弾を操るなんてずいぶんな曲芸使うじゃないか、サーカス芸人でも目指してたのかい!?


必殺歩法…   
          『八 艘 跳 び』 !

【相手の技術にとりあえず称賛を贈ると、突撃姿勢を取り直し、再び近づいてくる女へと…頭から飛び込んで行った】
【言ってしまえば彼が行ったのはそれだけの事だが】

【―――それでも、その細身の身体からひねり出した力とは思えないほどに勢いよく、乗用車のような速度を持って胴体に飛び込んでくる】
【防御手段を取らなければ肋骨の2、3本は持って行かれてしまいそうだと、理解はできるか…?】
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage saga]:2011/04/09(土) 22:05:16.63 ID:jx9pb25Mo
>>952

────

───……・・・・・・っ

【数刻後、ぱちりと唐突に目を覚ます】
【動かそうとした指に痛みが走り、丁寧に巻かれた包帯を見つめて】
【それから慌てたように自分の背後へと視線を向けた】

【先程まで伸びていた翼は、消えたままであった】
【この場では彼女しか知る由もないが、翼も尻尾も異形の腕も魔力で具現化された物】
【一定量回復するまでは、姿を表さない】

【ふぅ、と安堵の溜息をついてから、ようやくあたりをきょろきょろ見渡し始める】
【初めて来る場所なので、当然の反応であるが、目をきょとんとさせて】


ここは……病院………でしょうか?
いや、でも、何か違うような……?

【いろいろと思案を巡らせながら、医務室の天井をぼんやりと眺める】
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 22:05:28.14 ID:1zi/M6JSO
>>959

……ぁん?

【女性の方を向く男】

……生憎、俺はテメェの事を「俺」っていう女は嫌ぇなんだ。
それとも何だ?所謂逆ナンってヤツか?

【少し喧嘩腰で問い掛ける】
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/09(土) 22:07:44.10 ID:ATPFdJcBo
>>947

―――知ってるよ?

【意外、かもしれない。彼女があっさりと彼の言葉を肯定した】


…言葉一つで、命令された、たーっくさんの人たちが、全てを壊していくんだもの…
――ねぇ…あなたも、おなじじゃないの?

【まるで「自分がそうゆう存在なんだもの」と言っているかのよう】
【ゼーロが放った、何処か儚げなその言葉は、パチパチと建物が焼ける音に掻き消されて、無くなった】

【おなじ――そう、ザンシアもまた、カーネルに言葉一つで翻弄される、人形ではないのか?】
【そのたった3文字の言葉の中には、そう言った意味が含まれていることを――彼は気付けるだろうか】
【あなたもわたしと同じ、殺戮の人形であると】

【然しながら、ザンシアがカーネルに命令されているとは、彼女はこれっぽっちも知っちゃいない】
【彼女が投げた言葉に含まれていた意味は、彼女が直感で感じとったことに過ぎない】
【第一――この少女はカーネルという人物を知らないのだから】


――遊ぶのは……あなただよ?
わたしの掌で……ぐったりと成るまで、遊ぶの…

【依然、黒く紫色に狂い咲いたその顔で、駆ける】
【だがゼーロの身体能力は10歳前後の少女の其れだ】
【ザンシアに追いつくことは、出来なかった。だが、差を開かせはしなかった】
【そうとは言っても、彼が意図的に立ち止まっていたなら、余裕を持って射程範囲に彼を捉える事ができるが】


………

【彼女には彼がその言葉にどういった意図を持たせたのかは、理解できなかった】
【無言でワンピースの裾を摘み、其れを一瞥しただけで、直ぐに元の体勢へと戻り―】


……じゃあ、これは、何?

――― アーテル・スフィア

【小さく呟くと、先程中央ホールで生成して見せた黒球を両手に作りだす】
【左手の一つを振りかぶると、走るザンシアに狙いをつけて投擲した】

【狙いは身体の中心、腰付近】
【さほど速度のない其れは、先のザンシアのスピード程度なら追いつけるものである】
【黒球に実体はない。肉体的ダメージを負わない代わりに、呑み込まれれば彼の持つ魔翌力を吸い上げ】
【更には漆黒の魔翌力を体内に流しこむことにより、体力を奪う代物である】
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/09(土) 22:08:24.82 ID:B6AJ7SxX0
>>951

……。中途半端者だから、……僕は
でも。……僕の、信じる道に、反れる時。……此の闇も、……抜ける心算

【例えば、友人が、傷付けられる以上の、惨い事をされる等。そう言った場合、異形は、此の数字を捨て様とするだろう】
【そんな、自身の事情の、どうでも良い事を言って、小さく、微笑む。そして彼に、有難う、と、礼を告げるだろう】
【其の発言も、予定する行動も。ふらふらと定まらない、半端者。蝙蝠≠セった。 悪くも在り、本人は、善く在ろうとする】

【次いで、瞳を伏せた、彼を見て。異形も戸惑う。恐らく、彼が、迷い、決めかねている道】
【放たれる、素の言葉。造られた其れでは無く、本当の彼のもの】

……。其れを、……決めるのは……
……きっと、……君だよ

【いつか、彼にも、決意する日が来る。其れを、信じた。幼く見えた彼が、少しばかり、愛おしいと感じ、小さく笑う】
【やがて、再び眼前の十字へと視線を戻し。淡く空に浮かぶ光も、高く成って来た、と思考して】

……君の名前……聞いても。……良い……?
……僕は、檸檬。夢幻檸檬

【夢と幻。果実の名前。妙で、シュールな名前。胸に右手を当てながら、小さく会釈して】
【そして、其の上で、彼の名を求む。知りたいと願う。図々しい異形だった】
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/09(土) 22:08:49.12 ID:XnROS70So
我が名は、花城 火憐。
櫻の国が名門、花鳥風月一派戦術道場の頭目なり――ッ!!
見せてやろう、私が肩書きに甘える只の馬鹿ではないことをッ!

【猛々しく、名乗りを上げて】
【迫る、無数の黒い羽を視界に収める。瞳孔が、きゅっ、と収縮して】


鳥之弐――――鶯ッ!


【軽い一撃ならば、尽くを撃ちつくせば良い】
【二刀は、重みに欠けるが、その分手数を多く持つことが出来、そして、堅牢な守りも得る事ができる】
【そもそも、花鳥風月一派は、重みに技を依らない流派。故に、二刀は逆に相応しいとも言えるだろう】
【趨る剣閃は、演舞の如く円舞し、円環の動きで羽の大半を切り伏せていく】
【ぴ、ぴ、ぴ。羽が掠めて、頬や腕に線が走っていくが、気にすることはなく、前進していく】

――――只、進むのみ。

【一瞬、足が止まった。それは、撃ち落とすのができなくなったからではない】
【“足を止めても良い”程の、隙間が一瞬出来たから。ぐぐ、と足に一瞬で力が入り】

っふぅらぁぁぁぁッ!!

