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【大丈夫だ!】能力者スレ【この俺はここにいるぜ!】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/29(日) 17:24:51.42 ID:At4f6B4w0
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。

無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。

【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.m.livedoor.jp/b/i.cgi/sports/37115/

【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
・完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
・弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
・基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
・書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
・他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
・「コテハン」は禁止の方向で!
・基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
・スレチなネタは程々に。
スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
・基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
・国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
・他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
・時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
・特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
・あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
 勝手に世界を氷河期などにはしないように。
・能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
エロ描写について
 確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
 なので、全面的な禁止はしていません。
 ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します
 やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
 カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
 あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1306247391/
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/
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【怪獣8号】ミナ「日比野カフカ今日は奢りだ!好きなだけ食え!」 @ 2025/08/02(土) 00:14:58.07 ID:l6LpFqfaO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1754061298/

すいか 67.1 立ててみるテスト @ 2025/08/01(金) 14:24:40.59 ID:GCnrlbTY0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1754025880/

もう8月ですね... @ 2025/08/01(金) 06:51:37.98 ID:tUwLog300
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1753998697/

【デレマス】橘ありす「花にかける呪い」 @ 2025/07/31(木) 00:03:20.38 ID:DoK8Vme/0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753887799/

【学マス】広「笑って」 @ 2025/07/30(水) 20:41:14.60 ID:VXbP41xf0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753875674/

パンサラッサ「安価とコンマで伝説の超海洋を目指すぞぉ!!」 @ 2025/07/29(火) 21:13:39.04 ID:guetNOR20
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753791218/

落花生アンチスレ @ 2025/07/29(火) 09:14:59.83 ID:pn6APdZEO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1753748099/

ライナー「何で俺だけ・・・」 @ 2025/07/28(月) 23:19:56.58 ID:euCXqZsgO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753712396/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 17:28:35.79 ID:vRhTUwen0
>>1乙です
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/29(日) 17:29:20.80 ID:lILBXys+0
>>1乙るがよい
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/29(日) 17:29:30.87 ID:JQHJsk0Do
>>1
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/29(日) 17:31:47.27 ID:hedvfBLDO
>>1
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/29(日) 17:31:59.95 ID:hOk18xGfo
>>1乙かな
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/29(日) 17:32:16.89 ID:MZcTHYVr0
>>1
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/29(日) 17:33:07.15 ID:W32hcr0bo
>>1乙であります
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/29(日) 17:56:59.32 ID:MJ5xoMvDO
>>1乙!
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/29(日) 18:44:04.56 ID:hedvfBLDO
【街中】
【天候は相も変わらず雨だった。】
【通行人達の様々な色の傘が通りを彩っている】
【そんな中――…】


傘が壊れるだなんて…はぁ
【白のカッターシャツに青のネクタイを着け、腰には刀を携えたその黒髪の少年だけはただ一人、全身が降り注ぐ雨に濡れていた。】
【カッターシャツの袖には何処かの高校の校章を付けており、彼が学生なのが分かるだろう】
【顔立ちは幼く、所謂「童顔」だった。黒色の大きな瞳を持つ顔は、良く言えば可愛いらしいが、同時に女々しさや子供っぽさを感じさせてしまっている。】


………ツイていなぁ…

【開かなくなってしまった傘を片手にもちながら】
【彼はふとそんな独り言を呟いた】
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/29(日) 19:05:05.52 ID:dDYBm+cHo
>>1乙!
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/29(日) 19:35:13.80 ID:Bq3IGF9no
>>1乙と共に在れ
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/29(日) 19:39:01.02 ID:7M5Ja3Qro
>>1
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/29(日) 19:45:33.60 ID:1n8jvafWo
>>1乙です。
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/29(日) 19:48:23.77 ID:KhnRk4+90
労い給え、この>>1の乙を


【昼の国 / 路地裏】

【カノッサ機関による支配は皮肉な効果を齎していた】
【どの国でもどの街でも、人の姿をした獣の住処である此処が】
【酷く安穏とした、長い長い静寂に包まれていたのである】

どれどれどれどれどれどれ――
今宵は果たして、どのような方とお会いするのでしょうね?

 【そして。永劫に及ぶような静寂を、断ち切る者があり】

【白色をした柔らかい羽飾りが付いた、焦げ茶のミニベレーと】
【膝下丈の黒いブーツに、紺地金ラインが物々しい立襟左前の軍服風コート】
【そして。斯様な重たい装いに負けないほどに富める双丘を持つ少女は】
【人恋しげにヘーゼルの眸を伏せ、そこに立ち尽くしていた――】

【“機関”のデータベースに、アクセスする権限を持つ者なら】
【「No.64」の名義で投稿された、つい最近の書き込みに】
【この少女と瓜二つの写真データが添付されていた事を、思い出すかも知れず】


【――時を同じくして。星の国 / 闇市】

【時代遅れのバラックや屋台、シートの店構えは、取締ではなく】
【命の価値を塵ほどに軽くするこの土地の政情を恐れてのもの】
【客引きの声は、寄せては砕ける小浪の如く】
【――そう大きくは無い声量で、そこに木霊している】

(少し怖いけど、品揃えはほんとに文句無いねぇ)
(いざとなれば、時間を少しいじくって逃げればいいし――)

 【左様な薄汚れた市街の中に、些か場違いな姿があり】

【ふんわりウェーブした桜色の髪は、赤いリボンで花束のような短いツインテに】
【薄紫色の瞳は射抜くような意志の強さを感じさせるのに、垂れ目】
【桃色の地に青帯の『ミニスカ着物』に、華奢な身を包む】
【そんな風采の中高生ほどの「人物」は】

―、――あれ、ここにも?

【とある――幾つものケースと、布の袋に】
【電子部品を詰め込んで扱う粗末な店舗の前で、小さく首をかしげた】
【蠢く人並みの中で、それは邪魔になりえるかも知れず】


 【どちらの舞台に立つかは、「君」の裁量に委ねられる】
 【さぁ選び給え。歴史の語り部たる、星の導くままに――】
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/29(日) 19:50:48.35 ID:45FBr6Gvo
>>1

>>999

……多分、分かっていっぽいな

だけど、そーなんだよなぁ……兵器開発者の知り合い持ちなんて、そうそう居る訳ないし
どーいうルートで人を探すか、考えても考えても答えが出てきやしない
だから歩きまわってた、って訳なんだけど……

…………ん?

【話題が移って、その内容を理解するまでに数秒】
【本人からしてみれば、分からないという理由が分からない類のもので】

えーと、異世界人か?この世界の人間なら……

……………ああ、そうか。「しじゅういち」だよ、「しじゅういち」
読めないもんなんだな、櫻の文字って。普通に読めるもんだとばかり思ってた
番号身につけてる人間なんざ、この世界じゃ決まってるだろ?

【分からない理由を、読めなかっただけだと判断する】
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/29(日) 19:57:45.04 ID:MZcTHYVr0
>>997

……、

【鼓膜を震わせた声に、体を震わせる。 見上げた闇の先に、心が在った】
【記憶に刻まれていた、緋色の瞳。慈悲の印に感じた刃。様々な場面が思考を過ぎり、異形は】
【反射的に、彼が紡いだ言葉に】

……。優しいから、……

【表情を変える事も無く、か細い声で答える。今から彼の名は、呼ばない方が良いかもしれないと思考した】
【同時に、進む事は出来ないかもしれないと思う。恐らく、彼ならば、この場を見逃したりはしない。青年を、助けようとするかもしれない】

【次に取るべき行動は、異形の中で確定していた。青年を地に寝かせると、右手で紅い左腕を抱く】
【紅い腕は応える様に、橙の魔力と化し、更に形状を変える。それは、鍔が無く、赤黒い柄に五芒星が刻まれている、銀の刃の刀へ】
【隻腕の状態で、刀を右手で握り締めると、彼へと駆け出すだろう】
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 20:02:07.54 ID:AraaA69SO
>>16

しじゅういち…つまり41って事か?
いや読めたけどさ。わざわざそんな変にカッコつける意味あんのかって思ったん


……おい、今なんつった?
まさかテメェ、アレか?今話題のなんとか機関か?

【やっとその文字の意味する事を理解した様子】
【表情は変わったが、忌み嫌うような物ではなく】
【むしろ「コイツがアレの奴か…」と感心するような】
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/29(日) 20:05:38.37 ID:JQHJsk0Do
>>995

…………そうか……。
沙莉菜……。

【悲しさや悔しさが織り交ぜになって、歯を食いしばる】
【あまり思い出はないけれど、一緒に戦った仲間だった】

【そして、現在の対機関のメンバーそれぞれの顔も思い浮かぶ】
【知っている限りでも数人がダメージを受けている。実際には、もう少し多いのだろう】

……俺は、そんな頭が回らないから、まだ具体的な作戦とかは思いつかない。
やり方は、今と変えなくちゃいけないかもしれない……

けど、俺達のやる事──目的は、変わらない。

【彼の意志はブレない。一直線に貫かれる、信念があるから】
【しかしそれでも、彼一人ではあまりにも力が足りていない。特に、頭脳・戦略面が】
【力を必要としているのは彼も同じで。それでも、彼なりに今まで頑張ってきた】

…………今が、チャンスなんだ。
機関の動きは、大きくなってきてる……けど、他の悪組織が沈静化してる、今が。

【状況は、かなり厳しい。対機関もダメージを受けている以上、尚更】
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/29(日) 20:09:50.71 ID:45FBr6Gvo
>>18

……お前さぁ、喧嘩売って歩いてるのか?
いや、買わないよ。買ってられる程に暇してないし

で?それがどーしたよ。カノッサだからどうしたって言うんだ?

【まさか、自分の身分を理解していなかったとは思っておらず】
【この段階で漸く認識した相手に、寧ろ逆に問い詰めるような口調】


……安っこい正義の味方みたいな事だけは言うなよ?
カノッサが相手なら喧嘩売っても良い、って道理は聞いた事が無いしな

………で、今更聞くのも変な話だけど何の用よ?

【最初に聞いておくべきだった質問を、この段階に】
【後方に向けられていた爪先を、最初に歩いていた方向へと向け直す】
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/29(日) 20:16:09.38 ID:lILBXys+0
>>1000

ふーん、仕事場ねぇ・・・つか、また潜るって

そんな仕事やめちまえよ、オレみたいに多少自由が利く仕事にすべきだぜ?

【斬罪なりのアドバイスである】

オレなんて路地裏でコレ弾いてるんだぜ!

【そういいながら、斬罪は背中にしょった”それ”を指差す】

/ただいまです。
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/29(日) 20:18:11.08 ID:hYKKqGeAO
>>17

【自身の腕を、白銀の刃に変え迫る少女の姿を認め、青年は一つ溜め息を吐く】
【何となくこうなるであろう事は、声を掛けた瞬間から理解していた】

言いたい事は、聞きたい事は沢山有るけれどそんな場合じゃないんだろうね。

全く、本当に君は……ッ!

【だから青年は、そう少しの間だけ言葉を口にして】
【背負った罪の証を引き抜こうとする事は無く、徒手空拳の状態のままに】
【ひゅう、と裏路地に吹く冷たい風に乗るようにして、少女に正面からぶつかるべく、大地を蹴った】
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/29(日) 20:18:13.62 ID:Bq3IGF9no
>>10
//あなたはそこにいますか?
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/29(日) 20:21:49.89 ID:1n8jvafWo
【路地裏】

――――――……ええ、はい。引き続き観察を。
……サボってませんよ? 大丈夫です。

【人通りの少ない、冷たくも生温い空気を湛えた路地裏】
【表通りから少し入った程度で、通りの様子も伺える位置】
【何処かの商店が商品を入れて置くような、大き目の木箱の上】
【其処に腰掛ける形で、一人の少女が居た】

【まるで陶器の様な白い肌に、右目の紅と左目の蒼のオッドアイ】
【ポニーテールにされた腰ほどまで伸ばされた銀色の髪の上に、やや大きな黒のシルクハット】
【身体を隠すのは身の丈に合わぬ、膝上数cmを隠す同じく黒のロングセーター】
【肉の薄い細足は黒色のニーソックスに包まれており、背にも同色のマントと】
【全身黒に包まれた身長120cm程の少女が、】
【何かを探しているのか、真っ直ぐ通りの方を向いて、其処に居る】

【一人しか居ないのに、誰かと話すかの様に数度、言葉を宙に投げかけてから】

――――――、……暇ですね。困りましたね。

【ぽつりと、そんな事を呟いて】
【ただ、建物の隙間から見える通り過ぎる人々を、眺めている】
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage]:2011/05/29(日) 20:22:22.66 ID:E7EfgrAmo
>>21
止めちまいたいの山々なんだけどな

【困ったような笑みを浮かべる】

手助けしてやりたい奴が居てな、そいつの手伝いみたいなもんなんだよこの仕事は
【だから体力的には辛くても止めようとは思わない――と続ける】


路地裏で弾く・・・・・・楽器か?
【斬罪が指した”それ”を怪訝そうに見やる】

26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/29(日) 20:24:28.95 ID:hedvfBLDO
>>23
/私は何処にいると言い切れるのだろうか…?
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/29(日) 20:25:25.22 ID:lkJ9qcbIo
>>1乙!

>>19

【少女はようやく顔を上げた】
【溌剌ではないが、必要以上の悲観もない】
【そんな表情で、彼の瞳を見て一度頷いた】

……リーダーはやっぱりすごいね
やっぱりその真っ直ぐさが、みんな安心出来るんだと思う

【少女の口元に淡い笑みが生まれる】
【状況が厳しいことは変わりない。それでも尚──と】
【そういう姿勢を見て、彼女の翳りはどことなく薄れていく】

【そんな折、厨房の方で『グオン』と音がした】
【一人のウェイターが、何ゆえか『座ったままの姿勢』で跳躍し、こちらに向かってくる音だった】
【彼らの席の前に着地すると、「パウッ」という奇声と共にピザと紅茶を置き、「ごゆっくりどうぞ」と去っていった】

【紅茶を一口啜り、彼女が言う】

……ねえ、リーダー

今、何人いる?
『連合』の総メンバー、リーダーが知ってる限りの

ほら、私が会ったことがない人もいると思うから
もう一度、確認したいなって思って

【教えてくれるかな、と、彼女は尋ねた】
【何か思うところがあるのだろうか。どこか思案は止まず】
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) [sage]:2011/05/29(日) 20:25:59.88 ID:odEMXVqzo
【路地裏】


 コイツも―――――― 井の中の蛙だったか
 所詮賞金稼ぎに過ぎん訳だな……―――――――――

【天に逆らう様な黄金色の短髪と紅に輝く双眸で睨みを効かせている漆黒の人影】

【闇の様な漆黒に赤いラインの鎧と背中に漆黒に赤い光が鼓動する大剣を身にまといしその男は】
【片腕で黒い帽子の双銃を携えた青いスーツ姿の男性を引きずりながら歩みを進めていて】


 賞金稼ぎのトップも………――――もはや我の暇つぶしの相手にも成らぬか
 もはやもう後には引けん
 ―――― 世界がこの我の敵なのだ……安息の場所などは

          ないわっ!!!!!!!!!!!
          
【この世界を除々に侵蝕していく闇。この人物の企てはまだ明らかではない】

 この我が世界を変えるのだッ!

【この瞬間、彼の『物語』の開演したのだ】
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/05/29(日) 20:29:53.39 ID:YJIoTLkAO
【路地裏】

【降りしきる雨の中、断続的に何かを打ち付ける音がする】
【そちらを見れば、這って逃げようとしたのだろう、両足を潰され俯せになっている男と】
【その上に跨がって、何度も何度もその手のナイフを振り下ろしているポニーテールの少女がいた】
【彼女の顔の右半分は根≠フようなものが幾つも浮き上がり、右の白目部分がべっとりと黒く染まっていて】
【無表情なその顔は、男から飛び散る血糊でこれまたべっとりと汚れていた】

【少女の右肩に目を向ければ禍々しい魔翌力が揺らめいており】
【見たことがあるならば、それは卵≠フ魔翌力だと気が付くかもしれない】

【また、そこは大通りからそれほど離れてはおらず】
【路地に入らずとも、その物音は聞こえてくるかもしれない】
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/29(日) 20:30:50.99 ID:Bq3IGF9no
>>10
「わわわ、あめー!?」

【軽快な水音を立てながら、少年のほうへと走りよるモノがいた】
【傘を持たず全身を雨に打たれながら、雨宿りできる場所を探して周囲を見回している】

【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+アルファの肉付きを持つ、猫の獣人である】
【クリームイエローの臍だし袖なしインナーにベリーショートのカットジーンズ】
【布面積が少ないため透けかけているけれど、その下も、ほぼ全身が毛皮で覆われているためそれほど気にはならないだろうけれど】

【ふと、水除けを出したまま閉店しているテナントを発見】
【慌ててそちらへ駆け込み、ほっと一息をつく猫少女】
【すると、同じく雨にぬれる少年が目の前にいたので、】

「こっちー! こっちはぬれないよー!」

【などと、天真爛漫に手を振って呼びかけるだろう】
【ボサボサの黒髪がへたってはね具合はおとなしいけれど、ひょっとしたら、見覚えがあるのではないだろうか】
【振る舞いとか金の双眸とか、細かな違いはあるけれど】


>>26
//フェンリルキドウ
//ではよろしくお願いしますー!
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/29(日) 20:30:53.86 ID:7M5Ja3Qro
【路地裏】


【こつこつこつ、――革靴の足音が鳴り響いて】
【うーん、――咽喉から悩みの唸り声を零して】

【声の主はと言うと、身長170後半、齢20歳前後といった辺りの青年】
【黒いスーツに、赤いネクタイ、その上からカーキのモッズコートを着た、所謂青島スタイル】
【黒い瞳に、同色の短く切られた髪と、そこそこ爽やかな印象を与えるかもしれず】


【考え事中な為、前方不注意。青年が少し足を進めた先にある角で、食パンをくわえ――】
【じゃなくて、誰かと当たってもおかしくは無く】




【森】

【ざわざわ、――風が木々を揺らして】
【へっくし、――風が音を掻き消して】

【湖の畔、開いた空間に立っていたのは、銃を両手に持った、身長165cm、齢15歳ほどの少年】
【黒い瞳に、ぺったんこの黒い髪、黒い学生服をキッチリと着た学生らしい……とは手に持った物から判断し難いだろう】
【ホルスターを2つ腰に付けて、肩には、鋼色の雀が止まっている。普通とは言い難い少年】

【殺したいほど、恨めしい物が居るから、銃を持ってるというワケでは無く】
【銃に魔翌力を込めており、恐らくは修行と思われる】

「ん?風邪か?こじらせるなよー?」
『誰かが噂したとかじゃないのかな?』
大丈夫だろきっと……

【くしゃみしたのを心配する声が何処からとも無く聞こえて、当たり前のように、言葉を返して】

【声の発生源は少年の両手から、これの意味するのは一体―――】

【青年と少年のお話。同じ本のお話かもしれないし、違うかもしれない】
【どちらにせよ、次のページを開けてくれる人が居たら嬉しいなぁ―――】
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/29(日) 20:33:09.10 ID:MZcTHYVr0
>>22

【瞬間、聴こえた言葉に、橙が見開かれた。自分を押さえ付ける為、裂けるほどに唇を噛む】
【当然の如く、血液は出ない。 鳴らし終えた筈の鼓動が、聞こえた気がした。幻聴の理由も、理解している】

……ッ、

【後悔が渦巻く。小さなものでは無い。心を覆い尽くすほどに、大きな存在。未だ、言葉は紡がない】
【接近が成功した場合、刃を振り被り、彼を斬り付けようとするかもしれない。視認し、回避出来るほどに、大きな動作だろう】
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 20:35:24.29 ID:AraaA69SO
>>20

いや、何も?俺は正義だとかカノッサだとかにゃ興味ねーから。
したがって、お前にケンカ売る道理も無し。
ケンカ売ってたつもりは無かったんだがな。

【そう答え、少女の台詞をいなす】

いや、特に用はねぇ。じゃな。

【少女にすれ違うように歩き出す】

【2、3歩歩いた所で立ち止まり、振り返る】

…一応、名前は聞いとこうか。
俺は橡 蘇芳(つるばみ すおう)てんだ。お前は?
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/29(日) 20:37:46.49 ID:KhnRk4+90
【昼の国 / 路地裏】

【カノッサ機関による支配は皮肉な効果を齎していた】
【どの国でもどの街でも、人の姿をした獣の住処である此処が】
【酷く安穏とした、長い長い静寂に包まれていたのである】

どれどれどれどれどれどれ――
今宵は果たして、どのような方とお会いするのでしょうね?

 【そして。永劫に及ぶような静寂を、断ち切る者があり】

【白色をした柔らかい羽飾りが付いた、焦げ茶のミニベレーと】
【膝下丈の黒いブーツに、紺地金ラインが物々しい立襟左前の軍服風コート】
【そして。斯様な重たい装いに負けないほどに富める双丘を持つ少女は】
【人恋しげにヘーゼルの眸を伏せ、そこに立ち尽くしていた――】

【“機関”のデータベースに、アクセスする権限を持つ者なら】
【「No.64」の名義で投稿された、つい最近の書き込みに】
【この少女と瓜二つの写真データが添付されていた事を、思い出すかも知れず】


【――時を同じくして。星の国 / 闇市】

【時代遅れのバラックや屋台、シートの店構えは、取締ではなく】
【命の価値を塵ほどに軽くするこの土地の政情を恐れてのもの】
【客引きの声は、寄せては砕ける小浪の如く】
【――そう大きくは無い声量で、そこに木霊している】

(少し怖いけど、品揃えはほんとに文句無いねぇ)
(いざとなれば、時間を少しいじくって逃げればいいし――)

 【左様な薄汚れた市街の中に、些か場違いな姿があり】

【ふんわりウェーブした桜色の髪は、赤いリボンで花束のような短いツインテに】
【薄紫色の瞳は射抜くような意志の強さを感じさせるのに、垂れ目】
【桃色の地に青帯の『ミニスカ着物』に、華奢な身を包む】
【そんな風采の中高生ほどの「人物」は】

―、――あれ、ここにも?

【とある――幾つものケースと、布の袋に】
【電子部品を詰め込んで扱う粗末な店舗の前で、小さく首をかしげた】
【蠢く人並みの中で、それは邪魔になりえるかも知れず】


 【どちらの舞台に立つかは、「君」の裁量に委ねられる】
 【さぁ選び給え。歴史の語り部たる、星の導くままに――】
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/29(日) 20:40:22.88 ID:JQHJsk0Do
>>27

───……まぁ、な。
凄いんだよ、俺も。

【謙遜したりせず、どストレートに褒め言葉を受け止める】
【これも彼の強さ──なのだろうか?】
【青空の如き瞳は、濁りなど一切無く透き通っている】

えーっと、俺達も含めて19──いや、アイツもいれれば20か?

俺も直接は、会ったことない奴もいるし、
初期は本当に小さな組織だったから、良く大きくなったと、思う。

……勿論、これくらいじゃ満足してないけどさ。

【途中迷ったのは、カウントすべきか微妙なメンバーがいたため】
【最初は彼一人だったと考えると20倍。凄く、大きくなった。】
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/29(日) 20:41:43.96 ID:lILBXys+0
>>25

(ふーん、なんか複雑なんだな)

【斬罪はただ、だまって、そう思った】

お!聞く?聞いちゃう!?

【クロトの質問になんだか嬉しそうな斬罪】

【背中の”それ”を下ろし布を解く斬罪】
【そこにあったのは】

ジャッジャーン!!

【黒い弦が張られた黒い”琴”】

オレは黒笠唯一の琴奏者なんだぜ!!

【自慢げに、言う】
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/29(日) 20:43:13.14 ID:45FBr6Gvo
>>33

喧嘩売るつもりがないなら、言葉の選び方に気を付けた方が良いよ
あの言い方なら、気が短い奴は殴りかかってくるさ

【相手が歩きだしたのを見ると、同じく前進】
【後方で立ち止まったのを感じたが、振り向きはしなかった】

……≪No.41≫だよ

【思う所でもあるのか、名乗りはしない。番号を伝えるだけで】
【やがて、そのままに遠ざかり、何処かに姿を消した】


/お疲れさまでしたー
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 20:48:33.95 ID:F6UZ/mWPo
【何処かの森の中】

――――♪

【夜の帳が降りた森の中、薄らと差し込む光の下で歌声が響いていた】

【人間の言語とは違う、異種族の言ノ葉で紡がれる声に】
【森の獣や鳥、下級の魔物などが輪のように集まり】
【それらは憎み合うことも争うこともなく、ただ歌い手の奏でる音に耳を澄まし、身を休めていた】

【腰近くまで伸ばした金色の髪、エメラルドのように淡く輝く碧の瞳】
【すらりと伸びた長身に、ゆったりとした深緑の民族衣装を纏ったその男性は】
【背に蔦を搦めたような奇妙な形の長弓を携えて、切り株に座り独唱している】

【特徴的な点は、人間に比べて長く尖った「耳」】
【知識のある者ならば、この男性がエルフという種族であることを察することも可能だろうか】

(……最近、大地の声が小さくなっていますね)
(私達の結界で「聖域」を維持することは、難しいでしょうか)

【エルフは森の声を聞き、風を感じながら独り静かに思考していた】
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/29(日) 20:49:34.06 ID:hedvfBLDO
>>30

これは何処かで傘買うしか無いかな…

【雨に打たれながら予想外の出費に少年は少し落ち込みながら】


えっと、コンビニ…コンビニ…

―――――…ん?

【そうキョロキョロとしだしす】
【その時、こちらに声をかけてくる少女にふと、気が付いた】


あれ…確かあの時の…?
あ、有り難うございます…っ!

【それも見覚えのある猫少女だった――あの時との差に少し違和感は覚えたが、】
【とりあえず少年はそちらに向かって、走り出すだろう】
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 20:50:21.23 ID:AraaA69SO
>>37

ケンカ結構、どんどん殴りかかって来やがれ。

…じゃな、41番。いつかどっかでケンカしようぜ。

【そう言い、踵を返し】
【どこかへ歩き去っていった】



/乙でした!
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/29(日) 20:50:46.89 ID:hYKKqGeAO
>>32

【青年の方からも接近しているのだ、距離を詰める事は難なく成功し、そのままぐおん、と振り下ろされる白銀の刃】
【それを受けるように、阻むように、ぐん、と突き出されるのは青年の左腕】
【少女の振り上げられた右腕を掴み、その攻撃を止める心算なのだろう】

【本来の青年ならば、背負った長剣を振るい、その武器ごと少女の戦闘能力を奪う所なのだが】
【それをしなかったのは、姿が変わったと言え未だに少女の事を青年が覚えていて】
【『斬りたくない』と思っているからに、他ならない】
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/29(日) 20:52:08.83 ID:YFHBgZjAO
>>29

……何というか、まぁ場所が場所だからかな
そこの人ー、もう死んでるから、余程恨みがあるなら構わないけど

【少し離れた場所から、黒い傘をさして声をかける彼】
【そちらに顔を向ければグレーのパーカーにジーンズ、とどこにでもいそうな格好】
【目深に被ったパーカーから黒髪がはみ出ていた】

(……あまりいい物じゃない、かな)

【状況が状況、警戒は怠らない】
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage]:2011/05/29(日) 20:52:32.04 ID:E7EfgrAmo
>>36
琴奏者・・・・・・?
【斬罪が背中の物を下ろし、布をとっていく様を見ながら呟く】


おお、それが琴って奴か

【そうして、興味深そうに取り出された琴に視線を注いだ】

話しに聞いた事はあるが、琴の実物を見るのは始めてだよ

【眠気や疲れなど、いつの間にか忘れたように】

何か良くわからないけど凄そうだな黒笠って
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/29(日) 20:54:03.52 ID:Bq3IGF9no
>>39
「…う?」

【向かってきた少年の意外な反応】
【どうも自分を知っているようだけど、あった覚えがない】
【首を傾げて、或いは自分の記憶違いかと猫少女は首を捻る】

”…ん、護じゃないか”

【彼に反応したのは、姿なき念話だった】
【いつぞや同様、少年のような低いトーン】
【猫少女は念話に応じ、虚空を見上げて誰? とたずねた】

”前に一度会ったんだよ、護っていうんだ”

【念話は、少女に紹介するような口調】
【存在が分断されている、といった感じだろうか】

”こんなところで何をしてるのさ? 例のバイト先に傘を持っていかなかったとか?”

【不思議そうに、隣にやってきた少年を眺める猫少女を置いて】
【念話の主であるラインはからかうように問いかける】
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/29(日) 20:57:55.02 ID:wr9ZVSdEo
>>38

【それはまるで、聖堂にかけられた一枚の絵画のようで――――……
貴方の言の葉から漂う色香に誘われたように、迷い込んだ彼女は
思わず、吐息を呑むほどに、その瞬間に心を奪われた】

【本来なら、もう少し、静かにその唄を聴いていたかったのだろう
――――けれども、そうは上手くいかず、一片の雑音が、その聖域へと混じりこんだ
小枝を踏んだ、軽い軽い音は、酷く単調に響き渡るだろう――――さながら、スコアを引き裂く指先の如く】


――――……ふぇ、あ……っ、す、すいません!その……つい、誘われてしまいまして
綺麗な歌声で、えっと……その――――……


【ぱたぱた、と響き渡る、蝶の羽音のような、柔らかいソプラノボイスの旋律
この頃からして、14歳程度の少女のそれである、と理解するのはそこまで難しく無いだろう
視線を向けてみれば、恥ずかしさからか、きゅぅ、と頬を紅くした少女が一つ、木の陰に立っている】

【紫苑色の長い髪の後方を三つ編みにし、一つにまとめ腰の辺りまで垂らした
白いオフショルの長袖のトップスに純白の手袋、両手首にかけた黄色いリングそして黒いレースのミニスカ
やや濃いめの紫苑色のニーソックスからみえる脚線美が素晴らしい巨乳の少女】

【彼女はその華奢な体躯を、そっと、大きな側の木へと預けていたようで
ど、どうしましょうか、と言いたげなぐらいに、ぱたぱた、と慌てふためいている
怒られる=\―――とでも思ったのか、頼み込むように、唇の前で合わせた両の手と
ぎゅぅ、と音がしそうなほどに強く――――瞼を閉じて、貴方から視線をそらそうとした】

46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/29(日) 21:01:02.28 ID:lkJ9qcbIo
>>35

19……20?
へえ……私が思ってたより多いんだね

【なにやら感慨深そうに、少女は一度頷いた】
【色々と馳せる想いもあるのだろう。が、少女は言葉を次ぎ】

それじゃあさ、リーダー

この辺りで一度、集まる機会を作ってみない?
『連合』も少し顔ぶれが変わったし、今動ける人が何人いるかも知っておきたい
何より、今が苦しくてもチャンスなら──もう一度、足元を固める良い機会かなって

【「どう?」と、少女はそのように持ちかけた】
【要は会合を、と。無論、ここまでは未だ提案の域を出ないし】
【その詳しい目的も、彼と突き詰める余地は残っている】
【今の彼に負担になるようであれば、自分が取り仕切るつもりだとも付け加え】

【彼女はリーダーの返事を待つように口を閉ざし、紅茶を一口啜る】



【──そんな折である】

【店の扉が開き、入店を示す鐘の音が鳴った】
【一人の男が、客としてやってきたようだった】

「いやいや、強い雨ですな」

【きっちりと七三に分けられた黒髪】
【良く磨かれた眼鏡の奥には、柔和な黒瞳が鎮座している】
【一分の乱れもなく着こなされたスーツに、黒い革鞄がよく馴染んだ】

【サラリーマン──と、その男は一言で形容できる風貌だった】
【男は彼らから少し離れた席に座ると、ハンカチで額を拭い】
【「あ、ホットコーシーを一つくだされ」と、店員に微笑みを向けた】


【──単なる客、だろう。無視して一向に構わない】
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/05/29(日) 21:02:34.47 ID:YJIoTLkAO
>>42
【声をかけられて、少女の腕がピタリと止まった】
【頭を上げて彼の姿を捉えると、不機嫌そうな顔を一層曇らせて】

…………誰?何か用ですか

【とそう問いかける】
【雨が彼女と男の血をゆっくりと洗い流し、近くの排水溝に向かって流れていく】
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/29(日) 21:02:58.31 ID:lILBXys+0
>>43

【”凄そう”という褒め言葉に斬罪は】

おー!いいこといってくれるねー?

【喜ぶ表情を一瞬見せるが】

・・・けど・・・な、すげーはすげーんだが”黒笠原罪”って名前と

”黒笠死罪”って名前を聞いたら逃げることを勧めるぜ。

【すぐさま、険しい物になる】

49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/29(日) 21:06:50.74 ID:YFHBgZjAO
>>47

会話が出来る様でよかった、いきなり飛びかかられたら堪らないからね

【距離は変わらず空けたまま、話をするには少し遠い距離だ】
【彼自身が近寄る気は今のところは無いようで】

探してる奴がいる、もしかしたら知ってるかもしれないからね
知らないとしても、探すのを手伝って貰いたいね

【探し人、らしいが口調が少しばかり刺々しい】
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage]:2011/05/29(日) 21:08:25.55 ID:E7EfgrAmo
>>48
【不意に表情を変えた斬罪の言葉に怪訝な表情をしながらも答える】

黒笠原罪・・・と死罪・・・・・・?
名前的にあんたの――斬罪の関係者なのか?

そもそも、さっき言ってた黒笠一族って・・・・・・
【いくつかの情報を得て、やっと”黒笠”という名に興味を持ったのだろう】
【おもむろに問いかける】
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/29(日) 21:08:34.32 ID:W32hcr0bo
>>34
/まだいらっしゃいますか……っ?
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/29(日) 21:11:15.90 ID:KhnRk4+90
>>51
//前はどこにもいなかった、だが今はここに居る!
//ただし眠気の都合で0時〜1時くらいで巻いて解散しまうかも知れませんが、宜しければ!
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/29(日) 21:12:26.05 ID:UHahQPNHo
【路地裏】【天気は、台風=z

――――ッは、はァッ!!死ねッ!!

【荒れ狂う火焔そのものを形にしたかの如き腰ほどまで或る真紅の長髪を流し】
【地獄の業火を映すが如く濁り淀む、紅玉の瞳をギラつかせ】
【両腕から背にかけては、焔と刃の意匠を感じさせる文様がびっしりと刻まれている】
【格好は、上半身晒布姿に下半身はデニムと言う物。なんかスタイリッシュ痴女みたいな感じだろうか】
【頭からは、30cm程の角が二本生えていて、もはやその様は、悪鬼の姿で】
【そんな少女が、地面に倒れた男を殴り続けている】

【ごしゃ、ぐしゃ、ごきゃ、ぼぐっ、ばきぃ、べきっ、ごきっ】

【男の顔は、既に原型を留めておらず】
【その、焼け焦げた服を見れば、その男の正体が、カノッサ機関≠フ人間で有るというのが分かるだろう】

【流す涙は、雨と混ざり、見えなくなって、しかし、確実に流れていて】
【そして、燃え盛る焔の熱は、冷たい雨に打たれて、冷まされていたのだった】
【少女を覆い隠すように、蒸発した雨が、路地裏を湯けむりに覆わせて、体から流れる血が、水たまりを赤く穢していた】
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 21:16:10.79 ID:F6UZ/mWPo
>>45

……おや?

【突然に聞こえた音に、エルフは歌を止めて少女の方へと視線を向けた】
【少女の声が響くと同時に、小動物や鳥などが一斉に逃げ去っていき】
【残ったゴブリンや魔犬などは娘一人くらいと、一瞥するだけで何処吹く風に寛いでいる】

気にすることはありませんよ。
私も含めて、ここの「誰も」貴女を咎めるつもりはありません。
小さな住民にとっては少し、慣れない隣人の存在は刺激が強かったようですけれど
彼らは優しい。貴女を恨むことはないでしょうから。

【慌てた様子の少女に、エルフは穏やかな笑みを浮かべてそう告げる】
【「小さな住民」とは逃げ去った獣達のことだろうか】
【彼女の気を宥めるように、「彼らも含めて怒っていない」という気持ちを伝えようとする】

そのような場所にいては窮屈でしょう。どうぞ、こちらにいらしてください。
大した饗しは出来ませんが、私は貴女を歓迎します。

【何処か堅苦しくも、慣れないような喋り方で彼女を誘う】
【エルフの使っている言語は「共通語」。恐らく、先程の唄からするに普段は別の言語を使っているのだろう】
【何にせよ、異種族間でのコミュニケーションは問題がなさそうだ】
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/29(日) 21:16:28.65 ID:MZcTHYVr0
>>41

【彼は、右腕を掴む事に成功する。腕を握り締めた際、暖かく無かったかもしれない。体温が無いことに加え、周囲の気温に当てられた体は、冷水に浸かった後の様で】
【彼が背の刃で自身を斬り捨てれば、異形は眠り、青年は解放される。 だが彼は、剣を握らなかった】
【それは、何故かを考えたら、】

……、

【つんとした鼻の奥。抑えていた感情が、揺さぶられる。いけない事だと、分かっているのに】
【暫しの沈黙の後、ようやく、異形は二度目の言葉を発するだろう。反吐が出そうな、勝手な言葉だった】

……この先に。……行かせて、……

【諦めが悪い。完全に迷いを捨てる決意と共に、次の攻撃を仕掛けようとする】
【接近しているその場で、地を蹴る様な勢いと共に。彼に、体当たりしようと。 非力に加え、元々満身創痍の肉体。余り威力は無いかもしれない】
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/05/29(日) 21:17:26.65 ID:YJIoTLkAO
>>49
今私機嫌が良くないんです…。出来ることなら手短にお願いします……

【彼の言葉を受けてゆっくりと立ち上がる】
【少女の脚を見れば、その両足は義足であることが見てとれるはずだ】
【少年(?)に負けず劣らず刺々しい態度で受け答えると】
【壁に手を突きながらじっと彼の目を見つめた。念のため、挙動を見逃さないようにである】
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/05/29(日) 21:18:11.10 ID:YJIoTLkAO
>>56
/途中送信ですしばしお待ちを!
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [saga]:2011/05/29(日) 21:20:18.01 ID:lILBXys+0
>>50

あ〜、とな。

【クロトの質問に多少悩みながらも答える】

黒笠一族ってのはな、傭兵一族なんだよ。

37代目当主の”断罪様”を筆頭にオレ、有罪、流罪、大罪、冤罪、さっき言った

二人もふくめて8人で構成されてんだよ。

それぞれが”殺し”に条件を持っていてな、殺人鬼ってわけじゃ

ねーんだが、死罪と原罪は特に危険なんだよ、見境がねーからなあいつら。

【そんな風に、まるで、やんちゃな子供に手を焼いているようにいう】
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/05/29(日) 21:21:32.31 ID:YJIoTLkAO
>>49>>56(続)
………

【そして、彼が人を探していると聞くと、黙って先を促した】

/失礼しました
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/29(日) 21:23:21.51 ID:JQHJsk0Do
>>46

……会合か。
俺も、ちょっと考えてた。色々あって流れてたけど。

【ピザを一切れ口に運んで、頭を回転させると】

確かに、皆の状態を把握したい。
前回からも、それなりに時間が経ったし──うん、やるか。

【コクリと頷いて、少女の提案をOKする】
【会合を開くことによるデメリットも特に無いだろうし、寧ろ、メリットだらけと言える】
【「いや、前回の準備を流用すれば特に負担はかからないから大丈夫」と、答え】

【入店してきた客は反応する要素もないしスルー。というか、あんまり関わりたくない】
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/29(日) 21:27:25.71 ID:W32hcr0bo
>>34>>52

【今宵選択されたのは、後者――――折角だから、俺はこの絡み待ちを選ぶぜ!】


【そんな折だった、往来、人垣を前に、悪戦苦闘といった風で先を行く、女】
【無造作に伸びた金の長髪、そも上に乗ったテンガロンハットと、露出の多いチューブトップ】
【腰から提げた拳銃や鞭が漂わせる「探検家」然とした雰囲気は、雑多で、かつ先進技術を扱うこの街とはかけ離れていて】


あー、もうっ!何でこんなに人が多いのさっ!
聞いてないよ?ガイドブックには載ってなかったし、何か吹っ掛けられた感アリアリだしさっ!?

【どこか密やかな、粛々と執り行われる儀礼―――にも近い取引とは対照的に、不機嫌そうに喚き散らしつつ、また一歩】
【その手には小さな紙包みが握られていて、成る程――言葉と踏まえれば、事情を察する事が出来るだろうか】
【この人の流れ具合、歩調ならあと数歩歩いた所で、女は件の着物少女の背後を通りかかる筈で】

【その際女の喧しい声を至近で聞く事になるであろうし、ひょっとすれば人波に押され、少女と勢い良く衝突してしまうかもしれない】


/了解です、宜しくお願いしますー
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/29(日) 21:28:26.07 ID:wr9ZVSdEo
>>54

【すーっと、流れ込む貴方の旋律は、どこかぎこちなくも、敵意は無い事は伝わってきた
貴方の微笑みに――――……まるで、ファンタジーのようなエルフの笑みに、微かにとくん、と胸がなるのを感じつつも
有難う御座います、と少し、表情が和らいだ】


……では、お言葉に甘えさせていただきます
あまりお話は得意ではないのですが――――それでも良ければ、ほんの一時、おしゃべりでもできれば光栄です


【それはまるで、弛まぬ弦のように、はっきりと流れていく言の葉
少し、目を細めると、その顔に微笑を薄く飾り立てた
表情を修飾する前髪がふわりと、風に揺れて――――心地よい紫苑の薫りが零れ落ちるだろうか】

【すっと、彼女の細く長い脚が地面を揺らすと、尻尾のように、後ろに垂れた三つ編みがはためいた
ぴちっと張り付いた紫苑色のニーソックスが、うっすらとその中の肌色を滲ませるように
貴方の元へと近づき、貴方の側の切り株へと、腰掛けようとするだろう】


……あの、いきなりで押し付けがましいかもしれませんが――――……
彼等≠ヘ貴方のお友達なんでしょうか?
――――……その、文献で読むことはあっても、実際に見るのは初めてでして……っ


【チラリ、と彼女は寛いでいるゴブリンへと、紫苑色の視線を揺らす
パチクリ、とはためく瞬きの音が、微かに鳴り響くと、彼女の表情は、どこか物憂げに揺れる
やはり、警戒しているのだろうか――――……今にも飛び上がりそうな、くらいに】

【彼女自身は大体15歳前後に見える、声の調子はもう少し落ち着いている印象を受けることができるかもしれないが
不安げに時折貴方へと視線を向ける彼女のそれは、もう少し、幼く見えなくも無いだろう
両手はお尻の横に置かれて、ぎゅぅ、と淋しげな身体に寄り添うように、当てられている】


それと、やはりエルフ=\―――と、言う種族でしょうか……?
何分、子供の頃から……その、一種の憧れ、でもあったものでして――――……


【どこか、言葉の最後を濁すような口調は、何を意味するのか、寸刻理解しづらいかもしれない
じぃ、と貴方に向けられた視線が――――その意味≠伝えている、のだが……】

【じーっと、耳を見てる、それこそ、子猫がまたたびに注目するように】
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/29(日) 21:29:39.61 ID:YFHBgZjAO
>>56

シルヴァーグって言う吸血鬼を探してるんだ
面倒な事に、人になりすましているし、人を襲う
その上面倒なのが、その人の信頼を得てから襲う事
……要点はこんな所、何か知らないかい?

【伝えたい事を伝え終わると、彼女にそう聞いてみた】
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/29(日) 21:30:17.45 ID:UHahQPNHo
【路地裏】【天気は、台風=z

――――ッは、はァッ!!死ねッ!!

【荒れ狂う火焔そのものを形にしたかの如き腰ほどまで或る真紅の長髪を流し】
【地獄の業火を映すが如く濁り淀む、紅玉の瞳をギラつかせ】
【両腕から背にかけては、焔と刃の意匠を感じさせる文様がびっしりと刻まれている】
【格好は、上半身晒布姿に下半身はデニムと言う物。なんかスタイリッシュ痴女みたいな感じだろうか】
【頭からは、30cm程の角が二本生えていて、もはやその様は、悪鬼の姿で】
【そんな少女が、地面に倒れた男を殴り続けている】

【ごしゃ、ぐしゃ、ごきゃ、ぼぐっ、ばきぃ、べきっ、ごきっ】

【男の顔は、既に原型を留めておらず】
【その、焼け焦げた服を見れば、その男の正体が、カノッサ機関≠フ人間で有るというのが分かるだろう】

【流す涙は、雨と混ざり、見えなくなって、しかし、確実に流れていて】
【そして、燃え盛る焔の熱は、冷たい雨に打たれて、冷まされていたのだった】
【少女を覆い隠すように、蒸発した雨が、路地裏を湯けむりに覆わせて、体から流れる血が、水たまりを赤く穢していた】

//再投下ー
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/29(日) 21:32:04.77 ID:1n8jvafWo
【路地裏】

――――――……ええ、はい。引き続き観察を。
……サボってませんよ? 大丈夫です。

【人通りの少ない、冷たくも生温い空気を湛えた路地裏】
【表通りから少し入った程度で、通りの様子も伺える位置】
【何処かの商店が商品を入れて置くような、大き目の木箱の上】
【其処に腰掛ける形で、一人の少女が居た】

【まるで陶器の様な白い肌に、右目の紅と左目の蒼のオッドアイ】
【ポニーテールにされた腰ほどまで伸ばされた銀色の髪の上に、やや大きな黒のシルクハット】
【身体を隠すのは身の丈に合わぬ、膝上数cmを隠す同じく黒のロングセーター】
【肉の薄い細足は黒色のニーソックスに包まれており、背にも同色のマントと】
【全身黒に包まれた身長120cm程の少女が、】
【何かを探しているのか、真っ直ぐ通りの方を向いて、其処に居る】

【一人しか居ないのに、誰かと話すかの様に数度、言葉を宙に投げかけてから】

――――――、……暇ですね。困りました。

【ぽつりと、そんな事を呟いて】
【ただ、建物の隙間から見える通り過ぎる人々を、眺めている】
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/29(日) 21:35:52.68 ID:hedvfBLDO
>>44


………えっ、

【近づいて、「お久しぶりです」とでも声をかけるつもりだった、が】
【こちらがそれをするより、少女のこちらへの反応の方が少し早かった。】
【それにより予定された言葉は打ち消され―少年は変わりに戸惑いを見せるのだった】

【――もしかしたら他人じゃないだろうか?そんな不安と戸惑いが沸く】


……あっ、

…お久しぶりですっ
傘が壊れてしまいまして

【が、それから聞こえた声に――それが「彼ら」であるである事を再度確信して】
【護は安心したように言うつもりの言葉を今更言うのだった】

/遅くなっとすいません
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/29(日) 21:36:14.07 ID:lkJ9qcbIo
>>60

そう、良かった
『連合』として集まるのは、ブレイザーシティの時以来だからね

【「なら決まり」と、少女は一度頷いて】
【仕切りも彼に一任する旨を伝えると、紅茶を飲み切る】

【そしてほっ、と一息つけば、再び彼の瞳を見やり】

……そう、ね
私から話そうと思ってたのは、これぐらい
リーダーからは、何かある?

【肩の力をふと抜きながら、「美味しそうだね、それ」と与太話を振る少女】
【段々と夜も更けてくる時間帯。彼女からもう話す案件はないようだった】


【──ふと、その時】

(……──、──っ)

【何気なく店内へ視線を泳がせた少女の視線が、固まる】
【サラリーマンと、目が合っていた。少女は背筋に悪寒を感じ、すぐに逸らす】
【──微細な変化だった。気づけなくても無理はないものだ。少女も平静を装う】
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage]:2011/05/29(日) 21:36:23.25 ID:E7EfgrAmo
>>58
傭兵一族・・・・・・ていうと、雇われて戦うあの傭兵か

【なるほどな、とうなずく】

死罪と原罪だな、なんか名前からして凄そうだ・・・・・・覚えておくよ

【彼の忠告を受け入れ、その2人の名を確りと記憶に刻む】

んじゃ俺の素性も教えておくよ

【クロトは、ポケットから1枚の名刺を取り出し斬罪に渡そうとする】

【名刺には『最高の技術と電脳を貴方に―― Virtual Origin  特務情報二課 クロト・ミッドウェル』 】
【という肩書き、名前、そしてアドレスが書かれている】

VO社 特務情報二課のクロトだ、改めてよろしくな

【どうやら彼は、Virtual Originという会社の特務情報二課という部署に所属しているらしい】
【だがそれだけでは実際何を業務として扱うのかは書かれていない】
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/29(日) 21:37:27.81 ID:hYKKqGeAO
>>55

【何となく、少女の外見を見た時から、この感触は想像できていた】
【でも、矢張りそれは青年にとって喜ばしい感触では無くて、少しの間だけ、青年の顔を、苦痛の色が僅かに混じったものにと変える】
【それでも、握った腕を離さずに青年は、少女と相対するのだが】

話したい事が有るからね、僕の我が儘だけど、それは聞いてあげられない。

【どん、と少女にぶつかられても、青年の身体は揺るがない】
【蹴りか、頭突きか、体当たりか、唯一の腕を抑えられた相手の行動は有る程度絞れるし】
【覚悟していれば、手を誤って離してしまう心配は無い】

……悪いね、檸檬。
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 21:39:18.32 ID:/44/0uqpo
>>64

………昼か、夜か、水か、氷か

或いは他の支部の人間かすら、その様子では分からんな
こういう仕打ちに関しては、我々よりも余程得意に見えるが

【カツン、と足音。見れば、そこに立っているのは蒼い軍服姿の女性】
【褐色の肌、銀色の髪、碧い瞳。そして、右目と左腕が足りていない】
【そんな人物が何処からか姿を表し、惨劇の様相を、冷たく捉え】

……私に何か、用でもあるのか?

【普通なら、逆。どう考えても、不思議な会話の切り口】
【けれど、見えるだろうか。女性の服に縫い込まれた、“77”という金の刺繍が。】
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/05/29(日) 21:40:25.92 ID:YJIoTLkAO
>>63
シルヴァーグ………

【暫く顎に手を当てて考えていたが】
【残念だけど知らない、と口にした】

……吸血鬼なら十字架とかに怯んだりするの?雨が苦手だったりとか

【ただ吸血鬼というフレーズに興味を抱いたのであろう】
【そのシルヴァーグという者について思い付いたことを問いかけて】
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 21:43:06.10 ID:F6UZ/mWPo
>>62

ええ、私も人間の方とお話をする事はとても良い経験になりますから
時間に余裕があるのでしたら、是非とも宜しくお願いします。

【傍の切り株に腰掛けた少女に、小さくお辞儀をして言う】
【何やら挨拶といい、仕草といい。エルフの動作には人間のソレが幾つか混ざっている】
【今までも幾らか人間と親交した経験があるのだろう】

私の友人……ですか。間違った表現ではないですね。
彼らは同じ森に住む民です。
時には助け合い、時には争いあい、時にはこうして親しみあう。
ですから、心配はいりませんよ。この森の者は皆、「必要以上」の狩りは行いませんから……。

【傍にいた魔犬のゴワゴワとした毛に手を置きながら、エルフは語る】
【魔犬は鋭く厳つい顔でエルフに視線を送るが、すぐにゴロリと寝転がる姿勢に移行した】
【ゴブリン達もキョロキョロと大きな瞳で少女を見るが、特に害意を持っているようには見えない】

ええ。私はこの森の守護役を務めるエルフです。
やはり貴方達の住む国では私たちは珍しい存在なのでしょうか?
以前いらした方も、私を物珍しげに見ていましたので。

【少女の質問に応えると共に、問いかけを一つ】
【人間と語ったことはあれど、人間の生活圏との交流は少ないのだろうか】
【ある種常識的とも言える質問を真面目な声で語りかけた】
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [saga]:2011/05/29(日) 21:44:15.40 ID:lILBXys+0
>>68

おお、サンキューな。こっちこそ!

【斬罪は名刺を受け取りながら言う】
【名刺を確認せず】
【そして、続ける】

死罪は路地裏にいる奴を殺すんだ、路地裏で会わなきゃ大丈夫。

原罪は人間を殺すから、正直、こっちのがいっちばん危険だ、レインコート着てっから
直ぐ分かるよ。

・・・・・と、やーべ、時間だ、ワリィ、オレもう行くわ!

じゃーな!お前もがんばれよー!!


【早口でまくし立て、足早にその場を去っていく】


/唐突ですが、失礼します!お疲れ様でしたー。
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/29(日) 21:44:48.98 ID:UHahQPNHo
>>70
――――ッ、お前。

【ぐしゃっ、と拳を機関員の顔面にめり込ませると、むくり、と立ち上がる】
【その表情には、溢れる憎悪。その体からは、哲学者の卵の気配が有る】
【しかし、孵化したものにしては気配が弱いし、どこにも卵は見当たらないだろう】
【ぎ、し……ぃ】
【軋むような音を上げて、拳を握りしめた少女は、相手を睨みつける】

機関員か、機関員だな、お前は。

【ず、ず、ず。怒りに呼応して、頭の角が伸びていくのが分かる筈だ】

私の妹を、傷つけた、私から、妹を奪った、そして、あの子を泣かせた、お前らを。
私は、許さない。命を持って、償わせる他にない。
誅する以外、私に出来ることはない、だから、そうする。

【要するに、己の家族を傷つけた、故に、命を持って、償わせると、そういった】
【彼女の姿は、データベースで夢幻檸檬が書き込んでいただろう】
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/29(日) 21:45:02.85 ID:KhnRk4+90
>>61

【伝統文化を舐めきった少女の服装と、古きよき女の服装】
【この空間にそぐわないという点では全く同様であり】
【然し。周囲の視線の焦点は、そこには無かった】
【みながみな、自分の思惑に気を取られすぎているのだ――】

(デザイン、カラー、スピーカーの位置、スイッチの配置)
(何から何まで同じなのは、量産品なら当然だけどさぁ)
(なんでこんな「古臭い」ものが――流行ってる、のかなぁ―――)

……それにしても、五月蝿い女だなぁ

【さて。聞こえていない、などと思っていたのだろうか】
【陳列された品物を見る「素振り」をしながら、店の奥の「ラジオ」に】
【穿たんばかりの視線を向ける人物は――ぼそりと、そう口にする】

【心当たりの有る様な言葉や、探している言葉は】
【カクテルパーティの如し喧騒のなかでも、何かと伝わってしまう】
【ましてや此処は。そうも喧しさに支配された場所では無く】
【衝突こそしないものの――この声は、女の耳に届くかも知れず】

【なにせ、この者には】
【女の声が――“届いている”のだから】
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/29(日) 21:46:20.71 ID:Bq3IGF9no
>>66
【変わらない、誠実な反応に穏やかに笑うライン】
【しばらく顔を見なかったけれど、やはり知人と再会するのは楽しいらしい】

”あらら、ご愁傷様”
”とりあえず…ロゥ、タオルだしな”

「はーい!」

【ラインが猫に呼びかけると、元気な返事を返してから、おもむろにインナーに両手を突っ込む】
【そこそこの南半球がちらちら視界に入るかもしれないけれど、猫はその中をまさぐって何かを探っている】

【しばらくすると、何処に収まっていたのか二つのハンドタオルを取り出す】
【飾り気のない、蒼い線がワンポイント入っているだけのシンプルなものだ】
【とても不思議な事に、見事に渇いている】

「どーぞっ!」

【片手で自分の頭をワシャワシャ吹き上げながら、空いたほうの手で残りのタオルを差し出すだろう】
【15・6の体系に不釣合いな、幼い表情で笑いながら】

”まあ、元気そうで何よりだよ”
”何か変わったことはなかったかい? こっちは見ての通り、身体に別の人格が芽生えちゃったり大変だったよ”

【とても軽い、世間話のような調子だが】
【発言の内容はとっても爆弾である】

//いえいえ、大丈夫ですよー
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/29(日) 21:47:51.02 ID:YFHBgZjAO
>>71

期待はしていなかったよ、けどもし会ったなら気をつけなよ

【先ほどの手口を聞いた後ならば、対策も容易だろうか】
【相手がその名前を名乗れば、の話だが】

まぁ、普通の吸血鬼だろうからね
流水や日光は駄目だろうね、十字架に関しては、差があるよ

【差、と言うのを出せるぐらいには、吸血鬼の相手をしてきたのだろうか?】
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage]:2011/05/29(日) 21:49:00.30 ID:E7EfgrAmo
>>73
おう、色々ありがとうな、助かったよ

【食料を貰った事も含めて礼を良い、斬罪を見送った】


/お疲れ様でした、ありがとうございましたー
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/29(日) 21:54:57.10 ID:MZcTHYVr0
>>69

【動かない体に、焦った表情を浮かべていたが、言葉を聴いて、硬直した。 彼が謝ることは、間違っていると思った】
【全て、異形の我儘からの行動。無理矢理に意思を貫こうとして、彼に危害を加え。謝罪するべきなのは、異形だと】

……。だから……貴方は、……優しい。……

【異形に、悪いと思う感情など、持ってはいけないのに】
【伝わった体温は、心を溶かすほどに温かい。物理的な意味でも、精神の意味でも、彼の温もりに浸かった】
【気付けば、体は弛緩していた。刀は手から零れて地を転がり、気を抜くと、両脚が崩れてしまいそうだった】

……、

【顔を上げると、二つの橙に、彼が映り込む。冷えた心に安堵が咲き、それで、良いのかもしれないと思った】
【攻撃は完結する。抵抗する意思は見えない。全ての動作を止め、彼の話を聞こうとしている様子だった】
【言葉は紡がなかったが、その表情で、何かあったのと問い掛けるだろう】
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 21:55:36.86 ID:/44/0uqpo
>>74

【対照的、と言えるだろう。文字通り復讐に“燃える”彼女と】
【そしてどこまでも無の表情を通す、この機関員は。】
【心のなかも、そう。怒りが大きさを増すのに対して、此方は静、と】

(………あぁ、命を以て償わせるという、アレか。)

【そんな事を、考えている。けれど、決して感情が無いというワケもなく】

機関員だとも。支部長で、国主だ。
貴様の嫌いな機関員の、そのなかでも特別イヤな人間だとも

……で、貴様は一々理由を告げなければ動けないのか?
恨みに走るのなら、さっさとこちらに掛かってきたらどうだ
それとも、何か。言葉は一人前だが、心の奥底では怯えているのか―――

【キィン、と。僅かな光と音が、周囲に響く】
【気付けるか。今、少女の両股へと一つずつ、銃で狙っているかのような光点が当てられている事に】

   ――――なぁ、花城火憐?

【そして、1秒と空かずに、その光点目がけて二本の光で出来た槍が飛来する。】
【その速度、正しく光速。けれど能力だからか、決して目で捉えられない速さではないと記しておく】
【両者の距離は、近いとは言いがたい程度か――――さて、早々に火蓋は、切れて落ちる。】
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/29(日) 21:56:09.23 ID:wr9ZVSdEo
>>72

【答えを受け取り、ほっと、胸を撫で下ろすものの
やはり少々の緊張はあるのか、どこか肩に力が入っているような気がしないでもない】


そんな、私なんて、経験の内にも入れませんよ――――……人相手にお話するのも下手糞ですし

……何だか羨ましいですね、月並みな事ですが……どうしても人はそんな当たり前≠ネ事もできませんし
――――……って、すいません、何だかえらそうな事を言ってしまいまして
その、やっぱり、緊張するんですよね……エルフの方と出会う、というのも初めてのことですので


【どこか拙い言葉も、その影響なのだろう――――もしくは、彼女の言葉どおり、話すのが苦手、というのもあるのかもしれない
ふぅ、とつくため息から零れ出るのは、彼女の中で育まれた甘い甘い、蕩けそうな吐息の味
紫苑色の香りで味付けされたそれを、一片、シロップのように投げかけた】

【マジメな声で告げられた質問に、ええ、と少しの間を置いて答えた
そうですね、と数刻考え込むように口元に手を当てて、表情を微かに凛々しくした
――――思案するその姿は、どこか遠慮がちな彼女と違い、頼りがいのあるソレに見えたなら、彼女にとっては幸いであろうか】


先ほども言いましたが……文献≠ナ目にすることは良くありますね
ただし、それもどちらかといえばフィクションの色が濃いです、文章と絵による
……ですから、本物のエルフ、という存在に出会えた、このことはやっぱり――――嬉しいことなんでしょうね

少々気恥ずかしいですが……その、子供の頃からずっと――――そういうお話≠ェ好きでして
何度か、お友達になりたいな、と思ったこともあったりしたんですよ?


【――――だから、とここまで言って、言葉が途切れた】

【彼女へと視線を向けてみれば、つんつん、と口元で両手の指先が絡み合っている
それをぷくぅ、と小さな唇に沈めて、じぃ、と貴方を見上げる彼女
友達になってくれませんか?=\―――と、紫苑色の瞳が、そう継げる】
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/29(日) 21:57:02.19 ID:JQHJsk0Do
>>67

……その時、俺はいなかったからな。
更に前に遡れば、確かお前はいなかったし──

【なんだか、感慨深いけど】
【先に述べたとおり、まだまだ彼は満足できない】

…………俺?
俺からは特に──あ、そうだ。
もし重太郎が謝ってきたら、許してやってほしいな。

【集積情報に重太郎が書き込んでいた、あの話題の事だろう】
【この分からすると、既に二人で会って色々と話し合ったようで】

ん、どうかしたか?

【何か感じ取ったようだが、具体的には気付いていない】
【カンナが流せば、彼も特に追求はしない筈だ】
【「まだまだあるし、食べていいぜ?」とか、そんな事を言っている】
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/05/29(日) 22:01:12.67 ID:YJIoTLkAO
>>77
【彼の忠告を受け、クスリと笑みを一つ】

私は襲う側よ。そんなまどろっこしいやり方しかしないような奴には襲われないから大丈夫
それに、そういうことなら偶然だけど対抗策もあるし、ね

【そこで彼女は左手を軽く上げる】
【チリンと十字架型ドッグタグがその存在を主張した】
【カノッサ機関氷の支部所属であることを示すその十字は街灯の灯りを受けてキラリと輝いていて】

それとも、こんなアクセサリー紛いのものだと駄目かな?

【差≠ェあるという少年の言葉に軽く質問を返した】
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/29(日) 22:01:44.20 ID:UHahQPNHo
>>80
――――――ッ!!

【相手の、その工程の言葉、そして、己への挑発の如き、その言葉に】

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!

【直後、彼女の周囲の水たまりが消滅した、そう、蒸発したのだ】
【その手には、焔が生まれ、2m程の刀身の野太刀が構成されて】
【刃の色は、血と焔を練りこんだ鋼の様な赤錆た紅蓮そのもの】
【迫る、光槍に、その刃を叩き込んだ】

殺す――――――ッ!!

【べきべきべきべきべき、光槍を、砕き、しかし、一本が逸れ、脇腹を掠り、鮮血を吹き出させる】
【その、血すらも、火憐は己の熱で蒸発させて】
【足元に、妖気が徐々に集中していき、直後、爆ぜてその勢いで高速移動、地面を這うような低い体勢で接近していく】

――――振ッ!!

【足元を斬りつけるように、一閃を放つ】
【キレと速度、そして、怒りの最中にあってもその体捌きは崩れていない】
【しかしながら、牽制の如き一撃、回避は不可能ではない】
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/29(日) 22:03:58.06 ID:W32hcr0bo
>>75

大ッ体さぁ〜、あの店主の態度と足元見てる感じ?
もう我慢ならないよねっ!大事なお客様が可愛くないのかいアンタってねっ!

【ぷんすか、さも理解し難いと言わんばかりにかぶりを振る】
【それに伴って長髪もゆらり、揺れ動いて―――浴衣少女の肩に触れて、撫ぜんと】
【数度、視線を左右に往復させて尚、女はそれに気付く由も無く】
【周囲の怪訝な視線も意に介さず、女の独語は終わりそうになかった―――ぽつり、その一言が発せられるまでは】


……え?え―――っと……お嬢ちゃん、かな?今、言ったの。
えーっと、さ……その、うん。何だろう……

【急転動地、晴天の霹靂。鼓膜が伝えるノイズばかりの聴覚情報の中で、突如として響き渡る明確な一言】
【意識の中で調整していた聴覚のチャンネル、周波数が少女簿それと合致し、先ず脳裏に浮かび上がったのは、羞恥】
【気付いて見れば何の事は無い、凄まじいまでに―――“恥ずかしい”。己に陶酔し、我欲を垂れ流した結果がこれだ】

【頬を朱に染め、少女が呼び掛けに応じたならばじっと、その顔を見据えて】
【謝るでもなく、逆上するでもなく。ただ曖昧、もじもじと思い人を前にした淑女のように、身動ぎし続けるだろう】
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 22:04:35.70 ID:17+ioAKdo
>>65

【暇を持て余した少女のいる路地裏の上空】
【所狭しと並ぶ屋根の上を走る人物がいた】

(こんな所は人気もクソもない、下は魔窟……)
(こうやって屋根伝いに移動した方が幾らか楽かも分からんね、何で今まで気付かなかったんだろ)

【風に煽られ白髪を揺らしながら次に飛び移るべき屋根をその緑の瞳で探知】
【向こうにある屋根に飛び移れば丁度いい、この位なら飛べるだろうと助走を付ける】
【そこは奇しくも少女のいる路地裏の上の辺り】

(大分慣れて来たし落っこちるなんてマヌケな事は――――)
よっ…………っと、流石オレ様習熟が早い。

【とん、と屋根を蹴れば少年は対岸の屋根の端にたどり着く】
【その跳躍はこれといった問題点が無い程にはまとも……】
【……跳ぶ点に於いては、である】

さて、あまりはしゃぐのもアレだしそろそr――――

【お約束のように少年の着地した屋根の部分は劣化していて】
【一瞬通り過ぎるならまだしもその場に居続けた為に崩壊、足場を失った少年は為す術もなく】
【物理法則に正しく従い真下へと落っこちていく】

(ああ、もうこんなオチだろうとは思ったよ……)

【落ちながら若干諦めた風に考える少年】
【この微妙な高さから落ちる間に受身の大勢に移行する事は無理だろうと悟ってのことだった】
【まあともかく少女の座っている木箱の目の前に少年が落っこちて来るだろう】

………………………。

【落ちて、少年は無言だった】
【一応は頭から落ちないように保護したらしいが】
【その地面に倒れる様はヤム◯ャさんのようだったとか違うとか】
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/29(日) 22:08:00.14 ID:YFHBgZjAO
>>83

まぁ、君の大切な誰かが犠牲になる事も有り得るからね
出来るだけ、この事を他の誰かに教えて貰うと助かる

【本人は大丈夫でも、他の誰かがそうとは限らない】
【いい終えるとふぅと短く息を吐いた】

(機関……確か、あれは氷の所だったかな)
さぁ、ね、流石にそこまではわからないよ
気休め程度にはなるんじゃないかな
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/29(日) 22:10:03.41 ID:hYKKqGeAO
>>79

【抵抗する意志が無いのを、その少女の瞳の色から知ると、手を握る力を弱めて、ゆっくりと離す】
【その時の青年は、友人に刃を向ける事にならずに済んだからか、心の其処から安堵したような、柔らかな笑みを浮かべていた】

お人好しなのは君もだよね、檸檬。
戦うならそこの人を捨てても良かったのに、わざわざ丁寧に寝かせて、さ。

【そう言って、青年は倒れた男に目をやって、携帯電話を取り出して】
【「病院に連絡しても良いか」といった内容の事を、少女に問うだろう】

何があったのか、って顔をしているけど、僕の台詞だよ。
記憶喪失になってた君を久々に見かけたら何か様変わりしていた上に、人を運んでいるんだからさ。
それを心配も疑念も抱かずに、無視して素通りするなんて出来ないよ。
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 22:14:24.90 ID:/44/0uqpo
>>84

剣術、体術、焔を出すこと、か……成程な。
単純で解りやすく、その点で圧倒的に強く便利な能力だ

……だが、スペックだけで勝てれば世界は既に機関のモノになっているハズだな

【冷静、冷静。経験が、こう言った局面で活きてくる】
【足元へと振りぬかれる一閃に対して、彼女は下がったりだとか飛び上がったりだとか】
【そういった行動を、一切取らない。代わりに、50cm程の光で出来た台を作り出して】
【自らの足の代わりにそれを斬らせ、ひとまず一撃を回避する】

………今まで生きてきて、何人となく刃を向けたが
もしかすると、貴様の妹とやらにも、向けたかも知れんな。

言ってみろ、復讐姫。貴様の愛する妹というのは、誰だ?

【口撃をしながらも、能力は行使する。台が斬れて、落ちる僅かな間】
【その刹那に、右手の爪を伸ばしたかのような70cmの光の刃を作り出し】
【また、地面に落ちるかというまでの間に、それを相手へと袈裟に振るう。】


【さて、此処で違和感を感じられるだろうか。この女性は、直接的な近接戦闘には移らないのである。】
【相手の熱を考慮しての行動かもしれない、が、何故だが関節などを狙いもしない】
【はてさて、そもそも気付けるかの領域だが――――或いは、これが突破口にも成り得る、か。】
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/29(日) 22:16:26.16 ID:1n8jvafWo
>>86

――――然し、矢張りと言うべきか。見当たらない物ですね。
……まぁ、当然でしょう。こんな所でのんびりしているだけでは。

………………偶には、移動するのも悪くな――――

【上空、自らよりも上方向の位置に関しては全く無関心だった少女は】
【直ぐ上で起こっている事態に気付く様子も無く、独り言を呟いて】
【ただ座って待っているより、歩き回った方が良いだろう、という判断の元、木箱から立ち上がった瞬間である】

【少女の目の前に、空から少年が降ってきたのは】

―――――――――――――――。

【「親方、空から男の子が!」】
【なんて冗句を言っている余裕なんて少女には無かった】
【余りにも突然の出来事過ぎて、更に立ち上がり移動しようとした瞬間だった為】
【現状把握が追いついていない様子。無表情に近かった顔は驚きの余り目を丸くし】
【地面に倒れている少年へとその微妙な視線を向けている】
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 22:18:45.12 ID:F6UZ/mWPo
>>81

構いませんよ。それも個性の内と受け取ります。
私も然程饒舌では在りませんから、丁度よいかもしれませんね。

【ゆったりと微笑みかけながら少女に気をつかう】
【感情の起伏が幅狭いのか、ずっと態度や表情、声色などは森のように静かなものだ】
【エルフ全体の特徴、という訳でもないだろう。恐らくこれがこのエルフの個性なのだ】

人と私達は、その在り方が大きく異なりますので
「当たり前」の定義もまた、変わるものだと思いますよ。
私から見れば、貴女達人間が過ごす「当たり前の生き方」が眩しくも映るものですから

人は一時一時を噛み締めて生きています。
悠久の時を森と共に過ごす森の民とは違い
限られた時間の中で日々前進し道を歩んできたからこそ、貴方達は世界で尤も繁栄した。
私はその人の歩みを、素晴らしいことだと思います。

【エルフは自分が持つ人間に対する考えを述べる】
【多くを知らず、しかし長き時の中で持った知識で人間の生き方を賞賛した】

人の世に下ったエルフも、多くいます。
私の知識の多くも同胞の口から語られたもの。
貴方達の世界で知られていないのは、個体数が少ないからでしょうか。
それとも別の――……いえ、今考えるべきことではありませんね。

【少女の言葉を意外そうに、噛み締めた後】
【一人思考に入ってしまいそうになるが、すぐに彼女の存在を思い出し一旦思考の渦に栓をした】
【目の前の少女はエルフを知らないのだから】

友人、ですか?
そうですね、私でよろしければ貴女の友人にしてはいただけませんか?
私は貴女に、人間に興味があります。
私は我々がよき隣人であり続けるために、歩み寄る道を求めています。

――私はユング。森のエルフユング。
私は貴女の名前と、貴女の「お話」を聞きたいです。
友人になって、いただけますか――?

【薄い感情の中で、微かに微笑みを深めながら少女に手を差し出す】
【飾り気のない、偽りの少ない率直な言葉と共に】
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/29(日) 22:20:53.42 ID:KhnRk4+90
>>85

【人物からしてみれば、自分は誰かに話しかけた自覚はない】
【かと言って、明確に己に対しての言葉が紡がれていると言うのに】
【黙殺してしまうほど、勇気は無いらしく――】

えっ?

……僕は、「五月蝿いなぁ」って言ったよ

聞こえてたなら、ごめんねぇ?
でもさぁ、フォローしてあげようにも
客観的に見てそんな感じだから仕方ない――なぁ。

(……弁明が不能と視えると、急激に態度を変える)
(クレプシドラの家に生まれた人間なら、よく見るタイプだけど)
(――今のところ、悪い人では無い……かなぁ?)

【振り向いた顔には、困り顔に近しい淡い笑みが浮かび】
【身体は痩せているばかり。まるで起伏が無くて】
【リアリズム故の辛辣さを孕む言葉を運んでいく、その声は】
【どちらかと言えば少年的な、澄んだハスキーボイス】

こう云うところの価格設定はねぇ、真に受けてはダメさ
高いも低いも、法外なものが多いからねぇ
もちろん、命だって――

……もしかして、きみ「も」此処は初めて?

【夜故に幾らかは疎らな人の流れを、擦り抜けるようにして】
【女の左側面へと回った矮躯は笑えない冗談を吐き】
【店のラジオをまた一瞥しながらも――】
【注目の中心を、視線の向かう先を、女の眸に移すだろう】

 【会話がない事は、気まずいと思ったのかも知れないし】
 【もしかすると、ただお喋り好きなだけにも見える】

【放たれた言葉に含まれた意味は、互いの境遇の同一視】
【この人物は、女「も」ここに「慣れていない」と、悟ったらしく――】
【促すように。小首をかしげてみせた】
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/29(日) 22:21:03.75 ID:hedvfBLDO
>>76

あ、有り難うございます、
【笑顔でタオルを渡して来た少女に】
【護も微笑み返しながら、タオルを受け取り、ワシワシと濡れた頭を拭き出すと】


えっと多重人格、ですか…?

【そう切り出された世間話に乗り出した。】
【「ジキルとハイド」――そこから先ず連想したのは昔何処かで読んだ小説だった。】
【が、またしてもそこで違和感を感じる、タオルを渡したブルーラインの人格はまるであんな狂った性格には見えなかった…】


えっと僕は、
少し入院してたぐらいでしょうか…

【未だ頭を拭き続けながら、少し考えてそう答えた】
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/29(日) 22:21:30.20 ID:UHahQPNHo
>>89
【が、ぎ……ッ!】
【刃は、台の半ばまで、食い込んでいき】

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!

【斬ッ!!】
【台を、切り裂いたその直後に、迫り来る光の刃、それに対し、無手の右≠振るう】

椛伍閃爪<b!!

【妖気による武器生成術により、爪を構成、あいての刃と撃ちあった】
【ぎしっ、と軋みを上げて、その爪は砕けて、手に刃が食い込んだ】
【とっさの生成で、強度が低かったようだ。そうそう気軽に使える技法ではないのだろう】
【そして、だんっ、と地面を蹴り、火憐は相手と距離を取って】
【相手を睨みつけるようにして、口を開く】

ゼーロ、ゼーロ・ウィオラーケウス。
貴様らの好き勝手で、卵を撃ち込まれた、やさしい子だ。

私は幾ら傷つこうと構わん。だがな、お姉ちゃん≠ニして、妹を傷つけられて黙っていられないんだよォッ!!

【目には、ただひたすらな、怒りが】
【怒りで、目が曇っている彼女には、相手の違和感には気がつかなかったようだ】
【刀を構えなおし、刃に妖気を込めて強度を上昇させ、熱量を増していった】
【相手が、何故そんな事を問うたのか、それが疑問で、少し相手の出方を待つようである】
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/05/29(日) 22:21:55.84 ID:YJIoTLkAO
>>87
あぁ…それは確かに困るわね……
…だって私が傷付けたいもの……

【少年の言葉に納得した様に頷く】
【ただその後にぽつりと付け加えられた言葉は少年の耳には届かないかもしれない】

分かったわ。知り合いに会ったら伝えとく。それで、話はそれだけ?

【気休め程度という言葉に残念、と返した後、吸血鬼の話題が一段落したからだろう。それで用件は終わりかと少年に問いかける】
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 22:25:53.70 ID:17+ioAKdo
>>90

………………………。

【数秒経っても少年は無言】
【その間で彼は落ちた衝撃による痛みに耐えているのか】
【それとも耐えかねて意識を離してしまったのか】
【それとも……】

……………もう、最悪だ。

【自分の醜態に何も言えなくなっているのか】
【少年は小さくそう呟いてようやく体をもぞもぞと動かし始め】
【微かに痛む体をいたわりながらようやっと立ち上がる】

目立った怪我はない、か……不幸中の幸いって所かな?

【白のタートルネックの長袖シャツの上にフード付きの灰色パーカー】
【シャツの右袖が風に煽られパタパタと揺らめくのは右腕の不在証明】
【膝下までの長さの収納がやたらと多いズボンに黒いゴム製の安全靴を履き】
【ズボンのベルトの左側に無骨なナイフを2つ平行に掛け、妖しい魔翌力を放つ黒鞘の刀を右側に下げた】
【今まさに落ちてきた少年はほうと溜息を吐く】

さてさてこんな所にいるのも……っておおう……。

【こんな所を誰かに見られるのも、と言おうとした所でようやく少女の存在に気づく】
【どう反応するべきか少年は分からず無表情で2歩程後ずさったとかなんとか】
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/29(日) 22:26:45.76 ID:YFHBgZjAO
>>95

(……趣味が悪いね、全く)

【言葉に出す事はせず、彼は思う】
【カノッサとはこういう奴ばかりなのか、と】

まぁ、今のところはそれだけだね
ここに来てまでする話じゃなかったとは思うけどね

【そう言うと、彼は背を向けた、そろそろ帰るのだろう】

あぁ、名前、聞くかい?

【顔だけをそちらに向け、聞いた】
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/29(日) 22:27:14.01 ID:Bq3IGF9no
>>93
【猫は量の多い黒髪を念入りに吹き上げていたが、ある程度やると面倒になったか、急に猫がやるような水切りを行う】
【隣に護がいるにもかかわらず、多量の水滴を撒き散らすだろう】

”こらロゥ、護にかかったぞ”

「あぅ、ごめんなさぁい…」

【指摘されると、即座に謝る。まだまだ幼いものの、物分りはいいほうなようだ】
【確かに、彼の考えるような凶悪なものではない。表面上は】

”そう思ってくれて構わない。主導権を握られてしまってね、僕はこうしてお話しするのが精一杯さ”
”寝てるときくらいだよ、自由に動けるのは”

【呆れ混じりの言葉だが、言うほど嫌そうではない】
【ある程度、事態を受け入れているようにも見えるか】
【猫は水切りが終わると、残りの仕上げとばかりに再び身体を拭くだろう】
【凄く軽いタッチだ、やる気がないというか、早く終わらせてしまいたいらしい】

”入院? また穏やかじゃないね”
”今流行の、機関員にでも襲われたのかな?”

【無論、ラインは彼の状況を知るわけがないから、冗談のつもりなのだろう】
【ただただ軽い、世間話。そんなおどけたような言葉を、何の思慮も含めず投げかけて、】
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/29(日) 22:27:20.55 ID:lkJ9qcbIo
>>82

【「許してやって欲しい──」】
【そんな言葉が聞こえ、彼女は意外そうに目を丸くさせた】

……、……ああ、重太郎君のこと?
別に私なら特に困ってないし、まして怒ってもないよ

【落ち着いた声色で、彼女は言葉を次いだ】

機関員に捕まって尋問されても、
生きて帰ってきてくれたならそれだけで十分、むしろ私はそれが嬉しいよ

……生きてれば、後のことなんて大体どうにかなるんだから

【少女が僅かに視線を伏せる。重い余韻が残された】

【情報を抜かれまいと自殺──なんてことが最悪の結果だ、と】
【言葉にこそしないが、彼女は暗にそういうことを意味していたのだろう】


【一方で】

「────」

【サラリーマンは、窓の外を見ながら】
【柔和な微笑みでコーヒーを啜っていた】

【(嫌な汗)】

……──、え?
う、ううん、何でもないの……雨、止まないなーって

【(……)】

──あ、そんなつもりで言ったんじゃないの
私は、お腹空いてないから

【彼に指摘されたのが意外だったようで、】
【更に平静の仮面を厚くして、微笑んでみせた】
【ただ、流す。何も関係ないと言った風で──】

【ふと、腕時計に目をやると】

……あ、ごめん。私ちょっと先に帰るね
後のことは、またメールとか頂戴

今日は、ありがとうね。それじゃ──

【そう言って紅茶代を財布から出してテーブルに置くと】
【早々に立ち上がり、足早に店の出口へと歩いていった】

【引き止めることは可能だが、何もなければ彼女はそのまま去っていくだろう】
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 22:33:49.34 ID:/44/0uqpo
>>94

【相手が距離を離し、自らも元の位置へと戻る。】
【いうなら、第一ラウンド終了か。最も、一息つけば直ぐに第二ラウンドだが】

(……勢いは、認めざるを得ないか。)
(仮にも増強された私の光が、瞬時生成の爪でこうも、とはな)
(しかし、猪突猛進の敵は易い……当たらなければ、だが。)

【見れば、右手の先に創りだした刃も、大きく欠けていた】
【未だ自身に怪我は無い。だが、気を抜けば自らもこうなのだ、と気を締めて】

そうか、知らんな。見たことも聞いたこともないただの文字列だ
だが、態々教えてもらったのだから……私の同僚にも、知らせておこうか。

………ああ、妹だったか?なら、貴様同様敵対者扱いだな。
情報提供に感謝しよう、花城。これで目出度く、血ではない繋がりが出来たな

【最後の言葉はきっと、名前からの想像だろう。そして、挑発以外の何者でもない。無かった。】
【無表情な能面は、この時ばかりはニヤリと歪んで、更に能力の輝きが陰影を付ける】

【―――、――――。一時的な、膠着。軍服の女性の、その周囲は、淡く発光を始めている】
【突っ込むか、奇策で挑むか、また別か。掛かって来いと言わんばかりで、彼女は待つ。】
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/29(日) 22:35:55.25 ID:MZcTHYVr0
>>88

【彼の笑みを見て、此方も表情が柔らかくなる。一度瞼を落とし、もう一度見えた世界にも、彼が居て。胸が締め付けられた】
【右腕を落とし、その手を胸元へ当て、彼の言葉を、否定する】

……。違う、……傷付けた。……

【青年を眠らせ、連れて行こうとした張本人は、異形だった。青年を、丁重に扱っても】
【連絡に関しての問い掛けに、頷きを返すだろう。然し、再び人間を襲うであろう紅い屍の姿を想像し、暗い表情を浮かべた】
【今運んでいた青年を手放しても、目的の為に、行動し続けるだろう。結局の所、異形は、躊躇しながらも傷付け続ける、偽善に満ちた存在だった】

……。話すと、……長くなるから……

……でも、……記憶は……戻ってる。……
……。カレルも……何か、……変わったこと。……あった……?

【矢張り彼は、心配から行動していた。この様な容姿に成っても、人を傷付けても。彼は、変わらず接しようとしてくれた。それが、嬉しくて】
【自分の経緯のことで、彼の時間を取ってはいけないと考えた。僅かに口元を緩ませ、初めて笑顔を見せるだろう】
【雨音に混じった言葉は、小さな声量で紡がれる。刀は再び左腕に戻る】
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/29(日) 22:36:38.08 ID:wr9ZVSdEo
>>91

【森林のように穏やかな貴方に、胸の高鳴りも徐々に沈んでいって
気づけば、昔から貴方を知っていたかのように、親しげに思う彼女になってしまいそうなくらいに】


そう言っていただけると、何だか嬉しいですね……
けれども、繁栄の裏で、沢山のものを犠牲にしてきたのも事実です
世界にはもっと――――様々な種族が居たんですから

私達の歩みは、確かに素晴らしいもの≠ゥもしれません、けれども誇れるもの≠ナは無いと思うんです
命を救う#ュ展の裏で命を奪う#ュ展がある――――哀しいことに、人の繁栄は驕りというものを生んだ気がします

自分たちが世界で一番優れている、という驕り――――そう考えると、向ける顔もありませんね


【そう言うと彼女は貴方へと、どこか儚げな微笑を向けた
貴方が紡いだ考えるべきでないこと=\―――きっとその正体は彼女も理解しているのだろう
月下に開花する、一厘の華の表情は、傾いた月の灯りが作る影で――――今にも、消えそうなほどに、儚くて】

【そして同時に、彼女の言葉が、どこか可笑しいことに気づくだろうか
まるで観てきた≠謔、に、過去の事を語る、彼女
――――と、同時にエルフと会ったのは初めて、と言う彼女――――……
尤も、気にするべきでない、小さなことかもしれないが……】


……それは此方の言葉です、けれども一つ、言わせておいてください
確かに私はエルフ≠ニいう種族に興味があります、こう見えても教員の端くれなんですから
でも――――私が、貴方と友人になりたいって思った一番の理由は――――……


【貴方の手を握ろうとする、彼女の右手
少しでも力を入れたら壊れてしまいそうなほどに、華奢で小さなその手は、手袋に覆われていて
シルクの肌触りが、貴方の肌を優しく舐るように感じられるだろう】

【スラリと伸びた背中は、彼女のしっかりとした意志を感じさせるようで
その細い身に合わぬ、やや大きめの谷間は、月光のスポットライトを浴びて、綺麗に艶る
そっと紡いで、零す、言の葉が、妙にくすぐったく感じられるかもしれない】


――――貴方に惹かれたから、なんですよ――――ユング
私はシオン、シオン=エルミオール=オルテンシアって言います
シオンって気軽に読んでいただけると、嬉しいですよ


【くしゃ、と映える微笑は、今まさに開花した花のように
潤沢に満ちた、少女の微笑であった】
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/05/29(日) 22:36:39.97 ID:YJIoTLkAO
>>97
【少女はクスッと、また笑った。右肩の黒い魔翌力が禍々しく蠢いて】

【帰ろうとする少年を引き留める気はないのか、黙って見送ろうとする少女】
【だが振り返った少年の問いにそうね、と頷いて】

教えてくれる?私はセシリア・ランツよ

【まずは自分から、と名を名乗った】
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/29(日) 22:41:51.36 ID:YFHBgZjAO
>>103

セシリアね、僕はスーフォンだ

【短くそれだけを伝えると、彼は歩き出すだろう】
【色々と足りない所もあったが、まぁ及第だ】

(もう少し、広げて起きたいかな……)

【そんな事を考えて、彼は去っていった】


/ こんな所かな、お疲れ様したー
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/29(日) 22:42:24.80 ID:1n8jvafWo
>>96

――――――…………。

(空から人が落ちてきました)
(私は移動する予定でした)
(空から落ちてきたのは、少年のようです)

【情報を一つ一つ、整理していく。状況を把握するにはまず冷静になる事だ】
【少しずつ虱潰しに現状を理解して、最善の行動を導き出すために】
【幾つかの簡単に判断できる情報を頭の中で整理して】

【なんて事をしている内に、ぼやきながら立ち上がった少年】
【その少年の姿は、割と見覚えがあるような、そんな気がした】
【否、気がした、では無くその通りなのだろうが】

…………御機嫌麗しゅう、エルフェス様。

【此方を見て冷静に身を引いた少年に対し、驚愕の表情を平静なものに戻し】
【両手を前に揃え、まるでメイドさんよろしくペコリと頭を下げた】
【シルクハットは不思議な力で落ちない!】
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/29(日) 22:43:23.38 ID:W32hcr0bo
>>92

う、うるさ――――
あ、いや。確かにそうだった、かも……煩かったら、ごめんねっ?

【直接的な、歯に着せぬ物言いに絶句しつつも件の煮え切らない態度は既に無く、切り返す、と同時に謝意を示して】
【頬をより一層紅く染め、視線を地に落として上目に、少女を見遣った】


まあ、そうなの……かな?まあ、ただご飯買っただけなんだけど―――
見ての通り、ローテクを地で行く人だからね……って、キミも初めてだったのかいっ?


いや、命が〜……なんて言うから、てっきり“その筋”の人か
と思っちゃったよ……

【安堵の色を露にしつつ頭頂部に手をやって、指先で何度か掻く仕草】
【軽い冗談らしく――少なくとも本人はそのつもりで、 場所代や警備代を要求する方々を、少女に準えた】

【余談だが、女の持つ紙包みからは揚げ物の香ばしく、辛味を含んでいるのだろう――鼻をつく刺激的な香りが発せられていた】
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/29(日) 22:47:22.87 ID:UHahQPNHo
>>100
【挑発に、容易く火憐は乗った】

――――ッ、貴様、貴様、貴様ァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

【轟ッ!!】
【火憐の髪が逆立ち、火焔と化した。角は赤熱し、火憐の周りには蜃気楼が生まれている】
【吹き上がる妖気は、左手の刀に注ぎこまれて、砕け散った=z

【その代わり、握られたのは、漆黒の劫火≠サのものだ】

【その瞬間、卵の魔力が、その焔の一点に集中されていき、火憐の悪意が、一瞬だけ、消える】
【そして、火憐はそれを逃さず、すっ、と息を吸って、己を冷やして】

――――は、は。ったく、私らしくもない、そうだな。ああ、らしくない、全くだ。
主義主張無く、只斬り合いたいだけなのに、なんで、世の中は、こうも複雑なんだろうな。全く、悲しくなる。

ああ、だが、そうだな。
これだけは、やらなければならない。主義の為に斬らねばならない=B
だから、コレは、死合なんかじゃない。戦いなんかじゃない。
一方的な私の八つ当たりだ、それでいい、其れで構わない。

【構える刃は、心の冷えに比例して、落ち着いていき、焔のように毛羽立つ刀と化して】
【心を冷やしたぶん、その熱を剣に込める様に、刀から強い蜃気楼が生まれている】

そういえば、名前も聞いていなかったか。まあ良い、死合じゃないんだ、どうでもいい。

ああ、言っておく。義妹だ、血も繋がっちゃいないよ。

【どこか、吹っ切れた様子で、火憐は刃を相手に向けて】

【――――行くぞ】

【そう呟くと、火憐の髪が焔と化して噴射、焔の尾を引いて、滑るように移動していく】
【人の身ではできぬ、異形の剣技がそこにあった。しかし、打ち込む様子は無い】
【丸で、相手の攻撃を待っている≠ゥのような、そんな気配】

(……あの技、使えるかどうか――――)

【制御された猪突猛進≠ナある。火憐の本来の在り方は】
【同じ猪突猛進でも、先程までとは違うと分かるだろう】
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/29(日) 22:48:00.92 ID:hYKKqGeAO
>>101

……ん、そうか。

【其れ以上を、青年は深くは聞こうとしない、只、その言葉を聞き頷くと、病院に「怪我人が居る」とだけ連絡をして】
【ぱたん、と携帯電話を閉じると、少女に少し場所を移すように提案をするだろう】

僕にも色々、有ったかな、まあ、やっている事は大して変わっていないんだけれどね。
今は、ちょっと、機関に関する事で情報が欲しくて動いているんだけれど……ね。

……流石に、檸檬に『僕の為に機関を裏切って情報を寄越せ』なんて言えないし、仕方ないか。

【そう言って、少女のドックタグを見て、苦笑い】
【情報は、正直に言えば喉から手が出る程に欲しい】
【でも、だからといってそんな無茶を友人にはさせられなかった】
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/29(日) 22:48:44.00 ID:JQHJsk0Do
>>99

……いや、それならいいんだけどさ。
ただ甘やかすのもどうかと思って、色々厳しく言っちゃったからさ。

【クスリと、ほほ笑みを浮かべる】
【なんだかんだ言っても、大人な一面もあるということである】
【ただ"日常"では、子供な面が目立ち過ぎてしまっているというだけで】

───……そっか。
俺の気にしすぎだったなら、いいんだ。

じゃあ、元気でなカンナ。またなッ!

【何か感じるものの、深く踏み入るまでには至らない】
【結果、カンナの言葉を信じて、見送ることにした】
【ニッコリと笑顔を浮かべて、去っていくカンナの背中に手を振る】

【その後残ったピザを食べながら、ふと窓の外に目を向けて】

…………雨、止まないなー。

【降り止む気配の無い雨に気分が滅入って、誰かさんと同じことを言って】

早く──晴れれば、いいのに。

【一言だけ、付け足した。特に深い意味も、無いのだろうけど】

/お疲れさまでしたー。
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 22:49:59.09 ID:17+ioAKdo
>>105

麗しくねえよチクショウこれで気分が良いヤツがいたら見てみたいわ。

【恥ずかしさを隠すように髪の毛を掻き上げグシャグシャーっと】
【そしてそっぽを向くように視線を少女からズラす】

今後絶対屋根の上を移動したりしねー……。
……で、レミカだっけ?テメーさんはこんな所で何してんだよ。

【「フン」と鼻を鳴らしながら挨拶を返さない、悪いヤツ】
【自分の醜態について突っ込まれそうになる前に話題変更してしまおうと】
【何の気なしに少女がここにいる訳を訪ねたり】
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/05/29(日) 22:50:10.57 ID:YJIoTLkAO
>>104
【彼が去った後、彼女も路地裏に消えていく】

(データベースには……まぁいいか)

【なんて、いつかの時と同じようなことを考えながら】
【自身が殺した男に一瞥もくれる事なくその場を後にした】

/お疲れさまでしたー!wikiにページが見当たりませんでしたがスーフォンというのはひょっとして偽名でしょうか
/絡み記録の為に本名があればお教えいただきたいです
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/29(日) 22:52:03.30 ID:YFHBgZjAO
>>111

/ Wikiにページ作ってないんだぜ
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/05/29(日) 22:55:40.78 ID:YJIoTLkAO
>>112
/OK了解です、改めてお疲れさまでしたー!
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 22:56:45.98 ID:F6UZ/mWPo
>>102

私達も日々を生きるために、森の住民の命を奪います。
獣は草を食むより小さな獣を狩り、小さな獣も植物の命を摘み取る。

犠牲なくして生き物は歩むことが出来ません。
そして全ての生物が望むことは「種の繁栄」です。
如何なる形であったとしても、それを果たした貴方達は種として優れている。
だからこそ、私は貴方達に興味を持ち、知りたいと思うのでしょうね。

【少女の言葉を神妙に受け取り、自分の視点から見た考えを加える】
【人間が多くの悲劇を齎したことも、知らないわけではない】
【しかしそれを知った上で、エルフは彼らを種として尊敬し知りたいと願っていた。】

【そして、エルフは少女の違和感には気づかない】
【察するにはエルフは余りにも人間に対して無知な存在であったから】

……ふむ。シオンさん、貴女の気持ちは分かりました。
貴女は「エルフ」ではなく「ユング」を友としたいのですね。

ならば、私も「人間」ではなく「シオンさん」と友人になりましょう。
私達は刻む時も違う種族ではありますが
私はこの生命尽きるまで貴女との親交を忘れません。
今までもそうして、多くの友を見送ってきましたので……。

【シオンの手を優しく握り返して、ユングは彼女に微笑み返す】
【笑みの中に僅かに混ざるは寂寥か、しかしそれも隙間風のように小さなもので】
【断ることがなかったならば、この瞬間からユングはシオンを「友」としてみなすことになるだろう】
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 23:00:40.83 ID:/44/0uqpo
>>107

(――猛れ猛れ、花城火憐。勝ちの為にも、私のためにも)
(そうだ。主義主張なく斬り合うことが、どれだけ私にとっての糧となるか)
(貴様が燃え上がれば上がるほど、私の冷えた芯が小さく――――?)

――――、―――………なんだ、貴様もか。

【つまらんな、と。実際心底つまらなさそうに、左目が閉じる】

【いや、けれど。感じるのだ、目を閉じても、その熱気と闘志を。】
【少々不服だが、いいだろう。どう見ても、これは極上の戦いに違いない】
【八つ当たりで結構、私は私で好きに相手をさせてもらう、と―――】

【――――静かに瞳を開きながら、軍靴を響かせ、歩き、近寄り。】

マーク・マーギュリス・ガルニエ。死ななかったら、覚えておけ
戦いが生きがいでな、貴様のような人間は嫌いでは無い。

【「が、ここで終わりだ」―――歩く、その一歩ごとに、光の水晶が地面に出来る。】
【コツンという音のごとに、きれいな塊が足に添えられると、考えれば易い】
【どういうことなのか。何をするつもりなのか。分からないが――――もう、すぐ、両者は触れ合う距離に入るだろう。】
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/29(日) 23:01:59.60 ID:KhnRk4+90
>>85

きみ、良く「ご飯を買う」なんて気が起きたねぇ。
ここでは大きな声じゃ言えないけど、闇市ってのはさ、
本来は存在してはいけないものだから――「闇」と冠されるんだよぉ?

気軽に眺められるのは、機械の一部になるやつだけ
自分の――血肉になるものは、僕としたら遠慮かなぁ

【女の言葉を耳にしている間、やはりラジオを何度か見たけども】
【白と銀を基調に幾許かの光沢を帯びた筐体には】
【特に可笑しな所は無く――ラジオ機として、欠けたところも無い】
【これ以上は後回しで良いと、完全にそちらへの意識は失せて】

 【なおこの機種のラジオ。今の周辺地域の界隈では有触れたものだ】
 【しかし一つとして「売り物」としての展示はされておらず】 
 【店内用の備品として――なぜだか、そこかしこに】

【葡萄色の双眸は、どこか咎めるようなトーンを帯びる】
【健康については――人並みには、こだわりがあるようで】

ローテクを地で行くのが良い事かは知らないけど、僕も初めてだよぉ

放送機材に使えるものを探してたんだけどねぇ、最初は
なんでだか――こんな所に興味持っちゃってさぁ

……まぁさか。
寧ろ、僕はそう云う人間の敵で有りたいと願う者だよ

【先に記したような事を述べた手前、袋には興味を示さず】
【幾つか、興味を誘うような言葉を散りばめながら】
【のんびりとした口調で、人物は応対を続けて行く――】

ただ、そうは言ってもさぁ。
最近は、この辺りの治安が改善されてきているみたいでねぇ
良い事だとは思うけど――突然で、少し気になるのさ

……あ、興味を持った理由って、これか。
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/29(日) 23:03:07.56 ID:KhnRk4+90
>>85

きみ、良く「ご飯を買う」なんて気が起きたねぇ。
ここでは大きな声じゃ言えないけど、闇市ってのはさ、
本来は存在してはいけないものだから――「闇」と冠されるんだよぉ?

気軽に眺められるのは、機械の一部になるやつだけ
自分の――血肉になるものは、僕としたら遠慮かなぁ

【女の言葉を耳にしている間、やはりラジオを何度か見たけども】
【白と銀を基調に幾許かの光沢を帯びた筐体には】
【特に可笑しな所は無く――ラジオ機として、欠けたところも無い】
【これ以上は後回しで良いと、完全にそちらへの意識は失せて】

 【なおこの機種のラジオ。今の周辺地域の界隈では有触れたものだ】
 【しかし一つとして「売り物」としての展示はされておらず】 
 【店内用の備品として――なぜだか、そこかしこに】

【葡萄色の双眸は、どこか咎めるようなトーンを帯びる】
【健康については――人並みには、こだわりがあるようで】

ローテクを地で行くのが良い事かは知らないけど、僕も初めてだよぉ

放送機材に使えるものを探してたんだけどねぇ、最初は
なんでだか――こんな所に興味持っちゃってさぁ

……まぁさか。
寧ろ、僕はそう云う人間の敵で有りたいと願う者だよ

【先に記したような事を述べた手前、袋には興味を示さず】
【幾つか、興味を誘うような言葉を散りばめながら】
【のんびりとした口調で、人物は応対を続けて行く――】

ただ、そうは言ってもさぁ。
最近は、この辺りの治安が改善されてきているみたいでねぇ
良い事だとは思うけど――突然で、少し気になるのさ

……あ、興味を持った理由って、これか。
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/29(日) 23:03:46.24 ID:KhnRk4+90
//おっと、>>116>>106に向けて、です
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/29(日) 23:06:07.98 ID:hedvfBLDO
>>98

あぅ、だ…大丈夫ですから…。

何だが、大変そうですね…

【少女―ブルーライン、否正確には“ロゥ”と呼ばれた方の人格の少女が水切りをした事により、】
【身体はまたしても濡れて、護は拭き直す事となる。】

【ロゥに指摘するブルーラインに護は多重人格――同一人物と言うより、母と娘、親子のような印象を受ける】
【”自分の中から生まれた”と言う点ではある意味それはあってはいる……―のか?】

…――まぁ、
『結果的には』、機関員に襲われた、事になるのでしょうか…

【何処か曖昧に、護はそう言った】
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/29(日) 23:08:48.60 ID:1n8jvafWo
>>110

……そうですか。趣味かと思ったのですが。

……道を歩けば何かに捕まり、其れを避ける為に跳んでいたのでは?

【少年の返答に、自分の考えと違ったと首を傾げて】
【何時か何処かでの出会い。あの時の様な事態を避けようとしていたのでは? と】

【然し、次いで出てきた少年の言葉に、其れほど大事でもないのかと考え直し】

……ええ、レミカで御座います。御覚え頂き光栄に御座います。

【名を呼ばれ、なぜか深々と御辞儀。妙にその仕草が似合っていたり】
【ただ、こんなキャラじゃ無かったが故の違和感も拭えない】

…………人探し兼、暇つぶしに御座います。
……私は私なりに、思うことが幾つか有るものでして。

【簡単に、こんな所で何をしていたかの説明】
【此処からでは表通りは少ししか見えないが、それでも人を探していたのだろう】
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/29(日) 23:10:05.06 ID:UHahQPNHo
>>115
――――おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!

【怒りではなく、己のために己を奮わせる°ゥびをあげる】
【明鏡止水の境地とは言うが、火憐の考えは違う】
【思いを乗せてこそ重い斬撃が生まれ出ずる=Aという考え】
【故に、叫び、威り、怒るのだ、思いを乗せて、刃を叩き込むために】
【殺人とは究極の自分本位である。故に、火憐は己を正義とは思ってなど居ない】

【その雄叫びに、己の体も熱を返して、燃え上がって】
【きゅぅ、と瞳孔が締まり、そして、髪がばさぁ、と広がり、その速度を上昇させていく】
【刀は袈裟に振り上げられ、いつでも放てる態勢に有る】

【この戦いは、善と悪の戦いではない、其れ以外の何か≠セ】
【氷の如き鉄の女と、焔の如き鬼の少女】
【嗚呼、なんと対照的か。そして、なんとその在り方の似通っていることか】

【接敵。直後、ガルニエの首筋に、凄まじい熱気が襲い来るだろう】
【まるで、斬撃が襲い来るかのような、それに相手は同反応するか】
【そう、妖気と殺気を込めた熱気だけ≠放った、フェイントである】
【未だ、刃は振り上げられたまま】

【――――狙いは、カウンターであった】
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/29(日) 23:14:03.13 ID:MZcTHYVr0
>>108

【彼の提案に肯定し、青年が倒れている場を、離れようとするだろう。路地裏の壁を伝って、前へ歩もうと】
【其の後の問い掛けに、笑顔が消え、戸惑う。否定する可能性を、多く含んだ表情だった】

……。……情報を、……

【異形は、機関のやり方に賛同出来る性格では無い。だが、この場所に恩があるし、現在身を置いている以上、裏切る行為は出来ない】
【躊躇った結果、断ろうとも思った。 然し、今、異形を傷付けなかった友も、無論大切な存在で】
【そこまで思考してから、彼の性格を考え、連想した言葉を問い掛ける】

……それは……人を。……助ける為……?

【彼は、誰かの為に、情報を欲しているかもしれないと考えた】
【その場合ならば、と前置きしてから】

……。……少しだけ、
……余り……重要では無い、……情報なら。……

【情報が漏れ、他の人が困る場合は躊躇した。然し、異形ならば、深い闇に堕ちてしまっても、機関に殺されても困らない】
【それは、自己犠牲の精神で、自分に酔っているだけかもしれないが。それを恥じて、】
【機関の根幹に関わる情報ならば、提供出来ない。図々しく、条件を二つも付けて、今この場で答える事を約束するだろう】
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/29(日) 23:14:03.27 ID:UHahQPNHo
>>115
//シャワー浴びてきますすいません!
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/29(日) 23:15:35.47 ID:Bq3IGF9no
>>119
”本当にすまないね、精神年齢はまだまだ子どもで…”
”拭き終わったらタオルはロゥに手渡してくれ、ちゃんと直す”

【自分を拭き終えた猫は、少年に手を差し出して受け取るまで待つだろう】
【申し訳なさそう…といった風情はなく、与えられた仕事をこなすんだという謎の意欲に満ち満ちたドヤ顔で】

”原因は…説明が難しいけど、偶然の産物だろうね”
”おかげで機関とも縁ができたから、今度喧嘩を売ろうと思ってるんだけど…”

【徐々に言葉に剣呑さを混ぜ始めたラインは、少年の変化を見逃さず】

”…何があったの?”

【内なる魔法使いは、基本的にお人よしだ】
【言葉を交わし、知り合った相手が、『そんな顔』をするのを無視できなくて】
【真剣に、問うてみる。何が君にそんな顔をさせるのか、と】

【猫も相手の様子が変わって、怪訝な表情だ】
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/29(日) 23:17:33.27 ID:wr9ZVSdEo
>>114

【でも――――と、心から漏れ出すのは、逆接的な言葉で
上手く飲み込めないのは、彼女の心当事者≠ニして、人間としての彼女
貴方の思いは素晴らしい、からこそ――――受け入れるには、重すぎて】


……違います、私達はそんな――――優れたモノではないんです……
私達は、時として……必要以上の狩りを行います
確かにそこには繁栄≠望む気持ちもあるかもしれません

――――けれども……哀しいことに、それほどの理由も無く、殺人が行われ、略奪に喘ぐ人々がいるのも事実です
こんな、こんな私達を優れてるなんて、言って欲しく無いんです――――……

……何だか、湿っぽくなってしまいましたね――――すいません
実は私……Justice≠ニいう組織に所属していまして、活動の一つ、として治安維持を行っているんです
その中で――――沢山、人の嫌な姿を観てきて、それで……っ……


【整理がつかない心を、まるで散弾銃のように、ただただ撒き散らしていく
紫苑色の瞳には、夜露のような潤沢が満ちて、透き通るような言の葉は、水面に落ちて、潤いを混じらせて
涙のようなノイズが言葉に滲むと、ぎゅっと彼女が、スカートの裾を掴むのが視界に入るだろう】

【彼女にとって、エルフは憧れで、その憧ていた貴方の願いが――――嬉しくて、同時に、情けなくて
相反する感情は、混ざることなく反発しあい、ぱんっ、と軽い音をたてて、今にもはじけそうなぐらいに
揺れて動く心が、今にも爆発しそうなぐらいに――――……】


――――っ……それはとても、嬉しい言葉ですね
聞いた事があります、エルフはとても長く生きる≠ニ――――……

きっと、貴方にとっては、私の存在など線香花火のような一瞬に過ぎないのかもしれませんね
でも――――どうか、こんな人が居た、って覚えていてください

生き物≠ヘみんな思い出、として残っている限り、その者の中で、生き続けることができるんです
そして、貴方が思い出すたびに、閉じた瞼を開いて、貴方の感じた心を共有できるんですよ
私が居なくなった先の未来で、私が見れない筈の世界を見る――――……そんな夢を託しても、良いですか?


【思い出=\―――その言葉は、どこか強く込められているように感じるだろうか
ニコッと貴方へと微笑を向ける彼女は、一片の穢れの無い純粋な色を帯びていて
キラキラと、二人の間に注ぐ月光が、彼女の表情を――――クッキリと、彩って】

【また同時に、彼女の言葉は――――貴方の最後の言葉に向けたものでもあるだろう
貴方の笑みに混ざる微かな違いを、彼女はそっと、味わおうとしたのだ】
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/29(日) 23:22:02.91 ID:lkJ9qcbIo
>>109
【少女は去っていった】
【手を振って、微笑んで──「またね」と】

【それっきり、店は静かだ】
【休日ならばもう少しいても不思議ではなさそうなものだが】
【いつの間にか、残っているのは双葉とサラリーマンだけで】

【その男もコーヒーを飲み終えた、そんな折】
【男は懐から黒塗りの携帯端末を取り出し、通話ボタンを押す】
【誰からの着信を受けていたようであった】

【男は、はあ、とか、ええ、とか、そうですか──と】
【軽い相槌だけを打つと、通話を切り、それを懐に収めながら立ち上がった】


「晴れれば、いいですなー」

【──ふと】
【サラリーマンが、双葉の席の側を通り過ぎる際に、呟いた】
【柔和な笑みだった。その視線はただ前へと向けられて、不動】

【かつ、かつ、かつ】

【革靴の底が床を鳴らし、カウンターに向かって歩んでいく】
【革張りの黒財布を取り出し、コーヒー代をぴったり払った】

【店員に一礼しながら、「ごちそうさまでした」と微笑み踵を返す】

【傘立てには、二本だけが残っていた】
【双葉が持ってきた若草色のものと、】
【濡れた鴉のような深い黒の高級傘】

【サラリーマンは、店員から受け取ったレシートの裏に】
【胸ポケットの万年筆でさらりと何かを書きとめると】
【そのレシートを、若草色の傘の取っ手に貼り付け】

【からん、ころん】
【扉の鐘が鳴って、サラリーマンは出て行く】

【レシートの裏。いつか手にとって、見てみたならば】
【双葉は、以下のような文言を目に出来ることだろう】


 【「ざんねんながら あの子は いただきました」】
 【「かえしてほしくば なんてね。かえしません。復讐 だからね」】

 【「バハーハイ。親愛なるCanossaの誰かより」】


【いやに達筆な文字だった】
【その終止符代わりに打たれていたのは、『Canossa』の文字】


【静謐な夜の街に、雨は降り続いた】
【店を出た男は、闇夜に溶けたように姿を消す】

【つー、つー、つー】

【店の近く】
【橙色の携帯端末が、通話中のまま雨に濡れて転げていた】
【その側には、盾を模したピンバッヂ。どちらも、彼女のものだった】

【雨は降り続く。冷たく、静かに】

//ぁあ遅くなって申し訳ないです。お疲れ様でした、ありがとうございました!
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 23:23:07.40 ID:17+ioAKdo
>>120

そんな趣味してたまるか、お前はオレをどんなキャラだと思ってんだ……。
あのな!オレはそんなに悪いことしてないから!いきなり誰かに追っかけられるような事してないから!

【言うは易く、実際少年がそんな人物かは分からない】
【というかむしろ悪いこととかしょっちゅうしていそうな勢いである】

そういや今日は2人組じゃねーのな、妹だか姉だかあのうっさいやつはどしたんだよ?
もしかして姉妹喧嘩とかでもしたのかそうかそうかざまあ見ろ。

【少年にとっては少女は2人組でいる印象が強いのか】
【思い出したようにもう1人の少女の事を口にする】
【そしてやっぱり酷いヤツ】

人探し?へー……お疲れさんだなそいつは。
まあ精精頑張ってくれたまえよ、でも路地裏は危ないから気をつけろよな。
そういやオレも路地裏を一々通りたくないから屋根伝いに移動してたんだぜ、危ないからな。

【幾ら戦闘慣れしているからといって不慮の事故のように生命が終わる可能性が無い事もない】
【危険はなるべく避けるのが合理的、……と思いながらも落下してしまうとは本末転倒だった】
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 23:23:29.11 ID:/44/0uqpo
>>121


………暴力的で、中々良い“一撃”だな。


 だが、悪い。私のコレは、刀や槍の一撃とは異なるよ
 
 加えて言うなら、近頃眼と腕と神経を負傷してな
 防御なんて生半可なモノは、温い頃の戦場に捨ててきた。

【来たぞ、熱気だ。いや、しかし、この“鉄”はそんな事では溶けてやらない】
【捨てているのだという。もし熱気が刃なら、そこを切れていたのでは】
【実際、そうだったのか。どちらにしても、ガルニエはそこまで、動じなくて】

【一歩だけ、最後の一歩だけは、大きく。刃を振り上げた敵に、踏み込んで】


【ドッ、と。一瞬で、ガルニエの足に呼応して、無数の光で出来た水晶が発生する】
【それは幾千の刺となって空へと―――つまり、火憐へと、尖る穂先を向けて、伸び続け】
【相手の血肉を抉って穿たんと、大凡ガルニエの前方、100°に広がりを見せる。】

【なるほど、確かに普通の攻撃ではない。だが、ガルニエ自身は無防備だ】
【果たして此処に一撃をたたき込めるかは、剣技の術者次第と云える】

【―――但し。この水晶を、以前の槍や台と同じ硬度と思ってはいけない】
【事前に、発行していた。それは今になって“溜め”と分かり――即ち、特別なモノだと。そう分かるはずだ。】
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/29(日) 23:27:23.82 ID:W32hcr0bo
>>116

え、闇だろうが、別に食べられば良くない?―――美味しいよ?多分。
人生のうち寝ている間に4匹は蜘蛛を、なんて良く言うしさ。

大っぴらに闇ですよ、って公言してる分、信用もできない安物のご飯よりはマシだ、と思うんだけどなあ。

【得てして探検家と生存主義者は、密接な繋がりがあるようで】
【何が入っているともしれぬ揚げ物の包みを両の手の間で、左右に往き来させつつ、不思議でならない、といった表情】
【紙の折り目、その間から「重油使用」だとか「アンドロイド専用」といった文字が垣間見えるが―――気のせいだろう、そう願いたい】


機械なんて、あたしには無理無理……拳銃の分解清掃するので、手一杯なんだよ?
放送機材なんて、夢のまた夢―――あ、それでラジオなんか―――って、脱線してないかいっ?

【先程から相手の興味の対象となっていた件のラジオに初めて視線を通すも、生憎そういったものには、疎い】
【精々、放送とは何ら関係ないであろう、という事実に気付くのみで、咎めるというより、茶化すように半畳を入れた】


そう、なんだ……いや、そうだ……ね?
初めて来たけど、例のそういう人も居ないしね、キミの場合は勘違いだったし。

度合いが解らないから何とも言えないけどさ、裏で何か、あったりして―――どこかの組織の陰謀とか!

【陰謀論、何とも素晴らしい響き。空想主義者にとって、妄想するだけで垂涎ものの、ある意味の理想】
【的外れなのか、正鵠を射ているのかは定かではないが―――どこか神妙な表情で語る。今はまだ、机上の空論】
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/29(日) 23:27:42.37 ID:hYKKqGeAO
>>122

うん、こればっかりは迂闊に動く訳にはいかないから、ね。
正面からぶつかって勝てる相手じゃないから、こうやって地道に動かないと。

【かつん、かつんと足音を立てながら、青年は少女の少し先を歩き】
【そして、裏路地でも奥まった人気の無い場所に、移動するだろう】
【当然、此処なら戦闘しても問題無いとかそういう理由では無く、少女の外見を考慮した結果、人目が少ない場所が良いと思ったからだ】

うん、二人程、機関の事で困っている人が居てね。
その人達を、助けてあげたいんだ。

【そして、青年は、返答をしながら少女に向き直る】
【その緋色の瞳に宿るのは、相変わらずの真剣な色】
【自身の足を少女が銃で撃ち抜いていたあの時と、同じ色だ】

檸檬、僕が求める情報が、重要な情報かどうかは君に判断して貰いたい。
教えられないなら、それで構わないから、そう言ってくれ、檸檬を恨みはしないと約束する。

だから、機関に君が漏らしたとバレないように、ね。
友達を助けたいから僕は動いている、でも、友達を救う為に友達を喪うんじゃ、本末転倒なんだ。

【聞く前に、青年はまず、そう告げる】
【絶対に、自身が恨む事はしないから、自分が漏らしたと特定されるような情報は語らなくて良い、と】
【仮に、重要度が低くとも、少女を含む一部の人しか知らないような情報なら、危険が及ぶ可能性が有ると考えたからだ】

……それと、ありがとう、檸檬。
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 23:37:49.20 ID:F6UZ/mWPo
>>125

私は人間が多くの「欲」を持つ事は知っています。
その欲が時として滅びを生み出すことも、知っています。
ですが、その欲こそが人間という種の力なのではないですか?

私は幾千年も変わらぬ森の中で生きる民
森の民や人間のように多くの欲や多くの文化を持たず、緩やかに流れる悠久の時間を生きる種です。

人間は欲を昇華するべく多くの物を生み出し繁栄し、進み続けてきました。
一刻として同じ時間に留まらず、何代も掛けて築きあげた貴方達の文明は美しいものです。

【ユングは顔を少し逸らし――人間の住む場所があるであろう方向に視線を向けながら】
【横目でシオンを見つつ語る】

……貴女は、治安を守っているのでしょう?
ならばなぜ、人間という種を信じることが出来ないのでしょうか?
私は貴女の境遇を知りません。人間の事も多くは知りません。

しかし、私も「森の守護者」、相手は違えど護る者です。
私は森を愛し慕ってているからこそ、こうして弓を持っているのです。
そして私はそれを誇りに思っています。――シオンさん、いえ、我が友シオン。貴女は如何なのでしょうか。私はそれを知りたい。

【咎めるような言葉、しかし口調からするに純粋な疑問なのだろう】
【森を愛するからこそ守護し生きているユングは、シオンが何故「護る者」であるのか判らなかったのだ】

幾つの時を生きることが出来るか、正確には私には分かりませんが
私はこうして友と語らう一瞬をとても大事に思っています。

きっと、長く続く私の生の中で我が友シオンの名を忘れることはない。
それが私の「友の誓い」。
託し約束を交わしたならば、私はこの森と共にそれを護り続けましょう。

【ユングは正直な語り方をする】
【気持ちのままに偽りは殆ど含まず】
【気取ったような、冗談のようにも聞こえかねない「約束」を、至極真面目に彼は語った】
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/29(日) 23:38:02.01 ID:1n8jvafWo
>>127

……どんなキャラと申されましても。
……そうですね、普段は飄々としているように振舞いながらも
其れなりな過去を抱え、其れでも尚運命に立ち向かっている一人の少年――――

……みたいなノリだと楽しいですね?

【つまり、どういうことだってばよ……】
【少年のことを良く見ているのか居ないのか、返答はふざけ半分のようなもの】
【某姉との路地裏での一件を知っている為、このような回答になった訳だが】

……ええ、レミアはのんびりするのが苦手なので。連れ歩くのは疲れます。
……レミラはバイトがありますし、他の子達も他の子達で仕事がありますので。

【姉妹喧嘩云々については、そもそも触れずに澄ました顔でスルー】
【一人で居る理由を赤裸々に告白して、じぃ、と少年へ半目を向けて】

…………御心遣い、感謝いたします。
……上空もまた危険だと言う事が証明されましたので、結局路地裏は必須な訳ですが。

【さり気無く此方の事を心配してくれる少年に対し、少女は冷静そのもので】
【感情の余り表に出ない表情をキープしたまま、数拍】
【こくり、と。小さく何かを納得するかの様に頷いた後】

――――……エルフェス様。貴方に少しばかり質問が。

……己の生まれ、育ち、その他諸々――"本当の過去、本当の自分≠知ることは、幸せな事でしょうか?
……それとも、何も知らぬまま、唯ある今を生きて、死んでいく方が幸せでしょうか?

【「貴方様は、如何思われますか?」】
【そんな疑問を投げかけて、無表情のままかくりと首を傾げて見せた】
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 23:38:47.94 ID:F6UZ/mWPo
>>131
/森の民や人間のように多くの欲や多くの文化を持たず☓
/森の民は人間のように多くの欲や多くの文化を持たず◯
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/29(日) 23:40:12.16 ID:UHahQPNHo
>>128
――――ッ、そっちこそ。

【放たれた一撃は、凄まじい、成程無数の槍衾、光輝纏いし水晶のファランクス】
【しかし、火憐は――――】

逆噴射――――ッ!!

【髪を焔と化すことに依る推進の方向を、変更、全力で一歩♂コがり】
【体をほぼ270°程に捻ったのだ。そして、刀を握る左腕も、捻られた】
【捻りの動きで、軸をずらす結果と成った、が、それでも無数の水晶は火憐の身に突き刺さって】
【血の代わりに吹出すは、地獄の業火】
【その劫火が、刀身にまとわりつき、圧縮されていき】


――――光炎万丈閃<b!!


【直後、水晶を撃ち貫くように螺閃≠ェ放たれた】
【当然、水晶に体の正面を向ける形、体に次々と水晶が突き刺さり鮮血をまき散らしていく】
【だが、既に螺閃≠ヘ放たれた】

【それは、剣技と言っていいのか、既に定かではない】
【刃に圧縮した高熱の妖気を捻りの開放と同時に螺旋の形で解き放つ、光の熱線≠ニ言って良い技、種別としては、突きに当たる】
【貫通力に特化した、抉り貫く光の剣技。奇しくも、その剣技の外見は、ガルニエの扱う光と似た形となったのだが】
【岩盤を掘り進むかのように、ドリルの如き回転をする圧縮された妖気は、水晶の槍衾に直進していく、その行き先は、ガルニエただひとり】

【火憐の刀に、水晶が当たった、砕ける】

【もはや、妖気を解き放った状態では、武器生成も難しいだろう。コレが同じく最後の一撃と成るはずだ】


届け――――ッおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!


【雄叫びと同時に、残り僅かな妖気が注ぎこまれて、わずかに勢いを増して。後は、その成果を受け入れるのみである】

【さあ、水晶と螺旋。どっちが、勝つのか。面攻撃と一点集中、何方も必殺に代わりはない。もはや、後は運のみか】
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/29(日) 23:50:23.24 ID:KhnRk4+90
>>129

それは無いねぇ、だって「闇」だもの
きみの言っている事を適応すると、正常なルールの下にあるものを、
何もかも信じられなくなってしまうんじゃないかなぁ――最後には。

もう少しばかり、法に基づく支配を信用して貰いたい
こんな所にいる時点で――言葉の力は、弱いのかも知れないけどねぇ

【女を見上げる人物の視線は、鏃の如く研ぎ澄まされ】
【その語気は強まり、相手の思想への否定に入る】
【しかしそれでも、最後に言い訳めいた事を置いてしまうのは】
【自分自身に――すこし、自信が持てないからだろうか】

 【些かばかり、眼が泳いでいた】
 【「敵」で無いものを相手にすると、心の青さは弱さに繋がるらしい】

……話を脱線させたのは明らかにきみじゃないかなぁ?
ノリツッコミ、嫌いじゃないというか寧ろ好きだけど――さ。

それとラジオを気にしてたのは、あの型がやたらと多く目に付くからだね
こんなに流通しているのに、どこのお店でも見たことが無いのさぁ
詳しいわけじゃないから――きっと、見落としだろうけどねぇ。

治安を乱す陰謀なら、少し前はよく聞いたものだけど――。

【ただ。この者は、会話に真面目に取り合おうとする姿勢は持っている】
【相手の躁的なテンションに、すこし辟易しつつも】
【葡萄色の奥に秘めた緊迫は、彼女の神妙にも負けていないかも知れず】
【それでも口元には、軽々しい笑みが灯っているのだけど――】


  【――そんな折。】
  【路地の向こうから、威容が少しずつ迫ってきていた】


【この湿っぽい時期に漆黒のコートで身を固め】
【左手だけを隠すのは、駅員のような純白の手袋】
【身の丈2メートルに届かんと言う――金髪碧眼の、屈強で実直そうな男性】

【それだけ見れば、まだ威圧感があるだけの人間】
【されど。彼の「服装」を遠目に捉えた着物の者は、】
【ふと後ろを振り返り――なにか、狼狽のようなものを表に/面に】

……そろそろ、時間かな。
きみ、名前はなんて言うんだい?

【どうにも唐突さの拭えない問いを、手短に投げかける――】
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 23:52:28.87 ID:17+ioAKdo
>>132

おお……――――ソウデスネ、タノシイデスネ。

【若干脚色されていない気がしないでもないが自分を真面目に評価しているようで】
【少しばかり感心したような瞳の色を浮かべたが、最後の少女の台詞でズドーンと落とされ】
【そしてもうどうでもいいやと片言】

なんだお前達の中でも働いてるヤツはいるんだな……以外……。
お前の片割れはどうかは分からない、ってか仕事とか窮屈とか言い出しそうだな……。

【あの小煩い少女、彼女が仕事を真面目にしている姿はまるで想像出来ない】
【というより想像したくないといった方が正しいかもしれない】

お心遣いって程心配してねーよ、全く……。

【言うだけならば誰でも出来る、気持ちが篭っているかそれは別の話】
【まあ少年の事だからそんな事をいいながらも多少は心配しているのだろう】

質問、て珍しいな……?

うーん、なんかいきなり難しい話を……そうだなあ。
知らないままで死んでいくってのも幸せなら有りだとは思うけど、オレだったら知っていた方が良いかな。
自分の事を自分で知らないのはなんだか気に入らないし、自分を理解したいじゃんか?
過去を知ったとして本当を知ったとして例え不幸になっても自分でそれを納得しているならオレは構わないけどなあ。

【何よりも自分の事を自分が一番良く知っていたい、それが第三者だというのは少年にとっては気に入らない】
【知らないよりも知って、それで納得して後悔するならそれでいい悔いは無いならそれでいい】
【仮染の中で生きて幸せであるよりは……いい】
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/29(日) 23:54:27.48 ID:/44/0uqpo
>>134

【簡潔に、記すとしよう。結果的に、妖と熱の螺旋はガルニエへと、届いた。】

【何処を貫いたのか―――見れば分かろう、胸部、ど真ん中をぶち抜いている】
【ただ不思議なことに、痕には白銀の骨格が残り、穴ばかりが空いていて】
【これが、刀そのものの物理攻撃なら同じ結果になったのか―――いや、きっと違うだろう】

【それにもし、ガルニエが目も腕も有ったなら、きっと防御をしていたはずで】
【そういった事象が重なった結果として、彼女は心臓を含めた幾つかの臓器を欠損した。】



【だが、水晶は消えない。砕かれた箇所からまた伸び、進み、狙いは一つ。】
【将を失っても、尚戦い続ける兵士の如く、火憐の全てを貫こうと、し続ける。】


【ドサリと、ガルニエが倒れる。左目は開いたまま、口元と胸部からは血を流して】
【そしてそれを食らうかのように、黒い泡が出現する】
【まるで空間を侵すかのようなそれはひどく不快なオーラを放ち、徐々にガルニエの姿を隠していく。】

【――――けれど、気にするべきなのは水晶だ。避けるか、受けるか、本能で判断しなくてはならない。】
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/29(日) 23:58:12.48 ID:wr9ZVSdEo
>>131

【――――確かにその通りだと、彼女自身も貴方の言葉を受け入れてしまう
彼女だって、人が嫌いな訳ではない、大好きな人だっているし、尊敬している人もいる
けれども同時に――――その人に対して、どうしようもなく怒りを覚えることもあって】


……そう言われると、言葉を返すこともできませんね――――
私は、貴方が人に失望する事を、恐れているんです……
美しいや、素晴らしい、と褒められる事に、悪い気持ちは感じません――――むしろ、嬉しさも感じます

だからこそ、貴方が人に、私達に幻滅してしまうことが……とても、怖いんです
……もし、貴方が、人の汚いところ≠知っていて、それを受け入れてくれた上で美しい≠ニ言ってくれるなら
その時は私も、こんな人に――――こんな、私達に、誇りを持てるかもしれませんね


【肺へと吸い込む空気は冷たく、しんと沈み込んだ夜の深さを感じる
それと同時に、周囲に集まっている獣たちの呼吸の味も、仄かに舌先に踊った
つまるところ、彼女自身が、自身に対しある種の嫌悪感を覚えているようにも感じ取れるだろうか
それを人≠ニして攻撃をすることで、自嘲的な表現になっている、かもしれない】

【言葉と言葉の間を紡ぐように、ごしごし、と彼女の右手が、彼女を拭った
声の調子は落ち着いたものの、表情が浮かないのは、不安げな彼女の思いを表していて
それも貴方の言葉に揺れて、少し悩むように俯きそうになる】


……私は、貴方と比べると、多分――――僅かな時間しか生きてきませんでした
それでも、私なりに、様々な出逢いがあって……

――――その中には勿論、私が言ったように、酷い人達も沢山いました
でも、それと同時に、それと同じくらい……いや、それ以上に、良い方達もいっぱいいました
私は、そんな人達を護りたいんです……

すいません、何だか……自分でも、何だか整理がつかなくて……
貴方と、ユングと話していると、その――――お父さんと話しているような、そんな気持ちになってしまって
ついつい、心に出たことをそのまま喋ってしまうんですよね……


【恥ずかしげにそう言うと、照れたように、頬を掻いた
表情はどこか苦笑の様子で、先刻までの憂いのような表情は消えた
でも、それはキチンと、自身の思いを語った、と伝えているようで】


ふぇっ――――……え、あっ……此方こそ、お願いします


【そのマジメな言葉に、少し不意をつかれたようで、一瞬きょとん、とした表情になったが
それも束の間、元の微笑が戻ってきて、貴方へと微笑を添えた】
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/30(月) 00:01:01.80 ID:QyCjE+wbo
>>137
【貫いた直後、襲い来る水晶の攻撃。未だ来るか、憎いが、それでも尊敬に値する、と火憐は、そう思って】

――――あああああああああああああああああああッ!!

【全力で、地面を転がるようにして、その水晶を回避しようとして、が】
【ぐちゅり、とその右腕を強く貫いて、骨を抉り、肘から先をちぎり取った】

……ッ、が……ッ!!

【全身に突き刺さる、水晶を、ぶるぶる、と体を震わせて、地面に落として】
【もはや、妖力尽き果てて、体もまともに動きはしない】

―――Y星の、剣……ッ!!

【ぎ、し、ぃ】
【軋みをあげるようにして、細くそして頼りない刃が一本、その手に生まれた、それはなけなしの妖気で作った物だ】
【それを、火憐はゆらり、と動かして、最小の動きを持って、捌き、徐々に距離を取っていく】
【受けるたびに、刃がかけていく、相手の攻撃がこのまま続けば、いつかこの均衡は決壊するだろう】
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/30(月) 00:02:14.04 ID:Isfnh5gDO
>>124


あ、有り難がとうございました…

【やがて護は二度目の身体拭きを終えて】
【借りたタオルを、ロゥの差し出された手へと渡すと】


えっと、その……
実は僕、……好きな人ができまして…
その人、機関に入ったらしくて…―――

【何があったのか、話を始めるだろう。】
【思春期を迎える歳頃相応に、照れながらも真面目な表情で、ここまでの経緯を紡ぎ出すのだ。】


/レス遅くてすいません…
/眠気が…もうヤバイです。
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/30(月) 00:02:47.76 ID:VCW5vmcH0
>>130

【言葉を聴き、一度彼の背から視線を外しながら、肯定する】
【機関は、強大過ぎる相手だ。それでも、彼ならば、負ける事は無いだろうと、思考して】

……分かった。……答えられる、……範囲で。……
……。大丈夫……だよ、……気を付ける。……

……二人……助けないと。……

【彼の答えに、小さな笑みを浮かべた。寧ろ、此方が協力を願いたい。彼の行動の障害になるものを】
【自分の身の事は、軽い意思で居ようと考えていた。身を案じ、感謝する彼に、思いを隠して答える。せめて、彼が情報を知ったと広まる失敗は、犯さない様にと決意して】
【彼の言葉も、感情も。懐かしさを秘めた、優しさだと感じる。触れ、穏やかになって行く心があった】

……良い。……役立たずに、……なるかも、しれないし

【データベースは閲覧しているが、機関員なのに、内部事情に無知な面があった。知らない情報が多く、彼の徒労に終ってしまってはいけない】
【異形は、彼の力になっていない。非力で、覚悟も決められない。心がざわつき、自分が嫌になった】

……。それで、……

【考えを振り払うと、彼が何の情報を欲しているか、問い掛ける。真剣な緋色に、同じ感情を込めた、濁った橙を返すだろう】
【緊張しているのか、壁に背を預け、強張った表情を浮かべる。濡れた髪が、肩に水滴を垂らした】
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/30(月) 00:05:08.83 ID:1S+fFwBEo
>>140
//無理はなさらないでくださいね
//ですが、どうしても難しいなら、こちらは後日に持ち越しでも、ここで切っていただいても構いません
//ただ、明日か明後日はちょっと予約があるので、それが終わってからと言う事になるかと…
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/30(月) 00:08:05.21 ID:jYhs6N6Mo
>>135

日向ありきの、日陰だからねーっ。
格好の通り無法者、というか世捨て人だし……光には興味無いし、第一見えないんだよねっ。
明るくても闇――陰は暗いのと同じで、闇の中に居ると、今度は逆光で光の中が見えなくなる。

見えないものに興味は沸かないし、信用しようにも判断材料が無い―――そんな有り様なのさっ!

【この女、成りからして聡明な印象は到底与えられそうになく、その実もまた、その通り】
【それでも日陰者であると、確固たる自覚はあるらしく、逆説的に相手の言葉へ至極軽い、何故か自慢を交えた、反論】
【相手とは対称的にしっかと据わった双眸、相貌はその反面、へらへらと抜けた笑みを湛えていた】

そ、それは言わないオヤクソク―――げふぅっ!
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/30(月) 00:12:39.46 ID:Isfnh5gDO
>>142
/…申し訳ありません
/では後日お願いします。こちらはいつでも行けますので…余裕が出来た時に舞台裏で呼び出していただければ再開できます。
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/30(月) 00:13:59.61 ID:FXK8Pet3o
>>139

      【キ、ィ――――ィ、イン、ッ】

【そんな、音がした。そしてまた、同時に―――水晶が、崩れていく。】
【終わったのだ、追撃が。怨念とも言える一撃が、終を見せた。】
【何故だろうか、綺麗に輝いていた水晶は何時しか黒く、醜く染まっていて】


 『 ヤってくれたなァ、花城火憐?

      まさか私を、一撃で[ピーーー]ようなヤツが居るとは―――― 』

【その向こう、倒れていたはずの彼女は、ニヤァと笑いながら、起きていた】
【壁に手を付き、支えられるように泡を前進に宿し、血は未だに流れているが】


    『 ――――思わなかった、ぞ? 』


【生きていた。臓腑を抉られ、とっくに致死量の出血をしているというのに。】
【いや、しかし―――酷く、気持ちの悪い感覚。卵の、あの醜悪な魔翌力】
【それがガルニエの全てから、感じられる。見かけは、真っ黒な胸の穴以外は変わらないが】


  【今、花城火憐の前方に立っている生き物は。何か、ガルニエという女では無いように思えて。】
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/05/30(月) 00:14:19.24 ID:GBLQDREAO
【路地裏】

【パリン!と、高い音が辺りに響く】
【何処かの事務所の物だろうか。路地裏に面した建物の、二階の窓をぶち破り、路地裏に着地する、一つの影】

──…一丁上がり、っと

【黒いタンクトップの上からシャツを羽織り、数ヶ所が意図的に破かれたジーンズをベルトも巻かずに穿いている、赤いロン毛が特徴的な青年だ】
【背丈は特筆する程ではないが、肉体はそれなりに鍛えられているようだ】
【窓ガラスの破片と一緒に落ちて来た青年だが、別段怪我をしている様子はない】
【地面に散らばるガラスの破片を革靴で踏み割りながら、青年は路地裏の奥へ向かって、歩き始めた】
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/30(月) 00:14:29.80 ID:jYhs6N6Mo
>>135

日向ありきの、日陰だからねーっ。
格好の通り無法者、というか世捨て人だし……光には興味無いし、第一見えないんだよねっ。
明るくても闇――陰は暗いのと同じで、闇の中に居ると、今度は逆光で光の中が見えなくなる。

見えないものに興味は沸かないし、信用しようにも判断材料が無い―――そんな有り様なのさっ!

【この女、成りからして聡明な印象は到底与えられそうになく、その実もまた、その通り】
【それでも日陰者であると、確固たる自覚はあるらしく、逆説的に相手の言葉へ至極軽い、何故か自慢を交えた、反論】
【相手とは対称的にしっかと据わった双眸、相貌はその反面、へらへらと抜けた笑みを湛えていた】


そ、それは言わないオヤクソク―――げふぅっ!

あ、いや―――続けて続けて、って……待ち人かい?じゃあ、この辺りで……お別れ?

【ご丁寧に意図不明の効果音を付けたし、軽く仰け反って見せた矢先に現れた、件の人物】
【内心、喜ばしくもあり、名残惜しくもある。一刻も早くこの場を離れたかったし、もっと話してもいたかった】


ん、あたし―――ジェーン、ジェーン ニムロッドって言うのさっ
巷じゃジャーニーって呼ばれる事の方が多いかな、巷で噂になる程でもないけど……「んじゃ!」

【その異様な風体を怪しむ事も無く、ただ「そういうもの」と括って】
【簡単な自己紹介、相手のそれを耳に留めながら、女は踵を返して雑踏へと消えていく】
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/30(月) 00:15:10.19 ID:1S+fFwBEo
>>144
//いえいえ、お体には気をつけてくださいな
//承知しました、それでは今日はこれにて。お疲れ様でしたー!
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/30(月) 00:19:27.97 ID:+i+ipe30o
>>136

…………、楽しくありませんか? 割と真面目に考えたのですが……。

【割と真面目に考えた結果、落ちが付いていたからこうなった訳で】
【然しそうとも知らない少女は、少年のテンションの急下落に首を傾げ】
【至らない点があっただろうか、と自問自答。答えは良く判らない】

……皆、己の仕事にはそれなりに前向きに取り組んでくれていますよ。
……ええ、当然その子その子に合った仕事が割り振られますので。

…………レミラなんかは、非常に真面目で良い子ですよ。少し抜けてますが。

【微妙に意味有り気な表現をするのは、そのまま意味があるから】
【レミアにはレミア、レミカにはレミカ。それぞれに合った仕事が割り振られる為】
【大体の場合、好き勝手やっていても其れが仕事、という事になるのだ】
【「家で留守番」も立派な仕事である。自宅警備員とは違うが】

……いえ、エルフェス様はその態度でも御優しい方だと、私は理解しておりますので。
……御謙遜なさる必要は御座いません。

【それは、勝手な思い込みかも知れないが。少女はそう信じているらしく】
【そんな事をいいながら、御礼の意味も篭めて小さく御辞儀】
【下げた頭は、直ぐに元に戻して】

――――――、…………貴重な意見、有難う御座います。

……事の序でですから、他にも幾つか、質問を。

……一つ。「自分の過去を知らない」事すら理解していない場合でも、貴方は同じ意見で居られますか?

……二つ。もし、「貴方は実は造られた存在で、後半年で死ぬと決められていた」と告げられた場合、受け入れることが出来ますか?

……三つ。他人の過去にちょっとでも首を突っ込んでみたいとか、思う事はありますか?

