【五月病】ここだけ世界の境界線★19【パンデミック】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/11(木) 22:30:29.01 ID:qnW8/ae30
【新世界へようこそ!】
ここは様々な世界が融合して出来た世界。ここの住人は親しみを込めてこの世界を『新世界』と呼んでいます。
この世界にはオーバーテクノロジーから魔術まで何でも存在します。超能力や宇宙艦隊もあれば大魔王の領地も、
獣人の集落や神の軍勢すら勢揃いの『なんでもあり』の世界。それが新世界なのです。
あなたはこの世界の新たな住人となり、先駆者や新入り、そして異世界の住人達と関わってゆくことになります。

【ゲートについて】
この世界には『ゲート』と呼ばれている様々な世界同士を繋げる空間があります。
時にそれは魔界へ、時にそれは天界へ、時にそれはダンジョンへ、繋がっている先は様々です。
稀にそこから『厄災』なるものが流れ着き、それがこちら側の世界を荒らす事もしばしば……
その度に貴方達『能力者』はその能力を最大限に行使して『厄災』を元の場所へと送り返したり倒したり……
この世界の様々な事がこの『ゲート』を切っ掛けにして起こります。

【来訪者について】
この『新世界』はその性質上、別世界からの『来訪者』がやってくることもあります。
彼らの来る世界は様々な世界。時には人間や獣人。時には悪魔や妖怪。そして時には異星人すら『来訪者』として現れることすらあるのです。
『来訪者』はこの世界に来る過程で新たな『能力』を得る事も、そして自分が持っていた能力を引き続き使うことも出来ます。
しかしあまりにも強大な『能力』は『ゲート』の力によりその効力を失ってしまうこととなるでしょう。
次の『来訪者』はあなたかもしれません……

◇ここは自分だけの『能力』を手に入れ、様々な能力者と戦闘、交流するスレです。
◇オリキャラは勿論、様々ななりきりスレのキャラも参加する事が可能なスレです。
◇まずはしたらばで能力登録。ここに設定を纏めておくことでロールをスムーズに行えます。
◇戦闘、交流、基本は何でもありですが、相手が不快になるロール、確定ロールは避けましょう。
◇チート能力や人外級の身体能力など、相手に勝利の余地を与えない設定は避けましょう。最強設定は御法度です。
◇荒らしはスルー。絶対に関わらないようしましょう。

☆次スレッドは>>980、立てられない場合は>>990が立てること
☆次スレッドを立てるまで>>980からは減速推奨(重複を回避するため)

★避難所★
http://jbbs.shitaraba.net/internet/20393/

★wiki★
http://www60.atwiki.jp/kyoukaisen/

※前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1490534805/
2 :おんも [sage]:2017/05/14(日) 22:56:32.00 ID:GEtCiQ6T0
「ニアからの通信が途絶えた、3時間と12分前だ」

マウスィム研究所跡、半壊したそれに寄り添う形で建てられたログハウス
越境者達への緊急通信が発せられ、その呼び掛けに応じられた者達へとアユルは告げる

「アラズとアラズァヘッド2名が捜索に行ってくれたんだがな、彼女らからも音沙汰がない」

神経質そうに後頭部を掻く隻腕の生体兵器
周囲の同じ顔の持ち主……矢張り同じく生体兵器達も皆神妙な面持ちであった

「……彼女らは我々の最高戦力のふたり
 只事じゃあないんだ、キミ達以外に頼るモノがいない」

頼まれてくれないだろうか、と机の上に宝石とマネー、それにスプロール等の発達世界用のトークンを無造作に並べて示す
無論それで釣ろうとしている訳ではない、彼女の顔は真摯そのものだ

「敵は不明、場所は……」
「この、研究所の、最近発見された区域だ」

一同からの了承が得れれば、生体兵器ノインの案内でマウスィム研究所内へと歩を進めるであろう

//>>1乙ですー
3 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage]:2017/05/14(日) 23:05:57.52 ID:B9caf25eo
>>2
「クソがッッ!!!」

轟音、ジョシュアの拳がログハウスの分厚い壁を粉砕する。
砕けた繊維の端くれはぶすぶすと煙を上げ、火の粉を散らせていた。

「どォして向かわせやがった……何故止めなかった!?」

血に塗れた拳を机の天板に打ち付け、今度は机を真っ二つに割るジョシュア。
両の拳を握りしめたまま、歯をぎりりと噛み締めながらアユルに詰め寄った。
彼女の事を思い切り殴り飛ばしたくもあったが、それでは何も解決には至らないことは分かっていた。
きっと彼女らが進んで名乗り出たのだろう、ニアの捜索任務には。

「……いい」
「もういい、俺一人で行く……」

「邪魔だ」

顔に影を落としたまま、ジョシュアはふらりとアユルに背を向け、部屋を後にする。
そうして背後に居たアラズァヘッド、あるいは越境者の味方に肩をぶつけながら。
装備も身に着けず、武器も持たないままジョシュアは先走りマウスィムの構内へと踏み入った。

//>>1乙です
4 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/05/14(日) 23:09:29.04 ID:1TESJUFao
>>2

「タコタコ=サンのことですからどうせ迷子にでもなっているのデショウ。もぐもぐ」

 たこ焼きをもぐもぐしながら、ブリーフィングを聞いているのはα-12。
 一応、アラズァヘッドシリーズの亜種であるが、ニアとはかなり異なる系譜と相成っている。

「まあ、マネーもあるし、CEOからは研究所の情報資源の収集は優先順位の高い任務として認定されていマス。
 C.T.S.S.も建て直し中デスし、まあ、ついでのアルバイトとしては上等デス」

 トークンと宝石を引き込みながら、了承の意を取るα-12である。あくまで他人事という風を崩さない。
 なお、連絡を聞いた瞬間、全ての承認を凄まじい勢いで取得して駆けつけたのはトップシークレットである。

「それに…機があれば、あのイレギュラーを今度こそ破壊するデス」
5 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/14(日) 23:10:56.75 ID:lADdLP6h0
>>2-3
「あぁもう落ち着きなってジョッシュ」
―――ギィ!!

1人で向かおうとするジョシュアについていこうとするアキレス
ベティも落ち着けと言わんばかりにハサミを振り上げる

「しかし調査って何を調べようとしたのさ?」
と 聞くことは聞いておきましょう
6 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/05/14(日) 23:17:38.04 ID:1TESJUFao
>>3

「もっちゃもっちゃ」

 しかして、同行人がコレであるコレ。ジト目でジョシュアを見ながら、

(ホンキであほデスね。α-12のしったこっちゃネーデスが)

 ステイシス圧縮フィールドを展開して、サブウェポンを大目に解凍。
 着の身着のままの阿呆へのサービスも大変である。

(こりゃカノッサ機関の能力査定でビミョーな点数っぽいのかもデスね)

>>5

「フォロー任せるデス。α-12はたこやきを食べるのに大忙しデス」

【たこやきもぐもぐ】
7 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage]:2017/05/14(日) 23:18:44.67 ID:B9caf25eo
>>5
「ニアとアラズを引き離すべきだった……ここに関わるとロクな事がねェ」
「いっそのコト、ここをバンカーバスターでも使って丸ごと吹っ飛ばしちまうってのを提案するべきかもな」

足早に施設の既存の区画を通り抜け、件の場所へと足を進めてゆく。
素手。ナイフの一本も持っておらず、既にカラダはチリチリと火の粉を上げ始めている。l
今にも頬の皮膚がひび割れ、内なる憤怒の業火が隙間から顔を覗かせるだろう。
8 :おんも [saga]:2017/05/14(日) 23:19:44.94 ID:GEtCiQ6T0
>>3
「我々の生きる糧を得る為だ、これを止められては我々は全て稼働を停止する他にない」

ニアとアユルの純マウスィム産、そしてアラズ等の一世代間クローン
彼女等の生命の維持に必要な、異能宝石のメンテナンス剤
それがマウスィム研究所にはあるのだ、そして彼女等はそれを頼りに生きている
その点に対してのアユルの説明は的確であり、冷静だ
彼女は『ニア』化してはいるもののその『ニア』は他の『ニア』とは多少異なる

>>4
「それならばいいんだがな……」
「ともあれ、ご助力に感謝するよ、遠い確実なる血縁の姉妹よ」

窶れた苦笑、心労からであろう
遠い系譜ではあるがしかし、脈々と繋がれる不思議かつ不可視のエニシを確認する様に頷く
それは越境の女神の与えるモノとも異なる色を持ち、どこか確信めいてアユルが持ち得るモノだ

>>5
「さっき(↑)の通り」
「我々の生命の維持に必要な剤だ」
「……こう見えて、ナイーブな体なんだよ」

冗談めかしているつもりだが言葉の端々は重い
因みに半人(タェンティース)は試験型かつ半機という事でそれを必要としないらしい


>>3-5
『あぁ、くそっ……』
『ふぁっく、マジでふぁっく……、最悪だ……』

悪態を吐くアラズ、月銀のガントレットに覆われた左腕を真っ直ぐに構えれば呼応し胎動する触腕
されど鋭く襲い掛かるそれらの全ては、対峙する小山の様な巨漢を相手に弾かれ逸らされ、殴り爆ぜさせられて朽ちる

『……なんで都合良くジャミングだけ生きてんだ、なんでテメーがいるんだ、なんで私がこんな目に合ってんだ』
『くそ、くそっ……!』

かつてであればとうに、踵を返して遁走していたであろう
それが叶わないのは、己の背後に倒れるニアと、それとアラズァヘッドの仲間達の存在に起因した

『……だぁぁ、もう!』
『起きろよテメーらっ! いつまで寝てんだ!』

相対する相手、オンモ・オンセと彼女ら触腕操作系(メイカータイプ)の異能の相性は極悪である
現にオンモは、ニアと2人のアラズァヘッドを倒し、そして今尚アラズを相手にしているのだがほぼ無傷であった
余裕すら綽々と、顔を、そうと知らねば笑みとは解せぬ表情に歪めて徐々に彼我の距離を詰める
一同が辿り着いたのはそんな鉄火場であった、間も無く残酷な修羅が起きる
それを直前で止めるか、止めぬのか
か細い生体兵器達の運命の鍵を握るモノ達が、今立ち入る

→両腕のみを新型のボーダーブレイカー装甲で覆ったオンモを相手にアラズが応戦、彼女の背後には意識を失ったニア達
 このままでは敗戦濃厚、死亡確定、救助すべきか!?
 尚、一同は一見すれば機先を制する形となっている!
9 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/05/14(日) 23:26:29.85 ID:1TESJUFao
>>7

「一応、コレ持っとけデス」

 内部に入ったところでポイポイとジョシュアに解凍したウェポンを寄越す。
 彼の暴走は破壊兵器としては運用できるかもしれないが、
 戦力とした場合には、実際有効足りえるか疑問視するところがあったためだ。

【GIFT>ガントリオン・双角22口径拳銃】

「あとで返すデスよ?コレクションデスし」
10 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage]:2017/05/14(日) 23:30:08.82 ID:B9caf25eo
>>8
「っ……」
「オンセェェエェェエェエェェエエェェッッッッ!!!!!」

その巨体が目に入った瞬間、ジョシュアは激昂、理性を失う。
否、かなぐり捨てたのだ。全身を真っ白に白熱させながらアラズの脇を駆けた。
瞬間、行動。オンモ・オンセの殺害、排除、捕食、蹂躙、魂の一辺たりとも残さぬこの世からの抹消。
触れたものすべてを食い破る右腕を人ならざる冒涜的捕食形態へと歪ませつつ、思い切り喉笛目掛けて殴り抜ける。

「今日という今日はお前を[ピーーー]……!!」
「命を懸けて……絶対になァァア゛アッッッ!!!!!」

一撃だけでは終わらない。何度も、何度も、何度も、何度も、何度でも。
オンモが斃れるか、ジョシュアが斃れるか。戦局が変わるまでそれは続く。
11 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/14(日) 23:32:33.65 ID:lADdLP6h0

―――ギィ!!

いやしんぼベティ α-12の食べるたこ焼きに興味津々である

「わかった・・・けど あまりアテにしないでね」
当のアキレスはこの調子である

>>8
「なんとなくわかった」
グッとサムズアップ

「頑張っていきまっしょい ジョッシュはこの通りだし」

とりあえず進んでみたその先 そこにいたのは小山のような男
それと奥にいるニアたちの姿

「・・・行くか どうせジョッシュはあの化け物のところ行くだろうし デモンレッグ!!」
異能を発動 爆発的脚力を持って大男を迂回しニアたちを救助するべく移動を開始

これは陽動 こちらに釣られればジョシュア達の援護になる
こちらにつられなければニアたちを救助できる そう考えての坑道である
12 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage]:2017/05/14(日) 23:33:56.90 ID:B9caf25eo
>>9
不幸なことにジョシュアはその場にもう居ない。
ニアが行方不明の報を聞いたその時より動転し、怒り狂い、憎しみに晒され元より正気ではなかったのだ。

そしてそれはついに元凶のオンモを目にすることで、どくどくと黒い原油が海に広がるかの如く溢れ、ジョシュアの心を覆い尽くしてしまった。
周囲の声は耳を通り抜け、助言を有効に利用するすることもない。

客観的に見て、どう見ても暴走の一歩手前といった所だ。
暴走の乱用により均衡が崩れ、次に暴走形態に至れば二度と戻れる確証はない。
13 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/05/14(日) 23:42:46.49 ID:1TESJUFao
>>8

「デスデス」

 目的地に到着してみれば嘆息である。
 カノッサ機関の尻尾付きのオンモ・オンセがイレギュラーを追い詰めている。
 んで、デキの悪い姉は思いっきりぐーすか気絶中。

「前シリーズの汎用性のなさがモロで出たカタチってことデスか。
 まあ、なんで博士の護衛ユニットがここで暴れているのかは未知数デスが」

 カノッサ機関と言っても、各支部が独自行動を取り過ぎており、
 内部衝突などしょっちゅうだ。だから、それはいい。

「ホラホラ、さっさと起きるデス。目覚ましジリンジリンデス。
 あ、イレギュラーは助けないデス。これは意地とプライドの問題デス」

 ディープメイカーを展開して、ニアとアラズァヘッドをずーるずると戦闘領域外に引き摺っていく。
 なお、パワー不足なのでいいところまで避難できたら、

「起きるデス」

 暢気に気絶しているデキの悪すぎる姉とソックリさんの口に、
 舌も焼け爛れそうなたこ焼きをそれぞれにポイッチョ。

「何があったデス?状況は?博士…ギャラエの護衛ユニットが何でここに居るデス?っと…」

>>12

 アラズァヘッドを引き摺る間の囮には使えたが、
 これ以上は何らの戦術的有利に寄与しないただの暴走状態のジョシュアである。
 戦闘単位としてのα-12としては頭痛を誘発するかのごとき不確定要素だ。

「いい加減にしろデス!強いて言うなら閉所で大声すっげえ耳に響いて痛いデス!!」

 特殊戦兵装のアンカーを射出して、ジョシュアにそれが突き刺されば強制的に後退させることになる。

「暴走して、被害を拡大させて、自己嫌悪!パターンアホですカ!兵士なら自分制御は第一用件デショウが!!」

 そしてあわよくば、剣の峰でドたまをバチーンと叩くと思われ。
14 :おんも [saga]:2017/05/14(日) 23:50:18.33 ID:GEtCiQ6T0
>>10
『げ、ジョシュア……!?』

「……なァンだ、ちビィィィぃぃっっ!!」

目を見開いてその白閃を追うアラズ、大きく胸を開き構えるオンモ
直後に轟音、可視性を帯びた衝撃波が周囲の空間を舐める
それは刹那の邂逅であったが両者の合間に無数の火花を生み散らす

>>11-12
『アキレス、トゥエルブ……!』
『……こいつらを頼む』
『……あぁ、私は構わねーよ、重石さえなけりゃヨユーだこんなん』

ニア達を庇う格好でいたアラズは、ニアと2人のアラズァヘッドをふたりに託した
ただしかし、アキレスとα-12の異能を持ってしても、
3人を担いでこの広間の出口まで、轟乱嵐めいて吹き荒れる拳撃を掻い潜るのは至難であるかもしれない

『……知らねぇ、なンでこんなトコに彼奴がいるのかは私も知りてぇな』
『ただ、このアホ(ニアを指差しながら)を助けに来た時には彼奴はこのアホを殺さずに待ってやがった』
『……私……いや、ちげぇな』
『お前ら(越境者達)を待ってるみてぇに』

>>10-13
『……く、ハッ、はァッ!!』

口角を吊り上げ、振り上げた拳を地面に叩きつける
ボーダーブレイカーの表面装甲に赤い線状の光が走った
それは床に至れば周囲に錯綜……爆裂!
彼方此方の床がまるで噴火めいて爆ぜ、コンクリの破片を撒き散らす小規模爆発を起こすではないか!

15 :おんも [saga]:2017/05/14(日) 23:54:20.50 ID:GEtCiQ6T0
//>>13追記!

『……もっちゃもっちゃ』
『はっふはっふ』

ニアとアラズァヘッドのふたり、熱々たこ焼きを気絶ながらに美味しく咀嚼!
今の所まだ起きないみたいです
16 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage]:2017/05/14(日) 23:58:37.87 ID:B9caf25eo
>>13
「っ」
「ぐッ……ゥ……!!」

アンカーが腹にブッ刺さり、飛び出る臓物。巻き取られるそれの返しが肉に食い込んでジョシュアは引きずられる。
踏ん張り、コンクリートを砕きながら、やがてα-12のもとまで引き寄せられてしまった。
結果的にオンモの放った範囲攻撃を躱すこととなったが、ジョシュアとしては納得のいく結果ではない。

「うるっせ……!!邪魔……すんなッ!!」
「俺はアイツを殺さなきゃならねェんだ……」

頭部を狙った剣は左手で捕えた。人間を超越した剛力でそれを捩じる。
剣から手を離さなければ、手首から腕をへし折られてしまう程のだ。

「奴等がこの世に居たら……お前等アラズァヘッドが安心して暮らせねェンだよ……ッ!!!」

アンカーのケーブルを右手の手刀で断裂させ、傷を修復させて再びオンモへと向かう。
修復にエネルギーを費やした所為かα-12と言葉を交わしたお蔭か、先ほどよりも暴走からは遠のいている。

>>14
が、依然として憎しみに支配された危険な状況だ。
まるでラウンド終わりに引き離されたボクサーの如く、再びリングの上で対峙する両者。

「ぐ……がァァアアァッッ……!」

メキメキと全身に血管を浮き上がらせ、血眼でオンモへと肉薄。
振りかぶったジョシュアの右腕は、やがて恐ろし気な黒い粒子へと変換されて霧散した。
否、それは消えた訳ではない。ヒトとしてのカタチを保てず結合が崩壊したのだ。

それは意思を持ったおぞましきスウォームとなり、面攻撃としてオンモへと迫る。
よくよく観察すれば、それがジョシュアを形成している無数のグリードだと判るだろう。
触れたものを食い荒らし、骨も残さない。まさしく”恐怖の群れ”。
17 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/15(月) 00:00:27.77 ID:e11ufQ1r0
>>14-15
とりあえずα-12共々2人に到達 この場からの脱出は厳しそうなので部屋の隅っこに隔離しようと担いで移動

しかし気絶しながらもたこ焼きモグモグな二人 アキレスの額に赤いバッテン印

「ベティ」
―――ギィ!!

2人を床に寝かせ短い命令 ベティはおいしそうにたこ焼きを喰う2人の鼻をハサミでギュムっと摘まむ!!

「あばっばばっばば!!??」
そんなギャグ空間を他所にアキレスはオンモの爆裂範囲攻撃から駆けずり回って逃げていた

「えぇい建物の被害考えろアホタレ!!」
トレンチガンを構え オンモの巨体めがけて発砲

フレンドリーファイア防止の為のスラグ弾がオンモの巨体に迫る
18 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/05/15(月) 00:12:09.39 ID:OcgfJ6uho
>>16

「だーれーが、護ってなんて頼んだデスか。頭に乗るなデス」

 安心した暮らしを護る?何もかも巻き込みそうな暴走体風情が。
 これはダメである。優位性を証明する必要がある。
 誰も、クソボロな奴に、護ってくれと、頼んでなどいないと。

>>14-15

「なんて卑しい連中デス!!」

 アツアツたこ焼き放り込んだのに食べてばかりで起きやしねえ!!
 シリアスの足りん連中め!(お前が(ry

「しかしてイレギュラーの説明からすると、あねさまとその他をエサにでも使ったデスかね?」

 どうにもアラズァヘッドには用事は無いらしい。
 となると、そういうことになるが、

「まあ、いい加減にα-12の堪忍袋も温まっているところデス。用事があるというなら、相手してやるデス」

【ここでオンモが放った小規模爆発の瓦礫と衝撃波が襲い掛かる】

「デキの悪い旧式を圧倒したところで――」

 戦闘舞踏服各所のプラグインチップが励起状態となる。
 同時にα-12の左目を覆っている布状ゴーグルに多数のデータ表示。

【単独回避ならば容易。しかし、それをすれば後方のあねさま達に被害が及ぶ。選択肢より排除】

「やってやるデス」

>>14-17

「シューペリオリティ…あなたの関係者は悉くアホばかりデス。だからちょっとは…役に立てデス!」

 陽光をリングから引き抜き、鞘から僅かに刀身を引き出す。
 α-12は深呼吸し、迫る衝撃波に向けて、剣を前に構え、

「零閃・凪!!」

 零と零の狭間。零の領域でα-12が行ったことは単純。
 ただ、鞘に向けて剣を納めた。それだけである。

【しかし、キィンン!!と時に干渉したかの如き波紋が空間を振るわせる】

 広がる爆発に対する零のカウンター!澄んだ共鳴音が衝撃波と瓦礫を静止させ、
 その運動エネルギーを限りなく零≠ニする!

「≪ニア≫は守護者なんて頼んでないデス。たぶん」

【零の刀鳴は人から逸脱しつつあるジョシュアにも届いただろうか】
19 :おんも [saga]:2017/05/15(月) 00:25:09.97 ID:RwXXvr4h0
>>16-18
『あふぅ』
『はふぅ』

ベティに鼻をパチンとやられ呻くふたり
そんな光景にアラズは頭を抱え、しかし苦笑


「ヌぅぅゥゥッッんっっ……!!」

一方オンモ、腰だめにした両腕、否肩から先のすべての筋肉に全霊の指示
異能力が迸り、それはボーダーブレイカーを伝い赤い稲光となって彼の表面に停滞

「……ハァッッッ!!」

激烈な怒号と共に突き出す両手
同時にボーダーブレイカーの装甲が解放、蓄積された彼の異能力放電が暴食のナノマシンとトレンチガンの一部を『防ぐ』!
それでも矢張り、極めて近距離よりの発砲弾や防ぎ漏らした暴食のナノマシンにより手傷多数!
そして来たる零の凪!
如何に多量の質量、無数の暴力的な捕食を防げれど音叉めく澄金音は防げない!

「……ンっ? ……チッ……!」

ボーダーブレイカーが明らかな不信さを帯びた先程とは異なる放電を開始!
オンモは舌打ちそれをパージ、もうもうとした白煙が周囲に及ぶ
戦構えに胸を開く彼の姿、そして越境者達の影までも朧げに包み込む白煙!

→室内に白煙充満、視界以外に撹乱効果を持たぬただの煙だ!

先程のオンモの叩きつけの衝撃により一部の壁が崩れ落ち、射し込む陽光!
ほぼゼロの視界の中、オンモは周囲に瓦礫の散弾を連射連射、連射!
そんな彼の影のみが朧に揺らぐ!
否、これは陽光と煙と対象物の三点の条件が揃い発動した現象結果!
本来物質がある地点ではない部分に影のみが揺らぐ、ブロッケンの幽霊現象!
影の姿にのみ彼の存在を信じれば、背後より瓦礫に襲われる結果となろう!
20 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/05/15(月) 00:41:10.81 ID:OcgfJ6uho
>>19

「イレギュラー!あねさま達を任せるデス。ってかその程度は役に立てデス!」

 煙幕に包まれた視界でα-12は陽光を随行リングに納め、
 代わりに取り回しのいい高周波ブレードを引き抜く。

「お目目をガバっと開いて見やがるデス!
 今から!規格外品と精鋭量産型の、圧倒的j性能!可愛げ!女子力!その他もろもろ!の格差を見せてやるデス!!」

 トンチキな口上を終えると、ディープメイカーで地面を殴りつけ、猛烈な勢いで疾駆!
 視認性のみ阻害する煙幕など、最新ハイテクたるゴーグルの前には無意味である!!

「―――!!」

 途上を遮る瓦礫は全て一閃の下に斬り飛ばし、速度を全く落とさないままに、
 オンモを攻撃圏に収めることに成功したならば、

「飛燕(ひえん)!」

 接触の直前にディープメイカーを地面に付きたて視点とし急速反転!
 地面スレスレの低い姿勢でブレードを解き放ち、衝撃波を纏った剣撃を繰り出した!!
21 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage]:2017/05/15(月) 00:44:37.33 ID:0YdFNVTFo
>>19
オンモの悪あがきを避ける形でジョシュアはカバーに隠れた。
周囲に散布されたスモーク、視界は不良、注意力を欠いた現在、影を捉えることすらままならない。
それが逆に彼の命を救ったともとっていいだろう。

「……往生際の悪りィ……」
「(追いつめられてるな…ボーダーブレイカーが無くなった今……[ピーーー]なら今しかないな)」

鮮やかな澄んだ金打の音色。ジョシュアの意識にそれは捉えられた。α-12の言葉もだ。
再びオンモと引き離され、明瞭になりゆく意識の中で、ジョシュアは己のうちに秘められた熱が失われてゆくのを感じ、そして恐れていた。
彼女は言った。守護者は要らない、ニアはきっと庇護を求めていないと。だというなら、そうだというのなら。

「ハハ……オンセ!!、お前がそのつもりなら俺にだって考えがあるぜ…!!」
「俺の命と引き換えだ!お前を[ピーーー]!!」

もし本当にそうだと言うのなら、何を躊躇う理由があるだろう。
自分の身が自分で守れると主張するのであれば、守ってもらおう。
投石を避ける為に隠れていたカバーから身を乗り出し、そうして自らの身体を瓦礫の雨に晒す。

兵士は人類が生き残る活路を切り拓くものだ。捨て石、犠牲、そこに感傷的なものは伴わない。
現にジョシュアだって、大切な存在を守る為なら命だって投げ出して構わないという気概を持っていた。
それが彼に遺された、病的なまでの執着を伴う唯一の使命なのだから。

そして、今がその時だ。

「……うわ」

両手を開いて、真っ黒に染まった掌を見る。
ジョシュアの身体に瓦礫がめり込み、そうしてその身体を貫通する頃には、小さな砂粒程までに削り取られていた。
ああ、なんという事だろう。ジョシュアは、彼はついにナノマシンがヒトに擬態していたというその正体を現してしまったのだ。
全身をキラースウォームで覆い尽くしたその形態は、暴走などではない。彼の身体の整合性が失われた証。

味方の位置を一瞥、確認し次第、ジョシュアは全身をありったけのスウォームへと変異させ辺り一帯を芝刈り機の如く舐めまわし始めた。
まるで蠅の大群が屍肉を求めて彷徨うように、施設を削り尽くしながら総当たり的にオンモを襲う。
22 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/15(月) 00:45:32.31 ID:e11ufQ1r0
>>19
―――ギィ!!
さっさと起きろと 苛立ちを表すかのようにハサミを振り上げる

「ぅええ!?」
スラグ弾も ジョシュアの暴食も防ぐなんてデタラメをやらかした化け物に驚きを隠せない
更に立ち上る煙に視界を遮られる ハイテクの視界確保を持たぬアキレス 相手を補足できない

おまけに当たりを飛び交う瓦礫 留まるは危険

「ジーザスなんとか!!」
こんな時の神頼み 陽光 つまり崩れた壁から外に脱出すべく駆け出した
23 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/05/15(月) 00:56:37.49 ID:OcgfJ6uho
>>21

「ほんっとうに!アホデス!!」

 非常にムカついたので、飛燕の衝撃射程にジョシュアも巻き込んで吹き飛ばす事にする。
 誰が生命賭けろっていったスカタンである。

「自己犠牲なんていいメーワクだってわかりやがらないんデスかねぇ!!」

 なんだか口調が滅茶苦茶になりながらもぶっ飛ばすことにした。
24 :おんも [sage]:2017/05/15(月) 01:05:54.05 ID:RwXXvr4h0
>>20
『私はいつだって役に立ってるってぇの!!』
『……あ、悪ィ真っ白で全然見えねーわ!』

αに叫び返すアラズ
一応迫る瓦礫の散弾を、ディープメイカーを盾に防ぐ構えである

>>22
『んぎゅ!?』
『……痛い、痛いってんですよぉベティ!』
『はれぇ、ベティ……?』

ようやく目覚めるニア、鼻を引っ張る相手を視界に捉え完全に覚醒
そして陽光へと走るアキレス、風を纏いしその軌跡は空間の大気にさらなる流動性を与える
充満した煙が薄れ、視界がクリアに変わり始めた

>>21
『……あ、あぁっ!?』
『……ジョシュアぁっ!!』

視界が晴れて来始めた辺り、ジョシュアがオンモへと突撃を敢行した頃
ニアは目覚め、彼の名を呼ぶ、そこに秘められる想いは膨大かつ緻密

25 :おんも [saga]:2017/05/15(月) 01:06:15.76 ID:RwXXvr4h0
>>20-22
アキレスの風に目眩しの鎧たる白煙が払われ、αの返す燕がその胸を裂く!
無数の暴蠅に肉を削られ、遂に……遂に!

