岡部「俺は鈴羽を――お前の事を救えたか……?」鈴羽「――」
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18: ◆mcn/WZ3k0ZKj[saga]
2018/06/28(木) 20:16:40.71 ID:5LgnJack0
「あのさ。話っていうのは……
 ……実はあたし、オカリンおじさんと父さんの話、聞いちゃってたんだ。」

「……!?な、何ぃ!?」


電話越しとはいえ、つい驚いて大声をあげてしまう。
思わず驚きすぎてソファーから転げ落ちてしまうくらいに。


「わぁ!?ビックリするなぁもう……。」

「す、すまん……だがビックリしたのはこっちの方だ。
 ……聞いていたのか?あの話を……。」


まさか盗み聞きされているとは……いや、好奇心の強い鈴羽の事だ。
自分がハブられたと思ったら、より俺達の話を聞いてやろうという風になる筈……。
外に飲み物を買いに行くフリをしてずっと、玄関先にいたのだろう。


「うん……オカリンおじさんの言う様に、
 α世界線の私の事については実感が無いけど……。
 父さんが昔、話してくれた別の世界線の話だったからね。少しは理解出来た。」

「そ、それで……お前はどうして俺に電話してきた……?」


鈴羽もきっと話を全部聞いていたなら、あの提案についても聞いた筈。
ならば電話を掛けてきた理由なんて限られるだろう?
俺の非道な提案に対して罵倒の言葉を浴びせるか。もしくは――


「オカリンおじさんが望むなら、私は協力してもいい。」


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