【火憐は、黒い羽の外に飛び出した】
【通った道は、下ギリギリの部分の羽だけが斬られていて】
【飛び出た態勢は、獣のごとく伏せる物。被断面積を最小とした上での全力の全身】
【そこから、体を跳ね上げて、その勢いで腕を振るう】

風之壱、凩ニ閃ッ!!

【ニ閃】
【剣閃が風を纏い、相手の方向へ飛ばされた】
【威力の低い二刀の斬撃を重ねて打つことにより、それを補う技だ】
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/09(土) 22:09:21.68 ID:XnROS70So
/>>968のレスは>>956へとです
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/09(土) 22:10:08.65 ID:8ORu/mXno
>>950

ふふ、ッ……それで良いかしら、お嬢さん
けれど、私もただ貴女を見過ごすわけにもいかないのだから―――

【形を持った肉塊に目が出来る、一つの巨大な内蔵が出来る。確実に、生物として成って行く】
【その過程を左手を介して進めつつ、サリナは右手の傘を閉じて細め】
【手を翳しつつも肉塊の隣へと移動し、短時間に僅かな魔翌力を集中させて】

……リーダーさんには、退いてもらっては困るの

だから。だから――――邪魔させて貰うわね、少しだけ―――ッ、!

【緩やかな銃弾のような、肉体を貫通するのも難しいような光線を、一筋】
【左肩に斬撃を受け、痛みと熱さに狙いをブレさせながら、エンジに放つ】
【「鎧に当たれば」というような精度と、豆鉄砲のような威力だが、双葉への攻撃を妨害は――出来るか、否か。】


【そして攻撃の成否にかかわらず、彼女は傘を落として右手で燃える傷を押さえに入る】
【ジュウ、と肉の焦げる音と臭い。無理矢理に、痛みも熱も押し留めるのである】

【勿論、この時も無防備。だが、それでも“肉塊”は“恐竜”へと、着々と形を変えていく】
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/09(土) 22:10:11.96 ID:sbxhAFou0
>>949

ひゅう♪ さすがに弾くかい。まぁコレ食らうようじゃ話にならねぇからなっ!!

【彼が銃弾を弾くのを見て軽く笑うロウ】
【そして彼がロウに向かい距離を詰めてくるのが解ると】
【ロウは反射的にバックステップで距離をとりながら先ほどと同じ両銃からそれぞれ1発ずつを放つ】
【ロウの戦闘スタイルは基本的には典型的な遠距離型であり、そのためいかに相手と距離を取るかが大事である】
【そのことが反射的に彼を後ろへと動かすのだ】
【もっとも最初の8m+2発放つときに下がった距離もあるので距離にはまだ余裕があるが】

【ところで銃弾はどこに放ったかと言うと】
【右の銃からの弾は右に、左の銃からは左下の地面に向かって放たれる】

【焦ったから見当違いの方向に撃ったわけではない】

(腕が駄目なら脚ってか…!!)

【右に撃った銃弾は墓標の淵にぶつかりピンボールのように跳ねると彼の左太ももに向かって飛ぶ】
【彼から見ればいきなり左の視界の下の方から現れるであろう】
【そして左下に撃った銃弾】
【地面に半分だけ埋められた小石によって弾道が跳ねあがり彼の右太ももを襲う】
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/04/09(土) 22:11:05.03 ID:oeTVngTa0
>>929
【ここで、クレプシドラは重太郎に送る言葉を一度区切る】
【危険喚起や作戦会議、応援を目的に今後も会話はあると思われるが】
【戦闘はスタートがまず肝心――呑気に声は、交わせ ない】

>>948

では何故、悪は負け続けたんだろうねぇ?
――まぁ良いかな、供述の続きはいつでも……

【と、口を閉ざしかけたが】
【何かを思い出したような顔で盾と剣を打ち合わせ】

…あっそうだ、答え忘れてたけど
僕は別に永遠なんて欲してないんだぁ

――トワがあるかなんてわからないくらいに、未来の可能性は限り無いから

…君が望む永遠には、ちょっと興味があるからさぁ
余裕が有るつもりなら、聞かせてもほしいけどねぇ?

【考えなしに夢を飛ばせないはずの少女が、不遜で夢見がちな口を叩いた】
【どこか言い切らずに暈した口調ゆえに、「矛盾」は未だ無いけど】
【――彼女の言葉には、どこか借り物のような脆さがあったかもしれず】


(…さぁーて、炎の刃か)
(血を流し難いのはお得だけど……結局どっこ――)

ぐーっ―――…、。。。。

【反応と思考を越えて襲い掛かるパニキュレータを支える、ほむらの推進力】
【少女はその直撃に、シールドを打ち合せて対抗したが】
【―――言うまでも無い。「パワーが違い過ぎる」】
【かきン、と。甲高い金属音が舞った】

【火の粉が触れた肌が、ちくりと痛む――】
【ざりりと石を軋ませて押し出されたクレプシドラの手の握りは、少し覚束ない】

(…あいつの性格からすれば、突っ込んでくるのは確実かなぁ)
(――次からなら、タイミングも読めるだろうか)


…凄いスピードだ、本当に鳥みたいだ
でもねぇ、生き急ぎたい人間は「 君 だ け じ ゃ な い 」んだよ。

ふッ――――Clock Crack=I

【少女がそう唱えた瞬間、ひとつの奇妙が巻き起こる】
【かち、かち、かち、かち かち かち かち かちか ちかちかちかちかち―――】
【見えない歯車が、どこかで火花を散らして】
【「長針」――それが、視認を拒否する速度で回転を始めた】

【それに倣うみたいに、体勢を立て直す少女の動きも加速して】
【“早送り”されたような速さで、パニーの元へ駆けんとするだろう】

――は…、……くぁーっ…!!!

【そして。短針から溢れる光線を―――彼女の左腕を斜めに裂くように、振り下ろす!】

【ごく近い例として先のパニーの突撃から分かるように】
【異常な速度での攻撃には、勝れた奇襲効果が存在する】
【しかし、元のスピードが然程でないせいか、見切れない程では無い】

【どのように対応されたとしても、斬ろうとした後は】
【敵とすれ違う様に、遺跡の奥へと少女の影が滑っていく】
【だがこの時の動きは、至って通常のスピードだ】
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/09(土) 22:13:15.41 ID:qXmKlsYfo
>>965
【ケンカ腰で来られているというのに、】
【彼女は非常に楽しそうに、ニタリと笑みを浮かべ】

初っ端から嫌われちまったなァ…アッハハァ

【そして、逆ナンかと問われると】

あァ、その通りさァ―――

                ―――二人でケンカか、茶飲むか


           どっちが いい?