【問いに対し、帰ってきたのは真面目な答え】
【この方なら、真面目に考えてくれるかもしれない、と】
【非常に安易な考えの元、少女は矢継ぎ早に更なる質問を投げかけた】
【この複数の質問にはどの様な意味が隠されているのか】
【一体この少女は、何が言いたいのだろうか……?】
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/30(月) 00:21:23.77 ID:1WrsJakAo
>>138

私は恐らく、貴女の言う汚いところというものは知りません。
私の知っている人間像はあくまでも他者からの口伝に過ぎませんから。
ですから今すぐあなたの望む言葉を口にすることは出来ません。

だからこそ、私は人間を知りたい。
互いに理解し合い、共存する隣人でありたいと願います。
私は貴方達をより多くを知り、学びましょう。
その時に、私が変わらず人という種を尊く想っていたならば、きっと私は貴女に答えを伝えます。

【ただ真っ直ぐに、想うことをそのままに口に出す】
【それは未来への誓い。友としての再会を示す言葉でもあった】

……成程、貴女の気持ちは分かりました。
しかし、「父」と呼ばれる事も随分と久しぶりですね。
私は我が友シオンの父になる事は出来ませんが
心の内を口に出せる友人となれたのならば、嬉しいです。

【どこか嬉しそうにそう告げながら、次の言葉を聞いて】

――ええ、確かに誓いを交わしました……ん?

【シオンの元へと顔を戻し、優しく微笑みかけながら告げた瞬間】
【ユングはピタリと動きを止めて近くの魔物に視線を映す】
【白い毛をした大きな魔犬は、促すように首を森の奥へと向けていた】

そうですね、もうそんな時間ですか。
友人との語らいは、時の流れを忘れてしまいますね。

我が友シオン、私はこれから森の見回りに行かなくてはなりません。
ですから、今日はここでお別れとさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか?

【ユングは切り株から立ち上がり、弓を抜いて片手に携えながら訊く】
【特に何もなかったならば、今夜の語らいはこれにて終了、となるだろう】
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/30(月) 00:24:10.46 ID:qCS9+xHAO
>>141

【檸檬の様子を見て、語っても良さそうだと思った頃合いに、青年はゆっくりと口を開く】

まず、一つ目だね。
《No.15》のセリアという人物の情報を知りたいんだ。
僕の知り合いの女の子の体内に、魔術か能力か機械か解らないけれど、爆弾を仕掛けているらしい。
それが原因で、その子はそのセリアの命令に逆らえなくて、裏路地での人殺しを強要されている。

次は、二つ目。
カノッサ機関の機関員に、ゼーロという人が居ると思うんだ。
その人を誰が機関に誘ったのかを、教えて欲しい。
これは、何となく見当が付いているんだけれど、ね。

僕が知りたいのは、こんな所かな。
あと、有るのならば“哲学者の卵”をどうにかする方法も知りたいけれど。
機関がわざわざ収集をつけてくれるとは思えないから……期待はしていないよ。

【そして、語り終えて、はぁ、と一息吐いた所で、小さな笑みと、真剣な表情を浮かべてくれた少女に、青年は、また別の話をする】

……あれ、檸檬に僕の連絡先って、渡したっけ?

【先までの話と全く違う、極々普通の話を】
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/30(月) 00:24:27.81 ID:QyCjE+wbo
>>145
――――コレ、が、カノッサ機関、か。

【水晶の追撃が終り、その奥に立つ、女を見て、嘆息する】
【ぎちり、刀とも呼べぬ刃を握る腕に、力を込めて】

こんなモノが、戦いであっていいものか。
こんな、モノを、使って、戦っていいものかッ!!

散華の美しさも、許されぬ、そんなモノを、そんな力を、私に見せるなッ!!
マーク・マーギュリス・ガルニエ――――ッ!

【火憐は、雄叫ぶ。鬼は、叫ぶ】

――――もはや、復讐とは言わない。私は、お前らを認められない=B
復讐も、何もかもを抜きとしてお前らの存在が気に食わない。

【火憐の体から生まれる妖気は、真紅から、蒼穹へと変化していく】
【ゆらゆらと揺れ動きすらせず、静かに燃え上がる、その焔。真に熱き焔は、蒼と化すというが】


――――だから、潰す。償えとも言わない。気に食わないから私が潰す、それだけだ。覚えておけ。
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/30(月) 00:25:57.33 ID:/DSEc2a30
>>147

……僕には、その気持は余り分からないな
見えないものを掴みとりたいなんて、きみは願わないのかなぁ?

まぁ、いいや
僕はセシウス・クレプシドラ、続きはいつかじっくりと話そうか
それと………


 「待ち人」というのだけは、あり得ないよ
 あの服は――いわゆる、“やくざな仕事”の服だから……ねぇ。


それじゃ……気を付けてね。


【声の響きは、どこまでも間延びしている】
【それが耳から抜けていく速度だけが、矢鱈に早かった】

 【もし――「カノッサ機関員の支給コート」を、見たことがあるなら】
 【クレプシドラが周章した理由が、分かるだろうか】
 【宵闇に溶け込む、あの外套こそ正しく――】


 【それと――まったくの余談だけれども】
 【クレプシドラ―――これは、伝統的に法曹関係者や国家権力に関わる人間を多く輩出する家】
 【古い時代に裁判に用いられた水時計(櫻の国で言う漏刻)の意味を持つ姓】
 【だが、重役を務め続けているわけでは無いので、氏族の名はそう高くはなく】

 【また、「セシウス・クレプシドラ」と言う個人名について、根掘り葉掘り調べたなら】
 【それは現クレプシドラ家当主の“次男”の名前だと分かるはずだ】
 【とは言えそれらは、この邂逅には関係の薄いこと――】

(まったく、これは――)
(治安がよくなっているって言うくらいだから、ちょっと安心してたのに)
(何であんな、おおっぴらに、道のど真ん中を。)
(いくら「闇市」でも――僕と一緒だけど、少し無用心でしょ?)
(……戦うには、場所が悪すぎる。顔も割れてるかも知れないし――)


 ≪C.C.C≫――― クロック・クラック =@………。


【そして、この――少女にしか見えない「少年」も】
【雑踏に溶け込むように、呑まれるように、すたこら去っていく】
【余りにも早い、はやての様なその撤収の時】
【彼の左手を包むように、燻銀色の「盾」が顕現していた――】

//最後が足早になってしまい、ゴメンナサイ。
//お疲れさまでした!
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/30(月) 00:28:23.11 ID:2ei4TFPTo
>>150

【――――確かに良い言葉だ、未来への誓いとは
またいつか、二人が出会った時に、彼女の願いはかなえられることだろう
――――例えソレが、いかなる結末であっても】


……分かりました、では、その日を楽しみにしておくことにしましょう
私も人を、もっと――――愛せるようになっているかも、しれませんしね


【そこまで紡ぐと、貴方の断りの言葉が流れてきた
そこで初めて彼女は結構な時間話しこんでいた、と気づいたのだろう
周囲をチラチラと見回して、沈みそうな月が目に入った】


ええ、丁度良い具合ですね――――……今日はここでお別れです
とても愉しい一時を過ごせました、願わくば――――次の出会いも、また、愉しい一時であるように

では、また会いましょう――――


【そっと、微笑を投げかけると、彼女は切り株から腰を上げた
踏み出す足取りは軽く、今にも鈴の音のような旋律が響きそうなほどで
地面を踏みしめる感触を、静かに感じながら、肌に触れる夜を、心地よく感じて
――――彼女は夜の森へと、消えていくだろう】


/っと、これぐらいかなー乙でしたー!愉しかったぜー
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/30(月) 00:29:23.97 ID:jYhs6N6Mo
>>153
/お疲れ様でしたー!
/いえいえ、こちらこそ展開が上手く提示できず……申し訳ない限り
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/30(月) 00:34:49.83 ID:1WrsJakAo
>>154

ええ、ではまた。
私はこの森の中にいますから
機会があるならばまた、この森を訪れてください。
今夜と同じく、大した饗しは出来ませんが、私は歓迎します。

【シオンの言葉にそう返して】
【ユングは魔犬を隣に歩かせながら夜の森の中に消えていった】

/お疲れさまでしたー。
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/30(月) 00:36:56.18 ID:hDMJYF+0o
>>149

タノシクナイデスネー?
まあ、どうでもいいけどさ……ヘン、だ。

【拗ねやがりました】

へー、それなりにちゃんとしてんだなー……。
それはアレだろ?真面目だけど五月蝿いっていうオチ付きだろ?

【一人で留守番をしている場合レミラさんは一体どんな感じなのだろうと思ったり】

なんか他人からそう言われたら言われたで微妙に気に入らないぞ……
まあオレはそんな優しくないけどな、オレなんかが優しいって人種だったのなら世界が優しさで満ち溢れるわ。

【全世界エルフェス計画……は心ある正義の見方達にめでたく潰されましたとさ】
【それはともかくとして、ひねくれ者はそういった言葉に弱いらしく視線をうろちょろさせるのだった】

なんだ今日はやたら質問してくるなあ……ま、いいけどさ。

1つ目。オレはオレだ、自分の内から出た意見は境遇が変わった所でそうそう変わらない……筈。
2つ目。腹がたつから抗う、こんな世界だ延命出来る方法は少なからずあるだろうしな。後そんな宣告をしたヤツを殴るね。
3つ目。難しいなそれ……まあ場合によるかな、知り合いで、しかもそいつから話してくれたのなら首突っ込むかも。

【反骨精神旺盛な少年だから意見もどこかそんな感じ】
【いい加減に聞こえるかもしれないが真面目に考えた】
【それというのも少女の質問がどこか現実じみて聞こえたから、ならば誠実であるべきだ……と思ったのだ】
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/30(月) 00:38:12.85 ID:FXK8Pet3o
>>152

【歪んだ口元、自らを能力に支えさせるような、ある種軟弱な姿】
【そしてなにより、黒さ。華とも言えた光の強さが、無い。】

(……あぁ、今日はもう仕舞いか。足りないな、実に足りない)
(絶対にしなくてはいけないことをしていないような、そんな気がするが)
(それより、あぁまったく、ドコかに……良い敵は、居ないか―――?)


     ………何か言ったか?


【不意に、右手を壁から離して、地面に座り込む。】
【然し表情は変わらずに笑っていて、いつの間にか、手には端末】

【探しているように見える。何をだろうか、情報なのだろうが―――】

……あぁ、はッ。見つけたぞ花城火憐、喜べよ
カノッサ機関を潰すんだろう、気に食わないから、復讐でもないのに
やれよ、止めないから。よく考えたら、一番美味そうな敵は私が持っていたんだよな


 機関はな、情報を共有してるんだ。連絡や相談、それ一つで事足りる。
 面白いぞ、例えば―――『ゼーロちゃんって子が機関に仲間入りしました 』、だとs――――?


【ぼう、と掻き消えた。その姿は、血だけを残して、路地裏から消えた。】
【残されたのは残響する音声。嘘、真――?分からないだろう、端末は機関員だけが持つのだから】
【しかし、なんだろうか、この感覚は。卵の魔翌力?それとも、別の――――?】

/と、このへんで失礼致します。お疲れさまでしたー!
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/30(月) 00:45:23.22 ID:QyCjE+wbo
>>158
醜いな、ガルニエよ。
光を振るっていた頃のほうが、まだ敵といえど好感を持てたよ。

だ、がな。――――今のお前は、ダメ≠セ。

だから、今度はキッチリ殺してやる、必ず、な。

【蒼き焔の怒気を放ちながら、火憐は相手を睨みつけて】
【そして、続く、相手の言葉に、蒼に赤が混ざっていく】

――――チ、ィ。そんなこと、分かってるんだ。
卵を埋めたのが、貴様らならば、当然、引きずり込むのも道理だろう。

貴様らの手に、ゼーロが落ちているなら、無理矢理にでも取り返すだけ、だ。

【消えた、ガルニエの後を、只、見て】
【地面にしゃがみ込むと、膝を抱えて、目をつぶって】

――――疲れた、な。色々と。
でも、動かなきゃ。でも……今、だけは――――。

【傷は深い。故に、火憐は眠りに落ちて入ったのだった】
【目が覚めた後、火憐は、どうするのだろうか……】
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/30(月) 00:58:44.96 ID:+i+ipe30o
>>157

……楽しくないですか……残念です。

【謝りはしないようです】
【今までだったら追い討ちの一言もあっただろうか】
【そう考えると、今日の少女は割りと大人し目……?】

……私達は複数固体全てが価値のあるものですので。
……まぁ、レミアが五月蝿いのは今に始まったことでもないので。

【殆ど知られていない情報ですが、この子達は大所帯なので】
【基本的に家に独りで居る、という状況は起こりえなかったり】
【留守番係は偶に来る客の相手とテレビの視聴が主な仕事】

……気に入るかどうかは、恐らく別問題です。
……そうでしょうか。 ――――そうなのかも知れませんね?

……だとすれば、きっと世界は優しさで満ちている事でしょう。

【自然に煽っているとしか思えない】
【少女的には、少年は優しい御方なので、結果的にそういう流れになるのだが】
【心からの言葉は、場合によっては他人を逆撫でする可能性も有るだろう】

…………ええ、まぁ。暇ですので。

…………、……――――成る程。そうですか……。

【何だかんだ、問いに答えをくれる少年に感謝しつつ、少女は思案する】
【趣向の判らない三つの問い。その問いの真意は】

……エルフェス様。もしも貴方が暇であるならば、貴方にしたい話があります。

……――――姉の――ルシア・マリカについての、ちょっとした昔話など……。

――――聞く気は、有りますか?

【少し、長くなるかもしれませんから。と】
【少女は、三度問いを投げかけ、今度は首を傾げたりはせず】
【相変わらずの無表情を顔に貼り付けたまま、少年を真っ直ぐに見詰める】

【「知り合いで、そいつから話してくれたなら」。この場合、間接的な話なので】
【断る権利も理由も十分にある。聞くも聞かないも少年次第だ】
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/30(月) 00:59:04.92 ID:VCW5vmcH0
>>151

……≪No.15≫の、……情報は……分からない。……
……。ごめんなさい、……

……ゼーロの事は……僕も、……少し、知っている。……
……。卵を、……植え付けた人は……。≪No.112≫の……宮下正次。……
……彼は、……支部長。……気を付けて。……

【セリアという人物に関しての情報は、分からなかった。まだ出会った事も無く、データベースに名前も無い。最初から、答えられなかった事を、歯がゆく感じて】
【然し、次の情報は知っていた。紅い髪を持つ、業火の少女が思考に過ぎる。 念の為、彼が支部長だということも教えた方が良いだろうと】

……卵。……破壊する……方法は。……まだ、……分からない。……
……機関では……方法を、……考えていない。……可能性も。……ある

……だけど……無力化出来る人物を……機関で、……発見している

【人物の名前は、報告に上がっていなかった為、彼に提供する事が出来ず、謝罪する】
【卵は、機関の配布する、一度体内に取り込めば、逃げられなくなる悪意。機関側も、それを狙い、対策は考えていないかもしれないと考えた】
【然し、希望を生み出した者が居たと、報告があった。それを、鮮烈に覚えていた】

……答えられない事が、……あって、……ごめん。……
……。連絡先は……教えて貰っていたと……思う
……何か、……あったら、……メール……送って。……

……。ごめん、……カレル
……僕は、……そろそろ……行くね……

【連絡先は、確か、教えて貰っていたかもしれないと思考する。問題が起きた場合、教えて欲しいと頼んだ】
【異形が伝えられる情報を、全て告げ。其の後、その場を去ろうとするだろう】
【素っ気無い別れかもしれないと、申し訳無く思う。然し、自分が彼と此処に居た痕跡も、残さない方が良い様な気がした】

/すみません、お風呂入って来ます
/携帯移行します
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/30(月) 01:13:14.28 ID:hDMJYF+0o
>>160

まあお前ら姉妹は姉妹でそれなりにやってるようなら問題ないか、な。

【健やかであるならばそれで十分】
【話せるならば例えその言葉が不意の棘を持っていても問題無い】
【余程の事でない限りは少年はそうそう怒りはしない】

オレも似たようなモンさ、ザ・暇人……時間はそれなりにある。
暇潰しと思えばなんでもオッケー、ケ・セラ・セラってな。

【ぱたぱたと揺れる右の袖は風に逆らいもしない】
【少年も今は流れに身を任せ】

【任せた結果落っこちたのだけどまあそれは置いておいて】

アイツの?……んー構わないよ……。
言った通り時間もあるし聞く耳もある、話たきゃ話せよ聞く気はあるからさ。

【少女の言葉から感じるのはどこか緊張めいたもの】
【先程の質問と関連があるような気がして、エルフェスのその表情は視線は研ぎ澄まされてゆく】
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/30(月) 01:19:22.11 ID:qCS9+xHAO
>>161

謝る必要は無いよ、檸檬。
君の所為で何かを失った、って訳じゃないんだから……ね。

【そう言って、青年は少女の謝罪を、そんな事は不要だと言う】
【元々無い以上、マイナスになんてなりようがない、それに、だ、もし何一つ得られる情報がなかったとしても】
【手を貸してくれた人が居る、その事実だけで、大分気は軽くなるのだから】

《No.112》の宮下正次だね、ありがとう、檸檬。
しかし……支部長か、何処の支部だかは知らないけど、手は出しにくそうだね。

……あの馬鹿、無茶してないと良いけれど。

【ゼーロの言葉から、何となく情報は掴めていたが、支部長だと知れたのは大きい】
【何処の支部だかは知らないが……其処まで割れていれば自分でも調べられるだろう】

やっぱり、機関では手を出していない可能性が高いか。
混乱を起こすのが目的なら、当然でもあるけれど。

【万が一自分たちが卵の影響を受けたら、という事は考えていないのだろうか】
【或いは、悪意と狂気を卸しきり、制御する自信が有るのか】
でも、最後のは嬉しい知らせだね。
破壊する術が何処かに有ると知っていれば、希望が持てる。
闇雲に進むのと、小さな目印が有るのでは大分違うからね、助かったよ、檸檬。

ああ、あと、一つだけ。
火燐って人が、機関に敵対しているって報告は、有ったりするかい?


気にしないで、本当は機関員である檸檬から情報を分けて貰う事なんて無理なのに、それが出来ただけでもありがたいよ。

連絡先は交換していた、か、なら好都合だ。
僕も何かあったら連絡をするから、君からも困った事が有ったら連絡をしてね。

それと、暇が有ったら連絡してくれると嬉しいかな。
堅苦しい話ばっかりじゃなくてさ、馬鹿みたいな話をするのも、偶には良いだろうし。

【最後に付け加えた言葉は、青年の少女に対する、遠回しな心証の現れだ】
【機関がどうこう、だけではなく、友人として会話をしたいと】
【結局最後まで言わなかったが、死体になろうが、機関員になろうが、友達だ、と】
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/30(月) 01:34:46.67 ID:+i+ipe30o
>>162

……ええ、私達姉妹は、特に問題ないのです。
……日常生活も、これまで同様送る事が出来ているので。

【私達は、と表現するのは、そこに例外があるから】
【その枠に含まれない何かは、誰かは、問題があるということ】

…………そうですか、そうですか。

……御互い暇人であるならば、少しばかり時間を頂いても問題ないですね。

【そういうと、少女はその場でくるりと反転し】
【少年から離れるように、一歩。背を向けるような形で、其処に立ち】
【数拍の間。言いあぐねているのか、言葉を選んでいるのか】
【少しして、少女は口を開き、語り始める】

……前に少しだけ、貴方様に話をしたか、記憶が曖昧ですが。

……私達――レミアやレミカを初めとする私達固体は、元々戦争の為に造られた兵器でした。

【其れは、突拍子も無いような、然し何処か頷ける内容】
【目の色と性格以外全てが一致する固体が、自然に大量に発生するはずが無く】
【つまり、"何らかのオリジナルを元に大量生産されたレプリカ≠ナあると言える】
【そして、この少女達がそのレプリカであるならば】

…………ルシア・マリカ。彼女もまた、私達と同じ。

……元は、争いの戦力として育成される筈だった、人工生命体なんです。

【事柄を結果から伝えようとしている為か、矢張り内容はぶつ切りではあるが】
【其れでも、伝えたい事は半分以上は伝わる――筈だ】
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/30(月) 01:52:29.97 ID:hDMJYF+0o
>>164

ああ、お前たちが何なのかは浅くだけど覚えてるよ。
……兵器、情報伝達云々もその為………。

【自然界に完全に同一の個体が発生する事は無い】
【となれば彼女達は人工的な存在だという事は自明の理】
【そして彼女達に似ているルシアという少女も然り……だろうか】

そう、だろうな……似ているで済まされるような容姿じゃないし。
というか……そうか……それでその戦いの為の人工生命体であるのは分かった。
分かったから、その次だぼかして言わなくていいよ理解出来るから。

【少年は壁に背中を預け、少女の言葉を真摯に受け止める】
【しかし先程の質問がどうにも不吉な影をちらつかせて……焦る】
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/30(月) 01:59:43.61 ID:QCBvuCDDO
>>163

……彼は、……氷の国。……
……僕と。……ゼーロも……そこに。……所属している。……

【首から提げた十字を、指で突く。不意に蘇った、紅い髪の女性の記憶】
【橙が寂しげに伏せられ、暫し、何も言わなかった】

……。うん。……機関にも……、苦しんでいる人が……居るから……
……助かって、……貰えるかも……しれない。……

【同意し、微笑みを浮かべる。兵器に苦しんでいる者は、悪、正義の立場関係無かった】
【不可能では無いと証明してくれた、暗闇を照らす、光の者の存在】
【その後、彼の問い掛けに、驚愕した様子で】

……どうして、……それを

……花城とは、……会っている。……ゼーロの。お姉さん、……だよね。……
……。だけど……僕。……花城の、情報を、……公開して……

【彼女は自ら、機関中に名を公開する事を願った。異形も、その意志に従い】
【既に、敵対能力者として、彼女は名は知られている】

……機関員に、……。強い……怒りを。……抱いていた……
……。大丈夫……かな。……

【彼女は、強い。然し、復讐に心が支配されてしまいそうな雰囲気も感じた】
【ゼーロを助け出して欲しいと、思考して】

……分かった。……楽しいこと、……話そう……

【他愛無い日常の会話も、嬉しい。ふいに、いたずらのメールを送ろうか等、くだらない事を考えてしまう】
【それが、嬉しくて。訪れた寂しさは、より強みを増した気がした】

……。今日は、……ありがとう。……カレル……

【またね、と笑う。約束の別れを紡ぎ、それを果たせるかは、分からなかった】
【友で居続けたい想いは、異形も抱いている。忘れない様に、刻み付けていた感情】

……。

【異形は、次に出会った人間を狙う為、闇に溶け込んで行く】
【最後に、彼に、謝る声が聞こえたかもしれない】

/お疲れ様でした、ありがとうございました!
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/30(月) 02:06:31.65 ID:+i+ipe30o
>>165

……ええ、御話はしていたようですね。どうも最近記憶が曖昧で。

【そんなんで良いのだろうが】
【少女達の特性を考えれば、本来ならばそんな事は起こりえないのだが】
【其れが起こっているということは、何かがあるという事で】
【然し、其れは其れ。之は、之であり】

……まぁ、人工生命体というと難しいように聞こえますが、要するに"クローン≠ナす。
……私達は、「マリカ」と呼ばれるオリジナルの固体から作られたクローン人間。
その中でも、私達は後期に作られ、姉は早期に作られた。其れ故の体格差、年齢差です。

【ルシア・マリカはクローンである】
【この話は、先の質問に当てはめるならば、二つ目の問い】
【「貴方は実は造られた存在で、後半年で死ぬと決められていた」と告げられた場合】

…………焦らないでください。話は割りと長く、ややこしいものです。
……ええ、そうですね。彼女はクローンであり、兵器として作られました。

然し、兵器に意思を持たせるという事は、非常に危険な事です。
若しかしたら、意思を持った兵器は製作者に牙を向くかもしれないですから。

……では、製作者は――私達を作った研究者はどの様な対策を取ったのか。
之は非常に簡単で、非常に判りやすく、それ故に、私達には如何しようも無い事なのですが。

【一拍。声色は、口調は変わらない。淡々と、唯言葉を連ねるのみ】
【だが、其れが逆に、少女が嘘を吐いていないという証拠の様でもあり】

――――二十歳。

……二十歳の誕生日を迎えた瞬間、私達という固体は死ぬように作られたんです。
……長くは、永くは生きないように。もし其れまでに研究者を消してしまったとして、それ以上の暴走を防ぐ為に。

【告げられたのは、タイムリミット】
【研究者が少女達に植え付けたスイッチ。生まれてから20年丁度でONになるそのスイッチは】
【その身体に死を与えるという、直接的で非常に簡単なシステム】
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/30(月) 02:13:29.30 ID:qCS9+xHAO
>>166

……ありがとう、檸檬。

【わざわざ聞き直さなかったのは、檸檬の口から言わせたくなかったから】
【今更変わらない気もするが、それでも、矢張り友人に危険な目に逢ってほしくないと思う】
そうだね、ゼーロと同じような境遇で機関に入る事になった人には、朗報なんだろう。
どうにかして、その手段を確保しないと、ね。

しかし、敵味方お構いなしなのが、気に入らないよね。
敵を人として見ないのも、慈悲を与えないのも百歩譲って理解してやるけれど、味方まで。

【この青年が、少女のような他人をよく気遣う事から解るように、青年は絆を大切にするタイプの人間だ】
【それ故に、許せないのだろう】

そう、か。
あの馬鹿は、ゼーロから溢れた卵の悪意を取り込んだんだ。
それで、少し過激になっているみたいでね、何かやらかすかもは思ったけど。

まあ、良いさ、ゼーロを救えれば、火燐も元の位置に戻る事を望むだろうから。
今は、出来る事から解決していかないと。

……もし、また火燐と相対したら、僕の名前と、ゼーロを救う事に協力していると言えば、きっと戦闘は避けられる。
僕も一度逢っただけなんだけれど、協力するとは、言ったから。

【互いに目的が同じなら、戦闘は避けたい】
【それに、矢張り友人の身に危機が迫るのを見過ごす事は出来ないから】

ああ、そうしよう、暗い話ばっかりじゃ、気が滅入ってしまうから、ね。
じゃあ、また逢おう、檸檬。


【くるりと振り向き、立ち去ろうとして、謝罪の言葉が聞こえた気がして振り向いた】
【だが、青年の眼に映るのは、黒一色に染まった世界だけ―――】


//お疲れさまでしたー。
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/30(月) 02:17:17.09 ID:hDMJYF+0o
>>167

体型の差は運用時期の差か……。
クローンならばその差が発生するわけだな。

【常々気にはなっていたルシアと他の姉妹の体格差の謎はここで氷解に至る】
【人工的な生命は即ち、その誕生時期さえも操作出来るという事であろう】

そう……か――――
(兵器を作ったならば使いこなせなければ意味が無いまして製作者に牙を向くようでは)

そのリミットは、その制限は時の流れ……という訳だな。
エゲツねえなあ……最悪のセンスだ……。

【つまり目の前にいる少女も20の時が過ぎれば死に至る】
【そして少女よりも多く時を過ごしているルシアは、その時期が早い】

ルシアには寿命があって、しかもそれがあと少し……ってか?

【答えに辿着くのは例え少年でも容易であった】
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/05/30(月) 18:24:39.16 ID:idHtMAD0o
【路地裏】
ッ......クハッ!

【カランカランと音を立たのは一つの仮面】
【目は左右非対称の目だけが描かれた漆黒の仮面】
【瞳は、赤、黄、橙などでカラーリングされいている】

ハァ...ハァ....
【その仮面の持ち主であろう人物は】
【黒ローブを身に纏い、黒髪の女顔の人物】

【疲労のせいか額の汗を拭いながら仮面を手に取る】

(このチカラ....哲学者の卵.....)
【黒ローブは少し迷うとその仮面を懐に入れる】

ワルキューレは....
【黒ローブはふとローブから左腕を出して袖をまく】
【そこにあるのは抽象的な模様】
【何か"モノ"の様に見えるし"ヒト"にも見える】
【それは「契約の証」....使い魔との契約してできるモノだ】

(....内側から閉ざされてる....何かあったのか....)
【黒ローブは左腕をローブの中に戻し、歩き出す】


「急げ! サツがくる前にズラかるぞ!」
【目の前にいるのは、数人の不良たち】
【手には札束が飛び出している袋が】
【強盗の直後の様だ】

........。
【黒ローブは懐の仮面に触れる】

(.....悪は必要ない.....消し去る....この俺が悪に落ちてでも!)
【黒ローブは懐の仮面を取り出し、不良に向かって走る】
【仮面をつけ、墜ちたチカラを開放する】
オ....グオオオオオオォォ!
「お、おい!なんだ、あの化け物!」

【正義という名の殺戮が始まった】


/絡み不要なのです
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/30(月) 19:20:38.10 ID:QyCjE+wbo
【統一征斗会/料理部経営カフェ《小野妹子》】

【和風な雰囲気が特徴的な、統一征斗会経営のカフェである】
【バイトの制服が明治時代なモダンな感じであるため、コアなファンが着いていると噂のそんな店】
【そこの奥まった席、隠れ話をするにはもってこいの場所に、人影がある】

――――さ、てと。ライン待ち、ってところか。
おい、エリーお前ドリンク飲み過ぎ。

「ぇー、良いじゃん。じゃあ、もっくんの貰い!」

って、オイッ!俺のメロンクリームソーダーッ!!

【なにやらコントの様な掛け合いをしている二人組が居るだろう】
【一人は、長めの白髪が特徴的な、学ラン姿の少年】
【もう一人は金髪碧眼のセーラー服少女である】


//青線の人との予約絡みでございます!
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/30(月) 19:31:33.40 ID:bgQ0pXeZo
【街中】


【こつこつ、――】
【革靴の音が――】


【足音の主は、何やら険しい顔付きの身長170後半程の青年】
【黒いスーツに、赤いネクタイをしており、其の上からカーキのモッズコートを着た、所謂青島スタイル】
【黒い瞳に、同色の短く切られた髪は、結構爽やかな印象を与えるかもしれず――】

【だが、気づくだろうか、瞳の奥底の淀みを】

(うーん……昼の国支部は、昼の国を支配しちゃうくらい、仕事してるし……)
(星の国支部も動き始めたみたいだし……、水の国支部も……)

うーん……

【顎へと手をやり、困ってますと言いたげな表情をそこ等中に撒き散らしている】
【無論、わざとでは無いのだが、困っているのは事実】
【頭をぐるぐるぐるぐると巡り回る憎たらしいったらありゃしない、この悩みのおかげで、咽喉から唸り声が零れて】


【悩み事のせいか、前方に視線がいっておらず】
【このまま誰かに当たってもおかしくは無い】
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/30(月) 19:36:46.02 ID:J6w592lJo
【夜の街中】
【シルバーの輝きと青いネオンの筋を残して、流星のように駆け抜けるのは―――――ザリガニ?】

【体長2.5m程のそのメタリックなザリガニに乗っているのは、長い銀髪に赤い瞳の青年】
【首元には、黒く輝くφのモチーフがついたペンダント】

【ザリガニを道路脇に停めると、ふぅ、と一息つき】

さーて、お仕事お仕事っと。

【彼が纏っているのは患者衣。首や左手は包帯だらけで、顔色も芳しくない】
【どこかから脱走して来た入院患者、だろうか…】
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/30(月) 19:49:25.22 ID:1S+fFwBEo
>>171
”待ち合わせ場所はここでよかったよね”
はい、送られてきた住所はここで間違いないはずですが…
ローズ、中へ
「はーい!」

【メモ翌用紙をインナーに仕舞いこみ、元気良くカフェに突撃をかける蒼い姿が一つ】

「たのもーっ!!」
ローズ、それ誤解を招きますから!!?

【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+アルファの肉付きをした、猫の獣人少女である】
【クリームイエローの臍だし袖なしインナーに、ベリーショートのカットジーンズ】
【ともするとはしたないとすら言える風貌だが、元気いっぱいといったその振る舞いを見ていると不健全な感じはしない】

”いたよ、あそこだ”

「あ…えっと、もときー!」

【猫はボサボサの黒髪を振りながら、軽い足取りで一同に近づくだろう】
【金色の双眸が、見知らぬ人物を捉えて不思議そうに揺れたけれど】


//はい、青線遅ればせながら到着です! よろしくお願いします!
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/30(月) 19:54:50.79 ID:QyCjE+wbo
>>174
【ひょいっ、と谷山の方が手を上げて、椅子にすわるように進めるだろう】

ま、とりあえず座ってくれ。
「あー、キミがローズちゃん?よろしくねー!」

【隣りに座る、金髪少女がぴょこぴょこと手を振って、にこやかに話しかけるだろう】
【そして、少女の方を見て】

「そうだね、まだ自己紹介してないか。キミ達≠ノ付いては、一応もっくんから聞いてるんだけど……」

頼む、この場でもっくんは辞めてくれ、たのむ。

「でー、もっくんから、聞いてるけど、一応自己紹介してほしいな、って思ったり」

無視かよ……。

「えーと、私から一応自己紹介するね?」

【にこにこと邪気なく話す、そんな様子は見た目よりもさらに幼く見えて】
【しかしながら、目付きや立居振る舞いからは、どこか責任感を感じるだろう】

「統一征斗会、征斗会長=Aエリシア=エンハウンドだよ。よろしくね!」

【そう言うと、すっ、と相手に右手を差し出すだろう】
【要するに、谷山の所属する組織のトップだった】
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/30(月) 19:58:29.01 ID:J6w592lJo
>>173
/この投下文取り消しです…
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/30(月) 20:02:33.34 ID:AF189M6No
【 街中 】


【――人通りの多い通りを、何処か浮かない顔で歩む者が一人】


(……、…櫻――、スレイプニル……。)
(麻薬――…、白天龍の領地を中から腐らせる、なら、或いは。)
(――でも、態々そんな回りくどい事をして何の得が――。)


 ……、…………ぅぁー。


【所々が焦げたホワイトシャツに、紅いベルトを通したボロボロの黒いスラックス】
【肩甲骨の辺りまで伸びた髪は首筋の辺りで括られており、蒼いリボンが目立つ】
【両手には『魔法陣』の描かれた白い手袋を嵌めた――貧乏そうな青年だ】

【がしがし、と頭を掻き、次いで、呻き声を上げると――道の脇で立ち止まって】




(――、―… 『集積情報』を見れば、何か  ……否、駄目だ。 そんな「権利」は無い。)




【――、苛立たしげに、足元に有った缶を蹴飛ばして】
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/30(月) 20:05:03.56 ID:1S+fFwBEo
>>175
”お言葉に甘えて座らせてもらうよ”
「はーい!」

【素直に座り込むと、ローズは嬉々としてメニューに手を伸ばそうとする】
【けれど名前を呼ばれて一度止まり】

「ブルーローズです、よろしくおねがいします!」

【テーブルに頭をぶつけない程度に身体を折って自己紹介】

”ああ、それもそうだね。座りながらで申し訳ない”

【念話の少年は、まず幼い猫の非礼を詫びる】
【それから丁寧に自己紹介を返すだろう】

”この子は、見ての通りブルーローズ。身体の持ち主、ってことで”

それから、私がブルーベルなのです。よろしくお願いします、エリシアさん!

【続けて答えたのは、軽快な少女の『声』】
【礼儀正しい言葉遣いだが、軽妙な声のトーンから朗らかさや親しみやすさを演出している…のか】

”で、僕がブルーラインだ”
”使い魔ともども、姿を見せない無礼をご容赦願いたい、征斗会長さん”

【姿が見えないためか、言葉だけでも感情を込めて告げるのは、精一杯の誠意か】
【二人の自己紹介が終わるまで、ローズは黙っていたけれど、終了と同時にメニューに手を出して眺め始めた】
【とても楽しみにしていたようだ】

”…で、さっそくで悪いんだけど、本題に入る前に細かい話がある”

【その間に、ラインが小さく申し出るだろう】
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage]:2011/05/30(月) 20:10:51.77 ID:ZIhfG6D6o
>>177
【そんな人通りの多い通りを、反対方向から歩いてくる人影があった】

【暗めの色のミリタリーチノに、少々くたびれたレザーブルゾン、髪の色は黒】
【疲れたような、浮かない表情をしている意外は特徴といった特徴も無く】

【良く言えば落ち着いた印象の、悪く言えば地味な青年であった】


【こちらの青年も、どうにも浮かない表情をしていて】

(ギアフレーム『アルシャイン』――ついに量産型アルタイルが発売されるのか・・・・・・)

(俺のギアフレームの――アルタイルの集めたデータで作られた兵器が・・・・・・実際に戦場に投入されるのか?)

【こちらの青年も、考え事に夢中で意識が前方に向いて居ない――】

【このままで、正面衝突の危険性すら――ある】
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/30(月) 20:12:15.42 ID:QyCjE+wbo
>>178
「ローズちゃんに、ベルちゃんにラインくんだね、ん、よろしく」

【三人の名前を、しっかりと復唱して、相手のその言葉に首肯を返す二人】
【しかし、その前に、とばかりに谷山がベルトポーチを漁って、何かを取り出した】

ちょっと待って、今、もう一人出す=B

【取り出したのは、一つの金属の球、それの先を、つんっ、とつつく】
【すると、金属球がぐにぐにと形を変えて、一つの形を創り上げた】
【羽の生えた、一人の妖精、ナビコ≠ナある】

『――――起動完了、ですねー。ガートルッドさんは=Aこの案件には直接関われないので。
もう一人のガートルッド≠ナある、私が臨席させていただきます、どうぞ、よろしくですね、お三方。
この前のゲームの時は、途中でナビゲートできなくなってしまって、すいませんでしたっ!』

【テーブルの上に座って、妖精がぺこり、と頭を下げた】

つーわけで、話してくれ、ライン。

【谷山が二人をまとめるようにして、相手の話を促した】
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/30(月) 20:15:08.21 ID:XkIDG8ADO
>>172

あっれー?
超宮下さんじゃないですか、超お久しぶりです!

【──そんな声が、少し離れた上空から聞こえてくる】
【声質からして、少女のものだろうか】

【その声がした方を見遣れば、「浮翌遊する掃除機」に乗っている中学生程の少女がいるはずだ】
【ただし──服装は黒いとんがり帽に黒いローブという典型的な魔女ファッション】
【……イメチェンでも、したのだろうか?】

/まだいらっさいますか?
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/30(月) 20:17:05.64 ID:AF189M6No
>>179

【此方の青年、意識は現在、缶の行く末に存在する】
【考え事の手慰みと言うか、足慰みと言うか――早い話が苛付いていただけ】

【ころころ、ころころ、缶は前方へと転がって行って―――】



……。



……………。



……………………、 ……あっ。



【――、―このままでは、彼に降り掛かる災厄は想像に難く無いだろう】
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/30(月) 20:20:24.36 ID:9ME2+dVoo
【水の国、公園】

【――――前衛的、とまではいかないものの、かなり異色を放つオブジェが一つ
その特徴も無い公園の中に在った=\―――……】

【それはさながら、絵本の挿絵のような、そんな幻想的なオブジェで
漂うバラの薫りに酔ってしまえば、まるでその奥には華が彩っているように感じるほどに
その茨のベッド≠ヘ、調和してはいなかった】


(……んぅ……随分と長く眠っちゃった……ぁ……ぅ
たまにはふかふかのベッドで、眠りたいなぁ――――……)


【その中からぐいっ、と上半身を起こす、眠気眼が二つ
ベッドに座り込みながら、ぼーっと、周囲をキョロキョロと見回して
ふわぁ、と大きな欠伸をすると、心地よいため息のように、柔らかな吐息を零した】

【ウェーブのかかったリボンのような琥珀色の長髪に、紅紫陽花色の瞳
肩を露出するように纏っている丈の短いキャミソールと、それを修飾する細いリボン
キャミソールと同じ、白色の薄手のロンググローブは、彼女の細腕に纏われて
絹糸のような肌に滲む、白いニーソのややふくらみかけのおっぱいをした小柄な少女】

【――――そんな彼女は、茨のベッドから、その特徴的な色の瞳を、辺りに漂わせて
その動きに合わさるように、バラの芳香が、ふわふわと、夜に満ち溢れていく
降り注ぐ月光は、彼女の髪に反射して、蛍火のように、優しげに踊る】
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/30(月) 20:20:51.05 ID:1S+fFwBEo
>>180
「ぅあ!?」

ナビコさん! てっきりデリートされたのではと心配してましたよ!

【驚いたのはローズだが、ベルは安堵の溜息交じり】
【けれどラインは納得したようにふむと呟き】

”…あの時強制介入してダウンロードしたね? なるほど、確かに、もう動いてたってわけか”

【それが、突然ナビコが消えた仕掛けかと、納得する】
【彼女の言葉を思い出して、楽しそうに笑う】

”気にするなよナビコ。君みたいな面白いAIとまた話せるんなら、それでいいさ”

【気遣いにして本心からの言葉は、機械の彼女に届くだろうか】
【そんなことを考えながら、ラインはさっさと細かい案件を片付けようと念を飛ばす】

”星の国にて、一ヶ月か二ヶ月後機関が動乱を起こす”
”大義名分は所得格差からの開放だけど、例によって裏があると思う”
”前段階として支部を設立する動きもあるらしい。場所の特定が出来ないから、こっちは動きを待つ必要があるだろうね”

首謀者はセネト・S・サンディーノ《No.64》と、フェーデ・ファルクラム≪No.373≫の二名。
具体的な作戦内容は現在不明ですが、彼の技術都市を制圧するのであれば、生半可な軍事力ではありえないでしょう。

【ラインの言葉を途中でベルが引き取り、入手した情報の一つを開示する】
【ジャーナリストの彼に情報を流すという行動の真意は、もちろん】

”この情報を拡散して欲しい。情報提供者の望みだ”

【それは、その情報提供者が味方であるという言葉にも聞こえただろう】
【ラインたちにとっては、それでいいのだ】
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/30(月) 20:23:20.73 ID:bgQ0pXeZo
>>181
/まだ居るんですそれが、それでは宜しくお願いします

……―――ん?

【聞き覚えのある声が、忙しく廻る頭に入ってきて】
【顎に付いた手を離し、上を見上げると、見知った顔が、濁った黒の鏡面に映り】


お久しぶり……ってアレ……
もしかしてイメチェン……?

【挨拶を返すと、服装についての疑問符が頭に浮かび】
【疑問符を言葉に変えずには居られず、行き成り質問を投げ掛けて】
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/30(月) 20:29:16.43 ID:QyCjE+wbo
>>184
ああ、之でも俺は、情報の使い手、さ。
俺が直で介入していたのさ、ガートルッドが、たまたま<Zキュリティ解除してたみたいだしな。

【ナビコの頭をつんつんとつつきながら、谷山が事の顛末を語り】
【ナビコは、ラインのその言葉に、にこり、と笑みを作って言葉を返す】

『えー!まともですよ!?確かに、ちょっとはっちゃけてるのは認めますけど、それはガートルッドさんの責任ですからね!』

【面白い人は自分が面白いことを認めないものであるのだった】

成程、ね――――全く、世の中は何時だって戦いばっかりだ。
了解、集積情報に上げておく、そして、こっち≠ナも、動かせてもらうさ。エリー、構わねぇな?
「当ッ然っ!じゃ、私も、動くかな、風紀委員会側も、動けるはずだし」
じゃ、そっちは任せた。俺は独自で動くから。

【二人で話して、個人として、そして団体としての協力を約束したのだった】
【因みに、裏ではガートルッドが星の国の動乱の兵器の制作をしていたりしたが、二人は知らない】
【なんだかんだで、ガートルッドは悪であったようで】
【そして、谷山は緑色の炭酸水を口に含み、飲み下して】

じゃあ、本題、と行こうか。
「此方でも、ある程度動いては居るから、その情報も、伝えたいところだね」

【二人は、真剣な瞳で、ラインを見据えたのだった】
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage]:2011/05/30(月) 20:30:39.79 ID:ZIhfG6D6o
>>182
【ころころと転がる缶――】
【偉大なる万有引力と慣性の法則だけが、缶の行く先を決定付ける】


(しかしだ、量産型のラインはまだ稼動し始めたばかりだろうし)
(実際に昼や櫻の戦争に投入されるギアフレームの大多数はロジックのはず・・・・・・)

【青年は、相変わらず考え事に意識を割かれ、己が身に降りかかろうとする災厄に気付くよう様子も無い・・・・・・そして】

【空き缶は、青年の足元へと到達する――】

っつ!!?

【何か硬い物を踏みつけた感覚――同時にグラリと青年の世界が揺れる】

あぶっ――

【自体を把握した時にはすで、遅かった】
【重心が意図せず後方へ傾き、体が後ろ倒しに投げ出されて行く】

【ああ、なんて見事な――なんて見事な転倒であろうか】

【それはギャグマンガ黄金時代に築かれた『バナナの皮を踏んでコケる』というテクニックを彷彿とさせるほどの転倒であったという】

【そして投げ出された体は――主に後頭部から地面へと叩き付けられたのだった】


ッっ!!!?

【舗装された地べたに強かに頭をぶつけた青年は、倒れたまま蹲り、声にならない声を上げもだえている】
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/30(月) 20:35:10.65 ID:XkIDG8ADO
>>185

んふー、超お久しぶりですよ超ほんとに!
あれから、2つの刀の調子は超どうですか?
まぁこの超天才魔術師利織ちゃんが加工したモノですから、超早々に不具合を起こすことなんて超ありえませんけど──

【彼の表情。その変化や澱みには未だ気付いていないらしい】
【彼女は以前と変わらぬ表情で、あのにまりとした悪戯笑いを浮かべており】
【何の警戒心も抱かず、すぃーっと掃除機を操って彼へと近付いていく】
【その掃除機の上には──彼にも見覚えがあるだろう、様々な歪みを持った10の人形たちも相乗りしており】

あぁ、これは超イメチェンというか、超本来あるべき姿に超戻ったというのが超正しいですね!
矢張り超天才魔術師は超天才らしく、超それ相応の服装を超すべきだと最近超気付いたんです!
それにそれに、こっちの格好の方が超顧客獲得に超便利そうですし!

【──なんともまぁ彼女らしい理由だった】
【更には、相手からしてみれば下らない理由かもはしれないが、それを大真面目に語っているあたり】
【彼女は矢張り頭のネジでも緩んでいるのだろう】
【馬鹿と天才は紙一重、とはよく言ったものである】

/では、よろしくお願いします!
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/30(月) 20:35:34.42 ID:1S+fFwBEo
>>186
”…『君の能力(ちから)』が、『君の力(たすけ)』になっているようでよかった”

【嘆息は、友を案じるものか】
【なんとなく、ラインの声は安心していた】
【それはまた、『彼の敵』に打ち勝ったという…誰かの助けになれたという、彼自身の願いが一つ、満たされたからなのかもしれない】

とにかく、素敵だということですよ、ナビコさん。
あなたのご主人ともども、好い性質を持っているという事です。

【ラインのフォローか、ベルが優しく告げて】
【ローズがいつの間にか注文していた学食風カツどんに手をつけたあたり、空気が引き締まる】

”じゃあ、まずこれを”
”ロゥ、手を借りるよ”

「あぅ、もーっ!」

【箸を割ろうとしていた手が止まり、繰り糸に操られるようにインナーの中へ】
【暫しごそごそと探り、インナーから手が出てきたときは、その手の中にデータチップが握られていた】
【ローズは不満そうだったが、机の上にチップを置いてからコントロールを取り戻し、端を不器用に割りなおしてカツどんを頬張る】

ガートルッドさんからです、谷山さんに渡してくれと
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/30(月) 20:38:29.44 ID:AF189M6No
>>187


……、 ……あー。


【一連の光景を見送った後、搾り出されたのは『やっちまった』って感じの声】
【斯様に見事な転倒を前にして何だか味気無いが――性格に依拠するのだろうか】
【ふるふる、と左右を見遣って、他に誰も近寄って来る人物が居ないことを確認すると――】



――えーっと、その……大丈夫ですか。
随分見事に、こけられてましたけど……その、病院とか、大丈夫ですよね?
…、…可笑しいなー、何でこんな所に缶が有るんでしょうー。



【困ったような微笑を浮かべつつ――倒れた彼に、手を差し伸べる青年】
【喧嘩売ってるのか、って感じの言葉に加え、最後のセンテンスはめっちゃ棒読みである】
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/30(月) 20:38:35.65 ID:+i+ipe30o
>>169

……はい、生まれ、育った時間に違いが有れば、体格に差が発生するのは当然の事。
……私やレミカ、レミラ達は皆同時に作られたため、同一の体格をしていますが。

【其れは詰まり、数年単位で人工的に生命が造られていた、という事になる】
【強化人間でも何でもない、唯のクローン】
【とはいえ、兵器として造られたクローンだ。其処には何らかの"実験%Iな物が有っただろう】
【その実験がどの様なものだったかは、今はまだ定かではない、が】

…………えぇ、まぁ。私もマスターから聞いた話なので、100%を理解している訳ではないのですが。
……マスターの話によれば、「精神がその身体を受け入れられなくなる」、という話でした。

……それは詰まり、如何いうことなのか。私には理解しかねます。
……強烈な拒絶反応により精神が耐えられなくなる、と言う事でしょうか。

【言いながら、少女は小さく首を傾げる】
【マスターと呼ばれる人物から、少女に伝えられた情報】
【それは、死に至る理由、現象。余談とも言える情報】

……彼女の誕生日は10月の15日。
……それを、遠いと見るか近いと見るかは、個々人の意識の差でしょうね。

【肯定の言葉は無い。が、話の内容は、問いに対し肯定するも同意で】
【残された期間は半年を切っている。まだ5ヶ月程ある、とも言えるか】
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/30(月) 20:42:42.63 ID:/DSEc2a30
【櫻の國 / 「秘湯白煙湯」】

【濃厚な煙が立ち込めるのに、屋根は吹き抜けの不思議な露天風呂】
【その気になれば乱入も出来るような所に、それは在る】

【さて。色はバケツ、否水槽入りの絵の具をぶちまけたような白濁】
【汗を流しに来たのに、悪循環を起こしそうで少し不安な熱めの湯から】
【なんとか、首から上だけを出して――】


 ――うぁーっ、ぶっ生き返るぅ〜〜〜!!


【突き抜けるような蒼穹色の、セパレート水着で身を守り】
【右手の人差指には、値打ちのしそうな「紅い指輪」を嵌め】
【紅眼と癖の強い黒髪が特徴的で、小学上級生ぐらいの容姿の少女が】
【白皙に血の色を滾らせ、快哉を叫んでいた】

「マスター、公共の浴場で大声をお出しになる癖をそろそろ治しませぬか
 ホテルの風呂場も、ここも――利用者は、私達だけでは無いのですぞ」

そーは言ってもサ。さっきまで誰も居なかったし……
仕事帰りなんだから、ちょっとぐらい良いじゃん。

……にゃっはー、極楽極楽っ

【彼女以外はまだ誰も居ないように見えるけども】
【湯の中から、くぐもっても円やかな壮年の声が踊り出る】
【それを適当に受け流し――少女は、「バンザイ」の姿勢を取った】
【なんとまぁ、見た目通りの子供なのだけど――】

【――リフレッシュであったり湯治であったり】
【安息を期待し此処に来た者は、何を思うのだろう】
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage]:2011/05/30(月) 20:45:51.90 ID:ZIhfG6D6o
>>190
【自らに手を差し伸べた青年――】
【しかし転倒した方の青年は後頭部を押させ蹲り、未だ唸っている状態であった】

ちょ、ちょっと待ってくれ・・・・・・・まだ、ちょっと・・・・・・余裕が無い

【絞りだすように声を出す青年、未だ強かにぶつけた頭の痛みと格闘してるようだ】

【頭とか思いっきりぶつけるとキーンとなるよね!1】

・・・・・・っいってえ、ああ・・・痛いけど何とか大丈夫かと、なんで風も無いのに空き缶が転がってくるんだ?

【数秒後、何とか痛みと折り合いを付けたのであろう――青年は差し伸べられた手をとって立ち上がろうとする】


思いっきり頭ぶつけたが・・・・・・脳チップに異常が出てたらどうすんだ
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/30(月) 20:46:56.25 ID:QyCjE+wbo
>>189
感謝してるさ、ありがとな、ライン。

【にっ、と心からの笑を、ラインに返して】

【そして、本題として、渡されたチップを、谷山は手に取って】

ガートルッドの、チップ、か。
「ガーちゃんの、か。もっくん、お願い」

分かってる、さ。
このチップ、対応する機械が、存在しない規格だな。多分、秘匿性を高めるために、一から装置を作ったんだろう。
そして、引き出せるのは、装置の他には、俺だけ……。ハード面のセキュリティたぁ、凝ったことするな、ガートルッド。

【チップを指先で弄び、そして、すっ、と谷山は目を閉じる】

――――Code:Dive

【ざわ、と谷山の全身から数式が吹出して、チップにまとわりついていく】
【そして、そのチップの周囲を数式が、蠢くと、しばらくして、チップから数式が漏れ出してきた】
【谷山は、眼帯を引き剥がし、目を失った虚空の眼窩を顕として】
【何も無い眼窩≠ナ、数式を覗き込む=z

――――ッ、う……ッ、が……ッ!

【顔を歪めて、呻きを上げる谷山】
【その眼窩に、徐々に数式が吸い込まれていくのが分かるだろう】

【数分後、脂汗を流した谷山が、テーブルに突っ伏していた】

――――とりあえず、あらかた、思い出した。

【ぽつり、と言葉を漏らした谷山の言葉は、簡潔で有った】

ぶっちゃけ、胸糞悪いけど。聞くか?ライン。

【頭に、おしぼりを当てて、ダルそうにしながら、そう問いかけた】
【あまりいい話ではないのは、確か。それでも真実を求めるのならば、谷山は口を動かすだろう】

//すいません御飯です!
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/30(月) 20:48:07.84 ID:bgQ0pXeZo
>>188

刀は……良い調子だよ……
お仕事も捗るし……

(っと……こりゃ失言かな……)

改めて……ありがとうね……

【実戦でこそ使ってないが、練習等では、中々使い心地が良く、出来には満足している様子】
【お仕事―――氷の国支部長代理の青年が、良い事に使っているワケも無く】
【尤も、其れを知る術は、少女には無いだろうが】

ま……似合ってるからいいんじゃないのかな……

ふふふ……それにしても相変わらず、商売熱心だね……

(……魔道具。これはちょっと使えるんじゃないかな……)

【魔術師、というよりかは魔女見たい、とは思ったが】
【こういうのは褒めておかないととかそういう心が働いたのでは無く、似合っているというのは本心なのだろう】

【顧客獲得、という点には、改めて驚かされる。そのせいで、悪い思考が働いたのも事実】



【―――青年の胸から滲む哲学者の卵の、黒い魔翌力】
【刹那で止まったが、魔翌力探知が少しでも出来るようであれば、感知するのは難しく無く】
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/30(月) 20:51:35.08 ID:aujOTR580
>>192

ふはーっ!いい湯だったァ!!

【左手を腰に当てて一息ついている少年】
【その右手には既に飲み終えたコーヒー牛乳が添えられており】
【その一品の至高さを映し出していたであろう】

【少年は異様といえる容姿をしていたが、少年自身は気にしていないようだった】

【周囲を焼き焦がすかのような真っ赤な短髪、まだ潤っており水滴が残る】
【それに相応するかのような深い漆黒の双眸】

【未熟といえるであろうか、幼さが顔にまだ残る少年】
【大人になれば恐らく精悍な青年に成りそうな、整った顔をしている】

【赤い、いや真紅に近いほど鮮やかな羽織を着ており、見る者を安心させる。が】
【反発するかのように右手には付けられた無骨な手甲があり】

【その拳部分には決して拭えない黒ずんだ血痕がこびり付いていた】

【また、ぽかぽかと湯気が絶えず吹き続けており】
【少年のイメージをおおらかに見せつけている】

あァー…腹減ってるしなんか此処で食おうかな…?

【飲み終えた牛乳瓶を置き、腹に手を当てる】
【今にも腹の虫が泣き出しそうである】
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/30(月) 20:51:58.38 ID:J6w592lJo
【場所は水の国、近代都市部。無機質なビルの群れの中で一際目を引く、黒塗りの超高層ビルから、するりと抜け出す影】
【その右肩に、まるで釣り竿か何かのように担がれた、鈍く光る銀の棒。よくよく見れば、それは点滴を吊るす台で。】


あーーーーーーーーー、時間の無駄、ロス、浪費。ただ寝てんのが一番体に悪いっつの。


【真紅の瞳が、無機質と暗がりの中で原色を彩る。白銀の長髪は、時折鬱陶しげに首を振って後方へ流され。】
【影の正体は、患者服姿で背の高い青年。包帯が覗くその首元で、細いチェーンに掛けられたφのモチーフが、黒い輝きを放った】

【彼が抜け出た建物、それは機関・水の国支部。それが解っていれば、この青年の所属が何処かは推察がつくだろう】
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/30(月) 20:55:19.05 ID:1S+fFwBEo
>>194
”言ったろ、礼は願いの完遂にて受け取るって”

【念話が伝えるイメージは、彼が穏やかに瞑目するようなものか】
【自分はいいから、為すべきを為せという、叱咤激励の意をも込めて】

「ぅ…あぅ!?」

ローズ、大丈夫です、大丈夫ですから…。

【チップから吸い上げられる数式に驚き、箸を取り落とすローズ】
【それをベルはなだめ、ラインは黙し、最後まで見届ける】
【終了と同時に、エリシアの手元にハンカチが現れる。ローズの手が離せないから代わりにやってほしい、と言うつもりか】

”…ちょっと待て”

【りぃん、と音がして】
【谷山の椅子の背面に、がしゃんと小さな音】
【見ると、小さな鎧が立っているはずだ】
【純白の装甲に、丸みを帯びた輪郭、身体のラインを描き出す蒼い線にフルフェイスの兜】
【以前同様、中身のない騎士鎧だ。ただし身長100センチ、子ども体型を通り越している】

【余談だが、某蛙軍曹と同じ程度といえばイメージがつくだろうか】

”…直接話されるとロゥの教育に悪い、こっちにイメージを飛ばしてくれ、受信する”

【フルフェイスの兜の下、いつぞや同様蒼いモノアイが点滅する】
【思念やイメージの投影を行う端末として、鎧は作り出されたのだろう】
【これに対してイメージすれば、ラインの念話と同等の効果を持ち、彼だけに伝達される仕組みか】


//いってらっしゃいましー!
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/30(月) 20:55:45.09 ID:AF189M6No
>>193


(……、『脳チップ』?)
(――…脳味噌か何かの聞き間違いかな――。)

【数瞬の思考の後、『まだ混乱してるのだろう』と云った類の結論を得たようで】
【決して自らの脳味噌がアレな事を思考に入れない辺り――何かアレである】


えーっと――、ほら、さっき、不良みたいな人達が缶蹴りしてましたから。
きっと、その缶が何処かから……こう、転がって来たんじゃないでしょうか。


【――缶蹴りする不良とは、中々にシュールである】

【取り敢えずはバレバレの嘘を紡いだ後、何故か隠し遂せたと確信したのだろう】
【彼を引き上げた手を離して――】



……でも、ちゃんと前を見て歩かないと。 危ないご時世ですから。



【 お 前 が 言 う な 】
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/30(月) 21:00:25.34 ID:/DSEc2a30
>>196

//えと……描写不足で分かりづらかったかも知れませんが、あそこは露天風呂なのです
//つまり自分のキャラは、まだお風呂に入っている訳でして
//同じ場に居ないというのは、少し絡みづらいのです
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/30(月) 21:02:32.70 ID:FXK8Pet3o
【昼の国・広場】

【そこに、人が居た。右目と左腕を半ばまで失った、女性である】
【髪は銀で、肌は褐色。何故だか見開かれた左目は、碧い色を灯す】
【身に纏う軍服は蒼いのだが、どうにも所々、新鮮な朱が染みていて―――】

(権力……金力……武力、兵隊はどんな様にでも動かせる、ッ……。)
(問題は名声の点だが……これは、まァ、機関なら………。)

………、……問題は、多いな………っ!

【ガンッ!―――と。不意に彼女は、オブジェクトの柱に右手を強く打ち付ける】
【僅かな後に、血が舞って。見ればどうだ、右手のひらには、ナイフが深く刺さっていて。】

【彼女の服に在る数字は、“77”。この国ではある種、特別なソレなのだが】
【今日だけは別の意味でも、非常に特別な状態らしく――――?】
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage]:2011/05/30(月) 21:04:58.29 ID:ZIhfG6D6o
>>199
ありがとうな、助かったよ
【青年に助け起こされ、体に付いた土ほこりを払いながら礼を言う】


なにっ、缶蹴りする不良の仕業だって・・・・・・!?

【良く分からない所に食いつく青年、こちらの青年もわりかしアレな頭の持ち主らしい】

恨めしいやら、ちょっと見てみたいやらで複雑な気持ちだっ・・・・・・

【缶が青年の蹴り飛ばした物だとは微塵も思って思っていないらしく】
【缶蹴り不良を探すように辺りを見渡すが、当然そんなものなかった】

ともかくありがとうな、こんな危ないご時世に助けてくれる人が居るなんて・・・・・・
まだまだ世の中は捨てたものじゃないんだなあ

【あろう事か、恩義まで感じ勘当してる始末であった】

ちょっと考え事してて、前を見て無かったからなあ、今度から気を付ける事にするよ
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/30(月) 21:05:36.29 ID:XkIDG8ADO
>>195

んふー、だったら超何よりです!
まぁ超仕事を超したまでですからね、でも超どういたしましてと超いっておきます──
──って、あれ?
宮下さんって超旅人さんじゃなかったですっけ?
もしかして、超どこかに超就職されたんですか?

【そんな、楽観的というかマイペースな問いかけと共に小さく首を傾げ】
【その動きに合わせるかのように、掃除機上の人形たちも首を傾げた】

んふー、似合っているなら超万歳ですね!
宮下さんも超お目が高いです!
それにそれに、商売は超生活の糧の一つ兼目標でも超ありますからね!
一般人が超使える魔道具販売が私の夢ですから!

【なんて。ぺらぺらと聞かれてもいないことを喋るのは彼女の悪癖でもあるだろうが──】
【「一般人にも使える魔道具」】
【その言葉。或いは彼にまた良からぬ思考をもたらすかもしれなかった】
【そして──】

────っ!?
宮下さん、今の魔翌力、超『哲学者の卵』の……っ?
超まさか、まさか宮下超被弾しちゃってたんですか!?
だ、だったら超、研究の方を超急ぐ必要が超あるかもしれません、ね──

【漏出した、僅かな『卵』の魔翌力】
【それを、魔術師である彼女は敏感に感じ取ったのだろう】
【利織は慌てた様子でそんなことを、口走り──】

/絡みはじめで超申し訳ない、ご飯いってきます
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/30(月) 21:10:15.91 ID:G/5rxDaKo
>>197
【闇に沈んだ街の中で、一点、強く主張する白】 【いや、二点】
【鏡でも挟んでいるのではないかと疑ってしまう程そっくりな】【二人の少女】
【こつこつと靴音を立てて近寄ってくるそれらには、見覚えがあるかもしれない】

 【腰の辺りまで伸びた髪は、空中に溶け込むように白く】
 【まだ子供であることを示す、つんと張った肌は雪の様に白く】
 【小学〜中学生くらいであろうか、小さな身体でぶかぶかの白衣に身を包み】
 【蒼空を写し取った様なアクア・ブルーの瞳】
 【身長は130半ば辺り、割と華奢な体型をしている】

【一人は、相変わらずの無表情に、虚ろな視線を泳がせているが】
【もう一人は、口元は緩み、目元も優しい――何処か気の抜けた顔をしている】
【彼女だけが、この前とは別人だと気付けるだろうか】

「――――おや、奇遇だな。 その点滴針は、新しいアクセサリーかな?」

/まだ居ますか・・・?
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/30(月) 21:12:11.87 ID:J6w592lJo
>>204
/もちろんですとも!二週間振りですね!(多分) 今から返レスしますーっ
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/30(月) 21:12:49.25 ID:bgQ0pXeZo
>>203


【「就職したんだよ……」ふふっ、と笑みを零す青年】

【おかしい、何かおかしい】

【前と比べて、感情が表に出やすくなったというか】
【少し、幼くなったような、――よくは分からないだろうが、明らかに青年は変わった】

【体も、思考も、其れに気付けるかどうかがコレからの明暗を分けるかもしれず―――】

(……ふふふ。君は本当に最高だよ……)
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/30(月) 21:13:09.48 ID:bgQ0pXeZo
/とちゅー投稿です、ごめんなさい
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/30(月) 21:13:45.69 ID:aujOTR580
>>200
/す…すみません!大きく勘違いしていました
/これは、混浴という様に書きなおしても構いませんか?
/些かおかしなことに成りますが、本当にすみません!
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/30(月) 21:14:34.53 ID:AF189M6No
>>202

【「別に構いませんよー」とか、調子のいい言葉を続ける彼】
【真実を知ればバナナ踏み百回の刑とかに処されるのであろうが、現在は偽りのイノセント】

えぇ、じゃあ、今度からは考え事なんてしながら歩かない様にしてくださいね。
ドッジボールしてる不良の餌食に成るかも知れませんから――。


……えーっと、それじゃあ僕はこの辺りで――。


【――、―何か、微妙に不自然さを匂わせる急激な別れの言葉】

【青年は彼の脇を通り抜け、足早に去ろうとする――】
【ぶっちゃければ、ボロが――もう出てるのだが――出るのが怖いのだろう】
【……かと言って、呼び止められれば止まらざるを得ないのだろうが】
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/30(月) 21:17:01.68 ID:/DSEc2a30
>>208
//勿論です! と言いたいところなのですが
//こちら、少し用事が入ってしまい、ロールの続行が難しいです
//申し訳ないのですが、引いて頂く事になってしまうかと…
//不安定な状態に気づかず投下したことを、お詫びします
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/30(月) 21:19:00.77 ID:QyCjE+wbo
>>198
【突っ伏す、谷山にエリシアが手元に現れたハンカチで汗を拭いたりしていて】
【そして、現れた鎧に】

そうだった、な。悪いな。了解。
と、待ってくれ。間にエリー挟んだほうが早い。
どうせ、こいつにも伝えなけりゃいけないんだから。

【そう言って、谷山はエリシアの方を向いて、エリシアはこくり、と頷いて鎧の方を向いて】

私の力は、精神を繋げる力だからね。
より、強く伝えられるはず、というわけで、もっくん。

【谷山の方を向き、エリシアが頭をさし出して】
【ん、と小さく言葉を漏らして、数式を纏う腕を、エリシアの頭に触れさせた】

――――アクセス

「――――コネクト=v

【直後、ラインの鎧に、膨大なイメージが流し込まれていくだろう】

【谷山やエリシア、ガートルッドの過ごした研究所の事、失われた記憶だ】
【谷山達実験体の子供は、身寄りのない子供であって、研究所は名目上孤児院とされていた】
【そして、その研究所の所長こそが、エヴァンス=エリッドである】
【研究の内容は、天才の創造=Aプロジェクト名Genius=z
【その内容は、何も無い白い部屋に一年以上監禁するだけ、というモノ】
【能力者の能力に依って、死なないぎりぎりで命を繋ぎ、虚無の日々≠おくらされた子供たち】
【そのなかで、最後まで、壊れることが出来なかった子供=Bそれらが、谷山、ガートルッド、エリシア、観瀧原の四人であったのだ】
【そして、何も無い状況で、最後に残った、渇望=Bそれらを与えることに依って、その分野における天才を創りだすというモノ】

【谷山は真実=z【ガートルッドは知識=z【エリシアは繋がり=z【涼香は自由=z

【谷山がその若さで、ジャーナリストとして大成しているのは、之が理由】
【ガートルッドが、天才科学者たるのも、同じ理由】
【エリシアが、会長として人心を集めるのも、涼香が自由の反動で規律を求めるのも】

【その分野に対する、飢餓感と渇望が、その才能を生み出していて、その精神が、能力を創りだした】

【100人以上の中で、狂わなかった4人の中で、エヴァンスが後継者に選んだのが、ガートルッドで】
【ガートルッドは、そのなかで、エヴァンスに逆らえないように、洗脳されていた、という事だった】

【要は、一人の科学者の知識欲の犠牲者、というだけの、よく有る話≠ェそこにあった】
【そして、その現場こそが、聖都スラウロット、第七研究所≠ナあるのだ】

【その、イメージが流れた後、谷山は、ラインの方を向き、言う】

――――俺達は、あの、最下層に、近づけない≠だ。体が、そこから先に、いけない。
だから、ライン、ローズ、ベル。頼む。あの先の、真実を。エヴァンスの、狂気を、全て、ぶっ壊してくれ。
「……私からも、お願い。ラインさん、ローズちゃん、ベルちゃん」

【二人は、深く頭を下げて、そう頼み込んだ】
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/30(月) 21:19:11.62 ID:aujOTR580
>>210
/いえいえ、こちらのミスによって気持ちを濁してしまい誠にすみません。
/ではでは、用事頑張ってください
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(宮城県) [sage]:2011/05/30(月) 21:22:23.76 ID:im031VzBo
>>201
「そんな苛立たし気にどうしたんだい、"軍人さん"?」

【<ジャリ/チャリ/ズッ>、っと音がした】
【足を擦る様な、鎖が擦れる様な、蛇が這う様な、そんな音が重なった様な奇妙な響き】
【声が、背後から掛けられる】
【振り向き、見上げればそこに映るだろう姿】
【野暮ったい紫髪に無精髭。赤茶けた服に妙に短いジーンズを併せた、季節感の無い風貌】
【口元に煙草の火を点しながら、男が一人そこに立っていた】

「……おや、随分と痛々しい格好だ。病院にでも行った方がいいんじゃないかい」

【ゆるりと、巡らす視線は血の染みと、右掌、そして服の数字を捉えて、再び女の顔へと戻された】
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage]:2011/05/30(月) 21:22:46.37 ID:ZIhfG6D6o
>>209
そうだなー、考え事なんてしながら歩くのは良くないよなうん

【青年の言葉に同意し、ドッジボールしてる不良も見てみたいが・・・・・・と続ける】
【そうこうしてる内に、そうして去って行こうとする青年】

あ、おいおいちょっと待てよ

【だが不意に――彼は去って行こうとする青年の背中を呼び止めた】

助けて貰った事だし、何か礼がしたいんだが――
そうだな、時間があれば少しその辺で飲まないか?勿論俺の奢りで

【青年は、礼がしたいと――そう声をかけた】
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/30(月) 21:24:08.27 ID:bgQ0pXeZo
>>203

【「就職したんだよ……」そう言うと、ふふふっ、と笑みを零す青年】

【おかしい、何かおかしい】

【前と比べて、感情が表に出やすくなったというか】
【少し、幼くなったような、――よくは分からないだろうが、明らかに青年は変わった】

【体も、思考も、其れに気付けるかどうかがコレからの明暗を分けるかもしれず―――】

(……ふふふ。君は本当に最高だよ……)

【下種な笑みを、思考を、また、1つ――――】


ん……大丈夫だよこれは……
ちょっと迷惑してるけどね……
【感情が顔に出やすくなったのは、恐らくは卵のせいだろうか】
【瞳の淀みと、感情が出やすくなった以外は、卵の症状は出ておらず】

あ……そうだ……
お仕事で疲れてるだろうし……コーヒーいる……?

【そう言うと、両手をポケットに突っ込んで、前回と同じように、黄色い缶のコーヒーを掴んで、ポケットから引っ張り出す】
【コーヒーが1つ握られたのは左手。彼女が拒否しても、コーヒーを差し出すだろう】

【右手には、10円玉サイズの何かが、月明かりを反射して―――】

【もし、少女がコーヒーに目を取られたのなら、青年は右手の刀を、元の大きさに戻して】
【結構な速度で、掃除機に突き刺すだろう】
【普通の刀だが、普通の掃除機くらいなら、貫通出来るくらいの威力は在り―――】
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/30(月) 21:25:49.75 ID:J6w592lJo
>>204
【鏡映しの少女が二人。夜闇を掃うその白は、12時の鐘で魔法が解けるあの物語の、ガラスの靴を置いて行った姫の、ドレスのように清純で】
【青年は彼女達を視界に入れると、赤い瞳を小さく見開いて。次に見せるのは、無表情な彼女には見飽きたものかも知れない、あのおどけた笑み】


留止夜夢ちゃん。お久しぶり、奇遇だねー。
お仕事してたらいろいろあってさぁ。しょーがなく、鎌の代わりにコレ担いでる訳。
そっちの子は、新しい姉妹だったりする?初めましてー。


【気の抜けた顔の少女に、「はろー」とか言いながら、左手を振りかけて。「っ、」と小さな声を漏らし、僅かに眉を潜めて左手を下げ。】


…ははっ。何となく無性に、逢いたいとか思ってた。こんな奇遇なら、何度あってもいーんだけどさ。


【そして、相変わらずの戯言を紡ぐ。それは先程の行動を、どこか誤魔化す様で。】
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/30(月) 21:28:01.04 ID:1S+fFwBEo
>>211
「?」
カツどんおいしいですねー、後でレシピでも聞いて作ってみましょうか?
「! つくるつくるー!!」

【重苦しい雰囲気の三名をよそに、ローズはカツどんにご満悦だ】
【子守役に回ったベルもまた、その任をしっかりと果たす。出来た分担かもしれない】

【けれどもちろん、ラインにはそれを喜ぶ余裕などなく】


(”―――――――ああ、よくある話だ”)


【エリシアや谷山にすら伝えない、深層で】
【凍える熱を震わせるように、それだけを思考する】

【コードが『天才』である理由も画点がいった】
【奴は渇望しているのだ、自身に有用な素材として、『天才』を】
【それを可能にするだけの技術を得たと思い上がり、行使し、上書きする】

【不出来な独り遊び】

【それを見たラインが思い描いたのは、同じような理屈で生み出された『至高のヒト』】
【傲慢によって生み出され、力を得てしまい、貫くだけの想いを持ってしまい、】
【折られることなく辿りついてしまった男…】

【彼らが流したイメージから復帰し、ラインたる鎧は大きく頷き】

”頼まなくたっていい”

【滲む思いは、】


”僕も『そうしたい』と、思ったところだ”


【友の力に成りたいという、唯一つの、】
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/30(月) 21:29:15.97 ID:J6w592lJo
>>216
/ぎゃ、もしかしたら名前間違ってるかな…
/正しい方に脳内変換して下さい、ごめんなさい…
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/30(月) 21:34:52.81 ID:FXK8Pet3o
>>213

【グ、と顔を上げる。酷く疲れたような表情で、うっすらと汗も掻いており】
【まあなにより、視線がキツイ。左目だけだから、尚更だ】
【けれど、それでも彼女は相手を認識して、その姿を上から下まで検め―――】

………結構だ、病院などに行かずともすぐに治る
それよりも、貴様は誰だ。まさか、この国の現状を知らんワケもあるまい

【―――と。言葉も厳しく、その身に数字が無いことを確かめると、それを咎める】
【なにせ、此処は昼の国。先日、世界的に機関による統治が発布された場所である】
【勿論、人によっては知らないこともあろうが―――国家単位なので、女性は詰問をして。】
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/30(月) 21:38:50.32 ID:G/5rxDaKo
>>216
ああ、久しぶりだな・・・

【少し目を細めて、青年の点滴と、その姿を上から睥睨する】
【久し振りにも変わらず陽気な青年を見て、喜ぶべきなのだろうが】
【それでも、どこか気丈に振舞おうとしているように見えて、痛々しいと感じていて】
【生真面目な故に、そんな青年の言葉を真に受けて、思わず目をそらしてしまう】

・・・敢えて深くは聞かないが・・・君も、大変だな・・・

【それだけ呟くと、髪を掻き上げて、空を見上げる】
【月明かりに照らされて、少しだけ頬が紅いのが見えるか】

【ゆるそうな少女は、気にする様子もなく「はろー」と返した後に】
【夜夢に耳打ちをする、「誰?この人」などと漏れ聞こえるかもしれない】
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/05/30(月) 21:39:48.86 ID:uy5KolZeo
【桜の国――その西側にあるとある港街】


……桜の国は、美味しい物が多いですね

【ウェーブがかった赤茶色の長髪に琥珀色の瞳を有した、スタイルのいい少女が、若干人の減った街道】
【身に纏うのは儀礼的なものを思わせる華美な装飾が施された、長袖ロングスカートで純白のドレス】
【綺麗な氷の花飾りを付けたヴェール付きの帽子を被り、胸元には紅いハートの飾りと鈴を繋げたペンダントが】
【そして右腰には赤黒い装飾の鞘に収まった剣――白を基調とした服装にあって、文字通りに異彩を放っている】

【言葉通り、地元の饅頭を食べながら、少女は闊歩している】


……東の雲行きの怪しさに比べて、西はまだ落ち着いていますね
それを平和だと喜べればそれもいいんでしょうが

【―――たまに、怪しげな言葉を零してみたり】
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/05/30(月) 21:41:24.08 ID:uy5KolZeo
>>221
/【若干他人の減った街道「を歩いてる」】でした、失礼
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/30(月) 21:42:29.26 ID:QyCjE+wbo
>>217
……有難う。迷惑、掛けまくってるな。
必ず、星の国の事で、この借りは返すから。

「じゃー、私は。……そうだなぁ……、そんなに強くもないけど、じゃあ、三人と友達になりたいかな。
今度、ウチの料理部、遊びに来る?ローズちゃん」

【二者二様。何方にしろ、二人は借りをうけっぱなしというのはしない主義だった】
【二人は、狂気の記憶を取り戻しても、代わりはしない、一人の人間のままで】

じゃ、とりあ、えず。だ。
「ん、そうだねー!」

【谷山と、エリシアは二人揃って顔を見合わせて】

今日は俺の奢り。好きに喰って飲んでくれ。
腹いっぱい喰って、英気を養ってくれたほうが、いいからな。つーワケで、遠慮はいらねー、エリシア。

「――――ふっふっふ、お三方、この私は会長なのですっ!
と、いうことはですよ?いわゆる、裏メニュー≠ニ言うものも、知っているわけなんだよ……ッ!
どうどう、興味ない!?というか、一人じゃ頼めないから、この際頼んじゃいたいんだけど!」

【アレ?唐突に和み展開】
【テンションの変えっぷりが、素晴らしいレベルである】
【しかし、之もある意味、思いやりであったりして。暗い雰囲気で送り出すよりは、馬鹿っぽいほうが、其れっぽい≠フだ】
【たまには、学生らしく、ガキらしく、馬鹿騒ぎ。悪く無いとは思わないか?】 
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/30(月) 21:46:31.34 ID:QlkkiGySO
【路地裏】
【この世界において究極的に治安の悪い世界の闇、そんな所をキョロキョロうろうろしている人物が一人いた】

さーて、わるいこはいねがー?

【なまはげではない】
【長い金髪を後ろで束ねて青い目の保安官】
【保安官と言ってもまるで古い西部劇の登場人物のような保安官の服装で、しかもコスプレの域ではない】

迷子も家出も不良もいねーみてーだな、うん結構結構…

【夜回り中?】
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(宮城県) [sage]:2011/05/30(月) 21:47:10.46 ID:im031VzBo
>>219
「そうかい? 少なくとも僕の眼には、人間が負うに十分"重傷"と言えるものを、キミは負ってる様に見えるんだけどさ」

【苛烈な視線を浴びて尚、男は不抜けた笑みを浮かべたまま】
【視線が、男の身体を巡る。咎める言葉に、男は若干キョトンとしたような表情を見せて】

「あぁ、これは失礼……これで、十分かな?」

【懐に差し入れ、取り出したのは一枚の板】
【くるりと、指先で銀が回る。刻まれたもの、欠けた視界に映るそれは――獣の数字。《666》の、刻印】
【これで十分に立場を示すだろう、そうとでも言う様に、男は女へと視線を向けていた】
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/30(月) 21:48:11.87 ID:aujOTR580
>>221
/まだいますか?
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/05/30(月) 21:49:29.52 ID:uy5KolZeo
>>226
/聞かれるまでもない!
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/30(月) 21:51:05.28 ID:J6w592lJo
>>220
【逸らされた視線、それの抱く意味。果たして知ってか知らずか、青年は肩を竦めて見せたりして。ただし赤い瞳は、穏やかなまま】
【そして不意に、何を思ったか。月明かりに照らされた白い少女に、ゆるりと近寄って行く。避けられなければ、かなり近い距離に来るのだろう】

仕事によりけり、だな。大変なだけの仕事もあれば、充足感をくれる仕事もある。
舞踏会で姫が残した、ガラスの靴の持ち主を尋ね当てるお仕事なら…後者、かな。

【それは暗に、ハイドがウェスカに託した依頼を指していて。まるで、彼女からの依頼ならば苦では無い、とでも言うかのような】
【そして、ゆるそうな少女の言葉を耳に留めれば。「俺はね、」と言ってハイドを指差し―――――あるいは、近寄れているのなら、彼女の頬に手を伸ばし】

この子の、彼氏。

【尚、この男を殴りつけるも蹴りをくらわすも、全て其方の自由である】
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/30(月) 21:52:45.87 ID:1S+fFwBEo
>>223
”趣味で動くって言ってるのに、何のことやら”

【ラインは彼らの言葉に惚けるような振る舞い】
【ラインに、貸し借りを作っているつもりはない。当然のことなのだ、魔法使いにとって、友の危機を見過ごさない事など】
【何せ、本人は口にも念話にも出さないけれど、】


(”君には充分救われてるんだよ、基樹”)


【鎧はがっしゃがっしゃと、見た目に似合わぬ重苦しい音を立ててローズの元に帰る】
【その頃には、例によって口元を汚したローズが、ベルによって腕を操作され無理やり拭われている最中だった】
【それが終わった頃に飛んできたエリシアの提案にも、ローズはぱぁっと顔を輝かせて】

「ともだち! なるなる! エリシアとともだちになるー!!」

【素直に、その心を示してバンザイ】
【穏やかに微笑むのはベルも同様で、鎧は虚空を見上げてカラカラと笑うように音を立てた】
【頼もしい提案には、苦笑い?】

”…この仔に喰っていいはまずいと思うよ?”

【言うが早いか、ローズはウエイトレスを呼びつけてメニューを見せ、】


「ぜええええええんぶくださいっ!!!」


【……真の地獄はここからはじまるのかもしれない】
【そして全部と言うか、エリシアの提案にも頷き】

「それもっ!!」

【とてもとても元気に】

【それははからずも、ラインの密かな目論見とも合致する】

(”…これでいい、これでまた少し、『塗りつぶせる』…”)
(”この仔の将来のために、また少し…”)

【彼らの恩返しは、思いのほか効き目があるらしい】
【ラインもベルも、苦笑しながら異論を挟む事は決してなく、その空気に『乗った』】
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/30(月) 21:54:41.15 ID:aujOTR580
>>227

ほォ〜…アンタにとって平和ってなァなんだ?

【突然目の前に立っており、話しかける少年】
【なれなれしいことこの上ないが、その手には相手と同じような饅頭が握られていた】

【少年はその饅頭には合わない荒々しい格好をしていたが】
【そんなことは一切関係が無いといわんばかりの表情で饅頭を頬張り続けていた】

【周囲を焼き焦がすかのような真っ赤な短髪】
【それに相応するかのような深い漆黒の双眸】

【未熟といえるであろうか、幼さが顔にまだ残る少年】
【大人になれば恐らく精悍な青年に成りそうな、整った顔をしている】

【赤い、いや真紅に近いほど鮮やかな羽織を着ており、見る者を安心させる。が】
【反発するかのように右手には付けられた無骨な手甲があり】

【その拳部分には決して拭えない黒ずんだ血痕がこびり付いていた】

アンタにとっての価値観ってヤツ、ちょいとばかし気になるなァ・・・
ちょいとそこらの茶店でも行かねェか?奢るぜ?

【ナンパ、というには些か幼く、やはり興味が本質のようだ】
【左手でその店を指さしながら話しかける】
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/30(月) 21:58:41.98 ID:FXK8Pet3o
>>225

だったらどうした、こんな程度は今までに何十と経験済みだ
加えて言うなら、この世界には傷を治す方法など幾つでもあるだろう

………さて、妙だなそのナンバー。私の記憶からすると、No.666はとうの昔に消えたはず
いや、そもそも“彼女”は……私の元上司と同僚で、更には先日私自身が手にかけた、が―――。

【キラリと、空間が光る。もし動かなければ、男の正しく眼前に】
【いつからそこにあったのか、薄暗い光そのもので出来た刃が突き付けられるだろう】
【女性はそれに触れておらず、刃は浮いている―――まあ、能力だろう。】

【こうした行動の理由は、勿論プレートが信用には値しないからだ】
【機関員だ、というのなら――――そう、端末でも出して見せられれば、良いのだろうが。】
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/30(月) 21:59:17.06 ID:J6w592lJo
>>228
/【彼女の頬に手を伸ばし】、の所を【彼女の頬に、痛んだ左手を伸ばし】に補完して下さい…たびたび申し訳ない
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/30(月) 22:00:43.67 ID:XkIDG8ADO
>>215

【「んふー、だったら超就職祝いしなきゃですね!」】
【彼の笑みに対しては、そんなことを答えてにま、と悪戯な笑みを浮かべ】

……?
んふー、超就職のせいでしょうか?
宮下さん、なんだか超明るくなりましたね
でもでも、超明るくなったのは超いいことです!
笑う門には超福来たり! 櫻の国の超ことわざです!

【──彼の表情の変化には、「明るくなった」と、そう捉えたのだろう】
【にま、とまた笑みを浮かべ。矢張り彼女はポジティブシンキングのままで】

んー、でもでも、いつ超悪影響を超及ぼすか超分かりません!
『卵』についての超研究はつい最近、というか超昨日始めたばっかりですから成果がでるのはまだまだ超先ですけど──

【迷惑している、との言葉を必要以上に重く受け取ったのか】
【にまりとした表情も束の間。やや心配そうな表情へ変わっていく】
【内容から察するに、きっと彼女が今一番力を入れているのが『卵』の研究なのだろう】
【他に重要な案件があれば、きっと彼女は研究などそっちのけで取り掛かる──そんなタイプの人間だからだ】
【そして、差し出されたコーヒー。反射された月明かり。抱いた微かな違和感は──】

んふー、いつもいつも超悪いですね
超感謝────、────う、ぇ……?


     【────ず、】


【利織の意識が、コーヒーへ向けられていたせいか】
【人形たちの術式が発動することはなく】
【貫かれた掃除機。途切れた回路。作動しなくなった術式】


     【 がしゃン──ッ! 】


【魔術の恩恵を失った科学の産物は、重力に従い地に落ちる】
【その反動で、どさりと地面に投げ出された少女】
【受け取ったコーヒー缶が、重い音を立てて石畳の上に転がって──】

【──きィん】
【主人の危機を感じ取ったのか】
【人形たちの身体から、魔翌力が漏れ始めた】

/ただいま戻りました!
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/30(月) 22:03:01.96 ID:4aFo7QoIo
【聖都】

【──魔術協会として名を知られる施設】
【夜も更け始めてきて、段々と人気も少なくなってくる時間帯に、】
【敷地を囲う柵や塀に沿って、先刻から協会の周りを歩き回る人影があった】

(ふむ。ここが噂の協会ですな)
(まあ立派なこと、立派なこと。もう少しだけ伺いますか)

【きっちりと七三に分けられた黒髪の男】
【良く磨かれた眼鏡の奥には、柔和な黒い瞳が鎮座している】
【糊の効いた黒いスーツに、鈍い艶を帯びた黒の革靴と革鞄】

【サラリーマン、とその風貌は一言で形容できた】

【その男は協会の周りを一周と少し行ったところで、おもむろに立ち止まった】
【耳をそばだて、辺りの気配を静かに伺い始めると──】

(さて……ここらで良いですかな。では、よいしょ、っと)

【突如、たん、たんッ──と】
【壁を蹴りつけながら駆け上がり、軽やかに塀の向こうへと入っていく】

【そして、敷地内に着地する際の音もほとんど立てない】
【軽く辺りを眺めると──何食わぬ顔で、建物群へ向けて歩み始めた】

(さあ。ぱぱーっと終わらせてしまいましょう、ぱぱーっと)


【──男は人の気配には敏感だが、それでも死角がない訳ではない】
【どこかからこの男の姿を目撃した人物がいても、それは不思議なことではないだろう】

【正門から入らず、わざわざ人気のない場所を選んで侵入する──】
【真っ当な人間のやることではない。どことなく、不穏な空気が漂っていた】
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/30(月) 22:06:02.32 ID:G/5rxDaKo
>>228
【冷たい地面を見つめつつも、近寄ってくる足音を聞いて顔を上げてみれば】
【すぐ傍にまで接近していた、穏やかで、優しい、青年の顔】

・・・・・・?

【姫だとか、靴だとか、何を言っているのか理解できなかったが】
【先日の、彼の言い回しを思い出すと、その言葉の意味する所を知り】
【柔和な様子に気を許していると、不意に伸ばされる手、不時に放たれた言葉】


――――――――なっ・・・・・・ッ!!

【・・・その言葉の後に、もはや何時もの無表情は何処にも、跡かたもなく】
【あるのは、顔を真っ赤にして抗議の声を上げる少女と、鵜呑みに「へー」と感心する少女だけ】

                                                 くる
・・・ちがうっ! 断じて違うっ! 「意外だね」って風な顔をするんじゃあない、久流!!
君も君だ、私達はまだ一度しか逢ったことがないだろうが、よくもそういう軽口が―――

【青年の容体に配慮してか、物理攻撃はしなかったが】
【夜の街中に響く、少女の甲高い声は些か迷惑だろう】
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/30(月) 22:06:42.21 ID:QyCjE+wbo
>>229
――――ま、いいさ。
ダチの頼みは、見過せねーのは、おれだってそうだからな。

【だからこそ、谷山は研究所に関われない故に、星の国に関わることにしたようだった】
【他にも、桜の国といい、色々遣ることが重なっていたが、なんだかんだで何とかするのだろう】
【そして谷山はラインのその言葉に、胸をどんっ、と叩いて、自信満々に】

っは、大丈夫だ、奥の手が有る。エリシア、ウチの予算余りまくってるな?
「ん、もしかしてもっくん……」

【ニィ、とまるでアクの大首領の様な邪悪な笑みを浮かべて、口を開いた】

――経費で落とす!

「ちょ、それ会長の私の前で堂々と……」

この前さぁー、お前、会費で服買ってるのを俺は知ってるんだけ――――「うん、私は何も聞いていないかな!」

【という、攻防を重ねてみたりして】

さ―――ぁ、いいぞ、頼んじまえエリシア――――ッ!!

【ずびしっ、とキレの良い動きで、ウェイトレスを指差し、エリシアがだんっ、と立ち上がって】


「――――――アイスクリームキャッスルッ!!エリシアスペシャル×もっくんエクセレントでッ!!」

【もはや何かの必殺技かと思われるほど全力でメニューを注文した】
【エリシアスペシャルは未だ分かる。もっくんエクセレントとは一体何だよオイ】

【ウェイトレスはびしっ、と敬礼をして、素早い動きで、厨房に戻り】 

<てめぇらあああああああああああああああああっ!!会ッ長がアレを頼みやがったァああああッ!!>
<応ッ!!俺達への挑戦だなァ!!パティスリー担当呼んで来いやゴルァあああああッ!!>
<<<ウィィィッスッ!!了解、現在より状況開始ッ!!直ちに分担に入り、至急AC-SP≠制作に入りますッ!!>>>
〈厨房担当ッ!!フル回転で料理をつくりやがれぇええええええええええええええええええええッ!!会長のダチだァッ!!〉
<<<ウィイイッス!!>>>
<中華は!?>
<<火力ッ!!>>
<<<OK!!行くぞ野郎どもッ!!>>>

<<<<<  料  理  人  魂  見  せ  て  や  ら  ああああああああああッ!!>>>>>

【そんなやり取りが厨房から響きわたっていた。之が統一征斗会、文化系部活の在り方であるのだった】
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/05/30(月) 22:07:00.53 ID:uy5KolZeo
>>230
【正面に立ち塞がる少年に、少女は足を止める―――りぃん、と少女の首の鈴が鳴った】
【その西洋的で潔癖さを備えた服装に不似合いな饅頭の残りを、一口で平らげて】

むぐ、んっ……ふぅ、そうですね
「多数派の人間にとって心地良い世界」では無いでしょうか?

【少女の言葉はどことなく規範的で―――何処か批判的なもの】
【落ち着き払った様子でそんな事を言うと、少しのんびりした様子で改めて少年の姿を眺める】


立ち話でも私は一向に構いませんが…
お誘いなら、謹んで受けるべきでしょうね

【少年の姿に特に思うところは無かったらしく、すぐに続く少年の言葉への応対に移る】
【どうやら誘いに乗る様子――少年の案内する店に着いて行くだろう】


【歩き出すと同時―――りぃん、と鈴が鳴る】
【あらゆる生命を探知する「網」を張って警戒し、しかしそれをおくびにも出さず】
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/30(月) 22:08:53.87 ID:AF189M6No
>>214
/本当に申し訳有りません。
/舞台裏>>933の状況なのですが、まだ少し復旧に時間が掛かりそうです。
/遅くまでお待たせするのも心苦しいので、切って頂ければ幸いです。
/では、ゴメンなさい。 お疲れ様でした。
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/30(月) 22:08:59.62 ID:G/5rxDaKo
>>232
/すみません、見逃してました・・・事後補完でも問題ないです・・・よね・・・?
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/30(月) 22:10:12.10 ID:r7aNCkHTo
>>234

……………ん?

………なんだ、こんな時間に

【何となく、夜の暗さと別種の黒を見た様な気がして】
【其方に意識を向けていたものが、一人居た】
【何気なく見れば、随分遠く。何やら、動く影を見つけて】


……私が、とやかく言う立場じゃあ無いけど……
無差別テロってのも流行ってるしなあ………

【「止めとくか、一応」。独り言のように呟くと、その少女は煙草を吐き捨てて走りだす】

【白無地のポロシャツは襟のボタンを止めず、その上には≪死獸弌≫の印を刻む袖無しジャケット】
【裾へ向かうにつれて黒から赤のグラデーションを描くズボン、金属補強された戦闘靴】
【藍色がかった膝までの白髪に、マフィア風のソフトハットを重ねた、身長160cm程の少女】

【男が侵入した塀に、幾らか遅れて到達。両足を揃え、一足に塀に飛び乗る】
【きん、と靴の金属板が、塀とぶつかって音を鳴らした】
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/30(月) 22:12:20.55 ID:1S+fFwBEo
>>236
【やることが重なっているのはお互い様だったりもするけれど】
【口(念話)には出さない。その程度の空気は読める】
【鎧がカタカタと音を立てている。笑っているのだろうか】

”…予算余りまくってるとか、一体何処から捻出されてるんだ…”

【鎧も呆然と首を振り、ベルももう苦笑の情しか見せないけれど】
【お約束というか、ローズは既に、備え付けのプラスチックフォークを両手に持ってテーブルにて待機】
【とにかく注文が来るのを只管にお待ちしている】

”………うん、それは必要な経費だよね”
人間関係には少なからず先立つものが必要ですからね!!

【アホ魔法使いと使い魔もちゃっかり同調】
【何が来るかと一同楽しみに待ち、彼女の勇ましい注文を聞いた】

【厨房から響き渡る怒号を楽しみに眺めているローズだったが】


”……ぶんか、けい…?”
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage]:2011/05/30(月) 22:13:00.08 ID:ZIhfG6D6o
>>238
/おっと舞台裏を見逃していました申し訳ない
/こちらは全然構いませんよー
/切ってしまうのも勿体無いので、もしよろしければ保留という事でも・・・・・・
/もし復旧が完了して、ひき続き絡んで頂けたら舞台裏で『クロトの中身』を呼んで頂けたら幸いですー
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/30(月) 22:18:40.12 ID:J6w592lJo
>>235
【抗議の声を上げる少女を見て、青年は愉しげに笑って見せる。その表情が微かに口惜しげなのは、痛めた左手では、長く彼女の頬に触れられないから、か】
【真っ赤になった頬を見れば、僅かに思考して。これではシンデレラじゃなくて、白雪姫かな、等と、脳裏を巡るのもまた戯言。】

あっはは、そうだったっけ。その一度目の逢瀬で、俺に思わせぶりなキスをくれたのは何処の誰だったかなー…
ねー、久流ちゃん。誰だと思うー?

【どこか意地悪げに、そう言って。その答えは、久流と呼ばれた少女に求め】
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/30(月) 22:19:58.55 ID:aujOTR580
>>237

ほォ…お前は全てを平等、平和にする。なんて訳じゃあ無い訳か

平和とは平等だと思うんだが、それを考えると心地よい世界ってェのは善人にとって

――“居心地の悪い”世界に成ると思うんだよなァ……

【相手の答えに対して返す、といったものの中に】
【ほんのわずかだが自身への戒めの様なものを込めた】

【そのためか、少年の表情がわずかに曇り、その後すぐに明るくなった】

これ以上ォ立ち話も何だしな…ほら、着いたぜ。

【そう言って立ち止まった先にある建物は】

【完全に純朴の和で統一された鮮やかな木製の茶屋であった】

【このお国柄、和で統一されることはそうおかしなことではないが】
【ところどころに施された匠と思われる木目の模様には】
【相応に絢爛であると容易に想像できた】
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/30(月) 22:20:04.00 ID:4aFo7QoIo
>>240

【ぴく、と、何かがこの男の感覚に触れた気がした】

(……む)
(私ともあろうものが、見落としてしまいましたかな……)

【気配を微かに感じ取ったほとんど次の刹那に、】
【塀を踏むにしてはいささか響く音が男の耳に入り】

(何者ですかな……)
(まあ、下手に動かず少し探りをば)

【男は中庭の自販機の前で立ち止まると、財布を取り出し中をまさぐる】
【硬貨を取り出すような素振り。しかし、男がその指に摘んだのは──硬貨サイズの『鏡』】
【財布をまさぐりながら、軽く鏡を傾けて、少女の姿を視認せんとした】

【男には、この時点ではまだ詳しく少女の容姿などを掴めていない】
【もし、少女が近づいてきたとしても、男はその場に立ったまま硬貨を探る振りをし続けるだろう】

【男はいやに落ち着いていた】
【怪しいと踏み声をかけるも良し、そのまま様子を伺うも自由だ】
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/30(月) 22:20:26.78 ID:J6w592lJo
>>239
/あわわわこちらも見逃してました、問題ないです!
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/30(月) 22:21:21.15 ID:bgQ0pXeZo
>>233

【にやり、―――頬を吊り上げて】
【満面の"悪意≠フ笑みを浮かべた】


【そのまま、右手の刀を人形の方に投げつける】
【刀は回転している上に、狙いは曖昧。当たる可能性は低い】
【いわば、牽制の一撃。動きを一瞬でも遅らせるのが、狙いだ】


【同時進行で、空いた右手をポケットに突っ込み、乱暴に引っ張り出す】
【次に取り出したのは、炎の属性を刀身に宿す刀】

【人形の妨害さえ無ければ、刃の先を、地面の少女に向けるだろう】

【少女が作った其の刀、きっと、善を施すのに使って貰うのが、願いなのだろうが】
【青年が行っているのは、正しく"悪¥ュ女が与えた力は、悪い方向へ―――】

【人形が早いか、青年が早いか】
【少女の明暗を分ける行動。どちらが先手を取るか】

/遅れましたすいません、おかえりなさい
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/30(月) 22:27:29.85 ID:QyCjE+wbo
>>241
一応、参加者が年間1000円会費入れてるしな、PTAも支援してくれてるし。
後は、経済系の学生が一部の資金を実施運用して、経験を重ねると同時に、増やしてるわけだ。

【案外、堅実に資産が運用されていたのだった】
【そして、横でエリシアが胸を張っている】

「ふっふっふー、その発想は私だからねん!まあ、私やったら?って行っただけでそれ以外してないけど!」

【偉いのか、偉く無いのか、良く分からない女であった】
【そして、しばらくして、大名行列のように店員が大量に来て、次々とメニューが運び込まれていく】

<<押忍ッ!!表<<jュー全て運び終えました谷山兄貴ッ!!エリシアの姉御ォッ!!>>

【そう言うのは、料理長の高校生。見た目で言えば、北斗の拳のジャギにそっくりな感じである】
【何度も言うが、文化系。なんども、何度でも言ってやる。文化系≠セ】

「じゃ、持ってきて=Aりょーりちょー!!」

<<押忍ッ!!野郎どもォッ!!息をあわせて、もってこいぃぃぃぃ!!>>
<押忍!><押忍!><押忍!><押忍!><押忍!>

【現れたのは、大量の北斗に出てくるモヒカンの憎いあいつらの集団のような奴ら】
【ウェイトレスはすごい可愛いのに、どうしてこうなった。厨房は地獄絵図である、文化系ってこわい】

【運び込まれるのは、巨大な城】
【1×2mのそびえ立つ巨大な白い城がそこにはあった】
【パティスリー舞台が創り上げた、精緻な装飾。そして、上に乗るトッピングもプロの技と言える物、味も素晴らしいだろう】
【しかしながら、サイズがヤバい。故に、こういう時にしか頼めない、禁断のデザートであったのだ】

ふふふふ……ッ!!あークソ、ヨダレ出てきた、俺甘党なんだよくそったれー!!
「いっただきまーすッ!!」

【そう言うと、二人はスプーンを持って、城を食べ始めたのだった】

旨い……ッ!!旨すぎる、犯罪的だ……ァッ!!
「う・ま・いぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」

【テンションが天元突破してるが帰にしてはならない】 
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/05/30(月) 22:27:59.29 ID:uy5KolZeo
>>244
―――平等とは、便利な言葉ですよね

【少年の返答への返しは、それだけ】
【丁寧で冷静、と言えば響きはいいが―――その言葉は、いささか無機質で冷たい雰囲気を帯びていた】


【―――りぃん、と。到着して立ち止まった少女の鈴が揺れる】

【案内された木造建築―――それを見て、少女が呟く】

桜の国の建物は、風情があって好きですね
なんというか、有機的で命のこもった感じがします

【どう見ても「和」からは程遠い出で立ちの少女は、どうやらこの建物をそれなりに気に入ったようである】
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(宮城県) [sage]:2011/05/30(月) 22:28:18.24 ID:im031VzBo
>>231
「ほぉ、成る程成る程。見かけに劣らず相当修羅場をくぐり抜けてるみたいだねぇ……まあ確かに、僕も顔面ミキサーから復活した事もあるけどさ」

【溜息を吐く様に、感嘆を述べる様に、男は言葉を呟く】
【男の言が、嘘か真かは定かではない。その顔にそれらしき傷が見受けられないのは、医者の腕か、年月か】

「思うに異常だよねぇ、この世界。まあ、住んでる連中もどいつもこいつも異常者ばっかだから仕方な……わぁお」

【煙草の火が、静かに落ちる。灰が自重で落下した訳ではない。男の眼前には、薄明の光刃が切っ先を揺らめかせていた】
【斜めに剪断された煙草。先端が尖ったそれを、男は益体もなく上下に揺らす】
【まさかこうも簡単に"コレ"の関係者に当たるとは。僕も随分と悪運が悪い。これでは敵地の真ん中に堂々と乗り込んだようじゃないか】
【考えろ、思考しろ。目の前の『機関』の奴は、九割方僕を"外部の敵"だと認識してる。下手な行動はおろか、言葉一つですら命取りになりかねない――】

「……あぁ、ごめんごめん。間違えたよ、"コレ"は僕が作ったやつだった。いや、紛らわしくてゴメンよ。大分前にNo.666が欠番になったって聞いたからさ。この気に僕のナンバーを入れ替えようかなと思ってたのさ。だってさ、何しろ"666"だよ? 最高じゃないか。"獣の数字"を、魔の数字を冠せるなんて、それだけで箔が付くってものさ」

【それは、当然が如くデマカセだ。特筆すべきは、そんなデマカセが瞬時に男の口から暇も無く紡がれた事か】
【刃先から、遠ざかる様に一歩弱後退る。取り出していた銀盤を胸にしまい、別のものを取りださんと、懐をまさぐっていた】
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/30(月) 22:30:41.24 ID:r7aNCkHTo
>>245

(………ヤベ、ミスった……やっぱ苦手だな、こういうの)

【音を消したつもりで居ても、装備と身のこなしがそれを妨げる】
【土の上に、今度は音も無く着地しつつ、自分の存在が知られただろう事を悟り】


(……どうする?そのまま近づいて、因縁つけて引きずりだす……)
(ああ、理屈の上じゃそれが一番早い。こんな所から入り込む奴だ)
(正しい間違ってるで問い詰めたら、間違ってる方になる……)

(……論外、だな。それで、何の意味が有るのかって話だ)
(やろうとしてる事を見る、あんまり酷けりゃ止めに入ろう)
(盗みくらいなら………おこぼれにでも預かろうかな)

【着地地点、低い姿勢のまま、男の位置を探る】
【幾らか離れた場所、自販機の明るさの近くに、それを見つけて】
【直ぐに、隠れる場所を探す】

【男が見ただろう光景は、長く白い髪が、僅かな光を反射した光跡】
【それ以上は、鏡という限られた視界の範囲では、捉える事は難しいだろう】
【少女は、近くの建物の影に入り込んでいった】


【カン……カン………カ……………】
【金属的な音が、男とは別の方向へ遠ざかっていく】
【塀に着地した、あの靴の音と同じ。僅かな違いは、足元の違いから来るものだろうか】

【まるで、「別な目的が有ります」とでも言わんばかり、音は何処かへ向かっている】
【呼吸音、衣擦れの音など全く無し。あらゆる音を消していて、足音だけは残したままに、だ】
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/30(月) 22:33:10.60 ID:G/5rxDaKo
>>243
あっはっはー、お兄さん、それを聞くのは野b「 い い 加 減 に し ろ 、久流!」

【悪乗りする久流の笑い声を遮る、その声の主はトマト並みに真っ赤な顔に】
【水色の目にはうっすらと涙が滲んできている】

あれはっ、そうするのが礼儀だと学んだからだ! 
だ、断じて他意は無い! 勘違いするなっ!

【このままだとツンデレに目覚めそうなので】
【こほんと咳払いをして、少しよろけた白衣を整える】
【取り繕った不完全な無表情が、少しにやけて見えるのは気のせいだろう】
【・・・本音を言うと、ちょっとだけ嬉しかったりして】

・・・それで、情報は入ったのか? 
もう、あれから10日程経つし・・・
゛機関”とやらの情報網に期待していたのだが。

【あくまでも、高圧的な態度を取ろうとする夜夢】【何か囁いて、ひじ打ちを喰らう久流】
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/30(月) 22:38:31.48 ID:1S+fFwBEo
>>248
(”つっ、ツッコミてぇえええぇええぇ!?”)

【資産運用が堅実と言うか、PTAあるんだとか、年間千円とか経験を増やしてとか】
【…後半は、余り人のことは言えない。自分達も『覚え』があるからだ】
【正規手段を取れる彼らと違い、ちょーっと危ない橋を渡らないでもないけれど、黙っておく】

”それで実行できてる辺り、あれだよ、教唆疑惑が”
カリスマと言う奴ですね!! 流石会長さん恐るべしです!

【ラインの言葉を叩き潰し重ねるベル】
【このまま彼女らには気前よくいてもらいたいという配慮だろうか、ラインも悩ましげに唸る】
【そしてローズは、】

「はぐっ、むしゃむしゃ、あむっ、がぶがぶがぶがぶっ!!」

【皿が置かれるや否や手をつけて、両手のフォークで切り分け、掻き込む】
【一皿十秒以内に完食という尋常ならざるスピードで喰いきると、すぐさま次の皿に取りかかる】
【麺類飯類肉類野菜魚類問わずあっという間に飲み込むその姿はまさに大河】

ローズ、久しぶりでしょう? 満腹になるまで食べていいのですよー?
”…燃費が悪くてね、与えればいくらでも喰うよ? 経済事情が笑えないって言うと、我慢はしてくれるけどさ…”

【もうバカになってしまったベルと渇いた笑みを漏らすライン】
【特にラインは半泣きの声音。この有様を見て、何か大変な事を思い出したらしい】
【あと、普通の文科系青少年はモヒカンやらぬぇ。】

おーぅ、きゃっそーぅ。ローズ、せっかくですので食べていいですよ?
味わってくいねぇ!!

「きゃっほーぅ!」

”基樹ェ…”

【なんと城が来るまでにあらかた食い尽くしたローズは、嬉々として自分も突撃をかけるだろう】
【ただ、これは味わって食えというベルの言葉を遵守しているのか、ゆっくり、一口ずつだ】

【猫の感想は、言葉すらなく】
【テーブルをバンバン叩いて喜色を見せるのみ】

【甘党共の宴についていけず、ラインは呆然としている】
【悪い気は、していないのだけれど】
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/30(月) 22:38:49.26 ID:aujOTR580
>>249

確かに…便利な言葉だよなァ“平等”ってのは

相手をなだめることも自分を慰めることもできるしな、それは世界に対しても共通だと俺ァ思っている

【内部に入り込む】

【何とも言えないヒノキのような香りが店内を包んでおり】
【騒ぐ気持ちをゆっくりと抑えていった】

【少年は近くにあった木の椅子に腰かける】
【相手に対し、此処に座ろう。と机を何度か軽く叩いた】

――とりあえず自己紹介をさせてもらうわ、嫌なら嘘の名前でもかまわねぇが

俺の名ァヴァ―デッド。ヴァ―デッド・劫火・ニコラスだ、以後良しなに。

【二コリ、と軽く挨拶のように微笑を浮かべ】
【右手の平を相手の方に向ける、どうぞの意味であろうか】
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/30(月) 22:40:00.92 ID:FXK8Pet3o
>>250

これでも人生の半分は戦場か、それに準ずる場所で過ごしているのでな
そんな生き方でもまだ生存している分………舐めてもらっては困る。

【刃は降ろされない。煙草が、その灰が落ちようと、相手がどう反応しようと】
【この女性は見るに相当疲労しているが、それでも尚、これである】
【確かに舐めない方が良い。そして、相応の警戒をしたほうが良い。】

……では聞くが、貴様の以前のナンバーはなんだ?
それと、機関の者ならば誰しもが持つ“アレ”を見せてみろ

――――、―――……それと、私の名を言ってみろ。

【矢先、これ。質問に次ぐ質問で、圧倒的に“詰めて”くる】
【刃は数を増して、二つに。どちらも尚々、先端は男へと向いていて。】
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/30(月) 22:40:05.39 ID:XkIDG8ADO
>>247

くっ……、み、宮下、さ──?

【地面に倒れこんだ彼女の表情に浮かぶのは、戸惑いだった】
【それも当然のことだろう──】
【今まで敵だと思っていなかった人物から、いきなり攻撃を仕掛けられたのだから】
【いつも浮かべていた、悪戯笑い。それも今ばかりは、鳴りを潜めていて──】
【──ぞ、と】
【彼の笑みを見た瞬間、彼女の背筋に寒気が奔る】
【戸惑いの表情は徐々に徐々に、恐怖する其れへと変わっていく】
【まるで、水が薄氷へ成り代わっていくかのように】

  【 ──ぱキぃッ 】

【狂刃を彼が放つと同時。人形のひとつ≪首絞めの人形≫から白色の魔翌力が溢れだし】
【刹那。利織を守るかのように、無色透明の防壁が彼女の正面に現れる】
【或いは、僅かな空気の揺らぎからその防壁の存在事態は宮下からも把握できるかもしれず──】

【出現した防壁。其れは彼の放った刃を弾き、地面へたたき伏せる】
【更に未だ防壁は健在。利織の姿が、まるで硝子越しであるかのように見えることからもそれは分かるはず】
【しかしこの防壁。どのような攻撃であろうと「二度は耐えられない」という性質を併せ持っていた】
【彼が強引に炎刀を彼女へ突き付けようとすれば、刀は難なく防壁を打ち砕くはずであり】

な、宮下、さん──?
超、どうし、て……?

【恐怖のせいで手足がうまく動かないのか】
【倒れこんだ体勢から、ぺたりと座り込む形に彼女は姿勢を変えるものの──】
【手に僅か、力を入れれば立てるという体勢に、なったはいいものの】
【その「僅か」が、うまく働かなくて】
【結果。表情を引きつらせ、宮下を見上げることとなる】

/お帰りなさーい
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/05/30(月) 22:46:49.68 ID:uy5KolZeo
>>254
ですが、平等を謳うだけでは世界は立ち行かなくなりますよ
だから私は、「平等」という言い回しは好きではありません

【やはり落ち着いた様子のままそんな事を言いつつ、指示された席へと着席した】

蛍川翠です。よろしくお願いします

【表情を緩めて控えめな笑みを作る―――淀みなく、滔々と、言葉が流れていく】
【すぅと大きめに呼吸する、木の香りが、もとより落ち着いた振る舞いの翠の調子をさらに安定させる】

さて、何を話しましょうか?私の価値観は、大体話し終えてしまったのですが
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/30(月) 22:47:23.15 ID:4aFo7QoIo
>>251

(ふうむ……白く長い髪。しか見えませんでしたが)
(『データベース』のリストには……なかった筈ですな)

【低い姿勢と夜闇の中にあっては、やはり全貌を掴めはしない】
【鏡で探るのをやめ、本物の硬貨を自販機に入れて缶コーヒーを買う】

【かこっ、と、その場で缶を開ける音】
【男はコーヒーを飲みながら、視線を気配の方向へ小さく泳がせる】

(……まさか、空き巣に来たら私とダブったとか、そんなコントもありますまい)

(何かが少し引っかかりますが……まあ、良いでしょう)
(騒ぎにしないつもりなら、私にとってはありがたいですからな)

【飲み終えた空き缶を、近くのゴミ箱へと入れると】
【男はまた何食わぬ顔で歩みを再会し始めた】


【──男が向かっていくのは、研究棟の方面だった】
【男はそのまま、正面の入り口から中に入っていく】

(さてさて……確か、『第504研究室』でしたな)
(──どーこですかなーっと)

【男は柔和な笑みを顔面に貼り付けたまま、中を進んでいく】
【掲示板の大まかな見取り図を見つけ、内容を頭に収めると】
【そのまま、目当ての場所へ向けて、歩みを進めていく】

【途中、職員らしきものと擦れ違う際には、「お疲れ様ですー」などと自ら声をかける】
【声をかけられた方は、ここの関係者何かかと思ったのか、軽く会釈などを返し──】

【男は、建物内を進んでいく】
【中に入りさえすれば、追うのは難しくない】

【──『番号』を背負った者がそのまま入れるのであれば、だが】
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/30(月) 22:48:52.24 ID:QyCjE+wbo
>>253
「ふっふっふっふっふー!!褒めて褒めて図に乗るよ!?私、図に乗っちゃうおぶろばぁっ!!」
はいはい、黙ろうかエリー。

【調子に乗りまくるエリシアの横から左腕の<Gルボーが入った】
【エリシアは椅子に突っ伏してぴくぴくと蠢いている、なんか色々と酷いけど全てがアレすぎて何が酷いのか分からないくらい酷い】

――――おうおう、……くっそはえー……。
おい、料理長、厨房どんぐらい残っている?

<<もうないっす、すいません、谷山の兄貴ッ!!指、指落としますか!?>>

やめろ飯がまずくなるから!な、血迷うな!お前の人生はマダマダ続くんだ!
料理人の命である指を失って、お前は、それでいいのか――――ッ!?

<<ア……、アニキィィィイッ!!>>

っは、安心しな。お前の料理は、旨いさ。自信を持っていい。

<<あざーっすッ!!これからも精進していただきますッス!!>>
<<野郎どもッ!!厨房戻るぞ!>><押忍!><押忍!>

【酷い茶番がそこにあった、モヒカン軍団は消えていったようだ】

【そして、城が次々と飲み込まれていく、すさまじい速度だ】
【……谷山が、ローズと張り合うレベルで、城を喰い進んでいくのだった】

――――……う、旨い……ッ!!

【ざわ……、ざわ……、ざわ……】
【心なしか輪郭が尖ってなんか居ない、気のせい】

【そんなこんなで、全ての料理が平らげられるだろう】
【そして、伝票を見て、谷山が顔を青ざめさせていたりした、が】

……ま、いいか。楽しかったし、な。

【そう言って、未だ倒れている、エリシアを肩に担いで、持ち上げて席を立った】

そろそろ閉店だ、出ようぜライン。

【そう言うと、谷山は会計に行き、精算をするのだった】
【精算後、恐らく解散だが、なにかヒトコトあれば、聞くだろう】
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/30(月) 22:52:24.52 ID:J6w592lJo
>>252
【「なーるほど」等と言いながら、少女の赤い顔を見つめる、穏やかな赤い瞳。痛んだ体がどこか癒されるような、そんな感覚を覚えて】
【こちらも、このまま行けばとロリコンに目覚めてしまうのだろう。否、既に手遅れかも知れないが。】


あー…その事なんだが。全くと言っていい程、何も掴めてない。不気味な位に、な。


【少し苛立った様子、だが苛立ちの原因は自分自身。引き受けた仕事をこなせていない自分が、腹立たしいのだ】
【機関は元々、人助けの組織ではなく。それでも彼が引き受けたのは、あの方≠ニやらに貸しを作る事が、機関にとっての利益になるかも知れない、そう考えたから】
【…ただ、それだけでは理由にならないだろう。きっと、彼らしくも無く言えないでいる理由が、もうひとつある。】


(…ったく、らしくもねーな。)


【言わない、だが、秘められた想いはきっと。少女と同じ】
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/30(月) 22:58:40.75 ID:hDMJYF+0o
>>191

「精神が身体を受け入れなくなる」……なんだか哲学的な言い方だな科学者らしくない。
しかし何にせよそれがどんな現象であろうと死に直結するのは変わりないか……。

【肉体ならまだしもそれが精神に起因する事であるなら途端話は難しくなる】
【身体は物質としてこの世にあるが精神はおよそ見えるような物ではない】
【文明の利器の力を使えるかどうかも分からなくなるかもしれない】

その死へのプログラムは肉体か精神のどっちが要因になるか分かるか?
肉体ならばその身体を検査するか何かして原因を突き止められそうだけど……。

【検査ならば既に彼女たちの側で試行している可能性がある】
【しかしそれでも今は情報が必要であった】

10月15日……いいや、まだリミットが分かるだけはマシか……。

【見えない地雷に怯えるよりはその位置が宣告されている方が良い】
【場所が分かるなら対策は如何様にもとれるのだから】
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/30(月) 22:58:46.19 ID:1S+fFwBEo
>>259
”…ねぇラーズ、文科系って、なぁに?”
文科系というのはですねぇ、主に室内における文化的な、
”思い出したらからもういい…”

【ゲシュタルト崩壊を起こしているラインに、辞書を丸暗記したような無体なお返答】
【強制的に現実に引き戻されてさめざめという風情の鎧。涙が流せるわけじゃないのに顔を抑えて…】

”…そうとも、あれはのりが体育会系なだけで、やってることは文化的なんだ”
”うん、そうとも。ヤック○カルチャッ”

【無理やり納得して無理やり吹っ切る。うん、負けず劣らずアホだった】

【ローズは当初こそものすごい勢いで掻きこんだが、城のペースは落としていた】
【味わって喰えというお達しもだが、二人も一緒に喰うのだからという気遣いもあったのだろう】
【けれどエリシアがオチて谷山の速度が上がった今、もはや最後の一カケを取られまいと必死に書き込み、】

【きっと両者は、同時に切り分けられたイチゴを半分ずつ口の放り込んで、それでお仕舞い】

「ごちそうさまでしたー!」

【ちょうどよかったからか、おいしかったからか】
【万感の想いを込めて、ローズは喝采を叫ぶ。料理人へのシンプルにして最高の賛辞を】

”ゴチになったよ、谷山。楽しかった”

【谷山の会計が済むのを後ろで眺めながら、同時に店から出るだろう】
【ローズはあれだけ食ったのに、腹を抱える様子が無い。まだいけるのか…!?】
【鎧はおそらく、一同解散まで出ているつもりなのだろうけれど】
【ふと、谷山を振り返り】

”…谷山、Justiceと対機関連合は、有名になりすぎたと思わないかい?”

【そんな言葉を、ポツリとこぼす】

”叩いても、敵勢力はどんどん出てくる”
”それに対し旗印となる彼らがいるのはいいけれどさ…”

【若干溜めて、止めて、喉の奥に引っかかった言葉を、小さく漏らす】


”…こっち側の秘匿戦力も、必要なんじゃないかな”
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/30(月) 23:00:51.61 ID:r7aNCkHTo
>>258
【相手との根競べになれば、短気が性分、待ってはいられない】
【一度離れる振りをして、行動に移させて、追う。全く以て、何も問題ない考え方の筈だったが】
【問題点と言えば、この施設の特性。夜間でも、一般職員が目を覚ましているという事実】

(………しまった、な……完全に考えてなかった)
(どーするか……全員気絶させる訳にもいかない、どっかでばれる)
(出てくるまで此処で待つ、なんて手は無いし……)

(………仕方ないな、鏡花=j

「………………ぅぁ?」

【おそらくは夜勤なのだろう職員の姿を見つけて、漸くその考えに居たり】
【このままでは追跡どころか、身動きも取れないと判断した】
【幾らか離れた位置、建物の影から男の姿を追いつつ、頭の中で自らの片割れ≠フ名を呼んだ】
【答えた声は、少女自身の喉の奥から。幼子の寝ぼけた様な声】

(細かい事は気にするな……あの男、今私が見てるあれ、あれを追いかけろ)
(お前の能力なら……潜れなくても、夜は大丈夫だろ?)

「…………………うん」

【どろり、ぴちゃん。溶けて、水滴が跳ねる】
【天然の芝生を掻き分けて、何かが動き始めた】


【やがて、足音が完全に遠ざかり、もう聞こえなくなってしまった頃】
【建物を進む男の背後、だが床でも壁でも無く『天井』に、黒い液体が集まり始める】
【建物の外から、コップ一杯程度の体積に分かれて、闇に紛れて少しずつ集まったそれは】
【重力に逆らうかの様に、一滴たりと床に落ちず、距離を保って追跡を続けるだろう】
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/30(月) 23:01:30.32 ID:bgQ0pXeZo
>>256

【チッ、と防がれた刀を淀みが浮き出た黒で視認すると、明らかな嫌悪の表情と、舌打ちを鳴らす】
【攻撃、と言うよりかは、イラ付きを解消させるが為に、炎刀を少女へと向ける】

【ぱりン―――刀身が刀に当たると、防壁が砕けて】


【防壁を砕くと、そのまま、刀の切っ先を少女の鼻先へと向けるだろう】
【いつでも殺せる、という青年の思惑を乗せた刀】
【其の切っ先は、熱気を感じさせる程、近く】

【少女を暗闇に、それとも死に誘導させる刃―――】


まず……後ろの人形をおとなしくさせてくれるかな……
でないと……どうなるかは分かるよね……?


【少女の質問など、一切耳を傾けず。何か言ってるな位だろうか、今はそんな事どうでも良いらしくて】

【穢れた黒い双眸を少女に向けて、戦場に相応しい相貌を持つ、刀を向けて】

【青年の意図は、脅迫。ということだろう。聞かなければ、恐らく待つのは死】
【尤も、聞いても決して良い結果等待っては無いだろうが】
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/30(月) 23:03:07.28 ID:aujOTR580
>>257

平等ではないのが普通だもんなァ、異常ではない世界なんてどこを探しても見つからないんじゃあねぇか?

俺も、たぶんお前も何か“異常”を持っているよなァ?

【ガコンッ、と音を立てて右手についていた手甲を外し、右手を見せる】
【いたって普通の右手であった、『甲に付いている緑色の石』を除けば】

【そして、そこから無尽蔵に濃縮された魔力があふれだしていることを除けば】

まァそんなことより飯と名前だよな

蛍川翠ね、覚えた覚えた。お前は何を頼む?俺はお茶と団子だけにするつもりだけどねェ

【右手をそのままにメニュー表を覗き見る】
【そこには大量に書きこまれた数々の和菓子が存在していた】

やっぱりつれないよなァ……まあそれが本筋ではねェしな

【そういうと、一つ大きく溜息を吐き、急に真剣な顔つきになる】
【その少年の顔には先程の様なふざけた表情は見られなかった】

お前ェ…なんかの組織や機関に入団していないかァ…?

これはただの推測なんだが、違ったら普通に違うと言ってくれェ…

【トントンと何度か右手の人差指で机を先程のように叩きながら】
【目線のみ蛍川の方を向き続けていた】

266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(宮城県) [sage]:2011/05/30(月) 23:03:11.88 ID:im031VzBo
>>255
「だろう、ね。見受けるにキミは、軍人以上に軍人らしい気質をお持ちの様だ。"生き残る術に長けている"……成る程成る程、僕みたいな若輩者が心配するものじゃあないらしい」

【予想通りだ。それも、最悪の】
【舐めるだって? そんなもの出来る筈がない。少なくとも、そっちは其の気が無いじゃあないか】
【男の手が、取り出される。それは、ナンバープレートでも『端末』でもなく……煙草と、草臥れたブックマッチ】
【新しい煙草を一本摘みながら、無残に刻まれた残骸を、器用に別の指の間で挟む】
【付き辛いのか、片手に握られてたマッチが何度も赤燐を擦る。被せる様な掌、漸く付いた火を口元で点した】

「……あぁ、ナンバーだったけ。前のナンバーは……そうそう、203。"アレ"はゴメンよ.、詰所に置いてきたんだ。なにせ僕も病院帰りだからね、そんなになんでもかんでも持ち歩いてる訳じゃあない」

【紫煙を吹かしながら、男は胸元を軽く開く】
【そこに見えるは、胴元にきつく撒かれた真新しい包帯】

「それと、キミの名前は……あぁ、解らないよ。知らないな。何せ僕は、それを聞きにここに来たんだからね」

【そう嘯いて、女を見つめる】
【"詰めて"くる言葉に、真っ向から抗う様に、受け流す様に】
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/30(月) 23:05:01.87 ID:QyCjE+wbo
>>262
【全ての会計を済ませて、店から出て】
【続く、ラインのその言葉を、聞く】

――――否定はできない。有名だからこそ、動けなくなる事は多いからな。
それこそ、青義同盟とか、ああいうのが生まれてくる弊害も有る。

【こくり、と頷いて】

フットワークの軽い正義組織、というのは、俺も考えはしていた。
繋がりと言うほどの物は持たず……、そうだな、拠点を作らず情報は共有するような、そんな物。

【ラインの方を向いて、すっ、と左目を細めて】

―ま、直ぐに出来るものでもない。ゆっくりと、考えていこうじゃねーか。
データベースが必要なら、ウチのサーバー貸すし、力になれそうなことがありゃ、力になるさ。
俺も、戦力を増やすのには酸性だし、な。
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/30(月) 23:07:18.82 ID:G/5rxDaKo
>>260
・・・ふむ・・・まあ、いい。 ・・・ありがとう。

そう簡単に見つかるとは思ってないしな。私達だって数百人掛りで探していると言うのに、
手掛かりゼロだよ。

【青年の様子、その元凶に、察しはついていた】
【元より、見つかるはずの無い情報・・・いや、可能性は0では無いのだが】
【そんな無理難題を吹っ掛けた彼女も、少なからず責任を感じていた】

だから、そう焦らなくて良い―――・・・出来るだけ気楽に、お願いするよ。
こちらも、気長に待ってるからな。

【彼の想いを知ってか知らずか、その紅い瞳を覗き込んで微笑む】
【いや、気付いてはいないのだが――それは吉と出るか、凶と出るか】


【いつの間にか、隣にいた筈の久流の気配は無い】
【夜夢の携帯には、《あたしは邪魔みたいだし、先に帰るねっ☆》なるメッセージが残されているのだが】
【ウェスカを見つめる蒼瞳がそれに触れるのは、もう少し後だろう】
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/30(月) 23:08:10.96 ID:WrwqoFe/o
【町外れ】

【小柄な人影が一人、静まり返った街中を彷徨いている】

(…………ようやく、掴んだ。)
(明日で……全てを終わらせられる……。)

……眠れ、ない。

【くすんだ銀色のショートカット、林檎色の瞳を持つ少女】
【七つの色違いの星模様入りの白いノースリーブシャツを着用し、下は黒のジーンズ】
【右眼は固く閉じられ、首全体が黒色の水晶で構成されている】
【水晶のように透き通った、翡翠色の指輪を左手中指に嵌め】
【特殊な構造のリボルバー銃とオートマチック式の大口径拳銃を、それぞれ両腰に提げている】
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/30(月) 23:13:45.72 ID:1S+fFwBEo
>>267
”僕も、君達の在り方を聞いてたら考えが強くなっていった”
”対機関連合は、文字通り機関を明確な敵と見定めた組織”
”Justiceは、大儀を守るために結成された組織”
”…僕は、大きくなりすぎた彼らが取りこぼすような…路地裏に迷い込んでしまいそうな誰かを、拾い上げたい…”

【苦悩するような念は、それが一朝一夕に可能ではないと知るが故か】
【けれどだからこそ、その念は何処までも真剣で、真面目だった】

”僕もね、独りじゃできることに限界があるのは知っている”
”だからさ、表向きは、君達の征斗会みたいに社会活動できる組織にしたいって思ってるんだ”
”まだ資本も何も無いけどね”

【冗談めかして笑うような仕草と念は、それでもきっと彼の一つの夢】
【『未だ』、思い描いただけの】

”いつになるかわからないけど、そのときは手を貸してくれ、基樹、エリシア”
”誰かの尊厳が、砕かれる前に拾い上げるために”

【その決意を告げて、ラインの鎧は姿を消した】
【砂のように空中へ消えると、ローズは虚空を見上げる】

”じゃあ、僕たちはこれで”
”エヴァンスは任せろ、星の国とこの件は…任せる。後者はしばらくオフレコね”
ありがとうございました、お二方!!
「またね、もとき! エリシア!!」

【二人を見たローズは、金色の双眸にあらん限りの感謝やらを湛え、大きく手を振る】
【そして背を向けると、疾風のような俊足でその場から姿を消すだろう】
【三人の残像は、風としてしばらく残り続けて、名残惜しむかのように】


//お疲れ様でしたー!!
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/30(月) 23:17:35.93 ID:FXK8Pet3o
>>266

【グぃ、と拳を握る。刃が新たに血を滴らせ、痛みが全身を走る】
【傍からみると、自傷行為にしか見えないだろう。けれど、今の彼女には違う目的があって】
【痛みにも表情一つ歪ませず、相手の言葉に耳を傾けて】

………No.203、聞いたことがない。
“アレ”を知っているのに、その重要性が今一分かっていない
加えて、知っていれば見ているはずなのに、私の名を知らない―――と。


悪いな、誇るつもりは微塵もないが、コレでも私は強権者だ
昼の国そのものを保有し、入手もやり遂げてみせた人間だ

……機関員であれば、その存在くらいは知っているはずなのだが、な。

逆に問うか?何故、私を知らないのに、此処に来た?
知らないのなら、何処に居るかなど知るはずも無いな?
私はロマンチストではない、言ってみろ。機関員なら、言えるだろうし、それに――――

      【―――避けられる、だろう?】

【二本の刃が、一本ずつ。それぞれ、相手の両腿へと向かって振り下ろされる】
【或いは、飛来すると言ってもいい。何せ誰かが持っているわけではなくて、浮いているから。】
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/30(月) 23:18:15.05 ID:FXK8Pet3o
>>266

【グぃ、と拳を握る。刃が新たに血を滴らせ、痛みが全身を走る】
【傍からみると、自傷行為にしか見えないだろう。けれど、今の彼女には違う目的があって】
【痛みにも表情一つ歪ませず、相手の言葉に耳を傾けて】

………No.203、聞いたことがない。
“アレ”を知っているのに、その重要性が今一分かっていない
加えて、知っていれば見ているはずなのに、私の名を知らない―――と。


悪いな、誇るつもりは微塵もないが、コレでも私は強権者だ
昼の国そのものを保有し、入手もやり遂げてみせた人間だ

……機関員であれば、その存在くらいは知っているはずなのだが、な。

逆に問うか?何故、私を知らないのに、此処に来た?
知らないのなら、何処に居るかなど知るはずも無いな?
私はロマンチストではない、言ってみろ。機関員なら、言えるだろうし、それに――――

      【―――避けられる、だろう?】

【二本の刃が、一本ずつ。それぞれ、相手の両腿へと向かって振り下ろされる】
【或いは、飛来すると言ってもいい。何せ誰かが持っているわけではなくて、浮いているから。】
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/05/30(月) 23:19:28.04 ID:uy5KolZeo
>>265
正常と異常の境界は、多くの人々が考えるほど明確でも隔絶的でもないという話ですね

【「異常というのはすぐ側にあるものですよ」と、少女は言った】
【ヴァーデッドの質問には無回答を返す――
     ――だが、(恐らく意図的に)生まれた無音の時間は、彼女にそれがあるだろうことを半ば肯定していた】
【彼の右手を見るにつけては、流石に驚いた表情を浮かべる―――だが逆に言えば、わめき立てるようなことは全く無く】


そうですね、私もお茶とお団子を頂きましょうか

【すぐに気を取り直して注文を付ける翠、その表情には先程浮かべた驚きはほどんど伺えない】
【そして、ヴァーデッドの真剣な表情に対して、翠は「真意を見せない」穏やかな表情でもって応える】


私が「異常」に慣れすぎていると言いたいのでしたら、それは筋違いですよ
私の感生はそういう裏社会に所属して培われたものではありません

【落ち着いた返事は、半分嘘で、半分本当】
【実際には「彼女の名」はカノッサ機関の人間として登録されている―――だが、彼女の「異常」はそこで得たものでは無かった】
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/30(月) 23:19:56.79 ID:XkIDG8ADO
>>264

──っ、う、……ぁ、

【第二の人形が、その力を発動させようとした瞬間】
【感じた「熱」は、すぐ眼前にあって──】
【ばくん、と心臓が大きく跳ね動き。血流が通常よりも早くなり】
【ひゅっ──急激な状況変化のせいで、呼吸すら上手く紡げなくなってしまう】

【彼女であれば、触れるだけでどうとでも調理できる「刀」──】
【それなのに。触れられる距離なのに、彼女にはそれが出来なかった】

【魔術の発動よりも、炎が素肌を灼く方が早いと──本能が理解していた】
【対近接戦闘でもある程度どうにかなるように創った人形たち】
【しかしそれも、ここまで接近されるとどうしようもなく──】

……っ、超、下がってください、みんな──

【術式を発動し終え、ぱたりと地に落ちた≪首絞め人形≫の『つー』】
【それを、≪首吊り人形≫の『ククリ』と≪火炙り人形≫『ひな』が引き摺り利織の背後へ下がり】
【他の7体の人形たちもまた、彼女の後ろへ隠れるように移動して】

【──保身と創作欲を第一第二の信条とする魔術師・南雲利織】
【このあたりの判断は流石というべきか、或いは──】

/っと、申し訳ない絡みに行った身ですがそろそろ落ちなくては……orz
/続きは木曜日以降になってしまいますが、それでよろしければ継続を希望したく。。
/難しいようであれば、絡み自体をなかったことにしてくださっても結構です
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/30(月) 23:20:12.28 ID:QyCjE+wbo
>>270
「私たち征斗会も、最初は4人だけ。バラけた学校の生徒会を繋げただけだよ。
だから、大丈夫。ヤルかどうか、それだけが問題」

……ま、俺達征斗会は、また立ち位置が微妙。
中立組織ってのは、また自由すぎるのも確か、さ。

【部署によってスタンスが違うのが、征斗会の特徴である】
【科学部は明確な悪、新聞部は世間から見て正義】
【両極端が同時に存在して、結果中立と成っている組織であった】
【そして、ラインの言葉と同時に、消えた鎧を見て】

――当然、全てを救ってこそ、俺の正義/Justice≠セ。
「私は、みんな仲良しな世界が、いいなー」

【二人とも、独自の正義を持っていて】
【去りゆく三人に、手を振り、去っていくのを見送って】

――――飲み行くか、未成年だけど。
「……良いね、いこっか、もっくん」
おうよ、エリィ。

【そう言うと、二人も踵を返して歩き去っていった】
【その背には、確かな決意を背負いながら】

//乙でしたー!!
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/30(月) 23:20:27.96 ID:+i+ipe30o
>>261

…………全ての科学者が、理詰めで動いているというものでも無いのでしょう。
……少なくともマスターは、良く判らない言い回しを好むようです。

【先程から聞くマスターとは、少女にとっての其れだろうか】
【親しいかは兎も角、それなりに会話をする関係の関係者が、知り合いに居るようで】

……………………すみません、私には判りかねます。
……「精神が拒絶するように、肉体が変質する」、という話でしたが。

――――……、つまり、問題は肉体にあるという事でしょうか?

【こくり、と。首を傾げて、少女は疑問符を浮かべる】
【その話もまた、マスターと呼ぶ相手から伝えられた物なのか】
【肉体が変質する、というのであれば、問題は肉体に有ると見て間違いないだろう】
【が、それに対する対応策に関してはまったく考えられていない様子だ】
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/30(月) 23:20:54.78 ID:J6w592lJo
>>268
【礼を言われれば、赤い瞳はぱちくりと瞬きをひとつ。彼にしては存外珍しく、そんな表情を見せて】
【不満げに何やら言いかけるも、結局は言わない。きっと、「礼なんて言われる程の仕事はしてない」とか、そんな言葉だったのだろう】
【仕事に関しては嫌に完璧主義なウェスカ、それ故に、気負い過ぎていた部分はあったのだろう。ここは素直に、彼女の言葉を受け止めた】


時間は掛るが、必ず何事かは見つけ出す。―――――ああ、約束の証。


【すっと、少女に屈み込んで。頬に軽く、唇を触れさせようとする。それはまるで、「この前のお返し」とでも言わんばかりに。】
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/30(月) 23:23:28.02 ID:4aFo7QoIo
>>26

(……はて。追ってくるような気配は感じられませんな)
(諦めて帰ったか、それとも私の出てくるところで待ち伏せるのか)

(あるいはもっと、別の方法か)
(ふむ。情報が少なすぎるので考えるだけ無駄ですな)

【歩んでいく道中、男は思索する】
【廊下を進み、階段を上り、ひたすら進み──】

【かつ、かつ、かつ】
【やがて至る人気のない廊下。男の靴裏が一定のリズムを響かせる】

【かつ、かつ、かつ──ぴたり】

【足音が唐突に止んだのと男が振り返ったのはほぼ同時だった】
【柔和な黒瞳が、一瞬だけ剃刀のような鋭利な色を帯びた。が──】

──ありゃ?

