岡部「俺は鈴羽を――お前の事を救えたか……?」鈴羽「――」
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19: ◆mcn/WZ3k0ZKj[saga]
2018/06/28(木) 20:20:05.55 ID:5LgnJack0
「鈴羽……。
 ……ダルや由季さんにはこの事を?」


ダルには既に断られている。たとえ鈴羽が了承してくれたとしても、
ダルと由季さんの事を考えると踏ん切りがつかなかった。


「父さん?父さんと母さんは関係ないよ。
 これはあたしがしたいと思った事だから。」

「関係ないわけあるか……わかっているとは思うが、
 お前の身体はお前だけのものじゃないんだぞ……。」

「……わかってるよ。確かに母さんには言ってない、
 どうあっても了承してくれそうには無いからね。けど……。」

「けど……?」

「父さんは、薄々……だけど勘付いてたと思う。
 それでいて、あたしがやろうとしてる事に対して後押ししてくれた。」

「ダルが……。」


あのダルが……?信じられない……あいつは本気で怒っていたはず。
だから絶対に協力を得られないと思っていたのにどうして……?


「……オカリンおじさんに対して、父さんが何を言ったのかはよくわからなかったけどさ。
 あたしが本気で何かをしたいって思った時には、いつだって後押ししてくれてた。
 たとえ父さん自身が反対していたとしても、その気持ちを飲み込むんだあの人は。」

「………。」

「それと同時に、きっと父さんはオカリンおじさんの事も助けてあげたいとも思ってるはずだよ。
 こんな方法は間違っているって思っているだろうし、
 あたしに万が一があったらって考えるから、絶対に口には出さないだろうけど。」


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