【まるで、確定事項だとでも言うかのように】
【男に二択を迫る】
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/09(土) 22:13:42.20 ID:9arDypzko
>>964
【ベッドの上で、不思議そうにあたりを見渡す少女と対照的に、】

【医務室の扉を開けて入るのは、先ほどの扉前で声を掛けた女性―――】

【氷の国支部の支部長―――パッション・プレイであった】

”眠り姫”様もようやく、お目覚め、ってところでしょうか?
まったく人騒がせなお客様、で・・・

【一安心、というようにふぅ、と軽く息をつくと彼女は、】
【ベッド横に備え付けられた椅子を手に取り腰を掛け】

―――えぇと、自分の名前、分かります?
それから、ここ、どこだか分かりますか?
このベッドに運ばれる前、何をしていたか分かります?

【不思議そうにあたりを見渡す少女へ顔をぐいと寄せ、】
【いくつかの、質問を投げかけた―――】
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 22:16:16.78 ID:URDLXAVSO
>>949
……身体能力、ニンゲンの力か。成る程……確かに厄介だね。

【ミストドラゴン。彼は、“それ程”身体能力が高い訳では無い】
【ゆえに、彼は“距離を取る”事にする。“前衛”を山本に任せ、自分は後衛となるのが得策……そう考えた】

ふぅー……さて。[ピーーー]か……

「キリング・ノイズ」……“第一楽章”

ディス…………

【彼は、数歩後ろに下がり】
【ギターに魔翌力を溜めて。ギターを、演奏し始める】
【一見、戦いには関係の無い行為……】

……コォォォドッッ!!!!

【叫ぶ言葉は不和。ギターから放たれるのは不協和音の嵐】
【それは、「歪んだ音符の塊」という形と“指向性”を持って。ロウへと向かうヴュネルドに向け、襲い掛かる】

【命中すれば、“ただただ煩く”“振動がある”……「妨害」の技】

『(……今は、まだですから)』

【デイドリィムは、まだ動かない】
【ミストドラゴンと共に数歩下がり、身を屈めて、包帯の盾で身を守る……“それだけ”】

【それだけ、だが……それだけに、守りは硬い。攻撃は出来ないが……それでも“厄介”】
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/04/09(土) 22:19:08.64 ID:I7acpah0o
>>948>>972

『近距離だと勝ち目なさそうだね。』
分かってる。あの剣持ってくるんだったなぁ……
【能力を見てから、近距離では、この少女には到底敵わないであろうという見解は、銃と一致していたようで】
【少し、自分を情けなく思うが、コレしか無いなと銃の方に視線を移し、己の能力と実力を再度確認してから】

やった……!

ってまじかよッ!!


「馬鹿だとさ、何か言い返せないのか?重太郎」
………うるっさいんだよお前真面目にさぁ!
【足を掠めた銃弾に、喜びが滲み出るが、勢いが落ちなかったのに対しては、驚きを隠せず】
【そして、呑気というよりふざけている様子の右手の実弾を放った銃に、八つ当たりをしてから】


(どうすれば良い…?撃つか?危ないよな……クソ、何も出来ない…)
【時計の少女が心配だが、自分の実力ではこの2人の間に入るのは無理だと悟る】
【そして、今の戦闘で未だ弾を放っていない銃、左手の中の銃へと、魔翌力を溜めていく】
【これとは別に、この銃は、空気中から魔翌力を吸収しているので、溜めの速度はかなり速い】

【2人が距離を取ったならば、すぐにでも魔弾を放つつもりだろう】
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/09(土) 22:19:09.76 ID:UfAmAH0AO
>>967

……その“可能性”を、自ら作り出してるとは……思えないのか

【釣り合いが取れないのが奇妙、だった】
【精神面が幼いのだろうか――彼女の思考には穴が多過ぎて、ついていけない】
【意味が分からない、と言いたそうに眉を寄せるも……彼は言葉に関しては、“伝えたいことを述べる”以外の、】
【篭絡や洗脳といった方向には特化していない、まったくの素人だった。故に、これ以上の問い掛けは諦めて】

【決めるのは、自分】
【彼は、大概のことは己で決めて道を選んできたが、しかし。今回は少し異なった】
【天秤にかけるものが大きすぎた。どちらも捨てるには根幹に食い込みすぎている】
【――決断の時は、まだ遠い。だが、思考するには、彼には“考え”が薄い】
【この墓へ来たのも、或いは。『母』に縋りたかったのかも、しれなかった】

プーシュカ・サクラメントと、申します
……弟で御座いますよ。アレの

【夢幻の果実。蜃気楼のように曖昧な印象を抱かせるのには最適な名前だ】
【己の“大砲”を意味する名前を教えると、最後に『彼女』との関係を教えて】
【もし、檸檬が去るとしても……彼はこの場に立ち尽くしたままだろう】

【存在しない何かが答えを指し示してくれるのだと信じる、子供のように】
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/04/09(土) 22:20:36.57 ID:LlpzfO6Lo
>>957>>960

【地を疾走してくる刃の断片──】
【その直線軌道を、ニーケルルフは予測し、】
【右方へと飛びのいて、刃自体は回避するが──】

 “ォ、怨──、っッ!”

【──鋭利なる風斬り音】
【疾風のような銀の軌跡が、ニーケルルフの身体を疾り、漆黒の血液が舞う】
【第二波、間合いの内側に入ったエルフェスによる袈裟の剣戟を、防ぎ切ることは出来なかった】

 【──ば、きン】

 【刹那──防壁の表面上に、更なる大きな皹が入る】
 【紅いガラス片のような、魔力の破片が飛び散り、そして霧散していく】

 “グ……ぉォ雄──っ!”

