【デレマス】夢見りあむの、尊さについて。
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25: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/10(月) 01:08:59.42 ID:CDwt0mRk0

 それはバズりとは違っていて、ましてや炎上なんかではあるはずがなくて。……そう、膨らんだ風船に近い。萎んだぼくへと誰かが無理やりに空気を注入している。次第にぱつんぱつんになるぼくのことなど見向きもしないで。
 誰もが娯楽を探している。眼をぎらぎらさせながら、狙っている。いっときでいいから盲目的に盛り上がれる何かを。

 それがたまたまぼくであったというだけ。

 突如として舞い込んできた大量の仕事は、瞬く間に一週間のスケジュールを埋めて、信じがたき十七連勤という快挙――という名の地獄――をお届けしてくれた。
 土曜も日曜も祝日も、朝も昼も夜もない生活。Pサマはいつもより少しだけ優しい声音で「きつかったらキャンセルしてもいいんだぞ」とは言ってくれたけれど、その提案は確かに魅力的だったけれど、でっかいおっぱいを張って強がった。だいじょーぶだから、って。

 ぼくにこの世界への切符をくれたのは他ならぬPサマだったし、持て囃されるきっかけとなった番組にねじ込んでくれたもの彼。それなら、やっぱり、ある程度はそれに応えなければならない。し、応えてあげたいと思う。
 正直驚きだ。こんなにもまだ誰かのことを慮れる力が残っていたなんて。自分で自分を褒めてあげたい。




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