「ち、……、チビ共……、が……!!」

巨体が揺らぎ、そして膝をついた!
それでも尚その瞳から闘争の炎を奪う事は不可能である、それは彼の生命そのものの簒奪を意味するのだから!
荒く上下する肩、全身より溢れる鮮血、勝敗は決し、彼は前のめりに倒れた……


『……あー、ちょいと失礼するよ兄さん』

ところで、外へと脱したアキレスにはその光景がつぶさに、俯瞰的に見えていたであろう
そんな彼の肩をぽんと叩く手、殺意や敵意は皆無

『生きているなデカイの』
『……ふぅむ、少し遅かったか……?』

声の方向を見やれば着流しに薄桃の長刀を携える鶴の様な男がひとり

『一同、このデカイの保護者からの依頼でな』

全くの無隙、歩く様な挙動に込められた迅速性は忍びの技よりも尚研磨されている
オンモの体をひょいっと肩に担ぎ、重いなと少しヨロけ、何やら装置をワンプッシュで起動

『これはこの箱根が預からせて貰う』
『……生死は問わないとの事、故に』

強引に開かれた異世界への扉
彼……箱根『悪』四郎と担がれたオンモは光となって消えた


『……おい、生きてるな……、生きてるよな……?』

アラズが一同に声を掛ける
それは少し震えていた、失う事の恐怖を知った彼女は過去より弱くなっているのだから

『生きてなかったら怒るってんですっ』
『……じゃ、なくてぇ……』
『迷惑掛けてごめんなさいってんですっ、助けてくれてありがとうってんでしたっ……』

大きく頭を下げるニア
事の発端は彼女なのだ、もし何かがあってしまえばと思うだけで身を裂く思いだ
ともあれ、悪辣たる次元食人鬼は退けられ生体兵器達の身は守られた
一同はログハウスへと戻れば、手厚い感謝と精一杯のお礼とオモテナシを受ける事であろう

//遅くまですみませぬ、ありがとうでしたっ
26 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage]:2017/05/15(月) 01:15:47.63 ID:0YdFNVTFo
>>25
「(逃がすか……!!)」

オンモを切り裂き、食い破ったスウォーム。激しい戦いとフレンドリーファイアの果てに、総体積は既に全盛の半分以下まで減少していた。
ジョシュアは再び集合し、人型に形成されるが、左腕丸ごとと右腕の一部、腹部が存在していなかった。

転げるように着地、片腕を喪って重心を崩しながら、ジョシュアは箱根へと目掛けて駆ける。
邪魔をするなら奴も敵だ。[ピーーー]他はない。いきなり殺意剥き出しで箱根を食い破らんとするジョシュア。

「クソが、オンセぇぇッッ………!!!」

彼を追うようにして光の中へと駆け、そうしてそれに触れた途端ジョシュアは消滅した。
アラズとニアの呼び掛けに返される言葉は無く、ログハウスに居るべき人物も、二度とそこへ帰って来る事は無かった。
27 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/05/15(月) 01:22:38.21 ID:OcgfJ6uho
>>25

「あ〜…博士の?だったらもっと早く来て欲しいデス」

 ブレードを構えようにももう体力が殆ど残っていない。
 零閃系の秘技は、極限の集中力を必要とするため消耗が尋常ではないのだ。

【このコンディションでは恐らく勝てない。ならば戦闘意志が無いならそれでいい】

「なお、α-12は一切の弁償弁済はしないデス!法廷で争う構えデス!と、博士にヨロシクデス」

 消え行く後ろ姿にそんな口上をほざきながらもペタンと尻餅である。

「デスデス。トーゼン生きているデス。そーしーてー」

 体力あんまり残っていないけど、ぐわっとカッコイイポーズをキメてから、
 ブレードを大上段に振りかぶり、

「ここであったが百年目デス〜イレギュラー今度こそα-12の刀のサビにしてやるデス〜」

 ふーらふらしながらも、アラズに向かってゾンビーのごとく、
 べっとんべっとんと剣を振り下ろして追っかけるα-12。

「ぬぐぐ…体力が残ってイネーのが心残りデス!!たこたこ=サン!メシの準備デス!!」

 オモテナシ要求!!であったそうな。

//ちゃんちゃん!
28 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage]:2017/05/15(月) 21:28:15.46 ID:0YdFNVTFo
「くゥッッ……!!」

空間に力任せに穴をこじ開けながらの越境、ジョシュアの常の越境とは全く異なるそれは、”彼ら”によって人為的に引き起こされたものだ。
稲妻を纏いながら現れ、やがて空中に放り出されて、苦しいながらも勢いを殺さぬよう前転を伴う受け身。続けざまに走り出す。
そしてオンモを抱えて立ち去る箱根を喰い[ピーーー]べく、ジョシュアは残された右腕にスウォームを纏わせながら彼の背に翳した。

「……!」

が、そこで彼の動きが止まった。
キルスウォームが動かない、ジョシュアの腕を覆ったまま、命令を聞かずにただそこに留まるのみ。
異能妨害(サイジャマー)かと察するのは、周囲を歩兵に取り囲まれ銃を向けられてからだ。

『動くな!!』
「………ふゥ」

ここまでか。ジョシュアは諦観の溜息と共に、大人しく手を降ろし無抵抗になった。
さてどうしたものか、この状況からの脱出は可能か、そんなことを考えているうちに後頭部を思い切り銃床で殴られ、血飛沫を散らしながら床に倒れる。
薄れゆく意識の中で、後ろ手に手錠を掛けられ、頭に麻袋を被せられるのを見届けて、ジョシュアはゆっくりと深淵に沈み、意識を手放した。
29 :ギャラエ【くるりリデレクト】 [saga]:2017/05/15(月) 21:39:51.38 ID:RwXXvr4h0
>>28
「……え、本当にですか?」
「分かりました、支度してから行きますのでそうですね……」
「1時間程、くれぐれもお持て成しをお願いします」

つい3時間程前に潜り込んだばかりのベッド
見る夢が佳境に入る辺りで突然の急報
なんと止まり木同盟の越境先のひとりを捕縛したとのことではないか

「時間になったら、えーと……」
「彼がお腹を空かしているようでしたらレストラン、そうでないならバーにしましょう」
「それをお尋ねして、教えて下さい」

がばちょと起き上がり、着替えに袖を通しながら
色々と支度を整え準備オッケー、ジョシュアのリクエスト次第でレストランかバーでの顔合わせである

「……すみません、お待たせ致しました」
「ご無沙汰しております、私の事を覚えていますか?」

無論彼の傍らにはタツジンめいた凄味を放つ番人箱根と、他2人の対異能戦仕様装備の兵隊が控えてはいるが


30 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/05/15(月) 21:53:42.53 ID:0YdFNVTFo
>>29
「………」

麻袋が脱がされると同時、否、ギャラエの顔が目に入ると同時と言った方が正しいか。
ジョシュアはスウォームを右腕に纏わせ、麻袋を脱がせた兵士目がけて襲い掛からせる。
囚われの身とはいえ、火力は規格外である。少数の護衛であれば一瞬で心の臓を食い破る事が出来る。

「どォして俺がここを選んだか分かるか、クソ野郎」

「……今度こそ、完全に、細胞の一辺たりとも残さず!!」
「お前を喰う為だ」

ナイフを手に取ってギャラエの喉元目がけ投擲、続いて近くの護衛を引き寄せて盾とし、銃撃からの保護を目論む。
キルスウォームによる奇襲が完了していたとすれば、それは既に胸に風穴を開けた物言わぬ盾と化しているだろう。

ただし万全の彼と違うのは、身体を構成するナノマシン数が圧倒的に足りていないという事か。
ギャラエの記憶よりジョシュアは数段小さく、そして幼い、まだ毛も生えていないような少年だ。

本人は凄んでいるつもりだが、いつもと違い、低くないその声には全く覇気も威圧感もない。
極めつけに異能出力も低く、肉体も非力だ。ギャラエにも力負けする程だろう。
ジャマーを起動すれば為す術もなく取り押さえられてしまう。
31 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/05/15(月) 21:54:17.36 ID:0YdFNVTFo
>>30
//「場所をレストランに指定」を追加でー
32 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/15(月) 22:04:07.87 ID:OcgfJ6uho
【キャンペーン:発端】

 スプロール/インペリアル・エンジニアリンク社にて

「作戦内容を説明する」

 イムカの声と共に360度投影ホロ・ディスプレイが展開し、
 様々な顔写真やデータ、戦場価格、企業エンブレムなどが表示される。

「越境者の行方不明事件が幾つか起こっている。
 まあ、越境者とは世界間を跨いだ流れ者だ。本来ならばさした問題でもないのだが」

 しかして、今回、このリストの並んでいる行方不明越境者には共通項があった。
 それは全員が大なり小なり越境ゲート干渉能力≠有する能力者であったことだ。
 これは以前、α-12とソーマタージ、が関わった事件とも何処か似通ったものを感じさせる。

【参照:前スレ>>783-808  『It’s A Long Road』】

「エーカー戦役の折に越境者のリストがカノッサ機関などの越境組織に流出したのが痛かったな。
 集団としての結束が自然解消されてから、能力者狩りの件数が増加している」

 越境者には異能を持つ者――いわゆる能力者が少なくない。
 そして、それは研究資源として極めて有用であり、モルモットとしての確保を狙う者共は枚挙に暇ないのが現状だ。

「さて…話を戻すがゲート干渉能力者の臓器…ああ、端的に言ってしまうと脳だな。
 ユニット化された脳髄が、幾つかのコーポに分散して流れ込んでいるのを掴んだ。
 調べてみればペーパーカンパニーを通じて企業連まで関わっている案件でな」

 脳ユニットの扱いそのものには事件性は無い。
 そも、人権などという概念からは縁遠いのがこのスプロールという世界だ。

「だから今回はデッカーとしての依頼ではなく、ランナーとしての非合法仕事(ビズ)だ。
 この流れ、看過するとロクなことにならん。私のカンだがな」

 情報の断片だけでも掴んでおけるか否かで、運命という巨大な荒波に襲い掛かられた時の抵抗力に大きな差異が出る。
 時にそれは生死を別つことになる。それがイムカの論法である。

「脳ユニットを搬入しているコーポの一つを強襲する。
 今回は隠密行動でhなあい。むしろ派手な動きをしたほうがいい。色々な意味で牽制になるからな」

 手を出したら只ではすまないという示威行動も兼ねている。
 この流れ、看過すれば越境者は、越境組織のモルモットとして広範に認識されてしまうだろう。
33 :ギャラエ【くるりリデレクト】 [saga]:2017/05/15(月) 22:08:16.40 ID:RwXXvr4h0
>>30
「……」
「待って下さい、あなたの事を私が忘れている可能性が出て来ました」

眉間に人差し指を当てて逆の掌を見せる格好
彼女がそうやって出来るのも、

『……』
『物騒な小僧もいるもんだ』

ジョシュアの異能にその体を喰われ盾とされるより速く衛兵を蹴飛ばし彼から離し、
宙にあるナイフを指で挟み取るワザマエを見せた箱根『悪』四郎の存在があってこそだ
ギャラエのナナメ前に立ち、脇差を抜き放った

『やるならやるが……あんま気乗りしねぇな』

「えーと……」
「その格好でやります?」
「私的には、抱き締めて寝たいくらいの感覚なんですけど……」

苦笑し、ゆっくりと歩み寄る
蹴飛ばされた衛兵達も立ち上がり、再び銃を向けた

「少しだけお話、という訳には参りませんですかね?」

→異能ジャマーはない模様、しかし奇襲には失敗し箱根、ギャラエ、それと衛兵2人は無事健在の形!
34 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/15(月) 22:18:31.70 ID:+o5lxbzt0
>>32
「あの時匿って正解だったな。慧眼最高」
【ズラリと並べられるリストに片眉を上げ、腕を組んで軽口を叩くソーマタージ】
【スクラップヤードに留まった彼は、あの戦い以降越境者の小さな集まりに属している。どの組織にも与さない、独立した小さな集団に】
【そこに加わっていない者がどうなろうと知った事ではないが、そうもいかないのが現実だ】

「今度から、戦闘員はあらかじめ頭の中に爆弾を仕込んでおくのを、提言として出しておこう」
【脳の利用は、彼も何度か目の当たりにしたことがある。モルモットや、何らかの機器の『素材』としては、非常に良いらしい】
【煙草に火をつけ、紫煙を燻らせながら、鋭い赤い瞳を向ける】


「つまりは、ナメた真似してくれてる連中を盛大に殺してくれば良いんだな?そういうの好きだぜ
 必要な物リストだ。作戦開始前までに用意しといてくんな」
【千切ったメモ紙にサラサラと汚い字で色々書いて飛行機の形に折ると、イムカに向かってスイーッと飛ばす】
【中に書かれているのは「戦車」だとか「無反動砲」だとか「バンカーバスター」だとかそういったものばかり!明らかに自分の欲を優先させている!】

「ワクワクするな。クリスマスみたいな騒ぎになるぜ」
35 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/05/15(月) 22:18:36.89 ID:0YdFNVTFo
>>33
「クソが……とことん邪魔しやがって……」
「決めた、まずはお前から殺す」

前回から箱根に妨害されてばっかでいいとこなしのジョシュア、苛立ちも募り募って限界を迎えているようだ。
額に青筋を浮かべながら立ち上がり臨戦態勢。次にオンセ、最後にギャラエと死刑宣告を告げながら指を差した。
箱根に指を差したままで、視線を逸らすことなくゆっくりと左右に往復するよう歩む。
その動きは猛獣が虎視眈々と得物を狙う所作、いや、シールドでオビワンと仕切られたダース・モールか。

「………」

そうして攻撃の機会を伺っているジョシュアであったが、蚊帳の外に居たギャラエの存在を思い出すことになる。
ぽふ、と音を立てて、自らの側頭部が知らずのうちに近寄って来たギャラエのお腹に激突したからだ。
暫し動きを停めたままで、また箱根に指を差したまま、一歩も動けないままで思案。どうしたものか。

「……今撃ったらお前の大事なボスが穴だらけになっちまうぜ、オイ」

必死に頭を回転させて絞り出した答えがそれだ。見ようによってはギャラエを人質とした状態に見えなくもない。
今ギャラエを殺せば確実に自分も死ぬ。ギャラエのみではなく、オンモや箱根もこの世から消し去る必要がある。
それゆえに折角拾った命を、いまここで捨てるという考えはジョシュアの頭の中には無かった。
頭が冷えていたこともあり、少し臆病であったのかもしれない。
36 :ひいらぎ [sage]:2017/05/15(月) 22:30:04.33 ID:GA4IS2yDO
>>32
…ほむ、所謂「カチコミ」ってやつじゃな…

【ここはとある企業(?)の狭い会議室の中、作戦内容を説明するイムカ氏の声が響く薄暗い空間に展開される無数のウィンドウの中には様々な人物(?)の姿やデータ等がうつし出されていた】

【「ここはそういう世界なのだ」…そうは分かっていても説明を聞いたりデータを眺める少女の心中は穏やかではない】

…そんな生易しいもので良いのか?
正直コーポごと全員爆破なりして粉微塵にしたいのじゃがの…

【恐らく今回は準備も必要だと判断、ナイフや銃、どうたぬき等いつもの(?)装備に加えて派手にぶち[ピーーー]のに必要であろう兵器を吟味しつつ】

…ここまで胸くそ悪いのはあのク組織以来じゃ、むっくむくにしてやるわい…
37 :ギャラエ【くるりリデレクト】 [saga]:2017/05/15(月) 22:32:05.34 ID:RwXXvr4h0
>>35
『……小僧を斬るのは毎度気が引けるが』

脇差のみを逆手に構え、瞳を貪婪に閃かせる
いざ正に突撃と言わんそのタイミングでのぽふりんちょ

「やだちょっと待ってアーリントンさん、上官(グリムナー)さんに似て天然ですかこれは」
「……鼻血が出そうですよ」

ぶっちゃけ毒気を抜かれるなんてレベルではない
ギャラエが所在なさげにちょっとだけ上げている両手は、頭を撫でようかどうしようかを悩んでギリギリ踏み止まっている結果だ
流石にその位の分別はあるらしい

「取り敢えず、座ってお話しましょう」
「立ったままじゃ落ち着きませんし、お料理も頂けませんからね」

ジョシュアを椅子に促し、自身はその正面に座る
箱根はジョシュアの隣、護衛の2人はジョシュアの背後に立番の形

「えーと、泡を」
「彼には……」
「……オレンジジュース? あ、でも仲間は大人なんですよね?」

騒動に怯えるウェイターにスパークリングのワインを注文し、ジョシュアのそれを尋ねた

「……先ずはようこそ、改めて歓迎致します」

そして2人にそれが運ばれてくれば、軽く持ち上げて傾ける
38 :ギャラエ【くるりリデレクト】 [saga]:2017/05/15(月) 22:41:14.82 ID:RwXXvr4h0
>>37
>「……オレンジジュース? あ、でも仲間は大人なんですよね?」

/中身は、のミス!
39 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2017/05/15(月) 22:41:32.64 ID:OcgfJ6uho
>>34

「キミの阿呆な提言は兎も角、用件はその通りだ。ナメた連中の尻に蹴りを入れる。
 メインサーバーを確保して情報を吸い出すのが目的だが、間違いなく戦闘になるからな。
 データが消される前に素早く、派手に行こう」

【戦車は却下、バズーカはOK、バンカーバスターはNO。希望ならば今回はパワーアーマーの類も支給される】

>>36

「区画ごとぶっとばす大量破壊兵器なんぞそうそう確保はできんよ。シンプルかつスタンダードに行こう」

 イムカは今回、ひいらぎにも重装を提案している。
 それも継戦能力が高く、かつ進行に伴い使い捨てができるものだ。


>>34>>36

「今回はギデオンズネットワーク(※GN:越境者の互助組織のひとつ)を介した合同作戦になる。
 まあ色々手配したかか多少大げさ≠ネ作戦になった。まあ、よろしく頼む」

 −−−−−−−−−−
【14時間後――】

 曇天の空の下、高速移動する戦闘輸送ヘリ。
 向かう先は企業管理区画の広大なエリアで、既に黒煙と爆発が幾つかあがっている。

『ピークォドより各員。目標を確認、前方見えているな。GNの連中が既に始めている。速度あげるぞ』

 機内に伝わる連絡と共に後部ハッチが開かれる。
 迎撃の対空砲火が大気を震わせるが、現在、直撃弾は無い。

「低空で突入して降下。ただちに上昇。オペレーティングシステム起動準備。各員AR同期」

 気圧差で強風が機内に吸い込まれる中、イムカ達以外にも3つのヘリが同様の動きをとっている。
 なるほど多少大げさ≠ネ状況ではある。かの政治将校に任せると色々大げさになるのはいつものこと。

「予定の場所だ。降下する。手ごわいぞ、気を抜くな」

 イムカの今回、重火力パワーアーマーを持ち出している。
 バックパックにミサイル発射口と、折りたたみ式レールガン、腕に徹甲重機を設置した強力なヤツだ。

≪メインシステム、戦闘モードを起動します≫

「降下!着地と同時に戦闘状況だ。行くぞ」

 ハッチから火花を散らして降下するイムカ。高射砲の爆裂が空を多く中、地上に向けて突入を開始!

【各員、降下開始】
【戦闘より戦争に近い!話が違う!などという抗議は受けつけない!既に前金も払って契約も結んでいる!】
40 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/15(月) 22:42:01.17 ID:OcgfJ6uho
>>39
//名前ミス!
41 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/05/15(月) 22:42:21.44 ID:0YdFNVTFo
>>37
「フザけやがって……バーボ……」
「………オレンジジュース、フレッシュだ」

きっとその頭を撫でられていたら、怒り狂って真っ赤になり、ふるふると震えていただろう。
ナメてんのかと目付き悪くギャラエを睨みつけ、ウェイターにずいと詰め寄って注文。
しかしその途中で思い出してしまった、自らの身体の、アルコール耐性のなさ。

下戸なジョシュアだが、大柄なため血液量が多く多少の酒は我慢できていた。
だが今はどうだろう、その小さな体躯で度数の高いバーボンなど一杯も飲み切れるはずもなく。

屈辱を味わいつつも人差し指を立ててオレンジジュースを注文、ギリギリと歯を噛み締める音。

「……で?」
「ハァ……何の為にこの席を用意した?」

席に着いたままで、なんだか徐々にその顔から生気が抜けていっているのを感じるだろう。
本来の体格に合わせた、オーバーサイズの拘束衣。余ってべろべろの袖では乾杯することもままならない。
まぁ尤も彼女に捧げる杯など、元よりどこにもないのだが。

それよりもこの場を開いた目的は何かと、単刀直入に問いかける。
42 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/15(月) 22:54:19.93 ID:+o5lxbzt0
>>39
「いつだって、敵を殺す以上の快感はない」


【作戦当日!】
【2mほどの無骨な赤いパワーアーマーを纏ったソーマタージは、機内で可動域の確認をする】
【刀も持ってはいるが、この状態では素直に銃か、アーマーのパワーアシストに頼った方が良さそうだ】

『これが“少々”?鉄火場にいすぎて頭パーになったか?』
【後部ハッチからの光景をPAのバイザーに反射させ、呆れた様にツッコミ】
【諦めて首を横に振ろうとして、ヘルメットが肩のアーマーに引っかかった】


『お楽しみと行こう!!』
【背中に四連バズーカ砲、右手にPA兵用重機関銃、左手に近接戦用のパイルハンマーを装備し、イムカに続いて降下!】
【片膝をつくスーパーヒーロー着地。土煙の中、HUDに映る敵影に向けて重機関銃を乱射!】
43 :ギャラエ【くるりリデレクト】 [saga]:2017/05/15(月) 22:58:42.36 ID:RwXXvr4h0
>>41
「何の為」
「……何の為、そうですね」
「そりゃあ、あなた方と仲良くしたい、としか言えないでしょうか」

少し唸ってからグラスを傾け口内に薄黄色い泡立つ液体を流し込む

「あの場にいたのはアーリントンさんとあとは……」
「えーと、カノテクの最新式トルーパーと、スプロールのトップランナーのブルー・フォグ?」
「前者はもう私達としては交渉的には手出し出来ない相手なんですよね、大手様ですし」
「後者は……えーと、スプロールの治安維持システムにも捉えられない様な御仁を我々が捕まえる事なんて不可能な訳でして……」

結果として今に至る
つまり望まぬともジョシュアは、ギャラエの勢力と多くの越境者たちの勢力との交渉人の立場に立たされたとも言えるであろうか

「……まぁ、先ずは謝罪でしょうか」
「今回よオンセさんの件は、我々の仲間が独断で、新型のボーダーブレイカーの試運転を行わせたらしく……」
「ご丁寧に越境者達を誘い出す様な事までさせて、失礼致しました」

謝っているのだが綽々としており、イマイチ本音が見えない
最もそれはギャラエのほぼ常でもあるのだが
その内容としては、今回のオンモの、生体兵器達への攻撃は越境者達を誘い出す罠であったという
その真意は、腕甲型に改良された新型ボーダーブレイカーの実戦テスト

「無論、その仲間には厳重に抗議を行いましたのでもう二度と御座いません」
「……でですね、本題なんですけど……」

前菜が運ばれて来る迄に多くをギャラエは話した
ギャラエ達の勢力は現在今ひとつ力を失っている事
その為、越境者達と敵対関係にあるのは美味くない事
今夜のディナーの献立の事
エーカーとの戦争時、越境者達の支援を行なっていた事
シャワーの時は頭を先に洗った方が肌の健康にはいいという事

「……という感じでして……」
「我々としては、正直越境者達と敵対している事にメリットが少ないんですよね」

如何でしょう、と前菜のカルパッチョを一切れ口に運んだ
44 :ひいらぎ [sage]:2017/05/15(月) 23:00:30.46 ID:GA4IS2yDO
>>39
ほむ…そうかではとりあえず敵は全部みじん切りにしてソーマ殿の食事にすれば良いのじゃな、りょーかいじゃ!!!

【すんごくアホみたいな事を言いつつ敬礼をイムカ氏に向かってする】
【さてここは戦闘輸送ヘリの中、イムカ氏からお借りしたパワーアーマーに身を包んだ少女が、目を輝かせて辺りをキョロキョロとしていた】
…おぉ、何かすっごいロボっぽい!!!

『アフロ、行ってきまーす!!!』

なんての、なんての!!!!

わぁー、飛んでおる!!!飛んでおる!!!

【どっかのアニメか何かから影響を受けたのか変な台詞を叫びながら変なポーズを決めたり走り回ったりとまるで見た目通りの年齢の少女のようにはしゃいでいる】

【しかし、いざ戦場に突入となると今までの態度は一変、イムカ氏やソーマ氏よりも多少遅れて降下、華麗に着地を決める】
…許さぬぞ、ウィルスマン共!!!!

ワーンパーn…もとい、銃弾ラーッシュ!!!

【少女もソーマ氏を真似て的に機関銃をブッ放す】
45 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/15(月) 23:12:50.31 ID:OcgfJ6uho
>>42>>44

「ああ、少々だ。戦場価格が高騰してカネモチの玩具にされる前に手早く終わらせよう」

 ソーマタージの軽口にさも当然のように応えるイムカ。
 そも彼女は銀河系全域を舞台とした従軍経験者。どっか麻痺している可能性は高い。

【着地と同時にソーマタージとひいらぎの視界に拡張現実による情報投影。目的地の表示】

「敵を掃討しつつ一気に突っ込む。行くぞ」

【特性/ひいらぎ機:彼女の異能により通常より多量の重火器積載が可能(ミサイル/グレネード等)】

>>42>>44

 ソーマタージのHUDに矢継ぎ早に表示されるロックオンアラート!
 同時に敵PA群のミサイルポッドより多量のミサイルが吐き出される。
 さらに重機の牽制射撃も止む事無し!!

【PA戦闘は生身と異なりそも前提条件が大きく異なる。そして重火力戦闘では全弾回避など早々できるものではない。
 致命的な直撃弾のみを避けて、ある程度は被弾を織り込んだ上での運用が前提となる】

 ソーマタージ機とひいらぎ機の近接でミサイルが次々に着弾!
 瓦礫と衝撃をばら撒き、イムカがばら撒いた迎撃誘導ドローンが粉々に吹き飛ぶ!
 少なくない鉄飛礫がその装甲を削ってゆくであろう!

【もちろん、ミサイルの直撃弾を喰らえば、PAといえど中身ごとバラバラに吹き飛ぶ!】

 ソーマタージとひいらぎの反撃の機関銃は敵PA兵を装甲ごと貫通し、
 さらに各所設置されているSAM(対空ミサイル機)を吹き飛ばす。忽ち黒煙が周囲に撒かれる!

「前方、戦車群れを確認。散開!」

 ローラーダッシュで移動していたイムカの言葉と共に、前方より3両の戦車が駆動音を響かせて出現!
 当然ながら、戦車の装甲と火力はPAを遙かに上回る!

【ドン!と地面をゆるがせる轟音と共に戦車主砲より、対PA散弾が広範にばら撒かれる!】
【直撃すれば当然ながら、鉄と肉の融合ミンチへの転生を強いられることであろう】
46 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/15(月) 23:31:28.39 ID:+o5lxbzt0
>>45
『やれやれ。安息の地は何処だ』
【BRATATATATATATATATA!!薙ぎ払うかの様な銃撃!そこに水を差すロックオンアラート】
【ブースターを作動させ、避けれるものは着弾スレスレで回避、不可能なものは、LAN直結されたアームによる超反応で、可能な限り撃ち落とす!】


『しゃらくせぇ!一気に抜け……無理か?』
【KABOOOM!KABOOOM!破片、跳弾を受けながら、ローラーダッシュでミサイルの爆炎から飛び出すソーマタージ】
【赤い機体は返り血や煤、土埃に汚れ、所々凹み、見る影もない】

『こいつぁヤベェな、だからバンカーバスターを用意しろと……』
【憎々しげに呟く。主砲か近くをついたその瞬間、前のめりに倒れ───】

【轟ッッ!!一際眩い光と衝撃波、白煙がPAから発せられ、次の瞬間、その装甲は内部フレームごと散弾によりミンチとなる!】
【だが……おお、見よ!白いコートの裾をはためかせ、戦車の上空を舞い、赤い刀の切っ先をハッチに向けてそのまま落下するソーマタージを!】


【主砲が火を噴く直前、前のめりになったPAから緊急脱出したソーマタージは、砲丸投げめいて放物線を描いて『射出』されたのだ】
【一歩間違えば融合ミンチからただのミンチになっていたところだったが、生きているならそれでよし】

「イヤーッ!」
【鉄火場に生身で物理的に放り出されたソーマタージは、戦車の一台を奪おうと上空から迫る!】
47 :ひいらぎ [sage]:2017/05/15(月) 23:37:27.80 ID:GA4IS2yDO
>>45
ちょっとでは全然ない気が…

【敵AP機による射撃、更には容赦なく襲いかかるミサイルが轟音と共に近くにいくつか着弾したようだ】

ぎゃあ!!!!

【迫る礫により少女のAPは少しずつ損傷していく】

【このままではよろしくないと判断、なるべく移動しつつ敵APに向かって機関銃を放つ】
【なお、少女の放つ機関銃は能力使用状態によって威力は普通のものよりも高く、同じようなAPならばまるでバターか何かのように一瞬で粉々にする事も出来る可能性はある】

【しかしミサイルや戦車の砲撃の直撃だけはヤバいので能力+AP機機能により何とかそちらは回避】

【イムカ氏から送られた地図みたいな物を見て目的地目指し戦車には以前イムカ氏からいただいた銃を能力最大出力で、それ以外は機関銃(能力使用)で応戦しつつ進む】
48 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/15(月) 23:53:35.74 ID:OcgfJ6uho
>>46

 SMAAAAHSH!!

 トップアタックにより装甲の薄い上部ハッチがカタナにより切り裂かれる。
 戦車兵達は反応が遅れつつも、闖入者であるソーマタージ向けて拳銃を構えるが、

【歴戦の戦士であるソーマタージから見ればそれは亀のようにノロいといわざるを得ないだろう】

 戦車の制御系については、一定レベルの戦車運転スキルさえ有していれば感覚的に操縦可能。
 ただし、火器使用についてはID認証をパスしなければならず、ハッキング技能を必要とする。

>>47

 ひいらぎの能力使用により、ただでさえ強力な火器群が初速を高められたことで、
 強化装甲のPA兵ですら、いとも容易く貫徹する。

【ひいらぎのネックである体躯によるペナルティがPA装備では殆ど解消されているのが大きい】

「同時に行くぞ、そちらは右を、今!…ああ、言い忘れたがその銃、弾体加速機構があってな」

 イムカがひいらぎの射撃タイミングと同期したレールガンを展開!
 ひいらぎの拳銃…桜吹雪も銃身の至るところが展開。マナーモード解除。
 爆音と放電と共に放たれた弾体は二両の戦車を貫通!着弾衝撃で大きくその車体を傾かせ――

 KABOOOOOOOOMMM!!

【大爆発を起こして2両の戦車はアワレスクラップ!ナムアミダブツ!!】
【マナーモード解除:
 能力と合わせて一発で主力戦車をぶっ飛ばす個人携行火器としては過剰威力があるが、
 反動があらゆる軽減機構を用いてもなお、かなりシャレになっていないのが課題(生身だと腕だけひき千切れるかも?)】


>>46-47

「よし、ソーマタージ!その戦車は使えるか!?砲弾代わりにビルに突っ込ませると効果はともかく派手だ」

 かなりボロボロになったパワーアーマーを戦車の片側に固定させながら、
 機内を制圧したであろう、ソーマタージに接触通信。

「ひいらぎ、足を確保した。突っ込むぞ」
49 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/16(火) 00:03:14.54 ID:oKUYj2Y2O
>>48
「ブッ殺しちゃうゾ!」
【斬!斬!斬!懐から引き抜いたナイフを器用に操り、戦車兵たちの身体を次々と切り裂いて殺していくソーマタージ】
【白いコートが血の斑らに染まる頃には、多少は落ち着いた】

「ガキの頃、やりたくもない殺し合いで乗り物の操縦方法を教えられたっけな」
【機器に付いた血を拭うだけで済ませ、死体もそのままに操縦しようとするソーマタージ】
【片手間に火器を手に取ってみたが、IDロックで使えないので捨てる。ハッキングは本業ではない】


「任せろ、俺を誰だと思ってる?クライムアクションゲーで鍛えた腕前を……なんだよ!?走りながら撃てないのかコレ!?」
【通信機から返ってくる、ノイズ混じりの罵声と金属同士がぶつかり合う様な鈍い音】
【ともあれ、制圧も鹵獲も済んだ。ビルに突っ込み暴れ回るなどお茶の子さいさいだろう】
50 :タェンティース・イルダU [saga]:2017/05/16(火) 00:11:56.08 ID:1JQicgHT0
>>48
『こちらタェンティース』
『支援を行います、着弾予想地点送ります……どうぞ』

上空を飛翔する、オーバードブースター装備の半人
追加増槽各部ミサイルハッチオープン、レディ
HUDの視界に捉える敵陣営、ロック、ファイアファイアファイア
まるでハリネズミめいて発射されるミサイルの群れ、白煙が各所より展開

『……対空砲火が激しいですね……!』
『退避します、皆様どうぞご無事で!』

予想を遥かに上回る高射砲、半人は上空で旋回し帰投コースを取った

→ミサイル爆撃による援護射撃、尚武装費は無論借金!

//1レスだけお邪魔します、そしてお疲れ様でしたっノシ
51 :ひいらぎ [sage]:2017/05/16(火) 00:12:45.42 ID:yxXRHXiDO
>>48
わははは、ひいらぎさんむそーってやつじゃ!!!
ウィルスマン共は消毒じゃー!!!

【少女の使用する機関銃により次々と破壊される敵AP、それに気を良くしたのかまた何かどっかのアニメか何かに影響を受けたかのような台詞を叫ぶ少女】

貴様も粉々にしてやるぞ戦車!!!

【戦車に向かって引き金を引こうとした瞬間、イムカ氏の声が響く】

…ん?何か言ったかいむいm…って、うわ!!!

【展開された銃身から激しい轟音を響かせ戦車に向かい飛んでいく銃弾】

【しかし、威力は凄まじいがきっと反動は半端ではなく、現時点ではまだマグナム程度でさえ抑える事は困難ではある(通常の拳銃等では問題にはならない)が、PAのおかげで負傷はしなかったものの戦車をいくつか破壊するのが精一杯で連射するのは難しそうだ】

…さ、先に言ってくれそういう事は!!!!氏ぬかと思ったぞ!!!

【イムカ氏の声がする方を向くとソーマ氏が戦車を強奪したらしく、少女も中に入ろうとそちらに向かう】
52 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/16(火) 00:22:21.14 ID:P4KYUIGZo
>>51

(暴発しなかったか。どうやら成功だな)

 内心で何かすごく酷いことを考えながらも、無事に射出できたことに頷くイムカであった。

「まあ、切り札めいたものだ。あって損はないだろう」

>>49>>51

 そこからは壮観の一言に尽きるであろう。
 強靭なる装甲を頼りに、戦車が吶喊、一気賭け!
 戦場の誉れと呼ぶべきか、後先考えない狂気というべきか。
 結果的にコレは強襲として敵防衛網の虚を完全に突くカタチとなり――

 SMAAAAAAAAAAAAASH!!

【最大速度で敵企業ビルに突っ込み瓦礫と粉塵をバラ撒きながら施設内への突入に成功したのだ!】

「ふう、よしタイムスケジュール通りだな。順調だ」

 スクラップ同然となったパワーアーマーを脱ぎ捨てて施設内に降り立つイムカ。タフである。
 実際、ここから先はパワーアーマーは過剰火力/過剰機動/耐久度限界であり、さして役に立たない。

「ヤツラはどういう腹積もりかな。データを抑えるぞ!ムーヴ」

 途中、サイボーグ兵が散発的に出現するであろうが、
 ビルへの突入が成った時点でほぼ大勢は決している。その戦力は外部と比べ微々たるものだ。

【サイボーグ警備兵はブレードやサブマシンガンで応戦はしてくるが――※一定レベルの素早さと装甲を保持】
【→イムカの場合は偏向フィールドで銃弾を逸らし、近接戦では浸透勁で装甲内の心臓を破裂させる】
53 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/16(火) 00:28:40.00 ID:P4KYUIGZo
>>50

≪こちら突入班、支援感謝する。突入に成功。これ以上はひきつける必要はないな。十分だ≫

 戦局は順調に推移。タェンティースの支援は有効に戦術に組み込まれていた。
 なお、イムカは武器弾薬の諸経費を肩代わりする気は全く無い!

【ナムアミダブツ!資本主義の荒波に呑まれ続ける半人であった!】
54 :ひいらぎ [sage]:2017/05/16(火) 00:33:54.58 ID:yxXRHXiDO
>>52
…聞こえておるぞ、嫁()じゃなかったら多分わし今ごろぶちギレて負傷覚悟で乱射しとるぞどこ飛ぶか分からんが…

【さて奪った戦車は敵の本拠地のビルに突撃、轟音を響かせビルを破壊する】

【過剰火力等で耐久力の限界に達したPAを脱ぎ捨て少女もビルの中に潜入】

【ここのロボットの装甲は恐らく先ほどのAP機と同じ程度かそれ以下であると予想しもしそうならば貫通するのは容易かと判断、切り札以外の通常の銃により能力使用(出力やや高め)でロボットに向かい銃弾を放つ】
55 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/16(火) 00:34:26.87 ID:lb2A4NLU0
>>52
「パンツァーフォーってな……。違うか」
【SLAM!ハッチを吹き飛ばし、衝撃で何度か打ち付けた頭から流れる血を拭い、殺戮者がズルリと這い出す!】

「ここからは昔ながらの戦法だ。刀と、根性でブチ殺す!」
【ドカドカと背後で崩れる瓦礫を見もせず、指をポキポキ鳴らすと進撃!】


【複数人に囲まれるならともかく、この程度の人数に遅れを取る傭兵ではない】
【一体一体着実に刀で、銃で、或いは拳で、その場にあるモノで……徹底的に殺しながら、押し進もうとする!】
「死亡記事一本追加!」
56 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/16(火) 00:45:29.88 ID:P4KYUIGZo

 万難を排して越境者達はデータセンターに突入!そこには――!!