【ニーケルルフは、刃との接触の瞬間、咄嗟のバックステップで、】
【どうにか致命傷は裂けたものの、右肩から入り込んだ傷は、決して浅くない】

【が、後方跳躍の着地の瞬間、左の手に槍を握ったまま、その身が竜巻のように鋭く旋回し──】

 【暴──っッ!】

【エルフェスへと鋭く返す、嵐のような横薙ぎの一閃】
【丁度、エルフェスの肩の高さで、右方から真横一文字に切り裂かんとするような軌道だ】
【かなりの大振りだが、回転して振るう槍という性質上、その攻撃範囲はひどく広い】

【現在、颯護にはノーマークの状態】
【予測された通り、“マルチタスク”で術式が紡がれることは無い】 【が──】

 ……あらゆるものには、“代償”が必要だ
 等価交換──血も、刃も、何もかもな

【ゆらり、と、柳が揺らぐように、その長躯が一歩前へと踏み出した】
【結界から出ることもなく、何かの術式を紡いでいる訳ではないが】

【──憂うような白皙の貌。透徹した紅玉の瞳が、その中に何かを渦巻かせていた】
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 22:20:45.99 ID:1zi/M6JSO
>>973

……成る程、面白ぇ。
迷わず「喧嘩」だ。

【サイコロを懐に仕舞う】

……言っとくが、俺ぁ女に甘くするほど優しかねぇぜ。

【軽く手招きする】
【心底面白がっているような表情】
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/04/09(土) 22:23:36.02 ID:VDKPaucjo
>>968

【――なるほど鮮やかなる対処】
【火燐の太刀筋を、ウェル子は一部始終捉え、そして、左腕に力を込める】

……覇を唱えし大いなる力へ――

【先の右腕と同じように、左腕にも黒い羽根が収束して――】

――無上の追悼を……

【――黒い閃光――】
【左手の甲にも、カラスが一羽、現れたではないか】


――――《覇の代償》――――


【――刹那、ウェル子の身体を、極めて小規模の竜巻の如く渦巻く「黒い疾風」が、包み込む】
【それは、「黒い羽根」を多分に含んだつむじ風】

【ウェル子独りを丁度覆い尽くした「黒い疾風」は、まさしく「防御壁」の役割を持ち、】
【バチンッ――!! と、火花を散らし、ウェル子に襲いかかった斬撃を弾いた】

フフ……どうしました……? 「浅い」ですよ――?

【不敵な、嫌らしい、しかし非常に薄い笑みを、ウェル子が浮かべて、火燐の動向を見る】
【――今、ウェル子は上記の防御行動を行っただけで、追加攻撃はしていない】

【……若き剣士よ――、「浅い」などと宣う彼女へ――「深く」、切り込んでやれるか――?】
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/04/09(土) 22:23:39.86 ID:ZmIzn5nqo
>>950

……───かかってこいッ!

【ユヒカの叫びに、強い声で答える】

(っ、疾いな────)

【まず最初に襲いかかってきた薙ぎ払いをバックステップで回避】
【強力な攻撃ではあるがこれの回避はそう難しくない。本番は、ここから】
【続いて来る突き。決して集中は切らしていないが、それでも対処はかなり難しく】
【右手の処刑剣の刃で、その突きを防ごうとするが───】

ぐ……ぅ────!

【"剣士"ではない彼の技術では、"点"の攻撃である突きを完全には防げず】
【競り合いに押し負け、処刑剣は彼の手を離れ宙を舞い】
【勢いを殺しきれなかったユヒカの左爪が彼の上腹部に当たる】
【防御をしたため傷は浅め。無視こそ出来ないが、然程気にする必要がある程ではない】
【しかし、接近戦も多くなるであろうこの戦闘。武器を失った影響は大きいかもしれない】

【───だが、驚異たる魔力は消えていないどころか、更に大きくなっている】
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/04/09(土) 22:24:28.49 ID:rbgm/Vs30
>>944>>963
戦った事があるからに決まってるじゃない…
まったく…貴方は私より《悪》ね…
【ゼビレイにそう笑いながら、銃弾を腹部に受け、血渋きが舞う】
【だが…痛みを感じないのか平気な顔をしている】
【実際は痛みは感じなくとも、ダメージをおい、血を流した事により疲れがでてるのだが…】

どこのヒーローかしら?
あら…褒めてくれて嬉しいわ…
けどコレはロウのマネっこだけどね…
【そして、空中を《蹴り》】
【空中で方向変換し、しんゆうの攻撃を避けようとする】

【そして二人の右肩に向かい、発砲しようとする】

【そして二人の中間の位置に着地しようとする】
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 22:24:58.47 ID:Di3iUl7DO
>>953
私に『卵』を撃ち込んだ檸檬ちゃんは晴れて≪機関の裏切り者≫
嗚呼──檸檬ちゃんの言葉は虚しく空に溶ける
彼女の「言い訳」は機関の連中にとっちゃ意味のないものじゃないかなーぁ?
私が『卵』を浴びた──その事実は変わらないから

【その狂笑を聞きながら、彼女は続ける】
【悪意──そう呼ぶことすらおこがましい「何か」を、彼女は語る】

くふっ──ふは、は……そ後彼女はどうする?一体どうする!?
その場から逃げるかなぁ
それとも私を殺そうとするかなぁ

だぁーけどーぉ

『卵』ってさーぁ、宿主の命の危機に反応するんだよ
私が死にかけたら当然、孵化するだろうねーぇ
孵化したら──嗚呼、そうだーぁ

          『 卵 』 を ≪ 無力化 ≫ するって話ーぃ

          どぉーっかで聞いたなーぁ


檸檬ちゃんが逃げれば、孵化は出来ないけどーぉ
その時は誰かに私を殺しにかからせればいい!
そしたらーぁ?
やっぱり、孵化しちゃうよねーぇ、『卵』ーぉ

ふふ──あは、あははははっ

孵化した『卵』──それを解除できる可能性!
私はそこへ至る人間を知っている!
「彼」に頼めばきっと──『卵』の解除なんて二つ返事だよねーぇ
なんたって、「彼」と私は『友達』なんだから──

その「彼」に伝えればいい
────「『卵』は夢幻檸檬に撃ち込まれた」って……!

さぁ、大変だねーぇ?
檸檬ちゃんは可哀想なことに、機関から敵意を向けられ、それ以外からも敵意を向けられ──
どうなっちゃうのかなーぁ?
──ふ、ふ……あはは──あは、あーっはっはははははははは!

【────嗤】
【彼女はただただ、嗤っていた】
【1人の人間を、自分を危険に晒してまで追い込む──】
【其れは、果たして──】

……っふ、あぁ──でも、足りないんだ
檸檬ちゃんを追い込んで
『卵』を解除できる人間を炙り出し

──それだけじゃ、足りない
もっと、もっと……!
多くの人間を、たくさんの関係を──!

ねーぇ、フォルス君
キミを何故頼ろうとしたか……もうお分かり、かなーぁ?

