長門「私と居ると、退屈?」キョン「いいや。そんなことはないさ」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/23(土) 22:32:32.40 ID:1JdiF+qJO
「そろそろ、帰る?」
「ん? ああ、もうそんな時間か」

気づくと店の外の陽が傾いている。驚愕だ。
どうやららしくもなく没頭していたようだ。
首を回すとバキボキと音がした。やれやれ。

「古本屋巡りはまた今度だな」
「また今度」

店主に礼を告げてから店を出て帰路につく。
結局、1店舗で時間を潰しちまったが、まあいいさ。次の予定を立てられたのが喜ばしい。

「んじゃあ、またな」
「待って」

出発点のマンションの前まで送り届けてから自宅に帰ろうとする俺の袖口を長門が摘み。

「家、寄っていって」

Why? 何故、長門の顔は赤いのだろう。
どうして、摘まれた袖口が甘いのだろう。
ひとつ言えるのは、俺に拒否権はなかった。


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