岡部「俺は鈴羽を――お前の事を救えたか……?」鈴羽「――」
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32: ◆mcn/WZ3k0ZKj[saga]
2018/07/27(金) 00:33:51.05 ID:fuVfeN7c0
「……そう、わかった。あんたの決意がそこまで固いというのなら、
 私はもう止めない。……でも一つだけ聞いてもいいかしら?
 あんたは阿万音さんを救わなきゃって思ってるのよね。」

「だからそう言ってるだろう……他に理由がいるのか?」

「……別に。ただちょっとあんたのキャラじゃないと思っただけよ。」


紅莉栖は何を言いたかったのだろうか、俺はラボメンの事を大事に思っている。
そのラボメンの事を救いたいと思うのは当然じゃないか。


「……まぁいいわ、これに関しては岡部の問題だし。
それと、鈴羽もこの事については同意済みって事でいいのかしら?」

「紅莉姉さん……うん、私はそれで構わない。それにもう決めた事だから、今更退かないよ。」

「そう……今から岡部がやろうとしてる事は、
 あなたの姿を借りて他の女に会おうって割と最低な行為なんだけど、
 あなたは本当にそれでも構わないっていうのね?」


紅莉栖……こいつは一体何を勘違いしてるんだ……?
俺にとって鈴羽が友人の娘であるように、鈴羽にとっても俺は彼女の父親の友人でしかない。
確かに俺は鈴羽の事を大切に思っているが、それはあくまで子を見る親の気持ちの様なもの。
鈴羽も俺の事を慕ってくれてはいるが、きっとそれは俺と似たような感情だろう。

それをこの女は何を邪推しているのか‥…。
やはりこの年齢になっても恋愛脳のスイーツ(笑)っぷりは変わらないな……。
そんなんだからいい年齢して独身なんだ貴様は!


「うん……だってそうしないと、オカリンおじさんは前に進めそうに無いから……。
 それにあたしだってこのままは嫌だよ。
 オカリンおじさんには今のあたしを、ありのままで見てもらいたい……。」

「わかった。それだけ意思が固いならもう私から言う事は何も無い。
 それじゃあ今度こそ実験を始めましょうか。
 ……これでとうとう私も、マッドサイエンティストの仲間入りね……。」


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