「これで完了!あとは皆、ガンバロ!!」

 ダァン!と突入と共に見たのはこの施設の責任者らしき男が己の頭部を拳銃で打ちぬいた場面であった。

【瞬間、ディスプレイが真っ赤に表示されウィンドウに次々に流れるデリートという無慈悲なる文字!】

「スカル!!」

 イムカは即座にサーボスカルとサーバーを接続し、データの復元と消去遅延、吸い出しに乗り出す。
 そして、ソーマタージとひいらぎの眼前で表示されるホロ・ディスプレイには――

 ・ゲート能力者の解体により、これまでに無い規模の人工安定ゲートの確立に成功。
 ・ただし世界接続設定は制御困難であり、未だ課題は残る模様。

 ・ゲート接続先は文明レベル2033年の異世界である。
 ・カノッサ機関および企業連はこの世界を代理戦争/戦争経済の舞台とすることを決議。
 ・これは莫大な資本と流通を生み出すことが予想される。新たな金鉱脈。胸が高鳴る。

 ・さらに対象世界のどこかに西洋魔法世界…エリュシオンの安定ゲートが眠るという情報を掴む。
 ・新たなマテリアル、新たな資本、新たな経済、我々は進む。進み続ける。どこまでも、どこまでも。
 ・鍵はやはり越境者だ。彼等という研究資源をより多く確保せねばならないと確信するところである。

 −−−−−−−−−
 −−−−−
 −−−

「どうやら、スプロールをカノッサ機関は越境者を生贄に大世界に対してのゲートを確立する方法を見出したようだ。
 目を付けられた世界はこれから悲惨だな。世界を跨いだ資本家達の食い物にされて大勢が死ぬだろう。
 しかも…この目を付けられた世界、私も無関係ではないと来た」

 境界線世界を跨いだ戦争経済と代理戦争。
 それも越境者を犠牲にすればするほど市場規模を拡大できるという、推論という名の奇妙な妄想まで入り混じった、
 極めて危険かつ身勝手、それでいて低レベルな提言のオマケ付きである。

「今後の大きな動きと、越境者が狙われる理由の確保…か。
 よし、ミッション完了だ。得られるものは得た。この攻撃で少なくとも示威行動も示せた。
 完全とは言いがたいが、戦果としては充分だろう」

 恍惚とした表情で固まった自殺体を忌々しいものを見る目で一瞥してから、
 イムカは早々にこの場――達成感無き、今後の暗雲のみが立ち込める戦場を後にするのであった。

【キャンペーン;発端 了】

//デハコノヘンデー!!
57 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/16(火) 00:50:04.78 ID:P4KYUIGZo
>>56

// × 「どうやら、スプロールをカノッサ機関は
// ○ 「どうやら、スプロールとカノッサ機関は
58 :ひいらぎ [sage]:2017/05/16(火) 01:19:11.13 ID:yxXRHXiDO
>>56
【数多の敵を排除し、少女を含めた一同はようやく敵の心臓部であるデータセンターへ歩を進める】

!!?

【そこには自ら頭を撃ち抜き、果てた恐らくは責任者かなにかであろう人物が倒れていた】

…こ、これは…

【傍らには恐らくデータを格納したコンピュータらしきものがディスプレイを真っ赤に染めて何やら稼働している様子】

【少女にも何をしていたのか瞬時に理解出来たが少女に機械を止める事は出来ず立ち尽くしていると目の前にディスプレイが展開された】

…やれやれ、どっかのク組織と言いどうしてこーも…
【溜め息を吐く少女】

…まぁどーもこの問題は放置しておいてはならぬみたいじゃから賃金を得る云々は置いといてこれからも積極的に関わって行かねばならぬみたいじゃな…

【そういい、とりあえずは終わったみたいなので仲間と共にその場から立ち去る少女】

/乙ですた!
59 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/05/16(火) 21:47:39.10 ID:W2N8Cudxo
>>43
「交渉か、他の越境者なら聞く耳持ってただろうが……生憎俺ァそういうのは気にしないようにしてんだ」
「殺すと決めたら殺すし、それが誰であれ変わるこたァねェ」

ナイフで肉を切り分けながら、ジョシュアは上目でギャラエから目を離さない。
話を聞いたところで、まだ虫が良すぎると考えていたからだ。自分を消さない理由としても説得力に欠ける。
ジョシュアであれば手の内に堕ちた脅威をみすみす逃がす筈もなく、散々使い潰した後に殺してしまうだろう。
ゆえに彼は首を横に振ってギャラエの提案を退け、自分は停戦に持ち込むつもりは一切ないと断言した。

「……だがまァ」

と続け、切り分けた肉をフォークで突き刺す。

「そォだな……お前も俺を殺さなかった訳だし、俺も今日はお前を殺さずにいてやってもいい」
「ただし条件付きだ、お前んトコのデカブツは俺らんとこのニアを二度も半殺しにした」

肉を突き刺したフォークをギャラエに向けながら続ける。ジョシュアも今の所は戦闘が得策ではないと分かっている。
万全の状態ならともかく、箱根が居るうちはギャラエを殺すことはどう足掻いても不可能だと悟ったからだ。
本心では直ぐにでも喰い殺してやりたい、だがここは表面上だけでも冷静を装い、煮えくり返る腹の内を隠す。
ジョシュアから条件を提示し、それに応じれば”休戦”程度には応じようというとことん上からな構えだ。

「生憎お前の謝罪に、何の重みも感じられないんでね……誠意があるなら、これくらいは呑んで貰わねェとな」

ニアを傷つけ、それを母体とし冒涜的な産物を生み出した罪は深いと告げる。
いくら平静を装っていようと、その瞳の奥に蠢くドス黒い憎しみの炎は隠しようがない。
60 :ギャラエ【くるりリデレクト】 [saga]:2017/05/16(火) 21:56:10.87 ID:1JQicgHT0
>>59
「えぇ、えぇ」
「結構です、結構です」

微嗤みながら二度頷く
ギャラエとしては恐らく、越境者達の中で最も様々な感情が入り混じった上で御し難い相手のうちの一人がジョシュアなのだ
その彼と交渉が行えるという事は、大きな前進であると確信出来る

「オンセさんは……まぁ、アレですけれど」
「……その条件とは、どのような?」

オンモから謝罪の言葉を引き出す事は無論不可能だ
しかしまぁそれでも、条件付きとは言えど妥協を引き出せたというのに意義がある
実に楽しそうに、愉快そうに話しながら、白いワインをひとくち飲み込む
61 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/05/16(火) 22:14:33.83 ID:W2N8Cudxo
>>60
「能力宝玉」

極めて短く、単刀直入にジョシュアは要求を言い放った。
マウスィム産のアンディをはじめとする、リベルタス生まれの能力者達が所持しているものだ。
タェンティースのイヴィアも、試作型の無零機人タイプ能力宝玉、”六乃虚刀”の再現によるものだろう。
このように能力宝玉とは、異能の中核を為すもの、そして多くのリベルタスの能力者にとって、それを喪うことは死を意味する。

「特殊高性能(ハイエンド)型の異能宝石動力、半機型と同じくメンテナンスの必要がないモノだ。それを二つ」
「ニアをリバースエンジニアリングしてアラズァヘッドを作ったろ、何らかの形でタェンティースシリーズの開発にも関わってたんじゃねェのか?」

ジョシュアはギャラエの楽しそうに歪んだ貌を今にでも叩き潰してやりたいと考えていた。
彼女はきっと自分を折り、打ち負かした気にでもなっているのだろうと。悔しいがそれは事実だ。
しかしだからこそ、自分よりも圧倒的に強大なギャラエの威を借りる事をジョシュアは選んだ。
彼女であれば、この機をみすみす逃すことは絶対にないと考えていたからだ。

「沢山のタェンティース達の中でも……知っての通り俺のひときわ大切な存在をあそこから遠ざけたい」
「ニアとアラズを……マウスィムの遺物に頼らなくても生きて行けるようにしてやりたい、それが俺なりの……あいつらを護る答えだ」

ジョシュアの視線は決意に満ちていた。確実にギャラエを殺すという憎悪と、何があろうとニアを護るというある種エゴにも似た感情。
自分の中でそのどちらにも折り合いをつけて、それはα-12の喝が効いた証なのかもしれない。
人知れずジョシュアは、ようやく彼女の声に応えようとしていた。

「無理だとは言わせないし、言うとも思ってない」
「納期は一ヶ月だ、出来上がったそいつを受け取って、ちゃんと動作するのを確認したら俺は帰る」

俺は帰る、という言葉には、文字通り逆の意味も含まれている。
それは半ば脅迫にも似た、この場におけるジョシュアの唯一にしてささやかなる反撃であろうか?

「逆を言えば……それまで俺はここに居座る」
「2、3週間もあれば身体も元通りだ、そいつはマズいだろ?かといって俺を殺せば……少なくとももう停戦は無理だなァ」

ギャラエが最も嫌がるであろう付加条件、秘密の基地を我が物顔で歩き回り暮らすと言い張るのだ。
時間が経つごとにジョシュアは”成長”し、いずれは箱根すら殺し得る存在に返り咲くだろう。
キルスウォームという新兵器もある、手元に置き続けるにはあまりにも危険。不発の核兵器を鹵獲したようなものだ。
62 :ギャラエ【くるりリデレクト】 [saga]:2017/05/16(火) 22:24:24.83 ID:1JQicgHT0
>>61
「ほ、ほーう?」

ここに来てギャラエは、はじめて見せる顔を作る
それは感嘆と愉悦と不快とが混雑しつつ整然と整った表

「……アレらの基礎はそうですね」
「確かに、私が蒙昧な方々に叡智を施した事は事実です」
「……いいんじゃあないですか?」
「一ヶ月……仲良くしましょうね、アーリントンさん」

恫喝されているという事に対してか、それともまた別の事柄か
ともあれギャラエはようやく、必要な事項を引き出す事に成功したのだ

「……嗚呼、今から別れが惜しいですよ」
「じゃあ、まぁ……」
「今は取り敢えず、改めてこのステキな夜に」

乾杯、と飲みかけのグラスを傾け嗤うのであった
63 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/16(火) 22:32:13.35 ID:rTBnwd+c0
【フォールンニャンパイア】
空には子供の落書きの如きうずまき太陽
心地いい風が吹くこの世界は猫達の楽園フォールンニャンパイア

はらっぱのお昼寝権を賭けた黒猫軍と 白茶虎連合軍との戦いは終わりの気配を感じさせず
泥沼の殲滅戦の装いを孕みつつある(攻撃方法は威嚇だけ)

【世界の修正力発動:この世界に置いて 武器の類 および戦闘系の異能はすべてはすべて封印される 世界を跨げば元に戻る】

この世界には3種類の猫がいる

亜人の如く二足歩行し 衣服を身に纏う猫人
人の言葉を解し 用いるが体系は猫そのもの
人の言葉を解さないふつうの猫

そして上記の戦闘は夜のみ行われ 昼の間は昼寝をしているかノンビリ過ごしている

アキレス「あ〜 なんかエーカーとの戦いが始まる前に来たっきりだなこの世界・・・」
―――ギィ!!

そんな世界に降り立ったアキレスは 何するでもなく猫達に混じってお昼寝たいむ
あのときの激戦の疲れをいやすかのようにのんびりした時間が過ぎるが

始めてこの世界に降り立ったものは この光景を見て何を思うだろうか?
64 :ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 [sage saga]:2017/05/16(火) 22:34:36.24 ID:W2N8Cudxo
>>62
「フン……皮肉はお上手だなァ」

ここへきて初めてジョシュアは楽しそうな顔を見せた。一矢報いてやったと胸がすっとする思いだ。
笑みを浮かべてみれば普段の邪悪なジョッシュからは程遠い、幼い外見もあってかなんと可愛らしい事やら。

「俺も素人じゃない、マガイモノは見て分かる……」
「プロとして……完璧な仕上がりを期待してるぜ」

コアの出来はギャラエの腕前そのものだ。紛い物であったり、妙な細工を施していれば即座に交渉は決裂となる。
また、仕上がりの完璧さにも余念がないことを要求する。プロフェッショナルであるならば、そうして至極当然であるからだ。

「おい、そこの暑ッ苦しいの」
「会計だ、俺は一足先に帰る」

結局肉には口を付けず、ジョシュアは席を立って店を後にしようとする。
ギャラエの傍のフル装備の対異能兵を呼びつけ、服を買うのを手伝えと脅す。
コアを作れと事細かに注文し、部下を脅迫。どっちが捕虜だかわかったものではない。

「……子供服を買わなきゃならないんでな」

ひらひらと手を振り、どこか胸を撫で下ろしたように溜息をつきながら会計を抜けて消えた。

//昨日はすみません、ありがとうございましたーっ
65 :ギャラエ【くるりリデレクト】 [saga]:2017/05/16(火) 22:41:38.88 ID:1JQicgHT0
>>64
「あ、待って下さい」
「……私が選んで差し上げますよ?」
「コースの残りは箱根さん、どうぞ」

そんな子供ジョシュアの背後を小走りに追うギャラエ
犬猿の仲のふたりの行末は果たして如何なるモノなのか、気紛れな越境の女神にすら知り得ぬことであったとさ

//ありがとうでした、お疲れさまなのですー
66 :桜雪 ◆Ej7mfs3xVw [saga]:2017/05/16(火) 22:43:22.65 ID:mPw/wOobo
>>63
「平和だな」

一面に広がるのどかその物の光景を見てぽつりと呟く。この世界を平和以上に簡潔に表現する言葉が見つからない為だ。
適当に散策、そしてどこかで見たような人影を発見。躊躇なく近づき声をかける。

「おい、あれだ。えぇと……そうだアキレス、そうだろう?」

出会い頭に名前を忘れているとは如何な物か。白髪に灰の目、白装束を身に纏った青年は草むらに寝転がる少年を見下ろす。

「こんな所で何をしている? 働かないのか?」

そうしてずけずけと容赦なく問いかけるのであった。
67 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/05/16(火) 22:53:37.00 ID:1JQicgHT0
>>63
「ラスボス、伏門頂肘!」
「ラスボス! 纏絲熊爪!!」
「……ラスボス!! 夜墜仰月七星た……あ痛ぁっ!?」

ぽすんぽすん、へろんへろん
ご自慢のラスボス・アーツの数々が余りにも残念な威力に修正されているユノ
拳と勢いに引っ張られている様な無様は、格闘技のシロウトめいていた
その辺の木にパンチして手を痛がり、最後に飛び蹴りをしようとすればバランスを崩して顔面からすっ転ぶ

「痛いっすぅ……どうなってるっすかぁもう……」

鼻頭を抑えて涙目、お昼寝を邪魔された猫達が何事かと冷めた視線を投げ掛けている
68 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/16(火) 22:59:13.21 ID:rTBnwd+c0
>>66
「働いたよ〜 無用の長物になった炬燵やらストーブやらを片付けたり 炬燵布団を干したり 抗議団体を鎮圧したり
 一杯働いたからもう勘弁してよ」

よく見ればアキレスの腕やら頬やらに引っかき傷がついていたり 散策した際に

“炬燵撤去反対!!”

なる横断幕が掲げられていたのを見ただろう

「お前さんもこっち来てゆっくりしなよ 働いているだけが人生じゃ詰まらんさ」
なお 桜雪の傍には なでろと言わんばかりに腹を見せる猫がいたり 桜雪の衣服に爪を立てて登ろうとする猫がいたりと
この世界の猫は野生と言うやつをどこぞに置いて行ってしまった連中だということがわかるかもしれない
69 :桜雪 ◆Ej7mfs3xVw [saga]:2017/05/16(火) 23:08:15.66 ID:mPw/wOobo
>>68
「公共事業だな。理不尽な文句や訴訟には気を付けろ」

市民の為に働く事は立派な仕事だが、同時に別の市民からの罵詈雑言を浴びせられる仕事でもある。
ボランティアは特に何を言っても良い格下労働力として見られがちなのでそこの所上手い事やろう!

「生憎、俺は働かなければいけない人種でな。おっと」

その時、白地に華やかな刺繍の彩られた羽織に爪をかけようとした猫を素早く掴み、手を離して足元に落とす。
何か理由があるのだろう。少なくとも羽織だけは絶対に触れさせないと言う意思が垣間見えた。

「……此処にいると、何かと不都合でもあるしな」

足元の猫の頭を撫でながら、彼は以前より少しだけ伸びたように見える前髪を左手で整えた。

「と言うか、この世界どうやって成り立っている? 猫だけだぞ。従業員のいないふれあい王国か何かか」
70 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/16(火) 23:11:01.96 ID:rTBnwd+c0
>>67
そんなラスボス的挙動にも修正がかかってしまう
すっころぶユノに対し へんなことやってるにゃ− と無慈悲な言葉のナイフが突き刺さる

黒猫「若造 休めるときに休むもまた必要なことにゃ ここは腰を落ち着けるといいにゃ」
なんかバリトンの渋いボイスの黒猫に諭される始末である

黒猫「アキレス あれを持ってくるにゃ」
アキレス「へいへいわかりましたよビリーさん」

面倒くさそうに立ち上がるアキレス クーラーボックスを開けると そこには牛乳パック

ビリーさん「これは俺からのおごりにゃ これを呑んで落ち着くにゃ
      こいつは若いが中々いける いつも飲んでる18年ものとは比べられんが 
      やはり年代物ばかり飲んでいると 弾にはこういう若いミルクも飲んでみたくなるものにゃ」

ガラスのコップに注がれるミルク それを差し出すアキレスであった
71 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/16(火) 23:17:35.96 ID:rTBnwd+c0
>>69
「へ〜いきをつけま〜す お前も飲むか 牛乳」
差し出される白い液体

「猫だけだよ? あぁいや 他にもしゃべる動物はいるな 猫達がもーもーさんと呼んでる牛とか
 街を歩けばまたたびバーって飲食店もある だけどどうやって経済回してるかよくわからないんだよね
 大部分の住人はここで夜になったら威嚇合戦してるだけだし」

一匹の猫を撫でれば自分も自分もと集まってくる猫 そのうち猫に取り囲まれるだろう

「じゃあ働くか? 猫タワーを作る仕事があるそうだぞ 後は牛乳生産者からまたたびバーまで牛乳を運ぶ仕事があるそうだ」
72 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/05/16(火) 23:23:57.20 ID:1JQicgHT0
>>69
「むむぅ……じゃあ、勇者が挑んで来たらどうしようっす……」

両の手を見つめてぐーぱーぐーぱー
今は実に頼りない、ほっそりな見た目そのままの実力のユノである

「……あ、どうもっす……」
「え? あっ、ご丁寧にありがとうっす、頂きますっす……」

ここでようやく越境者達の存在をハッキリと認識したのであろう
アキレスと桜雪にぺこりと一礼
ビリーさんから手渡され(?)た牛乳パックを手に取りストローをちゅーちゅー吸い始めるのであった
完全にこの珍妙な世界に呑み込まれている格好

「……」
「……逆に落ち着かないっす、こわーい生き物とかはいないんっすかねここ……」
73 :桜雪 ◆Ej7mfs3xVw [saga]:2017/05/16(火) 23:27:07.27 ID:mPw/wOobo
>>71
「頂こう」

差し出された牛乳を飲みながらアキレスの話をじっくりと聞き、自分なりの考えを導き出す。

「完全に猫だけ、と言う訳では無いんだな。それでも経済形態は不明か……」
「案外、何かしらの意図があって作られているかもしれんな。いや、ふれあい王国を作る意図のある奴がいるかは別だが」

わりかしに真剣、と言うより素なのだ。素でボケるし、素で真面目な事を言う。ジョークも素で放つ。

「ん? いや、そう言う仕事では駄目だ。不都合があると言ったろう。つまりだな……」
「討つべき敵が必要≠ネんだよ。俺の趣味や意思でなく、完全に切り離された所で」

全く以て訳のわからない説明である。しかし、それは彼にとって命と同等であり、彼を彼たらしめる理由でもあった。
74 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/16(火) 23:38:44.25 ID:rTBnwd+c0
>>72-73
勇者?怖い生き物? そんなものはない(確定描写)

「なんだじっとしてるのは性に合わないってか? ラスボスってのはダンジョンの奥でどっしり構えているもんだろ?」
なんとフットワークの軽いラスボスか

「そしてそういう雑用は俺の仕事か・・・」
がっくしと肩を落とす

「別にいいぞ 夜になったらこの辺は戦場になるから そこに介入して暴れてこいよ
 ちなみに攻撃方法は威嚇だけな」

実際桜雪も武具異能の類は封印されているのでこの世界ではマジで一般人の喧嘩以下の戦闘力にまで引き下げられている

しかもこの世界の猫の威嚇はフシャーでもマーーーーーーーオでもフンギャロジョババでもなく にゃあにゃあという気の抜けた威嚇である

「・・・やる?」
最終確認
75 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/05/16(火) 23:46:02.00 ID:1JQicgHT0
>>73-74
「最近のラスボスはほら、身近な相手がそうだったーとかあるじゃないっすか」

流行り廃りがあるのだと言う
まぁ少なくとも、自分から勇者を探しに行くタイプはレアではあろうが

「……あ、何かお仕事があるのならお手伝いしますっすよ」

雑用などでも、体を動かせるのならば気も紛れる
最も、その身体能力はかなり低く重い荷物を運んだりは残念ながら無理そうではあるのだが
そんでもって戦争()のお話になれば

「……にゃー、にゃー」

その辺の猫相手に威嚇の練習
見た目も合間って実に覇気のない威嚇である
76 :桜雪 ◆Ej7mfs3xVw [saga]:2017/05/16(火) 23:58:15.30 ID:mPw/wOob0
>>74
「いや、それも不可能だ。何せこの猫達は何かしら世界にとって害を及ぼす訳じゃ無いだろう?」
「むしろここはこの猫達の世界だ。彼らを排除する必要は何処にも無い」

懇々と語り出す。その内容は当然の事、例え争いであっても被害も無ければそれがイレギュラーと言う訳でもない。

「俺は抑止力として選ばれた存在だ。人類、世界、そう言った正しくこの世界を構成する物に仇なす者、例えば俺が追う妖達を討つ為の装置だ」
「故に、それらが存在しない世界には俺が存在する必要は無い。恐らくこのままこの世界にいれば、俺は消滅するか、越境させられるだろうな」

つまり、彼は存在意義自体が存続の為の暴力≠ナ出来ている。一切、完全に滅びの道に向かう戦が無い世界では彼の存在が自分自身を否定するのだ。
最もこれは彼のいた世界での理屈、しかし、現に彼の身体は停止している筈なのに少しだけ髪が伸びている
越境の影響を全く受けず、此処に居続ける事になれば最悪完全消滅するのである。

「今は些細な物だが、本格的に支障を来たし始めたら打開策を探す」
「獣のじゃれ合いには、極力横槍を入れてやりたくないのでな」

そう言うと、羽織で爪を研ごうとした猫を平手でしっしっと追い払った。
77 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/17(水) 00:02:32.96 ID:1z1Jz1f90
>>75-76
「桜雪は越境するまで寝てれば?」
マジでやることがないようですので

そしてユノは近場の猫から熱血指導を受けているみたいだ

「もうすぐ・・・夜か」
ぐるぐる太陽が沈んでいく 直にここは喧しい戦場となるだろう

桜雪は その後6時間程して越境していったという・・・・・


//〆!!
78 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/17(水) 22:05:22.76 ID:l6avvbveo
【ふぁんたじ!】

【神話世界エリュシオンにて――】

「………」

 冒険者ギルド…まあこの手の世界ではおなじみの組織であり、
 住所不定の流民同然の越境者達にとっては実に都合の良い働き口でもある。

「うーむ、何だこの空気は」

 喧騒やら賑やかさに定評があるはずのギルド内は現在、シンと静まりかえっている。
 人が居ないわけではない。が、イムカが入ってきた瞬間に、
 荒くれ共は、各種依頼が貼り付けてあった掲示板から蜘蛛の子を散らすが如く退散し、
 現在はテーブルで何か、イムカの方をじーっと見ているっぽい。

「ふむ、有名税という奴かな。まあ、私が目立ってしまうのは宿命みたいなものだが」

 何か自信満々に傲慢な台詞をシレっと言っている御仁であるが、
 気がつくものには、この空気の正体も大体察しがつくだろう。

【依頼書とにらめっこ中のイムカ。そして――】

(アイツが南に向かうなら北。北に向かうなら南だ)
(くわばらくわばら。巻き込まれて死ぬなんてゴメンだ)
(前の事件知っているか?同じ方角に行った冒険者の殆ど犬のエサだぞ?)

 ナムアミダブツ!様々な超ド級厄ネタに関わった挙句が疫病神扱いだ!
 おかげでついた二つ名が≪惨劇のイムカ≫である。

「まあ、今回は手軽な依頼でいくか。こういうのはどうだ?」

 鉱山から毒気のあるガスがでる。どうにも収まらないことから、
 もしかしたら、だだのガスだまりじゃなくんて、変な魔物なり魔法なりがいるかもしれない。
 今のところ人的被害はさほど無いので、手早く片付けて鉱山を再開したい。
79 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/17(水) 22:14:43.09 ID:f961bO2v0
>>78
【隅っこの椅子に腰掛け、「関わりたくねー」と縮こまるソーマタージ】
【襤褸布のマントじみた外套に隠された背中は、やけに小さく見えた】


「……決まったか?結構、長々とウィンドウショッピング気分で選ばれても困る。」
【まぁお前にはあり得ないか。と鼻で笑い、依頼書を一瞥】
「ガス調査ね…。賭けるぜ、ロクでもない魔物が巣食ってるな」

【コップの中の酒を一息に飲み干して投げ捨てると、鎌の様な奇妙な短剣とナイフを腰に差し、立ち上がる】
【刀一本ではいい加減厳しいのだ。装備を変えるべきだろうが、生憎そこまで金はない】

「いつ出発する?俺も同行しよう。
 …俺がいないと、ツッコミ役が不在のままになっちまうだろ」
80 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/05/17(水) 22:17:55.35 ID:SSISpL2w0
>>78-79
「……あ」
「イムカ様、ソーマ様、ご無沙汰しておりますー」

そんな惨劇御一行に憚り無く駆け寄る半人
帯びた二刀は高い音色を奏で、スカーフの様に巻いた黒布は揺れる
冒険者達の中でもグレードの高いランクに所属している異名持ちでもあった
まぁ最もイムカ程知られた存在ではないが

「何処かへ行かれるんですか?」
「わたしもご一緒させて頂いても?」
81 :ひいらぎ [sage]:2017/05/17(水) 22:18:21.33 ID:685Yb38DO
>>78
ほむ…まったく他のやつらは何もわかっておらんようじゃな…わしは嫁()と一緒に氏ねるならこんな幸せな事はないと思っておるのに…

【各依頼の張り付けられた掲示板とにらめっこする美女の後ろに黒髪ロングの小柄な少女が現れ、呟く】

…で、今日はどの依頼を受けるつもりじゃいむいむ?わしは嫁()と一緒なら地獄の底までも付き合うつもりじゃが…

【そういい、イムカ氏の尻に手を伸ばし触ろうとする】
82 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/17(水) 22:18:50.20 ID:1z1Jz1f90
>>78
「ケツ穴のちっさいやっちゃのう…」
蜘蛛の子を散らす冒険者を困ったように睨むのは 惨劇と行動を共にして命を落とさなかった稀有な例その1
腹を掻きながら依頼書を物色なう

「まぁ俺も知らぬ仲なら逃げていたかもな」
くつくつと笑い イムカが持ってきた依頼を見て

「ナルホドな こういうことなら俺も役に立つかもしれん
 万全の準備を整え 決死の覚悟で挑むとしよう」

その他のキャラと(多分)同じく 手軽と言う言葉を一切信じないのであった
83 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/17(水) 22:32:07.99 ID:l6avvbveo
>>79-82

「?ボケ役が居ないのにどうツッコミ役が機能するというのだ?」

 ソーマタージの言にイムカはいぶかしんだ。
 とりま、ひいらぎを縄でふん縛り、頭の上にリンゴを載せて
 『ドンキホーテごっこ。一回10G』という看板を設置しながら、

「ああ、タェンティースに伍長か。まあ、このメンバーなら過剰なくらいだが、気楽に行くとしよう」

【なお後方ではギルドが活気を取り戻し依頼の奪い合い中】
【→イムカの依頼と真逆の方角が一流企業の就活の如く人気を集めている!】

 −−−−−−−−−

【5時間後!!】

「GUUUOOOOOOOOOOOOO!!」

 鉱山が霧散爆裂し、坑道に封印されしビッグロックワームが外界に姿を現す!
 この鉱山の周囲の土に妙に魔力が強く込められていた理由でもあり、
 100年もの眠りから覚めて、まどろみながら毒気を撒き散らしていた元凶である!!

【その巨大さ!10メートルを優に越える!逃げ遅れたアワレな鉱人を貪り喰らい、
 巨大岩蟲は寝起きの腹を満たす更なるエサを渇望していた!】

 放置すれば近隣の村々が幾つも滅ぼされることは明白!!

「…私はただの調査に来たはずなのだが。どうしてこうなる」

 イムカは到着と同時に爆裂した鉱山と出現した超巨大岩芋虫と呼ぶべきバケモノを睨みながら、

(やはり、この中にどうしようもないトラブル吸引機めいた属性持ちがいるに違いない)

 降ってわいた災難の元凶を突き止めるべく、油断ない眼でパーティーメンバーを一瞥する!
84 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/17(水) 22:41:46.95 ID:1z1Jz1f90
>>81>>83
イムカに10Gを渡し ナイフ(本物だよ★ミ)をピャイっと投擲
ナイフの切っ先は見事リンゴのど真ん中に命中した

【そんなこんなでお仕事現場】

「・・・・・・・。」
すんげぇジト目でイムカを睨むロイ イムカの心の中を見通し テメェのことだテメェの と言わんばかりの視線を投げかける
どうせ気付かないんでしょうけどね!!

「さて 睨んでいても始まらねぇ まずは・・・」
自らの知識をフル活用し 件のビッグロックワームの情報を引っ張り出そうとする

【スキル レンジャースキル発動 己の知識 経験の元 対処方法などを導き出そうとする】
85 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/17(水) 22:42:26.56 ID:f961bO2v0
>>80>>83
「いや、分からないならそのままでもいい。……お祓いとか、勧めるぞ」

【駆け寄るタェンティースに軽く手を振り、口元を僅かに歪める】
【判定:観察眼→目利きと勘が良ければ「道連れが増えた」という負の感情に気づけるだろう】


「因果律っつーの、何か弄られてるんじゃないか?お前。
 何つーか……お前がここに来るって決めたから、あのキモいのが起きたとか。他の人が来てたら大人しくしてたろうさ」

【飛んでくる瓦礫を軽く避け、油断無い眼にシラーッとしたジト目を返す!】
「…なんだその目、なんだその目は」

「致し方あるまい。ぶちのめして、路銀の足しにしよう」
【クルクルと回転させながら刀と短剣を引き抜き、両手に得物を持ち姿勢を低くする】
【タイミングを見計らい、敵の力を確かめる為にカマイタチじみたヒットアンドアウェイで襲いかかる!】
86 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/05/17(水) 22:45:43.13 ID:SSISpL2w0
>>79
>>81-85
「皆様、どうぞよろしく」

一同に頭を下げてご挨拶
知った仲とて礼儀は大切なのだ

「……?」

ソーマの視線に笑顔のまま、小首を傾げた
→どうにも鈍感らしく、惨劇の惨劇たる理由を今ひとつ見抜いていない模様!

そんでもって?

「……ワーム!」
「大きいですね、それに……」

魔力的な視界へと切り替え、その巨躯に秘められた魔法の力を探ろうと
単なる巨大イモムシならば幾らでも対処のしようもあろう
だがそれが魔導イモムシならば話は別だ

「……毒素の種類にも寄りますが、ある程度は耐えられます」
「わたしが惹きつけようと思うのですが」

如何でしょう、と一同へ尋ねる
手にはそれぞれ月光と赤刃、なんなら今すぐ斬りかかれる構えでもあった

「……そういえば、今週の運勢は良くなかった気がします」

87 :ひいらぎ [sage]:2017/05/17(水) 22:47:54.60 ID:685Yb38DO
>>83
…ん?どうしたいむいむ? そんな怖い顔をしt…ぎゃあ!!!

【尻を触ろうと伸ばした腕をガシッと掴み、どこからか取り出した縄で少女の肉体を素早く拘束する】

な、何をするのじゃ!!!やめ…

【縄でぐるぐる巻きにした少女の頭にリンゴを乗せ、的に仕立てあげる】

…本当に冗談が通じないのう、いむいむは…

【さてイムカ氏と共に鉱山へ入った少女は目の前に巨大な岩で出来た蛇のような謎の生命体(?)に出くわす】

【見た感じ体長は10m前後のそれは逃げ遅れた哀れな犠牲者をくわえ、血を滴らせ少女達を睨んでいた】

【少女の所有する刀では致命傷を与える事は困難と判断、とりあえず拳銃を能力を使用して巨大な岩の怪物に向かい数発放つ】
88 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/17(水) 23:01:25.18 ID:l6avvbveo
>>84

【レンジャー知識】

 ロックワーム自体は比較的スタンダードな魔物であるが、ここまで巨大であると正に規格外である。
 岩の肌は剣などの刃を殆ど通さず、斬撃属性はよほどの剣士でなければ耐性を突破できない。
 打撃系や爆発系は一定の効果が期待できる。もっとも敵が大きすぎるため、耐久度も通常の比ではないだろう。
 なお雷撃に弱い。雷撃が岩肌に特効のはダークタマシイよりの伝統である。

【耐性:斬撃◎ 打撃△ 衝撃△ 雷撃×】

 岩そのものの皮膚はそれだけで武器であり、体当たりなど質量は勿論、
 紙一重の回避などを試みれば、おろし金におろされたダイコンのようにあっという間にミンチとなる。
 また、毒気を帯びていることから、同じ空間にいるだけで徐々に遅効性の毒に冒される危険も高まる。

【レンジャー知識】

>>84-87

「MUOOOOOOOOOONNNN!」

 奇妙な鳴き声と共にカタチある暴風の如き速度でとぐろ巻き動き回るロックワーム。
 ひいらぎの牽制銃弾を弾き返し、ソーマタージの剣も刃がうまく立たない!

【判定:岩肌…ソーマタージのカタナの強度によっては刀身が削られてしまう!】

 ゴツゴツした岩肌が高速移動しながら暴れまわっているのだ。
 銃弾は適切な角度とは程遠い装甲角により弾かれ、剣で斬鉄しようにも非常に刃が立ちにくい!

「OBOOOOOOOOO!!」

 岩の豪風と化したロックワームは周囲の山肌を削り、撒き散らし、爆裂させながら、
 そのままエサである越境者達に向かって暴れまわる!!

