高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「癒やされるカフェで」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:06:17.17 ID:PFDJARSS0
加蓮「まあまあ。藍子の撮影秘話っ。もっと聞きたいなー?」

藍子「うらばなしってほどでは、ありませんよ」

藍子「ええと……商店街の方々がすごく張り切ってらっしゃったので、私もできることがあればって思ったんです。つい、つられて熱中してしまいました」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:06:45.87 ID:PFDJARSS0
加蓮「で」

藍子「?」

加蓮「ここからはすごく大切な話なんだけど」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:07:15.71 ID:PFDJARSS0
藍子「でも、加蓮ちゃん。思い出してみてください。ここは、カフェですよ。お弁当やお土産といった、他から持ち込んだ食べ物を出すのはよくありません」

加蓮「あー……確かにそうだね」

藍子「なので私、カフェで待つ加蓮ちゃんの分は、今は持っていないんです。収録先から家へ郵送して、受け取ることにしました」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:07:45.82 ID:PFDJARSS0
藍子「ご年配の方も多かったので……人生経験、と言うのでしょうか。私のぜんぜん知らないお話や、体験したことのない内容がいっぱい――」

藍子「あっ、でも、いくつかはどこかで聞いたことがあるなぁって思って、なんだかもっと距離を近くに感じたりもしたんです!」

藍子「どこで聞いたんだろう? って思い出してみたら、そういえば事務所で菜々さんがお話してい――」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:08:15.94 ID:PFDJARSS0
藍子「ん……。ふわ……。すみません、ちょっと眠たく……」

加蓮「寝とく?」

藍子「ん〜……。でも、今寝ると加蓮ちゃんがひとりぼっちに……」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:08:45.57 ID:PFDJARSS0
藍子「ふわぁ……」

加蓮「思ってたより疲れてたか、身体に熱が溜まったから眠くなっちゃったんだろうね。膝、貸そっか?」

藍子「ううん、今日はいいです。それに、あんまり眠りたくないのも、本当のことなの」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:09:15.68 ID:PFDJARSS0
藍子「今は……こうして、癒やされていたいなぁって」

藍子「いつものカフェ、いつもの静かな場所……。でも、物音が聞こえたり、声がしたり。そういうのがぜんぶ、それだけであたたかいの……」

藍子「それに……向かいがわに、加蓮ちゃんがいてくれるの。いつもみたいに、ふふっ、って優しく微笑んでくれて。私のことを、見守ってくれて……」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:09:46.15 ID:PFDJARSS0
藍子「……加蓮ちゃん、子守唄を歌えるの?」

加蓮「歌じゃないんだけどね。適当にリズムを作って、すごーくゆっくり口ずさんだら、それで子守唄っぽくなるんだって」

藍子「へぇ〜……」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:10:15.65 ID:PFDJARSS0

□ ■ □ ■ □


加蓮「熱が逃げ切らないなら、靴と靴下も脱いで見る? クーラーはほどよく効いてるし、テーブルの下でも効果はあるかもよ」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:10:46.07 ID:PFDJARSS0
藍子「今日は……まだ注文していませんけれど、さすがに食べるのはいいかな」

加蓮「食レポだもんね。お腹いっぱいでしょ」

藍子「お腹がいっぱいというよりは、食べたいっていう気持ちが、ぜんぶ満たされた感じです」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:11:16.28 ID:PFDJARSS0
加蓮「裸足じゃなくて、靴のお揃いってどうなんだろ。パッとは気付きにくそうだけど」

藍子「その分、気づいた時に印象に残りそうですね。もしも見つけたら、すごく仲良しなんだ、って思っちゃいそうです」

加蓮「分かる分かる。……あははっ。じゃあ、今度試してみる? とは気軽に言いにくいね」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:11:46.02 ID:PFDJARSS0
加蓮「食べるのはやめとくなら、何か飲む?」

藍子「う〜ん……。食べている間に、飲み物もいくつか頂いたんです。今日はお水だけでいいかも……。でも、何も注文しないのも店員さんに悪いですよね」

加蓮「今さら1回や2回気にしないと思うけど……。気になるなら、帰る時になんか買っていこっか」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:12:16.16 ID:PFDJARSS0
加蓮「あ、私はコーヒー注文するね。すみませーんっ。……やっほ、店員さん。コーヒーは私にだけ、お願いしますっ」

藍子「こんにちは♪ 今日は……ごめんなさい、私はお腹いっぱいなんです。帰る時に、何か頂きますね」

加蓮「そういうこと。藍子が美味しそうに食べてるシーンは、近日大公開だよー」
以下略 AAS



22:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:12:45.79 ID:PFDJARSS0
藍子「爪先をじ〜っと見ても怒らないけれど、顔を見ていたら、見るなって怒りますよね」

加蓮「爪に集中してる分、表情までは把握しきれてないからね。っと、店員さん、コーヒーありがと」

藍子「いい香り……。カフェの癒やしが、また1つ増えました……。やっぱり、起きててよかったっ」
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:13:15.89 ID:PFDJARSS0
藍子「次に、映画館で流す加蓮ちゃんの映像はっ」

藍子「……う〜ん?」

藍子「……」
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:13:45.91 ID:PFDJARSS0
藍子「考えたんですけれど、やっぱり映画館で流す加蓮ちゃんは、アイドルとして輝いている姿にしたいですね」

加蓮「映画かぁ……」

藍子「プライベートの加蓮ちゃんは、私たちだけが知っている秘密の姿ということで♪」
以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:14:15.89 ID:PFDJARSS0
藍子「加蓮ちゃん?」

加蓮「藍子、さっきから自分が年上って部分をやけに強調してくるけどさ」

藍子「はい、そうですよ。……今だけは、お姉ちゃんって呼んで、甘えてもいいんですよ〜?」
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:14:45.95 ID:PFDJARSS0
加蓮「年上って、Pさんとかスタッフさんとか色んな年上の人を見たりするけど、すごいなって思う人は素直にすごいと思うんだよね。経験から来る威厳みたいなのが、オーラで出てる人」

藍子「たまにいますよね。ベテランです、って体から伝わってくる方が」

加蓮「1000年くらい生きてんじゃないのって人とかねー」
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:15:18.76 ID:PFDJARSS0
加蓮「私の見方のせいなのかな。私、どうしても同年代が子供に見えちゃうんだよね」

藍子「それは、仕方のないことかも……。それこそ、加蓮ちゃんの人生経験ですからっ」

加蓮「アイドルになる前の経験より、アイドルになってからの経験の方がよっぽど濃いけどね。……ま、それはいいや。イメージできないなら、実際にやってみよっか」
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:15:45.87 ID:PFDJARSS0
藍子「靴下を履いて……うう。汗で靴下がまるまってて履きにくい」ガサゴソ

加蓮「まだー? 店員さん、レジのとこで待ってるみたいだよ」

藍子「わ、すみません! 急ぎますね。靴、靴――」ガサゴソ
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/26(日) 19:16:15.64 ID:PFDJARSS0
<お持ち帰りのお菓子、何を買ったんですか?
<ん? それはついてからのお楽しみかな
<みせてっ
<あ、こら! ホントに子供みたいなんだから……。ただのクッキーだよ?
<なぁんだ。今日は夜遅くまで、作戦会議の続きです!
以下略 AAS



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