少年「薄氷の僕ら、無人駅」
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22: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2018/02/02(金) 21:00:27.06 ID:tFwOjaKn0
少女「私達も、あの星みたいに小さな存在なのね」

少年「……うん。そうだね」

少年「大人になるって、どういう事なんだろうな」
以下略 AAS



23: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2018/02/02(金) 21:11:14.70 ID:tFwOjaKn0
トプ……

少年「……えっ!?」

少年(ど、どうなっているんだ!?)
以下略 AAS



24: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2018/02/02(金) 21:13:03.63 ID:tFwOjaKn0
少年「ごめんね、また泣いちゃった」

少女「ううん、嬉しい時には泣いてもいいのよ」

少年「僕もさ、君と一緒なら消えてしまっても良いんだ」
以下略 AAS



25: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2018/02/02(金) 21:27:45.47 ID:tFwOjaKn0
少年(村からかなり離れた所に、駅員が居ない無人駅が存在する)

少年(当然、村の人間が此処まで来る事は無い)

少年(僕も名前を知っているだけだ)
以下略 AAS



26: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2018/02/02(金) 21:28:42.22 ID:tFwOjaKn0
少女「……ねえ、空の色が明るくなってない?」

少年「本当だ。日が昇るみたいだね」

少年(そんな他愛も無い話をしていると、東の方角から何かの音がしてきた)
以下略 AAS



27: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2018/02/02(金) 21:30:49.41 ID:tFwOjaKn0
ガタン……ガタンガタン…

少年「わあ、すごく速いね」

少女「そうね。……ねえ、気付いてる?」
以下略 AAS



28: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2018/02/02(金) 21:35:14.05 ID:tFwOjaKn0
少年「え……?」

少女「浮いてる……どうして?」

少年(砂時計は蒼く光を放ち、僕らの目の前に浮遊している)
以下略 AAS



29: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2018/02/02(金) 21:42:20.21 ID:tFwOjaKn0
少年(僕らはぎゅっと手を繋いだ)

少年(例え僕らが薄氷のような儚い存在だとしても)

少年(今この瞬間だけは、きっと生きていると言い切れる)
以下略 AAS



30: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2018/02/02(金) 21:43:36.23 ID:tFwOjaKn0
終わりです。ありがとうございました。

前作 青年「風鈴屋敷の盲目金魚」
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31:名無しNIPPER[sage]
2018/02/02(金) 21:54:47.35 ID:PK0vJn/xo
儚くて良かった。乙


32:名無しNIPPER[sage ]
2018/02/02(金) 23:05:51.05 ID:oq4q/Cfbo
こういうの、結構好きだわ


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