【男が振り返っても、そこにあったのは静寂のがらんどう】
【男が呼吸を止める。沈黙が張り詰める。そのまま、数拍】

【やがて、男は鷹揚に振り向き直し、歩みを再開するだろう】
【その顔には、いつも通りの固定された柔和の面】


【──そして男が至った、『第504研究室』の前】
【鞄から大量の鍵が繋げられたキーホルダーを取り出すと、取っ手に近づける】

【が、男はその鍵で扉を開けはしない】
【大量の鍵と鞄で覆い隠した手元では、何かの小道具が蠢く気配】
【──やがて、「かちゃり」と音がして、研究室の扉が開かれた】

(……ふむ)
(もしかしたら暗号鍵の術式でもかけられているかなと思いましたが)
(ここに至っては、そんなことはなかったようですな。手間が省けました)

【男はそのまま、扉の中へと入っていき──ぱたん、と静かに扉が閉められた】


【……ここで男はしばらく、何ゆえか息を殺し扉の方を見つめ続けるだろう】
【何を思ったのかはわからない。確信があるわけでもない。しかし、それでも──】


 ──────


【僅かに瞳孔の開いた瞳が、瞬きもされぬまま固定される】
【一点に焦点を合わさない目。全体を感じ取るように、不動】

【──黒い液体が、扉の隙間をくぐってくるのは難しくはないだろう】
【しかし、その場合は。恐らくは、この男の視界の中に、捉えられる恐れがある──果たして】
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/05/30(月) 23:26:14.09 ID:bgQ0pXeZo
>>274
/返レスは明日に……

/了解しました、自分は木曜日なら5時位から居ると思いますので舞台裏で声掛けてもらえれば
それではとりあえずおつかれさまでした!ありがとうございました!
280 :278 [sage saga]:2011/05/30(月) 23:27:17.02 ID:4aFo7QoIo
//あららら遅くなってしまった上に安価までミスとは申し訳ない
//>>263宛てです、失礼しました
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/30(月) 23:28:34.75 ID:XkIDG8ADO
>>279
/了解しました、ではまた木曜日
/此方から絡んだのに、重ね重ね申し訳ありません
/それでは、ありがとうございました、お疲れ様でした!
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/30(月) 23:30:57.71 ID:aujOTR580
>>273

そういうこった。正常である世界を望む者の世界は正常であるし、異常もまた然りだ。

つまりは“こいつら”の能力を使えば、簡単に逝き帰りが出来るような容易く脆いもんだと思っているなァ…

【キィィィと右手が淡い光に包まれ始めるが、ある程度光ると光は消滅する】
【ヴァ―デッドの力でコントロールできるのだろう】

おう。そうしとけ、此処のはきっとうめェからな!

【自分と同じものを選んだ相手に対して非常にうれしそうな顔をする少年】
【まだまだ子供。そんなイメージを相手に思わせるだろう】

【少年は手元の団子を一つ手に取り、ゆっくりと食べ始める】
【甘く、濃厚なタレに掛かった白い団子が、実に旨い】

いや実際さ、ホッとしてるんだよなァ俺。

もしアンタがあの“カノッサ機関”だったらどうしようかなってね

この街、結構多いらしいからねェ、しらみつぶしに“普通”では無さそうな人に話しかけてんのよォ!

【まるで笑い話を話すかのように肩を震わせながら話す】
【ほんの一瞬だけ、“カノッサ機関”という単語を話す瞬間だけ】
【恐ろしいほどの殺意を秘めた目をさらしていたが…】
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/30(月) 23:31:02.82 ID:hDMJYF+0o
>>276

頭の良いヤツはやたらと難しい言葉遣いをするから困る。
科学者ならもっとこう簡潔に話せないのかね……まあ今はそんな事にイライラしている場合でもねーな。

【しかし決して頭が良いからといってそういった言葉遣いをする訳でもなく】
【偶然に少年の周りにそういった人種が集まったというだけ】

むうう……精神が拒絶、肉体が変質……。
精神がスイッチでその結果肉体に作用する……といった感じか。
それならそれでいいんだけどお前達自身で何らかの対策やら検査のような物はしたか?
したのならその情報を全部言え、今必要なのはそれだ。

【打開策、それを得るためには情報が必要だ】
【進むべき道を明らかにする為に……】

(しかし……さっきの質問、オレは……)
(オレはルシアにこの事を話さなければならなくなった場合、言えるのだろうか)

【予想通りに物事が進む事は難しい】
【実際に相手に死の宣告をしなければならないとなるとやはり戸惑われる】
【現実の人間と相手をする事は困難である】
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/30(月) 23:33:17.19 ID:r7aNCkHTo
>>278

(………離れちまうと、分からないからな……向こうが何処に居るか)
(でも、入った建物は確かなんだ……窓が有る方で待てば良い)
(灯りが付くか、消えるか……そのどちらかさえ有れば、問題ない)

【白髪の少女は、建物の外。窓の有る側で、物影に隠れていた】
【いざ動くとなれば、数秒もあれば用件は終わる。職員の目を恐れる必要など無い】
【後は、どの部屋なのかを特定するばかり】


【一方で、黒い液体】
【目的の部屋が分かってしまえば、後はそれ以上隠れる必要も無い、と感じたか】
【天井から床に降り、その姿を変えていく】

「…………こんばん、はー……」

【黒地の小袖の上に、然程目立たない色の打掛。腰の帯には刀を一振り】
【被衣―――時代劇などでまま見られる、高貴な女性が顔を隠す目的で被る着物―――を頭に被る少女】
【ヘドロの海から這い出す海獣の様に、ずるりと現れた彼女は、素直にドアをノックした】
【ご丁寧に、自分が外に居るという事を知らせる為に、挨拶までする】

【そして、返事が有っても無くても、彼女は扉を開けようとするだろう】
【扉の方を男が見れば、帯に≪死拾弐≫の刻印が有る事が見える筈だ】


【部屋に、灯りが付いているかどうか。それによって、着物の少女の、今後の行動も変わってくるだろう】
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/30(月) 23:36:16.57 ID:G/5rxDaKo
>>277
【聞きそこなった言葉を求めて、軽く身を乗り出す】

 【―――― 何? ――――】
【たったそれだけが聞きたかったのだが、その探究の言葉も、言いそこなって】
【ウェスカの、静かな制約――固い契りに耳を傾ける】


【 求められたそれを、彼女は拒むだろうか 】

                【 いや、きっと拒まない 】


――――――――んっ・・・・・・

【僅かな水音を立てて、二人の唇と肌が触れ合う】
【ウェスカを受け入れた、上気した頬も、さらに熱を帯び】
【閉じた瞳をゆっくりと開くと、目の前にはウェスカの紅い瞳、思わず顔が綻ぶ】

・・・ふむ・・・やはり、この挨拶の手法は、間違っていなかったのだな・・・

【照れ隠し、と言うよりは、自分を納得させるためだけの言葉】
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/05/30(月) 23:41:47.29 ID:uy5KolZeo
>>282
【特に言葉にするほどの考えも尽きたのか、「へぇ…」とヴァーデッドの右手の様子を眺めていて】

【それから、翠にも運ばれた団子をひとつ口に運ぶ】
【いい具合に柔らかさと弾力を持った団子が、濃厚なタレの味を引き立てている】

んむ……確かに美味しいですね
万が一見掛けだけのお店だったりしたらと思いましたが、杞憂でしたね

【確かに美味しかったのだろう、そういう翠の表情は僅かに綻んでいて】
【―――しかしそれでも、ヴァーデッドが刹那に見せた殺気には聡く気付いていて】

―――そう言えば、この国の東側にそのカノッサ機関が攻めこむという情報がありますよ
なんでも、この間占領したスレイプニルを使うとか何とか

【だから少女は、露骨な釣りに掛けてみることにした―――もっとも、餌は本物だが】
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(宮城県) [sage]:2011/05/30(月) 23:47:37.12 ID:im031VzBo
>>271
【ポタリと、雫が落ちる】
【それは、どちらの音か。女の拳を伝う鮮血か、或いは男の頬を伝う冷汗か】

【瞬間。閃光。軌跡を描いて、放たれるは二振りの明刃】
【殺気、ではない。込められているのはそれ程剣呑ではないが、それに準ずるもの。とはいえ、完全に無害なものでもない】
【避けるか……否、この距離でそれは間に合わない。ならば、訪れる結末は――】

「……ふう、いきなり怖い事をするねぇ、キミは」

【衝突の響き。然れど、そこに肉を貫く音はなく、男は相も変わらぬ様子で安堵を吐く】
【振り下ろされた片手。そこから伸びていたのは、一条の鉄鎖だ】
【輪を描く様に、男の周囲を一つ巡るそれが白刃を止めている。ギリギリと、拮抗する音が耳障りで】

「だから、言っただろう? "聞いたことがない""今一つ分かっていない""キミの名を知らない"――当然さ、僕は"新参者"だからね」

【そんな事を、明け透けと言い放つ】
【見るに、その発言に動揺は浮かんでいない。まるで"真実そうである"と、告げているかの様に】

「とはいえ、まずは僕の非礼を詫びねばならないようだ……いや、ならないですね」

【続けざまに男が取ったのは、礼の形】
【胸に手を当て、片膝を付き、頭を垂れる】

「申し訳ありません、何分この"昼の国"は私の住んでいるところでも、担当区域でもなく、理解が及んでいませんでした。統治者であるあなたの事も、勉強不足であった事は申し訳なく思っています」

【真摯な言葉であり、本意の言葉】
【未だ上げぬ頭。逆徒として首を落とすには、あまりに容易な状況であった】
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/30(月) 23:48:29.85 ID:4aFo7QoIo
>>284

【男は、部屋の明かりは付けなかった】
【ただ暗闇の中、何かを伺おうとしていた】

【──そんな折、扉が叩かれたのは彼にとっていささか予想外であった】

【男が半歩後退し、小さく身構える】
【が、そうしているうちに扉は開かれ──】

──、……おや、おややや?

【現れたその姿を見ると、男は目を丸くした】
【いきなり現れた(ように男には感じられた)こと自体に関してもそうだが、】
【何より、その帯に刻まれた刻印。一般的な様式とは少し異なるが、確かにそれは数字であると認識し】

【途端、男は呆ける暇など無いと言った風に】
【少女の方へと駆け寄ると、すばやく彼女を中へ引き込まんとし】
【それが叶えば、内側から音を立てないようにゆっくりと鍵をかける】

(し、静かに──!)
(挨拶するのは礼儀正しいとは思いますが時の場合に応じますぞ)

【と、男は小声の早口でそんなことを語りかけるだろう】
【あんた誰かに見られたらどーするですかっと言わんばかりの剣幕で】

【そこから少し、息を殺すような間を挟めば】

(……あなた、もしかして)
(『死拾弐』──≪No.42≫殿、ということで認識してよろしいのですかな)

【そんな問いの言葉を次ぐだろう】
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/30(月) 23:48:43.70 ID:+i+ipe30o
>>283

…………いえ、私達自身は、この事に対しての対策は講じておりません。
……正確に言えば、講じる事が出来ない、と言うべきかも知れません。

【少女は首を横に振って、そう答える】
【自身の、そして姉と呼ぶ存在の生死が掛かっている問題にも関わらず】
【何一つ、対策も検査も行っていないと言う】

……私達は自らの運命を知ってしまいました。
……が、知って、対策が取れるようでは、リミットの意味が無いのです。

……私達は、この事に関して対策を講じることも出来ないし、自ら調査する事も出来ません。
……それは、"条件付け≠ニ言っても良いでしょう。身体が、頭が其れを拒否するのです。

……故に、誰かが何かをしなければ、私達は唯来る死を待つのみです。

【と言うことらしい】
【当人が解決出来ない様に施された仕掛け】
【特定の何かを考えさせないようにする何かが施されているらしく】
【少女達は、何の情報も持ち合わせては居ないようだ】
【要するに、役に立たない存在である】
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/30(月) 23:50:14.21 ID:aujOTR580
>>286

チッ…屑どもめ、あいつらァ人の痛みを知りやしねェ!!

いつか絶対ぶっ潰してやる!今じゃまだ…力が足りねェし……

【悔しそう、いや、恨めしそうにジッと虚空を睨みつける】
【そこに潜まれた殺意と憎悪は確実なものであり、相当の恨みがあると思われる】

【少年はそのままずっと何も存在しない空をにらみ続けていたが】
【蛍川のことを思い出し、すぐに笑顔に戻る】

いやァ、すまねェすまねェ、ちょっとした私怨があってな

――絶対に滅ぼすと決めたんだ、“アイツ”を奪っていったあの組織を、な

……そういえばアンタ詳しいな?もしかして情報屋ッて奴かィ?

【右手を握りしめる。とたんに先程以上の光が右手の石から発生する】
【感情が左右するのであろうか、心音のように不定期に何度も嘶く】

【時間がある程度たった後に光が収まり、素朴な疑問を蛍川に聞く】
【彼は未だに彼女のことを一切疑ってはいない】
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/30(月) 23:52:16.49 ID:J6w592lJo
>>285
【唇を名残惜しげに離して、真紅の瞳を細め。相反する蒼の瞳を覗き込んで、こんな事を言うのだろう】


ああ、正しい挨拶だが―――――するなら、俺だけに。あと、俺に逢った時は必ず、な。


【そう言って、またおどけた笑みを見せて。何かをまた言いかけたが、それを遮るかのように電子音が鳴り響き】
【舌打ちをしつつ、端末を懐から取り出すと。煩い音を止めてから、ハイドの方に向き直って】


悪いな、今日は俺がシンデレラみてーだわ。…また、逢おうぜ。


【12時の鐘は、二人に縁深いものであるようで。今日の舞踏会はこれでお仕舞い、なのだろう】
【ウェスカは背を向けて、黒塗りのビルへと歩き出し―――――途中、端末の画面を確認し直す】
【画面に映し出されるのは、とある社長令嬢の殺害依頼。サンプルとして乗せられた写真の少女は、ハイドとそうも変らない年頃】
【それを眺めるウェスカの顔に、先程までの穏やかさも、迷いもなく。 仕事。 ただ、それだけ。】


/乙でしたっ!
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/30(月) 23:57:39.20 ID:r7aNCkHTo
>>288

「こんば、ん、わー…………………」

【扉が開かれてからも、また一つ。呑気な挨拶は続く】
【室内の暗さに目を慣らす為、平常より瞬きを過剰に行いつつ】

「………………ぅわー……」

【灯りのスイッチを探していた所、ぐいと引っ張られる腕】
【おっとっと、とたたらを踏んで、それでも如何にか転ばず室内へと入る】
【扉が閉まるのを見届けてから、男の方へと振り返り】

「…………? ………だめ、なの……?」

【首をかしげつつ、今度は窓の方へと向かおうとする】


「……そう、だよ………?ほら、ね……」

【自分の帯を、少し内側から持ち上げるように指を差しいれてやり】
【大陸では余り見かけない類の表記を、暗い中でもどうにか見えるようにとする】
【そうしつつ、窓の方へ。足音こそ立てないが、隠れるような事も無く進み】
【本当に何も考えていないかの様に、窓を開けようとするだろう】

【時と場合、と言われた矢先のこの行動。配慮、思慮、そんな言葉を何処かへ置き忘れたかのようなこの少女】
【如何にかしなければ、見つかる可能性が幾らか増えて】
【然しこの行動を妨害すれば、話の分からないこの少女と、この部屋で二人切り】
【果たして男にとって、どちらがよりマシな結果と言えるのだろう】
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/31(火) 00:04:45.01 ID:9OPao0dTo
>>287

【ガリガリと、鎖か刃の削れるような音がする。】
【だがそれは唐突に―――主に刃の消滅によって、消え去る事となって】
【滴った血が地に落ち、軍服の彼女は踵を返し。】

………貴様は、自らを新参者だと言う。
だが、奇妙だ。大分前にNo.666は欠番になったと、聞いたのだろう?

【矛盾だな、と。冷酷に彼女は言い放ち、カツカツと歩を前へ】

【そして、能力を行使する。男の首へと狙いをつけた、光の刃を二つ作って】
【自らはその成否を確認する気もなく、ひゅん、とそれを振り下ろす】
【音は殆ど無いに等しい。けれど、防ごうと思えば防げる―――の、だろうか。】

【どちらにしても、機関を舐めるな、と。彼女は言い残して、その場を去る。】
【終ぞ名前は言わなかったが―――調べれば分かるだろう彼女の名前は、ガルニエ。】
【昼の国の主人にして、機関の支部長。そして、筆頭貴族。戦闘狂。大体、人物柄は伺える、か――――。】

/ごめんなさい、明日早いのでこれにて!お疲れさまでしたー!
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/31(火) 00:05:06.97 ID:Hle0J2Dfo
>>289

……ち、そうなるとそっちからの情報は期待しない方が良いって事か。
ややこしいもややこしいな、碌でも無い……。

【どれほどの知識があればそのような仕掛けを設置出来るのだろうか】
【人間の意識に働きかけるというのはそうそう可能な事ではない】
【科学者というよりは魔術師の類にも似ているな、とエルフェスは思った】

しかしだ逆を言えば、誰かが何かをすればその死は忌避する事は可能なんだろ?
それならオレも協力する、というかさせてくれルシアにゃあそれなりに恩があるからな。

【死を待つだけの、そんな過ごし方なんて認められない】
【彼女は人間だ、少なくとも少年はそう感じただからそれだけで良い】
【だからこのまま強制的な寿命へと進ませるのは許せない、人間らしく生きて欲しいから】

するってーと……情報を持ってそうなのはさっき言ってた「マスター」とかいうヤツかな?
そいつってどんな人間だ?一筋縄で行きそうな人間か?

【科学者=偏屈、というステレオタイプ】
【もっともそのマスターが科学者かどうかも分からない】
【少年は少しばかり気持ち焦りすぎていた】
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/05/31(火) 00:08:47.91 ID:NCF2tg/ko
>>290
……ついこの間、櫻の国の調査に同行したんですよ。もちろん、東側のことですよ

【自分に向けられてはいないとはいえ、露骨な敵意に流石に気圧された様子を見せる翠】
【コホンと軽く咳払いのフリをして、気を取り直して話し始める】


かの地方では民間信仰などに乗じて妙な動きがあるという話があって、それで
その調査の中で発見された書類に、今言った『sleipnir』―――機関が占領した海上都市の名前があったんですよ
それだけだと偶然かもしれませんが、その調査の中では櫻の東側とは思えない技術が使われたという報告もあったんです
他の諸々の情報も加味した結果、機関が櫻の国に何かしらのアクションを起こす――起こしている可能性が高い、という結論に至ったわけです

【話す必要の無いことは話さない――それから脚色はするが、捏造はしない】
【真実も虚偽も見せない、中立的に穏やかな表情で「大体真実」な話を一息にして、お茶をすする】


【それから、温まったからか軽く表情を和らげて】

これを知ったのは好奇心からの偶然ですよ。情報屋というのはきっと、もっと熱心で、狡猾な人が背負う称号です
…ところで、あなたはどうやらカノッサ機関とは個人的な因縁があるようですね?

【少年の語った”アイツ”に興味を惹かれたのだろう、今度は翠の方からそんな問いかけをしてみることにした】
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/31(火) 00:15:38.02 ID:bAl24T3bo
>>292

ちょっと、電気はまだつけないで──ってああどこへ行かれるのか危ないですぞ転んだりしたら

【鞄から細い懐中電灯を取り出し、そのように語りかけるも】
【少女にほとんど話が通じてなさそうことを理解すると、男は愕然とした】

【明かりのついていない部屋の窓が開けられれば、不自然極まりないことは明白】
【しかし、話の通じていない風の少女とこのままいても埒が明かないであろう──】
【思考する。迫られる選択に、猶予はなさそうで】

(……く、うぅ……こんな形で邪魔が入るとは、予想外に過ぎますぞ)
(邪魔にならない人かと思えば一番邪魔なタイプとはもうこれ如何に)

【額に掌を当てて渋面を作るも、それも束の間】
【慌てて窓の方へと駆け寄って、窓枠を手で押さえる】

……わ、分かりました、詳しいお話は今はさておきましょう

……窓の外に何か用でもあるのですか
おじさんがやってあげますから、あなたはおとなしくしましょう
それが平和への第一歩です主に私にとっての

【ひそひそ、と声の調子は抑えるも依然として早口で】
【窓の外の様子を伺いながら、少女には制止をかけんと試みる】

【話が通じるかどうかは、また別の問題だろうが──】
【男はとりあえず、厄介ごとを避ける方向で行きたい様子であった】
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/31(火) 00:17:35.37 ID:7F5qFyTuo
>>291

【宵闇の街に浮かぶ、月と瞳の、綺麗な三原色】
【混ざり合う視線が、永遠にそのままならよかったのに】
【響き渡る架空の鐘鳴が、二人の間の、魔法を掻き消して】

君だけに・・・とは、・・・どういうことなのだろうか

【知識に偏りのある彼女には、まだ込められた意味を理解できないが】
【やはり、不快には感じない。どころか、心から温かくなる様な錯覚】
【それで、それだけで、十分だった。】

あっ・・・――――・・・また、逢おう・・・。

【去っていく青年に向け、伸ばしかけた手を止め、くるりと踵を返すと】
【遠心力で、放射状に広がる髪。白く、月光を反射して煌く】
【彼女もまた、毅然とした無表情でいて。鋭い視線は、まっすぐ前に向けられていて】
【それでも、仄かに温かみの残る、頬の熱は冷めないだろうが―――】

《 ピッ 》
・・・ああ、私だ。 ナトルか? ・・・先に帰った、じゃあないだろう・・・。
何? ゛観測者”の居場所を捉えた? ・・・了解、今から向かうよ。
                              《 ピッ 》

【向かう先は、青年とは正反対――その足取りは、決して緩むことなく】
【ポケットに携帯をしまうと、潔白の白衣を翻し、闇に消えていった】


/乙です、ありがとうございました!
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/05/31(火) 00:20:52.59 ID:k55tTv+x0
>>295

スレイプニルか、この国を侵攻する大掛かりな作戦てェことだよな?

俺ァさっきも言ったが平等主義者じゃァないんでな……残念だが止めることすらできねェ

せいぜいあっちからすりゃァ蝿程度に思っているんだろーよ!クソッ!!

【右手に持っていたお茶を勢いよく机に叩きつける、持ったままの為割れはしなかったが】
【激しく歯ぎしりを繰り返し、もうこれ以上此処には居れないな、と思い】

【店から出て行こうと財布から金を出し、机に置く】

――…“この体”に成った、いや、“この右手”に成った最たる原因がその機関だ

コイツのためだけに…“あいつ”は…黒瀬は犠牲になったンだ…ッッ!!!

【激怒、拳を握り全身を震わせる】
【計り知れない憎悪、彼に何があったのだろうか】

俺ァ、あの機関を絶対にゆるさねェ…っ!

――っと、ちょっと白熱しすぎたな、そこに金置いとくから、ちゃんと二人分あるから大丈夫だよ

ありがとなァ、アンタのおかげで幾ばくかはスッキリとしたよ。

最近は…カノッサのせいで不幸になる奴を大勢見かける、だからかイライラしてたンだよ

【少年はそのまま店を出て、蛍川に向かって軽く手を振る】

じゃあな、また会えたら!

【そのまま街並みの雑踏の中に消えていった】

/此処で終わらせてもらいます
/楽しかったです!ありがとうございました―!
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/31(火) 00:22:33.79 ID:+EVIyTnJo
>>294

……ええ、はい。私達から提供できる情報は、事実のみです。
……憶測や推測などは、そもそも出来ないのでお伝え出来ません。

【「残念です」、と。少女は余り表情の変化も無く呟く】
【肉体を作り、精神を作り、更には刷り込みまで行うという周到振り】
【其れだけ、この実験が大規模で、どうしても成功させたい物だったのだろう】

…………まぁ、回避方法はあるかも知れませんね。私は知りませんが。
……然し、貴方様がそう言ってくれるのは非常に頼もしく思えます。

……姉の為にも、どうか解決策を探し出してくださいませ、エルフェス様。

【少年の協力の申し出に、素直に感謝の意を示し、深々と頭を下げる】
【自分の為ではなく、姉の為。其れだけ、姉の事を気にしているという事か】
【微妙に言い回しが人任せっぽいが、事実人任せなのだから仕方が無い】

……そうですね、マスターなら何か考えがあるかも知れません。
……が、其れを素直に教えてくれるかどうか、其れについては判りかねます。
……そういった意味では、一筋縄では行かない人間、かも知れませんね。

……マスターは、割と変わった方なので。

【偏屈、という表現はしないが、意味合い的にはほぼ同意】
【直接会って話を聞こうとしても、話してくれない可能性もある、と】
【然し、現状一番情報を持っているのは恐らく"マスター≠ニ呼ばれるその人】
【解決策を模索するなら、話を聞くのが一番の近道ではあるか】
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/31(火) 00:25:42.76 ID:ClVw8mgho
>>296
【窓を開けるのを妨害されれば、むー、と唸って不満げな顔】
【それでも、一応窓の近く、軽く外へ向かって手を振ってみたりはした】
【位置と部屋の暗さ、外からは見えそうにも無いのだが】

【さて、行動を遮られて、少しばかり手持無沙汰になった少女だが】

「…………おじさん?」

「……おじさん……おじさん、なの?」

【「おじさん」というフレーズが、余程気に入ってしまったらしく】
【口元を手で押さえ、くすくすと押し殺したような笑い方をする】
【一応ながら、声を顰めなければならない、という事くらいは理解した様子で】


「………多分、あの辺り………香月が、居るから………
 だから、開けないと、入れない………おじさん、開けて」

【窓の外の方を指差しながら、まだその位置からは確認出来ない少女の名前】
【42番の存在を知っていたのなら、対になって行動をしている41番の事も】
【その名前も知っていれば、彼女の言葉は理解も出来よう】

「…………あやしいから、追いかけるって、言ってた………
 ……おじさん、どろぼう、なの?」

【こうして尾行してきたのも、この子供の様な少女の発案では無い】
【ならば、目的を訊ねようというのなら、其方の到着を待てば良いのだろうが】
【もしも、何か隠れて行動を起こしたい、というのなら】
【保護者の目の無い内に、済ませてしまった方が良い、というのもまた事実で】
【そしておじさん呼ばわりは継続。年齢差がどの程度かは、分からないが】
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(宮城県) [sage]:2011/05/31(火) 00:36:47.43 ID:vgALizaeo
>>293
【"大分前に、No.666が欠番になったと聞いた"と"大分前にNo.666が欠番になった、と聞いた"】
【文字にしてみれば、成る程意味の違いはどことなく捉えられよう。要は言葉のもつ意味の違いであり、文脈の区切り方による問題】
【だが、その責を問いただす事は出来ない。これは腹の探り合いであり、一度不審を抱かれた以上こちら側は完全を貫かぬ限り勝利はない】
【"誤解されてもおかしくない言葉"――そんなものを言った時点で、男の敗北は決まっていたのだ】

【断頭刃(はんけつ)が、下される】
【示されたのは、有罪。打たれたのは、斬刑。偽り、欺き、謀らんとした者への罰は、重い】
【古来より、貴族は逆臣達を誅罰してきた。その歴史は、現在へと連なる血の中にも、受け継がれている】
【故に、己が内で決まった事柄に対して躊躇する事はない。ただ、実行するのみ】
【――あぁ、失敗(しく)ったなぁ、と男は心の中で呟く】

【そうして、意識が黒く反転した】



【そして、流れる血が過去のものであるならば、それを成す身体と思考は現在のものだ】
【確かにその身には貴族たる冷血が流れているだろう、だがしかし、今のその身は『機関』の支部長という新たな肩書きが刻まれている】
【破壊し、駆逐し、絶滅させるだけではない――"抑止"。必要以上に痛めつける事で、その者の意を削ぐ事も、任務の範疇にある】
【男が息を辛うじて保てているのは、偏にそういった理由でしかない】
【白刃は、男の首筋を断っている。だが、正中を断っている訳ではなく、生死の境を別ける皮一枚のレベルで】

【『次はない』と、暗にそう告げていた――】

/乙ー、そしておやすー
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/31(火) 00:40:41.01 ID:Hle0J2Dfo
>>299

ん、了解したオレの威信に掛けても何とか探し出して見せる……。
とは言うもののオレだけじゃ出来る事に限界があるんだよな実際問題としてさ――――
だから……ルシアの事を知っていて尚且つ仲の良い人間にもっと協力を仰いだ方が良い。
質より量か量より質か、下らない問答は必要無しに両方とっちまえばいいんだよ。

【エルフェスの保有する身体はこれ1つ、行動限界という物は存在する】
【人は多いほうが良い、行動範囲が広がるし意見が偏る事も少なくなるのだから】
【頭脳労働の面でも肉体労働の面でもそれは言える筈だろう】

つまりお前達にしか出来ない事もある、ルシアの交友関係についてお前らも少なからず知ってるだろ?
残酷かもしれないがそのルシアの友人にもこの事を知らせた方が良いと思うんだ。

【エルフェスに出来る事があるなら彼女らに出来る事もある】
【この局面を打開する為にはその彼女らも戦わなければならない】
【自らが行き抜く為に】

真剣に話してそれでも煙に巻くような事をすんなら……こっちにも交渉術がある
わからず屋は殴って聞かせればいい、喧嘩も交渉の内だ。
でもまあ頭の良いヤツならそんな事にはならないかもしれないけど備えあればなんとやら……。

ともやる事は決まった、そのマスターとかいうヤツとアポを取る。
それはお前にしか頼めない、分かるかレミカ?

【マスターという人物に近しい者は彼女を於いて他にいない】
【生命という手綱を引き寄せる第一歩は恐らくそこから……】
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/05/31(火) 00:44:43.05 ID:NCF2tg/ko
>>298
ただでさえ、この国の東側は戦が多いと聞きますから。それに乗じる狙いもあるのかもしれませんね

【桜の国への侵攻計画の話をその言葉で一旦纏めて、ヴァーデッドの様子を伺うことにする】

―――気にする必要はありませんよ、時には感情的になることも必要でしょう
あなたが気にするべきは、機関に泣き寝入りするか、それとも抗うかという選択ではないですか?

【滔々と流れる言葉―――物腰穏やかに紡がれるのは、彼を挑発するかのような言葉】
【彼女は、少年にどうあることを望んでいるのか――僅かに濁った瞳は、鈍い光で詮索を拒絶していた】


ええ、機会に恵まれたならまた何処かで

【そう言って、少女はヴァーデッドを見送ったのだった】


/お疲れ様でしたー!




【―――その後、翠が寝泊まりしているとある施設】
【ただいま戻りました、と翠が帰還の言葉を言う】

「――ああ、今日はここに泊まるんだ、翠」

ええ、もう暫く内側から『侵攻計画』を探って―――ついでに、『煽ろう』かと思っていますので

【屋内から響いた、若干大人びた女性の声――翠は彼女と言葉を交わす】


【そして、数分の会話はこう締めくくられるのであった】

「―――それじゃあ、あんたのナンバーは暫くあたしが預かる、と。それでいいのね、『碧』?」

ええ。それは『蛍川翠』のものですから、私が執着する理由はありませんよ。おやすみなさい

【電気が落とされる―――闇が招き入れるは、眠りだけではない】
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/31(火) 00:47:29.43 ID:bAl24T3bo
>>300

……あー、いや
おじさんと言うかですな、正確に言えばお兄さんというか
おじさんの渋みも持ち合わせた新しい世代のお兄さん──

【──などと、顎先に手を添えながらキリッと表情を引き締める男】
【一応、お兄さんと呼ばれたら嬉しいな、という旨なのだろうが──】
【実際、この男はおじさんと呼んで差し支えない年齢。少なくとも三十路よりは上で】

【「……そんなことはさておきですな」】

──ははあ、お連れさんがいると

(成る程、ではあの時のはもしや、そういうことなのでしょうか)

【少女の言葉に、小声で応答しながらも頷く男】
【状況にいくらか合点が言った様子で、ふむ、と一拍挟むと】

……成る程、成る程
いやいや、全く持っての予想外なのですが
……あなた方になら、隠す必要もないでしょう

私は、こういう者です

【と、男は懐から一枚の名刺を取り出し、差し出す】
【手に持った懐中電灯で、照らし出すその紙面には】

【『──カノッサ機関』】
【『≪大狽≫ヴィルダ・ヴォルデ所属』】
【『金之助・タナカ=フィリップスJr.二等兵』】

【と、おおむねそのような情報が確認できるだろう】

……早い話が、ちょっとしたお仕事ですな
何故カノッサのあなた方に怪しまれ追いかけられるのか、疑問ではありますが──

【「私はてっきり、正義の味方さんかと思いまして」】
【そんな語を付け加えると、男は周囲の様子を伺い】
【そしてゆっくりと、窓枠を横に引いて窓を開ける】

同僚さんならば、邪魔をする道理もありますまい
せっかくのご足労痛み入りますが、私はすぐに用件を片付けて引き上げますので

【窓を開け終えるが同時、男は懐中電灯で辺りを照らしながら物色を始める】
【机の上に散った書類を集め、適当に、ほとんど手当たり次第に鞄の中へと収めていく】

305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/31(火) 01:00:40.31 ID:ClVw8mgho
>>304

「………あたらしい、おじさん……?
 新おじさん……ニューおじさん……おじさん改……続・おじさん……」

「…………タナカおじさん、でいい」

【受け取った名刺、字を読む知性は有るようで、呼称も一つに定まって】
【その名前、立場等々、把握した様な返答をする】

【その次の問い、何故追われるかという疑問については】

『……まーた街中でテロやる連中か、と思ったんだよ
 無意味に人死に作って、いい事なんか無いだろ?
 ほら、此処は結構狙われる場所だからな……金の国の、一連の事件とかで』

【開いた窓枠を飛びこえ、室内に着地する影が答える】
【タナカおじさんを追って協会に飛びこんだ、白髪の少女】
【窓が開いてから彼女が飛びこみ、再び窓を締めるまで、ほんの数秒の事で】
【室内に踊りこむと、更にカーテンを締めようとした】

『まさか、同僚だったとは思わなかったんだ。悪いな
 出来るだけ邪魔しないで、こっちも直ぐに……えーと……』

「…………タナカおじさん……タナカ=フィリップス、だって」

『タナカさんか………ん?』

【同僚を備考してしまう事になるとは。頭こそ軽く下げるばかりだが、申し訳無さそうな声は】
【着物の少女から、彼の名前を知らされた時、かちりとスイッチを入れたかの様に切り変わった】

『………まあ、すぐ引き上げるなら、ものの序でについて行こう……と
 そういえば、其れは何を集めてるんだ?魔術協会なんて、変わった場所でさ
 何だか、色々仕事を頑張ってる様だし……何なら、手伝うぞ?』

【彼の身分、名前を知った瞬間、途端に饒舌になる白髪の少女】
【邪魔をするまいという立場から、何をしているのか知りたがる、介入者という立場に移行して】
【鞄の中へ消えていく書類、盗み見ようと、男の横から覗きこんだ】
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/31(火) 01:01:44.32 ID:4qvu+CR7o

――――ふへへへっへっへへへへー。

【――謎の笑い声。】
【馬鹿馬鹿しい位に、悪意が混じったその笑い声。】

【だだっ広い空き地に、取り敢えずベンチと遊具を置きました、という程度の簡素な公園。】
【既に日が沈んでいる事もあって、そこで遊ぶ子供の姿は無い。】
【同様に、子供にたかるつまらない悪者はこの場に存在しない。】

【もう一度言うが、子供にたかるつまらない悪者≠ヘこの場に存在しない。】
【居るのは、自販機の前に立つ背の低い銀髪の――――】

衝撃に対しては不自然に強くしてるのに、内部回路にプロテクトを掛けてないから、こうなるんすよねー。
うん、そうっす。仕方の無い事っす。


【たった一本の清涼飲料水の為に魔術を使う自販機荒らし――――つまらない悪者≠セった。】
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/31(火) 01:03:22.63 ID:+EVIyTnJo
>>302

……私に、私達に出来る事……、――――。

――……えぇ、はい。そうですね。
……確かに、私達でもそれ位の事なら出来るでしょう。

【元より、一人で解決できる問題だとは思っていない】
【科学的か、魔術的か、その他か】
【それなりの知識人が居るか居ないかで、変わって来る話も有るだろう】
【そういった意味も含め、質より量が欲しい状態でもある】

…………それではこれから先、姉の友人を見かけた場合、話を振ってみる事にします。
……それで少しでも話が進展すれば、救われるというものですが。


―――――ー……マスター相手に喧嘩なんて、許しませんよ?

……兎も角、アポを取るだけなら御任せを。
……希望する日時があるならば。無いのであれば、会いたがっている人が居る、とだけ伝えておきますが。

【如何なさいましょう?と】
【少女は、少年を真っ直ぐ見詰めて問いかける】
【アポを取る必要がある程多忙というわけでは無いようだ】
【だが、事前に何らかの形で連絡を入れておくのも、また一つの選択】
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/31(火) 01:17:09.87 ID:X7VDKMvSO
>>306
【不意に背後から声が掛かる】

ほぇ〜〜〜〜
それ、どうやってんだ?
機械とかよくわかんねーんだよなー

309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/31(火) 01:22:36.75 ID:Hle0J2Dfo
>>307

頼んだぜレミカ、お前がお前達が頼りでもあるんだ……。

【ルシアを助ける事はつまりその妹達を助ける事にもつながる筈だ】
【彼女達の生命もかかっているのだと感じ、より緊張を受ける】

喧嘩はもしもの場合だよ、オレはそんな喧嘩早い人間じゃない……筈?
それに初対面の人間をいきなり殴るなんて度胸ないからな……って自分で言っててなんだか情けない。

【根性なしというのはまあ大体合っているけども】

ん、そうだなあ……取り敢えずオレの電話番号をお前に渡しておくよ。
こっちはこっちでやってみたい事があるから今は「そのうち会いたい」って事を伝えてくれるだけで良い
会う算段が整ったらこっちからお前に連絡するからさ、ほら連絡先だ。

【ズボンのポケットに手を突っ込んで、そしてエルフェスの連絡先やらが書いてある紙片を取り出し】
【「悪戯電話はするなよ」と冗談ぽく言いながらをレミカに手渡すだろう】
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/31(火) 01:24:44.89 ID:bAl24T3bo
>>305

おやおや、これはどうも

【「初めまして、タナカです」】
【飛び込んできた少女に、男は作業を一時中断し振り向くと一礼】
【──それから返された答えに対し、男は興味深そうに顎をさすった】

……ははあ、テロなら止めるつもりであったと
確かに、そこそこは私も同感ですなあ
人の身体にお金が詰まっている訳でも無し

【男が唇を小さく歪める。笑みだった】
【言いながら、男は作業を再開し始める】

いえ、独自に動いているとこういうこともありますでしょう
逆に運がよかったということで一つ──

……あ、手伝っていただけますか、助かりますな
その辺に散らばっている書類を、とりあえず適当に拾っておいてくださいますかな

【と、男は言葉を次いで──それから】
【何をしているのか、という問いに対しては】
【一拍ほどの間を挟んでから、口を開いた】

……なに、私の上司からのご命令でしてな

──ブレイザーシティで使われた、例の家電魔道具
あれにこっぴどくやられたのが大層お気に食わないご様子でして
その開発者を探し出せということで、こうして遥々やってきたのです

上司曰く──『復讐』、するのだそうで

まあ、私は別にどうでも良いことでしてな
お金を頂いているので、こうして泥棒のようなことまでやっているだけです

【──と。男は世間話でもするように軽く語り始める】
【男の言葉は続いた】

ほら、あの副リーダーさん、捕まりましたでしょう
あの方のおうちを漁ったら、魔術協会からの郵送書類がありまして
ここの研究室を借りていることが分かったので、こうして訪れてみた訳ですが……

【そこでふと、男の口から溜息が漏れる】

……うーむ、何だかどれも違う気がしますな
開発者に関する情報らしきものは、見当たらないような……

【拾い上げた書類をしかめ面で眺める男】
【そしてふいに、その視線を彼女らに向けると】

人が来ると行けません
適当に何枚か拾ったら、早急に引き上げましょう

……そういえばあなた方はまた、窓から出るおつもりですかな?

【拾った書類らを鞄らに収めながら、男は言った】
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/31(火) 01:30:21.86 ID:4qvu+CR7o
>>308

────何奴っすか?
この純粋無垢可憐なびじょーじょ≠フ背後に、さも当然に立とうとするとは。

【くるり。にたにたと、どこか嫌な笑みを見せながら振り向く。】



だからどうした、と言わざるを得ないっすね。
無視していいっすか?放置プレイがお好みっすか?



…踏んで欲しいって言われても踏まないし詰らないっすよ?


【もう一度くるり。放置プレイを実行────もとい既に立ち去ろうとしている。】

【彼女を引き止めるに当たって、現時点で必要な行動は────】
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/31(火) 01:36:00.83 ID:X7VDKMvSO
>>311
いやぁ…お嬢ちゃんなあ……

【見れば分かるはず】
【長い金髪を後ろで束ねた青い目の、服装はといえばまるで古い西部劇の登場人物のような保安官の服装だ】
【その服は薄暗がりでみたとしてもとてもコスプレと思えるレベルではなくつまり】

とりあえず現行犯な?

【本職】
【手錠片手に腕を掴もうと左手を伸ばす】
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/31(火) 01:36:31.89 ID:ClVw8mgho
>>310

『復讐、か………あの、ブレイザーでの……複雑だな』

「………………?」

【ブレイザーシティの一件も、元を正せば】
【今此処で、幼子の様な言動を行っている、着物の少女の行動から始まったもの】
【負けて、奪い返され、それ以降機関の拠点は、火の国には無い】
【強気そうな白髪の少女の顔は、暗い中でも分かる程にはっきりと歪んで】

『……そうだな、掴まったんだっけ。良くやった、ボーナスもんだろうさ
 えーと、確かナンバーズ一人も、スパイ容疑か何かで掴まってたんだよな?
 下手なナンバーズなんかより、あんたよっぽど働いてるよ』

『………ところで、だ』

【表情は変えぬまま、タナカの実績への称賛。これは、前振りの様なものだろう】
【何かを交渉する際、当たり障りの無い話題から入る。良く使われる手段だ】
【深呼吸を一度。表情が、少しばかり落ち着いたものとなって】


『復讐するなら……私達にだって権利が有るだろ?
 副だか何だか知らないけど、あいつらが居なかったら今もあの街は私達のもんだ
 そう考えるたび、腹が立って仕方ない。ゆっくり寝ても居られないんだ』

『だからさ、尋問に参加させてくれよ、私にも。殺したりはしないからさ
 ただ、思い知らせてやりたい事は有るし……夜の国支部だ、そーいう事のノウハウは有る
 同性の方が、遠慮呵責無く責められる………ってのがウチの支部長の持論だよ』

【軽い世間話に対して、仕事の話題。それも、それなり以上に重要な話題】
【本来ならアポを取るなり、データベースで呼びかけなりするのだろうが】
【丁度居合わせた事が幸いと、白髪の少女、≪No.41≫は要請した】


【着物の少女は、散らばっている書類を集め、丁寧に重ねていた】
【引きあげようという提案を受けると、それを男に差し出して】

「………私たちだけだったら……別な方法も、ある、から……大丈夫……」

『一度別な研究室へ向かって、そっちで騒動起こしてから逃げるさ
 適当にそこを荒らしとけば、調査の目だってそっちに向くだろ?
 実行犯は機関のナンバーズ≠ナ、何処かの会社員じゃないし、さ』

【脱出の計画は、男に提案が無い限りは、一応組み立てて有るらしい】
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/31(火) 01:52:26.31 ID:4qvu+CR7o
>>312

…嫌っす。嫌っす嫌っすんなそんなお世話になる事なんかしてないっすよ?

【べ、と心中でではなく実際に舌を出してそんな言葉を返して、手を伸ばす動作に合わせてじりじりと後ろに下がる。】


【大量の冷や汗が額を伝う。後ろめたい事はあるのだろうが────】

純粋無垢可憐なびじょーじょ≠ェそんな事をする筈ないっすよ、うんそう思うっす。
証拠があるなら見せて下さいっす変態。


きちんと確認もせずに手錠を出したのは、弱みでも掴んでえっちい事をしようとでも考えてたんですかきゃーたすけてっす。


【思考が少し冷静になってきたのか、後半に掛けて相手の事を追求するような内容に変化する。】

【ただ、言葉には実際の感情が籠もっていない。悲鳴の部分は完全に棒読みである。】


ぐへへへへ、本当に声出したらどうなるんすかねー?

【ここで本調子を取り戻したのか、再びにたりという笑みを浮かべ始める。】
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/05/31(火) 02:04:45.66 ID:bAl24T3bo
>>313

いーえ、あれはアカリ殿の情報のお陰ですぞ
まあ、頂けるというのであればがっつり頂きますが──

【憎々しげに歪められた少女の顔とは対照的に、】
【男はその顔にいやらしい笑みを浮かべた。ボーナス、と言う語に強く反応したのだ】
【──が、彼女の表情が変わっていくのを見て、それもすぐに薄れていって】

【彼女から提示されたその話題を、男はふんふんと頷きながら聞いていた】
【そして彼女が語りを終えると──「分かりました」との第一声から】

……成る程確かに
あなた方には十分にその権利がおありですな

──私の上司は『ヴィルダ・ヴォルデ』の隊長、『モーゼフ・ラドベルク』
あの日、≪No.42≫殿からブレイザーシティの指揮権を預かっていた男です
彼に私から伝えておきますぞ。準備が出来次第こちらから連絡を差し上げましょう

【──と。男は≪No.41≫の要請を快諾する】
【懐から取り出した手帳に万年筆でさらりとメモを書き込み、再びしまう】

【のだが、男は思い出したように言葉を付け足した】

……ここだけの話、私はあなた方がいてくれた方が安心できると思っているのです
正直なところ、あの男だけではその……粗暴に過ぎるというか、
ただ憎しみだけが先行して、実質尋問になっていない

最終的には殺すのでしょうが、順序がめちゃくちゃですからな
ナンバーズのあなた方がいると、ようやく作業も捗るというものです

【と、男はそこでようやく言葉を区切る】
【着物の少女から書類を受け取りながら、「ありがとうございますぞー」と笑みを向けて】

あれ、そうですか。お仕事熱心なことですな
分かりました、では私はこのまま転移術式で帰りますので

お二方、どうぞこれからも良き同僚としてよろしくお願いしますぞ

では、お先に失礼します。帰りにはお気をつけてー

【そう言うと男は、眩い光に包まれ──る前に】
【鞄から黒電話を取り出し、受話器を取ってジーコジーコとダイヤルを回し始める】

【──りりりりん。りりりりん】
【そんなけたたましい黒電話の音が鳴ってから、ようやく男は光に包まれて消えていった】


//やっべえガチ遅れで申し訳ないです、お疲れ様でした、ありがとうございました!
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/31(火) 02:19:33.31 ID:ClVw8mgho
>>315

『……殺されちゃあ困るなー、そんな簡単に終わらせてどうするんだよ?
 そいつに言って聞かせておけよ、もっと良い方法有るだろうって
 こんな世界だ、死ぬより酷い方法なんて幾らでもあるってさ
 それに………そういうの、嫌いじゃあないんだ』

「……………香月?」

『パーツは残しとけよ?弱ってると楽しみが減るから
 あんまり状況酷くなってたら、あの時の責任を今更追及してやるからな
 私の玩具にするんだって事、よーく理解させておいてくれ』

【カノッサのナンバーズとしてなら、この程度の事を言える人間は幾らでも居るだろう】
【白髪の少女も多分に漏れず、表情を変える事も無しに要求する】
【自分が痛めつけるから、それまで無事に保っておけ、というこの命令を】
【着物の少女は、首を斜めに固定したままで聞いていた】

【要求は終わり、交渉は成り立ち。日時などは、何れ相談でもするのだろう】
【実際に連絡を送るなら、データベースでも夜の国支部への直接連絡でも、話は出来る】
【秘密主義から転向した為、割と身が軽くなっているのが最近の夜の国支部だ】

『……ああ、同僚は大事にしないとな。正義の味方に負けてられない
 優秀な奴は保護して、無能は有能になるまで育ててやらないと……
 そうすりゃ、もっと居心地も良くなるし、給料も平均上がるんだろうけどなあ……
 ………と、転移?どんな風に……』

『……………うおーう』

「……………うわーお」

【魔術の発動は様々な種類が有るが、電話での転移というのはどうやら所見】
【二人揃って、似た様な声に似た様な抑揚。男がさっきまで居た空間に、視線をふらふら漂わせて】

【「さてと、行くか」。白髪の少女の言葉で、二人は動き出す】
【この日、深夜。魔術協会「162研究棟」に、機関のナンバーズが襲撃を掛ける】
【人的被害は無いが、幾つかの扉が破損。研究機材や書類、薬品類に被害が有ったらしい】
【尤も、過去にアルマゲスト≠ノ襲撃を受けて以来、所属する者も少ない場所】
【一日二日は騒がれて、やがて忘れられていくのだろう】


『……なぁ。今年の祭り、どうする?』

「………………皆、で……が、いい……
 だから………会いに行こう、ね?」

【何処かの廃ビル、二人寄り添って。少女達は、朝まで仮眠を取っていた】


/お気になさらず、お疲れさまでしたー
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/31(火) 02:26:17.56 ID:X7VDKMvSO
>>314
【ジリジリと進みながら】

お前なぁ…現行犯って言葉の意味分かってっか?

【一見気まずい状況なのだが】

声ってお前、えっちい事ってお前……お前の発想がまずえっちいわ
はぁ……

【指でくるくると手錠を回しながら】

やりたきゃやってみろよ…だが、恥ずかしい目にあうのはお嬢ちゃんだぜ?
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/31(火) 02:49:33.75 ID:4qvu+CR7o
>>317


────じゃ、遠慮無く出すっすねー、後悔禁物っすよ?


【此処で微かに深呼吸。その後に透き通るような声を。同じ少女とは思えない歌声≠響かせる。】


闇を駆ける一つの星よ、今ここに



【────かちり。何かがはまるような音が微かに響くと同時に、彼女の周囲に規則正しい円が幾重にも宙に描かれ、発光する。】

【少女の歌≠ノ世界が反応したかのように、魔術的紋章が何の素振りも無しに起動、展開され────】



【ばちん、という風船が弾けたかのような、何処か間抜けな破裂音と共に、互いの目を灼くかのような圧倒的光量が術式から放出される。】
【閃光弾のような強烈な光を放出して、相手が戸惑うであろう期間に全力で逃走。】



【恐らく、不意の閃光をそのまま浴びてしまったのなら、少女の姿はもう何処にも無い。】
//続けられそうな余力が無いので、打ち切ります。ごめんなさいー。
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/31(火) 02:55:27.42 ID:X7VDKMvSO
>>318
うおっまぶしっ!

【目も眩む閃光!】

あっ逃げっ!あー………


/了解ですお疲れ様でしたー
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/31(火) 19:43:36.18 ID:24ePL/SIo
>>140
【猫はタオルを受け取ると、空気の変化は察していたか、ちょっと戸惑いながらインナーの中に仕舞った】
【触れた瞬間冷たいのか、ひゃっと変な声を出しはしたものの、手が出てくるともうタオルの質量を感じさせない】

【それから、彼が話し始めるとちょっと黙り込む】
【機関、と言うものを理解しかねているのかもしれない】

”………”

【こりゃ地雷だったかもしれないと、ラインは舌を巻いている】
【冗句のつもりで発したのに、こんな重い話になるとは予想だにしていなかったようだ】
【だ、けれど】

”…自分の意思で? なんでまた?”

【首を突っ込んでしまった以上、もう引くに引けず】
【戸惑いを押し殺し、何か糸口を引き出すために、あえて続ける】
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/31(火) 20:07:49.61 ID:EWiesZZH0
過去ログ688>>レス757

【目の前の“狂人”が下した返事は悪い訳ではない】
【兎に角この一言で、最悪の結果だけは避けることができた】
【銃を握るその手が僅かに震えると、彼等はそれを腰に仕舞い、互いに顔を見合わせた】

【そして、暫しの沈黙】
【やがて男の一人は、得意気な顔をして一言】

――俺達は生き地獄を“見せる側”だぜ?
つまり、俺達相性ピッタリって訳よ

「(“狂人”って通り名から心配だったが、常識はそこらの機関員よりマトモに備えてるみてーだな…良かったぜ)」

『――アンタが話の分かる人間で助かった、俺達も手荒なマネはしない』

【彼等にしてはジャステヴィルの存在は敵ではなく、寧ろ歓迎すべき方向性の人間らしい】
【路地裏に響くその靴音を聞きながら、彼等は狂人の行く先を案内するかのように来た方向を引き返していく】

【だが言ってみれば彼等と狂人の生業は正に志を同じとしていると言ってもいいのだから、警戒など始めから無用であるはず】
【しかし、それでも銃を強く握り続けているのは、この男が数々の人間を葬った本物の狂人≠ナあるという事実を認識しているからか】

…あ、ゲンさんとノブは何かやる事あるの?

『俺は死体をイジってくる、ノブも来るだろ』

「おう」

(こいつ等やっぱ殺しばっかりで溜まってんだな…ま、俺も人の事は言えねーけどさ)

【ふと先頭の一人が話を振ると、後ろの二人はそれに返事をすると同時に手を挙げながら引き返していく】
【その狂人の脇をそっと、横目でその姿を目に焼き付けるかのように通り過ぎていくだろう】
【彼等の行おうとしている事――それは以前の会話を考えれば想像がつくかもしれない】

【そして、残る一人の歩いて行った先には、ガラスが所々に張られ下方に四つのゴム輪が装着された金属製の巨大な物体が】
【各地で技術差が著しく異なるこの世界だが、分かる人間にはこれが俗に言うワゴン車≠ナあることを認知出来るだろう】

コイツに乗ってくれ、後は俺の仲間が乗せてく

【互いに人殺しを平然と実行できる人間、信頼出来るかといえば難しいかもしれない】
【中には同じく水色のキャップ帽と清掃服を身に付けた人物らが座席に座りこみ、男の到着を待たんとして待ち受けていた――】

【ドアが、ゆっくりとスライドしていく――】

/本当に遅くなりましたが、本日も宜しくお願い致します!
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/31(火) 20:18:24.82 ID:lY3dOY1DO
>>320

…………それが、わからないんです

【護が知る限り、その“想い人”は自ら好んで戦場に赴くよう性格の人物ではなかった。】
【ここ近日中に彼女に何が起こったのだろうか、――護にはそれを知る由も無い】

【ただ、心当たりが一つあるとするならば、】


機関として入っと来た彼女の情報…
容姿が前とは随分違うところがありました。

もしかしたら、それが何か関係あるのかも知れません。


【変貌した彼女の姿、それが何かのヒントなのかもしれない】
【護は、そう考察しながらこれに対して何か意見を求める様にブルーラインに視線を向けた】

/ただいまです。ではよろしくお願いいたします
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/31(火) 20:26:31.21 ID:24ePL/SIo
>>322
”容姿が、違う…?”
”服装や髪じゃなくて…か”

【荒唐無稽、常人なら正気を疑う突飛な内容だが、自身も異質なのを自覚しているのか、慣れているのか、ラインは気にしない】
【それが本当であるならと言う前提の下、思考を重ねる】

【魔術的にも機械的にも考えられる可能性はあったけれど、今現在ラインが題材としている問題が一つ、思い浮かんで】


”…哲学者の、卵か?”


【意図せず、念が漏れた】

【この世界において、人の急な変貌と言えばまずこれで説明がつく】
【現に、自身が関わった中でも『彼』の変貌は著しかった、何が起こっても不思議ではない】
【効能があまりに多岐に渡るにせよ、共通しているのは負の感情を煽るということだ】

”だとしたら厄介な話になるけど、こりゃ関係ないって言ってられなくなったな”

【呟くラインとローズたちの目の前で、雨脚が僅かに激しくなる】
【少しずつ、自分達が退避している雨避けの中に振り込んできて、ローズはシャッターギリギリまで下がった】

//おかりなさいまし、よろしくおねがいしまーす!
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/31(火) 20:28:54.89 ID:qRDubM1M0
>>321

 ピッタリ――?

(フフ、この俺を”ピッタリ”なんざと云う奴は、”俺”以外あり得ない筈だったのだがなぁ……)


【其の言葉を訊くと、眼の色は変えつつも其の脚が止まる事は無い】
【そんな狂人は更なる興味が湧き、くつりと又、哂うのであった】


 ふむ。まぁ、悪い様にはしないさ。奴等と比べられちゃ、困るんでね……

 其れに……流石の俺でも銃で四方から狙われちゃぁ、身動き取れないからな


 身動き取れなかったら困るだろう、なぁ――?


【米噛みに自らの左手で銃を作りバーンした後。冗談めかしく言う所が普通ではない】
【何事も無く左手を下げ、堂々とワゴン車に入りこみ、座席に座るのも此の男の特徴なのであった】

【自分に余程の自信が在るのか。或いは信用しているのか。一先ず其の眼を瞑った様子からは読み難いのであった】
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/31(火) 20:32:14.28 ID:OWaERxjKo
【 水の国――墓地 】


【闇に包まれた墓地……人気は無く、何処かおどろおどろしい雰囲気】
【――と完全には言えないのは、所々に電灯が配置されているからだろうか】
【管理人が深夜でも不自由しない様に設置されている様だ】



 …………………、……。



【――……其の中の一つの墓碑の前、佇む人物が一人】


【所々が焦げたホワイトシャツに、紅いベルトを通したボロボロの黒いスラックス】
【肩甲骨の辺りまで伸びた髪は首筋の辺りで括られており、蒼いリボンが目立つ】
【両手には『魔法陣』の描かれた白い手袋を嵌めた――貧乏そうな青年だ】


【暗い中、表情を窺い知る事は難しいが――目的は明らかだろう】
【墓碑の前には『花束』が供えられており、芳香を辺りに漂わせていた――】
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/31(火) 20:37:50.98 ID:u2y9wveY0
>>325

――――む、先客か?

【暗がりの中から、一つの声が響く】
【フード付きのマントと半ズボンを着た、顔に大きな傷があり尻尾の先が二つに分かれた、猫人間という表現がしっくりくる眼つきの鋭い二足歩行の猫】
【右手に、やはり花束を一つ持ち、静々とした態度で歩いている】

――――っ、お、お前は…………!?

【相手の姿を認めると、猫人間はその顔に驚愕と動揺を走らせた】
【理由は――――言うまでもない事かもしれない】
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/31(火) 20:42:05.61 ID:waHSCZMBo
【場所は水の国、近代都市部。無機質なビルの群れの中で一際目を引く、黒塗りの超高層ビルから、するりと抜け出す影】
【その右肩に、まるで釣り竿か何かのように担がれた、鈍く光る銀の棒。よくよく見れば、それは点滴を吊るす台で。】


さーて、今夜もお散歩と洒落込みますかね。


【真紅の瞳が、無機質と暗がりの中で原色を放つ。白銀の長髪は、時折鬱陶しげに首を振って後方へ流され。】
【影の正体は、患者服姿で背の高い青年。包帯が覗くその首元で、細いチェーンに掛けられたφのモチーフが、黒い輝きを放った】
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/31(火) 20:42:19.08 ID:OWaERxjKo
>>326

【――其方へ顔を向けた彼の表情は、呆けた様な其れだった】
【一つは、自分以外にこんな時間に来る人物が居る事に、驚いたのだろう】
【もう一つは……、アーディンの投げかけた『声』に込められた感情か】


 ……、……ぁー――、……っと。


【数瞬の思考の内、状況≠ノ気付いたのだろうか――】
【ばつの悪そうな顔をすると、ぺこり、と。取り合えずと言った感じで頭を下げて見せた】
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/31(火) 20:49:23.91 ID:u2y9wveY0
>>328

――――とりあえず、無事だった様だな…………椿

【ワーキャット――――アーディンは、数瞬のショックから立ち直ると、ようやく言葉を漏らす】
【以前に、自分が雇って行ってもらった『仕事』で行方不明になっていた人物の無事を、今こうして確認する事が出来たのだ】

…………色々と、積もる話もあるだろうが…………
まずは、こちらの野暮用を済ませてからに、させてもらって良いか?

【色々と、話し合うべき事が山積している】
【失踪の理由、共有しきれなかった情報、そして侵入先で露わになった非人道的な行い――――】
【しかし、それよりもなお、アーディンには心情的に優先される事があった】

【――――椿――――それが偽名である事を、まだアーディンは知らない――――の返事も待たずに、割と近くの墓の前にしゃがみ込むと】
【持ちこんできた花束を解き、墓石の周囲に彩っていく】
【アーディンの表情には、かつて見せた事の無い程の慈しみの様な表情が浮かんでいた】

【――――――――墓石には『エリシア=プラゴールに安寧の眠りを』と記されていた】
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/31(火) 20:52:32.25 ID:+EVIyTnJo
>>309

……ええと、余り過度な期待はしないで欲しい、と先んじて伝えておきます。
……先も言ったとおり、私達は私達の余命に付いて、対策を講じることが出来ません。

…………若しかしたら、其れに通ずる事も制限されているかもしれないので。

【何処か自信なさ気に、少しだけ視線を逸らして】
【だが、視線は直ぐに少年へ。表情は余り読めないが】
【最初、出会った時と比べれば、その顔に緊が混じっているようにも見える】

……ええ、私はエルフェス様を信じているので。
……もしそのような事が有れば、私始め多くを敵に回す可能性があると思っていて頂ければ。

【それは脅しなのか、ただ事実を告げているだけなのか】
【ともあれ、そんな事をする利点は御互い何処にもない筈である】

……御丁寧に、どうも。
……では、此方からも此方の連絡先を渡しておきます。

…………ええ、これです。これに掛けてくれれば、もれなく私が応対します。

【少年から紙片を受け取ると、其れを綺麗に畳み服の袖口に入れて】
【紙片を入れた袖口から、仕舞ったものとは別のメモ用紙を取り出し、差し出した】
【其処には綺麗な字で、電話番号が一つだけ記されている】
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/31(火) 20:55:21.37 ID:EWiesZZH0
>>324

(ま、分かってる訳だ)

【確かにこの車内において数人に挟まれたままで着席を強いられるという状況は、相手の攻撃を封じ命を握ったも当然だ】
【彼等はあくまでも、自分達の優位を確立したいのだろう】

【――だが乗り合わせた彼を送る者達もまた、並々の精神で耐えられる状況ではないことを十分理解している筈だ】
【言うまでも無く車内は座席という障害物の存在によって非常に狭く、近距離を一掃する能力等を発動されれば確実に防げない】
【それ故に乗り合わせる者もまた、相当肝が据わっている人物らと言える】
【それでもジャステヴィルがさり気なく行った“指鉄砲”は、互いの緊張を解すには丁度良かったかもしれない】

『よっ。初めまして、狂人さん』

「まあ肩の力抜いてくれよ、俺達もこう見えて結構ビビってんだぜ?」

[(これが例の狂人≠ゥ――やっぱ実物は迫力っつーか、貫禄が備わってんな…)]

【ジャステヴィルが車内へ入り込むと共に中の人物らは一斉に目を向け、次々と声を上げ、或いは自らで思考する】
【金髪や茶髪など髪の色を始めとした細かい特徴に関しては異なるようだが、一応の共通点は彼等が全員イケメン≠フ部類ということ】
【多くの者は先程の人物らもここに存在する彼等もモブ≠ニいう分類として認識するかもしれない】
【しかし、人を見る目やそれなりの経験を持つ者であれば分かるはずだ――彼等が“最低以上”の実力を備えているということを】

〔早い所行こうぜ、ジョージ〕

『少し飛ばすぜ』

【ドアが自動的に閉まると、前方のライトを点灯させ車は勢いよく飛び出していく】
【彼等の目的地まで1時間近くは掛かるかもしれない――それまではゆっくりと自分の時間を楽しみ、寛ぐと良いかもしれない】

/言うまでもなくキンクリ致す予定ですが、宜しいですか?
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/31(火) 20:55:54.36 ID:lY3dOY1DO
>>323

ええ、
彼女の顔に変化がありました…――うぅん

【護は、そういってからまた考えるに至る】
【だが、彼は未だ答えには届かなかった】
【そして――…】


…………――哲学者の…卵…あっ!そうか!

【代わりに、ブルーラインが先に、ふと答えを口漏らす】
【『只の一般人、故に機関との接点は無い』と思って、その可能性は自動的に頭中から消していたが】
【その答えならば、今手元にあるピースは全て繋げられる。】


………確かにこれは…厄介ですね…


【史上最悪の兵器――『哲学者の卵』】
【その悪手は、知らぬ間にこんなところまでに伸ばされていた…】
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/31(火) 20:56:16.19 ID:7F5qFyTuo
 
    金が、やばい・・・

【無表情のまま、唐突にこんな事を呟いてみる】

【舞台は表通り】【まだ人もそう少なくない時間帯で――】
【雑踏の中をするりするりと、くぐり抜けていく】【少女が一人】

・・・資金も資材も底を尽きかけて・・・研究も進まない・・・
唯でさえ冗談みたいな食費がかかるって言うのに、収入もほぼナシときた日にゃあ・・・

 【腰の辺りまで伸びた髪は、空中に溶け込むように白く】
 【まだ子供であることを示す、つんと張った肌は雪の様に白く】
 【小学〜中学生くらいであろうか、小さな身体でぶかぶかの白衣に身を包み】
 【蒼空を写し取った様なアクア・ブルーの瞳】
 【身長は130半ば辺り、割と華奢な体型をしている】

我らが技術が売れればいいのだが、そう簡単にもいくまい・・・
ふむ・・・精々雇われの傭兵か鉄砲玉が良い所、かな・・・

【ぶつくさと独り言を言い、内情を吐露しているあたり疲れが溜まっているのだろうが】
【金を求めて物騒な事を呟く少女は、傍から見ればかなり奇妙である】
【もっとも、この世界ではそうでも無いのかもしれないが】
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/31(火) 20:56:36.94 ID:OWaERxjKo
>>329

【――名前の件に付いては、今、無理に訂正する必要も無いだろうと考えて】
【彼の言葉に対してこくり、と首肯を返すと、彼の接近した墓石に眼を遣る】
【『エリシア=プラゴール』…、…苗字から関係を推測し、無駄な口は出さない事にした】



……、……       



【――、―小さく、彼が『礼』の言葉を紡いだのが判っただろうか】


【アーディンに対してではなく、自らが花を供えたのであろう『墓石』へ】
【表情は微かな微笑――、墓石に名は記されておらず、没年≠セけが其処には有った】



【――……恐らくは彼の『用事』が終わって声を掛けられるまで、彼は墓石を見据えているだろう】
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/31(火) 21:03:16.08 ID:24ePL/SIo
>>332
”本人を見たわけじゃないから、可能性として考えられるってだけだよ”
”…でも、手がないわけじゃ…”

【護の反応から、心当たりがあるという前提で話を進める】
【でも正直、そこまでだ。あの悪性兵器を前にして、ラインも半ば手詰まり】
【今現在講じている手段は、あくまでローズへの、】

「…ねぇ、まも、る?」

【名前が間違っていないか、不安げに呼びかけたのは猫】
【今まで話に絡んでこなかったし、これからも絡むはずもない幼い意思は、突然、何を】

「まもるは、そのひとのこと、すき?」

【まっすぐ、真っ直ぐ、彼の眼を覗き込もうと、距離をつめる猫】
【二、三歩も踏み込めば、おそらくゼロ距離】
【悪意なく、他意なく、金色の目を真っ直ぐ彼に向けて】

「どうして、すきになったの?」
「どうして、すきなの?」

【じぃっと、見つめて、】
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/31(火) 21:07:30.09 ID:u2y9wveY0
>>334

――――……って…………ぁ……、……し…………

【手を合わせ、瞑目しながらぶつぶつと何事かを呟くアーディン】
【恐らくは、この墓の中に葬られている人物に、語りかけているのだろう】
【手を合わせて瞑目したまま、3分ほどもそのまま微動だにしなかった】
【――――彼が、どれほどにここに眠る人物を想っていたかが、わずかであっても偲ばれると言うものだろう】
【瞑目しているその表情にも、微かに柔らかい笑みが浮かんでいた】

(…………っ、…………?)

【彼の耳は、通常の人間よりも鋭い聴覚を有している。それが微かな椿の呟きを拾い上げた】
【しかし、その確かな中身までは聞き取れず――――取り立てて聞き咎める事でもないのだろうと、意識の外へと流した】




――――ふぅ…………
済まない。時間を取らせたな……椿

【そうして、幾ばくかの時間を過ごした後に、アーディンは立ち上がって改めて椿へと向き直る】

…………俺の妻の墓さ…………もう10年近くも前の事になるか…………

【墓に眠る人物の事を、触りだけ紹介するアーディン】
【やはり、彼は『妻』であるエリシアの事を――――今でも深く愛しているのだろう】

さて…………では、そろそろ河岸を変えるか?
…………色々と、長い話になるだろうからな…………

【それまでのどこか柔らかい表情を一掃させると、アーディンは既に『仕置きの猫又』の表情を取り戻していた】
【話し合うべき事、報告すべき事が山の様に存在している。そんな内容をこの場で語るのは、死者に対して失礼だろうと】
【アーディンは場所変えの提案を、椿に対して向けた】

/すいません。次ちょっと遅れます
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/31(火) 21:07:54.56 ID:Hle0J2Dfo
>>330

その辺はある程度分かってるけど、お前の立場だからこそ出来ることだってあるんだって。
マスターとかいうのに連絡付けるのだってお前しかできないだろ?だからそんな事言うな。

まあ、それはそれとして随分入念にロックをかけてんな……、ややこしい。

【立場の違いは種別は違えど利点を生む】
【少女の緊張を、それは気にすることじゃないと伝えるように笑みを浮かべ】

信じてる……か、オレにゃあ恐れ多いセリフだよ。
……うん、分かった……(コイツ……油断ならねえ……)

【多分姉妹達はそれなりにいるのだろう】
【となると喧嘩になった場合数で潰されかねない、危ない】

ん、あいよっ……つーか電話もってたんだなお前……。
へー案外字も綺麗だし、ともそっちの連絡先も頂いたよ。

【用紙を受け取り、字面を軽く見てからズボンの後ろポケットに仕舞う】
【少女が電話を所持しているのは彼にとって意外だったらしいです】

…………しかしなあ、実際今度ルシアと会った時どんなツラすればいいのかね。
さっきの質問にはああ答えたけど現実となるとやっぱ難しいな……。

【隠すのは容易いが、しかしそれで良いのか】
【少年は分からず迷っていた……】
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/31(火) 21:09:13.48 ID:W+dW5NoSO
>>333

金が、どーしたって?

【唐突に少女に声を掛ける女が一人】
【黒い瞳、背の中程で揃えた青みがかった黒髪】
【空よりは海に近い、緑がかった濃い藍色の和服】
【腰の辺りには、片手で振るえる程の大きさの手斧を2本ぶら下げている】
【そんな女だ】

なーんか物騒な話が聞こえた気がするんだけど?気のせいだよ、なぁ?

【ニヤニヤと笑みを浮かべながら続ける】
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/31(火) 21:16:39.53 ID:qRDubM1M0
>>331

 嗚呼。そうして貰おう……何、俺とて人だ。こんな状況で馬鹿な真似はしない

 其れは……"約束"しよう。フフフ――

【彼が別人格だったとしても人。馬鹿であっても人間の本質が其れに危機感は覚える】
【狂人はそんな人間らしい言葉を紡ぎつつも首を振って寝ながら哂って居る】


【更に、彼らの挨拶には全て「嗚呼」と云って手を上げているのであった】
【彼なりの愛想なのかもしれないが。……何とも緊張感が無い。色々台無しである】
【他の者達と比べると、痣しか無い其の顔はお世辞にもイケメンには程遠い事も拍車をかけているのかもしれない】

 ――あ。

【ふと思い出した様に左目を開けると】


 着いたら。起してくれ……………頼んだぞ。


【其れだけ言い残し。彼なりにも色々疲労がたまっているのか、直ぐに眠りに落ちるのであった】
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/31(火) 21:17:10.95 ID:OWaERxjKo
>>336

【彼に声を掛けられると――墓碑に向けて、軽く頷いて】
【アーディンの方向を向き直り、「はい」と一言】


……、…あ、お酒は勘弁してくださいね?
僕、まだ未成年だったみたいですから――。


【――冗談っぽく笑む彼の表情からは、『憂慮』は感じられない】
【此れから話す事案を考えれば、少し不自然に感じるかも知れず――】



――――……後、貧乏なんでお金が掛かる所も。



【……、…かと言って、其れが自然なような。不思議な感触】


/了解しましたごゆっくりー
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/31(火) 21:17:46.39 ID:iYMZg0tZo
【路地裏】

【裏側。地獄。危険地帯。日の差し込まぬ場所。】
【マイナスイメージの言葉を幾ら羅列しても足りないような、路地裏】
【迷路のように入り組んだ路地の奥。そこに「"奴"の研究所」があると、"あの少女"が二人に言った】

【「……偶然、機関員を見かけたものだから」】
【「ちょっと、"平和的な話し合い"をしたら……、この場所を話してくれた」】
【「私が行くわけにはいかないから、お願い…………。」】
【「………………ごめんなさい…………。」──と、このような感じである】

【現在地は空き地。まだ、研究所があるとされる場所までの道のりは、まだ遠く】
【少女自身はこの場にはいない。理由は、語るまでもないだろうか】
【また、罠などの可能性を考慮すれば、慎重に行く必要があるかもしれない】

【───長い時間を経て、ようやく、手がかりが掴めたのだから】
【「No.15」を討てば終わるのだ。チェルシーを縛り付けている因縁が、全て】


/予約ですすみません。
/カレルの方、シルヴァーグの方よろしくお願いしますー。
/gdgd書いていますが、取り敢えず路地裏への投下みたいな形でレスして下されば有難いです。
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/31(火) 21:18:34.62 ID:qRDubM1M0
>>331
/追記
/宜しいですよ―
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/31(火) 21:18:52.28 ID:7F5qFyTuo
>>338          ・
・・・話して、何か私に得があるのかね?

【話しかけてくる女性に対し、目も合わせずに】
【どこか虚空を見つめながら、小さな声で呟く】
【眉ひとつ動かさない無愛想な顔は、人によっては゛不機嫌”と捉えるかもしれない】

物騒も何も。金が無い、と言う、この世でもっとも有り触れた話だ。
それとも、君が宝くじのチケットでもプレゼントしてくれるのかな?

【立ち止まって、女性の方に向き直る】【視界の端から入ってくる、小さな手斧】
【それに反応して、にやりと浮かんだ薄気味悪い微笑みは】【とても好戦的な物だった】
【資金だとかにこじつけて、自分が戦闘を楽しみたいだけの―――】
【そう思われても仕方がない、邪気を孕んだ笑み】
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/31(火) 21:25:09.17 ID:waHSCZMBo
【場所は水の国、近代都市部。無機質なビルの群れの中で一際目を引く、黒塗りの超高層ビルから、するりと抜け出す影】
【その右肩に、まるで釣り竿か何かのように担がれた、鈍く光る銀の棒。よくよく見れば、それは点滴を吊るす台で。】


さーて、今夜もお散歩と洒落込みますかね。


【真紅の瞳が、無機質と暗がりの中で原色を放つ。白銀の長髪は、時折鬱陶しげに首を振って後方へ流され。】
【影の正体は、患者服姿で背の高い青年。包帯が覗くその首元で、細いチェーンに掛けられたφのモチーフが、黒い輝きを放った】
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/31(火) 21:25:57.22 ID:dqjGWPoSO
【路地裏】

――“カノッサ機関”、か

【背に銀色のギターケース。首に長い銀糸製のマフラー、と蒼いペンダント型のオルゴール】
【メタリックブルーの髪を短めに揃え、狐尻尾付きの黒いロシアンハットを被り、瞳はくすんだ蒼で、虚ろ。深緑の丸いフレームの眼鏡を掛けていて】

(それこそ溢れ返るようにメンバーが居るのなら――愉しみは尽きないね)

【右腰に黒いマシェットナイフで、左腰に鎖鎌と、銀の装飾が施された黒い拳銃。黒いトレンチコートと、黒のスラックスという服装の青年が、ボーっとした表情で空を見上げていた】

【隣に立つ者、首に赤いペンダント型のオルゴール、左右のお下げを縦ロールにした銀色の髪、色白な肌、左が鮮血色、右が黒っぽい血色の所謂「オッドアイ」】
【フリルだらけの薄桃色のドレスと、ズボン代わりか白いドロワースという服装で】
【似合わない黒いハイヒールを履いた、人形のような服装の幼女もまた、それに従うように――】

『(――“ショートケーキ”と“チョコレートケーキ”……どっちにするですから……っ)』

【……考えている事は、全く違うのだが】
【現状を簡潔に述べるならば――少なくとも外見上は、彼らは「隙あり」の状態にあると言えるだろう】
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/31(火) 21:26:54.81 ID:HwBkRMZAO
>>341

(やっと……終わる、のか?)

【そんな、普通な事を考えて、彼女はやってきた】
【深い赤色の眼に短い銀髪、黒いローブを身に纏った女性】
【少し長いローブの袖で両手を隠していた】

(罠、なんて事は考えたくはないが……行かなきゃ、始まらない)
はぁ……これで、やっと……

【短い溜め息、その後はゆっくりでも歩いていこう】


/ ではお願いしまーす
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/31(火) 21:27:19.02 ID:vrATiskAO
>>341

罠の可能性は高いだろうし、本物だとしても防御は当然有る。
簡単に終わらせられるとは思えないけれど、でも、此処で終わらせないと。

【かつん、と、足音が一つ】
【漆黒のコートを身に纏い、柄と鍔が異様に長い、十字架の様に見える長剣を背負った】
【黒い髪と緋色の眼を持った、二十歳を少し過ぎた位の歳であろう青年が、指示された空き地に足を踏み込んだ】


―――――誓いは護る、絶対に。


【小さく呟かれた言葉は、決意の証】
【何が何でも全てを終わらせる、と、心に決めた】
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/31(火) 21:28:53.99 ID:W+dW5NoSO
>>343

さーね。
アンタみてーなガキが物騒なコトほざいてたら、誰だって気になんだろ?
あいにく、今のアタシは宝くじなんてケチなモンは持ってねー。

【軽く挑発しつつ、言外に「今のアタシは金を持ってる」と伝える】

んで、どーすんの?

【先程の笑みを浮かべながら更に続ける】
【乗るか乗らないかは、少女次第】
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/31(火) 21:29:08.85 ID:u2y9wveY0
>>340

…………ほぅ、酒はだめ…………か

【その言葉は、要するに酒場は不適切だと、遠まわしに言っている様なもの】
【ならばと、アーディンは場所を考えだす】

…………ならば、いっそ路地裏にでも更けてみるか?
多少物騒な場所ではあるが、内密な話にはもってこいだろう?
(…………何か、様子がおかしい……か?
――――話に聞いた豹変の具合を、まだ引きずっているのかもしれんな…………)

【金の掛からない打ち合わせの場――――アーディンが提示したのは路地裏だった】
【日の目を見れない者たちのたまり場――――あるいは、今の状況にはもっとも適しているとも言えなくもない】
【――――椿の態度に引っ掛かる物を感じつつ、アーディンは椿の返事を待つ】

/ただ今戻りましたー
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/31(火) 21:29:21.54 ID:+EVIyTnJo
>>337

……まぁ、そうかもしれませんね。マスターは滅多に出歩かないので。
……そう言ってもらえると、助かった気分になります。

【少年の浮かべた笑みに、少しだけ緊張を解された様で】
【自分は自分に出来ることを。今は唯、其れだけを心に秘めて】

……ええ、信じております。故に何が起こっても文句は言いません。
……但し、手が出る可能性は否定できませんが。

……きっと大丈夫でしょう、エルフェス様なら。

【其れは脅しなのか、以下略】
【然し、それもこれも少年を信じているから、という言い分で】
【実際の所、もし結果的に解決出来なかった場合でも、恨み言一つ言うつもりも無い】

……携帯電話です。固定電話経由ですが、私に繋がるので。

…………好きなように接すれば良いかと。
……事実を伝えるも、最後まで隠すも、エルフェス様次第で御座います。

……今の彼女は、彼女の記憶を自身の全てだと思い込んでいます。
……「実はそれらの記憶は作り物だった」なんて、彼女にとっては笑えない冗談でしょうね。

【冷静にそんな事を分析する少女。矢張り性格はよろしくない】
【ルシア・マリカは何も知らない。隠し通そうと思えば、非常に容易である】
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/31(火) 21:33:14.20 ID:iYMZg0tZo
>>346>>347

【しかし、まあ、世の中そんな上手い話はないもので】
【カツカツカツと、研究所があるとされる方向から足音がする】

やぁやぁやぁやぁ───

【そして響き渡る、悪意に満ち溢れた声が】

【目的地に到着するよりも前に──奴は、二人の前に現れた】

ようこそ───初めましてですねェ、お二人さん。
"待ってましたよォ"

【真紅の戦闘帽を被った、黒髪ショートカットの少女】
【白いブラウスの上から赤を基調としたブレザーを着用し、下は赤黒チェックのスカート。】
【大口径拳銃に加え、何本ものナイフを腰のベルトに提げている】

取り敢えず、自己紹介しておきましょうかァ。
ボクの名前はセリア。

一児の母親ですよォ。「Type - C」って名前の、ねェ?

【その胸には「15」という数字が刻まれたプレート──最も、奴は既にナンバーズではないが──が】
【間違いなく、今回のターゲットである。一人の少女を縛り付け、意のままにしている怨敵。】

【奴は確かに二人を待ち構えていた。まるで、二人が此処に来ると分かっていたかのように】
【───誘い込まれたのだ、二人は。きっと、あの少女を利用して。】
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/31(火) 21:33:31.74 ID:uxLGGBkOo
【路地裏】

だー、黙れって何度言えばいいんだオイ。

【そんな声が、路地裏に響いていて】

「う、ぐ……あ、やめ。がっ!?」

【人影は二つ。その一つは特に目立つ格好だ】
【その姿は、所謂メイドさんである】
【ロングドレスの上に白いエプロンを着て、靴は編み上げブーツ】
【ホワイトブリムで髪は後ろに纏められている】
【髪の色は情熱的な紅蓮で、瞳は深海の如く深い蒼碧】
【右耳には、《58》と刻まれたピアスが付けられている】
【見た目だけで言えば、何処から見ても完璧なヴィクトリアンメイドスタイルのメイドさんであった】

【そして、足元にはいかにもな不良が一人】
【両足を拳銃で撃ちぬかれた上で、口に靴のつま先を叩き込まれ、今しがた気絶したところである】

【数字のついたアクセサリー、そして、このような行動】
【観るものが見れば、彼女の正体には、気がつくかも知れなくて】
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/31(火) 21:36:24.28 ID:7F5qFyTuo
>>348
【訝しげに女性の笑みを眺め続けるが、ふと口を開き】

・・・君は、どこかの機関の者なのか?
だとしても、君の独断で動いていい訳がない。

【すぐには、信用できない。信用してはならない】
【冷静に、慎重に、細心に。まずは探りを入れる】
【相手の視線、手元、一挙手一投足に注意を払いながら――】

゛どーすんの”とは、どういう意味だ。
「ここでアタシを殺して、金を奪ってみな」とでも言うのかな。

【挑発を返すことは忘れずに】
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/31(火) 21:37:33.97 ID:OWaERxjKo
>>349


路地裏……、…ですか。
――……もう少し、腰を落ち着けられる所の方が……。

【――落ち着いて話す事が難しい、と言うのも、難である】

【彼としては「八福尽星」でも構わない……酒を飲まねば良いだけの話だ】
【寧ろ心配なのは、“話を聞かれる”と云う可能性なのだろう】
【話も聞かれず、かと言って物騒でも無い場所―-】



……、……この近くに、懇意にしてる医者の診療所が有るんですが――。
其処なら、場所を貸して貰えると思います。
医者は多分、聞かれても口を割らないって言いますか……そう言う事に興味ない人ですし。



【そう、アーディンに提案する彼】
【彼が承諾したのなら、其処まで連れて行く事になるだろうか――】
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/31(火) 21:38:15.28 ID:waHSCZMBo
>>352
【彼らの元へ、歩み寄る影が一つ。「おーおー、こんな所にメイドさんか」等と、路地に反響するのは間の抜けた声】
【その右肩に、まるで釣り竿か何かのように担がれた、鈍く光る銀の棒。よくよく見れば、それは点滴を吊るす台で。】


お仕事、か?No.58。


【真紅の瞳が、無機質と暗がりの中で原色を放つ。白銀の長髪は、時折鬱陶しげに首を振って後方へ流され。】
【影の正体は、患者服姿で背の高い青年。包帯が覗くその首元で、細いチェーンに掛けられたφのモチーフが、黒い輝きを放った】
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/31(火) 21:41:02.79 ID:EWiesZZH0
>>339

【彼等はジャステヴィルの約束に、そっと手を挙げ、或いは頷く等して答えていく】
【そして、彼がそっと眠りについた後から数分後である】
【それぞれが帽子を深く被ったり腕と足を組んだまま下を向く等している中、金髪で長身の運転手が呟く】

『――寝てんのか』

〔いーや、俺は起きてるぜ。ジョーとジョニーはグッスリしてっけど〕

【続け様に一人、黒髪の男が口を開きながら後部座席からジャステヴィルの顔を覗きこみ、訝しげにそれを見つめる】
【危ない気を持っている訳ではない、彼は狂人の行動に関心していた】
【この命を奪われる危険と隣り合わせにも関わらず、よくこうもそれ以上と言える程大胆な行動が取れるものだと】

『…どうだ?』

〔寝顔は可愛いと俺は思うけど〕

『ホモかよ』

〔ゲンと一緒にすんなって〕

【彼等はそんな冗談を交わしながら、微かに笑みを浮かべる】
【出会って数分の人殺しが隣に座るも当然というのにこの余裕、やはり肝の据わりっぷりは尋常ではないのかもしれない】



〔…――…――起きろ――到着だ〕

【――やがて、ジャステヴィルの耳に薄らと声が聞こえてくるかもしれない】
【それは車が走り出してからおおよそ1時間半のことである】
【既に車は止まっており、車の側面に備わるスライドドアが開く音が同時に聞こえてくるかもしれない】

『遅くなったな、ここだ』

【運転手の男が車から降り、目の前に広がる巨大な物体を指さす】
【人間何人分の幅であろうか――上を見上げれば、それが巨大な高層ビルであることが分かるはずだ】
【そして付近を見渡せば気づくはず、周囲一面に巨大な建造物が並び、辺りには無数の明かりが灯され、機械や電子的な雑音が響き渡る】

【――ここは、星の国の中心区だ】

【車内から他の男達も飛び出すと、目の前のビルへ平然と歩いていく】
【これは“ついて来い”ということを無言で物語っていることを暗示している】
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/31(火) 21:43:11.19 ID:uxLGGBkOo
>>355
【振り返るメイド。その青い目の瞳孔がきゅぅ、と締まり、ききき、と機械音を小さく漏らして】

……同業者かい?

仕事じゃねーさ。マスターの夜食の買い物でね。
ただでさえ不健康だからな、少しでも体にいいもの作らなきゃいけねーんだよ……。

【袖口の空間が歪み、スーパーの袋が出てくる】
【中には小麦粉や砂糖等が入っているのが分かるだろう】

【そして、足元の不良に目線を向けると、重力操作で不良を浮遊させ、近くのゴミ箱に叩き込む】

ケンカじゃ人は殺さない主義でね。仕事なら躊躇わねーが。

【不良は、ぎりぎり生きていた、多分死なないだろう】
【少し、言い訳のようにそんな事を呟いて、相手の格好を見て、問う】

怪我してんのか、どうした?
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/31(火) 21:44:17.51 ID:u2y9wveY0
>>354

――――診療所、か…………

【提示された場所を反芻しながら、考え込むアーディン】
【椿の人脈と言う事は、少なからず信頼のおける場所ではあるのだろう】
【何者かの乱入などの妨害を受ける可能性は――――無いとは言えないが、限りなく低いもののはず】

…………分かった。そちらに任せよう椿…………
早速で悪いが、案内してくれ…………

【しばしの逡巡の後、オーケーのサインを返すアーディン】
【総合的に考えて、拒む理由が存在しなかったのだ】

――――では、またな…………エリシア

【ふと、アーディンは墓石に振り返り、もう一度だけその名を口にする】
【言葉を受けても墓石はただ、静かに佇むだけである】

(…………何をどのように伝えるべきか…………
あの時収集された情報…………そして、椿の身にあった出来事の聞きだし…………『暴蜂』の目標…………)

【返事を返しながら、アーディンの脳内では打ち合わせるべき事案の整理が始まっていた】
【予想以上に自分たちは厄介な相手を敵に回していると言う事実――――いくら慎重になっても、なり足りないと言う事は無いだろう】
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/31(火) 21:44:39.18 ID:W+dW5NoSO
>>353

機関?あぁ、今話題のカノッサとかゆーヤツ?
アタシはそんなモンどーでもイイしキョーミ無いね。

【つまらなさそうに宙を見上げ呟く】

あぁ、まーそんなカンジ。殺られんのはカンベンだけど。

で、やんの?やんないの?

【斧を一つ外し、右手に持つ】
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/31(火) 21:44:41.14 ID:HwBkRMZAO
>>347 >>351

……そうか、お前がそうか、お前があの子の……
まぁいい、形はどうであれ、都合がいい……

――ぶっち[ピーーー]

【そう呟くと、ローブの内側に素早く手を入れ、その勢いのまま】
【薄い青色の剣を抜いて、下段に構えると】
【凄まじい速さで、真っ直ぐとセリアへと駆けた】

【間合いに入る事が出来れば、横薙ぎに剣を振るうだろうが】
【感情的になりすぎている、確かに動きは素早いが行動は読みやすいだろう】
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/31(火) 21:45:39.89 ID:Hle0J2Dfo
>>350

(なんだマスターってのはやっぱ科学者らしく引きこもってるのか……)
ん、分かったならよろしい変に自分を卑下する必要もなしだからな。

【科学者は研究で忙しい、だから殆ど家にいるという考え】
【その考えに至る為の判断材料たる人物が知り合いにいるのだけどそれは別のお話】

きっと大丈夫だろうオレなら、なってったって常識人だからな。
相手が外道で無い限りはこう紳士的にだな……。

【紳士的に殴る、という訳ではないので安心してください】

記憶も作られたのか……、そいつはまあ……いや何でもない。
今まで確かにあったものが偽物だといきなり言われてみたら……たまったもんじゃない
アイデンティティが崩れ落ちるような物だし……言うにしても言葉を選ばなきゃなんねーかこりゃ……。

【しかし言葉をオブラートに包んだ所で事実はその姿形は変えはしない】
【起きたことは変わらない、事実は事実のままあり続ける】
【そう思えば言うか言わざるかも些事か……】

よし……それじゃ後々の事は連絡するとして……だ。
有難うな、ルシアの事を教えてくれて。

【突然の礼、レミカにとっては意味が分からないかもしれない】
【エルフェスは左手を伸ばしレミカの頭をぽんぽんと軽く叩こうとするだろう】
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/31(火) 21:46:26.60 ID:9u68WncU0
>>335

そうですね…
卵が原因ならば、手がない訳じゃない

【現に、卵の破壊方法は既に発見されている】
【が、ただし問題はそれでも残る】

ただ……どうやって、そこまで持っていけばいいか…

【相手は孵化したものだ】
【負の感情に、、卵の魅力に、溺れ正気を失っているだろう】
【そんな相手が卵の破壊工程までホイホイと簡単についてくるとは考えにくい】

【護がうぅんと、頭をひねり、その為の策を練りだした――その時】

―――え……?

【それを遮る様にローズが問う】
【護が彼女の何処が好きなのか】

あ…え…?あの…答えなきゃ…駄目…ですか?
その…

【途端に護の顔は紅く染まっていっく…―】
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/05/31(火) 21:48:02.98 ID:cm6pYxq4o
【街中、人通りもまばらなグルメ街】

どこかでひっそりと研究できる施設があればいいのだが…
そんな場所あるわけない…か

お前は、あると思うか?

「――――――。」

――やれやれ

【樗(おうち)色の長髪に黒いストライプの入ったスーツとスラックス】
【紫のネクタイに茶の革靴、腰にはベルトで固定された黒鞘があり、刀が収まっている】
【四角い黒ぶちの眼鏡の奥から、くすんだ紫色の瞳が覗く、そんな30代後半とみられる男性が】

【そして彼の隣には、濃いグレーの長髪に、漆黒の瞳】
【星の無い宇宙を思わせるかのような黒い袖の無いワンピースと、同じく黒のスニーカーと、全身黒の少女が】
【付き添うようにだが男の言葉に全く耳を傾けることなく、無表情で佇んでいる】

【悲しきかな、慣れているのだろうか。男は無視されるのがさも当たり前と言うように】
【わざとらしく肩を竦ませて、何事もなかったかのように、周囲に立ち並ぶレストランに目を遣った】

【少女はと言うと、本当に生きているのか疑いたくなるほどに動かず】
【ただただ虚空を見つめるばかりで――その機械とも人形とも取れない姿は、酷く不気味に思えるかもしれない】
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage saga]:2011/05/31(火) 21:49:18.67 ID:vrATiskAO
>>351

随分と潔いんだね、罠に掛けて殺すなら、武装した部下でも寄越せば済むだけの話なのに。
わざわざ自分で来てくれるなんて、思っていなかったよ。

【悪意をぶつけられても青年は動じない、正確には、動じるより先に、考えなければならない事が出来てしまったから、だが】
【何故、今更本人が自分達の目の前に出てきたのか、それが青年には理解できなかった】
【自分で口にした通り、殺すなら自分の手を汚さず、部下に戦わせれば良い】
【簡単に殺されてやるつもりは無いが、人数が居れば、結局は多勢に無勢の筈なのに】

それと、だ。
娘に殺人を強要する母親なんて居ない。
そんな奴は既に親でも何でもない、只の外道さ。


>>360

……馬鹿、焦り過ぎだ!!

【奴を憎く思う気持ちは一緒、大切な友人の怨敵であり、不幸の元凶なのだから】
【だが、だからこそ、確実に此処で始末しなければならないのだ】

【故に青年は、シルヴァーグを咎める言葉を吐いた】
【此処で仲間を失うのは得策とは御世辞にも言えないし、何よりもそんなのは嫌だ】
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/31(火) 21:51:12.26 ID:24ePL/SIo
>>362
”お、おいロゥ? ブルーローズ?”

【予想外だったのか、思わずフルネームで猫を呼ぶライン】
【けれど猫は応じず、ただ鼻が触れ合うような距離で護を見るのみ】

「…おしえて?」

【りぃん。】
【鈴の音によく似た音が、響き渡るような気がしたかもしれない】
【胸の奥に落ちた水滴の残響に似た、かすかな波紋】

【金色の眼は、何処までも何処までも真っ直ぐで】
【不思議な事に、奥の奥を覗き込もうとするように輝いている】

【本当の気持ちを教えて欲しいと】
【猫の中の『魔法』が囁く】

”………”

【ラインは成り行きを見守る事にしたようだ】
【雨足が強く、人通りのこの状況なら、きっとこの二人以外に聴かれることはないだろう】
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/31(火) 21:52:46.16 ID:OWaERxjKo
>>358

【彼が承諾した事に、首肯を返し―― 一度だけ、墓碑を振り向き】
【次いで、軽い伸びをすると――】


……、じゃあ、少しだけ歩きますね。


【―― 一つ断りを入れて、歩み出す】




 【 ――― 】




【恐らく、歩いたのはほんの数分――すると、『目的地』が見えて来る】
【薄汚れた二階建てのビル、掛かった看板には那須診 所≠フ文字】
【一文字が掠れて読めない辺り、余り繁盛していない事は判るだろう】



……、……また、ボロくなってる――――。



【――ぼそり、まだまだヤバい感じになる余地を残しているらしい事を呟き】
【アーディンに先立って、診療所の扉に手を掛け、中へと入って行く――】
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/31(火) 21:54:15.19 ID:24ePL/SIo
>>365
//失礼、最後の行を

【雨脚が強く人通りの少ないこの状況なら、きっとこの二人以外に聴かれることはないだろう】

//に訂正します、お手数かけますorz
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/31(火) 21:55:50.95 ID:7F5qFyTuo
>>359

―――ふふっ、ふははっ、あははは。

出逢って数秒の少女に殺し合いを挑むとは、大した戦闘狂じゃないか!

【目元はそのままに、口端だけを歪めて。高らかに、嗤いをあげる】
【1歩、2歩と後ろに下がり、身の丈に合わぬ白衣をはためかせると】
【両手を広げて、通行人の肩に触れる。対象は―――30代半ば、やや太り気味の男性。】
【残業が終わり、やっと帰路についた所か。家に帰れば、家族の出迎えが待っているのだろう】

・・・こんな大通りで戦えば、一般人に死傷者も出よう。
だが、それも君が選択した事だ。後になって、泣きべそかいて文句を言うなよ?

【少女が言い終わると同時に、男性の身体が宙に浮き――】
    【地面擦れ擦れを滑走しながら、女性へ向かい飛んでいく】
【まるで、人間自身を掴んで放り投げた様な、無造作で、無慈悲な攻撃】
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/31(火) 21:56:15.34 ID:waHSCZMBo
>>357
【メイドとしての仕事に精を出していたらしい、彼女。見せられた能力、それは彼女が徒のメイドでは無い事を明示していて。】


…ああ、俺? 同業者、んでノーナンバーの、ウェスカ・クルーガー。
そうだな、プライベートではどんな主義抱えてようが構わねーさ。
ただ、仕事に私情は要らない。あんたもそう思うだろ?


【赤い瞳は怜悧な色に。こうしてナンバーズの彼女と会話している事、其れ自体が彼にとっての仕事=B勿論、目の前の彼女が知る所では無いだろう】


お仕事で、な。今は水の国支部で療養中…なんだが、かったりーから抜け出してきた所。
絶対安静とか知らねーっつの、たーだ寝てる方が体おかしくするわ。
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/31(火) 21:59:00.12 ID:qRDubM1M0
>>356

 んぁあ〜〜ああぁ…………着いたか

【本当に寝ていた様である。左手で少々頭をかきむしり、大欠伸。延びた後】
【気だるい、と云った様子で何やら鈍い時が在ったので――】


【 ガ ン ッ 】


【頭を思い切り天井にぶつけると云う荒業を披露する。彼なりに起きようとした様だ】
【其の効果の程はと云えば――】


 んん。眼ぇ覚めた………


【この通りである。狂人であるが故で切る芸当であったのだが】
【其れでも、何ら変わらず千鳥足な辺り。良い子は真似しないでと何処かから聞こえた気がした】
【……恐らく、想いっきりやったのだと思う。そう云う人なのだ】


 "ゆめ"でガヤが在った気がしたが………気のせいか?


【車内から、態々スローモーションで出る過程。そんな事を微笑しながら訊いていた】
【其れは或いは解っているから出来る顔なのかもしれない。一先ず。着いては来ているが、飽く間でマイペースに時間を掛けて歩き、街中を観察しているのであった】

 ――立派なもんだな

【そうして、満喫した後に一言云って、彼等の後を何事も無かったかの様に普通の速度で歩いて行った】
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/31(火) 21:59:47.11 ID:uxLGGBkOo
>>369
ウェスカか、ま、よろしくさん。

【ひょいっ、と手を上げて、会釈をする】
【しっかりとしたメイドの格好をしておきながらフランクな態度は割と話しやすさを感じさせるだろう】

ま、私はマスターの命令に従うだけさ。
そこに感情は必要ないな、マスターに従うのが私の存在意義だから。

【まるで機械のようなこと≠言う、そんなメイドであった】

ふぅん、そうか。
つーか、あれだ。立ち話も何だから、付いてこい、マスターの研究所行くぞ。
夜風に当たりすぎんのも体に障るだろうに。

【フランクで、ぶっきらぼうながらも、そこら辺の配慮が出来るのは、さすがメイドと言ったところか】
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/31(火) 22:00:32.04 ID:u2y9wveY0
>>366

あぁ、構わない

【椿の断りに、二つ返事を返すアーディン】
【元々移動する心算だったので、歩くのは別に苦ではない――――人目につかないようにと言う事を考えるのならば、その移動距離も短い方がありがたいのだが】

(――――なるほど、確かに…………秘密の話をするには良さそうな場所だ…………)

【見えてきた目的地に対して、アーディンが持った感想がそれだった】
【うら寂びれた雰囲気をぷんぷんと感じる佇まいに、かすれて消えかかっている看板の文字】
【こうした場所は、自然と人を遠ざける何かを感じさせるものだ。其れを考えると、確かにベターな選択であったかもしれない】
【――――もっとも、一部の好事家達には逆に好まれそうな雰囲気も内包しているが……閑話休題】

……………………

【扉をくぐる前に、さっと周囲を見渡し、人気の無い事を確認するアーディン】
【安全を確認した後に、沈黙のままに椿の背を追いかけ、中へと入っていくだろう】
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/31(火) 22:01:37.55 ID:iYMZg0tZo
>>360

おっと、危ないですよォ?

───《 ゴースト・ハック 》

【コンクリートの地面が壁状に付き出して、剣を防ぐ】
【耐久性は低く簡単に破壊されるが、その隙にバックステップをして間合いから逃れる】

>>364

おっと、随分冷静なんですねェ。
でもそれじゃあ、"面白く無いでしょォ"?

【不気味な笑みを浮かべて、事も無げに言い返す】
【この時に限って、奴はセリアは嘘を付いていなかった】
【「楽しければそれでいい」。その最低最悪の形が、この人物だ】

何言ってるんですかァ。所詮子供なんて、親の玩具ですよォ。

>>all

あァ、良い忘れてましたが──下手に攻撃したら、危ないんじゃないですかァ?
娘さんの命が、ねェ。

【「私の身体には……爆弾が、埋め込まれてるから」】
【少女がコイツに従わざるをえない最大の要因が、ここでも牙を向く。人質という形で】

……ボク、最近つまらないんですよォ。
何事にも、倦怠期ってありますよねぇ?
あの人形とかまさにソレ。どんなに優しくても、いい加減慣れが出来てしまってますし。

【そして脈絡なく、突然自己語りを始める】
【嫌悪感を煽るような、あの少女の事をただの玩具としか思っていないような台詞】

だーかーらー、ボク、考えましたァ!!
"アレ"がまた良い反応を見せるようになる方法を、十五分もかけてねェ。

───貴方達が、アレのかわりにやってくださいよ。
何をとは言いませんが、ねェ?

【これが、セリアが二人を呼び寄せた目的であった】
【まだ深くは語っていないが──それでも、何か"裏"があることは容易にわかるだろう】
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/31(火) 22:05:27.42 ID:+EVIyTnJo
>>361

……常識、人――――はぁ。
…………まぁ、紳士的な対応に期待しています。

【信じている、が、其れは其れで、これはこれ】
【疑問に思ったところでは確りと首を傾げて、確りと念を押す】
【紳士的な対応とはどの様な対応なのか、其れは判らない】

……正確には、記憶の改竄では有りません。
……彼女が過ごして来た環境は、彼女が見てきた世界は。
……「造られた物であった」と。そういうことです。

……彼女が過去に体験した事象は、全て彼らの筋書き通りだった。それだけです。

【無かったものを有った様にしているのではなく】
【過ごして来た世界そのものが、造られた存在だった、と】
【箱庭で育った、ということだろう】

……いえ、唯の暇つぶしでしたので。
………………。

【頭を軽く叩かれ、少年を見上げ、首を傾げる】
【然し、悪い気分ではないのだろう。僅かに見えた緊張は既に姿を消し】
【口元には、ほんの少しだけ、微笑みが浮かんでいるようにも見えた】
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/31(火) 22:08:31.36 ID:waHSCZMBo
>>371
【彼女の返答を聞けば、「成程な、」と。彼の脳裏を占めるのは、果たしてそのマスターとやらが、機関に敵対する者なのか否か】
【ナンバーズが敵勢力に買収されているとすれば、自身に下された命を遂行する必要がある。もっとも、それならば此方に素性を明かす筈は無いのだが】
【そんな事を思考していた折に、マスターの研究所とやらへ案内される流れと相成り。無論、彼としては拒む筈も無く。】


悪いな、甘えさせてもらう。


【そのまま、右肩に担いだ点滴台と共に。暗がりの路地裏を、彼女の行く先へついて進んで行くのだろう。】
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/31(火) 22:09:32.33 ID:W+dW5NoSO
>>368

やべっ……!

【ぶつかる寸前、身体を左回りに回転させ回避】
【しかしタイミングがずれたのか、少し左肩に掠る】

危ねーじゃねーかオイ!

【左手にも斧を取り、少女に向かい疾走】
【勢いの乗った膝蹴りを叩き込もうとする】
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/31(火) 22:11:10.60 ID:OWaERxjKo
>>372


【中に入れば――何故か無駄に広い、寂れた待合室】
【一階の半分以上をブチ抜いているのだろう……天井の所々には、血痕】
【何故か調度品の類だけは高級で、ソファーは本皮張りである】

【――そのソファーに寝転がっている人物が、一人】



「……、……あら、そっちから来るとは珍しいですね。
 今日は雲雀ちゃん、お休みですが――何か私に御用で?」



【藍色の着流しの上から羽織るのは、乾いた血のこびり付いた白衣】
【眼鏡の視野、其の半分程は黒の前髪に隠され――全体的に、『だらしない』】
【首から掛けた聴診器が、辛うじて『医者』と認識出来る範囲内に留めている様な青年だ】

【声を掛けると同時、ひょこり、と軽々とした動作で立ち上がる彼】
【恐らくは彼が、『懇意にしている医者』なのだろう――確かに変人臭がプンプンである】
【――森島は軽く被りを振ると、後から入って来たアーディンを目で示して】


いや……、ちょっと、二階の何処かを貸して頂きたいんですが。


「……成ーる程、秘密のオハナシですか。
 別に構いませんよ。今は入院してる患者も居ませんし。
 その代わり、コーヒーとか飲みたいのなら自分で用意して下さい。」


「――、―ああ、其方の旦那。 私は那智 仁斎≠ニ申します。
 こんな怪しい所ですが、監視カメラの類は有りませんのでご自由にどうぞ――」


【「じゃ、そう言う事で」――そんな言葉と共に、再びソファーへ横になる彼】
【看板と名前が違う事は恐らく、突っ込んではいけない点なのだろうか】
【……確かなのは、恐らく、本気で『二人の話に興味が無い』のだろうという事で】



……、…じゃあ、行きましょうか。



【――苦笑を浮かべる彼に着いていけば、二階に上がる】
【並んだ病室の一つの扉を開ければ、矢張り何故か調度品だけは豪華な内装】
【彼は、部屋の隅から椅子と机を引っ張り出し――二人が向かい合う様に、並べるだろう】


【……、コーヒーさえ必要なければ、二人が座った時点で話し合いを始める事が出来る筈だ】
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/31(火) 22:12:07.92 ID:dqjGWPoSO
【公園】

……さて、始めよう――

【もう、空は暗黒に染まっていた。】
【背に銀色のギターケース。首に長い銀糸製のマフラー、と蒼いペンダント型のオルゴール】
【メタリックブルーの髪を短めに揃え、狐尻尾付きの黒いロシアンハットを被り、瞳はくすんだ蒼で、虚ろ。深緑の丸いフレームの眼鏡を掛けていて】
【右腰に黒いマシェットナイフで、左腰に銀の装飾が施された黒い拳銃。黒いトレンチコートと、黒のスラックスという服装の青年が呟いた。】

【右手に、鎖鎌を持っている。刃に当たる月の光が反射し、或いは幻想的かもしれない―】

【彼の前方一直線上に存在するのは、一人の幼女である。】
【首に赤いペンダント型のオルゴール、左右のお下げを縦ロールにした銀色の髪、色白な肌、左が鮮血色、右が黒っぽい血色の所謂「オッドアイ」】

『うぅっ、いつでも来いですから!』

【フリルだらけの薄桃色のドレスと、ズボン代わりか白いドロワースという服装で】
【似合わない黒いハイヒールを履いた、人形のような服装。】

【――ごくふつうの解釈をするならば、危険度が高い状況である。もっとも、彼らの事を知っているならその限りでは無いが……】
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/31(火) 22:13:48.87 ID:HwBkRMZAO
>>364

っ……すまん

【結果は空振りとは言え、既に薙いだ後】
【彼女にしては珍しく感情的で、カレルの様に落ち着いていられなかった】

>>373

【無言のまま、彼女はセリアを睨むしか出来なかった】
【人質を取られれば、下手に動くわけにはいかない】

【嫌悪感も怒りも、全部噛み殺して、セリアの話に思考を集中させる】

(断れば、チェルシーが危ない、なら……)
……

【だが、まだ決断するには早い、他の方法も見つかるかも知れない】
【無言のまま、ただ待っていよう】
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/05/31(火) 22:17:48.61 ID:ClVw8mgho
【何処かの街の、小さな飲食店】

【軽食と酒が置いてある事、営業時間が昼から早朝までと夜型で有る事】
【この二点の為に、所謂「真っ当な」客は少なめの店】
【あまり衣服に気を使わない連中が、店の奥で大騒ぎをしている中で】


……賑やかだね、何時もの通り。全く進歩がなくて、安心出来る
何処も彼処もこれくらい変わらないなら、のんびりと過ごすのにも良いのだけれど

【グラス一杯の酒を数滴ずつ喉に落としながら、喧騒を鑑賞する者が居た】
【小袖の帯は前で結んで、その上に帯を締めないで色振袖を重ねて】
【腰までの白髪は結いもせず、伸びる侭にして簪一つ。和装に似合わず足元は靴】
【軽く肌蹴させた首と肩、白い肌はアルコールによる体温の上昇、その影響が見て取れる】

……あーあ、鑑賞なら兎も角感傷に浸るなんて……我ながら情けない事だ
どうせなら、仕事の一つもさっさと終わらせたいのに、ね

【椅子に座ったまま、誰も居ない向かいの椅子を、足で押したり引いたりして】
【酔人特有のぐったり感、テーブルの上に上体を伏せた】
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/31(火) 22:18:24.28 ID:vrATiskAO
>>373

(……地面が突き出して盾になった、か、近接戦闘型の僕らには厄介だな)
(無機物の操作と見るか、地面に干渉するタイプの能力と見るか、他の可能性を考えるか)
(まだ、アレの力がどんなものか推測するには早いかな……)
【シルヴァーグの突撃に対する相手の出方を見て、内心で舌打ちをする青年】
【あの手の能力と自分の戦い方の相性が悪いのは、良く理解している】

(……自分の身体を加速させて動けたりしたら、逆にカモなんだろうけどなぁ……)

【なんて、少しだけ余計な事を考えながらも】
【セリアと名乗った怨敵の会話に、今は素直に乗っておく】

冷静にもなるさ、怒りに任せて視野を狭めて、相手の思うままに動いたりするのは嫌だからね。
正直に言ってしまえば、大分苛ついているけどね、まあ、勝つ為には我慢するさ。

それと、その頼みは聞けないな。
その行為をあの子が何より望んでいないのは、僕が誰よりも良く知っている。
あの子を怒らせて、悲しませてしまった僕だから、同じ過ちは繰り返さない。

【背の長剣を抜き放ち、右手に持つが、未だ構えはせず】
【相手の出方とやり方を伺う事に、今は専念する】

>>379
気持ちは解るけど、ね。
今は冷静に、だよ、シルヴァーグ。

【そう、淡々と告げる青年も、長剣を握る手に、必要以上に強く力を込めている】
【気持ちは一緒、ただ、失敗してしまった場合のチェルシーの事を考えて、自分を強く律しているだけ】
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/31(火) 22:19:51.54 ID:Hle0J2Dfo
>>374

「造られた物」……大規模な実験場みたいな感じか?
それにしたって……(いや……それでもアイツにとっては現実だったのだろうか)

【世界を造りだす、なんと大逸れた事をするのだろうと彼は思い】
【同時にその世界に押し込められた彼女は何を思っているのだろうと、彼女を案じた】
【確定された出来事の中で彼女は……】

暇潰しでも有り難いさ、さっきも言ったけどルシアにゃあそれなりに恩があるんだ
それも返せないで知らずの内にいなくなられても困るし何より後悔しちまうからな。

【自分に関わった者全てに幸せになって欲しい、などと大きな事は言えはしないが】
【それでもどうしようもない境遇の内からはなんとか引き上げてあげたいと思うのは自分勝手な思いだろうか?】
【そう少し悩んで、そんな事考えるだけ無駄だと頭から振り捨てる】

とも成すべきを成そう、その為に使うべき時間で何をすべきか慎重に行動しないとな。
それじゃ近いうちに連絡するよ、ただお前はお前で下手に無茶し過ぎるなよ?
何かあって死なれたりしたらオレの気分が悪くなるからな、なーんて……。

【くつくつと微笑みながら頭を小突こうとして】
【少女の微かな表情の変化に少しばかり安堵する、下手に気を負わせたくはなかった】
【この少女もルシアと同じような境遇と言っても過言ではないのだから】
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/31(火) 22:19:52.04 ID:7F5qFyTuo
>>376
「うひゃあああああああ!!」

【女性の脇を抜け、人ごみに突っ込んでいく会社員】
【それを嘲笑うように静観し、立ちつくす少女は】
【放たれた蹴りを避けようとせず、腹部の中心で受け止める】

【――――が、蹴りが触れた瞬間に、押し戻される様な違和感を覚えるだろう】
【磁石同士が反発する様な、奇妙な感覚――・・・】

――――――ぐっ・・・ ふふふ、ははは

【それでも、衝撃を受け、吹き飛んでいく少女は】
【数メートル下がった所で、減速しながら静止する】
【やはり、見えない力に押されているようにしか見えない】

・・・ふむ、これはこれは・・・・・・面白い。

【大したダメージも無さそうに、髪を掻きあげる仕草】
【よく見てみれば、地面に足が付いていないのがわかるか】
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/31(火) 22:21:23.25 ID:u2y9wveY0
>>377

(ずいぶんと…………アンバランスな内装だ……まともな治療をする気があるのか…………?)

【無駄に広いフロアに、飛び散っている血痕の跡。そして寂れ具合にミスマッチする豪華な調度品】
【ある種の前衛アートとも取れる様な奇妙な空間に、微かに表情を顰めたアーディン】

――――アーディン=プラゴールだ…………しばらく、厄介になる…………

【端的に、自己紹介の言葉を医師――――那智に返すアーディン】
【恐らくは、言葉通りに自分の事など興味の内に入っておらず、また気心の知れぬ相手に必要以上の情報を伝える事を躊躇したのだ】

(――――『今は』入院している患者はいないと言う事だったが…………かつて、居たのか……あるいは、これから入院する可能性が、あるのか……?)

【二階へと上がりながら、ふと先ほどの那智の言葉を思い出すアーディン】
【この様な落ちつかない空間に居ては、治る物も治らないのではないかと、割と失礼な事が頭をよぎっていた】
【少なくとも、過去にはここが『まともな』診療所であった可能性は残っているが――――これからまともになる可能性は、極めて低いものであると感じざるを得なかった】

む…………済まないな
あと、済まないついでに…………これ、良いだろうか?

【用意された椅子に、軽く礼の言葉を口にしながら座る】
【どうやらコーヒーは必要ない様だが、代わりにズボンのポケットからパイプとマッチを取り出す】
【どうやら、タバコを吸いたいらしい】
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/31(火) 22:21:48.18 ID:uxLGGBkOo
>>375
【十分ほど歩いた後、とある研究所に辿りつくだろう
【どこか、不穏な気配を感じさせる、清潔すぎるほどに清潔な研究所≠セ】
【研究所の名前は、統一征斗会第十三研究所、という物。カノッサ機関とは関係の無い組織の物だ】

此方だ、とりあえず付いてこい。

【そう言って、メイドは玄関まで歩いていき、研究所の入口を開けた、直後】

――――おい、マスター。なんで、此処で寝てんだ。

【まるで死体の様に、玄関に顔面から倒れこんだ態勢で寝ている人間が居た】
【メイドは、首根っこを掴んで、その人を引き上げて】
【その当人は、う、と声を漏らすと、すっ、と瞳を開いて、ぱしぱしと目を瞬かせる】

【黒い長髪に、淀んだ黄金の瞳を持つ高校生程の少女だ】
【黒いセーラー服の上にヨレヨレの白衣を羽織っている】
【その姿は、見て分かるほどに研究者≠ナ】
【白衣の襟元には《91》というナンバーが刻まれたピンバッチが付けられている】
【そして、少女の纏う陰鬱な雰囲気は、その高い身長も相まってさらに増幅されているだろう】

「……お、か…………え、………………り。」

【かさかさと乾いているというのが正しいような、そんな声で、二人を出迎えた研究者の少女】
【この少女がメイドのマスターであったようだ】

「……きゃ、く?…………私、は。眠い。…………やっと、一個、完成、した、から…………。寝zzz……」
……あー。悪いな、ウェスカ。ちょっとマスター寝かせる。

【そう言うと、応接間まで、ウェスカを先導しながら歩いていくだろう】
【研究所はかなり広く、設備も整っているのが分かるはずだ】
【広めの応接間は、座り心地の良いソファーが有って、その一つに主を寝かせて、メイドは指をぱちん、と鳴らす】
【すると、床がひっくり返って、棚が現れて。そこから毛布を取り出すと、主に毛布を掛けて】

座っていいぞ、ちょっとまて、今茶淹れる。

【椅子に座るよう促しつつ、再度指を鳴らすと、床がひっくり返ってキッチンが現れて】
【既に湧いたお湯と温められたカップとポットが用意されていたため、ゆっくりと紅茶をいれているのが分かるだろう】
【しっかりと温度を管理しつつ、中の茶葉を蒸らして開かせて、良い味を出す、メイドの技だ】
【2〜3分程で、紅茶のカップがテーブルに置かれるだろう】

当研究所独自品種の茶葉の選りすぐり、等級はF.T.G.F.O.P.のファーストフラッシュ。
先ずはストレートでご賞味あれ、ってところだ。

【少し気取った様子で、紅茶を進めるだろう】
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/31(火) 22:25:28.33 ID:MNOVilzSO
【繁華街】
【人工の明かりに彩られ、喧騒に満ちた眠らぬ町並み】
【未だ絶える様子を見せない人込みを、十戒よろしく真っ二つに割きながら歩くものがある】

いい治療だ、献身的だね……けど、無意味だ……。
と、えっ!?こここここっちみんなー恥ずかしいからー!

【彼がひょろりとした長身に纏うは、黒いソフト帽に同色の革手袋】
【それからレザースニーカーと、全身を覆う白、白、白――そう、包帯≠セ】
【衣服もろとも全身をぐるぐる巻きにされ、それはそれは酷い異彩を放ちながら、彼は街を歩いていた】

わ、わわわっ!?ちょ、写メんないで避けないで泣かないでー!
お兄さん別に怪しいものとかじゃないから、ね!ね!?

――――ちょ、とか言ってる側から通報ダメ絶対!
自警団とか勘弁してよぉ、やだー!え、病院はもっとやだーっ!

【好奇や不審の目を向ける群衆へと呼びかける声は、どこか人懐こそうな、柔らかい響きの男声】
【彼――恐らくは青年だろう――の風体はよろよろと覚束ない足取りも相俟ってか、完っ全にミイラ男である】

【見るなと言われても、この格好だ。視線を引かれずに居られる道理があろうか。いや、無い】
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/31(火) 22:28:34.60 ID:W+dW5NoSO
>>383

ん……?

【蹴りは直撃、しかし感覚がおかしい】

【その後、妙な吹っ飛び方をする少女を見る】

…ナルホド、超能力ってヤツね。
面白いじゃん。

【更に距離を詰める】

はっ!!!

【右手に持つ斧を振り上げ、少女の頭に向け振り下ろす】
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/31(火) 22:29:58.11 ID:9u68WncU0
>>365

【護はチラリと照れた表情のまま】
【ブルーローズの瞳を見つめる】
【こんなにもまっすぐな瞳、きっと嘘で誤魔化したってそんなのは直ぐに見抜かれるだろう】

【それに――】

彼女は……

【…この気持ちは嘘でも誤魔化しでもない、それは確かにこの胸の中にある】
【ブルーラインが聞きたいのは……この真実、】
【護は瞳を閉じて、頭の中に彼女を浮かべる】

どんなに足が不自由でも、どんな理不尽な運命に苛まても
いつも優しくて、微笑んでたんです。

【その想い人を、想い出す】


きっと僕は…――セシリアさんのそんな笑顔に惹かれたんですよ。


【思い出したその表情は、やはりいつもの笑みを浮かべていた。】


389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/31(火) 22:30:08.72 ID:OWaERxjKo
>>384

【一方、椅子の座り心地を確かめている森島――】
【やたらと座り心地の良い其れに満足したのか、深く座り直して】


……、…ん、どうぞ。 黙ってれば大丈夫です。


【恐らく、病院で煙草は不味いのだろうが――其処は院長がアレである】
【看護婦か何かを気にしているのかは判らないが、そう彼に告げて】



……あー、……後、ですね。


ちょっと言い難いんですが――橋立 椿≠チて云うのは、偽名なんです。
……本名は森島 京≠チて言いまして。
少し、事情が有って偽名を名乗ってたんですが――



【「ゴメンなさい」、と素直に頭を下げる彼――】
【……だが、『情報』を得ているであろうアーディンからすれば少なからず驚く名≠ゥ】
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/31(火) 22:32:10.99 ID:EWiesZZH0
>>370

【彼等は後ろで響いた鈍い音に反応し、振り向くと共に目を丸くしながら唖然とした表情を浮かべる】
【勿論、狂人の行った奇想天外な目覚まし方法に対しての反応である】

〔…随分と眠ってたな、狂人さん。気分はどうだ?〕

『ガヤ、ね――気のせいだよ、気のせい』

「俺まだ眠いんだけど」

[それでも任務くらいはしっかり全うするべきっすよ]

【驚きは隠せないが、それでも彼等は口々に意見を述べていく】
【当初その狂人≠フ話を聞いた際には、“良い意味で”想像を膨らませていたものである】
【しかし彼等にとって今、目の前にいるこの男はユーモアのある一人の人間としか映らないだろう】
【思い浮かべていた人物像との違いに、彼等は良くも悪くも苦笑いを浮かべるのだった】

【同時に、あくまでも彼等は狂人のマイペースさを受けても毅然とした態度を崩さない】
【仕事には人一倍忠実であるということが伺えるかもしれない】



【ビルの中を移動する際、おそらく無数の人物とジャステヴィルはすれ違うことになることだろう】
【ロビーで、通路で、エレベーターの中で――それも彼等と同様に、清掃服とキャップ帽子で身を固めた人物達である】
【時にその色は緑色や青色、黒色に白色――また時にその人物は女であったり老人であったり】
【中には、何と10歳前後の子供であるにも関わらず同様の服を着用した人物も存在している】

【そしてエレベーターで向かう先、茶色い巨大な扉があるフロアに辿り着くはずだ】
【清掃服の人物らは扉の数m前で足を止め、彼に首で“行け”と合図を送る】

【この先に、狂人≠待ち望んでいる人物がいるという事か――】

/途中文章消えてしまい遅れてしまいました、すいません!
/今日はここまでか、次の文章が書き込めるか程度で終了するかと思われます!
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/05/31(火) 22:34:21.89 ID:iYMZg0tZo
>>379

ほらほら、悔しいですかァ?
別に、攻撃してきちゃってもボクは構わないんですよォ?

その瞬間、ドン! ですけどねェ、ギャハハハ!!

【煽り、挑発し、高笑いする】
【この行動に裏など無い。ただ、欲望のままに動いているだけ】

>>381

あーあー、そうですかァ。
それはそれは、いい事を聞いてしまいましたァ。

【望んでいないのなら、やらせたらより一層面白いことになる】
【カレルの言葉を聞いて、彼女は"嬉しかった"】

【本筋には関係ない、どうでもいい話であるが】
【彼女がこの姿をしているのは、この肉体に乗り移ったから】
【実体のない霊子生命体。それが、彼女の正体だったりする】

>>379>>381

──おっと、勘違いしないでくださいねェ!?
拒否権はありませんからァ、これは"命令"ですよォ!!

逆らったらどうなるか──言わなくても、分かりますよねェ?

【『アレに自分は解放されたと思わせ、
 後で二人が代わりに殺人を犯しているとバラし、天国から地獄に突き落とす』──】
【セリアが15分で考えた陳腐な物語のシナリオがこれ。】
【人が嘆き、悲しみ、苦しんでいる様を見たいのだ。そして、大いに笑ってやりたいのだ】
【自分さえ楽しければ、他人が苦しもうが、死のうが、関係ないのだ】
【チェルシーが生み出されたのも、殺人を強要されたのも。ただセリアが、楽しみたかっただけで】

アハハハハハ、ハハハハハハッッッッ!!!
さぁさぁさぁ、早く答えてくださいよォォォッ!!!
制限時間は後100秒、オーバーしたら─────

「──…………死ね………………。」

【しかし、子どもが考えたストーリー通りに進むほど、現実は甘くない】

…………────ァ?
チィ───、誰が、この糞がァッ!!

【突如、セリアの背後から飛来してくる弾丸──それが、彼女の左足に掠る】
【───きっと、二人の位置からならば見えるだろう】
【この弾丸を撃ったのは、今物陰に隠れた、銀髪の女の子】

【怒りに任せて後ろに振り向いたセリア。二人に対し背中を向けているこの状況は、紛うこと無き隙である。】
【二人は知っているはずだ。あの少女は、怒りに任せて動くような人間ではない】
【きっと、何かの打算があるのだろう。ならばこの状況は──チェルシーが与えてくれた、チャンスなのではないだろうか?】

【人質を取られているという事実は変わらない。どう行動しようが、二人の自由である】
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/31(火) 22:38:28.90 ID:+EVIyTnJo
>>382

……まぁ、そんな感じです。
……場面を作ることで、限定的な実験が行えるようになります。

【全ては実験のため。彼女も、少女も、実験に埋もれて育ってきた】
【違いは、その事実を知っているか、否か。その程度で】

……そうですね、共に、成すべき事を。出来る範囲で。

……私に関しては心配要りません。予備が居ますので。
……多少欠けても、不足分は補うことが出来ます。その為の私達です。

【それは詰まり、私が死んでも変わりは居るもの、という状態】
【こつりと頭を小突かれ、表情は無表情の其れに戻り】
【気負っている様子は無い。が、何かを決意したような様子も無いのは】
【「なるようになる」、という思いからか。少なくとも、単体の死に関しては些細な事らしい】
【大事なのは、ルシアという存在が失われない事】

――――さて、長く話をしてしまいました。
……昔話と言うよりは唯のネタばらしになったような気がしないでもありませんが。

……そろそろ、御互い在るべき場所へと帰りましょうか?

【少しだけ間を置いて、少女は話を締めに掛かる】
【始めは昔話をする、的な事だったのに、割と脱線したような気分ではあるが】
【もう夜もいい時間だ。この場は、これで解散というのもありだろう】
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/31(火) 22:39:24.46 ID:7F5qFyTuo
>>387
゛超能力”と言う言い方は、少し語弊があるかな。

【振り下ろされる斧をまっすぐに見据えて、右手を振り上げ――】

《 ザキュ 》

―――――――ッつぅ・・・・・・・!!

【肉の裂ける音、骨の砕ける音。そして、殺した悲鳴】
【紅い飛沫を撒き散らし、彼女は斧を、右手で゛受けとめた”】
【掌から垂直に、刃を深く食い込ませたまま】【少女は嗤う】

・・・こうやって、触れてしまえば・・・ッ!

その、物体の、゛重力”・・・!! ・・・全て思いのまま・・・ッ!!

【無理をして嗤っているが、汗の量が尋常ではない】
【こうするしか道は無かったとは言え、かなり自分の体力を削ってしまったようだ】
【そんなことも気にせずに、乱暴に腕を引きぬくと、さらに道路が紅く染まり】
【同時に、斧の゛重力”は20倍に膨れ上がるだろう】
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/31(火) 22:40:26.46 ID:24ePL/SIo
>>388
【屈託のない答え、偽りのない本心】
【見えた姿は、幼い猫も疑いようのない、暖かな『蒼』】

「そっか」

【するとローズは、顔全体の力を抜いて笑った】
【満面の、柔らかな感情を屈託なく表現して】

【猫のいう好きは、きっとLoveとlikeの境すら曖昧だ】
【その幼さゆえに、区別なんかついてない】

【でも、だからこそ、】

”なら、君がすべき事は決まってるんじゃないの?”

【ラインは胸を張って、彼に呼びかける】
【同時に、雨が少しずつ勢いを弱めてゆく】
【偶然だろうか、少しずつ静かになる世界】

【護の前に、幻覚だろうか、ぼんやりした蒼い靄が、曖昧に人の姿を形作るのが見えるだろうか】

”本当に君が、その子…セシリアのことが好きなら”

【腕と思しき部分を延ばし、指差したのは、護の胸】
【人差し指が触れても、物理的な触覚はきっと錯覚】


”手を引いて、連れ出して、攫っちゃいなよ”


【とんと押して、指が離れたら、きっとそこには何かが残る】


”男の子だろ?”


【表情はまったく窺えないはずの靄が『笑った』のは、気のせいだろうか―――――】
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/31(火) 22:41:10.09 ID:waHSCZMBo
>>385
【辿り着いた先の研究所、その名にある統一征斗会≠フ文字を見て。僅かに思考を巡らせつつ、扉を潜れば。】
【床で現を彷徨っていた少女が目に入り、不意を突かれたようで。「うおっ!?」と素っ頓狂な声を上げ、僅かに後退し。】
【(落ちつけ、今考えていたのは―――――何だっけ) 忘却もまた脳の営み。思い出すのを潔く諦めれば、目に入るのはNo.91】
【何だ、マスターとやらもナンバーズだったか、と。自身の心配が杞憂に終わった事に、小さく安堵して。】
【そしてややあって着いたテーブル、出されたのは香りの良い紅茶。淹れ方から品種まで拘ったらしいそれの、まずは色合いを確かめて。】


どーも、悪いな。………ん、美味い。
独自品種って事は、あのNo.91が作ったのか?


【普段より少し抑えた声量でそう言って、ソファーで眠る研究者と思しき少女へ目を遣り。】
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/31(火) 22:42:47.82 ID:u2y9wveY0
>>389

そうか…………悪いな…………
あの一件以来、量を過ごさずにはいられなくなってしまった…………身体に良くない事は、分かっているんだが、な…………

【椿の了承を得たと見るや、すぐさまパイプをくわえて火を入れる】
【タバコには、集中力の強化とストレスの解消の効果がある――――ストレスが、彼を喫煙へと駆り立ててしまっているのだろう】

……偽名、か…………まぁ、色々と事情があったらしい事は…………ッ!?
ぐ、ボフッ…………ぅっ……、……ゴホッ!!

【『天狼会』がらみで、なにやら厄介事に巻き込まれていたと言うのは、アーディンも知っている】
【それを考えれば、偽名を使っていた事も分からないではない――――そう口にしようとした瞬間】
【本名を椿――――森島から明かされて、吸い込んだ煙にむせてしまうアーディン】
【思い切り咳き込み、微かに涙まで見せているあたり、普段の彼の様子とは違う、どこか脱力する様な姿だが――――】

ま、待て……森島…………それが、お前の名だと…………!?

【呼吸を整えるのもそこそこに、アーディンはもう一度確認する】
【その名前は、既に別ルートで彼の知るところとなっていた】

――――気をつけろ、気をつけた方が良い…………森島 京…………
お前、暴蜂の『第三級優先攻撃目標』に、数えられていた…………あの時、他の面子が持ち帰った情報の中に、その名前があったぞ…………

【まずは、注意を促しておかなければならない】
【既に、あの施設に入り込んだ事実がばれている現在ではあまり変わらぬ話かもしれないが、暴蜂の標的になっていると口にして】

…………聞かせろ、森島 京…………
あの時…………リイロの姿を見て激昂したと言うお前だが…………何があって飛び出したのだ?

【――――既に、リイロ=M=ヴェイスがシュバルツ=L=ヴェイスの手によって兵器として改造されている事実は他のメンバーから聞いていた】
【それを気に病んで、彼の喫煙量が増えているのだが――――恐らく、レイドと旧知の中であった森島も、それに心を痛める原因があったのだろう】
【しかし、明らかに『豹変』と言えるほどの態度を見せたのは、どういう事なのか――――イレギュラーの解明に、アーディンは相応の必要性を感じていた】
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/31(火) 22:43:11.45 ID:tVsftPlx0
>>386

【―――目、目、目、目!!】
【衆人環視。いくつもの双眸の注目を浴びている彼は】
【その中に、見知った顔が紛れていた事に気づくだろうか】

ぅ、うっわぁ……。

【尤も、彼がそちらに気を向ける事が無かったとしても――】
【引き裂かれた中空の海に、一羽の鴎が迷いこむが如く】
【有ろうことか――青年の前に、踊り出る者が有るだろう】

とーとー、なっちゃったんだ……


  ほんもののベトベト黒ミイラに―――。


【装いはデニムの半ズボンに、ピンクのパンダがプリントされたTシャツ】
【兎のピンバッジ付きポシェットを右肩から提げ、値打ちのしそうな「紅い指輪」を嵌め】
【紅眼白皙、癖の強い黒髪が特徴的で、小学上級生ぐらいの容姿】
【そんな風采の少女が――引き攣った表情ながらも、声を掛けてくる】

「マスター、左様な言葉はに値します――が、
 ……私めからも貴殿に、ひとつ尋ねたく思います。」

「――カイ・スケイプヴェルトで、間違いは無いのですな?」

【そしてもう一つ。どこかで聞いた、円やかに熟した男声が】
【呆けたような驚嘆を伴って――届くだろう】

 【――その格好で幼女との会話は、或るあらゆる意味で危険かも知れず】
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/31(火) 22:44:59.52 ID:tVsftPlx0
//あ、>>397に細かいミスがいくつか
//「」の台詞を以下に修正します

「マスター、左様な言葉は大変な失礼に値します――が、
 ……私めからも貴殿に、ひとつ尋ねたく思います。」

「――カイ・スケイプヴェルト殿に、間違いは無いのですな?」

399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/31(火) 22:47:52.85 ID:uxLGGBkOo
>>395
【ウェスカの、その問に、コクリ、と首肯を返し、メイドもソファに座る】
【そして、上品な動作で紅茶を、すっ、と口元に運び、唇を離して】

マスターは、天才だからな。
作ろうと思えば、作れるさ。レギン支部長とは、利害で組んでるらしいしな。
己の主を褒めるのって、照れくさいけどな、まぁ……疑うなら、私の体を見れば分かるかもな。

【そう言って、ブラウスのボタンをぷちぷちと外していくだろう】
【その下に有るのは、生身とは違う、継ぎ目≠フ有る身体】
【要するに、このメイドはロボットであり、彼女を作ったのが、今横で寝ている少女なのだ】

そういや、名前も名乗ってなかったな。
私は、マスターのメイド兼秘書、メアリー・シェリー。
マスターは、ガートルッド=エリッドって言う。

ま、言わずもがな、二人ともナンバーズ、だな。

【エリッドの姓には、聞き覚えがあるかも知れない】
【最近台頭してきているIT系のベンチャー企業、株式会社ピリオドの社長の名が、エヴァンス=エリッドである】
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/31(火) 22:52:33.49 ID:HwBkRMZAO
>>381

私は、そこまで出来てないさ

【感情的になって、周りが見えなくなって】
【結果を求めすぎて、その後を忘れる】
【先ほどの彼女は、恐らくはそれ】


>>389

……それ以外無
(ってチェルシー!?)

【言葉の途中、ここにいるはずがなかった彼女がなぜいるのか】
【そんな事を考えるよりも、今ならきっとやれる】
【一撃で、即死させてしまえば、あの子に危険はない】
【首を断ち切ろう、そうすれば、この話はおしまいだ】


【ダンッ、と力強く地を蹴り、真っ直ぐセリアへと飛ぶ】
【先ほどと同じでその動きは速く、間合いに入る事が出来れば】
【首を狙って剣を横に振るうだろう】

【なぜここにあの子が来たのか、それに疑問を持たず、真っ直ぐと】
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/31(火) 22:54:21.91 ID:OWaERxjKo
>>396


……『第三級優先攻撃目標』――、ですか。


【―― 一方、森島の反応は素っ気無い物だった】
【今にも「へぇー」とか言い出しそうな、何処か感心した様な表情で】


――、― 一応、普段から用心はしてるんで大丈夫だと思います。
寧ろ、『機関』の方が数多くて厄介だと重いますし……。


【平然と「カノッサ機関にも狙われてる」と告げる彼は、どんな状況に身を置いているのか】
【判然とはしないが……、所謂、半分ヤケクソ≠ンたいな状態なのかも知れない】
【――或いは、“狙われ慣れている”と言った方が相応しいだろうか】


【……次いで放たれた質問にも、表情を大きく崩す事は無く】



……えーっと、ですね……――その、『哲学者の卵』って有るじゃないですか。
ちょっと機関絡みで、二つ位埋め込まれてまして……。
――、―あの時、孵化≠オちゃったんですよね。


……あっ、今は落ち着いてるんで大丈夫です。



【――其の微笑を見れば、言葉に偽りは無いと判るだろうか】
【あたかも『大した事ではない』とでも言うかの様に、自らの事情を説明し終えると】
【アーディンの言葉を促す様に……其の双眸を彼へと向けた】
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/31(火) 22:55:09.28 ID:Hle0J2Dfo
>>392

随分と壮大な実験だな……、やられた方はたまったもんじゃねーだろうに。


【ルシア達を造り出した組織はどれほどの力を持っていたのか】
【何故力をもっていながらもこのような事態に陥ったのか、いや力があればこそなのかもしれない】

……ばっか、お前本当はバカだろ?
そういうのは予備があるから大丈夫とかそんな問題じゃねーんだよ
今ので少し怒ったぞ、生命はそんなふうに引いた足したで勘定するもんじゃないんだからな。
全く……今度そんな事言った日には身長縮むくらい頭叩くからな、いいな!?

【少女が自身の生命を軽々しく言う、それは許せなかった】
【例え代用として別の少女がいたとしてもレミカはレミカという人物なのだ】
【固有のそれは誰かが代わりになる事は出来はしない、だからこそ自身の生命は大切にすべきだと】
【そう少年は怒った、怒ったのでパッシーンと先程より強く頭を叩こうとし】

ネタなんて軽いもんじゃねーっつうに、生き死に掛かってるからな。
あいよ、ほいじゃ近々また会おう……それまで怪我とかすんなよ、じゃなレミカ。

【「フン」と鼻を鳴らし、そして大きく息を吐く少なからず少年も緊張していたらしい】
【別れついでに励ますように肩を手で叩きそうして少年は去ってゆくだろう】

/お疲れ様でしたー
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/31(火) 22:57:19.02 ID:vrATiskAO
>>391

ん、本当に『親』ならそんな事、とっくに知っていると思ったんだけどね。
あの子がそんな事を望む筈無い、ってさ。

【おかしい、確かチェルシーは何時も監視されていると言っていた】
【そこまで完璧な監視ではなかった、と言う事なのか、出任せを言っていただけなのか】

【そんな事を考えていた時に、放たれた弾丸】
【視界の端に映る少女の姿を確認して、青年は大地を全力で蹴りつけた】

【みしり、と、程良く湿った空き地の地面に罅が入る】
【人外故の非常識な筋力にて生み出されるのは、爆発的な加速】

【想定外の形で得た好機だったが、それを逃す訳にはいかない】
【駆けるシルヴァーグに追随し、ある程度の位置で方向をずらし、セリアの右側に回り込むようにするだろう】
【そして、接近に成功したのなら、シルヴァーグの攻撃に少しだけ遅れるようにして】
【右手に握った刃を、全力で縦一閃、頭から叩き割るように振るうだろう】
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/31(火) 23:03:04.59 ID:W+dW5NoSO
>>393

おいおいおい食らっちゃっていいのk……!?

