ハリー・ポッター「僕の言うことを聞け」ドラ子・マルフォイ「……はい」
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36:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 22:27:51.47 ID:kNKMPaOnO
「ここ、座ってもいいかな?」
「……どうぞ」

ドラ子の隣の席に腰を下ろす際に一応声をかけると、彼女はちらとハリーを見上げて頷いた。
ひとまず避けられなかったことに安堵したハリーは雰囲気を和ませるべく、話題を振った。
以下略 AAS



37:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 22:30:30.71 ID:kNKMPaOnO
「ドラ子、何が食べたい? 取ってあげるよ」
「い、いいの……?」
「君をないがしろにした責任を取りたいんだ」

宣言通りに優しくしてくれるハリーに感動しつつ、ドラ子はかぼちゃパイを指差した。
以下略 AAS



38:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 22:32:43.62 ID:kNKMPaOnO
「静まれぇええええええええいっ!!!!」

恐慌状態に陥った生徒を鎮めたのはダンブルドア校長の一喝であり、事態の収束を図った。

「マダム・ポンフリー先生」
以下略 AAS



39:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 22:35:23.08 ID:kNKMPaOnO
「ハリー! 大変だよ! どうしよう!」
「どうしたんだ、ロン。そんなに慌てて」
「ハーマイオニーが戻って来ないんだ!」

フィルチの件は腑に落ちないものの、校長に睨まれたこともあり、監督生に連れられて大人しく寮へと戻る最中、酷く取り乱した様子のロンがハリーの元へと走ってきて、ハーマイオニーが未だにトイレから戻って来ないと訴えた。
以下略 AAS



40:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 22:37:48.32 ID:kNKMPaOnO
「おまたせ、ロン。行こうか」
「ハリー……君は何者なんだい?」

上級貴族であるドラ子をあっさりと屈服させたハリーを間近で見てその隠された一面に怯えたロンが、恐る恐る尋ねると彼はにっこり笑い。

以下略 AAS



41:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 22:40:12.24 ID:kNKMPaOnO
「ハーマイオニー……?」

ドカンッ!

「ひぃっ!?」
以下略 AAS



42:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 22:42:05.32 ID:kNKMPaOnO
「やばい! 怖い! やばい! 漏れそう! やばい! 漏れた! やばい! お腹痛い! やばい!」

ブォンッ!

「ーーーーーーーーーーーーッ!!!!」
以下略 AAS



43:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 22:44:31.51 ID:kNKMPaOnO
「ハリー!」

会心の一撃が決まり、トロールを昏倒せしめたドラ子は急いで自らの主君へと駆け寄った。

「痛てて……ドラ子、助かったよ」
以下略 AAS



44:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 22:47:29.17 ID:kNKMPaOnO
「ロン! ハーマイオニー! 逃げろ!」
「ハリーはどうするのさ!?」
「一緒に逃げましょう!」
「あいつの狙いは僕らしい!」

以下略 AAS



45:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 22:50:30.99 ID:kNKMPaOnO
「ねえ、ハリー……もう寮に戻ろうよ」
「君たちは先に戻ってていいよ」
「私達だけ帰れるわけないじゃない!」

ハリーと彼を支えるドラ子は点々と床に滴った血痕を辿り、校舎の4階まで辿り着いた。
以下略 AAS



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