長門「私と居ると、退屈?」キョン「いいや。そんなことはないさ」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/23(土) 22:25:41.44 ID:1JdiF+qJO
「待った?」
「え? あー……いま来たところだ」

不覚というのはこのことだろう。
振り返るとそこには長門有希が佇んでおり。
そしてなんと、私服姿であった。

「長門、その服……」
「変?」
「いや、意外だと思ってさ」
「昨日、朝倉さんが選んでくれた」

朝倉の差し金と聞いて、納得する。
やはりあいつは俺の命を狙ってやがる。
グレーを基調としたコーディネートは所謂ガーリー系で構成されており、ビスチェ風のブラウスと膝丈スカートの組み合わせはまるでひと昔前の良家のお嬢様然としており、素朴な長門の魅力を存分に引き立てていた。

「似合わない?」

いかに口下手な俺とて、似合っているか似合わないかの二択ならばすんなり解を出せる。

「似合ってる……と、言えなくもないな」
「良かった」

土壇場になってチキった自分の後頭部をぶん殴りたい衝動に駆られるが、平常心を保つ。
畜生。朝倉。良い仕事しやがる。完敗だぜ。

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/23(土) 22:27:27.91 ID:1JdiF+qJO
「それじゃあ、行くか」
「わかった」

長門のマンションの前で待ち合わせて、俺たちはこれから市内の図書館へと向かい、その後は古本屋を巡る予定であった。

以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/23(土) 22:28:48.30 ID:1JdiF+qJO
「目当ての本は見つかったか?」
「見つかった」

図書館でしばらく待つこと、数十分。
目当ての本を見つけた長門が本を借りる。
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/23(土) 22:29:50.03 ID:1JdiF+qJO
「ここ」
「へー。こんなところに古本屋があるとは」

長門のナビゲートに従い入り組んだ街中を歩くこと十数分で辿り着いたその古本屋は、なんとも歴史を感じさせる古びた店舗だった。

以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/23(土) 22:31:15.47 ID:1JdiF+qJO
「本を汚したり破いたりしなきゃ立ち読みで金は取らんから、いくらでも読んでくれ」

ほう。なるほど。そういうシステムか。
つまりここは立ち読み客御用達の店らしい。
とはいえ、それでは商売にならないのでは。
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/23(土) 22:32:32.40 ID:1JdiF+qJO
「そろそろ、帰る?」
「ん? ああ、もうそんな時間か」

気づくと店の外の陽が傾いている。驚愕だ。
どうやららしくもなく没頭していたようだ。
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/23(土) 22:33:53.73 ID:1JdiF+qJO
「入って」
「邪魔するぞ」

いつもと同じ、生活感が皆無な長門宅。
とはいえ、深呼吸すれば長門の香りがする。
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/23(土) 22:35:11.00 ID:1JdiF+qJO
「それ、ほんと?」
「嘘をついてどうするんだよ」

長門は自らの容姿を過小評価しているのかも知れないが、谷口曰く、A -評価である。
俺としてはS +、もしくはSSランク相当だ。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/23(土) 22:36:18.60 ID:1JdiF+qJO
「どうしたの?」
「いや、なんでもない。一身上の都合だ」

落ち着き払いながらも、動揺は隠せない。
せっかくのデートが台無しになったのに。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/23(土) 22:37:44.88 ID:1JdiF+qJO
「長門、他に誰か居るのか?」
「通した覚えはない」

となると、もしかして。いや、まさかな。

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/23(土) 22:40:06.32 ID:1JdiF+qJO
「何か言い残すことはある?」
「何をやってんだお前は!?」
「あなたの息の根を止めるの」
「どうして俺の命を狙う!?」

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/23(土) 22:41:38.42 ID:1JdiF+qJO
「私がなにより許せなかったのはこれ幸いにと便乗しようとしたあなたの浅ましさよ」
「浅ましくて悪かったな」
「開き直らないで。あなたは今、長門さんと一緒に放尿しようとしたのよ? そんな暴挙はたとえ涼宮さんが許しても私が許しません」

こいつはなんでこうも上から目線なのか。
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/23(土) 22:43:22.68 ID:1JdiF+qJO
「わかったよ、朝倉」
「なぁに? ようやく覚悟が決まった?」
「ああ。お前とも一緒に小便してやる」
「ふぅん? それがあなたの答え?」

以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/23(土) 22:46:17.41 ID:1JdiF+qJO
「わかった。ここは朝倉さんの提案に乗る」
「ありがと。というわけで、跪きなさい」

羽交い締めから解放された俺は力なく、その場に崩れ落ちた。もはや抗う気力すらない。

以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/23(土) 22:47:36.96 ID:1JdiF+qJO
「脱いだ」
「それじゃあ、かけましょうか。ちなみに長門さんは彼のどこにおしっこするつもり?」
「当然、頭部に尿をかけるつもり」
「それじゃあ、私は背中にかけるわね」

以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/23(土) 22:50:18.66 ID:1JdiF+qJO
「んっ……準備完了」
「長門さん、直付けなんて大胆すぎない?」
「彼は私のものだと、マーキングする」

直付け、だと? なんだそれは。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/23(土) 22:51:45.40 ID:1JdiF+qJO
「ん……そろそろ、出そう」
「それじゃあ私も出すわね」

ちょろっ。

以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/23(土) 22:53:46.91 ID:1JdiF+qJO
「ほんっと、信じられないわ」
「脱糞に脱帽した」

事後、長門寝室は異臭漂う異空間へと変貌を遂げており、この魔界の王として俺は君臨していたわけだが、流石にやりすぎ感は否めなく、一応、長門に対して謝罪しておく。

以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage]
2020/05/24(日) 01:50:16.54 ID:osViImPAo
くそっ朝倉が元の流れに戻してくれると思ったのに!
相変わらずいい話でした途中までは


20:名無しNIPPER[sage]
2020/05/26(火) 00:14:37.46 ID:YppK4wUE0
最近スレタイでフハッてるかわかるようになってきたゾ


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