【どすん】
【斧を落としてしまう】

…こりゃメンドーなコトになったな……!

(迂闊に斧使えねーな……)
(蹴りとかでもさっきみてーに弱くされるし……)
(…待てよ?「重い」んだよな?)

……イイ事を思いついたぜ!?

【斧を着けていた所に握り拳を作る】
【握った物は、細く丈夫なワイヤー】
【細いと言っても見えない程ではなく、丈夫と言っても刃物と化す程では無いが】

【そのままハンマー投げよろしく回転】
【少女に叩きつけようとする】

【威力はとてつもないだろうが、いかんせん隙が大きい】
【しかもワイヤーの長さは2.5メートル程】
【ある程度離れれば回避はたやすいだろうし、もし少女が飛び道具等を持っていればこれ以上の隙はないだろう】
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/31(火) 23:03:22.64 ID:qRDubM1M0
>>390

 ……ああ。何て事は無い――気の性……。まぁ、何でも好いが
 
 眠いなら寝てろ。全うすべき、ねぇ……正論過ぎて欠伸が出る

【質問に対して応え、左手を挙げ、何て事もなさそうだ。提げた後に独り言を云った後】
【後半部分は大分大雑把に云っている。ユーモアとは作って云うものである。然し、如何にもこの人はその限りではない様だ。欠伸をする狂人】

【序に云えばこの者は左手を挙げる回数が多い。左利きなのだろうと云う蛇足】

 案外、人が多いな――

【ビルの中で、狂人らしくない動揺が在った。人通りが多い場は少し苦手ならしい】
【然し、堂々と中央を歩き絶対に邪魔な位置であるく事を自重しないのは流石と云った所なのか】
【一先ず、今宵の狂人はそんな人間性も俄かに残しつつ。闊歩していたのであった】


 ――此処か……?ほぅ。随分厳重な作りだな……

【そんなこんなで清掃服の人物達の背後から前屈みに其れを覗きこんでいた】
【――数瞬、彼に殺気の様な物が漂ったが、其れに気が付いただろうか】
【そんな隙が在ったとは知ってか知らずか、殺気を殺し、微笑する狂人は只その人物を待つのであった】

 フフフ………

【良くも悪くも、大きな期待≠持ちながら。其の真意は、如何に】

/此方も遅れました。こんな感じでしょうか?
/うーん。何だが色々申し訳ありませんでした
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/31(火) 23:05:32.86 ID:waHSCZMBo
>>399
【出て来た名に、赤い瞳がすぅと上がり。思わぬ繋がりを知ると同時に、思い出されるのは、先程抜け出してきた水の国支部】
【レギンが新作ウイルスの実験も兼ねて行ったバイオテロ、その際に負傷し運ばれたその場所で見た、ラボの一つ。それが何故か思い出されて】


…へぇ、そういう研究か。すっかり生身の人間かと信じ込んでいたが。
確かに天才≠セな。全く技術屋ってのは、想像を軽く超えちまう。
俺のダチにも技術屋が一人いるが、何たらシステムだとか話し込まれると、良くついていけなくなったもんだ。


【紅茶を啜り。続いて告げられた名、それでようやくウェスカの思考が纏められた。あのラボは確か、大規模研究プラント第一区画《ガートルッドのラボ》。】
【そしてエリッドの姓には、彼も聞き覚えがある。もっともそれは、どこぞの大企業の社長とかいうだけの物で、知っているというには些か頼りないものだったが】
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/31(火) 23:07:26.72 ID:u2y9wveY0
>>401

……『機関』の方が、か…………

【その言葉に、どこか不吉な物を感じたらしく、かすかに表情を歪めるアーディン】
【この時、彼が思った事は2つあった。その1つは――――】

…………もし違っていたら、忘れてくれ…………『石動らぶみ』と言う名前に、心当たりはあるか?

【『機関』に狙われている理由――――もっとも直近で思いつくものは『機関の敵である』と言う可能性】
【そして、もし『機関』に敵対しているのであれば、横のつながりがあるのだろうと推測して――――『機関』の敵対者の名前を一つ、上げてみる】

…………『卵』、か…………俺もかつて、一発貰ってしまってたが…………そちらについては朗報が一つある
とうとうレイドの『卵』破壊術が、完成した…………俺の『卵』も、それで除去してもらったのだ

【なるほど、憎悪や生命の危機に反応して効力を発揮する『卵』があるのであれば、それもあり得る話だと納得した表情を見せ】
【同時に、情報を一つ公開する――――自分もかつて喰らった事がある事。そしてそれを無力化する完全な手段が確立された事――――】
【――――もっとも、被弾と除去の間には、やや関係が前後する事情があったのだが、そこの説明は省略して】

――――そういえば、あの仕事の報酬、まだお前には支払っていなかったな…………これが現金、500000だ…………別件で使う予定で、偶然手元にあった……

【森島の言葉に一区切りがつくと、アーディンは懐から札束を取り出して机の上に置く】
【駒として使った事への報酬――――途中で戦線離脱したために、渡しそびれていたそれをここで清算して】

そしてもう一つ…………あの時収集した情報の共有…………これも『報酬』の中身だったな

【森島が本当に求めているのは、こちらの方なのだろう】
【他の4人が持ち帰った情報――――それは、暴蜂の正体に迫る為の、大事な材料だ】

だがその前に、森島…………お前が手に入れた情報について、先に聞かせてほしい……整理の都合もあるからな

【しかし、情報には1つ、足りないものがあった。それこそ森島の入手した情報である】
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/31(火) 23:09:31.63 ID:uxLGGBkOo
>>406
まあ、な。
私も良くはわからん。だが、まあ、マスターが私を作ってくれたことには感謝してるし、それだけで十分だよ、私はな。

【そう、メイドはシンプルな思考で、言葉を返す】

……さて、夜も遅い。
マスターも、そろそろ確りしたところで寝かせてやりてぇ所だ。
そろそろ、お別れ、って所だな。

【紅茶は、いつの間にか、空になっていて】
【ウェスカが断らなければ、そのまま玄関まで案内されるだろう】
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/31(火) 23:13:01.93 ID:9u68WncU0
>>394

―…そうですね、
なら僕がすべき事は……そうですよね

【ぼんやりした蒼い靄が指差した護の胸】
【其処に詰まる想いは今は一つだけ】


――彼女は、闇の中から助け出しますよッ!!
僕がその手を引いて!引きずりだします!

【“愛から生まれた男の覚悟”】
【それは強く、何物にもくじけない強い想い】

【護はそれを誓ってにヤリと笑って見せた】

【雨は―もうすぐ止むだろう】
【暗い曇天から、日の光はまた差し出す】
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage saga]:2011/05/31(火) 23:13:43.12 ID:+EVIyTnJo
>>402

……ええ、さようなら。エルフェス様。
……貴方様も、どうか御無理は為さらぬよう。

【肩を叩かれ、微妙によろけつつも、少女は頭を深く垂れて】
【数秒。少年が去っていったのを確認して、頭を上げる】
【そして、自身の頭に手を添えて】

…………叩かれてしまいました。何が悪かったのでしょう。
……いえ、其れは兎も角今は連絡を。

………………マスターに、でしたっけ。

【強く叩かれたのが痛かったのか、その部分を撫で回し】
【は、と一息。叱られた事が微妙に堪えたのか、暫く考えるような仕草を取り】
【然し、其れより優先すべき事を思い出した少女は】
【自分の家へと歩を進めながら、姉妹達へと連絡を取る】

……私です。――――そのネタは古いので無視して言います。
……話は聞いての通り、マスターに会わせたい人物が。……ええ、悪い人ではないでしょう。
…………会って如何するのか? そんなの――――会って話せば判るでしょう。
……兎に角、そういう事です。連絡は入れましたからね。

【家路に着きながら、携帯電話を取り出すこともなく】
【それでも、誰かと会話をするように、少女はハッキリとした独り言を呟いていた】

/お疲れ様でしたー!
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/31(火) 23:14:42.69 ID:iYMZg0tZo
>>400>>403

ッ、しまっ────

【後ろに気を取られた隙に、こちらに向かってくる二人】
【このままでは、殺られる】

…………くゥ。
あんまり──舐めんな、よォォォォォッッ!!!!

《 ゴースト・ハック 全力起動開始 》

【怒りに満ちた大きな叫び。ここからが、本番だ】

【二本の相葉が迫ってくる寸前に、再び、地面が壁状が突き出す】
【──今度は、セリアの四方向全てに】
【これにより攻撃をシャットアウト。しかし、耐久力の低い壁は一撃で崩れる】

殺せると思ったかァ!?
残念だったなァ、ボクは貴様らの何百倍も強いんだヨォ!!!

【が、崩れた瞬間、セリアの足元の地面が二本の槍状に突き出し】
【二人の胴体を狙って、それらが一本ずつ一直線に伸びていく】
【威力は低い。だが攻撃や防御の"数"と、接近戦であるのに相手に反撃まで出来るほどの"スピード"。】
【実力は、決して口だけではなく】

【セリアの後方も壁で遮られてしまい、チェルシーからの援護は期待できない】
【自分たちから破壊すればいいかもしれないが──それは、少女を殺し合いに巻き込むということでもある】
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/31(火) 23:18:38.95 ID:7F5qFyTuo
>>404

・・・ふむ、良い事か・・・ 言われてみれば、こちらもいい事を思いついた
・・・全身を超重力中に晒されたら、人体はどうなるのか・・・

【痙攣する右手を左手で押さえて、跳躍】【と言うよりは、浮上】
【ワイヤーは足元を掠め、自由落下していく】
【4メートル程浮きあがった所で、静止。上空から女性を見降ろし、また嗤い】

・・・操作出来る重力は、プラスマイナス、上下左右内外思いのまま。
地上の重力にも束縛されぬ、全てを統べる能力、゛重力を”操るチカラ―――

                フリー・フリー
――――― 能力名、【自由避行】 ―――――


【余裕ぶって嗤っているが、元より白い肌はさらに青白く変貌している】
【立っていられるのが不思議なくらいの、痛みと眩暈。いや、立ってはいないのだが】
【・・・空中で体勢を立て直し、一直線に降下する。狙いは、ワイヤーを構えた女性――】
【伸ばした指先が触れてしまえば、凄まじい重圧をかけられるだろうが】
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/31(火) 23:19:05.87 ID:waHSCZMBo
>>408
【研究者、そしてその開発物。No.91とNo.58についての情報を、そう取り纏めて。紅茶のカップを下ろすと、点滴台を支えに立ち上がり、それを右肩に担ぐ】
【秘密裏に果たされたナンバーズの視察、その結果としては。水の国支部長と繋がる存在、まして有能な研究者という希少価値の高い存在ならば、機関には必要と判断し。】


じゃ、俺も戻るとするかね。起きたらガートルッドによろしく言っておいてくれ。


【そのまま、彼女に案内されて、研究所を後にするのだろう。統一生徒会∞エリッド≠サのキーワードを、脳裏に刻んで。】


/乙でしたー!
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/31(火) 23:23:29.96 ID:MNOVilzSO
>>397

【――ああ。このコンクリートの大海原のど真ん中で、俺は死ぬんだね(社会的に)】
【二十と四つどころの数ではない瞳の中、彼は割と本気でそう思っていた、とか――】

【さてさて、見渡せど見渡せど他人ばかり。筏の回りで円を描く凶悪な鮫の群れよろしく、民衆は一定の距離を置き】
【彼は見知った影に気付く由もなく、その中心で軽い遭難者もとい異邦人気分を味わっていたの、だが】


     …………あ、史音ちゃーん!!


【勇敢にもこの陸の孤島――島、と言うには些かの語弊があるが――に、踏み込んだ少女を認識するや】
【彼は直ぐさま常の元気を取り戻して、ぶんぶんと其方に手を振りながら】
【包帯で動かし難い足を引きずり、精一杯のスピードで駆け寄るだろう】

【さぞかし、心細かったに違いない。その何よりの証左に、両の眼には薄ら涙が滲んでいた】
【ちなみにこの画、端からみれば相当に危ない事は確か。彼方此方で、「Justiceを呼べーっ!」だの「逃げるんだー!」だの】
【囁きを通り越して、遂にはそんな叫びまで聞こえてくる始末、である】

えーっと、うん。間違いないよ、ベンヌさんっ。俺は正真正銘……っと!
……ぷはー!この通り、しがない何でも屋さんのカイお兄さんなのさっ!

いや、砂の国の古代遺跡でミイラハンターの依頼を受けて、ね?……冗談だけど。

【ともあれ。顔を覆う包帯を右手で剥がして、黒髪の冴えない青年――こと】
【カイ・スケイプヴェルトは片手を上げ、二つの声に応じるのだった】
//あばばば、見逃し申し訳ないっ
//ではでは宜しくお願いしまーす!
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/05/31(火) 23:23:43.80 ID:24ePL/SIo
>>409
”…次会う時は、その子も一緒だといいね”

【靄はもう、そこにはない】
【ただ猫が一匹、嬉しそうに微笑むだけ】

「ローズはね、すきなひと、いっぱいいるよ」
「わんこに、あかつきに、くうとにシャロにななおに、ゼーロやきょうやもときやエリシア」
「みんな、やさしいからすき」

【出会ってきた人たちの名前を、丁寧に一つずつ口にする】
【優しくしてくれたから、の間違いかもしれない】
【わかっていないのかもしれない、言葉の意味の、ささやかだけど重大な違いを】

【それでも、胸を張って笑う姿は】

「まもるもすきだから」

【きっと、名付けて呼ぶことすら無粋な想いに溢れていた】
【叶うなら、手を伸ばして、両手で護の腕を握って精一杯な真面目な顔をするだろう】


「…がんばれっ!!」


【精一杯のエールを送ると、ローズは離れて、空を見上げる】
【雨が晴れて、うっすら星と月が顔を出す。よい夜になったと、ラインは小さく笑った】

”じゃあね、護。僕らは行くよ”
”心配するな、雨は晴れる”

【ラインが言い残すと、ローズは雨除けから飛び出して少し走り、一度振り返って大きく両手を振るだろう】


「またねーっ! まもるーっっ!!」


【風のように通りを駆けながら、猫は消えてゆく】
【彼の行く手が明るくあるよう…ハッピーエンドで結べるよう祈りながら】

”…そうだ、うん、それがいい”
”決めたぞ、ハハハ…! うん、それはきっと素敵だ”

【走りながら虚空を見上げ、不思議そうな顔をするローズ】


”劇団だ、劇団を作ろう”


【それは、彼の中で鳴り響く始まりの鐘――――】


//お疲れ様でしたー!!
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/31(火) 23:24:13.41 ID:OWaERxjKo
>>407

【紡がれた名前――少し、懐かしい名前である】
【桃色の髪をした彼女…、…確か、と思考を回転させて】


……、…『対機関連合』の構成員ですね。
僕自身で言えば、何回か会った事は有りますが――最近は、めっきり。


【自分の知る限りの情報――意図的に、『自身が対機関連合の初期メンバー』と云う事を隠して告げる】
【何を考えているのかは判然としないが、この場では如何でもいい事なのだろう】


――、『卵の破壊』、ですか。 ……ん、其れは良かったです。


【――其の話題に関しては、何処か浮かない表情】
【アーディンの想定していた反応とは、少し違った物かも知れない】

【差し出された金銭には――此れも何か微妙な顔で、手を付けようとせず】


……、…100000だけ、後で頂きます。
僕個人が好きでやったような事でも有りますし――其れよりも、情報ですね。


――……覚えている範囲で言えば、風霊統主の城≠フ襲撃計画でした。


【それから彼は――比較的『正確』と言えるレベルで、情報を話し出すだろう】
【淀む事は有っても、数秒の後には間違いの無い発言を再開する――そんな語り口だ】
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/05/31(火) 23:24:24.27 ID:uxLGGBkOo
>>413
……おう、じゃーな。

【そう言って、メイドはそんな事など知らずにウェスカを見送ったのだった】

//乙でしたー!
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/31(火) 23:29:36.73 ID:W+dW5NoSO
>>412

――っはぁ!

【ハンマー投げにかなり体力を使った様子】
【避ける余裕など無い】

(ヤベェな、避けれねー…)
(…いや、だったら迎撃すりゃ良いハナシじゃねーか?)

【左手に持つ斧を少女に向け投擲】
【威力は期待していない。斧を少女の能力の身代わりにするつもりだ】
【当たれば良し、そのまま少女が向かって来れば、カウンター気味に右ストレートを放つだろう】




/すみません、明日早いので一旦切りたいのですが…
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/05/31(火) 23:30:37.17 ID:HwBkRMZAO
>>403 >>411

(防がれた……だがっ!)

【チェルシーを入れずとも二対一、勝てない相手ではない】
【少なくとも、冷静さを欠いている以上、勝機はある】

(思考の猶予を与える訳にはいかない……)

【自分に向けられた槍を、剣の腹で受け止めると】
【受け止めたまま、体を前に進ませながら回転】

【再び間合いを詰めれば、左下から右上に】
【回転の力を生かしたまま、剣を振るう】
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/31(火) 23:31:22.01 ID:7F5qFyTuo
>>418
/了解しました、では次で終わらせましょうか?
/それとも持ち越しますか?
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/31(火) 23:33:19.45 ID:W+dW5NoSO
>>420

/持ち越したいです
/明日の9時頃でどうでしょうか?
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/05/31(火) 23:34:51.94 ID:7F5qFyTuo
>>421
/わかりました、では明日再開と言うことで。
/今日の所はお疲れ様でした。
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/05/31(火) 23:35:12.10 ID:vrATiskAO
>>411>>419

(……最悪の場合、チェルシーを庇いに行けるようにと思って、側面に着こうとしたけれど……)

【壁で阻まれてしまった今は、きっと、セリアからもチェルシーに攻撃は出来ない】
【ならば、そちらの壁を壊す事無く攻めれば、その事を心配しながら戦う必要は無くなる】
【そう考えて、青年は、今は攻撃に専念する事にした】
【だが、頭の片隅にはセリアとチェルシーの位置を常に置いておき、最悪の事態に備えてはおく】

こんな時だけは、この重たい武器を片手で振り回せる身体で良かったと思えるよ。

【ぐ、と、振り下ろした長剣を、最低限の動作で下段に構え直し、そして】
【息を吐きながら、全力で其れを、地面から高速で迫る槍へと振り上げる】
【軌道は単純、動作も分かり易い一撃だが、威力は一級品だ、槍の耐久力次第だが、この一撃は】
【槍を叩き割るだけでは止まらずに、その先のセリアにまで刃を迫らせる事が出来るかもしれない】
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/05/31(火) 23:35:47.96 ID:W+dW5NoSO
>>422

/本当にすみません!一旦乙でした!
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/05/31(火) 23:44:15.52 ID:u2y9wveY0
>>416

……やはり、そうか…………だから、お前も狙われる訳か…………

【一人納得した様子を見せるアーディン。何か、確信めいたものを抱いたらしい】

……石動らぶみは今、どうした事情かは分からないが…………肉体を失って霊魂の状態となり果てている……
だが、器物にとりついて行動は出来る様だ……そこまで深刻に考えなくても良いだろう
もっとも…………早く、仮初にしても長期的な肉体を確保するに、越した事は無いだろうがな…………

【アーディンもまた、らぶみと面識があった。故に、その名前を出す事が出来たのだろう】
【しかし、彼の話す状況は、あまり良いとは言えない内容であり、苦労の絶えない立場にある事を予感させる】
【――――事実を言えば、既にこの情報も古く、らぶみは肉体を確保しているのだが――――】

あぁ……ようやく、機関のばら撒いた厄介事が、一つ潰せると言う所だ…………
(だが…………それだけで終わるとも、到底思えないものではあるがな……)

【森島の薄い反応に対しては、特に思う所は無かった。既に自身の『卵』は落ちついていると、言っていた事が理由だろうと推測した為である】
【しかし、その浮かない表情が、アーディンに一つの嫌な予感をよぎらせていた】
【――――『卵』の対策が成ってしまえば、『機関』も更に上を行こうとするのではないか】
【その結果、『機関』と『対機関』のいたちごっこが、血反吐を吐きながら続けるマラソンが始まるのではないか――――と】

…………、どうした?
これは俺個人の金…………仕事の報酬として、遠慮する事など無いのだぞ?
……身に余る金と言う訳でもあるまい…………

【資金についても、あまり積極的な態度を見せない森島に、初めて訝しげに問いただすアーディン】
【彼が金欠である事は知っている。また、他の仲間と比較して贔屓して水増しした金額と言う訳でもない】
【森島が遠慮する理由が、アーディンには分からなかった】

…………調査…………そして空中からの攻撃案、か…………なるほど

【一通り森島の語る所を聞いて、アーディンは一つ頷く】
【そうして、一度パイプの煙を吸い込んでゆっくりと吐きだすと、重い口を開いた】

…………他のメンバーが持ち帰った情報だが、これは多岐に渡る…………心して聞いてくれ…………

【そう前置きして、アーディンは森島に、あの日集められた情報を、じっくりと伝えていく】
【――――暴蜂の構成員と目標】
【――――リイロクローンから更なる段階を目指している『クローンサイボーグ』開発計画】
【――――投薬、サイボーグ強化に続く、人工的な強化手段である『ナノマシン』の開発】
【――――拠点攻撃を目的とし、一都市を一撃で壊滅させる可能性があると言う、決戦兵器の存在】
【――――水の国のどこかにあると言う、暴蜂、ひいてはヴェイスグループ全体の本拠地とも言うべき、秘密都市の存在】
【――――そして】

――――――――そして一番厄介なのは、『Justice』を攻撃し、壊滅させんとする為に、暴蜂は『機関』との連携を考えている節があるという点だ…………
もし両者の間に接触が成されれば、恐らく暴蜂は、『Justice』との敵対と言う、ただそれだけの理由で、『機関』と手を結ぶことになるだろう……

【――――『機関』の名前を森島の口から聞いて、思った事のもう1つ】
【それが、『暴蜂』と『機関』が連携する可能性があると言う点だった】
【――――もし、これが成されれば、積極的に狙われているレイドや銀鶏、そして『Justice』にとって、大きな脅威となりかねない――――】
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/05/31(火) 23:45:15.32 ID:tVsftPlx0
>>414

て、ちょっ――
名前を叫びながら駆け寄るのは、さすがのアタシもピンチ……

(ど、どーしよ、ギャラリー殴り倒すわけには行かないし)
(でもでもこのまま道のどまんなかに居たら、夢も希望もありゃしない)
(てゆーか泣いてる、なんだかダサいよぅ……)

(……そうだ、名前を呼ばれてるから――)

【自分からこの騒動の渦へと漕ぎ出したくせして】
【予想以上の反応を見せたカイに、史音は鳩が豆鉄砲を食らった思い】

 【ざり、ざり】
 【二歩ほど後退りながらも、少女は目だけを正面に据えて】
 【僅かな間隙に。思考の海へ、心を投げ出す】 
 【この状況を、穏便に切り抜けるための方策を探し出すために】
 【放っておけない彼を、喧騒から脱出させるために――】

「ふむ――それは良かったのです
 しかしカイ殿、そのよそおi――ぼふっ!」

【まず――指環の声を遮るように、左手で蓋をして】

ねー、“お兄ちゃん”……
また自分は「カイ・スケイプヴェルト」だなんて、変なもーそーしてるの?

アンタは生まれた時からずーっと「海部 海」でしょ!?
カイはカイでも、海のカイなんだから……。

――ご、ごめんねみんなっ!!
アタシのお兄ちゃんずっと中学二年生みたいでサ、たまに訳の分からない事をするけど、
悪い人じゃないの――ほ、ほんとごめんねっ!!


  【アヤネは、むりのあるひとりしばいをはじめた!!】


【回り切っていない呂律を、勢いで強引に保たせ】
【ツンと済ました視線を射て、ガミガミ吠える口から覗く八重歯】
【そして。幾度ものいい加減な謝罪のお辞儀―――】


 ……さぁ、行こ?


【―――終いには】
【微妙にドスの利いた声を紡ぎ出しつつカイの左手を引き】
【レッカー車もかくやの牽引力で、どこかに連れていこうとするだろう】
【悪戯気な笑みを浮かべる余裕はないどころか、心なしか――】
【膨れた少女の頬が、赤みを帯びている】

「…………は、はぁ……。」

【虚空に、だれかのため息が溶けて――】
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/05/31(火) 23:49:00.30 ID:9u68WncU0
>>416

そうですか…その人達の事、大切にしてくださいね、
有難う、ブルーラインさん、ローズさん

【ローズの握る両手を此方も握り返す】
【彼女のその気持ちを、素直に受け取る】

【そして、やがて両手は離れて】
【別れの時はやってくる】
【護は、2人の人格が宿る、一人の少女の背中を此方も手を振り見送ると】

…雨、すっかり止んだな…

きれいな星…

【晴れた夜空を見上げてそう呟くのだった】

//乙でした!
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/05/31(火) 23:57:24.52 ID:iYMZg0tZo
>>419>>423

───ガ、……ぁ…………っ

【なんとか体を捻り、致命傷は避けたものの】
【シルヴァーグの剣により左手首から先が失くなり】
【カレルの剣により、胸の辺りが浅く切り裂かれた】

ボクの……、ボクの、手が…………ァ!

【真っ赤な血液がぼたぼたと地面に垂れ、悲鳴に近い声をあげる】

……ククク、ハハハハハハハッッ!!!

【しかし直ぐに、それが高笑いに変わって】

ボクは死んでねぇゾ、クソガキどもォ!!
不用意に攻撃しちまったせいで、どっかで玩具が壊れちまったよォ!!
勿体無い。物は大切にしろって、親から教わらなかったのかァ!!?

【ようは、人質の命が亡くなったと】
【幸か不幸か、壁に遮られている所為で少女の安否が確認できないだろうが──】

【───その、数秒後、背後の壁に罅がひとつ出来る】 
【この場で壁を傷つけることが出来る人間は、三人を除いては一人しかいない筈】

【結局、全て嘘っぱちだったのだ。身体に爆弾を仕掛けられた少女なんていなかった】

だから、よォ───絶望と共に、[ピーーー]やァ!!!!

──この、てめぇらアアアアアアアァァァッッ!!!!!

【タン、と、セリアが後ろに跳んで】
【その直後、彼女の直ぐ前の地面が壁状に突き出す】
【ビルから反対側のビルまで隙間なく、ご丁寧に幾多ものトゲまで生えている形状】
【更に、カレルとシルヴァーグの後方にも、同様に壁ができて】
【二つの壁が二人を挟み込もうと、地面を這うようにジリジリと動き出し始める】

【だが、チェルシーの無事が保証された以上、恐れるものなど無いはずだ】
【この"最後の壁"をブッ壊して───その先に、進めばいい】
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/01(水) 00:08:19.33 ID:YzuwLLDHo
>>425


【らぶみの情報――然し、得たとしても今の彼にはどうにも出来ない】
【安定はしているのなら一安心、程度の感触だろうか――】
【……機会が有れば必要になるかも知れない。そう思って、脳の引き出しに格納】


……、いや、その――何となく、『身に余る』んですよね。
さっきも言った様に、結果的には傷も負わずに帰って来れましたし――。

――収まりが付かないのなら、残った分でレイドさん達に美味しい物でも食べさせてあげてください。
年頃の女の子なんですから、服とかも買いたいでしょうし……、ね。


【――結論から言えば、『貧乏性』なのだろう】
【大金をポン、と出されても、困ってしまう。…、…借金を返すくらいにしか使い道が無い】
【それにしても、100000も有れば十分な額――、何となく、受け取る気には成れなかった】

【其れよりも彼が気に掛けていたのは、レイド達――特にレイドの事だ】
【自分でさえ激昂したのだから、若し事実を知ったとすれば彼女は酷く傷付いただろう】
【或いは、まだ知らないのかも知れないが……其れにしても、“暴蜂”から隠れる現在の状況】
【……お金が有るのなら、寧ろ彼女達の為に使って欲しい、と云う事も有る】


【そう告げた後――、アーディンの話す情報に、耳を澄ませて】



……一つ、お尋ねしてもいいですか?



【――、顎に手を当て、一つ唸ってから。彼は口を開く】



『機関』と繋がられるのは、脅威でこそあれ、怖くは有りません。
……纏めて潰す機会が出来る、と思えば、丁度良いですしね。
――其れよりも、ですよ。


『クローンサイボーグ』
『ナノマシン』
『決戦兵器』
『秘密都市』



――……、シュバルツ=L=ヴェイスは、『国盗り』でもする積もりでしょうか。



【――、『兵器販売業』として考えるにしても、過剰な品揃え=z
【フルに稼動させれば、小国など数時間で落とす事が出来る――】
【その様な“戦闘力”を持って、彼の男は一体何をする積もりなのだろうか】


【――「杞憂なら良いんですが」、と。そう付け加えて】
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/06/01(水) 00:14:25.38 ID:e3O9Y5HAO
>>423 >>428

そうか……結局、嘘だったか

【あの子は、もう生きるために殺さなくてもいい】
【それだけでも上等だが、まだ足りない】
【あいつを殺して、全部、終わらせよう】

多分、これで最後だ、カレル

【剣に付いた血を軽く払い、両手で剣の柄を強く握り締めた】
【最後の壁、と言うには何か足りないがまぁいい】

はあっ!!

【迫る壁に近付き、人外の力を持って剣を打ち付ける】
【一度で駄目ならば二度、二度でも駄目ならば三度と】
【その最後の壁が壊れる時まで、続けるつもりだ】
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/01(水) 00:21:19.08 ID:6Z46e9XAO
>>428

【セリアの言葉を聞いて、心が揺らぎ掛けたが、それも本当に一瞬の事】
【次の瞬間には、壁の亀裂を見て、それが偽りだったと理解する】

成る程ね―――コイツは、本当に、僕達に苦痛を与えたいだけなのか。
あの子を護れなかった、と嘆かせてその姿を見て笑いたいだけなのか。

【その後、セリアの背後の壁に入った亀裂には、直ぐに気付く事が出来た、当然だろう】
【チェルシーの身に危険が無いように、と、その壁の安否だけは常に気にしていたのだから】
【チェルシーが壁に向けて攻撃し、自身の生存を証明してくれた今、爆弾なんて嘘っぱちだと知った今】
【轟、と、音を立てて燃え上がる感情が、怒りが、胸の中に溢れかえった】

【―――――散々人を弄んだ対価を、払わせてやる】
【そう、胸の内で自分が叫んでいるのが聞こえるし、その声に反対する気にはなれなかった】

【ただ、この戦いは護る為の戦いだから、と、最低限の冷静さを、頭から抜けないようにだけ気を付けて】

さて、と、アイツをあの子に近寄らせる訳にはいかない。
なら、やる事は一つだけ、だよね。


>>430

全く、今までの僕達が馬鹿みたいだよ。
あんな嘘に踊らされて、必死になってさ。
でも、そんな事をするのもこれで終わりにしようか、シルヴァーグ。

【振り上げた長剣を、今度は最上段に構え直して、ずん、と、大地を揺らすほどに強く強く踏み込んで】
【今までで一番の力を込めた斬撃を、シルヴァーグの一撃と併せて立ちはだかる壁に、叩き込む―――!!】

432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/01(水) 00:25:40.05 ID:SC8+fmnt0
>>429

――――レイド達の為に、か…………

【そう返されて、アーディンも困ったような表情を見せる】
【森島の報告にある通り、風霊統主の城の近辺では、既に暴蜂の先遣隊が活動しているのだろう】
【それを考えれば、風霊統主の城の中で籠城しているレイド達と、何度も接触するのはあまり良い手立てとは思えなかった】

――――正直に言うと、リイロの事も悩んでいるのだ…………
レイドは、リイロの事は植物状態になった時点で諦めている…………まさか、『種が泣くまでレモンを絞る』様な……そんな扱いを受けているとは思ってはいまい…………
これは…………知らないなら、それに越した事は無い事実だ…………こんな事を知ってしまえば、あいつの心が保つかどうか…………

【金の使い道や、接触の手段と言う事もそうだが、何よりアーディンが頭を悩ませているのは、今回得た情報をレイドに伝えるべきか否かという点だった】
【今回の潜入調査は、アーディンが独断で行った事――――つまりレイドは、ナポリス総合病院で起こっていた一連の事態その物を知らないのだ】
【――――アーディンからしてみれば、レイドに伝えるのはあまりに酷が過ぎた】

だが…………その意向は、分かった…………残る400000…………何とか、あの兄妹の為に役立てる道を探してみよう……

【本来受け取るべき人物の、それが望む事ならば、その通りに然るべく金を用いるのが正しい道であるはずだ】
【アーディンは机に置いた札束を取り上げると、器用に数え直し、100000を机の上に戻す】

――――――――『国盗り』、か…………

【森島の持つ疑問も、尤もな事だった】
【単なる商売の道具として考えてみても、一撃で最大50万人を死滅させる超兵器など、開発する必要は果たしてあるのだろうか】
【あるいは、それは『売る』のではなく、自身が『用いる』為に開発しているのではないか――――その疑問はもっともな事の様に思える】

――――『私を否む者を、私は許さん』『必ず殺し、必ず死なせる』…………前に一度だけ姿を見た時に、シュバルツはそんな事を口にしていた…………
どこまでが真意か分からんが…………敵と見た相手は、確実にこの世界から抹消する気であるのは、確かだな…………
それがクーデターや世界征服などと言う方向性に行くかは、何とも言えないが…………
何かと戦おうとしていると言うのは、まず間違いないだろう…………

【シュバルツは、自身に協力し、自身に従う者には多大な恩恵を与え、敵対者には絶対の滅びを与える事を旨に行動している節があった】
【それは間違いなく、不随意な存在を許さないと言う姿勢の表れであると言える】
【問題は、それがどこまでの規模で徹底されているかと言う事だ――――場合によっては、本当に国を滅ぼすつもりなのかもしれないし、単に大物ぶりたいだけなのかもしれない】
【その真意を確かめる手段は、アーディン達の手には存在しなかった】
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/01(水) 00:29:38.85 ID:UQ2an5oSO
>>426

【大の男が半泣きで名前を呼びながら、恥も外分もかなぐり棄てて走って来るのだ】
【――そりゃあ、ヒくのも道理という物である。揚げ句の果てに、名前まで呼びながら】
【例えるならば、大型犬の全力タックルが近いだろうか】
【どちらも本人(または、本犬)に悪気が無い分、性質が悪い】


…………んー、ん?一寸待って史音ちゃん、何を言っているのか……

【でもって。青年はそんな彼女の思索など知る由もなく、危うく全てをブチ壊しかけて】
【ふと、刹那の逡巡。意識を思索の海に沈め、この突拍子もない状況(お前が言うな)を整理する】
【あっさり否定しかかった言葉の続きを、飲み込み。俄かにざわめきだした群衆の中――――】

(えっ、お兄ちゃん?何だいそれ、そりゃ確かにかわいー義理の妹ないし弟が欲しいなぁと常々妄想はしてるけど)
(アレひょっとしてこれ夢の世界?いんざどりーむ?なぁんだそれなら安心だもうこんな二重に痛い思いしなくて――――)

(……いや、二重に痛いんだから、夢じゃないよね。って、コト、は)

【なぁんて、やや逃避混じりの駄目人間感満載な考えを浮かべて――彼は、ふと気付く】
【このお兄ちゃん#ュ言は、ひょっとすると自分へのフォローなのではなかろうか、と】


     【 ――――そして―――― 】


――そう、さっぱり理解らないな。何故ならこの僕は、家族など持たぬ孤高の一匹狼……。
光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる何でも屋さん(トラブルバスター)!
その名は海部――じゃなかった、カイ・スケイプヴェルトだからsっぶぁ史音ちゃんたんまたんま、うぼぁあぁぁあ――ッ!!


【彼女のお芝居に合わせて、咄嗟に彼が取った選択。それは、精一杯のアドリブだった】
【(キリッ とした態度で身の毛もよだつようなイタい科白を、さりげない失敗(演技、なのだが)混じりに言ってのけ】
【中二の夏を脱し切れない人として軸のぶれた人間を、演じ切って見せたのだ――――!!】

【いや、まあ、元々軸はてるけど、ともかくもそれはさておいて】
【彼はそのまま、彼女に引きずられて何処かへとお持ち帰られるのだろう】

【あれだけがやがやと五月蝿かった人込みも、今やすっかり無関心】
【「何だ、あほのこか」だの「野郎のあほのこは萌えねえ」だの「年の離れた妹とか羨ましい、もげろ」だの】
【暫くすればそんな囁き混じりに、また何時もの流れを取り戻す筈だ。そんな物よ、都会なんて】
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/06/01(水) 00:30:28.57 ID:ry/PUkg7o
>>430>>431

【壁は、酷く呆気なく崩れ去った】
【幾ら技術があっても、力があっても、セリアはその程度の存在ということである】

……なんでッ! なんでなんでなんでなんで────
嫌だ───死にたく……死にたくないッ!!!

来るな、近寄るな…………、止めろ、やめてくれッ!!

【もう、彼女に打てる手など無い】
【恐怖にかられて、発狂して、叫ぶことしか出来ない】

【全て、終わらせてしまえ───】
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/06/01(水) 00:41:30.64 ID:e3O9Y5HAO
>>431 >>434

【彼女は、元々人を殺そうと言う考えを持つ人間では無かった】
【たとえそれが悪人だろうと、自分が抑止力になれば問題ないと思っていた】

殺さなくても救えるなら、まだ助かったかも知れない
けど、お前が生きていれば、あの子は救われない

【だが今回は話が違った、殺さなければ、あの子は助からない、救われない】
【なら、それがどんな相手でも迷わず殺して見せる】
【そう言いながら、彼女は真っ直ぐにセリアへと歩みを進め】

だから…………お前は[ピーーー]

【剣先をセリアの喉元へ向けると、真っ直ぐに振り下ろすだろう】
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/01(水) 00:46:07.26 ID:6Z46e9XAO
>>434>>435

もし、機関に脅されて嫌々やっていたりしたのなら、僕は君を助けようと考えていた。
少なくとも、この場で殺してしまおうとは思わなかった。
でも、どうやら違うみたいだからね、遠慮も加減も一切しないよ。
僕にしてあげられるのは、こうやって言ってやる事だけだ。


――――――『絶望を抱いて、[ピーーー]』


【最期に掛ける言葉は、彼女の言い放った言葉を元にした言葉】
【それが、狂気に身を任せ、己の気の向くままに行動してきた彼女に、今、一番相応しい言葉だと感じたからだ】

【止めはシルヴァーグが行ってくれるみたいだし、死体を斬る趣味はない】
【くるり、と背を向けて、さっきチェルシーが隠れたと思われる物陰の側に青年は行ってみる事にした】
【生きているであろう事は解っているが、矢張り、心の隅に不安が残っているのだ】
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/01(水) 00:47:11.25 ID:YzuwLLDHo
>>432


……、…それ、本気で言ってるんですか?


【――、アーディンの言葉を聞いて、森島は今日始めて、『怒り』の感情を覗かせた】
【顎に当てていた手を膝に突き、其の真っ直ぐな双眸を彼に向ける】


――……死んだ人間は、確かに戻りません。

でも……、リイロさんは、まだ死んでない。
だからファルガさんも、シュバルツに従わざるを得ないんです。
――、まだ、元に戻れる可能性は…、…其れが限り無く小さくても、有る。

『知らないならそれに越した事は無い』なんて、そんなの勝手ですよ。
何か出来る知れないのに、其のチャンスすら知らない方が……酷いです。
レイドさんも馬鹿だ。 ――植物状態になった時点で諦めるなんて、逃げてる。


【――青年は其処で、一度言葉を切って。 唇を噛み。】



――、―家族≠ノも見放されるなんて、リイロさんが可哀想です。



【……其れから、少しだけ沈黙を貫いて】
【再び口を開いた時には、『怒り』の色は双眸から消え去っており】


…、…判りました。 其の辺りは、直接訊くのが良さそうですね。
目的が何にしろ、僕たちのする事に変わりは有りませんし――、ね。


……じゃあ、今日はこの辺りにしておきましょうか。


【「僕は泊めて貰う事にします」――そう告げて、椅子から立ち上がる森島】
【外までアーディンを送る積もりだろうか、立て付けの悪い扉を開けて――】


【――、―其の背中は、頼り無いような、確りとしている様な。マージナル。】


/では、この辺りで!お疲れ様でしたー!
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/01(水) 00:53:05.12 ID:8f0enk2Y0
>>433

―――やや、そこまでやんなくってもぉぉ〜〜〜!!

【揺れるポシェット、ピンバッジを月光に閃かせ】
【血の透けた色の眸と、青白く映える白皙を宿した少女は】
【そのイメージのまま――脱兎の如く、去っていく】

 【少しの間。カイは、体が「軽くなる」感覚を覚えたかも知れない】
 【魂を引っ張る重力の枷が、わずかに緩んだような―――】

【しかしその体感も、吹けば飛ぶような不確かなもの】
【「其れ」と別れを告げた頃には、二人は何時の間にか宿の前に居た】
【精確には、ちょうど建物の影になる所に】

 【窓越しに見えるカントリー調のロビーの内装は】
 【そこまで高価なものでも無さそうだけど、それなりに瀟洒であり】
 【何よりお誂え向きなことに――周囲に、人は居ない】

……はぁはぁ、はぁ。
なんでこんなに疲れてるんだろ、アタシ

取り敢えず、ホータイ全部とってくれないカナ?
だってサ、このままじゃ永遠にどこ行ってもあのザマだし――

少し身なり整えてくれないと本ッ気でコーカイしそーだよっ
アンタみたいなのを、『お兄ちゃん』って呼んだこと!!

「うむ………マスターの言語は、今は無視して頂いても構いませんが
 それでも、今の姿のままは良いとは言えませんな。
 申し訳ないが、私からもお願いしますぞ」

【心なしか、ベンヌの声に温もりが無いのは気のせいだろうか】
【迫真の名演技は、裏をかえせば真の凶気に迫ること――】

【さて。壁に背を預けて休む史音は、ぷいとそっぽを向いて】
【未だ赤らんだ頬と、手に残る人肌の残り香を隠そうとしていた】
【ひとりで全て剥がすのは、なかなか難儀しそうとも見れるのだけど】
【――果たして、包帯取りを手伝ってくれるのだろうか】
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/01(水) 00:54:31.48 ID:ry/PUkg7o
>>435

【嫌な音と、嫌な感触。それら2つが、きっとシルヴァーグには伝わって】

…………死にたく……………………────、─────

【最後まで自分本位の言葉を残して、息絶えた】
【その後、セリアの死体から黒い靄のような何かが飛び出し、スーっと消滅】
【絶望を周囲に振りまいた彼女は、絶望と共に死んだ】

【後に残ったのは、血溜まりと生首と胴体と。路地裏によくある、平凡な光景だけで】


【セリア────死亡】


>>435>>436

「………………。」

【セリアの死亡によって邪魔な壁は既に消えており】
【青年が行くまでもなく、チェルシーは先に物陰から出てきた】
【浮かない表情で、二人の方へと近づいていき】

「…………ごめん、なさい……。」

【少女が最初に発したのは、二人への、謝罪の言葉であった】
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/01(水) 01:02:33.05 ID:SC8+fmnt0
>>437

――――お前の言いたい事も分かる
だが…………俺は本気だ…………

【森島の怒り、非難――――その言葉を受けてなお、アーディンは表情に揺らぎを見せなかった】

確かにリイロはまだ死んでいない……が、『それだけ』だ…………
絶望的状況下にあると言う事は、もう疑い様がない…………
それに、『助ける』と言うが、具体的にどうすれば『助け』になるのだ?
――――限りなく、分の悪い勝負に挑む事になる…………そうなれば、あるいは全てを失う可能性も、あるのだぞ……?

――――これは俺の判断だ。現実として『助ける』事が出来る筋道――『光』を現実に見るまでは…………その可能性にすがるべきではない

【どうやれば、リイロを『助ける』事が出来るのか――――可能性を見出すことなく「助けられるかもしれない」と言う、不確かな思いだけで行動するべきではないと、アーディンは口にする】
【身柄は暴蜂に確保され、その体にはシュバルツの意に反すれば即座に絶命に至らせる為の爆弾を仕込まれ、更に生物としてリイロとファルガは一体化させられている】
【これらの問題をクリアする道筋を、同時に示す事が出来なければ】
【――――リイロが生きていると言う情報は、レイドにいたずらな絶望を、あるいは半端なぬか喜びを与えるだけだろう】
【そしてもし、ぬか喜びが絶望へと反転すれば――――関わった者全てが、不幸な結末を避けられなくなってしまう】
【――――それを避けるために、アーディンは敢えてこの情報を、封じる方向へと動いたのだ】

…………森島
重ねて言うが……気をつけてな…………
『Justice』への攻撃も、近いうちに現実になるかもしれん…………

【パイプを仕舞い込むと、アーディンは椅子から立ち上がる】
【これでようやく、先の潜入作戦の成果を全て吸い上げる事が出来た。しかし同時に、いくつかの問題も見えてくる】
【暴蜂の次なる動きは、間違いなく『風霊統主の城』への攻撃の実行だろう】
【そこに対し、自分は介入する余地が、果たしてあるのか――――】

【惑いながらも、アーディンは森島の見送りを受けて、夜へと歩き去っていく】
【――――夕闇に『暗中模索』となっている自分たちの境遇を重ね合わせながら】
【――――そして、仲間たちの運命が、この闇の様に暗いもので終わらない様に祈りながら】

/乙でしたー!
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/06/01(水) 01:03:50.48 ID:e3O9Y5HAO
>>439

………

【人を殺した、悪人とは言え、確かに私が殺した】
【死体を見るのには慣れているが、作るのは初めてだ】
【気分は、あまり良くないが、今は、無理にでも喜ぼう】

これで……良かったんだよな

【剣先についた血を払い、鞘に戻した】
【悔やんでも仕方がないけど、他に方法は無かったのか】

>>436 >>439

【兎に角、チェルシーが無事で良かった】
【これで、あの子は縛られずに生きていける】

……謝らなくていいよ、チェルシーは悪くない

【本当に?なんて考える自分が嫌になる】
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/01(水) 01:13:01.13 ID:6Z46e9XAO
>>439

【終わった、と、息を吐く】
【死体は放っておいても鴉が処分してくれるだろうし、問題は無い、と思う】

【そして、謝罪をする少女の姿を見て、呆れたように息を吐いて】

やれやれ……君は一体何を言ってるんだか、助けたいと言ったのは他ならぬ僕達だ。
謝る事も、罪を感じる事も無い、チェルシーは悪くないんだから。

…………もう自由だよ、チェルシー。

>>441

アイツを放っておいたら、きっと、チェルシーと同じような思いをする子がまた作られたと思う。
暇潰しをするのに丁度良い玩具として、ね。

だから、これで良かった、そう思う事にしよう。

【そう、今は――――喜ぶ時間の筈なんだから】
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/01(水) 01:17:16.60 ID:ry/PUkg7o
>>441>>442

……違う、の……………。

…………どうあろう、と。
シルヴァーグに、殺させちゃったし……。

【近づくと、シルヴァーグに抱きつこうとして】
【成功したならば、そのまま胸部に顔を埋めようとして】

それだけじゃ……なくて……。

…………ごめん、なさい……。
爆弾がないなんて……確証は、無かった……っ

でも……、でも────
アイツが二人を巻き込もうとしてるのを見たら──勝手に、身体が動いちゃってっ……!

【つまりあの銃撃は、一歩間違えば言葉の通り自殺行為だったと】
【結果オーライではあったものの、少女の声は震えている】

【しかし、感情旺盛になったという意味では、】
【身体が勝手に動いたというのは、良いことではないだろうか?】

【それにこれで──少女を縛っていた鎖は無くなったのだ】
【もう、嫌で嫌で堪らなかった殺人を無理に強要されることもない】
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/06/01(水) 01:27:27.26 ID:e3O9Y5HAO
>>442 >>443

(そうだよな……今は、喜ばなきゃ)
っと……

【チェルシーからこういう事をしてくるとは思わず、少し驚いたが】
【胸に顔を埋めるチェルシーの頭に軽く手を置いた】

……ありがと、心配してくれて
もう、過ぎた事だから、忘れよう、もう終わったんだ
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/01(水) 01:31:21.95 ID:UQ2an5oSO
>>438
【ふわり。正体不明の浮翌遊感に身を任せ、心地よさげに目を細め】
【宙を舞いかけたソフト帽を空いた片手で掴み取れば、彼はそのまま、宿屋前へと運ばれて】

いやはや、助かったぁ……ありがとねー、史音ちゃん。

【等と苦笑を浮かべつ、常のへらへらした口調で悪びれもせず宣うだろう。全く、この男は――】

【度し難いというか何と言うか、である。それでも、一応人並みの羞恥心はあるのか】
【きょろきょろと辺りを見回し、人気が無いのを確認してほっと一息。包帯に手を掛けて】


あ、うん。……御免ねー、流石にあそこまで驚かれるとは、思わなくって……。
よくよく考えてみたら季節外れのハロウィン・パーティみたいな格好だし、何故に取らなかったかなぁ、俺。

こんなコトならあの時路地裏を――あ、でもそれだったら史音ちゃんと行き会わなかったし、ま、いっか!

【相も変わらずな抜けた科白を並べて、わりかし早いペースで解き始めた】
【「あーれー」なんて吐かしつつ、くるくるとスムーズに両腕から肩までを解き終えながら】


…………ってな訳にも行かないよねぇ。迷惑かけちゃった、かなー。
出来るコトならば汚名……じゃなかった。名誉挽回したいとこだし、ちょっと真面目に――

あ、絡まった。やっば、コレどうしよ切ろうかなぁ……。

【ばつが悪そうに眉を寄せて口角を下げ、しょんぼり。弾むテンションと声のトーンを、僅かに下げて】
【或いは、やや硬質な冷たさを帯びたベンヌの声が、違う意味で効を奏したか】
【二人に窘められた通り、TPOに見合った態度を取る。と、思いきややっぱり締まらずに】

【右の手袋を口に銜えて、んむー、とか唸りつつ思案顔】
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/01(水) 01:31:33.71 ID:6Z46e9XAO
>>443

解った、じゃあ、その謝罪の言葉は受け取っておく事にするよ。
その代わり、僕からも一言だけ、言わせて貰っても良いかな。

ありがとう、チェルシー。

きっとあのままだったら、僕達は上手く動く事が出来なかった。
それで、結局彼方側のペースに呑まれて、不利を強いられたんだと思う。
君が切っ掛けを作ってくれた御陰で隙が出来て、僕もシルヴァーグも、五体満足で帰れたんだ。

【だから、そんな顔をしないでほしかった】
【間違いなく、チェルシーは自分達を救ってくれたんだから】
【比喩でも何でもなく、衝動に突き動かされた結果とは言え、命を掛けて助けようとしてくれた】
【そんな事をしてくれた少女を責める事なんて、出来る筈がなかった】

>>444

ん、今はそうするべきだと思うよ、少なくとも僕はね。
と言うか、チェルシーに抱きつかれている状態なのに不幸な顔をしていたら罰が当たると思うんだ―――!!

【こんな時に何を馬鹿な事を言っているんだろうか、この青年は】
【だが、それでも一応、この青年なりに考えた結果の行動だ】
【一つの苦しみが終わったのなら、こうやって馬鹿な事を言って、笑う位で丁度良いのではないか、と】
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/01(水) 01:45:23.27 ID:ry/PUkg7o
>>444

…………うん……。
そう言って、くれるなら……。

【少し経つと、シルヴァーグから離れて】

【心なしか、目が潤んでいるような】
【シルヴァーグの服の一部分が、何か濡れているような】
【ついでに、ずっと閉じきっていた右目が開いているような───】

【それは常に無表情である少女にとって、"人生初めて"の涙】
【しかし初めては、これだけでは終わらず】

じゃあ…………私こそ……──

────ありがとう、カレル、シルヴァーグっ!

【感謝の気持ちを告げながら、少女が浮かべているのは】
【人生始めての、本当の笑顔で】
【心から浮かべた、ニッコリとした満面の笑み】
【どう感じるかは、人それぞれだろうが──それは、子どもらしいものであった】


……………帰ろ?

【しかしまあ、慣れない笑顔はそんなに長く続かず。直ぐにいつもの無表情に戻ってしまい】
【服の袖で潤んだ瞳を軽く拭うと、歩き出す。陰鬱とした路地裏から、外に向けて───】
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/06/01(水) 01:55:47.19 ID:e3O9Y5HAO
>>446

……なぁカレル、お前ってそう言うキャラだったか?
言動が普段とあまりに違いすぎて流石にどうかと思うぞ

【※あなたが知らないだけです】
【と言っても、気を紛らわすには丁度良かった】

>>447

(可愛いな、畜生)
……どういたしまして、チェルシー

【彼女の抱いた感想はそれだった、非常に分かりやすい】
【初めて会った時より数倍可愛くなったと思う】

うん、じゃあ、そうしよっか

【そう言って並んで路地裏の外へ向かう】

【これで良かった、良かったんだ】
【チェルシーが救われたのなら、これで】
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/01(水) 02:02:15.26 ID:xRPW/Ezwo
【AM-02:00/昼の国、空港】

【黒煙が上がっていた。場所は滑走路、管制塔、ターミナル内など、複数。】
【所々では黒ヘルメットに黒コート、という姿の者たちが右往左往していて】
【どうやら、襲撃だろうか。随分と物騒だ、なにせ、巨大な飛空艇が燃えているのだから。】


【ゲート。検問を兼ねた入り口に、特別人が集まっていた】

【目立つのは蒼い軍服を着た褐色肌の女性で、服には所々赤い染みが見え】
【またそれと対峙するように、小銃を持った戦闘員が隊列を組んでいて】

 『支部長……なんでまたこんな、っ………ようやくここまで来たんじゃないですか!』
 『ここを引き継いで、戦争やって、正義名乗って、曲がってようが一本道で来たッ!』
 『なのに、なんで……どうしてこんな事するんですッ、ガルニエ支部ちょ――――』

【一人、戦闘員が倒れた。ヘルメットを突き破って、その頭には薄暗い、光の槍が刺さっていて】
【ああまた一人。それまた一人。三人、十人。銃を構えるだけ、撃つことも出来ずに薙ぎ倒される】

【どうしたことだろうか、辺りには暗い光と魔翌力が漂っていた。】
【保有者、とでも言うべきか。どうやらかの支部長はそれのようで、ニコリとした笑みが輝かしい】
【右目には傷を、左腕は半ばまでを失い、蒼を朱に染め、右掌などはナイフが突き刺さっているというのに】

 うるさいな、貴様ら。散々教えただろう、話す暇があったら狙いをつけて引き金を引け
 練習のための練習じゃない、実戦のための練習だ。出来ないヤツは死んで道理、文句有るまい
 
 ……あぁでもそうか。もう辞めだ、私の命令は今後一切聞かんでいいぞ

【そして爆音。真貂と名付けられていた、機関最大の空戦兵器が爆砕する】
【櫻の国戦線の微細な動向から戻った折にコレで、積荷や乗組員の大半は運命を共にしたと言えるだろう。】

【“卵”の魔翌力を振りまく女性は、それを背景にして歩き去る】
【残されたのは焔に煙に死骸。生き残ったものも多いが、死傷者も数えきれなかった。】
【かくして、唐突ながら戦人ガルニエは機関を去った。その行動の理由こそ、不明だが】
【彼女は一切の権利や金銭を放棄し、割譲。以降、昼の国は当主不在の合議制へと移行することになる。】

【尚、殆ど時を同じくしてデータベースに一件の更新が確認される】
【機関員であれば、そちらを見るほうが良いかもしれない。最も、それでも詳しくは分からないが。】

/絡み不要です。
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/01(水) 02:04:45.04 ID:6Z46e9XAO
>>447

うん、帰ろうか、無理にこんな場所に居る必要は無いし、今はゆっくり休まないと。
今日は、何も気にせずに安心して眠れる気がするよ。

【涙と、笑顔、今までの少女からは決して見れなかったもの】
【何かを目当てにして助けた訳ではないけれど、助けて良かった、頑張って良かったと、そう思わせられてしまう】
【そんな事を考えていたら、不意に、思い出した事が一つ】

っと、そうだ、全部終わったら、チェルシーに聞いてみたい事が有ったんだ。

【そう言って、チェルシーの方に視線をやって、青年は口を開く】

ねえ、チェルシー、余計なお世話かもしれないけど、取り敢えず言わせてほしいんだ。
もしも、君に帰る場所が無いのなら、君の行きたい場所が特にないのなら。

僕の所に、来てみない?

【そう、言った】

【当然『これで無感情ロリゲットだぜフゥハハハァー!』なんて邪な考えではなくて】
【自由を手にした少女に行く宛が無いのなら、少しだけでも知ってほしい】
【誰かと一緒に食事を取ったり、家に帰った時におかえりと言って貰えたりする事の良さを】

【そんな、相変わらずの御節介な考えから、生まれた発言だった】
【当然、行く場所があるのならそれが一番良いし、自分の側が嫌だと思うなら、無理強いしようとは思わない】

【もう、彼女は自由なのだから】

>>448

ん、昔から僕はあまり変わっていないと思うよ。
ただ、ちょっと雰囲気が重かったし、この位で良いかなー、なんて思っただけさ。

【そう言って、青年も裏路地から抜ける方向へと、一緒に歩いていく】
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/01(水) 02:12:34.60 ID:ry/PUkg7o
>>448>>450

……カレルの、家に?
…………そうね………………。

洗濯物別にして、部屋も別で、
三食お小遣い付き冷暖房完備……なら、いいけど。

【        】

【──嫌な面まで、子供になってしまっていた】

…………もし、無理なら。
私……シルヴァーグの、家に行く。

【テクテクテクと歩きながら、心なしかシルヴァーグの方に寄って】
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/06/01(水) 02:20:46.18 ID:e3O9Y5HAO
>>450

話が随分急だな、それ
(色々大丈夫だろうか、それ)

【男女二人が一つ屋根の下、不安である】
【かなーり不安である、うん】

……まぁ、あれだ、うん、そう言う事もあるよな、カレル

【住みたくない、と言ってる様な物と思う】


>>451

って私の家か?……無理じゃないが、止めといた方がいい、色々と

【止める理由は抽象的にしか言わないが】
【色々あるんだろう、色々と】
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/01(水) 02:23:10.48 ID:6Z46e9XAO
>>451

うん、言いたい事は理解出来る。
同じ部屋なんて論外だし、洗濯物を一緒にするのもおかしいからね。
最近の夏は気温がおかしいから空調が欲しいのも当たり前だろう。
『家に来い』なんて言っておいて食事を与えないような真似はしないし、アルバイトとかは年齢の関係で仕方ないからね、全部解るし、もし来るのならそれで構わないけれど。
最初からその位はするつもりだったけれど、ね。

あの、嫌なら嫌って、言ってくれて良いんだよ……?

【しょぼん、と、明らかに覇気を失う青年】
【何だか、娘に嫌われている父親の気持ちが少しだけ理解出来た気がした】

>>452

あのさ、シルヴァーグ。
まさか僕が、チェルシーに手を出すような真似をするとでも思ってるの?

【ぎろ、と、睨みつける青年、心なしか涙目に見えない事も無い】
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/01(水) 02:31:06.98 ID:ry/PUkg7o
>>452>>453

……別に、嫌じゃない。
私一人じゃ、生活するのも厳しいから……。

【今まで、路地裏に落ちている財布を拾うお仕事(仮)をしていた少女】
【まともな生活を送れるのであったら、万々歳である】

…………シルヴァーグのほうがいいけど、やめといた方がいいなら仕方ない。

【一言多いが】
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/06/01(水) 02:36:58.14 ID:e3O9Y5HAO
>>453 >>454

いや、大丈夫だ、今のところは、そう言うのはない
(言動その他が少し危ない様な気もするが)

【内心はこんな感じ、でもやっぱり不安】

うん、ごめんな、私の事情で断って

【出来るなら住ませてあげたいが、色々厳しい】
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/01(水) 02:42:51.12 ID:6Z46e9XAO
>>454

うん、なら良かったよ、何か凄く胸に言葉が突き刺さるけれど、気にしないでおく。

【まあ、同性のシルヴァーグの方が気が楽なのは確かだろう】
【決して、自分の所に来る理由は、妥協した結果、ではないと信じたい】
【仕方なく、と、目の前の少女は発言していた気がするけれど、気の所為にしておく】



【さっきまでごめんなさいとか言ってた、優しいチェルシーは何処に消えたのだろう】
【そんな考えが、つい浮かんだ】

>>455
“今のところは”っていうのが少し不満だけれど、まあ良いよ、うん……。

【何故自分はこんなに信用が無いのだろうか、と、少しばかり疑問に思う青年だった】
【が、愚痴を言っても仕方がないのは解っているので、それ以上は何も言わない】

……僕の所に来させる羽目になってごめんなさい。
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/01(水) 02:50:09.44 ID:ry/PUkg7o
>>455>>456

……いや、シルヴァーグは悪くない。

そろそろ眠くなってきたから……早く、帰ろ?

【異性とか同性とか関係なく】
【「カレルはちょっと変だから」が理由だと口にしたら、カレルはどんな反応を見せてくれるのだろうか】
【最も、口にはしないのだけれど】

…………もう一度だけ、言うけど。
二人とも、ありがとう…………。

【今度は無表情のままで、二人に向かってお礼をして】

【イチゴ味の飴をポケットから取り出し、包みを剥がして中身を口の中に放り込むと】
【帰り道も知らないのに、適当な方向に歩き出す───】
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/06/01(水) 02:57:15.95 ID:e3O9Y5HAO
>>456 >>457

まぁ、うん、何とかなるさ、多分

【思っている以上に、案外楽な物であってほしい】

ん、どういたしまして、私もそろそろ帰るよ

【今日の事は忘れよう、過ぎた事だ、悔やんでも仕方がない】

二人とも無茶しない様にな、じゃあまたいつか

【そう言って彼女も、帰路につく事にした】


/ 眠気リミットっ、今日はお疲れ様したー!
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/01(水) 02:59:45.43 ID:6Z46e9XAO
>>457>>458

解った、じゃあ帰ろ―――って、待って、僕の家は彼方側だから、そっちじゃないから。

【きっと、言われたら、何処かの隅で暫く体育座りをするのだろう】
【少なくとも、何か妙なアクションを起こす事は間違いない】

どういたしまして、だね。
しかし、本当に長かったけど、こうして終われて良かったよ……。

じゃ、またね、シルヴァーグ。

【なんて、感慨に浸りながら、チェルシーを追いかけて走り出す】
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/01(水) 03:08:16.98 ID:ry/PUkg7o
>>458>>459

……またね、シルヴァーグ…………。

【去っていく彼女の背中を見送って】

……──こっち?

【きちんと正しい側に方向転換すると、初めての帰路につくのであった──】


───……Luminous、Vista?

【ふと首に触れると、首を構成している水晶が元の肌に戻っていく】
【自分の意志では決して解除できなかったこの能力】
【今になって元に戻ったのは、少女の能力──《 Luminous、Vista 》が、失くなったから】
【そして能力が失くなったのは、「精神的な変化」が原因であるのだが】

【笑って、泣いて、精神的にも変わって、鎖からも解き放たれて】

【この日少女は名実ともに、人形から"人"になれたのだろう────】


/ではお二方、お疲れさまでした!
/強引な進行があったり、拙い点も多かったですが、ありがとうございました。
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/01(水) 04:39:19.88 ID:6Z46e9XAO
>>460

うん、こっち側、そう距離は無いから、直ぐに着くと思うよ。
そうしたら、一つ使える部屋があるからさ、まずは休んで、そうしたら部屋の整理から始めないとね。

【少女の首を覆っていた水晶、確か自分で水晶化させたと言っていたものだったか】
【それが、見事に消えて無くなっている事に驚いたけれど、戦いから離れられたからか、と感じて、少し嬉しくなって】

【そんなこんなやっているうちに、青年と少女は家に辿り着く】
【きっと部屋を使えるようにしたら、青年も自室に戻り直ぐに寝てしまうのだろう】



//あれ、最後のレスが反映されてなかった
//取り敢えず書き直して、再投下だけして……おやすみなさい
//今日は楽しかったです、ありがとうございました
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/01(水) 18:12:42.71 ID:8f0enk2Y0
>>445

……アンタ、ほんっとに後先考えないわねー!
あれで多少なりとも驚かないやつ、居るわけ無いじゃないっ!!

あーっ、でも…………、
アタシの、起死回生の奇策をわかってくれた事は評価したげる

「(マスターに“後先を考えない”などと評価された日には、もう――)
 (いや、私は何も言いますまい……。)」

【甲高い少女の声は、刺々しさを帯びて一層鼓膜を掻き乱す】
【夜の屋外であることなど念頭には無く、噛み付くように言葉を紡ぎ】
【ほんのひととき向けた眸はあからさまな侮蔑を浮かべていた】
【――猫が引っ掻くみたいな、可愛らしいものでも】

 【言葉遣いによって、空虚な優位を示すけども】
 【それは甘みを溶かした言葉への照れ隠しかも知れぬ】
 【建物の影、うつむき加減に目を泳がせ―――】

【しかし、何時までも進渉の見られぬ包帯外しの作業に】
【――せっかちな少女は15秒ほどで痺れを切らし】

ぅ、ぅー……。

挽回ってコトバはねー、実績見せたやつが言うことなのっ!!

【某巨人軍の総司令(余談だが彼も大佐殿である)じみたフレーズ】
【それを、大音量で喚き散らして――向き直る】
【見れば。その右拳はぎっちりと握りこまれていて】

   
    ――あやねぇぇぇぇーーッ=I!


        ――――……、……、………スぅぅぅーパーぱぁぁぁぁぁぁぁんッち=I!!


【――何秒か考えて「それかよ」な、残念さを纏いながら】
【ソフト帽への配慮も零に、カイの頬に右ストレートを決めようとするだろう】

【所詮は子供の、前振り全開なパンチ】
【さっと身を翻せば、柔良く制する事は難しく無い】
【そして、これが当たる当たらないに関わらず】

「な、何たる狼藉――。
 物事には限度というものがありますぞ、マ」良いのよ、こーゆー大人は修正しないと!!

さーぁ、取れば良いんでしょ、取れば!
ナイフの持ち合わせが無いから……荒っぽいけどサ!!

「そしてマスター、衛生とカイ殿の安全面を考えますとな。
 宿からナイフ――いや、鋏で充分でありますか。それを……」

「…………手も足も出ません、か。」

【おろおろしたベンヌの声に開き直りつつも】
【カイの体中の包帯を、強引に剥がそうとして行くだろう】
【身長の差が酷いので。時折「しゃがめ」など、ぴしゃりと言い放ち】
【どうしても届かない所には――「噛み千切れば?」、なんて】

//寝落ちゴメンナサイ ただいまレスしました
//舞台裏の>>89らへんに、事務連絡がありましまし
//続けるかどうか、選んで頂きたく思います
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/01(水) 19:10:54.23 ID:PI8jUr0bo
【公園】

……ふむ、事態は中々に困窮しているわけだが
それを解決する手立ては今の私には存在しない

【ベンチに腰掛け、己が掌を見つめる小柄な人影】
【漆黒に近い艶やかな黒い髪を短く切り揃えた、ボブカットの少女だ】
【艶めいていながら鋭い弁柄色の双眸は彼女の顔に瀟洒な印象を与えこそするも】
【髪と相対する様な純白のワンピースは実年齢より低めな身長や一見ひ弱な体躯を隠すことは無い】
【キシリ―――軋む様な音を立てるのはその肩から指先に至るまでを覆うそれ。嫌でも目立つ、その双眸にも鮮やかな血の色にも似た猩々緋の色をした手甲である】

【手甲の上には細い紐を通された六文銭が在り】
【つまるところ、それが少女の全財産で―――――】

……そうだ、路地裏に行こう

【―――拳をギュッと握りしめて、呟いた】
【仄かな犯罪の香り】
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/01(水) 19:27:53.33 ID:UQ2an5oSO
>>462


   でも……ほ、ほら、さ?病院ではこれといって驚かれなかったし――――、……。


       【  当 た り 前 だ  】


いや、詭弁にもならないんだけどね?なんてーかその、あはは、ははははは……。

【――とまあ、このように。彼は歳不相応に頼りなさげな声と仕種で、振る舞うばかり】
【平伏とは行かぬまでもそれに準ずる、吹けば飛ぶよな態度。それは】
【彼女を猫とするならば或いは猫じゃらしにも似て、その攻撃性を煽るのかもしれず――】

――あ、うんっ!アレには驚いたかなぁ、俺じゃ一寸思いつかなかった、かも。
でもでも、即興でそういうのに合わせるのは、わりかし得意な方だって自負しててねー?

【なんて、今更のように誉めそやしてはみたものの。諸行無常、という言葉の通り】
【柳に風の物腰で、そう何時までも受け流しては居られない】
【けれども彼は、俯く少女の表情や内心を推し量りフォローを入れるでも無ければ】
【快刀乱麻、包帯をばっさり断ち切って、この雁字搦めな状況を脱するでもなく】

【悪戦、苦闘。よほど集中していたのだろう、あーともうーとも付かない唸り声を零し】

【ややあって気付いた頃には、もう遅い。視線を上げれば、その時には】
【かわいらしい紅葉の掌が、握り拳を作ってそこにある――――】


……――ちょ、わふっ!!

【台風一過。痩せた枝垂れ柳が、根こそぎ地面から引っこ抜かれた】
【そのまま大きくよろめいて、たたらを踏んで何歩か後退】
【「これが若さか……!」と、独りごちつつ態勢を立て直せば】

わ、史音ちゃ――っ!?痛い痛いいたい、ちょっコレ割と洒落にならな……!!

【全くベンヌの呟きの通りに、為す術なくあれよあれよと剥かれて(包帯を)ゆく】
【言葉に反して無抵抗なのは、屈まなければもっと痛いと解っているからか】
【まさか性癖、という事は無いと信じたいが――ともあれ、暫くすれば何時ものスーツ姿に戻るだろう】
//只今戻りましたっ、寧ろ遅くまで無理させてしまって申し訳ないのは此方です……!
//とりあえず返レスしておきます、可能ならば是非に続けさせて頂きたくー!
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/01(水) 19:31:39.59 ID:1lRcbcYV0
>>463

はァ―…無力感が半端じゃねェな…

【同じ公園の別のベンチにて頭を垂らしている少年】
【周囲を焼き焦がすかのような真っ赤な短髪】
【それに相応するかのような深い漆黒の双眸】

【未熟といえるであろうか、幼さが顔にまだ残る少年】
【大人になれば恐らく精悍な青年に成りそうな、整った顔をしている】

【赤い、いや真紅に近いほど鮮やかな羽織を着ており、見る者を安心させる。が】
【反発するかのように右手には付けられた無骨な手甲があり】

【その拳部分には決して拭えない黒ずんだ血痕がこびり付いていた】

これが…実力不足ってやつだよな、はァ…

【力なく右拳を握りしめる】
【脆く、儚い小さな腕だが、そこには十二分の“力”は存在していた】

――…あそこの奴、路地裏に行くみてェだな…?

暇だし、軽く着いていくかァ

【ゆっくりと立ちあがり、少女から些か離れた位置にて】
【その背中を追っていく】

【恐らく相手が路地裏に入るのを待っているのだろう】
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/01(水) 19:45:11.63 ID:Xk+QII7Do
【火の国】

【郊外。都市部からやや離れ、人気のそう多くない町外れ】
【意図的に音を殺した気配の群れが蠢いていた】

──ふむ。ここも外れですか
仕方ありません、他をあたりましょう

処理班の方々、後はよろしくお願いしますぞ

【一人の男が、眼鏡のずれを中指で直しながら言った】

【きっちりと七三に分けられた黒髪。柔和な黒い瞳】
【糊の効いた黒いスーツに、鈍い艶を帯びた黒の革靴】
【ある一点さえ除けば、その風貌は『サラリーマン』の一言で形容できた】

【──男は、右手に血塗れの刀を持っていた】

『Roger, Wilco(了解、仰せのままに)』

【そんな男の指示を受けて、別の気配たちが動き出す】

【数にして四、五人程度だが、その者らの動きはよく訓練された機敏さを持っていた】
【身に纏っているのは、ガスマスクのような鉄の覆面と、鎧じみた漆黒の強化装甲服】
【──背負った通信機器や銃器の合間から、カノッサの紋章が僅かに覗いていた】

【その人間味に欠けた装甲集団は、サラリーマンの周囲に倒れ伏す人間たちを、】
【大きな黒い袋で速やかに包み込むと、近くに停まった中型車の中へ運んでいく】
【地面にはまだ血痕が残っていたが、彼らが何かの特殊な液を吹きかけると、血の跡は全て溶けるように消えた】

はてはて、どこにいるのでしょうな──『天才魔術師』さんは

【「──まあ、気長に探しましょう。今日はもうお腹が空きました」】
【白いハンカチで刀の血糊を拭き取りながら、サラリーマンが呟く】
【全く返り血も浴びていないその男の顔は、穏やかな笑みで固定されていた】

【──不穏な空気だった。恐らくは、人に見られてはならない類の現場】
【もっとも、どこかに目撃者が潜んでいたとしても、不思議なことではないだろうが──】
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/01(水) 19:45:53.90 ID:PI8jUr0bo
>>465

【少年に目をくれる事も無く】
【まずはベンチから立ち上がって街へ向かう】

んー、安定した収入が見込めるなら贅沢の一つでもしたいところなんだがな
今回は見るだけで満足しようじゃないか

【想った事を其の儘口に出す質なのか、そんな事を言いながら街を歩く】
【ガラス越しに眺めるのは甘味だったりサンドバックだったり人形だったり統一性は無く、また歩む速度を緩める事も無い】

【ふらり、ふらり】
【見た目通りの少女≠轤オく。目に映るものに興味を示しては目移りし】

【そうして漸く、路地裏へと踏み込んで】

【くるり、路地裏に入ってすぐのところで振り返って】
【まるで少年を待つかのように、立っている】
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/01(水) 19:54:31.72 ID:8f0enk2Y0
>>464

 【振り抜いた拳に焼き付いた、ともすれば苦しい痺れに】
 【――にまり。不敵な笑みを浮かべた】

【喰らい付いたら離さない、骨が折れようと情け無用】
【皮ごと包帯の接着を捲るような、酷いスタイルだけども】
【抵抗が無いなら、それは然程時を経ずして終わる】
【極めて薄い刃のような月は、まだ少しも傾いてはおらず――】

ふー、無駄なてーこーをしないから助かった!
荒っぽい真似は得意だけどサ、治療費払えって言われたら――ヤ、だし。

【すると。由緒ある生まれの者らしからぬガメツイ言の葉を零し】
【彼女はこれ見よがしに溜息をつく―――】

【少し経てば、顔を合わせず壁に寄りかかる姿勢に戻り】
【かさねた両手を枕がわりに後頭へと宛てがった】

それでっと……。
取り敢えず、もう街歩いても恥ずかしくないんじゃないカナ?

「うむ、目立った外傷も――、少なくとも、新しいものは無く。
 しかしマスター、これで帰れと申すのは余りに無作法であります。
 せめて、誠意のひとつでも示し遊ばすが良いでしょうな……?」

うるさいっ、むしろ感謝されるのはアタシのほーよ!
あのまんま居たら、絶対カイお兄ちゃん捕まってたもん、制服の人に……


【ベンヌの忠言も、いつも通りに突っ撥ねて】
【カイにさらなる追撃。傷口を醤油で消毒するような真似に】
【――出ようとした時、ふと】


 て、「おに、い……」 ……「ちゃん」?

【勢いで行動する彼女に慣性が牙を剥く】
【――ボイラーを口に含んだように、赤く赤く燃え上がるほほ】


   ……………、……―――ぅ、。、……がぁぁぁぁーっっ!!


【理性を一時的に喪失した彼女に、残された手はない】
【吠えながら――塵埃にも土にも構わず、彼女はその場で転がり始める】
【まるで、狂った団子虫か何かのように】

【――少女の細い指、その中心に据えられた『煌き』が』
【「お助け下さい」と、無心に声をあげた】

//うぎゃー、発見が遅れましたゴメンナサイ
//そちら様がOKなら、喜んで承ります!
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/01(水) 19:56:06.68 ID:1lRcbcYV0
>>467

ほォ―…ようやく動き出したか

【そのまま少女の思惑?には気付かず】
【少しずつ少女との距離を詰めていく】

【相手の少女が興味を示したものを後から追うような形で進んでいき】
【おなかがすいていたのか、いつの間にか左手にクレープの様なものがあった】

遂にか、そこどういうところか分かってんのかなァ?

【はぁ、と軽く溜息をつき、少女の姿が見えなくなったところで中に入っていく】
【近くに少女がいることに、まだ気づいては居ない】
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/01(水) 19:57:32.49 ID:hlgstF76o
【 どこかの酒場。粗暴な輩の数多いその場所は、怒号や酒瓶の割れる音が絶えず響く。 】
【 からんと軽快な音を立ててドアが開けば、そら挨拶とでも言わんばかりに酒瓶が飛び  】
【 飛来物をかわし、掛けられる野次やら唾やらを避けて、奥の席にどさりと腰掛けたのは 】


 おい、何か酒。美味いやつ。


                     「あー?ドブ水が飲みてえってか?」 

                  『ギャッハハハ!傑作だなオイ!』


 …話にならねー。


【 この場所にそぐわぬ身綺麗な男。上質な黒のコートは、この場で纏うのが惜しまれる程。】
【 腰までに伸ばされた細い銀糸に、安酒と煙草の香りが絡むのも厭わず。           】
【 粗暴な輩の諍いを赤い瞳で暇そうに眺める。首元のφのモチーフが、燈の灯りに黒く輝く 】
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/01(水) 20:07:52.76 ID:KQZZ442do
>>470
【その酒場だが、コートの彼に続いて入ってきたのは、あろうことか14・5の少女だった】
【男と同様飛んでくる飛来物を軽々と避け、店の奥に確固たる足取りで進む】

【ウルフカットの黒髪にこげ茶色のジト目、不機嫌を体現したようなへの字口】
【ノースリーブの上着から伸びた両腕はほどほどに鍛えられているのが、わかるものにはわかる】
【タイトなジーンズに腰周りを隠すほど裾が長いシャツを着込み、若干の蟹股】
【腰周りや胸元の丸みを考慮すれば少女なのだろうけれど、】

【何故かその人物を、少女と言い切りにくい得体の知れない威圧感があった】
【格好は不良少年染みていたけれど、大の男がするかのように若干背を丸め、眠そうな表情】
【荒事にも慣れ親しんだような気配】

【彼が座り込んだ席に対し背を合わせるようにどさりと座り込むと、カウンターに向かって低い声で注文を投げる】

何でもいい、飲み物。

【見た目どおりではないらしい、物怖じどころかあっさりと注文すると】
【テーブルに向かって頬杖を着き、ぼんやりと待つ】
【喧騒がまるで聞こえていないかのように】
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/01(水) 20:09:17.93 ID:0j5FKEr+o
【何処かの市街地】


命令は一つ、やらなきゃならない事は二つ……
こういう時、困るよな。人脈が狭いっていうの……

………ちょっと古臭い手段、使うか

【武装した兵士一人を引き連れた、膝までの白髪の少女が其処に居た】
【白無地のポロシャツは襟のボタンを止めず、その上には≪死獸弌≫の印を刻む袖無しジャケット】
【裾へ向かうにつれて黒から赤のグラデーションを描くズボン、金属補強された戦闘靴】
【両手はズボンのポケットに突っ込まれ、口には煙草を咥えている】

【何やら、思案顔をしていた彼女は、何か思い付いたように立ち止まり】
【兵士に命じて、拡声器のマイクを口元へ運ばせた】


あー、あー………うし、聞こえてるな

カノッサ機関より、この街の住人並びに訪問者に問う
つい先日、カノッサに逆らう組織の構成員が、一人捕らえられた事は知っているか?

世界の風はカノッサに吹いている、才能を埋める事を願わないなら来い
丁度技術者なんか、何人居ても困らないくらいだからな

【拡声器のスピーカーから、一種の騒音として街に響く声】
【その内容は、彼女の所属に加え、今此処に居る目的を知らしめる】
【そして、もう一つ。誰か、こうして特に言うべき価値が有る程の者が】
【機関に捕らえられたという事実を、個人名こそ出さないが宣伝していた】
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/01(水) 20:09:24.83 ID:PI8jUr0bo
>>469

や、初めまして。でいいのかな?

【少年が路地裏に入れば丁度鉢合わせる′`で出迎えて】
【僅かに綻んだ口元は、年相応に幼げ≠セが】
【その対応はいつからかは定かで無いが、少年が着いてきている事を察知していたらしく】

さて、私は此方の世界ではまだ尾行される様な真似はした覚えはないのだけども?
君は何で私を追ったのかな?

 教えて貰えれば、嬉しい かな ?

【綻んだ口元は段々と深く、その本性を現して】
【年齢に不相応な、少々歪な笑みを浮かべて見せた】

/あばば、すいません。ちょっとご飯行ってまいります
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/01(水) 20:22:20.42 ID:hlgstF76o
>>471
【 今し方訪れた面白い来訪者を、横目で見遣り。「こんな場所によく来たな」と、振り向かず声を掛け 】
【 それとほぼ同時、二人の席に酒の入ったグラスが置かれる。 】
【 酒を運んできた男は、ウルフカットのその人物を物珍し気に眺めてから。「一杯、10000」とだけ言ってカウンターへ戻り 】


 ぼったくりじゃねーか、クソが。
 おいあんた、それ飲んだら10だけ席に置いてさっさと帰りな。その年でここに長居すんのは毒だぜ。


【 安酒を口に運びながら、そんな言葉を掛ける。 】
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/01(水) 20:22:53.78 ID:1lRcbcYV0
>>473

うおわぁぁァッ!!!
てっテメェ!!!びっくりさせんじゃねェよ!!

【こちらから追尾し、みつからないように行動したはずなのに】
【全く、ひどい言い様だ】

【少年は少しの間自分の胸を押さえ】
【鼓動が落ち着くのを待った後、少女の問いに答える】

尾行したことについたァ謝る。

別に大きな意味は無かったんだぜ?少々この国の路地裏は怪しいってことを教えてやろォと思っただけさァ

【照れたように右手で頭の後ろを掻く】
【少年は決して嘘を言っているわけではないが、少年にとって本質は其方ではなかった】

【もっとも、その原因は少女ではなく路地裏なのだが】

こっちも一つ質問いいかィ?

アンタの言う“此方の世界”以外の世界について、少々ォ興味があるなァ…

出来れば聞かせていただけるかィ?

【話をそらすように、それでいてそれが本質であるとも言えるように】
【少年は律義、もしくは不相応な仰々しい礼を行う】

【瞬間、この世界における約一万円相当のお札が懐から滑り落ちた】

/いてらーです

476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/01(水) 20:23:02.33 ID:n8JT3+Sho
>>466
//マダイマスカー!?
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/01(水) 20:24:24.34 ID:Xk+QII7Do
>>476
//イルヨー! アソボーアソボーアソbbbbbb
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/01(水) 20:24:34.66 ID:e9I411pHo
>>418

――――2本目の斧が、放たれる。これがどういう意味をもつか、君にはわかるかい?

【斧が女性の手から離れるのを見るや、空中で静止】
【自身に横向きの重力を掛ければ、軌道を変えて避けることもできたのだが】

ぐっ・・・ 《 ザシュッ 》 
                 ・・・っうぁあああああああ!!!

【あろうことか、その斧を再び゛右手で受けた”】
【斧は少女の右腕、肘から下を斬り落として勢いのまま後方へ】
【胴体と乖離した腕は、放物線を描いて地上へと堕ちていく】

――はぁ、はぁ、それと・・・
 ・・・私は゛被重力”と言うモノも与える事が出来る。
どういう事かと言うと、゛何から重力を受けるか”を変えられるのだよ

【全方面への、重力操作。言ってしまえば、念動力みたいなもので】
【それよりタチが悪いのは、相手への゛指定”が出来る事】       ・ ・ ・ ・ ・
【少女の脇を抜け、後方へ抜けて行った手斧は――緩い弧を描き、戻ってくる】
【斧は、相手の女性から重力を受けるようにした。つまり、彼女へ向かって落ちていくと言う事】

・・・丸腰の君に、避けられるかな?

【ぽたり、ぽたりと、腕から滴る雫。それが、迫るタイムリミットを告げていた】

/30分ほど早いですが、此方のほうはいつでもOKなので
/好きな時に返しちゃってくださいー。
/それでは改めてよろしくお願いします
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/01(水) 20:26:31.57 ID:KQZZ442do
>>474
【横目で男を見返すと、少女は気だるげにグラスを取った】

毒も薬もねぇよ、ここには。
そんな分別があるならもう少し静かになるだろ。

【言い返して、煽る。見事な一気】
【音を立ててグラスを置くと、懐から裸の紙幣を取り出して乱暴に置く】
【顔は赤くなっていないけれど、安酒がわかるのか少し目を細めて、落胆の溜息】

大体、見ず知らずのてめぇに奢ってもらうほど落ちぶれちゃいねぇよ。
注文したのは俺だからな。

【気が強いのか、妙な意地を張る】
【その押しの強さで、世の中を渡ってきたと匂わせるかもしれず】
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/01(水) 20:28:31.04 ID:n8JT3+Sho
>>466>>477
【物陰から、その光景を覗く人影が一つ】

――――又、カノッサか。

【そう呟くのは、一人の少女で】
【荒れ狂う火焔そのものを形にしたかの如き腰ほどまで或る真紅の長髪を流し】
【地獄の業火を映すが如く濁り淀む、紅玉の瞳をギラつかせ】
【両腕から背にかけては、焔と刃の意匠を感じさせる文様がびっしりと刻まれている】
【格好は、上半身晒布姿に下半身はデニムと言う物。なんかスタイリッシュ痴女みたいな感じだろうか】
【頭からは、30cm程の角が二本生えていて、もはやその様は、悪鬼の姿だった】

――――オイ、お前ら。

【物陰から、殺気と同時に姿を現し、良く通る声を響かせる】
【その右手には、大きなおにぎりが握られており、其れをおもむろに頬張り、咀嚼、嚥下する】
【どこかシュールでもあるが、どこか食事というよりは燃料補給≠ワたは戦闘準備≠ニいうものを感じさせるモノ】

【少女は無手であるが、見るものが見れば剣士であると分かる立ち方や重心配分である】

【因みに、貴方がデータベースを見る類の人間であれば】
【敵対者に数えられた人間の特徴に完璧に引っかかる姿であることが分かるだろう】
【要するに、敵≠ナある】

//じゃーよろしくなのでっすよー!
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/01(水) 20:37:32.91 ID:hlgstF76o
>>479
【 少女と思しきその人物の言葉を聞けば、男はくつくつと笑う。彼もまた安酒を煽り、眉を顰めてグラスを床に放る。 】


 大した度胸だな。あんた幾つだ?ついでに言うとレディーかい?


【 その台詞を聞きつけたか、下卑な笑いが少女の近くの席から聞こえる。品位など欠片も無い輩だ。 】
【 一方の男は、赤い瞳を再び少女へ向け。彼もまた愉しげな表情を浮かべているが、それは上記の輩とは異質の笑み 】
【 (肝が据わってやがる、)と。心中で、呟く。 】
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/01(水) 20:38:06.61 ID:Xk+QII7Do
>>480

おや?

【男が気配に気づき、振り向いた】
【ハンカチをポケットにしまい、装甲服連中の一人から、革の鞄を受け取る】

はれ、美味しそうなおにぎり
はい、何か御用で御座いましょうか

(──ん? この姿、データベースに載っていたような)

【サラリーマンが緩やかな笑みを固定させたまま、尋ねると】
【装甲服の者たち五人が、サラリーマンの前へと躍り出ていく】
【横並びの陣形を作ると、自動小銃のような形状の銃器をそちらに向けた】

【ぎぃいん、と、魔力の収束していく音が響く】
【──それは威嚇ではなく、明確な殺意を銃口に宿していた】

//よろしくお願いしますー!
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/01(水) 20:43:58.87 ID:KQZZ442do
>>481
【声に気負いの類はない。素で発している】
【態度も一貫して眠そうで、時々ジト目が動いて周囲を観察する】

俺を女扱いするな。

【まず、それだけを強めに言い切ってから】

…忘れたよ。生まれてからの歳なんか数えるのは、面倒でしかない。
ガキ扱いにせよ年上扱いにせよ、うざったくてしょうがない。
アンタ次第だな。

【からかうように言い返す】
【言い草は、どこかに中年くさいものを感じさせるかもしれない
【テーブルに両足を組み上げ、不遜な態度】
【眠そうな表情はそのままに】

そういうアンタも、変な奴だな。
このサルの檻には似合わない、鋭い匂いがする。

【事実か、比喩か】
【同じにおいだと、続けた言葉の意味とは】
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/01(水) 20:47:05.29 ID:n8JT3+Sho
>>482
そうだな――――。

【思案するように、上を向いて。サラリーマンに顔を向けると、にぃっ、と口元の犬歯を剣士は剥き出しにして】

――――カノッサ機関は、ブッ潰す。
最近、復讐とか抜きで、そう決めていてね。こうして、目の前に要られちゃ、戦うしか無い。そう思わないか。

【並んだ装甲服の五人を見据えながら、右手をすっ、と相手側に翳し】
【ず、ず、ず、ず、ず。頭の角が赤熱の妖気と同時に、徐々に伸びていく】
【妖気を纏った妖鬼は、直後、妖鬼を圧縮する】

――――椛五閃散<b!!

【直後、彼女の右手から灼熱の針が生成されて、5人の頭目がけて一本ずつ打ち出される】
【普通に針を飛ばしているのではないことに、気づくかも知れない】
【針は、焔と鋼の妖気で編まれたモノ。針の尻の方からは焔が噴射し、ロケットのような速度を生み出していて】
【ジャイロ回転をしているため、貫通力は大分高いだろう】
【しかし、打ち出されたのは針であるため急所に当たらないか防御をすれば致命傷にはならないかも知れない】
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/01(水) 20:47:09.38 ID:PI8jUr0bo
>>475

それは此方の台詞だ。
此方に来て早々にストーカーが付くとは思わなかったよ。本当に吃驚した

【なんて、おどけた様に言って見せ】
【落ち着かない様子の少年を観ながらクックッと喉から愉快気な声を漏らし】

ふむ………?
公園から此処まで、態々寄り道までして待っていた≠フに声もかけず、ただ此方を追っていた
未だ出会った事の無い路地裏の住人を警戒するより、普通ならばストーカーを怪しむだろうね。覚えておくと良い

【案外容赦なく、厳しい言葉である】
【そして―――】

……なんでも聞いたら教えて貰えると思うのは少々都合が良すぎないかい?

【小さく小さく、頸を傾げて】
【滑り落ちた金銭に等眼もくれず、其方を見やる】

先程の質問は置いといて。交換条件と行こうか?無論、レディファーストとして此方から℃ソ問させて貰うけどね
此方の質問1つに答えてくれたら、此方も貴様の質問に1つ答えよう

【ゆるり、と。全てを迎え入れる地母神の様に腕を広げて見せて】

………注意するつもりなら、公園に居た時に声をかけなかったのは何故だい?

【試す様に、月より赤い瞳が。貴方を見つめて】

/只今戻りました
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/01(水) 20:58:19.65 ID:hlgstF76o
>>483
【 女扱いするなと言われれば、「そりゃ失礼」、と。右手をひらひら振って見せ 】

 そう言われちまったら、タメで喋るしかねーな。喋るの自体がうぜーとかは無しで。
 …ん、俺が? ははっ、あんたほど面白かねーぜ。ここに来てるなりの、訳有りだ。
 小奇麗な所じゃ落ち着かねーのさ。裏側≠セからな。
 
 勿論あんたも、だろ?

【 少女を、全うな側では無い、裏側の人間だと推定して。懐から細身の煙草を取り出し、机上の蝋燭から火を貰う 】
【 安物の煙が充満する中、彼の吐く煙は不快感の残らない上質な香り。羽振りがいいのは、彼も同じようだ 】
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/01(水) 21:00:12.47 ID:UQ2an5oSO
>>468
【紆余曲折あった末、どうにか包帯をパージした青年は、心なしかこの装いを懐かしむような顔で】
【服の皺を叩いて延ばし、糸屑を払い。乱れた衣服を正すと、ほっと一息――】

痛っ、たたたたぁ……どうしよー、俺もうお嫁に行けない――なんちゃって。

【またもや、しょーもない事を吐かし始めた。つくづく懲りないヤツである】
【だが、流石にあれだけ言われて全く堪えない訳では、無いらしく】
【珍しくも確りとした(以前に比べれば、だが)着こなしで】
【柄にも無いネクタイなんかも、締めてみちゃったり】

……あれ。それってつまり、抵抗したら治療費が必要なコトになってたって――――

【さて。無事(?)復活を遂げた彼は、小声でそんな疑問を呈するが】
【途中で言葉を切って、なるべく考えないように、考えないようにしつつ】


……まあ、いーやっ。確かに、寧ろ前より好い感じだったりするかも、だしねー。
傷は――結構治るの早いしさ、俺。ともあれ有り難うね、史音ちゃんもベンヌさんも!

【先程ひらりと宙を舞った帽子を、屈んで拾い上げ、頭に乗せれば】
【晴れて、元通りに見慣れた格好へと変貌を遂げたのである――!】

【――尤も。以前は黒の浴衣姿であったが故、彼女達にとっては、初披露(?)になるのだろうが】

【閑話休題、立ち上がってくるりと其方へ向き直り。彼は人懐っこい笑みを、満面に浮かべ】
【ぺこり。ヨードも醤油も大差なくね?とばかりに深々と頭を下げると、御礼を述べて――――】


   ――っえ、ええぇー!――、……ちょ、史音ちゃんどーしたのさ行き成り!
     お兄ちゃん――じゃなかった、俺、なんかしたっけぇ――――!?

【と、ここで。林檎宜しく顔を真っ赤にして、悶え転がる少女へと】
【何が起こったのかはさっぱり解らず、慌てて駆け寄り】

【悲痛なベンヌの声に応じて、彼女の暴走を止めようと――――】
//あばばばば、こっちも遅れました申し訳ありません!それでは、宜しくですー!
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/01(水) 21:02:28.16 ID:Xk+QII7Do
>>484

おやそうでしたか、それは大変結構なことですな
ですがこちらもお仕事なので……見逃してもらう訳には──

──ああ、行きませんな

【──紅い彗星のよう、綺麗だ、と男は刹那の視界で思った】

『『──!』』

【装甲服の五人は、攻撃の気配を感じ取るとそれぞれが回避行動を取った】
【相手側から見て右の二人、そして左の二人は、それぞれ外側に広がるように横転】
【が、真ん中の一人だけが間に合わず、針を眉間を穿った。後頭部から血飛沫が散り、崩れるように倒れ伏す】

【回避行動を取った四人も、一見では無傷なように思われたが】
【強固な鉄の覆面、その側頭部が軽々と抉られているのに気づいた】

おお、危ない、危ない

しかしまあ、この多勢を相手に真っ向から突っ込んでくるとは
あんまりお利口さんではなさそうですなぁ──それ、ファイアー

【男の右方に二人、左方に二人、それぞれ展開した装甲服たちは】
【地面に片膝をつけた体勢で銃口を向け、引き金を引いた】

【どうッ、と衝撃音を伴って射出されるのは、やや細長の光弾】
【それらは全て彼女の胸部へ目掛けて、高速で飛翔していく】

【正体は魔力弾。実弾ほどの速度はないが、貫通力は高い】
【実体を持ち、何かの衝撃を受ければ軽い爆発を起こす代物だ】
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/01(水) 21:03:41.92 ID:1lRcbcYV0
>>485

あァ…確かに都合よすぎたなァオイ!これじゃあ完膚なきまでに変態だぜェ!?

悪かった悪かった、何でも質問に答えてやるよ

【反省しているようには思えないが、何度も頭を下げる少年】
【しかし怒っているわけでもなく、この状況を楽しんでいるようにも見える】

――…確かに答えるとは言ったけど、自分からレディーファーストッて言うかァ普通?

まあいい、お前もその容姿に反比例して大人臭ェしゃべり方だな

【やれやれ、と両手を肩のあたりで振る】
【正直うっとうしいレベルだが、少年は気にしないだろう】

【少年は相手の質問を聞いた瞬間、きょとんとした表情で一瞬停止し】
【その後、盛大に高笑いを始めた】

ヒャハハハハハハハハァァ!!!ヒャハッ!!!

っとォ失礼!あんまりにも面白くって!

なんだァそんなことか!!そんなの理由ひとつしか無ェだろうがって思っちまってな!!

“つまんなくなりそうだから”だよォ!

そもそも公園で「路地裏は危ないから止めとけ」なんか言ったらそれこそ警察に捕まっちまうわァ!!

――もしかして、声掛けてほしかったのかァ!!?

ヒャハハハハハハハハハッッ!!!

【矛盾点はかなり存在するが、何より少年はせいぜい見えて学生】
【逮捕されることなどあり得ないだろう、所詮中学生程度なのだから】

【しかし、入口とはいえそこは路地裏】
【少年の陽気で狂気な高笑いは周囲に人を呼ぶだろう】
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/01(水) 21:08:43.92 ID:KQZZ442do
>>486
そこまで頭かたくねぇよ、同じ酒を飲んだんだから対等だ。

【自分と他人に優劣をつけようとせず、あっさりした態度】
【自分と同じ行動をとればとりあえず敵ではないと、獣染みた判断方法】
【だからまぁ、彼の言葉にも頷く】

俺は根無し草だよ、ただ、流れのな。
最近興が乗ったからって表を歩いてはみたものの、結局ゴミ溜めに帰ってきちまう。
その程度に汚れた、ただの旅人だよ。

【肯定だった。自身を表に相応しくない類の人間だと嘯く、見た目に不似合いな振る舞いをする少女】
【何の気なしに椅子を傾がせ、天上を見上げる。世間に疲れたおっさんのようだ】
【タバコの匂いに目を細め、密かに堪能する】

…ただ、思ったよりもアンタは稼いでるらしいな。
定職持ちか、羨ましい事だ。
そのくせわざわざ下層に降りてくる、卑屈だな。

【口は悪いが、背けた顔は小さく笑っていて】
【いい根性をしているとも、喧騒と煙に混ぜて溶かした】
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/01(水) 21:09:43.07 ID:n8JT3+Sho
>>488
――Y星の剣よ。

【針を打ち出した直後、左手に妖気を集中、刃を創りだす】
【野太刀と普通の太刀の中間ほどの長さの刃である】
【その色は、火と血を鋼に練りこんで創り上げられた刃金そのものである】
【刃からは蜃気楼が生まれており、その刃が高熱を纏っている事が伺えるだろう】

真向から突っ込んで何とかなるから=A突っ込むんだ。
突撃も一つの戦略だろうに。

【そして、直後襲い来る弾丸を見て】


――――気炎万丈ッ!!


【轟ッ!!火柱のごとく妖気を突如自己の周囲に解放。その妖気と魔弾をぶつけて相殺をした】
【当然、爆発は起こる、が】

趨れ――――ッ!!

【爆発の奥から、爆発が生まれ、爆発を飲み込み、爆発の中から、高熱を纏う瓦礫の弾幕が相手に襲いかかっていくだろう】
【瓦礫のサイズは、大体最大でもこぶし大。しかし、勢いが強いため、当たる場所によっては大分ダメージを受けるかも知れない】
【針程には、急所に当たっても致命にはならないだろうが、その代わりに数が多かった】
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/01(水) 21:19:33.81 ID:PI8jUr0bo
>>489

ほう、言質は頂いておこう
それと、女子を立てるのは男の甲斐性だと思うが?

【ふふ、と最後に小さく笑気を零して其方を見据え】

……ふむ、出来れば公園で言って貰いたかった…か?私は余計なお世話だと言いそうだが
それに、注意を促す程度で警察を呼ばれるなんて………某民国位じゃないか?

【見た目だけで言えば、この少女も中学生かそれ以下だ】
【故に、其方を見上げる様にして頸を傾げて】

【人が集まろうと、少女が視≠トいるのは、貴方だけ】
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/01(水) 21:22:37.57 ID:8f0enk2Y0
>>487

【ちなみに。剥がした包帯は、全て】
【ポーチに三角折で仕舞っていたビニル袋の中に、突っ込んで置いてある】
【妙なところでお行儀が宜しいというか――】
【実際のところ、本来はきれい好きなだけなのだけど】
【今ばかりは――自分の気質すら忘却の彼方だ】

――う〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!

【史音を取り押さえるのに難儀はしないだろう】
【健康的なくらいにぷにっとした体型だが、重さはそれほどでも無く】
【まな板の上の魚がジタバタ暴れた所で空回りするだけで】
【やがて――ぱたりと。動くことを、放棄するはずだ】

 【心なしか虚ろに目を潤ませ、地べたに背を付けたまま――】
 【オブラートに包んで言えば種割れ状態】

わぅ、サイッテーだよぅ……。
よりによって、……、…また言っちゃうなんて……。

「むぅ……カイ殿、かたじけない。
 マスターの恥じらいの要は何処にあるもののか、私にはさっぱりでありまして――
 さておき今宵ここまでの無礼、謹んでお詫び申し上げます」

ううんとんでもない、無礼はアンタさ――カイ・スケイプヴェルト!!
あの時と言い今日と言い、アタシの肌を……

「マスター、助けを求め奉った者は私です。
 そしてカイ殿がなければ、いつまでもああ為さっていたのですから、
 それに怒るのはどうあろうと筋違いにございますぞ――?」

【その後も少しの間、少女は鋭く睨みを利かして】
【ツリ気味な双眸に恨めしげな鬼火を灯していたけども――】

【何だかんだで、長い付き合いと言うことなのか】
【ベンヌの正論を受け、不服そうながらも重く頷いて】
【史音は、ゆっくりと立ち上がり】
【土を叩きながら、重ねた手を胸の前で合わす――】
【飛び出しそうな心臓に、待ったをかける様に】

………ぅ、………ぐぅ。

(恥ずかしい恥ずかしい、恥ずかしい……)
(でちゃうっ、顔から火出ちゃう、――。)

【文字通り、「ぐぅの音」は出るけども】
【遠くを見つめて頬を紅潮させたまま、硬直――】
【いったいぜんたい。何を考えているのか】
【――存外に、すんなり読み取れるかも知れないが】
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/01(水) 21:23:27.76 ID:bTFlePgCo
>>274

それでいい……それでいいんだよ……

【要求に少女が従ったのを見て、愉快な表情を浮かべる】

【今、、刃は少女の鼻の前で、月明かりを反射した】
【当然、青年の眼に入ったのだが、淀んだ瞳に光は、届かず、眩しそうな仕草すら見せず】

【頭にあるのは、今目の前にいる少女をどうしようか、どう利用しようか、もしくは殺そうか―――】

(魔道具……ブレイザーシティの戦いでは、機関にとって脅威となったって聞くし……)


      (今度は…………―――――)


【刀は、微動だに動かないが、少女に意識を向けて、どうしようか、思考をまとめ始めて】

【十数秒の間、青年は沈黙を貫いていたが、やがて口を開いて】



ねぇ……"天才魔術師%雲利織……
お願いがあるんだけど……聞いてくれるかな……―――?



【天才魔術師=Aとあえてそう呼んだのは、魔術師の彼女に願いがあるのだろう】
【魔術協会の《魔導具開発班》】       【南雲利織に――】

【聞くも聞かないも、少女の自由だが、聞かなかった場合は、どうなるか】

【刃が、また、月明かりを反射した―――】

/1日遅れだけど返信です。
/明日もしかすると帰宅が5時15分程になるかもしれませんので
もし遅れたらすいません
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/01(水) 21:23:46.89 ID:hlgstF76o
>>490
【 少女の返答を聞けば、浮かべた笑みは心底愉しげで。がしがしと右手で銀髪を乱し、席に深く掛け直す 】
【 彼女の中年染みたその言動、とても10代半ばらしき少女の取るものとは思えないそれが、何故か似合って見えてしまう。 】
【 彼女の芯が深い所にあるからこそ、余裕のある大人びたその言動が現れるのだろうと。そんな事を考えて 】


 根無し草、ね。そりゃぁいい御身分だ。悪いもんじゃねえぜ、居心地さえ良けりゃーゴミ溜めだって天国に見えら。
 俺はまぁ、定職持ちっつっても世間的によろしくない場所さ。機関、そう言えば解るか? 別に解らなくても良いが。
 んで、飲み屋にしろ職場にしろ、上層ってのには懲り懲り。あれこそクソの掃き溜めだぜ?


【 おどけた調子で、そう言って。右から不意に飛んで来た酒瓶をキャッチして、銘柄を一瞥した後、左に投げ飛ばし 】
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/01(水) 21:28:15.59 ID:1lRcbcYV0
>>492

アハハッ!おもしれえことを言うなァ!

俺は“非差別主義者”何でな、男女の差別は一切しないつもりだ

だから立てないし譲らない!そしてさっきの質問にも答えてもらうぜ?

【さらに騒ぎたてるように喚く少年】
【彼も、周囲の人の視線など気にしない】

それに、俺ァ人見知りだからな!公園で話しかける何ざ出来るわけねェ!

――…ホントだぞ?

【どう見ても人見知りのようには見えないが】
【彼が言うならそうなんだろう、彼の中では】

しかし、一つだけ言わせてもらおゥ!まだ双方ともに名前すら言ってなかったからなァ!

俺の名はヴァ―デッドだ、ヴァ―デッド・劫火・ニコラス

変な名前だろう?笑ってくれてもかまわねェンだぜェ!?

【やや自虐的に自身の自己紹介を行う】
【それに相手が返してくれるか否かは不明だが】
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/01(水) 21:33:35.77 ID:e9I411pHo
>>472
/まだ居ますでしょうか? 
予約してた相手が居らっしゃらないようなので、絡ませていただきたいのですが・・・
もしかしたら並列に成るやもしれませんが、そうなると非情にレス速度が遅くなります
そのことも御容赦して頂けるでしょうか
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/01(水) 21:33:36.71 ID:M5KJrnUxo
【 街中 】


【街角に店を構えるオープンカフェ――】
【夜遅くまで営業をしているらしく、大通りに面している事も有って辺りは明るい】
【……、其の内の一つの席に、一人の人物が座っていた】


(――……、…機関に関しては、今はカウンターで叩くしか無い――、か。)
(……なら、僕が今すべき事は歩き回って情報を収集して――……、…)




 ―――、―…… 何処に流せばいいんだろう。




【所々が焦げたホワイトシャツに、紅いベルトを通したボロボロの黒いスラックス】
【肩甲骨の辺りまで伸びた髪は首筋の辺りで括られており、蒼いリボンが目立つ】
【両手には『魔法陣』の描かれた白い手袋を嵌めた――貧乏そうな青年だ】


【ぼーっとした様子で、呟く彼――テーブルの上には、紙と珈琲】
【紙を覗き見たならば、『機関』や『スレイプニル』『櫻の国』……その他、諸々】
【世間一般的に言って、物騒≠ニ表現されうるワードが広がっていた】


/一時位までしか居れませんが、其れでも宜しければー
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/01(水) 21:35:00.00 ID:KQZZ442do
>>495
【相手の男も、世間擦れしている】
【それでいて酸いも甘いもかみ分ける風情を解する、いまどき珍しいハードな蒸し加減】
【出来るなと、少女は(決して表に出さないが)感心する)】

帰る家をなくしただけだ、そんなにいいもんじゃない。

【一度感慨深げな間を空けて、紫煙を吐くような長く細い吐息】
【酒は煽るがタバコはしないらしいから、気持ちだけでも同調しようとしているのかもしれない】
【なんとなく、飛んできた瓶をキャッチして、テーブルの上に置く】

機関、というと…ああ、昼の国乗っ取った組織か。

【他にも数多悪行轟く組織を、最近の所業で形容し、思い出す】

ガルニエ、とか言ったっけ。あの女も肝が据わってるよな。
闘いをわかってるっつーか…『俺と同じ匂い』がする。お前よりずーっと濃い、戦いに飢えた獣の匂いだ。
相手の血を流すためじゃなく、互いに限界まで凌ぎあうギリギリを探りあう…そういうのがすきそうだと、俺は見たね。

【確かに、男に対し親近感を覚えたのも事実だが】
【声明にて一躍有名になった彼女の名を出して、にたりと、唇の端を吊り上げる】
【それはきっと、裏や表とは別のカテゴリで、彼女に対しシンパシーを感じるが故の歓喜】

組織の上層ってのは大体カスだ、歴史が長ければ長いほどな。
老人達の老いで膿み、固執で固まり、穢れ、澱む。
そんなのに従うくらいなら、俺は定職につこうとは思わない、このままのほうがいいね。

【自分のグラスに瓶の中身を注いで、男に手渡そうと手を伸ばすだろう】
【空いた手で、瓶を振る。呑めよと、目が笑っていた】
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/01(水) 21:36:17.01 ID:PI8jUr0bo
>>496

面白い?私は常に普通≠セとも
誰も彼も君も、平等に私以外を差別してやろう

因みに、先程の質問だけど私は大和と言う国から来た。それだけさ

【酷く簡潔に、敢えて貴方が満足しない様に質問に答えて】
【満足だろうか?とでも言いたげに、薄らと笑んで首を傾げて】

人見知りは初対面でストーキングなんてしないとも、安心すると良い
ついでに言えば笑い声ももう少し抑えるだろうよ

【そしてバッサリ言い切った】
【少なくとも私は見えないと・・・・・】

……変と言うか、長いな。もうちょっと簡単に。略称で。
ああ、それと―――

君が勝手に教えたんだから、私が名前を教える必要は無いよな?

【等と、少々意地悪な事を言ってみた】
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/01(水) 21:36:52.59 ID:Xk+QII7Do
>>491
【巻き起こる熱風、そして轟音。相手の姿が爆発の向こうに隠されて】
【炸裂した光が、辺り一体の昼夜を刹那だけ逆転させる】

『やったか──?』
ああ駄目ですそのセリフ、そういうこと言っちゃ──

【男の語尾が、大音声によって掻き消される】
【まるで隕石郡のような瓦礫の群れが、装甲服たちへと殺到していく】

『──っ、ッ!』
ほらもう、言わんこっちゃないでしょう……

【その同時だった】

 【──ぎンっ、ぎぎギギぃンッ!】

【硬質な金属音が、刹那のうちに連続した】
【──瓦礫が過ぎ去り、その余韻が満ちていく中】

 ──成る程。その力、どうやら過信という訳ではなさそうですな

【男は、そこに立っていた】

【男が先まで持っていた革鞄の姿が消えている代わりに、】
【男の左腕は、漆黒色をした堅硬な積層装甲に覆われていて】
【──す、と、掲げるようにしていた刀を、緩慢に下ろす】

【付近には、叩き割られた瓦礫の群れ】
【──男が、剣閃の連続によって叩き落したものだった】

『──、……っ、ぐ』

【一方で装甲服たちは、高熱の瓦礫群を各所に受け、】
【装甲から白煙を上げながら、思い思いの体勢で地に手足を付いていた】

……あなたたちはもう帰りなさい
この人数で叶う相手ではなさそうですからな

──サービス残業です。後は私が、引き受けましょう

【ぐ……と、男が上体を屈めていく】
【右手の刀を、弓を引くように軽く後方に引き付け、】
【左掌で切っ先を上から押さえ込むような体勢を取った】

【装甲服たちは、彼女を警戒しながらゆっくりと身体を引きずって】
【近くの中型車まで引き返せば、そのまま去っていくだろう】

さてさて……
小物さんたちを追う真似もしないでしょう

今度は私からの番ですな──

【男が、その柔和な黒瞳で炎鬼を見据える】
【ざり。小さく、その靴裏が地を擦った刹那──】

 ──ひょッ

【ぶわ──ッ、と、男の周囲に陣風】
【男が急激に前方へ加速した際に伴う、摩擦風だった】

【──男は刹那に距離を詰めんと、彼女に真っ向から一直線に迫る】
【その疾風のような接近をもし許せば、男は右手の刀で彼女の右胸目掛け、刺突を放つだろう】

【速度はそれこそ速いが、軌道はごくごく単純なもの。見切るのはそう難しくないだろうか】
//うぐぁごめんなさい、改行のしすぎで遅れてしまいました
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/01(水) 21:38:01.39 ID:0j5FKEr+o
>>497
/\ここにいるぞ!/

/やはり、並列で行うと速度も内容も、どうしても限界が出るものですし
/先約の人が戻って来た時には、そちらを優先していただければ
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/01(水) 21:42:35.69 ID:QPLjktxSO
>>478

何っ!?

(オイオイどーやって避けろってんだ!?)
(受け止めるモン……ドコだ!?)

【辺りを見回すが、落ちる斧を受け止められる程の強度がありそうな物は見当たらない、が】

クソっ……


…あった!!

【彼女の視界に入った物】
【それはあのハンマー投げに使ったワイヤー】

【描写忘れがあったが、このワイヤーは斧と繋がっている】

うおぁりゃああぁっ!!

【重くなっている斧を引きずり、ワイヤーを目の前に構える】

【ぶちっ】

【構えたワイヤーは切れ、軌道のズレた斧は右肩をえぐっていく】

くうっ!!

【一旦は落ちる斧を回避した、が】
【斧は再度彼女に落ちる】

(右腕は、ダメだな……)
(左で取れ、てか?)

【幸い、斧の回転速度は落ちている】
【回転を見極め、見事柄の方をキャッチ】

……まだ、やるか?

【眉間に皺を寄せ変な汗を流し、痛みを堪えながら少女に向け台詞を吐きかける】



/すみません大分遅くなりました
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/01(水) 21:44:01.88 ID:1lRcbcYV0
>>500

ヒャハハハハ!これは一種の病気みたいなもんなのさァ!!

薬飲めばテンションは下がるんだけどよォ!アレしんどいから使いたく無ェ!!

【この上なく怪しい“クスリ”の一言だが】
【彼にとっては鎮静剤程度の意味なのだろう】

ふーん“大和”ねェ、お前がきた国についてはまっっったく見当もつかねェが!

お前が名前を言わねェってんならお前の名前は“大和”と俺ん中で覚えるけどなァ!!

それでもいいのかァ?俺ァ固有名詞さえ覚えとけばいいかと思うタチ何でなァ!!

【はっきりいって酷いが、相手の少女波恐らく傷など一切付かないであろう】
【それとも、意地悪気な返事に対するささやかな仕返しなのだろうか?】

【誰から見ても明らかだが、少年は忘れっぽく、飽きっぽいように見える】
【少年にとっては、もはや名前など人柄に比べればどうでもいいのだろう】

【楽観的で陽気ともいえるが】
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/01(水) 21:45:41.80 ID:e9I411pHo
>>502
/すみません、今来られたようですので
/今日の所はナシと言うことで・・・本当にすみません
/また後日お願いします・・・

>>503
/お待ちしておりました、今から書きますので暫しお待ちを
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/01(水) 21:46:39.23 ID:0j5FKEr+o
>>505
/あいさ、またの機会にー
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/01(水) 21:54:45.15 ID:n8JT3+Sho
>>501
【ザッ】
【爆発の中から、白い足が伸びる。そして、白煙を引き裂くように、鬼が現れた】
【体の随所には、薄い傷が走っているが、戦闘には未だ支障のでないレベルである】
【そして、息を吐き、言葉をつむぐ】

――――ふぅ。
練度が中々に高いな、全くカノッサはそれだけの力を持っておきながら、なぜ悪事をするのか、理解に苦しむな。

まあ良い。だからこそ、躊躇いなく戦える、というモノでもあるからな。

【左に持つ刃に、妖気を圧縮させていき、密度を高めた】
【男の姿を見て、普通の覚悟では戦えないと無意識に判断したようだ】
【そして、瓦礫の群れのみを見て、装甲服のオトコたちは視界にも入れず】

……ほう、剣戟だけでは、此方に分が悪いか。少なくとも、速度に関しては。

だが、そうだな、剣士といえど剣だけですべてが決まるわけではない。
異形の剣技、お目に掛けよう。

【そう言うと、すっ、と刀を大上段に構える】
【相手の構えに比して、完全に攻撃に特化した構え】
【正に、劫火そのものの戦闘スタイルが彼女の常道である】

――――来い。

【鬼が、笑う】
【直後、相手が動く。迫る、刃が、襲いかかる】
【瞳孔がきゅぅ、と締まった、時間が遅く感じられていく】

【相手が、突きを放った瞬間、火憐は、軸をずらすようにして、左回転】

【脇腹に刃をかすらせ、鮮血を吹き出しながら、横薙ぎに相手の左胴を狙うだろう】
【刃を受け止めようとはせず、回避をしながらその行動を攻撃に繋いでいく】
【攻撃に攻撃を重ねることに依って相手を勢いによって押して行くのが火憐の戦術である】
【侵掠如火――――侵し掠める事火の如し】
【その言葉が相応しいような、彼女の戦い方であった】

【因みに、刃の峰からは焔が吹き出して、推進力となっており、回転の速度を上げて、遠心力の威力をプラスしている】

【しかしながら、回避は不可能ではないほどの速度であった】
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/01(水) 21:55:46.96 ID:e9I411pHo
>>503
【一度かわされ、相手に掴まれた即席ブーメラン】
【もう其の重力は、゛元通り”になっていて】

・・・ははは、無論、だ・・・
 お互い、まだ左腕が残っているじゃあ・・・ないか・・・

【強がって笑い捨てるも、もう体力は限界の限界で】
【目は霞み、視界が揺れ、相手の挙動すらまともに観測出来ない】
【・・・最期の力を振りしぼって。重くなって居た方の斧、それに゛重力を付加する”】
【元通りの重さには戻るが、落ちていく先は先程と同じ、和服の女性にで】
【斧が浮くと同時に、少女は空中でぐらりと傾き、アスファルトへ吸い込まれていった】
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/01(水) 21:57:41.81 ID:PI8jUr0bo
>>504

うわぁ……見たい様な見たくない様な
何だろう、二重人格みたいなのって目の前で見せられると変にテンション下がりそうな気がする

【とかなんとか。クスリの事は敢えて突っ込まない】
【勧められてもアレだし】

別に構わないよデコ君。寧ろ私は自身に名が似合わないと思ってるからねデコ君
ああ、寧ろそう言うのは君自身が気にしてるのかなデコ君?

【 デ コ 君 】                                            【答え合わせ:ヴァ―「デ」ッド・劫火・ニ「コ」ラス】
【出会ったその日に何か可哀想な渾名をつけておきながらその顔はちょっと楽しげに綻んでおり】
【相手の酷い仕打ちを1.25倍にしてお返ししておきながらそれを悪いとは微塵も思っていない様子】

【ヴァーデッドが少女に名を教えてくれと言うまでデコ君呼ばわりするつもりなのだろうか・・・・・】
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/01(水) 22:01:05.28 ID:hlgstF76o
>>499
【 ぽつりと落とされた言葉を聞けば、赤い視線がちらり、と少女を窺い。 】
【 「それまた如何して。苦労人だな」と。その言葉は踏み込み過ぎず、離れ過ぎず。語るも語らずも、彼女に委ね 】


 ああ、ガルニエを知ってんのか。ははっ、確かにあんたみたいに眼光鋭く、肝の据わった女だった。
 俺は仕事以外じゃ滅多に闘り合わねーからな、気は知れねーけど。好きな奴は好きなんだろうな、戦いってのは。


【 彼の言う好きな奴≠ノは、彼女も含まれているのだろう。感じ取った好戦的な色、それもまた彼女らしさを際立たせる要素。 】
【 (強いんだろうな、こいつも)、と。無能力者ながらも、それだけは感じ取れて。受け取った酒を軽く煽れば、浮かべるのは愉しげな笑み 】


 そうそうその通り!机の上で囀るだけ、自分達はそこから一歩も動かない癖にな。厄介極まりない!
 そんな所に居る位なら、下っ端になって動き回る方がずっと良いだろ?仕事をしてる≠チて実感も湧く。何よりの生き甲斐だ。
 …あと、残業手当も出る。これはここだけの話。

 ところで。あんた話せるな、名前教えてくれよ。
 俺はウェスカ。機関の愛すべき下っ端、ウェスカ・クルーガーだ。
 

【 少女をいたく気に入ったようだ。にっと微笑んで、青年はそう名乗り。 】
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/01(水) 22:08:08.15 ID:QPLjktxSO
>>508

なかなか…しぶといじゃねーか……

【ニヤリと少女に笑みを向ける】

【その刹那、彼女に向かい落ちてくる斧】

おー怖い怖い……

【左手に持つ斧で、落ちてくる斧を叩き落とす】

…オイ、どーしたよ……
まだ、やるんだろ……?

【叩き落とした斧を拾いながら少女に投げ掛ける】
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/01(水) 22:12:45.91 ID:1lRcbcYV0
>>509

……今まで生まれてきたなかで一番短いあだ名だなァ…!

つぅかそれ君付けちゃだめじゃねェ!?あだ名じゃなくねぇ?

――べつにいいけどな…。

【正直、少年は自分の名前が嫌いだったので】
【もはやデコ君でもデコラス君でも正直よかったのだ…だ?】

しかしだ!俺にあだ名を付けるからにゃあお前にもあだ名をつけなきゃいけねェ!!

それも“大和”なんつう小洒落たもんじゃなく!ちゃんと本名を捩ったもンじゃなきゃいけねェ!!

と、いうわけで本名をいい加減教えてくださいやがれ!もうデコ君でも構わねぇからさァ!!

【彼なりの美学とでもいうものか、相手に対して本気であだ名をつけたがっている様子】
【少々、ほんの少しだけ下手に出る。タイミング的にはベストであろうか?】
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/01(水) 22:15:01.14 ID:UQ2an5oSO
>>493

まぁまあ、史音ちゃん抑えて抑えてっ!
あんまり騒がれるとその、俺が――ッ、ぁだだっ!?

【目を白黒させながら、青年は訳もわからず少女の矮躯を押さえ込み】
【どうにか、落ち着かせる事には成功するが――ふと】

(ひょっとしなくても、これ、他の人に見られたら勘違いされるよね――――?)

【一端彼女から離れて、よくよく考えてみれば。これは危ないのでは、と考える】
【何やらSEEDに目覚めたような状態で、力無く地面に横たわる少女の姿】
【そして、たった今直したばかりとは言えど。衣服の乱れの隠せない自分――】

(――うん。どう見ても社会的抹殺の危機パート2です、本当に)

【彼は咄嗟に周囲をきょろきょろと見回して、人影が無いのを確認する】


【ぅゎぁ、ぁゃιぃ…………。】


あはは、はは……なんかよく判んないけど、御免ねー?
まあベンヌさんも、そう畏まらず。元々、助けて貰ったのはこっちなんだしさ。

無礼講というか何と言うか、困った時はお互い様――みたいな?

【――まあ、兎も角も嵐は去った訳であり。彼は困ったように苦笑しつつも】
【少女の灼けるような視線の先に、両手を差し出してそれを遮り。謝ったり、宥めたり】

【ひょっとすると、この態度は。この状況、元はと言えば自分の所為なのやも――と】
【そういう自覚が、ひっじょーに朧げながら存在しているからなのかも、知れず】


(何がいけなかったんだろー、ねぇ……ひょっとして、包帯解かせちゃったのが原因とか?)
(そりゃまあどう見たって嫁入り前だしお付きの人が居るしで、異性との直接的接触、的なものは――うん)

――……えーっ、と。ホント、御免ねっ?割とマジでさー。
どうしよ。君が良ければだけれど、埋め合わせにどっかに遊びに――なーんて。

【因みに。彼が現状をどのくらい理解しているかと言えば――】
【せいぜい、彼女がひどく恥ずかしがっている、という事が解る程度といったものである】

【聡いようで、鈍い。……ホントに何なのだろうか、この黒いのは】
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/01(水) 22:18:54.74 ID:e9I411pHo
>>511
【地面に堕ちた少女は、ぴくりとも動かない】
【ざわめく野次馬とは対照的に、ただ沈黙する、白】
【視界に動いて見えるのは、腕部から波紋を広げる真紅の液体だけで】


「・・・ここに居たか、《A3-040》」
『まったく、大通りでのたれ死とは・・・後始末する私達の身にもなって欲しいのだが』

【低いトーンの声と共に、雑踏を割いて現れた二つの影】
【白いローブを纏った人間、声からすれば子供だと思われるが】
【倒れている少女に近づくと、斧を構えた女性に向き直って口を開く】
     ・ ・
「やあ、私達が迷惑を掛けたようだね。この子に代わって詫びようじゃないか」
『続きの戦闘がお望みなら、私達が相手になるが・・・・・・?』

【ローブの隙間から垣間見える、白い髪、蒼の瞳】
【無機質な無表情は、二人とも同じで―――もっと言えば、倒れている少女と、同一】
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/01(水) 22:18:54.77 ID:Xk+QII7Do
>>507

【コマ送りで進む視界】
【男の黒い瞳孔は、彼女とは逆に散大していく】

 【切っ先が夜気を穿孔し、その奥の彼女へ】
 【彼女の体が回転し、手応えが薄い──同時】
 【左からの予感。カウンター。間に合わない。刹那で左腕を退くが、どうか──】

【──ぎぃン!】

【硬質な音が一度鳴り、男が刹那のうちに擦れ違う】
【刺突を放った勢いのまま、男はそのまま前方へ駆け抜けていき──中距離の間合いへ】

【余韻】

 ……──む、う

【──ぱっ、と】
【数拍遅れて、男の左わき腹から血飛沫が咲いた】

【男が刀を引き戻しながら緩慢に振り向いて】
【左手で傷口に触れる。掌についた紅い血糊を見つめる】

……成る程、これは中々
私の刺突に斬り返しを合わせられたのは、そう何人もいません

【致命傷はかろうじて防いだが、確かに負った傷】
【流血と痛みは伴う。しかし、戦闘の続行は可能】

……はあ、いやいや
私に限って言えば全ては“コレ”のためですからな

出来れば痛い目にあわずに頂きたいものですが
そうも言ってられなさそうですな──あっ、お腹痛い

【男が左の親指と人差し指で輪を作ってみせる。『ゼニ』のジェスチャー】
【柔和な笑みを少しだけ引き攣らせながら──腰を僅かに落とし】

さてさて
あんまり長いことやっていると、身が持たなそうですな

では──これは、如何かな

【──ひゅう】
【鋭利な風斬音】

【男が右手の刀を鋭く真横に薙ぐ──刹那だ】
【まるでゴムのように、しかし鋭利さを保ったまま、その刃が鋭く『伸びて』いく】
【相手の右方から迫る長い楕円の軌道を描き、飛燕の如く。相手の胸元を切り裂かんと、鎌鼬のように迫る】

【刃の伸張は一瞬。軌道は単純なものになるものの】
【命中の如何に関わらず、瞬きするほどの間のうちに刃は元の長さへと戻っていくだろう】
【──常人なら、刹那の奇襲の正体に気づくか否か、と言ったところであるが。果たして】
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/01(水) 22:19:25.38 ID:PI8jUr0bo
>>512

おや?気に入らないならデコ君から少し捻って若ハゲ君と言う案もあるんだが?
どっちが良いかな、若ハゲ君

【ニッコリ。優しい笑みを浮かべて頸を傾げ、口では毒を吐いている】
【最早げろしゃぶかフーミンを択べと言っている様なモノである】 【選択肢は有る様で無いモノ】
【因みに言葉から解る様に、もうこの少女の中ではデコ君→若ハゲ君にシフトしかけている!!!】

うん、良いよ。
私の名はね、早乙女って言うんだ

【くすり、口元に笑みを浮かべた儘。そう名乗る】


【……渾名がトメさん位じゃ傷つきそうにはない】
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/01(水) 22:23:37.87 ID:KQZZ442do
>>510
【踏み込んでこない彼の気遣いが心地いい】
【酒の友にはもってこいだ、当たりを引いたと少女は小さく笑う】
【それだけで、それ以上話を続けようとはしなかった。私事に過ぎるという判断と、】

(…どうしても、長くなるし)

【このまま呑み続けていたいとも思うけれど、そうも言っていられない】
【時間は限られているのだ、いつだって。それは少女もまた例外ではなく】

知ってるっつっても、テレビで見た限りだ。
だがあの女の眼は、戦争じゃなく自分の闘いを求める目だ。
行動の迅速さから戦(いくさ)への手馴れた知略を持っているのはわかったし、扇動者としても有能。
それをああいう目をした奴がやるときは、誘ってんだよ、『殺しあおう』って。
自然遭遇じゃ我慢できないから、わざわざ誘蛾灯ちらつかせて寄ってきたところをがぶっと行く…そんな、どうしようもなく『欲張り』な奴。

【それが真実だとすれば、この少女はまた別の意味で普通ではないと言うことになる】
【テレビの演説と、何かしらの小さな判断材料から、それだけを類推しているのだ】
【目が効き、そこそこ頭が回り、かつ同類をかぎつける嗅覚に優れた、闘争の信徒、歴戦の狩人】

【酔いが回ってきたのか、舌も回っている。おまけに何を想像したのか気色悪い笑みを浮かべて、】

クククッ…闘(や)りてぇなぁ、ガルニエよぉ。

【どうしようもなく、戦いに焦がれる姿は、獣染みた闘気を漏らして】
【すぐに、収めた。話題の転換についていこうとしているのか】
【瓶に残った僅かな酒を同時に煽り、罵声を聞きつけ、笑い出して】

足が立たなくなったら○ねよ(ピーーッ)共め、(ピーっ)で(ピーーッ)で(ピーーーーーッ)の分際で…
ククククッ…

【…これは、まずいかもしれない】
【でも、泥酔して胡乱になってきてはいるものの、その眼から正気の光が消えたわけではなく】
【いつも言ってない事を、無意識に口にしているだけかもしれない】

アンタもポリシーもって下っ端やってんだな。
そうだな、自分の立場に自信を持つのは、とてもいい事だ。
俺も、定職なけりゃないなりに頑張るだけさ…これも、臨時収入のおかげだしな。

俺は竜崎遥人(りゅうざきはると)。遥人でいいよ、ウェスカ。

【名乗り返して、へらへら笑い出して】
【とても珍しい事だと、知り合いがいたらいうかもしれないけれど】
【唐突に立ち上がって、片手に瓶を握り、少しだけおぼつかない足取りで入り口へ】
【途中、からかい混じりに伸ばされた足を踏み砕き、悲鳴が店内に響き渡るけれど】

…そうだ、用事思い出した。今日はもう、行くな。

【うるさい黙れとばかり、握った瓶を相手の頭に振り下ろした】
【砕け散る瓶、気絶してガラスが散乱する床に倒れ付すチンピラ】

今度あったら、また呑もうぜ。お前とだと酒が美味い。

【立ち上がったチンピラの連れの胸倉を掴み、鼻っ柱にヘッドバットをかまして落とし、】
【遥人と名乗った少女は、そいつを引きつれ外へと消えていった】
【しばらく外では猛烈な殴打音が鳴り響くも、彼は半殺し程度で済み、彼女の姿はもはやない】


//ちょっと強引かもですが、ここで! お疲れ様でしたー!!
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/01(水) 22:28:59.53 ID:6Z46e9XAO
>>498

【―――――足音を殺して、青年に忍び寄る人影が一つ】


【一歩、二歩、三歩と、そろりそろりと近寄っていって】
【それでも、青年が自身の存在を気取らないようならば】
【青年の首筋に、す、と、研ぎ澄まされた鋭利な刃を突きつけようとするだろう】
【そして、この気配を殺している人間からは、不思議な位、殺気を感じない】
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/01(水) 22:31:41.94 ID:QPLjktxSO
>>514

いや、やめとく……
見てのとーり、大分疲れちまった……

【新しく現れた少女たちには目もくれず、呟くように言う】

……え?
「私たち」…?

【投げ掛けられた台詞に違和感を感じ、ふと少女たちを視界に入れる】
【そこには先程死んでしまったのであろう少女と同じ顔の少女たちが】

……アンタら、何者だ…?

【驚きと少しの恐怖の混ざった表情で尋ねる】
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/01(水) 22:31:50.69 ID:1lRcbcYV0
>>516

お前…実はかなりの毒舌だろォ…

何か俺ァ強気の女相手はどォにも下手に成っちまうなァ…!

【苦笑混じれにため息を吐く】
【先程まで完全に高まっていたテンションの振れ幅が、一定したようだ】

【若ハゲ君は自分の右手をあごに添え、遠くを見るように何かを考え続ける】
【しばらくたった後、何かひらめいたように明るい表情に成る】

早乙女…さめ…シャーク…シャークでいいんじゃねェか!?

お前のあだ名決定“シャーク”な!異論は認めねェ

【半分笑いながら右の手で相手の方を指差す】
【その満足げな顔、いわゆるドヤ顔でずっと見詰めてくる】
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/01(水) 22:32:52.49 ID:n8JT3+Sho
>>515
【ざ、ざざッ】

【足をすべらせるように、残心】
【脇腹からは、長い一本の傷が。攻撃を重視した結果の物だ】
【失血はなかなかだが、骨が折れたり切れたわけではない、戦闘は十分に可能】

っふ、此方も人を辞めてからこうもきれいに止められたのは久々だ。

【ぼ、ぼぼぼ。刀の峰から焔が不規則に吹き出している】
【その焔の色は、血に良く似ていて】

――――っは、金か、分かりやすい。
大層な大義名分を並べ立てられるよりはよっぽど好感が持てるさ。

はっは……ッ。

【痛みは、無視できない。だが、この程度の怪我は、幾度も受けている。だから、耐えられるから】
【相手の構え、相手の動き、相手の言葉を聞き、不遜な笑を口元に創り上げて】

――――上等。

【迫る、白刃。刃が伸びてきた。成程、此方が異形の剣技を使うように、相手もその手の力を持つ】
【道理の上では当然あり得るし、思考もしていたこと、では、これにどのように対処するべきか】

――――Y星の剣よッ!!

【結論、瞬間、右手に妖気の小太刀を生成、其れを持って、受け止めた、が】
【瞬断、一瞬で生成した刃はその密度と硬度が低い。右腕に白刃が切りこまれた、が】

【既に、火憐は構えに入っている】

【それは、おおよそ剣術の構えとしてはありえない物】

【刀の柄頭を掴み、体をヒネって、腕を振りかぶるその構えは――――】

【――――投擲の構えである】


光炎万丈投=\―――ッ!!


【投擲された、灼熱の紅刃。その、刃は相手に迫る過程で罅が入っていく】

【びきり、罅を押し広げるように、焔が吹き上がり、高熱のミサイルの如き一撃が相手の胴を貫かんと襲いかかっていく】
【最初の針とは込められる力も大きさも段違いの、剣技=z
【その速度は速く、武器を手から離すという不意打ちも狙った、奥の手の一つであった】
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/01(水) 22:38:33.94 ID:8f0enk2Y0
>>513

「うむ……マスターにも、悪気は無いはずなのですがな。
 あの宵と同じように、どうにもお嬢様の様子が尋常では無く、
 もしや貴殿には、マスターの琴線に触れる何かが有るのやも……。」

「(……やはり、親代わりなどは出来んか)
 (いや、だが。今はこれで良いのだ、『気負うな』――)
 (あの件も、いつか史音様は……。」

【花も恥じらう乙女の精神の機微、理解できるはずなど無く】
【心のなかで自身の心得の無さを嘆きつつ】
【紡ぐ言葉は、啓発を目的にしているにしても、ハンパだった】
【――繊細な部分に踏み入る事を、躊躇しているのだろう】

…………遊びに?

【さて。史音はというと、意外な事に】
【言葉を耳に挟んだ直後は、ほんの少し機嫌を直した様子だったけども】
【熟考して――また、表情が翳ってしまう】

ぅ………いやっ、嫌っ
アンタと一緒に夜を過ごすなんて、ナニされるか分かんないし――

それに、サ………きっと。
ヤなこと、おもいだす……からっ!!

 【彼女が想起してしまうという、「ヤなこと」】
 【例えばそれは、恥ずかしい体験のことなのかも知れず】
 【或いは――カイには明かしていない、過去の何かだろうか】

【史音の目には、うっすらと涙が浮かんでいた】
【ほんとうは。カイの事を、嫌いな訳ではないのだろうけど――】
【日の丸の如き頬を覆うように。表情(かお)には、曇り空】

 【回りくどい手を使わなければ、心を解きほぐすのは容易だ】
 【――果たして、彼には踏み入る意思が有るだろうか】

【しかし、それが無かったとしても】
【彼の心は弱いと言う者は、きっと無いだろう】
【再三ながら、タンジュンにして繊細な問題――】
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/01(水) 22:38:51.97 ID:M5KJrnUxo
>>518

【――、青年、悩んでいると言うよりは「ぼーっとしている」様で】
【テーブル上に置かれた紙片を見遣ると、大きく欠伸を一つ――】


………、……。



―――、……   ぃ…… ちょっと、――ッ……




【――、首筋に切っ先を向けた刃に気付いた所で初めて、青年は呻き声】
【『即座に刺されない』時点で即座の戦闘は覚悟していないのだろうが……】


【……、身動ぎせず、相手からのアクションを待つ事にした様で】
【「目立ちますよ」、と一言。背後に存在するであろう人物に投げかけた】
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/01(水) 22:45:02.22 ID:e9I411pHo
>>519
『・・・それが、賢明だな。』

【警戒する女性を嘲笑うように、くるりと背を向けて】
【ぶかぶかなローブが翻ると、さらに浮き彫りになる、白衣】

「何者、か」 『君は中々興味深い質問をするね』
「まあ、名乗るだけなら」 『名乗ってあげても良いかな』

「私は此葉。高城此葉(たかじょうこのは)。」
『私は結。 遠見沢結(とおみさわゆい)。』
「そこで寝てるのが、氷見山珠洲(ひみやますず)かな」

【二人で向き合い、ぼそぼそと耳打ちあう】
【漏れて聞こえるかもしれない単語は、゛リッチー”と゛ルビー”。それが、彼女達の真名】
【先程名乗ったのは多分、偽名なのだ】

『ところで、君こそ何者だい?』
「この子を倒すなんて、中々の手練れの様だが」
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/01(水) 22:45:35.32 ID:PI8jUr0bo
>>520

毒舌だなんてことは無いさ
ただ今の私は無性に君を困らせたくなっただけだよ

【ニッコリ。―――この少女は、何処にでもいるただのドSでした】

シャークか。ふむ、異論等無いさ。ただ我が名が藤代じゃないのを悔やんでしまうな
あと、相手を困らせるつもりで安直な動物の名前をつけてどうする。どうせなら早乙女から土佐犬位浮かべる様になっておくんだな。

【わざとらしく、大きく嘆息しながらヴァーデッドを一瞥し】
【と言うか土佐犬とか普通思い浮かびそうに無い】  【「さ」お「と」め】


っと、そろそろお暇しようかな。
何かと此処は物騒≠轤オいから

【なんて言って、ポンと一歩下がって】
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/01(水) 22:46:35.12 ID:6Z46e9XAO
>>523

外に出るな、とは言いませんけれど、堂々と街中で隙を見せるのは感心しませんよ。
貴方は機関に狙われている身なんですから、ね。

【青年に掛けられるのは、僅かな呆れを含んだ言葉】
【そして、吃驚する程簡単に、首筋に突きつけた刃を引く】

【振り返ってみたら、其処には、翠玉のような瞳と、陽光のような金髪が印象的な、小柄な少女が立っているだろう】
【その身には、カノッサ機関の制服を纏い、片手にはナイフ―――突きつけていた物だろう、を持っている】
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/01(水) 22:49:15.91 ID:8zS4NSdAO
【路地裏】

【ランダムノイズのような雨は、頭によく響いた。五月蝿いなどとは思わないものの、煩わしいと眉を寄せる】
【安物の傘をばらばらと叩く水滴。濡れて曇るネオンの影法師。びしょ濡れの世界は幾許か寒くて寂しげだった】

――なんか、久しぶりだな。外に出るのも
やっぱり真面目に入院なんかするもんじゃないな……身体が鈍ってる気がする

【呟かれる愚痴は水溜まりに反射して、千差万別の色彩を散らして】
【安物のビニール傘がひとつ。ぱっ、と開いて花を咲かせた】

【やがて零れる、曼珠沙華の花弁が零れ落ちていくような紅蓮の長髪の鮮やかさ】
【白のカッターシャツの上から黒のジップパーカーを羽織り、ジーンズにブーツ】
【シンプルな装いに、手や頸などに包帯を巻いた痩躯の人物が現れるだろう】
【右手には鴉の濡れ羽根に似た鞘の刀を、握りしめている】

さて……自由な時間も目的の無い散策も、また久しぶりか
何をしようか迷うな……

【ほつり、瞬く隻眼と共に頸を傾げながら路地裏に一歩を踏み出した】
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/01(水) 22:53:48.56 ID:M5KJrnUxo
>>526

【――ふぅ、と、安堵した様な溜息を一つ】
【実の所、思考の何処かでは彼女の存在を意識しては居た】
【前回も同じ様なアプローチを受けている…、…尤も、確証は無かったが】


……、…いや……まぁ、今の状況からでも何とかは成りますし――。
――あ、でも、服装は変えた方が良いかも知れないですね……。


【そう言う問題では無いのだが――、告げると、彼は卓上に手をやり】
【広げていた紙を畳むと、胸元に仕舞った後…、向かいの席を示した】
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/01(水) 22:54:28.87 ID:Xk+QII7Do
>>521

【──相手の体勢を見た途端】
【男は軽く驚愕を滲ませた──瞬時だった】

(お、っ……疾、回避は間に合わな──!)