【暴れまわる…単純な体当たり攻撃であるが、スケールは凄まじく、散発的な地鳴りが発生し、さらに粉塵と飛礫が無作為に撒き散らされる!】

 当然ながら、直撃すれば悲惨なる運命のみが待つ!
 なお、タェンティースのプランは既に破綻したと考えて良い。
 敵の攻撃範囲が凄まじく広く、囮役をしてもさして意味がないのだ。

【なお、魔法的視界にあって、魔法の力の類な無し!ただデカい。それだけである。
 そして巨躯であるということは、それだけで圧倒的であるという証左でもあった】
89 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/17(水) 23:07:32.32 ID:1z1Jz1f90
>>88
「そうだ デカいとはいえロックワームだ」
大きさに囚われていたが そういうことだ

「全員聞け!!」

【言語による情報の共有 レンジャー知識で手に入れた情報を全員に伝達した】

「衝撃がやや有利・・・一つ試してみるか!!」
背中からめっきり出番のないハンマーを手にして接近 紅蓮の闘志を掌に集め

「烈破掌!!」
闘志の圧縮と解放により発生した熱衝撃波 それをロックワームに向けて放った
90 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/05/17(水) 23:13:20.95 ID:SSISpL2w0
>>88
「……うわ、たたっ!?」
「……も、もう、偶に頭を使おうとするとこれです……」

咄嗟に屈み、頭上を通り抜ける死から逃れた
そのままの格好でヘルメスを起動、途中立ち上がり高速移動を始めた

「こうなったらもう、ヤるようにヤるしかないでしょう!」

虚空の刃を六振り召喚
ワームの頭部付近に駆け抜け、口内に虚刀を突き刺さんと殺到させる
続き振り向いて、赤刃の破壊的エネルギーを解放し奔流として放つべく構えた

>>89
「……わたしは余り役に立てないか」
「色々と試みてみます、ありがとうございます!」

ロイから知らされた情報を元に思案
斬撃武器しか手がない自身にとってはなるほど、厄介そうだと判断
91 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/17(水) 23:14:38.81 ID:f961bO2v0
>>88-89
「イッテェ…!」
【痺れる手を握り締め、刀をなんとか保持】
【一度斬っただけで分かる。こいつに自分の武器は通じない。あと一度当ててたら、刃こぼれどころか刀身が折れかねない】
「分が悪いにも程がある!装備を整えなおす時間をよこせ!」


「それが分かれば十分に過ぎる!」
【ロイの声が届く。いつの間にか装着していた酸素供給機の下で獰猛な笑みを浮かべ、両手を広げて姿勢を低く構える!】
【電気に弱いと言うのなら、それこそ自分の出番だ。体表を紫電がバチバチと走り、全身が薄く発光する!】

「イヤーッ!」
【地面を砕くかの様な踏み込み!重機関車じみた速度のダッシュ!】
【ワームの数m手前、膝から下を鉛色の触手で覆い、保護した脚で跳ぶ!その巨大な胴に飛び蹴りを叩き込み、電気を流し込む為!】
92 :ひいらぎ [sage]:2017/05/17(水) 23:20:04.41 ID:685Yb38DO
>>88
【巨大な体躯をくねらせ動き回る岩のワーム、その威力は凄まじく大量の礫や砂煙を撒き散らし、地響きと共に少女達の元へと向かっていく】
【巨体とはいえ「攻撃そのものは」単純な体当たりである為少女が横に飛んで直撃を避けるのも難しくはないはずだ】

【避けたついでに今度はイムカ氏から譲り受けた銃を、能力使用により数発ワームに向かい放つ】

【最大出力ではないので反動も前回よりはきつくなく、相手に銃弾を当てる事自体は難しくないはずだし威力もイムカ氏のつくった機構に能力を付加する事で岩を貫通する位は難しくはないはずだ】
93 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/17(水) 23:36:15.02 ID:l6avvbveo
>>89

「BMOOOOOOOO!!」

 烈破掌の熱衝撃波がロックワームに襲い掛かる!!
 衝撃力により、岩の外皮が幾つか削れるが、熱のほうは表面を焼くばかりで効果が芳しくない。
 熱と衝撃の複合属性ゆえに、却って中途半端な結果に終わってしまう。

【ただし、衝撃&熱を受けた鱗を急速に冷やすことができれば、崩壊にいたらしめれるという手技が、
 トクシュブタイには存在しているかもしれない(レンジャー教条)】

「一応、聞くが、氷系列の魔術は!?
「GUOOOOOOO!!」

 イムカのビミョーに期待薄なダメモトの確認がロイに飛び、
 さらに同時にロックワームが岩の津波となってロイを飲み込まんと上方より渦を巻いて突進!!

【直撃すればアウトは勿論だが、地面激突時に大量の粉塵とナイフのように鋭い瓦礫をばら撒くであろう!!】


>>90-92

「OBOOOOOOOOO!!」

 地面に突っ込んだと思ったら、大地が割れてその頭部から外界に這い出る!
 同時に口中に向けて放たれた虚空の刃であるが、そのスクリュー状の牙が刃を防いでしまった!

【そして構えを取るタェンティースの生体部品を喰らわんとして――横手よりソーマタージ!】

「GUGUGUGGUGGYYAAAAAAAAAAAA!!」

 今までに無い絶叫をあげるロックワーム!
 その体表、飛び蹴りの接触部の岩の鱗がボロボロと剥がれ落ちて紫色の肉が露出する。
 岩石の鱗を削り取る雷撃。古き神話に記されし特効である。

「動きが止まった!撃て!」

 ここでひいらぎの銃撃が放たれる。超自然的な岩肌にぶつかったものは、多少キズを与えるだけという、
 震撼すべき耐久力を知らしめたが、ソーマタージが表皮を剥がした部分に吸い込まれた銃弾は、
 着弾と共にその肉にフカブカと突き刺さり、おぞましい出血を岩蟲に強いた!!

【強力な能力付加銃弾が体内で暴れまわったのだ!】

「GUUUUOOOOOOOOOO!!」

 しかし、致命には到らず、ロックワームは再び高速挙動を再開。たちまち、非常に狙いのつけにくい状態となる!

【厄介な事に、身体は巨大なのに確実な有効打を与えられるのは鱗を剥がした箇所しかないのだ】
【雷撃or極めて強力な衝撃攻撃で岩肌を剥がし、内部の本体を狙うというのが常道となるだろう】

 が、

「SHAAAAAAAAAAAAAA!!」

 ロックワームが暴れるたびに周囲の空気が紫色の澱み、肌に刺さる痛みを自覚する事になるだろう。
 毒気がいよいよ、肉体を蝕み始める頃合なのだ!!!

【毒気…肌より皮膚に突き刺さる毒により10%以上の能力低下、呼吸困難(呼吸は防毒マスクなどで回避可能)が引き起こされる】
【なお、時間経過と共にこれは、眼球の爛れ、筋肉の硬直、肺の結晶化、心筋の異常肥大といった症状に発展する】
【→ソーマタージ/タェンティースは一定以上の耐性で今回は上記ペナルティ回避】

「長引かせると拙いな」

 レギュレーターを口に咥えながらも、皮膚と肌の痺れを自覚したイムカは警告を発する。
94 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/05/17(水) 23:47:53.48 ID:SSISpL2w0
>>93
「……中まで硬いっ!?」

虚空の刃は粉々に砕け散り、ぽっかりと空いた闇の中へと飲み込まれて行く
再生までのしばしの間、イヴィアの召喚術は使用不能だ

「助かりました!」
「……アラク、レェェェェッッッッムッッッッ!!!」

寸前のところでのソーマタージの雷撃一閃、ひいらぎの銃撃弾着
恐らくミンチになる2秒前、救われた半人は赤刃の破壊的エネルギーを解放しその荒れ狂う奔流を持ってして暴れるワームを呑み込まんと放った

「……っ、くそっ……! もう……!」

ヒリヒリと肌が焼け付くように痛む
しかしそれでもその程度に抑えられているのは重畳だ、無機的な部分はこの異常毒素の中を極めて正常に稼働している
有機的な部位もその代謝を内蔵機能によりコントロールされ、多くの致命的な脅威から現時点では逃れつつあった

95 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/17(水) 23:47:57.34 ID:1z1Jz1f90
>>93
「俺が魔法使えるわけないだろ!!」
そう 万能兵器ロイゴールドマンの弱点 それは弓術と魔術なのだ

「そう 魔法はな!!」
伊達に毎度巨大な荷物を運んでいるわけではない 魔法が使えなければ それを補佐するアイテムを使えばいいのだ

「流石はエシュリオンだ その手のアイテムに事欠かないぜ!!」
取り出したのは青い魔石 中には氷を示す古代語が刻印されている

「氷の魔石!!」
それを今しがた烈破掌をぶち当てた場所に投擲 そして顔など肌が露出している部分を腕でガードしながら後退
鎧の耐久力に任せ 敵の攻撃圏内から退避を試みる

【氷の魔石:氷系魔術の初歩〜中堅クラスの魔法と同じ効果を発揮する】
ぶっちゃけ金額に威力が釣り合っておらず コストは悪い

「えぇいマスクを取り出す時間がない!!」
敵攻撃圏内で悠長に防毒マスクを出している暇がなく 毒の影響を受け始める
96 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/17(水) 23:52:34.85 ID:f961bO2v0
>>93
「雷の槍の奇跡でも欲しいね」
【空中でバク転じみて一回転、猫の様に軽やかに着地】
【鋭い動体視力は、先程の攻撃で剥がれ落ちた鱗を目ざとく捉えていた】

「雷撃系を当てれば鱗は剥がれる……当たれば、な」
【高速で動き回られた今、確実に当てるのは流石に難しい】
【オマケに、視界がだんだん紫がかってきた。肌に刺す様な痛み、毒気だ】


「この装備、初めて役に立った気がするな。
 …しゃらくせぇ!一気に決めるぞ!!」
【激しい蒸気を噴き出して怒鳴ると、片手に持った短剣を手首に深々と突き刺す!】
【迸る白い鮮血!足元にボタボタと溢れるそれを意に介さず、強引に刃を引き抜く!】

【半ば切断されかかった手首は大量の血を吹き出し、振り回されそこら中に鮮血を飛び散らせる】
【辺り一帯に血を飛び散らせたソーマタージは、やや青白くなった顔を地面に向け、激しい紫電を纏った無事な方の拳を振り上げる!】

「イヤーッ!!」
【FRAKK-A-BOOOOMMM!!足元の血溜まりに拳が接触した次の瞬間、激しい電流が辺り一帯の血を走る!】
【地面に張られた網の如く広がり、バチバチと激しく火花とスパークを飛ばす大量の血痕!ワームの足掻きが少しでも止まれば御の字だ】
97 :ひいらぎ [sage]:2017/05/18(木) 00:04:31.16 ID:Ly1pNSzDO
>>93
ちぃ!!!!

【銃弾は一応は岩ワームに当たったものの、致命傷を与えるには至らなかったようだ】

【少女は自身の肉体を掴み重量を1g未満とし、高く跳躍する】

くたばれこの化け物がぁ!!!!!

【次の瞬間、岩ワームに向かい、手にした刀とナイフを能力を使い限りなく軽量化した刀を投げつける】

【初速は通常の比ではなく、まともに当たれば岩のワームと言えども無事ではいられないかも知れないが果たして】
98 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/18(木) 00:17:14.96 ID:HJmM77m/o
>>97

「そのままでは斬撃耐性に防がれるだろうが――皇帝陛下の護りあれかし!」

 イムカが手元で隕鉄の鏃を握りつぶし、ひいらぎのナイフに流星の属性を付与する!
 それは直進し、高速移動するロックワームの動きなど意に介さずに岩の鱗を貫き、肉体に届くが貫通には到らず!
 しかし、刃が肉体深く入り込み、柄が外に露出している。これがいい。この状態がベスト!

>>96

「GUOOOOOOMMMMMMMI!!」

 先ず何よりも厄介だったのは、ワームの高速挙動であった。
 これをどうにかせねば話にならぬ。しかし行動阻害の魔術などこのパーティーには望むべくもなし。
 しかし、ここでソーマタージの全周囲放電が炸裂!!

【威力が一点に集中していないため、先程と異なり、表皮を剥がすには到らなかったが、
 ここでひいらぎが埋め込んだカタナが活きた!拡散しながらも雷撃がワームの体内深くに届いたのだ!
 ソーマタージの狙い通りのロックワームの動きを一時的にではあるが麻痺/阻害することに成功したのだ!!】

>>95

 そして、敵の動きが鈍った隙を見逃さず、ロイがマジックアイテムを投擲。
 狙いは先程、烈破掌を命中させたのと同箇所!赤く熱された表皮が急速に冷凍!!

「GUUUUOOOOOO!!」

 軋む音、そして乾いた亀裂音!表皮の一部がヒキビキと罅割れて崩れ、
 かなり大きな露出箇所を曝け出させる!命中!

【そして、今回のロイの経費は赤字が確定!マジックアイテムは使い捨てでも高価なのだ!】

>>94

 呪われし逆位置のルーンが励起し、放電する破壊的フィールドを纏った赤き刃が振るわれ、
 斬撃と異なるネメシス・フォースウェポンの一撃が襲い掛かった! 

【黄金粒子のエネルギーフィールドの奔流が巨大なるロックワームを覆いつくし】
【その岩の鱗にこそ損傷を与えつつも、規格外の装甲によりそれだけでは致命には到らなかった。しかし!】

 既にソーマタージとロイが大きく鱗を剥がした箇所がある!
 エネルギーフィールドの破壊はまるで邪悪な意志を持ったかの如く、その傷口に向かって殺到!

「GGHHHYAAAAAAAAAAA」

 体内の水分を急速に沸騰させ、毒気を蹂躙し、内部の肉を焼き潰し、

【KBOM!!炸裂音と共にロックワームは爆発四散!インガオホー!!】

99 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/18(木) 00:17:26.18 ID:HJmM77m/o
 −−−−−−−−−−−

【全員対象】

「なんとかなったか」

 イムカはやたら男前なポーズでアンチドーテを一気飲み。
 毒を放置して帰還など、途上で野垂れ死にコース一直線である。

「まったくとんだ調査依頼になってしまったな」

 なお、報酬はただの調査依頼ベースと変わらない。このままでは大赤だ。
 しかし、今回ロックワームの岩の鱗がある。これさえあればかなりの黒字に――

【眼前に広がるのはタェンティースの一撃により完膚なきまでに崩壊したロックワーム。
 岩の鱗も度重なる攻撃と、トドメの一撃でその強度をかなり失っているご様子】

「…これだけ苦労して赤字確定か」

 星のめぐりが悪すぎだと、旅費と毒消し、使用した具材に負傷に衣服にと、
 無表情にげんなりするイムカでありましたとさ。

//めでたしめでたし    めでたし?
100 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/05/18(木) 00:24:57.04 ID:Xvavy+GD0
>>98-99
「ふぅぅっ……!」

大きく息を吐き出した
それは白く煙る、極めて高熱を帯びたモノだ
見れば身体中の排熱パネルが開き、赤熱に燻る駆動系を覗かせていた
赤き刃の力の一端の解放には、多大なる負荷が伴う

「……やり、ましたね」
「ふふ、活躍出来た気がしますよわたしっ」

ぺたんとお尻からへたり込み、しかし渾身のVサイン
最も、金銭感覚のアレさから来る勝利の余韻ではあるのだが
→希少部位の破壊なんて全く気にしちゃいねぇ!なのだ

101 :ひいらぎ [sage]:2017/05/18(木) 00:27:30.98 ID:Ly1pNSzDO
>>99
【少女の放った刀とナイフは見事ワームに直撃したが、致命傷にはならなかった】

【が、直後の仲間による総攻撃により、ワームは轟音を響かせ爆散する】

【少女は能力を使用し、安全に着地し、その光景を見守った】

…ほむ、どーやらとりあえずは終わったらしいのう…
【多少なりとも毒におかされた肉体を回復すべく、イムカ氏の飲みかけ(?)の解毒剤を一気飲みし、仲間達と共にその場を引きあげる】

/乙ですた!
102 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/18(木) 00:27:53.15 ID:xgz04/LP0
>>>>98-99
「ヤレヤレ 金で命は買えない いい言葉・・・なんだがな」

バックパックから取り出した薬草数種をちょちょいと合成して即席毒消し茶を錬成
こっちは薬単体より薬草で勝った方が安いのだ

「タェンティースの攻撃前に幾分か鱗がはがれたはずだ それと壊れちまった鱗も餞別すればマシなのがある筈
 赤字は覆せんが・・・ちったぁマシになるだろ」

お茶飲んで 怪我を治療して それから地獄のような細かい作業が待っているのであった
103 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2017/05/21(日) 21:37:04.01 ID:MWmWDIdfo
【ヒノモトの国】

 時は戦国、嵐の時代!
 ダイミョウと名乗る者共は領地略奪紛争にのめり込み、現世は正に苦界と化す暗黒の時代。

 人心の荒廃と共に魑魅魍魎が跋扈し、終焉の刻(エンドタイムズ)の気配すら見え始めていた。

 −−−−−−−−−

「わうん」

 小さな樽付の首輪をつけた柴犬が地蔵の前で身を伏せている。
 見れば、お供え物のお団子をモグモグと食っているではないか。
 なんと、いぢきたない!! と、思いきや

『うーうー』

 よく見やれば地蔵の影。なにやら小さいモノが蠢いてる。
 それは声なき声。小さな小さな妖怪変化。しかし、太陽の光ですら蒸発するほどのおぼろげな存在達である。

【いたずらで子供を怖がらせることはあっても、基本無害な連中だ。むしろ人好きな連中ですらある】

『うー、大狼さま。うー…』

 人間的な言語など望むべくもない連中である。ウルリックにとっては一息で霧散飛翔せしめれる程度の存在。
 訴えたいことは理解できる。が、知ったことではない。

(そう、拙者の知ったことではないのだ)

【人死にに、狂った妖気。その妖祓いの嘆願など――】

「・・・・・・・・・(ぬう、戦士の道は安易な助力にあらず。だが・・・)」

 お団子を飲み込み、しばし唸り、

「わうん!(あくまで、食後の運動だ!運動なのだからな!)」

 そんな捨て台詞を残してテッテケテー!と走り始める柴犬であった。

 −−−−−−−−−

【近隣の村】

「わうん(なるほどな)」

 そのような経緯で柴犬が立ち寄った村・・・否、廃村と呼ぶべきであろう。
 頭部を半分齧られた死体。凍り漬けとなった死体。重いものに押し潰された死体。

「わうん(全滅か。百鬼夜行の類だろうが・・・妙ではあるな)」

 存分に食い散らかし、殺しつくしている、老若男女関係無しに。

「(妖気の残滓に・・・何か混じった臭いがする)」

【惨劇の舞台となった村で、ポツンと存在する柴犬。第三者からは不可思議なシロモノに映るだろうが】
【→惨劇後の残留思念と妖気が酷すぎて、到底、野生生物が近づける場所ではないのだ】
104 :メラニー『賽子の騎士』 ◆9vmr0jXsek [sage]:2017/05/21(日) 21:47:10.04 ID:rmQ6mWzDO
>>103

さて、そのひどい有様の村で、小さくぼやきが聞こえた。
低く、いらついたような声だ。

「……ひどいもんだが、それで私に何をしろって」

「サイコロ振ってくしかないってか。やれやれ、いつものこととはいえ、なんだかなぁ」

そこを見れば、妖怪の一匹にも見えなくはない影がある。
立派な具足姿で太刀を携え、具足の胴にはでかでかと鬼子母神様の絵姿が描かれているときたもんだ。
どこぞの殿様に仕えるお侍にはとても見えず、いいところ傾奇者であるし、場所が場所だけに、鎧に憑いた怪物にも見える。

「……【急募】探索役。戦士/侍一人じゃ文字通りお話にならんときたもんだ」

その人物はぼやきつつ、周囲を見て回っている。
まだ柴犬(ウルリック)に気が付いていない。
105 :桜雪 ◆Ej7mfs3xVw [saga]:2017/05/21(日) 21:49:19.38 ID:MAjx+LsJo
>>103
初めて漂流したのはどんな世界だったか。確か不毛の大地が広がる文明崩壊後の世界だった。
次に油臭い未来世界、その次に……今までの世界を懐かしむなど滅多に無い。ならどうして今ここで懐古しているかと言うと

「匂うな」

死屍累々、阿鼻叫喚、凡そ人の生きれる場所では無いだろう此処が彼にとっては非常に懐かしく、そして心湧きたつ場所であったからだ。
越境した後、妖共の気配を辿ってこの村に辿り着いた。そうしてある程度村の状態を探ってから、いざ妖共の塒に出向こうとしていた所。
家屋から出ると、其処には見慣れぬ柴犬が一匹。いや、どこかで見たような気もする。

「おい、屍肉漁りなら他所へ行け。此処の肉は食えた物では無い」

犬に言葉が通じるかはわからないが、とにかく手でしっしと追い払おうとする。
こんな場所に犬がいるのだから当然のことだ。
106 :エリコ・ベアルザッティ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/21(日) 22:02:14.64 ID:wj8R3kRE0
>>103
「酷いものだな……。獣害、って訳じゃなさそうだな」
【「三」型のバイザーを青く光らせ、ボソリと呟くエリコ・ベアルザッティ】
【全身を覆う強化外骨格を隠すため、外套めいて被った襤褸布の下、左腕に巻かれた端末に死体の状態を入力する】
【報告する相手のいないこの世界では日記の様なものでしかないが、癖となってしまっているのだ】

「たまたま越境したら、この有り様か。姿を隠す必要は無かったらしい」
【片膝をついて柴犬に無骨な義手を伸ばしながら、辺りを改めて見回す】
【嫌な予感はしていたし、外骨格内蔵の魔力センサーも警告を発していた。それでも行くしかなかったので向かったら、この状況だ】


「まあ、知ってるやつ…犬?がいるだけ、まだマシか。ジャーキー食べるか?」
【ヘルメット越しのくぐもった声で犬に話しかけながら、バックパックをゴソゴソ。これはこれで怪しい】
「すまないな、ジャーキー無かった。悪い」
107 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2017/05/21(日) 22:05:22.78 ID:MWmWDIdfo
>>104

「わうん(そこな、野武士。ここは現世と幽界の境だ。安易に踏み込むものではない)」

 ボヤキを捉えて、そちらに言葉を流すウルリック。
 不気味に思って逃げればそれでよし。襲い掛かったならその時はその時。

「わうわう(ありふれた苦界よ。が、拙者は根を絶ちにゆく。おとなしくしておれ)」

 言い方は慇懃だが、実はそれなりに配慮していたりもする。

>>105

「ばうん(この場合、食うなら殺しあった敵の肉だ。腐肉を喰らうシュミなど無い)」

 金色の瞳の中に稲光を湛えて、サムライの方を睨む。と、

「わう?(いつぞやの祓い屋か?丁度良い。貴様のような連中の出番だ)」

 その柴犬は声を発しているわけではない。何故か人語として理解できるという奇妙な感覚であろう。

>>106

「わうわう?(じゃーきー・・・無いのか。なんたるぬか喜び)」

 ジャーキーに釣られて拠ったが無しと聞いて憤慨である。
 しかして、エリコを見やって。

「わうわう(拙者は追うがどうする?間違いなくタダ働きだぞ?)」

 −−−−−−−−−−
【全員対象】

「スンスンスンスン」

 柴犬は鼻を鳴らして地面の臭いを嗅ぐ。 
 得られる情報は多い。血の臭い。肉の臭い。妖気の臭い。歪んだ魔力の臭い。

「わう?(腐鬼術・・・いや、死霊術?なるほど歪んでいる)」

 柴犬はそのまま、駆けはじめる。

【あからさまに、妖気を追っているっぽい柴犬である。追うか追わぬかは各人の判断である】
108 :メラニー『賽子の騎士』 ◆9vmr0jXsek [sage]:2017/05/21(日) 22:12:22.15 ID:rmQ6mWzDO
>>107

「……ワンコが喋ったぞ」

「どっかで見たような……見てないよう……な……?」

ぐぬぬ、と考え込むが、よく見れば他にも人がいる。
桜雪とエリコをちら、と見て、何か納得したような様子で何度かうなずく。

「目はいいほうだったらしい。パーティメンバーができたじゃないか」

「ワンコを追いかけていけば鬼退治という寸法だろう。女神のお望みだ、従おうじゃないか」

というわけで、わんこを追いかけて歩くことに。
探索役を呼んだら本当にいたのだ。頼らざるを得ない。
109 :エリコ・ベアルザッティ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/21(日) 22:15:26.85 ID:wj8R3kRE0
>>107
「グミならあるぞ。犬ってグミ平気だっけ?」
【チョコはダメだよな、と憤慨にも気付かず呑気に】


「…ここに一人で残されたら、タダ働き以前に野垂れ死にそうだ。
 お前らと組んでいた方が、まだ生き残る確率も上がる」
【苦々しい口調に呼応する様に、フードじみて被った布の奥のバイザーの輝きが弱くなる】
【仕事としてみたら赤字必至だろうが、そう言ってる状況ではなさそうだ】
「銃はジャムった。使えるのはこの重いアーマーと、刃物とワイヤーだけ。
 修正力とやらの影響もあるのだろう。あまり戦力としては考えるなよ」

「何か感じたか?なら先導でもしてくれ。俺にそういう能力はない」
【外套を被ったまま、ウルリックを追いかけるエリコ】
【てるてる坊主じみたその布の中では、小型チェーンソーが起動させられていた。有事に備えてだ】
110 :桜雪 ◆Ej7mfs3xVw [saga]:2017/05/21(日) 22:19:01.93 ID:MAjx+LsJo
>>107
「なんだお前か。俺は祓い屋なんて大層な物では無いぞ」

長ったらしく祈祷をし詠唱をし結界を張り、その上で法術によって妖を祓う祈祷師達のように理論立てて戦う訳では無い。
ただ斬る。斬って殺す。それで終わりだ。
それが無念の内に果てた者の悪霊であろうと、幽世より出でた妖魅化生であろうと、零落した神の成れの果てであろうと、等しく殺す。
この世、理に反する者は悉く討ち果たすべき者だ。

「あぁ其方で正解だ。俺も行こう」

駆け出した柴犬の隣を速度を合わせながら桜雪が走る。彼にも妖共の気配が漂う方向の判別はつく。

「犬。お前はこれをどう見る? 無作為に発生した妖か、それとも作為的に生み出された使い魔か」
「どうも気配に違和感がある。どうだ?」

併走しながら桜雪は柴犬に問いかける。こと妖魔退治においては生業にする程。柴犬とも子細に話し合えそうである。
111 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2017/05/21(日) 22:28:54.86 ID:MWmWDIdfo
>>108-110

「わう(真っ当な妖だったかもしれんが、歪んでおるよ。マトモではあるまい)」

 桜雪の質問に答えながら、メラニーとエリコの方も見やる。

「わうわう(越境現象は生物だけが対象とは限るまい。拙者、この臭いに覚えがある)」

 ここで意外にも世界間移動・・・越境というフレーズが出てくる。何故ならば、

「わうん(異世界の歪んだ魔力を浴びれば妖怪はどうなるのであろうな。えーかーの死霊術の臭いと同じなのだよ)」

 詳細は省くが、ここでは越境現象が世界の帳を破り災厄を生んでいるとだけ理解すればよい。
 しかも、人為的ですらなく、ただの事象。あるいは、越境者と越境組織が齎したツケだ。

【全員対象】

【そんなこんなで柴犬に導かれ即席パーティーが成立するという妙な具合となった】

 ウルリックが駆け、それを追ううちに空はどんどん暗くなっていく。
 それは妙な現象であった。まだ真昼だというのに太陽がこの光量を失っていくのだ。

【幽界の領域に足を踏み込んだ際に起こる現象の一種。現実と幻想の区別が曖昧となる空間だ】

 周囲の気温はあっという間に低下し、草は固まり、土は凍り、黒雲が空を覆っていく。
 気温は今や零下を下回り、極寒といってよい環境となる。

【冷たい向かい風が肌を嬲り、各々の体温を急激に奪おうとしてくるだろう】

「わうわう(正体は察しが着く。が、解せんな。雪の女は人を殺めど食い殺しなどしないはずだが)」

 環境は既に敵に味方でこちらの敵である。吹雪く暗き道を駆けていくと、
 やがて、一本の大樹に伏せた着物姿の白い女を見つけるだろう。

【妖怪;雪女郎(ゆきじょろう)−旅ゆく男を凍死せしめる妖怪だ。が、本来大量虐殺とは縁のない妖怪でもある】

 その白い女からは咀嚼音が響いている。ぐちゃ、ぴちゃ、と。
 白い着物は良く見れば赤黒い斑点模様が漬いており、そして、その背の隙間からは幼子らしき腕が覗いている。

【そして、この瞬間、小さい頭部がコロリと地面に落ちた】
112 :メラニー『賽子の騎士』 ◆9vmr0jXsek [sage]:2017/05/21(日) 22:37:41.65 ID:rmQ6mWzDO
>>111

「……私の/彼女の 前で、子供を、童を、『食い殺した』な」

ウルリックの後をついていく間には、彼女はまだ『まとも』に見えた。
特別破綻した言動をするでも行動するでもなく。
言葉少なく臨時パーティをラッキーだと思いつつついてきたのだが……。
何分出会う敵、目の前の妖怪が悪すぎた。彼女にとっての特大の地雷であった。

「二柱の女神にその魂を、捧げて贖うがいい。おお、ハーリティーの加護ぞある!」

「我が名を叫ぶがいい、外道の化生よ。賽子の騎士の名を、女神の騎士の名を――その首、貰い受ける!」

彼女は何か、汁気のあるものを握りつぶし――そのままに太刀を引き抜いた。
それからは、いつものように口上を叫びながら、放たれた矢のように突貫する。
113 :桜雪 ◆Ej7mfs3xVw [saga]:2017/05/21(日) 22:42:16.88 ID:MAjx+LsJo
>>111
「異物による変化か……本来害無き者だったとしても、いた仕方ない」
「エーカー。以前聞き及んだ戦争に関与していた者達だな。大層な残し物だ。よもや他世界にすら責を擦り付けるか」

忌々し気に舌打ちをすると、より一層速度を速め事象の中心点を目指し突き進む。
この気配、この空気、全てが懐かしい。本来己が在るべき場所、現世と幽世の境界。己の席は此処にあり、また己の意義も此処にある。
幽世と現世の狭間にあり、体温と言う物が存在しない彼にとっては、この寒気もまた懐かしい物となった。

「大方、変化による魔性化だろうよ。既に奴らは人を殺めた。その因果に応報を。ただ真っ当な応報を」

樹の根元に伏せた白い衣の女を見やると、疾駆しながら抜刀。その勢いで拡張された斬撃を放つ。
妖魔の類を殺す為に練り上げられた霊気、冷徹に、貫徹に、妖魅化生の者らを屠る彼の在り様の具現。
114 :エリコ・ベアルザッティ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/21(日) 22:43:03.00 ID:wj8R3kRE0
>>111
「つまり、何か?別の世界の魔力が越境して?それを浴びた怪物…ヨウカイ?が変異したと?」
「流石にそれは俺らの責任じゃあないな。ハリケーンや地震と同じ、天災の様なものだ」
【ため息交じりの声。物理的攻撃手段しか無いが、果たしてゴーストに通じるものなのか】
【覚悟を決めて死地へ。手に持つチェーンソーのエンジンがやけに暖かい】

「…暖かい訳だ。外気温が0度を下回ってきてる」
【HUDに表示される外気温を見やり、嫌そうな声で周囲に告げる】
【自分は外骨格のお陰で多少は寒さを凌げるが、他の人はどうなのか】


「アレがゴーストか……。随分と、見た目に反して凶悪なようだな?」
【右手に小型チェーンソーを握り、腰を落として構える。女の身体の血にも、見える腕にも関心を持たない】
【感情を殺し、マシーンの様に戦う。彼が軍隊にいた頃学んだ、最も重要な事だ】

「チィッ!」
【FRRKABOOM!突き出された左手がY字型に開き、中央から牽制の紫電が放たれる!】
【電流は絡み合い、細く分かれながら雪女郎目掛けて飛んでいく!】
115 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2017/05/21(日) 23:00:20.77 ID:MWmWDIdfo
【全員対象】

 越境者達に雪女郎が振り向きその容貌を見せる。

「アケ・・・ルナ」

 本来、雪女郎は美しい妖怪として知られている。
 が、しかし、眼前のコレは般若の如く、醜悪な表情であり、
 白目を向いた眼球からは黒い血涙をしとどと流しているではないか。

【髪は解れ、着物は血で汚れ、雪女郎というより山姥といったほうがいい有様。
 そして、その腹は奇妙に膨れていた。喰ったからか。あるいは孕んでいるのか】

「アケ・・・ルナァアアア!!」

 邪悪な感情の奔流と共に氷気が越境者達に向かって降り注ぐ!!

>>112-114

「カアアアアアアッ!!」

 もはや、妖怪からも逸脱しはじめた雪女郎は口から青白い霧を吐き出す。
 それらは瞬時にカタチを取って、蒼白いしゃれこうべと小鬼が引っ付いたような奇妙な妖。
 七人ミサキと呼ばれる1つにして七鬼の妖怪変化を生み出す。

【七人ミサキがそれぞれの腕より生えた小刀でメラニー、桜雪の剣を受け止める!小刀如きで二振りの尋常ならざる大太刀を受けとけるとは!】
【さらに雪女郎自身が掌より巨大な氷塊を生成して、エリコの紫電を衝突。氷が砕けると共に紫電も散逸した!!】

「コオオオオオッ!!」

 攻撃を防いだ氷女郎の眼球の一つがボトリと地面に落ちて、
 それは瞬く間にブクブクと膨れ上がり、大包丁を持った巨大な鬼・・・妖怪:死に水運びへと化生する!!

「わうん!(妖魔生成か!大妖怪の業をこうも容易く行うとはな!!)」

 ウルリックが巨大な鬼である死に水運びにインターラプト!
 同時に、七人ミサキが水のように宙を流れて、周囲を青い霧で覆う!

【判定:視界&妖気察知阻害により攻撃命中率/回避率が低下する】

「シャアアアアッ!!」

 聞いているだけで常人ならば発狂しかねない金切り声をあげて、
 雪女郎はその手に氷を収斂!巨大なる薙刀を生成!その攻撃範囲は越境者三人全てを捉えている!!

