男「それは、宇宙の彼方」
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26: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/05(火) 17:17:11.74 ID:61fOSvZx0
姉「そのまま、帰ってきたと」

男「……仰る通りです」

姉「……それは?」
以下略 AAS



27: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/05(火) 17:31:01.68 ID:61fOSvZx0
姉「た、確かにそうですね……明日返しましょうね」

 驚いた顔を落ち着かせ、姉は軽く息を吐いた。

男「もちろんです。明日返します」
以下略 AAS



28: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/05(火) 17:36:33.53 ID:61fOSvZx0
男「あっ……」

姉「落としましたよ……。ん……これは?」

男「え、えっと……さっき話した娘の髪留めです」
以下略 AAS



29:名無しNIPPER
2020/05/06(水) 15:49:27.38 ID:/PWZp3UR0
支援する


30: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/10(日) 20:59:58.54 ID:/922GZR/0
 姉の影響で俺もずいぶんと真面目ではあるが、姉は特に筋金入りだ。

 髪留めで何故「いやらしい」となるのかはわからなかったが、とにかく生真面目すぎる。

 そんなことはどうでもよくて。
以下略 AAS



31: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/10(日) 21:03:08.88 ID:/922GZR/0
 髪留めを手渡した彼女は、通称「不思議っ娘」と呼ばれていた。

 ふわっとした癖っ毛で、常にボーっとした顔をしている。

 人と話しているところはほとんど見たことがない。というか、ほとんど空気だ。
以下略 AAS



32: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/10(日) 21:03:38.24 ID:/922GZR/0
 しかし、今日だけはやけに長い間居座っていた。だから、声をかけたのだが。

 そして、帰路で姿をくらました。物音も立てずにだ。

男「そもそも明日、登校してくるのか?」
以下略 AAS



33: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/10(日) 21:08:06.36 ID:/922GZR/0

 俺は電車通学をしている。

 姉とは同じ学校だけれど、登校時間はズラしていた。姉の方が俺より早く登校する。

以下略 AAS



34: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/10(日) 21:21:32.22 ID:/922GZR/0
 慌てて彼女のいるホームへと向かう。あっちは学校と逆だ。

 この時間帯の電車を逃したら、間違いなく遅刻。

 向かっている途中で、電車が到着した音が聞こえる。そして、乗客待ちの音楽が鳴りだす。
以下略 AAS



35: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/10(日) 21:48:29.99 ID:/922GZR/0
 遅刻確定かと思いきや、急いでみるとギリギリ、遅刻を免れることができた。

 汗はダラダラ、息は絶え絶えになりながら席に着く。そして、すぐにチャイムが鳴る。

男「はぁはぁ……えっ」
以下略 AAS



36:名無しNIPPER
2020/05/12(火) 15:39:49.35 ID:zM1w2QAD0
続けたまえ


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