ウォルター「鎮守府の執事をやれ?」【安価あり】
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2018/06/12(火) 17:25:19.37 ID:jw7HyV55O
 ウォルター「ちっ!?」ヒュ  
    
  提督「・・・外したか」  
    
  ウォルター「何だ、喋れるじゃないですか」  
291: ◆4Ow9KuSD9Y[saga]
2018/06/12(火) 17:36:53.22 ID:jw7HyV55O
 提督「甘い」シュパッ 
  
 ウォルター「くっ!?」 
  
 紙一重で抜刀を躱す。だが、服が少し切られており、あと少しでも踏み込んでいたら切断されていただろう 
292: ◆4Ow9KuSD9Y[saga]
2018/06/12(火) 17:53:37.19 ID:jw7HyV55O
 提督「終わりだ」カラカラカラッ 
  
 何処からか落ちてきた幾つかの手榴弾、起爆まであと少し、被害を抑えるために鋼線で防ごうと思索する。 
 しかし、視界が悪くなったところを先ほどのような攻撃を仕掛けられたら、という不安が判断を遅らせた。 
  
293: ◆4Ow9KuSD9Y[saga]
2018/06/12(火) 18:06:31.03 ID:jw7HyV55O
 本来は飛行機から投げるものだが、提督が独自で改造に改造を重ねて手榴弾サイズにしてあった。 
 なので本来の手榴弾とは格段と威力が違う。 
  
 提督「燃えて消滅しろ」ポイッ 
  
294: ◆4Ow9KuSD9Y[saga]
2018/06/12(火) 18:13:25.79 ID:jw7HyV55O
 ウォルター「どうです、貴女の全部を暴露してくださったら消火して差し上げましょう」 
  
 提督「ぐああああっ!!」バタバタ 
  
 ウォルター「・・・貴女の銃の弾倉が暴発する頃合いです。早く決断しないとバラバラになりますよ」 
295: ◆4Ow9KuSD9Y[saga]
2018/06/12(火) 18:24:49.69 ID:jw7HyV55O
 ウォルター「さぁて、話して貰いましょうか、提督」 
  
 提督「・・・」 
  
 すぐさま拘束し、軍刀を鋼線で操り首元に当てる。 
296: ◆4Ow9KuSD9Y[saga]
2018/06/12(火) 18:40:19.78 ID:jw7HyV55O
 ウォルター「ほう」 
  
 提督「私の目標は人間側の蹂躙。そのためには人間と同じ姿をする必要があったんだ」 
  
 提督「けどね、私だけじゃなくて、あと十人程度居たんだ」 
297: ◆4Ow9KuSD9Y[saga]
2018/06/12(火) 18:49:09.90 ID:jw7HyV55O
 提督「そして上手く人間側に乗り込んで提督という地位を確立したんだ」 
  
 提督「そしたら、とある電文が届いたんだ」 
  
 ウォルター「それはクソ猫から聞いています。始末せよという内容だったんですよね」 
298: ◆4Ow9KuSD9Y[saga]
2018/06/12(火) 19:00:09.09 ID:jw7HyV55O
 殺伐とした言葉を笑いながら、そして涙を流しながらに発した。 
 その言葉は温かくもあり、同時に冷たくもあった。 
 提督は目を閉じて、いつでも殺されるように腹を決めた。 
  
 ウォルター「・・・」 
299: ◆4Ow9KuSD9Y[saga]
2018/06/12(火) 19:14:03.99 ID:jw7HyV55O
 そしてあろうことか軍刀を放り投げてしまう。 
 軍刀は深々と浜辺に刺さる。 
  
 ウォルター「貴女みたいな人は親に歯向かえないタイプでしょう、それならば親に反抗してみせましょうよ、貴女個人の願いを叶えるために」 
  
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