【自分の思考を語る、語る、語る】
【普段は甘く蕩けた、ゆるりとした口調の彼女が、興奮したかのように早口で、語る】

【そして、最後の最後】
【フォルスの名を紡いだその一言だけは──】
【いつもの彼女以上に腐り澱んだ、猫なで声であった】
984 :978 [saga]:2011/04/09(土) 22:26:17.30 ID:LlpzfO6Lo
//うびゃあ少し訂正。エルフェス君の剣は銀じゃないですね、失礼
//×【疾風のような銀の軌跡が、ニーケルルフの身体を疾り、漆黒の血液が舞う】
//○【疾風のような黒の軌跡が、ニーケルルフの身体を疾り、漆黒の血液が舞う】
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage saga]:2011/04/09(土) 22:26:28.04 ID:jx9pb25Mo
>>974

…あ
(………やっぱり、夢じゃなかったんだ…)

【パッションの姿が視界に入った瞬間、気まずそうに表情を曇らせた】
【記憶が途切れる直前、最後に見えた姿に夢じゃないことを思い知る】

自分の名前は……
…えと、ミーナ=ヴィリクって言いますです

【自分の名前を問われて、少し躊躇うようになって名乗った】
【この姿になってからは名乗ったことがなかったが
 翼の無い今、隠す必要も無いか、とおずおず口を開く】

ここがどこだかは…わかりません。
……ですが、何をしていたかは───"覚えています"。

………謝って許してもらえるようなものでもないですが、とりあえず、ごめんなさい。

【視線をやや伏し目がちに逸らして、質問に答えていく】
【ものすごく申し訳なさそうに、頭を深々と下げた】
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/09(土) 22:28:49.91 ID:JKs86qwao
>>966

おなじ?ああ、「おなじ」!そうかキミは悪魔を相手に言葉で遊ぶか!
良いね良いねそれは素晴らしくつまらない狂い方だからこそ素晴らしい!
人は同類を求めたがる、相手が自分と同等だと確信したがる!何故か!・
簡単さあ、自分と同等の相手じゃあないと勝ち目が無いから、怖いんだよ

……ボクに与えられた命令。「景気付けだ。燃やせ」
余計な言葉は要らないのさ、いいやこんな言葉すら必要無い
だってボクは、誰かに作られた出来の悪い玩具じゃあない
役に立たない玩具をゴミ箱に放り込む、我儘な子供の方だからさあ………

(……知恵は普通。言葉を捕らえる事も出来る)
(だけど、その鋭さはまだ今一つ……ますます期待出来そうだねえ)
(っと、考えてる場合じゃないか!)

【後方、走りながら、生成されたそれを見て】
【おそらく効果の程は、先程のあれだけでは推測が完了していない】
【それでも直撃は不味いだろうと考えたのか、左腕を後ろ、腰を庇う様に回した】

いよ、っとぉ!……ん、あれ……?

(痛みは無い、吹き飛びもしない。全く、外傷という外傷は無いな)
(……いや、それでも……ああ、そうだ。左手から………何となく、分かったかも知れない)
(けどまだだな、まだ分からない。もう一度見てみないと……)

【腰回りの装甲の厚みに、左腕を覆う籠手。その厚みを合わせれば、球体の体への到達は防げる】
【腕の被害は免れないと覚悟を決めていたザンシアは、肩透かしを食らった】
【だがそれも直ぐ、走った事とは別の理由の疲労と、使った以上の魔翌力の消費と】
【二つの要因が、それが安全なものでない事を知らせて来た】


厄介だね、これは……!だけどそうじゃなきゃあこのステージはつまらない!

……説明しよう。人間の進歩とは、道具の発展に大きく影響された
そして人間は馬鹿でね、直ぐに戦いたがる殺したがる。その為の道具を欲しがる
木、だめだ脆いし腐る。骨、今一つ加工に困るな。青銅、まだまだ脆い
道具の材料を探し求めて、まだゴールには辿りつかない。レアメタルを行ったり来たり……

そして此処には、こういう物が有る!

【魔翌力を吸い上げられた為だろうか。再び銃口に集束したそれは、先程より明らかに規模が小さい】
【ザンシアはそれを、逆さに吊られた警備員の、右手へ向けて引き金を引いた】

【ドン、ずん】

【発砲音に続いて起こったのは、小さな爆発。ただし今度の爆発は、先程の天井のそれとはやや種類が違う】
【明らかに炎が立ちあがる、火薬を使ったような爆発。警備員の手の肉と血を飛び散らせる】
【血と肉片、煙を以て、短時間でもゼーロの視界を悪化させようというのが狙いだろうか】

【ザンシア自身はその間に、警備員を挟んでゼーロの反対側に回り込もうとする】
【人間たかが一人、防具も無い、動けない。盾と呼ぶにはあまりに脆すぎるだろうが】
【きっとこちらの狙いは、盾として使うばかりでは無い】
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(茨城県) [sage]:2011/04/09(土) 22:29:59.17 ID:qXmKlsYfo
>>979
【男の返答を聞いて、その蘇芳色の瞳に狂気を滲ませ】
【彼女は笑う、笑う】

アッハハハハハァ!!!
嬉しいなァ、心底嬉しいぜェその言葉ァ!!!

【ぞわり、と湧き出す6つの“手”】
【毒々しいマニキュアが塗られたそれらは、彼女の周囲に浮翌遊する】


このカワイイお顔に、でっかい傷付けてくれよォ―――

         ―――出来るモンなら、なァ


【そう言って自身の頬を小突く、同時に響くカン、という硬い音】

【そして“手”が6つ、手招きする男を指差して】
【まるで槍の雨のように、突進していく】
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/09(土) 22:31:15.45 ID:nFfswO7f0
(……このままでは。己が相手をするべき4者の位置が、離れすぎているのが問題だ)
(盲目……あいつは純然たる剣士。奴の方から己に突っ込んでくるだろう、それは良い)
(だが、銃を武器とするこの男と、ギターを構えたあいつ……それと、幼子)
(ギターの方は判断し兼ねるが、銃がメインウエポンならば必ずや己から距離を取っていくだろう)
(それは厄介だ……幾ら『サイサリス』が発動していようと、銃に気を配りながらあの剣士と斬り結ぶのは不可能だ)

(ギターに連れ添う幼子は……不確定要素だが……やつらは、ほぼ1セットと見て問題は無いだろう)
(ならば、己が狙うべきは何処か?…………――――)

>>958(山本)

……――――疾いッ?!
【この速度は――流石の彼にも、予測し切れなかったのか】
【気配に気付いて振り向いた時には、既に刃は振るわれていた。斧による防御は間に合わない】
【……だが】

( ≪サイサリス……!≫ )
【――ぼう、と。彼が全身に纏っていた蒼い焔が、其の右目からも燃え上がった】
【魔力の炎に包まれた右眼。『劍』という文様が刻まれた瞳は】
【人智を超越した動体視力を発揮し、その太刀筋を見切って――】

(……それでも、回避は成らんかッ……!)

――――がぁッ!!

【――ドシィ、と。重い感触が、山本の腕に伝わるのかもしれない】
【斬った手ごたえか……?……違う。防がれている。では、『何に』……?】

……ぐ、ッ……く……!

