岡部「俺は鈴羽を――お前の事を救えたか……?」鈴羽「――」
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39: ◆mcn/WZ3k0ZKj[saga]
2018/07/27(金) 01:10:00.36 ID:fuVfeN7c0
「え?うん…………そうだね、お願いするよ。案内して?」


鈴羽は少し考え込むと、俺の手を握り返した。
俺はそれを確かめると紅莉栖に向き直り言った。


「少し外を歩いてくる。少し遅くなるかもしれないから――」


『今日はここでお別れだ』と、
謝罪の言葉を続けようとすると紅莉栖の言葉で遮られた。


「わかってる。私の事はいいから、今日は阿万音さんに付き合ってあげなさい。
 私も久しぶりに色々見て回りたかった所だし、気にすんな。」

「……呼び出しておいてすまないな、それじゃあ行ってくる。」

「えぇ、いってらっしゃい。」


紅莉栖に見送られ、俺達はラボを後にする。去り際の紅莉栖は優しい微笑みを浮かべていた。
少しくらい俺の身勝手な行動に怒ってもいいだろうに。
と少し申し訳なく思いつつも、その気遣いがありがたかった。
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