【小太刀が『投擲』されたのを認識し】
【咄嗟だ。重厚に装甲された左腕を盾とし、刃を受ける】
【──が、その衝撃と、刃という鋭利さが、十全の防御をさせない】

 ──お、おぉおおおおおォォオオー──っッ!?

【小太刀が腕に衝突した瞬間、男の体躯が真後ろに吹き飛ばされていく】
【何とか踏み止まるべく踏ん張ろうとも、靴裏が悲鳴を上げながら火花を散らし】
【男の足裏がついに地面から浮き上がると、その装甲にも皹が入り砕け散っていく】

【後ろの建造物──低層のビルに背中からまっしぐら】
【そのまま激突するかと思われた、刹那──】

──ぬ、ぐうッ!

【男が空で身体を捻り、足裏が壁に着地】
【すると、男はそのまま壁面を疾走し始め──】

 ──ふ、ふ、うふううううあはははは
 ほーほほほほほ、あふうあふふっ、

【左腕は全壊、もう使い物にはならなくなったが】
【その唇が限界を超えて吊り上り、押さえ切れない笑みがあふれ出す】
【男は、完全に瞳孔の散大した瞳でまだ彼女を捉え続けていて──】

【──じゃ、きんと。刹那のこと】

【男が持つ刀の刃が、二又へ、四又へ、八又へ──】
【やがて何十又へと分かれると、それらの一本一本が伸張していき】
【男が刀を鞭のように振り回せば、刃も連動して暴れまわる】

【さながら、刃の結界を纏ったようだった】
【そのまま男は、壁面を疾り続けながら彼女の方面へと迫りいけば】

【だんッ、と壁を強く蹴りつけ跳躍──】

 ──キャっハーッ!!

【満面の笑みを湛えたまま、隕石のように彼女へと降っていくだろう】
【軌道はこの上なく単純、予測は難しくないが──彼の周囲を暴れまわる刃は、鋭利】

530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/01(水) 22:56:28.54 ID:1lRcbcYV0
>>525

あァ…もう何かお前なら大丈夫そうな気がしてきたわ

俺ァもう帰るけどさ、お前もそろそろ帰っとけよ?もう遊ぶような時間はとっくに過ぎちまったし

【今度は疲れたように深く溜息】
【これは相手に対するものではなく、テンションの変化によるものであろうか】

【少年は踵を返したように、路地裏の奥の方に体を向ける】
【そちらに家があるのであろうか、それにしても真っ暗である】

んじゃあな、また会えたらいいなァ、シャーク。

【右手を振りながら静かに路地裏の中に入っていく】
【彼にとっては慣れた道なのか、真っ暗な道を迷わずに進んでいき、見えなくなった】

【なお、初めに滑り落ちたお札は、その場にてさみしそうに落っこちているだけであった】

/此処で切らせてもらいます。お疲れ様でした―
/…名前聞くのにこんなに必死になったのは初めてだw
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/01(水) 23:00:08.71 ID:PI8jUr0bo
>>530

ああ、忠告は聞いておこう
でも帰る場所が有るとは限らないのさ

【そう言うと、少女もまた歩を進め】

ん、また会おうヴァーデッド
次会う時も敵でなければ良いな

【最後の最後、彼の名をちゃんと呼んで…お別れした】

/お疲れ様でしたーッ
/もう悪口ばっかでごめんなさい
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/01(水) 23:01:07.81 ID:QPLjktxSO
>>524


高城此葉に遠見沢結に氷見山珠洲、ね。
(リッチーにルビー、ね…)
(なんで偽名なんてメンドーなの使うんだ……?)

【名前を復唱し、確認】

あー、アタシ?
アタシは木賊 縹(とくさ はなだ)。タダのケンカとバクチが好きな女、さ。

【斧を腰に取り付けワイヤーを巻き取り、ゆっくりと立ち上がる】

じゃーな、お二人さん。
…ところで、ソイツはホントに死んじまってんのか?
できれば、ソッチの方で処理してくれると助かるんだが……

【倒れている少女を指差し、二人に尋ねる】
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/01(水) 23:03:18.43 ID:n8JT3+Sho
>>529
――――な……ッ!!バケモノめェ!

【バケモノが人間をバケモノと言っていた】
【それ程に、相手の姿は、異形じみていて】

――未だ、行けるか。

【刃の結界を纏い、振るい、襲いかかってくる、相手を見て、手元の太刀を確認する】
【そして、迫ってくる、無数の刃を見て、少女は】

爆発、行けるか。

【左手の刀を、真上の男へと翳して、叫ぶ】

爆ぜろッ!!Y星ッ!!

【ど  う   っ  !!】

【相手が、己に肉薄すると同時、刃が爆発したのだ】
【爆発と同時に、太刀の刃金が無数の破片となって、相手に襲いかかっていくだろう】
【武器破壊と引換の、不意打ちの様な一撃。しかも、当てるためにギリギリまで相手を惹きつけた】

【しかし、それと引換に】


―――ッ・がああああああああああッ!!


【爆風により、火憐は己を吹き飛ばしたが、それでも、火憐の肉体には無数の裂傷が刻まれていた】
【服もズタズタとなり、あられもない姿を晒している。傷は深い】

【特に、右腕。骨まで達しており、場合によっては失われるかも知れないレベルの傷であった】

【少なくとも、戦闘続行は絶望的なレベルの傷を、彼女は負っていた】
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/01(水) 23:04:04.27 ID:hlgstF76o
>>517
【 冷静さと熱を併せ持った獣。ここまで純粋に戦いを欲し、それでいてここまで正気を保つ者には、初めて逢った。 】
【 彼女が望む場所へ、身を置ければ良いと。そして其処にはきっと、ガルニエも居るのだろうと。そんな事を考える 】
【 私に用がある者は、どこかの戦場にでも顔を出してみるといい=@ガルニエがデータベースに遺した一文が、過った 】


 遥人、そのまま戦場を求めていけ。そうすりゃ必ず、ガルニエに辿り着く。
 …あんたが勝つ方に、酒一本賭けておくさ。


【 「その酒を、次逢う時に酌み交わせりゃーいいな」と。おどけた調子こそ変わらないが、きっとその言葉は本心で 】


 またな、遥人。また逢おう。


【 その背中を見送り、途中巻き起こされた喧騒を眺めて、口の端を上げ。ふーっと、紫煙を燻らせた 】
【 やがて煙草が燃え尽きれば、彼もまた席を立ち。カウンターの男目掛けて硬貨を弾き飛ばし、お返しに飛んで来た酒瓶を掴んで外に出る 】
【 店の外で半殺しになっていた男を見つけ、暫し思考した後にその酒を供えてから、暗がりの路地を歩み出す。やがて人の居ない場所へ辿り着くと、小声で何事か呟き。 】
【 瞬時に右手に握られるのは、黒い刃の大鎌。電燈の光を浴びれば、頭に響くような嫌な波動が漏れ出すそれに、鎌を出した当人は眉を顰め。 】


 月夜のアバンチュール=@…とんだじゃじゃ馬だが、使いようか。
 またあいつと飲むまでには、使いこなせてりゃ良いが。


【 呟きは、彼の姿と共に、薄暗い路地に呑まれて行った 】


/乙でしたー!
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/01(水) 23:06:04.48 ID:0j5FKEr+o
>>527

完全な自由とは困りもの、無限の選択肢から一つを選ぶのは難しい
いっその事、誰かが縛ってくれるなら……頭を悩ませる必要も無いのだけれどね

……節制の園から不摂生の宴へ、ようこそお帰りなさいませ

【その人物の、独り言を聞いていたのだろう】
【路地裏に踏み込んで、然程奥まで進まない位置。壁に、誰かが寄りかかっている】


何をするか迷うのなら、まずは遊んでみたらどう?
鈍った体に毒というなら、弱めて薬にしてしまうのも良いだろうし、ね

【小袖の帯は前で結んで、その上に帯を締めないで色振袖を重ねて】
【腰までの白髪は結いもせず、伸びる侭にして簪一つ。和装に似合わず足元は靴】
【軽く肌蹴させた首と肩、白い肌はアルコールによる体温の上昇、その影響が見て取れる】

【きっと酔っているのだろう、言葉は単純に吐き出されるのではなく、メロディに乗せるような揺れ方をする】
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/01(水) 23:06:13.30 ID:6Z46e9XAO
>>528

あのですね、森島さん。
この前も思ったんですけれど、襲撃を仕掛けたのが私だと確認して安心するのはどうかと思いますよ?

【―――まあ、機関と其れに敵対する者、立場が分かれても友人だと思っていてくれているのは嬉しくもあるのだが】
【対機関連合の情報を無理矢理引き出し、それにより、間接的にだが、その副リーダーを捕らえる事になってしまった自分に恨み言の一つも無いのかと、少し疑問に思ってしまう】
【それに加え、殺意が微塵も無いとは言え、こうやって脅すような真似をしたのだから、何か言われても良いのに、とも】

【そんな事を考えている間に、向かいの席を示されて、失礼しますね、と一言だけ言って、其処に腰を下ろし】

……あの、私としてはどうにかなる前に対策して貰いたいんですけれど。
嫌ですよ、機関のデータベースに『森島京が隙だらけだったので殺っておきました』なんて報告が上がるのは……。

【何て言いながらも、もぞもぞと身体を動かし、何処か落ち着かない少女】
【その瞳に宿っているのは、若干の不安の色、まるで怒られるのを知り、脅えている子供の瞳に宿るような、そんな色だ】

……顔も割れている気はしますけれど、服は変えた方が良いかもしれませんね。
気休め程度には、なるかもしれませんよっ。
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/01(水) 23:16:41.92 ID:M5KJrnUxo
>>536

【――青年の性格からすれば、「怒らない」のは当然なのかも知れない】
【直接的にアカリが『仲間』を傷付けた訳ではないのだから……、だが、だ】


いや、大丈夫です――……多分。
……、それにしても、服ですか。 ――僕、よく判らないんですよね。
何着たら良いのか、とか、どんなファッションが流行りなのか、とか……。


……アカリさん、そう言うの判ります?


【――、其の反応は何処か、無関心すぎる@lな】

【例えば……『その事自体を知らない』かの様な、自然すぎる其れだった】
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/01(水) 23:17:25.51 ID:e9I411pHo
>>532
「木賊縹か。覚えておこう。」
『喧嘩が好きなのは良い事だけど。思わぬところで災いするかもよ?』

【どこか釈然としない言葉を残し、珠洲を担ぎあげる】
【千切れた腕も忘れずに。でもまだ、向けられた別れの言葉に応えてない】
【足並みを揃えて、女性に向き直る。その姿はさながら鏡映し、綺麗なシンメトリー】

「腕が千切れたくらいでは、死なないだろう。」
「まあ、無断戦闘の処罰は・・・死ぬほど辛い物に成るかも知れないがな」
『処理、と言うよりは処罰かな』
『存外、優しい人かな、とも思ったけど・・・その口ぶりからすると、割と物わかりの良さそうな人だね。』

【ぐにゃり、と景色が歪む。少女たちの周りだけ、全ての色ごと押しつぶしたように】
【遠くから聞こえるサイレンの音も、やがて聞こえなくなって。】
【3つ分の白い影が、重なって、融けて、溶けこんで。次第に、その影を薄めていく】

「・・・妨害工作も限界か。じきに警察が駆けつける、さっさと帰るぞ」
『じゃあね、縹さん。また、逢わないことを祈ってるよ・・・』

【それだけ言い残すと。視界が元に戻った後には、彼女たちはもう居なかった】
【かわりに、警棒を担いだ警察官。見つかれば、職務質問の一つでも受けようか】
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/01(水) 23:17:55.40 ID:8zS4NSdAO
>>535

……ん?

【人に話し掛けられるのもやや久しぶりだったのか、反応が僅かに遅れた】
【投げ掛けられた言葉の矛先に己が居ると気付くまで要した時間、約10秒と少し】
【相手からすれば、少しじれったい程度の沈黙のあと、ちいさく頸を傾げてみせる】

【それから相手の言葉を反芻。一応は退院を祝福されているのだと知り、苦笑いを浮かべてみせるも】
【包帯から覗く隻眼の、曇り空よりもなお澱んだ灰色に群青を混ぜながら】

そうだね――何か教えてくれるのか?
その、“遊び”ってやつ

【アルコールの気配を感じながらも、対応は決して杜撰ではない】
【無警戒に相手へと近寄ろうとしながら、声音には愉悦を滲ませて尋ねてみせた】
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/01(水) 23:20:48.55 ID:xyzu9BxSO
【大通り――】

(……機関のナンバーズとは何度か手合わせした事がある、けど)
(生半可な奴らじゃあ無い……殺し甲斐はあるが、簡単じゃあない)

【道の端に設けられたベンチに、一人の青年が座っていた】
【黒のロシアンアット(尻尾付き)、緑フレームの丸眼鏡、黒いトレンチコートにスラックスと、微妙な服装のセンス】
【右腰に黒いマシェットナイフ、左腰に鎖鎌と、銀細工で装飾された黒い拳銃と、物騒な品々】

【メタリック・ブルーの短髪と、何より――その、蒼が灯る虚ろな目が、彼の特徴である】

(だからといって雑兵を狩るのもおもしろくない。第一、きりがない――)
(“他の組織”とはまだ接触出来ていないから、どんな連中が居るかも分からない)

どうするかなぁ、俺の新章は。

【――膝の上で毛布に包まって眠る、お下げを縦ロールにした銀髪の幼女の頭を撫でて、夜空に視線を移した】
【然し、良いアイディアは降りて来ないようで。溜め息が響く】

/あまり長くは絡めませんが、それでもよろしければ
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/01(水) 23:23:25.44 ID:Xk+QII7Do
>>533

 ────っッあーッヒヒヒヒ!
 ふふるうるるうぷぷるにっギーッ!

【男が大きく口を開き、哄笑する】
【相手の燃え盛る力が、彼の愉悦を擽る】

 ふっ、ふっ、あふぅふ、ふぅ、はっ、ひっ、
 たにょっ、たにょっ、っッたっのチー!! ッーいヒヒヒヒ

【瞳孔の開ききった漆黒の瞳は、釘で打たれたように彼女から目を逸らさない】
【横隔膜が痙攣したような笑い声を、不規則な間を挟みながらもなお上げ続け】

【白目を剥く。舌を限界まで伸ばし露出する】
【それでも唇は吊り上り続け、発作のような笑い声が止まない】

【男は降っていく。我が本能を擽ってやまない、炎鬼へ】
【もはや相手の姿など見えていないのだろう──ただ刃だけが暴れ続け】


 ──うふうううははひひうふうう【 轟音 】


【「──あぴゃッ」】
【彼の歪で愉快で笑い声が、唐突な轟音に掻き消された】

【新星の誕生のような、燃え盛る刃の爆発】
【それによって生み出された無数の刃の群れは、】
【男の暴れる刃たちすら押しのけ、砕き、通り抜け──】


 【周囲が、白く染まっていく】


【数拍、無音】
【男の笑い声も、嘘のように止んでいた】

【──どしゃっ】

【静けさを破る男】
【空から男が降ってきて、地面に打ち付けられた】
【遅れてきて、かしゃり。眼鏡が落ちてきて、罅割れる】

【──男の身体は、白煙を上げていた】
【七三は乱れ、スーツは見る影もなく焦げて裂けて破れている】

……ご、ぷっ

【仰向けの男が、血反吐を吐き出す】
【震える頭を動かし、周囲を見渡すと】

……、お、や?
あららら……いけ、ない……また、やってしまった

く、これでは……お仕事が……くく、く──
ひ、ひぃ、お願いですから見逃してくだされー……──

【彼女の姿を見た途端、相手も重傷を負っているというのに】
【自ら、降参の宣言を口にし、泣きそうに口元を歪めてみせた】

【──決着。男は完全に戦闘不能】
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/01(水) 23:26:44.82 ID:0j5FKEr+o
>>539

教えて欲しい?やだなぁ、知らないような歳には見えないよ
こんな所にこんな格好、道行く人を誘う声
だったら、後は選択肢なんて多くない……そう、今の様に、無限の選択肢は無くなる

ねえ、教えてあげたら遊んでくれる?
一人で寝るのは……とてもとても、寂しいんだ

【袖で口元を隠すようにして、あまり表情を変えずに笑いを聞かせ】
【近づいて来る相手に、自分からもちょいと手招きをしてみる】
【隻眼の灰を迎えるのは、二つの紅。酔いの為に、瞼は狭い】


とは言っても、遊びにはルールがあった方が面白い、そうは思わない?
ルールの存在しない、完全に自由な遊びは……それはむしろ、何もするなという様なものさ
そう、今の貴方の様に……何をすれば良いのか、分からなくなる

だから、ルールを作る所から始めよう。僕と、貴方とで、ね?
どんなルールにしよう、お望みの遊び方は有るかな?

【婉曲に、婉曲に、言葉を選んではいるものの】
【要するに、こっちはこっちで要望を出すから、そっちも要望を出せ、という事】
【この時点で既に、言葉「遊び」の様でもあり】

………僕は……そうだなぁ、期間は今夜一晩だけ、を提案するよ

【自分からの要望、一つ目は、それを長く続けはしないという宣言】
543 :541 [sage saga]:2011/06/01(水) 23:27:07.00 ID:Xk+QII7Do
//誤字がひどい。訂正します、失礼しました
//×【静けさを破る男】
//○【静けさを破る音】
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/01(水) 23:28:32.65 ID:n8JT3+Sho
>>541
――――ッ、未だ、生きているのか。

【倒れて、此方に降参宣言をする、相手を見て、驚きの表情を浮かべる】

……どうも、カノッサ機関はしぶといやからが多いと見える。

【ざ、わ。と体から赤黒い、哲学者の卵の気配を持つ妖気を拭き上げて、無理矢理に体を動けるようにして】

(……此方も、これ以上は無理か。そろそろ栄養失調で倒れそうだ)

【彼女の火の力は、妖力のみではなく、カロリー≠熄チ費する】
【故に、戦いすぎた場合は、生命力の枯渇と栄養失調が彼女を襲う】
【今たっているのも、やせ我慢だった】

【なけなしの力で、短刀を一つ作り、己の足元に突き刺すと、爆炎と同時に彼女は消え去っていった】
【去り際には、次には殺す、とそう言い残して――――】

//乙でしたー!!
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/01(水) 23:31:15.41 ID:QPLjktxSO
>>538

…まだ生きてるか。よかった。
殺しはいつになっても慣れねぇからな……

【ほっと安堵のため息をつく】
【その刹那、変形する風景】

……?
瞬間移動ってヤツか……?

【それを眺めながら呟く】

【その後、聞こえて来るサイレン】

ヤッベェ、サツが来やがった…!

【軽く右肩を抑えながら憎々しげに呟く】

ちゃっちゃと逃げよう、ちょっとゴメンよ!

【警察に見つかる前に人混みを掻き分けていき】
【そのままどこかへ走り去っていった】



/2日間もありがとうございました
/乙でした!
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/01(水) 23:32:02.16 ID:6Z46e9XAO
>>537

【少女は、青年の対応に、疑問を覚えざるを得なかった】
【少女の知る青年は、ひたすらに仲間思いな人間だった筈だ】
【それと同時に、彼は温厚な人間でもあるから、少女に怒りを向けていないのかもしれないけれど―――でも】

【仲間が連れ去られた割には、落ち着き過ぎている】

まあ、森島さんが大丈夫だと言うのなら、私はそれ以上は言いませんけど……お願いですから、死なないで下さいよ。
機関員が機関に害を為そうとしている人間にこんな事を言うのも、変だとは思うんですけれど、ね。

【本来ならば『[ピーーー]』と言うのが正しい気もするけれど】
【やっぱり、友人にそんな事を言う気にはなれないし、そう思う事も出来ない】

【私は機関員失格だ、と、心の中で自虐の言葉を呟いて】

……うーん、恥ずかしい話ですけれど、私は剣と魔術の勉強でいっぱいいっぱいだったので、詳しくないんですよ。
機関員になってからは、少し余裕が出来たから、自分の服装は気にしてるんですけど、異性の服装まではちょっと……。

【役に立てなくてごめんなさい、と、そう付け加えて】
【少しの間、これを言うべきか言わないべきか悩んだ後に、一つ、青年に問いかける】


……森島さん、対機関連合が今どうなっているか、情報は貴方の所に入ってきていますか?
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/01(水) 23:32:43.69 ID:6Z46e9XAO
>>537

【少女は、青年の対応に、疑問を覚えざるを得なかった】
【少女の知る青年は、ひたすらに仲間思いな人間だった筈だ】
【それと同時に、彼は温厚な人間でもあるから、少女に怒りを向けていないのかもしれないけれど―――でも】

【仲間が連れ去られた割には、落ち着き過ぎている】

まあ、森島さんが大丈夫だと言うのなら、私はそれ以上は言いませんけど……お願いですから、死なないで下さいよ。
機関員が機関に害を為そうとしている人間にこんな事を言うのも、変だとは思うんですけれど、ね。

【本来ならば『[ピーーー]』と言うのが正しい気もするけれど】
【やっぱり、友人にそんな事を言う気にはなれないし、そう思う事も出来ない】

【私は機関員失格だ、と、心の中で自虐の言葉を呟いて】

……うーん、恥ずかしい話ですけれど、私は剣と魔術の勉強でいっぱいいっぱいだったので、詳しくないんですよ。
機関員になってからは、少し余裕が出来たから、自分の服装は気にしてるんですけど、異性の服装まではちょっと……。

【役に立てなくてごめんなさい、と、そう付け加えて】
【少しの間、これを言うべきか言わないべきか悩んだ後に、一つ、青年に問いかける】


……森島さん、対機関連合が今どうなっているか、情報は貴方の所に入ってきていますか?
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/01(水) 23:36:34.58 ID:8zS4NSdAO
>>542

……あぁ。“そっち”か

【――どうやら、知識はあれど期待したのは別の娯楽であったようだ】
【相手の知り得ぬ情報だが、生物ではネクロフィリアの愉悦を買うことはできない】
【浮かぶのは年下の恋人の顔。残念ながら彼以外の体温を受け入れる余裕は、今のところはない】
【……が、頭ごなしに否定するのもどうかという意識はあった。なにせ、暇なのだ】

そうだな……ルール、か。それはいいな
守ってくれるならば――遊んでおくれ

【―――ようは。自分と相手の身体が触れなければ、構わないだろう】
【それで納得し、首肯する程度にはこの存在は原初から堕落していたのだった】

まずひとつ。俺はネクロフィリアだ
だが、お前を“愛する”気はない。一晩中語り合うくらいは出来るが――、一晩だけ愛し合うことは出来ない。構わないか?

【提案したものは、それだ。触れ合わない。体温を重ねない】
【ただ、寂しさを埋める程度の距離で、会話するだけ。それだけのことであった】
【もっとも――これさえクリアするのであれば、あとはほとんど大丈夫なのだが】
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/01(水) 23:41:23.83 ID:UQ2an5oSO
>>522

――……そっ、かぁ。いや、怒らせちゃったりするのは、まあ解らなくも無いんだけどね……。
ほら、俺ってあんまり人に好かれる性質じゃないし――職業柄、さ。

【秋の空なんて喩えも有る程、複雑に揺れる乙女心。彼にとって、それはどうやら】
【少なくとも現段階では、高等数式とおんなじ位に理解不能な代物らしく――】
【ベンヌの言葉に首肯を一つ返せば、頬に指を宛てて考えつつ】


そう、遊びに。時間が問題なら、日を改めてってコトも出来るし――
……えっ。流石にその、君にそーいうのは、しないよー!?

【ちらと、視線をベンヌから史音に合わせて。態度が僅かに柔らかくなったのを、確認すれば】
【ふ――と、安堵したような吐息を零して、微笑するけれど】


ほら、お兄さん無害だか、ら……。

(「ヤなこと」、か。最近、どうにも――多いよね、こういう場面)
(お姫様を救う騎士よりかは、薄汚れたピカロだかピエロだかが似合いだ、ってのに……)

【ぴしり。明確な拒絶の言の葉と、かすかに滲む涙の珠を、突き付けられれば】
【よく回る舌と、笑みの表情が凍り付き。軽佻浮薄な科白が、喉を締め上げられたように】

【ぱったりと、途切れて消えた。――代わりに、きしきしと】
【それは宛ら万力か。手袋に包まれた右の握り拳が、耐久限界を容易く超えて】
【内心の逡巡を物語るよう、ごく微細な軋みの声を上げ始める】

(ここ最近じゃ、三…いや、四度目……か。ッたく、らしくない=\―)

【――その意志が、無いと言えば嘘だ。だが、それと同等か、或いはそれ以上に】
【長年の時を経て、凝り固まった何か≠ェ彼にはある――それが、決断を鈍らせていた】

【第三者の視点からこの場を見ている彼≠ノは、恐らくそれが知れるだろう】
【何故ならば――――笑みが、消え失せている≠ゥらだ】
【代わりに迷いとも苦悩ともつかない感情が、闇色をした虹彩に】

【色濃く浮かび、その双眸を曇り硝子のように濁らせている――――】


……――史音、ちゃん。

【ややあって。彼は唐突に、どこか辿々しい口調で、彼女の名を呼ぶと】
【一歩、また一歩と歩み寄り。適うのなら、その頭に左手を置いて、怖ず怖ずと撫でようとして】
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/01(水) 23:44:12.30 ID:M5KJrnUxo
>>546

【――、彼女の優しい言葉に、彼は首肯を以って返す】
【死ぬ気はサラサラ無いのだろう……「ありがとう」と、言葉を返して】


普通はそうですよね……、どうしようかな。
――詳しそうな知り合いも、あんまり居ないんですよ。
誰かな……、イサカさん――は、何となく知ってそうな……。


【其の後も、何人か『知り合い』――友人では無いらしい――の名前を呟いて】
【これ、と云った人物は矢張り見つからなかったのか、唸り声を一つ――】

【……それから、彼女が口を開いた事に反応して、双眸を向け】



 ――……いや。 ……、対機関連合は、抜けましたから。



【――素っ気無い表情に、素っ気無い言葉】
【テーブル上の珈琲のカップに手を遣り、持ち上げ……口を付けた】
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/01(水) 23:45:54.54 ID:0j5FKEr+o
>>548

そう、そっち。損はさせないつもりでいるけれど……っと
おーやおや、思ったより難易度の高いルールが出ちゃったね、いきなりに
愛してくれとは言わないけれど、この寒さは埋めて欲しかったよ……

……でも、そのルールは「受けよう」。僕の言いだした事だからね
最近は、あまり人と話しをしてないし――触れあいもだけど――淋しくて、仕方がない

【自分からも一歩近づこうとして、課せられたルールの難易度】
【やり方によっては決して邪魔にもならないが、別なやり方を完全にストップするそれを】
【眠たげな目をきょとんと開かせ、それでも受け入れた】


……それにしても、珍しい人だ。ネクロフィリアなんて、一年に一人見れば良い方なのに
供給は無限に近いほど有るのに需要がない、歪な体制が出来てしまってるよ
幾つか如何?昨日見つけたばかりの女の子、数日前に見つけて保存してある亜人の雄……
ちょっと手を尽くせば、多少マニアックな注文だって受け付けられるけれど

……それとも、自分で作る方がお好み?

【まず話題に乗せるのは、目の前の相手の奇妙な嗜好】
【大概の事に動じない筈の自分が、表情を変える位には珍しい、大人しいネクロフィリア】
【自分が材料にされないようにと、最低限の注意ばかりは残しておく】
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/01(水) 23:53:36.12 ID:6Z46e9XAO
>>550

服屋の人に適当な物を見繕って貰う、という手もありますよ。
客が多い時間帯等を避ければ、その位ならやってくれると思います。
あとは、高い物を買わせようとするような悪質な場所を選ばなければ、どうにかなると思いますよっ。

【結局、少女が導き出したのは、無難に無難を重ねたような、そんな選択肢】
【尤も確実な手段である事は事実だから、あとは場所さえ良ければ大丈夫な筈だ】


…………抜けた……そう、ですか。


【そう、呟くように言って、少女は席を立ち、少し人の少ない場所に移動しよう、と、青年に声を掛けるだろう】
【移動したならば、其処は、表通りと裏通りの狭間に当たるような、微妙な細い路地に居る筈だ】
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/01(水) 23:58:26.42 ID:8zS4NSdAO
>>551

あぁ。悪いな、お前が望んでいるのも分かるんだが……何分、俺には熱すぎる
寒さは酒か毛布で埋めるといい。寂しさは紛らわせてやるから

【受け入れられた、ならば他に交渉事はないとばかりに手を振った】
【これで、一夜の関係といえど疚しいところはなくなった。一安心だ】
【他に何かルールはあるかい?とばかりに瞳をやってから……小さく笑って】

残念だが、奇形とかの蒐集癖はないんだ
気に入った相手を“愛して”、その身体が腐り落ちて液体になるまでただ眺めてる
今までの会話を反芻しながら、その末期は俺一人が知っている。どうやって腐り、消えていくのか。俺だけが覚えている
―――嗚呼、愉しい

……あぁ、大丈夫だよ。今は一人、執着してるのがいるからね。お前は獲物にしない、安心するといいよ

【異常、ではあるのだろう。冷静に己を保ち、自分が異質であることを理解しながら、狂っている】
【なので付け加えた言葉は、本心だ。今ここで話している相手は、絶対に標的には成り得ない】
【万華鏡の瞳が瞬いて、金色に煌めく隻眼は――幾つの死体が腐るまで、時を眺めてきたのだろうか】
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/01(水) 23:59:24.01 ID:M5KJrnUxo
>>552

【彼女の言葉に応じ、無言でカップを卓上に置く】
【――見れば、その水面は持ち上げる前後で殆ど変わっていなくて】


……、……ん、――判りました。


【先払い形式の店舗なのだろう……、そのまま立ち上がり、彼女に付いて行く】
【移動する最中も、移動した後も。先ほどまでとは打って変わって、彼は一言も発せず】





…………、…こんな所で、何の話ですか。


【――、只、一言。 余り感情が篭らない言葉を投げかけた】
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 00:07:25.64 ID:wAzJdpFCo
>>553

他のルールか……そうだね、普通とは逆の事をしてみない?
踏み込まず、当たり障りなくやり過ごす事が正しい、この路地裏で
好奇心のまま踏み込んで、訊ねて、知りつくそうとする。そんなルールはどうだろう
偶然の遭遇が二度重なるとは限らない。けれどそれが必然になれば、何時かはまた、ね?

……だから、僕は自分のルールに従って、貴方にもう一歩踏み込んでみたい
骨は好き?血を啜りつくし、肉を貪りつくし、頭髪は風に吹かれて何処かへ飛んで
衣服も何も無くなってしまい、最後に残るのが骨だ

……骨を、貴方は愛するの?それとも―――

【「―――骨が溶けるまで?」】
【どれだけの時を重ねれば、そこに辿りつけるのか、自分は知らなかったが】
【末期を見届ける愉悦に、一片の瑕疵を許さないというのなら、きっとそうなるのか、と】
【人に問うには、随分無茶な内容だ。そう思わず、聞いていた】


あーあ、死体ならこれから幾らでも手に入りそうなものなのだけど、ね
……まあ、あれは欠品ばかり。骨すら揃わない様じゃ、売り物にはならないか
嫌な話は何処にでもあるよ、文字通り「骨までしゃぶられる」なんて……

【今の話題から、別な話題へと移行する為に、伏線を軽く撒いておき】
【袂から取り出したのは、小さな小さな瓶。注がれているのは、白い酒】
【蓋を指先で回して外し、舌の上に酒を数滴落とした】
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/02(木) 00:10:35.64 ID:blaDOFSc0
>>549

「(……やはり、ただ軽いだけの方ではあるまい)
 (軽妙と対になる「洒脱」とは、人生の苦味を楽しもうとする自浄だと言う)
 (そして――私には、それが無い)」

「(カイ殿………貴殿、は)」

【ベンヌは、思うばかりで口を挟まなかった】
【表情は、そもそも無いのだから窺い知れる訳はなく】
【代用的なアイコンとして利用する、光の点滅パターン変化も】
【この時ばかりは、一切見受けられず――】


【――今は、従では無く主にスポットを当てよう】
【涙のせいか、輪をかけて真っ赤に染まったその眼もまた】
【カイが停滞している間、動くことが無かった】

 【己の礎を、心の傷を、思い返しているのだ――】
 【二重で、「もはや手の届かない」世界に居る旧友】
 【或いは――初の情人と呼べるだろう、誰も知らない少年、それを】
 【似通う性質を持つと見えた、「彼」に重ねて】

(ヘラヘラしてて、でもけっこー無茶やって)
(その癖してサ、いつだってなんとも無いみたいなカンジ)
(――何だかほっとけないから、少しムカつくの……)

【羞恥の念か、思い出した悲しみか――それが現実から逃避させる】
【カイと言う男を通して、オモヒデの世界に浸っていたせいで】


  ………――う、!


【―――気付かないうちに、触れられた】
【ふわり。漆黒の綿雲を掴んだような、髪に】
【その瞬間、不意に現し世が色を取り戻す】
【はっとした様子で、ふるふると視線を左右に振り回した】

 【こんな恥ずかしい状況を、意地でも容認できるわけがない】
 【振り向き様に、またグーでイッパツ――】


………………。

…………ダメ………だぁ、…っ。


【イッパツ、かませなかった】

【視界に飛び込んだ笑顔の残骸に、畏れを覚えた訳では無いけども】
【これ以上――彼を、「振り回したくない」と思わせるような重さが】
【とうとう、史音にも理解されたのかも知れず】
【固めていた拳を、ゆっくりと腰許まで引き戻したなら】

 【さて――またも、ややあって】

ふんっ、感謝しなさいよ……?
海部の総領娘の頭、アンタなんかが撫でるチャンスなんて、
一生待ったって、ほんとなら来るはず無いんだから…っ。

【毒づきながらも、彼女は抵抗することはなく】
【暫くは――安全を確保して、撫で続けることが出来るだろう】
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/02(木) 00:12:30.72 ID:FKAmx5lMo
>>544

……お、おお。やった、言ってみるもんですな

【小刻みに震える顔が、ゆっくりと微笑む】
【荒々しい余韻を残して去っていく彼女に、男は頷いて】

ええ、ええ、それは楽しみにしておりますぞ
お次こそはこちらも殺して差し上げられるように、致しますので、な──

【確かにその姿を見送ると──右手で、懐から携帯端末を取り出す男】
【何やらダイヤルすると、がくり。それっきり体全体が力を失って、沈黙した】

(──確か、『花城 火憐』、と言いましたか)
(中々、難儀されているようですなあ……──)

【ふ、と。男が瞑目し、息を吐き出した】

【──静寂】


//く……途中途中お待たせして申し訳なかったです
//お疲れ様でした、ありがとうございました!
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/02(木) 00:15:57.18 ID:sT6kDTmAO
>>554


私は……遠回しな言い方が好きではないので、簡単に要点だけを言わせて貰いますね。

【細い路地、人通りの限りなく零に近い場所】
【そこに青年をわざわざ呼び込んだ少女は、くるりと青年に向き直って】
【金色の髪を夜風に靡かせながら、普段とは違った方向に、冷たさを感じさせるような、落ち着いた声で、語り始めた】

最近の話です、カノッサ機関《No.300》の手により、対機関連合の宮本重太郎から情報が引き出されました。
その情報を元に、機関は行動を起こし、対機関連合の副リーダー、黒野カンナが捕らえられました。

言葉にしてしまえば、これだけの話ですけれど、ね。
貴方達の立場からすれば、話の重みも、感じ方も、また違うでしょう。

友達思いの貴方には、特に。
そう思ったから、話そうと思ったんです。

【友達だから、友達の為に、友達の関係を終わらせるかもしれない言葉を、語る】
【黒野カンナと森島京の関係なんて知らないけれど、副リーダーと言う立場の人間だ、少しくらい関わっているのだろう】
【そして、少女の知る青年は、少しでも関わった仲間を、見捨てられない人間の筈だ】
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/02(木) 00:18:55.62 ID:k+KaJY0AO
>>555

……面白いな

【ふ、と唇が綻ぶ】
【本当に純粋に、面白いことを提案するなと思ったのだ。珍しい、とも】
【あるいは肉体的に深く交われない変わりに、精神的に深いところまで――といったものだったのか】
【解答は承諾。踏み込まれた内容は、自分の精神を揺さぶることこそないものの、久しぶりに深いものだった】
【しかし――別に隠すものでもあるまい。妄想的な腐敗臭が鼻を付いた気がして、足元には混沌色の液体が見えた】

――――勿論。

【「世界から物理的に消えるまで」】
【その最後を知っているのは、自分だけ。それは、究極の独占欲なのかもしれない】


へぇ。戦争でも起きるのかい?
骨すら揃わない……しゃぶられる……まぁ、綺麗な死体ではなさそうだ

【丁寧に撒いてくれた伏線を即時回収しながら、興味を持ったのか問い掛けると】
【酒に身を委ねる彼に路地裏の壁へと背中を預け、手持ち無沙汰に傘を回す】
【会話は面白くとも指先が暇なようだ。包帯で肌の見えない手は、薄く細い】
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 00:30:39.14 ID:wAzJdpFCo
>>559

誰かの骨が、風に撫でまわされて塵になるまで
それは一体、どれだけの長さの時間が必要なのだろう
長すぎる程に長い時間、彼は彼女は、他の誰と触れあう事も出来ない
言葉の一つを交わす事も出来ず、ただ貴方の胸の中に有るんだ

……怖いね、狂ってしまいそうだ。だけど、死体はもう狂う事も出来ない
貴方がネクロフィリアなのじゃなく、貴方を受け止められるのが死体だけだった
もしかしたら、そういう事なのかも知れないよ

【漸く、酔いが適切な程度に回ってきたらしい。饒舌の度合いも、抑揚も、増していく】
【先程まで何も知らなかった相手の事を、僅かな言葉から、こうなのだろうと夢をみるように】
【幻想を抱いてそれを綴るのは、≪詩を書く/死を描く≫のはおぞましくて寒気がする】


……戦争なら、もう起こってるのかも知れない。けれど僕が知っているのは、もっと小さな事
戦争が起こる国には幾つかの条件が有り、その条件を満たす為の手段はもっと沢山有る

麻薬、だよ。人の心を壊すついでに、その骨まで壊していく、ね
燃やされた死体は骨を形として残す事もなく、灰になるばっかりで
貴方の目の様に、青を混ぜて美しく変わる事も出来ない

枯れ木に灰を投げて花を咲かす話は有るけれど、あの国の桜はそもそも枯れない
灰になってしまう彼等は、どうして存在した事を証明できるのだろうね

【ぶるりと震えたのは、決して肌の露出の為ではなく。それを誤魔化す様に、話は続く】
【相手の指が遊んでいる事に気付けば、そっと小瓶を差し出して】
【「飲むか」とは聞かないが、軽く首を傾げた】
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/02(木) 00:33:06.31 ID:hwPsH6aTo
>>558


 ――…………、…… ぇ?


【 ――……、初耳だ 】

【『抜ける』と宣言してから、「集積情報」には目を通さない様にして来た】
【……だから、現在の対機関連合がどの様な状況に有るのかなんて、知る由も無かったのだ】

【≪No.300≫――其れは紛れも無く、目の前の少女の事】
【その事を自ら自分に話すなんて、相応の決意が必要だったろう】



 ――――…………。 …………。



【――、驚きの後、表情が染まったのは、困惑の入り混じった無表情】
【血のこびり付いた地を見据え、双眸を静かに閉じて――】







……お願いが、一つだけ有ります。
何でも良いですから……何か、カンナさんの件に関する情報は有りませんか。
――、―せめて、『誰が実行したのか』だけでも、教えて貰えませんか。


【『名前だけでも』と言ったのは、知っている人物≠フ可能性に賭けたのか】
【過激な人物か、温厚な人物か――其れだけ知れても、大きな一歩と成り得て】



…………、… お願いします。



【――、―深く、彼は頭を下げる】
562 :557 [sage saga]:2011/06/02(木) 00:39:39.92 ID:FKAmx5lMo

【──数十分後】

【ざり、と靴裏が地を擦る音が響く】

……──お。どうもどうも、こんばんは
わざわざご足労頂いて、痛み入りますぞ

【音の主を、男が地面から見上げた】
【男の柔和な呼びかけに、しかし返されるのは零度の沈黙】

いやあ、私ともあろうものがこっぴどくやられてしまって
転移術式を起動させる余裕もなかったものですから

さあ、早く帰りましょう。ええと、確か……

【男はそれでもお構いなしに、一人で言葉を次いでいく】
【が、現れた人物の名前を思い出せないのか、視線がしばらく宙をさ迷って】

【はっ、と、やがて男が閃いたように口にした】

──そう、曇華さん!

【そう遅まきに呼ばれ、一人の青年が僅かに顔を起こす】

「…………────」

【──纏っているのは、鴉のように黒い貫頭衣型の外套】
【緩く波打った暁色の髪は、しかし所々毛先が黒く染まっていて】
【その暗色の瞳は、冬の夜空を映したように冷たく、そして昏かった】

【その首元には、一枚のドッグタグの姿があった】
【雲の切れ間から差し込んだ月光が、その表面を鈍く照らす】

【『カノッサ機関』の紋章が、刻み込まれていた】



【夜に静寂が満ちていく】
【曇天は濃く、そして重かった】


//絡み不要です、お邪魔しました
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/02(木) 00:48:02.01 ID:k+KaJY0AO
>>560

……さぁ。どうだろうね?
流石にそれは分からない――記憶しているかぎりでは、動物に触れないからと死体を撫でていたのが初めだった気がするけどな
ほら、今も鼠一匹いないだろう。嫌な話だ、一方的に嫌われれば心も荒むさ。……なんてね

【自分の愛が異常なのは、知っている。けれどそれを“受け止められない”と判断するのは、相手の方だ】
【だからこそ、其処は分からない。自分を愛するといった男を切り殺し、もう楽にしてと縋った女を毒殺した】
【どうでもいい。この胸にある慕情を表す言葉は『愛』でしかなく、誰に理解されなくとも構わないのだから】
【――愛しいものは時間を掛けて、自分だけのものに溶かす。それが、愛だ】


……へぇ。麻薬。それはこわいな。お前も怖いんだろう?
まぁ……そうだな。それが視界に入りでもすれば、少なくとも俺の世界には残るが
或いは、昔は普通であった彼等が堕ちてしまったという事実――それを忘れてほしいという、一握りの尊厳が灰となって残るのかもしれない

【愚かしく薬を求め、思考もままならぬ状態で彷徨う姿――以前は普通だっただろうに、眼も当てられぬその変貌ぶり】
【忘れてはならぬ事柄なれど、そんな醜態を見せた彼らは、覚えていてほしいと願うのだろうか】

【酒に対しては断るように頸を振ってから、背を壁から離すと】

さて。一晩、だろう?
此処は少し寒い――移動しないかい

【彼の震えを、今だけは寒さのせいにかえて。ビニール傘の範囲のその肢体を納めようと接近しながら尋ねた】
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/02(木) 00:55:17.94 ID:sT6kDTmAO
>>561

……やっぱり、知り合いの方でしたか。

【いつもの何倍も、何十倍も、夜風が鋭く冷たい物に感じてしまう】
【全身を刃の雨に晒されているような、そんな錯覚すら覚える程に、痛い】


そう、ですよね。
貴方なら、必ず仲間の事を心配すると思っていました。

出来れば、そんな優しい友達の願いは、聞き届けてあげたい。
私も、そう思っているんですよ……でも、でもっ。

【少女は顔を伏せて、そう、呟くように、囁くように、言葉を発した】
【機関を裏切るなんて、簡単には出来ない、でも、友達の事は大切だし、傷つけるような、真似はしたくない】

【少女の迷いは、暫く続いて、そして、漸く、顔を上げると、小さく、風の音に負けて消えそうな声で、呟いた】

金之助・タナカ=フィリップスJrと……名前は、そう、書かれていました。
≪大狽≫ヴィルダ・ヴォルデの一員らしいんですけれど、性格は、有ったことが無いので解りません。

ただ、データベースの書き込みが本当だったなら。
尋問の後は、廃棄されるのが妥当でしょうね、状況は良くない、と思います。


【―――――言って、しまった】

【後悔が胸を襲うけれど、もう遅いし、どの道を選んでも、この痛みは変わらなかっただろう】
【友人の期待を裏切るか、組織の信頼を裏切るか、二つに一つの道だったのだから】

【言葉を紡いでいた少女の顔には、陰が差して、普段の明るさは何処かに消えていて】
【酷く、弱々しい存在に、見えるのかもしれない】
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 01:01:43.40 ID:wAzJdpFCo
>>563

ああ、怖い。狙われないと分かってても、貴方の傍に居るのはとても怖い
命を落とす事よりも、その快楽を理解したくなる事が怖いんだ
好奇心で踏み込んだが最後、二度と戻れない不可逆性の現象が死だ
死して尚愛されるのがどれだけ喜ばしい事なのか、僕は死ぬまで知る事がない

……それに比べれば、麻薬の恐怖なんて薄いものさ
あれが齎すのは恐怖じゃない、嫌悪。とびっきり濃厚な、ね
尤もこれは………麻薬単体での憎悪、という訳じゃない
あれこれと蜘蛛の巣の様に絡み合って、そうして生まれた憎悪だよ

【生き物は、不快から逃れて快に近づくものだ】
【多くの生き物が不快として離れていった『それ』が、死者へと注ぐ愛は】
【獣に近い身に、快楽となって降るのか、確かめたくなってしまった】
【確かめる事即ち自らの終わり、好奇心を叶えてやる機会は永遠に訪れない】

【差し出した酒は受け取られず、結局自分の喉に全て消えて】
【それでも、まだまだ酔いは限界に届かない。意識も滑舌も明瞭の侭】

……何処へ連れていってくれるの?屋根と壁は欲しいよ、敷物は要らないけれど
背には硬い床の感触、身体の上には心地良い重さ
それだけ揃えば、其処は王城の寝室よりも天国に近い空間になるんだから

……今は、重さを楽しめない事だけが残念だけれど

【相手――もう彼女と呼んでしまおうか――の傘の下に、するりと滑り込む】
【彼と雨を妨げていたのは、壁ばかり。白髪も肌も、着物も、すっかり濡れてしまっていて】
【それでも近づけば分かるだろう、彼の体温はとても高い】
【生きているという主張を過剰に行う、38度の平熱。移動に同意して、少し近づいた】

【道中は、傘の下から外れないように。決して遅れない様に、ついていく事となるだろう】
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/02(木) 01:03:44.77 ID:h+Xn9eoDo
【とある路地裏と表通りの境】
【手軽な非日常への入り口には、とある安宿が一軒立っていた】
【カプセルホテル一泊分の値段で、二ヶ月近く滞在できる安い安い木賃宿だ】
【その分客室はベッドもなく、畳にして約四畳、冷暖房なし雨漏り酷し、トイレは共有風呂は銭湯、あるのは水道と裸電球だけ】
【完全に寝るスペースだけを提供するのが安さの秘訣である】
【脛に傷もつ輩にとっては、それだけでも充分売りとなるのだけれど】

…嗚呼、今日はいい日だった…いや、もう昨日か?

【天気は雨、時刻は深夜】
【四階建て安宿の屋上にて雨に打たれ、何もない空を見上げる姿が一つ】

【ウルフカットの黒髪に焦げちゃ色のジト目、いつもは不機嫌そうなへの字口は、今日はちょっと端が釣られている】
【ノースリーブの上着からはみ出した両腕は、見るものが見ればわかる程度に鍛えられていた】
【タイトなジーンズに腰周りを隠すほど裾が長いシャツ】
【胸元や腰周りのラインが間違いなく女性であると告げているのに、何故かその人物を少女と言い切るに憚られる雰囲気はあって】

【頬は赤く、足元には三本の一升瓶】
【全て空だが、この雨の中、流されたのかあの人物の腹に収まったのかは判然としないけれど】

【しいて言うなら狼少女…そんな人物は】
【ひたすら雨に濡れながら、目に雨が入るのも恐れず空を見上げていた】
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/02(木) 01:16:22.30 ID:hwPsH6aTo
>>564


 ……、 金之助=c、――――?


【――森島が先ず反応を見せたのは、其の名前の響きだった】
【『引っ掛かる』と言うよりも、『困惑している』様な表情……、呟き】



……尋問、――其れは、そう、ですよね。
機関≠ノ捕まってるんですから……否。『ヴィルダ・ヴォルデ』ですか。
火の国の一件で、大分打撃は与えられたと思ってたのに――。


――……先ず、其の金之助・タナカ=フィリップスJr≠捜さないと……。


【――其れから暫く、眉根を寄せ。 口の中で断片的な言葉を呟き続けて】
【まるで何かを『迷っている』かの様な…、…十数秒間の素振り】

【……後、上げられた双眸が、彼女を捉えて】
【其処で始めて、自分が本当の意味で『何』をさせたのかを理解した】



僕、こんなのばっかりですね――他の人、傷付けてばっかりで。
……其れから、今みたいに言い訳しようとして。
気が付いたら、そんな事ばっかり…、…本当に、ゴメンなさい。――こんなの、『友達』じゃないですね。



【「……、…でも、此れだけは言わせてください」と、彼は言葉を続け】
【其れが拒まれないのなら、彼女に歩み寄り――左手を、頭に伸ばそうとして】














…………、……    ありがとう 



【――、少しでも、彼女にかかった蔭を取り除けるまで】
【どうでも良い事でも話しながら、微笑を浮かべ。暖かさを持った左手を動かし続けるだろう】



【――……路地裏を通る風は、丁度良い心地好さだったかも知れない】



/そろそろ時間なので、キリも良いですしこの辺りで!
/お疲れ様でしたー!
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/02(木) 01:19:36.58 ID:k+KaJY0AO
>>565

【くつり、と。笑った。それこそ、麻薬のように甘ったるい微笑だった】
【結局、この異形に「愛して」とねだった者たちは、その快楽に抗えなかったのだろう】
【死してなお、忘れられず記憶の中で生かされながらも愛される、その誘惑―――】
【――――……生前の想像でさえ、たまらなかったのかもしれない】

愛するには、互いを知らなければな。まだ、お前は愛せない。……“まだ”、な

【気に入った者は欲しくなる性質だ。自制を掛けることは、勿論出来る】
【それに今は愛でるべき標的の『狐』が一匹いるので、他者を愛することはないが】
【好ましく思えばそれで愛でる価値と直結する思考回路は――濁っていて危なく、やはりそれは『不快』なのだった】


……ところで、さっき言っていた小さな事の話だ
小さいものは見逃してしまう。細かいものを追えるほど、人間の眼は鋭くない
それが異形であれ――余すことなく全てを、というのは難しいはずだ
沢山の中で小さなことを見逃さない為には最初から眼をつけていなければならない
さて。どうしてお前は、その小さなことを見付けられたんだ?

【深いところを、探るお話。好奇心のままに尋ねながら傘をそちらに傾ける】
【濡れそぼつ獣の美しさ。それは、野性の鋭さと寂しさを併せ持つところにあった】
【やはり触れ合うことは出来ない火傷する温度に、体温を持たない頬で少し笑うと】
【「適当なホテルに入ろうか」、と。それだけを告げて路地裏から歓楽街へ進み出すだろう】
【別に、金に困る訳でもない。適当に酒も飲める、眠ければ寝れる。仮に襲われたとて、抗うのは可能だ】
【ピロートークには行程の足らない、甘味の足らない会話にも。その舞台を整えるのは悪くないはずだ】
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/02(木) 01:29:49.63 ID:sT6kDTmAO
>>567

【―――憎かった、中途半端なまま、先に進めない自分が、何よりも憎かった】
【友達の優しさに触れる事が出来て、まだ友達で居られて、確かに幸せだった】

【でも、それは、カノッサ機関の同胞の、未来の苦痛の上に成り立っている】
【それが、嫌で嫌で仕方なかったけれども、友達を傷付ける事が出来なくて】


―――――っ、ぁ、私はっ……!!


【溢れる慟哭、零れる言葉、選択した裏切りと、選択されなかった裏切り】

【それらを重ねても、結局、少女は先に進めずに、未来を迎える事になる】

【正義を語るには、合理的過ぎて、悪に染まるには、感情的過ぎる、狭間を進む少女の行く末は、まだ、誰も解らない】



//はい、今日はありがとうございましたー、色々出来て楽しかったです。
//では、お疲れさまでしたー
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/02(木) 01:32:22.12 ID:WcGdS44SO
>>556

(……踵を返せば好い。踏み込むな∞無害であれ=j
(そんで何を言われても、おんぼろのカセット・テープ≠ンたいに喋れ)
(はい∞はい≠チて。首を縦に振れる限りは――それが、一等楽なんだ)

【どちらかと言えば悪よりかは善が好きな、飄然とした道化者】
【他人を尊重し、常に自分は一歩下がって。できるだけ笑みを絶やさない】
【子供めいた人懐こさと甘さを忘れず、常にちょっぴり、格好を付けて背伸びして】
【褒められも苦にもされず、ましてや案じられるような素振りは取らず】
【求められる限りは¥に滑稽さと、ほどほど≠フ温かさを、どこかの誰かに与え続ける】

【善くも悪くも彼はそんな、無難で、都合のいい、当たり障りのない男だ】
【例えるならば。常に最適な距離を保ち、棘を誰かに突き刺してまで温もりを得ようとしないやまあらし】

【だからこそ、何も言わない。あの時のように――桜の枝の透き間を縫い、花片を透かして降りしきる月光の中】
【歳相応の天真爛漫な振る舞いでなく、酷く儚げに佇んでいても。まるで、その向こうに何かを見るような】

【少女がそんな瞳をしていたとしても、それに気付いていたとしても】
【今、目の前で、自分を見据えて、薄ら涙を滲ませる瞳が、その時と同質の物であっても=z
【彼は、踏み込まない。それは過干渉を嫌うからか、或いはリスクを恐れるからか】


【だが。かと言って、泣いているひとをそのまま、何もせず捨て置けるほどには】
【彼は、非情には成り切れない。――明確な拒絶が無ければ、誰にも等しく】

ん、そうさせて貰うよ。代わりと言っちゃあ何だけど、さ。
君が何かを望むなら=A俺は、その通りにするよ?

【なんて、恥ずかしげも無く宣うのだろう。へらり、軽い語調で、全くの本心から】
【言いつつさらさらと、手櫛で梳くように、濡れ烏色の髪を撫でて】

【と。あろう事かもう一歩歩み寄り、おどけた調子でその後頭部に手を掛け】
【調子にでも乗ったのだろうか。抱き寄せるように、その顔を自分の胸に埋めようと――】

(……そう、楽だ。けれども矢っ張り、ほっとけない。四度目の正直には、程遠いけど)
(ああ、駄目だね。――いつまでも目え合わせて、笑ってられる自信が無いや)

【その行為が適ったのなら、す、と。再び笑みを顔から剥がして、緩く瞼を鎖す】
//うわあああっ!済みません遅くなりました甘いの慣れない砂糖吐くあばばばば。
//あ、あの、お時間の方は大丈夫でしょうか……?あまりご無理はなさらずなんて、言ってみたり
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 01:35:24.12 ID:wAzJdpFCo
>>568

もし、貴方が僕を愛したくなる事が有ったとしても……その時は、こう答えるよ
「いらっしゃいませ、お客様。今宵一夜限りの夢を共に」ってね

【まだ≠ェもう≠ノ変わる事など無いのだろうが、それでも】
【それでも、その時を夢に見て、焦がれる事は出来よう】
【夢は夢で終わらせておけ、それが安全で健康的だ】
【まだ≠ニいう扱いを受けているのは、評価が低くとも喜ぶべきだった】


……小さな事……か。それを見つけるには、確かに条件が有るね
もしも僕が空を飛ぶ鳥だったら、貴方の姿すら見つけられなかっただろう
それと同じ事さ。世界が狭い生き物は、小さな物を見つける事が出来る
広い世界を飛ぶ生き物は……多くのものを見る代わり、大きなものばかり見る事になるんだ

妙に、ね。櫻の国の人間が、市場に多く出回ってた気がしたんだ
そりゃ、何十何百何千人といきなり増えた訳じゃあない。でも、何時もより多い
月に1人2人見かけるだけの筈が、3人だったり4人だったりした……その程度の比率だよ
でもね、狭い範囲でさえその変化だ。じゃあ、視界を広げたら?

……一人買って、調べてみた。期間を置いて抜いてあったけど、麻薬の影響は隠せない
黒髪、小柄な体、幼く見える顔……大陸で、櫻の人間は高い評価を受けるのだけれど
その髪に、麻薬の成分が――水銀の様に――残留してた。そう、闇医者が言ってたよ

【「ルールを守ってくれたね」 口元を隠さないでの笑みを、漸く見せる】
【見つけた理由は簡単な事で、生活に根付く場所の変化だったから】
【他の誰も追わなかっただけで、追ってみれば見つける方法は有ったのだ】
【価値の高い商品を安く仕入れられる、この状況。商売人なら垂涎物なのかも知れないが】

【歓楽街は、馴染みの場所。歩くのに、何を困るでも怖じるでもない】
【夜の暗さに建物の灯りが混じって、白く映る空。雲の助けも有って、星は見えない】
【誘われる侭、一夜の宿へ。カウンターへ向かう前、裾を絞って水は落とすだろう】
【水も滴る、という名文句、宿の人間からすれば良い迷惑でもあろうが】
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/02(木) 01:43:49.37 ID:MSgneZ5oo
【街】

【しとしとと雨が降る】

【時間は深夜。一人の少女が闇を歩く】
【不思議と闇に映える黒に黒を重ねたような漆黒の美しい黒髪を結い上げ、黒のゴスロリ服に身を包んだ顔立ちの整った少女】
【対照的に引き立つ肌は雪のように白く、いろいろと控えめな体躯。闇を歩く】

――♪

【時間は深夜。一人の少女が雨を謳う】
【少女の瞳には温度が無い。服と同じく、ふわふわとした足取りで服に合わない番傘を回し、零度の視線を暗雲へ放つ】
【白と黒が対称的に釣り合った少女。爪にはうっすらと鱗のような模様。雨を謳う】
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/02(木) 01:49:25.10 ID:/IqrloaAO
【初めて人を殺した】
【人を殺そうと思った事は何度かあった、結局踏みとどまった】
【死体を見る事は何度もあった、三回目でもう慣れた】
【死体を作ったのは、あれが初めてだった】

あれで良かったんだ……あの子を助けるため、なんだ

【部屋の隅にしゃがみ込んで、壁に身を預けてみた、大して変わらなかった】
【言い聞かせる様に言った所で、自分の中の何かがそれを否定する】
【それは言い訳だ、結局お前は人を殺したのだ、と】

【心配してくれる様に寄り添って鳴いてくれるマリアが可愛らしい】
【最近構って上げてないな、落ち着いたら、一緒に遊ぼう】

私は間違ってない、よな?

【猫に聞いても、答えを返してくれる訳もないけれど】
【自分は間違っていなかったと思わなければ、きっと駄目になる】


/ 絡み要らず
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/02(木) 01:53:09.63 ID:k+KaJY0AO
>>571

【ほう、と話を聞きながら息を吐く。何って、彼のその行動にだ】
【路地裏を根城にしていれば、正直なところ薬中など珍しい話ではない】
【しかし、それでだ。だからどうした、という話である。同じくらい路地裏の闇に馴染んでいる自分が、その程度の感想だ】
【高価なものが安く。リスクはやはりあるだろう。彼がそれをクライアントに流して、不良品ならばクレームがくるのかもしれない】
【けれど、それならばただ扱わなければいい話だろう。安価の櫻の国の者は危ない。それを知り得て、損にならなくてよかった。おしまい】

……で、お前はどうしたいんだ?
市場に薬中が紛れ込んで、それを知って、不良品を仕入れなくてすんだ。
それで終わる話――では、ないんだろう。なにせこれは“深い話”だからな
記憶されない死者の遺灰を、これ以上作られないように頑張る――のか?

【――おしまい。では、ないのだろう】
【声音は、決して馬鹿になどしていない。不思議がり、確認するような問い掛けだ】
【理解出来ないのかもしれない。死に馴染みすぎれば、それに関するのが鈍くなる】
【しかし、彼が何をしたいのか――それを明確に知り得ることが出来たならば】
【まぁ、今はすることもない。気紛れに手伝ってやろうとは、思うのだった】

【一泊の宿に華美な装飾はいらないが、最低限の清潔感は不可欠だ】
【必要事項を済ませながらも濡れ鼠が迷惑を掛けたことをチップでごまかしながら、内部へ】
【キングサイズのベッドがひとつと、やや大きめのバスルームの其処は。やはりというか照明の絞られた、そういう目的の場所であった】
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 02:10:19.46 ID:wAzJdpFCo
>>574

……さあて、ね。僕は一体どうしたいのだろう
本当ならこれに乗じて、売って買ってで財産を増やして
ついでに顧客の弱みを握ってこれから先の商売に繋げるのが普通だ

だけど、ね。何でだろう、僕は今回の件が気に入らないんだ
ああ、麻薬で壊してから売るっていうやり口が気に入らないのかも知れないし
餌食にされてるのに女子供が多いって事が気に入らないのかも知れない
でもそれは、規模こそ小さいけれど僕だってやっている事だ

……そうは分かってても、気に入らない
村一つを麻薬で完全に潰して、親と子で薬の取り合いで殺し合いをさせて
その中で幾らかまともな人間だけ拾って売りさばく、そのやり方が気に入らなかった
表と裏は住み分けるべきだ、これはその範疇を大きく越え過ぎている
だから、潰す。追い掛けて、元凶を潰す。ついでに今までの利益は僕が頂く
『ヤツルギ様』だかなんだか分からないけど、宗教団体なんてクソ喰らえ、さ

【結局の所、感情を理屈で解く事などは無理なのだ】
【それでも、どうしても理屈で表したいというのなら、最後に吐いた言葉】
【宗教というものへの嫌悪感も、有るのかも知れない】
【この問題に、どう宗教団体が絡むのか。その説明は省かれてしまったが】
【彼が、宗教に対しどの様な感情を抱いているか。それは、直ぐに形として見える筈だ】

【宿の部屋へと入った途端、彼は彼女より前へと進み出る】
【色内掛けを、小袖を、ハンガーに引っ掛けて。身に纏うのは腰に巻き付けた白襦袢だけ】
【ベッドに、彼女に背を向けたまま飛び乗り、両足を体の横で揃えて座る】
【首を傾け、髪が揺れ。晒された背には、大きな刺青】
【ターンクロス。色鮮やかに背に彫られた逆十字は、項から腰まで、縦軸が通っていた】


………ねえ、動物に嫌われるんだって?かわいそうにね
毛皮の暖かさは、衣服として身に纏うのも良いけれど……やっぱり、命にくっついてないと

だから、ほら。宿代の代わり……と、話を聞いてくれた分も合わせて
こんなのはどう?怖くても、僕は逃げたりしないよ

【白髪に指を通し、高く持ち上げて。再び降ろした時、その中には】
【髪と殆ど同色の体毛に包まれた、狼の耳が、頭から飛びだしていた】
【見れば、顔の横に有る筈の、人の耳は姿を消している】
【やがて、首周りにも、肩や上腕、背にも。白い毛皮が現れて】
【人の形こそ取っているが、獣も混ざる。正しく、彼は人狼と成っていた】
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/02(木) 02:23:39.87 ID:k+KaJY0AO
>>575

……個人的には上出来だな
訳の分からないような理論を説明されるより、気に食わないとストレートに吐かれる方が余程共感出来る
善悪に興味はないが、その話に関しては俺も同意だよ。話を聞いただけならば、お前よりもソイツらの方が気持ち悪い

【今までの利益は頂く。それが一番、彼らしくて同意出来た点であった】
【分かりやすい理由で結構だ。別に正義という訳ではないが、働いてやろうかとは思う】
【ありがたいことにそちら側の組織へのパイプは幾つか存在した。――面白いことになった、とは思った】

【傘を扉の傍に置き、ジップパーカーを適当に丸めて机の上に放る】
【刀を手放さないのは彼を信用していない訳ではなくて、ただそれが愛しい想い人のものであるから】
【此方もベッドに乗ると、彼とは反対側に刀を置きながら十字架に視線を向け、親友の刺青を思い出して眉を寄せた】


【――が】

え。……人狼?

【きょと、と頸を傾げながらも彼の変化を見ていたが――急に隻眼が輝きだした】
【動物に逃げられまくる人生を送ってきた身にしては、その提案はあまりにも魅力的すぎたらしい】
【それこそ薬物中毒者のような有様で、ふらふらと彼の背中に手を伸ばし、避けられなければそっと触れるはずだ】

うわぁ……すご……

【ふかふかな毛皮に触れる掌に、体温はない。】
【それでも後ろから聞こえる声は――今まで会話してきた中でも一番と言えるくらい興奮していて、また、幼かった】
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 02:37:15.86 ID:wAzJdpFCo
>>576
【後方でスプリングが沈むと、マットの傾きに合わせて体が揺れて】
【髪を掻き揚げている右手はそのまま、左手を後方に回して支えにする】
【首は大きく動かさず、目の端で彼女を捕らえるようにして】

……ふふ、思ったよりの高評価を有難う
それに、ああ……冷たい手は、やっぱり気持ちが良いものだね
勿体無い、この手に触れられるという楽しみを捨てて逃げるなんて
野良猫野良犬の類は、如何にかして言語を理解出来るように成るべきだと……

【雨に濡れた衣服から解放されて、室温と体温で暖まって】
【白い体毛は、それこそ一枚の毛布であるかの様に、触れる掌を暖める】
【皮膚の下には薄い、だがしなやかで持久力の強い筋肉】
【骨格は、年齢と性別を考えれば相当華奢な部類に入るだろう】
【脈拍のテンポは、人より早い。心臓の作りから、きっと人間と違う】

……そう、人狼。そう言えば、まだ名乗ってなかったね
僕は白蘭、白狼の白蘭。お金で買えるものは何でも扱う、路地裏の何でも屋
脛の傷持ちには一月の隠れ家、淋しい人には一夜の恋人。貴方には、一晩の愛玩動物

ねえ、名前を教えてよ。可愛がってくれた人の名を、知らないなんて勿体無い
それに、名前を聞けば縁が出来る……また、こんな風に会えるかも知れないから、ね

【心地良さそうに、喉をゴロゴロと鳴らす。発する音は紛れもなく、獣のそれで】
【人の口、声帯からその様な音が出るのは、きっと不自然な事なのかも知れない】
【だが、その不自然さも、商品のアピールポイント。決して逃げず、こてんと横倒しになった】

【望まれるなら、朝まででも。白蘭は、こうして触れられている事を選ぶだろう】
【懐かせる手間が省けるだけ、彼は犬や猫よりも与しやすいのかも知れない】
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/02(木) 02:48:20.67 ID:k+KaJY0AO
>>577

【もはや話を半分ほど聞いていない】
【今まで映像や写真などの記憶媒体程度でしかしらない生き物が此処にいるのだ】
【否、何人かの知り合いの亜人に毛皮を触らせてもらったことはあったのだが、】
【しかしそれでも――こうやって直面し、触れ合う感覚はたまらないものがある】

【異形の手には、少しばかり熱い身体】
【触れて、離れて、また触れて。それを何回も繰り返しながら指先で遊んでいたが】

え、あぁ……白蘭。覚えたよ
俺はツァーリだ。しかし、これは、本当に……金を払っても大丈夫だな……

【……やはり会話は筒抜けのようだった】
【なんとか名前を聞かれていることは理解したらしく、名乗り返すも】
【よく分からない感嘆と共に、ただずっと毛を触っているだろう】
【慣れないせいか普通の人よりも柔らかい手つきで触れるそれは、】
【先程異常な死体の愛で方を語った人物の印象が薄れそうなほどに優しくて。】
【とにかく、何故か毛皮でトリップした奴にこれ以上の会話は無理なようだった】

【おそらくは、彼が寝るまで。寝た後でも、冷たい掌は毛並みを撫でる】
【求めた体温は想像よりも寒々しいが――しかし。寂しさは、紛れただろうか】

【一夜の関係。路地裏での出会いにしては、この結末は上出来だった。はずだ】


/ここら辺でしょうかー
/遅くまで絡みありがとうございました。お疲れ様でしたー!
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 02:57:43.01 ID:wAzJdpFCo
>>578

ツァーリ、か……貴方の後宮に、入れそう?
いいや、聞く意味はないね。ノーと相手に言わせるのは無粋だ

……火傷はしないよ、そんなに恐がらなくても良いのに
今夜限りなのだから、楽しまなきゃ損だと思わない?
僕だって、こうして触れられてる間は……―――

【「落ち着いて、眠れるから」】
【誰も居ない、背後に壁が有るばかりの環境、路地裏】
【其処はきっと、慣れ親しんだ場所と言えど、恐ろしいのだろう】
【だから、こうして人を誘う。誰かと共に、何処かで眠る為】
【親を呼ぶ為に泣く子供と、本質は同じなのだ】

【時々、くすぐったいのか笑いを零し。「きゃう」と鳴きながら、ぴくりと跳ねてみたり】
【そんな、生き物でしか味わえない反応を、起きている間は十分に堪能させて】
【何時の間にか白蘭は、すうすうと寝息を立てていた】


【料金の請求はしない。もう、十分に払ってもらったから】
【朝になればそんな事を良い、彼はまた路地裏へ消えていくだろう】
【月を隠す雨雲が見降ろす部屋。白い髪が、細い証明を散らしていた】


/はい、この辺りでお疲れさまでした
/此方こそ、有難う御座いましたー
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/02(木) 08:15:39.90 ID:lCbXzxPIO
能力者スレ愚痴スレ
http://jbbs.livedoor.jp/sports/37777/

さっさと谷山は辞めろw
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/06/02(木) 10:47:00.18 ID:hi2QLrwAO
自分語りが大好きな主人公谷山様へ
http://c.2ch.net/test/-/net/1305503840/i
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/06/02(木) 13:41:06.56 ID:oTF3GtPAO
最近絡み持ち越しとか多くね?なんか固定化っぽい連中もいるし
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/02(木) 17:02:28.66 ID:sT6kDTmAO
【街中の公園】


……参ったな、流石に無茶をさせすぎたみたいだ。

【漆黒のコートを身に纏う、黒い髪と緋色の眼を持った、二十歳を少し過ぎた位の歳であろう青年が、ベンチに座り、溜め息を吐く】
【その青年が手にしているのは、柄と鍔が異様に長い、十字架を思わせる形の長剣】
【但し―――何をさせたらこうなってしまうのか、長剣は半ばから、歪んでしまっている】
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/02(木) 17:11:48.37 ID:RxuXrJTPo
>>494

くっ────

(宮下さん……超、どうして──)
(ですが、今重要なのは彼の超行動理由を超解明することじゃあないです)
(今大切なのは──この場を超どう、乗り切るか)
(なんとかして、一瞬でも超良いから隙を超作らないとです……)

【愉悦の表情を浮かべる彼とは対照的に、彼女は苦々しげに表情を歪ませた】
【思考を支配するのは恐怖と、この場の打開策】
【意識は背後に控える人形達や、己の中に解放されることなく渦巻く魔力を僅かに掠めた】
【反射された、月明かり】
【利織には其れを綺麗と思うことは、出来なかった】

はっ……なんですか超宮下さん
こういう状況でのお願いってのは、超脅迫と同義ですが聞くくらいは超してやっても超いいです

それに──超、いいんですか?
ここは超街中。
能力者と魔術師の抗争なんて、あまり超一般市民は超関わり合いたくないでしょうけれど──
それでも、超警察が来ても超おかしくはないですよ……?

【普段の彼女らしからぬ歪められた表情は、この状況を悔やんでいるからだろうか】
【或いは相手を挑発しているとも取れる其の偉そうな態度は変わらぬまま】
【彼女は少しだけ苦しげに笑い、彼に対してそう指摘する】

【彼女の言う通り、此処は街中】
【人気のない路地裏とは違い、自警団や最悪≪Justice≫の人間がいつ駆けつけてもおかしくない場所だ】
【そんな場所で、こんな行為に及べばどうなるか】
【それを彼女は、彼へと問いかける】
【もしかするとこの言葉は、街の人々を巻き込まないための彼女なりの気遣いである可能性もあるのだけれど】

/それでは、今日もよろしくお願いします!
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/02(木) 17:33:35.67 ID:TqRVwxyjo
>>584

じゃ……お願いタイムといこうとしたけど……


確かにこの構図は……ちょっとマズいかな……

なら……――――!

【少女の態度を眼に入れても、口調は何も変わらず】
【ふぅん、と頷き、紡いだのは、肯定と取れる言葉を零す】

【次の言葉と、少し間があり、恐らく思考に使っていたのか】

【少女の言葉を気遣いだ考える隙間なんて頭には無く】


【紡ぎ終わると、刀は少女の鼻の先からは消えていて】
【少女のふくらはぎの辺りを、峰で、叩こうとするだろう】

/それでは、よろしくお願いします
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟・東北) :2011/06/02(木) 17:34:15.17 ID:nGSUX4EAO
>>583
【<ジャリ/チャリ/ズッ>、っと音がした】
【足を擦る様な、鎖が擦れる様な、蛇が這う様な、そんな音が重なった様な奇妙な響き】
 
「"溜息を吐く度、幸せは逃げていく"って言葉を知ってるかいキミ? でも僕は常々思うんだけど、"吐いたから逃げる"んじゃなくて、"逃げたから吐く"んだと思うんだよ」
 
【声が、背後から掛けられる】
【振り向き、見上げればそこに映るだろう姿】
【野暮ったい紫髪に無精髭。赤茶けた服に妙に短いジーンズを併せた、季節感の無い風貌】
 
「……なんだい"ソレ"、オブジェか何か?」
 
【口元に煙草の火を点しながら、男が一人そこに立っていた】


587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/02(木) 17:52:14.39 ID:RxuXrJTPo
>>585

(どうすれば、超隙は作れるでしょう、か──)
(物理的な工作は超得意ですけれど……精神的に何かを築き上げるってのは)
(私には、まだまだ超難しいです──でも、)

(──超、やるしか……)

【空いた僅かな時間。それを彼女は思考という形で使う事になる】
【相手が考える時間があると言う事は、それは彼女自身に思考する時間を与えるのと同義】
【──魔術とは、魔術を発動するためには何かしらに集中する必要がある】
【余計な事をされたくなければ、まずは集中できないような状況に持っていくのも手かも知れず】

【ふわりと覚えた、雨の気配。薫るのは湿った、土の匂い】
【だが、空は快晴。雨が降る前兆にしては、やや不自然だろうか】

ぐ、ぅ……、

【どッ──ふくらはぎに奔る鈍痛。この痛みでは、暫く足が痺れて歩けないだろう、か】
【鈍い痛みを、少しでも抑えようとしてか】
【鉄の塊で殴打された箇所をぐっと抑え。彼女は苦痛を訴えるかのように身を曲げて】
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/02(木) 17:58:04.95 ID:sT6kDTmAO
>>586

【何とも言い難い奇妙な響きを聞き、違和を覚え、首を回し背後に視線を送り】
【年中黒コートの青年が言えた話では無いが、季節に似合わない格好の男を見て、溜め息を吐く】

【別に男に嫌悪感を覚えた訳では無いが、矢張り、気分は沈んだままなのだ】

しょっちゅう溜め息を吐いている自覚は有るけれど、この前、凄く良い事があったばかりだよ。
それと、だ、君は、僕がオブジェを持ち歩くような馬鹿に見えたのかい。
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/02(木) 18:10:11.25 ID:TqRVwxyjo
>>587

(―――……よし)

【切っ先をまた少女に向けるが、あまり近づけず】
【ふくらはぎを押さえる少女を見下して】

【刀を持った手とは反対の手をポケットに突っ込む】
【何か、硬い物がぶつかり合う音がするが、理由は理解出来るだろう】

【ポケットの中を物色する青年だったが、鼻が感じた匂いに違和感を覚えて、手を止める】

(…………ん?何かおかしい気もするけど……まぁいいや……)

【数秒間は手を止めおり隙はあり、集中する時間はある筈だ】
【だが、苦痛をどう処理するか】
【苦痛さえ処理すれば、魔術を使う時間くらいならあるだろう】
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/02(木) 18:11:14.08 ID:TqRVwxyjo
>>587
>>589
/レス訂正です
手を止めており〜〜
手を止めていた為、隙が出来ていて
に訂正お願いします
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/02(木) 18:28:09.30 ID:RxuXrJTPo
>>589

(痛、──で、も……この子達は、そう柔な構成超してません)
(壱から術式を紡ぐならともかく──)

【ぎり、と奥歯を噛み締め。彼女は痛みに耐え続ける】
【未だ、痛覚自体は制御し切れていないが──】
【こと人形を使うに当たっては、集中は必要としなかった】
【忘れてはならないのは──彼女は魔術師でありながら魔導具製作者】
【その戦いの真意は、魔術による術式操作ではなく】
【己の製作した魔導具による────】

        ・ ・ ・ ・ ・
     ( 念じるだけで 彼ら/人形達 は──── )


                 ──── 「デヴァン」


     【 ──── ず、 】

【足を押さえながら、彼女は人形の名を呼んだ】
【反応したのは足の長いお人形。旅をしていたお人形】
【瞬時に溢れたのは、水属性と土属性を併せ持つ魔力】
【彼は感じるだろうか。彼の足元の、石畳】
【そこが徐々に徐々に液状化し、泥沼と化しつつあるのを】
【最初の方こそ変化は緩慢であったが──変質の速度は即座に上昇】
【直ぐに気づかなければ、或いは泥に足を取られて行動を制限される可能性は十分にあり──】


     「しぃ」 「マキ」 「ハチ」 ────!


【ぽぉん、と少女の背後から飛び出したのは3体のお人形】
【目の異様に大きなモノと、片腕だけが長く太い人形】
【そして、両腕が足と比べると3倍ほどの長さがある人形であった】
【それらはしかし。彼を攻撃するために喚びだされたわけではない】
【くるり、と小さく回る人形達──】
【するとそれらは、人1人くらいは乗せられるほどの、頭の大きなつぎはぎだらけの人形となり】
【ふわりと浮かんだ人形。ちょこりと利織に差し出された、大きな人形の腕】
【彼女はそれを、掴もうとしていて──】
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟・東北) :2011/06/02(木) 18:34:18.46 ID:nGSUX4EAO
>>588
【再びの溜息に、おやおやとでも言う様に苦笑が男の表情に浮かぶ】
 
「いやいや、人間見た目だけじゃ解らない、ってね。演奏もしないのに楽器を構える様な奴がいる街さ。常日頃から奇怪なオブジェを携えてる奇特な人間がいても、僕は何も驚かないよ」
 
【まるで見た事があるとでも言いた気な、いやに具体的な口調だった】
【歩みは、会話をして尚止まらない。青年の座るベンチ、空いている隣の空白に、断りもなく腰を降ろした】
 
「でもまぁ、イイコトがあったなら重畳重畳。可愛い彼女でも出来たのかい?」
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/02(木) 18:43:56.11 ID:sT6kDTmAO
>>592

まあ、それもそうか。
でも、憂鬱そうな顔で歪に曲がった剣を見ていたんだから、何となく察する事くらいは出来たんじゃないのかな。

【意見自体は尤もな意見だと思う、それを否定する事なんて、この街に有る程度身を置いた人間には出来る筈が無い】
【けれど、少しは様子を見て判断しても良かったのでは、と青年は付け加える】

【隣に座られた事を、この青年はあまり気にしていない様子だ】
【もとより公園のベンチは皆の使う物、自分一人で独占するつもりなんて無い】

残念ながらそんな素敵な話は無いよ、有ったら嬉しいんだけれどね。
今まで、ずっと解決出来なかった問題が遂に解けたんだ、その御陰で、良い気分になっていた……んだけれど、ね。

【はぁ、と、更に溜め息】
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/02(木) 18:49:01.72 ID:blaDOFSc0
>>570

【対してこの少女は、ひたすらに幼いだけだ】
【語彙や行動力の面では、多少ばかりませているけれど】
【そんな――屈折も、思慮も、心の中にありはしなかった】

こんな、こんな事……
アタシは――望んじゃ、いないサ……。

こんの、ヘンタイっ

【あんまり素直に受け止めてしまうのは、負けのようにも思えたんだ】
【――それでも、体は唯々諾々と従っていくのは】
【まっすぐな意思を垣間見せる行動が、嬉しかったからだろう】
【画の犯罪臭さはおいておいて――だけども】

【埋めて。小さな頚を、自分からは彼の胸板に寄せようとしない】
【それが彼女の、精一杯の意地っ張りだ】
【史音の父も友も、煙草を吸う人では無かったから】
【染み付いた臭いは――枯れていて、それでいて新鮮で】

 【「カイは“彼”とは違う」んだ、五感でもって認識できたから】
 【無為に後ろを見つめがちな自分に憤る――「余裕」が生じる】

【それでも、カイに惹かれたことまでは否定できなかったから】
【観念したように――しばし、そのままで居た】

【短いような長いような、奇妙な刻が過ぎ行けば】
【矛盾しているけども――「飛び起きる」が如く敏捷に後ろに退き】

うっ………わ。
なんでコーコツとしてんの、アンタ

……おっかないなぁー。


  【 ――――――――。 】


【――少しばかりぎこちない不敵な笑みが、そこにはあった】

//そろそろ締めと言うところで、本当にゴメンナサイ!
//拘束するのも悪いので、切るか撤退の方向に持って頂ければ幸いです
//もしやりたい事ができなかったようならスミマセン…。
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟・東北) :2011/06/02(木) 18:56:43.37 ID:nGSUX4EAO
>>593

「……あぁ、"剣"だったんだ"ソレ"。僕はてっきり、"異端教徒が象徴としてる歪十字"かと思ったよ。まぁ僕宗教とかあんまり信じてない方なんだけどさ」
 
【疑問が氷解したのか、指を軽く鳴らしながら男はそう答えた】
【元々、柄と鍔が妙に長い――"剣"としては、異形。更には、今はその刀身が酷くゆがんでいるのだ。知己ならばともかく、出会ったばかりのこの男には、その姿は正しく映らない】
 
「それは残念……解決したは良かったけど、それ以上に新しい問題が出てきた、って所かい? それとも愛用の"剣"が螺じ曲がってご立腹かな?」
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/02(木) 19:05:29.54 ID:TqRVwxyjo
>>591

ん……―――!?


【やっとの事で、ポケットの中の携帯端末を見つけ】
【こんな事になるなら、小さくするんじゃなかった、等と後悔の念に襲われていた頃】

【足元は泥沼となっており、当然足の自由も泥に奪われて―――】

(チッ……油断した……でも―――)

【魔術師、いや魔道具製作者を甘く見ていたのは確か】
【今のこの状況は、有利な状況に由来する油断が生んだモノ】

【状況はピンチ、だが、表情は、それに相反するかのように、頬は緩められていて】
【泥に足を取られながらも、刀の柄を持った手で、自らの胸に触れて】


           【――――どくり】


【青年の脈動が速くなって】
【辺りには、先ほどまでとは比べ物にならない、哲学者の卵の魔翌力】
【それと、体が拒絶反応を起こしそうな狂気≠ェ滲み出し】

「HEY!正次ちゃん!」

【現れたのは、約2m程あり、全身が鏡張り≠ウれた長身痩躯の亜人型アートマン】
【狂気と哲学者の黒い魔翌力を身に宿し、哲学者の卵によって発生した能力と判断出来るだろう】

【異質なのは、狂気と魔翌力だけで無く、喋ったという点だろうか】
【珍しくはある、というかアートマンと呼べるのかすら危ういが】
【とりあえず、戦闘面では全然関係無い事は確か】


【鏡張りの異形は、かなりのスピードで少女に接近し】
【そのまま、掴むという行為を妨害するだろう】

【パワーはあまり無いが、スピードは速い】
【鏡張りの異形が、阻止するのが速いか、少女の手が速いか】

【結果は如何に―――】
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/02(木) 19:07:40.73 ID:sT6kDTmAO
>>595

元々、十字架を模してつくられたからね……ああ、成る程、話が噛み合わない訳だ。

【もし、裏路地で小競り合いになり、背からこれを抜いたとしたならば、誰もが剣と認識してくれただろう】
【だが、今はそんな状況ではなく、手にして憂鬱そうに溜め息を吐いていただけ、解らなくとも無理はない訳だ】

【そう、自身と青年の見解の違いを理解して、漸く、何故この男はこんな事を言ったのか、という疑問も氷解した】

僕も神なんて信じていないけれどね、死と罪を背負うのに相応しくて、更に剣にしても無理のない形を捜したら、これしかなかったんだよ。

趣味が悪いとは、自分でも思ってはいるけれどね、自分を戒めるのには良いかと思ったんだ、その時は。

【そう言って、暗くなり始めた空に視線を移す青年】
【その眼に映るのは、星空ではなく、過去の情景】


……ん、両方、かな。
まだまだ厄介事はあるし、今まで使ってきた剣がこんなになってしまったのは、少なからずショックだからね。
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/02(木) 19:16:27.09 ID:RxuXrJTPo
>>596

な────っ!?

【彼女の思考に、数日前に立ち会った「実験現場」の様子が蘇る】
【『卵』のエネルギーを物理的なものにするとどのようなものになるか──】
【それを彼女は、とある建物の白い部屋で目の当たりにした】
【感じた『卵』の魔力。それだけで、身体が竦みそうになるというのに】
【嫌悪感を抱かざるを得ない狂騒の気配が、彼女の行動に一瞬の躊躇を生む】
【元より戦闘慣れしていない、一般人に近い利織】
【生まれた躊躇いは──今の彼女にとっては致命的ともいえるものであった】

【そして視界に映った、鏡の精神体】
【狂気と異質を目にし。彼女の行動は自然と止まり──ぐ、と身体を掴まれ】


       ちょ……超触んないでくださいよ超気持ち悪いです!

       生理的に超無理です、超近付かないでください──!


【──悲鳴にも似た声をあげ。心の弱い人であるならば挫けそうな罵詈雑言を吐き捨てて】
【反射的に、人形へ伸ばした右手をアートマンの方へ向け】
【掴まれた箇所にあるはずのアートマンの手を、その右手で思いっきり振りほどこうとした】
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟・東北) :2011/06/02(木) 19:20:47.63 ID:nGSUX4EAO
>>597

「"その時は"……という事は、今はそうでもないのかな? 自分を戒め続けたって誰も報われないさ。まあ他人が傷付くのを見て悶え喜ぶサディストなら話はまた変わるだろうけどさ」
 
【両掌を上に向け、肩を竦める】
【真面目に様で、それでいて巫山戯た様な言葉。どちらが本音とも建前とも、付かぬ言葉】
 
「人には色々あるよねぇ。そういった話を聞くのを僕は生き甲斐にしてる訳だけどさ。まぁ、流石に初対面相手に聞くのは憚られるけど……にしても、凄い曲がり方だよねそれ。10tトラックにでもミンチにされたのかい?」
 
【数秒前の言葉は、何処にいったのか。興味津々といった顔で覗き込む男の姿がそこにあった】
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/02(木) 19:32:48.89 ID:TqRVwxyjo
>>598

よっこいしょ……
(アイツだけで問題は無いか……)

【少し情けないとも思える掛け声を上げながらも、泥から足を抜き】
【携帯端末を開くと、頃合を計る為か、少女と鏡の異形を傍観し始めて】

「………」

「いってくれるじゃねーかYO!」


【少女の罵詈雑言に、半ば心を挫かれ】
【きょとん、と掴んだ手を放すと、少女の右手による追撃が来て、手は振りほどかれた】
【だが、お返しとばかりに、先程峰での攻撃が入ったふくらはぎへ蹴りを放つだろう】
【速度は速いが、蹴りそのものは軽く。だからこそ先程攻撃を行ったふくらはぎに攻撃したのだろうが】
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/02(木) 19:33:13.12 ID:Du8mhhAj0
【路地裏】

さて…ようやく怪我も治った。
卵も孵化したし次にすることは―――いや、とにかく俺は命を賭けた戦いに…最高の「感動」があると信じ…求めるのみッ…!!

【壁に背中を預け、腕を組みながらぎらぎらとしたオーラを振りまく男、喪服を着た黒髪の、おそらく20代であろう男が1人】

(となれば、大きな選択肢は2つ…か? カノッサ側に喧嘩を売るか、justice側に喧嘩を売るか…)
(実際今はカノッサが正義…ガルニエ…俺に卵をくれた女がテレビで言っていた…)
(しかしそれはあくまで形式上…!!多くの人々の心の中では…カノッサがまだ「悪」…)

―――悪こそ、この世の常…善人なんて連中は悪党から見れば単なる「食い物」
当然―――取り込まれる…それは回避不可能…水が低きに流れるがごとし…まさに必然…
結局誰も悪党を倒せない 少なくともそれと相対する善なんて代物が 悪を倒したりなんかしない

【無機質に、教科書に書いてある文章を眼で追って読むがごとく、呟く】

(これはある大物…金融界のかつてのドンのセリフ…確かに言えている…しかし)

自分の意思に関係なくただ強い方に流れるのは…自分をどんどん薄くしてしまう…!!

【右の拳を見つめ、上を向きながらカカカ、と渇いた笑いを空へと飛ばし】

…ククク。あくまで俺のために…カノッサをぶっ潰す…!!そのセリフを覆すッ…
ガルニエよ…卵の恩、仇で返させてもらおう!! 目指すは…昼の国ッ!

【カノッサに、喧嘩を売ることを決めた。】
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/02(木) 19:34:50.28 ID:h+Xn9eoDo
【居酒屋『四季紙』】

【時刻は夕食時にして、店舗側からすれば夜の稼ぎ時】
【ファミレスに家族で出かけてみたりファーストフード店で寂しくポテトかじったりと、いろいろすごし方はあるだろうけれど】
【その中でも中年層が集う居酒屋だが、そこにはちょっと変わった客がいる】

親父、ウーロン杯と鳥皮。

「しばしまたれぃ」

【この居酒屋、店長が陰陽道を心得ているからとウェイターが折鶴だったりする変わった店だが】
【入ってすぐのボックス席で注文を告げた、あろうことか見た目14・5の少女だったりする】

【ウルフカットの黒髪にこげ茶色のジト目、いつも不機嫌そうなヘの字口は緩やかなカーブを描くに留まっている】
【ノースリーブの上着から覗く両腕は、わかる相手にはわかる程度に鍛えられていて、健康的な印象】
【タイトなジーンズに、腰周りを隠すほど裾が長いシャツを着込み、どこか不良染みた雰囲気を放っている】
【その振る舞いのせいか、腰周りや胸元の曲線を考慮しても少女とは断言できず】

【折鶴が喋ろうが糸や黒子といった仕掛けなしに飛んで厨房に消えようがお構い無し】
【座敷に胡坐をかき、ちゃぶ台に頬杖をついて注文を待っている】

【良識ある大人に見つかると、突っ込まれるかもしれない】
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/02(木) 19:34:59.99 ID:sT6kDTmAO
>>599
//ごめんなさい、文章が消えたので少し時間が掛かります
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/02(木) 19:42:45.71 ID:sT6kDTmAO
>>599

結局、慣れちゃったからね。
人を[ピーーー]事が当たり前になって、剣を見ても特に何も思わなくなった。

結果から言ってしまえば、僕が今、人を殺したくないと思えるのは、色々な人と関わってきて、考え方が変わったから。
剣の形なんて、気休めにもならなかったよ、使い難いだけの剣だった。

【だが、この青年はそんな使い難いだけの剣にも、愛着が有るらしく】
【歪んだ刀身の根本の部分を、愛おしむように触れてみたり、擦ってみたりと、手を動かしている】


……ん、ああ、これは巨大な壁を叩き割った時に歪んだんだと思うよ。
うん、最後に振ったのが其れだから、多分そうだと思う。

【何をどうすれば、壁を剣で叩き割るという発想に至ったのか、色々とツッコミ所の有りそうな発言だった】
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/02(木) 19:45:31.51 ID:RxuXrJTPo
>>600

言ってくれるも何も超事実です!
鏡なんですから超自分のキモさを超自覚してください歩く超公害です
それともそんな見た目で超硝子のハートなんですか超鏡なだけに
うっわー超きもーいそんな見た目が許されるのは超怪人だけですよねーモャハハ──いったぁー!?

【ばばばばば、とさながら機銃掃射の如き言葉の弾丸を異形へ向け】
【すっかり青年へ襲われている最中であった事は頭からすっとんでいる模様】
【もしかすると、この緊迫した状況下──最悪の状態での現実逃避を彼女は行っているのかも知れず】
【手を口元にあて、「超近付かないで」と言いたげに表情を歪めた】
【だがその罰でも下ったのだろうか】
【ゴ──!と先ほどと全く同じ箇所に入るローキック】
【これには流石の彼女も言葉を紡ぎにはいけず、代わりに悲鳴を奏でてまたその場にうずくまってしまう】

【一方人形達は──主の危機と現状を見て困惑しているのだろう】
【おろおろとした様子で、彼らのやり取りを見守るのみ】
【折角巨大化したつぎはぎだらけの人形も、ぽてんと3体に再び分離してしまい】
【更には足の長い人形は術式を発動し終わったせいか、ころんとその場に転がり落ちてしまった】
【宮下の足元にある泥。それも、人形の力が尽きたために徐々にまた石畳へと戻っていくはずであり──】

/申し訳ないです、次遅れます
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/02(木) 19:47:12.08 ID:WcGdS44SO
>>594
【壊れ物でも扱うかのように頼りない手付きで、腕の内の少女を撫でながら】
【青年は暫くの間、そうして黙したままだった。まるで紫煙をそうするように、細く溜息を吐き出して】
【メンソールの薫りは、しない。だが少なくとも、下らない戯言めいた感傷は】

(……それでも、嫌だ≠ニ言って突っ撥ねるコトはしないんだね)
(無理して堪える優しさか――もしくは、賭けてみた甲斐があったのか)

【露にしかかって尚、無言のままに隠し通し――さりとて、作り笑いの内に溜め込む事もせず】
【全て、この夜に満ちる静寂へと溶かし切る。それで、お仕舞い】


はてさて。俺が変態なら、その需要を拒まない史音ちゃんは一体何なのかなー?
――尤も、そんな事は万に一つも無いんだけれどねっ。桁がもちっと増えれば、判んないけど。

【彼は揶揄うみたいな響きを帯びた科白を耳元に囁いて、湿っぽくなった場を仕切り直せば】
【彼女の腰に右の腕を回して更に引き寄せ――なんてコトはせず、ただただ寄り添っているだろう】
【互いの心に灼けついた針が、互いに触れないギリギリの。近過ぎず、遠過ぎずな距離で】

【大人っぽい余裕を持って。なんて思わせておいて、実のところは精一杯の接近】
【それが、彼の選択だった。彼女が胸の裡に何を抱えているかは、さっぱり解らないが】

【それでも。こうしてやんわりと支える位は、自分にも許されていると思いたかったから】


【さて。そんな時ももう過ぎ去って、勢いよく史音が跳び退いたのならば】
【彼はまた元の微笑と雰囲気を、へらり、テープを巻き戻すように浮かべて】


(――――後の方、か。……今度は、間違ってなかったみたいで)


良かった、なぁ……って。


【その笑みに、応じる。因みにこの科白、聞きようによっては――】

【――――、――――……。】
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) :2011/06/02(木) 19:48:57.47 ID:4HTj6+d2o
【星の国】

    Black letter
【BAR―― 黒い手紙  】

【その店は、星の国の外周部――スラムの一角にひっそりと存在していた】
【決して大きくはない店構え――蛍光灯が切れかけ、チカチカと明滅しながら客を待ち受ける変色した看板――】
【薄青色の誘蛾灯の光に誘われた虫たちが――1匹、また1匹と命を散らしていく】

【黒く大きなドアを押し開け、薄暗い店内に入ると、迎えてくれるのは落ち着いたBGMと、マスターの声――】
【小さめの店構えに対しては奥行きが広く、カウンター席とボックス席――その両方が伺える】

【人通りの少ない外に比べ、客は意外なほどに多く――中には、機関員や正義組織の者だと雰囲気で見受けられるものも居る】
【その誰もが、談笑と、幾許かのアルコールを楽しんでいた】
        Black letter
【ここは BAR―  黒い手紙  】

【スラムで唯一、すべての人が酒を楽しめる場所――】


【そんな店のカウンター席――左手奥から2番目の場所に青年は座っていた】

【暗めの色のミリタリーチノに、少々くたびれたレザーブルゾン、髪の色は黒】
【疲れたような、浮かない表情をしている意外は特徴といった特徴も無く】
【良く言えば落ち着いた印象の、悪く言えば地味な青年であった】


ギア・フレーム・・・・・・アルシャイン――量産型アルタイルか

【手元には、琥珀色の液体が、氷の入ったグラスの底から3分目ほどの位置まで満たされている】
【青年は、グラスに口をつけると、琥珀色の液体をグッと喉に流し込む】

【アルコール度数の高い酒を飲む方法にしては、少々乱暴な飲み方と見受けられるかも知れない】

(ついにアルタイルが量産される・・・・・・戦争で使われるのか)


【青年は思いつめた表情で呟く、BGMに紛れて遠くまでは聞こえないだろうが、注意していれば、耳に届くかも知れない】
【青年の両隣のカウンター席は空いており、誰でも座ることが出来るだろう――】
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/02(木) 19:57:52.24 ID:MSO6gNu2o
>>601
【荒れ狂う火焔そのものを形にしたかの如き腰ほどまで或る真紅の長髪を流し】
【地獄の業火を映すが如く濁り淀む、紅玉の瞳をギラつかせ】
【両腕から背にかけては、焔と刃の意匠を感じさせる文様がびっしりと刻まれている】
【格好は、上半身晒布姿に下半身はデニムと言う物。なんかスタイリッシュ痴女みたいな感じだろうか】
【頭からは、30cm程の角が二本生えていて、もはやその様は、悪鬼の姿で】
【そんな少女が、ふらふらとおぼつかない足取りで路地裏を歩いている】

――――ッ、ぐ……う……。
ああ、くそ、痛いな……。

【彼女の体の随所には無数の文様が刻み込まれた包帯が巻かれていた】
【包帯には、血が滲み、彼女が怪我をしている事が伺えるだろう】

【だが】

【聞こえた、カノッサの言葉、ガルニエという名前、其れを聞き、目付きが途端鋭くなる】
【ふらふらとした足取りで、キミに近づいてくる人影が、目に映るだろう】
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/02(木) 20:10:15.85 ID:TqRVwxyjo
>>605

「…………あの、その…………」

黙ってろ……

【少女の言うとおり、硝子のハートを持つのだろう鏡張りの異形】
【蹴り終えて、呆然と立ち尽くし、青年の方を振り返ると、いつもの無表情】
【もしかすると、自分の能力を悪く言われたのを、根に持ってるのかもしれず】

【紡がれた言葉は、一仕事終えた相棒に掛けるようなモノでは無く】
【紡ぎ終わると同時に、石畳の感触を確かめる為、革靴で石畳を叩きながら、携帯端末をいじり出す】

【鏡張りの異形も、しゅん、とした様子で青年の体へと戻っていき】

【数秒後、青年の体は光に包まれて】

【次の瞬間、空中に立っていたのは】

【全長は10m程だろうか、かなり巨大な所々が鋭いヒトガタの兵器である】
【全体は青をベースとした配色で、白く光るラインが張り巡らされている】
【装甲は標準的な、厚くもなく、薄くもない、バランスがとれており、背中部分にはブースターが付いている】
【右腕には、巨大なガトリング砲身、左手には二連式パイルバンカーが付いているどちらもシールドが付属している】
【頭部にはバイザーから黒い光が漏れており、さらにアンテナのような棒が側面から上に伸びている】
【両肩からは、フロート機能が付いたウイングが飛び出している】

【頭部には十字架が刻まれており兵器でありながら神聖≠ウもかもしだす不可解な雰囲気の存在だ】

こんばんは!正次さん。今日はどうされたんですか?
ん……ああ……頼みごとをしようとしたら……ちょっとね……?
それじゃあ……


【ヒトガタは、空中に静止しながら少女を右手で丁寧に包み込むだろう】
【人形には、何の行動も起こさずに、少女のみを連れて行くつもだりだ】
【尤も、人形の攻撃が有効なのかどうかは分からないが】

【もし少女を手中に収められたのならば、そのままヒトガタは飛んでいくだろう】
【カノッサ機関氷の国支部に】


【―――キンクリ?】

/りょうかいしました
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/02(木) 20:11:38.39 ID:blaDOFSc0
>>606

アタシがなんだろーと、アンタはヘンタイでケダモノのベトベト黒ミイラよ!
まったく、誰が「抱いて」なんて言ったってのサ!!

……それにアタシ、来月には13なのにっ。

【梅雨時の潤った風が、流れ出たぶん乾いた眸を癒して】
【前に出した右足を何度か地面に叩きつけて、ぷんぷんと怒鳴る】

【――年齢を引き合いに出すと、主張が矛盾する事に気づいてない】
【大人は嫌いだけど、過度に低く見られるのは気に食わず】
【やられるままは本意では無いけど、どこか胸に疼くものがある】

 【心のなかが矛盾して成り立っているなら、当然かも知れないが――】

良かったって……アタシは、いつもどーりをやってるだけだよ
別にアンタのおかげで、何かが変わったなんて事は無いしー
それにその笑顔サ――いよいよ、気持ち悪っ!

「……マスターのご無礼、毎度のことながら申し訳無い
 しかしながら。それを許してくださるのなら――」

「相談相手ぐらいには、なって頂けませぬか」

ちょ……別にそんなのいらないもん

――アンタなんか、気兼ねなく殴れるバカぐらいのボストがお似合い、なんだから!

【神妙なベンヌの声を嘲笑うように、びしり】
【左手の人差し指を、カイへと突きつけ】
【飽きもせず暴言を吐き続ける、けども――やはり少女は笑んでいた】

 【素直になれないと悔やむ要素は、ちっとも無い】
 【――だって。十分に、素直に振舞っているつもりなのだから】

 【客観的に見れば、初恋の記憶は無様に埃を被る事無く胸に飾られ続けている】
 【されど。彼女の心のなかには、『友愛』の二字を分解する機能が無い】
 【或いは――まだ形成されていないというのが、自然だろうか】

【刹那、ぼんやりと宙を睨んで――すぐ】
【少女は、そそくさと「ビニール袋」を拾いに行くだろう】
【いずれ捨てに行かなければならないものを、手にしたということは】
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/02(木) 20:11:47.42 ID:FKAmx5lMo
【街中】

【重い曇天。雨は降り続いている】
【雑踏のざわめきは、心なしか細々としていた】

雨、雨、降れ、降れ、フレンドリー

【黒い傘を差した男が一人、】
【下手な歌を口ずさみながら歩いていた】

【きっちりと七三に分けられた黒髪、角の丸い眼鏡】
【糊の効いた黒いスーツに、良く磨かれた革靴と、革鞄】
【──サラリーマン、と一言で例えられる装いだった】

……おや

【ぴちゃり、と音を立てて水溜りを踏んだところで、男の足が止まった】
【視線が通りの端へと向く。そこには、景観用に紫陽花が植えられていた】

ほほ、カタツムリ見つけ

【男が紫陽花の側まで歩み寄る。すると、その葉に乗っていた蝸牛をつまみあげた】
【元々柔和な笑みで固定されていたその口元が、ふと、自然に綻ぶ】

【──すると、男はおもむろに小さく上体を屈めた】
【通りからだと、傘が丁度良い塩梅で男の顔を遮る形だった】

【──がりっ、ぺき、ばき】

【小さな異音が、雨音に混じったのはその時だった】
【音が途切れて数拍。やがて、ごくん、と男の喉元が蠢動した】

──さて。今日はどちらへと向かいましょうか
雨は、止みそうにないですしなあ

【男はゆっくりと振り向く。当然、何事もなかったかのように】
【小さく舌なめずりをすると、何とはなしに辺りを見渡した】
【男の手にあったカタツムリの姿は、全く消えていた】

【──行き交う街の人たちは、全く気付かない様子であったが】
【もし、この静かなる奇行を目撃してしまった者がいたとしたら】
【男は、その視線を感じ取るかもしれない。目が合うことも、あるいは】
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/02(木) 20:18:16.99 ID:Y5gmhYQ4o
>>607
/居らっしゃるかな…
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) :2011/06/02(木) 20:22:58.83 ID:4HTj6+d2o
>>612
/ここに――私はここに
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/02(木) 20:23:11.79 ID:Du8mhhAj0
>>608

…何の用だ?
怪我をしているのならさっさと病院に――――

【彼は彼女の方に顔を向けてはいないが、彼女から伝わってくる覇気から自分へ用があると予想する】
【怪我かどうかは足音のリズム、音の大きさで分かる】

【「病院に――――」のところで漸く彼女に顔を向け】

…やはり女か。それにしても…其の角は巷で言う「こすぷれ」とか言う奴か?
(こいつ…良い目をしている…強者の眼…)

【女か。と言うのはは足音から軽さを感じたからであろう】
【やはり最初に目に入ったのは角。次に眼、その次にその服装であった】
【彼は其の角を珍しそうに凝視して、疑問を飛ばした】
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/02(木) 20:25:35.10 ID:j+7MDFRNo
【 街中 】


【――、―路地裏の入り口近く、苛立たしげに歩む人物が居た】
【『歩む』と言っては語弊が有ろうか……、“行ったり来たり”である】



……、… 金之助・タナカ=フィリップスJr



【所々が焦げたホワイトシャツに、紅いベルトを通したボロボロの黒いスラックス】
【肩甲骨の辺りまで伸びた髪は首筋の辺りで括られており、蒼いリボンが目立つ】
【両手には『魔法陣』の描かれた白い手袋を嵌めた――貧乏そうな青年だ】



(……、捜すにしても、身体的な特徴すら判らない――。)
(仮に捜し出したとしても、如何すれば良いのか……、…否。)
(――其れ以前に、『金之助』……いや、まさか――)


 ――、……さっぱり、判らない………、クソッ。



【――、悪態を一つ吐くと、近くの階段、その段差に座り込む彼】
【通行する人物からすれば邪魔この上無いが――、辺りに人気は少ない為に座ったのだろう】



/余り遅くまで居れませんが、其れでも宜しければー
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/02(木) 20:27:02.26 ID:Y5gmhYQ4o
>>613
/発見…!
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/02(木) 20:27:45.79 ID:MSO6gNu2o
>>614
――――この格好で行けると思うか。

【はぁ、と嘆息して、壁に背を預けて、地面に座り込んだ】
【一応角を生やして病院に行くつもりは無いようだ】
【そして、相手の質問に、ぎろり、と紅玉の瞳を向けて、口を開く】

こういう存在なんだ。
知らないか、鬼≠チて奴。

【頭の角は、30cm程でとても硬そうである】
【コスプレにしては質感がかなり物騒に黒光りしている】

……其れよりも、だ。
お前、カノッサ機関、そして、ガルニエと言っていたな。


――――何か、関係があるのか。

【問いかける彼女の体からは、哲学者の卵の気配を纏う赤黒い妖気が吹き上がった】
【ぐ、ぐ、ぐと傷だらけの体で立ち上がり、睨みつけていて】
【ぎしぎしぎし、と全身の包帯が軋みを上げている】
【返答の如何に依っては、確実に何らかの行動を返してくるだろう】
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/02(木) 20:33:10.49 ID:MSO6gNu2o
>>614
//すいません御飯食べてきますッッ!
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/02(木) 20:33:20.43 ID:h+Xn9eoDo
【路地裏】

「ひ、ひぃっ…!!」

【無様な敗走、その場から背を向け、一目散に走り出したのは、例によって不良Aである】
【けれど彼は幸運だった。彼が逃げ出したその相手は、一向に追跡の様子を見せなかったからだ】
【運よく、逃げられるのだ】

…ったく、貰うもん貰ったから返すっていってんのに。

【ぶつくさ文句を垂れながら、残った『相手』が打ち捨てたのは財布】
【空、ではない。地面に接触した時、小銭の音が鳴っていた】
【けれど『相手』が持っているのは、高々小額の紙幣一つ】

…つまらねぇな。

【ウルフカットの黒髪にこげ茶色のジト目、ヘの字口】
【ノースリーブの上着から覗く両腕は、わかる相手にはわかる程度に鍛えられていて、健康的な印象】
【タイトなジーンズに、腰周りを隠すほど裾が長いシャツを着込み、どこか不良染みた雰囲気を放っている】
【その振る舞いのせいか、腰周りや胸元の曲線を考慮しても少女とは断言できず】

【とにかく、瞳の奥に暗い炎を宿し、ゆっくりと歩き始める】
【不良が逃げた方向へ、追跡の意思はなく、ただなんとなくといった足取り】
【その周囲は、夜の闇と差し込む仄かな街灯や月明かりを差し引いても、妙に暗く―――――】
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/02(木) 20:35:11.76 ID:Y5gmhYQ4o
>>607
【 青年の隣りの席に、一人の男が無遠慮に腰を下ろす。銀の長髪を乱雑に掻きあげてから、「よう」と。青年に声を掛け 】
【 纏う黒の上質なロングコートは、機関の支給品。見る者が見れば気付くだろうが、それは酷く解り辛いヒント 】


 …辛気臭ぇ面してんなぁ。
 GFの話聞きてーんだが、あんた今話せるか? 目がどっか遠くの世界に行っちまってたけど。


【 そう言って、真紅の瞳を細めて見せる。どうやら青年が呟いた単語ギア・フレーム≠聞きつけて、この席に来たようだ。 】
【 レイント社製の端末を懐から出して見せ、「出来ればここの会社の奴。」と注文をつける。何か拘る理由でもあるのだろうか 】


/では、よろしくですーっ
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/02(木) 20:36:38.04 ID:RxuXrJTPo
>>609

べーだ、ばーかばーか、超ばーか
女の子に暴力振るうなんて超最低、超許さないです超呪ってやる
最初の鬼は超利織ちゃんです、超鬼ごっこなんて超柄じゃ無いですけど、超いつか超復讐してやります

【なんて事を言いながら、腹いせだろうか】
【僅かに残った泥溜まり。そこに、非常にもぽぉんと人形達を全て蹴りいれ】
【どういうことだろうか──10秒間、目を閉じて】
【──「インディアンズ、見つけた」】
【携帯端末を弄っている彼には聞こえないよう、そんな単語を呟いた】
【続いて、自棄にでもなったのか。ぶん、と懐中電灯を取り出して】
【懐中電灯のスイッチを入れ、本来ならば光が溢れるところ、光の刃とかし】
【利織はその刃を──宮下たちではなく。人形達に軽く掠めさせ。直後に懐中電灯を放棄した】
【一連の行動に、何の意味があるのか。或いは単純に意味などなく】
【自身の発明をもうこれ以上悪用させないために、人形を破壊するだけの行動なのかもしれず】

……、うっわ。超、めるへんです
つーか、超なんですかこれは。超、うわ、わ、わ、わ──!?
超なにするんですかっ!?ちょ────ッ!

(──「次はインディアンズが鬼」)
(──命令を上位に、呪いを下位に)
(──命令。「助けを超呼んできて」)

【ヒトガタに掴まれる際、そんな、また悲鳴染みたものをあげ】
【じたばたと手足をばたつかせて一応の抵抗はするものの──当然、意味などなく】
【そのまま、彼女は機関支部に連れ去られることになるだろう】

【──最後の最後、呟かれた彼女にしか聞こえぬ言葉】
【果たしてそれは、どんな意味が在ったのだろう】

/イエスキンクリ。ただいま戻りました!
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/02(木) 20:41:36.85 ID:vmgSNK0oo
・・・金が、やばい・・・

【ひどく疲れた様子で、唐突にこんな事を呟いてみる】

【舞台は表通り】【まだ人もそう少なくない時間帯で――】
【雑踏の中をするりするりと、くぐり抜けていく】【少女が一人】

・・・資金も資材も底を尽きかけて・・・研究も進まない・・・
唯でさえ冗談みたいな食費がかかるって言うのに、収入もほぼナシときた日にゃあ・・・

 【足首、踝のあたりまで伸びた髪は、空中に溶け込むように白く】
 【衣服の隙間から露出する、つんと張った肌は雪の様に白く】
 【年齢は17~19くらいであろうか、華奢な身体で小奇麗な白衣を着こなし】
 【蒼空を写し取った様なアクア・ブルーの瞳】
 【身長は160半ば辺り、・・・普乳・・・よりは、少し大きめと言った所か・・・】

私達の技術が売れればいいんだけど、そう簡単にもいかないよねぇ・・・
最悪の場合、・・・売春かなぁ・・・・・・うげ
                                              ・ ・ ・ ・ ・ ・
【ぶつくさと独り言を言い終わると、大きくため息。もう初夏だと言うのに、吐息すら白く】
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/02(木) 20:46:05.61 ID:WcGdS44SO
>>610

となると必然的に、――――いや、止めようか。堂々巡りな気もするし……。
あー。まあそれは、ほら――依頼料の先払いってコトで、ね?

【照れ笑いしつつ頭の後ろを掻いて、怒鳴り声を右の耳から左の耳へ聞き流し】
【てんでサマにならないウインク一つ、青年はそんな戯言を宣う】

……え?十三歳だからって、どういう。

【安心の分鈍くなった彼の思考は、そんな矛盾点を拾い切れずに】
【少女の言葉をどう解釈したのか、「じゃあ、御祝いしなきゃねー!」なんて】
【子供扱いなのか何なのか、検討違いの方角を向いた言葉を、その唇に紡がせた】

【乙女心が――いや。人の心がこの泣き出しそうな空程に簡単ならば、こんな行き違いも無いだろうに】


うん、そーだよね。なら尚の事良かった良かったー……。
泣いちゃう寸前とかじゃ無かったなんて、お兄ちゃんこれ程嬉しいコトは無いよっ。


  ――え?あぁ、なんて事はないから大丈夫さ。寧ろ可愛い位だし、ね。
    ってな訳で――……もちろんさぁ!俺で良ければ、何時でも力になるよー!


あ、一応そっちの方も大丈夫だからね?けっこー打たれ強いし、体罰(?)には慣れてるし。

【だが、それでも。その行き違いは先程のものとは打って変わって、好ましい】
【彼もまたそう思っているのか、彼女の勝ち気な笑みを真っ直ぐに見据え】
【ノリの軽く、柔らかい喜色を満面どころか総身に湛えて】
【史音とベンヌの両方に応え、誰に訊いた知識か左の小指を差し出す――】

【と。態勢はそのまま、かくりと首を傾けて訝しいげに。包帯入りビニール袋を取りに行く、史音を見遣り】
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) :2011/06/02(木) 20:47:46.32 ID:4HTj6+d2o
>>620
ん?

【隣に男が座り、青年は顔を上げる】
【一瞬男の姿を見やるも、BARで隣の席に誰かが座る事など割とある事で】
【青年は別段違和感を抱くことなく会話する】

ああ悪い、ちょっと考え事をしててな、こうして酒でも飲んでればそのうち忘れるさ

【カラン、とグラスの中の氷が小気味良い音を立てる】
【注がれた琥珀色の液体は、当初の3分の1ほどまで減っていた】

GFについてか?話をするのは別に構わないが、その端末は――レイント製だな

【青年は、機関の至急品である端末を見ても特別なリアクションを起こす事は無さそうだ】
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 20:48:32.28 ID:wAzJdpFCo
>>622

じゃあ最後の選択肢をどうぞどうぞ需要は何処にでもありますとも
尤も供給が多すぎる世界ですんで高値で売れるかと問われればノーと答えたくも有りますが
まあ良いんじゃないですか?そーいうお仕事って同情して貰えるらしいですしー
ああ素晴らしきかな正義のヒーロー、人は憎まないが悪には無限の憎悪

【するすると人の群れを縫う彼女の方に、一息でのやたらと長い言葉】
【唐突なその声の発生源を探れば、建物の影に人間が一人】


然しながら私としては今現在玩具は十分に足りてる訳でそれを買いたいとも思わない
となりゃあ、もう一つの方聞こえてきたそっちに興味が出ますねえ

どーもー、ドライアイスでも腹に仕込んでるんですか?

【黒のラボコートに白手袋、眼鏡を掛けたにこやかな女】
【緑髪緑眼、身長は175cm程と高め、線が細いのが離れていても良く分かる】
【季節感という概念を、何処かへ捨ててしまったようなこの女】
【少女に向かって、左手で手招きをしていた】
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/02(木) 20:49:07.26 ID:Du8mhhAj0
>>617

…関係?

(その様子だと返答次第で戦闘…と言うわけか?ククク…しかし俺は手負いの奴とは基本的にしない主義でな…)
(ここは本当のことを言ってやろうか)

【2,3秒の沈黙の後、彼が口を開く】

カノッサ機関自体には何も無い…しかしガルニエには軽い恩はあるな…だから、
それを「仇」で返してやろうと思ってな…ククカカカカッ…。もうすでに1人機関員らしき野郎を殺し…俺の「感動」となったが。

【そう言って左手で胸ポケットから其の殺した奴の遺品であろう細いダーツを出しペン回しの要領でくるりと回し】
【恩という言葉でガルニエから卵を貰ったことは包み隠す】

逆に聞くが…その「鬼」がカノッサ、ガルニエとどう関わっている?

【黒のネクタイを右手で慣れた手つきで取り外しながら、彼女を探る】
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/02(木) 20:51:01.22 ID:sT6kDTmAO
//見落とされているかもしれないので一応、捻れ曲がった十字剣は>>604で返信しています
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/02(木) 20:54:07.78 ID:KeTe0btSO
>>619

【不良Aの飛び出した通りに、14〜5歳程に見える少年がいた】

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】

……?

……なんだろ……

【少女のいる路地裏に入っていく】
【このままでは、おそらく少女と鉢合わせしてしまうだろう】
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/02(木) 20:58:09.19 ID:vmgSNK0oo
>>625
・・・んぁ

【ふと流れてきた声に耳を傾けてみれば、それが自分への言葉だと知り】
【辿ってみれば、季節感の無い女性が手招きしているのが見える】
【前半部分は聞き逃してしまった、と言うよりは聞き流したのだが】
【彼女の興味を引くには、その内のほんの数文字で事足りたようで】

・・・ヒトが吐く息は二酸化酸素。あながち、間違っちゃいないけど

【警戒する様子もなく、その直後にくるりと変えられた進行方向】
【手招きする女性の元へ、ふらふらと歩み寄っていく】
【蒼の瞳を除けば、好奇心で満たされているのがわかるだろうか】

もし仕込むなら、成分的には液体窒素の方がそれっぽいかもね。
ま、そんな話はどうでもいいとして。
あたしに何かようですか? 同業者さん
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/02(木) 20:58:57.32 ID:h+Xn9eoDo
>>628
【小さく靴音を鳴らしながら、この不良少女は前へ進む】
【目的もなく、意味もなく、ただ前へ】

【すると、前方から現れる姿】

(誰だ? 誰でもいい、退屈が凌げるなら)

【持て余す感情=衝動、久しぶりにわいてきた黒い感情】
【理由などきっとなく、ただなんとなし、声をかけようと口を開き、】

【凍りついた】


――――――。


【目は、おそらく背中の翼に釘付けられていて】
【足取りも止まる。時を刻んだ時計の歯車が落ちるように】

【不良少女は言葉を発しない】
【ただしばらく、呆然と立ち尽くすだけ】
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/02(木) 20:59:07.80 ID:TqRVwxyjo
>>621

【青年に少女の行動も意図を読み取る事など出来ず】
【仮に、目視したとしても、読み取ろうとすらしないだろうが】


じゃあ……氷の国支部までお願いしようかな……
了解しましたっ!

【なんて仲良さそうなやり取りを交わすと、ヒトガタは高度を上げていき】

【やがて、かなり高い所まで来ると、ヒトガタは、空間転移を行い――】

【―――キンクリ―ー――】


【空間転移を終えると、ヒトガタは、氷の国のある施設の前に転移して、着地する】
【景色や、気温から、氷の国と判断するのは容易いだろう】


【ヒトガラは光を纏い、小さくなっていく】
【それに伴い、手の高さも下がり、少女もジャンプして飛び降りるか、足が着く位の高さになるだろう】
【もし、施設に眼を向けたのであれば、瞳に映るのは】

【6つのピールと5つの張り出しを有する、見上げるほどの大聖堂だ】
【氷の国特産の砂岩が用いられた外壁は氷雪と見紛う程純白であり】
【聖堂建築様式による5つの鐘楼は、天を突くように聳え立っている】


【その入口、ガスマスクの機関員が門番を勤める扉上部の碑銘には】

―――”Lasciate ogne speranza, voi ch'intrate'”―――
―――”この門をくぐる者は、一切の望みを棄てよ”―――

【もしも、”あなた”がこの大聖堂を訪れると言うのならば―――】
【この扉の碑銘の通りである―――「一切の望みを棄てよ」】

【青年もやがて、携帯端末片手に着地する】
【逃げる時間はあるだろうが、機関支部の前で逃げるのは、賢い選択とは言えず】

じゃ……こっち来てもらおうかな……
お願いがあるからね……
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/02(木) 21:00:27.04 ID:Y5gmhYQ4o
>>624
【 青年の言葉を聞けば、男はがしがし、と乱雑に銀髪を乱して。見せた端末を、手のひらで持て遊び 】


 その通り。んで、ここに特注のGFを作ってもらう事になったんだが。
 俺はメカの類は全くと言っていい程解らん。文型脳でな。
 そんなもんだから、何だかGFに詳しそうなあんたに、いろいろ教えてもらおうと思った訳だ。


【 ことり、と男の前に置かれたグラス、その中身はマティーニ。 口に一度それを運んでから、男は言葉を続ける 】


 まず一つ目だが、GFってのは何だかいろいろ世代が分かれてるだろ?
 どれにしたら良いのか、今一つ解らなくてな。
 ああ、ちなみに言うと、俺は別段能力なんてものが無い。そこんとこも含めて、あんたのお勧めの世代を聞きたい。
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/02(木) 21:05:56.77 ID:KeTe0btSO
>>630

あ…えーと……

【こちらの少年も固まる】

あ、す、すみません…どうぞ……

【通行の邪魔になっていると思ったのだろう】
【路地裏の脇に寄り、道を空ける】
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 21:06:39.25 ID:wAzJdpFCo
>>629

間違ってると思いますがねえ。常温の二酸化炭素でこんな光景生まれるのやら
いいやそもそも吐く息の100%が二酸化炭素って訳じゃあなし

……はて、同業者?見た目こそ似た様な服装、ではありますが
それだけでそうだと断言するにゃあ、とてもとても判断材料が足りない様に思えますがねえ

【相手が近づいてくるのにつれて、自分はそのままの向きで後方へ】
【少しずつ、少しずつ、路地裏の方へと入り込んでいく】
【そもそもが、通りを堂々歩く事を避けていた人物である】

何か用か?九日十日、とこいつぁ幾ら何でも使い古されたネタでしたかねえ
まあ、用といえば用。特にないと言えば特にない。呼び付けた理由の半分くらいは気紛れですし

この調子じゃ本題に何時までも届きませんね、ハイ。『技術』ってなあに?って事ですとも
今現在、ちょっとした理由で技術かき集めてましてねえ、分野は偏ってますけれど
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/02(木) 21:07:59.92 ID:blaDOFSc0
>>623

(軽い、やっぱり軽いなぁ……でも、それが良いんだよね、大人じゃないみたいで)
(変に悩むのは――アタシらしくないし、)
(あんなバカに抱かれるくらいのこと怖がってたら、戦争なんかできやしない!)

【閉じた歯列の中に漂うは沈黙。されど歯の浮くような心持ちがするのは】
【彼の言葉が、いちいち図星を付いて来るからだろう】
【――ぎろりと。半ば白目を剥く威嚇的な顔を作って後ろを向きつ】
【少女は、軽く屈んでビニル袋を取り上げて】


【“ポイ”―――と】
【無造作に、カイの胸元に投げつけようとするだろう】
【渾身で打たれたサッカーボールが弾き飛ばされる程の重みを】
【彼女の「能力」により――それに、与えた上で】

 【それでも結局、少女が放れてしまうくらいの重量だけど】
 【油断していると、少し痛い目を見るかも知れず】

もう、ほとほと呆れちゃうっ
折角「ベトベト黒ミイラ」から「サンドバッグ」に格上げしてあげたのに!

ねぇ――それ、もともとアンタのでしょ?
なんか勢いで拾っちゃったけど、持って帰りなよ

「(男子は三日合わねば云々、と言いますけども)
 (マスターが成長しないのは、女子故――では、有りますまい)
 (…………嗚呼、久々に頭痛が)」

 【どうして指環 / 大槌の彼が頭痛に苦しむか】
 【それに突っ込むことは禁忌である――】

【さておき。彼女は悪戯気に、質の悪い因幡の素兎よろしく笑みを濃くし】
【今度は、カイの眼前で踵を返してしまうだろう】
【しかし史音は、まだ動き出そうとはせず――】
【彼ともう少しだけやり取りする事を、希求しているようでもあり】
【表情からは――先の峻峭さも、虚ろさも、失せていた】
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/02(木) 21:09:31.97 ID:MSO6gNu2o
>>626
――――そうか。

まあ、ならばいい。殺す必要はなさそうだ。

【その言葉に、拍子抜けするほどあっさりと妖気を引っ込めて】
【また、地面に座り込んだ】
【そして、相手のその問いに、じっ、と紅玉の瞳を男に向けて】

カノッサには、妹に悪意を植え付けられたんだ。
…………やさしい子だったのに、あの子は、泣いていたんだ。
あの子を傷つけたカノッサは許さないし、それ以前の問題で、私が敵だと定義した=B
だから何がどうであれ、とにかくカノッサを潰す、それだけだ。

……まあ、それに。もう宣戦布告をしてしまった。
今更泊まろうにも止まれないだろう?だったら、轟火の如く突き進むしか無いんだ。

【究極的に自分本位。己がそうすると決めたからそうするという理由】
【悪だから、とか、善悪は関係なしに、ただ潰すと言ったのだ】
【そして、ガルニエとの関係に付いては】

一回、心臓潰したがな、殺しそこねた。
次こそは、冥府に叩き込むつもりだ。

【ちりちり、と体から妖気の火の粉を生み出しながら、少女は拳を握りしめた】

//ただいまですー!
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/02(木) 21:10:09.72 ID:RxuXrJTPo
>>631

【ヒトガタがその場から離脱し。人形たちの主が遠い遠い所へ、行ってしまい──】


   「────」

                            「────」


             「────」


【──主無き今、この場で人形達に指令を下すものはいないというはずなのに】
【むくりと、主に斬られた人形達のうち何体かが、起き上がる】
【倒れ伏しているのは、術式を解放し一時的な魔力切れを起こしている人形のみ】
【起き上がった人形達は、地に伏す仲間を助けるかのように協力して起き上がらせ】
【そのまま──とこ、とこと。誰に命令されるまでも無く、踏まれないよう裏路地へと移動していった】


【一方──所変わって、氷の国】

……こ、氷の国──?
しかも……ここって、機関、の──
え、嘘、でしょ、超……?

【此処へ来てようやく、彼女は青年が機関員である事を悟ったらしい】
【機関に対して嫌な思い出でもあるのだろうか】
【建物を見上げる彼女の顔色は決して芳しいものとはいえず──】

【青年に促されるまま、しぶしぶとではあるが彼女は彼の後へ続いていくはずだ】
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) :2011/06/02(木) 21:11:13.31 ID:4HTj6+d2o
>>632
【青年が先ほどから喉に流し込んでいるのはスコッチ――上等ではないがアルコール度数が高い銘柄だった】

なるほど、最近はオーダーメイドGFも増えてるからな、
レイント製ならスペックも信頼できるしな

【青年は、男の見立てどおりそれなりにギア・フレームの知識を持っていそうだ】

手に入りやすさ、整備やパーツの取り回しやすさなんかを考えると、
現行機の第三世代が一番手軽だろうな――

【カラン、と再びグラスの中の氷が回る】

だが、オーダーメイドで新しく製作される機体となれば――新型
おそらく第四世代相等のスペックを積んだ方が色々捗るだろう、コストはその分かさむだろうけど
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/02(木) 21:12:32.12 ID:h+Xn9eoDo
>>633
【少年の言葉など耳に入っていない様子で】
【呆然と、その翼から相手の眼に視線が移り、漸く言葉らしき音を発した】


―――――お前、竜だな。


【疑問系ではなく、半ば確信したような言い回し】
【ふと、こげ茶色の瞳にうっすら金色の輝きが宿る】
【同時に、路地に満ちる暗く重い『殺意』】

【…でも、少女は頭を抑えてよろけ、後ずさる】
【背が壁に激突した瞬間、満ち満ちた暗闇が若干押さえ込まれた】

…くそっ、何でこんな時に出てくる!?

【悪態は、少年に対するものか】
【恐怖や憔悴の入り混じる目で、相手の瞳を見る】
【同時に、無意識か魔翌力や異能の類を調べよう目を凝らすだろう】

【それは、彼女の習性か】
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/02(木) 21:19:46.00 ID:vmgSNK0oo
>>634
・・・吐息の中で、窒素が占める割合は約8割。二酸化炭素はその1/20
だからそう言ったつもりだったんだけど。

【彼女としても、瑣末な吐息談義で時間を潰すつもりは無い】
【喉までのぼってきた抗議文を揉み消して、女性の跡をついていく】
【路地裏の奥に入ればどうなるかだとかは、気にしてもいない】
【襲われてもねじ伏せる自信があるのか、その可能性を考慮していないのが】
【後者だとすれば、その服装に対して余りにも浅はかで、楽天的な思考回路】

技術、ね・・・。 
同業者でもないかもしれないあなたに、軽々しく話せるモノでもないけど。
電子工学から生体工学、兵器武器まで何でも来いって感じかな?

出来れば、ちょっとした理由ってのも教えてくれると嬉しいな。

【いい加減な戯言にも反応せず、にこやかな笑みを張り付けたまま】
【暗い暗い路地裏の中心でも、吐く息は相変わらず、白い】
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/02(木) 21:19:49.16 ID:KeTe0btSO
>>639

ぅえ、えっ?
…は、はい。竜人族ってやつ、です。

【びくんと身体を震わせつつ、なんとか答える】

こんな時、て…
そんな事言われても……

【少年も少し後退りする】

【少年からは、魔力も異能も感じられないだろう】
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/02(木) 21:24:39.74 ID:h+Xn9eoDo
>>641
【相手の否定に眉を寄せ、酷く不機嫌な顔を作る不良少女】
【少しにらみつけて、種族竜人種であろう少年の脅威が薄いこと悟るや否や、壁に背を引き摺るように地面に座り込んだ】
【額に脂汗を浮かせ、息も荒い】

…運がいいな、お前。

【何故、そんなことを】

…いや、いい。今お前を狩っても、意味がない。
楽にしろ。…いきなり悪かった。

【物騒な事をいいながら殺気を収め、暗闇が晴れる】
【頭を抱えて苦しそうな様子な少女だが、もう目をあわせようとしない】
【ひょっとすると、竜の翼を視界に入れようとしていないのかもしれないけれど】
【何故か、立とうとしない】
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟・東北) :2011/06/02(木) 21:25:41.02 ID:nGSUX4EAO
>>604
【覗き込んだ、青年の顔。その瞳を、鈍く輝く双眸を、男は覗き込む】
【冥い色を、淡い彩を、深く、深く――深淵まで覗き視る様に】
 
【青年の視線が十字剣へ落とされるのに合わせて、男もまた顔を離した】
 
「……オーケー。今から僕は君の事を"ゴリ之助ゴリ松"と呼ぶことにするよ」
 
【その表情は、苦笑いを浮かべていて】
【心なしか、男と青年の距離が、離れた様な、気がした】
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 21:27:09.95 ID:wAzJdpFCo
>>640

ふーむ、所謂何でも屋。専門ってのは無い感じですか……
一極集中の方が突き抜けて面白いもん持ってたりするもんですが、何でも屋もそれはそれで有用
とっかかりにするのなら、そういうのも良いのかも知れませんねえ……

……あ、そうそう。勿論ですが、商品ってのは魅力的に見えるかどうかが肝心
それを買い取るかどうか決めるのは私って事ですんで、つまりおわかり?
軽々しく話して頂かないと、どの程度の技術者か判断出来ないってえ事ですとも

【今までの調子では、発言の大半を流されてしまう事になるとは流石に理解して】
【早速の本題、内容はと言えば相手に商品を見せる事の要求】
【買い物をする際、商品を確認しないというのは賢いやり方では無い】

まあ、別に?売春先の斡旋というおせっかいを焼く事も出来たりはしますけれど
そーいう人材の無駄な使い方ってえの、勿体無いじゃあないですか
さあ体を安売りするか技術を高額で売りつけるか、天国か地獄の分かれ目です
道を決めるのは貴女の弁論次第商品のスペック次第!

と言う訳ですので、再度同じ質問。『技術』ってのは何なんで?
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/02(木) 21:28:54.96 ID:Y5gmhYQ4o
>>638
【 青年の言葉に、男はどこか嬉しそうな笑みを見せた。「そうさ、レイント製は間違いねぇ。至高だ」と、小声で呟いて。 】
【 そして解説を聞けば、ふんふんと相槌を打ちながら、軽く端末を操作する。どうやら世代の違いをメモしている様だ 】


 成程な、使い回しが良いのも魅力だが…コストが嵩んでも、スペックの高い方が良いかも知れねぇな。
 第四世代にするかね。折角の新型だしよ。


【 そう言って、おどけた笑みを見せて。手にしていた端末の画面を、青年の方に見せる。 】
【 それには、型番と機体名らしい IXA‐0X バズヴ/Badbh≠フ文字と、今しがた追加したらしい第四世代≠フ文字が表示されていて 】


 次の質問。ある程度のデザインとメインウェポンは決まってるんだが、サブウェポンで悩んでてな。
 理想は遠距離武器だが…あんた、何かいいアイデアあるか?


【 端末の画面が切り替わる。表示されたのは、カラスの羽を持つ女神を模した、ギアフレームのデザイン案。 】
【 メインウェポンらしい大鎌を右肩に担いでいるが、確かにサブウェポンを持っておらず 】
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/02(木) 21:32:22.39 ID:sT6kDTmAO
>>643

ちょっと待て。

【そんな珍妙な名前で呼ばれては堪らない、とばかりに、鋭い声が飛ぶ】
【自分の事情を知らない相手だから多少誤解するのは仕方ないと思っていたが、その名前はいただけない】

ああ、認めるよ、剣で壁を叩き割るのは明らかにおかしい、って。
一応肉体的な問題とかあるけど、色々と説明しなければならないのは面倒だから略させて貰うとして。

何故、その名前になったんだ―――!?

【そう言っている青年は、怒って――はいないが、明らかに不満そうな表情だ】
【身の丈程もある歪んだ長剣を、片手で軽々と持ち上げて、それを近くの地面に、がずん、と突き立てた】
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/02(木) 21:34:25.01 ID:Du8mhhAj0
>>636

ククク…其の手負いの体でよくそんなことが言えるな…強気なのは嫌いじゃあ無いが…それは強気と言うより無謀に近い…
お前が怪我していなかったら殺してるぞ?

【「[ピーーー]必要はなさそうだ」】
【そのセリフを口にした彼女に対し軽く笑いながら脅しを入れる】

そして悪意…とは「卵」のことだろう…まぁ、まともな精神ではまず飲み込まれてしまう…
ククク…まとも…ならな…

―――――俺にとってはアレは俺の「感動」を高めてくれる最高の代物なんだが…なぁ…カカカカッ…

【ニヤァと気味の悪い笑みを浮かべては「卵」を賞賛し、そして】

その「次」は無い…なぜなら俺が…俺の妖刀「蛭」が…ガルニエの心臓を貫くからだ…!!
俺は明日…昼の国に向かう…!!あいつを我が感動の最高の素材にする為に…!

【妖刀、と言うが彼は腰に刀を差していない、いわゆる丸腰】
【右手に先ほど取った黒のネクタイが握られているだけである(ダーツは既に胸ポケットにしまった)】
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/02(木) 21:35:20.52 ID:KeTe0btSO
>>642

え、と……?

【かなり困惑している様子】

…どうか、したんですか……?
狩るって、どういう……?

【へたり込む少女に近づき、顔を覗き込みながら尋ねる】

【少女の考えている事など露知らず】
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/02(木) 21:38:43.27 ID:vmgSNK0oo
>>644

・・・技術も身体も、売りモンじゃないっていうのに・・・

【彼女が作り続けていた笑みを崩すのは、そう遅い事ではなかった】
【手の内を明かせ、そう言われると同時に、打って変わって創り出した無表情】
【アクア・ブルーの瞳は濁り燻って、一転、海底渦巻く濁流の様な群青】

・・・そうね、少しだけなら教えてあげてもいいわ・・・
対能力者用の携帯兵器、その試作品とか・・・どうかしら?
私の専門は応用生体薬学だから――

【おもむろに、ポケットから取り出した小さなケース】
【開いてみると、中には数種類の錠剤の様な物が並べられていて】
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/02(木) 21:41:12.71 ID:h+Xn9eoDo
>>648
…お前、竜殺しにあったことはあるか?