【ゴン!と空気を打ち砕く暴力的な音を置き去りに凄まじい勢いで氷の薙刀が振るわれる。
 透明の美しい刀身はその実、凄まじい斬撃力を誇る妖しい罠である!】
116 :桜雪 ◆Ej7mfs3xVw [saga]:2017/05/21(日) 23:14:53.57 ID:MAjx+LsJo
>>115
前方に七人ミサキが一体。迸る冷気を上方に飛び跳ね、距離を取りながら回避し、着地と共に更にもう一発斬撃を飛ばす。
七人ミサキ。常に七人で行動し、一人が欠けても尚呪った人間の魂が補填される事で七人である状態を保つ妖。
七人同時に殺さなければ完全に消滅する事は無い。概念系の妖と聞き及んでいるが、この世界ではどうか。

「苗床か……」

雪女郎の有様を見ながら口走る。最早あれは一己の妖では無い。妖を発生させる為の母胎に近いのだろう。
周囲を覆った青い瘴気により視界が阻害される。ならばと、能力によって強化された遠視により相手方の行動を読み取ろうとする。

(物量火力で押し切る事は不可能……となれば、母胎を討つのが先決か)

迫る薙刀を刀によって受け止める。地面を擦りながらも耐え切ると、そのまま薙刀を踏み台に跳躍。
全身に青白い霊気を纏った状態で雪女郎目掛けて抜刀術を仕掛ける。霊気の放出による加速と妖魔特攻。
手早く、そして落命者をなるだけ出さない為には長期戦にもつれ込ませるのは悪手と見ての一撃である。
117 :エリコ・ベアルザッティ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/21(日) 23:15:10.23 ID:mIbIeVtPO
>>115
「ビッチめ…!」
【悍ましい形相に、ヘルメットの下で顔を歪める。怒りや憎悪を押し殺す事は出来ても、生理的嫌悪は中々そうはいかない。敵に対してはなおさらだ】


「ムッ!」
【紫電が逸らされる、それと同時に手を引き、放電を中断!掌を元に戻す】
【黒鉄の義手が肩口の襤褸布を掴み、大きくはためかせ投げ捨てる】
【所々を電子的な光の走る、全身を覆う霞んだ錆色の強化外骨格が露わとなる!】

「当方に迎撃の用意有り!」
【特殊部隊にいた頃、散々言った言葉を叫び、左の拳を真っ直ぐ突き出す】
【次の瞬間、一瞬にして左腕が展開し、杭打ち機じみた機構が露わとなる!青い霧の中、その砲口は、先程記憶したある一点を狙う!】

【SHRAAKKOW!黒いアンカーが空を切り、雪女郎の佇む大樹、その方向に向けて突き進む!】
【返しのついた先端は樹皮に深々と突き刺さり、巻き取り機構がエリコの身体を引っ張り上げる!】
【視界の効かない中、あえて敵の懐に飛び込み、攻撃を無力化する危険な賭けだ。尤も、飛び込むのは彼女の膨らんだ腹ではなく、頭上数m上方だが】

【何らかの攻撃を行ってくるのは明白。その隙をついて、上空から強化外骨格のパワーと重量を乗せた重い降下ストンプを脳天に見舞うつもりだ】
118 :メラニー『賽子の騎士』 ◆9vmr0jXsek [sage]:2017/05/21(日) 23:19:17.09 ID:rmQ6mWzDO
>>115

「……貴様らの出目が、どれだけ高かろうが!」

「私は振り直し続けよう、聖数が顕れるまで――偉大なるハーリティ! その力を!」

狂ったように叫び、芝居がかった言動が続く。
実際、彼女は現在逆上しきっており、それだけにどれだけ相手が異質であろうとも臆すことがなかった。

「o? amogha vairocana」

彼女は脳裏に飛来する、この世界ならではの祈りのイメージを言葉に乗せる。
魔を祓う聖句。この世界では、そう、真言といわれるもの。
彼女が何度叫ぶ女神、ハーリティ、即ち鬼子母神にも関連する教えの聖句である。

「mah?-mudra ma?i padma」

「jv?la pravartaya h??!」

聖句により彼女のもつ力のイメージが補強される。
即ち、女神の加護を受けたこの鎧、太刀であるならば――。

「――押し通る!」

氷の薙刀の、強烈な一撃を受け、耐え――猶も進み
霧を裂き、本体たる雪女郎の首を獲れるのだと。

無茶な、保身を棄てた突撃。
それだけに、本当に一撃を耐えることができようが、できなかろうが
空振りだろうが、首が獲れようが――成功の可否に関係なく、彼女は著しいダメージを被ることになる。
それを考慮することもないのが、狂戦士の有様であろうか。
119 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2017/05/21(日) 23:44:47.46 ID:MWmWDIdfo
【全員対象】

「ガウウウウッ!!」

 雷狼に変じたウルリックは妖怪:死に水運びと交戦!重量級同士の魔力と妖力のぶつかり合いで、
 各々の氷柱と雷撃の余波が飛ぶ可能性があり。

【巻き込まれぬよう注意】

 −−−−−−−−−−

>>116>>118

「アケルナァアアアアッ!!」

 激昂する氷女郎の一閃をエリコと桜雪は回避!
 が、しかし、防御力に任せて吶喊するメラニーの鎧装甲に深々と突き刺さる!!

【聖句に灼かれながらも振るわれた氷刃はメラニーの肩装甲に突き立てられる!】
【判定(負傷)・・・装甲を切り裂いた刃はおそらくメラニー自身の肩にも届いている(ダメージ深度(任意:中〜大)+凍傷)】

 ここで桜雪の抜刀!!刃が雪女郎を切り裂き、その妖気存在に亀裂を齎す!が、

『Желаем счастья』

 その刀傷、その傷の暗き影から一瞬、一瞬だけ奇妙なものが覗いたのだ。
 多数の眼球、そして牙、舌、傷口がまるで口になったような、

「バアアアアアッ!!」

 呪い、呪詛、大量の呪いが、闇が傷口より溢れ出た!!
 直接触れれば最後、どのような存在も歪んで≠オまう。侵食汚染そのものの闇が桜雪に伸びて、

『Безумец』

 寸前であった!メラニーの保身無き吶喊が、その広がる闇を聖言太刀で祓ったのだ。
 凄まじい抵抗力により、雪女郎自身にその刃が届かなかったことが悔やまれる!!

【判定(メラニーの太刀)・・・聖言の祝福が吹き飛び、本質的な霊的守護ないし起源が無ければ歪み、牙や眼球、触手を生やした担い手を狂死させる凶刀と化す(抵抗可)】

 が、ここで気付くべきであろう。エリコの姿が無い。
 そう、頭上に既に居た$士を。

【強靭なストンプ!雪女郎の頭部を粉々に破砕!!】

「ブブブブブブブ・・・!!」

 が、未だ、その存在は滅びず。砕けた頭部の欠片、首からニュルニュルと粘性に血が溢れ、
 それはスライムのように伸びて、徐々に青色の鳥頭のようなカタチを形勢し始める。
 最早、氷女郎と呼ぶのが適切かすら判別がつかぬ!!

『ディーモンに近い・・・拙い!焔に触れるな!!グッ!!』

 ウルリックの警告!と、同時に鳥頭のくちばしより、七色に輝く焔が吐き出される!!
 それは歪みの焔。直接触れれば取り返しがつかぬ程に存在を変性せしめられ、
 その熱を浴びるだけでも、身体に呪いが蓄積するという忌むべき焔である!

【ウルリックの身体から体内組織を突き破って鋭い水晶が生え始める。忽ち鮮血が大地を濡らした!】
【各々、体内から皮膚を突き破って水晶が生え始める!これが眼球、心臓など致命的部位に生えた¥u間アウトだ】
【強制ダメージ判定(全員):小〜大ダメージ(任意)】

 一刻の猶予も無いのは明白。タイムリミットまで間もない!

【氷女郎は霊刀で斬られ、頭部を破壊され、滅びる直前なのは間違いないが、同時により高位でより醜悪なナニカ≠ノ変じようともしている!】
120 :メラニー『賽子の騎士』 ◆9vmr0jXsek [sage]:2017/05/21(日) 23:58:31.88 ID:rmQ6mWzDO
>>119

具足の胴が砕け、太刀が変質する。
さらにいえば、自身も深手だ。
ダメ押しとばかりに、腹部から水晶が突き抜けるように生え出す。

「そ……れが、どうした、それで! その程度で! 私が! 賽子の騎士が! 倒れると思ったか!」

「何が出てこようと構わん、知らん! 聖数の顕れるまで、殴り続ける!」

彼女の纏う、破損した鎧が本来の姿にへと戻っていく。
この世界風の具足と太刀は、あくまでハーリティの加護によるものだ。
その本来の姿は、土精霊のもたらした鈍色の甲冑と、黒塗りの戦斧である。
とはいえ、鎧が派手に破損した都合、元に戻ったから無傷、というわけにはいかない。鎧に本来の防御力は失われている。
『リセット』されたとすれば、太刀から戦斧に戻った武器だけだろう。歪まぬ、変わらぬ。それが土精霊のもたらした加護であるが故。

「――叫べ、叫べ、叫べ叫べ叫べ叫べ! 賽子の女神の名を! その騎士を!」

血を吐き、傷だらけだろうと構わず、変わらず、彼女は斧を振り上げ突撃する。
すでにこの身は歪みに歪みきっている。なればこそ痛みも感じず、ただ女神への信仰のみが柱である。
女神も、そしてもう一柱の女神も、何よりも自分が認めぬ目の前の存在を、散華させねば賽子の騎士ではないのだ。
121 :エリコ・ベアルザッティ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/22(月) 00:06:00.96 ID:sIl68NTRO
>>119
「ブッ潰れ……ッ!」
【外骨格の機能をフルに活かし、更に踏み付けようとして、咄嗟に飛び離れる!】
【断面から現れる異形の物体!いかに鋼鉄の機甲鎧に身を包んだとて、中身は人間、流石に怖気付く!】

「グワーッ!」
【焔を避け、バックステップで飛び離れようとしたその瞬間、脇腹を、太腿を、足首を貫いて飛び出る水晶!鮮血とナノマシン含有液が地を濡らす!】
【ヘルメットのHUDが、ノイズ混じりの警告を飛ばす。恐ろしい歪みの影響か】


「クソッ…!ビッチめ!!」
【たたらを踏み、倒れるのを堪える。突き出された左腕が、再び展開。鈍い光を放つアンカーは、使用者の事など知った事ではないと言わんばかりに威圧的に獲物を狙う】
【SHRAAKKOW!再びの射出、狙いは真っ直ぐ。地面と平行に】
【アンカーは空を切り、大樹の下───雪女郎だったモノの心臓部を狙って飛ぶ!】

【アンカーで心臓を捕らえ、巻き取り機構と外骨格のパワーアシストで引き摺り出すのが狙いだ。流石に重要臓器を引き摺り出されれば、普通の存在なら多少は動きは止まるだろう】
【徹底的に潰すのは、あのサムライどもに任せよう。激痛に耐えて吼える口とは対照的に、心情は冷え切り、その後の事を思案していた】
122 :桜雪 ◆Ej7mfs3xVw [saga]:2017/05/22(月) 00:07:41.86 ID:uFoZ972Fo
>>119
手応えあり。迫る闇を後方に飛び退きつつ、眼前で祓った刃の主に視線で礼を送る。
しかし、あの闇に巻き込まれていたら自身はどうなっていたのだろう。自身は抑止の存在であり、その在り方は世の理を守護する為にある。
それが歪み、まして反転したとすれば……恐らくは、目の前の化生と共に厄介極まり無い存在となっていただろう。
何せ、世界を壊す為だけに動く存在となるのだから。

「……恐ろしい限りだな」

何を思ったか、やや苦笑いを浮かべながら尚も刀を振るい続ける。
氷柱の欠片の中でも大きな物を遠隔斬撃で落としつつ、交戦中の者らをサポートするべく周囲に斬撃の弾幕を張り始める。

「更なる変化……?」

その時、信じられぬ事に二度目の変化を開始した妖の姿に目を見張る。二度以上の変化を可能にする妖は数える程しか見たことが無い。あの悪神の如き忌々しさだ。
刹那、迫る炎を回避しようとするも、左腕に生えた水晶に一瞬だけ気が持っていかれる。
肘から先を包むのは虹の炎。忌々し気に舌打ちをすると、それが体内に巡る前に肘先を切り落とし、同時に傷口へと退魔の霊気を集束する。

「魔神転生か……良いじゃないか。本来の役目が回って来た訳だ」

刃先に意識を集中させる。霊気の集束、そして解放。それらを刹那の間に行う神速の斬撃。
これより地獄に落ちる哀れな妖への手向けとしては上出来だろう。いざ、さらば―――――――

「行くぞ……」

左脚が力強く地を抉り、霊気の放出によって加速すると共に雪女郎目掛け夥しい斬撃を叩き込まんとする。
常人が目で追う事はまず不可能。文字通り一瞬の間に無数の斬撃を叩き込む事からそれはこう名付けられた。
「須臾八重裁」と。
123 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2017/05/22(月) 00:22:13.81 ID:ZsBnHEeho
>>120-122


「カアアアアアアアアッ!!」

 噴出を続ける歪みの炎を見れば、氷女郎の肉体からも水晶の歪みを生じさせている。
 これでは完全に自滅に等しい。少なくとも己が存在すら無視するやり様は正常さから逸脱していた。

「――――」

 負傷を顧みずに大斧を振るうメラニーに立ちはだかったのは、
 霧状より再度輪郭を形勢した七人ミサキ!

【それぞれの腕が持つ小太刀が大斧を受け止める。が3撃目で砕け、4撃目でその魂の一つを吹き散らせ、
 10撃目で七つ全ての魂を爆散させる!!これで、活路が開いた!!】

 七人ミサキが斬滅された瞬間に飛んだエリコのアンカー!
 その心臓部を抉り、エリコがパワーアシストで引っ張りあげれば致命的な焔を纏った心臓部が抉り出される!

【判定(歪み):エリコのアンカーは瞬く間に黒い泡状となる。それはワイヤーを通じてエリコ自身に伸びてゆく!】

 歪みの焔が止まった。ここで全ての音が静止し、次の瞬間には桜雪が剣を振るい終わった後であった。
 雪女郎の身体の至るところからおぞましい血液が噴出し、それはバラバラに弾け飛ぶまで秒すら必要としなかった。

「やったようだな・・・むっ!?」

 死に水運びの頭部を踏み潰しながらも決着を確認するウルリック。
 実際に変異は止み、各々から生えた水晶は砕け散ってゆく。

【氷女郎の妖核は粉々で存在再生すら不可能な有様。完全決着・・・のはず】

『おぎゃあ!おぎゃあ』

 が、地面に飛び散った黒い血液が泡立ち、霧散した瞬間。各々の鼓膜、あるいは別のナにかに幻聴めいて、
 赤子の鳴き声・・・と呼ぶにはあまりにも醜悪な声音が一瞬であるが響いたのだ。

【それは、各人の脳裏とエリコのログに一瞬だけ、金顔白毛の七つの尾を持つ大妖のヴィジョンを見せ、そして余韻も残さず霧散した】

「・・・わうん(斃した。が、アケルナ・・・「開けるな」か)」

 勝利した間違いない。が、同時にナニカを取り逃した。あるいは解き放ってしまった。
 そのような、影を残しながら、今回の事件はひとまず終息となる。

「わうん(どうやら、拙者の食後の運動はまだ続くようだ)」

//めでたし。めでたし。
124 :エリコ・ベアルザッティ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/22(月) 00:30:31.24 ID:BSvmWuI/0
>>123
「チィッ!!」
【大きく仰け反り、魚を釣り上げるかの様に心臓を引き摺り出す!】
【しかし矢張り、歪みに直接触れるのは得策ではない。しなる強化ワイヤーが泡立ち、歪んでいく】
【舌打ちを漏らすと、蒸気を噴き出して心臓を捕らえたままパージ!ビュンビュンと回転しながら、ワイヤーは背後の地面に落ちた】

「ああ、終わった……ッ!?」
【ウルリックに同調しようとしたその時、悪夢の様に赤子の声が響く。ヘルメットのモニターが、妖の姿をサブリミナルめいて映す】
【冴えない顔に冷や汗が一滴流れ落ちる。ギリギリの勝利だった。生きているだけラッキーだ。…面倒事が増えたが】


「…ビャッコってヤツかな。参ったな、今度見かけた時にでも、ソーマタージに任せた方が良さそうだ」
【ようやっと口から出たのは、その程度の言葉だった】
125 :桜雪 ◆Ej7mfs3xVw [saga]:2017/05/22(月) 00:35:31.79 ID:uFoZ972Fo
>>123
―――――これにて終結。比良境にて、我は万魔の首を断つ。
刃先を降ろし、低く腰を落とした状態から刀を上げ、鞘へと静かに納めていく。

「嗚呼、そうか。貴様もまた、世界を食む腹づもりか……」

きっと、奴は別物なのだろう。自身が討ち果たしたあの悪神とは別の世界悪なのだろう。
しかし、貴様を逃す訳にはいかない。新たなる世界の敵が胎動し始めたのならば、それを屠る為動くのが我ら抑止力。
それが自身の世界で無くとも、本来関わる筈の無い世界だとしても、そうしなければならない理由がある。

「陰断丸も……探さねばな」

そう言うと失った左腕を見やり、どうしたものかと顎を撫でながら帰路についた。

/お疲れ様でした〜
126 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [sagesaga]:2017/05/22(月) 22:53:15.61 ID:ZsBnHEeho
【狭間のスクラップヤードにて――】

 すっかり落ち着きを取り戻し、元の閑散さに近しい規模まで縮小した小世界。
 一応は、寄る辺無い僅かな人々が小さな集落めいたこともやっているようだが。

【時折、ボロウズに包丁だの鍋の修理だの鍛冶屋?な依頼が来る事もある。
 それでも醤油やら味噌やらとの交換なら彼にも生活的な潤い程度の見返りはあるだろうが】

 まあ、そんなだから時折、ゴブリンらしきモノがやたら血生臭い武器ワンセットの修理に来ても、
 だーれも気付かない程度には、もう張り詰める必要は無くなっているわけだが。

 −−−−−−−−

「ふう・・・厄介だなこれは・・・」

 クルト・カントールは密造酒しか置いていない不健全非合法酒場(しかもセルフサービス!)で
 葉巻の煙を燻らせながら、手元のデータ・コーデックスを弄っていた。
 しかして、その表情から窺うに、決して愉快な話ではない様子。
127 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/22(月) 23:03:37.05 ID:bhiVmjoo0
>>126
最近のボロウズも味気ない数打ち銃やら刀やらから離れて 自らの腕を高めんとするそこそこ暇でも定期的に仕事が来るこの雰囲気を楽しんでいた
ついムキになりすぎて食材どころかキッチンごと切り裂くような包丁を作ったりもしたがご愛嬌

どこかの黒壇装備もきっちり仕上げて見せました 次の仕事は・・・はいはい銃器 M16ですね 飛び切り制度のいい? 金先払い? ハイヨロコンデー

――――
なんか険しい表情の ギリシャ彫刻の如き体躯を持つ男がいるが気にしないで上げてください

そんなクルトの顔色を窺うのはこの酒場の長である割烹着男

ロイ「最近醸造に手を出してみたんだ よかったら試してくんな」
と白濁したどぶろくと ツマミに椎茸の佃煮を出す

ロイ「それでどうしたよ新規臭い顔してさ」
とデータコーデックスを覗き込もうとする
128 :ひいらぎ [sage]:2017/05/22(月) 23:05:07.68 ID:3kKBSotDO
>>126
やー老兵殿お久しぶりじゃな…竜の討伐以来じゃ

【葉巻を燻らす老兵を見つけ、声をかけて近くの席に座ろうとする少女】

…せるふさーびすとやらみたいじゃからお金さえ払えば問題ないじゃろ…

【手にしたグラスに注がれた赤ワインを飲もうと口に運ぶ】
129 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/22(月) 23:09:44.08 ID:bhiVmjoo0
>>128
「・・・・・・・」
残念 セルぐサービスな酒場に主がいた!!

「・・・・・・・」
だが事あるごとに酒を呑もうとする姿に折れたのでしょう そっとチーズスライスを差し出すのであった
130 :ひいらぎ [sage]:2017/05/22(月) 23:16:07.84 ID:3kKBSotDO
>>129
おぉ、すまんのますたー殿…

【ロイ氏の顔を見て一瞬「マズい!!!!」と言った表情をした少女だったが何も咎められずにチーズスライスを出されてホッとしたのかつまみつつ赤ワインを飲む】
…まぁ厳密には組手以来じゃが…とりあえず何をしておるのじゃろうか…

【少女もついでにデータコーデックスをのぞこうとする】
131 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/05/22(月) 23:17:31.04 ID:ZsBnHEeho
>>127

「・・・ああ、遠慮なくいただこう」

 とぶろくを呑んでから、器用に箸を動かして佃煮を口に入れる。

「悪くは無いがまだ少し酒が尖がっているな。まあ慣れだな」

 老兵は意外と手厳しい採点をしながらも、
 データ・コーデックスをロイにも見えるように傾ける。

越境者リストの流出からなる拉致事件の増加→アウトキャストの関与が濃厚
他世界で頻発する変異事件→エーカー死霊術による穢れた魔力の越境伝播
カノッサ機関を含めた企業連による、他世界への資源代理戦争発案→ゲート干渉越境者の拉致/実験の結果

「俺達は勝った。危ない場面の少なくなかったが勝利した。そのはずなんだがな」

 なるほど、景気の悪いツラにもなるというものだ。

>>128

「ああ、お嬢ちゃんか。あれからちゃんと鍛錬はしているか?」

 いい銃もいい刀も使い手がダメなら宝の持ち腐れである。
 独学では限界があることから、ランナーの訓練参加もさせてみたりもしたが。

【なお、ぶっ殺し厳禁とは念押ししている。訓練で事故は付きものだが、最初から殺る気になられてはかなわん】
132 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/05/22(月) 23:19:51.57 ID:ZsBnHEeho
>>132

 データ・コーデックスの中身はひいらぎもいつぞや襲撃に参加したモノも含まれている。
 詳細は省くが、越境者という存在は大きな戦いを経て勝利を収めてもなお、
 様々なくびきからも悪意からも開放されることはなかったということが要点だ。

【ゆえに先のような示威行動めいた襲撃をイムカが企図した経緯もあるのだが】
【ショギョムッジョ!】
133 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/22(月) 23:28:32.43 ID:bhiVmjoo0
>>130
「飲み過ぎることだけは無いようにな」
ヤレヤレと溜息ひとつ 潰れたら? 硬いかたーい石のベッドで一晩過ごしてもらいましょう

>>131
「やはり蒸留のようにはいかんか 難しいね」
醸造酒はまろやかな味わいでなければならない 蒸留酒との違いである

「麹菌はいいのが手に入ったから 後は削る割合と混ぜ方と・・・保存の方法か 中々いいのは作れそうにないな」

さて本題に入りましょう

「大本は叩いた だがアウトキャストってぇ不届きモンがなぁ・・・」
これには頭を抱えるしかない

「特にカノッサとくっついた連中からしたら 本丸が潰れたのは僥倖だったのかもしれん
 上にあーだこーだ言われないで好きに動けるんだからな」

「どうやらジョシュアの一派が率先して動いてくれてんのかな? それはありがたいが
 あとイムカの軍隊とバロウズ一派が動いてくれねぇかなぁと思ってるんだがな」

フライヤーを起動させ から揚げ粉をまぶした鶏肉をIN 愉し気な音が響く

「それでも本丸を叩いたのは 大々的に拉致被害を失くしたかったからだ そのはず・・・だったんだがなぁ・・・」
と虚空を見上げるその眼は哀しげである
134 :ひいらぎ [sage]:2017/05/22(月) 23:28:49.83 ID:3kKBSotDO
>>132
…わし一応今年で200歳になる不死者(寿命がないだけ)なのじゃが…まぁ良い…あれから色々あってじゃな…今まだ試行錯誤の最中ってやつじゃ…

【データコーデックスを眺めつつ】
…ほむ、これは…この前のかちこみの…

【無数の情報の中から少女にも関係のある項目を見つける】

…あれは本当に胸くそ悪くなるような内容じゃった…
135 :ひいらぎ [sage]:2017/05/22(月) 23:37:25.50 ID:3kKBSotDO
>>133
大丈夫じゃ…若い頃(?)は酔って失敗した事も多々あったがの…まぁ限界は分かっておる…「年の功()」ってやつじゃな…

【何やら自慢にもならないような事をのたまう少女】
136 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/05/22(月) 23:45:05.98 ID:ZsBnHEeho
>>133

「まあ、実際に負けていれば完全に良くて殺されて悪くて実験動物だ。
 丸ごと呑み込まれなかったという意味では勝利の成果はあったのだろうがな」

 元々、戦後処理というものが出来る状態でもなければそのような結束でもなかった。
 強大な解りやすい敵が消えたことで大きな脅威は確かに去った。
 そして残ったのはより狡猾で、かつ千々に広がった多数の脅威だ。

「仕方あるまい。敵を叩けばハッピーエンディングを迎えるビデオゲームじゃあないんだ。
 お前さんだって、万事解決なんて思っちゃあいなかったんだろ」

 落胆の原因は言うならば、思った以上に悪い方向に転がってしまったということだが。

>>134

「前にも言ったが、その身姿(ナリ)では年齢は兎も角、大人は気取れんということだ。
 もちろん、お前さんが悪いんじゃない。そういうものだということだ」

 肉体が精神に与える影響は大きい。それは生き方に対しても同様だ。
 老いぬ者の70年の生涯と、老いる者の同数の生涯ではその質もまた全く違うものだろう。

【だから、クルトも何処か、ひいらぎを子ども扱いである。これはバカにしているわけではない。そういうものなのだ】

「だからこその襲撃だったんだろう?権力者の思惑に知らぬままに流されないため。
 そして、今なお有力な戦力を有していることと、あとはアピールだな。有用でもあることの」

 付け焼刃ではあるのだろうが、ただ流されるだけの駒ではないことを知らしめる示威行動。
 一見して激発的な襲撃にも、どこかしら政治が絡んでいる。少なくともシンプルではない。

【これを不純と見るかどうかはひいらぎの価値観次第だ。】
137 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/22(月) 23:53:55.73 ID:bhiVmjoo0
>>135
「そういう話は信じないことにしているんだ 信じてほしけりゃその足で寝どこまで帰るんだな」
ニヤリと笑い 赤ワインの追加を注ぐ 酔いが回る前に自制できるかな?

>>136
「分かっちゃいるんだけどな・・・頭邪分かっちゃいるんだがな・・・」
一度油から鶏肉を挙げて休ませる

「なんかさ これで自由だってここを立って その足で行方不明になる連中を聞くとさ・・・やる急ねぇんだよな・・・」
しばし休めてから二度揚げ

「それにある程度の組織になるとさ 俺ら単体でどうにかなる相手じゃなくなるしさ・・・はぁ 心の整理が追いつかんよ」
喰うか? と二度揚げジューシーなから揚げとカットレモンをドゾー
138 :ひいらぎ [sage]:2017/05/22(月) 23:56:26.36 ID:3kKBSotDO
>>136
…わしだって不死者になりたくてなった訳ではないのは知っておると思うが…まぁそうじゃな…今度肉体年齢を自在に変えられる薬とかでもつくるかの…

【とにかく見た目が少女のままなのが気になるらしく、貫禄()を出す為に必死なようだ】
…正直この前のかちこみに参加した動機は半分以上はわしの私怨みたいな物じゃから背景とかはあれじゃが…これでそう簡単には手出し出来ないようになるならそれは良いのじゃが…てかどっかのク組織みたいな事するのが世界にはたくさんおるのじゃな…腹が立つのう…

【そういい赤ワインを口に運ぶ】
139 :ひいらぎ [sage]:2017/05/23(火) 00:02:01.79 ID:OiXd8iIDO
>>137
…魔法とかがある世界もあるんじゃから不死者の一体や二体いたところで何も不思議ではあるまい坊や?

【意味の分からない論理()を展開ししたり顔でワインを飲む】

【少女の辞書には「反省」や「自制」の文字はないらしい…年の功()が聞いて呆れる】
140 :クルト・カントール【深紅の篭手】>>510 [saga]:2017/05/23(火) 00:06:21.06 ID:kAOm0wPzo
>>137

「何だかんだでお前さん、まだ若いな」

 そのような割り切りが出来ないロイをクルト自身は好ましく思った。
 もちろん、彼とて多くに利用され、時には嵌められたことも一度や二度ではない。
 そして、未だに燻っているものもあれば、譲れないものもある。

「まあ、なるようにしかならん。そして、せめて手に届く範囲くらいは守り通さなきゃならん。
 それ以上を求めるなら俺達より手が長い奴を担ぐなり利用するなりだ」

 から揚げを口に含む。しかしレモンが出てきたとき、少し眉根を寄せて、

「・・・・・・・・・」

 無言でレモンを退ける。このムーヴ・・・レモン否定派か!


>>138

「それは承知だが、それだけでは、ということだ。お嬢ちゃん」

 流石に少女の外見に貫禄と歳相応を求めるのは無茶というものだ。
 それを無理強いするというのも、それはそれでおかしな理屈ってものである。

「まあ、私怨だろうが何だろうが、お前さんの仕事(ビズ)に助けられた連中は少なくないだろう。
 もちろん、俺も礼を言わせてもらう。酒の一杯くらいは奢るくらいにはな」

 ピンと、銀棒を弾いてから、ひいらぎのグラスに赤ワインを追加。

「ロクでもない連中には不自由はせんということだ。ままならんがな」

 −−−−−
【全員対象】

 そうして、現状確認も兼ねた愚痴を交えた平均年齢の高い酒盛りはしばらく続く事になりそうだった。

//ではコノヘンデー!
141 :ひいらぎ [sage]:2017/05/23(火) 00:19:59.49 ID:OiXd8iIDO
>>140
…ふーむ…まぁ別に貫禄()が無かろうが氏ぬ事はないが…

【何やら納得いかなそうな苦々しい表情でワインを飲む】

…………ク組織を筆頭に憎まれたりするのには慣れとるが感謝されるのは…何やらこそばゆいというか…

【顔を真っ赤にしてうつむきぶつぶつ呟く】

【そしてきっと数時間後には吐瀉物まみれでその辺の床に200年生きた不死者様()が転がっている事だろう】

/乙ですた!
142 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/23(火) 22:10:17.70 ID:kAOm0wPzo
【ヒノモトの国・温泉湯屋】

 この世界にあって、風呂とはそれなりの贅沢であった。
 何しろ、防火設備が整っているわけでもない上に家々は木造。
 一応は燃えやすすぎる藁葺ではなく板葺にはしているが気休め程度。
 それに水も燃料の薪もそれなりに貴重で高価であった。

【ゆえに家々が此処に風呂など持っているはずもなく持っていてはいけない】

 が、この国に訪れていたイムカはここでちょっと困った。
 何故なら彼女は貴族階級であり、さらにプライドは富士山よりも高い。

「男女?混浴?敷居も無い?見知らぬ多人数で湯浴み?正気か?」
「異人さんの文化はわかりませんが、こっちはそれが流儀どすえ」
「・・・余人に肌を見せるなど」
「それに此処には人以外≠烽ィましてな。シツレイなお客は入場禁止ドスエ」

 ここで珍妙なフレーズが出たことに気付くだろう。
 そう、この湯屋はちょっと特別で利用するのは只人のみにあらず。
 百鬼夜行、所謂妖怪も利用するちょいと特殊や湯屋なのだ。

【贅沢な薬湯を用いており評判なのだとか】

「うーむ・・・」

 腕を組んでうなるイムカ。なお、格好はこの時代に合わせて虎毛皮の歌舞伎者風。
 と、いうより、思いっきり異人な容姿なので、歌舞伎者を装ったほうがむしろ馴染むという事情もあった。
143 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 E.黒覆面(口元) [saga]:2017/05/23(火) 22:22:30.38 ID:SKzpNOj20
>>142
「……」

そんなイムカの後方、腕を組んで壁に背を預ける鼠人
表情に変化はないが、人差し指でトントントントン腕を叩いているところからすると焦ったく思っているのであろう

「……先行っていい?」

ムガは清潔好きであり、つまり風呂が好きだ
そしてそう、この世界に於いてそれはレアな体験なのである
久々の温かな湯浴みを前に、内心で辛抱堪らない様子なのである
因みに普段からほっとんど服は身に付けていない、地肌は全て長い体毛で隠されている
144 :桜雪 ◆Ej7mfs3xVw [saga]:2017/05/23(火) 22:27:12.56 ID:0bB4o/WQo
>>142
温泉文化は遥か昔にとある貴き御仁が拓いたとされる。
それ以前は室の中に横たわり、蒸気を充満させる所謂蒸し風呂形式の物が主流だったそうだ。あれは汗をかくだけで不快に思える。
湯に浸かると言う発想をした貴き御仁もさぞ不快だったに違いない。でなければ温泉など考えもしないだろう。

「郷に入っては郷に従えと言う。例え己の矜持に反するとしても、それを訳に横暴に振る舞うとなれば立派な物とは言えないな」

するりと湯屋に入って来る一人の男。藍色の着流しを身に着け服装は至って平凡な風だが、髪色は雪の様に白く、凡そこの国の人間とは思えなかった。

「此処の薬湯は嘘偽り無い物と聞いたが、傷にも効くか?」

どうやら訳ありのようで、見れば男の左袖はあたかも其処に何も無いかのように肘先程から揺れていた。
145 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/23(火) 22:39:26.92 ID:kAOm0wPzo
>>143

「・・・まて」

 ムガを呼びとめたイムカは考えた末、何らかの結論を得たようだ。
 突然に懐から金粒が詰まった袋をドンと置いて、

「風呂に入っている連中にこれで酒と食事を振舞え。言いたい事は解るな」
「これは、上客様でしたら大歓迎ドスエ」

 ナムアミダブツ!マネーに明かした超法規的処置!
 これが真なるカネモチムーヴか!!

