ヴァイス「少々席を外したいのですが」ターニャ「何故だ?」
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26:名無しNIPPER[sage saga]
2018/11/23(金) 23:29:27.84 ID:i37PCr8J0
「……わかりました、ヴァイス中尉」
「わかってくれたか、セレブリャコーフ少尉」
「ええ、もう結構です。あなたを間引きます」
「えっ?」

ヴァイス中尉は帝国軍人として相応しくない。
そのような人物がデグレチャフ少佐の副長であるなど、言語道断だった。だから、間引く。
少佐よりも先に退場させようと拳を振り上げ。

「待て、セレブリャコーフ少尉」

我を忘れた副官の握り拳を受け止めたのは、デグレチャフ少佐の小さな手のひらだった。

「少佐……」
「何を熱くなっている。帝国軍人たるもの常に沈着冷静であれと言った筈だぞ。忘れたか?」
「ですが、このままでは少佐が……」
「私は気にしない。見られてもなんともない」
「いけません! 少佐は白銀の妖精で……」
「セレブリャコーフ少尉!!」

上官に一括され、御伽の国から呼び戻される。

「私はただの人間だ。わかるな?」
「少佐……少佐ぁ……!」
「そうだ。せっかくだから、最後は貴官に抱かれながら漏らしたいのだが、頼めるか?」
「っ……はいっ! お任せください!!」

敬愛する少佐の最後の命令を副官は受諾した。


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