【ミリマス】春香「まさかの時のアイドル裁判!」
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1: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/08(木) 05:03:26.26 ID:qcNmfppi0
===

 今、パイプ椅子に座って台本に目を通しているのは事前の準備を怠らないことで有名な北沢志保だ。

 彼女は自分の台詞を確認すると、ひょいと客席に向かって顔を上げる。

 その顔は一見すると無表情、しかし、よく見れば自分の仕事に誇りを持つ者に共通する、
 一種のプライドを見つけることができるだろう。

 最も効果的なタイミングを計り、最高の声の調子をイメージし、彼女は堂々と、
 しかし慇懃無礼にはならぬように細心の注意を払って「始まります」――おっと、
 説明をしている間に彼女の台詞が終わってしまった。

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2: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/08(木) 05:04:51.94 ID:qcNmfppi0

 それではお話変わってここは765劇場楽屋室。……を再現した楽屋セット。

 つまりは劇場にある楽屋室を舞台に再現した撮影セットで、
 だから客席が志保の前にあり……そう! 劇場楽屋室なのだ。
以下略 AAS



3: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/08(木) 05:05:44.02 ID:qcNmfppi0

「どうぞ」

 言って、彼女は顔を上げる。
 すると扉を開いて現れたのは、大きな丼を手にした最上静香。
以下略 AAS



4: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/08(木) 05:07:20.85 ID:qcNmfppi0

「す、少し落ち着こう静香ちゃん。私も理解するための時間が欲しくて」

「落ち着いていますし、説明だって! ペダルが斜めになってるんです!」

以下略 AAS



5: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/08(木) 05:09:59.59 ID:qcNmfppi0

「私たちの武器は一つ! 突然の登場による"驚き"と"歌"。つまり二つ! それから"魅力"と、これで三つ!」

 白い手袋をはめた右手を突き出し、指を立てながら数えて行く。

以下略 AAS



6: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/08(木) 05:12:15.43 ID:qcNmfppi0

「ねぇ海美ちゃん。代わってくれない?」

「えっ!? わ、私が?」

以下略 AAS



7: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/08(木) 05:13:24.93 ID:qcNmfppi0

「アイドル……なんだっけ?」

「裁判だよ、アイドル裁判」

以下略 AAS



8: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/08(木) 05:17:25.33 ID:qcNmfppi0

「分かりました、春香さん!」

 するとピョンと元気よく前に飛び出した翼が、
 持っていた巻き物を広げて琴葉の罪を読み上げる。
以下略 AAS



9: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/08(木) 05:19:36.41 ID:qcNmfppi0

「……よし。縛れ」

 春香の命令を受けるやいなや、海美と翼が座っていた琴葉を立ち上がらせる。

以下略 AAS



10: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/08(木) 05:20:59.01 ID:qcNmfppi0

『この話は全く酷い! パロディにもなっていなければ
 面白くもなんともない、実に中身のないくだらん話だ。

 きっとこのスレを建てた人間は他人の褌を借りねば
以下略 AAS



11: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/08(木) 05:22:20.23 ID:qcNmfppi0

 差出人は『一介の二次創作作者』様。

 それではお話変わってここは劇場楽屋室。もちろん舞台の、セットの方の。

以下略 AAS



12: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/08(木) 05:23:49.11 ID:qcNmfppi0

 刹那! 聞き慣れたシンバル音と共に舞台へ現れる春香たち! 
 最高のキメ顔を客席に向け、リーダーである春香が言う。


以下略 AAS



13: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/08(木) 05:25:21.06 ID:qcNmfppi0

「姫としての思想、言葉遣い、信念と行為……この四つ」

「それはつまり……何が言いたいのです?」

以下略 AAS



14: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/08(木) 05:26:29.28 ID:qcNmfppi0

 思わず大きな声を上げ、春香が「分かった。シラを切りとおす気ね」と腕を組んだ。
 そうしてやれやれと首を振ると。

「海美ちゃん、まつりちゃんをクッションの刑に」
以下略 AAS



15: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/08(木) 05:27:53.44 ID:qcNmfppi0

 途端、翼の顔が驚きと恐怖に満たされた。
 信じられないといった風に目を見開き、口をわななかせて復唱する。

「安楽椅子!?」
以下略 AAS



16: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/08(木) 05:28:45.08 ID:qcNmfppi0

 春香の提案に、海美と翼が無言でうなずく。

 すると春香は先ほどまでとは打って変わった猫撫で声で「告白せよ、告白して」と詰問を再開した。

以下略 AAS



17: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/08(木) 05:29:59.80 ID:qcNmfppi0

『女の子同士で告白告白と言い合うなんて、なんて破廉恥な作品でしょう。
 安易に少女同士を絡ませて、読者の受けを狙おうとする姿勢が低俗なうえにありきたり。

 その上女性差別です――提案します。
以下略 AAS



18: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/08(木) 05:32:08.01 ID:qcNmfppi0

 暗転。舞台の照明が再び灯った時、そこには椅子に座る志保が。

 彼女は舞台が始まる時と同じように、台本に目を通しながら呟いた。

以下略 AAS



19: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/08(木) 05:33:50.11 ID:qcNmfppi0
===

 と、いうわけでお話は全て終わっておしまいです。
 正義春香さんのイラストを見た瞬間、余りのカッコよさにこれは何か書かねばと。
 で、非常に有名なスケッチのパロディにもならないパロディを。
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage]
2017/06/08(木) 05:37:02.70 ID:R2XxWojDO
今回の上位報酬のはるるん可愛いよね


21:名無しNIPPER[sage]
2017/06/08(木) 08:47:48.00 ID:hl1riKUyo
乙るん


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