【……なんと、あろうことか。ヴュネルドは……繰り出された刃を、『左腕』で受けているだろう】
【山本が振るった刀が、先程切れ味が死んだものならまだこの行動も頷ける分かる】
【だが、もし彼が刀を取り替えておいたのなら、今の一撃で左腕が落ちぬ道理は無いだろう】
【しかし、そのどちらであったとしても、彼の左腕が乖離することはないはずだ】
【流石に血は滲んでいるが……この妙に硬い感触。ロングコートの下に、何を着ているのか?】

>>958(山本)>>971(ロウ)>>975(ミストドラゴン)

(やっているつもりは無いのだろうが……良い連携だ、と評価せざるを得んか)
(前衛特化、後衛特化、そして……仮に、『支援特化』の組み合わせ、と仮定するか)
(不確定が未だひとつあるが……そう、己が狙うべきは――……)

(――『銃弾ッ!ただ単に無様な方向に撃ったわけではあるまい。何かが在るッ!)
(今の己に其れを予測するのは不可能、ならば……!)

……『過程』など要らん!『結果』さえ分かっていればいいッ!!
“この己に向かって飛んでくる”、それさえ分かっていればなッ!
……お前で以て、その証明としてくれようッ!!
【ヴュネルドは――山本の斬撃を防いだ左手を、一挙に山本へ突き出して】
【力任せにその胸倉を掴み、自身の方向へ引き寄せようとする】
【同時に刻むバックステップ。つまり――ロウの『跳弾』の標的を、自身から山本にスリ替えようとしているのだ】
【これが成功してもしなくても、彼は『結果』を考慮してバックステップだけでも刻み、】

なるほど、跳ね返りを利用しているのか――
【と。そのギミックを、見抜くに至るだろう】

――そして、己が狙うべきは定まったッ!!

【更に行動に間髪は入れない。――どん、と。地を強く蹴り、凄まじい速度で駆ける】
【本当にそんな巨大な斧を背負っている男のスピードか、という速度だ――≪サイサリス≫……】
【……しかし、よく見れば其の左腕は、やや力なくぶら下がっているようにも見える】

……お前だッ!!
【そんなヴュネルドが突っ込んでいった先は】
【進行方向――向かってきた『音の塊』を、斧の一撃で掻き消して】
【そのまま力任せに突進を放とうとする先――『デイドリィム』……!】
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/04/09(土) 22:31:40.47 ID:nFfswO7f0
>>970(サリナ)>>981(双葉)

≪――ルルルルゥゥゥゥウウウウゥウゥウゥゥゥウウウゥゥウゥウウウッッ!!!≫


【突きの直撃、そして弾き飛ばした剣。その攻撃の成功に、文字通りユヒカは雄たけびを上げて】
【即座に両爪に炎を纏わせ、追撃を放とうとするだろう――が】

【前方しか見ていないがゆえに、その『不意打ち』には直撃することになる】


≪……――ゥうグぁッッ!?≫


【ど、と。鈍い音と共に、サリナの放った光線がユヒカの右脇腹を捉える】
【その火焔の鎧を打ち砕くような威力は無かったようだが、彼女の行動を中断させるには十分で】

≪くッ……!おねえ、さんッ……!!≫

【追撃を中断し、サリナを見やる……異質な肉塊は更に変化している】
【が、双葉からも注意をそらすことは出来ない。その魔力が更に肥大しているのが分かる】
【……どちらを狙うべきか?ユヒカに、判断が迫られる――】

≪…………ぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああッッ!!!ユヒカ、そんなに頭はよくないもン!!
 “どっちか”じゃあなくて……『どっちも』にすれば解決だよネッッ!!≫

【と。そう叫んで、上部で爪を交差させ、炎を集束させて――】


≪――――喰らえェェェェェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッッ!!!≫


【――どぉ、と。先程とは一回りも二回りも大きな火焔の斬撃を、両者へと一発ずつ放つ】
【だが、規模が大きいこそすれ基本は変わらない。攻撃の性質は直線で、回避は難しくない】
【加えて攻撃を放ったユヒカは、爪を振り切っていて隙が出来ている――!】
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/09(土) 22:32:51.90 ID:G3VgABjno
>>926>>961


紅丸君、ね――何だ、裏切り者か。
……あぁ、咎める気は無いよ。 俺が言える義理でも無い。


【朔夜の接近に、血の滴る唐傘を閉じ――両手持ち】
【同時に血の硬化≠発動し耐久力を上昇させると、『刀』の様に構えて】


   ――まぁ、一方的に話すから君も聞けよ、識槻君。


【カキィィィィィィン!! と、刀と唐傘の交差する金属音=\―丁度、『競り合い』の形になろうか】
【唐傘の持ち手付近に出っ張り≠構成し、「柄」の代わりを作っているらしく――】



……紅丸君の言う通り、ありゃ無理≠セ――。
君達みたいな奴等を全員ぶっ[ピーーー]なんて、不可能。 加えて俺みたいな面倒な奴も居る。
だけど、さ――……厄介≠ネ事に、彼の考えには≪魅力≫が有る。
誰かを“魅惑”してしまう様な何か、シンパ≠ェ勝ってに増えちまうような何か――。



    ―――― あの考えは実に『危ない』。 ……強すぎる=B



【『思想が一統される』――少なくとも、“一統された者の世”が形成される】
【彼にとって其れは、理由は知らねど「望むべくでない」状況なのだろう】
【魅力的すぎる、と云う最大級の賛辞を以って、カーネルの考えを称し――】



…………今から君達に例≠見せてやろう。
『叩き潰す』だけじゃあ、総てを征する事は出来ない――。
だから君達は、一度カーネルを理解しろ=B 理解してから否定しろ=c…じゃあないと、最終的には負けるぜ。



――思想≠ェ、頭の無い化物になって独り歩きしているんだ、判るかい。



【ニヤリ、戒能は笑んで――  上≠ゥら、“魔翌力反応”  】
【恐らくは彼の言葉を吟味する暇も無く、其れ≠ヘやって来る――。】


/続きます
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/09(土) 22:32:57.01 ID:zByCB83zo
>>972>>976
だから順番が違うのよ!
勝者が正義だと、敗者は悪だと、この世界がそう決めつけているから!

【加速による幾らかの優位を得て、ぎりぎりと剣と楯が拮抗する―――】

未来に希望があるというのは、とても素晴らしくて何よりだわ―――
一度希望を失った身ゆえに、それがよく理解できるっ!

―――ただの言葉遊びよ、忘れなさい

【曖昧にして挑発的な響きを持った言葉に、僅かに苛立ちを含んだ声音で返す】
【火勢と連動するように、パニーの言動は分かりやすい激しさを帯びていく】

【押し勝った剣が、時計少女の身を弾く―――時計少女が打って出たのはそこからだ】
【大きな腕時計が回りだす。かち、こち、かちこちかちこちひゅんひゅんひゅん】
【それと共に時計少女が早回しの斬撃を繰り出す―――】

舐めるなよ―――蒼炎!

