佐々木「やっぱりキミは優しいね」キョン「そうか?」
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:43:34.82 ID:Wuzd3WkQO
「詳しくもなにも、いま話した通りだ」

何ひとつとして、難しいことはない。
膝の上に乗ったハルヒが、小便を漏らした。
それ以上でも、それ以下でもなかった。
だからそう説明すると佐々木は昏い目をして。

「ふむ……実に興味深いね」
「佐々木……?」

まるで苦虫を噛み潰すように奥歯を軋ませる佐々木は、いつもの沈着冷静さは見受けられず、端的に言って激怒しているように見えた。
そんな佐々木が恐ろしくて、ぶるっていると。

「つまり、キミはマーキングされたわけだ」
「マ、マーキング……?」

身に覚えのないことを言われて、首を傾げる。

「まだわからないのかい? キミはその時、その瞬間に、涼宮さんの所有物となったのさ」
「所有物って、そんな大袈裟な……」
「悠長なことを言っている場合ではないよ」
「えっ?」
「すぐに上書きしなければならない」
「上書きって、どうするつもりだ……?」

恐る恐る尋ねると、佐々木は当然とばかりに。

「今から僕は、キミにおしっこをかける」

その宣告には佐々木の強い決意が滲んでいた。


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