高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「お互いを待つカフェで」
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22:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/17(日) 19:03:42.75 ID:i6ln0z2d0
ページをまた1枚めくります。逃げた先に自由の場所があった時のように、好きなことを書ける白紙が出迎えてくれます。
また加蓮ちゃんの名前を記して、それから「知っている人」と足して。唇の先に薬粒を押し当てたような苦さが生まれて、そうしたら、そのタイミングで加蓮ちゃんからのメッセージが来て……。
5秒だけ。間を置いてから。スマートフォンへと手を伸ばしました。


以下略 AAS



23:※特別編:今年の加蓮誕生日話[sage saga]
2019/11/17(日) 19:04:13.81 ID:i6ln0z2d0
最近、加蓮ちゃんが可愛くなった、と色々な人が言います。アイドル仲間のみなさんとか、Pさんとか、ファンの方、あと、お母さんも。
お母さん、加蓮ちゃんがよく泊まりに来るようになってから、テレビやスマートフォンで加蓮ちゃんの番組を見ることが増えたんですよ。1度だけ拗ねたフリをして、「私は?」って言ってみたら、私の出ている番組を録画した画面を見せられました。あれはけっこう恥ずかしかったなあ。

加蓮ちゃんが、可愛くなった理由。……なんて、もっと前からとても可愛い女の子ですけれど。
それでも、もし、ここのところ変化があって、それに理由があるとするなら。
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/17(日) 19:05:14.64 ID:i6ln0z2d0
>>23 最後の行の後半部分、一部だけ修正させてください。申し訳ございません。
誤:「――私は、そうじゃないのかって思います。」
正:「――私は、そうじゃないのかなって思います。」


以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/17(日) 19:05:43.27 ID:i6ln0z2d0
1つだけ。

ファンレターをしまってから、スマートフォンもかばんのポケットへ入れて。残ったココアを、口の中でたっぷり味わってから飲み干して。最後に、開きっぱなしだったノートを閉じようとして、またなんとなく思いつきました。
右下のはしっこのスペース。ちょっと前、学校の授業中なのに落書きをしてしまったのと、同じ場所に加蓮ちゃんの顔をさっと描きます。
ただし、笑顔の加蓮ちゃんではなく……目を細め、眉を少し垂らし、悲しげな笑顔を浮かべる加蓮ちゃんの顔を。
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/17(日) 19:06:17.37 ID:i6ln0z2d0
加蓮「お待たせっ」

藍子「……あっ。加蓮ちゃん。こんにちは♪」

加蓮「ごめんね遅くなって? こんにちは、藍子。……って、なんか考え事?」
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/17(日) 19:06:53.86 ID:i6ln0z2d0


【おしまい】




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