「あとは妥協するほかないか。私も己の我侭で全て通せるとは思っておらん」

【酒や飯よりも湯を優先する御仁もいるだろう。流石にそれを追い出す無粋は無い】

>>144

「ええ、刀傷やらなにやらにも効くと評判ドスエ。あら?」

 番頭は桜雪の凡その事情めいたものをその左袖で察した様子。
 片腕を斬られた。その消耗と疲労は並大抵ではあるまいと。

「おいでやすドスエ」

 そして、番頭は嫌な顔ひとつせずに歓迎。プロであった。

 −−−−−−−−−

>>143-144

「一応、私も軍隊暮らしが長かったからな。別に絶対にどうのこうのというわけではないのだ。
 ただ、流石に不特定多数に肌を晒すのは色々と、その、な。わかるだろう?」

 金糸の長髪を纏め、衣服を脱ぐイムカ。
 白磁の肌。豊満な胸。鍛えられ薄っすらと脂肪で覆われた豹のようなしなやかな肢体。
 造形美の観点で完璧なプロポーションであると論評してよい。

「うーうーうー」

 なお、足元では一つ目小僧がぺとぺとと裸で走り回って湯に直行していた。
 それを追っかけているのはろくろ首な少女か。何ともはや。

「・・・異星種(ゼノ)は基本的に嫌いだが、ここまで明け透けだと流石にどうこうしようとも思えんな」

【さて、各人の妖怪に対する論評は?(害意ゼロ、というかこれでは外見以外さして人とかわらん)】
146 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 [saga]:2017/05/23(火) 22:48:29.04 ID:SKzpNOj20
>>144-145
「……」
「……ま、空いてる方がいい」

イムカのなんとも思い切りのいいムーブに目を見張り、しかし直後に納得したように頷いた
湯船の中では静寂を、ゆっくりと流れる時間を味わいたいというのは鼠人の思う所なのである

「……」

隻腕の桜雪に一瞬、チラリと視線を向けて頬を掻きレッツ温泉
いくら傷に良いとはいえ流石に腕が生えはしないよな、なんて思っても見ている

「ふーん」
「……ま、煩くないなら……」

いいんだけど、と防具を外すムガ
根本として自身もひとから見れば異種である
更にファンタジー世界の出身としてある程度の存在には寛容であった、害がなければとの但し書き付きではあるが
尚、体毛の中に小型の暗器を忍ばせているのは相当の眼力でなければ看破は困難であろう
147 :桜雪 ◆Ej7mfs3xVw [saga]:2017/05/23(火) 22:54:15.44 ID:0bB4o/WQo
>>145
「そうか、ならば良し。この身に効くかは試すまでわからんが、まずはその言葉信じてみるとしよう」

片腕を失うのは誤算だった。早急に片割れを回収する必要が出て来た矢先にこれでは先が思いやられる。

「ご厚意感謝する」

番頭にそう告げると彼は足早に着替え、浴場へと向かった。

流石にやや失礼ではある為相手の身体をまじまじと見る事は無く、ただ自然体で会話を続ける。
駆けていく半人半妖の子を見やり、その瞳には殺意の欠片一つ無し。

「そうか。お前は……確かイムカと言ったか。自身と異なる者を区別するか?」

その口調には重圧も嫌悪も無く、ただ純粋に問いかけとして完成された声音。

「俺はそうは思わん。理に反する妖は斬る、だがそうで無い者は人と同じだ。好意、嫌悪、信頼、憎悪、人と同じ様に感情がある」

普段妖を斬り捨て、また斬り捨てを繰り返す男とは思えない言葉。その言葉の奥には深く、見通す事の出来ない真実がある。
148 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/23(火) 23:11:12.49 ID:kAOm0wPzo
>>146

「湯の中にまでとはやや無粋にも思うがな」

 しっかりと看破していたイムカは咎めるまでもなく一言。

「か弱い女人の私ですら丸腰だというのに」

 素手で人間を5メートル以上吹っ飛ばせるのをか弱いと呼ぶべきかはともかく、
 そのような冗談口も叩くイムカであった。当人としては精一杯のユーモアのつもりらしい。センスは兎も角。

>>147

「ああ、区別するな。文化と規範と経緯だ。それだけではないとも解ったが、
 身についた規範は中々に洗い流せるものではないよ。私は・・・詭弁家にも恥知らずにもなりたくはない」

 人類が滅亡の際に立たされた銀河大戦世界の出身者だ。
 人類とそれ以外、そして人類に対してすら抑圧的かつ無慈悲な社会体制。貴族階級として受けた教育。経験。
 それを歯牙にもかけぬと口に出来るなら、それは詐欺師か人間とは別の何かだ。そしてイムカは人間なのだ。

【奇妙にひん曲がった誠実さというか、不器用っぽい正直さというかである。何にせよ真の意味でプライドが高い】

 −−−−−−−−−−
【湯】

 この世界の銭湯の特徴は、浴槽の入り口に上記を逃さぬための石榴口と呼ばれる板戸だ。
 だから、浴客はその狭い下側をくぐるようにして浴槽に入るという仕組みになっている。

【目の前では壁の一部が割れて浴槽に向かって斜めに突き出したっぷりの薬湯を流し込んでいるようだ】

 また、石榴口も見所充分だろう。総じてカラフルで美しい絵が描かれており、
 ある種の洒脱さを思う存分に演出していた。これはある意味でもっと先の時代の銭湯の壁画の先駆けのようにも思えた。

「なるほど、中々に悪くは無い」

【ざばりと、湯を浴びて身体の埃を洗い流し、石榴口を潜るイムカ。中はやや薄暗いが夜目がとても利くため問題なし】

 湯は透明な緑色で、身体を沈めると、なるほど、中々に沁みるものがあるものである。

【湯屋の薬湯・・・負傷治療、活力回復、呪い除去、病気退散、内臓疾患回復・・・流石に幻想世界に半歩踏み込んだ世界だ。効能が伊達ではない】

 なお、周りは猫娘やら、ぬりかべやら、蜘蛛女郎やら中々に個性的なメンツがいる様子。
 ちなみに女妖怪はどれもタイプは違えどとても見目麗しいのばかりであると記述しておく。
149 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 [saga]:2017/05/23(火) 23:25:18.74 ID:SKzpNOj20
>>147-148
「腕が生えたら教えて欲しい」
「……、……」

冗談めかして桜雪に告げる
茶化している訳ではなく、久々の湯浴みを前に心踊るムガなりの軽口なのだ
そしてイムカに暗器を指摘されればほんのりと、真紅の瞳を開くのであった

「……♪〜」

絢爛ざくろ口を潜る、これは初見だがこういうモノだと周囲の行動から学んだ
イムカの人払いにもよらず、案外とまだ入浴客がいる
しかしまぁそれは仕方あるまい、気にしても詮無い事だ
桶に湯を汲み数度浴びる
長い体毛に覆われた体だ、地肌のみのモノ達よりも念入りにするのは自然な事である

「……?」

しかしそこで違和感、肌がヒリヒリするような
まぁ気の所為だろうと入浴、ほぅと溜息
実に心地良い、骨の髄から疲れだとか様々な悪質な感情が抜けていくような

「……、何……?」

やっぱりそれでも違和感、小首を傾げて両手を見下ろすが異常無し
→ムガは気が付いていないが、開花したばかりの呪術の力が温泉の解呪効用と相反し微弱なアレルギーめいた反応を示している!
 呪術やその手の魔道に知のあるモノであれば見抜ける程度の現象だ!
150 :桜雪 ◆Ej7mfs3xVw [saga]:2017/05/23(火) 23:32:59.20 ID:0bB4o/WQo
>>148
「文化、規範か。俺と同様だな」
「…………どうやら、その精神は鋼鉄にも勝るようだ。その頑健さ故に、砕け散らぬよう」

罅一つ入らぬ程に堅牢な精神は誉れ高い物だ。しかし、堅牢故に砕ける時は一挙に瓦解する。
堅牢な城壁を再び築き上げるにはそれ相応の労力が必要だ。それが叶わず、膝を屈した者を幾度となく見て来た。
柔軟さと堅牢さ、どちらも人間には必要なのだ。少なくとも、人でなしの彼はそう考えていた。

壁一面に描かれた絵柄を眺め、ふと懐かしさを感じる。もう忘れた筈の記憶。

「あぁ、未だ神代に近い事はある。神秘も十分に流れ出しているようだな」

そう言う彼の左腕は肘より少し上からばっさりと斬り落とされていた。奇妙なのは、その切り口がやや内側に傾いていること。
まるで、自分自身で斬り落としたかのように。

>>149都合の良い奇跡は起こらない。どうやら、これには然して効果も無いようだ」

わかっていたかのような口ぶりで左腕の具合を伝える。この世に都合の良い奇跡など無い。
どれだけ努力し、どれだけ崇高な意思を持っていても、理不尽に死ぬ事だってある。
その逆も然り。悪辣外道、醜悪至極、凡そ善の心など微塵も見えやしない程の者が平然と生き延びる事もある。むしろ悪人だからこそ生き延びる。

「……お前、それは承知の上でやっているのか?」
「お前の持つ力、どうやらこの湯とやや反りが合わないようだぞ」
151 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/23(火) 23:44:59.90 ID:kAOm0wPzo
>>149

『なんや、あんさん、ややこしいですなぁ』

 と、ここで湯の中≠ゥら突然ムガに向けて向けられる声。
 ややこしい・・・どうやら、湯と鼠人の反応を見抜いたような口調であるが。

【ここでムガの眼前にプカリと皿のようなものが浮かんで、そしてすぐに緑色の顔が水面より顔を覗かせた。河童である】
【河童も湯につかるのか?という素朴な疑問がでるようなでないようなである】

「湯屋の河童。ここに居ると聞いていたがドンピシャか」
「へぇ」

 どうやら、イムカが今回、この奇妙な湯屋に赴いたのは湯治だけが目的ではない様子。

「この河童は情報屋だ。湯屋でしか会えないから湯屋の河童。
 まあ、それは兎も角・・・そうだな、金子は払っているんだ。君も何か聞いてみるか?」
「へぇ、色々と耳は聡いほうでしてな。たとえば、異人さんの3サイズとか、アンタみたいな鼠人の人攫いとか色々ですわ」

 どうやら、本当に色々と知っている様子。

>>150

「派手にやられたようだな。機械義手でもつけるか?もっとも侵襲性の問題もあるから、
 キミのようなサムライの場合、ハイテックであればあるほどいいとも限らないが」

 サイバー化は霊的な均衡を崩して時に戦力アップどころかダウンに起因するという説がある。
 これは諸説あり、サイバー化後も無関係で魔術を行使できるものもいればその逆で剣技の精妙さすら失うものすらいるなど、
 千差万別すぎて、実際の正解に至る公式は未だ導き出せていないのが現状でもある。

「バイオ医療による再生技術もあるにはある。まあ、その状態を延々と続けるのは良くなさそうではあるな」

【ここで↑↑↑の湯屋の河童が現れる。イムカの目的らしい】

「で、お嬢の用件は白面金毛の大妖でしたっけ?」

 ナムサン!イムカの用件は偶然にも桜雪と無関係ではない!
152 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 [saga]:2017/05/23(火) 23:54:01.33 ID:SKzpNOj20
>>150-151
「なるほどね……」
「……ん? あ、あぁ、これがいい、これが」

腕に関してはまぁそうだろう、生えたらコワイ
そんでもって呪の反応に関しては少し目を泳がせた
知ってました的な口調と空気、だが無論強がりの虚言

「……、」
「出歯亀、いや、出歯河童?」

そもそもなんと言うか、湯船に潜っているというのはふつーに入っているよりもどうにも変質者っぽい
小首を傾げ尻尾を少し動かした

「あぁ、じゃあその両方を頼むよ」
「……特に後者を念入りに」

相変わらず普段言わない様な冗談を交える、なんだかんだで入浴というのは上機嫌にさせるらしい

153 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/24(水) 00:02:16.16 ID:P6OLRy4oo
>>152

「………」

 ベチン!とイムカの冷徹にして冷酷なるチョップが、
 ムガにジャストミートしたとか何とか。冗談口にはツッコミが必須である!

『どうも、前者のほうはどんな仕置きくらうかわかったもんじゃないようやなあ』

 イムカがキッと睨むと、顔を思いっきり逸らす河童。流石に情報屋。危機に敏感。

『角ありし鼠の子ら…連中、あれはかのっさの直参というより雇われでさぁ。
 元は呪い繰りの鼠からの分派らしいが、さらに起源は無自覚な越境やら重ねて不明。
 生質は狡猾で残忍、それでいて頭がいいし、歪みなんてのも使う』

 お湯をぺちゃぺちゃと、頭にかけながら、

『ま、文化の大元はもう西洋圏に染まっちまっている。アンタとは近いようで大分遠いよムガさん』
154 :桜雪 ◆Ej7mfs3xVw [saga]:2017/05/24(水) 00:04:35.96 ID:QyLRf2vPo
>>151
「いいや、止めておこう。カラクリでは、俺の速度について来れるか」

ギアの消耗、モーターの耐久性、排熱の手間、神経伝達におけるレイテンシ、その他機械には利便性の代わりに幾つものデメリットが付き纏う。
それらはあくまで人間に付けるが故に些細な問題で済むのであり、人間をとうに超えた存在が使えば逆に行動を阻害する。
彼は又聞きした情報で知っている程度だが、やはり身体にカラクリを仕込み技能が低下するリスクはある。

「再生か。それは良い提案だ、治った先から全て霊的反応に変われば医者が心底驚くだろうが」
「あぁ、刀については問題無い。元より俺は二刀流、片手で振るうのが常だ」

今までの戦いでも彼は殆どの状況で片手のみを使い刀を振るってきた。
一振りしか帯刀していないにも関わらずその戦法を貫いてきたのは、そもそももう片方に握るべき片割れがあるが故。

「河童か。皿が割れんとは珍しいな」

不意に現れた河童を見ながら、口にした言葉に耳をそばだてる。白面金毛、九尾の狐。彼の大妖の名を此処で聞くとは。

「……ほう、その話、少々興味が湧いた」

視線を鋭利な刃物の如き鋭さに豹変させながら、桜雪は河童の続く言葉を待った。
155 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 [saga]:2017/05/24(水) 00:15:55.41 ID:vyZlDbX50
>>153
「ぁ痛っ」

ぺちこーんと頭蓋骨まで響く手刀
頭頂部を片手で撫りながら肩を竦める

「ふーん……」
「郷も不明、しかも越境してるんじゃ拠点も掴めない」

いつぞやの邂逅を想起、湯船の中で足を組み直し胡座をかいた

「その……元の、呪い操り?」
「それも知っときたい……」

ただそれでも、根本としては敵側の行動への対応という事しか現時点では出来はしないであろう
越境者を相手取る場合の厄介さではある
最も、それは相手からしても同様ではあるかもしれないが
156 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/24(水) 00:30:15.81 ID:P6OLRy4oo
>>154

「君の話を聞くと再生医療の範疇か自信がなくなってきたがな」

 なんともはや、という風なイムカである。が、どうやら次の話と桜雪の反応で、

「…老師が言っていたムテッポーな祓い屋とは君のことだったか」

 と、どうやらイムカのこの情報屋への依頼、老師とやらが関わってるようで

【 老師  =  わうん(柴犬) 】

 −−−−−−−

「あの尾裂狐(オサキ)な。そう、アンタや」

 河童は尖った口で桜雪を指しながら、

「アンタらが母体を早いうちにぶっ殺しよったやろ?おかげで成熟せんまま外に出てもうた。
 だからアレ、力を蓄えている最中や」

 河童は温泉卵をひょいひょいと口に入れる。形(ナリ)と態度がふざけているが、

「アレはただの九尾狐やのうて、起源はディーモン関わっているからなあ。
 悲観と感情を餌に成長しよる。たぶん、デカくなるのはあっという間や」

 負の感情の集合でもなければ幻想よりの発生でもない。
 桜雪が体験したようにその起源はもっとおぞましい事象によってであった。

「この世界にはもうおらへん。小世界に行ってもうたで。チューカとかいう文化やったっけ?
 王朝にもぐりこんだとか何とか。だとするとその世界の時間はもう無いやろなあ」

 九尾狐…もし『傾国の美姫』として化身したとすれば、何が起こっているか、何に至るかは自明。

「そんなとこや。役に立ったか?」

 そう言って、イムカに竹簡を渡す河童。境界線ゲート座標だろう。

「充分だ」

 そう言うと、イムカはそれを胸の谷間に差し込んでしまった。奪取は困難だ!!


>>155

「連中の起源、諸説あるけどその一つが東洋文化圏の鼠人の一族や。呪いを繰る連中やったらしい。
 もっとも、平行世界やら境界線の時間差異やら何やら無茶苦茶に混じってもうてるから系譜と呼ぶには怪しいけどな」

 何せ鼠というのは性質上、あらゆるところに潜むもの。それがありようだ。
 それこそ世界を超えて混じったり、分裂したり、平行世界でパラレルになったり、
 どこでどう転んでも不思議ではない。それでも生存能力と貪欲さにより繁殖する。

「正直、これについてはややこしすぎて何とも言いかねるな。ああ、こっちの話は御代はいらへんで」

 −−−−−−−−

>>154-155

「じゃあなあ」

 ドブンと河童は再び、湯船に潜ってしまった。そして、

「そろそろのぼせそうだな。用件も終わった。あがるとしよう」

 そうして、イムカは湯をでて、ひとまず、この奇妙な湯屋の話は終わりとなった。

//いじょ!
157 :ムガ 乳白色の鼠人 ヤソ式忍術、呪術 [saga]:2017/05/24(水) 00:43:15.52 ID:vyZlDbX50
>>156
「ふぅん……」
「……あぁ、どーも……」
「まぁ、胡瓜でも買え」

と、心づけ程度の小銭をと親指で弾く
因みにこれも体毛の中に潜ませていたのだ
→後で温泉卵と酒と洒落込む予定故!

それにしても呪術使いの鼠人とは、と鼻を鳴らした

「あぁ……先にどーぞ」

鼠人の入浴は長い
部屋に戻るのはたっぷり数時間の後になるのであった

//お疲れ様でしたですっ
158 :『Right Behind You Baby』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/25(木) 21:55:01.48 ID:vdkoogX30
【スプロール。とある企業(カノッサとかとは無関係)のお膝元の街】
【九龍城砦じみて様々な建物が集まった、猥雑な繁華街エリア】
【身体の大半を機械に置き換えた低所得者層と荒くれ者の行き交うこの街は、今は謎の殺人鬼の話題で持ちきりだ】

【出会うもの全てを殺し、機械化されてない人間なら心臓と肉を、そうでない者なら電子回路を抉り喰われ殺される】
【曰くその殺人鬼には顔がない。曰くその爪は鋼鉄すら引き裂く。曰くその殺人鬼の目的は皆殺し。曰く神の御使い。etcetc……】
【旧世紀のフォークロアじみた戯言だ。だが既に、犠牲者は数十人にも及んでいる】


「……と言うわけで、俺らが派遣された訳だ。説明終了」
【越境者を乗せた無骨な装甲バンを、ビルの様に巨大な集合住宅の前に停め、ソーマタージが早く出るよう促す】

「最初は隣接する貧民窟のサイコの仕業と思われてたんだが、同一犯の犯行にしてはちょっと、な。
 一日中ノンストップで路地や屋根を駆け回り、目につく人をバラバラに引き裂いて殺すガッツはあるか?俺にはあるが、まぁそういう事だ」
【ズカズカとフロアに上がり込み、振り向かず進んでいく彼の語る所によると、死体の状況、死亡推定時刻から見て、下手人は尋常の人間では考えられない勢いと手口で殺している】
【となれば並大抵のデッカーや警察機構では対処は難しい。腕利きの使い捨ての傭兵の出番だ】


「市民には内緒で、そこら中に仕掛けられたカメラやセンサーが反応した。このマンションの八階だ。
 今の所まだいるらしいから、コッソリ忍び寄る。目標がいたら殺す。簡単だろ?」
「インカムを渡しておく。これで離れた所でもお話しできるね。
 既に先行部隊が向かっている筈だ。お前らはそいつらと合流してきてくれ。地図のこの部屋…丁度目的の階の真ん中だな、ここにいる。
 俺?俺は先に逃げ道を塞いで来る。順調にいけば朝にはカネを握って帰れる、楽な仕事だ。気張れよ」
【エレベーターのドアが閉まる。ヒラヒラと手を振り、ソーマタージは一足先に八階へと向かった】
159 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/05/25(木) 22:08:34.19 ID:HYvIIsxn0
>>158
「……それはなんとも……」

悲痛な面持ちで唸る半人
多くの犠牲者を出す殺人鬼の退治とあらば手を挙げずにはいられない性質だ
ついでにいえばスプロールではデッカー勢力に所属していたりもする
ならば仕事として協力するというのも自然な流れなのである

「畏まりました……逮捕の必要は?」
「ソーマ様も、お気を付けて」

インカムを受け取り装着、月光と赤刃を確認するようにそれぞれ軽く撫でてからいざ出陣
160 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/25(木) 22:08:51.26 ID:X780GVzM0
>>158
とりあえず耳に突っ込みますが 実のところインカムの使い方がよく分かっていない男 ロイゴールドマン
スプロールでは絶滅危惧種な完全フレッシュなボデーを持つ彼に ハイテクはかなり難しい道具だった

「室内戦か・・・長柄は使いづらいかもしれんな」
サーベルを抜き ソーマタージの後を追う まぁソーマタージ程の使い手ならば 自分の到着時にはきっと下手人を捕縛しているに違いない(無意味なフラグ立て)
161 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/25(木) 22:13:52.79 ID:vzUgb2sRo
>>158

「デッカー界隈でもかなり話題の殺人鬼でな。マッポポイントもうなぎのぼりだ」

 実際、ポイント目当てのデッカーが安易に手を出しては、
 ものの見事に心臓を抜き取られた惨殺死体のお仲間入りである。

【探っているうちに餅は餅屋というべきか。珍妙な情報経路を持つソーマタージから一報が入り、
 指定エリア外にわざわざ出向したデッカーがおなじみのイムカというわけだ】

>>159

「ちなみにデッカー界隈ではとっくにタイホは度外視。見つけ次第、殺せになっている」

 それでも一応は治安維持機構か?と首を傾げたくなるようなスプロール精神である。

>>160

「耳にそれを突っ込んでだな。そう、そっちは胸のホルスターなどに接続して…」

 存外に世話焼きな気のあるイムカさん。何かハイテクおんちにしっかり説明。
162 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/05/25(木) 22:20:32.91 ID:HYvIIsxn0
>>160-161
「あーあー、これで聞こえるはずですよ、いえーい、どうですか?」

イムカの手解きでインカムを装着するロイ
そんな彼に向けてマイクテスト、何故かちょっぴりハイテンション

「……生死不問対象ですか、畏まりました」

スプロールデッカーではそう珍しくもない扱いの犯人
静かに頷き、改めてその狂暴性を再認識するのであった
163 :『Right Behind You Baby』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/25(木) 22:20:35.96 ID:vdkoogX30
>>全員対象

「それじゃあ俺は、逃げ道を塞いでくるから。これも重要な役目だぜ」
【一行を軽く指し、後ろ向きにヨタヨタ数歩歩いて手短に伝えると、非常階段の方向へ】
【これ以降、結果はどうあれ任務が終わるまで下に降りる事は出来なくなる】


「余所者が……」「消えるか死ぬかしちまいな。間抜けどもめ」「クソランナーめ…。常識ねぇのかよ…」
【戸を開こうとしない住民達。陰湿な怨嗟の声の中、唯一開く扉がある。合流場所に指定されたワンルームだ】

【中に入ってまず気付くのは、大量の血の臭いだろう】
【数cm先も見えないほど真っ暗だが、入口の壁に触れば理由は自ずと分かるはずだ。大量の血がここまで飛び散り、ベットリとそこら中を濡らしているのだ!】
【べチャリと落ちてくるモノがある。切断され、勢い余って天井に張り付いた、顔面の右半分だ】


「……ああ…、アンタ……。助けてくれ…助けて……くれ……」
【月明かりに僅かに照らされた暗いワンルーム。無惨な数人の死体の中に、一人だけ生き残りの男が】
【例の先行部隊だろう。企業の腕章を着けた腕は中途からもぎ取られ、両のサイバネ義足も無惨に中身を晒し、火花を飛ばしている】

「助けてくれ……。ヤツがいる…、夜闇に紛れて、俺達を……。
 許してくれ……許して……」
【月光が仰向けに転がる男の顔を照らす。顔面の皮を丸ごと剥がされ、右目の辺りからを齧り取られた剥き出しの顔筋肉を!血塗れの頭蓋を!】
【丸い片目から血涙を流し、歯をガチガチと鳴らす。息も絶え絶えだ、このままでは長くないだろう】


【判定:勘、観察眼→一つしかないワンルームへの入り口には、髪の毛の様に細い、黒いワイヤーが張られている。迂闊に踏み込めば、簡易的な手榴弾トラップが作動する!】
164 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/05/25(木) 22:27:05.33 ID:HYvIIsxn0
>>163
「……!」

住人達の手厚い歓迎の声を掻き分け進み、至ったのは修羅の庭
死臭を探知し次に先行部隊の生き残りを発見、直様立ち入ろうとするも逡巡したのは無機的な部分からの警告音

「……解除は……、クソッ、切断を試みます……!」

イムカとロイの行動次第ではあるが、迅速に月光を斬り上げてのワイヤの切断を狙う
もしそれが成功、或いは他の手段での罠の無力化が叶えば先行部隊の生き残りを保護する為に突入し彼の元へと駆け寄るであろう
165 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/25(木) 22:32:43.90 ID:vzUgb2sRo
>>163

「ふーむ」

 あからさまな血の臭い。誘われているのやら根っからのサイコなのやら両方なのやらだ。

≪000111010101≫

【そうしている内に先遣部隊と合流。もっとも合流と呼べる有様ではなかったが】

「拷問をくらったに等しい。どちらにせよ偏執的だな」
≪00011111010101≫

 サーボスカルのセンサーがワイヤーの存在を知らせる。
 どうにも犠牲者を餌にして、正義感過剰な類をハメるくらいの知恵はあるようだ。

【(>>164)タェンティースの斬撃でワイヤー解除ならよし。
 ダメでも偏向フィールド持ちのイムカなら手榴弾トラップ程度なら何とかなる。
 ゆえに決断的に部屋に踏み込むことにする】
【サーボスカルに生存者のスキャニングを行わせる。何も無ければそれでいい。それ自体が罠であることを警戒】
166 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/25(木) 22:36:03.51 ID:X780GVzM0
>>161-162
「えぇっとこれをこうして・・・ここが・・・いててて」
コードがこんがらがって耳を引っ張る

「ここが・・・えぇっと こうか! よし 聞こえるかー?」
どうやら装着完了 だがインカムからロイの声が聞こえない 電源が入ってないのだ

「よしこれで大丈夫なはずだ いくぞ!!」
もちろん電源が入ってないので相手の声も聞こえない

>>163-165
さて インカムに電源が入ってない状態で合流先のワンルームに到着
しかしすでに相手はお仕事を完了させた後の様だ

「ッ!!」
暗がりを嫌い 紅蓮の闘志を立ち上らせ 自らを松明とし 辺りを照らす

さて 助けを求める仲間 だが辺りに感じる違和感

「罠か・・・」
この男自身 暗がりの不利を明確に打ち消す技能は持ち合わせていない
なので切断をタェンティースに任せ 踏み込むのをイムカに任せ 後方からのアンブッシュを警戒
形としては イムカをタェンティースと自分で挟み込む形になるだろうか?
167 :『Right Behind You Baby』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/25(木) 22:47:16.86 ID:vdkoogX30
『アローッアローッ聞こえる?こっちは準備整ったぜ、もう下には降りれないから注意しろよ』
【状況に気づいていないソーマタージの無線が届く】
『共用トイレはもう向かえないから、今のうち済ませとけよ。そっちの企業のイヌ共にも言っとけ』


>>164>>166
【SLASH!月光一閃。ワイヤーは緊張が切れたかの様にしなり、その効力を失う】


「許してくれ………許し……」
【剝き出しの瞳がグルンと上を向く。限界か?否、それだけにあらず!】
【瞳は慈悲を乞うかの様に部屋の角を見つめる。月明りも照らさない、深淵めいた暗がりを】

「KUAAAAAAッッ!!」
【次の瞬間、生き残りに駆けよるタェンテイースの喉元を狙って、ミサイルめいて突っ込んでくる黒い刃、襤褸布の巨岩めいた体躯!】
【決断的な刺殺ついでに、暴走列車めいた体当たりをかまし、一行を強引に弾き飛ばして部屋から逃げ出すつもりだ】

【明かりを持つロイにはハッキリ見えただろう。猛獣の体毛の様に頭部を覆い、炎の様に蠢く、無数のくすんだ鉛色の触手を!】

>>165
【生存者は彼一人、他は全て言葉にするのも憚られるほどに無惨な屍を晒していた】
【その生き残りも、外傷こそ酷いものの特に何かが仕掛けられている様子はない】
【ただのありふれたトラップだ。怪我人を助けようとすれば諸共に吹き飛び死ぬ、原始的なトラップ】
【ただの認識崩壊サイコという訳でもないらしい。厭らしい手だ】


【その時である!獣の叫び声と共に、タェンテースの向こうから脱線暴走列車じみて迫ってくる下手人!】
【まともに受けた際の衝撃は侮れない。命は無事でも、前後の二人諸共弾き飛ばされるのがオチだろう】
168 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/05/25(木) 22:54:54.62 ID:HYvIIsxn0
>>165-166
「……あれっ?」

ロイからの通信が届かないなと疑問符
しかし彼我の距離の事もあり、現時点では肉声が聞こえている
ツッコミを入れようと思った矢先、戦闘に立ち入りそれは中断された

>>167
「ソーマ様、先行部隊壊滅、詳細不明、コンディレッド!」

「……、く、ぉのぉぉぉッ!!」

ソーマタージに叫び、そして直後襲い掛かる黒き死神のアンブッシュ!
咄嗟に咆哮、上半身を逸らしながらの回し蹴り一閃!
ヘルメスの靴+宇宙世界の機動兵器の装甲板、そして半人自身の脚力と自重
それらの要素とタツジン的なワザマエの合わさった反撃ではあるが、しかしその本質としては圧倒的に救援を重視している
故に全霊には遠く、また肩口を突き刺す刺突もマイナス要素の一端を担う!
169 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/25(木) 22:59:01.94 ID:X780GVzM0
>>167-168
「・・・うん 聞こえているな」
肉声とインカム空の声が判別できていない たぶん聞こえていると判断 んで室内にエントリー

「くそったれ!!」
もう片手でスクラマサクスを抜き二刀流に
タェンティースを援護するように飛び込み 鈍色の触手を二刀によって切り裁かんとする
170 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/25(木) 23:00:14.66 ID:vzUgb2sRo
>>166

(処置なしだな)

 ナムサン!あまりといえばあまりのアレっぷりに政治将校すらついに匙を投げた!!

>>167

「知恵の回るサイコの類か。碌なものではない…なっ!!」

 突然の襲撃!否、ある意味では予定調和めいてもいるか!
 イムカはタェンティースの肩越しに襤褸布の何者かを視認!スプロールらしいサイケな姿だ!

(――ここは)

 密集状況ではさして数の利は生かせない局面と判断。
 近接戦に秀でた二人が前後にいるのだ。ここはむしろ足を引っ張らぬよう立ち回る局面と判断。

【壁際にギリギリまで身を寄せてスペースを確保。片手で真っ直ぐに粒子短銃を構える】

≪ブラスターモード:エリミネーター/バースト≫

 狙いすました三点バーストレーザーを下手人に向けて放つ。
 動きを阻害するための牽制目的であり、これで仕留められるとは思っていない。

【牽制射撃…敵の行動阻害を目的とした銃撃】
171 :『Right Behind You Baby』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/25(木) 23:21:05.09 ID:vdkoogX30
>>全員対象
『マジ?もう?』
【気の抜けた返事と、カランカランという金属音が返ってくる。サボって休憩でもしていたのだろう】
『今から向かう。それまで精々気張ってろよ!』

「GGGGGGRRRRRR…!」
【バシン!咄嗟に出した前腕が回し蹴りを受け止める!衝撃で床を少々滑る異形!】
【固い。筋張った肉か、サンドバッグを殴っているかの様だ。尋常の人間やサイボーグではない!】


【そこに襲い来る二振りの刃!軽く上体を逸らし、頭部への直撃は避ける】
【斬り裂かれた触手は空中で数度蠢き、床に落ちる頃には塵芥となって消滅。効果なし!】

「UROOWOOOOOOOOO!!!」
【黒ずんだ牙を開き、異形が咆える。お返しとばかりに、長い腕を生かしてタェンごと叩きのめそうと、横薙ぎに振るわれる黒い刀!】
【刃こぼれは酷く、血脂に塗れテラテラと光を反射する刃、刃物というよりは鋸刃付きの鈍器だ】

【しかしその怪力から振るわれる以上、ただの鉄棒とは思わない方がいい。まともな人間なら一撃で骨は砕け、肉は潰れ爆ぜる!】
【斬り裂かれでもしたら、傷口もズタズタとなる。何より、ただの獣の太刀筋ではない。真っ当な剣術に基づいた攻撃だ】


【SHREEK!SHREEK!SHREEK!刀を振り抜いた胴に、イムカのレーザーが突き刺さる。肉と外套を焦がす光に、たたらを踏む】
【暗く濁った、工場廃液じみた液体が流れる。これがこの獣の、異形の剣士の血なのだ】

「…AAAAAAAAARRRRRRRGGGHHH!!!!」
【一際大きな咆哮を上げ、強張った指を薙ぎ払うように振るう】
【KRAASH!隣の部屋との壁が掬いと取られるかの様に壊され、破片が散弾めいて一向に襲い掛かる!】
172 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/25(木) 23:32:12.67 ID:vzUgb2sRo
>>171

『了解した』

 言葉短くソーマタージへの通信を終えると、
 イムカは散弾の如く壁材をバラ撒いた下手人に対して、あえて前に出る。

【リフラクターフィールドによって指向性の弱い瓦礫飛礫ならば弾き返せる!】

 フィールドエネルギーが減少し、周囲に放電を散らすが、仔細問題なし。
 下手人への距離を一気に詰めて――黒檀の旋棍を抜き放つ。

「イヤーッ!!」

 ブン!と旋棍うぃ振るい下手人の鎖骨を狙う。が、これは本命ではない。
 タェンティースとロイとのやり取りを見て取ったが、下手人の耐久力と白兵戦r技能は並ではない。
 イムカが相対するにはリスクが高い。それは自明であった。ゆえに、

「皇帝陛下の護りあれかし!」

 こちらが本命、灯油で濡らした右手が、イムカの祈りの言葉と共に暗い室内に白色の閃光を発する!
 信仰の奇跡による光は仲間の目を焼く事はなく、ただ敵の視界のみに痛烈な白光を飛び込ませる!

【信仰の奇跡/白熱光…敵の視界を灼く強烈な閃光を発生させる】
173 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/05/25(木) 23:34:26.40 ID:HYvIIsxn0
>>169-171
「分かりました……!」
「……重っ……!?」

武術の技の知識を有する半人、その蹴り抜いた違和感に目を丸くする
スプロールによくあるサイバネティクスやアンドロイド的義体とも異なる

「くそ、なんだ……」
「イムカ様、ロイ様、こいつ、ただのサイコじゃ……!」
「……きゃっ!?」

敵の肩の輪郭がブレた、視覚的な認識が間に合わない
朧げな月の光がそれを助長している、焼け付くような痛みが腹部に走った
回避がワンテンポ遅れたのだ、ノコギリで強引に裂かれた肉片が散り血ともオイルとも付かぬ液体が舞う!

