638: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/05/23(月) 01:22:35.87 ID:+1M4Crvn0
(……っ。 ちょっと。 風に当たりすぎたみたい。)
不意に体を走った震えに、少女はぽつりと言葉を漏らす。
学園都市は外の都市部とは違って、コンクリートの建造物だらけにも拘わらず夏場に熱帯夜になることがない。
どんな技術を使っているのかはさておき、夜間の熱中症にならないのは非常に喜ばしいことだ。
しかし、マンション等の高所では時折肌寒い風が吹くことがある。
あまり長く当たっていると、体が冷えて風邪を引いてしまうかもしれない。
(……もう寝よう。)
高校生が就寝するには些か時間が早すぎる気もするが、このまま月を眺めていてもどうしようもないのも事実。
見たいテレビ番組も特にないため、早々に床について英気を養うことにする。
早寝早起きは健康の秘訣。村に住んでいた頃からの習慣でもあるため、抵抗はない。
少女はベランダから屋内に入り、窓を閉めようとして――――
「――――――――――――――――!?」
その時、少女の鼻腔を如何ともし難い不快臭が掠めた。
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