【翼がさらなる変化を起こす―――左の翼が今両腕で振るっている刃同様に青い実体を得て、光線の盾にする!】
【翼であり、盾であり、刃でもある―――彼女の翼は、極めて万能な機能を有している】
【だが、欠点もある。全部の機能を一つに押し込めれば、同時に扱える機能に制限がかかるのだ】
【分かりやすく言うならば、楯としての形態にしているこの状態からそのまま先程の加速は使えない】

姑息な真似を―――この狭さで逃げられるか!

【振り返って再び時計少女の姿を補足する―――そして加速のために翼が変化を始める】
【そして先程の説明を翻ってするならば、この高機動形態では翼は楯として使えない―――微か故に明らかなる隙、少年は如何に突くか?】
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/09(土) 22:33:31.54 ID:XnROS70So
>>980
っほぉ。

【斬撃を弾いたウェル子の姿と、その言葉を見て】

(……お祖父様の様に、余裕を持って行くなぞ、私には出きぬ。
それに、こんなに強い者が相手なのだ。…………、本気を出しても、いいだろう)

【一瞬だけ、思考を巡らせて】

ならば、深く一撃を当てるのみ。

花之壱――――

【刀身に、気が纏わり付く。祖父程の気の密度は無いものの、それは強い物で】
【それと同時に、両手の刀が赤熱していく。どんどん、赤くなり、最終的には、白と見間違う程に、熱を帯びた】
【地面を蹴り、接近。速度はかなり速いそして、二刀を重ねて打つ様に、斬撃を――――】

――――桜楼ッ!!

【――――放つッ!!】
【左の小刀で、一度目を放つ。気により、範囲が延長されているのが分かるかも知れない】
【そして、追従するように、右が凪がれるだろう】
【一つ。“仕込み”がこの技にはあった。気の込め方により、刀身をヒットの直前に伸ばし、ぎりぎりの回避を防ぐこと】
【そして、赤熱する刀身の陽炎で、間合いを上手くつかませないことである】
【速の風ではなく、威力の花。コレならば、風の防壁を抜けるだろうか?】
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/04/09(土) 22:33:38.83 ID:G3VgABjno
>>926>>961>>990


【紅丸の上空≠ノ現れる『転移魔術反応』――】
【恐ろしく『精度の高い』、狙い済ましたような其れと共に、言葉が降る=z



   「 摂理への反逆者£Bよ―――。 君達は、哀れだ。 」



「……崇高なる思想を理解できず、只、悪と断じて革命の邪魔をするのみ。
 歴史を見れば古今東西、『先駆者』は弾圧される――あぁ、何と愚かな。
 君達は悔い改めろ。 遅くは無い、共に“新たな世界”へと歩めばいいのだ。」



【『心酔している』――戒能の言葉どおり、思想に喰われている$l物】
【姿を現したのは、“カーネルの心酔者” ……『理解した』者――!】




         「 さもなくば、世界の為に此処で果てろ。 」




【中性的な相貌の人物。190を越えようと言う長身から、男性≠ニ確定可能か】
【墨痕淋漓たる書跡を髣髴とさせる“墨色”の長髪は膝元まで伸び、癖の付いた毛先は広範に散っていて】
【纏うは胸元に紅薔薇十字≠ェ彩飾された漆黒の軍服風長外套。至る所に『魔法陣』が記されている】
【矛盾した表現だが――燃え盛る様な冷たさ≠感じさせる『蒼』の双眼を前髪の向こう側へ有していた】



【其の手には刀≠構え、大上段に構えつつ『出現と共に落下』――狙うは、紅丸の“脳天”】
【確かな『使い手』で有るという感触を受けるだろうか、動きに無駄が無い=z
【落下地点は紅丸の前方、大上段を落下の勢いと共に振り下ろさんとする――!!】


/遅れました、申し訳有りません
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/09(土) 22:37:38.85 ID:9arDypzko
>>985
ふぅん、ミーナさんで・・・

(どこかで聞いたような・・・聞いていないような・・・いや、やっぱり聞いていないような・・・)

【言葉を順に紡ぐ少女、しかしどこかおぼろげな様子で】
【”先の出来事”への謝罪の姿勢も、どこか不思議な様子】

【例えるのならば、「自分では意識していなかった」かのような】


はい、分かりました・・・
幸いウチの支部員にも損害はなかったので問題はありません
謝罪なんて結構ですよ、ミーナ様・・・



では、こちらから改めて説明しましょうか

まず、私はここの支部長を務めます、パッション・プレイと申します

そしてここは永久凍土に覆われた国の”カノッサ機関氷の国支部”

そしてさっきの出来事は・・・まぁ、覚えているというのならば説明も不要ですね

【椅子に腰掛けたまま、順に言葉を紡ぐパッション、であったが―――】


【確かにパッションは言った―――”カノッサ機関・氷の国支部”と】

【カノッサ機関、といえば「世界の敵」にして無慈悲の集団であるが】

【その考え方も人それぞれ、「カノッサ」の言葉にどう思うかは、「ミーナしだい」である】
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/04/09(土) 22:40:10.05 ID:B6AJ7SxX0
>>977

……!

【言われて、気付いたのか。瞳を見開き、暫し、焦っていた】
【彼の推測した通り、異形は、余り頭が良いとは言えない。理知的な其れよりも、幼い面が激しい】

……。馬鹿だ……

【次いで漏らしたのは、自身へ向けての、力の無い呟きだった。くしゃり、前髪を掻き分けて】
【其れでも、いつか、本当に決める時が来るかもしれないと、其の旨を、彼に告げた後】

……、プーシュカ。……プーシュカ……
……大砲=A……。……良い、名前だね

【彼女と同じ、固有名詞から名付けられた物だろうか、と想う。数度、繰り返して。嬉しそうに、子供の様に笑った】
【其の名から、冒頭の、火薬の香りを連想し。そして、彼に、再び会釈した後。墓に佇む、枯れた花の事を、想起し】

……今度。僕も、花を

【彼と、彼女の、瞳の様な。群青の花を】

【其れを告げると、キャスケットを拾いながら、彼を背に、去って行くだろう】
【彼と、彼女の家族の事に、ずかずかと入って。只管に、無遠慮で、不快な異形は】
【答えが訪れる事を、信じる彼を、応援する様に。照らされる、夜の光を辿る】

/お疲れ様でした!有難う御座いました!
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage saga]:2011/04/09(土) 22:41:43.45 ID:sbxhAFou0
>>988

へぇ…これも見切るか。あんた面白ぇなオイ!!

