27: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 15:00:58.51 ID:8m/ElpKNO
 まどかは、キュゥべえを肩に乗せて通学路を歩いていた。 
  
 さやか「おはよ、まどか」 
  
 まどか「おはよう、さやかちゃん」 
28: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 15:02:37.32 ID:8m/ElpKNO
 まどか「全く、さやかちゃんったら……」 
  
 さやか「ごめんごめん。でも、まさか家の中にいるなんてね。おばさんは何も言わなかったの?」 
  
 まどか「それが、キュゥべえってわたしたち以外には見えないらしいの。おかげで、朝から寝ぼけてると思われちゃった」 
29: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 15:05:15.12 ID:8m/ElpKNO
 まどか「……」 
  
 さやか「……」 
  
 QB「……」 
30: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 15:07:34.72 ID:8m/ElpKNO
 *** 
  
 まどかとさやかが、教室に入ってきた。 
 キュゥべえは見当たらない。 
  
31: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 15:12:31.31 ID:8m/ElpKNO
 場所を廊下に移し、ほむらは会話を再開した。 
  
 ほむら「ふたりに聞きたいのだけど、キュゥべえに何か聞かされたかしら」 
  
 まどか「ちょっとだけね。私とさやかちゃんが、魔法少女になれるってことくらい」 
32: ◆c6GooQ9piw[saga ]
2016/02/20(土) 15:16:34.91 ID:8m/ElpKNO
 更に、さやかがほむらに問いかけた。 
  
 さやか「なら、転校生はどんな願いで魔法少女になったの?」 
  
 ほむら「……」 
33: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 15:18:53.32 ID:8m/ElpKNO
 ふたりは教室に戻ったが、ほむらは廊下で考え事を続けていた。 
  
 信用されてなくても、このタイミングで忠告ができたのは幸いだ。 
 普段なら、キュゥべえが張り付いていてなかなか話ができないのだが、今回はラッキーだった。 
  
34: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 15:25:34.70 ID:8m/ElpKNO
 *** 
  
 昼休み、まどかとさやかが屋上で食事をとっていると、約束通りキュゥべえがやってきた。 
  
 キュゥべえは、ふたりに魔法少女のことを一通り説明した。 
35: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 15:27:36.91 ID:8m/ElpKNO
 さやか「キュゥべえ、質問があるんだけど」 
  
 QB「なんだい?」 
  
 さやか「願いは、自分に関することじゃなきゃダメなの? たとえば、他の誰かのために契約するとか……」 
36: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 15:29:26.51 ID:8m/ElpKNO
 キュゥべえが、ふたりの様子をうかがって問いかけてきた。 
  
 QB「何の話だい?」 
  
 一瞬話してもいいものか悩んだが、まだキュゥべえが根っからの悪人だと決まったわけではない。 
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