過去ログ - 垣根「いい加減返事をきかせろ、原子崩し」麦野「黙れ」
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◆C8R0f0bYVU
[saga sage]
2010/07/26(月) 04:13:36.73 ID:0L6X9ew0
少女は、―――麦野沈利は、泣いていた。
いつもセット欠かさない自慢の髪をグシャグシャにして、
綺麗に手入れされている服を泥だらけにして、天を仰いで、雨音に消えそうになり位の声で、泣いていた。
以下略
278
:
◆C8R0f0bYVU
[saga sage]
2010/07/26(月) 04:22:42.80 ID:0L6X9ew0
そうして、垣根は小さな声で、己の諦めの悪さを露呈させる。
以下略
279
:
◆C8R0f0bYVU
[saga sage]
2010/07/26(月) 04:24:27.05 ID:0L6X9ew0
突然目の前に現れた垣根を、茫然と見あげる麦野に、垣根は微笑みかける。
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280
:
◆C8R0f0bYVU
[saga sage]
2010/07/26(月) 04:28:03.96 ID:0L6X9ew0
ここまでお付き合い頂きまして、本当にありがとうございました。
後半になるにつれて失速ぎみで申し訳ありません。
中途半端な終りでございますが、垣根→麦野なのでこれが丁度いいのかなぁ、と。
ここまで、おつきあい頂きまして本当にありがとうございました。
コメントなども大変嬉しかったです。
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281
:
後日談
◆C8R0f0bYVU
[saga sage]
2010/07/26(月) 04:34:12.03 ID:0L6X9ew0
―――
学園都市は夏休み期間に突入した。
芳川が言っていた通り、身体検査の補講は七月末日に行われた。
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282
:
後日談・削板くんと秋沙ちゃん
◆C8R0f0bYVU
[saga sage]
2010/07/26(月) 04:35:50.75 ID:0L6X9ew0
うっすらと空の色が茜に染まりつつある時刻、軍覇は一人の少女と公園に居た。
せっかく、焼き肉を出しに二人きりでの外出に成功したというのに、
「おーい、もしもしー?」と声を駆けても、幼馴染の少女は携帯電話の画面に釘付け。
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283
:
後日談・削板くんと秋沙ちゃん
◆C8R0f0bYVU
[saga sage]
2010/07/26(月) 04:38:42.02 ID:0L6X9ew0
携帯電話から視線をまったく動かさずに、上条の文句を言う削板を容赦なく切り捨てる。
「そこまで言わなくても」と
削板が耳が垂れた子犬のようにしゅんとしても、
姫神としては「私の好きな人の悪口いう人のほうが。最低」という言い分しかでてこない。
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284
:
後日談・削板くんと秋沙ちゃん
◆C8R0f0bYVU
[saga sage]
2010/07/26(月) 04:40:44.59 ID:0L6X9ew0
「…………だって、お前が『合コン』なんてわけのわからんもんに行くから」
削板にとって、『合コン』はまったく得体のしれない場所だった。
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285
:
後日談・青髪くんと心理掌握ちゃん
◆C8R0f0bYVU
[saga sage]
2010/07/26(月) 04:46:02.12 ID:0L6X9ew0
―――
夏休み初日に行われた身体検査の補講後、少女の元にチャンスが訪れた。
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286
:
後日談・青髪くんと心理掌握ちゃん
◆C8R0f0bYVU
[saga sage]
2010/07/26(月) 04:47:15.01 ID:0L6X9ew0
憎たらしくも憎み切れずといった表情で項垂れる青髪ピアスには悪いが、心理掌握はその"カミやん"という人に大いに感謝した。
青髪ピアスは、女の子という属性をもつ生物になら見境なく愛情を振りまく。
大抵の女子は彼のそういう側面に眉をひそめるが、数打ちゃ当たると昔の人も言っている通り、万が一にも彼に心を寄せる人が現れてもらっては困る。
心理掌握の胸の内に、この明け透けのない男を他の誰かに取られたくない、という嫉妬心がわき上がる。
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