【さらにそれぞれ1発、デイドリィムに突進する彼の後ろの墓標の淵に放つ】
【もちろん彼から距離をとりながら】

狙いは…
【彼が見つめるのは左腕 何か異変に気がついたか】

(こっちだ!!)
【銃弾の1発は跳弾により彼の真後ろから左腕に突き進み】
【もう一発も同じ真後ろから向かうが狙いは左のひざ裏】
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/04/09(土) 22:42:33.76 ID:1zi/M6JSO
>>987

おっと……?
なかなか面白そうじゃねえか。

【湧き出した“手”に少し驚くが】
【すぐに先程の面白がるような笑みに戻る】

【その刹那、襲い掛かる“手”の雨】

……っとぉ!?

【体を左回りに捻りながら、女性から見て左にステップし、回避】
【しかし、少しタイミングがズレたのか、和服に裂け目が入る】

危ねぇなこの野郎!

【一番近くにいた“手”を右腕の鉤手甲の鉤爪でたたき落とそうとする】
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/09(土) 22:43:00.70 ID:8zIfMNPAo
>>978


(糞、状況は良く見えんのに、全く読めねえ…)
(ちまちま長引かせると、“仕返し”を喰らいかねないし…な)

───。あんまり魔翌力に余裕が持たせられねえんだが──仕方が無い、か。

【たん、と軽く地を叩いた足下から、円形の術式が複数出現。】
【世界の毒となる“闇の魔術”、陰の力を徐々に展開させて往く。】

(──頼むから、少しだけ時間稼ぎをしてくれよ…)

【彼の立つ地面。その地盤に魔翌力を通し、徐々にこの土地の魔翌力へと“浸食”する。】


【彼はこの地の魔翌力を直接的に利用する事は出来ない、が、“穢す”事なら出来る。】
【彼は、この搭の一部を──この場に存在する魔翌力、能力に干渉する機構を半ば乗っ取るつもりである──!】
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/04/09(土) 22:44:58.01 ID:SntBo4aP0
>>963

 ……ほう。頼もしい仲間だな

【一つ。豆鉄砲食らわないその異形。然し、猫と髑髏の構図とは。一体】
【妙に波長が合う気がする、其の英雄≠ヘ。突破口を開いた】


 ――― (ふむ。前線は『しんゆう』に任せるとして……俺は後ろ盾するか)


>>982

 俺の仕様か……脚が偽脚だって事だけだ、がッ――!

【其の辛辣な言葉に対する其れか。然し、間違っても無い】
【着地点を予測する。彼には容易い事だった筈。然し其れは少し見当違いで】
【右肩への弾丸は、見事。彼を貫いたが―――】


 …… お 返 し だ 


【しんゆうと異形の間と云う事は。異形にとって至近距離と云う事だろうか】
【どの道、ギュンっと云う音と共に左脚を蹴り上げるのみ】
【顎に当たらなければ。若しくは届かなければ。乏しい威力だ】
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/04/09(土) 22:45:05.46 ID:TWSSEdRoo
>>983

【シズリの目的。それは夢幻檸檬がもう一度機関に敵対したと見せかけるための”自演”】
【更には檸檬に『卵』を打ち込まれたと言いふらすことによって機関以外からも敵視されるようにする、という包囲網も作り上げる】
【しかしそれでは飽きたらず、更に様々な人間を巻き込むために──】

なるほど、範囲を拡大させるために檸檬の人間関係をあぶり出せて且つ人脈を持つ俺が適任、というわけか

【今、自分を頼っている】
【これは一人の人間を──不運にも無意識に、とある”悪魔”の怒りを買ってしまった人間を、暗く恐ろしい洞窟の中に封じ込めることを意味している】
【そう、目の前の女は”悪魔”だ。少なくとも他の人間たちはそう形容するだろう】
【フォルスからすればその”悪魔”たる残虐性も、自分を犠牲にしてまで他人を堕とそうとする徹底ぶりも、何ら不思議ではない】
【彼とて、効果が明確で且つ自分が助かるのであれば満身創痍になるのはいとわない人間だ】

(中々どうして悪くない)

【シズリの判断にフォルスは薄く笑ってみせた】
【悪くない展開と状況だ──そう、自分にとって】

【今、シズリの計画は自分の手に委ねられているも同然だ。自分が紹介する人脈によってその起爆する方向は自由に調節がつく】
【これほど便利な爆弾は無い。起爆する方向も、タイミングも、全て自分次第というわけだ】
【もちろん、不確定要素はいくつもある。シズリが自力でどれだけ檸檬の周辺を探れるか、実際檸檬の周囲にはどれだけ居るか】
【そして何より、彼女は既に一度『卵』を孵化させていて、その『卵』を何らかの手段で無くしているし、一度機関に敵対したにも関わらず、恐らくは氷の国支部長によって恩赦が与えられている】
【それらがどう影響してくるか。この場ですぐに演算するには時間と条件が足りない】

【それでも彼は笑う】

(面白くなってきたな)

【いい話が舞い込んできた、と】

いいだろう、上手い話には乗るもんだ

【彼は快諾した。夢幻檸檬という一人の人間から起こる連鎖爆破を手伝うことを】

//ただいま
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
  | |  (・)。(・);    このスレッドは1000を超えました。|
  | |@_,.--、_,>    このレスを見たら10秒以内に次スレを建てないと死にます。
  ヽヽ___ノ    次スレを10秒以内に建てても死にます。

パー速@VIPService
http://ex14.vip2ch.com/part4vip/

ローカルルール変更に伴い、1000到達の報告が不要になりました。

1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
H(entai)の後にはIがRPGツクール @ 2011/04/09(土) 22:34:11.31 ID:+OqYvvogo
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となりのAKBSKEスレは青すぎる @ 2011/04/09(土) 22:05:16.21 ID:uAA/GY140
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1302354315/

【たったひとつの】能力者スレ【絶対条件】 @ 2011/04/09(土) 21:53:50.04 ID:nFfswO7f0
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できるだけ酷いフリ方してって妹が言ってきたけど部長の相談室になった @ 2011/04/09(土) 21:32:00.38 ID:TkhCa9dDO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1302352319/

びんちょ ハク 寝こさん 混ぜるな危険 @ 2011/04/09(土) 20:28:43.41 ID:T2QrEyXko
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1302348522/

メルヘン王国の王子だいありー @ 2011/04/09(土) 20:08:38.58 ID:Chy9IjL+o
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魔法少女まどか☆イチロー @ 2011/04/09(土) 19:59:07.41 ID:y4wKISZKo
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シークレットゲーム -INDEX- (とある魔術の禁書目録) @ 2011/04/09(土) 19:51:43.88 ID:qeuXNeZU0
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