【無警戒に近づいてくる相手をひたすら視界から遠ざけながら、少女は語りかける】

…俺がそうだ、俺は竜を[ピーーー]モノ。
正確に言うと、呪いが殺意を呼び起こす…相手は何でもいいが、竜を殺したときが一番満足できる…そんな呪いだよ。

【憎憎しげに自分を称し、額に爪を立てた】
【そんな自分への嫌悪感を、隠しきれずに歯軋りすら立てて】

今は、理由あって呪いも多少沈静化してたと思ったんだが…やはり、ダメだな。
こうしてあってみると、反射的に――――――。

【近づいてみると、少女は立とうとはしている】
【けれど力を込めると腰はわずかに持ち上がるも、足に力が入らないらしく、すぐしりもちをつく】
【どういうわけか、『立てない』というのが正解だろう】

…まあ、生まれてこの方ずっとだからな、今まで楽だったのが奇跡なんだよ…。

【そんな、小さな小さな、弱音すら】
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/02(木) 21:42:49.71 ID:WcGdS44SO
>>635
【気に障ると書いて、きざと読む。それが如何なる形であれ】
【櫻――或いは、日本≠ゥ――の言葉というのは、成る程確かに的を射ている】
【彼はその単語の通り、視線に射竦められれば肩を竦めてお道化て見せ】

【子猫でも抱き上げる時のように、微笑いながらつらつらと――――】


あははははー。ねぇ史音ちゃんベンヌさん、ほらほら約s―、―――、……。


     【「こフっ」】

【紡ぐ言の葉は、そんなような音韻を孕んだ声無き声に掻き消される】
【クリーン・ヒット。鳩尾に減り込んだ、見た目よりも何倍も重い<rニール袋】
【彼はその肺から、酸素二酸化炭素問わず、気体という気体を奪い去られ】

【思わずかくりとオチかかって、慌てて現に踏み止まる】
【いつまでも子供扱いしているから、そういう事になったのだ――ほんと、好い気味】


……ん、わか――た。持っ、……しっかり、帰るから――っう、ぇ!!

……果たしてそれってレベルアップ?とか色々気になる事はあるけど、ともあれ。


【彼は途切れ途切れに息を整え、盛大にえづいてから「――――せ、セーフ」なんて零す】
【何がセーフなのかは、聞かないのが武士の情けだ。それから、振り向く際】
【僅かながら、視界の端に止まるかも知れない。涙の薄らと浮いた、潤んだ瞳の情けない彼が】

【見てもどうという事は無いが、まあ、溜飲くらいは下がるかも】


約束……だめ、かなぁ?


【で――彼は右の袖で、ごしごしと目許を擦りながら質問を繰り返す】
【小指だけを立てて差し出された左手は、例え意識が途絶えかかっても】
【そっくりそのまま、その場所にあり続けていた】
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/02(木) 21:44:24.20 ID:cRsqLqJDO
/宮下さんの方へ
ごめんなさい、次遅れます
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/02(木) 21:44:38.16 ID:MSO6gNu2o
>>647
出来るかどうかではなく、やるんだよ。
剣士である以上常在戦場であるのは当然。
だからこそ、調子が悪いのも怪我も言い訳にするわけには行かないだろう。

【戦いに於いて、完全に調子が良い時などは基本的に望むべくもなくあり得ないと言える】
【だからこそ、怪我や不調を言い訳にする事は出来ないのだ。常に、生のままで、いつ戦っても大丈夫なようにする】
【怪我をしていても警戒は解かないのも、その理由の一つと言えるだろう】

――――切るぞ。少なくとも、アレを好む積りは欠片もない。
あんな物、殺し合いの楽しみには、雑味に過ぎる。

己の持てる全てだけ≠ナ当たるのが、死合という物。

だからこそ、卵に己を委ねる輩は醜悪だと思う。
そして、そんなものをばらまくカノッサは、許せない。

私はしがらみも信念も矜持も無く、唯戦いたいだけ。
だというのに、あの組織は、私の戦いに理由を生み出した。
故に、私が好き勝手に戦うために、潰さなければならないんだ。

【体からは、卵の気配が。しかし、卵に飲まれる様子は無い】
【それは、彼女も又、まとも≠ナはない事の証明であるようで】

――――全ては偶然。

お前がガルニエと出会い、殺すのが先か。
私がガルニエと出会い、殺すのが先か。

全ては、運のみだ。だからこそ、お前の行動を疎外するつもりもない。


ただ――――そうだな。一言言っておく。
アイツともし出逢えば、卵というものの醜悪さ≠理解するだろう。

【澄み切っているのに濁っている。そんな矛盾を含む紅玉の双眸を、相手に真っ直ぐと向けていた】
【敵対の気配も無く、邪魔をするつもりも無いようで】
【そして、先ほど彼女は己を剣士と語るが、彼女も又、刀を持っていないのだった】
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/02(木) 21:45:47.58 ID:TqRVwxyjo
>>637

あれ……?あ……
俺就職したって言ったの……ね……?

支部長代理やらせてもらったるんだ……
お給料も結構よくてね……ふふふ……

【少女に視線を遣ると、顔色は好ましく無く】
【前の言葉に、補足するように、言葉を紡ぎ】
【在ろう事か、青年の就職先は、悪名高き、カノッサ機関】


【給料が良い、と言ったときの、頬の緩み方は、何処か恐ろしい所があり】
【守銭奴――なんて表現じゃ温いとも感じさせるような】

じゃ……

【そう言うと、門番兵に、少女の説明と、これからどうするつもりかをざっと伝えて】
【伝え終わると、氷の国支部へと入っていく】

【青年の後をついていくようならば、行き着く先は】

【フローリングの床で、その上には、質素なカーペットが広がり】
【5畳程の広さだろうか、広くは無く、かなり庶民的な部屋である】
【部屋には、机とベットと、本棚が置いてある】
【窓は無く、窓からの脱出は不可能か】


んじゃ……そこらへん座って……

お願いだけど……
機関の為に……魔道具を作って貰えるかな……?

【手でベットを指し、そこに座れとでも言っているのか】
【座ったら、青年はベットの前の床に座り、ポケットに手を突っ込むと口を開く】


【頼みごとの内容としては、人殺しの為の魔道具を作れという事】
【少女の制作意欲は、満たされるだろうが、問題は自分が作った魔道具が、悪の為に使われる事だろう】
【ポケットに手を突っ込んだのは、武器を取り出す為であり】
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) :2011/06/02(木) 21:46:22.78 ID:4HTj6+d2o
>>645

第四世代は武装、戦闘用AI、カタログスペック、どれも対能力者をコンセプトに組まれる傾向が多いからなー
独自のギミックなんかも積みやすいし、なにより新型のワンオフ専用機はロマンの塊だ

【新型ワンオフ機に思い入れがあるのだろうか、青年は深く頷く】

【そうして、男が見せた端末を覗きこむ】

遠距離武器のサブウェポンか・・・・・・
そうだな――携行できる実弾兵器ならGF用ライフルかハンドガンとかが主流だが・・・・・・

【そんな事を言っていると――端末の画面がギアフレームデザインに切り替わる】

こ、これはっ!

【画像を見た瞬間――ハッと青年が息を飲む】

(なんだこのギア・フレーム・・・・・・すごく・・・すごくっ)

か、カッコイイ――
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 21:46:53.30 ID:wAzJdpFCo
>>649

おや、それじゃ貴女何売って生きるおつもりで?
まさかこの世界で、お金がないと騒いでれば降ってくると信じてる訳じゃあないでしょう
それとも貴女は、幾らかのプライドとやらに囚われるタイプのお人?
あーら勿体無い、プライドなんか良心と共に捨ててしまえば楽なのにー

っとお、脱線する前に引き戻しますが……ふむ、薬学ですか
そうですねえ、興味がない事はないんですが……私の専門も生物なんですよねえ

【「被ったなー」等と言いながら、距離は離さず錠剤を注視】
【右目の、黒目と白目の配色が反転。白くなった瞳が伸縮し、錠剤にピントを合わせた】

………まあ、一応聞いときましょ。そのお薬の内容は?
単純な身体強化か、精神にも感傷するタイプか、それとも短時間の変異か
長期間変異させる位なら、そのまま素体を改造した方が早い訳でして……
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/02(木) 21:53:04.77 ID:KeTe0btSO
>>650

竜、殺し……?

えと、つまり、それって……

【軽く後退る】

……すみません。
僕のせい、ですよね……?
僕が来たから、その呪いが……

【何故か謝る】
【謝った所で少女の呪いが解ける訳ではないが、そうせずには居られなかった】

…その呪いって、どうにかできないんですか……?

【当然の疑問を口にする】
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/02(木) 21:57:55.27 ID:blaDOFSc0
>>651

あはは!! 良いザマねっ
嘆きたまえ、アタシに重力の恐ろしさを教わる不運を……

そういえばアンタ、重力を自在にどーのこーの言ってたっけ?

【パンパンと手を叩き、閉じ込めた空気に肌を張らして】
【断続的に奏でられる軽快な拍子とともに、幼い伸びやかな声が響く】

【無意識的に瑕を抉らんとする抉剔の言の葉が、彼女の癖らしかった】
【柔らかそうな口角をより一層吊り上げて――】
【しかし再び問われたときには、それを暫し閉ざし】

で、約束って……何の約束サ。

今は特に行きたいところは決まって無いし……
相談役どうこうは、ベンヌが勝手に決めたことでしょ?

……詳しくはほりゅーで良いなら、したげるけど。
アンタびんぼーそうだからちょっと不安だなー

【彼の問いは、彼女には余り通じていなかったらしい】
【微妙に唸りながら、彼女は何度か首を撚る】
【ベンヌの方も何かを零そうとしたが、要領を得なかったのかだまり込み】
【苦笑いを頬張った史音は、まだ踵を返したまま―――】
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/02(木) 21:58:59.78 ID:vmgSNK0oo
>>656
自分で、飲んで確かめれば?

【一瞬、倒錯した白と黒に驚きつつも】
【歪んだ笑みを見せつけるのは、多少に含まれた悪意の表れ】
【敵対するつもりこそ無いけれど、やはり自尊心はあるようで】
【相手の物言いが気に入られければ、後先考えずに挑発をしてしまう】
【右手に構えたケースを、さらにぐいと前に出せば】

身体能力を7.66倍に高める薬。
精神を固定化し、感情に捕らわれなくする薬。
一時的に、異能を植え付ける薬。
細胞が暴走して、身体が弾け飛ぶ薬――

尤も、服用対象によって作用が変化することだってあるし。
副作用を引き起こしてトンデモナイ事になっちゃったりもするしー?

【仰々しく説明文を並べたて、さらに唇を吊り上げる】
【浴びせられる皮肉に皮肉を返すのは、対抗心を表れか】

・・・とまあ、これは趣味で作ってるモンなんだけど。
あたしのお仲間が売りたいのは、実戦用の兵器らしいよー?
買ってくれなきゃぁ、あたしここで野垂れ死んじゃうかもー
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/02(木) 22:00:47.21 ID:h+Xn9eoDo
>>657
【足音が遠ざかり、少年が自身に抱く感情は、目視せずとも悟る】
【それを受けて少女が見せた感情は、笑み】
【自嘲の笑み】

…お前のせいじゃねぇよ。

【それでも、その状況でも、少女ははっきりと断言した】

俺が油断して、気を抜いたのがいけないんだ。
お前には何の責任もないし…今日はこれでも、実は楽なほうだ。抑えられてるからな。

【すると今度は、あれほど背け続けていた目を、彼の眼に真っ直ぐ向ける】
【そして脂汗で髪の毛を頬や額に張りうけながら、】

【あろうことか、ありがとうと。】
【敵であるはずの竜へ、普段決して口にしない言葉を向けて】

…思い出したからな、俺は、これと共に生きてきた…。
今さら楽になったって、逃げられない…忘れてた事を、思い出させてくれたんだ…謝るなよ。

【ああ、あろうことか】
【この少女は、まだ、闘っていたのだ。】

…その方法を探している最中だ。
呪いの本体現出させて、魔翌力吸い上げさせては見たけど、一時凌ぎだった。
…それでも、随分楽だった。ここ数年なかったような、いい気分だったよ。

【未だ見つけてはいないけれど、それを探しているのだと、少女は疑問に答える】
【その目の奥に、小さな小さな暖かさを湛えながら】
【そして同時に、呪いの深さと、そんなたった少しの楽な気分すらも、自身にとっては価値があるとも】
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟・東北) :2011/06/02(木) 22:01:21.09 ID:nGSUX4EAO
>>646
「いやぁ、だってさぁ……斬るならともかくも、剣で壁は"叩き割ら"ないでしょう普通。人間業じゃないし、どちらかと言えば思考回路が類人e……げふん」
 
【がずん、と突き立てた音に、男は再び微かに後退る。とはいえ、同じベンチの上では然程離れる事も出来ないのだが】
【最後の言葉は、音に現れない。それは或いは、男の優しさだったのかもしれない】
 
「……ということで、僕の脳内会議によりキミの渾名は"ゴリ之助ゴリ松"君となりました。これからヨロシク、対建築物用決戦兵士ゴリ之助ゴリ松君」
 
【なんか ふえた】
【それでいて、なんという笑顔だろうか。向けられた笑み、差し出された右手、最早総てが胡散臭くあった】
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/02(木) 22:02:24.57 ID:Y5gmhYQ4o
>>655
【 説明の中に出た、一つの単語に男は首を傾げる。青年の思い入れのある様子を見て、何か特別なものなのだろうと察し 】


 ワンオフ専用機…? ロマンの塊って言うが、どんなやつなんだ?
 参考に詳しく聞きてえな。


【 そして遠距離武器の提案を聞いていたが、デザイン案を見て息を飲んだ青年に、男も吃驚したようで 】


 うおっ、そ、そうか? 何か照れんな…ははっ。
 このカラスの羽を、飛行の他にシールドだか何かにもする予定でな。
 飛行中に防御が取れないのが弱点、だが。


【 詳しく描写すると、メタリックシルバーがパーソナルカラーとして用いられており、センサーは青いネオンの瞳に内蔵されている。 】
【 白い耐熱特殊繊維の衣を纏い、頑丈かつ軽量な材質で出来た黒いカラスの羽を背に携えている 】

【 そして、褒められれば、照れくさいのだろう。男は再びがしがしと頭を掻いた 】
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/02(木) 22:06:56.66 ID:sT6kDTmAO
>>661

いや、常識の枠からはみ出てる事は認めるよ、でも状況が状況だったから……あああっ、もう何を言っても評価が覆らない気がする……。

【何かを語ろうとしていたのだが、今更評価が変わる事が無いであろう事は何となく理解して】
【うなだれて、はぁ、とまた息を吐きながら、現実から眼を逸らすように夜空を見上げた】

……取り敢えず、宜しくと言うのなら其方も名乗るべきだと思うんだ、常識的に考えて、ね。
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 22:07:36.29 ID:wAzJdpFCo
>>659

んー、魅力的なもんがあんまり無いですねえ
身体能力そんなんにしたら骨がイカレて動けなくなりそうですし
異能の植え付けでしたら私丁度研究中で良い段階までこぎつけてますし
感情に囚われない生き方なんてつまらないだろうというのが私の考えですし
何が悲しゅうて自分で自分の体吹っ飛ぶ薬を飲まにゃあかんのですか、と

……うーむ、全部ばっさり言っちゃいましたねえ。てな訳でこれは遠慮します

【ぐいと突き出されたケースを、自分もぐいと押し返そうとしつつ】
【挑発にも真面目に、それを飲まない理由まで添えての返答】

結局、こういう薬品系統ってのは中々画期的なものが出来ないんですよねえ
研究者の力量の問題じゃない、もはや「何を作るか」を決める段階の問題ですし
ですんで……

……そうそう、そーいうのですってば。やーっと面白そうな商品の話題出ましたねえ
薬物だの生物兵器だの、そーいうのは自前で用意出来る。知識も技術も実績もある
たった一つ、機械関連が私はどーもデータ少なめで困ってたってえ訳なんですが

まあ、貴女が野垂れ死ぬのは、それは貴女の問題
ですがはいそーですかと言うのも勿体無いですよねえ………と、言う訳で
さあさあ勿体ぶらず見せて下さい見せなさいあんまり巨大じゃないのという条件付きで

【ようやっと、興味を持てるキーワードに辿り着いたらしい】
【相手の生き死にを配慮出来る程に完成された人格などは持たないのだが】
【幸か不幸か、数十人単位を養う程度の資金、作ろうと思えば作れる立場でも有り】
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/02(木) 22:11:23.39 ID:KeTe0btSO
>>660

呪いの本体は引っ張り出せる……
じゃあ、どうにかしてそれを切り離せれば……!
……いや、それが出来れば苦労しませんよね……

【一瞬名案を思いついた気がしたが、すぐにシュンとした表情になってしまう】

…僕の名前は、ヘイロンっていいます。
あなたは?

【少年も少女を見つめ、名前を尋ねる】
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/02(木) 22:16:53.62 ID:vmgSNK0oo
>>664
あなたの個人的な見解や研究結果はどうでもいいのだけれど。
・・・ま、どれも面白みに欠けるものではあるかな。
狙って作り出せる物でも無いし? 専らセレンディピってるのよねー

【にっこりと微笑む】
【勿論、否定されたことへの憤りを隠す為に。】
【これ程までに違和感のない笑みを作り出せるのは、ある意味特技かもしれない】
【それでも見抜ける人には見抜けるので、意味は無いが】

工学兵器を求めていらっしゃったのですね。
それなら最初からそう言ってくれればいいものを、
逐一、必要のない戯言で時間を潰してくれまして――

【暴言を吐きながらも満面の笑み、そして取り出したのは携帯電話】
【メールの履歴を漁りながら、それを読み上げていく】

あった、ええと・・・゛重力場反転砲” ゛超光学粒子砲” ゛極短電磁波照射装置”
・・・どれも小型とは言えないものばかり・・・
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟・東北) :2011/06/02(木) 22:18:18.33 ID:nGSUX4EAO
>>663
「なんだい張り合いのない。ユーモアは世界でたった一つの清涼剤だよ?」
 
【差し出した手は握られる事なく、ただ宙を舞う。咥えた煙草から、灰が一つ地面に落ちた】
【引き戻し、軽く揺らされる手は力無い。青年が溢した溜息に、男は苦笑で答える】
 
「まあ、冗談はさておき、確かにそう言われればそうだ。じゃあ、僕の名は叢雲。苗字だけで勘弁してくれるかい? 名前は嫌いなんだ」
 
【そんな事を、嘯いて】
【差し出された手は、今度は握手の意ではない】
【"今度は、そちらの手番だ"と、そう示す様な、差し出しだった】
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) :2011/06/02(木) 22:18:52.68 ID:4HTj6+d2o
>>662
ワンオフの専用機――量産型とは別に、たった1人の為だけに製作された『特別機』って奴だよ、
某機動戦士の『赤くて三倍早い奴』とかな

【何だかわからないが、専用機への熱い思いを語る青年】

とまあ、話が脱線したが・・・・・・なるほどカラスの羽、か――

【じっくりと、ギアフレームのデザインを眺める】
【会話をし始めた頃の死んだ目ではなく、キラキラと光る少年のような瞳である】

遠距離武器――たとえば、このカラスの羽の一部を射出、有線で遠隔操作できる、とかどうだ?
【そうして、今イメージしたのだろう、そんな事を言ってみる】

たしか遠隔操作できる有線アンカーの技術は此花重工が持ってたはずだが・・・・・・
もしかしたらレイントでも開発研究が進められてるかも知れないな

669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/02(木) 22:20:55.82 ID:RxuXrJTPo
>>654

し、支部長、代理──?
あれ、確か氷の国支部長さんって、パッション・プレイさん、でしたはず、です、けど──
──まぁ、代理って事はあの超むかつくやろー、失礼あの超むかつくアマは超いないんですね
でも、それでも……

(事態が好転したとは、超言い難いです──)
(むしろ、パッション・プレイさんの方が……言葉の上ではあったものの寛容でした、し)
(──最も、今はそれを超考える暇はなさそうですけれ、ど)

【ブレイザーシティとルビーシャ。利織はそれらの件のせいで機関に苦手意識を抱いていた】
【故に──今の態度は至極当然とも言えるのであろう】
【言葉一つ紡ぐにしても、いつもよりも声は小さく、しばしば噛んですらいる】
【身を護るものは、一切持ってきていなかった】
【掃除機も人形達も懐中電灯も全て──あの街中に置き捨ててきたからだ】
【唯一の武器なり得るものは、身に付けている衣服ではあったが】
【衣服を「武器化」しているよりも先に、相手が自分に危害を加えるほうが先だろうというのも理解出来ていた】
【故に彼女は、抵抗することなく】
【きゅ、と唇をかみ締めて恐々と支部の中へ、足を踏み入れた】

【────そして】

……機関の、ために──?
はっ、超何を言ってるんですか。
明確に超悪事に使われると分かってて超首を縦に振るわけ超ないじゃないですか

【緊張か、恐怖ゆえか】
【彼が指示された通りに彼女は行動せず】
【ベッドに座ることなく、彼女は入り口で佇んだまま苦々しげにそう言った】
【ただお願いされるだけでは、聞く耳など全く持たぬらしい】
【人並み程度には正義感や罪悪感があるということ、だろうか】
【しかしこれらの言葉は勢いで言ったもの】
【はぁ、と彼女はため息をつき。再度自身の言葉を振り返り──】

……。……。…………あ、因みに超断ったら超どうされるつもりですか?

【ひく、と頬を引きつらせ】
【「しまった」というような表情で彼をちらりと見遣るのであった】

/ぎゃー、申し訳ない、そろそろ落ちる時間ががが
/何日も続けて本当にすみませんが、明日に引き継ぐことは可能でしょうか?
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/02(木) 22:20:59.08 ID:h+Xn9eoDo
>>665
【強がって、意地を張って、膝が笑いながらも、路地裏に転がるポリバケツを支えにして強引に立ち上がる】
【翼を視界に入れないように眼だけを見つめながら、少女は徐々に表情を殺していった】

………。

【この竜人、表情がころころ変わる】
【良くも悪くも素直、わかりやすくて、お人よしだと、少女は思う】

【そう、竜の子もまた、時々そんな顔をする】
【何も知らず、倒されるべき相手であるはずの連中ですら、子にはまだ、罪はなく】

―――竜崎遥人(りゅうざきはると)だ。

【額の汗を拭い、首を振って汗を散らす】
【足の震えも徐々に治まってきて、真の意味でいくらか沈静化してきたらしい】

【すると、もう竜の翼を見ても特に動揺はせず】
【あの弱弱しくも意地を張り続けたあの影は、鳴りを潜める】

…バカな奴。

【人の聴覚をごまかすほど、小さな呟きをこぼして】
【仏頂面のまま、壁に手をつき立つ】

…お前、なんか食い物もってないか?
腹が減った、すまないと思ってんなら寄越せ。

【―――――いきなりそんな、身勝手なお言葉】
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/02(木) 22:23:28.07 ID:TbP0+PZ1o
【街中】

………あっちでもないしこっちでもない
いやでも、もしかするとこっちだったりとかしない……かなぁ

【往来の激しいその場所の、道端に設置された掲示板前に男が立っていた】
【襟を開いたワイシャツに崩したストライプスーツ、とブーツ。手には携帯を持っていて】
【時折困ったようにそれを開いたり閉じたり、染めているらしい金髪を弄ったり】

【見ているのは地図とも、貼りつけられた様々な書類とも思え】
【また何故か、彼の側は少しだけ他の場所より“熱く”―――何時までもそこに居るので、場合によっては邪魔かもしれない。】

/短めになると思われますが、それでも宜しければー
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/02(木) 22:25:55.15 ID:sT6kDTmAO
>>667

清涼剤の山に埋まって死ぬ所だったよ、全く……。

【なんて不満そうに言ってみるが、それだけだ、声から不満の色は消えている】
【冗談を言いたくなる気持ちは解るし、何より、妙な渾名を否定するのに必死になった所為で、鬱々とした気分は消えた】
【そこまで計算してやったのかどうかは知らないが、少し楽になったのは事実だ】

一応、僕も冗談は嫌いじゃないけれど、ね、流石にゴリ助は許容出来なかったんだ。

【だって明らかに人間の名前じゃないだろう、と、付け加えて】

叢雲、か、僕はカレル=レナント、記憶の片隅にでも名前を置いてくれると嬉しいかな。
僕も、君の名前は心の引き出しに仕舞って念入りに鍵を掛けておく事にするよ。

【取り出さない気、満々】
【そのまま忘れるつもり……は流石に無く、此方も少しふざけたくなっただけだ】
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/02(木) 22:26:39.76 ID:Du8mhhAj0
>>653

…嫌いじゃない考え方ではあるが―――それは強者の考えとしてはバツ、だな
相手を[ピーーー]…即ち死合いで「勝つ」ということは具体的行為の延長線上にある未来…勝つ道、勝つ力…

それを築き、フルに活かしてこそ最高の戦い…そしてその熱…言いかえれば…「狂熱(ヒート)」…!!それが得られる…
不調は仕方ないとはいえ…怪我の状態で戦って何が面白い?
お前は怪我の状態でただ徒に戦い…負け…そこで命を落とすのか?

俺が戦いに身を投じるのは「狂熱(ヒート)」を感じ…「感動」を得るため…
だから、怪我の状態では戦いは避けるし、相手がもともと怪我をしているなら、そいつとは戦わない

【コレが彼なりの考え方】
【「楽しむ」、それだけに特化した彼の考えである】

ククク…あと変にクリーンな所があるみたいだが…それも命取りッ…!
俺は強くなれるなら何だってする…!!もちろん卵も…!まだ足りないくらいだ…!!
そして死合いにはお前のその精神…一切不要…!!

―――――「勝ちたい」「殺したい」

必要なのはこの意志のみっ…!!シュートは手でも道具を使ってでも何でもいい…!!それでゴールにボールが突き刺されば勝ち…!!
なぜなら死合いには審判なんて面倒くさい野郎はいないからっ…!!
勝利の貪欲な意志だけが必須…!それが本当の「殺し合い」というものだ…
其の勝利がそこまでして手に入れる価値があるなら…俺は手でも何もかもを使ってでも押し込もう…!!

【彼の体からも卵の気配がするが、それが彼のぎらぎらとしたオーラにいかにもマッチしていて】
【卵が彼を取りこむというより、彼が卵を取りこんでいるような、其の感じ】
【彼女と同じく戦闘狂ではあるが、いくつか考えの違いはあるようで】

…まぁ、もしお前がガルニエを仕留めたなら、その時はお前を殺せばいいだけだ…
俺はより大きな「感動」を求めて戦うだけだからな…

【常に澄み切った血の色の両目で彼女を睨み、ニヤァと表情だけで薄気味悪い笑みを浮かべた】

674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/02(木) 22:28:05.43 ID:KeTe0btSO
>>670

竜崎遥人さん、ですね。分かりました。

【名前を復唱し、確認】

え?食べ物?

…すみません、お金も食べ物も持ってません……。ごめんなさい。

【悲しそうな表情で答える】
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 22:29:27.17 ID:wAzJdpFCo
>>666

いえいえ、私の見解と研究結果ってのはつまり、顧客の嗜好な訳ですよ?
そいつが分からない状態でただただ品物広げてくのって幾らなんでも効率悪いでしょうに
そう、私のこの無駄に聞こえる発言も、全てはこの交渉を円滑に進める為のものなのです!

と、まあ嘘は程々にしときますけれども。時間潰しがお嫌なら、今すぐお帰り願っても良いですよ?
機械工学に長ける技術者も、探せば見つかるでしょうし、貴女じゃなきゃない理由はない
野垂れ死ぬという終末を迎えたいならどーぞお好きに

【暴言を吐く相手に、此処に留まる必要性はないと一応ばかり指摘をする】
【実際に相手が去ろうとした所で、実際に追い掛けはしないのがこの女だ】


……ちょーっとまったまったまった。確かに兵器ではありますがね?
わたしゃ何も設置に数時間も費やすような戦術兵器が欲しい言ってる訳じゃあ無いんです
もっと小型の、可能なら個人で持ち運べるレベルの技術
どーせならそりゃ、威力が高い方が良いですが……

………そーですねえ、もうこっちで決めちゃいましょう
『握力ゼロの人間でも使える』『物理的な刃を備える』『対戦艦、対戦車に運用出来る』『刀』
私が欲しいのは、こーいう武器なんですよ……ね?こりゃ市販品で見つからないでしょ?
流石にこんなもん、前例も無いんで参考資料も無いんですよねえ

【都市か要塞でも攻撃するのに使いそうな兵器から、話題を向けるのは個人運用可能な兵器へ】
【一個の能力者が使用するのに十分な程度、という規模の物が要求スペックだ】

【だが、それに被せられた条件は、些か面倒なものばかり】
【自力で開発出来ない理由は、これ。畑違いの分野のノウハウが、少なすぎるからだ】
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/02(木) 22:32:02.38 ID:h+Xn9eoDo
>>674
…ちっ、しけてんの。

【こいつ今唾吐きやがりましたよ?】
【調子を取り戻すや否やこの豹変、下手をすると二重人格すら疑われる遥人だが、急にゆっくりと歩き出す】

なら飯でも食いに行くか。
『さっき収入があった』んだ、金は多少余ってる。

【不穏な含みを持たせてから、自分は余裕だと嘯いて、ちらり、通り過ぎたヘイロンを振り返る】


…来るか?


【…果たして、どちらが本物なのかは、判別しにくいけれど】
【視線は決して、敵に向ける類のものではない】
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/02(木) 22:32:45.84 ID:Y5gmhYQ4o
>>668
【 熱く語る青年に、軽く圧倒されつつも。マティーニを口元に運びつつ、相槌を打つ彼の表情は愉しげで。 】
【 GFに懸ける彼の思いを感じ取って、その熱が自分にも移ってしまいそうな、そんな錯覚を覚える。 】


 そりゃぁ面白い。有線アンカーってのが良く解らねえが…遠隔操作出来るってのはいいな。
 飛行・防御・射撃の三つの機能を持たせられる訳だ。ははっ、GFって凄ぇな!


【 くつくつと笑って、グラスに残ったマティーニを流し込み。酒も尽きた、そろそろ席を立つ頃合いかも知れない。 】


 あんたに相談して良かったぜ。最高のオーダーが出来そうだ。
 …ああそうだ、名前聞いてなかったな。
 俺はウェスカ・クルーガー。機関員だ。あんたは? もしかして、VOの社員か何かか?


【 此花重工でもレイントでも無いとすれば、他に思い当たるのは、星の国の有名企業。 】
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/02(木) 22:37:04.56 ID:TqRVwxyjo
>>669

ふぅん……

残念だなぁ……

【言葉とは裏腹に、表情は見下すような、挑発の意図を持った物で】
【右手をポケットに手を突っ込み、がさがさ、と音をわざとらしく音を鳴らす】

え?断ったらどうするかって……
うーん……―――[ピーーー]しかないかな……


【手を止めて、視線を上の方にやると、声を零して】
【口調は軽い物だが、やる事は、最低。いや、機関員らしい事】

あ……[ピーーー]のはあれだから……言うこと聞かせるようにしたりとか……?

【右手をポケットに入れつつ、左手の人差し指を立てながら、芝居が掛かった台詞を吐く】
【暴力をふるってでも、言うことは聞かせると言う事だろうか】

/了解しました!実はこちらも眠かったり
明日は7時15分からなら居ると思いますので、帰宅次第舞台裏にレスします
一先ず、ありがとうございましたお疲れ様でした!
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/02(木) 22:39:08.07 ID:5+lSC5rbo
【廃墟】

【今は既に朽ち果てた、かつて人々が住んでいた跡】
【心霊スポットとの噂もあるこの場所に、無謀にも夜中に来た少女が一人】

…………あれ?
こちらから声が聞こえた気が、したのだけど……。

【銀髪を赤いリボンでサイドポニーに纏めている、林檎色の瞳の少女】
【七つの色違いの星模様入りの白いノースリーブシャツを着用し、下は黒のジーンズ】
【水晶のように透き通った翡翠色の指輪を左手中指に嵌め】
【特殊な構造のリボルバー銃とオートマチック式の大口径拳銃を、それぞれ両腰に提げている】

こんな場所にいるの……誰?

【少女は、躊躇なく奥深くまで踏み入っていく】
【幽霊とか、怪異とか、そういったものの存在は全く信じていないのだろう】
【最もこういった場所だと、現実的な危険も多々あるかもしれないが】
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/02(木) 22:39:30.72 ID:MSO6gNu2o
>>673
嗚呼、成程。そういうことか。
別に、私は勝ちたいわけでも殺したい訳でもない、そこが間違っているよ、お前は。

【紅蓮は、冷めていて】

――――勝利ではなく、戦うことに意義がある=B

戦いは、勝利するから楽しいのではない。
戦いをすること自体が楽しいのだ。不利すらも、楽しんでこそ、だと思うがね。
まあ……、当然死ねば楽しめるものも楽しめなくなるし……、悲しむ者が居るからな。

しかしながら、思い通りに進む戦場の何が楽しいものか。

【あらゆるものが彼女に取っては楽しみである】
【妹と過ごす、穏やかな日々は、格別で】
【そして、狂熱の殺し合いもまた、たまらなく】
【日々の食事も、たまらなく美味しいものである】
【だからこそ、彼女は不利すらも楽しめる状況で】
【そして、此方もまた、一つの考えを持っていて】
【キミが勝利というモノを戦いに求めるように】
【彼女は、戦いそのものを求めている。それが価値観に決定的な違いをもたらしていた】

相手の信念を、刃から感じるのは、とても心が踊る。
そして、全ての力を持って、ぶつかり合うのも、たまらない。

お前が結果を求めるように、私は至高の過程を求めるんだ。
過程が至高であれば、結果なんて、後から付いてくるんだから。

【先を考えず、殺し合っているという事を楽しんでいる】
【それは、独特で、理解が難しい物だったかも知れなかった】
【そして、彼女は、すっ、と立ち上がって、男を睨み、その言葉を聞き】

殺すのも、初戦は結果、勝利も結果。
お前と戦う、過程≠ェ面白そうであれば、その時は躊躇いなく、紅蓮を持ってお前に相対しよう。

【そう言うと、妖気の刀を、その右手に産み出して、地面に突き刺し、直後】

【ッドゴォンッ!!】

【地面を砕き、爆発が生じ。爆炎が消える頃には、彼女の姿はきえていたのだった】

//乙でしたー!
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/02(木) 22:40:28.36 ID:cRsqLqJDO
>>678
/了解しました!
/ではまた明日、よろしくお願いします
/それじゃ、今日はありがとうございました、お疲れさまでした!
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/02(木) 22:40:58.30 ID:vmgSNK0oo
>>675
まって、短絡的な判断はあとで後悔するよー?
(・・・手ぶらで帰ったら怒鳴られるしなぁ・・・)

【ここで帰られたらマズイとばかりに、携帯を弄る手を早めて】
【野垂れ死ぬ訳ではないが、やはり下手に出るしかないと判断する】

・・・うーん・・・どれも今いち・・・

゛分子圧縮を利用した無弾倉小銃”
あっこれなんか良いんじゃない?
あたしの能力を応用して作ったやつだー懐かしー

【とか騒ぎながら感傷に浸っている】
【実の所、相手の条件を満たす兵器があるのかどうか】
【そんな事はわからないので誤魔化しているのである】

・・・でもこれ、『物理的な刃』じゃないし『刀』でもないよね・・・
・・・ちょっとくらい条件満たしてなくてもいい?
元々、握力ぜろじゃあ刀なんて握れないし。
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/02(木) 22:44:57.46 ID:KeTe0btSO
>>676

(唾、吐かれた……)

【唾を吐き、歩き出す少女を眺める】
【その目には少し涙が浮かんでいたとか】

【そして掛けられる、予想していなかった台詞】

えっ?
それって、奢ってくれるって事ですか?

…えーと、じゃあ、よろしくお願いします。

【そのまま少女についていくだろう】
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟・東北) :2011/06/02(木) 22:48:30.92 ID:nGSUX4EAO
>>672
「……カレル=レナント。オーケー、覚えた。そんなに厳重に保管してくれるなんて嬉しいじゃないか。けど、くれぐれも"気付いたら内部から浸食されてました"、なんてならないよう気を付けてくれよ?」
 
【不満の色は消え、陰鬱の気も今は祓われた】
【男は、唯々笑みを浮かべるばかり。そんな意図があったのか、なかったのか。その答えは、誰にも解らない】
 
「まぁでもいいじゃないか、そんな渾名が付いたって。名誉みたいなものさ。もしくは適格な表現かもしれない。だって――」
 
【一瞬、一呼吸。溜めが、入った様な暇(いとま)】
【男の瞳が、青年を見詰める。その視線は、何故か鋭く感じられて――】
 
「――人間じゃないんだろう、キミ?」
 
【そんな、今までと変わらぬ緩んだ表情と口調で】
【だが、何処か底冷えした様な夜風が、公園を吹き抜けていった】
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 22:48:38.04 ID:wAzJdpFCo
>>682

いやいや、私は私の行動を後悔した事なんざまず無いという素晴らしい人間なんです
後悔というのは自分が愚かだったと認める行為、ならばこの天災いやさ天才が陥る場所では無い!
さあ、そういう訳ですからカードをどうぞどうぞ惜しみなく

………ふーむ、弾倉という概念取っ払える小銃……輸送は幾らか楽になりますが
確かに集団用にするより、携帯出来る荷物に限度の有る個人用装備、と成るでしょう
それはそれで、売れるんじゃあ無いですか?多分欲しがる人は幾らでも居るでしょうし

……………ですが

【交渉事を行う際には、自分が幾らかでも上に立つ事が重要と】
【そう考えているからこそ、相手が引き気味になれば舌の回りは更に良くなる】
【小銃に関していえば、悪い評価では無い。自分で買う、とは言わないが】


………生憎と、握力問題は絶対に外せない部分でしてねえ。あと、刀って所も
いや、幾つか案は作ってるんですよ。ギブス見たいに完全に利き腕覆って、掌部分から刃を出すとか
握れないなら一体化させてしまえば良い、とは考えてるんですが……
私の技術ですと、生体と一体化させるのは出来る。外部から取りつけて、取り外す事が出来ないんです
まーさか一生右手に刃物くっつけて生活させるんじゃあ不便でしょう?

と、いう訳なんですよねえ。あーこりゃ参った難問だ
だからこうして、外に技術を求める。資材も設備もあるが、技術が無い
……現時点で物がないのは当然でしょうが、オーダーメードも無理?
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/02(木) 22:49:52.22 ID:h+Xn9eoDo
>>683
いいよ、別に。………。

【そっけなく肯定して、再び背を向けた瞬間、小さな声が】
【ほとんど音にならなかったその言葉は、きっと誰にも聞かせるつもりはなかったはずで】

【借りは返す、と。都会の星のように、見逃しかねない小さな礼を】

【そして適当にファーストフード店でヘイロンに食物を奢って、遥人は先に席を立ち、出て行くだろう】


次あったら、近づくな。特に、俺以外の気配がするときはな。


【意味深にして迂遠な気遣いを残して】


//振り回してしまってすみません、お疲れ様でしたー!
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) :2011/06/02(木) 22:50:14.50 ID:4HTj6+d2o
>>677
高い拡張性はGFの強みの1つだからな、個人運用の兵器としての破格の汎用性――
そのおかげで俺みたいな全くの無能力者が戦えるんだ、凄い時代になったもんだよ

【青年は、残った酒を喉に流し込みながら、嬉しそうに話す】

【そして、男のVOの人間か?という問いに一瞬驚いたような表情を見せたものの】
【良く分かったな、と頷き返す】

ああ、俺はクロト・ミッドウェル――お察しの通りVOの社員だよ

【青年――クロトは自らの素性を名乗り、それに答えた】

そのギア・フレーム、完成したらそのうち見せてくれよな
【機関員と名乗った男、しかしクロトは別段気にした様子も無いようであった】
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/02(木) 22:59:02.50 ID:Du8mhhAj0
>>680

…流石にこれだけじゃあ言葉不足か…

【彼女のいなくなった、其の路地裏で】

…多分、俺はお前よりは貪欲でな…結果も求めるし、過程も求める。比重は、違うが。
言いかえれば―――――「狂熱(ヒート)」が過程、「感動」が結果、か

もちろん至高の過程で結果を出せば…最高だ。問題は…その次に優先するもの。
至高の過程での負けと…そうではない勝ち…おそらくあいつなら…前者だが、俺は後者…

あいつはまだ…俺からしたら甘い…勝たなきゃ…ゴミってことをまだ心の底から理解しては無い…
まぁ、俺も昔は前者だったが―――…。何を一人で思い出しているんだ…

【長い長い、独り言。】
【彼はまた壁に背を預け、そのまま何かを考えるような顔つきでうつむいていた】

//ありがとうございました!!
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/02(木) 23:00:20.84 ID:sT6kDTmAO
>>684

出来るものならやってみろ、と言っておこうかな。
生憎だけれど、僕はそう簡単に崩れてやる程脆くない。

【青年の身に纏う気配の変化を察したのか、緋色の瞳に宿る光が、鋭く無慈悲なものに変わる】
【先程まで此処で下らない話をしていた人間は何処かに消えた、そう言われても信じられる程の、明確な変化】
【ばさり、と黒い髪を夜風に靡かせて、緋色の、血色の眼が、穿つように鋭い視線を青年に向ける】

馬鹿力、だけなら能力の可能性も十分に有る。
それが理由で、君がそう感じた訳じゃないだろうし―――まあ、良いか。

【とん、と立ち上がって、地に突き刺した長剣を引き抜く】
【既に剣としての役割を果たせるか怪しい状態だが、鈍器としてはまだまだ現役だ】

【それを、ぐおん、と持ち上げて、肩に乗せるようにして】
【害意が有るのなら、即座に『叩き潰す』と、態度で示して見せる】

御察しの通り、僕は人外さ。
尤も、隠しているつもりは無かったんだけれどね。

僕からも聞かせて貰おうかな、叢雲―――アンタは何者だ?
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/02(木) 23:00:57.80 ID:Y5gmhYQ4o
>>687
 なんだ、あんたも無能力者か。奇遇だな、俺もだ。
 このご時世、とんでもない能力者がごろごろ居やがるからな。
 仕事≠フ為にも、戦力は必要だ。それも自分に適した、な。それで思いついたのがGFだったのさ。


【 そして男の素性を知れば、やはり、と頷いて。「GFっつたら、此花・レイント・VOだろ?」と言って、笑って見せた。 】
【 そのまま軽く別れを告げ、席を立とうとして。思い出したように、クロトを見て。 】


 そうだな、完成したら見せてやるさ。 今日の話で案はまとまったから、後から連絡するぜ。
 連絡先貰って良いか?


【 そして連絡先を受け取れば、今度こそ別れを告げて、酒場を後にするのだろう。 】


/乙でしたー!
/勝手ながらGFの設定を拝借しました、もし何か問題がありましたら、舞台裏にお願いします。
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/02(木) 23:05:01.70 ID:WcGdS44SO
>>658

重力って、ほんっと――――。あー……、いや、だからあの。
管轄外というか、割と恥ずかしいから言わないで欲しい、とゆーか……。

【寧ろ重力には、嫌な意味(落下オチ)で毎度毎度お世話になっている方です――】
【なぁんて事は格好悪くて言い出せず、右手で顔を覆って「うわー」と小さく呻いて】
【むむむと口許をへの字に歪め、参りました、と言わんばかりに黙り込む】

【それから、暫くして――――】


えーっと。確かに、言われてみれば、何だっけ……――――約束、約束。
……そーだ、お誕生日!俺にも一緒に祝わせて欲しいな、って!


【どうも、ど忘れしていたらしく。そんな気の抜けた発言を返す】
【切り出した当の本人がこれでは、そも話が成り立たないだろうに――】
【と、唐突に忘れたものは、矢張り唐突に思い出すようで】
【少し思案すれば、彼は何故だか嬉しそうにうんうんと頷いた】

え……、そりゃああんまり左団扇な感じじゃないけど、えり好みが出来る程度には余裕だよー!

【――続けてそんな反論をするが、その言の葉は裏を返せば】
【依頼はえり好みしてるから、あんまり余裕はありません、と言っているようなもの、である】
//あばばばば、遅れました済みません……!次辺りで〆ませうかっ!?
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/02(木) 23:06:23.76 ID:vmgSNK0oo
>>685
へー。天才だから後悔しませんかそうですか。
先程も言ったように、あんたの回顧録には一遍の興味も惹かれない訳で・・・

【どうにもウマが合わないのか、執拗に反発を繰り返す少女】
【負けず嫌いなようで、仲良くなるのは難しいか】

・・・空気さえあれば弾が尽きない上に、薬莢も出さない、
発射された弾は自然消滅して証拠が残らないとかなんとか・・・

握力が外せない?それなら装甲型の兵装にしろって言うの?
じゃあ、携帯型兵器とか調べても意味ないじゃん!やっぱり時間のムダ!

【薄暗い路地裏に怒声を響かせ、携帯を地面に投げつける】
【金属音を撒き散らしてショートする携帯は、何度か画面を送り】
【やがて表示することを放棄した画面には、確かに『注文通りの品』が映されていたのだが】

・・・そう、さいしょっからそう言ってくれればよかったのさ。
 で、゛お望みの品”とはなんでございましょう?
《私達》なら。なんでも、お望みの物を作ってあげるよ。

【ビルの隙間から漏れる月明かりに照らされて、にこりと笑えば】
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/02(木) 23:06:51.85 ID:KeTe0btSO
>>686

【ファストフード店で奢られた食べ物を食べる】
【ちなみに、甘ったるい物を中心に食べている。太らないのが不思議】

えーと、食べ物、ありがとうございました。

【遥人を見上げながら礼を言う】

…次に会う時までに、その呪いが解けてる事を祈ってます。
さよなら、お元気で。

【そう言って遥人を見送った後、食事を続ける】

【食事を終え、店から出ると】
【背中の翼を広げ、どこかへ飛び去っていった】



/こちらこそ短文なのにレスが遅くてすみません乙でした!
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) :2011/06/02(木) 23:09:16.53 ID:4HTj6+d2o
>>690
本当にな・・・
俺も仕事でいろんな国や場所に行くが、能力者絡みで危険な目にあった事が何度もあるよ

【苦笑するように同意する】

ん、もう行くのか、じゃあ・・・・・・

【ウェスカが席を立ったのみて、クロトは上着のポケットから名刺を取り出し、渡そうとする】

【名刺には『最高の技術と電脳を貴方に―― Virtual Origin  特務情報二課 クロト・ミッドウェル』 と】
【クロトの所属と名前、そして連絡先が書かれている】

【ウェスカが名刺を受け取り、酒場を後にするなら、クロトはそれを見送るだろう】

/おつかれさまでした!
/いえいえ、GFの設定を使っていただけるなんて感謝感激です!1
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟・東北) :2011/06/02(木) 23:14:56.61 ID:nGSUX4EAO
>>689
【空気が、張り詰める音】
【無論、そんな音は存在しない。だがその状況を、彼我の境を称するとするならば、それこそが適格な表現であった】
【そしてその音は、男の小さな嗤いで崩れ去る】
 
「……ククッ。おいおい、そんな本気に受け取るなんて止してくれないかい。これでも僕は、荒事苦手な方なんだよ?」
 
【男が浮かべていた鋭く据えた視線は、まるで嘘であったかの様に消えていた】
【肩を竦め、掌を翳す様。やれやれと、片目だけ開けたその表情に浮かぶのは、してやったりとでも言いた気なもので】
 
「ごめんごめん、冗談だよゴリ……じゃなかった、カレル。単にからかっただけだよ、全く」
 
【今にもケタケタと笑いだしそうな表情は、如何にも楽しそうなものだった】
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 23:19:16.59 ID:wAzJdpFCo
>>692

あらゆる物事を興味がないで片付けるのは研究者として関心しませんよー
くだらない物事への興味ってのが発明のきっかけになるってのは良く有る話ですしねえ

それと。握力問題を解決出来る携帯型兵器くらい無いんですか?
何やら自信満々だから、そーいうののアイデアくらい有るのかなあと思ったのに
まさか、私の考えと兵器開発者の考えが綺麗に被さる訳ゃあ無いでしょう?

【「わたしゃ専門家じゃないんですよ」 露骨に溜息をつきながら、だが表情に落胆は無し】
【寧ろ、相手の反応を見ているのが楽しいのか、笑みの質がやや本性の滲みでたものへ変わっている】
【そう、もっと良い方法があるなら、其方を採用したいのだ】
【見つからないから、重量や発熱という問題が使用者に振りかかる、装甲型を選ばざるを得なくなる】
【或る種、素人ならではの好き勝手言い放題の状況が】

……望みの品は、先程の通り。握力が皆無の個体ですら扱える刀、魔翌力形成なんかの類じゃなくちゃんとした金属
それでいて、何らかの手段で力を供給し、対戦車対戦艦を想定出来る攻撃翌力を備える
私が欲しいのは、そんな類の武器ですよ

………その為、ならば

【眼鏡を押し上げる動作と共に、雰囲気毎一転する】
【口元を手が隠してしまえば、左右非対称となった目も笑いを消して】


資材はこっち持ちで大丈夫、ラボだって世界最大規模のもんが有ります
過去の実験データってもんも相当だ、特に『それを使用する前提の個体』の生体データはねえ
お金?はっ、艦隊保有してる支部に心配する事じゃあない
なんなら今から見に行きますか?うちの研究施設。私の私用ラボより、最近は設備整ってますが

……自己紹介が遅れましたねえ。私はカリナトゥス、カノッサ機関夜の国支部長<Jリナトゥスです

【これまでの冷遇、冷やかしのような態度から、好待遇を幾つも並べたてる路線変更】
【これも、場合によっては引き下げる事もあるのだろうが、今はこれだけの条件が用意されている】
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/02(木) 23:23:30.77 ID:sT6kDTmAO
>>695

なら、良いんだけれどね。
本名か偽名かは知らないけど、名前を教えあったんだ。
だから、一応僕から忠告しておくけれど、余りそういった事をするのは感心出来ないな。

【分かり易い敵意こそ消えたが、その緋色の瞳には、未だ、青年を疑うような色が残る】
【単純に、腕力の差等を考慮して、戦いを避けただけとも十分に考えられるからだ】

人外の種類にもよるけれど、僕達みたいな立場の者を狩ろうとする連中は沢山居る。
そんな事をやっていたら、勘違いされて斬られても文句は言えないよ。

……全く、人を無駄に疲れさせてくれたよね。

【はぁ、と、何度目になるか解らない溜め息を吐き、す、と、剣先を下に向けた】
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/02(木) 23:29:50.43 ID:blaDOFSc0
>>691

依頼の選り好みくらい、アタシだってするっての。
魔物退治とかなら――ぜんぜん心も痛まないし、
かと言って、人を殺せないって言ったら嘘になっちゃうんだけど……

「……マスター?」

【彼女の職業も、新世界到来以後は「なんでも屋」に近い――】
【更に厳正さを求めれば、流れの用心棒乃至は傭兵と言ったもの】
【されど何故か。定住こそしていないが、懐は暖かいらしい】

 【人脈や恩着せで、物資を手に入れられた事も片手で数えうるほどには有るが】
 【或いは――ちいさな女の子って、存在からしてズルい?】

【命のやり取り / 鈍き鉄塊にしがみつき / 風には溶かせぬ血の匂い】
【そんな話題とニアミスしつつも、少女の顔に陰りは見えなかった】

そ、そーだねベンヌ
そんなことじゃなくってサ!

【それ以上に――青年の提案が、嬉しかったのだ】
【ふわり。喜悦に口元を緩め、眸をぱちくりと瞬かせ始め】

へへーっ、誕生日、だよね……。
アンタにしては気が利いてるじゃん……

アタシね、その時季に良い思い出無いんだけど
もしアンタがいたら――やぁんわりと、笑い飛ばせるかも知れないよ

……バカバカしすぎて、サ。

【思い描いた悲劇はまたも、かつての想い人の事だ】
【3年以上前の出来事、今でも思い出さない時は無かった落日の悲愴を】
【もし「彼」と似ているけども、違う“彼”が居たなら】
【すこし――和らげることが、出来るかもしれないと思って】

 【そんな考えに帰着できたのは、カイの薫りのお陰】
 【つまり――ともすれば危険な絵面を創りだした、英断さまさま】

【一呼吸置いてから、少女はカイへと歩み寄り】

アタシの連絡先、教えちゃう
その日が近づいたら連絡するから、奢れるくらいお金貯めといてねー?

【「仕事用の名刺」を、左手に】
【ぶらつかせていた右手には、小指を立たせて】
【すっ!と――溌剌たる様子で、突き出そうとするだろう】

【それが終わったなら、今度こそ】
【カイから少しずつ遠ざかり、背を向けた状態に回帰するはずだ】

//想定では、次のどちらかのレスでしめるつもりです
//後は、挨拶だけだと思いますので!
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/02(木) 23:34:09.93 ID:vmgSNK0oo
>>696
・・・あんたの身の上話で抗生物質の一つでも作れるもんならね、
あたしだって聞いてあげたいよ。でもそうはいかないんだよねー
それに、あたしだって武装なんとかとか専門外なので知りませんー!

【もう笑みを取り繕うのも止めて、べーっと舌を出してみせる】
【能天気さといい、いちいち子供っぽい行動が目立つのは気のせいか】
【露骨な溜息に、さらに顔を顰め不機嫌を露わにする】

ああ、今度探してみるよ、今度ね。
つーか、対艦用の兵器なんて何に使うのさ・・・

【『もうあったま来た!』と言わんばかりに背を向けて、帰ろうとするも】
【続く相手の言葉に、膨れ上がった頬も萎んで】

・・・艦隊・・・? 私用ラボ? あなた・・・ 

【それは、予想外の言葉で】 【紛れもない僥倖で】


カノッサ機関・・・!! 支部長・・・・・・ッ!!!

【ばっと振り返り、相手の顔をもう一度凝視】
【見開いた目が閉じない、開いた口が塞がらない】
【想定しうる限りで、ほぼ最大限の良条件―――――】
【それを付きつけられて、帰るわけにいくだろうか。いやいかない(反語)】
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟・東北) :2011/06/02(木) 23:43:23.46 ID:nGSUX4EAO
>>697
「"趣味"なんだ、悪いね。悪食だって解ってはいるんだけどさ」

 
【溜息を吐くカレルに、何が面白いのか笑みを浮かべる叢雲】
【共感は、出来ないだろう。一歩間違えれば断たれてもおかしくなかった状況を、叢雲は嗤っているのだ。何処か螺じれてなければ、こうは嗤えまい】
 
「……まあ少なくとも言える事は、"連中"ならこんな"無駄な事"はしてこないよ。もしキミが兎狩りに行ったなら、兎と談笑するかい? つまりはそういう事さ。獲物を自分と同位に捉えてる様なら……ソイツは"狩人"なんかじゃあない」
 
【ほんの少しだけ、視線が細められる】
【やり場も無く揺らいだ視線。カレルが向けたのに遅れる事幾ばくか。倣う様に、夜空を見上げた】
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/02(木) 23:45:27.96 ID:5+lSC5rbo
【廃墟】

【今は既に朽ち果てた、かつて人々が住んでいた跡】
【心霊スポットとの噂もあるこの場所に、無謀にも夜中に来た少女が一人】

…………あれ?
こちらから声が聞こえた気が、したのだけど……。

【銀髪を赤いリボンでサイドポニーに纏めている、林檎色の瞳の少女】
【七つの色違いの星模様入りの白いノースリーブシャツを着用し、下は黒のジーンズ】
【水晶のように透き通った翡翠色の指輪を左手中指に嵌め】
【特殊な構造のリボルバー銃とオートマチック式の大口径拳銃を、それぞれ両腰に提げている】

こんな場所にいるの……誰?

【少女は、躊躇なく奥深くまで踏み入っていく】
【幽霊とか、怪異とか、そういったものの存在は全く信じていないのだろう】
【最もこういった場所だと、現実的な危険も多々あるかもしれないが】
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/02(木) 23:48:13.87 ID:wAzJdpFCo
>>699

ふっふっふっふっふ……カノッサの支部長の身の上話、こんなレアものそう無いですよ?
私の血液からだったら麻酔薬くらいは作れると思いますが、それはさておきさておき……

そう、私こそがカリナトゥス。以前はNo.2、紆余曲折あって今は支部長
これでも結構有名人なんですよ?まあ、悪い方向にばっかり名前が売れてますけどー
有名だから得する事ってのもあるんで其処は目を瞑りましょそーしましょ

【伏せていたカードを表にする様な、この瞬間の楽しみ】
【身分という、外側に拠り所を持つ不安定な要素でも、これだけ喜びを得られるのは良い事だと】
【自分の得た地位を振りかえり、そう認識した】


……私に技術を提供するなら。そして、その期間が限定されず長く続くのなら
私は貴女に、支部に於いてそれなり以上に制約無しの行動が出来る立場というものを
いいや他の支部の構成員とすら相応に会話出来るだけの素晴らしい身分を差し上げましょう
言っている事はおわかりですね?そう、ナンバーズという地位を!

そうすれば、支部に専用ラボの一つは作る事が出来る
予算を使って兵器を開発する事だって出来るし……材料集めは平に任せましょ

という事ですので契約書も有りませんサインをする所も有りませんハンコも押せませんが……―――

【相手が喰いついたと見るや、畳みかける、畳みかける。提示する情報に嘘は無い】
【仮に相手が言っただけの兵器を作れるのなら、それを購入する事を考えれば】
【ラボ一つ与えて研究させた所で、相当に安上がりになる、と踏んだのだ】

【す、と差し出される右手。身長から察せられる通りに、細く長い指】
【手の甲を上に向けたその様は、本人の見た目に似ず、中世の姫の真似事の様で】


―――……さあ、いらっしゃい。全てが、其処には用意されています

【契約書の代わりに右手を差し出したカリナトゥスの、背後の空間が裂ける=z
【路地裏の奥へ続く暗さとは異質、光の無い黒が、空間に割り込んでいて】
【カリナトゥスの片足は、その空間へ半分ほど踏み込んでいる】
【漸く戻ってきた笑みは、その本質とは遠くかけ離れて優しげだった】
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/06/02(木) 23:52:32.00 ID:sT6kDTmAO
>>700

自覚が有るだけマシ、だと思って、それで済ませておくよ。

【呆れた、と言うよりは、叢雲という人物はこういう性格だ、と割り切る事にしたのだろう】
【それに、危険に突っ込む事に関しては、自分の行いを考えると、あまり強く咎められない】

さあ、それは解らないよ、叢雲。
もしかしたら、兎を走り回らせて、巣に帰った所を一網打尽、なんて考えてるかもしれないからね。
弓矢を片手に、ただ射[ピーーー]だけが狩りじゃない、狩りの仕方は他にも沢山有ると僕は思うんだ。

【その思い込みが、自らを滅ぼす事になると青年は思っている、奴らはこんな事はしないと、そう思う事が、死を呼ぶと】
【だから常に冷徹に……と思っているのだが、結局は情に流されて、自ら危険に踏み込む事が多々有るのだが】

さて、と、僕はそろそろ帰る事にするかな。
疲れさせられたけれど、雑談は楽しかったよ、ありがとう。
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/02(木) 23:58:30.98 ID:vmgSNK0oo
ひゃう・・・支部長・・・まじで支部長?
で、でも、そーいう事はあたしが勝手に決めていい事じゃないって言うか
上に連絡とって決めないといけないって言うか・・・
でも携帯壊しちゃったし・・・ああもう・・・

【興奮して吐く息も、相変わらず白く】
【頭の中まで真っ白な彼女に、まともな返答など出せる筈もない】
【裂けた空間に入ることを躊躇して、しどろもどろしているうちに】
【とりあえずはと差し出された右手を握るも、ふとポケットに手を入れ】

あ、そうだ・・・予備用の携帯・・・ あった!
待って、連絡取ってみるから・・・ええと、ええと・・・

【取り出したのは、携帯電話。緊急通信用の特殊な物で】
【回線の向こうの人物と、幾度か言葉を交わし。事情を説明しているようだが】
【やがて携帯を差し出せば、『この方と話をお願いします』と言い】

゛・・・はろー?その子から話は聞いたよ、君が支部長さんかい?”
゛私が、こちらの責任者だ。うちの子が迷惑を掛けたようだね。”
゛結論から言うと、今の所ナンバーズに入るつもりはない。共同提携と行こうじゃないか”
゛こちらの要求は、『原子力空母』一隻の調達だ。対価として、君の言う通りの技術を提供しよう”
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/02(木) 23:59:09.59 ID:vmgSNK0oo
>>704>>702宛てです
安価抜けスミマセン
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 00:16:03.48 ID:Yn/tEUcoo
>>704

……おーやおや、決断力ってのは重要ですよお?
早く決める事が出来ないんじゃあ、こっちはこっちで退いてしまいます
だってねえ、この待遇で働きたがる人間は幾らでも居る。そうでしょう?
さあ、テンションのおかしくなった貴女。決断は、と……

……電話ですか、直接出てくればいいのにねえ

【「はいはいどちらさーん?」 軽い調子で携帯電話を受け取った】
【聞こえてくる声に対しては、ふんん、と相槌を返す程度の反応】
【だが、最後まで言葉を聞き終わった時、表情も何も変わらないままだが】
【その声の質だけが、数段階低いものに変わった】

はろー、結論から言うと却下です却下。幾ら何でも釣り合わないってもんですとも
私が要求してるのは、一能力者に装備させて戦闘する為の装備ですよ?
それをあんた国攻めする時に使うような兵器を寄こせって無茶言いますねえ
良いですか?ウチの支部だって空母は現状一つしかない、高級品なんです
何せ戦闘機を使わない以上、戦艦だけ有れば良いやって思想で艦隊組んでましたから
だから空母は海戦で拿捕した一隻のみ。くれてやる訳にゃあいかんのですよ

えー、ついでに言いますと身内以外に設備を使わせる訳にもいきませんし
ですから此方が頷ける条件でも無い限り、この交渉はそれまでと成りますねえ
良いですか?個人用の武装と釣り合う代価しか払えません!其処は譲れない!

……ってなあ訳で、ナイスなデザインのボートくらいなら用意出来るけど如何でしょ?

【原子力空母など、建造費だけで一国動かしかねない金額の代物だ】
【夜の国支部にしてからが、空母は水の国から分捕ったエキドナ≠オかない】
【それでさえ、魔翌力を用いた動力炉を複数使っての駆動。原子炉など搭載させていない】

【無理、との答えしか返らないが、この交渉の内容ではそれこそ無理もない】
【大概の事なら驚かないだろうカリナトゥスも、これほど釣り合わない交渉に出られれば流石に驚くが】
【それと同時、早くも撤退を算段に入れたのだろう。空間の裂け目に、また半歩、足が入り込んだ】
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/03(金) 00:25:06.10 ID:CpYn/KXYo
>>706

゛勘違いをしないで欲しいのだが、依頼するのはあくまで-調達-のみだ”
゛その子達には知り得ないが、こちらには自由に動かせる資金がある”
゛ただ、モノがモノ故に手に入らなくてな。別に戦争をしようと言う訳じゃないが”
゛『移動できる基地』という点で、何かと便利でね。こちらの機材を丸々運び込みたいのだよ”

【一定のトーンで響いてくる声は、機械音声ではないかと思わせるほどに無機質で】
【自分の要求がどの様なものかわかっていないのか、わかって上で敢えて吹っ掛けているのか】
【冗談だったのか本気だったのかは謎のまま。はははと笑い捨てる声だけが聞こえて】

゛ただまあ、そちらの力不足でどうしても無理だと言うなら――他を当たるとするよ。”
゛代わりと言ってはなんだが、その子をナンバーズに入れてあげてくれないか。”
゛その子の名は水波久流(みななみくる)。偽名だが、本名は彼女に聞いてくれ”
゛それじゃあ、用件は伝えた。あとの話は、その子で事足りるから”

【『あと、ボートは要らないよ』それだけいって、通話を切ってしまった】
【終わってみればなんのことは無い、話は何も進んでいない】
【ただ、一方的に手の内を明かしてしまった、それだけ――】
【もっとも、゛その子”が機関に入るとすれば、意味は薄いのだが。】
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 00:32:40.02 ID:Yn/tEUcoo
>>707

調達の時点で無理でしょう。そっちが建造費から何から出してくれるんなら別ですが
うちの支部のものは売れません、そして何処の国がそんなもん作ってると?
今から作り始めたら年単位で時間掛かりそうですしねえ

で、最後にお伝えしましょ。交渉する気がないなら電話に出ない方が良いですよ?

【相手の言葉を、カリナトゥスは最後まで聞いていなかった】
【「偽名だが」の下りでもう駄目だと判断したのだろう、耳から携帯を離していた】
【まさしく、何も話は進んでいない】


……という訳ですんで、交渉決裂ですねえ

【ぽい、と携帯を投げるようにして、相手に返そうとする】
【それが受け取られたかどうかを見るまでも無く、カリナトゥスは空間の裂け目に首まで沈む】
【最後に、一応言葉を聞ける程度の余地だけは残しておき】

やーれやれ、幾らなんでも話になりゃしませんよ
こっちは結構真面目に交渉してたってえのに、それこそ無駄でしたねえ……
あ、何処で区切れば良い名前だか良く分かりませんでしたけど……「みくる」?「くる」?

お帰りください、さようなら。もう、言う事も残ってないでしょ?

【自分から言う事は、全て終いにした】
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/03(金) 00:39:25.73 ID:CpYn/KXYo
>>708
えっ? え? なんで?

【投げられた携帯をキャッチするも、体勢を崩し、転倒】
【頭上には、大量の?マークが浮かんで見える様子で】
【電話を掛け間違ったのかと思い、発信履歴を確認する】
【交渉決裂の理由が、電話の所為だと気付くのには少々の時間を要した】

そんなぁ・・・なんで・・・
話をつけてくれるんじゃなかったの・・・

【去ってく相手を前に、肩を震わせ、ただ落胆するばかり】
【彼女は、知っていないのだから。当たり前か】
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 00:44:46.58 ID:Yn/tEUcoo
>>709

話付けさせるつもりさらっさら無いでしょ?
いや、もっと言えば……まあ、貴女が飢え死にしても向こうは困らないってことだ
そうじゃなきゃどんな子供だって、もう少し道理を弁えた条件出しますって

ま、敢えて言うなら……そうですねえ
上の選び方が致命的に間違ってる、ですか?

【空間の裂け目に入り込めば、その向こうからはもう光も音も漏れてこない】
【数秒としない内に裂け目は閉じて、完全に其処から居なくなる】
【後に残されるのは相手だけ、そして「何も進展がない」という結果だけ】
【時間の経過によって静かになった街並み、聞こえる音は随分と減っていた】


/お疲れさまでしたー
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/03(金) 00:45:07.81 ID:Io53ft9SO
>>698

【「だからー、俺ってフリーだし――――」】

【等と、冴えない言い訳をうだうだと並べ連ねるも】
【話が人殺し云々の段になると、ぴくり、微かに眉を動かし、口を噤む】
【これ以上、この話を続けるべきでは無い。ベンヌと概ね同じだろう解答に、彼もまた至ったか】

【ただただ相槌を打ちながら、話題が変わるまでの短い時間を、やり過ごすと】
【少女の貌が先程のような感情に彩られてはいない事に、内心ホッとしつつ――】


そりゃまあ、可愛い妹のお誕生日だからねー?
聞いたからには、まさか祝わないなんて訳には行かないさっ。

それに、独りで――いや、二人っきりで過ごすよりは、三人の方が絶対良いし。
……こういう季節だとさ、ヘンに考え込んじゃうからね。取り分け、夜は余計に。

ま、そんな訳で。お誕生日は期待しててね、きっと楽しいから!

【先程の重力発言への意趣返しか、さらりと妹′トばわりしつつ】
【中々に義理堅い――と言うよりは、単なるお祭り好きなのか?呑気に告げて、更に】
【梅雨の時期ならでの憂鬱さにまで、軽く触れる程度にだが言い及べば】

【びしりと親指を立て、大丈夫だと念を押すように、自信満々の笑顔を浮かべた】
【それを、君が望むなら=\―――必ず力になると、掛値なしの善意を含んだ瞳が、言外に告げる】


じゃあ、取り敢えず後で連絡するねー?あと一応、俺のも。
……あぁ、任せといてっ!お兄さんちょっと頑張っちゃうよー!


ゆーびきーりげーんまん、うーそつーいたーらはーりせーんぼーんのーます!ゆーびきった、っと!

【そして。此方もまた胸ポケットから、名刺を取り出して少女のそれと交換し】
【引っ込めれば、今度は小指を差し出して絡め。お決まりの文句と共に、ぶんぶんと上下に振る】

【ややあって――――指が、離れた】


それじゃあね、史音ちゃん。ベンヌさん。……また、今度。

【ひらり。彼は離したその掌を開いて軽く振り、彼女と同じく踵を返す】
//それでは、この辺で〆という事で……三日間お疲れ様でした、有り難うございました
//返レスはキツいようなら、明日で構いませんので!楽しかったです、おやすみなさーい!
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/03(金) 00:51:19.98 ID:CpYn/KXYo
>>710

・・・飢え死にだなんて・・・そんなぁ・・・

【カタン、と音を立てて地面に落ちる携帯】
【その直後に、その場に崩れ落ちる少女】
【既に相手は去ってしまって、自分だけが取り残されて】

・・・折角、辿りつけたと思ったのに・・・うぅ・・・

【潤んだ瞳から、ぽろりと涙がこぼれると】
【堰を切って、子供の様に泣きだしす始末】
【暗く静かな路地裏には、少女の嗚咽だけが木霊していた】

/お疲れ様でした!
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/03(金) 07:05:58.77 ID:S+MP8CxIO
能力者スレ愚痴スレ
http://jbbs.livedoor.jp/sports/37777/

希代の害悪、谷山様はさっさと能力者スレを辞めろよ
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/03(金) 07:08:21.21 ID:S+MP8CxIO
能力者スレ愚痴スレ
http://jbbs.livedoor.jp/sports/37777/

ハブ酒、谷山をアク禁してくれ
確実にキングとかラグナみたいになるぞ、谷山は

とりあえず、ナルシで自分語りしかしない谷山様はなりきりを辞めることだなww
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/03(金) 19:26:56.75 ID:cWt8g4FLo
>>678

【がさりと立てられた音にはびくりと肩を震わせ】
【零された言ノ葉には、更に顔色を悪くして一歩分だけ後ろに下がり】
【──とん、と】
【冷たい壁の温度が、静かに背中に伝わった】

は、はは──超、ご冗談を
やーだなー、超ダメですよ、そんな超笑えない冗談
それにほらっ、超平和的に行きましょう!世界は超ラブアンドピースです、超!

【冗談などではないと、何となくは分かっていても】
【どうしてもそれを飲み込む事が出来ないのか──乾いた笑いと共に彼女はそう紡いだ】
【未だに正常な状況判断をしない、したくない彼女】
【或いは刃の一つや二つ突きつけるかすれば、またその考えも変わるはずだ】
【──かた、と。隠せぬ震えが、其の証明】

/では、今日も引き続きよろしくお願いします!
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/03(金) 19:51:13.98 ID:TsxyNSOVo
>>715

…………ふぅん

【表情こそは、変わっていないが、少々苛立った声で、テキトー相槌を返す】
【噛み合っていない返事を返したのが、苛立ちの証だろうか】

【相槌を言い終えると、右手を止め、ポケットからの音は止み】
【脅し、のつもりだろうか、何かを掴むと、見せ付ける為か、開いた手を少女に見せつける】

……しょうがないな

【心の中で言うつもりだった、呟きが、つい口に出てしまい、自分でも困惑した】
【だが、そんな事今はどうでも良い。どうやって、目の前の少女に言う事を聞かせるか】
【[ピーーー]だけなら、容易いのだろうが、今の目的はそうじゃなく】



【次の瞬間、右手の中の10円玉サイズの何かの大きさを戻し】
【何の変哲も無い刀だが、少女1人[ピーーー]には、十分過ぎる人殺しの道具】


【敢えて、刃は向けず、少女の顔が、刀身に反射するような按排で、右手を動かし】
【明らかな脅迫。今までの行為も、脅迫なのだけれども】

【死が待ち望んでいるのは、明らかだろうか】

【もしくは、もっと酷いものも――――】

/行き成り遅れてごめんなさい
それでは、よろしくおねがいします!
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/03(金) 20:03:18.35 ID:cWt8g4FLo
>>716

【殺すだけなら、ただただ単純】
【刃を心臓に手向けるか。首をそっと圧迫するか】
【或いはわざと急所を外し血を失わせるか】
【指を切り落とし腕をもぎ、苦しみの末に心機能を麻痺させるか】
【もしくは何の防寒具も持たせずに外に数時間放置すれば、この国であれば眠るような死が訪れるだろう】
【──軽く思い浮かべるだけでそれだけの方法。より深く考えれば更に下道な方法も想起可能】
【しかし彼の思考する通り。殺すだけではつまらないのも確かであり】


     ────っ、あ、ぅ……


【明確な死の形を見せつけられ、少女の顔が何度目かの恐怖に歪む】
【ひくりと喉元が僅かに痙攣し、明らかな怯えが瞳に混じる】
【もう後退できないはずなのに、それでも彼から僅かにでも距離を取ろうとしてか】
【ぐぐ、と壁に背中を押し付け。藁に縋るかのように、身に付けるローブをぎゅぅと握りしめた】

【──先ほどまでの軽口。それを叩く余裕が、なくなった】
【となれば後一歩。後一歩背中を押してやるだけできっと、彼女は──】
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/03(金) 20:10:15.78 ID:VwXswl9t0
【日が傾き、温度が下がって来た路地裏。向かい合った建物の屋上を使い、大きな布で空を覆い隠す道が続く場所があった】
【夜空を遮るものは、黒地に数色の蛍光塗料で眼球が描かれた、気味の悪いデザイン。どの様な意図で天上を覆っているのか、不明だった】

……、

【月光は届かないが、様々な色彩の明かりが満ちている空間に、重いものを引き摺る音と共に現れた影】
【照らされ、揺れる赤は、綺麗だとは言えない色合いだった。歪な腕を地に映す異形は、休憩する様に立ち止まり、座り込んだ】

【異形の容姿は、黒の大きなキャスケット帽を被り、旧い血の色をしたボブヘア、蝋燭の様に白い、死人の様な肌。右頬に深い傷跡】
【死者の様に生気の失った、然し、淡く輝くオレンジの瞳】
【赤と黒のボーダー、タートルネックの、ニットワンピース。黒いオーバーニッソックスに、同色のレースアップブーツ】
【左腕が、皮を剥いだ肉の様な色の、悪魔の様な、鋭い爪を持つ巨大な異形の腕。手の甲の中央に、簡略化した山羊と、六芒星が掘り込んである】
【異形の左を隠そうと、血で穢れた包帯を巻いているが、其れは意味を成さず。脈動するグロテスクな肉が、大きく覗いている】
【十字架型ドッグタグ、右手首に、「No.90」の刻印が入った、銀のハンドカフスを着けた、背の低い、十八歳程の少女だった】

【漏らした息に、疲労の色が浮かんでいた。力無かった表情が、困惑の色を見せ始める】
【この様な場所では落ち着けないと、顔に書いていた。では、移動すれば良いのに、それも面倒だった様で】
【我儘な思考を巡らせた後、此処のコンクリートの地面は、冷えて心地良いものだから良いと、自己完結してしまった】

……、目に。……痛い。……

【然し、除外出来なかった不満を、思わず漏らした。やがて、先程運んでいたものを積み上げ、背もたれの様に寄り掛かる】
【運んでいたものは、数人の青年達だった。息があるのか、各々が寝息を立て、閉じられた瞼が痙攣する時がある】
【彼等をどこかへ連れて行くつもりだったのかもしれないが、疲れ果てたのか、次第に瞼が落ち、異形は眠りそうな様子で】
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/03(金) 20:15:08.41 ID:VwXswl9t0
>>718
/【背もたれの様に〜】を、【地に座り込んで、それを背もたれにした】に修正します
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/03(金) 20:18:44.71 ID:AIBDiysa0

>>711

だぁーかぁーら!! …妹じゃないのっ
アンタが「兄上」になるなんて――薄気味悪くて、吐きそう!

まー、ちょっとぐらいは期待してるよ?
プレゼントの方は、サー……――

【余りにも余りな言い草も、仕方あるまい】
【打てば響くと言うか、手を出せば噛み付かれると言うか】
【この少女は――とかく負けず嫌いなのである】
【恥ずかしさの無い台詞を、少しの思考時間を伴い選びとってから口にして】

――ゆーびきった!

【そして。猫の尾のような、しなやかで軽い腕が何度か振れて】
【なぜだか、ぐわり――体の奥に、震源地のあるような錯覚を覚えつつも】
【こと此処に至ってしまえば、紡ぎ出す声に迷いはない】

「ええ、心よりお待ちしております
 では――また、来たる月に会いましょうぞ
 ……マスター、ご挨拶をお願いします」」

あ、うん……じゃぁ、ね。

【そうして、残された二人も】
【各々の道へと、戻って行くのだ】
【それぞれの。星が導く運命が――再び、交錯する日まで】


 【――――粗野で稚拙で無自覚な愛に、少女が気付く日はいつ?】


//お疲れさまでした!
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/03(金) 20:19:59.36 ID:TsxyNSOVo
>>717

   ふふっ……

【先程まで、軽口を叩いていた少女が、今、怯えているのが面白かったのか】
【愉悦の表情を浮かべた青年】

【刀身に、卑劣な笑みが映ったが、そんなものなど、どうでもよかった】

【少女をどれだけ怯えさせるか、欲望が変化し始めたが、誘惑を振り払い】
【今、手玉にすれば、恐怖に表情を歪ませる事など、いくらでも出来る】

【一歩、―――右足を踏み出し】

【少女と青年の距離は近づいて】

【今、――右手が、刀が、振り上げられて】
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/03(金) 20:25:56.34 ID:au8xeUKSo
>>718
【 こつ、こつ、と。眠りかけた彼女の耳に、重みのある靴音が聞こえてくるだろう。顔を上げたなら、大鎌を担いだシルエットが見える筈。 】
【 やがて、その姿の全容が見えてくれば。彼女の視界に入るのは、長い銀髪に赤い瞳、右肩に大鎌を担いだ背の高い青年。  】
【 首元には、黒く輝くφのモチーフがついたペンダント。機関支給の黒いロングコートを纏っているが、ナンバーなどは見当たらない。 】


 …No.90。それ≠ヘ、仕事か?


【 積み上げられた男達を指差して、青年は真紅の瞳を怜悧に細める。何か嫌なものを孕んだ、そんな視線。 】
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/03(金) 20:33:24.60 ID:PNKeHmBBo
【森】

【森の奥。周りを木々に囲まれた湖があった】
【人里の喧騒は遠く、虫の声だけが小さく響いている】

【澄んだ静寂ばかりが満ちていた、いつも変わらぬ様】

【──ふと、鏡面のようだった水面が、小さくさざ波を立てた】
【風は吹いていない。誰かが、人為的に立てたもののようだ】

【湖の上だ。奇妙にも、水面に足をつけて立つ人影があった】

 …………────

【それは、一人の青年】
【小さな銀の鍵を首飾りにした、白皙の長躯】
【髪は、所々に白いメッシュが入った烏羽色】

【瞼は深く伏せられていて、瞳の色は隠れていた】

(……もう少し、かかるか──)

【彼は身体の力を抜いた自然体で立ち、深い呼吸をしている】
【知識ある者が見れば分かるだろうが、それはどうやら魔術的な瞑想のようであった】

【時折、水面が紅い魔力光を帯びては、しぼむように消えていく】
【緩慢に紅く明滅する辺りの光景は、どこか異界のような色を醸していた】
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/03(金) 20:36:25.53 ID:cWt8g4FLo
>>721

                      あ


    ぁ 

              あ  ────


【意識せぬままに、声が漏れていた】
【引きつった喉は思うように動いてくれず】
【ただ掠れた音をひゅうひゅうと漏らすのみ】
【青年の笑みは、最早構っていられなかった】
【僅かに一歩分の距離が、狭い室内を更に狭くなるような錯覚を抱かせ──】

【櫻の国特有の黒眸が、極限の怯えできゅうと細くなる】
【振り上げられた白刃。室内のライトが、細く鋭く其の刃に反射し】
【月明かりほどには優しくない白色電球の灯りが、目に痛かった】
【ひくひくひく、と更に喉が痙攣した】
【「た、す、け」──唇はそんな音を形作るも、声としては現れず】

【──振り翳された白刃。室内のライトが、細く鋭く其の刃に反射し】
【陽光ほどには暖かくない白色電球の灯りが、目に刺さった】


    ────ッッ、つ、作るっ!言う事、聞く、からっ……!

    だか、ら……っ、殺さない、で──っ!


【──紡いだ、言葉は】
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/03(金) 20:37:23.88 ID:cWt8g4FLo
>>724
/追記
/ごめんなさい、次遅れます
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/03(金) 20:45:11.00 ID:VwXswl9t0
>>722

【靴音が鼓膜を震わせ、その音が夢か現実かの判断が出来ず、呆とした様子で瞼を開け、眼前へ視線を移動させる】
【橙の湖に映った姿は、流麗な銀髪と大鎌。死を司る者の連想をしたが、彼が機関員のロングコートを纏っている事に気付た】

……、

【同職の人物だと判り、瞬時に寝惚けた脳が冴えた。焦り、か細く声を漏らす】
【彼が指差した先は、異形の背後。怜悧な真紅が見え、羞恥に襲われたが、異形が頬を赤く染める事は無く】

……。僕の……、……個人的な。……

【表情を気まずそうに、僅かに歪めながら。飴を口内で転がし、溶けてしまった時の様な、妙な後味の感覚が、口内に広がった気がした】
【目的が有った行為だが、本来の職務に関係は無い。その旨を伝えた後に、再度彼が背負うものを見詰め、後悔に襲われる】
【問い掛けの言葉から、彼は職務に誠実な人物なのだろうと思考していたからだった】

……。……こんばんは……、

【立ち上がりながら、言葉を掛けて】
【怯えた雰囲気を含んだ、媚びた様な微笑み。その後、視線を逸らす】
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/03(金) 20:56:00.55 ID:TjMQEgOfo
【郊外の更に郊外】
【旅人の休憩所としての意図か、周りに木しかない場所にぽつんと自然公園がある】
【むしろちょっと気合の入った遠足・鍛錬用途に使えそうな、折り返し地点としてのものか】

【そのど真ん中に一つ、大きな噴水がある】
【癒し効果を期待してか、噴水を囲うように円形にベンチが設置してあり、休息できる広場になっている】
【ベンチと噴水の間には、もちろん広い歩道が設けられているわけだが】

――――ふっっ…!!!

【しゅっしゅっと、小さく大気が切り裂かれる小気味のいい音が響く】
【誰かが歩道にてシャドウボクシングによる鍛錬を行っているらしい】
【断続的に空へ放たれる拳はキレがあり、時折開いた脚を素早く組み替えて体制を細かく変動させている】
【仮想敵に対して一定の姿勢を保ち続け、隙を作る事がないように気を配っているらしい】

【ともかく、額に汗を浮かべながら熱心に打ち込みを続ける人物】
【鍛錬の為にやってきた誰かや旅の途中ふらりと立ち寄った誰かが見れば、】
【そのこげ茶色のジト目が妙に燃えている事に、気付くだろうか】
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/03(金) 21:05:01.36 ID:TsxyNSOVo
>>724

【怯えた少女を前にしても、振り下ろす為、肩に力を入れるだけ】
【少女の心情等、考えようともせず】
【唇から、言おうとした言葉も、想像出来たのだが、それすらもどうでも良い】


【少女の肩を、引き裂かんと刀に込める力を強くして、今振り下ろされて―――】

【耳に入ったのは、少女の声】

【刀は、少女と寸での所で止まり】
【刀を小さくして、身長相応、大きな掌の中に包むように、握る】

【にやり、――下種と形容するのが相応しい、笑みを浮かべて】

【そんな表情も、数瞬後には、消え去り、再度、ふっ、と小さな笑い声を零した】

俺の……聞き間違いじゃなかったら作るっていったのかな……?

【わざとらしく、首を傾げて、性悪らしく、もう一度、答えを求める】
【聞こえていたのくらい、誰にでも分かるだろうが】
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/03(金) 21:08:47.08 ID:au8xeUKSo
>>726
【 その言葉を聞けば、青年は暫しの思考の後にくつりと笑う。くつくつ、くすくす。 】
【 右手で握った大鎌の柄、彼の微笑に合わせ小さく揺れたそれは、幾度か月明かりを白く反射して。 】


 こんばんは。 それ、プライベートな話なら、踏み入らない方が良いか?
 仕事以外の時間は大事だからな、それを喰うのかそれとも遊びに使うのかは知らないが。


【 おどけた笑みを見せ、一歩、また一歩と。青年は彼女に近づいていく。No.90の数字をもう一度確認すると、ぎりぎりの距離で立ち止り。 】


 …悪い噂を聞いてな。俺は別に、仕事以外で誰が何をしようと構わないんだが。
 機関の中で、不穏な動きをする輩≠ェ居るらしいんでな。それはちょっと、よろしくない話なんだが…


                   心当たりは、あるか?


【 二通りの意味が取れる。その人物に心当たりがあるか≠ニ、自分自身の行動に心当たりがあるか=B 】
【 自身が全く疑わしい事をしていなければ、迷いなく前者の意味に取るだろう。 】
【 もし、何か心やましい事があれば。後者の意味に、取ってしまうかも知れない。 】
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) [sage]:2011/06/03(金) 21:10:52.54 ID:A5E526s8o
【森林奥地】

【そこに闇が侵蝕していこうとする姿があった】

 どいつもこいつも
 ―――-ザコばかりだ……
 
 オレを満足させてくれるような輩はいないのか


【天に逆らう様な黄金色の短髪と紅に輝く双眸で睨みを効かせている漆黒の人影】
【重鎮としている様な漆黒を基調とし、紅輝色のラインの通った鎧と背中に漆黒の鼓動する大剣を担いだ男】

【今にも飲み込まれてしまいそうな漆黒のオーラを引き連れ】

【すでに引きづられていた”元賞金稼ぎのトップ”はもうおらず】


 あと十五夜か……――――
 ――――この世界は光ではない……
 手始めに氷の国から闇に染め上げてやろう

 ――――……この世界を本来の姿に変えるために――――
 ――――……我が新しい世界の王となるために――――

【男を取り囲んでいた漆黒の闇を食らう様に大剣と鎧の鼓動が力強くなって】
【漆黒の闇を喰らい終えると男は不敵な笑みを浮かべる】

【確実に氷の国へと近づいていく”闇”】


/絡み不要です。     


731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/03(金) 21:13:25.50 ID:2dUx6eSAO
>>723

【――ふと。充満していく、濃厚な枯草の香。彼に馴染みのあるだろうそれに、しかし混ざる芳香は別のものであった】
【抱かせるそのイメージは銃器。鈍く輝く砲身が狙いの中に彼を納めていくような】
【或いは飢えた獣が、食欲でない理由で執着した標的にターゲットを定めるような】


  ―――――……見付けた。


【なによりもなによりも、苛立ったような。そんな低音の声が、響く】

【そちらを見ればひとりの青年が瞳を細め、薄笑いを浮かべながら立っていた】
【襟足ほどの灰色をした髪は小さく結ばれ、切れ長の瞳は群青に染まっていた】
【白いVネックの上から黒い薄手のジャケットを羽織り、襟には帽子のピンバッチ】
【濃い色をしたジーンズ。スニーカーは、けっこう使い古したもののようで】
【夜色の手袋を嵌めた両手をだらりとさせながら、無造作に近付こうと歩を進めていくだろう】

【彼は、もしかしたら“妻”から聞いているかもしれない】
【「弟が傷だらけなのにどこか行ったんだぁ。ねぇ、見てなぁい?」】

【ふわり、枯草に混ざる火薬の香。髪と瞳の色。なによりも、顔立ちと雰囲気が――血縁と知れるかもしれない】

/まだいますか?
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/03(金) 21:24:11.83 ID:edDgh9aPo
【――――――――それは、観るモノを魅了するように】

【ひらり、と夜風に舞うのは、桃色をした一片の花弁
鼻を擽る、優しい優しいサクランボの薫りが、その花の正体を明確に遂げた
視線を向けてみれば、なるほど――――月下に座す季節外れの櫻が一つ
月の光を満面に浴びて、陰影を深くする夜桜は、この世のものでないほど、幻想的で――――】

【その下には更にもう一つ、観るものの目に止まる、事柄があって――――
公園のど真ん中に咲いた桜の木に、静かに寄り添う、少女の姿】


……んぅ――――……お腹が空きましたね
おやつ、には少々物足りないですけど……


【甘酸っぱい、ソプラノボイスが新たな香りを誇った
ウェーブのかかったリボンのような琥珀色の長髪に、紅紫陽花色の瞳
肩を露出するように纏っている丈の短いキャミソールと、それを修飾する細いリボン
キャミソールと同じ、白色の薄手のロンググローブは、彼女の細腕に纏われて
絹糸のような肌に滲む、白いニーソのややふくらみかけのおっぱいをした小柄な少女の声】

【彼女の人形のような小さな手が、そっと――――彼女の後方の櫻に触れると
櫻の花の一部が、瞬く間にサクランボとなり、彼女のもう一方の――――開かれた掌の上に落ちた
彼女はそのサクランボを一つまみ、手の先で弄ぶと、ぷくりとした唇へと押し当てる】

【まるで処女のように、まっさらな唇は、くわえ込むのを拒むように閉じられたままで
それを強引に押し広げて、ぷるん、と麗しく唇を震わせて、中へと注ぎ込まれる
舌先でころころと転がるまぁるいソレを、ごくん、と飲み込んで――――もういっぱい、と声を軽く漏らす】


……季節外れのお花見も、悪くはございませんね――――……


【今にもうたたねをしそうなほどの、大きな欠伸を一つ
夜の空気へと漂わせた】
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/03(金) 21:28:47.81 ID:PNKeHmBBo
>>731

【「──さあ。全く知らないな」】

【数刻ほど前から続けていた瞑想だったが、】
【段々と邪念が交じり、集中が途切れてきたことを自分でも認識した】

【ふう、と息を吐き出し閉じていた瞼を開ける】

【「──今から少し出かけてくるが…… 】
【 その弟サマを見つけたら、どうしてやればいい?」】

【彼は、そんなことを言い残していったことを思い出した】

【──弟。一体どんな奴なのか、一度拝んでみたいものだが】
【……今日のところはもういいだろう。疲れもある、早めに帰りたい】

【内心でそう呟いていたときに──丁度、それは訪れた】

……──?

【鼻に付く枯れ草の香】
【しかしそれに混じったのは、違和感】

【そして、そちらへ振り向きその姿を捉えると──】
【青年は僅かに眉根を顰め、怪訝さを隠そうともしなかった】

【──似てるな。似すぎている、と彼は思った】

……心当たりがない訳でもないが
一応、聞いておいてやる

 誰だ、貴様は

【その場に佇んだまま、言葉を放る】
【真紅の瞳が、鋭利さを伴って細められた】


//まだいますよ。いっぱい!
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/03(金) 21:36:35.35 ID:DDqxpN66o
>>732
桜・・・・か?

【黒い服、漆黒のマント、フルフェイスタイプの仮面を見につけた男が】

普通にしては遅すぎるが・・・・
十月桜・・・・いや、其れにしても早すぎる・・・・
何と面妖な・・・・

【その、幻想的であり妖艶でもある光景を】
【訝しげに見つめ】

(あの少女の力、か?)
(木自体の時間を進めたか?あるいは植物自体を操る・・・・)
(それとも花を咲かせるだけの力を与えたか・・・・)

【少女の香が解け込んだ夜の空気を切り裂き】
【マントを靡かせながら歩み寄る】

(興味深いな・・・・実に)

【木に寄り添う少女の元へと】
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/03(金) 21:37:18.48 ID:cWt8g4FLo
>>728

【ひゅう──澄んだ風斬音】
【それが、刃と空気が触れ合う際に発せられるものだということを、彼女は知っていた】


      【「────ッ!!」】


【声にもならぬ悲鳴が、喉から迸る】
【紡いだ言葉。従属と隷属を伴う響きが青年に届いたかを確かめる前に】
【もう目を開けることすら放棄して、彼女は双眸へ光を収める事をやめ】
【ぎゅっと閉ざされた眼差し。肩の辺りに、冷酷な銀色の気配を覚え】


つ、作る、から……だ、だから、酷い事しないで、ください、よぅ──


【がたがたと震える、少女の身体】
【口癖だったあの言葉も、いつからだったかもう聞こえてこなかった】
【極度の緊張も、その限界を超えたのだろうか】
【まるで心が折れたかのように、彼女はずるりとその場に座りこみ】
【壁に背を預け。蚊の鳴くような声で命乞いをし】
【頭を守るかのように。或いは己の殻に篭るかのように、両腕で頭部を覆う】

/ただいま戻りましたー
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/03(金) 21:38:09.57 ID:VwXswl9t0
>>729

【青年が浮かべた笑いは、妖艶に感じた。同時に、彼の持つ恐怖を思わせた】
【反射した光を見て、薄汚い紅の髪の首が、稚児の弄ぶ鞠の様に、楽しそうに飛ぶイメージが過ぎる。自分に言い聞かせる言葉を探した】

……。余り……。話す事は、……

【余りにも、素っ気無い回答にも感じた。初めから話すと、長くなりそうな事柄だった事もあった。然し、恐怖している事で、其方に気が回らないのが大部分だった】
【その後、続いて彼が紡いだ言葉に、反応を見せる】

……!

【瞳を見開き、声を漏らし掛けた。想起した光景は、先日、友に機関の情報を告げた、路地の闇の中】
【後退し、積み上げた人物達に背が当たる。無意識に、白い右手が紅い腕に伸び掛けた】

【沈黙。呼吸する音も出さずに、その場で硬直する。やがて異形は、首を横に振って問い掛けに答えるだろう】
【悟られない様に表情を押し殺すが、体の震えは止まっていなかった。顔を直視出来ず、目線を下げ、彼の纏うコートを見た】
【苛立たしい事に、全て隠し切れる事が出来る程に、異形は強くなかった。彼の背負うその刃で、消去されるのだろうかと考える】
【せめて友の事だけは、口を割らない様に覚悟して。一度下げた瞳を、這う様に上げて行き、彼の表情を確認しようとするだろう】
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/03(金) 21:40:24.15 ID:2dUx6eSAO
>>733

【「そっかぁ。ざぁんねん」】
【勿論、最初から期待していた訳ではないのだろう。それでも、少しばかり落ち込んだような、そんな雰囲気で眉を下げた】
【そんな会話を交わしたのは、一週間近くも前のはずだ。彼女に怪我は、少なくとも表面上は見られなかった】

【「……そーだねぇ。見付けたら、かぁ。……うん」】
【「――――とりあえず、捕まえといてぇ。悪い“弟”にお仕置きするのは、“姉”か“兄”なんだよぉ?」】

【そうやって浮かべた表情は、何かを面白がっているようでもあった。】
【あの時の笑みが、物憂げな瞳が――綺麗に青年へと重なる】

【一歩、二歩、三歩。青年は近付く】
【やや両脚を引きずるようにしているのが分かるだろう。怪我が治っていないようだ】
【それでも爛々と輝く群青は毒々しい様で花開く腐敗の園を彷彿とさせて】

……プーシュカ・サクラメント。
それが、名前だ

【返答は、はっきりとしていた】
【同じ姓を持つ、この世で唯一無二の――彼女の『肉親』であり『年上の弟』】
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/03(金) 21:46:35.76 ID:edDgh9aPo
>>734

【貴方のマントはさながら、水面に落ちる、一筋の小石のように
ふわりと広がる波紋は、凛とした夜の櫻を揺らしていく
そうしてざわめく木々の唄が、彼女に――――貴方の来訪を告げた】

【赤みに仄かに紫色が混じったような、そんな、瞳を貴方へと注ぐと
音が、声が、聞こえそうなくらいに――――ぎゅぅと、その瞼が閉じられた
貴方との距離はそこまで遠くない、ぐぃと小さな背丈を伸ばして、顔を上げながら、言葉を紡ぐ】


あら……櫻の薫りに惹かれて、来てくれたんですか?
でしたら――――とても、嬉しいです……


【照れたように頬を染めて、ふわりと音が立ちそうな微笑を浮かべて
白いシルクのような頬に混じるのは、サクランボが零す、数的の果汁の色
ぱんっ、と合わさった両手を、そっと口元に当てて、その整った顔を修飾した】

【身長は低く、華奢な体躯は、彼女の幼さを感じさせると共に
しっかりとした言葉は、少し大人びていて、しっかりモノの印象を与えるだろうか
――――見方を変えると、夜のようにも見える貴方に、警戒を感じないのは、幼さゆえか――――】


これは私が咲かせたんですよ、こうすれば、誰かが寄ってきてくださるかな――――って
それで、待っていたら――――……出会えました

宜しくですよ、お兄さん


【花が開くように、大きな動作で開いた両腕を、お尻の後ろに回すと、ぐーっと、胸を張るように背伸びをして
にっこりと表情に浮かべた微笑の花を、しっかりと強調して、夜の櫻の色に紛れ込む】

【月光の元、櫻の影が白い服装に映って、光の陰影をより強く感じるであろうか
どこかで観た、中世の絵本のような、色合いに富む、その光景は
――――確かに、幻想的、と飾るのに相応しい光景であろうか――――】
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [!nasu_res]:2011/06/03(金) 21:52:23.72 ID:IFZN+eT/0
【廃ビル屋上】

【路地裏に面したあまり人が近寄らない廃墟群】
【その中でも最も大きいと思われる廃ビルの屋上で、煌く繁華街を眺める人物】


A great city, a great solitube.

何故同じ街中でもこれほどまでに差が生まれるのか……このわずか数十mに何があるのか
文明に取り残された者は淘汰され、押しやられ、消えていくしかないのか……フフフ

まぁそんな事は置いておいて、そろそろコレ≠フ実験もしたいですねぇ…お手頃な方はいないかなっと
それと……支部長≠フ件はどうしましょうか……あぁ面倒ですねぇ

【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【フェンスが破れ、剥き出しになった場所で、ボーっと眼下の街を眺めている】
【その冷ややかな瞳は、自らの欲求を満たすためのモノを探している】

740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/03(金) 21:53:13.25 ID:IFZN+eT/0
【廃ビル屋上】

【路地裏に面したあまり人が近寄らない廃墟群】
【その中でも最も大きいと思われる廃ビルの屋上で、煌く繁華街を眺める人物】


A great city, a great solitube.

何故同じ街中でもこれほどまでに差が生まれるのか……このわずか数十mに何があるのか
文明に取り残された者は淘汰され、押しやられ、消えていくしかないのか……フフフ

まぁそんな事は置いておいて、そろそろコレ≠フ実験もしたいですねぇ…お手頃な方はいないかなっと
それと……支部長≠フ件はどうしましょうか……あぁ面倒ですねぇ

【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【フェンスが破れ、剥き出しになった場所で、ボーっと眼下の街を眺めている】
【その冷ややかな瞳は、自らの欲求を満たすためのモノを探している】


//やだ恥ずかしい……投下なおし…orz
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/03(金) 21:58:58.87 ID:PNKeHmBBo
>>737

……あァ、貴様が

【彼は、やはり、と言った風に緩く瞳を細めた】
【足元の水面に、口の端を小さく歪めた彼の顔が写りこむ】

 【──余談だが。彼は湖上に立っている。一見にはさながら魔法のようではあるが、】
 【その仕組みは、足の裏から一定量の魔力を放出し続けているだけ、という単純なもの】
 【原理さえ分かり実行に移したならば、さほど難しい技術ではないだろう】

 【もっとも、もし湖上を歩いてきたのでないならば、岸辺で立ち止まることになるだろうか】

【彼が、その視線を青年の足元から上へと見渡す】

……むしろこちらから探しに行くはずだったンだが
何だ、俺の方も探されていたのか。まあ、手間が省けた

……『お兄様』に何の用だ、弟者

【悠然と腕を組み、青年を見据える】

【彼の両腕は、交差されるとより一層異質さが目立つ】
【──右腕は、漆黒に装甲された鋼の魔導義手】
【左腕は、屍肉を継ぎ合わせたような生気のない色】

【ただ、その薬指に嵌められた銀色の指輪が、生気を孕んだように鈍い艶を帯びていた】
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/03(金) 22:02:48.44 ID:TjMQEgOfo
>>740
【この時間、繁華街をにぎわせているのは、おそらく仕事帰りのサラリーマンとか、不健全ぶりだい子ども達ばかり】
【特にこの新世界、路地裏に近いこんな場所に好き好んでやってきて、知らないまま餌にされるものも少なからずいるだろう】

【けれどそれを推してなお、雑踏を横切るように進んで路地に入ろうとする姿が一つ】

【ウルフカットの黒髪にこげ茶色のジト目、への字口】
【ノースリーブの上着から伸びる両腕は、わかる人間がみればわかる程度に鍛えられている】
【タイトなジーンズに腰周りを隠すほど裾が長いシャツ】
【ポケットに手を突っ込んで闊歩するその姿は、腰周りや胸元の曲線を考慮しても、なぜか少女と言い切るのは憚られて】

【遠目からでも、その首にかかったタオルで汗を拭う姿が見えるだろうか】
【体を動かしてきた後らしい、少しだけ紅潮した頬】

【その鋭い目を真っ直ぐ路地裏に向け、もう少しで踏み入ろうとしたとき、立ち止まり】


【―――――遠すぎるはずの貴方の眼を、捉える】


【奥に炎を隠した、鋭い視線を投げ返す】
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/03(金) 22:04:27.46 ID:au8xeUKSo
>>736
【 彼女の反応を見れば、察するには余りある。( シズリの言う通りだった。 )心中で呟き、口の端を僅かに上げて。 】
【 目線を下げた彼女の視界に、もう一度自分を割りこませるように。少女の顎に左手を伸ばし、上を向かせようとする。 】
【 そして成否に関わらず、こんな言葉を吐いて見せる。 】


 データベース≠ヘ見たか? ガルニエが機関を抜ける、ってやつ。
 実は、その彼女から依頼されていた任務があってなあ。出来ないナンバーズを叩いて、更生させろ≠チてな。
 彼女がいない今、それを遂行するか、しないか。悩んでんのさ。


【 データベースに残された、ガルニエからのメッセージ。その中には、青年に宛てられた一文がある。 】
【 「ウェスカ、任務はお前に任せる。好きなようにやれ。」 仕事熱心な彼としては、酷く悩ましい文言。  】
【 任務の内容は、出来ないナンバーズを叩く=Bつまりは、働かない機関員に制裁を加えるという物。 】
【 まがりなりにも仲間である彼女に、そんな物騒な事をするのも気がとがめる半面、かまを掛ければ明らかに挙動不審の色が窺えてしまう。 】

【 これを咎めず、というのもまた、彼の意に反するようで。右手に持った大鎌を、すっと掲げて。 】


 …No.90。夢幻 檸檬。ガルニエの命に於いて、責務を執行する。
 身の潔白を示して、その個人的な用≠済ませたいなら…抗ってみろ。精一杯。


【 執行宣言。言葉にはどこか酌量の情を含ませてはいるが、掲げられた大鎌は無慈悲な死神の審判のようで。 】
【 しかし未だ、振り下ろすような動作は取らない。間合いをとり、宣誓攻撃するのも可能だろう。 】
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/03(金) 22:04:52.69 ID:DDqxpN66o
>>738
薫りと言うよりも・・・・

【ゆっくりと、歩を進めながら】

この時期に桜が咲いているのに驚いて、と言ったところだ、な。

【花の如く微笑む少女を見つめ】

気にの力でこの花を、か。
どのような力か実に興味深い。

【少女の至近、手を伸ばび、引き寄せることも可能な距離まで近づく】

そっと私に教えてくれないか?
寂しがりやのお嬢さん?
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/03(金) 22:10:32.21 ID:TsxyNSOVo
>>735

じゃ……俺の聞き間違いじゃなかったってことかな……

酷い事は、しないから……ね?
君が……俺の言う事をきちんと聞いてくれたらの話だけどね……



【ふふふ、と上機嫌そうに笑みを見せ】
【少女に、追撃を掛けるように、言葉を紡いでいく】

【酷い事≠フ察しは付くだろうか、殺される事は無いが】
【況してやここは、機関の支部】
【拷問まがいの事をする方法など、幾らでもあるし、想像も容易だろう】


あ……そうだ……
無能力者?
もし隠してたら……分かるよね?

【ふと、思い出したかのように、口調を弾ませて】
【少女に、能力の有無を確認する】

【前回あった時の反応から、無いとは思うのだが、それでも念の為】
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/03(金) 22:13:01.66 ID:e7UpY0AWo

…夜間徘徊が習慣になるのは不味いっすねー。

【ぽつりとそんな事を呟く影。】

【────この新世界には様々な地域が存在する。】
【特定の属性が強い場所。独自の生命体を育んだ場所。全く異なる二つの文明が双方とも成立した場所。】
【その中で夜の国=A昼の国≠ニ呼ばれる二つの地域はそれぞれ夜≠ニ昼≠ェ永遠に続く特異な地域であるのだが────今更だが、この説明は特に必要無い。】

【彼女≠ェ現在居る場所は聖都>氛氛沍サ在判明する地域の中で、もっとも普通≠ナありバランスが取れている≠ニされる場所。】
【多少昼が長くなろうとも夜が長くなろうとも、現在の時刻までずっと明るい等という事は有り得ない。】

【そんな中、一人でふらふらと街を歩く背丈の小さな少女は、夜遊びか、はたまた家出少女か。】



──昼夜を逆転させるような魔術があれば、ブッ倒れるまで動いていられるんすけどねー。あうー。

【その影の主である銀髪の少女≠ヘ、ブツブツと独り言を呟きながら聖都の街を歩いていた。】
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/03(金) 22:14:47.62 ID:2dUx6eSAO
>>741

【『お兄様』。一応は義兄に当たる、その相手。】
【青年は彼が気に食わなかったが、たとえ別の誰であろうと“その立場にいる存在”を一発で気に入る事はなかっただろう】
【岸で脚を止めながら、群青の瞳を瞬かせる。姉よりはやや彩度の落ちるが、それは本当に微かな違いだ】
【常にどちらかの隣にいなければ気付かないような――親しくないものでなければ、分からない差異】

【おそらく、彼は気付けるだろう。青年は、それもまた気に食わないのだ】

……そうで御座いますね
義兄殿に何の用かと尋ねられましたら、姉に見付かる事よりも天秤の比重を占めたもの―――

【組まれた腕に目をやりながら、嵌めていた手袋を抜いた】
【右はマネキンのような、戦闘用と言えずとも明らかな偽物の腕である、義手】
【左は、彼の姉が好んで使う腐敗兵士一歩手前の――それこそ屍色の腕をしていた】


―――『お兄様』がいなくなったせいで、あの馬鹿姉が人の腕もぎとりやがった分の苛立ちを、そのモヤシみてぇな身体にぶつけにきたので御座います


【言い訳の準備は、出来ている。これくらいやらねば気が済まない】

【敬語と罵倒が入り混じるのは青年の感情の揺らぎが強いせいだろうか】
【右腕をぎちぎちと、戦闘特化ではないせいかスローペースながら、それを武器へと作り替えようとしつつ】
【“弟”は、そんな我が儘と吐き出しきれない感情の末端を砲撃に変える手筈を整えはじめた。】

【勝敗は、興味がない】
【「ぶち抜く」。それだけだ】
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/03(金) 22:21:11.86 ID:edDgh9aPo
>>744

【夜風に釣られて、葉が揺れるたびに、爽やかな春の薫りが漂ってくる
連日の雨の薫りが、色濃く残っていた町に吹く、場違いな芳香は、くっきりと浮いていて
――――……その異質さを際立たせるようにも、思えるかもしれない】


……そうですね――――……良いですよ、減るものでもありませんし
何より、長い時間、咲かせておくのは、好きじゃないんです
櫻が美しいのは、その終わりに在る、と思うんですよ――――……

美しい花を咲かせて、一夜の誇りを胸に、静かに散っていく
そんな姿が――――とても、綺麗だと、感じちゃうんです


【そっと、視線を上へと向けて、満開の桜へと、寸刻の思いを注ぐ
キラキラ、と輝きそうな瞳は、艶やかな色を薄めながら、どこか幼い潤沢に満ちた色を覗かせて
直ぐ側にいる貴方へと、再び、微笑を向ける
……そうして、ハッ、と気づいたように表情をキョトン、となした】


あっ……お話が長くなってしまいましたね――――……今、見せますね
――――――――Die Young


【すっと、右手を腰の後ろから出して、ぴんと伸びた指先の動き、それは、時計の針に、そっとその華奢な指を乗せて、
あどけない口紅を引く様に、するりと針を動かす動作に似ていた
それがキッカケか、世界は早送りされるように、少しずつ、時の歩みを進めていく】

【映画のワンシーンのように、よくできたCGのように、花の色が移って行く
瞬きの間にも、一つ二つ、散っていく花弁は、五月雨のような激しさを見せて
ため息をつく間も無いほどに、やがて木は消え、彼等の足元に、花弁が残るだけとなるだろう】


Die Young≠ヘ、単純に言うと物体を老化させる#\力です
櫻を老化させる=\―――すなわち成長させる≠アとで、季節外れの櫻を、愉しむことができるんですよ

私はこの能力が好きです、色んな花を、見ることも、魅せることもできるから……
だから、ね――――いーっつも、沢山のお花の種を、持ち運んでるんですよ?


【すっと、貴方へと右手を差し出し、どこからともなく掌に種を乗せると
瞬く間に、白い綿毛のついた、蒲公英へと姿を変えて、彼女の右手に握られた
はい、どうぞ――――と、彼女はそれを、貴方へと差し出すだろう】

【くすぐったくも感じる、その綿毛にも似た、まっさらな微笑を浮かべたままに】
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/03(金) 22:23:04.02 ID:Yn/tEUcoo
【何処かの工業地帯】
【夜間でも轟々唸りながら作業を行う工場は、この世界の技術の源の一つ】
【3交代制で作業員が入れ替わり、生産ラインは一瞬足りと止まる事がないのだが】

【今夜、工場群の内の一つ、比較的小さめのそれが】
【煙突から煙も無く、機械の駆動音も無く、完全に沈黙していた】

【そして、その工場の中では】


……ふーむ、材料として使えそうなものはそれなりの数が有り
しっかし材料だけでどーにか成るのなら世の中苦労はしませんねハイ

どーしましょうかねえ、これ……

【おそらく作業員だったのだろう元人間の上に腰かけて、何やら金属片を弄んでいる者が居た】
【それは、黒のラボコートに白手袋、眼鏡を掛けたにこやかな女】
【緑髪緑眼、身長は175cm程と高め、線が細いのが離れていても良く分かる】

技術者、ですか……身内で見つかるならそれが手っ取り早いですが……
ふむ、外に技術を求めるとなるとどの程度までの代価が用意出来るやら……

【たった一つだけ、その機能を麻痺させてしまった工場の中で】
【女は、聞く者も居ないだろうと思ってか、独り言を続ける】
【袖口から這い出した触手二本は、ペンとメモ帳を用いて何かを書き続けていた】
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/03(金) 22:23:47.21 ID:IFZN+eT/0
>>742

【此方を見つめる少女を見つけて、口元に笑みを浮かべながらヒラヒラと手を振る】
【特に何かするわけでもなく、ただ淡々と手を振っている】


おやおや、なんだか睨まれてます私、いくらなんでも初対面の方にまで恨まれてるなんて…
いや……どこかで会ったかな?まぁいいか、星の数ほど人はいるのだから…

まぁこんな所に来るなんて……酔狂か……この世に蔓延る私のようなクズだけですからね

A tree is known by its fruit――なにか用があるなら仕掛けてきたらどうだ?
って聞こえてるわけもありませんか、この距離ですし、勘違い勘違い…

【適当に、誰に言うでもなくそう呟くと、少女からまたゆっくりと繁華街に眼を移す】
【どうやら少女が視線を自分に対して向けていると思っていないようだ】
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/03(金) 22:25:46.73 ID:cWt8g4FLo
>>745

…………、

【言葉を返す余裕もないのだろう】
【こくこく、と首を縦に振り。言葉だけではなく態度でもまた、服従の意図を示す】
【彼の上機嫌そうな声色は──彼女にとっては、逆の意味を孕んでいるようにも聞こえた】
【怖かった。ただただ、純粋に】
【叶うことならば、今すぐにでもこの場から逃げ出したかったのだけれども】
【「酷い事」の内容だなんて、想像すら、したくなかった】

【──そして問われた、能力の有無】
【その問いかけに答えるかどうか、彼女は僅かに悩んだ】
【今まで彼女は、己の能力を魔術という蓑で隠してきた】
【それは単純に、能力者に対して良い感情を持たぬ人間も多いであろう「協会」での処世術でもあり】
【加えて彼女の保有する能力が、使い方に癖のあるものでもあったからだ】
【しかし彼の質問は、その悩みを霧散させるには十分過ぎる力があって──】


≪クリック・クラック≫──分解と、再構築を行うのが、私の、能力……。


【答えを紡ぐ声は矢張り、とても小さいものであった】
【分解と再構築──技術者らしいともいえるのが、彼女の能力であった】
【だが其の詳細は未だ、語られず】
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/03(金) 22:26:11.03 ID:9HTJm71b0
【――公園】
【ベンチに座って白い携帯電話を真剣な面持ちで眺めている人影が、ひとつ】

……なんだか、情勢がどんどん悪い方向に傾いていってる気がしますよぅ。
このまま、こっち側≠ェ総崩れ……なんて事になったらちょっと拙いですよね――。

でも、私にはいま出来る事が少ないですし……うぅん。

【其処にいたのは、白を基調としたブレザーと白黒チェックのミニスカートを身に纏った少女だ】
【首元に掛けられた、年季の入った少しさび付いた金色のロザリオが、彼女が聖職者だと語っている】
【ふぅ、と彼女がため息を吐けば、フェアブロンドのサイドポニーテールがふわりと軽く揺れて】

……何かはしなきゃいけませんね。例え成せなくとも、何か。
そうですっ。私達≠ヘいつだって、そうだったじゃないですか……。

【思い返すように少女は夜空を見上げる。小さな星が、ぽつん、ぽつんと寂しげに輝いていた――】
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/03(金) 22:29:20.31 ID:TjMQEgOfo
>>750
【少女がそちらを見た理由は、本人にも判然としていない】
【ただ、刺さる。獣と言うより蛇じみた、冷たい熱を持つ視線をちらと、感じたのだ】

…なんだ? 

【それを察知した少女の感性は、例えるなら、まさに獣】
【勘、経験、闘争本能の具現】

【この視線、知っている】

【右手を小さくスナップさせると、その手首に鎖を巻きつけ腕輪とする】
【それをほぼ本能の命じるまま、先端を、彼がいる廃ビルの縁に向けて投げつけようとするだろう】
【上手く刺されば、自身の重力を軽減させ、巻き取る】

【結果、少女の体は中空へ、彼の元へ一直線に移動する事になる】
【妨害がなければ、彼と同じ廃ビルの屋上に着地する事になるだろうけれど】

【同時に、少女が能力者であることもばれるだろう】
【いつぞやの巨大兵器が暴れたとき、居合わせたことも、或いは】
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/03(金) 22:33:37.16 ID:VwXswl9t0
>>743

【彼が、異形の顎に触れ、浮かべている表情を見ると。恐怖に耐える感情が、色濃く映し出されたものだったかもしれない】
【その名を聞き、昼の国支部長であった、銀髪と軍服の女性が思考に浮かぶ】
【データベースも確認していた為、彼が、彼女の書いていたウェスカ≠ニいう名なのだろうかと、思考する】

【彼の言葉を全て聞き終えた時、返答をする余裕が無かった。淡白な間になってしまい、それを、申し訳無く感じたが】
【無慈悲な刃を見て、警報が鼓膜を震わす幻に襲われた。背後に感じる生暖かさが、酷く不気味に思えた】
【抗うチャンスを与えられ、慈悲を感じる。然し、負けられないと考える前に、行動に出ていた】

【左腕が、一度、橙の色彩の魔力と化すと。鍔が無く、赤黒い柄に五芒星が刻まれている銀の刃の長刀へ形状が変化するだろう】
【右手に握り締め、彼へと刃を振り被ろうとする。袈裟斬りを狙っているのか、上から刃が襲おうとするかもしれない】

……ッ。……!

【剣術の心得が無い為の、がむしゃらな攻撃。軌道が予測出来る、遅い一太刀だろう】
【更に、削られていた体力で、非力過ぎる初撃に成った。押し合いになった場合、すぐに弾く事が可能だろう】
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/03(金) 22:34:34.82 ID:PNKeHmBBo
>>747

──俺がいなくなった
それであいつが憂さ晴らしに貴様の腕をもいだ

【「……そこまでは分かるが」】
【彼が話の後を追い、道理を整理する】

……それで、その怒りをぶつける相手が、俺なのか
貴様の腕をもいだ張本人の、姉上じゃなく──

【『姉』が凶行に走った原因を作ったのは、確かに自分だろうが】
【しかし、それは腕を失った直接の原因にはなりえないような──】
【彼はそんな抗議を口にしようとした。どことなく、因果の筋に違和を感じたのだ】

【だが──】

……──上等

【相手の様子を見て、彼はそれ以上まどろっこしい道理を語る気も失せた】

……良いだろう
お前の姉様から、『見つけたら捕まえておけ』と伝えられているンでな

聞き分けない弟を仕置きしてやるのは、その後だ

【突如、右の掌で紅い粒子が小さく爆ぜ、】
【彼の手中に、燻銀色をした大鎌が出現した】
【その大鎌は、柄の上部に二連結した回転弾倉というやや特殊な機構を有していた】

【彼はその場を動かず──術式を練り上げていく】
【砲撃への妨害は、あえてしない。いっそ吐き出させてしまえ──と言わんばかりに】
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/03(金) 22:35:08.17 ID:e7UpY0AWo
>>752

────油断大敵っすッ!!

【唐突。】
【そう、唐突に現れた銀髪の少女。】
【こちらへ向かって飛び込んで来る、銀髪の少女。】

【敵性の物は何も持ってはいないものの、その程度で敵襲≠ニいう物は油断する事は出来ないだろ




【────ただ。】

【…ちょっと。】


【──ちょっと飛びかかるにしては、飛距離が短過ぎるような気がする。】

【(何故か)空中で身体の重心をかなり前に傾ける少女は、何もしなければ────何もしなくとも地面を転がる。】


【ただ、その後に凄まじい速度でごろごろと転がり始めるのだが────】
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/03(金) 22:40:35.13 ID:DDqxpN66o
>>748
気高く、花を咲かせ、埃を持って散る・・・・
最も美しいのは散りゆく間際こそ、か。

【少女の桜を見る、月光を纏い、キラキラと輝く瞳を見つめ、呟き】
【桜の花が咲いた正体、彼女の能力を目の当たりに】

ふむ、物質を老化させる・・・・・
発酵食品を作るいは最適な、随分と家庭的ないい能力だが・・・・

【少女の差し出した、蒲公英を受け取りながら】

其の使い方は、許容できないな。

【哀しみに若干の怒りのエッセンスを乗せて、言った】
【労わるように優しく、諭すように厳しく】

この季節、花を咲かせ、満足な気持ちで眠っていた木を無理やり起こし、
咲くだけ咲かせてち散らせるのはあまり褒めた行為ではない。
花は季節の廻りと共に花開いてこそ、だと思わないか?

/ホント遅くなってごめん
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/03(金) 22:42:01.39 ID:Io53ft9SO
【とある森の奥――】
【一寸した広場のように拓けた、丈の低い草花が茂る草むらの中央に】
【濃藍の髪と薄墨色の瞳に、白皙の。中性的な面立ちをした人影が独り】
【抜き身の刀を正眼に構えて、微動だにせず、佇んでいる】

――――……。

【鍛練、だろうか――いや。確かにそんな表現も、的を射てはいるのだろうが】
【しかし、正鵠には程遠い。煌めく白刃に籠められた夥しい魔翌力や何か≠ニいい、周囲に満ちた静謐といい】
【より精確に言うならば、その在り方には儀式に近いものが見受けられた。ややあって――】

(状態が安定するまで……正味、三時間強ってトコだな)
(散々試した揚げ句がこのざまじゃ、実戦で使い物になる訳がない、か)

それだけの時間、棒立ちで待っててくれる阿呆が相手なら判らないけど……。
……仮にそんな幸せなヤツが相手なら、そも態々これ≠使う必要性も無いわけで。

【ひゅう、と一つ空を切り、刀を下ろし。思わしくないのか、能面じみた仏頂面をやや渋い物にしつつ】
【彼女は構えを解き、沈黙を破って独りごちた。だが、刀身の状態は未だに維持されており】
【僅かでもそういった物を知覚する術のある者にとっては、良くも悪くも目立つかも知れない】


(あれから、半年以上。こいつ≠ヘオレによく応えて呉れている)

…………後は、オレがどれだけ合わせられるか。偏に、それに尽きるな。

【耳鳴りのするような沈黙の帳の中。刃鳴りにも似て、涼しげな声が響く】
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/03(金) 22:42:26.87 ID:9HTJm71b0
>>756

えっ。


……えっ。

【しゅばっ、と振り返ってみたのは良いものの。飛び込んできたのはなんかビミョーに敵っぽくない人で】
【……しかもなんだか飛距離短いような? あれ、こっちに来るにはあまりにも力加減を失敗しているような?】
【待った、私衝撃吸収の魔術なんて……無い事はないけどこの距離じゃ明らかに効果範囲外だしえっちょっと】

【※この間1秒足らず】

……あー。

【とりあえず、金髪の少女はゴロンゴロンしている何者かをただ眺めるだけしか出来ないのであった】
【……止まり次第、怪訝そうな表情で近づいて。「大丈夫ですかー」と彼女に声を掛けてみるのだろう】
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/03(金) 22:43:29.44 ID:IFZN+eT/0
>>753

ってオイオイ………本当に来てしまいましたよ………これだから路地裏は恐ろしい
どうもコンバンハ………今日は月が綺麗な夜ですねぇ…ハハハハハハハ

【屈んだ体勢のままで、飛んでくる少女を眺めて、パンパンと拍手をする】
【青年の後方に着地したであろう少女に背を向けたまま、軽い調子でそう話しかける】
【今日は曇りだ、月は深い雲に覆われて、その姿を隠したままである】

Curiosity killed the cat―――なぜ来た?
まぁこちらとしては全く構わないが………あまり衝動にかられて行動するのはよくない

あぁ…確か貴女は聖都≠ノ居た………獣は嫌いなんですがねぇ……

【首だけを後ろに向けて、そう淡々とした口調で話しかける】
【二人の間は4,5mといったところか、無防備な背中に攻撃を仕掛けるのは容易だろう】
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/03(金) 22:45:51.70 ID:TsxyNSOVo
>>751

へぇ……無能力者だと思ってんだけどなぁ……


(分解って事は……戦闘向きじゃないにしろちょっと厄介かな……)
(まぁ脱走する事は無いだろうし……兵を何人か配置しておけば十分かな……)

【少女とは対照的に、いつもの調子で、相槌を打ち】
【分解が少々厄介だとは感じたが、機関員は大量に居り、仮に逃げ出しても、捕らえるのは難しく無い】
【窓も無いワケだし、部屋に穴を開けでもしない限り、外への脱出は無理な筈】

【機関員に見張りさせておけば、不審な行動も出来ないだろうし、―――】

【見張りは2人もいれば十分かな、と心の内で呟いて】

じゃあ……今日はお疲れのようだし……
作るのは、明日からにしてもらおうかな……

明日からは……ノルマをあげるから……
ちゃんと頑張ってね……


そうすれば……――――ね?


【少女が作るのは、魔道具なんかじゃなくて、ただの人殺しの道具】
【語尾を下げたのは、其れを再度、確認させる為】

【それだけ言うと、青年は少女に寝るように催促し、少女と程近い扉へと手を掛けようとするだろう】

【「じゃ、お仕事頑張ってね……」と扉を開きながら、少女の方を向いて、紡ぐ】
【空いた扉の隙間からは、ガスマスクの機関員が支部長代理と話している姿が覗き、見張りとして、配置されると分かるだろうか】

【ばたん、――やがて扉は閉ざされて、中に居るのは、少女のみになるだろう】

【少女は、明日から――――】

/明日は朝早くから、用事があるのでここらへんで……!
3日間お疲れ様でした、ありがとうございました!
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/03(金) 22:50:13.99 ID:RJDmdy4DO
>>761
/返信はちょっと遅くなりそうなので後でにしますぜorz
/では、3日間お疲れさまでした!ありがとうございました!
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/03(金) 22:51:06.77 ID:TjMQEgOfo
>>760
【軽い問いかけには、答えず】
【ゆっくりと折った膝を伸ばし、彼に向き合う少女】
【振り返り、対峙すると、目は細められていて】

…お前、知らないのに知っているな。

【感じたままを口にする言葉遣い】
【あの時との違いは、衝動に身をゆだねると言うより、まとっていた黒の気配が抑えられ、小さくなっていること】

【月明かりがないこの場所では、黒が多い少女もまた、肌だけが浮かび上がる】

【声を聞くと、ああと思い出して】

あの木偶の中身か。
なんだ、死んでなかったんだな。

【口が悪いのが素のようで、一向に会話をする意欲を見せない】
【お互い好き勝手に言葉を発するので、入れ違うも、見たままを示す故、意図はわかりやすいかもしれない】
【隠された敵意】

すごく下品な視線を感じたんで、来てみた。それだけだ。
何を探してたんだ、蛇。

【品がないのは自信も同様だが、背を向ける男と距離をつめることはない】
【戦意も抑えて、問い返す。こちらも答えたのだからと、居丈高な】
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/03(金) 22:56:43.58 ID:e7UpY0AWo
>>759

【──ばっ】
【ささささささささささっっ】


【ぱん、ぱん。】


【擬音語で表される一瞬の動作で少女は立ち上がり、低い背丈をぴんと伸ばして相手の姿を見据えると】

今の無しで良いっすよね、うん良いッ!

【ぐ、と何故か拳を握り締めてそう言い放つ。相手をぽかんとさせるには、十分な効力を持っているだろう。】

いやーっすよ?

この凄まじく混沌な世界では、いつ何が起きてもおかしくないんすよ。とらぶるかみんぐすーんっす。

それを何かあれをこうしてこれをあーして────





────…どんッッ!!

【どおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!】

【──馬鹿みたいな爆音をこの静寂の中に響き渡ると共に、背景が無意味に炸裂する。】


【彼女の魔術によるモノである、という事は魔術の発生に聡い者ならば感じられる────のだが】
【仮に彼女がこれをやったとして、あまりにもやる事がふざげている≠謔、な。】



【──というか意味不明の次元に達している。】
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/03(金) 22:56:55.42 ID:edDgh9aPo
>>757

【それは、彼女にとっては、不可解なコトバ――――……
彼女にしてみれば、喜んでもらえると思い、為した行動であろう
蒲公英が消えた、彼女の空虚な掌は、どこか寂しげに開け閉めを繰り返した】


……っ……でも、そんなの――――……知らないもん……
折角、こんな能力があるんだから、だから……っ、少しぐらい、こんな風に使っても良いはずだよっ
それに――――それに、喜んでもらえるって、そう思って……


【明確な言葉は出ない、ただ零れるのは、幼さゆえのエモーショナルな言葉
確かに、貴方の言うとおりであろう、けれども、それを理解して、飲み込むには、彼女は少々幼すぎた、というべきか
けれども、わめくようなマネはしない、嬉しそうに、太陽を向く向日葵のように、貴方をキラキラと見つめていた顔は
さながら――――……夜に見る朝顔のように萎んで、今にも涙を流しそうな曇り空】

【ぎゅぅ、と小さな両手が、彼女の胸へと押し当てられて、寂しげな心情をくっきりと表して
それでいて、時折、俯き加減の表情が、雲の切れ間に顔を出す朝日のように、貴方へと向けられる
パッチリとした睫が、月光を映してキラキラ、と踊る――――……それはきっと、夜露のような涙を孕んだからであろうか
言葉はどこか、湿っぽく、潤沢の色に濡れていて、ソプラノボイスは微かに水色に塗りたくられた】


もし……私のした事が、駄目――――なこと、だったら……
どうすればいいかな、ごめんなさい、って言っても――――……
ねえ、お兄さん――――……どうしたら……許してくれる……?


【それは、誰かに頼る、小さな小さな心細い掌
そっと、貴方のマントを握ろうとしようとするその手は、淋しげに揺れて
震える吐息は、ひらひらと、形にならない夜の風を震わせて、貴方へと向ける】

【お兄さん≠ニ親しげに辿る声は、きっと――――……今にも弾けて消えそうなぐらいに】


/んにゃ、気にして無いぜーわっちも手探りだから変な文章になりがちだしねー
/じーっくり考えて推敲してくれり!
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/03(金) 22:57:04.64 ID:edDgh9aPo
>>757

【それは、彼女にとっては、不可解なコトバ――――……
彼女にしてみれば、喜んでもらえると思い、為した行動であろう
蒲公英が消えた、彼女の空虚な掌は、どこか寂しげに開け閉めを繰り返した】


……っ……でも、そんなの――――……知らないもん……
折角、こんな能力があるんだから、だから……っ、少しぐらい、こんな風に使っても良いはずだよっ
それに――――それに、喜んでもらえるって、そう思って……


【明確な言葉は出ない、ただ零れるのは、幼さゆえのエモーショナルな言葉
確かに、貴方の言うとおりであろう、けれども、それを理解して、飲み込むには、彼女は少々幼すぎた、というべきか
けれども、わめくようなマネはしない、嬉しそうに、太陽を向く向日葵のように、貴方をキラキラと見つめていた顔は
さながら――――……夜に見る朝顔のように萎んで、今にも涙を流しそうな曇り空】

【ぎゅぅ、と小さな両手が、彼女の胸へと押し当てられて、寂しげな心情をくっきりと表して
それでいて、時折、俯き加減の表情が、雲の切れ間に顔を出す朝日のように、貴方へと向けられる
パッチリとした睫が、月光を映してキラキラ、と踊る――――……それはきっと、夜露のような涙を孕んだからであろうか
言葉はどこか、湿っぽく、潤沢の色に濡れていて、ソプラノボイスは微かに水色に塗りたくられた】


もし……私のした事が、駄目――――なこと、だったら……
どうすればいいかな、ごめんなさい、って言っても――――……
ねえ、お兄さん――――……どうしたら……許してくれる……?


【それは、誰かに頼る、小さな小さな心細い掌
そっと、貴方のマントを握ろうとしようとするその手は、淋しげに揺れて
震える吐息は、ひらひらと、形にならない夜の風を震わせて、貴方へと向ける】

【お兄さん≠ニ親しげに辿る声は、きっと――――……今にも弾けて消えそうなぐらいに】


/んにゃ、気にして無いぜーわっちも手探りだから変な文章になりがちだしねー
/じーっくり考えて推敲してくれり!
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/03(金) 22:58:57.64 ID:au8xeUKSo
>>754
【 長刀の一太刀、袈裟切りを受け止めて、ぐっと力を込めて弾き。大鎌の青年…ウェスカは、後方へと飛ぶ。 】
【 銀の髪が幾本か、異形の刃を避けきれず宙に散り、舌打ちをひとつ落とす。そして大鎌を、まるで木の葉を扱うかのように、ひらりと振るった。 】


 旋空裂っ!


【 ごうっ、と。一筋の空気の刃が、檸檬を襲う。速度にこそ優れるが、威力は弱く。 】
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/03(金) 22:59:43.62 ID:e7UpY0AWo
>>764
>【──馬鹿みたいな爆音をこの静寂の中に響き渡ると共に、背景が無意味に炸裂する。】
【──馬鹿みたいな爆音、轟音がこの静寂の中に響き渡ると共に、彼女の背景が無意味に炸裂する。】
【何故か戦隊モノの登場シーンを彷彿とさせるような、そんな爆発が起きる。】
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/03(金) 23:03:00.14 ID:9HTJm71b0
>>764

……あ、だ、大丈夫ですか。それは良かったです。
え、えっと確かにこの世の中は混迷してますけどそれってそういう意味ではなく――、

ッッ、……。

【とりあえず元気なようで安心――して良いのかすら分からないが――したのか、小さく頷いて】
【……しかし、哀れにも少女は再び銀髪の彼女の理解しがたい混沌空間に巻き込まれる羽目になる】
【「え、え」と小さく声を漏らす。どうやらマシンガントークのような何かについていけないらしく】
【極めつけは――爆発。携帯を持っていた手で顔を守る、が結局攻撃では無い事を数秒後に悟るのだった】

【嗚呼、非常に残念な事ではあるが、彼女はツッコミの才能≠ノ関してはかけらも持ち合わせていなかった――!!】

……。

【呆然とするばかりである。鳩が豆鉄砲を食ったような、と形容するのがおそらく一番正しいだろう】
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/03(金) 23:05:59.15 ID:IFZN+eT/0
>>763

お生憎と………ゴキブリ並みにしぶといのが長所でして……いやぁ短所でもあるかな…?クク…
しかし人の作品を木偶呼ばわりするのは酷いじゃあないですか……まぁいいですけど

【「よっこらしょっと」となんだか間抜けな声を出しながら立ち上がり、振り向く】
【ギラギラとした黄金の瞳と髪は、この暗闇の中でもよく映える、同時に不気味さも醸し出しながら】

下品だなんて……それ私の事ですか?別の誰かじゃあありませんか?
ほら、路地裏なんて下卑た人間の掃き溜めですから、いやぁ恐ろしいですねぇ

何を≠ニ言われましても……なんでしょうねぇ……いい実験相手ですかねぇ…
いや、モルモットと言うべきか……まぁどちらでもいいでしょう

貴女は確か自分の事を悪≠ニか言ってましたよね?まぁ違ったかもしれませんが
なんだか昨今の世界はパワーバランスが崩れてきているような気がするんですよね…

まぁ好都合ではありますが………イマイチしっくりこないんですよ

【そう帽子を夜風に運ばれないようにしながら喋る】
【これといって脈略のない言葉を並べている、少女の満足がいく回答かどうかは微妙だ】
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/03(金) 23:11:01.85 ID:DDqxpN66o
>>765>>766

能力があるから、、其れをしてもかまわない、と言うわけではないぞ?
私に喜んでもらいたいという気持ちはとても嬉しい、だが・・・・・

【はめていた両の手の手袋をはずし、少女の頭のにポンと、て優しく手をのせる】

其れをこの桜を巻き込むのは良くない。
花にも意思があり、感情がある、戯れに行って良いことではないのだ。

【乗せた手でやさしく頭を撫でり、開いた片方の手を、そっと頬に添え】

確かに駄目なことだが・・・・
次、気をつけるように心掛ければいい、それに・・・・・
謝るのは私ではなく、起こしてしまった桜に対して、だ。
ちゃんと謝れば、許してくれる・・・・

【かなぁ?と、心の中では思いつつも口には出さず、少女にそう告げる】

/あんがと
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/03(金) 23:13:38.48 ID:DDqxpN66o
>>765>>766

能力があるから、、其れをしてもかまわない、と言うわけではないぞ?
私に喜んでもらいたいという気持ちはとても嬉しい、だが・・・・・

【はめていた両の手の手袋をはずし、少女の頭のにポンと、て優しく手をのせる】

其れをこの桜を巻き込むのは良くない。
花にも意思があり、感情がある、戯れに行って良いことではないのだ。

【乗せた手でやさしく頭を撫でり、開いた片方の手を、そっと頬に添え】

確かに駄目なことだが・・・・
次、気をつけるように心掛ければいい、それに・・・・・
謝るのは私ではなく、起こしてしまった桜に対して、だ。
ちゃんと謝れば、許してくれる・・・・

【かなぁ?と、心の中では思いつつも口には出さず、少女にそう告げる】

/あんがと
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/03(金) 23:15:17.58 ID:e7UpY0AWo
>>769

ツッコミ力たったの3っすか…ゴミっすね……

【ボソボソと何かを呟いているが、良く聞こえない声。】

…こんばんはっす。

【ここで、唐突にぺこりを頭を下げてすぐ戻す。】
【少し長い銀髪を月の下に揺らして、ここでまた唐突ににやりという表情を浮かべる。】

…なーに公園でどんよりモノローグやってるんすか?誰だか知らないっすけど。
気合いっすよ。気合いで何とかなるっすよ。

【ぐ、と再び拳を握って脈絡の無い力説。】
【真剣な表情か、と思ったら呆けた表情に変わり、呆けているのかと思えば意味不明な真剣さを見せる。】
【──結論。よく分からない。】
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/03(金) 23:22:43.72 ID:2dUx6eSAO
>>755

……『アレ』には、もうした。何ヶ月前の話だと御思いで御座いますか
それでも原因の馬鹿をぶち抜くまでは――まぁ、俺の右腕が報われないかと

【元々、彼女自体も道理よりは道楽で語るタイプだ。ある意味その弟らしいのかもしれないが、】
【どちらかといえば彼の理由は、もっと別のところに存在する気もするだろう。】
【例えばそれは――自分のものを奪われたと感じる悋気、とか。】

【紅の色彩に血と闇を彷彿させながら、普段よりも遅く青年は右腕を構築した】

【≪BUGABOO≫。乳白色のつるりとした表面を持つ今日だけの武器は、先端をガトリングのような連射が出来るものとなっていて】
【しかしさほど大きくはないその部位は、おそらくは攻撃力よりもスピードに秀でたものであるのだろう】

仕置き――で、御座いますか。生温い。

【ほそり、呟いてから彼はその腕を伸ばした】
【水面歩行など出来ぬから、可能なのは、羨むように指先を伸ばして――たたき落とすまでただ攻撃すること】

【何を合図とする訳でもなく発射された魔力の弾丸は、やはり一発一発は掠り傷として終わる程度のものであった】
【けれどそれが水流のように勢いで押してくる様子は――受け止めてどうにかする、という考えを削ぐだろう】
【因みに、段幕方式でばらまかれている訳ではない。攻撃はビームのように直線的だ】
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/03(金) 23:23:03.54 ID:cWt8g4FLo
>>761

【詳細を聞かれなければ、答えない。答える理由が、ない】
【分解と再構築。その能力をどう使うかなんて──己だけが知っていればいいことなのだから】
【未だ残る身体の震え。それを抑えるかのように、彼女はぐっと右手を拳の形に変えた】


   ────…………。


【彼の言葉に、もう少女は言葉を返さなかった】
【表情からはすっかり、彼女らしさが消え。悪戯な笑顔なんてものは、なくなっていた】
【憎憎しげにぎらついた黒き瞳。苛立たしげに閉ざされた口元】
【その感情は、機関員の彼や機関全体に向けてでもあったが】
【周囲に対する警戒が甘かった自分自身にも、向けられての事だろう】

   【 ダンッ! 】

【内に渦巻く思考や後悔を抑え付けるかのように】
【彼女は一度だけ、強く強く部屋の壁を叩いた】

【助けは、未だ来ない】
【光も、未だ見えない】
【聖都から遠く離れた、氷に閉ざされた国】
【そこで囚われの身となった彼女の未来は】
【氷越しに透かしてみるかのように、不明瞭なもので──】

/では、改めてお疲れ様でした、ありがとうございましたー!
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/03(金) 23:23:47.42 ID:TjMQEgOfo
>>770
他人からすればいい迷惑だが…なるほど、生き汚いのは確かに長所だ。
それだけでやれる事は格段に増える。
…あれ、お前が作ったのか? 物好きな…人形作るなら関節ぐらいしっかり製作しろよ。
子機に攻撃翌頼りっぱなしで残りは砲台、後は棒立ちっつーんなら列記とした木偶だろ。

【しぶとさは、肯定。死ななきゃ何でもできると言う点には思うところがあるのか理解は示す】
【そして後者は、前回の戦いを反芻しての批評か】
【立っているだけなら電信柱でもいい、などと、吐き捨てる】

【視線を合わせると、ますます不機嫌そうに眉根を寄せた】
【その金色の眼が気に入らないのだろうか、でもなぜか、視線をきろうとはせず】

その下卑た人間を上から見下ろすのが趣味っていうんなら、充分下品だろ。
下の人間より上のお偉いさんのほうが、腹の底に膿をためて、なまじ社会的権力がある分悪質だろ。

【自身も下にいる類だと認めた上で、権力への嫌悪感を露にする】
【悪意は素直にあらわす類の人間らしいけれど】

実験、ね。またあれを乗り回して悦に入るつもりかよ?
或いはちょっと改良したからお披露目〜とか考えてるんじゃねえだろうな?

