緒方智絵里「あなたと過ごす、特別で怠惰な一日」
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2017/07/14(金) 14:53:14.73 ID:apSscRn50
  
  
  
  
  
62:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:53:41.53 ID:rHT/Celd0
 「暑いだろうから、智絵里はここで待っててくれ」 
  
  
 「え、あっ、はい」 
  
63:名無しNIPPER
2017/07/14(金) 14:53:46.12 ID:apSscRn50
  
  
  
  
  
64:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:54:10.98 ID:rHT/Celd0
 けれども、それを言ってしまうのは野暮だろうと。 
  
  
 そう思って彼女は口にはせずに、ただただ見守っているのだった。 
  
65:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:54:36.90 ID:rHT/Celd0
 彼は腕で額の汗を拭いつつ、まだ探し物を続けている。 
  
  
 「……お散歩とか……したい、な」 
  
66:名無しNIPPER
2017/07/14(金) 14:54:41.52 ID:apSscRn50
  
  
  
  
  
67:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:55:02.39 ID:rHT/Celd0
 だが、『ルール違反は許さない』と言った手前、それを口にするのは憚れた。 
  
  
 「今日は……うん、我慢しよう」 
  
68:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:55:31.39 ID:rHT/Celd0
 「い、いえ……そんな事は、無いです。ただ、ちょっと……」 
  
  
 「ちょっと?」 
  
69:名無しNIPPER
2017/07/14(金) 14:55:45.48 ID:apSscRn50
  
  
  
  
  
70:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:56:02.24 ID:rHT/Celd0
 「いやぁ、中々見つからなくてな。探すのに、結構な時間が掛かったよ」 
  
  
 Pはそう言いつつ、智絵里の横の空いている場所に腰を下ろす。 
  
71:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:56:29.71 ID:rHT/Celd0
 そこまで考えた所で、智絵里はある事に気づいた。そして思い出した。 
  
  
 今まで自分がどんな思いで、四つ葉のクローバー探しをしていたのかを。 
  
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