1: ◆2oYpLZIXqc[saga]
2018/02/11(日) 18:54:43.71 ID:WHLsH0iX0
約7000文字
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バレンタインデー当日 学校 教室
女「……ねえ」
男「ん?」
女「放課後、屋上の扉の前に独りで来て」
男「え!?」
女「私、待ってるから」
男「お、おう!?」
女「あと誰にも言わないで」
男「わ、わかった!?」
先生「お〜い、席につけ、六限目の授業を始めるぞ!」
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2: ◆2oYpLZIXqc[saga]
2018/02/11(日) 18:59:04.80 ID:WHLsH0iX0
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授業中
3: ◆2oYpLZIXqc[saga]
2018/02/11(日) 19:00:09.79 ID:WHLsH0iX0
先生「よし、次は八十ニページ、この問題をといてみ──」
問題! そう問題はこれからだ。
すなわち、義理なのか? 本命なのか?
4: ◆2oYpLZIXqc[saga]
2018/02/11(日) 19:01:57.40 ID:WHLsH0iX0
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先生「はい、今日の授業はここまでだ! そのままホームルーム始めるぞ!」
5: ◆2oYpLZIXqc[saga]
2018/02/11(日) 19:03:14.09 ID:WHLsH0iX0
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俺は廊下を歩いて目的地に向かう。
6: ◆2oYpLZIXqc[saga]
2018/02/11(日) 19:05:02.09 ID:WHLsH0iX0
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屋上の扉に背中を預けるようにして、彼女は独り待っていた。
7: ◆2oYpLZIXqc[saga]
2018/02/11(日) 19:07:06.56 ID:WHLsH0iX0
女「……これ」
彼女は鞄から、綺麗に包装された長方形の赤い箱を差し出した。
箱にはピンク色のリボンが巻かれており、リボンと箱の間には真っ白な手紙が挟まっていた。
8: ◆2oYpLZIXqc[saga]
2018/02/11(日) 19:09:18.52 ID:WHLsH0iX0
女「……本当は昼休みに直接、渡すつもりだったの」
男「……」
女「……でもどうしても……どうしても渡せなくて、それで男君ならバスケ部で一緒だから」
9: ◆2oYpLZIXqc[saga]
2018/02/11(日) 19:11:08.99 ID:WHLsH0iX0
女「……私、もう行かなくちゃ」
男「おうチョコは任しとけ!」
女「本当に本当にありがとう。またね!」
10: ◆2oYpLZIXqc[saga]
2018/02/11(日) 19:12:33.67 ID:WHLsH0iX0
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部活後 帰り道
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