真壁瑞希「恋するアセロラ・サイダー」【ミリマスSS】
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25: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 22:55:29.56 ID:NGPIxQq80

「お、今日も私服だ。最近は制服ばかりじゃなくなったな」

「流石はプロデューサー、気付いてくれましたか」

「それはもう。いつも制服で事務所に来てたもんなあ」

「今日の私のコーディネート、いかがでしょう?」

 後姿も見てもらおうと、手にしたマグカップを机に置いて立ち上がり、私はくるりと回ってみせた。

「よく似合ってるよ。服もいいけど、付けてるヘアピンがいいアクセントだな」

「はい。......ありがとうございます」

 彼はすぐに気付いてくれた。ささやかだけど、気付いてほしい私の変化を、彼は真っ先に見抜いてくれる。顔に出さないようにと努めるけど、嬉しくて、つい顔がほころぶ。

 気持ちを誤魔化すようにヘアピンに触れると、私の喜びが伝わっているのか、心なしか熱を帯びているようだ。




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