岡部「俺は鈴羽を――お前の事を救えたか……?」鈴羽「――」
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50: ◆mcn/WZ3k0ZKj[sage saga]
2018/08/31(金) 00:08:27.62 ID:frLsnDXL0
「まったく羨ましい限りだぜ……
 そんなに慕ってくれる現役女子高生が今どれだけいる事か……。
 綯も昔は『お父さん、お父さん』って慕ってくれてたのになぁ。
 いつの間にか家を出て行っちまった。父さん寂しいぜ……。」


「す、す、す、鈴羽が俺に惚れている訳ないでしょう!?
 相手は18歳の女子高生で俺は44歳の中年ですよ!?」

「何言ってんだおめえ。結婚に年齢は関係ねーだろうが!
 俺とあいつも結構な年の差結婚だったんだ――よくある事だよ。」


天王寺さんは遠い目をしてお茶を啜った。
駄目だこのおっさん……もう『付き合っている』という妄想から、
『結婚を前提で付き合っている』という既成事実へとクラスアップしている……。


「???何の話?」


男二人が長時間、内緒話に花を咲かせているのを不審に思ったのか。
鈴羽がこちらに向かって聞いてくる。

天王寺さんは内緒話のつもりで話したのだろうが、
割と大きな声で喋ってる為、結構聞こえているだろう。


「いや何でもないんだ鈴羽!大した事じゃないぞ!ホントに……。」

「そうそう。気にする事ったねぇよ。
 男同士の秘密の会合だよな岡部!がはははは!」

「ふ〜ん……そっか、わかった。」


鈴羽は口ではそうは言ったが、
どう見てもその表情は納得がいかないという感じだった。
だが悪いがこればかりはお前に言う訳にはいかない……俺の沽券に関わるからな……。


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