【初の遭遇があんな形だったので、相手を人形マニアか何かかと思っているような発言】
【相手に向ける感情の質が変わり、ちょっと退いたような】

俺は自分を悪だといった覚えはない、『正義』とかいう耳障りのいい言葉でごまかすのが嫌いなだけだ。
どうして正義か悪かの二択で分けたがるのか、理解できないんだよ、俺には。
『自分がそうしたいから』って胸張って言えないから、飾ってごまかしているようにしか見えないんだ。

【自身の理念、のようなものを漏らし、どちらでもないと評する】
【自己中心的であるからこそ、それを集団に埋没させる事を嫌う、個人主義のような思考】

もっとも、世の中には『悪』に酔う奴もいるらしいけれど…後半は、同意だな。
『正義』のほうに傾く人間は多いだろうけれど…だったらどうするんだ?

【律儀に答えて、ついてゆく。自信の思考を持った上で】
【以前の狂態からはかけ離れた、冷静な一面。敵意を潜ませ、探りを入れられるだけの余裕】
【こいつは、何を目的としているのか、理解しかねたのかもしれず】
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/03(金) 23:24:06.93 ID:2dUx6eSAO
>>755

……『アレ』には、もうした。何ヶ月前の話だと御思いで御座いますか
それでも原因の馬鹿をぶち抜くまでは――まぁ、俺の右腕が報われないかと

【元々、彼女自体も道理よりは道楽で語るタイプだ。ある意味その弟らしいのかもしれないが、】
【どちらかといえば彼の理由は、もっと別のところに存在する気もするだろう。】
【例えばそれは――自分のものを奪われたと感じる悋気、とか。】

【紅の色彩に血と闇を彷彿させながら、普段よりも遅く青年は右腕を構築した】

【≪BUGABOO≫。乳白色のつるりとした表面を持つ今日だけの武器は、先端をガトリングのような連射が出来るものとなっていて】
【しかしさほど大きくはないその部位は、おそらくは攻撃力よりもスピードに秀でたものであるのだろう】

仕置き――で、御座いますか。生温い。

【ほそり、呟いてから彼はその腕を伸ばした】
【水面歩行など出来ぬから、可能なのは、羨むように指先を伸ばして――たたき落とすまでただ攻撃すること】

【何を合図とする訳でもなく発射された魔力の弾丸は、やはり一発一発は掠り傷として終わる程度のものであった】
【けれどそれが水流のように勢いで押してくる様子は――受け止めてどうにかする、という考えを削ぐだろう】
【因みに、段幕方式でばらまかれている訳ではない。攻撃はビームのように直線的だ】
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/03(金) 23:24:13.68 ID:9HTJm71b0
>>773

【ちなみに、あと2回くらい変身を残していて最終的に53万くらいのツッコミ力になることは無い】
【……たぶん。】

こ、こんばんはー。

【いくらこれまでがこれまででも、礼儀を見せれば礼儀を返す。少女は相当に真面目なのだろう】
【若干ぽかーんとしている様子はあるが、気にしてはいけない。ごくごく自然な反応だから】

あ、それは知りませんよねー。私はエルメア=ミルフォードといいます。

……そうですよね、気合で何とかできれば良いです――けども。

【励ましてくれているのだろうか、と彼女なりに解釈をして。それに答えるかのように、にっこりと微笑んだ】
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/03(金) 23:24:23.54 ID:cWt8g4FLo
>>761

【詳細を聞かれなければ、答えない。答える理由が、ない】
【分解と再構築。その能力をどう使うかなんて──己だけが知っていればいいことなのだから】
【未だ残る身体の震え。それを抑えるかのように、彼女はぐっと右手を拳の形に変えた】


   ────…………。


【彼の言葉に、もう少女は言葉を返さなかった】
【表情からはすっかり、彼女らしさが消え。悪戯な笑顔なんてものは、なくなっていた】
【憎憎しげにぎらついた黒き瞳。苛立たしげに閉ざされた口元】
【その感情は、機関員の彼や機関全体に向けてでもあったが】
【周囲に対する警戒が甘かった自分自身にも、向けられての事だろう】

   【 ダンッ! 】

【内に渦巻く思考や後悔を抑え付けるかのように】
【彼女は一度だけ、強く強く部屋の壁を叩いた】

【助けは、未だ来ない】
【光も、未だ見えない】
【聖都から遠く離れた、氷に閉ざされた国】
【そこで囚われの身となった彼女の未来は】
【氷越しに透かしてみるかのように、不明瞭なもので──】

/では、改めてお疲れ様でした、ありがとうございましたー!
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/03(金) 23:25:11.35 ID:VwXswl9t0
>>767

【舞った銀の髪に、月光を連想した。美しいと感じたが、それを口にする時間は無かった】
【回避しなければと思考したが、背後に人物が居る事を思い出し、刃を受け止める。腹部に直撃し、息と悲鳴が漏れる】

、ッぐ、……!

【出血せず、服と肉が裂け、腐乱した色彩が覗いた。余談だが、傷に近い場所に、赤糸の縫い目が見えたかもしれない。腹部を一周する様に紡がれている】
【冷たく奔る痛みで、意識が飛び掛ける。柄の刀の五芒星が、異形の魔力の色に瞬いて】

【彼が後方へと飛び、距離が開いた事を確認する。彼へ向けて、駆け出すだろう】
【接近しなければ、攻撃出来ないのか。先程と同じく、刃を振り被って】
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/03(金) 23:26:15.71 ID:TjMQEgOfo
>>770
他人からすればいい迷惑だが…なるほど、生き汚いのは確かに長所だ。
それだけでやれる事は格段に増える。
…あれ、お前が作ったのか? 物好きな…人形作るなら関節ぐらいしっかり製作しろよ。
子機に攻撃翌頼りっぱなしで残りは砲台、後は棒立ちっつーんなら列記とした木偶だろ。

【しぶとさは、肯定。死ななきゃ何でもできると言う点には思うところがあるのか理解は示す】
【そして後者は、前回の戦いを反芻しての批評か】
【立っているだけなら電信柱でもいい、などと、吐き捨てる】

【視線を合わせると、ますます不機嫌そうに眉根を寄せた】
【その金色の眼が気に入らないのだろうか、でもなぜか、視線をきろうとはせず】

その下卑た人間を上から見下ろすのが趣味っていうんなら、充分下品だろ。
下の人間より上のお偉いさんのほうが、腹の底に膿をためて、なまじ社会的権力がある分悪質だろ。

【自身も下にいる類だと認めた上で、権力への嫌悪感を露にする】
【悪意は素直にあらわす類の人間らしいけれど】

実験、ね。またあれを乗り回して悦に入るつもりかよ?
或いはちょっと改良したからお披露目〜とか考えてるんじゃねえだろうな?

【初の遭遇があんな形だったので、相手を人形マニアか何かかと思っているような発言】
【相手に向ける感情の質が変わり、ちょっと退いたような】

俺は自分を悪だといった覚えはない、『正義』とかいう耳障りのいい言葉でごまかすのが嫌いなだけだ。
どうして正義か悪かの二択で分けたがるのか、理解できないんだよ、俺には。
『自分がそうしたいから』って胸張って言えないから、飾ってごまかしているようにしか見えないんだ。

【自身の理念、のようなものを漏らし、どちらでもないと評する】
【自己中心的であるからこそ、それを集団に埋没させる事を嫌う、個人主義のような思考】

もっとも、世の中には『悪』に酔う奴もいるらしいけれど…後半は、同意だな。
『正義』のほうに傾く人間は多いだろうけれど…だったらどうするんだ?

【律儀に答えて、ついてゆく。自信の思考を持った上で】
【以前の狂態からはかけ離れた、冷静な一面。敵意を潜ませ、探りを入れられるだけの余裕】
【こいつは、何を目的としているのか、理解しかねたのかもしれず】
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/03(金) 23:30:29.35 ID:edDgh9aPo
>>771

【くしゃ、と――――それはまるで、処女色の新雪を踏みしだくような、そんな音が
彼女の髪に触れた瞬間に、夜に満ち溢れて、さやかに響き渡る
琥珀色の髪は、絹糸のような滑らかさで――――そのキメ細やかさを、素肌が故に、感じるだろうか】

【彼女は、子猫のように、ぎゅっ、と瞼を閉じて、気持ちよさげにきゅぅ、と声を漏らすと
パッチリ、と瞼を開いて、彼女を見つめる、貴方へと心を移す
とくん、と踊る胸の高鳴りを、貴方に聞かれないように、心の奥へと沈み込ませた】


……だって――――……他に、何も……何も、喜ばせそうなことができなくて……
こんな事しかできないから、こんな事ぐらい、許して――――


【言葉の残響は、あっ、というため息のような感嘆にかき消されて
思わず絶句するのは、貴方の体温を、その冷たいほっぺたが感じ取ったから
彼女の肌は、もみたくなるほどにふんわりと、柔らかそうで、幼さからくる潤沢さを孕んでいて
そのほっぺたが、赤く紅く染まっていく――――少し、大人へと背伸びしたみたいに】

【貴方を映す、その瞳は、ゆらゆらと夜を反射して揺らめいていて
それでも、一点、彼女へと言葉を告げる、貴方へと注がれているのは間違いなかった】


うん……分かった、もうしないって――――約束します
だから――――お願いがあるの、えっと……良いかな――――その……

もっと、ぐしゃーって……撫でてくださいっ……


【恐らくは、けっこーな身長差があるであろう、彼と彼女
ぐぃっと、彼女が背伸びしても、貴方が屈まないと中々は上手く撫でれないだろう
彼女へと視線を向けてみれば、仄かに頬っぺたを紅くしながらも、真剣な眼差しである】

【――――それも数刻、恥ずかしがってか、ぎゅぅと瞼を閉じて、答えをドキドキしながら待つ
貴方のマントを掴んでいるであろう手が、やけに強く、握っているように感じれるかもしれない】
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/03(金) 23:33:15.50 ID:edDgh9aPo
>>771

【くしゃ、と――――それはまるで、処女色の新雪を踏みしだくような、そんな音が
彼女の髪に触れた瞬間に、夜に満ち溢れて、さやかに響き渡る
琥珀色の髪は、絹糸のような滑らかさで――――そのキメ細やかさを、素肌が故に、感じるだろうか】

【彼女は、子猫のように、ぎゅっ、と瞼を閉じて、気持ちよさげにきゅぅ、と声を漏らすと
パッチリ、と瞼を開いて、彼女を見つめる、貴方へと心を移す
とくん、と踊る胸の高鳴りを、貴方に聞かれないように、心の奥へと沈み込ませた】


……だって――――……他に、何も……何も、喜ばせそうなことができなくて……
こんな事しかできないから、こんな事ぐらい、許して――――


【言葉の残響は、あっ、というため息のような感嘆にかき消されて
思わず絶句するのは、貴方の体温を、その冷たいほっぺたが感じ取ったから
彼女の肌は、もみたくなるほどにふんわりと、柔らかそうで、幼さからくる潤沢さを孕んでいて
そのほっぺたが、赤く紅く染まっていく――――少し、大人へと背伸びしたみたいに】

【貴方を映す、その瞳は、ゆらゆらと夜を反射して揺らめいていて
それでも、一点、彼女へと言葉を告げる、貴方へと注がれているのは間違いなかった】


うん……分かった、もうしないって――――約束します
だから――――お願いがあるの、えっと……良いかな――――その……

もっと、ぐしゃーって……撫でてくださいっ……


【恐らくは、けっこーな身長差があるであろう、彼と彼女
ぐぃっと、彼女が背伸びしても、貴方が屈まないと中々は上手く撫でれないだろう
彼女へと視線を向けてみれば、仄かに頬っぺたを紅くしながらも、真剣な眼差しである】

【――――それも数刻、恥ずかしがってか、ぎゅぅと瞼を閉じて、答えをドキドキしながら待つ
貴方のマントを掴んでいるであろう手が、やけに強く、握っているように感じれるかもしれない】
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/03(金) 23:37:37.35 ID:e7UpY0AWo
>>778

あたしの名前はエルメア=ミルフォードっす、宜しくっすよん。

【──】

………

【──】

……期待しない方が良いっすね、冗談っす冗談。
天月(アマツキ)って名前っすよ。

【暫くの無言の後、何かの事柄についての結論を下してようやく名乗る。】

その問題、どうにでもなーれって訳にはいかないんすかね?
…どうしようもないから、どうもしない。諦観。

【にへら、と嫌な笑み≠見せつけながら、そんな言葉を口にする。】
【少女の問題について幾らか知っているのか、それとも全く知らずに適当な事を抜かして≠「るのか。】
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/03(金) 23:39:28.18 ID:kA+Qft1Jo
【公園:砂場】

【崩れかけの砂の城の側で、虚空に向かって口を開く小柄な人影が一人】

───…… Luminous Vista っ

【銀髪を赤いリボンでサイドポニーに纏めている、林檎色の瞳の少女】
【七つの色違いの星模様入りの白いノースリーブシャツを着用し、下は黒のジーンズ】
【水晶のように透き通った翡翠色の指輪を左手中指に嵌め】
【特殊な構造のリボルバー銃とオートマチック式の大口径拳銃を、それぞれ両腰に提げている】

……やっぱり、能力が使えない。
MP切れ、なんて事もないと思うし……どうしよう。

【その場で体育座りして、夜空をぼんやりと眺めながら考えを巡らす】
【真夜中の静寂に包まれた公園。物静かな少女の独り言でも、良く通る】
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/03(金) 23:40:52.99 ID:au8xeUKSo
>>780
【 攻撃の命中したその個所を見て、一瞬気を取られる。腐乱した色彩、赤糸の縫い目。それが示すものとは? 】
【 そしてはっと意識を戻せば、迫る刃。柄の刀の五芒星が、異形の魔力の色に瞬いて。 】
【 防御しようと大鎌を振りかざす…が、気を取られた事の他に、何事かの原因があるのだろう、動きが鈍い。 】


 ( …扱いなれねーな、こいつはマズいか。 )


【 無能の彼にとって、唯一の獲物である大鎌の握りは何よりも重要なもの。何らかの理由で、使い慣れない鎌を使用しているらしく 】
【 技の粗さが、遅さが、どうしても露呈する。対し、能力者であろう少女は、立ち筋こそ不器用ながらも攻めが上手い。 】

【 …結果。振り被られた刃は、防ぎ損ねた青年の胸を斜めに裂き。 】


 っぐあぁ! 痛っ、畜生…!


【 がらん、と。大鎌が地面に堕ち、ウェスカはよろめき、後方の壁へ寄り掛かる。点々と滴るのは、路地の黒と混じりそうな赤い血液。 】
【 胸元を抑えつつ、檸檬を真紅の瞳で射抜くように見据える。睨むでもなく、媚びるでもなく、ただ真っ直ぐに。 】
【 それはまるで、目の前の彼女が下す審判を、逃げ出しもせずに待っているような。そんな視線。 】
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/03(金) 23:41:47.72 ID:au8xeUKSo
>>780
【 攻撃の命中したその個所を見て、一瞬気を取られる。腐乱した色彩、赤糸の縫い目。それが示すものとは? 】
【 そしてはっと意識を戻せば、迫る刃。柄の刀の五芒星が、異形の魔力の色に瞬いて。 】
【 防御しようと大鎌を振りかざす…が、気を取られた事の他に、何事かの原因があるのだろう、動きが鈍い。 】


 ( …扱いなれねーな、こいつはマズいか。 )


【 無能の彼にとって、唯一の獲物である大鎌の握りは何よりも重要なもの。何らかの理由で、使い慣れない鎌を使用しているらしく 】
【 技の粗さが、遅さが、どうしても露呈する。対し、能力者であろう少女は、立ち筋こそ不器用ながらも攻めが上手い。 】

【 …結果。振り被られた刃は、防ぎ損ねた青年の胸を斜めに裂き。 】


 っぐあぁ! 痛っ、畜生…!


【 がらん、と。大鎌が地面に堕ち、ウェスカはよろめき、後方の壁へ寄り掛かる。点々と滴るのは、路地の黒と混じりそうな赤い血液。 】
【 胸元を抑えつつ、檸檬を真紅の瞳で射抜くように見据える。睨むでもなく、媚びるでもなく、ただ真っ直ぐに。 】
【 それはまるで、目の前の彼女が下す審判を、逃げ出しもせずに待っているような。そんな視線。 】
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/03(金) 23:43:16.54 ID:au8xeUKSo
>>780
【 攻撃の命中したその個所を見て、一瞬気を取られる。腐乱した色彩、赤糸の縫い目。それが示すものとは? 】
【 そしてはっと意識を戻せば、迫る刃。柄の刀の五芒星が、異形の魔力の色に瞬いて。 】
【 防御しようと大鎌を振りかざす…が、気を取られた事の他に、何事かの原因があるのだろう、動きが鈍い。 】


 ( …扱いなれねーな、こいつはマズいか。 )


【 無能の彼にとって、唯一の獲物である大鎌の握りは何よりも重要なもの。何らかの理由で、使い慣れない鎌を使用しているらしく 】
【 技の粗さが、遅さが、どうしても露呈する。対し、能力者であろう少女は、立ち筋こそ不器用ながらも攻めが上手い。 】

【 …結果。振り被られた刃は、防ぎ損ねた青年の胸を斜めに裂き。 】


 っぐあぁ! 痛っ、畜生…!


【 がらん、と。大鎌が地面に堕ち、ウェスカはよろめき、後方の壁へ寄り掛かる。点々と滴るのは、路地の黒と混じりそうな赤い血液。 】
【 胸元を抑えつつ、檸檬を真紅の瞳で射抜くように見据える。睨むでもなく、媚びるでもなく、ただ真っ直ぐに。 】
【 それはまるで、目の前の彼女が下す審判を、逃げ出しもせずに待っているような。そんな視線。 】
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/03(金) 23:44:25.92 ID:9HTJm71b0
>>784

……、ああ、天月さんていうんですか。

【もう少しで無言に耐え切れなくなるところだったのか、エルメアは若干早口で名前を繰り返して】
【――というよりも、なんで無言になられたのかあんまり理解できていない節があったようである】

どうしようもない、って訳ではありませんよぅ。
どんな問題であっても、何とか潜り抜けてこれたわけですし。

【嫌な表情に何かを感じ取ったのか、多少強い語調で返す――だがそれは、イライラから来た言葉でなく】
【紛れも無く、彼女の内に秘めた信念だ、力を合わせて果敢に挑めば、成せないことは無いのだと】
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/03(金) 23:48:32.34 ID:DDqxpN66o
>>782
ふふ、大丈夫だ。
そんなことをしなくても、君が嬉しそうに微笑んでくれれば
十分に私も喜ばしい。

【頬に添えた手を離し】
【少女の謝罪の言葉、紡いだ約束、それらを受けながら、片膝をついてしゃがみ込む】

む、、もうちょっと強めに、か?

【少し乱暴にされるのが好きなのだろうか?頭の片隅で思いつつ】

ああ、いいだろう。
君の望み通りに、・・・・

【指先を其の滑らかな髪に絡め、しかし抜けたりしないように優しく、
くしゃくしゃっと、頭を撫でる、慰めるように、労わるように、優しく。
開いた手はそのふんわりとした頬を指先でつんつんとつつく】
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/03(金) 23:48:44.33 ID:IFZN+eT/0
>>776

私が作ったというと確かにそうですが、まぁオリジナルのモノではないですね、残念ながら
まぁあの時は色々と事情がありましてね……まぁ操作に慣れてなかったのもありますが

【肩を竦めて苦笑しながら首を傾げながらそう返答する】
【相手の口の悪さにも特に反応する事はなく、ただ相手の問いや言葉に返答する】

おやおやこれは手厳しい、まぁ確かにお上品な感情では見ていませんでしたが
どうですかねぇ、そこらじゅうに沸いている量産型の人間よりは…
なんらかの才能があるであろう権力者の方が貴重ではないですか?

まぁ私も下っ端仕事の方が好きですが……っとそうでした、実は私支部長≠ノならないかと言われていましてね
私としてはあんまり面倒どうな管理職は御免こうむりたいのですが、どう思いますか?

【思い出したように掌に拳をポンとたたきつけると、柔和な笑みを作り】
【そう軽い口調で問いかける、自らの素性も判明してしまう程の情報も与えながら】

いや〜今回は少し毛色の違うモノを持ってきましたよ?
実は近々櫻の国≠ナ大きな戦乱が起こるそうなので、ほら櫻の国って平野が多いでしょう?
ですから大型兵器は乱戦になったときに味方までまきこんでしまって大変なんですよ
私としては構わないんですが、結構口うるさい方もいますし、士気もさがるので

もっと白兵戦用の、汎用性に長けた多局面対応型のモノを作ろうと思いまして…ハハハハハ

【と、セールスマンのように丁寧な口調で話しながら身振り手振りを加えて説明する】
【情報を垂れ流すこともまったく気にしていないようではある】

成程、やはり貴女は気高いですねぇ、そういった信念といいますか、考えは嫌いではありませんよ

私はもっとこう…俺が正義だ!!≠チていう頭の腐った連中を踏み砕くのが好きでして
そんな偽善的な自己満足に浸る自慰サークルをの連中の泣き叫び、命乞いをする様が見たいわけです

【そう楽しそうに答えていく、黄金の瞳は輝きを増し、狂喜に染まっている】
【口は三日月のように歪んでいって、闇の中に浮かんでいる】
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/03(金) 23:50:32.77 ID:DDqxpN66o
>>782
ふふ、大丈夫だ。
そんなことをしなくても、君が嬉しそうに微笑んでくれれば
十分に私も喜ばしい。

【頬に添えた手を離し】
【少女の謝罪の言葉、紡いだ約束、それらを受けながら、片膝をついてしゃがみ込む】

む、、もうちょっと強めに、か?

【少し乱暴にされるのが好きなのだろうか?頭の片隅で思いつつ】

ああ、いいだろう。
君の望み通りに、・・・・

【指先を其の滑らかな髪に絡め、しかし抜けたりしないように優しく、
くしゃくしゃっと、頭を撫でる、慰めるように、労わるように、優しく。
開いた手はそのふんわりとした頬を指先でつんつんとつつく】
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/03(金) 23:50:59.03 ID:IFZN+eT/0
>>776

私が作ったというと確かにそうですが、まぁオリジナルのモノではないですね、残念ながら
まぁあの時は色々と事情がありましてね……まぁ操作に慣れてなかったのもありますが

【肩を竦めて苦笑しながら首を傾げながらそう返答する】
【相手の口の悪さにも特に反応する事はなく、ただ相手の問いや言葉に返答する】

おやおやこれは手厳しい、まぁ確かにお上品な感情では見ていませんでしたが
どうですかねぇ、そこらじゅうに沸いている量産型の人間よりは…
なんらかの才能があるであろう権力者の方が貴重ではないですか?

まぁ私も下っ端仕事の方が好きですが……っとそうでした、実は私支部長≠ノならないかと言われていましてね
私としてはあんまり面倒どうな管理職は御免こうむりたいのですが、どう思いますか?

【思い出したように掌に拳をポンとたたきつけると、柔和な笑みを作り】
【そう軽い口調で問いかける、自らの素性も判明してしまう程の情報も与えながら】

いや〜今回は少し毛色の違うモノを持ってきましたよ?
実は近々櫻の国≠ナ大きな戦乱が起こるそうなので、ほら櫻の国って平野が多いでしょう?
ですから大型兵器は乱戦になったときに味方までまきこんでしまって大変なんですよ
私としては構わないんですが、結構口うるさい方もいますし、士気もさがるので

もっと白兵戦用の、汎用性に長けた多局面対応型のモノを作ろうと思いまして…ハハハハハ

【と、セールスマンのように丁寧な口調で話しながら身振り手振りを加えて説明する】
【情報を垂れ流すこともまったく気にしていないようではある】

成程、やはり貴女は気高いですねぇ、そういった信念といいますか、考えは嫌いではありませんよ

私はもっとこう…俺が正義だ!!≠チていう頭の腐った連中を踏み砕くのが好きでして
そんな偽善的な自己満足に浸る自慰サークルをの連中の泣き叫び、命乞いをする様が見たいわけです

【そう楽しそうに答えていく、黄金の瞳は輝きを増し、狂喜に染まっている】
【口は三日月のように歪んでいって、闇の中に浮かんでいる】
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/03(金) 23:52:03.97 ID:IFZN+eT/0
>>776

私が作ったというと確かにそうですが、まぁオリジナルのモノではないですね、残念ながら
まぁあの時は色々と事情がありましてね……まぁ操作に慣れてなかったのもありますが

【肩を竦めて苦笑しながら首を傾げながらそう返答する】
【相手の口の悪さにも特に反応する事はなく、ただ相手の問いや言葉に返答する】

おやおやこれは手厳しい、まぁ確かにお上品な感情では見ていませんでしたが
どうですかねぇ、そこらじゅうに沸いている量産型の人間よりは…
なんらかの才能があるであろう権力者の方が貴重ではないですか?

まぁ私も下っ端仕事の方が好きですが……っとそうでした、実は私支部長≠ノならないかと言われていましてね
私としてはあんまり面倒どうな管理職は御免こうむりたいのですが、どう思いますか?

【思い出したように掌に拳をポンとたたきつけると、柔和な笑みを作り】
【そう軽い口調で問いかける、自らの素性も判明してしまう程の情報も与えながら】

いや〜今回は少し毛色の違うモノを持ってきましたよ?
実は近々櫻の国≠ナ大きな戦乱が起こるそうなので、ほら櫻の国って平野が多いでしょう?
ですから大型兵器は乱戦になったときに味方までまきこんでしまって大変なんですよ
私としては構わないんですが、結構口うるさい方もいますし、士気もさがるので

もっと白兵戦用の、汎用性に長けた多局面対応型のモノを作ろうと思いまして…ハハハハハ

【と、セールスマンのように丁寧な口調で話しながら身振り手振りを加えて説明する】
【情報を垂れ流すこともまったく気にしていないようではある】

成程、やはり貴女は気高いですねぇ、そういった信念といいますか、考えは嫌いではありませんよ

私はもっとこう…俺が正義だ!!≠チていう頭の腐った連中を踏み砕くのが好きでして
そんな偽善的な自己満足に浸る自慰サークルをの連中の泣き叫び、命乞いをする様が見たいわけです

【そう楽しそうに答えていく、黄金の瞳は輝きを増し、狂喜に染まっている】
【口は三日月のように歪んでいって、闇の中に浮かんでいる】
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/03(金) 23:57:34.93 ID:PNKeHmBBo
>>774

 【──苛立ちを向けてくる理由】
 【腕の一本がどうこうに起因するものではないだろう、と彼は思った】
 【本当の理由、違和の正体はその奥にあるのだろう。そう、例えば──】

……──ふん。そうか

【彼はそれ以上言葉を返さない代わりに、口の端を小さく吊り上げた】

……お前があいつの身内でなかったら、喜んで殺してるところだ

【──刹那、青年の砲口に注意深く意識を向けていた彼は、】
【砲撃の開始を視認した瞬間に、水面を蹴って右横へ跳んだ】

【服の裾を、僅かに弾丸の数発かが掠めていく】

 ……ふん、ちまちまと
 俺が気に食わないなら、もっと景気良くかましたらどうだ──

【一度着地すると、もう一度続けて右へ跳躍】
【が、単に回避の連続ではなく、大鎌を頭上で一回転させる】
【その動作の初動、どんッ、と大口径の銃声が伴い、回転弾倉が火を噴いた】

 【十一ノ咎──魂の喚起】
 【序列ノ三十五:≪罪人≫Peccator】

【すると刃は紅い光を引いて、虚空に円が描かれる】
【円は刹那、魔法陣へと姿を変えて──】


  ──こういう風になァ


 【≪ 獄咎者ノ煉拏 ≫】


【ず、どン──ッ】
【突如、彼の前方の空間が歪み、】
【錆びた鎖を纏った巨人の拳が突き出されていく】

【大木のようなその腕は、弾丸の群れを弾き飛ばしながら】
【その奥へいる青年へ向けて、真っ直ぐに突き出されていくだろう】

【まともに受ければ威力はそれこそ高いだろうが、軌道にひねりはなく単純】


//ああっとごめんなさい、今度はこちらが遅れてしまいました
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/03(金) 23:59:12.92 ID:cWt8g4FLo
   【 ──── 同刻 / 聖都・路地裏 】


【からん、とゴミ箱裏に転がっていた空き缶が転がり】
【乾いた音を立て、其れは壁にぶつかり動きを止める】
【空き缶が元々存在していたゴミ箱裏──其処へふと視線をやれば、不気味に蠢く人形の姿があった】
【大きさは手に握れるほどの、少女のままごと遊びに適した程度のもの】
【人形というよりは、布切れで出来てそうな質感から或いはぬいぐるみの表記の方が正しいかも知れず】
【其の人形達を見るとすれば、どれもこれも異質な気配を放っている事に気付けるだろう】
【10の人形達はそれぞれ歪な姿かたちを有していたが】
【それ以上に彼らは、呪術的な気配を保有していて──】

【ふわ、と。人形の一体が宙に浮遊する】
【其れに倣うように、他の人形達も次々と空中へ踊りだし、そして】

   【 ばしゅッ──! 】

【全ての人形が宙に浮いた刹那。彼らは微かな黄金色の輝きを放ち、様々な方向へ四散する】
【聖都/魔術協会へ向かう光が数体。路地裏へ向かう光も数体】
【何処とも分からぬ方向へ向かう人形も、何体かあった】

【この日を境に、魔術協会から。聖都から】
【南雲利織という名の少女は姿を消す】
【携帯電話で連絡を取ろうしても、其の音声は彼女が「圏外」にいることを示すのみ】
【街を探せば或いは、刃物で貫かれたと思える破損した掃除機と懐中電灯の魔導具を発見できるかもしれないが】
【逆に言えばそれくらいしか、彼女の痕跡は残っていなかった】
【まるで誰かに連れ去られてしまったかのように──協会や寮の部屋から、すっぽりと彼女の姿は消えてしまった】


【しかし、何人かの人間は数日後。彼女の所在の手がかりを知る事になるだろう】
【其の手がかりとは、彼女の製作した魔導人形≪インディアンズ≫】
【歪な容姿と術式を内包した10の人形が、10の人間の元へと降り立ったのだ】

  【≪薄壁の首絞め人形≫『つー』──黒野ダンドク】
  【≪熱病の幻影人形≫『しぃ』───カレル・レナント】
  【≪汚泥の旅人人形≫『デヴァン』─緋天颯護】
  【≪旋風の薪割人形≫『マキ』───イマミレイ=シーク】
  【≪土蜂の悪戯人形≫『ハチ』───紅閻寺リン】
  【≪水刑の裁定人形≫『ガリ』───セシリア・ランツ】
  【≪乱流の嘘吐き人形≫『ニシン』─華蔵院フィスカ】
  【≪緊縛の抱擁人形≫『大熊』───ジンジャー・ユースロット】
  【≪紅蓮の嘲笑人形≫『ひな』───赤木怜司】
  【≪斬裂の首吊り人形≫『ククリ』──梧堂渉】

【それらの人形は共通して、主たる南雲利織の危機を彼らへと訴えかける】
【文字で。新聞の中に書かれた単語で。或いはパソコンで】
【人形達は一貫して、とある文字を指し示す】
【示された文字列は──「Canossa」】
【南雲利織がカノッサ機関に囚われたことを、声無き声で人形達は主張し続ける】
【もし彼らが人形に利織の居場所を聞いたのであれば──】
【人形達は氷の国にある機関支部の方向を、迷うことなく指し示すはずだ】

【閉ざされた国へ幽閉された魔術師・南雲利織】
【彼女の命運は或いは、彼らが握っているといっても過言ではないかも、しれなかった】

/どうみても絡み不要
/インディアンズの詳細はごめんなさい、wiki参照してください
/こんなキモい人形いらねぇよ!って方はゴミ箱にでも投げ捨てちゃってくれて結構です
/それでは、失礼しましたー
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/03(金) 23:59:52.09 ID:e7UpY0AWo
>>789

なんとかなるなら、何もしない。怠慢って訳にも?
…いつも全力で走ってたら、いざという時に全力で走れないっすよ?


【嫌な笑み′p続。寧ろそれが素の表情であるのか。】


何か別の事をしている内に、ふとこうすれば良いと思う時って無いっすか?

例えばさっきの助走、もうちょ────いやこれは過ぎたはな────…

【もごもごと口を動かすが、その先に言葉が続かない。】


……あうあう。取り敢えず、もうちょっと肩の力抜いた方が良いんじゃないっすか?

【ここで、唐突にちぇい、という力の無い掛け声と共に脇腹をつつく。目線はずっと前にあるので、話を真剣に聞いていればちょっと回避し辛い。】
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 00:00:55.50 ID:B7jph5vco
>>790

【私も喜ばしい=\―――その言葉が、やけに胸に響いた
とくん、と揺れる胸の鼓動が、彼女に、嬉しい、という感情を呼び起こさせた
照れたように、微笑を零すと、貴方へと言葉を辿る】


……私はシルク、シルク=ハイドレインシア
お兄さんの名前、教えてくれると……嬉しいな――――……


【少し口数が少なくなったのは、貴方に撫でられるのが気持ち良いからか
うとうと、と揺れる小さな表情は、縁側で寝転ぶ子猫のそれのように
しかしながら、ほっぺたをつつかれると、ビクッ、と反応する】

【最初はどこか不安げに、貴方の行動を見守っていたものの
途中から深く信用し始めたのか、どこか、強く信頼するような表情にも見える
――――数刻の後、彼女は口を開くだろう】


……っと――――有難う、お兄さんっ、じゅーぶん、満足できたよ
だから、そろそろお時間だから帰るね――――……

――――もし、また会ったときに、覚えていてくれたら、また、撫で撫でしてね


【これ以上甘えていたい気持ちもあるのだろう、向ける表情は
どこか名残惜しく、思慕の情に満ちていたものの
彼女も何かしらの用事があるのか、はたまた、これ以上はいけないと思っているのか
静かに微笑むと、言葉が微かに、残響を響き渡らせた】
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/04(土) 00:01:21.67 ID:B7jph5vco
>>790

【私も喜ばしい=\―――その言葉が、やけに胸に響いた
とくん、と揺れる胸の鼓動が、彼女に、嬉しい、という感情を呼び起こさせた
照れたように、微笑を零すと、貴方へと言葉を辿る】


……私はシルク、シルク=ハイドレインシア
お兄さんの名前、教えてくれると……嬉しいな――――……


【少し口数が少なくなったのは、貴方に撫でられるのが気持ち良いからか
うとうと、と揺れる小さな表情は、縁側で寝転ぶ子猫のそれのように
しかしながら、ほっぺたをつつかれると、ビクッ、と反応する】

【最初はどこか不安げに、貴方の行動を見守っていたものの
途中から深く信用し始めたのか、どこか、強く信頼するような表情にも見える
――――数刻の後、彼女は口を開くだろう】


……っと――――有難う、お兄さんっ、じゅーぶん、満足できたよ
だから、そろそろお時間だから帰るね――――……

――――もし、また会ったときに、覚えていてくれたら、また、撫で撫でしてね


【これ以上甘えていたい気持ちもあるのだろう、向ける表情は
どこか名残惜しく、思慕の情に満ちていたものの
彼女も何かしらの用事があるのか、はたまた、これ以上はいけないと思っているのか
静かに微笑むと、言葉が微かに、残響を響き渡らせた】
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/04(土) 00:03:00.24 ID:B7jph5vco
>>790

【私も喜ばしい=\―――その言葉が、やけに胸に響いた
とくん、と揺れる胸の鼓動が、彼女に、嬉しい、という感情を呼び起こさせた
照れたように、微笑を零すと、貴方へと言葉を辿る】


……私はシルク、シルク=ハイドレインシア
お兄さんの名前、教えてくれると……嬉しいな――――……


【少し口数が少なくなったのは、貴方に撫でられるのが気持ち良いからか
うとうと、と揺れる小さな表情は、縁側で寝転ぶ子猫のそれのように
しかしながら、ほっぺたをつつかれると、ビクッ、と反応する】

【最初はどこか不安げに、貴方の行動を見守っていたものの
途中から深く信用し始めたのか、どこか、強く信頼するような表情にも見える
――――数刻の後、彼女は口を開くだろう】


……っと――――有難う、お兄さんっ、じゅーぶん、満足できたよ
だから、そろそろお時間だから帰るね――――……

――――もし、また会ったときに、覚えていてくれたら、また、撫で撫でしてね


【これ以上甘えていたい気持ちもあるのだろう、向ける表情は
どこか名残惜しく、思慕の情に満ちていたものの
彼女も何かしらの用事があるのか、はたまた、これ以上はいけないと思っているのか
静かに微笑むと、言葉が微かに、残響を響き渡らせた】
801 :795 [sage saga]:2011/06/04(土) 00:05:01.27 ID:Cgy7cm52o
//ちょっと訂正したいとおもいます
//×【大木のようなその腕は、弾丸の群れを弾き飛ばしながら】
//○【大木のようなその腕は、弾丸の群れを物ともしない勢いで】
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/04(土) 00:08:57.36 ID:DEmbGSgr0
>>797

……ええ、そうかもしれません。
ただ、私は――ここ1年ほど、ずっと休んでいたので、ね。

【もうそろそろ走らないと、体がおかしくなりそうです――そんな事をつぶやいて、少女は笑って見せた】
【……どうやら、色々と猶予≠貰っていたらしいが、それもここまでだ。そう決めているらしい】
【とはいえ――】

ふふ、ありがとうございます。もうちょっと力を――ひゃうっ!?

【びくん、と。わき腹をつつかれて、エルメアはあられもない声を上げた。ブレザー着ててよかったかも】
【……おそらくワイシャツだけだったらもうちょっと面白い反応を見れたのかもしれないが、それはまた今度】

……さて、私はこれで。
天月さん、また――。

【そう言うと、彼女は公園を出て行こうとする。彼女に向けて、ひらひらと手を振りながら――】

/ちょっと限界なんでこれで! 乙でしたー
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/04(土) 00:12:20.78 ID:H58r0+9Bo
>>799
私か?
私の名はラグナロク、だ。

【その後も彼女の絹よりも滑らかな其れの感触と、頬の柔らかな感触を楽しみ】

ああ、私でよければいくらでも、な。
シルクの望むだけ、好きなだけ、だ。

【帰ると名残惜しそうに言った少女の目を、仮面越しに見つめ】

約束だ。

【最後に撫でて乱れた髪を、指先で溶かし、整える】
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/04(土) 00:16:30.70 ID:x+PCMWuo0
>>786

【刃が肉を通った感覚に、異形自身も驚愕し、思わず柄を硬く握り締める】
【暫し、呆然とした様子で】

……ッぁ。……

【地とぶつかった大鎌の音で、現実に引き戻される。同時に、鉄の香りが鼻腔を擽った】
【視線を彷徨わせると、飛び込んで来た彼の姿。滴る赤に、悲鳴を漏らし掛けた】

……。ウェス……、……

【思わず、彼の名を紡ぎ掛ける。この様な状況で、唐突に呼び捨てにする異形は、失礼極まり無い存在だった】
【自分を射抜く真紅に、戸惑っている様子で。然し、その刀で、彼の生を終らせる覚悟は無かった】
【更に、腹部の傷で、意識を失い掛けていた。攻撃も防御も、出来ない状態だと悟って】
【最後に紡いだ言葉は、矢張り、彼の名だった】

【背から、両翼を展開する。グロテスクな臓腑に塗れたものは、純白の羽など零さず、腐敗臭を撒きながら羽ばたいて】
【阻止されなければ、天上へと飛び上がり、布を突き破って、その場を去ろうとするだろう】
【その行為が、既に、彼を確信させるものかもしれず。身も心も、腐敗し切った機関員は】
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/04(土) 00:20:02.64 ID:JbWoNJBio
>>802

【────そんな反応に無表情。いや、口元に微かに加虐心が煽られた≠ゥのような笑みが見えるような。】


────ん。

【ひらひらと、一応手を振りはするが、先程のように頭を下げたりしない。】


……エルメア・ミルフォードっすか…アレが=c

……。…。…。ま、じっくりと話は後≠チすかね。

【その代わりに去り行く背中に向けて、何かを呟いていた。】
//お付き合いありがとうございます。お疲れ様でした。
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/04(土) 00:22:56.45 ID:WUiIYJqAO
>>795

【ゲーティア。アルス・ソロモニア。その名前で呼ばれる男単体をどうこう思ったことはあまりない。まず何も知らない】
【だがそこに付属されるものがまずかった。どうにも不愉快で、苛立って、腹立たしくて、吐気がする】

……お前を身内に数えなければならないなど、不快感で殺したくなる

【「死ねばいい」。そういった言葉を吐き出すのは意外なことに初めてだった】
【舌を打ち付けたのは、それが出来ないということ。存外、青年は縛られている】
【どうせあの女のことだ、どちらがどうなろうと死体が綺麗ならばなんとかなる筈だ――そこまで考えて、彼は思考をやめた】

【どうせ“お仕置き”とやらがあるのなら、傷がどうこうなど考えなくて構わない】
【ふわりと燻る枯草は、姉弟の繋がりを示すように二人だけの特徴であった】

【カチンっ、軽い音を立てて弾を撃ち尽くした右腕を引き別の形状に作り替える】
【元々狙いは湖の上から退かす、ということであった。それは少し逸れたが、まぁ構わない】
【彼は普段よりもスムーズにいかない能力の行使に苛々としていたようだったが、】
【引いた赤と爆ぜる水面、そして向かい来る腕に地面を蹴り横に回避しようとした】

――――っ、く……

【しかし元々手負いの状態だ。僅かに脇腹を突き抜けた衝撃に小さく呻くも】
【漸く変化を終了させ、巨大な恐竜を彷彿とさせる機械的な腕へと変貌した右腕を軽く振り】
【無言のまま魔力を充填しはじめる―――先程のガトリング形式と違い、此方はチャージする時間が必要なようであった】

/大丈夫です、お気になさらずー
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/04(土) 00:24:01.06 ID:+QMvt26xo
>>791
オリジナルじゃない、か。なるほど、試作機って奴か。
次があったらもっと動くようにしとけ、人型を無意味にすんなよ。

【正直なお答えには、への字口を僅かに緩めて】
【あろうことか、激励とも取れるけれど、それも或いは、自分のためかもしれない】

能力があって生かせるなら、それに越した事はない。それを磨こうともしない奴はなおさら。
だから下の連中は、いつまでもあそこに屯してるんだ。水平にしかみれないし、それが普通、ありふれた生き方。

【縁に近づき、下を見下ろす】
【不機嫌そうにも眠そうにも見えるその瞳は、有象無象と称したはずの輩の中に紛れた、一粒の砂金を見つけようとするように細められる】

生憎、俺は使われるくらいなら根無し草でいいよ。命令されるのも嫌いなんだ。
だがお前は誘われてるんだろ? その誰かに、お前はその価値があるって。
それに乗るも、自分の好きなように生きるも、俺の知ったことじゃない。
どこの支部長だか知らないが、就任の暁にはご愁傷様といってやる。

【そのヒントをスルーして、突き放す】
【興味なさげに、視線は下方を泳ぎ続けている。おかしな疑問を掻き立てられるかもしれない程反応が薄い】

…平野? 櫻の、国…。
味方を巻き込まない多局面対応型の兵器か。携行武装に機能増やすと、一般兵は使い切れないんじゃないか?
個々人に合わせて最適化するとなるとオーダーメイドになると思うが…巷で聞いた話だと、パワードスーツのようなものが流行ってるらしいし、そんな感じか?

【これまた薄い反応は、まるで地名を知らないかのようなアンバランスさ】
【多くは語らず、流して話題を移行し、そちらには食いつく】
【相手が開発者の類であろう事は察したらしく、適当に話題を合わせた】
【その性質故か、戦闘に対する関心は強いらしい】

お褒めに預かりどーも。
気持ちは、わからなくもない。そういう連中の鼻っ柱を折ると気分がいい、認めるよ。
命乞いするようなやつはほっとく…どっちかというと折った後、強くなって反撃してきたら愉しくて仕方がない。
殺し合いより、その一歩手前の殴り合いのほうが好きなんでね。

【凌ぎを削るような接戦、強者への渇望】
【お互いに死なないギリギリを探りあい、削りあうという行為そのものへの強い意欲】
【食事のための狩りをやめた獣は、ただひたすらに自らの境界の境界を探り、突き進むのみ】
【そして一線を越えず踏みとどまるのもまた、それらしいというべきか】

【少女は、あくまで正気のままの戦いを望むようだが、とするとあの時は…】
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/04(土) 00:25:05.35 ID:+QMvt26xo
>>791
オリジナルじゃない、か。なるほど、試作機って奴か。
次があったらもっと動くようにしとけ、人型を無意味にすんなよ。

【正直なお答えには、への字口を僅かに緩めて】
【あろうことか、激励とも取れるけれど、それも或いは、自分のためかもしれない】

能力があって生かせるなら、それに越した事はない。それを磨こうともしない奴はなおさら。
だから下の連中は、いつまでもあそこに屯してるんだ。水平にしかみれないし、それが普通、ありふれた生き方。

【縁に近づき、下を見下ろす】
【不機嫌そうにも眠そうにも見えるその瞳は、有象無象と称したはずの輩の中に紛れた、一粒の砂金を見つけようとするように細められる】

生憎、俺は使われるくらいなら根無し草でいいよ。命令されるのも嫌いなんだ。
だがお前は誘われてるんだろ? その誰かに、お前はその価値があるって。
それに乗るも、自分の好きなように生きるも、俺の知ったことじゃない。
どこの支部長だか知らないが、就任の暁にはご愁傷様といってやる。

【そのヒントをスルーして、突き放す】
【興味なさげに、視線は下方を泳ぎ続けている。おかしな疑問を掻き立てられるかもしれない程反応が薄い】

…平野? 櫻の、国…。
味方を巻き込まない多局面対応型の兵器か。携行武装に機能増やすと、一般兵は使い切れないんじゃないか?
個々人に合わせて最適化するとなるとオーダーメイドになると思うが…巷で聞いた話だと、パワードスーツのようなものが流行ってるらしいし、そんな感じか?

【これまた薄い反応は、まるで地名を知らないかのようなアンバランスさ】
【多くは語らず、流して話題を移行し、そちらには食いつく】
【相手が開発者の類であろう事は察したらしく、適当に話題を合わせた】
【その性質故か、戦闘に対する関心は強いらしい】

お褒めに預かりどーも。
気持ちは、わからなくもない。そういう連中の鼻っ柱を折ると気分がいい、認めるよ。
命乞いするようなやつはほっとく…どっちかというと折った後、強くなって反撃してきたら愉しくて仕方がない。
殺し合いより、その一歩手前の殴り合いのほうが好きなんでね。

【凌ぎを削るような接戦、強者への渇望】
【お互いに死なないギリギリを探りあい、削りあうという行為そのものへの強い意欲】
【食事のための狩りをやめた獣は、ただひたすらに自らの境界の境界を探り、突き進むのみ】
【そして一線を越えず踏みとどまるのもまた、それらしいというべきか】

【少女は、あくまで正気のままの戦いを望むようだが、とするとあの時は…】
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 00:25:09.18 ID:BiA9eMC00
【路地裏】

【――ズル、ズル】

いやー、これは参った参った。迷ったねえ思いっきり

【ボロボロで、赤黒く汚れたコートを羽織り】
【顔には笑みの張り付いた少年が】

いっそこのままここで暮らすっていうのもありかな?
いやいやそれは流石に無理。主に栄養素的な意味で。

【――ズル、ズル】
【人の形に見えないことも無い、血と肉の塊を】

そもそもカニバリズムは嫌いだしねえ。いざとなったらやらなきゃいけないだろうけど
さーて、出口はどっちだったっけー

【――ズル、ズル】
【右手に掴んで引き回しながら、路地裏をふらふらと歩き回っている】
【――ズル、ズル】
【行脚は終わる様子は無い。その様子を紅い月が見下ろしていた】
【――ズル、ズル】
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 00:25:25.13 ID:B7jph5vco
>>803

【――――その言葉に返事は返さない
歩みだすと、微かに手を揺らし、返事の代わりと為した】

【見送る彼女の背中は直ぐに、闇夜と消えて
後には微かな櫻の花弁が、夜の地面を覆っていた】


/ぐおー……眠い……
/乙でしたー!愉しかったぜー
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/04(土) 00:36:12.76 ID:pbY2uo/SO
>>804
【 自分の名を呼び掛けて、戸惑いと共に去っていった彼女を見送る。その臓物の翼をぼんやりと眺めていたが、鋭い痛みに意識を引き戻され。 】


 ( 止めは…刺せないか。甘い、な。 )
 ( …機関に、敵対する訳でも無く…、かといって、機関のやり方には、従えない…。 )
 ( ガルニエの依頼は…打ち切る、にしても。シズリ…奴からの、依頼がある。 )
 ( 夢幻檸檬…極秘に、追うしかない、か… )


【 そこで、彼の意識は途切れ。定期連絡が途絶えた為に、水の国支部所属の機関員達が駆けつける。そのまま、ウェスカは水の国支部へ運ばれて行くのだろう。 】
【 その後のデータベースには、今回の顛末については記されないはずだ。理由は、シズリからのとある依頼。その内容が檸檬に明かされる日は来るのだろうか…。 】



/乙でしたー!!
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/04(土) 00:39:23.69 ID:MpZ+CFAL0
>>807

その指摘を無駄にしないように頑張りますよ…フフーフフフ
まぁそうですね、確かに能力を扱いきれなければ意味がないです

何にせよ……少し人が多すぎますかねェこの世界は……無駄は徹底的に無くさないとね

【柔和な笑みを貼り付けながら右手で帽子を抑えて頷く】
【と、少し脱線したような方向に話題が流れていったが途中で切った】

それは違いますね、私がやらなくても代わりなどはいくらでもいる…
ただ近かっただけ……まぁどちらでもいいですがね、取りあえずその話は受けるとしましょうかね

パワードスーツなんてゴテゴテしたモノとは違いますよ、もっと簡略化されたマルチなモノです
それこそ無能力者の女子供でも戦えるようにするレベルじゃあないとね、だめなんですよ

ですから汎用性重視ですと、ってオーイ聞いてますかぁ?
お疲れならさっさと帰ってベットでお休みになられることをお勧めしますよ
私の与太話に付き合う義理もないでしょうし、こちらとしても意欲が下がる

【覗き込むように腰を曲げながらそう問いかける】
【黄金の瞳は輝きを薄め、淡々とした動きで少女を見つめる】

でしょう?そうでしょう?いやーよく分かっていらっしゃる
私としては反撃は御免こうむりたいですがね、まぁそうも言ってられないんですよね
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/04(土) 00:44:16.02 ID:Cgy7cm52o
>>806

【喚び出された巨腕は、長くは持たずにすぐさま消滅していく】
【──憎憎しげに吐き出されるその言葉に、彼は緩く瞳を細め】

……何がそんなに気に食わない

【紡ぎ出される声色は、存外に落ち着いていて】

──そんなに、お前の大事な姉様を取られたのが面白くないか
なりは貴様の方が大きいのに、中身はまだまだ甘えん坊か?

【そう言って、彼は口角を愉快げに歪めてみせる】

 【──分かりやすい挑発の言葉を、彼はあえて選んだ】
 【その奥の本心を抉り出すため。全部ぶつけてきたらいい】

 【懐の広い兄を気取るつもりはない。こういう方が、性に合っているだけの話】

【水面をもう一度蹴って、岸辺へと跳ぶ】
【着地すると同時、青年を鋭く見据えると、彼へ向かって疾走を開始した】

【距離はある。彼が接近してくる前に、魔力の充填を完了させることも不可能ではないだろう】
【しかし、彼はその猶予を与えないつもりで、疾走していく。もし、そのまま接近を許したならば──】
【彼は青年の目前で、大鎌を握った身体ごと回転させ、その胴体を右から真横一文字に薙がんとするだろう】
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/04(土) 00:47:37.91 ID:+QMvt26xo
>>812
【切られた話題は自分も切って、工程を省く】
【ともすると没入しそうな自分に気付いて、軽く頭を振った】

無能力の女・子どもでも?

【自身が疲労している事に気付き、若干意識は飛び掛けていたけれど】
【その言葉だけは引っかかる】

…お前、結局何をしようとしてるわけ?
ガキの手元に武器置いて、何も知らないまま引き金引くような世の中にしたいって言ってるようなもんだろ。
それがお前の望みなわけ?

【それだけひねり出して、一度相手の眼を見た】
【その真意だけは聞いておきたいという、よくわからない意地】

それだけ聞いたら帰るよ、今日はちょっと体動かしてきたからな。
頭も運動するべきかと思って、適当に聞いてるだけだし。
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/04(土) 00:47:59.95 ID:x+PCMWuo0
>>811

【やがて、屍は森の上空で墜落する。木々の枝に体を打ちながら】
【柔らかな地面にぶつかった瞬間、最早、痛みは感じ無く成っていた】

(……。ウェスカ……、クルーガー。……)

【裏切り者として、記憶されてしまっただろうかと思考する】
【重くなって行く感覚と、力が抜けていく体。眠りに着く前に、再び舞う銀を想起する】

/お疲れ様でした!
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/04(土) 00:59:01.97 ID:MpZ+CFAL0
>>814

いやだなぁ物の例えですって!まぁつまり簡単に扱えるスマートなウェポンを作ってるって話です
私の目的は……あぁほら、機関の繁栄…?とかまぁそんな感じですようん

まぁ自称善人とか、自分は無関係とか思ってる一般人の吠え面を見るのは好きですが

【と、とってつけたような張りぼての回答ではぐらかす】
【特に何も考えていない、とも取れるかもしれないような言い方だ】

私の話なんか聞いても頭が働くわけがないでしょう……

まぁなんにせよ暫くは不安定な情勢が続くと思いますから、用心した方がいいですよ
油断していると、中から食い破られてしまいますよ?なーんてね

ではまたの機会に、恐らくは戦場で会う可能性が高いと思いますが…失礼

【そう言うと、スッと闇の中に消えていった】

//お疲れさまでしたー!
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/04(土) 01:06:37.33 ID:+QMvt26xo
>>816
【答えは曖昧で、隠しているようにも聞こえた】
【他に理由があったのかもしれないけれど、そんな深層を覗き見れるほど、今の少女は頭が回っていない】

…機関員だったのか、お前。
なんだか知らないが…武器は自分の意思で取ってこそ意味があるもんだよ。

【バリバリ頭を掻き毟り、持論をまた一つ取り出して】
【顔を上げたとき、相手は既にいない】

いいんだ、頭を使おうとする事そのものに意味がある。
おかげでいくらか面白い事が聞けた。

…奴は俺を食い破らない。契約と『宝典』がある限り、な。

【何が少女にとって面白かったのかは定かではないが】
【眠そうな目をまた鋭く輝かせて、縁から脚を踏み出し、飛び降りた】
【着地前に鎖を壁面に突き刺し、地面に叩きつけられる前に若干減速し、壁に足を向けて衝撃を[ピーーー]】

【それからゆっくり着地して埃を払うと、少女は歩き出した】
【先ほど同様ちらりと上を見上げ、もはや視線がないことを確認して、路地裏へ】

//お疲れ様でしたー!
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/04(土) 01:11:35.62 ID:WUiIYJqAO
>>813

【言われる言葉は、単純な罵倒だ。胸を抉りすらしないもの】
【それは、何度となく己に向けていた問い掛けでもあった。】
【そんなもの、自分こそ答えを知りたい。何故こんなにも苛立つのか】
【姉が悪いとも目の前の男が悪いとも思わない。しかし、ならば何に当たればいい】

【プーシュカ・サクラメントは、基本的に全てを内部で処理してしまうタイプだ】
【彼の過去は不明だが、表に出す前に感情の原因を見付けて納得し、そしてそこで火種は消える】
【例外的に姉にはストレートに罵倒やら罵倒やらをぶつけるが、それは彼にしては本当に珍しいものだ】

【――故に今、分からない。正直、対面してみてもゲーティア自体には嫌悪をこれっぽっちも抱かない】
【むしろあの感情的な姉と(現時点では)理知的に見える男がよくくっついたなと感心するくらいだった】
【ならばこの感情の根源は何か―――?】

……それが分かれば、苦労はしない。

【笑うような声と苦々しげな表情はアンバランスでどうしようもなく。やはりどことなくだが、彼女に似ていた】

【枯草と火薬の芳香が渦を巻き、それが彼の右腕で濃縮されるような錯覚】
【弾は一発。あの腹をぶち抜けるものが、ただ一回放てれば充分だ】
【日常生活用の義手は既に限界なのか軋み、不愉快な音を根本から立てていたが――どうでもいい】

――――ッ、!

【ギリギリまで引き付け、薙がれた鎌を一歩引くことで回避すると】
【左足を引くことにより正面からでなく横向きに相手と対峙することになりながら、鎌の範囲内に右腕の義手を伸ばすだろう】
【鎌に削られる義手の悲鳴を知らぬとばかりに聞き流して、そのまま掌で彼の腹に触れようとするはずだ】

 この感情はきっと誰にも分からない――ならば、スッキリさせてくれ

【「仕置きも躾も望むところだ、“お兄様”」】
【向かうのは宣言通りに腹部――傷口が開いたのか脚や自分の腹からも血が流れていたが】
【べ、と舌を出して単調に相手を馬鹿にしながら、右の掌。大砲の名に相応しい衝撃が放たれるだろう】
【……最後の最後。その砲弾が抜けるのを、腹部の中心でなく脇腹へと変えたのは。その、理由は――】
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 01:24:48.99 ID:1HS2vQgEo
【路地裏の、奥の、そのまた奥】
【幾つかのルートが交わる、交差点の様になった広い場所】
【きっと何時もなら、ロクでもない連中がたむろしているだろう場所】

……ふーむ、思ったより体に馴染みましたねえ
こーいう事すると大概の場合、どっかでミスが見つかるもんですが
流石私とほめそやすべきか、それともそれとも落とし穴に気を付けるべきか……

【黒いラボコートに身を包んだ女が、自分の手を見つめながら立っていた】
【普段浮かべているような笑みは、其処にはない。ただ、亡羊として居るばかりで】

……ま、いいでしょ。実験開始、っとお

【次の瞬間、女の姿が、大量の肉の海に消える】


【数分後、路地裏】

【街の灯りも届かない、奥の暗闇に】
【海洋生物のそれにも似て、だが長大な触手が、無数に蠢いていた】
【それらは、一本一本に、人間の同じ様な眼球を備えていて】
【数本に一本は口を持ち、鋭い牙を生やしている】

【丁度今、ゆらゆらと揺れている触手の一本は、猫を牙の餌食としていた】
【顎の力が弱いのか、それとも加減しているのか。噛みつかれた猫は、まだ絶命はしておらず】
【にゃあ、にゃあ、と、哀れんでくれと言わんばかりの鳴き声を上げていた】
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/04(土) 01:39:37.87 ID:Cgy7cm52o
>>818

【──幾らか、彼の予想が外れた】

(……怒り狂ってくるか、そうでないなら冷静に罵倒を返してくるか)
(そんなものだと思ってのに……──なんだ、こいつは?)

【そんな違和が、彼の反応を余計に鈍くさせた】

【──鎌の刃が嫌な感触を捉える】
【肉ではなく、金属の擦れるような悲鳴】
【それを聞いた、次の刹那だった──腹部に怖気】

 な、──

【刹那の間に、横目で青年の貌を捉える】
【まるで幼い仕草が瞳に映った──時には、もう遅い】


 ……ッ、──ぇ、グ、──っッ!


【ず、どン──ッ】

【彼の体躯を、衝撃が貫いた】
【震えた大気が木々の葉を散らす】

 (──────ッ、────)

【実際には殆ど一瞬の時間が、彼にはひどく緩慢に感じられた】
【衝撃を受け、青年から遠ざかるように吹き飛ばされていく身体】
【その軌道上を、黒い血飛沫の群れがなぞっていく。自分の腹部からだ】

【どさっ】

……っ、……

【墜落した彼が、両手で地面を押し付け、緩慢に身を起こそうとする】
【が、小さく呻いたかと思えば、彼の喉元が一度蠢動し、】
【黒い血の反吐が、口腔から爆ぜるようにぶちまけられた】

……──ン、の……
……上等な、覚悟、だ……高く、つくぞ……っ、クソッタレ──


 【── 一体何の因果で、姉弟に揃って腹をブチ抜かれねばならないのか】


【呪詛を紡ぐその貌は、恨み辛みというよりも、】
【全くお手上げだ、と言ったある種の諦観を含んでいた】
【──彼が苦々しい笑み、といったようなものを浮かべたのは、全く珍しいことだった】

【大鎌を手放し、ごろりと仰向けになりながら】
【吐血交じりの咳を繰り返し──動けず、と言った有様】
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 01:43:03.42 ID:BiA9eMC00
>>819

――ううわあ、これはまた面白そうなものに遭遇しちゃった

【ズズ、と何かを引きずる音、それに混じって小さな足音と、少年の声】

さてここで問題です。次に僕がとる行動はどれでしょう
一、猫を助ける
二、何もせずにただニヤニヤ眺める
三、一本お持ち帰りしちゃう

【音が、止まった】
【ボロボロで、赤黒く汚れたコートを羽織り】
【顔には笑みの張り付いた少年が、そこにいた】
【すぐ足元には触手の海。だが臆する素振りは無い】

答えはCMの後で、ってCMなんて無かったね。
誰か聞いてる人でもいたら答えてくれないかなあ。割と切に

【その右手には、もはや原形をとどめていない、赤黒い血肉の塊】

【映す表情は喜か楽か】
【左手をコートに突っ込んだまま、今は一部始終を眺めている】
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 01:49:54.24 ID:1HS2vQgEo
>>821
【ぐにゃぐにゃと動きまわる触手の、その眼球、合わせて8程】
【それらが一斉に、現れた少年の方へと向けられた】
【瞳の色に統一性の無いそれ等は、何度か瞬きを行った後】
【更に後方から湧いて来る一本の触手が、前へと出られる様に道を開ける】

【進み出た一本は、周囲にある他のものより二周りほど大きく、口が有る】
【ぱかりと割れるように口を開くと、中にある異形の舌をちらつかせつつ】

答えC、答えC、答えC

【CMを待たずして解答した】


………いやいやそーじゃなくって。そんな答えが正解だったら顰蹙買いますってえの
で?真面目に答えるとするならば。Aは有り得ない、時間の無駄でしか無い訳ですから
@という選択肢を取る人間は、この時点で実行に移してるでしょうし
となりゃあ消去法、必然的に答えはB………

……も、また変わりそうですねえ。答えはやっぱりCで良いです

【下手な人間よりも、言葉の滑らかさは上を行く、口を持つ触手】
【幾つかの目は、血肉の塊へと向けられていて】
【喋っているのとは別の口触手が何本か、そろりそろりとそこへ向かっていたりする】
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/04(土) 01:56:55.51 ID:WUiIYJqAO
>>820

あ、ぐぅ……ッ……!

【しかし――此方もまた、無事では済まなかった】
【戦闘用に作られていない義手は、彼の砲撃の反動に堪えることが出来ない】
【結果、右腕は掌から裂けるように割れて、彼の生身と繋がった肩部分に根本が深く食い込むことになった】
【それでも気合いと根性と、あとは見栄で座り込むのは回避して、よろよろとふらつきながらも一歩ずつ彼に接近するだろう】

……はっ。はは、は
あー、スッキリした。爽快だ。満足、とはこんな感じか。これは数年ぶりの快楽だ

【独り言か、それとも語りかけているのか分からないが、とにかく納得したらしい】
【痛みはもう飛んでいるのだろう。ここまで激しく八つ当たりをすれば、それはもう清々しくハイに決まってる】
【完全に敬語の取れた状態で笑いながら、弟は兄の傍まで来ると弱く群青の瞳を瞬かせて漸く座り込んだ】

【苦々しい彼の笑いに、返すのは此方もまた珍しくすっきりしたような笑いの表情】
【やはり似ている。似ているが、しかし、何かが違う。そう思わせる貌で】

――そういえば、そろそろ一年だったな。結婚おめでとう、『お兄様』

【飄々と皮肉を言うのは――やはり彼女の血縁なのだろうか】
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 02:05:04.81 ID:BiA9eMC00
>>822

――明らかに人じゃないよね君。僕は聞いてる「人」がいたらって言ったつもりなんだけどなあ。
まあいいや、話は通じてるっぽいし。

【異形からの解答。それに驚く素振りも見せず――尤も、内心では驚いているのかもしれないが】

今のところ僕の行動は二なんだけどねえ。まあ二は勿論外れ。
一は論外だね。そんなのは他の連中に任せよう。いないけど。
うん、答えを変えなければよかったね。三が正解だよ。
――いや、或いは四か五くらい、いやいやもしかしたら九くらいが答えかな?

【左手をポケットから出す。握られているのは、その手の中に何かを持っているからか】
【その手の中にあるものを、一気にばら撒く。瞬間、空中で形を成したのは、ワイヤー付の銛。ワイヤーの終端は左ポケットの中】
【銛の数は五つ。確実に中央の触手をよけて、その周囲の触手を狙う】
【狙う、といっても、それぞれが一本を狙撃する、なんて話ではない。下手な鉄砲数撃ちゃ、である】

……んで、これは何かなあ? 蛋白質、って答え以外でお願いしたいねえ。
蛋白質じゃないかもしれないけど。

【肉塊を触手が狙っていることに、気づいている素振りは無い。そもそも気づいていないのかもしれない】
【肉塊はただの人肉である。新鮮味にはやや欠けるが、それでも半日も経っていないものである】
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 02:15:08.23 ID:1HS2vQgEo
>>824

いやいや人ですとも、人の定義をどう置くかは知りませんけど
生まれた時点で人で人辞めてなきゃあ人でしょうともねえ?

……ところで。いきなり加害行為に及ばれると、私は全力で逃げますよ?
痛いんですから結構、痛覚通ってるんですから。刺されりゃ当たり前痛いんですから
それとも貴方、私と殺し合いしたいって変な事考えてる人?
いやーん、誰か助けて人殺しー。か弱い乙女が襲われてますよー乙女じゃ有りませんけどー

【それぞれに供えられた目は、夜間でも十分に物を見ているようで】
【放たれたワイヤーに対し、触手は群れをなして後退、回避する】
【更にそのまま、周囲にあった全てが、路地裏の奥へ奥へ】
【攻撃を受ける事を余程嫌っている様で、少年から一気に遠ざかり始める】

【結果残るのは、肉塊を狙っていた数本と、喋る一本と、それだけ】
【先程までごちゃごちゃしていた空間は、随分とさっぱりしてしまった】


これ、を指すのがどれなのか、によってもその解答は変わりますねえ
ですが今、傷付けられそうになった私としましては素直に答えるのも嫌になったというか?
無礼狼藉を働いた貴方の身分を確認して安全を確保したいというのが心情な訳でして

……何用で?クイズ形式で勿体ぶらず、分かりやすく説明して貰いましょう
それによっちゃあ、逃げずにのんびりお話という手がない訳でもない……丁度、暇でしたしねえ

ですが、貴方の目的が私への加害だというのなら……打てる手、全部で迎撃しますよ

【ただ会話をしようというのなら、見た目は兎も角それに答える事は出来るのだろうが】
【其処に敵意や害意を見せるというのなら、会話という選択肢は断たれる、と】
【挨拶代わりに刺されそうになった身は、相当に用心深くなっている】
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/04(土) 02:28:48.14 ID:Cgy7cm52o
>>823

【彼は動けず、ただ息を整えていて】
【──やがて青年が近くまでやってくると、】
【呆れるような、或いは軽蔑するような視線を作って投げやる】

【──が、一度瞑目を挟むと、嘆息して】

……人様の腹をぶち抜いて笑ってる相手に言われても、全く嬉しくないな

【溜息混じりに放る言葉。しかし口の端は微かに笑んでいた】

──丁度、あと二週ほどで一年だ
何をしてやろうか、未だに考えは決まってないが──

【再び、瞑目。それから数呼吸、何かに浸るように沈黙するが】

【「その前に──」】
【その時──とんとん、と人差し指が地面を軽く叩いた】
【──と、その刹那、青年の背後に紅い魔法陣が出現するだろう】

 【≪ 序列ノ十三:窘双梦 -Neekerulf- ≫】

【紡がれたのは召喚の術式】
【ズ──と、魔法陣を介して一つの気配が現れる】

 “──怨 ン 無”

【地の底から響くような、短い咆哮を伴って顕現するその者は、】
【現れるや否や、青年の服の襟首を片腕で持ち上げんとするだろう】

【まるで悪戯っ子を捕まえた肝っ玉主婦のような行いだが、人ではない】
【首だけでも振り向けば、その姿が目に出来るだろう】

【──人型の身体に、首から上は双頭の黒山羊という異形】
【朽ちた黒の聖職法衣を纏い、チェス盤模様のベルトが腰に二本、右腕に一本巻かれていて】
【もう片方の手には、二又の刃を持つ白銀の長槍。柄の部分に、噛み付き合う二匹の蛇が彫刻されている】

【名をニーケルルフ。彼が喚び出した召喚獣であった】
【そして、捕縛の成否に関わらず──彼は言葉を次ぐ】

……俺は今、物凄く機嫌が良いから、我が家に招待してやる
あいつも待ってるだろうからな──遠慮はいらないぞ、クソ弟者

【「……仕置きも躾も望むところなンだろ」】

【彼が口角を歪ませて、獰悪な笑みを浮かべる】
【同時、彼らの周囲に大きな転移術式の魔法陣が浮かび上がり──】
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 02:30:25.51 ID:BiA9eMC00
>>825

ありゃりゃ、引っ込んじゃった。あまり良い反応じゃなかったなー
ただ統率は取れてるみたいだし……一本だけ持ち帰るのってやたらと難しそうだねアレ。

【ワイヤー付の銛を、ただの小さな欠片に変えて手繰り寄せる】

……で、残ったのが君と……なんか他にも数本残ってるね。
というか乙女って、性別あるんだその姿で。元が人ならむしろ無い方がおかしいけどさ。

【再び、左手をポケットに突っ込む】


そうだねえ、「これ」は……つまり、その数本残ってるやつって言い換えても差し支えないかな。
魔法生物? なんかの体の一部? 大穴で超合金か何かの生命体?

身分ねえ……、は何を伝えればいいのかな? 性別?学歴?職業?名前?種族?
開示してほしい情報が何であるか、教えてもらいたいなあ。

【もし、機関の端末をある程度見ているならば】
【「敵対者」のリストの中に、限りなく近い容姿の者がいたのを、覚えているかもしれない】

何用かって? そうだねえ。
一、その触手はいったい何か知る。
二、その触手を一本以上貰う。
三、一本以上もらえない限りは……あー、何言っても脅しにならないわ多分。やっぱり三番目無しで。
まあ、平和的にもらえるならそれに越したことはないかな、多分。

【選択肢ではなく、ただ先ほどとほとんど同じ形式の言葉】
【それでも、先ほどの急襲以外は、少なくとも害を為すことは考えていないらしい】
【尤も、触手を貰うことを害を為すことにカウントしなければ、の話だが】
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 02:39:57.93 ID:1HS2vQgEo
>>827

………貴方、譲歩って言葉を知らないっぽい存在ですねえ
そーやって理屈でごちゃごちゃ誤魔化すのは自分でやるのは好きですがされるの嫌いなんです
全部言えば?必要な部分だけ切り取って聞きますので

……心地よく話せる状況が出来るまで、こっちも教えてあげませーん

【表情がない触手の口から述べられる為、この口調の何処までが真意なのかは測りかねる所だが】
【相手の問いに対し、自分の問いの答えが返らない為に解答しない】
【その辺りは、最初のマイナス印象が響いていた】
【尚、容姿に関しては、情報の優先度が低いと判断した為だろう、記憶していない】
【もしも名乗られれば、そして端末を確認すれば、思い出す事は有るのかも知れないが】


ふーむふむ、気持ち良い程に傍若無人身勝手でめちゃくちゃ言ってますねえ
そーいう交渉をするなら貴方が差し出すものは何なのかって事ですよ
まあ条件一つにつき一つだと釣り合いそうもないので?そっちの二つにつき一つでも構いませんが

@の問いの答えとAのセットを、貴方が差し出せる何かで購えるのなら
考えて差し上げても良いのですが何分私は気分屋で今は気分が宜しく無い
余程美味しそうな条件が出て来ない限りは喰いつかないと思って欲しいですねえ

さあそれを踏まえてお聞きしましょ、無礼な襲撃者さん
先の問いの答えが欲しけりゃ、私の問いに対する回答を
その次の要求を通したきゃ、代金と成り得る提案をどうぞ

【一度攻撃を受けた以上、自分に利益を与えないなら敵対者である】
【敵対者に友好的に接する道理も無い以上、この時点ではプラスになる解答は差し出そうとしない】
【なんであれ、行動は結果を生む。敵対行動は、敵意を生む。逆もまた然り、ではあるが】
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/04(土) 02:43:59.57 ID:WUiIYJqAO
>>826

姉さんも笑っていた気がしたが、俺の記憶違いだったか?

【彼は、この夫婦の今のところ最後である殺し愛を一応は観客として見ていた】
【勿論棒立ちであった訳ではないので相手が気付いていたかどうかは不明だが、】
【どうやら腹にこだわっていたのは意図的なものもあったらしい】
【これを悪趣味、もしくは粘着質という】

【決まっていない、と言葉が出るのは何かするつもりであるのとイコールだ】
【ふん、と鼻を鳴らした。不愉快ではない、が、惚気を聞いてやる気もないというところか】
【青年は旦那様相手に切り札を一枚残しているのだが、それを使うと色々と修羅場に発展してしまうので】
【こればっかりはお仕置きや躾をされようとも墓場まで持っていく気である。】

【と、】

―――お、ぁ?

【襟首を捕まえられ、青年は思わず息を吐いた。振り返り、獣を確認する】
【そういえば、可愛い執事がいるとか言っていた気がした。コイツか。それとも別のやつか】
【職業病かよくわからない対抗心を一瞬抱くも、小さく頸を振って否定すると】
【『お兄様』の言葉に彼は、珍しくもただ苦笑を浮かべるだけで罵倒は吐かなかった】

……お手柔らかに

【腹部をぶち抜いた馬鹿に遠慮する必要があるのかどうか不明だが、言えることはこれだけである】
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 02:59:19.84 ID:BiA9eMC00
>>828

譲った分はいつ返ってくる? どうせ譲っても返すあてもつもりも無いでしょ君。いやもしかしたらあてくらいはあるかな。

全部ってどこからどこまでさ。なんて押し問答しててもあまり意味ないねこりゃ。
日向 黄昏。ただの科学者ってことにしといて。いや本気で。それ以上細かい職業ないし。ただの人間だし。男だし。

【個人情報にすらなりえないただの情報の羅列を一気に並べる】

逆に聞くよ。君は何が欲しいんだい? それによってこっちも出せるものが決まってくるってもんだよ。
というか、触手が欲しがるものって何さ。見当すらつかないってのが本音だね。
君にこの死体あげても別に喜ばないでしょ? 僕は喜ぶけど。

【問いにさらに問いを上塗りする】
【聞いてくる以上は、多少話し合うつもりはあるということだろうか。笑顔は何も示さない】

ああ、別に君の気分はどうでもいいや。評価は大体マイナスみたいだけど。
傍若無人? 身勝手? 褒め言葉にもなりゃしないや。

――んで、君は僕に何を要求したいと思ってるんだい?

【再度の問いを重ねる。解を導くための条件式を、更に出させるために】
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/04(土) 03:07:08.92 ID:Cgy7cm52o
>>829

……──姉弟揃って良い趣味してやがる

【視線を彼方に逸らしながら、彼は舌打ちを零した】
【──やはり、心に唯一と決めた相手と殺し合うからこその別格】
【そういわんばかり、八つ当たりで一方的にぶち抜かれたのでは面白くない様子で】

【──彼女について、自分の知らないことを彼が知っている、】
【などと分かったら、即座に腹を貫き返し首でも絞めながら丁重に問い質すのだろうが】
【知らぬが仏なのか、青年の心中など露知らず、彼は唇に緩やかな笑みを浮かべていて】

【一方で】

 “────?”

【抵抗されると思っていたのか、青年の仕草がどうやら意外らしく】
【異形は二つの首を同時に、しかし別々の方向へと小さく傾げた】

【陣が、一際強く発光し、術の発動を知らせる】
【彼ら二人を緋色の光が包み込んでいく中──】

 ──断る

【彼がそれだけ短く、しかし鋭く返す】
【鋭い真珠の犬歯を覗かせて笑むその様は、】
【血塗れの状態も相まって愉快な不吉さを醸していた】



 【──「帰ったぞ。弟サマもついでに拾ってきた」】

【脇腹から血をぼとぼと零しながら、扉を開く】
【鼠を捕らえてきた猫のように、彼は最愛の妻へと微笑んだ】


//この辺りでしょうか。……たびたび遅くてもう本当に申し訳ないです
//お疲れ様でした、ありがとうございました!
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 03:08:42.27 ID:1HS2vQgEo
>>830

あらあら見る前から決めつけちゃってえ、科学者名乗ってるくせに
駄目ですよ?言い争いに勝つ事が目的じゃあないって事を忘れちゃあねえ
口喧嘩だったら小学生に任せておけばいい、あれくらいの馬鹿な方が強い
しかしそれで勝ちを得るってのは、別な分野で思いっきり負けてるって事くらい分かるでしょ?
……いや、分かりますよね?一応ばかり確認しときますけど

……で、ヒュウガね、ヒュウガ。多分覚えました、数時間程は
科学者ってのも分かりましたけど、科学というジャンルの幅は半端なく広いですからねえ……

………さて、ここらで少しばかり方向を変えますと

【残っていた触手の内、肉塊の近くにあった数本も引っ込んで行って】
【とうとう残っているのは、現在喋っている大きな一本のみ】

さあ、何でしょうねえ。貴方がもう少し詳しい自己紹介をしてくれれば、要求も出来たんですが
こっちが要求すれば流石の貴方だって、脳みそ働かせて見当つけるくらい出来るでしょ?
そうなりゃこの交渉、テンポももう少しマシになってたと思うんですけれど

なので、貴方が何を出来るか何を持ってるか分からない状況
ここでこっちが要求を出した所で、それは見当外れのものになる可能性が高い訳ですねえ
まあ、そういう状況で無理に何か出すとするなら

『もう少し弾む会話』と『機械関連の技術』ですかねえ……ええ、この程度でしょう
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/04(土) 03:20:41.78 ID:WUiIYJqAO
>>831

あの姉を選んだお前も、相当だ

【勝つとか負けるとか、そういった次元の話ではないのだが。あれも相当狂ってる】
【何に執着しているのか。或いは全て要らないのか。……まぁ、いい】

【弟なのだから当たり前だろう、で済まない場所まで知っているのが問題だ】
【悪の精神に堕ちた姉弟には道徳や倫理など関係なく、それは、つまり、。】

【姉が見れば可愛いと率直な感想を抱くだろう山羊の仕種を横目に】
【てるてる坊主さながら、ぶらーんとなった青年はぼんやりと陣を眺めていたが】
【短く拒否されると――ただ苦笑いを浮かべるしかなくて】



【「おかえりぃ、って――え、えぇ?」】

【帰宅した旦那の血まみれ具合と、捕獲された自分を見ながら驚いた姉の反応】
【最初にまず、彼を確認したその瞳を見た時に――嗚呼とプーシュカは漸く認めた】
【アレは嫉妬だったのだと。とても短絡的に、あっさりと】


/長時間お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 03:28:07.80 ID:BiA9eMC00
>>832

忘れちゃいないよ。でもねえ、この交渉、実はどっちにも必要ってわけじゃないんだよね実際。
勝とうが負けようが実はどっちでもよかったりするんだよねえこれが。

んで、分からないって言ったら君はどう答えてくれるのかな?

【この言葉に、意味は無い】
【意味を成すのは、恐らく次からか。或いはもっと先か】

何でヒナタがヒュウガになるかなー。まあどの道忘れるならそれでもいいや。
――もうちょい絞ってもねえ、オールマイティとしか。器用貧乏じゃないところがミソだねえ。
広いなら広いまんま全部カバーしちゃえばいいじゃん?

【右手の肉塊を手放して、その右手をポケットに突っ込む】
【わざわざこのタイミングでそれを行う辺り、気づいていたのかもしれないし、偶然かもしれない】

弾む会話は却下。理由は君と僕は相容れない存在だとしか思えないから。
僕が一方的に拒絶してるだけって論もあるけどね。そんなことはどうでもいいや。
んで、機械関係の技術……技術ぅ?
技術とか不定形な物をどうして頼むかなー。人材とかそっちの方に近いじゃない。
そんなもん人体練成しようが無理だって。
んで、わざわざそんなものを挙げたってことは、そこに譲れない一線があるわけだ。
メカニックねえ……こればっかりはどうしようもないわ。強いて挙げて一人しかいないし。
――そういえば、その技術って、どのことを言うのさ。
精密なパーツ作り? 有用な機構の発案? 或いは生産力?
一口に技術って言っても広いのさ。絞りきるにはもう一捻りくらい欲しいかなあ
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 03:40:33.25 ID:1HS2vQgEo
>>834

メタな事言うと、ヒナタもヒュウガも「日向」ですもん
或る程度の有名人の名前だったら兎も角、初見ではちょいと難しい……と

……いやまあ、名字の読みに関しては置いときましょう
果たしてどちらの読みが一般的なのかは気になりますが

【そろそろ、言葉一つ一つに取り合う意思も無くなって来たらしい】
【前振り部分の言葉を、大幅に意識から削ぎ落して】

技術が不定型?いやいや、それは飽く迄技術そのもの概念としてみる場合
広める為なら現物にするもよし設計図を作るもよし、元来技術とはそうやって広がったものだ
技術提供しろと言われて、薬品の組成やら実験データやら送った事は無いんで?

……まあ、無いのならそれでも良いですが
必要なのは機構とそのアイデアですかねえ。製造に関しちゃもう十分すぎる力が有り
可動の利便性、強度、威力、重量、排熱、その他の問題を解決しなきゃあならない
人体に装備させる形で扱う兵器、というのが設計理念ですから

【口喧嘩は止めにして、最低限用件だけ進められる様に言葉選び】
【結果、これまでの饒舌は随分削られる事となっているが】
【「相容れない存在」とまで相手が断定する以上、歩み寄れないと判断したのだろう】
【事務的になれば、或る意味では会話は進めやすくもなる】
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 03:54:55.14 ID:BiA9eMC00
>>835

メタで返せば、さっき中身も変換して気づいたらしいよ
まあヒュウガの方が一般的だろうねえ。

【恐らく、最後の無駄な言葉となるのだろう】
【或いは、最初から最後まで全部無駄か】

そもそも技術提供なんてしたこと無いからねえ。
実験データを送れとかは何度も言われたけど。
そんなことはおいといて。あれだよ既製品送ったってコピー出来なきゃ意味が無い。
設計図だろうが作れなきゃ意味は無い。
まあそもそも作れないような設計図なんて設計図じゃないわな。

機構とアイディア。悲しいかなその条件に見合うものが殆ど無いようだよ。
あったとしてもそこまで画期的なものは作れないだろうしねえ。
下請けしようって言ったって無理難題吹っかけてきそうだ。そもそもそんなこと提案しないけど
――兵器の形状しだいかなあ。役立つとしても

【口数が減らないのは性格か】
【無駄に切り詰める手間を要求している】
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 04:03:15.16 ID:1HS2vQgEo
>>836

作れない設計図は不良品、一品モノはバラせば私ならどーにでも
その辺りの問題なら、綺麗さっぱり解決する訳ですが……

……聞いてると、殆ど前向きな案がないのは気のせいでしょーか
一から百まで必要だなんてお姉さんびっくりしちゃう


……仕方がないですねえ、出来るかどうか分からなくても良いです
とりあえずスペックの要求だけはさせてもらいましょう
『握力ゼロの人間でも使える』『物理的な刃を備える』『対戦艦、対戦車に運用出来る』『刀』
こーいう代物を、使用者と一体化させず取り外し持ち運び自由な形で

こっちも一応原案くらいは作りましたが、そこはそれ専門外、見て分かるような欠点多し
だから外部の技術を取り込もう、と思ってるんですが……

【「無理ですかねえ」と呟く、口を持つ触手】
【肩が有ればストンと落ちていただろう、溜息のような音を出す】
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 04:14:39.45 ID:BiA9eMC00
>>837

そこまで言われると容易くばらせないようなものを作りたくなっちゃうねえ。
もしくは一度ばらしたら二度と組めないか。少なくともそれくらいの技能ならあるけどねえ。でもいらないでしょそんなの。

後ろ向きに前向きってのはまさしくこのことだよ。
マイナス百から千位まで必要かなあ。僕の事前情報ゼロだから。まあそれは君も同じかあ。


『握力ゼロで使えて』『物理的な刃を有して』『戦艦や戦車と太刀打ちできる』
刀、か……。追加条件で『一体型は不可』
こりゃおもしろいわ。そんなもの作れるわけ無いじゃん、って一笑に付すのは簡単だよねこれ。
――期限は何時までかなあ?

【もし表情が変わったなら、口角がつりあがったのだろうか】
【笑みは絶対に崩れない】 
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 04:25:13.84 ID:1HS2vQgEo
>>838

これが使い捨て兵士に持たせるんだったら、腕を改造するんですけどね
そうすりゃ体内に魔翌力炉仕込んで、発熱も強度も一切問題なく出来る
それだけだったら私一人でどうとでも出来る問題だったんですが……


最優先事項は、簡単に装着できる事。ちょうど、刀を握る様に
私は此処は、肘から先を覆うギプスみたいな形状で、すぽっと腕突っ込むの考えてましたが

その次の優先事項は『握力』。これは、使用する予定の人間によるものです
一応指は曲げられるから、後はどう掌に固定してやるか何ですね

んで、『物理的な刃』。魔翌力で形成する刃じゃ、不安が残るってもんだ
なんだかんだで一番信用出来るのは、安定した金属による頑丈な刃ですからねえ

威力は……魔翌力によるブーストで、切れ味を増す程度の技術はある
が、それだけじゃあやはり決め手に欠ける。ここで一つ、画期的な案が欲しい


……期限は、6日って所ですか?早いなら早い程に良い
設計図……いや、ビジョンさえ完成してしまえば後はこっちでどうとでもなる事なんだ
何も完成品作って寄こせ言ってる訳じゃあ無いんでしてね

【後半、要求スペックの解説が終わる辺りになって】
【路地裏の奥から、黒いラボコートの袖から大量の触手を溢れさせた女が歩いて来る】
【此処まで来る過程で随分取り込んだ様で、体積自体は然程膨れ上がっていないが】

【これまで喋っていた触手も、女の袖口へと消えて】
【その代わり、これまでと全く同じ声が、女の口から続く】

……見に行きます?使う予定の人間
使用者のスペックも把握しておきゃ、案を組むにも楽でしょうし

【現れ、互いの顔が認識出来る距離まで来るや、いきなり壁を蹴りつけると】
【壁を二つに裂く様に、突如黒い空間が出現する】
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 04:47:39.97 ID:BiA9eMC00
>>839

装着のしやすさが最優先。続いて握力の問題。
そして刃そのもの。最後に威力、と。

握力が零ってのが問題だねえ。下手したら振った時にすっぽ抜けそうだしねえ。
それも考慮しろってことかな?

――ま、いいや。僕の予定だったら「だが断る。」で済ませるつもりだったんだけど。
こりゃ予定外。気に入っちゃったねえこの提案。

ただし、条件があるとすれば……6日はきついねえ。プラスで一日か二日。
その代わり、現物で送らせてもらうよ。

【ジャラジャラと、ポケットが鳴る】
【乾いた音は、少なくとも金属でない】

いーや、それはちょっとご勘弁願おうかなあ。
連れ去れてそのままジ・エンド。とか洒落にもならないからねえ。

【軽く後ろにステップを踏む】
【流石に素性の知らない相手の懐に入るのは、危険と見たか】

――さて、依頼者さんの名前は聞いておかないと話にならないねえ。
職業、性別、種族諸々、言える範囲でお願いしようかなあ
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 04:56:28.36 ID:1HS2vQgEo
>>840

……条件は、理解して貰えたようで何よりですが
生憎とこれ、期日に間に合わないと随分意味が薄れるんですよねえ……
現物で送られた所で、使うタイミングがずれてしまえばそれまでです

つまり、無理ならそれまで、それで良い。寧ろ、出来ると言われて待たされる方が困るんだ
6日でぎりぎり、それ以上は伸ばせない。そして、スペックも妥協はあまり出来ない

難題でしょう?だから私が悩むんですってえの
簡単な問題だったら、こうも悩まずさっさと完成させてます

【出来る、との言葉がない限り、GOのサインは出せない】
【空間の裂け目に、女は一歩近づいて、片足を踏み入れる】

依頼者になるかどうかは、貴方の返事次第
報酬をこの場で支払うかどうかも、其れ次第ですが……

性別はメス、種族はヒト。趣味は嫌がらせと研究、部下を色んな意味でからかう事、男女問わず寝る事
特技は勧誘、嫌いなものは実は割と少ない、職業はカノッサ機関夜の国支部長……と、まあこんな所ですかねえ
名前に関しちゃ割と有名らしいし省きますが、契約成立すれば名乗ります

【妥協できないポイントは多い、だからこそこの天災も頭を悩ませる】
【解決できるかどうか、出来るならどの様な方法でか】
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 05:18:38.43 ID:BiA9eMC00
>>841

そう言われると無性に待たせたくなるねえ。六日後に何があるのやら。
――分かった。まあどっちかって言うと難題だってことが分かったんだけど

少なくとも威力の方は保障できる。問題は扱い方だねえ……。
グローブ型にしていいならまだ大丈夫ってものだけど。

――交渉成立、というか契約成立かな。
というか君どう見てもヒトには見えないよ。とはいえ人型してるよn――

【言葉が、途切れる】

カノッサ機関――? なら、もう一つ条件をつけさせてもらうよ。
「技術以外の内容で、今後一切そちらから干渉しないこと」
特に、立場についてね。この条件は君にではなく、カノッサ機関そのものに対してだ。

【笑みにほんの少しだけ、影が差す】

――で、君の名前、割と本気で知らないなあ。
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 05:25:55.71 ID:1HS2vQgEo
>>842

……言っときますけど、信用出来ないと思ったら切りますよ?
別に技術者が貴方一人って訳じゃあなし、探せばもっといるでしょう
ただ偶然貴方が其処に居たから、貴方に依頼した訳であって

……設計図だけ寄こしてください。後は、こっちで改良を加えます
使う人間の手の長さも分からない状況じゃ、サイズも決められないでしょう?
尤も、その次の条件に関しては……

【空間の裂け目に、更にもう一歩。体の半分以上を沈めた】
【これで、交渉は完了となる筈だった。だが、最後の相手の条件が】

そりゃあ無理ですねえ。私の一存でどうこう出来る事じゃありません
なのでその条件については、イエスもノーも返せません。管轄外って訳ですから
つまりはその条件を出されてしまうと、交渉は不成立と成らざるを得ないんです

……はて、さて、どうするおつもりで?
これは譲れないと押し通して、交渉を白紙にしてしまうか
仕方がないと妥協して、成果を持って帰るのか、ねえ……

【自分自身でどうにもならない事で有る為に、イエスと返せない】
【この条件が有るのなら、交渉は終わりだ。何せ妥協のしようが無いのだから】
【するしないではなく、出来る出来ないの問題だ。こればかりは、どうしようもない】
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 05:40:03.38 ID:BiA9eMC00
>>843

さてさて……僕としてはどちらでもいいんだよねえ。
タイムリミット六日以内、この条件で探してどれだけいるのやらって話だけどそれは僕には関係ないし。
正直、君の触手の事はもうどうでもいいしねえ。君と違って僕にはタイムリミットは無い。
どうしても、とまでは行かなくても通したいのは君。通すかどうか決めるのは僕。

【笑みが一層深くなる】

妥協できない点なんて、こんなところにあるものなんだよねえ。
残念だけど契約破棄。しかも、どうやら僕は面白い成果を一つ持って帰れるみたいだ。
まあ、こんな成果持って帰ってもあまり意味は無いけどねえ……
一つ損して一つ得した、ってことでいいや、僕はね。

【プラスマイナスゼロの結果に落ち着ける】
【それに対して、相手は一時的なマイナスとでも言えるだろうか。はたまた最初から数値は変わらないか】

――それじゃあ、さよならだねえ。

【ポケットから手を出し、腕を組む。この動きに意味は無い】
【最後まで警戒している、というよりは、ただ単に背中を見せたくないだけだろう】
【全ての相手が見えなくなるまで待ってから、ゆっくりとその場を、立ち去るのだろう】

/こんなところでしょうか、お疲れ様でしたー
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 05:46:58.14 ID:1HS2vQgEo
>>844

……まーたこのタイプですか

とりあえず、自分の方が得したと主張して去る
流行ってるんですかねえ、つい先日同類に会いましたよ
こっちは割と真面目に応対しているというのに……

【自分の優位性だけ主張して会話を打ち切る、そのやり方】
【交渉事には邪魔になると分かっているから行わなかったが、それは自分だけの話】
【時間を費やしたという、ただそれだけの結果が残って】

あーもうやだ引きこもりたい。仕事とか放り出して引きこもりたい
どーせ部下だってサボってるんだし私がサボっても良いでしょーよ

【空間の裂け目に消え、支部へと戻り】
【その後暫く、仕事が嫌だと私室から出て来なかったとか】


/お疲れさまでしたー
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 09:29:43.58 ID:EdTzeUdb0
【路地裏】

――――――――どういう事だ…………嘘だろ、おい……………………

【黒い質素なドレスの下に何故かズボンを履き、表が青で裏地が赤と言う不気味なマントを羽織り】
【手には先端に玉が施された細い金属製の杖を持ち、悪魔のような意匠をした禍々しいデザインの金の冠を被った】
【腰まで届くような銀の長髪が印象的な「少女」が】
【真っ青な顔をして、しゃがみ込みながら一つの人形を手にしている】
【片腕だけが長く太い人形――――その手には、『Canossa』の文字が書かれている、新聞記事の切り抜きが握られていた】

こいつらが、バラバラ…………で、メッセージは、『Canossa』――――――――
間違いねぇ……よな。これは……『SOS』のサイン…………!!

【青ざめた顔のまま、ゆらりと立ち上がる少女】
【手を離された人形は、そのまま虚空を漂いながら少女の顔を見上げている】

――――殺す。絶対殺す…………ぶっ殺す…………
虐げ、苛まれてる奴に、手を出す様な奴は…………――――――――

【少女の呟きと共に、数羽のカラスが側へと降り立ってくる】
【カラスの眼、そして少女の眼も、怪しく赤の輝きを宿していた】

――――『魔術協会』ってのが、やっぱり気に入らねぇが…………今はそんな事を言ってる場合じゃねぇや…………
そっちの方は、終わった後に考えりゃいいだろ…………見捨てられっかよ…………畜生、クズが――――!!

【赤く眼を光らせたまま、少女は空を見上げる】
【顔にも血色が戻ってきた――――しかし、纏う雰囲気は一段と不穏さを増していく】
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/04(土) 10:32:00.69 ID:MpZ+CFAL0
>>846
//マダイマスカ?
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 10:35:15.83 ID:EdTzeUdb0
>>847
/ここにー
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/04(土) 10:39:29.92 ID:MpZ+CFAL0
>>848
//絡んでもよかですか?
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 10:43:23.52 ID:EdTzeUdb0
>>849
/もちろんですとも
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/04(土) 10:54:44.44 ID:MpZ+CFAL0
>>846

【コッコッと路地裏の奥から歩いてくる足音が聞こえるだろう】
【一定のリズムで、軽快に、他人の神経を逆なでするかのような―――】


おやおや、こんな朝からどうしましたか?どこか具合でも悪いのですか?


Revenge is sweet―――何かお困りのようなら手を貸しましょうか?
なに、遠慮はいりません、私これでも支部長≠ナすから…ハハハハハハハハハ


【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【軽い調子でそう問いかける、顔には柔和な笑みがベッタリと張り付いている】
【その容姿は、仲間から伝え聞いているかもしれない】
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 11:08:34.52 ID:EdTzeUdb0
>>851

……ッ、誰だ……!?

【幽鬼の如く空を見上げていた少女に掛かる声】
【一旦は、その表情を引っ込めて少女は現われた人物へと視線を向ける】

ぐ…………支部長=Aだと…………!?

【しかし、相手の正体はほんの数刻で剥がれ落ち、再び少女の表情が凶相に満ちていく】
【澄んだ空色の瞳は、血の様に赤いそれへと回帰する】

――――――――なら話は早い。付き合ってもらおうじゃねぇか…………
Revenge is sweet……それを味わう為になぁ!!

【ギュ、ン――と迸る魔力。相当な殺意に満ち満ちていた少女の眼に、もはや躊躇と言う文字を読み取る事は不可能に近かった】
【普段は、ただ自作の魔法薬を売り歩いているだけの少女ではあったが、決して腕に覚えが無い訳ではない】

ん…………お前も、付き合ってくれるか……?
――――悪ぃな。しばらくの間…………力を貸してくれよ!!

【その時、メッセンジャーとして少女に事態を知らせた、片腕だけが長く太い人形が、少女の顔の側へと飛び上がる】
【まるで、自発的な意志を持っているかのように、側へと寄り添った】
【凶相に満ちた少女の顔に、ほんの一瞬だけ狂気の薄まる様な笑みが浮かんだ】

さぁて…………支部長さんとやら?
仲間にさんざ、ちょっかいを掛けてくれたんだ…………そろそろ年貢を納める事を考えてもらうぜ…………ッ!!

【思い返せば、かつて自分の『恩人』も、カノッサ機関の支部長≠ノ、手ひどい目に遭わされていた】
【それをも思い出し、少女はギリッと青年を睨みつける――――それに呼応するかのように、カラスたちが飛翔する】
【少女は、どうやら『臨戦態勢』に入ったようだ】
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/04(土) 11:26:15.33 ID:MpZ+CFAL0
>>852

ええそうです、カノッサ機関水の国支部支部長≠フレギン=ハーネットです以後よろしく…
おや、いきなりそんな………困りましたねェこれは……正当防衛するしかないじゃあないですか

【肩を竦めて両手を上げてふざけたような態度を取りながら】
【黄金の瞳を見開きながら女性の体に巻きつくような嫌な視線を送る】

ちょっちょっと待って下さいよー私貴女のお仲間に危害を加えた覚えはありませんよ?
まぁ最近は卵を撃ち込まれて心を闇に染めたり、拉致監禁される方が多いですからねぇ…ご愁傷様っと

The devil's children have the devil's luck――無駄な事を……私を打倒した所で何か生まれるんですかねぇ?

まっいいでしょう…




          ≪Vibrationk――Clock――
                      揺れ動き刻まれる時=


【タンタンと右足で地面を数回リズムカルに叩く】
【すると地面を波紋のようなモノが走り、女性に向かっていくだろう】
【この波紋に触れてしまったら、全身がまるで鉛のように重く感じるだろう、まるで時が止まったように】
【波紋からは魔術的な要素や、能力的な要素は感じられないだろう】
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 11:44:08.35 ID:EdTzeUdb0
>>853

……ハッ、寝ぼけてんのか?
それとも、悪事のやり過ぎで何が何やら分からなくなってんのか、おい…………ッ!!
――――アーディン=プラゴール…………俺の恩人に『卵』ぶちこみやがった一件……忘れたとは言わせねぇぞ!!

【赤く、魔力を宿した瞳で青年――――レギンを見据えながら、毅然と言い放つ少女】
【恐らくは、冗談交じりではあっても後者――――心当たりがあり過ぎて自分との因縁に辿りつかないのだろうと踏んで】
【少女は口にする――――自ら『卵』破壊の実験台として身を捧げた、一人のワーキャットの名前を】

(『拉致監禁』……か……………………間違いねぇ、もう疑い様がねぇな…………!
――――目的は、あいつの製作能力の悪用…………時間はほとんどねぇ、どうにかしねぇと…………!)

【レギンの言葉の一節を捉えて、少女は確信を深める。人形の本来の持ち主である南雲利織は、間違いなく機関に囚われている】
【少なくとも、機関は直近で『拉致監禁』を繰り返している――――知らずその中に紛れ込んだ可能性も、否定できない】

(――――なんで俺、あいつの為にこんなに必死になってんだ……?
ひょっとしたら、赤木の野郎と連なってるかもしれない、あいつの為に……なんで?
…………いや…………あいつは赤木とは違う……真っすぐだ…………だから見捨てられないんだろうな…………)

【ふと、脳裏をよぎる疑問】
【苦手意識がいまだに拭い去れない『魔術協会』。その一員としての利織をここまで気に掛けているのは何故なのかと】
【喧嘩別れに終わった、赤木怜司の事もあり、未だに『魔術協会』には良い印象が無いと言うのに、何故】
【――――しかし、自分の目指す者の為に、他人から後ろ指を指されながらも諦めようとしないその姿勢】
【そここそが、少女にとって見捨てられない、唯一にして絶対のポイントだと、すぐに気付いた】

(ッ、何か来るっ、考え事は後!!)
――――『グランド・ウォール』!!

【その様な逡巡をしているうちに、敵に先手を許してしまう。波紋が迫るのを感知した少女は、すぐさま対応に迫られる】
【ポケットから、黒い『種』の様な物を地面に投げつける――――瞬間、アスファルトの地面を砕いて、何かが姿を現した】
【それは、黒い根に抱え込まれた土の『壁』――――瞬時に発芽し、成長する彼女の『作品』の一つである『魔植物』が、壁を形成したのだ】
【魔植物の根によって魔力が作用した土の壁は、波紋を受け止め、遮断する】

これは挨拶代わりだ……とっとけよ!!
――――『クロウ・ミサイル』!!

【考えてみれば、実力者との戦闘はこれが初めてなのだ。気を抜いている場合ではない――――少女は間髪いれずに反撃に出る】
【空を飛んでいるカラスの内の2羽が、魔力に反応――――くちばしをレギンに向けて、一直線に突撃する】
【弾き飛ばす事は容易だろうが――――込められた魔力が作用し、そのカラスは何かに刺さると2秒後に爆発する】
【正に『カラスのミサイル』として、撃ち出された2羽が、上空からレギンへと迫る】
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/04(土) 12:07:27.92 ID:MpZ+CFAL0
>>854

って………あの獣くっせぇドブ猫のお仲間かよ……どーりでゲロを熟成させたみてーな臭いがすると思いましたよ
あいつの顔も最高だったなぁ……あの吠え面と激昂した顔がよぉ…

【思い出したように顎に手を当てながら頷いている】
【その表情は満足げであり、そして狂気にみちた笑みが張り付いている】

そういや最近データベースに書き込みがあったなぁ…黒野ナントカって人ですか?
違うならイマイチ分かりませんねェ………まぁ同じ場所に送って差し上げますよ

【波紋が防がれたため、放つのを止め、相手の攻撃に備える】
【その最中にも、頭に残っていた最近の情報を掘り出し、相手に問いかける】

ッッ!!!!!?

【カラスのくちばしは難なくレギンの両肩に突き刺さり、抉りこんでいく】
【そして数瞬の間を置いてから―――】


     
         【ドガンッッッ!!!!!!!!!】


【大きな音を立てて爆砕したのだった、爆炎と煙で、辺りは埋めつくされる】
【レギンも木端微塵に――――どうやらなってはいないようだ、辺りには肉を焼く臭いが充満していない】


痛いじゃあないですかーーーーーーーーー全く、こんな狭い場所で爆発なんてぇ



        ≪Aero――Gehenna
                地獄への渡り風=


【バシュウッと煙を引き裂いて女性の前へと飛び込んでくる、魔植物の壁を跳び超えるように】
【飛び越える瞬間に、何もない空間≠踏み台にしたような動作があったが――?】

【そして右腕を女性の顔面の至近距離まで伸ばすように向ける】
【ドンッという音と共にスーツの袖口から超圧縮された空気の塊が発射される】
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 12:23:41.20 ID:EdTzeUdb0
>>855

…………ぬかしやがって…………!!

【レギンの物言いには腹も立つ。立たない訳が無い】
【しかし、相手もそれなりの実力者であると言う事実が、沸点に至ろうとする少女の心をギリギリで冷ます】
【一つでも下手を打てば、負ける可能性は十二分にあるのだ。今は怒りを無制御にぶちまけている時ではない】

――――しらねぇな。その黒野なんとかってのは…………
(やっぱそうだ…………複数の被害者が、最近にはいるはず……!)

【出された名前は、少女の探し人とは違っていた――――と言うより、全く面識も記憶もない人名】
【しかし、やはりレギンの口ぶりから、過去に複数の事例がある事は想像できる――――下手な負け方をすれば、自分もその被害者となってしまうだろう】
【では誰を探しているのかと言う事は、少女は口にはしなかった】
【下手な情報を晒してはならない――――先に名前の挙がったアーディンの仕事ぶりから、無意識に学んでいる姿勢だった】

(やったか!?
――――――――いや、来る!!)

【爆音が周囲に響き、煙が路地裏に充満する】
【一瞬の、苦痛の響きを聞きとった少女は、攻撃が当たった事を確信するが――――次の瞬間】

――――――――ご、ぎぃっ……ぐ…………!!

【飛び出してきたレギンの一撃を、まともに顔面に受けてしまう少女】
【勢い、少女は後方へと吹き飛ばされる】

がっ――――『ペガサス・ウィンド』!!

【そのまま、壁に叩きつけられでもしたら、身体が動かなくなるほどのショックに見舞われるだろう】
【咄嗟に少女は空中で術式を展開し、自分の体を制御する】
【――――打撃のインパクトには逆らわず、受け流す様に。そして、飛翔の力を瞬間的に展開し、体勢を立て直す】

うっ、っぐぅ……………………!!

【しかし当然、頭部に貰ったダメージの全てを無化できたわけではない】
【微かにぼやける視界――――軽い脳震とうに陥ってしまった】

あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――『ライトニング・ハルバート』!!

【足にも、若干の痺れを感じる。重傷とはいかないが、決して軽視できるダメージでもない】
【しかし何より、ここで戦闘行為を止める訳にはいかなかった】
【右手の杖を前方へと突き出し、そこから紅の電光の様なビームを放つ】
【それなりの魔力を使用しての魔力ビーム――――大まかにでも良いから、なぎ払ってしまおうと言う構えだ】
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/04(土) 12:51:54.79 ID:MpZ+CFAL0
>>856

あの猫さんはお元気ですか?なんならここで救援を求めてもいいんですよ?

(意外と頭はクールなようですねぇ、やだやだやりにくいタイプですね)
全くスーツがまた駄目になってしまいましたよ、どこに請求すればいいですか?

【両肩から血を流し、スーツは所々が煤けてしまっている】
【その煤をパンパンと叩きながら払って、ゆっくりと歩を進める】

おや人違いでしたか………ではその探し人のお名前を教えて頂ければ、検索したしますよ?
もっとも、まだ情報が流れていないかもしれませんが…

【スーツから端末を取り出して、プラプラと振る】
【口元には柔和な笑みが再び現れて、黄金の瞳で出方を伺っている】

っとぉ!!!!!!貴女も中々手数が豊富なようですね、危ない危ない………

【ビームによる薙ぎ払いを道を譲るように体を反転させて回避する】
【が、回避しきれず、今度は右足の太もも付近から血が噴き出していく】
【確実にレギンにもダメージが蓄積している事が分かるだろう】

ですが……まだまだ行きますよっ!!!!!!!!!!!!




     ≪Vibrationk――Clock――
                  揺れ動き刻まれる時=



【ダンッと勢いよく地面を踏みしめてからの加速で女性に迫る】
【両腕の肘からは僅かながら、風の螺旋のような気流が生まれて、加速をさらに強めている】

【そのまま左の回し蹴りを、腹部に打ち込もうとするだろう】
【それにより、波紋≠フようなモノも直接打ち込もうとする、受ければ動きが鈍くなってしまう】

【撃ち込む瞬間の足の裏をよく見れば、靴に複数のローラーとコアのようなモノが見えるだろう】
【つまり、この波紋≠ニは、振動周波を応用したモノだという事が分かるだろう】
【一定の超精密な振動波を相手の動きの起点になる関節や神経をピンポイントで共振≠ウせ】
【それによりあいての運動中枢を一時的に動けなくするという原理があるのだ】

【これも水の国支部≠フ科学力の賜物か、しかしこの波紋からはもっと深いなモノを感じるだろう】

858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 13:12:47.16 ID:EdTzeUdb0
>>857

――――ケッ…………っ、誰が…………!!

【頭をブルブルと振るい、何とかダメージから覚醒させようとしながらも、少女は毒づく様に突っぱねる】
【――――夜の仕事をしているアーディンは、今は眠っているはず。救援としては、期待しようもない】
【それに、情報を無意味に晒してはならない――――利織が救援を要請する為の仕込みをしているとばれれば、冗談抜きで命が危ない】
【こっちの目標が、複数の要素のうちのどれかと言う事を煙に巻いておけば、敵もそう容易くは動けないはず――――】

いくら速くても、そんな素直な機動で――――ッッッッぁぁあぁぁああぁっっ!!

【正面から蹴りを放ってくるレギンに対し、右手の杖で受け止める様に身体を庇う少女】
【先ほどの波紋と同質の攻撃と言う事で、何かで遮断すれば問題ないと判断したのだ】
【しかし――――脳震とうのダメージが残る上に、元々の体力差がここに来て仇となる】
【完全に受け止めきれずに一部を腹部に貰い、蹴り飛ばされてしまった】

ぐっ、ぐぁ……ッ…………この……――――!?
うぁ…………あ、足が…………!!

【ごろごろと、無様に転がりながらも、距離を取って反撃に転じようとする。幸いにして、防御が一定の功を奏し、完全な行動不能には至らなかった】
【しかし――――その一撃がより具体的に足に響いてしまい、その場にくずおれてしまう】
【体そのもののダメージは、脳震とうを除けば大した事はない。しかし足が動かないのだ】

えぇい、くそ………………くそ!!
――――『ブラッド・ニードル』!!

【唯一の救いと言えば、術式を構成し発動させる為には、肉体のポテンシャルはそこまで重要ではないと言う事】
【無論、意識レベルまで混濁する様な脳震とうではそれもままらなぬが、そこまでの重傷ではない】
【魔術師として、彼女の戦闘スタイルは中〜遠距離戦に特化している。ここからでも攻撃は出来るのだ】

【術式を唱え、魔術を行使すると、空を往くカラスのいくつかが、その場で砕け散る】
【その血液は、重力に従い落下――――する事は無く、その場で水球……否、血球を形成して、やがて複数の鋭い『針』が形作られる】
【その針が、レギン目がけて『氷柱』の様に降り注ぐ。これも、振り払うのは不可能ではないが、先ほどよりも『数』と言う面で厄介だ】

(――――少しでも良い。時間が稼げれば…………『こいつ』を使って…………!!)

【その間、少女は立ち上がろうと懸命の努力を続けながらも、左手でポケットを探る】
【攻めの手を緩めるわけにはいかなかった。次の攻撃を、常に意識の中に置いておかなければならない――――】
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 13:13:58.17 ID:vIlrlPtUo
【 路地裏。昼でも薄暗いその場所に、まるで街中の喧騒から逃げ出して来たかのように座り込む、一人の少女。 】
【 その艶やかな黒髪は、前髪がぱっつん、後ろ髪がゆるふわウェーブ。黒の瞳、その瞼を縁取る色合いは濃く、きつい印象を受ける。 】
【 服装も、街中を闊歩する華やかな少女達とほとんど変わらないもの。それ故に、この場所に居る事が酷く似合わない。 】


 ………。


【 じゃらじゃらと無駄に飾りのついた携帯を取り出し、退屈そうに画面を眺める。彼女の心情に寄り添うように、首元の黒いφのモチーフが、小さく揺れていた。 】
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/04(土) 13:39:25.50 ID:MpZ+CFAL0
>>858

やっぱり嫌いなタイプですねェ貴女は………なら最後の手段を使うしかないですねぇ

【少し嫌悪感を表情に出していく、口元は引きつり、瞳は歪んでいる】
【相手の心理を予測し、話術で精神から壊していく事を得意、好んでいレギンは】
【中々思い通りに動かない女性に対していらつきを覚え始めていた】


まったく次から次へと厄介な……まぁ私も人の事は言えませんがね…フフフフ






        ≪Aero――Gehenna
                地獄への渡り風=



【両手でまるでカーテンを閉めるかのような動作を宙に向けて行う】
【それと同時にレギンの頭上に気流が渦巻き風の膜≠フようなモノが出現する】
【それによりブラッド・ニードルの攻撃を吸収するように包み込んでいくが】
【数本はその風の膜を突破し、肩や腕に突き刺さっていく】
【その血の針を引き抜きながら口元には笑みが浮かんでいき、自らの鮮血を舐めとっていく】

さっきから痛いっていってるじゃあないですか…


ちんたらしてると死にますよー?クククククククク……

         ≪魔神具 蛇轟≫



【突如として、レギンの後方の空間が歪み、そこから黒い鎖が四本発射される】
【それぞれ女性の左手首、首、胴体、右足に絡み付こうと迫っていく】
【魔翌力が込められているため引きちぎることは難しいが、動きは直線なので回避は出来るだろう】

861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 13:59:44.49 ID:YJXQPlJ1o
【 路地裏。昼でも薄暗いその場所に、まるで街中の喧騒から逃げ出して来たかのように座り込む、一人の少女。 】
【 その艶やかな黒髪は、前髪がぱっつん、後ろ髪がゆるふわウェーブ。黒の瞳、その瞼を縁取る色合いは濃く、きつい印象を受ける。 】
【 服装も、街中を闊歩する華やかな少女達とほとんど変わらないもの。それ故に、この場所に居る事が酷く似合わない。 】


 ………。


【 じゃらじゃらと無駄に飾りのついた携帯を取り出し、退屈そうに画面を眺める。携帯を操作する指元で、黒いφのモチーフがきらきらと輝いていた。 】


/最後の描写をちょっと修正します…。
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 14:00:25.74 ID:EdTzeUdb0
>>860

――――悪ぃな、自分に正直……なんでねぇ!!

【不快な人物なら、殺してしまう事も厭わない。あくまで、自分のペースを貫く】
【彼女が自分に対して封じた選択肢は、そうおいそれとは引き出す事は出来ないだろう】
【――――ただ、この性質がレギンの思惑を外しているのは偶然に過ぎない】
【そのペースに合わせられてしまえば、後は籠絡されるのは簡単だ――――そうやって心の隙に付け込んできたのが、とある一人の機関員――――夜の女王だった】

全くだ…………何度も何度もしつけぇんだ、よ……!!

【手を変え品を変え。両者の戦法は、そういう意味では不思議と一致している】
【せめて傾向が分かれば、後手に回っている現状を変えられるのだが、その攻撃は変幻自在。距離も所作も、計れなかった】

(攻防共に抜け目なし…………かよ……ッ!!
やっぱ…………伊達や酔狂で、機関員って勤まるもんじゃ、ねぇみたいだな…………!!)

【先ほど攻撃に使った『風』を、今度は防御に使っている様子を見て、少女は顔を顰める】
【透かした態度や、先ほどから妙に絡んでくる様子もあるが、何より戦い慣れている、自身の力を使いこなしている――――この一点が、一番厄介だった】

――――またかよ、っ……しまった!!

【更に、放たれる黒鎖】
【咄嗟に身を翻そうとしたが、やはり脳震とうのダメージがそれを阻害する】
【身を投げ出す事で首と胴体狙いのそれは外せたが、左腕を捉えられてしまい、更に右足が狙われる】

「――――!!」
あ…………!?
助かったぜ、人形さんよ……!!

【しかし、右足へと迫る鎖に待ったをかけたのが、忘れられた様に静観していた、片腕だけが長く太い人形】
【腕を振るって、鋭い風の刃を発射し、右足を狙う鎖を叩き落とした】

へっ……悪ぃな。貰ったぜ…………!!
お前こそ、自分の身の心配をしやがれ…………ッ
――――『インスタント・テンタクル』!!

【無理やりに引き出された左腕は、しっかりと何かを掴み取っていた】
【それを少女は、さきほど『グランド・ウォール』を展開した時の様に、地面へと投げる】
【――――先ほどの様に、瞬時にして発芽して飛び出したのは、一本の、紫色をした巨大な触手】
【恐らくは一本の樹木程の大きさがあるだろうそれは、天を目指して聳え立ったかと思うと、ブンブンと荒れ狂う様にその身を震わせる】
【その巨大な質量に巻き込まれては、殴打――――強く叩きつけられる様なダメージは、避けえないだろう】
【選択肢は、防御か、あるいはダメージを与えて自壊させるか――――】

(悔しいが…………この野郎の言うとおり…………あんまり時間を掛けてたら、ますます後手に回っちまう…………!
――――状況が悪いが、次で決めるか…………!!)

【左腕を捉えられた状況では、こちらから能動的に打って出るのは難しい。まずはこの拘束を破壊する事が先決のはずだ】
【しかし、それまでもが悪手に回りかねない非常事態――――少女は、危険でもこのまま向かう腹積もりを固める】
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/04(土) 14:19:21.08 ID:MpZ+CFAL0
>>862

One must draw back in order to leap better――――正直かつ冷静…か
貴女の苦痛で歪んだ顔と、許しを請う姿が見てみたいですねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!ハハハハハハハ!!

【そう言いながら、左腕に絡まっている鎖を掴み、引き寄せようとする】
【それ以外の鎖は消滅し、空間には余韻も残る事はない】

チッなんだか知りませんがその木偶人形も邪魔ですねぇ………
まぁそんなおもちゃは後でゆっくり粉々にすればいいですかね、まずはあなたの…


         中身を見せて頂きましょうか



                      ≪ シグナルランダマイズ  ≫




【そして鎖を掴んだ手のひらから、レギンの邪悪な混沌の魔翌力が鎖を伝って女性の体内に侵入しようとする】
【もし入ってしまえば、強烈な吐き気、眩暈などの体調不良が起こり、不快感が襲うだろう】
【同時に彼女の記憶の中にある探し人≠フ情報も読み取られてしまうだろう】


グッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
畜生がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!

【ゴッと強烈な殴打を受けて、右腕でガードするが路地裏の後方に吹き飛び、そのまま建物の壁を突き破って中に消える】
【吹き飛ばされる瞬間に哲学者の卵≠女性の腹部に向けて放つ】
【吹き飛んだことで鎖の拘束は緩み、取り除くことが出来るだろう、】
【しかし、混沌の魔翌力は流れ込んでいる最中なので、遅れれば体に受ける事になる】
【卵≠ニ邪悪な魔翌力の両方を受けてしまった時の悪意の増大と、負の感情は計り知れない】
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 14:36:20.76 ID:EdTzeUdb0
>>863

ぐ…………ち、く……しょう……!!

【ようやくにして、脳震とうの後遺症も、足に響いた波紋の影響も薄れてきたが、それでも純然たる体力差と言うのは、覆し様がない】
【じりじりと、少女は鎖によってレギンへと引き寄せられていく】

(だが……逆に言えば…………これがチャンスか……!?)
――――時と世界を極めし支配者よ 更なる理(ことわり)の世界へと我らを導け――――

【引き寄せられながらも、少女はここを千載一遇のチャンスと認識】
【それまでの様な即効性の魔術とはなにやら趣の異なった、複雑な術式を組み立てながら詠唱を紡いでいく】

【――――しかし、そこに割って入ってくるのが、鎖から伝わる、混沌の魔力】

グエッ!?
うっ…………おごぅああぁぁぁぁぁぁぁ……………………ッッ!!

【先ほどの脳震とうなど目ではない――――そう言って過言ではない程の目眩と吐き気】
【そして、自覚の無いままに抜き取られて行く、探し人――――南雲利織の情報】
【『魔術協会』の一員で、先ほど『邪魔』をした人形の製作者――――機械を魔術を一体化させた魔道具の製作を、専門とする魔術師――――】

――――うっ…………ッ…………?
はぁ、っが、ぁ…………――――――――

【殴りつけられ、吹き飛んだために鎖の拘束も抜ける】
【そこで、反撃のチャンスがフリーでやってきたと――――そう誤認したのが、致命的な過ちだった】
【内部に渦巻く黒い魔力に呼応する『何か』が、咄嗟に引いた右腕の肘辺りに突き刺さる】
【――――瞬間、まるで身体の全てが、髪の毛の一本一本に至るまで、冷えていく様な感覚に見舞われる】

(なん、だ……これ……………………
いや…………いまは、やつ、を…………や、つ、を…………)

【――――体の芯が冷えていくと同時に、己の奥底から何かがせり上がってくる】
【しかし、そんな事は後回しだ。レギンに止めを刺すべく、術式の攻勢を加速させる――――同時に、急速に己の何かが蝕まれていくのを、気付かぬままに】
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/04(土) 14:57:03.23 ID:MpZ+CFAL0
>>864

グッガハッハァハァ…………い、今のは効きましたよ………右腕の装甲を貫通して…
やはり…………だが……………!!!!!!!!!!

【血反吐を吐き散らしながら、袖の下に仕込んでいた装甲のような物ごとひしゃげた右腕をぶら下げながら】
【ゆっくりと、コンクリート製の砕け散った壁の瓦礫の中から姿を現す】

南雲利織=\―――成程……確か魔道具開発班の名簿で見た名前だ……
そしてその人形―――成程成程………クク…クククククククククク…ヒャハハハハハハ!!!!!


いいねぇ…その調子だ……もっと憎んでくれよ……憎め!!!憎め憎め憎め!!!

(計画変更だな、こいつは捕獲して同じ場所≠ノ収容する…)
(そして情報を吐き出させるためのダシになってもらうとするか…ただし一方的にな…クク)


【カチリカチリとかみ合っていくピースに口元を歪ませ、思案していく】
【そして、この後の展開としてもっとも残虐性のある事を思い浮かべる】

あーそうか、南雲利織=\―――な、すいませんねぇ……実はその人はですね


       私が拷問しすぎて殺しちゃいましたぁぁぁぁぁ!!!!ヒャハハハハハハハハ!!!!

舌を削ぎ落して、眼玉を刳り貫いて、皮膚を一枚一枚丁寧に剥してですねぇぇぇぇ!!!!!
いやー最高でしたよぉぉぉぉぉ!!!!!!涙目で許しを請う姿は!!1ヒャハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!

タスケテタスケテってよぉぉぉぉ!!!来るわけねー助けを求めてよぉぉぉぉ!!!!!!!


【そう、ありもしない話を得意げに語って、神経を限界まですり減らそうとする】
【その悪意を限界まで引き出すために、冷静さを完全に奪う為に、捕獲の為の準備から気をそらす為に】
【感に触るその嫌な高笑いと共に、残虐な、非道な言葉を紡いでいくだろう】

【同時に―――ゆっくりとだが、地面を先ほどの鎖が蛇のようにうねうねと這って行く】
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 15:11:23.91 ID:EdTzeUdb0
>>865

【――――破壊を振りまいた『インスタント・テンタクル』は、発生してから数十秒後、動きを鈍めて自壊する】
【インスタント(即席)の名の通り、あまり長持ちする物でも、無かったようだ】

(どこから…………もって、いき…………やがった…………その、なまえ…………!!)

【まるで、自分の考えを読んだ様な、自慢げなレギンの言葉が、遠く聞こえる】
【必死に術式を組み続けながら、少女の瞳が、徐々に虚ろになっていく】

――――――――まずは、その…………汚らしい口を、締め上げろ…………!!

【その言葉を聞いて、彼女が何を思ったのか――――それは良く分からなかった】
【『心』の動きが、鈍り始めている――――言葉の意味を理解して、それを言動に反映させる瞬発力が、損なわれていた】
【――――それと反比例するかのように、『卵』の浸食はその速度を上げ】

今さら、遅いがな……………………!!
死ね、死にさらせ…………この世から消えされ……………………ッ

――――――――――――――――『アナザー・ゲート』ッッッ!!

【長く紡ぎ続けていた術式が、ようやく完成した。後はそれを解き放つだけで、目の前の男を永遠に消し去る事が出来る】
【杖を地面に叩きつけ、少女は血を吐く様にして叫んだ――――瞬間、少女の前方に巨大な魔方陣が展開される】
【その魔方陣は、黒い穴に反転すると――――そこから、ハンドボール大の大量の黒い魔弾が、嵐の様に吐き出される】

【――――元々は、空間転移の術式の一つとして開発された物だったが、失敗したうえでの副産物だった】
【間違った方法で、強引に開かれた時空の裂け目は、強力な歪曲効果を前方へとまき散らす】
【その黒い魔弾――――仮に『亜時空ボール』とでも命名する――――に触れれば、時空歪曲による、強力な破壊に見舞われる】
【それが、まるで嵐の様に前方へとまき散らされるのだ――――彼女自身が切り札として秘めていたと言う事もあり、大掛かりな術と言う事もあるが、もう一つ】
【皮肉にも、『卵』によって高められた力が、その威力を増していた――――回避に専念しなければ、危険と言える】
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/04(土) 15:15:05.44 ID:Wsm5y5tX0
【路地裏】

―――――ッッ!!なんだァこの“資料”ッ!?こんなことが…―――

糞がァ!!こんな…ッ!事がッ!許されるってのかッッ!!!

【入り組んだ路地裏に一人、少年が歩いている】
【特徴的な容姿をしており、薄暗い路地裏でも淡く輝いていた】

【周囲を焼き焦がすかのような真っ赤な短髪】
【それに相応するかのような深い漆黒の双眸】

【未熟といえるであろうか、幼さが顔にまだ残る少年】
【大人になれば恐らく精悍な青年に成りそうな、整った顔をしている】

【赤い、いや真紅に近いほど鮮やかな羽織を着ており、見る者を安心させる。が】
【反発するかのように右手には付けられた無骨な手甲があり】

【その拳部分には決して拭えない黒ずんだ血痕がこびり付いていた】


【周囲には太陽の光が通らず、昼間であるのに薄暗くて】
【辺りがよく見えづらい為、周囲に人がいるかどうかは少年には判断し得ない】

【右手に数枚のファイルを握りしめており、それは何かの研究資料のように見えた】
【特徴的でなく、分かり難い文章の羅列が大量に並んでいたが】

【“カノッサ”】

【そう書かれた一文の下に赤い線が引かれており】
【それが彼の物事の主極であろう】

クソッ!どうすりゃいいんだ!

こんなもんなのか!俺の干渉力はァ!!

【ファイルを地面にたたきつけ、撒き散らす】

【薄暗い地面に真っ白なファイルが異様な違和感を醸し出し】
【不気味なコントラストが少年の周りに発生した】
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 15:25:38.14 ID:YJXQPlJ1o
>>867
【 かつん、かつんと、路地裏に靴音が響き。少年のもとに歩み寄るのは、一人の少女。 】
【 その艶やかな黒髪は、前髪がぱっつん、後ろ髪がゆるふわウェーブ。黒の瞳、その瞼を縁取る色合いは濃く、きつい印象を受ける。 】
【 服装も、街中を闊歩する華やかな少女達とほとんど変わらないもの。それ故に、この場所に居る事が酷く似合わない。 】


 …どうしたの。そんなに怒って。
 そのファイル、何か嫌な事でも書いてあったの?


【 首を傾げて、少年と地面に落ちたファイルを交互に見る。そして問うた後で、カノッサ≠フ文字を見つけたようで。 】
【 もしや、聞いてはいけないことだったかと、不安げな様子で少年を窺う。 】
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 15:29:16.14 ID:G8jqUQGB0
【路地裏】

――――――――♪〜♪ー♪♪〜。

【昼の光も満足に届かず薄暗さのみがある路地裏に一人の男がいた】
【男は白の短髪で黒の燕尾服をきている】
【男は鼻歌を歌っていて、どこか明るい雰囲気をかもし出していた】

【だがこの男、なんと逆立ちで歩いているのである】
【なんとも奇妙だが、男のほうはむしろこの方が自然体のようで】
【軽やかに、スイスイと歩いている】

♪ー♪〜♪ー♪〜♪♪。

【もし誰かが見ていたら、この上なく奇妙に思うだろう】

870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 15:31:50.08 ID:YJXQPlJ1o
>>868
/描写抜けてました…
/どこかに【右手薬指には、黒く輝くφのモチーフがついた指輪】の描写を足しておいて下さい…
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/04(土) 15:33:31.56 ID:Wsm5y5tX0
>>868

あァ…?ンだテメェ…?

【恨みの込めた禍々しい双眸で相手を睨みつける】
【完全に感情は怒りにとらわれており、何を考えているのか把握しづらい】

今の俺ァこの“怒り”を制御出来ねェンだよ…

道楽程度で話しかけてンだったら失せた方が確実に身の為だぞ……

【血が滲むほどに両手を握りしめ】
【必死に感情を抑えて、眼の前の少女に対しての警告】

【これ以上は本気で殴りかかってきそうだ】
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/04(土) 15:38:22.56 ID:MpZ+CFAL0
>>866


ハハハハハハハハハハハハハ!!!!足らねーよまだまだまだまだ!!!!!!
もっと絶望しろ!!!!!!!悪意に身を任せるんだよぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!

憎しみが深ければ深いほどに、貴様の力は倍増するんだよぉぉぉぉぉ!!!

【両手を広げて高らかに笑いながらそう言い放っていく】
【そして相手の術式が発動した瞬間、焦ったような、待ち望んでいたような笑いで見つめる】
【もはや回避に回せるほどに体は動くことは出来なかった、ならば少しでも軽減するしかない】


        ≪Aero――Gehenna
                地獄への渡り風= 障壁120%!!!!!!!!!


【まずは先ほどと同じ動作で風の障壁を前方に生み出す】


      ≪Vibrationk――Clock――
                  揺れ動き刻まれる時=竚ナ定振動率100%!!!!

【さらにその気流による障壁にたいして蹴りを放ち波紋を撃ち込み、空気を固める=z

   
              『混沌砲門』全弾射出!!!!!!!


【さらに自分の前方に対して魔法陣を展開、同様の魔弾を発射して相殺しようとする】
【だが一撃一撃の密度が桁違いなのだ、魔弾は簡単に呑みこまれる】


ゴガァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

フ……フ…フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


【そして風の障壁を突き破り、レギンの全身に突き刺さっていく】
【その空間をも歪める魔弾は、レギンを先ほど砕いたコンクリートの壁まで戻し】
【さらにその奥の壁、またさらにその奥へと突き進んでいく】

【全てが終わった後は、約50mはありそうな距離が離れていた】
【レギンの右腕と左足は消滅し、残った手足も骨が剥き出しになっている】
【頬も破れて、顎の骨が見え隠れしており、スーツは言わずもがなボロボロである】
【その状態で瓦礫の中に半身を飲み込まれている、】
          


く……ク……まさかこれほどとはな……恐れ入ったよ……女…

だが………これで………ヒッ…

【ぶるぶると震える左腕を女性に向けて、握るような仕草をする】
【血涙を流す瞳はかすかに笑っているように見えなくもない】

【そして女性の真下の地中から一本の黒い鎖が飛び出してくる】
【それは女性の胴に巻きつこうと迫っている、だが数は1だ、冷静になれば回避はたやすい】
【これを凌げばもう追撃はないだろう】

873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/04(土) 15:40:45.84 ID:ce5VKyVSO
>>869

あー…クソ痛ぇ……

【逆立ち男の後ろから、人影がもう一つ】

【黒い瞳、背の中程で揃えた青みがかった黒髪】
【空よりは海に近い、緑がかった濃い藍色の和服】
【腰の辺りには、片手で振るえる程の大きさの手斧を2本ぶら下げている】
【怪我をしているのか、左手で右肩を抑えている】
【そんな女だ】

アイツも見失っちまったし、コレからどーすっか……

…ぁん?なんだ、アイツ?

【前を歩く逆立ち男に気づく】

【そのまま近づき、】

…ナニやってんだ、アンタ?

【いかにも怪しい物を見る目で、逆立ち男に話し掛ける】
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 15:42:54.90 ID:YJXQPlJ1o
>>871
【 びくり、と肩を震わせ。怒りを露わにする少年から、そっと後ずさる。 】
【 気丈な印象を持ったこの少女、だが見た目に反して臆病なようで。 】


 ごめ、ん………っ、!?


【 後ろを確認しないまま後ずさっていたため、積まれていた廃材にぶつかり、少女は尻餅をついてしまう。 】
【 そして廃材は、喧しい音を立てて崩れ落ち。鈍くさい少女の様子と相まって、更に少年を苛立たせてしまうかも知れず。 】
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 15:48:36.55 ID:G8jqUQGB0
>>873

♪〜・・・・ん?

【話しかけられた男は体ごと振り向く】

・・・・なにって仕事の見回りですよ?

【女を見上げる?様な形で言う】


【・・・質問の意味を履き違えていることには気づいていないようだ】
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/06/04(土) 15:55:10.31 ID:4GaRK71AO
【路地裏】

【人気も無く、生気も無い、空虚な空虚な──危険地帯=z
【そんな場所に、一人の大柄な人物が佇んでいる】
【ソフト帽を被り、トレンチコートに身を包んだ、少しばかり季節感が欠如しているその姿】
【しかし、サングラスを掛けた白塗りの顔は、その格好の疑問を吹き飛ばす程に、異質だ】
【前髪が僅かも見えないことから、頭髪は剃っているのだろうか?】

…………………

【何かを探しているのか、時折立ち止まり、周囲を見回している】
【怪しいと言えば怪しいのだが、路地裏に限って言えば、そうおかしな光景でも、ないのかもしれない】
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/04(土) 16:00:25.11 ID:Wsm5y5tX0
>>874

チッ……!何やってんだァ俺ァ…

【相手の態度に対して苛立ったわけではないが、少女に対してきつく当たってしまったことに自己嫌悪する】
【頭を左手で忌々しげに力強く掻き】

【謝ろうと少女の方を向く】

――…っ!?おいッ!ボサッとしてんなァ!!

【その瞬間、少年の眼には少女の周りの機材が少女に降り注いでいるように見えた】
【少年は自身の右手についている手甲を取り外す】

【すると右手に光が発生し、少年の周りに包みこまれ】

【光が消えた時には、少年の手には紅色に光る拳銃が握られていた】

――ッらァ!!!

【少年は銃口を少女の上の機材に向け、撃ち込んだ】
【銃口から凄まじい熱風と硝煙を噴き出しながら、巨大な火柱が発射され】

【機材を一瞬で熔解させた】
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 16:01:41.38 ID:EdTzeUdb0
>>872

(あぁ…………ほんとう、だぜ…………
みちてくる――――みちアふれテクる…………この、チから…………ぁ!!)

【――――身体を蝕む嵐は去った。同時に、平静な湖の湖面の如く、心が凪いで、澄み渡っていく】
【その感覚を享受しながら、少女は歪んだ笑みを見せた】
【――――――――今さら言うまでもないが、その感覚は『偽』――――彼女の中の平衡が失われている事の、何よりの証左】

ハ…………ハハ…………!!
ザまァねぇナ…………支部長、さンよぉ…………!!
薄っペラい嘘デ塗り固めテる様に…………そノ実力も、薄いのカよぉぉぉォォぉォぉぉ?

【今になれば、良く分かる。レギンの言う『利織は拷問死した』と言うのは真っ赤なウソ】
【――――人形の握っていたメッセージは、そこまで古い物ではなかった】
【捕えられてから、まだ2日と経ってはいるまい。その間に、そこまで拷問に時間を割く様な事など、出来るはずがない】
【――――『卵』の齎す『クール』な思考が導き出した、看破の理論】

――――見え見エだ、バぁぁぁァぁぁァァァか!!
俺は、オ前が見えタ…………そレは『姑息』…………!!

【ここに来て、ようやく少女は相手の性質が見えた】
【嘘と欺瞞で相手の心を揺さぶり、自分のペースへと引き込む――――それがレギンのスタイルなのだろう】
【要するに――――その言動には、常時挑発効果が乗せられている。それが分かれば、後は容易いだろう】

――――コノ技には…………『ウィッチ・ファイバー』とでモ名前を付ケヨうかネェェェぇぇぇぇぇェぇぇ!!

【――――足元から迫る鎖に対して、少女がとった行動は、異常だった】
【突如、その長い髪が更に引き伸ばされる様に伸びると、その質量を増大させて、一本の巨大な『右腕』を形成する】
【それが、捕縛せんと迫ってくる鎖を捉え上げると、握りつぶして破砕してしまった】
【――――魔術ではない、彼女の固有の能力として、『卵』が与えた力――――『ウィッチ・ファイバー』】

精々震えテ待ッてルンだナぁ…………機関のクズ共ガよぉぉぉぉォォぉぉォ!!
俺が、お前ラを砕いテやる…………人の則を超エタ、黒魔術の力ぁァぁぁァァ、駆使シてなぁァァぁァぁぁァァ!!

【――――均衡を欠いた精神が、その語調にまで影響を与えているのか】
【ガタガタの、安定しない言葉を吐き続けながら、少女は毒づき続ける】
【――――禁忌の領域にある魔術を修める者として、機関に破壊を絶望を与えんと、声高に宣言して】

じャァな、レギンなンとか…………
――――『クロウ・ミサイル』

【満身創痍のレギンに対して止めを刺すべく、少女は魔術を行使する】
【先ほどと同じように、1匹のカラスが、倒れているレギンに向かって突進する】
【――――以前に受けていたはずの『ただ殺すだけでは滅する事が出来ない』と情報が、すっかり頭から抜け落ちてしまっていたが故の、無駄な行い】
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/04(土) 16:02:34.96 ID:ce5VKyVSO
>>875

…いやいやそーじゃねーよ……
わざわざ逆立ちして歩く必要があんのかって話。わかる?

