【シャニマス SS】P「プロポーズの暴発」夏葉「賞味期限切れの夢」
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34: ◆/rHuADhITI[saga]
2019/08/18(日) 02:40:50.07 ID:oj63shz20
「おー、懐かしいな、これ」
「樹里、みんなも」
 クイズに興じていた四人が、昔話の匂いを嗅ぎつけたのか、こちらに来ていた。

「プロデューサーさんの、ちょっぴり恥ずかしい写真があると聞いて」
「プロデューサーさまの……まばゆし写真が……」
「まあ、そういうのもあるだろうな。結構な年数分のアルバムだし」

 興味津々といった様子の彼女らに持っていたグレーのアルバムを手渡す。
 今度は夏葉も混ざって、五人で一つのアルバムの検分をはじめた。それで思い出話に花が咲くのなら、俺の恥ずかしい写真なども浮かばれるというものだ。

「あ、でも、最初の方のページは刺激が強いかもしれませんね〜」
 はづきさんが妙なことを言った。

「刺激、ですか?」
「半年早いアルバムなんですよ〜」
 どういうことなのだろう。

 半年早い、というのは、おそらく制作時期か写真の収録時期の話だ。社長と俺とはづきさんは、放課後クライマックスガールズの発足より数か月早く事務所にそろっていたわけで。それは、つまり……

「ひゃっ!」
 智代子が素っ頓狂な声を上げた。

「プ、プロデューサーさんの目が! 目が死んでるっ! 死んだ魚みたいにっ!」
「チョコ、それだと例えになってな……うわっ」
「プロデューサーさま……これは……」

 智代子たちが、アルバムの写真と俺の顔を何度か見比べた。明らかな困惑が見て取れる。



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