「……く、そっ……!」
「ぁ痛ぁっ!?」

反撃に振るう腕、虚空の刃が呼び出され剣士に殺到!
直後飛散する瓦礫の散弾を身に浴びる
それは負傷者を庇うための行動である
174 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/25(木) 23:40:18.01 ID:X780GVzM0
>>171
「チッ!!」
動きに隙が無い 狂っているにしては攻撃が鋭い
そして基本ができている

「基地外に刃物だけでも危ないってのに・・・っ!!」
基地外が武術じゃ危険度が別次元だ

兎に角今は敵がタェンティースとイムカにかかりきりで自分に意識が向かっていない様だ

「んなろ!!」
二刀を持って敵の横手に回り込み 2つの切っ先を同時に突き出す
サーベルは肋骨の隙間から肺や心臓を食い破らんと
スクラマサクスは横隔膜を突き破り腸を抉らんと

2つの突きが放たれん
175 :『Right Behind You Baby』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/25(木) 23:56:36.21 ID:vdkoogX30
>>全員対象
【鎖骨に向けて振るわれる黒檀の旋棍。ロイとタェンティースという二人の手練れと相対しながら、そちらにチラリと首を向ける】
【当たる直前には、既に異形は動いていた。先程開けた穴にバックステップで飛び込み、振り下ろされる棒を躱し、
 向かってくるイムカの顎を蹴り上げようとする】


「KUAAAAAAA!!」「アイエエエエ!?「アイエエエエエ!」
【その時である。触手の奥の赤い両目が見開かれる!生き残りと隣人が悲鳴を上げる!白光が瞳を潰したのだ!】
【半ば転がる様に離れ、片手で目元を抑える異形。その身体が数度震え───】

「Gaaaaaaaaa!!」「アイエエエ!?」
【ズルリ。異形の肩から腕にかけていくつもの切れ目が走り、次の瞬間それらは赤い眼と化して開く!】
【体の一部を強引に作り変える外法は、各々の動きを捉える】


【目にも止まらぬ疾さで振るわれた刀が、タェンティースの虚空の刃を防ぐ】
【何本かは深々と突き刺さり、濁った血を飛ばすが、異形は彼女に向かおうとしない。逃げる事を選んだようだ】

「アイエエエエ!」
【件の生き残りは、剥き出しになった歯をガチガチと鳴らし、目の前のイクサに怯える!】
【タェンティースが庇ったおかげで、破片が当たる事は終ぞなかった】


【続いて向かってきたのは、ロイの刃だ。体を半身にし、二刀を右腕で受ける!赤い眼の幾つかが潰れる!】
【やはり固い。筋張った肉に無理矢理ナイフを通すかの様だ。異形自身も、堪えた様子はない。ただ穢れた血が流れるだけだ】

「Uaaaaaaaaa!!!」
【ギチギチと刃を刺したまま体を捻る。貫通した切っ先は、腕にさらに切り傷を付けるが止まらない!】
【反撃の大砲じみた思い前蹴りをロイに放ち、異形の剣士は部屋の扉を突き破って外へ!】
176 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/26(金) 00:04:28.69 ID:jttgG4UEo
>>175

「とんでもない耐久力だな。ソーマタージはまだか?」

 外へ逃げようとする下手人の背に向かって粒子短銃を構える。
 並大抵の火力では足止めにすらならぬのは解りきっている。ならば――

≪ブラスターモード:エリミネーター/ピアシング≫

 粒子短銃が変形・展開し、赤熱する放射版を露出させる。
 エネルギーセルに蓄えられた威力を全開放した最大出力モード。

【イムカの拡張現実に敵の動きと予測動作が表示】

「――!!」

 BLAME!!紅いピアシングレーザーが周囲大気を瞬時にイオン化させ、
 破壊的な熱力を閃光の内部に内包しつつ、下手人に向かってその牙を剥いた!!
177 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/26(金) 00:05:16.71 ID:XbxCy+CA0
>>175
刺さった だが浅い
腕を傷つけるもそこまで ただ廃液の如き血が流れるだけ

「グヘェ・・・!」
オーガの腹革を使った革鎧でも殺しきれぬ前蹴り 衝撃で二刀も抜けてしまう

「グッ・・・まt・・・ゲホッ」
体の芯を揺さぶるその攻撃に顔を歪め片膝をついてしまう
追撃は 無理そうだ
178 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2017/05/26(金) 00:05:59.17 ID:L9nF+XnR0
>>172
>>174-175
「……ぐ、痛ぁっっ……!」
「すみま、せ……、戦闘続行、不可能……!」

半人の背に穿たれた無数の傷
そこから溢れる夥しい血ともオイルとも付かぬ液体
弱々しく通信機越しに伝える半人、意識すら保ってはいるがこの状態での戦闘とは死を意味する
怪我人を庇った格好のままで上半身だけを動かし戦闘の推移を見守る形となった

179 :『Right Behind You Baby』 ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/26(金) 00:22:06.46 ID:SWUlu3DM0
>>全員対象
「今俺を呼んだな!」
【蹴り破られた扉の向こう。横合いから異形を殴りつけ、ソーマタージが現れる!】
【丁度室内のイムカの銃が見えたため、慌てて離れようとしたその瞬間】

「…アァ?」
【腹部に深々と黒い刀が食い込む、数歩よろめいたその脚が、鋭いローキックでへし折られる】
【白い血を吐き、手すりに叩きつけられたソーマタージは、血を吐きながら数十m下の地上へ落ちていった】


「Gaaaaaaaaaa!!」
【SHHR-KROOM!!眩い閃光が異形の背中に吸い込まれ、右胸を突き破る!】
【バタタ、と穢れた黒い血を垂らし、ゆっくりと振り向き、越境者の方を向く】

【憎悪、それ以外形容のしようがない表情が、一行を睨んだ】
【口から黒い血を垂らし、尚も狙うかの様に右の頬に幾つもの赤目が現れ───逃げた】

【垂れていった血はマンションの階段から跳び、隣のビルへ、そこからまた雑多な街の何処かへと消えた事を示していた】
【殺人鬼は逃げた。が、話は唐突に終わる。この邂逅から数日足らずで、バッタリと事件が起きなくなったのだ】
【模倣犯による凶行は相次いだが、本人によるものと思われるものは無くなった】


【最後の犯行から数日が立った。この街の噂は、突如姿を消した殺人鬼の件で持ち切りだ】
【曰く、デッカーの極秘作戦で死んだ。曰く、次の獲物を探しに行った。曰く、人の世に失望して天に還られた。etcetc…】

「…それか、越境したか…。ミカン取ってくれない?左足と、両腕が折れてて自分じゃ取れないの。…何度説明させる気だ」
【粗末な隠れ家のベッドに寝転がり、傷を癒すソーマタージは、顔に包帯を巻いたまま忌々し気に呟いた】


//おちまい
180 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2017/05/26(金) 00:24:38.16 ID:+DXeOZDHo
>>179

「とんだ無駄足だった。しまらないものだな」

 言いながら、みかん…ではなくアボカドをソーマタージに放り投げるイムカであったとさ まる

//おちかれー
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2017/05/26(金) 22:02:13.22 ID:+DXeOZDHo
【キャンペーン:発端−断章】

 エーカー社崩壊後の越境者リストの流出とゲリラ的に頻発する拉致事件の増加。
 この流れを看過すれば、越境者は越境組織の贄に堕すると判断したイムカ・グリムナーは、
 企業連を始めとしたメガコーポの計画取得と、越境者を狙う者共への示威行動を兼ねて、
 大規模な襲撃計画を立案・実行に移した。

 −−−−−−−−−−

『こちらタェンティース』
『支援を行います、着弾予想地点送ります……どうぞ』

 上空を飛翔する、オーバードブースター装備の半人
 追加増槽各部ミサイルハッチオープン、レディ
 HUDの視界に捉える敵陣営、ロック、ファイアファイアファイア
 まるでハリネズミめいて発射されるミサイルの群れ、白煙が各所より展開

『……対空砲火が激しいですね……!』
『退避します、皆様どうぞご無事で!』

 予想を遥かに上回る高射砲、半人は上空で旋回し帰投コースを取った

 −−−−−−−−−−

 事の顛末はイムカを含む分隊が本社ビルまで突入しデータコーデックスの取得を以って完了した。
 よって、今回は別の視点。広大な戦場にあって、別の役割を果たした者達に焦点を合わせよう。

 −−−
 −−

【襲撃計画発動前の一幕】【ギデオンズ・ネットワーク】

 この越境者の中でも後ろ暗い者か、はたまた武闘派が集う組織では、現在広く戦力をかき集めていた。
 何しろ、状況が加速度的に悪化しているところでのロードコミッサーの号令なのだ。
 おそらくは乾坤一擲の一撃になるであろうと、武器・弾薬・補給の大盤振る舞いであった。

【それこそ、パワーアーマーの支給すら今回行われている状態である】

「参加希望者はこっちだ。デカイヤマになるぞ。戦場で出まくるスクラップだけでも黒字は堅い」

 厳つい連中が、集まってくる越境者を品定め。
 何しろ、戦闘規模がデカイと生半可な能力者程度ではあっさり死ぬ…ならまだマシで足を引っ張りかねない。
 大きなヤマゆえに失敗は許されない。ゆえに実力の定めは厳に行われていた。

【さて、高難易度の『戦場』に飛び込みたがる生命知らずはいるか?】
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2017/05/26(金) 22:04:57.61 ID:+DXeOZDHo
【戦いの状況と顛末/ >>32-56
183 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/26(金) 22:13:22.97 ID:2gImsjhy0
>>181
身の丈3mと少し 鍛え上げられた筋骨隆々の体にいくつも刻まれる大小さまざまな傷
簡素な麻のズボンと鞘に入った大振りな長剣

彼は人間ではない 名は捨てた 今の彼は種族名を表す『ギガース』


ロイ「わ〜い祭りだー」

短足の男が仲間入りする中 小さい入り口(ギガース並感)をくぐり入ってきたのは巨人でした

『・・・・・・・・・』
辺りを見回す 中々に剛の者がそろっているらしい 表情には出s・・・隠しきれず ニヤリと破顔してしまう

口の周りを一つ撫で 厳つい連中の前に進み出る
言葉は発さず 小さく首をかしげるのみ 品定め どうぞ納得がいくまでと言った様子だ
184 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/05/26(金) 22:15:05.62 ID:L9nF+XnR0
>>181
「はーいはぁいっ、参加希望っすー」

元気良く挙手、ぴょんぴょん跳ねながらの自己主張
実際元気は大切だ、周囲のイカツイな方々の中で頭ひとつふたつ小さな少女のアピールとして大声は有用なのである

「……おっきな戦闘だって聞きましたっすからね」

ふんすと張り切って品定めを行う人物の前にズカズカとジブリめいた歩き方で踏み出る
もし武を示す必要があるとなればそれにも、快く応じるであろう
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2017/05/26(金) 22:23:06.82 ID:+DXeOZDHo
>>183

「ガタイはいい。多分、剣もやれるんだろう」

 ギガースの内包する闘力をみやり、腕そのものは問題ないと判断する。
 ならば、後は技術的/戦場に対する適応度だ。

「獲物は剣か。言っておくが小銃弾とミサイルが飛びかう戦場で、
 しかも、相手さんはパワーアーマーに戦車と揃った企業軍だ。言っている意味はわかるな?」

 ようするに多少、鉄の棒切れが触れる程度では戦力になれるかすら怪しい。
 ブースターダッシュに重機関銃。戦車主砲。機動力の確保も重要となる。

【パワーアーマーでも遺伝子改造された馬でもゴーレムでも重バイクでもいいが、戦場速度に徒歩では厳しい】

>>184

「そっちもお嬢さんも同様だぞ?アンタやたら格闘やれそうなのは何か解るが動かせる足はあんのか足は」

 戦場速度が極めて速い状況にあって機動力の確保と操縦能力が必要。
 流石に徒歩ではお話にならない的なアレである。

 −−−−−−−−−−

 なお、少し離れたところの格納庫では何か半人さんがオプションパーツをゴテゴテ接続されて、
 砲台と大型飛行ブースターのカタマリめいた感じになり始めているところ。

「プログラムが独特すぎてアジャストできねぇ!?キツイ酒、たらふく飲ませて防壁緩めとけ!」

 相性問題は何やら斬新に過ぎる手段で解決が図られていた模様。

 −−−−−−−−−− 
186 :カルゥゾ・シック【ニヒラブラ】 [sage saga]:2017/05/26(金) 22:23:59.74 ID:5tt07Vweo
>>181
「ジェイソンか 顔を出すとは 珍しい」
「籠る事にも 嫌気が差したか」

『俺もなるべく表には出たかないんだがなァ……』
『ま、今回ばかりはな……カノッサのクソ野郎共に一泡吹かせるのを手伝ってやるさ』

集結した戦士の中の一人、サイボーグ忍者ニヒラブラ。
大きな争いがあると噂が流れれば、彼が血を求めてここへと導かれるのは火を見るよりも明らかである。
新品の義体を身に纏い、ボロ布をなびかせて代表のジェイソン・ギデオンズと言葉を交わしていた。

「忘れてた 義体のスペア 感謝する」
「オムニウムなぞ どこで仕入れた?」

『まぁ……礼を言うのは俺の方さ、必要悪ってもんで…敵は多いからな』
『仕入れ先は気にすんな。お代は結構、”ニンジャなら無料”だ、後は好きにやってくれ』
『……俺ァもう引退した身なんでね』

ジェイソンが立ち去れば、用意された刀とドス、そして手裏剣を受け取って身に着ける。
HEXAの技術者であるヨハイム博士以外にこれを用意できる人間は居ない。

「…読めんヤツだな…」

素性も何もかもが見えないと、ジェイソンの背中を怪訝そうに見送る。
さて、気を取り直し此度の戦の概要を把握する。
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2017/05/26(金) 22:31:47.02 ID:+DXeOZDHo
>>186

 概要は突入部隊(イムカ)の支援だ。先端を開いた直後はなるべく敵を分散させる行動に出る。
 それでいて、やることそのものはとてもシンプルと言えた。暴れて壊して勇名を轟かす。

 今回は戦闘そのものが目的であるという一面もある。
 徹底的に敵企業を叩き、越境者の武力をアピールする。安易に手を伸ばせば火傷程度ではすまないと知らしめるのだ。

【それにより、余計な襲撃は回避し、また真に力ある組織に対しては実験動物以上の有用性のアピールともなる】

「まあ、ちょっと動きすぎて心配にもなるがな」

 イムカ・グリムナーが矢面に立って動きすぎている。その一点はやや懸念事項でもあったが。
188 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/05/26(金) 22:34:15.74 ID:L9nF+XnR0
>>185
「足?」
「足ならここに……あぁっ……」

察して、ふむむと唸る少女
彼女は免許がないのだ、無免許運転は犯罪である

「……うーん、多分、その辺の車とかよりは速く走れると思うっす」

この世界の修正力次第ではあるが、ユノの暴虐の覇王たる異能の身体強化は強力だ
更に言うならば遠距離攻撃を行うに当たって極めて相性がよろしくない故に、戦車等の操縦もイマヒトツであった

>>183-184
>>186
『運ぶだけなら、お手伝いしますよー?』

ちょっと離れた場所でゴテゴテと武装している半人
一同に声を掛けた
空飛ぶタクシーくらいは出来るであろう、最も片道切符には変わりないが
189 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/26(金) 22:35:40.72 ID:2gImsjhy0
>>185
「・・・・・・・・・。」

厳つい男の言葉を聞き 今一度口元を撫でる
復讐と名誉の死への渇望に支配されていた時ならば 知らぬと突っぱね両の脚で馳せ参じただろう

だが求道者となってからは多少の折り合いをつけた 死は必ずしも答えではないのだ

『ローラーダッシュ・・・出来レバ・・・ジェットローラーダッシュガ使エルブーツが欲シイ・・・
 無ケレバ・・・片手デ使エル・・・バイク…』

ローテクな剣客に見えるギガースであるが 彼の出身世界はスペースオペラもかくやなSF世界
彼も種族の中で生きていた時は 名誉の戦い以外ではハイテクの武具を見に纏い戦っていたのだ

『ソレデイイカ・・・?』
190 :カルゥゾ・シック【ニヒラブラ】 [sage saga]:2017/05/26(金) 22:46:01.87 ID:5tt07Vweo
>>187
「愉快なり 鼻っ柱を 叩き折る」

こくりと頷き、再び腕を組む。さて暴走気味のイムカは実際の戦場に於いてはどのように作用するか。
士気を上げるにはもってこいだが、典型的な負け戦の司令官タイプでもある。奮戦し伝説を残すが、生き残れないタイプだ。
別動隊の任務失敗が最大の懸念すべき事項である。まぁそれはこちらが気を引けば問題あるまい。
戦力を湯水のごとく投入せざるを得ない状況を作り出すのだ。

「足が要ると言ったな……大型のバイク、できるだけ大排気量の物がいい」
「装甲板を貼り付けて衝角攻撃に対応させろ、傾斜装甲にもなる」

カルゥゾは大型のモーターサイクルを重装甲化しバンガードとなるつもりである。
一気に敵の懐に飛び込み場を荒らす。そこからはカルゥゾの得意分野である。
隠密と攪乱、じわじわと敵を内部から破壊する、まさにトリックスターだ。

「あと一つ……注文を付けるとすれば……」
「接近戦 あればなおよし 散弾銃」

「こんな所だな」

せっかくバイクに乗るならシュワちゃんごっこもしてみたいと、不必要なレバーアクションショットガンも要求。
191 :カルゥゾ・シック【ニヒラブラ】 [sage saga]:2017/05/26(金) 22:49:08.75 ID:5tt07Vweo
>>188
「やめておけ 俺は重いぞ 500kg」
「そのペイロードで ミサイル積んどけ」

500というのは盛りまくった真っ赤な嘘であるが、実際カルゥゾは結構重い。
そこそこペイロードを食ってしまうであろうことから、静かに首を振って辞退した。
本心を言えば鉄の馬に跨りショットガンをぶっ放したいという欲求もあるからだ。
192 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/26(金) 22:55:19.68 ID:2gImsjhy0
>>188
声のする方に顔を向ける そこにいたのは装備過多にも見えるタェンティースであった
だがその提案にはフルフルと首を横に振り

「私ヲ運ブ余裕ヲ…武装ニ回セ」

考えていることは自称500sの男と同じであった
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2017/05/26(金) 22:58:23.39 ID:+DXeOZDHo
>>188

「まあ、そういう能力者もいるんだろうな。OK、んじゃ支給品はコレくらいだ」

 近未来的戦場グラヴスニーカー。要約するとすごく軽くて軽く丈夫なパワーアシスト付きのスニーカーだ。
 着用者の身体能力にかなり依存するので、普通人が履いてもスポーツが有利になる程度ではあるが、
 ユノの能力との食い合わせ次第ならば充分に戦闘速度に耐えられるだろうというチョイス。

>>189

「ジェットローラーダッシュのブーツか。一応あるにはあるが、アレは制御する筋量がないと使いこなせ…
 アンタなら充分やれるか。動力付きだから重い。加速度は充分だが、代償に細かい動きはできなくなるぞ。いいな?」

 なお、どこぞの短足の元兵士にはドワーフ技術の粋を凝らしたバトルゴーレムが支給されたとか何とか。

>>190

 実のところ戦場でイムカがどうこうなるというのも懸念ではあったが、
 むしろ、その名で号令を行い、この強襲作戦を実現化させたことの方が問題だった。
 そういう意味で動きすぎている。他の越境組織の目にそのような存在がどう映るか。と、いうことであった。

「バイクか。アンタにお似合いのイカツいシロモノがある。
 装甲タイルにチタン合金とナノカーボンを使用。馬力は越境技術付きのすこぶるハイパワー。
 アンタくらいの筋量が無きゃ押さえ込めもせんじゃじゃ馬だ」

 未来の騎兵めいたシロモノと言えばいいか。レバーショットガンは対PA兵弾が使える強力なヤツを用意。
 ただし、拡散率と貫通力の関係から、そうとう近距離でないと効果が見込めないピーキーさであったが。

 −−−−−−−−−

【全員対象…半日以上経過後】

 赤茶けた企業支配エリアにあって、既に各地で黒煙があがっていた。戦闘は始まっている。
 なお、突入分隊(イムカ、ソーマタージ、ひいらぎ)の到着前。まだまだ、敵戦力を分散させねばならぬ。

『タェンティース、スケジュールにのっとり、交戦時刻だ。【荷物】どもを投下。戦闘を開始しろ』

 提案どおり、越境者達のキャリアーを任じられた半人により、
 各員が低空飛行で運ばれているという格好だ。なおブースターマシマシの突入なので、
 優雅な空の旅とは断じていえないのであったが。

【既にアラートは多数!輸送機代わりの半人に向けてミサイルと小銃弾が次々に撒かれている!!】

『投下後、貴様らはその区画を制圧しろ。そこが開けば私も動き易くなる、任せた。オーヴァー』

【降下準備/あるいは降下】
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2017/05/26(金) 22:59:51.41 ID:+DXeOZDHo
>>191-192

「あ〜…言っておくが空中輸送機の数が不足していてな。悪いが途中まではこのヨッパライ嬢ちゃん任せだ」

 ナムサン!モンドムヨーで輸送確定であった!!

>>193に続く!
195 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/05/26(金) 23:13:01.83 ID:L9nF+XnR0
>>193
「え、いいんっすか?」
「ありがとうございますっす」

何やら余りこうして、支給を受けるという事自体が少ないユノ
善意と仕事の境界線が曖昧だ、取り敢えず少したじろぎながら受け取って履いてみる
丁度いい、心なしか体が軽くなった気がした


『お心遣いありがとうございます』
『……まぁ、でも、大丈夫ですよ』
『……所で、乗り心地は如何でしょう?』
『もうすぐ降下です、ご乗車ありがとうございました……なんちて』

少しヘベレケた半人、ご機嫌に一同に告げる
対空砲火とマシマシブースターで揺れる機体
降下ポイントに至ればヒョイっと投下、その後音速で飛び去って行った


「……うっぷ、酔ったっす……」
「よぉし、頑張るっすよー!」

降下後、口元を抑えてよろける
しかしそれも一瞬、立ち直り戦場を睥睨
突撃を開始するであろう、グラヴスニーカーの補正はご機嫌だ
196 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/26(金) 23:13:12.58 ID:2gImsjhy0
>>193
『アア・・・熟知シテイル』
それから数時間をかけて慣らし運転に費やしたギガース
出立目前の頃にはすっかりカンを取り戻していた

【出立!!】
『・・・・・・』
足に金属製のブーツ そして搬送用のハーネスを装着したギガースがタェンティースにぶら下がった空を行く

少女に運ばれる巨人と言うのは中々にシュールな絵であった


投下開始 短い自由落下の中で剣を鞘から引っこ抜く
着地 地面をひっかき急停止 

『ッ!!』
即座に踵の部分の噴射口が開き ジェット噴射と共に殺人的な加速
きしむ骨と肉をものともせず対空火器に向けて突進

小銃を振り回す兵士なら勢いに任せたぶちかまし
マシンであるならば加速と筋力を併せ持った薙ぎ払いで蹴散らそうとする
197 :カルゥゾ・シック【ニヒラブラ】 [sage saga]:2017/05/26(金) 23:19:14.52 ID:5tt07Vweo
>>193
「驚いた このガラクタで よく俺を……」

巨大な鉄塊と、それに跨る自分を含めて持ち上げるタェンティースの飛行デバイスに閉口。
輸送ヘリでも積載ギリギリの超重量、てっきり大型の輸送航空機からの投下になると踏んでいたが。

「(まぁ撃墜される可能性が少しでも減るのは良い事だ)」

大型サイクルの回路を接続、混合気の圧縮、点火。鉄の馬が低く嘶く。
装甲板による重量バランスの変化とオーバーテクノロジー機関による桁違いの馬力は、さしものカルゥゾでも制御しきれるか不安要素であった。
おまけに空中から放り投げられ、ブースターの噴射で落下速度を相殺して着地するのだ。
少しでも噴射の塩梅が過不足すれば、もしくは着地に失敗すれば1トン近い鉄の塊と共に地面に叩き付けられグシャグシャにひしゃげて終わる。

「割とまぁ 覚悟は出来た さあ行こう」

ロックを解除すれば、ただちに自由落下が開始される。地面に着地する瞬間を狙い、短いバーストで何度か強力な噴射を行い、次第に地面との相対速度を下げる。
強かにダートの上に叩き付けられれば弾んだ衝撃でホイールが空転、流石にハンドルを取られて左右に大きく軌道がブレる。
しかし恐れることなくこのモンスターマシンのスロットルを全開にすれば、機体は更なる加速と、そして安定をもたらした。

「……速すぎる 今何キロだ? 700km/h !?」
「飛行機並だ どうやって止まる?」

誰もこのモンスターに跨らない理由が良く分かった。
まるでドラッグマシン。一度フルスロットルに持ち込んだが最後、安全に止まれないのだ、止まれる訳がない。
トップスピードからブレーキでの制動に要する距離は、優に1kmを越えるだろう。

「(速すぎてショットガンの弾丸が流されるな……偏差が必要だ)」

まぁ今は止まる事を考える必要はない。とにかく敵陣の中に突っ込み、壊滅的被害を与える。
このマシンこそ、そういった局面に相応しい。ブルドーザーにすら押し勝てるだろう。
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2017/05/26(金) 23:26:03.67 ID:+DXeOZDHo
>>195-197

『ナイト1〜ナイト4、越境者の分隊を確認』
『データ照会…輸送ユニットは該当者アリ。脅威判定B+タェンティース。離脱を確認』
『降下分隊のデータは不足。これよりコンタクト。ドローンも出せ』

 降下の直後!越境者達を早々に自走タレットが包囲。
 四方八方より、小銃弾の乱射がばら撒かれる!!

【AI制御ゆえさして命中精度は高くないが、包囲火力により密度で圧倒する腹積もりだろう】
【さらに前方より、暗緑色のパワーアーマー分隊が急速接近!!】

 さらに遠方バンカーからは砲台がこちらにその精密狙撃砲を向けようとしている。
 越境者達ならば、タレットの射撃を振りきり、接敵は可能だろうが、
 ロッククリートに覆われた堅牢なるバンカーを破壊する手段はあるだろうか?

【後方よりパワーアーマー分隊が越境者に劣らぬ速度で追跡を開始!】
【前方からは精密狙撃砲が照準補正を終えて、射撃を開始!5秒に一度、極めて命中率を貫通性能の高い砲弾が各人に襲い掛かる!】
199 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/05/26(金) 23:40:31.50 ID:L9nF+XnR0
>>196-198
次々と着地する仲間達、ヘヴィ級の轟音が響く
直後に包囲からの射撃射撃、飽和射撃!
これに対してユノは駆け出し、タレットの一機を蹴飛ばす算段に出た
→異能制限により、能動的回避が叶わないが故
 結果として圧倒的瞬発力での機動となり、多くの弾丸を回避!

「……!!」
「ら、す……ぼ、す……」

貪婪に振り向くユノの瞳に映るのはパワーアーマーの小隊である
戦さ場に於いて修羅に入る事自体は善とも悪ともあるが、この場合は果たして

「……縮歩崩拳!!!」

その答えを見出す事など無論叶わぬ程の刹那の後
足跡の小規模クレーターだけを残して消え失せた姿はパワーアーマーの一機の懐にあり、拳を振り抜く形を成していた
超加速は科学の力を得て更に激しさを増し、風や音すらも置き去りとして迫り勢いを乗せたワンインチパンチ!
この間、それに5秒とはやや悠長と言わざるを得ない!
200 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/26(金) 23:46:01.10 ID:2gImsjhy0
>>198
ドローンの包囲からの銃撃 何発か体を貫くも意に介さず突撃 ドローンを切り夫せんと剣を振るう
続いて前門のバンカー後門のPA兵

ユノがPA兵に食って掛かった ならば自分はバンカーへ
ターンピックによる急制動を用いてバンカーへ迫る

確かにロッククリートは厄介な相手である だが銃撃する以上は 必ず弾体が通る道があるのだ
その穴めがけて足を振り下ろすと

『ッ!!』
ターンピックの鋭いとっつきにて 銃本体ないし攻撃の穴を潰そうとするだろう
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2017/05/26(金) 23:46:55.72 ID:+DXeOZDHo
>>199

「ッツ!!」

 パワーアーマー兵は腕の装甲でユノの崩拳を受け止める!
 装甲に頼り切った防御ならば、すぐさま腕ごと破砕され吹っ飛ばされていたのがオチだろう。
 防御の直後に円運動を行い、衝撃力の殆どを逸らした事で回避を実現したのだ!

「舐めるな、越境者」

 ユノは知らぬかもしれない。そのパワーアーマーの肩に刻まれたエンブレムを。
 それはアウトフィットのエンブレム。越境者との戦役に敗北の間際、本体より離脱し戦役を泳ぎぎった者達。

【回転と同時に徹甲重機を連射!ユノに回避運動を強いる牽制射!】

 そして本命は――精密狙撃砲の射線に誘う事!

【ユノの回避パターンを予測し、あわよくば回避不可能状況での精密狙撃砲の射撃で仕留めようという狙い!果たして!?】
202 :カルゥゾ・シック【ニヒラブラ】 [sage saga]:2017/05/26(金) 23:49:50.65 ID:5tt07Vweo
>>198
「このバイク オーディオあるじゃん 付けとこう」

分厚い装甲板の恩恵か、四方八方から撃たれながらでも随分と余裕のあるニンジャである、
わき見運転しつつバイクのオーディオに腕から伸びた端子を差し込んでデータをエクスポート。
このバイクを貸してくれたあのゴツい男の趣味か、バカでかいウーファー突きのスピーカーからノイズ混じり、
戦場中に響き渡る程の爆音で音楽を垂れ流すその様はまさにボーソーゾク!

【カルゥゾが趣味でなんとなく掛けるミュージック:士気向上の効果があるか、もしくはやかましさに集中力を削られるか…】
【ttps://www.youtube.com/watch?v=tarmklssenI】

恐るべき速度でPA兵共をぶっちぎり、されど流石にドローンを振り解くことは出来ない。
ここぞとばかりにショットガンを構え、先ずは一発。弾丸は空気抵抗で大きく逸れて外れる。

「クソッタレ 早すぎて偏差が 追いつかん」
「……字余り」

二発目の射撃でようやく一体仕留め、調子に乗ってもう一体……
右腕に委託して構えていたカルゥゾであったが、自分に向けて照射されているレーダー波には素早く反応。
狙われていることに気が付いた。すぐさま後輪をロックさせて急制動、バイクの先端をトーチカの砲塔目掛けて向ける。
ゴイン!!直後に大きな質量のぶつかる音、金属のたわむ音が連続し、バイクが大きく揺れる。

精密射撃を察知し、まさに”船を波に立てる”ことで滑らせ直撃を避けた。
しかしシャーシに対する負荷が高く、多用は出来ない。その前に腰から折れてバラバラになってしまうだろう。
再び照射されたレーダー波、来る。カルゥゾはトーチカ目掛けて駆ける。
バイクの装甲板に余すところなく小銃弾を浴びせかけられながら、やがてトーチカの射撃と同時、

「今だ」

義体の太腿辺りのポケットより射出されるIRスモーク!エンマク・ディスチャージャを発動させたのだ。
カウンターメジャーによりロックオンを回避、再び5秒の猶予が生まれた。
そしてそれだけあれば充分である、トーチカに突っ込み、その壁面を駆け上がるには。

ガリガリとショットガンを引きずり火花を散らしながら、その直上で密着してバースト射撃!
蒼い爆炎と共に対PA弾が吐き出され、カルゥゾは白煙を纏いながらトーチカを飛び越えた!
空中への飛翔、爆炎と砂塵が撒き上がる中、太陽をバックにスローモーションの世界を横切るカルゥゾ。

「(……E.T.の曲にすればよかったな)」

空中でそんなことをつぶやきながら、再びランディングアシストを起動。
連続したスラストにより、機体がバラバラにならない程度に減速しつつ、されど激しい着地!
金田めいて進行方向と垂直に。バイクを傾け土煙を巻き上げ、伴いながら、数百メートルスライドしてようやく止まった。
装甲板をパージすれば、赤々と熱を帯びたエンジンがようやく熱を発散し始めた。
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2017/05/26(金) 23:58:51.74 ID:+DXeOZDHo
>>200>>202

 吶喊するギガースとカルゥゾ!もっとも愚直に真っ直ぐ突入する巨漢と、多くの仕掛けを行う機械ニンジャは対照的ではあったが。

【カルゥゾが迎撃しながらもスモークを撒いて精密狙撃砲の射撃能力を一時的に減衰させる】

 さらに飛翔したカルゥゾは至近よりロックリートに規格外の散弾をばら撒く!
 ロックリートに皹が入り、精密狙撃砲を操縦する射撃手たちの動揺を誘った!
 最後に(>>201)ユノへの射撃を終えたところで――

【ここで支援を充分に受けたギガースが吶喊!その砲等をとっつきでぶっ壊して無力化!】

『やはりやる。脅威判定をB以上に修正』

 ここでユノを相対している以外のパワーアーマー兵が追いつく。
 カルゥゾのデータベースには恐らくその所属にヒットがある。エーカー・アウトキャスト。

『飽和攻撃をしかける。シーカーロック。射出開始』

 パワーアーマー兵各員のバックパックより多連装ミサイルランチャーが突き出され、
 噴煙を共に次々にミサイルがばら撒かれる!

【36発にも及ぶ高速誘導徹甲弾が射出され、猛犬の如くギガースとカルゥゾに復讐に牙となって襲い掛かった!!】
204 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/05/27(土) 00:00:17.47 ID:wrD2UKEy0
>>201
「越境者ってより、ラスボスっすよわたしはっ!!」

両手をゆらりと、演舞めいて漂わせる
表現のみで見れば実に優雅な、しかしその実瞬き程の時の中で繰り出される雲手!
ばちん!
その左の手の甲が何かを強かに叩き、そして抉れる肉、露呈する筋肉と骨!