【しゃがみ込み、逆立ち男と顔の高さを同じくらいにする】

……ところでさっき仕事とか言ったか?
見回り?パトロール?そりゃーご苦労なこったなぁ。

【つんつんと男の足をつつき、倒そうとする】
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/04(土) 16:13:28.83 ID:kXNql/oZo
>>876

なにかお探しか?そこの人

【ふいに響き渡る声。低く、悪いように言ってしまえば威圧的で、いいように言えば厳格な声だ】

【どうやら大柄な人物の背後からのようで、振り向けば】
【樗(おうち)色の長髪に黒いストライプの入ったスーツとスラックス】
【紫のネクタイに茶の革靴、腰にはベルトで固定された黒鞘があり、刀が収まっている】
【四角い黒ぶちの眼鏡の奥から、くすんだ紫色の瞳が覗く、そんな30代後半とみられる男性と】

【その隣には10〜12歳ほどの背丈に濃いグレーの長髪に、漆黒の瞳】
【星の無い宇宙を思わせるかのような黒い袖の無いワンピースと、同じく黒のスニーカーと、全身黒の少女が】
【そこに立っていることだろう】

(男か、女か…まぁ、どちらでもいいが…)

【と、くだらない思考を働かせつつ、問いかける】

【男の隣に居る少女はジッと無表情で貴方を捉えている】
【一言も発さず、微塵も動かず、まるで人形か何かのように】
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/04(土) 16:14:21.93 ID:MpZ+CFAL0
>>879

Bad money drives out good――――悪意は広がり続ける…………ククククク
まさかここまで呑まれるとはね……もうどの法でも元に戻るのは難しいだろうよ……ヒッヒ

An eye for an eye, and a tooth for a tooth―その手で全てを破壊しつくせ…もはや畜生に堕ちた女よ


クック……ヒャハ…ヒャーは八ハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!


【グシャリとカラスは頭に突き刺さり、そのまま爆ぜる】
【後には何も残らない、あるのは悪意の残滓のみであるだろう】

//お疲れ様でしたーっと!!
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 16:15:45.46 ID:YJXQPlJ1o
>>877
【 自身に向かって崩れて来た廃材、何故か少女は避ける動作を見せなかったが… 】
【 中の人が自分で書いておいて状況解ってなかったとか、きっとそんな理由ではないはずだ。多分。多分… 】


 …!!


【 放たれた光と、少年の銃撃。そして巨大な火柱に焼かれ、一瞬で溶けた廃材を見て、彼女は暫くの間呆然としていたが。 】
【 自身が助けられたと気付くと、そろそろと立ちあがり、少年へとたとた駆け寄って。ぺこりと小さく、お辞儀をした。 】


 ありがとう。…怖がっちゃって、ごめん。
 あと、これ…。


【 そう言って、駆け寄った際に拾ったファイルを、少年に手渡す。そこに記されたカノッサの文字には、触れるべきか否か迷っていて。 】
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 16:18:21.98 ID:G8jqUQGB0
>>879

あーなるほど!そう言う意味ですか。

いえ、ただこの方が楽なんですよ私にとってはね。

     ――――おっと。

【やっと理解した男。足をつつかれ倒れそうなそぶりをみせるが】


      ほっ!

【手をばねに飛び上がり、空中で180度回転】

【足と顔の位置が逆になる】

ええ、雇い主に従うのが傭兵の務めですから。

【笑顔で女を見下げながら言う】
【”傭兵”というからにはこの男、見た目に反して実力はあるようだ】
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/04(土) 16:24:30.68 ID:WbLlfimXo
>>880
【片手でソフト帽を押さえながら、その人物はゆっくりと後ろを振り返る】
【正面から見れば、更にはっきりと解るであろう、白塗りの顔】
【サングラスで目元だけは隠れているが、口や鼻はしっかりとラインが現れていて】
【男性を見やったあと、少女を一瞥し、再び視線を男性へ戻す】

まあ…そんなところだ。
……子供=Aか?

【低く、太いその声は、その人物を男性≠ニ認識させるには、充分な判断材料だろうか】
【しかし、言葉を発するために開き、奥が見えた口元には、何故か――歯が生えていない】
【更に、帽子を押さえている筈の手≠焉Aその姿が確認出来ず】
【掌の形に、ソフト帽が僅かにへこんでいるだけだった】
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/04(土) 16:25:42.87 ID:Wsm5y5tX0
>>882

―――……あァ、すまねェな…サンキュー。

【相手が手渡してくれたファイルを左手に持ち】
【右手の拳銃を離す、銃が消え、右手に戻って行く】

【戻って行った少年の右手の甲には大きな緑色の石が埋め込まれており】
【そこから無尽蔵に溢れ続ける魔力が存在していた】

……俺の名ァヴァーデッドだ、お前の名は何てェいうんだ?

それと、さっきのは完全に八つ当たりだなァ、悪かったよ。

【右手に手甲をもう一度つけ、少女に向かって大きく頭を下げる】
【顔にはまたしても自己嫌悪と怒りの色がこびり付いており】

【少年が胸元に潜ませる“闇”は、凄まじいものなのだろう】
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 16:29:27.26 ID:EdTzeUdb0
>>881

――――ッッッッッッハーーーーーーーーーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!
アーーーーーーーーーーーーーーーーーーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッッ!!

【――――瓦礫の中に、レギンが没する姿を見届けて】
【少女――――イマミレイは狂笑をたぎらせる】
【        どこまでも どこまでも        】

ハァ、ハァ…………っはハ…………さぁ、帰ろウカ…………
行クぞ、お前ラ…………そしテ、つイテきナ…………利織ノ人形…………
イや…………呼び名ガ無いト可哀そウダ……………………
サっキ、見せテモラっタ技…………だかラ、『フェイク・ゴッドハンド』…………!!

【忌々しい男は、破壊の爆破に叩きこんだ】
【後は、利織を探し出し、今居益城機関の獄から救い上げてやるだけだ】
【イマミレイは、残ったカラスたち、そして人形――――本来なら『マキ』と名のついたそれに『フェイク・ゴッドハンド』と言う名前を与えて、アイコンタクトをする】

お前ニハ…………もット色々と、聞カなキゃ、ならなイ…………
行クぜ…………

【『フェイク・ゴッドハンド』にも、イマミレイの異常さは伝わっているのだろう】
【しかし、利織を救出する――――その意志だけは揺るいでいないと、静々とイマミレイの言葉に従い、その手に身をゆだねる】

――――『ペガサス・ウィンド』!!

【身に無限に迫る悪意を孕ませて。悪を憎んで堕落した一人の修羅が、飛翔する】
【抜ける様な青空が、皮肉にも彼女の進路に広がっている――――しかし、その色はもはや、彼女には見えていなかった】

【――――機関に連なる者たちは、全て破壊し、黒魔術の元に蹂躙してしまおう】
【        なにもかも なにもかも        】

/乙でしたー!
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/04(土) 16:31:29.30 ID:ce5VKyVSO
>>883

逆立ちの方がラク、ね。ヘンなヤツ。

…おっと?

【空中で一回転し見事着地した男を見て、「おー」と言ったり軽く拍手したり】

…傭兵?ふーん、そうは見えねーが。
傭兵っつーからには、ちったぁやり手なんだろ?どんなワザ持ってんだ?逆立ちだから、カポエラとかか?

【立ち上がりながら尋ねる】
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 16:35:05.22 ID:YJXQPlJ1o
>>885
【 ファイルを手渡した後、少年の右手の甲の緑の石を、少女は興味深げに見つめていたが。 】
【 頭を下げられれば、慌ててぶんぶんと首を振り。 】


 大丈夫だから、謝らないで。 …嫌な事が、あったんでしょう?
 私で良ければ、話聞くから。


【 本質は人を助ける優しさを持っていた少年、その彼を怒らせていた原因は余程の事なのだろうと推測して。 】
【 彼が抱えている事を、少しでも軽く出来ればと。そんな提案を持ち掛ける。 】
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/04(土) 16:35:27.27 ID:SHw0M6o0o
【水の国、噴水広場】

【日ごとに増す熱気に当てられてか、この噴水広場の周囲にも沢山の人が集まっている
それはまるで、街灯に群がる蝶のように――――……多種多様な色がせめぎあい、香りを混ぜあう
――――きっと、良い薫りとは程遠い、芳香であろうが、それもまた、町の味としては十分に感じるだろうか】

【その様子を眺めながら、ベンチに座り込む少女が一人
両手で抱えていた茶色い紙袋を傍らに置いて、よっと、座り込んだ】


たまにはこのような昼下がりも、悪くはありませんね
こんな日は、静かに読書するに限ります


【それは、誰に向けたわけでもなく、辿るように紡ぐ、言の葉
一筋零れたソプラノボイスは、凛と響き渡って――――……数人の視線を惹くかもしれない】

【紫苑色の長い髪の後方を三つ編みにし、一つにまとめ腰の辺りまで垂らした
白いオフショルの長袖のトップスに純白の手袋、両手首にかけた黄色いリングそして黒いレースのミニスカ
やや濃いめの紫苑色のニーソックスからみえる脚線美が素晴らしい巨乳の少女】

【彼女がなれた手つきで文庫本を開き、両手に乗せて視線を落とす姿は
まるでルネサンス期の絵画のような、それほどまでに、整った光景で
彼女の幼げな容姿が、知的な雰囲気を――――さながら、背伸びをする少女の如く、告げてきて】

【――――――――しかして、そんな至福の一時も、一瞬で弾けた】

【誰かが噴水の中に飛び込んだのだろう――――豪雨のような水しぶきが、降り注ぐ
言わずもがな、その影響は彼女にも及ぶ
ぺったりと、肌に張り付く白いインナーは、薄く透けて、その下の柔肌の色を映し出して
ぐっしょりと濡れた前髪は、雨にでも打たれたかのように、しんとしていて
――――……それでいて、股元が、おもらしでもしたかのように、濡れている】


……なんでしょうか、その――――……私の日ごろの行いの悪さ、が招いたんでしょうか
仕方ありませんね……もう、せっかくの昼下がりが、台無しですよ――――

Thnks fr th Mmrs


【それは、一瞬の出来事――――瞬きで消されるよりも早く、時を感じるよりも素早く
彼女が――――否、彼女の周囲が水に濡れる前≠ヨと、戻る
周囲の濡れていた人々も、すっかり渇いた服装に感嘆の声を漏らして
彼女はその様子を、少し嬉しそうに眺めている――――能力、であろうか】
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/04(土) 16:35:53.42 ID:kXNql/oZo
>>884

そうか。なにをお探しか?
よければ手伝うが…

【白塗りの顔、歯の欠如、そして見えない手――】
【これらは人に不気味だと思わせるのに十分過ぎるだろうが】
【この男はそれらを気にかけることもなく、それどころか逆に探し物の協力を申し出るだろう】
【その顔には、柔和な笑みが浮かんでいて】

【子供か、の問いには】

ふむ、どう捉えるかによるかな
年齢的にかと問われれば、紛れもなくこの子は子供だ。見た目的にはね
私の娘かと問われれば、それは……違う。断じて、な

「―――――――――。」

【ほんの少しだけ、浮かべた笑顔を翳らせて問いかけの言葉を紡ぐ】
【そして男の問いを受けてもなお、変わらぬ表情と眼差しを、この少女は男に向け続けている】
【一切の感情が欠如しているかのように】
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/04(土) 16:43:29.45 ID:Wsm5y5tX0
>>888

…大したことじゃねェよ、俺の友達が…まだ生きていたってだけの話さ

“利用”という形で、だがな

【先ほどとは少し違い、悲痛そうに語る】
【握りしめた拳にさらに力が籠るも、ヴァーデッドにはもはや関係が無かった】

【大きな流れからいうと、それは決して違わないが】
【実際には少年的な価値観と、“事実”に大きなズレがあった】

ホント、それだけだ、他の深い理由はこの右手以外無ェよ

【右手を何度か開いたり閉じたりする】
【見た感じでは普通の右手とあまり変わらない】
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/04(土) 16:51:24.78 ID:WbLlfimXo
>>890
これは俺が受けた依頼だからな、申し出はありがたいが…遠慮しておこう。

【口元を僅かに曲げて、笑みを作り出すと、帽子に添えていた手を、コートのポケットに戻し】
【両手をポケットに突っ込んだまま、首を俯き加減に傾け、身体を半身に反らす】
【自らの面妖な容姿を気にされなかった事は、表には出さないが男に取って気分のいいものではあった】

…成る程、無口な子供だな。

【感情も、人としての暖かさ≠キらも感じられない、少女の瞳】
【そして、相手の反応、その言葉から導き出し、男が次に口にしたのは】

――人ならざる者≠ゥ?
まるで主の命令を待つ、機械≠フようだな。

【俯き加減に倒していた首を少し持ち上げ、半身の姿勢のまま、男は少女と視線を合わせる】
【男性からの言葉を待っている訳ではない。少女からの言葉≠期待して】
【言葉を発し、視線を、投げかけた】
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 16:55:27.25 ID:YJXQPlJ1o
>>891
【 少年の言葉に、小さく息を飲む。 】
【 利用される≠サれはこの少女も、かつて経験したもの。 】
【 思い出される記憶に、少女は眉根を寄せて、悲痛な面持ちを浮かべた。 】


 友達が利用されている、なんて…。自分が利用されるよりも、辛い。
 それでも、生きているのなら、助けられる。
 きっと、あなたを…ヴァーデッドを、待っていると思う。

 …あ、私はリッカ。
 人間の、突然変異種。


【 思い出したように名を名乗り。見せられた右手を、興味深そうに見つめて。 】
【 深い理由と言われ、少し迷ってから。少女は思い切って、少年に問う 】


 さっきの銃は…この、緑の石の力?
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 16:56:51.21 ID:G8jqUQGB0
>>887

あっはっはっはっは!違いますよ、

そもそも、カポエラは近づけさせないためのものですしね。

【女の問いにまたも笑顔で返す青年】

そーですね・・・・・コレ見てください。

【そう言いながら男が取り出したのはエアガンだった】

いきますよ。【パチン】 【パチン】 【パチン】

【地面に向けて3発放つ、見ると地面に埋まっているのはBB弾ではなく】

【実弾だった】
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/06/04(土) 16:57:14.52 ID:ERyzfYp6o
>>889
「―――……一葉。一体どうした」

【噴水を挟んで少女の反対側、凛として大人びた少女の声が聞こえてくるだろうか】
【噴水の水の向こう側、正確な容姿は判断しづらいが――ポニーテールにした銀髪と大きく鮮やかな深青色はそこからでも印象的であろう】


【さて、恐らくはその「一体どうした」な少女はと言えば―――into the fountain. つまり噴水に飛び込んだアホの張本人である】

……なんでかしらね。欲求不満かしら

【丁子色の長髪の左側面に黒いリボンを結び、金色の瞳を持ったスタイルのいい少女が、全身びしょ濡れ四つん這い状態で受け答えする】
【制服風の白い上着とスカートを黒いインナーに重ねるように着ており、暗闇の如く黒い外套を羽織っている】
【左腰に灰白色の鞘に収まった病的に青白い鍔の刀を提げ、両手首には枷と見紛いそうな腕輪を嵌めている】
【それから左中指には、翡翠色をしており水晶のように透き通った指輪が】

【ぱしゃ、と、少女が噴水の中で動くたびに、水が小さく跳ね、噴水に新しい音が―――そうじゃなくて】


……ええ、失礼したわ、そこの貴女。…シオン、だったかしら

【噴水の中から立ち上がり、ぴちぴち、ぺたぺたと水音を立てて噴水の外に出ると、そちらの居る方にひとつ、侘びの礼をした】
【滴る水が少女の頭髪を照らし返す―――そう言えば先程の「一葉」という名前は、彼女の名だろうか】
【彼女がそちらの名を知っているということは、面識があるのだろうが――記憶の中の容姿とは、きっと繋がらない事だろう】
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/04(土) 16:57:31.10 ID:KG6GVN2+o
>>889

…おいおい、相変わらず便利そうだなあ…
ちっくしょー、やっぱなんだかんだ言っても能力持ってた方が絶対便利だよなあ…

【奥から、エンジン音を鳴らしながら茶髪に黒のフェルトハットに左目の眼帯、腰まで伸びた防弾仕様・特殊素材のレザーコートに
黒い特殊ジーンズに銃を収めたホルスター付きベルトに仕込みブーツの青年が、布に包まれた160cmほどの何かを乗せた
黒いフレームに『KerberosV』とロゴのついた普通二輪のバイクをけん引しながら近づいてくる】

…おっす、お久しぶりだな闘うおっぱいさんよ、その後どうだい

【この眼帯の探偵、今日は特に少女に対して向ける口調こそ粗暴だが、多少は認めたかのように敵意は見せてこない】
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/04(土) 16:57:55.00 ID:KG6GVN2+o
/ゲッ、被った、失礼
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 16:59:24.79 ID:z5MKieUro
【氷の国──カノッサ機関氷の国支部】
【支部内に存在する、とある一室にて】

──ベッド、本、机……筆記用具、シーツ、衣類、カーペット
これだけじゃまだ超足りませんね
せめて筆記用具で「ペン」の代替品を作ったり本で擬似魔導書を作ったり……
衣服だけでは鎧代わりのものしか未だ超作れませんね
時間をかけてゆっくり、超材料は超調達するしかなさそう、ですか──

【窓の存在しない閉鎖的な部屋の中、少女は自身にしか聞こえぬようそう呟いた】
【お世辞にも広いとは言えぬ、5畳ほどの広さを持つ部屋だった】
【床はフローリング。其処には質素なカーペットが敷かれており──】
【生活に必要最低限であろうベッドに机、本棚が置かれていて】

それにしても……必要な物は超全部置いてきたのが超痛手です
薬も研究材料も全部超ありませんし──

【長袖のシャツとジーンズを身に付けた、黒髪の彼女はそう呟く】
【普段騎乗していた掃除機も、周囲に散らせていた人形達も今は存在せず】
【其の口調だけが、彼女を彼女足らしめる個性となっているのかもしれなかった】

/それではセシリアの方、よろしくお願いしまーす
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/04(土) 17:02:23.90 ID:ce5VKyVSO
>>894

……ん?

【埋まった弾をほじくり出す】

……ソレってエアガンだよな?
エアガンって、こーゆータマ撃てるモンだっけ?

【男のエアガンと先程ほじくり出した弾を交互に見ながら尋ねる】
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/04(土) 17:05:51.71 ID:Wsm5y5tX0
>>893

あァ…いつか絶対に助けてみせる、アイツが待ってるかァわかんねェけどな

そのために…カノッサっていう機関を潰さなきゃいけねェンだ…

【左手のファイルを広げ、ライターを使って燃やす】
【塵々の灰に成ったファイルは、どこかに飛んで行った】

リッカか、覚えとくよ。

俺の知り合いにも人間とは違う奴がいるから、あんまり違和感がわかねェな…

【少年の知り合いの一人を思い出し、クスリと軽く笑う】
【少年の怒りも少し落ち着いたようだ】

あァ、少し違うがそんなもンだよ

些か改造を施してあるから、この石と断言出来ねェがな

【そう言って右手をリッカに見せる、そのため右手の手甲をはずした】
【嘶くように不規則に光り続け、それが魔力による光だと分かるだろうか】
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 17:09:17.46 ID:G8jqUQGB0
>>889

はい、エアガンですよ。

【男、笑顔で返す】

私の能力で”狐狐狐”(トリプルフォックス)と言って

ざっくり言ってしまうと”偽物を本物に変える能力”ですね。
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/04(土) 17:12:19.10 ID:kXNql/oZo
>>892

仕事、か。ならば私が首を突っ込むのは無礼な話だな、すまなかった

【何かの依頼とは予想していなかったのか、軽く驚いたような様子で】
【左腕を刀の上へと置き、体勢を僅かばかり重心が左へ寄るものへと変えて】

【――そしてその言葉を受けて、笑みの深みが増す】
【そして質も、柔和なものから邪悪なものへと。男がそれに気付くかどうかは定かではないが】

ククッ、…ああ―――人であって人でないモノ≠セ
つまりは人造人間。私が創りだした、兵器≠セよ

【人であって人ではない、つまり体内に機械を埋め込ませることなく】
【他の動力で動く、人工生命体――クローンかなにかだろう】

「―――――――。」

【注がれる視線、それを意に介することなく】
【まるで全てのものを呑み込まんとする瞳は、果たしてその裏で何を思考しているのだろうか】
【その答えは出ないだろう。そして、男が期待する少女からの返答≠烽ワた、ない】

君が言った通り、とても無口な子でね
何かを問うても返事をしないのだよ。名前以外はね

感情を取り払いすぎてしまったのかな、どう思う?

「―――――――。」

……やれやれ

【問いは、男に向けられたものではない。ただ寡黙であるように創ったことを証明するかのように少女へと投げられた】
【だが創造主からの問いにすら返事はない。命令ではないからだろうか】
【どうやらこの男もそれに慣れているようで、言葉通りやれやれと肩を竦ませてみせるだろう】
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 17:13:39.28 ID:SHw0M6o0o
>>896
/おーすまん!また今度頼むぜぃ

>>895

【当然の事ながら、周囲の人物は、噴水に飛び込んだ貴女に不審な視線を送っている
――――本来なら、彼女も貴女に対しては、少々厳しい態度で臨むべきだったのだろう
言葉はその細く華奢な喉を通り、今まさに零れ落ちようとしていた
それを断ったのは、貴女の言葉、不意に自身の名前を呼ばれ、彼女は少々戸惑った】


……え、えっと――――はい、そうですが……

(――――だ、駄目です、ここはキッチリ注意しないと……っ!
大体彼女のせいで、私がこんなに注目されて……もう、恥ずかしいったら、ありませんよ……!!)


【思わず、気の抜けた炭酸のような、淡い淡いシャボンの如き声を零したものの
慌てて脳内補正脳内補正、ぱたぱた、と頭を振って、自身の脳を落ち着かせる
――――……彼女が揺れるたびに、それに沿って踊る、三つ編みの髪は
雫一つ無い、綺麗な綺麗な色を為している――――……彼女の能力は、単に乾かす、といったものではなさそうだ】


ではなくて、一体何なんですか?……いえ、その、確かにその――――もぐりたくなる、気持ちは分からないわけでもありませんが
公衆の面前です、もっと、こう、モラルや良識といった……っ


【彼女の言葉が絶句したのは、貴女の姿を凝視したから、であろうか
水に濡れた、そのスタイルのよい身体は、時を越えて讃えられる彫像にも思えて
思わず、同性なのに――――……呼吸を忘れて、ため息の色を零すほどに、色っぽく思えた】

【紫苑色の瞳が、思わず貴女の胸へと注ぎそうになるのを、再びぱたぱた、と頭を振って堪える
じぃ、と貴女の顔を眺める彼女の頬は、如何せん――――……桃色と言うべきか】


と、取りあえずですね!その服装を何とかしましょう、宜しいですね?


【まるで自分に言い聞かせるようにベンチから立ち上がりつつ、言葉を張った
きゅぅ、と仄かに染まった頬を誤魔化すように、少し呆れたように、瞼を閉じて、拗ねてるような表情になりつつ
寸刻して開いた瞼の奥の瞳が、一片、二片、華を見守る蝶のように、パタパタと揺れていく】

【凛とした表情で、貴女に近づこうとすると、その手袋で包まれた手で、貴女の服に触れようとするだろう】
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/04(土) 17:19:25.41 ID:ce5VKyVSO
>>901

ニセモノをホンモノにする能力、ね……
つまり、竹光を刀にしたり、ニセ札をホンモノの金にしたり出来る、てコトか?そりゃスゲーな!

【感心した様子で呟く】

…そーいや名前聞いてなかったな。アタシは木賊 縹(とくさ はなだ)。アンタは?

【ぽい、と弾を捨てながら名前を尋ねる】
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 17:24:00.78 ID:G8jqUQGB0
>>904

お褒めの言葉、ありがとうございます。

私の名は黒笠 流罪(くろがさ るざい)、黒笠の背負いし罪の七人の一人です。

【エアガンをしまいながら、名前を名乗り返す男、】
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 17:27:48.88 ID:YJXQPlJ1o
>>900
 カノッサを…。あれは凄く、強大な組織だって聞いた。
 気をつけて。…私で良ければ、力を貸すから。


【 穏やかな表情になった少年に安堵しつつ、そう言って。 】
【 違和感がない、と言われれば、どこか嬉しそうに笑って見せて。 】
【 右手をヴァーデッドに見せる様に上げ、それをぐにゃりと変形させた。 】
【 変形が落ち着くと、リッカの右手は鋭い爪のついた、巨大な鳥の足へと姿を変えていて。 】


 自分の細胞を操る力。そこだけが、突然変異。
 それでも、化け物扱いされることも良くあるから…
 ヴァーデッドは、優しいね。


【 ふふ、と彼女も笑って。そして光る石を見て、瞳孔をきゅっと縮め、観察し。 】
【 魔力を感じ取ったようで、「不思議な石…」と呟く。 】
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/04(土) 17:28:42.32 ID:XiOlV5fAO
>>898
【カノッサ機関、氷の国支部】

──うそ、ほんとに?!宮下さんナイスお仕事!!

【その入口でガスマスクを着けた機関員に話しかけられた少女が嬉しそうに声をあげる】
【少女特有の高い声はひょっとすると彼女≠フ部屋にうっすらと届くかもしれない】
【黒髪の少女、顔の右半分は肩から伸びる根≠フようなもので覆われて】
【彼女の右の白目はべったりと黒に染まっている】

あの部屋?分かりました、報告ありがとうございますっ!

【そして足元から風の魔翌力を出しつつ、ニコニコとした顔で示された部屋へと歩いていく】
【友人──南雲利織のいる部屋の前で一旦足を止めると、トントンと軽くノックをする】
【少女、セシリアは何かしらの反応があればそのまま部屋に入り、満面の笑みを浮かべながら中にいる利織に話しかけるだろう】

ヤッホー利織ちゃん、この前はありがとう!!
まさかここに来てくれるなんて思わなかったよ!

【利織にとってこの状況は混乱を呼ぶものであるかもしれない】
【少女の見た目の変貌はともかく、セシリアは機関とは何の関係も無かった筈──だから】

/よろしくお願いします!
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/06/04(土) 17:30:34.97 ID:ERyzfYp6o
>>903
【体中から水滴を滴らせながら、改めて一葉はシオンの方を視線で捕捉する――冷静さを感じさせない瞳は、現状にとてもそぐわない】
【黒い外套のお陰で、正面―――つまりシオン以外には下着が透けて見えるようなことは無いようだがそういう話ではなく】
【シオンの『お説教』を聞きながら、こんなことを呟いた】

……なんで潜ったのかしらね。たまにはハメを外してみたくなったのかもしれないわ

【黒い下着を正面の少女にのみ晒しながらボケが過ぎる言葉を返し―――噴水の向こう側の少女が嘆息したのが見えただろうか】
【そちらの少女も、噴水を迂回しながら一葉のもとに歩いて来る―――その間に、一葉はマイペースに言葉を重ねる】


心配は要らないわ、このくらいなら『自力で』何とか出来るから

【そう言った刹那、一葉の足元に渦巻き模様のようなものが現れ―――刹那、】

―――『廻れ』

【その宣言と同時、白い洋服が、黒い外套が、丁子色の髪が浮かび上がる――】
【少女の身体を風が包み込む―――風に乗って、彼女とその衣服に纏わり付いていた水が吹き飛ばされ、散るように周囲に撒かれ―――】


【周囲に、撒かれ……なんだって?】
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/04(土) 17:31:04.15 ID:ce5VKyVSO
>>905

黒笠 流罪ね。覚えた。

…え? 流罪?
そりゃちっとばかし物騒すぎやしねーか?
…まぁ別にいーけど。

【名前を復唱、軽く感想を述べる】

…ところで、黒笠ってナニ?
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/06/04(土) 17:32:00.81 ID:4GaRK71AO
>>902
【人造人間∞兵器℃ゥらが作り出した物>氛汨且閧フ口から吐き出されるのは、男の顔筋を、ピクリと震わせて】
【先程とは違う質の相手の笑み≠、男は感じ取る】

俺には嫌いなものが三つある──

【ポケットから出した透明な両手≠ノ、これまたポケットから出した白い手袋を嵌めて、片手をソフト帽に置きながら、男は一歩踏み出す】
【───カキンッ】

一つ───自らの責任を果たさず文句を垂れるだけの愚か者。

【──カキンッ】
【また一歩、前に踏み出し、二人へ近づいていく】

二つ───自らの罪を認識出来ぬ阿呆者。

【──カキンカキンッ】
【更に一歩、踏み出し】
【先程から聞こえる、『カキンッ』という音は、なんだ──?】

三つ────

【注意深く周囲を観察出来たなら、一帯の壁に、小さな穴が幾つか空いているのに気付くことが出来るだろう】
【その穴が出来るタイミングが、『カキンッ』という音と同時だということにも】

───権利≠奪う、畜生だ。

【男が、歩みを止める】
【相手──男性達との距離は、駆け出せば直ぐに辿り着ける程度にまで、縮まって】
【男はソフト帽に置いていた右手で男性を指差して、言う】

懺悔の時間は設けてやる、その間に祈りは済ませておけ。

【男が、猛烈な勢いで、大地を蹴り、男性へ肉薄することを試みる──!】
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/04(土) 17:40:56.43 ID:Wsm5y5tX0
>>906

あァ、恐ろしいほどに巨大な組織だと聞いてる、だから機関何て呼ばれんだろォな

知り合いにカノッサ所属の奴がある程度いるんだが、そいつ等は絶対に巻き込まねェって決めてるんだ

だから悪いんだが、せめてお前はあの機関に手ェ出さないでおいてくれよォ?

【力を貸す。非常に頼もしく思える言葉でもあるが】
【今の少年にとって、あの機関は忌むべき、ひどく私的な理由での復讐なのだ】

【それを他人に手伝ってもらうわけにはいかない、遠回しに断ることにした】

ふゥん、まァ…俺の知ってる奴らと比べれば全ッ然異様じゃァ無ェな

いや…あいつらがおかし過ぎるだけだろうな…まァいいか

俺もさ、この右手のせいでよくもめ事に巻き込まれるンだよ

【少々リッカの右手に驚いたものの、そこまで驚愕するほどのものではないとヴァーデッドは判断した】

――…っと、足止めさせちまってホントすまなかったな。

やっぱり、機関に特攻仕掛けてくるからさ、ここでお別れだなァ

ンじゃあな!

【懐中時計の様なものを懐から取り出し、慌てつつ先程までの道のりを歩いていく】
【少女に向かって右手を振りながら、ゆっくりと去って行った】

/此処で、終わらせてもらいます
/本当にお疲れ様でしたー、情緒不安定ェ…
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 17:44:18.62 ID:G8jqUQGB0
>>909

おっと!その質問はごもっとも

黒笠というのは傭兵一族なんです、”断罪様”を筆頭にしたね?

【突如、流罪の目が変わる】

ところで木賊さん、あなた、”カノッサ機関”の敵ですか?

【警戒、疑惑、そんな目だった】
【もし、冗談でも”敵”言えばそのときは・・・・】
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/04(土) 17:45:25.75 ID:anS+MGrDO
>>907

──ん?
今の声、は……え、でも──超、まさか

【聞き覚えのあるその声を聞き。少女──南雲利織は怪訝そうな表情を浮かべた】
【其れは何度も何度も、電話口で聞いた声】
【其れは自分だって人を助けることが出来るという事実を確認させてくれた少女の、声】
【声だけならば、「他人の空似」ですませることが出来ただろうけれど──しかし】
【感じる「風の魔翌力」が、それを許してはくれなかった】

セシリア──ちゃん……?

【部屋の鍵は、空いている】
【彼女の部屋へ入るのは、入ろうという意志さえあればとても容易なはずだ】
【或いは。セシリアの元へは、昨日の夜利織の人形が訪れているかもしれなかった】
【≪水刑の裁定人形≫『ガリ』──目のなく、口の大きなその人形は】
【確かにセシリアに利織の危機を告げ、助けを求めたはずで──】

……どうして、セシリアちゃんが機関、に──

【ベッドの上に座り込み。唖然とした様子で、彼女はセシリアを見つめて──】

/っと、早速ですが携帯移行します
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 17:48:21.41 ID:SHw0M6o0o
>>908

【彼女からしてみれば一応は、初対面である、故にか、自身のお説教≠ェ少し言い過ぎたか、と思っていた
その為に、とくん、と胸が高鳴る――――貴女の言葉を、指先で辿るように、静かに待っていた
――――だから、貴女の言葉に、ずっこけた】


そ、そ……そういうのは!人目につかないとこでやってください!!
大体、その――――もう、貴女のように、綺麗でスタイルの良い方が、そんな隙を晒していると……襲われてしまいますよ?
……私だって、ドキドキしてるぐらい、なんですから……


【どこか呆れた様子を浮かべながらも、表情を彩る苦笑は、気を許しているようにも思えるだろう
絶対的に怒っている、というわけではない、ともすれば、彼女の言葉は、心配しているのか
面倒見の良い性格なのか、浮かべる表情は、確かに心配げで
紫苑色の瞳は、その奥に、心配そうな心地を透けさせて――――……貴女へと注がれる】

【チラリ、と彼女のその瞳は、此方へと――――否、一葉の元へと近づいてくる少女へと揺れる
微かに傾いたその華奢な首筋は、りんと、鈴の涼しげな音が響きそうなぐらいに、細く白く――――……
きょとん、といった擬音が、よく似合うようにも思えるかもしれない】


廻……ふぇ――――……!?


【それは確かに予想外≠ネ出来事、せーっかく、彼女が綺麗にしたのにまた汚されるという現実
――――尤も、流石に二度目は無い、一瞬の驚きは見せたものの、すぐさまソレは、元の落ち着いた表情に戻る
彼女の右手が、そっと、彼女の眼前へと、添えられて】

【夕焼けに映るのは、一滴の雫、一紡ぎのリキッドが、彼女の手首のリングから零れると
その正体が液体のようにも思える、しなやかなワイヤーロープであると、理解できるだろう
彼女の指が微かに踊ると、彼女の絲≠焉A舞い踊る】

【その白布で包まれた、華奢な指先で、ボールペンを握り、パラノイアのように縦に色を塗るように
彼女のワイヤーが、彼女の眼前へと躍り出て、縦横に波を描き、彼女の楯となる
ワイヤーは、高速で踊り、彼女へと飛んでくる水を、まるでたたきつけるように――――弾こうとするだろう
単なる水であれば、容易にはじけるに違いないっ】


……自力で何とかできるのは良いのですが、できれば他の方々に迷惑をかけない方法を取ってもらいたいものです
それにしても、驚きました――――……風を使役する能力でしょうか、随分と興味深いですね
宜しければ、教えていただけませんか?此処であったのも、何かの縁ですし……


【確かに、気を許しているのかもしれない、お説教気味に紡ぐ言葉の後は、友人の如く、親しげな唄
恐らく、彼女以外には、吹き飛ぶであろう水はかからないはずだ、なにせ、皆、逃げようとしつつあるから
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/04(土) 17:51:26.63 ID:ce5VKyVSO
>>912

(断罪…?その黒笠って、みんなそんな物騒な名前なのか?)

【そんな事を考えるが、口には出さず】


カノッサ?あぁ、今騒いでるアレか?
アタシはカノッサとかにゃキョーミねーけど?

【流罪の問いにはそう答える】
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/04(土) 17:53:48.83 ID:XiOlV5fAO
>>913
/今利織ちゃんのページ見てるので返信遅れます、まったり待っててくださいorz
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/04(土) 17:54:40.50 ID:kXNql/oZo
>>910

クククッ――権利?何の権利だ?
私が兵器≠作る権利か!?はたまた兵器≠ナあるこの子の権利か!?

ハハッ、君の言う嫌いなものの何れにも、私は属していないようだ
懺悔も祈りも、命乞いの言葉も、私は捧げなくていい

なぜならば――私は何も悪いことをしていないのだからな!!

【一つ目に属さないことは相手との会話で一度も文句を言っていないことからわかる】
【二つ目には―――それはこの男のみぞ知るといったところか。故に言及はしない。ただあやふやにするのみ】
【そして三つ目、これが、この男が言及することのできる唯一の事項】

【耳に纏わりつくような低い嗤い声を響かせて、それを否定する】
【兵器≠ノ権利などない――それがこの男の考え】
【そしてそれを創る権利は自分にあると、それは悪ではないと、暗に主張して】

【そして男の接近、それを彼は言葉を紡ぐ最中でも、注意深く観察していた】
【周囲に出来る穴、そして音。それらの正体は未だ不明だが、警戒して損はない】

【次に、対峙する男が駆けだした刹那、彼はバックステップで距離を取ることを試みる】
【しかし速さは歴然。追いつくことは造作もないことだろうが――】

――ニグルム!!

【微動だにせず男を見つめていた少女――ニグルムがそれをさせまいと、初めて動く】
【男たちの間へと割り込むように移動するだろう。そしてその際】


――― アーテル・スフィア

【直径30cm程の大きさの、中心ほど黒いグラデーションのかかった球体を一つ、右の掌の上に生成して】
【割り込むことに成功したなら、それを男の腹部へと撃ち込もうとするだろう】
【触れれば男が持つ魔翌力を全てではないが奪い、漆黒の魔翌力を体内に流すことによって生命力おも奪う魔弾だ】
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 17:54:56.77 ID:YJXQPlJ1o
>>911
【 少年にそう言われ、暫し思考して、リッカは小さく頷いた。 】
【 それも、彼なりの優しさで有る事に気付いたのだろう。 】
【 同時に、彼が背負う覚悟もまた感じ取って。 】


 あなたが、友達を助けだせる事…祈ってる。
 またね。また、逢おう。その時は、友達も一緒に…。


【 別れを告げて、彼の後姿を見送ってから、リッカも逆方向へ歩み出し。 】
【 その途中で、ふらり、と。視界が歪み、その場に膝をつく。誰もいない路地裏、彼女の異変に気づく者は無く。 】

/お疲れさまでしたー!
/こちらはキャラ不安定ェ…本当に申し訳ない…
/この後1レス程続きますがお気になさらずっ
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/04(土) 17:56:00.88 ID:kXNql/oZo
>>917
/Oh…最後のはニグルムの台詞です。脳内で「」で括るようお願いします
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/04(土) 17:58:48.32 ID:anS+MGrDO
>>916
/こっちもちょっと次返信遅れるので、ゆっくりして大丈夫ですぜ!
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/04(土) 18:03:45.31 ID:0NySpOLSO
【郊外。高台に位置する、或る喫茶店】
【市街地を一望できるテラスに陣取り、にも関わらず景色には見向きもせず】
【難しい顔をして、何やら広げた手帳の頁に筆を走らせる女性が一人】


(相反する二つの理を、いかに統合し昇華させるか)
(其処に焦点を絞れば、自ずと全ての解は見えそうなものだけど――)

【彼女は濃藍の髪に、薄墨色の双眸をしていて。中性的な容姿に、白皙】
【服装はシャツにジーンズ、臙脂色のジャケットと、何とも季節感を欠いていて】
【テーブルの上はグラスと山積みの皿、それから資料と思しき論文や本にすっかり占領されていた】

――――駄目だ、さっぱり解んない。そもそもからして、オレの頭じゃ無理がある。
五色の珠ごと龍の頸を落としてこいって言われた方が、まだ気が楽だ……いや、それも相当際どいけど。

さて、と。気晴らしにクロスワードでも――――っ、とぉ!?

【凝り固まった眉間を揉みほぐし、大きく背伸びをすると。彼女は本と皿を退けてスペースを作り】
【知らず独り言を零しつつ、傍らに畳んでおいた新聞を持ち上げて――……と、その時だった】

【ひゅう、と強い風が吹き抜け、資料を一枚浚ってゆく】
【彼女は慌てて手を伸ばすも、その手は虚しく空を掻き――――】
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [saga]:2011/06/04(土) 18:06:33.72 ID:G8jqUQGB0
>>915

【”興味が無い”その言葉に流罪はすぐさま笑顔になる】
【誰にも疑われないような”笑顔”を】


そーですか、良かった。


あなたの様な美しい方を”殺す”のは忍びないですからね?

【冗談めかしながらそんな風に言う流罪】

おっと!失礼、私はもうこれで。  ――――――――っほ!

【そう言うと、やや助走をつけ、飛び込むようにジャンプ】

【逆立ちの状態に、逆立ち歩きでその場を去った】








【・・・・・・・・・・っておい!】


//唐突ですがこれで、お疲れ様でした!
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/04(土) 18:13:17.89 ID:XiOlV5fAO
>>913
【セシリアは左脇に頭の大きい、目の無いお人形を抱えていて】
【唖然としている利織につかつかと近付いて、彼女が拒否の反応を示さなければそのまま彼女の左側に、ぼすりと座るだろう】

この子が氷の支部に行けって言うから何かと思えば面白そうなことになってるねー♪
私?私はここの人間だよ。素敵なプレゼントもらったからさ

【そう言うとセシリアは自らのシャツをぐいっと引っ張り、利織に見せ付けるようにして肩の卵≠彼女の顔に近付けるだろう】
【肉に食い込んだそれはしっかりと根が張っていて、気味の悪いことにしばしば脈動している】
【彼女の様子と合わせて孵化していると、判るかもしれない】
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/06/04(土) 18:13:39.45 ID:ce5VKyVSO
>>922

「殺す」?アタシをナメてもらっちゃ困るぜ?
…まぁ今はちっとキツイけど。

【思い出した様に右肩を抑える】

…あぁ、じゃな。縁があったら、ドッカの賭場か路地裏で会おうぜ。

【そう言い、流罪を見送り】
【踵を返し、何処かへ歩き去っていった】




/乙でした!
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/06/04(土) 18:13:48.32 ID:4GaRK71AO
>>917
──ッ!!

【割り込む少女、生み出される黒玉】
【そして、自らに向けて撃ち出されるソレを、男は軽視しない】
【幼き少女の姿とは言え、仮にも兵器≠ニ称された彼女の能力が、危険ではない訳がない】
【故に、男は回避を選択する】
【だが、大地を蹴りだし、加速途中であった身で無理に回避行動を取れば、体勢を崩すことは明白──しかし男は少女の撃ち出した黒玉を消えて躱す≠セろう】
【比喩ではなく、本当にその姿を視界から消失させて──いや、少女が熱を探知出来るとしたなら、人形の発光体≠ェ見えるだろうか?】
【そう、男は姿を透明にして、なんらかの力で勢い良く上方へ飛び、少女の攻撃を回避したのだ】
【傍目からは、瞬間移動≠ノも見えるような、動き】

───上だ。

【上空にて姿を現して、相手へ位置を教えるように、声を発する】
【そして、男は上空に注意を引いた後、再び姿を消して、少女の背後へ回り、少女を気絶させる為に一撃を喰らわせようとするだろう】
【ただし、上空で男が姿を消した瞬間、少女の背後で『カキンッ』という音と共に小さな穴が地面に空くはずだ】
【恐らくはワイヤー等を撃ち込んで、蜘蛛のようにそこを移動しているのだろう】
【透明化≠ニ併用し、立体的に動き、相手を攪乱する為に】
【男性か少女か、どちらかがそれに気づき、ワイヤーを断ち切る等すれば、男の行動を阻害することは十分に可能だろう】
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/06/04(土) 18:14:44.84 ID:ERyzfYp6o
>>914
…そうね。確かに無防備が過ぎたかもしれないわ。心配をかけたわね
私も、二度首を落とされるのはゴメンだわ

【シオンの忠告に素直に耳を傾け、小さく頷きながら落ち着いた調子でそう言う――
     ――首を落とされるとは、明らかに『襲われる』の意味が違う気もするのだが、一体彼女はなんなのか】
【不意に、一葉の側頭部を汗が流れた―――身体の水滴と共に吹き飛ばされれば、きっと気づく人は居ないだろうが】



【それから、一葉の一連の行動に対処したシオンのワイヤー捌きに、驚いたように目を見開き――
         ――それからすぐに、元の、というかそれよりも若干鋭さを帯びた視線をその右手に注ぐ】
【注いだかと思えば、再びお叱りを受けたのが流石に気まずかったか、視線を若干そらし気味にして】

済まなかったわね。最近少し情緒不安定なのか、あまり周囲に注意が行き届かないのよ

【しれっとそう弁明しながら、再び冷や汗が一筋。不遜なほど落ち着き払った様に見せていても気まずいのだろうか、それとも……?】
【ワイヤーに弾かれ、墜落して地面を跳ねる水―――不規則なその音をBGMとして、一葉の言葉は続く】


―――敢えて自分の手の内を晒すほど、あなたを信じきってはいないけど
お察しのとおり、私には風を操る力があるわ。竜巻のように、渦を巻いたのが得意分野よ

【一葉の言葉に嘘はない――風を操れるのは見てのとおりであるし、彼女が事前に発生させたところから、『渦』が関わる概念なことも推測可能だ】
【だが、それは彼女の『全て』ではない―――果たして、言葉を引き出すべきか、ここで引いてみるべきか】



「……?」

【ようやっと、二人を直接視認し合える位置にまでやって来たもう一人、銀髪と青色の瞳の少女――
   ――しかし少女は、二人のやりとりを注意深く、監視するように伺っている……何か、引っかかるものでもあったのだろうか。その表情も穏やかとは言い難い】

927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 18:18:04.90 ID:7xE7whw1o
>>921

【――その喫茶店、テラスのエリアへ入って来る人物が一人】


(……、…手も足も出ない、か――。)
(こうなったら、機関の支部に直接……)


【所々が焦げたホワイトシャツに、紅いベルトを通したボロボロの黒いスラックス】
【肩甲骨の辺りまで伸びた髪は首筋の辺りで括られており、蒼いリボンが目立つ】
【両手には『魔法陣』の描かれた白い手袋を嵌めた――貧乏そうな青年だ】

【彼は」、珈琲を片手に席を見回すと――】



 …………、……ぃっ。



【――、其の『姿』を認め、声にならない呻き声と共に急反転】
【喫茶店の内部へと入って行こうとするが――】


【……資料は、見事に其の背中にヒットした】
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/04(土) 18:18:25.06 ID:x+PCMWuo0
【森の一角。木々の葉陰に覆われ、薄暗い場所。そこで唯一、広く夕の日が当たる場所が在った】
【そこに、ソファが置かれていた。アイボリーの布地のそれは、寝具としても使えそうな大きなサイズで】

【それを運んで来た張本人か分からないが、落ち着かない様子で、そこに座っている異形の影】
【綺麗だとは言えない赤の髪を揺らし、座り直す。スプリングの軋んだ音が鼓膜を震わせ、瞳を伏せた】

……。ウェスカ……。……、

【呟こうとしたが、それ以降の言葉は無く、暫し沈黙する】
【異形の容姿は、黒の大きなキャスケット帽を被り、旧い血の色をしたボブヘア、蝋燭の様に白い、死人の様な肌。右頬に深い傷跡】
【死者の様に生気の失った、然し、淡く輝くオレンジの瞳】
【赤と黒のボーダー、タートルネックの、ニットワンピース。黒いオーバーニッソックスに、同色のレースアップブーツ】
【左腕が、皮を剥いだ肉の様な色の、悪魔の様な、鋭い爪を持つ巨大な異形の腕。手の甲の中央に、簡略化した山羊と、六芒星が掘り込んである】
【異形の左を隠そうと、血で穢れた包帯を巻いているが、其れは意味を成さず。脈動するグロテスクな肉が、大きく覗いている】
【十字架型ドッグタグ、右手首に、「No.90」の刻印が入った、銀のハンドカフスを着けた、背の低い、十八歳程の少女だった】

……。尋問……。……皆、……。……恐い事、……する……

【殺伐とした単語を含めながら、冗談の様に紡がれた言葉だったが、声や表情は、笑っているものでは無く】
【負に彩られていた表情が、徐々に色濃いものになる。惨い光景になるのだろうかと、ぽつり、心内で響かせ】

……、

【痛みを感じる様に、右手で腹部を押さえる】
【ソファに倒れ込む。綿を含んでいるのか、あまり硬く無い肘掛けに頭を置く。青空が視界に映り、瞼を少し落とす】
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 18:24:35.75 ID:1HS2vQgEo
>>928

「……何を今更、だな。そーいう所だろ、ウチはよ
 まさか、つい最近そうなったばかりだなんて……勘違いはしてないよな?」

『…………………こわい、の?』

【少女の方へ近づいて来る、足音と声がそれぞれ二つ】
【どちらも、攻撃の意思はないのか、接近速度は然程でも無いが】
【彼女の独り言を両方とも聞き取った様で、それぞれに違う問い】


「私としちゃ、今のお前の姿の方がよっぽど怖いような……いや、本当に
 えーと、確か、その髪と……番号と、は………?」

『……………れもん、だよ、ね?』

【膝までの白髪、洋装の少女。短く揃えられた黒髪、和装の少女】
【白髪の少女のジャケットには≪死獸弌≫、黒髪の少女の帯には≪死拾弐≫】
【それぞれに、身分を示す印が刻まれていた】
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 18:26:46.39 ID:z5MKieUro
>>923

(『ガリ』──!?)
(どうし、て……違う、ガリは超指令を果たしただけです)
(それに──私もセシリアちゃんが機関員になっているだなんて……!)

【拒絶を示すも何も──今の彼女はそれどころではなかった】
【親しいと思っていた友人が、機関員で】
【だとすれば、自分が助けを呼んだ事実が機関側に既にバレていて──】

【──昨日の、支部長代理の言葉が脳裏を過ぎる】
【この一件が彼に伝われば、どうなってしまうのか】
【必死に謝れば許してもらえるかもしれなかったが──】
【それでも。「最悪の事態」すら、思考に浮かび上がり】
【この部屋に入ってから一度も笑わぬ利織の表情が、すぅと青ざめていった】

そ、れ……『哲学者の卵』──セシリアちゃん、まで……?
そんな──

【混乱。困惑。驚愕。落胆】
【様々な感情が、彼女の中で渦巻いていく】
【10の選択肢の内1つが潰えた。助かる可能性が一つ、潰れてしまった】
【ぎゅう、と。長袖のシャツの裾口を強く掴み】
【元気だった頃の彼女の面影は無く。ただただ、泣きそうな表情を彼女は浮かべていた】
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 18:30:48.70 ID:SHw0M6o0o
>>926

【言葉のニュアンスに、微かに思考を奔らせて見る
首を落とされる=\―――確かにその言葉が妙に引っかかることも確かだ
かと言って、今尋ねるのは流石にタイミングが悪い――――というより、流されるのが関の山であろうか】


(……どういうことでしょうか……ゾンビ、という可能性も無くはないんですが
それよりも――――どうして私の名を知っているのでしょうか……
そんな悪いこと……したつもり、ないんですけどね……)


【思考はまるで、火花のように、一瞬煌いては、直ぐに電子の波へと消えていく
常人と比べて、早く正確なそれは、彼女の特徴とも言えよう
そのせいか、どうしても――――考えがネガティブにいってしまうのも、彼女の特徴の一つだ】


……まあ、確かに噴水に飛び込む£――――ですしね

心が落ち着かない時は、誰かに聞いてもらう、というのが良いと聞きますよ
宜しければお話の聞き相手ぐらいには、なれると思いますが……


【言葉はどこか、控えめで――――彼女は、と言えば、ワイヤーをリングへと戻し手持ち無沙汰な両手を、背中のへ送る
右手で左手の手首をぎゅっと握りながら、少し不安げに、小首を傾げて、貴女をじぃと覗き込むだろう
それはまるで、不安な背中を見つめる、幼い少女のように】

【水しぶきは、次第に凪の訪れを告げて――――やがては完全な、凪の海へと落ち着いて
水滴がちらほら落ちた地面も渇き、無機質なその色を静かに告げる
噴水の絶え間ない音が、メトロノームのように、一定の間隔で、響いていく】


っ……――――なるほど、風を使う能力は良く目にしますが、竜巻となると、あまり知りませんね
えーっと……ところで――――……


【両手を元に戻すと、右手を口元に当てて、考え込むような表情をしながら、左手でその肘を支える
彼女の視線は、風鈴のように、風に靡いて、銀髪の貴女へと移る
風に運ばれる彼女の髪の薫りは、爽やかな紫苑の薫りで――――……心地よい一時を修飾する】

【言葉を切ったものの、今、銀髪の少女へと話題を向けるのは得策で無い、と思ったのだろう
すっと、顔を貴女へと向けて、静かな微笑を浮かべながら、小さな唇を、開いて、音を刻む】


どうやら私の名は知られてるようで……ですので、貴女の名前、教えていただけませんか?
それとできれば……どこで、知ったのかを教えていただけると嬉しいです

……流石に、その――――……もしも、の話ですが……
私が知らないところで、指名手配とかされてたら――――……向ける顔が……


【可能性、とはいえ、それ以外に思いつかないのは事実か
それは、夕方に見る朝顔のように、しゅん、と俯き加減の表情で
心細いように、もじもじとする両手は、彼女の年齢を、幼く感じさせるかもしれない】
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/04(土) 18:33:29.17 ID:kXNql/oZo
>>925

消えたか?

【ニグルムに熱を感知する力は生憎と備わっていなかった。兵器とはいえ、中身は普通の女の子なのである】
【少女と男、両者とも彼の姿を見失うが――次に響く声が、その居場所を特定させる】

【だが次に例の音が鳴り、男がそちらを見る】
【顔は彼が先程までいた空間を見てはいるが、眼で確認している。そして「なるほど」と小さく呟いた】
【どうやらニグルムは気付いていないようで、姿を見失い、目を泳がせているばかりだ】

【そしてニグルムの背後に彼が移動してくるのに合わせて、男が刀に手をかける】

私がいることを忘れて貰っては困る

【次の瞬間に接近、彼が何らかの対処をしなければ刀を抜刀し、右上へとその背中を斬り上げるだろう】

【攻撃を中断するか続行するか――男はその選択に迫られるだろう】
【続行すれば、男の姿を見失い隙が出来ている彼女を気絶させるのは容易い】
【中断するならば、このチャンスをふいにし、防御することになる】

【だが、可能なら両方を実行するということも、大いにあり得るのだが】
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/04(土) 18:35:33.85 ID:kXNql/oZo
>>932
/わわわごめんなさいおかしいです
/【顔は彼が〜 の後の部分
/向いてはいるが   ではなく  向いてはいるが  に変更です。何度も申し訳ないです
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/04(土) 18:36:40.41 ID:kXNql/oZo
>>933
/…修正し間違えるって。
/○見てはいるが   ではなく   向いてはいるが
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/04(土) 18:37:21.83 ID:0NySpOLSO
>>927
【逃した資料が青年の背中に引っ付いて、ばさばさと揺れているのを認めれば】
【女性はほっと胸を撫で下ろし、席を立って彼に駆け寄ると】


ああ、悪い。オレのなんだ、その資料――――ん?

【フランクな調子で謝罪と感謝の混じった言葉を投げかけつつ、軽く会釈して】
【それから、ふと首を傾げた。この妙に幸の薄そうな後ろ姿、どこかで見覚えが――】

【なんて、ひどく失礼な物思いに暫く耽れば、ややあって】


――――あれ。お前、ひょっとして……。


【 ――――――。 】
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/04(土) 18:46:33.65 ID:XiOlV5fAO
>>930
【利織の顔を見て、満足気な顔をしながら服を整える】
【悪意が増幅されたセシリアには利織の表情はただ愉悦を呼び込むものでしかなかった】

……それで、さ
この子は利織ちゃんの反撃≠チて捉えて構わないよね?
それ相応の覚悟、してるんだよね?利織ちゃん?

【お人形を握る左手の力をぎゅうっと強くして、自身の顔を利織の顔に異常に近付けてそんな言葉を口にする】
【経験から学んだ、路地裏の不良達の真似事だ。狙いは、優位に立つ人間に近付かれることによる萎縮】
【最近路地裏等に入り浸っていた少女はそんなことを無意識に行うほどになっていた】
【今まで足の無い生活を続けてきたセシリアの力は同年代の少女よりも力は強く、ガリはその手から逃れられないかもしれない】

/性格とか分からないのでガリちゃんの描写お任せしても宜しいですか…?
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/06/04(土) 18:48:15.43 ID:4GaRK71AO
>>932
【少女──ニグルムの背後に立ち、首筋に手刀を喰らわせて、意識を奪おうとしたところで──主である、男性の介入】
【男も相手の存在を亡失していた訳ではないが、このままでは少女の意識を奪うどころか、此方の命を断たれる】
【更には相手の口振りからして、今の瞬間移動≠フ絡繰りは既に見破られているのだろう──そう、思考して】
【男は腰に片手を掛け、勢い良く踵を返しながら、空いている手で、少女の首筋を打とうとするだろう】
【回転によって勢いはついている為、威力はそれなりだが、ただの少女ではないニグルムの意識を奪うには、足りるかどうか──】
【そして、流れるような動作で腰から引き抜き男性へ向けるのは──銃?】
【機械的で、かなり大型の物だ】
【しかし、鉛玉を射出するような銃口は見当たらず、先端に取り付けられた銛のような突起物を見る限り、ワイヤーを撃ち出す装置だろうか?】
【恐らくは、男性も相当の刀の使い手、ただこれを撃ち出しても、容易く弾かれることだろうが】
【射出される銛が、途中で消えてしまったら?】
【相手の練度にもよるが、一度くらいは怯ませることが出来るかもしれないし、そうでなくとも見えない銛が向かってくると考えれば、相手も防御体勢を取らざるを得ない──或いは、面攻撃によって、少女も男もワイヤーも、纏めて払うことも、出来るか】
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/04(土) 18:48:27.94 ID:x+PCMWuo0
>>929

【二人の少女の声が聞こえた瞬間、瞳が見開かれ、飛び起きただろう。再び、スプリングが鳴る】
【驚愕に彩られた表情だったが、夕と群青が混じった世界の中、二人を見付けた瞬間、それは泣き出しそうなものへと変わる】

……、

【見えた髪は、白髪と黒髪、衣服に纏った並んだ番号。声を漏らす】
【目の前がぼやけかけたが、今この瞬間、その様な顔は見せたらいけないと気付き。貼り付けた、小さな微笑み】

……っ

【二人の問い掛けに、詳細に答える事が出来なかった。嬉しさが押し寄せ、思考出来る頭では無い事に、苛立ちを覚える】
【この瞬間を、待ち焦がれていた。異形が、自ら会える可能性を閉ざしかけた事もあったが】

……。そう……。……だね、……。……恐い、……

【言葉を選ぶ事も無く、二人ともに、肯定する。恐いと良いながらも、喜色満面のそれは、矛盾していた】
【ソファから立ち上がり、二人の元へ歩み寄ろうとするだろう。接近出来た場合、二人を、抱こうとするかもしれない】
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 18:48:48.65 ID:7xE7whw1o
>>935


【――其の声に、カキーン、と瞬間的に凍り付いた体】
【『接近されている』…、…其れ即ち、後ろを振り向けない=z
【今の彼は、可能な限り“正義組織構成員”――特に、『知り合い』には会いたくなかった】



……、……。



――……、…… 、コレは貴様の物かァ! 精々次は気を付けるんだなァ!!
こんな所から飛ばされてしまっては、取りに行くのも大変だキーッヒッヒッヒ!!



【――、結果、 物 凄 い 四 天 王 の 一 番 目 声 】

【某龍玉探し漫画で言えば、主人公の兄】
【某海賊漫画で言えば、赤鼻の大砲大好き男】
【某明治剣客漫画で言えば、刀一杯持ってる人】
【種類は違えど『小物っぽい』、一朝一夕の鍛錬では出せない其れ――!!】


【…、…だが、後ろ手で背中に引っ掛かった書類を差し出す彼は気付いていない】
【はっきり言って、正面に回られたら終わりな上に此処まで近付かれたら何の意味も無いのであった。ちゃんちゃん。】
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/06/04(土) 18:50:46.57 ID:4GaRK71AO
/すいません
/夕飯につき、次のレスが遅れるやもしれませんorz
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/06/04(土) 18:56:01.35 ID:ERyzfYp6o
>>931
【冷や汗がもう一筋流れる―――しかしそれを態度には見せず、目を伏せて思考に集中する素振りで誤魔化す】

そうね、『振り』だけしていて、その実まったく落ち着いてないのかもしれないわ

生憎だけど、退屈を潰す話し相手は足りているわ
貴女のように物腰穏やかなら、カウンセラーも向いているのかしらね

【彼女が聞き手として恐らく優秀だろうと評価しつつも、きっぱりと否定の意思を伝える】
【ちらりと目を開き、視線を銀髪の方に向ける―――彼女も、その『話し相手』の一人なのだろう】
【ふぅ、と息継ぎを一つして、シオンと視線を合わせる――
     ――視線の高さはほとんど変わらないが、その分両者の視線の持つ穏やかさと冷たさが余計に対比的になっている】


――ああ、あの時は調整中の姿だったかしら
覚えてないかしら、あの黒尽くめでアンパンの男……

「緋天 颯護、という名前だったはずだ。しかし、あの時はお前の人格も安定していなくて苦労させられたが……」

ああ、それよそれ。記憶ご苦労ね、アザレア

【どうも、そういう事らしいが……ますますもって妙な話である
     二人の言葉通り、あの時会っただろう『一葉』は容姿も性格もあまりに一致しない。落ち着いて見えて、その実不遜な辺りは似ているっちゃあ似てるが】
【スーツのような落ち着いた装いに、傘と思わしきものを持った銀髪の少女が、数歩近づいて会話の間合いに入ってくる】


「指名手配、か。まさかとは思うが、機関の所属ではないだろうな?」

【そう問いかける少女――アザレアと呼ばれた彼女は、そう問いかけの言葉をシオンに向けてくる】
【もっとも、声がそれ程緊迫していない辺り、「そうではない」前提での質問だと分かるだろうが】
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 18:56:08.13 ID:1HS2vQgEo
>>938

「……恐かろーが何だろーが、そこが私達の職場だよ
 好き勝手生きられるだけの金と力を与えられてる以上は……従うのが筋だ
 なのに……ああ、どうした、その顔?」

『……………ひさし、ぶり……』

【或る程度の距離まで近づけば、白髪の少女、香月はその場に立ち止まって】
【黒髪の少女、鏡花は両手を前方へと伸ばし、応じる様に相手へと近づいていく】
【どちらも、退避という行動は取らず】


「……包帯、換えとけよ。役に立って無いぞ?」

『………………♪』

【左側に立っていた香月が右手、右側に立っていた鏡花が左手に、それぞれ抱かれる事となる】
【ポケットに手を入れたまま、不動に姿勢を崩さない香月。対象的に、自分からも背に手を回して抱きしめようとする鏡花】
【鼻歌交じり、上機嫌の見える顔で、鏡花は異形の左腕に身を寄せて】

『…………………何が、こわい、の……?
 尋問、って………?』

【左手でそっと、檸檬の頬の傷跡に触れようとした】
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 19:02:25.05 ID:z5MKieUro
>>936

ひ──!

【ぞわ、と寒気が背中に奔る】
【「知られた」──彼女は彼に、この事を報告するだろうか】
【彼女も機関員だといっていた。此処の人間だとも、いっていた】
【「此処」のトップは誰だ?──彼しか、いないじゃないか】
【異常に近づけられたセシリアの顔。尋常なきまでに漆黒に染められた右目】
【更には彼女の顔に張りつく「根」は、利織にとっては嫌悪の対象とも成り得るもので──】

や、やっ……!ごめんな、さ──!
だ、だからっ、こ、こないでっ……!い、いやぁ──!!

【反射的に、身体が動き。ベッドの上から、部屋の隅へ弾かれるかのように退き】
【だん!と壁にぶつかり、それまで。後はずるりと──床に崩れ落ち】
【がくがくと身体を震わせ、部屋の片隅で利織は怯えた動物のような視線を送る】

【人形は、反撃を返せない。人間の力に、人の偽者は対抗できない】
【術式を放とうにも──主人たる利織へか。仮初の主たるセシリアへか】
【どちらに対して攻撃の手を向けようか、人形程度では理解出来なかったのだろう】
【ガリという名の人形はただただ、セシリアの手の中で苦しげに暴れるだけで──】

/はい、了解しましたー
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [saga]:2011/06/04(土) 19:06:03.81 ID:G8jqUQGB0
【公園】

・・・・・・・・・・・・・はぁ・・・・。

『・・・・・・・・・・。』


【子供もそろそろ家に帰り始め、静かになっていく公園のベンチに二人、人がいた】
【一人は金の短髪に金の眼、深緑色の着物を着た青年】
【もう一人は白一色のメイド服に白のランドセルをきた少女】


【青年は何かあったのか、その目はとても暗かった】
【少女の方は無表情であるが、時折、青年の方をちらりと見ている】


・・・・・・・・・・・・・・・はぁ。

『・・・・・・・・・・・・・・・・。』


【再び、ため息】
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 19:12:06.45 ID:SHw0M6o0o
>>941

【否定の意志を告げられて、けっこーショックを受けた様子
観た限りでも十分分かるほどに、その表情は、しゅん、と沈んで
――――紡ぐ言葉も、綺麗な旋律は身を潜め、耳に心地よい旋律とは言いがたい、か】


……そうですか――――……すいません、出すぎた真似を
うぅ、その、向いているって言われてもうれしく無いですよ……っ


【どこか、悔しげに紡がれた言葉は、彼女の心情を強く吐露しているように思えた
俯き加減な分、彼女の方が視線は低いところにあろうか
ぐいっ、と向けられる瞳の色が、どこか弱々しく、彩を魅せる】

【それはまるで、叱られた子猫のように、今にも消えてしまいそうな表情で
それを誤魔化そうとしてか、次の貴女の言葉に耳を傾けた】


ふぇ――――えっ……って!!貴女が――――っ!!

……何だか、嫌な思い出しかありません、恥ずかしかったですし、それに……
安定していない=\―――ということは、今はそんなこと無い、って期待しても、良いんですよね?
その、その……虐めないで、くださいね?


【数刻の驚きの後に、思わず両腕で、自身を抱いて、数歩後方へと下がった
きちんと、辿るような言葉はアザレアに向けて、後に一葉へと向けられた
確かに言われて見れば、彼女の記憶の中の彼≠ニ貴女≠ヘ――――奇妙に似ている、ようにも思える】

【貴女を見つめる、紫苑色の瞳は、捕食者に相対する小動物のような、怯えを見せていて
けれども、ぱたぱたと頭を振り、何とか、気丈に視線の色を変える
――――きっと、彼女は変わろうとしているのだろう、もう、いじられないぞっと】

【あと、たぶん――――今なら、仲良くできる、と思っているのか】


でしたら今は、一葉、と呼べば良いのでしょうか?
――――っ……そんなわけありませんよ、むしろ、その逆ですJustice=\―――その末端に加わっています

ところで貴女は……?恐らく、初めまして、だと思うんですが……


【彼女にとって機関≠ヘにくい敵である、故にか――――貴女の言葉の真意は抱きつつも
微かな不快感は受け取ったようで、ぷくぅ、と白い肌が、微かに膨らんで萎む
けれども、それも一時のこと、貴女へと尋ねる言葉は、親しげな色に染まっている】
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/04(土) 19:12:56.06 ID:kXNql/oZo
>>937

「――――ぅっ……」

【勢いのついた男の手刀は見事に首筋を打ち、彼女の意識をロストさせた】
【膝を着くことなくドサリと倒れ込むが、彼の優しさからか――ニグルムは死んではいないだろう】

――― チッ

【予想外だった。まさかこの一瞬でニグルムを無効化し、あまつさえ自分にまで反撃してこようとは】
【不可視の銛、それを避けるのは男にとっては難しいことのようで、刀で弾くことなど出来ず】
【身体を無理に捻って、向けられた銃口から少しでも逃れようとすることしかできなかった】
【故にその銛は、男の腹部を抉ることとなり、彼は痛みに顔を歪ませ、鮮血を舞わせた】


まさかここまでできるとは……少々甘く見ていたようだ…
半端者二人では…貴様を討てそうにないな…ッ

【2対1でこの有様。ニグルムの意識がない今、本気を出すしか勝ち目はない――が】
【この男は既に撤退しか頭になく、倒れたニグルムを一瞥すると、口を開く】


クククッ――貴様は愛しきものを失った経験はあるか?
この技術は―― 失ったものを、大切なものを再び現世に蘇らせることが出来る!
私は諦めない……完璧な人間≠創るまでッ

素晴らしいだろう?貴様に理解できるか?

【ポウッとニグルムと男の周囲に淡い光が飛び始める】
【転移装置だ。彼は空いた左手で転移装置を操作していたのである】
【光が飛ぶ速度が段々と加速してゆく。転移されるのは、時間の問題か】
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/04(土) 19:14:56.61 ID:UdKIzpbSO
【雨が降っていた。局地的で、激しい雨である。が、“スコール”だとか“ゲリラ豪雨”だとか、名前が付く程の物では無い】

【場所は、風の国の郊外、一般人なら誰も近寄らないような寂れた地帯に存在する小さな村である。農村のような、暖かな雰囲気に包まれた村だ。】

【だがその実態は――というより、調べようと思って調べれば誰にでも分かる事なのだが。】

【村ぐるみで、主に物資等の面で<カノッサ機関>に献身的な活動を続けている。とは言え、「情報」はあれども「証拠」は無い】

【――地理条件に恵まれていないからこその、「誰も近寄らない」<“状況”による鉄壁>】


【然し】


【――雨が降っていた。】
【紅い水溜まりが、幾つも出来ていて。その上には、村人の死体が転がっていた】

【主犯と思われる、血で汚れた「元」純白のマントと、のっぺらぼうの仮面で姿を隠した人物は、なんてことは無い普通の包丁を片手に。悠々と村の中を歩いていた】
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/04(土) 19:16:55.13 ID:0NySpOLSO
>>939

【リロっさん辺りに「奴は四天王の中でも最弱……!」って言われるんですね、わかります】

【――と、それはさておき。固まった青年の様子に、彼女の疑問は深まるばかり】
【眉根を寄せて資料を受け取り、内心、どうして此方を向かないのかと怪訝に思いつつ】


――……あぁ、そうさせて貰うよ。お前が居なきゃ、最悪見失うトコだった。
改めて、ありがとう。……そういや、何でこっちに?相席なら別に良いけど、オレは。


【弛まぬ鍛練の元築き上げられたヴォイス・オブ・不遇悪役(?)に、当たり障りのない返答で応じると】
【続けて。そんな、或る意味で致命的かも知れない科白を口にする】
【見れば確かに、店はこの時間にも関わらず混み合っていた――場所柄、需要も多いのだろう】

【因みに彼女は未だ、ぎりぎりの所で気付いていない。だがそれも時間の問題、か――?】
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/04(土) 19:23:54.85 ID:XiOlV5fAO
>>943
うんうんよくごめんなさい言えたねー
なら次は素直にお仕置き受けなくちゃねー逃ーげーちゃーだーめー

【ぞくぞくとした快感が体を走った】
【あぁ虐めるのってこんなにも愉しいことだったんだ。こんなにもこんなにもこんなにも───】
【間延びさせた一音を口にする度、大股に足を一歩ずつ進め、足を一歩進める度、その口角が上がっていく】
【キュゥっと引き伸ばされていく頬。利織の元へ辿り着く頃には醜悪な笑みになっているだろうか】
【その場から少しでも動こうとすれば、瞬きと同時にセシリアの右眼から黒い電撃が放たれる】
【威力は静電気よりも若干強い位であるが、一瞬怯ませるには充分な程度だろう】
【放電と同時に彼女の白目は通常の色を取り戻すが、どくんどくんという脈動と共に根≠フ中をボコボコと魔翌力が通り、数秒の後には再び完全に侵食された黒目≠ェそこにあるだろう】
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 19:26:02.23 ID:7xE7whw1o
>>948

【ふぅ、と内心一息ついた所に――絶望的提案】
【其れはそうである。珈琲片手にこんな所では、席を捜している様にしか見えない】
【…、…否、実際そうでは有るのだが――、で、ある】


……、…い、いや、遠慮しておきますですで御座います。
ほら、ワタクシ様は先を急ぐ身で――、そう、病身の母が珈琲を待っていまして。
他にも珈琲を求めて父が旅に出てしまったり、珈琲をじさまが零して大火傷したり……


【何故か敬語に戻り――物凄い悪役ボイスで、物凄い珈琲家族の話をする彼】
【最早自分でも意味は取れておらず、適当に口から出任せを発し続けていて――】



  ……ほ、ほら! 『朔夜さん』も何か急がしそうですし!!



【――、―はい、決定的なボロが出ました】
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [saga]:2011/06/04(土) 19:29:40.56 ID:G8jqUQGB0
【公園】

・・・・・・・・・・・・・はぁ・・・・。

『・・・・・・・・・・。』


【子供もそろそろ家に帰り始め、静かになっていく公園のベンチに二人、人がいた】
【一人は金の短髪に金の眼、深緑色の着物を着た青年】
【もう一人は白一色のメイド服に白のランドセルをきた少女】


【青年は何かあったのか、その目はとても暗かった】
【少女の方は無表情であるが、時折、青年の方をちらりと見ている】


・・・・・・・・・・・・・・・はぁ。

『・・・・・・・・・・・・・・・・。』


【再び、ため息】

/再投下です。
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/06/04(土) 19:33:02.46 ID:ERyzfYp6o
>>945
【一方、言い切ったこっちは冷や汗を流しながら平然とした態度で……平然と?】

……そうはいっても、ね
とりあえず私の周りにあなた以上に「向いていそう」な人物はいなかったわね

「……」

【言外にアザレアもそうだと示されたことに微妙な表情を見せるが―――まぁ口調からして穏やかではあるまい】

まぁ、大体は予想された反応だけど……
その辺りは安心していいわ。あれは、まぁ、……そう、調整が色々と、ね
あと、あまり誤解を招く発言は控えたほうがいいと思うわ。「襲われる」かもしれないわよ?

【懐からナイフを一本取り出し、それを一人指の上で回したりしながらそう説明をする】
【そう言えば、『その時』には一葉はナイフを使っていたか。それを示唆する意図もあるのかもしれない】
【途中でなにやら言い淀んだが――なにか、言いたくないことでもあったのだろうか】

【それから最後に一言、忠告ついでに先程言われたことのお返しのような言葉をひとつ言って】


「『正義』の一員、か。嘘―――では無いのだろうな
   私のことか?アザレアと呼んでくれればいい。今は一葉がこのような有様なので、付き添いのようなことをしている」

【やや背の高いその姿や、ともすれば冷たい髪や瞳の色に違わず、アザレアは冷静そのものな態度で自らを名乗る】


……ああ、そうだ。そう言えば最近、機関がきな臭い動きを見せているようね
 
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/04(土) 19:33:45.44 ID:x+PCMWuo0
>>942

【伝わった暖かさに、嬉しさが、眩暈を覚える。二人が感じた異形の体温は、死体の様に冷たいものかもしれない】
【この様な容姿になっても、異形を拒否しない彼女達に、同時に沸きあがって来る思いは、謝罪したい感情で】
【香月の言葉に、肯定する。機関員の身である異形は、それが事実で、受け入れるべき事柄】

……それは……。……否定……出来ない。……、
……。機関の……意思に、……従うのは。……仕方の無い。……事で、……

【機関に恩を感じ、再び辞職する事も出来ないが、やり方に着いて行けず、対立する位置に居る。曖昧な境界に居る身の己に、焦燥を感じた】
【然し、納得出来ないのか、言葉を濁している所が、異形の腹立たしい点だった】

……。尋問は……。……。……
……鏡花と、……香月も。……尋問、受けない様に……気を付けて。……

【鏡花が傷跡に触れ、 時が経ったそれは、感覚の鋭い場所になっているのか。くすぐったそうに、笑い声を漏らすだろう】
【その際、重要な事を想起した様子で、再度笑顔が消える。思い浮かべた、二人を縛っている人物】

……。二人とも……。……体、……大丈夫。……
……彼女に。……酷い事……、……されたり……

【彼女≠ヘ、二人を蘇生させた人物で有り、世界的にも悪名高い、緑髪の女性。はっきりと名を言わないのは、彼女に聞かれているかもしれないと、警戒しているからだった】
【周囲を見渡し、可能な限り声量を小さく。二人を、更に引き寄せながら、問い掛ける】
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 19:35:00.91 ID:z5MKieUro
>>949

ひ、ぁ……っ、や、やだ、や、やだぁ──!
ごめんな、さ──!ごめんなさい、許し、て……っ!
酷い事っ、し、しない、でっ──!い、いっぱい私っ、が、頑張る、からっ……!
た、たくさん、魔導具作るっ……!作るからっ、作ります、からっ──!

【背中に在った、冷たい壁の感触】
【其れを知って尚、この場から遠ざかろうと。相手から距離を取ろうと足を動かす】
【しかしこれ以上下がれない状態である以上──彼女の足は無為に床を蹴るのみで】
【──バチン! 迸った黒雷】
【音と光を感覚に捉え、利織の肩はびくりと大きく震える】

ぅ、あ──や、だ、……たすけ、てっ──

【雷電の効果は、十分過ぎるほどに発揮される】
【彼女は足を無意味に動かすことすら止め、がたがたと恐怖に身を震わせ】
【助けて、だとか許して、だとか。そんな言葉をただただ無様に零す】
【──自信満々で明るく、自由奔放だった時の彼女の姿は、もう其処には無かった】
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !nasu_res]:2011/06/04(土) 19:45:05.76 ID:X5G7lfOxo
//イベント前にts
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 19:45:10.95 ID:1HS2vQgEo
>>953

「……私は、尋問に参加する方だよ。尋問受ける、道理が無い
 仕事はきっちりこなしてる、要求された分より幾らか多めにさ
 立場貰ってる以上、サボり続ける訳にもいかないだろ?」

『…………………かの、じょ?酷い事………んー?』

【問い一つに対して、二者二様。反応は綺麗に対比する様】
【外側を向いて、二人と目を合わせないようにする香月に対して】
【首を傾げ、檸檬の頬に手を当てたまま、何の事か分からないという顔をする鏡花】
【少なくとも、外見はこの二人、何も変わっていない。髪の長ささえ、丁寧に調整してあった】

【「参加する方」、データベースの文面を見ていればそれは分かるだろうか】
【誰が尋問されるのか、という事も、集められた情報には確りと記載されている】


『……あの、ね、酷いことはないよ、友達もできたし……
 それでね、友達が檸檬のことも知ってるっていう、から……いつか
 いつか、ね、みんなで遊びに………』

「ところで、檸檬。妙に同情的に聞こえたけど
 知ってるのか?掴まって、尋問受ける奴……ついこの間、候補が一人増えたっぽいけど」

【何やら嬉しそうに報告する鏡花の言葉を途中で遮り、質問した内容】
【だが、この問いは内容よりも、寧ろ言葉を最後まで続けさせない事を目的としたようなタイミング】
【引き寄せられて、自分から更にくっつこうとする鏡花。香月の視線は、更に外へと向く】


/ちょっと夕飯食べて来ます、けど30分は掛からないかと
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 19:46:34.79 ID:SHw0M6o0o
>>952

【まだ貴女=\―――というよりかは彼≠ノ対して、苦手感情が在るのか
少々ながら、貴女の顔色を窺うような形になっている、彼女
――――……貴女がナイフを取り出した瞬間に、ビクッと反応するほどに】


……分かりました、調整や安定、と気になる言葉が聞こえてきましたが
何をされた、はともかく、貴女が悪人ではない、ということは元から知ってるんですよ?


【それでも、貴女に向ける表情は、絵画のように、整った微笑み
彼≠ニ邂逅したのは数回程度――――けれども、その数回で十分彼≠フ優しさに触れた、と思っている
新雪が降って、一面は雪に覆われたとしても、結局、雪解けの後に映る景色は艶やかな昔のままである
そんな風に彼≠フ――――否、貴女の普遍を、知っている、といわんばかりに】


襲われる……も、もう!変なこと言わないで下さいっ……
そのですね――――……誤解を招く、と言われましても、それなりに言葉は選んでるつもりですよ?


【期待したのか、何を想像したのか、きゅぅと、頬が赤くなって、ぱたぱた、と両手を振った
もう、と言葉の最後に付け足して、強引にきろうとしながら、アザレアへと言葉の矛先を向ける
後、多分、選んだ割には、結構軽薄な言葉が多い気がする】


嘘を憑く人間に思われるとは心外ですね、こー見えても、正直者で通ってるんですよ?
アザレア、ですね――――シオンです、シオン・エルミオール・オルテンシア、どうぞ、宜しくお願いします


【少し、不満げといわんばかりにほっぺたを膨らませようとするものの、直ぐに放棄
元の微笑で表情を修飾しながら、貴女へと始めましての言葉を向ける
友好的、といっていい態度であろう、柔らかい微笑が、涼しげな印象を与えるだろうか】


……そうらしいですね……何も起こらなければ良いんですが――――


【――――どうやら、集積情報は見ていないのであろうか】
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/04(土) 19:47:20.27 ID:XiOlV5fAO
>>954
【利織の元へ十分近付けたならば、セシリアは彼女の鳩尾に向かって蹴りを放つ】
【彼女がどんなに嫌がろうともどんなに泣こうとも、倒れ込むであろう彼女に、彼女が少女の為に造った脚で、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も───】

【成功したならば、こんなことを言いながら】

ねえっ!利織っ!ちゃんっ!他にっ!隠してるっ!ことっ!無いっ!よねぇっ?!
ともだち≠フっ!私にっ!そんなっ!酷いっ!ことっ!しないよっ!ねぇっ!
〜〜〜っ!〜〜〜〜っ!!





【勿論彼女の萎縮が解ければ初めの一撃から避けることは可能であるし】
【途中で痛みに耐えかねて反撃に転じることも当然、可能だ】
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 19:47:25.36 ID:7xE7whw1o
/みんなー次スレだよー
/http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1307184357/
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/04(土) 19:52:10.90 ID:kXNql/oZo
/>>937の方、まだいらっしゃいますか?
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/04(土) 19:57:42.20 ID:0NySpOLSO
>>950
【景色の綺麗なカフェ。流石に酒は供されていないようだが、軽食などのメニューも充実しており】
【味、量、価格共に中々のものと来れば、学生カップルが放ってはおかない】

【加えて。この時間に一人で訪れて、特等席(テラス)に陣取るような寂しい人物も、彼女以外にそうは居ない】
【つまり、この場所に来た時点で相席はもはや必定(多分)。ああ、運命とはなんと残酷な事か――!】


え?……、あぁ、いや、うん。何と言うかそれは難儀だな、頑張れよ。

(……あれ?よく考えると、爺さんごくふっつーに珈琲淹れてない?)
(親父とこいつが態々捜すまでもなく、爺さん病院に運んでから淹れ直せば……)

(――――ってか、コーヒーショップで買えよ。……、…………)

【だが、そんな半ば詰んだ状況でも尚、彼の演技には妙な説得力≠ェある】
【アレな点こそ多々あれど、つらつらと次々に捲し立てる言葉の勢いが、真に迫る力≠生んだのだ】
【だからこそ。彼女――朔夜はただただ圧倒され、ややヒき気味に彼を応援しつつ】


【席に、戻ろうと――――――】



――――……なぁ。なんで、オレの名前を識ってるの?


【と。其処で彼女は、かつん、と踵を鳴らしてその足を止め】
【心なしか、答えに因っちゃあ只じゃ置かねえ的な鋭い響きを帯びた声で、問い掛けた】

【言質取ったりー!で、ある】
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !nasu_res]:2011/06/04(土) 20:00:09.70 ID:X5G7lfOxo
【聖都スラウロット、第七研究所地下九階層、十階層への階段前】
【大きなホールは、戦闘の後を感じさせる程、壊れていた】

【そこに、二人の人影が有った】
【一人は、白髪に眼帯が特徴的な学生服の少年】
【もう一人はセーラー服に金髪の、普通の少女】

――エリー。人、来るよな。
「大丈夫だって、もっくん」

……ん。

【階段の前に立つ二人は、少し不安げな表情を浮かべている】

【そして、二人はキミ達が来たのを確認すると、口を開くだろう】

統一征斗会新聞部部長谷山基樹だ。
「統一征斗会会長、エリシア=エンハウンドです」

あー、話は俺からする。と言っても、ある程度話は通っている筈だがな。
アンタ方には、此処から先の最下層である、十階層の攻略をお願いしたい。
俺達は、諸事情が有って、この先には、入れないからな。
尚、此方の探索の結果、最下層だけは、ライフラインが未だ生きているのを確認した。
だから、多分防衛システムが動いていると思われる。
此方で過去のデータを引っ張り出してマップを作ったから、参考にしてくれると良い。

【そう言って、谷山は地図を皆に渡すだろう。ホログラム式で持ち運びのしやすい小型地図である】
【/大サイズ http://loda.jp/nouryoku/?id=207.png
【/小サイズ http://loda.jp/nouryoku/?id=206.png
【上記の地図と内容は同じである。今後、内部探索に於いて参考にしても良いだろう】
【???の部分は、地図に部屋は書かれているが、そこへの通路が地図には無い】
【一番怪しいのは、そこの部屋だろう。因みに、他の部屋を探索しても、何かのデータ等が見つかるかも知れない】
【そちらを優先しても、問題はないと思われる】
【谷山とエリシアは頭を下げて】

……健闘を祈る。気をつけてくれ。
何があるか分からない。何が起こるか、分からないんだから。

【もし、それで問題がなければ、キミ達は先へ進むべきだ】
【依頼を達成するためにも、先ずは下層へ行くべきなのだから】
【そしてもしキミ達が下へ降りれば、3m級の防衛ロボットがホールに立ちはだかっているのが見える筈だ】
【灰を基調とした無骨な戦闘用ロボット。武装は見たところで分かるのは、ビームブレイドと両肩のガトリングか】
【キミ達能力者が力を合わせれば、決して倒せない敵では無いだろう】
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !nasu_res]:2011/06/04(土) 20:02:01.76 ID:X5G7lfOxo
>>962
//追記
//地図の鍵マークはロックのかかった扉となっております
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/06/04(土) 20:02:21.30 ID:4GaRK71AO
>>946
人生にリセットボタンはないんだぜ、小僧。
与えられた生命を全うし、配られたカードで生き抜かなきゃならねえのがこの世界だ、其処に不条理が存在しようとな。

【この男の年齢は解らないが、少なくとも男性よりは年上なのだろうか?】
【男性の腹部を抉り、鮮血を付着させたそれは、もはや透明であっても可視出来る程度に紅く染まり】
【巻き戻されたワイヤーが射出装置に収まると、衝撃で付着していた血液が跳ねて、男の白い手袋に紅の斑点を作り出す】
【そして、既に起動を始めている転送装置に気付いたのか、白塗りの顔が、一気に険しく変わるだろう】

───!
貴様を此処で逃がす訳にはいかん。
仕事中はこの能力を使わないのが俺のポリシーだったが、止むを得ん……

【ワイヤーガンを横合いに投げ捨てた瞬間、虚空から現れるのは、機械的なデザインのベルト】
【左手を突き出して、ベルトのバックルを掴み、そのまま背中に叩きつけるような勢いでベルトを腰に回して、装着する】
【バックルにベルトが嵌った途端、周囲に響くのは、流行りのポップスのような、駆け抜けるような音】

──変身。

《エアロ・フォーム》
【音が止み、次に聞こえるのは男の低い声と、それに続く男性的な機械音声だ】
【一瞬、空間が歪み、その歪みが男を包み込んだ次の瞬間、其処に立っていたのは、トレンチコートの男ではなく】
【流線形のフルフェイスヘルメットを被り、首筋に赤いマフラーを棚引かせる、白いボディーアーマーに身を包んだ──異形の姿】
【青く発光する、車のライトのような双眸が男性を見詰め】
【腰に備え付けられた、機械的な大型拳銃を手に取り、男性に向けて、素早く引き金を引くだろう】
【銃口から吐き出されるのは空気の弾丸≠ナあり、直撃したら打撃に似たダメージを与えられるだろう】
【だが、既に転送装置は起動されており、男の攻撃が虚しく終わるのは──明白だった】
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 20:05:02.36 ID:7xE7whw1o
>>961

【『何か知らんけど勝った』――、心情を表現するなら、其れが最適か】
【心中、小さくガッツポーズ。 再び歩き出そうとして――】


 ……、……うぇっ!?


【――、彼女の問い掛けに返された声は、完全に地声である】


……えーっと、ですね――それは、その。
こう、第六感が働いてると言いますか――……  じ、じゃ、なくて――。


【言い訳も完全に地声――、もうよせばいいのに、まだ嘘を並べて】
【其の場から強行的に逃げ出そうと、一歩右足を踏み出し――】


/ゴメンなさい、ご飯行って来ますー
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/06/04(土) 20:06:51.63 ID:ERyzfYp6o
>>957
……そこまで無条件に信用されると、反応に困るものね
いいわ、信用は有り難く受け取っておくことにするわ

【ふむ、とシオンの言葉を反芻する様子を見せて、シオンにその視線を合わせる】

「一葉、気まぐれに人を煽るのはあまり感心しないぞ
   ……しかし、そうだな。最前線で戦う人間にしては、少しばかり……」

【彼女の纏うイメージと、『Justice』という組織の持つイメージにズレが有るのか、
   いささか歯切れを悪くしながらそんな事を言ってみたりする―――アザレアの表情に、若干の困惑の色が浮かぶ】


又聞きだから全部が真実とは限らないけど―――
なんでも、機関は櫻の国で何かやらかすつもりだとかいう話よ

【「ある人物」を介して得た情報を話す―――一葉の話すそれは、『これから』の動乱を示唆するもので】

「対機関連合所属の人物が捕まったという話も聴いたが―――そういった情報は管理されていないのか?」

【乗っかるように口を出したアザレアは、『これまで』の事件を語った】
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 20:08:12.63 ID:z5MKieUro
>>958

   ぐ────っ!

【かはっ、と。肺から急激に空気が失われていった】
【喉の奥が、焼けるように熱かった】
【零れた涙は許しを請うためか、生理的なものだっただろうか】
【昼食は疲労と恐怖で、碌に取っていなかった】
【ごぼ、と。空っぽの胃から逆流してきた胃液が泡となって、口元まで込みあげて】

【戦うためには作っていない、鉄の脚】
【それでも彼女の身体を痛めつけるには、十分過ぎる硬度を放つ】
【ごつ、ごつ、とぶつかる鉄の塊を防ぐ術など、彼女は持ち合わせてなど──】

──っ、ぅ、ぐ……、か、隠し事しなきゃ、友達じゃない、なんてっ──
知ってること、全部、はなさな、きゃ……、おともだちじゃ、ない、ん、だった、ら──
わたし、は────!

【がたがたと、手が震えた】
【恐怖と痛みが、判断力を鈍らせていたのだろう】
【だが──何も言わなければ。何もしなければ、殺される、と】
【利織はそう、直感して──】


   あなたとは、おともだちなんかじゃ、ない────ッ!


【────ばちぃ!と。そんな音がした気がした】
【幾度目かになろう鉄の殴打。彼女が其れに触ろうとしたのは、防御のため、だろうか】
【兎も角利織はセシリアの脚に触れようとして】
【触れたのであれば。ぎゅ、と。其の脚を強く強く握りしめる事となる】

【そのまま、脚を握られたままなのであれば】
【数秒後。利織の手に、僅かな紫電が奔り──】
【セシリア・ランツの義足──南雲利織に握られた片足が】
 、 、 、 、 、 、、 、 、
【ネジ単位でバラバラになることだろう】

【──最も。利織に脚を握られてから脚の崩壊までは数秒の猶予があり】
【更には何かに脚を。脚の内部を探られているような違和感すら覚えるはずだ】
【それに気付ければ、利織の行動が完全に遂行される前に、対処はできるはず】
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/04(土) 20:13:25.22 ID:HKQ0avaWo
【聖都に程近い街の、ヒトゴミの中】
【きょろりきょろり、不安げに視線を泳がせている人影がひとつ】

……うぁー、えーと……

【濃紺の襟のシンプルなセーラー服を着た、菫色の瞳の少女】
【襟と同色のプリーツスカートから伸びる脚は、何故だか靴下も靴もはいていなくて、涼しげな】
【お尻を隠す程度にまで伸ばされた藤色の髪は、腰の辺り、「緑のリボン」で纏められ、揺れる】

……う、えと、えーっと……どっちだったかな……?

【流れ来るヒトビトを肩に掠らせながら、小さくごめんなさいを繰り返す、無限ループ】
【よたよたぺたぺた、裸足が地面を叩く音。人込みから少し離れたベンチに避難】
【不安げに溺れた視線を――手に握ったメモ翌用紙に、目を落とした】


【――――「まJ゛ゅつきょうかい、『せいとすろうらっと』にある。」】
【……突っ込みどころはふたつ。「誰か」がメモを覗きこんで、それに気づける程度には】
【少女は、メモとのエンドレスにらめっこ対決に、白熱している】
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/04(土) 20:13:28.20 ID:+QMvt26xo
>>962
【二人の説明と地図を受け取り、穏やかに頷いて見せたのは、蒼い双眸】

”いって来るよ、基樹、エリシア”

【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+αの肉付きをした、猫の獣人少女である】
【クリームイエローの臍だし袖なしのインナーに、ベリーショートのカットジーンズ】
【ともするとはしたないとすら言える風貌だが、落ち着いた振る舞いの放つ神秘的な雰囲気がそれを打ち消し、気にさせない】
【ボサボサの黒髪を揺らし、頼まれごとに応じる】

【二人をその蒼い目でじぃっと見つめ、頷く】
【それと最初に交わした念話以外、言葉はなく、短いやり取りだけを残して進み始める猫】
【心からの気持ちをその一瞬に込めて】

【進んだ先に現れたロボットには、特に反応を見せず】
【とんと跳ね、俊足にて側方から背後へ回ろうとするだろう】
【拳を握り、突き出す動作。肘から手首にかけて走る蒼い線が拳に集束し、徐々に放電現象を作り出す】

”さっさと片付ける”

【念を漏らし、拳を開くことに成功すれば、装甲表面を舐めるような雷撃がロボット右側から襲い掛かるはずだ】
【成功した場合、露出したor装甲表面付近の絶縁皮膜を溶解し、導線を露出させるだろう】
【協力者達が料理しやすいように】


//蒼ーズです、今日はよろしくお願いします!
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/04(土) 20:16:26.74 ID:x+PCMWuo0
>>956

【香月の言葉に、突き刺さる事があるのか。気まずそうな、悲哀に満ちた笑顔を浮かべるだろう。それは、某眉の垂れ下がった猫を思わせる表情】
【二人が受けない側という事に、安堵した様子だが。香月が尋問に参加すると聞き】

……無理な、……お願いかも……しれない。……けれど……
……。余り、……傷付けない様に、……

……。香月……、

【鈍感な異形だが、反応が違う事に気付いた。思い当たる様子の無い鏡花と、目を合わせない香月】
【緑髪の女性に、怒りを覚える。感情を押さえ付けながら、香月の表情に、橙の双眸を向け続けた】

【更に抱き着いて来た鏡花に、我に帰ると。咄嗟に笑みを浮かべるが、感情は隠し切れず】
【やがて、二人が苦しいと感じるかもしれないと思考し、徐々に拘束を緩めようとするだろう】

……。……友達……うん。……皆で、……遊びに。……買い物とか……
……ねえ……鏡花。……その人、

【誰、と続ける前に、香月の言葉が聞こえた。 鏡花に友人が出来たと聞き、異形も嬉しい思いだったが、思い当たる人物が分からなかった】
【鏡花が、この場で名を告げなくとも、いつか知る事が出来るだろう。その様に、異形の中で処理してしまうと、香月に返答した】

……ごめん、……鏡花……何でも無い。……

……。黒野カンナは……分からない。……でも……女の子が。……尋問を、受けるのは……
……もう一人、……?

【知らない人物。同情を抱く事が、失礼な事だと、思いながらも。自分が良い子だとアピールしたいのだろうと、己に吐気を催した】
【候補が増えた事は、初耳だった様子で。その名を聞きたいのか、問い掛ける】

/分かりました。遅レス、すみません…
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/04(土) 20:16:50.80 ID:h/NJq35Vo
>>962

【その場に、一人の小柄な人影が現れる】

…………ここが、例の場所。

【銀髪を赤いリボンでサイドポニーに纏めている、林檎色の瞳の少女】
【七つの色違いの星模様入りの白いノースリーブシャツを着用し、下は黒のジーンズ】
【水晶のように透き通った翡翠色の指輪を左手中指に嵌め】
【特殊な構造のリボルバー銃とオートマチック式の大口径拳銃を、それぞれ両腰に提げている】

【──余談であるが】
【少女と以前会った者は、人間味が増したように感じるかもしれない】

【地図を受け取ると、簡単に目を通す】

(一番怪しいのは此処だけど……道が、ないし。)
(……被験体生活室も、気になる。)
(でもロックが多いし、まずはその解除手段を手に入れるのが先か……。)

【考えを巡らせながら下へ降りていき、防衛ロボットを目にすると】

……────邪魔。

【リボルバー銃を抜き、ロボットの胴体に銃口を向け容赦なく引き金を引く】
【放たれるのは赤色の魔弾。通常の弾丸より威力が落ちている分、攻撃範囲が広がっている】

/チェルシーです。皆様よろしくお願いいたします。
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 20:16:59.56 ID:SHw0M6o0o
>>966

【貴女に視線を合わされて、見つめ返す、彼女の紫苑色
何か私の顔についてますか?と言い出しそうなぐらいに、確かに彼女に戦闘≠フイメージは似合わないだろう
現に――――彼女自身は、それを気にしている、自身が足手まといであると、常に感じてもいる――――……】

【尤も、それが表に出ることは少ない――――けれども、アザレアのその言葉に、その隠しておきたい心が、ほんのり表情に表れる、だろうか】


……心外ですね、こう見えても、結構戦闘は得意なんですよ?
銃やら何やらの手ほどきは一応受けてますし、運動は全般できますし……
それに、悪を憎む気持ちは、誰にも負ける気はしませんっ


【人は得てして、自身の気にしているところを突かれた時に、一番反応するのである
少し怒ったような動作で、彼女は腕を組んで、ふん、と小さく声を漏らす
――――違うだろう、アザレアが感じたのは、そういう――――能力のことではなくて――――……】

【それでも彼女は、その事を覗こうとはしはい、こういうところ、若干子供っぽくも感じれるだろうか
貴女達――――中でも、アザレアの言葉を聴き、彼女の表情が変化した
それはまるで、一気に大人になったかのごとく、真剣な眼差しが、彼女の紫苑色を支配して――――】

【口元に当てる細く小さな手が、真剣な表情と、どこかミスマッチで……】


……そうだったんでしたか、何分……ここ数ヶ月ほど、自身のことで精一杯でして……
恥ずかしながら、組織的行動、に関して疎かった、のも事実です
駄目ですね――――結局、研究も上手くいきませんでしたし……


【――――……今まで、彼女はどちらかといえば、オープンに、言葉を紡いできた
そんな中彼女が漏らした、初めての秘密ともいえる――――研究
もし、貴女方の心を擽るようなことがあれば、聞いてみれば良いかもしれない】

【夜が深くなってきて、肌寒さも感じてくる
気づいてみれば、噴水広場からは人の気配が消えて、街灯が、チラチラと、その灯りを揺らしていく
月光に照らされる彼女の表情は、月を臨む――――彫像のように
丁度、身長の高いアザレアへと、顔をぐいっと上げて――――それこそまさに、月を臨むが、如く】
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/04(土) 20:18:05.62 ID:kXNql/oZo
>>964

――なければ創ればいい、この子のように新たに
ボタンでもカードでも命でも肉体でも!
不条理があろうが無かろうが!望むもの全てを創りだして<レゲンス/支配者>となって見せようッ!

【新たに生命を創りだす、いや創り直すと言った方がよいか】
【ともかく彼の創造への執着は、普通ではない】
【運命も未来も過去も――それこそ全てを創り変えようとする気概が、その口調にはありありと表れていた】

【彼が変身する最中にも、転移の段階は進んでゆく。光は加速し、粒子と重なる部分は見えないほどに】
【―――だが、間に合わない】

がはッ!!

【空気の弾丸は、男の鳩尾へと突き刺さった。見えないと言ってもまだ実体はあったようで】
【盛大に体内の空気を血と共に吐きだし、呻きながら片膝をついた】

―――……………やれやれ

【自分の考えに賛同してもらえなかったことへか、それとも別のなにかか】
【苦し紛れに一言そう呟くと、光の彼方へと二人は消えていった―――】


/お疲れさまでした
/途中展開がよく理解できず、ぐだって申し訳なかったです…
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sagesaga]:2011/06/04(土) 20:28:10.71 ID:4GaRK71AO
>>973
───チッ、逃がしちまったか。

【拳銃を腰に戻し、ベルトを外す】
【途端に身体を覆っていた装甲は砕け、風に乗って消えて行く】
【ベルトも同じく風に運ばれて、塵のように消えてしまう】
【ワイヤーガンを拾い上げ、腰に付け直し】
【片手でソフト帽を押さえながら、踵を返したところで】

[ニャーン…]

【と、猫の鳴き声】
【やれやれ…と肩を竦めると、男は鳴き声の方向へ歩いて行き、路地裏の隅っこで丸まっていた『遺失物』を、抱え上げる】

……後は、依頼人に届けるだけ、だな。

【胸に猫を抱えて、男も路地裏を去って行く】


/お疲れ様でしたー
/なんと…それは申し訳ないです…orz
/また機会があれば是非!ありがとうございましたー
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/04(土) 20:28:59.58 ID:H58r0+9Bo
>>962
ふむ・・・・

【黒い服、漆黒のマント、フルフェイスタイプの仮面】
【背には漆黒の刀身を持つ無骨な長剣、其の腰には蒼い刀身を持つ刀を帯び】
【其の手足には白色に淡く輝く篭手と具足が装備されている】
【要は完全武装、フル装備である】

攻めるときいていたが・・・・・まさか・・・・・

【地図を受け取り、谷山とエリシアの身につけた学生服を見つめ】

まさかの学生、とはな、てっきり宗教団体かと思っていたが・・・・・
生徒会の間違いではないのか?

【肩をすくめ、やれやれといった具合に手をピラピラ】

まぁ、いい、この場にきた以上、全力を尽くすのみ、だ・・・・

【此処まで言って、通路の先、下層へと歩みを進め、地図の情報を仮面にスキャン】

(しかし・・・・・)
(二人とも、かなりの実力者に見えたが事情があって降りられない・・・・)
(顔が知られているからか?あるいは・・・・・)

【地図をマッパーとして起動する】
【戦闘態勢に移行し、現れるロボットを見据え、其の腰に帯びた刀に手をかけながら】

>>969
>>971
ふむ・・・・・

(あの時の泥棒猫と、ガンナータイプの少女、か・・・・・)
(この場であの時の借りを返すのもいいが・・・・・今は探索が先決、だな。)

【】
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/04(土) 20:29:28.42 ID:Pbyn/GNUo
>>962

っお……

【目の前に広がる、戦いがあった証】
【反射的に湧き上がる感情を抑えられず、声を漏らす】

【驚愕だとか、恐怖だとかが混ざった声の主は、身長135cm、年齢は8歳ほどと思われる少年】

【第三世界の子供向けアニメのキャラクターがプリントされた、半袖の緑のTシャツに、膝丈までの黒の短パン】
【短パンのポケットが、ピンポン玉サイズに膨らんでおり、何か入っているのだろう】


【白いキャップのつばを後ろに、所謂エロ被りをしていて】
【白いキャップの下には、綺麗な金髪の髪が広がり、濃い青の瞳は、きらきらと輝いて】
【右の腰には、紅い柄をした、刀身が薄く、長い西洋剣、左の腰には、長さ30cm、厚さ1mmの蒼い針】

【首には、ペンダントの鉄で出来た紐、Tシャツの胸の部分は、膨らんでおり、ペンダントをしていると判断出来るだろう】
【魔翌力等の異質な雰囲気を漂わせているワケでは無いので、魔道具のようなモノではないと分かるだろう】


わかった……それじゃあ行ってくる
(ブルーラインとかと、チェルシーもいる……足手まといにはならないぞ!)
(あれ……?チェルシー何か……後で聞こ)

【愛想の良いモノでは無いが、戦場の雰囲気には馴染め初めたのか】
【良い意味での緊張感が混ざった声で、返事を返す】
【チェルシーの変化には気づいたらしいが、言葉を交える暇等無いと判断】

【気合を入れる為だろうか、頬を軽く叩いて、下へと歩みを進める】

……頼む

【ポツリ、――誰にか言葉を呟いて】

【少年の前に出現したのは、2m程と、巨大な輪ゴム】
【ロボットに向けた部分は、空中に固定してるかのように、浮いている】

【地面に垂らされた、輪ゴムを掴んでは、体全体を使い、引っ張り】
【限界まで伸びた後、手を離すと、輪ゴムは、ロボットの頭部目掛けて、正確に発射された】

【輪ゴムといえど、2mと巨大】
【威力は中々だろう。だが、問題は予備動作の遅さ】
【だが、攻撃を浴びせたのは、少年だけでは無い―――】

/健太です、本日はよろしくおねがいします!
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/04(土) 20:30:58.85 ID:1HS2vQgEo
>>970

『………その、人?』「って、おい、待て……」

【何も知らないというのは幸せな事、或る種の特権である】
【その特権を最大限に行使できるのは、主に子供であるというのが世の道理だが】
【丁度、子供と殆ど変わらない精神の幼さの彼女。知らない、知ろうともしない彼女】
【檸檬が話題を移したが為、それを良い事に途切れさせようとしていた香月だったが】

『……シズリ、だよ?知ってるよ、ね………?』

【静止は間に合わない。それが誰なのかは、誤解のしようも無く、当人の口から語られた】


【拘束を緩められると、香月だけが後方に下がり、適当に距離を開けた】
【会話をするなら寧ろ適切だろう位置。首も目も、相も変わらず何処かを見たままだったが】
【鏡花が『誰か』の名前を出したのを機に、また檸檬の方に視線を戻す】

「……女だから、か。それが通用する世界、組織じゃないけどな
 寧ろ女だからこそ、甚振ろうって奴はいる。そうだろ?
 黒野カンナは、たしか対機関連合の副リーダーらしい。価値は有るだろうが……
 それに隠れてもう一つ。データベース、見てないのか?」

「氷の国だとよ。南雲 利織、とか言うらしい……ご丁寧に身内にまで隠してやがった
 前の支部長だったら無駄に傷めつけたりは無かったろうが……新しい方はどうだろうな
 能力を計る程に報告が上がって無いから分からない、としか言えない」

【煙草が無くて口寂しいのか、はぁと小さく溜息。一通り、記憶に残っている情報を並べ終えて】

「尋問を受けるのは……≠ネんだ?かわいそう∞許せない∞ざまあみろ∞楽しみ≠ヌれだ?
 いや、特に何も思わない≠ナも良いんだけどさ……考えてる事が、有るのだとしたら」

「……ちょっと聞くぞ。機関の中でも外でも良い。技術者に人脈って、持ってるか?」

【やっと、檸檬の目を見る。幾らかの疲労以外に変化の無い、黒い瞳】
【純粋な、だが光の薄い鏡花の瞳と、形状は良く似ていた】


/戻りましたー
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [saga]:2011/06/04(土) 20:32:02.61 ID:G8jqUQGB0
【公園】

・・・・・・・・・・・・・はぁ・・・・。

『・・・・・・・・・・。』


【子供もそろそろ家に帰り始め、静かになっていく公園のベンチに二人、人がいた】
【一人は金の短髪に金の眼、深緑色の着物を着た青年】
【もう一人は白一色のメイド服に白のランドセルをきた少女】


【青年は何かあったのか、その目はとても暗かった】
【少女の方は無表情であるが、時折、青年の方をちらりと見ている】


・・・・・・・・・・・・・・・はぁ。

『・・・・・・・・・・・・・・・・。』


【再び、ため息】

//再投下です
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/04(土) 20:32:46.56 ID:0NySpOLSO
>>965

ああ、何だ。矢っ張り、お前だったのか。第六感、ねえ――
何はともあれ、他人の空似じゃなくて良かったよ。……なぁ?

【その人の好さげな地声を聞いて、遂に彼女は確信を持ったのか】
【くすり。愉しげに喉を震わせて、口の端を吊り上げる】

【それ自体は、ごく普通の涼しげな微笑み。だが、青年の抱く識槻 朔夜≠フイメージに因っては】
【或いは冷ややかで凶悪な、死神のそれと取れなくも無かったり、したり】



     ――――もーりーしーまー、くぅーん?



【さて。くるりと振り返れば、彼女は逃走すべく足を踏み出す彼を、暫く見遣り】
【滅多に出さない猫撫で声で、彼にやさしーく呼びかけながら】
【適当な距離が開いたところで、重心をやや前傾させて。滑るように、一歩踏み込んだ】

【久々の縮地=B絶速の歩法を無駄遣いして、もし距離を詰められたなら】
【ものっそい良い笑顔を浮かべ、ぽん、と肩に右手を置くだろう――】

【┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/06/04(土) 20:33:26.89 ID:ERyzfYp6o
>>972
【そういう話じゃ無いだろう―――刹那、一葉とアザレアの心中で意見が一致したような】
【アザレアは額に手を当て、数秒硬直―――一葉は冷や汗が明らかに増えた気がする】
【・・・硬直から辛うじて脱したアザレアが動く】

「コホン、……まぁ、お前の自己申告を尊重することにして、だ」

大事なのは意識付けだものね、ええ

【咳払いからの露骨な誤魔化し発言コンボを決めたアザレアと、それに乗っかって言葉を濁した一葉】
【しばしの間、妙な空気が流れるが―――シオンが次の発言に移ったことで意識もそちらへと移ることになる】


…自分の事に注力するのは結構だけど……はぁ、正義を名乗るなら、それを疎かにはするべきではないでしょうね

「自らの行いを悔いているというのなら、今からでもそれを取り返すべく動けばいいだろう
   …その『研究』は、『正義』のためになるものだったのか?嫌な話であれば、無理に聞き出すつもりはないが」

【黒い外套と丁字色の髪が月明かりに浮かぶ―――銀の髪と黒い正装は街灯に映える】
【夜闇と共に、『魔女』という言葉がしっくりきそうな雰囲気を纏った二人は、それぞれの意見と、疑問を呈した】
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 20:34:43.57 ID:z5MKieUro
/セシリアちゃんの方へ
ご飯食べてくるので次遅れます
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/04(土) 20:35:21.23 ID:XiOlV5fAO
>>967
【はぁはぁと息を荒げた所で右脚を掴まれる】
【おともだちなんかじゃない、そんなことを言われて不満そうな顔でセシリアは文句を言う】

利織ちゃん、私は確かに人を傷付けるのが好きになったけど
それは友達に嫌われるのが平気になったって訳じゃ全然な───ッ!!

【捕まれたことに対して煩わしそうにブラブラと脚を動かして引き剥がそうとしたのが原因だった。セシリアは脚に迫る違和感に気付く事なく】
【 バキン 】
【そんな音と共に義足は崩れ、バランスを保つこと叶わずその場に倒れ込む】

あ…え?え?
あ、いやウソ…えっ、いやっウソやだっ──
──い、いやああぁぁぁぁあああ!!!
私のっ私の脚ぃぃぃいい!!!!

【絶叫し、大泣きしながら義足の破片をかき集める】
【左手のお人形は部屋の隅に放り出し、利織にも目をくれず、ただただ自分の脚を取り戻そうとするように必死に動く】
【その姿は酷く、惨めだ】
【いやぁいやぁと呟きながら片足を引きずり、破片を集める彼女は利織の目に一体どう映るのか……】


/ご飯食べてきます!
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) :2011/06/04(土) 20:36:54.20 ID:KIyzGSC9o
>>962
【二人が待つ場所に、また人が一人やってくる】

さてと、ここが次の仕事場か

【暗めの色のミリタリーチノに、少々くたびれたレザーブルゾン、髪の色は黒】
【疲れたような、浮かない表情をしている意外は特徴といった特徴も無く】

【良く言えば落ち着いた印象の、悪く言えば地味な青年であった】

Virtual Origin社、特務情報二課のクロト・ミッドウェルだ、
一応Virtual Origin本社からの調査って事で、今日はよろしくな

【そう言いながら地図を受け取り、全容を確認する】


(防衛システム――か、この施設のメインシステムを
ハックできれば一気に動きを止める事もできるかもしれないが・・・・・・)

【しばし、思案するような素振りをみせる】

ともかく今は――降りかかる火の粉を払おうかね

【そう言って青年は、自らの武装――ギアフレームに起動コマンドを送ろうとする】
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !nasu_res]:2011/06/04(土) 20:41:56.08 ID:X5G7lfOxo
<現在地:ホール>
>>969[蒼ーズ]

《――――》

【ぶぅん、と起動音を響かせて、ロボットが動き出した】
【電撃を、ロボットが受けた】

【が】

《――自動モードより操作権限移行、ガートルッド=エリッド》
《――聖……、釘。共鳴=c………発、動》

【直後、ロボットの背部装甲を粉砕して、光の翼が生み出された】
【その光を盾の様にして、電撃を振り払う】
【装甲の表面はある程度傷ついていたが、導線は見えていない】
【何らかの能力のバックアップをしていると思われるだろう】
【そして、ガートルッドという名。一部の者は聞き覚えがあるはずだ】
>>971[チェルシーちゃん]
《――防。護……加護…………発、動》

【ロボットの背部から生まれる翼が動き、魔弾を受け止めた】
【びきびき、と翼が軋み、罅を作る】

【力のバックアップにより、戦闘能力が極めて上昇している】
【しかしながら、耐久性は高くない様だ、集中攻撃に依れば、或いは――】
>>975[ラグナロクさん]
《……やれや……れ。敵が多いな。
………………コレならば、もしかすると。…………否》

【そんな呟きが、ロボットから聞こえたような、聞こえないような】
>>976[ケンタくん]
【健太の姿をロボットは認めると、スピーカーから声を出す】

《健太か…………、帰れ》

【ロボットは、ガートルッドの声でそんな事を言うだろう】

《一応、キミの、雇用、主。…………だから、な。
死なれては、困る…………。…………だか、ら…………帰れ》

【ロボットは防戦一方】
【その溜め、輪ゴムはロボットに当たり、態勢を大きく崩した】

>>983[クロトさん]
【ロボは、正体不明の力を振るっているのが分かるだろう】
【しかしながら、動くたびにぎしぎしと軋みを挙げている】
【まるで本来は無い機能を無理やり追加した≠ゥの如く】

>>ALL
【ロボットは、ダメージを受けているが、まだ壊れては居ない】
【健太の輪ゴムに依って、態勢を崩したため、膝を突く態勢に成っているが、その背の翼がはためいた】

《――機体天使術:CMD-0*Flash Sonic*》

《――発、…………動》

【翼の羽が宙を舞い、80ほどの光球を生成】
【その光球に力をチャージし始めた】
【チャージの間は、スキが大きいと思われる】

【もし、攻撃の察知の才能を持つものが居れば、その攻撃が大凡5秒後に来る事が分かるだろう】
【五秒すると、80の光球から貫通力の高い光線が放たれるはずである】
【その場合は、何らかの手段で防御をする必要があるだろう】
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 20:44:16.60 ID:SHw0M6o0o
>>980

【――――……こうなることは、わっちは予想してたよ!
取りあえず、彼女は、自分の理論に自信を持っている様子で
貴女方の態度がイマイチ腑に落ちないのか、ぷくーっとほっぺたを膨らませて】


……何だか、スッキリとはしませんが、まあ良いです
有事になれば、はっきりすることですからね


【自信満々に言うものの、彼女の勝率は決して高いとはいえない――――むしろ、大分低いぞ
それを自身でも気づいているのか――――寸刻、元に戻った表情は、今にも解けてしまいそうな曇り空
彼女の零したため息が、微かに夜をなびかせたのは、言うまでも無い】


……それもそうですが……結果が出てないもので……
研究=\―――ですか、恥ずかしながら、私のための研究でしたので……
確かに、ある意味では、正義のため、と言うことも出来るでしょう

私の能力について、数ヶ月ほど研究≠していたんです
……上手く行けば、もっと様々な活用法が生まれる――――はずだったんですが……
って――――なんだか、私のことばっかり話してる気がしますね……すいません


【夜の風が、ひんやりと彼女の脳を冷やしたのか、冷静さが静かに戻ってくる
それに比例して、彼女は自身の言葉を、後悔する――――感情に左右される言葉の数々に
ぎゅっと、胸の奥が締め付けられるような感触は、彼女の若さゆえか、感情的になりすぎる自信への戒めか
すいません、との謝罪の言葉は、はっきりと――――それでいて、強く、紡がれる】

【まるで、絵画のような貴女たちの姿に、神秘的な印象を感じながら
彼女は、と言えば、ぱたぱた、と生温い夜風を掌で叩いて、にじませていた】
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/04(土) 20:46:15.68 ID:HKQ0avaWo
【聖都に程近い街の、ヒトゴミの中】
【きょろりきょろり、不安げに視線を泳がせている人影がひとつ】

……うぁー、えーと……

【濃紺の襟のシンプルなセーラー服を着た、菫色の瞳の少女】
【襟と同色のプリーツスカートから伸びる脚は、何故だか靴下も靴もはいていなくて、涼しげな】
【お尻を隠す程度にまで伸ばされた藤色の髪は、腰の辺り、「緑のリボン」で纏められ、揺れる】

……う、えと、えーっと……どっちだったかな……?

【流れ来るヒトビトを肩に掠らせながら、小さくごめんなさいを繰り返す、無限ループ】
【よたよたぺたぺた、裸足が地面を叩く音。人込みから少し離れたベンチに避難】
【不安げに溺れた視線を――手に握ったメモ翌翌翌用紙に、目を落とした】


【――――「まJ゛ゅつきょうかい、『せいとすろうらっと』にある。」】
【……突っ込みどころはふたつ。「誰か」がメモを覗きこんで、それを発見するまで】
【恐らく少女は気付かないままだろう。それほどまでに、メモとのエンドレスにらめっこ対決に、白熱している】
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/04(土) 20:48:02.91 ID:+QMvt26xo
>>971>>976
”チェルシーと、健太か。今日はよろしく頼む”

【知り合いがいたことにも短く反応し、軽い挨拶の念だけ交わしておく】
【肩を並べるのだからと、戦いの切れ目に小さく】


>>975
”……久しぶり、今日はよろしく頼む”
”……これが終わったら、近くに開けた場所がある”

【猫も覚えていたのか、一応念はかけて】
【言いたいことがあるならそこで聞くから、今は何も言うなと、瞑目した】

(”忘れるものか”)

【『青い』思考は、奥に仕舞って】



>>984
”……!?”

【攻撃防御は想定内だった】
【だが、相手が発動させた力はまったくの予想外】
【しかもガートルッドの名前を出し、健太少年に反応した…これはもしや】

(”既に察知されてる――――――!!!”)

【焦りを行動に反映する間はない】
【今度は槍を作り出し、素早く投擲】
【相手の作り出した光の翼の直撃を貰いかねない背面と言うデッドゾーンだが、それでも首を狙い鋭い一射】

【同等の聖属性と暗黒の反する属性を穂先に込め、命中すれば同時に開放し、強力な一撃になるだろう】

【ただし、隙が出来る。投擲の体勢から復帰できておらず、咄嗟に強い魔翌力を使いすぎて、体がしびれているのだ】


”くっ……!!!”
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/04(土) 20:55:44.75 ID:h/NJq35Vo
>>975

(……知らない、顔だけど。)
……強そうね。

【男の姿を見て、小声で感想を漏らす】

>>976

…………健太。
ちょっと……こっち来い。

【「てめぇ締め上げんぞゴラァ」みたいな口ぶりであるが】
【状況的にそれはないだろう。多分】

───こないと、撃つから。

【……多分】
【───性格は、相変わらずのようである。】

>>983

クロト……?
こんな場所だけど、久しぶり……ね。

【味方陣営の顔を一通り見回して】
【既知の顔を見つけると、声をかける】
【青年に対しては、「ニナ」と名乗った少女だ】

>>987

ええ、こちらこそ……。
頼りに……しているから。

【こちらも戦闘中であるため、簡単に挨拶を返す】

>>984

……貴方、確か…………。

【以前のゲームテストで一度、顔を見たことがある】
【それだけの仲であるのだが】

(攻撃の予兆……あの数は、少しまずい。)

…………あまり無駄弾は、使いたくないのだけど。

【もう一方のオートマチック拳銃を抜き、両の銃口をロボットに向ける】
【二丁拳銃──少女の細腕では、本来ならば反動が大きくてとても無理な技能】
【しかし反動が小さな特殊な拳銃を用いることで、それを可能にしている】

ここで立ち止まってるようじゃ、意味ないから…………。
……───喰らえ…………っ

【狙いを定めると、一斉に引き金を引いた】
【右の魔銃から魔弾が、左の拳銃から実弾が】
【二弾とも同じポイント、ロボットの胴体目がけて、一直線に向かっていく】

989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 20:55:59.14 ID:7xE7whw1o
>>979


【――、此処で、感じたのは『恐怖』と言うより『諦観』か】
【絶対に逃げ切れないとは判っていたとしても、足を踏み出さねばならない】
【彼女が嫌いとかじゃなくて、そうしないと――……】



 ……、……は、はい。 ――、――何、でしょうか。



【――引き攣った笑みを浮かべて、肩に手を置かれた森島は振り返る】
【其の表情は彼らしい様で居て、そうでない様な】



――――……ゴメン、なさい。



【……ゆらり、カップの水面に映る双眸は、何を見ていたのだろう】
【謝罪は逃れる為の打算であったのか、自然に出た物か】
【そもそも、何に対してなのかも――彼にはよく分からなかった】


/お待たせしましたー
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) :2011/06/04(土) 20:59:37.69 ID:KIyzGSC9o
>>984
なんだありゃ・・・・・・何かのブーストを受けてるのか?

【機械兵器としては明らかに奇妙な挙動を見て、
何らか力の後押しを受けているのではと推測するが、その招待を掴むには至らない】

【そして、光球に力を蓄え始めた事を視認する】

(デカいのが来るのか――避けて・・・・・・嫌)

【呼び動作の大きさから、おそらく攻撃が発動するのは数秒後と判断する――】
【ならば――】

ギア・フレーム……起動

―――――――――――――
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ 
              
―――――COOS―――――  
        Ver5.74b  
\___________/ 
―――――――――――――

【Order of the setup was accepted...... _】
――――――――――――――――
User authentication//Confirmation
Password//********* |

――COOS――

Primary Systems Status Check.....................
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Telecommunications equipment......OK      Operating device......OK

Posture controller......OK              Navigation sys......OK

Strategy data link......OK              Firearms control sys......run

Watching device......Confirmation

Generator......Startup _

Filt Control sys
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  Complete......
Oxygen supprol sys
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  Complete......
Fuel flow rate
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□ 95%
Buffen material
■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□ 80%
GF-Location measurement
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  Complete......

All Vetronics............start

All actuator............connection

Last start check..................Complete

Cosmo string generator...............Online
――――――――――――――――――――――

/すみません続きます
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) :2011/06/04(土) 21:00:33.41 ID:KIyzGSC9o
>>990つづき

【変化は一瞬であった、虚空間を巻き込んだ圧縮格納庫に不確定の素粒子として内包されていた機構は】
【そのユーザーである彼を取り巻くように、表れ纏われる】

【そして空中に微量の放電を続ける空間から、黒を基調とした無骨な機械の装甲が姿を現した――】
【それは彼の愛機  武装強化外骨格ギア・フレーム  CAT-X2_nx アルタイル・ノヴァ/Altair・Novaであった】

【各部の動作テストが終わり、機体のエネルギーラインが接続されると、
各部のアクチュエーターと人工筋肉が機能を開始するべく唸りを上げる、レスポンスは上々――】

【CAT-X2_nx Altair・Nova_Setup......Complete】

ペンタグラム――展開

【機械の装甲に包まれた両腕を前方に突き出す――】
【すると手の甲にあたる部分の装甲に取り付けられた機器が展開し】
【機体を覆い隠すほどの薄い緑色のエネルギーシールドを発生させた】

【単位相指向型光波シールド ペンタグラム――】
【その展開可能時間は一瞬であるが、エネルギー兵器、物理兵器に対して高い防御力を発揮するだろう】

【光球が放たれれば、エネルギーシールドと真っ向からぶつかる事になる】
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/04(土) 21:03:17.98 ID:z5MKieUro
>>982

おともだち、は……おともだち、を、殺そうとなんて、しな、い──
殺そうとしてきた人間を、おともだちだなんていうほ、ど……
わたしは、寛容じゃ、ない──!

【ぜ、ぜ、と。途切れ途切れに呼吸をし】
【義足に触れなかった左手を、庇うかのように腹部へ宛がった】
【黒くぎらつく櫻国の民の証である瞳は、憎悪と恐怖に染め抜かれていた】
【拒絶とも離別とも取れる言葉を、セシリアへ投げかけ】
【手に残った義足の構成部位の一つ。それをぎゅっと強く強く握りしめ──】


   ──てめェの脚、もう一本超破壊されたくなけりゃ……
   超、謝れ……! 謝って、土下座して、赦しを請え──!


   私がその気になれば……あんたの命くらい、簡単に分解(バラ)せンだぞ──!!


【哀れだとも。可哀想だとも思わなかった】
【当然の報いだと、そう思った】
【同情の余地など──.一片たりとも存在しなかった】

【ふらりと左手で腹部を抑えながら、彼女は立ち上がり】
【鉄色の塊を、右手で持ち。吐息に血の飛沫を紛らせながら、叫んだ】
【脅しか。本気か──】
【漆のように黒き櫻の瞳。其れは真っ直ぐに、セシリアの残された片足に、向けられていた】

/ただいま戻りました!
/そしてご飯了解でーす
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) :2011/06/04(土) 21:04:18.14 ID:KIyzGSC9o
>>988
【クロトは、共に戦うメンバーの中に見知った顔を見つける】

っと、ニナか、久しぶりだな

【かつて星の国で出合った少女――よもやこうして共に戦う日が来るとは思ったが】

とまあ、積もる話は後だ、とりあえずこいつらを片付けよう
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage]:2011/06/04(土) 21:04:47.59 ID:ERyzfYp6o
>>985
有事と言っても、私たちと貴方が戦う展開、は…とりあえず遠慮したいところだけど

「大丈夫か、一葉……
   まぁ、確かに実戦でどれだけ動けるかが肝要ではあるがな」

【何処か疲労の色が見え隠れし始めた一葉を気にしつつ、アザレアはシオンの言葉に受け答えしていく】
【一抹の不安は残ったままだが、ここで戦えと言い出すのも無茶な要求なので、自己申告を一応信じることにする】
【―――まぁ胡乱気な表情で、本当に『一応』であることがまる分かりなのだが】


「能力の自己鍛錬、か。そういう事なら私は賛同せざるを得まい
   力を研鑽することは大事なことだ、特に戦うことが必然である環境ならな」

【うんうんと、妙に満足そうな素振りを見せる―――つうか上機嫌?
   ともあれ、アザレアは鍛錬とかそういう事が好きな質なのだろう、凛としたい振る舞いも、自分を律する一環だったりするし】


「気にしなくていい、こちらとしては大した対価も無しに話を聞かせて貰っているようなものだ
   ―――それとも、私たちに何か聞きたいことでもあるか?無理のない範囲でなら話すのはやぶさかではないが」

【警戒を解いたのか、凛とした表情を少し緩めてそんな事を持ちかけてくる】
【やぶさかでないと言っているくらいだから、その気になればある程度のことは聞き出せるだろうか】
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/04(土) 21:07:54.41 ID:x+PCMWuo0
>>977

【制止する声の後、鼓膜を震わせた、女性の名。連想する彼女は、藍の長髪を靡かせ、微笑みを浮かべていた。異形が、友と一緒に、敵対している人物】
【反射的に、鏡花の肩に、右手を伸ばそうとするだろう。成否に関わらず、感情を込めた声音で】

……。鏡花、

シズリは、……別れた方が……

【警報が鳴り止まない。鏡花が彼女の全てを知る前に、離れさせなくてはいけない。考えていた事は、身勝手なものばかりだった】
【拙く伝えてしまった言葉は、鏡花に、誤解を招くかもしれなかった】

……。確かに……重要な、人物だから……
本当は……痛みを、感じる事に。……年齢も、……性別も。……区別しては、いけない。……

……南雲。……確か……宮下が、……捕まえた子……だよね。……
……でも、……その子も……?

彼は、……恐らく、……残虐な、……人かもしれない。……
……僕の、……勝手な……意見。……

【会った事は無いが、最近、色々と入って来た情報から。悪意を振り撒き、怨嗟を紡ぐ事が多い人物の様な気がした】
【己の所属する支部を、批判する事は出来ない。然し、出逢った際は気をつけなければいけない人だという印象を受けていた】

……技術者。……僕は、……レギンと……。知り合い……

【香月の問い掛けには、失礼な事に、寂しげな微笑みを返すのみで、答えなかっただろう。何も出来ない癖に、これ以上何かを言うのは、おこがましい事だと知っていたから】
【想起し、紡いだ名は、水の国支部の支部長。思考の海で、透明度の高い、金の髪が踊った気がした】
【鏡花と、形状の似ている瞳を、橙の双眸で返す。矢張り、血を分け合った二人なのだと、改めて感じ。一層、感情の熱を感じる心が在った】

/お帰りなさい…!
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/04(土) 21:12:58.46 ID:H58r0+9Bo


>>983
調査員、プロと言うわけか・・・・

【チラリと、彼を一瞥し】

実力は申し分なさそうだ、な。

【手助けの心配はない、むしろ頼れる、と判断】

>>988
(あの細腕で二丁持ち、か・・・・)
(技量は言わずもがな、と)

【一瞥しつつ頭の片隅で思考】

この場に来ている以上、実力は有るだろう・・・

>>987
ふん・・・・・

【彼女を見据え】

せいぜい背後に気を配ることだ。

【若干声色を荒げ言い放つ】

>>976
な・・・・・あれは・・・・・

【正面を見据える仮面の下、其の表情は驚愕、畏怖、そして・・・・・・】

輪ゴム戦士・・・・だと・・・・・・・

【尊敬の念に満ち溢れていた】

フハ、フハハハハハハ!輪ゴム戦士と共に戦列を並べることができるとは!!
何たる幸運か!!!
高ぶる!
湧き立つ!!
滾るではないか!!!

【歓喜に満ち溢れた声で、叫ぶ】

(後で、サインと写真とを一緒に撮ってもらえるか、頼んでみるか)

【なんか俗っぽいようなことを思考しながら】

>>984
ふむ・・・・しゃべることができる、か。

【先ほどのハイテンションから一転、冷静な声色でつぶやく】

(遠隔操作、あるいはモニタリングしている、か)

【発生した光弾を見据え、刀を構える】

タレットか?
あれそのものが攻撃翌力を持っているか?

【光球に警戒しつつも、魔翌力で生成された幻影の剣を複数精製、ロボットに向けて飛ばす】

/すいません、ちょっと回線に障害が出て再起動してました
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/04(土) 21:17:38.60 ID:SHw0M6o0o
>>994

【――――……まあ何となく、納得したご様子で
彼女はこの話に関する言及を辞めて、次の貴女の言葉へと耳を傾ける】


鍛錬、といっても、机に向かいっぱなしなんですけどね
確かに自分に力がつく、というのは良いことですよ――――それだけ、多くの人を護れるんですから

力なき言葉は単なる理想に過ぎません、そこに力があってこそ、現実になるんです
――――……とは言ったものの、まだまだ弱いんですがね


【少し恥ずかしげに、ほっぺたを掻いて、照れる彼女
けれども、その本心に嘘は無いのであろう――――……しっかりと、言葉を紡いで、貴女へと向ける
まあ、彼女がJustice≠フ一員であることは、何となく分かる……かなぁ?】

【貴女にそう言葉を向けられて、数刻、悩む姿を見せる
聞きたいこと、があるのだろうか――――それとも……】


……よろしければ、一葉の事について、知りたいですね
調整≠竄辯安定≠竄轣\―――首を落とされる≠竄轣A気になる単語はいくらでも上げられます
尤も、単なる疑問に過ぎませんし、お願いの範囲を出ません

もし[禁則事項です]、と言われても、私は一向に気にはしませんよ


【――――そう断って、彼女は貴女方へと微笑を向ける
端正な、頬が、そっと微笑み色に染まって、パッチリとした睫が彼女の肌色を修飾して
向けられる微笑は、描かれるよりも――――クッキリと、鮮やかに】
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/04(土) 21:17:40.50 ID:Pbyn/GNUo
>>988>>987

久しぶり
今日は足手まといにはならないからな!

【簡単に挨拶を返し、心意気を告げる少年】
【実際能力はそこそこ使えるようになったらしいが】
【戦闘についても、人生についても、経験の浅さは、補えず、やはり心許ないか】

え……?

【きょとーん、と目を丸くして】
【冗談だとしても、撃たれると言われるのは、怖い】

【チェルシーの方へ行きたかったが、敵がそれを許さない】

>>996

え?

【またまた、きょとんとなる少年】
【本当にワケが分からないが、後で話しを聞こうと心に決めた】


>>984

【ロボットに直撃した後、輪ゴムは重力に従い、地面に落ちる】
【少年が念じると、輪ゴムは消滅】
【少年が持つ能力は、ゴムに関するモノと判断出来るだろう】

――――!?

ガート……ルッド……?
事情は知らないけど……!
死なないから、帰らない!

【目を丸くして、状況が呑み込めない様子の少年】
【どうするの俺?と心臓の奥に問い質して】

【出した答えは、"帰らない=z

……ヤバい

【光球がヤバいと言う事は、見た瞬間に理解した、直感させた】
【周りを見渡すと、捨て身のつもりで攻撃を放ったのだろう、蒼ーズ(>>987)の姿が目に映った】

【すぐさま、体の後ろに、2mのプロレスのロープのように、空中に固定された輪ゴムを出現させる】
【反発性が高い、ゴムロープに、思いっきり体重を預けて】

【ゴムは、軽い少年の自重を跳ね返して】
【うりゃ!掛け声と共に、かなりの勢いで、蒼ーズの体目掛けて、飛んでいくだろう】
【阻止するものがなければ、そのまま蒼ーズにタックルする】

【無論、攻撃の為なんかじゃなくて、助ける為】
【成功すれば、蒼ーズの隙を無くせるかもしれないが】
【いや、成功したとしても、だ】
【タックルした後に、攻撃を入れられたら】

【下手をすれば……――――】
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !nasu_res]:2011/06/04(土) 21:23:00.10 ID:X5G7lfOxo
<現在地:ロビー>
>>987[蒼ーズ]
《――やはり、私で…………作ら、……ないと。仕様が、違うな》

【そんな事を、ロボットはガートルッドの声で呟いていて】
【迫る槍を、羽ばたく翼で受け止めようとするも、砕かれ、軌道が外れた穂先が、左腕に当たる】
【直後、その腕が爆ぜ、粉砕される】

《――此処で止めるの…………無理、か、な》

【そんな事をのんきに呟きつつ、ロボはしかしながら確実に発射準備を進めていく】
【発射までは、あと僅かである】

>>988[チェルシーちゃん]
《悪い。…………でも、私はお義父様には、逆らえない》

【感情のない言葉で、ガートルッドはそう言って。後は戦闘に集中した】

《光球を…………操、作。10発を結集させ…………、防護膜》

【光の球を圧縮し、壁を作った】
【壁に魔弾が当たり、罅が入り、直後の実弾で砕かれた】
【しかしながら、光の玉が減った。その分攻撃密度は下がるだろう】

>>990>>991[クロトさん]
【現れた機体、ギアフレームを見て、機械はそのメインカメラを動かし、その姿を分析する】

《――そうか、其れが。ギアフレーム。成程、興味深い》
《是非、解析してみたいものだが――――》

【《先ずは、キミ達を先に進めないようにしなければならないからな》】

【そんな事を、呟いて】

《聖釘――ッ、ぐ……ッ。共鳴……ッ》
《ああ、全く…………。嫌に…………なる》
《だ、が…………。やらなければ、いけない、から……》

【機体は、崩壊寸前の状態で出力を上昇させた】

>>996[ラグナロクさん]
【球体の一部が収束、剣と相殺した】
【残りの光球の数は50程。一人当たり10。かわせなくもないだろう】

>>998[ケンタくん]
《そう……、か………………。あまり、子供には、見せたくない…………》
《…………珍しいな。私、が。こう言うことを思うのは…………。まあいい》
《来るなら相手をしよう、その時点で、敵なんだ。私の…………っ?》

【ブルー達に突っ込んでいく健太の姿を見て、逡巡の声を漏らす】
【殺していいのか。そう、思っているかの様で】
【だが、これは――――】

《…………命令、は……。絶対……。か…………、頼む、避けてくれ》

【そう、呟いた直後】
>>ALL
《[発/起]動…………。Flash Sonic=t

【直後、機体の崩壊と同時に、50の光球から光の線が解き放たれた】
【速度は早く、数も多いが回避が不可能なほど隙間なく襲ってくるわけではない】
【回避は可能なレベルである】
【そして、回避の後、ロボットの崩れた後を見ると、落ちた左腕の指先が奥の通路を指し示しているのが分かるかも知れない】
【因みに、瓦礫の中には、強い力を放つ錆びた釘、聖釘≠ニ呼ばれる物が1本有る】
【もし、気づけば拾っても構わないだろう】
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/04(土) 21:26:07.96 ID:XiOlV5fAO
>>992
【耳に響く友──いや、女の声】
【セシリアは嗚咽を漏らしながらも、ぎりぎりぎりと歯を鳴らして利織を睨み付ける】
【瞳が憎悪と恐怖で彩られていたのは此方も同じだった】

【『やーいやーい脚無しランツ!』】
【過去の苦い記憶が脳裏をよぎる】

戻りたくない…あの頃には戻りたくないのよ、誰が屈するかああぁぁ!!

【彼女が脚≠ノ執着していた理由は脚が無いことそのものではないのだろう】
【捕まれた脚には構わず、彼女は能力を発動する】
【セシリアの横、中空に鮮やかな色をした球体が現れ、ぼこぼこと濁った水色の肉が沸き出す】
【彼女を止めるか球体に対処するか。直ぐに何かしら行動を起こさなければアートマンが召喚されるだろう】
【場合によっては左足の破壊を諦めなくてはならないかもしれない】

/ただいま&おかえり!
1001 :1001 :Over 1000 Thread

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 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
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男「楽しく青春したい 安価で」 @ 2011/06/04(土) 20:57:35.35 ID:UfqOtVqD0
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ほむら「本当はまどか以外とも友達になりたかった」 @ 2011/06/04(土) 20:51:55.74 ID:lLHRrm4v0
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とあるミサカの行動記録 〜 スネークダイアリー 〜 【2冊目】 @ 2011/06/04(土) 20:32:28.82 ID:JKY3fBw00
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