岡部「俺は鈴羽を――お前の事を救えたか……?」鈴羽「――」
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27: ◆mcn/WZ3k0ZKj[saga]
2018/07/27(金) 00:12:05.97 ID:fuVfeN7c0
「それで、やるんでしょ?実験。」

「あぁ、そのつもりだ。もう機材は揃っているのか?」

「当然。岡部に連絡を貰ってから、何週間経ったと思ってるのよ。
 ほらこれ。一応基本は完成してるから、後は岡部の記憶を元に調整するだけ。」


そういうと紅莉栖は肩に背負ったショルダーバッグからあるものを取り出す。
それはまるでヘッドホンの形をしている様に見えた。


「まるで、と言うか。まんまヘッドホンでは無いか。
 もっとこう……他に無かったのか?未来ガジェットらしいものは……。」

「形なんて何だっていいでしょうが。
 それにこれは敢えてあのガジェット≠模倣して造ったのよ。
 あの時使った仕組みが、今回の実験で応用出来そうだったから。」


「タイムリープマシン、か。」


タイムリープマシン――こいつのお陰でまゆりの死を一度は回避し、
ラボメン達に助けられ、結果的に言えばこのSG世界線に辿り着く事が出来た。
だが元を正せば、こいつと電話レンジ(仮)があんな事になった元凶とも言える。
そんな因果なマシンを似せて作るとは紅莉栖も性格が悪い。


「それで?これは一体どうやって使うんだ。」


実験を始める前に一応仕組みを聞いておきたい。
頼んでおいて何だが、細かい仕組みは実はよく知らないのだ。
紅莉栖の事だから大丈夫だとは思うが、万が一危険な代物なら
実験の中止も視野に入れなければならない。


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