「ラスボス、雲手抱月……、」
「……纏絲熊爪ォッッ!!!」

踏み込み、パワーアーマーへ再度の肉薄!
弧を描く軌道からの双掌打、またの名を発勁!
狂気、徹甲弾のひとつを手の甲で叩き弾路を逸らし死の雨の中で狙撃の槍に踏み入る事なく活路を開かんとただ前進!
守勢の雲手抱月、攻めの纏絲熊爪
ふたつのラスボス・アーツの複合技!
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2017/05/27(土) 00:10:58.72 ID:hFQpmgx6o
>>204

「…やっぱナメてんな!?あ、この糞アマがッ!」

 パワーアーマー兵は重機を操るのも、策も止めて力勝負に移行!
 本来の獲物である下に二つの銃口のあるダブルバレットというトンデモリボルバー…魔銃を抜き放ち、
 ユノの攻撃に合わせて銃撃!!ただの銃撃ではなく、膨大な魔力がこもっている。

【魔弾とユノの接触した瞬間!ぶつかった二つの超エネルギーによるスパーク!
 魔力衝撃波が相対する二人に向かってばら撒かれ、鋭い刃となって襲い掛かる】
【このパワーアーマー…重指定犯罪者スミスはアーマーに鎧われていることで装甲を削られながらも凌げるだろう】
【が、この全方向に解き放たれた衝撃波はユノ自身は如何にして凌ぐか!?】
206 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/27(土) 00:11:35.48 ID:tOG9Lxbh0
>>203
バンカー沈黙を確認
さて ユノに構っている以外のPA兵と接敵

ターボを収納 ローラースタンバイ

「ッ!!!」
棚引く煙の中飛んでくるミサイル剣を振り上げ まず先頭の一機を叩き切る
ローラを起動 ターンピックを起動

重量があり細かい挙動に向かないはずのローラーダッシュ それをターンピックとローラーを巧みに操り まるで踊るように細かい挙動でミサイルをかく乱しつつ ミサイルを悉く切り払って見せる

だがこの挙動は足の骨や筋肉に負担をかけ 何よりローラーダッシュブーツに多大なる過負荷をかける
恐らくミサイルの乱舞が終わったころには使い物にはならなくなるだろう
207 :カルゥゾ・シック【ニヒラブラ】 [sage saga]:2017/05/27(土) 00:12:49.18 ID:t4yteqfxo
>>203
「良い馬だ こいつが俺が 貰っとく」

エンジンのクールダウンが済みつつある大型サイクルを撫でながら唸るように鼻を鳴らす。
感嘆の表れだ、ここまで良いマシンはそうそうお目に掛かれるものではない。
この戦場を乗り越えた暁には、こいつをなんとかGNからもらい受けようと画策するのであった。

が、

「……マズいな」

流石に弧を描いてこちらに飛んでくるミサイルを見れば考えが変わる。
まだクールダウンは終わっていない、それにディスチャージャの残量はゼロだ。避けようがない。
結果として泣く泣く大きな熱量を誇るバイクを盾とし、カルゥゾはスタコラサッサと逃げおおせた。
というより、爆炎に巻き込まれて無様に顔から土の上に叩き付けられたのだが。

「クソっ……良いバイクだったのに……」
「よくもこのっ……クサレ外道がァァッッ……」

折角仲良くなれたガールフレンドを目の前でミンチにするが如き鬼畜の所業!
今のカルゥゾにとってはまさしくそう映った、バイクの残骸とPA兵を何度か見比べ、そして激昂。
怒りのあまり普段青く輝いているオムニコア部分が真っ赤に変色するほどの立腹だ。
大刀とドスを左右の手に抜いて、ゆらりとそれを構える。

「あのバイクが……1分後の貴様の姿だ……!!」
208 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/05/27(土) 00:22:01.16 ID:wrD2UKEy0
>>205
「……!!!」

魔力の爆裂、四散し襲い掛かる無数のヤイバ!
ナイフめいて身を削る数多を前にユノ、咄嗟に十字受け(クロスアームブロック)!
そのまま身を捻り被弾面積を最小限に抑え、それでも尚尋常ではない裂傷と出血!
低く身を落とした、戦意の喪失か!? 否、断じて否!

「ら、す……ぼ、す……」

その口はまだ動いているし、血と濡れた前髪に覆われ隠された瞳の輝きは失われていない!

「夜墜仰月七星腿ィィッッ!!!!」

直後、低い軌道からの跳ね上げる形での昇竜脚!
元来無謀だ、アーマーソルジャーを前に肉弾戦を挑むなど愚の骨頂!
しかし、それを一蹴に出来ぬまでの圧倒的破壊力を込めたその蹴りは!
正に空をも穿たんばかりの超特急弾丸ロケットと化して放たれるのである!
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2017/05/27(土) 00:29:46.96 ID:hFQpmgx6o
>>206

「全弾回避された。やはり、だ。やはりこれは性にあわん」

 ミサイルの斉射が完了し、それが全て捌かれた後にはパワーアーマー兵の一人もそこで停止していた。
 腕に取り付けらた重機やバックパックのライフルなども投棄し、最低限の装甲とブースターを残しただけの格好となる。

「やはり…馴れた武器に限る」

 そしてアウトフィットPA兵は右手にバトルアックス+8を、左手にヘヴィクロスボウ+9を構える。
 どちらも巨人殺しと、闇属性を与えられたファンタジーサイドの武器だ。

>>207

「データ照合…ようやくヒットした。狂人のサイボーグニンジャ…HEXAとの間接的な繋がりがあるとの情報」
「多少なりとも連中に至る残滓を有する可能性。確保のち解体を推奨」

 エンブレムはアウトフィット。エーカー戦役後、アウトフィットはHEXAとの交戦経験があり。
 互いにかなりの被害を出し、不倶戴天の敵と化している状態である。

「あいにく、次にスクラップとなるのは貴様となる」

 互いに殺意をむき出しとし、相対することになる。もとよりそれ以外はありえないのだ。

>>208

「!?」

 スミス一家(個人でありながらそう呼ばれる)は、ユノの決断的反撃をすぐさまに読み取り、
 これはパワーアーマーの装甲を遙かに凌駕する威力係数だと認識。

「ガアッ!!

 無理な挙動をさせて致命をギリギリで回避するが、装甲の多くをシャーシと動力ごと持っていかれる!
 回避と同時に半ばパージを行っていなければ中身≠烽サの威力にさらされていたことであろう!!

【くだけちったパワーアーマーからスーツ姿の男が飛び出す。こめかみから出血しながらも無事である】

「…クソが」

 言葉の下劣さとは裏腹にスミス一家は鋭くも油断なき殺気でユノを見据えるのであった。

 −−−−−−−−

 こうして、広大な戦場では多数の状況が生まれては澱み、渾沌そのものの状況と相成る。
 そしてそれこそが、より上位のレイヤーたちの望むべき環境そのものなのでもあった。

//では、今回はコノヘンデー! 
210 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2017/05/27(土) 00:37:34.54 ID:wrD2UKEy0
>>209
「……!!」
「……凄いっす、凄いっす!」

対してユノは、傷付き血塗れになりながらも穴だらけの外套を棚引かせて目を見開いていた
その瞳に宿るのは賞賛、畏敬、そういった類のイノセンス感情である
彼女は自身の力に信頼を於いていたし、多くの敵を屠ってこうして歩いて生きてきた
その路の中で、ここまでの個人間戦闘を繰り広げられた敵と言うのはそう多くはないのだ
パワーアーマーの存在が大きい? そうではない、操縦者たる彼そのものの戦力というモノ自体が尋常ではないと容易に解する事が可能

「メチャクチャ強いっす、もうちょっとヤバイくらいっす」
「……でも、そう簡単にラスボスは倒せないっすよ……!」

何処か緊張感の希薄な台詞、しかしその構えと纏う覇王のオーラは圧倒的である
何処かで重なる爆音
直後にユノの輪郭はブレて、敵対者へと貪婪に襲い掛かるのであった

//ありがとうでした、お疲れ様ですっ
211 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2017/05/28(日) 21:48:34.55 ID:gRZ7v5Xno
【小世界/燐日国】

 多数の小国が乱立していた戦乱紀時代の世界。
 邑と邑が咬みあい、滅びぼしあって、何時しか国となる。それも終盤に差し掛かり巨大な四大国が誕生。
 それにより、緊張状態にありながらも、一時の仮初の平和を得ている世界。

「わうんわうん(事前に仕入れていた情報はそんなところだな)」

 柴犬はペローンと舌を出しながらその街並みを見やっている。
 賢王の治世の元、文化的な繁栄を得ている国の有様を。

【街路には血がこびりつき、樹には首を括られた死体が腐乱して黒くなるまで放置されている】
【では滅びたのか?否、酒家では女の嬌声と男の笑い声。目を異様にギラつかせた兵士は高圧的に道を闊歩する】

「わうわう(文化の奨励はされているようだ。各々がやりたいことだけ≠やっている)」

 なら人々は恐怖に震えているのか?それも不明確ではあった。
 何というか、商売の声はするし、道行く人々に悲壮感はない。
 酒を楽しみ、文学を語り、妖しげな煙管を吸う。皆が皆、己が享楽以外には無関心だ。

【何かがおかしい!狂っている!と叫ぶ人々も居た。今、兵隊に囲まれ問答無用で首を斬られている連中だ】

「この者達!王権に逆らう不届き者也!ゆえに成敗した!」

 兵隊達は切断した首を誰が一番遠くに飛ばせるかと蹴り飛ばし始めた。

「…わうわう(この有様の原因、アレか?)」

 柴犬が一つの鋼の立て札に視線をやる。そこに刻まれていたのは――

【民に無制限の自由≠与える――と】
【この国は今や享楽に支配されていた。望むがまま学び、望むがまま殺し、望むがまま耽る。皆が皆、己の欲望を貪るのに夢中だ。
 そして、それに異を唱える一部の心ある人間は欲望を耽溺するものにとって容赦なく排除されていた】
212 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/28(日) 22:03:30.03 ID:dY9KB/2Q0
>>211
「おっそろしい世界だね」
つるされた死体にエンガチョなアキレスと

―――ギィ!!
その背にくっついたベティが辺りを惨劇にげんなりモード

「この光景どう見るよ?」
と 隣のウルリックに問いかける
213 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/28(日) 22:05:58.04 ID:1TdpfulW0
>>211
「移住も考えるべきかな。嘘だよ、金積まれたってヤダね、こんな掃き溜め」
【人差し指と親指の間で顎を押さえ、嫌悪の混ざった嘲笑を飛ばすソーマタージ】
【端の方が解れ、少し裂けたボロボロの和装に身を包み、顔を隠す為の笠の下から鋭い眼を向ける】

【成る程自由だ。好きに飲み、好きに殺し、好きに生きる。巫山戯た事だ】
「自由は好きだが、こういうのは違う、寧ろ嫌いなぐらいさ。いっそ滅ぼした方が良い。
 …嫌な所に来ちまったな。買うもの買ってさっさと別の所行こうぜ」


【偶々流れ着いたこの街で、同じ越境者と会えたのは僥倖だが、マイナスな状況に依然変わりはない】
【蛆虫の海に浸かっているかの様な嫌悪感を抱きながらも、表面上にはそれを出さない。腰の刀を握ろうとする手を押さえつけ、ウルリックを見下ろす】

「こんな所で何をする気だったんだ?ドッグランはまだ生まれてなさそうだぞ。
 …それとも、例のお狐様とやらかい」
【エリコから仕事の引き継ぎは終わっている。超常的存在が相手となった以上、軍人崩れの彼では分が悪いので、こいつに交代したのだ】
214 :桜雪 ◆Ej7mfs3xVw [saga]:2017/05/28(日) 22:08:57.44 ID:G94SoJ7Co
>>211
「燐日、とはよく言った物だな」

柴犬の話に耳を傾けながら、この狂気と淫蕩に支配された大国全てに向けて悪態をつく。
背徳の都バビロン、邪淫の街ソドムとゴモラ、酒池肉林の殷王朝。此処は歴史に語られる修羅の巷その物だ。

「漫然な自由を享受するか。思慮のある不自由を遵守するか」
「賢人ならば答えは後者だろうよ。際限の無い欲望は、その形がどうであれ確実に人を、国を滅亡に追い込む」
「で、この国に来て何がしたい? まさかここで欲望の沼に浸ろう、など言わんだろうな?」

そんな堕落は断固拒否する。一時の欲に身を任せ神の怒りを買い、雷と炎によって焼かれたくは無い。

「傾国とでも洒落こむのか?」

それはそれで乙な物だ。と桜雪は些か冗談が過ぎる事を考えてもいた。そんな事は不可能だと自覚はしている。
215 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2017/05/28(日) 22:23:17.28 ID:gRZ7v5Xno
>>212

「わうわう(亡国の過程以外の何に見えるというのだ)」

 この首都に辿りつくまでにある程度のリサーチは終えていた。
 このような有様になるまでは真の意味で富んだ国だったのだ。
 そして、こう成り果てるまでは、あっという間だったということも。

>>213

「わうん(拙者、散歩は好きだがな。ここは駆けるには些か澱みすぎておるよ)」

 ウルリックも同じく、路なき世界に嫌悪感を覚えながらも返事を投げる。

「わうわう(ああ、そのお狐様だ。どうも急激にその存在を膨らましていたようだ)」

>>214

「わうん(傾国か。相手は確かに――)」

 ふと、ウルリックの言葉が遠くなるのを自覚することになるだろう。
 冗談に過ぎる傾国。いっそ滅ぼす。口についた冗談口。なのにどういうわけか――

【傾けたいなら傾ければいい。滅したいなら滅せばよいと、冗談が過ぎる考えが急激に膨らんでいくのだ】
 【→ともすれば、享楽に耽る者を斬滅し、惨劇に興じる兵隊をなます斬りにし、邪魔をするならこの同行者共を血の海に――】

 欲望が開放された世界の影響か。はたまた場が生む侠気の伝播か!
 不自然なまでに感情の箍を外し外道に堕とさんとする何かがあった

 −−−−−−−−−−
【全員対象】

 桜雪の内面を襲った暴風を知ってか知らずかウルリックは続ける。

「賢き王だったそうだ。この世界での時間軸…およそ3年ほど前まではな」

 賢王であったが大変な漁色家でもあったらしい。様々な妾を囲い後宮はそれはもう賑やかだったそうだ。
 しかし、3年前にある豪族の娘…絶世の美姫を迎えてからこの国の運命は大きく反転する。

「美姫は寵愛を恣とし後宮の女達は皆死罪。そして、今ではこの有様ということだ。
 他の三国もこの有様に既に侵攻の準備を整えていると聞く。国を治める資格無し、とな」

 四国の均衡が崩れる。恐らくはこの国が落ちれば血生臭い戦乱の世に逆戻り。
 この国…この世界は急激に病みはじめている。
216 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/28(日) 22:30:22.83 ID:dY9KB/2Q0
>>215
「・・・・・ちょっとそれ露骨すぎね?」

どう聞いても傾国の美女が王のナニをアレして大惨事★
そんなシナリオしか思い浮かばないのだ

「問題はその美女とやらがどこから来たかってことさぁ
 何処ぞの間者? 異世界からの刺客? この国が気に入らない越境組織?
 おぉ怖い怖い」

おどけてプルプル震えて見せる
この場にいない髭面ならこう言ったかもしれない

もしかしたら黄昏の眷属が関係しているかもしれないと
217 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/28(日) 22:33:27.87 ID:1TdpfulW0
>>215
「同感だ。ゴミ虫どもの巣を突っ切る気にはならない」

「王の妾……玉藻か、鈴鹿か。どっちにしろヤバい事に変わりはねえ」
【フン、と鼻で笑い、ウルリックの話を頭の中で纏める】
【毒か女で権力者が死ぬなどよくある事だ。今回のケースは、些か周りを巻き込みすぎだが】
「はしゃぎ過ぎだぜ、穢れた害獣め。畜生道では済まされぬぞ」


「そのバカ殿どころか、一国の民草にまで影響を与えるとなると、相当な厄ネタだな。その女狐。
 どちらにせよ、放っておいていい状況ではないらしい。そのアバズレビッチ討伐プランはあるのか?」
【この国が滅ぶのはどうでもいいが、こちらに影響が出ないとも限らない。腕を組み、周囲をチラチラと伺いながら尋ねる】
218 :桜雪 ◆Ej7mfs3xVw [saga]:2017/05/28(日) 22:38:30.52 ID:G94SoJ7Co
>>215
「言っておくが、この人数で国を滅ぼすのは不可能だ。そら、お前の欲も踊りだしたぞ」

冗談は冗談。そもそも不可能な事だと自覚して言っているので、わざわざそれに走ろうなどとも思わない。
だが、明らかにこの空気はおかしい。精神汚染系を跳ね返す事は出来るが、自分に冗談を言わせる程の何かしらがある。
警戒を強めておいた方が良いだろう。

「たったの三年でこれか……元から王が凡愚だったのではないか?」

半ば呆れ気味に返す。流石に三年如きでここまで堕落するとなると王も王だ。

「十中八九、その美姫とやらが諸悪の根源だろうな。古来より、化生は人を惑わす傾世の美女になると言う」
「このまま放っておく訳にもいかんだろう……が……」

はてさてどうした物か。まず集められる人員で化生を討つ事は出来まい。
城に乗り込めたとしても自分と此処にいる者達を含め数人程度だろう。少数精鋭にも限界がある。

「犬。お前は結局どうしたいんだ?」

流石に八方塞がりだ。賢人ならぬ賢犬の知恵でも借りれば、どうにかなるかもしれない。
219 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2017/05/28(日) 22:52:13.06 ID:gRZ7v5Xno
>>216

「わうわう(実は拙者には下手人に覚えがあってな、端的に説明するが――)」

 (>>103-123)最初はある意味で平凡な妖怪退治のはずであった。
 しかし、その根はエーカー社の残した死霊術、その歪んだ魔力の越境が引き起こした事件。
 そして、歪められた哀れな妖怪は滅したが、そこから巨大な邪悪が産まれ、そして取り逃がしてしまった。

「わうん(連中が遺した爪痕の一つだ。拙者達の責任ではないかもしれんが、看過はできんよ)」

 空を仰ぐ。硫黄色の空。鳥の群れが逆方向にに飛んでいる。土が僅かに腐った臭いを発していた。

>>217-218

「わうんわうん(策と呼べるほどでもないが、元凶が根にのみ寄り過ぎているならやりようはある)」

 桜雪の言うように正常な国家が相手ならば、限りなく成功の根は薄かったであろうが、
 今回、この特殊な状況を以ってのみ、さしたる策を必要としない状況が出来上がる。

 −−−−−−−−

【全員対象】

「わうわう(無制限の欲望の開放だ。ゆえに既に端から盾となる兵などない)」

 全てが享楽にかまけている。兵士は欲望を満たすための名文に勅を利用しているに過ぎず、
 ざっと、見渡してきたが王宮の警備などザルもいいところだ

「ばうん(相手は将でもなければ王でもない。破壊者だ。相手はあくまで一匹の化生よ)」

 むしろ、国家が相手であるという心理的な障壁こそが、この場合は盾として機能しかねないということか。
 実態を見れば、己の手で国家を腐らせている真っ最中なのだ。それが盾になるわけもない。

「わうわう(一気駆けで仕留める。障害は殆どなかろうよ…何しろ)」

 ウルリックは空を仰ぐ。硫黄色の空、超感覚的な目には斑模様の虹がそこに加わっていた。

「わう(今回は時間が無いのだ。我々はやや遅かった。この世界は喰われる。さして間もなくな)」

 この普段暢気な犬の焦燥がわかるだろうか。この国…否、この世界がもはや終焉の刻(エンドタイムズ)の一歩手前なのだ。
220 :桜雪 ◆Ej7mfs3xVw [saga]:2017/05/28(日) 23:04:11.07 ID:G94SoJ7Co
>>219
「ほう?」

ウルリックの言葉に耳を傾ける。案外、生まれたばかりで化生の頭が足りていないのかもしれない。

「ははぁ、成程な。自分を最低限守らせる盾すら作らんか」

話を聞く限り、音に聞く大化生共と比べて一段も二段も知能の低い化生に思える。
自らを守る盾を作る事。それは生きる為の防衛本能であり、防衛本能の麻痺した者は、生物であれ非生物であれ遠からず死に至る。
文明を崩壊させる事にかまけて自身の身の安全すら眼中に無いのだ。話通りならば雑魚も良い所。

が、ここで侮るつもりは毛頭無い。何せ化生は化生。
盾を作らないとは即ち、盾すら必要無い程の力を既に蓄えている♂ツ能性もあるのだから。

「斬首策か……何? そうか……」

世界が喰い尽される。世の理の守護者である自分に何故その直感が働かなかったのか。
元より此処は自分の世界で無いからか。もしくは、もうどう足掻いても救いようが無いからか。真相は何人も知れず。

「どちらにせよ。このまま腐される儘にするのも酷な物だろう」
「さぱりと介錯してやろう。それがせめてもの、化生に巻き込まれた者達への弔いだ」

このまま化生の為すがまま、と言うのは些か気に食わない。それは抑止力である彼の性質のような物だった。

221 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/28(日) 23:05:13.12 ID:dY9KB/2Q0
>>219
「え mjd?」
ウルリックの心当たり それを聞くや

「うわー・・・またエーカーか」
ドン引きである 本当に迷惑しか考えない連中である

「で これからそいつを殴りに行くわけだ・・・全く 荒事はオッサンとかの仕事なのに…」

この現象が越境するかもしれない 自分の故郷がこいつらに破壊されるかもしれない
そう気づいたとき この男は嫌がりながらも荒事に首を突っ込む覚悟を決めた

適当な建物から金属製の配管(要は鉄パイプ)を引っこ抜いて準備完了

「世界が・・・終わる?」
何時ぞやの大戦のとき 世界の終焉を体験したが それとは違う終わり方を見るというのか

「急ごう」
言葉短く行動を開始する

222 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/28(日) 23:06:12.20 ID:1TdpfulW0
>>219
「味方にまでデバフ掛かってんのか。ただの間抜けか、それだけ自信があるのか…」
【見れば確かに、兵士たちも好き勝手気ままにやっている。自由に動いていいのに、態々警備をする者もそうはいないだろう】
【フラッシュファイト・ラン・キル・アタック。口の中で小さく呟く。一気に突っ込んで素早く攻めるのみか】


【ウルリックに倣い、空を仰ぐ。何か嫌な気配だけはひしひしと感じた】
「時間がない、確かにそうかもな。なんか言われてみるとそんな気がしてきた。…本当だぞ。
 この腐った世界と共倒れってのも御免被る。カネにはならないが、仕方あるまい」

「計画があるならよく練ってから教えろ。まさか今から突っ込む訳じゃあるまい」
【ハハハと軽く笑うが、瞬時に真顔に戻る。「突っ込まないよな?」と赤い瞳が訴える】
223 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2017/05/28(日) 23:18:04.56 ID:gRZ7v5Xno
>>220

「わうわう(未熟ならそれでもいい)」
 
 しかし、言葉とは裏腹にウルリックは別の解を見出してもいた。
 兵に護らせるなどといったそのような瑣末事とは無縁の場所に凶悪というものは存在する。
 脆弱な人間の肉の盾など当てにせず、全てを堕落に消費させる。それを貪り食らう。

「………」

 再び空を見る。律は砕け散った。抑止力は残骸と化した。
 この世界は既に世界自身を護るシステムを破壊されてかけておる。
 むしろ、寸前で越境者達が到着できたことが、その最期の抵抗なのかもしれなかった。

>>221-222

「ああ、急ぐ。そして、希望に添えないことを今から謝罪しておこう」

 ズズズズと、ウルリックの身体が急速に膨らみ、ふわふわの毛は束ねたワイヤーの如き剛毛に。
 瞳は金色の爛々と輝き、その牙は鋭く尖り始めた。

 −−−−−−−−−−−

【全員対象】

『ここで始める!一気に突っ込むぞ!!』

 ウルリックが街中で雷狼としての姿を顕わとしたことで、
 街中はパニックに…ならない!学者めいた連中は興味ぶかげに見るばかり、
 兵士は麻薬の幻覚と決め付け対処しない。この以上なまでの怠惰こそが、この状況の異常さと抜き差しならなさを示している!

『掴まれ、拙者の脚ならば一瞬だ!!』

 全員がしがみついたことを確認すれば、ウルリックは風の如く駆けて王宮に突っ込むであろう。
224 :桜雪 ◆Ej7mfs3xVw [saga]:2017/05/28(日) 23:27:05.22 ID:G94SoJ7Co
>>223
「むしろ、首を取る此方としては未熟であってほしい所だ」

好き好んで尋常では無い程に強大な相手を望む者など滅多にいない。いや、そう言う好事家もいるにはいるのだが。
少なくとも、桜雪はそんな無謀な望みを胸に抱くような人種ではなかった。

「空が……高いな……」

妙に空が高いように思えた。この地に広がる歪な気配がそうさせたのか。未だ残る化生への疑念がそうさせたのか。

「当然だな。既にこの世界は四肢痺れ、臓腑まで侵され尽くしている」
「さっさと病の元を断ってやらんと、酷薄が過ぎるだろう」

そう言って変化したウルリックに飛び乗る。今は無駄に自身の足を使い、体力を消耗する時ではない。
全身に霊気を張り巡らす。身体能力の強化を施し臨戦態勢。ウルリックの背に捕まりながら、瞳は王宮の遥か奥を見据えていた。
225 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/28(日) 23:27:44.33 ID:dY9KB/2Q0
>>223
「末期も末期かよ・・・クソッタレ 粉砕しろ!! 5FDP!!」
その言葉と共に両手 両足から蒼い霧が放出され形を作り 現れたのは霧の巨人
それに先ほど失敬した鉄パイプを握らせると

「ヘイタクシー安全運転で頼むYO!!」
―――ギィ!!

一体と1人と1匹がウルリックにつかまる
226 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/28(日) 23:27:57.58 ID:1TdpfulW0
>>223
「マジかよ、おい!実に面倒だ!」
【バサリ!和装の肩口を握り、大きく引っ張り脱ぎ捨てる!中から現れたのは、いつもの薄汚れたミリタリーコート!スラックス!鉄板仕込みのブーツ!】
【笠を投げ捨て、袴を走りながら脱ぎ捨て、ウルリックに飛びつく!】

「重かったらすまんね。ダイエットはできない」
【ウルリックの胴の側面にしがみつき、軽口を叩く。ともあれ、この分なら早く着きそうだ】


「妖怪とかって刀効くかな。効くよな?エリコのミジンコ野郎が蹴り入れられたんだ、俺にもいけるだろ」
227 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2017/05/28(日) 23:45:05.23 ID:gRZ7v5Xno
【王宮】

【駆けるウルリック。傷害もなく王宮に突入、そこで見える光景は――】

 かつては官吏が忙しなく動き、知恵を絞り、法をつくりだし、国を富ませんと腐心した国家の中枢。
 しかして、今や見る影も無く、その堕落は想像を絶するものであった。

 『人柱』と書かれた柱には国家の重鎮が生きたまま塗り込められたのだろう。
 ミイラ化した遺体もあれば新しい遺体もあったが、想像を絶する死に様だったのは明らかだ。

 贅を凝らした庭も見る影もなかった。本来こういうのに金をかけるのは文化を花開かせる一面もあり否定すべきではない。
 が、池が搾り取られた女人の血で満たされている文字通りの『血の池』であれば話は別だ。
 しかも、搾り滓≠ェ磔にされ、酸鼻なるオブジェと化しているとなれば。

 王の間に入ればいよいよが致命的な堕落が彼等を出迎える。
 壁が床が、臓腑のように柔らかく脈を打っている。空気中に捉えられた幾千の魂が、
 死後の平穏など与えられずにつなぎとめられ、ゆっくりとすすり上げられて。

「…また、国を憂う義士とやらかえ?おや?」

 そして、四肢をもがれと、眼球がくり抜かれ、それでも『生かされ続けている』王の跨り、
 その胸に愛撫をする絶世の美姫(振り向いた仕草だけで男ならば心を打つものがある。正体をしってなお)は、
 雷狼と越境者を確認すると、すとと、王から降りて、服の乱れを直すと、深遠の乙女の如き所作でアイサツをする。

「見れば私を胎から出してくれた恩人もいるよう。越境者…歓迎いたしますわ」

 妖気は無い。敵意も無い。が、この有様を生み出したのはこの美姫なのだ。
 美しい笑みを向けてきてはいる。それこそ蕾が咲くような。が、その薄皮を剥がせば醜悪そのものがある。

「して、用件はなんでしょうか?」
『…!?あの眼、見てはならん!!』

 上目遣いでこちらを見やる貌。情欲的ですらある。こうも印象が次々に変わるが、一貫しておぞましいまでに蟲惑的であることは共通していた。
 ここで、既に戦いは始まっている事を察したウルリックの警告!!

【傾国の美姫…その黄金の瞳を見ているだけで、これは傷つけてはいけないのでは?自分達が間違っているのではと精神を揺さぶる】
【→なお、情欲を覚えてしまったが最期、この美姫の傀儡として、傍らの仲間を迷い無く殺せる外道と化してしまうことになる】
【→瞳を直視してはいけないのだ。これは強力な魔眼である】
228 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2017/05/28(日) 23:55:52.04 ID:dY9KB/2Q0
>>227
「お゛げ…!」
魅惑的であろう傾国の美女 だが当のアキレスはそれどころではなかった
他のガチ勢と違いグロ耐性が少々劣る よってこみ上げる吐き気を抑えるので精いっぱいなのだ

そして相手の目を見るなと言うのだ 視界を遮られてどうしろと

「ウェップ・・・!! ベティ・・・!」
―――ギィ!!

ならばハイテクに頼るのみ 飛行ドローンを起動 ウルリックの陰に隠れながらスマホを操作し
カメラモードを極簡易的なレーダーのみに設定

ドローンは自我無き電子的命令に従うだけの存在
美女はスマホの画面上には赤い点

そのスマホが面を見てアキレスに支持を出すはベティ
当のアキレスは思い切り目を瞑っている


「!!!」
ベティのガイドを頼りに突撃 霧の巨人は その手の鉄パイプにて 美女を打ち据えようとする
229 :桜雪 ◆Ej7mfs3xVw [saga]:2017/05/28(日) 23:59:23.67 ID:G94SoJ7Co
>>227
自然の怒りを鎮める為でなく、ただ愉悦の為だけに贄を積み上げる。
愚か。反吐が出る程に愚か。酒池肉林だ、快楽の園だ嘯いた所で、その内実はただ一個の知性体を慰めるだけの物。
腐臭が鼻腔を貫く。戦場で、廃村で、妖の巣で、幾度となく嗅いだ匂いだ。唐突に、理不尽に、どうしようもなく殺された者の腐臭。
好きか嫌いかで聞かれれば、それはこの世で二番目に嫌いな物と言える。

突入と共に抱いた違和感。それを認めるのは己の矜持が許さない。
何せ、今この瞬間。奴が振り向き、そして此方に視線を向けた瞬間に一瞬だがあの美姫に惹かれてしまった。
転生者のスキル、精神汚染耐性によって完全に呑まれる寸前で押しとどめ、一瞬の隙に視線を少し逸らす。

「やはりか……おい犬、あれは既に羽化寸前だな? 俺達だけで勝てるとは思えんぞ」
「足止め程度なら出来るが……どうする? 正面からかかった所で、勝算は一割あるか無いか」

右手を刀の柄に添える。合図さえあれば刹那の間に奴の懐に飛び入り、今日が吉日である事を祈りながら抜刀する準備は出来ている。
しかし、しかしだ。此処は奴の体内、もとい胎内。欲望と享楽の子宮で、我々がどこまで対抗出来るか。

「―――――用件か。さして面白味も無いが、貴様の首を撥ね上げさせてもらおうと思い立ってな」

目線を外しながらの挑発。さて、これにどう反応するか。それによって奴の度量が計り知れる。
230 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2017/05/29(月) 00:03:03.67 ID:0KXr/k2m0
>>227
「随分と独創的なセンスだな。好き勝手になるだけじゃなく芸術家思考にでもなるのかね?」
【王宮の所々に鎮座する醜悪な死体アート。片眉を上げて一瞥し、誰に言うでもなく呟く】


「グレードが違うな、売女。世界を憂う義士だ」
【走るウルリックから飛び降り、数度転がって立ち上がる。底無しの殺意が、空間を満たす魂を跳ね除けるかの様に立ち上る】
【恐らくあれが王だった者だろう。見る影もないが】

「イヤーッ!」
【ウルリックが叫ぶ。一瞬でも『美しい』と思った自意識を、他の人格が封印する。立てられた親指が魔眼を見る前に両の眼を潰す!】
【全てを一瞬で終えたソーマタージは、閉じた目から血涙を垂らしながら、不敵な笑みを浮かべる】

「用件、用件か。穢れた娼婦気取りの害獣を殺して、ジルドレェ気取りのバカ殿を殺して、俺様が生きやすくする。それだけよ」
【一歩歩くごとに髪の毛が逆立ち、触手と化して植物の根の様に四方八方へ伸ばされる。背中からも伸びるそれは枝分かれし、潰した目の代わりにアンテナめいて空間を認識しようとする】
【数度手こずりながら刀を引き抜く。赤い刀身だけは、美姫の蠱惑的な空気すらも意に介さず、鈍い輝きを放ち続ける】

「死体になってもその股座は名器のままなのか、みんなも気になるよね?
 試させてもらうぜ阿婆擦れ。飽きるまで手前の骸を斬り刻んだ後でな!」
231 :ウルリック【牙狼】>>204 [saga]:2017/05/29(月) 00:15:43.12 ID:0C3VAnNho
>>229

『…拙者の見立てだが、羽化する前なら拙者と貴様等ならまだ戦いになる』

 ウルリックの周囲に琥珀色の魔風が収斂する。
 他世界では神獣とすら崇められ信仰対象ともなっている大狼だ。
 サイカー(異能者)としてのランクも凄まじいほどの高みにある。

【ドン!とウルリックが地面を強く叩く!魔風が吹き荒び、皆の身体を貫き駆ける】
>>228-230 全員にウルリックの加護が付与(攻撃速度++、攻撃精度+、耐久力+、意志力++、対妖特攻+)】

「首を…」

 言葉短かったが、漏れでた感情を読み取るのは容易だった。情欲、色欲、享楽…破綻者!

>>228>>230

「判断が速いようで。確かに今なら¥ィを屠る好機なのだろうえ?」

 鉄扇を広げる美姫。七つの尾が鉄扇と同時してヴァっと広がった。
 美姫の鉄扇がアキレスの鉄パイプを事も無げに受け止め、ひらりと流す。
 そのまま…アキレスではなく、より濃厚な悲観を味わえそうなベティに向かって刃が伸びようとして、止めた。

【その愉しみの隙にソーマタージが一気に駆けてカタナを振るうところまで読んだからだ】
【極上の獲物が勢ぞろいである。味わい深い生を死を味わうならば拙速はよくないのだ】

 −−−−−−−−−
【全員対象】

「これは…想像以上。改めて、歓迎いたします」

 次に向けられた笑みは…避けるような口は、享楽に満ちた瞳は、それでもなお美しかった。

//今日は遅いのでこれまで!続く!!
232 :桜雪 ◆Ej7mfs3xVw [saga]:2017/05/29(月) 00:32:55.12 ID:67S+0zQjo
>>231
「ふむ……ここまで来た、俺は俺に出来る事をやろう」

そう言うと音もなくウルリックの背から飛び降り、其処に納める物の無い左袖をはためかせながら着地する。
ウルリックの加護を受けつつ、全身に巡らせる霊気をより強く、濃くしていく。
それは純粋な妖魔殺し。彼を彼たらしめる意義(ちから)であり、力(いぎ)である。

「貫かれるのは好きだろう?」

引き抜いた刀を水平に構え、腰を低く下ろす。精神を研ぎ澄まし、一切の波紋無き水面の如く穏やかな心。
鉄扇を広げたからどうした。尾を見せびらかしたからどうした。それがどんな行動であれ、今の桜雪には自身を尊大に見せようとする哀れな女狐としか映らない。
切先に霊気が集束していく。刀を引き抜いてから僅か二秒、それが解き放たれたのは瞬きすら出来ぬ一瞬。

「―――――神殺しの一刀、しかと刻め」

放たれた一撃。全く同時にすら見える程に高速で繰り出された三連続の突きは、さも嵐の如く霊気の刃となり、床を抉りながら女狐へと迫る。
かつて悪神を屠った一刀。今、再び大化生を屠るべく振るおうぞ。
239.61 KB Speed:13.5   VIP Service パー速VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大4096バイト 最大66行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)